1 :
吾輩は名無しである :
2005/05/27(金) 18:54:04
2 :
吾輩は名無しである :2005/05/27(金) 20:31:55
驟雨
3 :
吾輩は名無しである :2005/05/28(土) 08:26:19
箴言集「文読む月日」は良いね。 「戦争と平和」「アンカレ」は読んでいないのだが、 民話集群や「イワンイリイッチの死」「光あるうち光の中を歩め」「生命について」等 彼の宗教観、倫理観の強くでた作品に惹かれる。
4 :
吾輩は名無しである :2005/05/28(土) 09:38:08
イワンイリイッチの死、おもしろかった。クロイツェルソナタや悪魔よりは神父セルギイのほうが好きだ。 前スレ991 もう絶版みたいですが、「性慾論」(相馬なんとか氏訳、新潮文庫)に収録されてるみたいですが。読んだことないのでくわしいことはいえません。
5 :
吾輩は名無しである :2005/05/28(土) 15:44:08
新スレ乙
>>1 新スレ乙
>>4 相馬御風。
「性慾論」は日本で編集されたもの。クロイツェルのあとがきとか、日記とか
そんなのの寄せ集め。
「太陽は夜も輝く」は、ナスターシャ・キンスキーとか
シャルロット・ゲンズブールとか結構美人が出てる。
>>3 「文読む」の原題は「読書の輪」とかいうそうだ。
7 :
吾輩は名無しである :2005/05/29(日) 15:33:39
廃版になっている「幼年時代」「少年時代」「青年時代」「懺悔」 をようやく手にいれた。(文庫本) 休日、一日部屋にこもって一気に読むぞー!!
>>7 うらやましい。スーパー源氏なんかを使えば早いのだろうがやっぱり手にとりたいなぁ
9 :
吾輩は名無しである :2005/05/29(日) 18:41:03
光あるうち光の中を歩めもういっかいよもうかな 愛と青春と死があるあの話は 読み終わったあとの感覚がなんともいえん
新スレ乙 トルストイは最高だね
11 :
吾輩は名無しである :2005/05/30(月) 22:56:14
正教と対立したトルストイのキリスト教・宗教観に興味がある。 彼独自の研究でまとめた「四福音書の統合と翻訳」「福音書要約」 を読んでみたいものだ。どんな内容なのか 図書館行けばあるかな?
哲学者ウィトゲンシュタインに影響を与えた奴ですね。>トルストイの福音書要約
>>11 「福音書要約」は河出の全集に入っているので、図書館にあるかも。
「四福音書の統合と翻訳」は日本語訳ナシ。
中味は、福音書のギリシア語原文とロシア帝国宗務院の公式訳(むろんロシア語)と
トルストイ自身のロシア語訳を併記し、トルストイによる語釈と解釈を並べたもの。
分量は「アンナカレーニナ」よりは短いが「復活」よりは長い。
14 :
吾輩は名無しである :2005/06/01(水) 08:48:28
>>13 情報ありがとうございます。図書館をあたって見ます。
ところで、トルストイはなんで何事においても理論をとことんまで突き詰めてまで
自身を納得させないと精神の均衡が取れなかったのだろうかと思う。
「天才」であるって事は生きるのがツライんでしょうね。
15 :
吾輩は名無しである :2005/06/01(水) 17:16:45
確かにね・・・ 僕も生きていくのがつらいよ・・・ みんなには想像もつかないことだとは思うけど 馬鹿に囲まれて、馬鹿に話しを合わせながら生きていくのはとても大変なことなんだよ・・・ あぁ、親がもう少し僕を馬鹿に生んでくれさえすれば こんな苦労はしなかったのに! 神様は残酷なお方だ・・・
./ ノ 人 ヽ ヽ __ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\ ./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \ / \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/ ヽ ..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:|| _,,;-‐''"⌒~~~ .ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/ 【ゴールデンレス】 このレスを見た人はコピペでもいいので 10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。 そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ 出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
17 :
吾輩は名無しである :2005/06/02(木) 22:01:57
*** トルストイ言葉の生命(アジアでの語らい) *** だがそれにもまして特徴的なのは、トルストイのあの劇しい、ほとんど動物 的と言いたいほどの、死の恐怖だ。一八九四年、老トルストイは書いている、 「年をとるとは何を意味するか。年を取るとは髪が落ち、歯が脱け、皺が出来 、口から吐く息が臭くなることだ。一切が終わる前にすら、全てが恐ろしい、 いまわしいものになるのだ。べたべたに塗りつけたべに、白粉、そして汗と悪 臭と醜い姿、そういうものがはっきり意識されるようになる。私が今まで奉仕 して来たものは一体どこに行ってしまったのか。美はどこにあるのか。美こそ 一切なのに、もうそれがない。何もない。」と。「一切が終わる以前にすら」 という。それなら一切が終わる時にはどうなるんだ。 井筒俊彦「ロシア的人間」 中公文庫 ページ263より
18 :
吾輩は名無しである :2005/06/02(木) 22:04:39
*** トルストイ言葉の生命(アジアでの語らい) *** しかし、トルストイにおいて、死の恐怖は決して肉体的原因から来るもので はないのである。少なくとも肉体的原因だけではない。ただ漠然と死ぬのが怖い とか、断末魔の肉体的苦しみが恐ろしいとかいうことではない。死を想うこと が怖いのである。たった今まで生きて動いていた生き物が、ある不思議な瞬間 を境にして死んでいく、この神秘に満ちた事実を想うことが堪えがたく恐ろし いのだ。死――彼にとって、それは「虚無への移行」以外の何ものでもなかっ た。千八百六十年九月、兄二コライの悲惨な臨終に居合わせて、彼はこの「虚 無への移行」を目のあたり見た。そしてこの恐怖だけは、彼がいくら「大転向 を経験しても、いくら「基督教的回心」を経ても、元のまま存続した。 井筒俊彦「ロシア的人間」 中公文庫 ページ264より
<<17-18 …は両手をまっすぐ上げて、つぶやき始めた。 「オラに…元気を分けてくれ……」まで読んだ。
20 :
吾輩は名無しである :2005/06/07(火) 23:39:03
井筒って人に解説されても・・・ね
「復活」が16日ごろ復活
22 :
吾輩は名無しである :2005/06/10(金) 00:30:56
, -.―――--.、 ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ .i;}' "ミ;;;;:} |} ,,..、_、 , _,,,..、 |;;;:| |} ,_tュ,〈 ヒ''tュ_ i;;;;| | ー' | ` - ト'{ .「| イ_i _ >、 }〉} `{| _.ノ;;/;;/,ゞ;ヽ、 .!-' | ='" | i゙ 、_ ゙,,, ,, ' { 丿\  ̄ ̄ _,,-"ヽ ''"〜ヽ \、_;;,..-" _ ,i`ー- ヽ、oヽ/ \ /o/ |
ロシアなんか行きたくないけどトルストイの家だけは行ってみたい。 墓も自宅の庭にあるんだよね。
テレビ東京で、トルストイを俗物扱いし妻を馬鹿扱いした 酷い内容の番組がやっていました 所ジョージがでてるやつ 許せん
26 :
吾輩は名無しである :2005/06/10(金) 21:01:06
>>24 ああいうのは事実に基づいてるなら面白いけどあの番組はほとんどがデタラメなんだよな
しかしバカはあれを鵜呑みにする
テレ東でトルストイなんか出てきたのか!見たかったな。 それにしてもトルストイの知名度って、最高の作家の割には低い気がする。
トルストイは国外では知られてるほうではないかな。 っつかスターリンいるし・・・。
30 :
吾輩は名無しである :2005/06/12(日) 06:56:56
復活を途中まで読んだんだけど、あんま面白くないね。 中学か高校の時に読めば、ちょっとは違ったかも知れないけど、、 ドストの方が遥かに面白い。 今のところだけどね。
31 :
吾輩は名無しである :2005/06/12(日) 07:20:51
復活は駄作だっての
32 :
吾輩は名無しである :2005/06/12(日) 08:08:37
末期がんにかかったら復活読め そういうレベルの本じゃ
ていうかトルストイって一般に説教臭いとか退屈って言われる作家だし。 描写や痛烈な文明批判、時折見せる怖〜い懐疑なんかに引き込まれない人や人間トルストイに興味の無い人が読んでもつまらんだろ。
末期がんにかかったらイワン・イリッチの死ですよ
35 :
吾輩は名無しである :2005/06/12(日) 21:35:16
トルストイ・ファンだが、その宗教的説教臭さがいいんじゃないか。
でもそう言えるのは、トルストイがそれだけの作家じゃないと解っているからでしょ。
>>31 >>32 しまった。。知らなかった。。
ここで最初に聞けば良かった。。。
お勧め教えれヽ(`Д´)ノウワァァァァァァン
38 :
吾輩は名無しである :2005/06/13(月) 06:52:19
光あるうちに光の中を歩め がオススメ
俺、若いときにそれを読んでクリスチャンになったぜ。 影響受けすぎだな
復活がつまんない人もいるのか。まあそりゃいるだろうけど、俺は面白かったな。
41 :
吾輩は名無しである :2005/06/13(月) 20:57:12
「人生論」「懺悔」は、哲学から信仰へ至る橋渡しの書 凄すぎ、絶対読むべし 但し、己の人生が常勝無敗で、挫折知らずの絶好調の奴には、面白く無い どころかキモイ本かも
42 :
太郎 :2005/06/14(火) 02:35:49
「アンカレ」の中には2つの恋愛が出てくる。リョービンとキチィの恋はわかりやすい。ヴロンスキーとアンナの恋は、あれは大人の恋かな?19歳の僕にはわからない。
アンナって何で死のうと思ったの?
将来に絶望してじゃないの? ヴロンスキーはアンナを重たく感じ始めてたことだし。
あの本て、実際の女性の自殺から書き始めたらしいけど 推敲するうちにリョーヴィンがメインになったように感じる。
岩波の復活買ったけど、新潮の方が良いなあ 復活以外にロランの伝記も重版されてた
岩波の復活って新訳出たの? 俺が10年前に買ったのは中村白葉訳だが。
確かにアマゾンでも売られるようになったな。改版か?復刻版?
復刊かな。 『トルストイの生涯』 ロマン・ロラン/蛯原 徳夫 訳 定価 735円(本体 700円 + 税5%) 2005年6月16日 重版再開(1961年12月20日発行) 『復活 全二冊 上』 トルストイ/中村 白葉 訳 定価 798円(本体 760円 + 税5%) 2005年6月16日 重版再開(1979年5月16日発行) と岩波HPにあった。ロマンロランの「トルストイの生涯」がホスィ。
ゴーリキーの追憶読んだけどすげえ面白いね。 そういやナボコフだったかがゴーリキーはC+の作家だが、 トルストイの追憶に関してはA-だとか書簡に酷い事書いてたなw。
どこぞのスレとはちがって、ここはまったりしていていいねー。 ロマン・ロランの「トルストイの生涯」、読んでみるよ。
52 :
吾輩は名無しである :2005/07/03(日) 18:54:20
>>37 初トルストイは断然「アンナ」がお薦め。一見ただの恋愛小説だが、とても深い。そして美しい。説教臭さの微塵もない。
好きな場面の多さでいえば、アンナ・カレーニナが一番かな あと、何度読んでみても退屈に感じる場面、っていうのが少ないし
おれは、アンカレは退屈だったな。特に、中盤。 だらだらと、不倫生活の描写がなんかな、と。 リョービンのモノローグ的なロシア観や哲学は、興味深かった。説教臭いけど。
恋愛なんかつまらん。 戦争のほうがいい。
自分は「戦争と平和」のほうが面白かったかな。 アンカレは不倫カップルの両方とも好きになれなかったせいだろうけど。
57 :
吾輩は名無しである :2005/07/05(火) 12:06:32
アンナの冒頭で、「幸福の形はどれもこれも似かよった形をしているが、不幸とは実にいろんな形をしているものだ…」(←うろ憶えで正確ではない)みたいに始まるとこでまずやられますた
新潮の解説で書いてあったけど、トルストイは冒頭推敲しまくったらしいね。 確かに秀逸な一文。さすが文豪。
おれはむしろ、陳腐な金言で始めたな、と思った。
あの文と復讐は〜で小説の内容を冒頭で早くもまとめてるんだよね 話の中で描かれる家庭、オブロンスキイやカレーニンやレーヴィンやその他は皆それぞれ違う理由で不幸 まあレーヴィンはわざわざ一人で苦しんでるようにも見えるが
17回くらい書き直したんだよな。ロシア語だともっとビシッと来るんだろうか。
アンナのパートだけだったらとても最後まで読めないもんね。 何回目くらいの推敲でリョーヴィンパートを思いついたんだろうか…
>>63 ん・・・ありがとう・・。読めないけど。
ロシア語できる人はどう思うの?リズムとか語感とか、凄い名文なのかな。
日本語の訳でも好きだけどね。
いや、普通。おれの能力が低いだけかもしれないが。 特に凝った語順というわけでもなく、 初心者に覚えさせたいような、きれいな構文の文章ではある。
そうなんだあ。トルストイの文章力はずば抜けて凄いんだろうか?
岩波の民話集読んだけど、表題のやつより 人にはどれだけの土地が〜と愛のある所に〜の方が気に入った
哲学者ウィトゲンシュタインもその土地の話がとても好きだったらしいね。
長編の人気なら、戦争と平和・アンナカレーニナ>>>復活だろうけど、 短編だとどうなんだろう。
イワンイリッチの死
人にはどれだけの土地が〜が好きだな。 ちなみに 、光あるうちに〜 は中編ですか?
中編です。ロシア人の感覚だと短編です
なんか三大長編読んで、次どうしようか悩む。短編、中編でもいいけど読み応えのあるやつ何かありますか? 長編から読んだのは勿体なかったかも・・・。
「幼年時代」 「コサック」 「イワンイリイチの死」 「クロイツェルソナタ」 あたりかな
ありがとうございます。コサックあたりを読んでみます。
76 :
吾輩は名無しである :2005/07/27(水) 09:15:55
初期はルツェルン 後期は神父セルゲイが好きだな
アンナカレーニナに関する面白い読み物ってありますか? 戦争と平和なら、バーリンや本多秋五のがありますが。
ドストのアンナ・カレーニナ論
>77 河出トルストイ全集の別巻に、トルストイに関する いろんな評論が集めたのがあるからそれを読んでみるといい。 図書館いかなきゃならんが。
「戦争と平和」読んでいるんだが1巻で挫折しそう。 色んな場面が移り変わって、小説というよりも歴史書を読んでいる感じになるんだが。 これが本当に史上最高の名作の一つなのか?
最初はね。<色んな場面 アウステルリッツが終わってから、 いろんなところで人物が繋がり始める。
文学において前置きってのは退屈な場合が多いからな。後々それが全て意味を持って繋がってくるから面白いよな。
>>17 このトルストイの苦悩は「光あるうち光の中を歩め」での主張と対極をなすものじゃないのか?
「美こそ一切」なんて言ってるが、
パンフィリスは人間の肉体は神の御前でみな等しく美醜なんて存在しない、と説き
ユリウスも老いに対して何らの苦悩もなく、そもそも老いに気づく事すらなく生涯を閉ざした。
にも拘らず結局外面的な美に縋ったトルストイには実践的愛が欠けていると思うのだが、如何に
?実践的愛に欠けると言う意味が分からん 飢饉救済やらドゥホボール教徒支援とか実践してるんだが 説く理想と本音が違うじゃないか、と批判してるならわかるけど
実践的愛が欠けているというより精神的不足や我執と言いたいんじゃないか。 17見ておれがすぐ思い浮かぶのはレーヴィンや「イワンイリッチの死」の中の イワンイリッチの苦悶の場面だけどなあ。
86 :
吾輩は名無しである :2005/08/14(日) 14:48:42
女の子いっぱい来るかなあ〜。 ヤースナヤポリャーナ行きたいね
まだ没後100年経ってないんだよね。 なんか大昔の人のように思えるけど。
世界一の作家と同じ世紀を生きたなんて感無量です。
個人旅行で「トルストイを訪ねる旅」、してみたいなぁ。 ヤースナヤ・ポリャーナの田園風景を眺めながら、ゆったりとロシアン・ティー。 春だったら、野イチゴを集めてジャムの手作り体験に挑戦(水を加えない新製法)。 秋だったら茸狩り。晩秋には馬に乗っての狐狩りのオプション付きで。 クリスマスには、仮装パーティーにトロイカで乗りつける特典あり。 モスクワでの最後の晩餐は、「イギリス会館」か「エルミタージュ」で。 コースは、フレンスブルグの牡蠣とシャブリから始まって、スープ・プランタニエール、 チュルボ−・ソース・ボーマルシェ、プラルド・ア・レスタルゴンにマセドアヌ・ド・フリュイ。 燕尾服を着た白髪のタタール人のお給仕つき。 や〜ん、すてきー!!
「エルミタージュ」というレストランがあるのか? ペテルブルグのエルミタージュ宮殿とは、どういう関係?
「アンナ・カレーニナ」にそういうレストランの名前が出てくるんだよ。 もちろん、今はないだろうけど。 エルミタージュってフランス語で「隠れ家」みたいな意味じゃなかったっけ?
>>94 そうなのか。トンクス。
アンカレ読んだはずなんだけどな。まあ、いいか。
新潮文庫『戦争と平和』第1巻の値段が変わった(ソースは新潮社HP)。改版の予感。 同『クロイツェル・ソナタ 悪魔』は改版しました。
99 :
吾輩は名無しである :2005/08/22(月) 23:37:29
なにい!無意味に欲しくなるな
工藤さんの訳は結構良いと思うけどな。 岩波のは古すぎるけど。
101 :
98 :2005/08/27(土) 17:54:50
渋谷の某書店にて新潮文庫『戦争と平和』改版第1巻発見。水色の帯あり。 『クロイツェル・ソナタ 悪魔』は黄緑の帯。
102 :
吾輩は名無しである :2005/08/27(土) 20:00:56
>>101 文字大きくなってるの?だったら700ページ超えるのかな?
今日の読売新聞の学生向け?読書面に「クロイツェルソナタ」が 新潮版の抜粋付きで紹介されてるけど、改版されたからかね。
105 :
吾輩は名無しである :2005/09/01(木) 09:49:59
ア、アンナってデブなのか?
まぁなんつーか元々スレンダーって訳でもない、ふくよかな女性で 物語が進むにつれてストレスだか知らないけどますます… みたいな?
107 :
吾輩は名無しである :2005/09/01(木) 15:25:24
登場したあたりでは日本の有名人でいったら 誰あたりをイメージした? ふくよかで美しい…
瀬川英子かな
109 :
吾輩は名無しである :2005/09/02(金) 18:34:48
改版戦争と平和買ってきた。 大学の授業で文学部の人間はこれを10日ぐらいで読めなきゃ ダメだ、と言われた記憶がある。一ヶ月ぐらいで読みたいけど 改版で続きはすぐ出るんだろうか?
そう言えば俺も本屋で1巻だけ改版だったな。なに?2〜4はまだなのか? それにしても2日と半日で1巻読まなきゃならんのか。一日200〜250ページ程度。 夏休みならできそうだけど、働いてたら速読が必要だなや。
111 :
吾輩は名無しである :2005/09/02(金) 20:11:52
>>110 109だけど、その授業の教授がOB、OG交えて読書会やってるんだけど、社会人の
方が学生よりもきっちり読んでくるらしい。なんでも働き始めて読書
の必要性がわかったとかで。その流れで学生は10日で読まなきゃならんって。
俺は学生だけど10日でなんか読めんよ。
今読んでいるけど、一ヶ月半経ってまだ三巻。 失格だね。
>>111 まあなんでちょっぱやで読まなきゃならんのだという突っ込みはおいといて、社会人も通勤の電車で
時間とれる人は多いみたいだね。往復で2時間とか。まあ休憩中でも何でも本人次第でいくらでも
読めるっつうのは確かだけど。
でも個人的には1〜2ヶ月かけてじっくり読む方がこの作品は面白い気がする。
114 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 08:57:51
ぼくは読書はどんな場合も 一気に大量ページ読めば読んだだけ 頭に心に気持ちよくはいってくるという確信がある。 数十ページずつの細読みだと、どうしても頭のスピードと文章のスピード感が うまくシンクロする時間帯が少ない。 なのでちゃんと楽しみたい本命の本は最低でも100ページぐらいは読める時間(ぼくは遅いので3時間ぐらい)を毎回確保して読むようにしている。 そうして読めた箇所はだいたい心に響いて自分の思い出のように色濃く深く気持ちよく記憶されてる。
トルストイの最高傑作を決めようぜ!!
>>114 同意同意。
ある程度一気に流し込んだ方が理解力も感情移入も度合いが上がるよね。
ってゆーか嵌ると抜け出せなくなって明け方まで読んでたりする悪癖がついてるんだけど。
書いた人からしたら 一番ありがたい読まれかただろうね、それ。
118 :
吾輩は名無しである :2005/09/09(金) 23:34:23
みんな、いい読み方してやがるぜ。泣けてきた。
119 :
吾輩は名無しである :2005/09/13(火) 04:37:17
三大長編、イワンイリッチの死、時代三部作以外で評価されてる作品は何ですか?
120 :
吾輩は名無しである :2005/09/13(火) 06:33:28
「クロイツェル・ソナタ」「コサック」「ハジ・ムラート」 「舞踏会のあとに」 そしてもちろん、「民話」
124 :
吾輩は名無しである :2005/09/15(木) 08:33:16
レ、レーヴィンてアンナの義理の妹だったんだ・・・
>>124 そういう解釈なんですよ、このミュージカルでは。
って、まさか……(プ
義理の妹キティの求婚者だろ
127 :
吾輩は名無しである :2005/09/15(木) 14:54:51
『アンナ・カレーニナ』を読んで感動した私は、 『復活』『イワンイリッチの死』『悪魔』『クロイツェルソナタ』 『光あるうち…』と次々に読破。 そして今、『戦争と平和』第3巻のちょうど半分に達したところです。 いやあ、それにしても、『戦争と平和』は偉大ですね。 登場人物の微妙な心理状態の変化や、個々の細かい表情・動作・服装などが 非常に克明に描写されていて、それぞれの場面が本当に生き生きしています。 些細なディテールが丹念に描かれてこそ、ストーリー全体が生きてくるんですね。 「ディテールの重さ」を、実感させてくれる作品だと思います。 生きたディテールに彩られた、魅力的な登場人物たちが奏でる重奏曲は、実に華麗です。 作品全体が、ひとつの有機的な生命体であるかのようですね。 あと約800ページ、頑張って読破しないとな! ところで、私は、新潮文庫版で8月の頭から読み始めたんですが、 読んでいる途中で、文字を大きくした改版が出されるなんで、 本当にショックです。 まあ、でも、「小さい字を一生懸命読んだんだ!」というのが、 後に却っていい想い出になってくれるでしょう。
>>127 いや〜ほんとに戦争と平和は「生き生き」という感想がでてくるよね。
ただただ脱帽するしかない。芸術性や描写では割とアンナの方が評価されてるっぽいけど、
個人的にはそういう面も戦争と平和の方が一段上じゃないかとも思う。
129 :
吾輩は名無しである :2005/09/15(木) 20:21:43
読み始めるならアンカレは最後。あまりにもレベルが高すぎて、理解は非常に困難
130 :
吾輩は名無しである :2005/09/15(木) 20:24:36
アンナ・カレー二ナ、懺悔、人生論がトルストイの3大文学作品。前2者は、もはや神レベル
131 :
吾輩は名無しである :2005/09/16(金) 18:58:02
>>128 ご返信ありがとうございます。
私は、
>>127 です。
わたしも
>>128 さんと全く同じ意見です。
『戦争と平和』は、芸術作品としても、『アンナ』を超えていると思います。
個々のディテールの描写がどれだけ生きているか、
そして、作品全体がどれだけ有機的であるか、
という観点から評価すると、『戦争と平和』の方が上でしょう。
『アンナ』は、アンナ、ヴロンスキー、カレーニン、リョーヴィン、キティイ、オブロンスキー
の6人が奏でる協奏曲で、他の登場人物(ドリイ、セリョージャ、ニコライ、コズヌイシェフ、ワーレンカ等)
は、誰も確かに魅力的だけど、飽くまでその6人のバックで演奏しているという観がある。
それに対して『戦争と平和』は、膨大な数の登場人物が全員で一斉に奏でる交響曲で、
誰がメインとかサブとか関係なく、誰の奏でる音色も魅惑的ななメロディーを生み出している。
個々の楽器(登場人物)だけ比べれば、それは勿論、
協奏曲をメインで演奏しいる楽器の方が、交響曲の楽器よりも上でしょう。
アンナ、キティイと、ナターシャ、
或いは、リョーヴィン、ヴロンスキー、カレーニンと、
ピエール、アンドレイ、クトゥーゾフを比べれば、
『アンナ』の登場人物のほうが芸術的には上だと私は思います。
でも、音楽(作品)を全体として鑑賞するなら、
交響曲の方が協奏曲よりも断然魅力的でしょう。
作品全体としては、『戦争と平和』の方が、雄大で有機的ですよね。
「有機的」である、つまり「生き生きしている」というのは、
芸術的に、非常に重要なことだそうです。
(評論家の、ジョージ・スタイナーが言ってました。)
まさに「有機的」であるが故に、『戦争と平和』は『アンナ』よりも、
「芸術」として上だといえるのではないでしょうか。
俺は「アンナ」派かな。 個々の場面の描写が優れているだけじゃなくて、 「戦争と平和」の愛=生=神という思想を問い直した作品だと思うから。 望まずして死んでいった連中(ニコライやアンナ)の印象は強烈だった。
133 :
吾輩は名無しである :2005/09/17(土) 19:46:04
話の運び、破綻の少なさ、という点からすれば「アン・カレ」の方がかなり完成度が高い。 それに「戦争平和」は、人物の生活描写と作者自身の歴史哲学の叙実が交互に書かれており、 話の筋だけ追うのであれば「アン・カレ」の方が読みやすいのは事実。 そういう点から言えば、後期の作品である「アン・カレ」の方がトルストイの「書く技量」 の恩恵を受けている。 でも、俺は思う。にもかかわらず「戦争と平和」の方が遥かに偉大な作品、他の誰のどんな 作品とも比較することすら出来ない作品だと。確かにこの作品には、トルストイの独り善がり の歴史観、ナポレオン憎しから来る英雄否定と言った欠陥・破綻もある。だが、それと同時に 歴史の流れと言うこの正体不明の化け物を背景にして、人が生きると言う事、人が人と交わる と言う事、そして意識せずとも人が歴史の中で生きると言う事等、そういう事柄がどういう事 なのか精一杯思索しながら書かれていると思う。 本当に偉大な作品とは、単にそこに示されている真理・真実のみで偉大なのではない。 そこに至るまでの苦悩や破綻によっても偉大足りうるのでは。 トルストイの破綻は、太宰や安吾の破綻とはスケールが違う。 それだけで、人類の宝石だと俺は思う。
俺は、よくこの突っ込みどころ満載の作品が最高の文学として評価されたとおもうよ。 批判が大好きな連中にはうってつけの作品でしょ。事実当初はかなり叩かれたらしいし。 ところが当初批判した人までが後に意見をくつがえしてこの作品を認めたりしたのは、 文学として認めざるを得ないほどのモンスター作品だったから。 でもさ、彼の戦争観にしてもそれなりに説得力はあると思うね。彼の実際の体験に基づいてるけど、 あの時代における戦争で、戦略や戦術はほとんど実行力がないように思う。 誰も今、戦況がどうなってるかなんて分からないと言ってたじゃん。そして訳も分からぬまま報告書を書かされ、 嘘の戦争記録が作られる。 だからといってナポレオンが戦争に勝ってたのはまぐれだなんていう気はないけど、興味深いことだと 感じたな。あと権力を手にすればするほどかえって不自由になり、歴史の傀儡になっていくというのも 感心してしまった。なんにせよ思想の正否で文学の偉大さは決まる訳じゃないのね。
135 :
吾輩は名無しである :2005/09/17(土) 22:23:28
ところで、戦争と平和が最高の文学だなんて聞いたことないな。
俺はある。 一、新潮文庫のカバー裏(笑 二、ツルゲーネフの手記
137 :
吾輩は名無しである :2005/09/17(土) 22:46:36
最高の文学(の中の一つ)だとは思うが、 最高の小説だとは、思わない。 最高の小説は「赤と黒」か「嵐が丘」か「白鯨」だと思う。 トルストイの作品は、小説というより、小説付きの思想書。
『アンナ・カレーニナ』以降の作品は、説教臭くて読んでられません。
まあ切り離せないからね、トルストイの小説と彼の思想は。 そこらへんの読者の戸惑いやジレンマ?はナボコフがロシア文学の本でも述べてたけど。 俺は宗教やキリスト者じゃないが、生や死に関するトルストイの考えに部分的に共感しているから後期も好きだ。それに後期にも優れた描写はたくさんある。 とはいえ善、神、民衆なんて言葉が出ると躊躇してしまうけどね。神=良心と読み替えたりして。
140 :
吾輩は名無しである :2005/09/18(日) 00:56:25
一流知識人でトルストイを最高の文学と言った人は?
ドストエフスキー、トーマス・マン、モーパッサン ナボコフ、夏目漱石
全ての文学作品を読んだわけでも無いのに最高の文学なんていうべきじゃないよね。 歴史家は全ての出来事を知らんくせにどうしてナポレオン一人を讃えるのかと同様。 ま、俺にとっちゃ最高ですが。
モームも最も偉大な小説と言ってたね。 ってか「最高」にそこまで突っ込み入れんでも言いと思うが? ドストやマンだって最高って言ってるし全ての文学を読んでないのは当たり前。 みんな「俺にとっちゃ最高」ってことに決まってる。
144 :
吾輩は名無しである :2005/09/18(日) 09:44:27
トーマス・マンがトルストイのこと最高って言ったの? 初めて知った。あの人にとって、最高はゲーテだと思っていた。
マンが「アンナ」について、無駄が無く非のうちどころが無いと言ったのは知ってる。 でもこういう大雑把な讃辞や評価なんかより、その作家がトルストイの小説の どの部分をどう捉えたかの方が重要だと思うけどね。
146 :
吾輩は名無しである :2005/09/18(日) 16:48:13
先輩! そのどの部分をどう捉えたか、ご教授下され!!
トルストイ読んでいていつも思うのが、「でてくる飯どれもうまそう。」 …ごめん馬鹿で。
素晴らしい古典だよトルストイは。
149 :
吾輩は名無しである :2005/09/18(日) 20:01:57
ニーチェやハイテガーといった人達が誉めない限り認められない
150 :
吾輩は名無しである :2005/09/18(日) 20:10:48
光あるうちに〜が物凄く気に入ったので、戦争と平和を読んでみたのだけれども、 ナポレオン叩きがあまりにもしつこくて中盤らへんが苦痛だった。 この辺について、皆さんはどのように思っているのですか?
>>149 哲学者じゃん。その人たち。
>>152 俺は新鮮だったな。ナポレオン=英雄みたいな認識だったし。
>>152 100年以上も前の作品だぞ。
国のことを書けば、愛国心が出てくるのは自然。
自分の国が攻められていて、ナポレオン様最高ですとか言っている方が不自然。
戦争と平和の歴史哲学については、 バーリン著「ハリネズミと狐」を読んでみるといい。 岩波文庫で400円ぐらい。
156 :
152 :2005/09/19(月) 00:16:03
ご意見ども。皆さん結構受け容れてるんですね。 僕は、あの主観バリバリの批判がどうしても好意的にみれなかった。 何年かしたら、また読んでみようと思います。
主観バリバリの批判にウズウズする。
158 :
吾輩は名無しである :2005/09/20(火) 12:56:30
何か、このスレ、9月15日(木)以降、急に元気になってません? ナボコフ著『ロシア文学講義』(TBSブリタニカ)は、絶対に買いですよ。 この中のアンナ・カレーニナ論、イワン・イリッチ論は、まさに秀逸。 トルストイのどこが偉大なのか、よくわかります。 小説の読み方、変わりますよ。 あと、トルストイ好きには、(自分も含めて)ドストエフスキー嫌いが 結構多いと思うんですが、 この『ロシア文学講義』で、ナボコフはドストをけちょんけちょんに貶しています。 これを読めば、ドストのどこが駄目なのか、明晰に理解できると思います。 絶版で入手困難ですが、「amazon」「日本の古本屋」等で探せば、 きっと見つかると思います。
>トルストイ好きには、(自分も含めて)ドストエフスキー嫌いが 結構多いと思うんですが・・・・ その理由が知りたい。
トル好きがドスト嫌いというのはあまり感じないなあ。俺は両方好きだし。 でもドスト好きはトルが嫌いというか、すぐ引き合いに出す傾向はある気がする。 ドストの偉大さを語るとき、トルストイの名を借りた方が伝わりやすいのだろうか。 まあ良くも悪くも王道だからねトルストイは。
>>160 俺も全く同意見。両方ともいいと思う。
小林秀雄も同じくらい高く評価している。
162 :
吾輩は名無しである :2005/09/20(火) 15:34:01
トルストイは情けないよ。 本では崇高なキリスト崇拝していたのに、 結局それを実行に移したのは死ぬ間際だけでしょ。 光あるうち〜のような生活なんてしてないのに偉そうに書いちゃう。 ちんけなトルストイは死ぬ前に読んだカラマーゾフのゾシマ長老に土下座したんじゃないかなw
ほらね、こういう奴来るでしょ。
それを言うなら、ドストなんか実生活では対人関係etc.で破綻しまくった生涯を 送ってたと思うけどなぁ。 奥さん死にそうになっているのに、不倫旅行に出かけたり、侵略戦争を賛美したり。 それこそ、ゾシマ長老とは程遠い人格なのに偉そうに「カラマ」書いちゃってる訳で。 作家の実人生と作品の価値は、別モノでしょ。
荒らし耐性が低すぎですよ!
ついに書かれなかった「復活第二部」を読みたいなあ。 俺の初トルストイ体験が復活だから、結構好きなんだよね。
学生時代のトルストイの肖像写真を見てふと気づいた トルストイってナイナイの岡村そっくりやんけ!!
アンカレ終了後の全盛最強トルストイが書きかけてやめた『戦争と平和2』が読みたいなあ。
169 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 14:56:35
170 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 15:32:23
上
>>169 の続き
>>159 さんにお答えして、トルストイ好きな私が、
ドストエフスキーをどうしても好きになれない理由をお話しましょう。
まず、最大の理由は、トルストイは、どんな些細なディテールも、生き生きして有機的で
生命感に満ち溢れているのに対して、ドストの文章は「死んでいる」ということです。
「死んでいる」とは、どういうことかというと、『ロシア文学講義』におけるナボコフの
言葉を借りれば、「芸術の精神から見放された、暗く陰気な理詰めの世界」であり、
「100パーセント陳腐なひとつひとつの言葉」の横溢であり、
「恐ろしく冗長かつ貧弱」な会話の連続であり、
「大部分が文学的決まり文句の荒野」だということです。
『カラマーゾフ』におけるカテリーナとグルーシェニカの対決とか、
イリューシャの父親のヒステリックな道化振りとか、
「一瞬にして燃え上がる人間の狂気」を描く才能に関しては、
ドストは間違いなく天才だったのでしょう。それは認めます。
しかし、これら2つの場面のような、素晴らしいいくつかの場面を除けば、
ドストの作品は、この上なく内容貧弱・冗漫・退屈な文章の連続だとしか、私には思えません。
その典型的な例が、地下生活者の「新たな利益」とやらに関する独白、
居酒屋でラスコーリニコフにまくしたてるマルメラードフの話、
ラスコーリニコフの母からの手紙、
イワンとスメルジャコフの、「神は、あるのか、ないのか」とかいう議論、
ドミートリイに対する長ったらしい裁判、
そして(!)、ゾシマの説法です。
これらの場面は、正にナボコフが指摘したとおり、
「陳腐な言葉」の横溢であり、
「芸術の精神から見放された」冗長な議論が延々と続いてるだけなので、
退屈で退屈で、読んでいられません。
171 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 15:33:14
>>170 の続き
それに対してトルストイの場合は、主人公はもちろん、
作品の本筋とはあまり関係のないような登場人物に至るまで、
心理状態・表情・動作・声色・服装などなど、どんな微細な点も見逃さず、
生き生きした(陳腐でない!)表現によって、克明に描写されています。
私は、トルストイの描き出す、この「有機的な生命感に満ちた人物・情景」が好きなのです。
というか、「これこそ芸術だ!」と思っているわけです。
従って、私は、ドストの「死んでいる」文章はどうしても、好きになれないということです。
だから、ラスコーリニコフとソーニャが「ラザロの復活」を読んで、蝋燭の炎に照らされてるシーンなんて、
(『罪と罰』ファンの方は、ここが好きなんでしょうけど)
『アンナ・カレーニナ』で、リョーヴィンと、出産を間近に控えたキティイが、
二人の愛を確かめ合う、あの屈指の名シーンに比べたら、
1億分の1の価値もないと思ってしまうんですけどね。
このスレッド終わったな笑
>>127 =
>>171 かな?
ドスト関係のスレでも見た気が・・・。別にドストのことはいいよ。ナボコフの件は有名だし。
トルストイについては同意だね。文藝としての魅力に溢れている。
174 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 15:54:54
>>173 ご返信ありがとうございます。
そのとおり、私は、
>>127 =
>>131 =
>>158 =
>>169-171 です。
ドスト関連のスレにも、同じような意見をバンバン投稿しています。
別に私は、そんなにドストを嫌ってるわけじゃないんで。
ファンの方、申し訳ありませんでした。
「苦悩は偉大です。苦悩には思想があります」(罪と罰)とか、
「人生の意味より、人生そのものを愛せ」(カラマーゾフ)とか、
テーゼとしては、非常にハイレベルなことを、ドストは言っていると思います。
その点では天才でしょう。
ただ、あの芸術性・文学性のない文章を、どうにかしてほしい、
と思っているだけです。
>>174 ところであなたはトルストイが一番好きな作家ですか?トルストイに関しては趣味が合いそうなんで、
他に好きな作家教えて下さい。初心者なんです。
176 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 16:28:32
>>175 ご返信ありがとうございます。
あなた様のおっしゃるとおり、私の一番好きな作家はトルストイです。
趣味の合う方にお会いできて、ホントに嬉しいです。
他に好きな作家ですが、実は私も文学初心者なので。
決して「世界文学を渉猟してる」というわけではないのです。
シェイクスピアも、ゲーテも、スタンダールも、バルザックも、ゾラも、
ディケンズも、マンも、カフカも、カミュも、夏目漱石も、三島由紀夫も、
十分に読んだとはいえません。申し訳ありません。
参考になるかわかりませんけど、私が好きな作家を挙げておくと、
ヘルマン・ヘッセ、芥川龍之介、井上靖、遠藤周作あたりですかね。
というか、トルストイ以外に、集中的に読んだ作家がこの4人くらいしかいないんですよね。
この4人で面白かった作品といえば、
ヘッセ『デミアン』『シッダールタ』『春の嵐』(『車輪の下』はおもしろくない)
芥川『地獄変』『藪の中』『シュジュの言葉』『トロッコ』
井上靖『あすなろ物語』『天平の甍』
遠藤周作『沈黙』『悲しみの歌』『聖書の中の女性たち』『深い河』
あたりですかね。
他にも、『楢山節考』(深沢七郎)とか、『されどわれらが日々』(柴田翔)とか、
小説じゃないけど、『夜と霧』(フランクル)、『生きがいについて』(神谷美恵子)
なんかも、繰り返し読んでます。
ホント、お役に立てなくてすみません。
>>175 さんの好きな作家も教えてください。
もうだめぽ
178 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 16:40:36
oioi >読んだ作家 の中にドスト入ってないしw
158でドスト嫌いっていってるし、後のレスでも思いっきり貶してるのに 174で、そんなに嫌ってるわけじゃないって発言してるよ。 自演臭もするし、こいつ荒らしか天然だな
180 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 17:20:55
>>178 別に、大して好きでもない作家を入れる必要もないと思ったんで。
>>179 >>158 の「嫌い」は、「好き」か「嫌い」の二つに分けた場合の「嫌い」です。
この意味では、私は、ドストが「嫌い」です。
ただ、反吐が出るほど嫌いで、読む価値もないと思っている、
という意味の「嫌い」ではありません。
ドストは哲学的・思想的には、ハイレベルでしょう。
そういった、哲学性は決して嫌いではありませんし、評価されてしかるべきでしょう。
ただ、あの冗長な文体は本当に「反吐が出るほど嫌い」なので、
それゆえ、「好き」か「嫌い」か、の二つに分けた場合は、
「嫌い」に分類せざるを得ないといっているだけです。
>>178 さんも、
>>179 さんも、もっと生産的な議論をしましょう。
人の揚げ足を取って馬鹿にするのはやめて下さい。
本当に不愉快です。
>>176 どうもありがとうございます。丁寧なレス、参考にさせていただきます。
僕はトルストイとドストエフスキーの3つの長編と、いくつかの短編を読みましたが、
他の作家はほとんど代表作を一作程度しか読んでないので、まだトルストイ以外に凄く好きな作家を
見つけられないのです。トルストイのように人物描写や心理描写で脱帽させてくれる作家の作品を読みたいです。
182 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 18:11:14
>>181 ご返信、ありがとうございます。
私とあなたの読書レベルは、ほぼ同じくらいみたいですね。(私のほうが、ちょっと下かな……)
トルストイは、『イワン・イリッチの死』読みました? 圧巻ですよ。
あと、上で挙げた4人(ヘッセ、芥川、井上、遠藤)は、
私の肌に合っている、というだけのことで、
決して、トルストイの作風に近いわけではありませんので。ご注意を。
4人とも、確固たる小説世界を築き上げた一流作家ですが、
「トルストイのように人物描写や心理描写で脱帽させてくれる」
かどうかは、わかりません。
トルストイと遠藤周作のキリスト教観を比べてみたりするのも面白いですね。
>>182 『イワン・イリッチの死』読みました。トルストイは死に異常な関心を持ち、戦争と平和やアンカレでも死を描いてきましたが、
その到達点がこの作品ですよね。ほんとに溜息しか出なかった・・・。
今はいろんな作家の作品に触れたいので、挙げて下さった人達を是非読んでみたいと思います。どうもです!
>>182 氏も
>>183 氏も文学初心者だと自分で言っているが、トルストイのような
大人の文学に初心者の段階で開眼したのはたいしたものだと思う。
俺なんかだいぶ時間がかかった。
185 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 21:55:42
トルストイ好きは、極端な話、小説を読んで考えさせられたくないんですね。 こういう方々がドストエフスキーを読むと混乱してしまうんです。その点トルストイは一本道ですからその心配はない。 ベルジャーエフ著『ドストエフスキーの世界観』 ドストエフスキーの知性は驚嘆すべきものだ。その知性のなんという異常な鋭さ。彼は世界文学で最もかしこい作家のひとりである。 彼の知性は、その作家的才能の強大さに相当するどころか、おそらくはさらにその上をゆく。この点で彼ははっきりとレフ・トルストイとちがっている。 トルストイは無器用で直線的で、その知性はむしろあきれるばかり浅いといってもいい。彼の知性は彼の天才的な作家的才能の頂きに立つことはできない。 偉大な思想家はといえば、むろんそれはトルストイではなくてドストエフスキーであった。ドストエフスキーの作品は、知性の、真珠のように光る戦慄的な啓示のおどろくべき輝きである。 大作家中、知性の強さと鋭さとにおいてドストエフスキーに匹敵し得るものは、偉大なルネサンス人シェイクスピアひとりあるのみ。文豪中の最大の文豪ともいうべきゲーテの知性でさえ、 ドストエフスキーの知性のような鋭さと弁証法的深さとを持ってはいなかった。
187 :
訂正 :2005/09/21(水) 21:58:46
ベルジャーエフはトルストイについて革命を教唆したと非難してる人だから、 彼の反体制的な思想をドストの思想より評価するはずがない。
189 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 22:27:35
トルストイ 「彼のさりげなく書かれた一ページは現代の作家たちの数巻にも匹敵する。 わたしは先日『復活』のために『死の家の記録』を読み返した。なんという素晴らしい作品であろう」
190 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 22:35:28
>>170 は生き生きだとか死んでいるといったことを述べているけど、
トルストイとドストエフスキーでは身分から生活環境が違いますからね。
私から言わせて貰えば、トルストイのような貴族的な作品観から得るものは特にない。
トルストイのような作品は他の作品からでも得られますから。トルストイは綺麗ごとばかりなんですね。
191 :
188 :2005/09/21(水) 22:38:44
大体ここのトルストイこそ最高の文学と思う人でも 後期のトルストイの思想にはついていけないと思ってるんでしょ?
トルストイ好きは、一定の方向に向いた人達にしか相手にされないけど、 ドストは「神はいない」と言ったニーチェなど別方面の人達までも唸らせてしまう。 しかし、その一方通行なトルストイ本人だって、自分の理想通りに暮らしたのは家出した死ぬ間際の晩年だけですからね。 とんだ偽善者だ!優雅な貴族生活苦悩だなんていう風通しのよいものを書いて、それにまんまとハマってしまう日本人。
トルストイが綺麗事というのが分からん ヒロイズムに取り付かれた兵士があっけなく戦死したり 瀕死の病人の介護を進んでしていた人が次第に参ってきたりするんだが
煽り調の人って口調は違ってても、同じようなことばかり言ってるのは何故。 ドスト、ニーチェ、死ぬ間際etc・・・まあ暇人は無視で。 ところで皆トルストイの小説じゃなくて、トルストイに関する本ってどんなの持ってます?
『ゲーテとトルストイ』 トーマス・マン
>>194 トルストイに関する本ではないけど、
哲学者マルコムによるウィトゲンシュタインの伝記には
トルストイについての言及があって面白かった。
ウィトゲンシュタインはトルストイが要約した福音書にかなり影響を受けたらしい。
もちろん小説も愛読していたそうな。
高いし文学部じゃないから持ってはいないけど、 この夏大学の図書館で読んだやつ エイヘンバウム「若きトルストイ」 柳富子「トルストイと日本」 ロートマン「ロシア貴族」 はとても面白かった。学術書だけど割と読みやすいし。
>>192 > 優雅な貴族生活苦悩だなんていう風通しのよいもの
すまん、この部分、非常に風通しが悪い。
再読しても意味が通じない。「優雅な」はどこにかかるんだ?
「トルストイ読本」だっけかな? いろんな人のトルストイ論がのっているやつ。あれよかったな。 レーニンやトーマスマン、ルクセンブルク等等面白い論文がのっていた。 あと日本の文学者達による座談会ものっていたけど、それも面白かった。
>169-171さんは「芸術」を誤解している気がする。 感受性期を逃すと本人のセンス、誠実さとは無関係に その対象に対する感受能力がまるっきり欠落する。 視覚とかわかりやすいものだとその欠落は早い段階で気づくんだけど 「芸術」を本当の意味で認知できてるかどうかなんてのはなかなかわかるものではない。 169-171さんの言葉をみると、知性や誠実さは本当に愛すべき人物だと一撃で感じられるのだけど、 「芸術」を語る領域にはいるとまるでそのことをつかめていない妙な違和感を感じる。 おそらく「芸術」を意味でのみ捉えようとしていて、身体感覚として理解できていないからだとおもう。 トルストイのように、すべてを緻密に誠実にごまかさないで解像して織りなしていく美しさ、芸術性は もちろんすばらしいし、このレベルで出来ている人なんて他にいないとも思う。 が、「芸術」といわれるものの向かうベクトルがその成分のみで成り立っているとはとても思えず、 むしろ「芸術」という尺度でみるならば、ぼくはドストのあのキチガイの一瞬の煌めきの圧倒的な美しさにこそ 軍配があがるようにおもう。 全体にわたって冗長だという考え方も、なにか「芸術」的な解釈としては相応しくない変なおりこうさを感じる。 アンナがカレーニンの読書に同情的な笑みをうかべるような妙な気持ちに、 169-171さんの自己肯定をみてなってしまいました。 ワルツフォーデビーだけでなく電化マイルスもチャレンジして欲しい。 簡単に「嫌い」と思うのでなく、そこにあるすばらしい価値を、 我慢して我慢して、しつこく追求して欲しい。 ある時、「芸術」像がとつぜん立体的に立ち上がり、 例えば「夜と霧」の見え方もより深みを増すはず。 簡単にドストを嫌うのはあまりにもったいない。
201 :
吾輩は名無しである :2005/09/22(木) 14:30:18
このスレ、ここ数日、なぜこれほどまで急に元気になったんでしょう?
やっぱり、ドストエフスキー対トルストイは永遠の名勝負なんですかね。
>>200 ご返信ありがとうございます。
ドストの描く「キチガイの一瞬の煌めきの圧倒的な美しさ」は、
本当に天才的だと私も思います。
「トルストイには、こういう描き方はできないだろうな」とも思います。
それと、私は別に、ドスト作品の哲学性・思想性が嫌いなわけではないんですよね。
ポルフィーリイの「苦悩は偉大です、苦悩には思想があります」とか、
アリョーシャの「理論より先に、まず人生を愛すべきですよ」とかいうフレーズは大好きです。
人生の真理を、よくこれほどまで簡潔に、的確に表現できるなあ、と脱帽するばかりです。
『夜と霧』でフランクルが何度も言及している、
「私がたった一つ恐れるのは、私が、私の苦悩に値しない人間になることだ」
なんて、あまりにもストレートに人生の核心をついていて、思わず戦慄を感じてしまいます。
ドストの哲学は、ホント「宝の山」だと思うんで、『罪罰』『カラマ』あたりは
繰り返し読んで、人生の真理を「我慢して我慢して、しつこく追求し」ようとは思ってます。
ですが、こういった燦然と輝く哲学的真理に満ちたいくつかの部分を除けば、
全体にわたって冗長・冗漫であることは、否定できないと思いますし、
「キチガイの一瞬の煌めきの圧倒的な美しさ」を持った人物と、
「すべてを緻密に誠実にごまかさないで解像して織りなしていく美しさ」を持った人物と、
どちらが好きかと二者択一を迫られると、やっぱり後者なんですよね。
ま、これは好みの問題なんで、前者を選ぶ人をどうこういうつもりはないですけど。
やっぱり私は、トルストイが好き。
人にすぐ理解できていないとか言う奴は嫌いだ。好き嫌いの問題で、好きな奴に比べて嫌いな奴の方が
理解できてないのは当たり前じゃないか?逆にドスト好きはトルストイをトルストイ好きほど理解できてないと言えちゃうし。
>>201 そりゃあなたが戦争と平和の感想を書いたから。最近は新たに読んだ人もなかなか来ないし、
他の人はそれなりに語ってきたしね。しかもドストの名前を出したのが決め手だね。必ずドスト好きが出張してくる。
トルストイの作品観から得るものは無いと言ってる人まで何故かこのスレ覗いてるんだよねw
ほとんど同じような文句で煽ってきたり、ベルジャーエフをコピペする奴は前からずっといる。
定期的にこのスレ覗いては、隙あらば変な行動に出るわけ。一人か二人、トルストイコンプレックスがいるみたい。
どうせ大した議論にはならないし、適当に荒れて終わるのが常だよ。まあ久しぶりに活気が出て良かった
面もあるけどね。でもドストに関して話を続けるならドストスレでお願いしたいな。
>>201 コンプレックス感じてるのは、
>>172 以降長文をageてる方じゃない?
トルストイが好きだということを言うのに、わざわざドストをだす必要はないよ。
そんなことしなくても、トルストイが偉大な作家ってことは皆わかってるんだから。
ドストスレにもトルストイを叩くやつが定期的にでるから、
両方とも好きな身としてはとても嫌な気持ちになる。
何がいいたいかというと、いいかげんアンチスレにいってくれってことです。
>201 なるほどなるほど。 感じるポイントが似てるのに、 なぜ自分にはない「優劣をつけるような見方」をするのかなとおもい 嗾けてみましたが、こうなると「好き」とか「嫌い」とかいう言葉自体が なんだか危ういような、変な領域(ぼくの好きな感じ)にはいってしまった気がします。 >202 >好きな奴に比べて嫌いな奴の方が 理解できてないのは当たり前じゃないか? たしかに。 ただ、あんまり簡単に「芸術の精神から見放された」 というような捉え方をしてるのをみて、 ドストがとかトルストイがというよりか 「芸術」というものが妙に小さなものになっちゃってるなと感じてしまったのが出発点でした。 どちらからも、比類無きすごい価値を、芸術を感じ、ドキドキしてるものとして 片方を崇拝するあまり片方に盲目になるのだとしたらとても勿体ないなとおもい、 しかしこの対決のながれは、世の中にあるいろんな価値の対立の縮図みたいで、 とても好き。 前スレみたいなしょっぱい荒れかたはアチャーとおもうけど。
205 :
吾輩は名無しである :2005/09/22(木) 17:52:04
いやあ、何か、私がドストを批判したせいで、だいぶ荒れましたね。申し訳ありません。
私も、
>>204 さんと同じで、
「この対決のながれは、世の中にあるいろんな価値の対立の縮図みたいで、とても好き」
なんですが、
>>203 さんみたいに、気分を害されてる方もいるようなので、
ドストの話は、これくらいにしときましょうか。
興味のある方は、『トルストイかドストエフスキーか』を
是非読んでください、ってことで。
ところで、『戦争と平和』で、一番の名シーンを選ぶとしたら、
皆さんはどこを挙げます?
私は、ボルコンスキイ老公爵が死に瀕したとき、令嬢マリヤとの愛を認識する場面とか、
ボルコンスキイ公爵が、迫り来るフランス兵を目前にして、
銃で撃てばいいのに、銃を相手に投げつけて死に物狂いで逃走する場面とか、
負傷した瀕死状態のボルコンスキイが、大空を見て人生の意味を悟る場面とか、
ピエールとドーロホフの決闘の、あまりにもリアルすぎる描写とか、
ワシーリイ公爵令嬢エレンの、妖艶で悪女的な美しさの描写とか、
好きなんですけどね。
皆さんは、どうです?
アンドレイの空を仰ぐシーンかな。いかにもトルストイらしい表現だよね。ああいうの好き。 その後のナポレオンとの対比も面白いし。
軌道修正中申し訳ない。 フランス兵というのをみてふとおもったんだけど、 みなさんチボー家の人々は好きですか? ぼく大好き! トルストイ好きの評価はどんなんかしら。
208 :
吾輩は名無しである :2005/09/22(木) 18:47:16
>>207 『チボー家の人々』って、マルタン・デュ・ガールが、
『戦争と平和』を下敷きにして書いたんですよね。
デュガールは、トルストイを敬愛していて、
『戦争と平和』を何度も読み返したとか。
209 :
吾輩は名無しである :2005/09/22(木) 18:54:31
>>205 ピエールが、ナターシャに対する愛に目覚めるシーンを忘れてました。
あの、夜空に星々が輝いてるシーンね。
あそこも最高ですよね。
トルストイって名前の有名な小説家3人いるけどレフ・トルストイ以外の 人の作品とか読んだことある人いますか? 「戦争と平和」が出された当時、読売新聞が写真を間違えて掲載したとか。
大きなかぶ
>>210 A. K. トルストイは『白銀公爵』と『ドン・ジュアン』を読んだ。
『白銀公爵』は文句なしに面白い。
『ドン・ジュアン』はモリエールの同名作品と比べるとやや落ちる。
A・トルストイ『苦悩の中を行く』にはレーニンの演説場面が登場する。
決して革命マンセーの小説では無いんだが、感じ悪い。長くて疲れた。
なーるほど。レスありがとうございます。A.K.トルストイ読んでみようかな。 それにしても同時期に名のでた人たちで、なんたらトルストイが3人もいるってのもおもしろいですね。
214 :
吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 10:34:14
トルストイって苗字は、ロシアではよくある苗字なんですかね? そういえば、『戦争と平和』にも、トルストイ伯爵って人が ちょこっとだけ出てきますよね。
215 :
吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 15:52:08
たしか、トルストイ=でぶって意味じゃなかったけ? トルストイ家は古い家柄だけど、祖先にデブってあだ名をつけられた人がいて、 それがそのまま一族の苗字になったんじゃないかな? むかしはロシア人って(どこの民族もそうだけど)、苗字なかったから。
>>214 14世紀から続く貴族の家系だから。傍系も多々あり。
トルストイもいいが、同時代のロシア社会を知るには
ゲルツェンの自伝『過去と思索』を薦める。
217 :
吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 01:07:57
>>205 ぶっちゃけ、ナポレオン・ロシア侵攻時(3巻)の戦争論だったりする。
トルストイは古い大貴族だからな。 教養もそうとう高いうえに、芸術方面の才能に長けているのだろう。
トルストイの才能は母親譲り
220 :
吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 15:35:50
『ローマ人の物語』シリーズで有名な塩野七生女史が、 エッセイ集『男たちへ』(文春文庫)の第25章「浮気弁護論」で、 次のような意見を述べておられます。 「トルストイは、女の心理を描くに実に巧みであった作家と思うが、 そのためか、彼のヒロインたちは、そろいもそろって魅力的だ。 『復活』のカチューシャも『アンナ・カレーニナ』のアンナも、 そして『戦争と平和』のナターシャも相手役の男たちがなぜか 一枚岩の感じで平凡であるのに反して、彼女たちは生きている。」 「男たちとはちがって、「自然」に身をゆだねるタイプで あるためだろうか。なにしろ、彼女たちは見事に生きている。」 皆さんは、どう思いますか? わたしも、トルストイの描く人物では、 女性の方が男性よりも魅力的だと思うんですけど。
221 :
吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 15:47:38
『戦争と平和』のソーニャとか、 『アンナ・カレーニナ』のワーレンカとか、 地味薄幸系の美少女も印象的。
あれだよね、女性を魅力的に描ける人って絵でも小説でもやっぱり違うよね。 そんな私はワーレンカのファンである。
男性の主役陣はみなトルストイの分身だからな。
モームは「トルストイは「戦争と平和」で作家として最も困難なことをやりとげた。 それはこの上もなく自然で、魅力的で、いきいきとした女性を描いた事だ」 みたいなことを書いていたな。
ナターシャだな。しかもラストのおばちゃんになったナターシャを絶賛。
ソーニャカワイソス。ラストでも一人だけ不幸だよな。 トルストイは、ソーニャという人物にどんなメッセージ性を持たせたんだろう。 どなたか教えてください。
ソーニャはピエールやアンドレイの子供達にとって重要な意味を持つんだよ。その後の話だけどね。
「戦争と平和」の名シーン(好きなシーン)。 プラトン・カラターエフに関係のあるところ。 特に水滴の地球儀の場面。
ソーニャのモデルは、一生独身で過ごしたトルストイの伯母がモデルだったはず。 もともと『戦争と平和』は、デカブリストの乱の前日談として構想され、 実は書かれざる第二部で、いよいよ本編が始まるはずだった。 そういう意味ではドストの『カラマーゾフ』と同じく未完の傑作。 227さんが書いているように、トルストイ自身の世代が主役になる第二部で、 ソーニャと子供たちの関係が濃やかに描かれたはず。 時代の流れとしては、『幼年時代』三部作が、 『戦争と平和』第二部と時代を同じくする。 だから、一人称だけど、『幼年時代』三部作を、 『戦争と平和』の続編のつもりで読んでもいいかも。 『アンナ・カレーニナ』は、更にその次の時代に当る。 『幼年時代』三部作の主人公のその後が、 リョービンだと思って読んでも面白いと思う。 トルストイは、基本的に小説形式で自伝を書き続けた作家だから。
230 :
226 :2005/09/29(木) 00:15:13
なるほど、ソーニャは続編で意味をもつキャラだったんですか。 教えていただいてありがとうございました。 いや、ラストでソーニャの扱われ方が不憫でならなかったんですよ。 将来を誓い合った恋人に裏切られた上に、その家庭で暮らすってのは酷だなって。 僕の読解力が足りなかっただけかもしれませんが。
231 :
吾輩は名無しである :2005/09/29(木) 15:21:52
>>220 を書いた者ですが、
やはりトルストイは、女性を描く才能においては天才ですね。
だから、『戦争と平和』で好きなシーンを選ぶと、
どうしても女性が出てくるシーンになってしまう。
アンドレイを待っている途中のナターシャが、
親戚(叔父で良かったっけ?)の家で華麗に踊るシーンとか、
モスクワ陥落前日に、荷馬車に負傷兵を乗せていくか否かで、
母を必死に説得するナターシャと、それをそっと見つめる
イリヤ・アンドレーエヴィチ伯爵とか。
女性が出てくると、作品全体が輝きを増しますね。
227さんや229さんにお伺いしたいのですが、 「戦争と平和」の「第二部」の構想について、 何か参考になる本などないでしょうか。 よろしければご教示くださると助かります。
トルストイは元々「戦争と平和」の次の時代(1825年)に起こった 「デカブリスト」を初めに書こうとしてた。 しかしデカブリストの乱がなぜ起こったのかを考えると 1812年のナポレオン侵攻に行き着いたわけ。 ちなみに「アンナ」着想と同じ頃にも ピョートル大帝期を舞台にした長編の構想があったけど没になった。
「デカブリスト」は部分的に残ってて、 ピョートルとナターシャという老夫婦が、デカブリストの乱によるシベリア流刑から 数十年ぶりにモスクワに帰ってくる場面から始まるらしい。 そうすると今読むことのできる「戦争と平和」は、もしトルストイが全て書いてたなら 「デカブリスト」の老夫婦の、過去の回想の前編みたいな位置づけになったのか?
そういえば、「復活」の第二部も構想はされていたらしいね。
未完ばっかりかよ! トルストイ!
>>236 戦争と平和の第二部を本当に書こうとしていたのかはわからん。
復活も晩年に「ネフリュードフのその後を書きたい」と思った程度らしいし。
まあ要するに、読みたかった…。
232です。 「デカブリスト」ですね。探して読んでみます(邦訳ありますよね?)。 どうもありがとうございました。
『戦争と平和』は買いですか?
>>237 アンカレの後に戦争と平和の続編を二章ほど書いたようですよ。でも結局発表されたのは『懺悔』でした。
>>239 買いでしょう。
デカブリストからナポレオン戦争までさかのぼったのは、 デカブリストの蜂起に加わった貴族将校の多くが1812年戦役に参加していたから。 ナポレオンの侵攻をきっかけに西欧の啓蒙主義が入り、 また戦争を通じて貴族出身の陸軍士官と農奴出身の兵卒との間に連帯が生まれ、 厳しい身分上の壁を一時的に突き崩した。 そして農奴制と専制の撤廃を求めるデカブリストの乱が起こった。
戦争と平和よみ終わった。 最後の方でやけに哲学が続くなと思っていたら、そのまま終わりかよ。 哲学でしめって、どうなのよ。
エピローグの2部は読んでないや。 難しくてよく分からん。
初期の作品だと幼年時代とコサックがよく挙がるみたいだけど、 セワ゛ストーポリもすごくね?
全部凄い全部凄い
幼年時代いいよなあ。 あの三部作は本当に大好き。
幼年時代を読んだドストは、方々にこの作品の作者を聞いて回った。
ドストのシベリア時代だよね、 トルストイが幼年で名を上げたのは。
ロランの「トルストイの生涯」買ってきた。これ面白いかなあ
古いけどトルストイの伝記としてだけでなく、 作家ロランによるトルストイの作品論としても読めるよ。
どうも。これから読むっす。
253 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 13:41:58
新潮の戦平の字が大きくなって新登場だぞ
>>253 戦争と平和まで?
うざったいな!現行が消える前に勝っておこう。
読むのはまだ先に取っておいたんだけどあの文字の大きさは勘弁!!
255 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 14:15:28
>>255 今まではちゃんと収まってるからその心配はしてないけど
分厚い文庫って最悪なんだよね。場所とるのも嫌だし。
文章もただ「見やすい」だけで、文章を把握・理解しやすいかって
言ったらNOなんだよなあ・・・。
257 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 18:30:22
>>256 小さい字の新潮文庫で、今『戦争と平和』第4巻を読んでるオレとしては、
今頃になって字が大きくなるのは悔しいね。
もう少しはやく大きくしてほしかった。
大きな字で読めないのが残念だった。
ごく一部の新潮文庫は、字が大きすぎて雰囲気でないのを認めるけど、
(例:カラマーゾフの兄弟、悪霊、白痴)
やっぱり、字は読みやすいほうがいいよ。
あんまり小さいと、目が悪くなるし。
年取ってから読み返すときにも困るじゃん。
259 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 23:14:08
遅ればせながら、「アンナ・カレーニナ」を読んでみようと思うのですが、 誰の訳が一番お勧めでしょうか?
初期の戦争小説を一冊の文庫にまとめてくれんかな 絶対無理だろうけど
262 :
吾輩は名無しである :2005/10/24(月) 00:23:33
ならば、おまえがやればいい。 出版社に入社して、出世してな。 期待してる。
263 :
吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 09:57:40
幼年期と青年期が絶版かYO>新潮 トルストイは完全制覇したかったんだが 岩波の字は小さ過ぎだしな
264 :
吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 10:07:23
クロムツェルソナタ悪魔も改刷されてたことをお知りか? 復活も気づかぬうちに 後はアンカレのみか
265 :
吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 10:36:29
カラマの新版は平積みなのに 戦争と平和ときたら
また変なこというなよ、荒らされるじゃん
俺の利用してる駅前の書店はドスト2冊くらいしか置いてない。トルストイは多いけど。まあ売れたのかもね。
岩波文庫の「戦争と平和」の新訳が出るそうだ。
270 :
吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 22:41:57
新訳が出ても店頭に置いてあるかどうか でも期待してる
>>268 マジッか!?新訳も見たいが、どんな装丁でくるかな
若い読者に親しみやすいように、現代に合わせた訳になるようだね。
新訳は新年からの発売だそうだ。 で、誰が訳したの?
274 :
吾輩は名無しである :2005/10/29(土) 17:32:18
今アンナカレーニナを上巻の2/3程度読んだんですけど、 女性向けの恋愛小説って感じで退屈なんですけど。 今少し挫折しかけてますよ俺は。
すっきりしすぎてるような? 男は黙って「戦争と平和」か? 繰りかえし難しいこと言ってるとこは、ナナメ読みしたけど。
>>274 さっさと挫折しちゃえ。退屈な本読んでもしょうがないぞ。まあ個人的には中巻が感動のツボだったが、
上巻で退屈ならたぶんずっと退屈では?
おいらも中巻が最高にフィーバーしましたね。 退屈なら止めるのが正解かと思います。
今上巻読み終わったよ。 ここまで読んだんだから最後まで読む事にするよ。 復活は面白かったんだけどな。 戦争と平和未読なんで新訳出たら読もうかな。 と思ったり思わなかったり
岩波のサイトで戦争と平和が急に品切重版未定になってて なんで?と思ってたら新訳版が出るのか。 訳者や今のソ連映画風の表紙はどうなるのかが気になる。
新潮文庫の「戦争と平和」を読み始めた。 でさ、会話文のカッコの中の<>は何を意味してるの?
>>281 フランス語です。原典の初版ではホントにトルストイがフランス語で書き、読めない人が続出したので
トルストイ自身がロシア語訳で書き直したそうですよ。
おお、そういうことか!さんきゅ!重要なセリフに<>をつけてるのかと思ったんです><
284 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 13:45:08
新潮アンナカレーニナを読み出して上巻の半分が終わった所だけど アンナもヴロンスキーも魅力を感じないし人間的に好きになれない。 他の登場人物はいいんだけど、やっぱりこの二人が主人公? だったら正直読むのやめようかなって感じなんだけど。
285 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 14:04:30
おれはリョーヴィン(レーヴィン)に感情移入してなんとか読み通した。 ただの小娘にしか思えないキチィ(キティじゃなくて)も好きになれたし。
286 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 14:05:30
実際、そう読めるようになってるし、トルストイはリョーヴィンに自己を投影した?
287 :
284 :2005/11/04(金) 14:17:56
そうなんだよね、リョーヴィンやニコライやキチィは すごくいいキャラクターで彼らの話は気になるんだけど 興味がもてないアンナとヴロンスキーの話になると「う〜ん・・・」って 感じになっちゃって。 でもまだ第一部が終わっただけだから、やっぱりちゃんと読了してから 感想を持つことにします。
288 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 14:24:19
まあアンナとキチィを描き分けているのはさすがだ、とも思うけど。 オペラで言えばドラマチックソプラノとリリックソプラノの違いみたいで。
まあ、君たちには女はわからんだろうね。青年将校こそが男の中の青い果実なんだよ。2・26事件の青年将校なんて、 日本人の男の究極だよ。そうだろ。美しい女はそれを見逃さない。しかも人妻はね。しかしねえ、 君たちにはキチイがせいぜい理想の娘というところだろうな。キチイは青年将校に惚れるんだが、アンナと ヴロンスキーが昵懇になったので諦める。まあ、読んでみなさい。キチイの娘心よりもアンナの女心が わかるようになったら、たいしたもんだ。
290 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 14:29:45
アンナとキチィみたいなヒロインが同時に出るって言うのは意外とないからね。
291 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 14:32:11
>>289 典雅な貴族のお坊ちゃんのヴロンスキーと野蛮な2・26事件の青年将校を
一緒にされても困る。
>>286 もちろんリョーヴィンはトルストイそのものだよ。
293 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 14:46:57
やっぱりそうだろうな。 トルストイは本質的にモラリストだと思うし、リョーヴィンに自己投影できたから アンナの破滅愛も思う存分描くことができたと信じたい(月並みな意見だろうか)。
294 :
291 :2005/11/04(金) 15:32:54
まあ最終的にはアンナの魅力がわからないこっちにも問題があるのだろうが。
小説の頂点と言われる作品だぜ、「アンナ」はよ〜
296 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 17:05:41
>>289 それって、松岡正剛の「千夜千冊」からのコピーでしょ?
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0580.html 松岡(っていうか奥井潔センセー)も、なかなかいいこと言うよな。
俺も、最初に読んだときは、アンナはあまり好きになれなくて、
キチイには非常に好感を抱いたけど、
線を引いた箇所を何回か読み返すうちに、アンナにもいとおしさを感じるようになった。
特にツボなのが、第七編二十四章のこのシーン。
「『アンナ、なんだってきみはこんなにも自分も、ぼくをも苦しめるんだね?』
彼はアンナの手に接吻しながらいった。いまや彼の顔には、優しい愛情が現れていた。
アンナは、彼の声に涙の響きがあるのを自分の耳で聞き、そのしめりを自分の手に感じたような気がした。
と、その瞬間、アンナの絶望的な嫉妬は、狂おしい激情的な愛情に変わった。
アンナは彼を抱きしめて、その頭といわず、首といわず、手といわず、接吻の雨を浴びせた。」
本当に名シーンだよな。トルストイの心理描写には脱帽だよ。
この場面で、ヴロンスキーに狂おしいほどの愛を求めるアンナに対して、
読者が感じるのは、決して嫌悪感じゃないよね。いとおしさだよ。
身を滅ぼすに至ると知りながら、それでもヴロンスキーへの愛を抑えきれないアンナに、
読者は同じ人間としていとおしさを感じ、共感するんだ。
人間は、誰かを愛さずにはいられない存在。
もちろん、時にはその愛情が仇となって、嫉妬したり相手を憎んだりすることもある。
だけど、それでも人間は誰かを愛してしまう。
だからこそ人間は、アンナのように、いとおしく、いじらしい存在なんだ。
そんなトルストイの人間愛が、直に伝わってくる、珠玉の名シーンだよな、ホントに。
297 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 17:18:23
上の続きだけど、
>>284 は、絶対に最後まで読み通すべき。
上巻の半分くらいで、『アンナ・カレーニナ』の魅力は解らない。
世界最高の恋愛小説なんだから、途中で投げ出すなんて余りにも勿体ない。
最後まで読めば、自分の好き・嫌いに関係なく、
小説の中で登場人物たちが如何に生き生きしているかということが必ず解るはず。
そうすれば、好きになれない登場人物が何人かいたって、
『アンナ・カレーニナ』を読破したことは、素晴らしい読書体験になると思う。
キチイが好きなら、下巻の出産シーンを絶対に読むべき。
俺の個人的な意見としては、あそこが、この小説でナンバーワンの感動を呼び起こすシーン。
仮に最後までアンナが好きになれなかったとしても、このシーンまで
たどり着いたのなら、この小説を読む意味はあったんだと絶対に感じるはず。
それほどの名シ−ン。
それに、この小説は一回読んでどうこうっていうレベルの小説じゃない。
何回も、いや、それこそ一生かけて読み返してこそ、深い味わいが出てくる小説。
俺みたいに、読み返すうちにアンナが好きになるかもしれない。
とにかく、上巻の半分くらいで投げ出すなんて、
大袈裟だけど人生損してるとしか言いようがない。
大変だけど、最後まで読みんしゃい。
あのねえ、大学へ行くのもいいが、アンナ・カレーニンと出会えるかどうか、そのほうがずっと君たちの人生には 大きなことなんだよ。わかるかな、この感覚。
アンナも苦悶しつつ何かを求めるトルストイの主人公達の一人でしょ。 その中でも虚偽を憎む高潔さと情熱じゃ一番ではないかね。 まぁアンカレだと俺はドリイとニコライ兄さんが特に好きだけど。
『アンナ・カレーニナ』を3回読んだけど、好きになれない。(3回とは新潮文庫と岩波文庫と講談社文庫) どうしても、アンナとウロンスキーに同情できない。 トルストイは「人は恋に落ちるのである」という言葉に寄りかかりすぎたのではないだろうか? アンナはただの我儘女、カレーニンが不憫でなりません。 (たとえば、レースのシーンをダンスパーティの前に持ってくるとか、夫婦の不和を示すエピソードが2人の出会いの前に2,3書かれていれば、少しは印象が変わったかもしれないけど)
>>298 アンナ・カレーニン、とな。
汝、ナボコフ教徒か、Penguin信者か。
>>300 別に同情しなくてもいいんじゃない?
裁くのは神だもの、きっと同情だって……
岩波新訳が桃尻語訳という新事実。
303 :
吾輩は名無しである :2005/11/05(土) 08:58:07
>>302 戦争と平和か?その桃尻とかいう卑猥な名前の奴の訳はヤバスなのか?
俺もその桃尻なるものはわからないが、 桃尻-語訳なので、人の名前ではなく、翻訳口調ではなかろうか?
なるほど、桃尻語というのがあるのか。なんにせよ格調は低そうだな。
現代の女子高生風の言葉で訳したものを桃尻語訳と言うそうだな。
「アンナ的には〜、旦那超ウザ〜い!!って感じぃ」 こんな感じか。俺の女子高生観間違ってるかな。
アンナとヴロンスキーに共感できないから余計にこの2人のどうしようもない破滅感が でるんじゃないかなーって思ってたよ。 血迷い血迷ってあぁーれぇー!みたいな。
アンカレは恋愛小説の基本でありながら他とは一線を画してもいるよなあ・・・。
310 :
302 :2005/11/05(土) 16:42:50
皆、マジで受け止めないでくれ…。 橋本治の「桃尻語訳 枕草子」とかあるじゃん…。 岩波文庫で「ピエールっていう、デブ?あれ超きんもー!」 とかやるわけないでしょ(笑)
>>261 おれもそう思う。はげしく思う。
超遅れすスマソ
戦争と平和のカラターエフとアンナ・カレーニナのニコライって対だよね。 前者は生で後者は死。
アンナ・カレーニナのニコライって誰だっけ…?
ニコライの対は生まれてきたレービンの子。
二人とも死によって主人公の思想に影響を与えるという点では同じ でもカラターエフの言行は周囲に活力を与えるけど ニコライのそれは主人公達の思想や行動を暴いていくという点で逆
桃尻だと梅宮アンナ・カレーニナになるのだろうね
『あんな彼にな・・・』だよ
ロシア女は髭が生えてんだね。ナターシャたん最高だよ
22日に岩波文庫秋の一括重版で マンの「ゲーテとトルストイ」が出るよ。
持ってるよ
>>320 おお!まじか。
持ってないから買おう。
323 :
吾輩は名無しである :2005/11/15(火) 20:25:23
「戦争と平和」新潮文庫版。 活字が大きくなって出てるが、1巻だけとは・・。 残りはいつ? 今年中に出てくれれば正月の暇つぶしに 読めるんだが。
気にせず4巻買え
325 :
吾輩は名無しである :2005/11/21(月) 15:44:17
★「無防備地域」宣言 国防協力を拒否? 21自治体、条例化へ署名運動
・ジュネーブ条約で有事の際に攻撃が禁じられている「無防備地域」の宣言をするよう地方
自治体に求める運動が全国に広がりをみせている。これまでに宣言条例が成立した例は
ないが、確認されただけで二十一区市町で署名活動などが進められている。国の責任で
行う防衛行動を自治体が制約することには疑問があるほか、国民や自治体に協力を定めた
国民保護法、武力事態対処法に正面から反する問題点も指摘されている。
運動が展開されているのは、札幌市、苫小牧市、東京都国立市、神奈川県藤沢市など
二十一区市町(判明分)。「宣言すれば平和を確保できる」「武力攻撃を免れることが可能」
などの合言葉で戦争不参加や反戦を呼びかけ、自治体に「無防備地域」宣言の条例制定を
請求するため署名運動などが進められている。
すでに全国規模の連絡組織もできており、署名が法定数に達した大阪市、大阪府枚方市、
兵庫県西宮市などでは市議会に条例が提出されている。
ジュネーブ条約追加第一議定書は「紛争当事国が無防備地域を攻撃することは手段の
いかんを問わず禁止する」と規定。敵国の占領や攻撃に対し、抵抗も武装もしない地域を
無防備地域とし、敵の無血占領を認め、無条件降伏を宣言することで、消耗戦や敵の不必要
な攻撃をやめさせ、住民の無用の犠牲を防ぐのが本来の狙いだ。
指定されるには、(1)すべての戦闘員や兵器が撤去されている(2)軍用施設が敵対目的に
使われていない(3)住民による敵対行為がない(4)軍事行動支援活動がない−などが条件。
しかし、自衛隊の施設などの管轄権は自衛隊法で内閣総理大臣にあると規定され、地方
自治体には与えられていない。政府や自衛隊などと合意なしに戦闘員や軍事施設の撤去
などを地方自治体が実行することは非現実的だ。 (一部略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051121-00000001-san-pol 似非トルストイ信者がまた(ry
326 :
吾輩は名無しである :2005/11/21(月) 19:35:01
トルストイの戦争と平和が一番面白い
327 :
吾輩は名無しである :2005/11/21(月) 20:10:26
この夏からトルストイ読み始めたけど、それまでドストエフスキーに 費やした無駄な時間を返して欲しいと思ってるw
328 :
吾輩は名無しである :2005/11/21(月) 20:43:47
トルストイは虚栄心、自尊心が強く衒学的で理性の重要性を基調に 時代の救世主となった。 一方ドストは、ロシア文学の国民的平和の観点で文壇がその地位を 守り、トルストイがドストの比較対象としてドストが意識的に好評 を得たのだ。
>>327 他の作家を貶めないと自分の好きなものを誉められないの?
たいていの人間は、残念なことに、そう。
戦争と平和の再読を開始したが、ナターシャには舌を巻くな。よくこんな人物を描けるもんだよ。
332 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 11:14:52
ドストエフスキーは状況によって倫理的な出来事や、人物の心理的反応や 精神内部の漣によって、人物の性格を描写する。一度人物の外見を描写して しまうと、古い文学的手法に従って、その人物が出ている場面ではもう二度と 肉体的特徴や外見に触れようとしない。これはトルストイのような芸術家 のやり方とは違う。トルストイは絶えず心のなかで人物を見つめつづけ、 特定の瞬間にその人物がどんな身ぶりをするかを正確に知っているのである。
333 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 17:04:40
>>332 ハイハイ。それはナボコフの『ロシア文学講義』からのコピペでしょ?
わかる人にはわかるんだよ。
まあ、俺もドストはあまり好きじゃないから、
ナボコフの言ってることは概ね正しいと思うけど。
334 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 20:02:05
これは音楽でいうところのバッハとベートヴェンの違いなんじゃないかな。 前者がトルストイ。後者がドスト。 とか言ってみる。
だからもういいって。 それより戦争と平和より前の作品が入手しにくいのはどういうこと? 幼年少年とコサックぐらいあっていいと思うんだけど。
俺もドストはあまり好きじゃない。
↑トルストイ好きがこんな奴ばかりだと思われたくない。
別に好きじゃないとかいう発言くらいどうでもいいだろ。いちいちそんなレスすんな。
340 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 09:28:28
リーン リーン リーン
341 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 09:35:45
トルストイの戦争と平和だったら新潮文庫のほうが読みやすいですね。
342 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 11:16:14
筑摩のほうがフォントがいいと思ふ。
こないだ古本屋で新潮版の少年時代を見つけてね。 絶版なんですか?これ
絶版じゃろう。俺も少年時代の昭和初期版持ってるよ。読みにくそうだから読んでねえや。
345 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 16:47:48
光ある中に光の中進めイェーイ!
>>345 読んだけどどこが優れているのか分からなかったorz
放蕩生活から目を覚ます。トルストイさんなんですよね
348 :
吾輩は名無しである :2005/11/25(金) 23:20:05
『ゲーテとトルストイ』購入!
トーマス・マンの『ゲーテとトルストイ』は ゲーテとシラーの関係が、 トルストイとドストエフスキーの関係に似ている、 ってな話だったような気がするが。
351 :
吾輩は名無しである :2005/11/27(日) 20:39:44
春なお早いころのころ 草なお緑に萌え染めず 小川は流れ 日は弱く 森の若葉も影うすく・・・ ってトルストイの詩が収録されてる本知っている人います? 話ぶった切って悪いんですが どーしても思い出せ無いんです
352 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 07:13:59
>>351 その詩はこのスレのトルストイの作ではなくて、
A・K・トルストイという別人の作だったりします。
訳は、たぶん、清水邦生という人。
平凡社の「世界名詩集大成」12巻「ロシア」に収録、と
Googleが申してます。
353 :
張吉山 :2005/12/02(金) 11:00:55
来年1月から、岩波文庫で「戦争と平和」の新訳が出るみたい。 今度こそ、読破できるか? 訳者は聞いたことのない人だった。 今月の「図書」に予告が載ってます。
戦争と平和の新訳者、岩波トルストイだと、 幼年時代と少年時代を訳してる人だよ。
355 :
351 :2005/12/02(金) 19:02:57
>>352 ありがとうございまう
板違いすみませんでした
藤沼さんって人か
ほほお、藤沼さんか。 日本トルストイ協会の会長さんですな。
藤沼あてし先生か。 日本人で初めて、モスクワ大学の名誉教授になった人だっけ?
361 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 16:43:47
363 :
吾輩は名無しである :2005/12/07(水) 17:52:40
今、「戦争と平和」の映画(ソ連版)を見てる。 …だめだ。原作全く知らない状態で見たら分からん。登場人物とか。 理解するにはもう少し勉強しないと…。
364 :
吾輩は名無しである :2005/12/07(水) 19:58:04
アンナカレーニナ読了しました。 戦争と平和の新訳が待ち遠しい。
365 :
吾輩は名無しである :2005/12/07(水) 22:59:52
今日、東京駅前の八重洲ブックセンター行ったら、 新潮文庫「戦争と平和1」大型活字新版が無くて、 2〜4の旧版が平積みになってた。 これは、2〜4の新版が出るので書店で叩き売りに 出たと見た。1〜4が全巻新版になるのが楽しみ。
戦争と平和は素晴らしいと断言できる。 だけど他にトルストイで読むべきものがあるかと言われると悩む。 光〜もアンカレもぶっちゃけ面白く無い・・・。 クロイツェルはちょっといい。
アンナカレーニナ読んでる。100ページも読んでないで言うとおこがましいのだが まだ面白くない。このくらい高校生でもかけるんじゃないかと言う感覚。 ナボコフが絶賛したんだから…と考えて読みつつも、カラマーゾフのが面白い。 いや、個々のシーンに人間臭い芸術性が光るところもあるのはわかる。 しかし、世界一の作家としての文章と言われると「えー」と思ってしまう。そりゃ訳のせいもあるのかもしらんけど。
個人的には初めてトルストイに触れた「イワンのばか」が感慨深いな。
>>367 自分の場合は最初から一気に引き込まれました。すばらしいです。
戦争と平和がよくてアンナカレーニナがだめでクロイツェルはちょっといいとか、 高校生でも書けるとか俺には理解できないよ。
2ちゃんなんだし、真面目に考えるなよ。 飲み屋でオヤジが野球見ながら「○○選手はフォームはいいが コントロールはイマイチ」「あんな球は高校生でも打てる」 とか言ってるのと同じレベルなんだから。
372 :
367 :2005/12/08(木) 03:15:08
まぁ考えてみたら面白くないってことはないです。ていうか面白いです。 でも「世界一の文豪!」と言う割にはえらく文章が標準的というか、例えばカフカやドストや ナボコフとかと比較してキレを感じない。淡々と平易に綴ってる感じ。 ただ、場面の作り方や人の動かし方はかなり良い。マンネリ感がないので、最近の日本の 糞小説に読みなれてると、これは新鮮で、そこは面白いです。
文章にかんしてはドストは下手くそ呼ばわりされてるけどな。 まあ俺もトルストイの最初から100ページなんて面白いと思ったことないけど、長編は。 それはカラマーゾフでも一緒(罪罰なんかは違うけど)。長編の場合、一巻の半ばくらいからじゃないか?面白くなってくるのって。 アンカレは中巻あたりが最高だと思うけどね。そこまで進むか、挫折するかは自由だよ。 ようは世界一の文豪が肌に合うかどうかだからね。
アンカレはやっぱり中巻が絶好だよね。いや、クロイツェル好きだよ。
375 :
吾輩は名無しである :2005/12/11(日) 15:44:45
>>147 アンナの食事風景は世界の食を描いたもので史上最高といわれてる。馬鹿じゃないよ(笑)
376 :
吾輩は名無しである :2005/12/11(日) 16:01:06
>>171-172俺はトルストイ至上主義者だがここまでドスを貶めるのはひどいと思うぞ。カラマは傑作、罪と罰はトルの作品でもアンナ以外は並ぶレベルの作品はない。
377 :
吾輩は名無しである :2005/12/11(日) 16:12:55
>>222 私はそんな渋すぎる趣味のあなたのファン(笑い)
378 :
吾輩は名無しである :2005/12/11(日) 16:17:47
>>241 -242戦争エピローグ2は世界文学全集にのっている中ではおそらく一番難しい文章。精神修行にはもってこい。しかし、たいしたことは書いていないけど。最もトルストイらしくない文章としては、興味深い。
379 :
吾輩は名無しである :2005/12/11(日) 16:25:44
>>297 あなたの言うことはあたっているけど、アンナは読まんほうがいいぞ。人生に絶望し、自殺を考えている人だけが、あの小説は理解できる。優れた小説=読むべき小説ではない。
380 :
吾輩は名無しである :2005/12/11(日) 16:42:00
世界史上最高の名文として、俺はアンカレ第2編10-11章を挙げる。ラブシーンをシリアルキラーを比喩にするのはすごい。なお、アンカレ第1編は残り7編のための食前酒みたいなもので、あれでアンカレを測るのはやや不本意。
この親父の小説ってのもあまり面白くないんだよな。 ドストエフスキー程じゃないにせよ。明治で開国してからは どういう訳か日本ってロシアから文学を学んだ人が多かった から日本文学に功績のある人には間違いないんだけどさ。 『復活』だけは少し面白く読めたかな。
>>379 亀レスは結構だが>>←これを>>にしてくんない?
383 :
吾輩は名無しである :2005/12/12(月) 10:46:51
初めて読んだ トルストイの「青年時代」 で 一気にもってかれた。 最初、 ”行動起こすよりネチネチと思索癖のある青年だな” と 感じたが、 終わっても気になり 結局何度も読み返してしまいました。。 心情の推移描写 に関しては 神 かと思った。 自分の ”かっこ悪い面” も臆することなく ガンガン書きまくってる所が、(少々マゾ!?ぽいが)可愛く、 親近感わいて 抱きしめたくなる程だった。読みながら 何度も(いい意味)爆笑した。 一見 誰でも書けそうな程 シンプルに分かりやすく 表現できる人 が 作家になれるのかもしれない。
トルストイってマジにマゾっぽいよな。谷崎的なマゾっぽさ とは違うんだけど。トルストイのカミさんってヒステリーで 悪妻として有名なんだよな。谷崎は理想の女性を女王様に 仕立て上げて自分勝手に奉仕する事で創作のエネルギーを 得ていたようだがトルストイは悪妻を貰い悲惨な状況に自ら を置く事で創作エネルギーを得ていたのかもしれないな。
23歳のトルストイ>全盛期の夏目漱石
386 :
吾輩は名無しである :2005/12/12(月) 16:16:12
コサック読んだら、 実際 あの場所に行きたくなった。強烈に! 自分が育ったのと違う文化圏に入ると 詳細に 観察できるもので、 よそ者のトルストイだから 生き生きと コサック日常生活 -コサック本人たちには些細でつまらない対照も - を描写できたのかもしれない。。 美しい女の生態 - 態度の放漫さ、周りへの無関心、などの表現が 的確で面白かった。 トルストイは(自ら認める)不細工で、美しい女や、美男子などの描写が、鋭い。 仮に、本人が 美男子であったなら、そこまで 興味を持たないだろうと 思われる部分まで 詳細に表現してる気がする。。 でも、不細工(そこまでひどいと自分は思わないが)故に、自信もてず、その反面 常に精神向上を目指し、普通生活に埋もれていくことがなかったのかもしれない。 晩年の 彼の顔は ”子供の瞳をもった老人” 。 神 がいたら きっと あんな顔をしてたと 思う。
文学の神トルストイ
コサックいいよね エローシカおじ、マリヤーナ、従者の・・名前忘れた。
エロおやじ
つーか名前残す人ってエロ多いよなやっぱり
それだけ精力のある人じゃないと、偉業なんてできないって。
俺もとびっきりのスケベになってみようかな・・・
いや・・・ すけべなだけでは・・・・
岩波の新訳って全何冊? 訳注はつくの?
395 :
吾輩は名無しである :2005/12/17(土) 07:06:42
全4冊です。訳注もつきます
396 :
吾輩は名無しである :2005/12/20(火) 20:00:50
『コザック』と時代3部作の復刊キボンヌ
>>396 同感。
出来れば新訳で。
だれか若い研究者いないのかな。
(訳がよければ年齢は関係ないけれど、そろそろ次世代の人が出てきても。。。)
>>395 ほかのスレッドでは全6冊と聞いたけど。
どこがソース?
原作が4巻構成だから、今度の新訳も4巻になるんじゃないか? (違うかな)
400 :
吾輩は名無しである :2005/12/22(木) 09:48:09
401 :
吾輩は名無しである :2005/12/23(金) 11:28:46
戦争と平和、北御門二郎訳買おうと思ってたけど、今度、岩波から新訳が出るんですよね?迷い中。
北御門のやつ、装丁はちょっと惹かれるな。やっぱ文庫よりちゃんとしたので持っていたい
北御門訳、フランス語やドイツ語の会話や文章を、カタカナで表記していて、
読みにくい。原書と訳の文および代名詞の数を一致させようとしているらしく、
これまた読みにくい。
しかもそれが他にはない工夫だと胸を張っていたりするので、
漏れ的にはパス。
>>401 岩波を選ぶのが、ふつうの選択だと思う。
>>402 うーん、あのカバーはどうも。。。
>原書と訳の文および代名詞の数を一致させようとしているらしく、 そうなのか? かなり原文を無視して、意訳する人で有名だと思うが。 原卓也と、翻訳のあり方について、議論したのは有名だし。 原文に忠実に、主張した原卓也と 日本語作品としてのおもしろさを求めた、北御門。
結構雰囲気出てていいと思うけどな>カバー
ジョイスが最高の文学と評した作品は何だっけ?
アンカレ読了したところで一つ疑問。 なんで『アンナ・カレーニナ』っていうタイトルなんだろう。 アンナという人から何かを感じ取れってことなのかな? でもアンナには魅力を感じなくて共感できなかったんで レーヴィンを主人公だと思って読み進めてしまったよ。
アンナから何も感じ取れなかったってわけじゃないんだけど、 『コンスタンチン・レーヴィン』というタイトルでもよいではないか と思った次第です。
物語の主人公と 作者の独白の代弁者の違いかと。
共感を求める読み方じゃ「アンナ」は理解できないかと(ウロンスキーやカレーニンのように) それでもアンナ(ヒステリー的な部分はともかく)に同情する読者が普通は多いんだけどなぁ
まあ、君たちには女はわからんだろうね。青年将校こそが男の中の青い果実なんだよ。2・26事件の青年将校なんて、 日本人の男の究極だよ。そうだろ。美しい女はそれを見逃さない。しかも人妻はね。しかしねえ、 君たちにはキチイがせいぜい理想の娘というところだろうな。キチイは青年将校に惚れるんだが、アンナと ヴロンスキーが昵懇になったので諦める。まあ、読んでみなさい。キチイの娘心よりもアンナの女心が わかるようになったら、たいしたもんだ。 あのねえ、大学へ行くのもいいが、アンナ・カレーニンと出会えるかどうか、そのほうがずっと君たちの人生には 大きなことなんだよ。わかるかな、この感覚。
俺はタイトルはアンナ・カレーニナで何の違和感も無かったな。 同情ではなくやっぱり一番魅力的だとおもった。そんな女性とは出会ったことないが。
407の言う事は分かる。けど409の言う通りではないか? 題名には違和感感じません。
414 :
吾輩は名無しである :2005/12/26(月) 16:56:09
>>414 『人にはどれくらいの土地が必要か』か。サンクス!!
アンナ・カレーニナ 韻を踏んでて綺麗ですね。 で、カレーニナとは「カレーニン夫人」のこと。 アンナがどんなに自分の感情に正直になろうとしても、 決してそれを認めない社会の掟(婚姻制度)との対立と緊張とが 父称抜きの姓名にこめられている。。。 という講義を受けたことがありまつ。
>>416 >アンナ・カレーニナ
>韻を踏んでて綺麗ですね。
明らかにロシア語の知識ないだろ。
>>417 ありませんが、何か?
あなたはありそうだから、
何かロシア語の知識をひけらかしてくれませんか?
期待してますよ。
ムキになんなよ
421 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2005/12/29(木) 12:24:26
>>372 トルストイこそ神懸かった文章力の持ち主だと思うけど。
戦争と平和の
将校(名前忘れた)の落馬シーンのかっこよさったらないよ。
俺はトルストイ以上にかっこいい文章を書く作家を知らないな。
もちろん原文で読んだんよな?
当たり前
トルストイ最高!!
425 :
【吉】 :2006/01/01(日) 16:03:30
z
とるすとい
427 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/01(日) 19:58:28
『戦争と平和 全四冊 (一)〔全6巻〕』 4巻なのか6巻なのか
429 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/02(月) 14:06:29
新訳の発売はいつですか? 青木先生の影響でドストを読み始めたんですが あの感情的な描写に共感できず、次はトルさんでもいってみようという次第です
430 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/02(月) 14:18:40
青木先生は日本では年間何万冊という書籍が出版されており そんな膨大な数の本に右往左往するよりこの世で最高の本を 一冊読んでおけばエエとエッセイに書いておられました。 それがドストエフスキーの罪と罰だったんです。
431 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/02(月) 14:28:55
森鴎外をしてこの世の全てがドスト作品に網羅されていると言わしめていますね スマステの黒澤特集でも映画、演劇、小説のエッセンスはそれぞれ 黒澤、シェークスピア、ドストエフスキーに集約されていると小林某が言い切ったそうです しかしながら次はトルの世界にドップリはまりたいと思っております
432 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/02(月) 14:46:23
三十路までこの文豪を読まずにおこうと決めていたが 遂にその時が到来したようだ
433 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/02(月) 17:44:34
もう店頭には並んでいるのかね?
↑かなり興奮しているようで・・・。
>>427 のリンクから飛べば1月17日と分かる。ただし出版界は遅めの日付を発行日にするので、実際に
店頭に並ぶのはもっと早いのかも知れない。
435 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/03(火) 21:38:45
アンナカレーニナでヴェロフスキーを唐突に無理やり追い出したのは リョーヴィンとカレーニンをはっきり分けるための演出かな?
436 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/04(水) 17:09:08
新訳は二巻までらしいね
どういうこと?
つまりそういうこと
439 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/04(水) 17:51:02
>>437 様子見らしいね
1,2巻が売れればいいんだが
440 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/04(水) 17:53:47
一冊940円か
441 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/04(水) 18:15:29
岩波は何もわかっちゃいない!
442 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/04(水) 21:05:53
‖ ___ ‖ / `ヽ‖ ,:' 、ゑ ,' ; i 八、 |,! 、 ,! | ,' ,〃ヽ!;、 |!| l川 l リへ'==二二ト、 リ川 !| i′ ゙、 ', ', lルl ||,レ′ ヽ ,ノ ,〉 |川'、 ,,.,.r'" ,,ン゙ `T" ! ,/ '.ノ,/| / ,!´ !゙ヾ{ | / ,' i ゙ ! ,l゙ ,r‐'ヽ-、! ', l| { `ヽ ! 「゙フ ,>┬―/ ; i,`{ / /リ川' ', ゙、 / ,/ ゙、 ゙、 ノ / ', `、 \_/ ; ゙、ヽ、 l__ ! ___〕 ,、l  ̄`‐┬―r┬‐r'´ `'‐'′ | .! | | | | .| | | j | !
443 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/05(木) 13:53:50
今日本屋に行ったけど置いてなかった
まあ慌てるな。17日には確実にあるだろう
445 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/06(金) 00:06:07
どうせなら全冊を新訳として出してもらいたいものだ
447 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/06(金) 00:13:37
お前あほか
448 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/06(金) 00:16:23
春樹ってヴォネガットやアービングのパクリだろ?
449 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/06(金) 00:17:25
450 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/06(金) 01:26:24
やはり人間の深層心理を探求するにはトルストイ作品が適当だな
だな
452 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/07(土) 00:19:34
戦争と平和のスケールの大きさには圧倒される
戦争と平和は新潮文庫の2巻途中で挫折した。 そこまでは面白くなかったんだけど読んだほうがいいでしょうか?
454 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/07(土) 14:30:14
読まなくていいと思うよ。 宿題でもなし。
455 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/07(土) 16:12:23
>>828 第一冊
第二冊上・下
第三冊上・下
第四冊
で全六巻みたいな感じでは?
>>453 そういう人おおいし無理すんな。2巻まで行ってもつまらん人が最後まで読んで得られるのは達成感ぐらいだろう。
評価高いから読んでみたんだけどちっとも面白くなかったんだよなあ。 そのせいでトルストイはどれも読んだことがない。ドストは大好きなんだけど。
復活・アンナが面白かったので、戦争と平和も読み始めたけど、 登場人物が多いから結構大変かな。 でもまあ、ピエールとかボリスとか、何度も名前出てくる人は覚えちゃうし 重要人物なのかな…と想像はつくけど。
459 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/09(月) 23:31:37
戦争と平和を読むと アンナ・カレーニナが昼メロに思えるようになる。 まあ、素晴らしいのには変わらないけど。
460 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/09(月) 23:35:11
トルストイはドストより言ってることがより真理に近いと言われたのだが本当だろうか?
昼メロとか真理とか、まあそういう読み方もできるけど むしろ絶対の真理などないということを 生涯をもって証明したのがトルストイだと俺は思うけどな
トルストイもドストも自分は好きだけど、
人物の書き方が、トルストイは真の人間に迫ろうとしていて、
ドストはあえてデフォルメしてる気がする。
>>458-459 戦争と平和は、脇役にもその人の歴史と心が入ってると思う。
>>460 ドストは自分自身で述べたように「たとえキリストが真理の外に存在しようとも
私は真理とともにあるよりはキリストとともにありたい」と、自分の信じたいものの
絶対化に走ったひとなのさ。
トルストイは反対に、普遍的真理を追い求めたのだと思われ。
464 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/10(火) 17:59:13
戦争と平和は、登場人物が多すぎて大変なら、 メモを取りながら読めばいいんじゃない? おれもそうしたよ。
>>453 2巻までで面白くないんだったら、先まで行っても面白くないと思う。
俺は1巻は挫折しかけて、2巻で面白くなった。
2巻(改訂前)のラストで、俺はかなり感動した。
466 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/10(火) 21:36:35
>>246 ドストがデフォルト化してるのは同意。だからイワンのような人物も可能なのだろう。
>>463 キリスト今日に帰依してる限りトルストイが普遍性を追い求めていたともいいがたいかも。
でもドストがキリストに平伏してるのは確か。
「戦争と平和」は世界最高の傑作ですね。1ヶ月かかりましたけれども、 トルストイの作品のすべての要素が含まれていますね。 「クロイツェル・ソナタ」も見えれば「セバストポリ」シリーズも見受け られますし、「イワン・ィリーチ」の要素も垣間見れたような感じです。
468 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/11(水) 03:45:27
>>465 俺は、三巻の戦争論を論ずるとこらへんが一番面白かったけどな。
ナポレオンロシア進攻の分析とか、たまらんかったけどな。一応クライマックスだし。
>>466 >ドストがデフォルト化してるのは
初期設定かよw
みんながあえてスルーしてたのに! お前はその程度の凡ミスも許せんのか!もっと寛容になりんしゃい!
>>468 え──っ、あたしもう「戦平」の三巻って死にそうだった!!戦争ばっかりなんだもん。
舞踏会やらオペラ観劇やら恋愛話のてんこもりの二巻のほうがいいな。
序盤のアンナ・パーブロブナ・シェーリルの夜会で糞だと思ったけど、挫折しないで良かった
戦争と平和は人間関係を把握してから読み返すと、 後に深く関わる人たちが意外なところで接点を持っていたり、 同じ場面に登場していたりしてて、演出がにくい。
「戦争と平和」の最後の方にでてくる「プルタコス英雄伝」って皆は読んだ?
475 :
吾輩は名無しである :2006/01/12(木) 09:56:05
>>474 ああ、あれって古典の名著らしいね。実は私も読んだ事ない。
読んだ人、レスお願い。
「戦争と平和」を読んで、19世紀のロシア貴族たちが冬に生のパイナップルを デザートに食していたことを知った時は衝撃的だったなぁ…(遠い目) 最初、どうやって生のパイナップルを入手したのかわからず、フリゲート艦を 仕立てて海路で直輸送していたのかと思っちゃったもんだ。
477 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/13(金) 08:14:08
ドストは好きじゃないなぁ 読んでいてもリアルな映像が浮かばないし 変なテンションで読んでいて気持ちよくない。 登場人物が異常なテンションで異常な思考をして 「そうだそうなのだ」とか言ってても全然共感できない。
>>466 ドストは初期設定に戻ってるんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
トルストイがドキュメンタリーならドストはミュージカル。 突然歌いだしたり、遠くからでも分かる程の濃い化粧や派手な衣装で 普通に道を歩いてたら変態だけど、舞台の上ならそれも芸術になる。 自分はあの大げさでわけわからんテンションが好きだよw トルストイみたいな繊細な感じとはまた違った魅力がある。
482 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/14(土) 01:01:01
戦争と平和の新訳を買うべきか?
>>482 入門向けでしょ?旧訳で楽しめる人は特に必要ない物じゃないかな。
まあ目を通してみたいのは当然だけどね。
485 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/14(土) 17:25:11
トルストイの本を初めて読もうとしているものです。 さきほど、アンナ・カレーニナ上中下巻を購入してきました。 初トルストイでこのチョイスは正解でしょうか?
まあいいんじゃないか?読書そのものに不慣れならばともかく、たんにトルストイ初挑戦だったら 別に何から読もうが不都合はないと思う。むしろアンカレが駄目なら多分トルストイは何読んでも あんまり受け付けないだろうから、見極めるには丁度いい。
487 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/15(日) 03:08:50
戦争と平和 ■構成 全六冊 トルストイ 藤沼 貴 訳 十九世紀初頭,ナポレオンの侵入というロシヤが経験した未曾有の危機の時代を, 雄大なスケールで描破した世界文学の最高峰.「歴史をつくるのは少数の英雄や 為政者などではない」――巨匠の筆は五百人をこす登場人物ひとりひとりを心に くいまで個性豊かに描きだし,ここに歴史とロマンの一大交響楽が展開する.
そこは変わってないね
489 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/15(日) 23:09:50
戦争と平和を読むだけで視野がグッと広くなったような気がする
しかし、現代知識人がトルストイの本を薦めている(また引用している)というのは少ない。 ドストエフスキーなら結構目にするけどね。
またドストか
トルストイを薦められるほど自虐的になれる人がいないんだろ。 ドストははたから見ただけでもカッコいいから
493 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/16(月) 15:39:29
太宰は感傷的自虐なんだよ、ただ単にさ。
太宰がトルストイを薦めてたんですか?人間失格にドスト出てきたからま〜たドストヲタかと思ったけど
497 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/17(火) 05:10:33
さあ戦争と平和を買ってこよう ニートは時間を持て余してるから何とか読破できそうだ
498 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/17(火) 08:03:47
意外と置いてないんだこれが 文庫本は書店的には軽い扱いなんだよね
そこら辺の書店だと新潮しかなかったりするな。駅前のちょっと大きな書店行かないと。
新訳買ってきた。 一巻は第一部第一篇と第二篇までで、第三篇は二巻に収録 前のと違って一巻で一部というのではないみたい あと貨幣や軍制などに関するコラムが挿入されてる 他に系図や当時のヨーロッパ地図も
若島先生か。
503 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/18(水) 07:39:21
若島先生か。
505 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/19(木) 23:32:43
おいおい戦平が全六冊ということは 6000円を超えるんではないかな
それは高い。高すぎる。
507 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/20(金) 08:32:48
表紙は映画のワンシーンかね?
新訳、若者に親しみやすいようにって言うけど、まず価格で敬遠される。
509 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/20(金) 13:28:22
光あるうち〜って素晴らしいね トルストイは学生の頃戦争と平和を読んで 感銘をうけたと同時に読むのが大変だった記憶があるから避けてたんだけど、 これからは読んでいこう アンナ・カレーニナは新潮で字が大きいのは出てないんでしょうか? 本屋で手に取ったものはすべて一昨年の版のもので
>>509 上巻の最後の重版が一昨年の6月頃で(間違っていたらスマソ)、だいぶ間隔があいている。
品切になるのを待って改版が出るのでは・・・と漏れは踏んでいる。
511 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/20(金) 16:54:14
復活、戦争と平和と改版キテるからな
513 :
関場 ◆dhJAsyE57E :2006/01/20(金) 20:21:02
こんにちは 「日本文学の革命」という文学運動をやっている関場というものです (「日本文学の革命」というホームページを出してます。「日本文学の革命」で検索すれば一発で出てきますので、見てください) トルストイの『戦争と平和』はよく読んでましたね どこに何が書いてあるのかを暗唱できるほどです 『アンナ・カレーリナ』より好きですね
リナて
リナタン (*´Д`)ハァハァ
>>512 新潮は『クロイツェル・ソナタ』『光あるうちに〜』も改版したよね。
517 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/21(土) 12:37:13
がんばれ!トルストイ
おまえがナンバー1だ
519 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/21(土) 20:39:44
岩波全4巻をすでに読んだ者だけど、今回の新訳はまず最近の傾向だが 字が大きい。あと戦争ものを意識してか地図以外の図表も豊富であり 単に小説という範疇にとどまることなく、たのしく読めそうな気がして 好感がもてる。あとカバー表紙のナポレオンとおぼしき人物の絵(ぼやけた 背景つき)が読書意欲をそそるね。 以前の全4巻版では侵攻・退却の地図とトルストイの考察がなければ到底 読破はできなかったと思うが、今回の全6巻版ならばすらすら読めそうな 気がする。
表紙あまりよくないような・・・
コラムが途中に挿入されてるの嫌う人いそう コラムの内容自体はより深く理解するのに役立つけど あと値段
表紙は絵の方がよかったな、あと挿絵も欲しかった ソ連映画使うなら全巻ナターシャだとよかった と勝手なことを言ってみる
>>521 うん。
個人的には巻末にまとめてほしかった。
有用だということに異論はないけれど。
524 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/22(日) 00:27:18
残りの五冊はいつ頃になりそう?
525 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/22(日) 01:31:17
新潮の戦争と平和、一巻だけ改版で 残り三巻は旧版という中途半端な俺 旧版は目に悪い 俺の友人に字は小さいほうが良いという人がいるが・・・
字が小さいほうが、いっぺんに目に入ってくる量が多くなるので、 読むスピードが速くなっていい。疲れるけど。 老人なんかの、目の悪い人にも読みやすいだろうから、 字を大きくするのは、賛成だけどね。
528 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/22(日) 13:07:17
ひと月で一冊も読めないよ
岩波に『新潮の戦争』って新訳なの? まだ翻訳中とか そのうち訳者が死んで・・・・・とか
この短いレスでそこまで間違えられるのはある意味すごい
藤沼先生って、トルストイの幼年時代、少年時代を訳して、 青年時代だけ訳してないんじゃないか? 先にそっちをやってほしいような。
533 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/23(月) 13:01:24
今、旧新潮文庫版で『戦争と平和』を第4巻の半分まで読んだんだが、 もう一度新潮文庫版を読み返すのと、 岩波文庫の新訳を買って読み直すのと、どっちがいいだろうか? ま、俺は大事なところにはきちんと線を引きながら読むタイプだから、 一回読んだ本を読み返すのなら、そんなに時間はかからないんだが。 時間をかけてでも、岩波の新訳を読んだほうがいいだろうか。
>>533 時間と経済状況に応じて決めれば……。
俺なら、岩波の新訳で読み直すかな。
江川卓だったら、もう一度読んでもいいと思ったけど、藤沼訳だろ。 この人調べてみたら、時代シリーズと民話ぐらいしか訳してないから、俺としては色々訳している工藤訳でいいと思う。
藤沼氏の翻訳は少ないけど、問題ないと思う。著作の質も高いし。 お金に余裕があるなら、新訳で読み直していいと思う。
>>535 私の持っている講談社文庫の『アンナ・カレーニナ』は藤沼貴訳なんだが。
江川卓はもう故人。 藤沼氏は日本トルストイ協会の会長を務めているくらいだから 問題ないと思う。 何より「幼年時代」(岩波)はいい訳だ。
539 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/24(火) 00:57:25
毎月千円ペースで読むなら連載小説を読むよう気分であり 割高感はないが、半年後に読み始める方には大きな出費だね。 ちなみに自分は勢いあまって全巻揃えるほうだけど・・・
今日新訳を見てきたが全く気に入らん。
541 :
カフカース ◆RhyhO8SlPs :2006/01/24(火) 22:58:30
戦争と平和って、トルストイ作品の集大成って感じですね。 セバストポリの要素が一番強いんでしょうけれども、中にはちらりと 「クロイツェル・ソナタ」をも感じさせてくれる。 人の死に触れているところなどは「イワン・イリーチの死」にも通じ たところもなきにしもあらずですか。 とにかくこれさえ読めばトルストイのすべてを知れる作品といっても いいかもしれませんね。
同感だね。 しかしセバストポリとかの初期作品って入手しにくいよね。 全集の初期短編の巻だけ探すのは苦労したわ。
543 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/25(水) 02:08:02
戦争と平和は読むのは大変だが、 読み終わった途端にまた読みたいと思わせる作品だ
初期の作品、もっと文庫化されませんかねえ。。。
初期の作品、もっと字が大きくされませんかねえ。。。
546 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/25(水) 10:53:25
戦争と平和は岩波がいいね! カラマーゾフも新訳で頼みます!
548 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 08:33:21
ドストエフスキーもトルストイももちろん二人とも偉大な世界的文豪なんだけど、 ドストのテーマが明確である種分かり易いのに対して、トルストイはなんか判然としない ところがあるよな。なんか独特の思想をかたっているってわけではないし。 そういう意味ではホメロスとか司馬遷とか偉大な叙事詩化にキリスト教的色彩が加わった人 っていうイメージに近いのかな。
またドストか
>>548 「戦争と平和」で、あまりにも独特な思想が入っていたために、
出版当初かなり批判にあったことをお忘れですか。
あの頃は俺も若かったし。
歴史哲学とプラトン・カラターエフ
トルストイも結構思想色濃いよ 得に晩年の作品は。
岩波の新訳はロシア文学初心者向けって感じだね。 地図、ネタバレ気味の登場人物紹介の上にコラム、 はては巻の概要まで付いてる。 名前も父称を抜いて表記してたり。
ていうか多少原典に反しても人物の名前はアンドレイとかに統一した方がいいかもね。地文では。 ボルコンスキイって書いた直後にアンドレイって書いたりするからなあ。俺はそういうのこんがらないんだけど、 けっこうそこで詰まる人多いみたいじゃん。
そういやサロン開いてる女官の「アンナ・なんちゃら」と ボリスのかーちゃんの「アンナ・なんちゃら」で「???」となったな 大分読み進めてからやっと区別がついたw ロシア文学を読み慣れなくて、いきなり「戦争と平和」に取り掛かる みたいな人のためには親切な試みなのかもしれん 折角あんなに面白いんだから、もっと読者が増えてくれるといいな
俺は、ロストフ=ニコライにしばらく気付かなかった。
わかる、わかる。 「戦争と平和」2巻まで、誰が何をやっているのかわかんなかったもん。 ドストの「罪と罰」でも同じ経験したけど、「戦争と平和」は人が多くて余計わかりにくかった。
こんにちは
「日本文学の革命」をやっている関場です
ハッカーらしき人物が「日本文学の革命を成し遂げます!」スレッドに現れました
突然スレッドの停止を宣言するヘンな書き込みがあり
それからというものスレッドに書き込むことが全くできなくなったのです
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1133064714/l50 「革命」スレにも多くの人たちが集まるようになり、議論も盛んになってきたというのに、こういうことがあって残念です
以前にもこの手のハッカーが現れたことがあるんでしょうか?
またあるとしたらどういう対策を取ればいいんでしょぅか
また被害届を出すつもりですが、この場合どこに出したらいいでしょうか?
今日はトルの文庫全部買ってきました。 で、岩波の藤沼新訳、一巻だけ買ったんだけど、二巻が来月でて、三巻以降はさらに先なの? 暇にあかせてアンカレ三四日で読んで、勢いでそのまま行こうと思ってたんだけど、 あまり先なら既刊のにしてしまおうかなと考えてます。そうなると新潮かな。 しばらくなら他著作かドスちゃんでも読んで時間潰してもいいんだけど…。 アンカレいいけど、まぁどっかで読んだ昼メロって評の感覚が残る。 アンナの山場やラストに感動するかな? そういうとこなら他にいい小説がある。 対比でラストの章が大事なんだろうけど、あまりに回りくど過ぎるような。 それでも、一世紀以上経ってグイグイ読ませるのは流石だけどさ。 ってことで、人生論はべりぐ。だから戦争と平和のボリュームに期待してます。 日本人にわりと向いてるよねトルって。 長文スマソ携帯よりsage
>>561 俺も最近なんか読む物探してんだよね。トルストイもあらかた読んじゃったし。
>そういうとこなら他にいい小説がある
これ教えてくれ。読んでみたい。
それが人に物を頼む態度か。
?
解らんのか。嘆かわしい。
なんか流れがよく分からないけど
>>561 さんは29日に全部買ってきて
3、4日で読むつもりとか言いつつラストの章が大事なんだろう、とか言って
すでに読了した空気を漂わせてる。
んでもって人生論はとっくに読み終わってる雰囲気。
再読なんですか?
>>561 は
1.アンカレを3、4日で読んでトルストイ(・∀・)イイ!! と思う
2.トルストイの(アンカレ以外の)文庫を全部購入
3.戦争と平和については新訳の1巻だけ買った
で、後半はアンカレについての感想で、
人生論はアンカレで読み取れた人生論
じゃないかと思うよ。
あ、そうですね。 まずアンカレを読んでからその他を買ったのか!! ちゃんと読めば分かりますね orz
569 :
561 :2006/01/30(月) 21:04:29
561です。書き方悪かったね、失敬。 だいたい567さんの通りなんだけど、『人生論』は新潮のものです。 俺が言いたかったのは詳しく書くとこんな感じ。 アンカレの場合、ラス2の章がインパクト強いんだろうけれど、 なんでああいう書き方をトルストイがしたか?。 それが分からないなら、トルの一番大事な部分が分かってないことになるし、 その程度で感動するのなら、巷に溢れてるいわゆる通俗小説の方が巧いし向いてる。 ついでに言えば女二人の描き分けとか全人物の存在感とかよく言われてるみたいだけど、 それが凄いって言ってもトル自身はあまり喜ばないんじゃないかな。 で、トル自身が大事だと思っていることを書くためには、あまりに長すぎやしないかと。 そもそもこの時間空間的にわりに狭い設定が、 トルの大事なことを表現するのにあまり適してないんじゃないかと俺は思った。 そういう意味で、戦争と平和に期待してるってこと。 色々と誤解をさせてしまって申し訳なかったです。 正直、世界有数と言われる作家の作品で、まだ一度読んだだけだから俺も適当な感想です。 でもあまりに???な感想が多かったのであえて。 たぶん読みにくいのだと思う。 引き続き携帯からsage
570 :
561 :2006/01/30(月) 21:20:50
>>562 ということです。
わかってもらえたでしょうか。
もし古典で、ということであればサマセット・モームを挙げときます。
思想的にも、トルほど先鋭かつ実践的ではないにせよ珍しくかなり似ている作家で、
彼自身も戦争と平和を史上最も偉大な小説と評しているから、トル好きにはわりといけるんじゃないかと。
日本だと月六が有名だけれど、人間の絆がオススメ。
あとの作品はさっき言った通俗小説ばかりだけど、
この人は叩かれるとき必ず言われるように、通俗小説のプロなのでどれも間違いなく深みがありかつ面白いです。
571 :
561 :2006/01/30(月) 21:22:33
で、さっき思いだしたんだけど、立ち読みしてトル読む気になった『文読む月日』を買い忘れてた…。 あんまり話題にならないけど、一生毎日読んでいけそうな気がする本だった。 アンカレは春樹がどこかで史上最高の小説と絶賛していたので、 すごく楽しみにしていた分、わりと肩透かしを食らった感じ。 まぁよくも悪くも春樹が好きそうだとは思ったけれど。 長文失敬、以上です。 書いてたらトルの短編読みたくなったので読んできます。
572 :
561 :2006/01/30(月) 21:37:33
それでもしご存じの方がいれば、 戦争と平和の続刊について教えていただければ幸いです。 本屋の店員も知らず、岩波HPにも未掲載のようなので。
来月2巻がでるよ
変な捨てハンが沸いているな。
戦争と平和、つづいて3月に3巻がでるみたいだね
自分は再読組だから刊行ペースに合わせて買うけど、 初読みで月1刊行は辛いような気がする。
>>570 モームですか。読んでみますよ。どうも。
クロイツェルソナタや悪魔はあまり話題になっていませんが、 凡作なのでしょうか?
文庫化されてることからして秀作
>>578 あんまり極端だと敬遠されてるみたいだけど自分は一番好き。
俺は世界最高の小説は「戦争と平和」で二番目は「アンナ・カレーニナ」だと思う
582 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/01(水) 22:14:29
民話集読んでますが、面白いですね アンナ・カレーニナの新版を切望する今日この頃 目が悪い僕に字が小さい本を読むのは非常に億劫 今年中に字大きくならないかなぁ
アンカレの新潮と岩波どっちの訳が良かった?俺は岩波しか読んでないけどかなり読み応えあって良い訳だと思った。
584 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/02(木) 09:28:31
585 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/02(木) 10:53:36
人生論も新潮で字大きくなってましたっけ?
586 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/02(木) 12:13:19
トルストイほど偽善者だったやつはいない。 こいつが理想とする生活を実行したのは、結局死ぬ間際だけw それも単なる家出というほど遠い形でだw トルストイ崇拝しているやつは愚かだよwww
よく分かんないけど偽善にレベル分けってあるんですか?
589 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/02(木) 16:23:58
俺にトルストイの凄さをわかりやすく教えてくれ。
金持ちなのに野垂れ死にしたところ、かな?
591 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/03(金) 00:25:33
本気で言ってんなら首吊って死ね
実生活と思想の相違より 小説を思想に一致させたことの方が問題 懺悔前にあと一つぐらい長編を書いて欲しかった
実生活と思想が一致してたと思われる人ってどのくらいいるんだろうね。
594 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/03(金) 22:48:32
小説を思想に一致させない小説家の方が珍しくないか。 いや、思想のない奴、一致させられない奴は置いといて。 思想の定義しだすなら話はまた別だが。
最高の芸術家が芸術を捨てたんだ
596 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/04(土) 15:19:14
>>595 いや、そうでもないんだよ。
芸術を捨てて自らの思想を提示するために書いたつもりの作品でさえ、
「芸術家トルストイ」が必ず顔を覗かせているのさ。
「イワン・イリッチの死」を読むとよくわかるよ。
597 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/04(土) 20:03:55
このじいさんの思想って ・歴史は個人ではなく、大衆が動かす。 ・私欲を捨てて他のために生きれば苦しみはなくなる。 だよな。別に真新しいこといってないし、こいつ過剰評価されすぎだよな。
トルストイの小説は1、2行の思想に還元して理解するものではないし 細部に目がいかない人や感受性の無い人には向かないよ
思想以外のそういう細かいとこを理解しない人が 歴史上の英雄よりも、平凡な人物に焦点を当てた「戦争と平和」 という作品やその歴史哲学を陳腐と決め付けるのはある意味当然かと
私欲を捨てて他のために生きる、というのも コサックや復活等を読んでるのなら、それが単純なものでないことはわかるはずだがねえ。
601 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 02:16:19
597の言わんことは分からんことはないな。 トルストイの小説ってすげーと読んだとき思うけど、 別にあたらしいこと言ってるというと別に言ってないんだよな。
602 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 06:51:28
それにトルストイの思想や考え方を本当に理解してる人なら、 意見の違う人に対して「感受性がない人には分からない」とか「細かいことが理解できない人には 分からない」とかいった侮辱はしないと思うよ。
603 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 07:39:54
描写や登場人物の心の動きなどの細やかさが重要なのは確かだろう
感受性がない人には分からない、ってのが侮辱かは分からんが一理はあると思うよ。
向かないって言ってるだけだし侮辱ではないでしょ。まあ感受性がないってよりその人の感受性がトルストイに 向いてないと言うのが正しいかな。感受性自体無かったら(乏しかったら)芸術全般に向かない。
606 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/06(月) 12:57:33
最晩年のトルストイの著作は?
607 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/06(月) 13:36:12
>>606 「ハジ・ムラート」とか。
新潮世界文学トルストイ第5巻に入ってるよ。
やっと本屋で新訳立ち読みしてきた。なんかかなり分かりやすいように説明しながら訳されてるね。 原文に無いようなことまで付け加えて。これはこれでいいけど買う必要はないと判断した。全六冊は高くつくねえ。
609 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/07(火) 18:37:05
はじめて読むならどの訳を推します? 価格は抜きで。 俺は↑も踏まえた上で新訳だと思うんだが。
中村白葉訳
米川政夫
ノーベル章あげればよかったのに
第一回か。もっと権威が上がっただろうにねえ
うろ覚えだが、第一回か二回の受賞者が 「なんで俺が受賞して、トルストイが受賞しないんだYO!」て抗議したのってマジ? そういやイプセンも受賞しなかったなあ。
19世紀最大の小説家と劇作家が・・・。
616 :
吾輩は名無しである :2006/02/13(月) 09:58:58
カフカもジョイスも受賞してないとか
みんな、ノーベル賞が与えられなかった理由を知ってて書いてるんだろうな
618 :
吾輩は名無しである :2006/02/13(月) 17:15:07
作家ランキング 1 シェイクスピア 2 トルストイ 3 ホメロス 4 ゲーテ 5 ホメロス 6 庸老 7 カフカ 8 インピケ 9 バルザック 10 ソイ
スレ違い
>609 新訳でいいと思う。 訳者は露文学案内とか読む限り「戦争と平和」の時代頃までが専門ぽいから、 安心できるんじゃないか。
復活を買って途中で放り投げたんだけど、他のもあんな感じ? 学生の俺でも青臭くて途中で止めた・・
大人のための童話を読んで 「こんな子供向け読んでられるか」と思っちゃうところが まだ子供なんだよ
はー童話なのか 俺の守備範囲超えてるわ
626 :
吾輩は名無しである :2006/02/16(木) 11:34:03
とりあえずアンカレ読め。
背伸びを通り越すとやっぱり青臭い感じになるんだよなぁ。
復活が最初だと、いかにも教訓的なお話という感じがするからね。 キリスト教の精神を知らない日本人だと、今一わからないんだろう。 戦争と平和を読んでなかったら、俺も理想論と切り捨てたと思う。 ということで、クロイツェルソナタ買えば? 短いし、馴染みやすいよ。
629 :
吾輩は名無しである :2006/02/17(金) 18:04:08
いや、アンカレが最初だ
自分は民話から入りましたが
後期トルストイは主人公=正義の人として読んだらつまらんと思う。 偉そうなこと言ってるけど、こいつ社会のはぐれ者じゃないかぐらいのスタンスで読むと、 ポズドヌイシェフやネフリュードフの孤独や疎外感、侘しさが伝わってきて味が出てくる。
>>271 、手に入るものの中で、好きなんでいいと思うよ?
個人的には邪武が入り易いと思うがね。シンプルだから。
とにかく幼年時代はやばかったよ
「性欲論」図書館行けば読めますかね?
今はネットで蔵書検索できる図書館も多いぞ。
「性欲論」で検索してるところを見られたくない
農奴解放について主人公二人が議論する場面のアンドレイ公かっこよすぎ。 アンドレイとピエールってどっちが人気なん? 俺はアンドレイ。
兄にするならアンドレイ、弟にするならピエール
ピエール派
641 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 17:08:35
トルストイ的な方向で、 トルストイと並ぶ、あるいは越えるような深さを持った作家って、その後でてきた? 俺はちょっと言葉にできないくらい感銘を受けているので、あり得ない気がするんだが。
643 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 04:36:23
人生論てどうですか? 100円だたから。
644 :
641 :2006/02/23(木) 12:27:14
すばらしいよ。 半分くらいまでは誰にでも受け入れられると思うしヒント満載。 後半は、この思想に馴染みがないなら少し頑張る必要あり。 いきつ戻りつだから、テーマに関心がないと飽きる。 関心があれば、まぁ一万円だしても買う価値は十分にあると思うよ。 ただポジティブに生きろって説く手頃な人生論ではないから、そこだけは承知しておいて。
45万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾 『嫌韓流2』発売中 駄作か傑作かは、買って自分で確かめよう
646 :
こーへい :2006/02/24(金) 12:52:11
僕も今人生論を読んでいますが、分かるようでよくは分からないのが歯がゆいです(笑) しかも初めて読むトルストイなので… これを読み終えた後ですが、小説は何から入るのが面白いと思いますか? 因みに僕は18です☆
俺も試しに薄い人生論から入って、かなり共感したから『戦争と平和』に行った。 退屈な部分もあるけど読後感は最高だよ。
648 :
こーへい :2006/02/24(金) 15:21:06
ありがとうございます☆★「戦争と平和」ですか〜。長いので根気が必要みたいですね(笑)
sageときます
トルストイより、芥川とか夏目の方が断然上の作家なのに、 ここの文学かぶれどもは、なにトルストイなんか崇拝してんだw
その夏目さんや芥川さんはトルストイを神とか古今独歩の芸術家とか言ってたんですが まあ盲目的にトルストイ崇拝してる奴は俺も嫌いだけど
どっちが文学かぶれなんだか。 しかしどうしてこう痛い信奉者っていうのは 他の作家を貶めなきゃ好きな作家を誉められないんだろう。
トルストイなんて○○の足元にも及ばねえぜ! なああんて、 言ってみたいオトシゴロ♪ 認めてやれよ、若さゆえの過ちにすぎんのだから。
654 :
吾輩は名無しである :2006/02/27(月) 14:15:00
まあまあ、ノーベル賞がとれなかった者同士、仲良くやりましょうや。
認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものを
657 :
吾輩は名無しである :2006/02/28(火) 21:24:11
「アンナ・カレーニナ」「戦争と平和」「イワン・イリッチの死」 しか読んでない初心者です。 トルストイは晩年、初期の作品を否定したということですが、 それはどうしてでしょうか?教えてください。
658 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 14:47:50
>>657 トルストイはつまり、初期の作品に見られる、自らの思想体系を
作中人物に語らせるという技法に疑問を呈したからです。
主人公は作者の分身であると言う(当時の)近代小説のいわば常識であった
了解事項に"想像の堕落"を感じずにはいられなかったトル翁は、
「小説は己の髭の中に存在する」
という有名な至言を残し、真の芸術は作家の想念の外にのみ存在するという
主張を展開しました。しかし、こうした主張はあまりに極端であったため
トル翁は世間一般の理解を得られなかったばかりか、シメルスキーの
「それでは髭のない人はどうするのか」
という有名な反論に対し、これを黙殺したため、トル翁は評価されなくなり
ましたが、いろいろあって、やっぱりまた評価されるようになりました。
シメルスキー だれ? いつ、どこの人?
660 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 01:50:52
先週の映画版アンナ見た人居ないの?
>657 「懺悔」「藝術とはなにか」を読むとわかるよ >660 誰のアンナ?
アンカレ読み終わった。 あんま面白くなかったな。 描写は流石と思えたけど、テーマがトルストイにしては薄い気がした。 エピローグ前の最後も唐突だったし。 戦争と平和……好きな人を愛するのは人の愛だが、嫌いな人を愛することは神の愛 復活……正しい生活の勧め アンカレでは何が言いたかったんだろう。 誰か教えて。
不倫の勧め
アンカレは浮気という背徳的なテーマを扱っているようなので敬遠してるんだけど、 潔癖性な人間にも読める作品ですか?
アンカレって、浮気なんて非道徳的なことをすると天罰覿面!ってハナシかと 思ってた。
666 :
662 :2006/03/23(木) 03:29:36
>>664 俺は本当に昼メロを見ている気分だった。
背徳的なテーマというなら、クロイツェル・ソナタや悪魔の方が濃かった。
それでも俺は後者は楽しめたけど、前者は楽しめなかった。
667 :
吾輩は名無しである :2006/03/24(金) 00:24:41
オレは、人間にとって幸福な人生とは何か? 不幸な人生はどこから始まるのか? みたいなのがアンカレのテーマの一つかなと思った。
668 :
吾輩は名無しである :2006/03/24(金) 00:30:28
少年時代 いい
青年時代 いまいち
幼年 > 少年 > 青年 かな?
アンナ・ヴロンスキー・カレーニン=問題提起 結婚制度なんて情念の前では脆いもんじゃね? 本人達が本気の愛情と思っててもいつか飽きるんじゃね? リョービン・キチイ=それに対するトル爺なりの解答 で、この問題に福音書で答を出そうとしてできたのがクロイツェル だと俺は解釈してる。
672 :
吾輩は名無しである :2006/03/27(月) 23:08:55
新潮の幼小青年時代シリーズは絶版になったみたいだね トルストイはなぜ人気がでないんだ?
673 :
吾輩は名無しである :2006/03/28(火) 11:15:44
>>672 岩波文庫で『戦争と平和』が新訳で出てるんだから、
人気がないわけじゃないと思うが。
絶版本でも田舎の本屋なら置いてたりする。それで手に入れた。
675 :
吾輩は名無しである :2006/03/28(火) 20:17:10
あのさ、おれも君たちの大嫌いな在日だが。在日3世。 別に嫌われようが何されようがこっちはどうでもいいよw 日本という国における「楽して稼げる職業」は在日・帰化人が握ってるし(笑) 金あるから在日でも日本人女とやりまくり。さらにはレイプしても全然バレないw あと数年で日本の参政権も取得できるし(爆) 俺達はもうお前達みたいに毎日毎日職業とか将来とか金の心配なんかしなくていいんだよw バックに総連や創価学会がついてるし、働かなくても行政から月20万の金入ってくるしねw 今俺達が考えてるのはもっと大きいこと。 いかにしてこの日本という国をボコボコにいじめ抜いてやるか、ってこと。 つまり、日本の中に、俺たち朝鮮人、韓国人の血を増やして在日を増やす。 んで日本人を少数派にしてその日本人をいじめたおす。んでこの国を乗っ取る。 今はもうその最終段階に入ってるわけ。 平和ボケした危機感ゼロのお間抜け日本人は気づいてないがw 例えば韓国ブーム。あれは在日が作ったって知ってる? あれだけ大規模なブームを作れるくらい、もう日本の中で在日の力は最強なんだよ。 自分達を地獄に導いてるとも知らずに毎日毎日テレビで韓国をヨイショしてくれる日本人w 韓国ブームのお陰で在日や韓国人へのマイナスイメージがプラスイメージになった。 そして日本人が韓国人や在日と結婚する数も圧倒的に多くなった。 つまりもうあと30年で日本は完全に在日主体の社会になるよ。 たった100万人に満たない在日に使われる1億人の日本人w お前ら糞日本人に一生地獄の生活を見せてやるよw どう?ムカムカする?(爆) でもせいぜい今みたいに2ちゃんで数十人ぐらいがチョン死ねって言うぐらいだろうね(爆)
今はネット古書店とかオクとかいろいろあるから 絶版本もそれなりに手に入りやすくなったと思う。
かつて日本の全文学青年の神だったトルストイ
679 :
吾輩は名無しである :2006/03/31(金) 11:27:42
>>662 読書は食事や音楽を楽しむようなもんだと思うんだが、、
テーマだ思想なんちゃらとか学問するとつまらんものになる気がする。
実生活で関わりもてない興味深い人物とかすばらしいエピソードを
うまく描けてるの読んだりするとすごく幸せな体験した気になるじゃん、
ただそれだけだよ。
>>679 わかる。
学問は文学者にまかせて自分らは好きな作家の好きな作品を
好きなように読めばいいと思う。
681 :
吾輩は名無しである :2006/04/04(火) 21:07:46
こうゆう話題になるということは アンカレの第8篇の8以降を読んでないということだな
682 :
モルダー ◆MIYUKIh8MA :2006/04/06(木) 03:06:40
あのねえ、大学へ行くのもいいが、アンナ・カレーニンと出会えるかどうか、そのほうがずっと君たちの人生には 大きなことなんだよ。わかるかな、この感覚。 まあ、君たちには女はわからんだろうね。青年将校こそが男の中の青い果実なんだよ。2・26事件の青年将校なんて、 日本人の男の究極だよ。そうだろ。美しい女はそれを見逃さない。しかも人妻はね。しかしねえ、 君たちにはキチイがせいぜい理想の娘というところだろうな。キチイは青年将校に惚れるんだが、アンナと ヴロンスキーが昵懇になったので諦める。まあ、読んでみなさい。キチイの娘心よりもアンナの女心が わかるようになったら、たいしたもんだ。
なんちゅうか、人妻だとか青年将校だとかいう単語からイメージされる 艶っぽいて幻想的な感じをアンカレからは受けなかったなぁ。 むしろ泥沼のリアリティがありすぎてロマンティックに解釈できなかったよ。 「(カレーニンの)欠点が許せないどころか美点まで憎らしい」っていう アンナのセリフはどろどろしたものが凝縮されてると思う。 子供とか旦那とか、すごく気の毒だし、 最後のほうのアンナとヴロンスキーなんてこうなりたくない典型だ。
687 :
吾輩は名無しである :2006/04/10(月) 22:37:41
ほんとリアル、怖い怖い
688 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 08:14:38
age
アンナ書いた人が、後年童話に戻っていったのはわかる気がする。
一番最初に読んだのがミハイル。次が戦争と平和(ちょうどプディング騒ぎのナターシャと同い年だった)。 その後、ぼつぼつと。
691 :
吾輩は名無しである :2006/04/19(水) 21:39:08
アンナ・カレーニナ、続編書きたい。アンナの娘が成長して、さまざまに悩み、葛藤する。 時代も帝政ロシアが揺るぎ始めるころ。文才があればなあ。
あれ? アンナの娘は成長して、貴族の地位を捨てて韓国人と結婚するんじゃなかったんだっけ?
ちがうよ。 モンゴルに渡って、馬賊を率いて世界を制覇するんだよ。 でも、アンナの息子セリョージャの人生も文学的には面白そうだ。
694 :
吾輩は名無しである :2006/04/21(金) 03:26:08
世界の文豪の大著を手にした。 歴史の中の個人の運命に思わずうなってしまった。 一方で私は一つの疑問を抱いた。 なぜいま岩波書店は『戦争と平和』を刊行することにしたのであろうか。 岩波は活字を大きくしかつコラムを設けて当時の社会状況の説明を載せてまでいる。 これは「アジア・太平洋戦争」から60年経ち、我々日本人が この戦(いくさ)の歴史化を試みることを促しているからではなかろうか。 動的な社会における従軍した人の歴史、銃後の歴史。 動乱の中の人間を考察する機会を岩波は我々に与えたのだ思う。
>>694 > これは「アジア・太平洋戦争」から60年経ち、我々日本人が
> この戦(いくさ)の歴史化を試みることを促しているからではなかろうか。
考えすぎです。経営のためですから。
古典は使い回しが利くので助かります。
トルストイを
いや、一般に小説を
>>694 のような文脈で読むのって、つまんなくね?
他人の読み方などどうでも良い。各自好きなように嫁や。
それをいったらどうしようもないけどね
ギャクって言うか嫌味でしょ
701 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 14:31:39
戦争と平和読んだ人はどのくらいでノッてきましたか? 今一巻の100ページほどですが、人物の多さにやられてあまり楽しめていません…
>>701 アウステルリッツの会戦が終わったあたりから。
本当に面白いからここを乗り切れ!
703 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 17:22:05
今200ページ突破。まだそこまでハマれず。 アウステルリッツまでどれくらいですか?わかる方教えてください
704 :
160 :2006/05/03(水) 19:48:26
>>703 アウステルリッツの会戦は、第1巻の末尾で終わります。
>>702 さんが言ってるように、2・3・4巻は神がかり的に面白いので、
まず、第1巻を乗り切ってください。
御健闘をお祈り申し上げます。
704のは新潮版ね。 だけど同意。 2巻から格段に面白くなる。 人物関係が頭に入るからだろうね。
706 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 20:44:56
ありがとうございます!今一巻真ん中すぎました。 まだのめりこめない…とばし読みは厳禁かな?
斜め読みくらいならいいんじゃない? 一回全部読んで楽しさを知ってから読み返せば、 次はちゃんと読むだろうし。
708 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 00:11:44
アンナ可愛そうだったな。本当の愛を知った時、もうその愛は 背徳的で不倫なものだったんだから。でも息子を捨てた時や、 娘を産んだ後のアンナの態度は、やはり、母親としては生きられない 体質、自らの美貌を知ってる彼女は、女性として、 誰かを愛し愛される生き方しか出来ねんだろな。 まぁ誰にも理解されず苦悶を抱えて死んだって事は 報復の意なんだろね。アンナはどうすればよかったんだろう?
アンナは結婚なんかしないで男とヤリまくってれば良かったのさ
復活読んでるんですが、ちょっと青臭すぎない? まだ上巻の三分の二までしか読んでないけど、これ以降もずっとこんな感じですか?
>>710 もっと酷くなるよ。
復活はトルストイの思想わかんないと、理想主義者の妄想という結論になる。
俺は「戦争と平和」読んでトルストイの思想がわかっていたので、ネフリュードフに共感できたけど。
713 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 13:34:43
GWにトルストイなんか読んでいるのか? 女にもてないと言うのはこういった人種を増殖させてしまうのだな
714 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 13:35:58
女にもてない? スレ住人がすべて男だと思い込んでいるバカ発見
715 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 13:42:09
「男にもてない」と言い換えればいいだけじゃないのか?
716 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 13:48:25
論点はそこにはない。 2chに書き込みするのは男。ネットにいるのも男。 チャット、掲示板、メールでの女性ハンドルは声聴くまでは全員ネカマ。 ――こういう単純な発想の男がいかに多いことか。
彼女は実家に帰ってるし、俺も帰省中 ただそれだけのこと、とマジレス 上巻読み終わったけど、我慢大会だなこりゃ・・
青臭いってレスは周期的にでるけど、泥臭さが一周回って青臭くなるんだよなトルストイは とわかったふり
にわかに投稿が増えた。 お前らやっぱり ひ ま だろ。
720 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 22:47:04
光あるうち光の中を歩めなんてもろトルストイ思想。 晩年のトルストイの生活って(本で読んだだけだけど) 財産も所有地も投げ出して、自分の書いた小説も否定してさ、 それって白痴の乞食みたいだよね、クリストてそういうものなのかな。 ドストのムイシュキンを絶賛してたようだし、 う〜ん、その生き方を自ら選んだとしたら それは彼にとって幸福だったんだろうか。
>>720 だからそれができなかったら苦悩したんだろ。
理想と現実のギャップで。
トルストイは隣人愛こそ一番大事で、隣の家の子も自分の子と同じように愛せるようになってこそ、正しい生活が送れると解した。
ヘッセの「アウグスツス」読んでみ。
懐胎の祝いに、一つだけ願いを叶えられると言われ、母親は「子どもがすべての人に愛される」ようにと願った。
しかし、産まれた子は物質的に満たされても、心がまったく満たされない人生を送る。
自分が満足してないと気づいた子どもに、魔法使いがもう一度願いを叶えてやると言われ……。
これを読めば君の疑問が解消するよ。
720じゃないけど721さんきゅ
723 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 22:53:52
720です。 全人類愛的な慈悲ていうものは そうやって苦悩しながら手に入れる、あるいは手に入るものだろうか。 どうすかすればひとりよがりの偽善者だよね。 偽善者にもならないのかな。 ヘッセか、まともに読んだのは車輪の下くらいだ、 これを機会に読んでみよう。
724 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 22:29:06
>>701 戦争と平和の導入部分の夜会の部分とか上流貴族の会話とかは感情移入できないのが普通だよ。
後の幸福で家庭的なロストフ家との対比も考えてだろうけど、
実際、社交の場での上流貴族の会話なんて言葉に心がこもってるわけ無いじゃん。
感情移入させないように書いてるんだよ
?良くわからん書き込みが続いてるな
727 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 20:28:38
”ロソリオをご存知ですか? ヘッセはロソリオを想起させます。”
最近失業したんで罪と罰読んだあと アンナ・カレーニナ読みかけだが 同じペテルブルグでもえらい違いだな アンナ・カレーニナは元祖昼メロなのか・・・まあ、そこそこ面白いけど
>>728 俺も去年失業してたときに「アン・カレ」はじめ、いろいろ読んだよ。
それはそれでなかなか楽しい時間だった。
730 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 04:45:06
トルストイってストイックだよな 高尚な思想だとは思うが、人間はどうしてもドストなどの安易な微温湯に惹かれがちだからね トルストイは大衆迎合のドストとは違い世間からの評価はどうしても微妙になってしまう。悲しいね まあ所詮文学なんて娯楽なわけだが、好きなの読んだらええやんってな風になってしまうんだわいな
>>728 ちょwwwwwwおまwwwww本読んでる場合じゃないwwww
アンナ・カレーニナは100Pくらい読んでやっと面白くなってきたよ。 トルストイの文ってやけに人物の描写が細かくて、正直気持ち悪かった。 そのぶん伝えたいことはわかりやすかったけど。 こんなに人物をよく見てるっていうか、描写が細かい=人間のそういう部分に 目がいくってのは普通の感性じゃない、むしろ病んでるんじゃないのって 読み始めてすぐ思ったけど、トルストイってうつ病だったんだよね。それ知ったら納得した。
鬱病なのか? 描写はトルストイの才能だけど、観察だけならしてる人はざらにいるだろ
その時ちょうど自分も鬱病でさw で休職中に読書でもしようと思って選んだのが前から読んでみたかった トルストイだったんだけど、なんか視点というか「気になる部分」とか 感じ方・思考回路みたいのがその時の自分と気持ちが悪いくらい重なった んだよねwっていうとあつかましいけど、なんか巻頭ページの本人の写真(絵?) も目の周りにすごいクマで、病んでる感じだし、「コイツ(文豪に対して失礼だけど)、 絶対うつだ!」って、読みながら思ってたな。 自分の具合がますます悪くなりそうだったから少しづつ読んだけど、後で鬱病 だったって知って「やっぱりなー、あの描写は病的に細かいだろー」と思った。 鬱になるとけっこう神経が過敏になるっていうか、人のちょっとしたことが 気になったりするからああいう表現ができたのかなーとか思ったり。 けっこう信憑性の高いサイトか雑誌で知ったから自分は本当と思ってるけど、 違ったらスマン。 どちらにしても才能なくしていい作品は書けないよな。
735 :
733 :2006/05/15(月) 22:25:36
>>734 そういうことですか。
自分は人の細かい動作見て何かと妄想する癖がついてて
自然に楽しんでました。どうみても危ない人ですね。
作者の心理を垣間見ることができた気がすると少し楽しいですよね。
書いてるときは鬱病じゃねーだろ? と思うんだがな
>>736 調べてみた
■2 気分障害圏およびてんかん気質
ジャン=ジャック・ルソー【哲学者、作家など】
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ【詩人、劇作家など】
オノレ・バルザック【作家】
バージニア・ウルフ【作家】
レフ・ニコライビッチ・トルストイ【作家】
ヘミングウェイ(一族)【作家】
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー【作家】
他
1877年 「アンナ・カレーニナ」完成(連載後の出版は翌年)。
精神的な危機が訪れ、一時自殺を考えたこともあったが、
やがて宗教的思想に自身の内面の矛盾からの救いを求めるようになり、
「懺悔」を書く(82年)。その後の一連の論文で人生・信仰・芸術について書き、
その中で国家・教会・戦争批判を行う。
鬱病というか、「気分障害圏およびてんかん気質」の抑鬱症状だったのかもね。
>>736 偉大な文豪はほとんど鬱病。
考え過ぎて、どんどん深みに嵌っていくんだろうね。
むしろ躁鬱病。 鬱の傾向は必要だが、作品を書くときは躁病でないといけない。
740 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 01:15:45
だから葛藤がおこるのかな
だから葛藤が起こるのかな? って葛藤は誰にでもあるでしょうが
躁鬱をなめんなよ
話が違うだろ
同じ。なったことないだろ?
葛藤をするかしないかの話を振ったわけで躁鬱病の話には触れてないんですが
話の流れを掴めよ
「躁鬱病」が「葛藤」の原因なのかな? と言ってるから 「葛藤」は「躁鬱病」に関係なく誰にでもあることじゃないの? と言ってみたまでです。 熱くなってしまいました。 スレ汚しすまそ
「躁鬱病」が「葛藤」の原因なのかな? と言ってると思ってるのが そもそもお前の主観的な解釈。 葛藤なんて誰にでもあるに決まってるだろ。トルストイの話に決まってる じゃん。お前の葛藤と一緒にすんなよ。文字しか読まないで揚げ足とって 薄っぺらい奴だな。
戦争と平和で公爵令嬢マリアが一番好きだ。 しかしニコライがなぜマリアを選んだのか不思議。 やっぱり出会いがドラマティックだとコロッといっちゃうのかな。 マリアのためには良かったと思うけど。
750 :
吾輩は名無しである :2006/05/18(木) 02:35:13
そー でも うつ でもどっちでもいいが、 誰かトルストイのカルテかなんか見た奴いるのか?? 診察した奴いるのか?? 会って話した奴いるのか?? (いるわけねーが) もっともらしいこといって結局ただの臆測じゃん。 しかもシロートのいいかげんな知識での。
パトグラフィをトンデモ扱いしたら、福島のオッサンが拗ねちまうよ。
752 :
吾輩は名無しである :2006/05/18(木) 03:21:28
だれも章クンのことは言ってないぜ。 このスレの連中がシロートと言ってるんだがな。
だってあんたは、臆測だって あのオッサン連中にとってイタイとこ突いたじゃないか。
>>750 それがシロートじゃないんだなぁ。
君は作品をただ楽しんでいればいいんだよ。
755 :
吾輩は名無しである :2006/05/19(金) 00:52:23
>>754 そーかそーか、それはご立派! アンタはえらい! ニクイね、大統領!
>>753 いやナニ、章君なんか、眼中にないという意味さ。
756 :
754 :2006/05/19(金) 00:59:59
わかりゃいいんだよwあと上げんなボケ
757 :
吾輩は名無しである :2006/05/19(金) 02:01:04
おいらはボケ
758 :
754 :2006/05/19(金) 02:03:17
だから上げんなボケ!
759 :
754 :2006/05/19(金) 02:07:18
おい、ちょっと待て、 てめえナニひとの名前騙ってんだよ! ふざけた事してんじゃねえよ!
760 :
759 :2006/05/19(金) 03:24:51
あっ、ごめんなさいごめんなさい、そんなつもりじゃ… ボコッグシャッ 僕、ケンカ弱いんです…だから本読むしかないんです… わかりゃいいんだよwボケ
761 :
760 :2006/05/19(金) 03:33:12
スレ汚し、非常に申し訳ない。 続きドゾー
762 :
吾輩は名無しである :2006/05/19(金) 11:19:18
荒らしを俺が収めてやろう。 これから『戦争と平和』第4巻エピローグ第2部を読む。 世界最高の小説との長い旅も、もうすぐ終わりか。 それにしても充実した時間だったな。 こんなに濃厚な時間が終わってしまうのが惜しいよ。 本当にそう思わせてくれる作品だった。
763 :
吾輩は名無しである :2006/05/19(金) 11:26:08
ケッ 今頃読んでるバカ
『戦争と平和』を読むのに費やした時間が濃厚だって? あんた、よほど薄っぺらな人生を送ってるんだねぇ。
おまえほどではない
しゃべり方とは裏腹に、けっこう可愛いハンドル名だなw
トルストイが鬱だったってのはアンカレ以降、それこそ『懺悔』から始まる転回〜死ぬまであたりじゃないの? 『戦争と平和』は最も幸せな時期に書かれたことで有名だし、アンカレ時も兆候はあったがまだ大波は来ていない。 というかトルストイの人間描写は『幼年時代』から優れているしな。その時からずっと鬱、てんかんだったのか? 才能=病気とは言われるけど、どうだろね。 でも確かにトルストイが何であそこまでど鋭い人間観察力を持ってるのか興味はあるな。
岩波の新訳『戦争と平和』全6冊 一冊1000円近いから全巻買ったら6千円くらいする 何の為の文庫だよ阿呆
770 :
吾輩は名無しである :2006/05/27(土) 01:24:07
つい先程、『戦争と平和』を読了した。 間違いなく、世界最高の小説だな、これは。 構成が非常に有機的で統一感がある所や、 細部まで生き生きと登場人物を描く所は、 まさに、他の作家の追随を許さないと言っていいだろう。 ありとあらゆる点において、完璧な作品だった。 俺は、小説部の一番最後で、ニコーレンカの夢に 死んだアンドレイを登場させた所なんかは、本当に圧巻だと思った。 てっきりピエールとナターシャを描いて終わるんだろうと思ってたのに、 まさか、あんな形でアンドレイが登場するとは。 ニコーレンカの心の中で、アンドレイは今も生きている。 アンドレイが生きたという証は、誰にも消せないんだなって、 心の底から思ったよ。 本当にトルストイの才能には感服した。 間違いなく、世界最高の作家だと思う。
770はネタバレあぼーん。
772 :
770 :2006/05/27(土) 09:55:29
スマン。忘れてた。
トルストイはシェイクスピアをも超えている。
774 :
吾輩は名無しである :2006/05/31(水) 01:43:56
岩波の「戦争と平和」は少し字が小さいような気がした コラムや当時の地図は非常に有用ではあるが文庫本の割りに価格が問題であろう
775 :
770 :2006/05/31(水) 15:31:05
>>774 俺が読んだのは改版されて字が大きくなる前の新潮文庫版だよ。
本当に、目にとっては害悪そのものだった。
しかも、読み始めた途端に改版されるは、岩波文庫から新訳は出るはで、
もう少し待ってから読み始めればよかったと思ったね。
まあ、読み終えた今となっては、あの小さな字と格闘したというのも、
なかなか良い思い出ではあるけども。
岩波文庫の新訳は確かに高いけど、俺は全部買ってるよ。
コラムや地図は面白くて役に立つと思うし、
何より、各巻の巻末に「戦争と平和 略年表」がついてるのがいい。
小説の中での話だけじゃなくて、実際の史実も載ってるから、
当時の社会状況なんかがよくわかるよ。
金を出してでも、俺みたいに他の版で読み終えた人でも、
買う価値はあると思う。
>>775 面白そうだな
そのうちブックオフで見かけたら買うよ
戦争と平和は本当に凄いよね。宇宙そのものだよ
778 :
吾輩は名無しである :2006/06/07(水) 18:19:27
トルストイってデビュー当時、どのくらい評価されたの?ドストの方はゴーゴリの再来とか言われたらしいけど。 でもそのドストは最初にトルストイを評価した人間の一人なんだよねえ。
>>775 新潮文庫の戦争と平和の続きを買ってきたら文字が大きくなってて驚いた。
細かい字になれると大きい字が読みにくくて困る。
780 :
吾輩は名無しである :2006/06/07(水) 21:25:08
あの帯はやめてほしいね 外してレジ持ってったよ
781 :
吾輩は名無しである :2006/06/09(金) 07:11:26
782 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 08:50:17
岩波のホムペの新刊案内にこんなことが書いてあったw 不思議の国のトルストイ。『戦争と平和』は「ダ・ヴィンチ・コード」に負けないよ!
783 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 08:55:07
オレは、河田書房の戦争と平和を読んだ。誰か、一緒に感想を話そうよ。 とりあえず一番良かったのは、ピエール。
785 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 20:52:03
うそーマジで?オレもこのスレを全部読んだ。とりあえず一番最高だったのは、 784さん。 784さんは、どの登場人物がよかったですか?
786 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 21:09:12
俺は今岩波の新訳の「戦争と平和」の第3巻を読んでいる。 でももしかして新潮文庫の訳の方がよかったのではとの疑念を抱きつつある。 ロストフ家の狩猟のシーンで出てくるおじさんの口癖の「きれいさっぱり、行くぜ」 ってのおかしくない?原語はわからないが直訳過ぎるのでは? 岩波の旧訳では「結構結構」、集英社全集版では「すてきすてき」と 訳されている。新潮は未確認だが。
787 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 21:32:17
おじさんがギターだっけ?弾くシーンがあるんだけど、その場面が良かった。
788 :
吾輩は名無しである :2006/06/12(月) 02:50:47
やっぱり、ナターシャのダンスシーンが最高だよ。
789 :
吾輩は名無しである :2006/06/12(月) 08:17:55
あの場面を覚えてらっしゃるかしら?ほら、ナターシャのお母さんがボナパルトが攻めてくるので、 負傷した軍人をおいて自分たちの家財を馬車に積んで逃げようとなさった時に、ナターシャが そんな恥ずかしいことはやめてくれと母親に懇願したシーンを。もう、なんて言っていいか分からないくらい すばらしい言動でしたわ。
ピエールがキレたシーン全部最高。
791 :
吾輩は名無しである :2006/06/12(月) 18:19:29
>>789 俺もあの場面は最高に感動した。
神がかり的といっていいシーンだと思う。
ナターシャも母も勿論いいんだけど、
距離を置いてその2人を観てる父ロストフ伯爵の
辛そうな表情の描写が本当にリアルで、
愛するもの同士の言い争いを見るのって、
こんなにも痛ましいことなんだなって、ひしひしと感じたよ。
他にも名シーンの宝庫だよね、『戦争と平和』は。
>>788 で書いたナターシャのダンスシーンも、
瀕死のアンドレイが大空を見上げて人生の意義を悟るシーンも、
ピエールとドーロホフの決闘のリアル過ぎる描写も、
悠然と聳え立つ樫の大木を見て、アンドレイが諦観に達するシーンも、
ボルコンスキイ老公爵が、死ぬ直前に娘マリアとの確執を忘れて愛を再認識するシーンも、
プラトン・カラターエフが殺されてしまうシーンも、
ニコライとマリアの愛が成就されていくシーンも、
そして最後に、ニコーレンカの夢に彼をそっと見守る今は亡きアンドレイが登場するシーンも、
挙げだしたら本当にきりがないくらい、奇跡的な名シーンのオンパレード。
まさしく、世界最高の文学と呼ぶにふさわしいね。
俺はとにかくナターシャに感動しまくったな。 あんな生命の化身とも言うべき描写は見たことがないよ。ナターシャは世界文学史上最高の描出だと思う。
793 :
吾輩は名無しである :2006/06/12(月) 20:49:29
そうそう、本当に最高でしたわ。私もナターシャみたくなりたくて、歌の勉強でソルフェージュを習い始めましたわ。
ナターシャはどうしてもヘプバーンを思い浮かべてしまうな
戦争と平和で唯一の不満はソーニャの報われなさだ。 トルストイが本来書こうとしていたナポレオン戦争後を書いて欲しかった。
796 :
吾輩は名無しである :2006/06/13(火) 01:08:03
>>795 同意。
自分を見捨てた男と、そしてその男の妻と一緒に
暮らし続けなきゃいけないんだもんな。
あれは、ちょっと可哀想だった。
あと、クトゥーゾフ、ロストフ伯爵あたりも存在感があっただけに、
最後は自然の摂理として当然のように死んでしまったのは、
これまた少し可哀想で泣きそうになった。
ロストフとマリアをくっつけないとトルストイが生まれないんだから仕方ない
798 :
吾輩は名無しである :2006/06/13(火) 21:12:41
ソーニャって一生処女ですか?
799 :
吾輩は名無しである :2006/06/17(土) 16:38:29
488 :可愛い奥様 :03/05/28 00:21 ID:9Pf+jbkC わたしも本で思い出した。 「アンナカレーニナ」の上・下を買ってきて読んだ。感動した。 トルストイっていい!と思った。 ある日、本屋に行くと、中というのがあった。
>>799 よく3年も前の書き込みを見つけてきたな…
しかもその3年前のカキコでさえコピペだからな・・・
802 :
吾輩は名無しである :2006/06/22(木) 18:02:00
アンナカレーニナって凄いよね。小説の頂点だよ。人間の全てが描かれてるよ。
803 :
吾輩は名無しである :2006/06/22(木) 21:01:42
アンナカレーニナって凄いよね。小説の頂点だよ。全ての人間が描かれてるよ。
804 :
吾輩は名無しである :2006/06/24(土) 21:10:33
805 :
吾輩は名無しである :2006/06/24(土) 21:28:45
暗いよ ハッピーエンドじゃないし
もう一人のヒロインはハッピーエンドじゃまいか
キチイという可愛い嫁さんとセックス三昧なんだからゴチャゴチャ悩むなと
>>795 おれも同意。
でも、その「報われなさ」がやたらとうまく書いてあることも否定できない。
その意味で、すごい。
809 :
吾輩は名無しである :2006/07/01(土) 20:36:45
アンナ・カレーニナは楽しく読めたのに、戦争と平和はツライ。 戦争部分が退屈。
810 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 08:52:22
退屈なのはしょうがない。フリーメイソンwとか勘弁 でも読後感は最高。
811 :
吾輩は名無しである :2006/07/09(日) 10:13:38
戦争と平和以前の最高傑作と言われる「コザック」を読み始めた。 それにしても全集には、かの『十二月党員』が収録されてるんだね。久々に興奮したよ。
812 :
吾輩は名無しである :2006/07/09(日) 10:16:57
俺は戦争部分以外が退屈だった。トルストはなかなか軍事研究の面でも凄い もんもってると思う。
>>811 10年以上前に読んだな
やたら馬の糞が出てきたのを覚えてる
人生論のなかの、真の自我は時間を超越するってところがいまいち掴めません。 教えて、ど変態
コザックは傑作だな。なぜ文庫化されていないのか。
816 :
吾輩は名無しである :2006/07/11(火) 19:00:39
>>815 俺は岩波文庫版を持ってるが、すでに絶版。
しかも、字が非常に読みづらい。だから、まだ読んでない。
新潮文庫か講談社文芸文庫あたりで、新訳を出版してもらいたい。
岩波版は読めんわな。 同じ訳者の全集のは読みやすいけどこっちも絶版だろうし。
文学板でスレ違いスマソだがこういう機会も滅多に無いので・・・
ttp://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2006-07/kaisetsu.html 発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切となります。
7/14(金)1:00pm 7/29(土)11:00am
戦争と平和(425分・35mm・カラー)Война и мир
*途中で3回の休憩時間を設けます。途中の部からの入場はできません。
文豪トルストイを原作に仰ぎ、ナポレオン軍が君臨した19世紀初頭のヨーロッパを舞台に繰り広げられる雄大な歴史絵巻。
ソ連の国家事業ともいえる巨大規模で製作され、伯爵の娘ナターシャをめぐる男たちの愛憎を軸に、絢爛たる舞踏会のシーン、
史上最大規模のエキストラを動員した戦闘シーンなど圧倒的なスケールを誇る。全4部を一挙上映。
実はこないだ休み取って(14日)行って来たが、大ホール(310席)が満杯で凄かった。
次回(29日)は相当早めに行かないと観られない人出る可能性は高い。←ここ大事(観れない場合も覚悟)
DVDとかで観てる人も多いだろうけど、やはりあの三帝会戦・ボロディノ会戦は大画面で観てよかったわ
原作の忠実な映像化に拘るあまり映画的にはやや冗長なシーンも多いため
今風の映画見慣れた人にはやや辛いが原作が好きな人にはそれほど違和感なく観れるはず。
今後も上映会あるし来年以降も観る機会あるだろうけどね・・・
ttp://www.kt.rim.or.jp/~jes/Schedule.html 一応現時点では秋に兵庫で観れるようです(会場に要確認)
>818 別の日に上映される 「セヴァストポリの防衛」と 「コーカサスの虜」も トルストイ原作だね
820 :
吾輩は名無しである :2006/07/19(水) 22:51:13
見に行きてえなあ。でも一人じゃ寂しい・・・。誰か女の子で俺と待ち合わせしてくれる人いない?
821 :
吾輩は名無しである :2006/07/19(水) 23:01:30
しねよ女基地外
セヴァストポリシリーズ読んでみるか。
やっぱ読むなら大傑作に限るな。若いときの中編にも良いのがあるけど、物足りない。
824 :
吾輩は名無しである :2006/07/28(金) 14:49:48
伯爵
いまごろ上野で戦争と平和マラソン上映会かぁ
826 :
吾輩は名無しである :2006/07/29(土) 20:53:12
>>825 只今、京橋から帰宅しますた・・・・疲れたw(予想通り満員札止め)
827 :
吾輩は名無しである :2006/07/29(土) 21:35:55
高校生でトルストイよんでたらカッコイイ?
カッコワルイ。 高校生でトマス・ピンチョンよんでたらカッコイイ。
読んだ読まないはカッコイイことと関係ないと思う。
夏ですね
>>827 「戦争と平和」みたいな大著でも余裕で読めるようになれば大したもんでしょうね
軽いライトノベルとか沢山読んで読書家ぶってる人よりは全然凄いよ
(トマス・マンですらさすがに分量に辟易してたらすいし)
ろくに理解できないのに無理して読んで優越感持つのはカッコワルイとおもう
833 :
吾輩は名無しである :2006/07/30(日) 02:05:30
それにマンの文章は易しくないよ
読書始めるときの動機なんて不純なもんだと思うけどなあ。 まさに、こんな難しい本読んでる俺カッコいい、とか。
カッコ悪いって言う方が多いみたいですね・。 トルストイはクロイツェルソナタと人生論と光あるうちと復活を 買ったのですが休みの間で一気に読むのはこのスレからしたらダメですかね? 読めたらアンナ・カレーニナも買おうと思ってるのですが。
すげー微妙な配列。 まるで新潮文庫でページ数少ない順から買いましたという配列だ。 復活、光あるうち、人生論はトルストイの思想の根本がわかってないと、ただの理想論小説になる。 クロイツェル・ソナタはとっつき易いから読んでもいいけど。 ドスト初心者が罪と罰からはいるように、 トルストイ初心者は戦争と平和かアンナ・カレーニナからはいる。 しかし、戦争と平和は5割以上が1巻で挫折する。
837 :
吾輩は名無しである :2006/07/30(日) 09:12:10
カラマ並みの挫折率だな
トルストイに限らずあらすじ見て面白そうなのから読めばいいよ しかし岩波あたりだと全部ネタバレしている危険もある…
839 :
吾輩は名無しである :2006/07/30(日) 11:01:13
身長の背表紙もなwww
トルストイは難しいな。入門編として何がお勧めかと言われると・・・。 長編はとりあえず長すぎるから挫折率はスゲエ高い。それでトルストイ=退屈と思われがち。 かといって中編はそんなに面白くないし。まあ「イワンイリッチの死」あたりが 質からいっても量からいっても妥当なのだろうか。
841 :
吾輩は名無しである :2006/07/30(日) 16:44:36
トルストイはアンナ・カレーニナから入る人多いんですか。 人生論は50ページぐらい読んだのですが確かによく分りませんでした。 とにかくクロイツェル・ソナタを読んでみたいと思います。
図書館まで足を伸ばす気があるなら、幼年時代をお勧めする。
自分が何から入ったかといえば「トルストイ民話集」 深読みしなければわかりやすいし
>>826 やっぱり満員すか。滅多にない機会だもんねえ。乙かれさま
845 :
吾輩は名無しである :2006/07/30(日) 21:11:50
>>840 『イワン・イリッチの死』も、トルストイの死生観を理解してないと難しいんじゃない?
『懺悔』で人生の意味を徹底的に懐疑した後、それに対する回答として書かれた訳だから。
最低でも『懺悔』は読んでからじゃないと。
でも、『懺悔』も、トルストイの真骨頂(卓越的な人間描写)が遺憾なく発揮されてるとはいえないから、
やっぱり最初に読むには『アンナ・カレーニナ』か『戦争と平和』がいいだろう。
しかし、『戦争と平和』は長大で登場人物が多すぎる上に、初めの数十ページがあまり面白くない。
そのため、第1巻で挫折する人が続出してしまう。
(俺の友人も、初めは2回挫折したらしい。)
だから、最後まできちんと読破して、真のトルストイを味わいたいのなら、
やっぱり最初は『アンナ・カレーニナ』がいいと思う。
こっちの方は初めからいきなり、作品に引き込まれてしまうくらい面白いし、
分量的にも、『戦争と平和』よりは、高校生が夏休みに読むのに適しているといえる。
かくいう俺は大学3年。
今年の夏は、速読トレーニング&大学院入試の勉強&『ジャン・クリストフ』
に費やす予定。
>>842 正直、あのシリーズは凡作だと思う
好きな部分はあるんだけど
847 :
吾輩は名無しである :2006/07/31(月) 01:03:02
>>845 『イワン・イリッチの死』はそこまで気張る必要ないんじゃないかな。
作者の哲学とか思想を言い出したらキリがないしね。
あの死に向かう詳細な心理描写だけでも脱帽できる。まあトルストイの死生観を理解しておくにしくはないけど。
むちろん挫折しないで読み切る自信があるなら、二大長編に行ってもらいたいですよ。
俺は人生論→戦争と平和だったな。俺も完全な読書素人で最初に読んだ文学が戦争と平和だったけど
読破できたんだから、本人次第で絶対読めると思うけどね。
Amazon.co.jpのお客様、 トルストイの『青年時代』をお買い上げのお客様にこのご案内をお送りしています。 リュドミラ ウリツカヤ著『それぞれの少女時代』単行本、現在好評発売中です。 ご注文は以下をクリック。 関係なさすぎwwwwwwwwwww
>>848 アレクサンドルザルヒの撮ったアンナは子役がかわいいね。
ずいぶん前にやっぱり三百人劇場で観たよ。
ブックオフで新潮文庫の「幼年時代」「少年時代」「青年時代」を 450円でゲット!(゚Д゚ )ウマー
855 :
845 :2006/08/01(火) 18:35:53
>>854 バカだな。
ブクオフは105円で買ってこそ真価が発揮されんだぜ。
857 :
吾輩は名無しである :2006/08/02(水) 16:49:22
懺悔とか闇の力ってどうやったら読めるの?
>857 初心者質問スレに移動してやった。
>>857 やっぱ全集じゃない?図書館行きなさい。
ありがとう。じゃあ今から借りに行って来るよ。
10年前は三省堂とかで普通に全集が買えたのに。 日本人のレベルも下がるわけだ。
読んだら好い本が手に入りにくくなる状況はホント泣けてくるね
その内長編以外読めなくなっちゃうのかな。百年後には戦争と平和でさえ 図書館に行かなければ読めなくなったりして。
かりて来ました。でもやっぱり買うのじゃなくて手元に持っておきたいなぁ。 ところで新潮文庫のトルストイの本の表紙かっこ良くない? 有名な人の本なのに何で文庫の種類少ないんだろう・・。
どんなにいい内容だろうと 文学者のマイナーな本を薄利な文庫で出しても 採算がとれないから。
>>865 割と多い方ではないかな。19世紀の小説家の中では。
幼年時代が復刊ってなんか嬉しいですね。
869 :
吾輩は名無しである :2006/08/05(土) 02:17:54
トルストイって酒嫌いだったの?
870 :
吾輩は名無しである :2006/08/06(日) 02:08:37
アンナカレーニナ評判いいんだけどなんか読む気起きない。 どっかに昼メロとか書いてあったし。
最高の昼メロと思えばいいじゃん 実際、小説の技術しとしては物凄いよ
学生の課題でもあるまいし、趣味で興味ない本を読む必要ないよ
いちいち反応することないと思うんだな
>「『アンナ・カレーニナ』にはすべての問題がそのなかに正確に述べられているために、読者を完全に満足させるのです」。 >すべての問題を正確に書くとは、すべての人間を正確に書いたということでもある。
>>869 健康のために、馬乳酒療法に凝ってたよ。
馬のおっぱいって美味しいの?
877 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 15:50:07
トルストイの駄作ってなんかある?
>>877 何といっても『戦争と平和』と『アンナ・カレーニナ』だろ
879 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 15:58:28
ありがとう御座います。参考にします。 ほかにもっと教えてくれませんか?
880 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 16:09:13
881 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 17:14:20
復活も駄作と聞いたんでいったいどれ読めばいいんでしょうか。
マジレスしていいのか分からんが、復活が駄作ってことはない。 まあとにかく戦争と平和、アンカレ、復活、幼年時代、イワンイリッチの死あたりは俺は好きだが。
884 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 18:49:08
885 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 19:05:04
>>884 俺は駄作と思ってないし、世界でも名作と言われてる作品なので。
888 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 21:48:09
新約人生論の話題がなぜでないの。
889 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 21:51:28
戦争と平和読みきった人って結構いるの? それとも途中挫折者多数?
890 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 22:19:34
日本では罪と罰なら誰でも知ってるって感じなんだけど、 トルストイのさくひんは知ってない人多いよね、悲しい。
>>890 「戦争と平和」だって「罪と罰」と同じくらい誰でも知ってる感じだと思うよ。
>>890 いやいや、漏れが消防低学年のころに
「イワンのばか」読んだのがトルストイ初体験
当時は童話作家と思ってましたw
894 :
吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 23:58:38
895 :
吾輩は名無しである :2006/08/08(火) 04:47:47
>>890 日本人の知ってる罪と×は椎名林檎だろwww
カラマーゾフは一般人にはあまりにも知られてない
897 :
吾輩は名無しである :2006/08/08(火) 10:40:04
あんなかれーになもな まあ二人とも最強ですけどね
898 :
吾輩は名無しである :2006/08/08(火) 11:29:02
DEEP LOVE >>ピカチュウ>>>蹴りたいにピアス>>〜時空〜>>>>ドストルストーマスマン
なんだこのながれは
900 :
吾輩は名無しである :2006/08/08(火) 14:14:19
みんなは人生論の新版買いました? 話題が出てこないので知らないのかな
901 :
吾輩は名無しである :2006/08/08(火) 14:20:48
いい流れだ。
>>900 角川文庫、米川和夫訳ですよね。見てないけど旧版は持ってます。
字の大きさ以外でどこか違いがあります?
903 :
吾輩は名無しである :2006/08/08(火) 20:44:58
まだ中身は見てないんですが、買った理由は表紙が重厚でカッコよかったからです。
904 :
吾輩は名無しである :2006/08/09(水) 01:25:54
幼年時代復刊して嬉しい人いないの?
元々持ってるからなあ
>>904 復刊は喜ばしいことだけど、ここに来てる大半は既読者かもしれないね。
で、きみはどう思ってるのさ?
907 :
高校生 :2006/08/09(水) 22:32:19
今で全集とか手に入れようとしたらヤフオクとかしかないですよね?。 3万以上するんですけど欲しいなぁ・・。
908 :
吾輩は名無しである :2006/08/09(水) 22:36:54
今で!?
909 :
高校生 :2006/08/09(水) 22:47:36
昔は売ってたりしてましたよね?
910 :
吾輩は名無しである :2006/08/09(水) 22:53:58
↑これ1000票は必要だと思う。全集だから。
まあ実際のところ、全集の復刊はかなり厳しいかもなあ。 2002年から4年間で13票ってとこが寂しすぎるな。 ドストの全集の復刊リクエストも2002年なんだが、あっちは80票以上ある。
913 :
高校生 :2006/08/10(木) 01:07:57
復刊は諦めたほうが良さそうですね。 買おうかなあ
>>913 あくまで予想だけど2010がトルストイ没後100年だから
その頃になれば全集やら何やら出る可能性は十分あるから
それまでは文庫や図書館で借りて読んだほうがいいんじゃないかな
>>907 河出書房新社版の全集なら古書店をあたれば売ってるけど、
20巻揃いだと6万〜7万くらいが相場。
3万代ならおそらく別巻が欠けてるんじゃないのかな。でも、けっこう安いほうだと思う。
といっても高校生にはおいそれと買える値段じゃないよね。
学生のうちは
>>914 のいうように図書館で借りるのがいいと思う。
まずは今手に入る文庫を全部読んでからでも遅くないんじゃないの。
ただ没後100年、出版界動いてくれるかなあ。
チェーホフの没後100年は地味だったしなあ…
一度読めば充分な小作も沢山収録されてる全集を、高いお金でよく買うなあ。 何度も読み返さないでしょ。読み返したくなるような名作は文庫化されてるし。 図書館で借りて一度読めば済むんじゃない?それとも本棚にずらりと並べて満足したいのか?
917 :
吾輩は名無しである :2006/08/10(木) 16:36:32
うん、したい
でも全集担当した中村白葉氏の翻訳って流石に古いような希ガス
919 :
高校生 :2006/08/10(木) 20:32:03
やっぱり図書館にしといたほうが良いですか・・。 2010年まで待ってみることにします。
>>918 個人的な好みの問題だけど、たとえば「復活」のカチューシャの台詞なんかは
白葉訳はある種の色気があって好きなんだけどね。
仮に新しい全集なり選集が出るとしたら、誰の訳が人気あるでしょうね。
921 :
吾輩は名無しである :2006/08/11(金) 12:52:30
全集とか手に入らない状況ってどう思います?
よくあること
トルストイの全集よりシラーの郡盗をさっさと復刊しろ
924 :
吾輩は名無しである :2006/08/11(金) 20:27:56
戦争と平和が砦なんだけど。読むのためらうよ・・・。
>>923 群盗じゃなかろーか
というか図書館で借りなよ
>>924 読み終わると読んでよかったと思うよ
俺もよく挫折しなかったなあ。2ヶ月はかかったけど。
927 :
吾輩は名無しである :2006/08/12(土) 11:30:19
じゃあ買ってこようかなどうしようかな。
それこそ借りればいいじゃないか。
何回も借り直しになりそうだなw 戦争と平和ほどの名作なら買ってもいいと思うけどね。それでも岩波は高すぎだが。
長編って間空けちゃうと挫折するよね。俺のパターンは、 読み始める 一つの作品だけ読んでると飽きてくるので他の短い本を読み始める 面白くてそっちばかり読む 別の中編に興味が出る しばらく放置したせいで話や登場人物が分からなくなる 挫折 幸い、トルストイに関しては三大長編を読みきれたけどね。
(ありえないが)もし中・高の教師の気まぐれで アンカレ・戦争と平和等トルストイ長編のみ(索引・粗筋解説書引用不可)で 読書感想文書けって言われたら悲鳴があがるかもしれんね
毎日読んでも無理。でもレミゼとか本気で読む子いるよね。罪罰くらいならいけそうだが。
933 :
吾輩は名無しである :2006/08/12(土) 12:03:31
じゃあ買ってきます!岩波は高いので新潮のほう買ってきます。
しかし中学生に不倫に陥った女の苦悩を理解できると思えないし、 仮に感銘を受けたとしても何か嫌だな…
不倫に陥った女の苦悩を理解するなんて大人でも難しいのでは?
936 :
吾輩は名無しである :2006/08/12(土) 12:16:42
一応高校生ですよ。
937 :
934 :2006/08/12(土) 12:26:02
>>935 いや大人なら誰でも分かるとは自分も思わないよ。
子供ならますます分からないだろうと言うこと。
別に子供がバカとかいうんでなくて、
色んな経験が少ないんだからしょうがない。
中学生で自分自身が
リアルな結婚生活を体験した人なんて現代日本には居ないわけで、
そこからさらに不倫なんて想像するにも限界があるんじゃないかな。
昼メロ見ればいいんでないか?
もう一人の主役、レーヴィンを忘れて内科医?
940 :
高校生 :2006/08/13(日) 00:40:20
戦争と平和買って着ましたよ。夏休みまでに終わるかなぁ。 大体これは何日ぐらいで読めればいいですか?
942 :
吾輩は名無しである :2006/08/13(日) 01:03:32
>>937 社会経験は乏しくても、今時の中高生は恋愛・特にセクース経験に関しては、そこらの大人よりずーっと経験豊富だと思われw
漏れの周りにも中学生で不倫して色々あって北海道にひとり旅に行った奴も居たぞw
943 :
高校生 :2006/08/13(日) 01:28:42
>>941 値段を考えて新潮のほうにしました。カバーも良いしですしね。
北御門っていう人のもあったのですがあれはどうですか?
944 :
高校生 :2006/08/13(日) 01:32:50
ほかに文読む月日も買いました。これは良いね。
945 :
吾輩は名無しである :2006/08/13(日) 01:38:18
トルストイさんの『人生論』読んだ方がいいですか? 気になってはいるんですが。高校生には早いですか?
946 :
吾輩は名無しである :2006/08/13(日) 01:44:12
早くはないが、すんごく昔のロシアの人が書いた本だから。 そこのところ、間違えないようにね。
>>940 夏休みを利用するんだったら、1ヶ月をメドにしたらどうかな。一日100ページ前後は読むくらいで。
>>943 俺は読んだことないんで何ともいえんが、以前にこのスレで話題になったときは、あんまり評判良くなかったような。
フランス語がカタカナで読みにくいらしいし。
950 :
吾輩は名無しである :2006/08/13(日) 11:27:39
北御門氏のは評判良くないですか。 じゃあ今日から100ページぐらい読んでいきます。 あと中編と民話も持ってるし読んでいきます。
>>945 「戦争と平和」「光あるうち〜」「復活」「トルストイ民話集」を読んでいるなら買い。
952 :
吾輩は名無しである :2006/08/13(日) 15:29:43
w
>>945 高校生まで行ったら早い文学などない。俺は最初人生論から入ったが凄く良かったよ。
954 :
吾輩は名無しである :2006/08/13(日) 21:34:33
全集持ってる人居る?
最近一行の質問多いな。チャットじゃないんだからまとめて書きなよ。
ドラゴンボール大全集なら全部持ってる。
>>955 まぁいろんな人来るんだし、そう目くじら立てなさんなよ。
拘り過ぎるてスレの書き込み自体減るのはいただけないし。
暑いからイライラしてる人多いな最近。
959 :
吾輩は名無しである :2006/08/14(月) 12:21:09
光あるうちってどう?評判いい?
まあまあ
961 :
吾輩は名無しである :2006/08/14(月) 12:57:01
「幼年時代」「少年時代」「青年時代」って古本屋でよく置いてあるの? なかなか見ないから欲しいな。
962 :
吾輩は名無しである :2006/08/14(月) 14:49:34
古本屋でやっと青年時代見つかった。
>>954 アンナと戦争と平和以外は持ってるよ。
なんか訊きたいことあるの?
アマゾンって改版が3と4だけじゃない?
「文読む月日」が地元図書館に入ったのでさっそく全巻借りますた 内容がすばらすかったのでたぶん年内には購入予定
966 :
吾輩は名無しである :2006/08/14(月) 20:16:54
967 :
吾輩は名無しである :2006/08/14(月) 20:44:26
文読む月日はいいよねぇ。まだ上巻しか持ってないが。 それにしてもちくま文庫のやつ高くない?全部で4500円もするよ・・・。 まぁ、出して買う価値あるけどね。
カラマーゾフの兄弟改版を、アマゾンで旧版の値段で買ったあのころ
969 :
吾輩は名無しである :2006/08/16(水) 12:04:43
なぜコザックが文庫化されてない・・。
人気がなく廃盤へ
よく人気芸能人が「何々読んだ」って記事や報道がされると 途端に本が売れたりするケース多いが 「戦争と平和」「アンカレ」等トルストイ作品推奨する 人気芸能人出てくれないかな・・・・・・・ムリかw
972 :
吾輩は名無しである :2006/08/17(木) 11:26:07
岩波表紙に写真はやめてほしいな
973 :
吾輩は名無しである :2006/08/17(木) 11:35:55
なんか格好悪いよね・・。おれはそれだけで新潮のほうにした。
『コザック』は岩波で文庫化されてるじゃん。
975 :
言わんイリイチ :2006/08/18(金) 00:55:08
あら!そうだっけ!
976 :
吾輩は名無しである :2006/08/18(金) 06:43:27
最高の書はあれだべ 「くまえりブログ」
977 :
言わんの場か :2006/08/18(金) 20:35:10
原書で読んでる人居る?
978 :
吾輩は名無しである :2006/08/18(金) 21:50:33
>>971 アンカレは宇多田が絶賛。まあ報道なんかされてないけどw
979 :
敬愛トルストイ :2006/08/20(日) 01:23:20
文読む月日は高いんですがこれはいいですか?
980 :
吾輩は名無しである :2006/08/20(日) 22:23:21
人生論 苦しくなるけど 大好きだわ
982 :
高校生 :
2006/08/21(月) 23:20:30 トルストイのほん今買えるのでほとんど集めましたよ。 新潮も買ったし岩波と文読む月日も全部揃えました。