水上勉はいいね〜

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1吾輩は名無しである
水上勉は恋愛もののお涙頂戴と偏見をもって読んだことなかったのですが。
「はなれ瞽女おりん」を読んで感動しその後、
「越前竹人形」「五番町夕霧楼」など新潮社の文庫本を数冊買って読むと
その人間観察の深さはとてもすばらしく、古さを感じさせません。宮本輝も
この人に影響されているのではと思いました。他に誰か読んだ人いる?
2吾輩は名無しである:03/08/14 17:59
私は飢餓海峡から入ったけど、もう文庫全部よんでしまって飢餓状態。
新作とか出ないのかな〜ってまだ生きてるよね、この人。
3吾輩は名無しである:03/08/14 18:43
京王線明大前駅近くにあるキッド・アイラック・ホールのオーナーは、水上勉の息子。
4吾輩は名無しである:03/08/14 18:53
なんか家庭生活悲惨だったらしいね。
5美香 ◆FEjfVGlQnw :03/08/14 19:50
部落民という説を聞いたことがありますが、本当でしょうか?
6吾輩は名無しである:03/08/14 20:36
>>5
美香 ◆FE5qBZxQnw
トリップが似ているようで似ていない。本物?
7高山昇 ◆QTTsPqzxtE :03/08/14 20:38
     、))
   , --"- 、
  / 〃.,、  ヾ
  l ノ ノハヽ、 ヽ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  i | l'┃ ┃〈リ< 部落民って、表現が生々し過ぎる・・・。
  从|l、 _ヮ/从 \___________________
  .∬φ___⊂)_
./旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
|. 執筆中  .|/
8吾輩は名無しである:03/08/14 21:01
>>5
反差別的な活動をしているのでそう言われるのでしょうか?
水上勉の言動には作家としての誠実さを感じます。

5 さんは、仮にある作家が被差別部落出身なら、
そのことで小説家としての評価を変えるのですか?
9吾輩は名無しである:03/08/14 21:09
変えるのが普通じゃない?
ユウミリが在日じゃなかったらあんな有名になれないっつうの。
ナカガミだって部落出身だから評価されてるし。
10吾輩は名無しである:03/08/14 21:12
柳美里のような糞を中上を一緒にすんな
11吾輩は名無しである:03/08/14 21:26
水上勉の小説ってすばらしが、パターンがあるね。
幼くして親を失った主人公。成人しても子供のような体型で頭が大きかったりね。
必ず人が死んだり。薄幸な主人公を造形するための素材が似通っている。
水上勉のトラウマのようなものが感じられるよね。
それでも名作には違いないが。
12吾輩は名無しである:03/08/14 21:27
>>9
そうか? 中上は、あれらの小説を書いたから中上なんだよ。
きみはもし中上が皇族の出身だったら、作品の評価を変えるのか?
まあ、作家論的に小説を解釈する立場もあるけどさ。

ここは水上のスレだから、これ以上この問題にかかわるのは、1に失礼かな。
ともかく俺には、>>5 の質問が意味がないと思えたので……
13吾輩は名無しである:03/08/14 21:30
>>1 が書いている宮本輝の水上の影響は、間違いないものだよ。
宮本がデビューしたころ、宮本は水上に付きっきりだった。
対談もたくさんあるし、水上も宮本を高く買っていた。
師弟関係と言っても良いのでは。
14吾輩は名無しである:03/08/14 21:42
>きみはもし中上が皇族の出身だったら、作品の評価を変えるのか

そりゃ普通変わると思う。
「破戒」に対する評価だって、藤村が部落出身だったら当然変わっていた筈。
15吾輩は名無しである:03/08/14 21:42
>きみはもし中上が皇族の出身だったら、作品の評価を変えるのか?

取り澄ましてこんなこと言う奴に限ってコロっと変える(w
16吾輩は名無しである:03/08/14 22:01
作品の行間を読むとき、作者のバックグラウンドを思いながら読むのも小説の
読み方であるなら出身が社会の底辺なのか、上流階級なのかで読者の
受けとり方が違ってもいいと思うが。作品は作者から切り離されて語るべきと
いう作品主義のようなものもあるが、よい作品ならなおのこと、作者の
人となりは小説を読む上で影響するのが人情ではないかと思う。
17高山昇 ◆QTTsPqzxtE :03/08/14 22:06
『土を食う日々』には、木こりだった父と、
貧乏だった幼年時代のことが書かれてある。
決して不幸自慢ではないので、すんなり読めるよ。

関係ないけど、部落差別なんて、
しょうもない西日本のローカル・ルールなので、
全日本に広める努力をすべきではないだろう。
18吾輩は名無しである:03/08/14 22:10
>>14-15
うう、俺はふたりを相手にしているのか。

>>15 俺は変えないよ、それだけは絶対に、と言ってみてから考えているけど、
やはり変えないと思う。

>>14 藤村はどうだろう?
藤村が被差別部落出身なら、きっと作品そのものが変わっているだろうけどね。
社会の評価も当然違ったものになっているだろう。
だけど、書かれたものが同じだとしたら、誰が書いたかで作品の質まで変わるだろうか。

カフカがドイツ語を話すユダヤ人で、純粋なドイツ人でないということで、
俺たちはカフカの作品の質が変わると思うだろうか?
19吾輩は名無しである:03/08/14 22:15
>>3
それって久保島サンって人?
長野の無言館を主宰してる(戦没画学生の作品をあつめた美術館)
キッドアイラックには大学時代の演劇やってた友人が出てて懐かしい〜
そういや明大前の駅ずいぶん変ったねえ

水上氏のはたくさん読みました
「帰山の雁」と「霰」が良かったかな

映像作品では浦山桐郎・恩地日出男監督の「飢餓海峡」TV版が最高!
中学1年の時に見て超感動
特に犬飼役の山崎努が逮捕が迫り泥田できちんとした服装のまま
狂ったようにのたうち回るシーンや杉戸八重(藤真利子)の恐山の温泉
でのシーンなど、すごく印象に残る作品です。
 ビデオ4巻すべて持ってます。
20吾輩は名無しである:03/08/14 22:20
>>17
>>木こりだった父
作品にも主人公の親が木こりという設定があるねどの作品か忘れたが。
21吾輩は名無しである:03/08/14 22:25
「アンネの日記」を書いたのがユダヤ人ではなく
実はドイツ人の少女で収容所で死んでいなかったらどうだろうか。
22吾輩は名無しである:03/08/14 22:28
「飢餓海峡」って他の作品みたいに薄幸な登場人物がいるのですか。
サスペンスってイメージがあるけど。
23吾輩は名無しである:03/08/14 22:31
>>21
それはまた別の問題だよ。文学じゃなくて政治の問題になってしまう。

俺が言いたいのは、良い文学は共同体のなかでのコンテキストを越えて、
生き残るということ。誰々がどこの地域の出身だなんてのは、
共同体のなかでの「よもや話」にしか過ぎないわけで。
24吾輩は名無しである:03/08/14 22:37
吉行淳之介 渡辺淳一 水上勉 って読んでないけどイメージにて無くない
25吾輩は名無しである:03/08/15 00:00
読んでないのに語るな。渡辺淳一は水上勉の対極だ。
26吾輩は名無しである:03/08/15 02:13
>>22
犯人の樽見京一郎(別名:犬飼多吉)と
その犯行を結果的に幇助した娼婦の杉戸八重
樽見は丹後の(小説では京都の北方の)貧しい山村でそこから脱しようとする生涯
杉戸八重は下北半島の娼婦で家族を養っている ‥‥‥って知ってるか
27吾輩は名無しである:03/08/15 02:17
ダメだこのスレ。トー死ローばっかりだ。
28山崎 渉:03/08/15 09:09
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
29美香 ◆FEdu8dZQnw :03/08/16 01:38
この作家、粗チンが原因で奥さんに逃げられたんだよねw
30吾輩は名無しである:03/08/16 01:42
>>29
また美香の偽者 >>5 と同じ香具師だろうな。
このスレに悪意を持ったレスをしている。
31吾輩は名無しである:03/08/16 18:02
薄幸な主人公が努力するが失敗するってことでよいですか。
32高山昇 ◆QTTsPqzxtE :03/08/16 18:09
「長い橋」はぎりぎりハッピーエンドだったような・・・。
33吾輩は名無しである:03/08/16 18:15
日本人=悲劇が好き
米国人=ハッピーエンドが好き
ですかね
34吾輩は名無しである:03/08/16 18:24
でも関西弁って小説では有利だよね、それだけで庶民的な人情をかもしだす
ことできるし。
35吾輩は名無しである:03/08/17 03:59
「はなれ瞽女おりん」はいいな、哀しいな。哀れだなー
どこまで実話なのだろう。
36あぼーん:あぼーん
あぼーん
37吾輩は名無しである:03/08/17 08:06
しょうもない宣伝するなよタコが。
38吾輩は名無しである:03/10/28 21:23
「飢餓海峡」好きだったです
39吾輩は名無しである:03/10/28 21:47
『土を喰う日々』もいいね。
40吾輩は名無しである:03/10/28 22:21
短編だがね、「寺泊」。川端賞のね。すごいよ。
吹雪を浴びるよ。息が詰まるよ。蟹が食いたいよ。
おすすめします。
41我輩は名無しである:03/10/29 00:14
この人がどういう人なのかよくわからない。純文学なの?
近所の古本屋にすっごく揃ってて、敬遠してしまっていた。
本当に揃いまくってるもんだから、よっぽど売れてそしてまた売られている=しょうもない小説家なのかと、、、。
ファンの方にお奨め作品とか並べていただくとありがたい。
42吾輩は名無しである:03/10/29 07:20
水上勉の子供、いま何やっているの?

43吾輩は名無しである:03/12/22 23:09
44吾輩は名無しである:04/01/15 08:31
越前竹人形は有馬稲子で決して悪くはないけれど、やはり一度でいいから大地喜和子が演じてほしかった。獅童をピンポンで知ったように喜和子を寅さんで知ってから、常々そう考えていた。
しかし、喜和子姉さんは勉の作中の女性のごとく、あまりにも早く、人生の舞台から退かれた。
45吾輩は名無しである:04/01/16 00:18
>1
私もそう思う。五番町夕霧楼は涙なくしては読めないね。あと宮本輝は、井上靖の影響も受けてそう。
46吾輩は名無しである:04/01/31 23:13
あげ
47吾輩は名無しである:04/02/22 11:46
才市age
48吾輩は名無しである:04/03/12 14:20
sage
49吾輩は名無しである:04/03/30 12:14
 「金閣炎上」の主人公・林養賢の生地・舞鶴市成生と墓のある安岡に行ってきました。

成生の西徳寺はきちんと手入れされて、小説に描写されているような草だらけの荒れ寺では
ありませんでしたが、狭い入り江の村のたたずまいは小説どおりでした。
安岡の墓地は小さな村の外れの静かな林の中、苔の浮いた墓には木洩れ陽があたってました。
写真撮ったんで画像載せたいんだけどな,,,適当なアップローダーがないス
50吾輩は名無しである:04/04/01 00:12
「飢餓海峡」はすごいサスペンス物ですね
上下二巻一気に読んでしまった。おかげで仕事ほったらかし
どしても途中でページめくるのがやめられませんでした。
なんでこんなおもしろい作品を今まで知らなかったか。大沢アリマサなんか
薄っぺらで足元にも及ばないね。

あっ、夕方から読みはじめてもう12時すぎ...
51吾輩は名無しである:04/04/02 17:41
小林秀雄が作家は才能の山を持っていて、その山をちょっとずつ削って
作品にしていくようなものだから、才能の山が無い香具師はすぐ
駄目になる、と語っていて、じゃあ、今才能の山を持ってるのは誰ですか?
というと水上勉だね、と答えたらしい。
子どもが障害者だからお金がかかって貧乏だったんだよね?>水上勉
52どれが正しい?:04/04/02 20:31
みずかみつとむ
みなかみつとむ
みずのうえつとむ
みずかみべん
みなかみべん
みずのうえべん
53吾輩は名無しである:04/04/03 21:26
>52
「みずのうえ べん」が正しい
常識だろ
54吾輩は名無しである:04/04/06 22:45
初期の水上勉は赤川次郎なみの通俗作家
「野の墓標」一度読んで、ちり紙交換に出しました
55吾輩は名無しである:04/04/16 23:14

陰鬱
56吾輩は名無しである:04/04/17 01:14
水上しぇんしぇーは
かつて南軽井沢にお別荘をお持ちだったのです。

そして今そこはエルミタージュ・ドゥ・タ○ラという
フレンチのお店になっているのです。
うまいのでじぇひ行ってみてね(要予約)。
57吾輩は名無しである:04/04/19 14:37
水上勉の鉄道文学は好きだね。現代作家で鉄道情緒これだけ描ける人はいないよ。
このスレッドの鉄道文学で「停車場有情」推挙しておいた
58吾輩は名無しである:04/05/02 19:10
「京の川」「西陣の女」「道の花」とか良かったけど
再読する気にならん。
めげるねん、きっついねん。
テンション地の底まで下がるわ。
59吾輩は名無しである:04/05/23 19:42
「金閣炎上」ゆかりの地を巡って写真撮ってきました。

1 主人公、林養賢の生地、舞鶴市成生の風景
天気がよかったせいか、のどかな漁村の風景でした いまは車道が開けてます
http://www.interq.or.jp/power/itachi/up/files/file0800.jpg

2 成生・西徳寺。小説の描写のような破寺ではなく、きれいに掃除されていました
http://www.interq.or.jp/power/itachi/up/files/file0801.jpg

3 林養賢と母・志満子の墓。
こちらは小説の描写通りのたたずまい。墓石には木漏れ日があたっていました
http://www.interq.or.jp/power/itachi/up/files/file0802.jpg
いまは本で読むだけですが、あの人たち本当にいたんですねぇ,,,,
感慨もひとしお
60水上勉と余呉湖:04/08/19 01:16
うろ覚えで勘違いかもしれませんが、彼の本に女性が福井県の余呉湖に入水
するストーリの本があったように思いますが、ご存知の方「本のタイトル」
教えてくれないでしょうか?
61吾輩は名無しである:04/08/29 20:24
みなかみ から みずかみ にどうしてかわったの?
62吾輩は名無しである:04/09/02 19:27
さあ。
63吾輩は名無しである:04/09/08 13:13
ご冥福をお祈りします。。。
64吾輩は名無しである:04/09/08 13:30
亡くなったね
85歳
65吾輩は名無しである:04/09/08 13:35
みずのうえ・べんさんが死んだ〜
66吾輩は名無しである:04/09/08 13:48
【訃報】作家、水上勉氏が死去 85歳 「飢餓海峡」「五番町夕霧楼」
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1094618761/l50
67吾輩は名無しである:04/09/08 13:58
亡くなられたか!
68吾輩は名無しである:04/09/08 13:58
69吾輩は名無しである:04/09/08 13:59
嘘!!マジで大ショックだ・・・・・
瀬戸内寂聴はまだまだツヤツヤ生き生きしてんのに・・・・・
70吾輩は名無しである:04/09/08 13:59
一滴文庫にお邪魔した事があった
71吾輩は名無しである:04/09/08 14:01
ご冥福をお祈りします。
72吾輩は名無しである:04/09/08 14:14

作家の水上勉さんが死去

 「越前竹人形」で人間の宿命と哀(かな)しみをうたい、「飢餓海峡」などで社会派推理作家としても活躍した
水上勉(みずかみ・つとむ)さんが8日午前7時16分、肺炎のため長野県東御(とうみ)市の仕事場で死去した。85歳。

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040908-00000005-yom-soci


合掌
73吾輩は名無しである:04/09/08 14:44
ご冥福をお祈りいたします。
74吾輩は名無しである:04/09/08 15:02
マジかよ
75吾輩は名無しである:04/09/08 15:24
76吾輩は名無しである:04/09/08 16:03
仕事が手につかん。
77吾輩は名無しである:04/09/08 16:22
仕事場、信州東部町(現・東御市)だったのかよ!
知らなかった。
78吾輩は名無しである:04/09/08 16:27
竹紙を漉いて作って、絵を描いてらしたね。
いつまでもお元気だと思っていたのに哀しいです。
79吾輩は名無しである:04/09/08 19:57
追悼 水上勉先生。
学生時代、氏の「飢餓海峡」を読もうと
文庫を買った。
電車の中で期待に胸を膨らませ、読み始めると
初っ端からおかしい、

眉村卓の「飢餓列島」だった、
気色の悪い近未来SF小説で、せっかく買ったのだから、
と無理して読んだら、一気に鬱になった。
...スレ違い、御免。
80吾輩は名無しである:04/09/08 20:04
合掌
81吾輩は名無しである:04/09/08 20:06
どの記事も代表作「飢餓海峡」だな。映画もよかったしな。
82Mika ◆FE5qBZxQnw :04/09/08 20:34
tuini desuka......
India yori gomeifukuwo oinorisimasu.

Santouka wo ichiban likaisitsita bungakusha demoarimasu.
dorodoro tosita ningenno gou wo Miyamato Teru yori
setujituni mitumerareta okata kato.
83吾輩は名無しである:04/09/08 22:44
>>82
翻訳したよ

遂にですか…
インドよりご冥福をお祈りします。

山頭火を一番理解した文学者でもあります
ドロドロとした人間の業を宮本輝より
切実に見つめられたお方かと。
ローマ字書きを日本語でタイプし直して翻訳と言い張るというのもなんだか情けないな。
85罧原堤 ◆xPUNuJrb5o :04/09/09 04:07
死んだんだぞ。もう馬鹿しかいないのか文学板は?
86吾輩は名無しである:04/09/09 05:51
飢餓海峡しか読んだこと無かったが
他も読んでみよう。
重厚な作品だったな。
石川さゆりの飢餓海峡は歌詞が怖すぎ。
87吾輩は名無しである:04/09/09 08:39
誰か若狭の一滴文庫に逝った?
88吾輩は名無しである:04/09/10 00:38
中学時代に塾の国語の教材で水上勉を知りました。
亡くなった母親を若狭で土葬にする話が記憶に残っております。

佐久間良子主演で「五番町夕霧楼」が映画化されているようですが、
松坂慶子と奥田エイジの映画版「五番町夕霧楼」もありますね。

存命中の作家で最も年長なのは、丹羽文雄では?
たしか真宗かどこかのお寺の長男で、一時期は住職をやっていたかと。
1904年(明治37年)11月のお生まれです。

早稲田大学国文科卒。1977年(昭和52年)、文化勲章受賞。

もっともアルツハイマーで恍惚状態かとは思いますが・・・
89吾輩は名無しである:04/09/10 00:40
ハンサムで、もてたと言う事ですが、
そんな感じの方でしょうか…
90吾輩は名無しである:04/09/10 05:03
丹羽文雄か。。

小島信夫はまだ88くらい。
91吾輩は名無しである:04/09/10 06:25
>>51
そりゃ全然違うぞ
才能の山を切り崩してもっこでせっせと運ぶように作品に
していくようなヤシは山がなくなったらどうするんだろう
そんなヤシは駄目だと小林は言ったんだろ
あとから湧き出る泉のような才能を持ってなきゃいかん
それを持っているのは水上勉だと言ったんだろ

しかしこれは酒かっくらいながら寂聴に言ったんだろ
小林得意のハッタリだよ酒飲んで女に話す時、口からでまかせは
有名だからな
それに水上は小林にいくら絡まれてもじっと我慢の子で
そのあまりの絡みがいのある態度のうまさに
今東光に『そんなに小林にゴマすってどうするつもりだ』と怒鳴られてるしな


92吾輩は名無しである:04/09/10 10:27
なるほどねー
93吾輩は名無しである:04/09/10 18:03:10
小島信夫さん、2年前に読売新聞で連載小説を持ってたよ。
当時88歳だったので、ことしで90歳か。

水上勉と同世代で存命中の作家だと、
安岡章太郎(1920年生)や庄野潤三(1921年生)といったところか。


94罧原堤 ◆..EuzNK.q6 :04/09/10 19:37:05
井上靖を京都のアパートまで見に行った話が良かったな。 
井上が初恋物語か紅荘の悪魔たちかでなんかの賞取ったとき、水上勉が見に行ったら
井上靖がぼろアパートの前の水道で顔洗ってたとかいう。そんとき水上勉はまだ寺の坊主の下っ端だったが、懸賞小説に応募しては落選して井上にあこがれていたという。
95吾輩は名無しである:04/09/11 01:30:06
今日若州一滴文庫行ってきました。前からの予定でした(青春18きっぷで行くため)が、直前になって亡くなってしまうとは・・・。
敷地・建物は素朴で、さすが水上を体現してると思った。
バス停角の食堂も安くて旨かった。
96吾輩は名無しである:04/09/11 20:05:23
え、羽田孜が死んだつか
97吾輩は名無しである:04/09/11 21:15:48
>小島信夫さん、2年前に読売新聞で連載小説を持ってたよ。
>当時88歳だったので、ことしで90歳か。

石川淳が88で死ぬまで現役でしたよね。
まだ書けるのかな、小島さん。
98吾輩は名無しである:04/09/11 21:53:27
書いてるよ
99吾輩は名無しである:04/09/14 00:18:35
安岡章太郎とか丹羽文雄とかは俺にとって、もはや歴史上の人物であって
この世のどこかで生きてることが不思議でたまらん

堀田善衛、北杜夫、小川国夫、清岡卓行、中村真一郎、辻邦生
あたりは存命でいらっしゃるのか?
100吾輩は名無しである:04/09/14 00:27:49
100
101吾輩は名無しである:04/09/14 00:31:53
>>99

もりおと卓行以外逝ったと思う
102吾輩は名無しである:04/09/14 00:32:52
前半生の極貧さをネタにして、後半生をブルジョアとして過ごした人だね。
丹羽ゴルフスクールの優等生として有名。
案外、世渡り上手かったのかもね。
103吾輩は名無しである:04/09/14 00:40:41
>>102
ブルジョアの真意を知らないお前は
マルクスでも勉強してろ!
104Gardener:04/09/14 00:57:02
水上作品にひかれて、この夏は福井(若狭方面)を旅行しました。
さて、直接の作品ではありませんが、彼の実人生についてもっと
知ろうと思い週末は窪島誠一郎の「父への手紙」と「母の日記」を読み
ましたが・・・・・実父である水上氏への憧憬と対照的に、
実母や養父母への憎悪が執拗につづられていて、率直に言えば、
「この人はどういうつもりで、こんなことを書いているのだろう
(もしかしてわざと悪役を演じているのだろうか?)」と違和感を
感じざるを得ませんでした。芸術家(もどき)のエゴイズムって
あんなものなの?とか。
105吾輩は名無しである:04/09/14 14:50:48
>>103
>ブルジョアの真意

なんだよそれ?
ブルジョアの定義とかだったら、まだ分かるけどさあ。
ブルジョアの真意ってなんだよ?
俺、サッパリ分からんから、教えてくれよw。
106吾輩は名無しである:04/09/14 16:59:01
ブルジョアの真意?
「オレさまはブルジョアなんだゾ。
へっへー。えらいだろー。
おまえたちなんかとはちがうんだよ。
くやしかったらブルジョアになってみな。」
って言って喜ぶ(幼稚園児や小学校1・2年生レベルの)アレか?w
107吾輩は名無しである:04/09/14 17:14:56
>100
小川国夫は生きてたんじゃ?
108吾輩は名無しである:04/09/16 00:40:31
>>103
「ブルジョアの真意」説明してくれよ。
待ってるからさあw。
109吾輩は名無しである:04/09/16 02:20:41
>>60
遅レスだが、「湖の琴」だね
110吾輩は名無しである:04/09/17 02:52:09
水上勉は70歳くらいの頃
「一度死んで生き返った」
という体験をしたと筑紫哲也が言ってましたが。

そのことについて本人が語ったエッセイもしくはインタビューは
本になっていないでしょうか??
111吾輩は名無しである:04/09/17 14:04:09
>「一度死んで生き返った」

これって、中国から帰ってきて心筋梗塞を起こした話じゃないの?
112吾輩は名無しである:04/09/18 00:16:12
『雁の寺』の里子たん、いいね
113吾輩は名無しである:04/09/18 01:05:19
>111
それです。

ttp://www.tbs.co.jp/news23/taji/s40908.html

その幻想世界とやらを形にしていたら
是非読んでみたい。
114水上勉と余呉湖:04/09/18 01:30:39
>109
ありがとうございました。
ちなみに「うみの琴」で「みずうみーーー」
じゃあないんですね〜。
115吾輩は名無しである:04/09/18 04:31:17
>>114
そうです。
「うみの琴」です。
滋賀県の住人は、湖の事を「うみ」と呼んでいますからね。
余呉湖は20年程前に行ったことがありますが、
静かで風光明媚、なかなか良い所です。
今でもあの辺りは余り俗化していないようです。
一度行かれてみては?
116吾輩は名無しである:04/09/19 23:51:32
>>107
少し前に訃報聞いたような。調べるのもめんどい。
117吾輩は与太郎である:04/09/26 17:12:05
俺は水上勉初心者です。
水上勉さんは幼い頃に禅寺に預けられたそうで、禅の影響を強く受けてるみたい
だけど、彼の作品の中で禅の色彩が強く出てそうな物って何がありますか?
皆さんにお聞きしたいと思います。
118美香 ◆FE5qBZxQnw :04/09/26 17:20:21
いまいるカルカッタの古本屋さんにたくさん水上勉の本があります。
すごい汚いから買わなかったですけれども。
119吾輩は名無しである:04/09/27 00:15:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040926-00000501-yom-soci
水上勉さんの小説「殺人犯のモデルは私」男性が名乗り

 「あの小説のモデルは私です」――。
強盗殺人罪で無期懲役刑を受け、現在は仮釈放中の新潟県内の男性(73)が、
今月8日に85歳で他界した作家水上勉さんの小説「その橋まで」の主人公のモデルだと名乗り出た。

 
120吾輩は名無しである:04/09/28 13:14:35
別サイト新スレ【水上勉を読む!!】水上勉作品の素晴しさを語り合い皆で知ろう!!
http://literature.ten.thebbs.jp/1096342651/
121吾輩は名無しである:04/10/03 15:17:12
age
122御名御璽:04/10/10 00:14:13
○叙位
                 水上  勉
正四位に叙する(九月八日)

○叙勲
                 水上  勉
旭日重光章を授ける(九月八日)
123吾輩は名無しである:04/10/20 09:03:53
上昇カーブ!!
124吾輩は名無しである:04/11/07 02:45:03
49=59様
僕も来週の週末、阪神へ行くついでに
成生までなんとか足を伸ばせないか旅程を練っているのですが
車で行かれたのですか?それともJR+バスですか?

当方は後者で、JR東舞鶴駅からバスで田井まで行き
そこから海岸沿いに成生まで歩く(『金閣炎上』だと30分くらい歩くようですが)という旅程です
もし同じ旅程であったら、田井行きのバスがどのくらい出ていたかお教え願えませんか?
125吾輩は名無しである:04/11/21 00:12:23
なくなった親父が水上勉の大ファンで、蔵書が山のようにある。水上だけで本棚が埋まってる。
関西周辺で水上本を真っ当な値段で買い取ってくれる古書店知りませんか?
126吾輩は名無しである:04/11/21 11:01:05
親父の形見売っちゃうのかよ。
せめて、読んでから売れよな。
127吾輩は名無しである:04/11/24 15:50:56
正岡子規は好きだけどな・・
128吾輩は名無しである:05/01/13 18:56:37
飢餓海峡♪
129吾輩は名無しである:05/01/25 10:21:08
飢餓海峡改訂版、買いました♪
今日は夜遅いけど帰ってから読むのが楽しみなり.
130吾輩は名無しである:05/03/07 10:38:06
水上勉が晩年住んでいた自宅の名前って何だったっけ?
「○○山」って名前しか覚えてない…。
すごい広い家で、玄関から左側が勉さんの部屋だった。
テレビで見た。
131吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 18:48:58
【社会】生八ツ橋“看板娘”対決…京都で勃発

★京都の“看板娘”春の陣 生八ツ橋業界で対決

・京土産を代表する生八ッ橋業界で、看板娘対決がぼっ発した。井筒八ッ橋
 本舗(本店・東山区)のマスコット人形「夕子さん」が店頭に初登場。約30年前
 にデビューした「おたべ」(本社・南区)のマスコット人形「おたべちゃん」と
 競い合っている。三強の一角、聖護院八ッ橋総本店(本店・左京区)は、
 いまのところ静観の構えだ。

 井筒八ッ橋の「夕子さん」は、主力商品の生八ッ橋「夕子」のキャラクター。
 同商品は74年、水上勉氏の代表作「5番町夕霧楼」のヒロイン夕子に
 ちなんで命名し、以前から箱には「夕子さん」が印刷してある。
 創業200年を機にキャラクターを前面に親近感を高める戦略に乗り出し、
 身長約150センチの人形を直営5店に設置した。大きな目に長いまつげが
 印象的で、桃色の着物をまとっている。
 レコーダーを内蔵し、店頭で「おこしやす。夕子どす」と明るい声で自己紹介
 している。プロフィルは「本店のある東山生まれの京娘。年齢は明かせないが、
 お茶とお花の花嫁修業中」(同社)という。

 一方、72年から店頭に座り続ける「おたべちゃん」人形(高さ約40センチ)。
 生八ッ橋を乗せた盆を手に、首を振りながら「おたべやす」と勧める。しとやかに
 見えるように伏目がちで、おちょぼ口に仕立てた古風な顔立ちだ。同社によると
 「京都生まれの16歳の舞妓さん。着物にあこがれて舞妓になった」という創作
 プロフィールで、桜柄の着物を着こなしている。
 譲ってほしいと申し出る外国人観光客もいる人気ぶりで、新たなライバルの
 出現にも「愛くるしさでは負けない」(社長室)と自信を強調する。(一部略)

http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1113286930/
132龍笑:2005/04/13(水) 18:28:05
『一休』を読んで疲れた。
ケド、遠い存在として憧れていた一休に、親しみを感じ、
以前より一休が好きになった。
そんな水上文学初体験……。
133吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 02:32:53
>>52,53
「みずかみ つとむ」が正解。当人が徹子の部屋で「みなかみは温泉です。私は
みずかみです。」と言ってた。

>>54にもあるけどかつては松本清張と人気を二分したミステリー作家だったそう
だね。今では『飢餓海峡』くらいしか出回ってないけど、昔はカッパノベルスか
らミステリー作品が出ていて、『虚名の鎖』や『霧と影』などは後に新潮文庫化
されたけど、そのほとんどが絶版になっている。
まあ赤川次郎ほどではないけど、ミステリーとしての完成度に欠けているのは否
めない。ただ清張と大きく違うのは、企業家にのし上がった小人症の男や山間部
の近親交配集落出身の男女やトサツ職人などを主人公にしている点だな。

その後どういう経緯で純文学へ転向することになったか知ってる人教えて下さい。
134吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 18:35:20
師匠の宇野浩二から、雁の寺を出したときに「その調子で人間をお書きなさい。
推理はもうおやめになったらいかがですか」と手紙をもらったらしい。そして直木賞もらって、
そのあと越前竹人形が、谷崎から絶賛されたらしい。
135美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/20(月) 21:42:31
『一休』は途中で挫折したな、そういえば……>>132
136吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 23:48:22
137吾輩は名無しである:2005/10/06(木) 20:00:06
age
138吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 08:56:49
福井県若狭の若州一滴文庫で10月22日に帰雁忌をするらしい。
毎年10月第4土曜日に水上の追悼として計画したとか。行けば。
139吾輩は名無しである:2005/11/19(土) 10:22:58
俺は那智滝情死考が水上文学初体験だったな 懐しい
140ルージュ◇l1lan5R3un9852wkdm:2005/11/20(日) 14:40:37
>>139
面白そうな題名ですね。よかったら詳しく話を聞かせていただけないでしょうか?
141吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 00:26:17
NHkのあの人に会いたいで水上勉がでてたけど、見逃した・・・
誰かうpしてくれる人いたらお願いします!
142吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 01:46:37
たまたま「あの人に会いたい」観たけど、大した努力家だったんだね。
おしんより凄いとおもた。語り口も人柄が滲み出ていて非常に魅力的。
あんな語り口の作家は観たこと無い。ちょっと新鮮だった。
143吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 14:24:41
水上先生の本が読みたい。でも難解な文章ばかりできついです。
先生の作品の中でも読みやすいものを教えて!
144吾輩は名無しである:2005/12/15(木) 23:14:15
ブンナよ木からおりてこい
145吾輩は名無しである
この人って大谷崎のお墨付きなんでしょ。
そんなら凄いに決まってんじゃん!