片岡義男・その2

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933無名草子さん:2008/10/14(火) 04:22:25
この人のタイトルには惹かれるものがあるね
934無名草子さん:2008/10/15(水) 23:07:37
今のアメリカ大統領とアメリカの一般国民について書いてほしい。
アメリカ国民の様子が作為的(?)にかなかなか伝わって来てない気がするので。何か再びすごい意識の変化が起こってそおだしこういうのって片岡義男さんにしか書けない気がするので
935無名草子さん:2008/11/10(月) 14:09:06
お、まだあった。
936無名草子さん:2008/11/23(日) 09:24:15
22日の東京新聞の文化面「土曜訪問」に登場
最近は小説の小説を書いてるとか
937無名草子さん:2008/12/30(火) 15:00:56
角川文庫『物語の幸福』が今月の文庫で出ていた。
でも、なぜこれなんでしょうか?
938無名草子さん:2009/02/28(土) 17:21:10
オートミールとかライティングデスクとか
聞いたこともない名詞、言葉にワクワクしたものです。布団のなかでネ
ten years afterだったか
男2人に女1人という物語に妙におとなな感じをしたのを思い出しました。
939無名草子さん:2009/03/20(金) 10:30:10
ハンバーガーの午後
940無名草子さん:2009/03/24(火) 16:07:42
なにもかも飽きた。しばらく読まない。またいつか
941無名草子さん:2009/03/28(土) 07:22:25
ハンバーガーの土曜日
942無名草子さん:2009/04/02(木) 22:00:35
すみません、どなたかお知恵をお貸し下さい

・高校生の男の子が主人公(名前はヨシオ?)
・バイクを買いに行く
・バイクはレーサーではないタイプを所望する
 (「風を感じたいんだね」みたいなバイク屋の店員の台詞がある)
・希望にぴったりのバイクが、その店の在庫から新車で見つかる(笑)
・主人公が書いた一行とばしの作文を、三人のクラスメイトの女子が朗読する。
・その三人の振る舞いの美しさに担任が驚く
・作文は「高校を出たら勉強しなくて良い事がわかって、とても嬉しい」というような内容
・作文に対して担任は「下手だけど、泣ける」的な事を言っている
・担任が、自分は夏休み中オーストラリアを旅行しているから連絡は取れない、と言って
 終業式の日のホームルームの時間が終わる

こんな感じの内容の小説の、作品名と収録されている書名をご存じの方が
もしいらっしゃいましたら是非ご教示下さい、宜しくお願いします。
(サルベージさせて貰います)
943無名草子さん:2009/04/05(日) 12:20:29
>>942
「生きかたを楽しむ」ですね
944942:2009/04/05(日) 13:01:12
>>943
有り難うございます。丁度自分も高校生の頃に読んだこの小説の中の、
「高校生を一人前の客として扱ってくれた」といった風な、バイク屋の
店員の描写がとても印象に残っており、久し振りに読み返してみようかな
と思っていたのです。
この店員の応対が、現在サービス業に属する仕事をしている自分の
お手本なんです。
本当に有り難うございました。
945無名草子さん:2009/04/30(木) 11:16:00
早川文庫JAの『花模様が怖い』(片岡義男コレクション1)を読んだ。
編者・池上氏のセレクション秀逸でした。
946無名草子さん:2009/04/30(木) 20:07:16
おお、このスレッド、続いてるなw

片岡義男コレクションがいまになって出るとはね
947無名草子さん:2009/05/05(火) 04:12:41
最近ブコフで集めてる。
片岡義男いいね。
948無名草子さん:2009/05/05(火) 16:49:39
80年代前半を北海道で過ごした僕にとって片岡義男のペーパーバックは生き方のお手本みたいなものだった。すぐに感化された僕は、アルバイトしたお金で空冷2サイクル単気筒のスクーターを手に入れ、毎日国道12号線を走ってキャンパスへ通った。
949義男の青春:2009/05/06(水) 16:22:04
「ねえ」
彼女が言った。
「卒業したら帰るんでしょ?東京」
僕はそれにはこたえずに、肩までまくりあげたヘインズの袖に巻き込んだゴロワーズを取り出した。
唇にくわえると彼女がジッポーをつけてくれた。
「ねえってば」
950無名草子さん:2009/05/07(木) 16:23:26
バイク小説と拳銃小説が特に好き。

「俺のハートがNOと言う」
「時には星の下で眠る」
↑この辺りの作品を
誰か映画化しれくれないかなぁ・・・
951無名草子さん:2009/05/07(木) 17:20:19
星の下、ふたりで寝袋にはいるやつだっけ?
感性がいいよな。片岡文学は。
オープンカーでシートたおして空をみるだけのドライブとかさあ。
952無名草子さん:2009/05/10(日) 08:51:17
エロ短編たまにあるよな。オートバイで走っていた美しい女性が、Tシャツの胸の先端にカナブンみたいな硬い甲虫がぶつかりあっけなく転倒してしまうみたいなやつ。
なんだっけな、あれ。
953無名草子さん:2009/05/13(水) 21:53:17
片岡義男のバイク小説って俺の青春だったなぁ。
18のとき多摩地区の東証二部のベビー食品製造工場で働いてた頃、同期の女の子
に「スローなブギにしてくれ」や「幸わせは白いTシャツ」をプレゼントして洗脳。
あげくに中型二輪免許取らせてバイクも買わせた。
同期ゆえに気がね無く付き合えた不思議な関係だった。
二十年以上経って、今思うのはバイク、赤い背表紙の文庫本、他愛もない会話、
テニス、サーフィン、そしてスキー、僕等の共通言語だったね。
もし、二十年前の僕に会ったら言ってやりたい。
「お前は薫をスキなんだぞ!手放すな!」
今じゃ良い年したオサーンになっちまった。
954無名草子さん:2009/05/14(木) 16:15:07
絵に描いたようなリアル
片岡的青春ですな〜
955義男の青春:2009/05/15(金) 19:54:47
イムコのライターやバングアンドオルフセンのラジカセ、ミノックスのカメラとか、片岡愛用の小物についてビーパルで連載していたコラムが本になった。
エルメスのチューインガムケースなんかはマネして買ったけど、当時なかなか誰も持っていなくてカッコよかったんだよね〜。
中に入れるガムはリグレーのお得用ガム(包み紙が真っ白)でなくてはならない、なんてこだわりもよかったな。
956無名草子さん:2009/05/21(木) 00:17:06
小説しか知らなかったが
それ以外の本も面白そうなのが出ているね
957無名草子さん:2009/05/21(木) 12:10:44
>>952
「朝になったらタッチミー」(?)とかいう短編かな?
違うかな?
958無名草子さん:2009/05/21(木) 16:28:50
>>955
それBE-PAL創刊から半年位経ってからの連載でしょ。
いまから30年位前のコラムだね。
僕もイムコのライター(風防なし)やデュラセルのポケットライト、
バックスキンの白い手袋なんか買ったよ。
あのコラムは小学館からまとめてビーパルムックの形で出ていなかった?
すぐに廃刊になった記憶があるのだが、、、
959無名草子さん:2009/05/21(木) 20:45:44
>>958
アウトバーンをふっとばす時のグラブですよ(笑)。
960無名草子さん:2009/05/29(金) 20:34:42
離婚がカッコイイという価値観を持ち、あんまり好きでもない子と入籍してしまい、すぐ別れた。
今バツイチなのは片ヲタの勲章。
961無名草子さん:2009/05/30(土) 15:48:21
ご案内いたします。

片岡義男写真展「撮る人の東京」 ――写真展リアルタイムレポート
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/culture/exib/20090529_170385.html

ペンタックスフォーラム
http://www.pentax.jp/forum/index.html
962無名草子さん:2009/06/05(金) 18:21:06
片岡義男さんの作品の中で、ハワイのホテルの海が見えるバーカウンターでの話がありましたが(たぶん夜だったと思います)
どこのホテルだったでしょうか。
また作品のタイトルをご存知のかた、教えて下さい。
963無名草子さん:2009/06/09(火) 13:04:47
>945
今更なんですけど、いいですよねハヤカワの選集。
ただ、「読み易いようでっかい字」って感じで出版社が言い訳してるけど、
単にページ数稼ぎの単価吊り上げと思うのは読書好きの私一人ではないはず。
出版業界不況は仕方ないけど、内容に見合うならいくらでも買うから
行楽地の売り物みたいな安っぽい作りはやめて欲しいな。結果的に自らの
首を絞める行為に他ならないと思うのだよな私的に。

片岡さんと並んで今ではあまり読まれなくなった連城三紀彦さんも
いいよな〜。何でお二方とも読まれなくなったんだろう?
964無名草子さん:2009/06/12(金) 00:35:08
東京少年を読んで思った。
下北沢の描写が今一史実と合ってないような感じです。
まぁ、小説だからこんなもんかねぇ。
965義男の青春:2009/06/16(火) 22:16:13
>>964
集英社文庫から出ているやつで札幌の地下街を描写した短編もおかしかった。
地下街の中の店に、二階があるという部分。

片岡の短編の濫発、才能の浪費は、アメリカのフイッツジェラルドを彷彿させますよね。
966無名草子さん:2009/06/19(金) 18:53:58
やっとアク禁とけた。
フィッツジェラルドは持ち上げすぎだと思うが、
以前、野性時代か何かの大藪春彦氏との対談でフィクションを書く上で気をつけている点は?
と聞かれて「ディティールと表現にこだわる。」って大藪氏か片岡氏が言ってた気がするのだが、、、
967義男の青春:2009/06/20(土) 20:19:37
片岡の情景描写はカタカナでなくてはならない!
【電話を終えた彼女が、コインリターンから十円硬貨を取り出し、ジーンズのポケットに無造作に落とす様子を、ガラス越しに彼は見ていた。】
とかね。
日常的ないろんなもののいろんな部分を正式に英語ではなんというのか。そういうのばかりとりあげた本を愛用していたらしいね。
968無名草子さん:2009/06/21(日) 09:56:06
今じゃ
【電話を終えた彼女が、携帯のフリップを閉じ、ジーンズのポケットに無造作に落とす様子を、
ガラス越しに彼は見ていた。】
みたいな? 苦笑
日常を描いただけなのに、おとぎ話のようだ。
自分がどうしてあの世界に惹かれるのか、わからないが・・マイノリティだよね(笑
みなさんも違和感を感じつつ生活してるのかな??
ヘッドライトを消して夜明けが来て、いよいよ朝のどんづまりかと思ったあの日から
ずいぶん経っちまったな・・味噌汁は朝のブルースなんだよな・・今も
969無名草子さん:2009/06/21(日) 17:02:22
このとしになると、人生にはいろんなものが入っていて溶けだしていい味を出してくる。
【野菜スープ】だよ、まさに。
970無名草子さん:2009/06/26(金) 16:14:22
秋葉原のブックオフで「幸せは白いTシャツ」購入。
なぜかこの頃の文庫本ってイタミが早いよね。何でかな。
自宅のは表紙は綺麗なのに中身がセピア色になったので中身入れ替えです。
971無名草子さん:2009/07/04(土) 18:42:45
みんな、生きにくそうだな

元気かい?
972無名草子さん:2009/07/04(土) 23:21:46
片岡義男の文体が好きだ。
でも、恋愛話は苦手W
孤独な男が主人公のストーリーはないものか
973無名草子さん:2009/07/11(土) 15:58:07
次スレはいらないかもね。
974無名草子さん:2009/07/13(月) 11:39:12
浅間山のふもとで、にぎりめし バイクのマフラーにカレー 懐かしいな 真似してました
975義男の青春:2009/07/14(火) 18:53:58
夜遅く、むさい男が二人、マンションのリビングで酒を飲んでいる。
傍らに美しい女性が横たわっている。
酔って寝てしまった彼らのマドンナだ。
「花一輪」
そうつぶやきながら、二人は彼女の着ている服を全部脱がしてしまうのではなかったかな。
「きれいだ」全裸の彼女を眺めながら、それを肴に彼らは酒を飲みつづける。
976無名草子さん:2009/07/14(火) 20:58:48
シャンプーのならべられてある棚のまえへ、彼は来た。
ボトルを手に取り、白いキャップを「開」という字にそえられた矢印の方向へ、ひねった。
左の掌のくぼみに、シャンプーを垂らせた。
きれいな琥珀色のシャンプー液が、彼の掌のくぼみを満たした。
シャンプーのボトルを。彼は棚にもどした。
ゆっくり、彼は、店を出た。

で、彼は暮れていく無人のプラットホームで髪を洗うんだよな。
実際、こんなことしたら
「あらら!にぃちゃん、かなわんなー、こんなされたら、こうて!」
てなるんだけど・・
義男はオートバイの旅を、いちいちカッコよく描いちまうんだよなぁ。
977無名草子さん:2009/07/14(火) 21:57:31
>>976
あったあった!
なつかしい。
片岡本みんな処分しちまったから引越しで。

木を植えた男の話も、同じ名前の馬をみて思い出した。20年前に俺が植えた木は今や地元では花見しにくる連中もいる有名な桜の大木になってるよ。
978無名草子さん:2009/07/28(火) 22:44:47
なんとまだあったのか!このスレ。
もう片岡義男は時代に適合した作品は書けないだろう。
979無名草子さん:2009/07/30(木) 20:16:46
写真家か映画評論家みたいになっちまったね。
小津映画とかをくわしく分析した本とか出してる。
980無名草子さん:2009/08/02(日) 01:31:04
残念だね。片岡さんの作家としてのピークは、
あのカドカワの赤い背表紙の初期だったんだね。
981無名草子さん:2009/08/03(月) 23:30:36
2004年から続いたこのスレもあと19レスを残すのみ。
このスレが落ちるのが先か?片岡氏が長編小説を出すのが先か?
982無名草子さん
♪言葉が風に巻き込まれ 遠くの空へ