1 :
吾輩は名無しである:
一般書籍板にもあったよな、安吾スレ。
良スレの予感がしたが、そこの1がきちがいだっために台無しになってしまった
「終わりのない青春とは無残なものだ」
という意味のことを、安吾はどこかで書いていたけれど
彼こそがまさに、そう生きてしまった作家だと思う。
純情可憐、直線的な内省を、その並外れた体力で支え
自己撞着に到る不潔と無縁の真摯さ故に、
自然と観念の相克が生む「果てのない」屈託を抱えきり
果てるまで走り抜いた作家を、他に知らない。
その思考は健康で普遍性を持つけれど
理知的にして、大きな赤ん坊のような純情を通してしまったその個性は
地上の処世の参考とするには、風を掴もうとするごとくに、手がかりが無い。
あ、新スレたってる。乙です〜。
part2は即死判定で落ちちゃったみたい。
一般書籍板のはふつうにDAT落ち、かな?
このスレも、最初のうちにがんばってカキコしないとまた落ちちゃうかも!
とりあえず、即死しないように、保守カキコ。
大型AAとかはればいいんだろけど・・・。
ほしゆ
8 :
吾輩は名無しである:03/04/03 21:52
>果てるまで走り抜いた作家
最後はストリーキング状態で走ってましたけどねえ。
安吾作品も大好きですけど、
クラクラ日記を読むとなお楽しめる。
クラクラ日記、読んでみたい〜。
次落ちたら、もう立てるなよ。
安吾って,自分の本が再版されるとき,著者だけじゃなくて
デザイナー(装幀者)にも初版の時と同じようにデザイン料を
払えって出版社に掛け合ったそうだ。
実現はしなかったようだが,安吾らしい逸話だねえ。
クラクラ日記は今でも、というか現在の方が手間をかけずに注文できまつ。
(何を手間と見るかは個人によるところが大きいのですが)
なんだろうな。世紀末までは安吾の思想が生きていたように
感じられたんだけどね。最近は自分の中でリンクしなくなった。
14 :
吾輩は名無しである:03/04/17 15:30
だれが安吾の英訳とか仏訳とかしたことある人いますか?『ファルスについて』をアルバイトで頼まれて訳したけど、あんなの、訳せないよね。繰り返しが多くて、くどい。ところで、安吾が訳したフランス語の文献って何があるの?
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
16 :
吾輩は名無しである:03/04/20 14:59
ぬるぽ?
スゴイ。俺スゴイ。まじでヤバイよ、マジすごい。
俺ヤバイ。
まずひとり。もうひとりなんてもんじゃない。超孤独。
「ある朝虫になっていた男くらい?」
とか、もう、そういうレベルに到達してないけど。
何しろオタク。すげえ。なんか本が友達なの。何冊とか数量の概念超越してる。棚から溢れて床になってる。
しかもまだ増大してるし。ヤバイよ、一冊が人との1メートルだよ。
だって普通の人はいらない本捨てるじゃん。だって読みもしない本で寝るとこなくなった困るじゃん。来客が部屋見て超帰るとか困るっしょ。
そればかりか本の重量だけで床抜けて、初めて話した階下の人に対する第一声が「申し訳ありません」とか泣くっしょ。
だから普通の人は本とか溜めない。要領を心得た人たちだ。
けど俺はヤバイ。そんなの気になるけど、すごく気になるけど、本買いまくり。止まらない。活字中毒。
オタクって言ったけど、趣味的にはそうじゃないかもしれない。でもマトモって言うには
「他人のたった一言一言に嘆き悩み苦しみ、裏を探って一言も発せなくなるような対人恐怖症だろお前は」
って内なる声が絶えない。分かって欲しい。誰にも理解されて放置されたい。でもそれも寂しすぎる。
あと超小声。聾唖者通り越して最近おしの症状まで出てきた。ヤバイ。大江的後天性おし。家族とかよく見えすぎる。怖い。
極めつけに超何もない。超ガラガラ。人を疑いののしる自分をののしる毎日。自傷癖まで。小学生のころから兆候があった。
なんつっても生きる資格は凄い。俺には到底満たせない。
俺らなんて無限に広がる宇宙の前では塵芥に過ぎないとか逃避口を見つけた先から、だが社会からは逃れようがない現実に立ち返ったりして、
逃避した自分の弱さは俺自身扱いきれない。そんな俺とは関係なく流れ行く世情に絶望して、見えない壁であがくように、
嗚咽混じりのため息を吐く。
とにかく貴様ら、坂口とか太宰とか読んで自分の命だけが軽いと実感してるつもりのイタい俺を見ないでください。
こんなヤバイ世界で生きてるあんたらとか超偉い。がんばれ。がんばって。どうか、がんばってください。がんばれえぇぇえーえええ……
19 :
吾輩は名無しである:03/04/20 15:40
>>14 ボクシング小説「人心収攬術」
ジャン・コクトオ「エリック・サティ」
安吾が代用教員をしていたころの『新青年』を片っ端から
当たってみたことがあったけど「人心収攬術」という訳文は
見当たらなかった。
ボツか,それとも題名を変えて掲載されたのか?
誰か詳細知っていますか?
>>18は、一応下の方に安吾出てくるんだね。最初の3行しか読んでなかったw
>>20 訳したのに、他の人の名前で掲載されて、しかもお金がもらえなかったとか、
大分はねられたとか、そんなんじゃなかったっけ?
新潟人として保守はせんとな。
つっても安吾って新潟人ぽくないと思う。
6日経ってもカキコなし。
さりとて提供できるネタもなし。
24 :
テポドン (・∀・)アヒャッ ◆ddz1P0D0Nc :03/05/02 00:26
いま高校の教科書で日本文化私観を習っています。
でも、ゴー宣の小林よしのりを読んでいるせいか、どうも受け入れれない(内容ではない)。これを現代に読ませる教育にしっくりこないというか。
当時の、天皇や文化の名を借り、国家総動員で戦争一筋だった時代背景(昭和17年だっけ?)においては非常に新鮮だったと思う。で、これはこれでイイと思う。
でも現代においては、これを教育に用い入ることは自虐的すぎではないだろうか?(つまり、ウヨのいう自虐的なプロパガンダ反対というモノかな。)
「模倣ではなく、発見だ」のどこが自虐的なんでしょう?
26 :
吾輩は名無しである:03/05/02 03:45
同級生に安吾の孫がいます
28 :
吾輩は名無しである:03/05/02 19:33
綱男氏のご子息?
そっとしといてやれ。親の七光りとかとは無縁の、ごくまっとうな生活を営んでいるはずだ。
そういや、おれの高校の国語のクラス担任が安吾の親戚筋(たぶん兄弟の孫か子あたり)だった。
少し容貌が似ていた。
とても冷静な方だったが「ラムネ氏のこと」を授業でやったとき、少し講義のトーンが違った気がした。
なんか微熱を帯びていたような気がした。
綱男はなんかヤだ。
30 :
吾輩は名無しである:03/05/03 19:55
>>27 顔がなんとなく似てます。
>>28 本当に、すごくまっとうな普通の人です。真面目で。
本人も周りも全然それに触れないし。
>>30 >本人も周りも全然それに触れないし。
本人はまだしも、周りもとは、安吾愛読者としてはちょっと寂しいような。
もちろん、いろいろ言われたら本人は迷惑だろうけどさ。
32 :
吾輩は名無しである:03/05/03 23:08
part2みじかい命だったね 1は3年持ったというのに
20代OLです毎日上司のセクハラや通勤電車での痴漢でストレスがたまっていた
そのときにネットで見つけたアダルトDVDショップ以前からオナニー用にDVD
が欲しかったのですぐ注文しました、とても安くてびっくりしましたが次の日には
もう届きました私が買ったのは、オナニー、レズ、レイプです毎日オナニーしてま
す。
http://www.net-de-dvd.com/
34 :
吾輩は名無しである:03/05/04 23:44
>>31 というか、皆その事実を知らないんだと思う。
(安吾を知らない可能性もある・・・。)
自分はたまたまそうなんだってことを知っただけで、本人は全く口にしない。
自分も色々、聞いてみたいけど、なんとなく聞けない。
35 :
吾輩は名無しである:03/05/06 13:11
聞かれたら、怒涛のようにしゃべりだしたりして・・・。
>>24 どこらへんが載ってるのん?
おそらくタウト氏のくだりあたりじゃないかとと推測してみる。
とりあえず全体を通して読んでみることをお薦めする。
ていうか安吾が載ってる教科書なんてあるのかよ!
小中高通して一回も出会わなかったぞ。
>>32 なんとなく安吾スレらしいとオモタのは漏れだけだろうか。
>>37 漏れも見たことねぇな。
たぶん、載せてる教科書すんげぇ少ないんだろうなぁ。
なんでだろな。安吾の作品は教科書向きじゃないのかな。
でも、太宰なんか、なにかと安吾と似たとこ多いのにイパーイ載ってるんだよな。
知名度の差か。それとも、他に何か違いがあるのか。
健全さで行けば安吾はダントツだと思うけどな。
高校生の頃、進学校で学歴第一主義に凝り固まったような学校で「舞姫」とか
読まされるのには凄い抵抗があったことを思い出した・・・アレって社会のレー
ルから外れようと望んで外れられなかった人の葛藤を書いた話じゃん、どんな
皮肉だよって。
だとすると「教科書向き」の作品っていったい何なんだろう(w
40 :
吾輩は名無しである:03/05/11 22:54
私はアンチ「舞姫」と「こころ」。教科書にのせるなよ。
中島敦なんかはいいと思う。
安吾作品で「教科書向き」ってある?
小学校の教員時代の話で、一人の女生徒を女中にして結婚してもいいかと思った…てやつはまずいよな。今は。
41 :
吾輩は名無しである:03/05/11 23:02
今高三だけど現代文に日本文化史観載ってるわ。
あと、はにやも載ってる。
だからおそらく「教科書に載る作家=物理的もしくは作家として死んだ人」
だと思う。小林恭二も入ってるし。
>>24 あれは別に日本そのものを貶めたもんじゃないでしょう
安易にゴー宣鵜呑みにしすぎ
42 :
吾輩は名無しである:03/05/13 14:06
ゴー宣って斜めから読むもんだと思ってました。
真面目に読んでる人もいるのか・・・
全否定はしないけど、鵜呑みにするのもどうかと思う。
でも、「その作品が書かれた時代背景まで含めて国語の授業は教えるべき」って
意見には賛成。
43 :
吾輩は名無しである:03/05/13 14:14
(ゴー宣を見なくなって何年になるかなぁ…)
信仰という宗教的内実を喪失しているのにも関わらず、
外部から“日本的”と呼称される寺社仏閣を国民精神にすり替えて
実生活やその合理的運営を軽視した態度を批判しているだけ。
どちらかというと精神的で実存的な主張だ。
だから石原慎太郎によって評価されたりもする。
それに建築物が破壊された位で壊滅する仏教なんか意味が無いんですが。
小林(よしのりの方)の廃仏毀釈運動批判だって建築物の破壊行為ではなく、
仏教思想の理解度が対象だったはずだ。
まぁ、日本仏教が仏教と言えるのかどうかは置いといて。
主張の是非はともかく、その内容把握はキチンとしないと。
46 :
吾輩は名無しである:03/05/15 06:19
まぁ、なんだ、いつでも誰にもいえる意見なのかどうか、という点なんだよな。
48 :
吾輩は名無しである:03/05/15 18:03
「人心撹乱術」って読んだことのある人、いる?どこかで「安吾のフランス文献の訳はいい加減だった」っていうのを読んだ覚えがあるけど、もし今手に入る安吾訳の文献があったら誰か教えてください。
49 :
吾輩は名無しである:03/05/15 18:48
安吾、素晴らしいよね。ところでもしもさ、
「法隆寺のあたりで駐車場が不足して困ってます。なので、法隆寺つぶして
更地にします」ってなことにホントになったら、皆さん賛成できる?
荒唐無稽でアホな問いかけだとは思うが、あの「日本文化私観」を読む度に
素晴らしいと思いつつ、「でも法隆寺は残さんとマズいだろ?」と思ってしまう。
賢明なる安吾ファンの諸兄、どう思う? ご意見・ご批判くだされ。
>>49 法隆寺あたりの駐車場不足は観光客のせいで、
観光客がなぜ来るのかというと、
それは法隆寺見物の為であって…。
さすがに安吾はそういう本末転倒の話をしてはいないと思いますが?
>>50 さっそくのレス、感謝です。本末転倒は承知のつもりなんです(←ホンマかいな)
安吾自身が法隆寺と駐車場という喩えを使っているので、愚直にそれをなぞってみたのです。
要は「必要」ということを安吾は言ったわけですよね? 「必要」が文化を作るのであり
「必要」のためには「伝統」などつぶせと。しかしその時代になにが「必要」かは
なかなか難問だと思うわけです。特に今のような時代、むしろ「必要」こそ
見えなくなっている。ところで何が「必要」かをどうやって見極めるか、
ということになると、「日本文化私観」にはそれが書いてあるとは漏れには思えんのですよ。
ただ頭が悪いだけかもしれないですが。
要は、「テクスト」になりうるか、なりえないか、だね。
>>51 あの場合は実用性が必要性だった。
だから安吾プラグマティズムと言われたりもする。
別に普遍的ことを言っているわけでも無いし、
本人もそのつもりはないだろう。
戦争中に飛行機を作らないで明治神宮の社殿再建を第一とするような
悪しき精神主義を叩いているだけの話で。
54 :
吾輩は名無しである:03/05/15 21:58
最近坂口安吾に興味持ったんですが、今出ている文庫
で「これだけは押さえとけ」ていうラインナップがあるのは、
どれがおすすめでしょうか?
55 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:23
安吾って代表作が絞りにくいからなあ。
俺としては、ちくまの文庫全集の4巻から8巻あたりまでのどれか1冊と
(ここら辺は小説)14巻(エッセイ。何かと引き合いに出される「日本文化私観」
も収録されている)あたりから入るのがいいんじゃないかと思うけど。
56 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:40
まあほんとうにプラグマティックに考えれば
飛行機じゃなくて明治神宮の社殿建てた方がいいわな。
どうせ負けるんだし。
57 :
吾輩は名無しである:03/05/15 23:04
逆説の達人
安吾の著作はだめ人間の聖典でしょ。
毎日電車の中で読ませていただいてます(笑
>>49 問題の立て方がおかしいと思う。安吾の考えは「壊れたあと」、「無くなったあと」に「何を」作るかであって、今ある建物をわざわざ壊して新しい建物を作れ、っているんじゃないと思う。
戦後の焼け野原や、熱海温泉が火災で焼失した「あと」に何を建てるか。火事を想定してわざわざ木造建物を壊してコンクリートの建物を作れ、っているわけじゃないと思う。バブルの時みたいに古い町並みを壊してビルを建てたのとは訳が違う。
>>59 >安吾の考えは「壊れたあと」、「無くなったあと」に「何を」作るかであって
なるほどね。漏れの悪い頭でも、なんか少しわかってきました。
安吾にとって重要なのは「いま」であり「あと」であって、そこで自分で考えて
「必要」だと思うものを作れと。
雑な問題の立て方をして失礼しました。しかし今後も安吾についてはいろいろ
問い掛けてみたいことがあるので、ちょくちょくおじゃまします。
62 :
吾輩は名無しである:03/05/16 11:25
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安吾の考えに対する漏れの解釈は
>>59-60とは違って、
「木造建築は焼けやすくて困るから、さっさと壊してコンクリ造りに建て直せ」
って感じなんだが、どうだろう。
安吾少年が日本一の木橋がなくなるのを悲しむのも、
>>49が「法隆寺は残さんとマズいだろ?」と思ってしまうのも、
んなことしたら日本の文化や伝統が亡んじゃうんじゃねーかと考えるから。
でも、その心配は無い。なぜなら、日本人の「必要」に従う限り、日本の文化・伝統は健康だから。
つまり、「古いものを残すか」「新しいものに代えるか」の判断基準は、「必要」性の大小以外にない。
よって、より新しいものが「必要」ならば、今ある建物は積極的に壊すべきである、と。
ならば、消極的に「壊れたあと」「無くなったあと」になるのを待つことはないんじゃね?
的外れなツッコミだったらスマソ。
>>63 的外れどころか、とても面白いよ。「木造建築は焼けやすくて困るから、さっさと壊してコンクリ造りに建て直せ」
っていうこの一文は、安吾に非常にフィットすると思います。(w
でもそのうえでまた「必要」にこだわりたいんだけど、「必要」に従うことで文化は常に健康だってのは漏れも
その通りだと思うんだけど、なにが「必要」かについての判断はかなり難しくないかい?
特に、人間がどうしても抱え込んでしまう「共同幻想」と「必要」の弁別は難しいよ。戦後の日本建築、特に
田中角栄以降の日本列島のどうしようもない均質化は、あれは「必要」に従ったものなのか、それとも
豊かさへの「共同幻想」だったのか? 何を言いたいかというと、安吾にはこの人間が業のように持ってしまう
「共同幻想」についての視点が、少なくとも漏れにはあまり見えてこないのです。長文スマソ。
>63、64
勿論「必要」をどこにおくかが問題さ。
ただ、火事に備えて木造建築をコンクリート建築に変えろというほど積極性はないだろ。安碁はもっとずぼらだと思うね。
壊れたら今まで以上によいモノをつくればいいだけで、古くても「必要」を満たしてればそれでいい、っていうのが安吾じゃない?
今手元に一冊も安吾の本がないんで記憶で書くけど、『肝臓先生』に出てくる漁師たちは栄養に偏りがあって、畸形で不健康だけれども、別にそれでいいじゃないか、っていうようなくだりがあったと思う。
機能性を重視して、積極的に何でも新しくしていく安吾なんて、俺は想像つかないけど。
いいスレ、みんなに感謝。
でも、「国宝消亡結構論」では尾瀬沼の湿原保護よりも
政府のダム開発策を支持しているからね。
あと、観光資源としては金閣寺よりも
広島・長崎の爆心地の方が上だとさえ言っている。
さすが河井継之介や田中角栄の同郷人だ。
ダムが「必要」なら作らなくちゃいけない。
ただ、観光資源のために燃えた金閣を元のように作るのがいいのか。それは偽りの「伝統」保護でしかないと考えてたんじゃない?
角栄にも安吾的なあっけらかんとしたところがあるよね。
「共同幻想」という言葉の用い方がおかしいんじゃないの?
>>67 先ずは不要/必要の検討があるけれど、
仮に「必要」とした場合、
ダムの建設は尾瀬沼の環境や希少種保護に優先する、という立場。
何故かというと安吾の考える「文化」とは
人間生活の向上とその安定を目的としているから。
ところで新潟は佐渡で絶滅の危機に瀕している希少品種といえば…。
金閣寺については木造建造物なのだから燃えて当たり前だし、
消滅の美にしてもタカが知れているという立場です。
だいたい、ヴェルサイユの宝物でも下らないという位の御仁だから(w
トキもタカ知れてるさ。焼き鳥の美味さにはかなわない。
必要を満たせばそれ以上は言わない。帝国ホテルのディナーなんて要らない、新鮮な魚が食えればいいさ。三つ揃いのスーツなんて要らない、寒さを防げるどてらがあれば充分さ。
>>68 俺にも何で「共同幻想」が出てくるのか分らない。
71 :
吾輩は名無しである:03/05/17 06:18
ん?
漏れは(漏れが感じるところの)情緒のある街並みは残しておいて欲しいと思うが、
高層マンションは止むを得ないと思っている。密度高すぎ。
とりあえず最初に読んだ時はこの文章は反語的意図によって書かれたのだな、と思った。
安吾はそこまで革新的思考だったのだろうか。己の中の伝統と戦っていたのでは?
73 :
吾輩は名無しである:03/05/17 16:10
当該地域住民の生活水準向上の為なら躊躇わず開発の旗振りをするでしょう。
説得材料としては木造建築の通気性や震災に際しての二次被害(圧死など)防止
程度であって、古都の風情といった感傷性はどうでも良い。
枯淡の境地やいわゆる日本主義などは安吾が最も憎む所のものだ。
それに大空襲を「偉大な破壊」と呼ぶ人間が
伝統規範に対する内的葛藤で悩むわけがない。
どちらかと言うと外国に対する劣等感をしみったれた伝統文化で拭い去ろうとした
国民を愛情を込めて罵倒しているのであって。
>>73 いい感じ。戦後の安吾は劣等感無くていいよね。うじうじした荷風の正反対。
今の日本には彼のような余裕のアル御仁がいないのが残念。
不況、不況というけれど、精神の不況がイチバンヤバイ。
安吾ぐらいあっけらかんとした人に会えると嬉しい。まあ、いないけどね。
75 :
吾輩は名無しである:03/05/18 20:00
坂口安吾って外見もかっこいいですよね。
初めて写真を拝見した時、こんなにかっこよかったなんてと驚きました。
76 :
吾輩は名無しである:03/05/18 20:11
>>75 そ、そうだったっけ?
すんごい汚い部屋で座ってる写真しか、今すぐは浮かばないけど・・・
77 :
吾輩は名無しである:03/05/18 20:13
>>76 あ、でも私、すごい好みが変だって言われるので、
一般的にはかっこよくないのかも・・・。
でも魅力的な人ですよね。あんな人と結婚したい。
ちなみに最近かっこいいなと思うのは福田官房長官です。
78 :
吾輩は名無しである:03/05/18 20:19
>福田官房長官です。
わろた
趣味悪杉
81 :
吾輩は名無しである:03/05/18 20:36
やっぱり趣味悪いかなあ・・・。
あの自信満々で挫折しらずみたいなところが結構好きなんだけど。
ひと昔前ならあったような、着物を着て旦那様にも敬語を使うみたいな
結婚生活にちょっと憧れている所があって、
それに福田官房長官はばっちり当てはまるんだよね〜。
82 :
吾輩は名無しである:03/05/18 20:57
役者で言えば佐分利信とかの系統かなあ。
まあ、昭和は遠くなりにけりですな。
83 :
吾輩は名無しである:03/05/18 21:59
TV「クラクラ日記」で安吾やったのは藤岡琢也だよね
これに、いゃーイメージ違う『安吾はもっと屹立してなきゃ。』とあえて文句つけたのが
山口瞳だったか安岡章太郎だったか
藤岡琢也、いいと思うけど若い頃はちょっと大物感はなかったのかもね
>>75さんが見た写真というのは
バー「ルパン」でウイスキーグラスを片手に議論していた時の写真でしょう。
一般的に無頼派として受け入れられている安吾だが、
実際は非常に礼儀正しく理知的な人だったそうだけどね。
85 :
吾輩は名無しである:03/05/18 22:16
>>84 ヲイヲイ、俺はアンチじゃなくてファンだけど、安吾の武勇伝は
若い頃から晩年まで色々あるぞ。
一番印象的だったのは、編集者に金を借りに、その人の親の
葬式にまで押しかけて行き、「俺が金がいるということとアンタ
の親が死んだことと何の関係がある」とまで言い切って金を
ふんだくったことかな。
86 :
吾輩は名無しである:03/05/18 22:31
感動しますた
>>84 あの写真より、汚い部屋の有名な写真の安吾の方が10倍は男前だと思うが。
汚い部屋の写真はヒジョーに格好良い。
顔が格好良いわけではないが。
90 :
吾輩は名無しである:03/05/19 05:26
75ですが、坂口安吾の写真は何枚か見ましたが、一番印象に残っているのは、
奥さんと海辺の船にもたれ掛かって写っている写真です。
あれを見て、なんて素敵な人なんだろうと思いました。
91 :
吾輩は名無しである:03/05/19 06:55
安吾はスポーツ選手だっただけあってガタイがいいんだよな
田中英光のように他者を威圧するほどではないが立派なもんだと誰か書いていた。
チビの三島は憧れただろうな。
ルパンでの写真を見ると蛭子サソとかぶるのは漏れだけか?
開襟シャツの安吾+ホットパンツの三千代サンは (・∀・)イイ!かも
>>89 うん。安吾のイメージって、あの格好か、どてら姿がすぐに浮かんでくる。ネクタイしている写真てあまり無いよね。
奥さんの三千代さんもいいね。
94 :
吾輩は名無しである:03/05/19 23:29
安吾はあまりに頑健だったのであんな死に方をしたのだと思う。
睡眠薬と覚醒剤を交互に飲んで仕事をするなんて
普通の人じゃ考えられない。
すぐに身体がまいっちゃうからな。
おのれの体力を過信したんだろうね。
95 :
吾輩は名無しである:03/05/20 03:25
坂口さんは奥さん殴っちゃダメだよ。今だったら刑務所行きだよ。
>>95 薬入っていたときでしょ?本人もわかってなかったらしい。石川淳が奥さんに呼ばれて看病に来てたって。
素面で暴れたわけじゃないと。まあ、俺の知る限りだけど。
あのねぇ、坂口安吾は、とっても真面目な人だったんだよ。実際に見た人から聞いたよ。
真面目だから、過労死するまで打ち込んだんだし、徹底したわけだよ。
あれこれの武勇伝だって、そこから発した結果なんだよね。
ルパンでだって、太宰や織田みたいに酔いつぶれてたわけではなく、
普通の人のように紳士的に飲んでた、と上記の目撃した人から聞いたよ。
あと、必要が先だ、みたいな議論だが、本当に必要なのか、を徹底的に考える、
というプロセスをバイパスしちゃうと、安吾の議論は片手落ちになるよね。
で、81さんみたいな人だったら、すぐにでも嫁に来てくれていいよ。
って、安吾みたいな態度だな。
うおっ、プロポーズされてしまった。
仕事している時に隣でうちわであおがせてくれますか?(もちろん浴衣で)
縁側で、風鈴の音を聞きながら一緒にすいか食べたりしてくれますか?
だったら、いいかも・・・。ぽ。
>>97 「必要」の議論を持ち出したのは僕なんですが、どうもうまく展開できなくて…
安吾が「日本文化私観」を書いたモチーフとしては、「必要」というものを深く見つめるというよりも、
つまりは生活ということをシンプルに言ったのかな、と思います。あれが書かれたのはまさに戦争中ですから
それを考えると、「文化財や国宝が失われようが、生活があれば「日本」は滅びない」ということを
しかしその「滅びない」という所に別に力を込めているわけでもなくて、淡々と冷静に、そして97さんが
言うように「真面目」に言ったんだと思います。
また蒸し返してすいません。「必要」についてはこれでやめます。
100円ペットショップ
97だけど、81さん、いいですねぇ。
団扇、浴衣、風鈴、縁側、西瓜、・・・全てがウェルカムですだ。
って、連絡なんて取れないんだけどね。
安吾の写真はかなり見たけど、大人だなぁ、と思う写真もありますよ。
>>97、99
無視還すけど、「必要」っていうのは、要するに「無い」ものだったり「無くなったもの」で、生きていくのに「必要な」もんでしょ?そうすると結構限られてくると思うんだけど。
文化財や国宝は生活には直接「必要」じゃないというのがアンゴの考えだろうね。
虫孵して五面。
>>102 無視は還さずに、蒸し返すが、それじゃ定義が循環してるよ。
最後の部分の『生きていくのに「必要な」』とは何か、についての
徹底的な思考が大切なんでしょ。
余興ながら101に追加。蚊遣り、縁台、簾、蚊帳。
このスレに刺激されて、何年ぶりかで安吾の短編を読み返してます。
あのヒリヒリする感覚やユーモア、突き放した感じが甦ってきました。
切ない場面を書くのが、やっぱりうまいですね。
その反面ちょっと気になったのは、昔はあれほど傑作だと思った「夜長姫と耳男」なんかが
妙に観念的というか図式的に見えてしまうこと。ちょっと当惑してます。
105 :
吾輩は名無しである:03/05/22 12:51
安吾はコンプレックスの塊に思うけど。
売れ出す前と売れてからの文章って
全然違いませんか。
根底にあるものが誠実なものでも、
作家ってのは文を売る人でしょ。
106 :
吾輩は名無しである:03/05/22 13:02
「日本文化私観」の「必要」ってのは頭で何が必要か
と考えるのはインテリたちの自由だけど、庶民は自分
たちに大切な「必要」ってのは決して手放したことは
ない、と言ってるんじゃないの。
お祭りのお太鼓だって面白いからやっているのであって、
ワッショイワッショイやるのが楽しいから捨てないだけでしょ。
それが必要かどうか考える前に要らないものは必然的にやらなく
なってくるし要るものはよせといってもやってしまう。
文化ってのは生きた人間が編み出した人生の楽しみ方なのだから、
人間は決してそういう文化を捨てては生きないということでしょ。
107 :
吾輩は名無しである:03/05/22 13:44
保護されて変化のなくなった伝統文化はもはやレーニンの保存死体に等しい
108 :
吾輩は名無しである:03/05/22 14:01
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109 :
吾輩は名無しである:03/05/22 16:29
坂口安吾好きの芸能人って誰かいますかね?
110 :
吾輩は名無しである:03/05/22 16:53
>>106 97だけど、まったくそのとおりなんだよね。
ただ、公的な決定、政治的決定については、それ以外の思惑も入り込む。
いつの世にもある、人間のまっとうな発想からのそうした乖離について
警告を発したということでしょう。いつの世も庶民の頭には、
自分が生き残ることしかないから、それはそれでいいわけだし、
(そうあってはならん、と言ったって、言うこと聞くわけじゃないし)
そこに潜む「ずるさ」まで、安吾は見通していたと思うけどな。
いったいに、庶民は健康だし、ずるいよ。小人は小人なりに、ということさ。
>>105 安吾ヲタに見られるかもしれんが、売れ出す前は思想統制の世の中だぜ。
前後で筆致に違いがあって当然だと思うけど。世の中は変わったのだから。
111 :
吾輩は名無しである:03/05/22 23:35
漏れが安吾が好きなのは、故人であり会えない以上はありえないことだけれど、
この人だったら俺をわかってくれるのではないかと、俺を見抜いて見抜いて見抜いてくれるのではと夢想できるからなのかも。
「長島の死」の長島も、病床に至ってまで安吾にこだわり続けたのは、
安吾の鋭い目で自分のことを正しく見抜いて欲しいという想いが有ったからなのではないとか思う。
頭の悪い餓鬼なんで頭の悪いことかいてたらもうしわけありませーん。
>>106 >庶民は自分たちに大切な「必要」ってのは決して手放したことは
>ない、と言ってるんじゃないの。
唯そういう風に片づけると「堕落論」で展開された天皇制批判は成立しなくなります。
庶民の狡さは認めていても、それが社会制度に転化して建前/本音に分化すると
自己欺瞞になり、生活の否定に陥りやすくなりますから。
だからといって象徴的な部分を全否定している訳でもありません。
優先順位や起源を明らかにしているのだけの話です。
天皇制だって批判はしていますが、全否定はしていないでしょう?
要するに人間や自分をよく見つめ直せ、と言っているだけの話です。
114 :
吾輩は名無しである:03/05/23 03:10
天皇制については、あんなのはなから認めないから、どうでもいいや、
というスタンスではなかったっけ?
個人としては認めないというか相手にしないが(といっても相手にしていますが)
国家の象徴としてはいったん廃位にした上で必要とあれば復活させれば良い、
という立場。
116 :
吾輩は名無しである:03/05/23 14:03
あぁ、そうだった。相手にしないのは個人だった。
で、制度としては、どうせ日本人はまた祭り上げるんだろ、と書いてたなぁ。
117 :
吾輩は名無しである:03/05/23 15:18
この人長生きしないでよかった
松本清張になってた
118 :
ヤイ、アンゴ:03/05/23 16:16
>とびかかつたとはふものの、実は三米(m)離れてをり、彼は髪をふりみだしてピストン
>の連続、ストレート、アッパーカット、スイング、フック、息をきらして影にむかつて乱
>闘してゐる。中也はたぶん本当に私と渡り合つてゐるつもりでゐたのだらう――『二十七歳』
>>112 >この人だったら俺をわかってくれるのではないかと、
>俺を見抜いて見抜いて見抜いてくれるのではと夢想できるからなのかも。
鋭いな。若い時安吾に惹かれるのは、たしかにそうだよな、
つーか、人間はいつでもそういう他者を求めているのかもしれんけど。
謙遜してガード張ってるところなど、ただものじゃないなw 頭いい。
同感。厨房にもいろんな人がいるんだね。w
121 :
吾輩は名無しである:03/05/24 20:19
122 :
吾輩は名無しである:03/05/27 09:01
>>119 >>120 徒党について
徒党は、政治である。そうして、政治は、力だそうである。そんなら、徒党も、力という目標を以て発明せられた機関かも知れない。しかもその力の、頼みの綱とするところは、やはり「多数」というところにあるらしく思われる。
123 :
吾輩は名無しである:03/05/27 09:04
ところが、政治の場合に於いては、二百票よりも、三百票が絶対の、ほとんど神の審判の前に於けるがごとき勝利にもなるだろうが、文学の場合に於いては少しちがうようにも思われる。
孤高。それは、昔から下手なお世辞の言葉として使い古され、そのお世辞を奉られている人にお目にかかってみると、ただいやな人間で、誰でもその人につき合うのはご免、そのような質(たち)の人が多いようである。
124 :
吾輩は名無しである:03/05/27 09:09
そうして、その所謂「孤高」の人は、やたらと口をゆがめて「群」をののしり、己の所謂「孤高」を誇るのが、外国にも、日本にも昔はみな偉い人たちが「孤高」であったという伝説に便乗して、以て吾が身の侘びしさをごまかしている様子のようにも思われる。
125 :
吾輩は名無しである:03/05/27 09:14
「孤高」と自らを号しているものには注意をしなければならぬ。第一、それは、キザである。ほとんど例外なく、「見破られかけたタルチュフ」である。どだい、この世の中に、「孤高」ということは、無いのである。孤独ということは、あり得るかもしれない。
126 :
吾輩は名無しである:03/05/27 09:17
むしろ、「孤低」の人こそ多いように思われる。
私の現在の立場から言うならば、私は、いい友達が欲しくてならぬけれども、誰も私と遊んでくれないから、勢い、「孤低」にならざるを得ないのだ。
127 :
吾輩は名無しである:03/05/27 09:18
と言っても、それも嘘で、私は私なりに「徒党」の苦しさが予感せられ、むしろ「孤低」を選んだほうが、それだって決して結構なものではないが、むしろそのほうに住んでいたほうが、気楽だと思われるから、敢えて親友交歓を行わないだけのことなのである。
128 :
吾輩は名無しである:03/05/28 00:45
サヨクにとっては、安吾は素晴らしい教材なんだろな。と思う
けど安吾はけっこう右な事も言う時があるし、
共産党に攻撃されてなかったっけか?
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
131 :
吾輩は名無しである:03/05/28 09:53
おいおい、文学板のスレッドの順番、おかしくない?
このスレ、すでに500番台だったよ。ヤバいのでage。
>>129 民衆の生活向上を二の次にして
党派的戦略の観点から抽象概念を弄ぶので
品性下劣だと批難したわけです。
中国共産党は毛沢東の農村政策を民衆生活向上の観点から支持しています。
長生きして大躍進政策の失敗や文化大革命を目にした場合
どういった感想を抱いていたことやら。
死んだのが55年体制成立直前だったから、
絶妙な時期に逝ったと思いますね。
ある種「幸福な死」だったのかも。
白井明って林房雄だったんだね。
134 :
borobudur ◆V71rK62RAc :03/05/29 20:06
135 :
吾輩は名無しである:03/05/29 21:40
安吾は明らかに反・共産党だよ。
「自惚れ屋の暇人」とからかってる。
左翼=安吾好き
三島=安吾好き
三島=左翼
三 島 は 左 翼 だ っ た の か !!
138 :
吾輩は名無しである:03/05/30 03:08
論理的におかしいことに早く気づいてね。
ネタでしょ。
140 :
吾輩は名無しである:03/05/31 00:19
澁澤の安吾についての文章、ちょっとムカつく。
142 :
吾輩は名無しである:03/05/31 01:43
143 :
吾輩は名無しである:03/05/31 05:45
安吾を今まで右だとおもってた。
徹底した個人主義者で、
左翼的党派性や右翼的精神主義に対して批判力を保有し得た。
右派も左派も自分の都合のよい部分だけを利用している。
カミュのような所があるが、
あそこまでスタイリッシュではない。
145 :
吾輩は名無しである:03/06/08 12:18
あげ
>142 小林秀雄と安吾の対談について、小林が勝ってる的なこと言って、
さらに安吾より石川淳のほうが上だっていうのさ。
私は石川淳も読むけどさ。別口で安吾・石川両方良いと思ってる。
148 :
吾輩は名無しである:03/06/12 17:34
>>146 39。澁龍が石川淳を評価していたのは知っていた。だけど澁龍と小林もウマ合いそうにないけどね。安吾とはさらにだけど・・・。
二人ともフランス語をやって、シュルレアリスムを読んだけれど、安吾は現実の方に戻ってきて、澁龍は超現実から幻想の方にいっちゃったから。
149 :
吾輩は名無しである:03/06/12 22:32
146はすさまじいばかりの誤読だな。
渋沢はドライフールたる坂口安吾とスライフールたる石川淳の資質の違いを述べただけで、
優劣を論じた訳じゃないぞ。
ちゃんと自分で書いてあるじゃないか。
「……私としても、べつだん、淳と安吾の進化における優劣を論じるというがごとき、愚かしい意図は最初からなかったのだということを強調しておかねばならぬ」
ちなみに渋沢は青年期に愛読した作家として、三島由紀夫、坂口安吾、石川淳の三人を挙げている。
俺のような70年代からの渋沢ファンには常識に属することだが、きみたちは高校生か?
以前話題になっていた対談集が収録されている全集はけーん。
一冊7000円以上するんですね・・・
ふだん全集なんてものにはとんと縁が無く相場をしらないうえ、
筑摩の文庫版全集全巻セットを中古7000で購入していたものでちょっと驚きました。
ちょうど1万5千円ほど貸している先輩から取り立てて終わり二巻だけでも買おうかなと。
151 :
吾輩は名無しである:03/06/12 23:38
>>149 >俺のような70年代からの渋沢ファンには常識に属することだが、きみたちは高校生か?
そう澁龍ファンであることをエラぶられてもここは安吾板だから痛違い。
ところで、澁龍の引用はどこからですか?「ドライフール」と「スライフール」ってなに?
おじさん、教えて。
152 :
吾輩は名無しである:03/06/12 23:42
>>150 その全集の詳細教えて
>>151 >そう澁龍ファンであることをエラぶられても
こういう風な解釈はキミの見識を狭くすると思う。と横槍w
153 :
吾輩は名無しである:03/06/12 23:42
149は何歳なんだろう。
>俺のような70年代からの渋沢ファンには
少なくとも10歳以上でないと渋沢は読めないだろう?
10+33=… よりも上ということ??
155 :
吾輩は名無しである:03/06/13 00:14
>151
別にエラぶってるわけではないし、レスの誤りを訂正しただけから板違いとも思わないが、
そういう発想をし、なおかつ色々聞きたがる君の厚かましさには恐れ入るねw
初出は昭和50年5月に「国文学」に掲載された「石川淳と坂口安吾」
おれは「偏愛的作家論」という評論集で読んだが、いまは全集で調べればいいだろう。
自分で読んでみな。
>150
冬樹社版の全集だよ。ちくま文庫との違いは「対談集」だろうね。
無頼派の放談では、意外にも小林秀雄を弁護している。
「小林を常識家だといって批判するやつがいるが、常識のないやつに文学がわかるものか。
文学をやらせたらあいつが一番偉い。なんでモーツァルトなんて書きやがるんだ」
太宰は泥酔していて、支離滅裂なことしか言っていない。
156 :
吾輩は名無しである:03/06/13 00:23
>154
おれの歳が気になるの。40になったばかりだよ。
70年代中ごろは、桃源社等のシブサワ本は、神田の古本屋ではゾッキ本として
店頭で投売りされていた。2〜300円で集められたよ。
出帆社版のポトマック上製本も500円だった。
これこそ板違いだけれど。
157 :
吾輩は名無しである:03/06/13 00:30
40歳だというのに2chにいて全然違和感ないのがすごいな(;´д`)
158 :
吾輩は名無しである:03/06/13 00:40
>157
編集者だからね。若いお客さんの好みも知らなくっちゃならないわけ。
>>158 へ〜っ、そうなんだ。
どこの社?とか訊きませんからw しっかり若いモンの動向を
市場調査してってください。「平野〜〜」スレとか、見て。
161 :
重大な問題と思います。:03/06/13 00:52
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その8●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html 444 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 02/02/25 12:59 ID:IMWP7PDy
かつて、この盗聴から逃れるためにそれまで賃貸をしていた物件を
夜逃げ同然で退去し、他には選び様もなく転がり込んだ部屋がある。
しかし転がり込んで数日もしないうちに、世帯主が仕事先から帰宅した
開口いちばんの発言からしておかしいのだ。『またか』と私は唖然と
させられた。それからはテレビも、その人が取っていたS教新聞の紙面も、
例のキーワードのほのめかしの再開だ。
堪りかねて、その借り主にどうしてそんなことを言うのか問い詰めた。
が、自分は何も知らないという限り。誰もお前のことを言いに来る者
なんていやしないとシラを切る。で、その上で、なおもほのめかしを
してみたりする。
疑いたくなる。でも嘘ではないようだ。盗聴集団は、自分らと同じ
キーワードを被盗聴者の周囲の誰にも彼にも言わせることで、
それを言う誰も彼もが共謀した盗聴・盗撮集団の一員だと被盗聴者に
思わせようとしている。被盗聴者の挙動は全て筒抜けなのだと本人に
思わせ、神経を衰弱させる為にそういう追い込みをかける。
ここで以前、思考盗聴ということが言われていたが、被盗聴者にそういう
錯覚を起させるために意外なほどに単純な方法が効果的に使われている。
162 :
吾輩は名無しである:03/06/13 01:00
>>155 冬樹社って、良い本出してるとこでしょ、たしか。
163 :
吾輩は名無しである:03/06/13 01:21
あなたでしたか、こんばんは
>>162 そうですね。冬樹社は春樹と糸井重里の共著なども出している屑です。
>>158 編集者でこんな単純な論理のすりかえしてちゃヤバイよ。
それで納得する奴がいるのも2ちゃんならではだけど。
おじさんの文章がおかしいのは、その論理が全くなっていないから。
たとえばこうも言えるわけじゃない。
>ちなみに楳図かずおは青年期に愛読した作家として、三島由紀夫、坂口安吾、石川淳の三人を挙げている。
俺のような70年代からの楳図かずおファンには常識に属することだが、きみたちは高校生か?
おじさんのいう「常識」が別に安吾スレ住人に直接関係ないか、分る?
あと、165に書ききれなかったけど、出典を教えてもらったことは感謝してる。
167 :
吾輩は名無しである:03/06/13 10:35
シブサワは安吾認めてなかったなんてヨタ書いた香具師がいて、
それを元にしてレスが伸びてたから、訂正してくれたんだろ。
オレにはすごく参考になった。いろんな情報書いてくれたし。
おまえ、なに無意味に必死こいてんの?
頭も性格も悪杉、歪み杉
馬鹿丸出しの糞レスでつっかかって、これ以上板汚すなよ
おまえの屁理屈の方が、ホントどーーーーーーーーだっていいんだよ
うぜーからレス返すなよ!!!!!!
168 :
吾輩は名無しである:03/06/13 11:07
>>167 頭も性格も悪杉、歪み杉
馬鹿丸出しの糞レスでつっかかって、これ以上板汚すなよ
おまえの屁理屈の方が、ホントどーーーーーーーーだっていいんだよ
うぜーからレス返すなよ!!!!!!
170 :
吾輩は名無しである:03/06/13 11:51
最新の全集は高いよな。
冬樹社版全集の端本で対談集だけブクオフ100円ゲットなんて、
奇跡みたいなこと期待できないかな。
172 :
吾輩は名無しである:03/06/13 16:55
学生運動が終息した70年代前半には大変な安吾ブームが起きて、角川文庫でも20冊近く出たと思う。
渋沢龍彦も機会あるごとに安吾を称揚し、自ら編纂するアンソロジーにも必ず安吾作品を入れ、安吾復活に尽力していた。
だから、当時の雰囲気を知っている者なら渋沢が安吾ファンなのは自明の理なので、149のいう意味はよくわかる。
165の喩えはさっぱりわからない。なんで楳図かずおが出てくる?
>たとえばこうも言えるわけじゃない
いえねーよw
それから最後の文、せめて
おじさんのいう「常識」がいかに安吾スレ住人に直接関係ないか、分る?
おじさんのいう「常識」が別に安吾スレ住人に直接関係ないことが分る?
のどちらかに直さないと、そもそも日本語として通じない。
もしかして知障?
173 :
吾輩は名無しである:03/06/13 17:05
>>172 こいつ、バカ丸出しだなw
>自明の理なので
常識勘違いはおまえじゃん
174 :
吾輩は名無しである:03/06/13 17:09
↑
完全な低脳ヒッキーヲタがこの板に張り付いていることハケーン
以後、放置ってことでwww
まずは学校にいけ。着いたらちゃんとワン切りしろよ。
就業後に俺が合図を出すから、おまえはおもむろにファスナーを下ろせ。
いいか。出来るだけ自然に振舞うんだぞ。
そしたら教卓に登れ。んでベルトをはずせ。
おまえの黄ばんだブリーフに女子の熱い視線が集まるだろう。
次の合図でブリーフの上から股間をまさぐれ。
ちょっとくらい脇からポロリとはみ出てもかまわん。
そしてためらいながらはじらいながら
くねくねとブリーフを脱げ。
もしかするととキモがられる可能性もあるがまあ大したことはない。
そしてあらわになったおちんこを右手で隠しながら
おまえが気持ちよくなる所にあてがうがいい。
しかし、ギャラリーには決して触らせるなよ。
ときどき声をあげたりしてテンションを高めていけ。
ギャラリーの食い付きもよくなるはずだ。
この頃には我慢汁も垂れている事だろう。
そろそろおかずが欲しいところだ。
こんなこともあろうかと、お前のカバンにでらべっぴんの94年5月号を入れておいた。
存分に使ってくれたまえ。
そろそろだな。
もう恥も外聞もなく大きな声が出せるんじゃないか?
構うことはない。適当に叫んでみなさい。
さて、フィニッシュだが。
そのまま自分の手でイクなんて芸がないだろう?
教卓からものすごい勢いで飛び降り、
好きな子のカバンを奪ってきなさい。
そしてそのまま男子トイレに駆け込み
カバンの隙間におちんこをぶちこんでこすれ。
さぞ気持ちよかろう。
さあいけ。新しい世界は見えた。
177 :
吾輩は名無しである:03/06/13 17:20
151=165=173は真性基地であることが判明しますたwww
178 :
吾輩は名無しである:03/06/13 17:34
151の糞馬鹿蛆虫うぜーんだよ
これ以上板汚すなって今朝言っただろ
おまえの糞レスなんて、このスレになーーーーーーんの貢献もしてないの!!
永久に、完全に、消滅汁!!!!!!!!!!!!!!!!!!
179 :
吾輩は名無しである:03/06/13 20:57
編集者さん、余裕こいて2ch書き込んだら叩かれたからって幼稚な荒らしはやめなよ。
岡田克彦みたい。坂口スレからはやく出てけ。低脳おっさん。
180 :
吾輩は名無しである:03/06/13 21:12
151=165=173=179=その他多数の糞レスの山
真性妄想基地のヒッキーが一人で荒らしている。
きのうの編集者の人は今日はまだ来てねーよww
みんなに叩かれてるのはお・ま・え
それさえ自覚できないのだから完全に狂ってる。
まじで病院いけや。
181 :
吾輩は名無しである:03/06/13 21:16
182 :
吾輩は名無しである:03/06/13 21:35
151さん!
こんなこと続けて恥ずかしくないのですか?
自分がミジメになりませんか?
部屋に引きこもって妄想を広げてないで、
少しは社会に貢献したらどうなんですか?
っていうより、勇気を出して病院行ったらどうなんですか?
あなたのカキコは完全に正気を失っています!
分裂症で除籍になった同級生と思考回路が酷似しています!
自分の思い込みがひょっとしたら間違ってるかもしれないとか
ぜんぜん考えられないのですか?
近くに友人とか家族とかいないのですか?
かなり危険な状態だと認識した方がいいですよ!
私は146(リア工ですが。
>149 >167
誤読だった!…というか勝手に記憶作ってた。読み直してきました。すいません。
ギャー 恥ズカシイ
ねころびながら文学読むのは私には難しかったか
184 :
吾輩は名無しである:03/06/13 22:24
これが四十過ぎの編集者かw
きちがいって怖いな〜
185 :
吾輩は名無しである:03/06/13 22:39
151のカキコって名前なくてもわかるねw
186 :
吾輩は名無しである:03/06/13 22:53
>185
そうだね "( ´,_ゝ`)
187 :
吾輩は名無しである:03/06/14 00:04
つーかどっちもしつこい。
とっとと出てってよ
188 :
吾輩は名無しである:03/06/14 00:07
いったい何を論じているんだ?
>>478 専業主婦だと少し辛いだろうけど、公務員の基本は2馬力、それなりの生活ができる。
彼も私も公務員。20代後半だけど、550万+500万で1000万超えてる。
結婚したら直ぐにマンションを買って二人ですんで子供ができたら一戸建て買います。
二人とも頑張って定年まで勤めるつもり。彼に扶養してもらおうとは思わない。
地味な暮らしでもDQN民間より全然いいし、やりたいことは余暇時間を最大限に使ってとことんやりたい。
>そんなぬるま湯に漬かっていたんじゃ、人生がつまらんと想う。
>後悔する前に自分の人生を描くべきだと想う。刺激がない人生ってあっという間に終わっちゃうよ。
自分の「人生の満足度」は客観的な物差しではかるよりも、
主観的に自分がどれだけ満足できてるかとういこと。
他人の生き方がつまらないとか言ってるけど、本人がその生きかたに満足してば良いことでしょ(w。
っていうかなんで公務員になることが後悔なの?。刺激?趣味を満喫して十二分に楽しんでますが。
残業とか休日出勤やらで毎日仕事に追われてるサラリーマン。
強制的にいやいや働かされているようにしか見えない。
ろくに給料も貰えないし退職金もなし。自分の好きなことも満足に出来やしない。
その上(たとえ大企業でも)いつリストラされるかわからない。
これがあんたのいう刺激? どう考えても負け犬の遠吠えでしょ(w
定年退職するまで必死で働き続きますか?今を楽しめなくてどうするの?
明日死ぬかもしれないのに、DQN会社だから老後を無事送れるかどうかもわからないのに・・
あんたみたいな考えの人が実際いたとしたら何も話せないね。
それが本当なら誰も公務員にならずに民間に行くでしょう。
そうじゃない現実をどう見るの?転職板とか見てきたら?
自分の人生を描いている、刺激を求めて生きている、そんな社会人がこのご時世どれくらいいるかな(w
言わなくてもわかってるよねぇ?現実を見つめたくないだけか・・
自分と全く逆で公務員がいい思いしてるから腹が立って仕方ないんだよね。
だから無理にでもそういう発言が出てくるんでしょ?
心の奥底で本当は公務員が羨ましいっていうのが見て取れる。
あんた、ケツからなんか出てるよ(w
安吾追想で安吾が死んだ時の話を読んだら泣けてきた。
最後は家で死んだというのが・・・
>>182 ご忠告ありがとうございます。ただ、173、179は私ではないです。
ちなみに私はヒッキーではありません。今家に帰ってきました。
148、151にあるように、まず私は渋龍が安吾を評価していることに興味を持ち、その文を読みたいなと思いました。
ただ、渋龍が安吾を評価していることを知っているのが「常識」で、それを知らない安吾ファンはみな「中学生」なのか、疑問をもったまでです(安吾が渋龍を評価している、というのなら別だけど)。
ここには自称編集おじさんの論理のすり替えがあるので茶化し半分に指摘したまでです。
まともなこと、特に論理的な議論をすると基地外さんや電波君がヒステリーを起こすのは知っていますが、少なくともおじさんは論理の分る方と思い付け足しました。
安吾板のまともな住人の方々にはお騒がせしてすいませんでした。
とりあえずこれが私の見解です。
荒れるとみんな出てくんのね・・・
普段からもっと安吾をかたりませう。
193 :
吾輩は名無しである:03/06/14 08:29
>>191=151=糞レスの山の妄想ヲタ
おまえウザ杉、きも杉。
書けば書くほど頭悪いのよく判る。
落ち着いて183=146のリアル高校生のレス読んでみろ。
こういう素直でまともな香具師はぐんぐん成長する。
いい歳して恥ずかしくないのか。
閑古鳥のこの板ずいぶん伸びてると思って読み返してみりゃ、お前ひとりで荒らしてるのか。
>それを知らない安吾ファンはみな「中学生」
いまチェックしてみたけどそんなことどこにも書いてないぞ。
172のフォロー読んだら、83年生まれの俺にもよーく意味がわかったし、勉強になった。角川文庫版集めたくなった。
>148、151にあるように
日本語不自由なのか? 「148、151で(自分が)書いたように」だろw
でたらめ書いて訂正してもらったんだから感謝汁! 183の潔さを見習え!
リテラシー能力皆無なくせに、勝手な妄想で板荒らしやがって、おまえのレスは安吾とまったく無関係じゃねーか。
自分の妄想についての見解書いたって、俺たちには何の興味もない。迷惑なだけ!!!
194 :
吾輩は名無しである:03/06/14 08:40
久々に縦読みみたなあ。
195 :
吾輩は名無しである:03/06/14 09:12
>193
もう、かまうな。
安吾が愛読したフランス文学って何?
196 :
吾輩は名無しである:03/06/14 09:52
195=粘着荒らし
>安吾が愛読したフランス文学って何?
ばかだな〜こいつ。自分で調べろよ、低学歴
197 :
吾輩は名無しである:03/06/14 09:52
>195
絶賛は「危険な関係」(ラクロ)と「泥棒日記」(ジュネ)
スタンダールは退屈らしい。
198 :
吾輩は名無しである:03/06/14 10:05
論理的な議論をすると基地外さんや電波君がヒステリーを起こす<151=191
ぷっ、本人は論理的な議論をしているつもりらしいwww
199 :
吾輩は名無しである:03/06/14 13:43
>>198 荒らし
荒らし
荒らし
荒らし
荒らし
200 :
吾輩は名無しである:03/06/14 15:13
151のレスって名前なくてもすぐわかるねw
201 :
吾輩は名無しである:03/06/14 15:22
203 :
吾輩は名無しである:03/06/14 20:13
安吾って童貞長かったんでしょ?
筆おろし何歳の時なの?
あと、やりまくりだから、もと取ってお釣りくる
いい女ばっか・・・チクショウ!
206 :
吾輩は名無しである:03/06/14 20:37
>>203 そうなの?ていうことは、やだつやこと別れてからのご乱交時代が筆おろし?
27歳
208 :
吾輩は名無しである:03/06/14 20:38
つせこ
209 :
吾輩は名無しである:03/06/14 20:41
>208
やたとやったのか?
ソースきぼんぬ
ジエンしないように ウザいからw
211 :
吾輩は名無しである:03/06/14 20:43
つせこって読むんだ。。。素でずっとまちがいてた。
212 :
吾輩は名無しである:03/06/14 20:43
どれとどれが自演なんだ?
少なくとも3人はいるぞ。
ごめ、>210じゃないから、
レスがあるとスグにひっついてくる粘着構ってちゃんに言った<ジエン
文学板に常駐している豚か? < ↑
おじゃま。ばいちゃ
215 :
吾輩は名無しである:03/06/14 20:45
ぷっ、みょーに盛り上がってやがるw
>>213 粘着って俺にいってんの?
画像貼ろうと思ったけどやめた。
なんかここ怖ええや。
さいならっ。
217 :
吾輩は名無しである:03/06/14 21:10
210のヴォケが騒ぐもんで、とっちらかったまま終わっちゃったじゃねーか
ジエンって意味わかって使ってんのか!
>208
本当に矢田とやった証拠あるの?
自作自演厨VS自作自演厨
と見た。
219 :
吾輩は名無しである:03/06/14 21:20
↑
バカ
おれは矢田とやったか知りたいだけだよ。
たしか接吻だけだと思っていたけど。
220 :
吾輩は名無しである:03/06/14 21:23
接吻も創作じゃないかな。単なる感だけど。
221 :
吾輩は名無しである:03/06/14 21:27
おれも相手が死んでることをいいことにカッコよく書きすぎてる気がしていた。
それほど惚れられそうにない罠w
222 :
吾輩は名無しである:03/06/14 21:35
安吾が夜も眠られぬ恋愛病で苦しんでいる
時に矢田つやこは和田というパトロンと
日曜デートしてたんでしょ。
若かったんだよ。あんまりいじめたら安吾が可哀想だよ。w
矢田さんとはなんもなかっただろうね。
本当に屋根裏のキスだけで終わっちまったんだろうと思う。
肉体と精神の問題は安吾にとって一生しっくりくることはなかったんじゃないのだろうか。
その問題を超越しようとした人だからね。
でも、超えられなかった、と。
肉体を帯びている以上、その点は
まぁ、寛恕しようや、というとこですな。
まぁ、その問題に陥るのはある意味文学的な訳で。
今の子達ってどーなんだろうね、そのへん。
文学的なんじゃなくて、単なる思春期なんじゃないの?
チクマの全集、全部揃ってるとこ見つけた。
今日は、自分がどれを持ってないかわかんなかったから買えなかったけど、
今度行ったら大人買いしよう。
家に帰ってから調べたら、2・3・11がなかった。
3と11は誰かに貸してるような気もするんだが、まあよしとするか。
ところで、安吾捕物帖、ひそかになかなかいいと思わないか?
おれは、ストーリーがおもろいうえに、安吾的な要素もつまってて、
その上一遍々が読みやすい長さ、カナーリ好きなのだが・・・
229 :
吾輩は名無しである:03/06/29 21:34
七北数人の評論は良いよ。
肉体と精神、感性と理性、どれもいやと言うほど問題になってきた事柄、
マルクスの資本論もこの構図からきているといっても過言ではない
>>227は馬鹿。
231 :
林彪 ◆0RbUzIT0To :03/06/30 17:33
安吾は逆説の達人だ
>>230 言いたい事もわかるぬではないが、230は童貞。
233 :
吾輩は名無しである:03/07/03 06:07
>>232 いいなあ、そのレス。当たってそうだね。
>>222 よい話だ。
俺も結構あるけど。
文学のふるさとのような、つきはなされた感覚。
この救いのなさを乗り越える日はくるのだろうか?
235 :
吾輩は名無しである:03/07/03 15:33
いやぁ、あの救いのなさが救いってのは、今はよくわかるよ。
236 :
吾輩は名無しである:03/07/03 17:22
惚れた者の弱みだよね。惚れられた方はかなり意地悪だったり。
237 :
吾輩は名無しである:03/07/03 20:36
ここ終わってんな
238 :
吾輩は名無しである:03/07/05 01:17
>>236 惚れた腫れたのはなしじゃないよ。人生の救い、だよ。
>>232,233
失敬だな、ヒキコモリ諸君。誰でも同類だと思うな。
241 :
吾輩は名無しである:03/07/22 22:02
絲山なんとかっていう人のこと調べようと久々に文学板に来たら
坂口スレ復活してるじゃないすか!
っつっても今は特に語る事が無いのでageるだけにしときますw
242 :
吾輩は名無しである:03/07/23 01:53
安吾は生き方がかっこいいね
漏れは逆にどんどん安吾離れが進んでいる。
特に中年以降の作品は読まなくなった。
Farce論だけあればいいや。
また戻ってくるだろうよ。
そうかなあ?10代の終わり〜20代前半にかけては読み飽きなかったのにな。
単純なんだけどさ、前世紀末過ぎてから読まなくなってるわw
249 :
吾輩は名無しである:03/08/01 21:25
この人の代表作って何なんですか?
小説よりもエッセイのほうが評判いいみたいだけど。
250 :
吾輩は名無しである:03/08/01 23:04
ただ単に趣向が変わってきたってだけだろ。248のは
つまり老成し始めたってことだ。いい意味でも悪い意味でも。
安吾の青春論を思い出せw
つまり白樺派でも読んで暗夜行路に感動しとけってこった。
251 :
吾輩は名無しである:03/08/01 23:23
安吾の歴史小説が凄く面白いと思う。本当に、語りという感じがする。
(^^)
>>249 エッセイなら、「堕落論」「日本文化私観」「FARCEについて」
小説なら、「桜の森の満開の下」「吹雪物語」「風博士」
あたりが代表作と言われていますね。
私見ですが、安吾の場合、小説だけ読もうとするとつまらないかも。
なんというか、随筆小説ひっくるめての安吾というか。
「FARCEについて」「ピエロ伝道者」と「風博士」は併せて読んだ方が理解が早かったり。
>>251 講談口調でやることを意識していたんじゃなかったっけ。漏れは「信長」が好き。
255 :
吾輩は名無しである:03/08/03 21:38
おれも250に同意だな。
何か、心に決めて守り通すだのをやると、空元気が戻って、
同じような気分になるような気はするけどね。
>>249 「夜長姫と耳男」も。
これが一番感動した。
変なのかな?
>>257 安心しろ。オレもだ。て云うかその作品で完全に安吾信者と化した。
259 :
吾輩は名無しである:03/08/05 05:18
261 :
吾輩は名無しである:03/08/05 22:02
上手い下手のあるものに賭けをするのは邪道だといっていた。
262 :
吾輩は名無しである:03/08/06 02:02
いつも安部公房と混同してしまう
>>257 ラストでいつも鳥肌が立つよ。ヒメの言葉
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
「風博士」は面白い。「吹雪物語」は骨折れたけど。
266 :
吾輩は名無しである:03/08/23 01:39
>>255の言ってる意味がよくわからんので誰か説明きぼんぬ。
255なんだけど、自分で何書いたかわかんなくなってるよ。すまん。
わかったらわかりやすく書くので、ほっといて待ってて。
268 :
吾輩は名無しである:03/08/26 11:36
やっと自分の書いたことが理解できた。
>何か、心に決めて守り通すだのをやると、空元気が戻って、
>同じような気分になるような気はするけどね。
老成(元気がなくなってきた)したというのに対して、
生きている証しとして、何か自分の信条を貫くような行いをしてみることで、
自分の人生が活性化されて見えてくるし、自分自身の精神が活性化することで、
安吾が生の様々な局面(現場)に見せた執念と同じような感覚が甦ってくる
んじゃないだろうか。
つまり、安吾が過去のものになったのではないんだよ、という意味ですな。
しかし無頼派といわれながら友達好き家族好きな人ですな。
ここのスレの住人は本当に安吾に対する愛があっていいなあ。
昨日「教祖の文学」読んで、やっぱり面白いことを
しみじみ再確認したので書き込んでおく。
271 :
吾輩は名無しである:03/08/28 22:02
>>269 そう云われていただけで、本当のところは人なつっこい普通の人だったんだよね。
真面目すぎるから締め切りの一ヶ月も前から机に座りきりで苦労して、
来る仕事も断れない。そうやって過労死したわけだし。
「可愛らしいバカ」というところじゃないかな。
272 :
吾輩は名無しである:03/08/28 22:07
酔っ払いw
273 :
吾輩は名無しである:03/09/03 02:28
275 :
吾輩は名無しである:03/09/27 22:20
ほしゅ
276 :
吾輩は名無しである:03/09/28 15:04
安吾が保守とはなんだ!
坂口安吾を文庫で読めるようにした角川春樹は偉かった。
なんか新作が読みたいぜ
無茶言うなw
しかし今の時代に安吾が生きていたら何を書くか興味があるね。
続々堕落論
281 :
吾輩は名無しである:03/09/29 23:12
吹雪物語完結編
282 :
吾輩は名無しである:03/10/05 01:57
合作じゃない安吾だけの「復員殺人事件」が読みたい。
283 :
吾輩は名無しである:03/10/05 08:45
「桜の森の満開の下」みたいなヤツがいい。
284 :
吾輩は名無しである:03/10/16 15:52
結局『風博士』がわからない・・・。
全て助手の虚言なのか・・・?彼が恐ろしい。
おれは、安吾の小説を地でいってるようなもんだと思う?
>285
思う?んですかw
なるほど・・・安吾は助手ってことですか?
287 :
吾輩は名無しである:03/10/18 01:04
女性の安吾ファンの好きな作品と
男性のファンのそれとはなんか違うね。
俺の女友達は「戦争と一人の女」
「私は海を抱きしめていたい」が
どうしようもなく好きらしいです。
女にとってのデカダンとはこういうものらしい。
288 :
吾輩は名無しである:03/10/18 03:38
安吾はやっぱりエッセイの方が面白い。小説はどうも好きになれない。
彼の批判する漱石のほうがよっぽど面白い。
漏れも小説は好かんな。
っつーか、安吾の書く男と女が好かん。
「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」だけは好きだけどな。
他と何が違うのか分からんけど。
小説は「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」がずば抜けてるね。
291 :
吾輩は名無しである:03/10/19 00:58
「桜の森の満開の下」はいいね。
想像力を掻き立てられる。
「坂口安吾と中上健次」柄谷行人
は名著です。読みなさい。
293 :
吾輩は名無しである:03/10/19 10:31
1955年没ってことは作品の著作権全部切れてるってこと?
「あの頃、私は、何度死のうと思ったかも知れないのだ。
私の才能に絶望した。
こんなものしか、こんな嘘しか、心にもないことしか、書けないのかと思ったから。
私は私の小説を破るよりも、私の身体を殺したかった」――昭和12年頃
「殆んど一時、このまま発狂するかと思ったこともあった。
僕は、その今にも狂おうとし、今や狂いつつある心もちを、手をこまねいて、
ふし倒れて、ああ、俺程の人間が、
何も仕事をせずに死ぬのか、たった百ばかりの歌で死ぬのは残念だ、と考えていた。
俺は、その頃、毎日ただ涙がこぼれた」――安吾21歳の頃
「
誰もシンポジウムのことには触れないのなw
296 :
吾輩は名無しである:03/10/23 01:48
きのう「白痴」読んだ。
「青鬼〜」いまから読もうかな。
はっきりいって太宰よりいいっす。
探偵小説はおもしろい。
>287
ドゥエエエェェェ((((((((;゚Д゚))))))))))ェェェエエエ
私は青春論と堕落論、二流の人が好きです(´ρ`)
>>298 不連続はよかったよ。ところで昨日、寝る前に青春論読んでたら・・・
なんか坂口安吾を読むことが辛くなってきた・・・こんな事初めてだった。
なんだろう??武蔵への言説はいいんだけど、自分の生き方(淪落云々)についての
の部分は。。。頭がいいってのも大変だなぁと。俺みたいな馬鹿は自分の愚かさに
気付かずに死んでいけるという意味では幸せだなぁと。
安吾読むのもうやめようかなと思ってしまった。でもやっぱり読んじゃうけどね。
ところで、平泉成っていう役者さん、安吾に似てるなぁ・・・。
300 :
吾輩は名無しである:03/11/11 14:44
>299
私も最近、青春論がズッシリくる。
前読んだときはピンとこなかったけど…
いつまでも青春、老いがないって救いがないな。
私ももう28なのに全然だめだー
もっと歳いったら肉体の声ってのがより鮮明に聞こえてくるんだろうか
301 :
吾輩は名無しである:03/11/12 02:31
>>300 だぁいじょぶ。
そのうち、体力が落ちてくると、必ずそういう気分になる。
自省をする人なら、という限定つきだけど。
302 :
吾輩は名無しである:03/11/12 22:21
安吾って運動できたらしいけど身長体重はどのくらいあったの?
303 :
吾輩は名無しである:03/11/12 22:28
安吾新日本地理しか読んでないけど、あの文章はキライだなぁ。
個人的に安吾の文章を最も美しく感じる自分にとって、そう云われたら何とも云えません。
ハキハキしてて個人的には一番好き>安吾講談口調
306 :
吾輩は名無しである:03/11/18 02:47
淪落=地獄界、超越=天国はなりたつのか
何方か詳しい方ご説明お願いします。
308 :
吾輩は名無しである:03/11/19 18:27
>>302 とりあえず180センチくらいあったらしい。体重は75キロ程度でないの?
309 :
吾輩は名無しである:03/11/21 02:03
>308
でかっ!ってことは檀さんもでかいんでしょうね。
>>307 IMEには入っていないが倫落だろうね。
モラルは時代性の中で継承されるものなので
社会教育がズタズタになれば殺人=悪でさえも継承されなくなる。
社会通念として機能しなくなることさえも
ある意味超越と呼べるならば
必ずしも超越=天国とはなりえない。
モラルの染みついている人間にとっては超越もまた地獄ではないのか。
モラルが継承されなければ、ハナからその行為に善悪の概念は付随しない。
「なぜ悪いのかわからない」「悪いこととは知らなかった」「人を殺してみたかった」
↑は超越ではないよなぁ・・・
>>310 おまえの言ってることがよくわからない。
もっとかみくだけ。
また、安吾とどういうつながりがあるのかも書け。
313 :
吾輩は名無しである:03/11/21 16:21
俺は某大学の学生だけど、
ほとんどの奴らは「堕落論」を知らない。
ほとんどの奴らはゴー宣を知ってる。
この事実が、時勢の理解を試みる俺に端的な示唆を与えました。
どーよ。くだらねーでしょう?みなさん
314 :
吾輩は名無しである:03/11/21 16:31
>>312
おお、代わりに答えてくださってたみたい、サンクス。
確かに漱石の登場人物は安吾にしてみればリアリティーなさすぎるのかもね。
何十年も前の罪を引きずって、結果自殺してしまう。
しかし漱石の心理分析力はやはり素晴らしいと思う。
318 :
吾輩は名無しである:03/11/23 00:36
あ
ん?
ご
がスカルファック。
「風博士」は素晴らしいなあ。
風博士は泣けました。そして怖くなりました。
安吾が首相だったら…
派遣かな。
325 :
吾輩は名無しである:03/12/04 09:44
このひと頭良いけど文章書きには向いてなかったんじゃないかな?
体で表現できてしまう人
ばかやろう!文章書きじゃない安吾なんて安吾じゃねえよ!
327 :
吾輩は名無しである:03/12/04 18:56
アフォリアの多い文章なので
実際に会ったりしたほうが安吾は面白そうじゃん
328 :
吾輩は名無しである:03/12/04 20:23
警察が酔っ払ってパトの屋根で踊ってたらつかまったんだろ?
これがデカダンスってか。ガッハッハッハハ
329 :
吾輩は名無しである:03/12/05 20:07
風博士ってどんな話?
331 :
吾輩は名無しである:03/12/06 03:54
無頼派って言葉今使わないねえ
332 :
吾輩は名無しである:03/12/06 09:16
>>330 風博士ってこんなに深読みできるもんっだったんだ・・・・・・
334 :
TUSEKO:03/12/13 09:06
「あなたを愛しています・・・。」
335 :
吾輩は名無しである:03/12/19 16:17
風と光と二十の私と が好きです。
↑初版本ある
過去はいつも青空
ブームが来る事を願ってsage
339 :
吾輩は名無しである:04/01/03 01:47
私も『風と光と二十歳の私と』が一番好きです。
友達に貰って初めて坂口安吾を読んだ本です。
それからすっかり安吾のトリコ。
紫大納言いい
読むたびに泪泪
2ちゃんでレスが延びないのは、その作家が本物である証拠。
特に、文学板ではね。
盛り上がってるスレのレベルをみてみな。
実感するするから。
この瞬間急激にこのスレのレベルが低下しました
風と光と二十歳の私と がテストに出たときはニヤニヤしてしまいました。
大好きです。
344 :
吾輩は名無しである:04/01/15 01:31
>>306>>312 デカダン文学論ではなかったか?今手元にない。ちごてたらスマソ。
漏れはピエロ伝道者好きだなあ。これ読むとアンゴの貫徹した生き方がよくわかる。
ってこれも手元にねえや。。。
>アンゴ
カタカナで書かれると無性に食いたくなってしまうんだが。
高校の教科書か参考書で「ラムネ氏のこと」を読んで
坂口安吾の名前を知りました。もうずいぶん昔ですが…
いまだに「青鬼の褌を洗う女」「紫大納言」「夜長姫と耳男」などの短編は
ときどき読み返します。日本の小説家では一番好きかも。
安吾忌なんかしたい〜
いまからかんがえてる
『堕落論』とニーチェの没落って同じようじゃないか?
この人の評論を幾つか読んだが、思想とかまあ本人の実体験であるとか、
(当然のごとく)戦中戦後独特の時代性が色濃い。
にもかかわらず信者だからなのかなんなのか知らんが、
>>313みたくいまだにミョーに持ち上げる輩がいるのがちょっと腑に落ちない。
時代を選ばない普遍性みないなもんは、著者自身も意識してないらしいが、
戦後物質主義・合理主義的日本人の魁?というか。やっぱり今読むと古い感じがする。
でも読んでいて痛快だし、この人のものの見方は良いとおもいました。
最後の行で流れ変える文章ってなんにしろ嫌みだな。
テレビ業界とかマスコミ関係とか
表現に関わる仕事に就いてる
オヤジどもが未だに愛読してそうだなあ。
堕落論。
>>350 あと、サラリーマンとかサービス業とか教員とか。
スポーツや音楽やってる奴らも愛読してそう。
>>348 安吾の評論読んでて時代性を感じた事は一度も無いな。
考え方が時代に依存してないもの。
堕落論はモラルや世間などの”優れたもの”に適うように
思考し行動することが、自己の真っ当さや優越に実感を与えており、
それを原則として生活が組み上がっている事実を指摘して、
”優れたもの”に適わなくなって堕落するありのままの自分を見つめる所から、
思考し生活を組み上げていかなければ人間は救われない、という事を言ってる。
これは時代を選ばない普遍性を持っていると思うぞ。
ところで、ニーチェの没落ってどんな物なの?
353 :
吾輩は名無しである:04/01/24 15:08
安吾をニーチェに重ね合わせるのを誰かが始めたか分からないけど、
違うと思うよ。むしろ、俺はフランス啓蒙思想家と彼を重ねてしまう。
実際、彼は修行時代にそれらの思想家を読みまくってたんだよ。
354 :
吾輩は名無しである:04/01/24 15:11
補足。
なぜこんなことを書いたかというと、
ニーチェの亜流に過ぎないなら、俺はニーチェを読むよ。
でも、安吾はニーチェを越えてる。
『堕落論』に時代性を感じないなんて信じられん。
時代性は感じるけど時代を超えているということでは?
最近なんで彼が仏教にはまってたのかわかってきた。
(わかるつもりになってきた?)
周りがほとんど無宗教だったからその哲学性とかしらんかったのよね。
356 :
吾輩は名無しである:04/01/24 21:08
安吾の文章のウマさってちょっと凄すぎると思うんだけど、
悲しいかな、安吾って小説よりエッセイの方が面白いんだよね。
小説もエッセイくらい出来が良かったらきっと
三島なみに世界的に有名になってたと思うよ。
357 :
吾輩は名無しである:04/01/25 01:12
>>356 『夜長姫・・・』や『桜の森の・・・』を読んでもそう思う?
358 :
吾輩は名無しである:04/01/25 01:13
>>355 >最近なんで彼が仏教にはまってたのかわかってきた。
>(わかるつもりになってきた?)
どんな風にわかったのかレスきぼん。
煽りじゃないから、軽い気持ちで書いてみて。
手塚の映画「白痴」で銀河(だっけ?)
夜長姫みたく耳切りやった役の女優を
最近よくCMでみるんだが
映画のイメージで
すごく高飛車な嘲笑をしているとしか見えない…
>>353 じゃなくて安吾の堕落論とニーチェの没落を比較しただけのことよ。
“生命の発動を妨げる”「社会規範」を否定する限りにおいて方向性が同一らしいことと
安吾の曰く“奇怪な力”「生」にまず真正面から向かい合うべしとする姿勢は、
非合理主義的境地に近いか?そのあたりくらいまでの類似性。
フランス啓蒙思想からの強力な影響云々は、よく本の付録に書いてあるから知ってるけど
俺はといえば、フランス啓蒙思想なんか全然知らないわけで、
単に安吾の堕落論とニーチェを少し齧ってただけのドシロウト。
362 :
吾輩は名無しである:04/01/25 12:35
>>361 サンクス。
おもしろかった。保存したいけど、できないのが悲しい。
>>360 うんうん、よくわかるよ。
ただ、ニーチェとの一番の違いは、
安吾には宗教的なビジョンがあることかな。
>>363 スペシャルサンクス!
保存できました!!
俺は
>>1じゃないけど、
少しずつみんなでここ盛り上げていきましょうや。
365 :
☆キキ+キ゚Д゚ ◆qpmo.OOqAo :04/01/25 20:05
哲板最強のカリスマ・☆キキ+キ゚Д゚♪が満を持して再登場!
物事に表面上の美しさを求めるな、
深く掘り下げれば真実が見えてくる、、、
そんな☆キキ+キ゚Д゚♪の哲学HPはココ↓ (キキキの即興ピアノ演奏あり!)
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8862/ 僕の哲学は、学問ではない。
人間が生きていく中、背負うべき道徳なのだ。(HPより抜粋)
孤独を越え、闇から光を見出した☆キキ+キ゚Д゚♪だからこそ言える!
もう何も迷う事は無い、、、
☆キキ+キ゚Д゚♪に触れ、明日への一歩を踏み出すのだ!
俺のアサリがコレラでたまるけぇ
「堕落」にしても「没落」にしても、ゆるぎ無い向上心が契機となっている。
つまり、人類はまっとうに進化すべく、まずは堕ちなさいということだからね。
でもいまどきの堕落状態から向上心は感じられない。
とにかく、人間が弱っちいし、だらしないだけだから、堕ちるだけ堕ちておしまいだろう。
このまま行けば破滅して終わりか、或いは愚かな人類史をもういちど1からやり直すだけだな。
我々は堕ちながらも堕ちていく過程から我々自身のことを知らなければならないのに。
だから滑稽っつうか腹立つんだよね。目先の私利私欲のことしか頭にないような連中が、
表現の自由だの反権力だのもっともらしいこと抜かして安吾マンセーしてると。
表現の自由だの反権力だのもっともらしいこと抜かして安吾マンセー
糞ほどいるよなあ。。。この手の奴って
369 :
吾輩は名無しである:04/01/28 00:54
ううむ
そのへん誤解しやすいし実際多くの誤解を与えてきたと思われる
悪用する奴もネ
安吾スキーで公務員になりますがなにか?
単純な反権力とかそんな狭い人じゃにゃい
空の体当たり
372 :
吾輩は名無しである:04/02/03 15:38
文学とか安吾とか好きな奴って真面目っぽい
本人は真面目に生きているつもりなのですが、周囲からすれば不真面目に見える様です。
>
>>373 それは、正に私です。そのため、専門学校の先生達に私生活を不思議がられ、
ほぼストーカーに近い行為や質問までしてきて困りました。
若くして安吾を読む人は、良いとこのお嬢様かお坊ちゃんではないでしょうか
決して貧乏人は巡り会えない安吾
そんなわけで真面目に見えるのでは
若くなくして読む人は、貧乏でも明るく真面目に生きてきてふと安吾に出会う
こんな生き方もあるんだと気づき与太者になるも若いときの真面目さが向けない
若いけど貧乏人ですよ………。
わたしも貧乏人ですが
尤も、お金持ちでも「俺は金持ちだ」という人は居ないしね
貧乏だと言い切れる余裕がある人が羨ましい
ぎりぎりの生活の中から本を買うということができるでしょうか
娯楽のための漫画本なら買えるでしょうけれども
可哀想に、貧乏だと言った人に問う
親元離れて大学行ったときに仕送りしてもらえますか
安吾ファンのみなさまごめんなさい少しばかりずれてしまいました
数年前初めてNETデビューしたとき坂口安吾で検索しましたら
西郷さんのHPとちえこさんのHPともう一つ忘れましたが三件しかヒットしなかった
今は凄い数ヒット
赤貧以上小金持ち以下ですらあなたにとっては金持ちで良いとこの嬢ちゃん坊ちゃんなんですかい。
どうでも良いがそこいらの漫画よりも一冊の文庫本の方が安い事も多い。
そして図書館という存在も忘れてはならない。
381 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/02/06 01:05
379は自分が貧乏だったから安吾知らなかった。
金持ってれば自分だって教養ある文学青年になっていたはずだと
意味不明な主張してるコンプレックスバカだろ。
あと漫画本なら買えて300円くらいの文庫本が買えないってバカじゃねーの?
どうせ30代無職低学歴野朗なんだろうが。
382 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/02/06 01:07
単に自分が無知(あとは友人が低脳)だっただけの癖に、
いちいちつまんねー理由つけてんじゃねーよ木瓜。
383 :
吾輩は名無しである:04/02/06 02:02
安吾の推理小説、俺は犯人当てたぞ。
当時だったら有名になってただろうに。
384 :
吾輩は名無しである:04/02/06 10:25
『堕落論』や『桜〜』は
一般に読まれるでしょう。
教科書や自分の家にあるでしょう。
ただ、全集がほちい。
>>380 >>赤貧以上小金持ち以下ですらあなたにとっては金持ちで良いとこの嬢ちゃん坊ちゃんなんですかい。
これには同意だが、379は漫画と文庫本の価格差を問題にしていないと思うが。
「同じ様な値段でも漫画ではなく文庫本を選ぶ」教養がどこからやってくるか、
を問題にしているのではないか?
381は、380の読み違いの尻馬に乗って、無様を晒すクソコテハンの図だな。
「生活に余裕がないと、漫画はともかく普通の本にはふれあえない」
なんてしょっぱい発想は、突っ込まれるのが当たり前。
「どうでも良いが」って書いてある
388 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/02/06 18:28
>>385 もう少し頭良くなってから喋れ。問題外のバカだな。
389 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/02/06 18:30
やっぱ2ちゃんじゃ安吾スレもバカばっかか。
おまえが来るスレだから仕方ないよ。
言ったモン勝ちの低脳が集うスレはここですか?
まぁあれだ福田恒存はどうよ?
安吾の書いたもの、小説はあんまり面白くないんだが
評論関係がすばらしく気にいっている。
文化の形を文字でたたき出してるって印象かな。
いろんな読み方してるヤシがいてとってもうれすい。
安吾に2chみせたかったなー。
394 :
吾輩は名無しである:04/02/14 05:36
白痴って面白いよね
>>394 めんご。同意します。
風博士、口に合わなかったもので...
>「堕落」にしても「没落」にしても、ゆるぎ無い向上心が契機となっている。
って何処に書いてあるんですかマジレス。
397 :
吾輩は名無しである:04/02/17 11:15
今日は安吾忌だ。今日の6時半から。
赤坂のサントリービルでだ。
申し込みしてない奴は一万円もってこい。
サントリービルの前を安吾の本見えるようにしてウロチョロしていろ。
見つけ次第入れてやるから。
50怪奇ってことは著作権切れ?
>>398 >>399 ルパン(太宰とか坂口がカウンターであぐらかいてる写真で有名)のマスター
による、安吾カクテル実演試飲会。
安吾の初版本プレゼント(当然全員ではない)などと
スゴイ企画めじろ押しであった。
こんなに景気のよい企画は来年はないと思いますが、来年来て下さい。
>397
これこれ、一応申し込みしといたほうがいいんでね?
人数把握できなかったら運営側の人困るじゃん。
でもあの中の人たちは若い人が来てくれたら喜ぶだろうけど
桐生の安吾忌ならまだ間に合うよ。今週末。
気合はいってるみたいだからこちらも興味のあるやつは調べてみるといいよ
>>402 立食パーテー形式だから、飛び込みが多い方が
実入りがあるだろ。運営は極貧らしいぞ。
もう終わってるし
406 :
吾輩は名無しである:04/02/21 01:54
安吾の最高傑作は「狂人遺書」だ!
彼が「因果物」、「蒙昧」という言葉で撃ち続けた田舎百姓の奴隷根性
がこれでもか!と書き出されている。
最近の日本の胸糞悪いニュースの大抵は、これで腑に落ちると思うです。
407 :
吾輩は名無しである:04/02/29 12:27
今まで読んだ安吾の中だと、桜の森の満開の下が
一番傑作だと思った。
好きなのは夜長姫と耳男でこれも凄いと思うけど、
小説としては、桜〜の方が出来は大分上な感じがする。
408 :
吾輩は名無しである:04/02/29 21:54
本当の傑作は黒谷村
409 :
吾輩は名無しである:04/02/29 22:05
安吾が芥川賞の選考員?だった時、安部公房氏の「Sカルマ氏の犯罪」を酷評していた
らしいですけど本当でしょうか?どなたか教えて頂けないでしょうか。
どちらも好きな作家なので気になります。
読んだことあるな。筑摩のデカイ全集に載ってたと思う。
一言「ああいうのは評価すべきじゃない」みたいな事を書いてた。
411 :
吾輩は名無しである:04/03/01 00:17
俺は、青鬼の褌を洗う女が好きだ。
413 :
吾輩は名無しである:04/03/03 00:10
>>412 俺も。
安吾の最高傑作ではないけど、
ひどく読み手の感情に訴えてくるものがある。
高校の時、好きだった子が安吾好きだったんだよな・・
その子はSonic Youthのコピーバンドやってたけど、
一浪で東大行った。
今何をしているのか・・
ソニックユース懐かしい。
ベルベットとかも好きだ。関係なくてすまん。
東大ってすげえな・・。
415 :
吾輩は名無しである:04/03/03 23:42
一応「堕落論」等有名作品読んだけどあまり面白いとは思わなかった。
太宰と違って無骨な文章は親しみが湧かなかった。けど文庫の「暗い青春」に収録
されている「石の思い」を読んで考えが変わった。安吾の父親に対する複雑な思い
が妙にせつなくてたまらなかった。それ以来安吾が好きになった。
416 :
吾輩は名無しである:04/03/04 16:31
>>393 エッセイ等は面白いけど、小説は読む気が起こりませんね。
特に女の人が出てくるともうだめ!!妙に恥ずかしくなる。
「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」くらいは読んでおけよ。
418 :
吾輩は名無しである:04/03/05 09:32
>>417 二作共読んでませんでした。今度チャレンジしてみる。
>>416 津島裕子いわく、
安吾のように女性を描く作家はいない、
女性の立場として救われた、だとさ。
420 :
吾輩は名無しである:04/03/06 02:15
自分は女性ですが、
女性の立場として救われたというのには、
かなり共感できます。
421 :
吾輩は名無しである:04/03/06 10:19
安吾のエッセイは全然古びてないよね。
現在の日本の事を批判してるみたいで。
>420
同意。
青鬼〜と戦争と一人の女とかおみなあたりいいよ
暇があったら読んでみ>416
423 :
吾輩は名無しである:04/04/13 01:52
hoshu
424 :
吾輩は名無しである :04/04/28 19:02
日本文化私観のなかの美についてってのは機能主義のことを言っての?
あんご はタバコ何を吸ってたの?
426 :
吾輩は名無しである:04/05/22 21:05
安吾は、今の新潟を見てどう感じるだろう
427 :
吾輩は名無しである:04/05/26 07:17
安吾の記念館に行った人いる?
昨日から坂口安吾論を考えているのだがなかなか自分自身の言葉として
発芽しない。
・安吾はだらしない女に嗜好があった。
・安吾の抱える欠落感とは他の者とのそれとどう差異があるのか。
・私小説作家としての安吾と戯作者としての安吾の距離感はどのような
ものであるのか。
以上がモティーフである。
保守
今、角川から出てる肝臓先生の最初の二編読み終わった所なんですが
安吾の作品ってどれもこういう感じなんですかね?
上手く表現できないのですが根底に流れているものというか
作品の指すベクトルはどれも似たものなのかな、と。
431 :
吾輩は名無しである:04/06/02 13:41
「天才たちは常に失うところから出発する。
彼らが彼自体の本領を発揮し独自の光彩を
放つのはその最悪の事態に処した時であり、
そのとき自我の発見が奇蹟のごとくに行われる。」
※二流の人より。
名文だと思うのは僕だけでしょうか?
観念が先走りし、名文とは言い難いが、安吾はこのように人間をざっくりと
切り取るのが上手な人であり、また明確な言い切りも安吾の男性的な魅力で
ありこれらが若い人に受ける要因の一つであろう。
主人公をちんばと呼び捨てにしたりするユーモアも彼の時代小説の魅力である。
信長のテレビで一時はやった「で、あるか」はこの人の造語であるものを
ライターがパクッたものと思われる。
安吾は作品名は失したが、自身の事を柱だけの壁もないだだっぴろい
建物のようなものだと評したものがあったと思ったが、あれは自虐では
なくむしろそういう自分でありたいと思っていたのではないかと思う。
前後の文面では完全に自虐的に書いているのですがね。
自身の事を書く時は常に自虐的な表し方ではあるけれども、むしろ
そうありたいと書いているように思えるのですよ。
一種のナルシズムの変形か、或いはロマンチストの一端をのぞかせた
ものだと思う。
434 :
吾輩は名無しである:04/06/02 14:17
そうなんですよ。納得せざるを得ないぐらいの言い切りが、すごく
気持ちがいいんです。
「堕落論」に点在する空虚さは、安吾自身が望んだものだったのでしょうか?
それとも、もともとこういう人なんでしょうか?
やっぱり、誰しも思い通りの実のある生活なんてものは出来ないのかもしれませんね。
読んでいて、すごく納得したけど、少し悲しかったです。
こんなことを書く自体、僕が青臭い馬鹿な証拠かもしれませんね。失礼しました。
>「堕落論」に点在する空虚さ
もう随分前に読んだきりなので印象でしか語れないが、堕落論にはさほどの
空虚さはないのではないか。みしろ未来への希望の論ではないのかね。
彼の自伝的な小説の中で自身が常にある種の虚無感の如きものを抱いていた
などとは幾度ともなく書かれてはいるが、あれも上記のナルシズムの
変形なのだと思う。父への愛の渇望がこの人の根底には流れているようで
それが欠落感を形作っているのだろう。
436 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/06/02 18:44
つまらねえ読み方してるな。大学生の暇潰しみたいな文だ。
437 :
吾輩は名無しである:04/06/02 19:16
ハゲデブのG党おやじが
にしこり
のバッティングフォーム解説してるみたい。
よく書き込みしてるみたいだけどファルスマンってキモイよな。
馬鹿だし、煽りしかしねーし、キモイし。
消えてくんないかなー。あ、ブラウザであぼーんすればいいのか。
439 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/06/02 20:19
愚劣うんこにはもう俺のレスが見えないのか。それは、まぁ別にいいや。
もっと普通の人なんだけどな。そういう面は着目されない。
にしこりのバッティングフォームを解説しているハゲデブ親父を
嫉妬して煽っているひきこもりは物悲しいものだ、
と安吾は言うとったよ。
442 :
吾輩は名無しである:04/06/03 11:40
哀愁たっぷりの妄想でつね
443 :
吾輩は名無しである:04/06/03 17:13
にしこり
推測するならもっと読み手を驚かしてくれ。
変形したナルシズムなんて都合のいい言葉使わずに。
これじゃ単なる自慰だ。
読書家の自慰はもう見飽きた。
>433
「青春論」じゃん。基本だろ。それとも韜晦してるのか?作品名は失念したって書いてるが
>前後の文面では完全に自虐的に書いているのですがね。
ってオイ、もう一度読んだ方がいいぞ。どうしたって自虐とは取れない。「完全に」って?w
ついでに言えば一種のナルシズムとか恥ずかしいこと書かない方がいいぞ。
たとえそうした一面が否定できないとしても、それが全部なら誰も安吾なんて読まないだろ。
お前がそう読みたい安吾はそういう安吾かも知れんが。
>440
確かにな。でもそういうフツーさは地道な研究とかからしか見えてこないことが多い。
批評家もどきばっかり多いからな。
>444
ま、同意だが、それがわかるアンタにそれを見せてくれと言うのは酷なのか?
安吾の自伝的作品に脈々と流れているのは清冽なナルシズムである、
と言い直しておこう。
しかしそこには詩的な魂の発露があり、そこに若い者はグニャグニャに
やられる訳である。
間違い、ない。
447 :
吾輩は名無しである:04/06/04 22:24
安吾は類稀なモラリストなんだよ。ほんとアタマ悪いな、お前
ナルシズムに注目したらほとんどの作家がそうなるだろ。
446の冒頭を太宰の短編に変えても通じる。
理解が凡庸なんだよ。
>>445 見せられないわけでもないけど、このスレじゃいやだな。書くとしてもはてなとか。
449 :
吾輩は名無しである:04/06/04 23:20
>>447 同意
つーか臭作信者の愚劣庵はバカすぎ
安吾もここでは、お宅の世界になっちまったね
愚劣庵って同一人物か?文体が時々違うし内容もブレてるが…。まあ、それはおいといて。
>446
「清冽な」って付けたら何かが変わるのか?お前にとっては何かが変わるんだろうな。
安吾論を書こうとしてるとかで、全体を貫く視座として何か欲しいって気持ちを汲んでやりたいところだが、
どっちみちナルシズムとかで安吾を切っても激しくツマランものしか書けないってことに気付けよ。
>448
予想される範囲内での最悪のレスだな。まぁ、別にいいが。
452 :
吾輩は名無しである:04/06/05 02:28
吹雪物語 ってイマイチ評判良くないみたいだけど、近年、見直されてきているし、
私はすばらしいと思うよ。ただ、露骨に人様を悪く書いている箇所があるから
生前評価されなかったんだなって思うのは私だけ?
451
なんだお前、単なる煽りか。相手して損した。
じゃお前の安吾論書いてみろよここに。
どうせ書かないだろうが。もう少し自分見つめような。
DJ QUIETSTORM
それとな、お前のこのレス↓馬鹿丸出しだぞ?わかってるか?
>440
確かにな。でもそういうフツーさは地道な研究とかからしか見えてこないことが多い。
批評家もどきばっかり多いからな。
どうせ俺のレス読んでから愚劣庵を叩き始めたんだろうが、お前みたいな煽りだけは達者な馬鹿が2ちゃんは多いから嫌なんだよ。
時間の無駄だわ、マジで。
>>453
なんだお前、単なる煽りか。相手して損した。
じゃお前の安吾論書いてみろよここに。
どうせ書かないだろうが。もう少し自分見つめような。
はいつぎのかた↓
>453
全く予想通りだな。
愚劣庵はバカだが、それでも何か書こうとしてた。それを批判するのは実は簡単でそれはお前にも分かってるだろ。
何の芸もいらない。まして相手は子供みたいなもんだ。
お前に対して、別にまとまった論を書けなんて期待もしてない。ただ、「読み手を驚かせてくれ」なんて言うから、
ちょっとした一言でもいいから何かそれをやってのけられる芸があるのかと少しだけ期待した。酷だとは思ったがね。
そしたら、「このスレじゃいやだな」だと。お前はここでは自分も書けないようなことを他人には要求するんだな。
それを予想される範囲での最悪のレスだと書いたら「煽り」か?分かった、分かった。ってか予想通りなんだけどな。
全くガッカリするくらい予想通りだよ。「もう少し自分見つめような」か?なるほどな。
>455
「時間の無駄だわ」には全く同意だな。じゃあ、お互いにスルーで。
>456
あんまり煽るなって。
まあ、本馬鹿同士で喧嘩はするな。
私は若い頃、安吾の自伝は自虐に溢れていると思って読んでいたのだが、しかし何故
あれ程に惹かれていたのだろうと考えていたのだ。
確かにナルシズムといえばどの作家にも共通して言えるのだろう。認めよう。
だがしかし安吾については自己愛についての言及がこれまでされていなかった
ように思う。安吾は正に自己愛の人であった。
それを>447の言う様に、というか一般的に言われているようにモラリスト安吾
は自身で認めるのが激しく欝だったのだろうと思う。
若い安吾はもつと大きなものに取り組もうとしながらいつでも自身の孤独と格闘
している破目になる。誰にも愛されぬ自信を誰よりも彼自身が愛して自身で癒して
いたからだ。更にその事を自虐的に語る。
その繰り返しだつたのだよ。
安吾はもっと大きな父性で他者に語りたかったに違いない。ながら常に自己撞着に
立ち戻っている自分がいる。それが悲しかった。
またそれも仕方あるまいと振り切りながら自伝を書いた、とも言える。
若い日の私が安吾に惹かれたのは、まさにこの自己矛盾と真摯に格闘する姿であり、
甘い事書いているなあと思いながらも批判出来ずに引き込まれていたのは
その迫真的な自身の自己矛盾の吐露であつたからでもある。
444の言うように人を驚かせるような安吾論を展開するのは望ましい事なの
だろう。しかるに私にはその能力がない。
だが真実は常にわが身に向かっての呟きの如くにしか語られないであろう。
驚かせるのは所詮けれんであり表層であり、人の真実とは不意にそこにあった
林檎の存在に生を感じるがような、まったくありきたりの事なのである。
安吾はそれが嫌で小説を書いていたわけだが
>お前はここでは自分も書けないようなことを他人には要求するんだな。
馬鹿かお前は。でてきた料理がまずいって言ったらコックがでてきてお前作ってみろ!ってか?
つうかこの一行はお前にも当てはまるんだよ。何で気付かないんだ?ほんともう少し鏡見つめたほうがいい。
自分のレスよく読んでみて。頼むから。哀れすぎてレスしちまったよ。
もう少し根本的な勉強しな、無理に言い返さなくていいから。無駄な煽りあいしたくないんだ。
お前はしたいんだろうが。アドバイスだからさ、聞いてくれ、な?
言っとくが俺は愚劣を煽っちゃいないぜ。そのまま読んだ感想言っただけだ。
無意味に人を見下しながら喋ってる珍品堂くん。煽らず、また人に言う前に自分が安吾論書いてみてくれよ。
ちゃんと感想言うからさ。まぁこの問いには答えないんだろうか。
君のレス、自分に都合の悪いことは無視して後は揚げ足取りばっかじゃないか。
言っとくが俺は2ちゃんには書かないよ。それについて君がどう思って何言おうがどうでもいい。
でもそう思うなら君は安吾論をここに書いてみようとは思わないのか?
時間の無駄って書いといてこんなレス書いてたら釣られてるの丸出しだなorz
まぁ珍品堂君が時間の無駄だと思ったらこのレス、スルーしてくれ。
どんぐりの背比べ。同じ穴の狢だろお前らw
そうだな。書くものはそうであったという風に訂正しといて。
>>444 一言だけ言わせて
理由は何にせよ書けないときは正直に書けないと答えたほうがいいよ
安吾は儲かってたのかね 貧乏なイメージがあるんだけど
昔の小説家って今より大変だったんじゃないかしら、と
勝手に思いこんでるんだけどどうなんでしょ
安吾は堕落論で一躍時代の寵児となり、その後はヒロポンを打ち続け昼も夜もなく
書き続けた、みたいな事は言われてるんだから勿論金はしこたま稼いでいた筈だな。
しかし印象からすると金銭にはいかにも恬淡としているみたいだから(実際はとんで
もないドケチだったかも知れんがあくまでも印象)実生活はどうだったかな。
私はむしろ金を憎んでいた。
金はしかし現世そのものであり、私は幾度となく金の前に跪いていたものだ。
などと書きそうだな。
469 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/06/05 21:50
なんかおもしれえことになってるなw
はたから見たら、珍品なんたらが一番痛くて次に愚劣だなw
愚劣の書いてることは置いといて珍なんたらのレスは見下すためのレスだから中身なし。
444は2ちゃん初心者か?煽り耐性なさすぎ。でも一番マシか。
ミスター珍くんはたぶん、高校生だろ。人を見下そう見下そうとして見下してることわざと臭わせる。
高校生くらいのコンプレックス文学青年にありがちなタイプ。
しかしよくやるよ。お前らほんと。(ゲラ
愚劣庵にお伺いしたい
安吾のあの虚ろで大きな虚無感はいったい何なのかなぁ、
太宰の劣等感は生まれてきてごめんなさいだけど、
安吾の劣等感は、どこから、なぜだと思います?
推理とか感想で良いですから聞かせてください。
珍品堂に聞かなくてよかったな(笑)。
答えますが、なるべくありきたりでない答えにしたい、しかしおよそありきたりな
答えにしかならないと思う。
それでも私なりにありきたりでない私なりに納得出来るものにしたいので
少し考えます。
472 :
吾輩は名無しである:04/06/06 13:46
>>470 内角ストレートに差し込まれるからだろ
体の開きがはやくなって、さらに振り遅れる。
晩年の安吾をみろよ
>470
安吾は自己愛の強い人であると書いた。
それはとりもなおさず他者を愛するのが苦手な人でもある事を意味する。
他人を愛せない人は孤独な人である。そうした自己を見つめる時、安吾は
自分自身を世の落伍者であると感じざるを得なかったのではないだろうか。
それは虚無的な感覚である。
子供時分から落伍者を自認していた、というか目指していたと述懐すると
いう事は、自分の資質が世間の当たり前のものとは受け入れ難く、孤独癖を
世間と否応なく適応させるには落伍者以外の道は見えなかったのだろう。
安吾が他人を愛するのが苦手を書いたのは、彼の作品の登場人物のありように
とりわけ顕著に現れているように思う。
彼は思いつめていたという矢田津世子?の姿を書いたがそこには津世子その人の
香りも何もない。彼女が生身の肉体を持った女性として描かれていないのだ。
私には、彼の描く人物像が多くの場合坂口安吾その人そのものに見えて
仕様がない。時代物の人物もそうだし、白痴の女も然り、青鬼の褌を洗う女の
女主人公さえもが、安吾という人が注入されて女性の姿をして現れたものと
見える。
つまり安吾は自分自身をしか描けなかったのである。
客観的な人物像を描けなかったのは興味のなさである。
描くだけの他者への愛に欠けていたのだと、私はそう思う。
彼の虚無感は、そうした欠落した資質の自身の存在を問う時、常にその
己の資質に絶望していたのであり、その現れであろうと思われるのだ。
へえそうなんだあ
476 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/06/06 19:54
愚劣の書いてることって安吾が自分で言ってることじゃねえか。焼き直しするなよ。
477 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/06/06 19:55
今までで一番面白かった安吾論は柄谷のヤツ。それ以外は愚劣の言ってることと同じようなもんばっか。
やあ、ファルスマン。
きみはいつも元気だねぇ。
また今日も粘着かい? 暇だねぇ、キモイねぇ。
479 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/06/06 20:02
誰に粘着するんだ?てか粘着はお前じゃん。
ああ、お前あれだろ。なんか前、貧乏だから教養得れない漫画しか買えないとかわけわからんこと言ってた馬鹿?
んなわけねーじゃん。
481 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/06/06 20:04
そうか、じゃまあ俺をあぼーんしてくれや。
反応が過剰だからもう少し追わせてもらうよ。
いじりがいがあるからね。
じゃあ。名無しに戻るよ。いつも君を見てるからね。
483 :
ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/06/06 20:07
kowa!kimoiyo-
バカばっかり
いったい、芸術、文学を読んで何を考えてるのだろう
答えなんかでるわけないだろ
言葉遊びを楽しんで、何とか優位に立とうとして一生懸命あがいてる
宗教戦争か
>愚劣庵
自身の喪失みたいなものが虚無感みたいに思えるのは同感だが、
まったく逆で、他者愛とは考えられないだろうか?
司馬遼太郎の記述に、西郷隆盛と足利尊氏を評して、
相手に同情してしまって、それが全てにまさって同化し、
つまりは自己を滅してまで他人に奉仕してしまう。
それがあのように大きな仕事をないえた秘密だと、…
安吾は女へも同情と共感でいっぱいになってしまって、
何処までも流れていってしまう、果てしなく…
なんて風に思っていたのだが、そう考えても、あの虚無感の
説明にはなるのではないのかな? まったく逆だが。
他人を愛する人は、一方他人を憎む人でもあるよ、チミィ。
「私くらいお前を愛してやれるものはいないよ。
お前は今より人を愛すことがあるかも知れないけれど、
今よりも愛されることはないよ」
それは説得するような調子であった。私はしかし、
それが本当のことだろうと思う。彼よりも私を愛してくれる人に
再び逢うことはないだろうと思う。
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \ すると、荒らしが減ってマターリできる。
| | \_____________
| |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
>「私くらいお前を愛してやれるものはいないよ。
お前は今より人を愛すことがあるかも知れないけれど、
今よりも愛されることはないよ」
こうしたセリフはまさに第三者に聞かせる、或いは読ませる説明セリフであって
こうしたものに真実はない。真実なものとは常に破綻であり、条理と逆説なもので
あり、説明しようとすればする程に真実からは遠ざかってしまうものだ。
このセリフは小説という虚構にただ用意されただけのものであり、しかもそれは
あまり成功はしてはいない。
あんた何歳?486とか馬鹿丸出しなんですけど。
適当にレトリック使ってると駄目になるよ。
女をかくも全的に、寛容に愛する男に私は死ぬ程になりたい!!
そういうかなわぬ願望じゃよ。アンゴウの悲しい願望じゃぁよ。
>489
『クラクラ日記』って小説だったのか。知らなかった。
>490
ダシオシミスルヨウニミセカケタコリコウサヨリモホンバカデケッコウ。
>492
クダランアゲアシトリヨリ、モナニーシテモウネレ。
>>491 ほんと馬鹿だな。安吾好きの女結構多いぜ?
このスレにも書かれてたけど津島裕子は安吾の書いた女を見て女性として救われたって言ってる。
もてない童貞不細工文学オタクよ。もう少し女わかれや。
>>493 492はお前の無知を指摘しただけだろ?揚げ足取りじゃねえだろが。馬鹿かお前。
>こうしたセリフはまさに第三者に聞かせる、或いは読ませる説明セリフであって
>こうしたものに真実はない。真実なものとは常に破綻であり、条理と逆説なもので
>あり、説明しようとすればする程に真実からは遠ざかってしまうものだ。
>このセリフは小説という虚構にただ用意されただけのものであり、しかもそれは
>あまり成功はしてはいない。
知ったかだけでここまで言えるお前の不誠実さに驚くよ。呆れるわ。
いいオチがついたなあ
サテ、ゴミアイテモアキタシ、ヨッタシ、イマカラセイジツニネルコトニシヨウ。オヤスミ。
499 :
吾輩は名無しである:04/06/08 02:07
こいつ、、本物のクズだ。。
最初は期待してたんだがな。馬鹿で不誠実なら救いようがない。
>>499 期待するなよ。でてきた時点でわかるだろ。
生暖かく見守れ。2ちゃんの醍醐味は、痛い奴を観察すること。
おさむが言ってたが、まったくその通り。
話の中身を理解するよりオレが偉いのを理解しろという奴ばかりでもうだめぽ。
他を認めず我が我がの主張ばかり。こんな奴らが文学語るんか。もうだめぽ
安吾は他者の客観的描写が苦手であった。興味がなかったからである。
他人がいかに珍妙な格好をしようと奇矯な振る舞いで驚かせようと、
安吾と彼との関係性の中でそれがゼロであるならば、安吾にとっては彼の存在は
ゼロであった。
歴史上の人物などは、安吾の精神世界の中での遊び友達であった筈だ。
しかも彼らは安吾の論理に非を唱えるではなく安吾の論理性の中にいとも容易く
取り込まれる、さながら友達というよりは下僕のようであっただろう。
安吾はひたすら自分を見詰めた。
そして安吾は人を愛せぬ自分の資質に絶望した。呪った。
しかしそこからが安吾その人の真骨頂である。
安吾のそうした資質は成長によっても努力によっても変化する性質のものでは
なかった。それを知った時に安吾はそれを克服する方法がひどく醜悪な表情で
湧き出てきたのを感じた筈である。しかも大層魅力的な囁きで彼を誘惑する。
安吾は自らを世界の一隅に置くという通常の在り方を捨てた。
彼は彼の地平に世界を取り込もうと決めた。その世界の王になる事が
彼の存在が尊厳を持って認められる唯一の方法であると知る。
安吾の中では彼の論理こそが世の摂理であり、法であり、真実であり
唯一無二のものであった。
いささか乱暴な論であろうとも、世の真実を捻じ曲げようとも彼の世界の
中では論理的であり、普遍性を得た。
その強引な論理の力が、彼の作品の表面的に現れる強さの正体である。
それは当然一方で脆さを孕んでいる。予定された破綻が彼の中では歪んだ
構築物として確かにそこに、あるからである。
強さと脆さの均衡の上に安吾はかかしのように足を突っ張って立ち上がり
こちらを睨みつけているのである。その危うい緊張感が彼の作品を支える。
実に安吾は非論理の人であったのだ。
ありていにいえば、強引に自分の論を普遍だと説く人であった。
しかも純真なまでに自分の論を愛し、信じ構築し磨き上げるのに余念が
なく、一つの虚城が作品としてそこに屹立しているのであった。
「夜長姫と耳男」が好きだねえ。でも、ちょっと少女漫画のメルヘン
ぽいとこがある。そこは、ちょっとねえ。鼻につく。しかし、そこが
なければ、物語として面白くないわけだし、難しいもんだ。
「夜長姫と耳男」で安吾に対して「いい気なもんだね」と言いたいところは
安吾は、夜長姫が殺されたいと(しかも、耳男に)望んでいることを
望んだ。これは、安吾のエゴイズムであり、子供っぽい所だと思うが、どうか?
「私じゃない。私の血じゃない。」の長崎少女に
夜長姫を少し感じた
愚劣庵の他人を愛せぬ安吾の意見はとても面白い。
非論理との意見は、まったくそうだと思う。
純真との記述も、そうだと考えるほうが納得できる。
だが、あの虚無感の説明にはなっていないと、
自己愛と虚無感は相容れない言葉ではないだろうか?
捻じ曲げた論理の脆さと均衡ならば虚無感と相通じるが、
元々虚無とは、己が打ち立てた理想に到達できない事から生じるものだ。
安吾が理想を掲げた作品があるのだろうか?
それとも、矢田津世子に失恋したことが大きいと?
>非論理
どこらへんが?
愚劣庵は他者の客観的描写が苦手であった。興味がなかったからである。
他人がいかに珍妙な格好をしようと奇矯な振る舞いで驚かせようと、
愚劣庵と彼との関係性の中でそれがゼロであるならば、愚劣庵にとっては彼の存在は
ゼロであった。
愚劣庵はひたすら自分を見詰めた。
そして愚劣庵は人を愛せぬ自分の資質に絶望した。呪った。
しかしそこからが愚劣庵その人の真骨頂である。
愚劣庵のそうした資質は成長によっても努力によっても変化する性質のものでは
なかった。それを知った時に愚劣庵はそれを克服する方法がひどく醜悪な表情で
湧き出てきたのを感じた筈である。しかも大層魅力的な囁きで彼を誘惑する。
愚劣庵は自らを世界の一隅に置くという通常の在り方を捨てた。
彼は彼の地平に世界を取り込もうと決めた。その世界の王になる事が
彼の存在が尊厳を持って認められる唯一の方法であると知る。
愚劣庵の中では彼の論理こそが世の摂理であり、法であり、真実であり
唯一無二のものであった。
いささか乱暴な論であろうとも、世の真実を捻じ曲げようとも彼の世界の
中では論理的であり、普遍性を得た。
その強引な論理の力が、彼の作品の表面的に現れる強さの正体である。
それは当然一方で脆さを孕んでいる。予定された破綻が彼の中では歪んだ
構築物として確かにそこに、あるからである。
強さと脆さの均衡の上に愚劣庵はかかしのように足を突っ張って立ち上がり
こちらを睨みつけているのである。その危うい緊張感が彼の作品を支える。
実に愚劣庵は非論理の人であったのだ。
ありていにいえば、強引に自分の論を普遍だと説く人であった。
しかも純真なまでに自分の論を愛し、信じ構築し磨き上げるのに余念が
なく、一つの虚城が作品としてそこに屹立しているのであった。
ってことなんじゃないの。ろくに作品も読まずに想像だけで語るから
こんなことになるんだよ。単なる自己紹介で、安吾論になってない。
ちゃんと根拠となる具体的な安吾の言葉を提示してくれなきゃ
なんの説得力もない。結論だけで根拠と論証が欠けているんだよ。
まず必要なのは安吾の言葉で、その後で論証すればいいの。
そうすればまだこちらも、きちんと対応できるってもんだ。
だから愚劣は観察するだけにしとけよ。
まともに相手したってこっちが疲れるだろ。
496がヤツの本性だろ、根底に欺瞞があるんだよコイツ。
まぁどうせ2ちゃんのスレだし、期待するほうがおかしいんだよ。
>>507 ちょうど夜長姫と耳男の話が出ているから、それでいうならば耳男が安吾にとって
ひとつの人間としての理想型ともいえるだろう。
私心がなく、ひたすら何物かへの犠牲となり、盲目的に美に向かって力を注ぐ、
そうした姿を耳男に投影した時に、安吾はまるで自身の分身を映しえたように
震えたやも知れぬ。
ひたむきな努力によって自分自身を超える姿、或いはそうした果てのない努力に
よって神とあいまみえるカタルシス、それこそが安吾が創作というものに打ち込んだ
目標であっただろう。
しかし現実は創作上でのカタルシスなどほんの一瞬で立ち消えるものだ。
後は世間の義理にペンを走らせている滑稽な己の姿に愕然としながらも、日々を
費やす自分自身に虚無を感じなくて、他の何に虚無を感じようか。
そう思えば、夜長姫は美に邁進する一人の人間に死を宣告する、あるいは看取る、
とてもとても酷薄な神の姿をしているのかも知れない。
安吾は詩人の魂そのものであった。
詩人はものの真実に言葉を媒介に直接届こうとする人である。
安吾は自身の詩魂が年齢とともに薄汚れて、あるいはひどく薄まっていくのを目の前に
感じて、恐れおののき若い頃の落魄の気分が気分だけではなく己をすっかり取り囲んで
いるのを知った時に、自身の居場所がなくなった事を神からの言葉のように悟ったのでは
あるまいか。
と、メモメモ。
517 :
吾輩は名無しである:04/06/11 14:51
>>514 夜長姫と耳男つながりで
”耳男=理想像”説に賛同します。特に一体目の像を創った時の耳男の姿勢
は安吾のそれに近いと思います。芸術は人間の理念を写すのではなく、もっと
身近な物、(たとえばそれは”憎悪”)を形にするということ、安吾イズムで
しょう。
で、あるならば、夜長姫とは何か?それは、安吾を理解してくれる人、という
ことになるでしょうか。安吾は自らの思想が理解されていないと感じていたんじゃないかな。
だから、夜長姫に、耳男に殺されようと考えさせた。耳男=安吾であるならば
それは、安吾の思想の完全な容認であるといえる。云々。
夜長姫=矢田津世子じゃないの?
519 :
吾輩は名無しである:04/06/11 17:11
そう考えるのもいいけど
そう考えなくてもいいんじゃない
どうせ、矢田津世子は安吾のなかで
いろいろと脚色されているんだから
夜長姫あたりの作品は安っぽくて好きじゃないので
愚劣庵の言う書き散らしたつうのも理解できるが、
初期の黒谷村あたりの雰囲気はとてもとても素敵だ。
>>518 夜長姫は矢田津世子より自殺した姪のイメージが強いんじゃないかと思う。
もちろんこの姪だけではなく,色んな女性のイメージが入り混じって
できあがった夜長姫なんだろうけど。
「木々の精、谷の精」を読むと,“弥勒菩薩”や「そこから葛子を
救ひだすには、殺すか、死なすかすることだ」という台詞など,
後の「夜長姫と耳男」に繋がる部分が結構ある。
「私は海を抱きしめていたい」について書こうと思っていたのだが、先日
「戦争とひとりの女」を十数年ぶりに読んで、当時感じなかった強烈な印象を
持ったので書いてみたい。
この「戦争と」は作品構造が「白痴」とまるっきり同じなのだね。
一方は男と白痴、もう一方は男と元淫売女。その二人が降り落ちる焼夷弾の下で
はっきりと生の共有感覚を得て感動するというクライマックスまでが全て一緒なのだ。
白痴の場合は作家が男の中に入り込み語らしている。
「戦争と」では元淫売女に語らしている違いがあるだけだ。
「戦争と」ではすべて元淫売女のモノローグで語られるが、圧巻はその爆撃からの
クライマックスに至るまでの女の語り口である。
これはむしろ「白痴」を超えている。
それは「夜の空襲は素晴らしい」で始まる。
「地上の光芒たる劫火だけが全身的な満足を与えてくれる」であり、全て燃えてしまえと
いう。その後に他の何びとが死のうとも、男と淫売女だけは生きていきたいと
いうのだ。
「このあなたのおうち、私のうちよ。このうちを焼きたくないのよ」とその時、
それまで一緒に暮らしてきながらやはり他人であった二人が瞬間に一体のものと
なる。
「白痴」にしろ「戦争と」にしろ、昨日までそうした爆撃の中に住んでいた人たちには
その迫真的な描写は読んで胸が悪くなる程に強烈であったと想像するに難くない。
しかし「戦争と」が「白痴」の陰に隠れてでもいるかのように双方の作品の著名度に
落差があるのは何故だろうか。
分からない。
523 :
吾輩は名無しである:04/06/15 18:57
目的の無い喜び
それが安吾のイデオロギー
>>522 ここで言われている「戦争と一人の女」は,筑摩の全集では
「続戦争と一人のの女」として収録されているもので,
そのひと月前に発表された「戦争と一人の女」の姉妹編として
書かれたものですね(なんかややこしいな)。
「いづこへ」という単行本への収録にあたって,「続」が取れて
「戦争と一人の女」に改題されたようです。
たしかにこの「続戦争〜」は素晴らしい作品だと思う。
両作品とも,野村という男と,内縁(?)の妻である女との,全く同じ
生活を描いたものだが,野村を主体に三人称で描いた「戦争と〜」と,
女の一人称で描いた「続戦争〜」を続けて読むと,「続戦争〜」の方が
女(人間)の内面への食い込み具合が数段深まっていることがわかって
さらに面白い。
本当に「白痴」に勝るとも劣らない傑作短編だと思う。
正直な話,私は「白痴」より「続戦争〜」の方が好きですね。
>>524 訂正
3行目の「続戦争と一人のの女」→「続戦争と一人の女」
526 :
吾輩は名無しである:04/06/15 23:59
昨日、石油プラントを見に行って、その美しさに感動して、
安吾の言ってたことがよくわかりましたよ。
527 :
吾輩は名無しである:04/06/17 00:03
「夜長姫と耳男」は「文学のふるさと」の理論を小説化したものだっていうけど具体的にどういう部分に現れてるんですか?誰か教えて下さい。
>>500 でも、一番痛いのが当のおさむだったりするけどな(w
527へ。
学校の先生におしえてもらいなさい
530 :
吾輩は名無しである:04/07/16 23:02
このスレ、愚劣やら珍品やらわけのわからんコテハンに、真面目にレスポンスする名無しやら、ひどいな。
馬鹿はほんと救いがたいな。安吾の何を読んでるんだよコイツら
自分語りは日記だけにしとけよ。
オマエモナ。って言われたく無かったら安吾の何を読んでるか書けよ。
俺は筑摩の全集を5巻まで読んだが
それ以上読み進めることができない。
533 :
吾輩は名無しである:04/07/23 01:28
桜の下〜、夜長姫とかの有名どころ小説と、エッセイがだいたい文庫1冊分。
この程度しか読んでないけど、
>>530にほのかに同意。
自意識でガチガチのレスは見ててうざい。
スレが一気に盛り下がった。
全集って1巻から読むものなのか?
俺はなんか興味ある作品やタイトル、またはその巻の集められた理由みたいなものから選んで読んでるけど。
だから安吾の筑摩の文庫全集だと一般的には代表作の載っている13だか14だかあたりでは
全集は1から読むなぁ
536 :
吾輩は名無しである:04/07/23 23:35
とりあえず筑摩版の全集のような編年体のものは、ジャンル別に分けて読むより1巻から順番に読んだ方が面白いよ。
安吾がその時期に何を考えていたかがよくわかる。
それにしても、結局2ちゃんって安吾が言うところの永井荷風的な書き込みばっかりだね。
編年体だったらそれこそ1巻からなんて面白くない。
540 :
吾輩は名無しである:04/07/25 20:32
著作権法が改定されるらしいけど、いつごろなの?
坂口安吾の著作権現行法だと2005年で切れるんだけど・・・・・。
筑摩の文庫全集ジャンル分けが微妙じゃない?エッセイが小説の方に入ってたり。
542 :
吾輩は名無しである:04/07/27 00:22
白痴の良さを誰か教えて。全然ピンとこなかったんだけどやたら有名じゃない?
というか安吾の小説って自分の思想を語るエッセイみたいな感じで
あまり面白くないと俺は思ったよ。全部読んだわけじゃないけど。
544 :
吾輩は名無しである:04/07/27 04:57
「白痴」は実際あんまり小説としては面白くないから安心しろ。
(まあ、そこらの凡百の小説よりは面白いわけだが)
単に代表作的位置付け。他のも読んでみたら?
545 :
吾輩は名無しである:04/08/01 16:48
安吾の文学的特徴教えてください。
最近、風博士を読んだんですがどうも理解できなくて。
安吾はどういう経緯でファルスという概念に辿り着いたんでしょうか??
安吾は何を目指して執筆したのでしょうか??
エッセイで、サザエさんに言及してるのがちょっと嬉しい。
>>545 「ファルスに就いて」読んでみたら?エッセイは全部読むべきかも…
村のひと騒ぎ、が馬鹿馬鹿しさの限界に達してて大好きだなぁ。
笑える文学なんてそうそうねぇよ。
548 :
高校生:04/09/11 22:31:21
坂口安吾の「文学のふるさと」について質問です。
この作品中でキーワードをひとつだけあげるとすればなんという言葉になると思うか教えていただけませんでしょうか?
>>548 宿題は自分で。
だいたいそんなもん普通の読解力があれば分かるだろ。
短いエッセイなんだから何度も読んでみろよ。
552 :
吾輩は名無しである:04/09/12 13:22:15
不連続殺人事件を今読み終わりました。
感想、つまんねえ。読んでる途中でトリックは解らないが犯人の目星がついた。
そんなに、名作なのか疑問だ。
553 :
吾輩は名無しである:04/09/13 18:26:50
俺は個人的に「二流の人」が好きだ
>>1 が充実してるのにカンドー。
他の作家スレも見習えばどうよ。なあ、をい!
555 :
吾輩は名無しである:04/09/17 01:00:34
関連リンクが大量にある場合は2以下に書けよ。なあ、をい!
556 :
吾輩は名無しである:04/09/21 01:52:01
神経症を治すために語学を勉強した話ってどこに載ってます?
「勉強記」になかったっけ
558 :
吾輩は名無しである:04/09/21 02:49:11
生きよ、堕ちよとのアジテーション。もうほとんどの日本人は堕ちています。
いや堕ちてません。
みんな何かに必死でしがみついています。
まだまだこれから。
>>558 それは、一般的な意味での「堕落」と読み違えてないですか?
安吾のいう意味で、「堕落」できる人間なんて今の日本にはいませんよ。
561 :
吾輩は名無しである:04/09/21 22:09:11
560>>じゃあ、安吾の言う意味の堕落って何か教えて下さい。
うるさい、読め!
そうやって、お手軽に知識を得ようとする所が、ダメだなとこなんだ。
いくつになっても、ダメダメだな、おまいは。
嫁、そして堕ちろ!
563 :
吾輩は名無しである:04/09/21 22:43:21
562>>
やれいたわしや、因果な病に罹ったものじゃ。この病気に侵された者はな・・
すべての物事を素直に受け取る事が出来ぬ。
564 :
吾輩は名無しである:04/09/22 00:02:53
あんご?
昔、安吾が川で死体を引き揚げた場所を探したことがある。
大体の場所は見当がついたが、伊●甚という名前の宿屋は見当たらず
同じ名前の看板がかかった駐車場があった。
566 :
吾輩は名無しである:04/09/22 15:55:13
564>>
如何にも・・・
567 :
吾輩は名無しである:04/09/25 12:25:17
イースタンユースとか言うバンドに
「街はふるさと」っていう曲があるけど
始終単なるボーカルのアイデンティティの喧伝で、拝聴に耐えなかったよ
安吾の作品借りてああいうことをするのはやめてほしい
568 :
吾輩は名無しである:04/09/25 15:10:02
向井とかもそうだけど、飾りくらいにしか使わないんだよね。
ほんとに好きだったらそういう使い方はしないはず。
結局自分を偉く見せるコケオドシにしたいだけ。
馬鹿なファンはそれを見て凄いわ〜とか思ってるんだろうし、
使うほうもそれを意図してるんだろうけどね。
向井の歌詞とか人を小馬鹿にした安吾の言うところのモラルのない永井荷風的なものなのに。
569 :
568:04/09/25 15:17:32
あ、ナンバーガールってバンドの人のこと。
イースタンユースとも仲が良い。
>>567題名が被っただけでそこまで言うこた無いだろ(w
題名借りたにしろ、たまたま「街はふるさと」って言葉が、詩の気分と合ってただけかもしれないし。
あの曲は凄くいい曲じゃん。歌詞も好きだわ。
俺はイースタンも安吾も同じくらい好きなので気分悪い。
アイデンティティの喧伝、それはそれで結構じゃん。
571 :
吾輩は名無しである:04/09/25 22:54:17
仕方無えよ
イースタンユースなんて高校中退の低能の集まって
ちょっと文学的っぽく見せかけた歌叫んでるだけだかんな。
あんな奴らに安吾の真の高尚さなんて分かるはずも無い。
利用させるだけさせてやんな。
無能で下賎なクズは、そうやって死んでいくのだ。
安吾は分かる奴らがその真の価値を知ってればいい。
572 :
吾輩は名無しである:04/09/25 23:26:53
僕も570さん同様イースタンと安吾好きだからあんまこういう書き込みヤダけど人それぞれだから仕方ないかな。
それにしてもロックバンドで文学好きな人って多いですね。エレカシの宮本さんなんてもろ鴎外が出てくる歌作ったし。
作品名や作家の名が出てくるのがそんなに”文学的”なのかい?
574 :
吾輩は名無しである:04/09/26 00:16:44
つーかイースタン聴いたりナンバガ聴いたりしてそこから安吾知って安吾好きになったヤツ多そうだよな。
実際、本なんて読まない糞ロック好きのバカのファッションに使用されてんだろうな。
別にそれでもいいんだけど、イースタンなんてカッコだけ(使用してる単語とかが)文学的で詩の内容が演歌とかわりない和ぶったバンド好きになるなよ。
エレカシのがまだマシ。
575 :
吾輩は名無しである:04/09/26 00:38:52
すべては模倣から始まのです。高校中退を下賤なくず呼ばわりする
人間性・・・もう1度、人間性の構築をしなおす事を願います。
576 :
吾輩は名無しである:04/09/26 00:44:39
571は単なる釣りだろ。イースタンユースとかいうバンドが高校中退とか知ってる時点で
ファンかそのバンドのアンチが安吾好き装って煽ってるだけだろ。
577 :
吾輩は名無しである:04/09/26 03:56:02
堕落論を読んでいるんだけどさ、
かっこいいなぁ、安吾。
578 :
吾輩は名無しである:04/09/26 10:39:56
イースタンは「ドンキホーテ」を題名にしてるくらいだからねえ。
それと同じ気分でやってるんじゃね?
ってか、小説の題名を歌の題名に引用するのがそんなに悪いことなのか?
安吾好きならイースタン好きかと思ってたが。
俺は安吾もイースタンも10年以上好んできた人間だから、(イースタンは結成当初は全く今とは路線違ったが)
イースタンをカッコだけとか捉える安吾好きもいるのかと驚いた。
十二分に良い歌詞作ってると思うけど。
580 :
574:04/09/26 14:11:31
イースタン好きには石原慎太郎のが合うだろ。
俺は安吾好きでイースタンなんて好きなヤツいるのかと驚いた。
詩が糞過ぎるだろ、虚飾の塊じゃん。男気というより演歌。
まぁ安吾好きでも奥野建男程度の理解しかしてないヤツもいるからな。
581 :
吾輩は名無しである:04/09/26 14:30:06
イースタン・ユースは非常に情緒的なので好きです。
すっ転んでまた立ち上がって、這いつくばって踏みにじられて。
それでも「生きている」っつー事だけで、
人生なり生活なり生命なりを肯定できる歌を作るところは胸にぐっと来ます。
「素晴らしい世界」とか「ビールと煙草のけむりっ」って叫ぶところとか。
勿論それは世界や世間を知らない馬鹿アホ間抜けだから出来ることなのかも知れない。
ただ、そういう脆さの上にある強度にはとても僕は憧れます。
安吾も「青春論」なり「太宰治情死考」、「不良少年とキリスト」(スーパー大好きマジで感動した)などで、「生きていること」だけに対する賛美をしていたと思います。
「文学のふるさと」なんて「文学」=「生きること」、「俺の仕事」=「文学」というようなラインを思いっきり打ち出していたと思うし。
安吾もイースタンも情緒的で感情的で読者やリスナーを思考停止に追いやってしまうところがあるかも知れません。
勿論安吾は思考停止状態にならないように緻密に文章を作り上げてると思う。
他人から見るとオナニーっぽいのかも知れないけれど、生きる姿勢に対して結構大事なことを言ってると思う。
そんなところが一部の読者を引きつけるんだと思います。
>>579 > 安吾好きならイースタン好きかと思ってたが。
なんじゃそりゃ
583 :
吾輩は名無しである:04/09/26 16:45:31
イースタンスレ見に行ったらここのレス貼り付けられてるのなw
>>581 >安吾もイースタンも情緒的で感情的で読者やリスナーを思考停止に追いやってしまうところ
別にお前がどういう読み方してもいいんだけど、こりゃ駄目だ。
しかし、安吾ほど誤解されてる作家もいねえな。
美文家だから仕方ないが、、あれだけ考えてるヤツはいないよ。
>「文学のふるさと」なんて「文学」=「生きること」、「俺の仕事」=「文学」というようなラインを思いっきり打ち出していたと思うし。
痛すぎ。ほんとに読めてるのか?普段、本なんて読まない単なるロック好きがイースタン経由から読むとこう見えるのか。
584 :
吾輩は名無しである:04/09/26 16:54:08
585 :
吾輩は名無しである:04/09/26 16:56:44
本なんて読まない単なるJ-Pop好きはオマエだろ
おまいら、安吾について語れ。
そんな腐れバンド知るか、消えろ。
587 :
吾輩は名無しである:04/09/26 17:31:21
>>584、585
プ
とりあえず、この辺でやめれ、ファンなのはわかるがスレ荒さんでくれ。
てか誰だよ貼ったの、信者がなだれてくるだろが。
イースタンは浪速節とかわらねーんだから石原慎太郎を読め。信者たちよ。
そういえば石原も安吾好きなんだっけ。
>>587 通りすがりだけど、安吾を美文家とするのは違うんじゃないか?
別に書いた本人じゃないが、安吾は美文家だと言うのは理解できる。
川端康成とは違うタイプのね。
>>590 いわゆる美文を意図的に崩していると思うが?
592 :
吾輩は名無しである:04/09/26 17:47:52
一般的に言う美文を崩して美文をつくるってことじゃん。
実際、教祖の文学なんてモロじゃん。わからない?
あ、釣られてる?
イースタンなんてどうでもいいから、こないで。お願い。
安吾スレが祭りだw
イースタンスレ誰か貼って
見る必要もないよ、見に行ったけどファンがぐだぐだ教祖様のすばらしさをわからないなんて!
とこっちのスレ住人をヒス起こして馬鹿にしてるだけ。
坂口安吾氏のスレがこんな上まであがってるーと思ったら、別の話題ででしたか。
しかも本歌取りの音楽集団……いぁ、タイトルに使うのはいいと思うんです。
ですが、使ってしまう以上、本歌を凌駕するだけの内容を備えていなければ、
少なくとも下敷きにした物語から一歩先へ歩みだした内容でなければ、
それは剽窃であり盗用と言われても致し方ないかと思われるのですが。
法的に問題無いとか有るとかではなく、芸術家として。
ここでは594だけがヒス起こしてるんだがな(w
向こうのスレでもこっちまで来て頑張ってるのはミーハーな人だけってのが認識らしい。
ほっとこう。
599はイースタンスレ住人を刺激し、安吾スレを荒らさせようという新手の釣りじゃないかな。
うぉ、これって釣りになっちまうですか(汗。すまぬですスルーよろ。
602は吉野。
>>603 たぶん602はファンでしょ。自分の見たくない意見は釣りにしたいらしいw
>>606 だからイースタンって何?
探しにいったけど何板かわからないわ。
まあイースタンを馬鹿にする必要は無いわな。
いや、俺がただ単に好きなだけだが。
そろそろ元の流れに戻そうや。
いつもは遅いスレ進行なのに、一日で何十もレスが付くなんてびびった。
最初は「え!?今更安吾ブーム!?」とか思ったんだが(w
611 :
吾輩は名無しである:04/09/26 21:55:29
安吾は誰の影響を受けたん?
612 :
吾輩は名無しである:04/09/26 22:03:58
夢野久作
613 :
吾輩は名無しである:04/09/26 22:48:40
作家とファンの質は比例しないんだな。
まだいるのかよ、、
イースタンのファンって節操ねえのな。
教祖様、少し批判されたくらいでいちいち出張してくるなよ。
お前らの巣にゃ誰も行ってねえだろ?そんなことしてるから教祖ともども馬鹿にされるんだろが。
616は話を蒸し返して安吾スレを荒らさせようという新手の釣りだな。
安吾読まないなら帰っていいぞ。
つうか荒らすなよスレ。どうでもいいんだよイースタンなんて。
わかったら帰れ自分の巣へ>617
安吾を読むのにいちいち何かを貶める必要は無い。子供は帰れ。
貶してねーだろ。批判されてお前らが馬鹿みたいに沸いてくるから、どうでもいいので帰ってくださいと言ってるんです。
このスレの状況見る限り熱狂的信者がいるバンドなのはわかります。
>>620 ほっといてやれ、誹謗中傷でも何でもない真っ当な批判ほど信者は怒るんだ。
無視できないから。
もう蒸し返すなよ。
616って昔安部公房スレ荒らしてた人?
いや、今はじめてレスしたんだけど、、単なる批判に僕らのイースタンさまになんてことをみたいな親衛隊がぞろぞろでてきて荒らしてるからムカついただけです。
ていうかよく考えれば帰れって言われて帰るわけないかw
まぁイースタンユースというバンドは愛されてるってことですね。
うらやましい。
本物のキチ(w
>>624 煽りに乗るなよ。もうほっとけ。痛いのはどこでもいるから。
624=626
>>626 もう寝るよ、そこまで必死にバンドを愛せるって幸せなことかも知れん。
じゃ ノシ
坂口安吾も熱狂的信者がいるんだぜ。
柄谷行人とかな。
江藤淳の漱石みたいなもんで読んでて面白いぞ。
以後このスレでイースタンユースはタブーだな(笑)
美文家もな。
>>628 で、どの辺が美文家なんだい?
わかりやすく説明してくれ
(;´д`)
美しく見せるための一行があつてもならぬ。
美は特に意識してなされた所からは生れてこない。
どうしても書かねばならぬこと、書く必要のあること、
ただ、そのやむべからざる必要にのみ応じて、
書きつくされなければならぬ。
もう必死だなw
637 :
吾輩は名無しである:04/09/28 13:44:50
美文とは美しい語句を用い、修飾した文。(広辞苑)
その点、591のレスに同意。安吾の文体事態は美の裏返し、所謂醜。
醜の中の美を読者に啓蒙している気がする。
書きこみの頻度と口調が文学板じゃないな笑
639 :
吾輩は名無しである:04/09/28 14:26:02
初心者なんです。笑わんといて下さい。
640 :
吾輩は名無しである:04/09/29 11:13:37
安吾と主体性というテーマで論文を書きたいんですが、どんな作品を言及する
べきでしょう?特に小説で何を選ぶかが迷うんです。
641 :
吾輩は名無しである:04/09/29 11:20:50
砂の女あたりかな
642 :
吾輩は名無しである:04/09/29 11:49:03
安吾の作品に『砂の女』というのは無いと思うんですが・・・
>>640 主体性っていうのが抽象的過ぎで何がいいたいのか分からない。
もっと具体的に言ってみて。
>>640 論文書くなら全作品読んだんでしょ?
自分ではどう思ったの?
645 :
吾輩は名無しである:04/09/29 22:09:06
644>>こいつ相当なあれだな・・その傲慢な態度、ネットで偉そうな態度
現実の君は・・・もう1度人間性を構築しましょう、、ね!
>>645 別に
>>644の意見なら、おれも思ったが。
そんな傲慢とは思わん。
本来、論文は自分の力で書くものだろ?
>>645 人に意見を求めるなら
まず自分の見解を述べるのが筋だと思うけど・・・
そっからいろんな意見が出て議論するのも建設的なんじゃね?
648 :
吾輩は名無しである:04/09/29 22:59:01
安吾と主体性・・以下略(そのテーマにおいて何を読んだら良いか)
と、これも1つの意見じゅあないの?
>>648 自分で作品を読んだ上でテーマを決めたなら作品も選べるだろ。
それこそ主体性がなさすぎる。
>>640
自分の意見一つ言わずに他人に尋ねても誰も答えないよ。
>>647 あのさ、まず、自分の意見を言ってないのは
>>640だろ?
それと、論文のネタに2ちゃんを使うなんて虫が良すぎるよ。
安吾ならきっと、逝ってよし!っていうよ。
>>648 意見じゃない。質問だよ。
そんな区別もつかない奴は安吾を読んでも時間の無駄。
653 :
吾輩は名無しである:04/09/29 23:31:27
安吾の作品読んでないから何を読むべきかお尋ねしている訳。
649のご意見、御尤も。
よって意見を求める事は愚問だよ。
言葉に翼があったら理解しあえるのに、ただ思う処に飛ばないだよなーー
>>653 >安吾の作品読んでないから何を読むべきかお尋ねしている訳。
それで何でテーマが決めれたの?
そもそも、何の宿題よ、それ?
>よって意見を求める事は愚問だよ。
すまん、意味がわからない。
655 :
吾輩は名無しである:04/09/29 23:51:53
あのね、640が安吾と主体性と言うテーマで論文を書きたい、、
どの本を読んだら良いか皆に聞いたのね、
だから・・・彼に意見を求める事は愚問ではないかと・・・
早く640出てこいよ。何で俺が責められなきゃならんの???
文学板もID化すべきだよな。
自作自演も多いし、まぎらわしい。
657 :
吾輩は名無しである:04/09/30 00:11:21
懐疑心の強い人ですな・・自作自演ではありません。
あんたのことじゃないよ。
一般論だよ。もう寝な。
659 :
吾輩は名無しである:04/09/30 00:21:04
おまえもな
つーか、いちいち上げるなよ、馬鹿。
661 :
吾輩は名無しである:04/09/30 00:33:36
馬鹿に馬鹿呼ばわりされる。
>>640 例えば作品を読んだことがなくても
なぜ主体性というテーマを選んだかは言えると思うんですよ。
もし”主体性”が宿題で提示されたものだったとしても
生き方やら作品やら切り口はいくらでもあります。
ご自分がどのような方向で考えているのかを
提示するだけでも皆さんの反応は違うと思います。
663 :
吾輩は名無しである:04/09/30 02:46:34
662>>
言葉に含蓄がありますね。
なんか主体性というやからが出てきて
スレのレベル下がったな。
残念。
遅くなりましてすんません。作品は全部読んでないです。
愚かなことに半分も読んでない。
頭悪いですがご勘弁を。主体性というテーマを選んだのは、安吾とは関係
なかったんです。近頃、日本には主体性がないということがいわれます。
別に政治や、外交に詳しいわけでもありませんが。その日本が再び主体性を
取り戻すのにはどうしたらいいんでしょう?もちろん日米安保の問題が大きい
わけですが、いまのところ「アメリカに守ってもらわずにやっていけるか!」
という状態であります。ただアメリカにはちょっと腹が立ちます。主体性の
回復が、アメリカ追従の姿勢を変えるものだといいなあという考えをもってい
ます。
ただ、今書いた主体性は、国家という集団的な主体性であります。安吾の諸作品
で主体性が論じられるとしても、おそらく個人レベルの主体性であると思います。
個人レベルのものが、集団のレベルにつながるのかどうかも分からないほど
バカであります。とりあえず個人レベルでは何とかなるんじゃないかと勝手に
思った次第であります。
なぜ安吾なのかが疑問かもしれませんが、ほかにたいして読んだことのある作家
がいないんです。まだかなり説明不足ですが、一旦これで。
俺も頭悪いからわからねーけど、エッセイなら、『私は誰?』ってのがある。
主体性論争について調べたなら出てきたと思う。
>>665 国家と個人の主体性ですか。面白い切り口だと思います。
・・・とても月並みな答えで恐縮ですが
日本文化私観は参考にならないでしょうか。
時代や国家におもねらない安吾の思想が手がかりになるかもしれません。
(665さんがおっしゃっている方向性とは多少ズレているかもしれませんが・・・)
668 :
吾輩は名無しである:04/10/01 00:05:17
一旦これで・・・665>>
昨日の主体性のテーマで荒れていたのに、申し訳ないの一事くらい言っても
良いんじゃないの。主体性のテーマを書くより、君自身の主体性に疑問を
感じる。
もういいって
670 :
吾輩は名無しである:04/10/01 00:39:46
そうか。やーメタ、馬鹿だな俺!
早く気づけよ。
荒れているときにも本人はレスしてるよ。
もう無視しろよ。
荒れの原因をつくってしまって申し訳ないです。
自作自演は1度もしてません。しょっちゅうチェックできなかっただけです。
>>667 レスどうもです。とりあえずは個人の主体性さえ論ずることができれば
いいかと思いました。エッセイはまあ何とかなるような気がしますが、
小説でよさそうなのがないかと思っています。
673 :
吾輩は名無しである:04/10/02 04:00:27
>>672 最初に小説とおっしゃってましたね。失礼しました。
これまた月並みですが
夜長姫と耳男
外套と青空
青鬼の褌を洗う女
など読まれてみてはどうでしょう?
どうもです。夜長姫と耳男だけ読んだことがないので、ちょっと読んでみます。
どうもありがとう。
>>676 煽ってばっかだな。640を馬鹿にできるどの頭もないなオマエは。
子供ばかりだなこのスレ。
親がなくても子は育つ。嘘です。
親があっても、子は育つんだ。
>>679 子供ばかりだな と書き込まずにはいられなくなったオマエ
も子供だ。
682 :
吾輩は名無しである:04/10/05 04:16:17
もう言い争うは辞めましょう。安吾にくらべりゃ皆な子供!
683 :
吾輩は名無しである:04/10/06 00:00:09
すいません、「夜長姫と耳男」を読みたいのですが、
東京創元社から出てる坂口安吾選集だと何巻に収められてるか
教えていただけないでしょうか?
684 :
吾輩は名無しである:04/10/06 00:57:33
>683
いやだ!
>>683 創元は判らないですが
ちくま文庫『坂口安吾全集9』か
講談社文芸文庫が比較的手に入りやすいですよ。
ちなみに文芸文庫は本の手触りがいいです。
>>684 いい加減に汁。
686 :
吾輩は名無しである:04/10/06 13:03:23
684>>
何故か可愛い???
687 :
吾輩は名無しである:04/10/19 01:18:13
東京創元社だと、推理小説しか収録してないんでは・・・
でも「不連続殺人事件」は大好きです。
推理小説で2回以上読んだ本はこれだけです。
688 :
吾輩は名無しである:04/10/28 02:33:26
age
このスレはじめて見たが、
>635 名前: 吾輩は名無しである [sage] 投稿日: 04/09/27 23:04:25
>美しく見せるための一行があつてもならぬ。
>美は特に意識してなされた所からは生れてこない。
>どうしても書かねばならぬこと、書く必要のあること、
>ただ、そのやむべからざる必要にのみ応じて、
>書きつくされなければならぬ。
>636 名前: 吾輩は名無しである [sage] 投稿日: 04/09/27 23:42:33
>もう必死だなw
>>635 は「日本文化私観」の引用か、もじりだろう。一番名調子の所じゃないか。
>>636 はその辺が何にもわかってないな。安吾の文章が愚弄された気がして俺は気分が悪い。
ジコーサマって誰?
583からの一連で見てもまだそういえるか?
日本文化私観がどうとかではなく
安吾が所謂”美文家”かどうかが争点だろ。
>>636は”判ってない”んじゃなくて
中途半端に引用してお茶を濁そうとする
>>635を笑ってるだけだよ。
って漏れ、釣られてる?
692 :
1@CLIE ◆GodOnnDc.o :04/11/27 09:45:02
ところで神です
693 :
純文学団長 ◆xyX.vGXBSY :04/11/27 10:08:06
「総理大臣が貰った手紙の話」と「勉強記」を読む。
安吾のこういう完全に軽い小説に魅力を感じる。たしかに、
「桜の森の満開の下」みたいな小説もいいけどね。安吾は皮
肉にもマジメに書く小説が詰まらなくて、遊びで書いたよう
な雑文、コントが面白いのな。
一番面白いのはエッセイだな。
「不良少年とキリスト」みたく軽いやつもいいね。
「総理大臣が貰った手紙の話」には
すみません、途中で送信してしまった。
「総理大臣が貰った手紙の話」では
安吾の思いが、意外と真剣に語られていると思うが。
>>698 分かるように説明してやっていただけませんか<常連様
安吾の小説の中なら「波子」がスキだな・・・あまり評価されない
ウェルメイド風の短編だけど"波子はただ風を見た"なんてセンテンスを
読むと、やっぱり安吾だなぁ、と思う
随筆だと「イノチガケ」が以前から好きだった
柄谷行人の月報の評論を読んでどう面白いかがやっと分かった
気がして、更に好きになった
池田浩士「ナチズムの視線で読む『日本文化私観』」
〔坂口安吾研究会編『坂口安吾論集2 安吾からの挑戦状』2004年11月、ゆまに書房 所収〕
「〔……〕必要ならば、必ずそこにも真の美が生れる。そこに真の生活があるから
だ。」――ブルーノ・タウトにたいする批判の結びとして、坂口安吾はこう書いた。
タウトが見失っているものを、それは的確に衝いている。けれども、なぜタウトが
それを見失うことになったのかを、当然のことながら坂口安吾は見ることができな
かった。それを見ることができなかったことによって、かれは、自分がタウトに反
対してもっぱら機能美を讃美していることの意味を、見ることができなかったので
ある。芸術表現における機能美の発見と提唱と推進が、ナチズムにとってもイタリ
ア・ファッショにとっても、日本天皇制にとっても、そしてもちろんアメリカニズ
ムにとっても、最大の武器となったことを見ることなく、かれはタウトの時代錯誤
を撃ったのだった。
タウトの日本文化観に「日本精神」の拠りどころを見出そうとする国粋主義にた
いして、坂口安吾がどれほど大きな軽蔑の念をいだいていたかは、見がまう〔ママ〕
べくもない。だが、「必要」が生む機能美をいわば現代の絶対的な美としてとらえ、
みずからの文字表現にたいしてさえこの尺度を試金石として課したとき、かれは、
破壊と殺戮のための機械に「必要美」を見てしまっただけではなかった。いわゆる
環境破壊の果てに創出された必要美については言わないとしても、オリンピックで
メダルを取る身体機能の美しさとまさに同質の美――国家と民族の必要が命じるま
まに殺戮の機械となり、それどころか死ぬ機械と化する人間身体の美を、鼻唄まじ
りとはほど遠い非常時の必要美を、かれは正当化してしまったのである。
702 :
吾輩は名無しである:04/12/06 14:56:27
池田浩士「ナチズムの視線で読む『日本文化私観』」
〔坂口安吾研究会編『坂口安吾論集2 安吾からの挑戦状』2004年11月、ゆまに書房 所収〕
「〔……〕必要ならば、必ずそこにも真の美が生れる。そこに真の生活があるから
だ。」――ブルーノ・タウトにたいする批判の結びとして、坂口安吾はこう書いた。
タウトが見失っているものを、それは的確に衝いている。けれども、なぜタウトが
それを見失うことになったのかを、当然のことながら坂口安吾は見ることができな
かった。それを見ることができなかったことによって、かれは、自分がタウトに反
対してもっぱら機能美を讃美していることの意味を、見ることができなかったので
ある。芸術表現における機能美の発見と提唱と推進が、ナチズムにとってもイタリ
ア・ファッショにとっても、日本天皇制にとっても、そしてもちろんアメリカニズ
ムにとっても、最大の武器となったことを見ることなく、かれはタウトの時代錯誤
を撃ったのだった。
タウトの日本文化観に「日本精神」の拠りどころを見出そうとする国粋主義にた
いして、坂口安吾がどれほど大きな軽蔑の念をいだいていたかは、見がまう〔ママ〕
べくもない。だが、「必要」が生む機能美をいわば現代の絶対的な美としてとらえ、
みずからの文字表現にたいしてさえこの尺度を試金石として課したとき、かれは、
破壊と殺戮のための機械に「必要美」を見てしまっただけではなかった。いわゆる
環境破壊の果てに創出された必要美については言わないとしても、オリンピックで
メダルを取る身体機能の美しさとまさに同質の美――国家と民族の必要が命じるま
まに殺戮の機械となり、それどころか死ぬ機械と化する人間身体の美を、鼻唄まじ
りとはほど遠い非常時の必要美を、かれは正当化してしまったのである。
佐藤信夫「坂口安吾とことば ―《必然性のドクサ》にもかかわらず……」
(『ユリイカ』第18巻11号,1986,青土社)
幼稚な裏がえしのダンディスムの癒えた坂口安吾は、大きなトラックの正体をあ
らわした。しかし彼の、《思い込み》は治癒することがなかった(それは別に、な
おすべき病気ではない)。とりわけ、私たちが《必然性のドクサ》と呼んだ言語表
現観への思い込みは変わらなかった。いわば機能美への思い込みである。法隆寺も
平等院も焼けてしまってかまわないし、必要ならば、法隆寺をとり壊して停車場を
つくるがいい、という痛快な考えかたでもある。
しかし、天才坂口安吾は、その必然性のドクサへの思い込み《にもかかわらず》、
多くの、スリリングなほどに魅力的な作品を書いた。それは、作家が、みずからの
思い込みに矛盾しながら、ただ、書きたいことばを書きつづけたからであったにち
がいない。
やっぱ、ヒョーロンカの言う事はツマランな。
正しいとか、誤っているとかじゃなく、ツマラン。
705 :
吾輩は名無しである:04/12/07 20:48:26
ヒョーロンカのご説明はヒョーロンカ自身を語っている。
中上健次がアンゴ論書けるかどうかわからないって言ってたことを思い出す。
中上は気付いていたが、こいつは何もわかってないな。
格下が格上を対象に切り裂くことはできない、できたとしても、己の小ささを示すだけ。
いい例だな。
706 :
吾輩は名無しである:04/12/07 20:51:57
その通り。
「安吾は青空を背負っている」(中上)
最良の評論とはこういうものだ。
707 :
吾輩は名無しである:04/12/07 20:55:41
BADな時に読むと、アン後の生きよ、堕ちよが、死ねよ・・・と、
囁いている。惑乱されるよな。
708 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:04:34
うーん、そりゃどうかなあ。
アンゴは自死についてはよく語っているけど、
結局死ぬことそのものは、大抵偶発事に過ぎないと考えていたんじゃないかな。
積極的な自死への志向はなかたっと思う。
709 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:12:52
>>708 ポジティブな意味での死だ、何物にもゾクせない人間は、
何処へ拠り所を求めるんだ。より処がない自分に囁いているんだよ。
欝なんだよ。2浪なんだよ。
710 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:18:59
2浪か。20歳?
「風と光と二十歳の私と」は読んだ?
711 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:25:14
読んでない。文系じゃないんでね。
19歳、来年20、成人式もキャンセル。
それ読むと何か変わる?
712 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:27:22
そうだな、「堕落論」は突き抜けちゃった後のアンゴだから、
鬱状態にはツライかも知れないな。
そんな君には、アンゴ自身が鬱々としていた時代の作品がいいかも知れない。
「竹薮の家」「蒼茫夢」(ちくま文庫板全集1巻)
「古都」「孤独閑談」(同2巻)
騙されたつもりで読め。多分元気が出る。
713 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:30:09
老婆心だが、「古都」「孤独閑談」から読むのがベターかも。
これは読みやすい。
「竹薮の家」「蒼茫夢」は、その後のほうがいいかも。
714 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:34:39
>>712 んじゃ、君のお勧めの本、読んで見ます。
有難うな!欝から脱却します。
祈ってくれ。
715 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:36:00
たぶん、図書館に行けばあると思うよ。
まあガンガレ。
716 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:38:06
>>713 孤独閑談。。。心が静謐になりそうな本だな。
すべてアン後か?知らんかった。
717 :
吾輩は名無しである:04/12/07 21:39:43
俺が二十歳の浪人だったら、「風と光と〜」は
俺と同い年で既に先生かよ…とか思って一層憂鬱になりそうだ
いや、アンゴは落第しまくって、やっと20歳で高校を卒業したわけだし。
ただ「風と」も、「突き抜けてしまった」後の安吾の作だから、鬱への効能はギモン。
720 :
吾輩は名無しである:04/12/07 22:15:00
>>718 俺は違うぞ、大いなるアンビシャンがあるからな
。。。なんて、誇大妄想です。
スノッブは嫌だ、だから欝になる。
個人的には「不良少年とキリスト」が
笑いあり涙(?)ありで読むと元気になる
がんばれ浪人
723 :
吾輩は名無しである:04/12/07 22:29:04
>>721 それもアン後か?聖書は俺のバイブルかな??
マタイ、余波ね、パウロ、ETC,
面白そうな題名だ、読んでみます。ダンケ!
724 :
吾輩は名無しである:04/12/07 22:32:37
まぁさっさと納得できる大学に入って落ち着くのが最良だよ。と安吾は申しております。
東洋大学に入るために睡眠時間を一日四時間と決めて勉強した。
大学には受かったが習ったことは全て忘れた。
おまいら、いつまでガキの人生相談につきあってんだ。
2浪でもいいじゃねえか、小さくまとまるなよ、ボケッ。
さて、ドイツ文学を学んだおれから言わせて貰えば、
池田浩士なんて輩の学者レベルは下層も下層。
生物でいえば、やっとゾウリムシを脱してミジンコになったくらい。
こういう奴がいつまでものさばっている限り、大学に未来はない。
728 :
吾輩は名無しである:04/12/08 09:32:27
>>727 不遜な態度だな、ミジンコ以下、嘔吐野郎。
お前には未来は無い。狭隘な心の持ち主だなw
730 :
吾輩は名無しである:04/12/08 10:20:51
732 :
吾輩は名無しである:04/12/09 08:30:37
今日、これから有麟堂に行って、アン後全巻揃えます。
>>727 木を見て森を見ず・・・の典型。と、アン後が囁いています。
733 :
吾輩は名無しである:04/12/09 10:18:47
>今日、これから有麟堂に行って、アン後全巻揃えます。
キミは漢だ。
おまいら、池田浩士が安吾のエッセイをナチと結びつけているという
文脈がちゃんとわかってる?どっちが木を見て森を見ずなんだか。
735 :
吾輩は名無しである:04/12/09 15:57:34
出たよ、文脈があるってだけで何かひとつの価値があると思ってる馬鹿
736 :
吾輩は名無しである:04/12/09 18:44:11
>>734 池田信者・・・・??
故に木を見て森を見ずだ・・・馬鹿って言われる前に気ZUけ。
なんて無駄な流れだ
738 :
吾輩は名無しである:04/12/09 21:55:02
人生無駄も又1興
ちゃんと1行目に「ナチズムの視線で読む『日本文化私観』」と書いてある。
「安吾のエッセイをナチと結びつけている」とは違うんじゃないの?
森どころか木を見るまでもない話のような気がする。
740 :
石川誠壱 ◆1EOB31LOdA :04/12/09 23:03:14
741 :
吾輩は名無しである:04/12/09 23:09:02
処でだ、
>>733 漢だ・・ってどないな意味?
鳥瞰してるの?
つまんない奴ばっかりだな。
レベル低すぎだよ、おまいら。
全集買う奴もやめれ、おまえなんかに安吾がわかるか。
安吾がかわいそう。
743 :
吾輩は名無しである:04/12/10 00:28:43
解らないから読むんでしょう・・・・
案吾がかわいそうだ、うぬぼれるなよ、貴様に安吾が解るのか?
734=742
まあ、一杯やってもちけつ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1063949234/802-808 僕の仕事である文学が、全く、それと同じだ。
美しく見せるための一行があってはならぬ。
美は、特に美を意識して成された所からは生まれてこない。
どうしても書かねばならぬこと、書く必要のあること。
ただ、そのやむべからざる必要にのみ応じて、書きつくされなければならぬ。
ただ「必要」であり、一も二も百も、終始一貫ただ「必要」のみ。
そうして、この「やむべからざる実質」がもとめた所の独自の形態が美を生むのだ。
実質から要求を外れ、美的とか詩的という立場に立って一本の柱を立てても、
それは、もう、たわいもない細工物になってしまう。
これが、散文の精神であり、小説の真骨頂である。
そうして、同時に、あらゆる芸術の大道なのだ。
…………………………………………………………………………
誰の文章かしらんが屋上屋を架けるというが
〉そのやむべからざる必要にのみ応じて、書きつくされなければならぬ
〉この「やむべからざる実質」がもとめた所の独自の形態が美を生むのだ。
を実現した美なり散文なりを生んでみせてくれっての
こんなわかりきった事を得々と書き散らしてそこでおしまいでは
ずいぶんお気楽な話でないかい
まっまさかこの陳腐な文章がその体現だと言い出すんじゃあるまいな
大体こんな物誰に読ませようってんだろ
こんな説教聞かされた日にゃほんと普通の人間なら怒るよ
その必要とやらが芸術に血道をあげる自分自身の為の大義名分や自己弁護にはなっても
他人に聞かせるようなもんでもあんめえよ
747 :
ガンツ先生:04/12/10 23:48:01
748 :
吾輩は名無しである:04/12/10 23:59:14
おーい、浪人、もう何か読んだか?
馬鹿は気にするな。
749 :
吾輩は名無しである:04/12/11 00:28:27
未だ読んでいない、時期センターなんで。イマシガタ安後を検索して
いたの・・・エディプスコンプ安後本人?
サルトルの人間観に似ている気がナゼかする。
嫌、俺も文学版で声高に何も言えない無知な輩です。
750 :
吾輩は名無しである:04/12/11 00:44:40
読んだら
>>742 と、ディベーとしてやるから、まっとれ!
師走の愚者よ!
751 :
吾輩は名無しである:04/12/11 22:49:48
アン後からの挑戦状か
>>734 孤独閑談・・・読んだんだが、帰依する人間のあさましさ、狡猾さを
パラドックスとして捕へられるアン後の人間炯眼には舌を巻く。
破壊だ、もう1度やり直せ、何度でもやり直せ、と俺に言いたかったのい?
駄文でスマソ。マダマダアン後は解らん。
誰かこのエッセイが何をイワンとしているのか、感想を聞きたいんだが?
752 :
吾輩は名無しである:04/12/11 22:55:40
「孤独閑談」は「古都」の続編でR。
そっちも読んでみ。
753 :
吾輩は名無しである:04/12/11 23:03:25
補足すれば、上の2編は、安吾が長編「吹雪物語」の執筆に行き詰まり、
そこから逃げまくっていた1年の生活を描いたもの。
俺は、ドンゾコの人間描写にも、何かカラッとした明るさがあって好き。
754 :
吾輩は名無しである:04/12/11 23:04:04
755 :
吾輩は名無しである:04/12/11 23:04:25
>>746 ものスゲー低脳だな、そいつ。ああ、釣られてるのか俺。
756 :
吾輩は名無しである:04/12/11 23:09:46
>>753 どん底の人間描写・・・カラッ。
よいね、しかし長編はな、今は時間に余裕がないからね、
ゼゼひひ読んで見ます。
757 :
吾輩は名無しである:04/12/12 18:07:28
いいだももの娘を昨日ナンパしたさ
758 :
吾輩は名無しである:04/12/12 20:44:32
古都、短編でした。
未完で題名が気にイラなかったので、孤独閑談にしたのか。
んじゅあインターバルの間、今から読んでみます。
759 :
吾輩は名無しである:04/12/12 20:52:21
実は全集買ってないのよ、金なかったから、全集の2と4、
アン後からの挑戦状のみ。。。
しかしだ、合計5400円の出費だ。痛い、マジ。
760 :
吾輩は名無しである:04/12/12 21:13:11
2巻と4巻ね。
とっかかりとしてはいい組み合わせだと思う。
761 :
吾輩は名無しである:04/12/12 21:21:36
あ、そう!
取っ掛かりだもんね、良かった。
762 :
吾輩は名無しである:04/12/12 23:06:04
うーーーン、俺八橋大嫌いなんだが・・・
彼は人間について、悟性的な視覚で捕らえてない処は、実存主義だが、
悲観論者ではない(矛盾)
茫々たる往事を歩む、我1人。山頭火か?
アン後は淀む事に抵抗する事こそが喜びであるのかな?
「孤独閑談」の最後の2センテンスが、全てを伝えてると思う。
「可憐なる人々よ。さようなら」
すまぬ、上の番号には意味はない。
765 :
吾輩は名無しである:04/12/12 23:25:24
>>763 可憐なる人々よ、さようなら?
純粋無垢な人なんだ。
766 :
吾輩は名無しである:04/12/12 23:30:41
デカダンスの文人。
767 :
吾輩は名無しである:04/12/12 23:44:53
>>763 その2センテンス詳しく教えて。。キボンヌ
768 :
吾輩は名無しである:04/12/12 23:53:53
読んで字の如し。
つーか、もう人に解釈を求めるのはやめたほうがいい。
自分の感じるままに。
769 :
吾輩は名無しである:04/12/13 00:06:04
>>768 解りました。自分の感じるままに・・・すまん。
770 :
吾輩は名無しである:04/12/13 00:25:36
ちょい凹んだ。
771 :
吾輩は名無しである:04/12/13 03:12:46
「可憐なる人々よ。さようなら」ってホント美しいと思う。
772 :
吾輩は名無しである:04/12/13 14:22:26
773 :
吾輩は名無しである:04/12/13 19:21:58
人生の教師っていえば野暮ったいけど、
ただ作品を楽しむだけでなく、結構影響を受けたかも。
体温が伝わってくる数少ない作家のひとり。
774 :
吾輩は名無しである:04/12/13 23:54:58
体温が伝わってくる・・・良い科白だ。
可憐なる人々よさようなら・・・昨日はこのセンテンスがオレに眠れぬ夜を
与えてクレタ。限りなく透明な言葉だ。
2浪より。
775 :
吾輩は名無しである:04/12/14 22:53:57
短い間アン後についていろいろな意見が聞けて、楽しかったぜ!
昨日から冬季講習に入り、この板に来る事が出来なくなりました。
オレも虚飾を取り払い、必死で生きて行きます。
可憐なる人々よ、又遭う日迄。たまに覗きに来ます。
ではこれにて・・・グットラック!
776 :
吾輩は名無しである:04/12/14 22:55:56
まあがんばれ。
777 :
吾輩は名無しである:04/12/14 22:59:35
778 :
吾輩は名無しである:04/12/20 22:17:18
>安吾好きならイースタン好きかと思ってたが。
ブランショ好きなら「セカチュー」好きかと思ってたが
、というのと同じくらい人を侮辱する書き込みですね。
名詞をひけらかすだけの薄っぺらい雑音集団のくせに
若いヤシっていいな
780 :
吾輩は名無しである:04/12/21 01:08:34
781 :
吾輩は名無しである:04/12/21 01:13:09
>>779 お前あの木?
ルサンチマンの塊です。怖いですw。
お前のアン後観を説くと聞こうじゃないか。
783 :
吾輩は名無しである:04/12/21 01:35:18
あ、そう!
風と光と二十の私と・・・読んだよ。
やけくそになっていた俺に1条の光・・・迄とはいかないが、
微かな光を投げかけてくれた。読んで心地良かった。
孤独閑談よりかはオレには安吾の当時の気持が被さった。
784 :
吾輩は名無しである:05/01/02 23:31:11
今日ね、初詣行ってきたのよ、おみくじで吉・・・勉学成就だた。
あん後よむより、俺は元気になった。
雑談でスマソ!
今年は没後50年だっけ?
全集が無駄にならないといいけど。
なんか企画とかないのかね
786 :
ちょっと宣伝:05/01/13 01:05:36
青い表紙で、「風」と言う型で凹みがある評論集(全部で4冊くらい)
の出版社とタイトルを教えて下さい。
全部で4冊でしたら坂口安吾評論集でしょうか?
「風」という凹みがあったかはわかりませんが。
789 :
吾輩は名無しである:05/02/13 20:53:57
没後50年って、著作権フリーになるのかな?
安吾のエッセイは引用したくなる部分多し。
安吾は「自分の作品が50年後に愛読されてもタヨリナイ」
みたいな事書いてたけど、50年後、立派に愛読されてるねえ。
内容は全く古くなってないし。
790 :
吾輩は名無しである:05/02/17 00:48:29
安吾忌あげ
791 :
吾輩は名無しである:05/02/18 10:44:41
誰か塩谷温の「坂口安吾氏に答える」読んだことある人いる?
あの「暗い哉 東洋」に塩谷氏が何と答えたのか知りたい。
三千代夫人ってまだ生きてるの?
794 :
吾輩は名無しである:05/02/26 22:21:24
とっくに亡くなっておりまふ。
いつ亡くなったかはぐぐってくらはい。
>>791 存在自体初耳だなー。読んでみてえ。
つーか安吾に言及してる文章を網羅してくれている人とかいないのかな?
>>796もし読んだら、ここにちょっと概要書き込んでもらえませんか?
オレ海外在住者なんで、自力での発掘は今のところ絶望的なんですよ。
798 :
吾輩は名無しである:05/03/11 12:16:38
rt
799 :
吾輩は名無しである:05/03/18 19:49:35
800 :
初心者:2005/03/22(火) 05:47:43
桜の森の満開の下が好きなんですけど、他にオススメの短編を教えてください。
新潮社から出てる白痴はいまいちでした。
「紫大納言」、「夜長姫と耳男」なんかどうでしょ
802 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 07:37:59
>>801 「桜の森…」が好きな人にはナイスなお勧めラインナップですね。
>>800 あなたの好みじゃないかもしれないけど、僕は安吾の短編ファルスが大好きなんです。
「風博士」「村のひと騒ぎ」「総理大臣が貰った手紙の話」など、いやもう全盛期の
赤塚不二夫顔負けの凄まじいスラップスティックですよ。
803 :
初心者:2005/03/22(火) 09:52:15
>>801紫大納言と夜長姫と耳男は全集にしか収録されてないんですか?
収録されている本の題名を教えていただければ幸いです。
夜長姫と耳男の演劇公演があります。ルームルーデンスという劇団だそうです。プロとアマでバージョン違いをやるそうです
桜の森の満開の下最高。
>>805 いい季節だな。
漏れは毎年近所の桜の大樹の下で読むことにしてるよ。
808 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 15:01:19
y
810 :
吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 18:01:27
桜の木の下には死屍が眠っている
↑
これは安悟の言葉ではありませんでしたか?
812 :
龍笑:2005/04/13(水) 18:19:37
みんな。映画の『カンゾー先生』はどう思う?
原作にいなかった登場人物にも、安吾作品に出てきた
人物の影を感じるんだけど、気のせいかね?この
映画自体は原作と大分違うけど、個人的には嫌いじゃない。
みんなはどうさ!
>812
今村昌平監督のですね?
映像が暗めなのは、?でしたけど
よかったです。ラストのアニメ?は爆笑でした。
814 :
龍笑:2005/04/14(木) 12:45:33
>813そうです。それです。
カンヌだかベネチアの映画祭に出品したようだが、
海外からの評価ってどうだったんかね?
愛国心が叫ばれるこんな時だからこそ堕落論が読み返したくなったけど
どっか逝っちゃったよ・・・orz
816 :
吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 00:10:21
>815
「真珠」
「我がだらしなき戦記」
「日本文化私観」
「堕落論」「続堕落論」
「特攻隊に捧ぐ」
を読み返して見れ。
戦中戦後を通じて思想論理が全くふらつかず、苛烈なまでに一貫したスタンスを
貫いた安吾の凄さが判ると思われ。
突然なんですが、「女体」「恋をしに行く」を好きな方いらっしゃいませんか?
何かこの連作について書かれた論文とかって少ないですよね?
818 :
>810:2005/04/24(日) 16:18:12
櫻の樹の下には屍体が埋まつている! 基次郎?
ちなみに作品タイトルは「櫻の樹の下には」。まんまですねw
突然なんですが、私もその2編、大好きです。
でも、ラストは安吾にしては微妙にナイーヴすぎるような気がする。
822 :
吾輩は名無しである:2005/04/24(日) 21:32:28
『夜長姫と耳男』やばすぎ。
823 :
吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 07:09:54
突然なんですが、この2編はなかなか意欲的な実験作ですよね。
漱石を意識して、敢えて「肉体」を中心に据えたこの連作を執筆したんじゃなかったけ?
どっかで安吾本人がそう書いていたのを読んだ覚えがあるなあ。
戯作者文学論かな
安吾がいいのは評論だけ。
なんていったらふくろにされたことがあったなあ。
ちょっと言い方を変えて、
小説に比べて評論は、くめども尽きぬ清らかな泉のような味を、
現代においてもなおさんさんと放っている、誠にすばらしい、稀有な作品ですね。
まあ、安吾の小説は、評論にくらべてちょっとわかりにくいかもしれない。
わかりにくい、というのは難解というよりは、イメージとして流通しにくい
というくらいの意味。
827 :
吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 11:15:11
h
828 :
吾輩は名無しである:2005/06/07(火) 13:07:06
-
829 :
吾輩は名無しである:2005/06/08(水) 09:34:07
久しぶりに上がってるから、なんか書いておこう。
>>826 「イメージとして流通しにくい」というより、「執筆された当時の時代背景を
知らないと楽しみにくい」んじゃないですかねえ。「エロ小説」と揶揄される
カストリ雑誌の場で、敢えて文学を試みた安吾の気概を知るからこそ、ファンは
「女体」や「恋をしに行く」を楽しめる、ってな側面があるような気がするんです。
「普遍性」などというものに拘泥しまくってる最近の文学者及びその愛好家には異論も
あるでしょうが、アンリ・ベイル先生の言葉を否定し、自分の生きている時代の
空気と風潮のなかにのみ、自分の「思想」が息づいているのだと喝破した安吾の、
その「高邁」とすら言い得る慎み深さは、う〜ん、やっぱ非凡ですねえ。安吾大好き。
830 :
ムー大陸 ◆DMnIjpZYd2 :2005/06/09(木) 02:30:11
>>829 それはどうでしょうか。
まず私個人の体験で言えば、私は始めて安吾の小説群を読んだとき、
「時代背景」なんて知らずに、ごく単純に安吾の小説を楽しんでいました。
でも、これは安吾の小説が、時代を超越した抽象性におさまっているという
ことではなく、逆に安吾が、ある具体的な時間を生きていたから、
だと思います。
ある生きられた時間は、「時代の空気と風潮」とは似ても似つかぬ顔を
しているものです。
例えば「ヒンスレバドンス」や「わがだらしなき戦記」と言った自伝的小説も、
「時代の空気と風潮」としての「戦中」とはどこにも似ていません。
安吾が戦後、「時代の寵児」となってしまった後も、安吾はイメージとしての
「時代」には、ほとんど頓着していなかったと言えないだろうか。
例えば、「帝銀事件を論ず」では、安吾は犯人像に、もはや終わったとされる
「戦争の匂い」を嗅いでいるのです。
831 :
ムー大陸 ◆DMnIjpZYd2 :2005/06/09(木) 02:31:50
「私が帝銀事件に感じるものは、決して悪魔の姿ではない。バタバタと倒れ去る
十六名の姿の中で、冷然と注射器を処理し、札束をねじこみ、靴をはき、おそらく
腕章をはずして立ち去る犯人の姿。私は戦争を見るのである。
あの焼け野の、爆撃の夜が明けて、うららかな初夏の陽ざしの下で、七人の
爆屍体を処理しながら、屍体の帽子をヒョイとつまんで投げ出す若者の無心な
健康そのものの風景。木杭よりもなおおそまつに焼屍体を投げころがす人々。
(・・・)
私は帝銀事件の犯人に、なお戦争という麻薬の悪夢の中に住む無感動な平凡人を
考える」
坂口安吾「帝銀事件を論ず」より
ここでは、安吾の推理が果たして正しいか否かが問題なのではない。
「人間の真実」が描かれているか否かも、実はどうでもいい。
重要なのは、安吾は常に「イメージ」を介さない、具体的思考をしている、
ということではないだろうか。
この、どこまでも具体的で残酷な吹き曝しの「現在」、「時代の空気」とは似ても
似つかぬ現在。たぶん、この、あまりに現実であるが故に、どこか御伽噺
めいた時間を、安吾は「ふるさと」と呼んでいるのではないか。
そして、真に普遍的な文学は、どれもこの「ふるさと」に多かれ少なかれ
属していると思うのですが。
832 :
829:2005/06/09(木) 09:51:24
>>830-831 ちょっとオレの言葉が足りなかったですね。
「執筆された当時の時代背景を知らないと楽しみにくい」ってのは、あなたのような熱心なファンの方ではなく、
「安吾って名前聞いたことあるなあ、どれ、ちょっと読んでみるか」くらいの動機で安吾の本を手に取る人達の
場合を想定した言葉なんです。
安吾の生きた「具体的な時間」とは、どんな時間でしょう。それもやはり、固有の「空気と風潮」に支配された
時代の片隅ではないでしょうか。
ムー大陸さんにどうも誤解されているようなのですが、オレは、安吾の作品群が時代風潮に限定されて普遍性を
逸していると云っているわけではなく、時代風潮からは決して逃れ得ぬ自己の存在を悟り(超越するにせよ、
反逆するにせよ、対象そのものの存在を認識しなければ不可能ですから。従って「ヒンセザレバドンス」も
「わがだらしなき戦記」も、超越すべき対象である「戦中」という時代風潮抜きには存在し得ません)
その時代風潮とトコトン向き合い、格闘し、反逆を繰り返した結果として、作品に輝くような骨太の普遍性を
与え得たことに感動するんですよ。
作品に於ける普遍性とは、本来安吾の為したようなプロセスを経たうえで獲得されるものであり、決して
ストラクチャーなどというもののなかで安易に発掘できるものではない。
これが、オレが安吾から学んだことです。マゴコロを込めて時代と向き合い、生き抜くということです。
ちょっと質問。
「桜の森の満開の下」の桜って、やっぱり山桜なんですか?
時代的には山桜なんでしょうが、視覚的にはソメイヨシノとかの一面の薄ピンクって
イメージがあるので。なんとなく違和感が・・・
834 :
吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 10:13:18
>>833 物語の冒頭に、たしか「桜の下から花見の客を取り去ってみれば…」みたいな一文がありましたよね?
安吾のイメージもやっぱりソメイヨシノじゃないかなあ。時代とかみ合わないけど、まあリアリティーだけ
追求したって物語は味気ないですもんね。オレのイメージも、やっぱり葉っぱなんてひとつも見えない、
恐ろしいほど絢爛な桜吹雪のがらんどうですね。
835 :
833:2005/06/19(日) 01:00:32
>>834 やっぱりそんなイメージしますよね、ありがとうございます。
あともう一つ。
桜の森の満開の下って、初出が『肉体』ですよね?でも、桜の森が収録されている単行本『いづこへ』
へのほうが発行された月が一ヶ月早いじゃないですか?これはどうしてなのですか?
836 :
吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 10:15:49
>>835 ちくま文庫版の第5巻が見あたらなくて確認できない…。それ、ソースはどこからですか?
初出誌と収録単行本の発売時期の齟齬なんてふつうあり得ないと思うし、ソース上の誤植とかじゃないのかな?
837 :
835:2005/06/21(火) 18:05:32
>>836 初めて見たのが、大学の授業の教科書に載っているやつで、
肉体が昭和22年6月発行、いづこへが昭和22年5月発行ってなってました。
気になって「桜の森の満開の下 肉体 いづこへ」でぐぐったんですが、
やっぱり間違いなさそうでした。
838 :
吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 08:27:44
>>837 それじゃあ間違いなさそうですね。へー、どういう経緯なんだろ?
ところで、835さんは大学生ですか?実はオレ、
>>791を書いた者なんですが、
これ、大学で探せませんかね?すっごい興味があるんですよ〜。835さんは
「暗い哉 東洋」は未読ですか?でしたらぜひぜひご一読を!安吾の人間洞察の深さ、
および「人の子の悲しみ」への巨大な愛情が漲る、隠れた名エッセイですよ。
うん。暇だったんでちくま文庫全集5巻で確認した。
S22.6.15発行の「肉体」一号に発表された(中略
「桜の〜」は「いずこへ」(S22.5 真光社)にはじめて収められ、(略
ってなってるわ。
安吾賞創設か・・・最近知ったわw
6月号は5月に出るんじゃないか。コロコロコミックは確かそうだったぞ。
841 :
吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 10:49:30
安吾の拘りのなさからすれば、「肉体」だろうが「コロコロコミック」だろうが、どこにでも何でも書きそうでは、ある。
842 :
吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 11:09:46
週刊朝日の嵐山光三郎の安吾コスプレ写真から安吾読み出しました。
今思えば出会わせてくれて有難う嵐山・・・
高校の教科書に文学のふるさとが載ってて当時はうっしっしでした。
843 :
吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 11:20:10
尻にケバが生えてるだろ。
女に抜かせてみれよ
844 :
吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 09:00:36
堕落論はいいね
俺は「青春論」が好きだ
「いずこへ」の最後の
「私がいったい私自身がその外の何物であろうか。いずこへ?いずこへ?私はすぶてが分からなかった」
で泣いた……。
セックスは俺のがうまそうだな。
奴のセックスはたぶん投げやりな感じがする。
セックスの巧拙も含めて安吾クオリティ。
つーか奴の魅力はセックスの巧拙じゃないだろ。
24の時には童貞だったしさ。
849 :
吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 11:11:26
じゃあ、安吾は「童貞力」でみうらじゅんを凌駕してるわけだ。さすがやねー、ってなにがやねーん。
セックスのほうは「続・戦争とひとりの女」の野村流か?あのすんげえ自己中心的な。
850 :
吾輩は名無しである:2005/07/06(水) 23:21:46
教えてください。下のフレーズって何に出てますか?
「人間は必ず死ぬ。死ねば一切の全てが無くなる。
そんな簡単な事は当たり前過ぎる事だ。だからすぐ死ねばいい、
という事にはならない。そんな風に生を冷笑してみても、
何一つ救われはしない。だから青臭くても泥臭くても棒切れを握ってでも、
何がしか生きる証を立てる為に闘え。」
言い回しは違うが「不良少年とキリスト」にそんな箇所があったような
852 :
吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 14:55:07
ありがとうございます。
アマゾンの書評に出てたんですが
引用ではなかったようですね。
これを機に是非読んでみてください
854 :
吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 07:55:48
ありがとうございます。
早速買ってみます。
ちなみに今回のテロとか戦争みたいな物の無常さを
なげく文章なんて書いてないんでしょうか。
855 :
吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 09:14:01
安吾は「嘆く」文学者じゃないですよね。戦争へとのめり込んでいく日本の状況を
嘆くがゆえ、骨董に対する固執にズブズブと嵌ってしまった小林秀雄の文学的姿勢を
とことん糾したりしてるし。
この時代に安吾が生きていたとしたら、むしろイスラム系の西欧社会に対するテロ行為に
同情を寄せそう。死んでも守るべき「理」の存在を信じるのなら、戦え、みたいな感じで。
>>854 白痴
戦争と一人の女
”無常さ”ではないけれど
安吾の巨大な暴力に対する見解の一端が見えます
>>855 同情はしないんじゃね?
理解はすると思うよ。
858 :
吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 17:52:15
ハジメマシテ。
「風と光と二十の私と」が好きな女子大生です(´∀`)
安吾について語るとか、すんばらしい。
むしろ自国すら守れない癖に理想主義を振りかざすだけの日本の欺瞞を糾弾しそう。
>>859 それじゃ小林よしのりだろw
小林「美しく死ね!」
安吾「生きよ堕ちよ!」
対談させてみたい。
>>860 コヴァみたいにブレまくりなのは安吾と対談するに値せんだろう。
863 :
sage:2005/07/09(土) 23:11:28
安吾は平和憲法を評価してるし再軍備にははっきりと反対(「もう軍備はいらない」等々)している。
sageってメアドに入れるのね
安吾ならsageのやり方を間違えたりしない。
ゼドリンキメてたと思って許してやれ
どの本に書いてるの?
868 :
吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 12:48:52
>>860 その対談面白そうですね〜。
意外に思う人が多いかもしれないけど、そもそも安吾と小林よしのりって共通点が多いんですよ。
@どちらも出世作が常識はずれのスラプスティックである
Aデビュー後も精力的に作品を発表するが、一部の限られた専門家の高評価を博すのみで業界全体
から見ればほとんど無名に等しかった
B時代の一大転換期にセンセーショナルな作品を発表(安吾に於ける終戦直後の堕落論、小林よし
のりに於けるバブル崩壊直後のゴーマニズム宣言)し、その後は物語作家としてよりむしろ
時事評論家として世間の耳目を集める
時代の思潮におもねらず、思うところを率直に(時には偽悪的に、時にはユーモラスに)明言する
ところも似てるし、オレはどっちも好きなんですよね。
2ちゃんねるには反小林が多いから、こんなこと書くとタコ殴りの憂き目にあいますか?
(;´д`)
>>868 ┐(´ー`)┌ 860ガイッテルコトヲマッタクリカイシテナイネ
871 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 13:51:44
坂口安吾を初めて読んだのは、
白夜書房の「BRUST」というTaToo雑誌に再録されてた「不良少年とキリスト」です。
この雑誌の編集長が坂口安吾ファンだったのか、誌面の中で異彩を放っておりました。
バースト無くなっちゃったね。残念だ・・・
873 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 10:36:22
>>871 「不良少年とキリスト」大好き!!!
「是が非でも、生きる時間を、生き抜くよ。そして、戦うよ」
初めて読んだときに、このくだりで何だかものすごく勇気づけられた。
>873
うんん〜そうね!
気ままに暮らして行こうかしらね
あの人のこと、恨んで無いの
男の人は、いいものヨ〜♪
875 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 13:11:07
po
876 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/17(土) 12:33:56
数学者
877 :
吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 08:07:08
安吾で泣ける作品は何ですか?
878 :
吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 09:21:39
このスレ初めて見つけて流し読みしたけど
ちょっと前の「ゴー宣」で「堕落論」が思いっきり引用されてたのは既出?
「今こそ国民は堕落すべきなのである」って。
>>109 ミュージシャンには信者が異常に多い。そんな俺もバンドマンの端くれだけど。
もうタブーだろうが某バンドの名前が異様に挙がっててびっくりした。
「いずこへ」なんてまんまの曲名もあるくらいだからな。
本人インタビューで自分が子供の頃は文学もギリギリ娯楽だったと言ってたから
にわかじゃないし真意を理解してないわけではないだろ。
本人のエッセイが某誌に載ってるが文体は明らかにまんまだけど。w
それに明らかに安吾の影響下にある町田だってバンドマン上がりだぞ。
それらのバンド経由で坂口安吾知って世界にハマった人間が多いのも事実だし。
>>293 >>400 >>540 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1095.html 個人的に来年の元旦は祭りだと思ってる。すげー楽しみ。
「クラクラ日記」とかはさすがに読めないが。
>>873 「不良少年とキリスト」は誰が書いた太宰死考のなかでも最も的を得たものだろうなと思う。
関係ない歯痛の話で始まるのも面白すぎる。
なんかここ寂れてるぽいけど他にもアドルム致死量でラリって
「必ず真っ裸になる」、
「全裸で階段の上に仁王立ちし、なにかわめきながら家財道具をたたき落とす」、
「2階の自室の窓から飛び降りたいと言い出し、飛び降りる事さえできればきっと立ち直れる、と言う」、
とかの面白い逸話とか国税局に逆切れして喧嘩売ったりライスカレー100人前とか色々語れることあると思うけどな。
880 :
吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 12:44:56
878さん ありがとう!早速、読んでみます。
>879
> ちょっと前の「ゴー宣」で「堕落論」が思いっきり引用されてたのは既出?
それは、読んだ。小林氏くらいの年代だと、安吾読みは結構いたはず。
「冬樹社」版の全集が出揃っているし。
小林氏は、最近読んだか或いは、読み返したかしたんだろうな
だか、あの読み方・引用はいただけない。
生きよ!堕ちよ!まっとうに!そのどん底から自らの天皇制(倫理・道徳・信念・規範・・・・)
をつかみとれ。
は、確かに主張している。
でも、人間そんなにまっとうな堕落ができるもんではないよとも書いている。
こちらも引用すべきだろ?
引用者は自分の思想の強調、補完と妥当性を印象付けるために
都合のいいところしか引用しないものだからな。
小林もその例から漏れないってことだ。
ただしソースが明示されてるならば、読者は自分で直にソースに
当たる自由も与えられている。
881です。
之は、自分の考えだが、
安吾は、「徹底抗戦」による日本本土での内戦に近い泥沼戦争を夢見ていたのかも?
多分、天皇制は完膚なき崩壊をし、その後は・・・・・・・・・
或いは、仏蘭西的な個人偏重の体制をのぞんだのかも。
確かに小林は「堕落」という言葉のみを取り出してを自分の思想上都合の良い言葉と解釈して
引用してた印象があった。根拠も何も、小林は思想が右寄りなのに関わらず、
坂口安吾の思想や作品は殆どが左寄りの論客達に都合の良いよう解釈されるて使われることが多いから。
けど、張本人の言っていることは右でも左でもなく、地球上の卑小な人間の一人という立場としての一意見なんだと思う。
だからこそ「地球市民」「国境無き理想郷」なんてうわ言をほざいてるサヨクに誤解釈され利用されてしまうんだろうな。
逆に坂口安吾は徹底的なリアリストだというのに。
最近の小林は右寄り左寄りどころか狂ってますので…。
小林板より。
898 名前:名無しかましてよかですか? 投稿日:2005/09/08(木) 04:07:09 ID:cvNmimjR
これまで、サヨと同じ手法で読者を騙そうとしてきた小林の言うことは、まず疑ってかかる必要がある。
・自論に都合のいい事実だけを取り上げて物語をでっちあげる
・(悪い意味で)マンガ的ともいうべき手法(善玉悪玉を設定して歴史を単純化する)で、その物語を強化する
↑これら小林の手法は、彼が言うところの「サヨク」「反戦平和主義者」と全く同じ。
「昔はサヨクだったがよしりんの本を読んで目覚めました!」などという奴は多いが、
そういう人は単にこの手法に弱いだけ。
目覚めたわけでも何でもなく、別の奴に改めて洗脳されただけ。
誰かに分かりやすく断言してほしいんだろね。
そうしてくれるなら、ゴー宣だろうと赤旗だろうと何でもいいんだよ、こういう連中は。
「分からないものを分からないまま自分の中に置いておく」ことへの耐性がないのかな。
まあこれ以上は心理学の領域になるんだろうけど。
887 :
884:2005/09/19(月) 06:53:04
>>886 引用ではあるが敢えて言及してしまうと、心理学で言う「特異な犯罪が起こると決まって識者のコメントを求める」
ような事象に見られるいわゆる不可解な事実に対する理由付けを無意識に望んでるということだよな。
極端に言えば答えや結論はそういう人間はどっちでもいい。ただ理由付けされることで未知の存在だった対象が自分の理解しうる
範疇のものに変化し、不安や疑問が納得に変わる。真実が何かと云うよりもその方が人間にとっては必要なこともある。
この心理から見ても戦後混乱時下においてもある意味勇気を持って持論を展開し断言して
支持を得た安吾のそれらの現象をある程度理由づけることも同時に出来る。
しかし似たようでも安吾と小林のそれは明らかに違うとは思う。作品を読み比べれば解るように。
SAPIOって今どれくらい売れてるん?
というかまだSAPIOでやってるの?
一応それなりに思考力持ってる人間が読んでるんだろうから別にいーんじゃね?
「わかったつもり」に関しては異議はないよ。
別にどんな風に引用されようが気にしないんじゃない?
レッテル貼られるのには慣れてるだろうしw
誤爆
ほ
892 :
無名草子さん:2005/10/09(日) 11:30:48
0
893 :
吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 13:06:34
矢田津世子。
矢田さん(リトル・シェフ?だっけ?)とよく勘違いする…
894 :
吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 14:42:43
スレ違いになるけど、矢田津世子の書いた小説が青空文庫にあったから
読んでみたけど、なんというか書き方も内容も余裕の無いつまらないものだった。
895 :
吾輩は名無しである:2005/10/11(火) 09:48:32
>>871 >坂口安吾を初めて読んだのは、
>白夜書房の「BRUST」というTaToo雑誌に再録されてた「不良少年とキリスト」です。
>この雑誌の編集長が坂口安吾ファンだったのか、誌面の中で異彩を放っておりました。
俺もバーストで初めて安吾を読んだ。
教科書に出てくる文豪がなんでバーストに?と思いましたが、読んでみたら引き込まれてしまい、最後のところでは涙が出てしましました。
俺は当時は失業中で、失業保険金でダラダラと毎日を送っていて、人生を諦めきっていました。だから余計に心に染みました。
いまでも、「不良少年とキリスト」は何回も読み返してます。あと「日本文化私観」もいいね。
編集長のピスケンが安吾ファンで、安吾の息子(カメラマンの坂口綱男)に「こんな雑誌だけど載せていいですか」って直談判したらしいね。
坂口綱男もバーストの誌面を見て呆れたようだけど、苦笑しながらもOKしたんだとさ。
よいスレは、ホシュ!
>896
禿同。
898 :
吾輩は名無しである:2005/10/19(水) 10:24:20
「坂口安吾研究」のpart3って、まだ出てないの?
899 :
吾輩は名無しである:2005/10/19(水) 16:53:52
456 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[] 投稿日:2005/10/19(水) 15:51:49
今年九月十一日、「改革を止めるな」の名によって解散総選挙となり、
それによって救われたと人々は言うけれども、
戦後政治史の証するところを見れば、常に解散総選挙とは
かかる非常の処理に対して自民党のあみだした独創的な作品であり、
方策であり、奥の手であり、自民党はこの奥の手を本能的に知っており、
我々国民またこの奥の手を本能的に待ちかまえており、
かくて自民党日本人合作の大詰めの一幕が九月十一日となった。
痛みに耐え、忍びがたきを忍んで、郵政民営化に賛成してくれという。
すると国民は泣いて、ほかならぬ小泉の悲願だから、忍びがたいけれども忍んで入れよう、と言う。
嘘をつけ! 嘘をつけ! 嘘をつけ!
我ら国民は郵政民営化なんてどうでもよかったのではないか。
改革の名の下にリストラが行なわれ、
あの造反派のように自分が抵抗勢力よばわりされるのが厭でたまらなかっただけではないか。
景気回復を最も切に欲していた。
そのくせ、それが言えないのだ。
そして民意の結果と云い、又、小泉改革という。忍びがたきを忍ぶという。
何というカラクリだろう。惨めとも又なさけない歴史的大欺瞞ではないか。
900ゲット?
「不良少年とキリスト」と「教祖の文学」(だっけ?小林秀雄のコト書いたヤツ)
が好き。
小説はあまり好きじゃない。「青鬼の褌を洗う女」は結構好きかな。
901 :
吾輩は名無しである:2005/10/20(木) 08:57:40
あげ
902 :
吾輩は名無しである:2005/10/20(木) 10:51:09
「不良少年とキリスト」の最後のほうの支離滅裂な文章、あれって薬のせいでしょ。
いまとなっては、名文ってことになってるけど、編集者とか書き直しさせなかったのかな?
自殺は文学じゃないよ、ってやつか。いや支離滅裂だけど、心にしみる
「教祖の文学」でも
「教祖の文学」でも 、「地獄なんか見やしない。花を見るだけだ」ってとこ
最高
906 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 19:39:04
勉強記に出てくる、有名な哲学家ってだれか知っている人いますか?
母を犯して〜とか、千人の美女と〜悲願をたてた人とかです。
気になって・・・。
>>902 あれは安吾が太宰の文体を模写してんの。
体言止めの多用とか、突然入る話し言葉の口調とか。
口述筆記風の面白い所を生かしている。
「駆け込み訴え」や「女生徒」(女学生?)あたりの感じに似ている。
冒頭に太宰の遺作を読みふけった話が出てくるだろ。
まるで憑依したような文章だって事が分かると面白く読める。
909 :
吾輩は名無しである:2005/10/23(日) 16:50:50
>>908 そうなんだ。太宰治の追悼文だから、模写をしてるわけね。
太宰治を読んだことがないから全然判らなかった。
非常に勉強になった。ありがとう。
ということは、あの薬物中毒者みたいな文体は、太宰治のオリジナルってわけか。
910 :
吾輩は名無しである:2005/10/24(月) 11:50:57
省略と比喩の多さについて来れなかったんだろ。ほっとけ。
馬鹿は自分の脳を基準に自分が理解できない天才を馬鹿呼ばわりするものだ。
912 :
吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 10:15:43
>>909は無知かも知れないけど、
安吾のこを馬鹿呼ばわりしてるわけではないだろう。
今まで文学作品を殆ど読まなかった
>>909が、何かの拍子で安吾を知って、時代を超越した面白さを本能的に感じたんじゃないか。
それで、この文学板にやって来て、的はずれながら書き込みしてるんだろう。
こういう
>>909みたいな読者がいるから、安吾は今でも古びてないんだよ。
ただ、
>>909に一言だけ教えておきます。
安吾は実生活では薬物依存症に近かったんですよ。
913 :
吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 10:52:10
>>912 そうなんだ。
坂口安吾を読んだことがないから全然判らなかった。
非常に勉強になった。ありがとう。
ということは、あの薬物中毒者みたいな文体は、太宰治のオリジナルってわけか。
914 :
吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 10:56:54
>>912は天才かも知れないけど、
天才を坂口呼ばわりしてるわけではないだろう。
今まで文学作品を殆ど読まなかった
>>912が、何かの安吾で拍子を知って、面白さを超越した時代に感じたんじゃないか。
それで、この文学板にやって来て、書き込みの的を外してるんだろう。
こういう
>>912みたいな読者がいるから、今は安吾でも古びてないんだよ。
ただ、
>>912に一言だけ教えておきます。
実生活は薬物依存症では安吾に近かったんですよ。
915 :
吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 13:29:44
>>914は薬物依存症かも知れないけど、
文学板のことを的はずれ呼ばわりしてるわけではないだろう。
時代を超越した馬鹿の
>>914が、何かの拍子で安吾を知って、実生活の無知を書き込みしたんじゃないか。
それで、本能的に文学作品に面白さを感じたんだろう。
こういう
>>914みたいな読者がいるから、安吾は今でも古びてないんだよ。
ただ、
>>914に一言だけ教えておきます。
安吾は文学板に近かったんだですよ。
916 :
二代目龍笑:2005/10/25(火) 16:30:30
「暗い青春」と「恋愛論」おもろかた。
917 :
吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 11:30:00
>>915は安吾かも知れないけど、
文学のことを馬鹿呼ばわりしてるわけではないだろう。
今まで薬物依存症に近かった
>>915が、何かの拍子で実生活を知って、時代を超越した面白さを本能的に感じたんじゃないか。
それで、この実生活の中で、的はずれながら書き込みしてるんだろう。
こういう
>>915みたいな読者がいるから、文学は今でも古びてないんだよ。
ただ、
>>915に一言だけ教えておきます。
文学だけでは実生活には役に立たないんですよ。
918 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 23:12:12
そんなら、君と話をしない。
マジでうざいなバカオウムは。
>912からの流れに笑ってしまった。
921 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 17:45:04
一般書籍板にもあったよな、安吾スレ
922 :
吾輩は名無しである:2005/11/10(木) 15:14:06
ほんと相変わらずおまんこ野郎だな。
おまえらは。
923 :
二代目龍笑:2005/11/10(木) 15:24:07
「二十七」かなにかで、中原中也の滑稽話があったけど、
彼の詩からは想像もつかない馬鹿さだね。面白い奴だよ。
924 :
吾輩は名無しである:2005/11/11(金) 21:44:36
小説が好きで好きで、文学部卒業して、いまだに好きな33歳。
仕事はキチンとしているよ。
でもホントは小説を書きたいんだな。
ハズカシイから誰にも言わないけど。
それでも、たまにこれほど好きな小説・文学って何なんだろ?
これまでおれがどっぷりと浸かってきたものって何なんだろ?
おれがやろうとしていることに一体何の意味があるんだろう?
って、ふと思うときがある。スゴク調子悪いときとか。
映像が主流の世の中、ことばがどれだけのことを伝えられるんだろう、とか
書店に平積みになっているくだらないベストセラーを見てやりきれないとき、とか
自分の無能さにヘコたれたとき、とか。
そんなときにおれは「FARCEについて」を読む。
おれはNO才能のダメダメだけど、
小説は
文学は
絶対に、絶対に、なくならない
「小説」には「小説」の
「ことば」には「ことば」の
純粋な領域があるんだ
そう思えて気持ちがやすらぐ。
青臭いといえばその通り
でも、その愚直なまでの信念に
じん、とくるものがあるんだな。
笑ってください。
925 :
吾輩は名無しである:2005/11/11(金) 22:58:08
>924
ガンガレ。
わらってごらん
来年は何かイベントアリかな?
新潟では・・-3年・・-2年・・-1年と長期にイベントやってるけど・・。
来年5/27東京中野に行ってみな
愛してるぜ安吾
930 :
sage:2005/12/03(土) 16:10:17
安吾の言う救いがないことが救いって、
「シュウシュウの季節」のラストみたいなもの?
↑
間違えた。ゴメンナサイ。
932 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 16:52:19
家に安吾の本があって、名前は分からないんだけど、
それの末尾眺めてみたら年譜に昭和53年〜とか書いてある。
「え、そんなに生きてないだろ?」と思ったが年譜はどんどん続いてく。
テレビ番組に対する評論らしきタイトルやらが並んでる。
平成2年まで読み進めたところでようやく死去という文字。
そんな夢を見た
934 :
綱男:2005/12/14(水) 00:28:30
深夜。安吾が目の前に現れて、吉野家へ牛丼を食べに行こうと誘ってきた。
「え、牛丼って再開されたっけ?」と思ったが安吾は食べてく。あべべい。
食べ終わった器が並んでる。
午前三時まで食べ進めたところでようやく死去という文字。
そんな夢を見た
今安吾について卒論書いてるんだけど、同じようなことを書いた本を提出4日前になって発見したw
もうパクリって思われてもいいや。HOHOHOHO
>>935 どっかの雑誌の論文ならともかく本は致命的
剽窃を指摘されてあぼーん確定
>>936 マジで・・・参考文献にすらしてないんだけど、それでもダメ?
>>937 むしろその方が悪質と取られるよ
先行文献に似たものがあれば引用して挙げておくのが礼儀
「○○氏は△△の中で同様のことを指摘しているが……」といった感じで
それがなくて同じ論になった場合、意図的な言及回避及び剽窃と取られる
>>939 悪いことは言わん
残り4日で軌道修正しろ
まさか手書きじゃないだろうから文章の削除・挿入は楽だろ
ちゃんと参考文献に加えて、その上で自分の論の独自性を出せ
941 :
吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 23:59:12
>>935 卒論提出間近で急がしい所、わるいのだが、
なんていう題名の本? どの作品に言及してるんだい?
942 :
939:2005/12/18(日) 02:52:15
息抜きにきました・・・
>>940 まさかの手書きです。原則的に手書き。くそったれ。
注釈が100近くになってて、参考文献は枚数に入らないから
書かなくてもいいと教授に言われました。
>>941 作品ではなく、作家論みたいな感じです。というか、ぱらぱら〜とめくって見ただけで
よくは読んでないんです。ただ、母胎とかそういう言葉のニュアンスが同じっぽいと思っただけで
冷静になってみるとどこが同じだったのかも思い出せないという。
題名は確か坂口安吾読本?だったような。余裕ができたらまた調べてみます。
お騒がせしました。
sage
突然すみません。
「私は海をだきしめていたい」の初版年月と冒頭文を教えていただけませんか?
ちくま文庫版全集巻末の解題に初版年月は出てるよ
本文を見れば冒頭文はわかるはずだけど
>>945 初出時の冒頭文を知りたいんじゃないの。
948 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 09:31:44
著作権て、著者死後50年だっけ。
949 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 11:52:52
>>948 50年。
だけどカスラックが70年に引き延ばそうとしてる。
10年でいいだろ。
子供が成人するまでということで、20年
952 :
二代目龍笑:2006/01/18(水) 13:59:03
長島萃についてもっと知りたい。
質問なんですが、坂口安吾を批判したり、正反対の考えを言ったりしてる人っていると思うんですが、いたら教えて下さい。出来ればその人の意見が読める本を教えて下さい。
>>953 うーん、安吾を本気で批判してる評論家や批評家は寡聞にして知らないな。
褒めたり持ち上げる人はたくさんいるんだけどね。
石川淳が「安吾のいる風景」で安吾流の批評に批評をつけてはいるけど、それを
正反対の考えを言ってると言えば言えるかな・・・
ひょっとすると平野謙あたりがどこかで安吾を批判的に書いていたかも知れないが、
うろ覚えでスマン。
955 :
954:2006/01/25(水) 13:46:20
文化私観を京都の坊主に読ませたいな
958 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 21:07:25
福田恒在が批判的な安吾論を書いてるらしく、すごく読みたいけど、福田の本は絶版ばかりで探せない。誰か知りませんか?図書館行こうかな。
たしか『坂口安吾選集』(銀座出版社、1947〜48)の各巻解説を書いたのは福田恆存だったな。
>>953 加藤典洋『敗戦後論』
(要旨)太宰は素晴しいが、安吾は駄目だ。
福田和也『日本人の目玉』
(要旨)三島は素晴しいが、安吾は駄目だ。
961 :
吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 14:00:43
安吾忌あげ
……南無
962 :
吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 22:23:57
963 :
吾輩は名無しである:2006/02/20(月) 00:32:50
安吾忌にレス1個って寂しいじゃないの。
安吾のファンってそういうの無頓着なのかも・・・
965 :
吾輩は名無しである:2006/02/20(月) 00:53:21
安吾って小林秀雄のこと嫌いなの?
悪口書いた本昔読んだことあるけど。
そうすると案後はサヨクの人?
安後は兵隊の暗いでいうとどのくらい?
( ゚д゚)
>>965 べつに嫌ってはいなかったと思うがな。
小林との面白いエピソードも書いてるよな。
それに安吾は左翼というより、アナーキストだろうな。
兵隊の位で言うとって、子供っぽい喩えだなw
まあ、外人部隊の傭兵将校とかでどうだw?
>967
まあ言いたい事は判るが
ス ル - 汁
969 :
吾輩は名無しである:2006/02/21(火) 11:43:18
クララ日記のほうが面白い。
勝海舟の家の嫁ですか。
>>971 そこまで読み取ってもらえたんだな。
それはうれしいことなんだな。
>>965 安吾は「教祖の文学」を書いたあとも
小林秀雄と対談してるしね。
一時期、周囲は確執があるのだろうと気を配ったり
していたそうだが…。
対談で安吾は小林に「あれは何でもないじゃないか」みたいな
ことを言っている。
974 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 00:09:59
確執なんてないよ。安吾は小林教の元信者だもん。ケツ掘られてもいいく
らい惚れてたんだから。安吾VS小林の対談は安吾がいつも虚勢張って強が
ってる。 「教祖の文学」も同じく。小林はその愛情 を痛いほど感じていた。
以下昭和24年安吾が薬中で入院した時の話(教祖の文学は22年)
「おかしかったのは、小林秀雄さんがお見舞に見えた時で、持続睡眠療法
がおわり、後遺症状が未だ残っていて、毎日相当量のブドウ糖を打ってい
た時だが、彼がドモって思うように口がきけないのにひきかえ、小林さん
にペラペラとベランメエでまくしたてられて、数十回も「テメエは大馬鹿
ヤロウだ」といわれていた時だった。彼が何かドモリながら口をきこうと
すると、小林さんはおっかぶせるように「テメエは大馬鹿ヤロウだよ」と
追打ちをかけるものだから、しまいに彼が幾らか気の毒にもなった。小林
さんはドストエフスキーやゴッホのお話をしていたようだったが、ゴッホ
も分裂症だといわれているがテンカンではなかったかというようなことで、
私にはむずかしすぎるのでよく覚えていない。小林さんは本郷に下宿して
いらした学生時代に、「毎日ベントウのオカズになっとうを一本ぶらさげ
て大学に通ったもんだよ」とおっしゃっていたのが印象に残っている。キ
リキリとひきしまった浅黒い顔が急に若い学生の小林さんの顔にみえ、そ
の当時もこんなにきつい印象だったんだろうかと思ったりした。お土産の
「鮒佐」のつくだ煮はおいしかったが、彼は小林秀雄は粋な人だから、と
いっていた。数十回の「テメエは大馬鹿ヤロウだ」が実は小林さん一流の
励ましの文句であった。彼は終始嬉しそうにニコニコしていた。」
「闘病記」坂口三千代
最後の締めは安吾選集の推薦文。安吾も成仏できたでしょ。
975 :
吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 09:24:20
そういえば小さい頃に安吾の墓によく行ったなぁ。
クワガタとか良く取れたのを覚えてるよ。
その時はこのお墓が誰のかよく分かってなかった
ただ単に同級生の先祖の墓ぐらいにしか思ってなかったんだよな。
いい思い出だ…。
>>975 安吾のお墓って新潟だっけ?
羨ましい…
墓は新津の大安寺だったよね。
新津の駅からもちょっと離れてて、
周りは田圃ばっかりだった気がするよ。
昔、私用で新潟行ったついでに、新津で降りて墓参りしたよ。
978 :
吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 21:45:21
太宰の墓の近くに住んでるけど行った事ないなー
すぐ近くに鴎外の墓もあるので一緒にお参りしてください。
980 :
吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 22:32:38
日本文学が再興しますように…
次スレのスレタイについて何か考えませんか?
坂口安吾 part4じゃさびしいでしょ。
勘弁してくれ
消化はやすぎだろ
984 :
吾輩は名無しである:2006/02/24(金) 06:07:17
「信長」の新装版が発売されたね。
表紙のイラストが安っぽいけど。
>>984 どうみてもコーエーです
本当にありがとうございました
イラっとするスレタイ多いしなー
面白いやつもけっこうあるけど
うまいこと言ってるつもりになってる
だけのやつはどうしようもない
安5
とかどうしようもないスレタイが出ない事をいのる