1 :
吾輩は名無しである:
2 :
吾輩は名無しである:02/08/13 14:21
ダレ
3 :
吾輩は名無しである:02/08/13 14:22
ダレ
4 :
吾輩は名無しである:02/08/13 14:22
だれ
5 :
吾輩は名無しである:02/08/13 14:22
誰
6 :
吾輩は名無しである:02/08/13 14:23
♪逢う時にはいつでも他人の二人
7 :
吾輩は名無しである:02/08/13 14:24
上沼恵美子?
8 :
吾輩は名無しである:02/08/13 16:02
したたかに酔っ払って、気がつくと金×美恵子が自分の隣ですやすやと
眠っている。二人とも裸である。わたしがきょとんとしていると
「あなた、家内をわすれたの?」ととっちめられる。
そうこうしているうちに、彼女から「受胎告知」を宣言される。
……あーやだやだ!
10 :
吾輩は名無しである:02/08/13 16:47
11 :
吾輩は名無しである:02/08/13 17:58
12 :
吾輩は名無しである:02/08/13 19:36
最近スレが荒れまくるのは
>>1がスレ立てたくせにネタ振らないからだよな
そう思うよ、うん、そう思う。
13 :
吾輩は名無しである:02/08/13 22:23
今年夏ごろに「太陽」に連載してた料理なんかのエッセイ集を出すって
言ってたんだが、平凡社のHPに何もでてないなあ。延期かな?
「彼女について(省略)」の文庫も出るって聞いたんだけど、いつ出るのか、
誰か知ってる?
14 :
吾輩は名無しである:02/08/13 22:40
雑誌のインタビューで「私の小説は面白いので売れるのです」って
言ってるのを見てから、読んでみたいなぁと思ってるんだけど、ホントに面白いの?
15 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/08/13 22:42
オオハラクン・・・?
16 :
吾輩は名無しである:02/08/13 22:42
>>14 自分で読んで決めたらよろし。
まあ面白いけどね。自分で言うほどじゃない。
>>13 それは読んでみたい。料理の本
最近純粋小説っつーのか観念的な初期の作品みたいなのがないので
そういうのを読みたい
18 :
吾輩は名無しである:02/08/13 23:28
「群像」みたいな月刊誌連載でもあんなに長くかかってやっと本に
なったのに、「小説トリッパー」って季刊でしょ?しかもまた1回の
連載でページ数少ないし。単行本になるのって何年後だろうか。
19 :
コギャルとHな出会い:02/08/13 23:28
http://kado7.ug.to/net/ 朝までから騒ぎ!!
小中高生
コギャル〜熟女まで
メル友
i/j/PC/対応
女性の子もたくさん来てね
小中高生大歓迎です
全国デ−トスポット情報も有ります。
全国エステ&ネイル情報あります。
激安携帯情報あります。
20 :
吾輩は名無しである:02/08/13 23:30
>>18 さいきんは百枚ぐらいでも本にしちゃうから大丈夫だよ。
群像の連載で本になったやつ重くてかさばるわで困った。
上下巻にしたらぜったい下が売れないからきっとむりやり一冊にしたんだろう。
21 :
吾輩は名無しである:02/08/13 23:31
本の装丁が、かなり・・・イマイチ
下世話な話だが、あれで飯食えてるのだろうか?
本人は自分の本が売れてると言ってるが。
でも扶養家族いないしね、お姉さんと二人暮しだし
そういう意味では食べていけそうかも
よけいなお世話ですが
あと数年したら年金もらえる年だから大丈夫だろう。
つか年金ちゃんと払ってたのか・・・心配だ。
24 :
吾輩は名無しである:02/08/13 23:52
ロマンチックなんだか下世話なんだかわからない
25 :
吾輩は名無しである:02/08/14 00:00
「噂の娘」の装丁って評判悪かったみたいだけど、
個人的にはあれすごいカワイイと思った
26 :
吾輩は名無しである:02/08/14 13:03
作品にあった装丁だとは思うが。本人にしたらあれも作品の一部なんだろう。
昔、書誌学者や評論家は装丁について全く触れないって怒ってたし。
27 :
吾輩は名無しである:02/08/14 13:41
昔の文庫版「岸辺のない海」の表紙もかなり困惑する写真使ってましたね。
かなり古めのホテルの一室?に手垢で汚れた照明のスイッチ。
全短編の装丁は素晴らしかったですよ。
28 :
吾輩は名無しである:02/08/14 14:07
高校の図書館で「柔らかい土を踏んで」を
取り寄せてもらたったんだけど、
司書の人に渡してもら時、すっごい恥ずかしかった。
あんな装丁だとは予想してなかった。
29 :
吾輩は名無しである:02/08/14 15:48
「タマや」って今の文庫は姉の描いた猫の絵になってるけど、昔は
アンナ・カレーニナの白黒写真が表紙で、結構カッコよかったんだけどなあ。
確か山田宏一が撮った写真で、小説の内容とも合ってたのに、何で変え
ちゃったんだろう。
30 :
吾輩は名無しである:02/08/14 15:58
それ古本屋でよくみる
買わないけど
福田は金井を批判しんてじゃん
田舎物の吉田健一って
31 :
吾輩は名無しである:02/08/14 16:44
ブックオフによくあるね。「タマや」
あの、猫のもったりとした背中けっこう好き
内容的には、金井作品の中では駄作に入るかも?
32 :
吾輩は名無しである:02/08/14 17:29
インタビュー読むと結構キツイ人って感じが
33 :
吾輩は名無しである:02/08/14 17:42
>>32 「結構キツイ」なんてもんじゃないよ。
この人ほど、世の中、バカばっかりだと思ってる作家はいないよ。
センスのある人だと思うけど、自分をあまりに過大評価してるのと
人を攻撃する時のあまりの意地汚さが嫌い。
34 :
吾輩は名無しである:02/08/14 19:01
口が悪いのはお師匠の森茉莉の影響かな?
でも、森さんは外に向けてる批評眼を同様の鋭さで自分にも向けているけれど、
この人は自己ツッコミの機能がないよね、
そのあたりがカッコわるー
カッコ悪いといえばこの人がコミカルな文章をエッセイで書こうとすると、ことごとくはずすよね。
特に初期のエッセイで無理して声音変えてる感じで読んでて辛くなる。
「柔らかい土を踏んで」を全部読んだ人っているの?
男ばかりの日本インテリ界で、女一人がんばってんだから、
攻撃的になるのはしかたないと思うけどな…。
あれだけ映画の知識があっても、女が映画評書いてるというだけで
「小娘のくせに」呼ばわりされたこともあったらしい。
そしたらもう、知識を前面に出して、バカにはきちんとバカと言って
周りビビらしてくしかないんじゃない?ヤンキーみたいだけど。
>>35 「柔らかい土を踏んで、」ですね。この 、 を抜かすと、金井先生に怒られる(笑)。
これ読むんだったらヌーヴォーロマンのほうが1万倍は面白いはず。
38 :
吾輩は名無しである:02/08/14 20:56
金井先生は、若い時分にはモテたのだろうか
39 :
吾輩は名無しである:02/08/14 20:56
>>29 アンナ・カレーニナ!!
アンナ・カリーナだろ(w
40 :
吾輩は名無しである:02/08/15 00:12
ああ、金井さんて「必死な」人なんだ
あたしはてっきり「余裕」の人だと思ってて、その面が好きなんだけどな。
41 :
吾輩は名無しである:02/08/15 00:33
自分は最初から必死な人という印象あったけどな
なんか普通にいい人そうだし
福田和也がどこかの座談会(当然男性批評家ばかり)で
「だれかあの不感症女とセックスしてやれよ、ボランティアで」
と発言していた。21世紀になってもこういうこと言う奴がいる
くらいだから、昔は高卒女のくせにインテリぶってる、ということで
もっとひどいこと言われてたんじゃないかな。
デビュー当時の彼女のエッセイは、憧れていた文化人と交流できる
嬉しさに満ちた初々しいもので、別に昔から意地が悪かったわけでは
ないと思うよ。
福田和也サイテー
44 :
吾輩は名無しである:02/08/15 01:42
>>37 「柔らかい土をふんで、」ですね。
「、」を付けないのと同じくらい怒られますよ(笑)。
45 :
吾輩は名無しである:02/08/15 01:46
37は「柔らかい土をふんで、」もヌーボーロマンも
読んだことがないと思われ。
確かに彼女の尊敬する才能はみんな鬼籍に入っちゃったからなあ。
文壇はもう皆無でしょう。
わずかに映画作家がいるばかり。
47 :
吾輩は名無しである:02/08/15 01:52
「小春日和」じゃないけど
金井美恵子みたいな独身のおばちゃんの親戚いたら
楽しそう
48 :
吾輩は名無しである:02/08/15 02:20
やっぱり現代最高の作家でしょう。
49 :
吾輩は名無しである:02/08/15 03:36
>>42 確か「誰かおそってやれよ。ってことですか?」が付きます
富岡幸一郎だったっけ?
まあ人となりはどうでもいいですよ
問題は作品。青山真治が、「これは映画狂しかわからないんじゃないですか」と対談で言ってたが
そういうのは俺もわからん
映画はかなり見てるけど、感が悪いので気付かんし
あ!これあの映画の引用だ!と気付くのもなんか格好悪い気もするし
50 :
吾輩は名無しである:02/08/15 04:48
昔、金井美恵子のセミヌード写真を見たような気がする??
(たしかカメラマンは篠山紀信だったと思う)
あと「フレンチカンカン」を見に行った時、
金井美恵子ミニトークショーみたいなものがあったが、
あがりまくって(ひどい吃音、手先が震えていたようだった)
何喋ってるか全然解らなかった。
もっと威勢の良いオバチャンだと思っていただけに
ちょっとショックだった。
(普段もあんなみっともない喋り方なんだろうか?)
>>44 ほんとだ。逝ってきます! ご指摘ありがとう。
52 :
吾輩は名無しである:02/08/15 15:36
この人、子音が「b」の単語でも「ヴ」って書くよね。
馬鹿なの?
「ヴェルメール」ってやつかい?
そんなの浅田の文章で激しく外出!
54 :
吾輩は名無しである:02/08/15 15:48
喋りは結構、瀬戸内寂聴さんが入ってると思った。
低音でモソモソ喋る人かと長い間思ってたけど。
講演はまあ、その日のコンディションに左右されるから、
たまたま調子が悪かったのでしょう。
少なくとも自分が聞いた講演は、そんなに変なしゃべりとは思わなかったな。
おしゃべりが本職じゃないし、こういうものかと思って聞いてました。
55 :
吾輩は名無しである:02/08/15 17:53
>>53 僕が最後に読んだ金井の本は「恋愛太平記」だけど、
その中でも「ヴェルメール」的間違いは相当あった。
あんなの、普通は編集者が指摘・訂正するんじゃないの?
56 :
吾輩は名無しである:02/08/15 18:13
こわいのでできないの
57 :
吾輩は名無しである:02/08/15 18:52
ヴェって語学が苦手と言うことかな?
58 :
吾輩は名無しである:02/08/15 19:43
エッセイが性格の悪さ剥き出しなのはいいけど、小説もそうでしょ?
読んでるとむかついてくるんだよ。
逝って、帰ってきますた。
なにやら批判が多いなあ。漏れも金井美恵子は好きじゃないんだが
支持する人の意見もジクーリ聞いてみたい。
正直、「愛の生活」だけはけっこう好きかも。
なによりここが叩きスレになってほしくない。
(根強いファンが多いから大丈夫だと思うけど)
最近の文学板、とにかく「叩きスレ」多すぎ。もうウンザリ。
マターリ行きやしょう。
60 :
吾輩は名無しである:02/08/15 20:18
>>39 トルストイの名作と間違えただけじゃないの?
笑うほどのことでもない。
61 :
吾輩は名無しである:02/08/15 20:21
若い頃の生意気な文学少女ぶりは、けっこう魅力的だな。
といっても、僕は後追いで「金井美恵子詩集」読んだんだけど。
62 :
吾輩は名無しである:02/08/15 20:38
詩集のなかの短編小説「不滅の夜」は魅力的だし、詩もいいね。
63 :
吾輩は名無しである:02/08/15 20:45
文章は若い時からあんまりうまくないけど
『愛の生活』『夢の時間』、あの時代のあの年令でしか
書けない瑞々しい感性がありますよ。
当時はホント、生意気な女の子だったっけ。
>>63 お知り合いですか? 殿山泰司のエッセーなんかでも
「きょうは金井姉妹と遊んだ」みたいなくだりがよく出てくる。
70年代には、ちょっとしたアイドルだったんだろうなあ。
漏れも目白のルノアールで、編集者らしい男(かなり美形)と打ち合わせしてる
金井センセを見た事がある(ていうか隣のテーブルだった)
すごーくうれしそうだった。ほとんど映画の話だったナ。
65 :
吾輩は名無しである:02/08/15 21:39
岡本かの子を高く評価してるのがなんだか意外。
あの強烈ナルシズムにあてられて拒食しちゃいそうな感じだけど。
クレバーな女性って大抵、かの子嫌いですものね。
66 :
吾輩は名無しである:02/08/15 22:16
思潮社現代詩文庫の金井美恵子詩集の解説者達の若い頃の金井評を読むと
かなり魅力的な若い女だぞ!小生意気でエラソーななインテリぶった文学少女で
作品では『岸辺のない海』は素晴らしいと思うぞ
67 :
吾輩は名無しである:02/08/15 23:47
あたしは目白四部作が断然に好きだな。
微妙に生活圏が重なっててリアルな感じ。
でも、小春日和の続編はお茶の出がらし感が。。。
68 :
吾輩は名無しである:02/08/16 00:56
この人はほとんど自分の事を語ってくれないので、
若いころの人となりはほとんど、詩文庫の吉岡実と四谷シモンの文章からしか窺えないですね。
郷里のお母さんのことを想う、まっとうな少女であったカチ栗娘の事は、
本人が絶対に書かない事だけに、ほろりとさせられます。
69 :
吾輩は名無しである:02/08/16 01:12
両手をマントに突っ込んで、ツッツッツッと、オッパイを張ってまっすぐに歩く。
気のいい美恵子は、何時間も待合室の椅子に腰かけて私を待っていてくれた。
ここのツッツッツッのくだりが好き 笑
70 :
吾輩は名無しである:02/08/16 10:46
どなたか「単語集」好きな方いらっしゃいません?
いわゆる芸術短編に分類される作品の中ではこれがベストだと思う。
でも、ほとんど読まれてない感じ。
71 :
吾輩は名無しである:02/08/18 02:00
>70
くずれる水もいいよん
「スタア誕生」age
72 :
吾輩は名無しである:02/08/18 02:07
駄作もいっぱいあるけど、その駄作も含めて好き。
生活のために書かなきゃいけなかったもんとか、書きたかったもんとか、
そういうのが混在してるのが、
まさにプロって感じ。
>>72 >生活のために書かなきゃいけなかったもんとか、書きたかったもんとか、
>そういうのが混在してる
そうじゃない奴のほうが少ないと思う。
74 :
吾輩は名無しである:02/08/18 02:15
高校生の時すでに有名だったってマジ?
高崎だよね
75 :
吾輩は名無しである:02/08/18 08:52
文体が女の子向けなイメージで男の俺には馴染めなかった。
(文章なんたらを読んだんだけどね)
76 :
Q極のQ州ラーメン:02/08/18 16:43
tennsai shoujo と呼ばれていたそうな。
群馬県高崎市出身。母親におんぶされて幼少のころから映画見てたそうな。
77 :
吾輩は名無しである:02/08/19 00:04
彼女のエピゴーネンで新人賞に応募すると、案外に通りやすいかもしれない。
根拠ないけど、模倣はしやすいよね。
はっきりいって、多和田葉子の事だけど。
彼女の処女作『かかとを失くして』は
そ れ ゆ え に 大好きなんです。
78 :
吾輩は名無しである:02/08/19 00:59
『かかとを失して』はなんか違うと思うけどな・・・
でも金井は自分のマネをしてる奴は嫌いだといってたけど
清水なんとか?とかのことだろうけど
79 :
吾輩は名無しである:02/08/19 01:06
亜流は消さなきゃ!ってユーミンみたいね w
80 :
Q極のQ州ラーメン:02/08/19 13:49
shimiz hiroko 「街の座薬」
81 :
吾輩は名無しである:02/08/19 14:31
多和田はぜんぜん違うよ
82 :
吾輩は名無しである:02/08/20 12:49
多和田は河野多恵子だよ
83 :
吾輩は名無しである:02/08/20 13:01
まともな批判者がいなかったのが不幸
84 :
吾輩は名無しである:02/08/20 13:41
デブに批判されても痛くも痒くもないでしょう。
むしろ、共感もたれるほうが困るぐらいで。
美男で文才があって映画の趣味のいい人に
批判されたら、ぎゃふんって言うかもしれないけれど。
そんな人物は文壇から未来永劫に出る訳がないので、
金井さんの中では(あくまでも中では)、天下なわけです。
85 :
吾輩は名無しである:02/08/20 15:10
>デブに批判されても痛くも痒くもないでしょう。
>そんな人物は文壇から未来永劫に出る訳がないので、
もういい加減さ、こういう卑屈な言い方、止めようよ。こういうの、
文学板に多すぎるよ。
>>86 うーん、「卑屈」って言葉の使い方を間違えたかも…
アタマ悪いんですいません。
でも、「そんな人物は文壇から未来永劫に出る訳がない」理由を
バカでもわかるように説明してほしい。
88 :
吾輩は名無しである:02/08/20 17:46
>82
多和田が泣くぞ。
89 :
吾輩は名無しである:02/08/20 19:40
金井さんが若かったころ憧れた作家で、
ル・クレジオは美青年でしたねえ。
山田宏一氏によると、映画友達のジャック・ドゥミーとお揃いの
白いスーツを着てカンヌの浜辺を歩く姿は、眼を細めるくらいの美しさだったそうです。
新潮社の本の写真はマッチョ・スター、ドルフ・ラングレンみたいな写真だったけど。
今は総じて文学の需要がないからねえ、才能のある人ほど文学に憧れこそすれ、
他の分野のほうが自分を生かせそうな気がしちゃうかも。
なんか、作家って流行らない寄席の噺家みたいだけど。
90 :
吾輩は名無しである:02/08/21 02:09
室生犀星がセクハラ作家だなんて、
ひどいよ
「蜜のあはれ」なんてかわいいのにねえ
91 :
吾輩は名無しである:02/08/21 20:33
テンプレが寂しい割には良スレage
92 :
吾輩は名無しである:02/08/22 01:37
で、
>>85は
>>89の意見に納得しちゃったの?
そんなことないでしょ、これからも文学界にはきっとスターが出るよ。
多分
93 :
吾輩は名無しである:02/08/22 02:23
>>50 俺もそれ見たことある気がする。
たしか、着物の前がはだけてて横乳が見えたような!!
94 :
吾輩は名無しである:02/08/22 02:25
だめだこりゃ
95 :
吾輩は名無しである:02/08/22 02:54
96 :
吾輩は名無しである:02/08/22 10:12
ここは金井さんの容姿のファンの集まるところなのか
97 :
吾輩は名無しである:02/08/23 23:22
文藝別冊中上特集に書いてるけど、丹生谷だけは他の男性批評家とは
違うってことで評価してますな。中上を自分の批評テリトリーに囲い込んでる
男性批評家たちへの批判ですね。
でもあの文章って結局( ´_ゝ`)フーンとしか思わないことない?
中上の取り巻き批評家批判でしょ?
それが紋切型な気がする
99 :
吾輩は名無しである:02/08/24 00:42
金井美恵子は美人なのでしょうか。
80年代頃の、毛がツンツンしたショートカットの写真しか
見たことない。
100 :
吾輩は名無しである:02/08/24 00:43
100
101 :
吾輩は名無しである:02/08/24 00:43
金井100ゲット
102 :
吾輩は名無しである:02/08/24 02:30
>>99 どうなんでしょう?今はただの婆だし、デビュウ当時もチビデブって感じ
だった。個人的には目白4部作のころが1番ルックスはマトモだったと思う。
103 :
名無しさん:02/08/24 02:40
とりあえず画像うpしてくれなきゃ
わかんないっす。
104 :
吾輩は名無しである:02/08/24 11:46
>>103 髪の毛ツンツン時代のは、金井美恵子全作品??だったか
そんな名前のサイトにでっかくあったよ
最近は、意地悪そうなおばあちゃんって感じ
でもそこがまたイイかも
思潮社の現代詩文庫の金井美恵子詩集に若い頃の写真あるんじゃないかな?
あと集英社文庫の『兎』にも。これは絶版かな?
106 :
吾輩は名無しである:02/08/26 13:16
「群像」9月号の「スタア誕生」って誰も読んでないの?
107 :
吾輩は名無しである:02/08/26 13:26
昨日古本屋に100円で何冊かあったけど買わなかった。
帰りにファンタを飲んだ。
有意義なお金のつかいかたをした。
108 :
吾輩は名無しである:02/08/27 23:53
「広島がいいね」とトルーマンが言ったから八月六日は原爆記念日。
109 :
吾輩は名無しである:02/08/30 13:45
中村光夫に読んで欲しくて展望の新人賞に愛の生活を送ったら、
さほど好きでもなかった石川淳に才能を見出されたんだよね。
世の中、そんなものかもしれないage。
110 :
吾輩は名無しである:02/08/30 14:00
中上特集の金井の文章よかった。
だけどニブヤがスガだけでなく渡部までジジョクの用語で考えているかの
ように扱った「快楽のゲリラ」を金井が無批判に踏襲してるとこは買えないけどね。
ちょうど同じ中上特集にニブヤと渡部の対談があって、そこのところを
渡部本人がニブヤに不満を言ってたけどね。
>>110 丹生谷は結局細部に徹しろとしか言っていない
それだけだと俺はおもんないと思う。個人的な趣味ですけど
112 :
吾輩は名無しである:02/08/31 21:27
ただあまりにも細部が読めない男性批評家がうじゃうじゃいるから。
113 :
吾輩は名無しである:02/08/31 23:40
ハリウッド映画を見にくるように、ブンガクを読みにこられても困るんだよね。
時間を忘れて楽しみたいのならエンタメ読んでりゃいいだろうに。
ディズニーランドでもユニバーサルスタジオジャパンでも行けつーの。
わざわざ純文学を読みに来る理由をまず考えて欲しい。
でもって、愛嬌ふりまく着ぐるみがいないから面白くないとか、
ツアーガイドがいないから楽しめないとか文句ばっか。呆れる。
ま、幸い、金井ランドにはひねくれた着ぐるみも、わざと難しく書いたガイドブックもあるけど。
入手困難だからな。
114 :
吾輩は名無しである:02/09/01 00:23
>>113 金井美恵子を読んでる人ってみんなそんな嫌なこと考えてるの?
だからごちゃごちゃあげ足とられちゃうんじゃないの、と思ったり。
115 :
吾輩は名無しである:02/09/01 00:58
116 :
吾輩は名無しである:02/09/01 01:05
>>115 頭の固いおやじにも理解できるように、わざと比喩を陳腐にしてみたのですが、
なんとか伝わったようで、よかったです。w
117 :
吾輩は名無しである:02/09/01 01:22
つまらない選民意識にしかきこえない
てか、ハリウッドを見下しちゃうのは
あまりにも安易でしょ
>>117 見下してるふうに読めるとしたら、それはチミのコンプレックスのなせるわざ。
オレはディズニーランドにも行くし、ハリウッド映画は大好き!
ギャラクシークエストをさっきまでビデオで見てたんだけど、いやーワラタワラタ!
119 :
吾輩は名無しである:02/09/01 01:34
金井美恵子の読者のイメージが悪いことに納得
120 :
吾輩は名無しである:02/09/01 01:37
ていうかどっちのカキコもたんにレベル低いよ
根性悪とか嫌みとか言われるの実は嬉しかったりする金井読者。
性格いいねとか素直だねとか言うと、逆に不機嫌になるから気をつけてね。まじで。
122 :
吾輩は名無しである:02/09/02 09:20
123 :
吾輩は名無しである:02/09/02 09:52
じゃあ・・・
金井美恵子には好きにやってほしいが
渡部直己が以前細部に徹することで逆に大切なことを言い逃してるのではないか
という疑問を呈していたが、それは俺も思うんだよね
まあ批評家側の問題だけど、それを金井に絡めて言えよ、と思う
個人的にも興味あるし
124 :
吾輩は名無しである:02/09/02 10:11
細部に徹する。。。。むしろ省略ができないのかなあでもそんなに金井の
本読んでないのでいぢめないでください、ね(保志
>>112 細部が読めないっつーか、男性批評家が彼女の服飾描写や料理描写を
読んでそのよしあしがわかるとは思えないんだが。
自分で料理も作らなきゃ、毛玉がついたセーターを何年着てても平気、
ファッションに気を使うとしてもせいぜい丸井で買う程度、の人たちに。
だから彼らが彼女を嫌うのはよくわかるのだが、「金井の良さって
全然わかんないんだけど批判したらバカだと思われちゃうかな…あ、
福田和也君が批判してる!じゃあ安心してたたいちゃおうっと」って感じで
みんなでいっしょに叩き始めるあたりが、なんだかなー。
>>125 おれはファッションも料理も好きだけど、正直楽しめないんだよねー
理屈ではわかるんだよ。正しいと思うけど
ああいうのってやっぱり素直にそれを楽しめる人じゃないとダメだと思う
しかも青山が80年代を東京ですごした映画狂じゃないとわからない、と言った要素もたっぷり
おれも現代の関西人にしては映画見てるほうだけどやっぱしんどいね
なんだろーなー。よくわかんねーや
どっこい、ダグラス・サークに代表されるハリウッドの正調メロドラマが案外
に好きだったりする金井さん。
でも、若いころの夢がかなって、もし映画作家になってたいら。。。
案外に自分の大嫌いなデュラスの実験映画みたいなの撮っていたかもね。
128 :
吾輩は名無しである:02/09/03 01:25
「なってたいら。。。」
このさりげないタイプミスによって、いうまでもなく、
金井美恵子とその読者は
>>127は生きていけるのだろうか?
と考えるわけである。
129 :
吾輩は名無しである:02/09/03 01:52
なってたいら
はらたいら
>>125 要するに、金井は風俗作家だということね。
それならファッション誌や料理雑誌でも読んでりゃ良いんでないの?
はるかに有意義でしょ。
偏屈おばちゃんから見た80年代風俗とか、
資料的価値も少なそうだけどな。
ま、いまや評価がた落ちだけど、
あまり過小評価したらいかんとは思う。
変にリバイバルしたりしても困るし。
こんな女流作家もいましたって、
文学史の片隅に目立たないように載せておけば良いっしょ。
131 :
吾輩は名無しである:02/09/03 01:57
132 :
吾輩は名無しである:02/09/03 02:01
133 :
吾輩は名無しである:02/09/03 02:17
昔、本屋で金井美恵子×渡部直己の対談を立ち読みしたことがあるんだけど、
笑ったねー。だれかおぼえてない?
渡部が一生懸命を金井をほめてるんだけど、
あなたほめ方が下手くそ、
とかいって叱られてるの(w キモすぎ。
渡部がどうしようもないのは今にはじまったことではないけど、
金井も自己認識、甘すぎ。
あんなキモい対談が活字になるんだから、
世も末だとおもーたよ。
134 :
吾輩は名無しである:02/09/03 02:40
金井久美子さんて作品集など出してますか?
金井美恵子作品の表紙でしか見たことないんですよね
結構、好きです
135 :
吾輩は名無しである:02/09/03 12:31
>>130 風俗小説は役に立たないといけない、ということ?
意味わかんないけど
ほとんど読んでないでしょ
って俺は別に金井を好きじゃないけどね、一応
136 :
吾輩は名無しである:02/09/03 13:00
>>135 >>130は「金井美恵子を理解できないバカでマッチョな男性批評家」の
内面をパロディにしたものだと思う。さすが金井美恵子、ファンまで
意地が悪い。
137 :
吾輩は名無しである:02/09/03 14:23
この人は虚勢を張ってるのが透けて見えるのがつらい
138 :
吾輩は名無しである:02/09/03 14:24
その人に悋気もってるのが透けて見えるのがイタい
139 :
吾輩は名無しである:02/09/03 14:25
その人に妬みもってるのが透けて見えるのがイタい 、
140 :
吾輩は名無しである:02/09/03 16:53
金井美恵子には、決定的に「ユーモア」がないと思う。
金井さんを支持する人、たとえばスガ秀美さんとか、優れた批評家なんだと思うけど
やっぱり「ユーモア」がない。笑えない。
これが蓮實重彦だと、あの人は「笑わせる」ことができる人でしょ。
「ユーモア」の有無は、書き手にとって決定的(致命的)だと思うんだけど…
他人をコキおろしてもかまわないと思う。「ユーモア」があれば。
でも、金井美恵子にはそれがない。だから、「まあ、私はあんなバカ、相手にしてないけどさ」
というポーズをとっていても、どこか陰惨で、必死な感じがする。
「おまえなんかに金井美恵子のユーモアはわからんよ」という批判は甘んじて受けます。
どこにあの人の「ユーモア」があるのか、教えて欲しい。
141 :
吾輩は名無しである:02/09/03 19:12
>>140 一般的に、金井の小説のユーモアってどんなのとされてるのかな?
エッセイとかにはそれがよく出てるけど
小説でのユーモアを説明しろといわれると、なんだかよくわからんね
でもスガはユーモアあるよ
『世紀末レッスン』読みなさい。かなりゲラゲラ笑える
逆に蓮實のユーモアは、よく意図が見え透いて白けるときがある
142 :
吾輩は名無しである:02/09/03 19:16
>>140 金井作品を読んで笑っている私は、じゃあ何に笑っていたんだろうと
おもいました。
いや、あの皮肉っぽさ、登場人物の「いかにも」な発言、態度、
笑えたんですが(これは近年発表された作品のことですが)
143 :
吾輩は名無しである:02/09/03 19:17
144 :
吾輩は名無しである:02/09/03 19:17
たしかに。
金井美恵子ってユーモアのセンスないかも。
頭が固いっていうか
生真面目なかんじ
>>130を読んで「あーいるいるこういうヤシ。アハハ」と笑える人にとっては
金井美恵子の小説はユーモアがあるってことになるし、
ブリブリ怒ってしまう人にとっては、真面目すぎるし、
共鳴してしまう人は、そもそも小説なんか読まないほうが人生楽しいと思うし。
146 :
吾輩は名無しである:02/09/03 21:11
>>135 えーと、風俗作家は役にたたなきゃならんとは言ってない。
風俗作家なら、その風俗描写の質を問われるべき、ということ。
自分は恋愛太平記の風俗を読んでも、単にババくさいと感じた。
その時代の生きた風俗描写なら、W村上の方が上だし、
資料的価値なら、雑誌でも調べた方が良いでしょ。
じゃあ、風俗作家を超える何かが金井にはあるか?
主題的には、私は何も考えさせられるとこないし、
(特に今の時代に読むとなおさら)
金井のいうテマティスムとやらも、ちまちましてて、
せこい感じがする。私の言いたかったことは、そゆことっす。
147 :
吾輩は名無しである:02/09/03 21:41
>143
あんたがばかじゃ。
148 :
吾輩は名無しである:02/09/03 21:52
>>146 あれはとりあえず細かい、しかもそれがずっと続くということに意味があるのだと思う
ただし俺はそれを楽しめないけどね
方法としてはわかる
30年前くらいの短編は面白かった。
エッセイも。
ギャグ・ユーモアについてはウルサイ
おばんですな。毒舌がうまい。でも
自分の小説にはギャグ無し。
150 :
吾輩は名無しである:02/09/03 23:00
金井さんってパソコンやらない人だと思うんだけれど、
ひとたび持たせたら、あっという間にハマりそうだね。
週刊アスキーあたりで時評+ホームページ批評の連載持ったりして。
ドッキリWEBとかいって面白そう。
151 :
吾輩は名無しである:02/09/03 23:06
微妙なアンチが多いな・・・
オラはなんつーか、金井がメロドラマ好きで、
金井の好きな小説や映画はオラも好きだったりするんだけど
それなら作品の書き方だけに批評性を持たせればいいのに
登場人物にまで批評的にあれこれ言わせたがる、
というのが微妙なアンチが出てくる原因では、と思うよー
作中人物はみんなバカでいいと思うんだけど
作中人物がなんかちょっとヒネクレてたりするのがアレなんじゃないっすか
152 :
吾輩は名無しである:02/09/03 23:38
↑言いたいことを全部言ってくれたような気がするー。
でも私は登場人物が「ひねくれたバカ」ばかりなところが
面白いと思って読んでます。特権的に賢い人物って、実は
いなくないですか?批評的なことを言いたがる人物はよく出てくるけど
みんなどこかしらバカ。スノッブ、生活無能力者、噂好き、間抜け。
でもそこがかわいい。エッセイや批評だとバカに大してあれほど
苛烈なくせに、小説だとかわいく書かれるのよね。
153 :
吾輩は名無しである:02/09/03 23:49
いま出ている雑誌「寺門興隆」に何か書いているらしい。
154 :
吾輩は名無しである:02/09/04 00:30
こういうおばちゃんって、やっぱ猫好きなんだよね
155 :
暴力温泉旅がらす:02/09/04 21:04
>>133 覚えてますよ。
『文藝』の面談時評でしょ、たしか。
単行本化されてますよ。阿部とか笙野とか保坂とかとともに採録されてます。
見事な泳ぎっぷりでしたね、とかって批評家は言わなきゃいけないのよ、とかなんとか言ってましたね。
まぁ言ってる内容は納得できることだったんですけどね。
渡部の「苦労」発言に対する批評として。
しっかし、この作家にはヒューモアが殆ど全く無いなぁ、と感じさせる言葉が、時評の最初から最後まで続いていて辟易しました。
156 :
吾輩は名無しである:02/09/05 00:06
毒舌おばさん。でもオカマじゃないとあのキャラは辛いかも。
157 :
吾輩は名無しである:02/09/05 00:11
やっぱり蓮實のことを考えてオナニーしてるのでしょうか
158 :
吾輩は名無しである:02/09/06 02:06
くっだらねー
∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′/ ̄ ̄ ̄ ̄( ゚Д゚) ミーコ先生ゴハンまだ?
||||| \_______________
UU ̄ ̄ ̄ ̄ U U
160 :
吾輩は名無しである:02/09/06 13:08
金井は
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄
( ゚Д゚) < 女郎自大!!
(⊃ \⊃ \____
\ )ρ
く く
金井美恵子って曽野綾子のようにエラソーな保守女でもなく、
林真理子のように居直りブスのようでもなく、柳美里のように勘違い女でもなく。
かわいいオバサン的なところがいいんじゃないかな。
>159
トラー、耳のとこがへんだよ
>>161 いやいや、
金井はエラソーで古臭い文学観(ひと昔前は新しかったのかもしらんが)の保守女だし、
居直りブスだし、ひどく自己評価を間違ってもいる。
煽りでもなんでもなく、そう思うべ。
164 :
吾輩は名無しである:02/09/07 22:31
>>150 あはは。それじゃあ森茉莉だな。でもやってみて欲しいですよね。
とはいえご本人は今でもボールペンでの執筆だそうだから、
ちと難しいかもね。
ただあの性格は絶対にweb向き、というかipが記録されることのない
2ちゃん向き。というのも朝日PR誌「一冊の本」の今月号を
読むとそれがはっきり分かります。
あの「七夕男」のエピソードにはほんっとに笑った!さすが金井美恵子だ。
165 :
吾輩は名無しである:02/09/07 22:37
エッセイ読むと、人の良さがうっかり出てるなと思う。
意地悪そうにしてるけど、意地悪じゃない。
166 :
吾輩は名無しである:02/09/07 23:00
『文章教室』は、かなりワラった。あれは文壇パロディか。
意地悪かどうかはともかく、えらくコワイぞ。近づきたくない。
167 :
吾輩は名無しである:02/09/08 22:53
金井:作者の意図としては皮肉ということではなく、むしろ事実を書いたと思っています。
「文章教室」はリアリズムの小説なのです。リアリズムですから、風刺や皮肉であるより、
まず事実を問題にしているわけです。さまざまな書き手たちによって書かれた小説や
エッセイやその他の文章という事実を坦々と書いた小説だと思うのです。パロディや
引用でさえないのです。その坦々と書いた事実が、風刺とか皮肉と受け止めらしまう。
168 :
吾輩は名無しである:02/09/10 01:12
金井さんには映像のイマジカを叱っていただきたい。
「黄金の馬車」はあきらかに色彩復元前のフィルムでソフト化している。。。
パッケージにそう書いとけ、なにがシネフィルじゃ、ボケが!
IVCの画質の悪さは。。。まあ、あそこは商品じゃなくて映像資料ですから
ね、フィルムセンターと一緒で誰も期待してないし。
>>168 IVCはひどいよね。そのくせ名作をやりたがる!
170 :
吾輩は名無しである:02/09/11 01:44
金井先生に叱られたいです
エッセイで田中康夫の皇室言葉はじめ、島田の未完の辞だっけかの言葉のセンス無しとか
小説以外の作家の語り方についてあれこれ言ってたので
金井のエッセイや評論の語り方についてあれこれ言ってもいいんだ、と思いました
なんかそういうのってイチャモンつけてるだけのような気もしてたけど
本人が他人に対してしてるし、まあいいかと
172 :
吾輩は名無しである:02/09/11 08:11
浅田彰 i-critiqueより、全文引用。
★噂のオールドミス
--------------------------------------------------
若くしてデビューした頃の彼女はきらめくような才能を
もった作家で、少女小説をそのまま現代文学にしたよう
な作品を書いていた。彼女がそのままのびのびと書き続
けていたらどうなったかはわからない。問題は、彼女が
インフェリオリティ・コンプレックスの塊で、精一杯虚
勢を張ってすべてをバカにしてみせながら、実は、日本
でいちばん賢くてセンスがいい(と田舎者には見える)
おじさまに依存せずにはいられないということだった。
賢くてセンスがいいといえば、やっぱりフランス文学者、
たとえば蓮實重彦。こうして彼女は、おじさまに褒めて
もらいたい一心で、必死に勉強し、スタイルを変えてい
った。「こう書けば、蓮實さんなら、私がジャン・ルノ
ワールを観ているってわかってくれるはず」。
そしておじさまの反応が冷たいと、「いや、蓮實さんよ
り私のほうがルノワールのことを本当に分かっているの
よ」。もちろんルノワールの映画は素晴らしいが、ルノ
ワール通であることを仄めかすために書かれた小説は絶
望的に退屈で、自分も「通」であることを示したい貧乏
な田舎者のグルーピーが喜んで読むだけだ。悲惨な話で
はある。彼女は最近「噂の娘」という小説を出版したと
いう噂だが、私はもはやそれを手にとってみようとさえ
思わない。私はかつてジャーナリスト専門学校で講演し
たとき、阿部和重を含む聴衆に、「田舎者のひとつの定
義は『蓮實重彦に幻惑される人間』だ」と言ったことが
ある。噂のオールドミスの哀れな姿は、そんな人間の末
路を赤裸々に示している。
173 :
吾輩は名無しである:02/09/11 09:52
>>172 浅田彰の文章ですか?
ここまで毒舌家だったとは知らなんだ。
でも笑える。
174 :
吾輩は名無しである:02/09/11 09:56
175 :
吾輩は名無しである:02/09/11 10:06
浅田は金井に何か恨みでもあるんだろうか。
なんだかね、言っちゃいけないことを言ってる気がするね。
176 :
吾輩は名無しである:02/09/11 10:40
なんかネタぽくねえか
177 :
吾輩は名無しである:02/09/11 11:52
178 :
吾輩は名無しである:02/09/11 12:48
ネタじゃないの??
金井美恵子って本当に敵が多いんだね。浅田彰まで。
ちょっとみなおした!
179 :
吾輩は名無しである:02/09/11 12:54
私は金井美恵子ってそんなに好きではないのだけど、
周りの男批評家の発言を聞くにつけ、金井は大変だろうなと
思わずにいられない。
180 :
吾輩は名無しである:02/09/11 13:19
女でも男でも敵が多いヤツの方がいい仕事をしている。
浅田の金井評を読むと浅田が必死なだけだな。
おそらく金井は鼻も引っかけないだろう。
金井は何を言われても平気だろうな、金井だから。
ところで浅田はわざわざなんで阿部和重の名前を出したんだろう、
2ちゃんの「かまってクン」みたいで正直萎えるワ。
もっとヒネレ! と言ってやりたい。
181 :
吾輩は名無しである:02/09/11 13:33
何を言われても平気な、鈍い人間なんだな。
>>180 おい、阿部和重がハスミンに幻惑されるいなかもんだからに
きまってるだろ。、、、ってわかってるとはおもうが(w
つーか金井が浅田を敵視して文壇内で何したか、浅田がど
のように対応したかをしっていれば、浅田はすごく冷静な
男だということが分かるだろう。
あの怪文書に対する対応は、(ホモではあるが)男気に
あふれていたぞ。
183 :
吾輩は名無しである:02/09/11 13:34
柄谷行人は「女のくせに」と失言し、浅田彰は「オールドミス」発言。
福田和也は「だれかあの不感症女とセックスしてやれよ、ボランティアで」。
やれやれ。
185 :
吾輩は名無しである:02/09/11 14:27
浅田彰ってかなり温厚な人だときいた
金井美恵子が相当なことをしたのかも、とも思う
186 :
吾輩は名無しである:02/09/11 15:06
しかしな浅田、それを言っちゃあおしまいよ。
>>182 金井って文壇にまだいたの? 知らんかったよ。
187 :
吾輩は名無しである:02/09/11 15:11
『早稲田文学』の金井との対談で青山真治も『噂の娘』について、
この小説は80年代に東京で映画狂だった人間にしかわからないんじゃないか
と言ってたが、浅田の言ってることもある意味それと同じ
青山の発言には金井は喜んでいたので、浅田発言にも喜んでるのだろう
しかし「映画をわかる人間にしかわからない小説」とは、なんだろうか
もちろん「わかる人間にしかわからない」というのは、いろいろな場合にあるべきだが
やっぱりわからない人間を馬鹿にしすぎなんじゃないのかな、と
189 :
吾輩は名無しである:02/09/11 18:51
>>182 > つーか金井が浅田を敵視して文壇内で何したか、
何したの?
190 :
吾輩は名無しである:02/09/11 19:09
浅田彰は「オールドミス」と書いた時点で、批評ではなくなるということが理解できてないほど厨房なの?
それとも、金井が老嬢を自称しているから、「ユーモア」とでも思っているの?
191 :
吾輩は名無しである:02/09/11 20:22
中上の文藝別冊特集で中上全集編集委員選定こぼれ話書いてる。
A 柄谷 B 渡部 C 浅田 D 四犬田 で(B C逆かも)暗に
浅田を指して、しかも人の言葉尻を借りてぼろくそにやり返している。
川上弘美に対して女として張合っていた過去が噂真に書かれていて
本当だったらかなり笑えるおばさん。
192 :
吾輩は名無しである:02/09/11 20:24
他人の悪いところばかりが肥大して見え、
自分のそれにはまったく気付かない。
他人に厳しく、自分に大甘。
194 :
吾輩は名無しである:02/09/11 21:55
「あかるい部屋のなかで」より引用
作者自身の欲望と読者自身の欲望が一致する輝かしくもなまめかしい惑溺の瞬間の
喜びに出会いたいと願うので、私は小説を読むのだが、小説を書くことは、そうした瞬間を
自分にはついに書けないのではないか、という怯えと闘うことでもあって、怯えと闘うためには
<うぬぼれ>を動員し、もう一つの根深い怯えである、<誰もこれを読まないのではないのか>
という書き手のおちいりやすい神経症とも闘うことになる。
ということなので、うぬぼれくらい大目にみてもいいのではないかと。
195 :
吾輩は名無しである:02/09/11 22:03
>>194 もう、書いていることがあほすぎる。老女がオナニーにふけってるだけ。
もう、おわったひとだね。
196 :
吾輩は名無しである:02/09/11 22:06
なんだ、やっぱり「おーよちよち」って言ってもらいたいのか。
浅田の言ってること当たってるじゃん。
>>191 B=渡部 C=浅田 で合ってると思いますよ。
高名な学者と言えば浅田でしょ。
渡部は大学教授ではあるけど、高名な学者とは、ちょっと言えないから。
>>197 同じ話題がループしちゃうのは、ちょっと悲しいですよね。
つまんないし。
と、いったわけで、お久しぶりです。
2種類のコテハン使い分けて書き込みしといて、後々に、「実は同一人物でしたー!」
ってゆうのをやってみたかったんです、同一人物であるということがばれる前に。
199 :
吾輩は名無しである:02/09/12 01:05
金井さんてホントにルノワール好きなのかな?
どうも、あの甘さは「ぽく」無いような気がするのだけれど。
ロッセリーニもお付き合いって感じで本当は好きじゃないって言うのが
文章から透けて見えますしね。
200 :
吾輩は名無しである:02/09/12 01:12
金井との対談の時に城殿が「言葉のひとつひとつが粒立つようだ」とか何とか言ってたが
それがルノワールの映画に通じるらしい
でも個人的にはむしろ言葉の貧しさが重要なのではないかと
それがなぜ文になった時になぜ粒立つように感じるのか、というのを考えると
映画とは違うのではないかと
201 :
吾輩は名無しである:02/09/12 01:14
デビューが早かったから
バランスの悪いおとなになってしまったのだろうか
202 :
吾輩は名無しである:02/09/12 01:35
言葉のひとつひとつが粒立つように感じる読書。
最近してないなあ。
高校時代のテンションで、もう本は読めないしのぅ。
何でだか必死に本を読み漁っていたあのころ、
言うまでも無く戻りたくないけれど。
>浅田を指して、しかも人の言葉尻を借りてぼろくそにやり返している。
なんていったの?メガネザルとかホモとか?
だったらあの感情的で女性差別的な批判も理解できるけど。
しかし本を読まずに批判って学者としてどうなんだろう。
204 :
吾輩は名無しである:02/09/12 12:08
浅田サイコー
金井サイコー
205 :
吾輩は名無しである:02/09/12 16:36
浅田は短い文章の中で言うべきことを言い尽くしている。
さすがだ。
これで金井も終わりだな。
206 :
吾輩は名無しである:02/09/12 16:38
あさだっちはふくだっちの尻馬に乗っただけ
208 :
吾輩は名無しである:02/09/13 20:53
文芸雑誌を読むといらいらするらしいから、
早くDTPで本作って商業的文筆業から足を洗えば
まだ、信用できる。
エラソーなことぐだぐだノタクリマクル割りには相変わらず
ぬるま湯に浸っているだけじゃんよ。
食えなくなったらばあさん姉妹で惣菜でも作って
商売するのも悪くないとか書いていたぐらいだし
頼むから現実的な行動を示してほしい。
>食えなくなったらばあさん姉妹で惣菜でも作って
それいいわ(笑
絶対流行る
210 :
吾輩は名無しである:02/09/13 23:34
みーこ先生は可愛がっている若手とかいないのかな?
211 :
吾輩は名無しである:02/09/13 23:49
きどのチャン!
212 :
吾輩は名無しである:02/09/14 00:02
城殿 智行
213 :
吾輩は名無しである:02/09/14 01:17
浅田も蓮実にかぶれてた時期があったわけだからな。
みんな田舎物なのよ。
214 :
吾輩は名無しである:02/09/14 01:23
金井さんちのお惣菜。おいしいのかな?
冷たいおでんとか?
桜桃の味から想を得たナス入りオムレツ作ってくれたら
買いに行くぞ!
こんな奴に惣菜屋がつとまってたまるか!
世間をなめとんのか、ヴォケが。
216 :
吾輩は名無しである:02/09/14 01:41
お金をためて「小さな」パン屋さんをひらくのが夢なの、うふ(はあと)
みたいな勘違いバカ女と同レベルの発想だな(w
当人もイタけりゃ、ファソもイタい、
姉妹そろって逝ってよし。
217 :
吾輩は名無しである:02/09/14 02:24
>>216 わざわざ「惣菜屋」にしているのは
はずしてるつもりなのだろうか
ファンは確かにイタイ人も多い
>>213 確かに。ただ浅田風に言い返すなら、
そんなのは高校で卒業してくれとか言いそう。
219 :
吾輩は名無しである:02/09/14 14:12
>>218 浅田自身は少女漫画とジャニーズファンを
卒業してないんだが。
220 :
吾輩は名無しである:02/09/14 15:02
田中康夫を皇室言葉と揶揄したの読んだ人いますか。
>>220 ここにいますが
ところで同じ連載のなかで2chに触れてたね
「2チャンネル」とカタカナだったが
222 :
吾輩は名無しである:02/09/21 21:40
「彼女について(省略)」の文庫やっと出たね。
あとがきは相変わらずの金井節だったし、解説の丹生谷も
相変わらずの文章だった。
223 :
吾輩は名無しである:02/09/21 21:50
さきにかかれた。その金井の文庫おれ今日本屋でしった。
カキコしようとおもったのに
224 :
惣菜屋さん:02/09/21 22:00
ぜひうちの店で働いてほしい!
看板娘ならぬ看板糞バアとして。
新商品は糞バアカレーで決まり!
宜しく頼みます。
225 :
吾輩は名無しである:02/09/21 22:42
自分たち姉妹を「老嬢」って書くセンスは「バ」を「ウ゛」に
置き換えるセンスにつぐおぞましさ。
「噂の娘」って時代設定が古いのに「T・P・O」って表記が
あったけど、あんなものでしょうか?
226 :
吾輩は名無しである:02/09/21 22:43
227 :
惣菜屋さん:02/09/21 23:06
「糞ヴァヴァア」が正しい表記でした。
金井先生ならびに女史のファンの皆様に心よりお詫び申し上げます。
228 :
吾輩は名無しである:02/09/21 23:09
229 :
吾輩は名無しである:02/09/23 10:44
自分のママに抑圧されて欲求不満の
童貞がウサ晴らしするスレになりつつあるな。
文句があるなら自分のママに言ってね、
まあ言えないだろうけど。
230 :
吾輩は名無しである:02/09/23 14:02
>229
的外れですよ
>>229 そういえば、ばばあって悪口、反抗期が終わって以来
使ってないな。
232 :
吾輩は名無しである:02/09/27 12:20
俺は好きなんだが、
いけないか?
233 :
吾輩は名無しである:02/09/27 12:26
わたしも好きだけど
あまり「好き」ということをおおっぴらにしたくない、
そんな感じです。
234 :
吾輩は名無しである:02/09/27 23:44
>233
相手にもよらない?
女友達とかに、これおもしろいよお、なんて『タマや』
とか渡すと結構評判よかったりするんだけどね。
相手を選ばないと、「金井はさあ・・」とかって始まっちゃう
じゃない。したり顔で。ほんの一握りなんだけどね、そういう人。
235 :
吾輩は名無しである:02/09/27 23:50
>>234 なんていうか、良くも悪くも
「そういう人なんだー」って思われそうで。
周囲に金井美恵子を読んでる人が皆無なので、
そんな心配することもないんですけどね。
236 :
吾輩は名無しである:02/09/28 00:40
なんつーか、結局「趣味の人」って感じでそう思うと毒づいてるのも別にいいかな、と・・・
たんに好き嫌いを言ってるだけかな、と
だから蓮實とかだったら「優れた小説家は映画がわからない」と言ってそれを肯定してるけど
金井は小説のわからない優れた映画人(監督、スタッフ、俳優、批評家その他なんでも)は許せるけど
映画のわからない優れた作家には厳しいというのもいいかな別に、と
しかも映画のわからない優れていない作家にまで厳しい。無視できないというのも
小川伸介に面と向かって自分を別の作家と間違われても、笑ってるだけなのに
237 :
吾輩は名無しである:02/09/28 00:51
何ヶ月か前の「一冊の本」のエッセイで、
BS2の「真夜中の王国」に出ていた中年男性作家、
最近、退屈なだけの小説を出した、というのは誰なのですか?
今手元にないのでうろ覚えですが、
解った方、教えていただけるとありがたいです。
238 :
吾輩は名無しである:02/09/28 00:53
>>237 保坂かな?
テレビ出演のマヌケさを馬鹿にしてたし
確かに退屈と言えば退屈だし
239 :
吾輩は名無しである:02/09/28 01:01
文芸文庫で出てる二作は俺、かなり好きだし、いいと思うよ。
あとの、いま文庫で簡単に手に入る作品とかは、どっちかっつうと趣味で楽しんでる感じ。
描写と長文に酔うのが愉しいっつうか。
目白四部作はそれとは異なる趣向だったが。
映画に関してはこの人のお陰でエリセを知ることができたんで感謝してる。
それにしても全短編と『岸辺のない海』をかなり読んでみたいんだけど、なかなかだあね。
おお!早いレスありがとうございます。
なるほど保坂くさいですね。
でも猫好き同士で話が合ったりしないのでしょうかね。
241 :
吾輩は名無しである:02/09/28 01:05
阿部和重も「真夜中の王国」に出てたよ
>>238 金井と保坂、
どちらも「退屈系」であることには違いないと思うが…
むしろそこに魅力があったりしないか?このふたり。
どうだろ。
金井は好きな人からすると全く退屈ではないみたいだが
言葉のひとつひとつが粒立つようだ、らしいし
俺は退屈だけど
保坂のよさはまんま「退屈さ」だと思うから
だから真逆かも
長文と猫は似てるけど
なるほど。
しかし、必ずしも退屈ではなくはないと思うが。
まあ、あの泡だつ感じは保坂には欠けてるとこあるかもだけど。
全く正反対ということはないと思われ。
金井が保坂を叩いてるとしたら
過去に保坂が金井やらを「エクリチュール派」としてまとめたことが要因であるような気がしなくもない(w
それくらい意地悪なのも確かだ。
245 :
吾輩は名無しである:02/09/28 05:50
退屈って便利なことばだね。
批評を放棄してるのに、作者より優位に立っているように見える(一見)。
246 :
吾輩は名無しである:02/09/28 06:09
保坂は意外とねちっこそうだね。
春樹と顔が似てるのもポイント高い。
あの手の顔は意地悪顔だと思う。
金井も意地悪ヴァヴァアだそうだから大変だね。
247 :
吾輩は名無しである:02/09/28 06:18
>>245読者が自腹で買って時間かけて読んだ本だよ。
退屈だって言って、何が悪いんかね〜。
作者より優位に立っているように見えるってアンタね〜。
いつから作家がそんなに偉くなったんだい?
それとも読んだ奴は皆、批評家にならないといかんのか?
批評家は、それで飯食ってるわけだし、自分の金で本なんて買わないんだよ。
読者は堂々と使わせて貰おうじゃないか。
その退屈つー便利な言葉をよ!
248 :
吾輩は名無しである:02/09/28 06:22
>>247 退屈なレス。健康な老人が読むと痴呆症になる。
こんなに活字が氾濫している世の中、退屈な活字は
ウジ虫の糞ぐらいその存在だけで犯罪的だと思うのだが。
世の中から消えちまえ!!
>>247 自覚があるならまだ救いようがあるよw
じゃおまいの退屈じゃない小説ってなんなんだよ、と小一時間問いつめたい。
真珠夫人とかか?
金井さんは「全ては退屈だ」と言っているように思うのですが。
そういえばなんで『ミツバチのささやき』嫌いなのかな?
黒沢も嫌いだったらしいが
『エル・スール』は好きなのに
蓮實と評価の食い違ってる映画について知りたいなと
そういう対談してくれないかな
「あんたの映画の趣味悪いわよ」っての
北野映画
金→否
蓮→肯
暗殺のオペラ
金→肯
蓮→否
エレファントマン
金→否
蓮→肯
254 :
吾輩は名無しである:02/09/30 20:57
今月の「一冊の本」連載・・・
やりやがった(アワワワ
255 :
吾輩は名無しである:02/09/30 21:40
>>254 上の二つは金井も蓮實も肯だよ
ところで『彼女(たち)について知っている二、三の事柄』読んだけど
ここのところ『一冊の本』での連載でもそうだけど
やたらとオタクを揶揄するような文章が多いが
この小説の主人公の桃子こそオタクだと思うんだけど・・・
ジェリー・ルイスを知らなのにエド・ウッドを語るのを馬鹿にし、
由美子がカサヴェテスだのラングだの、それ系の映画を得意げに語るのを馬鹿にし、
恋人どころか友人になるためには岡崎さんのような例外を別にすれば
映画と文学の趣味がよくて知的で発言が癇に障らない、自分とピッタリ合う人間じゃないと駄目で
よっておそらく花子くらいしか友達がおらず、
一人で家に篭もって読書をし映画を見ていれば幸せで、あんまり働かず
職場の付き合いもせずほとんど飲み会などには出てこずたまに出てきても即効で帰ってしまい
といった感じで、何よりもまず桃子がオタクじゃないか、と思いました
あといまだに男性感が小林とかあーゆーの、80年代から代わってないんだな、と
金井氏のオタクらしい交流の狭さを感じました
でも小説はなかなか面白かったですよ。
256 :
吾輩は名無しである:02/10/03 23:31
まあ近親憎悪みたいなもんじゃない?
同じオタクというカテゴリーに入っちゃうと、
その中でのニュアンスの違いがムカついたりするじゃん、
オタクに限った話じゃないけど。
257 :
吾輩は名無しである:02/10/04 00:36
>>254 どんな内容だったかを掻い摘んで教えてもらえませんか。
258 :
吾輩は名無しである:02/10/04 03:00
金井なんかの本を金だして買うなんてのは、ほんと物好きとしかいいようがない。
まずいラーメン屋がなぜかいつまでもつぶれず、しかも店の主人がいつまでも傲慢な態度。
あーら不思議、てやつだ、こりゃ。
259 :
吾輩は名無しである:02/10/04 03:03
朝の6時半に毒ずいていたのがいたのにはおどろいたね。
260 :
吾輩は名無しである:02/10/04 03:06
とにかくよ、金井「さん」じゃないよ、あの奇怪傲慢おばはんが。
わざわざ買うかんちがい夜朗どもがつけあがらせてる
261 :
吾輩は名無しである:02/10/04 03:10
金井がエクリチュール派?こういうこというとおどりあがって喜んでんだ、あの傲慢女
性格ブスの典型
>>258>>260-261 何でそうしてまで貶すことに快楽を見い出す愚者が
この板に棲息してるのかねえ。
金井作品を巡る論争なら歓迎するところだけど、
罵倒ばっかする野郎は話にもならない。
こうしてスレは廃れていき、板の雰囲気も悪化する。
引いては過疎化に拍車をかける。
中年女性に対してトラウマ持ってる
厨房が夜中に出没するみたいだな。
昔女教師にいじめられたか?
母親に折檻されたか?
よそで発散してくれよ。
彼女がデビューした頃、すごくよかった。
やっと、日本にもこんな才能が出てきたかって。
愛の生活、夢の時間。
荒らしじゃないですと、一応前置きして批判レス。
「彼女〜」の文庫版あとがきを本屋で立ち読みしてかなり萎え。
お茶の出涸らしとしか思えない小説になんで図々しくあんなこと
を書けるのか。
『タマや』のあとがきのように「この小説が、タマの仔猫のように、
かわれて行ったさきで可愛がられますように。」のほうが気が利い
てると思う。
「夜になっても遊び続けろ」はある意味で
マイバイブル
>>265 おもろいな 「ずうずうしい」ってんだから、俺の言い草と変わんないよ。結局。
俺はおばさんコンプレックスじゃないよ。金井は石川淳に評価されたそのときから、なんともいえない高慢なキャラクターを演じてきたの。
強いていえば金井は高等遊民の典型なのよ。悩みのかけらもなくシレッとして生きているそのさまにせちがらい世の中に生きるサラリーマンとして憎悪をいだいてるのだろう、とでもいわれたら、
ひょっとするといたいのかもしれんがね、おばさんだから、気に食わないわけじゃない。
あの女には、瀬戸内寂聴のようなある種、愚鈍というか愚直な女流を心底馬鹿にしてるんじゃねぇか、てとこがある。
268 :
吾輩は名無しである:02/10/08 02:05
ごめん、追加です。中上、大江、島尾、太宰、坂口、みんなどっかせっぱつまった空気をかもし出してるのだが、金井はいつでも余裕綽々、わたくし超一級でございますわよ、て雰囲気がつたわってくるじゃないか。
全然二流どころのくせしてな
>強いていえば金井は高等遊民の典型なのよ。悩みのかけらもなく
>シレッとして生きているそのさまにせちがらい世の中に生きる
>サラリーマンとして憎悪をいだいてるのだろう、とでもいわれたら、
>ひょっとするといたいのかもしれんがね、
悩まない人があんなに激しく世界に憎悪を抱いたりはしないと思うが。
瀬戸内寂聴のほうがよほど悩みなさそう。
ではいかにも悩み多そうな(つーか鬱屈してそうな)笙野頼子はどう?
271 :
吾輩は名無しである:02/10/08 05:29
「彼女たち〜」を読んだとき
こういう大人になったら困る、と
妙に焦りました
272 :
吾輩は名無しである:02/10/08 11:14
「彼女たち〜」は面白いと思うんだけど。
265は、他の作品(いわゆる「目白四部作」)もたいして
楽しめなかったクチ?
273 :
吾輩は名無しである:02/10/08 12:00
クソばばあ
274 :
吾輩は名無しである:02/10/08 12:13
オクソヴァヴァア
275 :
吾輩は名無しである:02/10/08 23:22
>金井は石川淳に評価されたそのときから、なんともいえない高慢なキャラクターを演じてきたの。
金井美恵子好きっていうと、こういう反応する人(ごく稀ではあるけど)
がいてちょっと引いちゃう。
だからいいづらくなっちゃうよ。なんでそんなにムキになるのか。
『文章教室』のあとがきに、
「ある種の人々にとっては非常に後味の悪い小説だったようです」とかなんとか
書いてあって、267はそういうタイプかね?アナタのいってることは、愚鈍な金井ファンとしては、
なんかヤな感じ〜、なんだけど、その語り口は嫌いではない。
この人の自我肥大ぶりはただごとじゃない。
しかし、それを甘受してきた文壇にもその責任はある。
そしてその「特権的な立場」を獲得した
金井美恵子という作家の存在自体に憧れる読者という名の信者たち。
彼らは金井を信仰の対象にすることで自らにも特権的な立場が与えられると信じている。
それがこの作家の周辺にただよう気持ち悪さの正体。
277 :
吾輩は名無しである:02/10/08 23:32
>彼らは金井を信仰の対象にすることで自らにも特権的な立場が与えられると信じている。
んなこと思ってないって。
読者という名の信者たち!?彼ら!?
随分いいかげんなこといってんなあ。
278 :
吾輩は名無しである:02/10/08 23:37
つーか高卒のDQNおばさんだろ。
279 :
吾輩は名無しである:02/10/09 00:05
258=267
はBIG-WESTスレを荒らしてた人でしょ
最初ちょっと煽って、あとからマジレスで被害者面するっていうパターンの
>彼らは金井を信仰の対象にすることで自らにも特権的な立場が与えられると信じている。
こういうことを真顔でいうやつが文学ヲタ・論壇ヲタに多いから
うかつに金井好きっていえないんだよなあ…。
>>279 えーっなんでわかったの?文体?用語?あと他のスレのもあてて見て。感心しました。
ただし最初ちょっとあおってというけど、少なからず、他の人のもオレの言葉と錯覚シテくってかかってるし、結果的には、なかなかいいテーマが浮き彫りになってると思うんだけどね。
読む人が読めばだけど。
282 :
吾輩は名無しである:02/10/09 04:23
>>280 そりゃ文字通りにそうとはいえないでしょ、また誰でもともいえない。しかし、3分の理はあるはずそうでもなきゃ、これほど「ごうまん」「ずうずうしい」
自我肥大、といった似たような観点を、複数のひとが、強く主張するはずがない。
オレだって金井がそればっかり、とは思ってないよ。そういう点もあるよ、ってことを主張する方便だな。
いっつも、思うんだが、ファンていうのは「はいはい」といなすか、そんなことない、と否定するかの極端しかないね。
283 :
吾輩は名無しである:02/10/10 00:33
>えーっなんでわかったの?文体?用語?あと他のスレのもあてて見て。感心しました。
ただし最初ちょっとあおってというけど、少なからず、他の人のもオレの言葉と錯覚シテくってかかってるし、結果的には、なかなかいいテーマが浮き彫りになってると思うんだけどね。
読む人が読めばだけど。
君こそ自我肥大なんじゃないか。
自我肥大ってあんまし良い言葉じゃないねー
284 :
吾輩は名無しである:02/10/10 00:52
例えばジェーン・オースティンなり幸田文なりが著者の死後にも読み続けられたように
金井の小説も読みつづけられるのだろうかと思うと
やっぱり出てくる語彙とか桃子や花子や作家の叔母さん(名前なんだっけ?)をとりまく状況などの範囲が
狭すぎるんじゃなかろうか
あんな風に映画の話しされてもね。由美子の映画の趣味を馬鹿にするところとか
何十年かたったら、誰も理解できないよ
ああいうの書きたいんだったら、繊細さと同時にある種の紋切型も受け入れたほうがいいと思うんだけど
メロドラマが好きだというんだったら
俺は「彼女(たち)について〜」面白かったけど、そこがやっぱり釈然としないんだけど
285 :
吾輩は名無しである:02/10/13 13:41
吉田健一は今でも読まれているといえるかな?
286 :
不細工系美人:02/10/13 16:05
>>36 > あれだけ映画の知識があっても、女が映画評書いてるというだけで
> 「小娘のくせに」呼ばわりされたこともあったらしい。
前スレにも書いたが、
馬鹿にされて仕方ないようなものを古本屋で読んだことがある。
「映画芸術(評論だったか…)」に書いた唐十郎のミーハー記事。
若い頃のエッセイや映画評を読んでみたい。
馬鹿な内容のやつも多いことだろう。さらに性格が悪いところがタマラナイ
287 :
吾輩は名無しである:02/10/13 16:22
今、文学系ワナビーを気取るには、
とりあえず金井を晒しておけば安全とみた。
これは80年代のワナビーの単なる反動だ。
「夜になっても遊び続けろ」
289 :
吾輩は名無しである:02/10/13 21:41
俺は初期の作品や詩集は全部好きだな(「森のメリュジーヌ」あたりは最高でしょ)。
でも今の緊張感のない垂れ流し文体にはヘドが出るし、新刊が出ても買いたくない。
俺にとっては、もう亡くなった作家のようなものかな。
昔の短編を何度も咀嚼して、在りし日の金井美恵子を偲んでいます。
290 :
吾輩は名無しである:02/10/13 23:11
ワナビーってなに?
クラークスの...。
292 :
吾輩は名無しである:02/10/14 00:19
それワラビーやがな
ところでもう金井は詩を書いたり、なんか詩に関わったりしてないのかな?
『現代詩手帖』の稲川方人特集の時に、稲川についての文章をちょっと書いてたけど
もともと詩人なのに
>>289 俺は金井の初期の小説のよさって正直よくわからんのだが(つーか意味がわからんの)
具体的に教えていただければありがたい
詩人の才能って信用できない。
作家よりはるかに自己演出とかハッタリとか、
山師的な才能が必要とされる気がする。
純文学作家もそう変わらないんだけど。
詩人が小説を書くと、なぜか純文学へいく。
とりあえず金井をバカにしとけば
お、わかってるねーって感じはあるな。
295 :
吾輩は名無しである:02/10/14 01:58
>>294 だろ?
287が言っているけど、20年前は逆だった。
296 :
吾輩は名無しである:02/10/14 03:39
今こそむしろ金井を誉める方が重要
297 :
吾輩は名無しである:02/10/14 04:34
>>296に激しく同意。
再認識すべき指標である。
298 :
吾輩は名無しである:02/10/14 22:17
>>297 誉める貶すにこだわるのが一番バカだと思うのだが
299 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:15
純粋に好きっていう読者がいない作家なんだね。
文壇の評価と作品コミで価値があがったり下がったりする作家の典型。
300 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:16
>>299 安易にけなすと半可通呼ばわりされると思って手を変えましたね。
正直ですな。
そんなあんたの意見こそが「文壇の評価」の典型。
301 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:21
>>299 激しく同意。
蓮実がらみで読むスノッブが多そう。
302 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:23
>>301 そういう元スノッブは、今は叩きに回っている。
むしろ初期作品の読者が残った。
303 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:25
純粋に好きな人は、こういう話題やなんだよ。
304 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:26
だいたい、批評の影響から入った奴は小説を読むセンスがない。
305 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:37
>>304 それはあんたが友人に恵まれなかっただけ、
あるいは自分が特権的批評者と思っているか。
しょせんこうした場所での書き込みに批評という問題は付いて回るのだよ
金井のキモヲタって、
「小説読める」って言葉好きだよね(w
小説を読めない若手男性批評家とか。
307 :
吾輩は名無しである:02/10/15 01:29
でも目白物とか普通に好きで読んでる人も多いよ。
308 :
吾輩は名無しである:02/10/15 01:48
おとめ山公園
だっけ?
309 :
吾輩は名無しである:02/10/15 03:15
現役作家のマンションは「ジョリ・メゾン・おとめ山」
だったと思うが。
新潮の11月号で源ちゃん(という歳ではもうないか(笑))と対談して
ますね。宣伝もかねてなんでしょうけど。でも、このスレッドの書きこみの
少なさを見ていると、「最初で最後の本格小説」ってほんとかも、とも
思います。彼女が下敷きにしている小説が読まれてないんですね、きっと。
『嵐が丘』『桜の園』『三人姉妹』とか。語りの構造によってリアリティを
つくりだすということでは、金井美恵子の『噂の娘』にも通じるんでしょうが、
それよりも先の対談で水村氏が、リアリティをつくりだすにあたって谷崎の
『細雪』を参考にして固有名詞を文章にたくさんいれた、と言っていることや、
高橋氏の高村薫の『晴子情歌』との類似の指摘というところからすると、
これはまた「家族小説」として読むこともできるわけで、とすると、金井氏の
『恋愛太平記』なんていうのも思い出される。金井氏のそれは谷崎を意識して
書かれたわけだし。いずれにしても再読に耐えうる小説だということは言える
ように思います。
金井ファンとおぼしき人の水村評。
全部金井なのかよ(w
典型的な痛さがあらわれてると思ひます。
311 :
吾輩は名無しである:02/10/15 08:12
朝っぱらから大変だなぁ
>>310 < リアリティをつくりだすにあたって田中康男の『なんとなくクリスタル』を参
< 考にして固有名詞を文章にたくさんいれた、と言っていることや、
313 :
吾輩は名無しである:02/10/15 12:31
310は何がいいたいんだ?
痛いファンがいる作家は痛いとでも?
ならまず辻仁成をなんとかしろ
>>313 典型的って書いてあるから、
「こういうファンが多いねぇ」って言いたいんでしょ?
あなたの返しの方がずっと突拍子もない。
×田中康男 → ○田中康夫
ここは文学板です。煽るにしても、誤字の使用は避けてください。
316 :
吾輩は名無しである:02/10/15 22:48
>金井のキモヲタ
どこかに存在してはいるのだろうけど、みたことないよね。
私の周りはみんな普通に読んでるよ。お母さんとか。
私が家庭教師で教えてる高校生の男の子に『文章教室』
貸したら、「なんだこれー?おもしれー」っていってましたよ。
317 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:38
「軽いめまい」が好きです。
蓮實ヲタみたいのが「ついでに読んどくか」程度じゃないの?
それも東大表層とかじゃなくてジャナ専みたいな(w
空虚だけど、なんか魅力あるのね。
なーんも書くことないくせに、
批評感覚と詩だけで綴っていって、
それでいて、とりあえず最後まで読ませるちゅうのんは、
「芸」なんでしゅかね。
年老いて、
ますます意地悪さがにじみ出ているあの顔も、嫌いじゃない。
昔の写真は、そこそこかわいかったね。
あの死んじまった「かまち」の女版みたいな顔でさ。へへっ。
金井の横乳? 見てぇーなー。
>>316 ワロタよ。
>私の周りはみんな普通に読んでるよ。お母さんとか。
私が家庭教師で教えてる高校生の男の子に『文章教室』
貸したら、「なんだこれー?おもしれー」っていってましたよ。
いや、どこかに存在してはいるのだろうけど、こんまヤシみたことないよね。
まあ、良いんだけどね、隣の奥さんに金井の本を押し付けるおばちゃん
もいるらしいし(w
母"おい、おまいら!!本を購入しますた。リビングに集合しる
父"詳細キボンヌ
母"今日は、金井美恵子ですが、何か?
兄「金井美恵子キターーーーーーーーー」
妹「キターーーーーーーーーー」
姉「金井程度で騒ぐ奴は逝ってヨシ」
母「オマエモナー」
父"--------終了-------
兄"--------再開-------
妹「再開すなDQNが!それより恋愛太平記うぷキボンヌ」
母"噂の娘うp
母"↑誤爆?
兄"柔かい土age
父"ほらよ恋愛太平記>家族
妹"{神降臨!!」
兄"「柔かい土age」
母"「糞柔かい土ageんな!sageろ」
兄"「柔かい土age」
姉「柔かい土age厨uzeeeeeeeeeeee!!」
母「ageっていれればあがると思ってるヤシはDQN」
セールスマン「イタイ家族がいるのはこの家ですか?」
母「氏ね」
父「むしろ生きろ」
兄「柔かい土age」
妹「兄必死だなw」
>蓮實ヲタみたいのが「ついでに読んどくか」程度じゃないの?
「蓮實ヲタみたいなの」は浅田彰や福田和也が金井批判したことに
安心して読まなくなったとおもーよ。
今も継続して読んでるのは本当のファンだけだと思う。
>>316 いい話だね。私の周りでも、別に文学ヲタじゃない人が普通に読んでる。
323 :
吾輩は名無しである:02/10/18 13:56
>>322 禿同。
金井を持ち上げた評論家に罪がある。
324 :
名無しさん:02/10/18 16:21
どうでもいいじゃん、信じられるのは自分の判断だけ。
他人の意見は参考程度に聞く。
アフォな発言は2ちゃんで罵倒して楽しむ。それだけ。
>>323 金井を持ち上げた評論家はどういう理由で評価してるんですか?
326 :
ティンポ・マラニーニ:02/10/18 17:58
>>325 繊細なレース編みのようだ、と持ち上げ。
大江健三郎よりも、敢えて、少女小説を、と持ち上げ。
327 :
吾輩は名無しである:02/10/18 18:18
>>326 「細部に淫する」なんていう常套句もありますね
329 :
吾輩は名無しである:02/10/18 23:17
少女小説を読みつづけてきた延長に金井美恵子がいた
って人は割と多い。
そうするとね、よく言われる彼女の「意地の悪さ」みたいなのは
あまり鼻につかないんですよ。なんかさ、イギリスの寄宿学校にいる
厳しいことで有名な先生みたいじゃん。鉤鼻、眼鏡、ひっつめ髪でさ。
でもたまに優しかったりするのよ。
・・・なんてこというから「金井オタきもい」とかいわれちゃうんだけど(笑)。
『噂の娘』読んだら『秘密の花園』読みたくなって、読んだ。
良かった。
330 :
ティンポ・マラニーニ:02/10/18 23:24
金井先生は、どんなときに優しいの?
331 :
吾輩は名無しである:02/10/18 23:35
真夜中のパジャマパーティーが見つかった時。
校長先生には黙っててくれるのよ。
その代わり、一ヶ月外出禁止&放課後はラテン語の補習。
先生、それは厳しすぎます!週末出かけられないなんて!
もうじきクリスマスだっていうのに、あたしたちプレゼントが買えないわ!
大丈夫です。クリスマスまでにはまだまだ時間がありますよ、それよりあなたたち、
パーティーのことが校長先生にばれたら、補習ではすみませんよ、的な優しさ。
332 :
ティンポ・マラニーニ:02/10/18 23:40
うーん、具体的な状況が想像できない・・…
鬱だ詩嚢。
あ、詩ぬ前に質問です。
「校長先生にばれたら」って、なんの喩なのでしょうか。
333 :
吾輩は名無しである:02/10/18 23:55
さんざん罵倒したおれだが、考え直したところもある。金井は奇人なんだ。あれほど意地の悪さをキャラとして出し続けるなんぞというのは、とにかく尋常なことではない。
このことの不可思議さ、異様さに理解できないいらだちが、ときに腹立ちとなって現れるのだと思う。近代の文学者像に無意識に求めている、誠実さ、真摯さに反しているからなのだと思う。
もちろんいいがかりなのだが、感情的にかみつきたくなるのは、これが原因らしい。最後に、さらば金井さん(文芸誌でみかけるのはイヤではあるが)
334 :
吾輩は名無しである:02/10/19 00:00
>>331 ラテン語の補修というのがまた途方もない。読んでないので誤解かもしれないが、ラテン語とはまた途方もない。どういう価値観でラテン語がでてくるのだろう。
335 :
吾輩は名無しである:02/10/19 00:13
校長先生にバレたら、親に連絡されたりするわけだよ。
ラテン語じゃなくてフランス語じゃないか。良家の子女のたしなみは。
337 :
吾輩は名無しである:02/10/19 08:21
>>334 いえいえ、本当の古風な学校なら今でも
ギリシア語かラテン語を勉強させることはあり得ますよ。
初期の金井美恵子、良かったな。好きだったね。
『夢の時間』鮮烈だったもん。当時の私には。
『アカシア騎士団』なんてのもあった。
>若くしてデビューした頃の彼女はきらめくような才能を
>もった作家で、少女小説をそのまま現代文学にしたよう
>な作品を書いていた。彼女がそのままのびのびと書き続
>けていたらどうなったかはわからない。
浅田彰は的確だなあ。やはりさすが。まったく同意。
339 :
吾輩は名無しである:02/10/19 08:32
浅田よ、「きらめくような才能」とは何事だ。
書いてて恥ずかしくないのか。
>彼女がそのままのびのびと書き続けていたらどうなったかはわからない。
って言い回しも変ですね。育ちが悪いんですかね。
341 :
吾輩は名無しである:02/10/19 09:48
産婦人科医だからな
342 :
吾輩は名無しである:02/10/19 10:34
それ対談とかで言ってるやつじゃないの?w
それ批評で書かれたものだったらかなわんなぁ
343 :
吾輩は名無しである:02/10/19 11:56
うむ。ハリー・ポッターに出てくるマギースミスのイメージにそっくりだな
>338
彰クンは、
なんで美恵子ちゃんがそのままのびのびと書き続けていけなくなったか、
――という最重要問題には、
ふれていないわけね。
>344
いや、そのままのびのび書き続けていけなくなったか、の理由も書いている。
338の浅田の文章は
>>172から冒頭を引用しただけ。
>>172 で全文読んでくれ。書きつづけなかった理由は、
「問題は、彼女がインフェリオリティ・コンプレックスの塊で、精一杯…」
だとさ。
でも、そのままのびのびと書き続けていたら『どうなったかはわからない』という言い方もトゲがあるね。
浅田彰本人は、性格は温厚で優しいタイプと聞いた事があるけど。
訂正
×いや、そのままのびのび
○いや、なぜそのままのびのび
2chなので日本語力を罵倒されぬように、いちおう。
>345
あ、もとネタあったん。スマソw
でも、172
これって、彰クンの「私小説」じゃん!
同類だからこそかぎつける嗅覚と透視力。
かつて、ハスミ御大に論文のフランス語の間違いを指摘した手紙を送りつけて、
屈折した愛を表現したのは、誰やったん?
348 :
吾輩は名無しである:02/10/19 16:53
ほんとだ。浅田彰キビしいね。
>ルノワール通であることを仄めかすために書かれた小説は絶
>望的に退屈で、自分も「通」であることを示したい貧乏
>な田舎者のグルーピーが喜んで読むだけだ。
いやたしかに80年代頃のハスミへの金井美恵子のすり寄りは
醜かったと思う。文字どおりの“すり寄り”(w ちょうどヤスケンの
マリ=クレール辺りで金井が映画の連載をしていて、周囲で「ルノワールだ!」
「ホークスだ!」とか言って騒いでいた奴らは多かったと思う。その後
人の意見でコロッと評価を変える彼らの日和見を見るとげんなりするが。
>こうして彼女は、おじさまに褒めてもらいたい一心で、
>必死に勉強し、スタイルを変えていった。「こう書けば、
>蓮實さんなら、私がジャン・ルノワールを観ているってわかってくれるはず」。
たしかに当時新奇なフランス文学用語(でぃすくーるとか)だとか、
当時まだマイナーだったルノワールとかルビッチの名前を
好んで取り上げて自分の小説やエッセイなどに書き込んでいた金井の姿は
子供ながらに目に奇異に映った。たいてい取り上げる作品はハスミ印の
お墨付き作品ばかりだったし。この人は映画グルーピーなのか? それとも
ほんとに小説家なの? てな感じで。以来あまり信用しなくなった。
>彼女は最近「噂の娘」という小説を出版したという
>噂だが、私はもはやそれを手にとってみようとさえ思わない。
つまりアサダは新作は手にもとってないわけね。。
>私はかつてジャーナリスト専門学校で講演したとき、
>阿部和重を含む聴衆に、「田舎者のひとつの定義は
>『蓮實重彦に幻惑される人間』だ」と言ったことがある。
>噂のオールドミスの哀れな姿は、そんな人間の末路を
>赤裸々に示している。
…これはなかなか強烈なアッパーカットだね
350 :
美人探偵 ◆oTUwZbBfO2 :02/10/19 17:55
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/984599882/332-351 やはり、「もはやそれを手にとってみようとさえ思わない」と言いつつ、
それ(「噂の娘」という小説)のタイトルをパロディにした人格攻撃は
いけない、と思います。
書評するんなら、ちゃんとした書評をすればいいし、
書評する気が無いのであれば、わざわざ金井の相手なんかしなければいい。
ところで、浅田氏の、
>こうして彼女は、おじさまに褒めてもらいたい一心で、
必死に勉強し、スタイルを変えていった。
「こう書けば、蓮實さんなら、私がジャン・ルノワール
を観ているってわかってくれるはず」。
っちゅうのは、金井が公式にそういった発言をしてるってこと?
金井攻撃とエレクトロニカ攻撃は似ている
「こう書けば、蓮實さんなら、私がジャン・ルノワールを観ているってわかってくれるはず」
という文学少女を、
普通、小説家は愛と微笑を持って描くものなんだけど、
さすがに批評家は、冷たくつきはなすね。
……と、ゆーよーなことではなくて、
むしろ、これは
「限りなくゲイに似た女」への
「ゲイからの反発」ではなかろーか、と思ったりして。
シゲヒコを巡る三角関係ね。
だあって、ちょっと女々しいだもん、172の彰ちゃん。
彰タンはむしろ「いいひと」になってきたほうだよ。
昔なら、自分もおじさまともオールドミスともツルんでほかを切り捨ててたような気が・・・・
354 :
吾輩は名無しである:02/10/20 03:15
対談で青山真治が「『噂の娘』は80年代東京の映画狂しかわからない」と言ったのは誉め言葉だが
同時に批判にもなっている
「映画は若者の夢を喰いつぶして転がっていく」
―― カイエジャポン創刊号に掲載された群淳一郎の評論のタイトル
要するにさ、金井と浅田の問題って、
「アンファンテリブルのその後」の問題なんだねー。
天才少女、天才少年(といわれた表現者)の中年以降の身の処し方。
そのまま鋭角的な創造性を維持できるのか、豊饒でありつづけられるのか。
金井VS浅田に、どっか近親憎悪めいた匂いがたちこめるのも、そのあたり。
姉弟喧嘩を見てるみたいな。
あの狆系メガネ顔を二つ並べてみると、そんな気がする。
>かつて、ハスミ御大に論文のフランス語の間違いを指摘した手紙を送りつけて、
>屈折した愛を表現したのは、誰やったん?
こんな話を伝説のようによく聞くが、元は何に書かれていたのか知っている人っ
ています? やっぱり蓮實氏の自筆年譜かな。
多分、18歳くらいのことで、伝説にふさわしいエピソードだね。
>357
浅田自身が何かに書いていたか、喋っていた記憶があるけど…。
「かって生意気なガキだった頃、」みたいなノリで。
>>357 たぶん、「天使が通る」だと思う。
島田雅彦との対談本。
蓮実が島田の小説の添削をしたことを、趣味が悪いと批判したいところだけど、
でも自分も昔、蓮実に対してやったからなぁ・・・浅田談、みたいな話。
361 :
吾輩は名無しである:02/10/20 18:12
蓮実のDOLLS評は酷かった。
>>359、
>>360 ありがとう。二笑亭さんのお話で対談かなぁという目星は付いたものの
単行本になっていない対談なんて山ほどあるし、どうしようかと思って
いたので助かります。
そう言えば、その「添削教室」ですが、蓮實氏が金井さんの『文章教室』を
取り上げたところ、確か翌号に“逆襲”と銘打って金井さんが『陥没地帯』
の添削をやっていましたね。
うわっ!
「陥没地帯」って、あったなぁ、そんな小説。
完全にスレちがいだけど、「どーよ?」ってやってみたい気持ち、ウズウズw
つか、蓮実スレって、どっかありましたっけ?
364 :
美しい探偵:02/10/20 19:10
>>357 浅田氏が自分の過去の悪趣味な行為について言及したのは『天使が通る』
ですが、その事実を先に公表したのは、ちくま文庫版の『表層批評宣言』で
自筆年譜を書いた蓮實氏の方です。
366 :
吾輩は名無しである:02/10/21 00:08
>>対談で青山真治が「『噂の娘』は80年代東京の映画狂しかわからない」と言ったのは誉め言葉だが
同時に批判にもなっている
まあ、わかんないとこはすっ飛ばして読んでもいいんじゃないの?
映画以外にもいろいろ栄養は詰まってると思うんだけど。
『噂の娘』や金井美恵子のその他の著作に限ったことじゃないけど、
よく、コレコレについて書いてあることは、50年後には誰も理解できなく
なっているんじゃないか、とかいう人いるけど、それはあんまり気にしなくて
いいんじゃないかと思う。結構わかんないまま、読んでるものってない?
海外の古典とかさ。
そういや、小説は飛ばして読んでも良いのだ、とモームもいっていたぞ。
>>366 両方俺ですが藁
まあそうだね。過去の作家もそんなもんかも
ちなみに『陥没地帯』の話が出ているが
金井が『オペラ・オペラ・シオネル』を好きと言ってるのはどうかと
金井の最高傑作って何ですか?
369 :
吾輩は名無しである:02/10/21 13:06
少し長くなるが、正直に書くとこんな感じ。
@自分は80年代、ハスミにイカレていた。でもそれはとてもよかったと思ってるし、
そのことをなんとなく隠蔽しちゃうヤツは卑怯だと思う。
Aで、同じように80年代からの映画ファンで自分の友人や、一目置いているような
人のなかに、どいうわけか金井ファンが多い。
Bで、貧乏性の自分も読んでみるのだけれど、『噂の娘』なんかサパーリ面白くない。
「言葉が粒立つ」てなんかいないし、あんなものは官能性となんの関係もないと思う。
Cそれでも気になるから早稲田文学の青山真治との対談なども読んでしまう。
青山はなんであんなにヨイショしなきゃいけないのか?
「噂の娘』は80年代東京の映画狂しかわからない」は擁護でも批判でもなく
単なる、マチガイ、だと思う。
Dでも、「ユリイカ」はいい映画だと思う。
Eでも、文庫版「ユリイカ」の金井美恵子の解説、なんてエラそうなんだと思う。
この無限ループ… ホントに長くてスマソ。
370 :
吾輩は名無しである:02/10/21 13:12
>>369 正直な告白には敬意を表しますが、
いやはや、典型的なスノッブですね。
>>369 「典型的なスノッブ」の意味がよくわかりませんが、
たぶん当たってるでしょう(笑)。認めますよ。
373 :
吾輩は名無しである:02/10/21 13:26
映画ユリイカはそうでもないんじゃないかなぁ?
浅田が妙に褒めてたけど音楽を見落としてるような気がするし、
やっぱ時間の長さが=癒しみたいなもんだったけど、演出もシナリオもどうもねぇ、
薄さが気になった気がする。
青山真二の小説チラっと読んだときはこの人小説の方が伸びそうだなと思った。
あの小説の解説金井か。
最後に弁護してたからいいんじゃない。
三島賞よりカンヌの方が役に立つみたいなこと書いてたよね
374 :
吾輩は名無しである:02/10/21 14:58
小説は全然だめだ。
よくある映画のノベライゼーションよりは少しマシな程度。
375 :
吾輩は名無しである:02/10/21 23:12
ユリイカ映画かなりいいよ
蓮實の映画批評も賛否あるが
結局あの役割を誰かがやらないといけなかったと思うし
なんだかんだ言って他にいないしいいんじゃないでしょうか
誰よりも映画を見て、映画的教養や、それ以外の教養もあれだけある人はいないでしょうし
映画監督もいっぱい出してるし。最近も舟橋?だっけか
中田秀夫みたいに商業的に成功してるのもいるし
376 :
吾輩は名無しである:02/10/21 23:59
>>367 え?『オペラ・オペラシオネル』は『陥没地帯』よか
いいと思うんだけど。
>>376 そうかな?『オペラ』はただ反復してりゃいいって感じがする
『陥没地帯』は反復しながらも少しずつずれていったり
細部が肥大してノイズ的なものが入り込んだり、という印象で好き
俺が読み込めてないのかな?具体的に解説お願いします
スレ違いだけど
378 :
吾輩は名無しである:02/10/23 01:40
>>331 むしかえして悪いとは思うのだが、ラテン語もしくはギリシャ語を寄宿制の高校で教えている学校って実在するんですか?するならするで感心するが。
はたまた、金井はあえてそういう設定にしたのか?
欧州では漢文みたいなもんじゃないの?
ただ、最近は高校で教えなくなりつつあるらしい。
それも漢文に似ている。昔は漢文の時間が相当あったらしいから。
380 :
吾輩は名無しである:02/10/23 11:19
名門校を描いたのか時代設定の古い映画だったか、見たことあるよ。
ラテン語の授業が日本の漢文みたいだった。
教師が読んで、生徒が後からいっせいにコーラスするの。笑えた。
ちょっと話はずれるが、梅原猛のころの京大哲学科はギリシャラテン語必須だったそうじゃないの。
>>378 海外の古典的な少女向けの小説に出てきそうな、厳格な教師の
ようだなあ、ということをいいたかっただけなんですよ。
考え込ませてしまったようですまない。
>ラテン語の授業が日本の漢文みたいだった。
教師が読んで、生徒が後からいっせいにコーラスするの。
そうそう、そういうイメージ。
383 :
吾輩は名無しである:02/10/23 22:15
>>375 あの役は誰かが引き受けなくちゃいけなかったっていうのは、
バブル後日本の焼却っていう役目かな?
とてもあの映画でその役目を引き受けたその後の結果が見れてるとは思わないのだけれど。
やるならやるで思わせぶりなんかじゃなく、完璧にやって欲しかった。
バブル後日本が抱える空白を空白でやられてもね。困るよ。
>>374 そうなんだ?確かにハリウッド映画的な纏め方だし
良くも悪くもないって感じたのはそういうことなのかな。
捨てれるものが増えれば文学の方が大成しそうな気がした。
だけれども今まで培ってきた映画的な解釈、手段はそう簡単には捨てれないだろうと思う。
金井はミーハーにゴダールが来て喜んでんだろうか今ごろ。
384 :
吾輩は名無しである:02/10/23 22:26
あ、ちょっと話逆のぼるけど
君ら釣り師か? なんかちょっとしらじらしい気が。
(こういうのが大嫌いなんだよな、漏れ)
それじゃ、俺がNGワードを言ってあげるよ。
そりゃ、「チップス先生」だろ?
385 :
吾輩は名無しである:02/10/23 22:32
>>383 ユリイカ映画のこと?蓮實の話なんだけど
どんな芸術ジャンルでも一度は絶対フォルマリスティックな時期を通り過ぎないと駄目だと思う
というわけで蓮實の映画批評は有効だったと
関西人なんであんまりマイナーな映画を引っ張ってきた恩恵は受けてないんだけど
まあビデオでいっぱい出たのも間接的な恩恵か
あと最近金井はちょっとゴダールに距離を置いてる感じ
ゴダールの新作見逃したのも別にどうでもいいとか言ってたし
それよりグル・ダッドだそうで。金井が『映画史』についてどう思ってるのかは聞きたいけど
ゴダールと常陸宮が並んでいる奇怪な映像……に。絶句。
この映像の背景に、元総長の巨大な影が……とかって陰謀論、ありでしゅか w?
387 :
吾輩は名無しである:02/10/23 22:52
>385
『映画史』の1AとBについては自身の映画評の
『愉しみはTVの彼方に』でほんの少し語ってたよ。
関係ないけど、ぼくも関西在住やねん!
>386
ありえますねーー!w
しかしリアル殿下と白痴殿下(右側に気をつけろ、ね)
のご対面はグロテスク・リアリズムの極みだー!
388 :
吾輩は名無しである:02/10/23 22:54
ごめん、383ではないんだけど
>どんな芸術ジャンルでも一度は絶対フォルマリスティックな時期を通り過ぎないと駄目だと思う
…そんなもんかね?
>というわけで蓮實の映画批評は有効だったと
その、"というわけで"という接続詞の意味がよく分かんねー 蓮實の
映画批評はフォルマリスティックというよりは主題論、よく言っても
物語のプロトタイプを踏まえたナラトロジックな批評だと思うのだけれど。
少なくとも見かけほど、「記号論的」なものではないね
375に対してはユリイカ映画について、
374に対してはユリイカ小説についてだよ?
なんかどっから引き起こされた言説なんだか。
フォルマリスティック?
それってユリイカ映画がフォルマリスティックだっていうこと?それとも小説?
良くわかんねえよ。
蓮實のユリイカ批評は読んだことないな
390 :
黒光りカリブと:02/10/23 23:21
蓮實の映画批評gaフォルマリスティックつうことでしょ。
そりゃ、「修辞的」っつーことと間違っちょるよ、チミは。
さっきから話が噛み合ってないな・・・
393 :
黒光りカリブと:02/10/23 23:45
ボキは389の疑問を晴らそうとして、385の代わりに説明しただけよ。
で、なんで修辞的って話が出てくるの?
関係ないでしょ。
394 :
吾輩は名無しである:02/10/24 11:43
金井さんは今の厳格教師のイメージよりも、寄宿舎の規律を破って
パジャマパーティーをしていそうな女の子の時代の小説のほうが
面白かったな、とまた話はループしてしまう。
「夜になっても遊びつづけろ」
ってか。
396 :
吾輩は名無しである:02/10/24 12:34
寄宿舎の規律を破ってパジャマパーティーて!
>>394 胴衣。初期がよかったな。
ハスミだの読んでも田舎の子のまま、
東京に出てこないで憧れているだけなら、
もっと面白い世界を書けただろうという気もする。
なんか誰のレスがどうだかわけわからんのでとりあえずスマソ
たしかに蓮實の映画批評はフォルマリスムじゃないし雰囲気だけで言ってしまった
なんつーか、雰囲気です、雰囲気・・・
深層とか思想性とかと切り離した、という点だけ
イメージ的には批評よりも対談とかかな。
この場面がこういう理由で(・∀・)イイ!!という感じで言っててわかりやすい
書かれた批評は主題論的だし、あんま好きじゃない。映画オタク的な言説のような気がする
しかし海外の映画批評なんかも知らんし下手なことは言えんな。つーわけで(;´Д`)沈黙・・・
映画版ユリイカについてはスレの流れでついでににちょっと触れただけで
蓮實の話とは直接関係ありません。わかりにくくてスマソ
>>398 ポーリン・ケイルの映画評なら入手しやすいよ
400 :
吾輩は名無しである:02/10/24 22:54
>400
でもその発言ってのは、浅田がオリジナルなんよ…。
厳格教師かな?最近の著作を見ても、インテリかぶれ
じゃない若い男女にはけっこう優しい感じじゃない?
インテリ小僧には、それはもう手厳しいわけですが。
403 :
吾輩は名無しである:02/10/25 23:58
田口検証本、本日堂々発売!
馬鹿ども買え!!
我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
上記の無礼なカキコについてのお詫び。
田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの
評判を落とすためのなりきりカキコを、
あちこちのスレで乱発しています。
こちらのスレッドを無礼なカキコを汚して申しわけありません。
どうかお許し下さい。m(_ _)m
405 :
吾輩は名無しである:02/10/26 01:48
>なんかさ、イギリスの寄宿学校にいる
>厳しいことで有名な先生みたいじゃん。鉤鼻、眼鏡、ひっつめ髪でさ。
>でもたまに優しかったりするのよ。
設定としては最高!
406 :
吾輩は名無しである:02/10/26 14:22
407 :
吾輩は名無しである:02/10/26 18:31
「待つこと、忘れること?」
やっぱり面白かったですわ。
「夜になっても遊びつづけろ」久しぶりに読んだんだけど、
笑ったナー。20歳そこそこの金井のエッセイなんだけど。
こんな時期もあったんだね。あのおばさん。
金井ってフランス語読めるのかな?
最近再び詩を書いているらしい。
平凡社サイトより。
待つこと、忘れること?
金井美恵子=著
定価:本体 1600円 四六変型判 200頁 2002.10
ISBN4-582-83117-6 C0095 NDC分類番号 914
目白・カナイ家「秘伝」の家庭料理のレシピから、汲めども尽きない、
めくるめく食の記憶の海へ。食べ物をめぐる痛快無比、44本の
四方山話が炸裂する。ファン待望の最新エッセイ集。
413 :
吾輩は名無しである:02/10/28 21:23
>>410 フォードがないな・・・『戦争のない20日間』見たことない・・・(*´Д`)見たい・・・
だがオレ関西人・・・
しかし蓮實も金井も明らかに小説より映画のほうが好きだが
蓮實は一応バランスをとってるのに対して金井は露骨だからな
文学のわからない映画人はよくて、映画のわからない文学者はダメというのがね。
蓮實はむしろそういうもんだというか、そうであるべきだとさえ言ってるのに
414 :
吾輩は名無しである:02/10/29 10:22
>>410 その「多様な」の使い方が好きじゃない、っていうの、激しく同意。
ちなみにたしか朝日のインタビューかなんかで、映画監督のベスト5は
フォード、ルノワール、ロメール、グル・ダット、ワイズマンだと言ってました。
>>413 >文学のわからない映画人はよくて、映画のわからない文学者はダメというのがね。
これまた激しく同意。こんなこと言うのは自分が文学者だからでしょ?
415 :
吾輩は名無しである:02/10/29 21:09
おかずの本って面白いのかな?
ore no konban no okazu wa Mieko desu.
ティッシュ買うてきますわ、コンビニで。
417 :
吾輩は名無しである:02/11/01 19:15
池袋西武サイン会の帰りです。
待っている間、結構、注射待ちの気分でオドオドソワソワしてしまった。
サインしてもらう前に整理券に自分の名前書くのだけれど、
本を台に立ち書きしたから、字がくにゃっと、歪んでしまった。
「すいません、字が歪んでしまって」と声をかけたら
「いえいえ、あたしも字が汚い方ですから、返って本を汚しちゃう感じネ」
とニッコリ答えてくれました。
418 :
吾輩は名無しである:02/11/01 22:16
やっぱり、厳しくてやさしい先生なんだ!!←阿呆
サイン会?!知らなかった。行きたかった。
419 :
吾輩は名無しである:02/11/03 02:06
漏れも行きたかったーーーーー!!!
420 :
吾輩は名無しである:02/11/11 22:37
おらだってサインほしい
421 :
吾輩は名無しである:02/11/12 00:33
前の金井スレはかなりアンチスレだったが、ここは穏やかだな。
ところで誰か福田がなぜ金井が嫌いなのか説明できる人いる?
柄谷も金井を評価してないよね。蓮実、渡辺、スガ、中上辺りは
皆贔屓だったけど。
なぜそんなに金井が嫌いなのかな。個人的な恨みでもあんの?
俺も初期の金井のほうが好き。「愛の生活」辺りの頃の短篇出せば、
今でも売れると思うんだけど。
422 :
吾輩は名無しである:02/11/12 00:43
初期は「兎」が好き。
明日(というか今日か)のアテネフランセはグル・ダットか。仕事が公休だし行ってみようかな。
423 :
吾輩は名無しである:02/11/12 00:58
アテネ・フランセでの映画とトーク、行ってきました。
「ピクニック」のシルヴィア・バタイユ、やっぱりイイ!
のちに「ピクニック」のプロデューサーと再婚したとか、
その次の夫はラカンだとか、それでそのプロデューサーが
「オレはバタイユとラカンに挟まれた、サンドイッチの
ハムみたいなもんだ」と言ったとか、爆笑トーク。
でも、明日の姉妹対談の方が、毒舌爆発でおもしろそう。
424 :
吾輩は名無しである:02/11/12 01:10
>>423 い―なー東京人は…俺関西人だーよ
>>421 初期のはよくわからんが、目白もの以降の作品てやりたいことはわかるけど、
金井としてのプライドが主人公をバカにさせないつーか、
メロドラマが好きなのに、あるいはなんつーか、
例えば成瀬巳喜男っぽいことをやりたいんだろうかと思うのだが
桃子とか、なんか違うんじゃないかと
やっぱりバカがバカなことをしてしまう、という話が書けないんじゃないかと
425 :
吾輩は名無しである:02/11/12 15:26
>424
目白四部作とかも、嫌いじゃないんだけど。
「あかるい部屋の中で」辺りから、なんか弛緩してきた気がする。
金井は、年をとると短篇がなかなか書けないっ、ていってるよね。
要は、長篇が書けなかったところに問題があるんじゃないのか。
でも、何で、あんな吉田健一みたいな作風になっていったのか、
俺にはよくわからん。どこかでキレちゃったとしか思えんのだな。
金井の長篇でいえば「岸辺のない海」、個人的にはあれ一冊かな。
まあ、文庫で出れば金井のものは買うけど。
浅田じゃないけど、新刊を買おうとはちょっと思わんのだ。
426 :
吾輩は名無しである:02/11/14 16:56
>>423
>>424
アテネ・フランセのトーク、二日とも聞いたんだけどさー。
はっきり言って、お粗末。
姉との対談も、内容的に目新しいところゼロ。
一日目の「サンドイッチのハム」の話にしても、もうさんざん
言い古された有名な逸話。
姉が加わっても、明らかに準備不足な内容。
客席、空いてたし。まぁこれは、主催者の宣伝の手抜きの
せいなんだろうけど。
青山ブックセンターとかでやる時は、もっと入ってるからね。
あと、トーク中、客席歩きまくってバシバシ写真撮ってたヤツ!!
靴のデカイ音させまくりやがって、
少しでもかがんで移動するとか普通配慮すんだろ!!
気遣いゼロのバカ。
アテネのヤツかしれんが、あの鈍感野郎、許せねぇ。
427 :
吾輩は名無しである:02/11/14 19:11
>>426 >>気遣いゼロのバカ。
はげどう。
ABCでやるやつ、もう行かないでいいやーと思ってたんだけど、
そうなのか。
428 :
吾輩は名無しである:02/11/19 00:19
429 :
吾輩は名無しである:02/11/19 13:09
あら、読んでるんだこの人も
へぇー
430 :
吾輩は名無しである:02/11/19 22:55
ねえ、読んでるんだ。
素直な感想ですよね。こういう金井ファンは多いと思うよ。
待つこと、忘れること?
毎日ちびちび読んでる。おもしろい。
431 :
吾輩は名無しである:02/11/19 22:59
そんなものなのかな。
読者はみんな蓮実とかの批評を経由して、
理論武装してると思ってたけど。
おや、偶然、俺も今『軽いめまい』読んでる最中。
だってなかなか文庫になりそうにないし。単行本
見つけたんで買った。『待つこと、忘れること?』は
どうしようか思案中。
433 :
吾輩は名無しである:02/11/19 23:58
>>読者はみんな蓮実とかの批評を経由して、
理論武装してると思ってたけど。
理論非武装の私からすると、なんであんなことになっちゃうのかと
逆に不思議だ。ほんとうに小説読んでるのかって思っちゃう。
軽いめまいって、文庫でてるよねえ?
434 :
吾輩は名無しである:02/11/20 00:03
>>432 とっくの昔にというか最近というか、文庫出てるけど。
>>433さんそうです
『待つこと、忘れること?』はないから買ったほうがいいよ
つーか俺が欲しいくらいだ
でも爆笑太田って黒澤明大好きだよね、別にいいけど
435 :
吾輩は名無しである:02/11/21 16:45
講談社文芸文庫の「ピクニックその他短編」のなかの
「木の箱」の49頁「彼女は」から空欄が2〜3行分あって
次の頁に行ってるんだけど、乱丁?他の本も見てみたいんだ
けど本屋になくて取り寄せだったので確かめられないです。
誰か持ってませんか?
>>435 俺のもそうなってる。
全短篇に拠ると「彼女は」のあと「言った。」が落ちてる。
その後は2行アキ。
>436 やっぱりそうなのか。確かめてくれてありがとでした!
2行アキには何かはいるのだろうか…
あ、元から入らないのね。勘違いしました。
439 :
吾輩は名無しである:02/11/26 21:47
今月のは面白かったよ一冊の本
今月まで引きずって、結構あのゴシップ気にしてたんだね
それにしてもここ数年わりとゴダール批判(?)増えてきたなあ
フレデリック・ワイズマン見たことねーし。さすがに青森までは行けないよ
東京からだと近いのかな?
440 :
吾輩は名無しである:02/11/26 22:33
今から15年ぐらい前、兎やプラントン的恋愛を読んだのね。
今日、蓮実重彦の映画狂人云々を図書館で借りてきたんだけど、
文体似てない???この2人って接点アリアリなんですか???
この助長な文章って蓮実が先なの??柔らかい土を、踏んで、みたいな、
へんな句点でえんえんと続いていくような文章は???
無知だったらスミマセン(先に謝っておきます。。。
>>440 とっても仲良しですが
映画や文学の趣味も
人によっては吉田健一文体だとも言いますが
そのへんの批評家、作家の関係性とかってどうですか?
くだらないもんですけどね、たんに人間関係なんで
でも文学や映画とかその他芸術、学問など、なんて日本じゃぜんぜん弱いし人気もないから
徒党を組むのは結構大事だと個人的には思うのですが
組み方にもよるけどね
442 :
吾輩は名無しである:02/12/02 01:54
馬鹿どもめが、いい加減にしろ!
443 :
吾輩は名無しである:02/12/03 23:24
フン!
444 :
吾輩は名無しである:02/12/04 18:51
444
445 :
吾輩は名無しである:02/12/07 14:47
待つこと、忘れること?
金井美恵子=著
定価:本体 1600円 四六変型判 200頁 2002.10
ISBN4-582-83117-6 C0095 NDC分類番号 914
目白・カナイ家「秘伝」の家庭料理のレシピから、汲めども尽きない、
めくるめく食の記憶の海へ。食べ物をめぐる痛快無比、44本の
四方山話が炸裂する。ファン待望の最新エッセイ集。
↑
今日書店で見つけてビックリ。
得した気分なり。
446 :
吾輩は名無しである:02/12/09 22:40
「ネコのしんのすけ」 いとうかずこ 著 金井久美子 絵
石井桃子推薦で雑誌に連載され、ブックデザインは鈴木一誌
一応ここのスレでいいのかな?トラーの絵が好きだった人にはいいかも。
本屋で立ち読みしたけど、かわいいネコのイラストがいっぱいだった。
保守
「待つこと、忘れること?」はあんまり面白くておいしい本なので、
もう何回も繰り返し読んでいます。
いろいろ言われることが多い作家ですが、私はやっぱり金井美恵子の
小説やエッセイが好き。いつ読んでもおもしろくて笑える。
落っちろ!落っちろ!
450 :
吾輩は名無しである:02/12/18 22:03
↑
それは、「瀟洒な歯医者」といって金井ファンなら言ってはいけないフレーズですよ。
452 :
怒れる京の都の人:02/12/25 18:39
一冊の本
京都バカにしとんのか( ゚Д゚)ゴルァ!
京都の書店状況はかなりgoodな方じゃ( ゚Д゚)ゴルァ!金井の本も揃えてるところもちゃんとあるんじゃ( ゚Д゚)ゴルァ!
そういう書店に失礼やろが( ゚Д゚)ゴルァ!つーか京都に済んでたら欲しい本全部そろうわ( ゚Д゚)ゴルァ!
と怒って再度読み返してみると・・・
「三月書房」限定、しかし金沢全体と比べるとヤヤコシイやろが( ゚Д゚)ゴルァ!
野坂好きか。早稲文ずいぶん馬鹿にしたもんだな。フリマも別にええやんけのお
しかしついにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!『本格小説』ボロクソ批判。
スガと渡部も「中の上」くらいの評価だったから、ここまでのは初めてか?
水村も金井と似たようなこと言ってるんだけどね。「読者(あるいは日本人)のレベルが落ちてる」みたいな
まあ何かあれだなあ
結論――金井美恵子は小説と映画批評はすごいと思う。それ以外は糞。料理と絵本は知らんので留保。
1月に池袋ジュンク堂で金井姉妹のトークセッションがあるよ
基本的な質問なんですが。
「一冊の本」ってなんですか?
>>454 雑誌です。スゲー薄いやつ。
『波』とか『ちくま』とかなんか知ってるでしょう。それ系の
そこでエッセイ連載してます。
>>455 ありがとう。ネットで調べたらわかりました。
朝日新聞社のやつですね。
ぼくは京都行ったことないんですけど、京都の書店状況はかなり良いみたいですね。
福田sfcブゥちゃんが言ってたんですけど。
洋書だと東京にないような本でも京都なら売ってたりするらしいですね。
家内は、「三月書房」の品揃えが悪いことを理由にして京都の本屋は使えない、とか言ってたんですね?
>>456 いえ、「私の本は東京にしか置いてない。よって・・・
金沢の本屋ヘボイ=金沢全体田舎
「有名な」三月書房ヘボイ=三月書房について「のみ」ヘボイ」
で紛らわしかったのです。両者を比べてるので
実は私の読解力不足なのですけどね
>>457 了解しますた。
「東京にしか置いてない」つうのも、なんだかなあ、って感じですね。
浅田彰の言う、インフェリオリティコンプレックス、つうやつでしょうね。
ところでスレタイから話が外れちゃうんすが、京都の人って応任の乱以降に住み始めた人間は京都っ子に在らず、
って考えてるってよく言われますが、それは現在でもそういう風潮なんですか?
(ほんとスレタイとは関係ないことですみません)
>>458 んなこたないw(注 ちょうどいまやってるので『いいとも』)
ゲイシャガールも数えるほどしか見たことないですしね
ましてや応仁の乱なんかになるとさすがに京都人の記憶には残ってないですよね
「俺たち京都っ子!」みたいな感覚もほとんどないんじゃないですかね
普通ですよ、普通。
>>459 そうですか。
追記:最近、タモリは「安産」やらないですね。
10年前位はやってたのに。
世の中、変わるもんですねぇ。
そういや最近アレだね。ヌーヴェル・バーグ連中に厳しいね。
ロメール以外は全部嫌いになっちゃったんじゃねーの?
ゴダールもトリュフォーも批判一歩手前、みたいな感じだし。
グル・ダッドグル・ダッド言うてまんな。恥ずかしながらグル一本も見たことない。
文句言いまくりの早稲文イベントで選ばれていたなかでも『男の花道』しか見たことないが
(なぜか『ピクニック』をずっと見逃している!みたいよー!)
あれはとてもいい映画だね。マキノ作品のなかでもトップクラスなのでは。
いかにも「最近の」金井が好きそうな作品だし。ブニュエルっぽく眼球に針グサリと。
ブニュエルは剃刀で、月をよぎる一筋の雲のように
眼球をスッと切り裂くんだよ。
>>462 大島渚の『愛の亡霊』でたしか眼球グサリな場面があって、
それを淀川長治が「ブニュエルのような感覚」と言ったので、そのイメージでね
464 :
吾輩は名無しである:02/12/26 10:09
-― ̄ ̄ ` ―-- _
, ´ , ~  ̄" ー _
_/ / ,r ` 、
, ´ / / ,ヘ ヽ
,/ ,| / / ● ,/
と,-‐ ´ ̄ / / r( `' く
(´__ 、 / / `( ,ヘ ヽ
 ̄ ̄`ヾ_ し ● _>
,_ \ `' __ -‐ ´
(__  ̄~" __ , --‐一~ ̄ ̄
ほのぼのしちゃうのよね〜
『本格小説』ボロクソ批判って、もしかしたら貧乏人の金持ちに対する闘争かも!!!!!?
水村って、どっかの文芸誌で高橋源一郎と対談しててさ、イギリスにはブルジョワと召し使いの階級関係を描いた
コメディーが伝統としてあるのに日本にはそれがなく、そのことが日本の文学を貧しくしてる、みたいなことを
喋ってたんですよ。
それに反発したのかも、金井は。
金井って実家貧乏なんでしょ。
それで頭にきて、とか。
んなこたない、かな?
>>465 お前には小説よりも週刊誌のほうがお似合いだ
467 :
吾輩は名無しである:02/12/27 00:44
水村さんは、つけるタイトルがあざといから、金井さんに嫌われるんじゃないでしょうか。
あくまで私見。
>>どっかの文芸誌で高橋源一郎と対談
とかいうのにもウンザリしてんのよ、きっと。
タイトルはそんなでもないと思うけどなあ。
『文章教室』とかあるし。『恋愛太平記』とかも
なんかそれっぽくない?
469 :
吾輩は名無しである:02/12/27 18:49
一冊の本連載の金井のエッセイって、いつ単行本になるんだろう。
470 :
吾輩は名無しである:02/12/28 23:05
一冊の本の連載が単行本になったら
あれこそが金井美恵子のエスプリっつーことで
かなり話題になるかもしれないね。
「岸辺のない海」いがいは全部ダメ。
472 :
吾輩は名無しである:03/01/08 00:56
その一語は何であろうか。それを耳にするには、何も物語の圏外に
身を置く自分を確信する必要は無い。むしろ積極的に装置の一部
として機能しながら物語の圏域にとどまり‥ゲホゲホ。
474 :
吾輩は名無しである:03/01/08 03:25
だからそうやって物語になんとかして取り込まれたいのよねえできればそれも
他人の物語ではなく自分の物語、もっと正確に言えば他人に編ませた自分についての
物語のなかでさあぬくぬくみたいな話はもうやめようよ<473
既に干上がって何も孕むことも無い防御的なエクリチュール。
痛ましいエクリチュールの残骸。
477 :
吾輩は名無しである:03/01/09 01:18
金井美恵子嬢がここでしばしばお寛ぎになられる
というのは本当ですか?
みなさん、くれぐれも粗相のないようにお気をつけください。
>>477 なに? そ、そうなのか・・・?
か、金井さん、き、綺麗です。大好きです、ホントに。大好き。
>>477 群像のインタビューでネットはほとんどみないって
言ってたぞ
> 464
トラーちゃん、可愛い !
481 :
群像dokusha:03/01/10 20:45
群像で山根貞夫と対談して種。
山根によれば映画雑誌が機能してないとのこと。
リュミエールって読んだことないんだけど、すごく良かったらしいね。
リュミエールに匹敵する映画サイトってのがもしあれば教えて!
483 :
吾輩は名無しである:03/01/11 19:04
>>464 トラーちゃん、金井嬢が書いてる通りに食事してるんなら、
もっと太ってるのではない?
よく舞台上で転倒して自力で立ち上がれなかったオペラ歌手のことが
面白ろおかしく書かれてるが、トラーちゃんもそうなっている危険性
カナーリあるんじゃないの。
いや、大熊猫のように太った猫もかわいいんだけどさ。
(^^)
487 :
吾輩は名無しである:03/01/22 20:03
(^^)(^^)(^^)
山根との対談でちょっと違うなって思ったのは
脚本家の不満についてだけど、笠原とかが文句言ってるのは
結果的に映画には彼らの望む主題とか思想とかが出ていないからであって
結果的に「出てない」から別にいいんじゃないかと。
金井の好きな映画で、監督や脚本家の考えで重い主題や思想性とかがあって、
でもそれが映画の評価と全く結びついてないレベルで素晴らしいものとかいっぱいあると思うし
結果的に脚本家の望むような映画になってないからイライラする必要はないと思うんだけど
あれでイライラするんだったら金井の好きな他の映画人でもイライラしないといけないんぢゃないの?
と思いました
>>488 ?
映画に対してじゃなくて金井はあの笠原の本読んでイライラしてんじゃないの?
「読んでてイライラした」って言ってるでしょ?
>>489 うん、だから山根が言ってたように、別枠の話で
「映画そのもの」とちょっと別物として読めばぜんぜんイライラしないんじゃないかと
なんて言ったらいいのかな・・・
自分の映画観と違っても、そういうもんだと納得できるレベルの話だと思ったので
映画以外でも作り手って、観客がどうでもいいようなことでも悩むじゃん
でもそのどうでもいいような部分があるから、逆に観客に受けるような部分が影で支えられている
あるいは作り手が総合的に納得できるというか。「重いテーマ」があるからあるからこそ優れた形式になった、みたいな
そういうところに反応してしまってるような感じかな?
うーん自分でもわかんないやスマソ。
そろそろ「アカルイミライ」見た感想を読みたいな。
492 :
吾輩は名無しである:03/02/02 20:05
493 :
吾輩は名無しである:03/02/02 21:22
〇 )\ ハァ、ヤレヤレ
O <⌒ヽ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
o ( ´ー`) <
>>493 空気読めてないよ
┗─^V( 丿V^\_______________
ヽ (
) )
ノ ノ
レ′
「批評がない」って寸評、無効でしょ。
496 :
吾輩は名無しである:03/03/05 11:22
岸辺のない海購入あげ
497 :
吾輩は名無しである:03/03/20 20:17
あげ
そういや一冊の本で、読書人の書評で金井のエッセイ褒めてくれた無名詩人批判は
まあカアイソウだったな
図書館で読書人のバックナンバー読み返したけど
ブランショの文学空間とか私小説とか
いらんことばっかり言ってるのはたしかだが。
そういや以前芳川泰久の自分の褒め方批判もしてたのを思い出した
「金井はフーコーやドゥルーズを先取りしてたから凄いのだ」という褒め方の。
それにしても無名詩人はカアイソウだったな。
499 :
吾輩は名無しである:03/03/26 13:01
初心者におすすめの作品教えてください
花火
「タマや」か「小春日和」でも読めば? 文庫で手に入りやすいし、薄いし。
502 :
吾輩は名無しである:03/03/27 00:07
スノッブというのはいやらしいものだと教えてくれた人。
反面教師か
結局「コイツ自分が趣味のいい人間だとおもってるけど趣味悪い
私のほうが趣味がいい」としか言ってない気がする
でも作品はおもしろいけど
504 :
吾輩は名無しである:03/03/28 00:27
プロジェクトXを見てるみたいですけれど、おじさんの奮闘記みたいなものだし、
嘲笑しながら見ているのでしょうか?
とても感動しながら見ているとは思えないのだが。
505 :
吾輩は名無しである:03/03/28 01:13
みーちゃん大好き!
でもトリッパーの連載小説は読みにくいや。
>>499 個人的にオススメの初期短編集「兎」が
たしか集英社文庫から復活していたような。。。
この人の本は逃げ足が速いからお早めにね。
俺が行った時の三月書房には柄谷の本がなくて蓮實の本が置いていたわけだが
かなり狭い本屋だし
その時々の品揃えでいろいろあれが無いこれが無いはしょうがないよ
と思いました
しつこいようだが干上がったんじゃない?
岸辺は俺も好きだよ。だが…(略)
509 :
吾輩は名無しである:03/04/16 08:55
風俗長編は読んでてだるい
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
最近鈴木と行動を共にしてるな
鈴木は「映画がわかる」人間だから・・・
513 :
吾輩は名無しである:03/05/19 01:26
鈴木って誰?
514 :
吾輩は名無しである :03/05/19 02:38
目白雑録は面白いな。
本が出たら買おうかしらん。
ほかの金井作品はまったく読んだことがないのだけど。
あなた達は、私がこのスレの中程で発した真摯な
レスに応えるつもりはないのですね?
そして、永遠に観光地の海岸の浅瀬で水を掛け合う
様な馴れ合いのスレを続けて行くつもりなのですね?
確かに私のレスは、あなた達のコンビニ前の立ち話レベ
ルのやりとりとは、比べ物にならないほど荘厳かつ斬新
なものでした。
このスレの住人及び作者の弱点を完膚なきまでに論難
した水際立ったレスでした。
だからと言って、長きに渡り放置した挙げ句、私の
敬愛する日高先生の性癖を揶揄したA・Aを張り付け
るのは、我慢なりません。
もう二度とこのスレを訪れる事は、ないでしょう。
やはり、その程度でしたか。
516 :
吾輩は名無しである:03/05/19 19:36
↑
イタさは確かに金井以上だな。
つーか、ちょっと興味を持って過去レス読んだんだけど、「荘厳かつ斬新な 」
レスなんてどこにもなかったが。
もしかして誤爆?
517 :
吾輩は名無しである:03/05/19 20:00
>516
それコピペだよ。
ご丁寧に他のスレにも貼ってあった。
つまんないことして喜んでる馬鹿ってのは正直うざいよね。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
519 :
吾輩は名無しである:03/06/07 08:35
誰か、「春の画の館」って読んだことあるひといます?
520 :
吾輩は名無しである:03/06/08 20:28
金井美恵子全短編集読んだけど、
初期は面白いよ。
「プラトン的恋愛」「アカシア騎士団」あたりから、ついていけなくなる。
後期は読むことすら無理。
初期には華麗な文章かいて、だんだんとっつきにくくなるのは、
大江健三郎みたいだね。
一言言いたいんですけど、
つまんない感想文垂れ流さないでくれます?
ここは文学板ですよ。小学生の作文のごとき面白い、だの、ついていけない、だのとプウ
読んだことありません。たぶんこれからも読まないと思います。
523 :
吾輩は名無しである:03/06/23 17:27
むかしの金井美恵子の画像をだれかうpしてくれませんか
>520
華麗なのはどちらかというと,後期(生きてる作家に後期ってのも笑うな)
じゃないかね?『岸辺のない海』が一つの頂点だと思うけど,タイトルが
表すまま、とりあえず始まってしまった言葉の連なりが、一箇所に落ち着
けずに寄る辺ない様は、華麗の一言に尽きると思うんだが。
>>517 「よね」とかいってくるヤシも充分うざかったりする罠。
マルチは確かにウザイが。
526 :
吾輩は名無しである:03/07/02 23:47
>523
デビューしたての金井美恵子は、誰に似てるかといえば、華原のトモちゃんみたいな感じだったわよ。
と、金井美恵子と同い年の母が言っておりました。
なんか才気走ってる感じで、母は敬遠してたそうですけど、目白四部作とか恋愛太平記
貸したら、こんなにおもしろいなんて思わなかった〜だって。
あの辺りの垂れ流し文章はかったるい、なんて言う人がいる一方で、
こういう読者層もいるわけで。
527 :
吾輩は名無しである:03/07/03 00:18
金井美恵子が好きな女はヒステリックじゃないか。
抱かれたときに凄い声をあげるんじゃないか。
528 :
吾輩は名無しである:03/07/03 00:41
>527
それはわからないけど、金井美恵子が好きな女は、惣菜パンを買うとき
躊躇してしまいます。
ハスミが昔太宰治賞の受賞パーティーに出席したとき
受賞者の女の人のスピーチを聞いて
こいつ馬鹿じゃねえかこれじゃ酒の席の笑い話にしかならんよ
と思った
って言ってたけど、これ金井だよね
530 :
吾輩は名無しである:03/07/03 02:54
金井美恵子さんの本読んでみようと思うんですけど
初心者はまず何を読めばいいですかね?
>>529 『愛の生活』は、67年の「候補作」であって、「受賞作」では
ないのだが、実質受賞と考えていいの?
そんな昔に、蓮実氏が文学賞のパーティーに
よばれるような立場にいたかなあという疑問もある。
>>526 初期は感性とか才能の人みたいな感じだったんですかね
たまにそんな感じの金井についての文章読むけど
個人的には今の金井はなんか違うなーって感じで、目白ものとかも、
こんなのも書けるんだ、つー目的もあったみたいだし
個人的には、俗な意味でいかにもな芸術芸術し続けていて欲しかったなあと。
534 :
吾輩は名無しである:03/07/03 21:31
>>532 67年当時すでに天沢退二郎を通じて蓮實と金井は顔見知りであり、パーティーに
出席する可能性はあるものの、529については、蓮實はそんな言い方はしないだろ
うという疑問はある。
>>529 ということで、出典を求む。
出典は中上健次との対談
「私もこれでやっと東京にでて、腰を落ち着けて小説を書くことが出来ます」
っていうスピーチの内容を聞いて、
この人は未だに小説っていうものを信じきっているんだなあ
それに比べて中上さんは小説を信用できないとうい所で小説を書いていますよね
みたいな感じだった。多分。
ハスミの「饗宴」の二冊目に載ってた
やっぱ金井じゃないのかな?
537 :
吾輩は名無しである:03/07/03 22:46
何を言うにも奥歯に物が挟まったような言い方をする
あのハスミがか?
俺には到底信じられないね。
538 :
吾輩は名無しである:03/07/03 23:35
>>535、536
ありがとうございます。確かにそれらしきことが書いてありますね。
受賞作家の面子を見ても金井さんを除いて蓮實氏が受賞パーティーに出席し
そうな人はいない(と言っても、朝海さち子、不二今日子、村山富士子と知ら
ない人ばかり)ことを考えると、やはり次席でもスピーチがあって、そのとき
のことに対する発言なのかなぁ。
539 :
吾輩は名無しである:03/07/04 00:19
今の群馬県なら金井は世に出れなかっただろう。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
あげ
542 :
吾輩は名無しである:03/07/27 04:51
>467
金井美恵子が水村を悪く言うのは、多分金井が柄谷一派による凶区批判をまだ
根にもってるからじゃないかな?柄谷はいまだに金井をあまり評価しないしね。
金井の恋愛太平記も水村の本格小説も、
読者層はたぶんかぶりまくっていると思う。
だが、金井がものすごく苦労してこだわった部分と、
水村がこだわった部分は明らかに違う。
しかし、たいして苦労もしてない水村の方が単純に面白いという事態への困惑が、
金井の攻撃性を引きだしているのではと推測する。
544 :
吾輩は名無しである:03/07/27 23:12
>金井がものすごく苦労してこだわった部分
どこよ?
545 :
吾輩は名無しである:03/07/27 23:15
>>542 >柄谷一派による凶区批判
そうなの? ソース教えてください
天沢批判しまくりのスガとかも、今はともかく凶区時代のは評価しまくりだし
柄谷はそんなに金井の作品自体は悪く言ってないんじゃないかな?
中上なんかは「同時代(あるいは同世代かも。忘れた)で唯一意識する作家)とか言ってたけど
そういや金井は現代詩についてはどう思ってんだろうね
547 :
吾輩は名無しである:03/07/30 08:37
>>546 柄谷は情況1972年2月号で磯田光一と対談し、遅れてきた
「自立」派の立場から天沢を批判している。また群像1973年一月号
で柄谷は凶区同人にふれ、彼らの詩を「インフレ的な水増しされた言語」
と批判している。多分どちらも、単行本未収録なので、興味があったら図書館
のバックナンバーをさがしてくれ。
で、柄谷一派というと、確かにすがとかの近畿大学系を想像してしまうと
思うのだが、おれが念頭に置いていたのは、70年代柄谷がイェールにいた
ときからつるんでた岩井克人、水村苗子夫妻。もちろん岩井、水村は直接凶区
批判はしてるわけではないが、当時の柄谷と距離が近かったから柄谷と同一視さ
れてとばっちりをくらったんじゃないかと。
>そういや金井は現代詩についてはどう思ってんだろうね
昔のユリイカで金井が松浦寿輝、朝吹亮ニと対談したとき「私
にとって詩は余技なのよ」といっていて、初期金井の現代詩が
すきなおれはがっかりした。
548 :
吾輩は名無しである:03/07/30 13:29
>「私にとって詩は余技なのよ」ってのは
いわゆる金井節じゃないですか
ストレートじゃないからなあ
>>547 おお! チョー御丁寧なレスサンクスです!
水村が柄谷一派だから、というのはまあないでしょう。
金井と現代詩というと、凶区関連や本人の作品以外では、吉岡実が好きとか、そういうことが思い浮かぶのだが
金井の小説作品で言えば、吉岡実的な雰囲気って、まあ初期の作品群だよね。
目白モノとかだと完全にそのへん切っちゃってるし。
映画の影響は初期からずっと続いてるけど、現代詩は金井のなかで終わったのだろう。
どうでもいいが、現代詩文庫の吉増の裏表紙に解説みたいの書いてたなーと思い出した。それだけですが
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
551 :
吾輩は名無しである:03/08/17 02:16
水村美苗って人を見る視線がすごいクールで恐ろしい。
これに比べると金井美恵子は斜にかまえて書いててもどこか優しいおばさんといった感じ。
どちらがすきかといわれれば後者。
才能があるのは前者?そうでもないか。
金井美恵子、水村美苗、そして佐藤亜紀……
バトルロイヤル
猫に話しかけないでください 金井美恵子著
講談社・10月30日・1,800円・ISBN:4062120771
小説のこと映画のこと、そして猫のこと日々のあれこれ。スパイスの効いた
言葉で深く愛するものたちを語る、泉鏡花賞・女流文学賞作家の最新エッセイ。
554 :
吾輩は名無しである:03/10/11 12:54
>>527 >抱かれたときに凄い声をあげるんじゃないか。
いいな(w
555 :
吾輩は名無しである:03/10/11 14:49
横浜美術館でやってる「中平卓馬展」に、
デビュー間もない金井の写真とインタビューが出てました。
被ればすっぽりと頭全部が隠れてしまいそうに大きい赤い帽子を手に持って登場したとか。
インタビューの書かれ方も結構意地悪で、
デビューの頃から、嫌われやすい性格だったようです。
556 :
吾輩は名無しである:03/10/24 02:23
age
金井美恵子に続く若手版性悪女
といえばやはり、佐藤亜紀・清水博子ですかね。
もう二人とも中堅かな。
558 :
吾輩は名無しである:03/10/31 23:25
エッセイ集、発売延期ですかね・・・
559 :
吾輩は名無しである:03/11/10 22:47
あげ
560 :
吾輩は名無しである:03/11/12 03:48
「今月の馬鹿」って、誰か読んだ?
>>560 知らない。金井のエッセイ?どこに載ってるの?
『一冊の本』連載
だんだんつまんなくなってると思う。
取り上げる題材がどうでもいいというか、今月は島田についてだが、
そんなのどうでも良いじゃん、て内容だと思う。
>>562 あれはタイトルにあるごとく“雑録”なんだから仕方ない。
565 :
吾輩は名無しである:03/11/24 07:09
『「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ』(講談社)刊行記念
金井美恵子さんトークショウ+サイン会 ゲスト:豊崎由美さん
日時: 2003年12月14日(日)15:00〜17:00
会場: 青山ブックセンター本店カルチャーサロン
お問い合わせ先: 03-5485-5511(10:00〜22:00)
参加方法・注意事項: 定員120名・要電話予約・入場料500円(税込)
■ 金井美恵子さんのエッセイ集刊行を記念してのトークショウです。ゲストに書評、劇評等で活躍するフリーライターの豊崎由美さんをお招きいたします。皆様のご来場をお待ちしています。
566 :
吾輩は名無しである:03/11/24 17:50
トヨザキ社長って「エンタメ界の金井美恵子」って感じだから面白そう。
>>565 ところでこのスレいる人ってどういう人が多いのか気になる。
年齢とか性別とか。
567 :
吾輩は名無しである:03/11/26 21:20
■「競争相手は馬鹿ばかり」の世界にようこそ【金井美恵子 本体1,800円】
11/28発売
魅惑の文章と鋭い洞察、待望のエッセイ集!
小説のこと映画のこと、そして猫のこと日々のあれこれ。
スパイスの効いた言葉で深く愛するものたちを語る、
泉鏡花賞・女流文学賞作家の魅力あふれるエッセイ。
いいタイトルだ。
569 :
吾輩は名無しである:03/11/28 02:45
待望の最新エッセイ集
辛辣なユーモアと深い愛をこめて小説、映画、日常の細部を語る過激な豊かさと魅惑にみちた金井美恵子の世界へようこそ。
眼ざめれば、新しい1日がはじまっていて、活力に満ちあふれているというわけではないし、
退屈で、苛立しくも腹立しい事態に直面したりもするのですが、
それでも、なんらかの刺激的な出来事がないこともないのですし、
そのなかには、生きているよろこびを全身的なものとして体験する
瞬間もあります。そうした瞬間のために、
私は文章を書くことを選んだのではなかったでしょうか。――あとがきより
ばかばかしいあとがきだな。
「文章を書くことを選んだ」ってw
いまどき誰だって書くっつーの。
ここまで自意識過剰な老女ってどうなの?
「馬鹿」がどうのこうのっていうタイトルのエッセイ集のあちらこちらに、福田和也への恨みの一端が滲み出てますなあ。げらりげらり。
福田和也が三島賞受賞を強く推挽したのは青山真治じゃなくって中原昌也じゃなかったっけ?ちがった?
572 :
吾輩は名無しである:03/11/30 23:14
>「文章を書くことを選んだ」ってw
全然おかしくな〜い。
573 :
吾輩は名無しである:03/11/30 23:17
>「文章を書くことを選んだ」ってw
「げらりげらり」のほうが素敵。
十二、三年前かなー?
金井の全短編とかそんなのに載ってたインタビューで
蓮實が、昔は金井は「知らない奴はダメだ」と思ってたのが
そうじゃなくなったとか言ってたけど
そうでもないのね。
結局、自分が好きな人物が間違っても過剰に褒めちゃったりするし
嫌いな人物が正しいと、過剰に貶してしまう姿勢がどうもね…露骨過ぎるし。
ま、傍でみてるぶんには面白いけどね。
左翼文芸ひひょぷかが「マンガだから」って理由で東海林さだおヲくだらない
と断じた、って本当かい?
その人、久住のかっこいいスキヤキとか褒めてる人だよ?
吉田戦車に表紙イラストやってもらってたり、マンガ好きそうなんだけど。
577 :
吾輩は名無しである:03/12/28 19:26
それは、多分ないでしょ。
ageとく。
ABCでのトヨサキとのトークのレポート、キボンヌ。
578 :
吾輩は名無しである:03/12/29 06:35
トヨサキとのトークにくらべればかなり遅れつりますが
所用でいつぞやの城殿との対談(「群像」だったか)の
「エレベーターに乗ってる一組の男女が結婚していると
ハリウッドでわからせるにはどうしたか」とかいうくだりのところ、
どなたさまかアップしてくだされ。
金井姉妹って、なんであんなに似てないの?
しかも、お姉さんの方が若く見える。
>>579 若いっつうか・・・
キレイなんだよな、お姉さんが。
美恵子たんは(ry
581 :
吾輩は名無しである:04/01/08 06:41
最近、20年くらい前の現代詩手帖を立ち読みしてたら、
蓮実重彦との対談があった。
やたら草野球の話ばかりしてて、なんか笑ったよ。
打てない球を振らないことが必勝法なんです、とか言ってるの。
金井の方は、その頃から自己批評なき自意識過剰キャラ全開で、
すごくおもしろかった。
この人の対談ものって面白いよね。
池袋ジュンク堂のトークセッション、行く人いる?
来週の土曜らしいが。
丹生谷と金井姉妹の対談おもしろかった
最近普通に興味がなくなった。
数年前までは作品に惚れたり本人の発言にムカついたりしてたが
なんか普通にただたんに、興味が全くなくなった。
そういう人多くないですか?
わかる。
古本屋で恋愛太平記が二冊100円であったけど、
普通にスルーした。
でも新刊のエッセイは読んでみたい。
俺はエッセイもふつーにスルーしてしまうようになった・・・
ムカツキすらしなくなった。
自分でも理由がよくわからんので『愛の生活』を読み返してみると、
これがなかなか良いね。
>>588 なんじゃこりゃあ?
わりと有名なの?
この値段というのは、金井人気でついてんのかな?
>>588 2人ともなんでこんな格好してんの?
金井のサロペット・・・これがおしゃれだったのか?
594 :
吾輩は名無しである:04/02/15 20:47
「凶区」について、柄谷行人は笠井潔との対談で「ヒットリストに載せてる」とか
言ってました。金井美恵子は「私、インターネットなんかやらないし・・・」と
"強気"(と私には感じられた)に言ってたと記憶しているが、別に気負うことない
のに。別に"主義"でインターネットをやらないのではなくて、たんにPCが
操作できないだけじゃないの(多分)?仮にそうだとして、別にそれは恥ずかしい
ことじゃないし、いまやインターネットなんて誰でもやってるんだから、構えずに
受けいれればいいじゃん。発言するのなら、新しい機械にはついていけないって
素直に言った方がいいよ(筒井康隆が確か金井美恵子のコンピュータに対する
無知さについて書いてたな。これ以上言うと金井美恵子がネバーエンディング
ヒステリーになるからやめるとか言って途中で"批判"を中断してたけど)。
吉本隆明が島田雅彦の小説について、「自分はハンサムだ、という自意識が
透けて見える」というようなことを言っていた(それを受け、対談者の辺見庸は
「確かに島田さんが松本清張のような顔ならあんな小説書かないでしょうね」
とか言ってた)けれど、金井美恵子にも同じことを感じるね。『小春日和』なんて、
ブス(失礼)が書いたら大笑いだもの。でも、好きな文章もあるよ。金井美恵子が
書いた、中上健次の命日前後に新宮で行われる(行われていた?)シンポジウム
を揶揄した文章はなかなか面白かった。
筒井が単に勘違いしてただけなんだけど。
596 :
吾輩は名無しである:04/02/16 05:56
>>594 >中上健次の命日前後に新宮で行われる(行われていた?)シンポジウム
>を揶揄した文章
どんなかんじで揶揄してたの?
597 :
吾輩は名無しである:04/02/16 09:14
上がっててびっくりしたので、便乗age。
金井美恵子のエッセイは、教養がないから映画の話とかはようわからんけど、
トラーの話とか、料理の話とかすごい好き。
小説も好きだ。
最初に「プラトン的恋愛」を読んで、酔ったような感じになった。
「桃の園」とかめちゃくちゃいい。
目白を舞台にした作品も面白いけど、また初期の頃みたいな作品も読みたい。
金井美恵子好きだけど、
筒井の「ネバーエンディングヒステリー」には笑ってしまった。
今の金井美恵子って写真でしかみたことないけど、実物はどうなの?
写真はかなーりブスに見えるけど。
若い頃の写真は、美人って言うのとは違うかもしれないけど、
すごい魅力的な女の子だと思った。
生意気で勝気で、天才肌って感じで、かっこいいなぁ、と思ったよ。
うちの母は金井美恵子とほぼ同年代だけど、ひそかに憧れてたと言っていた。
でも、「金井美恵子好き」ってちょっと言いづらいんだよなぁ。
なんか恥ずかしいっつーか。
>>597 どういう場所で、どんな人間に「金井が好き」と宣言しにくいのか知らないけど、
例えば吉本ばななとか柳美里、多和田葉子でも恥ずかしくない?
どの作家が好き、といえば格好つくのだろう……
あと中上のシンポジウムは、恥ずかしいかもしれない。
599 :
吾輩は名無しである:04/02/16 21:23
>>596 594の言ってる文章って多分ムック本(「中上特集」みたいなやつ)に載ってたやつ
だと思うんだけど。オレには、金井美恵子の文章より、柄谷行人の「かい人21面相」
の脅迫文朗読の方が印象に残っているが。確かその文章で金井美恵子は、死んだ一人の作家に
群がる知識人たちを描いた映画について書いていた。で、その彼らの振る舞いというのが、
『中上健次全集』の「編集委員」たち(柄谷・浅田・四方田・渡部)そのもの(と思わずには
いられなかった)。例えば、C(あるいはD)がD(あるいはC)に、Bのような文学の素人が
何故編集委員なわけ?ときき、きかれた方は、BはAのお気に入りだからと答える。
と、そんなふうな作中の会話を紹介していた。
>>598 ああ、よしもとばななはちょっと恥ずかしいかも…
あんまり好きじゃないけどね。(文章のリズムに乗れないので)
あと、私は村上春樹が好きなんですけど、これも少し言いづらい。
なんだか恥ずかしい。
でも、恥ずかしいと思っている私が恥ずかしい奴なのかも。
>>597 ここここわいです、金井さん。
某イベントで拝見しましたが、背筋の伸び方といい、
目つきといい、一見しただけで只者じゃないとわかる迫力です。
美人かどうかについてはノノノノーコメントです。
>>601 そそそそうでしたか、教えてくださってありがとうございます。
こここ今後はこのような恐ろしい話題にはふふふ触れないようにいたします…
>>599 まあしかし金井も知識人に群がられてるくちだよなあ
くち
金井や蓮實のの批評的文脈は60年代で止まっていると豚が言ってたが
正しいと思った。
それはそれでぜんぜんいいんだけど。
全短編集に載ってた写真はやっぱ例外的によく写ってたってことね。
「ブリオ」4月号の128ページを読んでビックリしたな。
筒井って金井のこと褒めてたんだ。知らなかったよ。
>>606 びっくりしました。ありがとうございます。
へええ、最近の写真でも結構いいのあるじゃないですか。
河出文庫の裏の写真はヒドイと思いません?もっといい写真載せればいいのに。
>>607 確かにこうやって並べてみてもあの写真は際立ってかわいい。
でも、河出文庫の写真は際立ってブスだとも思う…
笑顔がいいですね。優しそう。
トラーの話をしているときはあんな顔なんだろうか。
そして毒舌を吐くときには、やはり文庫のような顔になるんだろーか…
610 :
吾輩は名無しである:04/02/29 10:14
文章に無駄が多く想像させる余地がまるでない。詩人のころはよかったかも。
東京キッドにいた人かな?
612 :
吾輩は名無しである:04/02/29 15:14
ユウミリよりもひどい(*^_^*)
ぶっちゃけ
金井自身が自分にとっての萌え単語や萌え文章や萌え物語をいかに
見つけたり書いたりするか、ということしかやってないような気がするのだが。
それはそれで好きなんですけどね
614 :
吾輩は名無しである:04/03/15 22:39
「タマや」に紹介されているアマンダ・アンダーソンって実在の人物ですか?
創作?
全然情報がひっかからないもので。
615 :
吾輩は名無しである:04/03/15 23:05
細かすぎ。無駄ばっかりの小説だからねえ。読む気もうせますわ。
616 :
吾輩は名無しである:04/03/16 11:51
>細かすぎ。無駄ばっかり
まあ、金井好きはそこが好きなのさ。
アマンダ、わたしも検索したことある。全然引っかかりませんよね。
>>612 「8月の果て」という無駄そのものとでもいうような小説を書いている
柳美里さんと比べたら、やはり金井はもっと徹底的に
無駄ばかり書かねばならないだろう。
金井の小説には本人とファンにとっては無駄な要素が何ひとつない。
それが息苦しい。窒息してあっぷあっぷなるよ。あぷあぷ。ぷあぷあ。しろうやす。
アマンダ・アンダーソンって金井の創作なの、↓これら全部ぐぐった、漏れは・・・
写真家 アマンダ・アンダーソン
グロリア・スワンソン
「熊とインディアンと女の子、ロバ・・・・・」
「熊とインディアンと女の子、ロバ・・・・・、ありとあらゆる生き物が、
日本の木製のはめ込み細工の箱のように、びっしりとデリケートな精密さで喰い込みあっている」
「いささかグロテスクな悪夢の断片」
「いささかグロテスクで異教徒的な悪夢の断片」
「不謹慎なユートピア」
「幻想的で同時に吐き気を催させもする」
「他者としての花輪」
トゥルニエ
あ、あげちゃった(汗
>>613 遅レスだけど、そのように「萌え文章(作品)」で自分の周囲をかためようと
するのは金井だけではないだろう。
623 :
吾輩は名無しである:04/03/17 20:51
70年代の作品がやっぱすごくない?
初期の短編ね。
著者自らがいくら否定しようが、少女趣味と書くことへのチープな実存主義と
多少のノスタルジーが加味された初期の短編は、図式的なテキスト論に毒されて
いないので、今でも読める。なにものにも還元できない才能を感じるね。
つーか、写真家なのな。あと綴り違うかも知れない。
まぁいいか、わははは
627 :
吾輩は名無しである:04/03/21 22:25
この人は書いている時間が楽しくてしかたないんだろうなとオモタ。
>>627 書いてる時はかなり辛いらしいよ。
読み返すとうっとりするらしい。
629 :
吾輩は名無しである:04/03/22 10:29
>>628 そうなんだ?
私も627さんと同じように楽しくてしかたがなくて書いているんだと想像してた。
うっとりとしながら読み返している作者が目に浮かぶ(笑)
自分で自分に酔っているようなところが鼻につく人も多いだろうけど、
私はそこがまた、好き。
本当の意味で独特の才能、彼女にしかないセンスを感じる。
文体もそうだけれど、感性そのものが個性的でおもしろい。
怖そうだけど、一度会ってみたいなぁ。
630 :
吾輩は名無しである:04/03/22 10:31
難しいね、この人の作品。だから売れないんだよ
632 :
吾輩は名無しである:04/03/22 12:36
>>630 ベストセラーにはならないけど、それなりに売れてるんじゃないの。
新作出れば話題にはのぼるし、一応本屋で平積みにもなるし。
19の時から原稿だけで食べていけてるんだから、すごいじゃん。
>>631 難しいっていうか、合わない人には合わないっていうか。
凡庸ではないと思う。変人だと思う。
>>632 たしかに嫌いなひとからは徹底的に嫌われるだろうな。
「耽溺」っていうスタンス。というかスタイル。
634 :
吾輩は名無しである:04/03/24 01:04
保
635 :
吾輩は名無しである:04/03/27 01:24
守
636 :
吾輩は名無しである:04/03/27 02:41
党
637 :
吾輩は名無しである:04/03/31 22:34
なんか金井的なものが見事に反転転移してヒステリックになってる
ジジババが多いなこのすれ、臭い。
638 :
吾輩は名無しである:04/04/02 20:37
金井的
うむ
639 :
吾輩は名無しである:04/04/08 23:50
嫌いではないけれど基本的に短編作家で通せばいいのにと思う。
640 :
吾輩は名無しである:04/04/08 23:52
本人がもっともマッチョ。
642 :
吾輩は名無しである:04/04/09 18:20
友人にも目白四部作おもしろいという人がいるんだけど
どういう読み方をすれば楽しめるのかよくわかんないや。
643 :
吾輩は名無しである:04/04/10 01:11
「描写に淫している」と金井近作をさして言っている作家がいたけど、
淫してるの読んで面白いって言う人がいるならいいじゃんねへー。
目白四部作好きよ。どんな読み方してもいいんじゃない。
初期のスカトロものとか、うさぎの出てくる不気味な小説とかもいいよね。
顔が吉田健一にどんどん似てきてると思うんだけど、
気のせい? ある意味性別を越えている。
644 :
吾輩は名無しである:04/04/10 01:25
気持ちよくない。最後まで読めない
よって雑魚
645 :
吾輩は名無しである:04/04/10 02:05
個人的には70年代の短篇が好きですね。
長篇も『岸辺のない海』が気に入ってますが、
あれはもっと短くしても良かったような気もする。
顔が吉田健一にどんどん似てきてるの?>643
646 :
吾輩は名無しである:04/04/10 02:11
>645
とおもう。
群像2003年2月号の山根貞男との対談の
写真を見てびっくりしたよ。
647 :
吾輩は名無しである:04/04/10 22:50
友達のお母さんに『アカシア騎士団』を貰った。
カバーの写真見て、646さんとは別の意味でびっくりです。
これから読みます。
648 :
吾輩は名無しである:04/04/10 23:38
>646
ええーっ! そうなのか・・・。
『くずれる水』はどうして文庫になってないのかナ。
649 :
吾輩は名無しである:04/04/11 01:11
くずれる水、いいよね。
650 :
W ◆RABK4KAJgA :04/04/11 21:56
『兎』『アカシア騎士団』の集英社文庫、
『プラトン的恋愛』の講談社文庫も
ほとんど見かけないよなあ。
文芸文庫で短篇選集はあるんだが・・・
ブクオフで『兎』の文庫本を百円で入手しました。
ついでに某所の古本市にあった野坂メインの対談集、
金井と喋ってんだけど「お姉さまもお母さまも素敵で聖家族のよう」
とか褒めちぎっている。
美恵子は若いくせに糞生意気な桃井かおりのよう。
桃井かおりの方が男に優しい。
男に優しい金井美恵子って嫌だな
男に優しい桃井かおりもいやだ。
655 :
吾輩は名無しである:04/04/27 00:55
渡部との対談のなかに
どこかでオースター、ラシュディなんかと比べられたのにふれて
馬鹿にすんなっていうくだりがあったけど
こいっつってラシュディやオースターの足元以下って気がするんだけど
656 :
吾輩は名無しである:04/04/27 00:56
金井って独身?
あと、こいつの姉って誰のこと?
657 :
吾輩は名無しである:04/04/27 00:58
誰と比較されても「馬鹿にすんな」っていうのが金井女史なのです。
く・み・こ。
>>656 絵描き。美人。
さるまん。さるまん。らしゅでぃ。猿。漫。らしゅでぃ。
やりまん。らしゅでぃ。
やりちん。らしゅでぃ。
あいつ、やりまん、らしぃでゅ!
馬鹿にしないでyo!
そっちのsay“yo”!
ひとり言なの 私気ままに反則するの
喫茶店では隣のトトロがエラー ミスったと
怒鳴っているから私もついつい大声になる
馬鹿にしないでよ そっちのせいよ ちょっと待って
プレイボール プレイボール ♪♪
661 :
吾輩は名無しである:04/04/27 01:24
>>655 オースターがくだらないのはわかる。
ただ風俗ものに限って言うと、海外では通用しないだろうし金井が落ちる。
ラシュディよりは絶対数段落ちる。
と思いました。
662 :
吾輩は名無しである:04/04/27 10:49
その話、ジュリアン・バーンズじゃなかったっけ?
>>661 たしかに海外では受けないだろうね。
ラシュディ的な小説を書かないのが金井の意志。
意識的にやってるからラシュディより上、ということはない。
金井の戯言(小説の優劣)はどうでもいいし、
二人とも扱う問題も作風も違うと思うのだが。
666 :
吾輩は名無しである:04/04/27 14:21
>>644 まあ、気持ちよく読めない人がいるのは判るけどね。
好きな人は好きなんだよ。
(私もその一人)
>>661 海外でうけるかうけないか、なんて作品の本質とは関係ないと思うけどなぁ。
日本語で、日本人に向けて書いてるんだし、
日本人の読者はそれなりにつかんでるんだし。
ばななは海外ですごーくうけているらしいけれど、
私は金井美恵子のほうが格段に上だと思う。
667 :
吾輩は名無しである:04/04/27 15:27
>>666 おれが気になるのはね、本当に俗な風俗ものやりたいわけでしょ?
成瀬巳喜男的な。
そのわりには登場人物がいかにもそういう人種って感じしない?
それで登場人物の思考パターンからも物語もいろいろ変わってくるし。
作品にもよるけどね。軽いめまいとかは普通の人たちだったと思うが。
そういうところで成瀬の映画の持っている普遍性を持ち得ないんじゃなかろうかと。
ちょっと金井の生きてる世界から出なさすぎな感じがする。狭いというか。
例えばプルーストもスノッブにまみれた狭い社交界を描いてはいたけど
プルーストはその外の外の外くらいに出ようとして作品は普遍性を得たけど
金井はその辺かなり弱いと思う。
俺はやっぱり良い物は海外でも受けると思うんだよね。狭くても。
…って『噂の娘』は読んでません。解説などを読むとなかなか良さそう。
なので、今度読みます。
「噂の娘」よかったよ
なんか匂いがあるっぽい小説ですた
669 :
吾輩は名無しである:04/04/27 16:05
>>667 成瀬で仕切っちゃうのは乱暴では?
成瀬が扱っている風俗に、思い入れや
興味がとくにあるわけではないだろうし。
大仰な「普遍性」はもとから目指してないはず
>>669 「成瀬が扱ってる風俗」はもちろん関係ないけど、
なんつーか金井の風俗小説ってあんまり「風俗」な感じしないんだよね。
いい意味での「通俗」じゃない感じが。
でもポストモダン小説とかメタフィクションみたいのが流行ってる時期に
風俗小説も良いのが書けるっつーのを証明しようとした
みたいのをどっかで読んだので。だったら違うんじゃないかなーと思って。
普遍性がある無しも確かに重要ではないけど、なんだろね
自分でも良くわかんないですマソ
インテリが多いものね。登場人物に
通俗というにはスノッブすぎるのでは?ってことかな
672 :
吾輩は名無しである:04/04/27 21:19
金井には魅力を感じているんだけど(特に初期)
あのスノビスム(特に後期)が我慢できない
そう思うのは私ひとりでごぜーますか???
スノビスムっていうよりナルシズムを嫌ってるんじゃない?
登場人物にインテリが多いから俗の視点がないっていう意見は
間違いだと思う
674 :
X ◆sJh8mwqDUo :04/04/27 22:36
>通俗というにはスノッブすぎるのでは?(
>>671)
>あのスノビスム(特に後期)が我慢できない (
>>672)
>スノビスムっていうよりナルシズムを嫌ってるんじゃない?(
>>673)
たぶん「メタスノッブ」なところ、つまり、意識しすぎたスノビズムが
小説の中で空回りしてることに無自覚なんじゃないだろうか。
そしてそれがナルシスティックに見えてしまう。
金井には本当に知性があるとは思う。
ただ、目白四部作とかその続編とかを読んで白けるのは
俗っぽさや軽薄さとしてのsnobbismをあえて描きながら
それらからは作り物めいた匂いしか感じられなくて
作者の「あざとさ」が鼻について作品の中にうまく入り込めない。
「作品」の手前で「作者」の姿が邪魔になっている感じ。
まあ、これは個人的感想の域を出ないかもしれないけどね。
>>674 あーなんかそんな感じかもです。
ポストモダン系齧ってます的な男(が多いのかな? 女で少ないね…)
ゴダール好きです的な男(?)勘違いインテリや勘違いアート気取りを巧妙に馬鹿にしたりするわけですが
そもそもそういう設定自体が「ほんとにそれでいいのかなー?」みたいなところもある。
80年代だったらアリだったのかはわかりません。若者なので…
スノビズムをバカにするというスノッブみたいな感じかな。
「○○厨が! ゲラゲラ〜」みたいな。
でも『彼女について…』とか読むと、若干薄まってるのでそういう時代だったかな?
固有名の出し方は初期からの金井の魅力だし、だからこそ通俗を書きたいなら気を使ってほしいというか
以前、蓮實が「芸」であえて金井を批判して見せて(『映画狂人』のどれかに載ってたと思う)
それがいかに的外れかを城殿と金井がバカにしあって城殿が金井を持ち上げて
…とかそれに通じるものを感じるんですよね。
もちろんそういうのは作品とは直接関係無いしテクストだけで判断すべきだけど、なんとなく。
目白4部作は、書かれた時代がそもそもニューアカのころですよね
わたしはもううんざりっていう批評的なスタンスで
少女小説などの結構を借りたりして書いたのではないかと思うのですけど…
いつのまにやら「目白雑録2」?
678 :
吾輩は名無しである:04/04/28 22:49
>>676 ニューアカって浅田とか中沢あたりのことですか?
そういうブームに対するあてこすりみたいな?
679 :
吾輩は名無しである:04/04/28 22:54
浅田っちがときどき金井美恵子を身もふたもなく馬鹿にするのは
かなり痛快
金井のスノビズムはへんに鼻につくのは確か。
それがなければもっと好きなんだけどなー。
というわけでやっぱいいわ浅田。まともだわ。
ニューアカみたいの初めから無視すればよかったのに
681 :
吾輩は名無しである:04/04/29 00:31
浅田氏の考える田舎者の定義
↓
蓮実重彦に幻惑されてしまう人間(某女子のように)
だそうです。
っていうかずっと仲悪いんだろ? 金井と浅田は。
金井もかなりひどいこといってるから、いい勝負に平行線
浅田自身が若い頃、蓮実にはまってたんだから
近親憎悪みたいなものだよ。
脱オタしたと思ってる人間がオタを攻撃するみたいなね。
684 :
吾輩は名無しである:04/04/29 12:02
目白4部作のスノッブ的なものの一面がニューアカへのあてこすりだとすると
あまりそういう部分ではうまく機能してないような気がする。
といっても80年代の雰囲気が今ではよくわからないけれども。
ただ「言葉と〈ずれ〉」 とか「 書くことのはじまりにむかって」なんかは
今読んでもかなり刺激に満ちたエッセイ集だと思うよ。
685 :
吾輩は名無しである:04/04/29 13:49
>金井もかなりひどいこといってるから
詳細きぼんぬ。
というか感情とか政治とか下世話なことを抜きにしても
純粋にスキル的に言えないような気がするけど。
たとえ言っても激しく失敗していたのでわ。
(浅田は)映画的センスが悪い
(浅田は)高名な学者だが文学に関しては無知
688 :
吾輩は名無しである:04/04/29 19:05
>>686 できればニュアンスじゃなくて発言引用きぼんぬ。
この内容自体はなんか納得って気がするんだけど
金井がそれをスマートに表現できるとは思えない。
いつものスノッブ節でいけないだろ。負け惜しみみたくなるから…
蓮実との対談とかで、彼におもねって言ったとかならわかるかな。
689 :
吾輩は名無しである:04/04/29 19:08
蓮実っておいしい役どころですね
690 :
吾輩は名無しである:04/04/29 19:23
>>683 はまってたというとなんか違うような。
蓮実にフランス語の誤訳指摘の手紙とか送り付けてたんだよね、高校生で。
691 :
吾輩は名無しである:04/04/29 20:04
金井って処女?
もてねー女のルサンチマンという感じが
強くする。
田嶋陽子とかとおんなじにおいがするなー、このばばあ。
691と違って若いときは結構もてて六本木なんかで遊んでたようだぞ。
最初のエッセイ集『夜になっても遊び続けろ』は若き日の熱と青さが満載。
金井はまったく俺の好みではないけどね。
インテリヤクザみたいのがアングラな感じで格好付けることができた時代だな…ってダサい言い方ですが
金井の趣味だと今じゃただのネクラなオタクみたいになっちゃうな。
俺は酒も音楽も好きなのでクラブ逝ったりするけど
なんか一緒に行く相手は決まっちゃうなー
いろんないろんなの人間と遊ぶという感じではない。
68年前後が羨ましいような鬱陶しいような。
694 :
吾輩は名無しである:04/04/30 01:20
60年代後半ってどんな時代だったんだろう?
ニューアカが流行った80年代よりもさらにつかめない。。。
もし金井がもう少し後に生まれて80年代に青春を送ってれば
マハラジャあたりのディスコクイーンだったりして。
695 :
吾輩は名無しである:04/04/30 08:36
たぶんあれで若い頃はジーン・セバーグいやフランソワ―ズ・サガンの
イメージはかなり意識していたはずだ。
身につけていた洋服、着方、髪型、写真の撮られかたなどからそれが良く分かる。
(しかし、残念ながら・・以下略)
その手の女の子像は当時かなりスノップだったはず。
要するに基本はおフランス系スノップなんだよ、昔から。
あいうのが、もてたんですよ。
間違いなく。かしづく男は結構いたでしょう。
だから、つい男を見下してしまう書きぶりになる。
ルサンチマンな書きぶりに似ていて非なるもの。
私の趣味ではないがな。
697 :
吾輩は名無しである:04/04/30 09:32
どっかの日本文学全集(忘れた)、「倉橋由美子・河野多恵子」編の冒頭に
若い頃の金井美恵子による写真入り紀行文が載っている。
キャスケット被った田舎娘。
女は田嶋陽子しか知らない691と違ってw
「東京には年上の彼氏が居て云々」と金原ひとみのようなオノロケを披露。
上記二人の作品が舞台にしている土地を訪ねるのだが「旅行は嫌いなの」と
駄々をこねまくり。初々しい。今やられたら醜悪だけどね。
それがアンニュイとシニックってもんですw
うちの母親と同い年なんだよな…
あの世代は中原淳一と石井桃子とマーク・トゥエインと「ドリトル先生」
が好きなのか?
今でも娘気分が抜けないのでしょう。
小娘時代から今に至るまで一貫してるし。
自分が持て囃されたように、後輩たちが持て囃されるのは我慢ならない。
「自分だけは実力」、そう思えるのが正しく「実力」。
ま、そんなものですかな。
>自分が持て囃されたように、後輩たちが持て囃されるのは我慢ならない。
ってこともないと思うが…。ただ、バカな男に厳しいの確か
女の悪口はあまり読んだことないけど、どうなの?
>女の悪口はあまり読んだことない。
そういわれるとそうですな。
705 :
吾輩は名無しである:04/05/09 11:12
>>704 見ましたよ! やっぱり頭の良さそうな顔をしてますね。
下の真ん中へんにあるのは確かシノヤマキシン撮影だったと。
つーか、意地悪な顔だねえ、やっぱw
704だが、本文も見たいかな?
現代日本の文学50 「曾野綾子・倉橋由美子・河野多恵子 集」より
倉橋由美子文学紀行 「幻の土地をもとめて」金井美恵子
《旅》の魅惑
のっけから打ち明け話をするつもりではないが、どちらかというとわたしは旅行嫌いであり、
《旅》をその作品の持つ重要なモチべ−ションとした小説を書いたことはあるけれど、
それはいわば常に時間を逆行する記憶の不可視の空間を踏破して行くていのものであった。
だから、実際に旅立つ必要はわたしの内に見出すことは出来ない。マルセル・プルーストの真似を
していえば、貝穀型のプティット・マドレーヌを紅茶にひたすあの瞬間、思い出そうとしても
思い出せなかった幼時の記憶がありありとよみがえって来るあの瞬間にも似て、安あがりにも
わたしの心は旅立つ。そのためにはたとえば音楽があればよい。幻の古い記憶の土地は、その時、
書くという行為の虚しい情熱の地図として、ありありと総天然色のペラペラした映像を結ぶ。
さて、それでは小説を読むという行為もまた、古い記憶の土地への彷徨なのではなかったか。
小説を成立きせる二つの行為、すなわち書くことと読むことを、旅になぞらえてみるていの
レトリックは、それ自体としてはとりたてて新しいものでもないのだけれど、旅にはどこか心をそそる
魅惑が隠されており、倉橋由美子の小説もまたその《旅》の魅惑と無関係に成立しているわけではないの
である。言うまでもなく彼女には『暗い旅』という小説があり、この小説はいわば《旅》の持つ性格を
かなり的確に透き写しにした、つえに成立している小説なのだが、あえて言えば、もし《旅》と
書く行為を一種のアナロジイというか、この二つの行為の中に本質的なレミニッサンスをかぎとろうと
するのであれば、わたしたちは倉橋由美子の作品の中に、《旅》の持つ最大の秘密を見出すのは、
かならずしもこの『暗い旅』によってではない。しかし、ここにわたしたちは旅の小説の持つ本質的な
性格、すなわち記憶と観念の中にしか存在しない土地を成立させるという小説の魅惑を読みとることが
出来る。もちろん、倉橋由美子の小説にあっては、旅もあるいは旅して行き着く土地もすべては
記憶と観念の丹念な将化物(彼女流にいえば分泌物であるが)としてしか存在しないのだが、
そうして存在する幻の土地とそっくりの現実の土地が仮にあるとして、彼女が小説の中にその地名を
記している京都とKOCHIを、まさしく仮の幻の土地と錯覚することによって、この紀行文ははじめられる。
どこにもない場所
旅のおわりというよりも、行きつくはずのない不可能な目的地の手前での仮眠から、すべてははじまる。
『城』のョーゼフ・Kがそうであったように、『スミヤキストQの冒険』でも主人公の青年は、
島に着いた時奇妙な仮眠を経験するのであった。わたしが高知にむかって旅立った日は東京は晴天、
高知上空は曇りの日で、飛行機に乗り込んだとたん眠りはじめ、機内放送の声で眠がさめた時は、
飛行機はすでに高知空港に着陸をはじめようとしていたというと、いかにも『夢のなかの街』へ到着する
のにふさわしい出だしなのだけれど、実はそうではなくて、わたしは飛行機に乗ったのが三度目で、
とはいえプロペラ機というのは初めてだったものだから内心ひどく心細かったのだった。窓からのぞいて
見るプロペラは大きくて銀色に輝く翼といい、これはかなり立派に見えたけれど、ふと視線を遠くに
やれば、同じ型のプロペラ機とさらに遠くにはジェット機があって、どうみてもプロペラ機の姿は
貧弱であった。とたんにわたしは不安になり、前日喫茶店でコーヒーを飲みながら十円玉を入れると
出て来るおみくじを引いたのを思い出す。「金運出費はかさむが後半良好思わぬ大金がころがりこむ。
愛情運相手の気持はあなたから離れています。深追いすると事態ますます悪化。健康飲みすぎ食いすぎに
注意。怪我要注意。待人期待しすぎはがっかりします。旅行凶。旅先での思わぬ事故に注意」。
もし事故にでもあったとすれば、もうこうして機上の人となった以上ジタバタ騒いでもはじまらないので、
そう言っては大袈裟だけれどわたしは覚悟を決めていて、今死んだとしてもそれはそれでかまわない
のだと思った。遺書は一年ごとに書き直して机の引き出しにしまってあるし、下着も今朝新しいのに
着かえたし、これはいわば殉職に近い死に方だし、もしわたしが死んだら何人くらいの人が泣いてくれ
るかと、いちいち友人の顔を思い浮べながら考えていて、いったんそんなことを考えはじめると今度は
とりとめもなく故人について誰がどんな悪口を言ぅか想像してみたりして、どうせロクなことを言われ
ないとはわかっていても、だんだん腹が立ってくる。そうしているうちに飛行機に対する不安はなしく
ずしに消滅するはずだったのに、ふと窓の外を見ると雲の海が続いて、機体がグラッと揺れたりして、
やはり心安らかではない。
ともかく、ある一つの土地に向って空間を移動することが旅であるならば、飛行機という交通機関は、
その空間を走り鋭けるスピードにおいて、わたしたちの時聞の感覚を麻痺させるばかりか空間の意識
までも朦朧とさせるのである。旅などというものは、それがたとえ逃亡の旅であろうとも道のりの
紆余曲折を認める余裕の精紳を含んでいるものであって、昔、デビット・ジャンセン主演の大評判連続
TVドラマ『逃亡者』というのがあったけれど、あれなぞは迂余曲折の余裕にあふれてタラタラと続く
旅なのであった。それはたとえば倉橋由美子の「暗い旅」という小説にあっては、東海道本線という
軸上の空間をひた走りながら京都に向って進みながら、常に時間を過去に向って逆行する。
逆行する時間の中に、読者は〈あなた)と呼ばれる女主人公の旅の意味、実は目的地を持たない旅の
意味を読みとる。(あなた)の旅は京都へ行く旅なのだが、京都そのものが行方不明の恋人の記憶と
存在とわかち難く密接な特別の土地として存在している以上、〈あなた)は京都即恋人の存在の記憶として
考えられる土地に到り着くことは不可能なのだ。恋人の失踪という謎めくモチベーションの持つ意味は、
ここで詮索しないこととして、しかし恋人は常に不存の形としてしか存在するはずがないということは、
倉橋由美子にもわたしたちにもわかりきったことではなかったか。恋人たちは不在という魅惑的な観念を
関係の中にひきずり込むことによってしか、生きのびることも死ぬことも出来ないだろう。それは、
わたしがその幻の土地を旅したもう一人の作家河野多恵子の小説についても言えることであり、恋人の
不在の観念への衝動は『草いきれ』という奇妙な小説の中にも読みとることができる。だから『暗い旅』
という小説にあらわれる京都は、それがいかに綿密に実際の地名や固有名詞を使っていようとも本質的に
はどこにもない場所であり、ましてわたしは文学散歩ふうな、名作に登場する名所旧跡を訪ねてしばし
佇み小説の一節がパッと頭に閃くような悠長な育ちではないから、どうも『暗い旅』の京都といわれても、
実際の京都と小説の京都を結びつけて考えることを拒否したいし、KOCHIはKOCHIであって、高知である
必要はまったくないのじゃないかと、かたくなに考えてしまうのである。
なんだかずいぶんありがたいことをしていただいてますね
プルーストのマドレーヌ引用なんかがあったりして、なんだか
金井ふつーに若い…
夢と現実の錯綜
『悪い夏』『スミヤキストQの冒険』のそれぞれの島にしても、『密告』の海にしても、それらの海と
土地はどこにもない場所であり、文学空間の中の幻の土地、至福と不可能な願望が吐き出す蚕の透明な
糸によって描かれた地図である。一人の作家とその作品が成立するために必要なことは数々あるけれど、
そしてその数々の事柄のひとつひとつの持つ意味の重味の甘美で切ないまでの虚しさも、なんのてらい
もなくごくあっさりと言えば生きるということの切実さとしてわからなくもないけれど、わたしは生きる
という一種の風土を文学の中に取らない。どんな子供でもその育った土地の風土に影響されないことは
ない、といった意味のことをロレンス・グレルは言っているが、その意味での風土だって、風土糞くらえ!
生れた土地は確かにあるだろう。しかし、生れた土地は、古い記憶の土地としてしか存在しないのだ。
それは夢の中の町であり、夢の中でしか、あるいはプティット・マドレーヌ体験としてしか、ありありと
した細部をそれそのものとして現すことはないのだ。古い土地の精は高知にではなく倉橋由美子の小説の
中に住みついている。
たしかに「暗い旅」にせよ「夢のなかの街」にせよ、倉橋由美子の町の描写は的確ではあるけれど、
その正確さを確かめるためにわざわざ出かけてみるのも、なんだか奇妙なわけで、作品を読むことに
よって、どこにもない場所へ旅する方が、無精なわたしにとっては好ましい。もともと、小説に出て来る
すべての土地は迷路であり、その迷路の精密な地図を描きながら、かいている本人がついに踏み迷って
しまう踏みはずしこそが小説なのであり、『スミヤキストQの冒険』までの倉橋由美子の小説は、まさしく
そのようにして書かれていることで、わたしの胸をときめかせた。
未知の土地(高知も京都もわたしにとっては初めて行く場所であった)を歩くとい、つことは、
旅行者という中途半端な立場の自由と不自由そのままに不安と興奮を呼ぶ。高知という街は、勝手な
旅行者の印象で言わせてもらえば、どうしても日活映画風で、島の港の埠頭から見える小じんまりした
風景には、関西汽船から荷物を肩にヒョイとひっかけた渡哲也がり立つのがわさわしいようなところで、
『妖女のように』に出て来る城の階段では、観念的な十七歳の女学生が貧血するよりはむしろ流れ者の
渡哲也と倒産しかかった海運業屋の働き者の娘松原千恵子でも歩かせた方が、わたしの感覚にはピツタリ
していて、わたしは意地でも倉橋由美子の小説を風土とは無関係に読みたいと思う。なぜならば、
彼女の小説は中学高校を通してのわたしの精神上の無形の土地の一部を形成していたからであり、
わたしはこの読書という行為によって存在していた幻の土地を、たかだか現実の土地によって浸食され
ることを好まないからである。その幻の土地としての場所へならば、作品を読みかえすことによって、
いつでも旅することが出来るのだ。京都にしても、『暗い旅』という小説は好きだけれど寺や名庭には
一向に興味のないわたしは、主人公たちのように庭について語りあうこともなく、結構な枯山水を
見ても新宿の『桂』とか目白の『ルノアール』といった和風喫茶と同じじゃないかと思い、枯山水に
しても池樹木お堂と整備された名庭も、なにやらいわくコンタンありそ、つで、どうも自分の無数養
ばかりがはっきりと理解できただけ。むしろわたしは京都タワーというグロテスクな塔を見ながら
倉橋由美子の使う〈観念の鉄骨)という言葉を思い浮べた。彼女の小説は透明華麗な軟体質に
おおわれた観念の鉄骨であり、京都タワーそのものなのではないか。
以上、終わり。
金井は、「現代日本の文学50」の中で、倉橋と河野の文学紀行を書いてるのだが、
河野多恵子文学紀行 「わたし自身の内なる旅」は、めんどくさいので
リクエストがあれば、又イズレと云うことで、倉橋ファンでもある、704でした、でわ。
・・・SEE YOU NEXT
>>704 ご苦労さまです。
つまるところ倉橋的小説世界もいいけど
渡哲也や松原智恵子が歩いている日活映画の風景もよいよね、
てことですかw「風土糞くらえ!」て下品(?)な言葉、
今の金井は使わないだろうな。
>>718 >渡哲也や松原智恵子が歩いている日活映画の風景もよいよね
?これは疑わしいのでは?あまり好意的なかんじはせんけど…
なーにが丹田だっての、とか、おんなし、とか
いまだにありますから、糞くらえ!まであからさまでなくとも
似たようなインパクトのあることばは使うと思われ
金井の、倉橋についての文章は「添い寝の悪夢 午睡の夢」の‘鏡の領土’P299
「贋造の実学」にも書いてある、同じ様な内容だけどなw
‘日本の文学的風土(なんていやな言葉だろう)’とも書かれているし、
金井の口が悪いのは今も昔もいっしょなのさw
721 :
吾輩は名無しである:04/05/25 01:33
新潮6月号の「トゥワイス・トールド・テールズ」
こういう作品のほうが金井作品らしい気がする。
これは悪くない、と思ったけど。どうかな?
722 :
吾輩は名無しである:04/05/25 03:19
>>721 トゥワイス・トールド・テールズ、俺は面白いと思った。
『噂の娘』+『柔らかい土をふんで、』って感じ?
「ピース・オブ・ケーキ」とかと『柔らかい〜』みたく
最終的には長篇にまとめられるのかなぁ。
「目白雑録」 金井美恵子/著
朝日新聞社・06月17日・1,470円・ISBN:4022579234
マッチョな作家のお馬鹿な発言、「オヤジ」的言説のあまりの的外れ……。
辛辣な批評眼においては比類のない小説家が、卓抜な「ボン・サンス(常識)」
を縦横無尽に働かせて世情をメッタ斬り!『一冊の本』の大好評連載、待望の
単行本化。
724 :
吾輩は名無しである:04/05/26 21:16
725 :
吾輩は名無しである:04/05/26 21:22
>>722 たしかにそんな感じアリッ。
目白オバサンの逆襲期待。
『柔らかい土をふんで、』いいですね。
料理エッセイでまで、「投入」をネタに
からかわれているS田氏っていったい…
この人の風俗小説はまったくつまらないです。
728 :
吾輩は名無しである:04/06/16 19:37
『目白雑録ひびのあれこれ』(朝日新聞社)刊行記念
金井美恵子さんトークショウ+サイン会
ゲスト:野崎歓氏
日時: 2004年6月30日(水)19:00〜21:00
会場: 青山ブックセンター本店
お問い合わせ先: 03-5485-5511(10:00〜22:00)
参加方法・注意事項: 先着120名、要電話予約、入場料500円(税込)
けっこう瀬川正治のことを書いてるけど
ゲイバーつながりだろうか?
ひびのあれこれは、すごかった
一冊の本を2千円払って定期購読しようかしら
島田どうでもいい
プーマをピューマだと思っていたオヴァサンだね。
733 :
吾輩は名無しである:04/07/02 00:26
ABCのトーク逝ってきたよ。
蓮實氏の語るシリーズで居眠りしてたの、やっぱり金井さんだった。。。
野崎さんが一生懸命話題振っても、満足に答えられなくて、ちょっといたたまれなくなった。
734 :
吾輩は名無しである:04/07/02 01:48
>>733 わたしは逝きたかったんだけど逝けなかった。
金井と野崎のすれ違いのこと、もっと教えてください。
蓮實に対しての熱の入れようはハンパじゃないからなw
浅田に蓮實に幻惑されてしまう田舎もんの代表格呼ばわりされて以降
蓮實ネタに関しては、かなーり神経質になってるみたいね。
そんなこともあってか、いまは「父親」に対しての反抗期
の時期なんでしょうw
>>736のリンク先の人の誤読をなんとかしてあげてください
ひさびさに「全短編」読み返して前にはどうでもよかった作品が
やけに面白く感じられた。「耳」のデビッド・リンチ的ばかばかしさに
妙にぐっときてしまった。
739 :
吾輩は名無しである:04/07/05 18:48
『目白雑録』いいですか。
今すぐ買って読もうか、文庫化を待とうか、と思案中。。。
>>739 文庫化を待つよりも今すぐ購入されることをお勧めします。
もー本当に面白い、と金井ファンの私は何度も読み返している
最中です。
面白いので、わたしも読み返してます
買いだと思いますよ。悪ロは鮮度が大切
個人的には、風流夢タン批評のくだりが秀逸と思いますた
保坂和志が選んだ女優/選ばなかった女優って誰?
番組観てた人いますか?
美恵子好きだよ美恵子
>美恵子好きだよ美恵子
上沼? それでもヤッパリ、恵美子に気に入られる事は、「ムリだっての!!」
746 :
吾輩は名無しである:04/07/24 01:45
>>742 選んだのはさとう玉緒(趣味悪!)
選ばなかったほうは…忘れた。
>>746感謝です。
さとう玉緒……
「かあいいから」、か……
保坂もさんざんだな
749 :
吾輩は名無しである:04/09/12 22:14:59
久々の浮上
ネタは無いごめん
12日付朝日の読書欄に登場。わりと大き目の写真付き。
「噂の娘」について語っている。12月に文庫化されるらしい。また、
"幾つかの「記憶の変容」を主題とした続編を、新たに書き始めるべく
準備をしているところ"だそうだ。
751 :
イナカ・コエミ:04/09/16 00:48:40
『愛の生活』の「夫」が天沢退二郎ソックリなことになぜか誰も触れない。
「ハスミの威を借る雌狐」以前の「天沢退二郎経由のブランショ娘」時代は封印したい過去なんだろうな。
あと初期作品に出てくる女はほとんどがツワリでゲーゲーしまくってる。
752 :
吾輩は名無しである:04/09/16 01:10:09
文章すごい読みにくい
753 :
吾輩は名無しである:04/09/16 19:51:03
小説の新作読みたいな。
近頃エッセイばかりだね。
754 :
吾輩は名無しである:04/09/16 20:05:08
リーマンになってから読まなくなった。
学生とか主婦とか業界関係者が読むものか?
755 :
吾輩は名無しである:04/09/27 14:08:25
リーマンが読んでもいいんだよ
756 :
吾輩は名無しである:04/09/27 15:53:48
サガン死んだね、金井さん。
>>755 仕事でクタクタ、時間も無いと、
読む前から疲れる。
読んでても「だからなんなんだ?」と思うようになった。
疲れてるときに読んで楽しい本は、
きっと他にあると思いますが。
759 :
吾輩は名無しである:04/10/03 12:34:04
できるだけ
>読んでても「だからなんなんだ?」と思うように
なる前に、他の作家に鞍替えしないとねえ。読書って、せっかくの楽しみなんだから。
私?いつもどおりこの人の小説・雑文には、楽しませてもらってます。
>私?いつもどおりこの人の小説・雑文には、楽しませてもらってます。
こういう文章のあり方というのを何とかしてほしいとは思ったりする。
金井読者とは思えないよね
私のあとのクエスチョンマークとか
>私?いつもどおりこの人の小説・雑文には、楽しませてもらってます。
25年前の感性
噂の娘を、ボーっと何日もかけて読んでたら、とてもいやされた
森茉莉の書くものみたく、自足した濃密な世界だからだろうか?
764 :
吾輩は名無しである:04/10/30 04:32:06
目白雑録の冒頭でやり玉にあがってる、真夜中の王国に出てた
中年作家って誰?
クンニ名人
>>764 かんば聖書ン・ピース とかの著者。
>>765 あー。H坂かあ。
こんな時間にどうもありがとう>765
767 :
吾輩は名無しである:04/10/30 09:00:23
田中康夫みたくズバリ実名で「保坂和志」と書けばいいのに。
「辛口」って回りくどいのね。
「クンニ名人」で「保S」だと判っていただけるなんて、非常に嬉しいです。
なんで保坂はクンニ名人なんですか?
ベロが長いのそれとも唇が厚いとか?
AVのやる気満々くんに男優に、
似た顔がいそうだから
>>768 さすがに「汗馬性ションピース」でググりましたようw
772 :
吾輩は名無しである:04/11/01 18:27:05
このあいだの早稲田文学の対談で
浅田が金井のことを誉めてたけど。
心境の変化でもあったのか?
浅田は目白雑録(日々のあれこれ)を褒めてたね。
あの本では、浅田って特に貶されてはいなかったハズ。
自分は貶されずに済んで、ライバルが貶されたから喜んだのかも???
島田が「退屈」と自分の小説を浅田に貶されて、具体的にどう退屈なのか説明しないのは
通り魔みたいで怪しからん!とか言ってたが、それはお門違いの再批判だ、
みたいに美恵子女史は書いてたよね。
敵の敵は味方、とか浅田が思ったりして。
早稲田文学読めてない&金井のエッセイ連載中にしか読んでないので記憶が曖昧なのだが
金井の島田批判て「そんなのほっといてやれよ、バカにしてる割にはいちいち付き合うなー」
という印象があったなあ。
いちいち細かい、たんにくだらんという感じの。
あのへんで、所詮プロレスか、と冷めてしまった記憶がある。
俺が金井で冷めるのは、「あえてこういうスタイルでやってますよセンスいい人わかるでしょフフン」
みたいのが見えるときですけど。
でも、十年以上本を出さないって書かれて登場してましたね>浅田in目白雑録
島田叩きは、おもしろがってネタにしてるというかんじでしょ。最近はとくに
でも、風流夢タンで評論でも書いてみりゃいいんだっていってたのには、
烈しく同意したよ。島田も、本腰をいれて批評の仕事をはじめればいい
>>775 >風流夢タンで評論でも書いてみりゃいいんだっていってた
この辺のこと、詳細説明きぼう。
島田なんてどうでもいい
虫けら以下の存在だから
779 :
1@CLIE ◆GodOnnDc.o :04/12/03 15:10:23
神です
780 :
吾輩は名無しである:04/12/04 00:21:05
目白雑録で相変わらず「アーヴァン」とか書いてて萎え。
頭が良いとは思えないが、鼻柱の強さは可愛い。
781 :
吾輩は名無しである:04/12/04 03:31:33
>>780 ARTVIVANTの略なんだよ、「アーヴァン」って。
よく街中でポン引きみたいなのが呼び込みやってるじゃん。
絵の展示販売会で。
あの会社がアールヴィヴァン。
で、あれはね、あくまで街中、都会でしか出来ないこと。
だから、「都会」っつう語が来る文脈に「アールヴィヴァン」が来てても変じゃないのよ。
ARTVIVANTといえば池袋西武の美術洋書売り場だったな
783 :
吾輩は名無しである:04/12/04 17:17:41
小谷野敦が書いてたけど、金井と松浦寿輝ってできてたの?
詳細知りたし。
それ噂の真相のゴシップで
金井本人が例のごとく馬鹿にした口調で否定してたよ。
785 :
吾輩は名無しである:04/12/04 21:42:05
そりゃ本人は否定するだろうなあ。
786 :
吾輩は名無しである:04/12/04 22:46:15
あーあー渡部○己さん、このスレにも来てるのかよ。
787 :
吾輩は名無しである:04/12/04 22:52:00
788 :
吾輩は名無しである:04/12/04 22:57:56
↑あ、小谷野さん、こんばんは。
松浦「『耳をすませば』最高!」寿輝w
「タマや」を読んだ人、はてなダイアリーのセミビキニ
ってサイトをチェックしてみて。この生活環境は……
>>790 セミビキニ 更新されたら読んでいるが、「タマや」を読んだのはかなり昔のことなので、
その類似性がよくわからない。
あの仕事量で飯が食えてるのがスゴイ。
いまの若い人はもう、ああいう感じでは食えないのだろう、という感じだ、なんか。
793 :
吾輩は名無しである:05/01/02 21:26:59
エッセイ加えると結構多作じゃない?
794 :
吾輩は名無しである:05/01/03 00:39:23
実際は経済的に決して楽ではないだろうが
エッセイ等読んでると素敵な生活と錯覚させる(特に「待つこと、忘れること?」!)
この意地の張り方はやはり可愛らしい。
ところで重版で「アーヴァン」は直されたの?
795 :
おヴァカさん:05/01/03 01:24:44
おヴァさん。おヴァアさん。
こんヴァンは!
シャツの黄ヴァみって、洗濯機で洗ってもなかなか落ちないのよねぇ・・
アメリカに渡った田伏って、動きが俊ヴィンだからNBAでも活躍するでしょう。
796 :
吾輩は名無しである:05/01/03 02:03:37
油田に引火してヴぁく発した!
湿気たセンヴぇイって、おいしくないよね。
797 :
吾輩は名無しである:05/01/04 15:47:06
ヴぁかですよ。
799 :
吾輩は名無しである:05/01/08 15:27:15
文學界2月号掲載
田壮壮監督インタビュー
金井美恵子/冨田三起子
解説―金井美恵子 冨田三起子
800 :
吾輩は名無しである:05/01/09 03:00:50
新潮2月号掲載
創作『満州娘』………………金井美恵子
801 :
吾輩は名無しである:05/01/09 03:03:24
しらん。満州? もうその時点で読むきがしない。
802 :
吾輩は名無しである:05/01/09 03:12:39
読みたくない奴は読まなくて結構。当たり前。
803 :
吾輩は名無しである:05/01/09 03:21:28
満州って。古臭ーい、土臭ーい。暗ーい。売れない要素100パーセント!!
804 :
吾輩は名無しである:05/01/09 03:25:44
読みもせずに評価を下すバカ発見。
古臭い!?んなこたぁーない。
革新官僚が仕切ってつくってたからね。
今の日本の雛形だよ。
満州娘は未読だが、田壮壮監督へのインタビューは
読み応えあるな(おお、これって中国繋がりじゃん!)。
ま、とりあえず金井の映画監督インタビューはこれで三人目か。
これまでのを振り返ってみても、きちんと丁寧にツボを押さえた
こと訊いてんだし、今後も機会ある毎にこういうことを続けて
欲しいやね。
この人いろいろカコイイこと言ってるけど
女の人だから珍しがられただけなのでは?
もし金井美恵子のようなキャラの書き手が男だったら
ここまで有名にならなかったのでは?とふと思いました
>>807 意味のない仮定に基づいて、とんまな論を展開しても
生き恥をさらすだけですよ。マゾですか?
809 :
吾輩は名無しである:05/01/09 21:16:28
>>808 同意だけど、「とんま」っていうフレーズは久々に目にしたように思う。
とんまイイ。今うちの職場では「ぼんくら」が流行っている。
いやフツーの会社ですw
813 :
807:05/01/13 15:46:07
>>808 具体的にどのへんが間違ってるのか教えてほしいです。マジレスです。
この人ほんとに言うほどすごいんか?
そういえばこないだリュミエール探して読んだ。
814 :
吾輩は名無しである:05/01/13 15:56:53
金井美恵子を「凄い」なんていう人は(少なくとも現在では)皆無。
女だから注目されたというのは事実。田舎から出てきた学歴も碌にない娘が
知ってる限りの映画や文学の模倣をしてみせて、一部の「知的な読者」を
獲得し、口の悪さで文壇に立ち位置を築いた。
でも、そんな若かりし頃の金井と今の金井は全くの別人。
若い頃の金井が唾棄しそうな小説を今の金井は書いているし、逆もまた然り。
今の金井作品はどちらかというと、あまり知的ではない中年女性向けの読み物。
根強いファンはいるし、それなりに売れている。
要約すると、ハッタリ込みで派手にデビューを飾った若者が、文壇政治で
地位を確立し、歳をとってからは固定客向けの商売を地道にやっていると。
でも現役で文学で食えてる作家なんて多かれ少なかれそんなものでしょ?
凄かろうと凄くなかろうと、好きなら読めばいいんです。
815 :
吾輩は名無しである:05/01/13 16:06:40
だから814は読まなくてもいいし、
語らなくてもいいのだ。
816 :
吾輩は名無しである:05/01/13 16:10:08
>>814 私はかなり昔からの愛読者なんだけど…。
>>816 しかし君の言ってることは浅田彰が愛栗でやった金井批判を
縮小したようなものだよな。
そんな人が「昔からの愛読者」とか断りを入れたところで。。。
818 :
吾輩は名無しである:05/01/13 16:16:43
昔から追いかけてるから、周囲の評価の変遷も知っているし
現在の立ち位置も分かるつもりで、813にレスしたのだけど?
自分自身は大好きだけれど、信者化するのも嫌なので。
「金井の良さが分からないのはあなたが馬鹿だからよ」と言うべきとでも?
819 :
吾輩は名無しである:05/01/13 16:23:29
>>818 ああ、悪い悪い。
>要約すると、ハッタリ込みで派手にデビューを飾った若者が、文壇政治で
>地位を確立し、歳をとってからは固定客向けの商売を地道にやっていると。
>でも現役で文学で食えてる作家なんて多かれ少なかれそんなものでしょ?
>凄かろうと凄くなかろうと、好きなら読めばいいんです。
この部分をちゃんと読めてなかったこちらの言いがかりだった。
尤も俺のスタンスは
>自分自身は大好きだけれど、信者化するのも嫌なので。
と同意だよ。ごめん。
820 :
807:05/01/13 17:12:27
バカにされるかと思ったらレスが。
>>814さんの内容ほど言葉でうまく語れませんが
なんとなく同じようなことを想像していました。
「タマや」とかは、退屈さを楽しむ小説なのでしょうか?
読み方まちがってるかどうか
>田舎から出てきた学歴も碌にない娘
田舎ものなんていうのは、いまさら悪口にもならないってことに
いつになったら、気が付くんでしょうか?
>>820 「タマや」は普通に面白く読めた。「柔らかい土」とかだと何か間違ってないか?と
言いたくなる。マンガで言うと絵に凝りすぎて読み物として成り立ってないような印象。
「軽いめまい」が好き、なんて言うと金井さんはケッて感じなんだろうか
いまだに『単語集』が一番好きな自分なんかは
ケッとすら言ってもらえないかも...orz
824 :
吾輩は名無しである:05/01/13 19:25:57
「恋愛太平記」は、かなりの「野心作」だと思うのだがなあ。。。
「女だから」とか、「学歴も碌にない」とか、「文壇政治で地位を確立」とか、
正しかろうが間違っていようが、どうでもいいことだと思うが。
そういう言葉を語る本人の品性が問題といえば問題だが。
「 」ちゃんが、またバカにされにきてます
826 :
吾輩は名無しである:05/01/13 21:09:09
>>822 「タマや」つまんないと思うけどな。何度も途中で読むのが嫌になった。
柔らかい土をふんで、はなぜか割と読めた記憶があります。
高校生の時に学校の図書館で借りた。「ピクニック」とかも。
「ピクニック」を読んだ時は、いいなあと素直に思った。
>>820 あのね、
>>814の文章なんてのは浅田の金井批判文のパクリなの。
その中でも、女だから注目されたっていう一節も如何なものかね。
そもそもデビュー作からして大岡昇平に批判されてたわけでさ。
にも関わらず金井は固定ファン(無論変動はあろうが)を獲得してるし、
今でも「口の悪さで文壇」に名が通っているし、やっぱ「凄い」人なんだよ。
「タマや」が気に入らなかったら他のもの(所謂、目白四部作と総称される
他三作品がいいかもしれない)でも読めばいい。
恋愛太平記は良かった。「野心作」なの?作者自身も、キャラクターとか
成り行きとか生活の細々した様子を単純に楽しんでる感じがしたが。
まー自作を楽しんでるってのはいつもあとがきに書かれてるが「そおかあ?」と
思う時も多い。
>>814 >自分自身は大好きだけれど、信者化するのも嫌なので。
>「金井の良さが分からないのはあなたが馬鹿だからよ」と言うべきとでも?
田舎者だの学歴だのいうのはあなたが馬鹿だからよ
えーと814はつまり、昔の金井作品がスキということなのかな?
作家の立ち位置なんかより作品そのものの良し悪しで語ろまいか。
金井信者ではないんだけどさー浅田とか福田とか大槻とかそれなりに著名な男たちが
かなり感情的に彼女を叩いてるのを見ると「なんで?」と思うしチョト不憫だね。
だって近年の作品がそれほど駄作・手抜きて訳でもないし。
栗本薫も批判してたっけ「この人はセンテンスが長い。文章を書くときはなるべく短くすべきって
学校で習わなかったのかしら」とかなんとか。まあこれは無視していいですが。
>>827 レスサンクスです。
目白四部作の残りは、すごい読みやすかったです。
ああいうのを好きな人はきっと多いのではないかと思いました。
「本を読む人読まぬ人」とかのエッセイも読みやすかった。
なんか金井美恵子好きなのか嫌いなのか、自分でもわからなくなってきた。
>栗本薫も批判してたっけ「この人はセンテンスが長い。文章を書くときはなるべく短くすべきって
>学校で習わなかったのかしら」とかなんとか。まあこれは無視していいですが
まさにオマエガナーですな。
835 :
吾輩は名無しである:05/01/14 18:10:21
>>834 栗本薫の文章が無意味に長いといっても煽りにされちゃうの。
836 :
sage:05/01/14 20:47:39
自作への批判を「馬鹿だから分からないのよ」だけで斬ってたから
嫌われてたんだね。
昔新人賞の選考委員やってたときは、ファンから見ても酷かった。あれは選評じゃなかった。
837 :
836 :05/01/14 20:48:29
下げ間違えてごめんなさい。。
そうか? 納得できるかどうかはともかく理由付けは怠ってないと思うぞ
俺もそう思う。
ちなみにその(選考時の)顛末は、当時の噂の眞相にも書かれていたね。
俺は金井のエッセイとかは大嫌いだけど小説を読むとやっぱ凄いと思ってしまう。
エッセイは女向けだな。ある種の女。
なんか些末なことにいちいちイラつくのが「芸」だと思ってるフシがあって
それが吐いた毒の内容そのものよりも鼻につくのだが、
それと(他の作家に比べれば)地続きに書かれた小説の方は、
作者である金井が前面に出てない、というのもあるせいか、とても心地よい。
個人的なベストは『恋愛太平記』です。珍しく長い作品で、芸術と風俗のどっちもあるし。
作者は大嫌いだが、小説は好き、というのもヘンな感じだがそんな感じ。
841 :
吾輩は名無しである:05/01/15 15:11:45
『岸辺のない海』ってヌーヴォーロマンっぽい?
842 :
吾輩は名無しである:05/01/15 15:21:14
>>841 ヌーヴォーロマンっぽいっていうか、
ヌーヴォーロマンが無ければ生まれなかったであろうと
思わせるような小説。
金井久美子の装丁はともかく、挿画・装画はあんまりよくなくない?
844 :
吾輩は名無しである:05/01/28 23:19:33
トラーってもう幾つになるっけ?
トラーの愛らしい挿画も素晴らしい金井久美子が、
新潮3月号に「コーネルを媒介にして」p252という
エッセイを載せてるね。
「話の特集2005 創刊40周年記念」に
金井美恵子がエッセイ載せてるよ。
「ニート」という題名の。とはいえその殆どは
フレデリック・ワイズマンの『パブリック・
ハウジング』を語ることに費やしておりますが。
ちなみに執筆者一覧での頬杖をついた柔和な笑顔の
顔写真がなかなか魅力的です。
ニート?家庭板の「身内がパラヒキ・パラプー」スレ常連としては気になるな。
848 :
吾輩は名無しである:05/02/22 19:18:35
「話の特集」読んだ。物書きの人はニート問題というと、親や社会の問題にすりかえてしまいがちだけど
金井は彼らの「自助精神の欠けた図々しさ」(上記のドキュメンタリー映画にからめて)
をズバリ指摘していて、感動。現実に無職野郎が身内にいると「そういう時期もあると理解すべき」
「そうなったのは周囲が原因」というヌルイ意見は腹立たしい限りなもので。
さすが、と思った。金井はニート問題にさほど興味を抱いてるわけでもないだろうに、
物事の本質というか実情を見抜いてるなーと。
849 :
吾輩は名無しである :05/02/22 19:29:15
アサハカ
パラヒキ乙!
しかし、実質、世間からみなしニートだった
笙野頼子のことは、どう考えてるんだろう?
自助精神というのは、とてもいい言葉ですね
>>851 笙野とは仲良さそうだよね。彼女の場合、作品を書いてはいたが時流に乗れず
単行本にならなかっただけで、本当に「何もしてない」わけではなかったから・・・
金井が批判していたのは、努力もせずに「高給で良い仕事がしたい、キツイ単純労働などしたくない」
と言う鈍さに対してだったと思う。
>>853 >努力もせずに「高給で良い仕事がしたい、キツイ単純労働などしたくない」
それは笙野も同じだと思うけど?
高給じゃないけど、売れない純文学の執筆っていう自分のやりたいことだけやって、
バイトやっても速攻辞めて、34歳まで親から生活できるだけの仕送り貰って。
みんな生活のために嫌々キツイ仕事してんのに。
と思ってしまうのは、以前たくさんの芸術家さんに関わる仕事してたのだが、
ホントに親が金持ちてのばっか。ワガママ多いし。
逆に裕福な家庭出身じゃなくて経済的事情で潰れた若い才能も多数いたしね。
しかし、文学も芸術も大好き。
なのでニートもいまひとつ否定する気にはなれない。
>>848にあるような金井の意見は2ちゃんねらみたいだな…
てか、ごくありふれた意見だしな。
>>854 ニートとの最大の違いは、 才 能 が有るか否か。
857 :
吾輩は名無しである:05/02/23 05:40:32
v
高等遊民の中から生まれる哲学や文学。
859 :
吾輩は名無しである:05/02/23 22:55:34
文脈を取り違えてませんか?
「話の特集2005 創刊40周年記念」の「ニート」は貧乏人を管理する側の
戸惑いについて書いたもの。
ニートを揶揄するものではない。
ごめん、立ち読みで済ませたからちょっと違ってたかも。
ニート批判というよりは「馬鹿に言うこときかせるのって大変だね」みたいな
感じだったかな。イギリスの下層階級の話をからめたあたりは、それをニート問題と
並べるのはちょっとヘンでは?と思った
861 :
吾輩は名無しである:05/02/24 16:18:38
>>860 いや・・
あれは西洋の上層階級と日本のそれとをアナロジカルに論じてるわけ。
だから、寧ろどっちかっつうとニート擁護論なの。
「図々しさ」は上層階級にだけ許された特権なのか?
それは変だろ。
という主張。
862 :
吾輩は名無しである:05/02/24 18:02:34
トラーはまだ生きてるの?
>どっちかっつうとニート擁護論
ええ、そおかあ?確か文の冒頭で「ニート問題については、ワイズマンのドキュメンタリ映画を
思い出して絶望的な思いを抱く」みたいなこと書いてなかったっけ?間違っても擁護論ではないと思うが。
どっちかっつうと矯正する側、上層階級の戸惑いに同調してたように読めたがなあ
・・・すまん、も一回読んでくるわ
>>864 それはね、そうそう簡単にニートが職を得られない状況が「絶望的」と言って
るんだよ。
うーん何遍読み返しても。ニート寄りではないし、ニートや下層階級が要求する
図々しさにも一理あるなんて文意ではないと思うが。
だってワイズマンの映画の中のニート連中ってのは金井さん書く概要読む限り、
どっからどう見ても愚か者でしかないじゃない。当然の要求をしてるのにそれが
管理側から見て差別的に「図々しい」わけではなく、正味「図々しい」んだよ。
良い仕事をしたいならそれなりの手順を踏め、それが嫌ならしのごの言わず労働せよ、
あんたがそのステキなヘアスタイルを作ってもらう美容院代は一体どこから出てると思ってるんだ?
ニートに対する管理側のこういう「説得」はごくまっとうなもの。しかし
ニートたちは学校に戻ることも単純労働に就くことも潔しとせず「もっと高給でいい仕事がしたい」
とボンヤリしてるだけ。彼らに物の道理と自分の現状を理解させることが「絶望的」だと
金井さんは言ってるんだよ。
ちょい書きしたエッセイがここまで言及されるとは
金井も幸せな作家だな。。。
てか、目の仇にしてる村上龍とどこが違うんだか分からん。
そういう発言はそれこそ村上龍やスガ秀実に任せておけばいいものを
(そこでイヤミたっぷりに茶々を入れるのが金井の本領なのに)。
金井も随分保守的な人間になったもんだ。
そういえば、デビュー当時は就職して仕事すんのが嫌だから
作家になったとかエッセイで書いてたはずなんだが。
869 :
吾輩は名無しである:05/02/26 12:44:46
861の言ってるので大体合ってると思うけど。
>>866 >良い仕事をしたいならそれなりの手順を踏め、
これは、元プロバスケ選手の演舌を見た私たち観客は笑わざる得なかった、
みたいな事を金井さん言ってたじゃん。
シカゴの集合住宅で電気を消してまわる仕事をしろと主張した元バスケ選手
の話題、思い出してみて。
黒人の娘の「図々しさ」に対して自助努力しろという事の虚しさ、
とも言ってたはず。
原文で図々しさは「」で囲まれてたと思うんだけど、あの括弧の意味を
考えてみた?
社会人経験がないわりに、生活観のある作品を書けるね。
ある特定の人種って感じもするけど。
俺見たく田舎住まいじゃ、周りにはこんな奴いねーよ、という感じだが
不思議とリアリティはある。
本体読んでないけどW、864の内容より861の内容のほうが
読みたい気にさせるから、多分861が正しいだろうという気が。
872 :
吾輩は名無しである:05/02/26 22:17:11
今の高崎では、これくらいの文化教養のある人間は生み出せません。
873 :
吾輩は名無しである:05/03/01 18:41:11
文庫になった『噂の娘』はどういう路線ですか?
874 :
吾輩は名無しである:05/03/01 20:52:02
875 :
吾輩は名無しである:05/03/02 10:52:57
>>873 なによりも、文庫版後書きとして自作自演のヨイショインタビューを載せるのが
痛々しい。
確かに金井は凄いし面白いけど
褒め方がみんなキモイのは何でだ?
中上だったらダメな作品もある、という共通認識があって
中上のダメな部分も,中上崇拝してる人間でさえ語ったりする。
金井の褒められ方はキモイ。
そうそう、たとえば蓮實は中上のこと褒めてばっかじゃあないよね。
878 :
吾輩は名無しである:05/03/03 01:25:59
褒めとかないと異常な嫌がらせ(怪文書)で面倒だからに決まってるだろ。
本気で褒めてる批評家はそう多くは無い。
評論もまともに読めない屑は自分の父親に向かってでもほえてろよ
いや、褒めてても、執拗に批判する人だよ。
「目白雑録」読んでみて。
文学ギョーカイに入っちゃったら、もうね、褒めようが褒めまいが、関係無い。
あっちが照準を合わせてくるから。
>>881 sageで更新しても、今年になってからセミビキニが更新に
引っ掛ったことがないので、たぶん停止中。
883 :
吾輩は名無しである:05/03/06 16:09:46
別スレでセミビキニ情報発見。
でも、私は見つけられなかった。。。
571 :Trackback(774):05/02/19 23:51:40 ID:WIlzNhPw
はじめてこの板にきました。
はてなダイアリーの有名ブロガーaikawa8823さんの
「セミビキニ」はどこかに移転したんですか?
去年の年末より更新がないので、
「まさか年末の津波にまきこまれちゃったんかな?」
とか急に心配になってきました。
移転情報などご存じの方、おしえてください。
572 :Trackback(774):05/02/20 00:20:52 ID:7N/oJFGW
mixiでは日記更新されているよ。
576 :Trackback(774):05/02/20 02:06:11 ID:7N/oJFGW
漢字で検索すりゃいるよ。
変な本名入れて変な写真だから見落とすだろうけど。
好きなホームページに着目。
578 :574:05/02/20 02:08:15 ID:XfdnCTrd
報告…みつかったっぽい
でも日記は一切なかった。がっかり
>>575 すんまそん。
580 :Trackback(774):05/02/20 02:31:31 ID:7N/oJFGW
>578
「友人にまで公開」
884 :
吾輩は名無しである:05/03/06 19:07:18
私も怪文書の話知ってから見方が変わった。
でも作家なんだから人格に問題があっても、それはそれで面白いと思う。
>怪文書の話
詳しくお願い
886 :
吾輩は名無しである:05/03/10 02:41:13
新潮4月号
◆ジャニー・ギター……………金井美恵子
887 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 17:35:03
蓮実が金井を批判してたね。
以前城殿と金井が蓮実批判してたけど
この辺の人たちのdisり合いはなんかこう、鼻白んでしまうというか
なんかこう
888 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 17:37:20
>>887 そんなのあったっけ? ちゃんとソース出してくれよ。
890 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 18:29:14
新潮の浅田との対談
溝口について書いた金井の文章でごるぁ
891 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 21:29:53
でもやっぱり私のなかで憧れの存在です。
だから毎週、目白に散歩して(ストーカーですね)
目白に住みたいな・・・とか妄想したり、
喫茶店で本を読んでは
金井美恵子、ハイソな生活でうらやましい・・・
いつか作家になるぞ!と気持ちを高めています。
やっぱりカッコイイもん。金井美恵子。。。
あれくらいの風格の作家になりたいです。
>>890 新潮って出たばっかりの奴か。まだ読んでなかった。
蓮実が金井を批判してるとは意外だな。読んでみよう。
894 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 19:00:49
「柔らかい土を踏んで、」がブクオフに500円で
売ってたのだけど、これって買いかな?
シモンは好きなのだけど、「柔らかい」は
ちょっとややこしい感じがします。
『恋愛太平記』と『私が彼女について知っている二・三の事柄』
もあったのですが、『恋愛』は面白そうなので買いました
(『私が』は朝日文庫のほうを持っているのだ買わなかった)
895 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 21:01:41
『柔らかい土をふんで、』は、私の中のベスト1です。
ただし、目黒ものとは全然ちがいます。
『岸辺のない海』や『単語集』が好きなら、買いです
896 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 21:03:43
むしろいまだに金井が蓮実に言及されうる存在なのかという驚き
897 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 21:04:24
>>895×目黒→◎目白
ちなみに『単語集』が私のベスト2です。筑摩の単行本か
講談社文庫を、絶版ものコーナーで探してください。
「月」「調理場芝居」などがはいっています
ばらばらに分解されて、全短篇(日本文芸社)に入ってます。
898 :
894:2005/04/11(月) 21:15:54
>>897 レスサンクスです。
ただ、残念ながら、『岸辺のない海』『単語集』
ともに読んだことないです。
河出で出ている文庫の4部作を読んで、
最近、金井作品に注目するようになったのです。
でも、500円なら安いし、また行ってあったら買うことにします。
どうもでした。
899 :
吾輩は名無しである:2005/04/14(木) 15:10:46
>>891 ごめん、煽りじゃないけど、
金井美恵子にそういう憧れを持っている人がいると知って、
ちょっとびっくりした…
小説もエッセイも好きだし、
風格のある作家だとは思うけど、
ああいう生活って「ハイソ」なの?
900 :
吾輩は名無しである:2005/04/14(木) 15:29:54
全くハイソじゃないと思うが…
むしろ貧乏でも意地張って「楽しげ」に見せる強がりが可愛らしいかと。
「待つこと、忘れること?」なんて非常に魅力的だけど
実際やれと言われたら、なかなか惨めだと思う
>>900 惨めなんだろうか。自分は家庭持ちだけど、ああいう生活もいいなあと思える。
「冷やし味噌汁にトマト」を真似してみたり。(赤だしで)
試写室行けるだけで漏れ的にはハイソ。マジで羨ましい。
ハイソサエティー [high society]
上流社会。また、上流階級の人々が集まる社交界。
金井さんは文化人であると思いますが、ハイソとは違うと思います。
一般的には、六本木ヒルズに住んじゃってるような人たちがハイソなんじゃないかな。
904 :
吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 00:45:33
『柔らかい土をふんで、』『岸辺のない海』と並べるなら
『単語集』より『プラトン的恋愛』じゃないかと。。。
金井なんて読んでるのは恥ずかしいね
906 :
吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 21:19:08
うーん、ハイソって言葉を間違って使ってしまったようです。
私が言いたかったのは、成城とか白金とかのいわゆる分かりやすい
リッチさじゃなくて、なんと言うか目白という場所のように派手でない
落ち着いた山の手の佇まいの中に実は本当の旧家や庭園があったり
小洒落たレストランがあったりっていう雰囲気を感じるということです。
実際の生活がどうかはわかりませんが、文章教室にしてもその他の短編にしても
どこか現実離れした空気が心地よくて好きです。
>>906 なんとなくわかるような気がします。金井小説を読んでいると、緻密に描写することは
リアルではなくファンタジーに近づくことなのかなあとか思ったりする。
しかし「現実味がなくてうそ臭い」のとは違うんだよね。
スポーツカーに「金持ち風の男」「カップル」等ではなく「パッとしない男二人組」を
乗せているところが金井さんのすごいところだと思う。現実に休日のスポーツカー乗りは
圧倒的に後者が多い。が、殆どの作家は単なるイメージをなぞって前者を乗せてしまうだろう。
観察眼が優れてるんだろうな。
908 :
906:2005/04/16(土) 11:15:24
>>907 緻密な描写がファンタジーに近づく、ってすごく同意です。
あと、金井さん自信の生活を豊かと思ったのはエッセイを
読んでると興味のあることにはもちろん、
料理や掃除、生活の細かい作業にも自分流のこだわりがあって
それを実行する、そういう丁寧な作業ができるだけの
時間がふんだんにあるということが、とても贅沢で優雅な過ごし方
と思ったからでした。
たしか一日の執筆時間4時間だっけ?
いいなあ俺これから仕事だよ。土曜の夜なのに
明日も仕事だよ。明後日も明々後日も仕事だよ。
もちろんそれぞれ一日中だよ。
執筆時間4時間にしても、本を読んだり映画を見たりという仕事のうちだから
仕事にはもっと時間を割いてるんじゃないかな。いろいろ他にも仕事関係の
雑事があるだろうし。講演とかもあるしね。
>>907 観察眼をうっかり褒めると、こてんぱんにやられるよ
そんなもんより、文章にする技術を問題にしろと
912 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 23:39:47
『アカシア騎士団』が好きだった(遠い目)
913 :
吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 02:03:09
一冊の本に連載中の「目白雑録2」を読んでるひとはいないのか?
914 :
吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 20:39:17
この人体育会ノリが嫌いなのは間違いないけれど
美男のインストラクターつけて
ビランクスヨガとかピラティスとかボディヒーリング
やらせたらハマりそうだな
それはない。
その男が馬鹿だったらたいへんなことに。馬鹿男には容赦ないから
917 :
吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 20:52:11
巷の馬鹿にいちいちツッコんでいたら
きりがありません
>>513 誰もそのカキコをしないところをみると
誰も読んでないようですね。
>>917 金井さんですか!? と出勤前に書いてみるテスト
920 :
吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 19:56:59
今日、ブクオフで『金井美恵子全短篇』のUとV買ったよ。
各2350円(だいたい半額くらい)で状態よし。
帯はついてなかったけれど、Vは月報ついてるし
Uは月報はなかったけれど、なぜか
『本を書く人読まぬ人とかくこの世はままならぬ』の
付録が2つ(TとUの分)挟んであったw。
ネットだと高い値段がつけられてしまっているから
手が出なかったけど、今日は運がよかったよ。
921 :
吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 22:17:12
この人サッカー好きってマジ?
922 :
吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 12:57:43
目白雑録読了
Jリーグの方はつまらないからみないんだって
ブラジルのサッカーが好きみたいね
Jリーグってプロなのに、高校生の強いチームが割と互角に試合できるんだよね?
(野球なら例え楽天でもありえない)そりゃつまんないだろうな
>>923 おまえなあ、そういうのは野球板とか芸スポでやれよ。
そもそもプロ野球は高校生と試合なんてしないほど閉鎖的なんだし。
『本を書く人〜』って文庫化されないのかね。
もう無理か…。
927 :
吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 23:28:07
ここまで来たら1000まで行きたい
928 :
吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 18:20:05
金井美恵子という名前を聞いただけで、変に気持ちよくなってしまう俺はきっと変態なんだろうな。
変じゃないよ。「金」とトガリ気味に始まって「井」と大人しくすぼまる。その二面性が
心を騒がせる。そうして美と恵ときた。「美」は大きい羊を表すから羊肉→美食家の連想も
働くしな。氏名の頭と終りがカ行のそれと一致するのも見事だ。たとえ作品を読んで無くても
「こいつは何かやってくれる」と期待させる名前じゃないか
最近カキコが無いので、なにかしら書いときゃいいかなって。
ちょっと前まではそこそこ書き込みあったのにね。
っつうわけであげ。
でも書く事がないなorz 目白探検でもしよう…
倉橋由美子の追悼文書かないかな。
目白雑録でちょろっと触れるだけと予想。
932 :
吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 12:24:55
アーヴァンって!今さら?
うん、今さら。
934 :
吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 13:14:55
935 :
吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 18:08:25
倉橋由美子って死んだのか?
936 :
吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 18:20:19
毎月一日は雑誌「一冊の本」発売日。
連載中の目白雑録2を皆読もう!
来週日曜日の中日新聞で、「私のデビュー時代」と題した金井さんの文章が読めますよ
939 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 00:28:06
ねぇ?PART2って必要?
940 :
吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 00:51:02
>>939 必要ってほどでもないけど、なんとなくあると嬉しいかも。
無理して立てなくてもいいけど、ね。
じゃあやめとこう
942 :
吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 02:57:08
>>941 人いないね、ほんと。
ためしにあげてみる。
943 :
吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 01:13:45
「家畜人ヤプー」(出帆社)ゲットあげ。
金井美恵子が解説書いてるやつ。
すっごい嬉しいっ!!
最近流行の「ツンデレ」ってまさに金井美恵子のことだと思う。
誰に対して「デレ」になるのか想像がつかないのだが・・・
トラーに、じゃないか?
早く新刊出してちょ
948 :
吾輩は名無しである:2005/09/03(土) 01:09:06
やっぱ70年代の人ですねえ
949 :
吾輩は名無しである:2005/09/04(日) 23:35:22
ここまでスレ消費するのに3年かかったんだね。
950 :
吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 22:04:22
初期(70年代)のエッセイ・評論はよくないですか?
951 :
吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 10:17:08
読んでる時は「おーすげーこーこつー」とか思って感動するんだけど
読み終えてからしばらくすると、どうってことなかったんじゃないかと思えてくる。
だから何? みたいな。
952 :
吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 04:04:50
>>950 「良いと思いますか?」という意味なのか、
「良くない(という評判ですが、そうな)のですか?」という意味なのか判らないけれど、
私は初期のエッセイ、すごく好き。最近のより好きだな。
鼻っぱしらが強くて、めちゃくちゃ背伸びしたナマイキな女の子って感じだけど、
ぽろっと素直なかわいげが出ちゃってるのが、とてもいい。
四谷シモンとのやりとりを書いた、「天才」についての小文とか。(タイトル失念)
「男は天才と呼ばれたがるけれども、女の私はかわいいと言われるほうがずっと嬉しい」
というような主旨なんだけど、この文章自体がすごくかわいいと思う。
評論はやはり、今のほうが深い、という感じはするけれども、
当時の人をくったような主題をはぐらかした文章には、にやりとさせられて、好きだ。
>>952 でも本人には黒歴史かもしれないね。
川端康成とか三島由紀夫とか結構真面目に語ってるからね。
今だと「フン!」って一笑に付して終りだけど。
>>952 「夜になっても遊びつづけろ」だっけ?
野坂昭如が何かの雑誌と喧嘩して言論の自由云々と執筆放棄
したことに対して、でもあんた深沢の「風流夢譚」事件が
起こったときは他の作家や文芸協会と一緒に
沈黙してたじゃないか、と自分もファンである野坂に噛みついた文章。
読んでて爽快だった。今と全然変わってないしw
>>953 講談社文芸文庫の年表には若い頃三島をよく読んでいた
と書いてあるし、別に黒歴史ってもんでもないでしょう。
川端康成はいまでも好きなんじゃないか?
少女小説もの好きそう
川端は内容はアレかもしれんが
描写のクソ力とかさ、すごいじゃん。
『プラトン的恋愛』の中の「桃の園」のエピグラフ、
……ある春の日に、ピンクの花を咲かせた黄桃の実のなかに、
甘い蜜が湧いて、熟して、したたるように、……
深沢七郎
以前、これを探すために深沢七郎の著書を何冊かパラパラと探してみたのだけど、
見つけ出すことができなかった。
今、ふと思い出してググってみたら、
ttp://z.la/cvde2 こんなのしか見つからなかった…
どなたか、このエピグラフが深沢七郎のどの著書からの引用かお判りになる方
いらっしゃいませんか?
959 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 19:17:54
sageのままだったのでもう一度
960 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 22:59:02
>958
探すの面倒なんで勘で「盆栽老人とその周辺」。
いや、まてよ。やっぱ「笛吹川」かな。
961 :
吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 23:06:58
>>960 残念ながらその2作じゃないんだよね。
最初にこれじゃないかと考えたのが「盆栽老人とその周辺」だった。
しかし残念ながら該当箇所がなかった。
金井美恵子の昔の短編やエッセイって、エピグラフのあるものが結構多いと思うのだけど、
およそはその出典が添えてあるのにあのエピグラフに限ってそれがない。
それに、引用されている部分がやたらなまめかしく、深沢七郎っぽくないので
とても気になって、深沢七郎の本を調べ挫折した。
挫折しなかった人、答えを下さい。
962 :
吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 15:17:02
>>962 深沢七郎は文庫ででているものは結構持っていて、「楢山節考」、「東北の神武たち」、
「庶民烈伝」、「笛吹川」、「千秋楽」、「甲州子守唄」、「盆栽老人とその周辺」、
「妖木犬山椒」はチェックした記憶があり、持っているけどどこにあるのか判らなくて
チェックできなかったものが、「みちのくの人形たち」、「言わなければよかったのに日記」。
「流浪の手記」はあのエピグラフを探したかなりあとになって買ったので、調べていないし、
積読で行方知れずになっている。
こんな状況ですが、見逃している可能性もあるので、
>>958を書き込んだあと、サクッと
部屋の中から見つけることができた、「笛吹川」、「盆栽老人とその周辺」、「庶民烈伝」
を改めて確認したの以外は、自信がないです。
そろそろスレ違いという話になりそうだけど、ひらにご容赦を。
964 :
吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 20:18:41
「絢爛の椅子」では?
965 :
吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 22:00:43
>>964 「絢爛の椅子」を読んでみましたが、該当箇所は見当たりませんでした。
久しぶりに読んだけど、いい短編だね。
「書くことのはじまりにむかって」に「絢爛の椅子」の書評が収められている
らしいことをググって発見。
とりあえず、なにかヒントがあるかもしれないので、「書くことのはじまりに
むかって」を積み重ね折り重なった文庫の山から発掘して読んでみます。
随分読み返していないとはいえ、蓮實重彦の解説の良いインディアンと
悪いインディアンしか思い出すことのできないのが悲しいな・・・
966 :
吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 00:14:33
「書くことのはじまりにむかって」は読み応えあるよね。
967 :
%:2005/10/13(木) 23:12:32
『書くことのはじまりにむかって』や『言葉と(ずれ)』などの
才気ばしった(ちょっといやみな)評論が復刊されてもいいと思われますね。
968 :
吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 10:23:11
この人なんで島田嫌いなの?
嘘ですよ嘘
971 :
吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 23:36:59
島田だけでなく嫌いな人が多い作家だね。
作家ってみんな、自分以外の現役作家なんざどうでもいいと思ってるんじゃないの
女の物書きってベタベタ馴れ合う人多いから、金井さんみたいなのは好きだ
そうそう。馴れ合っちゃってだんだん鈍化していく。
同業と交わんない感じもいい。
倉橋由美子の偏愛文学館読んだら金井さんの文章教室読みたくなった。
974 :
吾輩は名無しである:2005/10/16(日) 01:23:31
まあ嫌うのはいいんだけど、
正面からスパッときるようないさぎよさがないんだよ。
横から針でチクチク刺すような感じでね。
金井は自分と馴れ合ってる。
姉と猫(元気かなー?)と馴れ合ってる。
「スクラップダイアリー」(?)まだ出ないのか……
979 :
吾輩は名無しである:2005/10/21(金) 18:16:52
で、次スレどうするよ?
980 :
吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 06:32:18
>>978 亀レスですまんけど出たね。
っていうか、14日には出てたよ。
新刊出たのにちっとも盛り上がらないからあげとく。
出てたのか!本屋は毎日覗いてるのに気づかなかった。読みにいこうっと
982 :
吾輩は名無しである:2005/10/26(水) 15:23:18
>>981 「買いにいこう」じゃなくて、「読みにいこう」なの?
買ってやれよw
983 :
文学王:2005/10/26(水) 16:19:29
よし、おれは買うぞ。
「スクラップ・ギャラリー」ね。