怪物、大江健三郎

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1?@
いくつかスレあるけど改めて。
現在の文壇、若手、とにかくスケールが小さすぎる。
現存する文学者で、怪物的に世界を飲み込める小説家はやはり大江しかいない。
同時代、緑の木、宙返り、憂い顔といいのかわるいのかもわからない
くらい生き延び続ける大江を熱く語らいたい!
ってゆうかね、今、大江が生きてるってことはまぎれもなく俺らにとって僥倖なんだよ
初期からの作品読めば、三島も中上も春樹もまったく相手にならない
圧倒的なスケールを感じるはず。ちなみに上記の三者は皆、大江コンプレックスの保持者だ。
2吾輩は名無しである:04/04/08 05:09
大江さん、専属の宣伝部員でも雇ったのか?
3吾輩は名無しである:04/04/08 05:26
Yoshi>>>>片山恭一>>>>綿矢りさ>>>>>>>>>>>>>
>>>>>(超えられない壁)>>>>>>>>>>>>>>>大江健三郎
4吾輩は名無しである:04/04/08 06:37
綿矢りさは天使
5吾輩は名無しである:04/04/08 08:10
ていうか大江は読み切れるやつが少ないんだよ
6吾輩は名無しである:04/04/08 10:03
1に同意するよ。
大江は文学以外で妙にはりきりすぎるから、
2chではそっち側が盛り上がってしまうし・・・

とにかくこのスレがもりあがってほしいっす!
7吾輩は名無しである:04/04/08 15:31
三島は文学者ではなく、エンターテイナー。
春樹は文学者ではなく、ラノベ作家。
中上は文学者ではなく、高卒のヤンキー。
8吾輩は名無しである:04/04/08 15:46
国内レベルでは無敵でも
国際的にはキレイにまとまり過ぎてる気がするんだよね。
ノーベル賞なんて別に大した賞でもないから、
受賞は当然として、
もう少し破壊力のある作品を出して欲しかったなー。
中上も「岬」から「枯木灘」までなら世界レベルだったんだけどね。
9吾輩は名無しである:04/04/08 16:05
>>8
ずいぶん短期間ですな
10吾輩は名無しである:04/04/08 17:46
8>>9
「天の歌」や「問答無用!」の作者だぜ?
仕方ないだろ。
11吾輩は名無しである:04/04/08 18:28
春樹はアメリカ文学とかいうけど、
確実に大江の影響を受けてるよな。
12吾輩は名無しである:04/04/09 01:53
>>11
大江の名前をよく小説に出してるしな。
かなり尊敬していると思われる。
というか、春樹の年代の作家で大江に憧れなかった奴はいないと思われ。
13吾輩は名無しである:04/04/09 04:51
関連スレ
天才!村上龍について語る
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/book/1080841901/
14吾輩は名無しである:04/04/09 05:02
大江とは似てないんじゃないか?
ていうか日本作家の影響はあまり受けてないだろ
15吾輩は名無しである:04/04/09 06:00
春樹は、大江健三郎は僕らの時代のヒーローだったと、
どこかに書いてるよね。
16吾輩は名無しである:04/04/09 06:12
関連スレ
天才!村上龍について語る
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/book/1080841901/
17吾輩は名無しである:04/04/09 08:19
芥川賞の選評でヒーローに酷評された春樹。
そして春樹よりも青野の方を評価したヒーロー。
18吾輩は名無しである:04/04/09 08:28
その大江の選評をちょっと読んでみたい!
19吾輩は名無しである:04/04/09 10:23
「1973年のピンボール」だからな。
20吾輩は名無しである:04/04/09 10:29
君たち、『政治少年死す』を読んだことはありますか?
『セヴンティーン』第二部として、雑誌「文學界」に発表された
ものの、単行本にも全集にも収録されていない作品です。
http://www.ops.dti.ne.jp/~kunio-i/personal/oe/oe.html

「文學界」1961年2月号は、古書店でも図書館でも、おいそれと
見つかりそうにありません。
そこで、抜粋ですがお目にかけましょう。若き大江の文章のもつ
躍動感が、伝わってくるでしょう。
21吾輩は名無しである:04/04/09 10:31
大江健三郎『政治少年死す』(「文學界」1961年2月号)
(略)
 しかしいったん宮城前広場につくと、おれは昂揚と幸福感にとらえられ、
至福の満ちおこる汐におし流された。おれはあらためて、朝の教育勅語
奉読から、夕暮に御眞影に祈る眼も昏む快楽の一瞬まで、おれの皇道党
本部での生活が天皇によってつねに償なわれ満たされ光輝をそえられて
いるのだと感じた。おれが現実生活のなかでどんな寂蓼感をもつときが
あろうと、天皇の子としてのおれには至福の瞬間の連続しか眞実では
ないのだから、その灰色の世界こそ欺瞞なのだ。天皇に関係のないこと
を考える必要はないばかりか、天皇の眼、天皇の耳において世界を
とらえるほかのことをおれはすべきでない、それは私心なのだから、
おれは私心なき忠に徹しなければならない!
 おれは天皇にかかわりのない現実世界にたいしてはまったく冷淡な、
ものぐさで不精な若者になろう、あの左翼かぶれの教師どものいる学校
には念をいれて出席する必要もないだろう、天皇はおれの眞の太陽だ、
眞夏の太陽だ、外の世界におとずれる夏よりも早く、そしていつまでも、
22吾輩は名無しである:04/04/09 10:32
おれの内部世界には天皇の太陽が眞夏をもたらしていたのだ、おれは
天皇の夏休をあたえられた学生だ。おれは天皇のためにのみ全速力で
エンジン全開で疾走するために、ふだんは情熱をストックしておこう‥‥
(略)
 車からは軍艦マーチ、愛国行進曲、青年の歌、そして海ゆかばが
マイクの音量をフルに開いて叫びたて、また別のマイクからは党の
中国本部長が訴えを叫びたてがなりたてる、《ヒロシマ市民の
みなさまに訴えます、平和大会は赤色偏向だ、左翼亡国連中の
政治大会だ、赤色謀略でいっぱいなんだ、あいつらは日本民族の
純眞な祈りに色をつけ左にかたよらせソ連中共の侵略の下ごしらえ
のために、平和運動家などと偽装してやってきているのだ、ヒロシマ
市民の皆様、みなさま、どうかわれわれの愛国の悲願の声にふれて
くださあいい!》おれたち徒歩部隊はビラをまいて進む、赤と青の
ザラ紙に、偽装平和大会反対! 赤色対日文化侵略撃退! と黒ぐろ
と印刷したビラだ、たちどまっておれたちの行進を好奇心でうっとり
23吾輩は名無しである:04/04/09 10:32
してがやがや叫びちらしながら見おくる連中も、手にうけとるのを
恐がっているのでおれたちはビラをふりまくだけだ、ビラは舞いあがり、
風にはためき、おれたち自身の土足に踏みにじられる、偽装平和大会
反対! 赤色対日文化侵略撃退!
 突然、おれたちは左翼どもの気配を感じる、緊張し、戦いにそなえて
ビラをすべて一度にまきちらしてしまう、前方に大きい建物が見える、
マイクが訴えをやめて、おれたち青年行動隊員に呼びかけはじめる、
《広島球場と児童文化会館のあいだの広場に注意せよ! 赤色全学連が
汚ならしいプラカードをたてている、明日の大会の準備をしているのだ、
愛国的な青年諸君、左翼どもの待機する、前方の広場に注意せよ!》
おれたちは自動車隊の前に出る、児童文化会館のまえに全学連どもが
五十人ほどむらがり、おれたちを罵っている、おれたちの耳にとどく
まえに、かれらの罵声はマイクの叫びに吹きちらされる、マイクから
怒りにふくれ充血した絶叫がとびだしておれたちをすぐ背後からおそい、
おれたちをたちまちつんぼにしてしまう、《反動だ、暴力団だと叫んで
24吾輩は名無しである:04/04/09 10:33
いるぞ、愛国者諸君、あの全学連どもは、恥知らず、暴力団と叫んで
いるぞ! 愛国者諸君、あの赤色暴漢どもは、恥知らず、反動と罵って
いるぞ!》おれたちは怒りくるって襲撃する。プラカードをひき倒せ! 
くそっ、内閣打倒? くそっ、勤評反対? くそっ、米帝打倒? 
くそっ、くそっ、軍事条約を認めない? くそっ、くそっ、会場に
殴りこめ! 四千人の全学連を蹴ちらせ! くそっ、原爆ゆるすまじ? 
くそっ、二度とあやまちはくりかえしません? くそっ、死の灰は
もうごめんだ? くそっ、下げビラを破きすてろ! 赤のやつらを
殴りつけろ! おれの現実は後退しおれの映画が始まる、暴れ者の
主役おれは恐怖におびえた学生の眼の大写しのスクリーンに体当りする、
女子学生の髪をつかんで駈けるおれの手に髪一束、背後に悲鳴、
ぎゃあああ、ああ、カメラでおれを狙うやつを見つけ会場の隅に
追いつめ、棍棒をカメラにうちおろす、頭でカメラを覆う、ばかだ、
頭を殴りつけると気をうしないカメラをおとし自分の体の重みで
カメラをつぶす、ぐしゃりと音がする、おれは演壇にむかって走る、
25吾輩は名無しである:04/04/09 10:33
鳩と花束のかざりつけを全学連どもが会場の天井の横木に吊りさげて
いる、その紐を跳びだしナイフでごしごしやる、不意に鳩と花束は
金属質の喜びの歌をうたって、全学連どもが怯えてかたまっている
黒いかたまりの頭上に墜落する、ぐわん、ぐわらあん、眞昼の市街を
警察車のサイレンが四方八方から洪水のようにおしよせる、おれは
会場出口に向って走る、そこここで多数の学生どもにくみふせられた
党員が殴ったり蹴られたりしている。学生どもの反撃開始だ、おれは
三人の学生に前方をふさがれ迂回しようとし、連中が作業衣の上衣にも
ご丁寧に東大のバッヂをつけているのを見る、おれは叫びたてながら
力のかぎり棍棒をふりまわし襲いかかる、ごん、ごん、ぐしゃり、
棍棒が折れ淡い朱色の霧がおれに吹きよせる、怒りと恐怖で赤く
なった学生どもの大群のおしよせるクローズアップのスクリーンに
とびこんでゆく、おれは殴りつけ殴られ蹴りつけ蹴られ、猛然と衝突し、
ひきずり倒され再び立ちあがり、衝突し殴りつけ殴られ、呻きながら
敵を呻かせ、また倒れこんでしまう。
26P:04/04/09 11:32
郡山さん、今井さん、高遠さんを見殺しにするな!!!!!!!!!!!!!!!!

もう時間がありません。

あらゆる立場を超えて、スレ違いを乗り越え、力を合わせ、
郡山さん、今井さん、高遠さんの命を救うため、
われわれに出来る限りのことをしましょう。

そこで提案ですが、2ちゃんねる全体を、
郡山さん、今井さん、高遠さんの救出スレ、書き込み、
もしくは自衛隊のイラク撤退を呼びかけるスレで埋め尽しましょう。
そして自衛隊のイラク派遣を支持するあらゆる団体に抗議のメールを送りましょう。
われわれが声をあげればきっと彼らを救うことができるはずです。
27吾輩は名無しである:04/04/09 14:46
「週刊朝日」と「AERA」の編集長がダブル解任

「週刊朝日」は社長が常々記事の内容をにがにがしく思っていたところ、大江健三郎批判を掲載し、
「もう小説は書かないほうがいいのではないか」と批判した。大江さんは、
「批判は甘んじて受ける」というスタンスだそうですが、社長が自主規制した。
ということのようです。
大江さんは、朝日のシンポジウムというと出てくるパネリスト、という印象で
朝日にとっては看板作家なんだろう。
バックナンバーをめくってみると、なるほど11月22日号に「まっとうな本」という月一連載が載っている。
そこで、「これをもって小説は最後にすべし」とのタイトルで記事が掲載されています。

最近の「週刊朝日が面白かったか」と聞かれれば、そうとはいえない。逆に首をかしげることもあった。
だが、こんな理由で首をすげ替えるのは、社内にくらい影を落とすのではないだろうか。
捏造記事ならともかく、たった一本の記事で記者や編集者を処分していたら、いくつ首があってもたりない。
だいたい、外部のご機嫌を気にして社長が原論弾圧の強権発動をするなんて、メディアとして末期的
としかいいようがない。
朝日は出版局を出版部に格下げして、人減らしをしている最中だったそうです。
だからといって、出版のジャーナリズムなら金や作家の機嫌とりに差し出していいという判断をしたの
なら、その神経を疑う。
28吾輩は名無しである:04/04/09 18:11
(>>20-25の続き)
大江健三郎『政治少年死す』(「文學界」1961年2月号)
おれにむかってのしかかってくる群集の顔のクローズ・アップだ、
しかしそれはズーム装置の故障のように一瞬静止し、そして不意に
学生どもの顔の大群は溶暗してしまう、ああ天皇よ、ああ、ぼくは
殺されます、ああ天皇よ、再び明るくなるスクリーンはのぞきこむ
警官たちの顔の大群だ、それは近づきクローズ・アップは過度に進行し、
頬ずりされるほど近くの浅黒い顔が警官の声で《起きられるかい、
ひどくやられたなあ、暴力全学連どもめが!》という、スクリーン
すべてが警官の優しい同情にうるおった一つの眼だけでみたされる、
スクリーンの外でおれ自身の声のナラタージュ《天皇よ、あなたは
ぼくを見棄てませんでした、ああ天皇よ!》
(略)
「貴様はテレビで皇道党のことを愚達隊なみだといったなあ、暴力ざた
をつづけているといったなあ、その皇道党員として抗議に来たんだ、
責任をとってくれ」
29吾輩は名無しである:04/04/09 18:12
「ぼくは取り消さない、皇道党は暴力ざたをひきおこした、これは
記録も証人もいる、それにぼくの使った愚連隊なみという言葉は、
よく考えての上だし、月並だがぴったりしていると思う」
 おれはいつのまにか押しこめられてきていた、おれはかっと腹を
立てた。南原のふてぶてしさに始めておれはつきあたったように感じた
(略)
「確かにおれたちも暴力をふるったよ、だけど全学連だって暴力じゃ
ないか?」
 南原の涙に汚れた赤い眼がほんの少し大きく見ひらき、おれを
見つめたおれはいたずらっぽい感情の一瞬のひらめきみたいなものを
そこに感じたと思ったが、うまくとらえられなかった。おれは自分が
頭の悪い、単純なセヴンティーンの生地をあらわしてしまったという
気がした、もうおれの右翼の鎧は威力を発揮できそうになかった、
(略)
「おれは貴様をいつか必ず刺す、左翼の売国奴どもを生かしてはおけない」
(略)
30吾輩は名無しである:04/04/09 18:13
 めざましく峻烈な汐の香が、一瞬おれの疲れた鼻孔をはじけるほど
緊張させた、おれは眼をひらき、窓いちめんにひろがる夕暮の海を見た、
そしておれは叫んだ、
「ああ! 天皇陛下!」
 眞実、天皇を見たと信じた、黄金の眩ゆい縁かざりのついた眞紅の
十八世紀の王侯がヨーロッパでつけた大きいカラーをまき、燦然たる
紫の輝きが頬から耳、髪へとつらなる純白の天皇の顔を見たと信じた、
海にいま没しようとする太陽だ、しかし太陽すなわち、天皇ではないか、
絶対の、宇宙のように絶対の天皇の精髄ではないか! おれは啓示を
海にしずむ夏の太陽から、天皇そのものからあたえられたのだ、天皇よ、
天皇よ、どうすればいいのか教えてください、と祈った瞬間に! 
《おれは啓示をえたのだ!》
 おれの叫びで眼をさました党員たちが犯人を穿鑿してどよめき始めた、
おれは眼をつむって寝ているふりをした、そして歓喜にみちあふれて
啓示を心のなかにくりひろげ確かめた、《啓示、おれは自分の力で
この毒にみちた平和を破壊することによって、天皇にいたるのだ、
31吾輩は名無しである:04/04/09 18:13
啓示、おれは自分の力で眞の右翼の魂をもっている選ばれた少年としての
証拠をつくりだすのだ、啓示、おれは自分の力でおれを祭る右翼の社、
おれを守る右翼の城をつくりだすのだ》おれは咋夜、酔っている自分が
豚の酔いどれにむかって投げつけた言葉がそれ自身で強制力と権威とを
もっておれに再び戻ってくるのを感じた、日本を最も毒するやつを、
おれの命を賭けて刺す、それがおれの使命だ!
 この新しい言葉から始った思考がひとめぐりして再びその言葉に戻り、
円環は啓示をかこんで閉じた、そしておれは至福の昂揚のなかで優しく
甘い華やかな声を聴いたのである、《おまえの命を賭けて日本を毒する
ものを刺す、それは忠だ、私心なき忠だ、おまえは私心をすて肉体をすて、
眞の忠を果たして至福にいたるだろう、それは神々の結婚のようである
だろう》おれは満足と平安の眠りをねむりはじめた‥‥
(略)
《そうです、強いていえば天皇の幻影が私の唯一の共犯なんです、
いつも天皇の幻影に私はみちびかれます。幻影の天皇というとわかって
もらえても限度があるようなので、もっと思いきって、簡単にすると、
32吾輩は名無しである:04/04/09 18:15
天皇が私の共犯です、私の背後関係の糸は天皇にだけつながっています》、
一瞬あと係官の猛烈に怒り狂っている大きい頭がぐっとおれの顔にせまり、
すんでのことで頭突きをくうところだと思っているおれに係官はどなり
はじめたのだ、《天皇が共犯? 天皇が背後関係? おまえ、天皇に
会ったことあるかよ? 天皇に金をもらったことあるかよ? 丁重に
あつかえば糞小僧がつけあがりやがる、カマトトおきやがれ、こん畜生》
(略)
《自殺しよう、おれは汚らしい大群集を最後に裏切ってやる、おれは
天皇陛下の永遠の大樹木の柔らかい水色の新芽の一枚だ、死は恐くない、
生を強制されることのほうが苦難だ、おれは自殺しよう、あと十分間、
眞の右翼の魂を威厳をもってもちこたえれば、それでおれは永遠に
選ばれた右翼の子として完成されるのだ。おれはいかなる強大な圧力、
いかなる激甚な恐怖にも、その十分間のあと揺らぐことがない、おれの
右翼の城、おれの右翼の社、それは永遠に崩れることがない、おれは
純粋天皇の、天皇陛下の胎内の広大な宇宙のような暗黒の海を、胎水の
海を無意識でゼロで、いまだ生れざる者として漂っているのだから、
33吾輩は名無しである:04/04/09 18:15
ああ、おれの眼が黄金と薔薇色と古代紫の光でみたされる、千万ルクスの
光だ、天皇よ、天皇よ!》
(略)
 純粋天皇の胎水しぶく暗黒星雲を下降する永久運動体が憂い顔の
セヴンティーンを捕獲した八時十八分に隣りの独序では幼女強制猥せつで
練鑑にきた若者がかすかにオルガスムの呻きを聞いて涙ぐんだという
ああ、なんていい‥‥
愛しい愛しいセヴンティーン
絞死体をひきずりおろした中年の警官は精液の匂いをかいだという‥‥
(完)

大江健三郎『政治少年死す』(「文學界」1961年2月号)
34吾輩は名無しである:04/04/09 18:59
>>20
うp乙ー。
でもそれもでとっくにでてるよ♪
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/404ceebb57e160101723?aid=&bibid=02213037&volno=0000

> 「文學界」1961年2月号は、古書店でも図書館でも、おいそれと
> 見つかりそうにありません。

大学図書館なら大抵おいてる。

35吾輩は名無しである:04/04/09 22:47
【「わがテレビ体験」大江健三郎、「群像」、昭三十六年三月号】
結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にとめた、
スウィッチをいれる、画像があらわれる。
そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、
ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、
そして息子の家族に自分だけ朝鮮にかえることを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、
自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というような
とりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった。

【「厳粛な綱渡り」大江健三郎、文藝春秋刊、昭和四十年】
北朝鮮に帰国した青年が金日成首相と握手している写真があった。
ぼくらは、いわゆる共産圏の青年対策の宣伝性にたいして小姑的な敏感さをもつが、
それにしてもあの写真は感動的であり、ぼくはそこに希望にみちて
自分および自分の民族の未来にかかわった生きかたを始めようとしている青年をはっきり見た。
逆に、日本よりも徹底的に弱い条件で米軍駐留をよぎなくされている南朝鮮の青年が
熱情をこめてこの北朝鮮送還阻止のデモをおこなっている写真もあった。
ぼくはこの青年たちの内部における希望の屈折のしめっぽさについてまた深い感慨をいだかず
にはいられない。
北朝鮮の青年の未来と希望の純一さを、もっともうたがい、もっとも嘲笑するものらが、
南朝鮮の希望にみちた青年たちだろう、ということはぼくに苦渋の味をあじあわせる。
日本の青年にとって現実は、南朝鮮の青年のそれのようには、うしろ向きに閉ざされていない。
しかし日本の青年にとって未来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけら
れているのでない。
36吾輩は名無しである:04/04/10 02:04
>>8
遅レスだけど、おまえその辺の中上なんかより
大江の方が全然でかいよ。世界レベルっていうのがよくわからないけど
まず万延元年、そして洪水、緑の木だけでも読めば大江の圧倒的なでかさがわかるはず。
だいたい過大評価っていえば中上の方が全然過大評価されてるよ。
秋幸サーガとかいって、大江的な強引な鷲掴みの足下にも及ばない。
文壇キャラとかそんなこといったら、損をしてるのは今も昔も大江だ。
作品だけ見たらジャンル問わず、日本で圧倒的な仕事をしてるのは大江だけだ。
だいたいきれいにまとまりすぎてるなんて、大江のどの作品のこと言ってんだよ。同時代ゲームだって、あのトランシーな感じは、今までどんな文学作品にもなかった。おまえ最後まで読んでんのかよ。あれは山口昌夫の影響とか
そんなつまんないレベルの作品じゃないんだよ。くだらねえ批評に惑わされすぎ。
37吾輩は名無しである:04/04/10 02:11
あのトランシーな感じ
38吾輩は名無しである:04/04/10 02:16
うるせえ、消えろ 死ね
39吾輩は名無しである:04/04/10 02:18
大江健三郎はトランシー文学ですか?
40吾輩は名無しである:04/04/10 04:33
>>36
激胴!
41吾輩は名無しである:04/04/10 04:50
>>34
>> 「文學界」1961年2月号は、古書店でも図書館でも、おいそれと
>> 見つかりそうにありません。
>
> 大学図書館なら大抵おいてる。

法螺こくでねえ!
俺も昔、「大江健三郎に発禁小説がある」という噂を聞いて、
「文学界」の何年何月号とかいうのを探したけどよ。
大学図書館で「ねえよ」と言われたっち。>>34は、全国に幾つ
大学があると思ってる? それら各大学の「大学図書館なら
大抵おいてる」か? この嘘つき!

ま、俺の大学が、小さくはないけど三流大学だったせいか?(自滅)
地元の市立中央図書館(人口40万の地方都市だぞ)にも無し。県立
中央図書館にも無し。>>20-25 >>28-33さん、ありがとう。やっと読めた。
42吾輩は名無しである:04/04/10 04:59
さっき教育テレビに出てたよ。
43吾輩は名無しである:04/04/10 06:25
息子はカープのファン 
44吾輩は名無しである:04/04/10 07:42
>>36
緑の木はヨーロッパ近代小説的回帰。
45吾輩は名無しである:04/04/10 08:22
「北朝鮮の青年の未来と希望の純一さ」は、「南朝鮮」の青年達が疑い、
嘲笑したように、今日の破局の中に失われて
しまった。大江氏がこれだけ思い入れをした「老いた美しい朝鮮の
婦人」や、「希望にみちて自分およぴ自分の民族の未来にかかわっ
た生きかたを始めようとしている青年」達は、今や住む家も洪水に
流され、食べ物も自由も希望もなく、ただ餓死を待っているであろう。

そうした北朝鮮の惨状について、大江氏はどう考えているのだろ
うか。大江氏が昔の自分の文章を覚えているなら、自らの不明を恥
じて、読者にお詫びをするとともに、自分の見通しがなぜ間違った
のか、思想的にきちんとした反省をしなければならない。それをし
ないこの人は言論人としての資格はない。将来も、また同じような
過ちを繰り返すのみである。

また上記の熱のこもった文章が、単なる共産主義かぶれの若気の
至りではなく、北朝鮮の人々への真実の思い入れだとしたら、自ら
率先して、北朝鮮救援活動を始めるか、ノーベル賞の賞金を北朝鮮
救済の資金として提供する位の事はあっても良いのではないか。大
江氏は、昨年は米国プリンストン大学で静かな研究生活を送ったよ
うだが、現在は別の意味で「帰るべき朝鮮がない」のだろうか。要
はつねに人事なのだろうか。
46嘘つき:04/04/10 09:12
>>41
ごめんなさいw
おわびと言ってはなんですが、1960年代の雑誌が公立図書館に入ってるのは稀です。
紹介状を取ってどこかの大学図書館に行くか、国会図書館か文学館に行った方がいいです。
もしあなたが出身大学の図書館を通じて現物貸借することが可能なら、
コピー代はかなり安く済みます。
それから図書館員の中には使えない人も多いので、他人に聞かずに自分で検索しましょう。
あなたの大学にも実はあったかも知れません。
因みにwebcat http://webcat.nii.ac.jp/ にはかなり漏れがあるので、
近隣の図書館のopac http://dir.yahoo.co.jp/Reference/Libraries/University_Libraries/
をひとつひとつ検索するといいでしょう。

それでは今後の参考までに。
スレ違い失礼。

追記:>>34の『スキャンダル大戦争2』は深沢七郎「風流夢タン」も同時収録。



47吾輩は名無しである:04/04/10 09:58
http://homepage3.nifty.com/bhind/krm1.htm
かって真実だったもの 

あれは何で読んだのだろうか、大江健三郎の、おそらく昭和30年代に書か
れた文章だ。「祖国」たる北朝鮮に「帰って」行く「在日」の人々を”賛美”
した文章だった。その当時、盛んに在日韓国朝鮮人の人々の、北朝鮮への「帰
国」運動が行われていたのだった。
 大江の文章は、北への「帰国」を選んだ人々の爽やかな笑顔の印象を語り、
また、「帰国運動」に抗議してデモを行う韓国の学生たちを、政府の指令に従
って動いているだけの愚劣な者たち、として描き出していた。
 もう一つ。いまだ未見なのだが、吉永小百合が”青春スター”だった頃の、
「キューポラのある街」なる映画がある。その映画の一挿話に、やはり北への
「帰国」を手に手を取って果たそうとする「在日」の若いカップルの出発を友
人たち皆が祝福する、などというシーンがあるそうだ。一度見てみたいと思っているのだが。
 この「帰国運動」が、どのような結果になったのか、「帰って」行った人々
がどのような運命をたどったのか、我々はすでに知っている。帰国体験者の証
言や、公表された手記によって。それが、いかなる悲劇への招待状であったかを。
 だが、大江が「北への帰国者」の清々しさを語り、映画のフィルムに「北」
において実現されるであろう幸福な新婚生活を信じ夢見る若いカップルの姿が
焼き付けられたあの時代、
そんな”事実”は、誰も知らずにいたのだ。少なくとも”こちら側”において
は。その頃、”こちら側”の人々は、別の真実を信じていたのだった。
 そして、その”真実”が幻想だったと分かってしまった今日。幻想だった
”真実”を賛美してしまった人々は、その件に関して口をつぐみ、まるで何も
なかったように、そんな過去への責任を放棄したままである。
2002年10月 6日(日)
48吾輩は名無しである:04/04/10 13:34
おまえ最後まで読んでんのかよ←大江のフェラがへたすぎて

          最後までイケないんです。


          雰囲気作りもテクもないからですね。


          店変えます
49吾輩は名無しである:04/04/10 15:39
作家は電波なほうがいいんだよ。
50吾輩は名無しである:04/04/10 16:50
大江健三郎氏は、「あいまいな日本の私」と題したノーベル賞記
念講演をストックホルムで行った。そこには次のような一節がある。

 広島、長崎の、人類がこうむった最初の核攻撃の死者たち、
放射能障害を背負う生存者と二世たちが??それは日本人にと
どまらず、朝鮮語を母国語とする多くの人びとをふくんでいま
すが?ー、われわれのモラルを問いかけているのでもありまし
た。

 「核攻撃の犠牲者たる日本人が、なにか特別のモラルを持たなけ
ればいけないそうだ。投下した者のモラルは問わないわけである。
」とは、谷沢永一氏の評である。これが国際常識であって、大江氏
のもってまわった言い方と、その非常識な内容とでは、聴講者は何
を言っているのか、分からなかったであろう。内容は単に50年前
の東京裁判史観とマルクス主義史観であり、その後の歴史学の進歩
などは、まったく省みられていない。

 大江氏の思想は、1950年代の冷戦時代から一向に深化していない。
それがそのまま化石のように残されているのは、本人のIntellectual
Dishonesty と、それを覆い隠すもってまわったあいまいな文体の
故である。この講演は「あいまいな日本の私」よりも「日本のあい
まいな私」と題すべきものであった。
51吾輩は名無しである:04/04/11 19:34
大江スレって急降下するよね。
52吾輩は名無しである:04/04/16 04:42
従ってことの輪郭をクリアにするためにも誹謗中傷のたぐいを垂れ流している阿呆は日本国警察の威信にかけても捕まえよ。
あるいは私たちの間でもそうした屑を発見した時は徹底的な社会的制裁を加えることにしよう。
国論を二分する論議を低能の存在によって曖昧にすることは大いなる禍根を残すに違いない。
しかしまあでは立派な頭を持っているとされる方々が目の覚めるようなことを言っているかと言うと
朝日新聞昨日の朝刊を読んで私は頭を抱えてしまった。
大江健三郎大先生の「伝える言葉」なるコラムは「老人特有の症状がお進みになっている」としか思えず
(あー言っちゃった)誰か解説してください。早野透センセイ。何とかして。

勝谷誠彦の××な日々。
http://www.diary.ne.jp/user/31174
53吾輩は名無しである:04/04/16 06:09
ある夜、某文壇バーでH・AとS・Eが酒を飲んでいたところ、
K”金日成マンセー”Oが入ってきた。
すでに相当量の酒が入っており、訳の分からんことを喚いている。
ベロベロに酔っているK・Oを見て、店のママは「あ、これはマズイな」
と思ったそうだ。K・OはH・Aを目の仇にしているのだ。
ママの危惧はすぐに現実となった。H・Aの姿を目聡く見つけたK・Oは
近くにあった椅子をつかみ、H・Aに背後から近づくと、力任せに投げつけた。
椅子はH・Aの背中に見事に命中、H・Aの大きな体が床に飛ばされるほどの
一撃であった。
床に転がり悶絶するH・Aを姿をしばし見つめていたK・Oは、突如店の外へ
走り去っていった。
その翌日、S・Eの自宅にK・Oから電話がかかってきた。
「昨夜は大変失礼なことをした。酒の上のことであるので勘弁して欲しい。
ついてはH・Aにはあなたから謝っておいてくれ」
これを聞いたS・Eは激怒した。本当に悪いと思っているのなら何故自分で
H・A本人に謝らないのか、と。
これに対しK・Oは「いやあ、H・Aは怒ると怖いから、直接謝りたくない」
とシレっとした感じで応じた。
S・Eはこの時「こいつはキ○○イだ」と思ったという。H・Aに対する
謝罪の件についてはキッパリと拒絶した。
窮したK・Oは今度はJ・Yに電話、同様の依頼を行った。訳知りのJ・Yは
苦笑しながらもこれを承諾、H・Aに、昨夜はとんだ災難だったな、と笑いながら
電話し「あれはただの子供だから堪忍してやれ」と宥めた。
怒り心頭に達していたH・AもJ・Yにこう言われてしまっては、これ以上
事を荒立てる訳にもいかず、お前の顔に免じて今回だけは我慢してやる、と
怒りを納めることとなった。

※以上は70年代の文壇で、まことしやかにささやかれたゴシップである。
54吾輩は名無しである:04/04/16 14:18
実際は生意気な事を言ってE藤に胸倉をつかまれたO江が
帰り際にE藤の連れだったA川にグラスを投げつけて退散しただけ。
それをA川の東大時代からの悪友であった
Y行を通じて詫びを入れた、と。
55吾輩は名無しである:04/04/17 00:55
あした大江健三郎の講演会でっす。
二流大学なのでアホな質問するやつがいそうで怖い。
頼むから場を凍りつかせるような質問だけはよしてくれよな…
56吾輩は名無しである:04/04/17 01:03
>>53
なんでイニシャルなの?この話は有名ジャン。阿川でいいジャン。
57吾輩は名無しである:04/04/17 01:23
ほんとに大江のスケールはデカイ。
今の作家は小粒すぎ。もっと巨大な問題を
扱って欲しい。現代は巨大な問題が山済みだ。
なぜ現代の作家は扱わないのか?
巨大な問題を。核、遺伝子工学、先端化学、アメリカ、
イスラム原理主義、中東、大量破壊兵器、共産主義の崩壊、
資本主義の暴走、オウム事件
すさまじい巨大な問題が山済みのまま、なんの処理もされずに
残されている。なぜ書かないのか!!
在日朝鮮人問題なんてどうでもいい!!
もっと巨大な問題を。巨大な問題を扱える頭と気概を持って
作家は生きて欲しい。なにやってる!!!
58吾輩は名無しである:04/04/17 01:30
>>55
これか。報告期待。
http://www.tsuru.ac.jp/news/50year/50year_lecture2.html


ハックルベリーフィンの話をするに20リンギット。
59吾輩は名無しである:04/04/17 08:34
>>57
そんなサルトルみたいなことしなくていいじゃん。
現代の暴力は村上龍、現代社会と個人の関係は村上春樹がいるじゃん。

夏休みに大江作品をかなーりの数読んだが自分には合わなかった。
60吾輩は名無しである:04/04/17 08:46
大江健三郎といえば、戦後日本を堕落させてきたいわゆる「進歩的文化人」、「戦後民主主義者」の巨頭である。
彼は、スウェーデンの王立アカデミーが授与するノーベル文学賞はもらうが、
文化勲章は辞退した。外国の王室が
くれるものはもらうが、日本の皇室が授与するものは辞退する。典型的な日本
蔑視、西洋崇拝の態度である。なんら一貫性はない。
また、彼は、北朝鮮を賛美し、日本人であることを後悔していた。原爆が落
とされたのは日本人の責任であると主張してもいる。
そのくせ、日本の豊かさの恩恵を受け、外国に亡命することなど露ほども考えない。

彼の特徴は、日本国内においてはあいまいな言葉を使ってソフトに日本を
非難する論調をとるが、ひとたび国外に出ると悪し様に日本を罵ることである。
フツウの愛国心がある者なら、国外に出て母国の悪口は言わないものである。
彼は反日外国人にありがたがられているが、外国人は、自国を悪し様に罵る
大江のことを内心では軽蔑していることに気づいていない。

中国と日本と、いずれが国家主義的傾向が強いかなど比較すれば明らかである。
中国は、核兵器を製造・配備し、近隣諸国に圧力を加え、チベット・ウイグル・
旧満州などを侵略し、言論を弾圧し、結社を抑圧する。そんな中国を非難する言葉
などひとことも言うことはなく、ありもしない日本の国家主義的傾向のみを非難する。
また、侵略や残虐行為の謝罪にしても、中国政府の侵略や、現在も行われて
いる裁判なしの銃殺刑、反体制運動家への拷問などは全く非難しない。
他方、民主的に選挙でえらばれた地方自治体の首長を「恥」と罵る。

いったい、恥知らずとは誰のことか?
こういう恥知らずな人間が、日本には腐るほど存在することを考えると、アタマ
が痛くなってくる。
61吾輩は名無しである:04/04/17 09:26
大江の問題もかなり個人的だったり、ローカルだったりするんだよ。
かならずしも大きなテーマを扱うことが、大きなスケールにつながる
とは限らない。つか、障害を持った息子というモチーフなんて、
めちゃくちゃ狭いじゃん。それなのに、スケールが大きいのは
なんでだろ、筆力かなあ。
62吾輩は名無しである:04/04/17 10:15
大江を叩いてる人たちって文学を国家論とかイデオロギーでしか読めないのね。
貧しい感性・・・
63吾輩は名無しである:04/04/17 11:07
逆に大江を信奉している人にも文学を国家論やイデオロギーでしか読めないタイプが多いと思う。
64吾輩は名無しである:04/04/17 12:20
「芽むしり仔撃ち」は名作だと思う
65吾輩は名無しである:04/04/17 15:51
同い年で、
同じく実存主義文学を出発点にしている倉橋由美子と、
デビュー当時は較べられたりしていたのかな。
66吾輩は名無しである:04/04/17 15:53
大江初心者です。

みなさんの好きな大江作品ベスト3を教えて下さい!
67吾輩は名無しである:04/04/17 20:59
http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200301/
週刊ダイヤモンド/続・憂国呆談
連載 第七回「続・憂国呆談」番外編Webスペシャル
2003年1月号
浅田彰
それにしても、そういうとき大江健三郎が出版社なら
出版社のトップに苦情を持ち込むのはよくな
いね。本人は世界から迫害されてるマイノリティのつもりらしいんだけど、
実際は押しも押されもせぬ大作家なん
だから、そんな人がトップに苦情を言ったら下の人間がどうなるかぐらい
想像できそうなものなのに。『週刊朝日』で大江の連載が始まった、
その少し前に「虫」っていう匿名書評子が大江の『憂い顔の童子』
の批判を書いたら、直後にその書評欄の連載が打ち切られ、
編集長も交替した、あれも変な話だよね。僕は『取り替え子』と
『憂い顔の童子』は最近の傑作でものすごく面白いと思ってるんだけど、
もし本当に大江の圧力があったとしたら
許しがたいと思うよ。
68吾輩は名無しである:04/04/17 21:01
大江は今こそ新潮社に圧力をかけるべき。
69吾輩は名無しである:04/04/17 21:16
66と同様、大江健三郎入門としてはどんな作品がいいか教えて欲しい。
できれば「いきなりこれは読まない方がいい」というのも。
70吾輩は名無しである:04/04/17 21:17
取り替え子の文庫が出たね。
パイロットフィッシュの10分の1くらい置いてあった。
71吾輩は名無しである:04/04/17 21:36
>>66,69
「死者の奢り・飼育」から新潮文庫で出てる初期小説を
何冊か読んでみてはいかが?安いしね。
72吾輩は名無しである:04/04/17 23:52
>>69
「同時代ゲーム」以降の中・後期作品は素人にはオススメできない。
7366:04/04/18 00:05
「死者の奢り・飼育」は読んだんですけど、
カミュやサルトルがヒーローだった、
当時の雰囲気はよく伝わってくるとはいえ、
何故これが発表当時そんなに騒がれたのかは、
正直よくわかりませんでした。

その後、こういう徹底した散文的叙述による詩情の解体、
といった文体のエピゴーネンが続出して、
現代では斬新さどころか、
古臭さしか感じさせない文体になってしまったからかな・・
と自分では思いました。

リアルタイムで読みたかったなあ、
と(いまのところ)思わせる作家です。

主人公と絡む女の子が、
ともに堕胎をしていることから、
春樹の「風の歌を聴け」は、
何となく「死者の奢り」を意識してるのかな、
とも思いました。
74吾輩は名無しである:04/04/18 00:05
全部読んだわけじゃないが「万延〜」と「燃え上がる緑〜」は
最初から読んじゃ駄目。エッセイ全般もお勧めできない。(なっ?コピ平?)
初期作品から順に進めていくのがベスト。
合わなきゃ、やめてもいいと思うけど「われらの時代」ぐらいまでは読んでほしい。
7566:04/04/18 00:15
お薦めの大江論ってありますか?
76吾輩は名無しである:04/04/18 18:36
http://www.angel.ne.jp/~arrow/insist/ikenjizai/1028.htm
【高山正之の異見自在】A・センの困惑歴史を途中から読むな
[2000年10月28日東京夕刊]
先日の朝日新聞の夕刊文化面に大江健三郎の紙上「往復書簡」が載っていた。
この人の文章は、ノーベル文学賞作家という肩書を割り引いても分かりにくい。何を言っているのかさっぱりだが、一応、筋道というか、言いたいらしいことが二度か三度読むとぼんやりながら浮かんでくる。
この人の文章が入学試験やテストなどによく引用されるのは、一読さっぱり意味不明というところが評価され、ついでに彼の天皇制批判、戦後民主主義万歳の主張が共産党系の多い学校関係者にうけるからだろうと推測される。
でも、そんな文章をあてがわれる生徒たちには拷問といわないまでも、つらい仕打ちになる。
生徒は一読してまず思う。「ボクは日本語を話せ、理解できると思っていた。それは間違いだったのだろうか」と。
いや、そんなはずはないと再読する。さっぱり。もしかして暗号かなと思って逆から読む。少しは日本語らしくなるが、意味はやはり不明のまま。
やがて苦悩の底から疑念がわいてくる。ノーベル賞作家の書いた日本語が分からないのはボクは実は日本人ではなかったのか。
かくて多くの生徒がうつろな目で立ち上がり、ふらふらと、ときには絶叫して教室を飛び出し、再び帰ってこなくなる。不登校や非行化は、もしかしたら彼にも責任の一端があるかもしれない。
この「往復書簡」も突然走り出してビルの屋上から飛び降りたい衝動にかられるのがコワくて見ないふりをするつもりだったが、あて先が「アマーティア・セン」になっていた。ノーベル経済学賞を受賞したインド人学者だ。
英国植民地下のベンガルに生まれ、あの第二次大戦時の大飢饉を経験した苦労人で、欧米の経済理論に反発し、アジアの発展と可能性を強く主張してきた。
とくに日本の経済発展を高く評価し、欧米諸国が“あれはわれわれの単なる模倣”と見下すのを厳しく批判し、「欧米より進んだアジア独特の経済システムの牽引車になった」と昨年、シンガポールで講演している。
この講演の内容をもう少し引用すると、日本が示した模範は何より人的資源の開発、つまり教育にあった、という。(中略)
77吾輩は名無しである:04/04/18 18:38
そうした教育普及の意味が近隣アジア諸国に広がり、「経済発展とは(キリスト教とか、民主主義とかの)高い文化レベルや豊かさがなければ育たないという欧米の理論を覆して、さまざまな人種、宗教、
社会制度が入り交じる貧しいアジア諸国の間にも実現することができた」
それどころかそのごちゃ混ぜアジアには欧米をしのぐ経済発展の可能性がある、その鑑は日本だと言い切る人である。
それに対して、日本の過去を否定し、米国を崇拝し、その米国が持ち込んだ戦後民主主義をありがたがる大江健三郎という取り合わせは実にもってミスマッチというか、妙な取り合わせになる。
その好奇心が勝って、発作を覚悟で読んでみた。
この人の悪い癖は、どんな大きなテーマでも自分の小さな行動に収斂させてしまうことだ。A・センが一世紀半の世界史の流れからくみ出した理論について、自分が東大法学部をけって文学部にいった“事件”に置き換えて、
「どうです。ぼくはあなたの理論のすばらしい実践者でしょう」という自画自賛にもっていってしまう。
そして、終戦後の混乱時に餓死者が出なかったのは、天皇陛下のお言葉「家族国家として食糧危機を脱しよう」ではなく、米国がもたらした「社会制約を受けずに為し得た自由」と食糧援助の結果だと主張し、
それを実践した自分を「褒めてもいいですよね」。
確かにそのころ、学校で脱脂粉乳を溶いたものを飲まされた。臭くまずかったが、それで餓死しなかったわけではない。みんなが家庭菜園をつくり、買い出しし、なければ我慢した。暴動も起きなかったのはまさにA・センのいう「教育」のおかげだったと思う。
ちなみにこれほどノーベル賞作家を感激させた米国の援助の実態に触れておく。米国はドイツなどには無償のマーシャルプランを実施したが、対日援助ガリオア・エロアでは後から請求書を送りつけ、
日本政府は当時で数億ドルを払った。あの脱脂粉乳の代金を払えなんて闇屋だって言わない。
それほどに歴史知識のない、見当はずれの自慢話に満ちた手紙をもらってA・センも困ったろう。
実際、翌日の紙面に載った返信には困惑が行間からあふれていた。そして一言、オデッセイに言及したくだりで、それを「解釈するにはその前のイリアス」を読めと。
戦後だけ切り取って近視眼的に見るな。歴史を流れで捕らえよ、という忠告である。それ、彼は分かっただろうか。
78吾輩は名無しである:04/04/19 01:22
実は入門には同時代ゲームがいい
初期とかはうまいけど、今に連なる大江のすごさはいまいちわからない

79吾輩は名無しである:04/04/19 15:45
「芽むしり仔撃ち」を読んで駄目だったら、
四国の森には立ち入らない方が良い。
8066:04/04/19 17:10
「同時代ゲーム」は、ネット上では失敗作という評が多く、
この作品を推す意見は珍しいですね。
少し興味を持ちました。

やはり、初期の代表作から「われらの時代」、
くらいまでは一通り読んでみたいです。

ひと頃の戦後民主主義批判ブームもやや沈静化し、
最近では、「文学部という病い」とか、「青春の終焉」とか、
「教養主義の没落」とか、「旧制高校物語」とか、
明治以降の教養主義の変遷を総括的に回顧する、
というような本が小さな流行りになっているようですが、
大江健三郎は、実存主義〜構造主義〜ポストモダンという、
戦後の教養主義の変遷を、ある意味馬鹿みたいな解り易さで、
非常に素直に作品へ反映させながら小説を書き続けた人、
という気がします。

最先端の知的流行を強靭な妄想力で物語化してみせる、
その力業に、リアルタイムで読み続けてきた人たちは、
魅了されているのかな、と。
81弧高の鬼才 ◆W7fyJoqOQ. :04/04/19 17:21
団塊の世代のヒーローだろ。反骨精神を煽り立てるナショナリズムだろ。
うちの親も団塊の世代だが。虫が好かないというよりは反証すべき余地のある
「敵」と言ったところかな。乗り越えなきゃだめでしょ。自我の未熟な哲学オタが
面白半分に戦後民主主義のあいまいなる価値観の中で、居場所がなかった〜〜って叫んでるだけだよ。

ポストモダン? 大江のどこがポストモダン? 理解しかねる。

むしろ私小説としての仮構を借りた、近代的小説なんじゃないの。
実存主義なんて借り物。
8266:04/04/19 17:35
いや、だから、大江にとって実存主義が借り物であったように、
ポストモダンも借り物としてつまみ食いしたというか・・

バフチンの受容も日本人としては最も早い一人ですよね。

実存主義からポストモダンまで、
戦後の教養主義を席巻した様々な意匠を、
私小説としての仮構を借りて、
とにもかくにも力業で小説に取り込み続けた姿が、
教養コンプレックスの強い団塊世代に支持され続けた所以のひとつかな、と。

まあ、大江作品そのものをロクに読んでないで、
イメージで語ってしまってるんですけど。
83吾輩は名無しである:04/04/19 19:51
倉橋ユミコと微妙にヒビキアッテいると思うのは自分だけか?
人生の親戚とか。
84吾輩は名無しである:04/04/19 19:56
ごめん>>66さんが倉橋スレに同じこと書いてましたね。
ヴァージニアとベティさんがかぶってるなと。
スレ違いスマソ
85吾輩は名無しである:04/04/19 20:11
洪水はわが魂に及び
が俺ベスト。
86吾輩は名無しである :04/04/19 20:34
三島の名付け親は川端、
芥川賞で大江を推したのも川端。

のちにライバル関係になる二人が世に出る際、
少なからぬ寄与をしたのが同じ川端というのが面白い。

川端、三島、大江。

この三人に共通するのは、
世界的に高評価を受けているということと、
あと、三人が三人とも「変態」ということかな。
87吾輩は名無しである:04/04/19 22:20
>80
>戦後の教養主義の変遷を、ある意味馬鹿みたいな解り易さで、
>非常に素直に作品へ反映させながら小説を書き続けた人、
>という気がします。

知的流行に弱いと言われてました。
8866:04/04/19 22:29
>知的流行に弱いと言われてました。

そうだったんですか。

中野孝次との対談でも、
暗喩がどうの換喩がどうのと、
ポストモダン用語を繰り出してきていたので、
勉強熱心さが大江の魅力の一つなのかと思っていました。
89吾輩は名無しである:04/04/19 22:32
そうですか。
暗喩はポストモダン用語ですか。
9066:04/04/19 22:38
まあ、暗喩=ポストモダン用語、と言ってしまうと違うかも知れないけど、
暗喩と換喩をセットにした言語観(ヤコブソン)というのは、
ポストモダン的世界観を考える上で欠かせないのではないか、
と素人考えで思っていたのですが、
その辺の明確な説明は詳しい人にお任せします。
91吾輩は名無しである:04/04/19 22:49
今度大学にこの人来るよ。
偉い人なの?
観にいこうかな。
92吾輩は名無しである:04/04/19 23:31
大江健三郎大嫌い。何でこんなのが評価されてんのか分からん。
93吾輩は名無しである:04/04/19 23:41
国歌・国旗・戦後民主主義者
野村勝美:2002.07.03
大江健三郎氏のレジオン・ドヌール勲章授章を考えてみます。大江氏
は自らを、「私は戦後民主主義者である」と公言するノーベル賞文学者
です。彼は「文化勲章」を拒否しました。「戦後民主主義」なるものの定
義を私は知りませんが、印象的には戦前戦中の日本を「全面悪」と捉
えている人たちのように思います。

さて、レジオン・ドヌール勲章はフランスの、民間人に与えられる最高
の勲章だそうです。やるのも受けるのも勝手です。ノーベル賞について
も、やるのも受けるのも勝手です。我が「文化勲章」を拒絶したのも、勝
手です。「文化勲章」は日本国民が最高の栄誉としているものですが、
それを拒絶する大江氏の理由は、「僕は戦後民主主義者、国家の勲章
は受けない」ということであると伝えられました。根底に、氏の長年の発
言から、1.日本の戦争責任,、2.反皇室
があると想定できます。「悪いもの」からの勲章は貰えない、ということ
でしょう。反「日の丸」、反「君が代」、反「核」の人です。そのこと自体を
非難する積りはありません。私が嫌うのは、この方面の人たちの得手
勝手な論理です。一般的にダブル・スタンダードといいます。

レジオン・ドヌール勲章は明らかにフランスの国家としての勲章です。
価値の源泉はそこにあります。
シラク・フランス大統領は11日夜、パリ郊外で行われたサッカー・フランス
カップ決勝戦を観戦しました。
試合開始前の国歌ラマルセイエーズ演奏の際に一部サポーター
が口笛を吹いたのに対し、「フランスへの侮辱」と激怒、退席したそうです。
大江さん、あなたに勲章を授ける人物は、こういう(すばらしい!)男ですよ。
「君が代はキライだけど、ラマルセイエーズは好きですか?」
94吾輩は名無しである:04/04/19 23:42
フランスは「核兵器」保有国です。最高レベルの原子力発電実施国で
す。かつて多くの植民地を持ち、アルジェリアにおいてもヴェトナムにお
いても、苛烈な政治を行いました。第2次世界大戦後日本軍が撤退し
た後に、インドシナの再植民地を目指してインドシナ戦争を起こしたフ
ランス。北アフリカの植民地を弾圧によって維持しようとして起こったア
ルジェリア独立戦争。第2次中東戦争(スエズ戦争)で英国と連合して
エジプトに派兵してアラブ諸国と戦争したフランス。世界中の反対を押
し切って南太平洋で水爆実験を続けたフランス。
その国の勲章は受けるけれど、わが日本の勲章は受けられないという。

大江さんが文化勲章を拒絶した理由のすべてがより強く、
レジオン・ドヌール勲章には含まれています。それ
を、片方は断り片方は受けるとすれば、論理を整合させるには一つの
根拠しかありません。
日本(日本人)をバカにしている、のです。


http://www.nomusan.com/~essay/essay_vatican_11.html

95吾輩は名無しである:04/04/19 23:58
なんで、暗喩と換喩の対立が、ポストモダンなのじゃ。
R・ヤコブソン「一般言語学」みすず書房 を読め。
構造主義の基本書だから、モダンにはいるのではないか。
70年代中期に大いに流行して、学部の卒論程度によく使われた。
大江氏は勉強家で、じっくり勉強してから、使い出すので
(その点は偉いと言えば言える)
大体ブームから5年ほど遅れてしゃべりだし、
小説や批評に取り入れる。
フォルマリズムもそうだった。
96吾輩は名無しである:04/04/20 00:05
>>88
>勉強熱心さが大江の魅力の一つなのかと思っていました。

学際的だとか、
建前左翼だとか、
しょせんは朝日・岩波文化人だと
批難されてました。
都知事からはアームチェア作家には
世界の事が分からないと言われました。
97吾輩は名無しである:04/04/20 00:13
都知事は最初から作家ですらないけどなw
98吾輩は名無しである:04/04/20 00:17
でも、石原は大江を尊敬していたよ。
昔、ベルリンの壁を見ながら、二人で対談するという
TV企画があったが、
大江の主張に、敬意を払ってた。
文学面では、まったく力が違うし、
石原は、勉強しない小説家が嫌いだから、勉強家の大江は好きなんだ。
政治面では、大江は素人、俺は玄人と石原は思ってるから、
大江が何を言おうと気にしないんじゃないかな。
99吾輩は名無しである:04/04/20 01:45
まあ、都知事にとって大江や故・開高は戦友みたいなものだからね。
大江がサルトルなら都知事は自身をマルローだと思ってるんだろう。
100吾輩は名無しである:04/04/20 01:50
でもそんなに大江から勉強しました的な匂いって感じる?
よくいわれるのが同時代とピンチランナーだけど、後者はあんまりいい小説
とは思わないけど、同時代なんかを「よく勉強しましたね」的な一言で
片付ける批評家は信用しなくていいと思う。
いままで偽史モノ小説っていくつかあったけど、ここまで完成されたものって
空前絶後だと思うし、また彼の場合言葉が構成に常に拮抗するから、
とてつもなくスケールが大きくなる。
これを図式的とか完成されすぎてるとかいう批評は、この
ゼロから世界をまるごと描いた小説に対して失礼すぎる、というか負け惜しみ的に聞こえる。
101吾輩は名無しである:04/04/20 01:57
102吾輩は名無しである:04/04/20 02:43
つーか、別に小説家はそんなに勉強しなくてもいいし、的確でなくても
いいわけだが・・
読むのは大衆であるべきなわけで、広義における詩的情感に訴える
特殊技術を持っているかどーかがもっとも重要なの。
それがインテリ臭い作風であったとしても、訴えるものがあるという
ことであれば、それは詩的に優れているってことなの。
別に学者じゃないんだからね。
たんに「詩」の技巧のなかで、当代のインテリ風ってのも有り、
ってことだろ。
103吾輩は名無しである:04/04/20 02:58
「大衆」の知的水準というのも時代状況に左右されるからなぁ。
大江も漱石や鴎外に比べたらそんなに教養豊かなわけでもないし。
だからといって、それが致命的な事かというと、
そうともいえないし。
だからといって、吉本ばななや綿谷りさを手放しで評価出来るか
というと、そうとも言えないし。
10466:04/04/20 04:09
>>95

すいません。
自分でも書いたあとに暗喩と換喩は、
むしろ構造主義用語だよな、と思いました。

自分の場合、構造主義とポストモダンの違い、
というか現代思想全般がよく判ってません。

大江は小説家としては勉強してる方だけど、
最大の魅力は、やはり一つの虚構的世界観を作り上げる、
詩的想像力にある、ということのようですね。
105吾輩は名無しである:04/04/20 06:27
独自の文体と類稀な想像力。
これが全て。
特に文体が抜きん出ている。
あれだけ多彩な文体を操った作家はそんなにいない。
虚構性(想像力)だけで言ったらSFやファンタジーには
同レベルのはたくさんあるから。
政治的なことはハッキリ言ってどうでもいい。
106吾輩は名無しである:04/04/20 06:45
大江が日本政府の賞を拒否したのって
ノーベル賞受賞が決まってから慌てて
日本政府が大江に賞を与えようとしたからと聞いたけど?
107吾輩は名無しである:04/04/20 07:58
そうだよ。
文化勲章は国家の権威付けの為に
押し付けるものだからね。
明治時代に拒否しないようにと政府からの通達があった。
フランスの場合は王権による文化保護かな。
108吾輩は名無しである:04/04/20 10:51
<<106 いつもの日本の風景だねえー
109吾輩は名無しである:04/04/20 11:33
世界が評価する作家を自国の政府が評価してなかったら
かっこつかないから賞を与えた
大江のためじゃなくて自分達の体面を守るため
あーこりゃこりゃ
110吾輩は名無しである:04/04/20 12:26
見る目がなかったということだよね。日本政府は。。
111吾輩は名無しである:04/04/20 12:34
サザンオールスターズの新曲「彩〜Aja〜」が26日付の音楽誌「オリコン」シングルチャートで初登場1位を獲得した。03年6月発売の「勝手にシンドバッド」から3作連続、
通算10作目のシングル1位で、トップ10入りは38作目。
シングルトップ10入り回数としては田原俊彦に並んで歴代1位タイとなった。
80年代が舞台の純愛映画で、原作の大ファンでもある柴咲コウ(22)は
「もう少し早く生まれて80年代に青春時代を過ごしていたら幸せだろうなと思った」。
主演の大沢たかおも「これだけ情熱持ってこだわってやったのは初めて」と原作、映画の魅力を強調した
112吾輩は名無しである:04/04/20 12:38
(『週刊現代』2001.9.1号)

サザンオールスターズ
   「創価学会問題」で内輪モメ

ttp://the49-2.hp.infoseek.co.jp/other/wgendai130901.htm
113吾輩は名無しである:04/04/20 12:41
桑田が大森に見切りをつけた理由は、どうもそれだけではなさそうなのだ。サザンオールスターズの所属事務所、アミューズの関係者が証言する。

 「じつは大森氏の九州の実家は、お母さんが創価学会の熱心な会員で、本人も20年ほど前から学会の活動に積極的に関わっていました。
初期の頃は他のメンバーたちも特に問題にしていなかったんですが、ここ数年、彼の学会への傾倒ぶりがひどくなり、音楽の練習に集中できなくなった
 あげく、ついにバンド活動に支障をきたすほどになって、見過ごしておけなくなったというのが真相なんです」

114吾輩は名無しである:04/04/20 12:43
「左」バンド、サザン
115吾輩は名無しである :04/04/20 13:44
 一日一煙
http://homepage2.nifty.com/komacchi/diary.htm
2003年12月5日(金)ボリバーロイヤルコロナスと「知識人」の枯渇〜その1〜
(中略)
 知識人というのは、普通の人よりも知識はもちろんのことその思考においてもより深く、悪い意味での常識や陋習にとらわれず展開することができる人種である、はずである。
しかし例えば、最近大江健三郎がフランスの左翼紙リベラシオンに発表したエッセイなど読むと、知識人とははたして何なのかと思わざるを得ない。周知の通り大江は、進歩的文化人の一翼として一部マスコミがしきりと称揚する作家である。
(面白いことに、朝日新聞は大江の記事を書くに際して必ず「ノーベル賞作家大江健三郎氏」という肩書を付ける。どこかの将軍様を思わせるが、ノーベル賞のご威光は大なるものらしい。
しかし佐藤栄作氏は生前ついに同紙によって「ノーベル賞政治家」と呼ばれることはなかった)
彼はそのエッセイでいきなり「日本は軍国主義の侵略戦争を反省して、戦後アメリカから扶植された民主主義を奇貨として憲法と教育基本法を備えた民主国家となった。
しかるに、小泉首相はブッシュ大統領の世界戦略に唯々諾々と従い、日本をテロリストの標的とするような愚かな政治的選択に踏み込んでいる」とぶちかましてくれる。
いわゆる進歩的文化人といわれる人たちが、アメリカに対して激しい憎悪を抱きながらそのアメリカから投げ与えられた「戦後民主主義」と「日本国憲法」だけは握り締めて話さない心性はある種の病理学的研究の対象として興味深いところだが、
それはこの際措くとしても、「戦後民主主義」を全く疑うことなく拝跪するその姿勢は全く「知識人」とは思えない思考停止ではないか。
(「日本自身による軍国主義の反省の結果」と糊塗するのは正面からその事実を見据えるのが怖いからであろう)もっとも大江の思考停止は今に始まったことではないが。
何せノーベル賞は「スウェーデンの市民から授けられた名誉だからありがたくいただくが文化勲章は「日本の国家権力から与えられる賞」であるという理由で拒否し、その幼稚な思考で唖然とさせた前歴がある。
(いうまでもないが、ノーベル文学賞はスウェーデン王立科学アカデミーの選考による)次回に続きます。
116吾輩は名無しである:04/04/20 13:45
2003年12月6日(土)ホヨードゥモントレーロブストと「知識人」の枯渇〜その2〜
(中略)
 (承前)大江のピュアな思考ぶりは例えば、
「子供時代、10歳までを私は第二次世界大戦の苦痛のうちに成長した。私は日本の超国家主義を味わった。
戦後、民主制と民主主義的理念が民主制のうちの最良の部分、すなわちアメリカの民主制によって日本に扶植された。そして、今度は日本が憲法と教育基本法を備えた民主国家となったのである。
以来、日本人はアメリカの大衆文化、映画や音楽によって影響されてきた。そのことには何の問題もない。日本人はそれでおのれのアイデンティティを失いはしなかった。」
という一節にもいかんなく示されている。
これを読んでその余りの能天気ぶりに「おいおい」というツッコミを20回くらい入れたくなったのは私だけではないだろう。
この余りにも無邪気な「善なるアメリカとそれによってもたらされた「戦後民主主義」に対する信仰」は、いくら愛する日本国憲法によって信教の自由が保障されているとはいえ(笑)、信じても救われない。
戦前の日本にいかなる形でも民主主義は存在しなかったと考えたい一部の人たちがその反動として「戦後民主主義」を抱きしめて離さないのも宗教に類似しているが、
おそらく彼らはなぜ「戦後民主主義」がつねに「カッコ付き」で語られる存在であるのかは理解できないだろう。
敗戦からの再出発に当たって日本人が持たなければならなかった新しいアイデンティティは、映画や音楽といった文化のごく一側面によって形成されたものではむろんない。
あるいは彼は、全き善であった偉大なアメリカがその後世界を侵略する邪悪の帝国(笑)に変貌したことについて呆然としているのかもしれないが、このように無邪気な、考察ともいえない考察では日本を含めた国際政治の全体像を俯瞰することなどとても不可能だ。
思考の枯渇した「知識人」には静かに退場していただくしかない。
117吾輩は名無しである:04/04/20 13:52
大江はフランシス・フクヤマをどう評価してる?
118吾輩は名無しである:04/04/20 13:56
まあ今の若い奴が読んでもあまり普遍性を感じないだろうね。戦争を知らないんだから。
119吾輩は名無しである:04/04/20 14:39
質問です。
「死者の奢り」という作品は、大江さんの実体験が元にあるのですか?
死体運びというバイトのことです・
120吾輩は名無しである:04/04/20 16:13
>>118
言いたいことがよくわかんないです。もう少し詳しくお願い。
121吾輩は名無しである:04/04/20 16:51
>120
戦争を経験してないのに、マイノリティーとマジョリティーの軋轢なんてわからないでしょ?
日本は戦争に負けたんだってこと、実感としてわかる?
黒人を飼育した日本人のやるせなさや狂気がわかる?
122吾輩は名無しである:04/04/20 16:54
ところで、悪文だとか文章がヘタとかいわれていたらしいけど
どーなんかな大江の文章って・・
123吾輩は名無しである:04/04/20 17:00
俺は大江の小説の文体は好きだがね。サービス過剰な感じが面白いと思う。
124弧高の鬼才 ◆W7fyJoqOQ. :04/04/20 18:08
悪文は悪文でしょ。とくに掴みが下手。起の部分が退屈だから、どうしても完全には好きになれない。
退屈な部分が過ぎると急にリズミカルになる。だから憎めない。
125吾輩は名無しである:04/04/20 18:41
例えば志賀直哉の書いた文章を
範とするのなら悪文なんだろうけど、
小説家というのは文章家じゃないからね。
室生犀星も悪文と言われたけど
彼の書いた小説が駄作という訳ではない。
一般に読みづらいとされる
「万延元年のフットボール」の最初の方も
そんなに読みづらくないだろう。
126吾輩は名無しである:04/04/20 19:06
大江は悪文が魅力なんだけど…
芸術家はわけわからんことするのが偉いよ。やっぱり。
127吾輩は名無しである:04/04/20 19:26
つーか小説が読み易かったら意味がない。
128吾輩は名無しである:04/04/20 19:29
>>127
テレビでも見てなさい
129吾輩は名無しである:04/04/20 19:38
>>128は勘違い。逆だよ。
そうだ俺だよ…アホだよ…
130118:04/04/20 20:07
>>120
なるほど、戦争経験のない人にはそういう普遍性はもてないですね。
でも120さんの言葉を借りれば、マイノリティーとマジョリティーの軋轢
なんてのは現代にも存在するものだし、大江作品から読者はそれぞれ独自
の感覚で各々の普遍性を持って読めると思うんです。その普遍性をもった
作品を書いたということこそが大江のすごいところだと僕は思っています。

131吾輩は名無しである:04/04/20 21:00
作家の大江健三郎氏がフランス政府からレジオン・ドヌール勲章コマンドールを受賞した。
大江氏は、95年にシラク氏の核実験再開に抗議して、フランスでの文学シンポジウムを欠席したことがある。
今回は、シラク氏の、米英と異なる核軍縮の役割に期待して受けることにしたという。

フランスは、核実験を行い、アラブ人や黒人への差別をやめず、
植民地支配に対してなんらの反省もない。
自国の戦争美化をしている国。

大江は受け取る勲章が「レジオン・ドヌール勲章」という
世評の高いものだということで、それを受け取る。
いかにも大江らしい。

大江が文化勲章辞退のときの「税金を使った賞は貰わないことにしている」との弁。
フランス政府が授与するレジオン・ドヌール勲章は、当然フランス国民の税金が使われている。

大江はフランスの植民地支配、歴史歪曲、戦争美化、核実験は許すくせに、
日本のそれらは問答無用で悪とみなし
根拠ない批判を繰り返す。


132吾輩は名無しである:04/04/20 22:01
過去の歴史的で偉大な作品の普遍性だって
曖昧なもんだよ。
133吾輩は名無しである:04/04/21 01:10
80さんが書いているように、大江が実存主義から出発したということは
よく耳にするんだけどいまいちわからん。
松浪の「実存主義」を読んでかじってみたんだけど、それが(大江以外においても)
文学作品のなかでどんな風に受容されているのか。カフカの「変身」は何となくわかるが…
大江初期作品にそくして具体的に説明してくれる人求む。
っうか、実存って概念自体が曖昧なのか?
哲学板に誘導されそうだけど、大江とのからみってことで許してください。
134吾輩は名無しである:04/04/21 01:33
133です。一応理解しているところは以下。
実存主義:即時的存在である状態を超越すること(脱自)。
サルトルの場合、ニーチェやハイデッカーと異なり選民的な思想はない。

自分にとって実存と実存主義っていう概念の区別が曖昧なのかもしれない。
ヘーゲル(?)から続く理性(神・超越者)を否定することで、
精神と肉体を区別。その精神を本質、肉体を実存って考えると
大江の初期作品を解釈することができるのかもしれない。
だけど死に到る瞬間まで脱自の連続を目的とする実存主義の立場とは異なるように
思えてならない。

作品に肉感的・性的な描写が頻繁に描かれていることが
大江的実存主義の表れなのだろうか?

っうか、書いていてさらにわからなくなってきた…
135吾輩は名無しである:04/04/21 09:12
大江健三郎

週刊朝日の作品酷評に怒る

ノーベル文学賞作家として名高い大江健三郎をネゴシ
エーターと呼ぶ。その本領を発揮するような“事件”があった。


「週刊朝日」が連載していた匿名書評家によるコラムで大江の
最新作がこき下ろされたのが事の発端。

朝日賞の選考委員で、「週刊朝日」に連載予定のあった大江から
編集部に早速クレームが入った。問題のコラムは連載中止となり、
編集長は解任された。

大袈裟とも思える「週刊朝日」の反応には訳があった。ライバル
紙・読売が大江の新聞連載小説をモノにしたという情報を察知して
いたからだ。

天下の朝日、読売を手玉に取った大江。流石はノーベル賞作家だ
と業界人をうならせている。

(国民新聞平成15年3月25日号)
136吾輩は名無しである:04/04/21 09:31
>>135
本当に大げさな反応だな
137吾輩は名無しである:04/04/21 23:35
オー、イェー!
138吾輩は名無しである:04/04/21 23:47
>>134
単純にサルトルばりの文体で登場した。
139吾輩は名無しである:04/04/22 00:52
大江の悪文には魅力を感じるけど、中上の悪文は単に下手で頭が悪い、と感じてしまう。

教養の違い?
140吾輩は名無しである:04/04/22 02:58
大江の悪文はフランス語の文法を日本語に取り入れようとした
意識的な試行錯誤の結果
141吾輩は名無しである:04/04/22 09:13
フランス語の「文法」に則しつつ日本語を書いた、
というのが大江の文章の秘密ですか。
142吾輩は名無しである:04/04/22 09:31
http://www.angel.ne.jp/~arrow/insist/ikenjizai/1028.htm
【高山正之の異見自在】A・センの困惑歴史を途中から読むな
[2000年10月28日東京夕刊]
先日の朝日新聞の夕刊文化面に大江健三郎の紙上「往復書簡」が載っていた。
この人の文章は、ノーベル文学賞作家という肩書を割り引いても分かりにくい。何を言っているのかさっぱりだが、一応、筋道というか、言いたいらしいことが二度か三度読むとぼんやりながら浮かんでくる。
この人の文章が入学試験やテストなどによく引用されるのは、一読さっぱり意味不明というところが評価され、ついでに彼の天皇制批判、戦後民主主義万歳の主張が共産党系の多い学校関係者にうけるからだろうと推測される。
でも、そんな文章をあてがわれる生徒たちには拷問といわないまでも、つらい仕打ちになる。
生徒は一読してまず思う。「ボクは日本語を話せ、理解できると思っていた。それは間違いだったのだろうか」と。
いや、そんなはずはないと再読する。さっぱり。もしかして暗号かなと思って逆から読む。少しは日本語らしくなるが、意味はやはり不明のまま。
やがて苦悩の底から疑念がわいてくる。ノーベル賞作家の書いた日本語が分からないのはボクは実は日本人ではなかったのか。
かくて多くの生徒がうつろな目で立ち上がり、ふらふらと、ときには絶叫して教室を飛び出し、再び帰ってこなくなる。不登校や非行化は、もしかしたら彼にも責任の一端があるかもしれない。
この「往復書簡」も突然走り出してビルの屋上から飛び降りたい衝動にかられるのがコワくて見ないふりをするつもりだったが、あて先が「アマーティア・セン」になっていた。ノーベル経済学賞を受賞したインド人学者だ。
英国植民地下のベンガルに生まれ、あの第二次大戦時の大飢饉を経験した苦労人で、欧米の経済理論に反発し、アジアの発展と可能性を強く主張してきた。
とくに日本の経済発展を高く評価し、欧米諸国が"あれはわれわれの単なる模倣"と見下すのを厳しく批判し、「欧米より進んだアジア独特の経済システムの牽引車になった」と昨年、シンガポールで講演している。
この講演の内容をもう少し引用すると、日本が示した模範は何より人的資源の開発、つまり教育にあった、という。(中略)
143吾輩は名無しである:04/04/22 09:31
そうした教育普及の意味が近隣アジア諸国に広がり、「経済発展とは(キリスト教とか、民主主義とかの)高い文化レベルや豊かさがなければ育たないという欧米の理論を覆して、さまざまな人種、宗教、
社会制度が入り交じる貧しいアジア諸国の間にも実現することができた」
それどころかそのごちゃ混ぜアジアには欧米をしのぐ経済発展の可能性がある、その鑑は日本だと言い切る人である。
それに対して、日本の過去を否定し、米国を崇拝し、その米国が持ち込んだ戦後民主主義をありがたがる大江健三郎という取り合わせは実にもってミスマッチというか、妙な取り合わせになる。
その好奇心が勝って、発作を覚悟で読んでみた。
この人の悪い癖は、どんな大きなテーマでも自分の小さな行動に収斂させてしまうことだ。A・センが一世紀半の世界史の流れからくみ出した理論について、自分が東大法学部をけって文学部にいった"事件"に置き換えて、
「どうです。ぼくはあなたの理論のすばらしい実践者でしょう」という自画自賛にもっていってしまう。
そして、終戦後の混乱時に餓死者が出なかったのは、天皇陛下のお言葉「家族国家として食糧危機を脱しよう」ではなく、米国がもたらした「社会制約を受けずに為し得た自由」と食糧援助の結果だと主張し、
それを実践した自分を「褒めてもいいですよね」。
確かにそのころ、学校で脱脂粉乳を溶いたものを飲まされた。臭くまずかったが、それで餓死しなかったわけではない。みんなが家庭菜園をつくり、買い出しし、なければ我慢した。暴動も起きなかったのはまさにA・センのいう「教育」のおかげだったと思う。
ちなみにこれほどノーベル賞作家を感激させた米国の援助の実態に触れておく。米国はドイツなどには無償のマーシャルプランを実施したが、対日援助ガリオア・エロアでは後から請求書を送りつけ、
日本政府は当時で数億ドルを払った。あの脱脂粉乳の代金を払えなんて闇屋だって言わない。
それほどに歴史知識のない、見当はずれの自慢話に満ちた手紙をもらってA・センも困ったろう。
実際、翌日の紙面に載った返信には困惑が行間からあふれていた。そして一言、オデッセイに言及したくだりで、それを「解釈するにはその前のイリアス」を読めと。
戦後だけ切り取って近視眼的に見るな。歴史を流れで捕らえよ、という忠告である。それ、彼は分かっただろうか。
144中川泰秀:04/04/22 09:37
大江健三郎がノーベル賞を辞退しなかったのは、
で き な か っ た からだ。
145吾輩は名無しである:04/04/22 14:50
小説はとても万人向けとはいえないけど、
なんだかんだ言って大江の話をするのは面白いね。

まんまと術中にはめられているのかな?
146吾輩は名無しである:04/04/22 14:52
小説を読んでいる、というよりは、
文学を読んでいる、という気分にさせられる。

文学幻想に浸りたい時にはいい作家。
147吾輩は名無しである:04/04/22 19:36
>>144
大江健三郎がノーベル賞を辞退しなかったのは、
最初からノーベル賞をとりたいと思っていたからだ。
14歳で、文学に生きようと決意した時点で
大江の眼はまっすぐにノーベル賞を見据えていた。
障害児の誕生や根強い闇右翼との闘争や、さまざまなその後の出来事は、
それらがあった「にもかかわらず」同時に
それらがあった「からこそ」、受賞できたのだ・・・といえないことはないが、
なによりも先に
大江自身の最初からの目標がそこにあったから、実現した。
148吾輩は名無しである:04/04/22 20:09
光がいなければノーベル賞は取れなかった
149吾輩は名無しである:04/04/22 20:22
芸術家としちゃあ
ちんけな目標だな、おい
150吾輩は名無しである:04/04/22 20:59
まあ、ノーベル賞ぐらいは獲っとかないと、
大江の場合は死後、文学的に抹殺されるな。
あの程度の賞は「芽むしり仔撃ち」を発表した段階で
受賞基準はクリアしていた。
151中学生:04/04/22 21:39
セクスってなに
152吾輩は名無しである:04/04/22 21:41
大江氏の場合問題なのは、氏の小賢しい処世術と創作活動が密接な関わりをもって
いることである。筒井康隆が断筆したとき大江氏は批判がましいことを書いていたが、
この人は日本に新聞が彼に関する批判を書けないことをどう思っているのだろう。
例えば、ある評論家がノーベル賞授賞式の大江氏を描写した
「満面の笑み」という言葉が、某大新聞には筆者に何の断
りもなく削除されてしまう。差別だの表現に自由だのの問題以前である。そうした庇護を当然と
思っているのかは分からないが、右翼から抗議を愛けた作品の文庫化を自分から拒否できるの
も、その程度の作家性しか持たないせいだろう。いずれにしろ、欲しくて欲しくてたまらなかった
ノーベル賞を手に入れて、その記念講演で「あいまいな日本の私」とは、皮肉でなく優れた自己
批評であり、大江氏の作家としての幕引きとして最良のものであったことは間違いない。
153吾輩は名無しである:04/04/22 22:02
んー、でも同窓生の
「入学当初は田舎出身であるコンプレックスが強かった」とか
「それを克服して『野望』を果たした」
という談話が記載されていたけどな。
それに断筆宣言なんかしてしまうから、
文壇内での影響力が目に見えて低下した。
発言力が復調したの小説を発表するようになった
ここ数年の事だな。

別にノーベル賞が怖くて自主規制をしてるんじゃなくて、
玉稿を貰えないとか、選考委員から降りられたら困る程度の物で
確かに大江自身にも問題があるのだが、
規制するメディア側にも相当な問題がある。
その証拠に文学賞とは無縁の小学館なんて
漫画家にガンガン批判させてるでしょう?
154吾輩は名無しである:04/04/22 22:04
>その証拠に文学賞とは無縁の小学館なんて

全く無縁でもないけど、
純文学とは無縁ですね。
155吾輩は名無しである:04/04/23 12:01
インポケットの大江特集の出来はどうですか?
156吾輩は名無しである:04/04/23 19:49
俺はたくさん読んだけど、苦手。
息子ねた多すぎ。あと文章が長いし、ねちっこい。
暴力ネタや個人と個人・個人と社会とのコミュニケーションについて
当時書いてたのはすごいと評価するけど。
後半は・・・・。
157吾輩は名無しである:04/04/23 21:50
洪水とピンチランナーの終わりは今思い出しても圧倒的だよ。
ラヴェルのボレロみたくガツンと終わるのに、なかなか本を閉じられない。
読み手を突き飛ばした小説が、その反動で断崖の下へとまっ逆さまに落ちる感じを
読後いつも味わう。突き飛ばされる自分は腰が抜けて動けないけど、
ともあれ救われた気分はするし。
158吾輩は名無しである:04/04/23 23:22
http://homepage2.nifty.com/htnk/200211.htm
2002.11.24(日)

「週刊朝日」と「AERA」の編集長がダブル解任

会社で原稿待ちやインタビューのまとめをやってうつらうつらし始めたところへ電話。
衝撃的なニュースが飛び込んできました。

理由は、
「週刊朝日」は社長が常々記事の内容をにがにがしく思っていたところ、大江健三郎批判を掲載し、「もう小説
は書かないほうがいいのではないか」と批判した。大江さんは、「批判は甘んじて受ける」というスタンスだそう
ですが、社長が自主規制した。
ということのようです。
大江さんは、朝日のシンポジウムというと出てくるパネリスト、という印象で朝日にとっては看板作家なんだろう。
バックナンバーをめくってみると、なるほど11月22日号に「まっとうな本」という月一連載が載っている。そこで、
「これをもって小説は最後にすべし」とのタイトルで記事が掲載されいます。
(中略)

最近の「週刊朝日が面白かったか」と聞かれれば、そうとはいえない。逆に首をかしげることもあった。
だが、こんな理由で首をすげ替えるのは、社内にくらい影を落とすのではないだろうか。
捏造記事ならともかく、たった一本の記事で記者や編集者を処分していたら、いくつ首があってもたりない。
だいたい、外部のご機嫌を気にして社長が原論弾圧の強権発動をするなんて、メディアとして末期的としかいいようがない。
朝日は出版局を出版部に格下げして、人減らしをしている最中だったそうです。
だからといって、出版のジャーナリズムなら金や作家の機嫌とりに差し出していいという判断をしたのなら、その神経を疑う。
読売ナベツネの独裁、日経鶴田卓彦社長の恐怖人事は聞いていたが、ついに朝日箱島信一社長もその仲間
入りをしたとしたら、日本の新聞界はイエスマンのご機嫌とり記者しかいなくなるに違いない。
なんとも腹立たしく、なんとも寒々しい気持ちです。
(後略)
159吾輩は名無しである:04/04/25 10:44
大江健三郎について――脆弱性と攻撃性

よーし、日曜日だから、お父さん張り切って大江について書いちゃうぞ!
なんて言っても、私に大江文学の本丸まで到達する頭脳があるわけもなく、
外堀の周りをうろつくような話しか書けないわけだが。

しかし事情は、日曜日のサラリーマンだけではなく、名のある文筆家・
業界人においても、意外と似通っているらしいのである。ここでは、
例として安原顕、本多勝一を挙げてみる。

安原顕は、半ば冗談で「スーパーエディター」を自称していたが、実際に
卓越した編集者だった。昨年、惜しまれつつガンで亡くなった。しかしその
安原も、大江健三郎を批判する時は、馬鹿みたいなことを言い出すのだった。
「大江は大手出版社にしか書かない」。ある小さな出版社の雑誌にこう書いて、
安原は大江を批判した。しかし滑稽なことに、その当時、安原は中央公論社の
文芸雑誌『海』の編集長だったのである。
160吾輩は名無しである:04/04/25 10:46
中央公論社といえば、現在は読売新聞社傘下の「中央公論新社」になって
いるが、当時は大手出版社の一角を占めていた。
つまり安原は、自分は大手出版社の高給取りサラリーマンでありながら、
副収入稼ぎの他誌寄稿で、フリーの大江に難癖をつけていたのである。

「大江は文壇の大御所で、出せば売れる。大江の本を出したがっている
弱小出版社は多い。しかし、大江は大手しか相手にしない」と、安原は
大江を攻撃した。補足しておくと、ノーベル賞受賞以前の話である。

これは、おかしな言い掛かりだった。まず、流行作家のようだった初期と
異なり、中期の大江は寡作だった(後期は、やや多作になった)。その
寡作の作品は、無名の作家に比べれば売れたが、ベストセラーという
ほど売れないこともあった。
また、例えばの話、新潮社などは、赤字覚悟で文芸書を出している。
えげつない人権侵害・暴露雑誌『週刊新潮』などで稼いだ金を、つぎ
込んでいるわけだ。
161吾輩は名無しである:04/04/25 10:48
【捏造記事】週刊新潮:連続17件敗訴【人権侵害】
http://society.2ch.net/test/read.cgi/mass/1069861129/
新潮社は、大きな広告を打って大江の新刊を宣伝できるが、弱小出版社
ではそれも難しかろう。そうなると、大江が新刊を出したこと自体、広くは
知られなくなってしまう。安原が卓越した編集者であったことは、彼が
携わった二、三の本を読めば明らかである。その安原が、大江のことに
なると、なぜ馬鹿みたいな雑言を連ねるのだろうか。

本多勝一が大江に付けた難癖も、構図は似ている。こちらの争いは、
安原顕に比べて有名なので、私が下手に要約するまでもあるまいが、
本多は次のように大江を攻撃し始めた。
「大江は、文藝春秋や新潮などの右翼出版社から、本を出している。
戦後民主主義と敵対する勢力であり、大江の主義主張と矛盾する。
大江の処世術は醜い」。
大江があまり取りあわなかったせいもあって、本多の攻撃は長く続き、
ノーベル賞批判などにも及んだが、ここでは割愛する。
162吾輩は名無しである:04/04/25 10:50
前述したように、文藝春秋社や新潮社は、右翼的雑誌で稼いだ金で、
文芸部門を維持する金勘定になっているそうだ。例えば、『文藝』や
『新潮』などの文芸雑誌は、軒並み赤字だという。
つまり、大江は、文藝春秋や新潮を儲けさせているというより、逆に
金を巻き上げている、したたかな男なのである。両社は、右翼的主張に
反するからと言って、大江の原稿を書き換えさせるわけでもない。

本多は、朝日新聞記者として高禄を食みながら、大江を執拗に攻撃した。
大江が取り合わないので、他の人が本多に反論した。「本多と朝日の
社論の間に、ズレはないのか? 朝日に二面性はないのか?」

文藝春秋や新潮社とは性質を異にするとはいえ、朝日新聞社にも
二面性があることは、隠しようもない。ある論点をめぐって、政治面と
経済面と社会面で、主張が食い違うことがままある。また、戦前の紙面は
時代が時代だから無視するとしても、縮刷版で戦後の紙面を拾い読みする
だけでも、時流に乗って左に右に、少しずつブレていることが分かる。
163吾輩は名無しである:04/04/25 10:52
そもそも、朝日を左翼の大将のように言うのは、文春や新潮や産経の
商売である。そうやって大新聞を攻撃して、雑誌や二流の新聞の売り上げ
を伸ばした。だいたい、800万部も売っている朝日が、大して左翼でも
反体制的でもあるはずもない。文春や新潮や産経の、商売の都合上の
宣伝を真に受けて、朝日を左翼の大将のように見なすという視野の狭さが、
日本でいつまでも本格的な政権交代が起こらない理由の一つでもあろう。

逆に言うと、朝日の社論である「戦後民主主義擁護・政府批判」も、
「商売」の性質を持つ。いつまでも保守が政権に居据わっているから、
いつでも保守批判をしていれば、大部数を維持できるという仕組みである。

要するに、本多・朝日の処世術と、大江・右翼文芸出版社の処世術の
どちらが醜いかは、一概に言えない。本多は、自分と朝日には甘く、大江
には辛かった。なお、本多はその後、「朝日は最良の新聞ではあるが、
商業マスコミの限界がある」として退職し、広告収入に頼らない雑誌
『週刊金曜日』を創刊した。
164吾輩は名無しである:04/04/25 10:54
安原顕、本多勝一の例を挙げたが、両者は、一時代を画す優れた業績を
挙げた人だった。その人たちにして、大江の前では、幼稚な駄々を捏ねた
のである。ましてや、その他の凡百の論者による大江批判は、批判する
側の低劣さをさらけ出したものが多い。これまでコピペされている大江批判の
ほとんどは、その類である。後日、一つ一つ指摘してみようかとも思う。

やはり、大江は巨人なのだろう。
巨人ではあるが、どうも大江は、ドキュン(2ちゃんねる用語)からの攻撃を
受けやすい vulnerability(脆弱性、攻撃誘発性)を持っているようなところがある。

そして、それを反転させたように、大江には攻撃的な一面があることも
知られている。自分に対する批判に、ときには文壇政治力を使って、敵を
潰すまで反撃するらしいのだ。しかし、それについては、また後日書こう。

(続く)
大江健三郎について――脆弱性と攻撃性
165吾輩は名無しである:04/04/25 10:56
不景気を脱するタメにいいこと考えた・・

うんこをカレーとして再利用。
カレーの普及が高まり米が売れ日本経済に大きな恩恵を与えると共に人気
就職先も農業へ。
しかし穀物の食べすぎにより日本人の腸は長くなり三大成人病の一つ
に便秘が加わり便秘薬が莫大に儲ける。
166吾輩は名無しである:04/04/25 11:46
本多勝一は大江の思想を攻撃したいんじゃなくて
やつの日本語を攻撃したいだけだろ、は?
167吾輩は名無しである:04/04/25 11:47
ノーベル賞作家を攻撃すれば自分も目立てるからな
168吾輩は名無しである:04/04/25 12:47
外堀の周りをうろつくような←何これ。陳腐
169虹パパ:04/04/25 13:14
あらゆる切り口に対応する大江文学。
素晴らしいの一言に尽きますな。
170吾輩は名無しである:04/04/25 13:19
171吾輩は名無しである:04/04/25 13:29
>170
う〜ん、すてき♥
172吾輩は名無しである:04/04/25 17:54
図式的な少女趣味

大江健三郎『同時代ゲーム』新潮文庫

海外でほとんど訳書も出ていなかった著者が、なぜノーベル賞を受賞したのかは、今もって謎である。
世界的な評価を得ている日本人の小説家といえば、三島由紀夫と安部公房、それに最近では村上春樹ぐらいだろう。
川端康成の受賞も「三島由紀夫の空席が回ってきた」といわれたが、その類推でいうと安部公房が死んだために空席が回ってきたのだろうか。
著者は一時、ノーベル賞の候補者を推薦すると自称していた矢野暢と仲よくしていたというから、その効果があったのかもしれない。
いずれにせよ、佐藤栄作と並ぶ恥ずかしいノーベル賞である。

しかも、海外で評価される作品も『万延元年のフットボール』までで、それ以後はほとんど話題にならない。客観的にみても『個人的な体験』や『万延元年』は傑作といえるし、
後年の作品でも『雨の木』の連作のように肩に力を入れないで書いた短編には見るべきものがある。
しかし本書のように「同時代」への意識が過剰な作品は、読むに耐えない。
学生から職業作家になった著者には切実なモチーフがなく、「社会的」なテーマを頭の中で作り出して書いているからである。
30歳のときに書かれた『万延元年』が最高傑作とされるのは、著者の思想的限界を象徴している。

特に本書が著者の最低の駄作とされる原因は、当時、著者が傾倒していた山口昌男氏の「道化」論を小説に丸ごと取り入れたことである。
登場人物にそれぞれ文化人類学的な位置づけが与えられ、「祝祭」とか「異化」とかいう言葉が小説に出てくるのは、鼻白むのを通り越して腹が立ってくる。
最良の作品というのは、山口的な図式を乗り越えるところに意味があるのに、作家自身がその図式で書いていたのでは、話にならない。

本書には『ヒロシマ・ノート』以来の「核戦争の恐怖」のモチーフもあるが、こういう「非武装中立」の少女趣味が日本の民主主義をだめにした害毒は計り知れない。
最近の「歴史教科書」問題でも、著者は例によって自分の子供を引き合いに出して「弱者」への配慮がどうとかいう見当違いな批判をしていた。
作家としてはともかく、戦後民主主義の生み出した最悪のイデオローグとしては歴史に残るだろう。
173 :04/04/26 01:07
たぶん福田だと思おうんだけど

>学生から職業作家になった著者には切実なモチーフがなく、「社会的」なテーマを頭の中で作り出して書いているからである。

こういうとこが決定的に間違ってるんだよな。
大江の切実なモチーフっていうのは世界も時代もまるごと手に入れたいっていう
誇大妄想的なところにあるんだよ。それが人並みはずれて強いから奇形的な小説が書けるの。
だからイデオローグとしては最悪だし、ついでに人格も最悪。
174 :04/04/26 03:49
だいたい日本浪漫派的な誇大妄想的少年趣味がよくてなんで
非武装中立的な誇大妄想的少女趣味が悪いんだよ
永遠に非武装中立言いまくるのもパンクじゃねえか
175吾輩は名無しである:04/04/26 18:18
インポケット立ち読みしたけどなかなかおもしろカターヨ。
「ノルウェイの森事件」とか。
あとジョイスとナボコフの凄さを認識したのが意外と最近、とか。
176吾輩は名無しである:04/04/26 18:33
>>175
あれ読んでダブリン市民買うことにした
177吾輩は名無しである:04/04/26 19:02
大江のイメージには、イェーツよりはジョイスの方が似合ってはいるな。
178吾輩は名無しである:04/04/26 19:11
大江先生はとのかく凄いよ。
キリスト教圏ならともかく、日本で、しかも天皇的な超越論的思想に回収されず
に、こんなにも構築的な作品をつくりつづけたのには恐れ入る。
179吾輩は名無しである:04/04/26 19:57
独得の世界観を感じさせはするけど、
日本語で小説書いて、
天皇制に対する割りと紋切りな批判をしている時点で、
結局は天皇制に回収されているという気もする。

上に、本多勝一やなんかが大江を批判するのは、
結局大江の大きさを利用して自分をアピールしようというに過ぎない、
というようなことが書いてあるけど、
大江が天皇制を批判するも、結局、
天皇の大きさを利用して自分のキャラ立てをしているに過ぎず、
そうなると、畢竟、天皇あっての大江、ということになりかねない。

大江以上の攻撃誘発性を悠々と引き受けている天皇こそ、
やはり日本最強ということになるのか。
180吾輩は名無しである:04/04/26 21:02
丸谷才一ってそんなに小説上手いの?
181吾輩は名無しである:04/04/26 21:04
>>180
小説がうまいとは思わないけど、とにかく文章はうまいよね。
182吾輩は名無しである:04/04/26 21:05
>>181
だって大江さんは日本で一番上手いといってるよ
183吾輩は名無しである:04/04/26 21:15
大江さんよりは上手いかな。
184吾輩は名無しである:04/04/26 23:38
丸谷の新作の評判はよくなかったけどね。
でもこの人、エッセイの人だから。
そこが絶品なんであって、他はどーでもいい。
185吾輩は名無しである:04/04/27 01:09
エッセイなら東海林さだおの方が上という話もあるのだが。
186吾輩は名無しである:04/04/27 01:58
ジョイスを誉めるついでに丸谷さんもヨイショ、と。
話が面白くなったり華やかになるならけっこうノリで発言するタイプ、という気がする。そのへんが私は好きなんだけど、真面目な人は怒るよな。
187  :04/04/27 03:15
しかしここ最近まともな大江論って全然ないね。
と改めて考えてみると
そもそも中期後期も視野に入れたまともな大江論がないことに
はたと気付いた。
188   :04/04/27 03:31
>>173
そうなんだよね。
同時代なんかは、山口の理論を小説化したっていうのではなくて
大江のファシスト的な心性を作品化するにあたって便利だったって
だけのことなんだよね。
基本的に徹底的に無責任な子供であることが大江の凄さ。
だから

>学生から職業作家になった著者には切実なモチーフがなく、「社会的」なテーマを頭の中で作り出して書いているからである。

これはある意味当たってるんだけど、だからこそ妄想が純粋培養されてすごい作家になったってことだと思う。
189吾輩は名無しである:04/04/27 04:26
>>188
つまり「小説家」ってことだ。

ところで彼の構成力は日本人離れしているね。
190吾輩は名無しである:04/04/27 10:19
■2002/11/29(金)虫の書評、打ち切りか?
週刊朝日の匿名書評、「虫」の書評が打ち切りとなる公算が大きくなった。今週発売の週刊
文春12月15日号によると、虫の「憂い顔の童子」批判が来年からの連載が決まっていた大江
健三郎を怒らせ、12月1日付けで加藤明編集長が更迭されるという。
記事自体は連載がどうなるかにはまったく触れていないが、このぶんでは虫の書評も打ち切
りだろう。来週発売の週刊朝日は本来ならば虫の書評が載る回だが、果たして何か載ってい
るだろうか。
大江の連載に読者がつくかどうかは知らんが、私は関心がないから絶対に読まないだろうと
断言できる。虫の書評には賛否両論あるにせよ、久々に登場した面白い書評であったことは
事実。私は毎回楽しみにしていた。打ち切りで週刊朝日が上向くことはまずあるまい。
虫の書評タイトル一覧
http://homepage2.nifty.com/bookbookbook/zakkan5.htm
■2002/12/03(火)「週刊朝日」編集後記からにじみ出る無念
今日発売の「週刊朝日」12月13日号の加藤明編集長の編集後記。
「なんか『週刊文春』に載っていましたが、私、12月1日付で編集長をお役御免になりました」
もちろんこれは11月29日の日記に書いた記事のことだ。普通、こういう場合、ライバル誌の
記事には触れないだろ。あえて触れるところにこの人事が正常でないことがにじみ出ている。
あとは在任中にうれしかったことなどあたりさわりないことをつづっているが、突然の解任への
無念が感じられる。
私の印象では、週刊朝日は文春や新潮に比べ、記事そのものは面白くない。だがコラムは面
白いものがあるので買っているわけだ。虫の書評は面白かった。これは明らかに加藤編集長
時代の功績である。ところがこの虫の書評を理由に解任されてしまった。これを機に週刊朝日
が上向くとはとても思えないが。
191吾輩は名無しである:04/04/28 03:31
大江読者だったら、反日政治少年「エイティーン」ことI君の今後に
注目なんじゃない?

I君のバモイドオキ暦の紀元書にあたる「32年テーゼ」は知ってる?
ttp://www.geocities.co.jp/WallStreet/4792/kominte.html
192吾輩は名無しである:04/04/29 10:37
「風」の百目鬼恭三郎の場合は
圧力はかけられなかったような気がするが。
あれは丸谷と百目鬼が高校時代からの友人だった、
という事情もあるのだが。
このように匿名書評とはいえ、
文壇政治というのが絡んでくるからね。
193吾輩は名無しである:04/04/29 15:53
>>159ほか
[大江健三郎について――脆弱性と攻撃性]
おとーさんがむばったね。

194吾輩は名無しである:04/04/29 21:33
いかさま、ということで思い出すのは、大江健三郎である。彼は、最近世間
を騒がせている北朝鮮拉致問題について、何も語っていないようだ。
何人かの友人に確認したのだが、そういう記事や文章を読んだことがない、と言っていたから、南雲翁の寡聞が原因ではないようである。
 では、何故、南雲翁が、大江健三郎に北朝鮮問題について語ってほしいかという
と、かつて彼は、「北朝鮮こそ地上の楽園」的な発言を繰り返していたからである。「金日
成こそ真の指導者」と言っていたかどうかは忘れたが、少なくとも「君は北朝鮮の少年の
瞳の輝きを知っているか。今の日本の少年は駄目になっているから、ああいう瞳の輝きを
持っていない」という発言は繰り返ししていたのを、南雲翁はよく覚えている。だいた
い、大江健三郎は、北朝鮮帰国事業を推進した寺田五郎と共に、北朝鮮シンパである、という事実は、ノーベル文学賞受賞以前はよく言われていたことである。が、以降、まったく聞かなくなった。
 だから、マスコミは、インチキだというのだ。大江健三郎の北朝鮮擁護は、かつて
第一次戦後派などが、共産主義者だったものを昭和8年以降に転向させられ、さらに昭和
20年の終戦を期にまた共産主義に舞い戻った、みたいなものは違い、明らかに堅牢な意
志によって行われたものであるといえよう。それが、拉致疑惑が持ち上がって以降、大江
健三郎は、自著の中から巧みに北朝鮮についての発言を削除してしまっている。これは、
明らかなインチキだと思うのだが、はたしてどうだろうか。もっとも、文学に携わる人間
がインチキをすることは、小林秀雄を戦前から読んでいる人なら、容易に想像出来るだろ
う。
また、いかさまやインチキなら南雲翁だって、時々やらかす。やらかすけれども、そ
れはすぐに見破られることが多い、というのは今回関係ない話だ。
 ただ、なべて「世はいかさま」。とすれば、大江健三郎の件にしろ、あるいはもっ
と別な問題にしろ、真っ先に眦を決しても意味はない。ただ、じっくりと、何がいかさま
かそうでないかを見極めるだけだ。さて、今度の内閣は、いかさまか、否か。民主党と自
由党の合併は、いかさまか否か。世はいかさまだから、面白い。
平成15年09月25日 by 南雲翁(なぐものおきな)
195ブリキマン:04/05/05 01:55
大江健三郎さんは原発のことを小説やエッセイでも何かと取り上げては
反対の姿勢をとっていますよね
ただ肝心のはっきりとした根拠が私には見えなくて残念なんですが、
大江さんは何を心配して原発に反対していらっしゃるのでしょうか
いくつかの小説に出てくるように
プロトニウムが搬送中に盗まれる可能性があるからなのでしょうか
無知ですみませんが・・・・・・・・・・・・・・
196吾輩は名無しである:04/05/06 22:26
2ちゃんを見て、「大江>中上」評価する人が多くて、
ホっとしたよ、ha、ha!
197吾輩は名無しである:04/05/06 22:40
まあ客観的に見て「大江=中上」だな。
198吾輩は名無しである:04/05/06 22:49
客観的って何?一般評価ということか?
199無名草子さん:04/05/06 23:11
第194号 反日日本人の発言を垂れ流すNHK
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/3315/syutyou0194.htm
 
12月18日から20日までの3日間連続で、NHKは「シリーズ安全保障」というスペシャル番組を放送した。18日は「徹底検証・日本の備え。
テロとミサイルの脅威をどう防ぐのか」などを、19日には「変わる自衛隊・現場からの報告」などでしたが、この2日間で放送された内容はまずまずでした。
しかし、最後の20日に放送された「討論・日本の進路を問う」として、元内閣総理大臣中曽根康弘、元駐米大使栗山尚一、
元副総理後藤田正晴、ノーベル賞作家大江健三郎の4人で安全保問題を討論するというのですから、NHKはどうかしていると思いました。

特に反日日本人で悪魔の思想を持つ大江健三郎を出演させたとはNHKは人選を明らかに誤っています。
難解な文章を書く大江健三郎がノーベル賞を受賞したことは、これは特に批判することではなく、日本国民として喜ぶべきことであるが、
セットで授与される文化勲章は辞退したというのだからどう考えても正常ではなく、NHKがそれを知らないはずはない。
外国からの賞には、恭しく受賞をするが、日本のものとなると拒否するというのだから話しにならない。大江は祖国日本を愛していないばかりか、外国に行ってまで「日本の悪口」を言いふらす売国奴なのですが、
こんな大江に日本の安全保障問題を語ってもらうとは「NHKよ。何を考えているのか」と大きな声を出したくなる。

番組での大江の発言は当然にイラクへの自衛隊の派遣に反対していますが「派遣しない方が日本の将来のため、また子供達も誇りを持って生きていくことが出来る」
「自衛隊ではなく状況が安定したら文民を送った方が良い」「憲法9条があるのに自衛隊をすでに外国に送っている。
憲法改正を言う人はなぜ急ぐのか。20年、30年先を考えるとアジア諸国との平和的な関係が出来ると思う。憲法の規範に現実を押し戻すことが将来の(日本の)仕事です」「冷戦が終わり、仮想敵国がなくなっているのに北海道に大きな地上軍をおいている。
200無名草子さん:04/05/06 23:12
自衛隊は災害救助をする別組織に変えるべきだ」「憲法の前文に『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した』とありますが、
これからはインターネットの時代ですから、国もあるでしょうが国民が横につながることが強くなり、諸国民の公正と信義に信頼する国に、またその信頼に応える日本人になって欲しい」などですが、もう完全のとんでしまっています。

中曽根氏が大江の発言を「空想的平和主義」と言って批判していましたが、当然でしょう。恐るべき悪魔のテロ国家北朝鮮の脅威が迫るなか、そんな国の信頼に応えていこうというのですから話になりません。
大江は「ぼくは、防衛大学生をぼくらの世代の若い日本人の弱み、一つの恥辱だと思っている。そして、ぼくは、防衛大学の志願者がすっかりなくなる方向へ働きかけたいと考えている」
と昭和33年に毎日新聞のコラム「女優と防衛大生」で述べたことはあまりにも有名ですが、こんな同胞である日本人を貶める発言をする大江健三郎はノーベル賞作家として知られているより、
戦後の日本をダメにした進歩的文化人の大江健三郎と言った方が知られているでしょう。

どんな立派な小説を書こうが親の悪口を言いふらすように自分の国と国民に罵声を浴びせる者は愚か者であり馬鹿にされます。自分の生まれた国を誇りにしない人間を誰が信用してくれるのでしょうか。
それにしてもNHKは、自衛隊のイラク派遣が決定した後に安全保障の関する番組を放送するのは時期としては良いかもしれないが、
私はイラクに派遣される自衛隊員には胸を張って堂々と行ってもらいと思っていますので、過去に自衛隊員を侮辱した大江健三郎をなぜ出演させ、再び自衛隊を貶めるような発言を許したのか。
こんな反日日本人の発言を垂れ流すから受信料を払いたくないという人が増えるのではないでしょうか。
税金が投入されている国営放送局に日本を愛しておらず自分の国の国民である自衛隊員に敬意を払わない反日日本人を出演させたNHKの真意とは何であろうか。
(平成15年12月)
私の主張・ひとりの日本人として
201   :04/05/07 01:21
時代とかあったりするけど
大江>春樹>>中上
って感じかな
202吾輩は名無しである:04/05/08 13:31
暗い
203吾輩は名無しである:04/05/08 20:33
燃え上がる緑の木の三部作を読んでいます
大江さん、小説の中でも書いてますが
微妙な差異を含んだ繰り返しがおもしろいですね

とにかくサッチャン萌え
でも宙返りでのサッチャンは微妙ですが
204無名草子さん:04/05/08 22:00

 「テーミス」という会員向け月刊誌がある。実にユニークな内部情報誌で企業ニュ
ース、官僚の内幕、永田町の水面下の動きな
どを早く伝えてくれるので、結構人気がある。これは嘗ての「週刊現代」編集長、フ
ライディ創刊者の伊藤寿男氏が主宰している。
 さて今月の「テーミス」で一番興味を引いたのは「大江健三郎」に関する醜聞であ
る。
 もともと権威主義的でマスコミからの評判も最悪の人だが、日本人は「ノーベル
賞」とう幻想に振り回され、大江の唱える「平
和主義」にもスペースを割いてきた。
 テーミス曰く。「週刊朝日」が大江を書評欄で批判したところ、朝日上層部への大
江の圧力で、加藤編集長が「解任」された。
その「書評」欄も打ち切り。
 読売は全面ぶちぬきで大江の連載を開始、朝日が仰天、慌てているところだったら
しい。
 文芸評論家の渡部直巳が大江の子息で作曲家の光を賛美するのは野坂の「エロ事師
たち」に登場する父娘のごとし、と言ったと
ころ「昴(すばる)」の連載は打ち切り。子息の作曲の無能については武満徹が「あ
れは音楽ではない」と言い切ったことがある
が。。。

 ところが絶縁状態の文春と大江は、芥川賞選考委員に突如復帰した。これは「ノー
ベル賞を前に文春を敵にはできない」と判断
したかららしい。外国の賞を貰っても天皇陛下の叙勲を辞退した左翼のデマゴーグ作
家だけのことはある。
テーミスは(3222)6001番。年間12000円。

http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000330.html
205吾輩は名無しである:04/05/09 00:30
相変わらず大江スレにはコピ平が貼りつくなあw

>>195 に遅レスだが、
東海村のバケツ事故とか、ブリキマンを超えるコメディだったわけだ…。

基本的には、『ヒロシマノート』での取材あたりに起因するんだろう。
ま。「森の力」とか「鯨の声」とか、言葉だけ取り出すと通俗的な
(オカルト入った?)エコロジストみたいになってしまうけどねw
206吾輩は名無しである:04/05/10 21:54
 【破壊者】大江健三郎がウルトラマン批判【文学者】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1081430110/l50
207吾輩は名無しである:04/05/11 20:51
「飼育」を読んだ時のショックは
忘れられない。体内に電流が走った。
がそれは、外国文学をよく知らなかった頃
だったような気がする。
208吾輩は名無しである:04/05/11 21:27
>>207
漏電してたんじゃねーの
209吾輩は名無しである:04/05/12 21:45
産経新聞北京総局の古森義久総局長が伝えるとこ
ろによれば、作家の大江健三郎氏は九月二十七日、
北京の清華大学で講演し、こんなことを語ったという。

「石原慎太郎氏の東京都知事当選は都民の恥です」

「わたしがいまもっとも気にしているのは、日本の
最近の国家主義傾向と過去の侵略や残虐行為を謝罪
していないことです」

大江氏は中国の学生たちからやんやの喝采をうけ
たにちがいないが、なかには日本のノーベル賞作家
を冷ややかにみつめていた学生もいたと思う。大江
氏の論法だと、石原候補に投票した都民は善良な都
民として認めてもらえないことになる。

「石原候補に投票した都民は都民の恥です」

大江発言はそう解釈できる。要するに多数の都民
を誹謗する言葉であり、そんな大江氏の傲慢さに鼻
持ちならないものを感じ取った学生たちも少しはいたはずだ。

まともな日本人なら外国人に対して自分の国や国
民について度の過ぎた悪口は決していわない。いっ
ても、その節度を弁(わきま)えている。ナショナ
リズムは普遍的なものであり、どの国や地域にも濃
淡の差はあっても、それぞれの人々に備わっている
自然の感情である。

210吾輩は名無しである:04/05/13 05:29
>>172

大江健三郎 と 矢野暢 : 人間性でも行動パターン(虚名欲・西洋人に媚びる)でもピッタリの二人だ。

>>172
>(大江は)ノーベル賞の候補者を推薦すると自称していた矢野暢と仲よくしていたというから、その効果があったのかもしれない。


大江健三郎 が 矢野暢と仲よくしていたとは初耳だが、
人間性の面でも行動パターン(虚名欲・西洋人に媚びる)でもピッタリの二人だ。

http://www1.kcn.ne.jp/~yossan/Tulips/0007080112.htm

京都大学の矢野暢っていう教授から女子学生、それから秘書への強姦・セクハラ事件だったんです。

この京大の矢野事件で性暴力の裁判は非常に転換点というか、変わったと思います。

私は甲野乙子さん−偽名ですけれども。プライバシーがあるので、偽名ですけれども−、矢野(私は呼び付けになるんですが)の強姦被害、学生時代に強姦されて、それからずーっと意に反したセックスを強要され続けてきたんですね、数年にわたって。

そこから告発できたのは、またもっと後です。全体からしたら10何年かかっているでしょう。彼女の裁判が始まったころからのカウンセラーです。
211吾輩は名無しである:04/05/13 06:42
>>209
大江はそんなことやってやがんのか。軍備を整えようとする石原慎太郎に対する
批判を、なぜ中国でする?日本国内で批判すればいいことではないか。
わざわざなぜ外国で日本人はアホですと宣伝するんだ?この年寄りは本当に
日本のことを考えているのかどうか疑問だ。
212吾輩は名無しである:04/05/13 08:04
大江の中学生時代の雑誌投稿詩がみつかったそうだ
213ixion ◆ySh2j8IPDg :04/05/13 15:59
大江の作品をまともに論じていない、というより
醜聞として下品なまでに人をひきつけてしまう
平板な言葉に、いたずらに刺激されることなく…

IN POCKETを読んだ。

『賜物』の最後の言葉に引っ張られるところは、
いかにも大江らしいね。さらば私の本よ、しかし
物語を書き終わったからといって、その響きが
絶えるわけではない…確かそんな感じのことを
書いてあったはずだが。あのナボコフの美しい
文で。

『さようなら、私の本よ!』で完結する三部作が、
荒唐無稽なまでに真摯な大江健三郎という作家
の(締めくくり)にふさわしい全体を現すことを
期待する。『憂い顔の童子』を超えるものを。
214吾輩は名無しである:04/05/13 20:33
ixionさんに好きな大江作品というと何ですか?
215吾輩は名無しである:04/05/13 21:58
http://www.kenyama.net/htdocs/mt/archives/000010.html
kenyama's blog

2004年01月01日
大江健三郎は小説を書いているのではない?!
 大江健三郎の「憂い顔の童子」(講談社、2002)を読んだ。大江は、「物語」を構築する能力、それも個人的、歴史的、民俗的に濃密な物語を、愚直に構築する作家であった。
中上健次の被差別部落のように、自らの性や、四国の山奥を舞台に作り上げられた虚構を紡ぎ出す才能は、戦後文学の中でも注目に価した。
  そのせいか、障害者のこどもや、1980年代になって、急速にレヴィ・ストロースなどを「お勉強」し始めたことを、見せびらかすかのような80年代以降の作品には、微妙な違和感を感じた。
しかし、それが大江という個人の営みである以上、小説を読むのを止めるだけだ。
そんな時、大江は小説を書かないと宣言した。
あの「お勉強」の成果を紹介するエッセイばかりを執筆するなら、「大江をもう読まなくてもいいから、安心だ」とホッとしたことも覚えている。
 94年にノーベル文学賞を受賞し、翌年発表された「燃えあがる緑の木 第3部」を発表してから、小説は書かないとしていたはずの大江は、99年の「宙返り」(講談社)から、また小説を書いている。
義兄の伊丹十三の自殺を扱った「取り替え子」(2000年、講談社)、本人とおぼしき小説家を扱った「憂い顔の童子」の2冊における、大江の衰弱、幼児回帰(?)は目を背けたくなるくらいだ。
また、新興宗教を扱った「宙返り」の方が、物語=虚構を構築する力の片鱗がうかがえると言えよう。
216吾輩は名無しである:04/05/13 21:59
さて、大江の小説は、「死者の奢り」(58)から、「性的人間」(63)、「万延元年のフットボール」(67)、「同時代ゲーム」(79)など次々と、半ば「義務」のように、
そう、日本文学に興味を持った戦後の少年が読むべき「必読書」として読んできた。
こなれない日本語と、「ヒロシマ・ノート」(65)などに代表される社会問題への発言も、我慢して読んできた。
 「憂い顔の童子」は、アメリカの女性日本文学研究者が大江らしき小説家と一緒に、四国の山の中に行く。ただそれだけである。
そこに、まぶされているのは、大江個人の体験と、現代思想と呼ばれる哲学者、文化人類学者の本を読みましたと言う報告。子供が「ぼく、こんなことしたんだ! 褒めてよ。ねえ」と言っているようにしか読めない。
 大江の作品は、小説系統と社会的発言系統の二つがあったと思う。
というより、「文学者の社会的責任」(最近は、企業の社会的責任に注目が集まり、文学者の責任には見向きもされなくなったことは、ともかく)から、「小説家たるもの、世間に向かって発言せねば」といった気負いでもあったのであろうか。
大江が進歩的文化人(岩波とか朝日とか大手出版社、新聞社好きの彼のどこが進歩的なのか?)であるという、未だ根強い「誤解」はともかく、社会的発言の「薄さ」が小説にまで流れ込んできてしまった。
 その意味では、大江は、もう「小説」を書いている訳ではないのかもしれない。
217吾輩は名無しである:04/05/14 05:39
ところで、『同時代ゲーム』がなぜ26点なんだかサッパリ分からん。
町田の『夫婦茶碗』(89点)より、数倍面白かったが。


218吾輩は名無しである:04/05/14 05:59
>>217
まんま山口昌男だったからじゃない?
219吾輩は名無しである:04/05/14 06:05
でもさ、山口昌男なんてまるで知らない人も読むわけじゃない?
その人に向かって、これは山口理論をそのまま援用してるから駄作ですよ、
と言ってみたところで、説得力に欠けると思うんですよ。
図式的だろうが何だろうが、読み応えがあって、
おもしろければそれでいいんじゃないの。
220吾輩は名無しである:04/05/14 09:01
國民新聞 大江健三郎共産党にエール
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H15/1512/1512018oe.html
1512018 大江健三郎 共産党にエール

先の衆院選挙で議席を20から9に激減させた共産党だが、その
機関紙「あかはた」にノーベル賞作家、大江健三郎が共産党にエール
を送る長期インタビュー記事が掲載された。

紙面には、大江、ゆかり夫人と息子の光が登場。大江は不破哲三
議長を賞賛し、中国語に翻訳された不破の『歴史教科書と日本の戦争』
のサイン本を貰って大喜びしたという。
(平成15年12月25日号)
221ixion ◆ySh2j8IPDg :04/05/14 09:35
>>214
1.『芽むしり仔撃ち』…濃密さ
2.『万延元年のフットボール』…構築性
3.『取り替え子』&『憂い顔の童子』…滑稽さ
4.『「雨の木」を聴く女たち』…柔らかさ
5.『叫び声』…苦しみ

どれを読んでも、大体は好きだけどね。
今このときに、その人と同時代に生きていることで
嬉しいと思える作家は、ごく少数しかいないが、
大江はやっぱりその一人だと思う。『憂い顔の童子』
でドン・キホーテを自虐的に引き受けるさま、あれも
「ああ、大江だ!頭脳肥大の童子の滑稽さだ!」
と、尊敬せずにはいられない。

大江の政治的馬鹿さ加減をまじめに取り合ってしまう
奴らは、そこに映し返される自分の馬鹿を見つめる
羽目になるし、>>215-216のように、「物語」至上主義者
は、肥大した頭脳がどんどん知識を取り込んで畸形化
する大江文学の恐ろしさを理解しようとする前に、それを
自分の偏見に基づいて拒絶することで自分の意見を
鋭いものに見せかけているが、結局のところ「批評」と
しては惨めなものでしかない。
222吾輩は名無しである:04/05/14 10:27
 ビートルズが二十世紀後半の天才たちであることはあきらかだが、高橋アキさんを
つうじて、そこからもうひとりの天才ジョン・ケージにも通路がひらいている。ケー
ジの死を悼むアキさんの、経験をかさねることで考えぬかれた文章は美しかった。そ
こにはビートルズの音楽が、もっとも現代的な作曲家をとおって新しい表現となった
このシリーズの魅力の原理が語られていた。
223吾輩は名無しである:04/05/14 10:29
 《ケージの音楽を演奏するということは、演奏家がまず一つ一つの音と向き
合い、ケージの指示によって考えながら、創造的に音楽を作っていく、その厳
しい訓練を通してこそ、自身の奏でる音楽に本当の確信と持てるようになるの
だ。》
224吾輩は名無しである:04/05/14 10:31
 アキさんは、いまビートルズに想像力のみなもとをおいて多用な秀れた個性
たちの作りだした音楽を、本当に確信を持って弾いている。このようにしてア
キさんが世界から選びとる方法で示す音には、この人への人間的な敬意を呼び
さますものがある。おなじ思いをアキさんはケージに抱いてこられたのだろう。
225吾輩は名無しである:04/05/14 10:38
 マールテン・アルテナ「スナップ・ショット」をひとつだけ例にひけば、
それは涙ぐましいほどの美しさだが、アキさんはその音楽を聴く喜びのなか
にリズムと音と、まさに高橋アキの世界のきびしい明確さ、あいまいに滲む
ところのまったくない丸ごとの豊かさをうちたてている。
226吾輩は名無しである :04/05/14 10:43
谷沢永一は、大江さんにもし対面したらどうするんだろうか?
227吾輩は名無しである:04/05/14 11:29
扶桑社教科書を東京都の養護学校が採用したことについて、ノーベル文学賞作家の大江健三郎が朝日新聞のイン タビューで、次のように述べている。
「「つくる会」の教科書は、市販されベストセラーになりました。もちろん中学生が早く読みたいと思ったからではない。
「日本は優れている」「誇りと自信がいる」と思い詰める大人に空元気をつける癒(いや)し系の本だからでしょう。
子どものためによく考えられた本ではありません。でも、教科書の実物をこれほど多くの大人が読んで、考えたことは ない。その結果、
公立で採択したと公表した教育委員会はこれまで一つもなかった。父親や母親の反省が、日本人の世論として、力を 持ったのです。
東京都教委の結論は、これに真っ向から対立しています。」
この文章を読んで「誤植ではなかろうか?」と思ったかた、あなたの感覚は正しい。つまり大江は、
扶桑社教科書の市販本がベストセラーになったという事実と、公立校のほとんどがこの教科書を採択しなかった(でき なかった)という事実と を結び付けて、
「市販本を読んだマジョリティが扶桑社教科書に反対する世論となり、採択を阻止した」と結論付けているのだ。
これ以上の欺瞞はなかろう。
228吾輩は名無しである:04/05/14 11:30
市販本の読者の大多数は、この教科書を好意的に受けとめている。版元が公開している「読者の反響」を読んでみ ろ。
お手盛りの「大本営発表」だと言うなら、各紙各誌の書評を読め。日教組の幹部ですら、うかつにも(笑)「おもしろい」 とほめてしまい、
組織内からの突き上げを食らったではないか。扶桑社教科書に反対しているのは、ごく一部の反日左翼勢力だ。声の みはかしましいが、
日本国民の中では圧倒的少数派である。彼らは、扶桑社教科書を読む前から反対し、読みもせずに反対し、批判本を 鵜呑みにして反対し、
反対せんがために反対してきた(笑) 扶桑社教科書の市販本が話題になり、好評をはくし、ベストセラーになって、左 翼勢力の危機感は頂点に達した。
そして、単なる「批判」の域をこえ、なりふりかまわぬ力ずくの反対運動に走ったのだ。
扶桑社教科書を採択しようとした教育委員会に対しては、左翼お得意の組織動員で妨害活動を行った。
委員の自宅にまで手紙、電話・ファックス攻撃をかけ、デモ、アジテーションなどを展開した。粛然たるべき教科書採択 現場に混乱を持ち込み、
委員に扶桑社教科書を忌避させ、
採択できない状況へと追い込んでいったのではないか。
大江はそうした現状を知らないのだろうか? ノーベル文学賞をゲットするほどの「知性」において、まさかそんなことは あるまい。
現状を知った上で、意図的に歪め、捻じ曲げて、
正反対の結論を導き出しているのだ。これは、もはや評論ではない。卑劣なデマゴギーである。
大江自身の息子が知的障害者で養護学校出身であるという事実も、このデマに説得力を付加しよう。
だからこそ、朝日は大江にインタビューしたのだろうし、大江もそのことは計算済みだろう。
そのことを考えると、大江の心の闇を覗き見たようで、慄然たる思いにかられる。
かつてヤスパースは、誠実さを欠いた知性はナチス的であると喝破した。大江のごとき、白を黒と言って平然たる卑劣 な「知性」こそ、
ヒトラーを、あるいはスターリンを、 ポルポトを支持した「知性」と同様ではないか?
229吾輩は名無しである :04/05/14 11:42
>>228
そうかw
230通行人:04/05/14 12:41
>>221
そのレスいいねえ。特に
>肥大した頭脳がどんどん知識を取り込んで畸形化
>する大江文学の恐ろしさを理解しようとする前に、
>それを自分の偏見に基づいて拒絶することで
ってとこが。
ただし、大江という著者名を外したときに
はたしてその「畸形化」が力をどれほど持つのか、
という疑問を抱きながら大江を読む必要も感じる。
231吾輩は名無しである:04/05/14 14:26
>>221
個人的な体験を入れないあたり、さすがイクシオンさんです
232吾輩は名無しである:04/05/14 14:27
>>219
豚は山口昌男読んでるでしょ
だから点数低い

なんか文句ある?
233吾輩は名無しである:04/05/14 15:11
みんな説得力があるな。自分はこの人のを読むとぼんやりしてしまいます。
テレビで見たときにお顔がつるつるしてるなあと思いました。
234吾輩は名無しである:04/05/14 18:33
燃え上がる緑の木に
嬲られた救ひ主を癒させ
虚ろ負はむ位置に
声弱め
真秀削げて寝ん

もえあかるみとりのきになふられたすくひぬしをいやさせ
うつろおはむゐちへこゑよわめまほそけてねん

我們,在燃起的告F的樹下,
護理使之甦醒了受到多年迫害的我們的救世主人。
並且現在,以被空?包的世間一隅,福音傳授的他
的聲音逐漸變弱,
象忘記了一樣地睡眠也

大江氏作品の題名を借りていろはの句法で一首
私自身として好きな作品は個人的な体験ですが。
日本語あつての自分であつてその逆はないといふことを大江氏といはず、作家全般に
確認自覚願ひたいですね。志賀直哉の「フランス語を国語に」発言以来作家知識人
全般にこの点甚だ行儀が悪い。大江氏のノーベル賞、レジオンドヌールは貰つて
文化勲章は要らぬといふ選択もその一つですが、戦後民主主義用に仕立てた言葉で
書いてをられるのではないわけですから。そもそも天皇がご訪問先の国で英語で
挨拶なされるやうな状態ですから罪は相殺かともおもひます。天皇大江氏ともに
頭の柔らかい時期に、忠君愛国か民主主義へ突如発想の転換を迫られて、判断力
の根幹に火傷を負つたといふ意味での戦争被害者なのだと思ひます。
将来日本文明が健全な展開を遂げるには、仮名遣の回復といふこと、大江氏その他
疑問無く拠つてをられる現代仮名遣いの廃棄は不可避の日程に上がりませう。
関節ぬけたかなころがしを抱へたまま国連の常任理事国になり、公用語になるなど
文明の面汚しである。その節大江氏その他の作家知識人がほんたうの所何をいいたかつたか、
あらためて問はれることにならむ。よつて予告的ご挨拶迄。
235吾輩は名無しである:04/05/14 21:12
http://members.at.infoseek.co.jp/masa_n/column/011015.htm
Snobistclub
第36回「柔らかなファシズム」と国家論(2001/10/15)

(前略)
さて、この言葉(柔らかなファシズ)に僕が反応したのは、最近読んだ猪瀬直樹氏の『小論文の書き方』(中公新書)に「柔らかなファシズム」についての言及があったからだ。
『小論文の書き方』はタイトルに反してノウハウ本ではなく、著者の過去の評論(というとおかしいか。彼は作家だから)のなかから、自薦を集めたものである。

そのなかに、99年に朝日新聞に公開書簡の形で掲載された大江健三郎氏とスーザン・ソンタグ氏の対論である。これは僕も読んだのだが、一向要領を得なかったことだけを覚えている。
猪瀬氏はかなり強い批判を大江氏に加えている(p.242〜)。たとえば、大江氏の以下のような表明。

わたしはこの国に超国家主義がゆるゆると、しかし突然に復活してしまっているという『物語」を考えずにはいられません。それは今この国で宣伝されている近未来のアジアの災厄の、どれよりも色濃いリアリティーを持つように感じられます。

あるいは、以下のような。

わたしはこの国に柔らかなファシズムの網がかけられるとき、若者たちが国境の外へインターネットの窓を開ける、そのような共同体を夢想します。

言葉がことごとく「曖昧」な比喩に堕していてるし、「近未来のアジアの災厄」の物語についても、インターネットについても、まるでリアリティーのある知識をもち得ていない、というニュアンスが伝わってくる。(中略)

もちろん、現役のなかでは世界を代表するソンタグは、世田谷の高級住宅で暖かい日に当たりながらコラムを夢想する大江氏とは違い、みずからコソヴォ紛争渦中のユーゴに足を運んだ経験から、このように手厳しく批判している。

日本の重要な作家が、自国の具体的現実について見解を述べられたのに、外国人の私が異論を唱えるのは僭越な行為との謗りを免れないでしょう。でも、現実を理解するために私たちが用いる方法に付いて、と限定した上で言わせてください。
236吾輩は名無しである:04/05/14 21:14
私は、(中略)現実を隠喩として語るほとんどの実例に対して、もっと懐疑的になるべきだと訴えてきました。ファシズムは現在、隠喩になったと思います。私はこの言葉を隠喩として、あるいは厳密さを欠いた形で使いたくありません。
ミロシェビッチが率いるセルビア政府は、今日の世界で見るかぎりもっともファシスト政府に近いものです。
しかし、単に排外主義的、順応主義的、また、ある面では抑圧的ですらある社会を、それだけでファシスト的だとは呼べない、というのが私の見解です。

猪瀬氏は、「大江が隠喩としてのファシズムをもてあそんでいるとき、彼女は眼前のファシズムを語っているのである」と的確にコメントしている。

ソンタグ、あるいは、朝日的論調が戦後民主主義の論理的基盤としてきたハーバーマスも、NATOによる空爆を支持した。
「アウシュビッツを阻止するには、たった一つしか方策がない−それは戦争だ−」からである。
NATOは、いやドイツは、と言っていいかもしれないが、3年という長い間ユーゴの混乱を放置した末、最後には爆撃に転じた。

これとて、ソンタグが言うような単に人道的な決断ではない。その夜、ハーバーマスがこの決断がいかにやむを得ないものであったかをラジオでとうとうと語った一方で、
ドイツ軍参謀本部では、第二次大戦以来はじめて、ドイツ軍が国境を越えて活動したことに対して祝杯をあげていたという(シュピーゲルより)。
現実はどうしても清濁併せ呑まねばならぬ。ファシズムという簡単な言葉で語る事態の、いかに複雑なことか。

では、大江氏らの、そして世論の大半を形成していると思われる戦後民主主義的な考え方が言うファシズムとは、何なのだろう。
ちなみに、大江氏がこの記事で直裁に批判していた日の丸・君が代法制化の動きについての甘い認識に対しても、ソンタグはこう切り捨てている。

古いナショナリズムの道具立てを持ち出して情念を掻き立てる、哀れなほど貧弱な動きがあるというだけでは、私のなかでは、今の日本がファシズムや軍国主義に転じようとしているという確信にはつながりません。

237吾輩は名無しである:04/05/14 21:15
確かに日の丸=ファッショ、という認識はあまりに時代錯誤だ。いつもこの議論は、論点がアジアの人々の心境を考えろ、というふうに拡大していくことで、日の丸=ファッショという構図を維持しようとするのだが、決して議論が執着することはない。
なぜならば、ファッショという言葉があまりに曖昧で、集権的・抑圧的な傾向をすべてファッショと言い換えることができるからだ。

こうして見てくると、こうした議論が何度も繰り返され、かつ、成果を生まない問題点が見えてくる。たとえば日の丸がそうだが、
日本という国家が主権者として立ち現れるときには必ず、それを「ファッショ」という便利な隠喩で批判してるだけなのだ。(中略)

その状況は、今も変わらず続いている。よかれ悪しかれいろんな動きはあるが、日本が対外的な主権者としての表明をしなければならない、ということには変わりがない。
そして、国家が主権者としての表情を持つことへの嫌悪を曖昧な隠喩に託すような議論は、現実の諸前提を無視しているばかりか、己だけが普遍的な高みにのぼったかのような大変無責任なものである。

おそらく、ここ十年から二十年の間に、日本は国家として、大きな決断をしなければならない時期が来る。その決断とは、大雑把に言ってしまえば、アメリカにつくのか中国につくのか、という二択になる可能性が高い。
そしてまた、どちらとも仲良くする、というような子どものような結論が許されない、厳しい決断になる可能性が高い。

そのときに、主権者としての国家を「ファシズム」などと言って批判することは許されない。それは国益などというレベルではなくて、とりあえず、この国をベースとして暮らしている人々の生命や財産の安全を脅かすからだ。
曖昧な言葉で批判だけし、みずからへの批判をかわすのはわが国の論者に少なからず見られることだが、それが現実的な判断をゆがめる方向へ働くようなことは断じてあってはならないと思う。


そしてそろそろ、「柔らかなファシズム」といったいい加減な言葉を、ノーベル賞作家が使うからといってありがたがるのではなく、きちんと論理的に批判する力を、国内においても養いたい。
(後略)
238吾輩は名無しである:04/05/14 23:26
俺の周りの大江嫌いの奴も結局は「文体が合わない」とか
主観的な批判しかしてなくて、別にそれは構わないと思う。
ただ、そういう奴は大抵「大江はダメだ」って言ってる。
「好き嫌い」と『批判』を混同してる奴が、こと大江に
関してはやたらと多い。コピペの中の批判してる人たちは
どうなんだろう?実はただ「大江が嫌い」なだけではないの
かな、と思うときもある。全部が全部じゃないけどさ。
239吾輩は名無しである:04/05/15 00:13
谷沢が日本を駄目にした進歩的知識人の1人として
槍玉に挙げているが、
そんな影響力は現在はもちろん、
過去にも無いって。
それは別に左翼だからじゃなくて
右に属する福田(豚じゃない方)や
山本だって同じように、無い。
社会的影響力の殆ど無い論壇人や論壇オタが
叩きのネタに比較的知名度が高い人間を
あげつらってるだけ。
ま、政治的スタンスで判断したら
素人目にも分かりやすいからね。
ただ、政治といってもサンデー毎日の
政談レベルのものだけどさ。
240吾輩は名無しである:04/05/15 03:28
日本がダメだという認識では、
谷沢も大江も一致しているわけか。
241吾輩は名無しである :04/05/15 04:02
大江最高
242 :04/05/15 04:06
俺このスレとか見て、大江が評価されてるのを見て安心した。
大江の批評って、しょうもない政治的なものと、あとは初期は評価するけど、って感じのものばかりで、中期、後期についてはまともに取りあってるのってほとんどないんだよね。
思うに小説的なピークは中期「個人的な体験」「万延」なんだけど、
後期といえる宙返り、取り交え子、憂いがお、ってこれはこれですごく面白いものだと思う、それが「小説」的でないとしても。または、だからこそ。
大江じゃない人が描いたとしたら(ありえないけど)黙殺されるけど、
なにせ大江がこれらを書いてるんだよ。
で、加藤典洋が書いたりしてるんだけど、テクスト論破りとかちっちゃいレベルで書いてるからそれはそれでしょうがない。
憂い顔とかをテクスト論破りとかそういう視点じゃなくて、
大江が歩んできた小説家としての破綻という、でもそれはものすごく貴重で感動的な破綻として、とらえるような視点、
初期〜中期〜現在の日本の臨界点としてある一つの天才的な帰結として
現在の小説的破綻をとらえるような批評があるはずなんだと思う。
で、それが一番書ける人間は福田なんだよね。
多分、福田自身もそれはわかってるんだよ。
243吾輩は名無しである:04/05/15 09:11
大江健三郎
「広島、長崎のあの大きい犠牲は、償わなければならないと思います。
償うのは私たち(日本人)です。」
1994年10月17日京都で開催された講演会「世界文学は
日本文学たりうるか?」より
244吾輩は名無しである:04/05/15 11:10
【次元乱流】異次元コボちゃん【永劫回帰】
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1084576719/
245 :04/05/16 04:18
思うにジョイスからはじめちゃうやつって小説家になれないんじゃないのかなあ
大江が今になってジョイスって言い出すのはやっぱすごいよ。
源一郎とかほんとにしんどそうだし、でもあのまま駄作を書き連ねて生きていくのが
小説家というものだと思ってそうだったりして、とてもつきあってらんない。
あるいは丸谷みたく、早いうちから余生を過ごすってやりかただったり。
例えば春樹なんかを馬鹿にしてたりするんだろうけど、
どうしょうもないくらい春樹の方がでっかかったりするんだよねえ。
切ないはなしだよ。
246吾輩は名無しである:04/05/16 06:19
フィネガンやユリシーズのジョイスじゃなく、
ダブリン市民なんかのジョイスだったら
いいんじゃないの?
しかし、ヘンリー・ジェイムズや
アヴェ・プレヴォーから始める奴はいないねぇ…
247吾輩は名無しである:04/05/16 08:27
「自分の木の下で」の中の話です。
死にそうな大江少年に母が語ります。「あなたが亡くなっても
同じ人を生む。そしてあなたのことを全部話してあげる。」
これはとても心に残りました。人間とは何かのひとつの答えの
ように思いました。
248吾輩は名無しである:04/05/16 08:29
それは思い違いです
249吾輩は名無しである:04/05/16 08:38
えーっと、何となくですが挿し木のような考え方だなと思ったのです。
250吾輩は名無しである:04/05/16 09:09
左翼盲目病患者、大江健三郎(上) 米国同時多発テロ以降の情勢をめぐり、各国の左翼系文学者は、米国の軍事力によるテロリズ ムへの対応を批判する 発言を発表している。
ドイツのギュンター・グラス、英国のルシュディー、米国のスーザン・ソンタグ のほか、日本の大江健三郎もまたそのひとりである。
大江は、フランスの11月27日付け『リベラシ オン』紙で談話を発表している(多維網インターネットの報道による)。
グラスの発言は、自国内で多くの批判を浴びている。
同国の文芸界の重鎮マルセル・ライヒ=ラ ニツキーなどは、公開の 場面でグラス氏の共産主義を理想化した小説を思想性ゼロ、芸術性二流と評したうえで破り捨て る挙にでた。
ルシュディーは、途中で米国支持に態度を変更した。
ソンタグは『ニューヨーカー』誌において、世界貿易センター爆破は米国のイラク空爆と同じであ る、自らの命をかけて他 者の命を奪う人間は卑怯者ではないと主張した。
同誌の編集長の語ったところによれば、この文 章の掲載後、100通を超え る抗議の手紙が寄せられたそうである。
これはひとつの文章に対する抗議文としては創刊以来最 高の数だそうだ。
ほか、さ まざまな米国のコラムニストや批評家がソンタグのこの発言を批判しているが、たとえば『ワシント ン・ポスト』のチャール ズ・クラウスサマーは、ソンタグを批評するコラムの題に「鈍磨した道徳の声」と付けている。
『ワシ ントン・タイムズ』のデイ ヴィッド・リンボーに至っては、米国の強大な力があるからソンタグやその同類たちは安全な場所 でそんな話をしていられる 自由を享受できるのではないのかと厳しく批判している。
(そのほか、『ニューヨーク・タイムズ』に もソンタグの発言をめぐっ て多くの批判の投書が寄せられた由である。)
251吾輩は名無しである:04/05/16 09:12
大江の意見は、これら左翼人のそれと基本において変わるところはない。
骨子は、米国によるタリバンおよびビンラディン 氏への攻撃は、"疑わしい戦争"であり、"この戦争は、アフガニスタンの人々を苦しみに陥れ、
アフガニスタンという国家を 混乱に陥れるものである"ということと、同時多発テロの発生後、米国は"自らの失敗を認め"て反省すべきであった、軍事 的手段による報復はかならずさらなるテロを生むという点に尽きる。
軍事行動のはじまる前にこの発言がなされたのであれば、知性と常識に欠けた人間のたわごととしてまだ笑ってすませ られたであろう。
しかしタリバンは崩壊して戦争はほぼ米国の勝利に決まった今頃、これははたして正気の言か。
今回の戦 争でアフガニスタンにおける民間人の死傷者はほぼ皆無にちかいのである(民間人が米軍の攻撃によって死傷したという 情報はほとんどタリバン側の主張によるものであり、
第三者の情報源によって真偽が確認されていない。
つまりタリバンの 宣伝なのであり、タリバンの宣伝が全く信用できないのは定評がある)。
それにアフガニスタンの民衆はいま、街頭でタリバンの崩壊を歓喜して祝っているのである。
男は強制された髭をそり落と し、女は顔の被いを脱ぎ捨て、子供達は、5年間禁止されていた映画やテレビに夢中になっているのである。
そして国家とし てのアフガニスタンは国際社会の監視下で新政府発足の準備に入っている。
この新政権には同国の各方面の政治勢力が 参加してその意向が反映されるのはもとより、これまで社会的に抑圧される地位に置かれてきた女性にも門戸が開かれるはずである。
このただいまの現実を前にして、大江が"疑わしい戦争"と主張するのはいったいいかなる了見か。
どういう根拠があって 彼は、「この戦争は、アフガニスタンの人々を苦しみに陥れ、アフガニスタンという国家を混乱に陥れるものである」などと断 言するのか。
大江の目には世界が反対に映るのか。
それとも、大江は、タリバン政権支配体制が継続してアフガニスタン 国民は中世そのままの生活をしていればよい、専制支配のもとで呻吟し続けていろといっているのか。
まさかそうではあるまい。
252吾輩は名無しである:04/05/16 09:13
大江の、西側の軍事行動がさらなるテロの危険をもたらすという主張は、左翼の好む論法であ る。
米国は自らの失敗を 認めて反省すべきだというが、どういう失敗を認めなければならないのであろうか。
彼の論理に従えば、米国が"反省"して軍事的手段以外の方法でテロに対処すれば、テロリスト はテロ行為をやめて二度 とテロは起こらないというのだが、相手の誠意に感じてテロをやめるようなテロリストがどこの世界 にいるか。
大江は、武力行使はテロに応えるにテロを以てするということであり、邪悪に対して邪悪で応える ことであって、事態を悪 化させるばかりだと言う。
それを避けるためには、いかなる軍事行動も一切取らず、それによって みずからが文明人である ことを証明せねばならないと主張する。
では、ひとつ尋ねたい。
真珠湾攻撃の際、米国はそれまでの対日政策の"失敗を認め"て、対日 石油禁輸政策を"反省" して止めれよかったのか。
米国が対日戦に踏み切ったのは誤りだったか。
――その場合、おそらくアジア全域に日の丸の旗が翻る結果になっていたであろう。
さらに多数 の中国人や韓国人の生 命が失われたであろう。
そしてより多くの日本人の生命も失われていたはずである。
米国が日本と戦い勝ったおかげで、"事態を悪化させる"ことから免れたのではないのか。
米国が 氏の非難する武力を用いた結果、日本は降伏し、 アジア地域は大日本帝国の支配から解放された。
氏がその存在を長年批判し続けているところ の核兵器を使用したことによって日本の降伏は早まり、核を使わなかった場合よりもアジア諸国 の国民はもちろんのこと、 日本の軍人や民間人の死傷者も少なくて済んだのではなかったか。
253吾輩は名無しである:04/05/16 09:14
解決方法を持っているというのであればまだよい。
しかし彼らにはなんらの具体的な代案もない。
それでいて反対ばかりする。
没論理性と無責任さは、左翼の顕著な特徴である。
私は、日本人である大江が自国の軍国主義とアジア侵略の歴史を厳しく批判する態度を賞賛す るのにやぶさかではな い。
しかしその彼が米国の核兵器を非難し、さらにはこのたびのアフガニスタンに対する軍事行 動に反対するのはあきらか に矛盾である。
日本の軍国主義を打倒するために、武力のほかにどのような方法があったのか、 氏にききたい。
ドイツ人グ ラスがヒトラー時代のファシストドイツを強烈に批判するのもまた賞賛に値するが、彼が東ドイツの 社会主義を賛美し、西ド イツの資本主義を批判するのは理解に苦しむ。
グラスは東西ドイツの統一にすら反対だった。
共 産主義とファシズムは残 酷さという本質においては同一の存在である。
これがグラスに分からないのは不思議である。
だ いたい左翼陣営の人間の 知的水準はそんな程度だから仕方がないと言ってしまえばそれまでだが。
今回の米国のアフガニスタン軍事攻撃は、第2次世界大戦における日本との戦争と同じである。
戦後の日本は軍国主義 国家から民主主義国家へと変貌することができた。
アフガニスタンとの戦争は、さらなる危機では なく自由のための戦争で あり、未来の平和と民主主義のための正義の戦争なのである。
大江、グラス、ソンタグをはじめと する左翼文学者の最大 の誤りは、"平和主義"を振りかざしてあらゆる戦争に無差別に反対することである。
彼らには正 義の戦争と不正義の戦争 の区別ができない。
寛容と善意は、邪悪をかえって保護助長するだけである。
その結果、人類は さらなる災難に見舞われ、 払わねばならない代償はさらに莫大なものになる。
254吾輩は名無しである:04/05/16 09:46
平和が良い。それは誰でもそうなんだろうな。核兵器は何故あるのか。
何故落としたのか。もしあの時点で映像が世界に流れたらどうなったのか。
右翼と左翼がなければ飛行機は飛ばない。
255ixion ◆ySh2j8IPDg :04/05/16 09:55
>>246
いや、大江の影響で最近読み直したが、
ジョイスがあの歳で『ダブリン市民』を書いたのは
恐ろしいぞ…自分が作家を目指しているとしたら、
あれ読んだら確かに自分の書くものが恥ずかしくて
作家にはなれないだろうな、たぶん。

ヘンリー・ジェイムズ「から」ってわけじゃないけど、
中村真一郎とかはジェイムズとの影響関係を
論じられるね。
256ペスカトーレ:04/05/16 11:23
>>213>荒唐無稽なまでに真摯な大江健三郎という作家
>>221>肥大した頭脳がどんどん知識を取り込んで畸形化する大江文学
そういう大江の「怪物性」ってのは確かにあると思う。
>(締めくくり)にふさわしい全体を現すことを期待する
ってのは《最後の小説》への「荒唐無稽なまでに真摯な」期待じゃない?

>>219
そういう感覚はわかるねえ。山口昌男を読んでなくても
>読み応えがあって、おもしろければそれでいいんじゃない
わけだけど、山口昌男を読んでる人間がさらに楽しめる作品じゃなければ
ということじゃないのかな。
257吾輩は名無しである:04/05/16 11:27
>>255
ダブリン
258ペスカトーレ:04/05/16 11:27
>>231
『個人的な体験』はおれもいれないが、『いかに木を殺すか』または
『洪水は及び』を入れないのは流石といえるのであるかどうか。

>>246
ジェイムズやプレヴォーから出発する作家がいてもおかしくはないと思うが?

>>249
大江の「挿し木のような考え方」か。。。
森や樹木を愛する作家ならではかもしれないが、
そういう思想性が感性を上回ってしまうところに
大江の言語表現の「怪物性」と「無器用さ」があると思うな。

>>255
『ダブリン市民』を読んで「自分の書くものが恥ずかしくて」
作家にはなれないだろうなと思う人間もいるのか。。。理解不能。
259吾輩は名無しである:04/05/16 12:19
主観と批評の混同は
大江や文学以前の問題だし、そもそも問題外でしょう。
ルールそのものを無視している。
260吾輩は名無しである:04/05/16 12:32
>>255
自分は「畏怖する人間」であるという優越感ですか?

261吾輩は名無しである:04/05/16 13:16
丸山の死亡記事(朝日新聞)のわきに、大江健三郎のコメントが載っていた。これ
には笑ってしまった。このコメント(発言記事)だけが、きわめて印象的である。
新聞の追悼文は、次のように結んであった。

文化勲章の辞退のことで苦しかった時、先生から励ましの手紙をいただきまし
た。そこでの、現実派知識人への上品な軽侮が愉快だったことも思いだします。

ここで「現実派知識人」とは、自民党支持の保守派の言論人総体のことを指している
のだろう。そうすると、それとの対比で、丸山や大江は自分たちのことを、「理想派知
識人」だと考えていることになる。何の理想か?人類のあるべき理想か?大江のこ
の肚のすわった居直りに近い発言が、気に入った。丸山は大江と同じで、最後まで反省
しないで、反体制、反保守、反資本主義を貫く気だ。彼らリベラル派の日本知識人は、
反省なんかしないで、自分の足元の現実が、ずいぶんと意に反したものになってしまっ
たとしても、あくまで、旧来の自分の主張を貫いて、一貫するしか他にないのだ、と私
は思った。八〇年代に入ると、福田恆存が創始した「進歩的文化人」という言葉でひと
くくりにされ、軽蔑され、批判され、揶揄される時代になった。ソビエト・ロシア(ロ
シア・マルクス主義)=ソビエト帝国が滅んだのが九一年八月で、それから五年が過ぎ
て、反体制・反保守派は、社会全体からすればずいぶんと旗色が悪くなりつづけた。し
かしそれでも、朝日新聞(発売部数六百万部)に表われるごとく、こんなにも丸山たち
はまだまだ強い。私のような、「負け組」(やっぱり自分は間違っていたな、負けだっ
たと率直に認める考え)は、少数派であって、ほとんどは、ダンマリを決めこんで、日
本敗戦直後のブラジル日系人の「勝ち組」と同じく、まだ反保守のままである。どうや
ら「反体制」であることはやめたようだ。従来どおり反資本主義ではあるが、何を次の
信念の柱にするかは見つからない。そういう現状だ。
262吾輩は名無しである:04/05/16 13:17
丸山は、日本知識人の中では、ずばぬけて頭は良かった。丸山は、西欧政治思想が理
解できた珍しい日本人だ。だから、きっと西欧の近代思想家たちの伝統の方に逃れ出
て、そこを自分の柱(依りどころ)にして、生きたのだろう。即ち、丸山は知識・学問
伝統主義者だ。権力者や支配者を批判するヨーロッパ知識人の伝統に乗っかって行くと
決めたのだ。その丸山の本を読んで、それに頭の中だけ(生活は別だ)持っていかれた
者たちは、後に放ったらかしにされた。丸山のファン(信奉者)とは即ち、棄てられた
知識大衆だ。敗戦直後にファシストや天皇に棄てられたのも知識大衆だった。戦後、左
翼思想にしがみつき、のめり込み、そして、それに棄てられて、ろくな人生をおくれな
かったのも、知識大衆だ。自分を知識層だと勝手に思い込んだ大衆だ。数十万人の特殊
な大衆たちだ。結局、大衆であることに変わりはない。その代表は、公立学校の教師の
ような連中である。彼らが懸命に読んだのが丸山や大江の本で、丸山も大江も、つま
り、人だましが上手な言論商売人だった。副島隆彦『日本の秘密』

263吾輩は名無しである:04/05/16 13:29
>>261>>262
コピベかなんかしらんが
ひとりごとなら別のスレでたれな。
>>259
どのレスに対するものなのかわからん。
ロムる者の立場になってくれよ。
264吾輩は名無しである :04/05/17 10:22
大江さん、こわもてじゃないから安心される
265吾輩は名無しである:04/05/17 12:58
見掛けのおだやかさに安心してはいけないよ。たぶん。
266吾輩は名無しである:04/05/17 14:54
野依良治名大教授のノーベル賞の受賞式に、歴代のノーベ
ル賞受賞者も出席していた。その中に、「あの」大江健三郎の姿が・・・
有名な話だが、大江は、ノーベル賞受賞に際して、日本政府
から文化勲章を受ける話を断った。理由は、「国家から表彰
されたくない。皇室からもらいたくない」だった。
文化勲章を否定すること自体は、同じ日本人であることに恥
入るが、思想の問題だから、別にどうこう言うつもりはない。
しかし、だったら、どう考えてもノーベル賞も辞退すべきだろう?
なぜなら、ノーベル化学賞は、スウェーデン王立科学アカデミ
ーが国を代表して選定する。授与するのは、スウェーデンの
グスタフ国王だ。
国家が関与し、王室が授与するという点では、文化勲章も、ノ
ーベル賞も同じである。文化勲章がイヤなら、ノーベル賞だっ
ていらないというのが当然である。
大江は、それはしない。その理由は何だろうか?
日本人のくせに欧米の視点に立ち、日本をバカにしている
か、一億円以上の賞金に目がくらんだか、どっちかだろう。両方か?
大江がノーベル賞を受けたことにも腹が立ったが、その後の
記念講演も聞いていて呆れたことを思い出した。日本がイヤ
なら、さっさと心のふるさと中国か北朝鮮に行けばいいものを・・・
そして、今また、性懲りもなくスウェーデンに呼ばれてのこのこ
出ていく彼の気が知れない。「国家の指図は受けない!!
いちいち出ていけるか!」くらいのことは言えないのか?

恥知らずとは、彼のためにある言葉だとすら思う。
267吾輩は名無しである :04/05/17 17:02
>>266
・スウェーデン王室は嫌いではないが、日本の皇室は嫌い
・ノーベル賞は王室からもらうという匂いが世間にない
・ノーベル賞をもらうことで、日本人は、大江氏がスウェーデン王家を
崇拝したとは思わないが、文化勲章をもらうことは、皇室への敬意を
もろにあらわす行為ととられる。

のうちのどれかじゃないか。
それと、文化勲章を拒否する日本住人もいていいじゃないか。そんな
やつ、むしろおってくれ、、と思いたまえ。
268吾輩は名無しである:04/05/17 19:10
>>266
ノーベル賞と文化勲章
スウェーデンと日本
この差異をわからなくて長駄文書くのは痛いぞ。
恥知らずとは、266のためにある言葉だ。
269吾輩は名無しである:04/05/17 19:18
コピペにマジレスするのも同程度には痛いがな…
270吾輩は名無しである:04/05/17 19:35
269が一番イタタタタ・・・
271吾輩は名無しである:04/05/17 19:48
主観と批評って対立するのか?馬鹿かコイツ>>259
272吾輩は名無しである:04/05/17 23:43
>>258
>ジェイムズやプレヴォーから出発する作家がいても
>おかしくはないと思うが?

おかしくはないけど、
いないって事だよ。
まぁ、漱石や中村真一郎は読んでると思うけどね。
ただ、伊藤整がロレンスやジョイスを読んだようには
読んでないと思う(中村のジョイス理解はそうでもないか)。
プレヴォーを高く評価する安吾だって
それが出発点という訳でもないし。

273吾輩は名無しである:04/05/19 13:45
国家主義的な人って、大江を意識しすぎと思う。
274吾輩は名無しである:04/05/20 09:15
それは大江にいってくれ
275吾輩は名無しである:04/05/21 21:38
「明日への選択」2002年5月号掲載日本人劣化論仮面の国・素顔の国・四つの隣国論
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~asakyu/a_jouhou/a0205_26.html
メディアの言論犯罪に加担する人々 武田龍夫-

ところでメディアの言論犯罪に加担し、これと連帯する多数の学者、知識人、文化人たちが存在する。そこで彼らの正体と生態を紹介する必要が出てきた。それを次に論じよう。
(中略)
ひるがえって、同じ敗戦国日本の戦後には遂に一人のフィヒテも一人のマンも現れなかった。
代わりに現れたのは戦時中は「学界の一兵卒として君国に奉ずる」ことを誓って皇国を賛美しながら、戦後は左翼史観の独断的な立場から日本近現代史を暗黒に塗りつぶし、
教科書裁判によって同じ左翼偏向メディアから英雄視される醜悪な歴史学者だった。
また戦時中は「空の神兵」を作曲して「皇軍落下傘部隊」を讃えて戦意高揚に率先協力しながら、戦後は一変して軍部非難の弁を大新聞で語る作曲家であった。

この種の大小の学者、文化人たちは戦後カメレオンのように変色して巧みに時流を泳ぎ、反戦民主主義の知識人として華々しくメディアの上に再登場してきたのだった。
少年心にも私はそれを強い嫌悪と人間不信の目で眺めていた。

ある高名な政治家もそんな一人だった。彼は旧軍将校として帰国して廃墟の東京を眺め、「馬鹿な戦争をやって!」と感じた回想を雑誌に書いていた。
だがその言葉は戦時中にあって戦争に反対した者のみが言いうることではないのか? すべて結果が出てしまったあとの時点から過去を裁き批判するのは誰にでも出来ることだ。
誠実な人間はそういうことはしないものである。彼らは時代が激変すれば再び旧時代を非難するような人たちなのだろう−−。
276吾輩は名無しである:04/05/21 21:41
そしてその後の世代からも、当時の国際政治について何も知らないのに「バカな戦争をやって!」とテレビで同じセリフを吐き捨てた映画監督や作家や学者や知識人たちが踵を接するように舞台に上がってきた。
左翼勢力による旧日本断罪が時代の主流となったのである。そしてそれはのちにノーベル賞作家(因みにあるスウェーデン知識人は彼のことを偽と呼んでいる)を始め多数の文化人たちに引き継がれていった。

近年も戦時中の軍部の横暴から天皇批判から敗戦までを神のように予感していた少年を主人公としたベストセラーが百ヶ所以上もの誤りを指摘され非難される事件も起こっている。
平然とウソを書き、語る文化人たちが大手を振って言論界の中心を横行している。そして彼らは反国家、反皇室の点で共通である。
ハッキリ言えるのは、彼らがあの時代にあったなら真先に沈黙していたろうということである。

そして彼らの先輩は、あの全面講和を叫んだ学者、知識人たちである。
占領が国民精神に及ぼす回復し難いトラウマとなることを恐れた保守党と識者たちは早期講和を主張し、マッカーサー元帥またこれに同意していたのだが、
左翼学者たちは全面講和でなければ占領継続の方が良い−−とまで主張して、「朝日」、「岩波(雑誌『世界』)」を中心とする国民運動まで展開したのだった。
その後の国際政治の推移と日本の経済発展を思えば、そして長過ぎた軍事占領の精神的後遺症が未だに日本国民を呪縛していることを思えば、どちらが正しかったかは明白であろう。
これのみではなく、いわゆる左翼進歩的学者、知識人、メディアの対外問題での主張はすべて間違ってきた。その後の安保改定もPKO法もそんな墓碑銘の例である。

国内問題でもそうだ。オウム真理教への破防法適用に反対した公安審査委員会と、これを支持した学者、知識人、言論人たちを思い出すがよい。
そしてその後のオウム信者たちと各自治体の住民登録や入学拒否をめぐる騒ぎを見るがいい。

 この明白な憲法違反と人権侵害に人権派の弁護士始め沈黙したままだった。彼らがいかに信頼出来ない人種であるかが分かるだろう。
だから私は、「平和とか人権とか正義とかの言葉を弄ぶことだけは絶対しない」と言った人びとの方を信頼するのである。
(中略)
277吾輩は名無しである:04/05/21 21:44
社会主義の原罪を理解しない「進歩」勢力

さて、そこでこのいかがわしいいわゆる進歩的文化人(嫌らしい言葉だが)の系譜をたどると、敗戦後の左翼学者、知識人の源流に行き着く。政治的には共産党と旧社会党左派である。
戦後の「進歩主義」勢力はこの二つを水源としてメディア、労組、大学、市民団体その他に流れたわけである。これを便宜的に分類するならば、(イ)国際共産主義を信奉したいわば確信犯たち。
(ロ)これに付和雷同する心情左翼知識人及び大衆たち。(ハ)これを理想主義と錯覚した善意且つ広範な大衆に分けることが出来る。
ここでも(イ)に煽動され利用されて、その目的に奉仕する無自覚知識人及び大衆が問題の焦点となるわけである。
そして(イ)(ロ)にとっての拠り所であった社会主義とその祖国ソ連邦の敗北、崩壊にも関わらず、彼らは今なおその名残りの幻影を追い求め、
その目標追求を近隣の変形残存疑似社会主義国との連帯によって、旧態依然たる革命と社会主義を反日政策への転換、複合化によって実現しようとしているわけである。
(中略)日本の知識人たちも、西欧の知識人たちと同じ憧憬の感情をソ連邦に寄せ、そして戦後はさらに隣の社会主義中国にも同じ感情を移入した。
だが彼らは西欧の知識人だちが経験した幻滅を共有出来てはいないのである。彼らは未だに社会主義という排除の思想原理と憎悪の哲学の原罪性を理解していないらしいのである。

278吾輩は名無しである:04/05/21 21:47
ここでアンドレ・ジードを思い出そう。かつてジードの書いた『ソビエト紀行記』(一九三六)は当時の西欧知識人の間に轟々たる賛否両論の反響を巻き起こした。ジードは書いた。
「ソビエトによって実現された事業は十中八、九まで称賛に値する。すでに幸福の笑顔はいたるところに見受けられる。
そしてわれわれはどんなことがあってもソビエトを擁護するであろう。どんな国に行ってもソビエトほど深く強くヒューマニティの感情を感じさせる国はない(小松清訳)」。
(中国にはハエは一匹もいなかった。労働者たちの目は澄んで将来への希望に輝いていた−−と革命中国を熱烈に礼賛した日本の社会主義者たちを想起されたい)。

とにかく当時の日本の知識人もジードに応じて「われらが愛し称賛するのはソ連邦の現在より将来の可能性である」と触れ回ったのである。

ジードも当時の知識人の多くも、スターリンや毛沢東や金日成を生み出す社会主義の原罪性を見抜くことが出来なかったのである。知識人の愚かさと悲劇的な運命がここにある。まして日本の知識人においておや−−。

彼らは社会主義の恐ろしさを夢想も出来なかったのである。拷問や粛清や独裁的全体主義や弾圧や収容所送りや処刑や恐怖の洗脳や侵略性などを!だから大江氏も中国や北朝鮮を賛美し天皇、皇室を罵倒し日本を呪ったのである。
社会主義の暗黒の現実が明白になり、その祖国ソ連邦が自壊し、中国がなお一党独裁下で人権を蹂躙しチベットを侵略し、核大国と覇権国を志向し、北朝鮮が国民の自由を奪い、
何十万人も餓死させながら軍事力の増大に狂奔しているのを見て大江氏は何を思うや?
279吾輩は名無しである:04/05/22 16:55
無用な長文コピペはスルーしてと。
取り替っ子が文庫化になって読んでみたけど
これ確かにイイです。
280吾輩は名無しである:04/05/22 17:05
大江の中国賛美うざい
281吾輩は名無しである:04/05/22 19:59
>>279
憂い顔の童子もよいよ!
282吾輩は名無しである:04/05/22 21:59
>>278
大江は何も思いません
大江の初版はいまだに5万
東大出の小説家をスターに祭り上げそのご託宣を何か有難いものの
ように流布してきた構造はいまだにゆるぎない
そしてそれを受け入れてきた社会、心理構造も

それは左翼だけの問題ではない
283吾輩は名無しである:04/05/23 11:57
↑こーいうひとも他にも、最近の大江健三郎は新しい読者を獲得してるとおもうよ。
たとえ5万部でだったとしても。
なんていうか、まったく新しい読者。
284吾輩は名無しである:04/05/23 18:18
あいまいなのは?

 大江健三郎氏は、「あいまいな日本の私」と題したノーベル賞記
念講演をストックホルムで行った。そこには次のような一節がある。
 
 広島、長崎の、人類がこうむった最初の核攻撃の死者たち、
放射能障害を背負う生存者と二世たちが−−それは日本人にと
どまらず、朝鮮語を母国語とする多くの人びとをふくんでいま
すが−ー、われわれのモラルを問いかけているのでもありまし
た。

 「核攻撃の犠牲者たる日本人が、なにか特別のモラルを持たなけ
ればいけないそうだ。投下した者のモラルは問わないわけである。
」とは、谷沢永一氏の評である。これが国際常識であって、大江氏
のもってまわった言い方と、その非常識な内容とでは、聴講者は何
を言っているのか、分からなかったであろう。内容は単に50年前
の東京裁判史観とマルクス主義史観であり、その後の歴史学の進歩
などは、まったく省みられていない。

 大江氏の思想は、1950年代の冷戦時代から一向に深化していない。
それがそのまま化石のように残されているのは、本人のIntellectual
Dishonesty と、それを覆い隠すもってまわったあいまいな文体の
故である。この講演は「あいまいな日本の私」よりも「日本のあい
まいな私」と題すべきものであった。
285吾輩は名無しである :04/05/24 09:51
谷沢って、実は大江オタみたいに思えてくる。
気にしすぐというか。
286吾輩は名無しである :04/05/24 10:52
気にしすぎ
287吾輩は名無しである:04/05/24 12:10
昭和5年から20年生まれくらいまでは大江は神様
華やかな活躍を指をくわえて見ていた劣等感の塊
288吾輩は名無しである:04/05/24 16:34
大江にはもっといろんな現在の日本の作家を貶めてほしいんだけど。
もちろん褒めてもいいけど、期待するのはやっぱり高度な電波っぷり全快なので。
そういうポジションでもおかしくないんだけどなあ。
大西巨人みたいな硬派な作家の方が
阿部和重だの宮部みゆきや桐野夏生だのにあれこれ言ってるし。
でもその内容が正統すぎて個人的には物足りない。
やはり大江にわけわからんことを言ってほしいのですが。
289吾輩は名無しである:04/05/26 20:38
大江の読者ってのは、批判を個人的感情のレヴェルでしか評価できんのかね?
290吾輩は名無しである :04/05/26 21:24
>>289 (・∀・)ニヤニヤ
291吾輩は名無しである:04/05/28 10:57
キチガイ読者の癇に障ったか
292吾輩は名無しである:04/05/30 19:54
いかさま、ということで思い出すのは、大江健三郎である。彼は、最近世間
を騒がせている北朝鮮拉致問題について、何も語っていないようだ。
何人かの友人に確認したのだが、そういう記事や文章を読んだことがない、と言っていたから、
南雲翁の寡聞が原因ではないようである。
 では、何故、南雲翁が、大江健三郎に北朝鮮問題について語ってほしいかという
と、かつて彼は、「北朝鮮こそ地上の楽園」的な発言を繰り返していたからである。「金日
成こそ真の指導者」と言っていたかどうかは忘れたが、少なくとも「君は北朝鮮の少年の
瞳の輝きを知っているか。今の日本の少年は駄目になっているから、ああいう瞳の輝きを
持っていない」という発言は繰り返ししていたのを、南雲翁はよく覚えている。だいた
い、大江健三郎は、北朝鮮帰国事業を推進した寺田五郎と共に、北朝鮮シンパである、
という事実は、ノーベル文学賞受賞以前はよく言われていたことである。が、以降、まったく聞かなくなった。
 だから、マスコミは、インチキだというのだ。大江健三郎の北朝鮮擁護は、かつて
第一次戦後派などが、共産主義者だったものを昭和8年以降に転向させられ、さらに昭和
20年の終戦を期にまた共産主義に舞い戻った、みたいなものは違い、明らかに堅牢な意
志によって行われたものであるといえよう。それが、拉致疑惑が持ち上がって以降、大江
健三郎は、自著の中から巧みに北朝鮮についての発言を削除してしまっている。これは、
明らかなインチキだと思うのだが、はたしてどうだろうか。もっとも、文学に携わる人間
がインチキをすることは、小林秀雄を戦前から読んでいる人なら、容易に想像出来るだろう。
また、いかさまやインチキなら南雲翁だって、時々やらかす。やらかすけれども、そ
れはすぐに見破られることが多い、というのは今回関係ない話だ。
 ただ、なべて「世はいかさま」。とすれば、大江健三郎の件にしろ、あるいはもっ
と別な問題にしろ、真っ先に眦を決しても意味はない。ただ、じっくりと、何がいかさま
かそうでないかを見極めるだけだ。さて、今度の内閣は、いかさまか、否か。民主党と自
由党の合併は、いかさまか否か。世はいかさまだから、面白い。
平成15年09月25日 by 南雲翁(なぐものおきな)
293吾輩は名無しである:04/05/31 18:50
大江健三郎を思想家だと勘違いしてる人間がいるようだ。
294ixion ◆ySh2j8IPDg :04/05/31 19:15
大江の小説を読めない人ってのは、大江の「思想」
(なんて大それたものがあるのかしらん)を語ると
この小説家を知った様な気になれるので、楽なんだよ。

小説の中に読むのではなく、自己の中に読む方が
はるかに簡単だからね…。
295吾輩は名無しである:04/05/31 22:30
しかしまあ、大多数のマスコミも大江の小説を論じるよりも
大江の「思想」を取り上げて、持ち上げることの方がずっと多いからな。
世間に登場する大江は正に「思想家」であって
それを権威付けるものとして「ノーベル賞作家」
という肩書きがあるというところだろう。
296ixion ◆ySh2j8IPDg :04/05/31 23:25
そーなのかぁ??<世間に登場する大江は正に「思想家」

俺にとっては「極私的〈知性構築〉肥大症候群患者」の
症例文学を書いてくれる、稀有な(というか一人しかいない)
小説家なんだがなぁ…
(それに対する「極私的〈怨恨妄想〉肥大症候群患者」
は、もちろん笙野頼子だ)。

だいたい、ベンヤミンの「メシヤはアンティクリストの征服者
として来る」なんてのを引用して違和感がない、さらには
それが「構成」としてしっくりくる小説家なんて、大江ぐらい
しかいないわけで。

まぁ、自分で物事の判定ができず、「壁の前で立ち止まる
奴」ら(あてこすりだ、もちろん^^;)が、ノーベル賞とかの
「権威」に過剰反応してる様ってのは、裏返せばなんつーか
権威に尻尾振ってるだけであって、ツマラン。一生他人の
言葉をコピペしながら死んでくれ、ってな感じで。
297吾輩は名無しである :04/06/02 22:07
http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200301/
週刊ダイヤモンド/続・憂国呆談
連載 第七回「続・憂国呆談」番外編Webスペシャル
2003年1月号
浅田彰
それにしても、そういうとき大江健三郎が出版社なら
出版社のトップに苦情を持ち込むのはよくな
いね。本人は世界から迫害されてるマイノリティのつもりらしいんだけど、
実際は押しも押されもせぬ大作家なん
だから、そんな人がトップに苦情を言ったら下の人間がどうなるかぐらい
想像できそうなものなのに。『週刊朝日』で大江の連載が始まった、
その少し前に「虫」っていう匿名書評子が大江の『憂い顔の童子』
の批判を書いたら、直後にその書評欄の連載が打ち切られ、
編集長も交替した、あれも変な話だよね。僕は『取り替え子』と
『憂い顔の童子』は最近の傑作でものすごく面白いと思ってるんだけど、
もし本当に大江の圧力があったとしたら
許しがたいと思うよ。
298吾輩は名無しである:04/06/04 05:39

以下のコメントはどういう作品のことでしょうか?

>ところで大江って、Bじゃない?
>作品にB民の生活ぽい描写があって、
>どうみても実体験にしか思えない。

あーー、、おれもそう思った。
おれも小説たくさんよんできたけど、
女の描写がうまいのは全部女の作家だし、
サッカー選手の描写がうまいのは全部サッカー選手の作家だし、
犬の描写がうまいのはなんとまあおれが知るかぎり全部犬(生物学的に)。

とりあえず例外と思ったのは藤村の「破戒」かな。
あれは「外部」を描くこと=文学と定義したひとつのしるしだね。
299吾輩は名無しである:04/06/04 13:46
枯木灘
300吾輩は名無しである:04/06/04 14:43
大江さんは部ではないと思われ。エッセイ読むべし
301吾輩は名無しである:04/06/04 15:06
右翼の指導者の息子なの?
302吾輩は名無しである:04/06/04 15:43
>>298
「奇妙な仕事」か?w
303吾輩は名無しである:04/06/04 16:07
http://www.asyura.com/sora/bd19991/msg/504.html
『解放』1547号“大江健三郎が決定的言辞”より

"大江健三郎が決定的言辞
「脅迫状と『懲役13年』はすっかり性質の違う文章」
「A少年が犯人かどうか分からない」"

「ノーベル賞受賞者フォーラム」が、十一月十九日に約七〇〇名の聴衆を集めて札幌グランドホテルで開催された。
この「フォーラム札幌セッシヨン」は、
立花隆をコーディネーターとして大江健三郎と利根川進が特別対談をおこなう、と
いうことを大々的におしだしておこなわれたものであった。
この「特別対談」は、「仮説・実験・確認の自然科学の方法にこそリアリティがある」と言う利根川にのっかったつもりで
大江が、「マルクスは自然科学に無知だったからソ連も崩壊したんでしょう」などとあらぬことをわめいてオダをあげ、立花が「千年のタームでものごとを語れてるのは自分と埴谷雄高しかいない」などと一人悦に入るという調子であり、
およそデタラメで知性のひとカケラも感じられないものに終始した。
そもそも会場から「質問用紙」を集めておきながらそれを完全に握りつぶし、
中略
後半にいたってついに会場から声があがった。
「会場からとった質問状をとりあげないのはどういうことですか。
大江さんの好きなサルトル的精神で聴衆と議論をすぺきではないですか!」と。
とっさに大江は目を伏せる。
再び会場から声があがった。
「神戸事件でA少年はいま関東医療少年院に閉じこめられている。
大江さん、あなたはこのA少年を、読売新聞『人生の細部』で犯人だ、と言いましたよね……。
しかし、『懲役13年』は、この少年に書けるのか」と。
ざわついていた会場は水を打ったように静まりかえる。
中略
発言者そうですよ。それ(『懲役13年』)について、大江さん、あなたはずっと語っていない。そこを問うているんですよ。
大江いや、違う違う。中略

大江答えますから!僕への問いかけに答えますから。
……私が書いた文章はですね、誰かが言われた警察のリークとかとは無関係に、脅迫状とされているものが少年によって書きうるのかどうかについて分析して、これを書きうると私は考えて、書きました。
304吾輩は名無しである:04/06/04 16:08
それは、この少年が事件全体とどうかとか、次の文章(『懲役13年』)を書いた人聞だということについて論じたわけではない。

脅迫状と『懲役13年』とは、文集がすっかり性質が違ったものだったと私は考えていますが、それほまあ、文章の上で。あの、最初の文章の分析との関係が、直接に文体論としてあるわけではないので……
……第二番目に少年が犯人であるかどうか、僕にはわかリません。」

さらに別の参加者が、大江が書いた「人生の細部」が載っている読売新聞をかざして言う。
「いま、犯人かどうかわからない、と言ったが、ここに『(A少年は)自他を破壊する犯罪の主体となった』と書いているじゃないですか!」
大江犯人とは言っていない!
最初の脅迫状は少年に書きうるものであると書いた。それが僕の結論でね。文学の問題として。
それから、あと、少年が犯人であるかどうかをいうことは、これから裁判で……あるいは将来にわたつて判断していくことで。
私に答えうることは最初の文章が一般の一人の子供が書きうると言ったまでで。
会場のあちこちから「ごまかした!」の声。
「『懲役13年』はA君が書いたものではないと認めるのか!?
「A看が犯人だと言ったことを撤回するのか?」
つぎつき声があがる。

大江……、……。
かくして大江は完全に沈黙。席にへたり込み、眉間にタテ皴をよせ、うつろな視線を宙に標わせながら、イライラと右手の指で机を叩きつづける。
気をとり直した立花が、「時間、時間」と言いながら大江への最後の質問を読みあげ、意気消沈した大江がそれにそそくさと答えて「札幌セッション」は打ちきり。
「特別対談」の演者たちが脱兎のことく演壇から飛び出して、しらけきった「ノーベル賞受賞者フォーラム」はお開きとなったのであった。
わが同胞のイデオロギー的弾丸を浴びながら、この一年聞沈黙を守りつづけてきた大江健三郎は、ついに決定的な言辞をはいた。「脅迫状と『懲役13年』とは、文章がすっかり性質が違ったもの」「A君が犯人かどうかわからない。
犯人かどうかは、裁判が、あるいは将来にわたって決めること」というよう
に。だがしかし、一片の反省の言もなく。また、過去の己れの言動はなおも正当化しつつ。

「ノーベル貨作家」大江は、かくもハレンチなのだ。
305吾輩は名無しである :04/06/04 16:33
というか、大江さんがそう的外れとも思えないけどな。
306吾輩は名無しである:04/06/04 18:21
大江を読むということ、その「可能性の中心」において読むこと。
それは、大江の小説作品に怪物性を見ることになるのだろうかね。
307吾輩は名無しである:04/06/04 18:40
ixionはいつになったら
HP更新するんだ
日記書いてた頃が懐かしい
308吾輩は名無しである:04/06/05 00:08
大江さんを批判してるスレはここですか
309国文学生:04/06/05 14:37
卒論大江ってどうよ?
310吾輩は名無しである:04/06/05 20:01
卒論大江っていいんじゃない。がんばって。
311taitbana takasi 談:04/06/06 15:09
上記の秘書が出版した本に載っていたんだが、信州大学ではオウムの麻原を
講演で呼んだことがあるらしい。そこで信者となった馬鹿な奴もいるみたいで。
理系のロジックと宗教のそれとはどこか似通っているところがあるので皆さんも
気をつけて。
 
312吾輩は名無しである:04/06/07 09:26
ノーベル賞に思う

大江氏はノーベル賞授賞の直後に
「自分は戦後民主主義を信奉する立場から、天皇の文化勲章はいただくわけにはいかない」と言ってましたが、
私はこの人がどこまで本気で民主主義を信奉しているのか疑問です。
「ヒロシマ・ノート」という本が出たころは、戦後民主主義の旗手といわれ私もそう思っておりましたが、今から十年くらい前、大江氏は自ら発起人の一人となって核兵器廃絶
文化人会議とか言う組織を結成し「核兵器廃絶に向かって直ちに行動を起こそう」という声明を出したのでしたが、
これに対して週刊誌から月刊誌から総動員して猛烈な攻撃をしたのが文芸春秋だったのです。
しかも、大江氏は文芸春秋が主催する芥川賞の選考委員をしたり文芸春秋から本を出版して同社の利益に貢献したりしておりました。
その点に疑問を持った本多勝一氏が公開質問状を出して
「あなたは核兵器廃絶を人に呼びかけておいて、その廃絶運動を最も熱心に攻撃する文芸春秋の選考委員を引き受けたりしているのはおかしいのではないですか?」
と問いかけたのですが、すぐには返事をせず、何度も質問を繰り返すと事実とは違うことを言いたてて人をくったような返事をする。
それでもついに行き詰まって芥川賞の選考委員を辞退することになったのですが、新聞の取材には「今回の辞任は核兵器廃絶運動とは何の関係もない」と言いつつべつのメデ
ィアには「しょうがないから辞めたんだ」という。
それから三年くらいたってほとぼりが冷めたころに、誰も知らないうちにいつのまにかまた芥川賞の選考委員におさまっている。
大江健三郎という人はそういうことをする人なのです。ここまでは事実です。
ここから推量して、口では革新を標榜しながら裏では反動資本と結託する人物、と断定しては失礼にあたるでしょうか?
313吾輩は名無しである:04/06/07 22:42
お疲れ様です
314吾輩は名無しである:04/06/08 15:50
初期のホラーみたいな短編読むと、「いい人」じゃないというのはよくわかる。
「バスケットケース」とか「イレイザーヘッド」みたいな鬼畜系の映画と
似た匂いがたちこめてる。「エレファントマン」みたくオブラートに包んでも
隙間からしみだしてくる腐臭。
そういうものを否応無しに引きこんじゃうとこがよいかなぁ。

315吾輩は名無しである:04/06/08 16:11
「政治少年死す」って面白かった?
316吾輩は名無しである:04/06/08 19:51
今日の朝日で大江さんがニルス・ホーゲルソンの不思議な旅について語ってたぞ
317吾輩は名無しである:04/06/08 19:52
>>315
プリントアウトしたが読んでないな。
面白いんだろうか?
318吾輩は名無しである:04/06/08 20:16
面白いよ。
「セヴンティーン」を文庫に収録されているパートだけ読んで満足しているのは片手落ちだよ。
319吾輩は名無しである :04/06/08 22:49
http://homepage3.nifty.com/bhind/krm1.htm
かって真実だったもの 

あれは何で読んだのだろうか、大江健三郎の、おそらく昭和30年代に書か
れた文章だ。「祖国」たる北朝鮮に「帰って」行く「在日」の人々を"賛美"
した文章だった。その当時、盛んに在日韓国朝鮮人の人々の、北朝鮮への「帰
国」運動が行われていたのだった。
 大江の文章は、北への「帰国」を選んだ人々の爽やかな笑顔の印象を語り、
また、「帰国運動」に抗議してデモを行う韓国の学生たちを、政府の指令に従
って動いているだけの愚劣な者たち、として描き出していた。
 もう一つ。いまだ未見なのだが、吉永小百合が"青春スター"だった頃の、
「キューポラのある街」なる映画がある。その映画の一挿話に、やはり北への
「帰国」を手に手を取って果たそうとする「在日」の若いカップルの出発を友
人たち皆が祝福する、などというシーンがあるそうだ。一度見てみたいと思っているのだが。
 この「帰国運動」が、どのような結果になったのか、「帰って」行った人々
がどのような運命をたどったのか、我々はすでに知っている。帰国体験者の証
言や、公表された手記によって。それが、いかなる悲劇への招待状であったかを。
 だが、大江が「北への帰国者」の清々しさを語り、映画のフィルムに「北」
において実現されるであろう幸福な新婚生活を信じ夢見る若いカップルの姿が
焼き付けられたあの時代、
そんな"事実"は、誰も知らずにいたのだ。少なくとも"こちら側"において
は。その頃、"こちら側"の人々は、別の真実を信じていたのだった。
 そして、その"真実"が幻想だったと分かってしまった今日。幻想だった
"真実"を賛美してしまった人々は、その件に関して口をつぐみ、まるで何も
なかったように、そんな過去への責任を放棄したままである。
2002年10月 6日(日)
320吾輩は名無しである:04/06/09 18:40
雨の木を読んだ
面白くない。やたらと内容が詰め込みすぎててわけわからない

しかし、圧倒的な質量をもってそこに「ある」物語だと思った
今の俺にはまだ読めない。理解できない
321吾輩は名無しである:04/06/11 10:51
ヨーロッパ的な人だという気がする。

本当の自分はさらけ出さない。
322吾輩は名無しである:04/06/11 11:03
万延元年のフットボールって
京極夏彦の京極堂シリーズに内容がそっくりじゃないか。
ぱくりはいかんぜよ。
323吾輩は名無しである:04/06/11 12:20
下手糞な釣り・・・
324吾輩は名無しである:04/06/11 12:50
「政治少年死す」は絶版(最初から)らしいが、大江の作品は、現在までの作品がほぼ文庫本化などの形
で残ってるんだよな。これは作家として珍しいよ。新潮・岩波から全作出てる漱石と大江くらいじゃないか?

ただ、大江の新潮社から出てる作品で、売れてない部類のは、最終印刷が平成8年とかになってる。
例えば同時代ゲーム辺りだけど。
それらの作品は、売れ次第絶版になる可能性大だな。
持ってない人は今の内に買っておいた方がいいと思われ。
325吾輩は名無しである:04/06/11 14:25
戦後民主主義という自己欺瞞
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/kak3/1305102.htm
(前略)
 戦後民主主義という名前の思想運動は、日本的なものを否定し、
アメリカから押し付けられた憲法体制を、盲目的かつ後生大事に守り続けてきた。
戦争によって受けた心の傷を見ないように見ないようにしながら、50年過ごしてきた。
アメリカににらまれないことだけを考えてきたのだった。

 数年前、作家の大江健三郎氏は、クリントン前米大統領の原爆投下謝罪は必要ない、
と長崎の講演で言った。このコトバを自分なり
に意味づける作業を通じて、私は戦後民主主義の正体を感じ取った。

 戦後民主主義という思想は、敗戦とその後の混乱の時代に、命あってのものだねだ、
過去は忘れてアメリカのいいなりになろう、何が正しいかなんて考えないほうがいい、
深く根源的に考えることは危険だ、といった風潮とともに生まれた
欺瞞に満ち溢れた思想だったのだ。

 この思想があるから、今の日本の政治家も、ジャーナリストも、
財界人も、官僚も、みんな発想が硬直して、事大主義的になってしまい、
正しくものごとを判断できない。
戦後民主主義をすべて否定しない限り、日本はよくならない。敗戦の心の傷を直視し、
それを癒して、乗り越えないかぎり、日本の混乱は続く。

 閉塞した日本の状況をうち破るのは、表面上威勢のいい石原慎太郎さんのような
政治家ではなく、ロマンを捨てずひたすら現場と住人の意見に耳を傾ける
田中康夫さんのような政治家だろう。戦後民主主義の否定は
、国民の生活感覚に基盤をおいてしか行いえないからだ。

得丸久文
326吾輩は名無しである:04/06/11 22:42
>>324
ギリアク人とか夜とかってもともと売ってない気がする。
327吾輩は名無しである:04/06/12 14:43
青年の汚名
夜よゆるやかに歩め
孤独な青年の休暇
328吾輩は名無しである :04/06/12 21:55
「部屋」とか「ヴィリリテ」とか「勇敢な兵士の弟」とか、
昔の全集じゃないと読めないのがわりとたくさんあるよね。
329吾輩は名無しである :04/06/12 23:16

http://hiroshima.cool.ne.jp/hi_bi/h141114.html
平成14・11・14・木

かつて今ほど拉致問題が国民に関心を持たれていなかった頃、横田さん夫妻が街頭で署名活動をしていた時、そのすぐ側で総連関係とおぼしき在日朝鮮人と左翼とおぼしき日本人達が
(でっち上げの)従軍慰安婦に関する署名活動を始めて横田さん達の活動を妨害した事もあったそうです。
その様な数々の苦難を乗り越えて被害者家族は今日まで活動を続けているのであり、その彼らに対して左翼はこの期に及んでもなお"揺さぶりや分断"などの妨害を執拗に仕掛けていくつもりのようです…
私は拉致被害者及び御家族の皆さんを心から応援したいと思います。在日朝鮮人と左翼日本人以外の国民は全て皆さんの味方です!

ところで戦後日本の民主主義をリードしてきたとされる"進歩的左翼文化人"達はなぜ沈黙しているのでしょうか?彼らが戦後言論界をミスリードしてきた罪は非常に大きい…特にノーベル賞受賞者の大江健三郎…

「自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから…」
「日本の青年にとって未来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけられているのでない。」

彼はかつてこのような(訳の分からない)事を述べ、朝日あたりと共に北鮮は"地上の楽園"と賛美し"北鮮帰国事業"を煽り、結果として餓死者などを増やす事に加担し、"日本人妻"の問題を生じさせた罪は極めて大きいと言わざるを得ないでしょう。
退場すべきは当然として、その前に自身の戦後の"主体的責任"を自らの言葉で総括すべきであり、"沈黙"は決して許されるものではありません!

最後に…以前より何度か記述していますが21世紀の今日、"かつては進歩的""今では時代遅れ"の左翼系政治家・文化人・知識人…を、今後全て退場させなければならないと考えます。
世論を動かし、日本を"殴られた後に殴り返せる国"ではなく"殴られる前に殴り倒す国"という当たり前の国家に戻すべきなのですから…、当然"話し合い"が前提としてあるのは言うまでもありませんが、最終的には国際社会では「力の論理」が物を言うのですから…
330吾輩は名無しである :04/06/15 16:22
>>329
どうでもいいけど、過大評価しすぎじゃないかな。
意識過剰と言うか。
331吾輩は名無しである :04/06/18 09:33
谷沢はコンプレックスだろうな
332熱液浴夫 ◆xsnIkAi182 :04/06/18 09:55
>>329
大江ってでも北朝鮮が海岸で拉致してるって書いてたからな。
だいぶむかしに。
333吾輩は名無しである:04/06/18 10:32
http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/nikki02-12.htm
橋本裕の文学・人生日記帳
12月15日(日)地上の楽園・北朝鮮

以前、金日成が支配する北朝鮮を、多くの人々が「地上の楽園」と呼んで賞賛した。そして、この「地上の楽園」を目差して、1959(昭和34)年から数年間で、9万3千人以上の在日朝鮮人の人々が祖国へと帰っていった。
あれから40年、帰国した人々の悲惨な状況が明らかになってきている。多くの人々が財産を没収されて収容所に収容され、そこで餓死していたというのだ。

当時、フルシチョフのスターリン批判を受けて、北朝鮮の共産党上層部でも金日成個人崇拝批判が噴きだしていた。そしてこれを押さえるために大規模の「粛正」が行われていたという。「地上の楽園」どころか、「地上の地獄」だったわけだ。
このことを看過して、この恐るべき独裁体制を地上の楽園などと賞賛し、帰国運動キャンペーンに荷担した人々の中には、後にそのことを悔いて、彼らの支援活動に半生を捧げている人たちもいる。

たとえば、現代コリア研究所長の佐藤勝巳氏は、かつて日本共産党の活動家として在日朝鮮人の帰国運動を支援していた。
しかし、帰国者の多くが日本に残った親戚に生活物資を送るよう依頼してきたり、北朝鮮の厳しい現実を伝えてきて、次第に「地上の楽園」という宣伝文句が嘘である事に気がついたという。
以後、北朝鮮の内部情勢に関する調査分析に全力をあげ、北朝鮮に拉致された日本人の救援のために積極的な支援活動を展開している。

しかし、総連をはじめ、日本共産党や社会党、朝日新聞など、この運動を支援した組織や進歩的知識人の多くはこの問題をあいまいにしている。
その中の一人として、ノーベル文学賞の大江健三郎の場合をとりあげてみよう。
334吾輩は名無しである:04/06/18 10:35
<結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にとめた、スウィッチをいれる、画像があらわれる。そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、そして息子の家族に自分だけ朝鮮にかえることを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というようなとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった>
(わがテレビ体験、大江健三郎、「群像」(昭36年3月号)>

大江氏のこういう文章を読んでいると、戦前の天皇制賛美の精神とほとんど同じメンタリティを彼に感じずにはいられない。
テレビや活字を信じ、客観的な分析も裏付けもないまま、北朝鮮が「地上の楽園」だと思い込んでしまう。そして、自分にそうした祖国がないことを手放しで悲しみ、精神の平衡まで失ってしまったというのだ。

その後、彼がこの錯誤について真剣に反省し悔やんだということを聞かない。人々の救済について、なにか行動したということも聞かない。
ヒューマニズムについてのペダンティックで晦渋な文章を書き、レトリックに満ちた高邁な発言を繰り返すばかりのように思われる。

私は彼の文学的業績について、かっての愛読者として一定の評価をしつつも、彼の人間性についていささか不信のまなざしを向けている。
正直に言うと、彼はペテン師ではないかと思っている。まあ、昔から文壇などというものは、詐欺師と偽善者のたまり場のようなものなのだろうが・・・・。

<今日の一句>冬の雁隊形くずれて空に舞う裕
335吾輩は名無しである:04/06/22 23:29
コピ平の引用元は暇なときに律義に(URLがない場合はググって)
見てみたけど、特に共通したものがあるわけじゃないんだよな。
その度にコピ平の思想について考えてしまうわけ。結局、ただ単に
大江を叩きたいだけじゃないのかと…。

いや。叩くのは別にいいよ。大江は「天皇」じゃないし。ただ、こうやって
他者の言説を執拗に引用することが、彼に何の意味があるのかと…。
もっとも、コピ平が在日朝鮮人の人だったら、わからなくもないが。
336吾輩は名無しである:04/06/25 18:22
真正面からむきあえずイヤミをいうことでしか反応できないのが哀れなんだよな・・・
337吾輩は名無しである:04/06/25 18:32
大江が「天皇」じゃないというのは違うと思う。
なぜなら、大江は「障害者」、「原爆」等等、現代社会の「絶対正義」を利用してきた作家だ。
それに「天皇」批判はタブーではない。まあタブーだと思っているのならしょうがないけど
それも大江的な大げさな態度ではあるね。核戦争で世界が滅びるくらい、リアリティーの
ない反応だ。ま、>>336のいうようにただのイヤミだろうけどね。ひょっとしたら天皇批判を
許さない大江読者がいてもおかしくはないがw
338吾輩は名無しである:04/06/26 19:40
http://www.sabaneko.jp/wp/index.php?cat=42004/6/14
ねここねこクラシック日記:blog
定番の3バカ老人集合!
Filed under: General 妄想日記 プロ市民・キチガイ左翼 朝日新聞? かんな @ 4:13 pm

大江健三郎氏ら9人「九条の会」結成 改憲に危機感表明

あー、いつものメンツですね。加藤周一、大江健三郎、小田実という典型的左翼が揃いまして、
いつものアレです、ほら、あの、
「9条があればどんなときも平和☆ だってあたしたち、素敵なんだもの☆」
というやつです。後半意味不明。
しかし、小田実はまだいいとして、加藤周一や大江健三郎は下手に有名なだけによけいにタチが悪い。
大江健三郎はちょっとナニなところがあるからいいものの、
加藤周一なんて絶対的存在じゃないですか。知識人として。
この手の人らが言ってるんだから間違いない!と信仰する人がいるしなぁ……。いやはや。
339吾輩は名無しである:04/06/28 11:47
>>338
まあそう言いなさんなってw
340吾輩は名無しである:04/07/02 16:19
>>338
リンク先見てみたが2chの書き込み丸写ししたような文章で笑えるな。
341安永透:04/07/09 02:36
大江健三郎さんの「小説の方法」は素晴らしかった。あれが1978年に出たから
村上春樹さんも「風の歌を聴け」を書けたのだと思う。イメージの分節化(章の分断)
道化(犬の漫才師)肉体的な引き下げ(小指のない少女)、など大江さんの方法論を
きっちりと学んでいる。
342吾輩は名無しである:04/07/09 09:04
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/3250/noriasa/mondai2.htm
◆元在日朝鮮人?@北朝鮮
よくマスコミでは、「脱北元在日朝鮮人」という言葉を使います。
「元在日なのだから、脱北した人は日本が受け入れてあげるべきだ」という論調です。
(中略)
その「元在日」さんが、昔なぜ北朝鮮に行ったのか?
それは、北朝鮮が「ここは地上の楽園だから来なさい」と言ったからです。
日本国内では朝鮮総連が北朝鮮に「帰国」させる運動を行いました。
そして、「地上の楽園」を宣伝したのは朝日新聞を始めとする「左翼思想に毒されたマスコミ」でした。
今でこそ、ソビエトや中国のような社会主義の国は全て失敗して崩壊、方向転換、または北朝鮮のようになって、はっきり「社会主義はダメ」という答えが出てます。
が、一昔前は、「労働者が主役の平等な社会」を理想とする考え方は、まだ色あせてはいなかったようです。
そして、そういう社会がいいと思う人たちを乱暴に「左翼」と呼ぶとすると、「左翼」たちが社会主義の国にシンパシーを感じるのは当然のことでしょう。
そういう人たちは、実際に北朝鮮がどんな国であるかが見えなくなり、北朝鮮の発表どうり「地上の楽園」と報道したのです。
そして、「在日を地上の楽園へ帰せ」と。
当時の在日さんたちは、生活に困っている人が多く、生活保護受給者の割合も高く、日本という国から見れば「お荷物」だったことは間違いありません。
その在日さんが「北朝鮮へ帰りたい」というのですから、政府は当然反対はしません。
「帰りたい」というその国の人の帰国をはばんだとあれば、それこそ国際的に問題になるでしょう。
そのことで、日本政府に責任はありません。
責任があるのは、朝鮮総連と朝日新聞などを代表するマスコミ、大江健三郎氏などの左翼文化人たちでしょう。
彼らは、今その責任逃れのため、自分たちの罪を「日本政府」にかぶせようと必死です。
戻ってきた脱北者たちには、ぜひ、日本政府に文句を言うよりも、朝日新聞や大江健三郎さんを訴えてもらいたいです。
343難波:04/07/09 12:42
大江健三郎の力量が非常に高いのは俺も認める。
確かに万延元年のフットボールまでは、三島も嫉妬するくらい、才能を開花させていったしな。
だが、そうここで「だが」だ。何故その後、力作が書けなくなったのか不思議でしょうがない。
一気に萎んでしまった印象を受ける。
書くテーマも、息子の事とか左翼思考的な事とかばかりで、単純に読者を楽しませてくれる物とは
言い難いし。

俺がお気に入りの作品の一つ「孤独な青年の休暇」が絶版になってるのは惜しい。
図書館の書庫などにはあると思うが。
344吾輩は名無しである:04/07/09 12:42
どーでもいいが彼のメガネかち割りたいよ
345吾輩は名無しである:04/07/09 12:49
>>343
作家の才能の枯渇をバカにする奴が多いが、才能なんていつか枯渇するものだろ?
ひとつの時代を築き、そして消えていく、そういう人生って男として凄く格好いい
と思うけどね
346吾輩は名無しである :04/07/09 12:50
そんな嫌わなくったって
347難波:04/07/09 12:57
>345
枯渇は仕方ないが、あれきり40年近く「名作」が出てないのは、どうも解せない。
デビューから、あれだけ突っ走って良作書いた作家にしては。
右翼に脅されたり、朝日系の某記者に散々叩かれたりして、作品に力が入れられなくなった
のなら哀しいがな。俺はそれもあると思ってる。
348吾輩は名無しである:04/07/09 13:01
>>347
>枯渇は仕方ないが、あれきり40年近く「名作」が出てないのは、どうも解せない。

いや、いやw
ですから、その状況を才能の枯渇というのですよ
349難波:04/07/09 13:09
>348
そうか、本当に枯渇して、赤い玉が出て打ち止め、みたくなっちゃったんだな。
余談だが、彼も社会人生活が無かったのを少し後悔してる文を何かで読んだ。
島田、平野、大江と、社会人生活を少しすれば視野が広がり、人間的にも成長し
その後、秀作が書けるような気がするんだが、それはサラリーマンやってる俺の驕りかな?
では、仕事に取りかかるからこの辺で。
350吾輩は名無しである:04/07/09 13:18
力作は書いてるだろう。『同時代ゲーム』とか。
作家としては成長してると思うよ。
単に時代と噛み合わなくなっただけだ。

……いや、「最後の小説」云々と言い出してからは枯渇したかも。
351吾輩は名無しである:04/07/09 13:28
>>343 >>347
ずいぶん古い話のような気が・・・。
最近作は読んでおられますか? 「宙返り」は「取り替え子」は
「憂い顔の童子」は?
それより以前の「〜〜緑の木」連作は? 「治療塔惑星」のあたりは?

大江の真のスゴさは、移り変わる時代に添って走り、常に新たな意味をはらむ
物語を提示しし続けていること。質において全く劣化していないこと。
そして、作品が必ず次へ向かって開かれたものであること。

そのパワーを維持するために
日常的に千メートル泳ぐ習慣を保っていることにも、個人的にはエールを送りたい。

352吾輩は名無しである:04/07/09 13:44
http://members.at.infoseek.co.jp/masa_n/column/011015.htm
Snobistclub
第36回「柔らかなファシズム」と国家論(2001/10/15)

(前略)
さて、この言葉(柔らかなファシズ)に僕が反応したのは、最近読んだ猪瀬直樹氏の『小論文の書き方』(中公新書)に「柔らかなファシズム」についての言及があったからだ。
『小論文の書き方』はタイトルに反してノウハウ本ではなく、著者の過去の評論(というとおかしいか。彼は作家だから)のなかから、自薦を集めたものである。


そのなかに、99年に朝日新聞に公開書簡の形で掲載された大江健三郎氏とスーザン・ソンタグ氏の対論である。これは僕も読んだのだが、一向要領を得なかったことだけを覚えている。
猪瀬氏はかなり強い批判を大江氏に加えている(p.242〜)。たとえば、大江氏の以下のような表明。

わたしはこの国に超国家主義がゆるゆると、しかし突然に復活してしまっているという『物語」を考えずにはいられません。それは今この国で宣伝されている近未来のアジアの災厄の、どれよりも色濃いリアリティーを持つように感じられます。

あるいは、以下のような。

わたしはこの国に柔らかなファシズムの網がかけられるとき、若者たちが国境の外へインターネットの窓を開ける、そのような共同体を夢想します。

言葉がことごとく「曖昧」な比喩に堕していてるし、「近未来のアジアの災厄」の物語についても、インターネットについても、まるでリアリティーのある知識をもち得ていない、というニュアンスが伝わってくる。(中略)

もちろん、現役のなかでは世界を代表するソンタグは、世田谷の高級住宅で暖かい日に当たりながらコラムを夢想する大江氏とは違い、みずからコソヴォ紛争渦中のユーゴに足を運んだ経験から、このように手厳しく批判している。

日本の重要な作家が、自国の具体的現実について見解を述べられたのに、外国人の私が異論を唱えるのは僭越な行為との謗りを免れないでしょう。でも、現実を理解するために私たちが用いる方法に付いて、と限定した上で言わせてください。
353吾輩は名無しである:04/07/09 13:45
私は、(中略)現実を隠喩として語るほとんどの実例に対して、もっと懐疑的になるべきだと訴えてきました。ファシズムは現在、隠喩になったと思います。私はこの言葉を隠喩として、あるいは厳密さを欠いた形で使いたくありません。
ミロシェビッチが率いるセルビア政府は、今日の世界で見るかぎりもっともファシスト政府に近いものです。しかし、単に排外主義的、順応主義的、また、ある面では抑圧的ですらある社会を、それだけでファシスト的だとは呼べない、というのが私の見解です。

猪瀬氏は、「大江が隠喩としてのファシズムをもてあそんでいるとき、彼女は眼前のファシズムを語っているのである」と的確にコメントしている。

ソンタグ、あるいは、朝日的論調が戦後民主主義の論理的基盤としてきたハーバーマスも、NATOによる空爆を支持した。
「アウシュビッツを阻止するには、たった一つしか方策がない−それは戦争だ−」からである。NATOは、いやドイツは、と言っていいかもしれないが、3年という長い間ユーゴの混乱を放置した末、最後には爆撃に転じた。

これとて、ソンタグが言うような単に人道的な決断ではない。その夜、ハーバーマスがこの決断がいかにやむを得ないものであったかをラジオでとうとうと語った一方で、
ドイツ軍参謀本部では、第二次大戦以来はじめて、ドイツ軍が国境を越えて活動したことに対して祝杯をあげていたという(シュピーゲルより)。
現実はどうしても清濁併せ呑まねばならぬ。ファシズムという簡単な言葉で語る事態の、いかに複雑なことか。

では、大江氏らの、そして世論の大半を形成していると思われる戦後民主主義的な考え方が言うファシズムとは、何なのだろう。
ちなみに、大江氏がこの記事で直裁に批判していた日の丸・君が代法制化の動きについての甘い認識に対しても、ソンタグはこう切り捨てている。

古いナショナリズムの道具立てを持ち出して情念を掻き立てる、哀れなほど貧弱な動きがあるというだけでは、私のなかでは、今の日本がファシズムや軍国主義に転じようとしているという確信にはつながりません。
354吾輩は名無しである:04/07/09 13:46
確かに日の丸=ファッショ、という認識はあまりに時代錯誤だ。いつもこの議論は、論点がアジアの人々の心境を考えろ、というふうに拡大していくことで、日の丸=ファッショという構図を維持しようとするのだが、決して議論が執着することはない。
なぜならば、ファッショという言葉があまりに曖昧で、集権的・抑圧的な傾向をすべてファッショと言い換えることができるからだ。

こうして見てくると、こうした議論が何度も繰り返され、かつ、成果を生まない問題点が見えてくる。たとえば日の丸がそうだが、日本という国家が主権者として立ち現れるときには必ず、それを「ファッショ」という便利な隠喩で批判してるだけなのだ。
(中略)
その状況は、今も変わらず続いている。よかれ悪しかれいろんな動きはあるが、日本が対外的な主権者としての表明をしなければならない、ということには変わりがない。
そして、国家が主権者としての表情を持つことへの嫌悪を曖昧な隠喩に託すような議論は、現実の諸前提を無視しているばかりか、己だけが普遍的な高みにのぼったかのような大変無責任なものである。

おそらく、ここ十年から二十年の間に、日本は国家として、大きな決断をしなければならない時期が来る。その決断とは、大雑把に言ってしまえば、アメリカにつくのか中国につくのか、という二択になる可能性が高い。
そしてまた、どちらとも仲良くする、というような子どものような結論が許されない、厳しい決断になる可能性が高い。

そのときに、主権者としての国家を「ファシズム」などと言って批判することは許されない。それは国益などというレベルではなくて、とりあえず、この国をベースとして暮らしている人々の生命や財産の安全を脅かすからだ。
曖昧な言葉で批判だけし、みずからへの批判をかわすのはわが国の論者に少なからず見られることだが、それが現実的な判断をゆがめる方向へ働くようなことは断じてあってはならないと思う。


そしてそろそろ、「柔らかなファシズム」といったいい加減な言葉を、ノーベル賞作家が使うからといってありがたがるのではなく、きちんと論理的に批判する力を、国内においても養いたい。
(後略)
355吾輩は名無しである:04/07/09 13:50
最近のは評価高くないか?
「取り替え子」は福田も浅田も絶賛してたぞ。

俺も読んでる途中だけど、かなりいい感じよ。
中期の作品みたいにダレずに、文体に引き付けられる。
356吾輩は名無しである:04/07/09 15:50
『同時代』以降は評価できない。
いわゆる中期(しかし、初期 中期 後期の区分け人によりまちまちだが)
を高く評価します。
『万延元年』『みずから』『洪水』あたりです。
357吾輩は名無しである:04/07/09 22:23
大江健三郎『言い難き嘆きもて』評
(2002/01/05)

大江健三郎さんは昨年から、つまりアメリカから帰国してからというもの、テレビや新聞での
発言が大変多くなった。ニュースステーションにも出演したし、正月もNHKで若者たちを前に
「いかにすればテロがなくなるか」ということについて御説を語っていた。その発言の大半は、彼
がその文学活動の中で政治的なスタンスとして保持してきた「戦後民主主義」の擁護に当たっ
ている。

この、『言いがたき嘆きもて』もその流れの中で書かれたエッセー集である。
帯には「ノーベル賞作家の魂の叫び」と書いてあった。購読者の目を引くための帯にいちいち
文句をつけても始まらないが、この本にあるものはそんなものではない。
この本には大きく二つのことが書かれている。ひとつは、混迷の時代にあって彼の師匠である
大仏文学者・渡辺一夫氏譲りの、人間に対する基本的には希望的なヒューマニズム(フランス
語だからユマニスムというべきか)の継続。もうひとつはここ十年ほど日本を覆っている、「右」と
か「ネオナショナリズム」という言葉で表現される「反戦後民主主義的」なものへの耐えがたい嫌
悪感である。

僕も大江さんから見れば「右」とか「ネオナショナリズム」といわれる部類に入るのだろう。僕は
決して大江さんが言うように、人命を軽視しているわけではないし、安易に国家主義に走るつも
りもないが、それでも「反戦後民主主義的」ではあり、それを嫌悪されるのならば仕方がない。
実際、嫌悪の度はすさまじいものである。たとえば、丸山真男氏の死に関する次の二つの文
章。

若い批評家は、丸山氏の側に立って?つまり現代世界の普遍性に結んで?
「虚妄」という言葉の深みをのぞいてみようとはしない。丸山真男氏の世代から
私の世代を経て、若い彼らの世代へと、共通の言語をつなごうとする知識人の
努力を、彼は放棄する。無知と、半ば意識的な誤解によって道を断ち切ること
で、自分らの言説の響きに空元気をつけるのみだ。近来の、新ナショナリストの
言論に共通の弱さ、アンフェアの特色を示していると思う。
358吾輩は名無しである:04/07/09 22:25
内村(鑑三)を「小慷慨家」とあざけり、「国家は実在す、空想にあらざるなり」
と天晴れリアリストを以って任じた(高山)樗牛らの立場と、彼によって「腐儒詩
人の空想」と嘲罵された内村の立場と、いずれが果たして歴史の動きをヨリ正
しく指していたか。(中略)いまはもう老年に入った私の、感慨がさらに複雑にな
るのは、戦争の悲惨の経験によって日本人がそれを乗り越えたと丸山(真男)
のみなした国家主義が、今日、高山樗牛をマンガ化したマッチョとでもいう思い
入れで若い人たちのうちに復活しているからです。(p.186)

大江さんは小説家だから当然なんだけれども言葉づかいは慎重かつ丁寧だし、そこが大江
文脈の真骨頂でもあるのだけれど、彼が「空元気」「アンフェア」「嘲罵」「マンガ」「マッチョ」とい
った激しい、唾棄するような言葉づかいをするのは珍しい。それほど彼は昨今の「反戦後民主
主義」的な動向を嫌悪しているし、否定したいのであろう。
それはご自由に、である。

問題は、彼が自分の単なる嫌悪感を、普遍的な高みにたって高尚なものに仕立て上げている
ことだ。上の文章だって、何も前提がない状態で読めば、「どうして僕たちがつないできた言葉
を君たちは聞こうとしないの?それはよくないよ」「内村鑑三は国家主義を否定しました。高山樗
牛はリアリストでした。それで歴史の流れを見ると高山のリアリズムで戦争に負けました。ほ
ら、内村のほうが正しかったでしょ。だから高山はいけません」という子どもっぽい議論にしかな
っていない。
この議論を高尚なものとして彼に書かせているのは、自分たちは普遍の側にたっている、自
分たちは正しい側にいるのだという自信だ。しかしその根拠は「歴史の流れが正当性を証明して
いる」というだけの、まったく薄弱なものである。そんな薄弱な論拠から「普遍性」というとんでも
なく困難な代物を(例えば昨日書いた『トランスクリティーク』を読んでいると、それがどんなに困
難な代物かだけはわかると思う)引っ張り出そうとするのは傲慢なのではないか。

359吾輩は名無しである:04/07/09 22:26
僕ら若い世代が、「反戦後民主主義的」になっているとすれば、それは国家主義というよりも、
われわれが子どもだったころまで赤旗を振って真顔で反戦運動をやる大人たちが主張していた
「戦後民主主義」のもつ傲慢さ、そしてその傲慢さがもたらした結末への反感である。

そもそも、われわれ(日本人、である)はいつ「国家主義」を乗り越えたのか。いつ普遍性の高
みに達したのか。大江さんはこう書く。

私が被爆者たちの生涯から学んだのは、個人としての災厄の自覚に始まっ
て、日本人としての、と展開する被爆の受け止めが?確かにその段階までは
ナショナリズムと通うところがあったとしても、「時」を経て、人類レベルの普遍
性に昇華していることによってである。(中略)その普遍性の獲得は、被爆者た
ちの核廃絶への運動を、アジア侵略への積極的反省とも結びうるものとした。
(p.30)

私は日本の新ナショナリストたちの「自虐史観」説にあるひ弱さに対して、広
島・長崎の被爆者たちの「時」に鍛えられる誇るべき強さ、普遍性を示したい
(p.32)

僕自身長崎に生まれて、子どものころから多くの被爆者と接する機会を持った(いや、持たさ
れた)から、被爆者たちの個人的災厄がどれほど悲惨でその後も含めて辛いものであったか
は重々承知している。また、アジア侵略の犠牲となった人々の話も大学時代にたくさん聞いた。
僕はナショナリストであるが、ネオ・ナショナリストの一部の人たちが言うように「アジア侵略は解
放戦争であり、何にも謝る必要はない」というほど厚顔無恥ではない。朝鮮・台湾・中国への強
圧的政策の中で住民が蒙った犠牲を思うとき、顔を赤らめずにすむ日本人がどれほどいるだろ
うか。そのことが十全な解決に至っていないのも承知している。
360吾輩は名無しである:04/07/09 22:28
しかし、である。僕が何を嫌悪するといって、子どものとき、被爆者の話を聞く機会を持った
(持たされた)あと、それを主催した左翼系の大人たちの「ほら、聞いただろ。だから戦争はいけ
ないんだ」という顔ほど嫌なものはなかった。犠牲になった人たちの心痛、それは一応同じ人間
として、いわば「普遍的」にシンパシーをもてる。けれども、犠牲者の個的体験を借りて、己は犠
牲者でも何でもないのにあたかも犠牲者に成り代わって俺が普遍性を主唱するのだ、俺は犠
牲者から話を聞いて普遍性に達したのだ、という連中の傲慢な心理には我慢がならない。被害
者宅に押しかけ、いかにも悲しげな表情を作って加害者を大袈裟に糾弾するワイドショーリポ
ーターと心根としては変わらない。


そして、「戦後民主主義」を支えてきたのはそんな連中なのである。
もし大江さんの上の文章で、普遍性を「獲得」したのがわれわれ戦後の日本人だというのであ
れば、それははっきり言って傲慢だ。被爆者自身とアジアの犠牲者たちとの連携も存在する
が、それは同じ戦争犠牲という紐帯によって結ばれているのであって、その悲しみを借りて普遍
性を主唱することは偽善あるばかりか、犠牲者への冒涜ですらある。

個的体験がそう簡単に普遍性に昇華されるものではないことも言っておきたい。朝鮮人や中
国人をいまだに蔑視する被爆者は少なくない。かつてアメリカの核疑惑艦が長崎に入港したと
き、被爆者団体の幹部は艦長が平和祈念像前に置いた献花を公衆の面前で踏みにじった。当
然の心理である。だがそれは平和団体の「市民運動家」たちの厳しい非難の的になった。なぜ
か。「運動家」たちが普遍的な正義と信じる信条から見てインコレクトだったからだ。普遍性に立
つ彼らは決して被爆者の心の奥底に耳を傾けようとはしない。
361吾輩は名無しである:04/07/09 22:29
あるいは、朝鮮や台湾、中国大陸で、日本政府の無法な政策とは別に、個人的なハートから
現地の人々に尽くしいまだに顕彰されている日本人もいる。彼らがネオ・ナショナリスト系の言
論の論拠として使われているのは承知しているが、個的体験という意味ではどちらも変わりが
ない。一方を正義に、もう一方を不正義にしているのは日本が戦争に負けたという政治的な理
由であり、ポリティカル・インコレクトネスによって一方が封印されているだけだ。
そんな政治的に左右されるものが「普遍性」とはちゃんちゃらおかしい。ましてわれわれが普
遍性を獲得したコスモポリタン面して出かけていったところで、当面の間われわれは「日本人」
である。外国人はそうしか見ない。のっぺらぼうのコスモポリタンでは戦争責任も戦後賠償もあ
りはしない。もしかして、「僕はもう日本という国家的なものに束縛される段階は超越しちゃって
いるんですけど、でもまあ、ご先祖さんたちが悪いことしちゃったんで、その点については謝りま
す」とでもいうのだろうか。
あなたたちがどう思おうと、所与条件として国家は個人に張り付いている。国家的なものを否
定するのは自由だが、その戦略は国家というものがいまだ有効な現状を前提としてはじめなけ
ればならない。
そんな状況にあって、誰が「国家主義を乗り越えた」というのであろうか。

こう見てくると、大江さんの嫌悪感ばかりが目立つ。
脳梗塞をわずらい、妻を失った江藤淳氏の自裁を「センチメンタルな甘え」と断じ、「現に脳梗
塞を乗り越えてリハビリテーションに励む人たちに無礼じゃないでしょうか?」と言いながら、伊
丹十三氏の自殺を『神曲』を引用して悼むというのは、かたや終生の論敵、かたや終生の友人
にして義兄という関係がもたらした「アンフェア」としか思えない。あるいは、

そこで私は、迫ってくる老年についても、アジアの先行きへの不安について
も、環境、人口、資源のどの課題についても、明らかに進行する悪いときを引き
受けるつもりで生きよう、と自分に言うのです。(中略)さらに悪いときは必ずや
ってくる、しかし、その到来をいくらかなりと先のほうへ押しやろうというのが、あ
りていに言えば、世紀末から次の世紀にかけての、人類の基本的な態度では
ないでしょうか?
362吾輩は名無しである:04/07/10 08:28
なお彼らが?われわれみなとともに?平和の奪われた世界で希望を喪う日
は遠いように!(p.243)

というような文面に至っては、いずれにせよあまり希望的な観測の持てない世界でこれからを、
それでも希望をもって生きていかなければならないわれわれ若者たちに対して、すでに世俗の
ことから離れたかのような、宗教的な救世主的な発言はそれこそ失礼ではないだろうか。「彼ら
が」と「われわれ」という言葉遣いが、普遍性の高みに到達してた救世主的「われわれ」と、その
神の言葉に耳を傾けようとしない反戦後民主主義的な「彼ら」との区別を濃厚に象徴している。

かくして、反戦後民主主義的な高まりに対して戦後民主主義派が吐くべき呪詛が、この本に
は詰め込んである。そして、われわれがもっとも嫌う戦後民主主義的な要素が、大江健三郎さ
んという著者を通じて顕になっている本だ。論点を明らかにしていく上で、一読しておくべきもの
であろう。

むろん、反戦後民主主義派にも問題はある。「戦後民主主義」というとその主張やスタイルが
比較的まとまっているのに対して、戦後民主主義への批判者はあまりにも多様な形をとりすぎ
ているのだ。黒塗り街宣車でわめきたてるヤクザ、皇居一般参賀で菊の御紋章の入った御旗
を掲げて陛下に忠誠を誓う若者、自虐史観を批判しリキの入った教科書を執筆する大学教授
もそうならば、僕のようにいや今日は寒いねといいつつコタツに入って茶をすすりながら一般参
賀の中継も見ないけれども、いやおめでたいねえと思っている人間もそうなのである。そしてこ
れらを貫く筋の通った理論はない。ネオ・ナショナリズムを批判する人たちはいったいどこを批
判しているのか判然としないだろう。そのことに、ネオ・ナショナリズムのほうも甘えてきた感が
ある。
363吾輩は名無しである:04/07/10 08:29
僕自身も、ナショナリズムは生活の総体というかスタイルなのであって、「…主義」というのと
は異なるだろう、と思っている。しかしながら、ナショナリズムそのものを論理化するというより
は、新しい保守思想、新たに国家とか個人とか社会とかを捉えなおそうという思想運動をナショ
ナリズムをベースとした別個の理論として立ち上げる必要には迫られているだろう。そうしない
と、ありがちな流行で終わってしまい堕落した戦後民主主義の跋扈を再び許すか、勢いでファ
ッショの再来を招くか、どちらかしか道はないからだ。

普遍性を目指す運動を否定するつもりはない。むしろ普遍性は状態として現実にあるのでは
なく、決して実現することのない理想への運動としてしか存在しない。普遍的なものに足場を置
くことはできないのだ。戦後民主主義はそのありえない足場の上からものを言ってきた。その空
虚さに気づいているのが、現在の反戦後民主主義的な運動である。普遍性を問い直すための
足場を、「日本」という国家あるいは社会の中に見出すことができないか。それがナショナリスト
としてのわたしの「希望」である。
364吾輩は名無しである:04/07/10 14:40
大江ががんばって来た事は事実だが、大江の作品は、彼の死とともに消える。
大江のどうしようもない欠点は、容姿であり、女性はもちろん、男もこの人の
作品読もうとおもわせないこと。
365吾輩は名無しである:04/07/10 19:51
えー、それはあんまり関係ないのでは?
366吾輩は名無しである:04/07/10 20:14
いやそれは大きい。ポップミュージックのことを考えればわかる。
音楽がいいだけでは売れない。誰が歌っているか、それが大きい。
やっぱり、作り手や歌い手に感情移入できるかどうか、したいかで
きまる。
367吾輩は名無しである:04/07/10 20:24
http://homepage2.nifty.com/htnk/200211.htm
2002.11.24(日)

「週刊朝日」と「AERA」の編集長がダブル解任

会社で原稿待ちやインタビューのまとめをやってうつらうつらし始めたところへ電話。
衝撃的なニュースが飛び込んできました。

理由は、
「週刊朝日」は社長が常々記事の内容をにがにがしく思っていたところ、大江健三郎批判を掲載し、「もう小説
は書かないほうがいいのではないか」と批判した。大江さんは、「批判は甘んじて受ける」というスタンスだそう
ですが、社長が自主規制した。
ということのようです。
大江さんは、朝日のシンポジウムというと出てくるパネリスト、という印象で朝日にとっては看板作家なんだろう。
バックナンバーをめくってみると、なるほど11月22日号に「まっとうな本」という月一連載が載っている。そこで、
「これをもって小説は最後にすべし」とのタイトルで記事が掲載されいます。
(中略)

最近の「週刊朝日が面白かったか」と聞かれれば、そうとはいえない。逆に首をかしげることもあった。
だが、こんな理由で首をすげ替えるのは、社内にくらい影を落とすのではないだろうか。
捏造記事ならともかく、たった一本の記事で記者や編集者を処分していたら、いくつ首があってもたりない。
だいたい、外部のご機嫌を気にして社長が原論弾圧の強権発動をするなんて、メディアとして末期的としかいいようがない。
朝日は出版局を出版部に格下げして、人減らしをしている最中だったそうです。
だからといって、出版のジャーナリズムなら金や作家の機嫌とりに差し出していいという判断をしたのなら、その神経を疑う。
読売ナベツネの独裁、日経鶴田卓彦社長の恐怖人事は聞いていたが、ついに朝日箱島信一社長もその仲間
入りをしたとしたら、日本の新聞界はイエスマンのご機嫌とり記者しかいなくなるに違いない。
なんとも腹立たしく、なんとも寒々しい気持ちです。
(後略)
368吾輩は名無しである:04/07/10 20:54
太宰や川端が今でも生き残ってる、よく読まれているのはあのルックスと内容
が一致していて、女性が読みたい、読んでる私って素敵と思わせるものがある
から。大江にそのてのセックスアピールがない。綿谷もかわいくなかったらあ
れだけ話題になり、売れることはなかった。もちろん、内容がなければいずれ
消えていくが。
369吾輩は名無しである:04/07/10 21:29
村上春樹
370吾輩は名無しである:04/07/10 22:08
村上春樹も正直微妙だよね。この人どうしてここまで評価されてるの?村上
を守りたいという人がいるのはわかってるけど、この人が死んだあと、村上
の思想とかテーマとか、いろいろ研究しようとしても、どうにもむなしい、
という感じになるきがするんだけど。大江は一応、神の問題、つまり人間の問題
に踏み込んでいるから、その点は大きい問題をあつかっている。でも村上に本質
的な問題性は全く感じない。368より。
371難波:04/07/10 23:52
>351
だいぶ遅れたレスになるが。
「取り替え子」「緑の木・3部作」「治療棟惑星」など、いちおう読んでる。
ただ、俺としては、万延元年を初めて読んだときのような衝撃も無いし、その後ジワッと来る
感動も無いんだよな。なんだか渋くなってるんじゃない? ま、俺の印象論だが。

>368
川端は俺も評価高くて、大江より断然上だ。 いい作家だよ。
しかし、それにしては文庫本で残ってるの少ないよなぁ。惜しいよ。
俺は、川端の絶版の文庫化したら売れると絶対思うんだがな。

>370
同感。 俺も何故、村上が一人勝ちしてる状態なのか解らん。
電車の中で、女子大生風なのが、「羊シリーズ」の本なんか読んでるシーンを未だに見る。
若い女性に絶大な人気なんだろうか?
ふわふわっとした感じの。癒し系としか思えん。
まぁ、春樹はそれでも短編で幾つかいいのがあるのは俺の中でも認めてるが。
372吾輩は名無しである:04/07/11 03:19
しかし治療等は無視していいのでは

373吾輩は名無しである:04/07/11 03:24
感じ方はひとそれぞれではあるが…
渋くなってる???
374吾輩は名無しである:04/07/11 09:07
国歌・国旗・戦後民主主義者
野村勝美:2002.07.03
大江健三郎氏のレジオン・ドヌール勲章授章を考えてみます。大江氏
は自らを、「私は戦後民主主義者である」と公言するノーベル賞文学者
です。彼は「文化勲章」を拒否しました。「戦後民主主義」なるものの定
義を私は知りませんが、印象的には戦前戦中の日本を「全面悪」と捉
えている人たちのように思います。

さて、レジオン・ドヌール勲章はフランスの、民間人に与えられる最高
の勲章だそうです。やるのも受けるのも勝手です。ノーベル賞について
も、やるのも受けるのも勝手です。我が「文化勲章」を拒絶したのも、勝
手です。「文化勲章」は日本国民が最高の栄誉としているものですが、
それを拒絶する大江氏の理由は、「僕は戦後民主主義者、国家の勲章
は受けない」ということであると伝えられました。根底に、氏の長年の発
言から、1.日本の戦争責任,、2.反皇室
があると想定できます。「悪いもの」からの勲章は貰えない、ということ
でしょう。反「日の丸」、反「君が代」、反「核」の人です。そのこと自体を
非難する積りはありません。私が嫌うのは、この方面の人たちの得手
勝手な論理です。一般的にダブル・スタンダードといいます。

レジオン・ドヌール勲章は明らかにフランスの国家としての勲章です。
価値の源泉はそこにあります。
シラク・フランス大統領は11日夜、パリ郊外で行われたサッカー・フランス
カップ決勝戦を観戦しました。
試合開始前の国歌ラマルセイエーズ演奏の際に一部サポーター
が口笛を吹いたのに対し、「フランスへの侮辱」と激怒、退席したそうです。
大江さん、あなたに勲章を授ける人物は、こういう(すばらしい!)男ですよ。
「君が代はキライだけど、ラマルセイエーズは好きですか?」
375吾輩は名無しである:04/07/11 09:09
フランスは「核兵器」保有国です。最高レベルの原子力発電実施国で
す。かつて多くの植民地を持ち、アルジェリアにおいてもヴェトナムにお
いても、苛烈な政治を行いました。第2次世界大戦後日本軍が撤退し
た後に、インドシナの再植民地を目指してインドシナ戦争を起こしたフ
ランス。北アフリカの植民地を弾圧によって維持しようとして起こったア
ルジェリア独立戦争。第2次中東戦争(スエズ戦争)で英国と連合して
エジプトに派兵してアラブ諸国と戦争したフランス。世界中の反対を押
し切って南太平洋で水爆実験を続けたフランス。
その国の勲章は受けるけれど、わが日本の勲章は受けられないという。

大江さんが文化勲章を拒絶した理由のすべてがより強く、
レジオン・ドヌール勲章には含まれています。それ
を、片方は断り片方は受けるとすれば、論理を整合させるには一つの
根拠しかありません。
日本(日本人)をバカにしている、のです。


http://www.nomusan.com/~essay/essay_vatican_11.html
376吾輩は名無しである:04/07/11 22:14
春樹を評価できないやつは、純粋な心を失ったんだろうね・・・。
377吾輩は名無しである:04/07/11 22:18
>>376
2chで久々に吹いた。
378吾輩は名無しである:04/07/11 23:33
春樹批判しているやつは、みんながいっているからそれにのっかかっているだけ。
著名人に批判を加えることで自分がアナーキーであるとアピールしている。
379吾輩は名無しである :04/07/12 00:38
村上春樹は巨人みたいなもんでしょ。
野球よく知らないけどなんとなく巨人。
文学よく知らないけどなんとなく春樹。
やれやれ。
380安永透:04/07/12 03:20
僕は大江健三郎さんと村上春樹さんの力量に差があるとは思えない。春樹さんは
大江文学をものすごく学んでいるしやはり1979年あたりに小説を書くという
ことは大江健三郎と文体的に、方法的に、内容的にどのように違っているかを示す
ことだったのではないかと思う。村上春樹さんの初期作品群が洒落た都会生活(表層
)を描くことになったのは世界の深層を描いていた大江文学との「棲み分け」を行う
ための必然的な営為だったのではないだろうか?
381吾輩は名無しである:04/07/12 08:52
大江健三郎といえば、戦後日本を堕落させてきたいわゆる「進歩的文化人」、
「戦後民主主義者」の巨頭である。
彼は、スウェーデンの王立アカデミーが授与するノーベル文学賞はもらうが、
文化勲章は辞退した。外国の王室が
くれるものはもらうが、日本の皇室が授与するものは辞退する。典型的な日本
蔑視、西洋崇拝の態度である。なんら一貫性はない。
また、彼は、北朝鮮を賛美し、日本人であることを後悔していた。原爆が落
とされたのは日本人の責任であると主張してもいる。
そのくせ、日本の豊かさの恩恵を受け、外国に亡命することなど露ほども考えない。


彼の特徴は、日本国内においてはあいまいな言葉を使ってソフトに日本を
非難する論調をとるが、ひとたび国外に出ると悪し様に日本を罵ることである。
フツウの愛国心がある者なら、国外に出て母国の悪口は言わないものである。
彼は反日外国人にありがたがられているが、外国人は、自国を悪し様に罵る
大江のことを内心では軽蔑していることに気づいていない。


中国と日本と、いずれが国家主義的傾向が強いかなど比較すれば明らかである。
中国は、核兵器を製造・配備し、近隣諸国に圧力を加え、チベット・ウイグル・
旧満州などを侵略し、言論を弾圧し、結社を抑圧する。そんな中国を非難する言葉
などひとことも言うことはなく、ありもしない日本の国家主義的傾向のみを非難する。
また、侵略や残虐行為の謝罪にしても、中国政府の侵略や、現在も行われて
いる裁判なしの銃殺刑、反体制運動家への拷問などは全く非難しない。
他方、民主的に選挙でえらばれた地方自治体の首長を「恥」と罵る。

いったい、恥知らずとは誰のことか?

こういう恥知らずな人間が、日本には腐るほど存在することを考えると、アタマ
が痛くなってくる。

382吾輩は名無しである:04/07/12 11:56
>>381
自国に蔓延る愛国主義批判の何が悪い?
大江は日本人であるからこそ日本を批判するんだよ。
それを中国と比較するのは全く無意味。
お前は根本的な点を分かっていない。
383吾輩は名無しである :04/07/12 20:56
>>382
コピ平は脳内あぼーん。
384吾輩は名無しである:04/07/12 23:59
>>382
ク    ク   || プ  / ク   ク  || プ  /
ス  ク ス _  | | │ //. ス ク ス _ | | │ //
/ ス   ─  | | ッ // /  ス   ─ | | ッ //
 / _____  // /          //
  /   l⌒l l⌒l \  ))   ____
. / / ̄| ,=| |=、| ̄ヾ   / ____ヽ
/ ̄/ ̄.  ー'●ー'  ̄l ̄ |  | /, −、, -、l  ))
| ̄l ̄ ̄  __ |.    ̄l ̄.| _| -| ,=|=、 ||
|. ̄| ̄ ̄  `Y⌒l__ ̄ノ ̄ (6.   ー っ-´、}
ヽ  ヽ    人_(  ヾ    ヽ    `Y⌒l_ノ
  >〓〓〓〓〓〓-イ   /ヽ  人_(  ヽ
/   /  Θ  ヽ|  /    ̄ ̄ ̄ ヽ-イ
/   /  Θ  ヽ|  /    ̄ ̄ ̄ ヽ-イ
385難波:04/07/13 00:31
大江の作品は好きだが、左翼思想はダメだな。
中国に住めば、中国の悪口ばかりになるよ、ほとんどの日本人は。
それが本当の姿。
そういう体験が無いのに、イメージで「よいしょ」しながら60年以上過ぎたのは
空しい事なんだがな。
386吾輩は名無しである:04/07/13 00:42
>>385
お前、たびたび出てくるバカ君だな。
387吾輩は名無しである:04/07/13 00:42
大江と春樹をつなぐ線は、社会と個人、これに尽きる
388難波:04/07/13 01:23
お前、安部スレにいた奴だろ。
389吾輩は名無しである:04/07/13 02:05
共同生活はよかったなー。猿の話は図式的ではあったが。
390吾輩は名無しである:04/07/13 02:11
大江は現世代も次世代も担いでいかなければならないから大変だよ。なんだか関係ないけどゴーリキーのカリカチア思い出したよ。
391吾輩は名無しである:04/07/13 02:16
そう大江を超える人材が芽を出したもの以外は皆無ってことね。大江は確かに映像だからね。
392吾輩は名無しである:04/07/13 04:47
大江は映像じゃない!
393吾輩は名無しである:04/07/13 09:07
 一日一煙
http://homepage2.nifty.com/komacchi/diary.htm
2003年12月5日(金)ボリバーロイヤルコロナスと「知識人」の枯渇〜その1〜
(中略)
 知識人というのは、普通の人よりも知識はもちろんのことその思考においてもより深く、悪い意味での常識や陋習にとらわれず展開することができる人種である、はずである。
しかし例えば、最近大江健三郎がフランスの左翼紙リベラシオンに発表したエッセイなど読むと、知識人とははたして何なのかと思わざるを得ない。周知の通り大江は、進歩的文化人の一翼として一部マスコミがしきりと称揚する作家である。
(面白いことに、朝日新聞は大江の記事を書くに際して必ず「ノーベル賞作家大江健三郎氏」という肩書を付ける。どこかの将軍様を思わせるが、ノーベル賞のご威光は大なるものらしい。
しかし佐藤栄作氏は生前ついに同紙によって「ノーベル賞政治家」と呼ばれることはなかった)
彼はそのエッセイでいきなり「日本は軍国主義の侵略戦争を反省して、戦後アメリカから扶植された民主主義を奇貨として憲法と教育基本法を備えた民主国家となった。
しかるに、小泉首相はブッシュ大統領の世界戦略に唯々諾々と従い、日本をテロリストの標的とするような愚かな政治的選択に踏み込んでいる」とぶちかましてくれる。
いわゆる進歩的文化人といわれる人たちが、アメリカに対して激しい憎悪を抱きながらそのアメリカから投げ与えられた「戦後民主主義」と「日本国憲法」だけは握り締めて話さない心性はある種の病理学的研究の対象として興味深いところだが、
それはこの際措くとしても、「戦後民主主義」を全く疑うことなく拝跪するその姿勢は全く「知識人」とは思えない思考停止ではないか。
(「日本自身による軍国主義の反省の結果」と糊塗するのは正面からその事実を見据えるのが怖いからであろう)もっとも大江の思考停止は今に始まったことではないが。
何せノーベル賞は「スウェーデンの市民から授けられた名誉だからありがたくいただくが文化勲章は「日本の国家権力から与えられる賞」であるという理由で拒否し、その幼稚な思考で唖然とさせた前歴がある。
(いうまでもないが、ノーベル文学賞はスウェーデン王立科学アカデミーの選考による)次回に続きます。
394吾輩は名無しである:04/07/13 09:09
2003年12月6日(土)ホヨードゥモントレーロブストと「知識人」の枯渇〜その2〜
(中略)
 (承前)大江のピュアな思考ぶりは例えば、
「子供時代、10歳までを私は第二次世界大戦の苦痛のうちに成長した。私は日本の超国家主義を味わった。
戦後、民主制と民主主義的理念が民主制のうちの最良の部分、すなわちアメリカの民主制によって日本に扶植された。そして、今度は日本が憲法と教育基本法を備えた民主国家となったのである。
以来、日本人はアメリカの大衆文化、映画や音楽によって影響されてきた。そのことには何の問題もない。日本人はそれでおのれのアイデンティティを失いはしなかった。」
という一節にもいかんなく示されている。
これを読んでその余りの能天気ぶりに「おいおい」というツッコミを20回くらい入れたくなったのは私だけではないだろう。
この余りにも無邪気な「善なるアメリカとそれによってもたらされた「戦後民主主義」に対する信仰」は、いくら愛する日本国憲法によって信教の自由が保障されているとはいえ(笑)、信じても救われない。
戦前の日本にいかなる形でも民主主義は存在しなかったと考えたい一部の人たちがその反動として「戦後民主主義」を抱きしめて離さないのも宗教に類似しているが、
おそらく彼らはなぜ「戦後民主主義」がつねに「カッコ付き」で語られる存在であるのかは理解できないだろう。
敗戦からの再出発に当たって日本人が持たなければならなかった新しいアイデンティティは、映画や音楽といった文化のごく一側面によって形成されたものではむろんない。
あるいは彼は、全き善であった偉大なアメリカがその後世界を侵略する邪悪の帝国(笑)に変貌したことについて呆然としているのかもしれないが、このように無邪気な、考察ともいえない考察では日本を含めた国際政治の全体像を俯瞰することなどとても不可能だ。
思考の枯渇した「知識人」には静かに退場していただくしかない。
395吾輩は名無しである:04/07/13 17:48
若い人には初期小説が受けるんだろうなー 高校生とかさー
私みたいに年とっちゃうと後期の小説の方が読んでで落ち着きます
何度も何度も読み返しちゃうくらい好き

でも、まあ後宙返りとかの詩の解説みたいなのはどうなんですかね
ちょっとなあー と思います あそこで挫折する人も多いのでは?
396吾輩は名無しである:04/07/13 18:17
初期の大江の好きな言葉 


セクス 


つかいすぎ
39718男:04/07/13 18:20
今でいうセクース
どーでもいいがあの丸眼鏡をかち割りたい
398吾輩は名無しである:04/07/13 18:27
割るなら普通に割れよ。かち割るなよ
399吾輩は名無しである:04/07/13 19:47
セクスはいい。性器のことをセクスだなんて。
400吾輩は名無しである:04/07/18 22:34
三島並みのガイキチなのに精神分析的な読み方がされないのは何でかね。
401吾輩は名無しである:04/07/18 23:34
大江の実態を知っている人ほど大江の人間性を徹底的に嫌うね。
こんなに陰で悪口を言われてる人も珍しい。
402吾輩は名無しである:04/07/19 23:23
中期作品をまとめて映画化して欲しい
403吾輩は名無しである:04/07/19 23:26
Yoshiと大江の小説って似てるね。
404吾輩は名無しである:04/07/19 23:45
大江の文体は、一見面白いけど、あれ、所詮フェイクでしょ。
鴎外や三島や志賀の文体の綺麗さには最後は適わない。
ノーベル取れなかったら、フェイク作家で終わってた。
ほんとにノーベルさまさま。

大江はそれに1人称でしか文体が作れなかったわけだ。
後年になってから激しく三島に嫉妬したわけだ。
ま、それだけのレベ
405吾輩は名無しである:04/07/20 23:01
「さようなら、私の本」に期待している奴はいないようだな
406吾輩は名無しである :04/07/21 14:58
そんなに嫌いじゃないよ、オレ的には
407吾輩は名無しである:04/07/21 22:51
大江?別にたいしたことない。つまらないものばっか。
408吾輩は名無しである:04/07/22 22:11
漏れは右だが、大江の小説は嫌いではない
409吾輩は名無しである:04/07/26 10:26
右の人って、どうして左が嫌いなんだろうな?
別に「そう思とんねんな」でええのに。
410吾輩は名無しである:04/07/26 12:15
http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/nikki02-12.htm
橋本裕の文学・人生日記帳
12月15日(日)地上の楽園・北朝鮮

以前、金日成が支配する北朝鮮を、多くの人々が「地上の楽園」と呼んで賞賛した。そして、この「地上の楽園」を目差して、1959(昭和34)年から数年間で、9万3千人以上の在日朝鮮人の人々が祖国へと帰っていった。
あれから40年、帰国した人々の悲惨な状況が明らかになってきている。多くの人々が財産を没収されて収容所に収容され、そこで餓死していたというのだ。

当時、フルシチョフのスターリン批判を受けて、北朝鮮の共産党上層部でも金日成個人崇拝批判が噴きだしていた。そしてこれを押さえるために大規模の「粛正」が行われていたという。「地上の楽園」どころか、「地上の地獄」だったわけだ。
このことを看過して、この恐るべき独裁体制を地上の楽園などと賞賛し、帰国運動キャンペーンに荷担した人々の中には、後にそのことを悔いて、彼らの支援活動に半生を捧げている人たちもいる。

たとえば、現代コリア研究所長の佐藤勝巳氏は、かつて日本共産党の活動家として在日朝鮮人の帰国運動を支援していた。
しかし、帰国者の多くが日本に残った親戚に生活物資を送るよう依頼してきたり、北朝鮮の厳しい現実を伝えてきて、次第に「地上の楽園」という宣伝文句が嘘である事に気がついたという。
以後、北朝鮮の内部情勢に関する調査分析に全力をあげ、北朝鮮に拉致された日本人の救援のために積極的な支援活動を展開している。

しかし、総連をはじめ、日本共産党や社会党、朝日新聞など、この運動を支援した組織や進歩的知識人の多くはこの問題をあいまいにしている。
その中の一人として、ノーベル文学賞の大江健三郎の場合をとりあげてみよう。
411吾輩は名無しである:04/07/26 12:16
<結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にとめた、スウィッチをいれる、画像があらわれる。そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、そして息子の家族に自分だけ朝鮮にかえることを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というようなとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった>
(わがテレビ体験、大江健三郎、「群像」(昭36年3月号)>

大江氏のこういう文章を読んでいると、戦前の天皇制賛美の精神とほとんど同じメンタリティを彼に感じずにはいられない。
テレビや活字を信じ、客観的な分析も裏付けもないまま、北朝鮮が「地上の楽園」だと思い込んでしまう。そして、自分にそうした祖国がないことを手放しで悲しみ、精神の平衡まで失ってしまったというのだ。

その後、彼がこの錯誤について真剣に反省し悔やんだということを聞かない。人々の救済について、なにか行動したということも聞かない。
ヒューマニズムについてのペダンティックで晦渋な文章を書き、レトリックに満ちた高邁な発言を繰り返すばかりのように思われる。

私は彼の文学的業績について、かっての愛読者として一定の評価をしつつも、彼の人間性についていささか不信のまなざしを向けている。
正直に言うと、彼はペテン師ではないかと思っている。まあ、昔から文壇などというものは、詐欺師と偽善者のたまり場のようなものなのだろうが・・・・。

<今日の一句>冬の雁隊形くずれて空に舞う裕
412吾輩は名無しである:04/07/27 02:11
413吾輩は名無しである:04/07/27 02:18
春樹はボーダレスな感じがいいんじゃないの?
羊とか鼠とか海外でも売れそうな感じするし。
知らんけど。
414吾輩は名無しである:04/07/27 09:13
>>413
鼠とかは大江のパクリだろ。
415吾輩は名無しである:04/07/28 20:32
今ピンチランナー調書読んでる
おもしろいよ ha! ha!
416吾輩は名無しである:04/07/29 06:41
変態の癖に生意気な奴だ
417吾輩は名無しである:04/07/31 02:59
この間嫁をクンニリングスしまくったよ
418吾輩は名無しである :04/08/01 02:02
俺なんか今日月刊テンメイのバックナンバーを3冊も買ったぞ
419吾輩は名無しである:04/08/01 20:41
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/1503125oe.html

大江健三郎 週刊朝日の作品酷評に怒る

ノーベル文学賞作家として名高い大江健三郎(写真右)をネゴシ
エーターと呼ぶ。その本領を発揮するような“事件”があった。

「週刊朝日」が連載していた匿名書評家によるコラムで大江の
最新作がこき下ろされたのが事の発端。

朝日賞の選考委員で、「週刊朝日」に連載予定のあった大江から
編集部に早速クレームが入った。問題のコラムは連載中止となり、
編集長は解任された。

大袈裟とも思える「週刊朝日」の反応には訳があった。ライバル
紙・読売が大江の新聞連載小説をモノにしたという情報を察知していたからだ。
天下の朝日、読売を手玉に取った大江。流石はノーベル賞作家だ
と業界人をうならせている。
420MJ ◆MJ/axTXDJk :04/08/03 16:10
お〜い、大江ファソに訊きたいのだが
「万延元年のフットボール」いま読んでっけど
主人公が「蜜」で弟が「鷹」、
それはいいとして、殺された兄さんはなんで「S兄さん」なんだ?
1/3まで読んだが「S」という表記は内容と関係あんの?
それと、大江作品には付き物の「四国山中の森」って実際のモデル地区があるんかい?
中上の「路地」が和歌山県新宮市の被差別部落だったような。
421吾輩は名無しである:04/08/03 16:41
大江健三郎ねえ。
何がいいの?
少なくとも文壇でまともに評価してる人なんて
一人もいねえよなあ。
初期小説はなかなか面白かったけどねえ。
ボクは「東京の大学」に行った「私大生」じゃない
物凄く頭の良いエリートって言う権威主義が
とっても素敵。
422吾輩は名無しである :04/08/03 19:13
>>420
俺も以前、その質問をどこかのスレでしたことがある。
蜜も鷹も菜摘子もフィクションだが、S兄さんだけ大江の実の兄がモデルになっているから、
という内容の回答があった。

これ書きこむの2度目だ……。
423MJ ◆MJ/axTXDJk :04/08/03 23:50
>>422
そういうことか。
さんくす、すっきりした。
424吾輩は名無しである:04/08/05 21:36
NHK現代ジャーナル出演。

なんか皮膚の色とか元気っぽかたナ。プールで日常的に1000m泳ぐて噂が
ホントに見えた。あれじゃ、モブとか青っちょろいのは体力からして負けるぞ
425吾輩は名無しである :04/08/05 23:15
ケンサンロウは長生きするべな。
気の振れたような小説を書きまくってくれ。
426吾輩は名無しである:04/08/05 23:31
この人のことをオーケンって呼ぶのはNGワード?
427吾輩は名無しである :04/08/05 23:33
いいんじゃねえの?
428吾輩は名無しである:04/08/06 00:31
怪物大江ならば記者会見用のテーブルに
突っ込むぐらいで大人しくなるはずが無いからな

それにしても今日のクローズアップ現代では
司会者との距離感などまさしく大江的だった
画面中央での左右対称に立つべき画面なのに、
大江ときたら、女性司会者を嫌がるように傾いだ左肩が
画面からはみ出しそうだなんて!
429吾輩は名無しである:04/08/06 09:10
メディアの茶話

作家の大江健三郎氏がフランスのレジオン・ドヌール勲章を受けて、喜
びの弁を語っているのを奇異に感じた。
大江氏は、文化勲章を「受けない」と断ったから、勲章そのものを認めな
いのかと思ったら、外国の勲章は別だったらしい。しかし、同じ人間が日
本の勲章はダメで、外国のものならよい、というのは常識的には納得しに
くい。
慣例では、ノーベル賞を受けた人には文化勲章が贈られる。中間子理
論の湯川秀樹博士は、戦前、若くして文化勲章を受け、戦後のノーベル
賞を待った。逆に、ノーベル賞が先きになった福井謙一博士は、あとから
文化勲章を受けた。
大江氏は、ノーベル賞のあとの文化勲章を断わった。賞は受けるが勲章は受けない主義か
とみられたが、そうではなかった。日本の勲章だからいらない、というのでは、日本国に不満
があるように思える。
しかし、ノーベル文学賞は、その国の言葉で発表されたその国の文学(者)にあたえられ
る。それゆえ、大江氏の賞は、日本人だからあたえられたのである。何か感ちがいをしている
のではなかろうか。
朝日新聞の報道によると、東京のフランス大使館で行われた勲章授与式で、大江氏は「ち
ょうどニ百年前に創設された勲章をお受けすることは、幸運な予兆で心から励まされます」(5
月29日・大阪夕刊)と歯の浮くようなことを言っている
430吾輩は名無しである:04/08/06 09:11
夏目漱石は、人間に等級をつけることを嫌って、博士号も勲章もいらないと言った。大江氏
のご都合主義とは大分ちがう。大江氏は、国家の権威と権力の象徴である勲章に対して反
発しているのかもしれないが、その勲章に二重規準を持っているとすれば、大江氏の国家観
もあいまいなものといわざるをえない。
大江氏に勲章をくれたシラク仏大統領は、サッカー・フランス大会で、フランスからの分離独
立を唱えるコルシカのチームのサポーターが、国歌ラ・マルセイエーズにブーイングしたのに
激怒して席をけった。これは、国家を代表する公務員としての当然の行動だった。ほぼ同じこ
ろ、国家の誇りが傷ついた瀋陽の日本総領事館の亡命者連行事件に対して、日本の小泉首
相は、いまだにあいまいな事なかれを通している。国家というものについての意識が低いこと
については、大江氏だけを責められないかもしれない。
残念なことである。
http://wiwi.co.jp/cs/00001/free/media/column/column_014.html
431吾輩は名無しである :04/08/11 11:28
>>430
こんな場合、国家の誇りとかいう言葉なんか使わなくても、理不尽な行為や
言動に対する怒りとか抗議という言い方で多くの事柄を対応できないといけ
ないのに、そうならないのはどうしてだろうか?
432吾輩は名無しである:04/08/11 16:43
遅れてきた青年がおもしれーな。
433吾輩は名無しである:04/08/11 17:27
昔あれだけ熱く読んだのに
一連の北朝鮮に対する無批判な言動を見るにつけ
これじゃあ他にどれほど素晴らしい文章をお書きになっていた
としても説得力がないのではないか…?と半ば絶望に似た
状況に陥っております・・・。

所詮、作家は時代の「器」なのでしょうか?
政治家と作家はもう安易に信用できない時代になってしまったのでしょうか?

カルト教団との繋がりも噂されているそうですが
釈明をしていただけないのでしょうか?
私の青春を返していただきたいです。
434吾輩は名無しである:04/08/11 17:33
残念だけど青春は返せないな。
435吾輩は名無しである:04/08/11 22:18
結局、社会的な発言も、突き詰めれば、
自分をよく見せたいという個人的動機に収斂される、
ということ、つまり、アンガージュや社会的コミットメントも、
エゴイズムに回収されるものだということを、
とても判り易い形で暴露してくれているのが、
大江のキャリアということではないのかな。

大江が春樹以降の時代に生まれていれば、
デタッチメントをかたって憚らなかったのではないかと思う。

文学者の言う、コミットメントとデタッチメントの違いなんて、
そんな程度のものだと思う。
436吾輩は名無しである:04/08/11 22:21
↑なんかこの人、ペダンチックで嫌な感じ
437吾輩は名無しである:04/08/11 22:22
要約すると”大江信者、火消しに必死”ってことね。
438吾輩は名無しである:04/08/11 22:35
カルト教団との繋がりってなに?小説の中の話じゃなくて?
439吾輩は名無しである:04/08/11 23:10
>>438
俺も気になるな・・もしかしたら、層化?
440吾輩は名無しである:04/08/11 23:41
ソウカ学会でしょ。有名ですよ。
家族総出で「マチャミのファンなんです!」とか言って
自宅にわざわざ久本雅美を招待してたね。

池田大作は日本人の成りすましで有名。
戸籍からなにから完全に日本人になることに成功したそうで。
お金と権力があればなんだってできるんだね。
伊丹十三も殺したのに、自殺ってことにできちゃうんだもんね。
441吾輩は名無しである:04/08/12 09:28
>>440
傷みと覆えの関係知っていて
言ってるの?
442吾輩は名無しである:04/08/12 10:00
ふつうに考えて三島>大江>>>>>>>>>春樹=推理もの
だと思う漏れは変か?
443とある国士の日記:04/08/12 18:11
渡辺文雄がまさか・・・[8/7 (土) 13:00]
☆渡辺文雄さんが亡くなった。74歳での大往生であったわけだが、
これが長生きなのか普通なのかよくわからない。とかく人の一生なんてもの
は儚く短いものである。
さて、故渡辺氏の妻が料亭を経営していたことは有名な話である。先日
の「橋本龍太郎元総理が背広の内ポケットに1億円の小切手を入れておきな
がら、『忘れていた』とすっとぼける事件」の舞台となった料亭がそれだ。
まさかその席にいたので・・・なんてことはないであろうしテレビの見すぎだと思う。
444吾輩は名無しである:04/08/12 18:12
ふと「殺された」で思い出すのは、「創価学会による殺し説」が今でも
濃厚な故伊丹十三氏である。これについては自殺ということで片がついてい
るが、故伊丹氏が企画していた次の映画が、「宗教法人(=創価学会)」へ
の批判映画だということは誰もが知っていたことだ。前にも書いたとおもう
があえてもう一度書いておく。そして妻である宮本信子氏は今も何も語らな
い。とかく謎の多い事件である。
これが政府に絡んだ話であれば、「なかなかやるな」ということにもなるの
だが、残念ながら日本にそのような気の利く組織はない。たかが一宗教団体
がこのような力を持つまでに至った恐ろしさを痛感するが、本当は切りたく
てしょうがないのに付き合っている自民党もなんなんだか。
445吾輩は名無しである:04/08/12 18:13
公明党は「ブスで性格の悪い娘だが、カネと権力を持っている」という例え
がちょうどいいであろう。自民党もそんなのと付き合っているから、どんど
ん人相が悪くなっていく。

一部報道によれば、池田大作の日本人成りすまし、戸籍書き換えも無事終了
したようだが、それにしてもあんな糖尿病のジイサンを何で信仰するのか全
くもってわからない。そのうち死ぬが、そのときが終焉のときだろう。

北朝鮮と同じで、トップが死ねば分裂しておしまいとなると見る。左巻きの
特徴である裏切り内ゲバになるのは目に見えている。

↑こういう工作を公安ができているとすれば、まだ公安にもまともなのが
残っていると見直すのだが。
------------------------------------------------------------------------
ところで先日報じた「宮内庁幹部死亡」だが、調べてみると長期の夏休みを
とっている人物が一人いることがわかった。静観してみることとする。
------------------------------------------------------------------------
446吾輩は名無しである:04/08/12 18:22
何でこのスレコピペばっかなの?
447吾輩は名無しである:04/08/12 18:22
フランスでは創価学会は「カルト」と認定されて犯罪組織だと認知されて
いるよね。大江さんも日本の政治状況についてについては日本国内で
ほとんど発言しないくせにフランスあたりにメディアにはホイホイと
顔を出すでしょ。親友で義理の兄弟でもあった伊丹十三が創価学会に
暗殺されたんなら、たとえ日本で告発できなくてもフランスで告発すりゃ
いいのにね。
それが出来ないならこいつの言論なんてまるっきり価値ないじゃん。
448吾輩は名無しである:04/08/12 18:56
大江氏の場合問題なのは、氏の小賢しい処世術と創作活動が密接な関わりをもって
いることである。筒井康隆が断筆したとき大江氏は批判がましいことを書いていたが、
この人は日本に新聞が彼に関する批判を書けないことをどう思っているのだろう。
例えば、ある評論家がノ
ーベル賞授賞式の大江氏を描写した「満面の笑み」という言葉が、某大新聞には筆者に何の断
りもなく削除されてしまう。差別だの表現に自由だのの問題以前である。そうした庇護を当然と
思っているのかは分からないが、右翼から抗議を愛けた作品の文庫化を自分から拒否できるの
も、その程度の作家性しか持たないせいだろう。いずれにしろ、欲しくて欲しくてたまらなかった
ノーベル賞を手に入れて、その記念講演で「あいまいな日本の私」とは、皮肉でなく優れた自己
批評であり、大江氏の作家としての幕引きとして最良のものであったことは間違いない。
449吾輩は名無しである:04/08/12 19:15
創価に夫を殺された宮本信子氏が
なんで創価系のスポンサーのcMやら舞台を
やってるのかな…

ネットで見たけど創価が巨大になったひとつに
敵をうまく吸収していったってのがあげられるそうだ。

創価バッシングする人間に金と女与えて
味方にしてしまう。朝鮮人のやり方と酷似しているな。
450吾輩は名無しである:04/08/12 19:17
犯罪者の金大中がノーベル平和賞だもんね
ノーベル賞で過去の恥部を隠蔽しようなって虫がよろしすぎますぜ、大江はん
451吾輩は名無しである:04/08/12 19:20
アメコウの悪口なんか書いたって
まったくもって身の危険を感じない昨今だが、

チョンがらみのカキコは2ちゃんでさえ
漠然とした不安が伴うもんだね〜

大江さん、私の不安を小説にしてもらえませんか?
452吾輩は名無しである:04/08/12 19:24
大江を日本のテレビ番組で最期に見たのは
創価の提供するバラエティー番組で
自宅に久本雅美を招待するって企画のやつだったなー

白々しい演出と奥様の創価臭漂う嘘くさい笑顔が
印象的でした。自宅は思ったより貧相でしたな。
お布施ですかね。
453吾輩は名無しである:04/08/12 19:30
お布施っていうか大江チャンはそんなに儲かってないのでは?
本も売れてるのか売れてないのか。。。
454吾輩は名無しである:04/08/12 19:46
石原の息子がアレフ信者で
まだ完全に抜けきってないのは知ってるのか?
455吾輩は名無しである:04/08/12 19:52
日本人の99%は大江を読まんね。
ノーベル賞受賞時パッと売上、上がっただろうけど
またすぐに落ちたんじゃねえの?
詳しくは状況知らんけど。
誰が読むの?あんな面白くもなんともねえ小説。
456吾輩は名無しである:04/08/12 19:55
>455
読みもしないスレ、ageるな、どアホ!!
457吾輩は名無しである:04/08/12 20:52
加藤周一も同類
458吾輩は名無しである:04/08/12 21:47
死者の奢り・飼育に入ってる短編しか読んだ事ないけど、面白かったよ。
他の作品はどーなの?
459吾輩は名無しである:04/08/12 22:02
伊丹が死んだ当時のことをよく知らないんだけど
ソウカが殺したのは、ほとんど間違いないぐらい確かなのか?
覚えている限りでは確かビルから落ちて死んで、
遺書に女性関係どうこうの釈明があったぐらいだからさあ
今はじめてソウカの暗殺とか聞いて、正直信憑性を疑うよ
460吾輩は名無しである :04/08/12 22:11
>>459
いろいろと検索してみなよ。あながち嘘とも言えない気がしてくるよ。
あなたが学会員じゃなければの話だけど。
461吾輩は名無しである:04/08/13 00:44
ああ、やっぱり学会員と疑うね?
「俺は学会員では無いけどさ」と一度は書いたけども
投稿する前にそのあまりの説得力の無さに脱力して削除したんだ
あらためてここで俺は学会員ではない事を言っておくけどさ、
どうよ、このわれながら脱力してしまうたった今書いた言葉の説得力の無さは?
462吾輩は名無しである :04/08/13 01:07
2ちゃんに書きこむことの根幹にかかわる問題だね。
とりあえず、「どうでもいい」と言っておく。
463吾輩は名無しである:04/08/13 01:16
>>461-462
そういう愚痴いうまえに
Googleすべきなのでは?思考停止状態丸出しだぞ

ここの書き込みを見ただけで、信じたり、疑ったりすることの方が
愚かなことだと思うが…
464吾輩は名無しである:04/08/13 02:51
いろんな小説に、ギー兄さんとか何度も出てくるから、
「またかよ・・・」と少しウンザリ気味です。田亀、田亀
465吾輩は名無しである:04/08/13 08:02
俺は壊す人がお気に入りだな
大江キャラ総出演の宮崎アニメがみてみたい。
466吾輩は名無しである:04/08/13 11:24
「明日への選択」2002年5月号掲載日本人劣化論仮面の国・素顔の国・四つの隣国論
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~asakyu/a_jouhou/a0205_26.html
メディアの言論犯罪に加担する人々 武田龍夫-

ところでメディアの言論犯罪に加担し、これと連帯する多数の学者、知識人、文化人たちが存在する。そこで彼らの正体と生態を紹介する必要が出てきた。それを次に論じよう。
(中略)
ひるがえって、同じ敗戦国日本の戦後には遂に一人のフィヒテも一人のマンも現れなかった。
代わりに現れたのは戦時中は「学界の一兵卒として君国に奉ずる」ことを誓って皇国を賛美しながら、戦後は左翼史観の独断的な立場から日本近現代史を暗黒に塗りつぶし、
教科書裁判によって同じ左翼偏向メディアから英雄視される醜悪な歴史学者だった。
また戦時中は「空の神兵」を作曲して「皇軍落下傘部隊」を讃えて戦意高揚に率先協力しながら、戦後は一変して軍部非難の弁を大新聞で語る作曲家であった。

この種の大小の学者、文化人たちは戦後カメレオンのように変色して巧みに時流を泳ぎ、反戦民主主義の知識人として華々しくメディアの上に再登場してきたのだった。
少年心にも私はそれを強い嫌悪と人間不信の目で眺めていた。

ある高名な政治家もそんな一人だった。彼は旧軍将校として帰国して廃墟の東京を眺め、「馬鹿な戦争をやって!」と感じた回想を雑誌に書いていた。
だがその言葉は戦時中にあって戦争に反対した者のみが言いうることではないのか? すべて結果が出てしまったあとの時点から過去を裁き批判するのは誰にでも出来ることだ。
誠実な人間はそういうことはしないものである。彼らは時代が激変すれば再び旧時代を非難するような人たちなのだろう−−。
467吾輩は名無しである:04/08/13 11:26
そしてその後の世代からも、当時の国際政治について何も知らないのに「バカな戦争をやって!」とテレビで同じセリフを吐き捨てた映画監督や作家や学者や知識人たちが踵を接するように舞台に上がってきた。
左翼勢力による旧日本断罪が時代の主流となったのである。そしてそれはのちにノーベル賞作家(因みにあるスウェーデン知識人は彼のことを偽と呼んでいる)を始め多数の文化人たちに引き継がれていった。

近年も戦時中の軍部の横暴から天皇批判から敗戦までを神のように予感していた少年を主人公としたベストセラーが百ヶ所以上もの誤りを指摘され非難される事件も起こっている。
平然とウソを書き、語る文化人たちが大手を振って言論界の中心を横行している。そして彼らは反国家、反皇室の点で共通である。
ハッキリ言えるのは、彼らがあの時代にあったなら真先に沈黙していたろうということである。

そして彼らの先輩は、あの全面講和を叫んだ学者、知識人たちである。
占領が国民精神に及ぼす回復し難いトラウマとなることを恐れた保守党と識者たちは早期講和を主張し、マッカーサー元帥またこれに同意していたのだが、
左翼学者たちは全面講和でなければ占領継続の方が良い−−とまで主張して、「朝日」、「岩波(雑誌『世界』)」を中心とする国民運動まで展開したのだった。
その後の国際政治の推移と日本の経済発展を思えば、そして長過ぎた軍事占領の精神的後遺症が未だに日本国民を呪縛していることを思えば、どちらが正しかったかは明白であろう。
これのみではなく、いわゆる左翼進歩的学者、知識人、メディアの対外問題での主張はすべて間違ってきた。その後の安保改定もPKO法もそんな墓碑銘の例である。

国内問題でもそうだ。オウム真理教への破防法適用に反対した公安審査委員会と、これを支持した学者、知識人、言論人たちを思い出すがよい。
そしてその後のオウム信者たちと各自治体の住民登録や入学拒否をめぐる騒ぎを見るがいい。

 この明白な憲法違反と人権侵害に人権派の弁護士始め沈黙したままだった。彼らがいかに信頼出来ない人種であるかが分かるだろう。
だから私は、「平和とか人権とか正義とかの言葉を弄ぶことだけは絶対しない」と言った人びとの方を信頼するのである。
(中略)
468吾輩は名無しである:04/08/13 11:29
社会主義の原罪を理解しない「進歩」勢力

さて、そこでこのいかがわしいいわゆる進歩的文化人(嫌らしい言葉だが)の系譜をたどると、敗戦後の左翼学者、知識人の源流に行き着く。政治的には共産党と旧社会党左派である。
戦後の「進歩主義」勢力はこの二つを水源としてメディア、労組、大学、市民団体その他に流れたわけである。これを便宜的に分類するならば、(イ)国際共産主義を信奉したいわば確信犯たち。
(ロ)これに付和雷同する心情左翼知識人及び大衆たち。(ハ)これを理想主義と錯覚した善意且つ広範な大衆に分けることが出来る。
ここでも(イ)に煽動され利用されて、その目的に奉仕する無自覚知識人及び大衆が問題の焦点となるわけである。
そして(イ)(ロ)にとっての拠り所であった社会主義とその祖国ソ連邦の敗北、崩壊にも関わらず、彼らは今なおその名残りの幻影を追い求め、
その目標追求を近隣の変形残存疑似社会主義国との連帯によって、旧態依然たる革命と社会主義を反日政策への転換、複合化によって実現しようとしているわけである。
(中略)日本の知識人たちも、西欧の知識人たちと同じ憧憬の感情をソ連邦に寄せ、そして戦後はさらに隣の社会主義中国にも同じ感情を移入した。
だが彼らは西欧の知識人だちが経験した幻滅を共有出来てはいないのである。彼らは未だに社会主義という排除の思想原理と憎悪の哲学の原罪性を理解していないらしいのである
469吾輩は名無しである:04/08/13 11:38
ここでアンドレ・ジードを思い出そう。かつてジードの書いた『ソビエト紀行記』(一九三六)は当時の西欧知識人の間に轟々たる賛否両論の反響を巻き起こした。ジードは書いた。
「ソビエトによって実現された事業は十中八、九まで称賛に値する。すでに幸福の笑顔はいたるところに見受けられる。
そしてわれわれはどんなことがあってもソビエトを擁護するであろう。どんな国に行ってもソビエトほど深く強くヒューマニティの感情を感じさせる国はない(小松清訳)」。
(中国にはハエは一匹もいなかった。労働者たちの目は澄んで将来への希望に輝いていた−−と革命中国を熱烈に礼賛した日本の社会主義者たちを想起されたい)。

とにかく当時の日本の知識人もジードに応じて「われらが愛し称賛するのはソ連邦の現在より将来の可能性である」と触れ回ったのである。

ジードも当時の知識人の多くも、スターリンや毛沢東や金日成を生み出す社会主義の原罪性を見抜くことが出来なかったのである。知識人の愚かさと悲劇的な運命がここにある。まして日本の知識人においておや−−。

彼らは社会主義の恐ろしさを夢想も出来なかったのである。拷問や粛清や独裁的全体主義や弾圧や収容所送りや処刑や恐怖の洗脳や侵略性などを!だから大江氏も中国や北朝鮮を賛美し天皇、皇室を罵倒し日本を呪ったのである。
社会主義の暗黒の現実が明白になり、その祖国ソ連邦が自壊し、中国がなお一党独裁下で人権を蹂躙しチベットを侵略し、核大国と覇権国を志向し、北朝鮮が国民の自由を奪い、
何十万人も餓死させながら軍事力の増大に狂奔しているのを見て大江氏は何を思うや?

470吾輩は名無しである:04/08/13 18:16
>452
>大江を日本のテレビ番組で最期に見たのは
創価の提供するバラエティー番組で
自宅に久本雅美を招待するって企画のやつだったなー


いつごろ放送された、なんというタイトルの番組でしょうか?
ものっすごく見たいのですが。
大江ファンのサイトには出ていないようです。
どうかおしえてください。
471吾輩は名無しである:04/08/13 20:57
久本雅美、柴田理恵 創価学会が抜擢
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H13/1311/131137souka.htmlドラマやワイドショーに引っ張りだこの久本雅美と
柴田理恵の二人のタレントが、9月の学会本部人事
委員会の発表で、創価学会の芸術部の中核メンバーに
抜擢された。久本は芸術部副芸術部長に、柴田は芸術部中央委員。
472吾輩は名無しである:04/08/13 20:58
大江健三郎  週刊朝日の作品酷評に怒る
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H15/1503/1503125oe.html
ノーベル文学賞作家として名高い大江健三郎(写真右)をネゴシ
エーターと呼ぶ。その本領を発揮するような“事件”があった。

※ネゴシエーター 【negotiator】 交渉者。
473吾輩は名無しである:04/08/13 20:59
9−2−20.不可解なノーベル賞受賞者たち

 戦後民主主義を標榜する

 『大江健三郎』

 が何故受賞したのだろうか。それも戦後50年目の年に。
474吾輩は名無しである:04/08/13 21:09
>>470
2001/9/15 テレビ朝日「ほんパラ関口堂書店」でマチャミが大江宅訪問
http://www.ops.dti.ne.jp/~kunio-i/personal/oe/oenews.html
475吾輩は名無しである:04/08/14 00:17

瀬戸内寂聴との淫行がフォーカスに激写されて
「おいらくの恋」だと開き直る池田大作
476470:04/08/14 11:25
>474

サンクス。
477吾輩は名無しである:04/08/14 12:16
初期では「芽むしり仔撃ち」が大好き。
「二百年の子供」も買って読んだが、
「芽むしり」や「フットボール」を髣髴とさせるエピソードが入っていて
なかなか面白かった。
まだ創作活動続けてるんだねー
あと15年くらいはがんばってほしい。
478吾輩は名無しである:04/08/14 21:21
自分の小説に過去の作品を含ませていく作風は結構面白いと思うんだけど。
燃え上がる緑の木に治療棟惑星の続編が突然始まるとかさ。
479吾輩は名無しである:04/08/16 00:40
売れてないくせになんでノーベル賞なんて受賞できたの?
受賞後もたいして売れてないし…

創価学会の力って恐ろしいな…
480吾輩は名無しである:04/08/16 09:25
大江は「戦後民主主義者」を自認する旧左翼である。
しかも文革や北朝鮮を礼賛し、弾圧・大虐殺を賞賛する「戦後民主主義者」である。
岩波や朝日といった一流紙と見なされていたマスコミでしか書かず、
週刊朝日編集長の解任に見られるように、
自分に対する批判は圧力で押し潰す権威主義者でもある。
彼は、『ヒロシマノート』『オキナワノート』などの反米的な仕事を
しながら長期間米国に滞在するといった偽善者ぶりを発揮している。
481吾輩は名無しである :04/08/16 22:04
>>479
馬鹿発見
482吾輩は名無しである:04/08/17 07:38
>>479
おもしろいねー 君
483吾輩は名無しである:04/08/18 07:10
ノーベル賞の時に本はじめて買って読んだけど
なんか俺には合わなくて、無理矢理最期まで読んだけど
そのまま古本屋にもってった。手垢もない美品だったのに
50円でしか売れなかった。
484吾輩は名無しである:04/08/18 10:12
層化は関係ねえんじゃないの?
あいつら共産臭いのは嫌いだべ。
潮とかに文章載せたりするんかい?
485吾輩は名無しである:04/08/18 17:53
政治少年死す 千円でおつりくるよね。ネットで買えるよ。
486吾輩は名無しである:04/08/18 17:53
『叫び声』って評価低いの?いい小説だと思うんだけど。
487吾輩は名無しである:04/08/18 22:20
いかさま、ということで思い出すのは、大江健三郎である。彼は、最近世間
を騒がせている北朝鮮拉致問題について、何も語っていないようだ。
何人かの友人に確認したのだが、そういう記事や文章を読んだことがない、と言っていたから、南雲翁の寡聞が原因ではないようである。
 では、何故、南雲翁が、大江健三郎に北朝鮮問題について語ってほしいかという
と、かつて彼は、「北朝鮮こそ地上の楽園」的な発言を繰り返していたからである。「金日
成こそ真の指導者」と言っていたかどうかは忘れたが、少なくとも「君は北朝鮮の少年の
瞳の輝きを知っているか。今の日本の少年は駄目になっているから、ああいう瞳の輝きを
持っていない」という発言は繰り返ししていたのを、南雲翁はよく覚えている。だいた
い、大江健三郎は、北朝鮮帰国事業を推進した寺田五郎と共に、北朝鮮シンパである、という事実は、ノーベル文学賞受賞以前はよく言われていたことである。が、以降、まったく聞かなくなった。
 だから、マスコミは、インチキだというのだ。大江健三郎の北朝鮮擁護は、かつて
第一次戦後派などが、共産主義者だったものを昭和8年以降に転向させられ、さらに昭和
20年の終戦を期にまた共産主義に舞い戻った、みたいなものは違い、明らかに堅牢な意
志によって行われたものであるといえよう。それが、拉致疑惑が持ち上がって以降、大江
健三郎は、自著の中から巧みに北朝鮮についての発言を削除してしまっている。これは、
明らかなインチキだと思うのだが、はたしてどうだろうか。もっとも、文学に携わる人間
がインチキをすることは、小林秀雄を戦前から読んでいる人なら、容易に想像出来るだろ
う。
また、いかさまやインチキなら南雲翁だって、時々やらかす。やらかすけれども、そ
れはすぐに見破られることが多い、というのは今回関係ない話だ。
 ただ、なべて「世はいかさま」。とすれば、大江健三郎の件にしろ、あるいはもっ
と別な問題にしろ、真っ先に眦を決しても意味はない。ただ、じっくりと、何がいかさま
かそうでないかを見極めるだけだ。さて、今度の内閣は、いかさまか、否か。民主党と自
由党の合併は、いかさまか否か。世はいかさまだから、面白い。
平成15年09月25日 by 南雲翁(なぐものおきな)
488吾輩は名無しである:04/08/19 00:32
>>483
文庫で50円だったらけっこういい方だよ。
普通だったら1冊20円とか10円にしかならない。

とかマジレスしてみる。
489 ◆2mz0B09BwI :04/08/19 03:41
何がいいんだか分からなかった。
私的に世界を見てる目が汚い;偉そうな言い方だけど、なんて言うか人間への想いが醜悪だった。
志賀直哉と大江健三郎と俵万智はまったく違う人たちだけど烈しく拒絶反応が出てる
490吾輩は名無しである:04/08/19 04:49
文学板で拒絶感とか頭の悪い言葉を見るとは思わなかった。
491吾輩は名無しである:04/08/19 07:02
別に本人の政治的指向なんてどうでもいいんよね、こっちからすりゃ。
むしろそれが分かっていれば、変に思想誘導・啓蒙されなくて済むし。
分かってなくてもドッチヨリカなんて気にして本なんて読まないけど。
筆者の意図したところだけ汲みたいのであれば、物語なんて要らないよ。
492吾輩は名無しである:04/08/19 10:28
>>491
どっちよりかを感じさせてしまう
文章を書いているのが問題なのでは?

なんでそこまで読者が作家に媚びねばならんのだ?逆だろ?
まるで作家自身の願望のようだね、君の書き込みは?
493吾輩は名無しである:04/08/19 10:30
都合の悪い現実からあからさまに目を逸らす下劣な作家の
言ってることをマトモに読んでられるのか?
494吾輩は名無しである:04/08/19 10:36
>>487
┌────────────────────────────────
│  アンタ、死ぬよ。      
└────────────────v───────────────
       __,, --ー - 、, _
     , -'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ-、.
    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
   i´:::::::::::::::::::::, -、_., ,ィ-、,::::::::::::::::::`i
  /:::::::::::::::::::::ノ       \::::::::::::::::}
  }:::::::::::::::::/          \::::::::::::}
  |::::::::::::::/ _,zュ、,_      ,,ィz、!,.::::::::::}
 /:::::::::::/ ´ __ _`_    ;'",´,__ .ヘ:::::::::{
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495吾輩は名無しである:04/08/19 14:28
学生紛争時代の熱気があるスレですね
496吾輩は名無しである:04/08/19 16:16
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/3250/noriasa/mondai2.htm
◆元在日朝鮮人?@北朝鮮
よくマスコミでは、「脱北元在日朝鮮人」という言葉を使います。
「元在日なのだから、脱北した人は日本が受け入れてあげるべきだ」という論調です。
(中略)
その「元在日」さんが、昔なぜ北朝鮮に行ったのか?
それは、北朝鮮が「ここは地上の楽園だから来なさい」と言ったからです。
日本国内では朝鮮総連が北朝鮮に「帰国」させる運動を行いました。
そして、「地上の楽園」を宣伝したのは朝日新聞を始めとする「左翼思想に毒されたマスコミ」でした。
今でこそ、ソビエトや中国のような社会主義の国は全て失敗して崩壊、方向転換、または北朝鮮のようになって、はっきり「社会主義はダメ」という答えが出てます。
が、一昔前は、「労働者が主役の平等な社会」を理想とする考え方は、まだ色あせてはいなかったようです。
そして、そういう社会がいいと思う人たちを乱暴に「左翼」と呼ぶとすると、「左翼」たちが社会主義の国にシンパシーを感じるのは当然のことでしょう。
そういう人たちは、実際に北朝鮮がどんな国であるかが見えなくなり、北朝鮮の発表どうり「地上の楽園」と報道したのです。
そして、「在日を地上の楽園へ帰せ」と。
当時の在日さんたちは、生活に困っている人が多く、生活保護受給者の割合も高く、日本という国から見れば「お荷物」だったことは間違いありません。
その在日さんが「北朝鮮へ帰りたい」というのですから、政府は当然反対はしません。
「帰りたい」というその国の人の帰国をはばんだとあれば、それこそ国際的に問題になるでしょう。
そのことで、日本政府に責任はありません。
責任があるのは、朝鮮総連と朝日新聞などを代表するマスコミ、大江健三郎氏などの左翼文化人たちでしょう。
彼らは、今その責任逃れのため、自分たちの罪を「日本政府」にかぶせようと必死です。
戻ってきた脱北者たちには、ぜひ、日本政府に文句を言うよりも、朝日新聞や大江健三郎さんを訴えてもらいたいです。
497吾輩は名無しである:04/08/19 18:24
死者の奢り・飼育とか読み返したけど、けっこう面白いよ。
498吾輩は名無しである:04/08/19 21:07
>>496
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499吾輩は名無しである:04/08/19 22:00
他人の足読み返したら思ったよりライトノベルだった。
500吾輩は名無しである:04/08/20 02:06
初期小説は、SFみたいだよなw。
大江の眼のフィルタを通した戦後の日本のイメエジ。
あれはあれで面白いと思うんだけど…あの時代状況
への想像力がないと、基地外みたいに見えるかもね。

まあ、漏れだって80年代バブルの始まり頃の学生で、
独り鬱屈としながら読んでたんだわけだがw
501吾輩は名無しである:04/08/20 02:31
(情報あったら教えてください)
岸田秀は大江健三郎について言及しているか?

大江健三郎は岸田秀について言及しているか?

ちなみに岸田秀は伊丹十三と親しかった。伊丹と大江は義理の兄弟で親しかった。
___________

岸田秀の主張 「バカ正直に勉強して博士号取った後に職が見つからない連中を見ると本当に愉快だ。要領が悪い奴等め。
学歴なんか幻想だから博士号は詐称で済ませた。 博士号を詐称して就職、そして教授に昇格。笑いが止まらんぞ。

学問業績も幻想だから生涯で書いた論文は修士論文だけだ。盗作して売文するだけで済ませた。
この世で幻想でないのはゼニと性欲だけ。詐称で詐欺して別荘を建てたぞ。 大学でセクハラ三昧した記念写真のごく一部を見せてやる」  (以下の写真)

以上のように岸田秀が豪語してるぞ!

http://d.hatena.ne.jp/kishida_shu/
岸田秀の主張 (1996―2004年) 「指導教授の口頭審査で合格の判定を受けたので Doctorat du Troisieme Cycle の学位を得たと思っていたところ、指導教授が届けるのを忘れたのか、ストラスブール大学にはそのようなことは記録されていないらしいし、」

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2004/040329.jpg ← セクハラ証拠写真
岸田秀が女子学生に無理矢理 Deep Kiss(ベロチュー)してる写真が二枚ある。
岸田秀が、無理矢理 女子学生の「乳モミ」してる写真、ハダカで女子生徒とフトンの中に入ってる写真、も あるらしい。 うpきぼん!
502吾輩は名無しである:04/08/20 11:43
パパ 朝鮮人の匂いがするよ ここ
503吾輩は名無しである:04/08/20 13:50
マジレスで叩く香具師等って・・・・
504吾輩は名無しである:04/08/20 20:06
セブンティーン立ち読みで読破しました。
議論で敗北して自己嫌悪とか、マスターベーション大好きとか、羞恥心など
青春期特有の気負いと悩みが凝縮されていて共感した。
高校時代にこれに出会っていたら何て思ったかな〜
とにかく、村上龍の69とは比べ物にならない!
505吾輩は名無しである:04/08/20 20:44
>>504
俺の友人、高校の時にセブンティーン読んで、
主人公そのまんまの人生生きてたよw ビラ配ったり機関誌出したり。
506吾輩は名無しである:04/08/20 22:22
■2002/11/29(金)虫の書評、打ち切りか?
週刊朝日の匿名書評、「虫」の書評が打ち切りとなる公算が大きくなった。今週発売の週刊
文春12月15日号によると、虫の「憂い顔の童子」批判が来年からの連載が決まっていた大江
健三郎を怒らせ、12月1日付けで加藤明編集長が更迭されるという。
記事自体は連載がどうなるかにはまったく触れていないが、このぶんでは虫の書評も打ち切
りだろう。来週発売の週刊朝日は本来ならば虫の書評が載る回だが、果たして何か載ってい
るだろうか。
大江の連載に読者がつくかどうかは知らんが、私は関心がないから絶対に読まないだろうと
断言できる。虫の書評には賛否両論あるにせよ、久々に登場した面白い書評であったことは
事実。私は毎回楽しみにしていた。打ち切りで週刊朝日が上向くことはまずあるまい。
虫の書評タイトル一覧
http://homepage2.nifty.com/bookbookbook/zakkan5.htm
■2002/12/03(火)「週刊朝日」編集後記からにじみ出る無念
今日発売の「週刊朝日」12月13日号の加藤明編集長の編集後記。
「なんか『週刊文春』に載っていましたが、私、12月1日付で編集長をお役御免になりました」
もちろんこれは11月29日の日記に書いた記事のことだ。普通、こういう場合、ライバル誌の
記事には触れないだろ。あえて触れるところにこの人事が正常でないことがにじみ出ている。
あとは在任中にうれしかったことなどあたりさわりないことをつづっているが、突然の解任への
無念が感じられる。
私の印象では、週刊朝日は文春や新潮に比べ、記事そのものは面白くない。だがコラムは面
白いものがあるので買っているわけだ。虫の書評は面白かった。これは明らかに加藤編集長
時代の功績である。ところがこの虫の書評を理由に解任されてしまった。これを機に週刊朝日
が上向くとはとても思えないが。
507吾輩は名無しである:04/08/20 23:01
この虫の書評ってどっかで読めませんか?
508吾輩は名無しである:04/08/21 00:33
>>504
街宣車とかじゃないの?
「主人公そのまんまの人生」なら、人生の第二部は悲惨だな…。
509吾輩は名無しである:04/08/23 06:52
セブンティーンの方が、政治少年死すよりイイと思う。
510吾輩は名無しである:04/08/24 19:08
ママ 朝鮮人がいるよ ここ
511吾輩は名無しである:04/08/24 19:49
大江はなんか読めない
512吾輩は名無しである:04/08/24 20:10
おれらがここで必死に批判しても、なんか負け犬集団みたいでイヤだな・・・
がんばって表現者になろう・・・
513吾輩は名無しである:04/08/24 21:25
>>501
取替え子で妻に批判させてた。
あの連中のせいで兄は自殺したって。
ヘタな精神分析はかえって精神衛生に悪いってことなんだろうけど、まぁ八つ当たりだな。
伊丹は子供じゃないんだから。自分の意志で岸田に接近したわけだからね。

ところで取替え子ってめちゃくちゃ面白くない?
右翼の政治結社とか、鉄球で足をつぶす連中とか、牛の生皮をかぶせるリンチの方法とか、
警察官の弟に「兄さんは自殺だと思う。兄さんがそういうのだからそう信じたい」
みたいなことをわざわざ言わせたりとか。
ものすごく含みのある書き方で、つい色々邪推してみたくなるんだけど。
514吾輩は名無しである:04/08/24 22:08
大江健三郎といえば、戦後日本を堕落させてきたいわゆる「進歩的文化人」、
「戦後民主主義者」の巨頭である。
彼は、スウェーデンの王立アカデミーが授与するノーベル文学賞はもらうが、
文化勲章は辞退した。
外国の王室がくれるものはもらうが、日本の皇室が授与するものは辞退する。
典型的な日本蔑視、西洋崇拝の態度である。なんら一貫性はない。
また、彼は、北朝鮮を賛美し、日本人であることを後悔していた。
原爆が落とされたのは日本人の責任であると主張してもいる。
そのくせ、日本の豊かさの恩恵を受け、外国に亡命することなど露ほども考えない。

彼の特徴は、日本国内においてはあいまいな言葉を使ってソフトに日本を
非難する論調をとるが、ひとたび国外に出ると悪し様に日本を罵ることである。
フツウの愛国心がある者なら、国外に出て母国の悪口は言わないものである。
彼は反日外国人にありがたがられているが、外国人は、自国を悪し様に罵る
大江のことを内心では軽蔑していることに気づいていない。

中国と日本と、いずれが国家主義的傾向が強いかなど比較すれば明らかである。
中国は、核兵器を製造・配備し、近隣諸国に圧力を加え、チベット・ウイグル・
旧満州などを侵略し、言論を弾圧し、結社を抑圧する。そんな中国を非難する言葉
などひとことも言うことはなく、ありもしない日本の国家主義的傾向のみを非難する。
また、侵略や残虐行為の謝罪にしても、中国政府の侵略や、現在も行われて
いる裁判なしの銃殺刑、反体制運動家への拷問などは全く非難しない。
他方、民主的に選挙でえらばれた地方自治体の首長を「恥」と罵る。

いったい、恥知らずとは誰のことか?
こういう恥知らずな人間が、日本には腐るほど存在することを考えると、アタマ
が痛くなってくる。
515吾輩は名無しである:04/08/25 00:58
514>>
コピペ、うざい!
堕落しているのはお前の方だ。
516吾輩は名無しである:04/08/25 01:20
しかし大江を批判する奴もワンパターンだが
擁護する奴も政治的発言と文学的価値は別という擁護の仕方ばかりだな。
誰か大江の政治的発言も含めてまるごと擁護する奴はおらんのか。
三島ファンが政治的発言や性的嗜好への批判をきっちり受け止めているというのに
大江ファンはだらしないぞ。
ゴマメ扱いは大江とて不本意だろうに。
517吾輩は名無しである:04/08/25 02:43
貴様がやってはどうか
518吾輩は名無しである:04/08/25 06:44
アホばっか・・・・・・
519吾輩は名無しである:04/08/25 11:38
あぼーん推奨ワード

文化勲章
進歩的文化人
戦後民主主義
地上の楽園
週刊朝日

コピペの90%はこれで消せる
520無名草子さん:04/08/26 08:56
大江以上の右翼作家が見たいけど、いないだろうな。
521吾輩は名無しである:04/08/26 11:01
( ´,_ゝ`)プッ
522吾輩は名無しである:04/08/26 18:20
必死に粘着している人は
半端なファンのおれなんかよりも大江を熟読してそう・・・何度も何度も
523吾輩は名無しである:04/08/26 18:49
勝谷誠彦の××な日々。2004/04/14 (水)
(略)
従ってことの輪郭をクリアにするためにも誹謗中傷のたぐいを垂れ流している阿呆は
日本国警察の威信にかけても捕まえよ。
あるいは私たちの間でもそうした屑を発見した時は徹底的な社会的制裁を加えることにしよう。
国論を二分する論議を低能の存在によって曖昧にすることは大いなる禍根を残すに違いない。
しかしまあでは立派な頭を持っているとされる方々が目の覚めるようなことを言っているかと言うと
朝日新聞昨日の朝刊を読んで私は頭を抱えてしまった。
大江健三郎大先生の「伝える言葉」なるコラムは「老人特有の症状がお進みになっている」
としか思えず(あー言っちゃった)誰か解説してください。早野透センセイ。何とかして。

http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&start=11&log=200404&maxcount=35
http://www.diary.ne.jp/user/31174
524吾輩は名無しである:04/08/27 03:29
>>523
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525吾輩は名無しである:04/08/30 00:27
大江健三郎「ドストエフスキーは連合赤軍・オウムを予見していた」
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/news/1093717107/
ニュー速に大江スレが立ってるぞw
526吾輩は名無しである:04/08/30 00:34
今更こんなこと言うなよな。
連赤の時にすでにさんざ言われてる。
527ダンディ:04/08/30 07:53
次スレタイトルは
「OH YEAH 健三郎」に戻してくれ。
528吾輩は名無しである:04/08/30 13:07
丸山の死亡記事(朝日新聞)のわきに、大江健三郎のコメントが載っていた。これ
には笑ってしまった。このコメント(発言記事)だけが、きわめて印象的である。
新聞の追悼文は、次のように結んであった。

文化勲章の辞退のことで苦しかった時、先生から励ましの手紙をいただきまし
た。そこでの、現実派知識人への上品な軽侮が愉快だったことも思いだします。

ここで「現実派知識人」とは、自民党支持の保守派の言論人総体のことを指している
のだろう。そうすると、それとの対比で、丸山や大江は自分たちのことを、「理想派知
識人」だと考えていることになる。何の理想か?人類のあるべき理想か?大江のこ
の肚のすわった居直りに近い発言が、気に入った。丸山は大江と同じで、最後まで反省
しないで、反体制、反保守、反資本主義を貫く気だ。彼らリベラル派の日本知識人は、
反省なんかしないで、自分の足元の現実が、ずいぶんと意に反したものになってしまっ
たとしても、あくまで、旧来の自分の主張を貫いて、一貫するしか他にないのだ、と私
は思った。八〇年代に入ると、福田恆存が創始した「進歩的文化人」という言葉でひと
くくりにされ、軽蔑され、批判され、揶揄される時代になった。ソビエト・ロシア(ロ
シア・マルクス主義)=ソビエト帝国が滅んだのが九一年八月で、それから五年が過ぎ
て、反体制・反保守派は、社会全体からすればずいぶんと旗色が悪くなりつづけた。し
かしそれでも、朝日新聞(発売部数六百万部)に表われるごとく、こんなにも丸山たち
はまだまだ強い。私のような、「負け組」(やっぱり自分は間違っていたな、負けだっ
たと率直に認める考え)は、少数派であって、ほとんどは、ダンマリを決めこんで、日
本敗戦直後のブラジル日系人の「勝ち組」と同じく、まだ反保守のままである。どうや
ら「反体制」であることはやめたようだ。従来どおり反資本主義ではあるが、何を次の
信念の柱にするかは見つからない。そういう現状だ。
529吾輩は名無しである:04/08/30 13:08
丸山は、日本知識人の中では、ずばぬけて頭は良かった。丸山は、西欧政治思想が理
解できた珍しい日本人だ。だから、きっと西欧の近代思想家たちの伝統の方に逃れ出
て、そこを自分の柱(依りどころ)にして、生きたのだろう。即ち、丸山は知識・学問
伝統主義者だ。権力者や支配者を批判するヨーロッパ知識人の伝統に乗っかって行くと
決めたのだ。その丸山の本を読んで、それに頭の中だけ(生活は別だ)持っていかれた
者たちは、後に放ったらかしにされた。丸山のファン(信奉者)とは即ち、棄てられた
知識大衆だ。敗戦直後にファシストや天皇に棄てられたのも知識大衆だった。戦後、左
翼思想にしがみつき、のめり込み、そして、それに棄てられて、ろくな人生をおくれな
かったのも、知識大衆だ。自分を知識層だと勝手に思い込んだ大衆だ。数十万人の特殊
な大衆たちだ。結局、大衆であることに変わりはない。その代表は、公立学校の教師の
ような連中である。彼らが懸命に読んだのが丸山や大江の本で、丸山も大江も、つま
り、人だましが上手な言論商売人だった。副島隆彦『日本の秘密』
530吾輩は名無しである:04/08/30 21:43
そういうのは自分のサイトでやってくれ
531吾輩は名無しである:04/08/31 11:29
>>516
大江の政治的発言が正しいと思ってる、文学ファンの大江のファンはいない。
どっちもひっくるめて語るとすれば、
間違ってるから作品が捻じ曲がって面白いという擁護しかできない。
532吾輩は名無しである:04/08/31 14:01
政治発言と小説がクロスしてないとこが、まさに面白いとこなんだけど。
533吾輩は名無しである:04/08/31 22:29
学会員必死だなw
534吾輩は名無しである:04/08/31 22:44
思わず釣られちゃいそうな煽りがっ
535吾輩は名無しである:04/08/31 23:03
大江健三郎「ドストエフスキーは連合赤軍・オウムを予見していた」
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/news/1093717107/
ニュー速に大江スレが立ってるぞw

売国サヨクちゃんがとうとう狂ってしまわれたようです…合掌pu
536吾輩は名無しである:04/08/31 23:07
>>531
その巨大な矛盾から現実逃避し続けた結果
発狂してしまったようですな・・・ご愁傷様です

崇めてきた北朝鮮が単なる豚のキチガイテロ国家だった
現実に向き合うことを避けてたらますます病気は進行するぞ

恐怖から逃げるな 自分が書いてきたことを無にしたくなかったら
恐怖に立ち向かえ、そして小説家なのだから
言葉でちゃんと表現しろ、逃げるな
537吾輩は名無しである:04/08/31 23:46
ここ最近、左翼に対する批判が高まっております。
特に保守派でなくても、「彼らは何か胡散臭い連中だ」と直感的に感じてい
る人も多いと思います。そのように感じる理由として、
表向きは「人権の尊重」「平和の重要性」「民主主義の擁護」という崇高な
理念を唱えるものの、裏では下記の発言のように、常識を疑うような言動を
していることが大きな要因として挙げられるでしょう。

このサイトでは、随時そういった左翼(サヨク、進歩的文化人ともいう)の非常識な発
言を列挙していきます。
http://haniwa82.hp.infoseek.co.jp/meigen/
538吾輩は名無しである:04/09/01 00:32
・大江健三郎【作家】
「広島、長崎のあの大きい犠牲は、償わなければならないと思います。
償うのは私たち(引用者注:日本人)です。」
出典元:1994年10月17日京都で開催された講演会「世界文学は日本文学たりうるか?」より

・筑紫哲也【ニュースキャスター】
「地震から半日たった神戸上空です。まるで温泉町のようです。あちこちで湯煙が…」
出典元:1995年1月17日阪神大震災の実況中継より
539吾輩は名無しである:04/09/01 00:38
・加藤周一【評論家】
「国が教科書の内容をコントロールする必要はないし、しないほうがいいと
私は思います。さりながら例外があります。〈中略〉ドイツの場合はアウ
シュビッツが例外ですが、日本で〈中略〉南京虐殺がなかったというような
ことは、国家が介入してそういう言論を統制してもよいのではないかと私は
思います。〈中略〉そういう日本国の『国益』に明らかに打撃を与えるよう
な言論は国家が介入して押さえることもあり得る。」
出典元:1997年1月20日号『教科書裁判ニュース』より

・辻元清美【社会民主党代議士】
「こういうこと(引用者注:話し合いによる解決)を弱腰だと言う人に言いたいのは、『声高に非難して帰ってくるんですか、
道が開けるんですか?』ということ。
国交正常化の中では、戦後補償が出てくるでしょう。日本は、かつて朝鮮半
島を植民地にして言葉まで奪ったことに対して、北朝鮮には補償を何もして
いないのだから、あたりまえの話です。そのこととセットにせずに、
『9人、10人返せ!』ばかり言ってもフェアじゃないと思います。」
出典元:2001年11月12日「cafeglobe.com」の「ガールズ・ビー・ポリティカル!」での発言

540吾輩は名無しである:04/09/01 08:28
擁護も叩きもさぁ

ロクな知識も現実的な力も無いんだから、
でかいクチ叩くのやめようよ、恥ずかしい。
541吾輩は名無しである:04/09/01 18:56
↑おまいみたいなどっちつかずの下劣な人間が一番恥ずかしいと思う
まるで大江健三郎のスタンスだな
542吾輩は名無しである:04/09/01 21:35
釣りだろ・・・
543吾輩は名無しである:04/09/03 11:29
http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200301/
週刊ダイヤモンド/続・憂国呆談
連載 第七回「続・憂国呆談」番外編Webスペシャル
2003年1月号
浅田彰
それにしても、そういうとき大江健三郎が出版社なら
出版社のトップに苦情を持ち込むのはよくな
いね。本人は世界から迫害されてるマイノリティのつもりらしいんだけど、
実際は押しも押されもせぬ大作家なん
だから、そんな人がトップに苦情を言ったら下の人間がどうなるかぐらい
想像できそうなものなのに。『週刊朝日』で大江の連載が始まった、
その少し前に「虫」っていう匿名書評子が大江の『憂い顔の童子』
の批判を書いたら、直後にその書評欄の連載が打ち切られ、
編集長も交替した、あれも変な話だよね。僕は『取り替え子』と
『憂い顔の童子』は最近の傑作でものすごく面白いと思ってるんだけど、
もし本当に大江の圧力があったとしたら
許しがたいと思うよ。
544吾輩は名無しである:04/09/03 12:29
その周囲の空気嫁ないところがまた可愛いぜこのやろお
545吾輩は名無しである:04/09/04 10:24
文化勲章には年金がつくんだから、辞退したって構わん。
大江が文化功労者かどうかは知らん。
546吾輩は名無しである:04/09/04 11:10
ここを大江健三郎先生がご覧になることなどありはすまいと思うが、インターネット上のことであるから確言はできまい、
3月10日付毎日新聞夕刊に載せられた大江氏の談話についての私なりのリアクションを、以下数十行、文語調で書かせていただく。

気勢を削がれる方がいらっしゃるやも知れぬが、私は氏の「口語調のあいまいさ」への懸念には概ね賛成である。
論理操作には一定の準則に沿うことが当然要求される。それが文体あるいは「語調」として、文章には内在化されていなければならない。
それが詩・小説・論説その他どのような分野に亘ろうとである。

読書量の最近とみに減った私ではあるが、例えば金原ひとみの芥川賞作にはその脳力の「厚み」が一切感じられず、読みながら思わず眉を顰めさえしたものである。
伝統的な文章能力の訓練を充分に経てきていることを主張する綿矢りさの同受賞作とは対蹠的であった。
尤もこれは、作品の出来不出来にまったく関わりない議論なのだが。

私は恐らく相対的には早い時期に、ネット上に「口語調」で日記をものしはじめた一人であろう。
体験的な事柄から述べるとするなら、口語調を用いるに当たり、何より要求されるのは、それこそ口語的な、不躾な表現であるが、頭の回転の早さである。

要求される、と書いた。実は逆である。自分自身のスピードが口語調を選択させたのである。殊更に選択したのではない。意識化して「作っている」わけでもない。

パソコンがそうさせているわけでもない。私のタイピングは遅い。レポート用紙に自筆するのを今でも好む。
547吾輩は名無しである:04/09/04 11:12
大江氏が普段お読みになる日本語の書物がどのようなものであるか知らない。

しかし我が国の文壇中毒の、日本語能力コンプレックスの塊である初等中等作家連の口語調、
氏が攻撃することを避けるとしても首肯されるところの売れ筋小説の類の、口語調のことであるなら、これを私は基本的には排する。
それらは二つに大別される。頭脳労働の怠惰か、流行を気取るかのどちらかである。後者は脳力をもって自任しているので、余計に滑稽な観を呈している。

だが氏は、それらの不備をして口語調への懸念とされているわけでもあるまい。そう洞察されるのは、今も昔も文学に志す人々の殆どは、文学の日本語に関して、不能ではないか、なかったかと思われるからだ。
そこでだが、文語体の論理的確固さの根拠を、氏はどこに求めておられるのか。

中国の名家の「白馬非馬論」は有名であろう。「白馬」は「馬」ではない。雑であるが当然の議論である。しかしある数学者、言葉のではないが論理を扱うことを分野とするひとが、これを難じていた。
馬の種にして馬でないなどとは、おかしいではないかと。

しかし筆を執るものなら、白馬が馬でないなどとはあっさり肯定できる。「白」という漢字と、「馬」という漢字の間に、すでに交通を生じている「白馬」は、「馬」の孤立とは違うからである。
名家は言葉の論理を弄んでいるのだ。これを「数学者」は解せない。

日本語は漢語の大きな影響を受けている言語である。しかしそれだけではない、諸ヨーロッパ言語、韓国語、琉球、アイヌ、その他絶えた「少数」言語を含め、日本語の緯となった非-日本語など枚挙に暇ない。

経について述べるなら、私は初期江戸時代の人間と話すのは殆ど不可能であると学んでいるが、劣質な学であろうか。
548吾輩は名無しである:04/09/04 11:14
ギリシャから、イスラム世界を介してキリスト教哲学を経た、西洋の古典論理が今日の我々の世界を基礎付けてはいる。
すれば英語、は、日本語よりは「論理的な」言語ということになるが、相違ないか。

日本語には、大江氏のノーベル賞講演にもあるように助詞が入る。この機能を大江氏は小説において十全に活用しておられる。それは「論理的」であろうか。古典的であったろうか。

論説においてはどうか。一言で済む。不知でなければ、大江健三郎に、卓越した日本語による論考はない。

そしてもう一度作家業に目を転じるなら、金原ひとみの「蛇にピアス」に匹敵する短編小説もない。快作には長編『万延元年のフットボール』の他、『治療塔』シリーズが挙げられようが、
後者は当時の吉本ばななを怨嗟させた、文体の引き写しであることを大江氏は否定できるであろうか。

論理という。はっきり物申せという。しかし言語の論理、それも詩的言語の論理ともなればそれは横断的論理でなければならない。
そこに求められるのは生硬さではなくスピードであり、すくなくとも今現在の大江健三郎に、最も欠落している要素がこの速度である。

大江健三郎の「口語調」への懸念が、自らの「文壇的」存在の意義への懸念ではないかと些か疑われるふしがあるとすれば、原因はそこに見出せようかと思われる。

私のようないち庶民が大江健三郎に最も期待するのは小泉内閣のハリウッド=ホワイトハウス仕込みの演出と、大衆受けする言葉の用い方への、効果的な反発力ある言語である。
それを分厚い文壇あるいは論壇の、読むのに時間のかかる上に内容乏しいことが統計学的に証明済みの文章に一般的に求められるとは、到底信じがたいのである。口語調じたいに罪はない。

一考に供する。
549吾輩は名無しである:04/09/04 13:47
空気嫁
550吾輩は名無しである:04/09/04 15:31
こりゃまた馬鹿っぽいコピペだな
551吾輩は名無しである:04/09/04 16:08
>馬鹿っぽいコピペ

小学生が知っている言葉をなんとなくくっ付けたような言葉だなw
552吾輩は名無しである:04/09/04 16:48
まあ、確かに馬鹿だな。
553吾輩は名無しである:04/09/04 18:38
どうでもいいから空気読んで欲しい
554吾輩は名無しである:04/09/04 21:20
フォルマリズムとやらの影響を受けているらしい
555吾輩は名無しである:04/09/04 22:22
文章だけ読んで楽しめばいいのに。
556吾輩は名無しである:04/09/05 02:03
っていうか全然論理的ではないな
>>548
どうして英語は日本語より論理的なんだ!?
西洋の古典的論理!?が我々の世界を基礎付けている!?
もうめちゃくちゃw
557吾輩は名無しである:04/09/05 03:49
論理的主張はおろか、論理的解釈すらできないくせに、
546に意地だけで突っ込む雄牛的な行動は止し給え。
まぁ、突っ込むとは申したが、正確にはこれは間違いで、
どんな単細胞でも「馬鹿」という単語を呼び出せば批評した気になれるという、
それこそ馬鹿が率先して陥る大いなる勘違いなんだが、それは批評でもなんでもない。
ただ己の糞を所構わずぶちまけたという、品のない単細胞の活動を示したに過ぎない。
私の美意識にそぐわない君達は、本来なら有無を言わさず削除される対象なのだよ。
そのことを、よく認識なさい。いいですね。
558吾輩は名無しである:04/09/05 07:03
叩きたいのを我慢して批評できる人って少ないから・・・
ま、2ちゃん的に叩かれやすいような発言行動の人だからな。
仕方ねーっちゃ仕方ねーわ。

雨のキとかは何故か大嫌いな文だが、
その何故かの部分をじっくり考えてみたい肝酢。
559吾輩は名無しである:04/09/05 13:40
じゃあお前ちゃんと説明せいや!
論理的じゃないっていってるんだよ!
英語がどうして日本語より論理的な言語になるんだよ?
その根拠がどこにも明示されてないじゃねーか。
西洋の古典論理って一体なんなんだよ。
そんで、お前の言う古典論理が今日の我々の世界を基礎付けてはいるってなんだよ?
お前の脳味噌はうまく具体化するということを知らないようだね。
そんな内容のない文章に意味ってあるんかいな。
そんな文章間違っても論理とはいえないよ。
おまえこそ難解な単語を並べたらかっちょいいとか思ってるだけの
糞みたいな馬鹿だろ。
ってごめん、DQN相手にむきになってしまった。
560吾輩は名無しである:04/09/05 17:20
チョットマテ イミワカラン
561吾輩は名無しである:04/09/05 22:31
論理的じゃないというところを、なぜそう結論付けたのか詳しく書いてみたらどうですか?
562吾輩は名無しである:04/09/06 07:22
チョットマテ イミワカラン
563吾輩は名無しである:04/09/06 19:27
僕は・・・たのだった。
564吾輩は名無しである:04/09/06 19:37
激しい恋愛をし
565吾輩は名無しである:04/09/06 21:36
大江健三郎は愛媛の恥
大江健三郎は、とかく愛媛ではヒーロー扱いされているが、困った風潮だ。
氏は、ノーベル賞を受賞した後、国家の文化勲章を受けるのを拒否した。
「国がらみの賞は受けない」と辛辣なセリフを吐いて。
続いて出身地である愛媛県の県功労賞も蹴った。県職員を門前払いした。
どうやら大江には愛郷精神というものまで欠けているらしい。
本音は、「ノーベル賞をとった後にそんなローカルな賞を受けられるか」なのだろう。
その後は、中国で「石原都知事を選んだ東京都民を恥ずかしく思う」などとのたまう始末。
自分の見識に基づいて石原氏を選んだ東京都の人々を馬鹿にする発言で、
何様になったつもりなのだろう。
われわれ愛媛県民は、こういう人物を祭り上げるのをやめるべきである。
小説『坊ちゃん』で松山のことをボロカスに言った漱石と同様に。
566吾輩は名無しである:04/09/06 22:48
燃料はもうちょっと簡潔にしろよ
567吾輩は名無しである:04/09/07 00:49
オーケンはなぜか「僕」ではなく「僕ら」と、複数形を使う。
568吾輩は名無しである:04/09/07 07:09
大江けんジャブロウ という掟破りの固有名詞同士駄洒落が思い浮かんだのだが、
ジャブロウってなんだっけ?

ガンダムの何かだったような気がするが、小学生の時の記憶だからかなり曖昧。
569吾輩は名無しである:04/09/12 22:02:41
産経新聞北京総局の古森義久総局長が伝えるとこ
ろによれば、作家の大江健三郎氏は九月二十七日、
北京の清華大学で講演し、こんなことを語ったという。

「石原慎太郎氏の東京都知事当選は都民の恥です」

「わたしがいまもっとも気にしているのは、日本の
最近の国家主義傾向と過去の侵略や残虐行為を謝罪
していないことです」

大江氏は中国の学生たちからやんやの喝采をうけ
たにちがいないが、なかには日本のノーベル賞作家
を冷ややかにみつめていた学生もいたと思う。大江
氏の論法だと、石原候補に投票した都民は善良な都
民として認めてもらえないことになる。

「石原候補に投票した都民は都民の恥です」

大江発言はそう解釈できる。要するに多数の都民
を誹謗する言葉であり、そんな大江氏の傲慢さに鼻
持ちならないものを感じ取った学生たちも少しはいたはずだ。

まともな日本人なら外国人に対して自分の国や国
民について度の過ぎた悪口は決していわない。いっ
ても、その節度を弁(わきま)えている。ナショナ
リズムは普遍的なものであり、どの国や地域にも濃
淡の差はあっても、それぞれの人々に備わっている
自然の感情である。
570吾輩は名無しである:04/09/12 22:39:13
改行が多い
571吾輩は名無しである:04/09/12 23:38:42
age
572吾輩は名無しである:04/09/13 00:36:48
初期のを読んでる。
文章を緻密にしようとする努力は分かるんだが、
却って読みづらい。
内容が陰鬱なのも特徴
573吾輩は名無しである:04/09/13 10:31:52
特徴といえるほどの特徴でもないぞ
574吾輩は名無しである:04/09/14 19:43:54
初期のほうが読みやすいやん。引用も少ない、まあ玄人は取り替え子でハァハァしてなさいってこった。
575吾輩は名無しである:04/09/15 01:59:43
初期はリリカルで純情な変態。
中期以降は変態で変態な変態。
576吾輩は名無しである:04/09/15 09:11:43
扶桑社教科書を東京都の養護学校が採用したことについて、ノーベル文学賞作家の大江健三郎が朝日新聞のイン タビューで、次のように述べている。
「「つくる会」の教科書は、市販されベストセラーになりました。もちろん中学生が早く読みたいと思ったからではない。
「日本は優れている」「誇りと自信がいる」と思い詰める大人に空元気をつける癒(いや)し系の本だからでしょう。
子どものためによく考えられた本ではありません。でも、教科書の実物をこれほど多くの大人が読んで、考えたことは ない。その結果、
公立で採択したと公表した教育委員会はこれまで一つもなかった。父親や母親の反省が、日本人の世論として、力を 持ったのです。
東京都教委の結論は、これに真っ向から対立しています。」
この文章を読んで「誤植ではなかろうか?」と思ったかた、あなたの感覚は正しい。つまり大江は、
扶桑社教科書の市販本がベストセラーになったという事実と、公立校のほとんどがこの教科書を採択しなかった(でき なかった)という事実と を結び付けて、
「市販本を読んだマジョリティが扶桑社教科書に反対する世論となり、採択を阻止した」と結論付けているのだ。
これ以上の欺瞞はなかろう。
577吾輩は名無しである:04/09/15 09:14:48
市販本の読者の大多数は、この教科書を好意的に受けとめている。版元が公開している「読者の反響」を読んでみ ろ。
お手盛りの「大本営発表」だと言うなら、各紙各誌の書評を読め。日教組の幹部ですら、うかつにも(笑)「おもしろい」 とほめてしまい、
組織内からの突き上げを食らったではないか。扶桑社教科書に反対しているのは、ごく一部の反日左翼勢力だ。声の みはかしましいが、
日本国民の中では圧倒的少数派である。彼らは、扶桑社教科書を読む前から反対し、読みもせずに反対し、批判本を 鵜呑みにして反対し、
反対せんがために反対してきた(笑) 扶桑社教科書の市販本が話題になり、好評をはくし、ベストセラーになって、左 翼勢力の危機感は頂点に達した。
そして、単なる「批判」の域をこえ、なりふりかまわぬ力ずくの反対運動に走ったのだ。
扶桑社教科書を採択しようとした教育委員会に対しては、左翼お得意の組織動員で妨害活動を行った。
委員の自宅にまで手紙、電話・ファックス攻撃をかけ、デモ、アジテーションなどを展開した。粛然たるべき教科書採択 現場に混乱を持ち込み、
委員に扶桑社教科書を忌避させ、
採択できない状況へと追い込んでいったのではないか。
大江はそうした現状を知らないのだろうか? ノーベル文学賞をゲットするほどの「知性」において、まさかそんなことは あるまい。
現状を知った上で、意図的に歪め、捻じ曲げて、
正反対の結論を導き出しているのだ。これは、もはや評論ではない。卑劣なデマゴギーである。
大江自身の息子が知的障害者で養護学校出身であるという事実も、このデマに説得力を付加しよう。
だからこそ、朝日は大江にインタビューしたのだろうし、大江もそのことは計算済みだろう。
そのことを考えると、大江の心の闇を覗き見たようで、慄然たる思いにかられる。
かつてヤスパースは、誠実さを欠いた知性はナチス的であると喝破した。大江のごとき、白を黒と言って平然たる卑劣 な「知性」こそ、
ヒトラーを、あるいはスターリンを、 ポルポトを支持した「知性」と同様ではないか?
578吾輩は名無しである:04/09/16 01:55:00
577>>
嘘つきで詭弁。彼らが少数派なら、何故もっと教科書に採用されなかったのか?
採用されたのは、作る会と思想を同じくする石原が牛耳る東京都だけじゃない。
579吾輩は名無しである:04/09/16 19:29:18
作る会は右翼からも嫌われてるんだよね
580吾輩は名無しである:04/09/16 20:11:55
中公新書のは どれも何言ってるかハッキリしないな
581吾輩は名無しである:04/09/18 09:50:28
>>580
新書?
582吾輩は名無しである:04/09/18 09:53:29
難しすぎます。大江健三郎。
583吾輩は名無しである:04/09/18 15:41:52
岩波新書だった。
584吾輩は名無しである:04/09/18 17:49:34
一読しただけでは何を言っているのか分からなかったので
>>546-548が何を主張しているのかについて考えてみました。

@私のこれまでの体験に基づけば、口語調に求められるのは頭の回転の速さ・スピードだ。

A大江が大体において首肯するところの売れ筋小説の口語調を私は基本的には認めない。
なぜならこれらの書き手は、本来ならそれに求められるべき頭の回転の速さ・スピードを
使用していないからだ。

B私は上記の考えに基づいて口語調を批判しているのに、大江はそうではない。

Cところで、私は「白馬非馬論」・日本語の成り立ちといった事例から、日本語の詩的論理は
本来的に横断的だと考える。このような観点に立てば大江がかつて論理的であったことも無い。

D良作の条件である詩的言語の横断的論理を可能にするのは、口語調における場合と
同じく、頭の回転の速さ・スピードだ。こういった理解もなく大江は徒に口語調を懸念しているだけであり、
また、頭の回転の速さ・スピードといったものが、現在の大江には欠けている。

E従って、大江が口語調を懸念するとすれば、それは自らに対する懸念だ。
口語調自体に落ち度がある訳ではない。

こういう理解でいいんでしょうか?誰か分かる人教えてください。
間違ってたら指摘して下さい。
585吾輩は名無しである:04/09/18 21:07:23
「つくる会」の教科書を好意的に受けとめている大多数とやらを、
読者の反響や書評や日教組の幹部に代表させても説得力がないのでは・・・
586吾輩は名無しである:04/09/18 21:18:50
ノーベル賞に思う

大江氏はノーベル賞授賞の直後に
「自分は戦後民主主義を信奉する立場から、天皇の文化勲章はいただくわけにはいかな
い」と言ってましたが、私はこの人がどこまで本気で民主主義を信奉しているのか疑問で
す。「ヒロシマ・ノート」という本が出たころは、戦後民主主義の旗手といわれ私もそう思っ
ておりましたが、今から十年くらい前、大江氏は自ら発起人の一人となって核兵器廃絶
文化人会議とか言う組織を結成し「核兵器廃絶に向かって直ちに行動を起こそう」という
声明を出したのでしたが、これに対して週刊誌から月刊誌から総動員して猛烈な攻撃を
したのが文芸春秋だったのです。しかも、大江氏は文芸春秋が主催する芥川賞の選考
委員をしたり文芸春秋から本を出版して同社の利益に貢献したりしておりました。その点
に疑問を持った本多勝一氏が公開質問状を出して「あなたは核兵器廃絶を人に呼びか
けておいて、その廃絶運動を最も熱心に攻撃する文芸春秋の選考委員を引き受けたりし
ているのはおかしいのではないですか?」と問いかけたのですが、すぐには返事をせ
ず、何度も質問を繰り返すと事実とは違うことを言いたてて人をくったような返事をする。
それでもついに行き詰まって芥川賞の選考委員を辞退することになったのですが、新聞
の取材には「今回の辞任は核兵器廃絶運動とは何の関係もない」と言いつつべつのメデ
ィアには「しょうがないから辞めたんだ」という。それから三年くらいたってほとぼりが冷め
たころに、誰も知らないうちにいつのまにかまた芥川賞の選考委員におさまっている。大
江健三郎という人はそういうことをする人なのです。ここまでは事実です。ここから推量し
て、口では革新を標榜しながら裏では反動資本と結託する人物、と断定しては失礼にあ
たるでしょうか?
587吾輩は名無しである:04/09/18 22:05:24
>>586
大江は不器用なんだよ。芥川賞の選考委員を務めたは
新人発掘に貢献したかったからだと思うよ。

それからさ、大江健三郎という「人間」への攻撃はもういいから、
「作品」を語ろうよ。50年、100年経った後に残るのは言葉だけだから。

大江攻撃をする人は作品を読んでないか、
読んでも理解していない人が多い・・・・・・。
588吾輩は名無しである:04/09/18 22:13:20
>>569
>まともな日本人なら外国人に対して自分の国や国
>民について度の過ぎた悪口は決していわない。

それは戦後保証や謝罪などをして、みそぎを果たした
まともな国の国民が初めて言えること。
そういう意味で、日本人は無理。
589吾輩は名無しである:04/09/19 00:03:10
そういや、朝日新聞の「伝える言葉」のコラムで都知事批判してたな、大江さん。
まぁ尤もだけど。
590吾輩は名無しである:04/09/19 00:15:38
>>589
「民度が低い」ってのに噛み付いてたけど、うーん。
ああいうことを新聞でいうのはやめてほしいな、個人的には。
石原もたしか産経に連載してたけど。
世界みたいな雑誌ならいいんだけど、新聞はみんなが読むものだから
不偏不党でいてほしいし、
大江もそういった政治以外のことを書いてほしいよ
591吾輩は名無しである:04/09/19 00:32:52
>>590
おいおい、全国紙はイデオロギーによってはっきり分かれるものだよ。

朝日・毎日・読売・産経
左---------------右

という構図は確固としてあるよ。
おれとしては、産経は早く潰れて欲しいけどな。
フジTVも大嫌いだし。
592吾輩は名無しである:04/09/19 00:44:33
>>590
いやいや、それは分かってるよ。
だから、大江が朝日で連載して、石原や曽野が産経で連載して。
それなら、はじめから「左」「右」って言えばいいのに
「不偏不党」を標榜しているのが気に食わないんだよね。
まぁ、不偏不党なんか実際はありえないのは分かってるんだけど。

個人的には、朝日も産経も嫌い、、、
593吾輩は名無しである :04/09/19 00:51:00
「民度が低い」なんて普通にアホ発言だと思うけど。
594吾輩は名無しである:04/09/19 04:15:33
池島さんが社長やってた頃の文藝春秋社は
岩波と対極だったんだろうなあ
595吾輩は名無しである:04/09/19 08:15:22
全然本の内容とか関係無いスレなのな・・・・
スレタイ変えておけよ
596吾輩は名無しである:04/09/19 08:22:36
日本の常任理事国入りも、大江は反対すると思われ。

石原、大江って、思想的には両極だが、
作家の質という点でいくと、大江が圧倒的だな。
芥川賞はは、なぜに、石原を選考委員にしているか理解に苦しむ。
597吾輩は名無しである:04/09/19 11:07:01
>作家の質という点でいくと、大江が圧倒的だな。
石原も大江の才能は評価してる。
ノーベル賞のときも素直に喜んでたし。
人間性でいうと、どっちもどっちな気がするが…
598吾輩は名無しである:04/09/19 13:04:08
>>596
>芥川賞はは、なぜに、石原を選考委員にしているか理解に苦しむ。

芥川賞を有名にした貢献者だからでしょう。
作品の質は・・・・だけども。
話題先行型という意味では、ちょっと前の綿矢&金原と似てます。

すれ違いスマソ。
599吾輩は名無しである:04/09/19 22:01:10
●日本人が知らない“在日韓国・朝鮮人の優遇制度”

“五箇条の御誓文”
簡単に言うと、在日朝鮮人で商売をしている人は自分達で作っている商工会で、
税金関係の問題を処理していいということであり経費の認定も自分達で勝手にできる。
国税庁ノータッチ。つまり脱税し放題。だからこそ商売人には金持ちが多く、
それを北に送金して貧乏な北朝鮮がミサイルを開発できたのである。

▲在日韓国朝鮮人の就業率と生活保護
日本に永住する在日韓国・朝鮮人の実に約64万人中、約46万人が無職である。
生活保護を受けているのはおよそ14万2千人。
5人に1人は生活保護受給者であり彼らの生活費は日本人の税金によって賄われている。
彼らは被差別者どころか日本人とは比べ物にならないほど恵まれた特権階級である。
帰化申請を嫌がるのは帰化してしまうと既得権(五箇条御誓文・生活保護等)を全て失うからである。

彼らが外国人参政権を求めているのは、
特権階級としての既得権を失わないまま日本に内政干渉することである。
http://www.geocities.com/hinomarukimigayo2004/
600吾輩は名無しである:04/09/20 21:57:40
タイトル忘れたけど「善」がベトナムの子供達を、手垢手油に錆びた
パチンコ玉入りパイナップル型爆弾から守ろうとする短編があったよな
その中に魯迅の「子供を救え・・・」という言葉が引用されてた事を、
朝日のコラムを読んでいて思い出した
いままで大江の引用に、大江当人を感化したものと、別になんとも思ってないが
小説には活かせるものとの、二つの場合があるように思えて、その中でも
魯迅の言葉はもっとも何とも思ってない引用の一つだと考えてたけど、
コラムを読む限りでは、魯迅の言葉さえ大江はしっかり受け止めてたみたいね
やっぱりなんとも思ってない言葉の引用なんて大江はしないのかな
601吾輩は名無しである:04/09/21 00:38:55
>600
「われらの狂気を生き延び(ry収録の「生け贄男は必要か」だな。

引用については、特に後期の作品では、少々うんざりさせられもする
けれど、何てことのない言葉の断片に誤読すれすれの過剰な意味を
読み込まずにはおれない書き手の必然性というのは、しっかりと感じ
取れるように思うな。
602吾輩は名無しである:04/09/21 11:08:49
http://www.angel.ne.jp/~arrow/insist/ikenjizai/1028.htm
【高山正之の異見自在】A・センの困惑歴史を途中から読むな
[2000年10月28日東京夕刊]
先日の朝日新聞の夕刊文化面に大江健三郎の紙上「往復書簡」が載っていた。
この人の文章は、ノーベル文学賞作家という肩書を割り引いても分かりにくい。何を言っているのかさっぱりだが、一応、筋道というか、言いたいらしいことが二度か三度読むとぼんやりながら浮かんでくる。
この人の文章が入学試験やテストなどによく引用されるのは、一読さっぱり意味不明というところが評価され、ついでに彼の天皇制批判、戦後民主主義万歳の主張が共産党系の多い学校関係者にうけるからだろうと推測される。
でも、そんな文章をあてがわれる生徒たちには拷問といわないまでも、つらい仕打ちになる。
生徒は一読してまず思う。「ボクは日本語を話せ、理解できると思っていた。それは間違いだったのだろうか」と。
いや、そんなはずはないと再読する。さっぱり。もしかして暗号かなと思って逆から読む。少しは日本語らしくなるが、意味はやはり不明のまま。
やがて苦悩の底から疑念がわいてくる。ノーベル賞作家の書いた日本語が分からないのはボクは実は日本人ではなかったのか。
かくて多くの生徒がうつろな目で立ち上がり、ふらふらと、ときには絶叫して教室を飛び出し、再び帰ってこなくなる。不登校や非行化は、もしかしたら彼にも責任の一端があるかもしれない。
この「往復書簡」も突然走り出してビルの屋上から飛び降りたい衝動にかられるのがコワくて見ないふりをするつもりだったが、あて先が「アマーティア・セン」になっていた。ノーベル経済学賞を受賞したインド人学者だ。
英国植民地下のベンガルに生まれ、あの第二次大戦時の大飢饉を経験した苦労人で、欧米の経済理論に反発し、アジアの発展と可能性を強く主張してきた。
とくに日本の経済発展を高く評価し、欧米諸国が"あれはわれわれの単なる模倣"と見下すのを厳しく批判し、「欧米より進んだアジア独特の経済システムの牽引車になった」と昨年、シンガポールで講演している。
この講演の内容をもう少し引用すると、日本が示した模範は何より人的資源の開発、つまり教育にあった、という。(中略)
603吾輩は名無しである:04/09/21 11:10:40
そうした教育普及の意味が近隣アジア諸国に広がり、「経済発展とは(キリスト教とか、民主主義とかの)高い文化レベルや豊かさがなければ育たないという欧米の理論を覆して、さまざまな人種、宗教、
社会制度が入り交じる貧しいアジア諸国の間にも実現することができた」
それどころかそのごちゃ混ぜアジアには欧米をしのぐ経済発展の可能性がある、その鑑は日本だと言い切る人である。
それに対して、日本の過去を否定し、米国を崇拝し、その米国が持ち込んだ戦後民主主義をありがたがる大江健三郎という取り合わせは実にもってミスマッチというか、妙な取り合わせになる。
その好奇心が勝って、発作を覚悟で読んでみた。
この人の悪い癖は、どんな大きなテーマでも自分の小さな行動に収斂させてしまうことだ。A・センが一世紀半の世界史の流れからくみ出した理論について、自分が東大法学部をけって文学部にいった"事件"に置き換えて、
「どうです。ぼくはあなたの理論のすばらしい実践者でしょう」という自画自賛にもっていってしまう。
そして、終戦後の混乱時に餓死者が出なかったのは、天皇陛下のお言葉「家族国家として食糧危機を脱しよう」ではなく、米国がもたらした「社会制約を受けずに為し得た自由」と食糧援助の結果だと主張し、
それを実践した自分を「褒めてもいいですよね」。
確かにそのころ、学校で脱脂粉乳を溶いたものを飲まされた。臭くまずかったが、それで餓死しなかったわけではない。みんなが家庭菜園をつくり、買い出しし、なければ我慢した。暴動も起きなかったのはまさにA・センのいう「教育」のおかげだったと思う。
ちなみにこれほどノーベル賞作家を感激させた米国の援助の実態に触れておく。米国はドイツなどには無償のマーシャルプランを実施したが、対日援助ガリオア・エロアでは後から請求書を送りつけ、
日本政府は当時で数億ドルを払った。あの脱脂粉乳の代金を払えなんて闇屋だって言わない。
それほどに歴史知識のない、見当はずれの自慢話に満ちた手紙をもらってA・センも困ったろう。
実際、翌日の紙面に載った返信には困惑が行間からあふれていた。そして一言、オデッセイに言及したくだりで、それを「解釈するにはその前のイリアス」を読めと。
戦後だけ切り取って近視眼的に見るな。歴史を流れで捕らえよ、という忠告である。それ、彼は分かっただろうか。
604吾輩は名無しである:04/09/30 09:37:22
コピペかよ
605吾輩は名無しである:04/10/02 22:28:12
そうだよ
606吾輩は名無しである:04/10/08 03:11:16
死者〜を半分くらい読んで、結構面白いなと思ってたら、
どこかの大江スレで現代作家のきつい批評があるとあったような気がするのですが、
どういった内容でしょうか?内容によっては近代作家と認識しなければならないと思うのですが。
607吾輩は名無しである:04/10/08 20:16:15
左でも右でもないだろ?
つーか日本に左翼なんかいるのか?

こいつは典型的な売国奴
608吾輩は名無しである:04/10/09 00:28:00
確かに本質的な意味での左翼も市民主義者もマルクス主義者も日本にはいないな。
609吾輩は名無しである:04/10/09 01:07:37
ふと思ったんだけど洪水は〜の冒頭ってあれなんなの。

 人類が月から火星をうかがう時代の超音速時間感覚には、遥かな昔に思われるが―――

なんだこれ。なんで大江はこんな一文いれたんだ。
610吾輩は名無しである:04/10/09 07:08:30
くだらんコピペに反論するのも馬鹿馬鹿しいが、
capabilityについてなんだから大江の文学部に進んだっていうのは歴史云々関係ないし。
イリアスの比喩はインドじゃなく日本の事だし。
誉めてるのは戦後日本の奇跡的復興じゃなくて明治からの教育制度150年なのに(それを勝手に世界史150年に為てしまっている)どうも戦後復興を讃えたいらしい。
しかもこの書簡に出てきてない事は何も言ってない。
大江への反論すら大江の発言流用してる。
611吾輩は名無しである:04/10/09 22:48:34
http://www.kenyama.net/htdocs/mt/archives/000010.html
kenyama's blog

2004年01月01日
大江健三郎は小説を書いているのではない?!
 大江健三郎の「憂い顔の童子」(講談社、2002)を読んだ。大江は、「物語」を構築する能力、それも個人的、歴史的、民俗的に濃密な物語を、愚直に構築する作家であった。
中上健次の被差別部落のように、自らの性や、四国の山奥を舞台に作り上げられた虚構を紡ぎ出す才能は、戦後文学の中でも注目に価した。
  そのせいか、障害者のこどもや、1980年代になって、急速にレヴィ・ストロースなどを「お勉強」し始めたことを、見せびらかすかのような80年代以降の作品には、微妙な違和感を感じた。
しかし、それが大江という個人の営みである以上、小説を読むのを止めるだけだ。
そんな時、大江は小説を書かないと宣言した。
あの「お勉強」の成果を紹介するエッセイばかりを執筆するなら、「大江をもう読まなくてもいいから、安心だ」とホッとしたことも覚えている。

 94年にノーベル文学賞を受賞し、翌年発表された「燃えあがる緑の木 第3部」を発表してから、小説は書かないとしていたはずの大江は、99年の「宙返り」(講談社)から、また小説を書いている。
義兄の伊丹十三の自殺を扱った「取り替え子」(2000年、講談社)、本人とおぼしき小説家を扱った「憂い顔の童子」の2冊における、大江の衰弱、幼児回帰(?)は目を背けたくなるくらいだ。
また、新興宗教を扱った「宙返り」の方が、物語=虚構を構築する力の片鱗がうかがえると言えよう。
612吾輩は名無しである:04/10/09 22:49:56
 さて、大江の小説は、「死者の奢り」(58)から、「性的人間」(63)、「万延元年のフットボール」(67)、「同時代ゲーム」(79)など次々と、半ば「義務」のように、
そう、日本文学に興味を持った戦後の少年が読むべき「必読書」として読んできた。
こなれない日本語と、「ヒロシマ・ノート」(65)などに代表される社会問題への発言も、我慢して読んできた。
 「憂い顔の童子」は、アメリカの女性日本文学研究者が大江らしき小説家と一緒に、四国の山の中に行く。ただそれだけである。
そこに、まぶされているのは、大江個人の体験と、現代思想と呼ばれる哲学者、文化人類学者の本を読みましたと言う報告。子供が「ぼく、こんなことしたんだ! 褒めてよ。ねえ」と言っているようにしか読めない。
 大江の作品は、小説系統と社会的発言系統の二つがあったと思う。
というより、「文学者の社会的責任」(最近は、企業の社会的責任に注目が集まり、文学者の責任には見向きもされなくなったことは、ともかく)から、「小説家たるもの、世間に向かって発言せねば」といった気負いでもあったのであろうか。
大江が進歩的文化人(岩波とか朝日とか大手出版社、新聞社好きの彼のどこが進歩的なのか?)であるという、未だ根強い「誤解」はともかく、社会的発言の「薄さ」が小説にまで流れ込んできてしまった。
 その意味では、大江は、もう「小説」を書いている訳ではないのかもしれない。
613吾輩は名無しである:04/10/10 11:09:20
向いてないので読むなといって片付けたいコピペだな。
日本文学に興味のあるものの必読書だから読むとか痛すぎる。
何か大江はこういうやつとかそのコピペを貼るやつが湧いて出る作家だな。
614吾輩は名無しである :04/10/10 21:51:47
宙返りを再読中なんだけど、出てくる食い物が旨そうで仕方ない。
615吾輩は名無しである:04/10/11 00:31:54
>>609
人類が月から火星をうかがう時代の超音速時間感覚”からすれば”、遥かな昔に思われるが―――

とでも書けば意味が通じやすいところを、あえて”には”と書くのが大江流。
616吾輩は名無しである:04/10/13 16:56:04
國民新聞 大江健三郎共産党にエール
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H15/1512/1512018oe.html
1512018 大江健三郎 共産党にエール

先の衆院選挙で議席を20から9に激減させた共産党だが、その
機関紙「あかはた」にノーベル賞作家、大江健三郎が共産党にエール
を送る長期インタビュー記事が掲載された。

紙面には、大江、ゆかり夫人と息子の光が登場。大江は不破哲三
議長を賞賛し、中国語に翻訳された不破の『歴史教科書と日本の戦争』
のサイン本を貰って大喜びしたという。
(平成15年12月25日号)
617吾輩は名無しである:04/10/14 21:57:12
質問で恐縮なのだが、『芽むしり仔撃ち』の感化院の
少年達は一体何人くらいの集団なんだ?小説の中に
それについての描写は無かった様な気がするが。
618吾輩は名無しである:04/10/16 17:31:03
根津朝彦

朝日新聞社様へ
 突然長いメールをお送りする失礼をどうかお許し下さい。私は根津朝彦と申します。現在、同志社大学大学院文学研究科の学生です。

また6月11日(夕刊)の「大江健三郎氏ら『9条の会』結成」のベタ記事には少し驚かされました。
大江健三郎さん、加藤周一さん、小田実さん、奥平康弘さん、鶴見俊輔さんら戦後日本を間違いなく代表する知識人であり、まさに日本国憲法が緊急の論点になっているにも関わらず、いささか扱いが小さすぎると感じたのです。
申し訳ありません。身勝手な憤懣を表明しているつもりは一切ないのです。6月15日の京都地域面に関連記事が掲載されていましたが、今後かれら9人のアピールの続報をぜひご検討していただければ幸いです。

2004年6月15日
http://www.shinbunbun.com/tsukomi/tsukomi-text/nezu-acess-no3.htm
619吾輩は名無しである:04/10/17 19:58:43
今日、ジュンク堂でトーク&サイン会あったな。
行った人いる?
620吾輩は名無しである:04/10/18 15:58:09
『他人の足』ってよんだんだけど、すっげぇ胸糞悪い。
この作品の芸術性がすごく高いのは感じるんだけど、
暴力にも変えがたい空しい怒りというか、そんなものを覚えた。
ああ、なんとも言い表せない…。とにかく嫌な感じだった。
621吾輩は名無しである:04/10/19 00:37:00
その作品そのものの嫌みが大江の魅力なんだってば。大江自身の悪辣さも含めて。
622吾輩は名無しである:04/10/23 16:37:36
柄谷の「文学は終わった」発言にじかに反論したのは
この怪物だけらしいな。
いつまでも生きていてください、お願いします。
623吾輩は名無しである:04/10/23 17:35:14
『小説の経験』を読んだ。
50歳をすぎての文学の再読とか、どこまでも学び続ける人なのだと思った。
こんなふうに年をとってみたいな。
624弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/10/24 13:28:47
「われらの時代」が好きですね。突っ込みどころ満載、釣り師とてしても快調です、大江さん。

「幼児のペニスのような安全装置」
「性器をゴムベルトでベーコンのようにぐるぐるまきにしたあと自涜を行った」
「おまえが寝小便をやめられないなら天皇陛下におまえのチンポコを切り取ってもらう!」

いいっすね、性的でラジカルな頃の大江は。
625吾輩は名無しである:04/10/24 19:57:50
 「テーミス」という会員向け月刊誌がある。実にユニークな内部情報誌で企業ニュース、官僚の内幕、永田町の水面下の動きなどを早く伝えてくれるので、結構人気がある。
これは嘗ての「週刊現代」編集長、フライディ創刊者の伊藤寿男氏が主宰している。
 さて今月の「テーミス」で一番興味を引いたのは「大江健三郎」に関する醜聞である。
 もともと権威主義的でマスコミからの評判も最悪の人だが、日本人は「ノーベル賞」とう幻想に振り回され、
大江の唱える「平和主義」にもスペースを割いてきた。
 テーミス曰く。「週刊朝日」が大江を書評欄で批判したところ、朝日上層部への大江の圧力で、加藤編集長が「解任」された。
その「書評」欄も打ち切り。
 読売は全面ぶちぬきで大江の連載を開始、朝日が仰天、慌てているところだったらしい。
 文芸評論家の渡部直巳が大江の子息で作曲家の光を賛美するのは野坂の「エロ事師たち」に登場する父娘のごとし、
と言ったところ「昴(すばる)」の連載は打ち切り。
子息の作曲の無能については武満徹が「あれは音楽ではない」と言い切ったことがあるが。。。

 ところが絶縁状態の文春と大江は、芥川賞選考委員に突如復帰した。
これは「ノーベル賞を前に文春を敵にはできない」と判断したかららしい。
外国の賞を貰っても天皇陛下の叙勲を辞退した左翼のデマゴーグ作家だけのことはある。
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000330.html
626吾輩は名無しである:04/10/24 20:35:37
デマゴーグってどういう意味ですか?
627吾輩は名無しである:04/10/24 21:24:21
>>626
大江健三郎という意味です。
628吾輩は名無しである:04/10/24 21:28:01
>626

627みたいな扇動家のことだ、いっぱんてきには
629吾輩は名無しである:04/10/24 23:09:02
>>626

中上健次を、石原慎太郎と仲違いさせようとしてしたことで、その後、文学
賞の選考で同席した中上に、選考の間中ずっと、「おまえ死ね」って言わせ
ましたとさ。
6302chのなかの2ch:04/10/25 03:58:28
>>628
それはおまえだろ
631吾輩は名無しである:04/10/25 04:00:22
名誉欲とか権力欲とか自己顕示欲のためなら
なにしてもいいっていう哲学を
この作家の”生き方”から学びました!!!
632作家失格 断罪修:04/10/25 04:01:49
あれね、作家もこうなったらお終いね…
633吾輩は名無しである:04/10/25 11:09:04
コピ平がものを言ってるぞ笑
634吾輩は名無しである:04/10/25 12:42:03
性的人間の人物関係複雑すぎてわけわかめ
635吾輩は名無しである:04/10/25 22:25:21
最近の若手作家の好きな作家に
大江健三郎がほぼ皆無なのはなんで?

最近の十代は、太宰とか三島とか谷崎が好きらしいぞ
636吾輩は名無しである:04/10/25 22:28:52
妄想を書くな
637吾輩は名無しである:04/10/25 22:48:19
野村勝美:2002.07.03
大江健三郎氏のレジオン・ドヌール勲章授章を考えてみます。大江氏
は自らを、「私は戦後民主主義者である」と公言するノーベル賞文学者
です。彼は「文化勲章」を拒否しました。「戦後民主主義」なるものの定
義を私は知りませんが、印象的には戦前戦中の日本を「全面悪」と捉
えている人たちのように思います。

さて、レジオン・ドヌール勲章はフランスの、民間人に与えられる最高
の勲章だそうです。やるのも受けるのも勝手です。ノーベル賞について
も、やるのも受けるのも勝手です。我が「文化勲章」を拒絶したのも、勝
手です。「文化勲章」は日本国民が最高の栄誉としているものですが、
それを拒絶する大江氏の理由は、「僕は戦後民主主義者、国家の勲章
は受けない」ということであると伝えられました。根底に、氏の長年の発
言から、1.日本の戦争責任,、2.反皇室
があると想定できます。「悪いもの」からの勲章は貰えない、ということ
でしょう。反「日の丸」、反「君が代」、反「核」の人です。そのこと自体を
非難する積りはありません。私が嫌うのは、この方面の人たちの得手
勝手な論理です。一般的にダブル・スタンダードといいます。
638吾輩は名無しである:04/10/25 22:50:01
レジオン・ドヌール勲章は明らかにフランスの国家としての勲章です。
価値の源泉はそこにあります。
シラク・フランス大統領は11日夜、パリ郊外で行われたサッカー・フランス
カップ決勝戦を観戦しました。
試合開始前の国歌ラマルセイエーズ演奏の際に一部サポーター
が口笛を吹いたのに対し、「フランスへの侮辱」と激怒、退席したそうです。
大江さん、あなたに勲章を授ける人物は、こういう(すばらしい!)男ですよ。
「君が代はキライだけど、ラマルセイエーズは好きですか?」

フランスは「核兵器」保有国です。最高レベルの原子力発電実施国で
す。かつて多くの植民地を持ち、アルジェリアにおいてもヴェトナムにお
いても、苛烈な政治を行いました。第2次世界大戦後日本軍が撤退し
た後に、インドシナの再植民地を目指してインドシナ戦争を起こしたフ
ランス。北アフリカの植民地を弾圧によって維持しようとして起こったア
ルジェリア独立戦争。第2次中東戦争(スエズ戦争)で英国と連合して
エジプトに派兵してアラブ諸国と戦争したフランス。世界中の反対を押
し切って南太平洋で水爆実験を続けたフランス。
その国の勲章は受けるけれど、わが日本の勲章は受けられないという。

大江さんが文化勲章を拒絶した理由のすべてがより強く、
レジオン・ドヌール勲章には含まれています。それ
を、片方は断り片方は受けるとすれば、論理を整合させるには一つの
根拠しかありません。
日本(日本人)をバカにしている、のです。
639吾輩は名無しである:04/10/25 23:53:45
びみょうに古いこぴぺばっかりでつね
そざつな三段論法も失笑もの
640吾輩は名無しである:04/10/26 00:48:20
>>639
具体的に論破しとかないと
君の煽りは、敗北宣言にしか解釈されませんよ。
大江氏を擁護したいのなら
ちゃんと具体的に反証しないと説得力がありません。

大江氏本人も北朝鮮の拉致問題に関しては
ダンマリですね?なぜでしょうか?
641吾輩は名無しである:04/10/26 01:07:45
1)すべてのMはPである(大前提)。
2)SはMである(小前提)。
3)だから、SはPである(結論)。

642吾輩は名無しである:04/10/26 01:34:02
ついに化けの皮がはがれました。

公明党が外国人参政権に固執するのは
韓国での創価学会の布教解禁の見返りに
日本で在日外国人参政権法を成立させることを
池田大作と金大中が密約したためだそうです。

静岡新聞に掲載されました。
http://mosamosa-web.hp.infoseek.co.jp/image/0996.jpg

643吾輩は名無しである:04/10/26 09:25:30
晩年のトインビーばりの痴呆状態ということか。
644吾輩は名無しである:04/10/26 11:43:08
ここの粘着な人は、ちょっと余所とは違う幹事が出てますねw
645吾輩は名無しである:04/10/26 20:39:44
ブサヨ大江萌え
646吾輩は名無しである:04/10/27 00:43:33
まあ小説面白いからどうでもいいや。サヨでもウヨでも。漏れノンポリだし。
647吾輩は名無しである:04/10/27 22:17:44
なぜ日本人の誇りをなおざりにする風潮があるのでしょうか?
なぜ日本人だけをわざとに悪者にする風潮があるのでしょうか?
なぜなら、そのような振る舞いをする人間は自分のことを
周囲が英雄として見て欲しいという願望が恐ろしく強いからです。
かつて私がそうでした。だから大江健三郎のような振る舞いを
する人間の考え方が手に取るようによく分かるのです。
すなわち、自分を偉く見せたいのです。自分だけは、
周囲の人達よりも人徳が高いのだと思わせたいのです。
さらに、本当に自分は人徳が高いのだと思い込んでしまって
自己満足しているのです。こうなると、もう妄想にとらわれた状態です。
大江健三郎的人間は、例えば朝鮮人に頭を下げて見せます。
日本人は悪いことをしたと述べて。でも、本心は朝鮮人み
たいに下等な民族ではないという優越感でいっぱいなのです。
優越感があるから頭を下げる芝居ができるのです。
朝鮮人に対する優越感がなければ、そんな謝罪の芝居なんて
できません。つまり偽善者なのです。
さらに、そんな謝罪の芝居をすることによって、「自分は民族
の壁や人種の壁を越えた心の広い人間なのだ」と周囲に誇示
したいのです。周囲からそのように見られたいのです。
それが目的なのです。全て誇示なんです。周囲から自分が
人格者だと思われたいのです。
その結果、自分だけが周囲の人達よりも上等な人間であると
いう優越感を抱いて自己満足しているのです。まさに妄想の世界です。
648吾輩は名無しである:04/10/27 22:21:01
これが大江健三郎的人間の心理なのです。
昔は、このような輩が共産主義運動に蔓延していました。
共産主義が崩壊した現在、かつて共産主義運動していた
その種の輩は、環境保護運動や人権保護運動などに衣替えして、
相変わらず「自分だけ人格者に見られたい」ために目立つ活動
をしています。その活動目的はただ一つ、目立ちたいのです。
(注記)朝鮮人が大嫌いなら素直に嫌いであればいいのに、
大江健三郎的人種は、そんな正直な気持ちを偽って善人のふりをしている。
なぜ、日本人でありながら故意に祖国を侮辱して自分を
まるで英雄のように見せかける売国奴大江健三郎的
クローン人間が世の中に蔓延しているのでしょうか。
その理由は、戦後の占領軍の洗脳政策に起因するのだと信じます。

戦後一貫して日本人が日本人としての誇りをないがしろに
してきた風潮は、マッカーサー占領軍の占領政策に起因します。
占領軍は、日本人という下等な黄色人種が二度と白人に
刃向かわないように日本人の誇りを根こそぎにする政策を実行したのです。
さらに悪いことに、この政策は200%大成功でした。
長崎の原爆展を見た子供や大人が「もう二度と戦争し
ないように」という感想文を新聞に投書するのですから。

このように日本人が「原爆投下は自分たちが悪いのだ」
というふうにマインドコントロールされている間は、
戦勝国は皆安泰なのです。二度と日本人が刃向かう
恐れなんて全くないからです。日本人は去勢された民族だからです。
上述した占領軍のロボトミー政策は、日露戦争で敗れた
ロシアにとっても好都合の政策でした。だから、戦後一貫して、
朝日新聞や岩波書店など、共産主義組織やそのシンパの牙城から、
絶えず日本人を卑下するマインドコントロールがメディアに
乗って国民に植え付けられたのです。
649吾輩は名無しである:04/10/28 23:26:59
洪水はわが魂やっと読み終えた
前半は起伏がない展開で時間がかかったが
後半になってエンジンがかかってきた
でもこれは退屈な前半があるからこそ後半が生きてくるんでしょう。
喬木の演説、そして最後の「すべてよし!」圧倒的で
震えがきた
650吾輩は名無しである:04/10/29 05:30:36
大江がなぜ売れないか、それは前半が確実にだるい、退屈、だからだ。
『性的人間』にせよ、『洪水はわがたましい〜〜』にしてもそうだ。『われらの時代』な。
651弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/10/29 13:36:49
「つかみ」が下手だよね、この人。そのせいで思ったよりも売れないんだと思うよ。
過去の作品にしたって、たとえば新潮文庫なら「飼育・死者の奢り」、「個人的な体験」ぐらいしか
置いてないよね。たいていの本屋では。新宿ルミネ2? のブックファーストなんか驚愕だぜ。一冊も置いてなかったよ、文庫本。
ブックオフなんかでもあまり見かけないしね。
なるべくなら完璧な小説を求めたいよね。
後半面白くても、前半が退屈なら、俺は放り投げたくなるね。
652吾輩は名無しである:04/10/29 14:33:22
あの前半がなければ後半の面白さも引き立たないだろ。

だるいとか言ってるやつは
春樹みたいに平坦な文章でも読んでろ。
653吾輩は名無しである:04/10/29 15:21:31
『万延元年のフットボール』を何かに喩えてみたいと考えて、
これはいいかも!と閃いた。それは、ビートルズのアルバム『サージャント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』だ。
(これも誰かが指摘ずみか?)

喩えの第一はなにより『サージャント・ペパーズ』のジャケット。ご承知のごとく、時代を象徴する人物、いわくありげな人物が勢ぞろいしている。もちろん楽曲自体、これ以上ないほど多彩な要素が盛り込まれている。
『フットボール』の入り乱れぶり、思わせぶり、寓意と解釈の多重性の形容として、なかなか相応しいのではないか。また『サージャント・ペパーズ』はビートルズの代表作であり、ロック史に残る傑作とも見なされている。
大江健三郎をそこまで持ち上げていいのかどうか私は知らないが、『万延元年のフットボール』が大江健三郎の「サージャント・ペパーズ」である、という位置づけなら十分可能だろう。

なお、この『サージャント・ペパーズ』が『フットボール』と同じく1967年に発表されたことは、ぜひとも付け加えておきたい。
ちょっと調べてみたところ、『サージャント・ペパーズ』は67年の初めから録音が開始され6月1日にリリース。『フットボール』は「群像」の1月号から7月号までに連載され、そのあとすぐ刊行された。



こいつはあほかな。フランクザッパの『フリークアウト』(1966)も『アブソリュートリィ フリー』(1967)も
聴いたことないんだろうな。さーじぇんとぺぱーずって ωαγατα..._φ(゚∀゚ )アヒャ
654吾輩は名無しである:04/10/29 18:19:57
ザッパに行く以前に、大江とビートルズすらまともに読めてないんだろうな。
てかSgtをサージャントってカタカナで表記する奴を初めて見たよ。間違い
ではないけど。
655吾輩は名無しである:04/10/29 19:30:25
いやー、久々に大江をよんだ(小説家の作り方)
やっぱりおもしろいなあ
2chは結構大江読者がいるのでうれしい
ネットヤンキーのコピペ爆撃がじゃまなんだよなー
656弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/10/29 22:28:49
『われらの時代』、『叫び声』、『見る前に跳べ』(所収の短編)、『人間の羊』、『セヴンティーン』、『共同生活』
この辺の作品は、人間の尊厳と恥を晒される主体性の問題が閉鎖的空間の中でもがき、闘争する様が読んでてスリリングですね。
657弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/10/29 22:37:17
モブ・ノリオに影響与えた『ピンチランナー調書』もいいですね。大江の息遣いやら喘ぎ声が聞こえてくるようで。
しかも珍しくSFテイストですね。
658吾輩は名無しである:04/10/30 16:48:55
659吾輩は名無しである:04/11/03 10:45:25
サヨクの分類
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Olympia/8925/sayoku/nini_01.html
<3> 下級サヨク(ただの純粋馬鹿サヨク)
(戦略論についての自覚ナシ & 心情論についての自覚ナシ)
 マジで「従軍慰安婦強制連行」とか、「南京大虐殺」を信じ込んでいる。社会主義へのシンパシーはおお
むね少ない。マジで指導的なサヨクをヘーワとかジンケンのために戦っている立派な人などと信じこみ、
ソンケーしている。
 こういった連中に、サヨクによるヘーワ運動やジンケン運動の戦略的な目的を指摘しても、
「戦争を起こそうとしているなんて、シンジラレナイ」とひたすら答えるのみで、その可能性の
考察を行う余地はない。指導的なサヨクへの信頼、帰依はおおむね完璧であり、
彼ら以外からのいかなる論理的指摘も受け付けない。
 学校などで反日映画や反日写真をなどを見せられ贖罪意識を刷り込まれて
これになるなどという経緯が多い。時に学習能力に秀でて思考能力が低い、
いわいる秀才タイプがよくなる。もちろん学習能力の低い者もこれになりうる。
 吊し上げをしてイイコトした気分に浸りたいだけの自分の卑劣さを認識できない。
マジで自分がイイコトしてると思い込み、自分に酔いしれている。
 ほとんどのサヨク学生。日教組の下部組織にいるサヨクセンセイ。サヨク系市民運動で
がんばるオバチャンなどがこれだ。大江健三郎氏あたりも、上級サヨクというより下級に属する
のではと思われる。幼少期にアメリカ兵に投げ与えられ食べたチョコレート(現憲法)の味を
忘れられない種類の。
660吾輩は名無しである:04/11/03 22:32:00
香田ショーセー殺害ビデオの圧倒的な暴力を見て
大江小説を思い出さずにいられなかったよ
具体的に香田くんと重なった訳じゃないけども、特に縮む男への
リンチの仕上げ及びギー兄さんへの報復としての「投石」を思い出してた
小説を読んでいる最中だとおそらく大江の書き方によって、投石の方法に
どこか稚拙で滑稽なもののように感じられたんだけど、
あのビデオを見てからは、あらためてそういった幼児的なものを含む暴力が
もっとも恐ろしいんじゃないかと思い始めるようになった

あわせて言うなら、雨の木の「泳ぐ男」で大江の書いていた
「大きい暴力の偏在におびやかされながら生きてゆく」ということと、
すでに俺にとってのレインツリーも失われた事を知って
「でも、どこへ?」と救いを希う気分だな
661吾輩は名無しである:04/11/06 01:46:12
>>659
サヨク云々言う前に、カタカナ表記の語源となった島田雅彦の「優しいサヨクのための喜遊曲」
ぐらい読んでからコピペしろw。ここはいちおう文学板なんだから…。

そういえば、大江はかつて島田を推してたけど、いまはどうかな?
662吾輩は名無しである:04/11/06 05:07:23
>>661
サヨクをカタカナ表記するきっかけが島田かどうかは怪しい。
この人の「青二才」だって、ゴンブローヴィッチからのぱくりだし。

あと、大江は、今の日本文学で推してる人はいないと思う。
そもそも、大江が意識するような国際作家って日本にいるか?
村上春樹・吉本ばななは、はなっから相手にしてないし。
663吾輩は名無しである:04/11/06 18:07:49
虫の書評終わる 突風

http://homepage2.nifty.com/bookbookbook/zakkan6.htm

 1月(発行日は2月)から(虫)という匿名書評家が「週刊朝日」に連載していた「まっとうな本」というコラムが
12月20日号で終了した。全12回。一応1年間続いたので区切りはいいようだが、週刊文春が12月15日
号に書いていたようにこの終了は理由のないものではない。虫が書いた大江健三郎批判が大江を怒らせ、
週刊朝日が来年からスタートを依頼していた小説に影響しかねないとしてこのコラムを終わらせたのである。
加藤明編集長が更迭され、内部昇格の形で鈴木健副編集長が編集長に昇格することになった。その背景に
は朝日新聞社の箱島信一社長の意向があるらしい、という話も週刊文春の報じるところだ。虫の最終回が乗
った12月20日号にはその人事と新編集長のあいさつが載っているのも、いかにもという感じだ。

 最終回の「言論の不自由」では、仲間ぼめばかりが目立つ書評の中で、厳しい批判を書くのには匿名で書
くしかなかったということを述べている。大江の件には直接は触れていない。
 
 うまく考えがまとまらないが、少なくとも週刊朝日のマーケティング戦略としてこの戦略は拙劣だということを
指摘しておきたい。

 よくわからないが、いまどき大江の連載小説でどの程度の読者が取れるのか? 俺は大江の小説などが読
者を増やす魅力になるとは信じられない。虫の書評が文藝好きの連中を活気付かせたことは事実なのだか
ら。大江が朝日新聞への執筆も止めるなどと言い出した場合はその影響力はよくわからぬが、くそおもしろく
もない大江などを確保しておくことがそれほど重要なはずがないように思う。

 狐の書評は本のよい部分を評価しようという書評だ。それにたいして虫は批判する書評だ。匿名書評には
どちらも必要なのである。批判する書評にはかつて風の書評があった。それが今はないのである。連載終了
は残念だ。

   2002/12/9
664吾輩は名無しである :04/11/06 18:59:12
「日本文学の世界化は、村上春樹から始まるというのが僕の考えです」

――IN★POCKET2004年4月号インタビューより
665吾輩は名無しである:04/11/09 20:48:13
日本文学の世界化ってどういう事をさして言ってるんだ?
日本的なモノを小説の中から追い出してるって事だろうか。
666吾輩は名無しである :04/11/09 21:21:47
インタビュー読むと、世界で読まれる、という意味らしいです。
667吾輩は名無しである:04/11/10 09:56:06
大江健三郎好きだ。初期の批評とかエッセイが好き。
厳粛な綱渡りとか。
いろいろ批判されてるし、ダメなとこもあるだろうけど、
そういうのも含めて好きになれる魅力がある。
668吾輩は名無しである:04/11/10 11:48:59
NHKの偏向放映に対する警告抗議文

3、売国奴を人選するNHKの不見識を糾弾する

 先般、売国番組として指摘したNHKスペシャルについて一言言及しておく。
放送予定には「2002 きみと語る戦争」なる番組が今晩放映されるとある。
笑わせるではないか!
わざとらしい平和気取りの番組を垂れ流すことによってまたぞろ国民の平和意識を先導せんとする
目論見であろうが、我々はうぬらNHKのその根底に流れる売国奴的自虐的策動をはっきりと
看破するものである。

 すでに見ずとも分かるが、五十数年間も繰り返されるうんざりするほどの相も変わらぬ平和安売りの内容であることは想像に難くないが、
今回断じて許さざるべきことは、NHKがその発言の全責任をもって選択し国民の前に登場させるゲストとして売国的売文家、大江健三郎が人選されているのである。
戦後デモクラシーの精神的支柱として腐敗せる戦後社会に君臨してきた大江健三郎。
対外卑屈と自虐的言動によって国賊的才能を発揮してきたこの輩が、この番組に於いてどのような発言を行うのか、もはや番組を見るまでもなく明々白々である。
さらに言えば、ゲストの人選はNHKの専権事項である。ならば、NHK自体が潜在的に保持しているが、しかし、公然と主張できないことをゲストの口を借りて主張しようとしていると判断せざるを得ない。

以上の見地から、一に国賊大江を意識的に登用したこと、一にこの売国奴になにを言わせんとするかは、すでにNHKの目論見に他ならず、故に、その発言の全責任はうぬらNHKにあるということを強烈に認識せよ!

よって我々はうぬらNHKに対し再度警告し、以下、要求する。

一. NHKはおのれが公言してはばからないその中立性と公平性の守護者を自認するのであれば、戦後になってとってつけた「太平洋戦争」との表記を即刻中止し、史実に基づく正式名称である「大東亜戦争」を使用すべし!

二. NHKは国民を愚弄し国家を蔑ろにする売国奴大江健三郎の番組登用を即刻禁止し、今晩垂れ流されるNHKスペシャルの放映を即刻中止せよ!

平成十四年八月一五日
民族の意志同盟
 中央執行委員長 森垣秀介

669吾輩は名無しである:04/11/11 06:46:12
>>664
それだけ抜き出すのは反則でしょ?
これは皮肉で言ってるんだよ。

クンデラが言ってたなあ。
二流の作家に群がる二流の読者。
それが現代だ。
670吾輩は名無しである:04/11/11 07:40:40
クンデラが二流
671吾輩は名無しである:04/11/11 10:44:30
重いクンデラ試練の道を
行くが男のど根性
672吾輩は名無しである:04/11/11 15:07:47
http://blog.goo.ne.jp/danieldarc/e/1638280a387034f41457db8051663262
2004年08月11日

大江健三郎先

朝日新聞に大江健三郎氏があります。
ヒロシマのこと書いてあって、「きっと大江先生はいいことかいているはず」(←すごい、おもいこみ)とおもい、よんでみました。
しかし、大江先生の文章は凡人には読めない崇高なもので、いまいちおっしゃることがわかりませんでした。
たぶん、すごーく、いいこといっているんでしょう。だって大江先生ですもの・・・。しかし、頭脳の差がでてしまい、読めませんでした。大江先生、もう少しおばかでもわかる文章を書いてください。くすん。
三島先生までは読みこなせるのですが、大江先生のレベルには到達できません。もっと本を読み込もう!
673吾輩は名無しである:04/11/17 09:19:32
この人の講演集読んで、おもしろかったから、
小説(宙返り)読んだら、最初の数ページで暗い気持ちになったよ。
片山恭一万歳。吉本ばなな万歳。
674吾輩は名無しである:04/11/17 09:28:45
読者をエンターテインしようとしない小説家なんかに
存在意義あるのかよ。大江のオナニー眺めて、
楽しいのか、藻前ら。
675吾輩は名無しである:04/11/17 10:32:56
大江健三郎など9人の悪党たちについて
以下は7月25日の北海道新聞ネット記事からの引用。
松浦淳の日記
http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200408040000/
『九条の意義訴え「会」発足記念、大江氏ら講演2004/07/2507:15
改憲の動きに危機感を抱く作家大江健三郎氏や評論家加藤周一氏ら九人でつくる「九条の会」の発足記念講演会が二十四日、東京都内のホテルで開かれた。約千人の聴衆を前に、大江氏らは戦争放棄をうたう憲法九条の意義を訴えた。
九条の会は両氏と憲法学者奥平康弘、作家の井上ひさし、小田実、澤地久枝、哲学者の梅原猛、鶴見俊輔、元首相夫人の三木睦子の各氏で六月に結成した。
憲法九条に焦点を絞り、講演会などを通じて改憲反対を市民にアピールし、運動の輪を全国に広げる。
講演会には梅原氏を除く八人が参加。大江氏は「憲法九条は新しい社会への希求を表現したもの。未来を生きていく日本人は、もう一度九条を希求としてとらえ直すべきだ」と語った。
小田氏は「戦争を知らない大人たちの時代になった怖さを感じる。民主主義と平和主義が結合した憲法九条は、戦争はもうやめようという世界のみんなの思いがこもっている。大事にしたい」と強調した。
また、澤地氏は「日本は奇跡的に第二次大戦後、一人も戦死者を出していないし、一人も殺していない。憲法九条が歯止めになったから」と指摘し、「戦争をやろうとしている人たちの流れを止めるのは人間しかいない」と呼び掛けた。(後略)』

この9人の名前、私が考えるに『この9人の悪党』の名前をしっかり頭に刻んでおく必要がある。
大江健三郎
加藤周一
奥平康弘
井上ひさし
小田実
澤地久枝
梅原猛
鶴見俊輔
三木睦子

誰もが岩波書店と深い関係があり、誰もが北朝鮮による日本人拉致殺人事件には触れようとはしない。
それでいて、「平和」を訴える。まるで高遠菜穂子のように偽善に満ちている。
東アジアの平和も、イラクの平和も、もちろん大切なことだ。
しかし、今、ここに、さらわれて殺されている日本人について、どうして一言も言えないのか?
つまりは、この悪党たちがやっていることは、「平和」運動ではなく、
他国の謀略に沿っただけの裏切り行為だからである。
676吾輩は名無しである:04/11/17 10:58:41
もちろん、私は右翼ではない。神社に行っても見学するだけで宗教的な感情はない。
日本国旗は尊重するが国歌は変更すべきだと考えている。右翼が耳にしたら怒りを露にすることだろう。
とはいっても、大江や加藤を左翼だとは誰も思わないだろう。彼らは単に中国のイヌなのである。
日本人拉致問題は、右翼でも左翼でも関係なく、日本人なら誰しもが深刻に受け止めるべき問題だろう。
横田めぐみは学校から自宅に帰る途中に拉致されて、殺されたのである。
横田めぐみに何の罪があるだろう?
横田めぐみに何の過失があるだろう?
今井紀明と高遠菜穂子の二人の阿呆に教えてあげたい。
「自己責任がない」というのは横田めぐみのような立場にある人に言えることなのだと。
今井高遠は、自己責任を取れない・取りたくない、単なるクズなのである。
そして、そのクズの応援団が、上記した大江や加藤のような9人である。
677吾輩は名無しである:04/11/17 11:03:33
『また、澤地氏は「日本は奇跡的に第二次大戦後、一人も戦死者を出していないし、一人も殺していない。
憲法九条が歯止めになったから」と指摘し……』
澤地久枝は何を寝ぼけたことを言っているのだろうか?
では、北朝鮮に拉致されて殺された人間は、『第二次世界大戦後の戦死者』ではないのか?
北朝鮮はいまだに日本とは交戦状態にあると思っているからこそ、日本国内で無数の謀略を繰り返し、日本人を拉致して殺してきたのだろう。その意味では、殺された日本人は『戦死者』と言えるではないか。
それとも澤地は戦場で殺し合いをしなければ平和だと考えているのだろうか?
一体、何千人の日本国民が犠牲になれば、澤地はこの国が『危険だ』と認識できるようになるのだろうか?
戦争をやろうとしているのは澤地ではないか。
北朝鮮などによるテロで日本人の犠牲者が出ているにもかかわらず、それを無視し、蓋をし、
奇麗ごとを並べて偽善と欺瞞に酔っているのは澤地のような『文化人』ではないのか。
大江も加藤も澤地も、娘をさらわれて殺された横田めぐみの父親の気持ちなど、はなから理解しようともしないのだろう。
こうしたマトモな人間の仮面をかぶったクズが、『平和憲法を守り戦争反対』などと言っている。
悪党達、悪魔達が、自分たちの仕掛けている戦争(日本人拉致殺害)を正当化し、
自分たちに向けられた攻撃を非難するために『あたかも本当らしい』ウソを主張しているのである。(後略)2004.08.04
678吾輩は名無しである:04/11/17 12:23:45
澤地嬢は日米安保条約に感謝汁。
679吾輩は名無しである:04/11/17 12:32:52
>>674
大江を読んで快楽を感じないお前のIQの問題。

あと、長文レスもいい加減にしろ。
全く読む気がせん。
680吾輩は名無しである:04/11/17 12:59:18
>>679
女の子が、はりぼておまんこにぶつけられて
処女失う話のどこがおもしろいんだよ。
頭の悪い俺に説明してくれ。
681吾輩は名無しである:04/11/17 15:11:29
頭の悪いやつに何を言っても無駄だろ。
682吾輩は名無しである:04/11/17 17:57:57
http://www.eireinikotaerukai.net/E05Iken/E050021.html
『虐日日本人の精神構造』
酒井信彦
(東京大学史料編纂所教授)
(前略)
ところで歴史問題の多くは、日本発の問題であると良く言われる。教科書問題の一番の前提に、家永教科書訴訟があったし、慰安婦問題は左翼人権団体と朝日新開の協同謀議によるものであることは確かである。
このことが歴史問題の本質が、日本に対する偏見・差別・迫害であると言う事実を分かりにくくしている面があると思う。
そこでこの点について、以下に私見を述べてみたい。戦後の日本には敗戦ショックによる共産革命願望があり、左翼勢力が大きな力を持った。それは当然、労働組合、マスコミ、大学などに浸透した。
左翼勢力は日本が弱体であればあるほど、革命が起こし易いと考えたから、アメリカ占領軍の遺産である東京裁判史観と「平和」憲法の強力な護持者となった。
しかし革命の願望が潰えた現在でも、その考え方は牢固として残った。と言うよりも、共産主義没落後、かえってそれに縋(すが)り付いて生きるようになった。
なぜなら日本の過去を否定・告発することによって、過去を反省し謝罪する良心的人間を演じ続けることができるからである。これは明らかにこの上ない偽善である。
したがって、これらの人々の考え方、活字媒体でいえば朝日・岩波的考え方は、偽善主義と呼ぶべきものである。
その御用文化人である、大江健三郎・加藤周一などの人々は、「進歩的文化人」では無く「偽善的文化人」である。
彼らの言説がいかに矛盾に満ちた偽善であるかを、土井たか子衆議院議員を例に、もう少し説明しておこう。社民党は北朝鮮による日本人拉致を、無視するどころか否定さえしていた。
しかし社民党はそもそもアジア人権基金と称する人権団体を持ち、土井議員はそのトップである代表理事である。ところがこのアジア人権基金は、アジアにおける人権侵害の大国、中共・北朝鮮の人権問題に、全くと言うほど沈黙する。
意図的にでっち上げた慰安婦など日本の過去の問題を追及しても、中共・北朝鮮両国の現実に存在する深刻な人権問題を無視するのであるから、これはデブル・スタンダードのレベルを遙かに越えた、完璧なデタラメである。
683吾輩は名無しである:04/11/17 18:00:25
なお辻元問題の際指南役として名前の出た土井議員の五島昌子政策秘書は、謀略裁判劇「女性国際戦犯法廷」の首謀者である松井やよりさん(故人)が主宰するアジア女性資料センターの幹部である。
彼らの本質が根本的に偽善者であることが判明すれば、彼らの考え方を「自虐史観」と表現することの、不十分さが明らかになってくる。
自虐史観と言うネーミングは、それなりに便利で有効ではあるが、彼らの精神構造の特徴を見逃している。つまり「自虐」と言っても、彼らが自分自身に痛みを感じているのかと言えば、それは全く感じていないない。
彼らは始めから加虐の側に立ち、日本人を、日本という存在を責め続けているのである。同じ日本人である同胞を迫害する行為が、一見自虐的に見え、更には反省的・良心的に見えるのである。
すなわち自虐史観ではなく、正確に言えば「虐日」史観である。反日史観と言う表現もあるが、反日では余りにも弱すぎる。
したがってより広く中共・韓国など諸外国を含めた日本いじめ・日本叩きの考え方を、「虐日イデオロギー」と呼ぶのが適切である。
(中略)
一連の大学紛争で、一貫して左翼学生に同情的だったのは朝日新聞であるが、朝日はこの爆弾テロ事件においてすら、極左の暴力に極めて寛容であった。
朝日が口にする反戦主義・反暴力主義が、いかに欺瞞に満ちたものであるかは、朝日の報道の歴史を振り返って見れば、直ぐにわかる。

日本人の虐日偽善者のメンタリティーを考える場合、「ドメステイク・バイオレンス」の概念を援用すると更に理解し易いかもしれない。
現在、ドメステイク・バイオレンス」すなわち「家庭内暴力」の流行がマスコミで報ぜられている。子供が親を殴り、母親すら子供に暴力を振るう。
それと同じように、虐日日本人の行動は、民族・国家の規模における、ドメステイク・バイオレンスなのである。極左暴徒のように、直接の暴力も振るうこともあるが、一般的には言論による暴力が主流である。
とすれば、物理的暴力によるテロがあるように、言論の暴力によるテ打が存在するのである。
結局、歴史問題とは、内外虐日勢力による言論を利用した、日本に対する卑劣極まりないテロ攻撃だと理解すべきなのである。
684吾輩は名無しである:04/11/17 18:01:33
ところで、物理的暴力と言論の暴力と比較した場合、前者の方がずっと単純であり、対処し易い。物理的暴力には取り縮まる法律があるからである。
それに対して言論の暴力は、「言論の自由」に大きく守られている。つまり言論の暴力・言論のテロの方が、造かに始末が悪い。しかも虐日偽善者たちは、日本社会の中枢に堂々と大量に入り込んでいる。
ではどうしたら良いのか。端的に言って、敵に学ぶべきである。彼らの方が、エネルギーとテクニックにおいて、まだまだ我々より優れている。
基本的に言論の暴力には言論で反撃するしかないが、その際最も大切なのは、相手の攻撃を防御するだけでなく、こちらから積極的に攻撃を仕掛けて行くことである。
個々の問題で虐日偽善者の言論に弁明・反論するのはそれなりに必要だか、破らの偽善体質を解明し告発して行くことこそ、我々が最も力を注がなければならない課題である。
その意味で、「百人切り競争」に関して、本多勝一氏、朝日・毎日両新聞社、柏書房を告訴したのは、大いに評価すべき動向である。攻撃が最大の防御なのである。
最近、中共・韓国両国首脳が小泉首相との会談で、歴史問題を取り上げることを控える態度を見せた。もっとも韓国大統領は国内からの批判を受け、最後の国会演説で地金を表してしまったが。
ともかく教科書問題・靖國問題とりわけ拉致問題で、我が国にも漸く国家意識・民族意識の高まりが現れて釆たことの反映であろう。すなわち日本側が強く出たからこそ、相手は少し引いたのである。
それではこちらも相手を刺激することは控えようと日本側が考えるとしたら、それは全く愚かである。
南京問題にしても、慰安婦問題にしても、我々は歴史問題において、巨大な濡れ衣を着せられたままである。
この冤罪を晴らし、内外の虐日イデオロギTを撲滅するまで、懸命の努力を続けなければならない。(了)
平成15年8月1日
685吾輩は名無しである:04/11/17 18:03:42
あんな小説ありがたがっている方が
頭がわるいな。
686吾輩は名無しである:04/11/17 22:18:59
文学は、自分(他人)の頭の良し悪しを計るためのものではないよ。

大江がつまらないと思うなら読まなければいいだけのことだろう。
そのことで「おまえはIQが低い」とか言い出すバカはほっとけばよい。
687吾輩は名無しである:04/11/17 22:20:16
とはいうものの、煽りあいするほうが2ch的には楽しいんだけど。
688吾輩は名無しである :04/11/17 22:43:24
いや、宙返りは死ぬほど面白いよ。
あんな分厚い本の最初の1ページでつまらないと決め付けることができる能力も見習いたいものですが。
689吾輩は名無しである:04/11/18 02:26:13
宙返りは読んでないけど、大江の本は書き出しはたいていサービス過剰で面白い、と思う。
あのサービス精神は他の作家も見習ってほしい。
690吾輩は名無しである:04/11/18 08:58:47
村上春樹は言っている。
「ある意味では『物語』というものが、僕らのまわりで、つまりこの高度資本主義
社会の中で、あまりに専門化し、複雑化しすぎてしまったのかもしれない。ソフィス
ティケートされすぎてしまったのかもしれない。人々は根本ではもっと稚拙な物語
を求めていたのかもしれない。僕らはそのような物語のあり方をもういっかい考え
直してみなくてはならないのではないかと思います。」
セカチューや、
691吾輩は名無しである:04/11/18 09:14:18
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/kak2/120716.htm
Uta.
==============================
大江健三郎「恥」発言
木村愛二です。

 大江健三郎の防衛大学校生についての「恥」発言の議論がありま
したが、私は防衛大学校の3期中退で、東大では大江の1年下でした
から、その発言以前、芥川賞の受賞以前の彼の姿も見かけています。
その当時の芥川賞受賞者には石原慎太郎もいますが、芥川賞そのも
のの評価も必要です。私は、どちらも商業雑誌のタレントとして見
ており、石原も大江も軽蔑しています。作品も、初期のものしか読
んでおらず、まるで興味がありません。

 その後、大江を天敵扱いする本多勝一とは直接、訴訟まで起こす
関係になりましたが、この種の商業タレントの発言に一喜一憂する
日本の自称文化人全体も、軽蔑の対象です。この考えは、実は、そ
れほど珍しいものではなくて、私は日本テレビにいましたが、メデ
ィアの世界で下積みの苦労をした人々の本心なのです。

 最初に、大江の知る人ぞ知る軽蔑すべき正体を記すと、彼は、
フランス文学科出身ですが、当時のアイドル、サルトルがノーベル
賞を拒否したのを賞賛しておきながら、自分は受賞に向けて醜い政
治工作を展開したのでした。彼こそが日本の「恥」なのです。
(後略)
692吾輩は名無しである:04/11/18 13:02:24

今、万延元年を読み始めているんだけど、
この人の文体って読みにくくない?

693吾輩は名無しである:04/11/18 16:53:13
>>692
大江を評価する人は、
読みにくい文体に至上の価値を見出している。
694吾輩は名無しである:04/11/18 17:55:59
んなこたーない。
695吾輩は名無しである:04/11/19 01:50:34
だんだん読みやすくなってるとは思うが。
696吾輩は名無しである:04/11/22 01:30:38

大江健三郎については、
戦後最大の作家であると言ったが(勿論自分は除いてであろうが)、
大江は文学部を、それもフランス文学を出たので、
彼の小説には社会科学の体系による基礎がないと言った。

三島由紀夫会見記より
697吾輩は名無しである:04/11/22 05:53:09
>>696
三島が言っても説得力無いなあ。
彼の作品こそ社会科学大系の基礎ないもんね。
698吾輩は名無しである:04/11/22 07:02:03
大江健三郎の文章って、普通に下手ですね。
国語の授業のときに一部を抜粋して、コピーを
生徒に配って、この文章が上手だと思う人?
と聞いたら誰も手をあげなかった。
大江がノーベル文学賞をとったのではなくて、英語に翻訳した
人がノーベル翻訳賞をとったと考えたほうがいいでしょう。
大江の本が面白かった・最後まで読めたという人は
私の知っている人のなかにはいません。
当方東大文1出身なんですが学力が足らないのでしょうか?
699吾輩は名無しである:04/11/22 07:17:01
>>692
確かに読みにくいな。
最初読んだときはなんだこりゃって
思ったけど徐々にはまっていった
700吾輩は名無しである:04/11/22 12:18:39
>国語の授業のときに一部を抜粋して、コピーを
>生徒に配って、この文章が上手だと思う人?
>と聞いたら誰も手をあげなかった。

こんなクソみたいな授業してやるなよ
子供はアンタの知的好奇心を満足させるための道具じゃない
701吾輩は名無しである:04/11/22 12:59:37
大江健三郎は今から44年前、防衛大生を「恥辱だ」と言い、ワシントンで「自衛隊全廃論」をぶった。「中国や朝鮮半島の人民たち
と協力して、自衛隊の全廃を目指さなければならない」と主張した。まったくもって意味不明である。自衛隊を廃止するのに必要なこ
とは、防衛庁設置法と自衛隊法の改正である。中国人や韓国人の助けなど要る筈がない。

戦前の日本のことを「破壊への狂信が、国内と周辺諸国の人間の正気を踏みにじった」と表現している。アブノーマルな日本人が
アジア諸国を侵略したという非難である。だが言うまでもなく、イギリスはインドを、オランダはインドネシアを植民地にし、搾取の限りを尽くした。
一方、台湾では、日本の手によって学校が作られ、近代的な社会制度が整えられた。西欧と日本の大きな違いは、日本の植民地経営だけが赤字であったことである。
大江は、西欧がやったことに目をつむり、自国のことにだけ非難を浴びせている。

何よりあきれることは、広島、長崎への原爆投下は日本人に責任があったという主張である。ちなみに、このアメリカの犯罪を正当
化させるためにデッチ上げられたのが南京大虐殺である。大江は、すべては日本が悪かった、以後這いつくばって生きてまいります、と世界にメッセージを発している。

大江は、祖国である日本の国家を、そして同朋である日本国民を貶め、蔑み、罵った。大江は、反国家、反天皇、反日
本、反国民、の言説を弄している。日本国民を見下して軽蔑して、1人自分だけを別格とし、己だけを高しとしている。
大江は反日的日本人である。
702吾輩は名無しである:04/11/22 13:01:36
しかし、なぜ「天皇制」を打倒しなければならないのか、国内に対しては露骨な言い方を避ける。堂々と自分の考えることを日本国
民に訴えつづけていたのではない。当て擦り、嫌がらせ、ほのめかし、からかい、唇をゆがめたような皮肉に終始している。後で言い
逃れできるようにはっきりと責任ある議論をしなかった。それでも、たとえ間違った考えであったとしても、自分の考えることを堂々と
声を大にして国民に訴え続けたのであれば、毅然とした確信犯とみなすことができるのだが。だが、海外では決定的な表現を使う。
口を極めて、露骨に日本や日本の歴史や日本国民を論難し、罵倒し、弾劾した。
外国人に対して日本人がいかに駄目であるかを縷々と述べる。この態度は卑屈という一言に尽きる。自分を国際的に売り込むた
めに自分の祖国を叩き売る。外国から拍手喝采されるために、祖国にいわれなき非難、攻撃を加えた。そこには、国民としての誇り
のひとかけらもない。皇室や自衛隊など批判するものに向かってこないものに対しては限りなく冷酷に非難、攻撃の刃を向ける。
他方、まかり間違えば痛烈な批判の矢が飛んでくる恐れのある対象には絶対に悪口を言わない。
大江健三郎は卑怯である。大江健三郎は卑屈である。大江健三郎は醜悪である。
オオエがノーベル賞を受賞した理由について、スウェーデン王立アカデミーの発表。「大江氏の作家活動は、日本における悪魔払いの行為」。
祖国を悪魔扱いして、外国に誉められてはしゃぐ。ただのハレンチである。
703吾輩は名無しである:04/11/22 13:15:52
東大文一出身がコピペで大暴れ
704吾輩は名無しである:04/11/22 14:26:07
>>698
こういう書き込みする奴恥ずかしいな

705吾輩は名無しである:04/11/22 14:35:55
グロテスクであるこその作家だと思う

こういうヒトがいても、それはそれでいいと思うが。
706692:04/11/22 20:25:37

おおっ、良かった。

>>698とか>>699とか読んでちょっと安心。

下手だとは思わないけど読みにくくて、

自分の読解能力?とか思ったんだけど、

大江はわざとこんな書き方してるのかな?

言葉自体のグロテスクさ?
707吾輩は名無しである:04/11/22 21:06:34
一文が長くてぐねぐねしてる印象。
ただ、イメージ自体は鮮やかなので読んでいて面白く感じる。
あと独特のリズムがあるので、音読しても力を失わないんじゃないかと思う。
さすがに音読したことはないが。
リズムに乗り損ねると読みにくいのかな。それは他の作家でも同じだけど。
708吾輩は名無しである:04/11/22 21:58:35
「週刊朝日」と「AERA」の編集長がダブル解任

「週刊朝日」は社長が常々記事の内容をにがにがしく思っていたところ、大江健三郎批判を掲載し、
「もう小説は書かないほうがいいのではないか」と批判した。大江さんは、
「批判は甘んじて受ける」というスタンスだそうですが、社長が自主規制した。
ということのようです。
大江さんは、朝日のシンポジウムというと出てくるパネリスト、という印象で
朝日にとっては看板作家なんだろう。
バックナンバーをめくってみると、なるほど11月22日号に「まっとうな本」という月一連載が載っている。
そこで、「これをもって小説は最後にすべし」とのタイトルで記事が掲載されています。

最近の「週刊朝日が面白かったか」と聞かれれば、そうとはいえない。逆に首をかしげることもあった。
だが、こんな理由で首をすげ替えるのは、社内にくらい影を落とすのではないだろうか。
捏造記事ならともかく、たった一本の記事で記者や編集者を処分していたら、いくつ首があってもたりない。
だいたい、外部のご機嫌を気にして社長が原論弾圧の強権発動をするなんて、メディアとして末期的
としかいいようがない。
朝日は出版局を出版部に格下げして、人減らしをしている最中だったそうです。
だからといって、出版のジャーナリズムなら金や作家の機嫌とりに差し出していいという判断をしたの
なら、その神経を疑う。
709吾輩は名無しである :04/11/22 23:19:05
>>698
凄い授業やってますねえ。恐怖を感じました。
710吾輩は名無しである:04/11/22 23:31:15
たしかに美文とは言えないかもしれんけど、大江独特の力強さ、粘りがあるよね。
あの文体じゃなかったら成立してなかった小説を書き得ていた、書き続けたところを
評価するべきでないかい?
大江自身もどうにか自分の小説を読み易く出来ないかと努力していたらしいし。(意外にも!w)
711吾輩は名無しである:04/11/23 03:37:01
そもそもが、別に文章が上手い人がノーベル賞をとるわけではないしなあ。
非凡な想像力に賞が与えられたと見るのが普通じゃないかね。

大江が楽しめないからといって学がないわけでもない。単に趣味の問題だろう。
みんななんでもかんでもすぐ「勉強」にして、「これが分からない奴はダメだ」
とか「これは必読だ」とか言いたがるが。
712吾輩は名無しである:04/11/23 07:44:10
小説は娯楽だと思うな。
楽しめればいいのでは?
私は大江サンの小説面白く読んでます。
713吾輩は名無しである:04/11/23 09:06:35
図式的な少女趣味

大江健三郎『同時代ゲーム』新潮文庫

海外でほとんど訳書も出ていなかった著者が、なぜノーベル賞を受賞したのかは、今もって謎である。
世界的な評価を得ている日本人の小説家といえば、三島由紀夫と安部公房、それに最近では村上春樹ぐらいだろう。
川端康成の受賞も「三島由紀夫の空席が回ってきた」といわれたが、その類推でいうと安部公房が死んだために空席が回ってきたのだろうか。
著者は一時、ノーベル賞の候補者を推薦すると自称していた矢野暢と仲よくしていたというから、その効果があったのかもしれない。
いずれにせよ、佐藤栄作と並ぶ恥ずかしいノーベル賞である。

しかも、海外で評価される作品も『万延元年のフットボール』までで、それ以後はほとんど話題にならない。客観的にみても『個人的な体験』や『万延元年』は傑作といえるし、
後年の作品でも『雨の木』の連作のように肩に力を入れないで書いた短編には見るべきものがある。
しかし本書のように「同時代」への意識が過剰な作品は、読むに耐えない。
学生から職業作家になった著者には切実なモチーフがなく、「社会的」なテーマを頭の中で作り出して書いているからである。
30歳のときに書かれた『万延元年』が最高傑作とされるのは、著者の思想的限界を象徴している。

特に本書が著者の最低の駄作とされる原因は、当時、著者が傾倒していた山口昌男氏の「道化」論を小説に丸ごと取り入れたことである。
登場人物にそれぞれ文化人類学的な位置づけが与えられ、「祝祭」とか「異化」とかいう言葉が小説に出てくるのは、鼻白むのを通り越して腹が立ってくる。
最良の作品というのは、山口的な図式を乗り越えるところに意味があるのに、作家自身がその図式で書いていたのでは、話にならない。

本書には『ヒロシマ・ノート』以来の「核戦争の恐怖」のモチーフもあるが、こういう「非武装中立」の少女趣味が日本の民主主義をだめにした害毒は計り知れない。
最近の「歴史教科書」問題でも、著者は例によって自分の子供を引き合いに出して「弱者」への配慮がどうとかいう見当違いな批判をしていた。
作家としてはともかく、戦後民主主義の生み出した最悪のイデオローグとしては歴史に残るだろう。
714ixion ◆ySh2j8IPDg :04/11/23 11:37:38
大江の故郷行ってきました。
715吾輩は名無しである:04/11/23 11:50:25
「同時代ゲーム」を文化人類学とのかかわりでしか読めないとは・・・・。
日本の読者には虚構を受け入れる土壌が存在しないことは
百も承知だが、はっきりいって読む側に問題があるよ。
716吾輩は名無しである:04/11/23 11:52:18
>>713
>しかし本書のように「同時代」への意識が過剰な作品は、

これは釣りなんだろうか?
それとも本当はまともに読んでないんだろうか?
「同時代ゲーム」は「神話」への意識が過剰だというならまだわかるが。
717吾輩は名無しである:04/11/23 18:21:19
精力的にアンチ大江言説をコピペしつづける粘り強さ、根気強さを
他の分野に有効活用していただきたいものだ。
718吾輩は名無しである:04/11/23 22:11:24
これはこれで参考になる。

今後とも定期的にコピペしていって貰いたいものだ。
719吾輩は名無しである :04/11/23 22:27:36
宙返り(文庫版)のP520L17で、「乘り込んだ」とあるんだけど、いきなりの正字で驚いた。
誤植だよね。
720吾輩は名無しである:04/11/23 23:56:07
>>716
どちらかと言えば「万延元年」のほうが同時代的要素が多いよな。
721吾輩は名無しである:04/11/24 07:10:27
>>720
そうだな。
あと、>>713の「少女趣味」というのも全くわからん。
何をもって少女趣味といってるのか?
主人公に妹が出てくるからかな? 
もし、そうだとしたら、かなりの馬鹿だな、こいつは。
文学史における「兄妹の系譜」すら知らないんだろうな。

大江を読むことなら誰でもできる。
でも、読んで「理解すること」は難しい。

わからないなら、無理して読むこと無いんだよ。
醜態をさらすだけなんだから。
722吾輩は名無しである:04/11/24 07:14:12
あと、コピペを読んで思うことだが、
日本に右翼は根付かんだろうな。

馬鹿ばっかりじゃないか?

戦前の右翼の大物は、みんな知識人だった。
今、右翼を気取ってる奴らは勉強不足も甚だしい。
しばらく、図書館にでもこもって、ヨーロッパの右翼でも研究しろ。
じゃないと、議論する気にすらならん。
話はそれからだ。
723692:04/11/24 11:26:50
とりあえず万延元年を3分の1ほど読了。

讀みにくさにも少し慣れてきたものの、
どこまで理解できているかは覚束ない感じ。

ただ、何か人を引き込ませるような、酔わせるような、
そんな雰囲気を感じはじめてきた。
724吾輩は名無しである:04/11/24 13:31:50
僕はこいつの人格は嫌いだ。
TBSの番組で「なぜ人を殺していけないのかわからない」と言った子供に関して、「子供はそんな質問をすることは恥じるものだ」などと議論を封殺した。
こんなことを言う奴は知識人とはいえない。
他人の意見には人格攻撃ではなく、論理的な反駁をするのが知識人の正しい態度というものだ。
たとえ相手が童であってもだ。
725吾輩は名無しである:04/11/24 19:36:11
「なぜ人を殺していけないのか」
こういうことは理屈じゃねえんだよ。
よって論理的に説明するなんて、
どんな知識人でも不可能だ、阿呆。

「子供をしつけるには理屈を言ってはいけない」byヘーゲル
ってこった。

それにしても、子供がアホ過ぎだろ。
こんなやつとまともに議論するだけ無駄。
726吾輩は名無しである:04/11/24 20:48:51
724って河合塾生?
俺の尊敬する河合の某講師と同じこと言ってる
727吾輩は名無しである:04/11/24 21:20:51
「何で人を殺したらいけないんですか?」とかテレビまで出て言う奴は
「そんなことをいうのは恥」って言っておけばいいと思う。
2ch風にいえば「おまえ、何で人を殺しちゃいけないの?って言いたいだけ
ちゃうんかと」だからね。そもそも、論理的な反論なんて求めてないだろうし。
728724:04/11/24 22:04:17
>>725
いやいや、説明できないんなら黙ってりゃいいんだよ。

「語りえないものについては沈黙しなくてはならない」byウィトゲンシュタイン
って事だ。

お前が子供をアホ呼ばわりしてるのだって負け惜しみにしか聞こえんよ、俺には。
それに、もしヘーゲルだったら「人間は神の被造物だからだ」と絶対答えるぞ。
キリスト教徒ならそう答える。
大江はおそらく無神論者だから答えに窮したんだろう。
>>726
違うよ。
729吾輩は名無しである:04/11/24 22:10:51
何で人を殺してはいけないか?
別にいけなくないでしょ。
いいんだよ、殺して。
ただし、殺した人間も簡単に殺されるって事だろ。
730吾輩は名無しである:04/11/24 22:17:26
729はバカなこと言ってるようだけど、けっこう鋭いこと言ってるね
731吾輩は名無しである:04/11/24 22:19:26
ゆえに、死刑廃止論者は、答えに窮する
732吾輩は名無しである:04/11/24 22:52:58
死刑でも殺人でも、死ぬのは自分じゃないから本質的にはどうでも
いいんだよ。
733吾輩は名無しである:04/11/24 22:54:15
日本にとって、邪魔な存在・有害な存在は? No.1168
http://guriuri.com/ranking/bbs.asp?ID=39&TNO=1168
開始 2003/11/23 14:28
終了 2004/11/23 14:27
1位. 北朝鮮 59票                  2位. 朝日新聞 49票
3位. 日本共産党 44票               4位. 日教組 39票
5位. 中華人民共和国 37票            5位. 聖教新聞 37票
7位. 大韓民国 36票                 7位. 国益を無視した思想の知識人 36票
9位. 暴力団 35票                   10位. 社会民主党 33票
10位. 在日朝鮮人 33票               12位. アメリカ合衆国 31票
13位. 珍走団(暴走族) 28票            14位. しんぶん赤旗 26票
15位. 支那と韓国 25票               16位. ロシア連邦 21票
17位. 国家貢献の概念がない一般国民 19票  18位. 北朝鮮.大韓民国および朝鮮人 18票
19位. 大江健三郎 17票               20位. 週刊金曜日 16票
21位. 中日新聞 14票                 22位. お前のような濃い人間 11票
23位. 日本国憲法 10票                24位. 三国人、左翼、ロスケ、ヤンキー 9票
25位. 朝鮮民族 8票                  26位. Ω真理教 BoAちゃん 7票
27位. 山崎渉 5票                    27位. KABAちゃん 5票
29位. 国家神道・天皇・皇室・右翼・国会・政府 4票 30位. (不)自由(非)民主党 3票
31位. 三国人と日本の無能な政治達 2票      32位. 俺 1票
32位. BBSのカアラみたいな奴 1票         32位. 天下り官僚 1票

734吾輩は名無しである:04/11/24 23:06:07
『なんで人を殺したらいけないの?』なんて、たとえば自分の子供に聞かれたら親は哀しいんじゃないかな。

対話は大事だけど、何かこう、不用意に発されると哀しくなる種類の問いってのが、ある気がする。

ギリギリの、のっぴきならない状況でそういう種類の重い問いが発せられることはあるだろう。それは受け止めないとどうしようもないけど。

でもその種の問いを安易に…たとえば、相手の困る顔を見たいくらいの気持ちで発するなら、それは、対話以前にとても恥ずかしいことなんじゃないか。
735吾輩は名無しである :04/11/24 23:24:42
万延元年は、初めの章が烈しく読みにくいから「ヌワッ」と思うけど、
それは最初の驚きというだけで、時をおいて2回読むとスイスイ入って来る。
736吾輩は名無しである:04/11/25 00:23:30
大江は、「なぜ人を殺していけないのかわからない」と質問した
子供の議論を「封殺」したのではなく、「恥」という概念で答えたんだよ。
永井均なんか読んでる暇あったら、大江読めよ、サルが。
737吾輩は名無しである:04/11/25 00:24:20
日本に右翼は根付かんだろうな。

馬鹿ばっかりじゃないか?

戦前の右翼の大物は、みんな知識人だった。
今、右翼を気取ってる奴らは勉強不足も甚だしい。
しばらく、図書館にでもこもって、ヨーロッパの右翼でも研究しろ。
738724:04/11/25 01:08:51
>>736
永井均なんか読んでねーよ。
大江みたいな偏執狂の書いた文章読んだら気が狂っちまうよ。
俺がサルならてめーは知障だよw
739吾輩は名無しである:04/11/25 01:30:09
本読むだけで気が狂うってすごいな。漏れもそれくらい感受性があればよかったよ。
740吾輩は名無しである:04/11/25 01:33:06
とりあえず、>>738は知識人的な態度で、
「なぜ人を殺してはいけないか」を、
論理的に説明してくれ。
741724:04/11/25 01:44:35
>>740
自分を知識人だとは思わないが、私なら
「相手に多大な肉体的苦痛を与えるからいけない」
「ただし、正当防衛や安楽死の場合などはその限りではない」
などと言うだろう。
742吾輩は名無しである:04/11/25 01:45:21
論理的って言えば頭良いと勘違いww
743子供の「なぜ?」はなぜではない:04/11/25 02:07:11
>>741
相手に肉体的苦痛を与えるのはどうしていけないのですか?
744吾輩は名無しである:04/11/25 02:16:19
>>743
他者に肉体的苦痛を与えるのがいけない事でなかったら、
自分がされても文句を言えなくなるから
あなたは他者から肉体的苦痛を与えられても仕方が無いと黙っていますか?
745吾輩は名無しである:04/11/25 02:16:51
>>741

「なんで肉体的苦痛を与えたらいけないの?」
って問い返されるのがオチだと思う。或いは
「肉体的苦痛を与えないように殺すならいいの?」
とかね。

本当に論理的でありたいなら(大抵の場合無意味だが)
二人の間に成り立っている前提、合意を確認して、そこから
演繹していかないと。「苦痛を与えるのは良くない」とか
コンセンサスが取れてるならいいけど、普通はとれないだろう。
特にこの手の「常識的」な命題については、どういう前提で
話をするか注意深くやらないといけないし。論理的であることは
こういう問いの場合殆ど意味をなさないぞ。
746吾輩は名無しである:04/11/25 02:22:48
ノーベルブランドに酔ってるバカが集うスレ
747吾輩は名無しである:04/11/25 02:29:35
>>744

その「論理」は「俺は殺されたっていいもーん」というバカを黙らせる
事はできないし、そもそも
「他人に肉体的苦痛を与えるのは良くないことではない」という命題から
「人から肉体的苦痛を与えられても文句は言えない」という命題は論理的には
導き出せない。
748724:04/11/25 02:32:58
>>744のようなのも一つの答え方だとは思いますが、無限に問いが繰り返される見込みがあったらこの命題には自分は答えが出せないとして、態度を保留するでしょう。
そして明晰判明な根拠を示せるような人が世の中に現れるのを待つでしょう。
749吾輩は名無しである:04/11/25 02:50:14
今後「論理的に」は禁止な。
すげームカつくから。
750吾輩は名無しである:04/11/25 03:47:36
なんで、と聞いたら、どんな問いにでも答えが用意されていると思い込んでいる
人って割と多いよな。
人が殺されるところなんて、ほとんどのやつは、生で見たことが無いのに、
「何で人を殺しちゃいけないの。」だから。
それより「他の動物はなぜ殺してもいいのか。」
それに答えられるやつは何人いるだろう。弱肉強食の世界なんていうやつもいるけど、
それは人間の側から見た観点ではなく、動物の観点に立って考えた発想だな。
本来人間は動物を殺すことにも臆病なんじゃないか。
弱肉強食だなんていって、動物を殺す人間くらい狂っているものは無いと思う。
751吾輩は名無しである:04/11/25 04:30:50
なんで、と聞いたら、どんな問いにでも答えが用意されていると思い込んでいる
 





なんですかマン
752吾輩は名無しである:04/11/25 07:18:10
724は必死でつね
嫌いな人のスレにずっといて楽しいわけないのにね
753吾輩は名無しである:04/11/25 08:43:37
作家の大江健三郎氏がフランス政府からレジオン・ドヌール勲章コマンドールを受賞した。
大江氏は、95年にシラク氏の核実験再開に抗議して、フランスでの文学シンポジウムを欠席したことがある。
今回は、シラク氏の、米英と異なる核軍縮の役割に期待して受けることにしたという。

フランスは、核実験を行い、アラブ人や黒人への差別をやめず、
植民地支配に対してなんらの反省もない。
自国の戦争美化をしている国。

大江は受け取る勲章が「レジオン・ドヌール勲章」という
世評の高いものだということで、それを受け取る。
いかにも大江らしい。

大江が文化勲章辞退のときの「税金を使った賞は貰わないことにしている」との弁。
フランス政府が授与するレジオン・ドヌール勲章は、当然フランス国民の税金が使われている。

大江はフランスの植民地支配、歴史歪曲、戦争美化、
核実験は許すくせに、
日本のそれらは問答無用で悪とみなし
根拠ない批判を繰り返す。
754吾輩は名無しである:04/11/25 08:57:30
「大江健三郎と三島由紀夫の作品におけるホモファシズムとその不満」
なんていうタイトルの論文もちゃんとあるから(笑)。米国の主な大学
だけど。
755万延元年読書中@692:04/11/25 14:03:30
とりあえず万延元年を半分ほど読了。以下の意見を参考に読めすすめてる。
読みにくさの印象は、なんか英語から日本語に翻訳したような感じ。
しかし折り返し地点にきたので読了できそう。


>>707
>一文が長くてぐねぐねしてる印象。
>ただ、イメージ自体は鮮やかなので読んでいて面白く感じる。
>あと独特のリズムがあるので、音読しても力を失わないんじゃないかと思う。

>>710
>たしかに美文とは言えないかもしれんけど、大江独特の力強さ、粘りがあるよね。
>あの文体じゃなかったら成立してなかった小説を書き得ていた、書き続けたところを
>評価するべきでないかい?

>>735
>万延元年は、初めの章が烈しく読みにくいから「ヌワッ」と思うけど、
>それは最初の驚きというだけで、時をおいて2回読むとスイスイ入って来る。
756吾輩は名無しである:04/11/25 18:40:55
大江自身も「万延元年」の第一章がつまづきの石となりうると、
あとがきで書いているし、「万延元年」という作品自体も、
大きな乗り越え地点だというふうな位置づけをしてるね。
757お願い:04/11/25 19:14:16
ところで野菊の墓って、誰の小説だったっけ?
758吾輩は名無しである:04/11/25 19:33:57
>>757
検索もできないのか
759お願い:04/11/25 19:35:48
そうなんです…知りたいです
760吾輩は名無しである:04/11/25 20:13:45
佐藤春夫
761吾輩は名無しである:04/11/25 20:14:31
googleで「野菊の墓」と入力しろ
762吾輩は名無しである:04/11/25 20:43:33
>721

君の文章を読んでいると、日本文学って、バカが衒学趣味を吹聴する素材としては
ぴったりだということが良くわかるよ。

大江が読めないことがバカの条件になるなら、逆に言えば、
大江を読んで、理解している頭のいい人って誰?実業の世界にはまったくいねーじゃん。
人文系の学問的権威が暴落している現在、文系学者の一部だけに評価されていることなんて、
なんら、ソイツの知的優越性を証明することにならんのですけど?

クッツエーにしろグラスにしろノーベル賞クラスの文学者なら、その国のパワーエリートに
基礎教養として、当然読まれているというのが普通。知的権威を代表している存在として
バルガス・リョサのように自分が政治家になるというのもあり。

日本の戦後文学だけが例外で、大江なんて、読者のほとんどは
大して頭の良くない、そして人生経験の薄い左翼学生と文学崩れ。
いいとこ見てもせいぜいが、新左翼上がりの市民運動家とか社民ババアぐらい。


763吾輩は名無しである:04/11/25 20:51:42
多大な肉体的苦痛ってワロタ
あほか?
764吾輩は名無しである:04/11/25 20:53:59
多大な肉低的苦痛=死
おまえあほか?
765吾輩は名無しである:04/11/25 20:55:47
そんなバカな思考しか持っていないから簡単に戦争が始まってしまうんだよ。
766吾輩は名無しである:04/11/25 21:19:25
>>728
そういうキリスト教徒も戦争なら人殺しオッケーなんだよね。
そこらの平均的日本人よりも容易に受け入れてしまう。
767吾輩は名無しである:04/11/25 22:24:21
国歌・国旗・戦後民主主義者
野村勝美:2002.07.03
大江健三郎氏のレジオン・ドヌール勲章授章を考えてみます。大江氏
は自らを、「私は戦後民主主義者である」と公言するノーベル賞文学者
です。彼は「文化勲章」を拒否しました。「戦後民主主義」なるものの定
義を私は知りませんが、印象的には戦前戦中の日本を「全面悪」と捉
えている人たちのように思います。

さて、レジオン・ドヌール勲章はフランスの、民間人に与えられる最高
の勲章だそうです。やるのも受けるのも勝手です。ノーベル賞について
も、やるのも受けるのも勝手です。我が「文化勲章」を拒絶したのも、勝
手です。「文化勲章」は日本国民が最高の栄誉としているものですが、
それを拒絶する大江氏の理由は、「僕は戦後民主主義者、国家の勲章
は受けない」ということであると伝えられました。根底に、氏の長年の発
言から、1.日本の戦争責任,、2.反皇室
があると想定できます。「悪いもの」からの勲章は貰えない、ということ
でしょう。反「日の丸」、反「君が代」、反「核」の人です。そのこと自体を
非難する積りはありません。私が嫌うのは、この方面の人たちの得手
勝手な論理です。一般的にダブル・スタンダードといいます。
768吾輩は名無しである:04/11/25 22:25:40
レジオン・ドヌール勲章は明らかにフランスの国家としての勲章です。
価値の源泉はそこにあります。
シラク・フランス大統領は11日夜、パリ郊外で行われたサッカー・フランス
カップ決勝戦を観戦しました。
試合開始前の国歌ラマルセイエーズ演奏の際に一部サポーター
が口笛を吹いたのに対し、「フランスへの侮辱」と激怒、退席したそうです。
大江さん、あなたに勲章を授ける人物は、こういう(すばらしい!)男ですよ。
「君が代はキライだけど、ラマルセイエーズは好きですか?」

フランスは「核兵器」保有国です。最高レベルの原子力発電実施国で
す。かつて多くの植民地を持ち、アルジェリアにおいてもヴェトナムにお
いても、苛烈な政治を行いました。第2次世界大戦後日本軍が撤退し
た後に、インドシナの再植民地を目指してインドシナ戦争を起こしたフ
ランス。北アフリカの植民地を弾圧によって維持しようとして起こったア
ルジェリア独立戦争。第2次中東戦争(スエズ戦争)で英国と連合して
エジプトに派兵してアラブ諸国と戦争したフランス。世界中の反対を押
し切って南太平洋で水爆実験を続けたフランス。
その国の勲章は受けるけれど、わが日本の勲章は受けられないという。

大江さんが文化勲章を拒絶した理由のすべてがより強く、
レジオン・ドヌール勲章には含まれています。それ
を、片方は断り片方は受けるとすれば、論理を整合させるには一つの
根拠しかありません。
日本(日本人)をバカにしている、のです。


http://www.nomusan.com/~essay/essay_vatican_11.html
769吾輩は名無しである:04/11/26 00:39:47
盛況、盛況。
アンチにしろマンセーにしろ、
これだけいるってこと自体が凄いことじゃないか?

大江が気になってしょうがないんだな? 
お前ら。
770万延元年読書中@692:04/11/26 19:17:11
とりあえず万延元年を3分の2ほど読了。

こ、この小説は一体な、なんなんだ、って印象。

ケツに胡瓜を突っ込んで死んでみようかな。

印象になってないな(汗

読了したらまたきます。
771吾輩は名無しである:04/11/26 21:00:12
そこまで読んでわからないようだったら、
無理して読んでも得るものは少ないと思う。
強いてメリットを言えば、大江を読んだって人に言えることくらいだなw

このスレに来て分かったことは
世の中には大江を読んでも分からないサルみたいな奴らがいるってこと。
772吾輩は名無しである:04/11/26 21:18:10
大江が分かる奴は分かる奴でサルだからな。大抵の場合。まあ皆サルってことだ。
773吾輩は名無しである:04/11/27 04:22:02
>>770
>こ、この小説は一体な、なんなんだ、って印象。
この印象はわかる。漏れも十ン年ほど前に読んでそう思ったよ。

だけど、「ケツ」などという下品な言葉は謹んだほうがいいな。
「肛門」「セクス」「縊死」などの基本キーワードを使用しましょう。
774吾輩は名無しである:04/11/27 11:57:28
このスレに来て分かったことは、自分に向けられた>>762みたいなレスには答えないで得意がってるサルみたいな奴がいるってこと。
775吾輩は名無しである:04/11/27 14:44:35
>>762みたいなゾウリムシ以下の奴には、レスするまでもない、
時間の無駄だ。
と考えてる人間ばかりだということが、
このスレに来てわかったのでほっとした。
776吾輩は名無しである:04/11/27 21:05:04
「サルみたいな奴がいるってこと」って最近流行ってる言葉なのか?
777吾輩は名無しである:04/11/27 21:19:25
>>776
うん、これから2ちゃんで流行るよ。
このスレが発祥の地です。
778吾輩は名無しである:04/11/27 23:22:26
そんな奇抜でもないし流行らないだろう。
779吾輩は名無しである :04/11/27 23:27:13
ゾウリムシ以下のほうがいいな
780吾輩は名無しである:04/11/28 00:59:17
ご自由にお使い下さい↓

「このスレに来て分かったのは
 ○○○みたいな
 ゾウリムシ以下の奴がいるってこと」
781吾輩は名無しである:04/11/28 01:00:09
>>778
吉野家コピペも最初は不評でスルーされた。
782吾輩は名無しである:04/11/28 08:51:37
http://www.asyura.com/sora/bd19991/msg/504.html
『解放』1547号“大江健三郎が決定的言辞”より

"大江健三郎が決定的言辞
「脅迫状と『懲役13年』はすっかり性質の違う文章」
「A少年が犯人かどうか分からない」"
「ノーベル賞受賞者フォーラム」が、十一月十九日に約七〇〇名の聴衆を集めて札幌グランドホテルで開催された。
この「フォーラム札幌セッシヨン」は、
立花隆をコーディネーターとして大江健三郎と利根川進が特別対談をおこなう、と
いうことを大々的におしだしておこなわれたものであった。
この「特別対談」は、「仮説・実験・確認の自然科学の方法にこそリアリティがある」と言う利根川にのっかったつもりで
大江が、「マルクスは自然科学に無知だったからソ連も崩壊したんでしょう」などとあらぬことをわめいてオダをあげ、立花が「千年のタームでものごとを語れてるのは自分と埴谷雄高しかいない」などと一人悦に入るという調子であり、
およそデタラメで知性のひとカケラも感じられないものに終始した。
そもそも会場から「質問用紙」を集めておきながらそれを完全に握りつぶし、
中略
後半にいたってついに会場から声があがった。
「会場からとった質問状をとりあげないのはどういうことですか。
大江さんの好きなサルトル的精神で聴衆と議論をすぺきではないですか!」と。
とっさに大江は目を伏せる。
再び会場から声があがった。
「神戸事件でA少年はいま関東医療少年院に閉じこめられている。
大江さん、あなたはこのA少年を、読売新聞『人生の細部』で犯人だ、と言いましたよね……。
しかし、『懲役13年』は、この少年に書けるのか」と。
ざわついていた会場は水を打ったように静まりかえる。
中略
発言者そうですよ。それ(『懲役13年』)について、大江さん、あなたはずっと語っていない。そこを問うているんですよ。
大江いや、違う違う。中略
大江答えますから!僕への問いかけに答えますから。
……私が書いた文章はですね、誰かが言われた警察のリークとかとは無関係に、脅迫状とされているものが少年によって書きうるのかどうかについて分析して、これを書きうると私は考えて、書きました。
783吾輩は名無しである:04/11/28 08:53:24
それは、この少年が事件全体とどうかとか、次の文章(『懲役13年』)を書いた人聞だということについて論じたわけではない。

脅迫状と『懲役13年』とは、文集がすっかり性質が違ったものだったと私は考えていますが、それほまあ、文章の上で。あの、最初の文章の分析との関係が、直接に文体論としてあるわけではないので……
……第二番目に少年が犯人であるかどうか、僕にはわかリません。」

さらに別の参加者が、大江が書いた「人生の細部」が載っている読売新聞をかざして言う。
「いま、犯人かどうかわからない、と言ったが、ここに『(A少年は)自他を破壊する犯罪の主体となった』と書いているじゃないですか!」
大江犯人とは言っていない!
最初の脅迫状は少年に書きうるものであると書いた。それが僕の結論でね。文学の問題として。
それから、あと、少年が犯人であるかどうかをいうことは、これから裁判で……あるいは将来にわたつて判断していくことで。
私に答えうることは最初の文章が一般の一人の子供が書きうると言ったまでで。
会場のあちこちから「ごまかした!」の声。
「『懲役13年』はA君が書いたものではないと認めるのか!?
「A看が犯人だと言ったことを撤回するのか?」
つぎつき声があがる。

大江……、……。
かくして大江は完全に沈黙。席にへたり込み、眉間にタテ皴をよせ、うつろな視線を宙に標わせながら、イライラと右手の指で机を叩きつづける。
気をとり直した立花が、「時間、時間」と言いながら大江への最後の質問を読みあげ、意気消沈した大江がそれにそそくさと答えて「札幌セッション」は打ちきり。
「特別対談」の演者たちが脱兎のことく演壇から飛び出して、しらけきった「ノーベル賞受賞者フォーラム」はお開きとなったのであった。
わが同胞のイデオロギー的弾丸を浴びながら、この一年聞沈黙を守りつづけてきた大江健三郎は、ついに決定的な言辞をはいた。「脅迫状と『懲役13年』とは、文章がすっかり性質が違ったもの」「A君が犯人かどうかわからない。
犯人かどうかは、裁判が、あるいは将来にわたって決めること」というよう
に。だがしかし、一片の反省の言もなく。また、過去の己れの言動はなおも正当化しつつ。

「ノーベル貨作家」大江は、かくもハレンチなのだ。
784吾輩は名無しである:04/11/28 15:35:11
愚かな聴衆の聞く耳を持たない態度に
大江さん疲れたんだろうな・・・
785吾輩は名無しである:04/11/28 21:47:17
長文うp乙。いつもご苦労さん。
786吾輩は名無しである:04/11/29 09:30:21
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20041127000039

これ読んでみなよ。大江健三郎の「個人的な体験」がまんまパクられてるぜ。
しかも著作権を主張できる投稿サイトに記名入りで登校してやがる。本人はパクってないって主張しているが(藁
787吾輩は名無しである:04/11/29 16:18:18
どこがパクられてるやねんw
大江の「お」も感じられないよw
お前は本当に個人的な体験を読んだのか?
低脳な文章を読んでしまったじゃないか、
クリックして損したよw
788吾輩は名無しである:04/11/29 16:19:25
しかしへったくそな文章だったなw
789吾輩は名無しである:04/11/29 18:17:08
>784

大江健三郎は、ノーベル賞受賞当時も、中核派のビラ新聞に
音痴のラッパのような文章と書かれて、一生懸命反論していた。

自分の本が読まれる層が、電波左翼しかないから、そこの支持を失うことが
何より怖いんだろ。ノーベル賞作家にしてはお粗末ですね。

790吾輩は名無しである :04/11/29 22:45:18
( ゚д゚)ポカーン
791吾輩は名無しである:04/11/29 23:06:28
>>789

ノーベル賞に何かコンプレックスでもあるんですか?
792吾輩は名無しである:04/11/29 23:46:10
ここで大江批判する奴って、作品を理論的に批判することが
できない奴ばっかり。
793吾輩は名無しである:04/11/30 01:03:19
おそらく作品を読んでないからな。
794吾輩は名無しである:04/11/30 02:08:34
あるいは、読んでも分からないから。
短編さえ読みきっていない。
可哀想に。
795吾輩は名無しである:04/11/30 02:24:35
大江信者は、大江の読者層について突っ込まれることが何よりも嫌いと見える。
796吾輩は名無しである:04/11/30 02:41:53
>>795
流れ変えようと必死。プゲラッ。
797吾輩は名無しである:04/11/30 02:45:26
なんでもかんでも信者とかつけんなよ。
アホらしい。

大江の作品が面白いから読んでるだけだ。
著者の人格などはっきり言ってどうでもいい。
798吾輩は名無しである:04/11/30 02:54:26
大江の兎みたいな可愛い桃色のセクス
799吾輩は名無しである:04/11/30 09:46:48
>>797
同意。
800吾輩は名無しである:04/11/30 10:10:24
アンチ大江どもの馬鹿さかげんに呆れつつ、
800げと。
801吾輩は名無しである:04/11/30 10:38:34
あいまいなのは?

大江健三郎氏は、「あいまいな日本の私」と題したノーベル賞記
念講演をストックホルムで行った。そこには次のような一節がある。

広島、長崎の、人類がこうむった最初の核攻撃の死者たち、
放射能障害を背負う生存者と二世たちが??それは日本人にと
どまらず、朝鮮語を母国語とする多くの人びとをふくんでいま
すが?ー、われわれのモラルを問いかけているのでもありまし
た。

「核攻撃の犠牲者たる日本人が、なにか特別のモラルを持たなけ
ればいけないそうだ。投下した者のモラルは問わないわけである。
」とは、谷沢永一氏の評である。これが国際常識であって、大江氏
のもってまわった言い方と、その非常識な内容とでは、聴講者は何
を言っているのか、分からなかったであろう。内容は単に50年前
の東京裁判史観とマルクス主義史観であり、その後の歴史学の進歩
などは、まったく省みられていない。

大江氏の思想は、1950年代の冷戦時代から一向に深化していない。
それがそのまま化石のように残されているのは、本人のIntellectual
Dishonestyと、それを覆い隠すもってまわったあいまいな文体の
故である。この講演は「あいまいな日本の私」よりも「日本のあい
まいな私」と題すべきものであった。
802吾輩は名無しである:04/11/30 16:10:57
また、大江の本を読めないアンチの馬鹿が来たw
803吾輩は名無しである:04/11/30 19:20:08
大江信者の言ってることは、結局
大江が読める奴が利巧で、大江が読めない奴が馬鹿だといってるに過ぎない。
これって、「不当前提」のまるで教科書に出てくるような典型だよね。

こういった不当前提を採用してる時点で、大江信者の知能程度が知れるというものだ。
19世紀的というかなんと言うか、日本文学とやらはいまだにこの水準で成り立ってるのか、おそろしや。

バカによるバカのバカのための文学=大江文学
804吾輩は名無しである:04/11/30 19:52:51
大江が読める読めないを利口とバカに対応させるのは確かにバカげてるな。
でも読めないからって大江を罵倒する人がいたらその人は利口と言うよりバカだろう。
読めないなら近付かなければいいだけの話。
805吾輩は名無しである:04/11/30 22:02:21
チェンジリングの内容はほとんど創作なのでしょうか?
806万延元年読書中@692:04/11/30 22:02:40
万延元年、これはスゴイ! 強烈だ!
最初の3分の2までは「こんなものか」と
そして相変わらず文章の読みにくさが気にかかったまま
ふらふら活字を追っているに過ぎなかった。

しかし、しかし、残り3分の1にくると、
グングン加速度がついて引き込まれていった。
あと残り50頁ほどにきて、
このまま読み終えるのが惜しくなってしまったっ。

中上健次はきっとこの本を読んだのだろうね。
807吾輩は名無しである:04/11/30 22:05:17
洪水は〜とかもそんな感じ
大江作品は高揚感が素晴らしいね
808吾輩は名無しである:04/11/30 23:09:52
読まないでカキコ
コピペ荒らし

これさえなければ人間の会話ができるのに
809吾輩は名無しである:04/11/30 23:17:33
コピペはOKかな。ただ、別スレ立ててやってくれとも思わないでもないが。
810吾輩は名無しである :04/11/30 23:39:47
かつてコピ平専用スレがあった。
811吾輩は名無しである:04/12/01 00:13:35
>>806
中上はこの本に限らず、読める限りの大江本を全部読んでるよ。
彼が作家活動を始めたときも「打倒大江」が旗印だった。
芥川賞の受賞の言葉を見てもわかるが、
それくらい崇拝してたんだよ。

結局、超えられなかったが。
812吾輩は名無しである:04/12/01 04:19:33
枯木灘の終盤のスピードは蔓延元年だね
813吾輩は名無しである:04/12/01 05:09:34
ノーベルとか北鮮とかどうでもいい。
大江の襟首つかんで振り回す文章を語れや。
814吾輩は名無しである:04/12/01 05:18:04
大塚晋也の映画思い出した。
815吾輩は名無しである:04/12/01 08:48:06
かつてない深甚な恐怖感に鳥(バード)はとらえられた。
816吾輩は名無しである:04/12/01 09:59:17
メディアの茶話
作家の大江健三郎氏がフランスのレジオン・ドヌール勲章を受けて、喜びの弁を語っているのを
奇異に感じた。
大江氏は、文化勲章を「受けない」と断ったから、勲章そのものを認めないのかと思ったら外国の
勲章は別だったらしい。しかし、同じ人間が日本の勲章はダメで外国のものならよい、
というのは常識的には納得しにくい。

慣例では、ノーベル賞を受けた人には文化勲章が贈られる。中間子理論の湯川秀樹博士は、
戦前若くして文化勲章を受け、戦後のノーベル賞を待った。
逆に、ノーベル賞が先きになった福井謙一博士はあとから文化勲章を受けた。
大江氏はノーベル賞のあとの文化勲章を断わった。賞は受けるが勲章は受けない主義か
とみられたがそうではなかった。日本の勲章だからいらない、というのでは、
日本国に不満があるように思える。
しかし、ノーベル文学賞は、その国の言葉で発表されたその国の文学(者)にあたえられ
る。それゆえ、大江氏の賞は、日本人だからあたえられたのである。何か感ちがいをしている
のではなかろうか。
817吾輩は名無しである:04/12/01 10:00:58
朝日新聞の報道によると、東京のフランス大使館で行われた勲章授与式で、大江氏は「ち
ょうどニ百年前に創設された勲章をお受けすることは、幸運な予兆で心から励まされます」(5
月29日・大阪夕刊)と歯の浮くようなことを言っている。
夏目漱石は、人間に等級をつけることを嫌って、博士号も勲章もいらないと言った。大江氏
のご都合主義とは大分ちがう。大江氏は、国家の権威と権力の象徴である勲章に対して反
発しているのかもしれないが、その勲章に二重規準を持っているとすれば、大江氏の国家観
もあいまいなものといわざるをえない。
大江氏に勲章をくれたシラク仏大統領は、サッカー・フランス大会で、フランスからの分離独
立を唱えるコルシカのチームのサポーターが、国歌ラ・マルセイエーズにブーイングしたのに
激怒して席をけった。これは、国家を代表する公務員としての当然の行動だった。ほぼ同じこ
ろ、国家の誇りが傷ついた瀋陽の日本総領事館の亡命者連行事件に対して、日本の小泉首
相は、いまだにあいまいな事なかれを通している。国家というものについての意識が低いこと
については、大江氏だけを責められないかもしれない。
残念なことである。
http://wiwi.co.jp/cs/00001/free/media/column/column_014.html
818吾輩は名無しである:04/12/01 15:31:34
長文コピペしてる奴は
別スレでも立てて勝手にやってくれないか?

そもそも、「文学」と全然関係ないし。
ウザイよ。板そのものから出て行ってくれ。

アンチとマンセーで大江の「作品について」
もっとレベルの高い議論をしないか?

アンチの奴のレベルが低すぎるので先行きは不安だがw
819吾輩は名無しである:04/12/01 15:53:13
エッセイとか政治的発言は
どうでも良い、ってのもまた極論じゃないかな。

820吾輩は名無しである:04/12/01 16:09:54
>>819
文学板だからまず作品ありきでってことだろう。
821吾輩は名無しである:04/12/01 17:30:40
>820

大江のエッセイは基本的に電波入ってるので、現実と対応させた場合
幾ら信者でも擁護しきれないというところでしょうな。
現実離れした池沼が出てきて、四国の村の中でグダグダやるような
大江ワールド(小説)の中でなら、大江のキチガイも目立たないからね。
822吾輩は名無しである:04/12/01 17:51:12
いや、小説の方が大江のキチガイがむきだし、あらわになってるからこそ
ファンは彼の小説を賞賛するのだと思うよ。
目立たないのではなく、その逆。
823吾輩は名無しである:04/12/01 18:51:59
大江信者は悪文を好む狂人の集まりだな。
「難しい物ほど価値がある」という屈折した心理を保持しているらしい。
824吾輩は名無しである :04/12/01 19:05:42
価値っつうか、好きなんだ。狂人かもしれないね俺。
825万延元年読了間近@692:04/12/01 19:10:49
>>807
>洪水は〜とかもそんな感じ

『万延元年』が終わったら、つぎ『洪水』にいきます。
826万延元年読了間近@692:04/12/01 19:11:57
>>811
>彼が作家活動を始めたときも「打倒大江」が旗印だった。

ああ、やっぱりそうでしたか!
611さんの指摘が正しいのであれば、直感は当たっていたことに!

『万延元年』後半部の鷹の死に至るまでのところで、
自然に中上の『枯木灘』のことが思い浮かんできてて、
中上はこの作品をかなり意識してたんだろうなと思った。

そして『万延元年』を読みながらもう一人の作家の作品が
これも自然に思い浮かんだのだけれど(埴谷雄高『死霊』)、
大江のほうはこれに対する意識はあったのだろうか?
827万延元年読了間近@692:04/12/01 19:20:03
>>812
>枯木灘の終盤のスピードは蔓延元年だね

そう感じました。こういう感覚は久しぶりです。

これはそれ以前の大江作品(飼育、個人的な体験など)には
感じられなかったもので、読みにくさをまとった言葉が
そういうリスクを徐々に感じさせなくなるくらいに
ダイナミックな力を帯びてくるのをひしひしと感じた。
828吾輩は名無しである:04/12/01 19:46:40
中上が大江を意識してたなんて大前提じゃん
今更何言ってんの?
829吾輩は名無しである:04/12/01 19:52:46
キチガイが肯定される価値観の転倒が大江文学の魅力ってわけか。
だから、電波左翼ばっかりが信者になって、エリートに読まれないわけだな。
狂気というのは、文学の永遠のテーマだが、それは
既成の価値観を十分把握理解した上で、そこから突き抜けてこそ
文学として肯定されるわけで、
大江みたいな学生あがりの一般常識も基礎哲学もわきまえないバカが
へたくそな文章で狂気を描いてもそれは単なるキチガイの戯言

三島のキチガイが海外で肯定されるのに、大江のキチガイはまったく理解されないのは
なぜでしょうねー。大江信者はもうちょっと知性があると良くその辺の事情が理解できたろうにね。

まあ、大江こそ、三島にコンプレックス持ちまくりだったというのが文学界の定説なのに
三島が大江にコンプレックスを持っていたなどという電波が>1に書いてあるような、
糞スレではどうしようもないでしょうけどね。
830吾輩は名無しである:04/12/01 20:24:57
でも読んでないのが明らかだね笑
831吾輩は名無しである:04/12/01 20:35:15
"文学界の定説"て。
832吾輩は名無しである:04/12/01 20:39:11
大江の文章はそんなに悪文でもないと思う
リズムに慣れると読みやすいよ

悪文悪文言ってる人はどこがそう思うんだろう?
内容もとくに難しいことも書いてないしなあ。。。
833吾輩は名無しである:04/12/01 20:48:15
作品の話をしようよ。。。
さっちゃんかわいいよサッチャン
834吾輩は名無しである:04/12/01 21:19:28
>>829

「海外では理解されてない」やら「読んでるのは電波左翼」やら。
自分の評価よりも「誰が評価しているのか?」のほうが気になるんだろうな。
835吾輩は名無しである:04/12/01 21:29:09
評判は悪いけど実は面白い!
伊丹十三も評判悪いけど面白い作品作ったね
大江さんは自殺(かどうかは分からんが)しませんように
836吾輩は名無しである:04/12/01 21:33:40
>狂気というのは、文学の永遠のテーマだが、それは
>既成の価値観を十分把握理解した上で、そこから突き抜けてこそ
>文学として肯定されるわけで、
このへんで底が見えてるのがほほえましい
837吾輩は名無しである:04/12/01 22:09:05
あんまり馬鹿をいじめてやんなよ
かわいそうだろぉぅぉうぉ!
838吾輩は名無しである:04/12/01 22:21:15
剥き出しの狂気の方が魅力的だと思うが
既成の価値観がわからないからこその狂人だろ
839吾輩は名無しである:04/12/01 22:27:01
まあその辺は趣味の問題だよ。
840吾輩は名無しである:04/12/01 22:32:09
>>829
と、こんな感じですから・・・。
ここのアンチの知性は。
作品読んでないのがバレバレw
これでからんでるつもりなんだからww

アンチがダメなのではなく
(というか、議論が盛り上がるならアンチはいた方が良い)、
「ダメなアンチしかいない」ことがこのスレの問題。
841吾輩は名無しである:04/12/01 22:36:22
>>829
>三島が大江にコンプレックスを持っていたなどという

悪いけど事実だ。
三島自身、大江の『個人的な体験』に衝撃を受けたと発言している。
また、それが自殺の引き金になった、という人もいる。
842吾輩は名無しである:04/12/01 22:46:50
作品を読んで、かつ、その上で大江なんてまったく評価できないという人間
がいるという前提は、どうしても認めたくないみたいだな。

大江信者の唯一の理論がそもそも>803で指摘されているような不当前提だからな。
843吾輩は名無しである:04/12/01 22:48:56
>841

>また、それが自殺の引き金になった、という人もいる。

大江信者の妄想きわまれり。大江信者が頭がおかしいことが良くわかる一文
844吾輩は名無しである :04/12/01 22:52:51
なんで?そういう人が実際いたわけでしょう。
その事実を書いただけで頭がおかしいとはこれ如何に。

>大江信者の妄想きわまれり。大江信者が頭がおかしいことが良くわかる一文
もっときちんとした日本語を使いな。
845吾輩は名無しである:04/12/01 22:57:21
結局また大江の作品批判じゃなくて、大江の読者批判(というか単なる中傷)
なのね。しかも妄想だし。ま、2chに中傷はつきものだからある程度は許容するが
こうまで一本調子だとつまらんぞ。もうちょっと変化つけてくれよ。
846吾輩は名無しである:04/12/01 23:13:16
大江が嫌いならわざわざこのスレに来るなよ。
そうとうな暇人だな。
847吾輩は名無しである:04/12/01 23:13:56
>作品を読んで、かつ、その上で大江なんてまったく評価できないという人間
>がいるという前提は、どうしても認めたくないみたいだな。

全然否定しないってばー。
そういう人はいてもいいよ別に。
848吾輩は名無しである:04/12/01 23:16:30
>>842
だから〜、作品のどこがダメだと思うのか論じてくれよ。

このレスに対してどう応じろってんだよw
849吾輩は名無しである:04/12/01 23:18:27
つうか、アンチは俺達を誤解してるよ。
お前ら、可愛いよ。
ついつい、からかいたくなるくらいにw
ごめんな、馬鹿www
850吾輩は名無しである:04/12/01 23:19:26
>>846
いやあ、大江好きしか居ないのはそれはそれでバランスを欠くよ。
批判的意見は批判的意見で参考になるし。むしろ、大江嫌いなのに
来てくださる人は大切だ。
851吾輩は名無しである:04/12/01 23:20:27
>>850
おれも同意なんだけどね。
でもオツムが悪すぎるよ、ここのアンチ。

もっとできる奴カモン。
852吾輩は名無しである:04/12/01 23:21:43
だいたい、2ちゃんねるでいう「サヨク」なんて人たちは、エッセイはともかく
(特に初期の)小説を読んだらブチ切れて不買運動でもはじめそうだよw

それに「日本文学とやらはいまだにこの水準」よりも,はるか低空を飛行
しているのが実情だから…(苦笑
853吾輩は名無しである:04/12/01 23:23:25
>>852
>だいたい、2ちゃんねるでいう「サヨク」なんて人たちは、エッセイはともかく
>(特に初期の)小説を読んだらブチ切れて不買運動でもはじめそうだよw


だな。
「偽大学生」なんて燃やしそうだしw
854吾輩は名無しである:04/12/01 23:25:34
ともかく、ここまで大江スレが延びたのは快挙じゃないか?
アンチのみなさんのおかげです。
また遊びに来てね!(チュッ)
855万延元年読了!@692:04/12/02 00:03:48
万延元年読了しましたが!

これまで食わず嫌い気味だったけど、
これはたいへんな作品でしたが!
856万延元年読了!@692:04/12/02 00:04:34
>>828
>中上が大江を意識してたなんて大前提じゃん

多くの人が「大前提だと知る」ことを、
わたしは「無前提に感じた」のですが!

自慢じゃないけど、と前置きしつつ自慢すれば
知識や経験はないけど、感性はあるのですが!
857万延元年読了!@692:04/12/02 00:07:13
しかし、アンチでもファンでもない立場からすれば
>1の「三島も中上も春樹もまったく相手にならない」
にはまったく根拠がありませんが!
858吾輩は名無しである:04/12/02 00:16:58
>>857

春樹はぶっちゃけ相手にならないと思う。まあ「相手になる」って
表現自体アイマイだからあんまり意味を持たない言葉だけど。。
859吾輩は名無しである:04/12/02 00:22:38
>>857
春樹とは時代とジャンルと世界が(つまり全部?)違うんだから。
それよりもその話し方がいいな。わかるわかる。
860吾輩は名無しである:04/12/02 00:51:03
>>858
同意。

文学板に来て一番驚いたこと。
「春樹がノーベル賞を取る」と本気で信じている奴がいる、ということ。
861吾輩は名無しである:04/12/02 00:55:43
そりゃあんたが釣られただけだと思う。
862吾輩は名無しである:04/12/02 01:04:11
と、思うだろ??
しかし、本物なんだよ。
昨今の大学生は、「愛読書は?」と聞かれて
「春樹」と答える奴はまだましな方だってさ。
「赤川次郎」とか堂々と書く奴がいるらしい。

そもそも、本が読まれなくなってるしな。
鬱なんで逝ってくる。
863吾輩は名無しである:04/12/02 01:20:25
愛読書が春樹だからといって、そこからノーベル賞を春樹が受賞すると
信じるに到るまでにはとてつもなく距離があると思うが。

まあでも「ノーベル賞って何だかよくわからないけど、春樹はもらえる
んだろうな」とか漠然と思ってる奴はいるかもしれない。賞のシステムを
知ったうえで尚、もらえると思ってる奴はいないだろうけど。
864吾輩は名無しである:04/12/02 01:21:42
何でここの大江信者はこんなに必死なのか(W
865吾輩は名無しである:04/12/02 01:24:24
あなたも相当必死みたいですけどね
866吾輩は名無しである:04/12/02 01:26:34
>>864
ハァ?
雑談してるだけだろ?
867吾輩は名無しである:04/12/02 01:30:24
必死に雑談。
868863:04/12/02 01:33:11
「村上春樹 ノーベル賞」で検索して漏れも鬱になった。逝ってくる。
869吾輩は名無しである:04/12/02 01:45:33
春樹は春樹でなかなかに偉い。
と、米amazonでharuki murakamiで検索すると思う。
中国でもバカ売れしてるらしいし。
ほんとに世界文学化しとるなあと。
870吾輩は名無しである:04/12/02 01:52:57
村上は普通によい作家なのだなあ。と、モブノリオとか綿矢りさを見て
最近思った。
871吾輩は名無しである:04/12/02 01:57:27
おい、おまいら。





・・・・・・・春樹スレになってるぞ。
872吾輩は名無しである:04/12/02 10:09:26
今ごろ、アンチ君はひきこもって一生懸命理解しようと、
たっぷりどっぷり大江作品に浸ってるんだろうなあ・・・・。

気合の入ったレス待ってます。
あ、人格攻撃だけの長文コピペはやめてね。
873吾輩は名無しである:04/12/02 11:44:14
http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/nikki02-12.htm
橋本裕の文学・人生日記帳
12月15日(日)地上の楽園・北朝鮮

以前、金日成が支配する北朝鮮を、多くの人々が「地上の楽園」と呼んで賞賛した。そして、この「地上の楽園」を目差して、1959(昭和34)年から数年間で、9万3千人以上の在日朝鮮人の人々が祖国へと帰っていった。
あれから40年、帰国した人々の悲惨な状況が明らかになってきている。多くの人々が財産を没収されて収容所に収容され、そこで餓死していたというのだ。

当時、フルシチョフのスターリン批判を受けて、北朝鮮の共産党上層部でも金日成個人崇拝批判が噴きだしていた。そしてこれを押さえるために大規模の「粛正」が行われていたという。「地上の楽園」どころか、「地上の地獄」だったわけだ。
このことを看過して、この恐るべき独裁体制を地上の楽園などと賞賛し、帰国運動キャンペーンに荷担した人々の中には、後にそのことを悔いて、彼らの支援活動に半生を捧げている人たちもいる。

たとえば、現代コリア研究所長の佐藤勝巳氏は、かつて日本共産党の活動家として在日朝鮮人の帰国運動を支援していた。
しかし、帰国者の多くが日本に残った親戚に生活物資を送るよう依頼してきたり、北朝鮮の厳しい現実を伝えてきて、次第に「地上の楽園」という宣伝文句が嘘である事に気がついたという。
以後、北朝鮮の内部情勢に関する調査分析に全力をあげ、北朝鮮に拉致された日本人の救援のために積極的な支援活動を展開している。

しかし、総連をはじめ、日本共産党や社会党、朝日新聞など、この運動を支援した組織や進歩的知識人の多くはこの問題をあいまいにしている。
その中の一人として、ノーベル文学賞の大江健三郎の場合をとりあげてみよう。
874吾輩は名無しである:04/12/02 11:45:25
<結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にとめた、スウィッチをいれる、画像があらわれる。そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、そして息子の家族に自分だけ朝鮮にかえることを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というようなとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった>
(わがテレビ体験、大江健三郎、「群像」(昭36年3月号)>

大江氏のこういう文章を読んでいると、戦前の天皇制賛美の精神とほとんど同じメンタリティを彼に感じずにはいられない。
テレビや活字を信じ、客観的な分析も裏付けもないまま、北朝鮮が「地上の楽園」だと思い込んでしまう。そして、自分にそうした祖国がないことを手放しで悲しみ、精神の平衡まで失ってしまったというのだ。

その後、彼がこの錯誤について真剣に反省し悔やんだということを聞かない。人々の救済について、なにか行動したということも聞かない。
ヒューマニズムについてのペダンティックで晦渋な文章を書き、レトリックに満ちた高邁な発言を繰り返すばかりのように思われる。

私は彼の文学的業績について、かっての愛読者として一定の評価をしつつも、彼の人間性についていささか不信のまなざしを向けている。
正直に言うと、彼はペテン師ではないかと思っている。まあ、昔から文壇などというものは、詐欺師と偽善者のたまり場のようなものなのだろうが・・・・。

<今日の一句>冬の雁隊形くずれて空に舞う裕
875吾輩は名無しである:04/12/02 12:10:51
たまには本を読めとだけいっておくよ
876吾輩は名無しである:04/12/02 16:28:51
また長文コピペ・・・・・_| ̄|○
877吾輩は名無しである:04/12/02 22:42:44
大江について作品以外のことで批判するのが悪いというが、大江自身が政治的発言を繰り返す権力志向の人間だというのも問題であろう。
サルトルの真似をしているのだろうが。
878吾輩は名無しである:04/12/02 23:04:43
本人的には「知識人としての義務を全うしている」んだろうけど、
いかんせん妄想さんですから、あんまり意味が無い。
879吾輩は名無しである:04/12/03 00:42:46
    大岡昇平
    江藤淳
  中上健次
    三島由紀夫
石原慎太郎
880熱液浴夫 ◆mm/T2n8mWo :04/12/03 04:53:25
大江健三郎は長編小説の中で北朝鮮が海岸沿いで日本人を拉致してるって何十年前に書いてるからな。
それで脅されたりしたんで、>>874みたいなのを書いたんじゃないのか。って何度も書き込んでんだけど。
881吾輩は名無しである:04/12/03 08:29:18
正直、三流以下のライターの相手をしてる暇はあまりないが・・・。

>>874
当時は、北朝鮮に関する情報がほとんどないんだからしょうがない。
それとポイントは、大江が北朝鮮を「楽園」だと思ってるのではなく
(そもそも大江は一度として楽園という言葉を使ってない)、
自分が住んでいる日本があらゆる意味で荒廃してるという点にこそある。

今の北朝鮮にシンパシーを感じてるかのような書き方はフェアじゃない。


それはともかく、いい加減、作品の話をしろよ、愚かもの。
おまえ大江に限らず、読書そのものをしないタイプだろ。
882吾輩は名無しである:04/12/03 09:07:55

http://walking.myhome.cx/es/es168.html
敵の敵は味方か?
味方を(+)、敵を(−)と考えると、
味方の味方は(+)X(+)→(+)だから味方
味方の敵は(+)X(−)→(−)だから敵
敵の味方は(−)X(+)→(−)だから敵
敵の敵は(−)X(−)→(+)だから味方
となって、とても簡単な論理式で表すことが出来るな。でも世の中、1+1=2になることばかりある訳じゃない。理屈通りにゃ行かないことが多い。
日本、韓国、北朝鮮がこのいい例だ。
前にも言ったように、日本が負けた後、以前のように強い国にならないようにと、アメリカは南朝鮮の韓国に反日の李承晩政権を作った。
李承晩政権は日本海に勝手な線を引いて、ここから北は韓国が資源を保護してる領域だから、勝手に入って来てはいけないと宣言した。
こんな事は国際法上意味がないのだが、本気になって巡視艇で日本の漁船を捕まえて韓国の港に連行し、船も船員も帰さない。何年間もだ。
そうして、日本が植民地にしていた弁償だと大金を吹っかける。
とにかく日本は戦争に負けてるんだから、どうしようもない。アメリカだって自分の損得に関すりゃ、おおいばりで出しゃばってくるが、そうでなけりゃ、すっぽりっぱなしだ。
所が、北朝鮮は韓国と戦争して一時休戦状態。38度線をはさんで睨み合っている。
つまり敵の敵は味方と言う考えで、日本の敵の韓国の敵の北朝鮮は味方だという考えに囚われてしまった者が大勢居たんだなあ。そんな単純な考えで北朝鮮びいきになってしまったんだ。
前に言った大江健三郎を始め、大勢の進歩的文化人と言われる連中が、これに引っ掛かって仕舞ったんだ。
寺尾五郎という作家もその一人で、盛んに北朝鮮礼賛をやった。
むこうじゃ、いい塩梅にお先棒担いでくれてる奴だから、いいとこを見せてやろうと、北朝鮮に呼んで、いかにも「素晴らしく見える、ショーウインドーのような施設」を見学させた。
883吾輩は名無しである:04/12/03 09:09:13
その時に列車の中で騒ぎがあったらしい。彼の本を読んで北朝鮮は地上の楽園だと信じ、日本から帰国した朝鮮人青年達に襲われたんだ。
「オメーの本読んで信用して来たら、このザマで、ここは楽園どころか地獄だ。帰りたくたって帰しちゃクレねえ。どーしてくれる」
幸い、警官が来て助けられたんで良かったけど、危なく、殴り殺されるとこだったらしい。
え?その朝鮮人の青年達はどうなったかって?捕まって強制収容所行きだったそうだ。恐らくもう生きちゃ居ないだろう。
例の日本の最高の美女といわれた「吉永小百合」が初主演した映画「キューポラのある町」なんかもそうで、吉永小百合演じる主人公「ジュン」の親友の朝鮮人少女が、家族と一緒に地上の理想郷「北朝鮮」に大勢の仲間と帰っていくシーンなんかもあった。
それから、何回も手紙が来るが、向こうじゃ、学校は勿論のこと、病院は一切無料、本当の所は機械もないし薬もないらしい。一般庶民向けのはな。
日本にいたときは仕事が嫌いで、嫌々(いやいや)やってたお父さんが、北に帰ってからは見違えたように真面目になった。朝早くから夜遅くまで「金日成首領様」の為に働けるのが、嬉しくてならないんだそうだ。(笑声)
こないだ、この映画についての批評をインターネットで読んでいたら、傑作な話があった。
あの映画は「在日朝鮮人を騙(だま)して地獄の北朝鮮に拉致するホラー映画」だなんて書いてあったよ。(笑声)
吉永小百合の初主演映画がホラー映画だったなんて、今の今迄知らなかった。(笑声)
<脱線千一夜第168話>
884吾輩は名無しである:04/12/03 18:45:16
政治への意識をもつ大江はいいじゃないか。
その発言にほころびはあってもさ。
ところで、大江はサイードとかチョムスキーとか、
ハーバーマスやデリダなんかには言及してない?
885吾輩は名無しである:04/12/03 19:34:52
沖縄県民にとっては迷惑この上ない存在だな
戦争になったら息子のヒカルちゃん連れて真っ先に日本脱出すること確実だし
886吾輩は名無しである:04/12/03 21:16:02
>884

>当時は、北朝鮮に関する情報がほとんどないんだからしょうがない。

キチガイ電波左翼の大江信者だけあって、嘘偽りと強弁はお手の物(プ

887吾輩は名無しである:04/12/03 21:16:58
あら、ぶらうざがへんだった修正

>881

>当時は、北朝鮮に関する情報がほとんどないんだからしょうがない。

キチガイ電波左翼の大江信者だけあって、嘘偽りと強弁はお手の物(プ
888吾輩は名無しである:04/12/03 21:32:43
オキナワノート、ヒロシマノートを読んだ人っている?
889吾輩は名無しである:04/12/03 21:46:13
好きではありません

屈折した用語法が一部のシンパを生み、
政治的な偏狭思考と野心が見え隠れしています。
文学者の言動には愛すべき見当違いの見られること
がままあるのですが、大江に限ってはそんなことは
全くなく、狡猾な応酬としてしか受け取れぬ、いわば
卑猥ともいうべき高尚さを見せています。

好きではないのですが、
一応フットボールは気に入っています。
890吾輩は名無しである:04/12/03 22:19:55
>>887
レス番まちごいて、ブラウザのせいにするとは、いかにも…いう感じだなw

>>888
とりあえず大江信者wとしてはどっちも読むだろ。漏れは読んだよ。
891吾輩は名無しである:04/12/03 23:08:50
http://www.hamaguchi.ne.jp/activity/040725.html
「9条の会」発足に一言(平成16年7月25日)
本日の新聞に以下の記事が掲載されていた。
憲法改正への動きに反対する学者、文化人ら約680人が賛同する「9条の会」の発足記念講演会が24日、東京都内のホテルで開催された。
まず井上ひさしさんが、「憲法とは、時の政府に発する国民からの命令である」という吉野作造の言葉を引き、憲法9条の重要性を訴え、続いて大江健三郎さんら6人が約100人を前に講演をした。
以上が記事の全文であります。
私は来年、戦後60年を迎えようとしている中、未だに、日本が占領され主権が無かったころに作られた憲法の改正に反対する人達の思考回路が理解できません。
(フセイン政権崩壊後のイラクでさえ、主権移譲後にイラク人自身の手で憲法制定を行います)
また、大江健三郎氏をはじめとする9条の会に賛同している学者・文化人の多くは今まで、ソ連邦、中国、北朝鮮などの共産主義国家の核兵器開発や軍拡、少数民族に対する虐待に対しては一言も抗議をしてこなかった。
一方、アメリカの核(実験)に対してのみ抗議をするというスタンスであった。特に北朝鮮を「地上の楽園」とし、金日成を賞賛してきた。
日本人拉致を北朝鮮が認めてからも今までの、自分達の発言の誤りを認めようともしていません。
892吾輩は名無しである:04/12/03 23:09:53
もしかしたら、9条の会に賛同している学者・文化人はソ連邦に日本を侵略してもらい、日本に共産主義国家を建設したかったのだろうかと思えてならない。
憲法9条を素直に読めば、条文と現実との違いに誰でも、気づくはずです。
第1項の「平和主義」は日本国憲法だけでなく、世界の多くの国の憲法に謳われていることであり、変える必要はない。
問題は第2項です。自衛隊は戦力でありながら、第2項では「陸海空の戦力は保持しない」と謳っています。明らかに現実と条文が乖離しています。
どちらかに合わせるのであれば、私は条文を現実(自衛隊を戦力として明記する)に合わせるべきだと思います。
大江健三郎氏は、かって将来の幹部自衛官になる防衛大学校の学生のことを「現代青年の恥辱である」と言ったことがあります。
日本国憲法では差別なく、職業選択の自由についても謳っているはずです。大江氏自らが憲法を守るといいながら、憲法違反を犯している張本人ではないのでしょうか。
(それに加え、日頃、学校の現場で子供たちに同和教育や人権教育を行っている教師が、自衛官の子供に対し差別を行ってきた歴史があります。)
私は憲法9条が戦後日本の全ての嘘の象徴であると思っています。9条を改正することが「戦争への道」と思っている人達は自分達と同じ日本人を信用していなのだろうか。
893885:04/12/04 01:04:07
オキナワンノート読んでないけど、国家の枠組みの中では沖縄は日本だよ
大江さんが左巻きならその視点はたぶん抜け落ちてるね
894吾輩は名無しである:04/12/04 01:27:10
そんなことはないよ。たしか、「琉球は独立しる!」みたいな当時の新聞の
投書を引き合いに出して、沖縄の微妙な状況を語ってたと思った。

というか、アンタもそういう「…しる!」的な無責任なことを書きそうだよなw
895吾輩は名無しである:04/12/04 01:36:33
ついでに書けば、「ヒロシマノート」も、原水禁(共産党系)と原水協(社会党系)という
党派争いによって分断された「8.15 ヒロシマ」の状況が描かれてたよ。

単純な「左巻き」という視点では書かれていないんだけど…言ってもムダか?
896895:04/12/04 01:46:35
まあ。それはプロローグ的な内容で、放射能の被害という"未知"の脅威と戦う
医師や患者たちの話がメインだったと思った。

大江の想像力によって、多少先読み的に暗い未来(この"既知"の絶望的な状
況と戦うことが我々に可能なのか?)と一足飛びに逝ってしまうのが、ノンフィク
ションとしては難点なんだろうが…
897吾輩は名無しである:04/12/04 09:35:14
NHK総合で「平和の世紀は築けるか」という真面目な番組をやっていました。
主な出演者はノーベル文学賞の大江健三郎氏。

大江氏の世界平和論は、ご自身のコピー人間が増えるのが理想とでもい
いたげな話しばかり。実際に平和を脅かしているイスラム、ユダヤ、キリスト教
などの原理主義者、中国の覇権主義や過激な民族主義者を批判したらどうで
すかね。それと帝国主義時代から続く、欧米による白人国家の国益優先、アジ
ア搾取、イスラム分裂外交についてはどうなんでしょう?ノーベル賞もらってる
と西欧人の悪口が言えないんでしょうか?

小説家という安全地帯からの発言であっても、理性や哲学に依存する人なら、
大江氏の主張に理想を見出すかもしれません。しかし、宗教上の対立と欧米
の搾取に痛めつけられ、生死を賭して戦っている人たちに、大江流の「自立し
た個」の思想が何の役に立つというのでしょう?大江氏は世界平和について、
もっと現実的な提言ができなければ、沈黙すべきではないかと思います。
898吾輩は名無しである:04/12/05 00:11:01
>>897

途中までは大体わかるが、何故に結論が「沈黙せよ」なんだ?
言論統制でつか?
899吾輩は名無しである:04/12/05 10:37:39
>>841
>>>829
>>三島が大江にコンプレックスを持っていたなどという
>
>悪いけど事実だ。

そう言えば、三島はノーベル文学賞候補に二度挙がりながら落選した時、

「この後ノーベル文学賞を取るのは大江君だよ」

と言ったという有名な話がある。実際は川端康成がその翌年とっちゃった
わけではあるが。まあ、三島が大江を意識し、認めていたことは確かだろ
う。

(セリフは不正確とは思うので、そこは勘弁を。意味はこういう内容で間違いない)
900:04/12/05 11:01:47
>>899
大江こそ、三島死後のエッセイ、講演では、ことあるごとに、
「海外では三島の文章が最も美しい日本語として評価されてるようですが」
「僕の作品より、三島由紀夫の方が海外で評価が高いですが」
を連発している。
三島自決をインドのベナレス滞在時にラジオの放送で知った、というドラマ
チックなシーンも何度も自慢げに書いているがな。

大江の初期のサルトル風文体は衝撃的で、今でさえも初見の読者に衝撃なようだ
が、あの文体がゲテモノで、実は悪文でしかない。その衝撃が醒めてしまえば、全くの
悪文でしかない、というのは自明なんだがな。
中上健二も初期の頃、少しその大江の悪文を真似して、「〜してい、〜」とか使用して
いたが、バカな奴だ。ああいうのはずっと残っちまう。若気の至りだ。

まあ、ここは大江スレだから分が悪いが、大江の文章はゲテモノで、三島由紀夫、志賀直哉
のような正当派の美しい日本語には負ける、という事は言っておかなければならない。
901吾輩は名無しである:04/12/05 11:11:11
残念ながら三島の美文体も目が醒めてしまうとゲテモノに見える。
902吾輩は名無しである:04/12/05 11:15:10
>900
>901
それで?皆分かってるよそんなこと。
100年後、200年後に何作残ってるかが問題。
悪文だろうがナンだろうが残るものは残る。
903吾輩は名無しである:04/12/05 11:18:17
>>900

つまり、お互いが認め合っていたって言うことだね。それで
何か問題があるの?何で自分が信仰する作家以外は貶めない
と気がすまないのかな?三島信者はそんなに底が浅いと思わ
れたいの?三島も結構好きな俺としては、それはそれで迷惑
であるんだが。
904吾輩は名無しである:04/12/05 11:37:11
>>903
三島>大江が言いたいんじゃないのかい?>>900は。

多くの作家スレで三島の名を引き合いに出すけど(安部公房スレとか)、
逆に三島スレでは、大江とか安部とか石原某とかそんなに引き合いに
出しませんよ。つまり三島>>>安部・大江>その他。なんですよ。
という事が言いたいんでは。
905吾輩は名無しである:04/12/05 12:54:45
だとしたら、三島信者のレベルも知れてるな。
悲しいことだが。
906吾輩は名無しである:04/12/05 13:02:56
結局、結論的には

   平野>>三島>>>安部・大江>その他

ということでいいですか?
907吾輩は名無しである:04/12/05 13:04:39
偽善者の代表(チャンピオン)のような人がノーベル文学賞をもらったのには驚いた。
ご存知、大江健三郎である。
大江健三郎は日本の文化勲章は拒否している。その理由は自分のような戦後民主主義者
に国民的栄誉は似合わない、とのことかららしい。
ストックホルムの受賞記念講演では「あいまいな日本の私」と題して、日本人の悪口を
言い、スウェーデンをヨイショしている(『あいまいな日本の私』岩波新書参照)。
日本は悪い国だから、その国の栄誉はもらわないが、外国とくに西欧は良い国だから
ノーベル賞はもらうんだと。
話は変わるが、大江は酒ぐせが相当悪いらしい。たとえば、安岡章太郎の『愛犬物語』
(KSS出版)には、新宿のバーで吉行淳之介といっしょに飲んでいた遠藤周作にケンカを
売った話が書いてある。大江の売り言葉はこうだ。
「ぼ、ぼかァ、ト、トーダイの拳闘部のキャプテンなんだ。あーア、こ、こ、こんやは
腕が鳴る。ぼ、ぼくのパンチの一発を、ボーンとやったら、え、え、遠藤周作のウソ吐きも、
ちちちったァ、骨身にしみてこたえるだろう」(前掲書)
また銀座の店では日本文学賞の選考委員の阿川弘之がその日、賞を落とされて頭にきた
大江にウィスキーグラスを投げつけられたとか(谷沢永一『鳩よ!』昭和六三年一〇月一日号参照)
908吾輩は名無しである:04/12/05 14:33:14
>>906

いいんじゃないの、それで満足なら。三島マンセー!えらいねー。
(^^)//""""""パチパチ
909吾輩は名無しである:04/12/05 16:09:07
りさたんを忘れるな!
910吾輩は名無しである:04/12/05 19:11:55
誰か例を挙げて大江の何処が悪文なのか
説明できるようなアンチはいないの?

ただ読めなくて悔しいだけじゃないの?
911吾輩は名無しである:04/12/05 21:33:58
いくつかの大江作品には確かに読みにくさがあって、
それがたとえば、不自然な文語的表現であったりするんだけれども、
それは悪文/美文という図式には収まらない異質なものであって、
「読みにくさ」をいわゆる「悪文」と形容してしまうこと自体に、
その読者のキャパシティの狭さというのを感じるんだよ。
もっと読みにくい世界の傑作は仏にも南米にもあるからね。
912吾輩は名無しである:04/12/05 22:01:00
野依良治名大教授のノーベル賞の受賞式に、歴代のノーベ
ル賞受賞者も出席していた。その中に、「あの」大江健三郎の姿が・・・
有名な話だが、大江は、ノーベル賞受賞に際して、日本政府
から文化勲章を受ける話を断った。理由は、「国家から表彰
されたくない。皇室からもらいたくない」だった。
文化勲章を否定すること自体は、同じ日本人であることに恥
入るが、思想の問題だから、別にどうこう言うつもりはない。
しかし、だったら、どう考えてもノーベル賞も辞退すべきだろう?
なぜなら、ノーベル化学賞は、スウェーデン王立科学アカデミ
ーが国を代表して選定する。授与するのは、スウェーデンの
グスタフ国王だ。
国家が関与し、王室が授与するという点では、文化勲章も、ノ
ーベル賞も同じである。文化勲章がイヤなら、ノーベル賞だっ
ていらないというのが当然である。
大江は、それはしない。その理由は何だろうか?
日本人のくせに欧米の視点に立ち、日本をバカにしている
か、一億円以上の賞金に目がくらんだか、どっちかだろう。両方か?
大江がノーベル賞を受けたことにも腹が立ったが、その後の
記念講演も聞いていて呆れたことを思い出した。日本がイヤ
なら、さっさと心のふるさと中国か北朝鮮に行けばいいものを・・・
そして、今また、性懲りもなくスウェーデンに呼ばれてのこのこ
出ていく彼の気が知れない。「国家の指図は受けない!!
いちいち出ていけるか!」くらいのことは言えないのか?

恥知らずとは、彼のためにある言葉だとすら思う。
913吾輩は名無しである:04/12/05 22:10:18
大江がキチガイなのは今さら言うことでもないんだよな。
だからこそ作品の話しようっていっても、アンチは読みもしない。
あひゃひゃ。
914吾輩は名無しである:04/12/05 23:19:35
常にポイントを外しているのがこのスレのアンチ。
わかってないな。そこじゃないんだよ、そこじゃ。
批判すべきところはね。
もっと核心をついた批判が出てこないものか。
915吾輩は名無しである:04/12/05 23:32:36
所詮はノーベルブランドにしがみつくバカが集うスレ
大江の読みにくい文を読める自分は頭いいと勘違いするバカが集うスレ
916吾輩は名無しである:04/12/05 23:37:09
またポイントを外してるよ>915
ノーベル賞なんてたいしたことはないんだよ(笑
それにへんなこだわりを見せているのはアンチだけであってね。
そんなものが大江についていてもいなくてもどうでもいい。
大江が読めないという人間は、ガスカールもサルドゥイも読めないだろう。
917吾輩は名無しである:04/12/06 00:22:05
この人って在日の応援団長みたいな人?
918吾輩は名無しである:04/12/06 00:25:10
カツオの言うとおりじゃ
919吾輩は名無しである:04/12/06 00:37:46
>>916
もともと本を読まない人たちに何を言っても無駄でしょう
流すのが賢明
920吾輩は名無しである:04/12/06 00:42:02
勝手に勝利宣言(プゲラ
このスレのこれまでのアンチはあまりにもふがいないので、
近いうちに俺がここで大江批判をすることにしよう。

書物以外の発言をどこかから拾ってくるというチンケな方法ではなく、
2、3の代表作の読解を通した大江批判を行うことにしたい。
文学者を批判するには、作品読解抜きでやっても意味がないのは自明。

ましてや「ぼくには読めない」という愚痴を批判に摩り替えるのは、
まさに幼稚園児的な行為でしかないからだ。
922吾輩は名無しである:04/12/06 00:57:19
谷沢永一に文化勲章くれてやれ!w
923吾輩は名無しである:04/12/06 00:58:16
>>921
文学者以前の人間を批判しているのだ。
924吾輩は名無しである:04/12/06 01:05:50
>>921
単なるコピペでない批判なら、大いに結構。コピペは幼稚園児以前、
猿以前、もちろん文学者以前どころか、もはや人間以下の行為で
あることとを大いに示してくれ!
925吾輩は名無しである:04/12/06 01:06:44
アンカー間違えてんのw
926吾輩は名無しである:04/12/06 01:07:40
北朝鮮が好きなら好きとハッキリ言いなさいよ
927吾輩は名無しである:04/12/06 01:15:32
息子が障害者なのだから、大江は善人。
間違いない。
928吾輩は名無しである:04/12/06 01:19:00
文板すらもニュー速厨みたいな香具師が得意げに跋扈するようになってきたな…。
2ちゃんも、もうだめぽ…。
929吾輩は名無しである:04/12/06 05:54:43
アンチとして幾度かレスしてきたが、このスレからは撤収させていただく。
全く興味のない物を読めるほど私の精神力は強靭ではない。
930885:04/12/06 07:16:30
>>894
熱に浮かされただけの独立論でどう微妙な状況を説明できるの?
それとも左巻きの反省の書?悪いけど「思った」だけじゃよく分からん
931吾輩は名無しである:04/12/06 12:17:06
同じく障害を持つ子供を抱える左翼系作家として
大西巨人と比較したら・・・
一見私小説的な作風・いろんな作品で執拗に反復されるモチーフ
似たところもけっこうある。
しかし、比較してみると・・・
ちょっと大江は、全然駄目なんじゃないかしら?
そんなことないですか!
932吾輩は名無しである:04/12/06 21:08:26
「さようなら、私の本よ!」第一部。
いよいよ。
http://shop.kodansha.jp/bc/books/bungei/gunzo/
933吾輩は名無しである:04/12/07 00:15:55


                   /\        /\
                   /:::::::ヽ____/::::::::ヽ、
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 -┼-   丿~~~|     / / ̄ ̄√___丶  ̄ ̄\  ::::|           ■ ■
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             / / \:    ト--^^^^^┤      丿 \\\ \\\





934吾輩は名無しである:04/12/07 01:37:48
>>915
ノーベル賞取る前からファンなんだけど。
むしろ、最近は、大江がノーベル賞を取ってからファンになった
奴らが多くてうざったいとすら思ってるよ。
935吾輩は名無しである:04/12/07 02:11:14
大江がノーベル賞を取ってからファンになった奴=田中麗奈
936吾輩は名無しである:04/12/07 02:35:54
大江の複雑な文体を理解できない奴は
インテリジェンスのない下等生物だ

\                                           /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    / ̄ ̄ ̄ ̄\   
   (  人____)
   |./  ー◎W◎)
   (6     (_ _) )    カタカタカタ
   | .∴ ノ  3 ノ  ______
    ゝ       ノ  .|  | ̄ ̄\ \
   /       \__|  |    | ̄ ̄|
  /  \___      |  |    |__|
  | \      |つ    |__|__/ /
  /     ̄ ̄  | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕
937吾輩は名無しである:04/12/07 09:03:00
ノーベル賞とる前後の大江作品が一番ぱっとしない気もする。
最近また面白くなってきましたが。
938吾輩は名無しである:04/12/07 10:24:18
http://members.at.infoseek.co.jp/masa_n/column/011015.htm
Snobistclub
第36回「柔らかなファシズム」と国家論(2001/10/15)

(前略)
さて、この言葉(柔らかなファシズ)に僕が反応したのは、最近読んだ猪瀬直樹氏の『小論文の書き方』(中公新書)に「柔らかなファシズム」についての言及があったからだ。
『小論文の書き方』はタイトルに反してノウハウ本ではなく、著者の過去の評論(というとおかしいか。彼は作家だから)のなかから、自薦を集めたものである。


そのなかに、99年に朝日新聞に公開書簡の形で掲載された大江健三郎氏とスーザン・ソンタグ氏の対論である。これは僕も読んだのだが、一向要領を得なかったことだけを覚えている。
猪瀬氏はかなり強い批判を大江氏に加えている(p.242〜)。たとえば、大江氏の以下のような表明。

わたしはこの国に超国家主義がゆるゆると、しかし突然に復活してしまっているという『物語」を考えずにはいられません。それは今この国で宣伝されている近未来のアジアの災厄の、どれよりも色濃いリアリティーを持つように感じられます。

あるいは、以下のような。

わたしはこの国に柔らかなファシズムの網がかけられるとき、若者たちが国境の外へインターネットの窓を開ける、そのような共同体を夢想します。

言葉がことごとく「曖昧」な比喩に堕していてるし、「近未来のアジアの災厄」の物語についても、インターネットについても、まるでリアリティーのある知識をもち得ていない、というニュアンスが伝わってくる。(中略)

もちろん、現役のなかでは世界を代表するソンタグは、世田谷の高級住宅で暖かい日に当たりながらコラムを夢想する大江氏とは違い、みずからコソヴォ紛争渦中のユーゴに足を運んだ経験から、このように手厳しく批判している。

日本の重要な作家が、自国の具体的現実について見解を述べられたのに、外国人の私が異論を唱えるのは僭越な行為との謗りを免れないでしょう。でも、現実を理解するために私たちが用いる方法に付いて、と限定した上で言わせてください。
939吾輩は名無しである:04/12/07 10:26:36
私は、(中略)現実を隠喩として語るほとんどの実例に対して、もっと懐疑的になるべきだと訴えてきました。ファシズムは現在、隠喩になったと思います。私はこの言葉を隠喩として、あるいは厳密さを欠いた形で使いたくありません。
ミロシェビッチが率いるセルビア政府は、今日の世界で見るかぎりもっともファシスト政府に近いものです。しかし、単に排外主義的、順応主義的、また、ある面では抑圧的ですらある社会を、それだけでファシスト的だとは呼べない、というのが私の見解です。

猪瀬氏は、「大江が隠喩としてのファシズムをもてあそんでいるとき、彼女は眼前のファシズムを語っているのである」と的確にコメントしている。

ソンタグ、あるいは、朝日的論調が戦後民主主義の論理的基盤としてきたハーバーマスも、NATOによる空爆を支持した。
「アウシュビッツを阻止するには、たった一つしか方策がない−それは戦争だ−」からである。NATOは、いやドイツは、と言っていいかもしれないが、3年という長い間ユーゴの混乱を放置した末、最後には爆撃に転じた。

これとて、ソンタグが言うような単に人道的な決断ではない。その夜、ハーバーマスがこの決断がいかにやむを得ないものであったかをラジオでとうとうと語った一方で、
ドイツ軍参謀本部では、第二次大戦以来はじめて、ドイツ軍が国境を越えて活動したことに対して祝杯をあげていたという(シュピーゲルより)。
現実はどうしても清濁併せ呑まねばならぬ。ファシズムという簡単な言葉で語る事態の、いかに複雑なことか。

では、大江氏らの、そして世論の大半を形成していると思われる戦後民主主義的な考え方が言うファシズムとは、何なのだろう。
ちなみに、大江氏がこの記事で直裁に批判していた日の丸・君が代法制化の動きについての甘い認識に対しても、ソンタグはこう切り捨てている。

古いナショナリズムの道具立てを持ち出して情念を掻き立てる、哀れなほど貧弱な動きがあるというだけでは、私のなかでは、今の日本がファシズムや軍国主義に転じようとしているという確信にはつながりません。
940吾輩は名無しである:04/12/07 10:28:07
確かに日の丸=ファッショ、という認識はあまりに時代錯誤だ。いつもこの議論は、論点がアジアの人々の心境を考えろ、というふうに拡大していくことで、日の丸=ファッショという構図を維持しようとするのだが、決して議論が執着することはない。
なぜならば、ファッショという言葉があまりに曖昧で、集権的・抑圧的な傾向をすべてファッショと言い換えることができるからだ。

こうして見てくると、こうした議論が何度も繰り返され、かつ、成果を生まない問題点が見えてくる。たとえば日の丸がそうだが、日本という国家が主権者として立ち現れるときには必ず、それを「ファッショ」という便利な隠喩で批判してるだけなのだ。
(中略)
その状況は、今も変わらず続いている。よかれ悪しかれいろんな動きはあるが、日本が対外的な主権者としての表明をしなければならない、ということには変わりがない。
そして、国家が主権者としての表情を持つことへの嫌悪を曖昧な隠喩に託すような議論は、現実の諸前提を無視しているばかりか、己だけが普遍的な高みにのぼったかのような大変無責任なものである。

おそらく、ここ十年から二十年の間に、日本は国家として、大きな決断をしなければならない時期が来る。その決断とは、大雑把に言ってしまえば、アメリカにつくのか中国につくのか、という二択になる可能性が高い。
そしてまた、どちらとも仲良くする、というような子どものような結論が許されない、厳しい決断になる可能性が高い。

そのときに、主権者としての国家を「ファシズム」などと言って批判することは許されない。それは国益などというレベルではなくて、とりあえず、この国をベースとして暮らしている人々の生命や財産の安全を脅かすからだ。
曖昧な言葉で批判だけし、みずからへの批判をかわすのはわが国の論者に少なからず見られることだが、それが現実的な判断をゆがめる方向へ働くようなことは断じてあってはならないと思う。


そしてそろそろ、「柔らかなファシズム」といったいい加減な言葉を、ノーベル賞作家が使うからといってありがたがるのではなく、きちんと論理的に批判する力を、国内においても養いたい。
(後略)
941吾輩は名無しである:04/12/07 10:45:18
ソンタグなんていう3流の批評家に何言われても
痛くもかゆくないわけなのだが。
942吾輩は名無しである:04/12/07 11:11:24
>>834
俺は大江の存在自体ノーベル賞で知ったんだが、
自分以外の読者がどうしてうざったいの?
943吾輩は名無しである:04/12/07 11:41:59
>>942
ここのアンチみたいな奴らが多いからだろ?

ノーベル賞取る前は、平和だった。
アンチはいても、このスレにいるような馬鹿じゃなくて、
まともなアンチだったし。
へたに有名になるのも困ったものだよ。
最近はろくに本も読まないで、情報に踊らされる馬鹿ばっかり。
944吾輩は名無しである:04/12/07 11:43:20
>>936
>大江の複雑な文体を理解できない奴は

大江の文体が複雑と言っている時点で・・・・・w
945吾輩は名無しである:04/12/07 12:08:36
文の構造の複雑さってことでは金井美恵子とかの方が複雑じゃね?
946吾輩は名無しである:04/12/07 14:09:56
>>930
書き方悪かったな。つまり大江が新聞に投書されていた(熱に浮かされた
だけの)「独立論」を批判をしてたってこと。たしか冒頭部あたりで(といっ
ても、アンタ立ち読みすらしないでしょ?)。

というか思い込みだけで、よくもまあ解ったような批判が出来るもんだなあ。
熱に浮かされてるのは、誰なんだかw
947吾輩は名無しである:04/12/07 19:03:36
>>937
>ノーベル賞とる前後の大江作品が一番ぱっとしない気もする。
>最近また面白くなってきましたが。
同意だな。「人生の親戚」なんて読めた代物じゃない。
しかし『洪水は』以前と『緑の木』以降は傑作が多い。
948吾輩は名無しである:04/12/07 21:54:37
>>941
その3流の批評家に対して、大江は説得力のある反論ができたのかい?
949吾輩は名無しである:04/12/07 22:06:10
■2002/11/29(金)虫の書評、打ち切りか?
週刊朝日の匿名書評、「虫」の書評が打ち切りとなる公算が大きくなった。今週発売の週刊
文春12月15日号によると、虫の「憂い顔の童子」批判が来年からの連載が決まっていた大江
健三郎を怒らせ、12月1日付けで加藤明編集長が更迭されるという。
記事自体は連載がどうなるかにはまったく触れていないが、このぶんでは虫の書評も打ち切
りだろう。来週発売の週刊朝日は本来ならば虫の書評が載る回だが、果たして何か載ってい
るだろうか。
大江の連載に読者がつくかどうかは知らんが、私は関心がないから絶対に読まないだろうと
断言できる。虫の書評には賛否両論あるにせよ、久々に登場した面白い書評であったことは
事実。私は毎回楽しみにしていた。打ち切りで週刊朝日が上向くことはまずあるまい。
虫の書評タイトル一覧
http://homepage2.nifty.com/bookbookbook/zakkan5.htm
■2002/12/03(火)「週刊朝日」編集後記からにじみ出る無念
今日発売の「週刊朝日」12月13日号の加藤明編集長の編集後記。
「なんか『週刊文春』に載っていましたが、私、12月1日付で編集長をお役御免になりました」
もちろんこれは11月29日の日記に書いた記事のことだ。普通、こういう場合、ライバル誌の
記事には触れないだろ。あえて触れるところにこの人事が正常でないことがにじみ出ている。
あとは在任中にうれしかったことなどあたりさわりないことをつづっているが、突然の解任への
無念が感じられる。
私の印象では、週刊朝日は文春や新潮に比べ、記事そのものは面白くない。だがコラムは面
白いものがあるので買っているわけだ。虫の書評は面白かった。これは明らかに加藤編集長
時代の功績である。ところがこの虫の書評を理由に解任されてしまった。これを機に週刊朝日
が上向くとはとても思えないが。
950吾輩は名無しである:04/12/07 22:10:52
>>941 >>948
「3流の批評家」ってのは、この場合はスーザン・ソンタグでなく、どうみても
あの猪瀬直樹だろ!w それと引用元の…(ry
951吾輩は名無しである:04/12/07 22:23:51
いや、ソンタグ=3流の批評家と定義したのは>>941なんだけど
952吾輩は名無しである:04/12/07 23:12:32
>>951 巻き添えスマン。

そもそも大江ってのは、『観念』の作家であって、「見る」だけで「跳べ」ない作家な
んだよ。と、同時にそれを自覚して恥じているんだが(それこそ、大江の初期小説
からの一環したテーマだろうが)。
それでいて、自分のその恥部を無防備に開示してしまったりするところは、自覚し
ているのか無自覚なのか、無邪気なのか知らないが、大江ファンですらそこに極太
のツッコミを入れたくなることは、多々あるなw

しかし、あの猪瀬が「隠喩としてのファシズムをもてあそんでいる」などと、例によって
偉そうに鼻の穴を膨らませながら語っているのは、ムカつく!「ボクは(道路公団の)
資料を全部把握してますから…」みたいなことを平気でテレビで公言して、あの
ていたらくな香具師にだよ!w
あまつさえ、それ得意げに引用し、さらにそれに得意げにコピペしている救いようの
ないヴァカには、いまさらながら呆れるしかないけど…。
953本当の事を言おうか ◆CLx35Sklj2 :04/12/07 23:13:09
そろそろ次のスレタイを考えてみよう。
人気スレにふさわしいものを求む。
954吾輩は名無しである:04/12/07 23:16:03
>>953
【本当の】大江健三郎【事を言おうか】

でいいじゃんね?w
955吾輩は名無しである:04/12/07 23:30:28
云おうか、がいい。
956吾輩は名無しである:04/12/07 23:39:43
福岡、がいい。
957吾輩は名無しである:04/12/07 23:44:30
日本人でありながら日本を非難・侮蔑し、
在日朝鮮・韓国人には日帝の被害者としてありったけの同情を示してみせる。
そんな私は国境を越えた博愛主義者に違いない…

↑これが戦後左翼のカリスマ・大江健三郎のシンプルで能天気な自己像w
958吾輩は名無しである:04/12/07 23:45:47
ポンチョの
959吾輩は名無しである:04/12/07 23:47:56
>>957
自分のシンプルな脳内を反転しないでくださいw


そういやむかし『本当のことを言おうか』ってタレント本があったけど、
今調べたら、風間杜夫著…ビミョー!w
960吾輩は名無しである:04/12/07 23:53:19
>>954
いいじゃん、って一瞬思ったんだが、
>>959
を読んで、確かにビミョ〜。
961吾輩は名無しである:04/12/07 23:55:25
ポンチョウの、がいい
962吾輩は名無しである:04/12/07 23:56:54
【このポンよ!】大江健三郎【さようなら】がいい
963吾輩は名無しである:04/12/07 23:57:40
【さようなら】大江健三郎☆第二部【私の本よ!】
でどうよ?
964吾輩は名無しである:04/12/08 00:24:36
群像買ってきた。
「長江」に「ちょうこう」とルビが振ってあったが、これ、「取替え子」からそうだった?
もしそうなら鬱。ながえだと思ってた。
965吾輩は名無しである:04/12/08 00:25:37

◇ リ ジョイス〜大江健三郎 ◇
966吾輩は名無しである:04/12/08 01:13:52
【さようなら】大江健三郎☆第二部【私のポンよ!】
967吾輩は名無しである:04/12/08 01:21:47
>>964
チュウコウなの?!ナガエと読むしかないかと、読みにくいので頭の中で三回反復したのに…。
鳥=バードみたいなもんか?
968吾輩は名無しである:04/12/08 01:38:04
【さようなら】大江健三郎☆第二部【セクスよ!】
969吾輩は名無しである:04/12/08 02:00:06
【ヘタレ】大江健三郎☆第二部【妹萌え】
970吾輩は名無しである:04/12/08 02:04:50
【フェラ】大江健三郎☆第二部【死姦】
971885:04/12/08 02:05:21
>>946
うん、読まないな(w
ちなみに作品の批判はできないよ、一冊しか読んでないから
地元の新聞に9条論者として取り上げられてるのが迷惑なだけで書いてみたんだ

972吾輩は名無しである:04/12/08 02:13:25
結局中味の話は全然出てこないで、専ら文体の話に終始してるな。
殆ど好みの問題だろ、こんなの。読めたからといって偉くもなんとも
ないし、読めなかったからといって、それを理由に非難してもしょうがない。
973吾輩は名無しである:04/12/08 02:53:43
【ノーヘル】大江健三郎☆第二部【戦争】
974ixion ◆ySh2j8IPDg :04/12/08 02:55:25
《私の全生涯はあらゆるものを一つの頭脳中に収めるために、
したがって、それらを再び一つのものにするために、分業を
廃してあらゆるものを自分で熟考しようという絶望的な試み
以外の何ものでもない。私はあらゆるものを知りたいのではなく、
分岐したものを統合したいのである。このような試みに成功する
かもしれぬ見込みがほんの僅かなりともあるならば、それだけで
既にいかなる労苦にも優に足りるのである》

大江は、カネッティの断章を引用しながら、「後期の仕事」としての
自らのエラボレーション(=reality breaking through)について
語っているが、その「分裂は分裂のまま両極に置きつつ、その
激しい緊張感のなかで、一瞬の点火があらゆるものをあきらかに
照らす統合」が、『さようなら、私の本よ!』での到達点であり、
「根拠地」の先であり、「ズブズブ際限がない」と思われている
老人の堕落から遠く離れて点される、希望の狼煙beacon fireと
なるのだろう(か…まだ分からない)。

今回の群像「むしろ老人の愚行が聞きたい」では、古義人と「分裂」
した、つまり「片割れ」である椿繁が、これまで古義人の作品では
抑圧されるように触れられて来なかったのに、回帰してきて
古義人と向かい合う--それも「おかしな老人(マッド・オールド・マン)」
と「小さな老人(ゲロンチョン)」のそれぞれの家で。死者たちと寄り添う
ように自らの影と語り合う--それも若い人としての自らと!--古義人
は、シゲと向かい合い点火しあうことで、「後期の」自分にも向き合う
ことになっていく。

第一部ではまだ小さな火しか見えない。それが「信号灯(beacon)」と
なるような発火と統合をみせることを、一読者として期待する。

…しっかし、衰えないよなぁ、大江も。
975吾輩は名無しである:04/12/08 03:08:14
大江の小説ってなんで激しくつまんないのに評価されてるのかがわからない
976吾輩は名無しである:04/12/08 03:14:18
そりゃ本なんて読む人によって内容違うからな。
977吾輩は名無しである:04/12/08 05:00:20
すっかり人気スレになったなあ。
ついこの間まで閑古鳥が鳴いていたのに。
願わくば、次スレではもっと勉強したアンチが登場することを!

個人的には、>>963のタイトルが奇を衒ってなくていいと思う。
978吾輩は名無しである:04/12/08 07:20:41
【衒学趣味者の】大江健三郎2【星】
979吾輩は名無しである:04/12/08 07:35:44
リアリティの質が古臭い。とびはねてない。ぬまちみたい。。
980関場 ◆d2Ik1ktUFk :04/12/08 07:39:28
横レスですみません

私は「日本文学の革命」という文学運動を行っている関場というものです

これは「インターネットから日本文学を変革しよう」という文学運動です

一人でも多くのネット・ユーザーの皆様に知ってもらいたくて書き込ませてもらいました

2ちゃんねるの文学板でもスレッドを立ち上げています
ぜひ一度お越しになってください

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1100423874/l50

ちなみに僕は大江健三郎のことを「文学上の詐欺師」だと思っています
彼は日本文学をはなはだしく堕落させたのです

ご意見と違って、すみません
981吾輩は名無しである:04/12/08 11:12:25
勝谷誠彦の××な日々。2004/04/14 (水)
(略)
従ってことの輪郭をクリアにするためにも誹謗中傷のたぐいを垂れ流している阿呆は
日本国警察の威信にかけても捕まえよ。
あるいは私たちの間でもそうした屑を発見した時は徹底的な社会的制裁を加えることにしよう。
国論を二分する論議を低能の存在によって曖昧にすることは大いなる禍根を残すに違いない。
しかしまあでは立派な頭を持っているとされる方々が目の覚めるようなことを言っているかと言うと
朝日新聞昨日の朝刊を読んで私は頭を抱えてしまった。
大江健三郎大先生の「伝える言葉」なるコラムは「老人特有の症状がお進みになっている」
としか思えず(あー言っちゃった)誰か解説してください。早野透センセイ。何とかして。

http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&start=11&log=200404&maxcount=35
http://www.diary.ne.jp/user/31174
982吾輩は名無しである:04/12/08 12:44:16
大江がクッツェを読んでいるような気がするんだが気のせいだろうか?
影響と言うのでは全くないが・・・
ロビンソンクルーソー、ベトナム戦争、恥辱、悪霊、ベケットが集まった時点で
連想してしまった。しかし新作は面白そうだ。
本当に大江の野蛮なる愚行を味わいたい。
983吾輩は名無しである:04/12/08 13:02:09
大江の読書量は半端じゃない。
なんでも読んでる感じがする。
984吾輩は名無しである:04/12/08 13:17:40
童話も読んでるよ。狼とヤギについて考えていた。
985吾輩は名無しである:04/12/08 13:32:12
>>983
なんでも読んでるよ。
若い頃から相当な勉強家。
大江が嫌いな奴でもそこだけは認めてる。
986吾輩は名無しである:04/12/08 14:42:56
折角、テンプレまで作ったのに、ホスト規制で次スレ立てられない。
誰か頼む・・・。

↓↓↓

【さようなら】大江健三郎☆第二部【私の本よ!】

現代日本文学の最大の巨匠は、間違いなく大江健三郎ですが!
シンパを「電波左翼」と恫喝するアンチとの闘いに、
「かつてあじわったことのない深甚な恐怖感」を
そこはかとなくおぼえつつ、この老人の愚行にどこまでも寄り添おう。
・・・あっ、そうそう、本当のことを云おうか?
「三島も、中上も、春樹も皆、大江コンプレックスの保持者だ!」
まさか、いまだに大江を読んだことないなんて言わないよな、蜜!!

【前スレ】
怪物、大江健三郎
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1081368341/
987吾輩は名無しである:04/12/08 17:24:38
筒井  大江さんほど考えて書く作家はいない。
    大江さんを置いてほかの現代の作家を読むと、
    なんにも考えてないように見える、と
    中上健次が言ってたなあ。
(新潮臨時MOOK「名短編」筒井康隆・堀江敏幸対談)
988吾輩は名無しである:04/12/08 19:05:28
>986
立ってるよ。
989吾輩は名無しである:04/12/08 19:10:05
>987
大江に比べると筒井の読書量もしれたもんだね。
読書のセンスは筒井はあるかもしれんが。
990吾輩は名無しである:04/12/08 19:17:16
本を読んでばかりいたって優れた小説が書けるわけじゃない。
991吾輩は名無しである:04/12/08 19:21:54
>990
まァ、そりゃそうだ、って当たり前の話じゃんか(笑
しかし、優れた書き手は優れた読み手であることが多いんだよ。

大江の奇妙な文章(決して悪文とは異質な)は、
そういう膨大な知の集積からつむぎだされているわけだ。
そこにこそ「大江という小説家の作られ方」もある。
992吾輩は名無しである:04/12/08 21:15:49
大江スレっていっぱいあるなあ。
993吾輩は名無しである:04/12/08 22:06:44
大江は「戦後民主主義者」を自認する旧左翼である。
しかも文革や北朝鮮を礼賛し、弾圧・大虐殺を賞賛する「戦後民主主義者」である。
岩波や朝日といった一流紙と見なされていたマスコミでしか書かず、
週刊朝日編集長の解任に見られるように、
自分に対する批判は圧力で押し潰す権威主義者でもある。
彼は、『ヒロシマノート』『オキナワノート』などの反米的な仕事を
しながら長期間米国に滞在するといった偽善者ぶりを発揮している。
994吾輩は名無しである:04/12/08 22:10:38
いちおう次スレらしいが…馬鹿ウ○?の襲来ではやくも荒れてます(苦笑。

【さようなら】大江健三郎☆第二部【私の本よ!
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1102472656/
995吾輩は名無しである:04/12/08 22:14:09
アンチって毎日来てるのかな?
996吾輩は名無しである:04/12/08 22:20:23
新潮読んだよ。
(どういう)意図あって括弧による宙吊りをした(のか?)
997吾輩は名無しである:04/12/08 23:12:48

日本が世界に誇れる小説家はもう大江しか残っていないんだYO!
998吾輩は名無しである:04/12/08 23:31:01
↓こいつ死にます。
2004年内に死にます。











死にましぇ〜ん。
999吾輩は名無しである:04/12/08 23:32:07
OE(藁
1000吾輩は名無しである:04/12/08 23:37:01
テイリッシュ
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。