3 :
吾輩は名無しである:03/05/15 20:40
デビュー以来、マスコミの取材には応じず、顔写真も発表していない。
選考会後の記者会見にも姿を現さず、「作品を純粋な形で読んでいただきたくて、
姿と声を隠していますが、ご挨拶にうかがえなくて申し訳なく思います」
とのメッセージのみが読み上げられた・・・。
みんな「阿修羅ガール」って読んでる??
5 :
吾輩は名無しである:03/05/15 20:46
まずなにより、名前の読み方おしえて。
6 :
吾輩は名無しである:03/05/15 20:47
まいじょう おうたろう
7 :
吾輩は名無しである:03/05/15 20:51
サンキュー,
8 :
吾輩は名無しである:03/05/15 20:52
誰か読んでるやつ、何か書き込んで
9 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:11
清涼院を師と仰いでるのだから
賞を清涼院にあげたことになるな
10 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:15
( ゚д゚)、ペッ
工藤が来れば盛り上がるのに
12 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:28
どんな容貌かな? 怪しそう・・・
13 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:38
出てきたらその顔面に引く予感
14 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:43
三島賞オワタ
15 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:45
↓ここで駆動がひとこと
こんな、ちょいオタかじり小説ばかりだな
年寄りにはさぞ新鮮に見えることだろうね
17 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:46
舞城のどこがいいんだ?
最近は馬鹿っぽければいいのか?
19 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:47
文章はおもしろいし、新しいのかもしれないけど、
書いてあること、つまり内容はやたら
保守的というか通俗的というか安易というか・・・
要は、つまらんかった。文章だけはよい。
が、「熊の場所」の頃よりは後退してると思う。
20 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:49
次は芥川賞とります
21 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:49
福田氏ね
三島賞ならおれもいけるかな
中原庄屋とほかに誰が取ってるの?
芥川賞とちがって全然盛り上がってないね
三島賞ってこんなもんか
へたうまでいいんだもんな
とりあえず、福田センセと島田センセのどちらかを選考員から外したほうがいいよ。
あの二人がつるむとろくなことにならないから。
阿修羅ガールよかったと思うけどなー
もういいや・・・京極とかももうどうでもいいし。
30 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:18
瀕死の現代日本文学を救えるのは
もう舞城しかいない!
32 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:22
殺人者がひきこもりで分裂ぎみでゲイでショタで2ちゃんねらー
(作品内では2ちゃんじゃなくて「天の声」)ってあまりに安直すぎない?
>とりあえず、福田センセと島田センセのどちらかを選考員から外したほうがいいよ。
>あの二人がつるむとろくなことにならないから。
特に青山・中原のW受賞なんて、もろにこの二人の悪ふざけだよな。
新潮社としても芥川賞との差別化を狙っているみたいだから
黙認しているのかな。
もっとも、最終選考に残る作品からしてちょっと疑問があるからなあ。
34 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:24
おさむうざい。
最終選考に残す作品って誰が選ぶの?
>35
編集者じゃないの
37 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:32
>>33 福田とか島田とかは、
青山シンジ君に関しては好意的じゃなかったと思うよ
中原を推したのはあの二人だね
あの時の選評を読むとわかるけど、誰も青山を推していないんだよ。
不思議なこともあるものだね。
39 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:39
中原一人だけに三島賞をあげるのが怖かったんだよ
結局どっかで保守的なんだよね
中原一人にあげればよかったんだよ
40 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:40
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
>>1に載ってないよ
本当?
ふふふ〜ん、ふふふ〜ん♪
まあ、あれだけ癖のある人間が集まれば、
それぞれに腹の中にいろいろ抱えているだろうし、
選考会に黒い霧がかかったように見えてもしかたないんじゃないかな。
芥川賞の選考会よりはまともに機能していると思うよ。
>>41 ぬぁにをほざいてる。河豚田と島駄なんてのが関わること自体
DQNだ、阿呆共。どこがまともだ、
地下で三島が呆れかえってるだろうよ。ゲラゲラを通りこして
鼻もひっかけまいなw
三島なんて大した作家じゃねえよ、とか言ってみるテスト
そうだそうだ、どこが大したなんだ
三島、自衛隊市ヶ谷駐屯地に乱入して割腹自殺、の報に接して
前東京都知事の青島幸男(当時は放送作家?)のコメント
「オカマのヒステリー」
丁度似合いの選考委員と受賞作・・・と言ってみるテスト
三島の才能はハリボテ
ただ、批評家としてはなかなかだった。
48 :
吾輩は名無しである:03/05/15 23:19
>>44のレスが意味不明だとしても、とにかく
作家の行動と作品の優劣は結びつかないよ
49 :
吾輩は名無しである:03/05/15 23:26
顔晒すのヤダっていうのすごいわかる。
真似したら二番煎じとか言われちゃうんだろうな。
オレ性別も隠したがってるって言うのにさ。少なくとも顔は絶対晒したくない。
ほいほい晒したら取材できないじゃん。
受賞してブサイコな証明写真みたいなの掲載してる奴みるとアホかと思うもん。
舞城って性別も不明なんでしょ?
不明にしたいならおうたろなんて名前にしないと思うよ。
版元の戦略にノセられて、買うヤシのバカ顔がみもの
おれもう既に買ってる
ば・ば・ば・ば・ばんざーい!
舞城のスレがやっと文学板に立ってる!
ってかなり出遅れましたが。
契約更新の手違いでADSLを解約してしまったので、
いま、ダイヤルアップ接続なのです。
さてさて、阿修羅ガールなら初版で買ってあるので、後で読み直します。
三島賞って実質的に新潮社文学賞だよな。なんで三島の名前が冠してあるの?
山本賞は京極夏彦ですか。それも素晴らしいです。
ちなみに京極夏彦の講談社ノベルズは全部持っています。
最近の著作は買えてませんが、いい作家だと思います。
これで文学板的にも手放しで語れる存在になったわけですね。
それにしてもこの2人に受賞させるとは、噂の眞相で叩かれていた
新潮社および文学賞も面目躍如といったところですね。
僕も来年は新潮社に応募する事にします。
>>55 三島といえば新潮文庫という印象がありますから別に変じゃないですよ。
58 :
吾輩は名無しである:03/05/16 00:19
三島って新幹線の駅のことかと思っちゃった
えへっ
59 :
吾輩は名無しである:03/05/16 00:21
舞城が芥川賞候補に上がる可能性もふえたわね
61 :
吾輩は名無しである:03/05/16 00:23
>57 ねえよ、そんな印象。
新潮文庫といえばYMO。
「ひとりになったら本を読む。」
>>17 舞城や京極のどこがいいかは読めば分かるし、
読んで分からなければそれはただ単にあなたの感性が
最新の文学の流れについていけていないということでしょう。
それならそれでもいいですが、売れているものはまがい物だという
考え方がいつでも正しい事だとは思えません。
そういう考え方は売れているものは何でもいいものだとする考え方と紙一重です。
いいものはいいのであって、売れているかどうかとは関係がないのです。
63 :
吾輩は名無しである:03/05/16 00:26
河出の文藝娘が二人とも落選して一安心じゃ
64 :
吾輩は名無しである:03/05/16 00:29
京極といえば陰魔羅鬼の瑕が
いよいよ出ますな
前作より六年
待ちに待ったぜ今畜生
すっげえ楽しみ
65 :
吾輩は名無しである:03/05/16 00:33
>62
おまえの話はつまらん。
こんなところで駄文書いてるひまがあったら、
なんか書いてデビューしてみろってんだ。
66 :
吾輩は名無しである:03/05/16 00:33
なに?ミステリなんて馬鹿にしてたくせに
どちらもミステリ作家なんですよ。しかもメフィスト賞出身
受賞したとたん褒めるんですか (w
67 :
吾輩は名無しである:03/05/16 00:39
舞城王太郎はイラストも達者。
大塚英志が指摘している「キャラクター小説」の文芸誌進出とは、
この作家のことを言っているのかな。
>>66 舞城も京極も去年から読み始めたんですけど。
受賞したからって読むような連中と一緒にされては困ります。
一連の講談社メフィスト戦略は一時的商業的メリットがあるかに見え、
実は「文学」の衰退を後押ししている。
結局今回も講談社の利益には直接は繋がらないし、
文学的土壌における下部構造の著しい弱体化を形成してしまった。
ま、「文学」が存在するっていう認識自体が幻想なんだけど。
「教養」ってのがもう死んでるからね。
今はもう文学じゃなくて文芸しか残らないわな。
文学賞を文壇の人事異動(吉行淳之介)と捉えるのなら、
今回の人事は専門職限定で外資系からの中途採用程度だろ。
なんで外資系なんだよ
75 :
吾輩は名無しである:03/05/16 01:20
これを機に
舞城でも一冊ためしに読んでみるか
76 :
吾輩は名無しである:03/05/16 01:29
>>62 だから文体はたしかに最新かもしんねーしオモロいとも思うけど
中味がアホみたいにコンサバなんだって阿修羅ガール。
前回候補に挙がってた横田創のほうが断然面白いだろ。文体も中味も。
77 :
吾輩は名無しである:03/05/16 01:30
批評家って節穴?
舞城より殊能のほうがまだ才能あると思う
文学=からっぽ ならわかるが
ミスオタは巣に帰り名
以前
「変な名前のJ文学作家だな(藁」
とか思って冷やかし半分で立ち読みしたら
文章が上手くてちょっと驚いた記憶が。
小説全体でみるとつまんないのかなあ。
文庫で出てるなら買ってみたい。
80 :
吾輩は名無しである:03/05/16 02:27
候補に挙がってた「嶽本野ばら」ってどうよ?
平成十五年五月十六日午前二時。一舞城ファンより、このスレに群がる冷かし腐れ
豚および新世紀のルグランダンどもに告ぐ。
鼻毛を抜きたければ抜けばいい。「星の瞳のシルエット」を読みながら逆立ちした
ければすればいい。ガンジーも言っている、「東京タワーは曲げたい時に曲げろ」、
と。サンフランシスコ育ちでもいいじゃないですか。首からメダル(ボール紙の)下
げて歩いてもいいじゃないですか。こめかみにポケモンのシール貼ったっていいじゃ
ないですか。しかもポケモンのこと何も知らないでそうしているのだって、構わない。
われわれは自由だ。かないみかも自由だ。かないみかに「ヴァニラ」って言わせるの
も自由だ。甥にレゴブロックのおもちゃを買おうと思い立ったら金がなかった。しか
ももうレジに商品出しちゃってますよ。「5000円です」さあ、どうする? 逃げ出
すのも自由だ。「カードで」と言ってテレホンカードを差し出すのも自由だ。ビッグ
カメラのポイントカードを差し出すのも自由だ。われわれには無限の可能性がある。
そしてまた、文学にも。
溲瓶を蹴っとばせ。割れたって構やしない。踏んでみろ。蹴ってみろ。頭上にかか
げてくるくる廻してみろ! そのままインド洋を越えてみるのも一興だ。あのランド
セルを背負った夢いっぱいの少年達を見ろ、あのランドセルの中には何が詰ってる?
夢が詰ってる? 鬚が詰ってる? しかも赤毛の? パピヨン小父さんのお鬚少し
チクチクですよ。ドッキリアニヲタ大集合、春にはアホ毛が生えて来るですよ。ジン
バブエの国民が戦争をどう思っているか知りたい。赤い禿げ頭を「桜ハゲ」と命名し
たい。知りたかったり命名したかったりする年頃。われわれには尽きない夢と望みが
ある。そしてまた、文学にも。
つまり舞城に三島賞はふさわしいってことだ。
83 :
吾輩は名無しである:03/05/16 03:59
>>82 舞城王太郎を読むと、こういう文章を書きたくなるのかな?
この前、一作品読んだ時は、手堅く文章を綴る人だと思ったけど。
85 :
吾輩は名無しである:03/05/16 05:06
女でしかも美人だったらどうしよ
おちんこぴんぴんぴ〜ん
86 :
吾輩は名無しである:03/05/16 05:16
三島賞って何を見せてくれるの?
87 :
吾輩は名無しである:03/05/16 13:10
筋トレ
88 :
吾輩は名無しである:03/05/16 13:36
舞城のやってることは既に村上龍がやったこと。
全然真新しさを感じない。
村上龍が一体何をやったんだよ。
龍とは全然違うだろ
91 :
吾輩は名無しである:03/05/16 14:22
暴力を描いてるっていう部分では、まあ共通してるけど
ミステリ板みたいなキショイやり方じゃなくて
誰かちゃんと舞城について書き込んでほしい
舞城を全部読んでる人って文学板にいるの?
>誰かちゃんと舞城について書き込んでほしい
( ´,_ゝ`)プッ テメーデカイテロ
暴力を書いているってことだけでひとくくりにしていいのかよ。
そもそも龍の暴力も、大江・中上の暴力の劣化コピーじゃん。
94 :
吾輩は名無しである:03/05/16 15:12
とりあえず今日「九十九十九」買った
95 :
吾輩は名無しである:03/05/16 15:35
「暗闇の中で子供」と「世界は密室でできている。」を途中で投げ捨てた
97 :
吾輩は名無しである:03/05/16 17:35
でもやっぱ
三島・山本賞はメディアの扱いが小さいな
新聞にもちょこっと載っただけ
去年、江国香織がカラー写真つきででかでかと報道されたのは
江国の人気によるものだったんだな
同時受賞の吉田や三島の小野も殆ど無視されてたし
芥川・直木賞ってすげえなあって
改めて痛感
出版業界の話題なんてそんなもんだよ
99 :
吾輩は名無しである:03/05/16 18:31
>>91 全部は読んでないけど、
「熊の場所」「バット男」「鼻クソ御飯」『阿修羅ガール』、
>>95も挙げている『暗闇の中で子供』『世界は密室でできている。』
なら読んだ。たしかに文章には既視感はないけど、
「鼻クソご飯」の時の秋山駿の時評(群像)で言ってた
「人物−奇癖=木偶」ってのがうまく言い当ててると思った。
あとは
>>76にほぼ同意。殺人犯とかホモの書き方も紋切型。
暴力描写の作家なの?
馳星周よりマシでつか?
101 :
吾輩は名無しである:03/05/16 18:42
>>100 子供を三人殺された夫婦が公園で泣きながらフリーセックスして
その後夫が自殺っていうのとか、
モト冬樹が車でバンバン人を轢き殺しまくったりとか、
小学生くらいの子供の手とか足とか首とか腰とかがちぎれたりする小説だったよ
暴力描写も最初の頃は目新しかったけど、最近はマンネリ。
もういいや。
104 :
吾輩は名無しである:03/05/16 21:09
>>103 暴力の扱い方に関してマンネリって感じでは全然ないし、そういう点でも
最近の暴力的な小説の中で傑出してると思うよ「阿修羅ガール」
読んでみたら?
気になって『阿修羅ガール』ちらっと立ち読みしてみたけど、
冒頭の、自尊心がどうのこうの、のくだりでギブアップ。
全然入り込めなかった。
女性一人称視点の小説なら太宰とか橋本治のほうがはるかにうまいんじゃないかな。
106 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:02
確かに文章に対する意識がなんか違うような気がしないこともない
ぷ、『阿修羅ガール』のすごさが分からないようじゃこの板もたいしたことないな
おまえら『文学』に愛されてないんだよ
ぷぷぷp
舞城ファンだけど阿修羅ガールは下から1,2番目くらいの出来だと思ってる。
110 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:10
じゃあどの板がたいしたことあるの? ミステリ板??
>女性一人称視点の小説なら太宰とか橋本治のほうがはるかにうまいんじゃないかな。
この二人と比べるのは酷だろ。
舞城王太郎ってまだ新人なんでしょ?
112 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:31
>>104 まあたしかに、森に入った子供達の身体がバラバラになって
各部位が森の中心に集まって変なモニュメントみたいになって
怪物といわれて・・・なんて想像力、誰も恥ずかしくって使えないから
ピョコンと飛び出ることは出来るな。
女性の一人称なら、我らが村上ドラゴン先生の傑作「ラブ・アンド・ポップ」
も忘れちゃいけないよ。
「恥ずかしい」っていうのは舞城の文章に関して
重要なキーワードだと思うな
なんでこんなに恥ずかしいのか、みんなで考えてみたほうがいいよ
>113
で、ラブポと阿修羅と、どっちがオモロイのよ。
>>114 禿同。なんていうか、街で見かける標語みたいだ。
全部ひらがなで書いてあってさ、読むと「うわーくっせー事書いてんなー」とか
思ってしまう、とても声に出してなんか読みたくない、何とも恥ずかしいアレだ。
>>115 まあ、別に比べるような作品じゃないからな。
共通しているのは女の口語体ってだけだし。
内容自体はまったく違うよ。
>>116 街で見かける標語みたいっていうのは、ちょっとよくわからんけど。
なんか、もっと根本的な、美意識の部分が
読み手のそれと違いすぎてる感じがする。
どうなんだろ?
こういう恥ずかしいメンタリティを持った書き手って
読むのが苦痛
才能はあると思うんだけど
橋本治も「桃尻娘」がデビュー作でしょ。
いまこの流れの作品を書くんだったら、よっぽど戦略的になる必要があると思う。
かくいう自分は「阿修羅ガール」は未読だが。
ダサいし、クサいんだが、面白い
この恥ずかしい小説を面白いって言っていいのかどうか、わからん
愚鈍であるっていうのとも、ちょっと違う感じがするし
舞城未読なら阿修羅ガールから読むのはお勧めしない。
ミス板住人でもないなら『熊の場所』がいいと思う。ふかふかの黄色い本。
鼻クソご飯もいいんだけど単行本未収録。
>>111 谷崎とかはダメですか? いいと思うんですけど。
>>114 舞城王太郎作品に共通する青臭い恥ずかしさというのは単純にウィークポイント
というわけではなく、むしろ高橋源一郎作品の登場人物が皆一様にして
どこかシャイな部分を持っているのと同じようなチャームポイントなのかもしれませんよ。
ファニーでファジーなファンタスティック青春小説。
Yo! チェケラッチョ、ヤーレンソーラン、デッカンショのチョイナチョイナ!
>>125 言いたいのは、青臭さじゃないんだけど
なんかマンガとかアニメ世代の恥ずかしさみたいな
読んでてどっと疲れるようなかんじがする
この人の作品は「群像」に載った短編を数本読んだことがある。
感想としては、上手いとは思うけどそれ以上にひきつけられるものはなかったかな。
長編は読んでねーや。
ところで、三島賞には「ユリイカ」以来、悪い印象しかないです。
130 :
吾輩は名無しである:03/05/17 04:31
阿修羅マンって仮面が取れると
目がきらきらしてるんだよね
そういえば前回『熊の場所』で三島賞をとりのがした後に舞城が『群像』に発表した
中篇『鼻クソごはん』と『僕のおなかの中からはたぶん「金閣寺」が出てくる。』には
どちらにも三島に関わるエピソードが出ていませんでしたか? 後者はいきなり三島の
話題から入る作品なので言うまでもないとして、前者もゲイの金玉を潰した傷害罪で
服役中の主人公が「菊の花」を描く事に情熱を傾ける際に三島についても語っていた記憶
があります。図書館で読んだもので記憶が曖昧ですが、三島の名前がなかったとしても
間違いなくあの作品の背後には三島の影が見え隠れしています。舞城はいまだに正体を明かして
いないとはいえ、三島賞はとりたくてしょうがなかったんじゃないでしょうか。
132 :
吾輩は名無しである:03/05/18 07:19
舞城はいまだに正体を明かしていない
↑
受賞式どうすんだ?
>>131 工藤氏へ
舞城は三島賞より芥川賞が欲しかったと思われ。本人自筆の
SWITCHのイラストには、芥川賞狙いという文字が堂々とあったよ。
穿った見方をするなら、三島モチーフのちりばめよりもダイレクトに
登場してきた石原慎太郎(@阿修羅ガール含む複数作品)からも
芥川賞狙いを感じる。三島賞は福田和也の後押しがあれば取れるだろうけど
そうすることによって文壇政治に組み込まれるのはよしとしないだろう。
やはり超党派ポジションにつける芥川賞が欲しいのだと感じるが如何。
134 :
吾輩は名無しである:03/05/18 08:42
芥川賞・三島賞が欲しくない作家なんていねえよ
135 :
吾輩は名無しである:03/05/18 10:28
本人ちゃねらーらしいし、絶対ここ見てるぞ
工藤もはやく三島賞とってくれよ
舞ちゃんって呼ぶことにしました
ミステリー板じゃないんだからやめれ
こんなかっこいい人が現れるのを僕らは待っていた
142 :
吾輩は名無しである:03/05/18 18:20
馬鹿だなあ、舞城王太郎は、福田が小説書くときのペンネームなんだよ。
おめでてーな、おまえらは。
143 :
吾輩は名無しである:03/05/18 18:34
違うよ。
舞城王太郎っていうのは、福田和也の別人格なんだよ
子供のころから虐待を受けていた福田和也は
心の中にもうひとつの人格を作ることによって、なんとか自我を保つことが出来た
福田和也は舞城王太郎の存在に気付いてはいないんだけどね
あなた達は、私がこのスレの中程で発した真摯な
レスに応えるつもりはないのですね?
そして、永遠に観光地の海岸の浅瀬で水を掛け合う
様な馴れ合いのスレを続けて行くつもりなのですね?
確かに私のレスは、あなた達のコンビニ前の立ち話レベ
ルのやりとりとは、比べ物にならないほど荘厳かつ斬新
なものでした。
このスレの住人及び作者の弱点を完膚なきまでに論難
した水際立ったレスでした。
だからと言って、長きに渡り放置した挙げ句、私の
敬愛する日高先生の性癖を揶揄したA・Aを張り付け
るのは、我慢なりません。
もう二度とこのスレを訪れる事は、ないでしょう。
やはり、その程度でしたか。
>>133 SWICHのイラストの件は知りませんでした。
芥川賞狙いとはっきり書かれていたってのはすごいですね。
石原慎太郎が作中に出てくることについては、
石原氏は三島の盟友ですし、彼が政治家になったのも政治に関心を抱きながら
ついに政治家になることなく旅立ってしまった三島の意思を継いだようにも思えます。
それに石原氏は舞城のデビュー作の帯分を書いた福田和也の憧れの人ですから、
舞城が福田組に属するのを嫌っているとも思えないんですが、どうでしょうか?
>>136 スポーツ新聞も付けてくれるなら半年分とってもいいですよw
>>142 福田和也かどうかはわからないですが、
舞城の正体が既存作家だったら面白いなとは思っています。
高橋源一郎説もあったりするかと思ったんですが、
それはないんでしょうか?
ところで覆面作家といえば『小説現代』で官能小説『ホワイト・ルーム』
を書いている直木賞作家「直木三十六」の正体は誰なんでしょうか?
149 :
吾輩は名無しである:03/05/19 12:34
彼は女性です間違い無し
150 :
吾輩は名無しである:03/05/19 12:53
直木三十五が現在全く読まれていないのは
やはり
大衆文学が一過性の俗物である証明に他ならない
151 :
吾輩は名無しである:03/05/19 18:16
>>146 石原と三島は決裂、まではいかないかもしれないけれど、まあ、
反目するまでにはなってるよ。「盟友」なんかではない。
三島的な美学と石原的な政治はまったく異質。
おれは三島は嫌いだが「(石原が)ついに政治家になることなく
旅立ってしまった三島の意思を継いだ」なんて言ったら
あまりに三島が可哀想だ。
ていうか慎太郎の初当選は三島がまだ生きてるときなんだが。
舞城って要するにライトノベルだよね
ライトノベルが三島賞獲ったのが凄い
つーか、三島賞ってビミョーなのが多い。
>>146 工藤氏へ
福田が舞城のデビュー作の帯を書いたのは確かだけど
だからといって、福田に与するかどうかは別だろう。
帯なんて担当編集者が決めてしまうのがほとんどでは。
あなたの説だと、舞城の最近の作品は福田組であるがための
三島モチーフであり、石原慎太郎の登場であるように読めるよ。
それはちょっと違うんじゃないかと思うが。
それはそうと三島賞とったら芥川賞とりにくくなるって本当?
>>151-152 そうでしたか。思いつきで勝手なことを書いてしまい申し訳ありません。
『文藝ポスト』のインタビューで石原慎太郎が三島のことを盟友と呼んでいた
記憶があったんですが、勘違いだったかもしれません。
>>153 普通のライトノベルというものはそんなに読んだ事がないですが、文章も物語も
何もかもありきたりで、なおかつありきたりであることを求める読者に向けて書かれて
いるものが多い印象があります。読者の予想通りに文章や話が進むことをよしとして
いるというか。何より同世代に配慮して出来るだけ安易な言葉遣いで書かれていると
いうことがポイントのようです。逆に言えば世代や嗜好の違う読者のことは想定されて
いないというか。でもそれは純文学にも同じような事がいえますよね。舞城の場合には
ライトノベルと純文学の両面をカヴァーできている部分があるからこそ抜きん出ている
んだと思うのです。本当の意味での名作は、軽く読み流しても面白く、深く読み解いて
みても味わい深いという、娯楽と学術的価値を併せ持った作品のことを言うのだと思います。
そして舞城作品は、その条件に見事に当てはまっているわけです。
>>151 げええええっ、そーんなことぬかしたのか?<石原
三島が死んだと思って、言いたい放題の汚いヤシだなー。
文学も三流なら、人間まで三流か、
三島が最も嫌った種類の人間だよな、無節操の恥知らずW
>>155 舞城本人と担当編集者のどっちの意向かはわかりませんが、
そういう部分もなきにしもあらずだったのではないかと思うんです。
三島賞と芥川賞の関連はどうなんでしょうね。
どちらも純文学の新人賞としての注目度で競り合っている部分があって
ライバル関係にある印象がありますが、文学に興味のない人からすると
三島賞はまだまだ社会認知度が低いですよね。僕は単純に敬愛する高橋
源一郎が最初の受賞者だということもあって好きなだけですが。
とりあえず両方受賞している作家ってあんまりいないですよね。
芥川・三島・野間の三大新人賞を全て得ている笙野頼子は別格ということでしょうか。
>>157 言いっ放しはまずいので、読み返してみます。
「盟友」という言葉が記事中に出ていた記憶はあるんですが、
もしかするとインタビュアーが勝手にそういうことを言っていて、
石原慎太郎が否定していたのかもしれませんので。
>>161 >>157は工藤さんの
>>146の書き込みを受けての
>>151の
>ついに政治家になることなく
>旅立ってしまった三島の意思を継いだ
って部分を石原が言ったって勘違いしてるんでしょ。盟友うんぬんは
>>157に関係ないでしょ。
勘違い天国スレですか、ここは。
>>157 dでもない見当ちがいのDQNなこと言ったのは
文学板にクソ垂れ流しているHN工藤ってヤシですよ、石原じゃないw
どーでもいいことをダラダラ書きまくって
スレを汚すのが得意なので、皆から無視されているDQN
>>157 そのDQNに粘着するしかすべがないほど低級なのが
>>162のようなヤシ、
もっとも工藤とか馬鹿美香は、名無しでジエンするから本人かもだけどw
>>157 記事が見つかりました。
「小学館『文藝ポスト』2000年秋号」の巻頭特集です。
タイトルは「石原慎太郎〜畏友・三島由紀夫とこの国の現在」で、
「三島さんが亡くなって、この国は退屈になったよ」と語っています。
「盟友」じゃなくて「畏友」でした。
「盟友」だと「同士」という意味になってしまうので、
「尊敬する友人」という意味合いの「畏友」とではニュアンスが違いますね。
政治的な立場は違っていても尊敬すべき友人だったってことでしょうか。
>>163-164が一番気味悪いね。
工藤伸一に一番粘着してるのあんたじゃん。
wを語尾に良く使う文学板では珍しいお人。
167 :
吾輩は名無しである:03/05/20 17:47
>>163 石原のホンネ ↓
「三島さんが亡くなって、やっと俺の出番がきた、
随分やりやすくなったんで、やりたい放題やらせてもらってるよw」
>>166 [三島由紀夫」スレのこのお人かも?<wを語尾に良く使う
475 :吾輩は名無しである :03/05/20 01:39
・・・・・・
などと、知ってることをひけらかしたくて仕方がなかったんだろ?w
そんなこと三島本人には何の関わりもないことなのに。w
>再度、お邪魔いたしました。 失礼します。
そうしろ。w
>>167 『文藝ポスト』の記事を読み返してみたら、なんとも面白いです。
三島との関係について聞かれた慎太郎は開口一番「とりあえず僕はホモじゃないよ」。
ついでに「彼は自分で自分のことを天才と呼んでいたのでいかがわしかったが、
頭のいい人だったし僕も尊敬していた。僕との関係で言えば、彼が僕に対して
屈折した感情を持っていただけなんだ」
愛憎入り乱れている感じですね。
工藤=美香
とうの昔に確定してます
>>166 工藤に粘着するしかないのはおまえじゃん(藁
今度は(藁だって
変えるなよw
>>171 工藤に粘着するのは、
本人ジエンか同程度DQNの美香だけでつ。
あと>170のような構ってほすいクンと。
自演基地概こ略は連続書きこ規制でもがいてろ
終
工藤「阿修羅ガール」もう読んだ?
どうだった?
釣るな釣るな、釣られるな♪
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
179 :
吾輩は名無しである:03/05/28 10:57
三島なんてららら〜らららら〜ら〜
181 :
吾輩は名無しである:03/05/28 14:15
三島賞っていっても世間の反応ゼロだな。
せめて芥川賞候補にでもなってください。
ユリイカの人は今度候補になるかもね。
182 :
吾輩は名無しである:03/05/28 21:54
反応があってもゼロとみなされる悲惨な人たちの集うスレはここですか?
ユリイカの人うざい
ユリイカの人に三島賞やるくらいなら、阿部和重にやればよかったのに
そのほうがまだマシだったのに
184 :
第九回すばる文学賞落選作家:03/05/28 21:57
ユリイカの人は芥川賞候補になるんじゃないの。新潮六月号に載ってた奴でさ。
185 :
吾輩は名無しである:03/05/28 22:02
186 :
吾輩は名無しである:03/05/29 06:29
福田はガンバリが空転してる。
三島賞を取った作家で売れてる人っているのかな?
堀江敏幸って文学賞を取り捲ってるけど、
彼の本ってこれまで出した総売上を足しても五万部もいっていないのでは。
三島賞を受賞したショッキングな代表作とはいかに。
ないものねだりかな。
188 :
吾輩は名無しである:03/06/05 10:56
舞城は売れてるべ
エンタメのメフィスト賞デビューだし
舞城は確かに売れているな。
新刊が山積みされていたが、素材がやわらかいらしく
クッションのようになっていたぞ。
メフィスト作家をあえて評価するという態度。
191 :
吾輩は名無しである:03/06/05 13:38
清涼院にあげちゃえよ(w
清涼院はデリダ的とか
そろそろ売れそうな作品に賞をやれ
新潮社のHPに三島賞の選評が載ってたよ。
五人の選考委員達が河出書房の文藝賞を激しく批判していた。
十代少女の作家をこれ以上増やすなと怒っていた。
黒田や佐藤を候補にした新潮社をも罵倒していた。勇気あるな。
これに対して文藝賞選考委員の斉藤美奈子は、
老大家達に認められても仕方ないと皮肉るのかな。
人生経験薄弱な作者が狭い世界を構築して自己満足。
だとしても阿修羅ガールを島田・福田・筒井が推してゴールイン!
宮本輝を満足させるのは無理。
195 :
吾輩は名無しである:03/06/07 23:09
文藝賞への苦言がついに噴出したな。
俺は筒井のセックスセックスうるさいという意見に同意。
読んでも面白くないもん。
「動機」というものが文学界から消滅しかかってるのかな。
でも、話題になって売れないと河出困っちゃう!
だからりさたんに頑張ってもらうのれす!
197 :
吾輩は名無しである:03/06/08 00:09
河出は、一方でドゥルーズとかアルチュセールとか出して、
他方でゴミ同然の文芸誌出してるし、わけ分からん
それが普通
199 :
吾輩は名無しである:03/06/08 11:05
文学のメディア性を過度に意識すると小説もこうなっちゃうんだな。
メッセージをないがしろにしながらメディア性で一点突破しようという方向は
舞城もそうだし、平野なんかもそう。
どっちも新潮社が誑かしているわけですが(笑)
売れりゃいいのか?
メッセージが無いところからはじまってる小説のほうを読みたいよ
201 :
吾輩は名無しである:03/06/08 15:22
三島賞の選評面白すぎる!
選考委員のメンツが癖のある人ばかりでいいよね。
受賞作に対して、宮本輝が「ええかげんにせえや」
と怒っているのを聞いて島田雅彦が「これに勝る批評はない」と
言ってたところが一番面白かった。
面白いが優れてはいないような
三島賞における福田と島田の暴走を防ぐ最後の砦、宮本輝。
阿修羅ガールに2ちゃんが出てくるというので読んでみた。
なんだかなー
あんなふうに論点がぶれずにまるでジサクジエンのようにスームズに論旨が流れてくなんてありえね。
興ざめ。
小説自体はまったく2ちゃん的脈絡のなさで、
はっきりいってでたらめのいきあたりばったり、なのに。
2ちゃんを模したとこだけ妙に整然としてるのにワラタ。
輝の選評は味がある。
フクダも見習え。
206 :
吾輩は名無しである:03/06/09 20:35
セックスは、書くものではなくするものである。という
筒井評に藁た。
207 :
吾輩は名無しである:03/06/09 21:52
筒井は恋愛に関しても「読むものではなくするものである」って言ってる。
208 :
吾輩は名無しである:03/06/09 21:54
209 :
吾輩は名無しである:03/06/09 22:36
セックスは書くものではなくするものであるって筒井の「観」であって評じゃないような
筒井康隆いつまで選考委員やってるんだよ
211 :
吾輩は名無しである:03/06/09 23:26
阿部和重が『ニッポニア・ニッポン』で2ちゃんねるらしきものを書いて失敗しているが、阿修羅ガールもそれに近い。
なんでこいつらこんなに頭悪いんだろう。頭の悪い奴らしか小説なんて書こうと思わないもんな。
最近の若者のキャラ私小説を最新の口語体で書けば自然主義として萌えるのかな。
車谷をスチャダラパーの歌詞文体でやるような文学? 氏ね。
212 :
吾輩は名無しである:03/06/10 06:13
2ちゃんの醍醐味はおいしいケーキ屋さんについて語っていたレスが、
いつのまにかオヅラのヅラネタになったり、
コテハンの食生活叩きなったりするとこなのにな、
あれじゃ、言葉遣いの乱暴なだけのディベートだよ……
213 :
吾輩は名無しである:03/06/11 23:24
芥川賞の選考委員には筒井も福田も島田もいないから舞い上の受賞はないね。
>221さん
「2ちゃんねるらしきもの」って何ですか?
私、ニッポニアニッポン読んだんですけど分からなくて・・・
2ちゃんねるではいつも質問しててすみません。
舞城の阿修羅ガールって新潮に載せる予定が、
編集長が没にしたんだね。
それでいきなりの単行本化で新潮社の三島賞も受賞という変な流れ。
評価は別れるものだ。
当たり障りのない作品に未来はないのかな。
評価がどうとかいう問題じゃなくて
候補作があのラインナップだから
阿修羅ガールが受賞してもしょうがないよ
でもさあ、「若い」のが駄目なんじゃなくて、「不細工」だから駄目なんだと思うよ。
白豚も綿矢りさのことは褒めてたし、他の作家も「才能がある」とか何とか言って評価高かったし。
218 :
吾輩は名無しである:03/06/14 15:02
結局、三島賞ってどうなんですか?
ダーフクが賞を私物化してるからね
これからどうなるんだろうね
220 :
吾輩は名無しである:03/06/14 16:51
俺が不思議なのは、その執筆量。
「煙か土か食い物」が2001年3月(単行本になったのが)で、
以後2年半で6冊出してる。
でもって単行本未収録の短編もあって、今発売中の「群像」には
300枚以上の新作が掲載。「新潮」にも短編。
単純な疑問として、そんなことありうるの? 斉藤孝じゃあるまいし。
212の言ってるのは、
つきつめていけば例えば一行リレー小説のような、
それまでのレスの文脈がどんどん多人数の手によって
思わぬ方向に脱臼していく様が、
「2ちゃんの醍醐味」ってことだろ。
直前のレスの、書き手の意図しなかった部分を誇大に見て
ネタにして盛り上がったりとかね。
他、実況スレとかの瞬間的な盛り上がりとかも
2ちゃんならではかと思う。
そういうのは舞城とは関係ありませんな。無論、阿倍和重ともね。
というわけで指定された221が答えました。
そういうのを「売文の徒」と呼ぶんだよ。
223 :
吾輩は名無しである:03/06/15 00:03
『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』を読んだからだろ。
224 :
吾輩は名無しである:03/06/15 00:45
>>223 マルホド!ダー福と舞城の漫才みたいな受賞でつね。
225 :
吾輩は名無しである:03/06/15 02:25
舞城は駄作を連発しすぎだ。借金でもあるのか?
デビュー作がノベルスにしては良作だったからその枠組みの中では評価されたが、
普通に文芸誌に掲載されると粗と雑が目立つ。
たぶん阿修羅ガールが文芸誌に掲載されていたものだったら、
あの二段組の地味な活字で選考委員が読まされたら、
かなり印象が違ったのではないかと思う。
安手の装幀の駄本をの顔をしてこそ中身が光ってみえる雑文。
舞城マジック。
書き飛ばすのが格好いいとか思ってたりして
食っていけないほど金が無いこともないだろうし
もっと慎重にやればよかったのに
しかしそろそろ謂れの無い批判はやめようぜ。曲りなりにも文学板だろ?
賢兄諸氏はプルーストだのセリーヌだのヘンリー・ジェイムズだの読んで
日曜の昼下がりを過してんだろ? 毎週。
徳田秋声読んで中野重治読んで深沢七郎読んで「舞城王太郎? ふん!
インキンが疼くよ。読んでるんじゃないの、わざわざ読んでやっての」って
尻を掻きながら高級葉巻煙草のけむりを吐き出してんだろ?
ジェラール・ジュネット読んで「この小説は錯時法がなってないね」とか
フーコー読んで「この小説は表象の限界に突き当たってないね」とか
事毎にぬかしてんだろ? オーケー、それでこそ文学板住人だ。
これ以後はまともなレスを頼むぜ。
君のレスは読むたびにいちいち疲れる
229 :
吾輩は名無しである:03/06/21 16:58
>>220 舞城は素顔を明かしていない覆面作家。
実は2chのプロ固定たちが交代で執筆している。
なんてことだったら面白いけどなあ。
230 :
吾輩は名無しである:03/06/21 17:03
2chに対するスタンスが微妙にダサいからそれはないと思う。
ドラゴンみたいな若作りが見え見え
231 :
吾輩は名無しである:03/06/21 17:05
どうも普通に講談社に出入りしているらしい。
覆面作家というわけではなさそうだ。
一体、なぜ……。
別に覆面作家でも出版社に出入りしますが
覆面レスラーが議会場に出入りする時代だしな。
最近純文学って生き残ろうと必死だよね
235 :
吾輩は名無しである:03/06/21 22:32
授賞式待ちだな。
欠席するらしいよ
顔晒さず
まだまだ引っ張るつもりらしい
雨は壊れたピアノさ。
マイ阿修羅ガール。
238 :
吾輩は名無しである:03/06/23 15:03
三島も男が選ばれて一安心だろう
239 :
吾輩は名無しである:03/06/23 15:09
240 :
吾輩は名無しである:03/06/23 17:26
というか女です
もしくはゲイ?
というか男です
もしくはバイ?
243 :
吾輩は名無しである:03/06/24 03:14
244 :
吾輩は名無しである:03/06/24 03:27
245 :
吾輩は名無しである:03/06/24 03:31
新人賞はともかく
プロの作家の賞で自分の好きな作家がこき下ろされるのを見るのは
辛い
そんなんどうでもいいじゃん
他の魅力がたくさんあるんだからって悔しくなる
結局自分の物差しで選考委員も計るしかない
246 :
吾輩は名無しである:03/06/24 18:59
来年は工藤が受賞する番だ
247 :
我輩は名無しである:03/06/24 19:13
評価なんて自分の主観からしかできないもんね。つーか去年の「熊の」のときの筒井の選評が気に入らん。
248 :
吾輩は名無しである:03/06/25 05:07
授賞式の様子が新聞に写真で載ってた
覆面作家って紹介されてた
もちろん欠席
250 :
吾輩は名無しである:03/07/02 23:39
バカに憧れる大人は騙せても、本当のバカは騙せないぞう。
と、あるバカ者が言っていた。
年齢不詳、性別不祥、とか、いいかげんやめてほしいよね。
自意識過剰の伏し目がちで、あんな小説読まされたんじゃかなわないよ。
いずれ出てくるつもりなんだろうけど。
251 :
吾輩は名無しである:03/07/03 00:15
阿修羅賞は三島ガールに決定
「山ん中の獅見朋成雄」(群像7月号)面白くなかった。
千と千尋のまったりファンタジー感をひっくりがえすような
「人盆」はいいのだが、いまさら「人を殺すとはどういうこと
か」を考えるってのはどうも…。あと、擬音語は多用し
すぎると実験的というより、単に飽きる。つまらん。
まぁ、でも先を考えずに書いてこういうものが勢いで出来る
(と思わせたいのか本当にそうなのか…「よう判らん展開の
まま突っ走って、後悔しないでね」というのは自己表白か)
というのは、舞城の「力」なのかもしれんけど。でもつまらん。
en-taxiの「W」は…微妙だなぁ。異質なものでいっぱいの外
(世界)に向かうより、自分が作り上げた内(掲示板)の
管理人がいい、ってのはよく分かるし、書き方としても
面白いところはあるのだが…。
やっぱ多作濫作は駄目。
イクシオンは舞城の他のは読んだ?
高橋源一郎が誉めてたやつとか
高橋も「新しいのは大抵口語の部分からはじまる」とか
言ってるけど、どうなんだろね
舞城は『煙か土か食い物』で、こいつおもしれー、と思ったが、
その後あまり読んでなくて、『阿修羅ガール』読んだら
何だつまんねー、と思った。『熊の場所』はまぁまぁだけど、
やっぱ『暗闇の中で子供』みたいな奈津川家ものが好き。
『暗闇〜』はああいう仕掛けだから、まぁ純文のほうも見
据えて書いてる人なんだろうなぁ、とは思ったが。
あとは「我が家のトトロ」とか「川を泳いで渡る蛇」
くらい。前者は同居人に読ませたら気に入っていた。
後者は…駄目だろ。何一つ「新しい」ものなんてない
じゃん^^;
てくらいです。はい。
あ、ごめん。全然返答になってなかった。
で、口語文から新しいもの、っつーのは源一郎が
明治の言文一致にはまってからずっと言っていること
だし、まぁ話半分に聞いとくとして。
舞城が「新しい」とはあまり思わない。ただし、ああいう
どんどん先に行く事を重視して、そのために口語文体
を使いこなしているのは悪いことではないし、「w」みたい
なものをもっと突き詰めて、つーか同人(エロ)マンガで
やってるようなことを文学に移すだけじゃなく、それを
もっとぶっ飛ばすようなことをやれば、それは「新しい」
ことだと思う。今のところは宮崎アニメとか同人とか
ネットとか取り込んでそれをひっくり返そうとしてるけど、
結局あまりひっくり返ってない(シミトモとかはその典型、
Wはいいところまで行ってる)。阿修羅ガールはアイコ
(つー名前が引っかかるが、まぁこっちの深読みしすぎ
だろう)のしゃべりが、新しくない、全然。ありがち。
てことで、やっぱ「煙」かな。最近なら「w」が一番。
あと、源一郎は新しいものに乗っかりすぎ。滑稽だから
もうヤメレとか思う。
ツクモは読んでないから分からんけど、「W」は文学的には
「新しい」に近いんだろうなぁ。でもそれは同時に漫画やアニメ
や同人誌やゲームなどですでに触れたような気がする新しさ
でもあって、じゃあブンガクが遅れてるだけなんじゃないの、
と言われれば、あれそうなのかもしれない、なんて思ったり
もする。
ただ、漫画その他のジャンルでは制約がかかってしまう部分
(コマの(ある程度の)連続性、倫理的制約←でもこれは同人
だと吹っ飛んでるかな?、無関係なものの併置など)について、
文学であればそれを無視するように突き進むこともできる。
それは例えば奈津川二郎の圧倒的暴力であるとか、『暗闇の
中で子供』の「例の仕掛け」であるとか、「W」の最後とか、
または途中のこんな部分:
「五人目はΩだ。中二。宇宙人。性格明るい。小学生を捕まえて
食べる。そうすると自分の星へ帰るためのパワーが蓄えられる。
でも男の子とキスするとそのパワーが奪われてしまう。キスした
男の子はΩから奪ったパワーでどんどん格好良くなっていく。
だから学園中の男の子たちがΩの唇を狙っている」
(舞城王太郎「W」より en-taxi No.2所収)
これが「勢いのための口語文」なんだよなぁ。でも、その勢いが
「新しい」というのは、本当に何かが変わるほどの新しさなのか、
これからきちんと見極めんきゃイカンのかもね。
でもツクモ読みたくないんだよなぁ。「流水大説」嫌いだし^^;
ミス板からコピペですが妙に納得したんで・・・↓
ixionさんのおっしゃることとも近いですか?近くないか^^;
762 :名無しのオプ :03/07/01 20:10
文学ちっくって言ったって、文学としては
せいぜい春樹という感じ。
フィクションによって現実を肯定してもらいたい人、
要はそんなにヤバくもないそこそこ幸せな人を
「あーこの感じわかるぅ自分もこういうヤバイとこある」くらいに安心させて
それぞれの現実に戻らせてくれる感じ。保守的でさえあるね。
強烈に足元を揺さぶられ、自分の何かをラディカルに変えたくなる、って
タイプの純文学ではない。
といいつつ、悪口を言いたいわけではなく。
舞城は素晴らしい。
いいとこはたくさんあるがうまくいえん。
とりあえずキャラがいい。
うん、そんな感じ。そっか、ミス板にスレあるのか…見とこ。
>「あーこの感じわかるぅ自分もこういうヤバイとこある」くらいに安心させて
>それぞれの現実に戻らせてくれる感じ。保守的でさえあるね。
ここはとても的確だと思う。アイテムをうまく使っている、と俺は思ってた。
でもある一行でズガンと来る感じはないんだよなー。
キャラ立ちしてる、っていうのは、今の小説に必須なのかねぇ。
ixionはエロ同人までフォローしてるのか…
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
262 :
吾輩は名無しである:03/07/22 20:25
なんで姿を一般公開しないとブウブウ言われるの?
おまいらそんなに舞城見てみたいのか?
ixionさん、まだ文学板にいらっしゃったのね。
最近、姿を見ないなぁと。
人前に出ないのは単に容姿が悪いからとのウワサ……
「文学」なんて言ってても
やっぱりみなさん作家の外見気になるのね
「文学」はショービジネスですから
267 :
吾輩は名無しである:03/07/23 19:20
ブンガク畑に逗留始めてから、切れ味の悪い、趣味の悪いギャグを飛ばすのは、高橋源一郎に似てない?
なんとなく、悪ふざけしてれば、チミいいよ、いいよ、とブンガクおじさんたちがほめてくれるんで、
すっかりなめてる感じだな、いまの舞城は。
妄想が酷いな
269 :
吾輩は名無しである:03/08/08 17:22
昨日、阿修羅ガール読みました。
なんか面白かったし、読みにくい所もあったけど、
心に残ったなぁって思います。
でも佐野がちょっと可哀相ですね、どうなったのか…(> <)
でもこの本、読んでおいて良かったです。
270 :
吾輩は名無しである:03/08/08 17:57
271 :
吾輩は名無しである:03/08/08 23:12
トリンプのブラジャーが勝負下着ってあたりが
中途半端よね。
よくしらないのにTVCMとか見て、何となく書いちゃったんだろう。
甘い。
今月の「群像」の大塚の話も舞城がどうのこうのって話だった。
>271
女の読書感想ってのは所詮そんなことくらいか
274 :
吾輩は名無しである:03/08/10 18:56
>271さん
でも高校生ぐらいの年齢なら、
トリンプ程度が勝負下着でちょうどいいんじゃないでしょうか??
私なんか勝負下着すら持ってないですし笑
なんかオッサンって女性一人称の小説書くよな
年をとることへの焦りがあるのかな
知らんのか、舞城て女なんだぞ
童貞クンの夢を壊すようで悪いけど、講談社の担当編集者が舞城の性別を明らかにしてる。
曰く、「男」であると。
おいおい冗談だよ
誰が本気で女なんて思ってるかよバーカ
>>279 ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
やっぱこんなスレに来るやつなんて自分も含めてバーカばっかりだな
ミス板でも逝ってろよケケケ
ミステリーが下手だから文芸誌のほうへ逃げてきた屁垂れだろ、この作家
>>281 ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
285 :
吾輩は名無しである :03/08/28 20:42
「九十九十九」は舞城ビギナーには進められない
舞城ビギナーじゃなくてもメフィストビギナーには勧められない
287 :
吾輩は名無しである:03/09/01 23:50
スピーディーな文体で畳み掛ける展開だけでなく、
リリカルになる部分も興味深い。
「ファウスト」創刊号、「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」読了。
「世界」という言葉の違和感と、「性」の違和感。ってのは、
舞城がすなおに馬鹿「セカイ系」に突っ込んでいけないから
なのかねぇ。いつものように(だんだんワンパターンになってきた)
屈折した暴力描写は、いかにも舞城印だけど、これなら
「w」並みにもっと短くてもよかったよなぁ。
あと、同号の東浩紀はいつもの通りなんだけど、メタ視点系の
ノベルゲームやラノベの分析から、きっちり個別の龍騎→555とか
流水大説や西尾・舞城までを結んでくれたら、評論としてきれいに
筋が通ると思うので、次号以降に期待。
289 :
吾輩は名無しである:03/09/07 20:54
ゲームクリエーターの小説はどうだった?
飯野? まだ読んでない。読んだら何か書きます(つーか読まないかも)。
しかし、舞城って自分の参照元(例えば今回は『世界の終わりと…』とエヴァ)
を隠そうとしてないんだけど、そういうのをいちいち「二次創作」とか「パクリ」
とか言って悦に入ってる奴らは、それが批評として成立してないことに気づいて
るんだろうか…。
ま、いいけど。
ゲームクリエーターはいいから
佐藤と西尾がどうだったか書いてクレ
>>291 もしよろしければ、「ファウストすれ」を立てますか?
>>293 238 :吾輩は名無しである :03/09/07 23:32
少なくとも「群像」と「文学界」の今月号は「ファウスト」以下だな。
239 :吾輩は名無しである :03/09/08 11:19
>>238 先月号の「新潮」は本当にひどかったが、
今月の「ぐんぞう」はもうそれ以上にひどいな。
もう平仮名表記でいいよ>ぐんぞう
いや、いっそカタカナ、半角でいいかも>クー゙ンゾ
なるほど。ファウストは文学界新潮群像以上の文芸誌か
>>294 何が言いたいのかさっぱり分からんけど、
自分で読んでみて確かめれば?
あとそういうレスすると荒れるから止めたほうがいい。
296 :
吾輩は名無しである:03/09/09 01:20
阿修羅男爵
思い出すな、、
『阿修羅ガール』p241に、
「ギャラクティカファントムキック」とある。おれはこれで戦慄した。
ギャラクティカファントムだけでも驚くのに、さらに捻って「キック」
さすがだ舞城。脱帽。
298 :
吾輩は名無しである:03/09/12 16:42
そこまでセンスよくない。
それが活字で出版されてるから
そう感じるだけ
299 :
吾輩は名無しである:03/09/12 17:16
>>297 (´・∀・`)ヘー ソンナンデ戦慄するんだー
ステハンあらしにご注意ください。
豚美香=lll =幕ノ内 ◆Oamxnad08k =淳一 ◆gw2dosUH0U =ハアハア・ブラウン=他たくさんw
301 :
吾輩は名無しである:03/09/12 18:30
阿修羅ガール読んだけど面白くもなんともない。
一体あれの何が良いのでしょうか?
303 :
吾輩は名無しである:03/09/12 19:18
ドラゴンボールのゴテンクスの技に「ギャラクティカドーナツ」
というのがあった。
『阿修羅ガール』で数ページ、特大のデカ文字あるでしょ。おれ、
あれはチャットの影響だと思うんだ。ヤフチャ覗いた時の既視感
があった。どーでもいいんだけど。かつての筒井のマネとかじゃ全然
ないと思うのです。
>>303 そーなんか。おれがギャラクティカファントムでビビッた
のは、舞城と同じ73年生まれだからなんだよね。ジャンプの黄金期を支え
た世代なのですよ。戦慄というより感動か。固有名詞はいろいろ
重力の差異をもたらして面白い。
306 :
吾輩は名無しである:03/09/13 18:35
というか別にそんな感動することじゃないだろ
307 :
吾輩は名無しである:03/09/26 12:16
噂の舞城さんの作品が読みたくなって、とりあえず文芸誌掲載の短編「我が家のトトロ」を読みました。
スピード感のある文体とリアルな会話を堪能しつつ読了。
あー、おもしろかった、と思った後によくよく考えてみれば、けっこうまともな小説だな、と気づいた。
ラストがやや説明臭いとは思ったけど、サブカルに目配りした、よい作品なのでした。
うーん、他の舞城作品もそうなのか? それとももっとハチャメチャなのか?
とりあえず「阿修羅ガール」か「熊の居場所」(だったっけ?)を読んでみます。
でも、文壇内での舞城氏に対する喧々囂々ぶりは興味深いですね。
批判サイドには、「文学の退廃」と結びつけようとするトーンが一貫してるけど、どーなんでしょ?
舞城作品は本来アウトサイダー的な作品であるべきだし、そこで権威的な文壇を狙い撃ちにすることを期待してるんだけど、批判サイドの人が言ってることって、裏返しに「今の文学シーンの無力」を認めていて、その意趣返しの標的として舞城氏を叩いているように思える。
「文学の王道」がある、って幻想に固執しすぎだし、それがあると主張するなら、そうした作品を発表することこそが最適な手段のはずなんだけどね。
308 :
吾輩は名無しである:03/09/26 13:13
しょせん、ただのバッタもん
そうそうしょせんただのばったもん
310 :
吾輩は名無しである:03/09/27 09:42
307なんですけど、舞城作品は「ばったもん」と言われるような、奇を衒った部分があるけど、そこが魅力でもあるよね。
でさ、オレはそれを否定しているんじゃなくて、それを否定している連中ってのが、小説や文学の衰退を棚上げしたまま、自らの権威を持って(つまり自分は茅の外なわけね)舞城叩きをしているところが決定的にダメだと言いたいんだけど。
ちなみにこれは308とか309とかに言ってるんじゃなく、文壇内の反応についてね。
奇抜は奇抜としての居場所や価値があるでしょ、キッチュとかガジェットとかパロディとかポップとかさ。
個人的にはそれがメインになっちゃって、従来の作品が読まれなくなることは困るんだけど、新しい作家の登場としては歓迎したいのね。
要はそれが「三島賞」を取ったりすることで文学のメインストリームに組み込まれることに対しての反感がそこにあるんだろうな。
筒井氏がドタバタで散々文壇から差別されて、そのころの大家たちが死去したのちに、ようやく文壇内での評価が高まったことを思い出したよ。
そうした不遇と、今回の舞城氏の「受賞」。
どちらがその作家にとって幸福であるのかは、ずっと先にならないとわからないことなんだけどね。
ただ三島賞選評で島田氏が言ってたように「批判されることで輝く作品」なのは確かで、そのためには落選し続けるほうが、ふさわしいように思った。
そして批判する側の宮本輝氏のような大家については、もっと正統派の小説の隆盛に尽力してほしいもんだと思う。
そうした上で舞城批判・もしくは黙殺ってほうが、舞城作品はより輝くし、健全な文壇って気がするんだけど。
現状じゃ何言っても説得力ないと思うんだけど。
オレは舞城ファンじゃないけど、何か書きたくなったので。
311 :
吾輩は名無しである:03/09/27 14:53
こいつのどこがアウトサイダーなんだよ
書いてることは健全すぎるほど健全だろ
新しくもないし異常でもない
文壇オタがたいしたことない意見をダラダラ書き連ねるな
お前が冷静にシーンを見てるのは伝わったから
なんでそんな偉そうなの?
舞城は確かにジャンクだと思うし
310はすごくまっとうな意見だよ
313 :
吾輩は名無しである:03/09/27 18:22
舞城の何がどうジャンクでアウトサイダーなのか言えないなんちゃって文学オタ
そういう扱いされてるから自分で読んでも舞城の普通さに気付かない鈍い文学オタ
まさか真面目さが希薄なだけで異端とか言わないですよね
314 :
吾輩は名無しである:03/09/27 18:49
>>313 推敲してから書き込んだほうがいいですよ。
315 :
吾輩は名無しである:03/09/27 19:00
↑無様だな
316 :
吾輩は名無しである:03/09/27 19:08
↑無様だな
317 :
吾輩は名無しである:03/09/27 19:40
舞城の駄目なところって、健全すぎるところだ
いつもヒューマニズムに終わる。壊れているようで毎回似たようなキャラと展開
もっと突っ込んだタブーを書いてほしい。うんこうんこで笑いをとってもそれだけじゃあね。
318 :
吾輩は名無しである:03/09/27 21:04
title : 勝負師さんへ
name : 管理人
早速の書き込みをありがとうございます。
さて、勝負師さんにご指摘いただいた点に関して僕が感じていることを。
> 太宰を読んだことがある人間だったら、あんなに影響を受けた作品は通さないと思う。
綿矢りさ姫は、おそらくものすごく感受性が強いのだと思います。
だから、姫は読んだことのある文学作品の世界観を全て自分の中に受け入れて小説を書き、
(もしかするとそれが「パクリ」といわれてしまうのかもしれませんが)
新しい「綿矢りさ」の世界を作り出しているのではないでしょうか?
現に、インストールを読んだとき、僕は今まで知らなかった世界を知り、感動しました!
文藝賞を受賞したときにも、大作家の先生たちが「叡智に裏打ちされた〜〜才能である」
と、姫の作品を、姫の全てを絶賛していますよね?それは、姫が文学をするために
生まれてきた人間であると先生たちが本能で察知した結果に違いありません。
比較すると失礼ですが、同じ高校生デビューの島本りお(おいおい笑)なんかは、
私小説の色合いが濃すぎてさっぱり売れてませんよね?
でも、姫の本は売れている。みんなが求めているものだからです。
文藝出身の山田栄美も結構売れてるみたいですが、あんなものは老化していくしかない
大人(笑)にまかせて、僕達は新しい文学=綿矢りさ姫を読むべきですよ!
姫はきっと、日本を代表する大作家になります。先日発表された最新作を読んで下さい。
吉本ばななの感じを取りいれた、珠玉の恋愛小説になっています。
僕は読んでいるとき、自分が姫に蹴られるような幻覚を見て、どきどきしました!!!(実話)
勝負師さんの質問に答えていないような気もしますが(照)
姫には才能があります。僕が保証します。(いらないって?ははは)
>>313 「ジャンク」っていい意味で言ったわけじゃないんだけど
アウトサイダーとか一言も言ってないんですけど
君と話しても全く無駄だろうからもういい
320 :
吾輩は名無しである:03/09/28 10:33
じゃあどういう意味でジャンクって言ったか言えばいいじゃん
307がアウトサイダーって書いてるじゃん、メクラ?
つうか流れで分かってよ、「一言も言ってないんですけど」とか情けない言い訳しないでさ
つーか、ラノベとか同人とかエロゲとかにどれくらい触れているか、
によって、舞城が新しいか古いかの捕らえ方も変わってくると思うし、
そりゃあ宮本輝の「文学」(なの?)なんかからしたら、舞城は
ただの屑でしょう。一方、ラノベ/ノベルス側からしたら、『阿修羅
ガール』なんてクソ面白くもないのに(『煙…』の方がはるかに良い)
それでうまく評価されちゃうことが批判の対象になってしまう。
てことで、自分の立つ場所をどこに定めて批評するかによって、
舞城についてはいろいろ言えるし、どこにも立たずにただ「まがいもん」
「ばったもん」「ぱちもん」と言うことも簡単にできる。
あと、ジャンクやらキッチュやらキャンプやらアウトサイダーやら、なにか
を「外部」に設定するのは良いが、それ自体は作品の批評じゃなくて
作品の「分類」でしかないよね。
別にあたしゃあ舞城で文学がどうこうなる、とは少しも思っていないし
(『しみともなるお』よりは『千と千尋』や、筒井の『夢の木坂』のイメージの
方が強烈だし、そういう先行作品を「延長」するのは文学の得意技)、
その「新しさ」についても
>>257に書いたけどまだ判断保留。だって
新作『ドリルホール…』も、別に「新しい」なんて感じなかったし。
だからって、バカ大塚が言うように「二次創作ものなんて新しくない!!」と
言い切るつもりも無い。「書く」ことに関する自覚皆無の同人系二次創作
よりはずっとマシだから。
>>320 ジャンクは字義通りジャンクっていうことです。
320さんの汚い言葉使いからして
舞城を文壇のアウトサイダーだとか言って持ちあげるのを
よっぽど嫌悪してるんだろうとかってに想定してレスしてしまった。
確かに正統の文学(?)の場所から見てジャンクだと言ったけどそれは
310の外から見た分析がまっとうなもので
そんなに中傷されるようなものじゃないと言いたかったから
もっと喧嘩しろ喧嘩
324 :
吾輩は名無しである:03/09/29 18:30
307なんですけど、通りすがりで書いていったら、こんなことになってたんですね。
ちょっと驚き。
さすが2ちゃん。
なんだかオレが書き込み続けているような感じになってきてるので、
とりあえず自分じゃないよって宣言しにきました。
ixionさんまで来てて、ちょっと感激だね。
初めましてって挨拶なんかしちゃったりして(笑)
ガジェットだキッチュだとかテキトーなこと書いたけど、あんま深くは考えてません。
筒井氏の「小説のゆくえ」を最近読んだ影響だな。
ただ判断保留させるとこ、とか、毀誉褒貶どっちの意見もわかる、ってところは重要な気がする。
筒井氏の論では従来、文学史に残った作品を「準拠枠」にして作品を創造してきたものが、
アニメやエロゲ、ラノベなんかのサブカルにまで含めた広範囲なところにまで広がっている現状を、
批判するでもなく賞賛するでもなく捕らえていたけど、要はそっからどう作品として昇華させるかだろうね。
んで、この問題は現代文学のゆくえ、にもつながる問題かもしれないよね。
って、こんなこと言って、また火に油か? なんてね。
固定スレじゃないので、騙られるかもしれないけど、お手柔らかにしてね。
火に油を注ぐためには、改めて日本語を学習しなおす必要があるのではないでせうかw
326 :
吾輩は名無しである:03/09/29 19:34
はは、確かにオレの日本語ってダメダメだね。
読み返して納得!
>>271 >>274 きょうの新聞折込チラシにあった(新宿)伊勢丹通信のトリンプ
肌着バーゲンのブラやショーツはなかなかかわいいです。
ブラ4500円、ショーツ1500円なので素材は化学繊維でしょうが、
北欧系プラチナモデルの誘うような視線が勝負感を盛り立てて
います。小田急もワコールバーゲンのチラシが入っていましたが、
ダンチの差がついています。
ちなみに、伊勢丹催事場での肌着バーゲンは並々ならない殺気が
みなぎり暴力的でぶるぶるです。
en-taxiに何か書いてたsage
329 :
吾輩は名無しである:03/10/14 00:31
しつこくてスマソ307ですけど・・
「我が家のトトロ」を読んでけっこういいかも、と思ったので「熊の場所」と「阿修羅ガール」を買ってきた。
「熊の場所」と「バット男」を読んで、あまりにも雑な文章にガッカリ。
「我が家のトトロ」ではそんなに感じなかったのになあ、と思ったら舞城ファンからすれば初期作品の方が評価が高くて、
現在に近づくにつれてどっちかっていうと評価低目なんだよな。
「胸はむちゃくちゃドキドキしていたが、それはつまりとてもワクワクしていたのだ」(熊の場所)
とかの文章にどういう意図があったにせよ、その意図が自分にはわからなかった以上、好意的な評価はできかねるなあ。
「彼女は陳腐だと思った。『陳腐だわ』と彼女は言った。」
とか筒井氏がよく使う文章上のギャグがあるけど、それと同じ遊びならそれはパクリでしかないし・・
書き下ろしの「ピコーン」を読んでいる最中だけど、それはわりとオレ的には読みやすいかな。
「阿修羅ガール」まで読んで、もう一度考えて見るけど、何かビミョーな感じ。
長いので続きます。スマソ
330 :
吾輩は名無しである:03/10/14 00:32
続き
舞城の評価について考えるために有意義だなと思う評論を最近二つ読んだので、誰か読んだ人とかいたら書き込みプリーズ。
「『私小説』の行方−零度の文章意識の方へ」田中和生(群像7月号)
「文壇アイドル論」斉藤美奈子(岩波書店)
田中の評論は80年代のコマーシャル・コピー文化がいかに文学に影響を与えたかについて。(80歳超の執筆者の彗眼には驚くよ)
同じく斉藤の評も同じく80年代のコマーシャル・コピー文化の影響を見据えながら、そこにコバルト文庫などのライトノベルの
影響を書き込んだ点が特色だと思う。
どちらも「言文一致」の問題について書かれたものなんだけど、結論としては「言文一致」も文化背景によって作られたものでしかなくて、
つまりはタイムラグを生じるもの、というか刹那的なものでしかなくて、やはり乖離した「言文」に戻らざるを得ない限界と、そこから
生まれてきたと仮定して町田康にその先端と見たりする、みたいな話なんだけど、これって舞城作品以外にも見られる「文学」に対する
「サブカル」の侵入っていう現在の流行問題についても、けっこう流用できる論だと思う。
誰かマジレス本気でたのむ。
誰か他の人の意見も聞きたい。
できれば上記2評論も読んだ意見をね。
331 :
吾輩は名無しである:03/10/14 01:27
>>330 (暇だし。)
けっきょく、そこに挙げられている二人が論文で何を言わんとしていたのかが
あんたの書き込みからはさっぱり分からんなぁ。
斉藤みなこの本が言文一致の問題のことを言っている事になるんだって?
そこらへんについてもちっと説明がないと。
>>330 言文一致の限界を言うのなら、
時系列だけじゃなくて地理的な限界もあるよね。
例えば俺は京都の生まれ育ちで、
いくら最先鋭の作家が「いま」の言葉をうつし取ってくれたとしても、
それは全然俺の「いま」ではない。ちょっと前の「いま」ですらない。
そらぞらしいんだよ。
言文一致など永遠にありえないことを、俺らは別の角度から知っている。
酔うとつい何か書いちゃうのは悪い癖だな、と反省。
とはいえ、レスがあるんだから返事はするよ。
でもゴメン、書き込みしたいんだけどちょっと今、時間ないや。
ちょっと待って。
もう少しまとめてみる。
ゴメン、横道逸れるけど今日「ピコーン!」読了して「山ん中の獅見朋成雄」
に入ったとこなんだけど、舞城の作品って基本的に文章は全部一人称なのかな?
語り手の生い立ちとか現状に到るまでの描写、それから出来事の描写に関して
は面白いところが多いんだけど、ちょっと内面の描写、特に主人公の動揺に
関する描写になると文章が急に陳腐になるような気がした。疑問符の多用とか。
特にミステリ仕立ての作品の場合にはそれが顕著のような気がする。
「我が家のトトロ」はミステリ(人が死んだりとかの)ではないぶん、自分的
には読みやすかったのではないかと自己判断しているところ。ただしまだ暫定的感想。
他者の描写に関しても、他の作家の一人称作品よりも他者に対する視点が全能的
な気がした。(神の視点っつーかさ)
謎をあからさまに謎として描写して、本来不明瞭な部分を明瞭に描写していること。
既成作品の引用の下手さ(松本人志『一人ごっつ』とか春樹の『ワンダーランド』
そして2ちゃんを揶揄した『天の声』とか)と、下敷きとする作品との距離の近さ
(エヴァとか宮崎アニメとか)を見ていると、作品内世界のパースペクティブが
とても狭いというか、ほぼ平面的というか2次元的というか、とても閉じた世界観
で統一されているような気がした。
そう考えると舞城作品の舞台が統一していることもとても興味深く感じる。
オレの妄想かな?
よかった、ちゃんと妄想って気付いてたんだ
まあ、舞城もそろそろヤマ師的な気質がバレはじめているからな
宇多田ヒカルと同じ売り方だな。
338 :
吾輩は名無しである: