1 :
Mr. 赤い背表紙:
恥ずかしがらずに認めようぜ、ご同輩!
2 :
名無しのプーさん:02/06/16 22:20
あたりまえだ!
過去スレリストきぼーん
3 :
名無しのプーさん:02/06/16 23:00
ヒトイナーイネ
4 :
吾輩は名無しである:02/06/16 23:02
英語で書いてから、辞書引きながら日本語に訳してるんだとさ。
どうりで読みにくいわけだ。顔はレトロおもちゃ屋の店長のくせに
作家ずらしやがってムカつく。
片岡訳『絵本ジョン・レノンセンス』を柳瀬尚紀にも訳させて較べてみたい。
ちなみに原文はキャロル-ジョイスに連なる愉快で貴重なる散文集。
実際、発売当時ジョイスの影響を云々された。
6 :
吾輩は名無しである:02/06/17 00:16
意外といってはなんだが、「日本語の彼方に」は、
日本語で思考することについて粘り強く書かれた評論。
小説は一冊くらい読んだかどうかも憶えていないが、
これはおすすめ。
7 :
吾輩は名無しである:02/06/17 00:46
ブギ
8 :
名無しのプーさん:02/06/17 01:33
少ししか読んだことないけど、この人、出来不出来が激しいよね。
まあ、多作の人はみんなそうだけど。
『人生は野菜スープ』は傑作。なかでも「給料日」という短編は、
日本が世界に誇る途方もない傑作だと思う。マジで。
しら〜
11 :
吾輩は名無しである:02/06/17 12:33
12 :
吾輩は名無しである:02/06/17 13:22
しら〜
13 :
吾輩は名無しである:02/06/17 16:50
角川の赤いやつ
オレンジ色の憎いやつ
15 :
吾輩は名無しである:02/06/17 17:12
こんな事を書くと怒られるかな?
少し辻がこれに通じてる気が…
古本屋の邪魔なやつ
ブックオフのごみ箱にたくさんあったよ。この人の本。
赤い背表紙といえば、新潮の筒井と矢作の代名詞じゃ!
19 :
吾輩は名無しである:02/06/17 18:06
と彼女は言った。
20 :
吾輩は名無しである :02/06/17 18:09
そしてバイクにまたがった。
21 :
吾輩は名無しである:02/06/17 18:11
若い頃喫茶店で、大学ノートにシャーペンで小説
書いてたのね。
22 :
吾輩は名無しである:02/06/17 18:14
改行改行
23 :
吾輩は名無しである:02/06/17 18:16
会話、改行
24 :
吾輩は名無しである:02/06/17 18:38
これ以上の作家はいない
25 :
吾輩は名無しである :02/06/17 18:42
そうか? たいしたカメラマンじゃないと思うぞ。
これ以下の作家はいない。
27 :
吾輩は名無しである :02/06/17 18:54
これ以外の作家はいらない
28 :
名無しのプーさん:02/06/18 03:17
ものすごく若い時のイメージでどうこう言われている気がするが・・・・
もう50代だよね。
10年前のだが、『私はいつも私』、好きだなあ。
29 :
吾輩は名無しである:02/06/18 04:03
すっかり辻にさむさ負け
俺もいつも俺。
31 :
吾輩は名無しである:02/06/18 10:05
「……なのでいらっしゃるの?」「そうではなくて?」
とか、若い女のセリフがキモいのが難。
それ以外は、意外におもろいよ。
少なくとも、J文学(ぷ)よりはマシ
32 :
吾輩は名無しである:02/06/18 10:46
↑片岡先生のギャグを全然理解してない人
33 :
吾輩は名無しである:02/06/18 10:47
「うそ! これで終わりかよ! まだ話が始まってないじゃん!」って風に愉しめます。
34 :
吾輩は名無しである:02/06/18 10:50
>>32 片岡先生の担当編集者はすべてそういうシャベリをすることを
知らない人
35 :
吾輩は名無しである:02/06/18 10:51
過去レスみて、昨日「給料日」読んでみたよ。
痴漢小説いや〜ん(藁
36 :
吾輩は名無しである:02/06/18 10:54
>33
そして次の小説にうつると「うそ! またかよ!」って風に愉しめます
37 :
吾輩は名無しである:02/06/18 11:26
増刷がすごいよね。15刷、20刷なんてザラだもん。
角川だから? 一刷あたり何部刷ってたんだ?
38 :
吾輩は名無しである:02/06/18 11:27
そんなに古本屋に卸してどうすんだ。
39 :
吾輩は名無しである:02/06/18 11:51
>38
笑った。確かに古本屋でよく見かける。
高橋源一郎が評価してますね。
面白い褒め方なんで、読んでみようかと思ってるんだけど。
40 :
吾輩は名無しである:02/06/18 11:52
日本の作家と文芸評論家はテーマ、テーマとうるさすぎ。
海外の短編小説家を少しは見倣えっちゅうの
テーマより描写でしょ? と言って叩かれてみるテスト
42 :
吾輩は名無しである:02/06/18 11:58
>40
よく言われるけど、国語のテストの「この作者が言いたかった事は?」
みたいな質問が良くないんでしょうね。
43 :
吾輩は名無しである:02/06/18 15:38
描写?
一作品一行くらいじゃん。あと改行、会話、会話…
44 :
吾輩は名無しである:02/06/18 15:40
ペーパーバックだからいいの。
45 :
吾輩は名無しである:02/06/18 15:47
「本屋」じゃなくて「ブックストア」。
さいきんうっかりブクオフと書いてしまう片岡先生であるらしい
頭のわるそうな高校生が読んでいたけど、最近B級作家が
見直されて・・・いないよね。
47 :
吾輩は名無しである:02/06/18 18:01
>>46 ぷ。チミって、
渋谷歩いてる女子高生が全員援交やってると思って
もっこりしちゃうタイプでしょう?
48 :
吾輩は名無しである:02/06/18 18:12
>>43 >>45 まあ、45はネタだからいいが
43のような、読みもしない思い込み君が痛々しいね(藁
49 :
吾輩は名無しである :02/06/18 18:12
だが実際そうなのだ。
-------風俗の総合商社・MTTどこでも-------
〇デリバリーヘルス〇デートクラブ〇女性専用ホストクラブ〇
〇ハードSM奴隷クラブ〇レズビアン倶楽部〇ホモ・オカマ倶楽部
〇変態痴女と遊ぶ会〇痴漢・覗き趣味の会〇変態同好会・各種!
●楽しく遊べます! 090-8002-8356番
-----------美男・美女会員など多数在籍中-----------
http://www.mttdocomo.jp/ -----女性アルバイト随時募集・高収入(日払い)月100万円可能-----
-----レズビアン・スタッフ●ホモスタッフ●女性専用ホストスタッフ同募-----
http://www.mttdocomo.jp/ ------------------------------------------------
51 :
吾輩は名無しである:02/06/18 18:18
>>49 島田雅彦には負けるよ(w
『優しいスカスカのための〜』なんてすごいよね
52 :
吾輩は名無しである:02/06/18 18:21
つなげりゃ重々しくなるってもんではない(嘲
53 :
吾輩は名無しである:02/06/18 18:27
で、改行、会話、会話だから、何だと? 誉めてるの?
54 :
吾輩は名無しである:02/06/18 18:32
何を拘っているのだ
55 :
吾輩は名無しである:02/06/18 18:48
ナナハンライダーのひとだっけ?
56 :
吾輩は名無しである:02/06/18 18:55
>51
さむ…
57 :
吾輩は名無しである :02/06/18 19:27
写真がメインで文章はキャプションかと思ってた。
58 :
吾輩は名無しである:02/06/18 19:47
59 :
吾輩は名無しである:02/06/18 20:03
↑いたすぎくん
60 :
吾輩は名無しである:02/06/18 20:06
もう50代どころか60代じゃないの?
戦前生まれだよ。
61 :
吾輩は名無しである:02/06/18 21:08
片岡義男ってわたせせいぞう?
62 :
吾輩は名無しである:02/06/18 22:00
好き、と公言するのが恥ずかしい作家ではあったな。
でも、ロンサムカウボーイとか、題忘れたけど、全然事件を
解決しない若造の探偵の短編集とか、まじで面白かった。
63 :
吾輩は名無しである:02/06/18 22:04
折れは公言してるけどね。
速読のテキストによく使われるね
65 :
吾輩は名無しである:02/06/18 23:18
66 :
吾輩は名無しである :02/06/18 23:20
福武文庫時代の山田詠美よりは、文字が多かった気がする。
67 :
吾輩は名無しである:02/06/18 23:48
「日本語の外へ」は名著
68 :
吾輩は名無しである:02/06/19 00:33
だから何?(藁
69 :
吾輩は名無しである:02/06/19 01:18
「日本語の外へ」は一見、名著。
70 :
吾輩は名無しである :02/06/19 01:24
「日本語の外へ」だけは、長い。
71 :
吾輩は名無しである:02/06/19 03:07
白いページがまぶしい
72 :
吾輩は名無しである:02/06/19 09:08
>>71 まぶしいのが嫌いな人は古本をどうぞ!(藁
感動するぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
73 :
吾輩は名無しである:02/06/19 09:11
評論はすごい
小説は…
正直好きだが軽い
74 :
吾輩は名無しである:02/06/19 09:57
RPGの原点であり原典。
片岡ワールドの中で
シチュエーションがあり
無味無臭の登場人物が淡白に動く
色付けするのは、ア・ナ・タ! ウフ
白Tシャツにジーパンなのにはワケがあるのさ
75 :
吾輩は名無しである:02/06/19 21:34
テディの影響を受けているのは山川君ではないか?
まあ、あのお方はいろいろなお人の影響を受けていらっしゃるが。
76 :
吾輩は名無しである:02/06/20 15:39
日本ベスト8進出期待age
77 :
吾輩は名無しである:02/06/20 23:34
世界が片岡を待っている!
78 :
吾輩は名無しである:02/06/21 00:33
美しい姉がほしい
79 :
吾輩は名無しである:02/06/21 21:13
ライバルは春樹です
80 :
吾輩は名無しである:02/06/22 00:37
ライバルはアレナスです
81 :
吾輩は名無しである:02/06/23 22:16
片岡義男のW杯リポート!
82 :
吾輩は名無しである:02/06/25 21:21
年上の美しい彼女と高原のリゾートホテルに泊まって、
美術館に行ったり、彼女の写真を撮ったりしたい。
83 :
名無しのプーさん:02/06/26 11:13
すんなりと育った細身の美人と温泉宿でしっぽりしたい。
84 :
吾輩は名無しである:02/06/26 13:51
するとやっぱり義男は馬鹿なバブルおっさんつーことでいいですか?
85 :
吾輩は名無しである:02/06/26 14:05
いいでーす!
86 :
吾輩は名無しである:02/06/26 15:00
>>84 higami desuka? mittomonai ne (w
87 :
吾輩は名無しである:02/06/26 15:31
本を読むだけのために新幹線に乗って、終着駅で一泊して帰ってくる
ということをエッセイに書いていたが、わざわざ僻まれるようなこと
書くなよ!
と言ってみる。
88 :
吾輩は名無しである :02/06/26 15:41
わたせせいぞうのノベライズ。
89 :
吾輩は名無しである:02/06/26 15:43
>86
え? どうして僻み? なんか僻まれるようなことしたの?
90 :
吾輩は名無しである:02/06/26 15:46
>86
あと何で日本語変換しないの? 故障? それともタイプライターごっこ?
91 :
吾輩は名無しである:02/06/26 16:09
>86
あなたこそ僻んでるのじゃない?彼に?それとも私に?なんで?なぜ?どうして?
92 :
吾輩は名無しである:02/06/26 16:40
>90
日本語の外へって意味を取り違えたんだと思うよ
93 :
吾輩は名無しである:02/06/26 21:31
大企業の総合職についている美人の彼女と、雨の日の午後、
新幹線で京都へ行って、おいしいコーヒーを差し向かいで飲みたい。
94 :
吾輩は名無しである:02/06/26 22:08
めんどくさいよ
95 :
名無しのプーさん:02/06/26 23:13
>>87 まともに仕事してる独身の男ならできるだろ、いつでも。
そんなにひがまれることか?
っと言ってみる。
96 :
吾輩は名無しである:02/06/26 23:30
いやあ、めんどくさい
97 :
吾輩は名無しである:02/06/26 23:40
98 :
吾輩は名無しである:02/06/26 23:48
金髪碧眼の美人と黒塗りのリムジンで箱根へ行きたい
99 :
吾輩は名無しである:02/06/27 00:00
>97
粘着さんレス遅すぎ
100 :
吾輩は名無しである:02/06/27 00:04
女となんか現地(ラブホ)集合、現地解散でいいよ。
101 :
吾輩は名無しである:02/06/27 00:12
できればラブホの金もはらってほすい
102 :
吾輩は名無しである:02/06/27 12:43
103 :
吾輩は名無しである:02/06/27 16:34
>102
胴衣。片岡文芸誌に書いたりしておおいに焦ってるみたいだね
104 :
吾輩は名無しである:02/06/27 20:07
全然焦ってねーよw
105 :
吾輩は名無しである:02/06/27 20:22
そうだね今更焦ってもね
106 :
吾輩は名無しである:02/06/27 22:29
ここに書いてる人ってほんとに片岡氏のこと知ってるの?
107 :
名無しのプーさん:02/06/27 23:45
108 :
吾輩は名無しである:02/06/27 23:51
>106
知りません。教えてください
109 :
吾輩は名無しである:02/06/28 01:14
とりあえずブクオフで赤い背表紙の角川文庫を買い揃えて読みましょう。
話はそれからです。
比較的初期のものがお奨めです。
110 :
吾輩は名無しである:02/06/28 01:23
すいません。多くてとても買い揃えられません。
111 :
吾輩は名無しである:02/06/28 01:33
では初期の作品だけでも読んでみましょう。
十冊買っても千円です。
112 :
吾輩は名無しである:02/06/28 10:32
赤い背表紙のなら『探偵三姉妹』ってのが面白かった。片岡やるじゃん
113 :
吾輩は名無しである:02/06/28 20:27
それは不朽の名作と誉れ高い作品です
あなたはなかなかお目が高いですね
114 :
吾輩は名無しである:02/06/29 12:56
中島らもより読後感が無いと言う点ではたいした作家だと思うな。
「読んだけどどんな内容だったっけ?」みたいな。
…いや、正直好きだけど。
115 :
吾輩は名無しである:02/06/29 13:03
昨日、古本屋じゃなく、新刊屋で買ったよ。
「スローなブギにしてくれ」角川文庫。
これ、去年出たばかりの再編集版で、
オリジナルの「スローな」と「マーマレードの朝」の中からセレクトした本。
んで、後ろの折り返し見るに、「スローなブギにしてくれ」以外では、
「エンド・マークからはじまる」ってのしか作品リストにない。
ほかは全部絶版みたい(w
実は高橋源一郎の「小説教室」って本に「全作品必読」って書いてあったんで
読んでみたんだが(とりあえず表題作だけ)、・・・こんなの、面白いか?
意外とカッコつけた会話とかなかったんで、
そこは好感持てたんだけど、
>>114が言うように、ほんと、「読後感が無い」。
文章も短いわりに無駄が多いし、冴えたとこがない。
「スローな」だけが駄作なのかもしれないが、
やっぱり1作でも読めばだいたいの力量はわかるもんだし・・・
117 :
吾輩は名無しである:02/06/29 13:47
>>116 >文章も短いわりに無駄が多いし、冴えたとこがない。
ぷ
118 :
吾輩は名無しである:02/06/29 17:59
117のレスも短いわりに無駄が多いし、冴えたとこがない。
119 :
名無しのプーさん:02/06/29 19:37
>>115 ちょっと古いな。もうちょっと新しめ(90年代)を読んでくれ。
>73 :吾輩は名無しである :02/06/19 09:11
>評論はすごい
禿胴
たとえば原節子(女優だよ)の、映画を評論したこの本。
(えーーーいコピペしちゃえ。)
『彼女が演じた役』原節子の戦後主演作を見て考える
カバー写真/片岡義男
スチール提供/松竹 映画『晩春』(一九四九年)より
早川書房/1994年11月30日/245p.
はじめに ー 『東京物語』を見てから
第一部 なぜ彼女は令嬢あるいは先生なのか
『麗人』一九四六年
売られた花嫁から自由のために闘う女へ
『わが青春に悔いなし』一九四六年
闘う女性にも暗い男にも、青春はあった
『安城家の舞踏会』一九四七年
意志で現実を動かす「令嬢」、というフィクション
『お嬢さん乾杯』一九四九年
意志を持つ女性はフィクションのなかでも別扱いを受ける
『青い山脈』一九四九年
生活の基本的な不自由さと、娯楽の他愛なさの関係
『白雪先生と子供たち』一九五〇年
清楚な美しい先生の、無害とは言えない役割
第二部 原節子は紀子そのものとなり、小津安二郎が彼女を物語った。なんのために?
『晩春』一九四九年
まず最初の、たいへんに抽象的な紀子
『麦秋』一九五一年
次の紀子は自立して仕事をし、実体を持っている
『東京物語』一九五三年
そして三作目の紀子で、原節子は長く記憶されることになる
第三部 紀子のあとの陳腐な人妻と未亡人。主演女優は消えるほかない
『東京暮色』一九五七年
どうにもならない、なんにもない、寒い灰色
『秋日和』一九六〇年
着物でとおした未亡人、三輪秋子の不自由
NOTE: 1998年9月30日、ハヤカワ文庫JA刊。
121 :
吾輩は名無しである:02/06/30 00:59
片岡をけなしている輩=低能高校生ということになりました
ふぅ。まんぞく。
123 :
吾輩は名無しである:02/06/30 02:04
「スローな〜」を書いた作家だったのか・・・
藤田敏八の映画は超カッコ良かったが
一度読んでみます
124 :
吾輩は名無しである:02/06/30 10:21
>>123 薬師丸ひろ子主演作とか、「湾岸道路」とか、
けっこう角川映画になってるみたい。
当時は片岡義男原作なんて気づかなかったけど。
「湾岸道路」は同時上映の作品目当てで観に行って、
途中で寝てしまった記憶があるな。
>>119 このスレの上の方では古い作品がオススメって書いてなかったっけ?
>>120の原節子の本は面白そうだね。
僕、原節子の写真集持ってるくらいのファンだし、これは読んでみたい。
125 :
吾輩は名無しである:02/07/01 00:02
126 :
名無しのプーさん:02/07/01 13:21
漏れは新しめの作品がいいな。バイク乗りの話にはあまり感情移入できん。
自分は乗らないし。
「都会で暮らす30〜40代の独身男女」の話のほうが読んでいて楽しいし、
身につまされる。自分がそれだから。
127 :
吾輩は名無しである:02/07/01 15:59
「おまんこしようぜ」と男(35)。
「あなたは今、私とセクースがしたいということなのね」と女(22)。
128 :
吾輩は名無しである:02/07/09 22:22
ガイシュツですが、ほーんと好きって公言できない、、。
持ってた何冊かは売ってしまったが、「彼のオートバイ、、」の
1と2は残してある。なーんかいいんだよなー。
2は自分が映像化するとしたら、、とゆー内容で、1とは話が違うが
それはそれで又好き。(とココで公言)
でも他のバイク話はあんまり好きじゃないです。
でてくる女の人には憧れるけど、ぜーーーったいああゆー人には
なれないんだろうなーー。
129 :
吾輩は名無しである:02/07/09 23:49
なんで公言できないの?
俺は「好き」って十年以上前からバリバリ公言してるけど。
特に「ハワイもの」が好きだ。
130 :
吾輩は名無しである:02/07/10 00:19
おれは文庫本ほとんど持ってます。200冊くらいかな。
絶版だけどコバルトシリーズの子供向け小説もなかなかいい味出してる。
荒唐無稽さに拍車がかかってる感じ。
131 :
吾輩は名無しである:02/07/10 20:57
>>130 あなたは森林資源についてどうお考えですか?
132 :
吾輩は名無しである:02/07/10 21:05
133 :
吾輩は名無しである:02/07/10 21:06
134 :
吾輩は名無しである:02/07/10 21:33
>>128 十年前ならいざ知らず、今だったら全然OKじゃない?
知ってる人にも、なんか「あえて」好きって言ってるっぽいし
135 :
吾輩は名無しである:02/07/10 21:36
130自体が何かに拍車がかかっているかと
あとエッセイもいいね。「アメリカノロジー」っていう連載が好きで
1977〜1980くらいのポパイもほとんど集めたよ。
137 :
吾輩は名無しである:02/07/11 00:01
>131
笑ってしまった
138 :
名無しのプーさん:02/07/11 00:24
あと『ナンバー』での書評もよろしく
139 :
吾輩は名無しである:02/07/12 16:57
「結婚しよう」好き。
これにもでてくるけど、片岡作品の中の喫茶店って
なーんかヨイ。
140 :
吾輩は名無しである:02/07/12 17:48
片岡>>>>>>>>>>>>>>>>>>田口>>>>叶恭子>>>>>>>>>>>>>>>>>>ぱる>美香>工藤
本を読むためだけに山手線を終着駅まで乗ってみる、
涼しくていいぞ、エアコン代節約。
人の目があると読書が進むし、パソコンを持ちこんでモバイルもいいな。
142 :
吾輩は名無しである:02/07/12 23:51
>>139 エッセイの中で、おいしいコーヒーが飲みたくなって、新幹線で京都まで
逝って、コーヒー飲んで帰ってくる、っていう話があるね。
本当かどうかしらんが。
143 :
吾輩は名無しである:02/07/13 00:03
馬鹿みたいだね
145 :
吾輩は名無しである:02/07/13 00:11
いやあ、皆様笑わせてもらいました。オナカイタイ…
ちなみに偶然だけどつい最近読み返した。
「一日じゅう空を見ていた」
感想 : 特になし
ということで爽快でした。
146 :
吾輩は名無しである:02/07/13 00:14
>144馬鹿みたいだね
日本文学の湿気を取り除くのに、
片岡義男の翻訳調は有効と誰かが言ってたな。
作家になる、という生きかたを僕に教えてくれた、僕より四歳年上の
日本女性が、いまパリにいる――『物語の幸福』より
150 :
吾輩は名無しである:02/07/13 10:08
まんこ
153 :
吾輩は名無しである:02/07/13 15:01
154 :
吾輩は名無しである:02/07/13 15:51
>149,153
オマエモナー
155 :
いえ、しにませんけど…:02/07/13 16:16
>>153 ファンなの???まだ読者いたんだあ(・∀・)ビックリ!
軽いと言えば軽い、浅いと言えば浅い、深いと言えば深い、
浅く軽く作って、深く読ませる。って村上春樹か、
深く重いふりして実は軽かったりする村上龍。
157 :
吾輩は名無しである:02/07/13 16:56
>155
馬鹿、ファンじゃねーよ失敬な
総合職って欺瞞に甘んじる日本女性。他は性のはけ口か、
アルバイトか、結婚退社か。
159 :
吾輩は名無しである:02/07/14 09:36
つうか、
「こんな女いねえよ」と思わせる作歌ってすばらしいぜ!
160 :
吾輩は名無しである:02/07/14 11:28
読後感のなさとか、妙に浮き世離れした作中人物とか、それはむしろ狙って書いてる
わけでしょ。ほとんど翻訳されないけど、アメリカのペーパーバックなんかで
読み捨てられる中間小説(?)系の小説を日本で書いてみたかったんじゃないか、と。
その意図は成功したと思うけど、日本の「文学」好きは重くて暗いテーマが好き
な人が多いから、その手の人々からはあまり受け入れられなかったね。
161 :
吾輩は名無しである:02/07/14 11:32
>>155 >>160ほか
教えてください。
この作家って昔本屋でずらーっと赤背表紙ならべてたあの人でしょ。10年か
15年そこそこでどうしてこう読む人いなくなったんですか?
理由がないのなら、じゃあ、ずらーっのころはなんであんなにウケてたんですか?
162 :
吾輩は名無しである:02/07/14 11:44
>>161 自分の頭で考えられないお前のような読者がいっぱいいたってことだ
163 :
吾輩は名無しである:02/07/14 11:47
>日本の「文学」好きは重くて暗いテーマが好きな人が多いから
アフォですか?
164 :
吾輩は名無しである:02/07/14 12:00
>>161 角川映画とのタイアップで、一時、爆発的に売れたのですな。
同様の作家に横溝正史がいます。
あと、その頃の風潮とマッチしてたというのがあるかもしれない。
禿しく烈しく激しく、板違いだろーよ?
一般書籍板へ逝ってよし!!
166 :
吾輩は名無しである:02/07/14 14:41
削除依頼だしといた
167 :
吾輩は名無しである:02/07/15 05:09
>>161 当時の若者のウェストコーストへの憧れと関係あるかも。
で、円高で誰でも簡単に海外旅行ができたり、帰国子女が激増したり・・・
っていうご時世になって、ジ・エンド。
168 :
吾輩は名無しである:02/07/15 09:29
>>166 あ〜あ、文学知らないんだね166って(ぶふぉ
169 :
吾輩は名無しである:02/07/15 10:08
>>164 横溝正史はまだ断然売れてるぞ。そりゃ爆発的にじゃねえけどな。
170 :
吾輩は名無しである:02/07/15 13:44
>168
文学知らないんだね、だって。(ぶふぉだって。
171 :
吾輩は名無しである:02/07/15 14:44
>>157 馬鹿とかしねとか、気安く使わないでください。不愉快です。
匿名性の高い掲示板だとしても言葉を吟味して書き込みなさい。
キャハハハハハ!!
172 :
怪人二十面相:02/07/15 21:39
>>167 いまだに年に何冊も新刊が出ていますが、なにか?
173 :
ロリ大好き:02/07/15 21:40
174 :
吾輩は名無しである:02/07/15 23:11
175 :
吾輩は名無しである:02/07/16 06:24
176 :
吾輩は名無しである:02/07/16 11:18
177 :
吾輩は名無しである:02/07/16 11:31
と彼女は言った。
178 :
吾輩は名無しである:02/07/16 12:07
>>170必死だな(うひょ
君には片岡は合わないよ(うひょ
179 :
ギャルギャル集合:02/07/16 12:15
180 :
吾輩は名無しである:02/07/16 17:42
>178
片岡が合うやつみっけ!
181 :
吾輩は名無しである:02/07/25 21:55
なんか新しく文庫が出てるとオモタら
短編集めたやつと、「東京青年」だった。
182 :
吾輩は名無しである:02/07/25 23:25
エッセイで、桜を長く楽しむ方法として、桜前線とともに北上しながら旅を
したい、っていう一節があったな。
実行されたんでしょうか>片岡先生
ジェリー・ガルシア「自分の生き方を探している人へ」の翻訳を読まれた方はいますか?
いましたら感想をそろっとおながいします。
184 :
吾輩は名無しである:02/08/03 01:13
高橋源一郎が、岩波新書で片岡(の文体)を激賞してるというが、どういう
ふうに評価してんの?
要旨キボンヌ
185 :
ひひん愛情:02/08/03 08:51
短編集『ミッチェル』読んでみい。結構びっくりするで、やってることが
凄すぎて。(凄すぎて、の詳細はのちほど。)
186 :
吾輩は名無しである:02/08/05 00:52
読んでみたぜ。たしかに凄いな。
「詳細」とやらを希望。
187 :
吾輩は名無しである:02/08/10 02:30
高橋の本、読んでみた。
たしかに片岡を絶賛してた。
「もっとマネしてよい」だとか。
188 :
名無しのプーさん:02/08/19 02:09
189 :
吾輩は名無しである:02/08/23 14:49
>>187 「もっとマネしてよい」か・・・
あれは片岡義男だから良いのであって
片岡もどきがたくさんいたら
気持ち悪くてやだ
190 :
工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/08/23 14:58
>>184 岩波新書の高橋源一郎の本って読んでないですけど、
読んでみることにします。そのへんのことは知らなかったんですけど、
僕は高橋源一郎も片岡義男も好きなので、気になります。
>>189 ぶさいくはもどきにはなれないでしょうね。
191 :
2チャンねるで超有名サイト:02/08/23 15:05
192 :
工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/08/23 15:17
>>191 そういう詐欺会社には興味ないです。
出会い系サイトなんてやってる人はきもちわるいです。
さえないおっさんとかきもいオタクがメールのやりとりしてるのって
多分そのうちの8割は出会い系のサクラにだまされてるんだろうと思います。
文学青年なら街へ出てナンパをするべきです。
その程度のこともできない人が、自分の作品で読者を感動させることができるとは思えません。
そもそも面食いの僕には顔を見たこともない相手に恋をすることがどうしても理解できません。
193 :
工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/08/23 15:40
ところで、片岡義男さんはこんな本も書いてたんですね。
『ハッスルする本 一読たちまち男性上位』
読んでみたいです。
テディ片岡『ゴールデンデラックス』!
日本で一番のくだらないナンセンス小説集だった。
これを超えたナンセンス小説日本版ナシ。
素晴らしい才能の持ち主!!!!
でも封印して角川印になってしまった。
実に残念デ〜ス。
195 :
吾輩は名無しである:02/08/24 07:21
「七月の水玉」
週刊朝日8/30号の書評で、好意的に評価されてる。
196 :
吾輩は名無しである:02/08/24 10:17
テディのハワイモノが好きだ。
そうだ、テデイに戻れ!
恥じじゃないど。
198 :
吾輩は名無しである:02/08/27 02:04
片岡義男に影響されて
野外でコーヒーを飲んだよ
キザで少女マンガの背景みたいな
カラー写真入り短編読みつつ
芝生に腰おろして、ブラックコーヒー
飲む〜オツじゃのうウム…。
200 :
吾輩は名無しである:02/08/27 18:08
スローなブギで200
201 :
吾輩は名無しである:02/08/27 22:26
>>198 野外で紅茶は?
デパートで材料揃えて、電車乗って、河原で?焚き火で、、。
202 :
吾輩は名無しである:02/08/28 00:01
あとバイクのタンクでレトルトカレーあっためて、食堂でライスもらって
河原で食うっていうのもあったな。
>>201 野外で紅茶は飲んだことないなぁ
自分でブレンドした紅茶だっけ?
やったことあるのは、海のみえる場所で、
コンパクトストーヴを使ってお湯を沸かして、
コーヒーいれて飲む、ってやつ
>>202 ありましたねー!
結構初期のだったよーな、、。
>>203 紅茶もデパートで買ってた気がする、、。??
で、砂糖は会議ででたものを持ってたような?
>海のみえる場所で、
コンパクトストーヴを使ってお湯を沸かして、
コーヒーいれて飲む、ってやつ
いいですね、やってみたい。
205 :
吾輩は名無しである:02/08/28 22:42
「僕はおいしいコーヒーを淹れることができる」
このせりふを言うために修練したなあ。
さすがにそのまま口に出したことはないが。
206 :
吾輩は名無しである:02/08/29 00:57
10年ほど前、はじめて訪れた某地方都市の中心街の河原で
モスバーガー食ったら変な目で見られたよ。
バイクに乗るきっかけは「彼のオートバイ、彼女の島」
おお、今週末のツーリングではカレーを作ろう(^^)v
結局どの辺が長所なんだ?
209 :
吾輩は名無しである:02/08/29 01:56
リアリティがまったくないところがイイ!
「まったく」ない小説って、そうはない。
だから彼にはアメコミの翻訳やって欲しいわけよ。
日本にアメコミのいい翻訳て絶無に近いでしょ。
アメコミこそ非文学マンガだ。
211 :
吾輩は名無しである:02/08/29 05:24
日本のアニヲタが書くようなキャラも嫌いだが
アメコミの画ってどうも好きになれん。失礼。
212 :
吾輩は名無しである:02/08/29 06:30
読んでいないでいうのもどうかと思うが、
イメージが山川健一とダブる。全然違う?
213 :
吾輩は名無しである:02/08/29 10:11
>>212 全然違う。
逗子マリーナと新橋ガード下くらい違う。
214 :
吾輩は名無しである:02/08/29 16:26
>紅茶もデパートで買ってた気がする、、。??
>で、砂糖は会議ででたものを持ってたような?
その話は読んだことないなぁ
ぜひ読んでみたいです
僕が覚えてるのは「ティーバッグの袋だけ買ってきて、それに
セイロン+シナモン+リンゴの皮+オレンジの皮(だったかな)
を入れて、自分のためのティーバッグを作る」って話
215 :
吾輩は名無しである:02/08/29 16:26
>>205 コーヒーをいれるときは何を使いました?
僕はパーコレーターを使ってみたけど
いまひとつ美味しくいれることが出来なかった
今はフィルターペーパーを使ってます
216 :
吾輩は名無しである:02/08/29 16:35
217 :
吾輩は名無しである :02/08/29 16:48
仲間がバイクで死んだのさ
とってもいい奴だったのに
ガードレール飛び越えて
218 :
吾輩は名無しである :02/08/29 16:49
219 :
吾輩は名無しである:02/08/29 20:17
高速道路のバス停に車を停めてシフォンケーキを食うのもいいな。
>219
追突されて、ケーキごとペシャンコだ罠w
それよか消防車でコンビニに乗り付けて夜食を買う方が
はるかにかくいいな。
>>215 実はペーパーフィルター。失敗が少ないよね。
今は嫁さんにもらった金の網みたいなの使ってる。
紙の漂白に使われる塩素が体に悪いってんで変えちゃった。
なんか全然片岡義男っぽくないな。
222 :
吾輩は名無しである:02/08/29 23:40
ドクター・ペッパーを飲みながらキャンディ・バーを齧る。
223 :
吾輩は名無しである:02/08/30 01:23
おれ、やつの写真のセンスも好きなんだよね。
ちょっと小津的だよ。
224 :
吾輩は名無しである:02/08/30 01:42
>>222 バターフィンガーを買ってみた。
全部食べきれなくて、鳩にやった・・・
池田晶子が誉められて嬉しそうだったな。
227 :
吾輩は名無しである:02/08/30 09:09
東京の街並の写真は好きじゃない。
それ以外の写真は好き。
228 :
吾輩は名無しである:02/08/30 09:44
義男の文章には「〜である。」がなくてイイ。
229 :
工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/08/30 11:28
福田和也の「作家の値打ち」に入ってないのはどうして?
230 :
吾輩は名無しである:02/08/30 16:47
『撮って、と被写体が囁く』
このタイトルを見て、もうだめぽと思った。
231 :
吾輩は名無しである:02/08/30 19:39
写真が多くて、紙も真っ白だったので、
『一日じゅう空を見ていた』が
お気に入りに登録です。
現代文学の極北です。
ちと話しずれちゃうけれど
誰か『10セントの意識革命』読んでる?
テデイが「MAD」論というか、情報を
かなり書いてる珍しい本だ。
まあ、こういう内容だと、彼に勝てる
奴は居そうにないね。
小野耕世にもちょっと書けないかも。
>>232 おおー、あったあった。実家に置いといて処分されてしまったが。
『ぼくはプレスリーが大好き』の続きみたいな感覚で読んだ記憶があるけど、
具体的にはどんな感じだったっけ。
MADって雑誌の話だけじゃなかったよね。
234 :
吾輩は名無しである:02/08/31 01:04
インクが黒じゃない文庫本が好きだったなぁ
茶色とか紺色のインク
「MAD」は隔月刊のパロディ・サタイア雑誌。
最盛期250万部も売っていたと聞く。
日本でも現在の雑誌は手に入ると思う。
けれど、30年前と殆ど変わってないので
興味を失った。この時代の「MAD」には
ドン・マーチンのナンセンス・マンガなんかも
連載されていて、面白かった。
日本で彼の影響を受けたのが秋竜山。
タイガー立石もそうだ。
236 :
吾輩は名無しである:02/08/31 12:05
夕暮れのバス停でカレーパンを食いながらコーヒー牛乳を飲みたいな
本人としては、ブンガクっつより「コミック」が書きたかった、
みたいなことを言ってるのをなんかで読んだよ。
だから浅くて軽くていいんじゃん? おれはそういうもんだと思って楽しんでた。
最近、「モンスター・ライド」を読み直したいと思って
「片岡義男 31 STORIES」買ってみたんだけど「給料日」とか「瞬間最大風速」とか
印象に残ってた短編がいろいろ入っててうれしかたーよ。
238 :
吾輩は匿名である:02/08/31 13:19
『ミッチェル』…ジョニ・ミッチェルの歌詞の写実的な部分だけを
抜き書きし、その順番を入れ替えてストーリーが出来上がってきた、
それを書き直して作品化した短編作品。いわゆるカット&ミックス
の作品だけど、エピソードどうしの繋がり具合が楽しい。
239 :
吾輩は名無しである:02/08/31 17:22
長距離ライダーの憂鬱
240 :
工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/08/31 21:00
>>237 筒井康隆もそうだよね。
でもアプローチの仕方は全然違う。
241 :
吾輩は名無しである:02/09/01 01:42
情景を書くより光景を書くのが好きなんだろう。
だから、情の好きな文学愛好者からは<浅く>
見られてしまう。その分、片岡は損?をしている
かもしれない。
軽いことって、すごく大切だよね。
芭蕉の軽味といったものとの関係を誰か論じて
欲しい。片岡〜芭蕉…カッコイイでしょ。
243 :
吾輩は名無しである:02/09/01 18:32
浅いとは思わないけど、軽いと思う。
244 :
吾輩は名無しである:02/09/01 19:30
村上春樹は片岡義男の真似してるよね。
245 :
吾輩は名無しである:02/09/01 19:43
MADといえば星新一が一時この雑誌の収集に嵌っていたそうな
その辺のことは進化する猿だたけ?一コマ漫画のエッセイ集ににけけいさいしてます
246 :
吾輩は名無しである:02/09/02 13:41
片岡義男って天気図に詳しいね
うぉんちゅーおーれーのかたをおーだきしーめてーくれえー♪
248 :
七月の水玉:02/09/02 16:59
『人間と人間の関係性、男と女の関係性を問題にした
小説なんです。それも特に女性の方の問題、女性の奥の深さ、
許容力の広さと深さを描いた物語です』
「それ、なんていうの?」
「カタオカ。でも今はもう生産されていないんだ。」
250 :
吾輩は名無しである :02/09/02 22:44
この人の「日本語で生きる」(筑摩書房)は名著だよ。
下手な言語学者より鋭い事を言っている。
251 :
吾輩は名無しである:02/09/02 23:54
知ってます。
252 :
吾輩は名無しである:02/09/03 00:59
>>248 これって片岡自身の言葉だよね
そこまで読み取れる読者は、少なそうだ
253 :
吾輩は名無しである:02/09/06 12:06
どこまでがフィクションか分らなかったりしない?
>>214 遅レスで、しかもあやふやですが、、、
『結婚しよう』だった気がします。
>>246 なんかワラタ。
確かに前にどれかを読んだ時にそう思った事がありましたねー。
片岡作品では日本ものの方が私は好きです。
でも、ほとんどの男主人公は好きになれない、、。
自己完結型?の女の人には憧れます。
よく出てくる、『姉』とか。
255 :
吾輩は名無しである:02/09/07 01:32
>>253 するする。
エッセイのなかで「息子の幼稚園の面接に行く」
みたいな話があったけど、謎。
>>254 片岡作品ではエッセイが好き。
あー、でも「ほとんどの男主人公は好きになれない」
っていうの、わかる気がする。
うーんどんどん大作家になっていくな。
テディ化させたいやつはどうする?
257 :
名無しのプーさん:02/09/07 02:52
258 :
吾輩は名無しである:02/09/07 12:58
259 :
吾輩は名無しである:02/09/07 14:59
ププ
植草甚一編集「宝島」に『ロンサムカウボーイ』という
連載書いてるな。じみーな『750ライダー』小説版てとこか。
XR−750というバイクで、何台も車を並べた上を飛ぶライダー。
「なぜジャンプするのですか」
とバック・オウエンズがマイク・シュミッドに聞いた。
「なぜかというとそれは、あなたと同じようにこのオレも、
自分自身でなくてはいけないからだ」
よっ!かっこいい!!
261 :
吾輩は名無しである:02/09/07 22:38
ミッキーマウスのネクタイをして親子面接にでも行くか。
262 :
吾輩は名無しである:02/09/07 23:35
レズビアンのカップルの話はいくつか読んだけど
ホモセクシャルのカップルの話は読んだことがない
なぜだろう
>>262 確かにそうですね。
女になった(身も心も見た目さえも完璧な)男はよく出るけど。
あとは近親相姦っぽい関係とか。
勿論、姉と僕。
264 :
吾輩は名無しである:02/09/08 00:22
>>254 ありがとう
さっそく本棚から「結婚しよう」を探して読みました
百貨店で、カップと受け皿、箱入りのティーバッグ、
瓶に入ったミネラルウォーターを買って、
落ち葉を焚いて湯を沸かし、紅茶を入れる…
砂糖は、会議で出たコーヒーについてた角砂糖
落ち葉の季節になったら、
今度は「野外で紅茶」をやってみよう
266 :
吾輩は名無しである:02/09/08 15:18
↑
放火犯と間違えられないように、人目につかないところでヒソーリとね。
267 :
吾輩は名無しである:02/09/08 15:35
268 :
動画無料サンプル:02/09/08 17:18
オレンジペコとかスティドラー、バドワイザーを彼の小説で知った。
そしてコーヒーをいつでもどこでも飲みたくなった。
79年、俺がまだ小学生だったとき。
270 :
吾輩は名無しである:02/09/08 23:06
湾岸道路を読んだ
芙美子はショーツの上からガーターベルトをつけてた…
これって逆じゃ…
271 :
吾輩は名無しである:02/09/09 00:23
>>262 『人と人との関係のなかで、最高の関係は
レズビアンだ』みたいなこと言ってなかったっけ?
272 :
吾輩は名無しである:02/09/09 00:43
映画の『湾岸道路』は相当キツかった。
とくに草刈正雄と樋口可南子が家でパスタを食べるシーン、
ふたりでズルズル凄まじい音たててすすってた。
273 :
吾輩は名無しである:02/09/09 01:00
>>265 コソーリとやると、むしろ放火犯と間違えられる。
盛大にキャンプファイアーのようにやれ!
一緒に連れてきた女を下半身裸にしてマン毛にライターで火をつけ、
「ジャングルファイアー!」というのも楽しいかも。
274 :
吾輩は名無しである:02/09/09 02:08
映画はどれもイマイチだと思った
275 :
吾輩は名無しである:02/09/09 17:08
>>274 アイタタ…感が強い作品ばっかですよね〜…。
デモ…
「彼のオートバイ〜」は結構スキだったりする……。
277 :
吾輩は名無しである:02/09/10 16:12
去年の「文学界」だったかなぁ、
「これは僕の理想だった」
素敵なストーリーでした。
278 :
吾輩は名無しである:02/09/10 17:36
わたせせいぞうのノベライズ。
『10セントの意識革命』ちょいと読みなおしてるが
「MAD」についての論考はすごいやヤッパリ。
『スーパーマン』がどうして世に出たかまで
おまけに書いてる。
ミニスカートのファッション論も案外いい。
これはセクシーなファッションではなく
スカートを否定する<男性志向>の
ファッションなんだと言ってる。
みんなセクシーで驚いていた時代の
論考だからね。
280 :
吾輩は名無しである:02/09/11 00:28
すっげーいい女の設定なのに、
服のセンスが悪くて悲しい・・・
服の描写を読んだとたん、
一気にさめる。
281 :
吾輩は名無しである:02/09/11 16:12
282 :
吾輩は名無しである:02/09/11 18:25
(便乗レス)
あとあとコーデュロイのジーンズにワークブーツとか。
時代、なのかな。。。
植草のことを彼が好きという感じは受けない。
(植草もそう言えば、海外マンガの紹介本が
ある。でもその好みは完全に違う。)
服のセンスね、うーん今の感覚だと
汚く安っぽいかも。
コーデュロイのジーンズとか〜は
完全に時代だな。
彼にはカウボーイに対する憧れが
あったと思う。角川で書くころには
それが見えなくなった。
女の子の読者が欲しいからハワイって
ことになったりする。
284 :
吾輩は名無しである:02/09/12 00:38
片岡ってハイヒールサンダル好きだよな
だからってジョギングパンツと合わせなくても・・・
285 :
吾輩は名無しである:02/09/12 01:53
女の読者が欲しいからハワイということはないと思うけど。。。
286 :
名無しのプーさん:02/09/12 08:22
287 :
吾輩は名無しである:02/09/12 08:24
あのファッションは当時はおしゃれだったのよ。
今流行のファッションが10年後には完璧に恥ずかしくなってるのと同じ。
288 :
名無しのプーさん:02/09/12 08:33
>>283 そんなこたないだろ。経堂の植草邸によく逝ってたみたいだし。
「雨降りだから外国から届いた郵便物を勉強しよう、というわけでもないのだが、
郵便物に貼ってある切手を見ていて、植草甚一さんのことを思い出した。
『宝島』という雑誌があるが、この雑誌がまだ『ワンダーランド』という名前だった頃、
一緒にこの雑誌をつくっている人たちの一人として、僕はよく植草さんの自宅へ
いった。」『彼とぼくと彼女たち』晶文社1983 p90
289 :
吾輩は名無しである:02/09/12 08:47
懐かしいなあ。好き嫌いはともかく
常盤新平とかもだけど、外国情報が限定されてた時代ならではの
臭さがあったと思う。更に片岡義男は、関東湾岸臭さが加味されてる
あれは今となっては、逆に誰も真似出来ないだろう
それ以上に解らないか
290 :
吾輩は名無しである:02/09/14 00:40
間取り複雑すぎ(w
植草家ね。ご老人として尊敬していたし
ひょっとしたら、片岡自身が自分の老後を
見ていたかも。
「ワンダーランド」では長谷川四郎と対談風
コラムに写真でも登場してる。
長谷川四郎の評伝(種村だっけ?)話題だね。
あ、話しズレた。
292 :
吾輩は名無しである:02/09/14 02:11
片岡義男のハワイの話、面白いけどなー
293 :
吾輩は名無しである:02/09/16 11:03
雨の日の午後はやっぱりアールグレイの紅茶だね。
庭先の丸いテーブルの白ペンキが
剥げかかって、その下から鮮やかな
潮の流れのようなブルーが少し見えている。
そのブルーが悲しくて、カーテンを引くと
俺の部屋は乾き出した。
295 :
吾輩は名無しである:02/09/16 11:40
片岡はアンパンマンに似てるな(w
俺はアンパンをひと齧りし、さめかかった
アールグレイを飲み干した。
部屋と一緒に心が乾いていく。
297 :
吾輩は名無しである:02/09/18 00:50
298 :
吾輩は名無しである:02/09/18 00:55
いくつになっても心は少年。
リーバイス517にダナーのワークブーツで決めてるよ。
あ、それからタバコは吸わないけどガラムの匂いが好きで、
持ち歩いてはときどき匂いをかいでる。
299 :
吾輩は名無しである:02/09/18 01:38
ガラムは正直不味かった。
300 :
吾輩は名無しである:02/09/18 02:10
片岡の好きなリコリス…僕は好きになれなかった
301 :
ベンヤミン:02/09/18 12:26
片岡ブランドのワークブーツを中国で生産せよ。
日本発売980円。
302 :
吾輩は名無しである:02/09/18 18:00
アールグレイの粕の色が
カップの底の溝に少し
付着しているので、
それを深夜に目覚めたとき
洗い流した。
ベッドのシーツが乾いて
いるようだ。
304 :
吾輩は名無しである:02/09/20 01:28
ガラムか・・・今度買ってみよ。
305 :
吾輩は名無しである:02/09/20 01:47
ガラムは他人にかなり迷惑だよ。喫茶店ならともかく、食事する場所じゃ
絶対に吸うなよ<304
306 :
吾輩は名無しである:02/09/20 10:16
喫茶店でも迷惑
どんな匂いなのか興味があるの。
でも、吸えないから大丈夫。
308 :
吾輩は名無しである:02/09/21 01:01
ガラムじゃないけど、スペインで買ったタバコ(葉巻じゃないよ)
を新宿の喫茶店で吸ってたら注意されたことがある。
やっぱ日本ではラテン系とかガラムとかは市民権得られないんだな。
309 :
吾輩は名無しである:02/09/21 01:59
ガラムは唇につくフィルターの甘みみたいなのが嫌だ。
片岡チックなアイテムは殆ど好きだが、ガラムだけは勘弁。
310 :
吾輩は名無しである:02/09/21 02:02
>ガラムじゃないけど、スペインで買ったタバコ(葉巻じゃないよ)
>を新宿の喫茶店で吸ってたら注意されたことがある。
残念ながらそうなんすよね。
あと、ガラムは微量だけど砂糖が入っているから長く吸っていると前歯が
虫歯になるそうです。
311 :
吾輩は名無しである:02/09/21 02:08
ガラムって詩集みたいなやつに出てきたんだっけ?
312 :
吾輩は名無しである:02/09/21 02:57
前歯が虫歯カコワルイ
313 :
吾輩は名無しである:02/09/21 03:00
>>311 エッセイだったと思う。
写真も撮ってるよね。
314 :
吾輩は名無しである:02/09/21 03:06
ガラムか。
アレ、吸うとバチバチって茎がはじけるんだよな。
ゴロワーズの両切とかキャメルの両切、あとはピー缶なんかもイイ
感じだ。吸わんが・・・
315 :
吾輩は名無しである:02/09/22 23:49
やつの写真はどうよ。
俺は好きだ。
テーブルフォトも町並みの写真も独特の感性を感じるな。
ちなみに彼の愛機はオリンパスのOM-1とニコンのF3です。
316 :
吾輩は名無しである:02/09/22 23:51
写真があるから角川文庫は髪湿が良くて透きだ。
317 :
吾輩は名無しである:02/09/23 00:15
角川文庫の『個人的な雑誌』とか好きだったな。
写真もきれいで雰囲気あった。
318 :
吾輩は名無しである:02/09/23 00:18
このスレ息長いね。
細ーく、長ーくって感じ。
319 :
吾輩は名無しである:02/09/23 00:20
320 :
吾輩は名無しである:02/09/23 00:42
>>318 ひとしきり笑いが止まらんかった。
完全に負けたな。
あ、ごめん。319さんへのレスですた
322 :
名無しのプーさん:02/09/24 11:13
>>309 片岡は吸わない。匂いをかぐだけ。
>>311 『彼らと愉快に過ごす−僕の好きな道具について』小学館1987年
漏れはエルメスのチューイングガム入れカがホスイ。
323 :
吾輩は名無しである:02/09/24 12:35
渋いスレだな。
325 :
名無しのプーさん:02/09/24 18:41
>>322 と、書いた途端だ。直後の「いいとも」のコーナー
「一位を当てるな」で、一流ブランドの変わった商品特集。
>>322の商品がもろ出てきた。偶然ってオソロシイ。
326 :
吾輩は名無しである:02/09/24 23:14
>>325 共時性(シンクロニシティ)ってやつだな。
それは偶然じゃないんだよ。
327 :
吾輩は名無しである:02/09/25 21:13
「誰かと話しがしたい。でももうしばらくこのまま黙っていたい。」
という終わり方の短編小説があるらしいんですが、題名の分かる方います?
328 :
吾輩は名無しである:02/09/25 23:30
エルメスといえば手帳も片岡アイテムだったような気が…。
329 :
吾輩は名無しである:02/09/29 18:20
>>327 「トリップ・カウンター・ブルースだってよ」
70年代末頃の角川赤背表紙「アップル・サイダーと彼女」(絶版)
の中のショートストーリィです。20年以上前のエッセイ&短編集ですが
ヨッスィー片岡先生のアメリカ、ハワイ、オートバイ、現代日本の風景と
いった現在に至るテーマがすべて書かれていてなかなか名著だとおもいます。
いくつも出ている短文を集めた本のなかでもその原点といった趣きの本です。
ブクオフのようなメジャーなとこじゃなくて小さな古本屋だったらまだまだ
ハケーンすることができます。
片岡義男が訳したジョン・レノンのインタビューはイイ!
いろんな(翻訳)音楽ライターが訳しているけど、
ジョンがポールを勧誘(?)したときの、
あの有名なセリフがいちばん自然。
331 :
吾輩は名無しである:02/09/30 03:06
>>329 ありがとうございます。
絶版なんですねぇ。古本屋巡りして探してみます。
333 :
吾輩は名無しである:02/10/06 02:39
秋にお薦めの一冊ありますか?
334 :
吾輩は名無しである:02/10/08 00:42
喜多嶋隆とかぶってる・・・
335 :
吾輩は名無しである:02/10/08 01:08
>>333 短編『別れて以降の妻』なんかイイ感じだな。
収録本は忘れた(角川文庫)。
昔NHKで奥田英二主演のオムニバスドラマやったときにも収録
されてた。
336 :
吾輩は名無しである:02/10/14 00:14
片岡義男ってブックカバー使わないタイプかな?
337 :
名無しのプーさん:02/10/14 05:12
338 :
吾輩は名無しである:02/10/14 12:33
>>337 片岡義男は本にカバーかけないのかなぁ
と思って・・・
小物にこだわりのある人みたいだから
いろんなブックカバー持ってそうな気もするけど
持ってるだけで使ってなさそう・・・
と想像してみた。
分かりにくくてごめん。
339 :
名無しのプーさん:02/10/14 23:43
>>338 かけないでしょう。そもそも欧米にはブックカバーなんて存在しないもの。
340 :
吾輩は名無しである:02/10/15 00:12
>>339 『欧米にはブックカバーなんて存在しない』なら
『片岡はブックカバーをかけない』のか・・・
どうなんだろう・・・
341 :
名無しのプーさん:02/10/16 04:29
>>340 なにか問題でも?(w
ちゃんとつながってるじゃん。
342 :
名無しのプーさん:02/10/16 04:31
>>340 つーかもし使ってたらそのことについて語ってるって、ぜったい。
343 :
吾輩は名無しである:02/10/16 12:36
>>340 どっかで語ってたと思うけど、どこだったかは忘れた
本好きというイメージで固められた俺は、
何かというとプレゼントにブックカバーかブックマークをもらう。
いらんっちゅーの。
345 :
吾輩は名無しである:02/10/16 18:17
>>341 欧米にブックカバーがあったとしても
片岡はブックカバーはかけないと思うが。
『欧米にはブックカバーなんて存在しない』というのは
この場合、関係ないのでは?
ヨッちゃん太ったね
347 :
名無しのプーさん:02/10/16 22:53
>>344 本の現物でもくれたほうがよっぽど気が利いてるよな。
片岡は友人たちに「贈り物は全部本にしてくれ」と言ってあると書いていた。
348 :
吾輩は名無しである:02/10/17 00:33
>>346 俺が見た時は太ってなかったよ。
数カ月まえだけど…。
349 :
吾輩は名無しである:02/10/20 01:34
遅レスだけど言われてみると、エッセイ・評論において、文末に「である」を
使わないね。
全著作読んだわけじゃないけど自分が目を通した範囲では。
アメリカ通だけど村上春樹とはかなり別物だね。
350 :
吾輩は名無しである:02/10/20 04:31
片岡の場合は「〜である」じゃなく「〜だ」だね
351 :
名無しのプーさん:02/10/22 21:39
352 :
吾輩は名無しである:02/10/24 05:50
351は何が疑問なんだろう。
353 :
吾輩は名無しである:02/10/27 02:11
片岡にとってのアメリカは「普段or日常」であるのに対し、
ハルキのそれは「憧れ」だろう。
どちらも通ではあるがタイプが違う。
片岡は思考形態からして、ほとんどアメリカ人だよな。
ハルキのほうがまだ日本的情緒を背負っている。
354 :
吾輩は名無しである:02/10/29 02:24
『片岡にとってのアメリカは「普段or日常」である』
というのは賛成だな
『片岡は思考形態からして、ほとんどアメリカ人』
というのは俺は違うと思う
355 :
吾輩は名無しである:02/11/01 01:24
父親がアメリカ人とはいえ、母親は日本人。
日本で生まれ育ち、日本の学校をでている。
「ほとんどアメリカ人」ということはないだろう。
356 :
吾輩は名無しである:02/11/02 23:21
片岡はやや硬めの文章の時、翻訳のような語順の文体で
物事を考えるから、
『片岡は思考形態からして、ほとんどアメリカ人』
と言える面はあると思う。
文体と思考形態に相互関係があるとするならば、と
僕は仮定をひとつ置いてみる、みたいな。
なにを考えるか、ではなく、どのように考えるか、という点で
あまり日本人ぽくはないなあ、と思ったんだよ。
そういう意味での「思考形態」。
358 :
吾輩は名無しである:02/11/03 02:34
『ほとんどアメリカ人』かどうかは疑問だけど
日本人ぽくないのは確かだと思うな
服のセンスは明らかに日本人じゃない(w
359 :
吾輩は名無しである:02/11/04 06:11
>服のセンスは明らかに日本人じゃない
そこがやっぱり「アジア人が西洋の服を着ている」という感覚ではなく、
「欧米人が普段着を着ている」っていう感じなんだよな。
あくまで傍目から見た感じだが。
360 :
吾輩は名無しである:02/11/04 13:22
かなり以前に出た本の紹介文かなんかで
「インディアンの血が混じっている」って書いてあったけど、
その件について知ってる人いない?
「父親が日系アメリカ人」というのはよく見るんだけど、
「インディアン」というのはその本以外で見たことないので。
361 :
吾輩は名無しである:02/11/04 17:51
片岡義男の書いてる本の評価はともかく、それをくだらないと言ってるやつの言うことは決まってくだらなかったです。
362 :
吾輩は名無しである:02/11/04 19:30
「ぼくはプレスリーが大好き」をヨメ!
片岡の本当の姿が分かる。
363 :
吾輩は名無しである:02/11/05 23:18
>>362 禿同
『ぼくはプレスリーが大好き』は、ちくま文庫から
『エルビスから始まった』というタイトルで出てたことも
ある。これも絶版だけどね。
364 :
吾輩は名無しである:02/11/05 23:26
片岡は女性をインテリアみたいな飾りにしか思ってないんじゃないか?
>>364 それは皮相な見方じゃない?
確かに女性の外見描写がくどいほどでてくるが、それと同時に登場する男がほとんどが
これもくどいほど、女性を褒める。
女性を「飾り」にしか思ってない作家が、これほどまでに女性を褒める描写をするとは
考えにくいね。
この話とは関係ないけど、絶版になっている角川文庫の一連の著作が再発行される事は
無いのだろうか...。
366 :
名無しのプーさん:02/11/06 04:22
女を主人公にした作品はいくらでもあるが?
367 :
名無しのプーさん:02/11/06 04:25
片岡風に「バーで女友達と待ち合わせ」っていうの、やってみたいのだが、
漏れのまわりの女友達はみな酒をあまり飲まない連中なのでできん。
368 :
吾輩は名無しである:02/11/06 14:14
>>365 『スローなブギにしてくれ』とか5册くらい出てるよ
369 :
吾輩は名無しである:02/11/06 15:16
片岡の女性に対する評価・・・高いと思うけどな
370 :
ソーローなキャクにしてね:02/11/06 18:33
インテリア自慢的な評価でないの。
371 :
吾輩は名無しである:02/11/06 18:49
エッセイや評論なんかを読むと、
むしろ女性の評価が高すぎな気もするが。
外見じゃなく、内面の話ね。
372 :
吾輩は名無しである:02/11/06 19:07
ブックオフができた当初、何がうれしかったかってとにかく、
片岡義男のあの角川の赤が、100円でサクサク買えた事だね。
しかし『スローなブギにしてくれ』『人生は野菜スープ』『マーマレードの朝』
あたりの傑作は意外と売ってなくて、「みんな、わかってんじゃん」と思った。
多作な人だからまあ当然だけど、この人、駄作も多いよね(失礼)。
373 :
吾輩は名無しである:02/11/08 01:38
新しい写真集が出版されるかもしれない
って聞いたけど、買う人どれくらいいるかな?
値段は一万円くらいだって。
僕はかなり興味あり。
374 :
吾輩は名無しである:02/11/09 01:11
375 :
329ですが:02/11/11 00:38
>>373 >>374 くわしいソースがあったら是非教えてください。
お願いします。どうしても手にしたいもので…
376 :
吾輩は名無しである:02/11/11 22:58
>>375 片岡義男メーリングリストで流れたよ。
www.freeml.com の片岡義男ML。
この機会にぜひ参加を。
「通常の写真集ではなく、ポストカード・サイズの写真100枚をセットにしたものにしたい」
らしく、「実際にどれだけの需要があり、またコストがかかるのかを調べてから、
売価と部数を決めたい」ので、MLで購入希望を募っていた。
377 :
吾輩は名無しである:02/11/12 05:25
378 :
吾輩は名無しである:02/11/16 03:27
購入希望者、あんまり集まってないみたいだな
379 :
吾輩は名無しである:02/11/17 02:04
380 :
吾輩は名無しである:02/11/20 06:13
写真家としての片岡さんをどう思いますか?
381 :
吾輩は名無しである:02/11/20 11:40
>>380 おれは好きだ。理知的でありながら、冷たくない。
382 :
吾輩は名無しである:02/11/20 12:15
むかしSFブームのころ、片岡が一括100万円で売りに出したSFペーパーバック
は、結局売れたのだろうか?
383 :
吾輩は名無しである:02/11/21 01:57
>>381 私は風景じゃない作品が好きです。
外国のお菓子とか、そういうの。
384 :
吾輩は名無しである:02/11/21 10:49
>>383 ああ、彼のテーブルフォトはいいよね。
連続写真で、微妙に対象の配置を変えてみたり、角度をちょっと
ひねってみたり、絶妙なセンスだよな。
385 :
吾輩は名無しである:02/11/21 15:22
>>382 売りに出したって雑誌の企画とかそういうの?
SFペーパーバックか。面白そうだ
「片岡義男ML」のオーナー兼、
HP「白い波の荒野へ」のウェブマスターです。
ときどき覗かせてもらいます。
387 :
吾輩は名無しである:02/11/22 19:05
>>386 あ、わたし時々覗かせてもらってますよ。ガンガレ
388 :
吾輩は名無しである:02/11/22 23:27
>>386 italさん
ここの
>>338 辺りで語られてますが、
片岡さんは、ブックカバーや栞などは使わない方ですか?
片岡さんの「読書スタイル」興味アリです。
>>388 庭に出したテーブルに両足を乗っけて椅子にすわり、積み上げたペーパーバックを読んでいる。
「読書スタイル」で頭に浮かぶのは、まずはこういう姿ですね。
それから僕の推測ですが、ブック・カヴァーや栞には、それほど必然性を感じていないのではないか、と思います。
それはやはり、「モノとしての本」に魅力を感じていると思われるからで、
そうなると、生半可なカヴァーはかえって「モノとしての本」の魅力を損なうことになる、と。
栞に関しては、まったく使わないということもないでしょうが、
使っている姿というのは、なかなか想像できません。
資料として読む場合に、付箋などを使うようなことはあるでしょうが、
読むのは早いだろうし、また本を読むときには、
そのための時間をたっぷりとって読書に集中する、
というスタイルなのではないか、と僕は思っています。
390 :
吾輩は名無しである:02/11/24 01:00
>「モノとしての本」に魅力を感じていると思われる
激しく同意だな。
やつの本を撮った写真は美しい。ボロボロになった『アメリカの鱒釣り』
とか、ビートルズの写真集とか、あくまでもオブジェクトとしての本の
美しさを追求している。かといって、華美な装丁にこだわっているわけ
ではなく、そこに求めるのは、あくまでも精製された機能美と年輪だ。
>>390 >機能美と年輪
このふたつを、日本という国は大事にしていない・・・という気がする。
たぶん、それらは商売にならない、と思い込んでいるからだろうな。
392 :
吾輩は名無しである:02/11/24 13:43
片岡義男が撮った『東京』の写真の魅力はどの辺にあるのかな
393 :
吾輩は名無しである:02/11/24 14:42
>>392 決して人は映っていないが、小津安二郎の美意識と通じるところがあると思う。
街の中に垣間見られる構成美とか、そういうものをスナップするのがメチャうまい。
クールと感傷のギリギリのせめぎあいという印象があるな、おれは。
394 :
吾輩は名無しである:02/11/24 16:37
>>393 僕個人としては、彼の東京の写真には、あまり『美』というものは感じない。
被写体自体に美を感じない、と言った方が正確かな。
彼の『本』を撮った写真は好きだ。美しいと思う。
395 :
吾輩は名無しである:02/11/24 21:04
>>394 うーん、「東京」に美を感じるか感じないかはたしかに個人差だろうなぁ。
ただ、彼の風景写真がユニークである点は認めてもいいと思う。
大西みつぐなんかのヘタレスナップシュ−ターなんかよりはよっぽど洗練されてる。
396 :
吾輩は名無しである:02/11/25 01:40
>>395 うん。僕は『東京』には美を感じないけど、
『彼の風景写真がユニーク』というのは、まったく同感。
「東京とは何か」という問いは、まさに「日本の未来とは何か」ということにほかならない。
彼の東京の写真を見ていくうちに、僕が感じたのはこれだった。
殺伐として、まさに殺風景というほかない景色に、なぜ僕らは懐かしさすら感じるのか。
こんな風景さえも消えてほしくないと思わせるほどに、
片っぱしから破壊されていく風景のなかに僕らは生きている。
いま東京にあるどの風景も、50年後には朽ち果てているか取り壊されているか、
そのどちらかなのではないのか。
笑うしかないペシミズムが、彼の写真のなかには封じ込められている。
398 :
吾輩は名無しである:02/11/25 18:04
>>397 italさん
上記のとらえかたはちょっと大仰すぎませんか。
わたしは彼の写真からペシミズムは読みとれません。
片岡自身は変化していく部分や俗悪な部分も含めて、東京という
都市に対して、愛おしさに近い感情を抱いているように思えます。
まあ、受とり手の問題だといってしまえばそれまでで、italさんが
そうお感じになるのなら、そういうものなのでしょう。
>>398 もちろんそういう部分もあるし、それは僕も感じます。
しかし、それだけではもちろんないし、僕の感想が大仰だとは思わない。
「彼が何を言いたいのか」が問題なのだから、
写真だけから無理に何かを感じ取る必要もないわけだし、
文章とあわせた、トータルな感想だと受け取ってください。
このスレッドに女性(らしき)姿を見かけないのが、個人的には異様に面白い。
401 :
吾輩は名無しである:02/11/25 19:39
>>400 そのような憶測は2chでは無意味でしょう(あ、煽りではありませんよ)。
402 :
吾輩は名無しである:02/11/26 00:55
>>400 italさん。読みが甘いですね(笑
私、何度か書き込んでますよ
403 :
吾輩は名無しである:02/11/26 01:07
>>397 ほぼ同感です
彼の文章を読んで、写真をみると、そう捉えるのが正解でしょうね
404 :
吾輩は名無しである:02/11/26 02:16
テキストとあわせて写真を読み込むとitalさんのような見方も可能になるということ
ですね。
おすすめ本があったら教えていただけませんか。
わたしは今まで写真(と小説)にしか目がいかなかったものですから。
>>402 はい、甘すぎました。
>>404 『10セントの意識革命』『日本語の外へ』の二冊はマスト。
それと、『ぼくはプレスリーが大好き』(『エルヴィスから始まった』『音楽風景』も同内容)
これらの本を読まずに(知らずに)片岡義男を語ってはいけない、
と言うより、この三冊を読むと、ほかの小説やエッセイがもっと楽しく読めます。
406 :
吾輩は名無しである:02/11/26 13:55
>>405 italさん
初期のエッセイは見逃していました。
ポパイの連載はすごく好きだったんですけどね。
読んでみます。
>>406 「アメリカノロジー」は僕も好きでした。
いつか全部コピーして、私家版の豪華本でもつくってみたい。
ちなみに、“片岡義男の”とタイトルについていたのは、不本意だったらしい。
「恥ずかしいよ」
と言ってました。
408 :
吾輩は名無しである:02/11/26 17:33
えっ、italさんは片岡氏に会ったことあるんですか?
409 :
吾輩は名無しである:02/11/26 18:18
「音楽を聴く」も読まなくちゃ
>>408 年に何度かお会いする機会があります。
>>409 『音楽を聴く 2』もね。
音楽関係の著作だと、小西康陽氏とラウンジ・ミュージックの本を書く、
という話も出てたけど、あれはどうなったんだろう?
おお、しばらく覗かない間にitalさんが登場している。
2ちゃんねらーでしたか?
片岡さんと面識のあるitalさんに質問なのですが
片岡さんはネット環境に居る人なのですか?
2ちゃんを覗いていたりしたらおもしろいと思いまして。
>>377 >>379 italさんのHPですね。むか〜しから覗いています。
購入希望のMailしました。
>>405 italさん、同意です。特に『日本語の外へ』は97年の
出版当時は何度も何度も読み込みました。
『緑の瞳とズームレンズ』の頃からの一連の批評の集大成と
いう感じで名著だと思います。
『10セントの意識革命』は70年代前半にあれが書かれていた
という事で片岡さんの資質がよくわかる本ですね。
>>411 片岡さんがコンピュータを購入したという話はまだ聞いていません。
しかし、まったく興味がないわけではないようで、
一時期、パワー・マック・キューブを買おうとしていたことはあったようです。
ただ、情報を得るということよりはむしろ、日本語入力装置の選択肢のひとつとしての興味です。
日本語ワードプロセサーも、実質ないに等しい状況だから、そうせざるを得ないということですね。
最近、また手書きで書こうとしているのも、魅力的な入力装置がないからでしょう。
・・・だれか、日本語タイプライター(僕も欲しい)を作ってください。
「ボビーをつかまえろ」を探してるんだけど、なかなか見つからない。
彼女の誕生日に車を海に突っ込んじゃう話と、写真を手懸かりにバイク
を届けに行く話がもう一度読みたいんだけど…
414 :
吾輩は名無しである:02/12/10 13:31
結局、写真集の話はどうなったんだ???
416 :
吾輩は名無しである:02/12/15 00:44
片岡さんはクリスマスのお祝いするんでしょうか
417 :
吾輩は名無しである:02/12/16 02:25
創価でもクリスマス祝うの?
418 :
吾輩は名無しである:02/12/19 15:05
419 :
吾輩は名無しである:02/12/25 11:05
age
「ブギ」は50回は読んでる気がする。
「ハートブレイクなんて、へっちゃらなんだからね」ほど頭の悪いセリフは、誰にも書けないと思います。
敏男の手の甲に、あたたかい涙が落ち、流れた。
唇を押し当てたまま、恵美は子供のようにこう言った。
「いやになったら・・・捨てても・・・いいのよ」
部屋のなかのみんなが聞いていた。
恵美は、言葉にいっそう力をこめた。
「ハートブレイクなんか・・・へっちゃらなんだから」
誤引用すみません。
ね、いいセリフでしょ。
423 :
吾輩は名無しである:03/01/11 00:42
片岡と仲のいい作家っているかな?
ミステリ作家とかある種の純文学系の作家などと違って、あんまり対談とかで
人間関係をアピールしない人だよね。
424 :
吾輩は名無しである:03/01/17 05:00
片岡の英語について書かれた本は勉強になるのだろうか?
英語力のある人、コメント求む。
(^^)
>>424 僕自身は英語力にそれほど自信はないのですが、
根本にあるのは、「英語を話すための頭になる」ということだと思うので、
英語で書かれた、または話された文章の本質を理解するためには勉強にはなると思う。
あるいは、タイトルを見てもわかるとおり、
英語(=アメリカ)と日本語(=日本)について書かれたエッセイとして読むのも、
正しい読み方のひとつでしょうね。
427 :
吾輩は名無しである:03/01/26 23:31
>あるいは、タイトルを見てもわかるとおり、
>英語(=アメリカ)と日本語(=日本)について書かれたエッセイとして読むのも、
>正しい読み方のひとつでしょうね。
なるほど。言われてみるとそうですね。
純粋に「英語の知識」を求めて読むよりは、「英語の発想」を学ぶ目的で
読んでみますか。
428 :
吾輩は名無しである:03/02/07 15:17
もう何年も前(20年位?)のTVCMでナレーションやってたのが凄い良かったな−
パイオニアのカーステレオ、ロンサム・カーボーイなんだけどウオ−レン・オーツが
ピストルで空き缶を撃つシーンが非常に印象的でした。当時の漫画、俺の空に出てくる殺し屋は
このウオ−レン・オーツそのまんまでビクリでした。
429 :
吾輩は名無しである:03/02/23 23:46
限定3,000冊の本(タイトル失念)買った人いる?
430 :
吾輩は名無しである:03/03/18 02:16
片岡って、いまでもオートバイに乗ってるのかな
431 :
吾輩は名無しである:03/03/18 10:50
age!
>1
ハイハイ、好きでもいいが文学とは違う、一般書籍板で思うさま語り倒せw
433 :
吾輩は名無しである:03/03/19 00:01
434 :
ミステリ板住人 ◆A4jsQTgi.Q :03/03/19 00:21
>>美香嬢
ミステリタッチと言われる純文学作品「死霊」を読まれたことがありますか?
小生、初版時から読解出来ず、首を傾げ過ぎて痛くなるほどです。
出来れば、美香嬢に読解のアドバイスをお願いしたのですが?
435 :
吾輩は名無しである:03/03/20 00:32
Happy Birthday!
436 :
吾輩は名無しである:03/03/23 01:58
この戦争についての片岡義男の考えを聞いてみたい
437 :
吾輩は名無しである:03/03/25 23:28
片岡原作、藤田敏八監督『スローなブギにしてくれ』出演の古尾屋雅人が自殺だそうだ
ご冥福をお祈りします。
438 :
『美人物語』:03/04/05 02:04
のなかの、「Dm16小節」「エンド・マークから始まる」を読みました。
TG氏が薦めるのが、わかるような気がします。
日本の小説の「伝統」の対極にあるような作風。でも、自然で、カサカサに
乾いてるわけじゃなくて、人物の造形にも、一定のリアリティがあるように
思います。台詞と、簡単な説明と、情景描写。その他、よけいなものは
書かない、と決意でもしているかのような、平明な文体。
ヒロインの女性はたしかに、区別がつかないほど、同じように恰好いい。
あるんだか、ないんだか、よくわからない余韻。
でも、いいですね。作者の好んで書くヒロインを、生理的に嫌いでなければ、
片岡作品は、ふつうに楽しめるんじゃないでしょうか。
439 :
吾輩は名無しである:03/04/05 02:25
片岡氏は七十年代日本語を作った、村上春樹の前触れになる「新アメリカ派」
偉大なのは当たり前。翻訳不可能だった英語をそのまんま入れて定着させた
翻訳家。彼のアメリカ小説・文化の理解は無論偉大。村上春樹は片岡のしいた土壌の
上に、「軽さ」にまつわるアメリカ文化と翻訳日本語を、再生産したということだね。
これをよく知りかつ自信持って語る人がいないのは何故だろう。私がまとまって
論文かこうか?誰か買わないか?
好きか嫌いか、は別問題なんだけど。私はそもそも春樹の世代ですらない人間で、
あの「軽さ・冷静さ」=価値という考え方自体ずれているように見えて仕方のない
世代に属します。
440 :
吾輩は名無しである:03/04/05 02:26
フカーイ!
441 :
吾輩は名無しである:03/04/05 02:30
確かに、いま考えてみて、村上春樹のワンマンレヴォルーションでは全然ない。しかし
「純文学」という愚直な概念に縛られ盲目なひとには着目不可能だった、コンテクスト、
文学史、だよね。春樹の初期作品好きなやつ、片岡にも当然責任持つべき
442 :
吾輩は名無しである:03/04/05 03:08
あッ
あたりだッ
と思い
443 :
吾輩は名無しである:03/04/05 15:51
片岡義男を素直に受け入れられた世代で良かったと思う。
生まれるのがもう少し遅れていたら彼の偉大さに気づくことなく
馬鹿にしていただろうなと思う。
おれは初期の片岡が好きなので、「片岡」と聞くと「70年代が舞台の
青春小説」と反射的に思うんだけど、これって人によって違うのかな?
445 :
吾輩は名無しである:03/04/07 13:09
どんな作家でも人によって思いは違うでしょ。
本人が高校生ぐらいの時代にその作家どうだったかが
その作家への思いのコアになるような。
446 :
吾輩は名無しである:03/04/07 15:02
片岡の作品内の女子像の哀しさに誰か気付かないか。
これは断然、日本の社会内女性の明らかに封じられた自由を軽く批評した
哀しさ、無力感だったと思うよ
447 :
吾輩は名無しである:03/04/07 18:29
↑自分に酔ってるレスはわかりにくい。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
449 :
吾輩は名無しである:03/04/28 23:51
黒い車に桜の花びらがたくさんついてて…
↑このシュチュエーションだけ憶えてるのですが
タイトルご存知の方いらっしゃいますか。
450 :
吾輩は名無しである:03/05/03 01:36
『黒い車に桜の花びら』
451 :
吾輩は名無しである:03/05/11 00:38
メインテーマって、12まで出る予定だったんだよね
4以降は、どうなったのかな・・・
首都圏は救急車の音が犯罪的に少し大きすぎませんか、昼も夜も。
同じく西洋かぶれだが、
春樹:脳内妄想(憧れ)
片岡:実体験(環境)
あとがきの短編が好き!>「俺のハートがNOと言う」
454 :
吾輩は名無しである:03/05/27 04:49
片岡義男って実はゲイ、またはバイなんじゃない?
作家としては、それが良いとか悪いとかいう問題じゃないけど。
455 :
吾輩は名無しである:03/05/28 01:48
>454
ん? どうして?
小説のなかにレズビアンがでてくるから?
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
457 :
吾輩は名無しである:03/05/28 23:49
片岡はレズビアンに好意的だよね
458 :
吾輩は名無しである:03/06/02 02:29
「ライ麦畑でつかまえて」
片岡義男に翻訳してもらいたい
459 :
吾輩は名無しである:03/06/03 11:17
>458
一票
460 :
吾輩は名無しである:03/06/13 06:49
片岡原作、藤田敏八監督『スローなブギにしてくれ』は
何故あのようなくされATG風味の映画になってしまったのだろうか?
トンパチが悪いのか?
461 :
吾輩は名無しである:03/06/13 12:52
463 :
吾輩は名無しである:03/06/13 18:18
ライ麦畑自体あんまりおもしろくないので
別にウタダひかるでもいいや。
なんならデビ夫人でもいい。
>462
今ごろ片岡っつってる時点で流行も何もあったもんじゃないだろ、
お互いによ
test
466 :
吾輩は名無しである:03/06/28 21:22
この人の小説を海辺で読むと気分だけど、
なんせ、白地が多いので眩しくて目を痛めました。
467 :
吾輩は名無しである:03/06/28 21:48
彼は彼女をみた。彼女の乳房がゆれた。彼女は、悶えた。
海を見た。波が荒れていた。彼は、言った。
いまどきこんな文章書いてたら、新人賞の一次も通らないよな〜
野生時代新人賞くらいでしょう。
468 :
吾輩は名無しである:03/07/10 00:42
『青色吐息』だって。
片岡が間違えるのめずらしいな。
469 :
吾輩は名無しである:03/07/10 01:56
オレが遠い昔リアル工房だったとき、図書館で初めて片岡の本を借りて、
休み時間に読んでいたら、となりのクラスのヤツに、
「片岡義男ってくだらない小説ばかり書いているヤツだろ」って
感じのこと言われたなー。別にその言葉のせいじゃないけど、
片岡の本はその時読んだきり。題名も内容もまったく覚えてないな。
僕が最初に感銘を受けた彼の言葉は、
「僕はだれの影響も受けていない」だった。
なにで読んだのかは忘れたけど、とても生意気な、いい言葉だと思う。
田口ランディが言ったら撲殺もののセリフだな
心をこめてかぼちゃ畑に座る
473 :
吾輩は名無しである:03/07/11 01:52
ドライマティーニが口を訊く
酒版に逝って来ます
474 :
吾輩は名無しである:03/07/11 02:19
ルバーブのタルトが食べたい・・・
「いい旅を、と誰もがいった」「ときには星の下で眠る」
「幸せは白いTシャツ」「朝になったらタッチ・ミー」
「ひどい雨が降ってきた」
いいタイトルだよなあ
476 :
我輩は名無しである:03/07/11 13:10
題名だけはいい
が
中身はどれも似たりよったりで稚拙
作家というよりコピーライター
477 :
吾輩は名無しである:03/07/11 18:55
「缶ビールのロマンス」
これ読むと無茶苦茶ビールが飲みたくなる
えびすが高い
び、ビール・・・飲もう
まさと?
ある意味では、ひじょうに日本的だと思う
文章のミニマルさ
ビールだのコーヒー一杯だのに込められたわびさび
天候や季節感に対する執着
がいじんにゃわからんだろうな
482 :
吾輩は名無しである:03/07/13 01:09
アメリカの作家の書いた小説に
片岡氏の小説に近いものを感じることがあります
483 :
吾輩は名無しである:03/07/13 02:31
昔ラジオやってたよね?
「ぬくみさん」ていう響きがなんか頭にこびりついてるんだよな。
>476
君、後期の作品を斜め読みしたくらいだろ?
485 :
吾輩は名無しである:03/07/15 03:53
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
487 :
吾輩は名無しである:03/07/15 13:14
age
デンバーにTattered Cover Book Storeという名まえの本屋さんがある。
日本語に訳せば(ボロボロな表紙の本の本屋さん)てとこか。
ところが店の中はとても綺麗で落ち着いた雰囲気。もちろん本は新品。
木の椅子に座って、僕は何時間も本を読む事ができた。
渋谷のBOOK1st.に行った時、同じ様に本屋さんに椅子があるのを見つけて
彼女にデンバーの話をすると、彼女は少し知っていた。
片岡義男さんの本か何かで知ったらしい。
あの店のあの椅子で、彼なら何時間でも本を読んでいた事だろう。
489 :
吾輩は名無しである:03/07/17 21:46
確かにね、タイトルの付け方は抜群に上手いよ。
「スローなブギにしてくれ」
「ラジオが泣いた夜」
「彼のオートバイ、彼女の島」
「彼女が風に吹かれた場合」
挙げればきりが無い。
でも、初期の「人生は野菜スープ」とか「給料日」とかは、内容はド演歌だよ。
490 :
吾輩は名無しである:03/07/18 03:12
内容がおかしい話があるよね。
腕時計をはずしたはずなのに、
そのすぐ後に腕に巻いてある腕時計で
時間を確認したりとか...。
シエラカップでお湯を沸かして
ティーカップに紅茶をつくったはずなのに、
いつのまにかティーカップの存在は忘れられて
シエラカップから直接紅茶を飲んでたりとか...。
でも、片岡義男大好きさっ。
491 :
吾輩は名無しである:03/07/18 05:44
今年も片岡義男の季節が来たわけだが。
「人生は野菜スープ」ってタイトルは、最初はぐえ、と思ったがだんだん
良くなってきた…。
>490
(゜ε゜)キニシナイ!!
>>490 そういう稚拙なミステイクや誤植は、当時の編集者の責任も大きいと思うのだが。
495 :
吾輩は名無しである:03/07/20 01:06
文字の誤植程度なら、編集者の責任も大きいと思いますが、
ストーリーが破たんしてるようなものは、作者本人の責任でしょう。
もちろん編集者にも責任はありますが。
496 :
吾輩は名無しである:03/07/20 04:06
「〜である。」を絶対に使わないところが好きだ。
「青春だよ。青春と夏とオートバイだ。必然的に、北へさすらう」>491
>>495 そりゃもちろん作者の責任だろうね。
でも、ストーリーの破綻の話なんだっけ?
四月生まれの秋子という女性を発見したときには、ちょっと笑ったけど、
たぶん、南半球で生まれたんだろうな♪
「日本語で生きるとは」って、言ってることはわかるけど
内容がちょっと古いなぁ。。。
500 :
吾輩は名無しである:03/07/30 23:54
>>499 そう? そうだっけ?
内容忘れちゃった。もう一回読んでみるね
501 :
吾輩は名無しである:03/07/31 08:27
片岡、好きだったなぁ・・・
少女がボートで自殺する話があったね。
あれは素晴らしかった。
文庫本が発売されるたびに買って、
むさぼるように読んだ。
が、ある時期から、買った本が
読まずに書架に並ぶだけになり、
未読の本が5冊たまったあたりで、
私は片岡を卒業した。
>501
はいはい、よかったね
後期の作品はあまり好きではないんだけど、やたらと眠い男が出てくる
話があったよね。あれ、なんて題だっけ。出張先から帰ってきた男が、
眠くて眠くて、最後にようやく眠るまでの話。何だかやたらと思い出すん
だよね
(^^)
>501
卒業したということは、今では歯牙にもかけないということか
今読むと、「なんでこんなものに夢中になってたんだ?」
と感じるということか
オレは逆だけどね
1が言うように、改めて作家として見直したけど
なんか稀有な存在で、実際、いい作品もあるよなと
505 :
吾輩は名無しである:03/08/03 00:21
>>504 >>501は『片岡の本を読まなくなった』だけなんじゃない?
『なんでこんなものに夢中になってたんだ?』なんて
どこにも書いてないと思うけどな。
『少女がボートで自殺する話があったね。
あれは素晴らしかった』って書いてるくらいだしさ。
読み返してみると
>>504を曲解しちゃったかも・・・
ごめん
80年代、僕が十代から二十代にかけて刊行された小説には、
ほんとうにワクワクして読んだので、
それらをいま十代の人たちがどのように読むのかを知りたい。
角川文庫の復刻版には期待してるのですが・・・。
508 :
吾輩は名無しである:03/08/14 19:31
>>507 今の十代が片岡を面白いと思うわけないって。
つーか、かつて片岡がそこそこ売れていた時期だって、
読んでたのは一部の田舎者だけだろ?
509 :
吾輩は名無しである:03/08/15 00:03
>読んでたのは一部の田舎者だけだろ?
それは偏見だと思うが、どうだろう
漏れに関して言えば、当時から、ちょっと引いて読んでて、片岡の価値観が全てかっこよく正しいなどという風に、盲目的にはまっていたわけではなかった
それでも、客観的に見て面白いと思える作品もあった
もちろん、なかには思わず「ダサ。」と感じるものもあった
しかし、自分にはかっこ悪いと思える価値観でも、その人がそれに「信念」を持っている様子は、僕には「かっこいい」と思える
だから、片岡はカコイイと僕は思う
当時、僕は10代で、決して田舎とは言えない土地に住んでいました
『日本語の彼方に』だったかうろ覚えなのだが、
かなり立派な比較文化論だったぞ。
小説は読んだことがないが。
511 :
吾輩は名無しである:03/08/15 00:31
512 :
吾輩は名無しである:03/08/15 01:32
片岡読んでた奴って、ポパイだのホットドッグプレスだのを
マジで参考にしちゃってた奴が多いんじゃないか?
>512
片岡はその路線とはビミョーにズレてまふ。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
516 :
吾輩は名無しである:03/08/16 01:52
age
517 :
ital(イナカモノ):03/08/20 09:44
>>508 それぞれに読めばいいので、別に面白いと思って読んでもらわなくてもいいのですが、
最近、僕が聞いたなかでの最年少の読者は、15歳の少年でした。
僕はその昔、日本人は世界の田舎者だと思っていたので、
日本のなかでの都会人とか田舎者とかの区別をするのは無意味だと思っていました。
わざわざこんなスレまで来て、片岡をけなさなくても
いいだろうに…
520 :
吾輩は名無しである:03/08/22 23:55
22日放送の『彼のオートバイ、彼女の島』をみた。
なんだかいまひとつ・・・小説の方は好きなんだけどなぁ。
>>520 僕も17年ぶり(!)に観ました。
16ミリ作品の『ハートブレイクなんかへっちゃら』は未見ですが、
個人的には、片岡作品の映像化として、当時もっとも可能性を感じたし、
いまもその考えは変わらない。
半分くらいに編集して私家版として楽しみたい。
>>520 俺も見た。
小説持っててまだ読んでないけど、アレ見て読む気無くした。
監督は角川春樹?
あの人が監督すると全部ダメになっちゃうね。
小説の方は面白いの?
>>522 小説の方は『おすすめっ!!』って程じゃないけど悪くないよ。
オートバイ小説だったら『幸せは白いTシャツ』の方が好き。
>>523 そうか、大林か。
椰子もたいした監督じゃないな。
>>524 「幸せは白いTシャツ」は俺も読んだ。
あれは写真がよかったね。
青空をバックに、逆光でシルエットになっているバイクに乗った女の子。
その写真は素晴らしかった。
他にお薦めのバイク小説ってないですかね。
「ときには星の下で眠る」だろう、やっぱ。
白バイをかっぱらうシーンは何度読んでもいい。
私も『ときには星の下で眠る』に一票。
「さしむかいラブソング」に一票入れてみたりする。
中盤、主人公がバイクでコケるシーンが妙に印象に残ってる
「ときには星の下で眠る」読んでみまつ。
しかし、バイク小説といったら片岡義男ぐらいなのかなぁ。
山川健一とかいう椰子のを読んだが、なんだコレってカンジだったし。
片岡義男スレでこんなことを聞くのもなんだが、他にバイク小説を書く作家って
いないのかな?
俺は「いい旅を、と誰もが言った」が大好きなんだけど、
あれに所収の「ロードライダー」も良いバイクものだと思う。
リア厨のころ、あれ読んで、空気感の表現とかすごいと思ったし、
だだっぴろい大陸をひたすら移動していくということにロマン感じたなあ。
それだけの小説なんですがね。
「それだけの小説」って言い出すと、私小説なんかは全滅してしまう。
事件を起こさないと読者を引っ張っていけない小説の方がレベルが低いんだ
と思う。
あ、いや、片岡がハイレベルと言いたいわけでもないのだけれど…
>>531 いや別に、けなしたわけじゃないよ。
「ロードライダー」は、ただひたすら「バイクで移動すること」「バイクを通して拡張される感覚」、
つまり「バイク体験」だけを描いている作品で、俺はそこが気に入っているのだけど、
それ以外に何のドラマもない小説なので、未読者のためにそこを言い訳してみただけ。
でも片岡義男読んでる人だったら、別にドラマは求めてないわな。要らない一言だったかも。
「ロードライダー」のバイク体験の描き方なんかは、
「限りなき夏」でゴードンとムーラがサーフィン談義するところと思想がかぶってくるね。
あの、"サーフボードを通じて、地球と宇宙の中間に位置する"ってやつね。
「ロードライダー」ではバイクを通じて、"地表と気象の中間"を走りぬいていく快感が
いい感じに表現されてて、気持ちがいい。
ハニデューメロンを食べるシーンと、洗濯したシャツを干すシーン、それに
ジェリービーンズ型のプール…
534 :
吾輩は名無しである:03/09/06 03:43
片岡が書いたミステリーを読みたい
535 :
吾輩は名無しである:03/09/06 10:08
笑えるなあ
片岡が文学界の6月号にサリンジャーに関する文章を寄せてたらしいじゃん
何書いてたか読んだ人いる?
いっそのこと「ライ麦」とか翻訳して、春樹とガチンコ勝負してほしいな
元気なうちに・・・
本人は嫌がるだろうけど、コバルト文庫ものもけっこう好きです。
538 :
吾輩は名無しである:03/09/11 02:24
コバルト買ってたころは文庫のカバーが気に入らなくて
捨てていました。角川のカバーはかっこいいので大好きでした。
このころの青春小説っぽい作品は戦略的に量産していた
というような内容の本人のエッセイを読んだことがあります。
それでいて近年のエッセイや評論がアレですから本当に
「実は大した作家」だと思います。
539 :
吾輩は名無しである:03/09/25 03:38
「あの当時」の作品は活字で作るコミックスという試みなんでしょ。
今、センスのいい画風の漫画家に描いてもらったら大ヒットするでしょうよ。
片岡義男が嫌いな奴はなんとなく大阪人とか、阪神ファンってイメージだなw
僻み根性が凄くて物事をストレートに受け入れられない感じ。
片岡=ポパイ・HDPなんて思うアホも上にいたしね。
そういう奴は北関東のイナカモノがつくる裏原ファッションがポップだなんて
思うのだろうな。
540 :
吾輩は名無しである:03/09/25 22:47
片岡ファン=北関東のイナカモノがつくる裏原ファッションがポップだなんて思う奴
ってとこじゃないかね。
つーか、裏原ファッションがポップだなんて考える自体がすでに田舎者丸出しの感覚なんだが・・
541 :
吾輩は名無しである:03/09/25 23:39
「日本語の外へ」文庫化記念age
角川エライ!
542 :
吾輩は名無しである:03/09/26 00:31
片岡の母親は大阪の人だよね
543 :
吾輩は名無しである:03/09/26 07:03
540は典型的なイナカモノ
544 :
吾輩は名無しである:03/09/26 08:28
>>540 はじめの二行は間違った認識だと思うぞ。
三行目は同意。
>>542 そうなんですか?
片岡氏は養母のはなしは書くけど実母のこと
は書かないんだよね。
裏原ファッションと片岡の作風が全然頭の中で結び付かない…
つーか、批判してるやつは後期の片岡しか読んでねーだろ?
代表作の大半は前期の作品だぞ
「養母」って残留孤児みたいだな・・・
>>544 3年くらいまえに、ラジオ番組に片岡が出演していて
そこで語ってた。
あの柔らかな声で言う『かまへん、かまへん』
『あほくさ』は、いい雰囲気だった。
片岡少年が、成績のわるい通信簿(だったかな)を
家に持って帰って母親に見せると、
母親は『かまへん、かまへん』と言ったとか。
いい母親だなぁと思ったよ。
> 片岡義男って実は大した作家だよね
に対抗して、
村上春樹ってとんだくわせもんなんか?
>>547 あ、片岡氏はむかしはFMで番組もってたんですよね。
今はやっていないのかなあ。
いい話ですね。ナマの声聴いてみたい。
聴いたことないので。
>>548 誤爆でつかぁ?
550 :
吾輩は名無しである:03/09/27 02:29
FMすごく良かったよ。
彼女がカレーを作って
彼がジャバジャバソースをかけて
彼女が泣いちゃって
その後八百屋に福神漬けを一口分だけもらいにいくんだ
なんて話を斉藤なんとかって人の「カレーライス」って唄の後に
とりとめもなく話したのをよく思い出す。
なんか知らんがこの回の放送を思い出すんだ。
片岡さんは、はっきりいっておじいちゃんみたいな年なんだよね。
若々しいよな。
俺も批判する奴の感覚がわからん。
軽いってのも意味不明。
本が好きなら行間を読むって感覚はないんだろうか?
文章に触発されて自分の心の中に情景が広がらないのかな?
551 :
吾輩は名無しである:03/09/27 02:32
あーあとスレ読んで思ったけど
音楽に興味ない人も片岡を批判しそう。
タイトルのセンスだけはいいよねw
っておいおい。
他では絶対言わないほうがいい。
552 :
吾輩は名無しである:03/09/28 00:39
>>539 >「あの当時」の作品は活字で作るコミックスという試みなんでしょ。
>今、センスのいい画風の漫画家に描いてもらったら大ヒットするでしょうよ。
まったく原作通りに描いたら、大ヒットはしないだろう
『原作がダメ』という意味ではなく
エンタクに短編載ってるよ。あとで買って読むつもり。
554 :
吾輩は名無しである:03/09/29 03:02
>>553 エンタクに載ってるのかぁ。
福田和也は片岡を好評価してるのかな?
555 :
吾輩は名無しである:03/09/29 19:27
読みやすいし、やっぱり中高生に受けるものは売れるよ。
タイトルは秀逸だし。
福田和也みたいな衒学オタクでぶに、何がわかるって?
556 :
吾輩は名無しである:03/09/30 02:17
いや、エンタクって福田和也が主宰してる
から書いてみただけ
「エンタクシー」主宰4人のうち、誰が片岡に目をつけたのか。
私は坪内祐三だと思ってます。
福田は片岡に興味ないでしょ。「作家の値打ち」の現代作家100人に
片岡入ってないし。
また、なぜかこの一二年急に高橋源一郎が片岡を褒めはじめたので
(なぜ文壇は無視してきたのか、だって。遅いよ!)
高橋の褒め方が大嫌いな福田が今になって片岡に自分から依頼する
はずがない。
『日本語の外へ』が単行本から文庫に移ったことにより
定価が4200円から1000円にダウンしたことは喜ばしい。
あの本はもっと読まれていい本だと思う。
559 :
吾輩は名無しである:03/09/30 03:59
文壇なんてもてないエロジジイと三流女優の出会い系サークルみたいなもんで
そんなとこでどう思われようと関係ないよw
>>552 漫画でも世にも奇妙なの普通なストーリー版のようなドラマでもいいから
「原作通り」の映像をみたいよ。
ゴミみたいな角川映画じゃなく、
原作に忠実なストーリー&説得力のある俳優を使って。
角川3人娘+原田姉で泣いたファンは多いと思う。
脚本、監督は語る気もしないw。
やっぱり漫画が最適かな。
アニメ「ボビーに首ったけ」ってのもあったけどな。あおり文句が
「今、最もナウいアニメ!」だってさ…
561 :
吾輩は名無しである:03/09/30 15:23
>>557 >(なぜ文壇は無視してきたのか、だって。遅いよ!)
確かにw
15年は遅えわな
562 :
吾輩は名無しである:03/09/30 21:27
評価はどうでもいい。
問題は彼の著作が読めないことだね。
赤い背表紙の文庫でも読みたい種類のものは
古本屋にでまわっていない。
片岡の角川文庫なんて無くなる事は無いと思って
ひっこしのときに全部処分した。
高校の頃からずっととっておいたのに・・・
読みたくなったらまた買えばいい、それでいいと思っていたが
買えネーじゃんw
563 :
吾輩は名無しである:03/09/30 23:42
角川の赤い背表紙。全部持ってる。
本棚で古いほうからピンク→赤へとみごとに
日焼けのグラデーションが出来ています。
最初に買ったのは22年前。
息のながい作家だな。
>>562 ちょっとした街の駅前のつぶれそうな本屋で
50円とか100円で結構見掛けるよ。
赤になる前の白背表紙版もごくまれにある。
初期のものは途中でカバーデザインが
リニューアルされてたりして面白いです。
訂正。
駅前のは新刊じゃなくて古書店ね。
565 :
吾輩は名無しである:03/10/01 04:15
22年前か。
たぶんオイラと同世代だな。
カバーデザインは途中でかわったりしたね。
あの頃三好礼子が好きだった。
霊感山勘第六感にでて三好さんがバカだということがわかって
一気に冷めたけど。
片岡に関係ないんだが当時堀ひろ子も好きだった。
堀さんが自殺された時はちょっと泣いた。
>>565 1985年のバイク雑誌には、「急性心不全のため自宅で亡くなった。」と出てる。
自殺だったんですか?
片岡義男ってバイリンガルのようだけど、どういう育ち方したの?
日本育ちだよね。
でも、翻訳は下手糞だな。高校生の英文和訳みたい。
568 :
吾輩は名無しである:03/10/01 22:31
>>566 自殺だと思うよ。
たしかにその年だったね。
もううろ覚えなんですがサハラ砂漠横断旅行というか、プロジェクトの頓挫などに
まつわることで精神的にまいっていたような感じの記事がたくさんあったと思う。
病死ではなかったと思う。
ボクの勘違いなら失礼極まりなくて申し訳ないのだが・・・
>>567 たしか青春期はアメリカで過ごしたはず。
50年代をアメリカで過ごして大学は早稲田じゃなかったカナ?
そんで出版社に入るもあまり長くはいなかったような。
ちょっと前まではファンサイトもあったんだが今はどうだろう。
父親が日本語が話せない人で、
父親との会話は英語だったのでは?
570 :
吾輩は名無しである:03/10/02 01:04
571 :
吾輩は名無しである:03/10/02 01:34
>>570 過去スレと漏れの記憶を合わせると……
父親がインディアンの血を引く日系2世で英語しかしゃべれない。
母親は関西弁。広島で子供時代を過ごす(疎開か?)。
10代の頃、アメリカ(ハワイ?)で過ごす。
大学は早稲田の法学部。卒業後就職するも2〜3カ月で辞職。
その後、雑文家〜小説家に。
間違ってる?
572 :
吾輩は名無しである:03/10/03 01:01
片岡義男は日本の作家の作品は読まないらしいけど
どうしてだろう?
頭ん中が外人だからではないでしょうか。アイデンティティの問題もあるかも
日本映画は結構観てるのにね。
575 :
吾輩は名無しである:03/10/04 03:01
漱石の『坊ちゃん』は、おもしろかったって言ってなかったっけ
576 :
吾輩は名無しである:03/10/04 03:08
片岡 義男(かたおか・よしお)
1940年東京生まれ。日系二世で『源氏物語』なども英語で読んだ。
早稲田大学法学部卒。
60年代から70年代にかけて、テディ片岡の名で風俗評論を手がける。
73年に植草甚一編集の『ワンダーランド』の創刊に参加。
74年『白い波の荒野』で作家デビュー。
75年『スローなブギにしてくれ』で野性時代新人賞受賞。
『人生は野菜スープ』『マーマレードの朝』など、現代の若者の風俗を描き、
そのファッショナブルでエスプリの効いた感覚で人気を集め映画化された作品も多い。
訳書に『ビートルズ詩集』などがある。
http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/pen-name/ka.html
日系二世なのは片岡の父親じゃないか?
デビュー作は「白い波の荒野へ」
たしかに。
二世なのは父親っぽいね。
ま、576のサイトは個人でやってるサイトみたいだから、情報もあまり正確じゃないんだろうね。
579 :
吾輩は名無しである:03/10/10 00:14
『文房具を買いに』の装幀は誰がやったの?
片岡氏かな? 誰か知ってる人いませんか?
580 :
吾輩は名無しである:03/10/10 01:01
実物を探せ。
装丁者ぐらい書いてあるだろう。
581 :
吾輩は名無しである:03/10/10 01:40
文房具を買いにの装丁者、書いてなかったよ。
カバーにも奥付にも書いてないよね。
italさんなら知ってるかも。
東京書籍に電話して訊けば。
583 :
吾輩は名無しである:03/10/10 06:35
うろ覚えなんだが・・・装丁といえば
「ラハイナまで来た理由」の装丁は
素樹文生だったような気がする。
ちがったかしらん?
584 :
吾輩は名無しである:03/10/10 09:58
その通り。
出版社に電話しろ。
興味があるならそのくらい行動しろ。
585 :
吾輩は名無しである:03/10/10 16:38
>>583 そうそう。
で、素樹文生の『旅々オートバイ』の解説を
片岡義男が書いている。
1970年代、彼と一緒にFM東京「気まぐれ飛行船」のDJをやっていたジャズ歌手、
安田南の消息を知っている人いませんか? かなりのヤク中と聞いていたけど……。
587 :
吾輩は名無しである:03/10/12 05:55
あのー、エンタクの小説議論する人いないんですか?
文房具本を出したのもあるのか、お気に入りの手帳に自分のヌードを描いて貰う事に
こだわる空手使い(というかなんでしょうね、ああいうのは)の女性、の登場ですね。
確かに普通の純文学だともうちょっと重くなるところを、独特の軽みの混ざった文章
でさらっと書いていたりしていてさすがにうまいなーと思ったんですが、もうちょっ
と面白く読めそうな気がしてならないんで、何か鑑賞のポイントみたいなものをファ
ンの方に語ってもらえたらうれしいかな、なんて思ってます。
ちなみに片岡氏をちゃんと読むのはこれが初めてです。よろしくお願いします。
588 :
吾輩は名無しである:03/10/12 23:31
小説議論する人はいないんじゃないですか。
俺はそんなことしてどうするんだろうと思いますが。
自分なりに楽しめばそれでいい。それ以上でもそれ以下でもないと思うが。
589 :
吾輩は名無しである:03/10/12 23:53
文学について語る板なのに真っ向から否定されたよ。。。。
自分なりに楽しむだけじゃ物足りないから人の意見を訊いてみたかった
だけなのに。。。
590 :
吾輩は名無しである:03/10/13 23:59
何かと評判の良い
日本語の外へが文庫になっていたので買ってみた。
厚さにも驚いたが値段にも驚いた。
1050円とは。
単行本はいったいいくらだったんだろう。
591 :
吾輩は名無しである:03/10/14 00:22
>>590 4,400円くらいだったかな。
あの内容だったらこの値段も納得。
592 :
吾輩は名無しである:03/10/15 22:31
4400円か。すごいな。
まだ読み始めたばかりだけど
おもしろいね。
593 :
吾輩は名無しである:03/10/16 00:41
594 :
吾輩は名無しである:03/10/16 00:49
595 :
吾輩は名無しである:03/10/16 02:15
そんな書評はどうでもいいが。
評価は自分で決める。
1万人がゴミと言っても俺が(あるいは君が)良いと思えば良い。
1万人が良いと言っても俺が(あるいは君が)ゴミと思えばゴミ。
594が自ら読んだ感想なら意味あるレスだが
書評のリンクなんて「犬にでもくれてやれ」
モンスターライドでも読むかな。
この短編、おれの子守唄。
597 :
カエルくん:03/10/16 10:52
「日本語の外へ」は万人に読んで欲しい名著。
594の紹介する書評?は、風呂の中の屁のような
呟きにすぎない。批評するなら、もっと論理的に
しゃべりたまえ。
えーと、じゃぁかえるくん、
文庫に1000円出すのに躊躇してるから、
どのように名著なのか論理的に紹介してくれ。
週刊文春で坪内祐三が「日本語の外へ」の書評を書いているから
それを超えるものを期待したいとこだ。
600 :
吾輩は名無しである:03/10/17 04:24
>アメリカ通の人が年をとって文藝春秋にのるような
>ナショナリズム的思考を文章にしようと思った、という感じ。
>>594のリンクの書評は↑の時点で片岡義男がそもそも
「日本語の外」と「中」を自由に行き来することの出来る
人だという事を知らないんだと思うよ。
片岡義男は「外」が先で「中」のほうを学びつつおとなに
なったんだろうなぁというのが俺の印象。
村上龍が一時期よく書いていた「他者」「外部」の部分を
よく知っているめずらしい作家だと思う。
龍もその事はむかしから知っていたらしくて初期には春樹
との対談でそのあたりに言及していたし、自分のエッセイでも
「日本語の外へ」は出版当時に紹介していた。
>>598この本はブクオフなどにはあまり出回らないと思われる
ので1000円出して新品買ったほうが良いと思われ。
600ゲト
601 :
吾輩は名無しである:03/10/17 22:26
ガイシュツだろうけど ビリー・ザ・キッドを扱った
「友よまた逢おう」は乾いた文体が西部劇好きの俺には
大変心地よかった。
「ロンサムカウボーイ」「スターダストハイウェイ」もGOOD
確かに、僕たちはまだ「日本語の外へ」をしまっては
いけないと思う。
594の人は「プレゼンテーションの問題にすぎない」?と結論めいたことを
言っているけど、それは片岡さん自身も本の中で、日本語が悪いわけではない
、たとえ日本語であってもその(英語)ような機能を発揮する事は
できた(る)はずだ、と何度も言っているわけで、この本は
日本語がこれまでの社会の中でどのように使われてきた、いるのかを
特に英語との対比の中で、ただできるだけ正確に、客観的に、
検証しようとしてもいるわけでしょう?そしてそれは594の人も言ってる?
けれどとても意味のあることなわけでしょ?
僕自身、子供の頃からずっと感じてたモヤモヤを一気に問題として整理する
ことができたと思うよ。
ちょっと感情的な意見かもしれないけど、594の人の文章にあるのは
批判精神というより自己顕示欲だと思う。
結局、ただケナそうとしてるだけというか。
批評というのは本の中から議論を引き出していこう、みんなで考えよう、という
姿勢の方ががずっと有益だし、この本はそれに十分応えてくれるものだと
、僕は思う。
603 :
カエルくん:03/10/20 12:55
602
まったく、その通りだと思うよ。
604 :
吾輩は名無しである:03/10/22 03:00
そんなわけで未読の方はぜひ読んでね。
一昨日買ってきて通勤途中に読んでる。
英語の部分も自分で訳してみて、片岡訳と比べつつ読んでみている。
日本語論を期待して買ったけど、最初の湾岸戦争のくだりもけっこう面白いよ。
視点が一貫していることの気持ちよさがある。
9.11について書いた文章があれば読んでみたいなと思った。
606 :
カエルくん:03/10/22 12:52
605
そうだね。
ところで、僕はこの本の最後の方で、
片岡さんが、幼年のころ、外で遊んでいて、
背中に光の衝撃を受けた、あとでそれが原
爆だとわかった。というところを読んで、
戦慄しました。
その事実もショックでしたが、片岡さんの
冷静な語り口に、経験主義でしか話のでき
ない日本人とは違う、スケールの大きな感
受性を感じました。
607 :
吾輩は名無しである:03/10/22 23:03
もちろん「日本語の外へ」以外のレスもどんどんつけてね!
608 :
吾輩は名無しである:03/10/23 13:20
それはいったいなになのかage
609 :
吾輩は名無しである:03/10/27 04:22
片岡義男の代表作三つ上げてください。
>609
スローなブギにしてくれ
時には星の下で眠る
ボビーに首ったけ
でどう?割に客観的なつもりだけど
611 :
吾輩は名無しである:03/10/27 11:18
1. 「意地悪な本」 KKベストセラーズ
2. 「20世紀最後の珍本」 KKベストセラーズ
3. 「だじゃれ笑学校」 KKベストセラーズ
文壇的認知度こそ低いが氏の評価を決定付けた初期の傑作群。
>>606 9.11について書いた文章があれば読んでみたいなと思った。
『テロ以降を生きるための私たちのニューテキスト』(角川書店刊)なんてどうでしょう?
「すべての人は暗雲の下に」という題で書いておられます。
614 :
エッセイでは:03/10/27 13:17
1.「僕はプレスリーが大好き」
2.「10セントの意識革命」
3.「日本語の外へ」
>>611 「テディ片岡ゴールデンデラックス」はどういう位置づけ?
615 :
吾輩は名無しである:03/10/27 13:28
「10セントの意識革命」
読んでみたいがみつからない。
>>613 いままでのことを考えると、そのまま本になるとは言い切れないですね。
未単行本化原稿は、まだかなりありそう(昨日も短編小説をひとつ発見した)ですし、
単行本化の際に書き直すこともしばしばあるので。
「文学メルマ!」連載の「真夜中のセロリの茎」は、すでに消去されているし、
携帯サイト「のべるの!」の「彼女詩」も危ういかも。
>>615 最近、古本屋で見かけなくなったなあ。
でも、晶文社なので、まだ新刊で買えるかも。
617 :
吾輩は名無しである:03/10/27 16:07
先見日記なるものがあることをまったく知りませんでした。
読者にとってはいい時代だね。
昔なら何かの雑誌に書かれていてもまったくおかしくない内容だ。
立ち読みしちゃうかもしれないけどw
>>616 レスありがとうございます。
すばらしいHP、定期巡回しています。
619 :
吾輩は名無しである:03/10/28 19:13
今日近所にできたブックオフで
「彼らと愉快に過ごす」を買いました。\650でした。
「なんとかBの鉛筆で書いた」が欲しくて探しているのだがなかなか見つからない。
ブックオフの
「いらっしゃいませ、こんにちわ」は止めるわけにいかないんでしょうか。
もの凄く耳障りなんですが。
620 :
吾輩は名無しである:03/10/28 22:35
止めるわけにはいかないんだろうね。
彼奴らはマニュアルどおりに一生懸命やってるんだろうし
ブクオフの店員の中の人も大変なんだよ。
有線放送の合間に定期的に割り込む自社宣伝BGMも激しく耳障り。
ウチの地元のブクオフでは片岡義男の単行本はほぼ100円コーナーに
分布しているよ。
もっとも赤貧のアタクシにとって片岡義男は唯一の新刊購入している
作家なのでブクオフでは買わないが。
621 :
吾輩は名無しである:03/10/31 04:38
この人はホント何買って良いのかワカラン。
出版数が多すぎるのも考え物ですね。
この間「野菜スープ」と「マーマレード」買ったので
今日は「ロンサムカウボーイ」「私は彼の私」「5Bの鉛筆」「トースト」と
エッセイぽいの中心に100円コーナーで買ってきました。
623 :
吾輩は名無しである:03/11/01 04:56
「5Bの鉛筆」(・∀・)イイ!
エッセイや本を読んでると、度々西宮にコーヒーを飲みに行っている。
何処にあるのか、実在するのか、美味しいのか・・・
どうでもいいと言えばどうでもいいんだけど、
胸につっかえて23年になる。
625 :
吾輩は名無しである:03/11/02 00:43
「おい、片岡」って呼ぶ先輩も行きつけの店だね。
626 :
プリンス・ジョナ・クヒオ:03/11/08 01:58
いかしたおじいちゃんです。
角川文庫売り場で赤い背表紙を探しちゃいました
来春あたりに、長編小説がでるかも。
629 :
吾輩は名無しである:03/11/14 04:11
野性時代新創刊号に連載開始!
やっぱり片岡といえば野性時代だよね〜。
630 :
吾輩は名無しである:03/11/14 11:03
なに?
632 :
吾輩は名無しである:03/11/15 04:34
「ホームタウン東京 どこにもない故郷を探す」
は、どうですか?
片岡といえば奇想天外なんだが・・・
634 :
吾輩は名無しである:03/11/15 13:42
「ホ−ムタウン東京」買ったよ。
F&Eの連載がようやく本にまとまりますた。
あの連載はあの雑誌の良心だな。
いつもの批判と皮肉と諦観がおもいきり絶妙に折り込まれた写真群と、
珠玉のエッセイが見開きで交互に入ってる。
今回は「故郷」というお題目のせいか、ひさしぶりに
情緒あふれるイイ味の描写もいくつか。
写真が先か文章が先か。どちらが先でもおもしろい。
酒飲みながら最近の片岡義男を読んでいると涙がでてくる漏れ…
635 :
吾輩は名無しである:03/11/15 14:10
美香ファン必見!!
美少女作家さゆみとは一体なんなのか?PART2 内に
ブラウスなるペンネームで書き込みあり。見ろ。萌えだぞ!
636 :
吾輩は名無しである:03/11/15 23:03
著者近影が近影でないw>「ホ−ムタウン東京」
こんな文章を書ける人が、たくさんの名作を生んだこの人が
どうしてあの、××や××のような駄作をも書いてしまうのだろうと
片岡さんの本を読むとき思ってしまう。
「ホ−ムタウン東京」は、(・∀・)イイ!です。
637 :
吾輩は名無しである:03/11/16 00:23
>著者近影が近影でないw
今回はすごくシャープな表情だな。
カコイイよ。
638 :
吾輩は名無しである:03/11/16 01:57
>××や××のような駄作
しか知らない厨房が世の中多いんですよね。
そんでもって片岡義男はダメだなんて抜かす。
今やネットが普及した時代だからアンケートもとりやすいし、集計も簡単だ。
角川は読者リクエストの多いものを、赤背表紙で復活させてくんないかな。
639 :
吾輩は名無しである:03/11/16 18:33
え?
片岡って売れた本もあるけど、ぶっちゃけ大体は駄作でしょ。
>639
ろくすっぽ読んでもいないやつは黙ってろ。このヤキナス!!
641 :
吾輩は名無しである:03/11/17 02:17
駄作しか読んでないのは、
駄作ばかりを選んでしまうセンスを、その人間が持っている証明に他ならない。
他人を貶めようとするものは、自分の愚かさを露呈するだけだ。
>639
「駄作」の反対が「売れた本」というのも哀しい。
「売れた本」が必ずしも名作、あるいは良作でないこの国も哀しい。
『ホームタウン東京』の表紙は、
「だれがデザインしたわけでもない」ということなので、
みなさん、オリジナル・カヴァーを作って楽しみましょう。
このスレ、タイトルだけ見てむっとして書き込むバカが絶えないな…
645 :
吾輩は名無しである:03/11/17 17:02
「ホームタウン東京」
著者近影の写真、いつ頃のだろう。
片岡さん、ハンサムだねぇ、
俳優業出来そうw
最近、81年のBRUTUS「片岡義男と一緒に作ったブルータス」
を手に入れた。ハワイで撮ったらしい氏の写真をみつけたんだけど
上半身裸の片岡さんはびっくりするほど胸板厚かった。
当時は現役サーファーだったのでしょうか?
646 :
吾輩は名無しである:03/11/18 00:18
>>643 「だれがデザインしたわけでもない」?
んー??
647 :
吾輩は名無しである:03/11/18 00:28
筑摩書房の社内装丁だろ
>>645 28歳からサーフィンを始めたと、どこかに書いてあったように記憶してますが、
41歳当時なら、まだ現役でも不思議ではないですね。
『片岡義男と一緒に作ったブルータス』は、復刻しないかな。
649 :
吾輩は名無しである:03/11/18 08:46
復刻、いいですね。
俺としては現代版「片岡義男と一緒に作ったブルータス」
が読みたい。「文房具〜」の領域をググッといろんなモノ
に広げた、モノを中心にした特集。
「Free & Eazy」誌あたりでやるのもいいかも知れない。
あそこの編集長は自ら片岡ファンだと誌面で公言してたし。
片岡さんイチオシの炊飯器wとか、見てみたい。
語りたいファイナルファンタジーを
いいかい?
そしてさらに聞きたい
や ら な い か ?
このスレを読んで、挙げられていた何冊かの片岡作品をブックオフでパラパラと
めくってみた。いやぁ驚いた、読んでるこっちが恥ずかしくなるような言語感覚と
甘ったるい妄想。このスレ全体が壮大なネタだったのね。
652 :
吾輩は名無しである:03/11/19 01:31
↑煽りたいがタイトルすら挙げられないw
読んでないのがばれて、突っ込まれちゃうもんね。
かわいそうな奴だな。
653 :
吾輩は名無しである:03/11/19 08:37
書店といえばブクオフ,という安直で鈍くて
貧しい人種という層は確実に存在するんだね。
おまえのおかげでよくわかったよw
>>651 「甘ったるい妄想」だってよププ
ある部分、それの排除で成立してるのが片岡。
80年代のはじめ頃、ラジオマガジン(モーターマガジン社)
という雑誌があり「オーディオルーム探訪」みたいな企画で
プライベートルームを公開していた。
スタンウェイのピアノとダイヤトーンの業務用モニター
スピーカーがコメント付きで出ていたりして、当時の小説に
そのまま出現しそうなインテリアだったので感心した記憶がある。
>読んでるこっちが恥ずかしくなる
>ような言語感覚
少なくとも、初期片岡作品には、そんなものは出てこない。
片岡と、片岡のエピゴーネンとの大きな違いがそこにある。
おおかた、間違えて、わたせせいぞうのマンガでも読んだ
んじゃないの?
(・∀・) ニヤニヤ
656 :
吾輩は名無しである:03/11/20 00:27
片岡義男って実は大した作家だよね
このスレタイ、片岡を知ってる人間なら思わずニヤリなんだよね。
すごくいいスレタイだと思う。分る人にだけわかる。分らん奴にはイヤミに思えるんだろうがw
そして
恥ずかしがらずに認めようぜ、ご同輩!
このご同輩も効いてるよね。
片岡義男ってチビだよな。165cmぐらい?
658 :
吾輩は名無しである:03/11/21 01:32
epigoneか、うまいこというな。あの頃たくさんいたね。
epigoneしか知らないくせに、その作品の中に片岡の作品を登場させ
バカにしてる漫画家もいたな。のちに東京ラブストーリーを書く痛い人だけど。
659 :
吾輩は名無しである:03/11/21 02:33
菜わけないだろう。
さいもん如きにバカにされたら、たまらねーな…
661 :
↑↑↑↑↑↑↑↑:03/11/21 12:40
Λ_Λ
( ´Д` ) クルナッテ Λ_Λ
Λ_Λ / ,\ (´Д` ) イッテンダロ
( ´Д`) ナンドモ | l l | / ,\
/ \ | .;|;;:。;:,:、| ;| ..,. | l l |
| l l | ..,. ., ヽ '゚;_。:_;./ /;-゚;・,。:゚;:.゚|;;|. | ,|
| | | _|。.:_::゜。-.;.:゜;/_ン∩ソ/\;;:;.:.。: ヽ '゚;。_ / /
ヽ \_ .。'゚/ `。:、`;゜::;.:、,:゚;: .:..゜:: ゚。:..;: /_ン∩ソ/\
/\_ン∩ソ\ ゚ ;:゚..゜:: ゚。:.:.:゚; ゚ ;:゚..;゚; / /`ー'ー'\ \
. / /`ー'ー'\ \ ゚ ;:゚..゜:: ;。:.:.::゚。;:;.:ヽ < / /
〈 く / / ゚ ;:゚.。゜:;゚;゚.。.:`;:;.:.。 \ \ / /
. \ L ./ / .;.:.;.:゚.;.:;;.:゚.。.゜:: : .〉 ) ( .く,
〉 ) ( .く, ...;.:゚;゚.;(⌒V⌒).;.;:゚.;.:;;.......(_,ノ \.`)
(_,ノ .`ー' ;:。.( . ^ ^ . )<ウワァァン;
.⊂(_) (_)つ グチャァァ
662 :
吾輩は名無しである:03/11/21 14:38
660は荒しじゃないと思うぞ、AA貼り厨よ。
お前がわけわかってないと思うが。
作品の内容はさておいて(僕はさておけないですが)も、
彼の書いた文章の量だけでも大したものです、と実感。
664 :
吾輩は名無しである:03/11/21 17:45
いやいや俺もさておけないクチなんだけど
確かに文章の量は半端では無い罠
もはや職人の域
665 :
吾輩は名無しである:03/11/21 22:41
高校の同級生で片岡が大好きだった奴がいた。
そいつは田舎の聞いたこともないような大学へ行った。
夏休み、そいつがバイクのエンジンカバーにククレカレーを
くっつけて帰ってきた。みんなで大笑いしたらムッとしていた。
なぜ途中の河原とかで食って来なかったんだろうか。
>>665 ワロタ それ「吹いていく風のバラッド」だっけ?「メインテーマ」だっけ?
そいつは多分、リンゴを濡れた芝生に転がして洗ったこともあるな。w
>>666 >>そいつは多分、リンゴを濡れた芝生に転がして洗ったこともあるな。
それは定かではないが、そいつから真夜中に電話がかかってきたことが
あったよ、「いまサンフランにいる」って。俺の他にも何人かかかってきたらしい。
親父に頼みこんでアメリカに語学留学(と言っても2週間だけだが)したんだよね。
今はそいつもそば屋のオヤジだ。たまに会ったときにククレカレーやサンフランの話を
してからかうと、「いやぁ、俺も若かったから・・・。」と恥ずかしがって面白いよ。
>>666「吹いていく風のバラッド」」12。
片岡義男が書くと、東北地方の海辺もアメリカの乾いた風が
感じられるような光景になってしまうところがすごいと思う。
描かれている男女関係がもう少し面白ければ。
昔エッセイの方の「ドライ・マティニが口をきく」
(『ターザンが教えてくれた』所収)を読んで早く大人になりたいと思った。
669 :
吾輩は名無しである:03/11/22 02:52
>>668 面白い男女関係とは、一体どういうものなのだろう。
・・・『真珠夫人』(読んでないけど)とか?
671 :
吾輩は名無しである:03/11/22 11:20
668はきっと恋愛したことが無いんだよ。グッドラック
672 :
吾輩は名無しである:03/11/23 00:28
Λ_Λ
( ´Д` ) クルナッテ Λ_Λ
Λ_Λ / ,\ (´Д` ) イッテンダロ
( ´Д`) ナンドモ | l l | / ,\
/ \ | .;|;;:。;:,:、| ;| ..,. | l l |
| l l | ..,. ., ヽ '゚;_。:_;./ /;-゚;・,。:゚;:.゚|;;|. | ,|
| | | _|。.:_::゜。-.;.:゜;/_ン∩ソ/\;;:;.:.。: ヽ '゚;。_ / /
ヽ \_ .。'゚/ `。:、`;゜::;.:、,:゚;: .:..゜:: ゚。:..;: /_ン∩ソ/\
/\_ン∩ソ\ ゚ ;:゚..゜:: ゚。:.:.:゚; ゚ ;:゚..;゚; / /`ー'ー'\ \
. / /`ー'ー'\ \ ゚ ;:゚..゜:: ;。:.:.::゚。;:;.:ヽ < / /
〈 く / / ゚ ;:゚.。゜:;゚;゚.。.:`;:;.:.。 \ \ / /
. \ L ./ / .;.:.;.:゚.;.:;;.:゚.。.゜:: : .〉 ) ( .く,
〉 ) ( .く, ...;.:゚;゚.;(⌒V⌒).;.;:゚.;.:;;.......(_,ノ \.`)
(_,ノ .`ー' ;:。.( . ^ ^ . )<ウワァァン;
.⊂(_) (_)つ グチャァァ
673 :
吾輩は名無しである:03/11/23 03:33
>>669 自分は、一部の日本人が想像し憧れるアメリカの風というもの(本当のアメリカの風とは異なる)を感じる。
>>673 アメリカにも、いろんな風が吹いているのです。
>>669、
>>673 なるほど、おもしろい。
>>670 「理想的にかっこいい女性が男にとって理想的とも都合が良いとも言える
会話や行動をしたり、そうでない場合でも話がありがち」
みたいなのでない方がいい。
『明暗』、『或る女』。素敵な女性自体は好き。
>>671 ありがとう。あるよ。いい旅を、と誰もが言った。
>675
「馬鹿が濡れちゃう」とか「さしむかいラブソング」、「イチゴの目覚まし時計」
はたまた「スローなブギにしてくれ」などを見ても、
>「理想的にかっこいい女性が男にとって理想的とも都合が
>良いとも言える会話や行動をしたり、そうでない場合でも話
>がありがち」
なんて描写は出てこないが…。後期作品ばかりを読んでないかい?
677 :
吾輩は名無しである:03/11/23 18:10
「理想的にかっこいい女性が男にとって理想的とも都合が良いとも言える
会話や行動をしたり、そうでない場合でも話がありがち」
まさにエピゴーネン愛読家w
彼の書く小説を、「話がありがち」と思い込んでしまうのは、
彼の真似をしようとして失敗した、
数々のうすっぺらな文章をたくさん目にしたからなのだろうと、
僕なんかは思ってしまうけれど。
679 :
吾輩は名無しである:03/11/26 02:12
玉石混合なことは事実だから
石ばかりを選び、読んでしまう人にとっては「そういう作家」なんでしょう。
つまらない作品を選ぶのはその人に見る目がないからなんだけどねw
せっかく同時代を生きてるのにかわいそうな人だ。
>>678 話がありがちでないと思う小説ももちろんある。おもに男女関係以外の
部分で、シーンの描写をはじめ感心することも多い。
>>679 好きな小説ももちろん複数あるよ。だから石ばかりだなどとは思っていない。
でも、679によれば「見る目がある人」が読んでもやっぱり「玉も石もある」
んだね?
人間が書いている以上はそれが普通では?と思うよ。
>>680 作品の好みはさておき、
初期の作品を除いて、彼が小説に描く徹底した対等を目指した男女関係や、
心理描写を排して、会話と状況描写だけで進行させていくその描き方も、
僕自身は、他ではなかなか見られないものだと思っていたし、
現実にありがちな男女関係をそのまま書き写したり、
追従することをリアリティだと勘違いしている作家が多いなかで、
「このような男女関係は現実にはあり得ないだろう」とまで評されたりもしているので、
他にどのような類似作品があるのか知っておきたいものです。
682 :
吾輩は名無しである:03/11/26 14:21
かつて片岡のファンの友人がいて、時々片岡の本を借りて
読んでたことがあるんだけど、そのうちに
「あれ、これ前に読んだような気が・・・」と思えるような
似たようなパターンの話があったんだよね。
それも一度だけでなく。
もちろん、それらはまったく同じ話とじゃゃないんだけど、使いまわし
じゃないのかな、と感じるぐらい似たような雰囲気だったり、部分的に
同じような展開だったり。。。
もしかしたら私は片岡の初期の作品と、何年か経った後の人気が
落ちてきた頃の作品を、たまたま読んだのかもしれない。
いずれにしても似たような話だなと思うことが一度ならずあった。
初期の頃の作品は、たしかに、まぁまぁ面白いな、新しい雰囲気だなと
思った。
でも同じ雰囲気の作品ばかり書いてて、その結果、人気が落ちて
しまったんじゃなかろうか。
>でも同じ雰囲気の作品ばかり書いてて
これって片岡に関しては的はずれな論評なんじゃないかな?
つーか、具体的なタイトル挙げておくれよ。返答のしようがないよ。
あらすじくらい分からないの?どんなシーンが使い回しに思えたの?
>>682 >もちろん、それらはまったく同じ話とじゃゃないんだけど、使いまわし
>じゃないのかな、と感じるぐらい似たような雰囲気だったり、部分的に
>同じような展開だったり。。
自分はそういうとき楽しいけどな。
ちょっとした発見というかさ。
どうも、「ありがち」の意味がすり変わってしまった気がしますが・・・、
レスという形を借りて、僕なりに少し考察してみます。
以前に使ったアイディアを繰り返し使うというのは、
確かに人気商売という観点から見れば、タブーなのかもしれないですね。
同じ雰囲気云々というのも、たぶんそうなのだろうとは思います。
ただ僕は、人気、すなわち多数の読者の需要に、より忠実にという作家よりも、
「そんなこと知ったことか」という彼の姿勢のほうにこそ魅力を感じてしまうし、
それが片岡義男という作家にとっては正しいことなのではないかと思ったりします。
なぜなら、彼の本質は批評にこそあると考えるからです。
それゆえ、彼が書くすべての文章において、
その本質から1ミリもずれないことが要求されるのだろうし、
またそれを実践しているところに魅力のすべてがあると、僕は考えています。
若かりし頃の「雑文家」と自称していた時代を経、
いまの文章とは確実に雰囲気が異なるであろう、
奇想天外、痛快無比、大エンターテインメントetc.、などといった、
無理をして文章を書かなくてはいけない不自由さとは、とっくの昔にオサラバして、
ひとつの本質を様々なアイディアで伝える希有な作家としての存在価値を得た、
と言っていいのではないでしょうか。
687 :
吾輩は名無しである:03/11/27 19:30
>>681 (「昨日は雨を聴いた」のネタばれがあります)
最初にitalさんが思った「ありがち」と漏れの思った「ありがち」は
同じだと思う。
確かに、自立して生きようとする魅力的な女性がよく出てくるし、
片岡が対等な男女関係を描こうとしているというのもわかる気がする。
しかし、これはもう片岡義男の潜在意識の問題かもしれないが、
例えば、1作だけ引き合いに出してすまないが、「昨日は雨を聴いた」の
村上が本当に紀子と対等の立場であろうとするなら、紀子の実家に行ったとき
あのような態度をとらないのではないかと思ったりするんだよね。
もし漏れが紀子だったら、「ふざけんなよ馬鹿野郎」くらいは
言ってしまうと思う。
もっとも、村上は自分の台詞を「陳腐だ」と自己批判しているから、
好意的に見れば、片岡が、「こんなありがちな言い訳や嘘は実に陳腐なんだよ」と
批判しているようにもとれなくはないが、漏れにはちょっとそれは
むずかしい。italさんはどう見る?
その後村上が留実子とに自宅への電話や手紙はよせと言うと、留実子が
実に大和撫子に「よします」と肯いてしまうところもなんだかな、と
思うのだが。これもどう思う? この作品に限らず登場女性の従順な美しい言葉は
(もちろんいつも従順ではないけど)、小津安二郎が「西洋顔の原節子に
従順な美しい言葉を吐かせ、アメリカに対する敗戦で意気消沈している日本男児を
励ました」とかいう説と同じような意図によるのだろうか。
その辺りもitalさんの考えをお聞きしたい。
結末も漏れには途中でだいたい想像できてしまったので
「ありがちな筋」と思ってしまった。
ちなみに、「類似作品」は読んでいないので、すまないが
挙げられない。
長レススマソ。
>>687 また古い作品を出してきましたねえ。
1981年の『夕陽に赤い帆』ですかあ、探しておきますね。
ということで、「昨日は雨を聴いた 」のことは、またということにしていただきますね。
但し、同時代の作家を過去の古い作品によって論評するというのは好みませんので、
単なる作品論になってしまいそうですが、どうかご了承下さい。
結末が想像できるからありがちなのかあ、なるほどなあ。
20年前に読んでそう思ったのなら、ありがちと思うのも無理ないのかもしれないですねえ。
僕は当時どう思ったんだったかなあ、いま手元にはないのでよく思い出せないけど、
ネタばれしたからと言って、ありがちと思ったことは僕にはないですねえ。
意外な結末というのも確かに楽しみのひとつだろうと思いますが、
それだけを楽しみにして読んでいるわけではないので、
そのあたりは、それぞれ小説に求めるものが違うと解釈していいんでしょうか?
僕はむしろ、次の展開が想像できるというところにも魅力を感じたりするんですよね。
そう言うとちょっと誤解を招くかもしれないですが、
論理的、科学的、肯定的というのが、いわゆる「筋」に関してのキーワードではないかと考えているので、
ネタばれしたからといって、魅力がなくなることはないんです。
それどころか、結果が必然と思えなければ成立しなくなってしまう。
その反対に、感情的、非科学的、否定的に書けば、
けっこうストーリーって、安易に出来ちゃいそうじゃないですか。
それを頑なと言っていいほどに拒んでいるところが、僕には面白いんだなあ。
『スローなブギにしてくれ』が映画化されて、それが代表作のひとつのように思われたりもしていますが、
本人曰く、「あれはコミックス」だそうなんで、それに類するものは、
彼が本来書きたかったものではないと考えるべきだと思うんです。
つまり、書く技術が早くからあっただけに、
本来書きたいものの発見が、その後からなされた、と僕は考えているので、
そういうコミックス的小説からの転換点、つまりひと言で言えば「成長」ですね。
そういったものも考慮に入れるべきではないかと、僕は考えてます。
689 :
吾輩は名無しである:03/11/29 01:52
>>688 italさん、くわしい回答どうもありがとう。
>意外な結末というのも確かに楽しみのひとつだろうと思いますが、
>それだけを楽しみにして読んでいるわけではないので、
>そのあたりは、それぞれ小説に求めるものが違うと解釈していいんでしょうか?
そう言われて自分が小説に求めてるものを考えてみたら、
別に意外性だけでもないんだよなあ。
三角関係の小説なんかいくらでもあるだろうけど、面白いものは面白いし。
描写や会話で筋「プラスα」を感じられるか、だろうか。
要素をうまく言えないが「読んでる時間がいい時間だった」と
思えるかどうか、ということに尽きる気もする。
「科学的、肯定的」というのはいまいちわからないところもあるが、
「ネタばれしたからといって、魅力がなくなることはない」というのは、
自分の場合は筋がありがちと思うかってこととは別の次元だろうけど
大いにありうると思う。
>本人曰く、「あれはコミックス」だそうなんで、それに類するものは、
>彼が本来書きたかったものではないと考えるべきだと思うんです。
へえ、そうなんだ。知らなかった。最近は評論以外に小説書いてるのかな。
書いてるとしたら読んでみたくなったよ。
690 :
吾輩は名無しである:03/11/29 04:23
>『スローなブギにしてくれ』が
>本人曰く、「あれはコミックス」だそうなんで
これに関しては復刻?版角川文庫のあとがきにくわしく書いてありますが
片岡さんの言うコミックスはけしてネガティブな意味ではないと思うよ。
あとがきを読んで
>>689さんのようにボクもへえ、そうなんだ。と思ったよ。
そんなわけで
>彼が本来書きたかったものではないと考えるべきだと思うんです。
と言い切るのはちょっとだけ違うと思うな。
実験であり、試しに過ぎないかもしれないが、やってみたくてやってみたことだと思う。
円熟していく片岡さんが書いたものは勿論素晴らしいのだが
この頃のまだ青い片岡さんが試行錯誤していく中で作り出した作品もいいと思う。
映画に喩えるならまだ大作を作ることができなかった将来の名監督が若き日に撮った短編のようで。
691 :
シーブリーズとウィッチヘーゼル:03/11/29 09:41
片岡義男のゴールデンデラックスの話が何度か出ていましたが、どこかで復刻版でも手に入るのでしょうか?どうしても欲しい・・・です。
本人も持っていません。20年程前に手紙でコピーさせて下さい(爆)と手紙を書いたら丁寧な返事をいただきました。
ほんとコピーでも欲しいです。(テディ片岡復活委員会設立希望)
692 :
吾輩は名無しである:03/11/29 17:46
とある一般の方のホームページの日記より。
名古屋古書即売会報告 2003/1/10(金)
今日は名古屋古書会館即売会の初日。
〜略〜
高くて注文できなかった本も
ひょっとしたら売れ残って棚に並んでいるかもしれないと思い、
〜略〜
売れ残っている棚から次のものを購入。
『テディ片岡ゴールデンデラックス』テディ片岡(昭46年三崎書房 Bunny Books)1000円
『殺人者国会へ行く』日影丈吉(昭51年ベストブック社 Big Bird Novels)2000円
『密室の妻』島久平(昭37年東都書房)2500円
このうち『殺人者国会へ行く』はダブりだった。
以下略
まあ、こういうこともあるみたいだし、
あきらめずに何かにつけ古本屋の棚を覗いて見るのがいいと思う。
自分の住む街でも、旅先でも。
>>689 「その物語の結末が想像できるからといって、
必ずしも魅力がなくなってしまうわけではないが、
個人的には、特に類似作品を読んではいなくても、
結末において多少なりとも意外性がないことには、
筋そのものをありがちに思う傾向があり、
その物語自体の魅力を損なっていると感じてしまうことが大いにあり得る」
なるべく正確に689さんの真意を汲み取ろうとして、
自分なりにこんなふう解釈してみたのですが、いかがでしょうか。
(689さんは、687さんとかと同一人物ですよね・・・念のため)
694 :
689=687=680:03/11/30 23:35
>>693 結末や流れに意外性がない場合、小説では類似作品を読んでいなくても
ドラマや報道などでの既視感があることが多く、筋という点では
「ありがち」と感じて、「筋そのものに魅力を感じることは」できなくなる。
そこはitalさんと漏れの違うところだと思う。
ただ「小説(=italさんのいうところの物語?)の魅力」というのは、筋以外の会話や描写にも
いっぱいあると思うから、「筋そのものに魅力を感じることがなくても、
会話や描写なんかに魅力がたくさん感じられ、小説全体としては魅力があるということは、
大いにあり得る」という意味で書いたんだけど。
しかも、今言った筋云々というのは「男女関係」の観点から話してたんで、
例えば「同じ筋のなかでも、男女関係の部分はあまり面白く感じられなかったが、
作家がつくろうとしているまさにその本をつくろうとしている女性エディターを
設定し、彼女が本をつくる過程を小説にするという部分は面白かった」
なんてことも自分にはあり得るわけ。
なるべくくわしく書いてみたけど、うまく伝わっただろうか?
ちなみに、682は漏れではありません。
695 :
吾輩は名無しである:03/12/01 03:42
ital ←この人も直感だけで喋ってるところが少しあるよね。
んっ、そりゃ誤解してないか?みたいな。
面と向かって話してるとそういう誤解もすぐとけるんだが
BBSだとね、うまくいかないこともある。
>>694 丁寧なレスをありがとうございました。
これでやっと、680さんの大体の真意は、僕にもつかめたような気がします。
すいません、どうも物わかりの悪いほうなので、手間を取らせちゃいましたね。
>>695 貴重なご意見をありがとうございます。
記憶力があまり良くないので、直感に頼りがちなところはあるかもしれません。
なるべくそうはならないように、気をつけることにします。
> 面と向かって話してるとそういう誤解もすぐとけるんだが
それはどうかなあ・・・?
僕の実感では、そうでもないような気もしますが。
どんな媒体にしろ、それぞれの意見がお互いに誤解なく伝わることが、
まず最初にあるべきだと僕は思っていて、
議論とか対話とかはその後からでないと気持ちが悪いんです。
だから、本当に議論に発展するなんてことはあんまりなくて、
680さんとも、彼(女)の真意が大体つかめたことにおいて、
個人の感じ方の違い、ということに収まってしまったわけですから、
結果的に議論すべきところはなにもなかったという気がしています。
>>691 『テディ片岡ゴールデンデラックス』は、僕も詳しい内容は知らないけれど、
たしか、いまとなっては復刻できないような内容じゃなかったかなあ。
699 :
シーブリーズとウィッチヘーゼル:03/12/03 08:10
>>698 そうなんです。テディ片岡で書いていた時の内容は全く違うようですナンセンスSFみたいな内容らしいです。
だから読んでみたいのですが、、、。
>>692の方のように地道に探している方に幸運はもたらせるのですね。もし自分が古本屋で見つけたら声上げてしまうでしょう。
ぼくはテディ片岡で書いたものはあまり興味ないな。片岡義男が好き。
ちらっと立ち読みする機会は何度もあったオジサンだからそう言えるのかなあ?
60年代の日本ってああいう感じの、軽くておちゃらけたもの多かったよね。
片岡さんの小説も好きだけど片岡さんが紹介してくれる作家や物も大好き。
ケム・ナン、アラン・ブース、野田知佑、ロバート・パーシグなどなど。
701 :
吾輩は名無しである:03/12/10 00:43
『日本語で生きるとは』を名著と呼ぶ香具師がいたが、俺には死ぬほど退屈だった。
前半の英語の特性はそれなりだが、後半の日本人論は手垢にまみれた論調だったな。
あと、まえがきにあった「よろしくお願いします」は英文にならないという点。
手紙の文末に書き添える は“I will appreciate your cooperation.”
あるいは”Thank you for your kindness.” これらは
「よろしく・・・」と同意ではないかと小一時間
>手紙の文末に書き添える は“I will appreciate your cooperation.”
>あるいは”Thank you for your kindness.” これらは
>「よろしく・・・」と同意ではないかと小一時間
↑日本人が犯しがちな誤り
『日本語で生きるとは』のまえがきにあった「よろしくお願いします」は
会社では自分と相手との間に、いかなる場合も絶対と言っていいほど
上下関係や利害関係があるでしょう。だから英語にならないって書いてある。
意味だけを抽出して英語にすることは可能だが、それでは対等な立場になってしまい
日本語の「よろしくお願いします」と違ってしまう。
「英語で生きる人」の『アイ』と『ユー』の世界を読んだんでしたら
理解できたはずなんですが。
701さんの“I will appreciate・・・””Thank you for・・・”では
「よろしくお願いします」と翻訳しないのでは?
再読をオススメします。
レスありがとう
>702
どう間違えかなあ? 手紙文でこの表現を読んだり、自分で書いたり
するとき、だいたいイメージは「よろしくお願いします」だけど。
>703
そもそも僕は「よろしくお願いします」に上下関係・利害関係を
感じていないからね。対等関係のグループ内の会話でも使ってるよ。
アイ・ユーの議論も古いよね。30年前の日本の議論のよう。
あと
>“I will appreciate・・・””Thank you for・・・”では
「よろしくお願いします」と翻訳しないのでは?
同意と言っています。上司の言葉を翻訳(意訳)する時はこの表現
で十分ですよ。
>>704 そうかあ、30年で日本もずいぶん変わったんですね・・・。
もちろん僕も、対等な関係の間柄で「よろしくお願いします」を使うこともあると思いますが、
仕事上においては、未だに上下関係・利害関係を意識せずに、
この言葉を使ったり使われたりということは出来ないですね。
そうでなければ、エライ目に遭いそうですから。
この国のなかで、常に対等な関係で仕事ができるなんてすごいなあ。
僕も早く「そんなのは古いよ」と、切って捨てられるような身分になりたいものです。
706 :
吾輩は名無しである:03/12/12 13:21
バイヤーやってる僕は常にベンダーの人たちと対等な関係であろうと思っているが
最終的な決定権は僕にある。
所詮は驕り高ぶった態度や交渉は絶対にしないぞと戒めているに過ぎない。
実際に
>「よろしくお願いします」に上下関係・利害関係を感じていないからね。
なんて人がビジネスの場にいたら、かなり笑える人だろう。
浮いてるというか、勘違いちゃんw
そもそも、
著名な人の著作のごく一部にいちゃもんつけて、
自分が偉くなったつもりの子供にしか見えないけどね。
数年前まである会社にどっぷりと20年以上浸かっていた僕は
ほとんど無自覚にビジネス文書には「よろしくお願いします」で締めてました。
それで『日本語で生きるとは』を読んだ時ドキッとしたんですよ。
『「よろしくお願いします」は会社では自分と相手との間に、いかなる場合も絶対と言っていいほど
上下関係や利害関係がある』を読んで。そんなことをを思い出しました。
相手と場所によって、僕になったり俺になったり私になったり、会社人間でいる限り
『アイ』は変化した。
で、今は自営業になったので「よろしくお願いします」は滅多に使わない。
40も後半になって英語を勉強しようと思っている。時間がないのは同じだけど
やっと『アイ』を使えそうなので。
片岡さんの1976年にでた『ヘルプミー!英語をどうしよう』(KKベストセラーズ)の
最後はこんな文章で締められています、なぜ外国語を勉強するのか?
『マイナスんのエネルギーを持った「日本」というエゴの解体のために、外国語を学ぶのだ。
わかるかな?』
年賀状を書く時候になりましたね。
「今年もよろしくお願いします」は便利な言葉ですよね。
あらかじめ印刷してあったり、添え書きしたり・・・。
職場の人からも来ますが、上下関係・利害関係なんて意識してないですよ。
まあ、「よろしくお願いします」は同僚に使うことが多いな。
上司なら「よろしくご指導下さい」になる。
それから取引先に対しての「よろしくお願いします」。
これも利害関係があるなら、こんな曖昧な言葉ではなく
「いつもお世話になってます」を使う。
「よろしくお願いします」では必ず、何についてが必要。
検討してもらうこと、サービスしてもらうこと、それぞれが
「よろしくお願いします」なんだよ。
もっとも単に「よろしくお願いします」というケースもある。
これはせいぜい「私はあなたの見方だよ。仲間として扱ってね」
程度だ。
そんなもんじゃない?
だから片岡本の冒頭で違和感感じたんだよ。
「アイ」と「ユー」について
数年前から米国人がビジネス上の会話を使うときに、「We」を多用
することに気がついた。他者に対してだけではない。自社内の会話
でも「We」を使う。
外資から転職してきた日本人はだから「僕たちはこう攻めようとして
いるんじゃない」と言う話し方をする。ド日本語では「ウチ」だよね。
「ウチらはこう攻めようとしている」
実は「We」の多用はビジネススクールが発端らしい。グループ内の
一体感を醸成するために意識的に「アイ」ではなく「ウィー」を
使う。なるほどと思いつつ、日本の会社の「ウチら」と同じでは・・・。
絵解きを聞いて、時代は変わってるんだよと思ったね。
結婚するとき妻(当時婚約者)に
「よろしくお願いします」と言われたが。
それから取引先に対しての「よろしくお願いします」。
これも利害関係があるなら、こんな曖昧な言葉ではなく
「いつもお世話になってます」を使う。
「よろしくお願いします」では必ず、何についてが必要。
検討してもらうこと、サービスしてもらうこと、それぞれが
「よろしくお願いします」なんだよ。
ここが意味不明だな。
>703結婚するとき妻(当時婚約者)に「よろしくお願いします」と言われたが。
この場合なら英語にできるんじゃない
「貴方必死で働いて、いっぱい稼いで私に楽させてね」って意味かもしれないし
「毎夜セックスしてね」って意味かもしれないし
「ふたりの夢を実現するためにお互いにベストをつくしましょう」かもしれない
奥さん次第だけど、どーいう意味で言ったんでしょうね
どっちみち「よろしくお願いします」って凄く曖昧で、いろんな意味で使っていて
言ってる本人も何も考えていなくて漠然と意味をぼかすために言ったりしているから
逆にそれが好きで使ったりする場合もあるけど
そもそも英語の単語と日本語の単語が1対1で対応できないことだって多いんだから
「よろしくお願いします」イコールこの英語でOKっていうのは無理でしょう
当り前といえば当たり前だよね
そろそろ言語板に行ってもらえませんかね
『日本語で生きるとは』は冒頭の論調は次の流れですね。
1. 「よろしくお願いします」は英訳できない
2. この言葉が使われるときには絶対的に上下関係・利益関係が発生している
3. 対して英語の会話は「アイ」と他者一般の「ユー」
絶対的な上下関係・利益関係というところが乱暴であり、
そこから英語世界での「アイ」「ユー」の関係を論じるところにも違和感を覚えた
ということです(反証は既に述べてある)。
日本語を母国語にする人間が英語を習得するの当たっての記載、
・ 英文法のルールをしっかり学ぶ
・ 発音はアジア訛りであっても聞き間違えしないレベルにはしないといけない
・ 畢竟、英語を学ぶとは孤独の中の作業
という点はナルホドと思った。後半部分の文化論は前に書いたとおり死ぬほど
つまらなかったけれどね。
そもそも言葉から社会や文化を論じるのは本末転倒ではと思える。
言葉は社会の変化で変わる。日本語のロジックだって英語のロジックだって
変わっていく。「・・・させて頂く」だって10年前はあまり使われなかった。
これは日本語の本源的な特性というより使い手の心理の変化だと思う。
前に書いたとおり英語も同じではないか。
いろいろ書きましたが、片岡義男の小説は大好きでしたけどね。
>711 ここが意味不明だな。
文章が拙かったですね。
「よろしくお願いします」では前触れが必ず必要ということ。
「当社の提案につきご検討をお願いします」
「もう少し値段が下がらないか、回答をお願いします」
「ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いします」などなど。
単に「よろしくお願いします」だけでは何をお願いしているか不明。
この場合の「よろしくお願いします」は「私はあなたの味方だよ」
「邪険にしないでね」程度の意味じゃないかと。だから対等の関係
の表現だと。
>712
おっしゃる通り日本語と英語は一対一の対応にはならない。
状況を踏まえて言葉を当てはめるべき。
だからこそ「『よろしくお願いします』に絶対的な上下関係・利益関係
が存在する」という論調には「本当かよ!」と感じてしまう。
(´ー`)。o ○(まだ続くんだろうか……)
>>715 もう誰もが思っているとは思いますが、
701さんは、「自分は例外である」と言っているに過ぎない、と僕には思えて仕方がありません。
この国で日常的に使用されている「よろしくお願いします」に多くの曖昧な意味が込められていることは、
701さんも認めているところだと、文章からは読み取れるのですが、違うのだろうか?
>単に「よろしくお願いします」だけでは何をお願いしているか不明。
そのとおりですよ。
ほら、ちゃんと解っているじゃないですか。
言ってるほうが曖昧な意味を込めている場合が多いし、
あとでいかようにも解釈が可能な言葉として使われていることが多いのだから、
その個々の場合に意味を当てはめることが出来たとしても、
「よろしくお願いします」自体を解釈(英訳)するのは、あまりに広すぎて不可能、
というふうに理解するのが正しいのでは?
>>714 >そもそも言葉から社会や文化を論じるのは本末転倒ではと思える。
そう断言するのは少し乱暴ではないでしょうか?
僕はそうは思わないし、視点を変えてみることは充分に意義のあることだと思っています。
701さんが「社会」をどのように定義しているのかはわかりませんが、
社会や文化を構成しているのは個人なのだし、
「社会の変化で ・・・」などという論調にこそ飽き飽きしている人が多いわけですから。
>絶対的な上下関係・利益関係というところが乱暴であり、
もちろん701さんのように、上下関係・利益関係にある人に対しては、
きちんと英訳でき、且つ、誤解されることのないような言葉を用い、
「よろしくお願いします」などという、それ自体が曖昧に思える言葉でさえも、
限定的にその本来の(?)意味でしか用いないというような例外は存在するのでしょう。
『日本語の外へ』が多くの共感を呼んでいることからも、
あるいは僕の実感するところからも、それは例外と言っていいと思いますし、
とりたてて乱暴云々という表現でもないと考えます。
かえってこれを一概に間違いだとすることのほうが、乱暴ではないでしょうか。
この国では、こういうふうに考えておいたほうがより現実的だし、
特に経済を第一義的に考えてきたことの根底にこういうものが存在していたと論ずるところに、
なんら不可思議な点はないと、僕は理解しています。
しつけぇなぁ、いい加減よろしくお願いしますよ
同意です。もういいです。もうおなかいっぱい。自分の家でやって欲しい。
ずっとここをブクマしてたんですが、…外そうかという気になってきた。
>>719-720 別に構わないと思うけどなぁ。
嫌なら読まなければいいわけだし。
そういうわけで自分は読んでない。
723 :
吾輩は名無しである:03/12/19 02:47
ブックオフで待ち合わせ
片岡の著作やそれに付随する思い出などについて、「幅広く」話し合うことかな
誰か知っていましたら教えて下さい
片岡さんの小説で
ビリヤードが効果的に使われているのってありますか
726 :
吾輩は名無しである:03/12/20 03:53
予備校生のときの思い出
「湾岸道路」が好きだった俺は
予備校で地図帳を見ていてふと原チャリで九州一周しようと思った。
予備校を抜け出し、家に帰るとおふくろがいた。
母「あんた予備校は?」
俺「さすらってくる。」
母「こんな時間にどこ行くとね?」
俺「九州一周」
母「今行かんといけんとね。あんた受験生やろうもん。」
俺「受験生なのにさすらう、それがかっこいいんだよ。」
福岡の家を出て朝方鹿児島に着いた。
しかもさすらうといっても原チャリ
ガソリン代しか持ってなくて、しかも手ぶら。
一睡もせずその日の晩に家に着いてしまった。
母「あれ?あんた九州一周しに行ったんとちがうとね。」
今でも朝焼けの中に見た桜島が忘れられない。
727 :
吾輩は名無しである:03/12/21 23:38
>>726に感謝。
スレ住人はこんな話を読みたいんだと思う。
俺なんかもっとしょぼいよw
東京に近い千葉の街から房総半島の先端まで行って帰って来た。
中1の時、星新一とこの人の文庫を集めていた。
例えば、殺人的に暑い夏、
休日にはバイクにレトルトカレーをはりつけてツーリングし、
平日は都会でビジネスしながら、ひらりと公園の噴水に飛び込んで水浴びし
何事もなかったかのように歩き去る、
そんなスマートで野性的な大人になりたい! と思った。
なってません。
でも、ホールトマトはそのまま食べる癖がついた。
連続でごめん。728と729の者だが、書いて自分で分かった。
この人の本にしびれた理由。
「そこにあるモノを、人は、これがそのモノの主要な機能だと
自分が思ったところの機能に従って、どんなふうにでも使って良いのだ」
という世界観。バイクはガスコンロになるし、噴水はシャワーになる。
そういう機能主義。
世の中がそれまでより一段すっきりとし、明るく見えた気がした。
(だから夏の印象なのかもしれない)。
>>727 読んでくれてありがとう
ある夏の日の思い出
目の前をタンク全体が鏡のようになったタンクローリーが走ってた。
オレのバイクの後ろにはOLっぽい2人組、休日のドライブを楽しんでるようだ。
晴れた空の下を3台でしばらく走ってた。
来た方向も行く先も違う3台なのに、心地よい一体感。
やっと何個目かの信号で止まったとき
オレはヘルメットを脱ぎ、胸ポケットからクシを取り出し
タンクローリーのタンクを鏡に髪をクシで撫でつけた。
後ろの女の子二人はそれを見て笑ってる。
信号が青に変わりまた3台は走り始めた。
原チャリで九州一周をしたオレは大学に入ってバイクに乗り始めた。
今はもうバイクには乗らなくなったけど
片岡義男的な瞬間が好きだ。
洗車したばかりの車で雨の中を走りに行くような。
彼の小説はもう一冊も手元に残ってない。
でも「生きかたを楽しむ」ということを教わった気がする。
732 :
吾輩は名無しである:03/12/22 02:48
金子なんとかという慶應の先生をみると
片岡さんを思い出す。
今日バンキシャに出てた人。
この人の小説はとことんフィクショナルな気がするんだよな
現実なんて描きたくないという強い意志を持っているというか。
バイクにレトルトカレーの小説は読んでないけど、そういう小説のアイディアって
馬鹿馬鹿しくて笑っちゃうけど、しかしそれがこの人の現実をフィクション化させる
方法論なのかなとも思う。
そういうおれは当時、バイクにレトルトカレー的なこの人の方法論がウソクサクテ
熱心に読んでいなかったんだけど。
最近、近著を読んでしかし以上のことを感じた。
もっともおれは熱心な片岡読者でないので、多分にこの感想はずれてるかもしれない。
734 :
吾輩は名無しである:03/12/22 13:39
>この人の小説はとことんフィクショナルな気がするんだよな
>現実なんて描きたくないという強い意志を持っているというか。
あたってるよ。
これがこの人の真髄だと思う。
それを好むかどうかは個人の捕え方。
俺は好きだけど。
エッセイはリアルに、小説は荒唐無稽で。それがおもしろいと思うけどね。
バイクにボンカレーは
こんなことやってみたらどうだろう?的単純な思いつき。
おもしろいエピソードのひとつに過ぎないと思うんだけどね。
みんなも、ハウスのプリンを丼でつくるなんてやってみたことない?
昔の横積みタイプのコーラの自販機の、コーラの栓だけ抜いちゃうとかさ。
頭は子供と大人の中間なんだけど、身体と行動力は大人になってきた10代後半の頃の
オバカなエピソードって誰でもあるでしょ。
そういうのと同じだと思う。
それを読んでニヤリとするか、つまんねーと思うか、反応はいろいろだろうけど。
どっちに反応する方がレベルが高いとか、低いとかじゃ、もちろんなくてね。
微妙に違う。どんぶりプリンは別に必然性がないでしょ。
暑い→噴水に飛び込む、のは、
登場人物にとっておもしろいことじゃなくて機能主義なんだよ。
そういう、単純な欲求→モノの自由な使用、っていう
すっきり感って、日本にないものなんだよね。
>>725 「ザプルーダの向かい側」に、ビリヤードのシーンがあったように記憶してます。
『ミステリマガジン』2001年10月号で発表され、その後、
『推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ 2002』(講談社刊)に収録されてました。
うーん、なんだ。一般的にかっこいいとされてることより、ちょっとズラした部分に
かっこよさを求めてるんだな。
しかし、「中一のとき」と書いてある思い出話に、
現時点でのくだらない茶々をよくまあいれられるものだね。
740 :
吾輩は名無しである:03/12/23 00:28
>>735 論点がずれてますよ。前の二人はそんなことを話してない。
>そういう、単純な欲求→モノの自由な使用、っていう
>すっきり感って、日本にないものなんだよね。
こんな話をしたい人もこのスレにはいないと思うけど。
いい加減学習してくださいねw
片岡義男はそういうものいいをしないとこがかっこいいんだよ。
>>736 :italさん
教えてくださってありがとう。
さっそく読んでみます。愉しみ。
743 :
吾輩は名無しである:03/12/23 03:56
>>728 それはスマートで野性的な大人ではなく、ただの変人だよ。
もし、それをカッコいいと思ってやる奴がいたら異様な形のナルシシストだし。
>743
そうは思わん
久々にミステリマガジンを買ってみたら、片岡さんの新しい連載コラムのってました。
2004年1月号からなので、今書店で買えるのは第二回の2月号です。
『球場の書店による』というタイトルでアメリカンベースボールの名作を紹介しています。
教養主義でも新しめの本を紹介してましたけど、奥が深そうですね。
面白そうな本を紹介されるたびに
「英語が読めればなあ、英語をなんとかしなきゃ」と思うんだけど
続かないんだよなあ。
746 :
吾輩は名無しである:04/01/01 00:12
あけおめ。
今年はマターリとスレが続くといいな。
747 :
B面の最初の曲:04/01/01 23:36
・ シーン1
「会えなければ、この本とつきあうつもりだった。とても面白い本だから、つきあい甲斐がある」
彼女は彼の左側に腰をおろし、彼に体をよせる。
「私だって面白いのよ」
彼女は、自分の全身を完全に彼にあずけた。
「自分のぜんたいを相手にあずけ、まかせてしまうことができる特技。博子の特技だ」
「そうしたほうが、気持ちいいんですもの」
・ シーン2
「自分がひとつのことに決まってしまうような恋愛は、ないわね」
「しかし、男との関係は必要だろう」
「少なくとも私には、絶対に必要だわ。…私には、何人かの男性がいるわ」
「SEXは?」
「あるは、大事なことのひとつだわ」
「なぜ」
「いいかたちでのSEXを、おたがいに楽しむのは、とてもいいことなのよ。…自分がどれだけセクシーになれるか、実験しつつトレーニングしているような気持ちのことが多いわ」
748 :
ロンパリ・カウボーイ:04/01/04 22:56
『人間は荒野にいる時よりも
都会の雑踏の中にいる時の方が
足を踏まれやすい』
749 :
吾輩は名無しである:04/01/04 22:58
『人間は荒野にいる時よりも
都会の雑踏の中にいる時の方が
タクシーをつかまえやすい』
750 :
B面の最初の曲:04/01/05 20:51
・ シーン3
「女としての自覚はどうなんだ」
「私が女であることは、もうぜったいに変わらないのだから、雌としての魅力は美しく高度に洗練させるべきだと思うけれど、それ以外は、女だからとか、女として、と思うことはないわ」
「それだけ美しければ、女であることを意識せざるをえないだろう」
「意識したら落とし穴にはまるわ。女の体や生理は変えることができないのだから、そういう魅力はできるだけ高く維持したいけれど、頭のなかは、女であることよりもさきに、まず、自分なのよ」
・ シーン4
「私だけが服を着ているなんて、つまらないわ」
スカートとシャツを脱いで化粧テーブルの椅子に置き、下着姿で日焼けした彼の前に立った。
「私の体は色が白くて、どこからどこまで、あからさまに女だわ。私は女よ、と全身で叫んでいるみたい。いやだ」
博子のうしろにいる彼の両手は、彼女の胸にまわった。肩から胸のふくらみに向けてゆっくり降ろしてき、ふくらみを掌でおおった。
「小さいでしょう」
「このくらいがちょうどいい。小さめが、いい。精悍に見える」
751 :
吾輩は名無しである:04/01/07 01:17
何か変な奴がいるな。
お気に入りのシーンの話なんてのはどう?
おれは「ときには星の下で眠る」の白バイをかっぱらうシーン。
開放感がたまらん。オープニングとエンディングもよかったなあ。
もう一度読み返そっと
753 :
吾輩は名無しである:04/01/26 10:39
age
『ボビーに首ったけ』のアニメ好きだったっす。
本棚にある片岡義男の文庫本の表紙に、アニメ「ボビーに首ったけ」の宣伝が印刷
されているのだが
「いま、もっともナウいアニメ!」
という惹句だった…_| ̄|○
756 :
吾輩は名無しである:04/02/02 10:44
保全!
『日本語の外へ』、そこそこに面白かった。ハードボイルド・タッチの
乾いた文体で社会評論。
758 :
吾輩は名無しである:04/02/08 02:44
片岡さんの「僕が書いたあの島」二冊目買っちゃった。
b-offで100円だったから。
本の価値を知らない人達が売るのってほんとにいいことだ。
二冊もあってどうするかって?
大事に読んでくれそうな人にプレゼントかな
>本の価値を知らない人達が売るのってほんとにいいことだ。
それってホントにいいことなのか?
日系三世というプロフは、テディ片岡時代につくったフェイクだということだが。
761 :
吾輩は名無しである:04/02/10 16:54
ずっとモヤモヤした記憶があるのですが。
かなり前にTBS(だったと思う)でやっていた
犯罪ドキュメントみたいな「女神の天秤」という番組に、
一度ゲストで片岡さん、出たことなかったですか?
なぜか記憶に残ってるのですが。
ゲスト紹介のところを見なかったのですが、
顔を見たときに、片岡さんだ! でもなんで、と思った記憶があるのです。
あぼーん
763 :
吾輩は名無しである:04/02/21 04:07
『推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ 2002』(講談社刊)を近くの図書館で借りて
「ザプルーダの向かい側」を読んでたら、何かすでに読んだような気がしておかしいなと思ったら
今なぞがとけました。
雑誌を整理してたら『ミステリマガジン』2001年10月号が買ってあった。
池上冬樹さんの『片岡ハードボイルドの不思議なリアリティ』が「ザプルーダの向かい側」の
すぐ後に収録されててこれもけっこう楽しく読めた。二度目だけど。
764 :
吾輩は名無しである:04/02/21 05:19
潰れ肉まん
765 :
吾輩は名無しである:04/03/10 10:34
保守なり
766 :
吾輩は名無しである:04/03/10 23:21
リアルタイムで読んでいた。
彼の小説でクローゼットなるものを初めて知った。
BGMは南佳孝。(雰囲気ソクーリじゃないか?) ああ、恥ずかすい青春。
書き割りの前で演じられているアマチュア芝居に共感できるのはガキの時だけだ。
片岡の小説は読み終わったらビニール紐で縛って捨てるのが一番いい。
ペーパーバックに人生に何の意味もないからこそ読めるのだから。
だから片岡の小説について語ることはとても恥ずかしいことなのだ。
>767
お前が一番恥ずかしいよ。読んだことあるのかよ、実際
小説というほどではないんだけど、日本の鉄道内における痴漢被害報告を精査
したら、すべて独身女性の被害妄想だったことがわかった、という話を報告書
的文体で綴ったエッセイ−があって、結構真に迫っていて、本当かも、と
信じたことがあった。
テディ−片岡時代の作。
当時男性はまだ男らしい男だったから、痴漢などしないかもしれん。
771 :
吾輩は名無しである:04/03/11 23:53
公判があったからなんだろうけど
何で今更と感じずにはいられない内容だな
773 :
吾輩は名無しである:04/03/20 02:32
オレ様結論
'81年以降 全て駄作。
「オレ様」は、確かに片岡義男とは相容れないだろう。
つーーか、誰とも相容れない気がする。
775 :
吾輩は名無しである:04/03/27 00:59
age
776 :
吾輩は名無しである:04/03/27 05:32
確かに角川映画全盛の頃の作品はどんどん悪くなっていった気がする。
薬師丸が主人公を演じたあたりなんて同じ作家の作品とは思えない。
しかし、20世紀も終わりになった頃、そして今世紀に入ってからは素晴らしいと思うので
オレ様の言うことは半分だけあっている。そして半分は大ハズレ。
777 :
吾輩は名無しである:04/04/04 15:03
春から夏にむけて、毎年片岡氏を思い出す。
778 :
吾輩は名無しである:04/04/12 17:43
イラクの3バカトリオを見てどう思ってるんだろう。
780 :
吾輩は名無しである:04/04/25 03:08
3バカに関してはどうやら眼中に無いようです。
そりゃそうかなw
どうしたんだ?同志よ
恥ずかしくなったのか?
漏れが最初に読んだのは、テディ片岡・しとうきねお共著の
「二十世紀最後の珍本」というパロディ集だったよ。
その後の活動との落差に唖然としたな。
ちなみに漏れは「日本語の外へ」は、まったく受け付けませんでした。
『日本語の外へ』はけっこうサヨク受けする本だよね。
若い子が読んだらかなり影響受けそう。
>783
読もうと思っていたのに、急激に興味を失った…
785 :
吾輩は名無しである:04/05/08 19:47
786 :
吾輩は名無しである:04/05/08 21:02
こういう雰囲気だけで生きてるぼんくらを持ち上げるな、っての。
内容希薄、軽薄・・・批判する値打ちもないくらいw
789 :
吾輩は名無しである:04/05/11 10:34
>>783 まったくそうは思わない。
反米国政府=左翼じゃないからね。
俺は左翼大嫌いだが『日本語の外へ』はおもしろかった。
頭のいい若い子ならおもしろいだろう。
左翼になるような頭の悪い子は何を言いたいのかわからないとおもう。
790 :
吾輩は名無しである:04/05/11 22:32
うむ。
791 :
吾輩は名無しである:04/05/12 09:25
大統領再選と見ているんだね。
>>789 ふつう、ちょっと頭のいい子はサヨクに走るんだけど。
ま、それはおいといて、片岡のアメリカと日本とのはざまでの
ヌエ的アイデンティティを、じっとり書いてくれたら面白いもの
になるんじゃないかと思う。エンタテインメントはもういらない。
793 :
吾輩は名無しである:04/05/17 17:11
↑大バカが来てますよw
安保の時代も現代も左翼なんて
田舎者と頭の足りない人だよ。
アムウェイ、宗教、左翼は百姓向けバリューセットのお飲み物みたいなもの。
どれになさいますか?
まあ、百姓は高遠さんと今井君でも応援してなさい。
左翼を笑う人の事を右翼と言うなんて思ってないよね?
そこまでバカだと困るな。
794 :
吾輩は名無しである:04/05/17 23:51
MUJIにカタログと等価ですな。こいつの小説は。
ヤツはノヴェリストじゃなくて単なるライターです。
なーにが「ノヴェリスト」だよw
「ミーにカフィをプリーズ」とか言ってろ
リベラルってのが日本でも蔑称になってるんですね。このスレ見て
思いました。
何でもかんでもイデオロギーに結びつけて右だ左だ言ってろ
この泥ガメ!!
797 :
吾輩は名無しである:04/06/04 13:34
片岡さんの文章は読みずらいんだけれど
内容や着想がいいんだろうね。
好きです。
「音楽を聴く」って読んだんだけど、文章くどいし、論理が強引。こんな人だったっけ?
800 :
吾輩は名無しである:04/06/06 19:30
800get
801 :
吾輩は名無しである:04/06/28 10:02
映画しか見てないけど、冒頭シーン・・・
??
「汚れた英雄」は大藪春彦だよ?
あ、そうだっけw 勘違いしてた。
805 :
吾輩は名無しである:04/07/31 00:53
age
806 :
吾輩は名無しである:04/08/10 22:05
age
807 :
吾輩は名無しである:04/08/20 04:23
先見日記の感想でも書いて保守しよう。
808 :
吾輩は名無しである:04/08/22 02:55
雰囲気だけで書いてるあんまり知性の感じられない人、という感じは
70年代後半〜80年代もあったわけで、「片岡義男が好き」は、
「頭よくないのね」と同義だった時代あり。
頭パーの80年代にはぴったりだったんじゃないかなあ。
でもまああれだけ売れたんだから、「実は大した」ところもある?ん?
>>808 人生長いしこれからもいろいろあるだろうが
がんばって生きてくださいw
>>784 ケネディ暗殺の舞台裏話、結構、面白かったぞ。ネタにしたら、
アメリカ政府が必死になってたけどw
811 :
吾輩は名無しである:04/08/22 22:54
800を越えてもまだ、
>>808のようなバカ丸出しな事書く奴いるんだなぁ。
いちげんさんなんでしょ、きっと。
「お前らが聞いたこともないようなキッツーイ意見で、ヘコましてやる!」とか
本人は思ってるんじゃないのかな?
数年前には「学校の先生から『片岡義男なんか意味がない』と言われて、無意味さに
気づきました」なんていうイタい書き込みもあったなあ…。あんまり本を読まない若者
だったんだろうなあ
>>811 「片岡が好き」とアホ(ミーハー)が同義だったのは事実だ。知性のないやつに
限って平然と片岡ファンを名乗っていたの。例1→成績が悪くて東京モード学園に
行ったが課題についていけず、ホステスになった女 例2→写真学校中退のカメラマン
(腕が悪くてその後廃業) 例3→外タレの追っかけやってた専門学校生
共通項は地方出身&専門中退
>>812 「お前らが聞いたこともないようなキッツーイ意見で、ヘコましてやる!」
だって?あほくさ。誰がんなこと思うか。ただの事実ですよ、事実。
あんまり本を読まないだって?笑っちゃうね。もっとましな文学書や専門分野の
読書をしているからこそ、あの「恥ずかしさ」がわかるんだよ。
片岡義男の代表作は
『大藪春彦の「汚れた英雄」の文庫解説』だ、
とも思うのだが
そろそろ夏が終わりますね。
816 :
吾輩は名無しである:04/08/24 04:42
うわっ、恥の上塗りしてるぜ。
>もっとましな文学書や専門分野の読書
痛いすね。なんだろう。
ようするに808は本人を含めてバカな人の中にいたって事だけだよな。
バカはバカな部分にだけしか、感想を持てないことに気づく知性があれば
808のようなことは恥ずかしくてかけないのだが。
古舘伊知郎の報道ステーションのコメントにうなづく人だろうな、808は。
それよりなにより片岡の本は読んだことないんだろうな。
せいぜい読んで、メインテーマとかw
そうだね
>>808は
「気付かないことにいつまでも気付けない人」
片岡義男がどこかで書いてた
「同窓会の写真の中の見事なまでに同じ顔をしたおじさんたち」
の中の代表的な一人
でも、たぶんこのスレ、置き場所が悪いんじゃないかな?一般書籍にあった方がこういう
書き込みが少ないような気がする。つーか以前はあっちにもスレあったよね?いや、おれ
はどっちにあろうと読んでますがね。
片岡義男は一度大半を売り払ったんだけど、再びブクオフで買い戻しました。値段が安い
のはうれしいやら悲しいやら…。「ときには星の下で眠る」とか「ひどい雨が降ってきた」な
んて今読んでもおもしれー。あと、「スローなブギにしてくれ」の主人公は、おれの地元近く
の大和市に下宿してる設定だったって今更ながらに気づいた
819 :
吾輩は名無しである:04/08/24 17:33
ブックオフでも初期の読みたい方の角川文庫はめったにないんだよね。
男が主人公の話が。
いい女が主人公の一連の作品はいまのところ、興味がもてない。
もっと年齢がいけば、いつか理解できるのかもしれないが。
820 :
吾輩は名無しである:04/08/24 19:17
日本カメラって写真雑誌にもフォトエッセーの連載してたのつい最近気づいた。
この人は街が凝縮された写真を撮るね。すき間が無いというか。
821 :
吾輩は名無しである:04/08/25 01:58
↑文庫になってるよ、写真の連載。
>819
探し回れば結構ありますよ。あと、ブクオフじゃなくて昔ながらの古本屋なんかでも収穫が。
「スローなブギにしてくれ」の70年代風の表紙(分かります?)のヤツを手に入れたときは
うれしかったなあ。150円。
今は「ボビーに首ったけ」のアニメ絵表紙になる前のヤツを捜索中です
そういや山村レイコが最近NHKとかに出てますなあ。「幸せは白いTシャツ」の頃とは…
大分……変わって………
823 :
吾輩は名無しである:04/08/26 02:11
片岡義男が絶版になるとは(しかも本人の希望で)
夢にも思わなかったので、読みたくなったらまたかうさと、
うっぱらったら後の祭り。
>>821 その文庫のタイトル
『撮って、と被写体が囁く』
がたまらなく恥ずかしい。
もし片岡自身のアイディアだとしたら、もう終わってる。
写真自体も大したことない。片岡義男撮影というネームが
なければ、なんの価値もないもの。
>824
うーん、確かにタイトルは全盛期に比べるとイマイチかな。
昔は素晴らしいタイトルがいっぱいあったからね。
今、出先なので記憶で書くけど
「いい旅を、と誰もがいった」「彼は今、羊飼い」「朝になったら、タッチミー」「幸せは白いTシャツ」
「一日中、空を見ていた」「ときには星の下で眠る」「彼のオートバイ、彼女の島」
えーと、あと何があったっけ?
826 :
吾輩は名無しである:04/08/26 22:54
今日の深夜に『メイン・テーマ』やるね
827 :
吾輩は名無しである:04/08/27 04:03
昔のタイトルは曲名の和訳でしょ。
せつないほどアメリカ文化に憧れている人?
実際会ったら、イメージに反してチビなので、驚いた。
チビっていろいろ屈折してんだよな。
830 :
吾輩は名無しである:04/08/27 17:19
次から次に厨を呼び寄せる程の知名度があるのは
やっぱ片岡さんの凄さだね。
だからさ、>>828-
>>829みたいなことをいくら書いたところで失笑なんだってば。
この人は鏡だよ、バカが読むとバカな作品であり、バカな作者としか思えない。
そういうものなんだよ。
理解してくれなんてこのスレ住人は思ってない。
バカにバカにされても、どうでもいいんだよw
いい加減わかってくれないかなw
>>830 いや、オレは片岡氏がチビだと知らなかったから、829のレスには「へえー」と
思った。それに対して830のレスは情報量少なくて、つまんない。
832 :
吾輩は名無しである:04/08/28 05:58
お前のレスの情報量はどんなもんなんだろうなw
>>830, 832
の情報量はすごいぞ。
チンケな性格がすげー伝わってくるもん。
ま、もうじき夏休みも終わるさ。
>827
全部が全部そうじゃないぞ。
「切ないほどアメリカにあこがれてる」ってのは、読者の方かな?片岡の持つ、独特の
美意識ってのは当時、めちゃめちゃ新しくて魅力的だったんだよ。今やパクられすぎて
陳腐に見えるかも知れないけどさ。
あと、チビだからってのは問題にならないでしょう。作家の容姿まで含んで作品を評価
するのは自由だけど、世間ではそういう読み方は邪道、とされてます。容姿端麗のコン
プレックスが皆無なヤツが書いた駄作なんて、読みたくもないし
私も、オートバイ、サーフィン、インディアンの血が
入っている(?)、バイリンガル、あの渋い声、あそ
こがでかい(田中小実昌が書いていた)……等々から、
身長175cm以上で広い肩幅に厚い胸板というイメー
ジを抱いていたよ。
チビだと聞いて、逆になるほどね、とうなずけるところ
もある。
初期の片岡さんは(当時の時代背景込みで)好きだった
けどさ、角川と組んでからは自分で自分をパクっていっ
たように見える。
最近の評論めいたものは遅れてきた書生論って感じかな。
角川と組む前は、どこから本を出してたの?
>>837 最初はテディ片岡という名前でコラムやジョークみたいなこと
書いていた。版元はなんとかベストセラーズとかそんな感じのところ。
それから『10セントの意識革命』は晶文社だったっけ。
初期の「宝島」(当時JICC出版、現・宝島社から出ていた伝説的サブカルチャー雑誌)にもかなり関わっていた。
角川と組む前に他社から小説は出してないのですか?
出してないとすると、>836 は小説を書く以前の片岡が好きってことなのかな?
840 :
吾輩は名無しである:04/09/01 01:04
まああんだけ名作書いて、あんだけ売れたんだから
もういいんじゃない。
後は印税生活で消化試合でしょう。
>839
それじゃあアンチ片岡と同義ジャネーノ?
片岡チビ伝説の真偽は?
片岡見たっていう人も、実は他人の空似かもしれないぞ。
それから、片岡と一緒にFM東京で「気まぐれ飛行船」やってた
安田南のその後が知りたい。
片岡義男の外見だとか、評価はもうおなかいぱーい
個々の作品の話とかしませんか?
>>842 ジャズ歌手だった安田南はドラッグで(覚せい剤だろうけど)
つぶれたらしい。当時のジャズ関係者はそういう人多いよ。
トッポ・ジージョの声をやっていたピアニストとかもそうだし。
んじゃ温水ゆかりさんは?
『自分と自分以外』を読んでます。
文章がぎこちなく思えて最初はスッと入れなかった。
でも慣れてくると面白い。正直、ほとんど
注目してこなかった作家なので自分の不明を恥じています。
最近出た作品や、昔のエッセイや評論も探してみようと思います。
848 :
吾輩は名無しである:04/10/04 10:39:18
ほっしゅ。
849 :
吾輩は名無しである:04/10/04 11:21:46
みんなー、上田晋也の薀蓄って全部やらせって知ってた?
お笑い板へ
850 :
吾輩は名無しである:04/10/04 12:02:55
意外と村上春樹は片岡義男の影響を受けているような気がする
>>850 二人ともアメリカ文化からの影響が大きいからそう見えるんだよ。
二人とも翻訳調だしね。
片岡って翻訳調かね?
854 :
吾輩は名無しである:04/10/14 18:45:22
保守。
僕の美しい人だから、の解説は良かった
856 :
吾輩は名無しである:04/10/21 17:14:54
保守。
857 :
吾輩は名無しである:04/10/21 18:47:02
いいスレですね。
従姉妹とふたりだけで「片岡義男同好会」やろうか、と冗談言ってたところだったので、
こんなところにスレがあるなんてビックリ!
最近良い本を出してらっしゃるからでしょうか。
高橋源一郎が誉めてるのにも驚いた(キライなので)し、
村上春樹にも似てますか?(キライなので)
ずっと「片岡義男すき」って言えず、誰とも語り合ったりしたことなかったので、
新発見がたくさんあって楽しいです。
アニメ嫌いなので、片岡さんは私にとって青春時代コミックの代替
だったのかなーなんて思いました。
私は「波乗りの島」が大好きでした。(サーファーのダンナは興味ないみたい)
初めてラジオのレギュラー番組で生声を聴いた時は、想像通りのキザ(スノッブじゃないです)な
感じでシビレたの覚えてます笑
私は、彼のエッセイで「ヴェルヴェット・ムーン」を知り、
トミー・フラナガンが大好きになりました。
彼は、音楽や映画の趣味の酷い人がほとんどの日本の作家(なぜでしょうね、生粋のニッポン人じゃないからかな)
の中ではセンスがいいなーと私は思ってます。(でも確かに演歌な作品も多いですけどね!)
あと、
『チューブの形をしたカウンターに座って、アーモンド(だったかな)だけをつまみながら、
バドワイザーを飲みつづける男。マスターが「鼻血が出ますよ」って面白そうに言う』
ってシーンのある淡々とした短編がカッコイイって思って(当時中学生)、
20代の頃、旅に出ると大量に現地ビール(ビンタンとかネ)を買って、スーパーで調達したクーラーボックスに入れて
ビーチでひとりひたすら飲む(書いてみるとバカですね)ってのをやってました。
すっかり懐かしい気持ちになり、長文ごめんなさい。
片岡義男を最初に知ったのは、
『チープ・シック』の訳者としてだった。
859 :
吾輩は名無しである:04/11/02 18:31:41
hoshu.
860 :
吾輩は名無しである:04/11/04 03:35:29
大統領選挙、片岡さんが言ってた通りになったな。
861 :
吾輩は名無しである:04/11/04 05:59:50
ほとんど読んだことがない。
しかし村上龍と高橋源一郎が誉めていたんでちょっと注目している。
862 :
吾輩は名無しである:04/11/04 09:30:03
「スローなブギ」の三人称語りは見事だった。
並みの作家にはあそこまでできない。
863 :
吾輩は名無しである:04/11/04 16:52:01
さち乃たん萌え。
864 :
吾輩は名無しである:04/11/05 03:27:34
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
龍と源一郎に褒められてもなぁ…
865 :
吾輩は名無しである:04/11/05 04:39:53
蓮実と柄谷が誉めていた
記憶はない
866 :
吾輩は名無しである:04/11/05 09:21:50
猫とバイクとスローなブギと
867 :
吾輩は名無しである:04/11/05 19:01:55
うそだろ、おまいら日本語の外へよんだ? めちゃめちゃ浅い内容で
あきれた。海までなんとかマイルというどうでもいい本はいいけど
たいした作家では絶対ない。
868 :
吾輩は名無しである:04/11/05 19:53:36
>867
>めちゃめちゃ浅い内容
それだけは認める
ページが多い分、なおさらそう感じたよ
オレも「たいした作家」とは思わない
でも好き
>867
えーと、それ以外の本も、もちろん読んでいるよね?
870 :
吾輩は名無しである:04/11/05 21:05:08
片岡義男と片岡義男が好きな読者って、別に教祖と信者じゃあないんだしさ
好きな人が好きな思いを誰かにわかってもらおうとかはしないだろう
867みたいな人がいたって、「失笑」なだけ
とか釣られてみたから、気がすんだ??>867
871 :
吾輩は名無しである:04/11/05 22:32:25
そうなんだよなぁ。
>>870の言うとおり『分ってもらおう、広めよう』なんて全然思ってない。
まさに、失笑。
スレッドが下らないレスで消費されるの勿体無いし、
のんびり、ゆっくりやっていきたいんで、
片岡義男とその読者は相手にしないでよ
>>867君。
もうこういう展開飽き飽きだよね。
872 :
吾輩は名無しである:04/11/05 23:49:16
867だけど実は 日本語の外へ以外は、プレスリー大好き。
これまた、資料としてはまあまあだけど片岡さんが言ってる事は
浅すぎ。あとは音楽もんの1冊よんだかな。これは単純につまらな
かった。
でも海までなんとかマイルは好きだよ。かるーく読むにはいいのかもしれない
けど 日本語の外へが
かなり浅かったんで激安だけどかってしまって
ムカついてたというだけなんだ。ごめんにょ
片岡さんが日本語に完全に呪縛されてる人間ということはよーく
わかる本でした。まあ日本語を武器に生きてるから
無理もない哀れだよな。でもわかる、うんわかる。
おれも英語ネイテブで在りたかったにゃ (なき
どんなのが深いんだよ
874 :
吾輩は名無しである:04/11/06 00:41:09
芭蕉 君にはまだ理解できんよ。
875 :
吾輩は名無しである:04/11/06 00:49:40
音楽に関しては モーツアルトの手紙
ちなみに俺はプレスリーが大好きなんだよっ
だから読んだの。あの映画よかったよね、スローなブギにしてくれ、
あの俳優自殺したのショックだったなー 原作片岡義男なんだ・・
それは知らなかった。まおれは
よく知らないから語る四角ないね。
日本語の外へつーのは切実な問題すぎるんだよねー
876 :
吾輩は名無しである:04/11/06 08:43:24
赤い背表紙を屋外で読むのがすき♪
週末は紙のプールで泳ごう(藁)
877 :
吾輩は名無しである:04/11/06 11:06:30
文化は人が言葉で作っていく。
言葉の程度が低いなら、程度の低い文化しか生れない。
日本語の外へ より
ふーん
878 :
吾輩は名無しである:04/11/06 18:34:06
自分の側の正義を押し通すことによって生まれてくる文化のなかで生活する人たちは、
そこで生活を送っているかぎり、そのような文化の正当化を続けるだろう。
ひとつしかない自分たちのありかたに対して、世界のなかには途方もない多様性で
さまざまなありかたが存在するのだが、そういったものは目に入らなくなる。
(略)
そして、それらのうちどれかひとつでも、自分たちの価値観に対して立ちふさがる
ようなことがあれば、それはただちに自分たちの敵つまり倒すべき相手となる。
(日本語の外へ から フリーダムを実行する )
うん、うん
879 :
吾輩は名無しである:04/11/06 18:37:19
いつのまにか褒め殺しスレになっているorz
880 :
吾輩は名無しである:04/11/06 21:38:22
当たりをやわらかく。人の気持ちを汲んで。相手の身になって。
よく察してあげて。気配りを巧みにおこたりなく。曖昧に。
細やかに。おもんばかって。期待に応えて。懐を深くして。
あせらず急がず。悠々せまらず。思いやりを大切に。
母国語の性能が浪費される日々(日本語の外へ) より
は〜い
881 :
吾輩は名無しである:04/11/06 21:41:22
いなくなりたい
双葉文庫の「少女時代」より
882 :
吾輩は名無しである:04/11/07 01:01:03
このスレよんでると、じつわー片岡さんって相当ぶち切れやすいタイプ ww
883 :
吾輩は名無しである:04/11/07 07:32:36
>880
いちいちそんなこと
考えて話さなきゃなんないなんて相当根が嫌な人なのかな・・
もしかして880オリジナルのネタですか?
仮面ライダー
884 :
吾輩は名無しである:04/11/07 08:57:23
初期の頃は良かった
885 :
吾輩は名無しである:04/11/07 09:15:27
日本語の外って このスレ見てるだけで相当恥ずかしいっスね。
だいぶ長いことROMってるけど、初期作品の話とかには、なかなかならないのね・・・
初期の作品読んでる人は少ないのかな?
887 :
吾輩は名無しである:04/11/07 16:11:30
>>886 あんたがネタふれよ
まずレトルトカレー買ってこい
888 :
吾輩は名無しである:04/11/07 19:35:24
>>886 初期っていつ??
とりあえず、ゆでたとうもろこし買ってきてよ
面白いと思ってんのかねえ・・・
>>889 その三点リーダー、みっともないよ。
話題を持たないくせに話題がない事を嘆くのはアイロニーだ
891 :
吾輩は名無しである:04/11/07 22:39:21
「人生に成功して高い水準の生活を楽しみたければ
まず言葉を勉強しなさい」
片岡義男のアメリカノロジー より
892 :
吾輩は名無しである:04/11/08 00:17:43
>>867は友達もいなけりゃ、楽しいこともないんだろうな。
893 :
吾輩は名無しである:04/11/08 11:14:01
日本語の外は好きじゃないな。
894 :
吾輩は名無しである:04/11/08 11:46:34
もうすぐ終わりだこのスレ。
次はあるのか?
895 :
吾輩は名無しである:04/11/08 13:33:11
年に10回ぐらい、コカコーラを飲むと片岡義男を思い出す。
896 :
吾輩は名無しである:04/11/08 13:46:26
教えて下さい。片岡さんの傑作といったらなんですか?
897 :
吾輩は名無しである:04/11/08 18:12:01
多作だよね。
898 :
吾輩は名無しである:04/11/08 19:31:27
都会で一人暮らしするには女の友達がたくさんいたほうがいいとか
いってたのこの人でしたっけ?片岡さんて独身なんですか?
若いとき何冊か読みました。懐かしいです。
「サチオ」
やっと聞きとれる小さな声で、美紀が言った。
「どうしちゃったの?」
唇の端で、ほんの小さく、幸雄は笑った。
立って歩けるようにはなるだろうけど、体がどの程度までもとのようになるか、いまのところ
なんの保証もできないと、医師から言われている。根気でいこう。医師はそう言っていた。
ベッドのわきの、折りたたみの椅子に、美紀はすわった。そして、
「あたし、看病する」
と小さい声で言った。
「俺は、病気じゃねえよ」
いつもの口調で、幸雄が言った。
「ずっと、そばにいる」
美紀は幸雄の目をじっと見た。
薬品のにおいに満ちた部屋に、外の自動車の音が、地鳴りのように聞こえた。
しばらく、ふたりは、無言だった。
「おい、ミキ」
と、幸雄が言った。
「はい」
「こういうのを、さしむかいと言うんだ」
食い入るように幸雄を見ていた美紀の、血の気がひいてよけいに美しい顔が、まっ赤な唇から
頬そして目と、くしゃくしゃになった。
唇が両端からひっぱられて「へ」の字にさがり、ぶるぶるとふるえた。頬が急激にべそをかき、
両目の下まぶたに涙が盛りあがった。
涙は頬にあふれ、いっせいに流れ落ち、頬の途中から、そして唇や顎のさきから、つづけざま
に落ちた。いくつもの涙の滴が、美紀のひざに置いたエナメルのバッグに当たり、ぼたぼたと音
をたてた。
900 :
吾輩は名無しである:04/11/10 02:19:50
いいね
901 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/11/10 02:23:17
初期の作品なんてブクオフに山ほど転がってるよ。
空気感が初期の村上春樹+ミステリーじゃない赤川次郎+バイク
だったりする。
たがみよしひさってこいつの影響あるの?
903 :
吾輩は名無しである:04/11/10 05:31:25
初期の作品はブックオフにほととんどないんだが?
904 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/11/10 06:21:16
初期ってどこまでですかね。70年代の作品の角川文庫版、余裕で見かけます。
「マーマレードの朝」、「スローなブギにしてくれ」など。
初期のカバーの本はなかなか見つからないんだよね
906 :
吾輩は名無しである:04/11/10 13:04:07
そうだね。
907 :
吾輩は名無しである:04/11/10 14:19:19
「初期の作品は良いらしい」って情報だけが流布されてて
実際それが何の事指してるのか解からないケースが多いね
レトルトカレーだろうな
909 :
吾輩は名無しである:04/11/10 17:22:36
うんうん
910 :
吾輩は名無しである:04/11/10 17:27:16
一人の小説家の価値って、
「このエピソードはこいつが発明」と言えるようなものがあるかどうかで決まる。
とすると、
片岡義男はやっぱりレトルトカレー、これ最強。
これだけで五杯はいける。
女性との関係性のありかたも興味深いけど、
圧倒的な印象はない。
911 :
吾輩は名無しである:04/11/10 21:05:31
際億
>907
「スローなブギにしてくれ」「さしむかいラブソング」「ひどい雨が降ってきた」「ボビーに首ったけ」
「ときには星の下で眠る」あたりじゃないの?
913 :
吾輩は名無しである:04/11/10 23:27:29
「ラジオが泣いた夜」「マーマレードの朝」「人生は野菜スープ」
「スターダスト・ハイウェイ」「味噌汁は朝のブルース」
なんかどうかな?
「どしゃ降りのラストシーン」「朝になったらタッチミー」なんてのも挙げたい
915 :
吾輩は名無しである:04/11/10 23:37:43
>>910 >「このエピソードはこいつが発明」
・・・明るい離婚 (例 幸せは白いTシャツ )
「幸せは白いTシャツ」を読んで「フルーツ・オブ・ザ・ルーム」のTシャツ買ったっけ。一回洗濯すると
ヨレヨレになっちゃうんだよな、あれ
おばあちゃんに口移しで梅干しを食べさしてもらう話が印象的だった。こういう、ちょっとはずれた格好良さみたい
のがあったよなあ。
今でも秋の山道を車で走ると、「ときには星の下で眠る」のワンシーンがよみがえったりする
空気嫁てないレスですが
今週の先見日記はいままででいちばんキレてる内容ですね。
918 :
吾輩は名無しである:04/11/11 00:44:09
レトルトカレーは実際にやってみると温まらないと聞いたことがあるが
どうなんだろう?
自分でやる気にはならないが。
女の子のガソリンスタンドの店員さんだと、バイクをよくわかってなくて
不用意に急に近づいて
「あっつー!」なんて大声を出す人はたまにいるね。
エピソードということでいうと作品より
きまぐれ飛行船で語っていたことの方が
記憶に残るエピソードが多い。
夕焼けのシャンプーライダーですか…
ところで次スレは一般書籍に移りませんか?ここにスレを置いておくと荒らされやすいような気がします
ここがいいな
921 :
吾輩は名無しである:04/11/11 01:12:03
別に荒らしはどこにでいるし、
>>1がここに立てたんだからここでイイと思う。
30代板にもあったが沈んだよ。
次スレタイは「片岡義男・2」ぐらいでイイと思うけど。
地味に淡々とやっていきたい。
922 :
吾輩は名無しである:04/11/11 01:20:41
>>917 なんかさ、小泉首相がどうこう以前に、
その手の質問を首相にするマスコミが知的障害を持ってるとしか思えないのだが。
日米の関係って、キャバクラ嬢(ブッシュ大統領)と通いつめるサラリーマン(小泉首相&日本そのもの)だよね。
そんだけ金つぎ込めば良い顔してくれるだろうと。
でもそれだけだよな。
>>917 論理的にスキだらけの日本的言説に我慢ならないんだろうね。
片岡氏ってある意味、愛国者だと思うよ。
924 :
吾輩は名無しである:04/11/11 03:46:19
ある意味どころか、立派な愛国者にきまってるじゃないか。
925 :
吾輩は名無しである:04/11/11 09:32:47
というか生れたからしょうがないみたいな諦念感じる。
926 :
吾輩は名無しである:04/11/11 10:21:15
え〜と、スレの空気と関係ない質問でキョウシュクです
1988年にNHKで放送されたドラマ
「ハート・ブレイクなんてへっちゃら」
見た記憶のある方いますか??
>926
>421 のセリフを実写で言われるとひくと思うがなあ…
ごわー、片岡についてこれだけ話せるなんて、やっぱウェブ時代ってすばらしいなあ。
30歳後半になって「ときには星の下で眠る」を読み返すと、息が苦しくなるくらい切ない。
歳くったなあ。若さってすげーなあ。こんなこと言ってること自体がかっこわりーなあ。
最近のおすすめは「青春の荒野ってやつ」と「イチゴの目覚まし時計」。いいなあ
929 :
吾輩は名無しである:04/11/11 22:34:58
>929
とりあえず、一般書籍板にもスレをたてて様子を見るとか。以前はあっちにも片岡スレってあったよね
あんまり荒らしとか出なかったような気がする。
しかし、文学板って年齢層低いの?何で片岡なんて知ってるんだろう?
一般書籍ってことは、
実質ワンランク下げるって事だよ
いや、その考えはどうかと思うぞ
いや、糞みたいなベストセラーのスレにまみれるのが、
これからの片岡義男受容の姿とは思えない。
80年代だったらそれでいいんだけど。
んー、いい意味での通俗小説であって欲しいと俺は思うんだけどなあ
935 :
吾輩は名無しである:04/11/12 00:21:41
じゃ実験のために俺がスレを立てて見ます。
一応このスレのパート2として立ててみます。
で、好感触なら、一般書籍板移住。
あまりにひどかったら、実験スレは放棄して、文学板に立て直すと。
いつものペースなら、1000までに半年かかりそうだしw
いい意味での通俗小説は賛成なんだが、
やはりここがいい。
フィッツジェラルド(エスクワイアにエッセイ書いていた)
のようなスタンスの作家は、
春樹じゃなくて片岡だと信じる。
俺自身「実はたいした作家だよね」に惹かれてここにいるので、
文学板にスレがある方がファン開拓になると思う。
937 :
吾輩は名無しである:04/11/12 00:29:01
残念だなあ。
俺は去るか…
いや、去らなくてもいいだろうに
940 :
吾輩は名無しである:04/11/12 00:41:52
去るのも自由だし、また帰ってくるのも自由だよ。
一般書籍板苦手なんだよね
それぞれ好きにすればいいよ。
わざわざ去ると意思表示するのはかっこ悪いと思うが。
…スレ立てできないんですよ
944 :
吾輩は名無しである:04/11/12 01:14:17
あの…文学板好きさん、しつこいですよ。
945 :
吾輩は名無しである:04/11/12 04:05:36
>>936 >ファン開拓
四半世紀も片岡作品と付き合っているけど
ファン開拓なんて、考えたことなかったなあ
946 :
吾輩は名無しである:04/11/12 15:05:29
新たな展開ですね。
とりあえず両方目を通します。
文章はへただけどな
948 :
吾輩は名無しである:04/11/24 11:48:55
一般書籍板 定着したね。
949 :
吾輩は名無しである:05/03/08 01:08:20
吾輩は名無しである
950 :
エーム:2005/04/17(日) 18:52:45
『時差のないふたつの島』
『タイプライターの思い出』
『波乗りの島』
本棚にあり。懐かしいなあ。
951 :
774:2005/05/17(火) 18:47:12
わ〜、ここってまだあったんだあ!
では、このスレが2020年まで残るとして、次世代の子供たちへのメッセージ。
第二次大戦後から冷戦が終るまでの、20世紀後半の日本社会には、2つの文化的な高みがありました。
1つは50―60年代の、元禄文化に相当する期間。もう1つは、80年代の、化政文化に相当する期間。
前者の時代に人々がどんなふうな憧れを持ったか知りたい人は、石坂洋次郎を読みなはれ。
後者の時代の人々の憧れがどんなふうだったかは、片岡義男がいいでしょう。
それぞれの時代の「あこがれ博物館」のような世界がそこにあります。
今の世の中がここまで来るのには、階段が必要でした。
この2人の作家は、それぞれの時代に「踏まれる階段」の役割を果たしました。
その階段は、当時は青い空にかかっていて、誰もがそれを昇りたい気持ちにさせられました。
今ではそれは地下へ降りてみようという少数の人がひっそりとそこを訪れる階段になりました。
限りなき夏Uはないのですか
955 :
ital:2005/07/16(土) 14:35:57
>>952 うますぎて、言いくるめられそうになりますね。
でも、最後の二行の意味が、僕にはよくわからなかったなあ。
「20世紀後半の日本社会には、2つの文化的な高みがありました」という前提も、
どこから引用してきたのか知らないけれど、ぜひ出典を知りたいところです。
特に年代で分ける必要もないけれど、
70年代と90年代に、なにも語るべきことがなかったというのには、
僕自身は、どうも実感が湧かないのです。
まだ「次世代の子供たちへのメッセージ」も書かれていないのだから、
きっとこの続きがあるんでしょうね。
誰だか知らないけれど、期待して待っています。
出典:柄谷行人「言葉と悲劇」(講談社学術文庫)収録の「理の批判」
続きはありません。おそまつでした。
ほめすぎ
957 :
吾輩は名無しである :2005/07/16(土) 22:33:14
DTP・印刷板を観ろ!!DTP・印刷板を観ろ!!DTP・印刷板を観ろ!!
DTP・印刷板を観ろ!!DTP・印刷板を観ろ!!DTP・印刷板を観ろ!!
DTP・印刷板を観ろ!!DTP・印刷板を観ろ!!DTP・印刷板を観ろ!!
DTP・印刷板を観ろ!!
958 :
名無しんぼ:2005/07/17(日) 08:03:46
映画化したら面白そうな作品が多い。というか文体からしてカメラアイのようだし。
『幸せは白いTシャツ』とかいいのでは?
959 :
無名草子さん:2005/07/18(月) 22:31:57
「幸せは白いTシャツ」
フランス映画にしたらいい味出ると思う
と、個人的には思う
960 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 00:45:05
まだ一冊も彼の作品読んでないけど、このスレ読んだら、読んでみたくなった。
彼の日本語論も面白そう。
961 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 01:41:52
シネスケ(映画批評空間)での映画「スローなブギ〜」への批評より。
>片岡義男の特徴は、目に見えることしか描かない(ぜったいに内面を描写
>しない)とても映画的なクールさにあったんだけど、
これって、本義のハードボイルドってことのような気がする。
ヘミングウェイとハメットがハードボイルドの始祖ということに
なっていて、当初ハードボイルドとは内容ではなくて、文体について
言われたことだったと思う。「非情な文体」がハードボイルドの
元の意味だった。
だんだんハメットの探偵小説のほうのイメージが強くなっていって、
「ハードボイルド小説」って言ったらタフガイ探偵小説という意味合いに
なっていった。意味内容を表す言葉になっていった。
いま自分は「ハードボイルドな文体」ということに強い関心があって、
言語論も書いている片岡義男に、興味を持ったところです。ちょっと前のレス
で、次スレを一般書籍板に立てるか文学板に立てるかというような問題が
語られていましたが、作品の意味内容より文体を重視するのであれば文学板の
方が向いていると思います。
スレタイに「文体」という言葉を入れれば、この板でも浮かないと思います。
(浮かない、というのは上がらないという意味じゃなくて、違和感が無い、と
いう意味ですがw)
たとえば、「片岡義男の文体について」とか。
962 :
名無し:2005/07/19(火) 09:33:30
>961
>片岡義男の特徴は、目に見えることしか描かない(ぜったいに内面を描写
>しない)とても映画的なクールさにあったんだけど、
モノのについて詳細な描写をしたのは、大藪春彦と片岡義男が日本人作家としては
草分けだという人もいる
>>961 ぜひそのスレタイで次スレおねがいします
964 :
吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 23:25:53
あいつは日本語の感覚がないんだよ!とんでも「ねえ」ぜ!
966 :
吾輩は名無しである:2005/07/24(日) 21:18:21
と誰もが言った
晴海通りと清澄通りのところ、
ムーラが住んでいたアパート跡にある売り場で
サマージャンボ買ったよ
968 :
無名草子さん:2005/08/16(火) 18:57:26
当たった?
マーマレードの朝、買った
970 :
無名草子さん:2005/08/31(水) 21:30:12
ラジオが泣いた夜 いいよ
971 :
吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 23:00:19
片岡先生のジョンレノンインタビューの翻訳、すごいねえ、と別の所でみたが、全く同感。あれは、創訳のハシリなんだな。
972 :
吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 00:40:31
973 :
吾輩は名無しである:2005/10/23(日) 10:47:38
「マーマレードの朝」読んだ。
紺野美沙子って同姓同名の女優と関係あるの?
975 :
吾輩は名無しである:2005/10/23(日) 21:37:24
日本語の外へ」注文
スローなスレ進行にしてくれ
「マーマレードの朝」って、桑田ケイスケ作詞作曲、中村雅俊・歌唱
の曲があったな、たしか。
文庫の「マーマレード〜」の表紙の写真はイイね。佐藤秀明・撮影。
これは日本?
片岡風の現代小説「ライム踏んで蕎麦」
たくあんホンキートンク
お赤飯とブルーノート
バイクにレトルトカレーっていうのはいいね。
洒落てるとは全然おもわないけど、やってみたいとおもう
986 :
吾輩は名無しである:2005/10/25(火) 20:51:57
あした「日本語の外へ」(文庫)買います
ハメットの文体の影響はあるの?