1 :
吾輩は名無しである:
5 :
吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 01:59:07
お疲れさまです
なんだかんだで長寿になりつつありますな。
7 :
吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 16:30:44
うーん…島田以上も以下もないと思うよ…
頭の善し悪しで友達選びます?
敵は頭の悪さで選べって諺はあるが。
若い奴らも俺もたいして変わらない、冗談が通じれば安心だ、
みたいなことをどっかに書いてた記憶も…
作家と作品を切り離して読んでほしかった安部としては、
モデル顔でアイドルみたいに売り出してきた島田が癇に触ったんでないの。
最近高校の教科書に載っていたのを見て興味を持ち『壁』を呼んだのですが
それ以外に読んでおいた方がいい本ありますか?
×呼んだのですが
○読んだのですが
じゃあ次は箱男を呼んでみよう。呼べばたぶんすぐに湧いてくるぞ。
12 :
吾輩は名無しである:2006/04/04(火) 21:26:28
オタスケ オタスケ オタスケヨ
新スレ過疎あげ
協力書き込み。安部はいい
「砂の女」もいい
戯曲もなかなか
心不全で死んだのか、医者のくせして
夢も凍るような 寒い日に
私はこわい夢をみた
夢は帽子をかぶって出ていった
昼さがり――
私はドアに 鍵をした
夢の兵士
安部の頃は
まだAEDとか整備されていなかったからじゃ…
どこで死んだんだろう。
今ならたすかっていたのか
たすかった・・・20レス越えたら安泰
心停止して脳に酸素がいかなければ
3分で頭はパーだから
23 :
吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 06:44:53
異人薄命
うん、けっこう。……じゃこんなのは?
避妊奪命
いや、クリスチャンでも何でも無くて、たまたまw
25 :
吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 07:27:30
詩人発明というのはどうか
26 :
吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 20:48:25
こいつ実の親父を憎んでたってな・・・家族を憎むなんて最低だ!!!
作家失格!!!人間失格!!!
逝って正解!!!
帰ってこんでよし!!!
>>26 何怒ってんだ?w
あんたにゃ文学は向かないからもう来ないでいいw
しかも別に憎んじゃいない
そこまで来たらもう、
詩を妊み、命果つるところ迄、行きましょう。
皆さんは『問題降下に依る何とかの否定』を読みましたか?
31 :
吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 23:11:42
ところで、安部公房って三島由紀夫の影に隠れちゃってるよね。
まあ、三島は三島でああいう死に様をしたわけで……目立つだろうけどさ。
個人的には安部の方が好きなんだよね、三島よりも。
まあ作風も方法もまるで違うんだから
非読者知名度の比較にはあまり意味はないんでないの。
『金閣寺』と『箱男』はどうあがいたって交換不可能だろー。
33 :
吾輩は名無しである:2006/04/11(火) 23:20:20
他人の顔
非読者知名度ってそんな言葉あるんですか。
いえ、煽りじゃなくて普通に質問です。
「非」「読者」「知名度」どれも普通にある言葉でないかい
>>35 いえ、「非読者知名度」について聞いてます。
漢字が連続してたら何でも一つの語彙ってもんじゃないべ
一つ逆に訊いてみよう。
34氏は「世界内存在」(In-der-Welt-Sein)という言葉は〈ある〉と思う?
もしある/ないと思うなら、それはなぜ?
>>30 全集の一発目ね。あれで全集読破を諦めた人も多かろう……
編年編集だから気に入った小説の入ってる巻から攻めるのがセオリー
『箱男』しか読んでないしとも、
23巻だけでもを通読するとずいぶんと色々なものが見えてくる
#「編年編集」って言葉あるんですかというのは却下
人間そっくり思い出すじゃないか
他人の顔をよんでます。
美容整形したことある私からすると、考えさせられる作品だなあ。
ちなみに整形してもそれほど劇的に変わりませんでした。
心持ですねなにごとも。
それも。
47 :
吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 02:32:40
好きな作家は安部公房!と言うと、「知らな〜い」か「変わってるね…」のどっちかじゃないですか?
そうでもないよ。つっこんだ話はした事ないけど、
イトコが好きだって言ってたし、前スレにも書いたけど、
俺の蔵書の中にはじーちゃんからかっぱらった本がw
むしろ有名だろ。
まぁ本好きにも大きくわけて二種類あるからね。
内容問わずにベストセラーを読む活字中毒者タイプと
昔ながらの教養主義の要素を残してて最近の以外も読む人と。
後者の間では超有名作家。
50 :
吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 05:32:45
>>45 不慮の労災事故から、先端医療でも処置法のない程に
深刻なケロイド傷を顔に負った主人公と、
単なる個人の美容目的から行われた、整形手術による
個人の顔の変貌とは、
整形手術というものの、他人の「顔の版権」を犯しかねない、
不気味な可能性を『他人の顔』の作中で表すことにより、
やんわりと区別していたのではないかと個人的には思われました
進学校なら大抵箱男くらいは読まされるからね。
こんなの読んでる私って特殊?ユニーク?症候群はさっさと脱しましょう。
52 :
吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 22:41:42
で、みんな日大の「周辺飛行」は観に行ったの?
53 :
吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 23:01:20
>>51 >進学校なら大抵箱男くらいは読まされるからね。
レベルの高い私立とか国立だったら厨房でも川端・三島・安部あたりの名前は知ってるからなぁ
充分、内容を理解してるかどうか知らんけど、代表的な作品は読まされてるだろうさ
54 :
吾輩は名無しである :2006/04/21(金) 01:18:44
中上健次をどう評価してたのか知りたい。
>>51 いや、箱男を読まされはしないだろうよ。
どんな進学校幻想だよ。
>>52 詳しく
俺は正直言って小難しい文学とか芸術なんて分からないから
小説は、そういう「お話」として読んでる。
で、安部公房はメチャメチャ面白い。
57 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 05:05:47
安部公房、好感の持てる作家です。
話は変わります、
好きな人がハイロウズに傾倒しすぎで困っています。
すべての思考が甲本ヒロトやハイロウズを基準としている様に思います。
他人の趣味について文句は無いしハイロウズが嫌いという訳でもないのですが、信条、個人の意識が何かから強く影響され過ぎていることに少し不安を感じました。
60 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 22:50:44
>>59 やべぇ欲しい。
みんな好きな作品なに?
俺は 砂の女、人間そっくり、あと海に投げ出された三人の話。
安部のサインは贋物も出回ってるらしいんで注意
漏れは箱男のサイン本持ってるけど確証は無い
他人の顔かな。
中学のときは表面だけを追った感じだったが、最近読み直したら色々と感じることが多かった。
63 :
吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 13:04:40
安陪の小説は、発想の斬新さや、話の進め方がスリリングで乗り物に乗ってるような
感覚になるんだけど、物語としての底が薄い気がする。
むしろすごく哲学的だと思うんだがどうよ。
時々独りよがりともとれる難解な表現方法があったりするけど、これは私が未熟なせいかもしらん。
というわけで繰り返し読むべき作家で、帰国した際には全部買います・・・。
>>哲学的
やれやれ
66 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 17:45:30
>>59 安部がこんな色紙書くかな?
>>63 「物語性」にとらわれない文学を目指したからね。特に『砂の女』から後は。
>>59 公房は達筆だボケ!生原稿見たことないのか。
ところでマジで字が下手なのは大江健三郎。こいつの字はやばい。
>>59 うはwww砂の女wwwwwwww安部公房wwwwwwwwwwwww
どうみてもwwwww安部公房うぇっうえwうぇwweweweweeUzeeeeee
70 :
吾輩は名無しである:2006/04/25(火) 15:58:30
,
新潮の文庫の『鯨』の表紙の隕石の件の筆記は公房でFA?
>>68 いくつも公房の署名を見たけど、これは多分真筆。
ただ、三枚目を見ればわかると思うけど印刷。
小宮山にある開高と筆跡が似てるのがいい。
73 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 01:37:38
>>72 2枚しか写真ないじゃん?
三枚目ってなに?
74 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 02:06:29
>>72 ん?べつに
>>59が偽者だなんて一言も言ってないけど?
どっからその発想出てきたの?
安部のサインくらい見りゃわかるよ。特徴的だからな。
76 :
73:2006/04/26(水) 04:20:11
>>74 2枚目だったか。
でも2枚目見ても印刷に見えない。
印刷かどうかってどの辺見るもんなの?
色合いとか?
77 :
74:2006/04/26(水) 14:00:38
>>76 「房」の掠れが一番わかりやすいかな。
筆ではこういうふうに掠れない。
途切れ途切れ掠れたり(房の一番左の線)、
線の中が掠れたりしてるでしょ(方の部分)。
まあでも印刷だとしても3000円くらいの価値はあるかな。
公房好きなら一万くらい出してもいいんじゃん。公房の字には違いないだろうし。
印刷なら1000円が妥当だな。
安部氏だった。どうも変換はいかんね。思考がおろそかになる。
81 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 16:14:33
>>79 明日のない希望よりも むしろ絶望の明日を
なんか知らんけど感動した!
82 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 16:42:25
おれも!
83 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 16:53:14
所詮、安陪など星新一を超えられんよ。
「明日のない希望よりも むしろ絶望の明日を」
解説してくれ
砂の女wと密会wwを読み比べれば気づくうぅううかもよろろろろぅwwww
wwってか気がつけよおおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
石の眼を図書館で借りてやっと読んだ
何でこれ絶版なんだよう
10500円か、凄いな。
これが明日のない希望かぁ
89 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 22:20:58
君たち全くわかってないな
小説ばかり読んでて安部公房がわかるわけないだろう
せめて小説ならそこに出てくる詩のメタファーくらいわかる程度にまで読み込まないとっ
メタファーとか使ってる君に言われたくはないさ。
やばかった・・・
危うくリアルで
安部公房の小説に出てくる「腐った仔象」を
自身で体験する所だった。
あの話って現実にありうるんだな・・・
散々人にあの話の説明をえらそうにしていながら、
全然そんな実感無かった。
まじで、社会ってこわいな。
ついでに、安部公房ってすごいな。
レトリックが春秋の筆法のようで気にいらんかったが、
今日は激しく見直した。
寸分違わず安部さんの世界は現実に存在する。
驚くべき発見だ。
92 :
吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 07:44:27
腐った仔象て何?
「不確かな期待より 確実な嘘を」
94 :
吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 17:34:59
今日の夜、教育テレビに昔の映像が出るみたいだけど
7.45〜NHK教育だね
おおう!
今見始めた
すげー髪と機械
何が言いたいのか
よくわからなかった
夜っていうから深夜だと思った_| ̄|○
325 :NHK名無し講座 :2006/04/30(日) 20:58:11.88 ID:Q2fIjvgB
安部公房を待ってた人遅くなってごめんね(´・ω・`)
苺5
bh0124.zip
pass abe
>>100 感動した
一つ一つ頷きながら見たよ
GJ
どうやるのぉ
>>100 サンクス!
こんな番組やってたなんて全然知らなかった・・・orz
7年前に今は亡き如月小春がナビゲーター役で
「訪問インタビュー」の総集編が放送されたけど、
今回、その時に使われたインタビュー部分とは
別の場面も少し使われてて、その点でもよかったです。
安部の部屋ってセンスいいなあ
昔まねしてペーパーの芯でオブジェ作ったけど
自分の部屋に飾っても単なるガラクタにしか見えなかったんで捨てたよ orz
687 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2006/05/05(金) 03:40:12 ID:MwNYQnI50
昔、小田急と京王の永山というところに住んでいた。
ある日、永山にある病院の上空にUFOが浮かんでいるのを発見。しばらく立ち止まってそれを見ていた。
俺の行動を不審に思った他の通行人も空を見上げて「あ、UFO」って言っていたので幻ではないはず。
翌日、新聞を見て驚いた。
その日、その病院で、安部公房が亡くなったらしい。
あのUFOは安部公房の魂だったのだろうか?
とらぬ狸じゃね?
病室からガラスを通し地上を見下ろす一人の男がいた。そう、彼こそが二人目の目撃者であり、この事件の被確認体である。
113 :
吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 17:30:53
ユーキッタン
この人は現役で理Vに入ったの?
まあ、むちゃくちゃ頭が良いのはわかるけどさ。
試験二ヶ月前に理V受験を決めたそうです。
解析概論読んでるくらいだからな。
旧制の大学って、東大でも京大でも高校出てたら書類書くだけで大概入れたって聞いたけど医学部は別なの?
知り合いの爺ちゃんが戦前だか戦中だか京大医学部出て軍医をやってたそうだけど、京大入るの自体は難しくなかったらしい。
受験者数・競争率が今とは比較にならんくらい低かったからね。
今の理IIIみたいな異常なものではなかった。それでも大したもんだけど。
ちなみに、近年理IIIが全受験生に面接を課すようになったのは
「日本で一番偏差値が高い」という理由だけで入る学生が跡を絶たず
一種のモラルハザードを来たしたからだそうな。
>>110 安部公房って、箱根から伊勢原だか平塚の東海大学病院に運ばれて亡くなったんじゃなかったっけ?
永山ってもろ東京じゃん
まあひとが死ぬたびにUFOがでてたら東京の上空はアルタイルまで17光年の渋滞ですな
たしか夏目(文学部)の時代は、受験者が1人多いだけで、誰を落とすかとなったときに、
教授がこんな短い時間で何がわかると言って、全員合格にした気がする。
高校の教科書に「鞄」が載っていて、安部公房さんに興味を持ちました
。
こういう文章すごい好きです。
でも感想書くなんて…無理です。
さっきBS2に出て種、昔の映像。
今の映像は存在しない空値。
BS2でこの間の再放送やってたのか
東大卒業後はしばらく無職生活を送っていたらしいけど
東大理Vから狸Vに
そして、おっぱいのんでねんねして
現代文の時間に教師が
「この『棒(棒になった男)』という作品の中に阿部公房が、日本の将来の問題
(過去からみた将来なので、いまから見ると現在に問題らしい)になるだろう
というような事が比喩された内容があって
それを示してる部分もあるから考えて見ろ」
と言っていたのですが答えを言わずに授業が終わってしまいました。
その先生曰く、阿部公房自身がラジオでその答え的な物を
言ったと言っていたのですが考えてみてもまっったくわかりません。
気になって仕方ないので誰か教えてください。
131 :
吾輩は名無しである:2006/05/09(火) 23:29:38
現代文で『棒になった男』を扱ったとか出題されたとかいうカキコがよくあるし
漏れ自身も出題された記憶があるんだが、
これって国語教師用のアンチョコとかに載ってるんかね?
133 :
吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 06:53:39
134 :
吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 22:28:17
アンチョコあるのか知らねぇけど、
本人が嫌がってたんだから、教科書に使うのはいい加減やめりゃいいのに
でも死後10年以上たっても公房が一定の知名度を保っているのは
そのおかげという部分が小さくないんでないかい。
試験で棒になった男出たよって人や高校で箱男読んだ・読まされたよって人が支えてくれてる。
まあ卑俗な意味で作品は書き終えられた瞬間に作者とは独立した存在になるってやつっすかね。
>>132 あー、あるある。『鞄』とかも。
内容は忘れたけどな。誰か現役の国語教師居ないかね?
居たらどんなんだったか教えてくれ。
ちなみに俺は、教育実習のときにちらっと見ただけ。でも、他で手一杯できちんと読んでねぇ。
「友達」を教科書に載せるととてもよいと思う
毒強すぎだ。中学辺りは特に。
マジで人間嫌いになる奴いそう。
文章や方法が高校生にはちょっち難解だけど、考えればちゃんと意味は取れるわけだから
毒の部分を除けさえすれば教材にちょうどいいんだろうね。
厨房には『密会』でも読ませてろ。
あ、だから高房に読ませるのか
では飢餓同盟を高校の教科書にのせるととてもよいと思う
高校の実力テストに詩人の生涯の冒頭が出たのはインパクトがあった
いっそ『死に急ぐ〜』の中の教育案をのせてしまえ。
『他人の顔』を研究してるんですけど、
この作品が手記という形式をとっていることにはどんな意味があると思います?
研究というよりゃレポートの質問だなそりゃ
>>145 研究というなら、『密会』『箱男』あたりとの比較は必須だろうね。
まぁがんがれ
150 :
吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 05:15:19
「人間は捨てていくほうが幸せだと思った」
なんかこの一言が効いた。
さらっと言うわりに体重が乗ったセリフだ。
既出だと思うけど
むしろどこに貼っても妥当する棒のような万能カキコ
>>148さん
この動画をパソコンに保存する方法はありますか?
あったら教えてください!
you tube 保存でググれ
158 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 00:33:34
>>157私その人知ってます。中学で同級生でした。異様に勉強ができる人だったと思います。高校受験に失敗して悔しがっていました。
159 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 00:44:11
受験に失敗してグレて売春・万引きに手を染めたらしいね
160 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 00:48:54
>>159高校で別れてしまったのでそこまでは知りませんが。中学校では無遅刻無欠席無早退で学校賞を取った真面目な人でしたよ。
いつも難しそうな本ばかり読んでいて、ちょっとキレた(頭も、性格も)感じの子だったのでよく覚えています。
161 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 00:51:06
あーーー
おっぱい画像が見れなくなってるーーーーーーー
162 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 00:53:41
しかしガキの時どんなにできてもなれの果てが2ちゃんにおっぱい画像ではな
163 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 00:57:42
彼女が少し気になっていたので話かけたことがあります。私が話かけた時は理系の本(化学?)の本を読んでいました。
「スレイヤーズ」というファンタジー小説の話をしたはずです。その頃に流行っていました。私はその後彼女と同じ高校に進学して、彼女と同じ大学を卒業しました。
大学でも彼女の姿を時々見ました。
164 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 01:00:58
あ、彼女と同じ高校というのは、彼女が受けたのと同じ高校という意味で、彼女は落ちてしまったので、別々の高校です。ものすごく
頭のいい人でしたよ。私も勉強はできましたが、彼女には叶いませんでした。中学生の頃からハイデガーとかキルケゴールとかいう話をしていました。
>>162彼女には彼女の生き方があるんではないでしょうか。
165 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 01:04:40
スレ違い。
166 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 01:04:40
ちょっと気になったので、書きこんでみただけです。もう寝ます。bye-bye。
168 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 13:29:14
651 名前:究極生物フジツボ ◆WhyGoXdEhI [] 投稿日:2006/05/22(月) 09:23:05
http://makegumi.no-ip.info/loader/ ここに写真いっぱいうpしてあるから見てもいいよ。
壷チャットでさらしたやつ。壷では私はエロキャラなのです。
684 名前:究極生物フジツボ@幻聴5%還元 ◆WhyGoXdEhI [] 投稿日:2006/05/23(火) 23:20:33
>>680 乳がでかいことと肌がきれいなことは親しくなった人に必ず言われます。
どうも。
169 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 13:30:31
787 名前:究極生物フジツボ ◆WhyGoXdEhI [] 投稿日:2006/05/25(木) 01:58:43
にちゃんねるでちやほやされようなんて、誰が考えるでしょうw
にちゃんねるはね、とえちやほやされても一時で、
あとは叩かれて終わりって相場が決まってるの。
だからといって叩かれるために来ているのでもない。
太宰流に言えばサービスかな。サービスという面もあるね。
コテハンっていうのは露出狂かエンターテイナーって相場が決まってて、論先生なんかはエンターテイナーのふりした露出狂だね。
私なんかは露出狂のふりしたエンターテイナーだね。
私の半裸をダシにしてわいわいやってくれるなら私は満足なわけよ。
もちろんさっき書いた「反応が見てみたい」ってのもあるけどね。ってことは
私には露出狂の要素もあるってことだね。
170 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 13:31:06
792 名前:究極生物フジツボ ◆WhyGoXdEhI [] 投稿日:2006/05/25(木) 02:19:11
だいたい、私のせっかく盛り上げてやろうっていう行動を私の性欲と結びつけて論じようとするところが不潔だね。卑しいね。
場を盛り上げるために下ネタ投下することもあるでしょう、
私はよくふざけて下ネタ使うけど、だからエッチな人間だと勘違いされるけど、
私はAですから。ダブルミーニングでAね(Aとか、わかる人いるんだろうか)。
つくづく、にちゃんねるって善意や真摯さを悪意で踏みにじるところだよね。今に始まったことじゃないし、輝く悪意は魅了的だけど。
布団に入ったから寝るまで寝そべってレスするよ。あしからず。
いい加減にしろ。迷惑。
美香は自分以外の女が目立つことがイヤ。
雌豚の嫉妬。
こんなこと書いたらたたかれそうだが
自分の中で一部つげ義春とかぶる
テーマは決めてないとかいってる点とか
性描写が結構出てくる点とか
まあ漫画なんだけどね・・・
>>173 つげ義春はいいよ。ほとんど読んだ。
手元にも何冊か残っている。時々読み返す。
所詮漫画…と言い捨てられない質。
繰り返し読める深さを具えた作品は
手塚の一部作品など限られはするものの、漫画にもたしかにある。
つげはシュールさで売り出したというが
そんなぶっ飛び方が安部と共通するかも。
性描写も実体験モノも
私小説風では全然なくて
とてもトンでると思うよ。そこが魅力。
つい最近新潮社からでてる文庫の
つげ義春とぼく読んだけど、夢日記の面白いこと
安部の夢日記も面白いんだけど。
あまりにも淡々と進む無感情な回想記も面白いし
むしろつげは文章の方がいいんじゃないかと思うぐらい。
いわゆるな漫画から離れて描いたつげと、いわゆるな小説を拒否して書いた安部の交差点を芸術というのか。
ブザーブザー
179 :
吾輩は名無しである:2006/06/01(木) 22:13:03
昨夜、箱男の文庫に足が生えてベッド横の床で踊ってた。
どうしたんだい?と聞くと。HEY!HEY!HEY!ベイビー!ガッツだよ、ガッツ!
と励ましてくれた。
僕はそのあと箱男文庫くんと3時間討議をした。
いま、内容は覚えていない・・・
狂気にひかれる三つのタイプ──
狂気を憎む三つのタイプ──
181 :
吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 06:32:01
アベコーを久しぶりに読みたくて、近所の図書館行ったら「他人の顔」と「飢餓同盟」が
ありました、二冊ともまだ未読ですが、どっちが面白いですか?面白いほうを借りて読もうと思うんですが。
182 :
吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 06:35:12
「他人の顔」は勅使河原先生の優れた映画があるからこっちも見てちょ
映画は図書館にはないのでお断りします。
だんぜん「他人の顔」。
「飢餓同盟」は文庫になってる作品の中では最後でもいい。
方舟さくら丸 映画化きぼん
アニメだと
「シリアルエクスペリメンツレイン」ってのが安部っぽい。
ちなみにキャラの原画作ったのが安倍って人だったりする。おすすめ。
>>187 _ ∩
( ゚∀゚)彡 乳首!乳首!
⊂彡
安部公房スキーとしては脚と御尻のあたりのほうがよいのではないかと
190 :
吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 09:33:33
スレ汚すな。
他人を騙るな。
迷惑。
かと言って、晒しageて、人目につくようにするのはいかがなものかと。
192 :
age:2006/06/10(土) 00:21:18
age
この展開で思い出したが、
ちょっと前に覗かれ系サイト(=2ch)と箱男を論じた文章を
目にしたんだが、誰だったか忘れちった
194 :
吾輩は名無しである:2006/06/11(日) 13:36:58
赤い繭を教科書でよんだ。
意味が分からなかった。
なんで糸に?
どうして玩具箱に?
どうして夕日?
195 :
吾輩は名無しである:2006/06/11(日) 17:01:13
>>188 ばっちり乳輪映ってるな
乳首は見えるような見えないような
196 :
吾輩は名無しである:2006/06/11(日) 18:26:23
人生の教訓を書くなんていうことはね、論文とかねエッセイに任せればいいことで。
小説っていうのはそれ以前の、ま、意味にまだ到達しない或る、実態を提供すると。
で、そこで読者は体験、それを体験すると。いうもんじゃないかと思うんだな。
(で、それを割合その、私などは意味を読んでってしまう。と、やはり迷路に入るっていうことに・・)
いや、迷路でいいんです。迷路という風に自分がそれを体験すれば、迷路なんですよ。それでいいんです。
終局的に意味に到達するってことは、ちょっと間違いですね。
これは日本の、やっぱり国語教育の欠陥だと思う。
197 :
吾輩は名無しである:2006/06/11(日) 21:53:37
公房ってクシャオジサンみたいな顔してるな
198 :
吾輩は名無しである:2006/06/12(月) 01:16:36
ハンサムじゃなかったけど肌は女の人みたいにきれいだったって
199 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 14:20:20
大学一年男です。日頃、遠藤周作や梁石日を愛読しているのですが「砂の女」を試しに読んでみたところ、あまりの面白さに失禁致しました
病院いけ
201 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 12:46:02
ちょっとマイナーだけど、短編の「人魚伝説」は特定のアイドルやアニメキャラに
惚れ込んでるっつう萌えオタには是非すすめたい小説だよ。
202 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 12:47:32
たしかSF作家だよな
203 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 13:52:22
木村多江って女優?を見たとき、砂の女に出てくる女のイメージにぴったりだった
>>201 人魚伝説、大好きだ。
公房って緑色が好きだったのかな。
人魚伝説、緑色のストッキング、緑面の詩人…etc
205 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 00:30:24
>>204 フジツボの卒論は安部公房の緑色偏愛だと前言っていたぞ。
206 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 15:47:55
じゃあおれもきょうから緑好きになった
207 :
吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 15:50:55
フジツボのあれ見てゲロゲロ吐いた
208 :
吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 01:39:03
>>205 読んでみたいね。フジツボなら一流のもの書くだろうな。
209 :
吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 11:33:00
211 :
吾輩は名無しである:2006/07/03(月) 12:31:29
揚げ
212 :
吾輩は名無しである:2006/07/04(火) 22:56:39
高校一年男です。日頃、遠藤周作や坂口安吾を愛読しているのですが「箱男」を試しに読んでみたところ、あまりの面白さに脱糞致しました
君の脱糞は全然面白くないな。
もちろん電話ボックスの中でだよな。
え?
さくら丸オフとか。
北朝鮮がテポドン打ったことだし。
脱糞は足がハマってるからよそでやりな。
217 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 20:27:03
壁。
↑
こいつ絶対に思想なんぞではない
イケメソ
精神の運動に満ちたスレですね。
夷斎かヘーゲル読んじゃった人のレスですね。
暑くなって来ると、何故だか俺はコボちゃんが読みたくなるんだ。
222 :
吾輩は名無しである:2006/07/12(水) 18:16:08
ぼくらはシュール・リアリストだからな。さあ行こう!
223 :
吾輩は名無しである:2006/07/12(水) 21:34:30
太股二次方程式
なんとなくオタ臭い
協調性はゼロだな
"角田理論追試のための研究会設立試案"て29巻に
入ってないやんか。何しとんや真腸は。
226 :
吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 03:41:21
227 :
吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 05:54:32
蟹
228 :
吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 07:19:20
忍法人蟹
229 :
吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 07:33:42
80年代ロリコンブームの影響を感じる。
石の眼読みました。
これが絶版になったのは差別用語が連発されてるから?
231 :
吾輩は名無しである:2006/07/16(日) 14:36:07
youtubeで初めて動いてるのみた
やっぱ芸術家肌だなと思った
232 :
吾輩は名無しである:2006/07/18(火) 16:20:15
面白いけど、ひたすらアリエネーことばっか書いてる
発想の翔び方が、どこか手塚治虫と似ていると感じる
234 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 00:56:38
>>233 それはあなたが安部公房や手塚治虫しか読んでないから。
>234
それはあなたが安部公房も手塚治虫もろくに読んでないからw
それとも文系低位のバカだからか?
共通点は二人共理系出身であること。
安部は東大医学部卒、
手塚は阪大医学部卒。 なんか文句あるか
野良魚だ!
237 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 09:18:19
理系って馬鹿ばっかり。
しかも阪大って、、偏差値的にも倍率も早慶より下だし
238 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 09:42:29
発想が陳腐すぎてちょっと読めないですね
手塚のほうがまだおもしろい発想はしますよね
239 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 09:54:58
文芸評論家連中は天才という認識か?
むしろ天災だと思う
240 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 10:10:59
突然スレが伸びてる時ってやっぱこういう展開だよね
241 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 13:10:49
二人の共通点は鼻だょろ
242 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 20:30:59
手塚は宗教臭いし、安部ほどひねくれてない。
発想はSF使うの早かったし似てるかも。
243 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 21:40:21
安部公房の評価って、はじめは低かったのでしょうか。
「新しさが理解できない」とか書かれてた気がします。
244 :
吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 23:00:00
実存主義的なだけ。
どこが新しいんですか?
海野十三ならまだしも。ただの戦後文学です。
どこが実存主義的?
安部からすりゃ日本の自然主義、私小説が不自然で、想像力で世界をつくるのが正統。
実存的なのは世界観を示すための手段。小説の目的にはしてなかったような…。
ポーとキャロルの影響大ってよく本人も仰ってる。
247 :
吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 20:19:38
角田理論は公房の晩年の思想を読み解く鍵なのにぃプンスカ!
249 :
吾輩は名無しである:2006/07/25(火) 18:03:17
安部ねり死ね
250 :
吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 02:23:07
>>243 大学一年の若僧です。
芥川賞とった時「こういう表現の仕方もあるのかと驚いた」と選考委員から言われてる。それまでの小説て文系の人しかいなかったから、理系の切口で小説書く安部さんは当初から評価されてたのでは。
>それまでの小説て文系の人しかいなかったから、
もうちょっと文学史を勉強しましょう。
恥ずかしいぞ。
252 :
吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 18:17:28
>>251勉強不足でごめんなさい。理系ておうがいしか知らないんだけど他にいる?戦後派とか第三の新人とかあの時代の作家は英文科、仏文科のイメージしかないもんで。
どくとるマンボー!!
254 :
mixi:2006/07/27(木) 23:53:35
TAPとかキモいな
安部公房好きは非社交的であるべき
255 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 01:31:03
純文学にSF作家が間違って入っちゃったのね
ハードボイルド萬月とかファンタジー啓一郎を
まちがって純文学に認定しちゃったようなもんだろ
ぷ
257 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 19:00:32
安部いわくSFじゃなくて仮説の文学らしいよ。
純文学って言葉に振り回されるのはそろそろ卒業しようぜ
259 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 19:25:21
安部公房を始めて読もうと思ってます。
何かお薦めの一冊を教えて下さい
260 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 19:26:44
壁
261 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 19:36:16
壁のどこがお薦めなんですか
262 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 19:39:20
蟹
263 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 19:45:23
ありがとうございます
264 :
吾輩は名無しである:2006/07/30(日) 06:52:17
壁ってむずかしくないですか?
他の作品と比べてどうなんですか?
265 :
吾輩は名無しである:2006/07/30(日) 07:30:08
むずかしいっていうかSF小説じゃん
ほかの作品も全部SF小説だろ
ハヤカワ文庫に収録されるべきじゃない?
なんというかw
以前はハヤカワ文庫JAから『人間そっくり』が出てたよ、
俺が確か中一位の頃に読んだのもそれだった。手持ちの1987年度版
ハヤカワ文庫解説目録にはまだ載ってるけど、現在は絶版みたい。
267 :
吾輩は名無しである:2006/07/30(日) 08:18:15
難しいと感じたら安部公房は向かないと思う。自分で面白いと思う作家の作品を読めばいい。
安部公房を難しいって思う人は、
いったいどんな読み方をしているんだろう・・・
ときどきいるよね。
そういう人は、たぶんカフカも難しいと言いそう。
270 :
吾輩は名無しである:2006/07/30(日) 09:14:20
そういうタイプの人は「他人の顔」や「方舟さくら丸」みたいな作品だったら
割とスンナリ読めたりしないかな。
まあ、なんだ俺はやはり
砂の女から読んどけといいたい。
で、気に入ったら色々他のも読んで、
もう一度砂の女を読むのがよろしい。
あ、それは良いかも。
俺は砂の女から読んだけど、ふぅん、位にしか思わなかった。
次に壁を読んで、安部公房にはまった。
2番目に読んだのが他人の顔か燃え尽きた地図あたりだったら、
多分二度と公房を読まなかったと思う。
「他人の顔」は俺には難しかった。理屈をこねくりまわされ過ぎてついてくのに必死w
「燃えつきた地図」は面白かったな。「壁」は最高。
燃えつきた地図が最高です
密会に萌えて箱男でハマった
俺が初めに読んだのは他人の顔
これが面白すぎて安部公房にのめりこんだ
主人公の動きが手に取るように分かって面白すぎた
壁はぱっと読んで面白いけど考えこむとなかなか難しいよ。
それは別に内容が小難しいということではなくて、
解釈の仕方を決めるのが難しいって意味で。
ここのスレの人たちは壁をどう読んでんの?
>>278 よく分からなかった。
字面を追っただけだった。
280 :
吾輩は名無しである:2006/08/01(火) 21:19:35
解釈なんてしようとするからだめなんだ
解釈なんてしなくていいと思うが。
壁のような小説は。
壁は流れを追うだけで面白いからな。
記号がちりばめられてるけど、解釈して意味を読み取るというよりは、自分の持つイメージから想像を膨らますという感じじゃないか。
狸に萌えた(*´Д`;)
解釈しようとしながら、深く考え込みながら読むのも面白いと思う。
>>203 すごくわかる。妖しく湿った感じがあってるな。
仮にも文学の名を冠する板とは思えないレスが続くな。
一般書籍板と変わらんじゃないか。
スレによっちゃ一般書籍のがマシだったりするよ。
安部スレはどこの板に行ってもよい読者に恵まれてる。
289 :
吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 02:54:38
こいつがノーベルを取れなかったのは死んでたからか?
290 :
吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 03:18:45
SF作家だからもらえなかったの
291 :
吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 10:04:47
オエッ、が代理受賞。
292 :
吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 16:12:45
天国で貰ってる
ノーベルさんから直接
293 :
吾輩は名無しである:2006/08/05(土) 17:49:17
安部は唯物論者だろ 死んだら灰になっておしまいと思うが
箱男や、その他の作品に使われている写真を
綺麗な状態で公開しているHPとかないのかなぁ……。
まちさんの挿絵なんかも綺麗な状態で見てみたい。
古本で買った文庫本じゃどうにもなりませんね(;;)
295 :
吾輩は名無しである:2006/08/17(木) 20:58:58
安部さんは死ぬのが早すぎた、もうすこし長く生きていたら、大江健三郎でなく安部さんがノーベル賞をもらっていたと思う
296 :
吾輩は名無しである:2006/08/17(木) 21:07:18
作家ってのは、いろんな理由で早死にするからな。
いたしかたあるまい。
>>294 文庫じゃなくてオリジナル探せば? それ以上のものはないよ。
>>295 >安部さんがノーベル賞をもらっていたと思う
そうかなあ。
298 :
吾輩は名無しである:2006/08/17(木) 23:10:33
SF作家はノーベル賞の対象外じゃないのかなぁ
299 :
吾輩は名無しである:2006/08/18(金) 11:20:02
とらぬ狸の絵、どっちが好き?
300 :
吾輩は名無しである:2006/08/18(金) 20:44:53
『砂の女』を読んで、安倍公房が好きになった。
>>300 何年経っても、こういう文章書く香具師はいるんだろうなあ・・・。
(遠い目)
まず安部公房を好きになるべきだと思うのだが
アンチ安部もいないとダメよ。
ポカーン
305 :
吾輩は名無しである:2006/08/19(土) 14:12:32
とらぬ狸の絵、どっちが好き?
ケッ ケッ ケッ ケッ ケッ ケッ
マチさんのはこじんまりしてるね
308 :
吾輩は名無しである:2006/08/21(月) 02:36:00
圧倒的少数派だろうが、俺は処女作の
『終りし道の標べに』が一番好きだ。
309 :
吾輩は名無しである:2006/08/21(月) 03:06:26
『砂の女』を初めて読んだ時は小説を読んだ事もなかった頃で、あまり影響を受けたり感動したりはしなかった。
それでも、最後までしっかり読んだ自分がいたのは事実だったから、けしてつまらない作品だとは思えないと近頃読んでみました。
どこを舞台にしたのだろうかと想いつつも、行った事のない鳥取を想ったり、女性の側から考えたり、今はっきりと思う事は安部氏は状況説明が上手いというのを強く感じられた。
しかし、砂沙漠に雪ってシュールな感じがする。
安部公房の娘さんが伝記を用意していると、何年か前に聞いて楽しみにしているのだけど、
まだ出来ないの?ちゃんと出版して欲しいな…
>>278 安倍小説の観念的な部分は総じて安っぽいけど、
結局、安っぽくても多少観念的なところがないと小説にはならないと。
それを全く無視して書いたのが「壁」。
安倍自身も安い観念を入れなければならないところと、入れないで
書きたいところに苦悩があるから「テーマなんて無い」なんていいはってるんじゃないかな。
だから本人からしたら壁>>>>砂の女じゃないかな。
砂の女が、傑作ではあるけどなんとなくスケールが小さく感じるのもそんなところからきてるんじゃないかな。
だって『砂の女』には閉塞感があるんだもの。
小説内での設定がまず閉鎖的だし、その小説(世界)から受ける
読者の感興も必然的に限定的なものになるんじゃないのかな。
その点、『壁』には広がりがあるというか、なんというか。
枠組みみたいなものが皆無だから。
日野敬三が似たようなこと書いてたなあ
安い観念って何?壁は観念的なものを無視して書いた?
いまいちよくわかりません。
壁は犯罪より狸とかアルゴン君のほうが好きだなぁ
>>312 >砂の女が、傑作ではあるけどなんとなくスケールが小さく感じる
かっちりしてると言ってw
観念云々、安部の場合はあくまでもパロディじゃないかなあ。
読売のドナルド・キーンの連載、そろそろ安部公房出る頃か
今のところ三島のエピ続いているが
319 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 10:23:24
安部公房さんの小説を文学的に解体して堅苦しく一つ一つ検証するのは無意味な気もする。
笑う月とか賭とか発想の種子とか読んで思うのは彼は発想ありき。
発想があって、それにともなって生まれた思想を入れてるみたいな。
安倍さんなら発想からすぐに思想を生ますことも出来るとおもう。
箱男や砂の女などの代表作は
思想的にも共感、納得させられるけども、何よりその内容の存在感、発想が面白いんだと
思う。作品のその風景を浮かべた時に起こるよくわからない興奮が面白いんだと思う。
こんな発想があったのかという興奮もある。絵的なシュールレアリスムっぽい感覚がある。
サインの話が前の方に出てましたが俺はそれより彼の種子を植え込んだ沢山のノートが
欲しいw出回るわけないけど一度でいいから見てみたい。
ドナルド・キーンの毎週楽しみ。古典から安部までかなりの許容量だね。
共著はなんかあっさりしていまひとつだったが。
「思い出の作家たち」では仲の良さが伝わった。
>>319 壁はそのものズバリシュールレアリスム文学と呼ばれることもあるが。
文庫版の石川淳の解説がほぼすべてあらわしてると思う。
砂の女内で語られる砂に対する解釈と構造的には似てる。
322 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 23:24:30
田代君みたいになっちゃった。
どうしよう。
323 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 23:34:57
「死に急ぐ鯨」は読んだほうがいい。
新潮文庫絶版のようだが。
324 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 23:50:49
安部公房は最後の「前衛」作家
325 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 23:58:49
アバンギャルド
といっても、今では小倉優子が所属している事務所にしか思われない。
326 :
吾輩は名無しである:2006/08/28(月) 00:23:30
>>325 今、「越境のアヴァンギャルド」という日本の前衛芸術史について
書かれた本を読んでいます。後半に安部公房が出てくるようです。
個人的には文学における「前衛」についての総括がそろそろ必要かなと思ってい
るのですが…。
327 :
吾輩は名無しである:2006/08/28(月) 23:38:46
328 :
吾輩は名無しである:2006/08/29(火) 16:02:35
人魚伝が好きです。
ラファティを暗くしたみたいな世界…。
アメリカのNWSFの作家と一緒に読んでます。
ジーン・ウルフ、スタージョン、ラファティ、
世界観のひんまがり具合が似てるような気がします。
短編集「R62号〜」を読んだ。
耳の価値面白いね。
安部の魅力は、発想の素晴らしさではなく、その発想を膨らます妄想にこそあるんじゃないだろうか。
330 :
吾輩は名無しである:2006/08/29(火) 17:39:35
本質がSF作家だからね 発想がSF的だ
331 :
吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 22:48:34
>>329 あの短編集は、「鉛の卵」がいいと思う。
332 :
吾輩は名無しである:2006/08/30(水) 23:53:59
密会の、町みたいな病院に住みてー
さくら丸にのりてー
実はテーマパークを創る達人?
水中都市、バベルの塔、賭の機能建築…
333 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 09:20:17
「鉛の卵」はディストピア小説の傑作だ
334 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 09:25:46
たしかに「鉛の卵」はSF作品だよね
335 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 10:12:07
さくら丸の主人公ダサ過ぎ
336 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 10:38:11
安部公房は中途半端にSFやってないで
ネビュラ/ヒューゴー賞を狙ってほしかったな
337 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 10:49:52
同じSF作家として安部公房は
「ハイペリオン」とか「ニューロマンサー」とか
どう思ってたんだろうね
338 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 12:01:08
フィンランドのノイズミュージシャン、パンソニックが好きな作家として安部を挙げていた。
他にはレムとエリクソン、ピンチョンだったかな。
なんか解るなあ…。
もし海外に生まれていたら、
国書刊行会とか白水社から翻訳がで出てそうなSF作家って感じだなあ。
大物だけど、渋い幻想SF作家だよね。
339 :
吾輩は名無しである:2006/08/31(木) 14:59:26
レム、エリクソン、ピンチョンてすごいなぁ
ノーベル賞クラスの面子じゃん
安部自身はポスト・ポーのSF作家を読んではいたみたいよ
あんまり手放しでは絶賛できないような感じだったなぁ
このスレの皆さんに聞きたいのですが
今、安部公房的なものを感じさせる作家っています?
安部の好きな作家もほとんど読んでしまって、次読む小説を探してるんです。
最近読んだ中じゃクッツェーは近いかなーとか思ったりしたけど
341 :
吾輩は名無しである:2006/09/02(土) 20:06:41
鉛の卵ってどんな話だっけ
342 :
吾輩は名無しである:2006/09/02(土) 20:30:26
>レム、エリクソン、ピンチョンてすごいなぁ
>ノーベル賞クラスの面子じゃん
パンソニックの評価ってそんなにあてになるの?
パンソニックの評価をあてにしてんのか?
344 :
吾輩は名無しである:2006/09/02(土) 21:44:00
>>341 内容は忘れたけど、80万年後の設定で「携帯無線電話」を
これ見よがしに使っていたのが笑えた。
安部があと十年生きれば実現していたのにw
彼のような天才にとっても携帯はSFの世界だったんだなあ、と妙に感慨深くなった。
10年後を予想するのは無理。
346 :
吾輩は名無しである:2006/09/02(土) 22:06:06
さらば、アメリカってどう?w
347 :
吾輩は名無しである:2006/09/02(土) 22:06:50
安部の才能に嫉妬。
何気に奥さんが奇麗なので二重の嫉妬。
348 :
幼女狩人:2006/09/02(土) 22:10:00
だが娘はねりwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
349 :
吾輩は名無しである:2006/09/03(日) 06:36:52
いやいや、パンソニックの評価があてになるかとかそんなんじゃなくって、
フィンランドの安部の作品の読者が他にどんな作家が好きなのか、
っていうお話ですよ。
350 :
吾輩は名無しである:2006/09/03(日) 12:42:24
かいわれ大根が食えなくなりました(´・ω・`)
鬼で萌えるようになりました
今でも安部本人に萌えてますが何か?
353 :
吾輩は名無しである:2006/09/03(日) 13:54:58
>>349 了解。
>>340 安部を継ぐ作家はいないねえ。少なくとも日本ではねえ。
王道でカフカ、またはブッツアーティとかかなあ。
君のいう「安部公房的」とはどういう意味かにもよります。
355 :
吾輩は名無しである:2006/09/03(日) 20:19:07
>>354 安部公房はボルヘスにも賞賛されていた。カフカも許してくれようぞ。
失礼も何もカフカを尊敬してたのが安部
ボルヘスが認めたって根拠になりません
357 :
吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 21:58:54
>カフカを尊敬してたのが安部
うそハケーン
カフカの本をおもしろがりながらも
けっこう批判的だたはず
安部は人物をまるごと尊敬などする人じゃないと思う
ある種の愛情こそ抱くかもしれないけど
358 :
sage:2006/09/04(月) 22:01:18
もちろん作品の価値は認めていた
またーり
360 :
吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 12:05:57
356ですが、安部がカフカに批判的だった文章を見たことがありません…
不勉強でお恥ずかしいのですが、その部分の文章が何で読めるか教えてくれませんか?
>よくカフカを引き合いに出して論じられるけど、
>カフカを読んだのは小説を書き始めた後だ。
>むろんカフカは大好きだ。
362 :
361:2006/09/05(火) 14:13:33
途中で書き込んじまった…
↑は箱男(人から譲って貰った)にはさんであった
『書斎にたずねて』からの抜粋なんだけど、
これはもともと添付されてたものなのかな?
>>361 「カフカを読んだのは小説を書き始めた後だ。」と言っていたが、
晩年の方で、実は戦前にカフカの小説を読んでいたことを話している。
読んだ当時は、印象が薄かったと言っている。
このことは、中野孝次との対談「永遠のカフカ」に載っていたと思う。
364 :
吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 18:44:13
んで批判的だったのはどこら辺?
カフカに批判的な文章てのは読んだことがないな
壁はカフカよりはシャミッソーとルイスキャロルの影響が強いと思うが
366 :
吾輩は名無しである:2006/09/08(金) 15:29:23
シャミッソーの影響って初めて聞いた
どこらへんかしら
「バベルの塔の狸」が『影をなくした男』を参照して書かれてる
ってだけ
作中にもシャミッソーの名前出てくるでしょ
369 :
吾輩は名無しである:2006/09/08(金) 19:35:40
安部は経歴については嘘ばかりだった。
「詩なんて一度も書いたことないです、あんなもの」とか言ってけど、
ゾロゾロ出てきたし。
370 :
吾輩は名無しである:2006/09/08(金) 23:45:18
安部は特にそうだけど、一般的に、作家が自分について語ってることなんて、
事実として扱っちゃ駄目だよ。
影響関係は特に隠したがる人が多いね。
関連付けて考えられるのを避けるためだったりもするしね。
372 :
吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 00:10:44
373 :
吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 00:27:42
>>327 すごくよかった。
男の粘着質な語りがよかった。
しばらくこれで萌えそう。
374 :
吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 04:32:17
>>355 ボルヘスが安部に言及した文章のタイトル分かれば教えてください
375 :
吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 13:45:26
箱男の最後
救急車の音はどう解釈したらいいの?
箱難しいよ箱
救急車で箱ばれる箱男・・・っていうダジャレだよ。
方舟を運ぶね。
密会でも見っかい?
378 :
吾輩は名無しである:2006/09/10(日) 12:58:43
緑の想いが重い
ピンクフロイド好きなのかな?
380 :
吾輩は名無しである:2006/09/11(月) 13:29:50
ピンク雑誌とフロイトが好きなのかな?
ピンクの風呂、井戸
384 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 21:12:44
安部公房は超一流
読んでほんとによかったと思う作品ばかり
385 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 21:22:23
箱男はすごい。
この作品が元で電波少年のあの企画が生まれたw
安部公房って平均すると何万部ぐらい売れてたんですか?
ベストセラーになったことってありますか
>>386 とりえずベストセラーの定義を決めてから言ってくれ
週間や月間などある期間によく売れた本、というふつうの意味です
だからその「よく売れた」というのが曖昧だと387は言っておられるんじゃないのか?
たとえば何週間で何万部以上とか具体性がないと、いくら詳しい人でも「この本はベストセラーだ」は言えないよね。
記憶も曖昧だし聞いた話だからなんとも言えんけど、
純文学という、一般に「売れないジャンル」の中では異常な売り上げだったとか聞いた。
箱男なんかは特に売り上げが凄くて、たしか10万部超えだったとか?
横レスだけど、凄くても10万部か。
箱男クラスの作品でそれくらいか。。
安部公房的世界が爆発的に売れる=いわゆる一般受けすると思うか?
砂の女みたいに比較的分かりやすいのはいろんな人に薦められていいな。
密会とかを女の子に貸せるようになったらマスター級
393 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 11:05:48
>>392 つーか、彼女から『密会』を手渡された15歳の夏・・・(15年前)
それは安部公房とは関係ない。
395 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 14:53:29
ベストセラーという言葉は何万部以上売れたものという定量的な定義を
できる言葉ではないことはおわかりでしょう。ミリオンセラーとかプラチ
ナディスクとは違います。出版産業の規模自体が常に流動しているのですから
ベストセラーの実売数は相対的なものでしょう。
お聴きしたいのはベストセラー小説部門や総合部門でランクイン
していたのか。どれくらい売れていたのかです。
安部公房の大衆性を計量しようとすればこの問題は避けて通れません。
それから県別の売上数のデータも知りたいところです。絶対人口と比較して
安部人気の高い県、低い県を調べることも有意義ではないでしょうか。
396 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 15:01:29
安部公房は少年ジャンプじゃないよ
芸術が大金持ちのスポンサーだけの援助によって成り立つ時代なんかとっくに
終わっている以上最低限の商業性、大衆性は絶対必要でしょう。
芸術作品の商業規模を話題にすることを無意味だと考えている人がいるのなら
とんでもない時代錯誤だといわざるをえません。
安部公房が少年ジャンプと違うのは自明ですが、同じ経済システムのなかで
競争原理にさらされていることを忘れてはならないと思います。
安部公房はどれくらいの読者を同時代に得ていたのか、一番売れたのは
どの作品であるのか、という類の問題は立派に文学的な話題だと思うのですが。
398 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 16:19:08
売れるって何?
399 :
387:2006/09/13(水) 18:39:40
ごめんね、相手した俺が悪いんだ。ごめんね
こんな電波だとは思わなかったんだ。
400 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 19:57:39
正確な数字は出せないけど、さくら丸の頃のインタビューで、本人がベストセラー第一位だとか言ってた。
でもアイドル(たしかチェッカーズのエッセイ?)と売り上げ競ってるんで複雑な心境だとか。
401 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 20:05:46
売れる=商品の代替に通貨をもらうこと
402 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 20:23:41
デリダ フーコー ドゥルーズ ガタリ 鳥山明
>>400 とてもおもしろい逸話です。さくら丸はベストセラーだったんですね。
最初にワープロで書かれた小説というのもけっこう話題になったのでしょうか
404 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 23:14:24
405 :
389:2006/09/13(水) 23:46:00
>>395 お前ねえ、人にモノを尋ねる態度じゃないよ、それ。
そんなデータ常識的にあるわけねえだろ。自分で出版社行って尋ねてこいよ。
あとね、ベストセラーは確かに「量的」ではなく「質的」だが(0,1データだからね)、
それの定義が必要ってことに変わりはないんだよ。
ランクインって、じゃあどの期間で何位以上だよ。
年間一位なのか週間1位でも良いのかで全然違うよな。
だいたい、業界規模の推移を考慮しといて、短期変動を考慮しないでどうするの?
毎回条件が違うランキングに何の意味があるの?
一遍死んで来い。マジで。
406 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 23:58:00
年収、五千万超えてたらしいね。
高尚なもん書いてる人たちの中じゃ稼ぎは抜群でしょ。
一昔、二昔前で年収五千万超えはすごいね。
しかし、主な収入源は何だったの?
やっぱり小説の印税なのかな?
408 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 00:19:22
>>405 >>395はネタというか、わざとああやって書いていると思うよ・・・。
年収5千万????
まじ???
「箱男」のころかなあ。
講演会とかもやってたのでしょうか。あとは劇団…はもうからないだろうし。
409 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 22:11:31
作家だからとっちらかった書斎の本の山は、まあわかる。
しかし箱根に別荘って憧れるわ。
安部公房展の刷子の写真を見ると、ルノーは三台乗り換え?あとBMW2000、パジェロ、チェロキーとベンツ。
シンセ、ワープロも当時は簡単に買える代物じゃない
カメラもいっぱいもってるし白骨標本もあるみたい
餓死寸前からペン一本、成り上がりはかっこいいわー
410 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 22:39:45
ロシアのルーブルだか使いきれないほど持ってたんだっけ。
儲かってなきゃ7年に一冊のペースはありえないよな。
孤独が
石のように 機械のように
強くあってはならぬのか
孤独が
人のように 街のように
誇らしくてはならぬのか
孤独が
金貨のように 性欲のように
健康であってはならぬのか
あれだけの名作を残した作家でさえ5000万程度か・・・
やっぱ何十億と稼ぐ実業家とは開きがあるものだな・・・
414 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 06:18:45
つまり赤川次郎の方が偉大な作家ってことだね。
西村京太郎なら納得できるげす
417 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 14:30:37
医大な作家
渡辺淳一
医大な作家です
山田風太郎もそうでげすが
419 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 20:16:54
通俗小説万歳!!
北や鷗外、作家じゃないけど加藤周一なんかもそうだね。
まあ、医学部・医師ということなら、上述されている通り、結構な数の作家が
いるわけだが、そのなかでことさら思考回路が自然科学的なのが安部公房って
ことでFA?
ナベジュンなんか、理系とか文系とか騙る以前のDQNだしなぁw
理系、文系の分け方が馬鹿馬鹿しくなる脳をしてるよね
数学できない奴が文系
昔は文系もまだマシだったけど……
424 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 22:08:47
つーか、数学ができないやつよりも国語ができないやつのほうが痛いと思う。
論理力は国語で問うことができるし、国語で養うこともできるわけで
426 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 22:13:33
脳の同じ部分を使うから国語脳と数学脳は両立しにくいとバカの壁を書いた人が言ってた。
427 :
吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 02:59:53
国家の品格のひとは1に国語2に数学ってゆってた
安部みたいにどっちもすげえ人になりたい
つまり国語もできるし、数学もできるし、絵も描ける手塚が最強ってことだな
実はその人どの部分も一流とは言えません。
数学できるけど国語できない
432 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 23:09:56
このスレッドを読んでいるのは日本人だけじゃない
外国の安部ファンが見てるかも
433 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 23:43:01
外国の安部ふぁんってどんなもんいるのかな
ドナルドキーンみたいなのじゃね?
一度でも、匿名の市民のための、匿名の都市―
扉という扉が、誰のためにもへだてなく開かれていて、
〜無名の人ごみにまぎれ込むことが出来る、そんな街―
安部が2chを見たらどう思うのか…
売り上げの話を蒸し返すわけじゃないが、よく新潮の作者紹介でも海外で評価が高いとか売れたとか書いてあるが
実際に海外でどれくらい売れたのか気になるところではある
三島の半分くらいの知名度、販売数なのかなぁ・・・
437 :
吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 10:50:00
やはり安部っちの収入云々は、国内外での『砂の女』によるところが大きいのかね
ソ連では売れたのだが、当時のソ連は国外にルーブルの持ち出しを禁じていた。
そんでウォッカに使ったのだが、いくら飲んでも飲みきれないもんだから困ったらしいぞ。
やはし「元・共産党員」だということで
ソ連には安部作品いっぱい紹介されたのか?
440 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 02:42:05
こいつの作品に勃起して死んでる死体を凝視する女の話、ってあるの?
あるなら、なに?
>>436 東欧やロシアでは三島より知名度は高いはず。
ストルガツキー兄弟のお兄さんかな?もロシア語訳をしてる。
三島は政治的な理由でロシアに紹介されたのはつい最近。
でも、今のロシアは村上春樹のブームで殆どの作品が翻訳されてるし、
駅のキヨスクでも簡単に手に入るぐらい。
読売のキーンの連載に大江と安部のことが書いてあったな。
初めてキーンが安部にあったとき、通訳は小野洋子だったらしい。
442 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 04:12:46
>>440 密会?
死んでるわけじゃなく気絶だったような希ガス
安部公房はあまりカネにこだわるような性格には思えないな。
ゴミや濡れた手袋を愛する人だ。そういうところが好き。
444 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 18:27:52
逆に西欧では圧倒的に三島だね。フランス語でほぼ全作品が読めるのが大きい。
445 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 18:29:46
ロシアの若者と話したが、村上春樹ばかり。
安部公房は、名前くらいは知ってるけど・・・ってレベルだった。
モーヲタの若者と話したが、安倍なつみとBerryz工房ばかり。
安部公房は名前さえ知らない・・・ってレベルだった。
447 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 18:39:49
ちなみに、日本文学科ではないけど文学専攻で、日本の小説をよく読んでいるという大学生。
448 :
吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 19:26:54
>>440 『密会』。気絶したまま勃起し続けている男の話は
小説の一部であり、メインの話じゃない。
今日読み終わった。読み終わったとき鳥肌たった。
451 :
吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 14:23:50
安部いわく絶望も希望の一形式らしいよ
忘れたけど、これ、先に似たようなこと言ってる文学者いたような
先日も某スレでパンドラの匣の話をしてたんだけど、
希望も絶望の(厄災の)一形式って説、駄目かな?(笑
絶望の虚妄たるは希望の虚妄たるに等しい、とは確か孔子の弁
454 :
吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 23:30:15
魯迅だよww
455 :
吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 00:22:45
アヒャヒャヒャ!
456 :
吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 12:43:32
そういえば魯迅スレ見ないな
457 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 20:40:09
三人称での描写が急に一人称というか主人公の独白みたいな感じになるのは
作法上どうなんだろう(「砂の女」もろもろ)。
別にいいんでね。むしろ逆が新鮮かも。
小説は一人称であるべき。歴史小説は理解できない、ってどっかの対談だかエッセイでいってたな。
一人称小説=私小説っていうのは貧困な考えなのかな?
いや、究極的には私小説じゃないの?
密会は病院に迷い込んだ男の私小説。
他人の顔も燃え尽きた地図も、箱男はリレー形式の身辺雑記と夢日記。
今度授業で習うから「鞄」読んでるんだけど
何かゾッとした。二人とも良い人間に見えないのはなんでだろう
>>462 高校の現代文か。あれは確かにぞくっとするよね
466 :
吾輩は名無しである:2006/09/28(木) 10:32:07
結構テレビ出てるんだよね。
他のも見たいな。
好きな本を紹介してるやつとか見たい。
安部公房は「都市の文学」と呼ばれてるけど、
今では日本のほとんどの地域が「都市的」になってると思う。
田舎的共同体が滅びつつある。
>>467 そうかなぁ。
君は東京から外にでたことがないんじゃないのかな?
関西、名古屋、札仙広福、たいていの都市は土着的要素が
いまだに残っていると思うよ。
469 :
吾輩は名無しである:2006/09/28(木) 20:24:27
実家が山の中の川沿いのド田舎ですが、最寄りのコンビニまで車で三十分。
行っても知り合いばっかり。
しかもコンビニのくせに夜は閉まる。
家は携帯圏外。
無名性が無いですね。
仕事でいろんな地方に住んだが、”ほっといてくれる”のは東京圏だけだと思った。
オタスケ
これの作家Aさんって、安部公房だよな?なんで伏せるんだろ
↓
ガルシア=マルケス旋風 大江健三郎
三十年近く前の夏の朝、まさに天才だった作家Aさんから、
ガルシア=マルケス新作の英訳が届いたそうだが、と電話。
読んだと答えると、一時間後には箱根の山荘への車に
乗せられていた。細部の面白さに大笑いするかと思うと、
要約して、次の山場に行けと催促する。翌日の夕暮れ、
Aさんは静かに満足して、二十世紀最良・最大の、
南米に根ざしながら世界の時代を描く男! といった。
私らは共感こめて大酒を飲んだ。
473 :
吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 01:12:41
方舟さくら丸は名作
自分、最近、もぐらに似てきました…
474 :
吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 02:48:47
SF作家だろ・・・
SFこそが、全ての文学の根源
476 :
吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 06:12:58
【注意】もうすぐこのスレ消えます【注意】
文学板にSF作家がいるのはおかしいので削除依頼しときました。
大江だって三島だってSF書いてたしねえ
昭和30年代から40年代前半くらいにはSF書くのが流行ったからなあ
西村京太郎だって早川銀背で出してるし
無知は若さの特権だな
>>477 三島の『美しい星』(だっけ?)
あれは三島にしてはぶっとんでいたなw
大江の同時代ゲームもぶっとんでるなw
筒井康隆と安部公房は絶賛してたが
480 :
吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 14:07:32
>>476 文学のブの字もわかってないアホですね
一体いままで何を読んできたのか?
481 :
吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 16:14:15
砂漠の思想とかに書いてある安部のSF観に反論があれば読みたいけど…
文学わからなそうだし期待できないな。
482 :
吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 16:16:09
SF作家はノーベル賞とれないの? きまり?
SFとそれ以外の境界はどの辺にあるの?
で安部公房はSFサイドにしか立つべき場所はないの?
削除依頼なんか出てないぞ。
どうやって出せばいいのか分からないんだろうし、ほっとけ。
たまにゃ議論もしたいなぁと思ったり
486 :
吾輩は名無しである:2006/10/02(月) 00:56:35
>>477 京太郎なんぞこのスレに出すな品位が下がる。
487 :
吾輩は名無しである:2006/10/02(月) 01:07:41
>486
まあまあ、まったりしましょうよ。
あなたがまず品位ある丁寧なレスで反論すればいいのですよ。
>477
んだぁ!?こら!?ダボが!
読み物作家と大文学者を一緒くたに語るんじゃねえ!
488 :
吾輩は名無しである:2006/10/02(月) 03:52:42
おいおいそんなに熱くなるなよ
>>487は自己パロディだろうけど
三島も西村も、分野は違えどSFなんかと縁のなさそうな作家がSF書いてる例として出されてるだけじゃないか
分類には興味がないな・・・。
俺が言いたいのはこれだけ。「安部公房先生 大好き!」
最近google earthで遊んでるけど、これって箱舟さくら丸だよね。
俺はデブじゃないけど。
494 :
吾輩は名無しである:2006/10/02(月) 23:32:31
方舟さくら丸の丁寧な描写がたまらない。
薄い金属板の万能鍵を磁石入りの箱に入れるところとか、もう最高。
495 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 15:51:36
今日朝日新聞朝刊にノーベル文学賞の選考過程を追う短期連載の(上)が載った。
選考委員会の委員長がインタビューを受けていたんだけど、記事の最後に
「安部公房氏が生きていたら受賞したかもしれない」と言っていた。
三島、大江、川端、谷崎と一緒に顔写真も載っていた。
興味深かったのは「大地」が大ベストセラーになったパール・バックが候補者リスト入り
した初年に受賞したことが歴代委員会で反省されているということ。
安部を候補者に押し上げたのはやはり「砂の女」なんだろうか。一次リスト300人から15人、
5人としぼっていくらしい。選考委員は5人とのこと。
496 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 17:18:31
>>494 その場面すっかり忘れてる。再読しなきゃ。
カンガルーノートの人さらいの詩がしみる。
>>496 いまの時代に読み直すと、また新たな発見があるのかもね
499 :
吾輩は名無しである:2006/10/06(金) 01:01:02
このひとの全集ってあるの?
安部公房全集でググれ。
ほとんどぜんぶ一行も逃さずしかも年代順に収録。
高価いんで図書館で借りるべし。
一巻から読もうとすると十代の頃の難解な文章にげんなりするかもしれんので注意。
500getだった。
youtubeで「安部公房」で検索したら、こんなの出てきた。
http://www.youtube.com/watch?v=Zs_tCV5Ju3A 中国語圏の誰かのPV。
PVの初めの方で「燃えつきた地図」のエピグラフが出てくる。
映像も音楽も感じ良い。中国語の歌詞、全然わかんないけど。「1976 方向感」ってのが曲名?
あちらの国の若い(知らんけど)世代が、いぜん安部公房の影響? 受けてるのがなんか嬉しい。
連カキコすまん。
ちょっとググってみたら、「1976」っていう台湾のバンドらしい。
> 台湾のインディーズバンドとして若者に人気のある「1976」が、
> 2月23日−同28日、日本での初ライブツアーを行う。「
(中略)
> 結成から10周年を迎え、これまでにアルバムを4枚、コンピレーションを8枚出している。
(中略)
> 彼らの歌詞の評価は高く、台湾のさまざまな雑誌で"文芸青年"などと評され、
> 80年代の英国音楽から強い影響を受けたサウンドは、
> 純粋な情熱で、今の台湾を生きる若者の心情を語りかけている。
今日本屋で「箱男」を見つけたので買ってきた
まだ途中だけど家にダンボール箱がないか探してしまった・・・
>>501 エピグラフって39秒あたりの?
字が潰れてて読めないので、安部公房で検索してなかったらわからんねこれは。
日本文学が引用されたPVなんてのは邦楽含めてはじめて見た。
まあPVなんて滅多に見ないからあれだけど。
新月は文学じゃなかったっけ。
箱男のサイン本がうちにあるがさて本物かどうか・・・
507 :
500:2006/10/07(土) 07:34:22
>> 504
うpしてくれた人が、わざわざ補足欄? に書いてくれてる。「都市――被禁錮的無限」……
それはそうとなんてことだ。「あの人に会いたい」のやつが消されてるorz
508 :
吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 19:51:10
>>409 レストランの排水から残飯をかき集めて食ってたってのは、
ほんとに安部がやってたことなんだよな。
509 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 02:30:08
>>508 東大医学部卒だろ、貧困とは無縁だろ。騙されるな。
510 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 04:27:40
w
餓死寸前といえば同じ戦後派の大岡昇平。
実際に戦場に行ってるからね。
513 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 14:03:16
<けものたちは故郷をめざす>と
ベケットの<モロイ>がどうしても頭ん中で
重複してしまwんですが
<第四間氷期>でファンになりました。
>>513 あれ?そうだったかなすまん
しかし、ユープケッチャは実に優れたアイデアですよね
じぶんもさいきん、常に綺麗な半円を描きながら生きているような心地であります
517 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 20:03:03
>>509 医師免許とってないから医者としての活動を一切していない。
さらに原稿料以外から収入を得ないという生活をしていたため、
仲間内でもマジでヤバイんじゃないかと見られていた。
518 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 20:30:56
どーらや、安部公房とベケット、このあたりの再読すべきふむいき
盛り上がり中だな…。
なんでかね。
自演だから。
安部公房とベケットが自演中? それは凄い。
>安部先生
本当にマゾヒストだったんですか?
>ベケット先生
「クラップ最後のテープ」が一番好きです。「モロイ」は何度
読みかけても挫折します。
521 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 22:36:40
密会って得ろいの?
522 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 23:37:29
>>521 性欲がテーマだけど、別にエロいって訳じゃない。
高校の頃知らずに読んであまりのエロさに今でも読み返してない
524 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 18:51:33
次は榎本武揚読むわたし。耳寄りな話あればよろしく。
525 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 20:18:31
箱男よう分からん
箱=頭脳
箱の内側の落書き=想像
彼女(葉子)=想像が追い求めるもの・欲望一般
箱男=想像の産物
その箱男の解釈面白い。
フランス人のインタビュアーが、最後のシーンは文学の死を表してる、なんて言ってるね。
他者との関係か…
未だにぜんぜん上手くならない
むしろ悪化してる友達ゼロだし
ところで、安部氏自身はどういうひととなりだったのだろう
人付き合いの苦手なオタクタイプ?
豪放磊落で友人の多いタイプ?
なんとなく気になります
530 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 23:52:58
自称人間嫌い。嫌いな作家には「君、まだ小説書いてたの?」とか言ってたらしい。
しかしドストなんかを読んで、人間を信じてみてもいいかな〜なんて書いちゃう。
破格の頭脳を持つ永遠の青二才。
531 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 00:25:00
o-eとは仲良かったみたいです。
真に人間嫌いなら劇団やってなかったでしょうね。
532 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 00:27:56
カリンはジャムにせんと食えたもんじゃないと言いつつ、
>>527 日野啓三もそういう終末論的作品を残した。
マネキンとか砂漠とか、明らかに安部に影響されたと思われる小道具を使用してるし。
あと、日野は春樹にも影響受けたと思われる。
あと、詩人では田村隆一がそんな作風。
日野じいさんは微妙だな…。
黒井じいさんも…。
あのあたりは微妙だ…。
>>531 大江にもキミ小説家止めた方がいいよ・・・って言ってたけどな
半分ジョーク入ってたんだろうケド
536 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 00:53:55
日野って浅いよね。
日野さんは新聞社に勤めながら文芸評論を書き、ベトナム戦争特派員になったのが出発点らしい。
10代で成功する人たちとは下地が違う。
538 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 01:07:02
>>535 誰彼かまわず言ってたのかもしれないですね。
最後の公式対談の相手は誰だったのかな。
「鯨」に小林恭二と対談していましたね。けっちょんけっちょんに
言われてた、小林恭二w ちょっと気取ったこというと、「なに、それ。
君、頭固いんじゃないの? このイメージ、面白くないの?」とかって感じでw
>>537 日野のじさまはなあ…。
最近書いてるんですか?
日野さんは安部さんと同じトコにいます。
日野って死んでた? 知らなかった。
まあ、合唱しておこう。
>>538 大江がどっかで書いていたんだが
大江が安部に自分の見た夢の話をしていて
夢の中で大江が安部に会って話をしているんだけれど
どうも安部の外観がおかしい、、
よくよく見てみたら左右が逆だった
つまりアベコベだった
と言ったら
安部は心底あきれた顔をしてそう言ったというのを読んだ記憶が
小林恭二・・・・・・・・・・。
R62号は、その後どうなったんだろう?
>>543 タクシーを運転してるか、ジャケットを探しているか、そんなところだろう
545 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 06:51:10
小説かやめろとまで入ってなかったと思う。
手元にないけど、たしか
「作家としての想像力を疑われるぜ」ぐらいじゃなったかな。
ジョイスのアイロニーにも通ずる所も
在るとも感じまsw。
>安部氏
547 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 10:01:40
なんかのインタビューで、
大江君は政治家になっちゃったからねぇ。
なんて寂しそうに言ってたな
安部ちんだって元はバリサヨだったのにな…。「砂の女」書いたあとに
共産党やめたんだっけ?
砂の女で除名か〜。
安部のコミュニズムって中野重治なんかと比べると不純ね。
唯物観は離党後も引きずってるけど。
550 :
吾輩は名無しである:2006/10/11(水) 22:56:18
>>549 「砂の女」が共産党批判だって糾弾されたんじゃなかったかな…。
このあたりの事情は波潟剛の『越境のアヴァンギャルド』という、日本の
前衛芸術史を概観した本に書いてあったよ。
手元にないので詳しく書けないですが。
埴谷はずっと共産党員だったけれどね
安部が共産党離脱したのは砂の女よりもっと前じゃなかったけか?
なんかの工場争議で共産党の上層部と対立して辞めたってどこかで安部が書いていた記憶があるが
>安部が共産党離脱したのは砂の女よりもっと前じゃなかったけか?
資料が手元にないのではっきりしないけど、「砂の女」を共産党が
よく思っていなかったってのはあったみたいです。
共産党側が深読みして…だったかな。
>唯物観は離党後も引きずってるけど。
唯物観とシュルレアリズムの関係って、どんなんなんだろうね。
単純な見方かもしれないけれど、安部公房は「物」と人間との
関係を見つめることから作品を作っていったというイメージがあります。
とくに、どこにでもあるもの。砂とか、ダンボール箱とか、スプーンとかね。
あと、ベッドとか…。
かいわれ大根とか…
写真も含め、その辺りある程度は本人によるイメージ操作の気もするけどねw
556 :
吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 10:23:08
ずっと燻ってたけど、きっかけはハンガリーだよ。
奇しくも50年後にまた動乱が起こったね。
「砂の女」を書いたときには砂の性質を徹底的に研究する。
「飛ぶ少年」(だっけ? 未刊)を書くときにはスプーン曲げに使うスプーンを
徹底的に研究する。実際にスプーンの工場を見学したりもする。
そういう行為を通じて、結果的に夢に出てきたイメージを作品にしている
みたいだ。
「夢に見るまではねえ…」みたいなことを語っていた覚えがあります。
大江は中国に頭下げに行くただの左翼になってしまったからな。
春樹みたいに、極端なほどマスコミに姿現さないほうがよっぽどまし
559 :
吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 17:04:00
春樹だめだったね
まあ関係ない俺は読むだけ
一応マジレスしておくと
村上春樹が今年のノーベル文学賞取れなかったという話題だろう
安部がノーベル賞取ってたらもっと社会的に認知されただろうになぁ、、、
少なくとも大江が取るよりはずっと良かっただろうに
562 :
吾輩は名無しである:2006/10/14(土) 02:24:43
安部公房が生きていたら確実に取ってたね。
大江は荒川静香の金メダルみたいなもんだ。
運がいい。
まあ多分に政治的なものらしいから
俺は取らなかった安部公房と村上春樹の方が好き
いや取れてれば、絶版の本も今頃は・・・
死に急ぐ鯨たち、夢の逃亡、カーブの向うとか名作が絶版になりすぎ。
取れてるに越したこと無い
何ゆえ東欧州で出版、人気があったの。
>>565 あの頃の東欧は不条理な世界だったゆえに安部の作品が、
普通の日常を描いた作品と勘違いされていたから。
スレ違いかもしれないけど、カフカは?
>>567 カフカが何よ?はっきりと申せ、それじゃ意味分からん
すまん
深田恭子「ふカフカだー」
採石場でトイレに脚を取られて身動きできなくなったぼく
572 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 21:41:18
完全スレチガイだけれども、
日野啓三さんの作品に感動した僕ですが、
あれらは大部分パクリなんでしょうか?
僕は日野さんの作品には、小説世界の中に
魂のリアリティを感じるのですきなんですが
皆さんや世間の評価はよくないのでしょうか?
自分は好きだけどね。
特に今みたいな社会だと、なおさら意味を持ってくる。
574 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 22:08:54
日野さんの「夢の島」は、フィッツジェラルドの「グレートギャツビー」や
リルケの「マルテの手記」みたいに、一方的に都市や文明を皮肉る手法
とは真逆に、一見無機質に見える都市も実は有機的に生きている
という新しい価値観を与えてくれました。「自然」が自然と夢を見て
成長してきた形が「都市」であり「文明」なのだと。
まあ、夢野久作あたりから影響は確実に受けているんでしょうけれども。
公房関係ね〜!
日野さんは安部さんの影響をモロに受けてる。
春樹も。
坂口安吾の『日本文化私観』も。
武蔵野の静かな落日はなくなったが、塁々たるバラックの屋根に夕陽が落ち、埃のために晴れた日も曇り月夜の景観に代わってネオン・サインが光っている。
ここに我々の実際の生活が魂を下ろしているかがり、これが美しくなくて、なんであろうか。
見たまえ、空には飛行機がとび海には鋼鉄が走り、高架線を電車が轟々と駈けて行く。
我々の生活が健康であるかぎり、西洋風の安直なバラックを模倣して得得としても、我々の文化は健康だ。
576 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 23:13:35
日野は後期は才能が枯れちゃった印象。
春樹は想像力はあるけど安部ほど問題意識がないような…。
後期の日野は普通のお爺ちゃんだったね。
確かに、春樹の牧歌的な作風は良いけど、ノーベルとるには醜い部分から目を背けすぎてると思う。
578 :
吾輩は名無しである:2006/10/16(月) 01:40:22
水中都市すきなんだけどな。ユーモアと、叙情性、アイデアや、意地悪なとこ、
とか、よく出てると思うけど、思想っていう点ではふるくさいけどね、でも、
すきだーー。
後、上のほうでもあったけど早く自伝だしてくれよ。
>>577 まあ、春樹はその辺が受けてるんだね
しかし安部作品は古びないね
「壁」「密会」「方舟さくら丸」「箱男」
あらためて思うけど、天才だよね
580 :
吾輩は名無しである:2006/10/16(月) 22:12:00
共産党は「砂の女」をどう批判してたんでしょうか
今は文学作品にけちをつけるなんてことしてませんよね?
このごろまた核の恐怖をマスコミが謳ってるな。
さくら丸の時代再びか
582 :
吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 15:02:19
今更シェルター買うやつなんぞいないだろうし、みんな死に急ぐ鯨になってきてる。
583 :
吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 18:43:17
>>581 マスコミが煽っているんじゃなくて、政治家が発言してるのでは?
あらためて「方舟さくら丸」を読み直しているが、46ページあたりの
父親の紹介のあたり、説明臭くて好きじゃない。こんな雑な構成をする
作家だったかなと。
「榎本武揚」の第三章に「ひかれ者の小唄」という言葉が出てくるけど、
別の作品にもありましたよね。なんだったかな。他人の顔でしたっけ。
585 :
吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 21:27:06
引かれ者の小唄は花田清輝じゃ?
窮余のカイギャクとかなんとか。
586 :
吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 21:28:03
引かれ者の小唄 の検索結果のうち 日本語のページ 約 15,800 件中 1 - 10 件目 (0.14 秒)
「引かれ者の小唄」と「速度の違う風の摩擦音」はよく出てくる。
引かれ者の小唄は田山幸憲じゃ?
縦の比較とかパターン認識とかなんとか
安部は彫りの効いた比喩とかが好きなんだよな。
でもごまめの歯軋りとかも結構使ってる。
どんな効果を期待したんだろう?
590 :
吾輩は名無しである:2006/10/18(水) 17:21:16
朝日新聞10/17夕刊「こと場」にジャンルーカ・コーチ
この人は「安部公房スタジオと欧米の実験演劇」(彩流社)の著者
安部と大江の比較研究のため8月から2ヶ月の予定で滞日中
「安部の『密会』を、かつて一年かけてイタリア語に翻訳しました。大江作品は文体が難しいのですが、理屈は分かるんです。安部作品は夢の世界の論理というか、非日常の世界の理屈で構成されている。文章は易しいですが、分かりやすく訳すのは大江作品より難しい」
「安部の他には、ちょっと恥ずかしいんですが、飯島愛の『プラトニック・セックス』も翻訳したことがあります。出版社との関係を悪くできないので、断れなかった。でも私の翻訳で一番売れたのはこの本でした」
安部公房の研究者を支えているのは飯島愛なのだ
密会名作杉じゃね?箱男レベル
密会を読んだ後は、ああまさに地獄だと思った。
燃えつきた地図を読んだ後は、青年時代からもち続けている
喪失感が増長してしまって心苦しかった。
箱男を読んだ後は、めまぐるし展開にパニックになりつつも
心地よい疲れみたいなものを感じた。
砂の女を読んだ後は、あんな非日常的なシチュエーションが
リアルに感じてしまう安部の力量に感心した。
以上、チラシの裏でした。
「方舟さくら丸」と同時期に中上健次の「岬」も読んでたんだけど、
この二作に出てくる父親像が似てる。
ただ、比較すると猪突はずっと漫画っぽい描かれ方になってる。
595 :
吾輩は名無しである:2006/10/18(水) 20:14:27
コモン君
デンドロか刈谷
597 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 13:00:34
イノトツは飢餓同盟のウルドッグを連想させる
>>597 どちらも、体格がよくて、小さな町の利権争いに絡んでいる点で似ているね。
でも、空白の期間をおいて、ほうき隊の隊長になった猪突は、ウルドックとは違って、
妙に饒舌で人をケムにまくような人物に変わっていて、生物学上の息子である
主人公を驚かせていたね。
599 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 18:36:10
映画「他人の顔」の市原悦子がトラウマです。
600 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 22:00:05
萌えつきた痴図の電話ボックスのウンコはリアル。
601 :
吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 09:33:01
新潮文庫、『飢餓同盟』も銀色の背表紙に変わってたけど、
どういう基準なんだろ。別に有名作からってわけじゃないみたいね。
単に改版に合わせてかな。
>>601 マチ夫人の装飾を変えたいのかな・・・
ねり女史の好みなんじゃないか
ねりって変な名前だよね
どういう意味なんだろう
箱男の新版の表紙は良くなったな
606 :
吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 18:11:48
むかし佐賀県は
子供たちを佐賀したが
いまは子供たちが
佐賀県を佐賀している
それは佐賀県民の性であるからがさがさ言うな。
それはひとつのサーガなのだ
──感じろ
──総ては始まる
609 :
吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 22:26:26
箱男つまらん
ひきこもるど
箱男名作杉
612 :
吾輩は名無しである:2006/10/23(月) 09:17:18
燃えつきた地図以降の安部は、一部批評家から袋叩きにされてたね
613 :
吾輩は名無しである:2006/10/23(月) 09:18:49
そこまで叩かなくても、と思ったものだ
614 :
吾輩は名無しである:2006/10/23(月) 17:07:16
叩かれてるの読みたい…
一部批評家ってだれ?
箱男や密会まで叩いてんの?
615 :
吾輩は名無しである:2006/10/23(月) 19:43:36
榎本武揚の単行本は箱がオレンジで素敵です。
616 :
吾輩は名無しである:2006/10/23(月) 19:46:31
安部公房マニアですな
箱男は設定が面白くて中盤ぐらいまではワクテカして読んだが
後半は作者のオナニー。実験的作品といえば聞こえがいいけど
小説を読む面白さではなく、数学を解くような気分だた
箱男は後半が真骨頂なのに・・・前半なんて、そのための布石でしかないとっすら思えるくらいに。
箱男は箱を被った男。誰が被っても箱男は箱男。全ては箱の中の落書き。
凄すぎるだろこの小説。
ゴメンネ!
箱をかぶれば誰でも箱男になれるし、箱に落書きをする権利を持つってところが
今のネット社会にも見事にマッチしてるのは流石。
pcという箱の中にダイブすれば、誰だって「吾輩は名無しである」
最後の長編カンガルーノート好きな人いませんか?
読み返すたびに新たな発見があります
>>619 数学が面白くないなんて書いてないお
ただオナニーで終わってしまってるのがもったいないと思った
箱をかぶるってのは比喩だと思うのですがどうでしょう?
実際箱かぶるわけないよね、ただヒッキーになるってだけで
625 :
吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 19:21:09
>>622 私も好きですよ。読みやすいし、他の作品のモチーフっぽいものも出てきて
面白い。暗いところもそれはそれで良いし読後感がまたたまらない。
626 :
吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 19:42:42
「シェルタリング・スカイ」という映画を
‘誰かさん’は「退屈」と評していたが
自分で見たことはないんだ
>>624 箱を被るのが引きこもりの比喩ってこと?だとしたら何一つ読めてないな。
箱男は没個性の象徴だよ。
628 :
吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 21:46:13
箱男を読むと、ついつい視覚的に箱男を見た気分になってしまうよね。
ならないな
箱男が没個性の象徴ってのも読めてないんじゃね?
はっきりとこれってのは無いんだからそれぞれ好きに解釈すりゃいいんじゃね?
だからこそ面白いんだと思うし。
633 :
吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 23:26:07
箱男は、ただの浮浪者だろ。アホくさ。
オマエ絶対文学向いてないw
文学って何?
↓ボケて↓
小説は例え話とは違う
>>623 だって数学を解くようなって言ってるからさあ。
小説を読む面白さが仮になくても、
数式エレガントに処理できたらば楽しくないか?
↓ボケて↓
おまえら、そんなどうでもいいようなことグダグダ言ってないで
本でも読んでろ。
>>640 じゃあ、群像連載時の「他人の顔」でも読みます
砂の女でオナニーした香具師いるか?おれは12回した。
砂入ると痛い
箱男ではしたけど砂の女じゃ無理
読解力ない奴は自分で解釈できないくせに達観したがるから困る
↑ナイスなボケ↑
やっとボケたか
649 :
吾輩は名無しである:2006/10/25(水) 01:28:25
昔々読んだ短編で、作者&タイトル不明なのがあり、
たぶん安部公房の作品ではないかと思われるので、ここにストーリーを書きます。
もしご存知の方がいらっしゃれば作者名とタイトルを教えてください
浮浪者の「私」の前を裕福で美しい木矛(きむ)夫人(という名前だったと思う)
が通る。私はその豊かさと美貌に嫉妬し、彼女を破滅に導かんとす。
「私」は「今、世界中でひそかに流行しつつある『カメレオン病』というのがあります。
これにかかると患者は周囲の色に合わせて皮膚の色が変化してしまうのです。
政府はパニックを恐れてこの病気をひたかくしにしています。
私は極秘裏にこの病気の特効薬を所持しています。貴女にもカメレオン病の兆候が出てきています。
この薬を飲むように」
という手紙に阿片をそえて彼女に送る。
カメレオン病対策と称して夫人を阿片漬けにする「私」。
「私」は彼女に会い、肉体関係を持つようになる(肉体関係はあったかどうか不確か)
そしてついに阿片とカメレオン病によって夫人の精神は崩壊し、
「私」を呼んで「体の色があたりの色に合わせて変わってしまう」と訴える。
「私」は夫人に遺産を自分に相続させるという契約書を書かせた後、夫人を死に追いやる。
長くてすみません。
飢えた皮膚/新潮文庫(水中都市・デンドロカカリヤ)
阿部攻防みたいな作品この前書いて学校の賞もらたよ
小説家になろうかなー?
649そこまで覚えててなんで作者名を覚えてないんだ。ワロタよ。
>>649 ワロス
安部公房関連では、かなりハイレベルのボケだ。
655 :
吾輩は名無しである:2006/10/26(木) 01:33:23
箱男を読んで実際に箱に入り1週間街を彷徨っていたら警察に捕まりました。
マジです。若かったな、おれも。
マジかい?それはさすがに、証拠がほしいね。
電波少年でその昔似たようなことやってたな
企画したひとは箱男を読んでいたんだろうね
>>650 ありがとうございます!
読んだのが10年位前(もし10年前なら小学生で読んだことになりますが)で、
その時は安部公房がこんなに有名な作家とは知らなかったので、作者名に留意していませんでした。
親の本棚を探すとまだあったので、読み返します。
>>652-
>>654 一度読んだ本や見た映画はタイトルはタイトルは失念しても内容はやたら鮮明に覚えてたりするもんで。
「飢えた皮膚」は読んだ当時けっこう幼かったせいで、当時としては衝撃的だったので、克明に覚えてるんですよ。
659 :
吾輩は名無しである:2006/10/26(木) 22:53:34
安部公房の良さが分からぬのだが…ダメ?
俺も十代の頃は全然判んなかった、『闖入者』や『壁』はなんとなく
面白いな位に思ってただけで。――大好きになったのはハタチ位に
『他人の顔』を読んでから。
いわゆる「現代文学」の類いを、大した読書量も無い若い人が知ったかして
ありがたがってる方が余程ヘンだよ、気にスンナ。
参考までに若いとき面白かった作品は?
自分は大した読書量もない人(もう若くはないな)だけど、
安部公房は昔からなぜか好きだった
テーマももちろんだけど、文章が耳に馴染むというか、
魅力的なんだね、自分にとって
安部の文章は理知的と評されることが多いが、
自分はとても詩的なものを感じるときがある
特に若い頃の作品に
自分も絶対に理知的では無いと思う。詩的に分類されるんでしょう。
自分はああいう、簡単な事をこねくり回した文章は好きではないが、ある程度のリズム感は見い出す事が出来る。
質問です。安部さんは東大医学部卒となっておりますが、学業の方は…額面通り受け取ってよろしいのですか?
665 :
吾輩は名無しである:2006/10/27(金) 18:14:10
理知的というより理屈っぽくて、そのくせ感傷がフッと顔を出すね。
手塚治虫の『七色いんこ』だかいう漫画に箱男が紹介されてたと思うから、電波少年の関係者はむしろそっちを読んだかもしれない。
手塚は安部に同じ医学部出身ということで親近感があったのかもしれない。
「箱男」じゃなくて「棒になった男」(の『鞄』)ね。
俺は七色いんこ読んで興味持って初めて安部公房読んだなぁ。
668 :
吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 01:12:16
SFについて手塚と対談してたよ。
安部は漫画表現にあまりいい顔しなかったみたいね。
669 :
吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 02:13:17
お勧めの全集は?
お勧めじゃない方と違う全集
671 :
吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 17:18:44
「チチンデラ ヤパナ」と「砂の女」の関係(成立過程など)は全集にあたればわかりますでしょうか?
672 :
吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 18:55:08
全集って、本冊には安部のテクストのみ収録してるからね(対談含)。
全集だけじゃ難しいかも。
, ';;,.. ,;;' ';;,,;'' ,,;' ,,;' ,
, ';; 、--ゝヽM,.ィ''Z-z_ ;;, ;;;'
';; ';; ,≦ ,. -- 、 _, -- 、 ≧ ;;; ,;' おい公房!
. ';;; ∠./ ニ.ヽ.二 r',.ニ ヽ.ゝ ;;' ..,,::' さんざ
' ;, '';; イ ,,._ `ー-‐' _,,」 ヘ ;;;'' ..;;;'''' 引っ張って
,, '''::;;;; { { \、!i.j !,〆´ ij~ } } ;;;;;;'''' ..,,. ‥‥‥‥
''''::; ;;' ,⊥} f〜=。y` 'v。=''ラ {⊥、;;;;;'''' . 砂の女
''::;;::;;;;;; {に|| ij `ミニ( @ ゚ )≧彡 , |l^j.} ;;;;;,,,,,;:'' なんじゃっ
,,,;;;; |.L.|! 'r*二( @ ゙’ )ニ#ヽ |りノ ;;;;;;;;;,,,,..,,.. ‥‥‥‥!
,,;:'''''_,,.. ゝ-=ニ,二_",ニ=ニ、゙_、二ニ=ゝ..__ '''':: ,,
¨ ̄ ./ .|.l {_T」⊥エlニlエ⊥Lj〕.!|. ヽ. ゙̄¨ この決幕は
::....::::!::.. .::l l . ' ___ ~ij~ j.!::. ..::i::...::..: ‥‥‥!
:::::::::|:::::::::::::! ヽ. v  ̄ ̄ ゙ ノ ノ::::::::::::|:::::::::
::::::::|::::::::::::::|ヽ `' ー-----‐ '´ /:::::::::::::::|:::::::::
つ日常
すみません質問です。
ネット以外での全集中古の相場ってどの位なんでしょうか?
状態に特に問題のない全集が7万五千円で売っていました。
ネットだと八万円以下の物を見たことがないんですが、安い方なんですかね?
>>675 公房の全集?
だったら、実際の古書店でも既刊本全て(実質全冊)で
8万から10万円前後はするんじゃないのか?
箱とか月報とかがちゃんと付いている、完全な美本だったら
大抵の場合は8万円から10万円前後くらいしてもおかしくはない。
でも、金があるなら新刊で新品買うのもいいかもね。
たしか公房の全集って、まだ新刊書店でも買えるんじゃないのか?
今さー箱男の1/3くらい読んだんだけど、
意味がわかんない・・・難しいorz
なんか頭おかしくなってくるんだけどワケワカラン
馬鹿にされるの覚悟で書くけど
箱男Aとカメラマンだった箱男は別人だよね?
>>677 いいから最後まで読め
それからもう一度読め
>>677 わざわざそんなかったるい本読むな。
つ村上春樹
つ阿佐田哲也
>>677 安部の意図としては、最初の三分の一は誰でもわかるように書き、
そこから後半で崩していったと思われる……
>>677 新潮文庫を手にしているのならばだが、
どうしても分からなければ末尾の解説を読め。
一応、オーソドックスな読み方が説明してある。
682 :
吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 11:40:34
箱男を高校の現代文のように理解して読もうとするやつには芸術のセンスがない
高校の現代文ってどんなんスかwwwwwwww
終局的に意味に到達するというのは日本の国語教育のなんたらかんたら
なんつーか、解説読まなきゃ楽しめない本は、
少なくとも自分にとっては読む価値がないと思ってる
>>685 いや、それはオマエのスペックが低いからだろw
688 :
吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 18:20:50
箱男は所々に挿入されるエピソードがすばらしい。
掌篇小説集の趣さえある。
>>685 それで良いと思うよ。
楽しめなきゃ、あまり意味はない。
>>685 『箱男』を楽しめないなんて可哀想( ´Д⊂ヽ
君が文学好きならば、かなりの損をしていると思われ
691 :
677:2006/10/31(火) 22:51:02
レスくれた人ありがとう。
昨日2/3ちょいのとこまで読んだんだけど・・・
めちゃくちゃ面白いよ箱男!!まだ最初の方はワカンネって感じだけど
箱男と医者の言い合い
(僕が書いてる文章だ!)
(いや君が書いたとは限らない)
らへんがなんかすごい面白いよ・・・文才なくてスマソ
安部さんの文章は本当にその状況にいるような感じができてスゴイ!
またちょっと読んできます〜
意味があれば、読む楽しみもない
695 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 03:23:04
あの文章は痒さに近い感情を表現している。
696 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 05:21:04
ユーキッタン、ユーキッタン
砂の箱船さくら丸の燃え尽きた他人の密会ノートそっくり間氷期。
698 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 12:56:46
安部公房って数学の公式を文中に出したりして、一々理系な事するのが面白い。
699 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 13:07:38
それが得意分野だからでしょ
でも、淡々としてて退屈なのが多いよ
>>698 私立文系な俺は、そこにシビれる、憧れるぅ!(AA略
『砂の女』で冒頭、主人公が7年経って死亡認定された
って記述があるから、つまりあのまま部落に定住したってこと?
溜水装置とか女とかどうなったんだろうね
>>701 法的に死んだことしかわからない。
だから、順平タンが、箱男として都市を徘徊していてもいいわけさ。
あの主人公は一種の悟りを開いたから、部落に居ることが問題じゃなくなるんだよ。
>>702 そうか。。順平も『燃えつきた地図』の主人公である興信所員も
箱男になってしまったんだと考えると、なんか面白いな
>>673 むしろ燃えつきた地図にそれを言ってやれ
まあ1-2-3章のバランスが悪いんだよね。1章はいいとして
2章が長い、というか3章が短すぎて順平の心移りの変化が急展開すぎるから
後書きにあるような部落への順応とかを感じさせない。最後の数ページで
溜水装置見つけてめでたしめでたしみたいな。
「他人なんてどうでもいいじゃないですか」とか3章の台詞や描写自体は逸材なんだけどさ…
逸材?
たとえば「女を通してむきだしになった部落の顔らしい」の一連とか。
こういう描写をもうちょっと速くに見たかった。
709 :
708:2006/11/01(水) 20:39:49
ああ、逸品のことか…(´・ω・`)
大分前に砂の女読んだが部落があの部落だとは思ってなかった・・
まぁ読解にはあまり関係ないけどさ
711 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 23:15:00
安部にはまって、その後、村上春樹にはまった。
両者に面識はあったのか?
どちらが文学的か?と言われればやはり安部だろう・・・
春樹の、ねじまき・・・は、かなり良いが質が違う。
712 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 23:22:43
戦後派がある意味頂点だったと思うよ。
大江とか春樹は宗教的でしょ、ある意味。
龍が「マクロからミクロへ」みたいなこと言ってたけど、春樹信者なんかにはそこら辺分かってない人が多すぎる。
基本的に春樹は好きなんだけど。
モダニズムの観点からみれば戦後派は凄いけど、自然や生活様式も含めたトータルな「文化」としての文学は近代化以降、徐々に下がってきてるらしい。
らしい?
>>711 ワンダーランドはすわ安部の後継者かと思ったよ俺は。
全然違う方向に行っちゃったけど。
まあ戦後昭和中期〜後期の日本文学が世界に誇れるのは事実。
そして平成に入ってからは誇るほどのものでもない。
やいおまえら
ちょっと聞きたいのだが
なぜ小説を読むの?
718 :
吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 00:52:58
明治の主流派や戦後派なんかはヨーロッパ的なんだよ。
団塊の作家はアメリカ的。
つまり、世界に合わせてる。
戦後派の大岡昇平『野火』の文庫版解説に「日本の現代文学に初めて小説と呼ぶに足るものが現れた」みたいなことを書いてるけど、やはり戦前を否定しようとしてるよね。
モダンってのは伝統の否定を原動力に発展してきたが、もはや否定する伝統は残されていない。
そこに本があるから。
720 :
吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 00:56:33
2ちゃんねる、なんか文化のみじん切りみたいなものじゃん。
>>718 ダウンタウンも大物に噛み付いてた頃が一番とんがってて面白かった
それと似たようなもんか
いまや自身が大物になってしまい、比例してつまらなくなった
ギャグも無難なものになってしまってるし
722 :
吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 01:03:07
いや、判例さえ覚えれば何も考えなくていいという
あの法学関係者では?
723 :
吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 10:17:14
>>716 阿部とか舞城の小説は分裂症的で、ある意味世界の先端をいってるかも。
たしかに野茂とホモの違いがよく分からない
オス誤爆しましたオス
『死に急ぐ鯨たち』を読み始めたのだが、
どこかのくだりで安部公房が比較文学について
辛辣なことをいっていたね。
大学入りなおして比較文学をやろうかなぁ、なんて
考えたりもしていたので結構ショックだった。
727 :
吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 19:30:37
>>726 現在大学で行われてる比較文学は、対象も方法も多岐にわたってて、
良し悪しは別にして、古典的な意味での比較文学とは似ても似つかないものが多いよ。
安部公房が信頼しないといっていたのは、昔ながらの「影響関係」を辿ったりする比較文学だったんじゃないかな。
>>727 レスありがとう。参考になりました。^^
安部は比較文学とか以前に、大抵の文学者に辛辣。
730 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 06:46:37
キーンさん
731 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 09:29:09
>727
気狂い。
昔スパ!っていう雑誌にうろ覚えだけど「ニート・無気力な現代の若者が好む作家」
に名前を挙げられててショックを受けた
何にショックを受けたかって言うと
あたってるやん!俺のことやん!
という意味でした
安部公房の作品はとてもすきなんだけど、どういう意味で魅かれてるかといえば
乱暴に言っちゃうと「他人事とは思えない」んですね
とくに、「方舟さくら丸」のモグラは思考回路が俺にそっくり。容姿も最近
だんだん似てきたし、このままいくとどうなるのか、我ながら興味深いですw
734 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 19:58:52
公房や春樹みたいな仮想世界に浸ると、現実が嫌になるから、8:2(適当)位の割合で読むべし。
何が8かというと、リアリズム小説。
でも、現代社会自体が仮想世界だから似たようなもんか。
736 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 22:32:20
ドストエフスキーの愛好会でドストエフスキーの会というのがあるけど安部公房には
そういうのないのでしょうか。定期的に安部研究本出しているとこありませんか。
むしろ現実そのものを嫌というほど書き出してるのが、
砂の女であり、さくら丸であり、箱男や密会であるんだろ
738 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 00:19:11
箱男なんて、もはや予言。
密会も年金保障制度の行き詰まりまんまだし。
絶望の作家だね本当に。
方舟さくら丸のラストシーン、どんな風に解釈したらいい?
740 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 04:07:59
>>739 そして考えることをやめた、か・・・
ずっと密室で話が展開してきて最後に「ぼく」が方舟から外に出るところは
ユープケッチャと重なるような気がするのだけども・・・
好きな作品なのにうまく説明できない・・・orz
現代社会の問題を感じるのは、安部公房、日野啓三、開高健辺りだな。
742 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 07:01:42
743 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 18:23:10
『死に急ぐ鯨たち』読み終えたけど、これって最近の風潮を加味すると、
絶対に復刊なんてありえない気がする。。
>>743 「桜は異端審問官の象徴」のことかな?
あの文章は右だろうが左だろうが、偏りすぎてる人には受けないだろうね
>>744 そう偏りすぎている人にはダメだと思う。
右ではないといったら、おまえ左だな逝ってヨシみたいになりそうだし、
その逆もしかり。。
確認し直したら「サクラは異端審問官の紋章」だった。
あとは、「シャーマンは祖国を歌う」もあったね。
>>745 俺なんか、よくネット右翼と言われるのだが、久しぶりに
読み直してみたら、同意できることが多いことw
俺も≪死刑執行人に罪は無い≫あたりまではつまんないと
思って読んでたけど、≪Cの場合≫から≪開幕五分前≫
の流れでなぜか感動した。
自分がどうして・何に感動してるのか、
さっぱりわからない、突発的・不連続的な感情だった。
思えば、あのときから本を「読む」のではなく「楽しむ」
という考えが身についたような気がする。
749 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 01:45:39
若い頃は極左だったが
750 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 02:03:00
2ちゃんの祭りやブログ突撃は、安部に言わせれば儀式的?
祭り
字面の通りだと
752 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 04:49:00
作品の登場人物には何故魅力があるのか
本当に全く魅力のない人間を主人公に据えたら
そんな小説は退屈で誰も読まないから。
754 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 06:20:27
いや登場人物。
彼の作品に登場する人物はとてもしっかりしている。
755 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 07:06:30
まったくキャラがたってない
しかも難解
こんな人はいずれ忘れられる
756 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 08:40:20
文章力がないから難解になる
読解力だろ。
難解っていうなら埴谷雄高を読んで欲しい。
戦後派の中では、安部は読みやすい。
人間描写がすごいへたというか
そこは、医学的なところを表現してる。
『壁』に
シャツの前をはだけ、見様見真似の医者の手つきで、打診してみました。
その音は、ポンポンと痴呆的にひびきました。
ふいにぼくは淋しくなり、ベッドの上でうなだれて、両手で胸をおさえました。
ただの空虚感ではなく、ぼくの胸の中は実際に“からっぽ”になっていたのでした。
とあるけど、そういう心を失った人間を表現してる。
キャラ立ちとかそういうのはマンガ、アニメでいいっしょ
『死に急ぐ鯨たち』ネタなら、劇画についても手厳しいことを安部は言っていたから、
漫画やアニメヲタにも受けないだろうなw
しかし、今も昔も右脳型人間がもてはやされているけれども、安部公房は右脳型
だったのだろうか?それとも左脳型だったのだろうか?
文庫の解説で養老孟司は、安部公房は論理的な作家である、と述べているけれども。
安部は右脳だな
大江、三島は左脳
三島と大江は近親嫌悪に見える
764 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 20:03:32
養老たけしなんて超うさんくせぇ
でも安部と養老はガチで親交があったんだろ?
どっかの自称弟子とかなら超うさんくさいけど、さすがに
養老をうさんくさいというのには抵抗がある
>>763 三島の比喩とか描写の巧さを読んでいると、てっきり
イメージ豊な右脳型かなあ、なんて個人的には思ったりも
してたけど、左脳型なのか。
まあ、確かに三島の作品(小説)には論文めいたところが
あったりするし、論理派なのかもしれんね。
まえのレスにもあったけど、安部は数学も国語も達者だった
頭脳の持ち主らしいから、ちょっと特殊な頭をしていたのかも
しれんね。
おまえら、こいつを神様みたいにあがめてんのか?
ほめ過ぎ
よし、じゃあケナせ
このスレは便所の落書きに騙される様な766みたいな馬鹿ばっかで構成されているのだ
べつにいいじゃないか。
それはそれとして会話したって。
772 :
766:2006/11/05(日) 23:52:57
バカで悪かったなw
(∩´∀`)∩ワーイ
773 :
763:2006/11/06(月) 00:18:47
(´・ω・`)イメージで言ってごめんよ…
775 :
吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 20:33:40
三島は右脳だろ
776 :
吾輩は名無しである:2006/11/07(火) 19:49:24
大江が左脳なのだけはガチだと思う。
戦後派はみんな左脳だろう。
新潮文庫の背表紙(?)のところが、水色のと銀色のが
あるけど、最近改版したかどうかで色が違うの?
今全集の一つ目問題下降による肯定の批判を読んだ…最初の三行くらいでかなり気負いしたんだが
段々と突飛な例え、断定的な語調が可笑しく思えてとても気に入りました。この方こういう作風なんですか?
780 :
吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 05:08:49
作風は変わりまくった人だが、一巻から後の作品群の萌芽が見えてると思うよ。
一応、デンドロカカリアまではそんな作風だと思う。
高校生のときに書いた文が晒しageされるとは思っていなかったかもな。
782 :
吾輩は名無しである:2006/11/10(金) 11:17:25
本人は晒しだと思うだろうね。
かなり嫌だと思う。
詩を書いてたことも隠してたし。
全集はキーンの嫌がらせ
じゃあ、俺らにとっちゃキーンの嫌がらせマンセーだなw
785 :
吾輩は名無しである:2006/11/10(金) 20:45:08
当然、別巻が遅れているのも嫌がらせなのだろう。
ファンならば、無神論者安部公房の怨念とは言うまい。
786 :
幼女狩人:2006/11/10(金) 21:14:03
そりゃ困るぜwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww俺様の全集にアリで書いた小説が追加されるのはなぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
787 :
吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 02:43:54
創作ノート類やメモはマチさんが大部分焼き払ったんだよね。
./  ̄/〃__〃 /  ̄/ /
―/ __ _/ ./ ―― / /
_/ / / _/ _/ /_/
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| + マチコ…俺は果林としけこんでいたのに…キーンは早くこっちにこいや
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| +
\ `ニニ´ .:::::/ +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
笑う月のイメージ、なぜか共感できる…
不気味な化け物に追い回される夢はやたらと見ていた
最近はとんと見なくなったが
いったい、どういう意味があったのだろう、あの夢には?
ちょうど今日、自分がネジでできた人間になる夢見た
高校の時の先生に会ったんだけど「人間のいるとこに来るんじゃねえ」とか言うの。結構怖かった
カミュの「追放と王国」の中の「ヨナ」と、
箱男の中のショパンと呼ばれる切手制作者のくだりは
屋根裏部屋で制作する芸術家のイメージがよく似てると思ったんですが
安部公房はヨナを念頭に置いてこの章を書いたんでしょうか?
書いたんでしょうかって言われても
作者以外そんなこと分からないと思うが……
そのことについて書いた随筆かなんかあれば別だけど。
793 :
アル中 ◆d0/Lq9VlKQ :2006/11/12(日) 23:15:19
安部公房なんかカミュ嫌いそうだな。
794 :
吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 23:40:20
安部もカミュも人間存在の“無意味”性を追求する作家だと思う。
795 :
吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 23:42:15
でも、“無意味”から“実存”が始まるって立場でしょ。
おそらく。
いかにも詳しそうに言ってしまったけど、実は『壁』と『異邦人』しか読んだことなかったりします。
797 :
アル中 ◆d0/Lq9VlKQ :2006/11/12(日) 23:55:55
かみゅは俺もたいした読んでないけど、
確かシー種歩酢で、だったか南下のエッセイでだったか、
あー超人思想。みたいなことを行って手ね。
工房もニーチェ読んでたらしいけど、
大学くらいで卒業したんじゃないかね。
工房はかみゅなんかよりもっと不快よ。
はいNG登録
799 :
吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 00:57:30
安倍は村上春樹のパクリだと文学ヲタクが力説します。本当ですか?
日野啓三は短篇で安倍と春樹をパクってるよ。
>>799 ぱくってんじゃないの?
その「安倍」ってのが誰なのか知らないけど
首相も知らないのか。
今日箱男買いにいって、帰って読もうとしたら
砂の女だった。
もう持ってる\(^o^)/ビビタ
ダブった\(^o^)/オワタ
805 :
吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 08:10:58
一応、安部公房のファンだけど、『壁』は今でもチンプンカンプン。
分かる人、誰か教えて。
分かったフリさえしなければ分かんなくてもいいんだよ。
あと、こんなとこで訊くよりは図書館に行って研究漁った方がはやい。
>>805 考えるな
生きていれば、君もそのうちにカルマ氏のような状況に出会うさ
ようするに、誰も彼も他人のことになんか、真面目になれないと
809 :
吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 00:52:53
安部公房と村上春樹の書籍だけで他はいらない。
810 :
吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 01:03:54
社会を終末に導くようなラインナップ。
安部の書籍読んだらマルケスとか読みたくなる
>>809 典型的な現代っ子ですな
まあ 俺もそうなんだが
俺ならそこに、カフカと稲垣足穂と筒井康隆を加えたいねw
そんな現代っ子はいねぇw
でも三文小説の消えた世界には行きたいな〜
高尚な書物のみが並ぶ本屋。
>高尚な書物のみが並ぶ本屋
レイ・ブラッドベリだっけ?
華氏451。
アレを思い出した
815 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 03:50:27
ブラッドベリは高尚な本も燃やしちゃうんだっけ。
そういうジャンル作家と安部の世界って近いよね。
人間そっくりとかカフカってよりディックっぽい。
816 :
814:2006/11/15(水) 06:18:58
高尚な本とか低俗な本とか区別して
目障りなものは抹殺しようとする
そういった考え方に対する皮肉のつもりだったんだがな、ブラッドベリ
高尚な本とか三文小説とかいっちゃう奴は反吐がでるね
誰かが心血注いで書いた作品を低俗だのなんだの決め付けやがって
てめえは一体何様のつもりですか
817 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 07:48:51
心血注ごうがつまらんものはつまらんしなぁ…。
物理的に世にある全ての本を読めるわけないし、
誰でも区別して本買ってると思うよ。
ここらで眩暈が起きる。
>>813-814 高尚だとかいって選り分けても、働き蟻の法則みたく、
813のような人間にとっては、結局はまたそのなかで
くだらい三文小説のようにみえる作品がでてくるんだろうな。。
>>818 カネッティ?
高尚とか低俗なんて尺度で語る奴は自分が神にでもなったつもりで居るんだろうか。
俺は面白いか面白くないかでしか論じない事にしている。
>>817 いや論点ズレてるって。
読んだ本を評価する権利は誰にでもあるけど、SFやラノベは三文小説だから燃やしちまえってのはまた別の話。
822 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 14:44:00
>>822 政治経済 [創価・公明] “またまんまと騙されて【創価・公明】板に来たなw
824 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 20:35:21
三文小説の消えた世界に行きたい、とはあくまで空想です。
安部と春樹だけあればいい、というレスからの流れで書きました。
現実的に焚書を支持する意志はありません。
あと高尚、低俗という個人的な区分になぜケチがつくのかわかりません。
>>824 君のカキコ自体が「低俗」だから、ケチがついたのだよ(゚Д゚)y─┛~~
826 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 21:02:56
「低俗」なものを区別して「低俗」なものにはケチを付けていいんですか
827 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 21:03:33
どうでもいい
828 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 21:04:37
高尚や低俗って言葉は君が思っているより遥かに重いっつーことだよ。
830 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 21:13:41
とりあえず真面目じゃないことはわかりました。
831 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 21:20:12
よほど悔しかったとみえるw
キミも安部公房が好きなら、ゴミに魅力を感じるはずだw
834 :
元祖箱男(ショパンの父):2006/11/16(木) 00:16:22
「箱男」を読み終えた勢いで
「砂の女」「壁」に取りかかる
しかし箱男の印象があまりにも強烈で
精神的に落ち込んでいるときなど箱を被った己の姿を想像してしまう・・・
昼休みには
「女教師から痛烈な反撃を受けた少年Dは、そのトラウマで箱男になってしまった」
などと想像してしまう。
835 :
吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 19:45:07
本の持つ生命は、読者の攻撃によっては破壊できない。
本を殺せるのは、その本の登場人物(内容)、そしてその人物の来世や前世(内容の系譜)存在。(=見えないつながり)
本を最初から物体としかみなしていないものに、なぜ本を殺すことができるのか?
ものを殺す手段はない。物を壊す手段はあるが、生き物は壊すだけでは殺したことにならない。
そして人間を「殺す」のは「人間」だけ。
836 :
吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 21:41:04
アンドリュー・ヴァクス「フラッド」にモグラというテッキーが出てくる。
地下室に住んでいて他人とまともに口が利けない。売春婦にからかわれて
赤面する。さくら丸の船長ともろかぶる人物造形。モグラファンは読んで
みてほしい。
837 :
吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 22:04:14
>>655 完全な倒錯者だな・・・いまどんな生き方をしてるかが知りたい。
838 :
元祖箱男(ショパンの父):2006/11/19(日) 10:04:56
>>655 そんな事をやれば箱の呪縛から抜け出せなくなり
リアル箱男になってしまうぞよ
箱に入ったことを思い出す
↓
箱が恋しくなり段ボール箱を入手
↓
箱無しでは生活できなくなる
↓
ある日、箱をかぶったまま、そっと通りにしのび出る。そしてそのまま、戻ってこなかった。
パソコンのディスプレイ=箱に開いた覗き穴
いまや一億総「箱男」時代ではないのか
箱男は、箱男という存在=メタフィジカル、中に入って動いている人間=フィジカル
の図式が重要なので、パソコンから覗いているだけだとちょっと能動性が足りないかな。
>>840 チャットサイトでの客が多少それに近いかな?
10年早く死んでしまったことの意味は大きいな
843 :
吾輩は名無しである:2006/11/22(水) 18:53:08
あと十年したら砂の女以外みんな絶版の憂き目に遭ってもおかしくないだろう。
それを避けるためにはコミュニティーを盛り上げるしかない。
844 :
吾輩は名無しである:2006/11/22(水) 18:57:36
そんでも講談社文芸文庫あたりが拾ってくれるんじゃね?
まあ一冊1700円くらいにはなりそうだけどな。
10年後じゃ2000円超えてるかもな。
845 :
吾輩は名無しである:2006/11/22(水) 19:01:11
図書館つかえばいいでない?
そこでネットですよ
大江は最後の仕事として、埋もれ逝く昭和の作家たちを持ち上げろ。
そして視ね
大江の公房絶賛っぷりは異常
まあ過去の話だが
849 :
吾輩は名無しである:2006/11/24(金) 15:23:25
先日の崖の犬報道を見ていたら、「なわ」を思い出しちゃったよ。
どこか懐かしくもあるが嫌な光景だね…。
850 :
吾輩は名無しである:2006/11/24(金) 16:08:07
>>八四七
ハッキリと云はせてもらふが、君は、また漢字を間違へてゐる。
此れは小學校低學年で習ふ筈だ。
其の「視」は、見るといふ意味で用ゐられるのだ。
生命の終りに關する場合は、同じ音でも「死」と書く。
「氏」を使つてゐる者も時折居るやうだし、どうやら間違へ易い漢字のやうだ。
今後は氣を付けなさい。
851 :
sage:2006/11/24(金) 18:11:25
ここ、定期的に覗いてるひとは何人くらいいるんだろう
俺は一日一回、特に意味もなく覗いているんですが
853 :
吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 23:50:11
意味もなく・・・そういう習慣にこそ自分の嗜好性とか、
志向性とかの隠された本質があると思うんだよね。
これは一般化できる部分とできない部分があって、
できる部分は俗に行動心理学と呼ばれてるわけだが、
できない部分を俺は個人の「性質」と呼んでいる。
これに言語的な思考とか他人から拝借してきたという
自覚のある考え方が加わると「性格」になると思うんだが、
まあその考え方でいけば、性格は改変の余地があっても、性質は変えられない、
もしくは変えることで多大なハンディを背負うことになると個人的に思うんだけどね。
あなたの性質が絶望を呼び起こすようなものでないことを願う。
854 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 03:00:19
長いのは、人間そっくりしか読んだことないけどこの人の作品の中では傑作に近いほう?もっと面白いのある?
855 :
吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 03:12:38
大江の安部さん絶賛の理由は、自分が最高権威を獲得したからだね。
皮肉だね。
難しい内容を、難しい言葉で伝えるのは簡単
難しい内容を、平易な言葉で分かり易く伝えるのは技術がいる
要するに何が言いたいのかというと、
>>853 日本語でおk
>>856 まあ、誰でも知ってることを平易な言葉で伝えるのは簡単だわな
>>854 個人的には 中の上 か 中の中 くらい。
少しでも面白いと思ったなら、代表作から色々読んでみ。
859 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 01:51:40
>>849 弱者への愛には、いつも殺意がこめられている・・・
860 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 03:30:35
>>853 横レス。趣味の云々を柄谷が漱石に引いて言っていた記憶があるけど、きみの言っているのは科学的か。
861 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 03:31:39
書くことは暴力な気がする
862 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 03:33:09
はぁ?
863 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 03:58:47
>>858 サンクス。かなり面白いと思ったというか、変な感覚に取り付かれた
上にあたるのは何がある?
暴力にもなりうるし、それをふせぐ盾にもなりうるのでは?
全てを燃やす炎にもなり、渇きを潤す水にもなり、
母なる大地にもなれば、吹き抜ける一陣の風にもなりうるだろう
しまった、またかっこよく決めちゃった
へへ☆
865 :
とりあえず志ねとか言わないように:2006/11/28(火) 04:11:24
>>863 個人的には「壁」の狙いすぎるくらい狙った感じが好きです
あとは、やっぱり「方舟さくら丸」は外せないなあ
象徴的なイメージの断片が鮮烈で、色々想像しながら読むのが楽しいですね
>864
そういうのかっこいいと言わねー、くっせ〜〜!という。
オサーン?オバハン?30年以上ずれてるんじゃね?
867 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 04:31:42
くっせ〜というか、照れ隠しなんだけどナ
とりあえず素直に謝ります。ゴメンネw
868 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 05:37:34
869 :
858:2006/11/30(木) 00:56:29
>>863 代表作としてはやっぱり『砂の女』『壁』
俺は『他人の顔』『箱男』が大好きだ。
あとSF系統でなら『第四間氷期』
870 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 09:46:00
このやりとりデジャヴュだ。
次回からテンプレつくりますか。
>>848 大江の場合、高校時代(?)に壁よんで安部さんのファンになったとか言ってたよな
でも、まあ、逆に安部も結構、大江誉めてるじゃん
大江健三郎の新潮書下ろし純文学作品「個人的な体験」「同時代ゲーム」の函裏表紙
に安部の推薦文が載ってたりする
ま、「個人的な体験」は世間的にも傑作だから安部が推薦文書く気になるのも分かるが、
「同時代ゲーム」は評論家とかに叩かれまくって、未だに価値が認められてない作品だろ
晩年の巨匠・小林秀雄には「わけわからん」とか言われるし。
誉めてるのは安部と、「同時代ゲーム」を境に大江ファンになったとか公言してる筒井康隆くらい
逆に安部の作品にも大江の推薦文とか載ってる
70年代くらいまでは純文学の第一線的存在として、お互いに認め合う関係だったんじゃないか
それに、キーンが安部と仲良くなったきっかけも大江の紹介らしいし、当時は相当親交があったんだろ
キーンいわく、安部が認めてた日本の作家は三島と大江だけみたいだったらしいし
まあ、安部はインタビューとかで、椎名とか島尾のことも誉めてるけどね
872 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 10:48:16
吉本隆明は安部公房に批判的だったらしいけど
どんな内容だったか知ってる人います?
なんか大江が、小説を書くことを車かなんかを作ることに例えて公房を評してた話があったような気がするんだが
詳細分かる人いる?
>873
三島だったと思うが、安部の小説について、「スクラップから戦車を作るが、
結局まともに動かないまま終ってしまうような小説」といった趣旨のことを
言っていたと思う。詳しくは、全集をあたってくれ。
戦車だったか。おかげで見つかったよ
大江:ニューヨークのホテルで三島由紀夫さんと会って、食事に誘われたことがあります。
「フォー・シーズンズ」という店でしたが、その時、僕は『燃えつきた地図』を褒め
たんですね。三島さんにとって安部さんはもっとも愛していた作家のはずですが
自分以外の作家が褒められることを彼は・・・・・
辻井:あんまり好きじゃない(笑)。
大江:安部さんもそうでしたけどね。
辻井:そう。
大江:その場で安部さんを否定はしない。しかし、褒めるような形で安部さんを滑稽化すると
いうのが三島さんのレトリックなんです。「安部公房は、そこらへんにあるものを使って
手仕事でもって大きな戦車をつくるんだ。普通の人には戦車なんかできないよ。そして
290頁目に、ついに彼は戦車を完成する。大江君は300頁まで小説が続くと思うだろう。
そうじゃないんだ。291頁目で、その戦車はガクンとエンコする。」 そこで僕は、「290頁
までに戦車をつくるのが天才なんだ」と言ったんです。その夜は、不機嫌な三島さんと別れ
ることになりました(笑い)。
すごい自意識過剰だなあ。それくらい往っちゃってる人ばっかか。
877 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 04:34:54
「俺の書く物が一番すごいに決まってる」くらい思ってる人でないと
作家になろうとは思わないだろうし、なっても成功しないのでは?
実力が伴ってないひとはこの場合実に悲惨なことになるわけだが
2ちゃんで売れてる作家を叩くのが趣味とかね
個人的には、そういうひとキライじゃないけど
>>875 このスレとは関係ないけど
大江は石原慎太郎とも実はナイスな関係であったというのも
それみると、本当なのかなとおもうよ。
>>878 最も考え方の違う友人、だっけか。
書評も全否定してるのはあまりないね。
安部の石原に対する批評はどうだったんだろう。
もちろん、安部の場合「黙殺」がもっとも厳しいわけだが。
880 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 20:50:18
なんかの対談で、石原にポーをB級呼ばわりされてたから…
多分都知事のこと嫌いだろうね
881 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 20:56:25
ポーがB級なら、慎太郎はZ級だろ。
チンポで障子を破いただけじゃん。
882 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 00:28:23
そんなに心狭くないだろ。
「フン。わかってねえなあ」
くらい思ったかもしれないが
883 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 10:50:42
作家としてはまず大嫌いな部類に入るでしょ。
石原は祖国を歌うシャーマンだし、人間としても嫌いかもしれない。
芥川賞の評でも空気読まずに、ひたすら国家について論じてる男を好きな作家はいるのかね
「わが人生の時の時」は傑作
886 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 17:15:42
そろそろ日本も正式に軍隊を持つべきだろうか
どう思う?
戦車の中でフェラしてもらいたい
888 :
吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 18:04:06
わが人生の時の時の時の時の時の時の時。
と、おもいうかべて、いったいいつおわるんねーん!と心におもいうかべて笑ったことがあるひと
きっといるはずw。
別にちゃちいれてるわけじゃないよw。
889 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 21:50:55
「おわるんねーん!」て初めて聞いた
「おわんねん!」なら聞いたことあるけど
いかにも東京人が、大阪弁使ってみましたって感じだな
891 :
吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 03:50:43
安部って満州の生まれだっけ?
話し言葉は標準語だったのかな、やっぱり
>>890 まあ、関西弁を小ばかにしているだけなんだけどなw
>>891 東京生まれの満州育ち、本籍は旭川らすいよ。
894 :
吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 21:59:20
バ関西人必死だなw
公房好きならキリコも好きだよな?
「おわるんねーん!」とか言ってる奴は臭いからもう書き込むなよ
うんこ関西人とうんこ関西弁w
899 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 19:45:50
安倍作品で関西弁のせりふってあるっけ?
文学的なミュージシャンスレで鈴木茂に「砂の女」という曲があると知りました。
だれか感想教えて。できれば歌詞をちらっとみせてください。松本隆作詞とか。
901 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 20:31:18
きもいのが一人粘着してるな
関西人ですみません(´・ω・`)
903 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 21:46:37
関西人って何で日本語が不自由なんだ?
まともな日本語喋れや
904 :
吾輩は名無しである:2006/12/07(木) 13:59:03
888
磯野キリコ。
フリオ・キリコ
908 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 03:48:04
キリコといえばブラックジャック
はぐれこきりこ
ナナナン
旋盤の切り粉
912 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 22:20:38
うろおぼえ
「たとえばタブの場合」?こんな題名だったかな
タブっていうものとA氏とB氏の関係を書いたもの
こんな話、どの本に収録されていったけかな???
笑う月
914 :
吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 23:04:32
>>913 ありがとう
持っているはずだが・・・みつからん orz
笑う月面白いな
公房好きにしか薦められんが
916 :
吾輩は名無しである:2006/12/12(火) 07:05:32
人気作家って誰?
917 :
じゅぬぽ:2006/12/12(火) 07:22:44
>>913-915 笑う月といえばワラゲン。確か戯曲の「快速船」にもワラゲンの名前が出てきてたな。
919 :
吾輩は名無しである:2006/12/13(水) 14:43:19
「箱男」は全集の何巻に収録されてるのか、
誰か、おしえてください。
920 :
吾輩は名無しである:2006/12/13(水) 15:18:50
全集の内容検索はBK1が便利だよ
921 :
吾輩は名無しである:2006/12/13(水) 15:30:20
ありがとうございました。
おかけで見つかりました。
24巻でした。
922 :
吾輩は名無しである:2006/12/14(木) 03:14:17
方舟さくら丸で、家伝の宝物展示即売会で売っていた品物を
本を見ずに教えてください
よろしくお願いします
━,.
━━一.
>>922 バナナの皮の粉末・亡き夫の切手コレクション・蓄音機の竹針カッター・
ガラス製のなにか・蒸気砲・象の鼻に塗る軟膏・・・あ、あとをたのむ
927 :
吾輩は名無しである:2006/12/16(土) 18:10:06
>>922 材料
ダンボール空箱一個
ビニール生地(半透明)五十センチ角
ガムテープ(耐水性)約八メートル
針金約二メートル
切出し小刀(工具として)
(なお、街頭に出るための本格的身ごしらえには、
他に使い古しのドンゴロス三枚、作業用ゴム長靴一足を用意すること)
村上春樹ってどこがいいの?
ここで聞くな
安部公房のどこが悪いの?
信者
932 :
吾輩は名無しである:2006/12/17(日) 18:42:53
自称弟子
本人の悪いところが全く出てこない。
やっぱり公房先生は最高だ!!!!!
934 :
吾輩は名無しである:2006/12/17(日) 19:48:17
グーグルEarth見てると方舟さくら丸を思い出すなあ。
>>934 核戦争になったらサーバーごと無くなるのは違うところだな。
あの飛び出してくる写真、いまだに成功したためしがない。
というか、ろくすっぽ試していないw
なんか想像しただけで気分が悪くなりそうで。。
937 :
吾輩は名無しである:2006/12/18(月) 11:49:46
あれは前に視力upするってんで流行ったよね。
938 :
吾輩は名無しである:2006/12/18(月) 19:44:56
むしろ、目が灼けそうになって悪くなったね・・・。
939 :
吾輩は名無しである:2006/12/18(月) 19:52:58
ステレオ写真と言えば赤瀬川原平
デンドロカカリヤにワロタww
でもこの作品に身につまされるものをかんじるよ
一時期枕元において毎晩よんでたっけ
短編のなかではベストだな
941 :
吾輩は名無しである:2006/12/20(水) 17:12:09
岸田今日子さん。
ご冥福をお祈りいたします。
942 :
吾輩は名無しである:2006/12/20(水) 17:50:07
943 :
吾輩は名無しである:2006/12/22(金) 02:21:55
砂の女ずいぶん前にテレビで一回見ただけだから岸田今日子の若かりし姿を思い出せない
ブルエーレイディスクで出たら買おうかな
944 :
吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 03:32:35
日本語でおk
昨日図書館で全集を拾い読みしてたら「猫」というエッセイがあった。
ワクワクして読んでみたけど・・・orz・・・安部公房って猫嫌いだったのかな・・・
>>947 何歳頃に書いた作品なのかなぁ。
しっかし「飛ぶ男」の続きが気になるなぁ・・・。
つーか
”つづきを俺が書こうか?”
949 :
吾輩は名無しである:2006/12/26(火) 20:29:26
>>529 安部自体は日本ペンクラブや日本文芸家協会に属すのが嫌だからでは?
主に親交あった人達…ドナルド・キーン、三島由紀夫、辻井喬(堤清二)、大江健三郎、勅使河原宏、武満徹など。
>>762>>765 養老孟司と最初に出会ったのは新宿のホテルNHKでの対談で打ち合わせでしてた。2回目は赤坂と箱根の安部の別荘(NHKテレビ対談)。3回目は1992年1月に「新潮」での対談(「カンガルーノート」の出版記念)。
余談だが、河合隼雄は1991年と1992年の大佛次郎賞選考委員として2回会うほかに、1992年1月「新刊ニュース」で「カンガルーノート」を巡って対談した事がある。合計3回。
>>949 >嫌だからでは?
この「だから」がどういう意味なのか気になって夜もハッスルしちゃう
先生は煙草は吸うようだけど、酒は飲んだのだろうか?
東大医学部出て医者にならずに作家になるくらいだから、かなりの変人なんだろうね。(良い意味で)
あぁ東大って書いて思いついたけど、先生の卒業論文とかって見られないのかな?
ところで、どこかで読んだけど、昔は文壇に属さない作家は素人だと思われていた時代があったらしいね。
おぉ、新潮現代文学33で解説・中村真一郎って人が書いてるか・・・。
石川淳、花田清輝、椎名鱗三、島尾敏雄・・・。
安部氏の歩んできた途上ですれ違ったことのある作家の名として、上記のものが上げられていますね。(全員知らんが・・・)
とりとめの無いことを書き連ねましたが、とりあえず
安部公房先生、大好きです。
以上
>>951 かなりの酒豪であったらすいよ。
旧ソ連で本が売れたけど、ルーブルを円に換金できなかったので、ウォッカを購入したとか
しなかったとか。
ブックオフで箱男のハードカバー版が100円で売っていた。
そんな価値なんだろうか・・・。
まぁ速攻で買ったわけだが・・・。
公房の本ブックオフでは全然見ないな
新潮文庫ならブックオフにもかなり出回っているだろう
957 :
吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 11:12:41
>>951 作家としてデビューとして間もない頃、花田清輝、岡本太郎、埴谷雄高、野間宏、椎名隣三らとは「夜の会」や「世紀の会」親交あったけど。
晩年にあたってからは、彼らとの付き合いは途絶えがちになったらしい。
石川淳は師と慕うほどだったらしい。石川の告別式には弔辞を読んでいた。
958 :
吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 23:44:30
石川淳、島雄敏雄、花田清輝辺りは知っとくべき。
島雄は特攻隊の隊長だったらしい。
終戦で助かったけど。
959 :
吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 23:49:49
>特攻隊の隊長
すごい経歴だな、ドストの死刑取りやめよりも
すごいインパクトがあったんだろうな
石川淳著「安吾のいる風景」
一瞬「安部のいる風景」って見えた私は、勝ち組。
安岡章太郎評価してたっていうのが意外だった
963 :
吾輩は名無しである:2007/01/01(月) 18:24:45
ブックオフでは飢餓同盟を105円で買ったことがある
あと地元のしにせの古書店でさくら丸を100円で
どちらも新品同様なんだがこの値段ということは安部公房の人気の凋落を
物語っているのだろうか
964 :
吾輩は名無しである:2007/01/01(月) 18:29:32
全く関係ない。
だいたい、新全集を1冊500円で売ってるような店だぜ、ブックオフ
売れっ子以外はそんなもんだろ。店で売れなければ値段は下がる。文庫本でしょ?
ブクオフの値段のつけ方は異常。
そのおかげで掘り出し物もあるが。
個人でやってる古書店で、方舟さくら丸ハードカバー版初版が定価より高く売っていた。
その他文庫版は50円で売っていた。
正直値段関係ないな・・・。速攻で購入!
さくら丸100円うらやますい
さくら丸と飢餓同盟、年末にアマゾンで定価で買ったよ。
新品同様が100円で売ってると聞くと少し複雑。
でも肝心の内容が値段以上の満足を与えてくれるはずと期待して読みます。
夏目漱石並みのになったってことで
安倍公房は全部ブックオフで揃えたなあ。
多くの店をまわったけど。
まだ全部は読んでいないし、買ってもいない。
なんか全部読み終わったら、本当のオワカレのような気がするから・・・。
別れから始まる出会いもあるよ。
さよならは別れの言葉じゃなくて
緑色のストッキング・未必の故意
幽霊はここにいる・どれい狩り
夢の逃亡
このへんの新潮文庫は全然見かけないけどなあ。
ねらーの公房とJOJOの評価の高さは異常
977 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 23:18:53
そうなの?
最近再評価されてるって聞いたけど。
ごめん「幽霊はここにいる・どれい狩り」持ってるの忘れてて
もう一冊ブックオフで買っちまってる。105円。
都内のブックオフ及び近県制覇するくらいまわれば
色んなもの出てくるよ。
いや自分も公房大好きだし、実際凄い作家だと思うけど
2ちゃんでアンチ的なカキコほとんど見たことない
ある意味すごいなと・・
980 :
吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 02:40:14
坂本 良太
>>976 どちらもわが道を突き進んで、不気味な独自の世界を構築した点で
評価されているのだと思う。他の人は、あそこまで進めないと思う。
ファンタジーに堕さず、歌わない所が良いんだ。
JOJOはどうか知らんが・・・。
公房先生は・・・。
だって自分が生まれる前に、あんな作品書かれてちゃ、もう俺に何も出来ることが残ってないじゃん
一生乗り越えられない『壁』として存在しつづける。
どうしたらいいのさ
叩かれる叩かれないで判断するんだったら単に2chの波長に合ってるってだけでしか無いと思うけど。
叩くって行為は論理とは関係無しに行えるものなんだから。だいたい2chってJOJOとかホモネタとか
叩かんもんはほんと叩かんよなって思う。
ただとりとめも無い言い方になるけど、2chならではの安部工房の価値というものがあるとすれば、
2chにいる多くの人間(というかネットに強く依存する人というべきなのかも)が持つ本質的な要素と共通であったり
共感できる要素とセンスを多く含んでいる阿部工房の作品が現に世間一般において
今なお非常に強い支持があるってことじゃないかと思う。
多分今現在でも2ch等にいる人達を非常に客観的かつ明確に分析したり説明したりできるほどの才能の持ち主は間違いなくいる
と思うけどそれを絶妙なセンスで作品にしたりして世間一般の心に強烈に響かせることができるほどの人はまだいないでしょ。
なんやかんや言っても世間一般にとっては2ch等は気になるものだと思うし、いいかげんにそういう人がでてもいいんではないか
とは思う今日この頃。
叩
叩
叩
た
2
共
今
多
と
な
と
986 :
吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 10:46:27
三島、大江みたいに思想の人じゃないから?
なんだかネットの叩きは、作品の芸術性より思想を論ずるのが好きな印象。
小島、古井、島尾とかはあんまり叩かれない人たちだな。
987 :
吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 11:02:05
安部公房は元共産党でしょ。
マルクス主義者じゃなかったっけ?
で?っていう
初期はソ連支持が露骨だったね。筋金入りの左翼からは、転向作家と思われてる節があるが。
変節者のそしりを受けようとも自らの進む道を自ら切り開いていく
世間体を気にしてガクガクブルブルしている人間にはマネのできない行為だね
新宿西口でやってた古本市でもけものたち〜の文庫が100円で売ってたよ
992 :
吾輩は名無しである:2007/01/07(日) 07:45:38
転向したわけではなく、日本共産党から「除名」された。
思想的には左翼に近いと思うが、スターリン主義的な党支配には嫌悪感があったんじゃない?
第四間氷期おもろいよ おもろい
995 :
吾輩は名無しである:2007/01/07(日) 18:04:22
文學ト云フ事で「箱男」にでてた緒川たまきが大好きになりました。
996 :
吾輩は名無しである:2007/01/07(日) 18:07:17
燃え尽きた地図にでてくる自販機酒場がイカス
1000なら文庫復刊
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。