1 :
吾輩は名無しである:
精神的に向上心のないものは馬鹿だ。
夏目漱石「こころ」について語るスレ、が1000行ったので建てときます。
3 :
吾輩は名無しである:2005/11/13(日) 15:44:55
4 :
吾輩は名無しである:2005/11/13(日) 16:21:36
おまえもな
5 :
吾輩は名無しである:2005/11/13(日) 16:38:10
>1
ニホンゴモオカシイデツ
晒しとくか
23 名前:qp 投稿日:02/11/22 01:13
屈折してるのは漱石の文体だと思うんですけど。
僕は、漱石は小説ごとに違った書き方をしてるって印象がありますね。
テーマは中期ぐらいから徐々に固まってきたように思える。大きな流れで言えば。
でも小説を書く事、表現する事に対する抵抗感を持っていたんじゃないかな。
まあ誰でも持っているものだと思いますけど、漱石って文章をこねくり回して
小説を書いてるように感じます。
ナイーブな部分と、ちょっとニヒリスティックな部分の間で小説を書いていた人
なのかなって思ってますけど。
7 :
鼎:2005/11/15(火) 22:46:19
前スレでレポートの質問をしていた子は、ちゃんと提出できたのでしょうか。今にも雪が降りそうなほど冷え込んだ北海道苫小牧から、それだけが気にかかっています。
8 :
吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 23:17:33
age
前スレ
>>974 こんなシーンがある。正確な文章は覚えてないけど。
あるカップルを冷やかした私に先生が語りかけるシーン。
「恋をしたくはないですか」と聞かれ、私が何も言わないでいると、
「したくないことはいでしょう」と聞く。私は「ええ」と答える。
中略
先生「物足りない結果私のところにきたではありませんか。」
私「それはそうですが、それは恋とは違います」
先生「恋に上る階段なんです・・・異性と抱き合う順序として、まず同性の私のところへ来た。
――しかし私は同性としてあなたに満足を与えられない人間なのです」
・・・私にとって先生は、あくまで尊敬、あこがれ、って感じじゃないのかな。
そういうのよくあるんじゃない?
同じ男でも、勉強ができるとか、スポーツ万能な人がいるとスゴイとか、いいなぁって思うことあるし。
あと、話変わるけど、
私が先生宅に出入りするのって、形は多少違えど、
学生時代の先生・奥さん・お嬢さんが住んでた宅に、K(他の人)が来る
ってのと、なんとなくかぶった。
先生って、Kがお嬢さんを好きになったように、
私が奥さんを好きになる、とは考えなかったのかな。
先生の性格からすると、「妻は自分のことを愛してるから大丈夫」って考えそうだけど
つーか、先生としてはそれはそれでよかったんじゃないの
だって、最終的には先生と私は、遺書を託すような間柄になったわけだし、私が奥さんを幸せにしてくれるなら、
それはそれでよかったんじゃないのか
そこで、再び先生の嫉妬の炎が燃え盛って、生きる気力でも出てくればよかったんだろうが
12 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 16:15:29
>異性と抱き合う順序として、まず同性の私のところへ来た。
って心理学的にみてどうなんだろか?
13 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 16:23:36
すべての恋愛は三角関係を孕んでいる
異性を好きになるということは他者の欲望に嫉妬することである
自分の欲望とは実は他者の欲望である
14 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 20:22:11
ラカン?
15 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 20:23:36
先生に嫉妬してんのか。
16 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 21:14:45
早く20までレスつけないと落ちるぞ
17 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 22:48:01
>>9 人が人に近づくということは本質的に「見えない他者」との関係性を孕んでいる
18 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 23:22:05
>>13 私が先生に引かれたことはどのように説明がつくのか?
当時の先生の場合、私が嫉妬できるのは「性欲」しかないと思うが?
19 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 23:26:17
ほしゅ
「私」が奥さんと結ばれるって解釈あるけど、
もしそうなったとしたら、「私」の性格として絶対に黙っていられないと思う
先生も遺書に、「――全てを話せば妻も喜んでくれるに違いないのです」
って書いてたくらいだし
20 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 23:27:59
先生のとこいくのって特に説明のいる事柄とも思えない。
恋愛を含め、なんか新しい世界を見せてくれそうな
年上の同性にとりあえずくっ付いてってみようっていう
人生の鞄持ち的なことって、誰でもするでしょ。自分はした。
22 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 15:01:09
>>21 >先生のとこいくのって特に説明のいる事柄とも思えない。
>恋愛を含め、なんか新しい世界を見せてくれそうな
自分で説明しているではないか
「先生」には「私」が何故自分にすり寄って来るのかが分かっていた
もっと言うなら、人と人との関係性はそれ以外ありえないことが分かっていた
言うまでもなくそれは、人が人に近づくということは本質的に「見えない他者」との関係性を孕んでいる、ということ
「見えない他者」、つまり第三者的な「未だ見ぬ他者」とでも言えば良いだろうか、それ抜きには人間関係など存在しないこと
それ故に何も与えることができない自分が息苦しかったのだ
「こころ」という作品は「先生」という明治の人間が他者性の問題に直面しそれに苦闘する作品である
いや、だから「のだ」とか「ではないか」とかさ。
24 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 16:38:13
>>22 大体言ってることは正しいというか俺も同意だが、
これは柄谷行人だな
25 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 17:46:22
小森陽一と石原千秋、どっち読んだらいい?
>>25 とりあえず両方読んどけばいい。ついでに柄谷の漱石論も。
でも参考にするだけ、自分で考えることが重要。
石原千秋いいよね。
>>22 21だが、こういうのを「自分だけが読み取れることだが」という
かたり口調で語れるのってアホとしか思えない。普通の人間は
普通に読んで普通に21のように共感できるわけでさ。
「自分しか読みとれない」ように語るなら、もっと面白いこといえよっての。
29 :
吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 21:36:43
textはそこにある。
30 :
吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 09:06:39
誰か!
こころを読んだ感想文を600字以内で書いてください。
一生のお願いです
31 :
吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 09:50:36
自分でやれ。ばかちん!
32 :
吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 11:13:58
いい加減こころを教科書に採用すんの止めてくんねーかな。
>>30みたいな作品を汚すバカチンが後を絶たないし。
33 :
吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 14:50:24
>>32 むしろ載せておいたほうが良かろう。
今の国語教科書って、近代作家載せなくなってから
屑度が増したぞ…
何を教科書にそんな期待してんだかなあ。文学は課外にあり。
教科書に「こころ」を抄録する意義がわからん。
授業の中で漱石を扱うとしても、短編にすればいいのに。
長編から一部分だけ切り出して解釈するのって無理があると思うんだよね。
36 :
吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 20:19:03
なんかこころの話ばっかだな。
夢十夜はどう?
もう死にますん
母胎回帰願望とか言ってれば夢十夜や漱石を語ったような気になる…
そんな時代が俺にもありました…
夢十夜
「背中におぶった子が急にズシリと重くなった」(うろおぼえ
で、寒気がした
「おれは人殺しであったんだなと気づいた途端に、
背中の子が急に石地蔵のように重くなった」
誰か重さの考察きぼんぬ。俺DQN工房だからどうして重くなるのか考えるのが楽しい。
自分が想像するにはまずただ単に幽霊だとか何とかの隠喩(抽象的なものの)だと思うけど、
だからって重くなるのは不思議だ。小説の中で背が高くなったり、不意に自分とは別人の
能力がみについたり、誰かに主人公が感化されたりするけど、これもその中の一種で、
しかしこれが他のとは違うのはそれが無意味だということ(他にもそういうのはあるが、たぶん)。
ただ単に不気味さの演出なら最悪だと思う。
いやマテ、普通に後悔した時の心境なのかなあ?
42 :
吾輩は名無しである:2005/11/26(土) 17:56:32
>>34 教科書に期待というよりは、
教科書にでも載せておかないと
読む機会を持たない・持ち得ない人間が
圧倒的に多いからって言えば良いかな。
43 :
吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 15:21:08
今更ながら坊ちゃん再読。面白すぎる。
漱石センセに、今のサラリーマン社会を軽妙にアイロニカルに描いて欲しかった。
明暗読んでみようかなあ。
45 :
吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 17:17:46
age
46 :
吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 19:52:11
漱石作品を中学校教科書に掲載するなら「坊つちやん」第1章。
高校教科書なら「こころ」よりも、「夢十夜」「硝子戸の中」
「現代日本の開化」「私の個人主義」がいい。
でもホントは漱石の漢詩や俳句の方を載せてもらいたいが。
>>46 自分が使ってた教科書は「坊つちゃん」第一章が載ってたよ、中学かどうか
はわからないけど。
だから自分は「坊つちゃん」=「きよが出てくる小説」としか認識してない。
こころは面白いと思ったが
人によっては逆に「漱石は入りづらい」という印象をつけるような気もする
鴎外が「舞姫」のせいで「時代遅れの、わかりにくい文章を書く人」として印象
付けられてるのに比べれば漱石のほうがマシかな
>40
命の「重み」を考えたってことなんじゃ?
幽霊の仕業とか言っちゃうのは浅はかかと思う…
猫、坊ちゃんにあった尻取り的な文体が、段々となくなってきて読むのが辛い。。
なんでやめちゃったんでしょう?
人間の暗い部分に気付いた人は、暗くなっていくもんだよ
メンヘル板に行けば少しは分かる
>>50 なんだか、漱石が、その当時の春樹みたいな文体なんだから(多分)、
そのままずっとやってたんじゃいけないでしょうw
>>51 でも猫の時点で漱石はノイローゼでしたよね。
やっぱ新しいことに挑戦したかったのかなぁ…
私(先生)の淋しさって何?
55 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 11:26:43
工房ですが明日「こころ」のテストです。全く内容がわかりません…
>>55 今日一日で「こころ」を読めばいいだろう。読んでさえいれば何とかなる。
57 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 13:50:24
オメ子と友情/非キリスト教社会における罪悪とは
58 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 14:22:26
おれが高ニの頃やっぱり教科書に「こころ」の一部が載ってて,当然やるんだけど,
担当の先生が夏休み中に一冊買って全部読んどけって言った。そんでどうすんのかと
思えば二学期から三学期にかけて現代文の時間全部こころでつよw
生徒に本文のここが意味わからんって箇条書きで提出させ,それをプリントに載せて生徒が主体となり,
その意味を考えてくという作業を延々としてたなぁ。面倒だったがなかなか良い授業だった。
しかも一学期は「山月記」のみw結局高ニのときは「山月記」と「こころ」で終始した。
あっ古文漢文は国語4時間のうち週後半の2時間取ってたんで週前半の2時間だけね。
59 :
吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 18:30:48
Κが自殺したあとすぐに先生も自殺すればよかったのに、なんで死んだように生きることをきめたんだろう?すぐ死んだほうが楽になれるんぢゃないかな…
このスレの存在意義ってなんですか?
関場のオッサンがこのスレに降臨するらしいよ。
…荒れそうだな。
>>46 古典の教科書に漱石の漢詩が一つ載ってましたよ。
タイトルは失念しましたが。
63 :
吾輩は名無しである:2005/12/07(水) 08:51:11
>>59 そんな簡単に死ねるかよ。
まともに生と向き合ったことのないガキの発想。
デタッ!真打自殺未遂自慢登場!!(パチパチパチ
いいから詩ぬるれろーれらい。
すげー読解力だなw親を恨めよ。
66 :
吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 23:39:33
oo
一体どこに論考したレスがあるのか教えてくれ
先生と私は互いに信頼しあっている。
ゆえに二人はプラトニックな恋愛といえる。
この二人の関係が、サン・テグジュペリの「星の王子さま」と
類似している。ちなみに「星の王子さま」がサンと親しい男性宛の
ラブレターであったことは言うまでもない。
69 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/01(日) 06:26:35
スレの皆さん、明けましておめでとうございます。
正月は何を読みますか? わたしは「猫」を読み返そうかと思っています。
70 :
【小吉】 【770円】 :2006/01/01(日) 10:28:52
にゃー
71 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/01(日) 11:35:18
永日小品
72 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/02(月) 10:18:25
確かに永日小品
「懸物」」好きだ。
74 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 01:06:24
誰か!!夢十夜について教えて下さい。
作者と作品について、600字程度のレポートにまとめなくてはいけないんです。
いろんな参考文献を読みましたが、フロイトの夢診断みたいなのは、あれはどうなんですか?
そんなので診断されるのを分かって書いているんじゃないんでしょうか?
他の本なんか読んでもそれぞれバラバラな事書いてあるし、
どの観点から絞って書いていけばよいのか分からなくなりました。
何かヒントを!!
75 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 01:11:19
>>74 論文? それとも、紹介文ていどのものを書くの?
76 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 02:02:03
論文と紹介文、間取ってもらっていいですか?
「600字程度のレポート」で論文が書けるのかよ。
>>75 何が「間取って」だ。宿題は自分でやれ。
>>76
78 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 03:03:06
もう無理です…志にます…。
そんな辛辣な。
お勧めの参考文献だけでもいい!
先生は厳し過ぎます!!!
書ける能力の無い奴は、単位を落としなさい。それが定めです。
80 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 03:42:12
だーっって、
第1夜なんか『オフィーリア』の絵とかもひとつの花が顔になってる西洋画を
モチーフに…どーのこーのとかいうのもあるのに、さらに夢判断とか心理学とか
そんなもので司法解剖して、それで本当は違ってたらどーするんすか!
主人だってそんな事望んでません、きっと。
なにこれ・・・バカの匂いがプンプンするぜ
書かないと単位もらえないなら、
デタラメでもいいから感想文でも書いとけ。書かんよりはマシだ
マジレスするとすれば、
先生に書き方・調べ方のご指導を願え。「めんどくせえ」なんて先生、そう滅多におらんから
相談するという行為が、「やる気」を示して好印象与えられるかもよ
82 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 22:49:02
ほえ〜い、りゃおかいでっす('田')
こんにちは
「日本文学の革命」という文学運動をやっている関場というものです
(「日本文学の革命」というホームページを出してます。「日本文学の革命」で検索すれば一発で出てきますので、見てください)
僕の夏目漱石を研究している一人ですよ
僕のホームページに『夏目漱石の継承』という評論作品があります
夏目漱石の全作品を論じるつもりで書いてます
前に江藤淳の『漱石とその時代』を読んだんですが
そのあまりのひどさにあきれてしまい、怒りさえ覚えました
この『漱石とその時代』などというものは、乗り越えてやらなければならない
そういう思いも込めて書いてます
完成したら質・量ともに江藤淳の『漱石とその時代』を乗り越えることができるでしょう
ぜひ読んでみてください
84 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 00:44:29
『抗夫・夢十夜』という章で書いてますよ
よかったら読んでみてください
87 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 01:36:26
あんとさんです(^田^)v
数年ぶりに「日本文学の革命」を見に行ったら、HPが充実してて驚いた。
89 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 02:04:13
関場さんの漱石論を私の卒論で引用や盗作は不可ですか?
つか、関場の評論や小説をちゃんと読んだことある香具師はいるのか?
つまりうんこ食べたこともないのにうんこは美味しくないなんて言うなと。
92 :
先生 ◆LD/Dd4/cno :2006/01/09(月) 03:21:25
ちょっと読んだけど文章に装飾をつけすぎ
内容はたいしたことない
つーか、評論を無料で公開してる時点で勘違い
無料で公開するということはそれだけリスクがないからね
悪いこと言わんから何かに応募してそれなりのリスクをもって書きなさい
関場さんはそういうのに挫折してhpを立ち上げたんでしょう?
挫折というか逃避な。
95 :
関場 ◆dhJAsyE57E :2006/01/09(月) 13:51:47
>>88 ありがとう
これからもっともっと充実させますよ
>>89 勝手にどうぞ
>>92 読まれることには変わりないですよ
それから…もっと読んでください
あそこには重要なことが書かれているのですよ
有料で読ませられるような内容じゃないし、どこかに応募しても落ちるのは目に見えてるし。
HPにのせて、きっと誰かが評価してくれるに違いないと夢想するのが一番平和な解決なのですよ。
97 :
関場 ◆dhJAsyE57E :2006/01/09(月) 19:12:43
>>96 誰も誉めてくれないから自分で言いますけど
僕の漱石論はこれまで書かれた漱石論の中で
最大・最高のものになりますよ
まだ完成してませんけどね(笑)
誰も褒めてくれないのは、褒められるようなものじゃないからですよ。
作者だけがそれに気付いてない、というのもよくあることですけどね(笑)
「これまで書かれた漱石論」を全て読破した上でそう主張されるんでしょうか?
101 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 02:25:17
友人に門の粗筋を説明してたら粗筋だけでも眠くなると言われた。
102 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 07:21:25
>>101 プロットの面白さが魅力じゃなかろう。
あの淡々とした夫婦生活、最高じゃないかw
漱石作品の中で一番好きだよ。
好きな描写がいっぱいあった。
今手元に本がないけど、主人公と奥さんの関係について「神経細胞の一個一個まで絡み合うような」云々…
103 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 03:42:17
>>102 ありがとう。
ただ技術的にとても難しいことやっている。それがまた好きな理由なんだ。胃を壊しただけある。
104 :
関場 ◆dhJAsyE57E :2006/01/11(水) 05:51:14
>>99 もちろんすべて読んでいるわけではありませんよ(代表的なところはもちろん読んでますが)
またその必要もないはずです
一番重要なこと漱石が書いた原資料であり(漱石の書いた本のことです)
それにどこまで迫れるかです
漱石について人がこう言ったああ言ったは、二次的三次的なものに過ぎません
石原千秋も小森陽一も柄谷行人も読んでも正直何言ってるかよくわかんなかったのですよ関場先生には。
好きなのは小宮豊隆(だっけ)、嫌いなのは江藤淳、他の人はよくわかンないから無視、そして自分の漱石論が最強。
と云う事です。
106 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 20:39:30
明日までの宿題で、「こころ」を読んでプリントにまとめなきゃいけないんです…
どなたか助けて下さい!!!!
107 :
大ちゃん:2006/01/12(木) 22:26:53
レポートが明日締切でやばいので誰か教えていただけませんか?大学生です。
夏目漱石の「明暗」について 1、初出について。
2、単行本所収について。(初版・再刊・全集収録など)
3、草稿は残存しているのか。(構想メモ・清書原稿)現在の所在場所・保管所蔵機関はどこか。それらは出版されているか。
4、本文の変化・変還について。
5、本文の生成についての先行論文はあるか。
です。よろしくおねがいいたします。
前に
>>107と同じ質問形式を見たことがあるが、レポートの対象は「羅生門」だった。
同一人物の釣りカキコか?
それとも、同じ教授が同じ形式で出してる出題ということなのか?
110 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 00:39:32
>>107 死ねよバカ学生。図書館に行けば3時間で終わる課題じゃねえか。
111 :
大ちゃん:2006/01/13(金) 10:30:59
皆様申し訳ありません。 批判されて当たり前ですよね。おとなしく自分でやります。
112 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 00:17:28
明暗の文体は下手な英文和訳のような文体だ。一回で頭に入って来ないんだよ。
113 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 16:13:03
最初に英語で書いて和訳したんだもん、当たり前でしょ。
114 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 04:44:58
草枕については考察していないのでしょうか?
レポートがある、ということもありますが、皆様の考察も聞いてみたいです。
時間と空間の小説、と感じるのですが…?
汽車論に終始しがちですがこちらの側面でなにか面白い考察をきたいしています。
115 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 18:05:48
だから宿題をここで済ませようとすんなよタコ。帰れ。
116 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 21:10:12
三四郎のレポートかきにくいよ(´д`)
117 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/21(土) 23:19:43
スレ違い。
【厨房の宿題を手伝ってやるスレ】っていうのがあるからそこへ号!
それなんて船?
119 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 13:49:10
in文学版
120 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/24(火) 06:46:25
1位 こころ
2位 それから
三位 平凡
四位 舞姫
郎
頭いーい
孫が痛くておじいちゃんカナシス・・・
124 :
吾輩は名無しである:2006/02/18(土) 11:59:02
「漱石研究」ってほんとに終刊なんですか?
別の形で続行とかないの?
■4人兄弟以上の有名人■
坂本龍馬・・・5人兄弟の末っ子
土方歳三・・・6人兄弟の末っ子
福沢諭吉・・・5人兄弟の末っ子
新渡戸稲造・・7人兄弟の末っ子
夏目漱石・・・6人兄弟の末っ子
松下幸之助・・8人兄弟の末っ子
黒澤明・・・・8人兄弟の末っ子
長嶋茂雄・・・4人兄弟の末っ子
王貞治・・・・4人兄弟の末っ子
北野武・・・・4人兄弟の末っ子
ジーコ・・・・6人兄弟の末っ子
中村俊輔・・・4人兄弟の末っ子
126 :
吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 01:48:48
できれば早くお願いします!
今度テストで『こころ』が出るんです!お願いします
1.「私は思い切って奥さんにお嬢さんを貰い受ける話しをしてみようかという決心をしたことがなんどとなくありました。けれどもそのたびに私は躊躇して、口へはとうとう出さずにしまったのです」のところで、このときの心理的背景、理由はなぜですか?
2.「私は手もなく魔の通る前に立ってその瞬間の影に一生を薄暗くされて気がつかずにいたのと同じことです」のところで、このときの魔は、どういう事態を表現しているんですか?
127 :
吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 01:50:22
できれば早くお願いします!
今度テストで『こころ』が出るんです!お願いします
1.「私は思い切って奥さんにお嬢さんを貰い受ける話しをしてみようかという決心をしたことがなんどとなくありました。けれどもそのたびに私は躊躇して、口へはとうとう出さずにしまったのです」のところで、このときの心理的背景、理由はなぜですか?
2.「私は手もなく魔の通る前に立ってその瞬間の影に一生を薄暗くされて気がつかずにいたのと同じことです」のところで、このときの魔は、どういう事態を表現しているんですか?
こころを教科書に乗せた所為で、このスレのクオリティが低くなってるね。
まず一番うざいのは、高校生の質問。
そのせいで、このスレは高校生レベルに低下している。
次にうざいのが大学生のレポート。
お前らの所為で、このスレはいつまで経っても文学レベルの会話がなされない。
はっきり言って死んでくれ!
邪魔なんだよ!
ここまで言われなければ、自分たちが迷惑かけてる事に気が付かないのか!
意外に「それから」オモシロス
猫から読み始めて漱石に慣れてきたのかな。
>>130 「それから」は多くの人に受け入れられやすい小説だと思う。
漱石のスレ的にはあまり話題に上らないけど、「三四郎」や「それから」は
漱石の作品の中でも欠かせない、好きな小説だな。つぎの「門」もシブイ。
「門」は難しかったな・・・
安井が宗助に、お米を紹介するときに、
「僕の妹だ」って言ったのを真に受けてたから、話がわけ分からんかった。
お米って、安井の嫁だったんだね・・・
夜中に安部公房読んだらなんか心が凍りついた感じになって虚しくて仕様が無くてとにかく漱石読んだら滅茶苦茶癒された。サンキュ
134 :
吾輩は名無しである:2006/03/21(火) 18:37:50
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060319it12.htm 漱石ゆかりの高校、「坊っちゃん」読了生徒4割
夏目漱石が教べんをとり、「坊っちゃん」の舞台になった愛媛県立松山東高(旧制・県尋常中)の1年生のうち、
同作を最後まで読んだ生徒は約4割で、約10年前の約7割を大きく下回っていることが、
市民でつくる「松山坊っちゃん会」(頼本冨夫会長)のアンケートでわかった。
19日、松山市であった「坊っちゃん」100年記念愛媛大学シンポジウムで報告された。
漱石は1895年4月から約1年間、同尋常中で英語を教え、ここでの体験をもとに「坊っちゃん」を書いた。
アンケートは今年2月、1年生414人に実施。「全部読んだ」が168人、「部分的に読んだ」が137人で、
「読んでいない」とした109人は「まったく興味がない」「身近に本がなかった」「読みにくい」などと答えた。
同高の旧松山中時代に学び、シンポジウムに出席したコラムニストの天野祐吉さんは
「在学中、漱石は神様みたいな存在で、誰もが読んでいたのだが……」と嘆き、
同高で国語を教えていた頼本会長は「漱石も驚いているのでは。地元の人が名作を愛し続ける取り組みが必要」と話している。
2006年3月19日20時7分
135 :
吾輩は名無しである:2006/03/24(金) 02:02:39
関場さんのHP見たよ。
視点とか、書いてること面白いと思ったよ。
でもせっかくだからちゃんと研究としての形をとってやればいいのに。
無料公開でしかも読んだ側が意見する場もないから
低く見られて、もったいないよ。
>>134 坊ちゃんであれだけ虚仮にされといて
松山の連中は本当にバカだな。
137 :
吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 10:25:57
age
漱石が利用していた理髪店は今も
あってそこで語り伝えられるところによれば
やはり気むずかしい人だったということ。
理髪中に漱石が気持ちよさそうに居眠りしていたので
そのまま起こさないでいたら後でひどく怒られたって。
139 :
吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 15:27:46
クドカン昼ドラ吾輩は主婦であるage
「三四郎」の作中で、
与次郎が、ダータファブラがどうとかいう会合のシーンで、
ある学生が、その会合を
「ビールに始まり、コーヒーに終わる」
と言ってるけど、あれってどういう意味?
その会合で飲んだビールと、コーヒーが
通常の100倍以上の価値を持つってのも意味がいまいち分からない。
ビールを飲んで、酔った頭で熱い議論をしていたが、
コーヒーを落ち着いて飲めるほど、自分達の頭は正常(冷静)だ
ってことを言いたいのかな。
日本語分かりにくかったら、申し訳ない
自分は
「ビールで乾杯をし、コーヒーで締めた会合」という解釈をしていた。
ビールとコーヒーに価値があるのは、
会合そのものに価値があったからだと思ってたけど。
143 :
吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 20:24:37
『猫』を読んでいて自然とこみあげてくるようなおかしみが、自分にとって
は最も自然に笑える笑いだった。また、『行人』や『明暗』を読んでいて胸
にしみいってくるどうにもならない人間の存在のあり方を感じるたびに、自分
は、光の見えない状況の中で無力感から現実逃避しがちな自身の目を、しっか
りと現実に据えつけてくれた。そういった訳なので、漱石は自分にとって人生の
の同伴者のようなものなのだ。
ところで、そういう奴っていうのは、今時珍しいのかな?
たぶんニ万人くらいいるよ。みんな好きだもん。
そうせき(携帯で変換がでない。日本の携帯ならできるようにしとけよ)を批判する批評を読んでみたいんですが、教えてください。
「空を青く塗りつぶした」
という表現が漱石の小説にあったような気がするのですが、どの作品でしょうか。
スレ違いで申し訳ないのですが、気が向いたら教えてください。
ダーターファブラってどういう意味でしたっけ?
148 :
吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 00:33:04
石原千秋さんって、とっても素敵な名前ですね。
なんかすらっとした美人を想像してしまうけど、実際はどうなんだろう?
どこかに写真ありませんか?
そうそう、前田愛って、文学研究もやってたんだね。
最近知ったよ。すごいね、女優やりながら研究もするなんて。
149 :
我輩は家出猫である:2006/05/30(火) 00:41:27
[猫]の大体のストーリー教えて下さいませんか?試験があるのですが、お金がなくて本が買えません。
図書館のは全て貸し出し(ニサツとも) でした
因みに近大創作学科のテストです
猫が人間とその社会を観察する。
以上
>>149 あなたの住んでるところから半径100キロ圏内にあるすべての図書館の『吾輩は猫である』が貸し出し中なんですか?
漱石人気をいまさらながら感じますね。
153 :
吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 18:09:57
154 :
吾輩は名無しである:2006/05/31(水) 01:12:38
三四郎ってギャルゲーにできそうだ。
汽車の女編
妹編 糞女編 ハーレム編 バッドエンドみたいな感じで。
著作権切れてるだろうし絵しかかけない奴は三四郎ベースで
つくってはどうだろうか。
158 :
吾輩は名無しである:2006/06/04(日) 19:56:40
えっ!マジ?
前田愛ちゃんが学術研究してるって?
160 :
吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 11:43:45
こころの先生は偽善者なのだろうか?
偽善者になれなかった人じゃないか?
集英社文庫版こころの吉永みち子とかいう人の解説最悪。
心地よい読後感ぶち壊された。本当に作家かよこいつ。
どんな解釈してたの
164 :
162:2006/06/15(木) 19:06:03
>>163 先生はいつまでも学生のまま成長出来ない、傲慢で無神経なナルシスト。
それでいて私に対してはわざと自分の苦しい過去を匂わせたりする、
苦悩をもてあそぶ単なるインテリ病だみたいな解釈だった。
今考えると当たってる気もしないでもないけど、読後すぐ読むもんじゃなかったよ…
165 :
家出猫:2006/06/15(木) 20:50:07
近大創作学科一押しだけあって、猫読んだけど。
スゲーよ シニフィアンがどうとかテクスト分析批評できない位置にある
こりゃーすごい。ただ一般人がよんでもなかなか難しいわ
猫が虎になった夢が始まった時に失心しそうなくらいずばっときたよ
“口を開いて“とこの言葉一つにも、言語のにめんせいを見せてる
(例えばコンテイン、には含むという意味と同時に溢れ出すという意味がある)
しふー
166 :
吾輩は名無しである:2006/06/15(木) 21:15:15
近大ってどこの大学? 近畿大学?
創作学科なんかあんの?
で、そこの学生は「猫」読まずに創作学科に入るの?
167 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 16:50:40
>>166 お前文学板にいて近畿大学創作学科もシラネーのかW
文学界の東大だよ
偏差値は48くらいだろけど
168 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 20:04:02
文学界の東大(笑)
169 :
166:2006/06/16(金) 20:29:58
参りました。
170 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 22:09:46
文学界の東大
偏差値48
あれだな、近大の創作学科は以前、?と渡部が講師をやってた専門学校みたいなもんだろう
172 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 02:52:34
江藤淳って今どうゆう評価なの?
173 :
家出猫:2006/06/17(土) 14:14:23
>171だぬ
ってか近大に偏差値48もネーヨ
近大なんて通ったらネコソギ私物を剥ぎ取られる
五流以下の近大が何故話題に・・・と思ったら
なんだ柄谷関係かw いや、柄谷が辞めた後入って
池田をネタに自己宣してるバカ教師がおるな…一匹w
175 :
中島:2006/06/17(土) 16:03:08
何言ってんだよ 磯野
いささか先生の本が読みたい。
早速名乗ってくれるおまいが嬉しい。2ch最高
178 :
家出猫:2006/06/18(日) 19:33:22
ニャハハ
179 :
吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 19:54:26
文学界の東大は…………偏差値48である。
へえ〜、へえ〜、へえ〜、へえ〜。
180 :
わたべ:2006/06/18(日) 21:56:51
へえ〜
181 :
吾輩は名無しである:2006/07/03(月) 17:24:11
我が輩は主婦である
182 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 09:10:49
我輩は猫である、名前はまだない
というはじまりかたですが、
なぜ、「名前はまだない」のか。
考えたことある人いますか?
マダナイが名前だから
馬田内
我輩は猫である。名前はタマである。
我輩は猫である。名前は権左衛門宙兵衛である。
我輩は猫である。名前はハイデガーである。
我輩は猫である。名前は夏子である。
たとえどんな名であっても
名前は猫のイメージを狭隘化し固定してしまう。名前がないことで
「正体不明さ」を強調し、「まだない」がいつか付くかもしれない含みを残し、
狂言回しとしての猫に最後まで
読者の関心を惹きつけておくテク。… とか答えてはいけない問いと思われ。
マルチかよ・・・
俺は、今までずっと飼われていながら、
いまだに名前すら付けてもらってない
と考えてたが。
作中でも、
「我輩が可愛がられていないのは、
今日まで名前すら与えられていないことからも分かる」
みたいな一文あったと思う。
188 :
182:2006/07/09(日) 13:50:13
ありがとうございます!参考になりました!
189 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 17:35:44
漱石 胃で死んだ
>>187 可愛がられていない、よりも、むしろ自由さの象徴ではないか、
小説的には。
191 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 21:31:49
みーちゃんだお
未ーちゃんだから
まだ〜ない お
192 :
ニュース速報、地域猫対策、家出猫より:2006/07/09(日) 23:37:44
我輩は猫である
チンコはもうない。
何やら、黒い台の上で、注射のようなものを、打ち込まれた
までは記憶している
これ好き
193 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 23:41:09
うまい。
実際去勢されたのは一生覚えてるらしい
194 :
吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 23:56:41
猫なんかより先に人間を去勢しないと
人口爆発で後々大変なことになる。
>>194 年金崩壊
経済低迷
教育戦争
自動去勢だよw
これぞ人類のさが
アワレ
違うな。↑こいついっつも見当はずれだな。
出生率の低下。
男女平等が、まさに去勢だよ。
精神的ペニスをなくした男たち。
ヒキコモリは世の中をニュースの字面でしか知らない・・
自動去勢はんなもんじゃねー 人類のさがてのはもっと本質的
複合汚染 精力減退 性力衰亡
対人恐怖 恋愛不能 生身不触
感染拡大 環境病増 精神衰退
心身虚脱 現況拘泥 慢性怯懦
情報過多 不能自恃 脳力脆弱
ぷ あわれ
地球(gaia)の自主抑制機構を知らぬ脳
人類爆発は地球生態系の繁栄を意味しないのだから
おんなは甘やかされた子どもと一緒
ぶん殴りあいになったら勝てるはずないし、
実際、頭の出来だっておとこには遥かに及ばないのに必死。
あわれなメスども。
お前らをひねりつぶすことなど、容易なのに。
われわれ男子は、お前ら下等な性の解放を演出してやることで、
お前らの劣なる欲望から搾取し、性欲を合理的に満たし、そして人類全体の数量を適度に抑える。
貴様らが如何にもがこうと、われわれ男子の手のひらのうえなのだ。
雌、卑し
200 :
197:2006/07/10(月) 13:07:47
>196
それは虚勢ババアのセリフだw
だいすけに象徴される
複合汚染 精力減退 性力衰亡
対人恐怖 恋愛不能 生身不触
感染拡大 環境病増 精神衰退
心身虚脱 現況拘泥 慢性怯懦
情報過多 不能自恃 脳力脆弱 が問題。
52歳の開高健が井伏鱒二じさまを訪ねて相談していた、NHKアーカイブス
「しばしば夜更けに迷うんですが…」と。
井伏「書けばいいんだ」
開高「書く気が起こらない」
井伏「それは自重するから。良心があるから」
開高「書くにはずうずうしさが必要ですから…」
井伏「書けばいいんだ」
開高「その気が起きない」
井伏「編集が早く原稿を取りにくればいいんだ」 ・・・風な対話。
井伏鱒二てのはいい人間だったんだな、質が。
太宰らが慕い寄ったのもうなづける
猿が呆けていますね。
アワレ
おんなの卑しさを書いた漱石を私は支持する。
おんなは「心ある動物」であることしか、真のidentityは確立し得ぬ。
悟れ、劣等性どもめ。
203 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 13:19:13
その調子その調子。
人類のような醜い生き物は滅びた方がよい。
204 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 13:24:43
戦争が起きたらどさくさに紛れて
嫌いな奴を頃せるかな
205 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 13:29:05
>>204 それは他者への執着。煩悩である。修行が足りん。
人類は自己中だから滅びられないよ
アワレ自由の死刑囚ども
神様を想像のなかで超越的実在観念に夢想し、せめてもの慰みにして過ごす欧米人、卑し
天道を行く仏陀どもですら、人類が如何にあほくさいか知らないよ。
産まれた理由も死ぬ理由も知らず、ただ風前の灯たる我を慈しむだけしか出来ぬ、無力な生き物。
奴らの恩寵は唯一、種として永久に生き延びるという妄想だけだよ。
生にすがりつく卑しき獣どもめ。恥を知れ。罪を悔いよ。
貴様らの人生はただのアワレだよ。
それを知らずに競争して性欲を全うしようとのみ目指す、アワレなるanimals。
お前らの醜さを悟れ。そして知能ある個体を信仰せよ。
彼らのうち良心ある天才だけが貴様ら馬鹿どもにとっての救いであるだろうから。
207 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 13:31:18
>>202 ハゲドウ。
それ嫁さんに言えたら褒めたるw
>>207 ぼくはお布団のなかでいうよ
よろこんでたw
あわれ
せいぜい嫁さん、大事にせえ。
210 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 13:49:47
ここは夏目漱石のスレですが・・
からたにさんのそーせきろんは、かなり的をえているよ
そーせきがふんとうしたのは
西洋への憧れによる近代小説の一元化
への、個人主義的な反抗・対決だったからだよ
草枕や虞美人草は、古今東西に例のないような『美文』というだけのじゃんるをうみだした
自然主義が支配した白樺派みたいなばかどもには理解不可能だってさ
そーせき、あたまよすぎるもんw
そーせきは『東洋あじあの文学』を視野にすえていたんだよ
それは漢字による文学の歴史的可能性の追究でした
ふしぎ
ふしぎでもなんでもない。漱石の基礎は漢学だ。
英語&英文学は後発で学んだもの。
そーせきがばかみたいに胃をいじめてまでたたかったのは
欧米こんぷによる「小説」の一律な規則づくめによって
漢文がくや大和のことばあそびの無限の可能性をつぶされたくなかったからだよ
漱石は亜細亜のぶんがくを粗野な感性から守ろうとした
だから、欧米人にはただのマネっ子みたいにみえるけど
実は、原文を辿れば、日本語によるいろんな文章のげいじゅつのかのうせいを探り尽した人生だったよ
散文(随筆、日記、半自伝)、詩(漢詩、俳句、和歌、英詩)、ものがたり、美文、小説、戯作[明暗]
なんでもござれ
大人気だよ。すごいもん
しかも文壇相手にしないで新興知識人に向けて書いてたしw
東西のだれも理解できないくらいむずかしい講義できる東大教授なのに
いきなりしんぶん作家だもん
すごいね
志士
>214
そんなことは常識以前。今頃知ったとは・・・
だいすけには呆れるな マジで。漱石は何歳で死んだか・・
独白レスに一々つっかかるバカ。
みんなわかってるとおもうけど
いま、しんたろちゃんとかがやってるあくたがわ賞とか
あとあさだっちががんばってるしんじん賞とか
ああいうの、そーせきのしごとにくらべたら
ほとんどばかみたいなれべるのくだらんはなしあいに終始してるにすぎないよ
「近代小説の観点」からものごとを批判するのは、
いわば100ねんまえにそーせきがやりつくした観があるんだもん
いまさらなーにが「不良のぶんがくははんたいせいでえらい」だよw
いまさらなーにが「てくすとのえくりちゅーるにしゅたいは本質的に不在」だよw
あほなんじゃないのか
そーせきはFとfというろごすとぱとすのでんとうてき批判体系のなかで、
近代文学の歴史的可能性を検証しつくそうとしたよ
同時代の描写素材に揺られたり、だつこーちくのぷらぐまていずむとかに
だまされちゃなんないんだよw
ぶんがくは文章史へのこみっとめんとなんだもん
わたやのれべるじゃないんだよ、世界ww
きのう、
あたらしいぶんがくかいのてきすとでかずおいしぐろが
日本人のなかではるきちはすごい洗練されてるからすき
みたいなかんじでいってた
アワレ欧米れべるw
そーせきの到達しえた「心理的平原」はほとんど、
ああいう論理語の体系のなかでもがくアポな野蛮奴には不可能だよ
せめてじょいすみたいな「バタつき」が限界w
なーにがyes! そう思ったわイエスだよ。あほくさあほくさ、ぶるーむすくさwww
おーえけんざぶのやってる「構造小説」のたぐいも、がるしあまるけすはるか以前に
そーせきが道草みたいな片手間しごとのなかでとっくに実現していたよ
アワレ、高慢奴
己を高く見積もりすぎたな。経営破綻だよwww
近代小説は商業てきに固定化した死文化だよ
わたや・かねはら・はるきち・しらいわ・りゅー
このあたりはまさにど真ん中だよw
社相に影響を与えられる余地さえ持たない、ただの自慰用の本音にすぎないのが「近代小説」だよ
みすちるやウタダやはまさきあゆみやバンプオブチキンやゆきやくるりも同じだよ
唯一、スーパーカーはあたらしいてくすとの可能性を追究しかけたけど
音楽の枠組みのなかでは限界に達して、空中分解しちゃったwアワレ
いわゆる近代小説の枠組みのなかでは『生きた文章』は産まれえないよ
土の消耗が激しすぎるからね
しんたろが食い物にしているから「政治的な=いでおろーぐな」作品しか選ばれないし、
いわゆるマーケットばりゅーの合理化によって一律な「農薬=均質化」の投与がひどいよ
もう近代小説は死文化だよ
ヲタクかるちゅあの一種として、延命装置とりつけたりゅーちゃをアワレ
ばいぶんか
220 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:05:39
スーパーカー? あたらしくねーよ
せめてボンデージフルーツとかいってくれよ雑魚
文学しか造詣が深くないチミには文学以外語る資格なんてないのだよWWWWWWWWWWWW
ぷ
くずどもの欧米こんぷあわれ
ぶるーむすでいでもいのってろ
ロックなぞただの「じゃんる」に過ぎぬ
容易に真似れるただのバンド構成にすぎないのにwww
てくすとを歌声に乗せるやり方はリンゴスターの専売特許じゃないよ
くいっくるわいぱーより使いやすい「うえってタイプ」が出た瞬間、最初のやつは歴史でしかないのに
たすふぉーあい
222 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:12:34
意図的に釣るな
釣られるな
目が腐る
すーぱーかーをばかにするでりだりあんは
くさりきった英文がくのえんちょーでもがいてる、
あほのヒキコ・らぢおへっどを崇拝してりゃいいんだよ
びょーにんどもめw
おとぎねーしょん
おねしょ
224 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:18:22
拷問の歴史
225 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:20:51
纒足
226 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:24:33
舌切り雀
そーせきの素養は「文語のための文語」の追究に注がれたよ
それは口語をとりこんだ一般的麗文体をうみだした
くさまくら冒頭の「智に棹させば角が立つ」とか「吾輩は猫である。名前はまだない」とかだよ。
われわれの近代日本ぶんがくはことごとく、そーせきを基本にしているよ。
たとえば樋口いちようやおうがいなんか、
いまさら原文でよめないくらい「古典」化しちゃってるのにw
えらい
228 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:28:20
宮刑
229 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:31:53
新しいテクストは
くわたけいすけ以降出てませんね
はいのけいじ的な解体はむしろインプロビゼーションという脆いリアリティに依拠しているんで
いんふみあいくみあい、とかあのへんのヒップホップですら
くわたけいすけ以下の合成でしょう
スーパーカーなんてラブサイケデリコ以下ですよ
低能
そーせきが「吾輩は猫である。名前はまだない」から作文をはじめたのは意味があるよ
I am a cat. I have no name.
では意味がちがうような漢文と虚構の小説の、差異体系における優位性を英文がくに対置したから
ひろい
視野
遠視かな
アワレ
>>229 くわけいはただのおっさん文語だよw
よーするに、シャレwww
こんぽん的なえくりちゅーるへの懐疑はそこにはないよ
すーぱーかーはたとえば、
崇高(sublime)、supply(サプライ)、びーじーえむ
と無個性てきな音程で吟うことで、
意味(しにふぃえ)・音形(しにふぃあん)という分類と記述のわくぐみを超えているよ
しかも日本語の理論てき表現かのうせいを「英文」の音楽的利用でひろげてる
すごい
232 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:39:21
らじお頭がお似合いなのは
チミだよチミ
だいすけ様
233 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:44:16
中年文士はミスチル聞いてるからなあ。
音楽のセンスない。
234 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:44:26
>>231 それ、ただのおままごと
そういう意味の連関を壊したのが
くわたくんなんだお
脚韻しかふめない低劣音楽集団とくらべてもしかたがないお
日本語と英語のチャンポンなんてだれでもやっているお
しにふぃえ、しにふぃあんの混濁は
くわたくん以上につきつめたひとはいないお
ひっぷほっぷでもきいてな
チミは
235 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:47:10
中年でミスチルはちょっと有り得ない
236 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:47:31
しいていうなら、チミ、
レノンやディランがやってきたような
しにふぃえ、しにふぃあんの合成を日本語と英語をちゃんぽんして
新たなテクストを獲得したのが
くわたくんであって
こういう言語遊戯において、彼以上のは、歴史的事実としてでてないのー
わかつたかなー?
文学ばかり読んでいると、世間が狭いから話がひろがらないお?w
みすちるさくらいは、くわけいれべるの「ふつうの現代詩」のえんちょーで
りずむに乗ってえろいシャレいうくらいが限界だよwwwあわれ
産まれ来る台詞とは愛のことだま
とか
でもねぼくらは未来の担い手 ひとのカタチした光
とか、べつにwってかんじ
固定ふあんと女性ふぁんを商業戦略にのせて踊らせるための「ロックなせりふ」にすぎない
ぶんがくてきえくりちゅーるの意義はほぼないよ
らぶさいけでりこは英文とりいれに貢献したけど、あるいみではウタダの後発みたいになりさがっちゃったw
ばいりんがるには勝てないよ
ゆきちゃんはえらいから、英文みんなひらがなにしちゃったよ
JOYとか
かわいー
おばさんなのに
ぷ
あわれ
238 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 15:55:06
中年文士のレスもミスチル桜井レベルだよ。
だからバンドやればいいのにって言ってるわけよ。
売れるかもよ
くわけい→さくらい→ふじわら(ばんぷ)という
日本ろっくん・ぽっぷばんどシンガーsongらいたあの流れがあるね
ふじわらくんは、うわさではわたやりさにちょっかいだしたらしいし、なかなかいいかんじだよw
イタタ
あほくさあほくさ
ま
天体観測からエクリてきにふつうだけど
かれは私しょーせつ的なべたつきをぴーたーぱん的なRPG症候群で昇華してるよ
けっこうぼくににてる
ぶんがくてき教養のれべるが段ちがうわけだけどwwアワレひきこ
ちなみにぼくもしょーらいおんがくやるよ
やりたいもん
ぼくは、さいしょばんどで大衆のにんきとりして売ってから
さかもとりゅーいちやおざけんやcorneriusみたいなインストルメンタルに行くつもり
前衛だもん
一貫して男子
さくらいなんかにまけないよ
あのえろはげ
240 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 16:02:48
中年過ぎの欲求不満で
ネット依存症の典型的症状を呈している
ぼくはわかものだってばw
こんなばかなちゅーねんいたら、小人閑居して不善を為してるだけのにーとだよ
あわれ
ま
精神は老成してるけど
苦労にんだもん
あさだ超えの論客でもあるし
日本を背負うやつがいないとアメリカに負けるから
242 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 16:05:35
更年期障碍にも負けずによく頑張っておられる
243 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 16:12:44
愛苦ねば世も知れず♪
そーせきのすごさは
にほんごぶんがくを西洋じんの云うとおり、
近代小説に一元化できなかった日本武士みたいなやせ我慢のつよさだよ
村社会の文壇愚老みんなに無視されて罵倒されて孤立していたけど
がんばって読者を信じて書きつづけていたんだよ
あくたがわはそれに惚れこんで文士になったんだよ
運動不足で死んだけどwアワレ書斎派
芥川は長編だとそーせきに勝てないから冒険てき短編で文学史に挑戦したよ
『リメイク文学』をやったのは芥川が最初だよ
批判じゃなくて、ただの現代的再生をしたのはめずらしい
クラシックをジャズるみたいなかんじです
なかなかかっちょいいね
ま
ドンキホーテみたいに自滅したけどwアワレ
もっと旅行して見聞をひろげてリラックスして!
245 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 16:16:21
ひっぴーやっぴーせくしーたくしーどくたーさたでー
夢の調印NATO MUSICAL NO.9
246 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 16:16:57
ピグミー
247 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 16:18:44
いつも心に愛倫浮気症 会えば深みにはまり
爪痕妖艶に妙な中傷の的となり言葉数は無に等しい
248 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 16:18:55
ピグミー
そーせきのてくすとは
「長さ」にたいする意識がすごくつよいよ
実際、『文士の生活』とかいういんたぁびゅーかなんかで
オレ、原稿用紙きっちりおさまんないとヤなんだよね
とか言ってた
几帳面
たぶん俳句や漢詩やってたから日本語記述の文字数に敏感だったんだよ
西洋風のpage意識じゃなくて、「文字数」単位でてくすとを編んでいたよ
だから緻密にしたり[虞美人草]、ゆるゆるにしたり[明暗]、てきどにしたり[心]
自在だったんだね
はるきちくさい
あいつも音楽気分で書いてるから時間に敏感なんだよね
よむ時間とか書く時間とかに。わりと
だから出版の仕方とかに気つかってる。通勤電車でよむにはどのくらいの長さとか
そーせきほどじゃないけど
そーせきのてくすと間にある流れをみいだそうとするのは、えとうじゅん的な考えかただよ
からたには反対のみかただよ
ぼくはどっちもだよ
そーせきは「なんでぼくだけ、こんなに苦労しなくちゃなんないの?」という個人てきなおもいを
text間をつなぐ流れのなかで探りだし、癒していったし
たほうでは「おれぐらい文学を真剣に学んでるやつは古今東西いない」というeliteいしきのなかで
いわば一回ごとに新しい可能性を創作することにしていたんだよ。
だから毎回新しくて人気が持続したのに、
しかも一貫した禅問答の記録がそーせきを『神格化』していった
そーせきが文豪たるゆえんだよ
251 :
なにこれ、陳腐すぎて笑える:2006/07/10(月) 16:37:28
「この辺の女はみんな奇麗(きれい)だな。感心だ。何だか画(え)のようだ」と宗近君が云う。
「あれが大原女(おはらめ)なんだろう」
「なに八瀬女(やせめ)だ」
「八瀬女と云うのは聞いた事がないぜ」
252 :
なにこの陳腐な会話:2006/07/10(月) 16:42:12
「さあ起きた。もう少しで頂上だ。どうせ休むなら及第してから、ゆっくり休もう。さあ起きろ」
「うん」
「うんか、おやおや」
「反吐(へど)が出そうだ」
「反吐を吐いて落第するのか、おやおや。じゃ仕方がない。おれも一(ひ)と休息(やすみ)仕(つかまつ)ろう」
甲野さんは黒い頭を、黄ばんだ草の間に押し込んで、帽子も傘(かさ)も坂道に転がしたまま、
仰向(あおむ)けに空を眺(なが)めている。蒼白(あおじろ)く面高(おもだか)に
削(けず)り成(な)せる彼の顔と、無辺際(むへんざい)に浮き出す薄き雲の然(ゆうぜん)と
消えて入る大いなる天上界(てんじょうかい)の間には、一塵の眼を遮(さえ)ぎるものもない。
反吐は地面の上へ吐くものである。大空に向う彼の眼中には、地を離れ、
俗を離れ、古今の世を離れて万里の天があるのみである。
そーせきの問答の根本は、
「なんでぼくは産まれたなくちゃならなかったの?」ということにあるんじゃないの
いわば門で宗教によって解決しようとした『生死未然の真理』みたいなものだよ
それはいまふうに言えば、構造いしきだよ
[constructivism]
そーせきはあたまがいいのに養子に出されたから、
偽の親に騙されていたことを自然への怨みとしてではなく、
ただの『厭世的疑念』として大人になるまで秘蔵しつづけていた
それができないくらいあたまわるい子だと犯罪で非行に走るんだけどね、社会のせいだ!っていって
こーるふぃーるど=サリンじゃみたいにヒキコもる場合もあるけどw
何れにせよそーせきは文学の手法によってそういう抑圧を昇華してさいご
道草のなかで
夫「一度起こったことは何度でも繰り返すんだ」
妻「おーおとうちゃんのいうことは難しくてなんだかわかりゃしないね[赤ちゃんあやしながら]」
と言わせているよ
優性生殖は男の性欲と女の愛情のもとで永遠に繰り返されていく
それは世のあわれだよ
254 :
なにこの陳腐な会話:2006/07/10(月) 16:46:05
「ええ、――一本橋を渡ったな、君、――もう少し行くと若狭(わかさ)の国へ出る所だそうです」
「そう早く若狭へ出るものか」と甲野さんはたちまち前言を取り消した。
「だって君が、そう云ったじゃないか」
「それは冗談(じょうだん)さ」
「アハハハハ若狭へ出ちゃ大変だ」と老人は大いに愉快そうである。
糸子も丸顔に二重瞼(ふたえまぶた)の波を寄せた。
「一体御前方はただ歩行(ある)くばかりで飛脚(ひきゃく)同然だからいけない。
――叡山には東塔(とうとう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)とあって、
その三ヵ所を毎日往来してそれを修業にしている人もあるくらい広い所だ。
ただ登って下りるだけならどこの山へ登ったって同じ事じゃないか」
「なに、ただの山のつもりで登ったんです」
「アハハハそれじゃ足の裏へ豆を出しに登ったようなものだ」
255 :
なにこの説明台詞:2006/07/10(月) 16:50:00
医者は探(さぐ)りを入れた後(あと)で、手術台の上から津田(つだ)を下(おろ)した。
「やっぱり穴が腸まで続いているんでした。この前(まえ)探(さぐ)った時は、
途中に瘢痕(はんこん)の隆起(りゅうき)があったので、
ついそこが行(い)きどまりだとばかり思って、ああ云ったんですが、
今日(きょう)疎通を好くするために、そいつをがりがり掻(か)き落して見ると、まだ奥があるんです」
「そうしてそれが腸まで続いているんですか」
「そうです。五分ぐらいだと思っていたのが約一寸ほどあるんです」
そーせきの手法のなかでは「文章そのものが流暢ならば美しい」というstylism(スタイリズム)があるよ。
それがかれを、内面トロにかまけてたあほな欧米模倣の凡愚作家どもから孤立させた真因だよ
そーせきはいろんな文章を呼んだりして、内面トロするのはべつにいつでもいいや
ちょっとずつ登場じんぶつのせりふに紛れこませよっと
っておもった。だって恥ずかしいもん(*^^*)だよ
そーせきは生い立ちしから自然のわくぐみを快くおもってなかったから恋愛べただし、
だからこそ恥をよりつよく知って、性欲をほとんど一回も直接には吐かなかった
まるで武士どうみたいに禁欲てきなのはそーいう理由だよ
美禰子にも手をださなかったし、それから門でも直接の描写しない
それが樋口いちよーと似てるね
ひぐちも武士どーのちちおやを尊敬してたふぁざこんだから、とーすいにもからだをあずけなかったよ
つよいおんなかっこいい
だから遊郭にいても身を堕落させないでレポれたんだよ
かねはらとは似てないなww
257 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 16:53:12
まあ、今の時代では通用しませんね
綿矢、金原はもちろん、江國や島本にも及ばないでしょう
バロウズやジョイスにも及ばないし、もしかすると大江にも及ばないかもしれません。
まして、ドストエフスキーと比べたら、言わずもがなですね 笑
そーせきの文章がやたら流暢なのは、
かれが江戸っ子のなかで文学とは無縁に生きた過程に関係あるよ
かれはアカデミックな場をこころよきおもいですごさなかった
何故ならそこで書かれた文語は、とうじの福沢初期てきな「ぎこぶん」だったし
しかも口語もえいご・どいつ語だったから、「落語のがいいや」とおもった
だから文語なのに流暢なんだよ
流暢なのに文語なんだよ
最近はやりの《口語文体》とはぜんぜん経由もめざす地もちがう
しまもとりおのたいとる扇子あわれw
『大きなクマさん狂う前に、おや睡眠グゥ』だっけ
口語だな
そーせきのえらさはたんなる日本文語の先駆けというだけにとどまらないよ
みんなふつうぶって使ってるいまの文語が、ことごとく、先進そーせきの文章にみいだされるからといって
さらにすごいのは、
彼が「哲学者」という側面を持ち合わせてもいたところだよ
ここがおーがいといちばんちがうんだよ
おーがいは職業じんだもんね
そーせきは理想かだよ、徹底した知識じんだったんだよ。
偉そうな権力者やセコイ商売にんじゃなくていわゆるほんものの文化人だから、
大衆に好かれて墓もおうがいよりデかいよ
びびったw
いったことないけど
でかいらしい
かれがソクテンキョシというとき、それは「超越者」として生きる決意を指すんだよ。
ハイデがーを先駆けたんだね
そーせきのれべるはドストくんにも適わないような「次元」を含んでいるよ
それが『構造』だよ
ドストくんの多声法をぱくった明暗では、
それを利己的個人の関係のなかで解放させる、という試みにでたよ
途中で死んだけどwあわれ
そーせきはドストくんなんかには負けないぞ、と意気込み豊かだったんだよ
だって日本は文化がゆたかだもん。漢籍も繰れるし、人間関係も緻密だし、欧米語も盗めるし。
明暗は日本式のからまあぞふ=多声小説を、もっと偉いかたち=構造主義で書こうとしたんだよ
じっさい、愚民、妻、女、自分という四角関係のなかで津田は常に「構造からの脱出」を欲するんだよ。
それは私を去り、天を目指すための挑戦だよ。
そーせきは近代小説の枠組みを利用して神格から獣格までの人格の幅を書き上げたかった。
それが『明暗』のいみだよ
かれは社会の構造をぶっだ的・美学的に捉えていた
なんかスレ伸びてると思ったら…
ほとんどコテハンの独り言か…
そーせきは文体の改良に躍起だったんだよ
彼が書かないとならない「不満」は、いわゆる昔風の書き方では存分にあらわせなかったからだよ
いまならかんたんだけど
構造に含まれた自分の『解脱』を文学的に実現することだよ
すなわち則天去私
かれはつねにそれを欲して生きたよ
にせ親に偽善てきに愛された自分を神格化して、地球じんの構造的あほらしさから脱出したかった
だってすぐ増えちゃうもん
すぐ性欲のままに交尾してさ
あほくさあほくさ。
『彼岸過ぎまで』のなかで学生が
「ぼくは、競争しなければ手に入らないおんなは、手にする価値があると思わない」
と言ったのは、
いわば社会美風のために言わせたやせがまんのせりふだったんだよ。
そーせきは『美しい生き方』の模範を虚構でおもしろくあわれに多様に示すことで
いわば社会風紀じたいを美導する使命に引かれていた
そーせきが文士像としてべーしっくな理由だよ
たった10ねんくらいなのに、活動
そーせきぶんがくのりろんてき射程は、ほとんど世界に類をみないし
これからもなかなかないだろうと考えられるよ。
かれは明治という日本てきな文の再生期を利用して「可能性」のたからばこになった
維新のときに秀作が抜群に学ばなければ到達できない「天才」地点だよ
そーせきがない日本ぶんがくの棚は、誰しも想像できないくらい
かれの存在は偉大だよ。
だからぶんがくいたの顔o(^-^)oも、さっさとかみゅなんかに変えて
考えるそーせきにしたら日本の名誉なのに
農民あがり愚衆のなんせんすな劣等史観アワレ
農民あがり愚衆だいすけのなんせんすな無知蒙昧 アワレ
265 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 19:52:45
芥川>>>太宰>>>>川端>漱石> 三島>>谷崎>>鴎外
266 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 19:55:34
エログロ倒錯のみに依拠した三島谷崎は
漱石と比べると少し落ちるね。
しかし漱石は教科書的な真面目さとしては一級品だが
大人が読むものではないね。
鴎外は論外。
芥川はバランスがいいね。短編の中でなんでもやろうとした。
川端より太宰が上なのは、やはり文章力かな。
267 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 20:09:45
ストーリーよりも描写優先派
夏目漱石、芥川龍之介、森鴎外
描写よりもストーリー優先派
谷崎、太宰、三島
川端は中間?
どっちにしろ両派とも優れてますよ
小器用ドブ川もダメ男太宰府も、腰抜けカワバタ鶴も
いわば「説得力」に欠けます。
それは柳沢と高原がJリーグ最強なのに世界ではただのあほなのに似てます。
漱石は世界文学のレベルで堂々戦える文学的実力を持ち合わせています。
というより、
漱石は世界文学界からすら孤立した余裕派なのです。
古今東西、『文学論』におけるような、えくりちゅーるの相対観を指向した作家はいません
じょいすですらそれをゆりしいずの戯れで言及したにすぎない。理論的に捉えられてはいなかったのです。
からたにが言ってる
いつも
269 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 20:17:42
いやいやいや、ジョイスは徹底的に実践して見せたよ
フィネガンズでね。
270 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 20:20:48
>>269 あれはまさに神の見えざる手がそうさせたとしか思えない。
神といってもなんとも悪魔的な。
じょいすの文章相対主義は、「テクニック」にとどまっています。
なぜなら、ぶるーむすのくだらん一日なんかどーでもいい話だからですw
じょいすの問題は「祖国」と「恋人」との板挟みになって引き裂かれそうなぼくちゃん
というガキじみた西洋趣味でしかありません。
あいつの小説があほくさい=大衆くさいのはそのせいです。決して『アカデミック』な雰囲気にない。
日本のような先進ぶんがく国内では、
あんなのぜったいじゅんぶんがくに入れてもらえないでしょうwあわれみるくるにゃお
ちなみにそ〜せきの問題は普遍的ですらあります。そこが当たりにも『強い』理由です。
なぜなら『構造』が彼の問題だったからです。
そしてきっちり、一作ずつ高い完成度のなかで文章相対主義を検証していったのであります
そ〜せきは中田のようなぷれいやーですね、たとえれば。
じょいすはあれでしょ。じだん。
はげダサw
272 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 21:04:13
明暗こそ
どうでもいい十日間の人間模様ですよね
いい年になるまで則天去私にすら気づかなかった
エゴイスト漱石は実際問題女にも持てず、セックスも下手だったらしいです。
魅力のない人間が描く文学よりも
魅力的な太宰や、芥川が書く小説のほうが、より伝わってきます。
ばかだなあ
そーせきはもてまくってたんです
ほんとはねw
そーせきはさむらいだから
『文士はもてても済まし顔』
の格言どおりに振る舞った
だからそーせきの小説は
ドラマチックなんだよ。
そーせきは恋愛に優れたロマンチストだったんだよ
『硝子戸の中』にも『文鳥』にも
きれいな女のひとが情慕を寄せていたことがわかる記述があるよ
みやび
274 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 21:13:32
272のほうが正解
明暗のくらいまっくすは
あの最後のpageあたりからやっとはじまるわけだったんだよ
それは『それから』みたいな極端にはならないとしても
あの女がヤケにぶっちゃけて、津田をぎりちょんまで追い込む瞬間が来たはずだよ
「どうして私を奪い去ってくれなかったの?これから二人で逃げましょう」
みたいな
びびったw
津田はそれをどう切り抜けるか?
ぎりぎりの利己主義は利他的な博愛に展開しうるか
みたいなのが主題だったはずだよ
暗部しかまだ書かれてないもん
276 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 21:20:06
だいすけさん。
そんなことより厨房の宿題手伝ってあげてください
むしろもてない文士でゆうめいなのは
あの、はる〇ちだよwww
走りすぎw
なんでかっていうと
えっちなんだってさp
おくさんかわいそう
278 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 21:52:42
ほんとうの愛に気づいてから書いた
明暗のはずなのに、あまり魅力がないですよね
売り上げ的にも、他の作品と比べると若干落ちる。
まだ、エゴイストだったころの作品が世間で売れるのは何故ですか?
あくたがわやだざいが魅力的(charming)だった
なんて、聞いたことないよw
生真面目に過ぎて親友以外の誰も書斎に寄せつけなかった芥川や
同情してくれる女なら誰かれ構わず甘えて過ごす自堕落なダメ男ださいのことなら
みーんな知ってるけppq
そーせきはあによめにすら惹かれていたし、
ひぐちいちようとけっこんする可能性すらあった「もて男」だよ。
中華式オウガイみたいに性欲にだらしないところもなかったからよーろっぱでもちゃんと勉強してたけど
ほんとはいろいろと……これはひみつだよ。
だって奥さんのちいさなはげを心配するやさしい手紙を欠かさず書いて、
送られた娘の直筆の返事をたくさん持ち帰ってきた漱石は「家庭人」だったんだよ。
ま
明治人だけに、家長てきな威厳のせいで子どももみんなびびってたらしいけどw
むかしはそんなだったんだよ。
そーせきは猫に語らせてるよ。
「この教師は道ゆく女性の十中八九は好きになる。
だが、花柳の話になるとシンとしてつっけんどんの振りをする。
そのくせ上野公園をあるく芸者の姿をいつも、いつまでも眺めている。
教師というものは奇怪である」
とかw
そんで先生やりすぎたから自然に生徒が増えちゃったw
芥川いわく、「鼻の脇にとまったハエを、先生は顔をぶるってして払った」らしいよw
そんで弟子がびびったんだって。威厳でw
あと「ある女に『先生のような方は恋などなさらないのでしょうね』、と聞かれて先生いわく
あばただと思ってバカにするな
だってさ」pえくぼ
280 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 21:57:51
このだいすけって人が駄目な理由がわかった。
279のレスが、その縮図だよ。
281 :
弧高の鬼才:2006/07/10(月) 21:59:50
いい意味でも、悪い意味でも、日本銀行券にぴったりの作家ですよね。
>>278 未完成だからだよ
本質的なところがまだ、半分も書かれていない作品が売れまくったら不思議だよ
ほんとの愛に目覚めたなんて、そんな解釈は知らないよ。
『虞美人草』あたりに既に「ソクテンキョシの発現=神神しい視点からの勧善懲悪」はあるからだよ。
そーせきは道草を書いたあと、構造と向き合う自分を自覚したはずだよ
道草いわく
「俺にこんなきちがいじみた真似をさせるものは誰だ」
「俺が悪いんじゃない、社会が悪いんだ」
漱石は、このあと構造を暴いて正す仕事に臨むはずだよ
だからドスト的な総合的な作品と、ますます勧善懲悪に近づいていったんだよ
死んだけどw
胃弱の気弱あわれ
283 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 22:08:46
>だいすけ ◆m0yPyqc5MQ
からたにだかカラスミだかしらないが、他人様の批評を受け売りにしてるようじゃ
話にならないよ。まあ、せいぜいがんばりなよ。頭悪いんだから。
べつにからたになんて知らないよ
えとうも知らないよ
ぼくはぼくの観点から批評してんもんw
そーせきは明暗に向かって成熟していったのは確かだとぼくは思うよ
それはからたにともえとうともちがう観点からだよ
そーせきは手法において取り付くし法みたいにして近代小説の定格のようなやり方にあの段階で至っているけど
べつに最終境地ではないよ
胃が健康ならまたべつの「手法」を用いたはずだよ
ただあの時点できづいた『ぼくの人と変わってるところ』のレベルが
ああいう仕方でこそいちばん表現しやすかっただけだね。
それは漱石が自分の思想を検証し続けた過程なんだよ。
猫=実存のふしぎ
↓
明暗=構造のすごさ
に向かって色々な文学的道具で哲学的思考を深化させていったんだよ。
そーせきにとって文学は、哲学思想を、たとえ話でわかりやすくした表現方法だったはずだよ
そーせきは、そんな小難しいこと考えて小説書いてねーってw
あのおやじ天然っぽいじゃん
286 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 22:28:18
283に図星をつかれた大介w
さーどうする?
漱石は、日本人にとっての宗教=仏門に一回参禅したよ。
彼の思想は仏教てきな諦念としての慈悲では癒せない種類の「むなしさ」を抱えていたよ。
それが則天去私でいいあらわされると考えるのは後世の誤解だよ
ほんとうは、輪廻に対する超然たる態度を気取って世間並に『我慢』することが彼の思想の核心だったはずだよ
これは特に、『門』に観られる「またすぐ冬が来るよ」という最後の台詞にあらわれているよ。
それは道草の「お父ちゃんの云うことは何だかわかりゃしないね」にも考えられるような姿勢だよ。
漱石の悟っていた真理は『我慢』という極めて平凡なものだったんだよ。
それを様々な角度から検証し、実験し、再検討しながら表現に仕立てあげた漱石は、
普通だから人気なんだよ。我慢づよい文士。
べつに博愛きどることもしなかったのは、我慢すれば救われる確信があったからだよ。
それがいわば価値観の転倒としての知識人・高等遊民の合理化にも繋がるよ。
288 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 22:34:11
だいすけって焦れば焦るほど漢字が多くなるね〜
今日の大介祭りはこのスレですか?
290 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 22:37:41
カラスミにワロタ
>>285 それはまったく違うよ。
漱石より『文学』に意識的な作家は、殆ど地上に現れた試しが無いからだよ。
全集所蔵の彼のnoteには、のちに『文学論』にまとめる試みが為されたような
文学の哲学的探究の経過が「思考自体のままに」延々と綴られているよ。
たとえばこんな一節があるよ。
「文学の要諦は、大衆にあたかも近づき易く思わせて、時には彼らの油断に乗じて思想を支配するにあり。
それは啓蒙に他ならぬ。思想を直摯に語る事で大衆の民度を操作するのは不可能に近い」
彼は『猫』以前にこれを書いているよ。
確信犯で人気とったんだよw
>>291 そーせきの仕事じゃん、文筆
そりゃ、いろいろなこと書いて残すさw
昔の百姓だってプライド持ってたよ
啓蒙なんて言葉使ってるだろ?
それで底が知れるんだよ
あ、こいつ天然だってね
真に啓蒙する人間は黙ってやるさ
てめえがわざわざ解説しなくても
誰かが証明してくれるってわかってるからね
今と違って、小説如き、の時代さ
偉そうなこと書いてるけど、作家なんて小心者のただの狐
そうそう、虎の威を借る狐
わかるかい?
あんたみたいなのが、幻想抱くのはわかるけど、所詮人間さ
ケツ掻いている隣のオッチャンとなんらかわんねーって
293 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 22:47:00
高踏派の作家だもん。一般大衆馬鹿にするという利己心で書かれたものだよ。
だ か ら つまらないんだよ。
彼には太宰のような羞恥心とか自嘲がないんだよ。
なんだか人間らしくないんだよ。詩だったら西脇順三郎的低回趣味にそっくりだよ
294 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 22:51:02
そういえば漱石の漢詩へたくそって
芥川が馬鹿にしてたもんね
295 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 22:54:48
漱石の本を一冊も読んでない人間も世の中にはいるんだぜ。
当たり前だ
世界の著名な作家陣も漱石なんてしらんだろ
つーか、日本人なんか相手にされてねーって感じ?
漱石の野心は子規と共有できうるような『特攻的な』ものだったよ。
それは明治の気運に揚欒されて、
日本の漢字の文学を欧米式の英文学と平等以上の地位に至ら占めようとする「維新の大義」に満ち溢れていたよ。
後に大日本帝国が大東亜共栄圏を叫んだような「和魂意識」が根底にはあった筈だよ。
だが、漱石が『猫』を書くよりちょっと前に死んだ福澤諭吉は更に先見していたよ。
『和魂など、ただの心理的攘夷論に過ぎない。普遍文明の方便としとのみ国家は定義され得る』
文明論之概略で福澤は、人類文明の進歩の先には何れ「文明の泰平=理想社会」が実現することを予見しているよ。
漱石は文芸の領域で「やまとだましい」を守り抜く小兵を演じることで、
日本文明を精神史において彩ろうとした哲学的には二流の役者に過ぎなかった。
しかしそれでも、彼は文芸を通じて維新の大業を成し遂げることが多少あれできたんだよ。
それは欧米式の近代小説からの侵蝕作用をぎりぎりの点で塞き止め、『余裕』を残して
未来の文の可能性を豊かなopened systemのままに残しておくこと。
だから俗物文壇にはそんな高遠なことはまったく知れず、
花袋てきな「へえ自然なままに心をさらけだしてもいいもんだ」くらいの
町人いしきにとどまって私小説は今日に至るw
だざい→みしま→わたやらの雑魚を表向きノサバラセタ理由だよ
けど日本人の9割は名前ぐらい知ってるでしょう
少なくとも俺を楽しませてくれる
300 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 23:03:20
でぇた!
翻訳文体だいすけ!
敵はパワーダウンしている!
押し込め!
今日も出るのか半角カナの韜晦大介
302 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 23:06:45
>日本の漢字の文学を欧米式の英文学と平等以上の地位に至ら占めようとする「維新の大義」に満ち溢れていたよ。
↓
>後に大日本帝国が大東亜共栄圏を叫んだような「和魂意識」が根底にはあった筈だよ。
!!!
裁判長! あきらかにムジュンしています!
303 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 23:06:48
結論としては教科書的な作家ということですね
でもこれじゃ、281のお札的作家には負けるな
うーん、
漱石は自分の命が長くないことを悟っていたと思う
ぼくは漱石と春樹に学ぶなかで日本文学が欧米文学と出会ったときにどう対応したのか
よくわかったつもりなんだよ。
昔、やまとのたみだみは不文の縄むすびの記号とへんな口コミだけで生き抜いていた。
そこにヤマトタケルらがあらわれてさまざまな部族と戦い、
のちにヒミコが支配したクニに情報が来て、
中華から腰を低くして「漢字」を習った。
そして大伴家持(オオトモのヤカモチ)さんが『古事記(ふることよみ)』を書いて
日本ぶんがくの第一歩は踏み出されたよ。
有り合わせを張り巡らしたひっしの自尊心だけがそこにはあったよ。
後に、公家でひまを持て余した紫式部ちゃんが『源氏ものがたり』を書いちゃったら
いきなりてきとーに略して書いてた偽の文がふつうの字になっちゃったw
それがいわゆる今のカナだよ。
明治になったらいっぱい英語が輸入された。
それで福澤諭吉や西周なんかはまた必死になって
日本ぶんがくの自尊心のため、翻訳語をつくりまくったよ。
昔からある道具や方便などの大陸からの「仏教語」・漢籍からの「漢語」・
また昔からある「やまと発語」にまた新しい仲間が増えたよ!
それがEnglish→英語などの、「翻訳語」と、そのまんま使った「カタカナエイゴ」だよ。
こんな豊かな時代はなかなかないよ。Chanceだチャンスだ!
漱石や春樹はそんななかで出てきた傑出した文士なんだね。
漱石は翻訳語の美学を、春樹はカタカナエイゴのaestheticsを突き詰めた。
それらは日本語によるぶんがくの可能性をひろげた歴史だったんだよ。Aware w
306 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 23:25:21
春樹はカタカナ英語なんて突き詰めてないよ
ただ、外国文学が好きだっただけ
漱石や春樹が造り出せた方向性は、
これから出てくる文士たちの理論的地平の役目を果たしてくれているよ。
漱石は美文からドラマ小説まで多彩なgenreを、
春樹は物語を含めた小説の多様な書き方を、
示してくれているわけなんだよ。
それは文学史の本流に対する文壇の常なる無能をも実証するから、ほんとは言わないほうがいいらしいよ。
けど『余裕派』が時代をつくり、また次世代の書き手を育ててきたのは歴史的な事実なんだよ
おーがいにやたら構われた、いちよーたんはすぐ死んだでしょwあわれ
むしろいつも、時勢を客観できる独立家にしか「先読み」はできないわけだろうよ。おかし。
『大衆のほうが時代の文壇権威より常に、正しい判断をする』
というでもくらてぃっくな事情があるから、謂わば文学の王道は在野趣味の我慢にあると言えそうだよ。
ま
みやべみゆきみたいな偽物も多いけどさwそれは愚衆用のただの「浮世文」だよ
あわれ
308 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 23:32:46
ひぐちいちようみたいなブスなんて相手にしないよ
俺は
>>306 歴史的な位置付けだよw
アフターダーク
なんてゆうたいとるで純粋文学ぶるやつはいないよw
すぐ固有単語だすし
翻訳ばっかやってるから、文体が翻訳用のやつみたいにへんてこりんこりんだよ
cool
310 :
吾輩は名無しである:2006/07/10(月) 23:48:13
漱石と春樹との符合なんて
ありえない
>>310 ありまくりだよw
唯一作中にでてくる日本語の作家が夏目漱石だし。
たぶんはるき自身、読んでみてはじめて気に入ったんだろ。
同じ客観余裕派だし
たむらカフカやろうが好きなのは『坑夫』だとさ
なぜなら無気力だから
はるきらしいやwいきぐるし
312 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 00:02:53
1915年 カフカの「変身」が産声を上げた
明暗は1916年。
いやはや、日本はいつも遅れてますなあ。
発想から何から。
大江なんて、よくノーベル賞とれたと思いますよ
春樹がとったら、もう終わりですよ。ノーベル文学賞
313 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 00:13:42
そして1922年、漱石が生きてたら快哉したであろう
ジョイスの「ユリシーズ」だ
軽く近代文学にとどめを刺したね
快哉どころか小説書くのやめるだろうね普通。
漱石の野心はそんな地点をはるかに見越していましたよ。
実験小説のあんな虫の戯れなんか、『明暗』の普遍主義とはまったく違う種類の方向性です。
それはイチローにボランチやれって云うくらいのあほらしさだよw
ちなみに、ユリシーズ以前に、漱石は『ジャンル横断ぶんがく』を書いていたはずですよ。
だって新聞作家のpace超はやいもん ww
そもそもいわゆるカフカの『変身』は、漱石の『ねこ』のぱくりですよね。
よくもやりやがったっつーかんじっすよw
カフカなんか雑魚
だって城より数十年まえに坑夫はっぴょうだもんねw
しえーくすぴあより300ねんまえに紫式部をうんだ日本語文学の風土は世界一です。真面目に。
316 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 00:26:12
猫がしゃべる話なんぞ
童話その他に出てくるよ。童話はもっと教訓的でおくが深いけどね。
シャルルペロー、アンデルセン、グリムなどと比べたら、漱石は足元にぎりぎり及ぶくらいですか?
>>316 ぷ
純文学れべる=大人の読み物レベルで世界最初にやったのは漱石だよw
日本じんの劣等史観あわれ
神秘のジパングには不思議な(文字どおり)文化があるのに
気づかぬ蛙に天空は知れず
あわれわれ
318 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 00:29:40
ジョイスの影響下にある二番煎じの川端はよくノーベル賞とれましたね?
世界にとって日本という存在がしれるようになったとき、海外のバカ批評家たちがものめずらしがったんでしょうね。
この小説こそ日本の美なのだ! って誤解して。
319 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 00:32:24
>>317 スガなんたらとかいう馬鹿と同じ事言って、顔真っ赤にしてるね。耳たぶまで紅潮しているよ。
おとな向けだろうがなんだろうが、漱石が童話から着想したのは確実ですよん。
もちろん、過去の海外文学からぱくりまくり。
スターンとかね。WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
ぷ
そもそも日本語であれ英語であれ
オフランス語であれ中華語であれミャンマー語であれマレーシア語であれ
みんなただの「人類の文学」の一種にすぎないよ
わずか数千年の後先を争って必死の猿真似どもアワレw
文化の構造は数万年単位でしか動かないよw
しかも知能なんか、数億かからなきゃ「進化」しないもんなんだから、今日迄の人類文学なぞ
大同小異
ただの小児の知恵比べに必死の俗物のあたまあわれp
ほんとうのぶんがくは普遍語のなかにしかないのに
321 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 00:39:14
へー、猫がしゃべるのがすごすんですか へー
『長靴をはいた猫】って17世紀ですよ 笑
お は な し に な ら な い
322 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 00:40:28
321
すごい の間違い 笑
猿と人間を並べられなければ違いが判らないらしい大介。
皮肉なゆーもあ小説を虚構のものがたりでやったのが偉いんだよ
吾輩は猫である。
↑これだけでおもろいw
325 :
家出猫:2006/07/11(火) 00:49:07
近畿大学の図書館に我輩は猫である(下)ってあるんだが(1983年発行)
(上)ってどんなストーリーなの?
我輩猫は白君の息子なの?
326 :
吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 01:10:36
ワセリン大学に 我が輩は猫である(笑)1989年発行
があるんだがオリジナルとはどう違うの?
夢十夜みたいに夢を扱った小説とか他にどんなのがあるかな?
アンドロイドは電気羊の夢をみるか?
じゃ、ハイスクール奇面組!
それだ!wwww
>>334 宮薗美佳『『漾虚集』論考―「小説家夏目漱石」の確立』なぁ
収録論文は初出で読んでるけど,
「こんなの集めて本にするかぁ(´・ω・`)」ってのが正直なところ...
>>332 「売れない本ほど高い(出版社も採算が取れないから)」って考えたら,納得だよ.
>>332>>335 これはひどい。
はっきり言って、和泉書院にはかなり失望した。
テキストに『近代文学初出復刻』(『夏目漱石集―心』とか)使ってきたけど、
来年から他所のに変えることにしよう。
宮薗美佳『『漾虚集』論考―「小説家夏目漱石」の確立』
コピーして読む価値も無いよ
>>337 そこにあがってる大学図書館には 司書はいないのか?
それとも 国文の教授の目がふしあななのか?
まぁ、そう怒るな。
これだけ漱石の単行本が出てたら、そうとう屑本もあるよ。
そのうちの1冊ってことだろう。
オレは あんな本出すほどになってしまった和泉書院に失望したな
けっこうましな本出してただけに。
342 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 13:31:18
age
343 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 16:43:41
一番、キャラが立っている小説と
ほんとうに知的な高等遊民が出てくる小説を教えてください
よろしくおねがいします。
『坊つちやん』と『猫』
345 :
吾輩は名無しである:2006/07/29(土) 01:47:32
そして私は今日、「赤頭巾ちゃん気をつけて」を読み終えた。
私の考えは間違いであった。何もかもが間違いであった。
この作品ほど、人生について社会について深い洞察を加えた作品を
私は読んだことが無い(もう「無い」と言い切ってしまって良いような気がする)。
その点では、夏目漱石をも超えているかもしれない(漱石の全てではないものの、超えている部分が少なからずあるような気がする)。
いや? 620円だよ。
漱石を超えるには、あと381円以上必要だ。
347 :
吾輩は名無しである:2006/07/30(日) 21:46:33
夏目漱石の最高傑作は売り上げ的には
こころ
なのです
なぜこれが売れてハイテクの草枕が売れなかったか
それは風景描写がこころにはないからです
容赦なく風景をきりすてて人間の心を描いたからであります
海水浴場の楽しそうな様子が描写されてるじゃん。
こころについて、終盤で先生がKに精神的向上心のないものは馬鹿だと
Kが先生に放った言葉を言いますよね。
その結果、Kは覚悟を決めたわけですがそれは死を決意することだと自分は
思ったし、その通りだったわけですが先生はお嬢さんに告白するものと思って
勘違いしてましたね。
でも、その一文を読んだとき?と思いました。だって先を越されることを焦っていた
先生がKの告白を後押しした感じを受けて矛盾してるように思えるからです。
そこまでの文章について納得できるお答えをお願いします。
別のスレでこちらに誘導しました。
精神的に向上心のない者に、お嬢さんを得る資格があるのか、てことじゃね?
351 :
吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 01:11:26
盛忍の『「行人」論』ってどうですか?
読んだかたいますか?
興味あります。
>>349 友情と愛情のdilemmaだと思います。
友愛のポリティクスではなさそうです。
なんで先生の顔見てお嬢さんは笑ったんだろう。
一回だけでは終わらず、そういうシーンは数回あったけど。
355 :
吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 13:28:43
夏目漱石の自叙伝 教えてください。この前、斉藤ゆきが漱石ふんする昼の連ドラを
みていたのです。そしたら、斉藤漱石がこんなことを言っているのですねえ。
「37才になるまで、いろんなことをやってきたがどれもこれも性に合わない。
自分に合わないことをやろうとしても体が拒否する。わがはいは37にして天職を見つけた。
小説家。これが意外に自分に合う。向いている」と言っていました。37にして、
ようやく人生の方向が見えてきたのだと思います。それまでの苦労、悩み、煩悶は、
相当あったと思います。こいったことを如実に語っている、自叙伝のようなものはないでしょうか。
356 :
トウロクしてね& ◆0qCpU7ODOY :2006/08/04(金) 13:38:37
358 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 01:50:40
360 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 12:32:29
Kが復籍したのは上京して3年目のはずなのに、一年生のときでした、となってるのはなんで?
>>361 なるほど!ありがとう。
こころ読んで思った。
昔ってニートでもOKな世の中だったんですね。
ニートというか、漱石はそれを高等遊民と呼んでるわけだ。
「それから」はその高等遊民が主人公だから読んでごらんよ。
出来ればそのまえに「三四郎」も読むべし。
364 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 13:20:46
三四郎今読んでるよ
面白いね
365 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/23(土) 13:42:18
これ三部作とか言ってるやつはアホ。
小林秀雄みたいなのが勝手に言い出したことだろうが。
にしても漱石とは退屈な題材だな。
『三四郎』。
ロストシープ、ロストシープ…。
『それから』はややシリアスだ。
漱石はまず確固たる国語力がある。そして気長で冗漫である。また精神的弱者である。
なまけもんである。
三島由紀夫はトーマス・マンの仕事ぶりを手本とし
「銀行マンのように」きっちりと執筆したことで有名だが、
夏目漱石もまた、三島に劣らず勤勉で真摯な努力家だった。
漱石の書斎は板張りで、そこに絨毯を敷いていた。
座卓というより大きめのテーブルを置き、
座蒲団に正座して執筆した。(当時は誰でもそうした)
冬の暖房は、火鉢の中で燃える木炭。(当時はどの家でもそうだった)
夜中に妻子が眠る部屋の方から、寒さにぐずるのか赤ん坊の泣き声が聴こえる。
和服の漱石は、仕事をしながらふと着物の襟が首に触って
(冷たさに)ぞくっと身を縮める…… (随筆より)
漱石は、一高や東大教授時代の教え子らにも、じつに懇切な対応をした。
残っている手紙の一々には、漱石がどれほど真面目で誠実な人間であったかが
如実に顕れている。(ユーモアもあり江戸っ子の洒脱さもあった)
弟子たちを育む眼差しは、教育者の真髄ともいうべき真剣さと
慈愛に充ちていて、驚かされる。(芥川もその怖いほどの真剣さを描いている)
気骨ある明治人の中でも人間味に富んで温かく、苦悩しつつも
50年の生涯を常に真摯に生きた気品ある「上等の」人間、
それが漱石だった。
まさに国民的文豪と呼ばれるにたる人物である。
368 :
素人読者:2006/09/23(土) 17:14:24
夏目漱石の三四郎のことでお聞きしたいのですが
新潮文庫ですと197ページ辺りにあるシーン
みねこが三四郎に野々宮さんを愚弄したのですかとか言われるところなんですけど
いったい何が起こったのか、何が愚弄なのかまったくわからないのですが、教えていただけないでしょうか
>>368 個人的な解釈でよければ、こんな感じ。
三四郎は <美禰子さんは自分との関係を見せ付けるように、わざと親しげな
振る舞いをして野々宮さんの感情を乱だそうとした> と考えたからそれを
「愚弄」だと思った。
単純な解釈だけど、最初三四郎はこんなふうに思ったんじゃないかしら。
このあと三四郎は美禰子の行為の真意らしきものを察するようだけど、
いずれにせよ野々宮を愚弄したことには変わらないわけで、とすれば
三四郎には応えたんだと思う。
370 :
素人読者:2006/09/26(火) 20:05:52
そんな感じみたいですね
僕もほかに色々検索して調べたらなんかそんな感じに解釈してる人が結構いるようで、一応疑問を持つ人が多いポイントらしいですね
どうもありがとう
371 :
吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 22:23:46
あぁ
昨日の漱石の千円もったいなかったなぁ。
「三四郎君、見て見て〜。野々宮さんだよー。ねぇねぇ」
ってな感じで、イチャつくのを見せて、野々宮をからかったんだろう。
と、同時に、三四郎に対して、ちょっと色目使う、みたいな意味もあったんじゃないか
と、俺は思う
「野々宮さん。ね、ね。」
「野々宮さん・・・」
これだけの文だと解釈は難しいけど、
前後の文章の流れをよく考えれば、自分なりに意味はおおよそつかめると思う
この場合、比率で言うと、間違いなく
三四郎への色目 > 野々宮へのからかい
だろうけどね
374 :
遊介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/10/15(日) 23:46:39
新潮文庫の『門』の裏書きに、
親友の妻を奪った
という記述があるかと思います。
しかしこれは間違いでしょう。
本文中には米(ヨネ)が親友の妻であった、なんて書いてない。
むしろ漱石は意図して真実をぼかして書いている。
何らかの不義の罪悪感を際立たせる為に、敢えて肝心の場所は省略してあるのです。
たとえばぼくは、親友の言葉どおりに、米は彼の妹だったのだと考えて作品を解釈しています。
そうすれば不義とは、相手の妹を周囲の忠告にも関わらず自然的な情熱で奪ったことになります。
新潮文庫がこのような多義的解釈を許容する文章を偏見で切り捨てて、
傑作の倫理感を卑しいものへと貶めてよいものでしょうか。
僕は一介の文学者として、世間の良識にこのことを敢えて問う。
僕はかなしい。
>>374 ??親友の妹と結婚するのはむしろ歓迎されるべき話では???
現実に居るよ、親友の妹と結婚した例が色々。
漱石の時代じゃなくてずっと後の世代だけども、
どの例も歓迎されてるし結婚後も仲良い例しか知らない。
「それから」で略奪愛をえがいてるから、その流れでそう書いたんじゃねーの?>新潮
377 :
遊介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/10/18(水) 10:50:02
>>375 それは合意形成の後ではありませんでしょうか。
本文中にあるのは、殆ど抗がえないような熱情で二人は結ばれた、という記述です。
それは明治時代にとってすればたとえ親友の妹であっても「不義」ではないか。
378 :
吾輩は名無しである:2006/10/18(水) 10:56:33
画像掲示板(エロ画像可)
動画と画像のサイト☆
無料サンプルも見れるだお!( ^ω^)ノ
放課後の授業...うぐっ(;´Д`*)
jp/wakatsukichinatsu
動画はこのキーワードをコピペして検索してお!
379 :
吾輩は名無しである:2006/10/18(水) 16:43:12
にしてもだ。
明暗はこれからって時に絶筆なんだものなぁ〜。
あの続きをどうしようとしていたんだ!!!
380 :
吾輩は名無しである:2006/10/18(水) 16:45:55
房事書けぬは筆の恥
いやはや低劣極まりないですね。谷崎を見習いなさい
381 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/10/18(水) 16:51:25
>>380=官能小説まにあの下品奴www
一葉の品に倣え
阿呆
温故知新
古典は見倣うなボケ
明暗が一番好きだ。エゴイズムの問題、あれからどうするつもりだったのか真実は永遠に分かんないけど。
384 :
吾輩は名無しである:2006/10/18(水) 20:26:50
でもさ、何だかんだ言って、「近代の小説」は漱石によって築かれたのは間違いのない事実だと思う。
二葉亭氏名が何だって言うんだ、森鴎外が何をした?
近代文学・小説は、漱石が始まりではないか?
これをアンチでも誰でも良いが、否定できるか?
いや、見当外れだ。
翻訳、翻訳本がすべてだよ。
知ってる?
「愛する」って言葉、日本語にはなかったんだよ。
漢字の「愛」という字はあったけどね。
「自由」。これもそう。黒船と同時にやってきた。
はじめ英語のfreeを訳すとき、「気まま」とか「わがまま」と訳したそうだ。
日本に自由の精神がなかったことが、言葉からわかるね。
日本なんてね、世界から見ると極東の田舎の国。
近代文学? どこの? 日本の? 言うほど大したことないよ。
だから、漱石も鴎外も海外に行ってたんだよ。
わかる?
悔しいけど、彼らは西欧の進んだ文化を日本に橋渡ししただけ。
彼らがいなくてもいずれ流れてきただろうね。
よく言うだろ。文化は高いところから低いところに流れるって。違ったかな。
いまやっと日本の文化も先進国に追いついてきた。
日本の文学も、これから始まるんだよ。
自由の精神なんてわざわざいらなかったん
だyo。余計なことしやがって。
>>385 >>
逆です。文学に限定した観点ならば歴史的にもその内容においても西欧は日本よりも遥かに遅れているようです。
説明するのがめんどくさいのでベストセラーの「国家の品格」あたりを自分で読んでみて下さい。
因みに「愛」とはそも中国舶来の喜怒哀楽愛悪という六感の一つでした。
それから、黒船以前日本に自由という熟語が無かったのは産まれて初めて知りました、が、日本語ならばそれに代わる表現はいくらでも可能であるという理由からだけではありませんが、決して自由の度において日本が他国より劣っていたわけがありますまい、と言ってみます。
第一、有史以来(以前も含め)自由のある国など何処に存在したためしがありますでしょうか。
もしも、封建制度を不自由であると定義するならば、同じ理由から奴隷制度も不自由であるという事はできますし、すいません携帯からなんでやっぱりめんどくさいです。
>>387 未だにマクドナルドとセブンイレブンと後天性免疫不全症候群を高水準の文化だと思っている勘違いした方を見るとやっぱり吐き気がするほど気分が悪いのでやります。
うざかったらシカトして下さい。その程度の自由は外来したのでしょうから。
さて、
>>385の文化は高い所から低い所へ流れる、というのは完全にではありませんが多くの部分において間違いです。
流れるのは水です。
鴎外先生や漱石先生は漢文にも英文にも精通していらっしゃいましたが、残念な事に戦前の作家でございます。
もしも彼らの生まれが二次大戦後であれば、間違っても現在、アメリカ、ヨーロッパ贔屓をするようなお二方ではない、とダイヤモンドよりも固く信じます。
いえ、漱石先生に限って言えば、日本については、「滅びるね」と作中において明言していらっしゃいますのでその通りになっただけなのかもしれませんが、明治時代までの日本の文化は今日すでに滅びた、と言って差し支えありますまい。
それは、決して日本の文化が他国より劣っていたためではなく、科学的に、物理的に、戦力的に、劣っていたからに過ぎない、ということです。
当時思想なんてのは各国似たり寄ったりだったわけですしね。
では、文化の逆流する例としてGH9の検閲を見事パスした我が国の平和憲法からひいてくる前に、侵略戦争という言葉と洗脳という言葉がどこから伝わったのか
>>385に聞きたい。
あんた北朝鮮と同じだよ。自国最高マンセー。
もっと視野を広げ、勉強すべし。
井の中の蛙大海を知らず
今のあんたに何をいっても無駄。
理屈じゃないんだよね、こーいうの。
一年後、二年後、同じ考えだったら病院に行くこと。
そんだけ。
ちなみに一つ言っておくと、日本は欧米に追随しているのではなく、今までは欧米が先んじてただけ。
人類が進むべき道、進歩する道を。
日本は欧米化しているのでもないし、猿まねをしていた時代も終焉を迎えている。
国同士の優劣に拘ると、つい自国の利点ばかり挙げ連ねて贔屓したくなるのもわかるが、
そんなものは意味のないこと。
今ほとんど同じ土俵に立っているんだ。現代人が劣等感を持つ必要もない。
あー、もちろん日本の応援演説なんて冗談Pだよ。その前の黒船云々のビータカな物言いが気に食わなかっただけ。
さて、二年後も多分変われない俺は病院に行くからいいとして、君の場合は視点がどうも欧米に偏ってるな。どっか海外で苛められてきたのか?隣の畑は青く見えるんだぞ。
それに、翻訳を押すからにはちゃんとユリシーズは読んだのか?犬の視点の方。H.J.は知らんがランボーは翻訳には否定的だぞ。
君の言う人類の進歩って言葉から経済の匂いがするのは何故だ?
君は確かに素敵な現代人だな。海の中だろうが井戸の中だろうが逃げ場がないのはちゃんと知ってるくせにそういうキレイ事を言う。
日本は他国に依存しなければ経済的に、国としてすでに成り立たない事をよく知っているくせに同じ土俵と言う。
進歩?弱者を増やしてそれに刃物をつきたてるのが人類の進歩だったら俺は、進歩は嫌だな。
それに、あのデブジョンイルは暗殺したいくらい嫌いだけど多分北朝鮮が間違っているわけでもない。
誰だって、洗濯板よりは洗濯機を使いたがるだろうし、それは貧しい国でも同じだ。やり方は間違っても願いは間違ってない。
最後に、日本人が無理して解け合わなくても地球は一つで、ほんの
一握りの金持ちが無理すれば地上から飢餓が消えるのに永久に実現しないって君も知ってるって本当か?
他国に依存? 成り立たない? あんたやっぱ古いよ。知識もセンスも。
一昔前のプロパガンダを信じ込まされている被害者かもしれんよ。
見方を変えれば、依存じゃなくて、「利用している」とも言えるだろ。
そのへんを自分の頭で考えてみることだ。
弱者? またそれか。恰好の免罪符だな。弱者を押し出せば道理もへったくれもないな。
最近は弱者を装う者も増えてきているらしいぞ。なぜだと思う?
あんたと同じように、それが免罪符なると思っているからだよ。
ほんの一握りの金持ちがいるという現実が、この社会、つまりは人類の生態系というものを保っている、
という真実に君は気づかないか?
社会主義は理想だが、怠慢と欺瞞、欲望や快楽といったものを抜きにして人間は語れない。
飢餓は豊かさと表裏一体だ。飢餓やその犠牲者を憐れむ悲痛さと共に生きよ。
それが今日を生き残っている我々の十字架であり、定めだ。
つまり、乾燥機付全自動洗濯機は完成したが、人類は思想的文化的に進歩などしていない、と支配者階級容認の姿勢からは取れるが構わないのか?
それに、古かろうがなんだろうが、依存だろ?依存を利用と別の言葉で言うのが最近は流行っているのかしらんが自給自足できてないんだから。
パラダイムの転換がないから哲学は死んだ。
同じ理由で、日本の文学はこれから始まるのではなく、既に終わっており、日本語を用いた視覚情報のみを媒介とするメディアの限界として、漱石先生のテクストがある。そんな風になら俺も感じる事はできる。
残念な事に、弱者は俺自身である故に、例え十字架を背負ってもらったとしても、自爆テロを敢行しないだろうか。
いきなり何こいつら
>>393 だから「依存」という発想は弱者を装っているんだって。
途上国にしてみれば、搾取されていると思っているよ。
日本へ輸出して外貨を稼がなければならない。時には自国の自然破壊をしながら。
あんたは日本にいて「日本は他国に依存している」でのんきに構えているけど、
そののんきさが幸せすぎてうらやましいよ。
396 :
吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 18:01:28
続明暗を読んでみた。
漱石の作品中から単語・表現を沢山引っ張ってきて、
「漱石が書いたように」と見せる技術についてと、
清子が津田を捨てた理由は問題無いと感じた。特に一番問題になる
後者については、清子が津田を捨てるに至った大きな事件というのはなくて、
単に津田の煮え切らない所、物事に正面から向かっていかないもどかしさ、
信用の無さが最大の理由なんだろうと、考えさせられた。
もしかしたら漱石は、わざとダラダラ長く書いた理由は、津田という人物が
どのような人間かを、何人かの登場人物との接し方を通して読者に伝え、
「清子が津田を捨てた理由」を最もな、納得のいく理由たらしめようと
していたのではないだろうか?
ちなみに続明暗での、吉川夫人の策略や、小林の再登場、延子の自殺未遂などは
不自然な気がした。清子と津田の間に再び恋愛が生じなかったのは良く出来ていたと、
俺は思いました。以上、チラシの裏。
>>396 滝に飛び込んだ時点でアウトw
作者の傲慢さも見えてウヘァ
パロディならパロディらしく謙虚にやるがいい
と思いました。
大好ち
399 :
吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 23:00:19
気になるんだけど、明暗で清子は流産したことになっているが、
関の子供なのだろうか?それとも津田?あるいはまったく別の男の子だろうか?
津田が延子と結婚して約半年後の事なんだけど、時間的に「津田の子」ってのは
ありえないだろうか?
吉川夫人が津田にそのことを伝えた時、彼女は笑っていたが、どうして笑ったのだろう?
う〜〜〜〜む、、、
10/20(金)北海道新聞夕刊より
愛読書 『こころ』夏目漱石
筋は要するに男女の三角関係で本当にアホくさいんですよ。男二人がいて片方がプロポーズして、うまくいったら片方が自殺しちゃった。
「エー」というぐらい。それをあの文章でもっていく。じらす感じ。娯楽作品としてすごいと思います。
(脚本家 宮藤官九郎さん)
「然し……然し君、恋は罪悪ですよ。わかつていますか?」
漱石先生……。
401 :
373:2006/10/22(日) 01:09:12
>>400 クドカン…
文章でメシ食ってるんだから、もうちょっと言葉選ぼうぜ…
>>396 わざと長く書いたんじゃなくて、うまくまとまらなくて長くなっただけだろうと思う。
パソコンがなかったからまとめるのも大変だったろうし、新聞連載だったから締め切りもきつかったんじゃね。
>>400 クドカンは勇者だなー。確かにそのとおりで、そのアホくさい娯楽作品を文学者たちは何年も議論してきたわけだ。
ああ滑稽かな滑稽かな。
404 :
373:2006/10/22(日) 04:27:28
>>400 笑うに笑えないな、これ書いた人が当代随一の人気脚本家とは・・・_| ̄|○
まさか本気でその程度の感想しか持ってないわけじゃないよな?
何か意図があるんだよな・・・せめてそう思いたい。
おまいが読めてないだけじゃん
408 :
吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 22:44:40
だいすけみたいな奴が百年後春樹やミスチル、くわたについて
本人がまったく無意識で生んだ作品にあれやこれや勝手な解釈して
深読みして神扱いするんだろうな。
自分は人より理解出来ている、高等だと思う奴は駄目だ。
素直にセカチューかいてる作家のがまだ素晴らしいな。
409 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/10/22(日) 22:48:40
少なくともはるきとみすちるはすでに生きる神扱いしてますけどw
やばいってぜったい
ふかよみしなくともやばい
人気とりすぎw
410 :
吾輩は名無しである:2006/10/25(水) 15:05:10
薤露行読んだ
411 :
吾輩は名無しである:2006/10/27(金) 20:14:19
誰かロンドンの夏目漱石館長のサミーたる人物に会ったことある?
女性単独で行くなら気をつけた方がいいよ。
他の閲覧客がいなくなるやいなや、自分の性癖や兄弟夫婦とのスワッピング、はたまた
スペイン豪邸での乱交パーティー、そして最後は「若い子紹介して」だって。
行った方は気づいたと思うけど、名目は「夏目漱石館」だけど、半分の展示は
自分に関する記事の掲示だから。。
自分の英国はたまたヨーロッパにおいて日本人の知識をひけらかしていたけど、
「南方熊楠」を知らなかった。。。
あんな人が夏目漱石を語る上でちらほら登場するなんて、夏目さんも可愛そう。
かの、司馬さんもロンドンであそこを訪れたらしい。。。
「サミーさん、若い子用意してますよー」と小声で囁いてみてあげてね。
412 :
373:2006/10/30(月) 07:15:53
南方熊楠を知らないとダメなの?
>>377 「不義」というのは既婚の女が離婚しないままで夫以外の相手と
密通することでは…。
その場合告発によって刑事犯罪として逮捕され「刑法183条 姦通罪」が適用。
「刑法183条 有夫ノ婦姦通シタルトキハ二年以下ノ懲役ニ処ス其相姦シタル者亦同シ
前項ノ罪ハ本夫ノ告訴ヲ待テ之ヲ論ス但本夫姦通ヲ縱容シタルトキハ告訴ノ効ナシ」
姦通罪に問われる事例なら親友の妹かどうかなどはたいした問題ではない。
なお
民事刑事における男女平等の基本原則を無視したこの条文が廃止されたのは
終戦から2年後の1947年。
414 :
吾輩は名無しである:2006/10/30(月) 10:17:17
>>412 だって「僕は明治以後英国、ヨーロッパ各地で活躍した日本人にはかなり知識があり、貴重な文献を持ってますからねー」
って豪語してたんだお。どう考えたって変じゃん。
415 :
吾輩は名無しである:2006/10/30(月) 12:43:40
416 :
373:2006/10/31(火) 21:32:02
417 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 22:33:15
行人ってどう読むの?
コウジン?ユクヒト?
418 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 23:00:07
「ユキト」です。あなた、これは常識ですよ。
419 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 00:11:04
420 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/05(日) 00:14:14
こーじん
ですw
ちいさな悪行やめれ
421 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 00:40:19
嘘つきなー
コージンってのは本当なのね?
学生の時以来久々に漱石の作品を読み返してるんだ
やっぱ学生時代とは味わいが全然違うね
身につまされると言うか何と言うか
久々に手に取ったのがたまたま道草だったって事も有るけど
侘しい心情がようやく理解できる気がするよ
年食ったもんだ
422 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/05(日) 00:43:27
ぼくも道草けっこうすきだよ
だって道草だもんw
おわることなんかありゃしないよ
おーおー、おとうさんのおっしゃることはなんだかわかりませんねー
423 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/05(日) 00:47:55
くどキュウカンチョウはあほw
よのなかなにもわかっちゃいないw
綾辻
むしろクドカンが漱石読んでることに驚きだよ
漫画しか読んでないと思ってた
426 :
吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 22:26:29
明暗の秀子と吉川婦人、彼女らの言うこといちいち腹立つんですが
みなさんどう??
工藤カンクロウじゃないけど、俺もこころはさっぱりダメだった。
こんなのがいいって言ってる奴は性的弱者だよ。
まぁ、少なくとも今の時代には通用しない話だ。
「漱石のたくらみ」ってどうですか?
なんかトンデモ本くさいんですが。
トンデモ本といえば
ダイヤモンド社から出た「坊ちゃん物語」とかいう本を見たのだが
つまらないうえに下品
まあ柳や小林レベルのオマージュを期待した自分が悪かったのだが。
430 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/05(火) 12:25:43
きょーの朝日にまるたにさいいちってゆーおじーちゃんが
坊っちゃんが松山のひとから好かれてるのは首都礼賛と文明批評のせいだ
とかへりくつこねてますなwwwww
はいはいわろすわろす(`ε´)
ちがーよwww
ゆーもあだよwwwww
どっちにとってのユーモアだか言ってみろ
432 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/05(火) 15:21:10
けいもー
433 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 08:25:07
漱石は文体がブレすぎじゃないか? ブレてない小説は傑作だけどもわけわからんのも多いよだいすけ
434 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/06(水) 11:36:59
あたまが古すぎw
文体を揺らして近代小説の典型でこんすとらくとしてんねん
そーせきナメタラあかんwwじょいすより先みとる
「文学がいかに興り栄え衰えんとするか見極めん」
文学論の序文にかいてある
435 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/06(水) 11:44:22
欧米奴はみんなばかだから理解してないけど
漱石『草枕』が世界でいちばん初めに書かれた脱近代小説だよ。まじで。
明らかに客観描写から意識の流れへぬけだして、さらに文体操作で終わっとる。
じょいすがやったのはこの後追いにすぎないし。
ぷるーすとがこの流れを大成したとも云えり。
いずれにせよ、漱石は文学におけるポストもだにずむの創始だよ。
まだ世間じゃ理論づけ進んでないけどwあきらか
436 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/06(水) 11:59:49
とうじ、鏡花だかだれだか、凡俗作家がそーせきの脱近代小説評していわく、
いたずらに美文の才能まきちらして世間を惑溺させるにすぎず云々
そりゃ理解できるわけないよwww
明らかに傑出した超前衛だもん
様式上まったく同時代に属してないw
いまだに最新だもん。理念のうえで草枕を超える文学はまだ世界に産まれてないよ。
漱石の視てたのは、じつは西洋文学の限界なんだよ。
つまりリアリズムが相対化されて小説が消えてなくなるところを見ていた。
漱石が東洋文学ということばを使うとき、このたんなる
「文の多様系」としての文芸、というポストモダンの次元を意味しとる。
はっきりいってそーせき以降の作家連中は彼の到達したばしょの足元うろうろしてるに過ぎずw
漱石は猫と坊っちゃんと三四郎でゆるぎない流行作家の地位を確立してから
敢えて俗臭を一切排した草枕の発表で世界純文学の頂点に立った。
これは戦略的な脱皮なんだよ。本人が手紙とかでいっとるもん。
「文壇競争より起こる堕落に耐えなければならない」
「文学で身をたてるには今の愚なるものにわかりやすく近づきやすく感じさせるべし」
「一方で徐々に高尚なことも語りだせば彼らは好きこのんで聞くようにもなる」
文学において絶対的な成功者だね、漱石は。
後世の栄冠と現世の名声を両立しえたけうの才質をもちしだいさっかなり。
437 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 12:12:55
おいおい鏡花を凡俗作家だと??????漱石のなんかよりよっぽど優れてる作家だと思うけど?w
438 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 12:23:52
だいすけのは漱石だからという前提で言ってると思うんだがなあ 漱石もよくないのはよくないよ。
439 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 14:27:03
>>436 あのねぇ、
「三四郎」という作品は、ダイスケの思ってるような柔道の話じゃねえぞ?
「我輩は猫である」や「坊ちゃん」とは明らかに系譜の異なる作品なの。
「それから」「門」につらなる三部作のひとつであり、
「こころ」に匹敵する、いや、それ以上ともいわれる漱石渾身の代表作。
オマエよぉ、せめて漱石ぐらい読めよなw
姿三四郎と勘違いしてたんだろうな。
うん。
おまいら釣られすぎ
それから以降は三部作どころか全部連なってるべさ
444 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/06(水) 16:31:33
全作質たかいって
ま
比較的
虞美人草
それから
彼岸過迄
野分
はあんまよくないと思うw
で、特別すごいのは
坊っちゃん
草枕
こころ
明暗
445 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/06(水) 16:34:37
ぼくが個人的に好きなのは
三四郎
坑夫
門
だな
くーるだもん
わりと人気ないらしいけどね
ばかにはわからんw
446 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 16:47:16
>>445 ダイスケよ、いまさらごまかせんぞw
>>436ではっきり言ってたやんw
>漱石は猫と坊っちゃんと三四郎でゆるぎない流行作家の地位を確立してから
>敢えて俗臭を一切排した草枕の発表で世界純文学の頂点に立った
とね。おまえが漱石の「三四郎」を、柔道の姿三四郎と勘違いしていた動かぬ証拠だよ。
もう正直に言っちゃえ。漱石なんて読んだことねえ、と。
いまなら許す。
447 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 16:52:59
いまの段階で教えてやれてホントによかったよw
あぶないとこだった。
文章力が品川庄司クラスで、しかも柔道の三四郎ときたら、
もはや自費出版さえ不可能だもんな。えがっだ、えがっだ。
448 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 17:00:11
こいつと渚水帆、セックルさせてみたら?
449 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 17:06:26
450 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 17:07:25
絶筆となった「明暗」はどうよ?
451 :
吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 17:15:37
柔道っていいよなぁ
ドーハの惨敗・・・
453 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/06(水) 22:57:45
めいあんは途中すぎwww
ぐびじんとおひがんは完成度ひくいかな
実験的すぎ
最高傑作『もん』wwwww一分の隙もなし
完璧な展開
終始一貫明治大衆の日常浮き彫りにしとる
454 :
吾輩は名無しである:2006/12/07(木) 00:17:33
「吾輩は猫である」
ひたすら落語だった。猫の視点が当時は斬新だったのか。ほとんどの登場人物の真面目なのか、ふざけてるのかその感覚が良かった。 器が大きいのか、自己中なのか。そんな人ばかり出てくる。「男はつらいよ」を観るように楽しめた。
455 :
吾輩は名無しである:2006/12/07(木) 22:02:59
一年もテクスト分析した成果を誰かまとめて!
456 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 00:48:24
漱石は偉い!!!
457 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 02:14:01
ダイスケは『三四郎』を柔道モノと勘違いしてたwww
柔道サイコオ!
458 :
吾輩は名無しである:2006/12/08(金) 02:17:02
室伏っていいよなぁ
459 :
吾輩は名無しである:2006/12/09(土) 22:03:06
ご命日上げ
今日のNHKラジオの四時間生の夏目漱石没後90周年番組、面白かった!
ラジオはやる時やるなあ。また読み返したくなった本がたくさん。
漱石はやっぱりいいね。100年経っても読みたい本なんて、今あるか?一冊もない。
>>453 まあ人それぞれだが
『門』が最高という君の知性がしれるね
あの作品は完璧には昇華しきれていない半端なものだ。
461 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/10(日) 00:14:59
ばかかいw
あの優美すぎるみやびすぎる終りかた読み返せwww
よかったわね、ようやく春になって
また時期に冬になるよ
最高〜(ToT)
漱石最高です
道草の理想化されたカタチだよ
462 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/10(日) 00:22:04
たぶんそーせき本人に聞いても門がいちばん好きっていうと思うよ
ぜったいいちばん出来がいいもん
あれは漱石なりの理想の人生のヒトコマだよね
ぜったい
ぼくもあんな夫婦になりたいもん
てゆーか、ぼく門より上品に官能的な小説いまだかつて読んだことないよ
日本美文最高の傑作だよ。ほんと。
好みだけどwww
縁側で障子を介してでのふうふの何気ないやり取りがいい
幸福表現の極み
463 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/10(日) 00:31:19
じゃあんたの好みいってみそww
散々ばかにしたげるわ(^○^)
どーせあれだろ
行人
駄作www
なにが兄さんが起きなけりゃいいと思うだよw起こすなよ(`□´)
眠いんだから
兄さんはいま、へんないすみたいなバカでかい墓石で潰されとります
(x_x;)あわれ
スレタイに「テクスト分析」と書いてあるから覗いているのだが、
最高とか駄作とかほとんど二元論でしか語れない糞餓鬼にテクスト分析が出来るわけ無かろうが。
もう少し考えてから書き込め、ニコチャン大王め。
>>464 2ちゃんねるでそんなもん求めるなよw
ここにいる連中は「国語」で習った作家論的作品論が精一杯なんだから
そんな板が文学板名乗ってるのがおかしいよな。
一般書籍板に統合しちゃおうぜ
>>467 語尾にw付けただけで隔離ってwwww
半年ロムってろ
469 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/10(日) 19:13:49
じゃ、あれだな
文章あならいしすでいえば、そーせきは当て字がめちゃ多いね。てゆーか真名ね
よーは、
漢字熟語をあてにしないで、日本語の為に漢文字一々を利用したからなんだよ。
兎角(とかく)とか、然しとかいっぱい出てくる。
これはよく日本文の特徴を知ってたからできるんだよ。
英文学や漢詩の勉強から、日本にしかない表現を確保していったとも言える。
野分とか、草枕とか、季語や枕言葉など文化観念をよくたいとるに採用したことからもわかる。
漱石は近代日本語のお手本を確立したひととも言えるね。
大正から平成までの国語科は漱石がつくったw
現代日本語の標準がやがて春樹文学のpragmaticなそれになっちゃうみたいにねww
あわれ(*^○^*)
日本文の特徴ttenannsuka?
471 :
吾輩は名無しである:2006/12/10(日) 20:09:53
坊っちゃん百周年ですね。日本の近代はいったいどうなったんですか?
こうなっちゃだめな例として学生が読むにはいいかも
473 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/10(日) 21:32:15
あほかwww
漱石以外にどんな世界に誇る近代日本文学あんねん、いっぺん言うてみいやwww
くさすぎ
474 :
吾輩は名無しである:2006/12/10(日) 22:29:16
大西巨人
475 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/11(月) 09:48:10
趣味如何
476 :
吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 15:01:10
>>275 「ぎりぎりの利己主義は利他的な博愛に展開しうるか」
ってのがよく分かんないんですけど。
「利他的な博愛」みたいなものは「利己主義」の裏返しにしか
すぎないというのが、漱石の思いじゃなかったんですか?
「即天去私」ってのは、自他の区別が消え失せる境地でしょう。
例えば、『明暗』に即して言った場合、「利他的な博愛」が展開した場合の
結末というのは、津田が改心して、お延を大事にするのはもちろん、
お秀、小林、父親などに義をつくすということですか?
477 :
吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 12:24:02
ケーベル先生ってどう思う?
独身で日本に20年近くも住んで居ながら日本には興味無しで、大学と自宅の往復ばっかして故郷に帰ったらしいけど…
日本に興味無いのによく20年近くも暮らせるよな?
興味は関係ない
479 :
吾輩は名無しである:2007/01/08(月) 19:50:51
だいすけあげ
480 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/01/08(月) 19:59:31
v(*^-^*)v
481 :
吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 22:00:42
我輩は猫である。名前はまだない。
482 :
吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 22:01:33
我輩は猫でない。名前はまだある。
483 :
吾輩は名無しである:2007/01/14(日) 15:04:39
猫のユーモア的な面白さがいまいちわからない。
誰か教えて!
484 :
吾輩は名無しである:2007/01/14(日) 15:47:31
美学者迷亭先生と寒月君が好き。
泥棒が入って寒月君に似ているところとか、芋を盗まれたとことか面白かったよ。
485 :
吾輩は名無しである:2007/01/14(日) 16:37:07
超哲学者マンソンジュ先生とクシャミ先生ににらめっこさせたい
486 :
吾輩は名無しである:2007/01/16(火) 19:07:39
ストレイ・シープ ストレイシープ
迷羊 迷羊
>>485 超哲学者マンソンジュ先生って誰?
なんでにらめっこさせたいのですか?
487 :
吾輩は名無しである:2007/01/17(水) 12:57:40
>>478ネタ振ってくれてる椰子にすげなくすんなYO
あ、おまい読んでねーのか?
489 :
吾輩は名無しである:2007/02/02(金) 01:28:35
夏目椰子
490 :
吾輩は名無しである:2007/02/05(月) 06:13:04
ぶんちょうがオモロ
ぶんちょう死んだのを子供の所為にする漱石先生に萌えw
491 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/02/05(月) 07:42:18
家人だよ
おてつだいさんね
もえとかわからんばか言っとるしこくご力noたりんじゃないの
(゜f_゜)はなほじ
492 :
吾輩は名無しである:2007/02/05(月) 09:44:54
映画のそれからって原作と比べるとどんな感じですか?
見る価値はありますか?
493 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 00:21:12
今日、初めて夢十夜を読んだがどう解釈していいかよくわからんかった
夏目の作品でこんなにわからんの初めて…
夢十夜を初めて読んだ人、どういう感想を持ちました?
494 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 02:13:07
夢十夜は子供おんぶしてる話が怖かった。
柄谷が面白い評論書いてた。忘れたけど。
>>492 映画の「それから」は良く出来てると思う。
松田優作もいいし、監督の森田芳光が絶好調の時の作品だと思う。
496 :
吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 23:37:42
>>495 ありがとうございます。
ビデオが手に入らなかったのでお聞きしたいのですが、
原作と内容、表現などで大きく違ったところなどはありますか?
夢十夜、まだ全部読んでないけれど、うーん楽しかった
498 :
495:2007/02/08(木) 06:24:40
>>496 原作にかなり忠実に作ってあると思う。
ただ登場人物と演じる俳優のイメージは見る人によって
合う合わないがあるからそのへんは何ともいえない。
でも見といて損は無い映画だとは思う。
499 :
吾輩は名無しである:2007/02/12(月) 12:42:25
>>496 俺のそれからを見たけど、個人的にはすごいいい作品だと思う
ただ、その後その映画に関して 漱石文学についての開き直りがある と書いてある記事を読んだんだよね
自分でもそれが何かわからない・・
>>498さんとか何かわかりますかね?
500 :
吾輩は名無しである:2007/02/13(火) 15:02:16
>>491ド低能は黙っとれw
(乂∀・)┌┛)`д);∴
501 :
498:2007/02/14(水) 04:34:15
>>499 >その後その映画に関して、漱石文学についての開き直りがある と書いてある記事を読んだんだよね
その記事を読んだことがないので何とも言いかねるけど、
「漱石文学についての開き直り」ってなんでしょうね?
映画自体は良かったと思うので記事の内容が気になるね。
502 :
吾輩は名無しである:2007/02/16(金) 05:16:32
森雅之主演の「こころ」をケーブルテレビで見ました。
よかった。
Kは三橋達也でした。やることなすこと常識がない感じで、下宿にきても
行儀も礼儀もさっぱり駄目。貧乏なので見た目もぼろぼろ。しかし、妙に可愛
らしいというか、ほうっておけない感じ。遺書の文字も、幼いところがある可
愛い文字だったのが、リアルでした。
先生の森雅之は、教養があって非常に品がいいのだが、人間として体温が低い感じ。
Kをかまっている時、お嬢さんを好きになった時だけが、生き生きとして
いるのだが、Kの死に顔を見た直後から、ぞっとするほど冷静に後始末をはじめ、
体温が低い人間に戻っていて、またそんな自分をとてもよく自覚している様子。
その後のお嬢さんとの結婚生活も、夕食のシーンがあって、女中に「そうね、お豆腐
にしましょう。先生、お好きだから」というのがあり、なんだろう、豆腐中心の鍋?
とか思って見ていると、食卓にでん、と冷奴がのっていて、それと味噌汁らしき
ものとご飯だけ。え、これだけ!と見ているこっちは驚く低カロリーなのだが、
どこにも行かない、誰にも会わない、何にもしない生活だから、あまり腹もすか
ないらしい。
何かね、本当に短い青春のひとときだけ、生きていた人みたいだった。
積極的な苦悩というより、友情と恋の結末を見たら、あとは何もない、
学生に向けてそれを語り終えたら、もう残っていない、という感じだった。
観たかった
504 :
吾輩は名無しである:2007/02/22(木) 18:52:59
>>427 仮にお前が性的強者だとして、
小説に出てくるような性的弱者を嘲笑しているのだとしたら、
お前に文学を語る資格はない
とかって言うと自分が性的弱者だってバレそうだからやっぱやめた
505 :
吾輩は名無しである:2007/02/23(金) 15:13:54
性的弱者って何?マゾのことか?
506 :
吾輩は名無しである:2007/02/25(日) 23:31:32
もてないってことだろ。
507 :
吾輩は名無しである:2007/03/05(月) 17:04:29
奥手ってことじゃないの
508 :
吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 21:57:48
AがまざってるOはOA型とする
OかBに好かれずAだけで群れてるヤツは、農耕民度、高すぎる。
群れて規則正しく日本の先住民を殺してきた遺伝子、多いんだろう。
O,B,Aの本当に優秀なヤツが1番嫌いなのって農耕度の高いヤツなの。
それを知らないA同士でさらに農度、濃くなる。
日本語でおk
510 :
吾輩は名無しである:2007/03/19(月) 07:01:14
そういや、夏目先生もAだな。
「三四郎」読んでて、つらいんですが・・・こんなきつい小説とは知らんかったよ。
昔の事やら思い出されて、痛いところをこれでもこれでもかと突いてくる。
然るに、文章は単簡で飄々としているところが愈々業腹だw
512 :
吾輩は名無しである:2007/04/11(水) 20:11:44
513 :
吾輩は名無しである:2007/04/12(木) 18:36:56
精神的に向上心のないものは馬鹿だ。
514 :
吾輩は名無しである:2007/04/12(木) 18:44:55
d
漱石の女性観についてご意見願いたいです。
この人っていろんな作品で女性について言及しますよね。
結構封建的、というか今言ったら柳沢大臣みたいに怒られそうなことが多いですけど、
一方で、登場人物の女性には主人公が翻弄されるって展開が多い気がします。
なんだかこの辺、夏目漱石がどう考えているのかと、疑問に思いました。
漱石の世界に出てくる女性は魅力的だよね
517 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 03:09:17
漱石は女流作家には親切だった。
518 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 03:15:00
漱石は封建的ではないよ。個人主義だし開明的だ。
519 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/05/04(金) 06:17:10
およねさん
(T_T)およね
およね
うう
520 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/05/04(金) 06:20:09
>>515 名前わすれたけどね、うすくてちいさな本で漱石の女性観だけまとめた比較的良書があるよ。
なんだっけな
漱石の恋愛観
みたいな
521 :
吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 22:08:37
しかし小坂晋の分析で大体漱石の女性観は尽きているのではないか。
小阪晋「漱石の愛と文学」講談社(1974年初版)古書価格1000〜4000円
情報は親切に
三四郎なんですが、
美禰子って野々宮が好きなんだと思うんですけどどうですか?
三四郎は美禰子と野々宮の駆け引きに利用されてるだけのような気もします。
美禰子は野々宮に対してツンデレで気を惹こうとしていますよね。
野々宮とあったときは思想が対立するのに、裏では野々宮のことは俗物ではないみたいな
他の独身男性たちに対する評価とは一段違うというような認識を持っていますよね。
こういう風に感じた人って他にいる?
>>522 ドウイ 大塚楠緒子(戸籍名=久寿雄♀)が鍵。
525 :
吾輩は名無しである:2007/05/21(月) 00:00:51
しかし如何して当たり前な小坂の分析が学界の主流になれずに、江藤のような奴がでかい面してるんだ。
526 :
吾輩は名無しである:2007/05/21(月) 00:06:29
神田の淡路町の近くにあった洋飯屋で漱石の食べていたというミンチ肉の棒のようになったものを食べたけど
まずかったな。石塚が上手い上手い言って食ってるのを見てぞっとしたよ。
先生の顔、怖いなぁ。イメージと違う
つーか、静が可愛い
Kって坊主頭じゃなかったっけ
でも、これはこれで面白そう。読んでみたいな
先生はもっと繊細で優しそうなイメージだったよ
俺は漱石の顔でイメージしてた。っていうか漱石の小説は全部主人公の顔が自動的に漱石になる。
あとドストエフスキーも。
532 :
吾輩は名無しである:2007/06/23(土) 13:19:34
湯につかって遠くの三味線の音を聴いているシーンが
でてくる小説しりませんか?
534 :
吾輩は名無しである:2007/06/23(土) 14:07:15
535 :
吾輩は名無しである:2007/06/24(日) 02:51:11
やっぱ評価の高い名作を無理して読むより
たとえB級でも自分が心から面白いと思える本を
何回も読むほうが勉強になるな
勉強というのは、何を示してるの?
537 :
吾輩は名無しである:2007/06/25(月) 00:32:13
小説の勉強
538 :
吾輩は名無しである:2007/06/27(水) 18:31:11
無料で漱石の小説が読めないですかね?
540 :
吾輩は名無しである:2007/06/28(木) 00:31:02
>>539 知りませんでした。ありがとうございます。
図書館で見かけた申賢周先生の博士論文が気になります。
個人でだとどうやったら入手できます?電子出版とのことですが
542 :
541:2007/07/10(火) 21:40:59
流れを止めたならすいません。スルーしてください
543 :
吾輩は名無しである:2007/07/11(水) 15:30:30
や、最初っから人いないしなぁ。
ちなみに僕にはわかりません。だれか!
544 :
吾輩は名無しである:2007/07/14(土) 15:41:00
しかし漱石の小説の中であまり注目されていないが野分は重要な小説だと思う。
彼の言いたい事やりたいことが良く出ている。
545 :
吾輩は名無しである:2007/07/14(土) 17:43:03
漱石は深刻すぎてダメな作家。しかも受けを意識している。文章力はすごい。
漱石からナルシスティックな辛気臭さを抜き、受け狙いの図式性も抜いたところに
美的センスを加えれば内田百間になる。つまり洗練だ。
百間の散文こそが日本人の書く文章の究極。
>>545 さぞかし立派な作家なんでしょうな、あなたは(笑
547 :
吾輩は名無しである:2007/07/15(日) 02:22:25
いや、俺は小説は書かない
ううむ、漱石を駄目と言える、小説を書かない人物ですか。誰だろう?(笑
549 :
吾輩は名無しである:2007/07/15(日) 12:39:38
消費者だろw
550 :
吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 23:42:44
「文豪・夏目漱石」展、9月から東京で今年9月に開かれる特別展
「文豪・夏目漱石」(朝日新聞社など主催)の概要が19日、会場となる
東京・両国の江戸東京博物館で発表された。同展は、東北大学の創立と
漱石の朝日新聞入社から今年で100年になるのを記念する事業。
同大が所蔵する「漱石文庫」の書籍や日記、書簡などを東京で初めて公開する。
趣味の絵画や書、当時一流の画家らによる初版本のデザイン稿なども含め、
計約800点を展示する大規模な回顧展となる。
会期は9月26日〜11月18日。
551 :
吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 23:44:17
ただの馬鹿だろう
夏目漱石の本スレってここ?
何で夏目漱石専用スレッドが無かったの??
信じられん・・・。
553 :
吾輩は名無しである:2007/07/24(火) 22:51:02
漱石を読むと偉くなれるんだってね!
弟子スジのひゃっけんのほうがずっと偉いと
鱒二が言ったとか
555 :
吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 05:55:00
誰が偉いと言ったとかゆーより普通に百閧フほーが芸術家としては上なんだが…
漱石は語彙や文体の豊かさやインテリジェンスが凄くて、そこが尊敬に値する、
つまり尊敬すべき知識人&職人ってことだな。「先生」って感じの人だ。
同時に技術論的にやけに愚直なところがあって、いじりやすくもあるから
現代の批評家にも重宝な存在だな。(たとえばの話、百間はいじれんからね)
実際のところ、芸術家としては、まあ、そこそこ程度の人だろう。
そりゃあ百間や芥川なんかと比べられたらさすがに旗色が悪かろうて。
夏目漱石が一番好きだった青春時代がある。
今はユーゴーとかデュマが好き!!
ごめんな、漱石!!
557 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:01:04
「新陳代謝」、「反射」、「無意識」、「価値」、「電力」、「肩が凝る」
等は夏目漱石の造語である。
wikiにはこうあるが、にわかには信じがたい…
558 :
greengables_clit:2007/07/29(日) 14:31:17
Wiki ってどこの Wiki だ?
559 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:17:40
夏目漱石でぐぐっていちばん最初に出るやつ
560 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:27:11
もし本当ならすべての物書きは漱石に足を向けて寝られないなw
>>557 たしかに、wikiには知ったかの無知者や妄想バカまでが書き込むから
いい加減な記述も多い、注意してかからんと間違う。
だが、それらの造語ーというより翻訳語ーが、漱石作の可能性は高い。
正岡子規がbaseballを「野球」と訳したことで知られるように、、
明治期はどっと流入した外来物や思想や風俗etc.が次々に
日本語の中へ取り込まれた時代。第一線の文学者だった漱石もおおいに
寄与しただろうことは想像に難くない。
「版権」copy right「競争」competition「演説」speech等も
大御所福澤諭吉による訳語であることは超有名である。
>正岡子規がbaseballを「野球」と訳したことで知られるように
( ´_ゝ`)フーン
青二才の小僧の文芸青年ですが質問です。
三四郎の予次郎のようなヘラヘラして軽い中にも人の拍手を誘うような演説が出来る人間になるには
具体的にどういう事をすればいいのでしょうか?
564 :
吾輩は名無しである:2007/08/04(土) 00:59:02
坊っちゃん
565 :
吾輩は名無しである:2007/08/04(土) 12:51:24
社会、平和、自由、建築…その他今使う言葉の多くは福沢諭吉あたりが作った言葉だよ
566 :
吾輩は名無しである:2007/08/05(日) 05:12:06
長編だけ、発表順に「草枕」から「彼岸過迄」までを読んでみたが、
文学として、どこがスゴイのか、いまいちよく分からん。
そりゃ、まだ現在の書き言葉が完成していない時代に、
いきなりあのレベルの文章を書いた、ということはスゴイと思うんだが。
567 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/08/05(日) 06:50:31
読めない人はいるもんだ
草枕読んで現代文より劣ると感じるぽかいとあわれw
ほっとこと
ブンゲイ向いてないよ、すで。感性ないでしょ
毒撒き散らすのは構わんがsageなさいよ
>>566 「行人」「こころ」「明暗」も読んでみたら?
「行人」は宗教的な作品。
「こころ」は遺書が素晴らしい。
「明暗」は集大成みたいな感じがするよ。未完だけどね。
でも「そらから」「門」がつまらないなら
上記の作品もつまらないかもしれないね。
でも言葉の勉強だと思って読んでみるのもありじゃないかな?
表現の対象ってのは古来からの分類によると
(1)物質
(2)精神
とすれば、自然描写、人間の身体的な特徴などは(1)の部類だね。
漱石の素晴らしいのは、圧倒的に(2)の表現。
古いのが悪いわけじゃないけど、どうしても時代が過ぎれば(1)は知らない、わからない
ことが多くなってくる。だけど、(2)はそうそう変わるものではない。
その視点で、例えば明暗を読んでみるといい。
日本語と加減乗除ができる頭を持っていれば誰でも理解できるはず。若くて未熟ならば
理解できないのはよい指導を受けていないか、指導者がいないかのいずれかと思う。
571 :
吾輩は名無しである:2007/08/05(日) 14:48:57
「彼岸過迄」「坊つちやん」のどこまでもノーブルで洒脱な魅力がわかるまえに
「こころ」や「明暗」「それから」のようなわかりやすいものに惑溺するのもよろしかろう。
572 :
吾輩は名無しである:2007/08/05(日) 16:56:07
>>555 百間はエッセイストとしてはたしかにすごいが、小説の技においては
他の多くの作家と同じように漱石に多くを負っているだろ。
(観念性は受け継がなかったが。)
おそらくは百間小説の最高傑作であろう「磯部の松」の見事なクロージングをみてみれ。
あきらかな漱石タッチ(のひとつ)。
『三木さんはその一節だけ習い残して大きな焔の中に消えてしまった。
その後の十七年この方自分はまだ何人にも「残月」を教えない。』
『死ぬ前日おれを呼んで坊っちゃん後生だから清が死んだら、坊っちゃんのお寺へ
埋めてください。御墓のなかで坊っちゃんの来るのを楽しみに待っておりますと云った。
だから清の墓は小日向の養源寺にある。』
もちろん『風の歌を聞け』のラストなんかもこの系譜上にあるのは言うまでもない。
573 :
吾輩は名無しである:2007/08/06(月) 19:58:55
「風の歌を聴け」なら冒頭の作者前書きみたいな部分だって
「彼岸過迄」の「彼岸過迄に就いて」のあからさまな模倣だよね。
村上春樹は漱石をよく勉強してる。売れるのもわかるわ。
>>573 村上春樹が夏目漱石を好きになったのは
「海辺のカフカ」からじゃないの?
それまで漱石のその字も出てなかったと思う。
(まぁ俺は小説しか読んだことないんだ・・ごめんよ)
村上春樹の「日本の小説は読まなかった」とかいうのは初期における一種の芸
というかキャラ作りみたいなもんだからさ。まあ、文壇批判の意味もあるのかな?
実際には日本の小説もたくさん読んでたし、構造主義なんかもまじめに勉強してるし
財テクだって派手にやってる。村上春樹ってのはそういう人。
577 :
吾輩は名無しである:2007/08/11(土) 23:40:39
質問、いいですか?
「面倒な事態は『解決した』、ということはなくて
形を変えて続くものだ」みたいな一文で終わっている小説って
なんでしたっけ。確か漱石だったと思うんですが…。
579 :
吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 03:59:13
漱石はなにを読んでもそれなりに面白い。腕がいいからな。
「猫」「坊っちゃん」「草枕」は本当に偉大だ、特に「草枕」。
しかし、これ以降はあまりたいしたものを書いていない
というか、思想家漱石がいまにしてみればさほどたいした思想家じゃないので
(むろん当時にしてみればそうとう偉い思想家だったろうが)、
偉大な文筆家漱石を邪魔した感じだな。
連載作家になったこと自体はマイナスであったと思えない。それよりも脱近代について
論じられたものが溢れかえっている現代からみると、そんなことに頭を使いすぎたこと、
作品にテーマとして取り入れてしまったこと、が惜しい。
漱石がやるべきことじゃなかった。
そう流れてしまったのは生真面目な性格のせいかもしれん。
その点、百間なんかはそこのところをよーく見てた感じがするな。
ずるいよ、あの人はw
ずるいというか健康的だっただけだろう
漱石は病的な人間だったから
581 :
ヤマさん:2007/08/16(木) 02:52:34
>>579 あんたね、当時のニーチェに対して日本の誰が物言う?
そりゃ、漱石は東洋趣味と介されてもしょうがないんだが、
それは、西洋という外部があったからにすぎんのじゃないか?
>>580 いやね、ずるいと言ったらするいんだよ。
しかしね、当時の環境から言うとまだましなほうだぜ!
S氏のように日本語を仏蘭西語になんて漱石は言ってないよ!
そうだろ、同士諸君!
582 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/08/16(木) 06:30:05
そーせきって大したしそうかだよ
( ̄▽ ̄){のーとよんでみるとわかる。こうえんじゃなくてのーと
文化比較論ばかり
西洋じんは人前できすをするとか。にほん人はきすをしないんじゃなく人前でしないだけなりとか
そういうの文学に滅びない教養背景あたえとる。
だから漢語に置き換えて表現してむやみに英語つかってないし
あとねー則天去私いいだしたのそーせきがさいしょでしょ
明らかに独創的な思想じゃん。古今東西に例なし。日本独特なり。
583 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/08/16(木) 06:32:55
あとそーせきって人類で初めて、体系てき科学的にに文学を研究しようとした偉人だよ
『文学論』とかふつーに古今東西に例なし。読みな、すで。原文で読めるのらっきーだから
あれは史的研究の余地あり、すで
全く新規だもん。ぶんがく部そのもの、あれを手本にしたらいまのあいまい体制くつがえるでしょ
そもそもデリダ以降、国語のテストありえないしw
584 :
ヤマさん:2007/08/16(木) 07:19:35
>>582 単に、それ当時の道徳の領域じゃないの!
>文化比較論
今からいうとそうかも、しかし、当時漱石は「文化比較論」なんて学問
知ってたの?(後で考えるとその走りかもってぐらいに考えるべき。)
>則天去私
どこから仕入れたのやら?
儒教?それとも、仏教?
そもそも、あんた、意味分ってるの?
>>583 国語?
国語ってどこの?日本の?
「あはれ」な文学部って気がする。
だいたい、漱石語るのにその顔文字なんとかならんか?
>そもそもデリダ以降、国語のテストありえないしw
この意味がわからん。語ってくれ。
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/pedagogy/1184103933/ ↑ここで語ってくれるとありがたいんだがね。
どうだろう?
585 :
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/08/16(木) 07:51:01
そーせきってねー日本人の近代以降のぶんがくにいちばん貢献した人だよ
もしそーせきいなかったらふつーに日本ぶんがくこれりありずむの退廃に沈んでおしまいだったからね、すで
あくたがわはその補佐官みたいな感じがする。岩波の全集の配置もそんなだし
ぼくこうえん料なしでこうえんしないwきりがなし
現代日本の開花だったっけな、講演記録が青空にも入っていたから、
読んでない人は必ず読んでおいて損はないですぜ、お客さん
587 :
吾輩は名無しである:2007/08/16(木) 21:51:41
>>585 ちょっと反論されたくらいで「日本近代文学への貢献者」にスケールダウンするなよw
あと、漢字つかわん文は、池沼っぽいから、真面目な事書いてるつもりならやめれ。
>あとねー則天去私いいだしたのそーせきがさいしょでしょ
>明らかに独創的な思想じゃん。古今東西に例なし。日本独特なり。
例えばの話、「則天去私」なんて思想を漱石はあらわしてないよ。
それらしい言葉を口走ったことがあるらしいけど、文章にはいっさい書き残してなくて
研究者の間でも真意はいまだ不明。
漱石についてあまり知らないのだったら、少なくとも漱石スレで
いいかげんなレスを書き散らさないでくれよ。
なかには信じちゃう人だっているだろ。
>>588 同意。
あまり人を馬鹿にするようなマネは大人気ないと思います。
無知を知る ってご存知ですか?
>>585
ああいう書き方は思わせぶりな効果狙いとイザという場合の退路を確保するためのものに過ぎんよ
そういう意味で稀にみる下品な書き方だわw
しかし、よりにもよって漱石スレに現われるとは…orz
棗僧籍
漱石は10年に1回全部読み返してる。初めはガキのとき。そして学生のとき
は、ここにみんなが書いてるようなペダンティックなことを考えもした。
そして今読むと、これはツラすぎる。知らず知らずに漱石の作品の人物と
同じようなことをしていたり、同じようなシチュエーションに置かれて
いたりする。
「私はまた、ああしまったと思いました。もう取り返しがつかないという
黒い光が私の未来を貫き、私の前に横たわる全生涯をもの凄く照らしました。」
こんなことが自分の身に実際に降りかかるとは、思いもしなかったよ・・・
「作者の求めるもの」を追求するのが一般小説
「読者の求めるもの」を追求するのがラノベ
俺はこう考えてる。
純文学とか読むと分るけどさ、腐敗しきってんだよ。一般小説は。
独りよがりなオナニーをタラタラ垂れ流してるだけ。
今の純文学は漱石の文学を基盤に書かれてるわけだし、基本的に明治の文学と言っていいわけだよ。
その証拠に成熟しきっちゃたから進化を止めて保守的になってるじゃん。「純文学とはこういうもの」ってのが確立されてるじゃん。
だからどんどん前に進んでる「日本語」から取り残された。
漱石の文章とかもう読めたもんじゃない。古文書。化石。
「文章は劣化しない」とか言っちゃう馬鹿がいるけどさ、言葉は風化するんだよ。
言葉が風化すれば自ずと文章も風化してくる。
風化した文章って古典と同じだからさ、文章を書いた人がアタマヨサゲに見えるわけ。「それを読んでる俺カッコイイ!」なわけ。
それを美文だのなんだのとまつりあげるんだから失笑モノだよ。
熟れ過ぎた果物をそれと気づかずに食べてる。それが今の一般小説厨のオメデタイところ。
一方、ラノベはまだまだ発展途上だ。
「コレはラノベ」とは言えるけどさ、定義なんて文章の上では見つからない。
漢字が少ない? 文章が稚拙? 高橋弥七郎とかあてはまらない。
ファンタジー? SF? 半月はどうなんだ。
「絵がある」という共通点はあるけどさ、言ってしまえばそれだけ。
文章の上での共通点なんてないし、まだ模索してる最中。
読者の求めてるものがまだわからないから多様化してる。
まだ若い果実なんだよね。みずみずしいとは言わないけどさ。
下がり続けてるものと上がり続けてるものを比べてどっちが優れてるなんて言ってるのは意味がないと思う。
少なくとも俺はそう思う。
いつかは追い抜かされる日が来るからね。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1171251147/206
漱石の文章なんて中学生でも読める簡単な文章じゃん。
難しいのは二葉亭四迷とかあそこらへんと
むしろ森鴎外とかじゃない?
597 :
吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:29:25
>>596 猫を辞書とか使わずに100%読める中学生が居たら見てみたい
近頃の文庫本には、親切で見当外れの註が付いているから、字引なんか要らんでしょ。
599 :
吾輩は名無しである:2007/11/04(日) 18:46:10
要るだろ
読んだ事無いだろお前
うんにゃ、文庫の話よ。
集英社文庫の2冊本とか見たら、あんた、納得するよ。
601 :
(o^v^o):2007/11/11(日) 13:23:18
みんな、そーせき展おわんないうちに往きな
生原稿みといたほーがいーよ。勉強なるから
あと蔵書とか
602 :
吾輩は名無しである:2007/11/11(日) 14:24:54
直筆で読む『坊っちゃん』(集英社新書ヴィジュアル版)
面白いです。
603 :
( ̄^ ̄)Protestant ◆3VENLW3gMc :2007/11/11(日) 17:12:03
漱石の小説てね37〜50歳に書かれたもんでしょ。
確かに漱石の文章は誰でも読めるとは思うけど、
深い意味での真意てねある程度の年齢を必要とすると思うよすで
当時、漱石にしろ鴎外にしろ後年ほど評価された作家ではなかった。
道草なんて十代で読んでもおもしろいとは思わないでしょ普通…
今後100年後も読み続けられるであろう作家としても漱石は偉大と言える。
604 :
(o^v^o):2007/11/11(日) 17:13:42
そーせきで明るいの坊っちゃんとね、あと門だよ
ぜんたい的に暗いよねww性格湿っぽし
605 :
( ̄^ ̄)Protestant ◆3VENLW3gMc :2007/11/11(日) 17:37:49
門は明るくねーじゃん。よく嫁文盲w
606 :
(o^v^o):2007/11/11(日) 17:40:30
門あかるよ
縁側でひなたぼっこしとるだけじゃん
参禅に行ったけど、あんなんただの庶民の気まぐれでしょ
ぼく門がいちばん好きな小説だもん
607 :
( ̄^ ̄)Protestant ◆3VENLW3gMc :2007/11/11(日) 17:52:53
あほくさっ非倫理者くちがる
門て友人の女を姦通して世間からびくびくして犯罪夫婦の話じゃん
ほのぼのした夫婦の会話に騙されとるww
ちなみに
戦前までは姦通罪はあって列記とした犯罪であった。すで
608 :
(o^v^o):2007/11/11(日) 18:16:20
卑しきことばを安易に口にすべからず、このくちがるめが。
自由恋愛は不義にあらず。先ず両性の合意に基づく婚姻は脱封建時代の啓発たりけり。
もし両性の合意に世間が背けば、よく議論の上でその是非を問うべきものなり。
門の夫婦は婚姻前に不義を犯したるデキコン野郎にあらず。
たんに、両性の合意を封建世間より優位に置きたる近代家庭の新婚なり。
よく読め。口を慎めくちがるめが。
批評家は文面以外を勝手に論じるべからず。文士の丹精手技に失礼なり。
609 :
( ̄^ ̄)Protestant ◆3VENLW3gMc :2007/11/12(月) 20:22:50
なんだ608て、くちがるの面して
自分に文句いっとるww
そーとの間抜けな偽者だなすでwばーか
610 :
吾輩は名無しである:2007/12/02(日) 03:46:08
友人はどうして妹だ、なんて嘘ついたんだろう
611 :
吾輩は名無しである:2007/12/29(土) 23:59:10
冒頭に死体が出てくるのなんだっけ? 列車事故かなんかの。
なんで漱石はそんなこと書いたのかなあ
と思っていたことを思い出しました。
>>611 『三四郎』では途中に女の轢死体が出てくる。
冒頭では主人公が見知らぬ女と同衾する。
この二人の女を混同してしまう、と書いた人がいるけれど、私も同感である。
613 :
ヤマさん:2007/12/30(日) 19:17:10
あれをどうして混同するのか謎。
小夜子と藤尾を混同するくらい謎。
久々にスレ開けたら、新年始まって5時間目のレスが↑これかよwww
616 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 04:19:41
>>612 そうね、だってあの小説って噴出してしまうほどのご都合主義の塊だもんね。
上京時の車中で交渉を持った唯一の男、それが偶然にも最初にできた学友の恩師だったw
しかも三四郎は友人から恩師の噂話を聞いた時点でそれをあの車内の男と重ね合わせるが、見事に的中ww
うんで、東京で初めて見惚れた謎の女がなんとその友人や同郷の先輩の知り合いだったwww
こういうとんでもないストーリーテリングを平気でやってるからね。
轢死体=同衾した女。こういうエピソードであっても全然不思議ではないね、つか、そのほうが自然w
617 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 13:13:26
そういや今年のセンターの小説が彼岸過迄だったね
618 :
ヤマさん:2008/01/24(木) 23:56:20
彼岸過迄ですか。三四郎と彼岸過迄は人に薦めたことがあります。
どちらもプロットの面白さがありますから。しかし、前期三部作と後期三部作の
一作品目の両作品を比較すると、漱石がいかに急速に進化をしたのかが
よく分かりますね。とりわけ自我への迫り方において。
彼岸過迄は赤ん坊が死ぬところまでが面白いが、そこから先がつまらなくなる。
「彼岸過迄」は、短篇の連作を繋げて一個の長篇小説にするという構想で書かれた。
同様の構想の連作「心」の中の短篇として書きはじめた「先生の遺書」が長くなりすぎて
単独で一個の作品になったのが「こころ」。
「彼岸過迄」は元の構想通りの作品で、統一性にはやや欠けるだろうが、面白いと思った。
ユードラ・ウェルティの「黄金の林檎」なんかもこのタイプの小説かな。
「彼岸過迄」ヒロインが色っぽくていイイ!
もっとも、漱石の描く女はたいがいエロくて、それも直接的にエロい描写を
するわけではなく、メタファーを多用するわけでもないのに、なぜか抜群にエロい。
女の官能性を描いてみせることに関して漱石よりも積極的にみえる荷風や川端や
谷崎や三島の女たちよりも断然エロい、といういいかたに語弊があるならば、
登場したページがエロに奉仕するためだけに存在することになってしまうような、
そんな得体の知れない圧倒的エロさを漂わせている、ように感じるのは俺だけ?
どこに秘訣があるんだろう? わりと長いこと考えながら読んでるんだが、わかんね。
たしかに女が出てくると、キター!って感じになるなw
624 :
吾輩は名無しである:2008/01/28(月) 20:09:02
漱石の小説って、金がない、金策しなきゃとかって騒いでる連中の家にも必ず
下女とか女中がちゃんといて(学生、例えば三四郎のアパートにさえいる)
世話してくれるのは何故? おかしくね?
俺らが東京で一人暮らしするのに、女中なんてとても雇えないわけだが・・・
625 :
ヤマさん:2008/01/28(月) 21:49:03
627 :
吾輩は名無しである:2008/01/29(火) 23:34:44
漱石の女の描写には、強烈な童貞パワーを感じる。
きっと、綺麗な白人娘がうようよいる環境に放り込まれた、美というものには
人一倍鋭敏なくせに、異性へのアプローチにおいては朴念仁だった男が、
悶々としながら過ごした歳月が育んだ賜物だったのではないかと思う。
良くも悪しくも、ドイツで白人女コマして逃げてくるような男が書く
どこかしら骨太で現実的な女にはない「萌え」がある。
そういうところも含めて、漱石はドストエフスキーとよく似ています。
629 :
吾輩は名無しである:2008/01/31(木) 02:40:40
観念が好きなところは似てるけど、漱石は芸術美や技術に強く惹かれている人だから、
あえてそういうアナロジー遊びをするなら、漱石はトルストイにこそよく似てる。
ドストは美なんて興味ない、あれはお話を書きたいだけの人。
オスカー・ワイルドにも似てないか?
>>629 トルストイは「芸術とはなにか」で、ベートーベン第九をはじめ、多くの芸術を無価値、
信仰心が足りないと切り捨ててる人ですよ。自身の作品をもきっています。
いわば反芸術の立場です。漱石と似ているはずはないかと。
むしろドストエフスキーの方が芸術擁護の立場をとっています。
トルストイが反芸術とは語弊があったかもしれません。
一般に私たちが考えている「芸術」という概念を、トルストイは否定しているのですね。
私はトルストイも作家として好きで著書も好んで読みましたが、さすがにベートーベン第九
を否定したことには納得がいかないところがあります。ベートーベンの最もユニークな晩年
の作品群を、宗教の立場から否定するというのが私には馴染まない考え方なので。
たしかに、晩年におけるその言説は宗教的にすぎるきらいがあるけど、
いわゆる審美性には、活字芸術における表現技巧の洗練という面も含めて、
生涯こだわりにこだわりぬいた人だよトルは。
第九が嫌いなのも、なんとなくわかる。
>>632 トルストイを読んだのなら、トルストイが一般的な芸術の概念を否定しているなどとは
思えないはずなんだけどな。
アンナ・カレーニナなんて単なるメロ・ドラマだぜ? 宗教性なんて全然関係ない。
何を書くかではなく、如何に書くかを追求しているからあれは面白いわけでさ。
>>633 考え抜いたのは分かりますが、得た答えがどうにも自分には合いません。
「宗教的芸術」を最高とし、ベートーベンや「戦争と平和」(自身の若き日の作品)まで
否定するというのはどうかと。「宗教的芸術」が素晴らしいのは、ミケランジェロなどを
見れば分かりますが、同時に、宗教とは無縁の芸術も素晴らしいはずです。
>>634 晩年に書かれたストイックな信念を吐露した本は、まだ読んでないみたいですね。
ほとんど狂信的とも言える境地に達して、おそらくあなたが読んだであろう、
「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」といった自分の作品すら、書かれるべきではなかっ
たと書いてますよ。
「芸術とは何か」は死の約10年前に書かれた本です。この時点でトルストイは相当に
狭量な考えに固執するようになってしまってるのだと思います。
トルストイはドストエフスキーと違って、晩年の作品を評価の内に含まないことが多い
ですね。
何故かといえば、ドストエフスキーは死の直前まで「カラマーゾフの兄弟」を書き続けた
ことから分かるように、芸術的に深化し続け前衛であり続けましたが、トルストイは
>>635に書いたように、「宗教的芸術」以外の芸術を否定する考えに囚われるように
なってしまったからです。
>>635 まあ、もちつけ。
もちろんトルストイ作品は、そのすべてとはいわないまでも、一通り読んでいるつもりだし
いわゆる黄禍論みたいな極端な言説も知らないわけじゃない。
あなたはよほど作家の人格やら人生を小説作品と重ねあわせて語ることが好きみたいだが、
ボケたのか病気だったのかあるいは大真面目だったのか、いずれにせよ、トルストイ本人が
なんといったところで、アンナ・カレーニナやイワン・イリイチの死といった
数々の芸術品が書かれてしまったことは事実なんだよ?
その厳粛な事実を踏まえたうえで、トルストイのテクストにはあってドストエフスキーの
それにはない種類の審美性を漱石のテクストが共有しているのでは?
っていう話だったんじゃないかい?トルとドストのどっちが偉いとかそういう話ではないし、
ましてやあなたの好みなど関係ない話。
>>637 自分は作家の人格と作品そのものを結びつける考えには、むしろ反対する者ですよ。
ただ芸術観の話だったので、トルストイのストイック過ぎる芸術観が漱石のそれと果た
して結びつくのかということを述べたに過ぎません。
「戦争と平和」、「アンナ・カレーニナ」などはトルストイの晩年のストイック過ぎる考えとは
無関係に、自分は高く評価しています。それだけにトルストイ自身が否定したことには
戸惑いますけどね。
639 :
ヤマさん:2008/02/01(金) 20:08:13
ドストに一票!
「世界のスーパースター夏目漱石」っていう漱石フリークの日本在住外国人が書いた本が興味深いですね
漱石とシェークスピアが世界の2大文豪と称していたり
なぜ日本では漱石が、あまりに才能も人気も劣る鴎外とライバルとして並べられてるのか全く理解できない
と嘆いていたw
そーせきにスーパースターなんて言葉を結びつけるとは舐め腐るにも程があるなw
642 :
名無し募集中。。。:2008/02/06(水) 02:28:26
どうでもいいことだけど漱石に文豪って名称はおかしい気がする
いや実績が文豪に相応しくない意味じゃないよ
ただ文豪よりももっとしなやかなイメージが漱石にはあるなって思った
643 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 04:08:36
つーか、日本に文豪って言葉が似合う人はいない。
20世紀の真ん中以降になると、世界にもいない。
漱石の文体って独特だと思うんだけど、なに文体っていうんだろ?
どういうところからこの文体ができあがったんだろう?
645 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 06:44:31
漢籍+英語+落語÷3ってことらしい
だれか永日小品の金の解説をしてください。
どなたか漱石の生きてた時代の1円って今の通貨価格に換算するといくらくらいか分かりますか?
明治40年当時の1円は現在の貨幣価値にすると3500円くらい。
朝日新聞は月200円の給料で漱石と契約した、現在の貨幣価値に換算すると約70万円。
649 :
647:2008/03/20(木) 22:44:17
>>648 回答ありがとうございます!二十代半ばに英語教師やってたときの年俸が450円ってあった
のでどれくらいかなと気になってしまって。
月70万って会社員としては高給でしょうけれども、「作家」としての漱石を考えてみた場合はど
うなんでしょうかね・・・。当時も本はかなり売れてただろうから、歩合制だったらもっと待遇よか
ったのじゃないかしらん。しかし漱石は拝金主義者じゃないから、とやかく愚痴は言わなかった
だろうけども。
>>649 生活自体はけっこう苦しかったらしいね。
それが大学辞めて朝日に入社した一番の理由みたいだし、その際条件もかなり出したらしい。
漱石は食べることが好きだったし、なにより洋書代がかなり掛かったみたいね。
652 :
647:2008/03/23(日) 13:12:32
>>651 thx !これは便利且つ興味深い。今後漱石読み直すとき役に立ちそうです。
それにしても啄木が・・・。あんなにいい作品を残したのに現実からの仕打ちは過酷だ・・・orz。
夏目漱石の性格はどんなだったんだろう
私の予想は坊ちゃんとクシャミ先生を足して二で割った感じだ
漱石は赤シャツが自分をモデルにしたと言っていたらしいが
癇癪持ちで、いつも気難しい顔してたんでしょ。
弟子が集まっているとき、何が気に食わなかったのか
「誰のおかげで世に出れたと思っているんだ」と言って
空気が凍りついたとか。
子供に勉強を教える時にいつも怒っているので夫人が
「分からないから教わっているのにどうしてそんなに怒るの?」
と聞いたら
「分からないのが許せないだ!」
と怒鳴り返したのだとか。
>>655 変な方言を話す漱石先生になっちまったw
>「分からないのが許せないだ!」
「分からないのが許せないのだ!」
癇癪持ちだったって、よく書かれているよね。
>>654の「誰のおかげで・・・」発言は知らなかったけど、それでもあれだけ弟子が集まってきたんだから、どこか魅力のある人だったんでしょう。
小宮豊隆なんて、漱石の死後出た鏡子さんの本に関して
「あれは先生の本当の姿ではありません」
とか言って、なんかもう”身も心も捧げた”って感じじゃないですか。
658 :
653:2008/03/25(火) 22:18:25
まじでか、知らなかった
猫や坊ちゃんはユーモアたっぷりだったから
そこまでの癇癪持ちは想像出来なかった
659 :
吾輩は名無しである:2008/03/27(木) 12:04:07
いっぱいいっぱいな人だったのです。
660 :
(o^v^o):2008/03/27(木) 16:58:53
そーせきて周りのひとらと頭の回転おりあわなかったよすで
だから芥川みつけたときのはしゃぎ方と言ったらないでしょ。
あれ子規との文通以来のはしゃぎっぷるでしょ
(^○^){わははは。あれみたい。猫のガンコせんせー
661 :
吾輩は名無しである:2008/03/29(土) 00:07:07
永日小品よんでるのですが
英国留学して下宿し、
Kという日本人と知り合う話がありますよね。
それで、新しく移ったKの下宿を訪ねたら
前の下宿にいたアグニスって少女が出てくるのはどういうことだと思われますか?
>>661 あ、それ俺も一瞬「?」だったけどよく読めば
「旅から帰って来た。当分此処にいるから遊びに来い」とK君の手紙にある。
此処っていうのは、元の下宿ってことだと思います
663 :
661:2008/03/29(土) 18:57:45
>>662 読み直してみましたが、多分、あなたの言う通りだと思いました。
すっきりしました。
ありがとうございます。
664 :
吾輩は名無しである:2008/03/31(月) 23:15:06
夏目漱石のうつ病は、当時教え子であった藤村操の死も影響している、とWikipediaでなされております。
確かに漱石は藤村操の自殺の直前、彼を「君の英文学の考え方は間違っている。」と叱り、
直後の世間の報道も、哲学的な悩みによって自殺した、ということでした。
そのことで、彼の英文学についての考え方を非難した責任を感じるのは理解できます。
しかし事件の数ヵ月後、彼の直接的な原因は菊池多美子への失恋だということが明らかになったはずです。
漱石はそれを知った上で、自殺した原因は私にもある、と強い責任感を感じて悩んでいたのですか?
それともそれを知らず、彼を哲学的に追いやった原因は私にあると悩んでいたのですか?
直接関係あるない全部まとめて悩むのが鬱病じゃないの?
ウィキはあんまり信用しないほうがいいよ。留保つきの参考程度が一番だ。
667 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 19:05:00
永日小品ざっと読みましたが、下宿のところは「こころ」を彷彿とさせますね。
永日小品では裕福なのがKの方ですね。漱石は下宿代を節約するために、条件の
悪い安い下宿に移ったのではなかったかな。下宿の娘アグネスは「大きな
潤った目」を持つ。これって漱石のタイプでしたよね?Kもアグネスを
「かわいそうだ」という。かわいそうだというのは惚れたってことじゃないか。
永日小品ではKとアグネスは関係をもっていたということですよね。他にも
くらーい事情があるよう。読みこんで見ればおもしろそう。
668 :
吾輩は名無しである:2008/04/04(金) 02:46:11
昨日藤村操の墓→不忍池まわってきた
こころの背景が分かりたいな
三四郎で『ポンチ』という言葉がでてきますが
ポンチとはチンポのことなのでしょうか?
教えて下さい
670 :
吾輩は名無しである:2008/04/04(金) 18:19:19
ポンチとはフルーツポンチのことです
671 :
( ̄^ ̄):2008/04/04(金) 19:06:33
チンポで性根ねぇ(笑)
672 :
( ̄^ ̄):2008/04/04(金) 19:11:26
チンッポマァ〜ン♪
パラッパッパッパ♪
チ、チンポ〜♪ チ〜ンポ〜♪
チ、チンポ〜♪ チ〜ンポ〜♪
チ〜ンポ〜♪ チ・イ・ン・ポ〜♪
673 :
661:2008/04/04(金) 22:39:27
>>667 >かわいそうだというのは惚れたってことじゃないか。
>永日小品ではKとアグネスは関係をもっていたということですよね
『三四郎』だったか、Pity's akin to love.(「かわいそうだた惚れた」)
という言葉が出てくるのを思い出しました。
僕は、「Kとアグネスが関係をもっていた」とまでは思わないのですが
なるほど、流石に漱石の作品は奥が深いなと思いました。
674 :
667:2008/04/04(金) 23:09:32
>>673 永日小品を教えていただきましてありがとうございました。
すごく目が開かれるといった感じがしました。
えっと、「Kとアグニスが関係を持っていたこと」ですか?
それはガチだと思いますよ。少なくとも主人公はそう感じたと思います。
主人公はKに招かれて喜び勇んで、元の下宿へ行きドアをノックする。
ところが音沙汰ない。おかしいなと思うがまっている。すると中から
アグニスがでてくる。主人公はドアの中にいるKに会わずに帰る。
主人公がKに会わずに帰ったのは、二人の関係に傷ついたからだと思います。
もっとも、主人公が感づいたのはもっと複数のドロドロした関係でしたが。
また、「旦那、かわいそうたあ、ほれたことよ」というのは私が書物から
教えてもらった真実でした(笑)その短い言葉の真実に凄みを感じてます。
675 :
吾輩は名無しである:2008/04/07(月) 01:37:18
こころのKには藤村操の出来事も影響しているのかな
青空文庫で夏目漱石を読んでいってるところ。
さっき、彼岸過迄を読み終わった。
本の中の人々のうだ話を延々読み続けたいと思った。
終って残念。
次は行人、長いね。
「三四郎」から「明暗」までは(ただし「道草」を除く)大河小説です。
上のほう読んでると
門が明るいほのぼの小説とか言ってるひとがいてビックリした。
自分は、いつこの夫婦に精神的物質的な破滅が訪れるのかと
ビクビクしながら読んでたのに。
まぁ、変なコテの書き込みだからしようがないが。
初期作品と明暗を除いた作品の中で一番好きな作品ってどれ?
私は行人だろうか
最初はあんまり好きじゃなかったが終わりに近づくにつれてどんどん面白くなっていった
今、行人半分ぐらいのところだけど
兄さんがどうなるかヒヤヒヤするわ。
ネタバレ禁止。
>>683 さっき読み終わった。
感想色々書いてみたけど
ぬるい男女論になりそうなのでやめた。
とにかく、兄さんが無事なままでよかった。
わかるよ、兄さん。
でも、女房がわからんぐらいでそこまで悩むな。
>>684 あんた何も解ってないと思うぞ
読み直しだな
そういうなら感想よろ。
687 :
683:2008/05/14(水) 01:19:42
やっぱり私は一郎が二郎を叩くシーンが凄いと思ったな
二郎が宗教を信じていないのをあんなに簡単な行為で
しかも印象深く余韻が残るようなシーンに出来たことに感動した
流石漱石先生
私の個人主義の語り口が魅力的。
自分の行動も言葉も、思考さえも客観的に見ているような達観した態度。
689 :
吾輩は名無しである:2008/05/18(日) 17:58:29
草枕の那美さんが主人公に頼む、苦もなく往生して水に浮かぶ様の絵、のイメージがつかめない。
確かに美しいのだろうと思うんだが。和服で水に浮かぶとどんな風になるのやら。オフィーリアとはまた違うだろう。
和服で水に浮かんだ写真ってどこかにないものかな。
行人は常識側の人と、常識側でない人
本来は常識など重んじていないにも関わらず、婚姻関係に縛られて常識から離れられない人
全方向から攻め立てられていく自分
それぞれの立場で分別すると面白い
それぞれが立場を表すキーワードを持っていて(三沢の接吻、父の女景清の話、お貞さんの白粉など)
目線によって主張は違う
長男の精神衰弱を暗示されて終了しているが、
はたして長男の頭がおかしくて神経を病んでいるのか?世間の常識がおかしくて結果神経を病ませてしまっているのか?
初期の漱石の作品同様、その常識についての疑いがテーマになっているように思う
>>960 長男が狂っているか?
世間が狂っているか?
か。
なるほどです。あなたのおかげで行人のもやもやした部分が少しだけ飲み込めた気がします。
なんでそうせき先生のスレのだい名に『テクスト』と『分せき』とかいてあるのですか?
教えてくださいかっこいいイケメンのお兄さま方
693 :
吾輩は名無しである:2008/06/17(火) 14:28:06
お姉さま方、は?
新潮文庫で明暗読んでいるんだが注釈が酷すぎる
「没交渉」だの誰でもわかりそうな単語にも注解付けたり
内容にまで入り込んで、ここは後々こういう風に生きてくるだの
ここではこういうことを暗示しているだの
余計なお節介ばっかしorz
>>694 中学生にはありがたいよ。
オレは新潮文庫の漱石の注釈で日本語を学んだ。
>>695 やっぱそういう若年層向けにしているんだろうな
文学の敷居はなるべく下げて欲しいから文句も言えない
697 :
吾輩は名無しである:2008/07/21(月) 00:06:50
こころで、Kの元にお嬢さんがよく話をしにいったのは先生を焦らすためと取っていいのかな?
あたりまえぢやん
『老人の言葉の尾を長く手繰ると、尻が細くなって、末は涙の糸になる。』
ここいいな。。
猫、坊ちゃん
こころ、三四郎、門、明暗
草枕
なんてのが当節人気らしいけれど、
虞美人草
こいつを読まねえで漱石を語ろうってのは
ちいっとばかり片腹痛てえぜ
いや読んだことないやつなんかほぼいないと思うよ・・
全然威張るとこじゃないからねキミ・・
夏休みの宿題でも出たのかな・・
きちんと自分でやろうね・・
いい子だから・・
あらすじだけでもおせーてクレ!
703 :
吾輩は名無しである:2008/07/22(火) 22:38:55
草枕音読で読んでみ
まじでぶっとぶ
こんなん書けんのもう出てこないだろうな
他のに比べて少々力んでるがその力みが無駄になってない
むしろいいほうに働いてる
漱石やべーよあんた最高
集英社のデスノートのこころ
ぷwwwとかおもってたら表示カッコよくてちょっと欲しくなった
でもあんなもん読んでる自分の姿を想像したら…
705 :
吾輩は名無しである:2008/07/25(金) 15:30:37
Q:西洋に感化される現代人は孤独と淋しさに陥らざるをえない、
という漱石の「孤独と淋しさ」について三行内で説明せよ
説明はできないけど体感はできるなあ・・・なんだか教養のない(失礼だよね。ごめん)人々や、所得の少ない人、学歴の低い人、肉体派の職業の人のほうが、
人同士のつながりなどが強く(それを僕は馴れ馴れしくて、極めて失礼な言い方をすれば下衆だと思っていて、すごく嫌なのだが)
それなりに分別がある人の方が、孤独な感じはする。
西洋化を事物を細分化して体系つけて理解することと捉えると、人の心や感情までも
その方法で理解しないと安心できなくなり、不可能ゆえに脳が過熱して神経衰弱にな
り、結果として自分の殻に閉じこもってしまう状態が孤独であり淋しさである。
>>687 二ヶ月前のレスにあれだけど、叩かれるのはHさんだよね?
709 :
吾輩は名無しである:2008/07/25(金) 22:50:48
青空文庫にも入っている、現代日本の開花って講演録を読むといい。
漱石の眼の偉大さが感じられると思う。
道草つまんね
あたたが、つまんね、という存在であるということに、何故気づかない?
彼の言う明治の精神には、働く喜びや社会に役立つ誇りや使命感などは希薄で
手前勝手な理屈を並べて自ら好んで自閉症になっているのが孤独と淋しさで、
戦後がんばって曲がりなりにも西洋に追いついた昭和の精神はたいしたものだ。
今も国民がその精神を持ち続けているかといえば疑問だな。
硝子戸の中の一五番ワロタ
716 :
吾輩は名無しである:2008/07/31(木) 11:46:02
「京に着ける夕」にちらりと出る狩野亨吉について、他に漱石が書いた物はありますか。
「虞美人草」の甲野さんあたりは狩野がモデルだったりするのでしょうか。
狩野亨吉と漱石の関係についてなんでもいいから教えてください。
717 :
吾輩は名無しである:2008/08/02(土) 12:38:16
端的に言って 漱石は古臭い
湿っぽいし、くどい
718 :
吾輩は名無しである:2008/08/02(土) 12:48:36
理解するには学力不足だったのね かわいそうに…
そんなキミでも
夏休みにしっかりおべんきょすれば遅れは取り戻せるわよ
心配しないで、ふぁいと!
719 :
吾輩は名無しである:2008/08/02(土) 12:56:00
心理描写がくどい。駄作、カラマーゾフの兄弟の真似ごとみたいですよ。「明暗」は。こんなものは今となっては、古臭すぎて目もあてられません。
昼のメロドラマ風情ですら体得してる方法論です。テレビ創世記からあります。
夏目漱石なんかより、金原ひとみの作品のほうが、より映像的ですばらしい。
どういうフィッシング詐欺?
>>719 >昼のメロドラマ風情ですら体得してる方法論です
ばかだなあ。
メロドラマも金原も川端康成も村上春樹も、明治期に夏目漱石が出ていなければ
存在すらしていないんだからねっ。
と、構ってクンをちょっと構ってやってみました親切でしょ。
これから渋谷行きまーす \(^〇^)/ワーイ
↑で無差別殺人したらこわいな。
くどい、というのはたしかにそう思う部分もある。でも全部がくどいわけでもないよ。冗長的なのは漱石の癖みたいなものだ
724 :
吾輩は名無しである:2008/08/02(土) 20:49:19
と、感に堪えられず叫び上げた
ものの表現と言うことを考えると、彫刻を思い出す。
円空のように荒削りの味わいのあるもの、西欧風の写実的なもの、とさまざまだけど、
それぞれ、一長一短がある。円空は見る位置によって表情が変わって見える。
それが面白いし、それでいてどこから見ても、なるほど、というところもすごい。
ダビデは、かっこよく刻まれた一人の人物。それはどこから見てもダビデ。
あまり漱石が冗長、というのは賛成できないけれど、なぜそういう風に感じる人がいるのか、
はわかる気がする。
726 :
吾輩は名無しである:2008/08/03(日) 21:45:12
行人で、母親が二郎に対して
「東京に戻ったら話がある」って言ってたのは結局なんだったんですか?
727 :
吾輩は名無しである:2008/08/05(火) 23:06:01
それを書いていないところがミソだろ
728 :
吾輩は名無しである:2008/08/06(水) 01:42:18
どうする事もできない人間の持って生まれた軽薄を、はかないものに観じた
この一文、よく意味がわからないのですがどなたか詳しい方
頭の悪い自分に解説していただけないでしょうか?
人間は本来軽薄な存在であって、人間自身それをどうすることもできない。
私はそれを、人間の悲しさ・はかなさと見るのだ。
という解釈はどう?
730 :
吾輩は名無しである:2008/08/06(水) 13:35:03
「人間の軽薄は空しいなぁ」でいいじゃん
731 :
728:2008/08/06(水) 13:55:48
>>729 >>730 ご親切にレスありがとうございます。
>人間は本来軽薄な存在であって、人間自身それをどうすることもできない。
私はそれを、人間の悲しさ・はかなさと見るのだ。
そこは何となく分かるのですが
人間は本来軽薄な存在であって…の一文がなんだかよく理解できません。
辞書を引いてみたのですが
軽薄
■言動に慎重さを欠いて、誠意や真実みの感じられないさま。考えが浅くて信頼できないさま。
となっています。
となると人間は本来軽薄な存在であってという文章はおかしくないでしょうか?筋が通らないというか意味が分からないです。
そこのところを教えていただけないでしょうか?馬鹿ですいません。
よろしくお願いします。
うん、君はなかなかイイトコロに気をとめましたね
この軽薄さというのはこの場合、ペニスとヴァギナを指したものです
詰まり、繁殖活動の事ですね
733 :
吾輩は名無しである:2008/08/06(水) 14:45:27
731
「本来」が気になるわけね
漱石はキリスト教的な「原罪」を小説に取り込んでいるから
ここは「本来」でいいと思うよ
734 :
吾輩は名無しである:2008/08/06(水) 14:47:42
>>731 ついでに言えば、「禅」の思想も取り込んでいるから
「やはり「本来」でいい
キリスト教と禅とが親和性を持っていることは、最近よく論じられる
735 :
729:2008/08/06(水) 18:46:17
少し前のところから読んでみました(「こころ」)。
私は、父の死が迫っていると感じても、世間の常識程度の反応しか示せない(兄への手紙)。
また先生夫妻は先日、どちらが先に死ぬかを話し合っていたが、仮にそれがわかったとしても、
それまでの態度を続けるしかないだろう。
・・・こういう内容に続いて問題の文になるわけですが、おそらく次のような意味では?
死が身近に姿を見せても、人は日常的な、生の表層のレベルで思考し生活し続ける。
人間は生来、かくも薄っぺらい、つまり「軽薄」な存在である。
まことに、はかないことである。
何かに対してずっと誠実である、ってことは人間にはできない
女を愛した
はじめは燃えっぱなしだけど、だんだんと冷めてくる
燃えっぱなしの時に、その誠実はずっと続くもんだと誤解する
冷めてくるとどうしてこんな女に、とか、実は美人じゃない、とか思い始める…
で、あるとき思うんだな
俺はあんなに誠実であろうとしたし、あいつもそれにふさわしい女だと思っていたけれど、
今はどうだ。Tバックの後ろ姿ですらこっけいで退屈だ
誠実なんてのは、所詮こんなもんさ。軽薄?んなのあたりまえだろ
737 :
731:2008/08/07(木) 00:24:43
皆様本当にありがとうございます!
親切なレスばかりで嬉しいです。
完全に理解できたと言えば嘘になりますが75%くらい理解できたような気がします。
スッキリしました!ありがとうございました!
>>736 まだそこまで冷めたことないからわかりません。
>>738 海に潜ってみろ。いつまで息が続くと思う?三分?五分?まあ、一時間は続かない。
人間の誠実もそんなもの。お前の誠実、または、今誠実だと思っているもの、
なんぞは人間の持っている特質でもなんでもない。
後天的に人間という生き物が、ルール作りの一環として定めた泡沫属性だ。
冷めるんじゃない。熱いと思っているのが幻想であり、妄想だ。
熱い?お前、女のために無条件で命を捨てられるか?
ルワンダやチベットの虐殺で、お前は何をした?アムネスティ・インタナショナルに
参加して抗議行動を開始したか?
冷めたことがない、ってのは、熱くなったことのある奴の科白。
なかなかの内省である。
が、冷める、というよりは我に返る、現象だな。
我々は外界現象(他者もその一部)に刺戟されて様々に反応するが
必ず戻ってくる場処がある。それが「我」で
そこは冷めているのではなく醒めているのである。
「我」とは、自分が死ぬことを知っている自分。
741 :
吾輩は名無しである:2008/08/16(土) 21:50:59
先生、遺書長すぎですよw
742 :
吾輩は名無しである:2008/08/17(日) 03:32:18
禿同w
743 :
吾輩は名無しである:2008/08/17(日) 14:50:11
しかたがないよ
『こころ』のあとを志賀直哉に連載を頼んでおいたら急に断ってきて
代役が決まるまでの間、漱石は遺書を引き延ばさなければならなくなっちゃたんだから
超有名な話ですが、なにか?
文学板夏目漱石スレに来る人がよもや知らないとは思えない…
745 :
春:2008/08/17(日) 17:22:37
初めまして。ここでは何を話せばいいんでしょうか。
746 :
吾輩は名無しである:2008/08/17(日) 17:27:27
747 :
吾輩は名無しである:2008/08/17(日) 17:57:25
>>744 君は知ってたことを自慢したいのね
「偉い、偉い」とほめてあげよう
>>744 「偉い、偉い」
あー自分がなんだか偉くなったようないい気分だ…
人をほめるとこういう気分になれる
年寄りがやりたがる三悪弊「説教する」「ほめる」「自慢する」
あーいかんいかん
人様をほめるほどの馬鹿ではない
749 :
吾輩は名無しである:2008/08/17(日) 18:36:52
>>748 おじーちゃんが2ちゃんねるに来ちゃいけないよ
750 :
吾輩は名無しである:2008/08/19(火) 12:36:03
人を疑ってたのに、愛は疑っていなかった先生は甘すぎたな。
751 :
吾輩は名無しである:2008/08/19(火) 22:00:18
それから ってどういう話なの?
まずは君の手に本を持つ、話はそれからだ
753 :
吾輩は名無しである:2008/08/21(木) 01:40:28
>>751 まずは漱石の予告文を読むことからはじめよう
754 :
吾輩は名無しである:2008/08/21(木) 17:04:10
Kを裏切って罪悪感で自分も自殺するくらいなら最初から静をKにくれてやりゃよかったのにな。
結果論
こころ好きでもないけど
>>754のような感想は信じられない
なんかさこころの漫画版ひどくね?
原作読む前に
あんなの読んじゃダメだー
小畑に書いてもらえばよかったのに
758 :
吾輩は名無しである:2008/08/31(日) 00:30:24
漫画に知れば売れると思った編集者がバカすぎますね
広岡先生によると、星野じゃ日本は滅びるそうです。広田先生も富士山よか誇る
物のない日本は「滅びるね」と云われた。世界は広いのだから小さな日本でとら
われちゃいけないそうだ。さては何事にもとらわれず昼寝でもするか。
760 :
吾輩は名無しである:2008/09/04(木) 23:21:48
それはいい考えだ
>>754 お嬢さんはKを出し抜くカモにされただけ。
お嬢さんを好きだっただろうが
Kの存在を超える程ではなかったということ。
するてえと何かい、人間として優位にあったKは、先生との三角関係から潔く身を
引いて先生の身代わりに死んだのに、それと知って先生はいよいよ悩んで自死して
しまうってことかい。それなら出家して身を隠すほうが人間として立派じゃないか、
あんな死に方はあてこすりじゃないか。
763 :
吾輩は名無しである:2008/09/05(金) 21:05:33
とにもかくにも先生のような働かなくてもそこそこの生活ができる暮らしには憧れるなw
結局叔父に欺かれた件で人間不信になってたのに、自分もKを欺き自殺に追いやったことで、
自分を含めた人間自体の醜さに嫌気がさし、厭世的になり、最後には自殺ってな感じだろ。
764 :
吾輩は名無しである:2008/09/10(水) 12:43:10
あれは遺書にしては細かい描写が多すぎるし長すぎるな。
遺書ではなくやはり先生の口から話すようにしないとなんか不自然のような気がする。
765 :
吾輩は名無しである:2008/09/10(水) 23:16:56
話しちゃったら、死ねないじゃん
766 :
吾輩は名無しである:2008/09/15(月) 15:38:57
>>764 あれ元は短編のつもりでいくつかに分けて書いたものでしょ
それを少しいじって自然になるよう繋げたもんだからそれくらいは仕方ない
坑夫はくどい言いまわしが多すぎてうんざりしてくる。。
内容は面白いからまあ我慢できるが
あまりにもしつこすぎるよ夏目さん
意図的になんだろうけどさ
草枕までだな
以降は愚作ばっか
769 :
吾輩は名無しである:2008/10/08(水) 03:44:43
>>768 明治期で言う「美文」というジャンルが好きなわけね
>>767 現代の背景で過去を見ると、そういう印象を持つだろうな。
いや、あの同じことをなんべんも繰り返す言いまわしのことをしつこいと言っただけなんだが
それも時代が何か関係あるのか?w
背景だとか人物は好きよふつうに
内容もわかりやすいし
でも出だしのわりに後半が少し内容が薄いとは思った
シキに辿り着くまでが長すぎてくたびれる
で今明暗と門かけもちで読んでて明暗が100Pくらいですこぶる退屈でつまらんのだがどうしよ
病気も手術もよくしたし感情移入はばっちりできるのだがやはりつまらん
果たしてこっからおもしろくなるのかしら
774 :
吾輩は名無しである:2008/10/09(木) 02:25:53
>>767 770
「坑夫」は、ウィリアム・ジェームスの「意識の流れ」を文学で試みた実験小説
だから読みにくいのであって、明治の小説だから読みにくいんじゃないよ
775 :
吾輩は名無しである:2008/10/10(金) 08:16:29
三浦雅士の新書はどうですか
坑夫は短編を中途半端に長くした感じだね
心理を描いたものだから中途がグダグダになるのは仕方ないとしても
登場人物をもっと活かせただろうに
ポン引きにしても赤ケットにしても小僧にしても山中組や金さんやてててててにしても
広げようとすればいくらでもできそうなものだが
なんであんな半端にしたのかわからんわ
777 :
吾輩は名無しである:2008/10/10(金) 15:32:13
なんでスレタイにテクストって入ってるのに漱石の作品同士で比較してるの??馬鹿なの??
べつなんでもいんぢゃね
かそってんだし
それか漱石スレ立てろよ
「テクスト分析」ってなんですか?
みんなで「おれはこう思う」「いや、おれはこう思った」って
言い合うことを言うんでしょうか。
なんでもいんぢゃねそれよかだれかはやくスレたてろよったくとれえな
781 :
吾輩は名無しである:2008/10/11(土) 15:01:25
あなたは、バカなんですか?
ほろびるね
783 :
吾輩は名無しである:2008/10/13(月) 13:11:11
ちんこの唐揚げ
玉金のちん毛添え
まんびらのおひたし
ちくびのお吸い物
注文おねがいします。
785 :
吾輩は名無しである:2008/10/15(水) 17:31:29
ファッキン日蓮
坊ちゃんはブームになる予感
787 :
吾輩は名無しである:2008/10/21(火) 18:33:33
しないな
むしろブームの定番だった
789 :
吾輩は名無しである:2008/10/25(土) 21:02:58
夏目漱石はスウィフト先生が書いた素晴らしい風刺に
「狂ってる」とかマジレスしたただのアフォ
フウイヌムと日本の時代性を考えると、ごもっともな指摘、と言わざるをえない
>789みたいな皮相な意見は
(1)子供向けしか読んでいない
(2)史観がない
(3)単なるアフォ(笑
から導かれる帰結だな
791 :
吾輩は名無しである:2008/10/25(土) 22:56:35
sage
792 :
789:2008/10/26(日) 10:41:46
「ガリヴァー旅行記」の事ではなくて、「アイルランドの貧民の子供たちが両親及び国の負担となることを防ぎ、国家社会の有益なる存在たらしめるための穏健なる提案」の事を言っているって分かるかな?
>>790君
793 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 11:17:43
漱石の「我が輩はねこである」を日本最高のサタイアと絶賛したのは
柄谷なんだがw
あんまり、サタイアとか分ってないんじゃないか?w
浅田も含めて秀才は人生の上り下りを経験してないからか。
792のアイルランドの貧民の子供がどうしたという話は、
アイルランド未曾有の飢餓を目前にして、スイフトが
赤ん坊を食べることを金持ち達に皮にくとして勧めたことを
言ってるんだろう。
794 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 11:29:39
793の「赤ん坊」は、
貧乏人の赤ん坊。
>>792 あっそ。
君と似たようなこと言う馬鹿がほかにもいるもんだから。
悪かったね。
はじめからそう書かないと(笑
796 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 14:34:27
知識のひけらかしか
797 :
吾輩は名無しである:2008/10/26(日) 19:18:55
>>796 才のうをひけらかしたいのは山山だが、ここはそういう場所じゃないしw
798 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 16:12:44
799 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 16:19:15
才能と知識 一緒にするな あっぽー
んで、「吾輩」だろ我輩じゃあなくて
あぽばかり
800 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 19:32:14
>>799 御指摘ありがとう。
俺には才能があって、知識はないょうだ。
ただ君の、「才能と知識 一緒にするな あっぽー 」だけが余計だがw
793で知識をていきょうし、鋭い見解も披露したはずだがw
801 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 20:41:16
わからないな君たちの会話は
なにをもって才能とするわけ
そもそも才って?
才はどんなもので構成されてるの
ちょっと才を定義付けてみて
802 :
鉄管:2008/10/27(月) 20:59:19
>>801 トロイ奴だなw
サイを娶らばサイたけてってのサイだょw
さいでっか
804 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 21:09:30
おらは才なんて何処の誰にも見いだせたことないけどなあ
才なんていわゆる神みたなもんで自れの劣等を才っちゅ魔法のビロゥドで覆って見えなくしてるだけだでよ
そんな野暮なもんこの時世ぢゃもう流行らんばて
805 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 21:21:08
>>804 君は才とは無縁だ。
ただし、嫉妬はいかん。
才ある者を凡人と同列に扱うな。
凡人が好きなら文学板なんかに首を突っ込むな。
てゆうかそぉいったげんせつそれじたいがやねぇ、、。
真面目な人なんだな。
807 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 21:29:59
WHAT?才あるもの?
うーん
でんでわからないなあ
んだばその才ちゅのをおでに見せて示して触らしてってゆっとんばでや
わらいむせいんさー
808 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 21:32:23
>>806 そういうお前だからトロイ。
今、真面目でなくてどうするw
最後は不真面目かもしれんがw
809 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 21:34:32
810 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 21:39:31
きさんが持っと才ちゅのを今ここで発揮しとその才ちゅのをそのきさんの才ちゅのばつこうてをおでに示せばよかろうもんて
できねんかよ?
んだば才の不在をきさんが証明しとろうてぎゃはは!!
811 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 21:45:15
812 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 22:31:53
まったく君はわかっていないですね
君がそうして自分に才が能わっていないことを曝け出すことで才の有無を証明してもいるんだよ
これが神の仕業さ
だがその君の犠牲心には正直感服する
ぼくの完敗ですね
では失敬
813 :
吾輩は名無しである:2008/10/27(月) 22:40:25
814 :
吾輩は名無しである:2008/10/28(火) 15:02:25
坊ちゃんブーム到来の予感
815 :
吾輩は名無しである:2008/10/28(火) 18:28:47
だから、予感なんかしないってば
>788(笑
817 :
吾輩は名無しである:2008/10/29(水) 16:05:20
>>789-800の一連の流れで、誰が誰だか全く分からなかった・・・。
頭良い奴誰と誰が同一人物だか、詳しく説明してくれないか?
質問です
『こころ』の最初の方で、先生がKの墓へ「妻さへ連れていってない」と言っているのに、
終盤で、結婚してすぐに二人で墓参りへ行ったかというのはどういうことでしょうか?
↑「妻さえ」です
820 :
吾輩は名無しである:2008/10/31(金) 03:41:03
>>818 すでに研究者の分析がある
ちょっと強引だがな
あとは、自分で調べな
それから「へ」(旧仮名遣い)と「っ」(新仮名遣い)とが共存するのは、
>>819の指摘通りおかしい
夏目作品で一番萌えるヒロインって誰?
822 :
吾輩は名無しである:2008/10/31(金) 08:32:14
お清さん。
明暗のお延
三四郎と同衾した女
こころについてなんだけど、結局お嬢さんはKのことはなんとも思って無かったの?
一緒に買い物にいった?りおしゃべりしたりカルタで味方してたけどさ
先生を焦らしてただけ。
つかそんな所で読者を無駄に翻弄させるほど野暮な作家ではないよこの人。
827 :
吾輩は名無しである:2008/11/10(月) 01:49:00
>>818 「妻」が「墓」の作りがいいとか言って襃めていたけど、あまりの能天気に先生ががっかりしていたのは
確かだろう。
>>825 風采はkのほうがよいから、まんざら同情だけでもないだろう。無意識の媚態のようなものか。
>まんざら同情だけでも
>無意識の媚態
ネタならつまらん
本気なら閉口
女っつーのはわけのわからん存在てことなんじゃないの。
こないだから夏目さんの有名どころを次々と読んだけど
初めて読んだときはあまり好きじゃなかった猫タンを読み返してみて
今は一番好き。あと、硝子戸。
こころ系のなんやかやはお腹いっぱいでもう読みたくない。
831 :
痛井ッ亭。 ◆KXPPPNeoKY :2008/11/27(木) 15:17:49
今『明暗』読んでる
女性視点が出てくるのに驚いた
諸君、ここはチラシの裏じゃないからね
833 :
吾輩は名無しである:2008/11/27(木) 18:52:19
そうだよ。便所の落書きだよな
834 :
吾輩は名無しである:2008/11/28(金) 02:22:14
つまらん
「それから」の終焉は何故突然ドスト調になるんだ…
三千代が倒れて消息不明になって代助が発狂していくあたりから空気が茶番化してる気がする
展開が一気に早くなりすぎなような
836 :
吾輩は名無しである:2008/12/03(水) 08:30:54
水村『続明暗』どう思う?
漱石の作った伏線を丹念に生かして論理的に破綻のないストーリーを作ってはいるが
津田夫妻を破局に追い込むあの展開は、漱石の作品世界の原理に反するような気がするのだが
837 :
吾輩は名無しである:2008/12/04(木) 00:29:38
同感です
小説は論理じゃないということが、水村にはわかっていないのだろう
というか、日常の論理で結末を構成したところが、力不足
838 :
吾輩は名無しである:2008/12/05(金) 13:08:19
漱石なら逆に清子を破滅させるに1000点
839 :
吾輩は名無しである:2008/12/14(日) 22:53:52
そうなると漱石ではなくなってしまう気もするが
アイデアとしては悪くない
あのなあ、漱石にとって清という名は特別なんだぜ、清子を破滅させるわけ
ないよ、あっさり死なせて成仏させて極楽送り、はあるかもしれないけど。
なるほろ
842 :
吾輩は名無しである:2008/12/16(火) 01:31:50
>>840 『坊っちゃん』の清もあるしな
しかし、だからおもしろいんじゃん
清子って旦那に性病うつされて流産したんでしょ
844 :
吾輩は名無しである:2008/12/17(水) 01:19:31
そうとしか読めないように書いてあるじゃん
845 :
吾輩は名無しである:2008/12/27(土) 17:04:18
お嬢さんて、ほんとはKが好きだったのではないでしょうか?でも、それなら、何で私からのプロポーズを受けたんだろう?やっぱりお金のありそうなほうを選んだんですかね。
それはテクストからはどちらとも云いかねる
粉を掛けていた描写はあるけれど
お金のありそうなほうを選んだというのはその通りと思う
彼岸過迄はなんか結構適当に書いてあるな
松本が雨の日の面会を断る理由を千代子が敬太郎に説明する宵子の回想の所とか
本来は敬太郎が千代子から直接話を訊いてるわけだからあんまり描写がああも具体的過ぎると不自然
「草枕」では「木瓜」の扱いが重要だってことを論じた文章はありますか?
柄谷の解説は全然ダメだと思った次第
明暗読んでたら一人で温泉宿に行ってみたくなるわ。
一人だったら退屈かな。
>>844 わからんかった。どのへんに書いてある?
彼岸過迄が面白過ぎ
こころよりそれから草枕より吾猫三四郎明暗よりも好きかも
市ちゃんと千代子のじれったいやりとりがたまらん
852 :
吾輩は名無しである:2009/01/12(月) 16:19:11
そいや漱石の脳みそってまだどっかの大学にあるの?あれなんのために保存しとんの?ばかなの?
柄谷の評論ってどれもマクベス論と似たような結論になってるような気がする
市蔵はアリョーシャやムイシュキンのような白痴的な要素に加えて、極めて世俗に近い一般的な人間の性質を
日本の皿に合う様、和風に添えた人柄だからより身近に感じられて馴染みやすいね。
行人とか道草みたいなのは面白くもなんともないな
展開も同じようなのばっかですこぶる退屈だし
856 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 02:13:09
『行人』と『道草』の「展開も同じ」?
説明を要す
同じようなって書いてあるでしょ
夏目家やその親類らの間で実際にあった家庭やその周りのいざこざに手を加えてそこから展開を構想してるのばっかでってこと
草枕とか坑夫とか猫みたいのは面白いけどね
さすがに道草みたいのはしつこくて読んでてもつまらん
行人なんかもそんな深い心理心情なんかは練られてないし嘘が丸わかりで退屈だよ
たとえば三沢と精神病の娘さんの話とか
「早く帰って来てね」の件を話す一郎二郎のくだりなんかほんと浅いよ
あと嫂がほんとは二郎を好きなんじゃないかと勘ぐる一郎のそれとそれに対する二郎の応対のシーンも酷い
中学生じゃないんだからあれはいくらなんでもないよ
漱石は実際的な家庭の問題を現実的にくだくだと語るより夢十夜とか猫みたいな奇抜な話のがうまいよ
もしくは三四郎とか坊ちゃんとか彼岸過みたいに展開にめりはりがあって話がぐんぐん進んでいく系が面白い
こころ明暗道草のような長編は所々面白いとこはあるけど退屈のが勝ってる
862 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 11:37:42
明暗 暗いなあ
863 :
名無し募集中。。。:2009/01/18(日) 21:23:24
『明暗』面白いけどなあ
あと今読んでる『硝子戸の中』めっちゃイケてるぅ
浅いとかあれはないとか。
まあ、十八くらいの年なら思うかもしれん。
21の大学生だけど歳はあんま関係ないでしょ
家庭の事情も漱石ん家以上に複雑だし女の経験も漱石の二十倍くらいは軽くあるし本も死ぬほど読んだけどやっぱり道草は退屈だし行人は笑っちゃう程浅いと思うよ
これは時が経てば見方もまた変わるかもしれないが良い方に変わるとは到底思えないんだよね
で、キミはどんな所が面白いと思ったの?
ほんとに何が面白いのかわからないから純粋に知りたい
>>865 経験積んでその程度なんですか…orz
実績と経験と言うのは、直接関係ないんですかね?
もちろん作物中の居心地はどれも好きだよ
ただやっぱり小説だからその中でも優劣は当然つくよね
尤もこれは読み手の嗜好に依って左右される所もあるから一概にはいえないけどね
キミの言う歳をとれば見方が変わるというのは無論キミの実体験からきた見解だろうけども、その見方の変化の底には何が横たわっているのか
又、そこに横たわるものはどういった心境から生まれたのか
又、その心境はどのような経験からきたのか、そこの所のキミの教えを待つとしましょう
ではよろしく
>>866 勿論まだこの程度だよ
で、キミはどの程度なのかな?
いやそこはどうでも構わない所で…肝心の質問に答えてくれないと話にならないんだが…
まあキミの最後っ屁とみなしときましょう
おつかれさん
硝子戸面白いよね
こころとか明暗みたいなの書くならああいう随筆もっと書いてほしかった
なんか言い方が無駄に毒々しくなったから言い直す
明暗やこころもいいけど硝子戸みたいな晩年の随筆をもっと書いてほしかった
ああいう随筆があると、たとえば硝子戸の中で漱石が
普段写真を撮らせる時は絶対笑わないのに写真家の腕で笑ってるように撮られた話とか
読者は実際に時代を越してもその写真を見れるからその瞬間がその文章の中に臨場するんだよね
これは漱石マニアにはたまらんことでしょう
漱石の微妙ににやけた表情はもちろん、後ろの机だとか座布団だとか硝子戸だとか庭がちらと写ってるだけで興奮するもん
だからもっと書いてほしかった
普通21だったら分からない自分を受け入れると思うけどね。
漱石が書いたのはいくつの時だと思っているんだ。
分からないのを人に聞けば済むと思っているのも浅はか。
芥川みたいに周辺を出しすぎたら逆効果になるから自分で程々に抑えたのかも知れないな
>>874 いや返答はありがいんだがそこをキミに問うているのでもないんだ
何番だっけな
×ありがいん
○ありがたいん
そのキミの「分からない」はこっちの所謂「わからない」ではなくてね…
これくらいわかってよ…
じゃまた明日適当に見にくるんでなんか適当にキミの教えを記しておいてください
じゃもやしみ〜
あと詳細に書き足すと、その所謂わからない件は作品中の具体な質問とかでなくて、
上にも記したけど「何が面白いのか」という甚だ漠然としたものなんだよね
僕もここを誰かに答えてほしい所存で記したわけではなくて所謂装飾的な意味合いだよね
だからこの場合だとキミの言う分からないなら云々なんてのは見当違いも甚だしいんだ
意味わかるかな?
しからずんばキミが発言すべきは作品に関するキミの見解を(行人でも道草でもどちらでも或いは両方でも可)の面白味が皆というか数名に伝わるよう巧みに説いて漱石の面目を保ってみせるのが最も紳士的な応対なんだよ
まあそういうことなのでひとつ頼んだよキミ
じゃほんとにもやしみ
ああんまた失敗
(行人でも道草〜)の後に作品ね
じゃもなしち〜
レスを読むとわからない理由がわかる。
883 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 09:18:59
るーるるるるるるる
るーるるるるるるる
884 :
名無し募集中。。。:2009/01/19(月) 10:30:00
硝子戸は、普通、随筆とか小品文とか呼ばれるけれど
僕はあれを小説と呼びたい。というか小説と区別をつけたくないんですね
硝子戸で自分の体験を題材にして書きたい事が書けるという自信を深めたからこそ
次の『道草』で自分の過去を正面から題材にした長編が書けたと思うの
最初に猫書いてるし、硝子戸って三部作よりあとじゃ?
886 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 10:39:37
んー
三点
887 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 10:40:56
つぐぐれ
キミくんの教えと作物の批評がまだのようだから行人で面白くないと思った作物中の展開の一例を挙げてその実体の解明を少しだけやっとくね
一郎が嫂と二郎の仲を疑って企んだ計画を二郎が厭々ながら遂行することになってすぐ出立することになるくだりで二郎が嫂に
「出かける勇気はありますか?」みたいな事を訊いてーーこれもまあ二郎の性質とその時分の彼の心持からして
こんな投げかけ自体がそもそもの不自然になるんだがまあそれはいいとしてーーそれで
「あなたは?」となって二郎がイエスと応じ嫂が「ならわたしも」みたいになるね
この無駄に含みのあるやりとりはこの時点で必要とは思えないし個人的にも実生活で
そんなやりとり何回もしてるから小説でわざわざそんな所をなぞられてもこっちは面白くもなんともないんだよ
その上嫂の性格も文中のふとした仕草や言動の中にその輪郭くらいはこの時点で
垣間見れるようにしてあるから(まあ当然だが)そうなると自然と行き着く先が見えちゃうわけなんです
そういう人も少なからず読者の中にはいるんだから、それなら嫂の心の内の何者かを
この段階ではまだ濃い霧の向こうに隠しておいてもいいんじゃないのかいと思うわけです
だってそんな初っぱなでおっぴろげられたらわかっちゃう人はその後のわくわくが台無しでしょどうしても
さも得意気にわざわざ要らん吹聴をすんなってことなんです
読者が面白く読めるように筋を構成していくのは基本ですよ
流れを最優先した結果なんだろうけどそこは漱石だしもっと工夫してほしかったとこ
こういう所が甘いなあ浅いなあもったいないなあと思うわけなんです
>>888 それって、単に内容に対する好みのいちゃもんでしかないな。
批評じゃないね。
ええもちろんいちゃもんちゃいちゃもんですよそりゃ
別に批評した気も批評するとも言っとらんし
批評をするのはキミくんの役割さね
ぼくはただぼくの「面白くない」理由を自己分析してみただけよ
なんか文句ある?
ついでにもうひとついちゃもんしとくと行人は天候の暗示が無駄に多すぎ
和歌の浦の方が暗〜い雲に覆われて読者の不安を無駄に煽ったり風が無駄にびゅんびゅん吹き付けたり
こんなもん二三あればもうたくさんよ
それになんといっても和歌の浦の宿にああも都合よく帰れなくなるなんて手抜きも程々にって話
三流ドラマじゃないんだからさ
さらに突っつくと暴風雨だかなんだかでまた都合よく停電してからの五流官能小説並の辟易な展開もいただけないよね
要らんでしょどうみてもこんなん
二人がどうなるかなんてすでにわかってるんだからさ
苦笑するしかないっすよほんと
どういう釣りなんだ。
894 :
名無し募集中。。。:2009/01/19(月) 15:51:23
>>888 通俗的な「筋」の面白さを求めているんでしょうかしら?
それを漱石に求めるのはお門違いのような気がするのですが
ノノ*^ー^)<漱石は高村薫じゃないですよ?
>>893 あー釣りかー
895 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 17:07:41
ん
二点
896 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 18:49:22
二葉亭漱石って浅井なあ
897 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 19:00:35
森漱石も夏目鴎外もその時代は疾く去り、
今や名前を精確に言ひ得る現代人は希少なものと
為りたりといひつへし。
899 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 19:15:10
ん
そか
900 :
吾輩は名無しである:2009/01/19(月) 19:27:05
敷島限定販売とかしないかなあ
吸ってみたいなあ
901 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 09:16:02
[行人]は低級だな。結局、日露戦争時、陳腐な新体詩を
書いて、帝国大学文科大学の学生に馬鹿にされて、居たたまれなく
なり、池辺三山の誘いで赤日、いや、間違えた、朝日新聞
に入り、くだらん小説の量産。その後は、赤波、いや岩波書店
の宣伝行き届いて、「文豪」っていうことになっているのさ。
猫、坊ちゃん、草枕、ぐらいの軽い「のり」で書いている
内はよかったが、思想のないのが致命傷。たとえば、
三四郎と鴎外の青年とを読み比べれば歴然。禅など持ち出して
煙に巻き則天去私などと言ってみても晩年はうじうじと
私小説。国民的作家だとよ。日本人も騙され易い馬鹿が多い。
漱石級、それ以上の作家、明治大正にはざら。いい加減で
漱石賛美やめにしよう。
>>901 まず、君は歴史認識がゼロだね(笑
朝日は終戦までは、今風に言うとウヨそのもの
君の的外れの好き嫌いはどうでもいいけど、
十指の指すところが現状なわけだ。
多くの日本人が漱石鴎外は文豪と言っている。
君の知的レベルを、その総体と比べると、
客観的な評価は君の負け。
あっと驚くような言説でもなけりゃ、君はただのへそ曲がり(笑
具体例も挙げられないヘタレでは、ニレス無駄にしたな。
903 :
名無し募集中。。。:2009/01/20(火) 09:27:32
『永日小品』の「元旦」は超キャワイイねー
最後の文の、虚子を褒める妻への拗ね方がたまらないんですけど
904 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 10:18:11
905 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 10:20:41
お、鴎外wwwせ、青年wwwwwww
誠に恐れ入りました
906 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 10:21:31
まあどっちもどっちだな
907 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 10:22:55
>>901のはうが>>902より
日本語良い希ガス
908 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 10:25:05
雑魚涌いてきたか?たいした釣果でないな
>>901くん
他スレへどぞーー
909 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 10:26:32
たしかに 行人 下らんなあw
910 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 10:28:10
>多くの日本人が漱石鴎外は文豪と言っている。
多数決で決めるのかwww
911 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 10:33:33
まあなんにせよ両人とも経験がいかにも足りなかったな
周りの数人の女しか知らないし交友もほんとに親しいのは一人か二人だからな
漱石なんか親類にも色目を使うほど女に飢えてた俗欲きちがいだしな
鴎外はあんな人殺しといて知らん顔して小説なんぞちまちま書くただのへたれだし
ホントしょうもねえな明治のゆとり野郎どもは
黄金の二十一歳出たーー
913 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 10:46:32
おかまっちょは教えと評論を記してから発言するようにな
少しはがんばってくれよおかまっちょなりにでいいんだからさ
じゃいそがしいからまた
914 :
名無し募集中。。。:2009/01/20(火) 11:31:52
「教えと評論」の意味を誰か説明してくれ
独特な語彙を持った子だよね。
(余談)
高橋源一郎がさ、漱石やら欧外を小説に出演させて現代でAV男優させたりするけど
あれって何の意味があるんだろうかしらね?
『恋愛小説家』も『盛衰記』も現代部分がツマランかったんだけど
917 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 14:13:12
でも漱石はうじうじしたいじけ癖以外は基本いい奴だよ
森は無論論外だけどさ
はいはい。同等同等。
919 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 14:33:58
ないない
ところで「こゝろ」は読んだのかな論外くんは
920 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 14:41:00
そうそう森くんには「門」も勧めとくよ
921 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 14:42:24
こころ=>恋人競争=>競争相手の自殺
=>精神打撃=>なぜか鬱病=>明治天皇崩御
=>おらもあやかるべ=>自殺
他愛ない筋にて あぽーん
922 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 14:46:55
座禅でもやってみるべ=>禅寺=>真剣勝負のプロ禅坊主
=>挫折=>ごまかしまぎらかし
夏石:
=>いんちきスローガン:則天去私
923 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 15:00:22
これだもん
そもそも森って誰?
よそでやってほしい…
925 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 15:08:03
是だ門
926 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 15:15:52
小説読めば好き嫌いが激しく作用するだけで、
嫌いな奴を好きな奴が論破できるわきゃないし、
その逆も真。不毛な議論だな。行人が駄作傑作を
論じても無意味だわさ。漱石が「胃」大かそうでないか
など無意味だわさ。
927 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 15:24:12
いや誰もはじめから論破なんかしようとしてないから落ち着いて
議論なんかもしてないしただしゃべってるだけだからさ
2ちゃんだし力ぬこうよ暑苦しいから
928 :
名無し募集中。。。:2009/01/20(火) 15:41:21
ところで蓮實重彦がものすごくロマンティックな言い方で
「こころ」を特権的に意味づけしているよね
えー!はすみんがw と唖然としつつ感動したw
>>910 少数意見で文豪を決める意味があるの?
まあ、好きにしたら?(笑
930 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 16:17:03
それ我つらつら思みるに、明治大正を
通ての真の文豪は露鴎に決せり、他は
団栗の背比べたること贅言を俟たざるなり。
931 :
名無し募集中。。。:2009/01/20(火) 16:23:15
まー文豪とか楽聖とかいったキャッチコピーにはたいして意味はないからどうでもいいじゃん?
932 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 16:37:14
どうでもいいことーー漱石が文豪か否かーー
を先ほどから熱心にぎろーんしている希ガス
933 :
( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw :2009/01/20(火) 17:34:16
糞スレッドですから序に晒し上げておきましょうかねぇ(笑)おやはや(笑)
ttp://digression.exblog.jp/2704009 全く酷い類の批判文です(笑)まぁ由良辺りの批判の引き写しでしょうけれども、それにしても酷い(笑)おやはや(笑)
由良は兎も角この程度の日本語能力しかない方に批判されては漱石も大困りでしょうねぇ(笑)おやはや(笑)
「漱石のことば遊びのヘタさ」とは笑わせますよ(笑)そもそも漱石はそこに重点を置いて書いてはいない作家ではありませんか(笑)
「「自分」や「私」のことばかり書いて」というのは漱石を誤読した人間のはく第一の台詞では(笑)おやはや(笑)
934 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 18:02:39
ま、漱石を一言でいうなら不真面目。一見江戸戯作風を
装ってはいるが、不徹底。大病のあとは真面目の
ふりして禅。江戸っ子の悪い一面が最大限に出ただけ。
ワ印ならワ印に徹底した、江戸の戯作者偉大なり。
大田蜀山人の爪の垢煎じて飲んだら多少はましに
なったかもしらん。第一英国くんだりまで行って、
なにもせずに尻尾巻いて逃げ帰ったのも酷い。
熊楠偉大なり。鴎外偉大なり。Deutsch
およびDeutschlandを深く理解し、その成果を
最大限活用した鴎外偉大なり。
行人いいね。大好き。
936 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 18:09:37
行人いいね。漱石の最大傑作。日本文学の最高峰。
これだけで、存命ならノーベル賞、文化勲章。
長生きさせたかったな。行人いいね。漱石の
作品のなかで最高傑作。いいねいいねいいね。
937 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 18:14:16
漱石を長生きさせたかったね。文部大臣にしたかったね。
芥川賞選考委員にも。日本国の至宝だね。大勲位菊花大受章
あげたかったね。漱石廟上野に作るべきだね。銅像も
西郷さんの隣に作るべきだね。
938 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 18:25:51
つかまじレスすると 漱石神社 つくるべきだ。
行人いいね。最高傑作とはいわないけど。
940 :
(o`.´o)materialist:2009/01/20(火) 18:44:36
937
漱石ならそのすべてを断ったで性根(笑)
941 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 18:51:01
行人いいね.
東京大学付属文豪漱石研究所つくろう。
942 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 18:52:55
さてっと。外道、雑魚ばかりだが内の猫の餌
とするか。よっこらせ。
888みたいな視点で評価するなら
猫なんておもしろくもなんともないだろうな。
944 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 19:18:27
まあまあの釣り場だが、撒き餌を奢ること無いよ、
鯛、平目など居ないから。どんこばかり。畑の肥やしにはなる。
945 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 19:39:13
materialist乙。君は草河豚。外道の王様。
946 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 19:42:37
太公望呂尚の勝どきどうする。僧籍厨くん
947 :
名無し募集中。。。:2009/01/20(火) 20:19:02
948 :
(o`.´o)materialist:2009/01/20(火) 20:35:44
945
どもども (笑) 王様ですか、照れ増すねぇ(笑)
949 :
(o`.´o)materialist:2009/01/20(火) 20:38:19
漱石は唯物論者だったのでは無いで消化ねぇ〜(笑) 絶えず胃痛に苦しみ肉体的にならずには折られなかった漢字(笑)ハゲをネタに夫婦喧嘩は藁貸増す死ねぇ〜(笑)
いい先生だったんだろうな
うらやましい
礼節ってのは目上の者が気にするな、と言い、
目下のものが厳格に守る、ってのが理想的のような気がするんだが、
最近は逆だな
さて、由良君美の漱石批判はいかがでしょうかねぇ(笑)おやはや(笑)
私はルサンチマンにあると見ましたけれども(笑)おやはや(笑)
952 :
名無し募集中。。。:2009/01/20(火) 21:51:53
石原千秋の漱石本ってどう?
読んだ人感想を
953 :
名無し募集中。。。:2009/01/20(火) 22:11:56
『永日小品』の「金」で、カネが一般的価値形態であることを批判し、
地域通貨的アイディアに言及しているね
漱石はマルクス読んでたん?
954 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 23:16:40
スレ、またまた正常なる低級に戻った。
よく知らんけど英訳か原書で読んでたんじゃ 時間は金で贖わられる
しかし自分がお札に印刷されているとはほんと世話ねーな
956 :
名無し募集中。。。:2009/01/20(火) 23:33:02
モラトリアム人間を多数書いて
成金や拝金主義者を痛罵していた
モラリストだからな
マルクス主義は納得がいかんと思うよ
批判者としての立場が崩されるもんな
958 :
名無し募集中。。。:2009/01/21(水) 00:08:23
>>957 >モラトリアム人間を多数書いて
↑これって漱石理解としては定説なの?
マルクス主義に納得すると批判者としての立場が崩れる、という筋道がよく分かりません(涙
>>958 いや、マルクス主義の経済決定論や
プロレタリア革命(これはロシアマルクス主義)理論
からいえば明らかだろう?
彼は道徳というものを階級的属性と捉えて
経済の進展によって労働者階級の意識が
社会の主軸になる(かも?)としたわけだから
漱石や彼の描くモラトリアム人間の道徳観なんてのは
ブルジョアイデオロギーとして切って捨てられるだろう
大体の場合、知識人階級⊆資本家階級なのかな 厳密には相関関係ないだろうが・・・
現代社会階層説には結び付きありそう・・・
幾つかの指標の中、社会的威信度を気にし過ぎ・・・
あのう、知識人は資本家じゃないでしょう?
資本家って言葉の意味分かってる?
いっとくけどブルジョアジーは資本家じゃないよ
ブルジョアジーから近代資本が形成された経緯はあるけどさ、
そんな彼らの道徳観が近代市民社会の中核になったけど
資本制社会の進展とともにその多数を占めることになる
労働者大衆の意識がそれにとってかわる(かも?)
としたのが史的唯物論であって
自らの経済基盤も省みず経済人や世相を痛罵する
漱石的モラトリアム人間が
マルクス的相対主義(道徳的な意味でね)を認められるわけないじゃん(w
そういう意味では年寄りの僻みともいえるな
結局、世相や成金を痛罵する自身の倫理的立場は補償されるが、
その淵源は関係性によって相対化される
というジレンマに苦しんでいたのが漱石文学ともいえる
ま、自意識にこだわった所が文学的だったわけだが
それにしたって三角関係や遺産相続とか通俗的な悩みが多いけどね
>>959ん 漱石が切って捨てるのか、マルクス主義者が切って捨てるのか?
どっちが上位にあるとみるの?
漱石の示す人間(像・性)全般はマルクス主義に収まらないが
完成形態としての社会科学的なモデルを具体的に提示し(出来)ていなかった、ってかな?
965 :
吾輩は名無しである:2009/01/21(水) 01:43:19
ドイツ観念論(カント〜ヘーゲル)と漱石とは深い関連ありそうかな? イギリス経験論からの影響は多くなさそう・・・
資本論、単に興味はなかっただけに決まってるだろ
もちろん、思想それ自体には関心があった。けど、
支配者の論理ってのは漱石から観ると唾棄すべき存在だろう
日本文化そのものへの言及、後進国としての必然性の認識、
ってのが漱石にあるからといって、ああいうものを印象批評的に
こじつけるってのは考えすぎ
967 :
吾輩は名無しである:2009/01/21(水) 08:26:12
社会主義のいんちき性なんてとっくに暴かれているやん。
核家族化した日本の社会を見て思うけど、
幼年期と老年期では、集団共同生活のほうが望ましい気がする。
支那や露西亜の政治上の失敗にもかかわらず、資本論の考え方
そのものには共鳴する人士が多いのは、そこに一掬の真理を見出す
ことがあるからだろう。
漱石の生きた時代に、漱石が関心のなかったものでも、もし漱石が
現代に生きていたら、その関心は変わったかもしれないね。
969 :
NEGATIVE.D:2009/01/21(水) 10:05:55
970 :
吾輩は名無しである:2009/01/21(水) 20:02:48
カイロコウの話がいまいちよくわからん
971 :
吾輩は名無しである:2009/01/21(水) 21:58:53
「こころ」について
なぜ私は、三年も養家を欺き続けたKを信用できたとおもいますか?
ヒント:欺きの性質
ところで行人やっと160pくらいまできたけどやっと面白くなってきた
前半のくすぶり加減を差し引いてまあまあってとこか
おとんとお重がなかなかいいけど直と二郎のやりとりは一向つまらんな
テレパシーの研究か
漱石もあの歯車を見たらしいな
975 :
名無し募集中。。。:2009/01/22(木) 09:02:29
「思い出す事など」読んだ
すごかった!
二十八が爆笑
なんだけどあの漢詩が全然読めない
どこかに和訳とか注解とかないかしら?ネット上で
漱石が留学中のイギリスはオカルトが大流行だったからね。
興味をもっていたのも無理はない気がする。
いやそういうすぴりあちゅあなんとかとか霊がかんとかとかの話じゃないんだよ
この話はわからん人には死んでもわからんからまあいいでしょう
978 :
吾輩は名無しである:2009/01/22(木) 16:45:39
わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
『琴の空音』なんてのもオカルト話だな。
明暗を読むのが楽しくてしようがない。
この調子で津田夫婦の日常を延々と読みたい。
続みたいに一気に完結させるのもいいけど、
淡々と続けて書いてくれる人いないかなあ。
983 :
吾輩は名無しである:2009/01/22(木) 19:35:54
虚無僧の話
豪雨にわああはぎりぎりこらえたけど薄に佇んで蟹んとこと君さっき蟹を所有してたぢやないかあははのとこで漱石と子規がふと浮かんで泣いちゃった
二人が暮らした庵はまだあるのかしらもうあの松はないのかしらあと6pだけどあえて読むのよそうかしら
行人の登場人物の各性質は一郎が和三郎に漱石自身を憑依させて操ってみた感じで
二郎嫂重三沢父母はまあ大体まんまとしてHは三山?に子規の香りを少しふりかけた感じなのかな
でも実際は漱石と兄の二人で興津に行ってるし全部が全部なぞってるわけじゃないのはわかるけどもうなんでもいいや
痔炎は痛いな
やつぱさうおもふ?
さうかもなあやつぱさうだつたわけかあ
なあんか近頃妙だなあとは思つてゐたけれども
第一まずこの顔がそつくりぢやないか
性質も全てがまんまぢやないか
ただ僕は旧漱石くんよりもはるかに背が高いし顔も綺麗だ
それは何うでもいいとして、昔あの体操した帰り道に墓場前の塀での影法師も大方君の仕業だらう?
さうだつたかあ
ハハハ
一年程前に家の横のロウソンで僕の友人に憑いてゐたらう?
眼ですぐわかつたさ
で此の歯車は一体何だい?
此の僕は今生きてゐるのかい?
矢つ張りもう死んだのかい?
でもさういふ君だつて嘗て漱石をしてゐたんだらう?
全体漱石は何人ゐるんだい?
出来る丈詳しくテルミイね
991 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 00:18:26
芥川「成程」
随分無沙汰だつたぢやないか君
なんだか艶つぽい朧月に惑はされたさうぢやないか
お気の毒様
其れと僕(旧漱石)の墓の場所を忘れてしまつてゐたさうぢやないか
まあ大方別の漱石が君の歯車へ仕掛けを施したんだらう
僕(現在)ももう辟易する程やられとるよ
994 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 01:13:51
芥川「…先生ですね。ええ随分ご無沙汰したやうですが……これは一体何です?ネツトワアクつて何です?僕は気をしつかり保てさうもありません……」
うん、其れに就いては現時点で僕にもほとんど解せてゐないし是といつた明言などは出来かねるが
どうも僕の歯車には必ず影みたやうな暗黒的な何かが憑きまとつてる気がするんだよ
はなはだ曖昧な表現で何らの参考にもなりやしないが其れ以外には何も云えない
すまんが僕はもう寝る時間だ
いづれまた何処かで
996 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 02:19:14
芥川「僕にはさつぱり解らない…まず二ちやんねるとは何でせう…あ、先生お休みなさい。因みにあのお墓参りの件は自分の「年末の一日」という作品に書いてあるので…。ではまた来ます」
997 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 02:21:37
半月ほど来なかったら、ますます無知なスレになったな
998 :
記憶喪失の賢者:2009/01/23(金) 03:20:00
1000
999 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 03:23:53
おれの中のスタヴローギン、滅びされ!!!
1000 :
吾輩は名無しである:2009/01/23(金) 03:25:53
あたらしくうまれたい!! 1000!!!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。