小林秀雄

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802吾輩は名無しである
一輪の花の美しさをよくよく感ずるという事は難しい事だ。
仮にそれは易しい事だとしても、人間の美しさ、立派さを感ずる事は、
易しい事ではありますまい。又、知識がどんなにあっても、
優しい感情を持っていない人は、立派な人間だとは言われまい。
そして、優しい感情を持つとは、物事をよく感ずる心を持っている人ではありませんか。
神経質で、物事にすぐ感じても、いらいらしている人がいる。
そんな人は、優しい心を持っていない場合が多いものです。
そんな人は、美しい物の姿を正しく感ずる心を持った人ではない。
ただ、びくびくしているだけなのです。
ですから、感ずるということも学ばなければならないものなのです。
そして、立派な芸術というものは、正しく、豊かに感ずる事を、
人々に何時も教えているものなのです。
803吾輩は名無しである:04/12/09 19:13:29
僕の仕事である文学が、全く、それと同じだ。
美しく見せるための一行があってはならぬ。
美は、特に美を意識して成された所からは生まれてこない。
どうしても書かねばならぬこと、書く必要のあること。
ただ、そのやむべからざる必要にのみ応じて、書きつくされなければならぬ。
ただ「必要」であり、一も二も百も、終始一貫ただ「必要」のみ。
そうして、この「やむべからざる実質」がもとめた所の独自の形態が美を生むのだ。
実質から要求を外れ、美的とか詩的という立場に立って一本の柱を立てても、
それは、もう、たわいもない細工物になってしまう。
これが、散文の精神であり、小説の真骨頂である。
そうして、同時に、あらゆる芸術の大道なのだ。
804吾輩は名無しである:04/12/09 19:17:07
ここは、庶民の心をつかみそこなった
元文学青年が小林に嫉妬するスレですね?
805吾輩は名無しである:04/12/09 21:56:22
意味わかんね
806吾輩は名無しである:04/12/10 01:09:54
庶民の心なんかどうでもいいだろ
本を買う金、すなわち財布を掴む事が保守主義の要諦です。
807吾輩は名無しである:04/12/10 03:49:55
>>803
誰の文章かしらんが屋上屋を架けるというが
〉そのやむべからざる必要にのみ応じて、書きつくされなければならぬ
〉この「やむべからざる実質」がもとめた所の独自の形態が美を生むのだ。
を実現した美なり散文なりを生んでみせてくれっての
こんなわかりきった事を得々と書き散らしてそこでおしまいでは
ずいぶんお気楽な話でないかい
まっまさかこの陳腐な文章がその体現だと言い出すんじゃあるまいな

大体こんな物誰に読ませようってんだろ
こんな説教聞かされた日にゃほんと普通の人間なら怒るよ

その必要とやらが芸術に血道をあげる自分自身の為の大義名分や自己弁護にはなっても
他人に聞かせるようなもんでもあんめえよ

天才ランボーは17にして芸術の不要無力を悟り労働へ向かった
ランボーに憧れた小林秀雄という石潰しはいくつになってもふんぞりかえって
旨いもの食い漁り悟りの悪い青少年にハッタリかまし続ける

808吾輩は名無しである:04/12/10 08:09:03
>>807
>こんな説教聞かされた日にゃほんと普通の人間なら怒るよ
しかし坂口安吾の読者は怒るどころが有り難がってるんだよな。
秀雄教祖のご託宣(お筆先?)を崇める小林信者と、いい勝負さ。