>>291 それでも,もうすでに◯◯◯◯商事の方で1冊買った奴がいるみたいなんだよね
新刊で手に入る本の定価の3倍で古本だよ! 信じられないよ
293 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 16:21:50
純文学だよね
今どきはやらない
294 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 17:35:39
夏目漱石こころより
「私は過去の因果で、人を疑りつけている。だから実はあなたも疑っている。しかし、
どうもあなただけは疑りたくない。あなたは疑るにはあまりに単純すぎるようだ。
私は死ぬ前にたった一人で好いから、他を信用して死にたいと思っている。あなたは
そのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたははらの底から真面目ですか」
は、何ページあたりに書かれてるのかわかりますか?もしくは誰の台詞か
31章です
インターネット図書館、青空文庫からテキストファイル化したものをダウンロードできます。
その中を検索すればすぐ。
「こころ」がめちゃめちゃおもしろい!
297 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 20:03:42
>>294 先生の台詞ですよ。
その後の台詞の
「私の命が真面目なら・・・」
は感動しました。
298 :
無名草子さん:2006/07/26(水) 01:09:35
こころの主人公は性同一性障害で実は女なのです。
ハハ。
欧州では、同性愛の小説として読まれているらしいですけどね。
300 :
無名草子さん:2006/07/26(水) 10:57:32
栄光の23get
最近、新聞小説感覚で、久しぶり(10年ぶりくらいか)に「こころ」を毎日1章ずつ読み返している
起きて、朝刊読む前に読んだり
寝る前に読んだり
続きが読みたくても、1章読んだら、きっぱりやめることにしている
だいたい5分くらいで、どれだけゆっくり読んでも10分あれば読める
今までは、じっくり時間をかけつつも、漱石を読むときは漱石だけに集中して読むスタイルだったけど
どうしてなかなか、新聞小説だっただけあって、1日1章スタイルの「こころ」もなかなか味があって新鮮だ
それ、『新聞小説として漱石作品を読み返す』の真似じゃん!
306 :
あぁ夏よ・・:2006/07/27(木) 21:08:29
/⌒彡:::
/冫、 )::: モウ…夏カ…
__| ` /:::
/ 丶' ヽ:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ/ /:::
/ \ ヾミ /|:::
(__/| \___ノ/:::
/ /:::
/ y ):::
/ / /:::
/ /::::
/ /:::::
( く::::::::
|\ ヽ:::::
| .|\ \ :::::
\ .| .i::: \ ⌒i::
\ | /:::: ヽ 〈::
\ | i:::::: (__ノ:
__ノ ):::::
(_,,/\
>>290-
宮薗美佳著『『漾虚集』論考―「小説家夏目漱石」の確立』、
どんなブックレビューが付くか見ものだな。
書評は、身内の誉めあいだけど、ネットのレビューはけっこう厳しいからな。
>>290 読んでないから何ともいえないけど、
うちの先生は専門中世なのに、あれはいかんって怒ってた
そういえば、その先生のぶあつい本が同じ出版社だった気がする
こころについて、終盤で先生がKに精神的向上心のないものは馬鹿だと
Kが先生に放った言葉を言いますよね。
その結果、Kは覚悟を決めたわけですがそれは死を決意することだと自分は
思ったし、その通りだったわけですが先生はお嬢さんに告白するものと思って
勘違いしてましたね。
でも、その一文を読んだとき?と思いました。だって先を越されることを焦っていた
先生がKの告白を後押しした感じを受けて矛盾してるように思えるからです。
そこまでの文章について納得できるお答えをお願いします。
311 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 15:07:07
坊ちゃんに出てくるキヨが
「(四国は)箱根の先ですか手前ですか」とか「越後の笹アメが欲しい」と
言っていたが、やはり関東以外の地理の知識はほとんど
無いんだね。それともキヨが無学という設定だから?
昔は箱根より先には化け物が住む、といって未開の土地扱いだったから
親戚でもいなけりゃ自分の住む土地以外には関心なかったんじゃね?
今でも四国や九州に何県があるか定かでないやついるでしょ。
「それから」が一番好き!
三千代さん、平岡へのへの告白シーンの緊張感とか
だけど、「それから」を読んだ後「門」を読むのが好きなのかも・・・
「それから」だと代助が狂って終わったように解釈できるけど
(つーか、漱石自身が狂ってるんじゃないかって描写だったけど・・・)
「門」だと、そんな夫婦が幸せそうで気持ちよく終わるから
代助はまず三千代を彼女の意思とは無関係に、品物のように平岡に譲る。
で、三年後に三千代がはっきり意思を持った女性として登場して、今度は代助が平岡から三千代を奪う。
最初の「譲る」という考え方は代助が未熟な人間であることを意味していて、三年後に代助(と三千代)は
最悪の形でその間違いに気が付いた、という読み方でいいんでしょうか?
正解なんてないんじゃないかな
俺としては「三千代がはっきり意思を持った女性として登場して」という感覚はさほどなかったし
三千代の問題よりも、単に代助の環境が著しく変化したことの方が大きいのではないかと感じた
>>316 てめえの言う「現代文」ってなんなんだよ!
>>317お前が思ってるより世界は進んでるんだよ。
夏目漱石って変わった顔してるなあって思うのは自分だけ?
変わったというのは失礼だけど
国内外の事件について言及した、もしくは影響を受けた作品に
ついてのレポートを書かないといけないんだけれど、
何かありますか?
夏目漱石殆ど読んだ事無いから、良ければアドバイスください。
「坊っちゃん」や「草枕」が発表されたのは
ピッタシ100年前だね。
なんだか感慨深いね。
>>320 『それから』が良いのではないかと思います。
『それから』の背景には、日露戦争後の商工業膨張によって形成された新興ブルジョア社会が描かれています。
>>321 >>323 ありがとうございます。
「こころ」のが興味有る題材なので、そっちで書こうかと。
「それから」は書き終わってから、読みます。
>>322 角川文庫の現代かな使いで読むからかもしれないけど
とても100年前の文章とは思えないよね>坊っちゃん
327 :
無名草子さん:2006/08/14(月) 06:13:47
>>323 尤も今なら、ニートの先駆者として記す椰子も見かけるがね
>>324 うん。四半世紀前、高校の教師が、同性愛の視点、女性無視を
糾弾した視点なんていうのも披露してくれたな。未だいろいろな
視点が在りそうだね。
>>326 DQN猿のいう事なんか相手にしない方が、精神衛生上いいよ。
>>327 ニートのさきがけも何も
ああいう貴族の中の自由人層は昔からいて
むしろ今のニートの実態は、高等遊民ではなく下層民に近い
>>330 返って、無職の方が信用された様ですからね。
働かないで良いということは、財産が有るからだ、という具合に。
332 :
無名草子さん:2006/08/17(木) 14:26:31
初スレです。
ところで「こころ」の精神的に向上心のないやつはばかだっていうことばについてどう思う?
どうって言葉通りの意味だろう
>>332 青春時代は感銘を受けたが
今は「別にバカだっていいじゃない」と思うようになった
つまりは、俺自身が「精神的に向上心のない」馬鹿者になったということ
337 :
無名草子さん:2006/08/18(金) 13:01:21
恋愛は罪悪ですよ。わかっていますか。
青春時代のあの頃はわからなかった。
だけど今は……アッー!
漱石って苦しさから逃れるために小説書き始めたんだよね。
339 :
無名草子さん:2006/08/18(金) 18:49:59
今まで漱石を読んだ事がなかった。
それなりに本は読んでたけど、中学を卒業したら
今更…って感じになって
それきりになった。
しかし、このまま夏目漱石の一冊も読まずに居ていいのか?と思い
『坊ちゃん』を読んだ。
凄い面白い!
笑える!!
さすが文豪と呼ばれるだけある。
今まで私は何をして何を読んでたんだろ。
これからは漱石の本を大事に読みすすめたい。
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
夏目漱石のこころが、めざましテレビで紹介されてた。
また「こころ」か!
「国家の品格」に採り上げられて以来、一気に俗化したなぁ!
いや、もともと
こころって漱石の作品の中では
俗っぽい部類の作品でしょ
1日1章ずつ読んでるんだけど、ようやく「先生と私」まで読み終わった
1章ずつ読むと、改めて、この作品は、先の展開の伏線が前半から散りばめられていて
読む者に次の日も読ませようとするような趣向が凝らされていると感じた
ただ、作品全体で、それがうまいこと結実できたのかは評価が分かれるところだろうけれども
なんでKは死んじゃったの?
生活の重みに耐えられなかったから
純粋でまっすぐ過ぎたから。
優れた宗教家だったから。
まぁ、いろいろ考えられるよね。
優れた とはいえないだろう。
イった だろうな。
こころは冒頭で、私が先生のことを「よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない」と書いてあるのに
先生は「K」のことを「K」と記しているのが面白い
それはKの名誉を慮ってのことじゃないか?
単に響きがかっこいいから
352 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 00:01:32
急に貰いたいのだ
>>340 そのスレ凄い。盗作で500万円詐欺だと。佐藤って奴
盗作本がバルタザールの遍歴
↓
【盗作3バカ】田口/ 佐藤亜紀 /篠原
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
354 :
無名草子さん:2006/09/09(土) 20:23:41
「行人」、今、自分と嫂が寝ているところ。
今感じたのが、「兄さんの権力が絶対的に強そう」ということ。
あと、昔の扇風機くらいしかない暑さがじりじりと前半で伝わってきた。
三四郎読み終わった。
三四郎不憫すぎ…
こころの新聞小説スタイル読み、ようやく「先生と遺書」までいった。
先生は一人っ子だけど、私には、父親が亡くなった後も、母親も兄さんもいるので、
先生とは今後の状況の展開が少し違ってくるだろうね。
私は、この後、いったいどういう人生を送るんだろう?
などと、今読んでいる「先生と遺書」とは関係ない部分がやたらと気になります。
>>355 >「あなたはよっぽど度胸のないかたですね」と言って、にやりと笑った。
ぶしつけな言葉を浴びせかけられてにやりと笑われるなんて
最初の方のこのシーンからして三四郎不憫すぎ…
三四郎はそれが恋かどうかもわかってない
美禰子も
こころ、俺は読み終わったばかりだが猛烈に欝だ
今すぐにでも、口直しに爽やかなコバルト文庫なりフランス書院でも読みたい気分だw
少し時間をおいて、もう一度読んで欲しいです。
>>359 > コバルト文庫
女が何で俺とか言ってんだ
こころってそんなに鬱かな
もちろん考えさせられるってのはあるけど
文体のせいかもしれないが、漱石の作品ではさほど鬱にはならないなあ
そんな所も漱石好きの一因なんだが
こころ、読みたくなってきた。
人間関係とかで悩んだりすると、無性に読みたくなる。
こころの新聞小説スタイル読み、ようやくKが登場した。
お話も佳境へと向かっていきます。
一気に読んでしまいたい気もするが、我慢我慢と。
K登場辺りからどんどん自分の扱いが雑になっていく辺りが、
本 当 に 哀 れ
366 :
無名草子さん:2006/09/26(火) 15:17:58
オレの名は上遠野浩平だ。
面倒だ。夏目漱石を頂点とする日本文壇の総力を結集させて、
オレにかかって来い。
>>353 見た。笑った、盗作犯人佐藤亜紀のセキララ告白w
盗作犯が必死で自演弁護工作中みたいな… ケッサクスレ
↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原
本人後輪中。盗作犯人同士がバトル?!
夏目漱石のヒロインって嫌な女ばっかりじゃないか?
「坊っちゃん」のマドンナとか「こころ」のお嬢さんとか
「三四郎」のミネコとか。
何故あんな理知的な漱石があんなヒロインを書くのか?謎
三人とも癪に障ったなー
お嬢さんに関しては、自身が先生に感情移入していたからだろうか?
こころを読んでるが
これ今風にいえば、Kは完全なメンヘル(適当な表現かどうかはわからないけど)だな
で、先生は完全にKの躁鬱気質にあてられてるな
奥さんが、Kを家に連れてくるのはよしておきなさいと忠告したのも尤もだ
>彼は段々感傷的(センチメンタル)になって来たのです。
>時によると、自分だけが世の中の不幸を一人で背負って立っているような事をいいます。
>そうして、それを打ち消せばすぐ激するのです。
>それから自分の未来に横たわる光明が、次第に彼の眼を遠退いて行くようにも思って、いらいらするのです。
>(中略)
>Kはただ学問が自分の目的ではないと主張するのです。
>意志の力を養って、強い人になるのが自分の考えだというのです。
>それにはなるべく窮屈な境遇にいなくてはならないと結論するのです。
>普通の人から見れば、まるで酔興です。
>その上窮屈な境遇にいる彼の意志は、ちっとも強くなっていないのです。
>彼はむしろ神経衰弱に罹っているくらいなのです。
>
>私は仕方がないから、彼に向って至極同感であるような様子を見せました。
>自分もそういう点に向って、人生を進むつもりだったとついには明言しました。
>(もっともこれは私に取ってまんざら空虚な言葉でもなかったのです。
> Kの説を聞いていると、段々そういうところに釣り込まれて来るくらい、彼には力があったのですから)。
>最後に私はKといっしょに住んで、いっしょに向上の路を辿って行きたいと発議しました。
>私は彼の剛情を折り曲げるために、彼の前に跪く事をあえてしたのです。
>そうして漸との事で、彼を私の家に連れて来ました。
奥さんはあんなに反対したのになー
自暴自得って言葉ほど先生にピッタリな言葉は無いな
>>373 自業自得と自暴自棄の合成語?それとも単に打ち間違えただけか。
汚名挽回みたいなものか。。。よくわからんが。
熊本に住んでいると「漱石の愛した熊本」という言葉を
聞くのですが、これってちゃんとした根拠がある言葉なのでしょうか?
それとも祭り上げているうちに「熊本が好きってことにしとこう」
ってなっちゃったのでしょうか?
漱石は、明治二十九年(二十九歳)四月に熊本の第五高等学校講師として赴任し、
六月に熊本市光琳寺町に家借り、自宅で結婚式を上げる。
それから、明治三十三年五月、文部省から英国留学を命じられ七月に帰京するまで、
熊本市合羽町(現・坪井二丁目)、飽託郡大江村、熊本市北千反畑町、内坪井町、
北千反畑町の文学精舎跡と転居を繰り返して暮らした。
漱石の人生の中で、熊本時代が、神経衰弱もなく、一番平穏な日々だったのでは
ないでしょうか。
昨日、彼女に誕生日プレゼントプレゼントとして
行人 それから 硝子戸の中 道草 明暗 彼岸過迄
虞美人草 三四郎 門 の9冊買ってもらった
そういや三四郎は熊本出身だったな
>>378 いくらなんでも一気に買いすぎw
正直、いきなり9冊ドカっと渡されても読む気おきないでしょ
>378
その彼女と何処で知り合った?
うらやましいゼ!
素敵な彼女だねー
ぜんぶ古本?
382 :
378:2006/10/01(日) 22:49:35
>>379 先月、こころ 坊ちゃん 吾輩は猫であるを
読んだので年内に全部読むつもりです。
一緒に本屋へ行って買ってもらいました。
>>380 中学校の同級生です
もう付き合って10何年ですが・・・
>>381 岩波文庫の新品です
他にカフカ (審判) ベルセルク(漫画)
も買ってもらいました。
あー羨ましい
本を読める女の子ってあんま居そうで居ないんだよ
>>377 細君が入水自殺騒ぎ起こしたのも熊本じゃなかったっけ?
平穏…とは言い難いような。
なんか盛り上がってる所スミマセン。
最近「こころ」を読み始めたのですが(女・十九歳)先生に本気で惚れました。
なんていうか、すごい自分のタイプで・・・・。
それで今、遺書の途中なのですが、辛くて読めません。
気分転換に江国香織読んでますorz
先生に本気で惚れこんだ人(男女問わず)他にいますか?
いたら遺書のところ読めましたか?
先生のどこが好いのか教えてほしいのですが
皮肉や茶化すわけではなく、興味があります
先生はニートの星
私はむしろ先生よりKの方がタイプだ。
好みは人それぞれですね。
Kは穴ぐらでずっと生活してた方が良かったな
ああいうタイプにいきなり異性の風を感じさせようとした先生は罪な人間
>>386 俺は先生好きだ
今日読んだ部分だと、こんな所とか
>奥さんははたして留守でした。
>下女も奥さんといっしょに出たのでした。
>だから家に残っているのは、Kとお嬢さんだけだったのです。
>私はちょっと首を傾けました。
>今まで長い間世話になっていたけれども、奥さんがお嬢さんと私だけを置き去りにして、宅を空けた例はまだなかったのですから。
>
>私は何か急用でもできたのかとお嬢さんに聞き返しました。
>お嬢さんはただ笑っているのです。
>私はこんな時に笑う女が嫌いでした。
>若い女に共通な点だといえばそれまでかも知れませんが、お嬢さんも下らない事によく笑いたがる女でした。
>
>しかしお嬢さんは私の顔色を見て、すぐ不断の表情に帰りました。
>急用ではないが、ちょっと用があって出たのだと真面目に答えました。
>下宿人の私にはそれ以上問い詰める権利はありません。
>私は沈黙しました。
391 :
無名草子さん:2006/10/07(土) 04:37:55
先生の脳が保存されているってマジ話?
確か東大かどっかで保存されてるよね。
漱石の脳みそとうちの脳みそ交換したい
情報量が多すぎて精神が崩壊しそうだな
本を買うのは良いことだけど、ロハで読めるサイトを知っているかな。
「青空文庫」です。ググッテみてよ。新仮名、旧カナで二種類に分けられている。
漱石の蔵書、肉筆や試験問題が保存されているのは「東北大学図書館」で、
「脳」は東京大学医学部ですよ。今は亡き伊丹さんが漱石の役を演じた
NHKの特別番組を見たのは、減少した千円札の「夏目漱石」が発行された、
1984年のことだった。いきなり目の前の長女「筆子」を殴りつけるという奇行
も描かれていた。そうして何と「漱石の孫」の「夏目房之助」さんにも、直接
お会いできて嬉しかった。漱石は作曲家「坂本龍一」が最も尊敬する人だと、
「ジャーナル・サカモト」で送られてくるメール(直筆?)に書いてあった。
395 :
無名草子さん:2006/10/15(日) 23:28:37
猫に出てくる鼻子って西洋人を暗に蔑んでるの?
>>386 俺は男だが先生大好きだ。
良かれと思ってKを下宿に連れて来るけれど
恋焦がれたお嬢さんとKが仲良くなってしまう事に嫉妬して
でも自分が作ってしまった関係なので口に出せず一人で勝手に悩んでいる所。
考えが浅いんだよな。目先の事ばかり考えてる。そして八方美人の気質も持ち合わせてる。
だからKをお嬢さんから突き放す所は、まるでK自身の為のようにKには映るように話している。
たとえ自分にうまく回ってくるように心が動いていたとしても
それを表に出さずにバランスがとれているように見せかけているんだよな。
結局考えの浅いままだからKが自殺する事も分からなかったし
それを贖罪する方法もまた然り。
Kが自殺するなんて普通はわからないだろ
ありゃ反則だ
「月がきれいですね」という台詞は何という題名の話かわかる方いますか?
それは「月が青いですね」ではなくて?
>>399 返事ありがとうございます。青いですね、かもしれません。その言葉は
愛の告白のシーンですか?
>>398 夏目漱石は、松山で英語教師していた頃、「I love you.」の訳を
「あなたを愛しています」とした生徒に対して、「そんな日本語はありません。
『月がきれいですね』って感じに訳しておきなさい。
日本人ならそれで伝わるはずです」と言ったそうです。
>>401 ありがとうございます。やっとすっきりしました。
当時は英語を喋ることが文明人としての証だったのだろうか。
今アイラヴユーなんて告白したら惹かれるどころか引かれるぞなもし
404 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 12:02:14
●● 漱石研究家・江藤淳先生の真実 ●●
自殺された江藤淳先生は、住んで居らした鎌倉界隈では、
大変な変人として知られていました。
どこへ行っても小さなことをあげつらっては文句を言う、
トラブルメーカーで、誰とも良好な人間関係が結べない。
それが、もともとの性格なのか、
精神的なご病気なのかはわかりませんが・・。
奥様とだけは共依存のように仲がよかったですが、
ご夫婦で孤立して居られました。
とても寂しい、不満だらけの人生だったのではないでしょうか。
405 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 12:04:22
漱石は問題や神経衰弱もあったのは確かだけど、
よい人間関係を築けるだけの気遣いを出来る人だったよ。
彼の書簡集を読んでみりゃわかる。
407 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 16:07:43
漱石は数学得意だったの?
数学を愛したひとたちって本に書いてあるけど
数学を愛した作家たちだった
漱石は最初、建築家になろうとしていたくらいだったから数学もできた。
どの科目も抜群に良くできた。嫌いだった英語を教えるほどだった。
d
そうなんだ
数学いらねって言ってる三浦朱門や数学苦手で士官になれなかった二葉亭とは違うな
新聞小説読みで「こころ」読了
途中さぼった日もあったけど新鮮でよかった
しばらく休んだら次は行人でも読むかな
そう言えば、坊っちゃんは数学の教師だったね
412 :
無名草子さん:2006/11/25(土) 02:36:35
こころ…に出てくる「先生」の「友人」が藤村操とかぶるのはオレの気のせいか?
414 :
無名草子さん:2006/11/25(土) 11:13:26
しかし、性格といい、自殺するところといい、似ている気が…
藤村操は夏目漱石の教え子なわけだし
漱石の旦那は身近の人や出来事を
それなりに小説の中に埋め込んでいるよ。
かぶるといゃ寺田寅彦をモデルにしたキャラもいるしねぇ。
416 :
無名草子さん:2006/11/27(月) 19:42:38
我輩は猫であるか
最近風呂に入りながら猫読んでる
面白くて笑ってしまう
そして少しのぼせる
∩___∩
__ _,, -ー ,, / ⌒ ⌒ 丶| それだ! それだ!
(/ "つ`..,: (●) (●) 丶 それが出れば画になりますよ
:/ :::::i:. ミ (_●_ ) |
:i ─::!,, ハッ ミ 、 |∪| 、彡____
ヽ.....::::::::: ::::ij(_::● ハッ / ヽノ ___/
r " .r ミノ~. ハッ 〉 /\ 丶
:|::| ::::| :::i ゚。  ̄♪ \ 丶
:|::| ::::| :::|: \ 丶
:`.| ::::| :::|_: /⌒_)
:.,' ::( :::}: } ヘ /
:i `.-‐" J´ ((
ソ トントン
寺田寅彦氏のように有名小説の登場人物の題材にされて、
それが公になるってのはどんな気分なんだろ?
誇らしい気もするが、恥ずかしいだろうな。
お嬢さん萌え過ぎなんだが
命日
>>412 Kって言えよwww
クラスの腐女子共がK萌えとか先生萌えとかいってた
まじで信じられねえ なんでこころのような名作を乏せるんだろう
授業で習っただけのくせにはしゃぐんじゃねえにわかどもが
お嬢さん萌えすぎw
妻でもいけるw カルタしてるとことか 先生の嫉妬心煽ろうとしてるとことか(´Д`;)
文献院古道漱石居士
425 :
無名草子さん:2006/12/10(日) 17:37:11
もしも「私」が遺書からでなく、直接「先生」の口から自白を聞いたなら、先生は自殺しなかったの?
>>417 わかるわかる。この人やっぱすげーって思うよ。
則天去私に入る前の作品の方がおれは好き。「坊ちゃん」とか「坑夫」とか。
>>412 おれなんかカフカの「城」読んでたからそっちとかぶっちゃって・・・
427 :
無名草子さん:2006/12/15(金) 22:51:08
「野分」が一番好き。
428 :
無名草子さん:2006/12/22(金) 07:58:48
夏目漱石のこころでKの遺書にお嬢さんのことが触れられてなかった理由って何?
読解力ある人教えてくれ
『こころ』ってまだ高校の教科書に載ってるのかな。
ちょっと前に、教科書から漱石や鴎外が消えるって騒いでたけど。
428は『こころ』を一冊全部読んだの?それでも分からないと?
>>429 載ってるよ
それがきっかけで漱石にはまった
門を読んでいるのですが、なかなか頭に入りません。
結構難しいですね。
それからはスラスラだったのになー。
門は
あれ、これで終わりか?と肩透かしを食らった感じだった
三四郎とそれからは面白かったのにな
草枕難しいな
大体こう言う事が言いたいと分かればいいって感じでおK?
那美さんは面白い人だな
もうちょっと那美さんと主人公との絡みが見たい気がしたけど
草枕は写生文であり、非人情である。
故に絵画的な美しい世界観を味わえれば、それで良いと思ふ。
私は前期三部作の中では門が一番好きだけどな。
とくにラストがw
「吾輩ハ猫デアル」だな
>>435 「三四郎」と「それから」は読んでるときは面白かったけど
前期三部作の中で、後から何度も読み返したのは「門」だな
あの雰囲気がいい
でも、何だかんだ言いながら、「坊ちゃん」の蕎麦ネタや温泉ネタ、
「猫」の肩が凝らない迷亭のほら吹きトークを、寝る前のベッドの中や
風呂に浸かりながら読んで笑う時間が一番好きなんだけども
>436
だから「野分」だって言ってるだろ!
先生が死んだ後、一人残された奥さん可哀想
いい人なのに
まだまだ若いみたいだね・・・・・・・ほしい
>440
おれが居ることを忘れるな
ユメ十夜、もうすぐ公開だね。
三夜が好きだから楽しみ。
443 :
無名草子さん:2007/01/08(月) 17:34:30
こころの感想文みたいな
サイトありますか?
445 :
G:2007/01/29(月) 22:46:15
新潮文庫「彼岸過迄」の49p、
要するに敬太郎はもう少し調子外れの自由なものが欲しかったのである。
けれども彼は少くとも想像の上に於て平生の彼とは違っていた。
から始まる段落の最後の一文、
そうして習慣に縛られた、且習慣を飛び越えた艶めかしい葛藤でもそこに見出だしたかった。
の意味が理解できません。
大学受験に備えて言葉を知るために漱石の作品を読み始めたのですが、こんなところでつかえてしまいました…。
だれか教えて下さいませんか?
わからんところは飛ばして読もう
そして三年経ってからまた読んでみる。
こないだ虞美人草読み終わった。宗近君かっこいいぞ
ネットで論文など色々読んでいたら藤尾がツンデレヒロインとして扱われていたけど、
藤尾は女王様タイプであってツンデレとは違うような気がした。ツンデレはむしろ甲野さんだと思う。
これから「猫」を読む。かなりwktkしてる
自分は愚かだと自身を見捨てた直後に愛する人と親友に裏切られたと思ったK
うん
自分なら先生を陥れる遺書を書いて死ぬな
むしろそっちの方が
先生は救われたかもな
真実知っても奥さんもお嬢さんもさほど驚かないかも
451 :
無名草子さん:2007/02/05(月) 00:37:36
まだ読み始め(P24)だが、……もしや先生って男!?(」°口°)」
ずっと未亡人の大人な女の人として読んでたー…
もしかして「私」も私なんて一人称使うから女だと思って読んでたとかかw
あるある
453 :
451:2007/02/05(月) 14:48:24
本当に先生って男なのかー…
女性っぽいかな?>先生
明らかに男じゃないの。
描写のし方とか喋り方とか。
欧州では同性愛小説として読まれていることもある。
文学の読みすぎで頭おかしくなった人たちじゃないか
漫画も読みすぎると全部が801に見えてくるらしい
頭がおかしいは失言だった
小説は自由に読めばいいものだしね
それを否定するのは傲慢ですね
漫画といえば、エガワタツヤが「坊っちゃん」をコミカライズするらしい。
ガッカリ
数学教師つながりか
>>452 先生と遺書のあたりまでずっと女だと思ってた
親父に浣腸する場面で、女人が父上に浣腸などと
実にけしからんと思いつつハアハアを禁じ得なかった
>>458 えーやだ。モンキーパンチのアニメで十分。
「虞美人草」読んだ。
執拗に「超然としている」と記述されている甲野さん萌えた。
麗しく可憐で素晴らしい隣人へ、
今日も明日も明後日も1週間後も1ヶ月後も1年後も
その愛しき隣人で在ってくれたまえ。
どうもアンリ・ハインリッヒ三世です。
フランス読み、ドイツ読みが混ざっている上に、
スペルはHeinrich・Heinrichです。
えー今更ですが私は読書が好きです。
最近はネガティブハッピーチェーンソーエッジを読みました。
所要時間1時間。うん、どんどん速読力が上がっている。
・・・・うーん、微妙。なんか物足りないなぁ。
萌え要素だあーだらとかじゃなくて、
んー、もっと無骨なのが読みたい・・・・
あー、ラノベをバカにしているわけではありませんが、
ルビ振ってあるのってなんなんだろう・・・
読めない漢字の読み方を予想したり、
辞書で読み方を発見するのが読書の醍醐味じゃないのかな・・・?
だからあんまり読む気がしない・・・・
一番好きな本は夏目漱石の「こころ」です。
文章がアレなのは精神状態が不安定ってことにしといて・・・
追記。あっあと携帯文庫も嫌いです。
ものっそい遅いもの・・・スピードについてきてくれないもの・・・
464 :
無名草子さん:2007/02/13(火) 23:55:06
夢十夜、結局第六夜の運慶がなぜ生きてるのか分からないんだけど。
なんで生きてるの?
夢だから
こころは、なぜ新潮と岩波の2種類あるの?
夏目漱石の全作品読破にチャレンジするつもりです。
まず「坊っちゃん」を読みました。
さて、次に何を読めばいいか迷ってます。
オススメの順番があれば教えてください。
できれば、理由も。
>>467 べつにチャレンジするようなことではないよ。魅力を感じたら読み進めていけばいい。
次は「三四郎」か「吾輩は猫である」でどうだろうか。理由は書けないw
漱石の作品で論文書こうと思うんですけど、お薦めがあったらお願いします
『こころ』で、「私」がKを連れてこようと奥さんに説得しようとした時、奥さんが「私」の為に良くないって笑う所、
あれは、男2人とお嬢さんの三角関係の拗れを起こりうると分かってたってことなのかな。
どうも、歳の若い「私」と比較して、人生をリードしている奥さんの理解力の深さや技巧の巧みさが気になる。
こころは、岩波版か、新潮版どっちがいい?
472 :
無名草子さん:2007/02/16(金) 00:37:19
>>467 だいぶ前からチャレンジしています。
やっと、もうほとんど終わりました。
もう忘れてきてるけど、よく残ってるのは
草枕、虞美人草、
坊ちゃんは、田舎もん馬鹿にする小説でおけ?
>>472 > ちゃんは、田舎もん馬鹿にする小説でおけ?
せっかく漱石の小説を全部読んだのにもったいないね。
主人公や清をはじめとして登場人物たちが、自分周辺の狭い世界しか知らず
ちがう世界に接して右往左往するのを描いたといったところかな。
松山時代の漱石はある面では赤シャツみたいな感じだったそうだ。
下のような話になるが、こころで、Kは精進の為にオナ禁もしていたと仮定する。
先生(私)はたぶん普通に自己処理していたと思うが、それだけを考えても2人の状態にはかなりの差があると思う。
先生は「私はもとより人間として肉を離れる事の出来ない体でした。」と、ちゃんと性欲があったような事を言っている。
お嬢さんに対してその欲はまったく働かなかったと断言しているが、それは自己処理しているからこそ出来ることだ。
俺の体験から言うと、自己処理していると、精神が比較的安定して、思い詰めることがない。(彼女がいなくても割と平気)
たとえば、好きな相手がよほどの事で迫ってきたりしない限り、しっかりと自制して行動が出来る。
(先生は、自分で自分を裏切るようなryや、物足りないような又済まなryで少し葛藤していたようだが)
対して、Kはどうだろう。オナ禁しながら、体の奥底から湧き出てくる我欲が苦悩を生み、
さらにお嬢さんへの想いが波乗らされるように一緒に混ざりあって渦を巻き始める。
彼の平生から考えれば、とんでもないことだ。しかし、どうにもならない。耐えかねて、彼は進むべきか迷って追いつめられていった。
476 :
続き:2007/02/16(金) 21:57:02
これに似たような状態が俺に起こった。今年に入って、自己処理を覚えて以来、最長となるオナ禁を始めた。
バレンタインデーを迎えた今月半ば、俺は限界に達した。バレンタインデー=お嬢さんみたいなきっかけになった。
どうしようもなく苦しくなり、前に進むべきか悩んだ。彼女が欲しくてたまらない。
もし、その相手が、親友に取られたら…そう考えると、俺はもはや絶体絶命。生きていられない心持ちになった。
(俺もKに近く、その親友以外に友達がほとんどいない"ひとりぼっち"なのだ)
Kが死んだ後、先生は妻君(お嬢さん)からいくら求められても、天罰と言って取り合わなかった。
その頑固たる覚悟の背景には、前述のような事情があったのかと思った。
明治の知識人と現代の俺を比べるのはナンセンスかもしれないが、高校時代に読んだ「こころ」にシンクロしたので書いてみた。
なんかこころ大人気だな。
今ちょうど学校で習う時期か?
「こころ」を感じる心が残っているのか
先生のした行いを悪としてしまうと、生きていけない
先生の行いは悪ではない
悪い点があったとしたら、奥さんに反対されたのに下宿に連れてきたこと
Kみたいな奴は刺激を与えず、穴倉で過ごさせて、大学で話したり、
たまに一緒に食事するとかくらいが丁度いい
漱石の作品は嘘っぽさや、わざとらしさがない。
登場してくる男の迂闊さがリアルで、読んでて快感を覚えるw
482 :
無名草子さん:2007/02/18(日) 11:57:33
今、「こころ」を読み終えたんだが
昔の人はあんなに性に対して奥ゆかしくて
どのようにして性交渉をもってたんだろう
本当によく日本人が絶滅しなかったなと思ったんだが
先生とお嬢さんが行為に励んでいる絵が想像できない
先生の言うように「時勢の推移から来る人間の相違」なのかもしれないけれど
それを抜きにしても、結局先生は良心の呵責で、奥さんとはそういう事をしなかったのかな?
子供もいなかったみたいだし、真実を語れない先生にたいして奥さんが物足りなそうな眼をしたり詰寄ったりする描写も
見方によってはそういうことに見えなくもない
古典的名作を前にエロい見方で申し訳ないが、みんなはどう思う?
483 :
無名草子さん:2007/02/18(日) 12:04:48
と思ったら上に似たようなこと書いてる人いるな
成る程、やはり先生は天罰と考えたのかな
性に対して奥ゆかしいのは、そういう教育や空気がそうさせてたんだろう。(特に彼らの知的な人種には)
現代は相当に緩くなってきているが、大昔からバランスを取るために、明治辺りではあれくらいの流れだったんだろう。
しっかりと人間として成熟してからじゃないと、いろんな意味で破綻を招くだろうし。
Kの最後辺りや、私のお嬢さんに対する想いを読む限り、それぞれ占有出来た方にちゃんとお嬢さんと行為に励む姿は想像出来るよ。
ま、実際はあんな形になってしまったんだが… そういう意味では、最大の被害者はお嬢さんなんだよな。
先生も説明責任を、やはり自分よがりな考えで放棄してしまってるし。あれで自殺じゃ何も知らないお嬢さんが一番可哀想。
漱石は、本質的に事実となってしまう男の罪を表現したかったのかな。
もしくは、漱石自身気づいていなくて、あんな締めくくりになったか。
訂正:)
特に彼らの→特に彼らのような
性に関して言えば
ライバル関係にあった自然主義文学のほうがそっちの担当だったので
漱石はあえて避けていたんじゃないのかな
性を匂わす描写?って、漱石の作品ではすごく少ない気がする。
鴎外の方がよっぽど弾けてるよ。
先生のした行いが悪か悪じゃないかなんて分からないけど、
ようはそれを先生がどう認識したかでしょ。
『行人』の一郎もそうだけど、自分が理想とするものに近付きたくても
そうできない葛藤が、彼らを苦しめていたんだと思う。
それは「人間らしい」とも言えるんだけど、許せない潔癖な人もいるんだなー
というのが『こころ』を読んだ時の感想だった。
遺書の後半に「善悪ともに…」って書いてるんだから、本人もわかってるでしょ。何が良くて、何が悪いか。
取り返しのつかないことをしたら、ああなるのかね…
生物なら虎視眈々と狙ってるでしょ
門の解説にf+Fが何チャラとかのっていたけど、
あの解説よく意味がわからなかった。門自体は面白かったのに。
読んだのは岩波文庫ですがあの解説をより分かり易く解説してくださる方いらっしゃいますか?
>>490 f+Fというのは漱石の文学論に出て来る言葉だけど、それを読んでる人は少なそう。
門が楽しめればそれでいいんじゃないの?
493 :
無名草子さん:2007/03/03(土) 11:01:53
漱石先生のお墓を尋ねて雑司が谷を
歩き回りましたが見つかりませんでしたよー
ジョン万次郎は見つけましたが・・・・
こころのKの自殺を発見するシーンが人間臭くて好きだなー。
血迷って英語版買って、ぱらぱらと読んで『ここはあの場所だな』と楽しんだり、
そのシーン探したりしてたよ。
確かにそのまんま訳してあるんだけど、日本語の原作にはかなわないわね!とちょっと嬉しくなった。
おい、がHeyだもんなぁ。
495 :
無名草子さん:2007/03/04(日) 08:30:46
坊っちゃんおもしろいな
処女のばあちゃん清もいい
496 :
無名草子さん:2007/03/05(月) 01:25:01
うらなりもマドンナ結局くっつかず、赤シャツにやられるのか
497 :
無名草子さん:2007/03/05(月) 03:08:53
「とにかく恋は罪悪ですよ、よござんすか。
そうして神聖なものですよ」
先生みたいな人と結婚したい…
499 :
無名草子さん:2007/03/07(水) 20:20:26
500 :
無名草子さん:2007/03/07(水) 20:50:13
少し歩きませんか
Hさんからの手紙にある最後の下りに涙が出た。
「私」って本当に先生の事が好きなんだね…。
直接的な文はないのにあらゆる箇所で
想いの強さが表れていて、
その文字遣いがとても美しい。
503 :
無名草子さん:2007/03/08(木) 14:47:48
昔は月がきれいで通じたのか
今は好きって言ってとかなのに
504 :
無名草子さん:2007/03/08(木) 17:18:51
三四郎切ない
505 :
無名草子さん:2007/03/13(火) 00:31:20
「こころ」で、最後に妻と先生が墓参りに一回行ったとあったけど
先生は主人公に
妻でさえ墓参りには連れて行ったことはないっていってなかったっけ?
ずっと引っかかってる
三四郎が一番いいね。
青春小説としてあの上を行くのはない。
>>505 漱石がすっかり忘れていたか、設定を急に変えたと思うんだが…。
まぁこれではアレなんで、
先生が青年を警戒して吐いた嘘
という事にしておくのが妥当でしょう。
そんなとこまで気付かなかった
「坑夫」を読んだ。虞美人草の次に書かれたそうだが、読みやすさの違いに驚いた…
主人公のころころ変わる心情に同感した。ラストは急展開過ぎたけど、面白かったよ。
文庫本の表紙の絵があんまり好きじゃないのが多いのが不満
角川のわたせせいぞうのが好きだったな
自分が思う人物像とかけ離れてる絵はちょっと…
集英社の坊ちゃんは買えない
「こころ」の先生、青年、Kは
みんな美形なんだろう、どうせ。
>>512 あの昔の少女漫画みたいな絵は好きになれないな…
見るに耐えない奴は主人公に描き難い。かといって男が美しすぎるのもちょっと。
まぁ「こころ」はそこそこ美男じゃないと成り立たない気もするな。
不男でも良さげな雰囲気のKの事は
先生が遺書で外見が良いみたいな事を書いていた様な。
普通の人は自分の心を理解することなく生きてるよな
抜け駆けをいちいち説明しないだろ
いま草枕読んでるんだけど、漱石は東洋文学の方が好きなのかな?
文学評論読んでるけどすごく面白い。
内容も興味深いんだけど、語り口や表現が漱石らしくて
読んでいてついクスクス笑ってしまう。
なんだかなつかしい気がするなあ、と思ったら
猫の語り口と一緒だった。
漱石はどうしてこんなに心がわかるんだろう
実体験か?
偉大なる暗闇
夢十夜をパラッと見て、こんな妄想アマチュアでも書けると思ったんだが
買って読んでみたらやっぱり感覚に訴えてきましたよ、夏目先生ごめんね
感動って陳腐な表現になりかかってるのかもしれないけど、一夜と九夜では何かじんわりきた。感想書くとチラ裏みたいでスマソ
漱石初心者というか読者初心者に
お勧めの作品を教えてほしいです・・・
やはり坊ちゃんとか有名所から
手をつけたほうがいいでしょうか?
こころは高校の教科書の抜粋部のみ読みました
こころは初心者向けじゃないな
吾輩は猫がいいよ
一冊ものとしてはちょっと厚めだが5章6章と最後の11章あたりをつまみ読みするのもいい
僕は坊っちゃんを薦めるね。勧善懲悪的で読みやすい。
二十歳以下なら断固「三四郎」を薦めたい。
青春小説の名作であり、じれったい愛の苦悩を感じてほしい。
夢十夜かな?
とにかく一題が短い
読書に慣れて無いのなら、短編から入ってみるのが良いかと
高校で抜粋のこころを読んだのなら、やっぱりこころを読むべきだろ。
アッー!な展開にハラハラするよ。
ハラハラしたというなら一番は「それから」だ
私は「それから」を一番初めに読んだ。
でも他に色々読んでみて、入門はやっぱり「坊っちゃん」がいいと思った。
532 :
無名草子さん:2007/03/19(月) 00:07:36
野々宮君が恋敵に成りつつあると野々宮になったり
初対面辺りは野々宮さんだったりして楽しい。漱石は細かい感情とか心理面の描写が上手くて感心する。
533 :
524:2007/03/20(火) 22:07:41
こころと坊ちゃんを買ってきました
結構漢字と言葉の意味がわからないものですね・・・
ちまちま読み進めていこうと思います
ありがとうございました
534 :
無名草子さん:2007/03/21(水) 20:39:13
二百十日おもすれー( ^ω^)
夏目漱石の嫁が語る『漱石の思い出』って本面白かったよ。
出生から臨終、更には死後の解剖結果まで載ってた。
野口英世よりも漱石が好きだったのに・・・日銀めっ!!!!!
すまん、「草枕」挫折した。
きちがい女が若い坊さんの首っ玉に抱きついて
「そんなに好きなら仏様の前で一緒に寝よう」というところまでは読んだか?
>>539 いや、32ページで挫折した。
これくらいの中編を読了できないとは、どんな言い訳も出来ん。
恥ずかしいの一言に尽きる…
え〜、こんなに美しい作品、他に中々無いのに勿体無い。
草枕は難解な言い回しが多いのは最初のほうだけだよ
会話がメインの中段になると急に文体がくだけてくる
音読してみれば?
|||| ||||
||||=щ=========щ=||||
|||| | | .| | ||||
| | ∧ ∧ | |
\ \( ゚Д゚)/ /
\ || ||/ /
|ノ \ノ |/
| .AGE.|
/ /
∫|__.∧_|
| | | /
| / | |
// | |
// | |
U U
夏目漱石って
千円札の人ですよね
てすと
三部作読了記念かきこ
三四郎がいいね。ストレイシープ
門は暗い
俺が持ってる三四郎(新潮文庫)は字が小さくて、読む気が萎える。
俺は三四郎の文庫だけで5冊持っている
551 :
無名草子さん:2007/04/10(火) 22:07:52
もしも、坊っちゃんの赴任先が雛見沢だったら…
硝子戸の中が好きだ
553 :
無名草子さん:2007/04/11(水) 19:18:30
俺が持ってる吾輩は猫である(岩波全集版)は字が大きすぎて、読む気が萎える。
「吾輩の猫である」が一番好きだな。
迷亭が高島田の娘に恋をしたことを告白するシーンで大笑いしてしまったw
555 :
無名草子さん:2007/04/11(水) 22:35:18
錦華小
僕は「こころ」かな。
俺も『こころ』。
高校の授業で一部読んだのだが、全部読みたくなって文庫買った。
勢いで『三四郎』を購入したけれども、途中で挫折した orz
評判良いみたいだから、久しぶりに読み直そうかな…?
「三四郎」では
机にあった「落第」の彫刻に無闇に感心している三四郎に大笑い。
「吾輩は猫である」では
赤い本に親指を挟まれた夢でもみている、のくだりで大笑い。
迷亭が蕎麦を食うところが好きだw
寒月が首括りの理論を講義するところも良いぜ
明治、大正って楽しそうだな。
まだテレビが普及していない時代だから、馬鹿話が最大の娯楽だったのか。
と勝手に推測
563 :
無名草子さん:2007/04/12(木) 19:10:23
憲法9条は改憲してはならない。日本の為にならない。
日本人ではない朝鮮総連や民団でさえ、日本を心配して改憲への反対運動を行ってくれている。
私は日本人だが、「改憲すべき」などという者は、日本人として彼らに恥ずかしいと思います。
Q.中国から身を守る為、戦争に対する抑止力が必要では?
A.前提から間違っています。そもそも、中国は日本に派兵しようと思えばいつでもできました。
なぜなら、日本は9条があるため、空母や長距離ミサイル等「他国を攻撃する手段」がない。
つまり、日本に戦争を仕掛けても、命令をだした幹部の命や本国の資産は絶対に安全なのです。
にも関わらず、中国は、今まで攻めずにいてくれたのです。
Q.日米安保も絶対ではないのでは?
A.いえ、絶対です。
知り合いの韓国人の評論家もそう言っていますし、私も同じ考えです。
そして日米安保が絶対なら、日本を攻める国はなく、改憲の必要はありません。
米国と戦争をしたい国はないからです。
Q.9条が本当に平和憲法なら、世界中で(日本以外に)1国も持とうとしないのはなぜか
A.誤解を恐れずに言うなら、日本以外のすべての国が誤っているとも言えます。
「敵国に反撃できる手段を持つ国は攻められづらい」というのは、誤った負の考え方です。
(もっとも韓国や中国の軍に関しては、日本の右傾化阻止の為でもあるので例外ですが)
さらに日本の場合、隣国が韓国・中国・ロシアと、GDP上位の安定した国ばかりです。
【改憲】ゼンガクレン老闘士、国民投票法案廃案訴え 国会前集結 「ゲバ棒が杖になっても」
ttp://news21.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1174412397/l50 【広島】憲法9条遵守を訴え 武器を持たない妖怪「ねずみ男」に扮した男が全国行脚
ttp://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1175835543/l50
>>559 その前の場面で
暑いからって、勝手に人の家の井戸使って水浴びする迷亭が好きだ。
迷亭と結婚したい
566 :
無名草子さん:2007/04/13(金) 22:24:04
そういえば、迷亭って既婚者なのかな?
567 :
無名草子さん:2007/04/14(土) 04:59:13
漱石は素敵なお顔立ちだから(奥さんも見合い写真で参ったみたいだし、森茉莉
もいい男だと思っていたみたいだし)、本当にお札の肖像として、これ以上は
望めませんよね。
本当の漱石は子供の頃にかかった天然痘(どんな病気か調べてみればわかる)
の痕が顔にあばたに残っていて、
若い頃はそれを気にしたという。明治期の肖像写真は全て
写真屋が仕上げに極細筆で修整するのが常なので、あばたは見えない。
/⌒彡:::
/冫、 )::: GWkarudenannttoka...
__| ` /:::
/ 丶' ヽ:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ/ /:::
/ \ ヾミ /|:::
(__/| \___ノ/:::
/ /:::
/ y ):::
/ / /:::
/ /::::
/ /:::::
( く::::::::
|\ ヽ:::::
| .|\ \ :::::
\ .| .i::: \ ⌒i::
\ | /:::: ヽ 〈::
\ | i:::::: (__ノ:
__ノ ):::::
(_,,/\
「虞美人草」読了。
それにしても、藤尾の死因って何?
服毒自殺?
それとも、あまりにも衝撃的な出来事が目の前で起こったから、
脳の血管がぶち切れたの?
>>570 ショツク死だとか、色々説あるよね。
甲野さんとの会話で「自殺する気遣いがない〜」な場面もあったから、自殺だったと想像するのも面白い。
ところで虞美人草の主人公って小野さん?藤尾さん?
主人公か…
藤尾かな? でも、肝心の本人は死んじゃったし…
やっぱ、小野さん?
わからんw
自殺だとしても、あまりにも唐突な逝き方だな
ボニファティウス8世みたいに憤死したんだと思ってた。
心臓発作か脳の血管がどうかなったか。
新潮文庫の活字がちょっと変わったな。
「草枕」5回目読んでみるか。
演説速記を読んでみることにする。
文藝春秋に掲載されてるやつだろ
一々確認するな、ボケ
580 :
無名草子さん:2007/04/24(火) 20:57:52
age
>>571 甲野さんじゃない?w
甲野さんで始まり甲野さんで終わってるからね。
もしかしたら、一番苦悩していたのは、小野さんよりも甲野さんだつたのかも。
坊ちゃんの三四郎が明暗門の前で草枕しながら虞美人草を見ていると黒猫が通りかかった
吾輩は猫であるの猫は黒猫じゃないよね
白猫
>>582 それから彼岸過迄坑夫が硝子戸の中でケーベル先生を思い出す事などした
猫ってどんな味?
588 :
無名草子さん:2007/05/04(金) 03:05:37
しかし今読むと悪役の藤尾がかわいそうになるな。
自分の思いを通しただけなのに。これが100年のずれか
590 :
無名草子さん:2007/05/04(金) 22:18:37
漱石は振られた腹いせをしたんだろう。
藤尾は悪くない。
悪いのは優柔不断な小野さんだ。
小野さんは責任を取って切腹すべし。
オッサンになって坊ちゃんを図書館で借りると少し恥ずかしかった。
>>592 そんなことは全くない。第一、図書館の人はいちいち気にしてないし。
実も蓋もない言い方ですな( ´・ω・)・・
恥ずかしいというのは自分自身の感情であって実際他人にどう見られているかは関係ないのだ。
どこが恥ずかしいんだか。好きなときに好きな本を読めばいいんだよ。
高校生の必読書とか、そんなもんは実際にはない。
そういうセンスを持ってるのはうらやましい
大切にするといいと思う
598 :
無名草子さん:2007/05/15(火) 00:11:40
私のゼミの担当教授の、漱石に対する見解
漱石って、頭よくない?
端的だなw
599 :
無名草子さん:2007/05/20(日) 22:56:05
吾輩は人間である。名前はまだ無い。
仕事もまだ無い。
>>598 本当にそう思う。
そんな人がなぜ英文科に行ったのか、わからない。
602 :
平下流:2007/05/22(火) 03:05:38
「何しろ漱石と言へば国民的文豪といふことになつてゐた。道義的な作家として尊敬されてゐた。
実は内心、よその奥さんを恋ひ慕つて悶々としてゐた潜在的姦通者で、ノイローゼ患者で、
若いころは徴兵忌避者だつた、なんてことは誰も口にしなかつた。」
603 :
無名草子さん:2007/05/22(火) 20:36:05
猫に超人が出てきたけど漱石はニーチェをどれだけ知ってだんだろう?
605 :
無名草子さん:2007/05/27(日) 03:44:54
漱石の弟子が偉くなりすぎたから誰も何もいえなくなった。そうだろうな。
小坂さん可愛そう。
頭いいよね って意味の よくない? なのか
(もしかして)頭悪いの? って感じの意味の よくない? なのか
607 :
無名草子さん:2007/05/30(水) 20:36:26
三四郎は人物が良いな。
先生がマッドサイエンティストみたいだ…
ヒマ人って言葉は最近できた言葉だと思っていたが、「こころ」に出てきたのでちょっと驚いた。
>>597 そもそも年配の人が図書館で「坊ちゃん」借りた場合、図書館司書の普通の感覚だと
「この人、この年で坊ちゃん初めて読むんだ」ではなく「この人、懐かしくなって坊ちゃんまた読むんだ」
って感覚だと思う
もっとも、
>>593の言うように、そんなこといちいち気にしてないだろうけど
614 :
無名草子さん:2007/07/03(火) 08:34:39
>>613 「坊ちゃん?そんなの高校生のときに読んじゃったよ。」という人よりは、年をとってまた
読み返してみる人のほうがいいね。
図書館で本を借りる理由は色々ある。自分が読むほかにも、家族に読ませたいとか、
それで何かを調べたいとか。
>>608 その先生はいただけない・・・
個人的に先生は口の方端を上げて喋るイメージじゃない
先生はもっとタコみたいな顔してる
>>616 そうそう。本来、口の方端を上げて喋るような内容を、無表情で語るイメージだな俺的には。
結局先生は、どうやって静さんに「頓死」と思い込ませられるような死に方をしたんだろね。
つか、「私」が先生宅に駆けつけたとき、死に切れずに普通にお茶すすってる先生と
対面しちゃったらやだな。
>「私」が先生宅に駆けつけたとき、死に切れずに普通にお茶すすってる先生と対面
自分はそれ嬉しいけど小説としては相当駄作になるなw
>>620 親の死に目をブッチしてまで駆けつけた「私」の逆鱗に触れてヌッ殺されるというのが
「頓死」なんじゃね?
こころは、私が駅に降り立った後を書けなかった点が半端
そして、私が駅に降り立った後を書かなかった点が秀逸
初カキコ。
18で夏目漱石1冊も読んだことありません。
何から読んだらいいでしょうか?
『吾輩は猫である』?
俺のオススメは
男なら、坊ちゃん→三四郎の順
女なら、こころ→虞美人草の順
理由は、俺が一番好きな坊ちゃんを妹が「悪くはないけど、取り立ててどこが面白いのかわからない」と言って、
他方こころと虞美人草には熱中してたから
滅茶苦茶、狭い世界の話ですが・・・
吾輩は猫であるは、坊ちゃんを読んで面白ければ、それなりに楽しめるのではないかと思う
ちょうど今こころ読んだあとに虞美人草読もうと思ってたから何か嬉しい
作家としての活動期間は10年足らずなんだな
>>623 「こころ」って内容は兎も角、読みやすいと思う。
登場人物や場面転換が少ないからかな?
関係ないが、「兎も角」も確かそうだったと思うが、日本語として定着した
漱石の造語って多いよね〜。やっぱ凄いわ。
628 :
無名草子さん:2007/07/07(土) 05:55:47
>>627 >日本語として定着した
>漱石の造語って多いよね〜
只、当て字が多いんだよなあ。その意味で
国語学者当りから日本語の乱れとして糾弾されて
も不思議はなかったのだろうけど
漱石によって現代口語文が確立したのだし
いくら偉い学者だって糾弾できないよ
乱れというか
むしろアレくらいの遊びというかゆれがあるのが
正しい日本語と言ってしまってもいいくらいだ
「流石」も漱石らしいな
631 :
623:2007/07/07(土) 22:49:13
三四郎、それから、門 で三部作なんですね。
じゃあまずは
>>624さんのススメで、坊ちゃんから読んで、それで三部作に行こうかな。
632 :
無名草子さん:2007/07/07(土) 23:08:24
関係ないかもしれないけど
セカチューを名作とか言ってる奴ら殺したくなる
ただ、人一人死ぬだけの話なのに300ページも使いやがって
それにあんなのは漱石の本と違って時代を超えて名作と呼ばれ、
大衆に読まれる本じゃない(最近はその傾向が薄れてきたが)
あんなのを読む奴らは読解力がなくても、簡単に泣くことを好んでいるだけ
プロテインだね
>>632 まあまあ。
たけしが言ってたけど、最近はタイトル聞いただけで内容が分かるようなバカな映画が多いって。
セカチューなんてその典型だろ。小説も。
君の言いたいことはわかる。
だが君は君で、そーせきとか読んでればいーじゃん。YOUそれでいーじゃん。
セカチューってピカチュウとかの仲間?
636 :
無名草子さん:2007/07/08(日) 14:21:46
>>634 >そーせきとか
とか、に当る作家は誰かな?
>>635 ボケなのは承知でマジレスすると、
このスレとは無関係だけど、『世界の中心で愛を叫ぶ』かと
親譲りの無鉄砲で、子供の時から行儀よくまじめなんて出来やしなかった。
小学校にいる時分、夜の校舎の窓ガラスを壊して回った。
なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかもしれぬ。別段深い理由でもない。
逆らい続け、あがき続け、早く自由になりたかったからである。
>>636 そりゃまあ
どすとえふすきー「とか」でしょうねえ
やっぱり、100年以上読まれ続けているものにはそれなりの理由がある
あまり昔すぎると(古典とか)、読むのに骨が折れてしまうけど
十分経って次の教場にでると
「先生、あなたはか弱き大人の代弁者なのか」
と黒板に書いてある。
さっきは別に腹も立たなかったが今度は癪に障った。
冗談も度を越せばいたづらだ。
焼餅の黒焦のようなもので、誰も誉め手はない。
だから生卵をぶつけてこの支配から卒業することにした。
640 :
無名草子さん:2007/07/12(木) 16:54:55
最近よく高校の図書館の全集スペース(奥)に通ってんだけど
ちらっと王道の漱石さんを借りてみた
休み時間に夢十夜をパラパラと読んでそん時は特に何も訴えるものがなかった
でも家帰って読み直してみたら第一夜がふと良く感じた
噛み締めたくて取り敢えずワードに打ち込んだ微かなイメージが広がった
これからこの作品でもっと色んなことが感じられると思ったら嬉しくなった
642 :
無名草子さん:2007/07/15(日) 14:19:33
名作は少年時代に読め
643 :
無名草子さん:2007/07/17(火) 17:06:03
>>638 それは未だに読まれ継がれている今だからの話で、漱石の小説は
大半が新聞の連載だし、ドストの後半の作品は賭博の借金返済に
追われてのもので、何よりも、間近にいる少なからぬ読者を掴まない
事には成立しなかった。難解と思うのは後世の食わず嫌いの人間の
発想かと。
>>642 初期作品なら未だしも、晩年の作品まで、少年如きに漱石が判るか、
の想いは在る。
いいんじゃね?「解かった気」になってるだけでも。
で、大人になってから読み返すと、また当時と違う感想や、自分の人生に重ね合わせた
リアルな思い入れが生まれたりすることで、「あぁ自分も少しは大人になったのかな」
って思えたりもする。
要は、自分の年齢や境遇の時々に応じて、その時なりに心が動かされればいいんじゃね?
夏目漱石ってイケメンだけど
やっぱり当時からイケメンって思われてたのかな?
本人は鼻の痘痕を気にしてたらしいけど。
646 :
無名草子さん:2007/07/18(水) 22:10:06
「知るを楽しむ」見逃したorz
夏目漱石の本って大体ヒロイン役がいるよね。
たいてい三角関係が主題だからな
649 :
無名草子さん:2007/07/20(金) 00:20:50
愚美人草は好きだな
主人公があの悪女と向かい合ってる時の文章とか、なんか執念を感じたよ
651 :
無名草子さん:2007/07/20(金) 23:40:25
「文豪・夏目漱石」展、9月から東京で今年9月に開かれる特別展「文豪・夏目漱石」(朝日新聞社など主催)
の概要が19日、会場となる東京・両国の江戸東京博物館で発表された。
同展は、東北大学の創立と漱石の朝日新聞入社から今年で100年になるのを
記念する事業。同大が所蔵する「漱石文庫」の書籍や日記、書簡などを東京で初めて公開する。
趣味の絵画や書、当時一流の画家らによる初版本のデザイン稿なども含め、
計約800点を展示する大規模な回顧展となる。
会期は9月26日〜11月18日。
漱石の罪は、朝日と岩波を大きくしたこと
>>650 主人公と悪女が小野さんと藤尾なのか、甲野さんと甲野母なのかどっちか分からんw
虞美人草は一番好きだな。
>>652 戦前戦中も含めてね。どうして中庸を得ないのだろう。特に朝日。
655 :
無名草子さん:2007/07/24(火) 00:30:27
朝日か
女が読んでもおもしろいのかね
面白いよ
658 :
無名草子さん:2007/07/30(月) 00:23:46
『猫』を読むのだったらどれがいいですか
岩波文庫ですか
全集はデカいのでパスしたいです
「ザ・漱石」
660 :
無名草子さん:2007/07/31(火) 02:06:24
>>658 俺は確か旺文社文庫で読んだな。
出版社によって、相等違うのか?
>>659 悪くはないが単純に眼が疲れる。
662 :
無名草子さん:2007/08/01(水) 13:56:16
『それから』を読んで…
「代助」にとっての「三千代」の"意味"とはどのようなものだと考えますか??
たぶん性的に満足させてあげれば解決する
年端もたたない一介の文芸青年ですが質問です。
三四郎の予次郎のようなヘラヘラして軽い中にも人の心をつかむ素晴らしい演説が出来る青年になるには
具体的にどういう事をすればいいのでしょうか?
666 :
無名草子さん:2007/08/06(月) 23:04:33
なんで漱石スレって、文学板じゃなくてここにあるの?
文学板にもあるよ
ここ以上の過疎だけど
668 :
無名草子さん:2007/08/10(金) 02:15:48
>>667 肖像の流通ももうあまり残っていないだろうし
669 :
無名草子さん:2007/08/10(金) 23:44:04
名前は変わるけど、女性は皆大塚楠緒子のことだろ。
670 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 11:12:42
質問なんですが、漱石の文章って、当時の流行言葉や、固有名詞
が多数出てきますよね。
注がついているのでそこを見れば分かるのですが、読む流れを
断ち切られるのがイヤなので、あえて、無視して読み進めています。
本筋を読むに当たって、特に支障はないですよね?
671 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 11:19:56
漱石ヒロインってゆーと、長身、痩せ形、色白、薄い唇ってイメージだけど
大塚楠緒子はそういう人だったの?
どっかに画像ないかな? みてみたい。
おれは猫なんだが残念なことにまだ名前がないようだった
どこでうまれたかはぜんえzんわからないのだがどうやら薄暗いじめじめしたところでニャんにャー泣いていた事だけは覚えていた
ここでおれは初めて人間というものを見る事になったのだがあとで聞くとそれは書生という人間の中でも一番ヒキョウなジョブだったらしい
この書生というのは時々おれたちを捕まえて煮て食うという話をだがその当時のおれは腕力も強いしシマでも圧倒的な影響力と人気を得ていたからべつに恐ろしいとは思わなかった
ただそいつの手の平に乗せられて持ち上げられた時は一瞬バラバラに引き裂いてやろうかと思ったがなんだかフワフワした感じがしただけだったのでそのまま寝た
「ヒキョウなジョブ」あたりが笑いどころってことでok?
>>673 こころのがよくないか?
一人称がアタシのやつ
大塚楠緒子>>>夏目漱石
か。
吾輩を読んでから長文を読むのに苦が無くなった。
模試の長文でもそれほど長くは感じなくなった。
679 :
無名草子さん:2007/08/24(金) 02:31:02
三四郎、最近青空文庫で所々読み直してみたけど、
これって童貞喪男の心情を凄く良く表してて全然古くさくないな。すごい
「喪男のバイブル」と呼ぼうじゃないか。
680 :
無名草子さん:2007/08/24(金) 07:00:40
ぼっちゃん
>>679 そうなんだよ。喪男だけじゃなく、現代に通じる感覚が作品の中に散りばめられてるんだよw
こころのお嬢さんは「萌えキャラ」だし、行人の義姉さんは「ツンデレ」だし。
それからの嫂も「いるいるこんなキャラ」って思った
三四郎はそんなにもてない男ではないと思うのだが。
童貞なのは確かだけど。
684 :
無名草子さん:2007/08/29(水) 01:04:55
>>683 ただ、この様なメンタルの儘ではな。ただ、若いから周囲からの
誘惑に載ってくれれば一皮剥けそうだが。
「吾輩」がギャグ小説として優秀すぎる
686 :
無名草子さん:2007/08/30(木) 07:27:48
>>685 ただ、漱石作品で此れに続く作品を挙げられないのが残念
子供時代に「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「こころ」は読んだけど、吾輩以外は微妙だったな
「三四郎」は最近読んだけど良いね、いかにも青春って感じだ
「吾輩は猫である」つまんね
あーいうお茶の間のぐだぐだは大嫌い
689 :
無名草子さん:2007/09/04(火) 16:44:11
夏目漱石の「現代日本の開化」の展開図を詳しく教えて欲しいのですが・・・
お願いします
690 :
無名草子さん:2007/09/05(水) 00:07:07
永日小品ってえいじつしょうひんであってますか?
>>683 田舎でも三輪田のお光さんみたいに
アプローチしてくる女性がいたわけだしね。
一緒に宿屋に泊まった女だって
三四郎が「この男は生理的に無理…」と思うタイプだったら
絶対同室で寝たりしないだろう。
692 :
無名草子さん:2007/09/05(水) 14:41:04
wikiの鏡子夫人のとこの
エピソードに激しくワロタw
当時は避妊具ってなかったのか?
2男5女はちょっと多いよ。
>>692 昔はそれが普通。をまえの曽祖母なんか11人は産んでる。
多く産んだが多く死んだ。乳幼児死亡率は大変なものだった。
漱石も可愛い盛りの愛娘を亡くしている。
鏡子夫人の「漱石の思い出」って漱石信者なら読むべき?
僕はいわゆる処世上の経験ほど愚かなものはないと思っている
パンに関係した経験は切実かもしれないが要するに劣等だよ
パンを離れたぜいたくな経験をしなくっちゃ人間の甲斐はない
こころは読めたがそれからは難しくて断念した
夢十夜の第三夜がこわすぎる・・・。あんな短い文章なのに下手なホラーよりよっぽどこわい・・・。
坊ちゃん読み終えたんだけど、バッタを布団に仕込んだ学生を煽ったやつは結局いなかったってことでいいの?
漱石作品の中では『硝子戸の中』が一番好きだな
漱石の文体大好き
だのに猫だけは小学生の頃からン十年、
度々挑戦しては挫折…
いまだに読了できないでいる
701 :
無名草子さん:2007/09/29(土) 08:09:15
>>700 漱石は概して初期作品の方が取っ付き易いんだが。
歳食うと却って付いていけないかも
猫なんて途中の章だけでもいいからてきとうに拾い読みすればいいんだよ。
最初から最後まで通して読んだ場合と結果は大してちがわない。
でもきっとああいうのが面白くないんだろうな。
夏目漱石が猫を書き始めたのは38歳だからな
それを小学生が軽く読破しようってのも無理のある話しだろ
704 :
無名草子さん:2007/09/29(土) 19:59:43
>>702 でも最終章位は全部読んでおいても良いかな。
>>703 >小学生の頃からン十年、
>度々挑戦しては挫折…
>いまだに読了できないでいる
ひょっとしたら、漱石の実年齢を疾うに追い越しているかも。
それはそれでなあ‥
>>704 すまん、ン十年は言い過ぎたw
拾い読みでならなんとなく読んだんだけどねー
よし、本腰入れて読むぞってなると駄目
最初はニヤニヤしながら読めるが途中で自分がダレてくる
「作者の求めるもの」を追求するのが一般小説
「読者の求めるもの」を追求するのがラノベ
俺はこう考えてる。
純文学とか読むと分るけどさ、腐敗しきってんだよ。一般小説は。
独りよがりなオナニーをタラタラ垂れ流してるだけ。
今の純文学は漱石の文学を基盤に書かれてるわけだし、基本的に明治の文学と言っていいわけだよ。
その証拠に成熟しきっちゃたから進化を止めて保守的になってるじゃん。「純文学とはこういうもの」ってのが確立されてるじゃん。
だからどんどん前に進んでる「日本語」から取り残された。
漱石の文章とかもう読めたもんじゃない。古文書。化石。
「文章は劣化しない」とか言っちゃう馬鹿がいるけどさ、言葉は風化するんだよ。
言葉が風化すれば自ずと文章も風化してくる。
風化した文章って古典と同じだからさ、文章を書いた人がアタマヨサゲに見えるわけ。「それを読んでる俺カッコイイ!」なわけ。
それを美文だのなんだのとまつりあげるんだから失笑モノだよ。
熟れ過ぎた果物をそれと気づかずに食べてる。それが今の一般小説厨のオメデタイところ。
一方、ラノベはまだまだ発展途上だ。
「コレはラノベ」とは言えるけどさ、定義なんて文章の上では見つからない。
漢字が少ない? 文章が稚拙? 高橋弥七郎とかあてはまらない。
ファンタジー? SF? 半月はどうなんだ。
「絵がある」という共通点はあるけどさ、言ってしまえばそれだけ。
文章の上での共通点なんてないし、まだ模索してる最中。
読者の求めてるものがまだわからないから多様化してる。
まだ若い果実なんだよね。みずみずしいとは言わないけどさ。
下がり続けてるものと上がり続けてるものを比べてどっちが優れてるなんて言ってるのは意味がないと思う。
少なくとも俺はそう思う。
いつかは追い抜かされる日が来るからね。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1171251147/206
>>706 自分はラノベも漱石も並行して読んでいるが、各々異なって様相を呈しており、
どちらが絶対的に面白く、もう一方が絶対的につまらないということはないと思う。
「作者の求めるもの」と「読者の求めるもの」が一致する可能性も少なからずある。
・・・だが、最近の「文学」が、単なる自慰小説と化している点は否めない。
ラノベが上がり続けてるって……スレイヤーズやオーフェンの頃と較べるとひどいと思うんだが
純文学にしても確かにイマイチなのは否めないし、何から何まで停滞気味ってのがこの国の現状
草枕の冒頭って、一般には「この世」は住みにくいって言われてるけど実際は「人の世」は住みにくいですよね?
なんでこの世の方が広まったか分かる人いますか?
「この世」でそんなに広まっているとも思わんが
でもその理由なら簡単
七五調で語呂がいいからに決まっている
>>709 漱石が使ったからといって必ずしも広まるわけじゃないでしょ
俺の勝手な憶測だが「人の世」というと他人事な感じがするからじゃない?
「この世」と言った方が自分たちの話をしているというニュアンスが出てると思う
江戸博の漱石展はスレチ?
「この世」なんて聞いたこと無いけどなぁ。
>>711 その「他人事感」がいいのだよw
>>713-14 いや、709の質問って
「なんで『この世』という言い方の方が、『人の世』という言い方より使われるのか」
ということであって、漱石自体は関係ない質問じゃないの?
そりゃ『草枕』的には「人の世(=俗世間)」ですよ
716 :
無名草子さん:2007/10/07(日) 02:41:31
「こころ」をさっき初めて読んだんだけど夏目漱石って天才だね。
やっぱり明治に生きた人間って偉人が多いなあ
>>716 『こころ』の良さに気づける、あなたもすばらしい。
こころは本当にいいものだ
719 :
無名草子さん:2007/10/18(木) 20:06:04
高校の時、それでは先生と結婚した彼女はどうなるの?
と女生徒の読書感想に在ったが、この男同士の世界からどう
応えたらいい?
財産もあるし、逞しく生きてゆくさ。
私は「草枕」が一番好き。主人公が床屋に行って、鏡に映る自分の顔を面白おかしく書いていたり、
サボテンのことを、しゃもじに子しゃもじが・・・とか、ゼリーより羊羹について述べているところが笑える。
何度読んでも面白い。
722 :
無名草子さん:2007/10/23(火) 19:13:16
初めて夏目漱石の本を買うのですが、一番原型のまま(漢字や表現)の会社はどこですか?
比較的容易に手に入る中では岩波文庫が良いのではないでしょうか。
そんなに高くないから全部買えば?
つ直筆で読む『坊ちゃん』
>>726 何も新書版にしなくても良かったのに。疲れそうなので買うのやめた。
728 :
無名草子さん:2007/11/06(火) 02:34:22
三四郎おもすれー
落第という机の彫刻に感心している三四郎の描写が笑える
730 :
無名草子さん:2007/11/08(木) 08:03:58
新潮じゃなく岩波か
買い直さなきゃ
三四郎の文庫本ならたくさん持ってる
岩波が新旧2冊、角川も同じく2冊、それに集英社と新潮。
持っていないのは講談社と旺文社と春陽、ほかにもあるかな。
734 :
無名草子さん:2007/11/14(水) 19:10:44
>>712 きょう行ってきたよ。
ノートの落書きがものすごくヘンテコでおもしろかった…
ちくまと岩波ってどっちのがいいかな?
夢十夜を最近読んだけど最高に面白かった。今の作家の本なんて読めんわw
738 :
無名草子さん:2007/12/06(木) 23:10:28
>>722 新潮文庫です
研究者の間では常識
岩波は漢字をひらがなに開きすぎ
739 :
無名草子さん:2007/12/15(土) 02:22:32
当時は男尊女卑が酷かった時代らしいが、
外面性と内面性に拘った漱石の生き方を思うと、奥さんや家族を愛して喧嘩出来る関係だったと思う。
周囲の影響と自分の考えを分けて、折り合いつけて生きていたんだろう。
740 :
無名草子さん:2007/12/19(水) 03:30:55
↑
ちょっと、日本語としてどうだろうか
こころはフェイバリット小説で坊ちゃんも面白かったが
それからも三四郎も挫折しそうだ もともと漱石と肌が合わないのかも
742 :
無名草子さん:2007/12/20(木) 05:33:47
今や時の流れる速さは、どんどん速くなっていき、時代はどんどん変わって
いってますよね、恋愛感であるとか、高等遊民について、当時の時代背景を、
小説の冒頭に注釈として付けなければ内容が理解できない時が来るのだろうか。
>>742 恋愛感→ストーキング 高等遊民→高学歴ニート
辺りでいいかと
744 :
無名草子さん:2007/12/21(金) 00:51:22
それが漱石の秘密であった
坊っちゃん久しぶりに読んだ。面白すぐる
トルストイスレで漱石とトルが比較されてます。
漱石は「アンナ・カレーニナくらいなら自分でも書ける」と言ったらしいですね。
本当にそんなことができるのでしょうか?
できるはずがないw
>トルストイスレ
一瞬トルストイレかと思った
その発言のソースがほしい
でも夏目ってトルストイ嫌いそうだな
751 :
無名草子さん:2007/12/24(月) 16:39:37
芥川が戦争と平和を読んだときのこと
「こんな小説に比べたら日本の作家はまだまだだ。漱石先生でもまだまだだと思う」
752 :
無名草子さん:2007/12/24(月) 19:10:56
トルストイに勝てるはずが無いw
お前等中学生が勘違いするなw
753 :
無名草子さん:2007/12/24(月) 19:39:56
お子ちゃま文学の漱石。
トルストイみたいな小説も読んでみなさい。
754 :
無名草子さん:2007/12/24(月) 20:06:32
漱石?
子供だな、おいw
トルストイは神作家。
トルストイを読めば漱石のアホさがわかるw
クリスマスイヴに何回も書き込みして恥ずかしくないの?
757 :
無名草子さん:2007/12/25(火) 02:12:29
どうせそういう奴らだよ
ここにいる俺たちはね
勝手に他人を巻き込むなよ
格別にイタいのはお前だけだって……
トルストイの「戦争と平和」は最後のソーニャのスルーっぷりがひどくて好きになれなかったな
759 :
無名草子さん:2007/12/25(火) 13:13:50
漱石は文学の神
但し文学の世界は多神教
761 :
無名草子さん:2007/12/25(火) 14:34:29
「私はトルストイやロダンのお世話にならないことを
ほんとうに喜んでいる。」
↑どういう意味?
漱石が言ったの?
763 :
無名草子さん:2007/12/27(木) 01:17:24
ほんと、なに言ってんだか
764 :
無名草子さん:2007/12/30(日) 02:13:34
柴俊夫の「坊ちゃん」は名演だった。
また見たい
765 :
無名草子さん:2007/12/30(日) 09:24:11
766 :
無名草子さん:2007/12/31(月) 01:53:15
アホのトルストイ厨が消えたな
767 :
無名草子さん:2007/12/31(月) 02:06:42
まあ、よいお年をお迎え下さい
768 :
無名草子さん:2008/01/03(木) 23:11:53
漱石はトルストイと並べられる作家か。やっぱりすごいな。
いや、並ばないと思う
ホームでは漱石の方が断然上だろ
確か漱石はこのての問答について
講演か何かで語っていなかったか
小説以外は読んだことないんだよな
大学受かったら読もうと思ってるけど
三四郎で美禰子の真意がいまいちわからんのだが
わかる人いる?
774 :
無名草子さん:2008/01/12(土) 20:11:08
267 :吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 20:00:05
虞美人草は愚作、行人は目をおおうばかりの超駄作。
白樺派の面々は「暗い」の一言。未完作「明暗」は
「暗暗」と変えるべし。私小説のはしりとも言えぬは。
「則天去私」が聞いてあきれる。「門」のえせ禅かじり。
枚挙にいとまないわ。えげれすから尻尾をまいて逃げ帰った
意気地なし。南方熊楠偉大なり。
>>773 一貫して三四郎の視点で書かれているから
美禰子の思惑なんてわかるわけない
この小説は
三四郎にわからないことは読者にもわからない
そういう仕掛けになっている
ストレイ・シープ
美禰子本人が気づいて無かったんでしょ、自分の真意に
自分でも気づかぬまま、男を誘惑しその気にさせてしまう
「我は我が咎を知る。わが罪は我が前にあり」
つうか、漱石にもよくわからないだろ
漱石はちゃんと考えて書いてはいるだろ
構想メモも残っているし
森田草平と心中未遂事件をおこした平塚らいてうがモデルらしいし
まあ、女の描写に見るべきものがサッパリ無いのは昔から言われていることだから
それがみたけりゃ他の小説読めばいいだけだし
それ俺も書こうと思ったw
今年のセンター国語の小説分野に彼岸過迄がきたな。
多分満点とったよ
古文といって浅井了意あたりが出るのか
なんかすげぇな
こんなの問題文読むだけで80分終わってしまうぞ
第一問目の本文が面白い
感想に彼岸過迄が無いとかワラタ
玉はどうです
789 :
無名草子さん:2008/01/25(金) 15:40:15
「明暗」は漱石の死のせいで途中で終わってしまったみたいですが、
やっぱり最後の方は物足りない終わり方をしていると思いますか?
もし、漱石が完成させていれば、それは現在残っている「明暗」に、
どれくらいのページ数を追加することになっていたと思いますか?
>>789 少なくとも『続・明暗』のようには成らないだろうな
791 :
無名草子さん:2008/01/25(金) 16:16:16
夏目漱石『我輩は猫である』
我輩はキャットである。名前はまだナッシング。
どこでボーンしたかとんと見当がつかぬ。
なんでもダークでウェットなプレイスで、
ミウミウ泣いていた事だけはメモリーしている。
吾輩はここではじめてワールドというものを見た。
しかもあとでヒアするとそれはスチューデントという
ヒューマンの中でモーストデンジャラスな種族であったそうだ。
このスチューデントというのはサムタイム我々をキャプチャして、
ボイルしてイートするという話である。
死して弱点を克服する
793 :
無名草子さん:2008/01/26(土) 08:11:39
794 :
無名草子さん:2008/01/26(土) 13:07:41
続・明暗はできは良いの?
ネットで見る限りでは評判良いけど、どうなの?
え、いいの?
俺は悪い評判を見て読むのやめたんだが
796 :
無名草子さん:2008/01/27(日) 09:21:13
読解力をつけるために何度も読み込むのにはどの作品が良いでしょうか?
『現代日本の開花』
自分が面白いと感じるものだろう
800 :
無名草子さん:2008/01/28(月) 03:17:26
>>797 「猫」「坊っちゃん」「三四郎」
漱石は初期が抜群に良い。
キャリアを追うごとに苦悩とやらを垂れ流し始め、文章も説明的かつ
直接的になって行くから得るものがない。
後期には実に凡庸な作家になってしまう。
明暗が座右の書である私に喧嘩売ってんのか
後半は一貫して同じテーマを書き続けたからな
だから
>>800みたいな極端な解釈が出てくるんだろう
『三四郎』以降の小説を連続して読んだことがあるよ。
大河小説として読める。
804 :
無名草子さん:2008/02/02(土) 00:35:29
夢十夜の5話の話が良く分からない。
馬に乗った女の人は死んだの?
天探女って何?
途中まで凄く面白かったのだけどなぁ…
最近夏目漱石を読み始めた
自己のエゴや罪悪感の心理描写の細かさに感動してる
門の小六に対するイライラ感は自分にも心あたりがあって凄いうわあああ!!ってなった。
「こころ」だけど
Kは先生とお嬢さんが結婚することを知ったから自殺を選んだの?
それは関係なく「覚悟」はあるって言った時点で自殺を決めてた?
私に対して先生は何を伝えたかったから長い手紙を書いたの?
目先の利害に惑わされて騙したりするなってこと?
807 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 03:01:58
だから素人は嫌いだ
808 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 15:05:50
Kは自分にとても厳しく、目標に向かって一直線なところがあったから、恋愛なんてしてられないと思った。しかし、お嬢さんのことを好きになってしまい、それは自身の道理に反することになったので、自分を戒めるために自殺した…と解釈したよ。長文すまそ。
809 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 17:35:23
先生がお嬢さんと結婚すること(をKが知った事)はKの自殺に何も影響してない?
Kの覚悟って具体的にはどんなことだったのかな?
810 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 19:11:42
>>800 坊っちゃんより前は小説になってないだろ
やはり「こころ」が最高傑作
あとは付録だと思うぞ、現代では。
811 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 20:19:15
>>806 主人公は奥さんに惚れていた。先生はそのことに気付いたうえで
彼女をよろしく頼む、新しい生を与えてやって欲しい、と頼んだわけ。
小説の構造を読めばわかるだろ?
812 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 20:25:42
>>810 「猫」「坊っちゃん」「草枕」が現代作家でも及ぶところのない超ハイテク小説であることを
君がわかるようになるには、まだまだ時間がかかりそうだね。
よりにもよって「こころ」が最高傑作とは・・・orz
813 :
売国マルハン:2008/02/04(月) 20:28:05
814 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 20:29:41
>>811 学会では1985年以来の定説
自分の説みたいに書かないでね
815 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 20:47:14
>>814 定説というよりもいまや知らないほうがおかしい常識だ。
小森陽一ごときを知っていることを、得意に思ってしまうような無知がなければ
あの程度のレスはあたりまえのこととして無視できるはずなんだが・・・
あえて一言いいたくなってしまう未成熟なスノビズムを反省するがよい・・・。
816 :
811:2008/02/04(月) 21:01:40
学会だの小森陽一だのは知らないが、つーか、普通に読めばわかる部分だろ?
一人一人読み方は違う。
>>814 文学の学会(笑)なんてゴミの役にもたたんがね
ばかやろ
主人公が惚れていたのは奥さんじゃなくて先生にだろうが
820 :
無名草子さん:2008/02/05(火) 06:47:35
下の読者=主人公じゃね?
ソウセキが読者に伝えたかった事は何?
821 :
無名草子さん:2008/02/05(火) 11:52:33
漱石全集って、文学作品は17巻まで?
主人公女説ってあったなあ
823 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 01:59:14
バカの巣窟だ
824 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 02:20:55
825 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 02:22:14
>>820 おまえ、厨房だろ
でなきゃ、現役の高校国語教師
なんだかなぁ
827 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 14:33:00
>>825 どこでそう判断した?
あと職業とレス内容にどう言う関係があるの?
828 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 16:34:37
>>827 わかるさ
「漱石が伝えたかったこと」なんて時代錯誤の問題意識を持っているのは
学校教育の現場だけ だから厨房か現役高校国語教師
829 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 16:46:35
いまでも現代国語の教科書って「こころ」の先生の手紙の部分だけを抜粋して載せてるんだろうか?
あれは酷かった。どーしても漱石を載せたけりゃ「夢十夜」でも選べばいーのに
830 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 17:26:16
831 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 21:36:25
>>830 「おまえはどう読んだか?」に決まってるだろ
>>829 そうだよ。たいていは正月のカルタ取りの場面から、Kの自殺まで
>>831 「漱石が伝えたかったこと」と「おまえはどう読んだか?」
はどこがどう違うの?
俺は先生が僕に手紙を渡したのは僕が静を好きだったからだとは絶対思わないな。
面倒みてくれる人が現れたから説は認めるけど
俺が思うに先生は僕が昔の先生(または今)にそっくりで
先生は自分のようになって欲しくないから僕に色々忠告したり手紙を渡したりしたんじゃないかな
834 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 02:02:15
>>833 そうでしょう。
で、だからそれがなんだ? って話にはなるが・・・
お話的にはけっこうくだらない話だわなwww
「私は過去の因果で、人を疑りつけている。だから実はあなたも疑っている。しかし、
どうもあなただけは疑りたくない。あなたは疑るにはあまりに単純すぎるようだ。
私は死ぬ前にたった一人で好いから、他を信用して死にたいと思っている。あなたは
そのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたははらの底から真面目ですか」
836 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 02:53:45
>>832 実質は同じなんだわ
ところが、学校教育では「漱石が伝えたかったことは何か」
という問題設定をしてしまうんだんな
国語教育はアホだ
「漱石が伝えたかったことは何か」なんて言われたら、まるで一つの正解
を探すために読むみたいになって小説嫌いになりそう。
838 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 03:32:57
漱石みたいなやつになにが伝えられるっていうんだ? あれはろくな人間じゃないだろう。
芸術家としては人類史に残る偉業の持ち主なんだけどな。
漱石も面白いが
漱石論も面白い
840 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 03:54:04
よく小説家がこんな性格を書くの、あんな性格をこしらえるのといって得意がっている。
読者もあの性格がこうだの、ああだのと分かったようなことをいってるが、ありゃあ、
みんな嘘を書いて楽しんだり、嘘を読んで嬉しがってるんだろう。本当のことをいうと
性格なんてまとまったものはありゃしない。本当のことが小説家などにかけるものじゃなし、
書いたって小説になる気づかいはあるまい。本当の人間は妙にまとめにくいものだ。
小説は個の人間を使って類を描き出すものだと思う
漱石は特にそれを意識していたと思われ
842 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 23:05:40
>>841 ああそれな
漱石のメモに一般的ケースと個別ケースがどうのこうのと書いたのがあって、
一時期(昭和と呼ばれた頃)『明暗』論によく引用されたよ
843 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 23:07:17
>>837 そういうこと
だって「作者の伝えたかったこと」ってのは
教室では閻魔帳の中にあるんだからさ
作者の言いたいことを探すなんてやり方は、大昔にロラン・バルト(だっけ)が批判してるのにな
>>840 坑夫か
よく作中に芸術論だとか飛び出るよねこの人
実に面白い一節だな。
テクスト論者から自然主義者への批判とも取れる。
漱石が自分の人生やら小説やらに不満そうなのは全部ポーズに過ぎないの?
漱石が満足してたのは何をやってるとき?
>>844 デリダだかロラン・バルトだかが書いたものを読んで
彼らが何を言いたいのかを探す意味がないってこと?
こころを読んで「天丼が旨い」という解釈と
「エゴと倫理のジレンマだ」という解釈と
正しいのはどっち?それを判断する基準は?
あと、コミュニケーションって何?
日本語でOK
>>846 病気で寝ている間にいろんな人たちが慰問してくれたときじゃね?
850 :
神奈:2008/02/08(金) 20:50:00
質問です。
精神的向上心の無いものは馬鹿だ
といういのはどういうことですか?
詳しく教えてください。
851 :
無名草子さん:2008/02/08(金) 21:44:09
>>845 面白い意見ですね。
この一節が「自然主義への批判」というのは常識ですが、
「テクスト論」からの批判というのは座布団一枚でしょう
852 :
無名草子さん:2008/02/08(金) 21:55:53
>>847 ちょっとカマトトの臭いがするが、真面目な質問と仮定して答えよう
ロラン=バルトの「作者の死」は『物語の構造分析』(みすず書房)で読める
バルトの言いたいことは次の2点に要約できる。
@この評論が書かれた1968年頃までは文学評論といえば、「作者論」だけだった
バルトは、それは数ある文学評論の可能性の一つにすぎないと論じた
Aでは何を中心に論じればいいのかという問に、バルトはこれからは「読者」であると
問題提起した
したがって、「彼らが何を言いたいのかを探す意味がない」のではない
「意味」はある。しかし、それは一つの可能性にすぎない、
一つの思想にすぎないということになる
「正しい」という概念を文学研究に持ち込むべきではない
君の例示なら、「どっちでもいい」と答えるしかないだろう
「正しさ」や「主体」は権力という目に見えない生き物が
生きていくために導入した「装置」だと考えるべきものだ
実際、国語教育での「正しさ」は教師という権力者の閻魔帳の中にあるだろ
これは、フーコーを読めばわかること
853 :
無名草子さん:2008/02/08(金) 21:57:35
>>850 あのな、質問がちょっと幼稚すぎるだろ
『こころ』を読んでりゃ、Kの宗教的関心から出た言葉としか理解できないだろ
854 :
無名草子さん:2008/02/08(金) 21:59:03
なんか、無料の法律相談みたいになってきたな
>、フーコーを読めばわかること
これで終わっちゃうと、なんだかなァ・・・って気分になるw
856 :
無名草子さん:2008/02/09(土) 02:59:13
君がはじめればいいことだろ
皆まで言わないって言うことは
知識があることをひけらかしたいだけだろう
則天去私ってショーペンハウエルの「意思と表象としての世界」の盲目の意思と同じじゃん。
859 :
無名草子さん:2008/02/09(土) 18:31:12
>>857 そうではないね
君があまりに無知なので皮肉っているのだ
860 :
無名草子さん:2008/02/09(土) 18:36:41
>>858 「則天去私」なんてくだらないとは思うが
禅から来ているということになっている
ただ、漱石の蔵書目録を見ればショーペンハウエルは1冊しかないが
ハンドブックのたぐいで知識は得ていたと考えるのが自然
「ショーペンハウエルの「意思と表象としての世界」
の盲目の意思と同じ」でも、不思議はない
861 :
無名草子さん:2008/02/09(土) 21:23:22
「それから」が現代版なら、代助がデスノートを拾う。
862 :
無名草子さん:2008/02/10(日) 02:28:33
>「正しい」という概念を文学研究に持ち込むべきではない
といいつつ
>フーコーを読めばわかること
と断言してしまう矛盾性をここでは指摘しておこう。
結局、フーコーという新しい閻魔帳を持ち出そうとしているだけなのでね。
めんどくさいから、
ttp://www.geocities.jp/nakanakana_jinsei/hitorigoto04_04.htm からコピペ。
> 何かの発言、報告・発表する時に話のポイントを整理したメモや、参考資料を自分の手元に、自分が見る
> ためだけに用意することってあると思いますが、そういう場合、その参考資料を何と言ってます?
> 今の学生もそう言っているのかどうかわからないですが、普通、「虎の巻」とか「あんちょこ」とか
> 言ったりしません?
中略
> 「閻魔帳」って言うと、教師が常に持っている手帳(台帳)で、学生・生徒の試験の成績や品行などを
> 記載しているものを言うと思いますから、
事例を並べ立てたフーコーの書物なんかはまさに閻魔帳だなw
エンマ君を馬鹿にすんなよ
866 :
無名草子さん:2008/02/11(月) 01:58:20
>>862 アホでもできる、つまらないメタ批評
こういう脱構築批評は何ものも生み出さないということを知らないんだな
つか、ちゃんとアンカーしてない時点で「何ものも生み出さない」
868 :
無名草子さん:2008/02/11(月) 02:06:47
>>867 だな
脱構築批評はポモの主要な武器だったが、文学研究論文生産装置
で終わってしまった時代遅れの武器
>>862は、そんなことも知らないのかな?
と、さらなる脱構築を試みる>868であった
難しい話はよくわからないけど脱構築って要するに揚げ足取り?
871 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 17:46:54
>>870 に近いね。
アホな学長が入学式で「これからは自分の頭で考えなさい」と言ったら
「それじゃ、おまえさんのいま言ったことを聞いたらいいのか聞かなくていいのか、
どっちじゃ!」と突っ込みを入れるのが、脱構築。
つまり、相手の言うことを真に受ける振りをして、「あんたの言うりにすると
あんたの言ったこと自体に矛盾が生じるぜ」と突っ込みを入れるわけ
したがって、批評力はあるが、生産的な方法ではないと言っているわけ
872 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 17:53:34
ああ、言い忘れた
俺は
>>866でもあり
>>871でもある
>>862はそれなりの脱構築批評になっているから評価して再批判をしたが、
>>869はそれこそただの揚げ足取りであって、脱構築になっていない
脱構築は、あくまで相手の論理をいったん受け入れて、それをそのまま相手に投げ返して
おまえの言っていることには矛盾があると指摘すること
いまは、「脱構築」という言葉がただの「批判」という意味で使われてしまっている
脱構築がいけないのであれば、それがなぜいけないのかを具体的に語ればいいんじゃね?
ここでは、「フーコーを読めばわかる」という断言を批判されているわけだから、
「フーコーを読めばわかる」という断言を批判することは間違いである、なぜならば・・・
とやってくれれば、わかりやすいと思う。
はいはい
フーコーフーコー
今更
>>862にレスだけど
「正しい」を文学研究に持ち込むべきでないのであって、
フーコーを「正しい」とすることは文学研究と直接関係がないからよいのでは?
フーコーを正しいとすること自体の正否は知らない
876 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 23:13:22
>>873 誰にレスしてるのかな?
俺は
>>872だが、脱構築が「いけない」とはまったく言っていないぜ
生産的でないと言っているだけだ だから「いけない」のでもないし
使いたければ存分に使えばいいではないか
君、読解力がなさすぎるね
877 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 23:19:28
>>873 ああ、言い忘れた
>>862は「フーコーを読めばわかること」という俺の言葉を「批判」してはいない
前の言葉と比べて「矛盾」があると「指摘」しているのだ
そして、この「指摘」は脱構築に値するから、俺は
>>866において
「君の脱構築はつまらないね」と批判したのだ
悪いが、君は何もわかっていないようだ
>>862の方がよほどわかっている
もういいじゃん
フーコー言いたいだけだろw
879 :
無名草子さん:2008/02/13(水) 02:19:07
>>878 そう言う君もしつこくこのスレ読んでるね
これが、脱構築批評の典型
無意味な糞レスは読んでないよ
ここはフーコーすれじゃないからこのスレにいる
こと自体、矛盾でもなんでもない
881 :
無名草子さん:2008/02/13(水) 20:35:05
このスレに釣り宣言する馬鹿なんていないよな
>>877 批判の声に対する声を個人的に持ちえない者が批判者の声をある論理モデルに
あてがったうえで、そのモデルに対しての批判を始めるという、位相ずらしの
逃げを打っているから、そこをからかう
>>869みたいなレスを呼び込むことになる。
ある意味、
>>869こそ批評感覚を持っている。
グーの音も出ないのならば、出さなければよい。
無理にグーwとか言おうとするから、スレが汚れるのだ。
あなたの好きな言葉で言えば、生産性がないレスは控えたほうが良い、ってことだな。
作家活動10年は短すぎる
885 :
無名草子さん:2008/02/14(木) 03:18:57
>>883 おまえ厳密な議論ができない頭だな
俺は
>>869に「批評感覚」がないとは一言も言っていないぜ
「グーの音も出ない」とはさらに言っていない
言っていないことを言ったかのように批判するのは、ふつう「言いがかり」と呼ぶ
バカがよくやることだ
それに、おまえは俺が「批判の声に対する声を個人的に持ちえない者」
だとなぜ「わかった」んだ? おまえは神か?
これまた「言いがかり」だろう
ちなみに
>>869は「脱構築」にはなっていないが、まあ毒にも薬にもならない程度の
批評性は持っているというのが、俺の判断だ
私の個人主義も面白い
文庫だから安い
887 :
無名草子さん:2008/02/16(土) 03:15:32
でも、教科書に入ってたから嫌い
草枕、書き出しのフレーズに惹かれて購入して早4ヶ月…
一体全体なにがなんだかわからずに数ページで中断中
草枕は、俺もむつかしかった
さっぱりわからなかった
890 :
無名草子さん:2008/02/16(土) 23:30:01
いま国語教科書と言えば『こころ』だが、戦前は『草枕』だった
内容じゃなくて、教科書は「美文」の例文集だったからね
漱石の大ファンと言いながら、10年以上たちますが、三四郎、それから、門、こころしか読んでません。
どうしたらいいでしょうか。
夢十夜が好きな人が多いみたいなので、買ってみて、やっと第一夜を読みました。
一番好きなのは、三四郎です。何度もよんでます。拾い読みもよくします。
三四郎君、かわいいです。
>>891 坊っちゃん、が痛快。これも何度でも読めると思う。
吾輩は猫、も内容はやさしい。
ただ、大人にとってはおもしろいんだろうな、落語みたいなハナシだ。
漱石工房やお墓に行ったことある人いる?
池袋駅から歩いて行くらしいんだけど興味あるんだよなぁ〜
894 :
無名草子さん:2008/02/17(日) 05:11:08
>>893 そういうことに関心がある人には関心がない
>>894 別に自分自身に興味もって欲しいなんて微塵も思ってませんが(笑)
896 :
無名草子さん:2008/02/17(日) 17:45:32
>>895 すんません 冗談ですが、気分を悪くされたらごめんなさい
(笑)とあるので大丈夫ですよね
>>896 もしや出会い厨だと思われたのかしら?違いますよ
ケーベル先生を初読中
898 :
無名草子さん:2008/02/17(日) 21:43:06
>>897 いや、いや そんな深い意味のある冗談じゃないです
漱石は随筆もいいですね
佐藤春夫などは、書簡集が抜群と言っています
ただ、周辺の人の回顧録を読む限りは、人間的には問題ありみたいですね
問題ありな点とは具体的にどのようなところにあると書かれているのでしょうか?
鵜呑みにはしませんが
900 :
無名草子さん:2008/02/18(月) 03:26:46
>>899 それは何たって、鏡子夫人の『漱石の思い出』(文春文庫)ですね
漱石を「狂人」と決めつけているのだから、なかなかです
漱石人の日記や断片を全集で読んでも、かなりヘンですよ
漱石7年周期説というのがあってね、7年ごとに狂うというのだ
夫人によると、狂うときには宿痾となった胃の具合がいいと言うんだ
いまもお茶の水にある井上眼下で出会った女性に関する「恋愛事件」
が最初の「発病」という説もあるな
901 :
無名草子さん:2008/02/18(月) 03:28:13
井上眼下→井上眼科
です もちろん
へぇー、面白そう…新潮から出てると嬉しかったんですが、是非読んでみます。
文鳥って実話ですか?
903 :
無名草子さん:2008/02/18(月) 16:23:02
映画になったんでしたっけ
「文鳥」は実話みたいですね
あの中にちらっと出てくる女性の思い出が
実は密かに恋していた兄嫁だという説もある
漱石の恋人説を追っていくと、なんだか
何人も恋人がいたような感じになってしまう
早速「漱石の思い出」を探しましたが、取り寄せになってしまいました
その代わりに漱石の孫(男)が書いたという新潮文庫を見つけました
本人と会ったことはないと冒頭に書かれてたので読みませんでしたが…
905 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 02:18:22
夏目房之介ね
おじーちゃんの名前で食ってるショウモナイ漫画家
ゴミだからすぐブックオフに売った方がいい
906 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 02:23:53
ああ、言い忘れた
漱石は子供たちが結婚する前に死んだから、孫は漱石を見ていない
『漱石先生ぞなもし』(文春新書)シリーズなど、漱石ものや昭和史で売った半藤一利は
漱石の娘筆子の娘と結婚している で、この人も漱石で食ってるわけ
907 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 02:25:02
文春新書→文春文庫
以上、訂正でした
>>905 やっぱりそういう輩なんだ…買わなくて正解だった。よかったよかった
なぁにが、たまたま漱石と同じ場所で書き物をしている…だ!いやらしい!
…と思って棚に戻しました
909 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 22:42:44
>>891 『三四郎』は教養小説の一つとして読むのが醍醐味だと思う。
他作家と比較することで、その秀逸さがわかる。
トーマス・マンの 魔の山 や、森鴎外の 青年 とよく比較されるが
個人的な感想を言えば、三四郎が圧倒的に優れている。
読み返す旅に違った意味にとれるところなどは、文章芸術の極致だと思う。
910 :
無名草子さん:2008/02/20(水) 01:27:03
>>909 だけど、蓮実重彦などはフロベールの『感情教育』にはるかに及ばないという評価
漱石の千円札を額に入れて飾ってます
913 :
891:2008/02/20(水) 22:27:22
>>909>>910 そうですね、そんな感じですよね。鴎外が「三四郎」を読んで「青年」を書いたというので、
「青年」買ってみましたが、まだ読んでいません。あああ。
「魔の山」も「感情教育」も読んでみたいです。
それにしても、「三四郎」は何回読んでも飽きません。他のもですが。
内容も文章も大好きです。
>>912 漱石の千円札・・・私も取っとこうと思っていたのにボンビーなもので
使ってしまって後悔しています・・。
914 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 02:56:59
そういや私も野口千円が出回る4ヶ月前くらいに、祖母の家のアルバムに記念にはさんでおいた事を思い出した。
つい聖徳太子一万円が記念に飾られてたからつられて夏目千円も飾ってしまった。
貧乏人なのに
>>909 共に上京青年の話なのに、三四郎の迷いは
身に詰まされて好感が持てない。青年の方は
目的意識が明確で判り易い
>>914 漱石は小説家専業の為に東大の教官を捨て、
英世は功成り凱旋帰国を果たしたのに東大は受け入れなかった
(今の東大なら考えられない。客員教授位には迎えるだろ)
三四郎のパーソナリティは今の若者の小説やラノベの主人公に近い気がする
917 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 22:58:19
>>915 このレスは、日本がおかしい
「身に詰まされて好感が持てない」→「自分の身に照らして好感が持てない」など
「東大の教官を捨て」→「東大の教官の職を捨て」など
>>915は教養がないようだ これでは漱石は読めまい
918 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 22:59:21
訂正
日本→日本語ね
919 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 23:00:14
>>916 それは、三四郎が「巻き込まれ型」の主人公だからでしょ
920 :
913:2008/02/23(土) 23:20:41
>>917 確かに、「身に詰まされて好感が持てない」とはどういうことかえ?と思った。
重箱のスミをつつくようでスマン。急いで書いたのかも。
みなさんのレスを読んで「青年」を読もうと思って探しているのだが見つからない・・
どこに置いたんだ私・・・
>>906 半藤一利は何故あんなに下品なんだろう。
著作を読む機会があって、その時は「なんだかつまらない上に
押し付けがましいなあ…」という感想だったが
某誌に載っていた対談を読んで、その品性の無さにちょっと驚いた。
922 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 23:27:52
ちょっと教えて欲しいんですけど・・
「三四郎」で美禰子と三四郎が丹青会の展覧会に行って、
原口と野々宮さんに会った時に、美禰子が三四郎の耳元で何かを
囁いて、その後、三四郎がさっきは何と言ったのかと尋ねて、
「野々宮さん。ね、ね」
「野々宮さん・・・」
「解ったでしょう」
とありますが、よく意味が解りません。
だれか教えてください。
半藤一利って上のレス通り謂わば漱石の義理の子孫だろう
それにしては、漱石もの、見識の無いないことばかし書いてるな
何が歴史探偵だ
924 :
無名草子さん:2008/02/24(日) 00:37:46
>>922 そうなんです この場面の解釈は難しいですね
プロポーズしてくれない野々宮に業を煮やした美禰子が
三四郎に思わせぶりなポーズをしたところを見せつけて
嫉妬心でも煽ろうと考えて、それを三四郎にも「解ったでしょ」
と同意を求めたが、うぶな三四郎にはそれが伝わらなかった
という解釈が一般的だと思いますよ
925 :
無名草子さん:2008/02/24(日) 00:42:24
>>921 >>923 半藤一利さんは文藝春秋の編集者だったのに、いまはなぜか朝日新聞御用達となって
朝日新聞の権威を笠に着て大いばりといったところ 朝日新聞も彼を利用しているから、
持ちつ持たれつのご関係
926 :
無名草子さん:2008/02/24(日) 08:51:59
>>924 なるほど、ありがとうございます
美禰子は「解ったでしょう」で野々宮と三四郎
両方に嫉妬心を抱かせようとしたわけですね。
恐ろしい女だ。
927 :
無名草子さん:2008/02/24(日) 09:18:46
>>926 そういうことですね
漱石には女性は根強い女性不信があったようです
実生活から来たのか、シェイクスピアからの影響か
意見の分かれているところです
漱石の小説を読み倒そうと決めてから、こころ→坊ちゃん→前期三部作ときてる。
「それから」って、あまり話題にも上らないし文章も堅くて、他のに比べたらだいぶ読みにくかったが、
ラスト20ページ位の展開の面白さは凄かったなぁ。苦労しながらも、何とか読みぬいた甲斐があった。
929 :
無名草子さん:2008/02/25(月) 03:39:40
読む順番がちょっとヘンだな
でもまあ、読まないよりはいいか
ちなみに「坊ちゃん」でなく「坊っちゃん」だが
『それから』でへばっているようじゃ、後期三部作はきついぜ
漱石のあとに他の読むとすらすらいける
後期三部のほうが読みやすくない?
932 :
無名草子さん:2008/02/27(水) 13:08:16
まあ好みもあるけど、後期三部作は小説内の時間が錯綜しているから
直線的な時間軸に直そうと考えはじめるとこんがらがってくる
俺の場合は、漱石の作品は後に読めば後に読む作品ほどすらすら読めた
理由は単純明快で、漱石の作品に慣れて、難しく感じなくなってくるからだ
例外は、最初に読んだ「坊ちゃん」から「吾輩」への移行と、三四郎の後に読んだ草枕
吾輩は、会話が大人っぽくて、坊ちゃんと比べてとっつきにくかった
漢字も難しく感じた
ただ途中で放り投げるのは嫌だったので、当時大好きだった歴史小説等で気を紛らせつつ、それと並行して数ヶ月くらいかけて、
ちびちび読んだ記憶がある
草枕は、最初のかっちょいいフレーズの作品を今俺は読んでるんだ的な心地よさに浸りつつも、
所詮そんな自己満足だけの余韻は長くは続かず、途中で当時の自分にとっては意味不明ワールドに突入し、
世界観どころか、文章の意味がわからない、最後は字面を追うことすら覚束なくなった
漱石作品では初の一時読書中断という事態に至った
今では、吾輩も草枕も大好きな作品となった
大人になって読むとどんどん味が出てくる作品だ
というわけで、結局漱石の作品は大人にならないとわからないんだろう
日本の名作は皆そうだ だから日本のはやめた
それで、もっぱら世界の名作を新潮文庫他で読んでる わかりやすい 読ませる
西洋の名作はいいよ 文章がやさしい
内容主義で文章に技巧が無いから翻訳で質が変わらない普遍性がある
もう長編だけでも優に50作品以上読んだよ 書店でいくらでも手に入るのがありがたい
漱石も文章やさしい作品いっぱいあるじゃん
936 :
無名草子さん:2008/02/29(金) 19:28:53
俺もはじめは世界文学の方が読みやすかった
ただ、世界文学が読みやすいのは、翻訳の問題もあるんじゃないかな
明治期に翻訳された世界文学なんて、いまは読めたものじゃないよ
漱石ってイケメン
938 :
無名草子さん:2008/03/02(日) 04:21:47
>>937 あばたさえなければと、本人は思っていたでしょうね
あばたってなに?
まめあと?
にきびとかの跡が凹んじゃったのがあばたです。
漱石は子供の頃に天然痘にかかって、その跡があばたになって残ったのです。
ちなみに、あばたもえくぼですよ。ほんとにそう思った時ありましたって自分の話はいいか。
941 :
無名草子さん:2008/03/02(日) 22:29:11
>>940 「あばたもえくぼ」とは、古風ですな
漱石は顔のあばたにかなりの劣等感を持っていたようだね
自虐的な文章もあるし
だから芥川の鼻を推したのか!
漱石はコンプの塊だよね
いい男なのになー
やっぱ育ち方のせいかなあ
頭部がでかいイメージがある
946 :
無名草子さん:2008/03/04(火) 23:14:41
漱石は英国人に対してはコンプレックスを持っていたと思うけれど
日本人に対してはその逆だったと思うよ
ただ、なるほど家庭的には恵まれていなかったから、その点は微妙だね
どっちなんだよ
どんな声だったんだろう?
もそもそしてそう
949 :
無名草子さん:2008/03/06(木) 03:18:08
>>947 人間は複雑だということがわからないのかな?
それに基準や対象を変えれば、結果も変わるのは当たり前です
>>948 昔、レコードに漱石の声が録音されているとかで、再生可能かもという
記事を新聞で読んだが、その結果は報告されていないんじゃないかな
950 :
無名草子さん:2008/03/06(木) 03:21:05
>>948 そうそう、最近江戸東京博で行われた漱石展で頭蓋骨から再生した声を流していた
少しかん高い声 弟子たちの書いたものでも、少し鼻にかかったかん高い声ということだ
男性のかん高い声って想像しにくい
へにょってる…のとはまた違うのかな
952 :
無名草子さん:2008/03/06(木) 21:10:45
面白さだったら猫<書生気質
954 :
無名草子さん:2008/03/09(日) 21:27:40
>>953 それは、昔から女性の方からプロポーズできないという慣習があるからです
時代的な背景や社会的な制約を無視して、ある行為だけを評価するのは
あまり知的とは言えませんね
なるほど〜 べんきょうになるなあ
漱石の作品はとにかく文章がすごい、読んでて快感。
もちろん内容も面白い。
一瞬、これぐらいの文章書けない奴が小説なんて書いたらダメなんて
思ってしまったけど、そんなことないよな。
文章うまいのに内容ない小説なんて最悪だもんな。
だったら逆の方がいいよな。
文章下手でも内容面白い方がいいって◯◯◯も言ってたな。
・・・とか思ったんですが、皆さんはどう思われますか?
でも海外の内容のある文学の翻訳でも
文章がまるで翻訳の「た」で終わるばっかりの文章だと読む気なくす
文章もある程度うまい、読みやすさが必要
けどやっぱ内容が大切
文章は内容を分かりやすく伝えるための手段
それなんてハヤカワミステリー
同じく。
どんなに良いものが頭の中にあっても其れを伝える手段が未熟じゃ
相手には正しく伝わらない。宝の持ち腐れだよ。
漱石の文章は何の抵抗もなく頭に直接入ってくるから好きだ
ああいう文章は一見何処にでもありそうに見えて
実は漱石にしか書けないものなんだろうなぁ
961 :
無名草子さん:2008/03/10(月) 16:19:01
志賀直哉とか小川国夫の小説は、文末がほとんど「た」止めだよ
それがよかった時代もあったんですね
文章がうまい人が伸びるのは事実ですね
考えたこと、経験したことを書く器ができているということみたいです
文章はうまいよねえ。理想的な文章だと思う。
963 :
無名草子さん:2008/03/10(月) 22:28:43
漱石の文章は、同時代の自然主義作家と比べても、現在でも読みやすい
江藤淳はちょっと意地悪く、それは自然主義作家の多くは上京者
(はっきり言えば「田舎者」)だからだと言っています
それに対して、漱石は東京は山の手育ちだし、英語もできた
いまの日本語と素地が共通するのですね
964 :
無名草子さん:2008/03/11(火) 11:20:42
漱石の前後三部作ってそれぞれ三作で話が繋がってるの?
それとも全く別の話なの?
まだこころしか読んでない俺に教えてください
それによって読む順番をあらかじめ決めておかなきゃ
965 :
無名草子さん:2008/03/11(火) 15:55:36
>>964 『こころ』を先に読んじゃダメだよ
後期三部作は『彼岸過迄』『行人』『こころ』の順番です
内容的にはつながっていません
漱石の言う「短編連作」という形式が同じなので後期三部作と言います
ただ、通説ではどれも「知識人の苦悩」を書いた小説と言うことにはなっています
まあ、テーマでつながっているということでしょうか
もっとも、「短編連作」とは言っても、どれも構成が破綻しているのではという説もあります
まあ、是非読んでみてください
俺の個人意見だが漱石の文章コテコテしてなくて余分な飾りがないから凄く読みやすい
英語や難しいことをかいてる人が嫌いだったからなんだろうな
>>966 確かに猫とか草枕とか余分な修飾が全然ないよね
968 :
無名草子さん:2008/03/13(木) 17:38:58
ドストエフスキースレでは、
漱石はレベルが低いと言われてるねw
969 :
無名草子さん:2008/03/13(木) 17:39:38
970 :
無名草子さん:2008/03/13(木) 18:16:31
「漱石は『こころ』において、どのような答えを出したのか?」
と訊かれると、どう答える?
971 :
無名草子さん:2008/03/14(金) 16:39:55
972 :
無名草子さん:2008/03/14(金) 21:28:17
三四郎が敷布をぐるぐる巻きだした時は思わず吹いたw
973 :
無名草子さん:2008/03/15(土) 03:58:04
>>972 そうです
そこは、吹くところです
ユーモア小説なのですから
漱石が楽しんだ寄席はよっぽど面白かったんだろうね
975 :
無名草子さん:2008/03/16(日) 15:16:59
落語好きで知られているからね。
水川隆夫で検索すると、漱石と落語の関係を説明した本が出てくるよ
976 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 03:15:25
970はコピペですが、
真剣に聞きたいです。お願いします。
ファンの方がどう捉えているか知りたいです
977 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 04:10:40
漱石のことがわかるの?
不思議ちゃん
漱石のことなんて漱石にもわかんねえよ
>>968 レベルというよちテーマが違う、といった方がよろしいかと
980 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 13:18:14
漱石の文庫を出してる出版社で、
もっとも現代的な仮名遣い? 文章に訂正されてるのはどれでしょうか?
981 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 15:41:11
>>980 あのな、文章が直ってたら、漱石じゃないだろ
それから、漱石の文庫はすべて現代仮名遣い
言いたいことは、「漢字をひらがなに開くなど、
最も読みやすい表記になっている文庫はどれですか?」だろ
質問さえまともにできないとは、呆れる
982 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 17:32:07
それだと、漱石の文庫本はどこの出版社のも文は完璧に同じってことか。
文字の開きと大きさが違うだけか
やけにイヤミ臭い先生だなw
984 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 22:41:31
>>982 あまりに無知すぎるな
底本をどれにするかで文章が違ってくるだろ
岩波の全集を底本にするか、集英社のを底本にするかで違う
それを、それぞれの文庫編集部が自分のところの方針で
漢字を平仮名に開いたり、たとえば「寝る」を「寐る」にしたりする
漱石を読むなら、そのくらい知っていろ
一番平仮名が多いのは、角川文庫だ
985 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 22:43:28
>>983 自分が無知だと気づいていない奴には、このくらい言ってやらねばな
986 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 22:46:10
>>978 それが現代の文学研究上の常識でしょうね
987 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 02:25:28
無知なのは漱石ファンのお前ら。
オレはトルストイファンだ。お前らよりも上
トルストイやドストエフスキーを読めば漱石なんてアホ
988 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 02:44:44
>>987 まったく文脈と関係ない
単なるバカだなこれは
989 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 02:45:34
>>987 ああ、バカに言い忘れた
ロシア語で読んでから言えよ
>>989 失礼なことをいっては駄目ですよ。
勿論、原文で読んだに決まってるではないですか!
でなければ、そんなこと言いませんよ。
坊っちゃんで爆笑した。 あの、肥やし釣りのくだりでクソワロタwww
993 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 18:20:07
坊っちゃんは夏目漱石が自身の神経衰弱を改善させるために書いた本です。
ギャグ漫画の作者は暗い人が多いって言うしな
『明暗』なんて「痔」である必然性はまったく無いよね。
でも「痔」なんだな。(漱石本人の経験からなんだろうけど)
胃潰瘍に痔かよ
きついな
997 :
無名草子さん:2008/03/22(土) 03:57:16
論もなにも常識じゃねえか