1 :
吾輩は名無しである :
2005/05/22(日) 16:25:41
2 :
吾輩は名無しである :2005/05/22(日) 16:31:24
∩ ∧∧ ヽ(;゚ー゚) 2ゲット〜 \⊂\ O-、 ) ∪
3 :
吾輩は名無しである :2005/05/22(日) 17:01:12
林真理子グロイ
6 :
吾輩は名無しである :2005/05/23(月) 00:54:18
7 :
吾輩は名無しである :2005/05/23(月) 09:40:36
ヘッセよりボードレールのが良いと思いますが、高野さんの心境から言えば ヘッセでしょう。
8 :
吾輩は名無しである :2005/05/25(水) 09:43:48
新しいのができて良かった。もうすぐ6月ですものね。 「二十歳の原点」の5月26日に「ろくよう」「ダウンビート」で時間を 過ごしたと書いてありましたが「ろくよう」や「シャンクレール」はよくでて きますが、「ダウンビート」は出てきていませんでした。 どんな所なのでしょう。
この高野さんて、調べてみたら、うちの母親の高校の一コ先輩だ。 栃木に帰ったら知ってるか聞いてみる。
高野さんは公人? 過去スレ〜?
11 :
吾輩は名無しである :2005/05/26(木) 18:27:08
高野さんは、「二十歳の原点」で数十年読み継がれてきているので公人で しょう。 全共闘や時代状況は変わっても、彼女が語りかけて来る言葉は新鮮です。
12 :
吾輩は名無しである :2005/05/27(金) 19:12:54
いやいや高野さんも困ったものでありんす。 しかしそこが彼女の魅力でもあるのかも知れない。 “太陽が東から昇り西に沈むのは偽りの現実であり,地球が西から東に自転しているのが 真の現実である。その認識をもつとき,始めて主体性あるものとなり生きる現実をもつ。 まさにそう認識するその認識こそが,彼女自身が自分を幼稚・幼いと言う根源的な要因なのであろう。 高野さんも眺めていたであろう,その偽りの現実(東から西へ沈む太陽)は,実は偽りなどではなくて, これ限りなく真実に近い「事実」なのである。事実とは真実を無関係にして人間と対峙するものだ。 事実と真実は=にはならない。それは高野さんも【偽り】と言う言葉で説明している。しかしそれを偽り と言うことでもって,結論づけるところが,彼女の困った所であり,幼稚な部分でもある。 ここでイップクします。 自分がここで書いている事は,高野さんを否定しつつも,その甘いニヒリズムかつ稚拙な思考に賛同したい と言う思いだけですから,また一人事を書きます。
13 :
人力飛行機 :2005/05/27(金) 19:57:36
成る程。高野さんの日記読むと実存の濃さばかり漂ってくるんだけど、実は彼女の中ではその面は否定されるべき、とのみ捉らえられていたんではないか。換言すれば、自分の中の迷いや間違いや足りなさにひどく厳格で優しくない。それは高野さんの思考の孕む問題の一つかな、と。
14 :
吾輩は名無しである :2005/05/27(金) 20:15:00
そのように思える。 高野さんは,愛宕山に行こうと思うものの,それが実際に現実(事実) のものとなってくると,いざ,その腰(思考)が上がらなくなってきたりする。
15 :
人力飛行機 :2005/05/27(金) 21:12:32
この辺の問題を考えて行くと別のスレで話題になっている現象学的問題にも食い込むように思えて、客観性の成立する契機とかね。それは高野さんとは直接関係ないんだけど。現象学がマルクス主義との関係で重要な問題になる必然はあるように思えます。
16 :
吾輩は名無しである :2005/05/28(土) 19:39:52
客観性の成立する根拠か難しいですね。 高野さんの時代はまだ「唯物史観」が主流だったでしょう。 彼女はこうした歴史観について受け入れながらも、疑問をもっていたようですね。
17 :
RISA-1972 :2005/05/29(日) 01:20:22
18 :
吾輩は名無しである :2005/05/29(日) 01:48:11
乙(*゜ω゜)ノ
19 :
吾輩は名無しである :2005/05/29(日) 05:13:53
彼女の処女膜を突き破った凶器は今も初老の男性の股間にぶら下がったまま 静かに余生を過ごしているらしい。
20 :
吾輩は名無しである :2005/05/30(月) 04:52:01
二十歳の原点」5月30日の項は、あせり、いらだち、虚無感、そして私の存在の 軸は何なのかとの問いかけがされている。 最後には、今日、東京へ行ってくる。姉と話し合い、家族との訣別をつけるために。 と書かれている。 大きな時代の流れの中で時代を見つめ、自己の存在と生きる意味を考え、闘う相手の 強大さに無力感を抱きながら、尚且つ、孤独な戦いへと自己を駆り立てていく、彼女 は思想的に死ぬか、自死を選択するのかの危うい場所へと突き進んでいく。 彼女の問うた重たい課題は、現在においても存在し続けている。
21 :
名無しでGo! :2005/05/30(月) 20:19:05
なんで高野ってあんなに必死だったんですか? 1969年に氏ぬなんて勿体無いよ。あと1年辛抱したら大阪で万博が あったのに。。万博見てから氏んでもよかったんじゃない?
22 :
吾輩は名無しである :2005/05/30(月) 21:10:13
>>21 おまえは愛知万博でモリコロと戯れておれ。
23 :
吾輩は名無しである :2005/05/30(月) 21:16:41
24 :
吾輩は名無しである :2005/05/30(月) 21:39:16
>>15 客観性の成立する契機。 古い映画ですが、黒澤明の「羅生門」を思い出しました。 >>21 そうだ高野さんは、もう1年生きて太陽の塔から万博粉砕と言うべきだった。 そうしたら生き方も変わっていたかも?
25 :
吾輩は名無しである :2005/05/31(火) 03:04:02
>>24 お前も愛知万博行き決定だ。あれだ、グローバルループを
100回周ってこい。で、モリコロを粉砕してこい。約束だぞ。
資本主義という名のタバコよ、おまえは
27 :
吾輩は名無しである :2005/05/31(火) 17:00:32
70年万博反対の運動があったみたいですね。 70年安保の反対運動の延長線上にあったのですか。
28 :
吾輩は名無しである :2005/05/31(火) 22:09:29
高野氏よ、永久に安らかに眠れ・・・ 合掌
29 :
吾輩は名無しである :2005/05/31(火) 23:05:33
人間生きていくには多少のいいかげんとずうずうしさがないとしんどいことになる。 言い換えれば多少の鈍さと麻痺が必要かもしれんね。
30 :
吾輩は名無しである :2005/06/01(水) 09:13:28
多少の鈍さと麻痺それと鋭敏・繊細さは両立できないでしょうね。 特に詩人となれば困難でしょう。 青年期特有の現象もあるでしょうが、そこを失ってしまったら駄文しか 書けなくなってしまうのではないでしょうか。 やはり生と死の微妙なバランスから、優れた作品は生み出されるのでしょう。
31 :
吾輩は名無しである :2005/06/01(水) 15:20:09
Part5になったら書き込みの質が高くなっていて自分としては困ってしまいますが、
とくに
>>12 の方の真実と事実、本質と現象の高野の受け止め方の問題はおもしろいですね。
論理学から離れた表現になるけど、「汚れた偽りの現象、あるいは事実としての資本主義」をどう
高野が受け止めていたかということ、これは当時の学生運動全般の未熟なありかたとも共通する問題
かも。
資本主義は現象・事実どころか歴史社会史的には本質でもあり真実でもあるということ。
それを道徳的に心情的に短絡的に直接的に否定しようとした彼女達の運動と心理はやはり挫折と破壊
と自己破壊へと向かうことになる・・・
32 :
吾輩は名無しである :2005/06/02(木) 15:15:36
本当に考え込んでしまう。高野さんとキャンパスで会い、友達になっていたら 極、普通の友達として会話をしていたんじゃないかなと思います。 日記に書いていることと、日常の生活で見せる表情は、随分違っていたのじゃ ないかと思いますが・・・・ ああいう行動へと突き進んでいく要因は一体何処にあったのでしょうか。 何万人もの学生が同じ様な行動に参加していたとは私には信じられない。
>>32 ああいう行動へと突き進んでいく要因は一体何処にあったのでしょうか。
その行動した人達にも本当のところは分からないのではないでしょうか。
世界中の学生達が行動を起していたようですが。
政治経済の具体的事件もあると思いますが、それ以前に時代の大きな曲がり角に来ていて、それに
敏感に対応したのが当時の学生達だったかもしれません。
それと、私が本から得た感触では、ベトナム戦争とその反戦運動が学生達を駆り立てていく雰囲気を
つくっていったと感じます。
34 :
人力飛行機 :2005/06/02(木) 21:18:29
今、93年当時東大教養学部長だった蓮實重彦のインタゥューを読んでたら、93年頃の東大改革とかつての全共闘運動とどう違うのかと聞かれて答えてる所があって。全共闘へも言及しており面白いので抜粋してみようと思います。
35 :
人力飛行機 :2005/06/02(木) 21:22:23
《さっきも言いましたけど、制度改革は制度改革でしかないわけですから、それが質の変化につながればと願っているわけです。改革の内容はすでにいろいろなところで報道されているから繰り返しませんが、教師の側に一種の市場原理というか競争原理を導入したこと
36 :
人力飛行機 :2005/06/02(木) 21:26:35
が最大のポイントでしょうか。全共闘世代の考え方というか、60年代的なパラダイムだと、たとえばさっき全共闘世代が封建的というふうに言ったんだけれども、やはり超越的なイメージを想定して、それとの関係で大学はこうあるべきだし、こうあってはならないというのが、
37 :
人力飛行機 :2005/06/02(木) 21:30:14
どこかにあるわけですよね。その超越的なイメージをめぐって議論するというのは全く不毛です。そしてそのイメージを変える為に、一種の濁っているものを純白なものにしてしまうという悪しき革命主義があったんですが、それがうまく行かないから敗北だと一挙に考えたりする
38 :
人力飛行機 :2005/06/02(木) 21:34:36
のはまさに甘えだと思う。観念論的な何かに照らし合わせてみて大学が悪いと言ったって仕方がない。その「悪」は、植民地支配だったり、産学共同だったり、資本主義だったりするんだけれども、そうした視点から権力の座としての大学なりなんなりを解体しようといった姿勢は
39 :
人力飛行機 :2005/06/02(木) 21:38:42
僕は取ったことがないし、また取ることは不毛だと思う。単に不毛ではなく、僕にとってはそれこそ知の鎖国状態に陥ることで、恥だと思うのです。》かなり挑発的でもありますが、当時の全共闘運動に対する批判としては良い方のようにも思えます。
40 :
吾輩は名無しである :2005/06/03(金) 09:59:33
まだ頭がすっきりしていないので上手く提起できませんが、蓮實氏の考えかた で言われている観念論的、悪しき革命主義という批判は成る程と思います。 しかし、こうしたことは若さという事の証であるともいえるのでは、「二十歳 の原点」を読んでいて感じます。若さという事が、逃げ口上になってはいけな いとも思いますが、やはり必要なことじゃないかと考えてしまいます。 蓮實氏の言、全体を読んでいないので不十分だと思いますが、改革は何のため に行うのか、理念を何処に求めるのか、知識とは誰のためにあるのかはっきり していないですね。 ひょっとして知の鎖国状態になっているのは蓮實しでは?
41 :
人力飛行機 :2005/06/03(金) 11:43:41
成る程。特に蓮實の肩を持つ気はありませんが、彼の考えをもう少し紹介した方が良いとも思えるのでまた少し抜粋してみます。ちなみに『魂の唯物論的な擁護のために』中のインタヴューからです。(P.366-367)
42 :
人力飛行機 :2005/06/03(金) 11:48:42
《それは今日の大学論にもいろいろつながっていると思うけれども、21世紀の大学理念なんて、誰が考えたってまともなものは出るはずがない。理念とは別のある種の現実感からは多くのことが言えます。20歳人口は減るから学生数は減るだろう。老人社会に向かうから
43 :
人力飛行機 :2005/06/03(金) 11:55:35
生涯教育というものが必要だろうと言うんだけれども、知の活性化という点でなら、それは最大の問題じゃあないはずです。問題は、ある種の問題体系の枠組みにすえてみた場合、うまく機能していないものがあれば、それをどう改善するかを現実的に探る。そしてまた
44 :
人力飛行機 :2005/06/03(金) 11:59:06
別の枠組みをすえてみる。重要なのは、そうしたプロブレマティックをいくつ持っているか、その組合せを固定させずにどう弾力化させていくかということだと思います。しかし、理念とか、問題体系の枠組みとかとは無関係に、世の中には単によくないというものがあるわけですよ。
45 :
人力飛行機 :2005/06/03(金) 12:05:35
しかし、単によくないものは理屈なしに変えればいい。別の言葉で言えば、大学とは何かを理念的につきつめながら大学を変えようとするのでなくて、それがいかに機能しているかということを現実的に考えるということでしょう。それが仮に機能していなければ、
46 :
人力 :2005/06/03(金) 12:15:17
その部分を変えればいい。不快であればその原因を取り除く。面白くなければ面白くする方法を考える。それを大状況とは無関係にやっていっこう構わないし、やるべきである。その局所的できわめて技術的な変化の導入を面倒がらずにやればいい。》
47 :
人力飛行機 :2005/06/03(金) 12:24:06
蓮實は全共闘には無関心な人で、そうした立場からの大学改革論として面白かった。また、吉本隆明は、大学教授の特定の大学所属を緩めることで、研究熱心な学生は助かるんではないか、と述べています。両者ともマルクス主義的改革論と離れた改革論として読めると思いました。
48 :
吾輩は名無しである :2005/06/03(金) 14:24:52
蓮實氏は医学で言えば西洋医学ですね、対処療法外科手術。 こういう方法についての限界が指摘されだして随分になりますね。 マルクス主義的改革論っていうのは反対のための反対と言うこと ですか。 高野さんみたいな人が拠り所を失くしていった事なんとなく理解 できます。
49 :
人力飛行機 :2005/06/03(金) 15:01:03
全共闘の改革運動を見ていて、底辺に資本の悪を暴く、という思想があり、一方で独力で一気に改革するという強引さがあったように見えます。しかも二十歳前後の若者がやろうとしている。今の時点からあれらの運動を見て、真似しないでいい所があることは間違いないでしょう。
50 :
人力飛行機 :2005/06/03(金) 15:07:02
蓮實重彦の見方は一つの見方に過ぎないでしょう。だけど蓮實の語る通りのことが本当に出来るならばたいしたものだろうとも思えます。一方彼は理念は必要無いと考える。“理念はここにある”と考える人も又存在するでしょう。蓮實の見方が全てでないのは話の前提です。
51 :
吾輩は名無しである :2005/06/04(土) 02:00:05
もう いいだろ? 黙れ!
52 :
人力飛行機 :2005/06/04(土) 03:14:14
高野悦子を聖女扱いすることは高野さん自身が拒否すると僕は思っています。『二十歳の原点』を聖典扱いすることもまた同じと考えます。高野さんからは色んなことを考えさせられた。しかし批判をタブー化することは最も高野悦子と反していると僕は考えます。
53 :
吾輩は名無しである :2005/06/04(土) 08:12:03
人力飛行機さん。 続けて下さい。結構興味深く拝見しています。
54 :
吾輩は名無しである :2005/06/04(土) 09:59:19
批判をタブー化することは最も高野さん自身が拒否する。 そのとうりだと思います、高野さんって自由に生きること、人への配慮 を大切にしている人ですよね。
55 :
人力飛行機 :2005/06/04(土) 18:23:08
僕の提起したかったのは先に抜粋した部分だけなんで、あとは特にないんです。全共闘運動を間近に見た人間が今語る大学改革論としては中々良いものを含んでると思えたので抜粋してみた、それだけなんです。あれを読んでたら高野さんのことを何となく思いました。
56 :
吾輩は名無しである :2005/06/06(月) 06:58:43
6月に入って高野さんのお母さんは、立派なお嬢さんになりいい所へお嫁に行く という、母の考えをお前にはもう押しつけない。悦子は、悦子の好きなようにや りなさいと言った。 高野さんはこの言葉にうれしかったといっている。また、私の自我はあまりにも 弱い。といっている。 彼女は、学園闘争を闘っている気丈な人にみえるが本当は、優しく戸惑いながら 一生懸命生き抜こうとしていたように思える。
57 :
吾輩は名無しである :2005/06/06(月) 17:38:42
自意識過剰で多少のコンプレックスと多少の自惚れ・・・ごく普通の女子大生だよね。 普通じゃなかったのは当時の時代。 彼女の主体性を消してしまうようだけど、後から考えて時代の犠牲者とも言える。
58 :
吾輩は名無しである :2005/06/06(月) 20:12:04
時代か、時代は選択できないですからね。 確かに時代の犠牲者といえばそうでしょう。 だけど生き残った人と、死んだ人の差はほんの少ししかなかったのでは。 今、もう55を過ぎている人達ですね、考えることが多かった世代でしょう。 高野さんが抱え切れなかった課題を、この世代の人達は解決したのだろうか?
59 :
吾輩は名無しである :2005/06/07(火) 09:15:13
ある意味で色々なことをやりっぱなしにして行った世代ですよね。 大学改革にしても、革命運動がどうのこうのといったことも。
60 :
吾輩は名無しである :2005/06/07(火) 21:57:29
今は本音の時代と言われる。建前をいうとウザイと嫌われる時代。 建前はウソではなく、本来こうあるべきだという考え方と姿勢のこと。 その建前が無力になり嘘っぽくなり面倒だとされるようになった今の時代。 高野の世代は建前を前面に出して考え行動していた時代かもしれない。 自分自身の就職や生活を顧みず彼等なりに社会のためにと考え活動していた。 自分自身の生活という本音を否定し社会正義という建前で行動し無理に無理を重 ねて自壊していった世代とも言える。 あるいは理想に燃えて萌えて燃え尽きた世代ともいえる。 少なくとも建前と理想を持ち主張した世代なのかもしれない。 建前を失った社会は、勝ち組と負け組の社会でもある。ジャングルの動物世界に近づく。 極端な話だが、犯罪を犯しても捕まらなければ勝ち組だ。狡猾と暴力と金の世界。 そこには本来の建前が無い。負け組は努力しないから弱いからアホだから貧乏だから大企業じゃ ないからという優勝劣敗の法則が貫き通されて切り捨てられ、それが当然のこと、自然の摂理と されるような社会になった。
61 :
吾輩は名無しである :2005/06/07(火) 23:08:21
人力飛行機
62 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 09:49:32
高野さんの当時はベトナム反戦運動があり、アメリカはベトナムで歴史的な 敗北を喫した。社会主義はなんだかおかしいなと思いながらもまだ厳然と存 在し、資本主義に対して別の考え方を対置していた。 そうした意味では、まだ建前というか原理原則的なことで運動がなりっ立っ ていた時代なんですね。
そろそろ俺も自殺する。^^9m
64 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 14:42:03
65 :
吾輩は名無しである :2005/06/08(水) 22:52:01
自殺の直接の原因は心身の疲労だと思う。 恋愛や思想や活動の行き詰まりは自殺の遠因にすぎない。 ウイスキーと煙草と睡眠薬、そして寝不足の日々が日記に書かれている。 いくら若いといっても食事や睡眠に問題がある不健康な生活は心身を疲弊させる。 両親とも対立していて帰省して休むこともできなかったのだろう。 自殺の数日前に母親が下宿を訪ねているが、このときに娘の異常に気付きなにか 具体的な対応がされていればとも考えるが・・・言うは易しか・・ 生活費も含めいろんな要素に追いつめられ心身ともに疲れ切っていたんだろうな・・
66 :
名無しでGo! :2005/06/11(土) 13:21:33
>>65 睡眠薬を使っていたということは精神科にかかっていたんですかね?
67 :
吾輩は名無しである :2005/06/11(土) 14:19:40
当時は処方箋が無くても薬局で買えた筈。
68 :
吾輩は名無しである :2005/06/12(日) 16:50:33
心身の疲労とは、心も身体も疲れきっていたということでしょ。 身体の疲労だと、ぐっすり眠れば翌日にはスッキリとして元気になっています。 心に深く傷ついている事があり、考えれば考えるほど眠りにつくことが出来ない。 そして酒を飲んだり睡眠薬を飲んだりしたのでしょう。 日記を読んでいる限り彼女は比較的冷静だったと思いますが・・・・
69 :
吾輩は名無しである :2005/06/12(日) 17:53:47
高野悦子『二十歳の原点』 久しぶりに懐かしいものを見た。 それでつい書き込んだ。 高校時代のバイブルだった。 みんなでまわし読みをした一冊だった。 もう30年以上前のことだけどね。
70 :
吾輩は名無しである :2005/06/12(日) 20:36:02
六曜社珈琲店に、高野さんと同世代の女性がアルバイトをしていた。 彼女もバイトをしている時は、あんなに一生賢明だったのでしょうね。 素直で明るくて礼儀正しくて、こんな人だったのかなと思いました。
71 :
吾輩は名無しである :2005/06/13(月) 16:28:33
高野さんは自らの生き方について立場を明確にし、孤独な戦いを始めた。 彼女の戦いは世の中の不条理に対しての闘いであり、闘えば戦うほど自ら を追い詰めて行く性格のものであった。 暖かい家庭で何不自由なく育った彼女にとって、理想と現実の乖離を妥協で 埋めていく、ある意味での現実的な選択は彼女にとって許せないことであっ た。こうした彼女の切羽づまった問いかけは、突き詰められる方にとっても 厳しく、なかなか返答が出来るものではなかったのではないか。 こうして、友人達からも家族からも孤立した彼女は死ぬしかなかった。
72 :
名無しでGo! :2005/06/13(月) 20:10:43
>>70 ”ろくよう”とは六曜社珈琲店のことだったんか。
いまでも行ける高野遺構がまだある訳ですね。
73 :
吾輩は名無しである :2005/06/14(火) 04:36:28
高野が行っていた「ろくよう」は六曜社地下店になっている。 マスターは高野悦子のことをよく知っていた。
74 :
名無しでGo! :2005/06/14(火) 20:21:28
>>73 高野さんが出入りしていた当時の建物と現在ある建物は別なんでしょうか?
ストーカーかお前ら? 死ねよ、きもい。
76 :
吾輩は名無しである :2005/06/14(火) 21:13:03
建物とか中もあまり変わっていないみたい。 当時の感じが残っているんじゃないですか、高野さんみたいな人が文庫本 を読んでいたりして。
77 :
吾輩は名無しである :2005/06/14(火) 23:05:29
シアンクレ−ル、ろくよう、天神踏切り・・・30年以上前の聖地だったな。 長髪の若者達が 黒表紙の単行本を抱きしめてウロウロしていたな。 しかし、国際ホテルの「鈴木氏」は随分迷惑したでしょうね。 奥さんも居ただろうし、夢見る少女の片思いの標的にされたようなものだ。 日記の出版は彼の人生にとってマイナスにならなければよかったけどね。 小林、中村の両氏は弁明の機会すら与えらず、一方的に断罪されている・・なんて 当時は考えなかったなあ。
「小林」は弁明なんかしないだろう。しても相手にされないと思う。 「鈴木」はそれほど悪く書かれていない。 あの時代の平凡なサラリーマンの戯画になっている。 一方的な断罪なんて過激な言葉が似合う本じゃないんじゃないか。
79 :
吾輩は名無しである :2005/06/15(水) 11:44:48
まあ、仮名にしているので良いとは言うものの、読む人によっては深く傷つ いた人もいるでしょうね。 35年も前の話で、登場人物の中には死んだ人もいるでしょう。 年齢的にいっても老眼鏡の世話になり、孫の話なんてして喜んでいる世代と なっているんですよね。
80 :
吾輩は名無しである :2005/06/15(水) 23:32:26
91 :吾輩は名無しである :2005/06/14(火) 23:22:10 高野悦子スレの1を見ると >顔も美人だし好きになった とある。 なんといったら良いのか、死んだ後も性的対象として見られているわけだね。 「自殺」というのも高野に「萌え」ている連中にとってつまりは興奮のための一要素にすぎない。 ただフジツボの場合そんなことにはならないだろうから安心して良いと思う。 文学部?スキンヘッド?売春?自殺?阿倍工房?あ〜なるほどその手の人ね、 とワンオブゼムで片付けられて無事終了だろう。 どっちにしてもフジツボを慰み物にすることは俺が許さないから。 つうかあの顔見て慰み物にできるならしてみろってんだばかやろう! それにしても高野スレに書き込んでる奴らは馬鹿ばかりだね。 文板の一番阿呆スレ=文壇B に言われるとはここもおわりだね! つーか あいつらは自分が変であると言うことに気づいてないのが痛いけれどもなー。
いや、あっちはネタ化しているが、ここはマジなのできもい。
チンコが使い物にならなくなったおっさんが、回想に浸るスレ。 あたたかく見守ろう。
まあな。 全共闘や時代状況は変わっても、彼女が語りかけて来る言葉は新鮮です。 こんな馬鹿が跋扈してるスレだから。
84 :
吾輩は名無しである :2005/06/16(木) 02:10:06
阿倍工房????????????
85 :
吾輩は名無しである :2005/06/16(木) 09:09:03
あまりにもレベルの低い、他の板のくだらぬネタを持ち込んでも仕方が 無いと思うけど。 まあ文板の一番アホスレと言われてる位だからね。
文壇BAR=馬鹿な若者 高野スレ=終わちゃった人
88 :
吾輩は名無しである :2005/06/16(木) 13:49:20
文壇BAR=浅薄な文壇お宅 高野スレ=追悼ー全共闘世代 高野さんの命日が近づいてきています。黙祷
89 :
吾輩は名無しである :2005/06/16(木) 15:54:37
今度の追悼の日は、京都国際ホテルで白鳥を見ながら過ごすこ とにしよう。 資本主義のクビキから逃れることは出来ないが、高野さんへの思いと 白鳥の優しい佇まいに時を忘れることにしよう。 静かに思いを寄せれば湖に沈めた笛の音が聞こえるかもしれない
(´д`)ウラヤマー
91 :
名無しでGo! :2005/06/18(土) 14:18:18
高野さんが入り浸っていた飲食関係の店で現存しているのは河原町三条の 六曜社地下店ぐらいですかね?他にもありますか?
立命館の学食
93 :
吾輩は名無しである :2005/06/18(土) 17:29:26
まぁね!高野スレもそれなりに崩れたほうがよい。 なぜならそれは一辺倒ではなくして つまりこの世はカオスであると,言う事。 世の中は馬鹿もいれば利口もいるし,強姦もいれば善良な庶民もいる。 すなわち,全共闘の世代もいれば,団塊の世代も存在する。したがって, それで世の中は現存するのだから,それに批判を与えるよりは,むしろ 己に自己批判を与えたほうが良いだろう。 そうすると,「文壇B」も納得・理解・解釈はできるだろう。 でも,あそこは,飽く迄も砂場と同等の遊び場で,それをズンは知っていて, それにもかかわらず,マジレスに立腹もせず,レスを返すとは,まあ大人であるな。
94 :
吾輩は名無しである :2005/06/19(日) 02:19:09
彼女の命日の24日に京都に行こうと思うが、オフなんて ないでしょうね・・・・。
95 :
吾輩は名無しである :2005/06/19(日) 10:27:44
彼女の命日は23日の早朝、22日の深夜から睡眠薬を飲みなかなか効いてこない と日記に書いている。 しかしやはり効いたのでしょう、朦朧としていたかどうか分からないけど轢死する こととなった。 22日の夜から「ろくよう」でウイスキーの水割りを黙って飲みながら・・・・
96 :
名無しでGo! :2005/06/19(日) 20:56:42
>>95 二十歳の原点では22日の夜にろくようにいたとは書かれていませんが、
それは95様の推測なのでしょうか?また、なぜ実質的に最後の日となった
23日の記録がないのでしょうか?
97 :
吾輩は名無しである :2005/06/19(日) 21:33:32
オリジナルは誰も見ていないのだから 確かに推測の域を出ない。 自殺の数時間前に 彼女をバイト先からタクシ−で送った仲間の 話しがあるのと、「失格者の弁」で夜中の2時頃にチョット声を掛けてでかけた・・ それ位だよね。 疲れ切って23日の夜は日記にむかう気力も無くしていたんだろうか。 可哀想に・・。 もう直ぐあの日だな。 京都にも西那須野にも行けないけどそっと冥福を祈ろう。
98 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 06:36:14
「肉身が滅びたのが偶々6月24日」すでに高野さんは死んでいたと言う人もいる。 しかし肉身が滅びた日を命日と言うのが常識、24日が命日です。 だけど精神の問題をどのように解きほぐしていくのかが一番大切なことだと思 います。
99 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 06:54:27
自殺を美化する馬鹿が集まるスレはここですか? 高野がドブスでも今と同じように萌え〜できますか土人の諸君?
100 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 11:46:50
誰も自殺を美化していないと思いますが。 高野さんの生きた証としての「日記」に考えさせられる所があるんじゃ ないですか。
101 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 12:52:20
悦子が結局死なずに終わったドブスでもこのスレは今と同じかな?
102 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 17:07:46
死んでなかったら「日記」も出版されなかったので、今みたいには出来ない でしょう。 分かりきったことですが。
>>94 俺は(今回初めてだが)行ってみようと思ってる
山陰線を高架にしたJR西が妬ましい・・・
105 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 22:16:27
100、102さん、99のような塵の相手をしたらダメですよ。 どうせ学校や職場で相手にされないオチコボレですから、放っておけばいいんです。 いずれ自滅しますから。 とにかく 無視、無視。
106 :
neat :2005/06/20(月) 22:24:26
99番の文明人様。 土人の諸君ネェ〜。 この男はよっぽどイジメられっこらしい。 暗いよなあ。 オマエがもっと 人前で、大声で、ハッキリと言えたらエライけどなあ。
107 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 23:29:12
>103 私も行きます。 何も言わず、黙って手を合わせて帰ります。
108 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 23:41:00
張り詰めたようなその純情さ・・・ お母様は よく言い当ててますね。 30年以上の時を経ても、人を引き付けて止まないsomethingがここにある。
109 :
名無しでGo! :2005/06/21(火) 17:25:53
高架化後に天神踏切跡へ行かれた方いますか?最寄駅はJR円町ですかね?
110 :
吾輩は名無しである :2005/06/21(火) 23:06:26
111 :
吾輩は名無しである :2005/06/21(火) 23:24:20
牧野さんは どうしているんだろうか。 毎年 6/24が来る度に何を想うのだろう。
(´∀`)>106(゚ー゚*)
113 :
名無しでGo! :2005/06/22(水) 09:06:15
>>110 サンクスのところを南下すればいいんですね。ありがとうございます。
それとアパートの跡地にも行きたいのですが、どなたか行かれた方は
いませんかね?朱雀第二小学校の近くで、現在デザイン事務所になって
いると聞いたことがあるんですが。。
114 :
吾輩は名無しである :2005/06/23(木) 21:14:57
aa
あと約3時間半
116 :
吾輩は名無しである :2005/06/24(金) 04:55:16
今日は36回目の彼女の命日、合掌・・・・。
117 :
吾輩は名無しである :2005/06/24(金) 06:36:53
昨日からずっと飲み続けていた、今日は1日休み。 16年の歳月は永い年月だ、時代は大きく変化しているこれから どこへ行くのだろう。
118 :
吾輩は名無しである :2005/06/24(金) 09:00:47
毎年合掌age
119 :
吾輩は名無しである :2005/06/24(金) 09:07:43
キモイ
120 :
吾輩は名無しである :2005/06/25(土) 02:06:39
>>117 16年は貴方が「二十歳の原点」を読み始めてからの年月ですか、高野さんが逝って
36年、彼女が生きていれば56歳もういい年ですよね。
普通に生きていれば、孫がいて一緒に公園に行ったりして楽しい時間を過ごしてい
るはずですよね。
彼女が生きていれば、今どうなっていたでしょうか靖国、自衛隊の海外派遣、改憲
等の問題に鋭く問い掛けているのでしょうか。
団塊の世代が36年の歳月で様々に変節していったように、彼女もまた変節したので
しょうか。
時というのは人を変えていくものですから、彼女も変わっていたかもしれませんね。
私達の周りには、高野さんと同じ様に考え行動していた人たちがまだ沢山生きてい
るのですよね。
意外と喋らなくなっているみたいですが。
121 :
吾輩は名無しである :2005/06/27(月) 11:45:26
ああ 命日過ぎたのか。合掌。
122 :
吾輩は名無しである :2005/06/27(月) 15:20:00
また一つ歳をとってしまった。 いろいろ言ってみても高野さんって、かなり充実していたのじゃないかな。 考える事が沢山あったからね。
123 :
吾輩は名無しである :2005/06/27(月) 20:57:38
ある意味で充実した人生だと思います、しかし行き続けなければとも思います。 読めば読むほど重い課題を残していますね。
124 :
吾輩は名無しである :2005/06/29(水) 22:34:11
角ゆり子 主演の映画は駄作との評もあるが、当時(昭和48年頃)の風景や生活感があって、 懐かしい。 僕は 引越しのシ−ンが好きだな。赤い風船を見つめるところ。
125 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 00:00:13
角ゆりこさんてきれいな人だよね。 演技は硬かったけど、当時は悦子さんにイメージをダブらせていたもんだ。
126 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 06:48:20
今日の午前中に旧天神踏切へ行ってきます。 花を添えに。
127 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 23:03:50
円町駅に屯するお馬鹿な高校生達。昔、この近くで君達位の女の子が一生懸命生きて、悩んで、 絶望して死を選んだんだよ・・・なんてオジサンはそっと呟くのでありました。 考えてみると彼女らの親より上の世代だよね。
立命館?
129 :
吾輩は名無しである :2005/07/01(金) 00:11:45
俺20なんですけどこの人の本読みました。何でそんなに切羽詰ってんのかさっぱり分りません。 何か地に足がついてないっていうか、岸上大作さんとか道浦母都子さんとかも。時代の反映っていったら それまでなんでしょうけど、、俺の世代ってこういう左翼的な雰囲気ってまったく理解できないんです。 そんなことより、あの時代にああいう運動してた人が会社に入って幹部になって 今若い人の首きってんのはどういう理由なの?そう思うと残念。
彼女が今の時代に大学生だったら ブログなんかしてて 風景の画像や動物の画像、詩などのせたりしてて 結構、好評だったのかも と妄想してみた・・
131 :
吾輩は名無しである :2005/07/03(日) 21:06:06
私は、高野さんの「二十歳の原点」を読んで、良く物事を考える人だなと感 じました。 それに比べて今時50歳を過ぎたような人が、旗を立て署名活動をしているのを 見るとなんだか時代は違うよねと思います。 高野さんだったらもっと違う視点で物事を見行動しているような気がしますが、。
132 :
吾輩は名無しである :2005/07/04(月) 09:50:20
>>129 社会主義が理念的にも実体的的にも崩壊して、左翼運動が瓦解し新たな方向性
を見出せないでいることが大きな要因ではないでしょうか。
既に高野さんがアナーキズムに可能性を見ようとし、当時の全共闘が新左翼を
含めた左翼をある意味で否定的に見ていたように、学生運動の中には既成の思
想・運動のあり方の限界性を感じていた人が多かったのでは。
そして、闘いが終焉した後に、それぞれの生き方を個人として考えた時に会社
人間として生きる人、なおかつ左翼運動にしがみつく人、労働組合等で自己満
足的に保身している人等に、分散して行ったのではないでしょうか。
高野さんみたいに生真面目でナイーブな人は、このような状況に耐え切れず自
死したとも言えるのではないのかと思います。
会社人間としての選択をして行った人は当然企業の存続のためやるべきことを
遣ったまでの事でしょう。
>>127 オジサンが馬鹿だから今の子供達がいるんでしょ
今の子達も可哀相なのに、お馬鹿は誉め言葉ですよね。
高野さんの時代にかかわらず今の時代の生き方も、模索することに
かわりはないはずです。高野さんの死があるなら私は死を選びません。
なぜなら私が世界を変えるからです。頑張りましょう!
134 :
吾輩は名無しである :2005/07/04(月) 11:46:18
>>133 「私が世界を変えるからです。頑張りましょう」 思いは良いですけど、自己中で身勝手なものでは困ります。 オウムやその他新興宗教の連中みたいに「信じる者は救われる」では話 になりません。
135 :
吾輩は名無しである :2005/07/04(月) 21:12:47
彼女の自殺の原因は彼女の個性と彼女が生きてきた生活環境と時代背景にあると思う。 その1つの例として・・あえて冷淡に考えてみた・・ 高野の時代の大学進学率は30%位だろうか? 大学格差はあれ、大学生というだけでエリートの端くれという意識を微妙にもっていたと思う。 彼女の日記にもそんな意識があることを読み取れる。 彼女が読みかじった理論や主義が更にそのエリート意識を別の方向から固めてしまう。 私達は歴史の自覚者、庶民は無自覚者、斜め上から人や社会を見る意識。 手前勝手な区別をして自己満足し、受入れられないと、君達は何も分かっちゃいない、 ねむっている、だまされているんだよっていう意識。 そのエリート意識も実態は何かのコンプレックスの副産物で、本の中だけの、理論だけの机上の空論 だから現実を前にしてもろくも簡単にくずれてしまうことになる。
136 :
吾輩は名無しである :2005/07/04(月) 23:51:06
>135 うん、面白い。 続編を乞う。
137 :
吾輩は名無しである :2005/07/05(火) 02:19:20
>>135 です。
今回は当時の若者達をとりまく時代背景と価値観の中で彼女を考えてみます。
彼女が生きた時代はまだまだ貧しかった。そして若い人達はほんとうに生真面目だった。
第二次世界大戦が終了して4〜5年後に生まれた世代で、家庭でも学校でも戦争の悲惨さを教えられ
た世代でもあった。
彼女の高校時代と大学時代は、アメリカがベトナム戦争を激化させていた時期で世界中の若者が戦争
反対の行動を起していた時代でもある。
純真な心と賢さをもつ彼女は高校時代から「学生運動」に関心をもった。具体的には青春の墓標を
書き残して亡くなった奥平浩平と彼の考え方や恋愛物語に魅かれた。
そう、彼女の世界では学生運動と恋愛と生き方がセットで、ひとつの舞台として設定されていた。
それは彼女固有の価値観ではなく当時の賢くも生真面目な活動家学生の一般的なものであった。
つづく?
138 :
吾輩は名無しである :2005/07/05(火) 04:43:27
そうだったんでしょう。 ある意味でいい時代だったとも言えるんですよね。
139 :
吾輩は名無しである :2005/07/05(火) 06:18:58
続けて。
140 :
吾輩は名無しである :2005/07/05(火) 15:58:33
自演してまで高野は書かれることに本意とはおもわん。
>>140 >>136 は 135と137とは別の方です。自演するには時間が経過しすぎているでしょ。
どうでもいいんですが・・・
142 :
吾輩は名無しである :2005/07/05(火) 16:59:29
135・137の見解「的」を射ているのではないでしょうか。 私は読んでいて納得できる所が多いですよ。
143 :
吾輩は名無しである :2005/07/05(火) 16:59:36
どうでもいいことにコダワルようでは さては君が自演の本人みたいだ よ。>141
144 :
吾輩は名無しである :2005/07/05(火) 21:35:06
あの〜。 136と139は私です。 135が結構面白かったのでリクエストしたんです。 自演って、そんな面倒臭いことする筈ないでしょう。 137さん、続けて下さい。
145 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 00:48:01
当時の学生は生真面目で正義感が強かった。一般的には長所とされるだろうが、ひとつ間違うと短所 に変わってしまう。人生はその人の長所の部分で失敗することが多い。 彼等の運動が展望も無く支持もされずに袋小路に入っていくと、彼等の生真面目さが狭量さと硬直し た思考と過激な行動へと変化していく。 知的で繊細な高野は展望の無さを感じ取り、無力感と閉塞感で精神のバランスを崩しはじめていた。 アナキズム本を好きな男に見せて、今の私はこういう思想をもった女だと言いたい、そんな願望を 日記に書いている。思想で好きな男に自分を誇示したいということだろうが、今の時代から見れば なんとまわりくどい恋愛感情であることか。あるいは思想というものがそれほどに大きな価値をも っていた時代なのかもしれない。いずれにせよ彼女の思想は恋愛と絡みあいセットになっている。 その絡み合いの主は恋愛感情で従が思想だった。 彼女は人付き合いも恋愛も不器用な人だった、またコンプレックス=複雑で屈折した自己認識をもつ 女性だった。直接にありのままの自分を訴えるのではなく、読んでいる本で思想で自分を武装して 相手に訴えていくという人だった。 彼女の日記にある性体験の描写が実際に体験したものとは限らない。願望による空想を実際にあった こととして書いているだけかもしれない。 日記だからといってすべて事実とは限らない。誰かに読まれることを意識している。 脳に夢という本能開放過程が必要なのと同じように、自分の思考や感情を整理していく手段として の日記にも夢や願望が事実であったかのように書かれることもある。
146 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 00:59:03
自演するほどの内容か? ツマンネ
147 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 01:05:24
かなり前に、この本はパスした。 理由は忘れたな。 多分、自殺する人間はろくなものを書かないと思ったから。
148 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 01:37:24
>>145 ですが、
私は文学作品そのものをパスしちゃってます。
理由は必要がなくなったことと、すぐに忘れちゃうから。
何かを求めて文学作品を読んでも、そこにはなにもないか、本を閉じれば消える世界しか
ない。そんなふうに感じている。
149 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 01:38:15
>>148 じゃあなんで文学板きてんの?
プックスクス …
150 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 01:53:53
痛いトコを突いてくるね。深夜にも関わらず。関係ないか。 若い頃にはたくさん読んだ。 でも今は生理的に脳味噌が受け付けなくなってる。 時間が無いという感覚。 言いたいことがあれば箇条書きで要点だけにしろ、って感じかな。
151 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 02:20:22
オレは急いでいるんだ 結論は最初に言え スケジュールは詰まっている 先を急いでいるんだ オレは生き急いでいるんだ どうじに死に急いでもいるんだ 結論を早く教えろ 人生は箇条書きの予定表だ オレは生き急ぎ死に急ぐ予定表
152 :
147 :2005/07/06(水) 02:30:55
三島・太宰とか金子みすずの自殺とは違うんじゃないのかなぁ。 愛読者の方の感想どうですか?
153 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 02:50:44
みんな文学以外のところで自殺している。 というか文学は自殺の原因とはならない。 締め切りが原因で自殺したんなら文学が原因となるかもしれんが/w 小説家などの自殺を特別な死と考えるのは幻想だ。
154 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 04:38:59
>153 文学者を特別視しているのは むしろアナタだ。 ある作家を好きになる事と恋愛と何が違うだろう。 卒論の作家選びは、教官が分かる名前だから。 知ってたら別に自分の女について書いても何の問題もないだろう。
155 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 05:18:15
>>147 岸上大作・奥浩平・高野悦子じゃないでしょうか。
人の感性が研ぎ澄まされている一時期がある、その時期に遭遇したことについて
どれだけ深く思考し、行動したかによるのでは。
それでも通り過ぎていき50歳台の人生を生きている人が多数いるのでは。
三島・太宰なんていい歳の人でしょ。
156 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 14:31:30
>>155 人の感性が研ぎ澄まされている一時期がある
たしかにそういう時期はある。
研ぎ澄まされ、鋭敏すぎてつらい時期でもある。
「檸檬」という小説とかね。
多少鈍くなって丸みを帯びたほうが楽に生きられるが、同時に鈍く汚れてきたなと・・・
しかたがないんだ、年齢と経験がそうさせるんだから。
日記からは削られたが、バリケードされた大学構内で仲間からレイプされたという話もある。
具体的にどんな状況での出来事なのか、事実そのものの有無も確認はできないが。
どうも当時の学生運動には性的なリビドーが深く絡んでいるようだ。
157 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 16:22:35
彼女って、人間機雷だったんですか?
158 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 00:46:20
156さん。 事実が有ったのか、無かったのか・・という問題以前に、 こういうことを書いていいのですか? 個人の尊厳ということを考えて欲しい。 あなたの文体から言って、こんなことが解らない筈が無いと思うのですが。
159 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 01:07:07
>>158 事実は事実では?
なんでそう美化するの?
160 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 08:41:59
>>156 日記からは削られたとありますが、あの日記をそのまま見た人は限られて
います。
事実そのものの有無も確認はできないのであれば、無いに等しい話ですね。
当時の学生運動には性的なリビドーが・・・
ヒッピーとかフリーセックスとかは開放的な側面ではないのですか。
>>156 >>159 そういう実話があったという話が聞きますが
それが「二十歳の原点」から削られたエピソードだとは聞きません。
出典はどこですか?
162 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 15:01:15
usoではなかろうか
163 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 17:28:48
中川会館や恒心館のバリケードの中でそんなことがあったのですかね。 まったく信じがたい話です。
164 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 19:48:18
>>163 正常な精神状態ではとても出来ないような業だが、ベソジョの便器
まで砕いて投石に使ったそうな。
麗婦゜があったかどうかはいざしらず、相当クレージーな状況下に
あったことは確実。
165 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 19:49:28
>>156 です
この話は
彼女と同じ大学に、彼女の死後4年後に入学したという同僚から20年も前に聞いたものです。
たしかに事実確認はできません。
以前からこのスレに書こうと考えておりましたが、躊躇しておりました。
彼女がどう生きたのか、考え方にどんな影響を与えたか、何故自殺したのかを考える時に
無視できない情報のひとつではないかと考え、思い切って書きました。
学生運動の諸流派には粗雑で悪質なところもあったらしい。 そんな潮流に巻き込まれた彼女は犠牲者とも言えるんじゃないの?
167 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 20:56:45
168 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 20:59:36
頭悪いな
>>156 と
>>165 です
ネタです。
悪質でした。本当に申し訳ありませんでした。
もうこのスレには二度と来ませんので許して下さい。
170 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 21:44:35
いや、色々な角度からの意見は大切だと思います。 可能性も含めて色々な事に興味があります是非、また情報提供お願いします。
171 :
吾輩は名無しである :2005/07/08(金) 15:02:49
>>164 京都でタクシー乗った時たまたま立命館の話が出ました。
運転手さんが言われるには昔、学生運動が激しかった時あそこの暴力学生は
となりの墓場から墓石を持ってきてバリケードの上から投石しよって、罰当
たりなことをしよりましたでと言ってました。
本当ににそんなことをしたのでしょうか、便器の話はでませんでしたが。
高野さんも墓石とりに行ったのかな。
172 :
吾輩は名無しである :2005/07/08(金) 16:05:01
学生運動がクズなのは定説だが
174 :
吾輩は名無しである :2005/07/09(土) 00:33:31
京都のど真ん中で投石用の石なんて入手困難だった。 ブロック塀を壊して使ったり、鴨川から組織的に集めたり、便器も当然 壊して使っていた・・と記憶している。 墓石の件は知らないな。 隣に墓地なんてあったっけ。 156はクズだな。 こんなこと書いちゃいけないね。
175 :
吾輩は名無しである :2005/07/09(土) 00:50:19
133って意味不明。 日本語になってないな。 分裂症?
176 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 19:45:57
>>174 貴方は立命館全共闘の人ですね。
もう世代の違う人だと思います、だけど高野さんと同じ時代に生きた人だったら
もっと言う事があるのじゃないですか。私はたまたま出張で行ったときにタクシー
の運転主さんに聞いた話を書いたまでです。
貴方たちの思いでその事が問題であるとしたらもっと冷静に何が問題なのかきちん
と言うべきだと思います。
ソレが時代を継承すると言う事でしょう。宜しくお願いします。
177 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 21:33:52
壊した便器とお墓はちゃんと弁償したのかな?
178 :
吾輩は名無しである :2005/07/11(月) 09:23:48
東大も日大も京大も当時の大学で損害を弁償したところは無いのでは。 当然立命館も無かったのでしょう。 156はネタだと言っているのでもういいのじゃないですか。 実際現場にいた人にはなかなか許すことができない事でしょうが。
179 :
吾輩は名無しである :2005/07/11(月) 09:43:18
学生運動やった世代には裏切られた感じしか残ってないね。 大学の中でさんざん暴れた後で、世間へ出てから何やった? 世の中少しはよくした?バブルで一番欲ボケになった世代だよね? 団塊連中が社会のトップになってる今、モラルの低下は世を覆うばかり じゃない?中沢けいが「自分の世代は団塊の尻拭い世代」と新聞で 語ってたが、最近なんとなくそれがわかるようになった(私は中沢けい より下の世代だが)。団塊が育てた今の若い連中の、あまりにも何も 躾けられてないこと。生活の基本がまったく身についてない子が多い。 職場でもプライベートでも、親でもないのに躾けしなければならない はめになって、中沢けいの言うことがピンと来た。 躾けしなきゃ使い物にならない上に、あの子達生きていけないよ。 団塊親ってなにやってきたの?
>>180 こんなことやってんだから高野の親も心配するよね。
こんな映像がテレビで流されて?国民から嫌悪感をもたれるのは当然かも。
本人達は一生懸命で正義感に燃えているんだろうけど、あまりに幼稚すぎ。
大学生だから頭いいんだとか考えないほうがいいね。
はっきり言ってバカ!自他の力関係を判断できない悲しいほどのバカ。
警察とぶつかってなにがどうなるもんじゃない。
182 :
吾輩は名無しである :2005/07/11(月) 21:35:18
>>181 「警察とぶつかってどうなるもんじゃない。」
そうでしょうね、だけどそれで何もしないのですか、無駄だから無法な事も見過ごす
のですか。
稚拙でくだらないことに見えたとしても、黙って見過ごすのと意思表示をやるという
事は大きな乖離があると思います。
183 :
吾輩は名無しである :2005/07/11(月) 21:41:51
ここは恥ずかしい団塊世代ですね
184 :
吾輩は名無しである :2005/07/11(月) 21:42:34
なんで団塊世代って売国するん?
185 :
吾輩は名無しである :2005/07/11(月) 23:26:45
>>179 私はその躾をされていない若い連中の1人ですけど、私も179さんと同じ意見ですよ。
186 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 00:17:57
174は想うに、こんなことがあった、こうだったのかな?と言っているだけだよね。 176のネグラはなんで噛み付いてるの? 運転主じゃねえだろ?運転手だ。 オマエさん、日本語の基本&check が間違ってないかい?
187 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 02:20:38
しかし学生運動とかやってた世代ってのは特殊な時代だよな。 俺のようなシラケタ学生時代とはちがって血が滾ってる感じ。
188 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 09:47:51
団塊世代の本質は拝金主義と私生活主義・・・・・・寺島実郎(いきいき・今月号) だそうです。拝金主義かよ。うげ。
189 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 10:19:18
団塊世代は、色々言われているがそれだけ影響力を持っているという事 だよね。 日本の社会に大きな影響力を与え続けている世代か、もう足腰も弱りかけ 物忘れが多くなってくる年なんだろうけど。この人達のことをやはり意識 しなければ前に進めないのかな。
資本主義のしくみを知識として知っている人達でもあると思う。 それが団塊の世代の特徴のひとつかもしれない。 現実には彼等の主義など無力に等しかった、生きていくには先ず金、主義では食えない事実。 で、結果的に拝金主義と個人主義に走っていった。それ以降は他の世代とおなじ。 生き物としてごく普通の身の処し方だし流れでもある。責めることでもない。 高野さんも現実と妥協することを受入れるべきだった。あまりにもピュアな考え方は狭量に つながっている。 当時の学生の主義に対する考え方は宗教に近かった。その宗教から離れていく過程の ごく初期の段階で、彼女は個人的な事情を絡めながら死んでしまった。
191 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 15:14:46
>生きていくには先ず金、主義では食えない事実。 たしかに主義では食えないが、だからといって「拝金主義」に行くって のはどうでしょうね?それまでの理想をすべて投げ捨て、我利を追いかけて 走るって、そこまで180度転換して、よくも恥ずかしくないなと思う。 いったい「若き日の理想」は何だったのよと。 「いや若気の至りだったねあれは」と元学生運動家は言うかも知れないが、 何も理想を「完全に」捨て去ることはないでしょう。 生き物としてごく普通の身の処し方? 団塊以前の世代の人に比べると、人品の劣る人が多いと思いますね、団塊には。 倫理も美意識も矜持も欠けるという印象。一言で言えば、「思想がなさすぎ」。
>>191 思想がなさすぎ
思想が無いというより節操がないのかも。
ただ、団塊世代の30%位しか大学へは行ってない。
学生で多少とも理論や運動を体験し人は多く見積もっても10%。
だから90%の人は学生運動とは関係なし。
団塊世代と学生運動世代は年齢的にはダブルが別物で距離は離れている。
「倫理も美意識も矜持も欠ける」のは学生運動とその挫折とは別の原因かと。
年齢的に団塊世代ではありませんが、私。
193 :
191 :2005/07/12(火) 18:22:08
>>192 思想もなければ節操もないという印象なのね、元学生運動の団塊世代って。
何の因果か、私の周りには実際に学生運動をやっていた団塊が何人もいたんですよ。
十五歳年上の姉とその友達、姉のダンナ、その友達のヒッピーなんてのに
子供の頃から囲まれていたし、バブルの時代に私は社会へ出て、
欲ボケになって狂奔してる団塊世代(大抵は大卒で、三十代後半から四十位に
なっていて、学生運動の経験者もちらほら)を何人も見てたのね。
姉なんかは特に節操がない。「共産主義革命」とやらを一時は信じていたはず
なのに、途中からアムウェイに染まって拝金主義になり、最近はキリスト教に
興味を示して、今じゃ「社会主義・共産主義が失敗したのはなんでだったと
思う?神という存在を否定したからよ」というドバカ。もう、大嫌い。
姉のダンナの名セリフは、「俺は、使命感のあることしかやりたくない」。
行動を見ていれば全然頭がよくないことは明白だったので、
自分のことをいったい何様だと思っているのか、その根拠は何かと考えれば、
「田舎の高校で成績がよかったこと」「東京の大学へ進学したこと」
「学生運動やったこと」で、自分をどうやらエリートと勘違いしてるってこと。
そうか、あの頃はまだ大学進学率が低かったからなと思ったが、
中曽根が「戦後のベビーブームで新設大学がたくさん出来て、田舎から
自分は頭がいいと勘違いしてどっと出て来た連中がやったのが学生運動」
というセリフは当たってると思った。
>>193 団塊世代は
無思想無節操拝金主義個人主義田舎者勘違い野郎でFA?
それとも姉夫婦が嫌いなだけ?
バブル世代も団塊世代の悪口を言う資格はないと思う。
バブル世代は正真正銘のバカですから、残念、斬り切り。
195 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 21:10:47
なんだかこのスレは悪口のいいあいばかりみたい。 悪口もいいけどソレは単なるガス抜きの鬱憤晴らし、本当はそんな事では何も 生み出せないと理解しているのでしょうが。 やはり次の時代をどのようにするのかが一番大切だと思います。 高野さんは死んだけど、彼女はそういったことを最後まで考えた人だった。
>>195 前向きな人でつね。
次の時代は、抽象的だけどオレの考えでは、新しい社会=ボランティア精神溢れる人間の顔をした
社会に向かっていくしかないと感じている。でなければ人類が生き残れない。
ボタンひとつで人類が生存できる環境が失われてしまう、そんな物理的消滅の具体性をもつ時代に
なっている。
ただ、人間は神でも仏でも超自然の存在でもない。不合理な生き物でもある。
爬虫類の、野生動物の脳味噌を引きずっている。
股間には性器というある意味グロテスクな器官をももっている。
両面性をもつ人間、欠陥だらけの出来損ないの天使でもあり悪魔でもある脳味噌をもつ人間に、
すばらしい「次の時代」などつくっていけるわけがないという思いがある。
社会をつくったが、その社会の中で愚かで残酷な人間同士の共食いをしているだけかもしれない。
具体的には他民族への支配と殺戮などなど。
人間の欲望と本能はジャングルの動物の本能のような限界をもたない、不必要な欲望と妄想をも
満たそうとする。
他の動物では考えられない、動物としてのヒト同士がどのくらい殺し合ってきたものか。
時代が変わっても基本的な人間の本質は変わらないのではないか。
つまりは民族間で、国家間で、個人間で、生存競争と金取り競争を繰り返していくだけかもしれない。
ちょっとした天使っぽいエピソードを交えながら・・・
197 :
吾輩は名無しである :2005/07/13(水) 09:51:02
「両面性をもつ人間、欠陥だらけの出来損ないの天使でもあり悪魔でもある 脳味噌をもつ人間」 こうした本質を持っているからこそ人間は地球上で繁栄し、宇宙にまで手を 伸ばしていこうとしているのではないですか。 私は、この本質こそ負の側面ではなく可能性の側面だと思います。 「二十歳の原点」は団塊・学生運動・全共闘を抜きに語ることは出来ませんし 理解することも出来ません。 私は、この日記をシンパシーを持って読みました。
>>197 >>この本質こそ負の側面ではなく可能性の側面だと思います。
そうか・・そういう考え方もあるか・・・
私は人間を生き物というか動物の側面から見てしまうクセがあるけど、この側面を斜め横に置いて
しまうと事実が見えなくなるように思う。
>>この日記をシンパシーを持って読みました。
そのシンパシーは高野と同時代を生き、おなじような考え方をしていたか、あるいは
日記に時代を越えた青春期特有の心理構造が描かれているのか、だろうね。
私は高野に青春期特有の潔癖さ、その上に彼女の個性としての潔癖さ、そして更に当時の生真面目な
思想が覆いかぶさって、自縄自縛で息もできないでもがき苦しんでいる姿を見る。
あの日記は自分の気持ちを整理し、思考を加え、自分を励ますためのものだったが、
逆に自分を追いつめる機能をもってしまった。
199 :
吾輩は名無しである :2005/07/14(木) 11:53:27
高野さんは立命館闘争の中で、考え、傷つき、自立し、そして倒れた。 あの大学闘争に遭遇しなければ、ごく普通のオバサンになっていて子供の事、 だんなの事など日常生活に忙しくしていただろうなと思う。 そうした彼女が残していた記録は、やはり時代を経ても読むに耐え得るもの です。
200 :
吾輩は名無しである :2005/07/14(木) 20:09:53
中川会館の隣に確か墓地があった。 かなり歴史的な所で、そこには日本の歴史残るような人も葬られていたはずだ。 その墓石を投石に使ったのか、新たな時代を作るために犠牲になったとしたら「草 葉の陰で墓石の人も」許容するだろうが、意味のない戦いだったとしたら怨霊とし て千年の時を祟るぞ。 高野さんの死はそのP償いなのか。
201 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 01:42:44
中川会館の隣ではなく、関西文理学院に売却した学生会館の裏(西側) じゃなかったっけ。 全共闘といっても色んな連中がいて、穏健派もいればアナーキストも いたわけだ。墓石を砕いて投石に使おうと考えた奴がいたとしても 不思議ではない。U部闘などはかなりアナーキーだったと聞くからね。 もっとも実際にそうしたことがあったかどうかというと、 おれは聞いたことがない。おれが知らないだけかもしれないが。 運動の後退期には全共闘・民青の感情的対立は沸点に達していたから、 互いに暴力をエスカレートさせたのは事実だろうね。 全共闘運動の影の部分を隠しても仕方がない。但し(以下略)
エネルギッシュなアホバカ勘違い野郎共=学生運動世代 オマイラは反省もせずコロッと変わってヌクヌクと生きてきて、 今さら二十歳の原点か? 反省しろってんだよ。言い訳してみろってんだよ。 ただひたすらダンマリ決め込んでんじゃねーかよ。 これが黙秘権ってやつか? 悦ちゃんは死んじゃったから反省しなくともいいよ
203 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 06:22:13
中川会館の隣には学生会館があり、高野さんは1回生のとき部落研の部室へ 行っていた。 墓場はその隣と言う事だろうね。
204 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 06:35:32
なるほど
205 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 07:05:05
うん
206 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 07:57:10
jjっじょ
207 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 07:58:31
このスレも気にくわねえなw
208 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 21:18:01
209 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 22:31:22
「二十歳の原点」をよく読んで御覧なさい。 高野さんが部落研に参加した経緯、そして2回生になって距離を置きだした 経緯について記述されているよ。 彼女は、物事を忽せにする事が出来ないタイプで、突き詰めて考え行動する 人だった。「198」が分析している通りでしょう。
210 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 22:33:03
「二十歳の原点」をよく読んで御覧なさい。 高野さんが部落研に参加した経緯、そして2回生になって距離を置きだした 経緯について記述されているよ。 彼女は、物事を忽せにする事が出来ないタイプで、突き詰めて考え行動する 人だった。「198」が分析している通りでしょう。
書き込みは一回でいいよ。 同じCMを二回連続で流すと逆効果でしょうが。
212 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 23:33:51
カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ カメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメカメ
暑いのは君だけじゃないし 辛いのも君だけじゃない
214 :
吾輩は名無しである :2005/07/16(土) 23:36:16
>202 全共闘世代の何が気に食わないのか、なんて自問する気も無いけど、 社会人になってからも我々は、少なくともオマエなんかよりエネルギッシュに闘って、 今の立場と収入を勝ち取った訳でア〜ル。 オマエさん程度とはレベルが違うのヨ。オワカリ?
215 :
師ね :2005/07/16(土) 23:38:28
高野に嫉妬した女学生の悲劇。
>>214 オマイなんて、オレの仮想敵、全共闘世代じゃねーよ。
ホンマもんの元全共闘は、オマイみたいな薄っぺらな文章は書かない。
オマイの文章には屈折というものがない、挫折した者の恥じらいがない。
オレの仮想敵にはなりえんよ。
悦ちゃんは素敵だ、率直で自分を偽らなかった、それが悲劇の源でもあるんだが。
>>214 オマイなんて、オレの仮想敵、全共闘世代じゃねーよ。
ホンマもんの元全共闘は、オマイみたいな薄っぺらな文章は書かない。
オマイの文章には屈折というものがない、挫折した者の恥じらいがない。
オレの仮想敵にはなりえんよ。
悦ちゃんは素敵だ、率直で自分を偽らなかった、それが悲劇の源でもあるんだが。
218 :
吾輩は名無しである :2005/07/17(日) 00:49:54
何で仮想的なんだい、主敵じゃないのかい。
なんで敵なの?
>>218 >>219 言葉で遊んでるだけだから。
敵だなんて本当は思ってない。
ツンツンすればなにか反応があるかなってね。
アラレちゃんがウンチにツンツンしたみたいにね。
221 :
吾輩は名無しである :2005/07/17(日) 10:40:15
>>217 屈折した、挫折した者の恥じらいのある文章ってどんな文章ですか。
全共闘世代の文章、山本義隆・猪瀬直樹・立松和平・上野千鶴子・道浦母都子さん
の文章ですか。
222 :
吾輩は名無しである :2005/07/17(日) 15:55:07
217よ。ちょっと訊くけどさ、全共闘世代なるものがなんで「挫折した」とか「屈折した」とか ステレオタイプになるわけ? 何か漫画にでも描いていたんか?それでそう信じ込んだ訳? アンタ何処のパ−助か知らんけど、聞きかじりのレッテルを貼るんじゃないよ。
223 :
名無しでGo! :2005/07/17(日) 17:39:00
偽名”田川治子”って名前はどんな時に使っていたんでしょうか?
224 :
吾輩は名無しである :2005/07/17(日) 17:59:24
勘違いしないで。「挫折した」とか「屈折した」とか は217のことでしょうが。
225 :
師ね :2005/07/17(日) 18:01:53
恥じらいは無さそうだがな。
226 :
吾輩は途方に暮れている :2005/07/17(日) 19:29:29
223 アジビラの文責だった。
228 :
吾輩は名無しである :2005/07/18(月) 01:42:04
>>227 面白かった、高野さんについての解説成るほどという感じです。
229 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 01:36:04
美人じゃなかったらこんなにスレ伸びなかっただろうな。
230 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 09:26:32
ほんとに可愛かったみたいですね。 写真写りがいい人っているのですが、高野さんはカワユイという感じですね。 性格も素直でいい人みたい。思いつめるタイプだから、付き合ったら生き方も 含めてかなり詰められるのでしょうね。
231 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 13:44:39
>>230 付き合いづらい人でしょうね。でも現実には男を責め立てるような性格ではなかったと思われる。
日記に、茶店で女の子とサイクリングへ行く約束を一旦して、もう一度考え直しして止めた、って
いう話が出てくる。
理由は、どうせ最後には私は彼女を傷つけることになりそうだから、っていうこと。
彼女の心の奥底には冷えきった深い悲しみが沈殿していて、楽しみや情熱や熱狂を最後には冷たく
せてしまうことになる、それは人間関係でも同様になる、そのことを彼女は知っていた。
その沈殿した冷たい悲しみは、彼女の生い立ちのどこで生まれてきたものなのか。
>>227 のリンク先の方の推測には、彼女が中高生の頃から、死を美しいものと考え、死への憧れが
彼女にはあったとされている。
肉体的には心臓の治療を経験している。また左右の瞳の位置が若干アンバランスだったという話も
ある。身長は145センチで当時でもおチビちゃんだっただろう。
家族関係はどうだったろうか、父親との心理関係はどうだっただろうか。
232 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 17:13:40
父親とは、最後まで自分の心の内を話す事は無かったみたいですね。 京大卒、立命館の左翼性を嫌っていた人で、高校の頃から「青春の墓標」を 読んで学生運動を理解しようとしていた悦子さんとはすれ違いだったのじゃ ないでしょうか。 それと、高野さんは特に立命館日本史へ愛着を持っていたようですね。 「立命館日本史」は高野さんが、憧れを持つような雰囲気があったので すかね。
「二十歳の原点」の後書きとしてお父さんが父親失格の弁を書かれてますね。 京大卒とは始めて知りました。悦子さんが亡くなられてからだいぶ後に那須町?の町長を されたと前のスレにありましたね。 全くの推測だけど、小さい頃から悦子さんはこのお父さんの影響を正負で受けていたのでは ないだろうか。 父親=上から抑圧する社会。それに対する反発心と抵抗心の形成。
234 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 21:01:35
確かお父さんは「那須文学」に、参加されていたのでは。 そういった意味では影響を正負で受けていたでしょうね。 ファザーコンプレックス的な所があったかもしれません。
彼女はいまでいう"ダメ人間"の部類だったのではとおもう。 それは、時代と他な部分を含めて。
>>235 そういう部分はありそうですね。
彼女の内部に自己破壊へ向かおうとする過敏で弱い部分がある。
人とのつき合いにも余裕がなく、あまりにも生真面目で遊びがない感じがする。
お父さんが厳しい人だったんじゃないかな?
自分自身への甘えというか寛大さを許さない教育をされていた感じがする。
なぜ二十歳の原点が孤独だという自覚だったのか、家族から離れようとする無意識の欲求
があったのかもしれない。関東の立教に合格しながらも、遠い京都の立命に行くと言って
父親の意見を聞かなかったのは、家族から、具体的には父親から遠くへ離れたいという無意
識の力が働いたのではないか。立命館史学を口実に。
237 :
吾輩は名無しである :2005/07/20(水) 02:24:06
今の時代に生きていたら自殺しなかったんじゃないかと思う。 当時の学生運動みたいな、なんていうか青年が主体的に関わるテーゼがないからね。 なんとなく流されて、なんとなくOLやって、なんとなく結婚して子育てしていそう。 時代って大事だよなという事例。 大学のゼミでものすごく頭が切れて、論理的でリーダーシップのあり、教育学なんていう飯にならないこと研究して 思想が少し左傾している先輩がいたのだが、 彼は69年当事に学生だったら間違えなく全共闘のリーダーになっていたと思う。 下手をすれば日航機をハイジャックしたり妙義山で総括を要求したりしていたかもしれない。 もう一つ、うちの親父が浅間山荘事件の犯人の一人と知り合い(親父はノンポリ)だったのだが、 とても真面目で国を良くしようという志のある青年だったらしい。 現代に生まれていたら死刑判決なんか受けずに、 2chでネット右翼orプロ市民やっているに過ぎないと思う。
>>237 時代って大事だよなという事例。
ですね。なんだかんだいっても、そのときの時代背景に決定的に影響されて生きてるんだよな。
髪の長さから思想まで生活の隅々まで時代の流れのなかにあるよな。
オヤジの学生時代の写真を見て思わず吹き出したり大笑いしたことがある。むちゃむちゃ髪が
長くて肩まであって、ジーパンに下駄、上はUSarmyロゴのモスグリーンのシャツにショルダー
バッグ。70年前後はちょっと変わった時代だということは間違いないかも。
ついでに現在のオヤジの髪はバーコード状態。時代は流れているってことだね。
ついでに言えば、じゃぁ現在がイイ時代かというとそうでもない感じがする。
239 :
吾輩は名無しである :2005/07/20(水) 11:30:45
時代性・世代的特徴・彼女の個性、それぞれ特徴があって興味深い。 時代の転換点で闘いに激しく関れば関るほど挫折感も深いのでしょうね。 彼女が急速に民青から距離を置き、全共闘に関っていき、民青に殴られる までになってしまった。その変わり方にも無理したところがあったのかな。 身長145cm、かなり小柄な人だったのですね。
当時、卒業に必要な単位数を意図的に1単位だけ残して大学を去ってい った学生が少なからずいたという。 高野さんも授業料を意図的に納入しなかった。 学歴やそこから派生する利害を現実に拒否させるまでに至った彼等の考え 方はどこから出てきたものなんだろう? 社会主義とかマルクス主義というよりも、なにか宗教的な禁欲主義、求道者 のように見えてしかたがない。 社会理論の次元ではなく、活動家?としてのありかたの次元では事実上 は禁欲と悟りを求める宗教的倫理観に近い。 はっきり言って、俗っぽさや遊びや余裕、物質的豊かさを拒否しようと する修行者に近い。 これでは無理が来て破綻するのが当然かも。
241 :
吾輩は名無しである :2005/07/20(水) 22:10:09
「自己否定」か、当然無理でしょうね。 何故、このような運動が学生運働として影響力をもったのでしょうか。
242 :
吾輩は名無しである :2005/07/20(水) 22:22:08
>>241 性的リビドーだと考えられます。
自己否定の根底にあるのはむしろこれですね。
243 :
吾輩は名無しである :2005/07/20(水) 22:33:46
244 :
吾輩は名無しである :2005/07/20(水) 22:41:39
これ以上のことは私にも分かりません。 彼女の詩を精読して得られる結果論としては。 あとは想像の世界です。
245 :
吾輩は名無しである :2005/07/21(木) 08:49:38
>>242 大学解体・アスパック粉砕・佐藤訪米阻止とかのスローガンをかかげ
目的意識的に闘いを進め、組織化を行っていくのが運動ですよね。
しかし、その行動の主たる要因が「無意識的動機」によるものなのですか。
247 :
吾輩は名無しである :2005/07/21(木) 17:22:32
しかし戦中派の人にとったら、学生の馬鹿騒ぎとしか映らなかったみたいだな。 司馬遼太郎も、体制に保護された革命ごっこなんて見っとも無いと書いてた気がする。
248 :
吾輩は名無しである :2005/07/21(木) 17:22:39
ゼミ報告読ませていただきました。 日本の全共闘運動と世界のスチューデントパワーと言われた運動との相違は なんだったのか、面白いテーマですね。 「自己批判」は全共闘以前から使われていたのではないでしょうか。 全共闘運動の時代に「自己否定」と言う言葉が使われ、運動のある意味での 質的な側面を代表したと思います。
なんとなく、自己否定という自己満足か自己陶酔をしてたって感じですね。 我が内にある小市民性を否定し乗り越えよう、って感じですか。 その小市民性の意味することはなんなのでしょうね。 曖昧でどうともとれる概念になってるのではないか。
250 :
吾輩は名無しである :2005/07/22(金) 09:41:30
産学協同体制粉砕・大学解体迄へと運動目的が進んでいった時に、当然学生 としての自己の存在を否定せざるを得なくなるのではないでしょうか。 そして必然的に体制を否定していく闘いへと向かっていく事になるのでしょう。 だけど、こうした闘いをどの程度の学生までが理解し、共通課題としていたの でしょうか。 こうした闘い方を提起できたのは、まだ社会主義理念が崩壊していなかったか らでしょうね。
産業、企業を悪と考える、資本主義企業を良くないものと考えているってことですよね。 大学も資本主義的だから解体するってことですよね。 否定の意味合いが違うっていうか、間違いでしょうね。ヘーゲルなんかの否定概念とは違う。 いまあるものを打ち壊せばいいんだという考えだね。 資本主義の基礎があるから社会主義へ向かえるんだろうに。 資本主義の否定の仕方が価値観上でも間違ってるから、自己否定も粛正まで行っちゃうことになる。 社会主義の良し悪しはともかく、社会主義的でもないみたいだ。 カンボジアで知識人とか大人への攻撃と大量殺戮があったけど、最終的にはそれに近い考え方だと 言ってもいいかもしれない。中国の紅衛兵運動にも似ている。 あまりにも浅はかで粗暴な運動で、学生運動などと言えるものじゃない。 だからこそ急速に消えていった。
252 :
吾輩は名無しである :2005/07/22(金) 16:43:29
高野さんが闘争に深く関り、激しく思い込めば思い込む程、出口を失って 行ってしまった理由がそこら当たりにあったのでしょうか。 本当に生真面目な人ですし、文学的な才能もすごく感じられる人ですよね
日記の最後のほうに、 私を暴力学生という人達がいる、私が考える大衆と現実の人達は違うようだ、というような ことを書いている。高野さん達の考え方は現実から大きく離れてしまっていたのではないで しょうか。理論や思想が先を行っていたというのではなく、後退し刹那的になり不合理の世 界へ暴走しはじめていた。彼女は気付きはじめていたのかもしれない。 そして彼女の全共闘の活動も、個人的な生活も、展望がないことを感じ取ってしまった。 親との衝突とバイト生活、授業料の未払い、飲酒とタバコと睡眠薬、学生としての身分も 危うい状態のなかで、展望を未来を生きる力を失っていった。 聡明で感受性が強い女性だったが、性格的に弱い部分があって、その弱い部分を自分で カバーしようと突っ走ってしまった。
255 :
吾輩は名無しである :2005/07/23(土) 00:21:11
出鱈目だね、いいかげんなやつが面白半分に作ったものだろ。 日記を発見したのはお父さんではなくて、友人だったはずだ。
256 :
吾輩は名無しである :2005/07/23(土) 23:18:57
カッコ♪ カッコ♪ なーぎさのーかぎかっこーかーぎかっこー♪ カッコ♪ カッコ♪
257 :
吾輩は名無しである :2005/07/24(日) 00:07:55
まあ、色んな奴がいるわけで。 256は楽しそうだな。お幸せにね。 高野さんは立教にも合格していたんでしょ? なんで立命なんて選んだのかな?同じ立でも相当違うよ。 立命は当時でも私学の割りには学費が安く、ビンボ−学生がバイトしながら 通える学校だったと記憶している。 どちらかと言えば、西那須野の資産家のお嬢さんが選ぶような学校ではなかったような・・・。 末川学長とか、奈良本先生も 所謂旧帝大出のインテリだったし、当時の感覚では冗談 でも立命が学術的地位を持っていたとは信じられん。 そこへ学問をしようと 意気込んだところから彼女の間違いが始まった、なんて思うん ですが。 大体ね、人民大衆にアピ−ルする・・なんて上から見下ろすような発想は変だよね。
何で戦時中の人間は戦争責任求められてるのに、安保世代は責任問題が出て来ないの?
259 :
吾輩は名無しである :2005/07/24(日) 12:02:42
'60年安保、’70年安保もありますが。どちらの責任が重いのでしょうか。 イデオロギーとしての社会主義が有効性を失い、冷戦の時代が終焉した今 「安保闘争」の総括と責任論を問うのは難しい作業ですね。 社会主義の優位性なんて信じて闘っていた人はどうしたのでしょう。 高野さんは運動に参加していたけど少し考え方は違ったようですね。
260 :
吾輩は名無しである :2005/07/25(月) 09:14:01
>>257 高野さんが立命館を選んだのには、三郎氏への反抗的な思いがあったのでは
ないかと思われます。
三郎氏から出来るだけ遠く離れた京都、そして左翼色の強い立命館を選んだ
のはそうとしか考えられないですね。
しかし、彼女が立命館に入学し一回生の時、持ち前の正義感から参加した部
落問題研究会(共産党系)は、高校の時に「青春の墓標」を読んでいた彼女
の問題意識と若干ずれがあったようだ、民青への加入勧誘はもっと違った感
じを受けたのでしょうね。
そうした彼女にとって立命館の学園闘争は、自分の思いを込めた闘いとして
参加できたようですね。それだけに敗北感は深かったと思われます。
261 :
吾輩は名無しである :2005/07/26(火) 17:18:45
立命館大学、高野さんがいっていた時期の立命館文学部はかなりレベルが 高かったようです。 特に日本史は、北山、林屋、奈良本教授を中心として京都で確固とした位置を 占め学問的レベルも高かったようですね。
262 :
吾輩は名無しである :2005/08/03(水) 17:29:01
誰か何か書いてよ。
263 :
吾輩は名無しである :2005/08/03(水) 17:50:21
誰か、西那須野の近況を教えて。 20年程前に訪れたのだけど。 三郎氏がご健在だったころです。
264 :
吾輩は名無しである :2005/08/03(水) 18:00:58
初めて投稿します。「二十歳の原点」は発売された年(私が大学1年生夏休 み)に読みました。序章、ノートと発売された時点で読みました。もちろん 映画もみました。「しあんくれーる」に行ったり、横笛を買ったりしたもの です。今でも多くの方に読まれていて感動している方がいることをとてもう れしく思います。今は、悦子さんとお父さんのご冥福を祈るばかりです。 高野アイさんの文章、「文芸春秋」で読みました。知らせてくれた方あり がとう。お墓の写真、悦子さんの直筆のノートの写真も見ました。便利な 時代になったものですね。
265 :
吾輩は名無しである :2005/08/03(水) 22:19:01
全く関係ないんだけど、人大杉って何? おかげで暫く スレッドが読めなかった。 この世界に弱いので教えて下さい。
>>265 ギコナビで検索して2ちゃん専用ブラウザをダウンロード
もちろん無料だから、書いてる通りにやれば問題ない。
人大杉も解消するし、画面も見やすい。
267 :
吾輩は名無しである :2005/08/24(水) 17:00:14
ほしゅあげ
268 :
吾輩は名無しである :2005/08/29(月) 22:18:44
何だか久し振りに辿り着いたって感じ。 それにしても京都の夏は 酷い位暑いね。 ク−ラ−なんて普及していなかった44年当時、 皆大変だったろうね。
269 :
吾輩は名無しである :2005/08/29(月) 23:31:54
>>268 大変だっただろうね、特にク−ラ−もシャワーもないアパートでの
○○○は!窓を開けたら声が聞こえるし。。
まずは洗わずに舐めることから始まって・・・
(もしよろしければ、当時の経験とかをお聞かせいただければ幸いです)
270 :
吾輩は名無しである :2005/08/30(火) 22:39:16
269 やっと辿り着いたらさっそくコレかい? オメ−らのアタマの中は・・・ まあ いいか。
271 :
吾輩は名無しである :2005/09/04(日) 01:13:25
造反有理 なんちゃって
272 :
吾輩は名無しである :2005/09/04(日) 01:19:09
重信房子って、高野さんのチョイ上の人だよね。 ハ−グ事件の真相は知らないけど、無期の求刑を受けた嘗てのジャンヌダルクも ただのミイラオバハンだな。マスコミの写真は酷いね。
273 :
吾輩は名無しである :2005/09/04(日) 07:15:30
カッコたんは永遠に二十歳
274 :
吾輩は名無しである :2005/09/04(日) 09:53:51
重信房子さん 映画で見ましたが、若い時は髪が長くてきれいだったよ。 確か赤軍関係の映画で、文化祭か何かで見たと思います。33年ぐらい前の 話です。
276 :
吾輩は名無しである :2005/09/05(月) 12:19:17
重信さんって大学は何処だったのですか。 娘さん、テレビにでてたけど綺麗だった。お母さんも昔はそうだったん?
277 :
ダンカンの世代 :2005/09/05(月) 22:24:09
確か 明治だったな。早稲田やト−ダイじゃない。 劣等感の 馴れの果てがあのザマだろう。
以前に「二十歳の原点」を読んで、ずっと欲しかった 「ノート」と「序章」が最近やっと手に入り 今、読んでます。 原点 → ノート → 序章(現在、格闘中) と読んでるわけですが、皆さんは どんな順序で読まれましたか?
279 :
吾輩は名無しである :2005/09/06(火) 08:53:05
原点→序章→ノートの順で読みました。やはり「原点」が良かった。 高野さん立命館だったけど、彼女も劣等感持ってたのかな京大生に。
280 :
278 :2005/09/08(木) 22:05:25
281 :
名無し :2005/09/10(土) 17:37:17
初めて缶コ−ヒ−が発売になった年、「時には母の無い子のように」を歌ったカルメンマキ が、紅白歌合戦にジ−パンで出場して話題になった年、女性が公式の場にジ−パンで 出てくることが非難されていた時代。 昭和44年とはそんな年だった。 女の子がタバコや酒を大っぴらにやったり、ましてや、ゲバ棒を振り回すなんて 周囲の理解を超えていたのだろう。 周りの小さな殻を壊そうと足掻いていた高野さんを取り巻いていた状況。
282 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 18:08:18
>>281 高野さんの時代はそうだった、だけど今はもっと違いますね。
高野さん達が闘った時代と現在との違いは何なのですか、私は今をどの様に
生きるかを考えた時、自分たちは何をしたらいいのかと言う事が見えません。
全共闘の世代の人達は燃焼したと言うけど、私たちに何を残したのですか?
283 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 18:26:18
名無しさん@そうだ選挙に行こう 全板これです 高野さんも草葉の陰でお喜びでせう
当時と比べると今は 情熱を傾けることができる物が多いと思う。 それは資本主義社会という基盤の中で、という条件付きで。 我々は「ほどよく満足した豚」にまんまと育て上げられたんだろうか。
285 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 21:34:33
小泉劇場の参加者になるなんてなんだか馬鹿みたい。
今日の読売新聞朝刊に「二十歳の原点」についての 記事がありますね。 まぁ内容はアレですが・・・。
287 :
吾輩は名無しである :2005/09/12(月) 06:14:54
やはり選挙行かなかったのはまずかったかな。 「二十歳の原点」また読んでみよう、だけど何か変だね。
288 :
吾輩は名無しである :2005/09/12(月) 08:11:08
気づかないうちに「ファシズム」。
289 :
吾輩は名無しである :2005/09/12(月) 20:17:21
自己陶酔の果てに自殺したように思う。 自殺するのはいいけど、鉄道自殺した後に 木っ端微塵になった死体を片付ける人の身にもなった方が良い。
自殺の仕方って、おおざっぱに ・誰にも知られず消えて無くなりたい ・最後に自分の存在を誇示したい の2通りに分けられると思うんだけど、 高野さんはどっちだったんだろうか。 睡眠薬を大量に飲んでたところまでは 前者のように思えるんだけどなぁ・・・。
291 :
吾輩は名無しである :2005/09/12(月) 22:07:12
>>289 貴方は、世代はどの世代の人か分からないですが、 死体をかたずける仕事で今日も一杯飲めたらいいという人は沢山いるよ。 アルバイトで仕事をしているとおっちゃん達は真剣に働いているよ。 一生懸命仕事をして一杯飲んでぐっすり眠れたらそれでいいのでは。
292 :
吾輩は名無しである :2005/09/13(火) 01:27:34
>291 あなたの文章に、正直、感動した!(小泉潤一郎)
293 :
吾輩は名無しである :2005/09/13(火) 02:46:54
小泉みたいなタイプは、高野さんの一番嫌いなタイプでしょうね。
美香ってひと、自分は早稲田出たって言い張ってるけど、無理があるよ。 英語まるでダメ、 古本好きとか言うくせに早稲田の古本街のこともしらない、 演劇好き、戯曲好きとかいうくせに演劇科のことも全然しらない、 演劇博物館を利用したこともない。 あのキャンパスで演劇好きだってふらふらしてれば、関係者とのつてもできるはずなのに、 まるでない。 そもそも、根本的に頭が悪いし、全然文学の知識がない。 仮に間違って早稲田にいたとしても、 他の学生とのレベルの違いにおののいて、コンプレックスの塊で、 暗ーい4年間を送ったんだと思う。 だいたい卒論何やったの? 文学的に何の専門知識があんの? あんたは
295 :
吾輩は名無しである :2005/09/13(火) 19:30:44
時代背景の違いから、本を読んでいて理解できない部分がたくさんあった。 日記のところどころに書かれている彼女の倫理観がそのひとつ。 いろいろ調べて想像力を働かせてみた。当時の社会主義的思想からくる倫理観だと分かった。 そこに彼女の死のひとつの要因があると思う。自由主義、資本主義の中で生活していながら それを否定する思想と生活規範。脳みその一部だけ意図的な意識と思想で、それ以外はすべて 否定しようとする社会に漬かって生きざるをえない。 自分がそうあろうとする姿と現実の姿が、倫理観の衝突として自分自身を傷つけることになっている。 お金を、豊かになろうとすることを、俗物として資本主義的だとして否定しようとする価値観。 大学生でいることさえ否定しようとする。ブルジョア的だとして。 原罪を負った人間が贖罪をするような感じで、なにか性急で追われているように生きている。 無理があったのではないか? 彼女の性格と当時の思想と活動には余裕と遊びが無い感じだ。 生真面目で純粋なほど鋭角的に自分を傷つける結果となってしまった。
296 :
名無しかも知れん :2005/09/13(火) 20:08:04
294さん。 お部屋をお間違えになっているのでは?
297 :
吾輩は名無しである :2005/09/14(水) 19:59:43
>>295 彼女の闘いは、個としてのあり方を問い詰めていく事により成り立っていた。
党とか組織とかが救済としてあると言うものではなかった。
こうした闘い方が何故大きな影響力をもったのだろうか、そして何故消えてしまった
のだろうか。
社会主義理念が崩壊したからか?
298 :
吾輩は名無しである :2005/09/16(金) 14:54:06
高野さんって、中学生の頃から何か嫌な事、苦しいことがあると自殺をしたいと 思っていたのですね。 苦しまなくて、醜くない死に方を考えていたと書いてますよね。 そうした事をずっと引き摺っていたのかしら。
299 :
吾輩は名無しである :2005/09/16(金) 19:43:00
>>298 それはあるでしょうね。彼女の死が彼女の性格と関係ないはずは無いものね。
おなじような経験をしていた人たちがたくさんいたはずだから。
当時流行った自己否定の考え方に、今生きている社会と、彼らが目指す社会との、価値観と倫理観
の葛藤が表れている。
目指す社会とその人間像から現在の社会を批判し、自己の考え方や生き方まで批判し変えようと
すること、それが自己否定ということだと推測する。
高野の詩にあるように、タバコを独占資本の生産物と感じ、それを吸う自分=高野がいる。
タバコを資本主義に言い換えると、資本主義を吸う=受容する自分がいるってことになり、彼女に
とっては違和感というか、ひっかかるものがあること、だったのかもしれない。
そんな潔癖というか狭いというか飛躍しすぎの価値観からすれば、資本主義社会で生きることは
苦痛そのもの、体制内で企業に就職していくことは恥ずかしいことになってしまう。
彼らにとっては目指す社会は今生きている社会そのものから生まれて来るはずのものだ。
そうであるなら、資本主義社会の中で 生きること を積極的に受け入れなければならないはず
なのだ。
現在を否定するあまり現在を生きたくないという価値観に陥ってしまった感じがする。
その根本に彼女の性格、厭世観もあったのかもしれない。
一時的な幻想だとしても当時の活動家は明日にでも資本主義を打倒できると考えていたように見える。
それが彼女の異常なまでの行動力と焦りにつながっているようにも見える。
そしてそれが幻想であることを薄々気が付き始めた頃に彼女は死んでしまった。
ただ、その時代背景は彼女の死の直接な原因ではないと思う。
踏み切らせたものは彼女自身の中にある。
300 :
私は名無し :2005/09/18(日) 23:13:01
立命館って 俺達の受験時代は可也のバカ大学だったよね。 昔、この本を読んだ時大きな違和感を感じたのは俺だけ?
301 :
吾輩は名無しである :2005/09/19(月) 20:32:57
立命館ってそんなにレベルが低いのですか。 高野さんが希望した日本史は、当時レベルが高かったのじゃないですか。 京都ではかなりの影響力を持っていたと聞いてます。
302 :
私は名無し :2005/09/19(月) 23:57:48
>301 失礼、言葉足らずでした。確かに偏差値的には低かった(30年以上前ですが)。 でも、学校の掲げている志の高さや学生のやる気は別です。 バカ・・は無いよな、反省。
303 :
吾輩は名無しである :2005/09/20(火) 06:43:37
304 :
吾輩は名無しである :2005/09/20(火) 21:55:05
早稲田とはどうだったんですか。 日本史専攻は独特ですからね。
305 :
一応 KO出てんだけど :2005/09/20(火) 23:18:51
303よ。 そりゃ KOに失礼だろ? 参ったね・・・
306 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 19:35:09
小泉が第89代首相に指名されたこの選挙はいったい何だったのか、高野さんが 自らの存在を賭けて問うた意味は、もう遠い昔の事で何の意味もないのだろうか 私は「二十歳の原点」を読み返していると何だか今を生きている事が情けなくて 涙が出てくる。
308 :
吾輩は名無しである :2005/09/21(水) 22:16:22
先日あった十代の女の子三人は 揃いも揃って「生きててごめんなさい」と 口にしていた。死にたくもあるし死ねないし死にたくない のかもしれないが。僕には彼女らが何を謝っているのか分からない。 時代の魂が悔いているのかな、 なら解決するための合言葉なのだろうか。
309 :
吾輩は名無しである :2005/09/22(木) 01:30:38
308 大人の責任として、彼女らに「人間、生きていてなんぼ」としっかり伝える義務がある。 自分の立ち位置を見つけられない人間が、人様の相談なんかに乗るんじゃない。
>>308 時代に関わらず、その年代特有の心癖の一種。
「希死念慮」…漠然と死にたい…と感じる感情。
「自責」…周囲の人間関係の中で必要以上に自分を責める傾向。
これが昂じてしまえば病気だが、感受性の強い時期には一般的な現象。
>>306 高野って反民青の過激派出身じゃなかったけ。
そいつら今、猪瀬直樹をはじめとして小泉内閣ブレーンになってる奴、
結構いるよ。
高野ももしそのまま自殺しないで生き続けて過激派引退したら親小泉
になっていると思う。ちょっと左に未練があったとしても親前原くら
いにはなっているよ。
高野が自殺した時はもう浅間山荘事件が終わってるだろ。 結局、左翼過激派運動も終焉してそれがある種の娯楽物 として昇華された。それが「20歳の原点」でしょう。 高野はあれだがプロデュースした奴は頭いいと思うよ。
313 :
吾輩は名無しである :2005/09/22(木) 08:57:58
>>311 左って共産党、社民党のことですか。
もう、政治的影響力って殆どないじゃないですか。社会的インパクトは全共闘運動
の方があったみたいですね。
>>312 高野はあれってなんですか。
>>312 釣り?
高野悦子死去 1969年6月
浅間山荘事件 1972年2月
315 :
吾輩は名無しである :2005/09/23(金) 08:03:59
もう随分昔の事なので時間の感覚が希薄になって、事件の前後もあやふやなんじゃ ないか。 還暦も近そうですから。
>>314 初版は1971年、ブームになったのは1973年以降。
317 :
吾輩は名無しである :2005/09/23(金) 11:14:39
高野さんの出身高校・栃木県立宇都宮女子高校からは今も立命館を 受験して入学する者も多いよ。ここを受験する人の多くは高野さんの 生き方に感動・憧れているかもしれない。出身高校HPによると 16年度立命館・合格者は12名。首都圏の大学には目もくれずに わざわざ西日本以南の、例えば同じく同志社・関西学院・関西、南山でも 1桁以下かそんなにいないのにね。校風というか今もその進学指導が生き てるのかもしんない。ここの高校には高野さんそっくりの2、3世が かなりいる証拠はないけど。
318 :
吾輩は名無しである :2005/09/23(金) 12:46:04
結局、肉便器になったと云う辛い自覚が高野さんに死を 選ばせたのは間違いない 後輩たちはつまらん男にひっかからないやうに
319 :
吾輩は名無しである :2005/09/23(金) 15:14:59
彼女は大学闘争の敗北の過程で死を選んだ、当時の闘いはそれだけ根底的で凄まじ いものだった。 そうした闘いを担った人達が、何故浅薄な小泉のブレーンになったりしているのか 理解に苦しむところです。 猪瀬の話なんか聞いていると改革と言う事を履き違えているのじゃないかと思う。
320 :
吾輩は名無しである :2005/09/23(金) 16:20:02
319 1)当時の学園紛争を敗北と呼ぶ訳は?「根底的で凄まじい」としたのは何故? 参加していたのなら教えて。 単なる聞きかじりなら出典を教えて 2小泉が何故「浅薄」なのか、 3)「猪瀬の履き違えている改革」について、 あなたの言っている意味が解んない。
>>319 猪瀬は学園紛争敗北の原因を具体的成果を求めない改革運動であったと
総括した。だからこそ道路公団問題に対しても「民営化」という目的に
こだわった。例えれば、学園自治を訴えてやみくもにデモをするよりも
妥協を重ねても学食のコロッケの値上げ反対だけは実現させるって感じ
かな。
322 :
吾輩は名無しである :2005/09/24(土) 08:51:26
>>319 出典「二十歳の原点」民青の勧誘を断り、共産党的運度から距離を置き「大学解体」
へまで進んだ全共闘運動へ参加し、家族とも訣別した。
小泉が何を目指しているのか本当の所が見えない。この国の形をどうするのだろうか?
321が指摘していること、結局共産党の運動を批判して運動を作り出したはずなのに
同じことをやっている。
323 :
吾輩は名無しである :2005/09/24(土) 19:05:04
高野さんは自己の存在の意味と大学闘争の意義を問うた人だと思う。 私は彼女が生きた時代とはなんだったのかと言う事と、今の自分が何か ということを問い続けて生きたいと思っています。 猪瀬さんは何処かで間違ったのじゃないでしょうか。
当時の日本のマルクス主義/レーニン主義は、仏教の禁欲主義が底流にあって受容されていた感じが する。 宗教ではないのだが、禁欲とか清貧という価値観が前面に出過ぎることで、人間的な欲望と欲求が 軽んじられることになる。どうしても無理が出ることになる。 お金を求めることも、安定した職業に就くこともプチブル的だと軽蔑されることになっていった。 その点ではヒッピー的価値観も入ってる。
325 :
吾輩は名無しである :2005/09/24(土) 21:49:44
全共闘運動はマルクス・レーニン主義と訣別しようとしていたのではないですか。 特にレーニンの前衛党論とは違う運動を作ろうとしていたと思います。 だからこそ、高野さんみたいに個の存在を問い詰めていくような闘い方をしたのでは ないのでしょうか。
人間観が根本的に違うのな。 あまりに人間を奇麗に美しく、また単純に考えすぎている。 生物、動物としての人間の醜さが消されている。 「人は食物のみで生きるに非ず」として「唯物論」が批判されたが、 当時の彼らはその「唯物論」からもっとも遠くにいた。 唯物論を語る彼らが禁欲的で宗教的信仰に近かったという皮肉。
当時の、高野の時代の「大学生」とは何だったのかを多方面から考えるべきかもね。 年齢は19才〜22才で現在と同じだけど、だいぶ今とは違っているように見える。 政治の舞台で主役を演じようとする、その感覚、エネルギーの向かう先がまったく違う。
高野の戦った相手は大学権力ではない。昔シンパシーを抱いていた民青の上 部機関=共産党=大学権力だった。 この当たり前の事実が「20歳の原点」には触れられていない。おそらく出 版前に誰かが検閲していると思うよ。 社会思想史的見地から研究する価値ありの人だと思う。
329 :
吾輩は名無しである :2005/09/25(日) 01:44:55
二十歳の減点
>>328 社会思想史的見地から研究する価値ありの人だと思う。
過大で偏った評価
学生政治カルトとしての全共闘
それに影響された女子学生の日記にすぎない
残酷だが、それが結果であり現実
読まれ続ける要因は青春期の苦悩と恋愛感情に一般性があるから
それもオタクの狭い範囲内でのこと
>>330 いや、社会思想史的見地から研究する価値ありと思うんだけど一つ問題が
あるんだよね。つまり高野の知性。高野にどれだけ自分の周りのイデオロ
ギー的確執を理解していたかどうかってこと。民青=共産党と決別し学園
闘争に参加することは、以前の友人達に対する裏切りであり共産党に対す
る挑戦でもあるわけだ。となれば民青から相当激しい攻撃を受けているは
ずなんだけどそこの辺りが全然触れられていない。本当は書かれていたん
だけど検閲で削除されたか高野に知性が無く攻撃されていることを理解で
きなかったのかどっちかだね。俺はどうも後者のような気がするんだけど。
もし前者であればちょっとしたスクープにはなる。
332 :
吾輩は名無しである :2005/09/25(日) 11:31:58
「学生政治カルトとしての全共闘」−もう少し詳しく説明して。 「それもオタクの狭い範囲内でのこと」−新潮文庫になったという事は そうでもないのじゃない。
333 :
吾輩は名無しである :2005/09/25(日) 11:40:22
顔が森三中みたいだったら 出版はされなかったよ
334 :
吾輩は名無しである :2005/09/25(日) 11:45:51
>>331 5月2日のところに広場では日共民青の「帰れ」のシュプレヒコールをあび、
民青に棒でポカンとなぐられる。
との記述がある、高野さんは理解していたのでは。
>>331 当時はアナタのような考え方をする学生がいっぱいたんだろうね。
現在の地点から見れば、なんのための「闘争」なのか全然理解できないんだよね。
狭いセクト間で無駄でくだらない「確執や闘争」をくりかえしていただけのように見える。
現在の学生と比較して、政治闘争をしていたから大人だったと思われがちだけど、疑問だね。
言葉、過激な用語で自己陶酔しているだけのように見える。
暴走族の当て字落書きと同レベルの自己満足。
「闘争」のかたちをとっているが、実際は過激に逃走しているように見える。
336 :
吾輩は名無しである :2005/09/25(日) 20:48:01
>>335 狭いセクト間で無駄でくだらない・・・・・・
全共闘運動の特徴は「ノンセクトラヂカル」の存在だったのではないですか。
規制の党派的的運動の限界を超える闘いを提起していき、新たな運動の可能性
を模索したのではないのでしょうか。
ただ個人の生き方を含め、その存在のあり方を問うていく厳しさが継承を不可能にし
たのではないかと考えてしまうのですが如何でしょう?
>>336 各セクトが共闘したから「全共闘」だと考えてました。
言い換えれば全共闘の実際は各セクトの寄せ集めで、
そこへノンセクトの学生も参加することもあったと。
「個人の生き方、存在のあり方を問う厳しさ」は高野にも共通してありますね。
それは彼らが目標とする労働者の社会、それを勝ち取るための過程での価値基準や規範から、
資本主義社会とそこに生きる自分を分析している姿とも言えると思います。
それが「自己否定」と言われていたものかもしれません。
また「プチブル的」だと無思考的にレッテルを貼るような批判もあったみたいですね。
彼らの根本的欠陥は、今生きている資本主義のとらえ方、関わり方が断絶的な全否定で破壊の対象
でしかないと事実上考え運動していたことだと思います。まったく「弁証法的」ではなかった。
流れとして自分自身をも否定することにつながっていく。
資本主義を肯定し、そこに生きる自分を肯定しなければ存在すらできない。
これが運動の「継承を不可能」にした思想的原因だと思います。
高野が運動していた時期は社会にも訴えるものがあったかもしれないけれど、
亡くなって数年後には、学生による政治的カルトとその運動に変質していたと言っていいかと
思います。
338 :
吾輩は名無しである :2005/09/26(月) 00:39:58
納得しました。 だけど、あの時代に何故あのような運動が学生運動として大きな影響力を持った のでしょうか。 運動論として基本的な部分で間違っているものが、何十万人もの学生の行動原理 として成立したのだろう。
>>338 なぜ「何十万人もの学生」に影響を与えた運動になったか?
1. 第二次世界大戦の終了後にマルクスレーニン主義が一定の評価を得、20年位の歴史があった
2. 戦後にそのML主義の影響を受けた学生が、70年前後には教員として多数存在していた
3. 大学が、経済的にも知的にも一部エリートのものではなく大衆的な存在になり、制度や意識他の
改革が必要になっていた。
4. 保守政治が古くさくて封建的、粗雑粗暴であり、学生の正義感と公平感を刺激し駆り立てた。
5. 世界的に見ても、ベトナム戦争があり平和への願いが強く、学生が反戦運動を起こしていた。
6. ソ連などの社会主義国の弊害がそれほど顕在化していなかったか、現実が知られてなかったこと
で社会主義への幻想があった
340 :
吾輩は名無しである :2005/09/26(月) 21:08:55
客観的状況としてはそうでしょうね。 だけど自己の死生をかけるほどの動機づけとなるのでしょうか。 高野さんの同窓生が、自分たちも高野さんと同じ様な所にいたと語っている所から 感じる事は、今の私たちに窺い知れぬ事があったのではないかと 思われるのですが・・・・・・・
>>340 今の私たちに窺い知れぬ事があったのではないか
彼女の日記の最後の方に、救おうとする民衆が私たちを暴力学生だと言う云々の
記述があります。
彼女は自分たちの運動の無力さ、もっと言えば誤りに気が付き始めていたので
はないでしょうか?
日記のトーンが以前とまったく違っている感じがします。
夢か幻から現実に戻され脱力感でいっぱい、疲れ果てた、そんな感じです。
異常なほどの熱狂の後におとずれた燃え尽き症候群。
運動の挫折と彼女の個人的生活環境が絡み合いながら自殺へと向かっていった
と思います。どちらが主なのかは分かりませんが、私は彼女の性格と家族関係
により多く原因があると思います。
彼女は向かう場所を失い、
そして帰る場所をも失ってしまっていた。
真面目っていいことなんだけど、度が過ぎると視野狭窄というか思考狭窄になるんだよね。 ちょっと休んでちょっと斜め上か下へ行って立ち止まるってのが出来ないんだよね。 視点と支点を変えればコロッと転がる別の展開もあることに気が付かない。
343 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 21:13:02
視点と支点を変えればコロッと転がる別の展開もある・・・・・ 前衛党とかセクトの連中がそうして生き延びてきたのではないですか。 高野さんたちが担ったことはもう少し違うレベルの事ではなかったのではないで しょうか。 そこが継承するには難しい事だったと思います。
>>343 全共闘運動をやってた学生達の思いは純粋なものだっただろうと思います。
ただし同時に幼稚で自己満足な運動だったように思います。
別の展開、とは政治のことじゃなくて高野個人の人生のことを言いたかったのです。
自殺する前の生活は、酒.タバコ.睡眠薬.片思いの恋愛疲れ.バイト疲れ、運動の挫折感などで
心身ともに疲れきっていたように見える。
視点を変えるとは、例えば開き直ってでも栃木の生家に帰れば良かったのではないかと。
泥沼にはまってしまっている生活の場、京都を離れてみたら良かったのではと思うのです。
家族、特に父親との間で政治活動が原因でトラブルがあったみたいです。
自殺する前日に母親が下宿に訪ねてきているらしいが、その時どんな母娘の会話があったのか。
おそらくは突っ込んだ会話はなかっただろうと想像する。
その頃の高野にとっては家族は最後に帰る所ではなくなっていたのかもしれない、むしろ決別す
べき関係としてあったのかもしれない。自分の思想を理解できない、拘束してくる関係として。
それに父親との対立関係は、政治活動だけが原因ではなく、子供の頃からあったのかもしれない。
三郎氏は後書きの題名を「父親失格の弁」としているが、成長過程で甘やかしと抑圧の相反する
態度で娘を育てていたのかもしれない。
悦子の心には父親への反発心が潜在していたのかもしれない。
そして母親は曖昧で影の薄い存在だったかもしれない。
まったくの憶測なのだが、最後に訪ねて会ったとき娘を大人として対応してしまったのではないか、
結果として突き放してしまったのではないか。
そうではなく子供扱いして甘えさせてやればよかったのではないだろうか。
お家に帰っておいで、少し休みな、と。
大学生で悟ったような思想を振りまいてはいても、半分は子供のようなもの、昔も今も変わって
はいない。
345 :
吾輩は名無しである :2005/10/01(土) 12:20:17
>>339 7. 大学進学率の全国的な向上により地方からも多くの大学進学者が都会に
出てきた。その田舎モン達にとっては”運動に参加すること=ナウい”
という感覚で、彼らに政治的背景は少なかったのでは?
8. 運動を通じて女と知り合い、ナンパしようと考えていた者も多かった
のでは?
>>345 全共闘運動の一面として性的な臭いやエネルギーをたしかに感じますね。
運動を担っていたのが若い学生だったから当然と言えば当然かもしれません。
活動の中で、「価値観を同じくする」男女の出会いが当然あっただろうし求められたでしょうね。
出会いの場の機能をも持っていたことはたしかでしょうね。人によってはそれが主であったかも
しれない。
ただ、本当に価値観が同じであったかどうかは疑問。演説が上手いとか、組織内で地位があるとか、
理論家であることとかが男の活動家がモテる条件だったようです。
この世に男女がいるかぎり、どんな運動にも組織にも男女の関係は内側から絡むのは避けられない。
個人の動機の一つの側面として考慮すべきだが、この問題だけで学生運動を評価するのは避けたい
ところかもね。
347 :
吾輩は名無しである :2005/10/01(土) 18:27:08
どんな思想主義とて、やはり労働し、社会、他人に奉仕し、賃金を得て生活することにはかわりない。 共産主義にユートピアがあるというのは幻想だったし、資本主義に永遠の搾取があるというのも幻想だった・・・と思うのだけど。
348 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 01:03:26
全共闘運動を学生による社会主義運動だとすれば、100%失敗だったと思う。 そうではなく、社会主義運動の形を取ったが、実は当時の日本の封建的制度や 意識を壊そうとする運動であったとしたら少しは成功したと言える。 少なくとも大学は変わったと思う。その変化を大学外にまで及ぼそうとして 叩き潰されもし自壊もしていったのではないか。 ではなぜ社会主義運動の形を取ることになったのか? そもそも社会主義や共産主義のイメージは極めて曖昧でユートピア幻想になり やすい。 マルクスは資本主義の内部運動と矛盾を解き明かしたが、だからといって資本 主義が無用のものだとも悪だとも言ってはいない。 そしてその矛盾が解決された社会が無矛盾なユートピアなどとも言ってはいな い。 高野は1949年生まれ、終戦は1945年、戦後すぐに生まれ育った世代。 そこに世代の特徴があるのではないか。 戦争と終戦後の社会の激変を体験した、そんな親達や社会に育てられた世代の 若者、学生達なのだ。 彼らがいかに鬼っ子でも、彼らを責めることはしたくない気持ちがある。
349 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 09:59:30
高野さんが生きた時代は、理念としての社会主義が崩壊しつつあった時代でしょう。 しかし現実的には冷戦構造(社会主義体制)は厳然として存在し、アメリカはベト ナムで敗北しその存在を問はれる状況であった。 理念としての社会主義への不確定な要素を内包しつつ全共闘は大学闘争を闘い、 体制変革へと運動を上り詰めていったのではないのでしょうか。 大学改革の闘いと資本主義体制変革の落差を理念として解決し、そして運動として 構築する。こうした作業がなされてなかったと思えます。 だから北朝鮮へ行ったり、アラブへ行ったりして雲散霧消していったのではない ですか。 そして高野さんはこうした矛盾を内部に抱え、自己の生き方を真面目に問うていく ことにより存在の根拠を失っていったのではないのでしょうか。 全共闘を担った多くの人たちはその矛盾を抱えて生き続けているのでしょうね。
350 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 14:41:35
>>349 外回りの、概略のまとめとしてはピッタシカンカンという感じがします。
「存在の根拠を失って」自殺してしまった人は、やはり悲劇というしかない。
純粋で弱かったとも言えるが、ある意味、潔さと美しさと一途さがある。
「潔くもなければ美しくもない」圧倒的多数の人は、一時的な挫折と虚脱を経た後に、生活する必要
に迫られつつ生きていくことになる。
そして存在の根拠や意味を問うことを避けて嫌い、そして忘れてしまう。打算と功利で生きる大人
が現れる。かつて彼らが否定しようとした人間像であり人生観だ。
仕事と業績と出世、金と女、マイホームにと没頭していくバブルを担った中心世代、団塊の世代は
全共闘世代と重なっている部分がある。
彼らの個人史の上で、学生時代は誇り語れる時代なのか、それとも負の沈黙すべき時代なのか、
それとも未だに自分でも説明できない客観視できない時代なのか。
351 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 19:14:58
「二十歳の原点」読んで感じることは、高野さんって、書を読み考え行動した真面目 な人だということです。 26歳の自民党の代議士とは随分とちがいますね。 全共闘世代の人、割と真面目な人が多いと思います。だけど本当のことを言わなく なっているのでは?
あの代議士は選ばれたバカだから。
353 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 19:28:45
>>352 派遣社員と全共闘運動どっちがきついと思ってんだよ。派遣社員に決まってる
だろう。バカじゃないの?
派遣社員がバカだと言ってるわけではない。
355 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 21:08:52
私は「二十歳の原点」には考えさせられる事が多くありました。 辛い事があったら直ぐ挫折しそうになりながらも自分を励まし、前へ進もうとする 姿は悲しいですね。
356 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 22:27:11
俺、前々からこのスレ、マークしてたんだけどね。しみったれた話が多いん でニヤニヤ笑いながら見てたんだけどね。
357 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 22:33:26
高野という人は解りやすくいえば精神を病んだ単なる馬鹿だったと 思うんだけどね。ただ高野が闘った相手は民主青年同盟=日本共産 党だろ。高野の通っていた立命館大学ってのは昔はずばり日本共産 党ソルジャー養成大学だったんだよ。しかも高野が闘った学園紛争 は民青が大学の最後の拠点を失うか否かっていう日本左翼闘争史の 中で歴史的意義のある事件だったわけだ。もしこの闘争に民主青年 同盟=日本共産党が敗れてたら、おそらく日本共産党の勢力は、今 以上に衰退してたと思うよ。 高野さんという方は精神を病んだ馬鹿だけれども参加した戦は非常 に重要なものだったからまあ俺は高野さんの人生観・思想は全く評 価しないが「政治行動」自体はそれなりの評価を与えたいね。
358 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 22:42:49
ただ学校が如何せん二流だからね。もしこれが同じ民主青年同盟でも早稲田 相手(ここも民主青年同盟がそれなりの牙城を持っていた)だったらもう少 し政治行動に対する政治的ジャッジが下されたんだろうけどね。だいたい政 治行動に対して人生論や青年論を絡めるのはおかしい話だし却って不当な評 価になってしまうからね。
359 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 22:49:05
民主青年同盟が大学の与党政治集団から陥落していった最初の戦が ナベツネ達東大の細胞の反乱だな。それから次々に民主青年同盟は 大学拠点を失っていって最後は立命館決戦だろ。 民主青年同盟対アンチ民主青年同盟共産主義セクトの戦いは実に2 0年にわたって繰り広げられてきたわけだな。そんで民主青年同盟 を陥落させた大学のセクトは今度は大学権力=進歩的知識人を相手 に闘ったわけだからね。もはや全共闘では民主青年同盟なんか敵じ ゃなかった。その時期、高野は民主青年同盟相手に戦っていたわけ だから同じ全共闘でも大学によって全く意味合いが違うってことさ。
360 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 22:53:57
まあこういう政治思想史的見地から高野を追ってみるとおもしろい んだろうけど、やっぱり最後に大学名がネックになるね。主役をは れるキャラじゃない。となればやっぱし悩める青年じゃないと主役 をやることはできないのかもしれないね。
361 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 23:17:01
人生論・青年論を政治行動に絡めているのではなくて、人生論・青年論に 政治行動を絡めているのではないのでしょうか。 文学ということを主題としているとしたら当然そうなると思いますが。 心と形と言えば、当然心が主要テーマじゃないでしょうか。 やはり悩める青年ですよ。
>>360 「やっぱし悩める青年」の君が死んで主役を張ってみたら。
でも日記は残さないでね。
なんとなく分かるんだよね高野さんと違って君の心が汚れているのが。
文章に元活動家?の屈折した心と、満たされないプライドと、汚いオジサン臭がする。
高野の日記がなぜいまだに読まれるのか理解できないんだろうね、汚れたオジサンには。
>362 あのう、論先生の書き込みなのは一目瞭然なのですが。
読了報告スレで最近はご活躍のようです。
366 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 23:52:21
ここ案外コンフリクトを抱えた40代女性ビジターやプレーヤーの方が 多いんじゃないかな?いろいろ人生ってのは悩み事多いと思うよ。 そういったものをみんなでディスカッションしてともに邂逅していくエ リアを俺はつくりたいと思ってんだ。つまり新しい総合雑談スレッドを つくろうと検討している。ほかにもミドル・シニア層の動向を探るため スガ秀美とかも昔チェックしてたんだけどどうもあそこは汚いおじさん のような感じばっかで駄目だね。
367 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 23:57:03
40代だからって年齢を詐称することはないしあえて若作りする必要は無い と思うんだ。40代だってまだまだ魅力的だしこれからなんだと思うわけよ。 もちろん心無い10代のチャイルドなビジターがおばさん〜んとかはやすか もしれない。でもそういう時は俺がサポートするよ。 人生80年、全年代の悩めるレディー達が協同して邂逅しあう新集団を文学 板に結成しようと思う。ともに歩むつもりがあるならどこかのスレでともに 歩みますって諾(ウイ)の意思表示をしてくれ。
>>367 サポートを必要としているのは 367 あなた自身じゃないのかな?
,
┌─────────┐
│ 気のふれた
>>367 が . |
│ いらっしゃるので │
│ 気を付けて下さい |
└―――──――――┘
ヽ(´ー`)ノ
( へ)
く
、
370 :
吾輩は名無しである :2005/10/03(月) 03:58:58
何だ?
>>357 〜
>>359 のシッタカな書き込は?
色々と情報は仕入れてるんだろうけどなあ。ボロボロじゃないの。
ナベツネらの反乱で民主青年同盟が大学の与党政治集団から陥落したって?
確かにナベツネは「反乱」を起こしたし、当時の左翼としてはなかなか
先見性のある問題提起だったわけだが、政治的に勝利したわけではないけどね。
「それから次々に民主青年同盟は大学拠点を失っていって最後は立命館決戦」
てのも、大雑把どころか大間違いだよ。
東大闘争はどうなった?町村信孝らと結託した民青は敗北したんでしたっけ?
京大の全学自治会は立命闘争以降、数年間はまだ民青でしたよ。
「大学のセクトは今度は大学権力=進歩的知識人を相手に闘った」
「もはや全共闘では民主青年同盟なんか敵じゃなかった」だなんて・・・
全然わかってないよ、この人。
ナベツネ が分からないから検索してみたが、 共産党くずれの共通関係はあるけど、時代が25年ほど違うみたいだね。 ナベツネさんが二十歳の頃は60年前、高野さんが二十歳の頃は36年前。 一知半解のシッタカが多くて困ったもんだね。 わたなべ・つねお(1926-) 読売新聞グループ本社社長・主筆。読売巨人軍代表取締役会長。元横綱審議委員会委員。 1926年(大正15)年5月30日生まれ。東京都出身。 旧制東京高校→東京大学文学部哲学科卒。 大学時代は共産党に入党(ただし除名された)。 読売新聞社入社後、政治部記者(大野伴睦の番記者)で頭角をあらわす。 論説委員長になったときから現在まで、元旦の社説を自ら書いている。 中曽根康弘などとも親しく、読売新聞の社論を保守化させた。 通称・ナベツネ。本人はワタツネと呼ばれたいらしい。なお、正しくは渡邉恒雄である。
372 :
吾輩は名無しである :2005/10/03(月) 19:48:23
大学2回生になって間無しの頃、新入生らしき2人の人が学校の書籍部で 「この作家、立命の学生やったんやて。」 「この大学のことを3流大学やて書いとんねんて。」 としゃべっていたのを耳にしてはじめて知った。 それまで、岩波ホールの支配人の方だとばかり思っていた自分。 大学は、衣笠に全て移転した後に入学し平和な学生生活を過ごしていた自分は 「すごい時代を走り抜けていったんだなあ。」と感じ、良し悪しは別にして 目的を持って生活をしていた当時の大学生活を少しうらやましく感じた。
373 :
吾輩は名無しである :2005/10/03(月) 19:59:23
目的があることは辛いことかもしれないです。目的がないことも辛いのでしょうが、詰る所、お互い労わりあいでしょう。
立命館の新入生は「二流以上」とでも思っているのか?
やっぱり東大も東大に入る人も凄いよね。 この間の選挙、民主党、共産党、社民党の党首が東大、自民と国民新党が慶応、新党日本が 一橋。 ナベツネさんも元共産党員だけど東大出て、読売のドンにまでなってるのな。 持っている能力を実現し伸ばす努力もしてるんだろうけどね。努力も能力のひとつかな。 悦子さんのお父さんは京大出らしいね。西那須野町の町長をその後やって亡くなられて いるらしい。あの世で悦子さんと仲直りしてるよな。父と娘だものな。
376 :
吾輩は名無しである :2005/10/03(月) 21:56:57
377 :
吾輩は名無しである :2005/10/03(月) 22:56:00
>>375 No.2
自民党 武部(早大) 民主党 川端(京大) 公明党 冬柴(京大)
国民新党 亀井(東大) 新党日本 荒井(早大) 社民党 辻本(早大)
共産党 市田(立命大)
380 :
吾輩は名無しである :2005/10/04(火) 23:36:02
376,377有難う。 バイト仲間の証言や こざと勉氏の思い出、写真等興味深く拝見しました。 普通の女の子だったんですよね、たぶん。 本のイメ−ジが強烈だったけど、何となく安心しました。
381 :
吾輩は名無しである :2005/10/05(水) 04:09:22
高野さんのこと、本当に近辺にいた人が詳しく調べているのですね。 参考になりました。 共産党「穀田」も立命じゃないの? 高野さんに近い世代だったのでは。
382 :
吾輩は名無しである :2005/10/05(水) 05:00:02
383 :
吾輩は名無しである :2005/10/05(水) 14:04:59
アフタヌーンkc『神戸在住』に 高野さんについての記述があります。 この漫画かなりオススメです。主人公が結構な文学少女なので。一読の価値有!です。
385 :
吾輩は名無しである :2005/10/06(木) 14:59:01
まじめすぎたのだと思う。いままで生きてきていい加減な人間ばかり・・ 自殺」なんてせずもうちょっと生きてくださればわかったと思う。 いいかげんなくせにまじめや大義を装う人間がいっぱいなんです。
386 :
吾輩は名無しである :2005/10/06(木) 20:06:24
生きていれば老眼鏡で本を読み、孫を見て微笑んでいたかも知れない。 そして残念だけど私達は「二十歳の原点」に出会う事はなかった。 高野さんは「二十歳の原点」を残してくれた、彼女の生きた証としての記録は 今も私たちに生の意味を問い掛けてくる。 いい加減に生きてはいけないなと、立ち止まって考えさせられる。
387 :
吾輩は名無しである :2005/10/06(木) 20:33:32
>>382 コイツ犯行当時は福岡県に住んでたんじゃなかった?
広島の呉が実家なの?
388 :
吾輩は名無しである :2005/10/07(金) 21:11:54
高野さんのこと、一緒にアルバイトをしていた立命館の人とか知っている 人がいるのですね。 だけど彼女が死を選んだ契機は本当の所は誰もわからないのでしょうね。 生と死の境目は深い闇に包まれているよね。
389 :
吾輩は名無しである :2005/10/08(土) 12:06:57
この人は悩みながらも けっこうバイトしていてすごいと思った。
390 :
吾輩は名無しである :2005/10/08(土) 23:53:11
親の仕送りを自分で断っているからね。 親からの仕送りで生活する大学生という身分を否定したかったし、現実にそうした。 このことが結果的に自殺の大きな一因になっているとオレは思う。 一途な女性だよ、適当につきあうことができない人なんだよね。 思想にも男にも友人にも親にもね。
391 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 05:52:35
京都人の陰湿なイジメにあっているのに最後まで 気付かなかったんだな 自分がイジメやったりしないからわからなかったんだな
392 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 07:03:29
授業がないなら バイトなんかしないで 家で酒飲んで寝っ転がってりゃ 自殺することもなかったのに・・・
393 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 07:36:02
>>390 (同意)・・適当というと誤解をする人がいるかもしれないけど
同意ですね。適度といいかえた方がよいかもしれない。
未熟な人間は適度に援助をうけながら徐々に加速して自立に向かえばよいと思う。
そうして今度は他の(年下の)未熟な人間を援助できるようになり
それは生きていて初めて可能なことだと思う。
結論を急ぎすぎた。あまりに早く回転しすぎた。彼女の元もとの
頭の回転が速い、正義感が強いという資質に
好戦的な時代が追い討ちをかけた・・・気がする。
だからこそ残せた作品だとも思うし、しかし生きていて欲しかった。
私よりずっと年上の方だし今生きて作品を書いていらっしゃれば
人生の指針とし終世愛読させていただいたと思う。
394 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 17:04:25
>>393 390ですが、
一途さを際立たせるために 適当に という言葉を使いましたが、適度 という言葉がいいですね。
その他の感想にもまったく同意します。
だた、彼女が自殺しなかった場合、文学的な作品が残せたかは疑問です。詩も一つを除いては平凡な
ものだと思います。
高野さんは深窓の令嬢のような感じに見えた、とホテルで彼女といっしょにバイトされていた方が
遠い記憶を語っておられますね。翌日それを知って涙を流したとも。
本に掲載されている写真以上に奇麗な人だったんだろうと思います。
それと彼女の日記が読まれ続ける理由は、彼女の心の純粋さとそこから来る苦悩に真面目に向き合
っている姿があるからだと思ってます。時代が変わっても心を打つ一般性があるんだと思います。
395 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 23:52:30
>>393 今生きて作品を書いていらっしゃれば・・・・・
394の方が指摘している通りだと思います。だけどそうした彼女の姿、何の特徴も
なく生きていける世の中だったらそれで良いのではないでしょうか。
しかし今の世の中が黙って入れるかどうかが問題ですが。
396 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 04:17:43
学園紛争という時代、美人そして自ら命を絶ったという特異性。 自らの現状、将来そして恋愛に悩むのは男女を問わず大方の人が経験する 年齢であると思います。 上記の特異性に加え、「日記」という非公開を前提にした個人の記録が 公開された点が多くの読者の関心を得ているだけの様に感じます。 最初に読んだときは、知人の私生活を覗き見るような「うしろめたさ」さえ 感じてしまいました。 大学名、アルバイト先の名、絶命場所など、どうでもよいことなのです。
397 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 10:45:48
>>396 たしかにそうですね。
35年前の、それも学園紛争という特殊な時代背景で、現在の時代からは想像することが難しい
考え方や用語が日記に書かれている。
それでも胸を打つのは青春期に共通する心理と悩みが書かれているから。
文学作品ではなく日記という生々しくも痛ましい姿を読み想像する事になる。
当時も、そして今も自殺などありふれているし例をあげたらきりがない。でも一人一人に人生が
あった。高野の場合は、日記を残し本になったことでその短い人生の一端を知られることになった。
たとえ自分自身のための日記でも、いつかだれかがこれを読むかもしれないという思いが高野にあっ
たかもしれない。想像をはるかに超えた広がりで読まれることになってしまった。
もし来生というものがあるなら、高野は驚き、恥ずかしさと知ってもらってよかったという複雑な
気持ちだろうと思う。
398 :
独りである事、未熟である事、それが我が輩の原点である :2005/10/10(月) 10:48:40
そもそも高野悦子さんが日記を書いた動機って何?
>398 死後に出版されたいという自己顕示欲から。 と言いたいところだが、中学の時に「ジュディ」という架空の友達に向かって、 自分についての色々なことを語り始めたのがきっかけ。 単なるメモではなくて説明口調になっているので、読み物として成り立つ。 動機は本人しかわからないだろうから、まあ周辺事情より推測してみるしかない。
400 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 12:00:39
日記を書くいちばんの動機は、自分の気持ちを整理し、自分を励まして、前に進んで行きたい たとえば、もう疲れたイヤになった、でもこれじゃいけない頭を切り替えてがんばろう、とか。 自分の中の相反する気持ちや考え方をぶつけて試行錯誤してみているとかね。 文字として残すことになるから、後で自分で読んで振り返ることも、自分以外の人が読む ことも少しは想定しているだろうけどね。そういう意味では僅かだが作品でもあるかも。 そして、日記だからといって書かれていることがすべて事実とは限らない。願望も事実誤認 も当然含まれている。悦子さんの日記もそういう視点で読む必要があるかもね。
401 :
さゆり :2005/10/10(月) 12:29:50
>>398 ジュディと語りかけるのは、日記の途中からで、はじめではない。
その前がさゆり。
アンネの日記が影響あるんだろうけど。
先日、天満宮の一〇〇〇〇〇冊古本市で、奥浩平の「青春の墓標」を見つけて買った。
たった一〇〇円だった。図書館から借りて読んだ事あるんだけど、手に入れたかったんだ。
高野さんの愛読書のひとつ。高野さんと同じ物を読んでると思うだけでもうれしい。
ちなみに「二十歳の原点」は古本屋でたった五円でうられていた。買った。単行本の方。
402 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 12:57:44
高野さんは、かっこと呼ばれた。 なぜかっこなのか。しばらくわからなかった。 おそらくカンの強い子だからかっこなんだろう。
>>402 そう言われると、なんで かっこ なんだろうね?
えっちゃんが普通だと思うけど。
日記に書かれていたかも?
404 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 16:06:40
自殺の数時間前、死にたいとうわ言のように繰り返す彼女を下宿まで送り届けたバイト 仲間の証言、 23日、バイトが終わった後に京都府庁そばの独身寮に雨に濡れた姿で「中村氏」を訪ねたとの証言、 中村氏が 本の出版後にホテルを変わり、数年後に病没したとの証言、 バイト仲間の証言、 事の真偽は確認しようがないけど、本の中の高野さんが実体をもって感じられます。
405 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 16:46:48
406 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 17:02:38
こざき氏は 全共闘と全面的に対決、お互い憎悪の対象であった日共民青の活動家でしたから。 このような奇術になるのは仕方無いのでは。
407 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 17:39:18
破壊されたわだつみの像が発見されたのが5月20日。 手記から推測すれば 高野さんもその行動の周辺にいたのだろう。 どのような理屈をもってしても許されない行動でしょうね。 イデオロギ−を超えた慰霊と平和のシンボルとしての広島の平和公園や 靖国神社に対してなされた破壊行為と同質でしょう。
408 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 21:11:29
>>404 23日、バイトが終わった後に京都府庁そばの独身寮に雨に濡れた姿で「中村氏」を訪ねた
との証言
自殺の直接の原因はここにあるかもしれないね。失恋。
対人関係で、思いっきり真面目で不器用な女性だったのかも。
>>404 の内容はどこで?
409 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 21:20:06
>>405 象壊し疑惑や中木亥のお仲間説に悦ヲタ達がマジレスしています。
410 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 21:51:59
思想的な背景ももちろんあったんだろうけど、それ以上に恋愛関係で行き詰まっていた?
それも一方的な恋愛感情、片思いの苦悩。
というか、生活全般で行き詰まってしまっていて、その男との関係に救いを、光明を求めて
いたとも言える。その関係がだめになったときに彼女は自殺していったのか?
>>405 日記に中核派から会いたいとアポがあったが、会うのは止めたという記述があったと思う。
411 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 22:23:41
日記の最後の部分を読むと、自分のやっている活動に展望が無いことを感覚として分かってますね。 終わったと、挫折したと直感してます。 それとともに中村との一方的恋愛感情もグチャグチャになっている。 中村にアナキズムの本を見せて私はこの思想を信望してますと言ったら中村はどう思うだろうか、 などという今では感情移入が難しい思いを日記に書いている。 その当時は、思想と恋愛がセットになっていたのだろうか?政治的価値観が同じ上での恋愛という ことだったのか? 真面目というのは辛いし、ときには悲劇的な結果を招く。
>>411 真面目はいいんだよ。
真面目な人が一旦崩れはじめると破滅的になってしまうんだよ。
彼女の場合は自壊してしまってる。
413 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 02:37:59
ということは、最後の詩は「旅に出よう〜」、中村を想って 作られたということなのか
414 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 10:51:57
>>413 その詩はいいですね。というか物悲しくもやりきれない。死への詩。
この詩があるから、どんなひとだった?、なにがあった?と日記を読ませることになる。
詩には、気分の落込みは見られるが、精神の異常や混乱はなかったように見える。
虚脱感、あきらめ、絶望、深い静寂、抑圧された性、穏やかな死のイメージ。
詩に出てくる笛はなにを意味しているのか。その笛を湖に沈めようとする深層心理は何を意味して
いるのか。笛は彼女自身なのか、それとも男の性の象徴なのか。
実際の彼女の死は鉄道飛込み自殺。喫煙者にありがちな、一仕事前の一本を吸って、
「独占資本のつくったたばこ」を吸って、溜め息をついて、
それから列車に飛び込んだのだろうか。
415 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 12:09:35
彼女には自爆のクセがある。様々な関係を、小さな自爆の連続で壊し続けることになる。 茶店で知り合った女子学生とのサイクリングの約束を後で断った、という話を日記に書いて いるが、その理由は最後には相手を裏切ることになるかもしれないからというもの。 彼女は自分の自爆の性格を分かってしまっている。 彼女は山が自然が好きだった。そしてワンダーホーゲル部に入部。そこで事故というか事件 が起きた。飲み会で、酔った勢いで安宿へ連れ込まれ?レイプ?され、その様子を生々しく 日勤に書いている。汚れた肉欲の関係だ、私がいけなかったと自分を責めながら書いている。 35年前の女性の性意識と彼女の性格からして、このことが彼女の心に大きな傷を与えたの ではないか。自爆のクセはそこから始まっているのではないか。民青から離れ、過激な運動 へのめり込んでいったことも、そこに心因があるのではないか。 出版された日記は実名を仮名にするなど編集されているし、公開できない部分はカットされ ていると思われる。 にも関わらず、親にとっては想像さえしたくない部分、レイプの生々しい記述部分はカット されていない。 これは親による、特定ワンゲル部員に対する抗議であり、晒し行為だろうと想像する。
416 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 13:44:48
>>415 時間関係が違うと思います。
はじめに部落研に入り、やめた後にワンゲルに入っているようですね。
部落研に入り、民青に加わり、違和感と反発を感じてやめて、その後ワンゲル入部みたいです。
とすると、2度目に政治思想活動に加わったときは反民青の全共闘から再デビューということか。
その間に彼女になにがあったかは、ワンゲル部でのレイプ事件?が重要かもしれませんけどね。
417 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 14:23:46
>>415 彼女の性意識には相反する気持ちがあったかもしれない。だれでもがそうであるように
本音と建前の現実。
レイプまがいの性行為を日記で描写し、嫌悪感を感じながらも本能的な性の意識がうまれる
ことになったかもしれない。
汚い醜い肉欲と感じる彼女の美意識と、それを求める本能の欲望、その対立、並立。
彼女は意外にも性エネルギーあふれ、男性を強く求める女性であったかもしれない。
418 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 15:20:51
>>417 たしかに日記には性的臭いが強いですね。若いんだから当然かもしれませんが。
死後の、知り合いの女子学生の感想文に、高野さんは小柄だったけれど本当にエネルギッシュ
な人だったという文章がありましたね。
写真と日記から受けるイメージから連想しがちの性格象とはだいぶ違って、行動的には
活動的な女性だったのかもしれない。既成の価値観に縛られたくないという意識も強い。
親の仕送りを断る、父親の説得も聞かず授業料を払わない、つまりは大学生であることを
否定し拒否する道を思想的価値観から選択している。
無謀、幼稚、潔癖、狂信、現実離れ、頭でっかち、青臭い、すべて該当するんだけれど非難
する気持ちにはなれない。
なぜかといえば、あまりにも純粋で物悲しくてつらい青春の死であるから。
時代の犠牲者のひとり。
>>414 〜417は自作自演です。
彼女を思い、つらくなってきたからもうやめます。
ある意味、極め付けの「悪書」と言えるかもしれない。
420 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 19:29:47
極め付きの「悪書」、毒を持っていないような作品はあまり意味がないのでは。 高野さんが苦しんだ、本当に「生きる」という事は大切だと思います。 そして考えて、考え抜く事も大切な事でしょう、「二十歳の原点」には それがあります。
>>420 分かるんだけど、考え抜いて、最後は生き抜かないといかんのよ人間はさ。
彼女を責めているんじゃないよ、悪書とはいうが悪人じゃないからね。
なによりも作品ではなく実話であることがインパクト強いんだよね。
「悪書」と言う意味は、自殺幇助の機能をもってしまう場合があることと、
悲しくなるんだよね、もう結論が出ている実話だからどうしようもないってことで。
作品なら別の道をほのめかすことも可能だっただろうが、現実にあったことだからさ。
422 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 20:23:11
>>415 >35年前の女性の性意識
当時は”嫁に行くまではセク〜スはしてはいけないこと”みたいな
意識が若い女性の中にあったんですかね?
当時の20歳位の女性の処女率は何パーセント位だったんでしょうか?
>>422 耳学問ですが、
当時はスウェーデンの「フリーセックス神話」が週刊誌で取り上げられていた。
アメリカのヒッピー関係でもフリーセックスの話題があった。
日本でどれだけ「実践」されていたかは分からない。
全共闘運動の退廃期には性の関係も「退廃」してたようですよ。
だから性の問題ではそれほど閉鎖的ではなくて、大学生の一部では部分的には今よりも
盛んだった可能性があります。ただそれは大学生の場合で、現在のような性の問題の
低年齢化はなかったらしい。
当時は日活ロマンポルノとかの全盛期じゃなかったかな? 性の問題でも女性解放の理論の一部として先鋭的に取り上げられていた時代だったように 思います。 日記にも「女の私が一人で成人映画を見に行ったという噂が立った」という記述があったと 思う。彼女にとっては政治と性事がリンクしてて運動してたんじゃないかな?
栃木の田舎から出てきた真面目で賢い少女が、大学に入学し、次第に女性に、活動家に変身 していく過程が日記に綴られる。 時代背景はまさに社会の意識が大きく変わろうとしている時代、学生が先走りして騒然とし ていた時代。 そんな流れの中で、自意識過剰気味の彼女は自分を変えよう、真面目な少女の殻から脱皮し ようと、タバコを試し、ダテメガネを買い、成人映画を見、安酒を飲む。 彼女は自問する、昔の良い子のカッコはどこへ行ったと。 今も夏休み後の女子大生は変身して学校に出てくる。身も心も大人の女性へと変身する 年ごろだから。 今と違うのは、高野の時代は、そこに学生運動という舞台が待ち受けていたということ。 というより、彼女はその舞台に遠くから憧れていて、そこに上がるために大学に入学して きたとも言える。奥浩平「青春の墓標」の影響がかなり大きい。 その舞台上での闘いと恋愛をしてみたかったのだろうか。 そしてその偏狭で幼稚な思想と運動から悲劇が生まれる。親との関係を否定し、大学を、大学 生であることを否定し、生活の展望を失い、政治運動の熱狂も消えかかり、一度関係を持っ た男が忘れられず、そしてふられて、最後には疲れ切って自分の生をも否定してしまう。
後1年遅れて大学生になっていたら彼女の悲劇は無かったと断言できる。 そんな特殊な時代。 日記に、私が死んでもすぐに忘れられるだろう、という記述がある。 すでに35年経過している。 あなたは忘れられてはいない。 それは、あなたの苦しみがたとえ誤りであっても偽りではないから。 それは、あなたの苦しみが個人的なものであっても私たちと共通するものだから。
427 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 00:11:34
1年遅れて大学生になっていたら、「部落研」から民青加入そして活動に疑問を もって遠ざかり、「ワンゲル」へ入り一生懸命勉強して卒業。 その間日記を書き続けていたが、恋人が出来、幸せかどうか分からないけど結婚し 時を過ごすうちに何時の間にか日記も書かなくなり、孫の顔を見る頃になってふと 日記を読み若かりし頃を思い出す。 こんな情景でしょうね。そして「二十歳の原点」は開示されることはなかった。
>>426 気持ちは分かるが、そういった仮定は無意味。
それでも敢えて言えば、自殺へと至るまでに、それを避ける道を選択できたはず。
どこかで誤った選択をしてしまったということ。
それも、彼女が好きな言葉、主体的に選択してしまった道。
最終的には、時代・彼女・出会い、の絡み合い、
その偶然と必然が織りなした結果としか言いようがない。
429 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 02:50:44
>>403 文庫本や単行本で見たけど
やっぱり「かっこ」は、カンの強いこだからだった
430 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 02:55:10
高野さんの死は、1・19の後。あの無力感もあるのかなぁ。ある意味、 運動の敗北ははっきりして、うまく考えれば、地に足のつかない学生運動と 見切りをつける契機にもなったはず。って、後世のものが考えるほど、 かんたんじゃないか。安田が落ちたことが、今までなんだったんだというのも あったのかなぁ
>>430 運動の敗北が見え、熱狂から覚めつつあったのは日記の最後のほうの雰囲気でわかりますよね。
若者らしく全か無かって感じで、生活への「保険」をもかけずに運動と思想に全部かかけちゃって、
それがだめになったらすべてがパーって、すべてを失うどころかマイナスになっちゃった、
そんな感じだったのかな。心理状態だけじゃなくて生活の問題が出てくるしね。
自殺という結果にならなくても同じような精神状態や境遇になった学生がたくさんいたんじゃない
かな。
432 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 19:40:11
同じ様な状態になった沢山の人たちも、そろそろ人生の終盤を迎えているのですね。 結局残してきたものは何だったのでしょうかね。 本当に好き放題やった世代ですよね。
433 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 21:52:00
アナーキストがついに刃物を振り始めた・・・とありますが、このアナーキスト とは何者のことなんでしょうか?学生運動のセクトの一部ですか? 最初、右翼のことかな?とも思ったのですが、アナーキスト=無政府主義者 だから違うでしょうし。。
434 :
我輩は名無しである :2005/10/12(水) 22:20:12
まあ年間何万人もいる自殺者の代表なんだろう。話題になるってことは。
435 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 22:59:34
>>433 彼女の思想的ファッションとしてのアナキズム、でしょうね。
片思いの相手、中村の関心を引きたいがためにアナキズムを持ち出してきたってところ。
彼女の場合は運動と恋愛はいつもセットで、
相手の男や恋愛が主、思想的なものは従ってところかな。
どちらにも彼女なりに本気なんだろうけどね。
当時が学生は「主義」が好きで幻想を抱きたかったんだよ、多分に逃避的で、そこに
すがりつきたかった、それが自分を変えてくれるとかね、気分を興奮させたかったんだ
ろうね
>>433 セクトとして独立した組織ではなかったと思う。
いわゆるノンセクト・ラディカルとして、マルクス=共産主義には傾倒しない個々人の集まり。
世界的にもアナキストの旗は黒で、日本の活動家のヘルメットも黒だった。
もちろん右翼ではなく、左翼に分類される。
後年の「東アジア反日武装戦線」は、黒ヘルグループのなれの果てだったんだよね?
437 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 01:09:13
立命館にそんな人達のグループがあったのですね。 わだつみの像を破壊したのは、おそらくそんな人達だったのでしょう。
438 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 11:50:06
>>437 70年前後の学生運動の年表を見ると、高野さんが動いた時期が「頂点」で、自殺した頃は「敗戦」
の流れが決定的になった時期かな。少しはあった国民の共感も急速になくなっていった時期。
それ以降は各政治セクトが過激を争い分裂していく、腐敗し崩壊していく時期。
高野さんの日記にも、民衆は私のことを暴力学生と非難する、と自分が参加してきた運動への
感覚的な疑問というか戸惑いを感じはじめている。そして日記の内容も熱狂から覚めつつあるよう
なトーンに変ってきている。夕日に照らされた京都の街並みを下宿の窓から見ながら、日本史を
もっと勉強していこうと内省する高野さんがいる。
祭が終わったことを感じ、これからどうしよう、自分の根拠と将来を考えたのだろうか。
それから数日後、彼女は自殺してしまう。
439 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 14:46:37
学生運動と失恋が彼女の自殺の原因のように見えるが、 実際はそうではないと思う。 彼女の性格によるところが大きい。 「二十歳の原点」以前の日記から自殺や死へ向かおうとする自分の性向を書いている。 また、その傾向を修正しようと叱咤激励するもう一人の彼女がいる。 灰色、物悲しさ、空しさ、それらを伴った生真面目さが、彼女の生活すべてを基調として 背景として内向的に染めてしまう、そのなかで恋愛も友人関係も学生運動も漂う。 もしこの仮定が事実としたら、彼女のその性格はどこからきたのだろうか。 両親を含む教育環境なのか、あるいは先天的なものなのか。
440 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 15:04:07
今で言う、ハジケルことができない性格。 そんな自分を変えようとタバコを吸いはじめたり、メガネをかけてみたり、髪形を変えたり した。 イメチェン、今でもそんな女の子は普通にいる。 普通と違うところは、桁外れな生真面目さ。 その生真面目さが生活のあらゆることろに干渉してくれば、逃げ場を失って自殺もあり得る。
441 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 15:19:51
初期の全共闘の人達はメチャクチャ真面目だったのかもね。 真面目だったが、狭量で視野が狭く、心にも金にも余裕が無く焦りまくって突っ走った。 なまじ頭が良かったものだからそれ相応の理屈をつけ正当化してね。
442 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 16:22:06
日記を読んで感じる やりきれなさ ものがなしさ 暗さ は彼女の性格の基本色 波長が合ってしまう人は読まないほうがいいよ、危険
443 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 16:56:43
彼女が死んじゃったから やりきれない んじゃなくて 書かれている内容が やりきれない んだよね 基調としての暗さが横たわり、 そこへたまに生まれる小さな明るさと元気。はい上がろう として自分を励ます言葉。その過程を何度も繰り返す、そこが やりきれない。
バイト仲間の証言
>>23 日、バイトが終わった後に京都府庁そばの独身寮に雨に濡れた姿で「中村氏」を訪ねたとの証言
22日に、屋上で中村にアナキズムの本を渡す予定だったが、日記の最後の日付22日には中村
のことは書かれていない。予定そのものを止めたのか、会えなかったのかもしれない。
それで、23日に独身寮へ押しかけたのかもしれない。
そこで会えたのか、会えなかったのか? 何かあったのかなかったのか?
日記に、「かっこは自分を見失っている」と中村に言われたとあるが、高野さんの心理状態が
かなり乱れていたということかもしれない。そんな高野さんと会うことが面倒だったのだろう。
会っても正常な会話にはなっていないと思われる。
中村には、高野の思い詰めた心情、追い込まれた状態が分かってなかっただろうし、
まして自殺までするとは・・・
中村との関係が自殺の引金をひいたが、拳銃も玉も引金も高野さんの性格によって用意されてきた
ものだと思う。
バイト仲間の方の記憶から、自殺直前の高野さんの行動が少しだけ分かるようになりましたね。 日記の内容と照らし合わせてみると具体性が出てくる。 高野さん自身が語る高野ではなく、友人知人の語る高野さんがもっと出てくれば全体像と具体像が 分かるのにね。
>>445 日記は 6/22までだから
日記には無い、6/23 の自殺当日の彼女の行動だよね。
バイト仲間の記憶
23日、バイトが終わった後に京都府庁そばの独身寮に雨に濡れた姿で「中村氏」を訪ねた
バイトが終わるのは夜9:30〜10:00頃だった、とのバイトの人の記憶。
その後
>>彼女が命を絶つ数時間前に、バイトで彼女に会った友人は「死にたい…」と虚ろな表情で繰り返
>>す彼女をなだめ、午前0時過ぎにタクシーで下宿へと送り返したそうである。
下宿に着いのが0:30頃か?
2時間、下宿の部屋にいる
そして2:30頃に
下宿の人?に ちょっと出かけてきます と言って自転車で外出
>> 1969年6月24日午前2時36分、彼女は線路に入り込み、列車に轢かれて亡くなった。
その自転車はどうなったのだろうか?
彼女と一緒に轢かれたのか?線路脇にでも置いておいたのか?
99.99%自殺だろうが、酒と睡眠薬による注意力低下、それによる事故の可能性もある?
448 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 22:30:37
http://www12.ocn.ne.jp/ 〜chi0010/genten3.htm
>>アデュー
>>彼女は、部落研やワンゲル部、立命大全共闘、バイト先などで恋をするが、
>>あまり上手くいかなかった。
人間関係でどこか不器用なところがある女性だったみたいですね。
にも関わらず、さみしがりやで恋愛に憧れるタイプ。まぁだいたいのひとがそうだが。
入学してから2年2ヶ月=26ヶ月で、少なくとも5人の男に好意を寄せている。
平均すると5.2ヶ月にひとりの割合。
肉体関係の有無は関係なし。
酒に酔って安宿で初Hしちゃったワンゲル部員は入っていない。
京都国際ホテルではじめに好意を寄せた上司は入っている。
俺の場合は大学4年間で、深く好意をもった女性が2人、軽いのが1人。肉体関係はいずれも無しW
高野さんは女性だけど、ちょっと多すぎる気がする。35年前はそんなもんなのか?
はっきり言って、性的欲求がかなり強い女性では?それが気持ちの問題ではさみしさとして表れる。
反対に、さみしがりやだから、次々と男に好意をもつことになるのかな。
449 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 22:33:56
>>447 貴方の言っている事は正しいと思います。
だけど私は事故の可能性は100lとないと思います。
彼女は最後の記述を見ても死を選ぶのが必然と思いますが如何でしょうか。
この様な事書くのは非常に心苦しいと思いますが、高野さんの想いとは隔たりが
あると思えますが・・・・・・
事実関係から、私も100%自殺だとは思いますが、ちょっと可能性の問題として言って見たかった のです。すいません。
451 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 00:10:57
彼女の日記、1.政治思想関係の記述、2.恋愛関係の記述には分裂とトーンの違いがある。 1では強さと決意があり、2には弱さと無力感が出る。 1が建前と表の領域で、2が本音と私的な領域なのか。 彼女の中で、分裂する1と2が、あるときは補強しあい、あるときは衝突しあう。 1が恋の武器になり、1がなければ恋もできない。
452 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 16:19:49
日記より **中村とのリレーション。 **四・二七、五.一五、五・一九、御所で二回あい、テレを数回。 **一体、彼との結びつきはどんな関係であったのか。彼との結びつきは単に肉体のみであったの **かもしれない。とにかく訣別だ。中村についても、中村を含めた・・・以下略 2行目の日付、数字は学生集会の日程でその日に会ったということか、それともHをした日なのか? 「御所で二回会い」とは集会とは関係なく御所で会った、Hは無かった、ということか? 中村と高野が肉体関係をもったことは日記から分かるが、一緒に飲みに行ったその日一度だけなのか、 それとも上記日付がセックスした日だとしたら、4度位はしてることになる。 変なことにこだわるようだが、高野の女性としての心身からみた中村との関係の「流れ」と深さが もう少し理解できるかもしれない、と考えてのことなので許してくれ。 高野さんが日付の後にハートマークを付けていたら判断に困らないのだが・・・ 読者の皆さんはどう思われますか?
4.27と5.15は高野さんはバイトで国際ホテルへ 5.19はバイトには行っていない
454 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 17:40:01
日付は集会の日程ではなさそう。 バイト先で顔を見た、ってことだけでも「リレーショナル」になるのかな?恋する女の子に とっては。その場合は判断できない。 表現が露骨だが、寝たのが1度だけの場合は、あれはなんだったの、って尾を引くし、 3度になるとしっくりきてまた尾を引くことになるかな。 気を持たせておいて逃げられたら追うことになるよね。 6/23、未練を断ち切ろう、訣別しようと必死の思いで、バイト終了後に独身寮に押しかけた。 会えたかどうかは不明だが、とにかく絶望的な心理状態になったのだろう。 「死にたいとうわ言のように繰り返す」状態になっていた。 その2時間30分後に自殺は決行された。 彼女の自殺の 直接の原因 はここにあるとしていいかと思う。
455 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 18:02:41
彼女は最初はバイト先の上司に好意を持っていたが、中村と酒を飲みに行って関係を持った ことで中村を好きになっていった。 中村が積極的に出たのか、あるいは高野が・・・、結局は酒の勢いで寝たのだろう。 中村には恋人がいることも考慮に入れておくべきだろう。 彼女は中村を寝てから好きになった。性に対しては結構積極的だったのかもしれない。 酒が入ると、日記で理想論を書く高野とは別人になるのかもしれない。 高野をマドンナ化したり、聖女化するのではなく、リアルに実像を想像してみた。
relation ━ 【名】 (異性との)関係, 性交 have (sexual) relations with… …と性的関係を持つ. って事だから、あえて横文字で綴っていたんでしょう。 最近の「バイト仲間」の証言で、日記からはうかがい知る事の出来なかったリアルな話が聞けて ある意味寒気さえ覚えます。 そこで疑問なのですが、バイト後に中村の独身寮を訪れた事と、 バイト仲間が彼女をなだめ、午前0時過ぎにタクシーで下宿へと送り返した事の時間軸です。 こんな遅い時間のバイト後、独身寮を訪れた後に再びバイト仲間に会うでしょうか? タクシーに乗ったが下宿に戻らず、その足で独身寮を訪れたのでしょうか。 (バイト仲間は、当然そのまま下宿に戻ったと記憶していた)
>>456 高野さんと同じ京都国際ホテルでバイトしていた、立命生3人のうちの一人の記憶
http://blog.honyomi.jp/200509/article_21.html >>Aは、もし自殺するなら営業開始時間からしばらく経つ8時10分前頃になって出てくるだろうか
>>と言っています。私も同感です。
>>私たちが喫煙する彼女を見たのは、9時30分頃から10時30分頃まで、自殺するようには見え
>>ませんでした。
ビアホールだから夜の時間のことだろうと思います。
タバコを吸っていた夜10時30分以降に府庁近くのホテルの寮の中村を訪ねたのか。
推測すると、
1.中村は不在だった、まだホテルにいると考え、ホテルに再度戻った、バイト仲間に会う。
2.不在だったが、寮にバイト仲間がいた。タクシーを呼んだ。
3.中村と会った後に、寮にいた仲間がタクシーを呼んだ。
このとき中村と会えなかったのか、会えたのか、が不明。会えたとして何があったのかも。
この部分が、自殺への最後の一押しになった可能性がある。
僕は、第4の推測として、中村は部屋にいたが、会うことを拒んだと推測する。少なくとも直接顔を
合わすことをしなかった。そして寮にいた仲間がタクシーを呼んであげたと。
これが決定打になったと。
自分のレス
>>457 を撤回するようだけど、
タクシーに乗ったのが12時過ぎだから時間が余ってしまうね。
それと、高野さんにとって一番辛いシチュエーションは何だっただろうかと考えると、
中村が、寮にも、再度戻ったホテルにもいなくて会えなかったということかももしれない。
会ってたとえ辛いことを言われても、そのほうがまだまし。好きな男と接触できるのだから。
459 :
吾輩は名無しである :2005/10/15(土) 08:47:53
彼女の行き場のない喪失感、そして「旅に出よう」の詩をのこして20年間の短い 生を閉じてしまった一つの要因ですね。 最後の詩は深い絶望感を基底にしているが、静けさのなかに開放感を感じるのは死 を決意したからなのだろうか。
460 :
吾輩は名無しである :2005/10/15(土) 10:29:53
22日にホテルの屋上で中村と会う約束を電話でしていた。アナキズムの本を渡そうと妄想した。 22日の日記には中村の記述はない。 23日に寮まで会いに行ったということは、22日には会っていないのか。 中村は会うことを避けたのか。高野の必死さが怖かったのかウザクなったのか。 中村には恋人がいたらしいから、高野の気持ちには応えることはできなかった。 あるいは酒を飲んでの遊びにすぎなかったから本気になられても困るということか。 避けて逃げることになる。 中村と体の関係を持って、身も心も好きになってしまった高野。 高野にとっては心が燃える喜びの時だったのだろう。 だがそれは、ひと月も続かなかった。 「交際」を始めて1ヶ月後には中村は逃げはじめていた。 いつの世にもありがちな失恋による悲劇の話かもしれない。 学生運動が絡まってはいるが。
461 :
吾輩は名無しである :2005/10/15(土) 12:31:43
>>459 >>最後の詩は深い絶望感を基底にしているが、静けさのなかに開放感を感じるのは死
>>を決意したからなのだろうか。
確かに、解放感と、それから静寂を感じますね。
22日の日記を書き終えてからこの詩を書いたようです。
中村に渡そうと考えたアナキズムの本、その本にメッセージとして添えようとしてつくった
詩なのかもしれない。
23日は、それを渡そうと面会にいったのかもしれない。訣別の儀式として。
462 :
吾輩は名無しである :2005/10/15(土) 13:29:38
最後の詩の「原稿」は推敲されている。感情にまかせ書きなぐったものではない。 自分以外の人に読んでもらおうという意志がはたらいているのか。 彼女の弱さとして死へ向かおうとする気持ちが常にあるが、だからといって死を決意する という確たる意志はなかっただろうと思う。 彼女にとっては究極としての死をバネにして自分を励起しようという発想がいつもある。 それが思考のクセになっている。 潜在的な自殺の可能性は他の人よりも高いが、それは可能性の高さであり決定されたもの ではない、また彼女の本来の意志ではなく、弱さなのだ やはり、自殺の現実化は、その時の彼女の状況と感情に左右されたものではないだろうか。 23日の夜の出来事での感情の高まりと落込み、睡眠薬の作用などで、発作的な絶望感が 生まれ自殺してしまったのではないか。 なにかひとつ加わるか減っていれば自殺まではいかなかったのではないだろうか。
>>なにかひとつ加わるか減っていれば自殺まではいかなかったのではないだろうか。 難しいところ。 たとえば、友人牧野の部屋へ行って泣きじゃくるとか、自室に帰って朝まで寝てしまったとかで、 最も危険なその夜を偶然にでも乗り越えていれば、自殺までいかなかった・・・と言えるかどうか。 基本的な傾向としては彼女の弱さ、死への沸点が低いというか耐性が低いというのか、傷つきやす い性格がある。次の危機でまた、ということもあり得る。
親元を離れ一人暮らしをすることには様々なリスクがある。 そのひとつに心のバランスの危機がある。 まして19才という年齢は心身のバランスが危うくなる年頃。厄年とされることには根拠がある。 性と恋愛の悩み、恋愛が出来ない悩み、孤独、社会的政治的的自我の芽生え、だどのカオスが 待ち受ける。
465 :
吾輩は名無しである :2005/10/15(土) 17:42:36
失恋が原因だね。 学生運動はほとんど関係無し。 「旅に出よう・・」の詩がなければ無視できるんだけど・・・ はまってしまうものがあるんだよね・・・男心として
466 :
吾輩は名無しである :2005/10/15(土) 18:55:32
やはり学生運働も関係があったのではないでしょうか。 彼女は思い込みが強いし傷つき易い性格だと思います。政治闘争の世界とは 違う世界で物事を考えていたみたいですね。 「旅に出よう」の詩は感性に響くものがあります、それは男心としてだけじゃ ないですね。
この詩について検索してみたらこういう評価もあった。意外と奥が深いんだね。
下の方にね。
http://www6.ocn.ne.jp/ 〜kanpanda/takano.html
>>466 私も学生運動が影響していると考えていました。
かなり真剣に考えていたようですから。
でも自殺との関係は薄いように思うのです。
運動が衰退というか敗退しているという認識が彼女にはないように思います。
したがってそれほどの挫折感もなかったのではないでしょうか。
自殺は普段から考えていたようですが、実際にしてしまったのは月並みな言い方は自覚してますが、
魔が差した、ツボに嵌まった、ということではないでしょうか。
高野さんは、民青にも入らなかったし、過激派?セクトからの勧誘も断っている。 純粋の全共闘かそのシンパの学生。学生運動の組織的活動家とは違いますね。 「絶対的自由を目指した私が間違いだった」とか言ったりするけど、それほど政治的な知識はない みたいだし。でも真剣で熱心なんだよね。その辺がよく分からない。 たぶん彼女にも分かっていなかったと思う。時代の雰囲気に影響されていただけなのかもね。
469 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 00:13:14
自殺の直前に”ちょっと外出してくる”と言ってアパートを出たそう ですが、誰に言ったのでしょうか?アパートの管理人or大家さん? なぜこの時高野さんを制止しなかったのか?と思っています。 コンビニとかも無かった時代にこんな深夜にどこ行くねん!?と普通 思いませんか?
>>457 「2.不在だったが、寮にバイト仲間がいた。タクシーを呼んだ。」
ああ、なるほど、これは思いつきませんでした。
でもやっぱり現時点では想像の域を出ませんね。
中村に会いに行ったって話も、伝聞に過ぎないみたいだし…
>>469 これも不思議な点ですよね。
アパートの造りが分かればいいのですが、例えば内廊下形式で、誰かに断らないと玄関の鍵を開けてもらえない建物だったのか?
なんにしても寝ている人を起こさなければ、この発言は不可能ですね。
471 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 02:27:02
アパートじゃなくて下宿ですね。個人の家の部屋を貸しているので、他の学生が 下宿していれば2時ごろでも起きている人はいたかもしれません。 家庭的な下宿から、川越さんの下宿へ変わったとは云え、アパートとは違う思い ます。
472 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 07:32:43
みんな気になることは同じなのですね。 外出するとき、出かけてきます、って声をかけるのが習慣だったのでは? 夜中2時過ぎだから下宿の人が起きているとは考えずに、また、起さないように小さな声でね。 でも下宿の人はその声を聞いていた。
473 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 08:24:43
下宿から100m位歩いたところの天神踏切、踏切から20m位西側へ線路を入って列車が来る のを歩きながら待った。2時36分。 列車の通過時間を知っていたのかな。下宿を出てからそれほどの時間が経過していない。 列車のことは日記に書かれていなかったと思う。 漠然とした自殺の方法として睡眠薬を考えていたのは間違いない、実際に買って服用も。 現実には列車飛込み。 中村への激情が込み上げての発作的自殺だと思うんだよね。
474 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 10:47:20
この件については、父親である高野三郎氏の「失格者の弁」に書かれている とおり、彼女へのかかわりかたによって見解が違うのでしょうね。 近くにいればいるほど思いは強くなるでしょうしね。 今私が「二十歳の原点」を読んでいると、本当に感性の豊かな人だなという ことを感じます。 無為に過ごした自分の時間ということを痛切に感じさせられます。
>>467 詩への理解がない人が読むとこういうふうにも読めるのでしょうか。
残念です。
476 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 12:15:42
>>473 数日前から夜明けぐらいまで起きていたみたいなので、列車の通過時間
を知っていた可能性はあると思う。
”夜中の汽笛にはどんな意味があるのでしょうか”という記述が日記に
あったが、当時は列車無線がまだなかったので事故発生時には機関車が
汽笛を吹き鳴らして周囲に事故発生を伝えていた。
高野さんの実家は東北本線の沿線にあるので、このことを知っていたの
かもしれない。するとあの日記の記述は自殺予告?
477 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 12:16:36
「旅に出よう」の詩は6/22の未明に書かれている。 これは中村へ渡そうと考えたアナキズムの本と一緒に中村へのメッセージとして書いた 作品だと思います。彼女にとって訣別の儀式のひとつなのです。 最初は、その本を渡す時に、これが今私が信望している思想です、と言ってやろうかと考え たが、その直後、嘘っぱちだ、と自己否定している。 その後に「旅に出よう」の詩が書かれている。写真の直筆のノートを見ると言葉を付け加え たりしてよりよいものにしようという作業がされている。 自殺の数日前からの流れを見れば、中村に宛てた詩、具体的に目的をもって作られた詩だと するのが自然です。だからこそ生彩を放っている。 そしてそれは、あなたと別れ旅に出ます、私は疲れ果てました、死のイメージに満ちた旅に 出ます、という最後の訴えだと思います。 この詩は別の紙に清書されていると思う。そしてそれを中村に渡すために6/23に独身寮に 行ったのではないでしょうか。渡せたかどうかは分からない。
478 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 12:37:35
>>474 本当に感性の豊かな人
同感ですが、同時に過敏すぎて辛いだろうなという気持ちにさせられます。
自己形成過程の年齢だということもありますが、繊細で感受性が強い。
文学がそういった「才能」から生まれてくることは理解できるのですが、
本人は辛いだろうな。傍から見たら奇異な感じがするし、痛々しいかなと。
479 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 13:05:02
最近の文芸春秋に掲載された、高野さんのお母さんの話では、 自殺する数日前に京都の下宿を訪ね、悦子さんとデパートで買い物をされている、 欲しいといった茶色のワンピースとバッグを買ってあげたそうです、 その時点では自殺は確定されたものではなかった、その覚悟はなかった。 6/22と23の出来事から発作的な死がうまれてしまったと思うのです。 もし発作的な自殺に見えないとしたら、普段から普通の人より死の崖の近くにいたから でしょうね。キレやすい性格があるとしたら死にやすい性格もありうる。 通常の人より、死のコップの水量が多くて、ちょっと揺らすと溢れてしまう性格。
480 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 13:14:33
ちなみに、お母さんは、悦子さんの名前を10年間、口に出して言えなかったそうです。 自殺の罪は深い。少なくとも親より先に死んではいけない。 感性豊かなら親の気持ちも分かれ、と言いたい。 正常な感性を失うような生活はしちゃいけない。
理屈飛び交う性欲ムンムンの世界はムカついただろうな 批判するにも理屈こねなちゃう自分に疲れただろうな この人の自死を己れに結びつけて陶酔する団塊世代は醜いな
482 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 13:41:37
>>481 ズバリですね
それが分かるあなたも団塊世代
483 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 15:39:23
団塊の世代をそんなに醜いとは思いませんが、理屈を捏ねても何か最後の所 で感性的な部分へと流されてしまったのでは? そこが祭の後みたいになってしまって、すべてが終わってしまったのではな いのでしょうか。 結局理屈はあっても理論がなかった。
484 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 17:25:53
>>483 >>理屈を捏ねても何か最後の所 で感性的な部分へと流されてしまったのでは?
>>結局理屈はあっても理論がなかった。
まったくその通りかもしれません。
当時は心情とか情念とかいうような言葉が流行っていたみたいです。
正義感からとはいえ、現実ばなれした理屈や行動をしていたから受入れられず、
根拠となるものは自分自身の情念、情熱しかなかったということでしょうか。
その情念情熱の発露の場がデモに参加し、機動隊とぶつかって興奮と陶酔を体験
するということだったのかもしれませんね。
今の時代でも、理想と現実の違い、違和感を受入れていくことが大人になるという・・・
つまりは生活していくという個人の現実を優先することが社会に適応するという・・・
むしろ理想を捨てることが生きていくことだと・・・
そういったことに学生集団が心情的に数年間反抗したってことじゃないでしょうか。
結果的には叩き潰され「現実に適応」していった。
政治的な側面を考えずに世代の心理動機の側面からの見方ですが。
485 :
吾輩は名無しである :2005/10/16(日) 20:53:37
結局、叩き潰されたというよりか行き着く所まで行って自滅したという感じです よね。 私なんかは高野さん達の闘いは夜空の流れ星を見ているようですが。
486 :
吾輩は名無しである :2005/10/17(月) 14:32:29
Etsuko Takano The "starting point of 20 years old" Part 5
487 :
吾輩は名無しである :2005/10/17(月) 20:15:43
それぞれ高野さんの同世代の人たちが、人生の終末点にきて帰るべき所えかえって 来たというところですか。 人生っていったい何なのでしょうか、自分たちの思いと現実は違うと思い知った人の 人生とは何なのでしょう、その人達を信じて戦った人達、死んでいった人達へどの 様な言葉をいえるのでしょう。 「二十歳の原点」へ回帰するという事は難しい。
488 :
吾輩は名無しである :2005/10/17(月) 22:46:26
>>487 >>人生っていったい何なのでしょうか、自分たちの思いと現実は違うと思い知った人の
>>人生とは何なのでしょう、
根源的な問い掛けですが、答えは出せないでしょうね。
といっても、私は全共闘世代ではありません。、その余韻がちょっと残っている頃の世代、
高野さんの思想的な気分をまだ理解可能な世代です。
「二十歳の原点」と高野悦子を記憶を呼び覚ます鍵として、自分の学生時代を思い出して
います。記憶の中に自分の二十歳の頃の記憶が確かにありますが、これはもう自分の記憶で
はないような感覚です。過去からの時間の経過が今現在の自分を貫き継続してはいるのです
が、過去の自分は分離してしまい、自分の子供のような感覚なのです。
好きな人を前にして、なんでもっと積極的になれないの・・・
あの人は私に好意を寄せているのに、そんな冷たくしちゃって・・・
あ〜あ、そんな小さな気持ちでなにやってんだろね・・・
あんた、な〜んにも見えてない・・・そんなとこでなにやってんだかね・・・
489 :
吾輩は名無しである :2005/10/19(水) 20:48:43
高野さんの死を男女の関係と見る人と、学生運働の過程でと見る人と評価が違うみた いですね。 いったい立命館闘争とは何だったのですか、書き込みはそれぞれ真実でしょうが何か 理解不能なところがあります。仕方がない事でしょうね。
490 :
吾輩は名無しである :2005/10/21(金) 21:52:57
立命館闘争この時代では少し違った大学闘争だった。 立命館は、敗戦後末川総長の下で立命館民主主義という独自の世界を作り、極めて 自由な学園を作り出していた。 総長が反戦デモへ出かける学生へ向けて頑張ってこいよと手を振るような大学だっ た。このような自由な風土を利用して、共産党が陰湿な手段で政権を獲得して行っ ていたのが実態であり、この様な共産党の一元的支配に対する全共闘の戦いがあっ たというのが立命館闘争だった。 二十歳の女の子が恋に憧れるという過程と、大学闘争それも立命館という共産党との 過酷な闘いがあった過程で彼女の日記は存在した。 それがある意味での普遍性を持つことになったのではないかと私は思います。・
491 :
吾輩は名無しである :2005/10/21(金) 23:08:45
歴史を感じさせるスレですね。
492 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 13:54:37
やはり20才くらいの時にこれを読んでカンドーしたものだが。 今読み返してみると、「アンネの日記」の方がいい。
日記だからすべて事実だとする前提で語られることになるが、あえて疑問をも って考え直してみたい。中村との関係のこと。 中村と肉体関係が本当にあったのかどうか。彼女の一方的な片思いと願望にもと づく妄想ではないだろうかという、仮説。 日記中に、中村とのリレーションという記述があるが、単に話した見たという 関係にすぎないのかもしれない。「肉体関係だけの関係だったのか」、という 自問も、彼女の側の性欲を表しているだけのことかもしれない。 中村に「カッコは自分を見失っている」と言われ突き放されたとショックを受 けたりしているが、告白して相手にされなかったという可能性もある。 また、三日間の休みがあったらという想像で、「中村の精液を体中に塗りたく り」という妄想もしていが、過激な表現とは逆に性欲のむなしさ、あるいは 求めても手に入らないゆえのむなしさのような感覚が出ている。 なにか恋愛としての関係実体が無い脳内願望と妄想の一喜一憂のようにも見 ようとすれば見える。
中村と酒を飲んだ後、急速に好意、1ヶ月半後に自殺。 入学後26ヶ月で5人目の恋心。 この人は焦っている、生き急いでいる、明日が無いかのように。 二十歳前後はいつの世でもそういうものだと思うけど、 この時代のこの世代は特別に強い傾向がある。 大学時代が終わったら人生灰色っていうイメージが特に強い時代だったのか?
495 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 16:05:48
>>493 とすると、実際に”関係”があったのは小林だけ(しかも1回だけ)と
いうことになるのでしょうか?
>>中村とのリレーション。四・二七、五.一五、五・一九、御所で二回 あい、テレを数回。一体、彼との結びつきはどんな関係であったのか。 彼との結びつきは単に肉体のみであったのかもしれない>>(1969.6.2)** 4/27・5/15 はバイトの日、5/19はバイト無し。 この3回の日付は何を意味するのか?中村と寝た日なのか? 日記に4/27と5/15は無し、5/19恒心館にて全学バリ準備 4/27は中村と酒を飲んでいる。別の上司から心変わりをしたと後日日記 に書いているが、寝たとは書いていない。 5/17に、5/15中村と11頃まで御所で話す、とある。御所とは喫茶店? 11時以降に何かがあったなら書くと思うので、記述の通り会話のみ?
497 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 20:23:40
御所とは京都御所、立命館広小路はキャンパスが狭かったので御所がキャンパス 代わりとなっていた。 彼女は親元から離れ、一人暮らしを始め学問・恋・学生運働等自由にそして真面目 にかかわって行っていたように思えます。 彼女の生真面目な生き方に対して時代が過酷過ぎたと思います。
>>498 >>496 ですが、497は違います。
中村との性的関係で今一つ具体性が見えてこないのは、
1. 編集でカット→中村へのプライバシーの配慮
2. 実際に書かれていない→性的関係があったが彼女が書かなかった
3. 実際に関係がなかった→会話だけのデート
自殺する2ヶ月前からの彼女の行動を見るとかなり無理してる。
かなり疲れていたと思う。心身ともに壊れはじめているという感じ。
>>497 彼女の生真面目な生き方に対して時代が過酷過ぎたと思います。
その生真面目な生き方ですが、直ぐに無理が来て自分を引き裂いてしま
うような生真面目さなんですよね。
よく言われる、本音と建前、人間の心と生物としての肉体、その分裂と
対立から自己崩壊へ、そんな感じがします。
彼女が信じた?思想は、本音と生物としての欲求を抑圧する傾向か、
ストレートには認めない、正当な理由付けを求める、そんな感じが
します。
彼女はいつも自分の行動を分析し責めている。こうあるべき、という
ことにこだわり続けている。
無理だ。
500get
鈴木から中村に恋愛の対象が移った時点で、 肉体関係はあったと推測したが。
>>501 日記には真当なこと書きながら、酒飲むと人が変って、Hしてからその男を
好きになるってわけだ。そんなにイイ男だったのかな中村さんは。
中村としては、お互いに酒が入ってのその場限りのHだと思っていたが、
後で本気になられて困ってしまう。その後も少し付き合ってはいる。
小柄な女性にはエッチな人が多いと先輩が言っていたが、悦子さんもそうかも
ね。
本人の日記だけでは分からない部分がまだあると思うね。
>>493 この日記のその部分を読んで、どうしてそんな妄想するかなあ…
普通に読み取れば、この3日はHをしたという記述でしょ?
そういった経験がないと理解できないものなのかな…
504 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 08:31:38
Hがどうしただの、肉体関係がどうだの、いつまでこんな議論(?)してるの? 35年前の日記を読んで妄想膨らませてどうするんだ?
505 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 11:52:59
>>504 (寅さん風に)それを言っちゃぁおしめ〜よ!
このスレはニーチェの言葉で言えば永劫回帰なんだから。
506 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 12:01:30
>>504 たしかにね/w
たしかに前向きで生産的な関心じゃないですね。自覚はあります。
もう議論もつくされた感じだったので、
閑散スレにネタ投下してみたというところです。
自殺願望を引きずって生き、実行してしまった女性の日記、
なぜ魅かれるのかな?
自分でも不思議です。
507 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 14:34:34
30数年前の出版でしょう、本当に読み継がれているのですね。 何故なのかとも思いますが、引き継いでいるものがあるのでしょうね。 私は、本当に真面目で物事を真剣に考え書物もよく読んでいる人だと 思います。 彼女の生きた日々は、充実したものであったと感じさせられます。 それが絶望へと転化した契機がどうしても不可解な所があり論議に なるのでしょう。
>>507 絶望へと転化した契機
日記を読む限りは、直接には「失恋」と全共闘運動への失望でしょう。
でも、もっと根本的には彼女の性格、はっきり言って弱さ、そこから出てくる自死への傾き。
そして弱さに正義感と幼稚さが重なる。
自殺の数日前から自分自身を自殺へと励まし追いつめている。
だが、それでもなお、彼女の死は突発的な自死だと思いたい。
二十歳の原点が孤独、その認識がどこから来ているかと言えば、彼女の性格以外にない。
異常なこと、少なくとも普通じゃない。
509 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 21:42:38
死への願望と具体的な死との間には途轍もなく深い闇がある。 彼女が自殺について書いている所が何箇所かあるが、それは思いであり一線を超え て行くものではないでしょう。 通り過ぎれば青春の一こまであったかもしれない。 「絶望」は死に至る病ですか・・・・・・・
>>509 >>通り過ぎれば青春の一こまであったかもしれない。
ここの部分の判断が難しい所ですね。
どんな環境にいても死んじゃったようにも思えるし
少しイイことがあったらそのままいつも通りに
でも彼女、人間関係を自分で切っちゃうんだよね、親子関係友人関係も。
それで孤立し行き詰っていく。
失恋し、運動に失望し、下宿で今後のことを考えたんだろうね。
それで絶望しちゃったんだろうね。
アルバイト先には中村がいる、授業料不払いだし暴れちゃったから
大学にも戻れない、栃木の親の所へも帰れない。
行く所、帰る所無し、金も無し。
本当に孤独になって、さらに絶望が加わった。
当時流行った思想が悪いのか、高野が悪いのか。
とにかく悲劇ではある。
救いは、短い間とはいえ、サークルとか楽しく充実した大学生活も送る
ことができたということかな。冥福を祈ります。
当時の学生運動を真面目にやっていた人達、はまってしまっていた人達 に共通する価値観として、 金に執着しない、というか金のことなど考えていないんだよな。 良い就職するとかも考えてない。将来のことを考えていない。 若さ故の長所でもあり、同時に短所でもあった。 金がなくちゃ生活できない生きていけない。このことを忘れているのか 考えたくないのか。 戦いに破れたその後に、金と仕事と生活の問題が現実として降りかかる。 勘のいい高野さんは、そのことを先取りして絶望しちゃったんだろうか。 栃木の実家に帰れたらよかったのにな。
512 :
吾輩は名無しである :2005/10/24(月) 21:12:37
>>511 それが本当としたら、運動として継承できないのは当たり前ですね。
それでも、そういうことを追求するのが運動としたら自己満足ではないでしょうか。
高野さんはぎりぎりの所で考えていたのではないでしょうか?
高野さんだけでなく、運動していた学生達は明日にでも彼等が目指す社会が実現すると 漠然と考えていたのではないでしょうか。何を目指していたのか具体像も分からずに。 現実を客観的に冷静に見れず、自分の都合の良いように見えてしまう。 思想とか理論とか難しい問題があるのでしょうが、最終的には若さ故の正義感と熱狂、 若さ故の美意識と幼稚さ、それらに根本的な問題があったのではないでしょうか。
515 :
吾輩は名無しである :2005/10/24(月) 22:35:12
当時運動していた学生達は、全存在をかけて戦っても勝利できるとは考えていな かった。一生かけても理想社会が実現できないことにうすうす気付きながら活動 していた。でも、正義感がそれをゆるさなかった。「連帯を求めて孤立をおそれず、 力及ばずして倒れることを辞さないが力尽くさずして倒れることを拒否す」東大に 落書きされた有名なことばであるが、当時の活動家の気持ちをよく表していると思 います。活動にのめりこんでいった人たちの多くは、経済的には比較的恵まれてい た人が多かったことも確かでしょう。家庭が経済的に困っている学生はそれどころ ではなかった。自分が稼がなければ、親、兄弟に迷惑がかかってしまうと、思想的 には同調しながらも活動できないでいる人もいた。
六月十九日 雨 「ティファニー」にて 一切の人間はいらない / 人間関係はいらない / この言葉は 私のものだ / すべてのやつを 忘却せよ / どんな人間にも 私の深部に立入らせてはならない / うすく表面だけの 付きあい をせよ / 一本の煙草と このコーヒーの熱い湯気だけが / 今の唯一の私の友 / 人間を信じてはならぬ / 己れ自身を唯一信じるものとせよ / 人間に対しては 沈黙あるのみ / 傷つき打ちしがれた人の悲しい防御心理が強く出ている。開き直って自分を保つしかない。 でも、まだこの時点では「人間」とこれからも「付きあって」いく「私」という意識は持っている。 旅に出よう の詩の三行前に「もし私が彼といっしょに[燃える狐]の情感をたぎらせていたとした ら。」という記述がある。中村との付きあいに最後の一縷の望みをかけた言葉だろうか。
517 :
吾輩は名無しである :2005/10/25(火) 02:22:50
最後の部分の記述ですが、この部分は「何もないのだ。何も起こらないのだ。」 と書いている事と繋がらないですね。確かに一縷の望みをかけたのかもしれません。 この段階では、まだ睡眠薬はあまり効いていなかった。 この後、睡眠薬が効きだして朦朧とした意識の中で列車に向かっていってしまった。 既に精神的には彼女は死んでいたのでは。
>>517 「この後、睡眠薬が効きだして朦朧とした意識の中で列車に向かっていってしまった。」
この後?自殺したのは丸一日経ったあとだよ?
6月22日の日付の範囲内の最後部に「旅に出よう」の詩が書かれている。 日付無しで23日の深夜に書かれた可能性もあるが。 6月23日はアルバイト(先)に行っている。 この23日に中村と何等かの接触があったのか、会えなかったのか。 どちらにせよ中村との関係に希望が断たれた日だったのだろう。 バイト仲間の証言に、23日の夜12時頃に、うつろな表情で死にたいと言っている悦子さんをタクシ ーに乗せた、とある。下宿に帰って「旅に出よう」の詩を23日の日付を入れず、22日の後に書いた 可能性もある。
23日夜12時20分頃、タクシーで下宿に着いて、いつものとおり日記のノートに向かった、 そして新しいページを開き、日記ではなく詩を書き始めた、 いつものような、今日のできごとを振り返り、反省したり思考を加える意識の方向性ではなく、 現実ではなくイメージの世界へ向かわざるを得なかった。 そのイメージの世界は、彼女が好きな山々の内側、彼女が自然に帰ることができる原始林の内部、 苦痛から開放される平穏で静かな場所、苦痛や悩みを洗い流し清めてくれる水と風のある場所、 そこでも独占機械工場の煙草を一本、、一息ついて、これから向かう永遠の静寂の世界へ沈もうと する世界
521 :
吾輩は名無しである :2005/10/26(水) 20:29:21
そうか彼女は23日バイトに行き、終了後中村の下宿まで行ったが彼に会えなくて 下宿に帰り、すべてを失った絶望感から死への行動をとって行ったのか。 この当時立命館の大学闘争も終焉していたのですね。 家族・友人・恋人・闘いの総てを失ったのか、たまらなかったでしょうね。
522 :
吾輩は名無しである :2005/10/26(水) 23:05:15
すべてを失うと荷物もなくなり より自由を手に入れられてたのにね
煙草、深酒、睡眠薬、寝不足、栄養不足、会話不足からの離人症、バイトと運動による疲労の蓄積、 結果として心の不安定と危機 体から見た自殺の原因
524 :
吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 05:05:29
高野さんが飲んだ睡眠薬ってあまり効かなかったのですね。 睡眠薬自殺なんてこの時代は出来なくなっていたのか。
もっと別な男と酒をのみに行っていれば死ぬことにはならなかっただろうな。 中村とスナックに行って語り明かし、酒が入ると大胆になる悦子さんも「火遊び」をしてしまった。 その後短期間に2度ほどの「関係」を持つ。 愛に飢えている悦子さんがマジで本気モードになってしまった。 中村には彼女がいるし逃げモード。 だが、中村にとっては相手が悪かった。自殺願望をもつ鋭敏で詩的な感性の女だ。 経緯と悦子さんのつらい気持ちがが書かれた日記を残されて自殺されてしまう。 しかも本になり出版され、ベストセラーになってしまう。 結果的に、女心を「もてあそんだ」男に罰が与えられたことになった?
>>525 中村は被害者かもしれんぞ。
スナックで朝まで飲み明かしたが、寝たとは断定できん。
一方的に片思いされて困っていたのかもしれん。
で、一方的な感情を書き連ねた日記を公表されて、しかも弁明の機会も得られずにな。
527 :
吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 21:40:15
この高野って本当にどんな人だったのでしょうね。くそ真面目で、もう少し遊び があっても良いじゃない。 セックスに何でそこ迄固執しなければならないのですか。 生死を賭けるほどの問題でもないでしょう。
528 :
吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 21:47:01
529 :
吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 21:48:10
結局全共闘運動ってこのレベルだったのでしょうか。 重信房子さん帰ってくるのは良いけど、何をした人って感じですけど。 本当の闘いってもっと違うのでは、というのが私の感じです。 高野さんの死について答えきれていないとこるから次の問題が始まる。
530 :
吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 21:59:37
そんな高尚なこと2ちゃんに書くなよ姉さん
531 :
吾輩は名無しである :2005/10/28(金) 22:29:26
>>529 高野さんの死について答えきれていないところから次の問題が始まる。
次の問題って何ですか。
本当の闘いっていったい何なのですか。
彼女たちの生き方を超えることが出来た人でしかいえない言葉ですね。
532 :
吾輩は名無しである :2005/10/28(金) 22:36:25
>>529 高野さんの自殺には、学生運動の影響はたしかにあるとは思う。
熱狂していた運動の行先が見えてきて挫折を感じはじめていたこともあるが、
人間関係、とくに男女の仲、恋愛論にも当時の社会主義思想?の影響で、理想論と抽象論に傾きすぎ
ている感じがする。高野さんの日記にもそれが出ている。
一方で、現実はと言えば、出会いの偶然性があり、善意とともに悪意もあり、生物としての生々しい
愛欲の具体がある。それも高野さんの日記に表れている。
理想論的な建前が、自然な本能的な男女の恋愛を不自然なものにしてしまってはいなかったか?
日記に戻ると、高野さんが急速に自殺へと傾いたのは、何度か中村に電話をしたが留守であったり
返信が無いことが続いた後で、中村に拒絶されたと考えたからだと思われる。実際に距離を置かれ
たのかもしれないし、恋する女の焦燥感がそう思わせたのかもしれない。
いったん、今いる泥沼の現場から離れて栃木の家にでも戻れればよかったのだけど、今というクモの
巣に取り巻かれ、焦れば焦るほど心も体も縛り上げられていった。
旅行でもしてみようかという記述もあるのだが、「旅に出よう」の詩に変ってしまい、実際の旅行
にはならなかった。目先の今と現場で、死への旅になってしまった。
それほどまでに疲れ切っていたということかもしれない。
533 :
吾輩は名無しである :2005/10/28(金) 23:11:10
全共闘のデモに面白半分で参加したことがある。それも最後尾に付いて行っただけのヘタレ参加。 機動隊の迫力は凄いものだった。紺色の兵士の群れ。今でもジュラルミンの盾の色と音を思い出せる。 そんなデモに女性の高野さんが本気で何度も参加するってのは強い意志と勇気が必要だったと思う。 それもどのセクトにも入っておらず自分の意志のみで参加していたようですので、運動の正誤はとも あれ、彼女はかなり熱心な活動家だったのだろうと思いますね。 でないと参加できるようなものじゃない。
534 :
吾輩は名無しである :2005/10/29(土) 09:47:16
北方謙三氏が水滸伝読本の中の対談で全共闘運動について言っています。 「参加者の八割九割は、イデオロギーらしき言葉を発したけれど、本当のイデオロ ギーはなかった」これが本当の所だったのでは? 「二十歳の原点」を読んでいても「本当のイデオロギー」というものがないと思い ます。 そういうイデオロギーがなく、鋭敏な感性と創造力の豊かさが感じられるから読み 継がれているのではないでしょうか。
>>534 鋭敏な感性 は感じ取れますね。創造力の豊かさはそれほど感じませんが。
読み継がれるのは、形の定かではない恋愛の煩悶に共感がもたれることと、
悲しい自殺を惜しみ同情する気持ちが働くからだと思います。
分からないのは彼女がなぜこれほどまでに学生運動へのめり込むことになった
のかということ。時代の環境の他に、彼女の内部の何がそうさせたのか?
>>534 北方謙三は1947年生まれ、高野悦子は1949年生まれ、2才違い、ほぼ同年代の方ですね。
「本当のイデオロギーはなかった」と当時中央大学の法学部の学生?であった北方さんが感じた
わけですね。北方さんの言うイデオロギーが何を指すのか分かりませんが、政治性のことだとした
ら、何となく分かるような気がします。そこに全共闘運動が線香花火のように消えていった本質と
性格があるかもしれない。
537 :
吾輩は名無しである :2005/10/30(日) 20:28:01
高野さんは高校生の時から学生運動や社会運動に興味をもっていたようですね。 「青春の墓標」を読んだり「アルジェの戦い」を見たりしていたのですから。 それは正義感、憧れみたいなものだったのでしょう、立命館日本史を希望を希望した のもその延長線上と考えられます。 立命館入学後、共産党系の人達との接触により労働運動・沖縄闘争・部落問題等へ係 るが、文学少女で思い込みの強い彼女にとっては政治的人間達は違和感を感じる存在 だったのでは。 ワンゲルに参加し、もう一度自分を見直そうとしていたが満たされないものを感じて いた。そうしたところへ大学闘争が始まりその非妥協的ロマンチシズムにのめりこん でいったという事ではないのでしょうか?
>>537 非妥協的ロマンチシズム
初めて見る用語ですが、そのものズバリって感じですね。
高野さんの性格にも言えますね。
「非妥協的ロマンチシズム」でGoogle検索したけど該当なし。
>>537 さんの造語ですか?
539 :
吾輩は名無しである :2005/10/31(月) 21:43:11
造語といえばそうでしょう、だけど高野さんの悲しさや全共闘の闘いのある意味での 悲惨さはそういう事ではないのでしょうか。 冷徹な政治闘争の中に、個々の人の生き様を運動論として持ち込む大変な事ですよね。
大学に入って2年以内に彼氏ができていたら、それほど過激な運動へのめり込まなかっただろうし、 自殺することはなかったと思う。 日記には、男の人から声をかけられたり笑顔がでかえされたりすると、幻想を持つな期待するなと 過剰な反応している。ファザコンを自認する彼女は恋愛がしたかったし、安心して身を任せられる 恋人がほしかったんだろうな。それがかなわず傷心を深めていった。 残念ながら、不器用な文学少女の彼女を受け止め理解してくれる男が周囲にいなかったということ かな?彼女に好意をもつ男もいただろうが、真面目でアプローチしなかったんじゃないかな?
541 :
marux :2005/11/01(火) 18:13:13
男性と言うより、理解者や自身を包んでくれる神の様な存在を求めていたのではない。自身の存在を支える絶対的なものを求めていたのではない。だから現実の人間に失望や絶望をしたのではないか。
>>541 理想的男女関係を求めていたとは思うが、それほど現実離れした男性象を求めていたとは
読めない。ファザコンを自覚しているしね。
彼女は2年位の間に何人もの男性に好意を寄せているが、形の無い片思いや憧れに近い。
中村との関係では、今度こそという気持ちが強かったのではないでしょうか。
ごく普通の男子学生の、僕と付き合ってくれ、という一言があって付きあっていれば
死んではいないと思う。
こう言うと彼女をバカにしているように思われてしまうが、若い男女はそういうもの。
異性に受入れられる喜びとはかなり根源的なもの、生きる力になるものだと思います。
543 :
吾輩は名無しである :2005/11/01(火) 22:06:39
>>542 貴方の言われる世界は結局願望の世界で、男と女の世界に根拠を置かれなかった
所に彼女の虚しさがあるというと所もそうでしょう。
結局政治的にも日常生活的にも中途半端だったんですよね。
だらしなくって、情けなくって、いいわけばかりしていてこの日記て何なのという所が
が本当に今考えなければいけない大切な所だと思いますが?
544 :
吾輩は名無しである :2005/11/01(火) 22:19:49
だけど本当のことを言っているのがいいのじゃない。 皆適当で、いい加減なことばっかり言っている所から見ると随分違う世界だと 思えますが?
545 :
吾輩は名無しである :2005/11/01(火) 22:34:20
>>1 にupされている「旅に出よう」の原稿写真(日記のノートに書かれたものの写真)
これは製本の詩とは少し違っている。
写真には無くて製本にはあるもの >>出発の日は雨がよい で始まる二章目(全3行)
1. 写真に撮れていない原稿(ノート)があるのか、
2. それとも完成された詩として別の場所に(紙に)書かれたものがあるのか
3. 那須文学に関係していた父、三郎氏が出版に際に加筆されたのか
いずれにしても、99%は悦子さんによる詩であることは間違いはないんだけどね。
546 :
吾輩は名無しである :2005/11/01(火) 22:52:28
>>545 本の通りに、その詩が6/22の日記の後に続いて書かれたものかどうかが分からない。
「早く眠りたい。二時三十分、深夜」と筆を置いた感じの後に、その詩が出てくる。
別のノートに、別の時間に書かれた詩を、日記の最後にもってくるという「編集」が
出版の際にあった可能性もある。
547 :
吾輩は名無しである :2005/11/01(火) 23:00:08
高野さんの日記の一部が、その年69年9月に那須文学に公表され、 次に朝日ジャーナルに掲載され そして新潮社から本として出版
548 :
吾輩は名無しである :2005/11/02(水) 15:12:52
>>542 私は高野さんと同じ女性ですが、まさにその通りだと思います。
高野さんは何も難しいことを望んでいたのではないでしょう。
ただ、同年代の普通の男(と言っても自分も好きになれなければしょうがないのでしょうが)
と付き合ったりできていれば自殺することもなかったと思う。
中村さんがどういう人だったのか分からないが、高野さんの日記で読む限り
ごくありふれた若い男の人だったのでしょう。(チャンスがあれば彼女がいても
浮気をしてしまうような)
そんな中村さんに高野さんが一時でも寂しさから甘えてしまい、
受け入れられなかったことが自殺の大きな原因だったと思う。
高野さんが亡くなる直前、6月23日の行動を 過去の証言と、最近出てきた記憶証言をすべて事実として仮定し、つなげると、 1. 23日午後8時10分 バイト先に (同じ大学のバイト仲間abc男3人の一人の記憶)*最近 2. 午後10時過ぎ? バイト終了後、下宿に戻る? 3. 午後11時頃 下宿を出たらしい (下宿宅の川越さんの記憶)*最近 4. 午後11時以降 その後、中村を訪ねた(府庁近くの寮)? 5. 午後12時頃 バイト仲間が高野さんをタクシーに乗せた(バイト仲間、場所不明)*当時 6. タクシーで下宿に戻る? 約2時間下宿自室に 7. 24日午前2時半頃に下宿を出る「ちょっと出かけてきます」 (川越さん家族証言)*当時 バイトガ終わって一旦下宿に帰った、そして夜11時にまた出かけた、中村に会いに行ったのか? 会えた?会えなかった?ここで絶望する? 虚ろな感じで死にたいと言う悦子さんを、バイト仲間 がタクシーに乗せる、下宿に帰る、 24日午前2時30分「ちょっと出かけてきます」と声をかけ天神踏切へ
550 :
吾輩は名無しである :2005/11/02(水) 20:47:59
>>549 一旦下宿に戻ってから中村の寮を1人で尋ねたとすると、なんでバイト仲間
が高野さんをタクシーに乗せたのか?との疑問が出てきますね。
>>1 さんがリンクしている 旅に出よう の詩の原稿写真を拡大してみると
「旅にで[かけ]よう」の前に、私に嘲笑の別れのあいさつを送る日[私] とある。
詩の書き出しの実際は、↓だと思う。
/ 私に嘲笑の別れのあいさつを送る日 私旅に出かけよう /
もしこの詩を22日ではなく、23日の夜タクシーに乗せられて帰ってきて、自室にいた自殺直前の
2時間で書かれたものだとしたら、詩には推敲された跡もあることからして、それほど混乱した
精神状態ではなかったと思われる。
「ちょっとでかけてきます」の一言も混乱してはいなかったということ。
気分転換に外に出ただけなのか、そして魔が差して飛び込んだのか
あるいは覚悟を決めた自殺だったのか
>>550 そうですね。なんでバイト仲間が・・・
約1時間のうちに高野さんがどこへ行ったのかが分からないですものね。
考えられる行先として、中村がいるはずの寮、仕事先のホテル、いつも行っていた?飲み屋
とか。どこにせよ中村を追っていたと思うのです。
なぜかといえば、6/21の日付内にある「その何とかいうやつにやる本と手紙・・」を渡すた
めに。
私の想像では、結局渡せなかった、会えなかったと思うのです。ここで中村に会えて感情を
ぶつけておいたら、その日の自殺はなかったのではないかと思うのです。
別れの決意をもって会いに行ったが会えず、想定が崩れ意気消沈し自壊してしまった。
553 :
吾輩は名無しである :2005/11/03(木) 05:10:52
府庁から高野さんのバイト先は近いのでしょうか。 もし近いのでしたら、高野さんは中村に11時頃会いに行って会えなかった、そして ふらふらとバイト先まで歩いて行き、後片付けをしていたバイト仲間に「死にたい」 と洩らし慰められてタクシーに乗せられたのでは?
554 :
吾輩は名無しである :2005/11/03(木) 07:09:46
同じバイトをしていた「立大生三人組」は「タクシーに乗せた人」「死にたいと言っていたと証言した人」ではないと思われる。
http://blog.honyomi.jp/200509/article_21.html …と、その関連記事。
それでは誰なのか?
「タクシーに乗せた人」
1.中村と同じ寮の誰か。(且つ同じバイトをしていた人か?)
2.中村本人。
「死にたいと言っていたと証言した人」
1.鈴木主任。
2.中村本人。
3.「立大生三人組」以外の同じバイトをしていた人。
4.中村と同じ寮の誰か。
>>554 そうか、中村氏本人の可能性もあったんだね。
「タクシーに乗せた人」「死にたいと言っていたと証言した人」は、証言内容の流れから
して同一人物か複数の人だと思います。
ところで、この証言はどこにありましたっけ?
556 :
吾輩は名無しである :2005/11/03(木) 15:45:52
連合赤軍と「二十歳の原点」に書かれている。 ここでは、バイトで会った友人となっていますね。立命館大生ではない人中村でも ないのでは。 このサイトを立ち上げた人が事実関係詳しそうですね。
557 :
吾輩は名無しである :2005/11/03(木) 22:37:57
>>558 友人U氏は、京都新聞の身元不明自殺記事を読んで、もしやと思い警察に行ったか問合せした
人と、団塊世代ベンチ組氏はカキコミしている。
560 :
吾輩は名無しである :2005/11/03(木) 23:57:11
天神踏切で事故なら、汽車はすぐには止まれず、小学校あたりで停車したのでは? 夜中の検分だったでしょうが、川端さんは気がつかなかったのか?
>>559 団塊世代ベンチ組=U氏?
なにかもったいぶった感じで気持ち悪い
562 :
職場にて空想中 :2005/11/04(金) 13:34:16
「views」の記事について、記事は女性のライターが書いていました。 内容は、自殺原因は失恋、シアンクレールは移転、そしてシアンクレールの写真が掲載されていたと思います。 しかし「えっちゃん」のコメントから下宿先の大家さんからの情報が記載されていたと思うのですが、 全く記憶に残っていません。一度しか目を通していないので誤りがあるかもしれません。 類推1 gakkokamenさんのブログから、ホテルに連絡があったのは24日ではないか。 25日の午前中に警察から父親に連絡されているので、25日では辻褄が合わないような気がします。 地方出身者の確認では、下宿先、大学、バイト先に当然事前確認すると思われます。 時間はオープン時間の午後5〜7時の間(オープン時間不明の為)ではないでしょうか。 ホテルに電話があれば、当然実家や下宿先も確認できたのではないでしょうか。 ホテルへの連絡を遅めの7時としても、その後1時間以内には実家や下宿先は判明したのではないか。 そう考えるとなぜ家族への連絡は翌朝になったのだろうか。 当然24日中には、帰省の可能性を含めて、警察、下宿先が実家に連絡するのが普通ではないか。 指紋照合や人定の確認に手間取ったのだろうか。あるいは夜間による家族への配慮。それともお役所仕事。 少し疑問が。
563 :
職場にて空想中 :2005/11/04(金) 13:38:51
類推2 23日の行動について、バイト終了後寮を訪問する場合、ホテルから寮に向かうのが普通ではないか。
しかし下宿先の大家さんの証言から下宿から寮に向かっていると考えられます。
バイト先遅刻ということで、慌てて中村さんに渡す手紙などを忘れ、下宿に戻り、寮に出かけたのかもしれない。
忘れ物は、何も持っていなかったとの情報もあり、ポケットに入る手紙としました。
しかし寮に不在の為、日記に記述されているお店に中村さんを訪ねたのかもしれません。
しかし会えず、バイト仲間に会ったのかもしれません。
そして「タクシー」の話につながったのかもしれません。
但しビアガーデンやメンダイのバイトの人数や配置は分かりませんが。
類推3 「旅に出よう」の詩について、下記サイトに友人等の手紙の抜粋が掲載されています。
最後のY氏とK氏の記載からY氏は日本史学科のクラスメイト、K氏は日本史学科の4回生で、全共闘のリーダー格の人物ではないでしょうか。
(Y氏の手紙に書かれているKさんはK氏と同一人物)K氏はその記述から西那須野の実家を訪問し、遺族と対面している可能性があると思われます。
その時日記を見せて頂き、書き写したのではないか。それが全共闘の機関紙に転載されたのではないでしょうか。
全共闘の友人が日記を発見したとの情報もありますが、Y氏の手紙には「高野さんはいつも殆ど一人で淋しそうでした。」記載もあり、関係は薄かったのではないでしょうか。
また牧野さんからとの情報もありますが、牧野さんは多分全共闘に関わっていないと思われます。
http://www12.ocn.ne.jp/~chi0010/letter.htm 類推に類推を重ねた結果を記述させて頂きました。
http://blog.honyomi.jp/200509/article_21.html を参照
団塊世代ベンチ組さんの情報発信を期待しています。
〃. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ヽ , 彳. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/バ;ヾメ;:`ミ_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .゙、 //. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//:7- __ _ ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ヽ ´/. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//_/ ̄ ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .', 〃. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// / _,,._ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .゙, 《, ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ヾ、 ,;ii〃"゙`ミ;.i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .i| 、{. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ト〈、`゙,. , ´ ,._.,.,、,_ `゙|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .゙, i". ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;リヘソ,> Y! i〃 <.(;・),゙ゞノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .《 ほんと〜につまらぬものは人生。なにをやったってむだですよ ((. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;人"´`.:;;l l;.゙ `^''ーヾ`,リ!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .リ ソ. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;i r'(;. );:.. l |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ヾ, 失敗したのも成功したのもあなたのせいじゃない ゞ. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;i┘ ヽヘ、;ハ ,) /!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ゞ ヾ". ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ヾ;: ,:; 人;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .((._ < もうやめませんか自己啓発。生まれてきた条件・環境こそすべて .`゙》. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;| :;;i 、-‐‐:v.‐-:、_ 〃;: !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .〃 .ノリ. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙、:;| `ヾニゞ‐;;;;ニフ j|;. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .{{ ((. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、 - ̄ ,./;:. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ソ, _.)). ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ilヽ、._ ;,. ,.:-‐'"/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ノノ 彡. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;》 \ニ ;`  ̄ . ::;〃─ン;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .'"< ソノ. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;リノ! \``ー ;彡 /ミ;;;;;;;、;;、;;,; .乂ミヾ、
565 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 21:30:38
色々興味深く読んでます、自分がどの様に生きるかを真剣に問い掛けるのは いいことじゃないですか。 日常生活の忙しさで忘れていた事を思い出させてくれます。 ワンゲルの人の手紙も、同級生の手紙も感じさせられるものがありますね。
いつも寂しそうに一人でいた・・・、活動家仲間の思いで モテそうでモテナイ女性だった? それとも文学少女で近づき難かった?
♥
新ネタが出てこないとループするだけだね。 日記に登場している人のカキコミ希ボンヌ。 とくにワンゲルの小林君とか。 年齢を考えるとネットなんかやってないかな。
569 :
吾輩は名無しである :2005/11/06(日) 22:15:07
過去をほじくりかえして何になるんだ? 今の自分を生きるのにそれは必要なことなのか?
570 :
吾輩は名無しである :2005/11/06(日) 22:32:13
確かに。 ここ最近の流れは気味悪い。
571 :
吾輩は名無しである :2005/11/06(日) 23:16:30
高野悦子が最も嫌うタイプの男達が勘違いしてゴソゴソ蠢いているだけ
573 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 09:28:02
じゃ、あなたは。
>>573 私は女です、でもやっぱり嫌われるでしょうね。
どちらにしても現実を見失わないようにしましょう。
高野悦子が行ってしまった方向ではなく、そうあろうとした方向へ向かいましょうよ。
そういう読み方もあります。
575 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 12:49:05
どうぞ、ご自由に。
576 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 14:06:13
いえいえそんな
悦子さんて、本の写真は可愛いけれど、同級生が公表した写真ではオバサン顔ですね。 二十歳前としては大人びている感じがする、それに頭良さそう。 昔の大学生って今とちがって大人って感じですね。
578 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 17:08:47
人違いじゃないの。
時代は違っても学生時代なんて奇麗な女性ならチヤホヤされてモテまくるもんだよ。 男の場合も同じでイケ面は暗かろうが明るかろうが結局はモテル。 リアル現実はそんなもの。 何度も失恋みたいな状態になるのはそれほどでもなかったってことじゃないの。 それにしても中村という男も可哀想だし被害者の一人だと思うが、彼女がるのに 真面目でネクラで自暴自棄で自殺願望をもった女性に手を出したのだから自業自得 かな。これほど執着されるってことは二枚目の優男だったのかな?
イケ面でも暗いとダメだと思うが。 それは579がイケてないからそう思ってしまうのか・・・・ 隣の家の芝は青い。
>>580 オレか?キンモ〜で暗いときてるからモテルわけがない。
暗いイケ面がモテタ時代があったんだよ。
演劇青年とか文学青年とかいってな、母性本能くすぐるんだそうだ。
582 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 20:06:34
高野さんは好きな人に思想書渡そうとしたくらいだから うまく自分の恋愛の気持ちを相手と分かち合うすべを知らなくて 不満で満たされるような悲しい恥ずかしがり屋みたいな感じする。
>>582 好きな人に思想書渡そうとしたくらいだから
いいとこ突いてるね。
このあたりが当時の時代の特徴だろうね、悲しい特徴。
思想とか人格論で包んで愛情や性を表現しようとする。
愛情と性をそのまま自然なものとして肯定できず、理論化
して複雑にしてから肯定しようとする心理と思想。
>>582 好きな人に思想書渡そうとしたくらいだから
いいとこ突いてるね。
このあたりが当時の時代の特徴だろうね、悲しい特徴。
思想とか人格論で包んで愛情や性を表現しようとする。
愛情と性をそのまま自然なものとして肯定できず、理論化
して複雑な包装紙に包んでから肯定しようとする心理と思想。
585 :
吾輩は名無しである :2005/11/08(火) 14:49:50
確かに。 もうちょっと自分の気持ちに正直に、「好きだ」という感情をドンと表に出せれば 色々楽になれた面があったろうと思う。 なにか、学問を通じて自己を高めようとか、あらゆることを理論化しようとか (もちろんそういうことは重要だが)いうことを 恋愛と切り離して考えても良かったのにと思ってしまう。
586 :
吾輩は名無しである :2005/11/08(火) 21:44:23
このスレずっと読んでますけど、高野さんと一緒に立命館闘争を闘った仲間の 話が出てきていませんよね。 何故でしょうか、バイト仲間だけの話では少し見えない世界があると思いますが、 もし彼女の闘争の仲間がいれば少しでも話を聞きたいですよね。
587 :
吾輩は名無しである :2005/11/08(火) 22:57:34
そうだね。もっと闘争仲間(と言っていいのかどうか)の弁が出てきても良さそうな気はする。 でも何となく高野さんは周りとなじめず(あるいはなじまず)一人きりでいるイメージがあるから あまり仲間、というのはいなかったのかもね。
588 :
吾輩は名無しである :2005/11/17(木) 23:41:02
吾輩は名無しである
「生」と「死」という二つの状態がある。 死ぬことは「生きる」ひとよりむずかしい。死ぬ、すなわち自分を殺す、 自殺することだからだ。「生」に対して積極的な姿勢がなければ自殺はでき ない。私は自殺する勇気さえない。そして生きている。朝は食事ぬきで学校 へ行き、昼には盛況の安くてまずい御飯をたべて生きている。人は食物をと り、住まいと衣服があれば生きられる。私はただ時をすごすために何かをや っている。クラブ活動を、勉強(?)を。 行動には一貫した目的がない。けれども何かをやっていなくては自殺しな くてはならないから何かをやる。 -1967.11.18-
590 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 23:46:03
.
591 :
吾輩は名無しである :2005/11/19(土) 02:49:37
>>589 この様な事を書いている間は自殺なんてしないですよね。
592 :
吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 06:11:06
原点は昔読んだのですが、このスレを見て序章、ノートの存在を知り読み終わりました。 高野さんをより知りえたと思います。 しゃんくれの登場キボン
593 :
原点 :2005/11/20(日) 18:43:00
新潮社 大門さんを誰もたどらないとは、不思議ですなー。
594 :
吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 20:03:21
高野さんがよく行っていたモダンジャズ喫茶「シャンクレール」。 「思案くれる」をもじったものか? 京都には「ダウンビート」もあったここの方がすき物が集まっていたみたい。 シャンクレールは学生さんの憩いの場だったようですね。
595 :
新潮社 大門さん :2005/11/21(月) 18:28:14
>593 >新潮社 大門さんを誰もたどらないとは、不思議ですなー。 知っているならお聞かせください。
596 :
吾輩は名無しである :2005/11/21(月) 18:51:40
私も最近三冊読み終わりました。 “ノート”に暖房の無い部屋でブルブル震えながら勉強していると有りました。 どこかで見た古いマンガにマフラーに毛糸の帽子、どてらを着て勉強している受験生が描かれていました。 そう言えば、部屋の灯りは同じくスタンドだけだった様な? 高野さんより、少し年下ですが叔父も高校時代下宿していました。 体調を崩し医者に行ったら診断は栄養失調で血液を注射されたそうです。 …叔母と結婚する時の約束はメンマだけは食べさせるなって事なんですけど、どうやら毎日メンマしか食べさせてもらえなかったのが理由だそうです。 はぁー。凄い時代だったのですね。
1949湯川秀樹がノーベル賞を受賞。 1950朝鮮戦争が起こる。 1951サンフランシスコ平和条約を結ぶ。 日本代表の吉田茂首相は、アメリカ合衆国など48カ国と平和条約を結び、よく1952年、日本は独立 を回復した。 日米安全保障条約を結ぶ。 1953テレビ放送開始。 1954防衛庁・自衛隊ができる。
598 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 20:34:01
1956 東海道線全線電化 1958 赤線廃止 ○| ̄|_ ←サブローさん 20系あさかぜ&ビジネス特急こだまデビュー 1960 初のDC特急はつかりデビュー、つばめ・はとEC化
1949年生まれ、戦後4年、戦後処理が終わっていない時代。 第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争。 この世代の学生の心情が分かる気がする。 運動の下地として反戦平和の気持ちがあったんだろうなと。 これと社会主義が結びついて学生運動へ。 ただ、高野さんの自殺は学生運動とは別の流れにある問題だと思う。 絡み合ってはいるが、その線上で主因として、起きたものではないと思う。 やはり彼女の性格、彼女自身の内部にある流れと傾向が突発的に、しかも顕著に 表れてしまったことが原因と思う。
600 :
ななし :2005/11/23(水) 00:13:59
私が最初に彼女の本に出会ったのは、高校1年の時、彼女よりずっと年下だった。 彼女にあこがれ何度も読み直した記憶がある。時が流れ、いつのまにか彼女の2倍 以上も生きたが、彼女ほど深く物事を見つめ、徹底的に考え抜いたことは一度もな い。まさか、インターネットで彼女の本を読んだ人の考えと出会う時代が来るとは 夢にも思わなかった。ずっと私の内面でだけ考え続けることと思っていた。もっと もずっと彼女の本のことは忘れていたので、この掲示板と出会い、青春時代の思いが 頭を持ち上げてきた。あの頃とほとんど内面は変わっていない自分がここにいる。
601 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 03:13:25
>>599 私は高野さんの自殺は、立命館闘争と別の流れにあるとは到底思えません。
彼女の文学少女的な繊細さ、物事を突き詰めて考える性格は大学闘争と出会わな
かったら、あそこまで研ぎ澄まされる事は無かったのではないでしょうか。
恋愛事件も青春時代の一コマとして通り過ぎていたと思います。
序章・原点は読んだけど、ノートが何処行っても見つかりません。
603 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 14:40:56
ブックオフで時々見かけたけど最近あまり出てないですね。 新潮社も絶版になったのでしょうか。
604 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 17:31:37
>>601 彼女の自殺には「失恋」が決定的に関係していると思うのです。
自殺の10日程前からの日記の記述に従えばね。
「文学少女的な繊細さ、物事を突き詰めて考える性格」× 大学闘争 × 失恋 = 彼女の自殺
この関係の中で自殺の要因としては、性格と失恋が主因、闘争は副因、遠因だと思います。
副でも遠でも因には違いありませんが。
606 :
ななし :2005/11/23(水) 22:47:21
今の若い人にはちょっと実感といて沸かないかも知れませんが 当時大学は今のようにがんばれば、ほぼ全入できるってもんじゃなくて3,4人 に一人くらいしかできなかったと思うよ。中学校の修学旅行ですらお金がなくて 欠席してた時代です。また、集団就職で中卒の子が金の卵として重宝がられたけど 結局食べれないので田舎から都会に働きにきただけの時代。エッコが低賃金で 働く人に共感を覚え、自分の恵まれた(?)学生としての存在に罪の意識を持つ 感覚は当時大学に行かせてもらっていた人には共感できる素朴な感情だと思う。 昔は今と違って、価値観が単純で、進学イコール勝ち組みって学校や家で洗脳 されてた。
607 :
原点 :2005/11/24(木) 19:17:45
大門さんは「原点」出版当時の新潮社編集者です。那須文学とも折衝しているでしょう。 昨年か一昨年定年退職されています。現在、官の外郭団体の職員をされながら、有機農業の奉仕活動されています。 最終は新潮社・・部長です。文藝春秋6月号、読売新聞の何でもないようですが大きな紙面を割いた記事と何か関連付けられませんでしょうか。
608 :
原点 :2005/11/24(木) 20:08:40
「原点」の京都での出版日は昭和46年6月22日前後だったような気がします。朝日新聞新刊書紹介記事だったような気もします。青木書店、三月書房売り切れオーム書店にて買い求めた記憶が微かにあります。 京都の街も騒然さが消え梅雨をまじかに迎えような日だったような・・・・・
609 :
原点 :2005/11/24(木) 20:09:31
「原点」の京都での出版日は昭和46年6月22日前後だったような気がします。朝日新聞新刊書紹介記事だったような気もします。青木書店、三月書房売り切れオーム書店にて買い求めた記憶が微かにあります。 京都の街も騒然さが消え梅雨をまじかに迎えような日だったような・・・・・
610 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 21:17:05
>>606 〉進学イコール勝ち組
なんて思わなかったな、他のやつは知らんけど
611 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 23:37:05
高野さんの日記にもエリート意識が出ている部分がたしかにある。 現在でも外国の貧しい国では大学生=エリートという部分があって、そこから純粋だけど単純な 宗教的過激派が出てくる。若さ故の正義感と激情、若さ故の単純さと愚かさ。どこで現実と妥協すれ ばいいのかも分からない。妥協そのものを受入れない純粋さ。現実によって打ち砕かれるのは必至。 恋愛も、理論や思想通りには行かない生身の男と女の本能的情動と行為。 政治でも恋愛でも自爆自壊へと向かうことになる。
612 :
吾輩は名無しである :2005/11/25(金) 04:37:19
>>611 少し違うと思います、高野さんたち団塊の世代はそれまでの大学生=エリート
という時期から大衆化へと転換し、エリート意識が崩壊していった時期でしょう。
そして経済的には復興期から成長期に入り大学がそれまでの象牙の塔から産学共同体
への道へと進み始めていた時期でもあった。
こうした社会の転換期に戦後生まれの団塊の世代が登場し、何十万もの学生が大学闘
争へ参加していったのでは。
これは宗教敵的過激派が形成されてくる背景とは少し違うものだったと考えます。
宗教的過激派は確信犯であり、高野さんたちは「自分探し」を学生運動へ求めて
いた様な気がします。
613 :
吾輩は名無しである :2005/11/25(金) 09:25:04
>>612 「自分探し」を学生運動へ求めて いた様な気がします。
そうですね、ただ、現在の自分探しとは少し違って、ベクトルがもう少し外へ、社会へ
むかっていますね。
彼女の主義の部分にエリートっぽい記述が見られますが、庶民をバカにしたエリート意識
ではなくて、知ったものと知らないものの差のような意識でしょうか。実は彼女も知った
つもりになっていただけかもしれないと日記最後部に書いてますが。
彼女の原点は孤独の自覚、では孤独ではなくなる状態は何をさすかといえば、恋人と恋愛
することだったと言っていいと思う。心も体も許しあえる人間関係を持つこと。
だからこそ、中村との関係にこだわることになったと思う。
614 :
原点 :2005/11/25(金) 09:34:41
608でコメントした6月22日の日付、わたしの日記を確認したところ5月22日の誤りでした。お詫びして訂正します、誰か朝日新聞5月22日朝刊辿る方法ご存知て゜しょうか。 教えて下さいませんでしょうか。京都版です。
616 :
吾輩は名無しである :2005/11/26(土) 19:43:12
ただ中村との関係にしても彼女の逃避の世界だったかも? この時代に生きた人は、何のかんの言っても妥協して生きていったのに彼女は 誤魔化せなかったのでしょうね。 東大の時計台の再放送を信じることも出来なかった。 みんな誤魔化して生きているのにね。
617 :
吾輩は名無しである :2005/11/26(土) 23:48:47
>>616 ただ中村との関係にしても彼女の逃避の世界だったかも?
言わんとしていることは分かります。
彼女自身もなんとなくそれに気が付いているような、そんな記述がありますね。
ほんとうはどうでもいいのかも、そんなことを書いています。
生き急ぐ、あるいは死に急ぐ、そんな風な生き方しかできない人もいます。
彼女の場合は、絶えず刺激がなければ生きている実感がもてない人かもしれません。
学生運動も恋愛も、生きるための無自覚の刺激ネタ、あるいは死からの逃避ネタなのかもしれ
ません。
生きる刺激、意欲を出すために恋愛にすがってみる、興奮するために機動隊とぶつかってみる、 そんな部分も高野さんにはあったのではないでしょうか。 心の中の空白と空しさを何かで埋めていかないと生きることに耐えられない人。
619 :
原点 :2005/11/27(日) 09:56:34
朝日新聞京都支局に当時の新聞朝刊新刊書案内調査依頼しました。
620 :
ななし :2005/11/27(日) 23:57:49
なぜだろう。昔高校生のときも夢中で「二十歳の原点」を読んで いると胸がきゅんとなって何にもしたくなくなるようなけだるい 虚無を感じた。今もそうである。でも、それが妙に心地よい虚無 なのだ。自分は自分なんだという感じ?誰にも知られたくない自 分の内面?究極の自己満足?高野悦子を知られると何だか自分 自身の心をを見透かされたような錯覚? これも高野悦子の影響から抜け出せないでいる証拠だ ろうか?
621 :
吾輩は名無しである :2005/11/28(月) 01:22:03
鉄道自殺じゃなくて、遺書通り富士の樹海に入っていたらこんなに有名になったかな。 娘の日記を出版しなければならないほど、ご両親は鉄道会社に賠償金を払わなければならなかったんだろう。 映画にもなってけっこうヒットしたけど、この親は自殺した娘がいくらドキュソだからって、ここまで 娘を切り売りするのかよって、若い時は義憤にかられたけど、夭折なんて望むべくもない年になって 考えてみれば、親の気持ちも分かるような気がする。 おかげでこんなスレも立ってるし、ドキュソな娘じゃなくてその親にこそ感謝すべきなんでしょうな。
622 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 01:24:32
親の事は死んだ後の問題で彼女が行き続けた20年の月日、それも親から離れて 生きていた大学時代の月日が私には読んでいて考えさせられる事が多くあります。 彼女の生きた月日は、今の私から見ても本当に生きていると感じます。 大学時代彼女は本当に生きたのではないでしょうか。 本当に生きるという事は、死と隣合わせだということを感じさせられます。 これも時代が違うのでズレているかもしれませんが?
623 :
原点 :2005/11/29(火) 18:51:21
学生運動に対しての記述、論評は多いが高野さんがアルバイトを始めた京都国際ホテルの事情への記述は皆無に近い感じがします。 日記に組合活動、ストライキとかの内容もかなりあります。京都国際ホテルの組合事情に最適な著書を古本屋にて購入しましたので紹介します。 「ホテル」加藤尚文著1972年5月31日発行とあり、執筆時71年秋とあるので高野さんが自死してほぼ一年後だと推測されます。 (株)三一書房とあり、電話番号03-291-3131ー「京都国際ホテル」混沌とした今日に立って明日をのぞむ青春群像である、と前置きがあり150頁から163頁まで「京都よ君は」で終わっています。
624 :
ななし :2005/11/29(火) 23:12:15
>>622 そうですね。短い命だったけど、彼女の2倍以上生きてしまった私よりはるかに生きた証を
残せた人生だと思います。いずれみんな死ぬのだから・・・その間はわずかな違いでしか
ないのかもしれません。彼女は自分の考えで自分らしく生き自分らしく死んでいった。
ある意味で自分をとても大切にした人生だったでしょう。
ところで、ここの初心者の私ですが、「我輩は名無しである」さんは同じ名前だけど621さん
と623さんは別人ですか?書いている内容がぜんぜん違うので・・・
>>624 >>彼女は自分の考えで自分らしく生き自分らしく死んでいった。
いったいどんな読み方したらそんなことが言えるんだよ。
なんにもわかっちゃいない。
626 :
ななし :2005/11/30(水) 00:11:13
すみません、間違い >>624 「621さんと623さんは」→「621さんと622さん」
627 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 00:51:54
628 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 04:03:10
>>627 それを言うな
何となく後ろめたい気持ちもある
でも日記文学ということで許してねん
630 :
原点 :2005/11/30(水) 08:51:35
621さんへ 故三郎氏の父親は一代でかなりの財を成した人です、賠償金で苦労したとも考え難いのですが、当時山陰線は単線まして夜半です、行き交う列車も少ない賠償金が多額になつたとも考えられません。 三郎氏も栃木県丁の経済部長 高級官吏です、とすると日記出版に関してはまったく別の理由か゛考えられませんでしょうか?三郎氏は京大文学部卒です 高野さんの日記を読みある種の日記文学としての 高い価値を見出したとは考えられないでしょうか。
>>630 初出は新潮社の単行本ではなく那須文学だから
その見方が正当だと思う。
三郎氏と那須文学との関わりを知っているひとがいたら
教えてほしい。
632 :
原点 :2005/11/30(水) 16:25:10
三郎氏は那須文学同人です。新潮社との折衝は二人の同人編集者が係わっています。
633 :
原点 :2005/11/30(水) 16:25:36
三郎氏は那須文学同人です。新潮社との折衝は二人の同人編集者が係わっています。
634 :
原点 :2005/11/30(水) 16:28:27
三郎氏は那須文学同人です。新潮社との折衝は二人の同人編集者が係わっています。
635 :
原点 :2005/11/30(水) 16:29:34
三郎氏は那須文学同人です。新潮社との折衝は二人の同人編集者が係わっています。
636 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:31:45
どうでもいいからあげんなよ。このネタに引っかかるのって年寄りか、 自殺願望ある奴だけだろ。文学でも無いし。やるなら隅っこでこっそりやれ。
637 :
原点 :2005/11/30(水) 16:35:34
三郎氏は那須文学同人です。新潮社との折衝は二人の同人編集者が係わっています。
638 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:36:04
あんまり目に付くようなら削除依頼だすから。
639 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 19:48:58
高野さんって、照れ屋で人前で余り目立った行動をする人では無かったようですね。 内気で可愛い人だったのでしょう。
640 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 20:00:21
636 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:31:45 どうでもいいからあげんなよ。このネタに引っかかるのって年寄りか、 自殺願望ある奴だけだろ。文学でも無いし。やるなら隅っこでこっそりやれ。 638 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:36:04 あんまり目に付くようなら削除依頼だすから。
>>636 気にくわないなら覗きに来なければいいだろ。
642 :
吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 14:03:52
だね
640 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 20:00:21 636 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:31:45 どうでもいいからあげんなよ。このネタに引っかかるのって年寄りか、 自殺願望ある奴だけだろ。文学でも無いし。やるなら隅っこでこっそりやれ。 638 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:36:04 あんまり目に付くようなら削除依頼だすから。
644 :
原点 :2005/12/01(木) 19:05:16
9月11日付け読売新聞ホントの旅「20歳の原点」を詳細に読むと文藝春秋6月号との違いがあるようだ。 故三郎氏の失格者の弁とも多少違いがある。 手記と取材の違いと思われるが、日記代わりの大学ノート十数冊が机の上に揃えてあったと「読売の記事」、「失格者の弁」には日記があったと。「手記」では机の中と。
643 名前:吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 15:08:09 640 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 20:00:21 636 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:31:45 どうでもいいからあげんなよ。このネタに引っかかるのって年寄りか、 自殺願望ある奴だけだろ。文学でも無いし。やるなら隅っこでこっそりやれ。 638 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:36:04 あんまり目に付くようなら削除依頼だすから。
646 :
吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 22:07:31
手記の机の中にあったが本当なんでしょうね。 そんな気がします。
645 名前:吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 19:10:46 643 名前:吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 15:08:09 640 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 20:00:21 636 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:31:45 どうでもいいからあげんなよ。このネタに引っかかるのって年寄りか、 自殺願望ある奴だけだろ。文学でも無いし。やるなら隅っこでこっそりやれ。 638 名前:吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 16:36:04 あんまり目に付くようなら削除依頼だすから。
ってか、しつこくコピペがあると、どんなに良いことが書いてあっても本質的に駄スレ。
アラシはパート5になってもパート1と同じことしか書けない香具師
650 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 12:30:29
ってか、しつこくコピペがあると、どんなに良いことが書いてあっても本質的に駄スレ。
6月21日の日記より 詩よ どうか私をなんとかしてくれ!? とにかく私は いつも笑っている 悲しいときでも笑っている 恥ずかしいから ごまかして笑うのか 怒るのが てれくさいから笑うのか いつでも私は おかしくて笑っている ほんとうに何でもおかしい
652 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 20:29:50
たたかいに斃れた少女はどんな時間を着ていたのか 日本の誇るべき息子たち娘たちのようか 否(ノン) 6月にうつる紫陽花の色のようか 否(ノン) 教授たちの貧弱な思想のようか 否(ノン) 父と母との掌のようか 否(ノン) 時代のようにあざやかな絶望のブラウスと暗いズボンをはいて 明るく賑やかな「市民の」の行列と ボタンのちぎれた「民族」の道化芝居の幕間に 孤立に死んだ、いや生きた
高野さん、今どう? 「楽しいわよ」 さびしくない? 「あなたたちがいるから平気よ」 なんでそうなったの? 「たまたまよ」 好きです 「私もよ、あなたが思えば こうしていつでも交わえるわ」 死ぬことなかったのに 「今も生きてるわ、私は一人じゃないし、 あなたも生きるのよ、それだけのことよ、 もう少し気楽になるわ(笑)、それを知ったわ」 夢はあったの? 「あなたと同じであるわよ、ささやかなこと、 楽しかったわ、こうしてあなたたちと会えることに 満足だわ、あなたたちも「今」を生きるのよ、 私のことは私のものよ、私を使うにしても あなたたちを生かすために使ってね、 すべてのことは自分自身を生かし まわりも生かすために使うのよ、 私は死んじゃったのは早かったわね(笑) けど、私の魂が広がって、みんなに力を与えてる、 とても嬉しいことよね、良かったわ、 ありがとう」 うん、そうだよ、みんな元気だよ、 高野さん、ありがとう(笑) 他に何か言いたいことある? 「人生を踊りましょ」 うん、一緒にね 「ふふ(笑)、愛してるわ」 うん、愛してる、ありがとう
655 :
吾輩は名無しである :2005/12/04(日) 12:55:44
高野さんがそんなに軽やかに話が出来る人だったら良かったのにね。
656 :
原点 :2005/12/04(日) 16:49:18
お母さんに買って貰ったばかりの薄茶色に卵色のワンピースとこれまた買って貰ったばかりの靴ですよ! かばんは、もつていなかったけれど。ほんとうは、日記を入れたかばんを持っていきたかっただろうにね、「旅にて゛かけよう」と。
657 :
吾輩は名無しである :2005/12/04(日) 18:04:22
>>656 「旅に出かけよう」と「旅に出よう」とは随分ニュアンスが違うと思います。
考えすぎか、とも思いますが「旅に出よう」と言った時にもう同じ所へ帰らな
いという感じが強いと思います。
658 :
原点 :2005/12/04(日) 18:20:56
お母さんの取材記事によると、読売9月11日記事・・・・河原町て゛珍しく娘が欲しがったような事に触れられています。 ワンピースと靴、かばんには触れられていませんが高野さんはかばんも欲しがったのでないだろうか? お母さんに最期まで包まれていたかったのか? 中村に見てもらいたかったのか?振り返ってもらいたいと! 寮に中村を訪ねた時とワンピースは同じモノだったのだろうか?
>>658 寮に中村を訪ねた時とワンピースは同じモノだったのだろうか?
鋭い着眼、間違いなく同じだったでしょうね。
女も男も人を好きになると、思い詰めて不器用になったり突然思わぬことを
してしまうものです。こわいことです。
660 :
吾輩は名無しである :2005/12/04(日) 21:40:57
高野さんはワンピースと靴に、学生運動と違う世界を思っていた。 自分がある意味で、捨てなければいけないと思い込んでいる世界を見ていた。 そして母親への深い愛情、彼女の亀裂はどうしようもない矛盾の狭間へと陥って しまった。
>>657 >>「旅に出よう」と言った時にもう同じ所へ帰らないという感じが強いと
>>思います。
ですね。
>>660 なんかしらんけど、皆さん鋭い方ばかりのようで関心してしまいます
キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。 キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。キモイ。
↑ 心配すんな、君もキモイ仲間だからね
665 :
吾輩は名無しである :2005/12/04(日) 22:24:18
高野さんとも皆仲間だよね。 「二十歳の原点」
轢死体グチャグチャ。 生ゴミは屑カゴヘ。
667 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 11:17:42
生きている人間はもっと汚い。
668 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 13:26:37
669 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 15:10:11
高野悦子も今生きていたら、ねらー。 好きな板はお花畑、鉄道総合、鉄道路線・車両、毒男、モナー。
それはない、あなたの想像だから。 彼女の内心はうわさ話にぶち切れでしょう、 あまりづけづけと彼女に近付いてはいけない 気がします。その覚悟がみなさんにありますか。
671 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 19:57:21
>>668 貴方がやめたらいいでしょ。
高野さんが生きた軌跡をたどって自分の事を見つめる事も大切な事です。
キモイとかなんて言ってなくてもっと自分のこと考えたら、貴方は人のことを
言えるような人ではないと思います。
673 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 21:10:57
少し違った思いを持つ人が意図的にレスやってるみたいだけど、遊んでばかり いる人なんて余り面白くないですね。 高野さんは最後まで真面目に生きた人と思います、彼女の考えていた事を 稚拙だと言う批判は当たっていても、殆ど意味をなさないと思います。 生と死このことを考えさせられる事だけでも良いのでは。
675 :
吾輩は名無しである :2005/12/08(木) 08:09:29
あなと二日の休日をすごしたい 一日目 夜の暗さをネオンが寂しくつつむ酒場の狭い路地で あなたを待つ 私の体をアルコールでずぶ濡れに洗い流し 私の醜さと美しさ あらゆるものをアルコールで溶かし去り ただあなたの安らかな寝息のそばで眠る 二日目 疲れた体をおこして すっかり陽の高くなった待ちに出て喫茶店に入る 煙草のかぼそい、むなしい煙りのゆらめきを眺めながら ベートーベンの「悲愴」と あなたの好きなブラームスのピアの協奏曲第1番 それに私の好きなジャズをきく スティーヴ・マーカスの「明日は知らない」とアートブレーキーの「チュニジアの夜」 そして最後の別れとして マハリャ・ジャクソンの力強いゴスペルソングをきく その夜、再びあなたと安宿におちつこう そして静かに狂おしく、あなたの突起物から流れ出るどろどろの粘液を 私のあらゆる部分になすりつけよう 血とくその混沌の中を裸足で歩いていくように あなたの黒い粘液を私になすりつけよう そして次の朝、静かに言葉をかわすこともなく別れよう それから私は、原始の森にある湖をさがしに出かけよう そこに小舟をうかべて静かに眠るため
キモッ
掲示板は日記じゃないし日記のコピペするところ でもない。そんなに自己顕示したいならストリーキング でもやれ。
>675 何度読んでもいいね
「シアンクレールにて」 ホワイトのオンザロックを飲みながら スティーヴ・マーカスのTomorrow never knows をリクエストして リクエスト曲とも知らずに あまりにもピッタリくるので その曲のジャケットを見にいったバカな私 ずっと前 すごいニヒリズムだと思いながら 一回きいただけだったが その時と全然違った感じで本当にピッタリと 私の中に入ってくる この曲を一心同体となって聞いているものは 私のものだ 誰にもこの私のものは渡さないぞ この力強い黒人女(マハリャ・ジャクソン)の歌をききながら めをつぶると 暗やみに小さな体を恥ずかしげに独りで立っている 愛しい女の子の姿が浮かぶ 限りなく愛しい一人の女だ さびしがりやで甘えん坊の愛しい姿よ 私はおまえを おまえ一人をこの世で愛す
Mahalia Jackson (まへりあ・じゃくそん) [マヘリア・ジャクソン] "ゴスペルの女王"として知られるマヘリア・ジャクソン。宗教音楽であるゴスペルを世間一般に認知 させた功績は余りにも大きい。 ベッシー・スミスやマ・レイニーといったブルース・シンガーに影響を受けた彼女は、ゴスペルに ブルースやジャズ的な歌い方、そしてリズムにのせてお尻を振ったりする全身を使うパフォーマンス を持ち込み、保守的な黒人教会から世俗的として非難された。 自らの信じる道を前進し、47年には「Move On Up a Little Higher」を大ヒットさせ、60年 には黒人としては初めてカーネギー・ホールでコンサートを開くなどゴスペル界の頂点を極める。 また64年の公民権デモ行進では、キング牧師の有名な演説「I Have a Dream」の前に、伝統的な 霊歌「I been'buked and I been scorned」を歌ったり、キング牧師の葬式では有名な賛美歌 「Precious Lord」を歌ったりしたことは、アフロ・アメリカンには忘れられない光景となっただろ う。72年に心臓麻痺で永眠。
681 :
吾輩は名無しである :2005/12/08(木) 21:56:41
感動します。だけど私達はこの日本と云う国に生きているのです。 なんとも絶望的で又愛すべき国、この国をどうするのですか、高野さんは自死を 選んだ。 私はどうしようもなく言葉もなく立ち止まっているだけです。
682 :
吾輩は名無しである :2005/12/08(木) 22:39:33
レニークラビッツでもきいとき
>>681 言いたいことがよく分からないけれど、ひとまずで深呼吸でもして力を抜け。
この国をどうするのですか、などという重い荷物はスルーがいちばん。
684 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 10:20:01
681さん 高野さんも同じ心境で、全共闘運動に参加していたのかもしれません。
地球を視野にいれたほうが話ははやい。 やるべきことは分かるはずだ。 それをやるか、やらないかだ。 足並みはひとつの頂点に向かっている。 不安になる必要もない、 あなたがひとりで生きる必要もない、 まわりのすべてと調和を保てばいいだけだ。
686 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 15:38:05
レニークラビッツより「艶歌」がいいなんてね。
>>681 高野悦子の日記を読んで 感動 してはいけないと思う。
むしろ反面教師的に読むのが正解。
彼女自身が言っています、自殺は卑怯だと。
自分自身に対しても、家族に対しても、社会に対しても、良くないことです。
688 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 16:24:33
そんなことはない。 感動なんてだれもしていない。 誰も高野にはなれない。 おれは彼女の日記を読んで、 複雑な思いをかみ締めてやるだけだ。 あべこべだ。卑怯なことしないと生き延びれない。
689 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 16:57:07
卑怯なことをしないと生き延びれない。 そうかなあ、学校を出て普通に就職をして恋をして結婚をし、子供たちを育て 生き延びていく。そんなに卑怯な事をせづに生きて行けると思います。 高野さんたちが生きた時代が独特な時代でもあったのでは、大学を封鎖したり 教授を厳しく追及したり考えられない時代ですね。
690 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 17:03:58
そうかなあ。ぼかあ原罪的に控え目に生きる方が長い目で見て長持ちする。 商品を選ぶときどれだけ長持ちするかがポイントであるね。 ピンポイントに見ればね。でもね、傲慢になると長持ちしないの。 高野もそうだけど、自殺する人は純が多いね。全部じゃないけどね。 サバイバルなのよ人生。そうよそうに決まってるわ。修羅道なのよ。 修羅道とは生き残ることと見つけたり。 武士道とは死ぬことと見つけたり。よ。
>>690 そうだよね。
オレ等凡人は生きていてなんぼですから。
適度に純で、適度に汚れて、そんなふうに生きるしかないです。
高野さんの時代の闘った?学生達もそんなふうにして生きのびてきたんじゃないかと。
たぶん生きていれば高野さんもそうだったと思う。
でも死んじゃった。純が過ぎて、かつ弱かったから。
692 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 17:14:47
武士道にいきるか修羅道に生きるかしかないのよこの世はさ 武士の誉れにまんこのごとく咲く桜の花びら 修羅の狡知にちんぽのごとくそそり立つ幹 武士の誉れか修羅の狡知か ああん〜Λこの世の行く末
694 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 17:28:18
(T旦T)
死にたがりはdameいけ おまえらキモイ
696 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 18:54:53
修羅の面相
>自殺は卑怯だ。 >卑怯なことしないと生き延びれない だれも指摘しねーのなおまえら。 おたがいに相手が卑怯だと罵り合ってるだけどゃねーかよ。
糞スレ上げるなとは指摘しておく
699 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 22:47:35
横からしゃしゃりでてきてんじゃねえよ お前も何も指摘できていない。 それどころか、ずれた解釈で優越感に浸ってる
700 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 22:57:29
自殺フェチばっかでキモイ
702 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 23:20:21
>>701 スレを読んでから言え
どこに自殺フェチがいるってんだよ
間違えた、轢死体フェチかスマソ
704 :
吾輩は名無しである :2005/12/09(金) 23:39:39
煽り厨なのか、単なる鬱病患者か。
両方ですスマソ
文学から遠いものがここで出張っている不快感
スマソ・・・
708 :
吾輩は名無しである :2005/12/10(土) 09:01:44
>>706 文学から遠いもの「感性が豊かでない人」が書き込みをしている不快感。
三島スレの大半も、此処の奴も一緒。自分の勝手なイメージを死んだ人間に 投影して酔ってるだけ。心底胸糞悪い。タレントの追いかけして黄色い声 張り上げてるジャリや、ヨン様とやらにのぼせてるババァどもと変わらん。 まずテキストありきの文学とお前達とは何の関わりもない。 いつもあげる女、つくづくチンケな自己顕示欲むき出しの論と同じ人種だな。 お前一人のせいで叩かれてる事にいい加減気づけ。
>>709 ってか、お前それがイヤならこの板に来るなよ。
馬鹿が。板違いはそっち。
>>709 その文章に、感性の豊かさなんて微塵も感じられないのはどういうわけだろうね
というか不快感の見本みたいな文章だね
まあまあ ほんとはみんなやさしいって ぼくは知っていますよ。 みんなやさしさを土台にして 話をしてるってね。 きっと高野さんもノートじゃなくて 話を聞いて受けとめてくれる 人がいたら良かったな。 だからぼくはみんなを受けとめるよ そう生きると決めましたよ。
714 :
kyoto univ. :2005/12/11(日) 20:14:34
このスレもそろそろ終わりかな。 以前は真面目な書き込みも多くて時々覗きに来てたけど。 ここ最近はホントに低俗。やはり2chだな。 二度と来ません。
随分前から終わっています。 僕が無理に引きずってきただけ。 自作自演もやりました。 僕もこの板から卒業することにします。
ときどきアラシのカキコが集中するのはどのスレでも同じ。
717 :
ななし :2005/12/12(月) 00:18:38
本当にひどいですね。カッコを冒涜するようなスレに なって残念だ。でも、本気で議論できる場が欲しいですね。 今ある他のスレはたいてい動いてないみたい。
そっか そうやってみんなわざとスレを みくびることで正義のちからを 高めているのですね。 またスレがいきいきするための 土台づくりがはじまって嬉しいです。 高野さん、今日もおはなしできて ありがとう。
719 :
吾輩は名無しである :2005/12/12(月) 02:10:42
このスレで私が知らなかったこと随分知る事が出来ました。 当時の京都、学生運働、高野さんのこと、そして一番大事な事は自分の 生きている一時一時を大切にすると言うことです。 高野さんの日記は、日記だからこそ深く感じさせられる所があるのだと 思います。
轢死体グチャグチャ。 生ゴミは屑カゴヘ。
掃除する人のことも考えて! 鉄道自殺、DAME!
立つ鳥跡を濁さずといいます。 後に生ゴミをばら撒いていく人は何と呼べばいいのか。 その残りかすがほら、このスレにもいっぱい!
ぶっちゃけ、上がる限りつづくやろな。 自業自得や。轢死体愛好家さんたち。
>高野さん、今日もおはなしできてありがとう。 向こういって好きなだけ話せや、変態。
>高野さんの日記は、日記だからこそ深く感じさせられる所があるのだと思います。 あなたの日記は、あなたの日記帳にどうぞ。 ここは高野某のように生ゴミ撒き散らすところではありません。
では、どうしろと? 死体関連でのレスしてる人は 高野さんの本義じゃないからやめなさい、 それは高野さんが泣いている、 悲しんでいる、それは私じゃないと言っている。 私たちがこのスレでしていることは 高野さんの日記に沿い 彼女が生きた、駆け抜けた、 高野さんの心と共に過ごすことなはずだ、 高野さんと共にできぬものは 彼女に失礼だから出ていきなさい。
730 :
吾輩は名無しである :2005/12/12(月) 06:56:19
あなたも同じ人間なら分かるはずだ。 高野さんの狂おしい不安が 死から来ていることを。 彼女の最後は決して彼女の安らかな最後 ではないはずだ。 彼女の魂に背くようなレスは許しません。 これは高野さんからの言葉です。
731 :
\_________/ :2005/12/12(月) 07:01:25
|/ , v、ヘM 'リ"ノンミ/ソMv、 ソVvミヘ/Wv彡vV/ ミ∠ミ:: ミミ _ ミ::: ミ 二__, --、r'"___、 ヾ ト、::ヽ ミレ'"~,-,、 ! ! ' '" ̄ .ノ \ヾ:、 K/ー'~^~_/ ヽミ:ー‐‐'" ヽ i. !〉 ー―'"( o ⊂! ' ヽ Y_ i ,.:::二二ニ:::.、. l i .! :r'エ┴┴'ーダ !Kl .i、 . ヾ=、__./ ト= ヽ. :、 ゙ -―- ,; ,! \. :. .: ノ ヽ ヽ . . . . . .イ . `i、 、::.. ...:::ノ ,
ぶっちゃけ、上がる限りつづくやろな。 自業自得や。轢死体愛好家さんたち。
733 :
吾輩は名無しである :2005/12/12(月) 11:05:40
轢死体愛好家と書く人へ 何をしたいのですか。そして轢死体愛好家と記述することで何が生まれるのですか。 コミュニケーションするなら目的を明確に記述した方がよい。 コミュニケーション拒否でも明確なメッセージを記述した方がよい。 ここを訪れる人間にも自殺反対者もいますよ。
>733 いつ寝てんの?
735 :
734 :2005/12/12(月) 11:12:59
>733 すまん、荒らしと間違えた。
今寝てるんだろう。起きてこのスレ読んで相手にしてもらってるって喜ぶ。 ――己れを律せよ――
737 :
吾輩は名無しである :2005/12/14(水) 20:58:19
738 :
\_________/ :2005/12/14(水) 21:01:43
, v、ヘM 'リ"ノンミ/ソMv、 ソVvミヘ/Wv彡vV/ ミ∠ミ:: ミミ _ ミ::: ミ 二__, --、r'"___、 ヾ ト、::ヽ ミレ'"~,-,、 ! ! ' '" ̄ .ノ \ヾ:、 K/ー'~^~_/ ヽミ:ー‐‐'" ヽ i. !〉 ー―'"( o ⊂! ' ヽ Y_ i ,.:::二二ニ:::.、. l i .! :r'エ┴┴'ーダ !Kl .i、 . ヾ=、__./ ト= ヽ. :、 ゙ -―- ,; ,! \. :. .: ノ ヽ ヽ . . . . . .イ . `i、 、::.. ...:::ノ ,
739 :
吾輩は名無しである :2005/12/14(水) 21:07:33
すげえマニアックなスレだな
>高野さん、今日もおはなしできてありがとう。
向こういって好きなだけ話せや、変態。
>高野さんの日記は、日記だからこそ深く感じさせられる所があるのだと思います。
あなたの日記は、あなたの日記帳にどうぞ。
ここは高野某のように生ゴミ撒き散らすところではありません。
自分のゴミは自分で始末を。
駄目なあなたは、
http://human5.2ch.net/dame/ へ。
ぶっちゃけ、上がる限りつづくやろな。
自業自得や。轢死体愛好家さんたち。
轢死体キモー。 負け犬は最後までぶざまだなw
負け犬ですからね、仕方ないですよ。生ゴミなんだもの。 自殺者が出るぐらいなら、いっそ戦争になればいいのです。 負け犬は正義のために戦わせればいいのです。 僕のような正義を司る者は、そいつらの健闘を祈るのみです。 僕の死に方は決してこんな無様な姿ではありません。 僕は永劫の栄誉を勝ち取り、聖池田大作に導かれて昇天するのです。
744 :
吾輩は名無しである :2005/12/14(水) 22:22:12
よくわからないけどageときますね
745 :
ルージュ ◆x/RVdTgf2. :2005/12/14(水) 22:34:01
あなたたち二人に文学を語る資格はないと思います。
1968. 12.14 山小屋コンパ 12.15 二日酔。木屋町で飲む 12.16 酔って旅館に ここ何度読んでも傷ましいんだわ
747 :
美香 ◆ncKvmqq0Bs :2005/12/15(木) 00:42:46
〜@ 〜@ 〜@ __( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,---'''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;;;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ
>高野さん、今日もおはなしできてありがとう。
向こういって好きなだけ話せや、変態。
>高野さんの日記は、日記だからこそ深く感じさせられる所があるのだと思います。
あなたの日記は、あなたの日記帳にどうぞ。
ここは高野某のように生ゴミ撒き散らすところではありません。
自分のゴミは自分で始末を。
駄目なあなたは、
http://human5.2ch.net/dame/ へ。
ぶっちゃけ、上がる限りつづくやろな。
自業自得や。轢死体愛好家さんたち。
750 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 07:44:26
ガイシュツだったら申し訳ないけど。 奥付にエツコのルビあるけど、日記の中ではカッコてあった気がした。 どっちが正解? 10年近く前に読んだきりなので、記憶が間違っていたらごめんなさい。
>>749 ただいま、轢死体より悲惨で惨たらしい749にスレが占拠されております。
753 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 19:56:30
>>749 確かに大まかな破片を拾った後にも細かい肉片等が残ってしまいますね。
高野さんのケースは深夜だったため、大まかなパーツしか拾えなかった
ものと思えます。でも大丈夫、夜明けとともにどこからともなくカラス
が飛んできて、残った肉片等を掃除してくれるんですよ。
朝方の線路上にカラスの群れがあり、何かをついばんでいたら、昨夜
その場所で人身事故があったと考えてよい。
ようするに「なじめない人」が 高野さんみたいにゆらゆらと このスレという列車に引き寄せられている、 あなたも私も高野さんなのだね。 高野さんの日記に引き込まれすぎてもいけない。 高野さんもまわりの世界に引き込まれすぎたんだよね。 だからそうならないために まわりの世界とは隔てた自分の世界があるといい。 これって自分を「律」せよだけど、 わざわざ自分の好まないまわりの世界のなかで 自分を「律」さなくてもいいわけね。 自分が好きなところで自分に合う世界を選び そうやって気軽に「律」をする。 それが私がしてる「律」であるし、 本来の「律」はそこにとどまるためにあるのではなく 自分を生かし先に進むものであるからです。 私は言いたい「今があるには過去があるからだ」と。 単純ですよ、えらく簡単です。 わざわざ好まない生き方や発言をすることもない、 自分が心地よく人に迷惑をかけなければ なんの問題もありません。
755 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 21:07:29
>>749 あんたも暇だね。いやならこなくていいのに。
756 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 21:23:30
>>754 人生とは本質的には周りに迷惑をかけることなんですよ。
だから迷惑をかけたくなければ、完璧な方法で海に沈むことです。
757 :
754 :2005/12/15(木) 22:20:52
>>756 そして本質的に創造性を持っています。
私たちは創造性を持って
能動的になればなるほど
無用な迷惑はなくなります。
私はバカを相手にしたくありませんし、
誰かをバカにしたてあげたくもありません、
私たちは常に先を進める生命です。
それを忘れてはいけません。
758 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 22:22:59
>高野さん、今日もおはなしできてありがとう。
向こういって好きなだけ話せや、変態。
>高野さんの日記は、日記だからこそ深く感じさせられる所があるのだと思います。
あなたの日記は、あなたの日記帳にどうぞ。
ここは高野某のように生ゴミ撒き散らすところではありません。
自分のゴミは自分で始末を。
駄目なあなたは、
http://human5.2ch.net/dame/ へ。
ぶっちゃけ、上がる限りつづくやろな。
自業自得や。轢死体愛好家さんたち。
759 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 22:23:33
760 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 22:24:08
〜@ 〜@ 〜@ __( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,---'''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;;;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ
761 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 22:24:44
〜@ 〜@ 〜@ __( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,---'''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;;;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ
762 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 22:25:36
〜@ 〜@ 〜@ __( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,---'''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;;;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ
763 :
754 :2005/12/16(金) 00:05:43
悲しいことがあるなら言葉で伝えなさい。 あなたはひとりで生きてるわけじゃないし、 誰かに頼りなさい、 それは私たちが生きるために必要なことなのよ。 あなたが苦しむとまわりも苦しむの、 私たちは苦しめた人たちに謝まらなければいけないの、 だからあなたはひとりじゃないからね。 あなたを安心させるために私たちがいることを信じてね。
>763 だんだん高野さんと関係ない話になってるが
〜@ 〜@ 〜@ __( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,---'''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;;;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ
┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏━━┓ ┏┓ ┏━┓ ┏━┛┗━┓ ┃┃ ┃┃ ┗┛┏━┛┗━┓ ┗━━┛ ┃┃ ┗┓┃ ┗━┓┏━┛┏┛┗━━┓┏━┛┗━┓ ┗━┓┏━┛┏━━━━┓ ┏┛┗━━┓┃┃ ┏━┛┗━┓┗┓┏━━┛┗━┓┏━┛ ┏━┛┗━┓┗━┓┏━┛ ┗┓┏━┓┃┗┛ ┗━┓┏━┛ ┃┃┏━┓ ┃┃ ┗━┓┏━┛ ┏┛┗┓ ┃┃ ┃┃ ┏━┛┗━┓ ┃┃┗━┛┏━┛┗━┓ ┏━┛┗━┓┏┛┏┓┗┓ ┃┃ ┃┃ ┃┏┓┏━┛ ┃┃┏━┓┃┏┓┏┓┃ ┃┏┓┏━┛┃┏┛┗┓┃ ┃┃ ┃┃ ┃┗┛┃ ┃┃┗━┛┃┗┛┃┃┃ ┃┗┛┃ ┃┃ ┃┗┓ ┃┃┏┛┃ ┗━━┛ ┗┛ ┗━━┛┗┛ ┗━━┛ ┗┛ ┗━┛ ┗┛┗━┛
/∧ /∧ / / λ / /λ / / /λ / / /λ / / / /λ / / /λ /  ̄ ̄ \ / / ̄\ / ̄\\ / | ●| | ●| ヽ | し ̄ヽJ し  ̄ヽJ | | '""" | | """" T" | T """ | | """" | ノ | """ | \ 丶 ___人___ノ / \_ ヽ―/ __/ < かかってこいよ /  ̄ ヽヽ \ / ぷっ
シ ュ ー キ ョ ー は 氏 ね や 。 キ モ イ 。
シ ュ ー キ ョ ー は 氏 ね や 。 キ モ イ 。
シ ュ ー キ ョ ー は 氏 ね や 。 キ モ イ 。
シ ュ ー キ ョ ー は 氏 ね や 。 キ モ イ 。
新潮文庫、序章とノート復刊きぼん
774 :
吾輩は名無しである :2005/12/16(金) 21:26:36
改めてノートから読んでみようと思う。 高野悦子が歩いた道は、20年と言う本当に青春の短い時期だった。 彼女はこの時期を精一杯生きた、その証が「二十歳の原点」だ。 私は、この彼女の日記をたどり自分の生を確かめていきたいと思う。
775 :
吾輩は名無しである :2005/12/16(金) 21:33:34
〜@ 〜@ 〜@ __( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,---'''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;;;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ
776 :
吾輩は名無しである :2005/12/16(金) 21:34:26
〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ __( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,--追い宇平王4rhgヴィhrつ不意ウェh利鵜h-'''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ 憂いvfへ追いrhヴォウェh類y歩維持鋳上h . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ン付w9得8例魚rhrhgthhg付h付..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;;ン藤d期維持r重ルhh於け言う頴娃fh;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ
777 :
吾輩は名無しである :2005/12/16(金) 21:35:04
〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ _____________( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,--- '''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ 〜@ 〜@
778 :
吾輩は名無しである :2005/12/16(金) 21:35:43
〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ __( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,--- '''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;; ;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ
779 :
吾輩は名無しである :2005/12/16(金) 21:42:54
巛彡彡ミミミミミ彡彡 私がジエン馬鹿の
>>774 巛巛巛巛巛巛巛彡彡 55歳。無職の生活保護。文学コンプレックスで自称繊細な人間。
r、r.r 、|::::: | 2chに貼り付いて一日中ジエン。
r |_,|_,|_,||:::::: /' '\ | 過食症で食っては吐きを繰り返す毎日。
|_,|_,|_,|/⌒ (・ ) (・ )| 現実世界には生きる場所が無く
|_,|_,|_人そ(^i ⌒ ) ・・)'⌒ヽ 2chで頭の悪さ丸出しのレス書きなぐり
| ) ヽノ |. ,| 自己顕示しているつもり。
| `".`´ ノ ノ ̄i | でも、文学板の人には全然見向きもされず
人 入_ノ´ ヽニニノ ノ\ 毎日悔し泣きしてるの。逆立ちしてもかなわないので
/ \_/\\ /|\\ このスレッドで悦子たんについて書くのが慰めなの。
/ \ ト ───イ/ ヽヽ 名無しとコテハンでジエンする私を
/ ` ─┬─ イ i i 見かけたらどうかどうか
/ | Y | | 構ってね!
780 :
吾輩は名無しである :2005/12/16(金) 22:07:25
復活を信じましょう
782 :
吾輩は名無しである :2005/12/17(土) 00:46:11
みんなバカなことをしているふりをしながら、自分のことを知っているんだ。何も 知らないのは私だけ。子供・彼らはわかっているんだ。「自分」というものをもっ ている。本当にバカなのは、わたしなのだった。
最近髪がもつれてきたの。
>>780 気付いているでしょうが、団塊世代さんとホテルマンさんは同一人物。
日記の具体的人物像が分かって貴重な情報だけど、プライバシーに厳しい管理人が規制。
団塊=ホテル氏はちょっとキモイ部分ともったいぶったところがあるのですが、悪いひとではない
と思う。管理人は、同一人物と気付き事前規制したものと思われる。
785 :
吾輩は名無しである :2005/12/17(土) 16:54:46
京都も二十五年前と変わったな。 梶井の八百屋もシアンクレールも何もなくなった。
>>784 団塊世代=元ホテルマン氏が日記に登場している人物なら面白いね。
可能性は極めて低いが、たとえばブログで描写している鈴木氏本人だとしたらかなり面白い。
日記には登場していなくても、少なくとも彼女と接していた人物であることは間違いない。
>>785 檸檬ですね。一度読んだ記憶があります。内容は覚えていない 汗!
ちっぽけな八百屋でしたよね?
シャンクレールは一度だけ入ったような記憶があります。覚えていない 汗!
788 :
吾輩は名無しである :2005/12/17(土) 17:41:57
京都国際ホテルは残っている。二条城ももちろん残っているが、堀川通りをジグザグデモしていた学生諸君の姿は、もうない。 自分の頃はもう運動も下火にさしかかっていたが、一種治外法権的な気風は大学の教室を中心にまだ残っていた。とくに京都は。 自分たちが世の中を改革するんだという昂揚した意識と、就職を通した社会への参加なしには生きていけないという不安感。 いまの若い人たちもきっとそうだろうが、解決できない問題を抱えたまま日々を過ごす苦しみを紛らわすものがなかった。 まだ日本がバブル経済を経験する前の出来事。ゲームも携帯もパソコンもない頃。
789 :
吾輩は名無しである :2005/12/17(土) 18:01:40
三条木屋町の「ふぁんてん」はまだあるのかしら。
790 :
吾輩は名無しである :2005/12/17(土) 18:10:30
791 :
吾輩は名無しである :2005/12/17(土) 18:20:15
西院駅裏の王将はまだあった。
>>791 王将、懐かしい、
田舎出身で、初めて食べたホイコウロウがうまかった
飯は不味かった
793 :
吾輩は名無しである :2005/12/18(日) 21:05:12
16日以来私のふるさとは崩れ去った。13,14,15の山小屋の生活において 私はふるさとを感じた。しかしそれは一挙一挙にして崩れ去った。
794 :
吾輩は名無しである :2005/12/18(日) 21:09:12
高野悦子は、この時期から急速に変わり始めた。 立命館闘争も本番を迎える時期だった、戦いの進化とともにさらに彼女は 変貌していく。
┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏━━┓ ┏┓ ┏━┓ ┏━┛┗━┓ ┃┃ ┃┃ ┗┛┏━┛┗━┓ ┗━━┛ ┃┃ ┗┓┃ ┗━┓┏━┛┏┛┗━━┓┏━┛┗━┓ ┗━┓┏━┛┏━━━━┓ ┏┛┗━━┓┃┃ ┏━┛┗━┓┗┓┏━━┛┗━┓┏━┛ ┏━┛┗━┓┗━┓┏━┛ ┗┓┏━┓┃┗┛ ┗━┓┏━┛ ┃┃┏━┓ ┃┃ ┗━┓┏━┛ ┏┛┗┓ ┃┃ ┃┃ ┏━┛┗━┓ ┃┃┗━┛┏━┛┗━┓ ┏━┛┗━┓┏┛┏┓┗┓ ┃┃ ┃┃ ┃┏┓┏━┛ ┃┃┏━┓┃┏┓┏┓┃ ┃┏┓┏━┛┃┏┛┗┓┃ ┃┃ ┃┃ ┃┗┛┃ ┃┃┗━┛┃┗┛┃┃┃ ┃┗┛┃ ┃┃ ┃┗┓ ┃┃┏┛┃ ┗━━┛ ┗┛ ┗━━┛┗┛ ┗━━┛ ┗┛ ┗━┛ ┗┛┗━┛
〜@ 〜@ 〜@ __( "''''''::::. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ --;;;; ______,,,,,,---'''''''"""" ヽ ゛゛:ヽ. 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ●::::::::"""" ・ . \::. 丿 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::: ..........::::::::::::彡''ヘ::::....ノ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ ::::::::::;;;;;,,---""" ̄ ^`` 〜@ 〜@ 〜@ 〜@ /  ̄ ̄ \ 〜@ 〜@ 〜@ /:::::::: : ヽ 〜@ 〜@ |::::: :: ヘ 〜@ ヽ:::::: :::.. ノ ドク ドク ピュッ ピュッ ドヴァ \::::::: /\:::;;;;;;__ ノ
巛彡彡ミミミミミ彡彡 私がジエン馬鹿の
>>794 巛巛巛巛巛巛巛彡彡 55歳。無職の生活保護。文学コンプレックスで自称繊細な人間。
r、r.r 、|::::: | 2chに貼り付いて一日中ジエン。
r |_,|_,|_,||:::::: /' '\ | 過食症で食っては吐きを繰り返す毎日。
|_,|_,|_,|/⌒ (・ ) (・ )| 現実世界には生きる場所が無く
|_,|_,|_人そ(^i ⌒ ) ・・)'⌒ヽ 2chで頭の悪さ丸出しのレス書きなぐり
| ) ヽノ |. ,| 自己顕示しているつもり。
| `".`´ ノ ノ ̄i | でも、文学板の人には全然見向きもされず
人 入_ノ´ ヽニニノ ノ\ 毎日悔し泣きしてるの。逆立ちしてもかなわないので
/ \_/\\ /|\\ このスレッドで悦子たんについて書くのが慰めなの。
/ \ ト ───イ/ ヽヽ 名無しとコテハンでジエンする私を
/ ` ─┬─ イ i i 見かけたらどうかどうか
/ | Y | | 構ってね!
799 :
吾輩は名無しである :2005/12/18(日) 21:25:30
↑こんな落書きが、当時の立命館衣笠校舎にもいっぱいあった。 その建物は、京都府立医大に変わってしまって往時の面影もない。 若いひとは、将来を悲観しただけで自殺できるほど元気がいい。 年を取ると、将来よりも自分の生きてきた過去のみに絶望して死を選ぶ者が多い。 本当のところ、未来は残された時間のみで計るものではないのだが。 今日は西院から南禅寺まで歩いた。天気が悪かった。しかし、歩けた。 これから横浜へ帰る。
|/ , v、ヘM 'リ"ノンミ/ソMv、 ソVvミヘ/Wv彡vV/ ミ∠ミ:: ミミ _ ミ::: ミ 二__, --、r'"___、 ヾ ト、::ヽ ミレ'"~,-,、 ! ! ' '" ̄ .ノ \ヾ:、 K/ー'~^~_/ ヽミ:ー‐‐'" ヽ i. !〉 ー―'"( o ⊂! ' ヽ Y_ i ,.:::二二ニ:::.、. l i .! :r'エ┴┴'ーダ !Kl .i、 . ヾ=、__./ ト= ヽ. :、 ゙ -―- ,; ,! \. :. .: ノ ヽ ヽ . . . . . .イ . `i、 、::.. ...:::ノ ,
802 :
吾輩は名無しである :2005/12/19(月) 07:00:55
>>799 衣笠学舎→広小路学舎
12月16日は彼女にとってワンゲルの先輩との問題で深く傷ついた日、しかし女
としての目覚めも会ったのでは?
又12月中旬は新聞社問題に端を発した立命館闘争は本格的な段階を迎えつつあった。
彼女はこの頃から徐々に全共闘へシンパシーを感じつつ闘いへ参加していくことに
なる。そして民青とも訣別対立していくことになっていく。
「序章」から「原点」への分岐点だった。
レイプを容認しているように読めてしまうのだが
l'´ ̄`l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`l | | u | | | ヽ / | ああ〜 | :J | ● ヽ----/ ● | ... | | ヽ / | . | | ヽ/ | . | | J | .. | | | | \ __ ト、 ミ \ ,.ミ'´ ̄ ̄`` `ヽ、| | (( ミ ミ \' 、 ヽ| 力 ミ、 ミ \ i. ゙、 勹 | ミ、 ,' l L.___|_ l l { -─- 、 | l -、 ヽ ,. '´ ヽ | ! ヽ ヽ ,.' ,、 ヽ ./´ ̄`V ,ヽ、 ,' ,' ; ,. ,: , ハ :, , i / 、 | / 、`ー ノ! ; : ; /_'/./_/ Li_l ! ./ i | / ヽ ヽ 〃 / | ;:「 ____... リjリ !. ! / ヽ {{ / (`| il| __.. ` ̄lノ i Σ `ー‐ゝ、 ' / ヽ___,.-‐'"⌒゙| !| °,,, ,  ̄/,: ハ `ー--‐' ,. -‐'"´ リi从_ 、 '''ノ_:_ノ ヽ 力 /"ー─------<二/ ´ヽ、-<r"/,ー、 丿 勹 { 〈 )、 Y `ゝ(_/_/./' } `ー----------─一--‐'´ ̄´
805 :
吾輩は名無しである :2005/12/19(月) 20:13:33
>>803 私は怒り、憎む。左足の、内出血のくろなずみを見るたびに、私の衣服を脱がせ裸
にした暴力に憤りを感じる。しかし反面、私は耳たぶの火照りを感じると、あの愛
撫がなつかしくなる。
と書いている微妙なところですね。
彼女の少女から大人の女へとの揺れ動く心情を吐露している所です、そして彼女は
この時期から、のめり込むように闘争へ参加して行く。
立命館闘争への参加は、彼女の研ぎ澄まされた感性世界にとって過酷なものであっ
たに違いない。
806 :
吾輩は名無しである :2005/12/19(月) 21:27:46
>>805 高野さんが非処女として過ごした月日はわずか半年だったんですね。
その間に何人の男と交わったんでしょうか?
この部分は「イヤよイヤよも好きの内」なんかなと思っていましたが、
内出血するぐらいだから相当強引にヤられたんかなぁ。。
>>806 中村のときも酒を飲んで深い関係になったみたいだし、
酒を飲むと抑圧している性が開放されてしまう人なのではないかな。
酔った勢いでやってしまって、後で後悔することになる。
レイプとは言えないと思うのだが。
後悔の内容も、好きな人とするべきなのに・・・というものでもあるし。
大学に入学してから、26ヶ月の間に確認できるだけで5〜6人の男に好意を 寄せている。約4ヶ月に一度の計算になる。 バイト先でも最初は鈴木に好意を持ちながら中村と酒を飲んで関係を持ってから 好きになる。その変心に自問自答している。 とにかく恋人が欲しいというのが正直な部分で、残念ながらうまくいかなかった ということかもしれない。
>>794 戦いの進化とともにさらに彼女は変貌していく。
その変貌の実際は、自己崩壊と自己への絶望だったように思えます。
学生運動も男も、実際はどうでもよかった、目の前にニンジンとして
持ってきただけ。空虚感をとりあえずうめる材料として賭けてみただけ。
学生運動に、中村に、こだわっているように見えるが、 彼女の性格の本質には、本当はどうでもいいんだ、そんな空しさと無重力がある。 主体的に自発的に動いているように見えるが、実際は流されているだけ。 その場その場の状況に流されているだけ。それも視野狭窄的に。
彼女の政治思想、そのひとつの特徴として理想主義がある。 社会にたいしても、人間にたいしても、恋愛にたいしても、その理想主義は 貫かれる。 だが、実際の現実は、その理想から二重の意味でかけ離れている。 ひとつは社会体制の違いとして、もうひとつは理想など実際にはあり得ない ということ。別の社会体制にあり得ない理想を、つまりは幻想をもちつつ 生きている。その理想主義は彼女の思考と行動を規制してしまう。 本来はこうあるべきなのに私ときたら・・・。そして彼女はいつも自分を不満 に思い自己不信に陥ることになる。
彼女が言う、「血と糞の世界」とはドロドロとした性欲と性関係を指す。 彼女はそれを価値観として否定しようと、あるいは下位にあるものとして否定 しようとするが、誰しも消し去ることはできない。 「血と糞の世界」を、つまりは動物として生物としての側面の人間を、正直に 認め受入れられなかった。 理想主義的な恋愛に、「血と糞の世界」は入ってはいけないもののようだ。 そこでまた立前と本音が分裂し敵対し、解体してしまうことになる。
彼女の中には非常に強い性的エネルギー、はっきり言って強い性欲がある。 そしてもう一方に抽象的で理想主義的な思想があり、性欲を抑圧している。 その狭間の中で両者の統一を試みるも失敗し彼女は分裂解体していく。
血と糞の世界 血とは、生理の血が出る部分、 糞とは肛門の部分 下半身の世界とか股間の世界より具体的で汚く鋭い表現でもある 人間はこの部分なくしては生きられず、沸々と湧き出る欲望の部分でもある 自己のこの部分への対応を誤ると自己崩壊へと行き着く場合すらありうる
チクソー
816 :
吾輩は名無しである :2005/12/20(火) 22:18:44
吾輩は名無しである
それさえも忘れよう。
818 :
吾輩は名無しである :2005/12/21(水) 23:17:40
この色基地外女が(失礼)いまだに忘れ去られていないところをみるとどっかいいところがあるのかなあ おりゃ分からんが
820 :
吾輩は名無しである :2005/12/22(木) 00:43:16
吾輩は名無しである
821 :
吾輩は名無しである :2005/12/22(木) 19:58:25
ワンゲルの高野をやった先輩と言うのが自己保身で物を言っているような気がする。 高野悦子は、上野千鶴子・道浦母都子ぐらいにはなっていたのではないでしょうか。 上野は高野悦子とデモをいっしょにやっていたかもね。彼女は京大、高野は京大へ 支援に行っていた。だけど上野は東大へ云って何を考えてるのでしょうか。 東大の時計台放送を再開してくれるのですかね。 それをしなくては単なる権威主義に生きた人と言うことでしょうか。 高野の死は彼女への痛烈な批判でしょう。 もうそういうことも死んでしまったのでしょうね。
823 :
吾輩は名無しである :2005/12/22(木) 20:31:22
>>822 貴方は高野のことを殆ど知らないのでは。立命館の事も知らないの
でしょうね。
文学じゃないことは知ってる。
825 :
吾輩は名無しである :2005/12/22(木) 20:48:50
>>824 文学でないことは皆が知っている。日記ですよねそれは虚構ではなく虚偽で
あっても、本当のことを書こうとしている。
自分の真実を書こうとしている事に文学の虚構性と違う意味を求めているの
では?
大介と同じでしょ。あれが嫌だと思う感性は、あなた方も嫌。 板違いを解っていて居座るふてぶてしさが不快。そういう手合いが この板のレベルを下げる。
このスレ以上にまじめに 人生について社会問題について恋愛について詩について死について論じているスレが この板に幾つあるのだ? 俺にはこの板の中でも屈指の良スレだと思うぞ
ここ学問系。
>>821 上野千鶴子とはタイプが違う。
高野さんは詩人タイプで芸術派。
研究ができるタイプの女性なら自殺などしない。
日記の編集段階で、ワンゲル飲み会後の安宿での娘の性描写を消さなかったのは、日記の流れと
ともにその男への怒りが父の三郎氏にあったためだろうか。
ワンゲル仲間ではほぼ特定できることで大いなるプライバシーの侵害になることを承知で。
高野さんは酒が入ると開放的になる女性だったのだろう。男と宿へ行けばなにが起こるか分からない
年ではない。彼女にも期待と欲望が潜んでいたことは間違いない。後になって振り返って後悔もして
いるが、その後悔の心理内容は分からないが、微妙な心理であることは間違いない。
この性体験が彼女の感情や考え方にどのような影響を与え、その後の行動にどんな変化をもたらし
たのだろうか?
少なくとも中村との性関係の初動に影響を与えたことは想像できる。中村とあっけなく性関係を持
ってしまった心理的要因のひとつにはなっているかもしれない。中村と性関係を持たなかったら、
あれほどまでに、自殺するほどに思い詰めることもなかったのかもしれない。
中村と上手くいかなくなっていた頃、京大での何かのイベント後に、彼女は突然、やっと分かった・・ 愛の無い性関係は味気ないという風なことを書いている。 京大でなにがあったのだろうか?何か具体的なことをした後に理解したのだろうか? 当時の一部の活動家の性関係はかなり乱れていたという文章を読んだことがある。
二十歳の原点 の表紙の赤い花、裏表紙の青灰色の花、 最初に見た時から不気味、そして孤独のイメージがある。 絵の作者は誰だろう?花の名前は?
>>中村に「学問の私的所有」について話してみようと思った >>独占の機械工場で作られた一箱の煙草 当時の活動家の考え方や意識、その「特異性」がよく出ている。 日常的に目にするもの、好きな男との会話も、階級性のフィルターを通して見る、見えてしまう。 理論の正否はともかく視点がまったく違うのだ。その時代の学生活動家の視点なのだ。 死の直接的原因が恋愛関係だからそちらのほうに目が行ってしまうが、 彼女はまちがいなく全共闘の活動家だったし、敗北と挫折で壊れていく活動家であった。 女子学生の活動家がたまたま失恋して死んでしまったのか、 それとも、その活動と失恋を貫く、弱さの共通性が彼女の内部にあったのか、 本来は良いこととされる純粋性・潔癖性・正義感も、度がすぎれば視野の狭さ・柔軟性の欠如・ 焦りなどに変質してしまうことになる。 その結果として相手を壊すか自分を壊すかということになりやすい。
833 :
吾輩は名無しである :2005/12/24(土) 20:03:16
>>832 本来は良い事とされる純粋性・潔癖性、正義感も、度がすぎれば・・・・・・
高野悦子は確かに全共闘の活動家だったし、全共闘運動を体言化しているので
しょう。
しかしここが一番理解できないところだし、運動として継承できなかった所で
すね。
どうしてあんな自己解体的な運動が当時の学生運動に大きな影響力ををもった
のでしょうか。
ここまで行った人達はその後の人生は大変ですね、私の上司に経験者じゃないかと
思われる人がいます。
ふっと寂しそうな顔をしているときがあります。やはり孤独なのでしょうね。
834 :
吾輩は名無しである :2005/12/25(日) 07:49:45
◎六月十五日 六・一五 立命全共闘カンパニア闘争(?)で得たものーーー立命全共闘の停滞。集会の混乱。 セクトのひき回しとしか感じられぬ全共闘運動。ベ平連など市民の運動の多様性に対する共感 及び学生運動の到達している質的な高さーーーそれらと、その運動に「参加」という形で加わ っている私との違和感。 これで言いたいことをすべて言ったのだろうか?わからないが、とにかくひとまずペンをおく。 一時から六・一五闘争報告集会がある。私はいかない。なぜ?すべてに失望しているから。 アッハハハハハ。 高野さんが、運動に失望と違和感を感じ始めているのが分かる。 運動・中村との関係・自分自身を、改めて振り返る。 この日から急激に落込みが強まっていく。
>>人間の歴史がはじまって以来、多くの人間は何かの力に支配されながら、何かを生み出そうとし、 創造してきたのでした。 民衆とは私であり、彼であり、ビヤガーデンで働く人々であり、闘争している学生であり、屋上から 眺めるマッチ箱のような家々に生活している人々なのです。 >>何を私はいままで焦っていたのでしょうか。考えるとふしぎです。 >>民衆に依拠するといっても、民衆とは不特定多数であり、結局は依拠するものが己れなのだから 、独りである己れがやはり、それらのことを自らの背中にしょっていくのだ。 >>何か民衆というものについての考え方が楽観的すぎるのではないか。 >>彼らは私を暴力学生という。 「何を私はいままで焦っていたのでしょうか。考えるとふしぎです。」 「彼らは私を暴力学生という。」「何かわからなくなってきました」 彼女の「闘争」についての考え方に大きな変化が表れている。勉強不足で間違っていたことに 無意識にも気が付いたのかもしれない。考え方の変化というより崩壊してしまったのかもしれない。
自殺の陰に、「闘争」を支えてきた価値観と認識の崩壊がある。 後の世に言われる「燃え尽き症候群」の症状が出ている。 「何を私はいままで焦っていたのでしょうか。考えるとふしぎです。」 この心理は、当時の学生運動に関わった人たちにとって共通のようです。 何をそんなに焦っていたのだろうか? 学生であることに焦り、闘いに焦り、生き急ぎ、死に急ぐ。
837 :
吾輩は名無しである :2005/12/25(日) 21:07:16
高野ってバイト代を何に使ってたんだろう? ビラの印刷とか全てブサヨ活動につぎ込んでいたんだろうか? サブローさんから過分な仕送りがあったから別にバイトしなくても生活 出来たようにも思えるんだが、末期のころは本当に金が無かったみたい だったもんな。”身売り”でもしようか・・・とは今風に言えば円光のこと だろうし。。(本当にしたんかな?)
6.15 とか 10.21 とかのなんとかデーをデモの日にして「闘争」を煽り、危機感を高める、 そんな戦術しかとれなかったことが学生運動とその活動家の焦りの原因のひとつだと思う。 そしてデモが目的化してしまい、しだいに過激化していった。自称エリートの自己満足。 悦子さんはエリート意識に染まっている部分と、その反対の劣等感のようなものを、合わせて もっている。
>>837 丁寧に読んでないでしょ?
下宿代の分だけ仕送りしてもらってた。それ以外はいらないと親子喧嘩してまで断った。
当時の学生運動の活動家は、学生はエリートの身分、労働をしない身分、贅沢な身分、
しいては恥ずかしい身分という、そんな意識があったようです。
当時の日本はまだ貧しい国だったことと、彼らの短絡的な思想的な背景があるようです。
さらには、高野さんは親が送ってくれた授業料を意図的に納めずに学生の身分を捨てる方向
の選択をしている。
一時的な熱狂や思い込みだとしても、当時の活動家学生の意識は半端なものではなかった
ということだろう。
でも、「何を焦っていたんだろう」って後で後悔らしきものをし始めることになるわけだが。
>>837 末期のころは本当に金が無かったみたい
いいとこ突いていると思う。
金が無いと追いつめられたような気持ちになるものな。
物心両面での全体としての生活、それが破綻しかけているし、展望がなくなっている。
そのことが彼女の精神状態を不安定にしてしまっていた。
People are not to live only with bread. 人はパンのみにて生きるにあらず 100%正しいけれど、先ずは生きていかないと他のことができない、ということも現実。 悦子さんは、孤独を強調しているけれど、自分とか己ということとほぼ同義だったのかもしれない。 孤独=さびしい ではなく 孤独=自己という認識と自覚。 さびしいとかの感情論ではなくて、人の存在の在り方としての自己認識論。 生体としての各個人は独立し孤立している、ひとつの生命体である。 その意味では孤独である。その孤独性を自覚したということ。
842 :
吾輩は名無しである :2005/12/26(月) 10:16:51
集会と街頭デモ、それが学生運動だというなら、そんなものは運動とは言えない。 当時の優秀な学生達が何故そんなものに貴重な青春時代の時間を注ぎ込んでしまったのか。 不思議でならない。 時間だけじゃない、希望する将来を職業を、更には高野さんのように命まで失ってしまった人も いる。純粋な人ほど、不器用な人ほど深みにはまってしまった。時間も命も戻ってはこない。 今の学生ならこう言うだろう、 なんで最初から負け組になろうとするの、アホじゃないの、信じらんない!
843 :
吾輩は名無しである :2005/12/27(火) 13:53:51
>>842 まだ高野さんの時代は、疑念があったにしても社会主義・共産主義の理念が生き
ていた。
こうした理念を信じ、生き方を貫こうとしていた人達がかなり存在していた。
正義感の強い人はこうした生き方に影響されやすい人でもあったのでは。
それは「今の学生」が言う勝ち負けの世界とは程遠い世界でしょうね。
私は高野さん達の厳しい生き方は大変だと思うけど、今の世の中はもっと
変になっているのでは、どっか崩れていくような感じがします。
>>843 http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/wpdocs/hpaz199801/b0058.html を見ると、1970年の四年生大学進学率は、男子27%、女子6.5%にすぎない。
この時点で「勝ち組」に入っているわけです。少なくとも「勝ち組予備軍」にはね。
「勝ち負けの世界とは程遠い世界」ということの意味は価値観が違うということですよね。
でもそんなにスッパリと価値観が違うと言えるのでしょうか。社会主義・共産主義の理念で
価値観がガラッと変るほど人間は合理的にはできていないと思うのです。
「いまの世の中はもっと変になっているのでは」という部分ですが、人間は合理的ではない部分を
もっています。所詮は生物であり動物です。その動物の生存競争の部分を強調していくと「勝ち負け
の世界」を肯定せざるを得なくなる。結果的には年収とかいい暮らしという世界になる。
「まだ・・理念が生きていた」影響で高野さんは「勝ち組」になることを放棄してしまった。
個人としての利益を捨てる方向へと向かった。
そこにそもそも無理があったのではないでしょうか。
まだ書きたいことはあるのですが、上手く表現できませんのでまたにします。
当時の学生運動の活動家には仏教とかキリスト教の禁欲や自己犠牲と共通する価値観があったのでは ないでしょうか。 今の時代の「エリート」は物欲と金銭欲と地位欲に走りますが、当時の活動家学生はまさにそれらを 否定した。でもどちらがが正しいとか間違いとかは別の問題。 あくまでも個人の価値観の問題で、時代によって多いか少ないかということだけの問題。
846 :
ななし :2005/12/29(木) 02:51:36
>>845 宗教心とは価値観を共有していたとは思えないなあ。あくまで理論的なあるいは
論理的な思考での(社会主義や民主主義などの影響を受けた)価値観だったと思う。
カッコが仏教系やキリスト教の影響を少しでも受けていたらまた考え方も違って
きたいただろう。
847 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2005/12/29(木) 11:29:58
「禁欲や自己犠牲と共通する価値観」、こういった所は高野さんの考え方や行動の 随所に見られます。 これは宗教的な価値観を共有しているのじゃなくて、自己実現の過程の行動原理で しょうね。 あるべき、ねばならないの世界でしょう。 厳しく世の中を、人を追及し、そして自己をも律していく。 運動の高揚期はいいけど敗北して行く時はキツイでしょう、退路を絶ってしまう。 彼女の闘いはそのように見えます。
日本人が社会主義思想を受容するときに、仏教的あるいはキリスト教的な価値観と共通する、 清貧・禁欲・犠牲心・自覚・(神の下での)平等、そうした倫理的価値観も同時に付随して 思想や規範としてして受入れた、そんな感じがします。 宗教そのものの価値観でななくて、宗教的価値観から連想され、受入れられやすい倫理価値観。 経済学などの理論だけでは「自己犠牲」的な価値観や行動まではいかないと考えていましたが、 どうも理論そのものの中で「闘争」が条件とされているみたいですね。 そしてその「闘争」を担う個人=高野さんもその人間像を求めて苦しんだということか? 高野さんの不自然な行動や対人関係は、その思い込みからきているのか、それとも性格か。 授業料の支払いを拒否し、女の子なのに機動隊とぶつかるデモに何度も行くし、 自身が言うように「重いものを」好きな人=中村に求めるような恋愛観、などなど。 高野さんは時代の犠牲者なのか、それとも自身の性格か、それとも偶然の悪戯か? とにかくその時代の熱狂と空気を体験しなければ理解できない特異な時代。
849 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2005/12/29(木) 19:09:20
多神教の世界から一神教の世界へ変わった時に大きな時代の変革があり、そして 一神教の世界と実存主義の世界とマルクス主義の世界が20世紀の課題としてあった 21世紀を展望して高野さんが自死した全共闘運動の意味を改めて問い、自分達が この21世紀にb生きる意味を改めて問いたいと思います。
>>847 退路を絶ってしまう。
全共闘運動への参加に疑念が生まれ、戦後史など3つの分野の勉強目標を上げたりしている。
彼女の鋭い直感は運動が分裂し敗退することを感じ取っていた、そんな記述もある。
大学へ戻る、栃木の家に帰る、中村との恋愛に救いを求める、現状のまま耐え続ける、
どの道も断たれてしまったように高野さんには思えたのだろうか。
生活(費)の展望も無くなっていただろうと考えられる。
どこかの掲示板で同級生の現共産党の地方議員が書いていたが、高野さんが亡くなって後のことだが
、立命の全共闘学生、おそらくはセクトのメンバーだっただろうが、敗退後は他の大学と違ってほと
んどが退学していったそうだ。
それほどに大学解体という自らの主張に非妥協的だったのか、それともあまりに乱暴な闘争をしてい
たためにいられなかったのか、あるいは対立する勢力=民青が強く在学できなかったのか。
そのような生真面目というか鋭いというか視野狭窄の雰囲気の中、高野さんも授業料の支払い拒否
をしたのだろう。
後世になって、愚かなことだ、狭隘だ、一時の情熱に過ぎないと簡単に言えるかもしれないが、その
当時の学生にとっては一生懸命だったのだろうと思う。政治的には愚かで間違いだったことは確か
だろうが、その社会変革に対する情熱には凄いものがある。
その後の彼らの人生と思想はどのように変遷していったのだろうか。彼らの自分史のなかでその
数年間はどのように位置づけられているのだろうか。
高野さんは決定的敗北以前に亡くなってしまったわけだが。
Amazon.jp: 二十歳の原点: 本 高野 悦子別の二十歳の原点. ... 事実は小説より奇であるわけだが、本書にはよい日記 文学の持つ独特のリアリティーとエネルギーが余すことなく表現されている。学生運動 世代が共通に持つ高い問題意識と理想、そして常に理想と自分との間に浸潤してくる ...
852 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2005/12/30(金) 12:20:21
>>847 セクトのメンバーは少なかったのでは、全共闘の多くがノンセクトで立命館も
そうだったのでしょう。
高野さんがいた日本史は文学部の中心だったみたいですね、確かに多くの人たちが
授業料不払い退学ということで去ったのでしょう、立命館の場合共産党による厳し
い糾弾がなされた事もあるようです。
他の大学へ行き卒業して研究者の道へと行った人や、大学教授になっている人も
いるようですね。
この時代を今どの様に考えているのでしょう、聞いてみたい気もします。
>>821 結果的には時代の一面の流れに一時的に乗っただけでしょうから大学を離れれば、普通に生活して
ゆくしかなかったでしょうね。高野さんも生きていればそうしたでしょう。
高野さんの詩は青春時代特有の詩で、特別な詩の才能があったとは思わない。かといって私には
書けるような詩ではないけれど。詩と文章で懸命に心の整理と方向を模索している姿がある。
恋愛・勉強・社会との関わり、そんな青年期特有の不安定で苦しい姿が見える。
もうちょっと長いスパンで、もうちょっとのんびりと、もうちょっといいかげんに生きられなかった
ものかと悔やまれるが、それができないのが青春期というものかもしれないし、当時の状況に巻き
込まれていたからかもしれない。
854 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2005/12/31(土) 21:07:21
12月31日 未熟である事の認識― 一人である事の認識 独りで―独りで歩かねばならぬが、集団の中で独り出歩かなければならないの である。 「未熟」「独り」、この二つをを背負って生きていかなければならない。 高野さんって最後まで自分を責め続けた人だと思います。 上野さんみたいに楽天的に考えられかった人ですね、本当は高野さんみたいな人が 生き残っていたら、少し違う仕事が出来たかもしれない。
>>854 悦子さんが言うところの「未熟」「孤独」「独り」とは具体的に何を指すのでしょうね。
政治思想上での「未熟」、性格上の「未熟」、恋人がいないので「孤独」等々かな。
悦子さんの中でもなにか言葉だけがあり漠然としたイメージだけがあるのではないでしょうか。
青春期にはだれしもちょっとしたことで傷つきコンプレックスをもってしまうことがある。
それに、若いのに残り時間が少ないと思い込み妙に焦ったりする。
大学生だと灰色の就職へのモラトリアムという感じか。
もう少し年齢を重ねると図太くなって余裕が出てくるものなのだけれど、それは後で分かってくる
ことだから・・・
856 :
吾輩は名無しである :2006/01/04(水) 00:43:21
857 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/04(水) 19:40:23
858 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/05(木) 19:57:18
本当に全共闘運動がなんであったのかものを言って欲しいよな。 嘘ばっかりだと思う、誰が本当のことを言っているのか団塊の世代と言ってるけど 本当に闘ったのは少数派だったと思う、北朝鮮、アラブ、連合赤軍、みんな違うと 思う。 自分たちの思想的営為をきちんとやる事が出来ず行動ばかりが先行したことが間違 いの始まりだったのだしょうね。 高野さんはその事に気づいていてなお闘いに自己の存在をかけてしまった。 この悲しさをもう理解できる人は殆どいないでしょう。 道浦さんが理解している少数の独りでしょう。
859 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/07(土) 22:02:27
彼女は14歳で既に死に魅入られている。
860 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/10(火) 10:26:13
久しぶりにこのスレに来ました。このスレを立てた者です。 今朝の朝日新聞の京都版に二十歳の原点の特集記事が出ています。 大学のある街 8 今出川にわたる風 写真が三枚のっています。 悦子の写真。日記「かるちえ」の写真。 そしてかつてジャズ喫茶があった地の駐車場の写真です。
861 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/10(火) 18:44:03
朝日新聞の京都版見てみたいけど販売店に頼べばいいのかしら。 今月京都に行きす六曜へ行って暖かい珈琲を飲もうかな、京都も寒いでしょうね。 高野さんは冬休みも終わって立命館闘争へ参加し始めた時期ですね。
863 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/11(水) 14:55:03
写真も見たいけど、良かったら特集記事の内容紹介してください。 待っています。
864 :
1 :2006/01/11(水) 19:01:50
栃木県那須地方ではこの正月、40aの積雪があった。 那須塩原市の高野アイ(83)の家には子や孫らが集い、掘りごたつを囲んだ。 娘の悦子が家族と最後のお正月を過ごしたときから37年がたった。 庭に面した和室に、高校卒業の日に友だちの家の縁側で ギターをつまびく悦子の写真が飾られている。 高野悦子は立命館大学文学部史学科の3回生だった1969年6月、 円町の下宿のそばの国鉄山陰線踏切で貨物列車に飛び込んで命を絶った。 1月2日の20歳の誕生日から死の直前までつづった日記「二十歳の原点」(新潮社)は、 71年の初版から続編もあわせて300万部以上が読まれている。
865 :
1 :2006/01/11(水) 19:09:18
866 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/11(水) 21:14:24
京都版の記事見ました。 身るだけで悲しくなってくる。 真面目に真剣に生きることは難しいですね。何故こんな選択をしてしまった のだろう。 目をつぶって違う世界へ行くことも出来たのじゃないかと思いますけど。
<「独りであること」、「未熟であること」、これが私の二十歳の原点である>(69年1月15日、成人の日) 学生運動が盛んなころだ。今出川通と丸太町通の間、御所の東にあった立命館大でも校舎にバリケードが張られた。 悦子はヘルメットをかぶり、機動隊にたたかれながら運動に加わった。 <決意。私はスキー道具一式を売却し、その金で、『資本論』およびその他の本を買うことを、ここに誓います>(5月8日) 自殺の理由は明らかではない。学生運動、友情、恋愛、アルバイト・・・・・・。様々に悩み、死を選んだ。 悦子が自転車のかごに詩集を入れて走った今出川通の風景は大きく変わった。市電はなくなり、81年に立命館は移転した。 大学にバリケードはなく、梨木神社に待機する機動隊もない。 それでも、悦子の日記はいまの若者の心をつかむ。立命館大学経営学部3回生のA子(22)は、こんな一節に深く共感した。 <父と母の面前で煙草を吸って、両親と対決することができるだろうか。 かみそりで指を切るよりも(中略)それは幾十倍の勇気がいることだろう>(2月7日) A子の母はがんを患い、激しい投薬治療の副作用に苦しみながら、病院の検査技師として働く。 母を尊敬し、自分もしっかりしなければとの思いは年とともに強くなり、20歳を前に、母に悩みを話すことができなくなった。 A子も日に数本たばこを吸う。目の前で吸った時に、母がどういう顔をするのか、わからなくて怖い。
68年の春、アイは奈良の病院に検査入院した。悦子は「引っ越したばかりで片づけも済まないのに」とふくれながらも、 毎日通ってきて一緒に近くを散歩した。69年の正月に帰省した時には家族とスキーを楽しんだ。 <家族とともに生活していると、何も考えずにいても楽しく過せるのだ。 けれども母は、父は(中略)どれだけ私を知っているのであろうか>(1月2日) 4月、遊びにきたアイを京都駅で迎えた悦子は「私は忙しい。一緒には回れないから」と言った。 悦子が二条城のそばでタクシーを降りたとき、アイは悦子が急にどこかへ行ってしまったような気がして泣いた。 悦子は学生運動にのめりこんでいた。 その変化に驚いた家族が5月20日、東京に下宿していた姉の家に集まり、運動から抜けるよう説得した。 <決裂して飛び出す。(中略)非常に疲れている。次第に自分に自信をなくしている>(5月31日) アイは何でもいけない、いけないと言ったことを悔やんだ。6月17日、一人で悦子の下宿を訪れた。 「あんたが正しいと思うならやりなさい。ただし体には気を付けて」。悦子は安心したような表情を見せた。 それは確かに自分の知っている悦子の顔だった。 19日、2人で河原町通に買い物に出た。悦子がねだるので小さな店で薄茶色のワンピースと靴を買ってあげた。 「バッグもほしい」と言われたが、帰りの電車がせまっていたので3千円を渡した。 京都駅の改札口まで見送りに来た悦子が「じゃあね、さよなら」と笑顔で小さく手を振ったとき、 「一緒に那須野へ帰ろう」という言葉が出かかった。しかし悦子の考えを認めると決めたんだとのみ込んだ。 悦子が亡くなった6月24日、下宿の机に10冊ほどのノートが積まれているのを見つけた。初めて知る娘の心の叫びだった。 京都での悦子の生活を知る人を訪ねて回り、悦子が歩いたであろう道もたどるうち、 「どうしてこんなことしたの? 親の悲しみがわからんの?」という遺影への問いかけは、 「あんたが一番苦しかったよね。気づいてあげられなくてごめん」という思いに変わった。 死の直前、小さい頃から、わがままひとつ言わなかった悦子が子どもらしくねだったくれた。 あのとき栃木に連れ帰るべきだっただろうか――。今も自問を続ける。
悦子は「演技者でいよう」と繰り返し記した。A子にはその気持ちがわかる。 自分も周囲の期待にこたえ、迷惑をかけない子でいたいと思ってきた。 浪人時代、数学の成績が伸びずに悩み、ついに1月、あこがれた建築学科の受験をあきらめた。 それでも心配をかけまいと母には笑顔で伝えた。 母は何も言わなかったが、次の日、大好きなブドウを山盛りにして部屋に置いておいてくれた。 気持ちが楽になり、ぼろぼろ泣いた。 自分はなかなか素直になれないが、母が見守ってくれていることはよくわかっている。 今度こそ、つらくなったら母に話そうと思う。 アイの元には、「二十歳の原点」を読んだ人たちから手紙が届き続けている。アイは出来る限り返事を書いてきた。 家に訪ねて来る人もいた。大学を辞めてしまおうかと迷う学生に、アイは、「頑張って勉強して大学に入ったんでしょう? どうして頑張れたか、もう一度思い出して、どうしてそこにいるのかを考えてごらんなさい」と諭した。 悦子から打ち明けられることのなかった悩みを聞くことが自分の役目だと思っている。 (敬称略)
高野悦子さん悦子さんの日記悦子さんは河原町 通を今出川通から下がった所にあったジャズ喫茶に通 い、ウイスキーを飲んでは気を紛らわせた。今は駐車 場になっている=上京区で
871 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/11(水) 21:32:47
記事の写真掲載ありがとうございます。写真が縦、小さいので直接記事は読めません。 しかし多分前後の記述が記事の内容でしょう。ギター写真は現在の単行本には掲載されていませんが、 本当に懐かしい。ただ友人の家で撮影したものだったのですね。 本の中だが高野悦子さんに逢わせてくれた誕生日を大切に思っています。
872 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/11(水) 22:19:37
オマエラにはな、何もわかってないし見えてない 高野悦子は死んでしまったが 生き残った多くの健気な身近な高野悦子達を。 彼女達をやれ腐れマンコだのクソババアだの辱めて 片手では死んだ女についてああだこうだ陶酔しもう一つの手で 密室のドメスチックバイオレンス、セクハラ、アカハラで痛めつけているんだ今も いいかげんにしとけよ、30年以上前の会った事もない女の事を
高野悦子読みました。 京都の大学行きました@同志社だけどさ 一貫してるのは、高野の自己愛の強さ。
876 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/12(木) 10:32:07
>>874 一貫してるのは、高野の自己愛の強さ。
自己愛というより、自分自身にこだわり続け、結果的には自虐になっていると思います。
自分に正直でいよう、客観的に自分を見つめよう、そんな姿勢が性格として感性としてあると思うのです。
その客観性をつきつめていくと、欲望している自分が醜く見えたり、自分自身が卑小な存在に
見えたりする。高野さん自身が書いています、私には自己愛が足りない、と。
人はヒトであり生き物です。欲望や欲求を内部に生まなければ生体として存続できません。そのこと
を正当な価値観として、あるいは妥協的にでも肯定できなければ、自分自身も他の人も醜い動物に、
卑小な存在に見えてしまいます。
人々は何が楽しくて何を目的に生きているんだろう、と高野さんは自問自答しています。客観性に
こだわるあまりに普遍的で抽象的な生きる意味や価値にこだわりすぎることになっている。
言わば神の領域で生きようとしてしまっている。そんなことはできっこないから具体的で「卑小」な
欲望で潰れ自己否定してしまうことになる。
それもこれも純粋=狭隘な青春期の特徴であり、あと数年したらその「危機」を乗り越えて、ずる賢
く図太くなって生きられるものなんだけれど。その良し悪しは別としてとりあえず生きてこそだから。
19才の頃に感じたこと、 鏡の前で舌を出してみたら、こんなグロなものがなんで・・ なんでウンチなんて動物のようなことをし・・ なんかしらんけど恥ずかしい・・
>>876 の書き込みに希望を見出したのは私だけだかな。
私の抱える人生の問題について、大変参考になりました。
>>877 そんなあなたもさぞや、お美しい貞女なのでしょう。
高野さんのような潔癖症で弱っている人には、
とびきり汚いと思うことをさせるとよい。うんちを食べる、食べさせるとか。
私も大学卒業後、就職したての頃は彼女と同じような悩みを持っていて、
オフィスの人間関係にすぐに疲れ果て、半ばノイローゼ状態。
でもある日、SM倶楽部で女王様にうんちをご馳走になってからは、
世界ががらりと変わったのです。
ですので、
あなたのうんちはどんな味だろうか?
食べてみたいな。
うんち食べたらお腹壊さない?
>>879 妄想を壊して悪いが、オジサンなんだよね。
女性の場合は小さい時から生理とかある、だから男より生物的自覚は高い、違和感はそれ
ほどないのでは?
そう言われてみると、昔、女は汚い、男は綺麗でいいね、 とローラが言ってたな。 うんちやしっこは食べ過ぎるとお腹を壊すけど、 適量なら問題ないよ。
ただ少し付言すべきことは、 ローラの父親は、虐待まではいかないが、妹ばかりをかわいがり 姉のローラにはきつく当たっていたらしいということです。 非常に父親を憎悪していた。だから平伏す男を好んで食べた。 逆に言うなら、私にすれば非常にたやすくものにできた。 反対にファザコンの女性は、パパを理想としており、 非常に落としにくい。いわば、パパ以上の男でなえればいけないから。 わがままを何でも受け入れる、優しくて、経済的に豊かで、 存分に甘えさせてくれる男でなければいけないので。 高野さんはこのタイプの女性だったそうですが、理想の高さゆえの、 悲劇である。優しすぎる親に育てられた人は長生きできないらしい。
884 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/12(木) 19:07:09
人間てさ、性の部分から壊れやすいよな。 真面目で公職にあって分別もある中年男が痴漢行為で捕まったりする。 性欲にもっとも人間の動物性が出現しやすく、統制が難しい本能と欲望だ。 食欲とちがって、性欲は相手が人間だからトラブルになりやすい。 少し次元は違うけれど、高野さんも、恋愛と性欲を含む男性関係から自分を袋小路に追い込んで しまっている。そこから壊れ始めている。
885 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/12(木) 19:40:36
そこから原始仏教のように諸欲望を否定する発想が出てくる。 諸欲望から派生する煩悩を消し去るために。望んでも得られないがための悩みなら、その 源の望みそのものを消し去ろう、それが心の平安であり悟りであると。 でも失敗するんだよね、無理だもの、だから教理を薄め続けて超マイルドにしてきた。
でも部分的で一時的な欲望の制限、二日ほど断食でもしてみるとアッサリと執着心が消えたり することもある。なんでこんなことに拘っていたんだろうかと。
腹八分、これほどの名言至言はないと私は思う。 欲望は認められ肯定されている。 あとは量の問題、ほどほどにということ。 質の問題も腹八分でいいのだ。
888 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/13(金) 09:55:18
884 「原点」をもっと詳細に読んで御覧。高野さんと中村さんとの「事」は4/27 一度だけですよ。性欲を求めたのであれば何とでもなった。求めなかったから悲劇の結末になってしまった。 逢ったのは、「事」以降、御所(京都)で二回、御所はHする場所でもありませんし、衛視も巡回しています。
889 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/13(金) 10:55:09
>>888 彼女は十分に性欲も含めた恋愛関係を求めていると思いますよ。
日記に中村との関係として日付と場所をいくつか書いているけれど、たしかに4/27以外は
内容は不明だよね。4/27はスナックで酒が入った勢いでHしちゃって、その後は女は追い
かけ、男は逃げ気味な感じ、というより逃げていますね。
酒が入ってのイレギュラーな肉体関係をもってしまった男女の関係、
その後の展開はどうなるのがハッピーなんだろうね。その場かぎりの火遊び、それをきっか
けにして恋愛関係へ、とか、ケースによって違うよな。
ところで、「御所」っていう連れ込み宿か喫茶店があったとかはないの?
右よくに焼き討ちにされたいか?
アルコールが入ると人が変わっちゃうっていう体質の人いるよね。男でも女でも。 高野さんは大胆になったり陽気になったり、敢えて言えば淫乱になるタイプの女性だと思う。 ワンゲルの男のときもそうだし、中村のときもそう。 そして後になって反省してみたり後悔してみたりするけど、それが本音かどうかわ分からない。 それと、彼女は中村に逃げられたしふられたんだよね。それが実際にあったことだと思うね。
892 :
原点 :2006/01/13(金) 19:24:25
888 京都御所に行って御覧。出入口4箇所で当時も確か、夜は扉が閉まったはずです。 屋台、物売り等一切禁止されていますよ。連れ込み、喫茶とんでもない発想です。 す。東京遷都まで「・・」のお住まいだった場所ぐらいご存知でしょう。 性欲も含めた恋愛感情、当然です。なかったらおかしいでしょう。 中村さんの体力、若さならたとえ彼女がいても何とでもなった、関係を求めなかったから悲劇になった。
893 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/13(金) 21:13:12
暗くなったら御所は広いからイチャイチャできますよ。 エッチもやろうと思えば出来るかもしれない。 ボクはBまでしかしたことないけど^^;
894 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/13(金) 23:23:21
なんでそんな話になるの。 御所でエッチの話とか彼女が真剣に考えていた事とは違う話でしょうに。 高野さんは時々横道にそれているけれど、自分が生きていくことの意味、その本質を 問い続けていた人だと思います。 当時の学生運動が、彼女の存在を含めて問う所まで行ってしまった所に、今では 理解できない事があるのでしょうね。
895 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/14(土) 05:48:41
かわいい乙女の叙情なんですよ 読者を惹きつけたのは 残酷な好奇心というか 女性週刊誌読むのと一緒
これがもしアトピーのひどい脂ぎったBUTHならどうです。 ほーら、考えて御覧なさい。誰も彼女の日記や詩にこれだけの思いを巡らせることはない。 同情すらなかったはず。すぐに忘れられるか。 そんなもんです人間は。もし文学的才能に恵まれたBUTHなら少しは・・・ 考えられるが。
897 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/14(土) 10:54:24
ピー地区パー地区五月蝿い奴だ。 目下文学的価値を十二分に見出す我々の当面の机上の論理で出来る事。 その範囲内で経験に応じた文学談義に花を咲かせ、いかにシニシズムに陥らず 人間の性であるロマンシングサガだね。ブスや貧乏人、貧民街などへの差別、 これらは人間のサガですから、ヒューマニズムに納車されてますね。 いつ動き出すかだ。
>>894 自分が生きていくことの意味、その本質を 問い続けていた人だと思います。
たしかにそうなんだけれど、各個人に備わる具体的な生物としての本質を無視あるいは犠牲
にしての生、人生はあり得ないわけですよ。抽象的な人生論、自己犠牲的な人生論では彼女
の運動も続かないし、彼女自身の生活と人生が成り立たない。
精神的な恋愛論ならOKで、性の問題は低次元だから論じないという価値観では自己分裂す
ることになる。みんな普通の生身の女であり男であり人間なのですから。
899 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/14(土) 22:56:02
>>898 全く異論はありません、そのとうりだと思います。
ただ、高野さんは「抽象的な人生論、自己犠牲的な人生論」で行き詰まって
しまったようですね。
理念と現実の乖離を過激な行動で解消して行こうとする彼女の非妥協性が破綻の
原因だったのでは。
当時の学生運動が持ってた良い面でもあり、運動として継続しなかった側面でも
あるのでしょう。
「旅に出よう」の詩にその悲しさがよく出てますね。
900 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/15(日) 06:42:21
自己犠牲ならまず立命の受験やめるべきだったな 一人助かるんだし もうそこから矛盾してるんだよな 漏れもそれで合格確実の東大受験やめたんだが 受かってから東大解体なんて言ってもミエミエだし でもキリがなかったねそれやっていくと やっぱりゴルバチョフみたいに体制内で偉くなって 改革すればよかったと今は思っている
>>900 マジなのか釣りなのか妄想なのか微妙だねん。
生きていく上では、妄想も幻想もけっこう重要な役割をしているんだよね。
>>900 | /l、 ??
| (゚_ 。 7 ツンツン
し⊂、 ~ヽ
しf_, )〜
| /l、
| (゚、 。`フ
し 」 "ヽ
()ιし(~)〜
| /l、
| ( ゚、 。`フ ダメ?
し 」 "ヽ
()ιし(~)〜
903 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/15(日) 20:04:35
高野さんの時代は1月15日が成人の日だったのですね。
>>903 変わったのって最近じゃない?
ハッピーマンデーとやらで、成人の日が1月第2月曜になったのって。
俺は二十代後半だけど、確かまだ15日が成人式だったよ。
905 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/16(月) 21:45:34
そうですか余り意識してなくってふと見たら、あれっていう感じでした。 良く聞いたらつい最近なのですね。 そうですよね高野さんって、もう40年近くも前の人ですよね。 もう60前か、おばあさんじゃない、何かいつまでも側にいるみたい。
可愛い悦子おばあたん...ハァハァ(;´Д`)
907 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/23(月) 20:51:52
ホリエモンのニュースばかりだ。 高野さんの時代では、この頃東大へ機動隊導入、立命館の闘争も本格化していた。 この時代の差はなんだろう、お金で買えないものは無いと豪語していた若者達が 時代を作っている。これはもう終わりなのかな。 高野さんの時代の人達が何かものすごく純粋に見える。
908 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/24(火) 01:47:57
あるがままの心で生きようと願うから人はまた傷ついて行く。知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中でもがいてるなら、誰だってそう。僕だってそうなんだ。
>>907 ホリエも、敢えて言えばという条件付きで、お金で買えないものはないと言っていると思う。
世の中の全てのことではないが、ほとんどのことはお金で解決するか問題そのものが生まれて
こないということも確か。とりあえずはお金を媒介として動いていることも確か。
心が歪んでいるとか汚れているとかとは別の問題だと思う。事実としてそういう現象があるのだから。
当時の学生運動をしていた人達はそのことを考えないようにして避けていたと思われる。
それが純粋だというなら純粋だろうが、現実を見ていない。
だからこそその純粋は溶けて消えてしまうか一転して不純へと変質してしまうことになった。
910 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/24(火) 21:23:10
>>909 一番難しい所でしょうね、時代が動く時の先端にいる人達は極端でぎりぎりの
ところで行動して行っているし、行かざるをえないのですが、極普通に生きている
人たちにとっては迷惑な事が多いのではないでしょうか。
時代が動くという事はそうでしょう。それはお金であったり革命であったりするの
ですが、毎日の生活を無事生きて行くことが全ての人たちにとっては関係の無いこ
とだったのですよね。
本当はそこを見据えなければいけないのではと思いますが・・・・・
911 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/28(土) 00:20:18
高野悦子、彼女の生き方を私はどうしても無視する事が出来ない。 何故、ここまで自己の存在について突き詰めなければならないのかどうしても 理解が出来ない。 だけど惹かれる所があるんだよね。 ホリエモンの世界と違う世界だと思うけど、彼女の考えている事って本当になん だったのでしょう。
>>911 ホリエモンの価値観と対局にあることは間違いないでしょうが
彼女の場合も失敗、自己崩壊と言えるのではないでしょうか。
青春期の心理状態に学生運動の思想が加わり、自分と社会との関わり方、位置関係を彼女なりに
傷だらけになりながら探していたと思われます。
最終的には自分にも社会にも不信を抱くことになり崩れてしまったと思うのです。
だから、彼女の失敗から学ぶべきかと思います。
913 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/28(土) 22:08:21
「高野さんの失敗」この時代に同じ様に生き、闘い、思考し、そして今生きている 人達は沢山いますよね。 この人たちの生きてきた軌跡と現在を見れば「高野さんの失敗」から学ぶべき何か が見えるのでしょうか。
914 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/29(日) 11:05:14
失敗てなんでしょう。教えて下さい。
915 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/29(日) 13:52:18
「自分にも社会にも不信を抱く事になり崩れてしまった」という事でしょう。
みんな、ある程度妥協して生きてるのに、この人はそんな「いい加減さ」 を持てなかったように思えます。白か黒かで灰色が無い。
917 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/01(水) 22:36:27
もう高野悦子の時代は終わったのかな。 全共闘のおじさんたちは妥協に妥協を重ねて、言うべき拠点を失ってしまって いるし、時代はもう遠いところまできてしまっているよね。 高野悦子は20歳で死んでよかったかもしれないね、今生きていてもその意味を 余り感じられないかもしれないね。
「二十歳の原点」が読まれ続けるかぎりえっちゃんは不滅です!
919 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/02(木) 17:20:56
語ることよりも。 この本が出版編集された経緯の方が数千倍の興味があるなあ・・
920 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/03(金) 00:50:24
>>919 もう少し解説をしてください。私たちには少し理解の範疇が超えています。
「語るよりも」・・・・というところがかなり難しいところでしょうね・
921 :
919 :2006/02/03(金) 03:12:13
切っ掛けは『「彼女」たちの連合赤軍』か何かで紹介されていたのかな、不確か だけれども、私の両親が一連の大学闘争で「馬鹿らしくなって進学をやめた」という 経緯がありまして、大学闘争無かったら今の私はいないなあ、なんて考えると感慨深くかつ 興味が俄然わいておりまして、とーにかく、大塚先生の「彼女達〜」で紹介されていたか何かの 切っ掛けと私の興味が相俟って手に取った本だったのです。 先ほど読み終えまして、おもうことは、ナイーヴだなあ、ということです。 ピュアでなくナイーヴだと感じました。 云うのもなんですが、時面だけから察すると、今の(熱心な)学生の方が良く考えていると想います。 彼女のように詩的に考えていた人間も当時の熱心党のうちでは稀有だったのではないのでしょうか? 多くが留置所行きになったりしているさなか、彼女は「実践」にうつり結局頓挫しているように見え、最後には 「ドーデモイイデスヨ」という心象が見受けられますね。 第一、革命への参加が「なんとなく」ゆえにドッチツカズの「アナーキスト」であると 自称しておりますね。 文中に「妥協」という言葉が多用されておりますが、「本当の自分・愛について・やりたいこと(学問)」という 心象の内で「妥協」できないことで「なんとなく」の革命参加にも「妥協」できないことに 「妥協」していて・・辛苦が募った最期であったように思えました。 で、 1.体系的に読書することは大切だと想いました(どーせ、一生懸命読書するのならです。彼女のような性格だったなら 研究所でも目指していたのでは?) 2.資本家に対する闘争に加担した身でありながら、死後、間接的に加担してしまったことに 皮肉を感じました。
922 :
919 :2006/02/03(金) 03:17:48
しかし、最後の詩には心をうたれました。 ご冥福を祈るばかりです。
923 :
919 :2006/02/03(金) 03:27:52
しかし、
>>921 のように「語るまでもなく」、彼女に最期は尊いとかんじたので
あります。
924 :
原点 :2006/02/04(土) 19:21:21
920 高野さんの自死した、遺体と対面した三郎氏の無念さは、如何ばかりだったろう。 そして下宿での大学ノートとの対面。闘いに、バイトに疲れ、恋焦がれる「中村」からは、見向きもされなかった。 夥しい量の「中村への」「想い」・「悔恨」をどうするか !「中村」をどう「編集」するか ! 悲恋の美しい物語に仕上げるには、三郎氏と新潮社の編集者「大門氏」の日記との闘いは、続いた。 断片を「那須文学」・「朝日ジャーナル」に投稿し、読者、マスコミの反応、また反体制運動の推移を横目で見ながら・・・・
925 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 02:42:08
高野さんのお父さんと編集者の「悲恋物語創作」は、当時の状況に於いてはかなりの 影響があったでしょうね。 しかし40年近くの歳月を経た現在、それらの意図的な部分はもう意味をなさなくな っているのではないでしょうか。 私は「二十歳の原点」を読んで彼女の生真面目さと云うか、世の中の事に正面から 向き合う姿勢に、自分達が何か失ってしまっているのじゃないかなと思いました。
926 :
原点 :2006/02/05(日) 12:36:10
925 40年近くの歳月を経て何故、今更20歳の原点なのか?文藝春秋・読売新聞・先月の朝日新聞京都版の特集記事、 新潮社を定年退職された、編集者「大門氏」が深く係わっているとすれば、違った意味を持ってきます。 二十歳の原点を「団塊世代」に、そして新しいファンの獲得、それが現在の何かしら混沌とした、世情に問いかけるものがあるとしたら・・・・ 三郎氏が死去されて何かしらの変化、事情が、世情の不安定さとは、別に発生した、と考えれば答えみたいなものが見えてきます。
927 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 18:21:21
40年近くも読み継がれてきたものだから、それなりの意味があるし考えさせられる ところもあります。リメイクして新たな時代へ向けて問い掛ける事も必要でしょう。 特にお金が全てだという時代、勝ち組みでなければ人ではないと言う様な風潮、こう した考え方と対極にある、彼女の生き方は問題提起にはなるでしょう。 これらの事と三郎氏死去されて何かしらの変化、事情が・・・・別に発生したとは 何なのでしょう、「二十歳の原点」に大きな影響を与えるものなのでしょうか。
>>924 >>悲恋の美しい物語に仕上げるには、
どこをどう読んでも美しい物語にはなっていないと思いますよ。
ずいぶんとひねくれた、偏った読み方だと思います。
あなたのしったかぶりと、もったいぶった文体にそれがよく出ています。
929 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/06(月) 13:12:03
928 「原点」京都での出版日昭和46年5月22日。那須文学の原点と失格者の弁と本書との違いを検証したことがありますか? 読売新聞記事、署名入り記者にお母さんの取材の様子確認しましたか? 日記の置かれた場所が、失格者の弁、文藝春秋、読売、朝日其々が微妙に違いがあります。何故か思われたことありませんか? 新潮社の編集者「大門氏」は、定年退職後、半官の出版協会の事務局長をされています。
930 :
モコナ :2006/02/06(月) 19:41:56
「二十歳の原点」はボクの聖書です。
>>929 日記を書いた本人と登場する人達のプライバシーの保護のために「編集」されていることは
間違いないでしょう。性的な関係でも削除された記述があったかもしれません。
しかし、それ以外になにか意図的な目的をもって、たとえば政治的な目的とかで編集された
ということはないと思います。
日記が部屋のどこから見つかろうが、記憶が違ってきていようがたいした問題ではないと思
いますがどうでしょう。
僕がその「編集」を確認できるのは、詩-旅に出ようの2節目の加筆だけです。
娘の詩を完成させてやりたいという親心が三郎氏にあったのではないかと想像しますが、
それも断定できません。完成された詩が別のところにあったことだって考えられます。
932 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/10(金) 02:14:36
確か、日記は自殺の報を聞いた友人が下宿に駆けつけ、発見したのでしたね。 三郎氏が見つけたのではなかったのですよね。そして友人たちの間で、出版の論議 もあったが、結局辞めたほうが良いと言う結論になったということみたいですね。 その辺が少し行き違いになっている原因ではないでしょうか。 「編集」の件は常識の範囲だと思います。 私は色んな経緯があるにしてもこの本は出版されて良かったと思ってます。 そして今みたいな時代に、もう一度彼女の真摯さを見つめ直してみるのも必要だな と感じています。
933 :
吾輩は名無しである :2006/02/13(月) 14:16:49
高野さん達一人一人が考え行動して行っていたのは、社会変革といいながら制度 変革より自己変革のほうの側面が強い運動だった。 生き方ということ「その意味」について厳しく問うて行く、修行者みたいなところを 感じます。 顔つきもホリエモンとは随分違うよね。
>>933 鋭い見方だと思います。
その世代の方ですか?
935 :
吾輩は名無しである :2006/02/19(日) 15:05:26
友人が日記を発見したというのは、本当でしょうか。 友人の方はどのように死亡した情報を得たのでしょうか。 またどうして悦子さんの部屋に入ることができたのでしょうか。 当然大家さん、警察等の目があったはずです。
936 :
吾輩は名無しである :2006/02/20(月) 11:58:43
935 西陣署から立命文闘委議長「兵頭」氏へ連絡が行き、氏と数人がご両親よりもはやく下宿に到着しています。 高野さんの遺体確認は、24日夕刻です。25日朝栃木県庁の故三郎氏に連絡が入っています。
937 :
吾輩は名無しである :2006/02/20(月) 21:31:43
>>936 疑問点があります。
1.普通は所轄署から遺体を引き取るのに、なんでサブローさんは京大
医学部から高野さんの遺体を引き取ったんですか?
2.夕刊に身元不明とのっている(身元が判るものを持っていなかった
んでしょう)のに、なんでブサヨ仲間に連絡が行ったのでしょうか?
3.親族でもない人に遺体確認させるでしょうか?
938 :
吾輩は名無しである :2006/02/20(月) 21:33:57
変なサヨ連中と付き合ったのが運の尽きだったんだな。かわいそう。
939 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 13:51:56
937 昭和44年ですよ、西陣署には、死体安置所がなかった、京大にはあっただけのことですよ。三郎氏の失格者の弁よく読んで下さい。 もう少し時代背景よく考えてみて下さい。 身元の件は夕刊御覧下さい。それだけで身元確認に行きます。高野さんの前夜の行動と態度が異常であればですよ。 親族は遠く離れています、警察は早く身元を特定するのが仕事でしょう。身近な人に遺体確認して最終が親族でしよう。
940 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 17:36:09
なぜ西陣署は兵頭さんに連絡できたのでしょうか。身元不明なら立命の学生とは分からないはずです。 連絡が行ったとしたら、かなり身元が判明していたのでしょう。しかしなぜ兵頭さんに連絡がいくのでしょうか。 大家さん、大学関係者、親族に連絡がいくのは分かるが、なぜ兵頭さん。 また夕方に確認したのに、なぜお父さんには警察から翌朝の9時(出勤時間)ごろ連絡があったのでしょうか。 親族の死なら一刻も早く知らせるのが普通でしょう。もしも遅れた理由がお役所仕事、親族への配慮だとしても、 翌朝の6、7、8時には連絡するのではないか。出かけちゃうよ!やっぱりおかしいよ! またどうして兵頭さんらは高野さんの住所をしていたのでしょうか。なたどうして部屋に入れたのでしょうか。 また兵頭さんらは日記を盗み見るようなことをするでしょうか。誰かが許可するはずもないでしょう。
941 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 13:40:51
940 親族が一番が当然です。身元不明記事は24日夕刊です。5時前後夕刊見て警察に行き身元確認、 栃木県庁、次が勤務先、次が友人の順でしょう。 25日いち早く連絡の取れた兵頭氏がかけつけた。次が距離的に両親でしょう。 当時シンパ含めて全共闘活動家はすべて公安に連絡先含めて身元が公然だったということでしょう。 当然国際ホテルにも連絡は、入る。三郎さんの県庁の勤務先しか記載か゛なかったというのが真実でしょう。 自死の現場に於いて、許可とか不許可とか余り関係ないでしょう。 下宿の構造は、普通障子か襖が仕切りですよ。
942 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 16:31:33
個人的な見解として、警察に連絡したのは大家さん、あるいは高野さんの隣室の人ではないか。 確認した人は分かりませんが。 女性の自殺について、新聞や近所の噂で大家さん、隣室の人は知ったのではないか。 24、25日に帰宅しないので、警察に連絡したのではないでしょうか。 だから親族への連絡が25日の朝になったのではないか。それがごく自然です。 兵頭さんの話は後日誰かが作ったのでしょう。
943 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 17:29:23
942 大家さん、隣室の人では、ありません。24日の夕刊の記事に反応し西陣署に身元確認に出向いているのです。 当然国際ホテルに当日夜確認の電話が西陣署から入っています。バリケードの中に泊まったりする彼女ですから一日二日は、誰も余り気に留めないでしょう。 兵頭氏の記録と友人のコメント参考にして下さい。国際ホテルには三郎氏の勤務先の連絡先しかなかった。
944 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 22:19:41
兵頭さん、ホテル関係者にしても夕方に確認したことになっています。 しかし親族への連絡は25日の午前中です。それも午前9時(出勤時間)ごろです。 この時間のズレはどういうことでしょう。 もし夕方に確認したら、帰省等の可能性を含めて実家に確認するのが普通でしょう。 夕方に身元が判明したのに、なぜ翌日の朝なのですか。おかしいでしょう。 人の死ですよ。親族の死ですよ。 身元が分かれば大学、大家さんに実家は確認できます。またホテルに実家の連絡先がないほうが不自然です。
945 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 22:38:20
書き忘れていましたが、夕刊に反応して、どうして反応することできたのか。 1、2日いなくても気に留めないのに、夕刊で高野さんだと分かるほうが不思議です。
946 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 23:28:28
>>943 国際ホテルはバイト雇うのにオヤジの勤務先書かせるのか?
947 :
吾輩は名無しである :2006/02/26(日) 13:34:02
お父さんには25日午前9時ごろ(出勤時間)に、多分地元栃木の警察から連絡があったのでしょう。 理由は高野さんの身元が判明したのが、25日の6時から8時ぐらいの時間だったのではないでしょうか。 そして実家に連絡した。しかしお父さんは出勤、弟さんは通学(下宿でない場合)、お母さんは用事等で外出していたのでしょう。 そこで西陣署から地元栃木の警察に連絡があり、警察が収集している情報から県庁に連絡があったのでしょう。 このほうが失格者の弁の記述に符合していると思います。
948 :
吾輩は名無しである :2006/02/26(日) 18:46:57
ヤリマンのえっちゃんw
949 :
吾輩は名無しである :2006/02/26(日) 18:57:36
セックスに絶望したわけね
950 :
吾輩は名無しである :2006/02/28(火) 11:37:02
945 反応する理由があったからです。
45万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾 『嫌韓流2』発売中 駄作か傑作かは、買って自分で確かめよう
952 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 16:07:03
兵頭さんの記録ってあるんですか。どこでみられるの?
953 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 16:09:21
そうそう、警察から連絡があったの、それとも反応。 どっちが正しいの?
>>953 警察に問合せたのはバイト仲間の方らしい。
23日の深夜に悦子さんをタクシーに乗せてあげたバイト仲間が、そのときの悦子さんが死にたいと
口ずさんでいるのを聞いていたし、様子に異常を感じていたという前提があるらしい。
だから新聞記事にもしかしたらと反応した。
どこかの掲示板で、当時のホテルに勤めていた人が、そのバイト仲間が誰それであると語っていた。
>>952 兵藤さんの小説の中にあるんじゃないかな?
本を手にしたことがあるけれど、内容が暗く重苦しくて読む気になれなかった。
955 :
吾輩は名無しである :2006/03/02(木) 02:17:26
文闘委委員長の兵頭氏とは「全共闘記」の兵頭正俊氏のことですか?
>>955 そうだと思うよ。
当時は院生だったみたいですね。
現在は高校の先生らしい。
話しは違うけれど、当時の文献を読むと物事を難しそうに表現するのがカッコイイって感じの文章
がやたら多いですね。普通に簡単に分かりやすいと価値が無いみたいな感じ。
というか本人にも分かってないからそんなぶうになるのかな?
>>956 まあ分ってないとか背伸びとかもあるんだろうけど、
文章ってのは美文であることが第一、とされてきた感性が残っているのでは。
明治のころは文章即文学だったわけだし。
そういう感覚って今でも残ってると思うよ。
何で学術論文は、揃いも揃って漢文脈を引いているのかとか。
法律関係の文章とかも独自の文体を持ってるしね。
別に論文をフランクなですます調で書いても、極端に言えば2ch語を使っても、
内容さえよければいいじゃないかってことには、現在でもなってないよね。
たとい価値のある内容でも、やっぱり文体に支えられてないと、受け入れられない。
だから、別に六十年代当時に限らないと思いますよ。
958 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 12:52:54
955 兵頭氏は日記を一瞥、自殺の報に逃避者としか記録していません。 活動的シンパとしての高野さんの死を悲しみ、哀れんでもいません。 そのような類の議長だったのでしょう。
959 :
吾輩は名無しである :2006/03/04(土) 11:37:36
日記にそれしか記述されていないの。 BBSを読むと遺体の確認をしたことになっているけれど、 どこかにそんな記述あるのかなあ! 記述しているかたがいたら、著作名と内容の記述をお願い致します。
960 :
吾輩は名無しである :2006/03/05(日) 15:36:54
高野さんは5.23の京大での労学総決起集会の時、投石をして警察に捕まっている。 ここで警察の記録に残っていた可能性もあるね。 そこで立命館兵頭氏へ連絡をとったのでは、兵頭氏は連絡を受けバリケード内にいた 日本史の人達と確認に行ったのでは? 下宿へは日本史闘争委員会の友人が行き日記を見つけた。
大学という空間、学生という時間、学生という身分、学生という身体と心理 人生でもっとも自由な時間と考え方を持てる時期。 でもその自由は4年後の就職を前にした限定された束の間の時間。 彼女の最大の関心事は他者との心の通じ合い、とりわけ恋愛だ。 彼女の学生運動の動機はそこにある。 彼女が語る思想や理論は嘘ではないし副次的なものでもないが 後から出てきたものだ。 彼女に理解し合える彼氏がいたなら悲劇はなかっただろう。 彼女が最も求めるものを手にすることになったから。 でも、彼女には心の深いところで分かっていただろう、自分の性格では他者と 理解し合えることはできないだろうと。 彼女はおそろしく対人関係で不器用な女性。 彼女の本音は日記の中と酒を飲んだときにだけある。
962 :
955 :2006/03/07(火) 02:50:03
>>958 文闘委委員長=兵頭正俊氏ということですね。(ちょっと驚きですが)
そうすると兵頭氏の記録とは、氏の小説『二十歳』のことでしょうか?
小説の一場面から「兵頭氏は・・・自殺の報に逃避者としか記録していません。
活動的シンパとしての高野さんの死を悲しみ、哀れんでもいません。」
と判断するのは誤りであると思いますが。仮に実際の兵頭氏が冷酷な人物であった
としても、です。
それとも小説以外に他の「記録」が存在するのでしょうか?
963 :
吾輩は名無しである :2006/03/07(火) 10:06:08
遺体確認の根拠ないのかなあ。確認したと書き込みした人教えて。
964 :
吾輩は名無しである :2006/03/07(火) 10:14:01
兵頭氏の記録と友人のコメントて嘘なの。 どこに根拠があるのか教えて欲しい。
965 :
吾輩は名無しである :2006/03/08(水) 22:50:27
遺体の確認は国際ホテルの人がしたのでは、確か中村の所へ行った高野さん の尋常ではない様子をみていて、遺体の確認をしに行ったのですよね 兵頭氏は立命館全共闘議長だったのではないでしょうか。 高野さんの部屋に兵頭氏と日本史の人と行ったが日記は発見したが元へ戻しておい たのですよね。そして三郎氏の発見することなり、若干の手直しをして発表する事 となった。 これらの事はバイトで一緒だった人の話として語られている。
966 :
吾輩は名無しである :2006/03/10(金) 14:00:00
林真理子グロイ
967 :
吾輩は名無しである :2006/03/10(金) 14:32:36
965 若干の手直でしょうが、中村さんのことの大幅な削除があります。移動もあります。
968 :
吾輩は名無しである :2006/03/10(金) 14:34:49
ヘッセよりボードレールのが良いと思いますが、高野さんの心境から言えばヘッセでしょう
>>967 中村さんのことの大幅な削除があります。移動もあります。
なんでそんなことが分かるの?
悦子さんのお母さんの話しでは、ファンの人が日記を1冊?持って行って返してくれないとか・・
970 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 14:05:13
ファンじゃによ!単なる泥棒です。情けない、恥知らずです。 日記はお母さんに返して欲しい。まあ泥棒じゃ無理だろうけど。
971 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 16:11:16
形見とも言える日記、ファンなら返すべき、返して欲しい。 悦子さんの日記が母のもとに帰りたがっている。 住所も分かるはずだから。 お母さんの存命中に返して欲しい。
972 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 16:40:24
そうだよねぇ!お母様の心の中に悦子さんは生き続けているでしょうからね。 そして日記は、存命中の悦子さんが「生きた証」を語り続けている最も大切 な遺品だろうしね。 大幅な削除、移動の件はどうなんですか。
973 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 21:16:32
悦子さんが両親の元に帰ったように日記も返して欲しい。 お母さんの信頼を裏切り、本当に情けない。泥棒は何年経っても泥棒です。 削除はあったのではないか。中村さんや国際ホテルへの配慮は当然あったと思います。 現在ほど人権やプライバシーに対する考え方が確立されていなくとも当然配慮はしたと思います。 6/19の失恋以来精神や肉体に影響があり、自殺の原因になったのではないかと推測できるので、 原本の日記から削除等があったのではないでしょうか。
974 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 12:49:01
ヤリマンスレ
975 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 23:06:01
削除された部分も含めて改めて出版されたらいいのに。 もうそんなに問題は無いでしょう。
976 :
吾輩は名無しである :2006/03/13(月) 10:19:38
「二十歳の原点」の5月26日に「ろくよう」「ダウンビート」で時間を過ごしたと 書いてありましたが「ろくよう」や「シャンクレール」はよくでてきますが、 「ダウンビート」は出てきていませんでした
977 :
吾輩は名無しである :2006/03/13(月) 11:28:38
泥棒さんへ 多分この掲示板見ているのではないでしょうか。 お母さんにノート返してください。 誤りはいつでも正せます。早く返しましょう。
そうしたら高野悦子日記完全版が出せます。 その時は1万円以下でお願い新潮社。
979 :
吾輩は名無しである :2006/03/14(火) 00:16:43
そんなに重要な所の一冊をもっていたままにしているのですか。 これは、彼女の生きた軌跡を失はせる事となってしまう重要な部分なの ですね。 どうしても読んでみたい、自分のこれからの人生を考える事においても。 早く返してください。
981 :
吾輩は名無しである :2006/03/14(火) 16:47:01
高野さんが死を決意していく重要な部分なのでしょうか。 それでしたら、「二十歳の原点」の読後感も随分変わりますね。 是非母上へ、ノートをお返しください。