1 :
吾輩は名無しである:
5 :
吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 20:11:52
>>1、お疲れ様。
さらにのちに、安吾のことについてひとに問はれたとき、わたしはかう答へた。
あいつはいかなる讀者をもみな俗物にしてしまふ魔法をこころえてゐると。
安吾のゐる風景/石川淳
>>1さん乙です。
折角立ったのにあんまりレスつきませんね・・・
俺は国語教師なんですが、安吾作品が教科書にとりあげられているのを、今まで
二度、目にしました。
一つは『日本文化私観』なんですが、もう一つがなんと・・・『ラムネ氏のこと』でした。
昔は『堕落論』が平気で教科書に載ってたらしいんですが、現在では極端な言説の多い安吾
は文科省に嫌われているみたいですね。
あまり話題にもなりそうにないネタですみません。
ラムネ氏のこと、って初めて聞いたなあ
まあ全集読んだことしかないんだけどね
8 :
吾輩は名無しである:2006/03/02(木) 01:32:18
>>7 ラムネ氏のこと、あまり有名じゃない短文ですが、安吾全集を出している
筑摩書房が教科書で使っていました。
なんでこれ選んだんだろ?
「デウスの御大切」とか「戯作者」とか、安吾のエッセイに散見する言葉が
短い文章の中にまとめられているから・・かな?
10 :
吾輩は名無しである:2006/03/05(日) 22:26:33
角川の「堕落論」と新潮の「白痴」読みましたage
他にも読みたいんですが、どれがおすすめですか?
検索すると、講談社文芸文庫とちくま文庫の全集が多いけど、どっちも高いw
11 :
吾輩は名無しである:2006/03/05(日) 22:53:17
高くねーよ。買え。
>>10 角川の『肝臓先生』とか集英社の『堕落論』とか。
でも、ちくま文庫の全集くらい買ってもバチはあたらんと思う。
13 :
吾輩は名無しである:2006/03/06(月) 02:19:38
ただの新潟の田舎もの
14 :
吾輩は名無しである:2006/03/06(月) 12:54:21
と、茨城在住の13が言いました
15 :
10:2006/03/07(火) 18:36:01
>>12 ありがとう。読んでみます。
全集もいつかそのうちに・・・
「肝臓先生」って映画の「カンゾー先生」ですよね。
安吾が原作だったんだ。
そだよ。映画よりも原作の方がいいけどね。
桜の花が咲くと人々は酒をぶらさげたり団子(だんご)をたべて花の下を歩いて絶景だの
春ランマンだのと浮かれて陽気になりますが、これは嘘です。なぜ嘘かと申しますと、桜の
花の下へ人がより集って酔っ払ってゲロを吐いて喧嘩(けんか)して、これは江戸時代から
の話で、大昔は桜の花の下は怖しいと思っても、絶景だなどとは誰も思いませんでした。
近頃は桜の花の下といえば人間がより集って酒をのんで喧嘩していますから陽気でにぎやか
だと思いこんでいますが、桜の花の下から人間を取り去ると怖ろしい景色になりますので、
能にも、さる母親が愛児を人さらいにさらわれて子供を探して発狂して桜の花の満開の林の
下へ来かかり見渡す花びらの陰に子供の幻を描いて狂い死して花びらに埋まってしまう
(このところ小生の蛇足(だそく))という話もあり、桜の林の花の下に人の姿がなければ
怖しいばかりです。
桜の森の満開の下
その家には人間と豚と犬と鶏と家鴨(あひる)が住んでいたが、まったく、住む建物も
各々の食物も殆(ほとん)ど変っていやしない。物置のようなひん曲った建物があって、
階下には主人夫婦、天井裏には母と娘が間借りしていて、この娘は相手の分らぬ子供を
孕(はら)んでいる。
白痴
僕は先刻白状に及んだ通り、桂離宮も見たことがなく、雪舟も雪村も竹田も大雅堂も
玉泉も鉄斎も知らず、狩野派も運慶も知らない。けれども、僕自身の「日本文化私観」を
語ってみようと思うのだ。祖国の伝統を全然知らず、ネオン・サインとジャズぐらいしか
知らない奴が、日本文化を語るとは不思議なことかも知れないが、すくなくとも、僕は
日本を「発見」する必要だけはなかったのだ。
日本文化私観
どさくさはすんだ。どさくさと共にその一生もすんだという茶番の儚さを彼は考えていなかった。
二流の人
21 :
吾輩は名無しである:2006/03/11(土) 22:41:42
人間に対する愛。それが安吾。
人間という概念ははかない夢にすぎないのだが。
安吾さんが嘘つきだってこと、まえから知ってましたが、
青山光二のほんを読んで、大嘘つきだと知りました。
>>23 安吾が青山に「同人誌をやらないか?」ともちかけた。
安吾「銀座出版社の社長はいま、おれの言うことを聞かざるを得ないから、
あいつを説得して出させるよ。編集は福田恆存にやらせればいい」
「明日の午後五時に銀座出版社で会おう。社長を紹介するから」
翌日青山が定刻に銀座出版社に訪れると、安吾は昨日のことはすっかり忘れた顔だった・・・
こんな感じで何度も騙されたみたい。
25 :
名無し募集中。。。:2006/03/20(月) 01:30:33
池上遼一ふうのカバーイラストで信長が復刊したね
おれは買うならイノチガケもついてる従来の講談社文芸文庫にするけど
PS かつて今東光がどの小説家が書いた信長も気に入らないって言ってたけど安吾信長もなんかな
俺のは廣済堂の青い奴。カバー破れて捨てちゃったw
27 :
大槻ケンヂ:2006/03/20(月) 14:02:24
俺のは旺文社文庫の古い奴。安吾独特の凄みがどこにも無くて余り面白くはなかったな。
なんかヤッツケ仕事的な印象を受けた。
イノチガケは未読だが面白いのかな?
けど蘇我氏は蘇我天皇だったとか、安吾の歴史勘は総体に面白いと思う。
28 :
吾輩は名無しである:2006/03/24(金) 03:03:51
俺、安吾信長好きだな。あれは安吾自身、チンケな信長興味なし
俺も好きだよ。ほとんど「ファルス」だね。
信長が「大うつけ」だった時代を描いてるから、容易に自分自身を仮託することが
できたんだろうね。信長の出世物語を書くのにはむいてないだろうから、
中途で終わってかえって良かったかも。
山岡荘八があの軽妙な文体と内容をマネて信長を書いてる。
「信長公記」には殆ど登場しない濃姫をあれだけ活躍させたのも安吾が最初
だろうから、後の歴史小説にかなり影響を与えてるだろう。
30 :
吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 21:49:12
え。ここ、坂口安吾のスレなの?うれしイ。キャーッ。
31 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 15:07:13
「私は海をだきしめていたい」を読んででなんとも言えない深さ?を感じてすごく好きになりました。ああいう感じは最近では「ゴダールの決別」ぐらいかもしれません
32 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 15:42:30
安吾よりも俺は太宰派だな。
33 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 15:45:58
結局、安吾が好きっていうとなんかかっこいいからだろ。
実際たいした小説は書いていない。
34 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 16:35:54
だが安吾に限らず、鬼籍に入ったあとも名前が残り、
次世代への影響の及ぼしを更新させるってのは凄いことだ。
いま、文学賞や競馬中継でエラソーなこといってる連中にそんなタマがいるかい。
>>34 競馬中継での源一郎はあんまり偉そうでもなかった。。かえって自信なさげだった。
>>33 安吾かっこいいかな? 野暮ったいでしょ。小説も生き方も。だが、それがいい。
36 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 17:20:01
安吾が泰然としていたのは納得だけど、
島田雅彦が文士ぶってるのは意味が分らない。
>>35 >競馬中継での源一郎はあんまり偉そうでもなかった。。かえって自信なさげだった
ハズレたら慰謝料払えないからな。
39 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 19:13:11
なんていうか文体から出てくるオーラ?匂い?(すんません…オーラって酷過ぎですね)が他の普通の作家さんよりも独特の風合いが出てるのが凄いなと。
そういう匂いがある作家さんはやっぱりプロだよなぁと思います。
たいした小説じゃないって所が味噌かも。
文章をひたすら長くするのは短い表現でより大きな世界を表せる者にとってはある意味無駄というか、簡潔なのだけれどもだが何か奥があるというのか…そういうのがある作家さんですね、坂口安吾は。
40 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 20:04:18
>>37 アラ、いやだア。相手しくれたの、アンタだけよウ。うれしイ、キャーッ。
つっこんで欲しかったのかよw
巨匠・大安吾スレだが、40が出てきた途端、
綾瀬のガード下にある場末のぼったくりスナックみたいで、厭だ。
43 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 20:25:47
安吾は奥にある何かを否定する、破壊する、憎悪する。
それでいいじゃないか。
うっさいぼけ。
まあ、巨匠という感じではないよね。
45 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 23:56:08
>>42 それはお魚女史を否定するってことか?安吾が泣くぞ。
今月の新刊「お魚女史の品格」
47 :
吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 01:17:55
なんかやる気無さそうな癖に有名なのがすごいね・・安吾ちゃん
やる気まんまんすぎて空回りしてる位だろうに
49 :
吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 11:37:24
>>46 それじゃあ、生みの親である「安吾の品格」になってしまうがな。
「お魚女史」いいよね。安吾の作品の中で一番ゲラゲラ笑えた。
マイナーな作品だから全集以外には収録されてないかも。
はやく青空文庫で公開されてほしい。
51 :
吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 21:36:17
52 :
吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 22:50:37
>>50 ふむ、「お魚女史」読んでみたいですね。文庫本だったらどれに収まっているかわかりますか?
>>52 全集しかないんじゃない?
ちくま文庫の全集だと6巻。
54 :
吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 10:32:55
>>54 ありがとうございます(゜゜)(。。)ペコッ
55 :
吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 15:16:39
でもお魚女史は小振りな作品で、あの分厚い文庫の
ほんの一部だからね。まぁ、同載の他の作品も
読んでみたいのであれば、勿体無くないけど。
立ち読みすればいいじゃん。会話文多いから五分で読めるでしょ。
57 :
吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 17:55:01
安吾ってすごいね
好きになちゃったお
良い御子じゃ。
60 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 12:15:58
坂口安吾の成分解析結果 :
坂口安吾の44%はツンデレで出来ています。
坂口安吾の28%は世の無常さで出来ています。
坂口安吾の10%は鍛錬で出来ています。
坂口安吾の10%は果物で出来ています。
坂口安吾の7%は鉛で出来ています。
坂口安吾の1%は怨念で出来ています。
61 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 12:17:56
村上春樹の成分解析結果 :
村上春樹の65%は利益で出来ています。
村上春樹の17%はマイナスイオンで出来ています。
村上春樹の6%は呪詛で出来ています。
村上春樹の6%は心の壁で出来ています。
村上春樹の4%はむなしさで出来ています。
村上春樹の2%は小麦粉で出来ています。
これ、なんとも当たっているように見えるのが凄いな。。
62 :
ついでに。:2006/04/13(木) 12:19:37
太宰治の成分解析結果 :
太宰治の78%はアルコールで出来ています。
太宰治の21%は愛で出来ています。
太宰治の1%は見栄で出来ています。
>60
ツンデレワロタ
クラナド厨乙!
エロゲー板の連中がこんな所まで来るんじゃないよ。
65 :
ついでに。:2006/04/13(木) 16:35:38
てかエロゲなのこれ?成分分析結果で検索したらアプリにあたったから落として使ってみただけなんだけど。
66 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 17:11:43
68 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 21:46:14
なんだかんだで文豪って長生きしないよね
図太い感じのする安吾ですら50年生きてないもんね
でも、あの時代の50年だったら十分長いのかな?
69 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 21:55:24
あのころの平均寿命は65ぐらいだと仮定しても長いのではないか。
70 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 21:56:34
平均寿命は30ぐらいが丁度いい。
大体70年も80年も生きて何するんだい。
71 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 22:00:23
30年以上生きても見苦しくない人は極めて少ない。
大抵の人は老醜を撒き散らすだけ撒き散らして死ぬのです。
72 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 22:03:35
73 :
吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 22:07:56
30で死ぬのだとしたら人生は何と美しいのだろう
ぶっ倒れて死ぬという安吾の死に様は、らしくていいけどね。
中学生の頃、国語の教科書で作品の最後にある作家の略歴を見て
どの作家も変な死に方をしているなあ、と思った
自分を見つめすぎておかしくなっちゃうんだろうか
76 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 22:54:00
坂口安吾の「文学のふるさと」を今現代文の授業でやっています
高三です。一字一句にすごく痺れます。格好いいですね。
ちなみに教科書は筑摩書房の「精選 現代文」です。
ふんふん、それで?
78 :
吾輩は名無しである:2006/04/25(火) 21:02:22
高三の彼はきっとこう言いたいのだろう
>>77を含めこのスレに“大人の寒々とした心”を知る奴はいない、と。
あのエッセイは案外“子どもの寒々とした心”じゃないか?
80 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 18:37:22
(´・ω・`)過疎がな
「新潮」読んだ?
82 :
吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 01:53:02
坂口マンコ
坂口・・・・(ノ・∀・)ノ = ●ウンコー!!
月末に安吾作品に題名を借りた歌劇が中野で上演されるそうな。
内容は・・・・・あまり安吾とは関係ないというか"この雰囲気はどちらかというと山田風太郎だろう"みたいな作品だ。
85 :
吾輩は名無しである:2006/05/13(土) 01:47:34
安吾捕物帖か?
86 :
吾輩は名無しである:2006/05/14(日) 22:41:04
87 :
吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 16:52:34
坂口安吾の「ラムネ氏のこと」で行き詰まった・・・
ラムネ氏とは?
絢爛にして強壮な思索とは?
太郎兵衛と頓兵衛の違いは?
戯作者とラムネしの繋がりは?
>>81 >>86 「新潮」買った。出口裕弘は故澁澤龍彦の友人である。
310枚というのは400字詰め原稿用紙のことだろうか。6〜102頁までである。
安吾の評論では、1996年に文春文庫から奥野健男が「坂口安吾」として発売された。
安吾の作品は同郷人には馴染みが薄くファンが少ない上に一部の人にしか人気がない。
分かりました。310枚というのは400字詰め原稿用紙のことです。
新潮社のHPを見ると七月に発売されます。「坂口安吾 百歳の異端児」。
近所の古本屋に角川版の「安吾巷談」と「安吾史譚」の文庫(共に絶版)が各800円で売ってたんだけど、買うべきだったでしょうか?
是非読みたいと思うなら、買えば良い。
そうでなければ図書館の安吾全集を借りて読むのが良い。案外読まないことが多い。
93 :
吾輩は名無しである:2006/06/06(火) 20:46:44
この人って戦争には行ったの?
94 :
吾輩は名無しである:2006/06/06(火) 21:14:17
東京が空襲を受けたときの亊を書いてたから行ってないのでは?
>この人って戦争には行ったの?
行ってませんw
当時の日本がいかに切羽詰ってたとしても、
1906年(明治39年)生まれのおっさんを
前線に引っ張っていったりはしなかったでしょう。
っていうか、もし俺が士官で安吾が部下になったら相当いやだと思うw
平野謙とかは行ったのにね
97 :
吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 11:57:13
>>95 ある種のクスリには詳しかったから、案外役に立ったかも(色んな意味で)
98 :
吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 13:48:40
え?薬ってヒロポンとか?
安吾はヒロポンよりもアドルムとかだね
「…第一、てんで戦争を呪っていなかった。呪うどころか、生まれて以来始めての
壮大な見世物のつもりで、まったく見とれて、面白がっていたのであった。私が
最も恐れていたのは兵隊にとられることであったが、それは戦場へでるとか死ぬと
いうことではなくて、物の道理を知らない小僧みたいな将校に命令されたり、
ブン殴られるということだけを大いに呪っていたのである。点呼令状というものが
とどいた日の夜、私の住む地区は焼ケ野原になった。天帝のあわれみ給うところと
喜んで、ごまかして、有耶無耶のうちに戦争が終って、私は幸いブン殴られずに
済んだのである。私はブン殴られたら刺し違えて死ぬことなどを空想して、戦争中、
こればかりは何とも憂鬱で仕方がなかった。」
「わがだらしなき戦記」より
「平野謙が兵隊に取られたのもそのころのことで、彼もまたどんなことをしても玉砕
しないで生きて帰ってくるよと言っていたが、私が彼を東京駅前で見送って、くだらん
小説を読むより戦争に行く方が案外面白いぜ、と言ったら、人のことだと思って!
と横ッ腹をこづかれた。もっとも彼は要領よく軍医をごまかして十日目くらいで兵営
から放免されてきた。」
「魔の退屈」より
このあたりの自伝的エッセイが一番好きだったりします。
>>93 映画制作会社かなんかに加わって兵役免れたんじゃなかったっけ?
黄河の映画ね。
弱い ⇔ 強い
低い ⇔ 高い
寒い ⇔ 暑い
安吾 ⇔ ○○
みなさん、○○は誰が適当だと思いますか?
鴎外
10月に新潟でイベントとかある?。
106 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 11:04:53
アドルムって睡眠薬だっけ?
強がってみせたところで案外繊細だったのかな
まああんな時代に作家を生業としてたら誰でもそうなるか……
ポン中だよ。
強がってるっていうのかな〜
ただただ駄目人間のさきがけのような気もするけど。
もしくは自由人。
ダメ人間というのは何も生み出せないくせに口ばかり達者な人の
ことでしょ?
新潟人の間ではどんな位置づけの人なんだろうね
安吾は読みやすいね、ここ最近の作家よりも。
>>110 案外、馴染み薄だと思う。
かく言う私も最近読み始めた。
東京パレスは安吾御大にとってはキワモノ遊びだったが、山田風太郎にとっては聖女受胎の舞台(新かぐやひめ)であった・・。
>>110新潟県人は安吾を知らないし、何でも東京中心だと思っているから読んでいない。
教科書にも載っていない作家は作家として認めていない感じだ。
>>84 雑誌モーストリークラッシック8月号p64に記事あり。
安吾と新潟と言うと、やっぱり少年期の思い出をつづった『石の思い』じゃね。
もう8年もまえになるけど、新潟の財団法人が主催で、
表参道にある新潟県PR館みたいなところで安吾展が開かれたことがある。
そのとき縁があってちょっとお手伝いをした。
ゲストに町田康を呼んだりして結構盛り上がりました。
なつかしや。
出口裕弘氏の安吾の評論「百歳の異端児」が発売されます。雑誌「新潮」に掲載されたものを単行本化するようです。
雑誌は持っているとしたら、皆さんは買いますか?
もって無くても評論の類は買わん
評論では奥野健男氏のも持っているけれども、難しいですね。読み終えていない。
今度の評論も安吾のファンなら良く分かるんだろうな。
123 :
吾輩は名無しである:2006/07/07(金) 20:39:55
エンタクシーに安吾座談会アリ。
坂口安吾Tシャツ発売、「堕落バッチ」のおまけ付き
2006年07月08日06時04分
作家と「密着」して文学を身近に感じて――。本離れが進む若者らを狙って、世田谷文学館(東京都)が、坂口安吾をモデルにした「文豪Tシャツ」を発売する。
坂口安吾Tシャツ
今年は坂口安吾の生誕100年。「生きよ堕(お)ちよ」と説き、終戦直後の若者らの反響を呼んだ「堕落論」の発表から60年にあたる。
Tシャツ(税込み4410円)の発売は同文学館や書店などで15日から。300着は「堕落バッジ」つき。担当者は「安吾の文学は今も若者の心に響く。このTシャツのようにフィットするはずです」。
http://www.asahi.com/life/update/0708/002.html?ref=rss なに?今ひょっとして安吾が流行り気味なの?
生きよ堕ちよだけで安吾を表現するのはどうなんだろうなぁ
堕落バッジとか、馬鹿すぎだろ
>>124 世田谷文学館はいままでも定期的にいろんな作家のグッズやら書籍やら出してるから
今回のもその一環
安吾は人間的に好きな作家なんだが、読む気がしない。本の題名は良いよね。
桜の下の満開の下。とか。何か題名には惹かれる。
まあ読め 話はそれからだ
>>127 「風と光と二十のわたしと」をまず薦めてみようか
>>84 「音楽現代」で批評されてた。
でも「桜の森の満開の下」がホラーって・・・・・・(゜Д゜;)。
たしかに恐ろしい場面はあるけど・・・
>>84 いちおうクラッシックなので「音楽の友」にも記事があった。
電線やらコードが絡み合ってできている巨大な桜の木の写真・・・たしかに恐〜。
>>127 >桜の下の満開の下
それ、微妙にタイトル違うくね?
桜の森な
あんた以外にゃ誰も触れんさ
俺も一瞬突っ込もうかとオモタけどなwうまいネタが思いつかんかった
気づかなかった
安吾が育った新潟というところは地味なところでのう、人も少ないのじゃ。
安吾が落第した旧制新潟中学は現在、新潟高校という県内では最も程度の高い高校でな。
まあ、新潟ではこの高校から知事は出るわ、芸術家や医者、いっぱい出るね。
桜の森の満開の下ね、あれは間違って打ってしまった。揚げ足を取られるかと思った。
しかし、2ちゃんねるでは間違いは見逃してくれると思った次第。
>>127 >人間的に好きな作家
てどういうこと? 無頼派的な生き方が好きなの?
実はヒューマニズムあふれる所が好きなの? 部屋がちらかってる所が好きなの?
精神的に不安定な所が好きなの? やたら行動的な所が好きなの?
安吾って性格に多面性あるからさ。読まずにその人間性を知ることはできんと思う。
安吾は色んな批評家が評論を書いていますね。それを読んで好きになった。
奥野健男の評論が良かった。出口裕弘の評論も読んでいる最中なんです。
安吾の地元に住んでいるからでしょうか。
そうか
>>139 安吾の評伝多いよね。逸話に事欠かない人だから。
檀一雄も良く書いてるし、石川淳も書いてる(追悼文だけど)。
新潟県の人なの?それなら『石の思い』がオススメだよ。
雪国のなんともいえない寂しさが巧く書かれているよ。俺も出身は雪国。
安吾作品ってどれが一番人気あるんだろうね
俺は夜長姫と耳男。
俺は「紫大納言」と「私は海を抱きしめていたい」
昨今話題のニュース・キーワードを安吾が短編に認めるとどうなるか。
例の散らかった部屋には蚊取り線香が落ちていたけど、蚊取り器具も
この頃ではデザインや配色に凝った意匠が施され、そうしたアーバンなアイテム
で部屋を満たしたところで「安吾」とは意味が違ってくるんだろうな。
ところで、この時代の作家の不健康エピソードとか気が滅入りませんか。
いかにも軽い感じで不健康な様を語ってるから、なおさら笑えなかったり。
あの時代の読者は「あ〜あるある」みたいに笑い飛ばしていたんだろうか。
例えば、ケツに腫れ物が出来て全く動けぬほどになってしまったけど
酒飲んで寝て起きたら痛みが消えてた、、、とかその類の話し。
あるあるとは思わんが面白くは読める
147 :
吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 16:15:59
道鏡読んでの感想ある?読もうかなあ思うっけど
道鏡がやたら善人に書かれている。
称徳上皇も悲劇の女性のように書かれている。
149 :
吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 00:20:53
風と光と二十の私と
と
私は海を抱きしめてゐたい
を同時に収録してある文庫本ってありますか?
アマゾンで調べても目次が乗ってません_| ̄|○
>>149 『風と光と二十の私と』講談社文芸文庫
>アマゾンで調べても目次が乗ってません
目次の「すべての項目を見る」をクリックすれば細目を見られる
京都のどっかを散策するとこから始まる作品が妙に
気になる。
坂口安吾の出身高校が私の母校なのですが、
彼が授業をさぼって海にいき
テトラポットの上で昼寝していた事から、
海にサボりに行くことを
『坂口安吾する』と言っていましたよ。
松高OBなら「マンボる」とか言ってそうだ
154 :
吾輩は名無しである:2006/07/27(木) 16:18:08
道鏡をよんで自分で問題をたててくれませんか?なぜ道鏡は・・・みたいな
156 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 01:41:54
安吾とビートたけしの世界観とか語り口って似てるような気がする。
小説の面白くなさとかも。
はいはい
新潟高校なんてあるとは
長岡高校は有名だけど
しったか乙。
新潟高校は有名な高校だろうが。
つか、安吾の語り口は凡人の戯言という感が否めない。
時代の空気を知るにはいいけど、文豪という扱いは違う気がするね。
>凡人の戯言
というのは酷いね。せめて変人とか狂人とかにしとくべきかと。
安吾の幾つかの作品には、ちゃんと凡人には思いもつかぬような着眼が光っている。
もし太宰みたいな作家が天才なのだとしたら、
やっぱり安吾は凡才という気もする。
小説家はやっぱり面白い小説を書いてなんぼと思うのです。
まあ、自分の趣味かも知れないけど、
安吾の小説はどうにも面白くない。
一方、エッセイは抜群に面白い。
逆に太宰は、小説は抜群に面白いけど、
エッセイは安吾に較べると弱いかな、と思う。
で、安吾の魅力はその想像の世界で飛翔し切れない凡庸さ、
言い替えれば常識性に、よく悪くもあるのではないかと思うわけです。
皆>152のテトラポットはスルーでいいのか
163 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 22:29:41
紅灯の海/中島みゆき
けがれなき者よ この海に迷い込むな
幼き者よ この海に憧れるな
あてのない明日と しどけない過去の日々が
すれ違うための 束の間の海だ
櫂もなくして舵もなくして 浮かれ浮かれ身も世もなしに
足は千鳥となり果てて 遠い月夜を物語る
紅灯の海に漂い ひとつふたつの思い出を抱き
紅灯の海は優しい 海と名の付くものは優しい
かもめよかもめよ 真白き指先は
手招きするか 別れを告げるのか
忘れた素振りの 忘れえぬ面影が
灯台のようにひるがえる海だ
どこへ帰ろうどこへ帰ろう 浮かれ浮かれあてどもなしに
足は千鳥となり果てて 遠い月夜を物語る
紅灯の海に漂い ひとつふたつの思い出を抱き
紅灯の海は優しい 海と名の付くものは優しい
どこへ帰ろうどこへ帰ろう 浮かれ浮かれあてどもなしに
足は千鳥となり果てて 遠い月夜を物語る
紅灯の海に漂い ひとつふたつの思い出を抱き
紅灯の海は優しい 海と名の付くものは優しい
海と名の付くものは優しい
164 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 23:37:44
海よ/中島みゆき
海よ おまえが 泣いてる夜は
遠い 故郷の 歌を歌おう
海よ おまえが 呼んでる夜は
遠い 舟乗りの 歌を歌おう
時はいま いかりをあげて
青い馬に 揺れるように
心の荷物たちを
捨てにゆこうね
海よ わたしが 泣いてる夜は
遠い 故郷へ 舟を運べよ
海よ おまえは 覚えているか
若い 舟乗りの 夢の行方を
海よ おまえは 覚えているか
そして 帰らない 小舟の数を
この歌は 舟乗りの歌
若い 舟乗りの歌
故郷の島を 離れ
今日もさまよう
海よ わたしを 愛するならば
今宵 故郷へ 舟を運べよ
海よ わたしを 愛するならば
今宵 故郷へ 舟を運べよ
165 :
吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 23:55:02
愛よりも/中島みゆき
人よ信じるな けして信じるな
見えないものを
人よ欲しがるな けして欲しがるな
見果てぬものを
形あるものさえも あやういのに
愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて
愛さえも夢さえも 粉々になるよ
嘘をつきなさい ものを盗りなさい
悪人になり
傷をつけなさい 春を売りなさい
悪人になり
救いなど待つよりも 罪は軽い
愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて
愛さえも夢さえも 粉々になるよ
星を追いかけて 月を追いかけて
どこまでも行け
黄金(かね)を追いかけて 過去を追いかけて
どこまでも行け
裏切らぬものだけを 慕って行け
愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて
愛さえも夢さえも 粉々になるよ
愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて
愛さえも夢さえも 粉々になるよ
166 :
吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 15:03:30
しかしカスにはカスしか見えない。ってことを体現したレスばっか。
安吾って損な作家。
167 :
吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 15:22:19
実際安吾はカスだと思う。
ただ変わった視点で世間を見ていただけ。
でも女にはもてたんだよな
169 :
吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 20:36:15
>>167 お前がカスだからな。安吾はどうにでも自己投影出来るって野坂が言ってたな。
>>161 構成力が無い。(特に長編で)
多作しすぎてアラが目立つ。
描写がヘタクソ。
小説に関しては以上のような欠点があると思うが、それでも安吾は非凡な作家だと思う。
『風博士』は素直に上手いと思うし、『白痴』の文体には迫力がある。
構成がぐだぐだの大長編『吹雪物語』が大好きだったりしますw
短編もどこに連れて行かれるかわからないところが魅力だと思う。
「逃げたい心」とか「紫大納言」とか。
安吾っていうのはメジャーなのか、マイナーなのか。
文学史に大きな位置を占める人ではないですよね。でもファンはいつの時代にもたくさんいる。
坂口安吾って横溝生死といっしょだよな
噂は聞くけど読もうったってそんじょそこらの図書館じゃ
置いてないクラクラ日記がテレビになっても
本人の著作はどこにもない
と思ったらある時いきなり文庫がどっと出た
「現代の安吾を捜せ!」だったか小説の公募のポスターが・・・・・
・・・・・現代の安吾か。どんな基準で選ぶんだろ;;。
旧制高校と現在の高校とは全然違うんです。今の高校というのは旧制中学にあたります。
だから、安吾の出た新潟高校というのは旧制新潟中学です。北さんの松本高校も現在では、
信州大学のことで、旧制新潟高校というのは新潟大学のことです。ご存知のこととは思いますが。
坂口安吾って学歴コンプで東洋大出のくせに
出身校聞かれるとアテネフランセって答えてたってほんとですか
安吾評価する連中も文壇なんてガチガチの学歴社会だから
しかたなく安吾の学歴ふれる時はやっぱりアテネフランセって
言ってたらしい
理想だ真実だってオダ挙げて評論家だの作家だのやってて
学歴という巨大な難問題はスルーなんだよな
>>176 安吾は別に学歴コンプじゃないよ。
落ちこぼれ意識を文学の題材にしてただけだよ。
東洋大出身ということを隠していたわけでもない。坊主の勉強をしたことを誇りにしてた位だから。
だいたい無試験で入れる学科の多い当時に出身校なんてあまり意味がない。
学歴を「巨大な難問題」なんて考えるのは、君をはじめとする文学板住人だけだよw
178 :
吾輩は名無しである:2006/08/07(月) 01:04:58
学歴コンプ(笑)
お前がそうなだけだろ。
文学オタってこういう弱々しいオタクばかりなのが困る。
小さな価値観に捕らわれ、捻くれ、自分の惨めさを世界に投影する。
哀れなもんだな。。
どっちもどっちだな
文壇は学歴社会だけどそれに触れるのは商売上タブーだからね
客は高校生と高学歴の作家志望者とブンガクにあこがれる低学歴者だから
井伏鱒二と誰かの対談で安吾の学歴が話題になって
安吾はアテネフランセだって言ってたのにはちょっと驚いたな
大江だってアテネフランセ通ったはずだが
まさか大江はアテネフランセとは言うまい
はっきり大学を話題にしてたのに
181 :
吾輩は名無しである:2006/08/07(月) 17:31:49
どうでもいい
182 :
吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 00:29:10
アテネフランセ?へえ。
俺ジョージタウン大学だけど?
183 :
吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 00:44:07
アテネフランセは卒業が難しいでしょ確か。
ジョージタウン大学も卒業が難しいらしいね。
毎年三百万も払ってほとんど卒業できないなんて過酷だな。
またそれが大学のあるべき姿かも知れん。
184 :
吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 00:48:34
悪いけど
ジョージタウン大学>>>>>早稲田
これが世界の現実^^;
学歴って嫉妬するだけがコンプじゃないよね。
見下す対象が必要な人もある意味コンプレックスの塊だって気がする。
安吾は・・・どうだったんだろうね。けど、彼の本当のコンプレックスとかは
もっと別の問題に関することかと思う。石の思い、とか生々しいよね。
なんか、安吾の自分の暗部をさらけ出すようなエッセイには迫力がある。
186 :
吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 16:50:01
>>185 >学歴って嫉妬するだけがコンプじゃないよね。
>見下す対象が必要な人もある意味コンプレックスの塊だって気がする。
学歴とかコンプレックスとか、なんかさ、すべての問題は
そんなところにないんじゃないの?
他所の板ならどうでもいいけど、これが文学板だというのが嘆かわしい。
だからオマエ等はみんなバカだというのだ、イイの俺だけで。
コンプレックスてのは高々相対的なもんでしかないからね。
安吾の暗部も明部も、もっともっと突き抜けたところにあるよ。
>だからオマエ等はみんなバカだというのだ、イイの俺だけで。
いや、俺もイイからw
>>186 学歴ってのは日本では文学なんかよりずっと大事な問題ですよ
189 :
吾輩は名無しである:2006/08/08(火) 18:44:24
>>188 >文学
いやだからさ、<この板>で。
文学を選んでしまった時点でみんな「バカ」なんだって。
俺だけは違うけど。
2ch は馬鹿しか来ませんよ。
あ、俺は違うけどね。
とうとうネタスレし成り下がったか・・・
もちろん俺は違うけどな。
それは良いとして、新潟市が坂口安吾賞を作りました。副賞は三百万円。
自信のある方は応募してみたら。
安吾の命日はやはり堕落忌でせうね
芸がないけど
太宰が桜桃忌ってのは納得できないやはり斜陽忌とか晩年忌が
適切でし
太宰は「人間失格」を読んで嫌いになった。だから一冊しか読んでいない。
好きな人はどういう人が多いのかな。安吾の文章は晦渋ですけど。
どうでもいいが、安吾のシャケサンド試したら旨かったよ。
「不連続殺人事件」の内容が知りたい。面白そうな感じ。安吾は題名の付け方が上手いよね。
堕落論。桜の森の満開の下。良い題名だよね。
テレビで池部良や花紀京が出ていた捕物帳は
面白かったな池部の勝海舟がワトソン役で
>196
お前みたいなのが名著の粗筋本買うんだろうなw
確かに安吾は題名のつけ方うまいね。
「私は海を抱きしめていたい」とか「風と光と二十歳の私と」とか好きだ。
>>198お前にお前呼ばわりされる由縁はない。感想が無い人間は消えてくれ。
>196
まず読んでみたら?
人の感想をあてにすると先入観ができちゃってつまらないと思うけど・・・
>>201そうだけど。何か安吾はマイナーな作家ですよね。今は安吾の人間性から、
入っていて、三千代夫人の「クラクラ日記」を読んでいます。
小林秀雄に「お前は大馬鹿野郎だよ」と何十回も言われて嬉しがる安吾は好きだ。
不連続はやたらと饒舌な人たちばかりで正直読みにくい。個人的には捕物帖の方が好き。
内容が知りたいと言っても、犯人教えちゃダメなんでしょ。トリックも。
犯人は男と女だよ
205 :
吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 21:22:13
興味を持ってくれたなら読んで欲しいなあ。
>196は具体的にどんなことが知りたいの?
>>202 小林は低学歴には傘にかかるからね
人間力は安吾が上だからまぁ一種の媚なんだが
成る程、推理小説だったのか。サンキュー。
208 :
吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 23:37:19
まさか202=207か?
言うにこと欠いて推理小説だったのかって・・・。
それくらいググるまでもなく判りそうなのに。
209 :
深江:2006/08/14(月) 00:48:17
久々に白痴を手に取り読んでみた。
これは漫画だ。
漫画というよりはアニメ化してほしい小説だな。
別にアニメオタクではないが、アニメの良さに気付いたんで
まさか五十過ぎてアニメにはまるとは思わなかったが
エヴァンゲリオンははまった。ソフトなタッチで描いたアニメの白痴は甚だ感動的であるに相違ない
50過ぎかよ・・・
どう見てもアニオタだよ・・・
212 :
深江:2006/08/14(月) 02:02:52
私も若い頃は政治にはまったもんさ。だけど政治は疲れるから、すぐに精神が疲弊してき、いい加減どうもこうもならんくなるんで。
だからこそ文学があるんじゃないかって思った。
だから政治と文学は明確に区別されるべきだと思う。
ごっちゃになると本来の文学の役目は薄れるんで自殺者もでる。
やはり、文学は生きる勇気を与えるもんである。
たとえ、文体的な空虚の理由からアニメ批判をされても何も凹むことはない。
学問的な要素から切り離して考えるべきだと思う。
ふんふん
214 :
吾輩は名無しである:2006/08/14(月) 02:45:47
今時文学を大文字の"学問"だけで語ろうとするのはナンセンスだね。
しかも50過ぎてエヴァにはまったって・・・それって95、6年に50歳だったってことなのか?
06年にエヴァにハマッて文学版でクダ巻くって・・・(w
215 :
深江:2006/08/14(月) 02:55:17
いやいや、エヴァンゲリオンは最近見たから。
別に流行ってるときに見るとは限らないじゃない。
ま、私はとにかく盆休みに白痴を読み、アニメを見て、随分と救われた。
無論文学だけじゃあ生きていけない、普通は。
政治的に生きなければならない。政治的に生きるとは科学的に生きることである。
またまた面白いのが出てまいりますたw
しゃべりすぎだ馬鹿
もう少しまともな事かかんと相手にして貰えないぞ
>209
手塚の白痴も充分漫画だったと思うが
つーかsageろよ
>>217非常に気になる。何を言わんとしているのだか。誰だ?
220 :
吾輩は名無しである:2006/08/18(金) 00:23:30
妙チキリン
221 :
吾輩は名無しである:2006/08/19(土) 04:06:28
安吾でもあれだけの文章が書けるんだから
俺たちだって修行すればどうにかなるでしょ。
美香でさえあれだけの文章書けるんだから
努力すれば何でもできるさ。
安吾でもってなあ
夏休みに入ってから頑張ってるねぇ
安吾でもってなあ
マネすんな
オマエガナー
風博士って何かの暗喩なんですかね?
イマイチぱっとしない。
暗喩とかそういう意味を持たしちゃファルスにならない。
風博士大好きだなぁ。
大衆小説ばかり読んでいた頃、友達に借りた本の一番最初に風博士があって、かなりインパクトがあった。
その次にあるファルスについてを読んで、感服した。
230 :
吾輩は名無しである:2006/09/04(月) 18:26:03
第一回安吾賞、野田秀樹に決まりましたね。
新鮮味が無くてなんだかなぁ…ですが。
>>230 そんなのがあるんですか
ちょっくら調べています
安吾賞もう訳判んないな
野田はまだしも横田夫妻ってw
本人達は頑張ってるかもしれないが少なくともこの賞とは関係ないだろ
横田夫妻ワロタw
235 :
吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 01:08:37
うけるww
236 :
吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 01:11:27
でもよ〜
俺はあの夫婦から安吾を感じてたな
とくに妻は安吾だぜ
生まれ変わりって言えば貰えるのかww
>>232の一番下のリンクにある
坂口安吾ラジオ番組FMにいがた「安吾’S BAR」
が気になる
祝。安吾賞。野田秀樹。これで、安吾賞もポピュラーになるよ。
239 :
吾輩は名無しである:2006/09/05(火) 14:51:22
ポピュラーになりたきゃ石原慎太郎にでもやればいいだろww
安吾も草葉の陰で泣いてるよ
良いんだよ。安吾の息子の綱男さんも参加したんだから。わからんやちゃ。
241 :
吾輩は名無しである:2006/09/06(水) 18:53:16
>240
うけるww
ウケルw
やっぱり安吾は面白いよ。人間が好きさ。安吾は可愛いよ。
イエー野田いえー
狂人遺書が好きだったけどあれもう絶版なんですってよ奥さん
新潮あたりから手ごろな値段で出しゃいいのに
桜の森の満開の下では昔は桜は怖いものだったとされてるけど
そんな話聞いた事がないのだけど彼の創作なんですか?
安吾は初心者なので教えてください
伊勢や今昔あたりを読んでみれば
梶井のもあるし
『桜の森〜』のマンガ買った人いる?
249 :
吾輩は名無しである:2006/10/16(月) 08:50:41
大正三年(1914)8歳
このころいろいろな事件を起こした。
三つ年長の兄を殺すと騒ぎ、出刃包丁を振り回して追い回した。
母はかれを引きずって行って、窖のような物置へ押しこみ、錠をおろしてなかなか開けてやらなかった。
また荒天の日、母から海にもぐって蛤を取ってこいと命じられた。
かれは言いつけられたとおりにしたが、わざと母親を心配させてやろうとして、日がとっぷりと暮れてから帰り、重い貝の包みをズシリと三和土のうえへ投げ出した。
昭和二年(1927)21歳
大学に入学以来、悟りを開こうという修行のため、一日睡眠四時間の生活を一年半も続けたので、ついに神経衰弱にかかる。
梵語、パーリ語、チベット語、フランス語、ラテン語など語学の勉強により、やがてこれを克服した。
このころたいした事故ではなかったが、自動車事故にあい、それ以来とかく被害妄想が起こりがちになった。
250 :
名無し募集中。。。:2006/10/17(火) 10:32:06
251 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 09:22:42
当方坂口安吾初心者ですが、今日の朝日新聞の天声人語(坂口安吾について書いてある)について皆さんはどう思いますか?
朝日なんてとってない
253 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 09:56:45
朝刊みて天声人語が丸々安吾なのにびっくりした。
内容は・・・・・・
生誕100年なのに盛り上がってる感じはしないなぁ
全集の再版くらいして欲しい。
>255
発表年代別全集が出てから10年も経ってないんで再販がないのは仕方ないかも。
図書館なんかの大口の買い手は出尽くしてるだろうし、目新しい構成や未発表原稿でもないと・・・。
>>255 安吾の生誕碑が建立され、写真展、県民講座がひらかれます。
どれも新潟ですけど。
しかしちくま文庫の全集5巻だけどこにも置いてない…
横尾忠則デザインの表紙がいい感じだったのに。
で結局、矢田津世子とはオマンコはしてないのか
してない。
絶縁後の暴走も含めそこが安吾らしいといえばらしいが。
「あなたが私の魂を高めてくれなければ、誰が高めてくれるの」
分かるようで分からないのですが、どういうことでしょう。
安吾はまずどれから読むのがいいかお勧め教えて下さい
『吹雪物語』
264 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 02:07:03
安吾さん、あなたは何を見たのか。
265 :
吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 05:14:40
何も「見て」いやしなかったのさ。ただ、素晴らしく熱狂的に生きただけなのさ。
宮崎○に似てね?
ま、いいけど。
>>257の補助ですが、場所は新潟県立図書館。講師は若月忠信。詳しくは新潟県立図書館へ。
有名な人は来ませんが、同時開催の「安吾と坂口家の人々」展は見ても良いかも。
これは十二月三日まで。
268 :
吾輩は名無しである:2006/11/28(火) 19:23:38
安吾作品の映画が渋谷で12月2日くらいまでやってるらしい。
確か不連続殺人事件、桜の森の満開の下、肝臓先生、白痴、負けられません勝つまでは
が日替わりで公開されてる。情報がアバウトで申し訳無い。
興味と時間がある方は上映スケジュール等を確認して行ってみては?
俺は受験生だから無理だ…映画に特別興味も無いが。
肝臓先生は面白かった。柄本明。(^^;
270 :
吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 16:11:44
坂口安吾のファンってどういう人たちなんだろうか?
癖の強い人が多そうだが。
271 :
吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 16:15:17
学歴コンプがあって、ニーとで、もてなくて、
長男で、体毛薄くて、しょんべんのきれが悪くて、
犬より猫が好きなやつが安吾のことが大好きでたまらないに違いない
272 :
吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 16:31:39
安吾=アホ=柄谷さん
273 :
吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 16:38:27
柄谷さん=東大大学院修士課程
安吾=東洋大印度哲学科
274 :
吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 17:39:50
275 :
吾輩は名無しである:2006/11/29(水) 17:45:03
柄谷さん=東大大学院修士課程=マルクス馬鹿
安吾=東洋大印度哲学科=信長
276 :
吾輩は名無しである:2006/12/03(日) 21:51:34
age
277 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 07:21:52
さらにage
278 :
吾輩は名無しである:2006/12/04(月) 18:21:47
安吾は仏教の修行もしたようだ。
279 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 18:01:46
この戦争をやった者は誰であるか、東条であり軍部であるか。
そうでもあるが、しかしまた、日本を貫く巨大な生物、歴史のぬきさしならぬ意思であったに相違ない。
日本人は歴史の前ではただ運命に従順な子供であったにすぎない。
『堕落論』より
安吾ってデカダン、デカダンって言われてるから(本人も言ってるけどw)
読んだら全然フツーだし別段捻くれてもいないと思った。
281 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 19:04:30
学問は限度の発見だとか言ってるし。
安吾はいっぱい書いてるけど良いのは一握り
でも一握りいいのがかければ十分。
283 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 20:12:03
柄谷さん=東大大学院修士課程=マルクス馬鹿
安吾=東洋大印度哲学科=信長
>>280 デカダンとか堕落とかで安吾を語る奴はうんこだよ
三千代さんの「クラクラ日記」を読むと、
なんだかんだ言っても、安吾は幸せ者だ、と思うね。
誰か映画にしてくれないか。
正直三千代さんはかなり辛かったと思うよ。
安吾の暴力に関しては「クラクラ日記」でもボカしてるところがあるし。
そんなこんなも含めて愛なのかもしれないけど、少しは批判的に見ないといけないのかもしれないね。
それで安吾の文学的価値が下がるわけではないし。
安吾そのものである桜の森の満開の下を批判的に観察するテスト
289 :
吾輩は名無しである:2006/12/10(日) 18:07:32
『白痴』が安吾だろう。
三月十日の大空襲の焼跡もまだ吹きあげる煙をくぐって伊沢は当もなく歩いていた。
人間が焼鳥と同じようにあっちこっちに死んでいる。
ひとかたまりに死んでいる。
まったく焼鳥と同じことだ。
怖くもなければ、汚くもない。
犬と同じように焼かれている死体もあるが、そろは全く犬死ど、然しそこには犬死の悲痛さも感慨すらも有りはしない。
人間が犬の如くに死んでいるのではなく、犬と、そして、それと同じような何物かがちょうど一皿の焼鳥のように並べられているだけだった。
犬でもなく、もとより人間ですらもない。
白痴の女が焼け死んだらー土から作られた人形が土にかえるだけではないか。
↓
元々魂のない肉体が焼けて死ぬだけのことではないか。
俺は女を殺しはしない。
俺は卑劣で、低俗な男だ。
俺にはそれだけの度胸はない。だが、戦争がたぶん女を殺すだろう。
その戦争の冷酷な手を女の頭上へ向けるためのちょっとした手掛りだけをつかめばいいのだ。
俺は知らない。
↓
「馬鹿!」女の手を力一杯握ってひっぱり、道の上へよろめいて出る女の肩をだきすくめて、「そっちへ行けば死ぬだけなのだ」女の身体を自分の胸にだきしめて、ささやいた。
「死ぬ時は、こうして、二人一緒だよ。怖れるな。そして、俺から離れるな。火も爆弾も忘れて、おい俺達二人の一生の道はな、いつもこの道なのだよ。この道をただまっすぐ見つめて、俺の肩にすがりついてくるがいい。分かったね」
って変化は信長とはかけ離れている。
290 :
吾輩は名無しである:2006/12/10(日) 18:19:07
いかにも、芝居っぽいのが新劇作派って言われる所以だろう。
織田作之助も元々は劇作家志望だったらしいし。
ただ、B29の飛来音や焼夷弾の描写が視覚、聴覚、触覚に伝わる感じでマジっぽい。
作中にも
「僕はね、ともかく、もうちょっと残りますよ。
僕はね、仕事があるのだ。
僕はね、ともかく芸人だから、命のとことんの所で自分を見凝め得るような機会には、そのとことんの所で最後の取引をしてみることを要求されているのだ。
僕は逃げたいが、逃げられないのだ。
この機会を逃すわけには行かないのだ。〜」
って描写が出てくるし、体験には基づいてるはず。
291 :
吾輩は名無しである:2006/12/10(日) 18:48:24
>>287 『白痴』の解説によれば、坂口のテーマは夢想と現実とのギャップなんだと。
『白痴』が現実シフトなのに対して、『桜の森の満開の下』は夢想的だと思う。
私達人間は、人生五十年として、そのうち五年分くらいは空想に費やしているものだ。
人間自身の存在が「現実」であるならば、現に其の人間によって生み出される空想が、
単に、形が無いからと言って、なんで「現実」でないことがある。
実物を掴まなければ承知出来ないと言うのか。
掴むことが出来ないから空想が空想として、これほど現実的であるというのだ。
大体人間といふものは、空想と実際との食ひ違ひの中に気息奄々としている
(拙者なぞは白熱的に熱狂して―――)暮らすところの儚い生き物にすぎない(「ファルスに就いて」)
ファルスについてを、例えば桜の森なんかに適用しちゃうと変なことになるよ。
時系列と安吾の考え方の変化を三次元的に捉えないと。
>>290 新戯作派だよ。
でも「輸血」は面白い。
それから、散逸してしまったが、
戦時中にかなり長い映画のシナリオも書いたらしい。
>>290 いくらなんでも勉強不足だよ。
「戯作」は安吾自身が様々なエッセイで繰り返し語っている。
「小説家はみな戯作者でないといけない」そうな。
安吾が江戸の戯作をどれくらい読んで勉強したかは正直微妙なところがあるけど、
荷風なんかより自分の方がずっと江戸の戯作者の意志を受け継いでいると
彼自身は主張しているね。
戯作と劇作は字は似てるけど全然違うものだよ。
「『白痴』の解説」の出典は?
参考にしたいので、教えてくれ。
有名な新潮文庫の福田の解説のことじゃないの?
やっぱ、そうかね。
…うむ。
299 :
吾輩は名無しである:2006/12/17(日) 15:37:33
『ファルスに就て』の考え方は、ずっと変ってないのでは。
空想を重要視する考え方は、桜の森においても共通すると思います。
やむにやまれぬ悲願に基づいて書かれた空想が、桜の森では?
>『ファルスに就て』の考え方は、ずっと変ってないのでは。
何を根拠にいってるんだ。
生存の問題にもつながっていくところの人間認識が
変わってないと思いますし
現実の人間によって生み出されるところの空想を重視する考えも変わってないと思います
後の安吾は人間を離れた夢想を否定してますが、現実に精神の土台を置いた上でやむべからず生れてきた空想を否定してはいないのではないでしょうか。
いやだからそれ君の感想だろう。
「思う」じゃ検証になってないよ。根拠が無い。
こんなところで絡むような奴は俺くらいだろうけど、
まともな研究の場所でそんな適当なこと言ったら
徹底的に質問攻めにあったあと怒られるぞ。
ここで論をぶつ気はないです。
もともと感想を載せるものだと思ってますので。
まともな研究の場所でないから個人の感想でも一向にかまわんだろう。
2chでそこまでアカデミックにしなくとも良い。
一般書籍板と統合するかせいぜい小説板にすべきだと前々から思ってる。
306 :
吾輩は名無しである:2007/01/01(月) 07:59:34
新年 新年
307 :
金原文則:2007/01/07(日) 21:50:41
『風博士』が収録されている本ってなんですか?
308 :
吾輩は名無しである:2007/01/07(日) 21:55:30
青空文庫
309 :
金原文則:2007/01/07(日) 22:05:01
310 :
吾輩は名無しである:2007/01/09(火) 17:32:58
坂口安吾には落涙するが、ほかの作家ではそれがない。
いいのは評論だけ
だまらっしゃい。
そういや神田で例の評論揃いで五千円だったかな。
314 :
吾輩は名無しである:2007/01/14(日) 18:51:20
安吾は私の心の支えだ。
315 :
吾輩は名無しである:2007/01/15(月) 21:31:04
>>311 まあ、黒谷村を読んで新鮮な清々しい性欲を感じ取れない奴には、
安吾に限らず、文芸を読み解く素質はないと思う。
>>315 お前には写真集のがよさそう
文学を理解していないな
案後の作品には昇華がない。だからつまらない。取り節
評論がいいのは優れた取り節書きだから
318 :
吾輩は名無しである:2007/01/15(月) 21:59:20
>>316-317 君たちに文学を理解するのは無理だ、ということが良く分かった。
上野公園の噴水の周辺で寝ころがって生活するのがふさわしい。
安吾でいいのは評論だけ
320 :
吾輩は名無しである:2007/01/15(月) 23:18:43
農耕民族ってA型のこと
O型は狩猟民族、B型は遊牧民族
農耕民族A型は群れを作る。規則正しい横並びの群れを作るためには
無理やり敵を作り差別する・・・・これが、いじめ・・・・遺伝子レベル
AB型は約1700年前にできた。B型は2万年から1万5千年前。
A型は3万から2万5千年前。それ以前の数百万年は全員O型だった。
約2000年前にA型が日本にやって来たとき、日本の先住民(O型)を
大量殺戮したとおもう。アフリカの狩猟民族(O型)の99%は、
農耕民族(A型)に滅ぼされた。北米のインディアン(インディアンの99%は
O型)も大量殺戮され滅んだ。ヒットラーもブッシュもA型。
ドイツもアメリカも農耕社会。
農耕民族社会はいじめ、女性差別、虐待、大量殺戮、売春、ホームレス、
横並び結婚、を作りだした。
虐待されると自傷してしまう。今、日本の自傷者は百万人ともいわれている。
虐待されると、感情でも理性でも考えられなくなる。
農耕社会は虐待連鎖社会。
狩猟民族と農耕民族は歴史、感覚、認識の仕方がぜんぜん違う。
狩猟民族は農耕社会で生活すると傷つく。
教育は血液か遺伝子でクラス分け、しないとダメ。
321 :
吾輩は名無しである:2007/01/17(水) 23:08:38
既出だろうけど紫大納言と桜の森の満開の下って似てるよね。
>>321 似てるっつうか、紫大納言→桜の森→夜長姫はつながってるだろ?
>>322 あれ?そうなの?
アホだなあ俺。全然意識してなかったよ。
ありがとう。もう一回読み直してみるよ。
ストーリーじゃなくてモチーフっつかテーマがね。
この三作品を中心にした論文は多いから、興味あれば探してみ。
325 :
名無し:2007/01/28(日) 15:34:11
安吾読んでネオニートになったよ
326 :
青々軒:2007/02/07(水) 00:57:50
age
>284
だから、安吾本人が自分で
言ってんだよ。
そういや、忌野清志郎が「信長」を推薦してたぞ。
最後の締めくくりが
「俺とお前が生きているのは、なんだか懐かしいことでもあるな。」
「人は皆いずれ死ぬさ。」
みたいな作品があったと思うんだけど、分かる人
タイトル教えてもらえませんか?
331 :
吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 09:04:17
>330
「デンドロカカリア」
332 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 16:40:30
傲慢なナルが安吾ファンなのは何故?
333 :
吾輩は名無しである:2007/02/10(土) 18:16:06
>330
太宰治の『ダス・ゲマイネ』もそんな感じです。
「百円あげよう。これで綺麗(きれい)な着物と帯とを買えば、
きっと佐野次郎のことを忘れる。水は器にしたがうものだ。おい、おい、
佐竹。今晩だけ、ふたりで仲よく遊ぼう。僕がいいところへ案内してやる。
日本でいちばん好いところだ。――こうしてお互いに生きているというのは、
なんだか、なつかしいことでもあるな」
「人は誰でもみんな死ぬさ」
334 :
330:2007/02/11(日) 00:17:54
>>333 ごめん、ソレだ。
なんで安吾だと思ってたんだろう、ああ〜
とにかくありがとう。
335 :
吾輩は名無しである:2007/02/19(月) 07:58:57
エイ、ママヨ。もしもの時は死ねばすむことさ。
とりえは矛盾だけ
337 :
吾輩は名無しである:2007/02/26(月) 08:47:37
不良少年とキリストはいまの中学生全員に読ませるべきエッセイです
338 :
吾輩は名無しである:2007/02/26(月) 11:09:07
手塚治虫の『火の鳥 乱世編』のラストが安吾っぽかった。
手塚は作品の中に安部公房出したり、谷崎出したりと、文学コンプレックスが創作の原動力になってたっぽいし。
339 :
吾輩は名無しである:2007/02/27(火) 07:21:41
三千代さんはいい魂だなあ。
こんないい人が逃げもせずくっついててくれる
って事は、安吾はやっぱり上手かったんだろうね、sexが。
肉体の勝利だ。
>>338 文学に限らず、手塚はコンプレックスの塊。
乱世編て弁太が妻背負って逃げる奴だよね? 安吾っぽいか……。そんな気もするような。
桜の森の満開の下とかのイメージ?
341 :
吾輩は名無しである:2007/03/07(水) 22:38:46
オマージュとか元ネタ有を全部コンプ認定ってどういう精神だw
本歌取りやってた平安歌人もかよw
342 :
吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 01:11:04
アウエルバッハの『ミメーシス』でも嫁ってね
344 :
吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 18:21:22
同志295に総括を求める。
同志295には反革命的な言辞が多く見られる。
革命闘争のためには反革命的な部分を自己批判し、革命戦士として
生まれ変わらねばならない。 以上。
345 :
吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 21:55:49
AがまざってるOはOA型とする
OかBに好かれずAだけで群れてるヤツは、農耕民度、高すぎる。
群れて規則正しく日本の先住民を殺してきた遺伝子、多いんだろう。
O,B,Aの本当に優秀なヤツが1番嫌いなのって農耕度の高いヤツなの。
それを知らないA同士でさらに農度、濃くなる。
346 :
吾輩は名無しである:2007/03/10(土) 10:22:16
手塚と言えば、手塚眞が白痴を原作に映画撮ってたね。
映画と言えば、近くの公民館で桜の森の満開の下やってたのに
見に行けなかった。
347 :
吾輩は名無しである:2007/03/11(日) 17:53:16
安吾好きな人は、他にどんな作家が好きなのか気になる。
>>341 いや、そういう意味じゃなくて、手塚個人の人格的な長所と短所の話。
他の漫画家に対するコンプ、他の表現手法に対するコンプ、他の人格に対するコンプ
が原動力になってた、みたいな話。まあ、どっかの受け売りなんだけどw
オマージュとかは別に関係ないよ。紛らわしい書き方してすまん。
>>347 俺の好きな作家を並べる。たぶん参考にならないと思うけどw
安部公房、石川淳、織田作、梶井基次郎、川端、太宰、谷崎、中上健次、吉行淳之介。
あと筒井とか藤沢周平とか堀江敏幸とか町田康。我ながら節操なしだな。
>>348 趣味が割と似ているので面白く思いました。
俺は鴎外、荷風、中島敦、太宰、織田作、石川淳、志賀、芥川、梶井あたりを好んで読みます。
中上は安吾を敬愛しているけど、あんまり読みません。町田康もちょっと安吾っぽいですね。
350 :
吾輩は名無しである:2007/03/16(金) 20:55:24
おっ、しばらくぶりに覗いたら正面なレスが…
俺は川端、井伏鱒、安部工房、安岡、小島、庄野、吉行。
つづかねぇだろうなぁ。過疎。
351 :
吾輩は名無しである:2007/03/16(金) 21:03:35
【パクリ】痛いムカーを生暖かく見守るスレ31【自演】
なぜビジュアル系?
352 :
吾輩は名無しである:2007/03/17(土) 10:14:22
便乗して俺も書かせてもらいます。
横光利一、石川淳、牧野信一、森敦、小島信夫、後藤明生、中上健次。
海外なら、ポオ、ボルヘス、コリア、サキ、レム、カルヴィーノ、バーセルミ
あたりが好きです。
353 :
吾輩は名無しである:2007/03/17(土) 10:28:00
おれは『恋愛論』とか『青春論』って結構好きなんだけど、ここでは評判良くないみたいだね。
354 :
吾輩は名無しである:2007/03/17(土) 20:16:46
>353
「安吾」「essay」といった話題になるとまじめな人が向きになって騒ぐからね…。
その二作は好きだぜ。おれも。
『感想家の生まれであるために』も好きだな。
355 :
吾輩は名無しである:2007/03/17(土) 20:28:14
>>354 へぇ〜読んだかもだけど、ごっちゃになってるな。
宮本武蔵への考察も織田信長に対しても凄く考えて書いてたと思う。
自分の弱さを省みて書ける常識人と言うか人間を見る目の優しそうな人って印象だね。
「恋愛と言うものは、どうせいつかは憎しみあって終わるからやめて置けと言うのは、
どうせいつかは苦しんで死ぬんだから、初めから生まれてくるなと言うほどのものである。
その一瞬一瞬が大事なだけだ」
みたいな主張って実に人間らしいよね。
恨みも思いでも残さず。
武蔵の「我、事に於いて後悔せず」を引いてくるのもうまい。
356 :
吾輩は名無しである:2007/03/19(月) 01:29:01
「私は海をだきしめてゐたい」と「外套と青空」を図書館で初めて読んでみた。
スゲーな坂口安吾って。
高2だけどある種の衝撃感じた。
もっと他にも読んでみたいと思うんですが、お勧めはありますか?
良かったら教えて頂きたいです。
>>356 もしまだ読んでいなければ「風と光と二十のわたしと」
359 :
吾輩は名無しである:2007/03/19(月) 13:49:35
>>356 高2で安吾はマズイwww
人生壊してもいいなら堕落論をどうぞ。
そういう堕落論の読み方もあるのか
347です、レスくれた人ありがとう。
読んだことのない作家が沢山いて参考になったよ。
しかしあれだね、安吾みたいなおっさん近くにいたら楽しいだろうな。
362 :
356:2007/03/20(火) 01:17:07
>>357-359 ありがとうございました。
「風と光と二十の私と」は借りてきた文庫に収録されてたので早速読んでみます。
堕落論はこの文庫には入ってないみたいなので次回借りてきます。
363 :
吾輩は名無しである:2007/03/22(木) 04:11:35
坂口安吾はうちの高校の大先輩なわけだけれど。
364 :
吾輩は名無しである:2007/03/24(土) 04:08:13
あご長講師ウザイ!
結構乱暴な主張が多いよなー、安吾。
そこもまたよいのだけど。
366 :
吾輩は名無しである:2007/03/28(水) 08:16:02
よく言われるような無頼ともデカダンとも違うように思うんだけどな。
至極まともな事を言っている。
人の道は外していない。偽悪的なところもない。
まあまあ、そういうことはデカダンとか無頼とかの定義や、当時の捉えられ方、
安吾の作家性などを総合的に見てみないと簡単に判じ得ることじゃないっちゃよ。
368 :
吾輩は名無しである:2007/03/28(水) 10:02:12
ずっと前に家庭教師の派遣の会社にバイト面接に行って、
好きな作家はと聞かれ、坂口安吾ですと答えたら
えらく警戒心を持たれて「安吾みたいなデカダンの生活態度をどう思いますか」
なんてさらに聞かれた。(採用にはなったけど)
太宰のせいかなんか知らないけど、なんかそういうイメージあるんじゃないの?
これについては中上健一も以前そういう誤解に反撥した文章を書いてた。
369 :
吾輩は名無しである:2007/03/28(水) 12:13:01
>>368 デカタン以前より、随分古い作品が好きなんですね、という
感想を持つだろうな。今で言えば、根本敬や山田花子?‥なら、即不採用か
新キャラクター デカたん誕生
>366
そういった定義付けは批評家さんが捏造したものだものね。
デカダン然り。無頼派然り。
しかし彼は乱暴だ。つまりおっちょこちょいだ。
>370
筋の通らない意味不明な書き込みは慎むようにw
だって369がデカタンっていうから
373 :
吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 08:51:02
凄い面接だなw
何故「キャラクター」が「誕生」するのかが分からない
↑ごめん。
酔っ払って二チャンに来るもんじゃないな。
芥川賞選考で「壁」の受賞を反対したんだな。
詳しいところ知ってる人居るかい?
377 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2007/04/08(日) 13:37:56
何で安吾の小説に出てくる女ってヤリマンが多いんだろうな?
そういう時代だったんだよ。知らんけど。
>>377 安吾はいままでの文学は「肉体」というものが描けていないと主張して、
エッセイや対談などでしきりに「これからの小説は肉体をかかないとダメだ」
と言っていたから。だからやたらと小説の中にパンパンが登場する。
でも、本人の女性経験は同世代の作家と比べても極めて少ないんだけどね。
380 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2007/04/08(日) 21:38:40
>>379 経験はともかく、考えれば考えるほど書けなかったんじゃないかな?
女の異様なほどの体や時間へのこだわりってものを考えてしまうとね。
『桧垣』を持ってきてまで語るほどだしね。
女の貞操は男にとっては紙切れより軽いけど、女にとっては命より重い。
そこら辺が不条理なんだけど、そんなもんだ。
結局本能に基づいて行う事は、文章に出来ないって気づいてたんじゃないかな。
恋愛についても、本人がロマンチストだったからこそ描けなかったって事だね。
文章にする必要が無い欲求は、文章にすべきでないと。
381 :
吾輩は名無しである:2007/04/08(日) 22:20:53
>>379 >「肉体」
大藪春彦だって「身体」にこだわっていたぞ。
それが、必ずしもセックスと結びつくだけに終らない大藪文学の神髄だ。
382 :
吾輩は名無しである:2007/04/08(日) 22:23:21
>>380を平易に叙すと、女は子宮でモノを考えるから捕え所が無いんだな。
無意味で暴力的な書き込みはきらひだ。
桜の森の満開の下を映像化するなら女は山川未央がいい
385 :
吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 19:27:18
本人も情痴を書いていると認めてるよ。
理想の女はあるが、自分の文学上それを意味はないとして敢えて書いてないし。
肉体については生活すべてにおいてであって、要は姦淫の念についてでしょ。
姦淫は文学と切れない関係にあるのにいまさら言う事じゃないでしょ。
なぜそれを書いたかは、個人が問わなければいけない問題だしさ。
ていうか処女崇拝の傾向があるけど、びっくりしちゃったよ俺。
>>385 >理想の女はあるが、自分の文学上それを意味はないとして敢えて書いてないし。
といっても、若いころは、思いっきり矢田津世子女史のこと書いてるじゃん。
でも彼女は安吾が観念上理想とした女性であって、現実の彼女とのギャップに苦しんだみたいだけど。
「なぜ彼女に肉体があるんだろう」みたいなことを書いているくだりは痛々しい。
「私は30まで童貞であった」みたいなことを書いているくだりは微笑ましい。
387 :
吾輩は名無しである:2007/04/10(火) 22:11:45
20代半ばまで酒も呑まず女も知らずだったんだよな、確か。
あの年代じゃ珍しかったんじゃないのかね?
>1
生きていると101歳?
389 :
吾輩は名無しである:2007/04/11(水) 19:37:08
白痴読んだ
難解なわけでもないのに、読み終わったあと何も残らなかった
透明だった
390 :
389:2007/04/11(水) 21:51:56
火の海を走るように生きるお
(`・ω・´)
391 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2007/04/11(水) 23:26:08
>>389 褒めてるのかどうなのか…?
戦災や震災に遭ったらあんなもんだ。
体だけが大事でね。『いずこへ』とかの方が身につまされないか?
393 :
吾輩は名無しである:2007/04/12(木) 03:27:39
>392
いいね、それ。
健忘小説。
でもやっぱ健忘小説として上等なのは「私は海をだきしめていたい」か、「いずこへ」だなぁ。
394 :
吾輩は名無しである:2007/04/12(木) 18:50:00
>>393 『青鬼の褌を洗う女』は、ちょっとイタズラが効いてて忘れにくいもんな。
あの短編で何回安吾に裏切られるか…。
>394
なぜ「青鬼」に話が進んだのか分からないが俺へのすれになっているので返信してみる。
安吾は裏切ろうと書いていないと思う。最初から一本真っ直ぐに書いてると俺は読んだけれど。
人間の日常は理詰めだけで語れるほど確かなものではないから、久須美のように観念によって日常を生きることは出来ない。
というよりも理窟では説明できない部分で生きるのが人間というものだ、と安吾は作中で言っていると思う。
私が鬼の褌を洗うのも、私がその説明できない部分で生きているということの反証であると俺は思う。
つまり田代さんとサチ子は人間侮蔑が出来ないという点で原理的には同等の嗅覚(あるいは資格というか)をもった人間であるということ。
二人は欲望全てを所有することは出来ないし、欲望全てを捨てることもできない。だから戦争のような地獄そのものに成ることも出来ない。
俺はそういう風に読んだ。俺は貴方を煽るつもりでは無いし、ただ話し相手が欲しいだけ(w)。
396 :
吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 20:19:53
>>395 ごめんごめん。同じ文庫本に入ってるからつい。
あの作品ってお母さんの幽霊ってくだりと、墨田川を色仕掛けで励ますけど不発って所がね。
イタズラだなぁと思う。
安吾ってああ言う作風なんだけど、あの作品はイタズラが好きな感じだ。
>395
そういうことか。ひょっとして新潮の「白痴」?
なんて云うか…阿呆みたいに長文すまんかった(しかも何云ってんのか分からんし)w今さら恥ずかしいわw
とにかくレス有難う(これも可笑しいな)。
気力がない、「安吾人生案内」しか読めない・・
馬鹿?死ねよ!
誤爆?
401 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 01:25:19
安吾の初版本ってビックリするくらい安いよね
それだけ大量に出版されたってことか?
402 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 02:08:59
当時から人気作家だったらしいよ。
403 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 17:10:15
覚せい剤打って書きまくってたんだしな。
404 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 17:31:16
なんで戦時中はそんなのが広く出回ってたの?
405 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 17:33:52
>>404 大日本製薬が国策に沿って作ったのがアンフェタミンだったから。
406 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 17:36:58
にゃるほどな
407 :
吾輩は名無しである:2007/05/10(木) 18:44:10
408 :
吾輩は名無しである:2007/05/11(金) 00:15:00
>403
まあその通りなんだが、ヒロポンは今でいう栄養剤感覚だったみたいだよ
栄養剤感覚つっても覚醒剤だべな
410 :
吾輩は名無しである:2007/05/11(金) 02:41:05
カフェインが非合法化されてから同じこと言いなww
411 :
吾輩は名無しである:2007/05/11(金) 05:14:20
んだんだ。覚醒剤だべなー。
思うに、堕落論は今こそ読まれてしかるべきではないだろうか。青空の下で読んで頂戴!
残るのは評論系のみだろ
413 :
吾輩は名無しである:2007/05/11(金) 10:56:46
>>411 権威を否定して恋愛を否定して脱税を推奨する内容じゃあ、現代になじみすぎてダメだね。
安吾は危機の時にこそ読まれる作家らしい。
確かにそうだろうね。
414 :
吾輩は名無しである:2007/05/11(金) 16:21:06
小林秀雄との関係が面白い。
追悼文系はみな傑作。
これだけ人を見透かしてるのに、なぜ
小説の人物像はどこか観念的なのだろうか。
だから、残るのは評論系のみだろ
夜長姫が傑作だからいいんじゃないのかね。
坂口安吾は「堕落論」が有名すぎて評論系が注目されがちだけど、
もっと小説やエッセイが知られて読まれると好いと思うんだが。
このさい長編小説は措くとして、幻想性をまとった中短編や歴史物、
エッセイと小説をごっちゃにしたような作品などどれも逸品ぞろいだもの。
ついでに言えば、堕落論の雰囲気というか印象だけで、
ただのインモラル反体制作家だと思われてる節があるのも困ったもの。
モラルという面から言えばアンモラルだよな。
大学の卒論でも安吾を扱う学生は多いのだが、
大半はその手の無頼派論なんだよね。
420 :
吾輩は名無しである:2007/05/27(日) 18:58:23
坂口安吾は自分が通っている高校の大先輩だ(安吾は途中で東京の高校に移ったそうだが…)
高校の授業をばっくれて、海岸のそばでぼんやり海や空を眺めて過ごしていたらしい。
安吾はこの裏日本の海を見て何を感じていたんだろう。
この間安吾と同じことをして気付いたことがある。
映画館で映画を見たりして学校をサボるより、海の音を聞いて空を仰いでいる方が変に心地がいいということだ。
お勉強のし過ぎで頭がおかしくなったんだな
422 :
吾輩は名無しである:2007/05/27(日) 20:49:25
昨日、安吾の「黒谷村」読んで感銘を受けた。
安吾の作品で有名なのは「白痴」とか「堕落論」なのかも分からんけど、それより心に残った。
夏目漱石が人間を書いていない、というくだりはハッとさせられた
自殺なんぞケジメの付け方としては一等に不誠実だ、みたいな
424 :
吾輩は名無しである:2007/06/22(金) 20:12:31 BE:584716267-2BP(2009)
>>423 でも、安吾自身も何度も自殺を考えたと書いてるんだけどね。
自殺については、不良少年とキリストが一番率直に書かれていると思う。
426 :
吾輩は名無しである:2007/06/22(金) 22:49:16 BE:487263375-2BP(2009)
>>425 安吾と三島は、自殺はオッチョコチョイとかフツカヨイとかボロカスだな。
でも、それでも考えただろうな。
427 :
吾輩は名無しである:2007/06/23(土) 12:13:36
評論でも小説でもいいから新刊だして欲しい。
忙しいのかな。
428 :
吾輩は名無しである:2007/06/23(土) 13:57:43
429 :
吾輩は名無しである:2007/06/24(日) 17:50:21
白痴を読んで過去の映画化なかったかなと検索したら,手塚真がやってたのね。結構評判だった
みたいけど,全然気がついてなかった。結構マイナーだったのかなあ
でもこの映画結構良いわ
気に入った
苦悩は食欲ではないのだよ、安吾よ。
431 :
吾輩は名無しである:2007/07/02(月) 17:28:36
坂口安吾の作品を沢山読みたい場合、冬樹社版、ちくま文庫版、筑摩書房版、
どの出版社の全集が沢山読めますか?
ちくま文庫版、筑摩書房版は、同じ内容ですか?
>>431 1番充実してるのは最新版の筑摩書房の全集だよ。
『白痴』の未発表原稿なんかも入ってるしね。
小説もエッセイもごちゃまぜの発表順だから、安吾の思想の変遷も掴みやすい。
でも値段が手ごろなのは、ちくま文庫の全集だけどね。
収録数もさほど遜色はないし。
カラターニの奴か。あれたけえんだよな。安く売ってねえかなあ。
434 :
431:2007/07/04(水) 12:38:24
>>432 レスサンクス。
ちくま文庫のって廃版ですよね?
ちくま文庫の全集って再発とかしないんですかね?
あとちくま文庫版は、発表順に掲載してるんですか?
教えて下さい。お願いします。
435 :
吾輩は名無しである:2007/07/04(水) 15:05:34
廃版廃版廃版廃版廃版廃版廃版wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>ちくま文庫のって廃版ですよね?
>ちくま文庫のって廃版ですよね?
>ちくま文庫のって廃版ですよね?
>ちくま文庫のって廃版ですよね?
>ちくま文庫のって廃版ですよね?
品 切 重 版 未 定 だ カ ス
>>434 あれ、今は売ってないの? 数年前まで普通に本屋で買えたけどね。安吾ブームも下火なんだね・・・・・
ちくま文庫版も発表順に並んでるけど、小説とエッセイが別になってる。小説が前半、エッセイが後半。
値段の高い筑摩書房の方は柄谷さんが、
「安吾の小説はまるでエッセイのようで、エッセイはまるで小説のようだ。だから発表順に読むのが一番いい」
みたいな理屈で小説とエッセイの区別を設けずに並べてるんだよ。
437 :
吾輩は名無しである:2007/07/13(金) 03:15:24
坂口安吾ってあんまり人気ないんですかね?
新潮の夏の100冊とかに選ばれる位だから、人気が無いわけではないだろうが・・・
人気はあるが知名度は無い
440 :
吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 02:56:33
ちくま文庫の全集を読み始めたが、話がよく分からん…
441 :
吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 03:42:12
日本は豊かになったなと思う。
すげえw
昔から「シノニイム」の意味がわからず、そのまま放ったらかしに
しているのですが、どういう意味でしょうか。
検索しても出てこないし、アルファベット表記もわかりませぬ・・・
> シノニム【synonym】
> 同義語。同意語。類義語。アントニム。
たぶんこれでいいと思うけど
青鬼の褌を洗う女 と 私は海を抱きしめていたい と 紫大納言 が好き。
浅川マキさん聞きながら 坂口安吾さんの小説読んでるときが一番幸せです。
ほんたうに、其れが一番で好いの?
冬樹社っていうとこの全集を持ってるが
どうも全集になってない気がしてならん。
Sage
450 :
吾輩は名無しである:2007/08/21(火) 18:52:16
AGE!
>どうも全集になってない気がしてならん。
意味不詳。他人にわかるように説明しやがれ
>>451 なんだ?貴様は。
ちくまの全集が図書館にあるが、そちらのほうが読みやすいんだ。
改行とかね。あと目次に副題が入ってないのがあるから何の
作品の中にあったか忘れてしまいがちなんだ。
453 :
吾輩は名無しである:2007/08/27(月) 22:15:08
安吾って俺が文学青年(そう自称するのもなんだが)の頃は、
例えば有島武郎や横光利一みたいに広い意味でメジャーだが
その中では比較的マイナーっていう存在だったけど、今時じゃ
ハナから足穂や埴谷と同じように輪の中の外っていう扱いみたいだね。
賞取ってないからね
いや、俺は堕ち切るぜ、安吾さんよ。
どこまでもどこまでも堕ちきって、そんで・・
456 :
吾輩は名無しである:2007/09/06(木) 16:34:09
>455
堕落だなんだと、
感情的にならなければ文章と対峙できないような読者に、ベタベタ触られる作者の気持ちにもなってみろよ?
つまり俺の腹立たしさを理解しろ。
あなたは坂口安吾と太宰治を混同していないかい?
もっかい大学入りなおして、闘争の日々を再開したら?
革命でもなんでも起こして自己対話を満喫してください。ただし自室でね。
美術系専門卒です
綱男さんは写真集とか出してないの?
今それを口にしても良い物書きって舞城くらいじゃ?
顔出しして営業してって、人間コミで商売している大半のには、
そんなことを云う資格はないと思う。
460 :
吾輩は名無しである:2007/09/08(土) 22:57:51
「タイトルを見ただけでうんざりした。」
461 :
吾輩は名無しである:2007/09/13(木) 19:04:04
安吾読む人は少ないのかね。
だってスレ伸びないし、たまにレスがつけば…
せっかく柄谷行人が持ち上げてくれたのにねえ
まあそれでもけっこう読まれてる作家だと思うよ
太宰には及ばないまでも、それこそ石川淳とか埴谷とか織田作とか木山捷平とかに比べたらね
まあいまだにイロモノとして見られてるような節はあるけれどもww
ところで講談社文芸文庫の川村湊の解説、俺はけっこう好きなんだけどこのスレの住人はどうなのだろう
しかし柄谷にも川村にも言われてることだけどエッセイと小説の目指す方向が
ここまで一致、一貫している作家は珍しいんじゃないか
エッセイをふまえて代表的な小説作品を読むとあらためて感心する仕組みになってるような気がする
その逆もまたしかり。文章はヘタ(というか個性的)だけど、アレゴリーの扱い方が異常にうまい
テクストではなく作家を、記号ではなく内容を読みたがる日本の文学、批評の傾向からすれば
傍流としてではなく本流としてもっともてはやされててよさそうなモンだけどなあ
なんか勢いだけで長文になってしまった
坂口安吾研究会 第15回研究集会
http://page.freett.com/angoken/yotei.html ◇期日:2007年9月22日(土)午後1時30分より
◇会場:早稲田大学戸山キャンパス(東京都新宿区) 32号館
◇プログラム要目
テーマ:《自由発表》
《講演》
坂口安吾と大戦間モダニズム 笠井潔
《研究発表》
〈肉体〉と〈実存〉
―サルトルに対する坂口安吾 朴智慧
剣豪小説黎明期における「女剣士」
―五味康祐「喪神」からの触発― 牧野悠
※研究会終了後、懇親会を開催いたします。
(会場は当日お知らせします)。
また、あご長講師が来るんだろうなwww
465 :
吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 11:45:06
わたしはうみをだきしめていたい
今、こんなフレーズ書ける作家いないなあ
466 :
吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 20:57:15
>462
「テクストではなく作家を、記号ではなく内容を読みたがる日本の文学、批評の傾向からすれば
傍流としてではなく本流としてもっともてはやされててよさそう」
「エッセイをふまえて代表的な小説作品を読むとあらためて感心する仕組みになってる」
というのは俺も、そう思うな。
というのは無頼派と名付けられて、実際にその無頼派のごとく振る舞い(作品中で、殆ど安易なともとれる言葉遣いをするなど)
ものを書き続けたという点だけを見ても、「もてはやされて」よいと思う。
467 :
吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 21:04:16
安吾は文章うまいよ。
読みにくい?
468 :
吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 23:58:32
>467
いや、文章が下手だといったわけではないし、
上手くはないといった訳でもない。
じゃあどういう意味かといえば、
その当時日本の文壇で主流だった私小説組(おれの造語だけども。安吾だって私小説的な作品を書いているが、そはまた別の話)
の作家たちが自論の論証として(小説とはかくあるべしというような、ね)その私小説組で流行ってる便利語を使わずには言葉を発しなかったのに対して、彼(安吾)はその便利語を論証として使わないことで、
その私小説組(文壇の主流)と距離を置くということをきっぱりと表明していた。
つまりある程度(他の作家や、文芸関係者から白い眼で見られるぐらいに)
突っ張って仕事をしていた=文章を書いていたということ。
まぁ彼の文章がうまいとは思わないが、
活字の上での人間関係に於いてかなりタフであったことは評価したいし、
尊敬しないでもない。
日本の政治家はマドロッコシイ、
あるいは殆ど無意味な話し方しかしないから「読みにくい(あるいは読み易い?)」けども、
安吾の姿勢をこれからの日本の総理大臣にでも見習わせたいわ。
適宜改行しなよ
文章がうまいかどうか素人で判らないが,所々主語に対応する述語がなくなったり,主語と述語が
対応していなかったりしていることはあるなあ
それでもいいんだけど....
読み直しとかしなかったのかな?
んなバカな,とは思うけど
>>468 おまえの文章が読みにくい。絶望的なまでに。
472 :
吾輩は名無しである:2007/09/18(火) 23:09:54
>471
そう焦るなよ、兄弟。
そんな小さなことで絶望していたら、何時までたっても留年繰り返すだけだよ?
>467
あなたは安吾のどういった所に文章の上手さを感じるの?
( ゚д゚)
474 :
吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 19:47:54
誰かかまってくれよ。
昨夜寝てないから安吾も読めないし、ラーメン煮える五分間を我慢できないんだから!
良くも悪くも、安吾スレってそういうところだろ?みんなの居場所だろ?
もう生煮えでいいわ。
ところでさふと思ったのだけど、
即席ラーメンの芯が煮え切らない状態を「生煮え」と形容するのは俺様の語感に反するのだよ。
反するのだけども、もうひとつ適当な言葉を見つけられない。
だからさ、皆に聞こうと思って。
どうする?
あ、あと467はちゃんと質問に答えてね。他の誰でもなく、俺が暇なんだから。
すgggっごく眠い。
速贄(ハヤニエ)という言葉があるぞ。
苦学生なのかな? インスタントラーメンが主食だとしたら、キャベツも刻んで入れることだ。
476 :
吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 20:53:27
いやいや、危うく絶望するところだった。際どかったな、しかし。
これで即席ラーメンを買う場合には、キャベツも合わせて籠に入れる人間が一人増えたということです。
交信終了
477 :
吾輩は名無しである:2007/09/22(土) 17:42:32
安吾・安吾と、誰のこと指しているのか判らないんですよ。
これからは、坂口さん、と呼びましょう。
478 :
吾輩は名無しである:2007/09/22(土) 17:47:38
145
>ところで、この時代の作家の不健康エピソードとか気が滅入りませんか。
いかにも軽い感じで不健康な様を語ってるから、なおさら笑えなかったり。
あの時代の読者は「あ〜あるある」みたいに笑い飛ばしていたんだろうか。
例えば、ケツに腫れ物が出来て全く動けぬほどになってしまったけど
酒飲んで寝て起きたら痛みが消えてた、、、とかその類の話し。
そうですね。
坂口安吾って、常識的価値観の元で、価値を反転させていきがっているだけ
なんです。
また、そこに、凄く気負いがあるから嫌味なんですよ。
479 :
吾輩は名無しである:2007/09/22(土) 21:08:12
>478
なにをしに安吾のスレ来たの?
480 :
吾輩は名無しである:2007/09/23(日) 17:01:09
456
>堕落だなんだと、感情的にならなければ文章と対峙できないような読者に、ベタ
ベタ触られる作者の気持ちにもなってみろよ?
つまり俺の腹立たしさを理解しろ。
あなたは坂口安吾と太宰治を混同していないかい?
坂口氏って、小林秀雄を教祖とか罵倒していながら、自分は、斜めに構えて人間通
気取った教祖なんですよ。
また、そんな自分を「人間が好きだ」とか言って、自他共に容認しているんです。
全然、自分に厳しさがないんです。
そこが、太宰治との違いなんです。
”安吾”の甘ったれ。
甘ったれ男、坂口”安吾”ですね。
思いこみで批判する典型だな
482 :
吾輩は名無しである:2007/09/23(日) 21:11:27
こういう奴に限って行間を読みましたとわめくんだよな。
あなた、ひょっとして人気の講義を停止させるので有名な、
Y子ちゃんじゃない?
恥さらすのは教室だけにすればいいのに。
483 :
吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 17:46:57
482
>あなた、ひょっとして人気の講義を停止させるので有名な、
Y子ちゃんじゃない?
違うわ。私は、坂口安吾の講義をしている側の○江よ。
天性の娼婦よ。。。。なんてね。 ^^
風だとか,ファロスだとか,堕ちよ生きよだとか,あたりまえのフレーズで、
斜めに構えて”人間通を気取った”丸メガネ顔が嫌いなんですよ!
また、それを、有りがたがって持ち上げている輩も嫌いなんです!
>>483 じゃ読まないで
もっとましなフレーズを生み出してくださいな
ちゃんちゃん
485 :
吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 18:33:23
訂正
違うわ。私は、坂口安吾の講義をしている側の○江よ。
から
違うわ。私は、坂口安吾の講義をしている側の ○枝よ。
頭にきて、自分の名前間違っちゃたわよ。
ファロスね!
風とか,ファロスなんて、社会が存続していく為に必要とされる文化的”ガス抜き
弁”なんですよ!
それをドロドロしたイメージ吹かせて、得意げに説く”人間通を気取った”顔が嫌
いなんです!
ファルスだろ・・・・・
うーむ、実は男根を欲しているのだろう
男根を欲しない女がいるか?
489 :
吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 20:54:16
その欲求を嫌悪する女なら何人も知ってるけど、
実際問題欲しない女なんていないと思うな。
もし仮にそんな女が居たとして、それは女ではないと言って良いと思う。
顎長イラネ
491 :
吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 18:42:09
486
>ファルスだろ・・・・・
興奮して、欲望丸出しにしちゃったわよ。
そうね、ファロスじゃなくてファルスね。
欲望丸出し,隠し立てなしだから、逆に聖女,天女よ!
わかった! (●`皿´ ●#) キィ―.
自分は、いつも生活者,実感信仰の側に立って。
突き放されだとか,虚空だとか,ふるさとだとか,臭いフレーズで、文学者を得意げ
に批判している。
ジョン・レノン印の偽善者丸メガネ顔が嫌いなんですよ!
492 :
吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 18:52:08
追加
坂口安吾の本名は、坂口炳五(へいご)です。
これからは、炳五(へいご)どん,越後の塩取り屋息子炳五(へいご)どん
と呼びましょう。
炳五(へいご)どんは、いつも人の裏方,メタ・メタレベルに位置して、人
間通を気取っている。
そのイタチ顔が嫌いなんですよ!
493 :
吾輩は名無しである:2007/09/27(木) 04:26:52
確かに人間通を気取っているし、
またイタチを連想してしまうのは事実だけれど、
話をしたいのならばその主張だけの口調を止めて欲しい。
明日は金曜だから、つまり所謂「バイトが休みの日」だからさ、
もちろん皆も暇だろう?
まあ、そう言わずに、お茶など飲んで腰を落ち着かせて、
おれ様に付き合えよファロス女史。
494 :
吾輩は名無しである:2007/09/27(木) 19:30:37
495 :
吾輩は名無しである:2007/09/27(木) 21:14:59
いやいや、そう逃げるなよ。慌てる乞食は貰いが少ない。
ここまでの貴方の発言を見るだけではあなたがどういった疑問なり問題意識をもって
作品を読んでおられるのか、それがいまいちわからんもんだから、
もうちっと分かりやすく、且つ尋常な姿勢で語ってもらいたい。
この狂言回し的にハイテンションなファロス女史が、
全ての役割を終えて一個の読者に帰するとき、
そこには一体何が見られるのであろうか。
乞うご期待。
496 :
吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 17:34:38
495
>いやいや、そう逃げるなよ。慌てる乞食は貰いが少ない。
この狂言回し的にハイテンションなファロス女史が、
あなた! なに勘違いしているのよ。
私は全然ハイテンションじゃないわ、普段の私!
私こそは、安吾が、そしてあなたが長い間捜し求めていた天性の娼婦。
全ての欲望を肯定出来る聖女,ふるさとよ。
画像を見れば、一目自明じゃないの!
♥♥♥♥♥ 桜の花びらが似合う私 ♥♥♥♥♥
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/kao/1035462079/
497 :
吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 17:45:11
きのう、CR海で、5万すっちゃったわよ!!
単!単!単発ばっかり。。。。 (●`皿´ ●#) キィ―.
サイフの底が”突き抜けちゃった”わよ。
どうしてくれるのよ!
芥川龍之介のせいよ!!
498 :
吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 01:09:32
『石の思い』読んだ。
良かった。
不連続殺人事件は附記が面白いな
読者を煽ったり、太宰をからかったり
500
501 :
吾輩は名無しである:2007/10/17(水) 08:02:20
安吾がいつからヒロポンをやっていたかわかる作品ありませんか?
わかるものなのか
503 :
吾輩は名無しである:2007/10/18(木) 02:12:52
現在の作家でいつからリゲインを飲んでたか判る作品があるかい?
この作家の研究者って、ヘタレが多いなwww
505 :
吾輩は名無しである:2007/10/18(木) 22:02:04
例えば誰?
関井光男あたりのことかい?
507 :
吾輩は名無しである:2007/10/19(金) 17:58:18
名前忘れたけど、マイナー大学の講師がヘタレなことを言ってたなwww
510 :
吾輩は名無しである:2007/10/28(日) 16:34:14
みんな安吾の他には誰読むか、ミーは石川、庄野、吉行、小島、安部よ、
教えてぁる。
511 :
吾輩は名無しである:2007/10/28(日) 16:54:32
安吾しか読まね
それもどうかと思うが
良いのに出会えん
馬鹿にしないでね
太宰、三島、谷崎、公房
あとは中原中也とか詩が好き
正直安吾に出会ってからはもう文学は安吾だけありゃいいやみたいな感じ
まあそれはネタとしても気持ちはわかる。
最初読んだときはそれくらいの衝撃はあったよ。
>>508 それって、珍しい苗字の人じゃないかい?
石の思い(マザコン物語)
夜長姫と耳男(ツンデレ王女物語)
★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★
大阪経済法科、帝京、帝京平成、帝京科学、東和、第一経済、第一工業、第一薬科
以上は一般に日本八大悪徳大学と呼ばれ、その醜悪ぶりは日本随一である。
そして上記の八大学は文科省の規定を破り、高校生を不正な手段で集め、文科省に見捨てられている。(助成金をもらえない)
具体例を挙げれば帝京は推薦で定員の8割以上を入学させている。(文科省の規定によると推薦では5割までしか入れてはいけない)今でもかなり偏差値は低いが普通の大学と同じように帝京が推薦枠を5割にしたら現在の偏差値より10は少なくとも低くなるだろう。
つまり上辺だけ格好をつけている汚い大学というわけだが、入学者の質の悪さは当然、日本最低ランクの奴等がウジャウジャいることになる。
次に大阪経済法科は定員の3倍以上の入学者(もちろん全て超ドキュン)を入れて文科省の規定を破り、見捨てられている。
最近ではすでに馬鹿の入学者も集まらなくなってきたようで、帝京とともに廃校は時間の問題と言って良い状態。
まあ、集めているとは言ってもどこにも入れない究極のドキュンしか集まっていないが。
つまりものすごく頭の悪い高校生を集めて金を稼いでいる営利団体だな。
東和、第一経済なども同じようなことで文科省から無視されているザマ。
しかもこれらの大学は実質倍率を公表しなかったりデタラメな数値を公表したりしている。
教育内容や施設・設備はとんでもなく劣悪なのにも関わらず、学費の高さは全国トップレベル。
間違ってもこの八つの大学にだけは入学してはいけない。
★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★
ちなみに東和大学はすでに廃校が決定。
DQN率では二松もいい勝負だけどなwww
521 :
吾輩は名無しである:2007/11/14(水) 22:01:17
エッセイ書いて提出したら「坂口安吾」みたいな文体だな、って言われたよ。
なんか嬉しい。
坂口安吾の文体とか文章はあんま綺麗じゃない気がする
それも安吾らしくていいけど
523 :
吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 07:43:11
安吾は私の高校の大先輩だったりする。
私の大学の大先輩でもあったりする。
隠してたけど実は俺の心の師匠なんだ
526 :
吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 14:59:22
527 :
吾輩は名無しである:2007/11/15(木) 17:30:23
528 :
吾輩は名無しである:2007/11/16(金) 21:48:35
欲しいな。
金の余裕はないし、なんでこのスレに書き込むのか変わらないけど。
堕落論で安吾に興味覚えて色々読んでるんですか、同じ描写多いですね
芥川と農民作家
モリエールやらボルテールがなんたら
学校サボってどっかの木にいた
ここらへんはうんざりします
けど基本的には面白いですね
安吾は同じフレーズ何度も出て来るし、
小説もエッセイも、読んだ印象が割と変わらないんだよな。
主人公の存在は別の次元の安吾みたいな。
>>510 ブコウスキーとか安吾と似てないかな
自分は好き
ネットオークションで戯れに検索してみたら安吾の文章読本なんてあるんだね
何書いているか分かる人いますか?
全集とかで読めるのかな?
苦しめ。そして苦しむのだ。
それが人間の当然の生活なのだから。
全集をDVDでだしてほしいです。
DVD?
DVD全集は外出先で読めませんが、これはぶあつい全集もおなじですし
作品を発表年順に並び替えることも
エッセイ・小説ごとに別けることも自由なうえに
文字のおおきさを自由にかえることも、きっとできるでしょう
キーワード「桜」や「淪落」で文章内を検索して作品を抽出なんてことも、可能かもしれません
本の形の++全集に、++にたいする批評がずらりと並んでいるのは嫌なかんじですけど
DVDだと気にならない気がします
安吾による批評だけじゃなく、安吾作品の批評もまとめて読みたい
安吾氏も好きにやれと言うはずだ!
でもまあむりだろう!
537 :
吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 22:39:01
安吾って精神病克服とかの為、いろいろ語学勉強したらしいですが
実際に、読み書き完璧な言語は何だったんでしょうか?
>>537 そんなん知らんがなw
病気が直ったら全部忘れたって書いてたと思うぞ
アテネフランセに通ってたらしいからある程度
フランス語は読めたかもしれんが
読み書き完璧な外国語なんてなかったんじゃね?
想像でスマンが
東洋の印哲だったらパーリ、サンスクリットはそれなりに出来たんじゃない?
あの頃は今の学生よりまじめだったろうし。
昔は梵日辞典がしっかりしてなくて、インド哲学をやる為には梵仏/梵英辞典を使えないとダメだったと聞いたことがある。
フランス語は分からないところは飛ばしつつも翻訳してたぐらいだし
ある程度は出来るだろうね
安吾が「そのうちジャズも高尚なものとなるであろう」みたいに書いていたエッセイって何だったでしょうか?
急に読みたくなりました
542 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2008/01/23(水) 08:37:39 BE:877074179-2BP(2010)
>>542 青空文庫で日本文化私観のページで「ジャズ」という言葉を検索しましたが
違うかったようです
ありがとうございます
544 :
( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/01/23(水) 13:11:11
恐らく“歌笑”文化の事でしょう(笑)検索すれば読めますよ(笑)
>現代においては俗悪な、そして煽情的な実用品にすぎないジャズやブギウギが、やがて古典となって、モオツァルトやショパンのメニュエットやワルツと同じ位置を占めるようになるものなのだ。
>いかなる典雅な古典も、それが過去において真に生きていた時には、俗悪な実用品にすぎなかったのである。
おそらくこの辺りでしょうか(笑)真っ向から佐藤さん等、通、目利きの評価を得ようとしておられる方々に対立する意見ですねぇ(笑)
>>544 見つかりました
ありがとうございました
546 :
吾輩は名無しである:2008/01/27(日) 15:21:36
安吾は「美を意識した美しさは素直じゃない。実質に美が宿る」と言っていますが
この頃、美しく見せようとするのも「実質」な気がしてきた
孔雀の羽のような
あれは求愛という「必要性」からくるものじゃなくて?
小菅の拘置所
ロケット
550 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 18:28:27
アスリート(外黒人)
文庫本(うすめ)
552 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 07:21:46
前に、凄く可愛い顔した女子大生が、
『安吾は私にとって神様ですね。』…って言ってたの思い出した。
…ポン中でも神様…安吾羨まし…。
553 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 07:37:07
作家はもっとシャブをやればいいんだよ。
シャブをやらないから駄目なんだよね。
554 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 07:54:27
555 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 03:43:42
私はポンを抱きしめて痛い
ポンと三千代と四十路の私と
557 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 06:12:28
ポン=ヒロポン
昭和20年代、ヒロポンと呼ばれた覚醒剤が、町の薬局で普通に販売されてた。
558 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 07:00:18
ポン中先生
559 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 07:14:20
560 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 08:36:46
あの眼鏡が気に食わん
わ。
561 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 09:05:06
俺はお前が気に入らない。
562 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 09:08:11
563 :
それいけ修治!:2008/02/07(木) 09:10:51
564 :
悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2008/02/07(木) 09:42:46
できた!
出だしを読んでくれ。
「私はリベルタンです。ホントなんです。束縛に反抗するし、時を得顔のものを嘲笑します。だから、いつまで経っても、出世できない様子ですょ。」
↑ パクリ野郎
>>564 >できた!
その言葉からはカップ・ラーメンしかイメイジできない。
ポン中陛下にさゝぐる言葉
>>563 これの上マジで太宰なの?
全然キャラ違うw
569 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2008/02/07(木) 16:52:09 BE:278436645-2BP(2010)
>>568 芥川龍之介に憧れてたらしいから、このポーズなんじゃないの?
570 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 19:29:24
現在の小説界でこのポーズが似合うのは石平長七郎と村上龍だけ。
長七郎……、長七、あれ? つまり石田衣良の本名だが、下の名前がどうしても覚えられねぇ。
571 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 21:43:09
安吾は麻雀やんのかな?
自由業でポン中なら、三日三晩ぶっ通しも平気やろ。
弱そうやけど。
安吾で好きなのはやっぱり評論だな。
573 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 21:50:00
安吾は碁だって小林秀雄より全然強かったんだよ。
574 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 23:31:28
阿佐田哲也は別格として、吉行淳之介は麻雀強かった。
ムツゴロウ(畑正憲)は、勝つまでやめないシツコイ麻雀。
ヨダレ垂れ流しながら粘るから、相手が嫌がる。
575 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 10:12:38
真剣勝負で金を賭けるのは、勝負をバカにしているとか何とか『青春論』に書いてたよね。安吾らしいと思う。
小説家は山師だから、人生そのものが博打なんだよ。
勝負にかける意気込みが常人とは違う。
576 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 19:53:59
↑
たぶんカモられた安吾の負け惜しみやろ。
577 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 20:00:00
安吾さんカッケー
578 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 20:21:17
安吾が生きてたらどんな車のってるだろう?ボルボのセダンとか似合いそう
579 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 20:28:49
競輪の八百長暴いて、激怒したヤーサンの車に乗せられた話なら知ってる。
580 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 21:17:52
違うよ。碁とか将棋など理知的なものに金を賭けるという行為は、
人間の汚い部分を見せ合うようで最悪だと。
トランプとかルーレットなど運だけの一か八かのものでなければ、
博打とは思わない。みたいなこと安吾は言ってたよ。
581 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 21:30:31
トランプやルーレットが運だけ…そんな訳無いやん。
どれだけ仕事(イカサマ)入ってるもんか知らんやろ。
582 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 22:47:56
>>581 いやいや、それは知ってるよ。
知り合いが働いてたとこは赤外線カメラ使ってた。
でも今はカジノのイカサマの話をしてるわけではないよ。
もちろん安吾も一つの例えとして出してるだけで、
博打性というのはそういうものだということの説明だよ。
引用すれば、
「私は差引計算や、バランスをとる心掛が好きではない。自分自身を潔く投げ出して、
それ自体の中に救いの路をもとめる以外に正しさはないではないか。
それはともかく私自身のたった一つの確信だった。」
安吾の思想のこういうところにもつながるんじゃないかな。
583 :
吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 23:03:27
お、お、お、人間坂口安吾だぁ〜
『法隆寺も平等院も焼けてしまっても一向に困らぬ。
必要ならば、法隆寺をとり壊して停車場を作るがいい』
日本文化私観
584 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 02:14:29
>582
君は知性と理性を兼ね備えた優秀な人だね。
そんな君にバカラ(違法)で働いてる連れがいるのが、よ〜分からん。
585 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 02:25:35
バカラなんて素敵じゃないか
586 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 02:41:41
バカラもエエけど、麻雀と手本引きの方が断然オモロイ。
バカラのディーラーが札、引きに来るんやから。
とりあえず、>582が、俺より知的なんは伝わった。
が、博打なら負けん。スレ汚し済まん。
587 :
大木凡人:2008/02/09(土) 10:04:17
>>580 >トランプとかルーレットなど運だけの一か八かのものでなければ、
>博打とは思わない。みたいなこと安吾は言ってたよ。
それはダンディズムとも絡んだ問題じゃないか。
カードやルーレットで奇跡的な強運を見せるジェームズ・ボンドだが、
これらは後のドラマにおける彼の活躍を暗示させる演出となっている。
また、英国人のボンドは米国に滞在しているときもスロットの類には
決して手を出さない。ましてや、“紳士”は盲牌なんかしない。
だからこそ阿佐田哲也作品はうらぶれていて面白いのだが。
588 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 10:18:04
バカラ!バカな!
589 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 13:16:39
ここは安吾について語るスレです。
590 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 16:22:02
>>580 それどこでいってた?
おしえておくれー
安吾は仏教の修行してたとか言うのも詳細知りたい
592 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 16:40:51 BE:208827353-2BP(2010)
>>590 『青春論』だね。
僕は碁が好きだけれども、金銭を賭けることは全く好まぬ。
むしろ、かかる人々を憎み蔑(さげす)むのである。大体、賭事というものは運を天にまかし
て一か八かというところに最後の意味があるのである。サイコロとルーレットのようなものが
、本当の賭事なのだ。碁のような理智的なものは、勝敗それ自身が興味であって、金銭を
賭けるべき性質のものではない。運を天にまかして一か八かという虚空から金がころがり
こむなら大いに嬉しくもなろうけれども、長時間にわたって理智を傾けつくす碁のようなもの
で金銭を賭けたのでは、一番見たくない人間の悪相をさらけだして汚らしくいどみ合うような
もので、とても厭らしくて勝負などは出来ぬし、勝つ気にもなれぬ。ああいう理智的なもので
金銭を賭ける連中は品性最も下劣な悪党だと僕は断定している。
然しながら、カジノのルーレットの如きもの、いささかの理智もなく、さりとてイカサマも有り
得ない。かかるものも亦現実のもつ奇蹟のひとつである。人はあそこに金を賭けているので
はなく、ただ落胆か幸福か、絶望か蘇生か、実際死と生を天運にまかせて賭ける人もいるの
だ。あそこでは自らを裁くほかには犠牲者、被害者が誰もいない。理智という嵐が死に、我自
らを裁くに、これぐらい誂(あつら)え向きの戦場はないのである。
これは日本の賭博法の精神そのままだから、普通の感覚だと思う。
593 :
大木凡人:2008/02/09(土) 17:04:15
>>592 >サイコロとルーレットのようなものが
>、本当の賭事なのだ。
水を差すようで恐縮だが、ラスベガスで一流のルーレット・ディーラーは狙った目に玉を入れる技術を持っている。
それは、競馬場において任意のランニング・タイムでコースを周回できる技がなければプロ騎手など覚束ないことにも喩えられよう。
彼らジョッキーは肝に時計を持っているというからね。
山下達郎は、青山純のスケジュールがとれないならツアーに出ないと駄々を捏ねるという。それはいつ、どんな会場で演奏しても
青山のリズムキープに寸分の狂いもないからだそうで、各ステージに於ける演奏タイムがそれを証明しているそうだ。
594 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2008/02/09(土) 17:26:57 BE:334124238-2BP(2010)
>>593 そんなことを言っても、日本の賭博法では、「偶然の輸贏」と言う前提でないと賭博法違反になるからねえ。
安吾は武蔵の話やらに絡めてこのことを言ってるんだったんじゃなかったかな?
真剣勝負に於いては、負けたら死んでしまうんだから。
勝負と言うのは、その試合の勝ち負けが一番重要で、それ以外に外野で金を賭けてそれが勝負だなんて言うのは下賎だ。
大正時代や昭和初期は、ものすごく賭博の摘発が多かったらしいからねえ。
そのころの道徳としてはそう言うことだったんだろ。
>青山のリズムキープに寸分の狂いもない
だったらアオヤマ風グルーヴ・クォンタイズでも作って、それ使えって話w
596 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 17:47:12
でたぞでたぞデジタル小僧
597 :
大木凡人:2008/02/09(土) 18:12:52
598 :
ティーン・ボイジャー:2008/02/09(土) 18:14:19
夏にオペラ「夜長姫と耳男」やるってよ。初演時より歌手の能力はあがってきてるから少しはましになってるかも。
601 :
ティーン・ボイジャー:2008/02/09(土) 19:48:44
>>599 >ギター弾いているのが山田詠美
戸川昌子かとおもた。
602 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 19:49:02
なんでジミヘン出す人が多いの?
603 :
ティーン・ボイジャー:2008/02/09(土) 20:02:22
>>602 >なんでジミヘン出す人が多いの?
ギターでブンガクしてるから。
>>603 >ギターでブンガク
飛んでる十代が生意気いうね。
605 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 20:03:32
カックいいからさ!
「ジャニス」のビデオ見てるんだけど、いたたまれなくなってくるな…。
606 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 20:16:39
ジャニスもジミヘンも二十代後半に差し掛かったところで亡くなってるね。
カート・コバーンもそうだ。
607 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 20:18:58
ジャコ・パストリアスもそうじゃなかったかな。それに比べてわれらが
五木先生は長生きだな。石原パパとどっちが年上なのだろうか。
バート・バカラックも長生きだ。ちょうきゅうめいのちょうすけだ。
608 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 20:28:51
>>607 >五木先生は長生きだな。石原パパとどっちが年上なのだろうか。
アンタ、何気にスレ間違えてないか?
まあいいけど、俺は五木スレの111だが、五木寛之はいい歳の取り方してるなぁと思ってね。
『さらばモスクワ愚連隊』なら誰だって知ってるが、『疾れ!逆ハンぐれん隊』を知ってるか?
ああいうのを青春小説というのだ。カー雑誌の連載だったと記憶するが、初めて読んだとき方向性が開けた思いがしたね。
人生経験と含蓄をベースにライトノベルを書く。俺にはそのどちらもないが。
609 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 20:31:29
>>603 >ギターでブンガク
どこが? フレットミスをチューニングのせいにして誤魔化すところだって?
早熟だな。
それと608、「俺は五木スレの111だが」って君、太朗じゃんwwwwwwwwwww
チューニングのせいにしてんの? wwwwwwwwwwwww
610 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 20:37:07
>>608 >アンタ、何気にスレ間違えてないか?
おうよ。
>五木寛之はいい歳の取り方してるなぁと思ってね。
ある意味、作家としては幸福なんだろうな…という気がしなくもないが
どうなんだろう。
>『疾れ!逆ハンぐれん隊』を知ってるか?
ネタかと思ってぐぐったらひっくりかえったよ。「カー雑誌」ってのがいいなw
普段過疎ってんのに何でこんなに進んでんの。少数が自演してるだけか。
別に自演しているわけではないと思います。
五木先生は美人編集者つれてたぞ。ポプラ社も…やめておこう。
614 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 22:09:07
ラジオ番組「五木寛之の夜」、終わってたんだね。
いつまでも続くと思ってたのに。
いま風じゃないノリのいい番組だった。
「クロスオーバーイレブン」も、もうないのか。。
615 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 22:10:58
>>614 >いま風じゃないノリのいい番組
ソレをテレビでやったのが村上龍の「Ryu's Bar 気ままにいい夜」だが、
あのタヌキ顔だからね、rya
>>614 俺のせいで安吾スレが五木スレに…すまん。
といいつつもレスってしまいます。
>「クロスオーバーイレブン」も、もうないのか。。
終わったの? 知らなかった。
617 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 22:51:59
五木寛之は、年に2回しか洗髪しないらしいな。
汚ねぇ〜(´A`)
618 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 23:05:13
619 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2008/02/09(土) 23:28:26 BE:208827353-2BP(2010)
五木寛之の押し付けがましさは、坂口安吾と正に対極にあるよね。
安吾の作品を理解できる感性があったら、五木寛之の駄文なんか吐き気を催すはずだ。
620 :
吾輩は名無しである:2008/02/09(土) 23:38:19
ほんまにそうや。ご退屈さま。
621 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 00:00:39
安吾の命日まであと一週間か…
17日は学校サボって一日中海辺で寝転がって安吾の本でも読んでいようかな。
中学時代の安吾の真似。
622 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 00:02:44
風邪ひくよー
623 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 01:07:53
624 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 01:08:36
>>617 >五木寛之は、年に2回しか洗髪しないらしいな。
俺は「五年間洗髪しない五木寛之」と聞いたが?
625 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 01:10:30
>>621 >17日は学校サボって一日中海辺で寝転がって安吾の本でも読んでいようかな。
>中学時代の安吾の真似。
文庫本をポケットにねじ込んで、小さな旅に出るんでしょ?
青春には文庫本がよく似合う。
627 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 12:33:28
>>622 確かに。
>>625 新潟とはいえ、安吾とは全然違う地域に住んでいるけれど、
最寄り駅から数駅で海が見える町に着くからそこへ小旅行。
ここは「私は海をだきしめてゐたい」しかないでしょう。
628 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 13:14:10
>>627 新潟はへぎそばがうまいね。もっかい食べたい。
てか去年はじめて行ったのだが新潟なにげにすべて食べ物うまかったぞ!
629 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 16:19:26
>>628 へぎそばってことは越後湯沢あたりですかね、多分。
僕は高田なので近いです。
新潟は美味い食い物は豊富です。
山も海も平野もありますから。
雪や拉致や地震やらマイナス要素もかなりありますがw
今全集で花妖読んでるけど安吾にしてはあんまりだなあ
安吾デジタルミュージアムでちょうど今月の特集だったけど
割と絶賛気味だね
631 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 20:40:17
あんごのどこがいいのかわかりません。
共産党員に受けるタイプ?
なんであんたみたいなアホが文学読んでるのか理解に苦しむ
>>629 高田ってあの雪がどえりゃー降るところか?
634 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 22:22:08
>632
あっさり釣れたw
634 吾輩は名無しである 2008/02/10(日) 22:22:08
>632
あっさり釣れたw
>>629 うわー近所な人がいるもんだな
こっち直江津だけど
でもそばは素人が手作りするもんじゃないねw
食えたもんじゃなかった
>>629 富山や新潟は食べ物がめちゃくちゃおいしい
しかも安い
>>633 名古屋の人かね?
うん、どえりゃー降るよ。
高田 雁木で検索すれば雪が3mくらい積もってる画像とか見られると思う。
安吾も書いてるけど、気候は本当に人間の内部に影響を与えるね。
新潟人は基本的に保守的で地味で穏やかだ。
新潟市は雪があまり降らないとはいえ、その意味で安吾は異端だった。
新潟の陽が差し込まないどんよりとした空を彼があまり好いていなかったのも納得。
>>636 おー、(元)お隣さん。
蕎麦は素人にゃまず無理ですw
母親が作った蕎麦はすでに蕎麦ではなかった。
店で食べるに限ります。
>>637 安いってのはあまり聞かないけど、まあ物価も安いんだろな。
富山は知らないけど、新潟の酒は絶品です。
未成年だから飲んだことないですが。
君からは安吾の匂いがする。
640 :
吾輩は名無しである:2008/02/11(月) 23:54:19
安吾ってサルトルとシンクロしてない?
641 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 01:00:20
猿捕に謝れ
642 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 01:08:55
安吾をなめんなよコラァ
>>629 去年、越後妻里のトリエンナーレ見に行ったついでにまわったけどね、
新潟、うますぎだよ! 新潟県民が隠しているだな。
「光の家」に泊まりたいよ。
>>638 >うん、どえりゃー降るよ
建物の一階が宙に浮いているんだよね(雪で埋まるから)。あれには驚いた。
ウ 五
女 口
645 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 02:47:08
おぉ、坂口。
お前の女、ちょっと貸せや。
あと、牛乳瓶の底、顔に貼って楽しいんか?
646 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 02:52:13
安吾ならもうとっくの昔に死んで居ますよ。
647 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 08:05:17
おぉ、坂口。
ポン分けてくれや。
649 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 12:17:54
>>647 そんな口をきけるやつは一人もいなかったみたいだな。
650 :
吾輩は名無しである:2008/02/13(水) 00:43:11
安吾モデルの眼鏡作りました。
欲しい方はメール下さい。
dokingan(@_@)@kantankeitai.ne.jp
651 :
吾輩は名無しである:2008/02/13(水) 02:51:02
今年の安吾賞受賞は
野グそ健 にしろ カール便くさ にしろ もうすでに一定の評価のある人物
もっと安吾的精神を持って知られざる奇人を発掘して欲しいにゃン
>649
牧野信一
653 :
吾輩は名無しである:2008/02/13(水) 10:27:52
>>652 漱石と芥川みたいな師弟関係とは程遠いねえ。
安吾は牧野に対して結構否定的だし、牧野の自殺前には距離を置いてる。
あの尊大な小林秀雄ですら、安吾がまともに口をきけないときに怒鳴ったエピソードの通り。
日本文学史上最凶のDQNが安吾だろうな。
655 :
あの世から坂口安吾:2008/02/13(水) 23:40:24
656 :
悪い太郎 ◆LziSwFxVAU :2008/02/13(水) 23:41:47
最近の作家はキャラが薄くてつまらないよなぁ。。
家に帰ったらいいお父さんか?
657 :
吾輩は名無しである:2008/02/13(水) 23:48:45
658 :
吾輩は名無しである:2008/02/14(木) 07:28:54
アニマル坂口
>>640 安吾ってサルトルについて何か書いてたね
わりと誉めていた方だと思う
何故、安吾は女にもてたのか分からん。
見るからにヤバいオッサンだろ。
662 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 04:10:12
坂口安吾の著書について作文を書くのですが、短くて簡単な評論ってないでしょうか?
知っている方がいらしたら教えて頂けないでしょうか?
663 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 05:17:11
ムックが売ってたよ。
どの出版社の安吾本も、中身が重なりすぎ。
665 :
上村龍と口坂安吾:2008/02/18(月) 06:18:50
>>640 >>659 僕はサルトルについてよく知らない、みたいな書き出しで相変わらずドスを効かせてる。
文化私観の書き出しに似てる。
サルトルの思想自体が賭博であり、そこが魅力の一つでもある。
サルトルの小説「水いらず」についても書いてあって、
そこにはただ肉体の言葉だけがあり、一見、理智がない、モラルがない。
しかし実は理智以上の革命的な意味がある。
モラルというのはその後にくるものだから、と。
上村龍
「私は坂口安吾に看視されているような気がする」
これは最近のなんかで立ち読みで見て覚えてるかな。
>>661 おバカさん。
666 :
上村龍と口坂安吾:2008/02/18(月) 06:20:30
ああ、あとね、深沢七郎もなにげにサルトル出してきてるね。
サルトル懐かしいな。
昔、よく読んだよ。
嘘だけど。
坂口も懐かしいな。
今は猪木の会社の社長だよね。
永久機関について、コメントして欲しいな。
668 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 23:56:28
ムックって、
故鈴木ヒロミツ(歌手、タレント)に似てるな。
某生番組の「ドミノ倒しでギネス挑戦」の途中で、邪魔したレポーターに、普段の偽善者キャラが一発でぶっ飛ぶキレ方したのにはw
赤川次郎>>>>>>>>>>>>太宰>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>村上龍>>>>>>>>>>>>テリー伊藤>>>>>>>>>>>坂口あんぽ
http://beatriceuplift.blog122.fc2.com/ 全部読んでね★
小説・詩・論説文・鉛筆画/芸術・哲学・神話・神秘主義
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ボードレール・小林秀雄・坂口安吾・ジョンレノン・尾崎豊
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詩で怪物的な魂を創れ、表現者であれ!
芸術・ロック・哲学以外は無価値無意味消えやがれ。俗な言葉は目障り失せろ。
安吾って大沢在昌に顔似てるよな?
675 :
吾輩は名無しである:2008/02/21(木) 21:42:42
>>674 手塚治虫に似てるなら、まだわかるけどな。
いや、絶対在昌。
黒ブチ丸眼鏡かけさせたら。
坂口揚げせん
ごんあ吐反
679 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 18:58:31
ああ、ついに安吾と同じ高校を卒業してしまったよ。
さようなら安吾、さようなら新潟。
680 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 19:26:28
よーし早く東京に来て打ちまくれ。
681 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 19:27:23
まあ新潟の方が安いらしいけど…って何が?
682 :
679:2008/03/12(水) 19:29:24
東京ならアドルムもヒロポンもあるのかな?
なんつって。
683 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 22:32:41
ちくま文庫全集って小林秀雄との対談とか無いっぽいね
しょうがないし講談社文芸文庫の小林秀雄対談集買うか
684 :
吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 00:31:56
>>682 県高か。
大学どこ行くの?
まさか東洋印哲じゃないだろうなwwwww
685 :
吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 08:50:04
東京にも安吾文学碑できたんだね
687 :
吾輩は名無しである:2008/03/21(金) 05:23:50
>>684 G習院だよ。
アテネフランセの近くの大学と迷ったけれどこっちにした。
688 :
吾輩は名無しである:2008/03/23(日) 01:41:09
689 :
吾輩は名無しである:2008/03/23(日) 04:32:24
私は海をだきしめていたい
風博士
黒谷村
桜の森の満開の下
は感じるものがあった。
が白痴だけはどうもわからん。
690 :
吾輩は名無しである:2008/03/24(月) 00:21:36
数回の挨拶で男(伊沢だっけ?)を勝手に信用して
一緒に部屋にいながら体を求められないのに恥ずかしがる白痴の健気さや
男の白痴を守るツンデレ具合がいい
安吾は童話作家だね
『クラクラ日記』を読んで以来、安吾が奥さんに羊羹を
10分以内に買ってこいと命令して、ストップウォッチを
片手に、位置について!とやったエピソードが強烈で、
今では安吾と聞くと羊羹を思い出してしまう。
693 :
吾輩は名無しである:2008/04/07(月) 03:08:48
太宰の魚服記のラストについて
あそこまでは書けない その前で終えるべき
みたいなこと書いてたけど
まったくそうだと思ったことがある
あれ何の文章だったかな?
>>693 でも、あのラストがないとあの小説に「魚服記」っていう題が付けられないお
695 :
吾輩は名無しである:2008/04/11(金) 11:55:49
>>693 安吾が不良少年とキリストで誉めてたから魚服記を読んだ。
で、あのラストはとても良かったと思ってる。
だから、おいらもその文章読みたい。
>>653 ただ、大井広介などの証言から、若い頃の安吾はかなりシャイで生真面目な性格だったらしいから、
最初は牧野にも敬意を持って接していたみたいだけど。
697 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 03:15:22
若い頃っても仏教に憧れてた一時期だけじゃない?
少年時代から反逆しまくりだしw
698 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 21:55:18
安吾の文章ってあまり綺麗ではないよね。
699 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 22:00:48
>>692 サルトルかっ!と突っ込みいれときます。
700 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 22:44:26
>>698そこがいい。引き込むなにかをもっている。匂いというかなんというか。
701 :
吾輩は名無しである:2008/04/19(土) 22:29:18
白骨感やね。
角川文庫の『暗い青春・魔の退屈』は俺のバイブル。
ズバっとした物言いの随筆も好きだけど、
ここで語られる安吾自身の青春期は
人生に負けまくっている感じがとてもいい。
特に「二十七」「三十歳」あたりで書かれた矢田津世子への思いは
下手な恋愛小説より、よっぽどグッと来る。
誰か映画化してくれないかな。
青鬼の褌を洗う女って、これホントに安吾が書いたの!?
704 :
吾輩は名無しである:2008/05/01(木) 16:50:04
火読んでるがあんまり面白くないな
安吾の長編は吹雪も信長も不連続も好きなんだが…
705 :
吾輩は名無しである:2008/05/02(金) 09:37:18
お魚女史
706 :
吾輩は名無しである:2008/05/08(木) 13:07:14
柄吾
707 :
吾輩は名無しである:2008/05/12(月) 00:54:27
gb
708 :
吾輩は名無しである:2008/05/13(火) 00:57:51
新潮社の堕落論読もうとしたが高尚過ぎて理解できない
あきらめた
709 :
吾輩は名無しである:2008/05/13(火) 01:04:00
今の人が読んでも確かにピンとこないかもね。
710 :
吾輩は名無しである:2008/05/13(火) 01:11:32
まあ真面目に読まなかったんだけど
711 :
吾輩は名無しである:2008/05/13(火) 01:42:00
自分の理解力のなさを「真面目に読まなかった」とかいって誤魔化すな知的障害者。
頭が人より数段劣ることを認めろ。
堕落論は分かりやすいと思うけどなぁ
白痴などから読んでみると良いかも
「堕落論」より「青春論」がいい。
714 :
吾輩は名無しである:2008/05/13(火) 06:38:49
堕落論は21世紀でも全然通用するよ。
715 :
吾輩は名無しである:2008/05/13(火) 09:13:47
716 :
吾輩は名無しである:2008/05/13(火) 10:24:03
自分の理解力のなさを「真面目に読まなかった」とかいって誤魔化すな知的障害者。
頭が人より数段劣ることを認めろ。
(笑)
717 :
吾輩は名無しである:2008/05/13(火) 13:07:37
自分の理解力のなさを「真面目に読まなかった」とかいって誤魔化すな知的障害者。
頭が人より数段劣ることを認めろ。
(笑))(笑)
718 :
吾輩は名無しである:2008/05/14(水) 00:29:38
私は膿を出し切って痛い
719 :
吾輩は名無しである:2008/05/14(水) 04:10:51
ポン中乙
どこのネタ引いとんねん?
720 :
吾輩は名無しである:2008/05/14(水) 04:22:01
井の頭線神泉の駅の周り。
721 :
吾輩は名無しである:2008/05/14(水) 04:26:54
あそこらへんは私服がうようよいるからやめたほうがいいってさ
安吾を高尚だとか、普段どれだけ本読んでないのよ
このスレに影響されて、ちくま文庫の全集をちまちま探してたんですけど、
他の文庫で堕落論を読もうと思ったんですが、GW前に図書館で借りた角川の堕落論はラミネートがきつすぎてハードカバーになってたんで読む気がせず、
それに付せんをつける癖があるので買わなきゃいけなくて個人経営の小さな古本屋で集英社の堕落論があったので買って読んでみたんですが。
角川、新潮、集英と中身が違うんですね。角川には青春論があったのですけれどね。
堕落論はやっぱりあの時代の人じゃないと凄い衝撃は受けないですね。それでもいいのですが。
724 :
吾輩は名無しである:2008/05/15(木) 04:58:45
シャブ中ってカラオケ大好きだよな。
瞳孔開いてて笑える。
725 :
吾輩は名無しである:2008/05/17(土) 23:37:40
「堕落論」より「不良少年とキリスト」や「恋愛論」の方が共感できる
726 :
吾輩は名無しである:2008/05/18(日) 00:50:49
安吾の恋愛対象って、水商売の女とか下宿先の未亡人とかのイメージ。
727 :
吾輩は名無しである:2008/05/18(日) 01:24:47
安吾の恋愛対象=ジロリの女で述べてるまんまのイメージ
728 :
吾輩は名無しである:2008/05/18(日) 02:41:58
「ラムネ氏のこと」に出てくる「人間の文学」ってどんな文学のことですか?
何回読んでも理解できません。
教えていただけませんか?おねがいします。
730 :
吾輩は名無しである:2008/05/18(日) 16:03:00
BMWとセルシオとパテックの時計くれたら、教えてあげる。
731 :
吾輩は名無しである:2008/05/23(金) 01:17:03
角川文庫版の「堕落論」
カバーの色は黒地に白のイラストが良かったのに、
白地に黒イラストに変わってしまい、残念だ
732 :
吾輩は名無しである:2008/05/23(金) 07:24:56
安吾のどこがいいのか分かりません。
まあそういう人もたくさんいるだろうね
好みじゃない、ならともかく、わからないよーんと聞いても無い事わざわざ広言するのもアホっぽい
735 :
吾輩は名無しである:2008/05/25(日) 12:07:33
チャンコロ8万人死亡なんだってな。
あと日本にいるチャンコロ達、不穏な動きしだしたぞ。昔のチョン達みたいに井戸に毒入れる類の噂が、大学じゃ飛び交ってる。
736 :
吾輩は名無しである:2008/05/26(月) 01:39:27
安吾って左?右?
737 :
吾輩は名無しである:2008/05/26(月) 05:24:51
中国大好きだから左だべ
箸もつ方だっけ?
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42618_21410.html 七人の女房は今迄に見かけたこともない女の美しさに打たれましたが、女は七人の女房の汚さに驚きました。七人の女房の中には昔はかなり綺麗な女もいたのですが今は見る影もありません。女は薄気味悪がって男の背へしりぞいて、
「この山女は何なのよ」
「これは俺の昔の女房なんだよ」
と男は困って「昔の」という文句を考えついて加えたのはとっさの返事にしては良く出来ていましたが、女は容赦がありません。
「まア、これがお前の女房かえ」
「それは、お前、俺はお前のような可愛いい女がいようとは知らなかったのだからね」
「あの女を斬り殺しておくれ」
女はいちばん顔形のととのった一人を指して叫びました。
「だって、お前、殺さなくっとも、女中だと思えばいいじゃないか」
「お前は私の亭主を殺したくせに、自分の女房が殺せないのかえ。お前はそれでも私を女房にするつもりなのかえ」
男の結ばれた口から呻(うめ)きがもれました。男はとびあがるように一躍りして指された女を斬り倒していました。然し、息つくひまもありません。
「この女よ。今度は、それ、この女よ」
男はためらいましたが、すぐズカズカ歩いて行って、女の頸(くび)へザクリとダンビラを斬りこみました。首がまだコロコロととまらぬうちに、女のふっくらツヤのある透きとおる声は次の女を指して美しく響いていました。
「この女よ。今度は」
指さされた女は両手に顔をかくしてキャーという叫び声をはりあげました。その叫びにふりかぶって、ダンビラは宙を閃いて走りました。残る女たちは俄(にわか)に一時に立上って四方に散りました。
「一人でも逃したら承知しないよ。藪(やぶ)の陰にも一人いるよ。上手へ一人逃げて行くよ」
男は血刀をふりあげて山の林を駈け狂いました。たった一人逃げおくれて腰をぬかした女がいました。それはいちばん醜くて、ビッコの女でしたが、男が逃げた女を一人あまさず斬りすてて戻ってきて、無造作にダンビラをふりあげますと、
「いいのよ。この女だけは。これは私が女中に使うから」
「ついでだから、やってしまうよ」
「バカだね。私が殺さないでおくれと言うのだよ」
「アア、そうか。ほんとだ」
男は血刀を投げすてて尻もちをつきました。疲れがどッとこみあげて目がくらみ、土から生えた尻のように重みが分ってきました。ふと静寂に気がつきました。
とびたつような怖ろしさがこみあげ、ぎょッとして振向くと、女はそこにいくらかやる瀬ない風情でたたずんでいます。男は悪夢からさめたような気がしました。
そして、目も魂も自然に女の美しさに吸いよせられて動かなくなってしまいました。けれども男は不安でした。どういう不安だか、
なぜ、不安だか、何が、不安だか、彼には分らぬのです。女が美しすぎて、彼の魂がそれに吸いよせられていたので、胸の不安の波立ちをさして気にせずにいられただけです。
なんだか、似ているようだな、と彼は思いました。似たことが、いつか、あった、それは、と彼は考えました。アア、そうだ、あれだ。気がつくと彼はびっくりしました。
桜の森の満開の下です。あの下を通る時に似ていました。どこが、何が、どんな風に似ているのだか分りません
。けれども、何か、似ていることは、たしかでした。彼にはいつもそれぐらいのことしか分らず、それから先は分らなくても気にならぬたちの男でした。
女は櫛(くし)だの笄(こうがい)だの簪(かんざし)だの紅(べに)だのを大事にしました。
彼が泥の手や山の獣の血にぬれた手でかすかに着物にふれただけでも女は彼を叱りました。
まるで着物が女のいのちであるように、そしてそれをまもることが自分のつとめであるように、身の廻りを清潔にさせ、家の手入れを命じます。
その着物は一枚の小袖(こそで)と細紐(ほそひも)だけでは事足りず、何枚かの着物といくつもの紐と、そしてその紐は妙な形にむすばれ不必要に垂れ流されて、
色々の飾り物をつけたすことによって一つの姿が完成されて行くのでした。男は目を見はりました。そして嘆声をもらしました。
彼は納得させられたのです。かくして一つの美が成りたち、その美に彼が満たされている、それは疑る余地がない、
個としては意味をもたない不完全かつ不可解な断片が集まることによって一つの物を完成する、その物を分解すれば無意味なる断片に帰する、
それを彼は彼らしく一つの妙なる魔術として納得させられたのでした。
>>739-741
742 :
吾輩は名無しである:2008/05/26(月) 09:00:08
『満開の森の桜の下』はビッコの女の無邪気な首遊びの描写がいい。
『桜の森の満開の下』はビッコの女の無邪気な首遊びの描写がいい。
744 :
吾輩は名無しである:2008/05/28(水) 05:23:53
会社の課長ウザイから、軽く蹴ったらビッコになってやんの。
勿論、俺は会社辞めたが、何故か退職金満額ゲット。
しばらくして、杖ついて帰宅するビッコ課長見つけて、並んで歩いて罵倒しまくっても、下向いたまま「すみません…。」の連発。
どSな俺の可愛いカモ発見。
745 :
吾輩は名無しである:2008/06/01(日) 19:16:59
胡錦濤揚げ
746 :
吾輩は名無しである:2008/06/01(日) 20:04:27
>>574 吉行淳之介は麻雀弱かったよ
福地方助が書いてたから間違いない
747 :
吾輩は名無しである:2008/06/01(日) 20:39:11
この人はつまらん評論なんかよりスポーツ観戦記だよな面白いのは
戦前からよく見てたらしいし、戦後の古橋時代のはなかなかいい
東京オリンピックまで生きてて書いてほしかったな
大体が作家のスポーツ観戦記は不毛な領域で
三島や慎太郎のは全くつまらん
ってか朝日はじめ新聞記者に名文家が揃ってて腰が引けちゃってるんだよな
作家連中は
748 :
吾輩は名無しである:2008/06/04(水) 02:49:33
安吾は東映フライヤーズのキャンプ(試合じゃないよ)を、わざわざ見に行くんだからな。
あと、吉行は金に困ってる奴や若い編集者には、わざと負けて小遣い銭を投げてやってたんだよ。
それに気付かないなら、福地は相当な麻雀下手だな。
749 :
吾輩は名無しである:2008/06/10(火) 02:59:14
立直
750 :
吾輩は名無しである:2008/06/11(水) 18:58:03
>>747 評論、個人的には面白いと思うけどね
漱石についてのコメントなんか、なるほどと思わせるものがある
751 :
吾輩は名無しである:2008/06/12(木) 00:20:08
ポンの相場は今いくら?
数年前はパケ2万ぐらいやったよな。
〇〇組絶縁されてから、俺も止めた。
752 :
吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 01:16:11
桜の森の満開の下の女はなぜ鬼から再び女に戻ったのかな
753 :
吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 02:15:47
女はみんな鬼みたいなモンだろ
754 :
吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 02:35:26
明日までの宿題なんだよ
女はなぜ鬼から再び女に戻ったのか
755 :
吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 02:39:59
ヒロポンの幻覚から覚めたんだよ
756 :
吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 02:46:10
そうか。殴られそうだ
答えてくれてアリガト
757 :
吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 02:50:42
ヒロポンワロタ
758 :
吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 03:16:08
宿題…懐かしいな。
大学の時出したレポートに、麻雀について書いて怒られたが、後でこっそり呼び出され、教授達と雀卓を囲み、俺の理論を実践して見せた。
レポートは良だった。
759 :
吾輩は名無しである:2008/06/15(日) 21:53:01
立直
り、りっちょく……
761 :
吾輩は名無しである:2008/06/16(月) 18:56:35
リーチ(立直)
762 :
吾輩は名無しである:2008/06/16(月) 19:01:23
新潟県人なので宮城県人に強いコンプレックスを抱いていた。
伊達政宗が好きになれず、浅はかな知識で叩いたものだから、
逆に宮城県の郷土史家等から総スカンを食った。
実際、情けない「2流の歴史作家」ではある。
763 :
吾輩は名無しである:2008/06/16(月) 20:54:24
安吾の全集その他、売ったりあげたりして、ちょっと後悔。
764 :
吾輩は名無しである:2008/06/19(木) 19:27:25
今日アニメ「じゃりん子チエ」がやっててさ、花井っていう丸メガネのオッサンキャラを観てすぐに坂口安吾を連想したんだよ。
んでその花井と女の人とで
「桜の木の下に埋めたらエエやん」
「文学少女やな」
っていうやり取りがあったんだけど、花井が坂口のモデルってことはあるかな?
花井センセのモデルが安吾っていくらなんでも無理ありすぎだろ。
どっちも愛すべきキャラクターだけどさ。
それに丸メガネだったら菊池寛だってそうだしww
766 :
吾輩は名無しである:2008/06/20(金) 14:24:28
坂口(@_@)安吾
767 :
吾輩は名無しである:2008/06/20(金) 22:52:34
>>762 仙台土人黙れ。
5流以下の底辺の地元礼賛郷土史家にどう思われてもええやんけw
768 :
吾輩は名無しである:2008/06/20(金) 23:07:18
(@_@)ええやんけ!
>>764 そのせりふは安吾じゃなくて梶井基次郎の「桜の木の下には」の方を意識したもの。
「桜の木の下には死体が埋まっている」っていうのをテツ=死体と見立てたギャグです。
770 :
吾輩は名無しである:2008/06/21(土) 23:38:42
じゃりん子チエは、坂口安吾より日本人の心に根付いてる。
堕落論なんか今時読んでる池沼いないよなWW
「桜の木の下には」と「桜の森満開の下」間違えているやつって
かなりの数でいるよな。
772 :
吾輩は名無しである:2008/06/22(日) 03:17:50
かなりの数はいねえよ
773 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2008/06/22(日) 11:21:03 BE:389810674-2BP(2010)
>>770 今こそが、『堕落論』が読まれるべき時代だと思うぞ?
774 :
吾輩は名無しである:2008/06/22(日) 12:41:21
775 :
吾輩は名無しである:2008/06/22(日) 13:17:29
堕落論W
タイトルからして格好つけたがりの青臭い奴らが、手を出しそうだな。
安吾は割と好きだが、これは絶版で良い。
776 :
吾輩は名無しである:2008/06/22(日) 19:31:04
たしかに、堕落論自体はそんなに面白いと感じないし好きでもない
他の収録作品の方が良いと感じた
戦争の実体験がない世代だから理解できないのかも
新潮か角川のどちらを取るかで印象は変わっちまうな>堕落論
俺は断然後者のほうが良い、と思う。
前者だと、ただの歴史評論家みたいに思われそうだ
778 :
吾輩は名無しである:2008/06/22(日) 20:52:12
>>777 俺も角川の方が好き
「青春論」「恋愛論」「デカダン文学論」「不良少年とキリスト」など佳作が揃っている
新潮はイマイチだ
779 :
吾輩は名無しである:2008/06/22(日) 21:01:48
講談社がいいよ
高いけど
780 :
吾輩は名無しである:2008/06/22(日) 21:41:59
>>779 講談社は代表作がバラバラに収録されているから、初心者向きじゃないね
たしかに高級感あるけど、紙がペラペラで耐久性低そう
>>778 自分も角川。
織田作好きなので「大阪の反逆」が入っているところもいい
中央公論社日本の文学 63 坂口安吾 織田作之助 檀一雄
文庫ではないが、おそらくこれがベスト
「ラムネー氏のこと」だっけ、キノコ取りの名人が出てくる話。
あれをまた読みたいんだけど、今どこに収録されてる?
784 :
吾輩は名無しである:2008/06/24(火) 04:25:15
フランス書院
京都書院
785 :
吾輩は名無しである:2008/06/24(火) 06:51:20
>>783 散る日本(角川文庫)に収録されてたけどな。
昭和48年初版だから、古本屋でも行ったら?
>>783 白痴・青鬼の褌を洗う女 (講談社文芸文庫)に収録されてる。
787 :
吾輩は名無しである:2008/06/24(火) 15:41:14
今堕落論が読まれるべき時代だというのは正しいと思う。
程々にしておかないと、人の発言の裏を探ることしかできない疑心に満ちた人間になるぜ。
たとえ公の利益のために行動を起こした人間がいても、何か裏があるんでないかと勘ぐった目でしか見られなくなるのは淋しいことだと思うぜ。
789 :
吾輩は名無しである:2008/06/24(火) 18:28:10
たぜ(-_☆)
790 :
吾輩は名無しである:2008/06/24(火) 18:34:25
791 :
吾輩は名無しである:2008/06/25(水) 05:55:33
歴史作家としては「二流の人」
堕落論は戦後でアイデンティティの崩壊とか、みんなで共有したものがあったからこそだと思う。
今はあんまり受け入れられないんじゃないのかなー。
安吾好きだけど。
793 :
吾輩は名無しである:2008/06/26(木) 06:55:48
タイトルからして寒いよ、堕落論。
高校生ぐらいなら、読んでかぶれる奴いそうだが、大学生以上でまだハマってる奴は、派遣か夜の商売決定。
安吾は、ヒロポン中毒の稚拙な売文屋。
安吾の作品は、若い時にかかる麻疹のような物。早く卒業しなさい。
794 :
吾輩は名無しである:2008/06/26(木) 10:56:35
ハイ
「堕落論」は日本型のロマン主義批判としてまだ有効だろ。
読んで「かぶれる」やつはもともと読めてないか、または読むに足るほどの認識をもってないだけ。
高校生や大学生じゃまず理解する資格がないし、文学を青春の通過儀礼のごとく考えている輩にはもともと縁がないエッセイ。
どんな作品にも本気でかぶれた経験ないヤツとかよりも
堕落論にかぶれてるヤツの方が好感が持てるけどね。
・・・なんとなく、だけどね。
797 :
吾輩は名無しである:2008/06/26(木) 14:32:09
認識とか資格ってそんな難しいこと言ってたっけ?
今だったらごく当たり前に思われているようなことしか書いてないと思うが。
堕ちるためには昇らなくてはならない。
門から出るには入門しなくてはならない。
800 :
吾輩は名無しである:2008/06/26(木) 17:17:44
嘘八百
当時本当に堕落論って多くの人に読まれてたの?って今の日本を見ると思う。
802 :
吾輩は名無しである:2008/06/26(木) 19:25:11
↑あんた身長デカそうだな。
803 :
吾輩は名無しである:2008/06/26(木) 19:35:22
当時と現在を比べるなんてナンセンスざんす・
804 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2008/06/26(木) 22:17:29 BE:375888593-2BP(2010)
>>793 お前がそう言う夜の商売やら派遣を見下してる風にしてるだけだろ?
どう考えても、安吾の作品をそう言う風にしか読めないやつって、コンプレックスの塊だな。
お前が高校生のころには、バッタ程度の脳みそしか無かっただろ?
天皇の権威を借りて、戦争で二百万人も自国民を殺すようなやつって、お前みたいな脳みそのやつらだよ。
少なくとも、文学を語るな。
疑うことを知らずに、中流階級に迎合できるなら、それだけで幸せだろ。
バカに産んでくれた両親に感謝しろ。
805 :
吾輩は名無しである:2008/06/27(金) 00:37:38
初レスだけど平成の芥川って笑える
806 :
吾輩は名無しである:2008/06/27(金) 02:46:52
平成の芥川龍之介さん
文章が支離滅裂ですよ。何を興奮しているのですか?
いけないお薬体内に入れてます?
807 :
吾輩は名無しである:2008/06/27(金) 13:40:35
共産シンパ芥川自殺!W
元祖ウヨク芸人ミシマくんも自殺したけどなww
809 :
吾輩は名無しである:2008/06/27(金) 23:00:06
>809
ごめん、それ俺www
811 :
吾輩は名無しである:2008/06/28(土) 22:36:49
アンカー間違えるようじゃ平成の基地外は〇〇だなw
>811
ごめん、それ俺www
813 :
吾輩は名無しである:2008/06/29(日) 01:29:01
悔しいのう〜悔しいのう〜www
815 :
吾輩は名無しである:2008/06/29(日) 05:07:01
w
816 :
吾輩は名無しである:2008/06/30(月) 18:40:07
・坂口って猪木に対して敬語使うんだよな、アントンより年上なのに。
817 :
吾輩は名無しである:2008/07/01(火) 01:19:03
坂口違い
818 :
吾輩は名無しである:2008/07/01(火) 02:46:47
坂口安吾好きな女の子は、何故か可愛いいのが多かった。
偶然だよね?
まんがで読破堕落論白痴を買ってきた
堕落論や白痴ぐらい、短いんだから読めよ、って言いたい
あれを原作にしても面白いのか?
白痴はともかく堕落論の漫画化ってどんなんなんだ?
>>818 桜玉吉の自伝漫画に出てくるぺそみちゃんとか安吾好きだったな
安吾の日常を描いた短編漫画ってむかしモーニングに載ってたっけな
ダメすぎる・・・
少しは原作を考えて作風や画風を選べばいいのに………。伊豆の踊子の荒木表紙とさして変わらんな。
どうでもいい
近藤ようこの夜長姫の為ならチャチな人類世界は滅亡してもヨイとオレはおもった
夜長姫といえば毬谷友子のガキンチョ声も良いが
数年前安吾にインスパイアされたオペラで夜長姫っぽい役を歌った歌手もビロードみたいな声でョカータ。
あの声で頼まれたらいくらでも蛇吊るすゾ
ついにちくま文庫の安吾全集をコンプしたあああああああああああ
まあ中身はまだ半分くらいしか読んでないけどな
金の無駄
831 :
吾輩は名無しである:2008/07/07(月) 12:35:04
>>829 どうやってコンプしたの? 古本屋をコツコツ回ったのかな
自分はまだ2.4.6.8.9.10.12.13.14.15とバラバラ
最低限1と16以降は欲しい
832 :
吾輩は名無しである:2008/07/07(月) 17:19:59
坂口の本なんて見た事無いぞ。
猪木ならチラホラ並んでるがな。
833 :
吾輩は名無しである:2008/07/10(木) 21:44:14
俺に力をくれ。安吾よ
さっさと死ね
835 :
吾輩は名無しである:2008/07/11(金) 04:36:15
通報しない
7/26,7/27に東京室内歌劇場でオペラ「夜長姫と耳男」の上演あり
まだ席あるみたいよ
837 :
吾輩は名無しである:2008/07/24(木) 01:09:49
サッカーの反町監督が安吾にソックリ
838 :
吾輩は名無しである:2008/07/25(金) 21:49:18
>>837 みてくれはあんな軟派じゃないだろ、似てるのは眼鏡だけ
中身は反町のほうが硬派で男らしそうだけど
安吾ってのは女々しくて矢田なんとかにも逃げられてるだろ
-----------------------------
東京メトロ新中野駅構内
鍋 横 文 庫
(読み終わりましたらお返し下さい)
------------------------------
の青スタンプが押してある角川文庫「外套と青空」を
読み終わりました。昭和52年第十二版。
巻末の解説に作者は終戦後1、2年でほぼこの文庫に
載っている作品を書いたとある。
いい本でした。返してきます。
843 :
吾輩は名無しである:2008/08/03(日) 04:22:07
飼い犬と大乱闘したシャブ中。
文壇バーで仲間にその事を笑われても、何も言い返せなかったヘタレ。
何でそんなに安吾を憎んでるんだ
コンプレックスでもあんのかいな
でもヘタレだよな。
無頼派の大半は単にヘタレ
どんだけヘタレを強調したいんだw
848 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2008/08/03(日) 14:54:41 BE:250592663-2BP(2010)
>>847 ブスにブスって批判する美人はいないのと同じじゃないかな?
美人は徹頭徹尾自分のことにしか関心が無い。
自惚れと虚栄心だけの生物である。
芥川君は美人好みであった。彼の妻は美形だったが若すぎた。
850 :
平成の紫式部 ◆ExGQrDul2E :2008/08/03(日) 15:18:44
「桜の下の満開の下」って近いうちオペラになるの?
『桜の森の満開の下』
854 :
吾輩は名無しである:2008/08/13(水) 10:33:24
堕落論の『義士も貞女も堕落する』の意味が本当に理解できるようになったら
キルケゴールの『死にいたる病』も理解できるようになる。
哲学苦手
856 :
吾輩は名無しである:2008/08/13(水) 15:10:24
哲学の入門書出してるような奴はことごとくバカだよな。
入門書じゃなくて原書にあたれよ、と言いたい
858 :
吾輩は名無しである:2008/08/27(水) 01:54:39
安吾の魂の叫びの或る部分は 哲学を超えている。
859 :
吾輩は名無しである:2008/08/27(水) 13:38:52
861 :
860:2008/08/27(水) 13:55:48
脱線したので安吾の話に戻そう
863 :
吾輩は名無しである:2008/08/28(木) 00:24:04
安吾ってそこまで落伍者じゃないよね。
864 :
吾輩は名無しである:2008/08/28(木) 06:48:05
シャブなんて今時そこらのリーマンでもやってるからな
安吾は偉大なる落伍者だよ
少なくとも、俺のなかでは
866 :
吾輩は名無しである:2008/09/02(火) 17:41:50
三千代夫人だっけ、奥さんの回顧録の中での安吾はマジキチ。
八百長事件での被害妄想ぶりとか、奥さん待たして愛人とセックルするとか。
867 :
吾輩は名無しである:2008/09/06(土) 19:21:09
安吾とドラッグを語るそうな
↓
868 :
吾輩は名無しである:2008/09/14(日) 21:47:24
ほー。…にしてもで、なかなかにおぞうずな煽り文句やね、
ちとコドモっぽくはあるがw 自分も再読したくなった。
870 :
吾輩は名無しである:2008/09/22(月) 09:26:16
夜長姫と耳男って文庫で手に入る?
さっきから調べてるんだけど全集しか見つからない…
講談社文芸文庫の「桜の森の満開の下」には入っているが
ここの本は文庫にしては高い(1400円+税)なので
ちくま文庫版安吾全集8巻と値段には大差ないよ
他の文庫は分からない
新潮の二冊にないのは確実。集英社や角川、講談社のは手元にないので分からない)
あと、岩波文庫が十月に「桜の森の満開の下・白痴 他十二篇」を出すみたいだが
これも現時点じゃ他の収録作品が分からない
もし夜長姫と耳男が収録されたなら、一番廉価になると思う
>871
詳しくありがとう
ちと高いけど今すぐ読みたいんで講談社の買うことにする
874 :
吾輩は名無しである:2008/10/20(月) 21:57:31
今日誕生日だよね
生誕100周年なんたらとかからもう2年も経ってるの…?
876 :
吾輩は名無しである:2008/10/30(木) 23:38:54
安吾の使ってたオメガの時計ってどんなやつだったの?
877 :
吾輩は名無しである:2008/10/31(金) 02:48:39
安吾は堕落論と真珠を読んだ。
どちらも、きらりと光る短編だ。
堕落論はそうだそうだその通り。それが実相だ。
真珠は涙が出た。
精神病覚え書の精神病論ってあの時代にしては相当鋭い指摘だと思うんですが、
実際にはどうなんでしょう
879 :
吾輩は名無しである:2008/11/09(日) 17:11:38
堕落論まんがで読破版p149に三種の神器が作られた理由が示唆されている
880 :
吾輩は名無しである:2008/11/10(月) 17:11:25
「教祖の文学」より。
生きることにはあらゆる矛盾があり、不可決、不可解、
てんで先が知れないからの悪戦苦闘の武器だかオモチャだか、
ともかくそこでフリ廻さずにゐられなくなった棒キレみたいな
ものの一つが2ちゃんねるだ。
この文章には、毎回泣かされます。
882 :
吾輩は名無しである:2008/11/25(火) 01:14:47
この人の孤独ってどれほど深かったんだろう
883 :
平成の芥川龍之介 ◆9IxTp5t/TE :2008/11/25(火) 07:19:47
>>882 『クラクラ日記』によると、奥様でさえ横顔を見てるだけで泣けてくるくらいの孤独だったそうな。
884 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/25(火) 07:50:12
安吾は泣けるよね。安吾以外もそうだけど、
文章に感動するのは筆者の潔癖な姿勢だな。
885 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/25(火) 07:51:13
俺の場合。
886 :
吾輩は名無しである:2008/11/25(火) 21:26:16
兄が置いてった堕落論を読んでみた
「デカダン」「挫折」「苦悩」「孤独」という言葉になんとなくひかれる
最近の「何でも楽しめ」という風潮って何なんだろうと思う
今って安吾さん等が生きていた時代より独りになりにくい時代なのかもしれない
何言いたいのかわからなくなりました
スレチでしたm(_ _)m
887 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2008/11/25(火) 23:13:17
>>885 敢えて敵作るつもりで言うけど、安吾の小説のどこがおもしろいのかまるで分からない。
安吾好きは私の周囲にも何人もいるし巷でも人気があるのだが、それが不思議でならない。小説つまんないだけじゃなく、下手くそだし。
エッセイは冴えてるなとは思うけど単にそれだけなんだな(やっぱり下手くそ。内容だけが読める)。
安吾在世時は今ほどの人気なんて考えられないって老人方たちは言うけど本当気持ちわかる。
今の衣食足りた(過ぎた)世代(私もだが)に受ける要素が多大なんだろーな。
888 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2008/11/25(火) 23:24:25
連投だが…ごめん是非書き込みしたいことなんで…
ヒマ人に受ける文学ってのがあるよ。そういう連中は生活苦が主題もしくは物語内容の駆動させる要素となっている小説が読めないんだよな。
この板にたつ作家もおおむねそんなのばっかだ。
一葉はすばらしい小説家で涙が出るほど感動するけど、登場人物たちの生活水準が現代のヒマ人には感情移入たぶんできない。だからお札になった割には人気ないんだろうって感じだな…おそらく
追伸:現代の格差社会における貧困は戦前昭和大正明治の貧困とは比較にならない。絶対貧困だからね。
今の貧困は「パンがなければお菓子を食べればいい」が成立しちゃう時代。むしろ格差による怨恨感情の頻発のほうが問題だ。戦前よりか前は格差なんて当たり前だったからね。怨恨感情は平等が前提となってるんだよな。
888
>一葉はすばらしい小説家で涙が出るほど感動する
藁貸し増すねぇ〜(笑)総統の単細胞で焼死、腹痛いですよ(笑)多情多恨は道で消化ねぇ〜(笑) 愛する妻を失うのです殻、号泣し増すよ(笑)
890 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/25(火) 23:45:54
安吾は暇人に受ける小説?今そんなに安吾が人気あるのか?
891 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2008/11/25(火) 23:56:26
戦前大正明治に比べたらみんなヒマ人だよ。
あと我が強い人間が増えたんだよね。安吾もそうだから受けるんだろうな。
戦前だったら長谷川伸なんか受けてたりしたけど、今のマス若者には受けないでしょ
自分を押し殺さない人間の書く小説なんだよな
まあこのスレの住人は歴史意識皆無だからどうせ私の書いてる意味なんてわかんないでしょ。
期待してないんだよな
小説なんていつの時代も衣食足りてる人間が読むもんだろ
坂口も貧乏だったけど自分は貧乏が苦にならないからそんなこと書いてもしょうがないとか書いてたな、座談会かなんかで。
894 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2008/11/26(水) 00:22:38
>>892 まあ半分正しいけど半分間違いだよ。
衣食足りた奴にしても衣食足りないことを問題にせざる意識が行きわたってる時代(周辺に貧困に苦しむ人間たちが大勢いる)と、そうでない時代があるからね(現代。つまりオマエらだよ)。
あと自我意識が強いははっきりと現代はそうだといえるよ。安吾の小説は自我意識の強度のある奴が書いた自我意識の強い(つまりワガママな甘えたバカだなぶっちゃけw)の為の小説さ。
自分を押し殺す人間の小説じゃない。
たとえば有名どこじゃ鏡花の『婦系図』なんのは義理と恋との板挟みなんてのは、安吾もこのスレのバカ(失礼w)も感情移入まったくできないんじゃないかなw(断っておくが感情移入は小説読む際の必須行為じゃない。仮にしてみたらできるかできないかの話ね)。
『婦系図』は義理絡むだろ。同じ伝でいえば、大衆(昔ね)に人気のあった長谷川伸の劇(と小説もいれとこうか)もオマエらじゃ(安吾当人もだな)意味不明だろうなw
まあ文学畑じゃない知識人の年寄り連中に安吾についてて訊いてみろや。いろいろ考えさせられるぞ。オマエらのワガママが戦後の豊かさによるってのは歴史意識ありゃ自明だろう。
昔の貧乏人ですと学校にも六にいけないで笑からやはり小説は衣食足りてる人間が読むもんが正解で性根(笑)
舞踊の阿呆ではそこまで考えられないので生姜ねぇ〜(笑) 藁貸し増すよお〜(笑)
896 :
吾輩は名無しである:2008/11/26(水) 01:10:33
こんな過疎スレで一体なにと戦ってるんですか
安吾好きの人間なんて仮想敵にするほど人数居ませんよ
なんか一人で自己完結してるみたいですけど
897 :
吾輩は名無しである:2008/11/26(水) 02:56:42
つーか、人が何読もうが人の勝手じゃんw
898 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/26(水) 04:58:17
>>887-888 幼稚な読み方してるなあ。感情移入?そんな読み方で
安吾の小説が面白く読めるはずがないだろ。諦めろよ。
妙に進んでると思ったら糞コテが何でこんなに湧いてんだ
900 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/26(水) 10:41:40
武陽隠士はマヌケでアホなクソだけど、俺はクソじゃないよ。
901 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/26(水) 11:13:26
ほんと頭悪いよねー。何から突っ込んでいいのかわかんないわ。
安吾はねぇ、以前ムーが読了スレに書いてたマンガの話が良かった。
900
阿呆不要いや失礼、舞踊はマヌケでアホなクソに同意し増すよ(笑) あの突っ込みようの無い低脳には藁貸し増すねぇ〜(笑)
904 :
吾輩は名無しである:2008/11/27(木) 16:20:06
息子に「熊襲(くまそ)」なんて名前を
大まじめにつけようとするセンスが素晴らしすぎる。
>>871 岩波文庫版買ったけど、夜長姫と耳男は入ってた
他にも有名どころは大体収録されてるし値段も手頃でマジお勧め
906 :
吾輩は名無しである:2008/11/30(日) 00:30:51
二十三歳ぐらいまでは太宰が好きだったけど
もうすぐ三十歳になる今では坂口安吾が凄く好き。
「日本文化私観」と「桜の森の満開の下」は特に。
907 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/30(日) 00:33:43
堕落論と続堕落論は今でも色褪せないと思うな。
嘘をつけ!嘘をつけ!嘘をつけ!嘘をつけ!ってかっこいい。
908 :
吾輩は名無しである:2008/11/30(日) 00:42:05
>>887-888 衣食足りない時代でも村八分やら娘の身売りやら、あげくは特攻やら
日本人が信仰している「世間様」がいかに個人の幸福にとって当てにならないものか
当てにならないものは打ち捨てて、生活の必要さえ大切にすればいい。
京都の寺が全部なくなっても困らないが電車が動かなくては困るのだ。
909 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/30(日) 00:47:59
>>887-888 これを安吾が読んだら笑うと思うな。
こいつが馬鹿なのは知ってるけどさ。
910 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2008/11/30(日) 03:16:56
>>909 安吾しか読めないんだねwそこまで崇拝してるわけだw
911 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/30(日) 08:50:21
文学は文章じゃないんだよ。
912 :
吾輩は名無しである:2008/11/30(日) 09:49:49
ダメだ・・・もう我慢の限界・・・なにこの糞スレ・・・・
もうね、金融工学を学んでる自分からすると馬鹿馬鹿しくて観てられないのね・・・
高卒とか文系の人は楽しめるかも知れないけど、自分は無理っすわ・・・
っつーことで落ちるわw あとは高卒&文系の諸君で楽しんでくれやノシ
世界経済を大混乱に陥れた金融工学は凄いですなあ。
914 :
吾輩は名無しである:2008/11/30(日) 22:40:38
『京都の寺が全部なくなっても困らないが、電車が動かなくては困るのだ』
経済合理性そのものじゃないか。
金融工学がどうしたって?実存に徹しきれなかったからサブプライムやら
危ないと分かっていて売り続けて茹で蛙になってしまったリーマン・ブラザーズ。バカだよねえ。
目先の運用実績をあげることに目がくらんで絶対に破綻するのが分かっていて止められずに売り続けたバカども。
915 :
吾輩は名無しである:2008/11/30(日) 22:45:35
金融工学なんて嘘に決まってんだろwww
916 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/11/30(日) 22:51:07
嘘って言ったら資本主義がそもそも嘘でしょ。
みんなが信じてるから成り立ってるんだけど。
917 :
吾輩は名無しである:2008/11/30(日) 22:56:10
>>916 文学板に金融工学やってる人なんて、いやしませんて意味
>>916 自分は経済学部卒ですが、
>嘘って言ったら資本主義がそもそも嘘でしょ。
>みんなが信じてるから成り立ってるんだけど。
……との川俣軍司さんの言葉でしたがそれはないでしょう。
(全ての学問は仮説を前提とした仮説に過ぎない、との意味だとしたらわかります)
マルクスは『資本論』の中でで、"資本主義"という現象、その実態について、
徹底的な分析を行っています。
"労働力の価値" 、"労働の価値”の異なりってわかります?
自分としては相対的剰余価値等の理論はまだ現代に通用するものだと考えます。
919 :
吾輩は名無しである:2008/12/01(月) 00:02:35
どうでもいいけどなんでコピペにマジレスして盛り上がってんの?
920 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/12/01(月) 00:05:43
すいませんわかりません。資本論は資本主義批判だと思ってました。
批判するにあたりマルクスは先ず対象「資本主義」の何たるかを厳密に見定めなくてはなりませんでした。
しかして『共産党宣言』等においても「資本主義」を批判する言説を表明していますね
文学板とかニッチな板は2ちゃんズレしてるって事なんだろ
923 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/12/01(月) 03:11:53
そんなことないよ。ぶーんとかキターとか見たことないし。
初見でも
>>912はコピペだと見抜ける洞察力が無いと(文学を理解するのは)難しい
925 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/12/01(月) 03:24:53
どうでもいいですよ!
926 :
吾輩は名無しである:2008/12/02(火) 00:02:01
川俣氏は知性にあふれてる。
>>907 1回多くないか?
「朝の訪問」のしゃべり方も味わい深いと思う。
桜の森の満開の死体
何故か笑ってしまった
金融工学も文学のテーマだよ。なぜなら文学とは、人間を専一に扱ってるからね。
だから人間の強欲が考えついた金融工学というものはピッタリなんだな。
また文学と文章は別物だよ。文章とは文学を表現するための一種の道具。
931 :
吾輩は名無しである:2008/12/08(月) 00:14:21
>>931 同意。
安吾は金融工学なんぞ、歯牙にもかけないだろうね。
933 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/12/08(月) 03:54:08
下らないどころか非人道的だよな。貧しい人が飢えて死んだりするしさ。
デジタルミュージアムマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
モラルがないこと、突き放すこと、私はこれを文学の否定的な態度だとは思ひません。
むしろ、文学の建設的なもの、モラルとか社会性といふやうなものは、
この「ふるさと」の上に立たなければならないものだと思ふものです。
>>936 安吾さん、狂犬に噛まれたっていうから慌てて駆けつけてみたら、
ラモーくんじゃないですか! 狂ってるのは(ry
>>936 安吾さん、今回の渡辺と羽生の対局はいかがでしたか?
939 :
吾輩は名無しである:2008/12/24(水) 22:45:38
これから「白痴」を読もうと思うのですが、ズバリ一言でいうとどんな感じの話ですか??
ムイシュキン萌えってところかな
941 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2008/12/25(木) 00:38:46
どうしようもない話だな。いい意味で。
さっさと読めばえーやん。
943 :
吾輩は名無しである:2008/12/25(木) 07:18:34
ムイシュキンてなに?
ムイシュキンはドストエフスキーの白痴の人物
945 :
吾輩は名無しである:2009/01/08(木) 12:41:05
競輪事件って
安後はどんなことしたの
946 :
吾輩は名無しである:2009/01/08(木) 16:40:57
947 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 06:42:55
>>939 暗いです。そして堕落論と一部重複します。
決して楽しんで読めるお話ではないですかねぇ。
948 :
吾輩は名無しである:2009/01/24(土) 06:02:58
安吾最高
離党した渡辺喜美って安吾と髪型似てるよね?
安吾に失礼
新潮文庫の扉絵の安吾の髪型が似てるって話
渡辺も黒ブチ丸眼鏡をすれば安吾みたいに独特の存在感を示せると思う
954 :
吾輩は名無しである:2009/01/28(水) 20:02:58
安吾の部屋は俺のに似てる (´・ω・`)
無頼だな安吾
956 :
吾輩は名無しである:2009/01/29(木) 00:36:35
957 :
吾輩は名無しである:2009/01/30(金) 04:28:53
夜長姫カワユス(´・ω・`)
安吾はすごいやつ
Barのバイトの女子大生に、安吾について力説され、読んでみた。
が、バイトさんが言う程には感銘を受けなかった。
三十路の俺には、安吾を理解出来る感受性が無かったのだろう(知性や読解力等も)。
ただ、某短編のラスト2ページの情景描写には心を打たれ、好きな作品の一つになった。
あの可愛い少しひねくれたバイトさんは今でも安吾を崇拝してんかな…。
安吾好きな女子大生とかいんならマジ会いたい
そして自分の感受性くらい、自分で守れ、ばかものよ
>>960 若さや感受性は、守ろうと意識した時点で失われたも同然やろ?
あと『ばかもの』は『馬鹿者』って変換出来るんやで。
一つ賢くなったやろ?
わかりません 馬鹿者って変換できたらどうだっていうの?
わざわざ安吾好きを力説するような女は嫌だ
ネタ元もわからないなら文学やめちまえい
安吾好きなBarのバイトの女子大生か。
バイトって一種のショクタクだよな。
目下ショクタクという漢字を忘れて思いだせないショクタクだから、
お分りであろう。
w あんたも好きねえ
966 :
吾輩は名無しである:2009/02/06(金) 22:03:53
『吹雪物語』『黒谷村』ってどんな感じ?
有名な割に収録されている文庫本を見たことがないのだが……。
967 :
吾輩は名無しである:2009/02/07(土) 00:09:31
安吾
>>966 『吹雪物語』最後まで読めれば、忍耐力が養われる。そんな作品。
安吾自身が駄作認定してるけど、確かにひたすら鬱展開で読みにくい。
でも安吾にこれと言った長編作品が無いので、しばしば代表作の一つに挙げられる。
969 :
966:2009/02/08(日) 00:42:03
>>968 レスありがとう。確かに安吾は長編苦手そうだよね。
長編を書こうとして挫折したようなのもあるしね。
有名出版社の文庫本だけ読めば、事足りるということだろうか。
970 :
吾輩は名無しである:2009/02/08(日) 20:33:29
苦手というより、無理だったんだろ。
文壇会無頼一家ポンプ長だったから。
971 :
板口安吾 ◆t.9QcBPeLw :2009/02/08(日) 20:44:57
これからは長編なんかはやらないな。
忙しい現代人を相手に、如何にして本を読ませるかが問題だ。
短編のキレが勝負となろう。
短編のキレよりポンのキレ目が来た時の事を考えるのが先だな。
973 :
吾輩は名無しである:2009/02/08(日) 21:57:58
坂口安吾は、創作では、桜の森の満開の下、などの短編で少しいいのはあるけど、
才能のカケラを振りまいた、だけの作家。
言ってみれば、堕落論だけでスターになった作家だからね。
その社会評論家として評価された作品も、随所に見られる偏見と決めつけが目立ち、
現在では読むに絶えない、愚劣な社会評論でしかない。
同意
975 :
吾輩は名無しである:2009/02/08(日) 22:41:54
読むに絶えない
読むに絶えない
読むに絶えない
早速キレ目登場か。
ウチのヨソより量、入ってるよ、どう?
976 :
吾輩は名無しである:2009/02/08(日) 23:00:53
威勢のイイあんただが、
どうして高橋源一郎スレをフォローしないのだ。
977 :
吾輩は名無しである:2009/02/08(日) 23:11:17
今度は効き目登場かよ。
978 :
吾輩は名無しである:2009/02/08(日) 23:18:47
>才能のカケラを振りまいた
その感覚は納得できる。偉そうな文学論を垂れる割に、
書く小説は中途半端なのが多いよな。
ただ、戦時中に日本文化私観を書いてしまう豪胆さは評価してやってくれ。
俺は堕落論よか好きだ。
979 :
吾輩は名無しである:2009/02/08(日) 23:38:16
何をもってして中途半端と言い切れるのか御教示願いたい。
そしてこの糞スレにスコップを持たせて、六甲山に連れて行きたい。
要するに早く埋めたい。
980 :
怒濤:2009/02/08(日) 23:54:10
坂口安吾は、何もかも洞察していた。底の底まで見透かしていたから、明るくて、決して
メソメソせず、生活は生活で、立派に狂的だった。坂口安吾の文学を読むと、
私はいつもトンネルを感じる。なぜだろう。余計なものがなく、ガランとしていて、
空っ風が吹きとおって、しかもそれが一方から一方への単純な通路であることは明白で
向う側には夢のような明るい丸い遠景の光が浮んでいる。この人は、未来を怖れもせず、
愛しもしなかった。未来まで、この人はトンネルのように体ごと、スポンと抜けていたからだ。
「三島由紀夫」
三島が安吾を馬鹿にしてるように感じるな。
三島は美形好きのゲイらしかったから、安吾に興味無いだろ。
石原に足の長さが負けてたのを悔しがるやつだしな
984 :
吾輩は名無しである:2009/02/09(月) 02:31:24
や
985 :
ムー大陸 ◆DMnIjpZYd2 :2009/02/09(月) 02:50:25
「吹雪物語」はフツーに傑作だと思うがなあ。
(3度読み返しているしW)
986 :
吾輩は名無しである:2009/02/09(月) 03:48:16
く
>>981 三島の言うように安吾は何事にもかなり意識して洞察してたんだろうな
988 :
吾輩は名無しである:2009/02/09(月) 21:17:07
>>981 ソースはなんていう本?
>>985 繰り返し読めるほど面白いんですか?どんな感じでですか?
>>988 奥野健男の評論(文春文庫)に繰り返し出てます。野坂の解説にも
ちょっと触れてますね。三島のはわかりませんがどなたかご存知ですかね。
991 :
吾輩は名無しである:2009/02/10(火) 12:10:38
992 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2009/02/10(火) 12:22:53
ありがとうございます!
993 :
吾輩は名無しである:2009/02/10(火) 15:18:33
「桜の森」「夜長姫」みたいな王朝モノって他にありませんか?
戦争モノが苦手なので。
寓話でくくるならともかく、王朝モノだなんて言い方初めて聞いたわ
995 :
吾輩は名無しである:2009/02/10(火) 23:13:22
「王朝もの」は芥川の平安時代の作品を指す言葉、だと思う。
上二作は平安時代の話だっけ?
996 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2009/02/10(火) 23:18:06
へえ〜勉強になります。
997 :
吾輩は名無しである:2009/02/10(火) 23:22:06
ところで川俣軍司さんは何者?
998 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :2009/02/10(火) 23:25:38
自分は人間です!!!
999 :
吾輩は名無しである:2009/02/10(火) 23:41:00
そうですか、空気人間ですか
1000 :
吾輩は名無しである:2009/02/10(火) 23:42:59
1000!また次スレでお会いしましょう!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。