1 :
きるごあ・とらうと :
02/04/05 23:16 最高!
2 :
吾輩は名無しである :02/04/05 23:34
ジェイル・バードは? あれは違ったか?
>2 もちろん、そうよ
ヴォネガットスレは立ってもすぐ沈んじゃうんで残念だねえ。 シンプソン一家の作者も、青春時代に大きな影響を受けたらしい。 まあ、流行だったんだろうけどね。サリンジャーとかバロウズとか。
5 :
プーティーウィッ? :02/04/06 02:32
「ドレスデンの無差別大爆撃のことをクルト・ボネガーという作家が 書いていますけれども、彼なんかもやはり大洪水があって、 そしていま生き延びているというイメージが強いと思うのです。 彼の小説の最後は、鳥がチュッチュッと鳴いている、 ノアの箱舟の最後のようですからね。」 73年頃の大江健三郎の対談での発言。クルト・ボネガーて誰のことか しばらく気がつかなかった。 ちなみにおいらは長い間カート・ヴォガネットだと思っていた。 ある日気づいて一人で赤面した。
「神よ願わくば私に変えることのできない物事を受けいれる落ち着きと、 変えることのできる物事を変える勇気と、 その違いを常に見分ける知恵とを授けたまえ」 っていう一文、元ネタありますか?
7 :
吾輩は名無しである :02/04/06 10:56
元ネタあり。 どっかの牧師のことばらしいんだけど、な、なまえを失念してしまった。
調べたらすぐにわかった。 アメリカの神学者ラインホルト・ニーバーが祈りに用いたことば らしい。
9 :
吾輩は名無しである :02/04/06 11:54
>6 その文て何に出てくるんだっけ?
10 :
吾輩は名無しである :02/04/06 12:47
>>9 『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』だったかな?
高校のときの課題図書だったから、記憶が曖昧。
11 :
吾輩は名無しである :02/04/06 13:12
ペーパーバッグ・ウーマン マンセー
12 :
吾輩は名無しである :02/04/06 13:31
>>10 サンクス。いい高校だね。
>>11 それは分かった!ジェイルバードだ。
久し振りに読みたくなってきたよーん。
ひっぱり出してみようっと。
13 :
吾輩は名無しである :02/04/06 14:17
「神よ、願わくば・・・」は『スローターハウス5』だったと 思うが。
14 :
吾輩は名無しである :02/04/06 17:19
屠殺場5号だ! そうだ
>>13 が正しい!!
お詫びします(ノ゚Д゚)
15 :
吾輩は名無しである :02/04/06 21:47
ヴォネガットを<ワンピーター>とする<カラース>の皆様へ ヴォネガット作品人気投票開始します。 自分は「青ひげ」に一票! プーティーウィッ?
16 :
吾輩は名無しである :02/04/06 23:22
そういうものだ。
18 :
吾輩は名無しである :02/04/07 00:38
>>15 『タイタンの妖女』に一票入れましょうか。
でも、一冊読めば――あとはどれもみな同じかもしれない。
個人的には、浅倉久志さんのスレッドが欲しいところです。
19 :
吾輩は名無しである :02/04/07 13:12
ヴォネガットがどれくらい人気がないかを考えてみるに 例えば「ユリイカ」で彼の特集号は出てないと思った。 ジョン・アーヴィングは出てるのに。
20 :
吾輩は名無しである :02/04/07 13:18
>>18 二票目!
あれ読んどけば後はどーでもいい。
あとは「猫」と「5」くらいかな...。
21 :
吾輩は名無しである :02/04/07 13:40
生ヴォネガットをつい最近見ました。 と言っても、911の事件の少し後くらいだけど…。 図書館の講演イベントで、すごく混んでた。 アメリカでは本当に尊敬されているんだなあって思った。 でも、もうよぼよぼのお爺さん、って感じだった。 かなり場内を沸かせてはいたけど。 感動した言葉は「あの事件は、この世で暴力につながらないことなどない、 と言うことを語っている。残念ながら、愛や親切(施し?)が暴力つながる 事もあるし、小説で暴力を描くことすら暴力になる。 ただ、無関心もまた暴力につながる。 それなら、まだ考えたほうがよいし、行動する方がよい」 英語下手なんで訳がうまく出来ないけど、確かそんな内容でした。
22 :
吾輩は名無しである :02/04/07 14:43
>>21 まじで!
漏れNY在住なんだけど、どこの図書館?
生ヴォネの講演ききたい!
>>15 青ひげに一票ブーティーウィッ?
23 :
吾輩は名無しである :02/04/07 16:28
>あれ読んどけば後はどーでもいい。 ヴォネガットはむしろ一冊読んだら全部読んだ方が楽しいと思う。 お馴染みのフレーズにお馴染みのエピソード、そしてお馴染みの登場人物。 一通り読んだ後で「タイムクェイク」を読むと一頁毎に感慨深くて泣きっぱなし。
24 :
吾輩は名無しである :02/04/07 18:10
うーん、ヴォネガットの講演ですかあ。 愛は負けても、親切は勝つ・・・ですな。
25 :
吾輩は名無しである :02/04/07 23:00
23に禿げ同。 後期の作品はかなーり味わい深いですよー。 ホーカス・ポーカスとかも、じんわりくる。 人の描き方が優しいと言うか、なんというか。 頭固くしないでもう1回読んでみてください。 ってゆうか、読んでもないのに後はどーでもいいとかゆってる、 ヴォネガットが書きそうな小市民な人たちですか? とか言ってみる。テスト。
26 :
吾輩は名無しである :02/04/07 23:06
ついにスレが現れたとは嬉しいね。例の「20年後のジャック& ベティ」(でしたっけ?)の作者なんかも彼の作品からまともに 影響を受けているんではないかな。彼のネタ明かしをしては悪い かもしれないけれど。
28 :
吾輩は名無しである :02/04/08 02:11
どの作品もおなじといえばおなじ。 でも、それがヴォネガット節というか、ヴォネガットの魅力のよう にも思う。 ただ、やはり第2次大戦にからんだ作品は他とちょっと違うようにも 思える。 その意味では5と母なる夜をあげてみようかな。
一通り読んでると、その時々のヴォネガットの精神状態や
生活の事情が反映されてるのがなんとなくわかる。
例えば「ジェイルバード」では新しい伴侶、ジル・クレメンツに
出会ったせいか、希望が感じられる明るさがある。
また「チャンピオンたちの朝食」だと家庭内のゴタゴタや
有名になったことでしょいこんだ厄介さのせいか、
本人自ら失敗作と言うのがよくわかるような
ペシミスティックな作品になっている。
そういった部分も含めてヴォネガットって、やっぱり
時間の流れに沿って初期のものに拘らず読んだ方が味わい深い。
>>27 最近のものもよい、というよりヴォネガットってどれも同じ、
ってことはクオリティも落ちてないってことなんじゃないでしょうか?
好き嫌い、出来不出来は当然あるけど、それさえ含んでヴォネガットは
キャッチコピーつけるとしたら「全作品で一冊」ってとこでしょうか。
(バルザックの「人間喜劇」みたいな。バルザックは読んだことないけど。)
30 :
吾輩は名無しである :02/04/08 20:03
なんでこんなに人気が無いのかなー? やっぱりハヤカワから出てるのが 文学版の皆さんの目には止まりづらいのでしょうか? アーヴィングの先生なのに・・・。 ハルキストはあんなにいるのに・・・。
31 :
吾輩は名無しである :02/04/08 20:11
昔、ヴォネガットが来日した時にはこれをキッカケに ブームにでもならないかなあって期待したけど、 まったくそんな気配はなかった・・・。 海外じゃ相当メジャーなのに日本じゃダメ。 なぜでしょう?
32 :
吾輩は名無しである :02/04/08 20:19
ヴォネガットの著作は、ある程度教養があって、社会に対して問題意識をもっていて、 ユーモアとかアイロニーを楽しめる人じゃなくちゃ、面白いと思わないのでは。 日本って、知的ユーモアを楽しめる人が少ないような気がする。
ふむふむ。 でもみんながイイ!って言い出したら 口惜しくなりそうな気もしてきた。 身勝手なワタシ。
34 :
吾輩は名無しである :02/04/08 21:41
読んだ事無いんですが、何から読むのがお薦めですか?
35 :
吾輩は名無しである :02/04/08 21:44
まず「風の歌を聴け」からどうぞ
36 :
吾輩は名無しである :02/04/08 22:17
>>34 しつこいよーだが、「タイタンの妖女」
みんな初期のSFぽいのだと思ってバカにして無い?
>>35 ハルキ初体験者は、「羊」→「ワンダーランド」→「ねじまき」の順であろうか。
37 :
吾輩は名無しである :02/04/08 22:57
やっぱりSFというレッテルを貼られてしまったのがよくなかったの かな。 かつてある書店でヴォネガットの本はどこにありますかと尋ねたら SFならどこどこにありますと言われ、ちょっとショックだったこと があります。 あ、SFを馬鹿にしているわけではないよ。 念のため。
38 :
吾輩は名無しである :02/04/08 23:09
やっぱプレイヤーピアノかな。古くささは否めないが。
39 :
吾輩は名無しである :02/04/08 23:27
>みんな初期のSFぽいのだと思ってバカにして無い? そう思ってる人はヴォネガット・ファンにほとんどいないと思うけどなあ。
40 :
吾輩は名無しである :02/04/08 23:41
>34 本屋に行って自分の気になったのからで良いよ。 面白さで言えば「猫のゆりかご」と 「スローターハウス5」が最強かも。 ハルキを羊から読むのはいかがなものか・・・。
41 :
吾輩は名無しである :02/04/08 23:42
39のつづき。 というか、そもそもいまどき「SFだから」って理由で 却下する人ってほとんどいないんじゃ? だいいちマンガだって映画だってTVでだってSFなんてあふれかえってるし、 みんな子供の頃から慣れ親しんでるわけだし。
42 :
吾輩は名無しである :02/04/08 23:58
おれはヴォネガットと村上春樹は両立しないなあ。
43 :
吾輩は名無しである :02/04/09 00:02
いや、SF嫌いは結構多いと思うよ。 漫画や映画やテレビの世界と小説の世界は違う感じがするなあ。 レムとか、クラークとかは、カルト作家とまでは言わないけれど、 それに近いものがあるのじゃないかな。 かくいう私も、ヴォネガットは好きだけれど、SFはあまり読まない んだけどね。
44 :
吾輩は名無しである :02/04/09 00:09
ヴォネガット未体験者の皆様へ カート・ヴォネガット(Jr)=SF作家ではありません。 彼のストーリーテリングは一読の価値ありです。 ハヤカワSF文庫
45 :
吾輩は名無しである :02/04/09 00:43
SFってことで云えばPKディックとヴォネガットは通じてるところがあると思う。 ディックの造語"empathy"ってのは ヴォネガットの云う「親切」にどこか似ている。 でもディックはこの日本でも案外知られてるし、 人気もあるのにヴォネガットはそうじゃないんだよなあ。
46 :
吾輩は名無しである :02/04/09 00:47
ディックはブレードランナーの原作者ということで知られてるんじゃ ないのかなあ。 ヴォネガットの映像化作品とかあるのかな?
47 :
吾輩は名無しである :02/04/09 00:54
>>46 「スローターハウス5」が映画になってます。ジョージ・ロイ・ヒル
監督。
そうかそうか。 変なこと書くと、ヴォネガットをまだ知らない人に誤解の余地を 与えかねないね。 ヴォネガットは、すばらしい作家です。 読んで面白い前衛小説というのは他に類をみないと思いますよ。 是非、御一読を。
49 :
吾輩は名無しである :02/04/09 01:07
ヴォネガットを翻訳で読んでももうひとつ面白くないのでは。 もう少し英語が読める人が多くなれば、日本でも多くの読者 を獲得しそうに思う。なにしろ短編の名手ですからね。
50 :
吾輩は名無しである :02/04/09 01:10
映画化作品。 「マザー・ナイト」(原作:「母なる夜」ニック・ノルティ主演) 「ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ」 (原作「チャンピオンたちの朝食」ブルース・ウィリス主演。 ニック・ノルティ助演・プロデュース。 ヴォネガットがカメオ出演している。 またN・ノルティが出ているが、彼はリベラルで知られる人だし、 ヴォネガットと個人的にも親しいのかも知れない。) 「スラップスティック」が原作とはほど遠い ひどい映画になってるらしいと聞いたことあり。 「バックtoスクール」って映画にも ヴォネガットは本人の役でちょこっと出てくる。
奇を衒う作家でもないから、目立たぬだけでしょう。 日本で評価されていないわけではないし。 読んでない人には貸してあげましょう。 『猫のゆりかご』に一票。
52 :
吾輩は名無しである :02/04/09 01:14
>>49 伊藤典夫、浅倉久志の翻訳は素晴らしいじゃないですか。
(「パームサンデー」とかの飛田茂雄には疑問を感じるが)
翻訳者に恵まれてほんとよかったと常日頃からわたしは思っています。
それに短編よりもヴォネガットの本領は長編でしょう、やはり。
53 :
吾輩は名無しである :02/04/09 01:27
>なにしろ短編の名手 なんか、誰かと勘違いしてないか?
54 :
吾輩は名無しである :02/04/09 01:33
ヴォネガットが人気に欠けるのはきっと彼の作品て 「生き方」モノじゃないせいだと思う。 かといって「社会派」ってんでもないし。 どっちかじゃないときっとダメなんだろうなあ。 その点ヴォネガットの場合、自分が生きていることと 人類の来し方行末がガッチリと結びついている。切り離せない。
55 :
吾輩は名無しである :02/04/09 01:35
56 :
吾輩は名無しである :02/04/09 01:47
57 :
吾輩は名無しである :02/04/09 01:58
ここで整理。 SF出身で最初に一般文学として高く評価とされた作家としては、 ヴォネガットがおそらく一番早い。(人気も) ディックやバラードは80年代辺りから評価されだした。 そしてその頃からヴォネガットの地位が相対的に低くくなってきた 感じがする。(今現在はよくわからんけど。)
肥満オタのファンが多いような・・・このイメージが払拭できませんbahaha 『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』に一票。
59 :
吾輩は名無しである :02/04/09 08:31
ともかくここ日本じゃヴォネガットは人気がない。
それは確か。
雑誌で特集されることもない。
スレッドが立ってもあんまり伸びない。(今回は例外かな。いまのところは)
著名人のファン、作家でファンを公言する人は結構いるのに。
(
>>30 にあった
「アーヴィングの先生なのに・・・。
ハルキストはあんなにいるのに・・・。」
ってのはまさにそう。言えてる。うけた。)
世間一般での認知は相変わらず。
なんか「ミュージシャンズ・ミュージシャン」みたいな感じだ。
60 :
吾輩は名無しである :02/04/09 08:45
61 :
吾輩は名無しである :02/04/09 13:21
「下層階級が存在するかぎり、わたしはそれに属する。
犯罪分子が存在するかぎり、わたしはそれに属する。
刑務所に囚人が存在するかぎり、わたしは自由ではない。」
(ヴォネガットが「ホーカス・ポーカス」の扉に引用している
ユージン・ヴィクター・デブズのことば。)
「あなたは病気だったが、もう元気になって、これからやる仕事がある」
(「タイムクエイク」より。キルゴアの教義)
たぶんこういう部分が不人気の大きな要因じゃないかと考えている。
みんな自分の幸せや夢(といいつつ単に世俗的な成功の意味)にしか関心がないから。
世の中のあり方に根本的な疑義をはさむようなことをしたくないから。
そうじゃなかったら乱暴な社会変革への関心になっちゃって
今度はひとりひとりの具体的な人生やそれに伴う悲しみや滑稽さはすっかり忘れてしまうから。
その両方を分け隔てなく小説に織り込んでいるのがヴォネガットなので
「生き方」派の人には社会変革への意志がどこかおそろしく
(「アカは怖い」って感じか)、「社会派」の人には軟弱で
意志薄弱で情緒的と映って理解不能なのかも知れない。
(以上、
>>54 を焼き直してみました。)
>「生き方」派の人には社会変革への意志がどこかおそろしく
>(「アカは怖い」って感じか)、「社会派」の人には軟弱で
> 意志薄弱で情緒的と映って理解不能なのかも知れない。
まさに、腹の皮がよじれそうな言い草だ。
>>61 の頭の中・・・・ヴォネガット以外に何があるのかね?
64 :
吾輩は名無しである :02/04/09 18:22
日本で人気がない、という話は本当かい? 僕が学生の頃はすごく人気があったのだけども。80年代の半ば。 大学生協では平積みになってたし、「ヴォネガット研究読本」みたいなものも 出版されてた。あまりにメジャーなので、ファンだと名乗るのが恥ずかしい、 という作家だと思ってたんだけどな。 ともかく『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』に僕も一票。
>>64 激しく同意。
大好きだけど、いい大人はちょっと気恥ずかしく公言しにくい作家だよね。
サリンジャーなんかもそうかもしれないけど…。
はじめて工房の時に読んで泣いた「タイタン―」に一票。
66 :
吾輩は名無しである :02/04/09 22:02
>>63 だっていまヴォネガットの話してるんだもん。
一回に全てのことについてなんて話せないよ、そりゃ。
言ってることに突っ込みどころなんて当然あるだろうし。
だからそういう風にバカにするような言い方じゃなくて、
あんたはそう思うかも知れないけど、おれはこう思う、
みたいに建設的な言い方がよかったなあ。
なんかそういう言われ方すると凹んじゃう。めそめそ。
67 :
吾輩は名無しである :02/04/10 02:03
>>66 ま、あーゆーこと書く人には¥のない作家ってこった。
いちいち、気にするな。そーゆーものだ。
68 :
吾輩は名無しである :02/04/10 03:02
ヴォネガットは、とても真摯な作家である、という感じがする。 お馴染みの「まえがき」であるとか、訳者に恵まれているとか いうのもあるだろうけれど。 ジョイス以後の作家で、そういう印象を受ける人は僕にとっ て珍しい。
69 :
吾輩は名無しである :02/04/10 03:22
「バゴンボの嗅ぎタバコ入れ」を読むと、ヴォネガットが長編書くとき、 如何に”ヴォネガット風”に書くか汲々としているのが透けて見えるようで、 なんか悲しい。
70 :
吾輩は名無しである :02/04/10 08:53
>>67 66です。渡る世間は鬼ばかりじゃないなあ。
Danke !
71 :
吾輩は名無しである :02/04/10 12:51
61(あるいは66)です。
>>63 の人へ
>頭の中・・・・ヴォネガット以外に何があるのかね?
それにお答えします。ちょろっと。
自分で「凹んでる」って書いた後で「凹ンデルタール人」
てのを思いつきました。
あと、今日、電車の中でとなりの人が読んでた、とがしやすたかの
マンガで、イケてないオヤジが「自殺するなら女子高生のルーズソックス
を何足分か集めてそれで首くくりたい。でもあれか、そんなに
ルーズソックスが集まるぐらいなら死ぬこともないか」ってのが
あんまり下らなくてずっと頭の中でループしてます。
以上、わたしがヴォネガット以外にどんなことを考えてるかでした。
話変わって、そんなわたしは「猫のゆりかご」に一票を。
和田誠の表紙に惹かれて初めて買ったヴォネガットだし、
以降のヴォネガットのスタイルの原点となった作品なので。
【人気投票】〜現在の得票〜 タイタソ、、、3票 猫、、、、、、2票 ローズ、、、、2票 青ひげ、、、、2票 「〜に一票」という形を取ってるもののみ。 しっかし学級委員の選挙より票数少ないですね。 「ヴォネガット読者の少なさを嘆くスレ」にならないよう願う!
既出の作品 1952『プレイヤーピアノ』 1959『タイタンの妖女』 1962『母なる夜』 1963『猫のゆりかご』 1965『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』 1966『母なる夜』 1969『スローターハウス5』 1973『チャンピオンたちの朝食』 1976『スラップスティック』 1979『ジェイル・バード』 1981『パームサンデー』 1987『青ひげ』 1990『ホーカス・ポーカス』 1997『タイムクェイク』 近年の作品は、PoliticalCorrectな小説と位置づけられているように見える。 気のせいだといいが:( 60年代で、SF作家としてのヴォネガットは一段落ついた というのが、オレの率直な感想です。
74 :
吾輩は名無しである :02/04/10 19:36
自分のなかではヴォネ=純文学。 SFと思って読んだ事ないなー。 あー純文って言うと大げさかなぁ。 ディケンズとかみたいな、 素直に面白い小説って感じ!
75 :
吾輩は名無しである :02/04/10 20:53
「猫のゆりかご」に一票!
76 :
吾輩は名無しである :02/04/10 21:07
いちばん最初に読んだのがいちばん印象に残っている。 牛のもうもう鳴く声に 神の御子はめざめます けれど小さなイエスさまは お泣きになりません 『スローターハウス5』に一票!
77 :
吾輩は名無しである :02/04/10 21:50
和田誠のイラストがだいっっっっっっっっっキライ! というひと、いません? ヴォネガットは好きなのに書棚に並べる気になれなくて 一冊も手元にありません。 「死よりも悪い運命」に一票です。 小説もいいけど、エッセイや講演にあまりにも魅力があって あるいみ凄みを感じます。
78 :
吾輩は名無しである :02/04/10 22:21
ボコノン教徒としてのわたしの警告は、こうだ。
嘘の上にも有益な宗教は築ける。
それがわからない人間には、
>>77 の真意はわからない。
わからなければそれでよい。
わからないけどボコマルしてください。
>>78 「死よりも悪い運命」はふつうの単行本でした。文庫で出ているか
どうかはわかりません・・・。
>77 取り寄せ不可だった! ゼパーンか!? 図書館へ逝ってきます
かつてニュース23で筑紫哲也がインターネットを「トイレの落書き」 とか言話を聞いて、真っ先にローズウォーターさんを思い浮かべて しまったのは俺だけ??
85 :
吾輩は名無しである :02/04/11 11:43
86 :
吾輩は名無しである :02/04/11 14:38
ヴォネガットのために生まれて初めてカキコ。 『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』に一票。 ラストでなぜか泣いてしまいました。 そーそー爆笑問題・大田もヴォネガットファンだよね。
>>85 ローズウォーター氏がパーティで、とある詩人に
トイレの落書きにこそ真実があるみたいなことを
言うくだりがなかったっけ?
たしかトイレに「あなたの灰皿にションしたりしないから、
便器にタバコを捨てないで」とか書かれていたのに
とても感銘を受けたとかいう…。うろ覚えでスマソ。
88 :
吾輩は名無しである :02/04/11 20:28
89 :
吾輩は名無しである :02/04/11 21:13
最近初めて読んで「これだ!」って思いました。 面白すぎ。友達にも勧めてしまいました。 人気無いんですか??もったいない! ちなみに「猫のゆりかご」に一票です。
やっぱりみんなわりと「ヴォネガット的」なのが好きなのかなあ。 今のところ出てないみたいだけど、『母なる夜』に一票。 文庫化されてるのは一通り読んだけど、これがいちばん好き。 あとスローターハウスも好き。 ヴォネガットの戦争体験てのはでかいよね。
91 :
吾輩は名無しである :02/04/11 23:13
てゆーか時期的に再々評価って感じじゃないの? アメリカでは60年代に一番人気のカルト的な作家だったんでしょ?
92 :
吾輩は名無しである :02/04/11 23:42
チャンピオンたちの朝食とスラップスティックなんであまり出てこないの?
93 :
吾輩は名無しである :02/04/11 23:56
ノーベル賞の下馬評にあげられていたという話を聞いたが いつ頃のことだろうか。つーか本当だろうか。
94 :
吾輩は名無しである :02/04/12 01:24
ストーン・ローゼズ→ジャクソン・ポロック→『青ひげ』 このパターンを辿ってヴォネガットに到達しました。 『プレイヤー・ピアノ』に一票。
95 :
吾輩は名無しである :02/04/12 01:40
村上春樹、影響受けたっていうか、「風の歌を聴け」って 「チャンピオンたちの朝食」ぱくってるでしょ。 盗作じゃん。許してていいのか。 文章盗んでなくても、テーマは違っても、文体、さらに アイディア盗んだら作家として最低だろ。 だから村上春樹は嫌い。 村上春樹からヴォネガット読んだって人はその辺どう 認識しているのか(私はヴォネガットを先に読んでました)。
96 :
吾輩は名無しである :02/04/12 02:15
文学板ではやっぱSFって印象悪いみたいだなぁ。 レムとか読んだ?
漏れはハヤカワSF文庫の流れでヴォネガットを知ったよ。 スタニスワフ・レムも好きだったなあ。 もっともヴォネガットをSF文庫に入れるのは、どーかと思った。 ヴォネガット自身も、(SFというジャンルは)評論家が便器と 間違えるから、そこに分類されるのは嫌だったとか言ってた よねえ(藁。 ということで「The big space fuck」に一票入れておくか(藁
98 :
吾輩は名無しである :02/04/12 07:56
>>96 >>97 そうそう。
バラード、ディックのスレがあって、レムのが無いのは、
文学板の恥だな。
やっぱ東ヨーロッパって事で敬遠する人が多いんだろうなぁ
99 :
吾輩は名無しである :02/04/12 08:22
>>95 おれは別の意味でヴォネガットと村上春樹は両立しないが、
「パクリ」自体にはまったく否定的な気持ちはないなあ。
そういうのは弁護士とか税理士とかJASRACとかに任せておけばいいと思う。
芸術の根幹はそもそも「パクリ」であって
おんなじことやっててもいいものとわるいものがある。
時にはおなじことやってても全く新しいものが生まれる場合がある。
そういうもんじゃないのかなあ。
(同じことしちゃいけないんだったら、カヴァー曲は?
毎回毎回同じことをやるライヴ演奏や芝居は?
シェークスピアをパクった数え切れない映画、芝居、小説、その他は?
黒人のマネしたエルヴィスは?ビートルズやストーンズは?
先達の曲をそのままやってたブルーズ・ミュージシャンたちは?)
それに上の方にもあるようにヴォネガットだって
自己模倣を繰り返しているとも云える。
でも作品はそれぞれに素晴らしい。
それでいいんじゃないかなぁ。
100 :
吾輩は名無しである :02/04/12 09:16
レムは余りにも作品が入手出来なさ過ぎる。 辛うじてソラリス、沙漠の惑星、完全な真空、虚数、くらいか?
101 :
吾輩は名無しである :02/04/12 10:03
>>95 その時の群像新人賞の選評、読んだ記憶があるけど、
丸谷才一が「ヴォネガットなどの現代アメリカ文学をよく勉強している」
と書いてたはず(いる、のところははもちろん旧仮名ね)。
だから、あの、パクリ?オマージュ?の部分については、選考委員も
承知の上だったんじゃないのかな。
話全部が盗作ってわけじゃないし、別にいいんじゃない?
自分、別に春樹好きじゃないけど、そう思います。
102 :
吾輩は名無しである :02/04/12 12:27
>>95 僕はセンチメンタリズムなヴォネガットって感じに
思ってるんですが、腹立たしいとかは思いません。
ぶっちゃけた話アレだけ「よくできた」んだからイイと思います。
風の歌を聴けは、パンクバンドの初期アルバム
みたいに、噴出した感情をヴォネガットという器で
うまく受け止めたなかなかいい作品だと思います。
103 :
吾輩は名無しである :02/04/12 12:58
プーティウィッ? からヴォガネットです。 七尾旅人って歌手が「八月」とか「ガリバー2(だったと思う)」とかで 「プーティウィッ?」を使ってるし。 あと「禅銃<ゼン・ガン>」ってのも出てきてたなあ。七尾のうた。
104 :
吾輩は名無しである :02/04/12 14:11
禅銃なんて、ここの人の何人が知ってるんだろう。
105 :
吾輩は名無しである :02/04/12 15:18
>>100 レムは捜査と金星応答なしもわりと手に入りやすいとおもいますよ。ハヤカワ
からはほかにもいくつか出てるはずです。絶版だろうけど。
サンリオSF文庫からも2、3タイトル出ていて、ネット古書店かヤフオクで
探せばそれなりに手に入ります。値段もわりと下がってきてて、国書の新刊買う
ことを考えれば手が出ないことはないとおもいます。
そうすると10前後は読めるのかな。
個人的には「純文学」好きの人にはヴォネガットよりもレムのほうがおすすめ
だと思います。ヴォネガットはわかり易すぎてあまり文学と付き合ってる気が
しません。嫌いという意味じゃありませんが。
SFではレムは読まれなくなって久しいという感じがあるので、この板のひと
たちに救ってもらいたい・・・。
>>104 禅銃くらいメジャーなら読んでいるひと多いとおもうけど、この板では語る
スペースがないですね。私のこのコメントすらスレ違いですし・・・。
この板にSF総合スレがあっても良いかもしれませんね。
オマージュってのは影響を受けた作家に対して 捧げるものでしょ? 矢作俊彦の「スズキさんの休息と遍歴」は、同じ 手法を真似していても、パクリでなくオマージュだと思う。 村上春樹を読んで、ヴォネガットに触発されて 小説を書いたとか、共感しているとかは感じない んだよなあ。 読者としては影響を受けたかもしれないが、 作家としてはテーマが全然違う。 「翻訳夜話」にあったように、自分の文体が 分からないから、読んで面白かったヴォネガットから パクってきた、と思っちゃう。 しかし102さんみたいな人もいるとすると読み直して みないといけないのかな。
107 :
似ているのって、具体的にはこれくらい? :02/04/12 23:38
断章スタイル、風変わりな比喩、「書くこと」への言及、素人風のイラスト、 架空のSF作家、その他いろいろ。 ハイホー。
>>106 >読者としては影響を受けたかもしれないが、
作家としてはテーマが全然違う。
あら。
それこそおれが村上春樹とヴォネガットが両立しない理由じゃないですか。
ただおれはパクリ自体には全く基準がゆるいのです。
特に「断章スタイル」「素人風のイラスト」ですね。 ヴォネガットの専売特許もんでしょ。
110 :
吾輩は名無しである :02/04/13 23:33
111 :
吾輩は名無しである :02/04/14 02:30
ここにいるのはヴォネガットを先に知っていて村上春樹を読んだ人 ばっかりだな。 日本の全人口中の割合でいうと少数派の筈だがな。 上に出てるようにヴォネガットは日本ではマイナーなんだろうし。 『ノルウェイの森』が流行ったので読み始めたハルキストたちは 95の書いていることは全然知らないのか、知っても目を背けているのか。
112 :
吾輩は名無しである :02/04/14 10:53
その是非はともかく、単に知らない人が大半でしょう。きっと。 "ハロー。"
スピルバーグの映画「A.I.」でも「スラップスティック」みたいに最後に ニューヨークのマンハッタン島にいる生みの親(博士)に会いに行く。 (「スラップスティック」だとおじいさんだけど。) 原作がブライアン・オールディスだから、多少はヴォネガットが 頭にあったのかな? 話はもちろん全然違って、「マンハッタン」だけだけど。共通点。 (ちょっと無理があったか。反省)
ここにいるのは村上春樹を先に知っていてヴォネガットを読んだ人 ばっかりだな。 日本の全人口中の割合でいうと多数派の筈だがな。 上に出てるようにヴォネガットは日本ではメジャーなんだろうし。 ↑ こっちが真相でしょう?分かっていてただロムってる人は、呆れているか 寛大に微笑んでいることでしょう・・・。
115 :
吾輩は名無しである :02/04/14 16:53
どっちかっていうと、 村上春樹→ヴォネガット ヴォネガットinジャパン→マイナー じゃないでしょうか? 少なくともジョン・アーヴィングには負けてる。数の上では。(Google調べ)
奴等の意見は一種の枯葉剤。
ヴォネガットはばっちりメジャーですよ。 全作品が翻訳されているなんて例外的な人気ですね。 読者にとってはこんな幸せなことはないわけで。
118 :
吾輩は名無しである :02/04/14 20:55
119 :
吾輩は名無しである :02/04/14 21:39
>>118 過去のヴォネガット・スレのさびれ具合を思ったら
ちょっと云い争いになってるにしてもにぎやかなだけありがたいありがたい。
それはともかく「デッドアイ・ディック」の主人公が
いい年して童貞なのには共感を覚えたものだったなあ(遠い目)。
>いい年して童貞なのには共感を覚えたものだったなあ(遠い目)。 それは物凄くマズいことです。
121 :
吾輩は名無しである :02/04/14 21:49
>>118 よく見たら、たった2時間で終わってる・・・。
「こんなの大したこたあねえ。おれはどこにいたっていい気持ちだあ」
「どこでも?」と、ビリーはいった。
九日目、ルンペンが死んだ。そういうものだ。ルンペンの最後の言葉は、
「なんだ、これくらいよう。大したこたあねえや」
122 :
吾輩は名無しである :02/04/15 08:49
信者だな。
124 :
吾輩は名無しである :02/04/15 10:35
ヴォネガットと春樹どっち先読んだ?ってのは年齢によります。わしのような おじさんはとーぜんヴォネガットを先に読んでます。 てかみんなジョン・バースとか読めよ。
125 :
吾輩は名無しである :02/04/15 13:21
どっち先読んだか、はもういいです。 文学版はスレッドストッパー多すぎ! ヴォネ作品を語りましょうよ。
126 :
吾輩は名無しである :02/04/15 13:48
>>123 そりゃそうだ。
ボコノン教徒さ。
あたりまえのこと言わんでくれ。
僕が大学に入ったとき、『ノルウェイの森』が大流行だった。その本の内容について このスレッドで論じるのは避けるけれど、タイトルを、過去の有名作品から ジャンルを問わず、拝借してくる傾向には疑問を感じる。 作家でなく売り手の創意に過ぎないこの種の手法は、前世紀末に広く定着したようだ。 内容までが、他の小説の二番煎じ・出涸らしであるならば、それに気付いた人々は、 今後も彼の作品を読み続けるかどうか逡巡せざるを得ない。ご先祖に相当する作品が 何であるか知ったほうが、いろいろな面で、〈効率〉がいいというわけだ。 ヴォネガットはキャリアの長い作家だから、過去の作品の焼き直しを繰り返している印象を 受ける人もいるかもしれないが、誰にでもわかる偉大な作品を幾つか書いているのは事実だ。 分別のある大人ならば、その点は大目に見てもらったうえで、本スレッドに書きこみをして 頂けるものと信じている。 ベストではないが、敢えて、『プレイヤー・ピアノ』に一票を。
128 :
吾輩は名無しである :02/04/17 00:34
>てかみんなジョン・バースとか読めよ。
その名前はピンチョンスレでも出てないですよぉ〜
なんかこの場を借りてのどさくさで好みの作家名挙げほうだいだなあ(笑)
ま、良いけど。(ここでしる→
>>110 )
>『プレイヤー・ピアノ』
これはいわゆるヴォネガットの作風では全然無いのでしょう?
「1984」みたいな感じなのでしょう?
129 :
吾輩は名無しである :02/04/17 22:41
「プレイヤー・ピアノ」って処女作じゃなかったっけ?
短編 "Epicac"(1951年以前?) 頑張れば、ネット上で読めるかもしれない。 Untermeyer, Louis, & Ralph E. Shikes, eds. The Best Humor Annual. Holt, 1951. 1st ed. KV's first published appearance in book format. "$3.50" front flap. Yellow cloth boards / printed dj. KV's story "Epicac," reprinted from Collier's, an early computer-related piece. Other authors in anthology: John Lardner, H. Allen Smith, Roger Price, Red Smith, James Thurber, Ogden Nash, Russell Lynes, Roger Angell, Peter deVries, Robert Ruark, S.J. Perelman.
ヴォネガット・ファンの書き込みぺージ、うれしいです!特に「生ヴォネガット」の近況を知りたくて、検索しまくってました。(貿易センタービル事件に対するコメントを知りたかったので!)
ちなみに、ウチの二人の息子の名前も、「スロータ・・」に出てくる(ニーバーの言葉)、「神よ、願わくば変えることの出来る事を変える勇気と・・」にちなんだ(意訳した)漢字二字の名前を、つけています。
話せば長くなりますが、「スローター」も、このニーバの言葉とともに、わたしの人生を、つねに切り開いてくるための、原動力になってきました。まさにヴォネガット精神は、十分人生を変えうるほど、「実用的」な思想といえるでしょう。
最近、英語の長文読解の練習にと、日本語訳でなじんだ「スローター」と、「青ひげ」をペーパーバックで、辞書を片手に読んでいます。
「青ひげ」は、第二次大戦から逃れられないヴォネガットが、「大戦からの卒業」を自らに課しているシリアスさが、新たな魅力ですね。
また、(「青ひげ」に書いているように)抽象絵画と具象絵画について、それぞれの短所と長所を、彼ほど明確に文章で表現した人は、希有ですね。
また「青ひげ」には、「ファシズム」というものが、いかにして、どのような状態で個人の精神上に生じるかも、的確かつ十分に表現されているとおもいます。
ヴォネガットは、一部のマニアのための作品でなく、世界中の人に読んで貰いたいですね。ちなみに彼自身も、自分の作品を、世界の国家指導者によんで欲しがっているそうです。(自己顕示欲からではありません。)
139 :
吾輩は名無しである :02/04/20 23:03
そういうものだ(藁
140 :
吾輩は名無しである :02/04/20 23:49
>>138 そしてミドルネーム制を普及させてほすぃ
141 :
吾輩は名無しである :02/04/21 00:10
もう孤独じゃない!
142 :
吾輩は名無しである :02/04/21 00:35
いくら便座よりマナ板の方が大腸菌が多い。。といっても 便座で調理するつもりはありせんわよ! ぷんすかぷん!
143 :
吾輩は名無しである :02/04/23 22:07
>>132 あの標語ってたしか皮肉の意味でかかれているのではないでしょうか?
トラファルマドール星人の時間と運命の意識からすれば、変えられる事と
変えられない事を見分ける知恵なんて持ちえないのでは?
確か、同じ本に「反戦小説を書くことは反氷河小説を書くようなものだ」
みたいな言葉もあったと思う。
(手元に本がないので推測)
あの本は徹底した運命論で、だからこそ「そういうものだ。」(So it goesだっけ?)が
生きてくるのでは?
私の誤読かな?
144 :
吾輩は名無しである :02/04/23 22:39
あの標語(祈り)は皮肉の意味で書かれたものではないと思いますよ。 歴史は変えられないもの、戦争は防げないものという認識があるだけで はないでしょうか。
145 :
吾輩は名無しである :02/04/24 21:10
ボネガットの作品は最後の数ページ、最後の一行が好きだなぁ 地元に大きな書店が無かった昔、ボネガットの本をあちこち探し回って、 挙句の果ては修学旅行でいった京都の本屋で見つけて、エッセイ集以外は 全部そろえたな。 自分はデットアイ・ディックに一票
私は、ヴォネガットは、「変えることが出来ない物は受け入れる」運命論者でありながら、「努力を続けよう(変えることが出来る物は変えよう)」とする、究極のリアリストだとおもいますが・・。
ふたたび「青ひげ」ネタで恐縮ですが、写実主義の画家にしてファシスト主義者の「ダン・グレゴリー」は、メチャ嫌なヤツでありながら、反面すごく魅せられてしまいます。
彼は人が誰しも持っている「ファシズム性」を巧みに具現していると思います。ちなみに私見では、この画家の作風としてのモデルは、ノーマン・ロックウェル(
http://www.nrm.org/ )でしょうか?
念のため・・上記のノーマン・ロックウェルはべつにファシストではありません。
150 :
吾輩は名無しである :02/04/26 00:42
ダン・グレゴリー=ノーマン・ロックウェル わたしもそのイメージです。 青ひげは読んでいて気持ちよい箇所が多いですね。 特に納屋に隠されたものが現れる時・・・。
151 :
吾輩は名無しである :02/04/26 04:08
>>150 挿絵画家とかそんな感じになりますかね。
ノーマンロックウェルはファシストなのかどうかしりませんが、どうなんでしょう。
彼のアメリカ人の日常を描き続けた作風からはかなり家庭的な
性格かもしらん。かなりユーモアのセンスが強いところもあるし。
>>青ひげ
最後に、こう手を伸ばして幸福な肉体・・・ってやるところが好きです。
元気のないときにはタップダンスとおならで会話をする、撃ち殺されたかわいそうな
宇宙人のことを想像して何とかやってます。
ヘタウマな自筆挿絵がいい味出してる
【ヴォネガット作品人気投票】〜現在の得票〜 ※〜に一票という形をとっているもののみ 猫、、、、、4票 タイタソ、、3票 ローズ、、、3票 青ひげ、、、2票 ピアノ、、、2票 5、ディック、母夜、大宇宙おまんこ計画、死よりも悪い運命 それぞれ1票ずつ ボコノン教徒の組織票強し! 作品人気投票はいつ終わるとも無く開催中です。
156 :
吾輩は名無しである :02/04/26 23:47
>>155 上手いですね。こういうごまかしの利かない曲を奇麗に弾けるのは凄いなー。
次は例のシャコンヌをリクエストしようかと・・・(W
自作の曲というのも聴こうとしたのですがMP3もWAVEもうまく聴けなかった。
あとでまた試してみますが。
このバッハのラルゴってギター用に編曲された譜面は売ってないですか?
興味あるので情報ありましたらよろしくお願いします。
あのオープニングはうろ覚えでゴルトベルクのアリアだと思ってました。
こうして聴いてみると、ああ、これこれ、と思い出したよ。チェンバロ
コンチェルトだったのか。
また観たいのにレンタルで見つからず、テレビでやるのを待ってます・・・。
157 :
吾輩は名無しである :02/04/27 04:02
>>156 気に入ってくれて有り難う。ギターの編曲は、私の「鉛筆書き」以外は、知らないです。(世界初だったら、嬉しいな。)ちなみにあの映画では、「ゴールドベルグ」も流れています。そのピアノ演奏者は。。知る人ぞ知る--鬼才グレン・グールドですよ!!泪!
159 :
吾輩は名無しである :02/04/27 23:55
160 :
吾輩は名無しである :02/05/03 13:22
GW中にイロイロ再読アゲ
161 :
吾輩は名無しである :02/05/09 00:16
面白そうなスレなのでage
-------風俗の総合商社・MTTどこでも-------
〇デリバリーヘルス〇デートクラブ〇女性専用ホストクラブ〇
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http://www.mttdocomo.jp/
164 :
吾輩は名無しである :02/05/26 21:21
ageとこう、
165 :
吾輩は名無しである :02/05/30 14:19
ヴォネガット自身によるABCD採点 「パームサンデー」Palm Sundayより。 A+ スローターハウス5 Slaughterhouse 5 猫のゆりかご Cat's Cradle A タイタンの妖女 SIren of Titan 母なる夜 Mother Night ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを God bless you, Mr.Rosewater ジェイルバード Jailbird B プレイヤー・ピアノ Player Piano B- モンキー・ハウスへようこそ Welcome to theMonkey House C チャンピオンたちの朝食 Breakfast of Chanpions ワンピーターズ、フォーマ、グランファルーン Wampeters, Foma, Granfaloon パームサンデー Palm Sunday D ハッピーバースデイ、ワンダ・ジューン Happy Birthday, Wanda June スラップスティック Slapstick
166 :
吾輩は名無しである :02/05/30 21:36
青ひげ好きだYO
167 :
吾輩は名無しである :02/05/30 22:35
うろ覚えで書きますが、ブローティガンの「アメリカの鱒釣り」って ヴォネガットの小説と似た手触りなかったですか? ローズウォーターさんに一票。 マヨネーズ。
168 :
吾輩は名無しである :02/05/30 22:45
バゴンボの嗅ぎタバコ入れは最悪だった。 モンキーハウスへようこそはおもしろかったのになあ。 結構言われてることだけど、ヴォネガット自身の評価が低いスラップスティックは人気あるよね。 私も好き。 ハイホー。
169 :
吾輩は名無しである :02/05/31 16:14
>>162 ちらほらと俺の書き込みがあって、ココとまったく
同じ事を繰り返してるのは笑った!
170 :
吾輩は名無しである :02/06/02 12:40
今日、スローターハウス5 の映画を借りてきて見てみた。 忠実に再現してたという点ではなかなか良くできてるんじゃないかな。 セットもかなり真に迫ってたし。 かみさんが病院に駆けつける時の事故で、「高速おりすごして、 バックしたらぶつかる」ってトコまで再現されてたのは笑った。
171 :
吾輩は名無しである :02/06/08 15:02
タイタン読了〜 すげぇ良かった!
172 :
吾輩は名無しである :02/06/08 16:31
炭鉱のカナリア、という言葉はどの小説で使われたのですか? 筒井康隆の断筆宣言で引用されてたみたいですが。
173 :
あんぐらー :02/06/09 08:36
たしか、大江健三郎もエッセイで「炭坑のカナリア」という 言葉を使ってたと思いますが、あれって、ヴォネガットが 言いだしっぺなのですか?
174 :
吾輩は名無しである :02/06/09 09:18
エッセイで言ってたのは覚えてるんだが、どれだか思い出せない。 大江は、確かヴォネガットをかなり初期に紹介してたはずだから、 読んでいてもおかしくはない。
175 :
吾輩は名無しである :02/06/10 10:41
チャンピオンたちの朝食を読み返して気に入ったフレーズ P264 なにがアメリカをこんなに危険で不幸な国、実生活でなにもすることのない人々の集まった 国にしているのか、いったんそれを理解したとき、わたしはストーリーテリングを避けようと 決心した。人生について書こう。どの人物にも、ほかの人物とまったくおなじ重要性を与え よう。どの事実にもなおざりにすまい。他の作家達には、混沌の中に秩序を持ち込ませて おけ。わたしは逆に、秩序の中に混沌を持ち込もう。自分ではそうしたと思う。
176 :
吾輩は名無しである :02/06/14 20:27
「トゥー・ビー・イズ・トゥー・ドゥー」――――ソクラテス 「トゥー・ドゥー・イズ・トゥー・ビー」――――ジャン・ポール・サルトル 「ドゥービー・ドゥービー・ドゥー」――――フランク・シナトラ
177 :
吾輩は名無しである :02/06/14 22:12
>>172-174 炭鉱のカナリヤ、は昔のイギリスとかの炭鉱夫の間じゃ常識だから、
どこが原典か、っつーのは不毛かと思われ。
ってのが、ボネガットの創作だったり(藁
178 :
吾輩は名無しである :02/06/14 22:29
>>177 それを芸術家や作家の存在意義として提示したのは誰だろう?
ヴォネガットが最初?
でも、そんな目新しい話でもないように思うけど
179 :
吾輩は名無しである :02/06/14 23:00
>>178 誰であってもおかしくないなあ。
イギリス人かもね。
180 :
吾輩は名無しである :02/06/14 23:09
「ドゥービー・ドゥービー・ダダ・ドゥー」――――岸田繁
「ウパー」 ------------------- 北京原人
182 :
吾輩は名無しである :02/06/18 08:10
ヴォネガットスレ2つないか?
183 :
吾輩は名無しである :02/06/19 10:19
アルヨみんなこっちにうつってきただけ
184 :
吾輩は名無しである :02/06/22 02:24
スラップスティックの映画が見たいと 10年ほど気になっているのです。 以前、ずいぶん前に 宝島かなんかで紹介されていましたが 題名が判りません。
185 :
吾輩は名無しである :02/06/24 01:02
第二次大戦で人殺したのかなぁ?。ヴォネガット。
わからんけどもしかしたら消防隊の少年を殺したイメージと同じ様なことしたのかも
187 :
吾輩は名無しである :02/06/28 08:57
「タイタンの妖女」読破〜 良かった… しかしいきなりスローターハウスからはいるとさっぱりわからんなあ… 猫のゆりかごとかも読もう。
おれいきなりスローターハウスだった。 そのあとでちがう作品読んでいくと「おお、あの人が!この人も!」って感じで。 つかヴォネガットのはどれから始めても同じ驚きがあるだろうけど。
189 :
吾輩は名無しである :02/06/28 22:21
翻訳を1冊づつ読んでいる途中、6冊目くらいでふっと そのペシミスムに耐えられなくなって読むのやめていた。 このスレに出会って10年ぶりに再開。 「チャンピオンたちの朝食」読んで泣きました。 どの箇所で泣くっていうのじゃなく、 読んでいるあいだじゅう切なさに押しつぶされそうになる。
実は今の所一番好きなのが「チャンピオンたちの朝食」なのだ。 ということで一票。
191 :
吾輩は名無しである :02/06/29 16:35
スローターハウスはSFとかに素養がないとちょっと確かに読みにくいかも。
192 :
吾輩は名無しである :02/06/29 20:54
ボコノンボコノン!今日も唱えました。
スラップスティック! に一票よろしく。
194 :
吾輩は名無しである :02/07/02 21:49
>『スローターハウス』からはいるとわからん。 >『スローターハウス』はSFの素養がないとちょっと読みにくい かも。 そうかなあ。私はSFの素養がないまま、『スローターハウス』から はいって、病みつきになりましたよ。 いまでも、『スローターハウス』がヴォネガットの最高傑作だと思っ てます。
195 :
吾輩は名無しである :02/07/03 01:41
無人島に一冊持って逝けって言われたら「猫のゆりかご」 死刑の前に読んでいいよって言われたら「チャンピオンたちの朝食」
196 :
吾輩は名無しである :02/07/03 01:42
あ、やっぱり無人島に持っていくのは「ガラパゴスの箱舟」
197 :
吾輩は名無しである :02/07/03 11:46
>>194 SFよりも文学的素養がないときついかもしれねえなあ。
「タイタンの幼女」とか「猫のゆりかご」とかと比べると非常に読みづらい。
時間軸が交差しすぎてるし一読しただけではちょっと理解しづらいよね。
でも大好きです。
>>197 なんか間違ってるけどわざとか?(w
自分の場合、「タイタンの妖女」「猫のゆりかご」は読みにくくて
時間かかったなあ。「スローターハウス5」は一気読みしちゃったのに。
199 :
ヴォネガットを :02/07/03 18:36
これから読みたいので教えて下さい。 時間に対する洞察の深い作家だと聞きましたが、 タイムトラベルを扱っている作品はありますか? 「スローターハウス5」はタイムトラベルというより、 時間の順序がばらばらに書かれた作品だと聞きましたが。
>>199 タイムトラベルじゃないけど
「スローターハウス5」と「タイムクウェイク」
てゆーか過去の回想を含めたらヴォネガットのはほとんどが時間に関係してる
時間に対する洞察が深いとは読んでて思わなかったですけど
手法として時間を使ってすごく面白いのを書いてるとおもいますた。
201 :
吾輩は名無しである :02/07/03 23:20
スローターハウス5のあれは タイムトラベルではないのかな?
202 :
吾輩は名無しである :02/07/04 00:13
痙攣的時間旅行ですな。
203 :
吾輩は名無しである :02/07/04 00:31
敬遠的痴漢卑行ですか。
204 :
吾輩は名無しである :02/07/04 09:47
199です。ありがとうございます。 まずスローターハウス5を読んでみたいと思います。 昨日近くの本屋を探し回りましたが、見つかりませんでした。 ほかの作品はだいたい、あったのですが。 手に入れるまで、もう少し、この作品でのタイムトラベルに ついて教えて下さい。痙攣的とは、どういう比喩ですか?
205 :
吾輩は名無しである :02/07/04 11:08
>>198 うわっ。…半角に言ってることがばれるような変換にっ!(w
>>204 時間が「A:1940年ごろ B:1960年ごろ C:1980年頃」とあった場合
A→B→C→B→A→C→A→C→Bとかグチャグチャに入り乱れて進む感じ。
このせいで順を追って読めないから漏れとかにはスローターハウスがきつい、と。
小林泰三の「酔歩する男」もこんな感じ。
206 :
吾輩は名無しである :02/07/04 19:59
204です。残念ながら、まだ手に入りません。
>>205 さん
うまく質問できているかわかりませんが、
この時間の移動は、作者による描写の時点のみが
うつっていくのか、主人公自身の意識の時点が
うつっていくのか、どちらですか?
207 :
吾輩は名無しである :02/07/04 22:46
横レスですが、『スローターハウス5』の主人公はタイムトラベラーなの ですが、いつタイムトラベルが起こるのか、タイムトラベルの結果どの時 代に行くのか、一切自分でコントロールできない(だから「痙攣的時間旅 行者」なわけです)というような設定だったと思いますよ。
タイムトラベルもののくせして、パラドックスとか起きないから、 言っちゃえば構成が複雑なだけの一般小説って感じよ。 ただしこれって「そういうものだ」ってのがすっげえ引き立つ演出なのよね。 自分はただただ無力だってのが。
209 :
吾輩は名無しである :02/07/04 23:35
あれを「一般小説」といっちゃあおしまいでしょう。 『スローターハウス5』は立派な前衛小説だと思いますよ。
210 :
吾輩は名無しである :02/07/14 01:11
Lonesome No More!
211 :
吾輩は名無しである :02/07/14 01:12
そういうものだage
212 :
吾輩は名無しである :02/07/15 04:18
最近原書で読もうと思って、とりあえず読みやすそうな チャンピオン達の朝食を買ってみた。 すげー読みやすい。あの独特の区切ってあるスタイルで 英語の本読むの慣れてなくても集中して読める。 マジでおすすめこれ。あんまり難しい単語もないし。 一回よんだなら次は原書で読むべき。装丁のデザインも あっさりしていてよい。
213 :
吾輩は名無しである :02/07/30 06:34
そもそもスローターハウス5を「タイムトラベルもの」として捉えてる人がいたんだ。。。
214 :
吾輩は名無しである :02/07/31 02:29
ハヤカワSFに入っているからね。 それはそうと 原書で読むのにいい辞書があったら紹介してくれ
215 :
吾輩は名無しである :02/08/01 12:57
マンダラックスが欲しいッス
216 :
吾輩は名無しである :02/08/02 00:47
217 :
吾輩は名無しである :02/08/04 05:28
アイスナインってエロゲ会社があるのはじめて知った… リンク先に「スタジオフォーマ」があるらしい。 どうも死んでるので行けないけど。
218 :
吾輩は名無しである :02/08/04 19:34
ブラックユーモアってどういう意味なの?
219 :
吾輩は名無しである :02/08/04 21:00
>>218 皮肉の効いたユーモア、と思っておけば6割方正解
220 :
吾輩は名無しである :02/08/11 19:25
>>220 よくこんなの見つけたね。
確かにすごい。
222 :
吾輩は名無しである :02/08/14 06:15
早川文庫で絶版になったものは ありますか?
223 :
吾輩は名無しである :02/08/14 06:30
>>221 サロ・ラムファードで検索したら引っかかりますた。
224 :
吾輩は名無しである :02/08/18 07:17
225 :
吾輩は名無しである :02/08/21 17:08
226 :
吾輩は名無しである :02/08/21 17:13
エッセイって読んだことないわ 今手に入るものってあるの?
図書館へ! だが、エッセイはあんまり...かな? しかし、「母なる夜」が絶版か、ひどい。
「母なる夜」は白水社uブックス(池澤夏樹訳)であるはず。 早川版(飛田茂雄訳)は「一応ヴォネガットはうちで出してるし」ってことで、 縄張り主張みたいなかんじで池澤訳のあとから出したみたい。 と、早川版の訳者後書きに書いてありました(意訳済み)
229 :
吾輩は名無しである :02/09/01 23:32
メンヘル系。
230 :
吾輩は名無しである :02/09/01 23:36
村上春樹の盗作。
232 :
吾輩は名無しである :02/09/03 03:10
>>230-231 おまえら15分もかからねんだから↑読めと。
(・∀・)ハイホー
PS.ホーカスポーカス読んだぜ。
キルゴア・トラウトの
名前を出さないのには
なにか作者の意図があったのか?
好き好き好き! キスキスはロアルド・ダールだった。
234 :
吾輩は名無しである :02/09/12 20:03
ああー911後のヴォネガットの講演聴きたかったな
デッドアイ・ディックが一番好きだ。 あーいう、人の理不尽な行動がそれゆえにリアルに その人の倫理とか感情を暴く、ってパターン好き。
236 :
吾輩は名無しである :02/09/20 12:28
喪前ら!リアルホーカスポーカス夢見ていいですか? インディアナで刑務所が競売に 米インディアナ州で、刑務所の移転に伴い、当局が築30年の獄舎を11月に 競売に掛ける計画を進めている。3174平方メートルの建物を取り壊すには 30万ドル必要なことが分かり、売却が決定。2万5000ドルから競売がスター トするという。「オフィスビルや病院に改装できるし、個人的な刑務所としても 活用が可能」とは当局の弁。
237 :
吾輩は名無しである :02/09/21 02:19
234で想起されるヴォネガットの言葉は、もっともっとアラブ世界のひとたちの生活がいきいきと描かれた映画を見る機会があったなら、ということだな。 なにしろ、ヴォネガットは日本人はかつてアメリカ人を鬼畜と思ったが、いまではこれだけ映画やホームドラマを見て、ソンナ風に思っている人はないし、ウンヌン
238 :
吾輩は名無しである :02/09/21 02:58
スローターハウスの導入部で、おばさんがイスをがたつかせて怒る場面がよかった。
239 :
吾輩は名無しである :02/09/23 02:02
男女の語らいの場面が、カッコ良くないんだけど何故だかグッと来るよ。 「スラップスティック」の奇形双子姉妹の別れとか、 「ジェイルバード」のホームレス婆さんと化した元恋人を爺さんが看取るところとか。 「ハートを持たずに生まれてきたのは、あなたのせいじゃないわ。」 その他いろいろ。大好きです。
240 :
吾輩は名無しである :02/09/28 13:19
風邪をひくように妊娠するのね
241 :
吾輩は名無しである :02/09/28 23:09
原書読んだ人、原書ってどこで買いましたか? あと220が見れない。なんでした?
242 :
吾輩は名無しである :02/10/03 10:56
>>241 220は高知のなんかデジタル作品コンテストみたいなやつで、
「宇宙闘犬ラムファード」とか言うもんみたいだ。
サロとかラムファードとか出てるっぽい。
243 :
吾輩は名無しである :02/10/09 17:37
デッドアイ・ディックの「無性(アセックス)」ってのが無性によかった。 「中性(バイセックス)」って訳すより無性って訳してほしかったなぁ。
244 :
天之御名無主 :02/10/21 04:25
>>165 スローターハウス5、買いますた。
猫のゆりかごは読んだので、読み終わったら、
Aランクのタイタンの妖女、を読みたいと思います。
245 :
吾輩は名無しである :02/10/22 13:52
タイムクエイク文庫化まだかな
246 :
吾輩は名無しである :02/10/22 13:52
激しく遅レスだけど、
>>6 は宇多田ヒカルもそんなこと歌ってるなあ。
ヴォネガットからでなく、
>>8 の神学者のを使ったのかなあ
とりあえずあげてみる
250 :
吾輩は名無しである :02/11/12 00:34
今日ってゆうか昨日お誕生日だったはずだったんだけど まだ元気なのかちら、80歳のおじいちゃんは。 でもアメリカはまだ11日か。 うはー……80歳かあ。
251 :
吾輩は名無しである :02/11/13 09:44
>>239 激しくドウイ
『タイタンの妖女』の「利用してくれてありがとう」にぐっと来たな
入信したい。
253 :
吾輩は名無しである :02/11/24 03:00
松尾スズキが凄く影響受けてる作家だよね?
254 :
吾輩は名無しである :02/11/24 03:01
爆笑問題の太田と糸井重里も
255 :
吾輩は名無しである :02/11/27 11:11
ヴォネガットの一番のお薦めをおしえて。 やっぱ「猫のゆりかご」なの? おれ、全然おもしろくおもわなかったんだけど。
256 :
吾輩は名無しである :02/11/27 20:45
255の趣味が分からんからなんとも言えないが、 難解でどろどろしたいかにも純文学って作品が好みなら ヴォネガットは肌に合わないと思われ。 ちなみに一番普通っぽい小説は『青ひげ』かな。
257 :
吾輩は名無しである :02/11/27 21:12
猫のゆりかごから入るのて結構リスキーかも。 長いけど、プレイヤーピアノはどうだろう。
258 :
吾輩は名無しである :02/11/28 16:34
やっぱタイタンの妖女っしょー
>>256 やっぱりおれの肌に合わないみたい。「青ひげ」か・・・
>>257 「猫のゆりかご」ってヴォネガットの中でも
変わった作品なの?
>>258 もうちょっと情報おしえてよ。
260 :
吾輩は名無しである :02/11/28 18:49
スローターハウス5がいいよ
261 :
吾輩は名無しである :02/11/30 04:36
>>259 とりあえず、あんまり言いたくないが兎に角このスレ全部読み直せよ…
情報教えてってがいしゅつだしなあ。
ヴォネガットは、「人間は利己的な遺伝子の乗り物」だなんて言葉を聞いても、 何も疑問に感じないヤツには、あまり面白くないだろうぬぁ・・・。
あと、キー・ワードは「独我論」かな・・・。
264 :
吾輩は名無しである :02/12/09 15:06
ボアズは狂ってたんだろうか。
265 :
しゅたん! :02/12/09 15:52
266 :
吾輩は名無しである :02/12/10 03:50
コレハ チノウテスト ダヨ! (・∀・)
267 :
吾輩は名無しである :02/12/11 22:48
映画版のスローターハウスってカンヌで賞とらなかったっけ?
268 :
吾輩は名無しである :02/12/12 22:47
ヴォネガットが「SF」としてとらえられててよかったと思うよ。 おかげで文庫で気軽に読めるもんな。
269 :
吾輩は名無しである :02/12/17 06:57
猫のゆりかご読んでみようと思ったんだけど あらすじだけみると激しくつまらなそうなんだけど。
270 :
吾輩は名無しである :02/12/17 07:30
↑読まなきゃいいんじゃないの
うん、やめた(´∀`)
272 :
吾輩は名無しである :02/12/18 16:34
あらすじってどんなんだっけ? アイス・ナイン萌え〜
273 :
吾輩は名無しである :02/12/18 16:42
やめれやめれ 結構あの小説面白いのに、ごちゃごちゃ言うヤシは 読まなくていいよ
274 :
吾輩は名無しである :02/12/18 20:09
>>272 私の名はジョーナ。いまプエルト・リコ沖のサン・ロレンゾ島にいる。“パパ”モンザーノ
の専制政治が敷かれているこの島で、『世界が終末をむかえた日』の著者となるべき私は、
禁断のボコノン教徒となったのだ……シニカルなユーモアにみちた文章でつづられる。奇妙
な登場人物たちが綾なす不思議な世界の終末劇。
ところで、「スラップスティック」ってひょっとして絶版ですか?
275 :
吾輩は名無しである :02/12/18 23:22
276 :
吾輩は名無しである :02/12/18 23:23
海辺の家族はよかったね
>>275 ええと、ネットの本屋さんで調べると「スラップスティック」は在庫なし・重版未定
となっているのですが、これはいわゆる絶版と称されるやつとは違うのでしょうか?
まちの本屋さんにはまだふつうに売ってるけど、これから消えてなくなってしまうのなら哀しい……
278 :
吾輩は名無しである :02/12/19 04:53
母なる夜探せど探せど・・・ 復刊ドットコムでもいつになることやら・・・ 白水Uブックスっつってもなー ハヤカワの訳が名訳だからさ 読んだことある人、白水のはどうなの?
279 :
吾輩は名無しである :02/12/19 09:00
>>1 こと子豚よ・・・いい加減にしたらどうだ(WWWW
お前は今までずっとそうやって生きてきたな(WWW自分にとって都合のいい話しか聞かない豚野郎(WW
不快になる、反論される話は全く聞く耳を持たないんだろ(WW豚きわめりだな(WW
なぜ自分の卑小さを省みず、常にそんな傲慢な態度をふるえるんだ(WW
お前のような豚は、常に自分の精神状態を気持ちよくする事しか考えてないからだろ(WW
この世を自分中心…豚中心(WW豚世界(WWお前が人間と会話する時は、論議するとか、
意味のある話をしようとか、そういうのがまったくない。ただアフォ豚が気持ちよくなれればそれでいい
自己豚満足しか頭に無い、典型的オナニー豚(WWW
まさに幼児豚がする会話。幼稚豚の典型(Wお前の話は、ゴミだよ豚ちゃん(WWW
イカレ豚のオナニーその最もたるは、お前が書いてきたレスだよ。そして自演ことバレ豚芝居(WWW
なぜあんなレスをしかできない?あんなサトラレ豚芝居をする?自分ではわからないだろうな(W
それは、ただ自分が気持ち良くなりたいという豚望の結果ですよ(WWW
真正面から否定する文は、オナニー豚には通用しまい(Wお前は誰にも論破できない(WW
論破できないというよりは、議論自体できない訳ですが(WWW
豚は豚を不快にする文を受け入れられるような理論的人間じゃないからだ。
つまりオマエが豚だからだよ豚野郎(WWW話の通じない狂豚。狂気豚見参(WWW
ハナから戯言と決めつけることによって、どんなことをいわれても豚の精神状態を
安定させようとする。豚に都合の悪い事は見えません、豚目、豚耳、豚口(WWW
豚のお前にしてみれば、豚が不快になる文は、「バカじゃん」「ただのキチガイ」「で?」で済まされてしまうだろう(WWWそんな事をしていては、他人と論ずる事などできる訳がない(WWW論ずる事など元からアフォ豚にはできませんが(WWできる事はコピペと豚芝居(WWW
とどのつまり、豚ちゃんはハナから他人と論ずるだけの脳味噌を持っていないってこと。
そして、そのレスはすべて何の価値も持たないゴミだということだ。
オマエには何にもできないよ豚ちゃん。ネタ職人などと都合の良い冠が欲しいのか?(WWW
280 :
吾輩は名無しである :02/12/19 09:02
母なる夜は俺も探してる
誰か見つけてきたら連絡頂戴
>>278
281 :
吾輩は名無しである :02/12/19 09:11
>>279 糞つまんねえ目障りなの他の板にも貼ってんじゃねえよぼけ
282 :
吾輩は名無しである :02/12/19 12:03
>>274 あー、あらすじだけ見るとこりゃ全然面白くなさそうだな確かに(w
まあ、俺はやめれとかいわん。
合わないかもしれんが、読んでみれ。
>>271
「猫のゆりかご」っていやあ、あのストーリーが狂牛病の原因を発見するきっかけにもなったな。 ヴォネガットにもノーベル賞くれてやれ。
284 :
吾輩は名無しである :02/12/19 13:15
>>283 そうなの?
その話詳しく教えてもらえますか?
ハードカバーで「プリオン」って本でてるから(作者は忘れた)嫁
286 :
吾輩は名無しである :02/12/19 13:21
>>285 「プリオン〜」っていう本がたくさんあるんですが、どれですか?
できたら、正式なタイトルを教えてください。
>>286 ただの「プリオン」ですわ。まだ本屋に並んでます。
288 :
吾輩は名無しである :02/12/19 13:27
>>287 アマゾンで注文しようと思ったけど、無さそうですね。
じゃあ、本屋で見てきます。
20歳前後でヴォネガットにハマり 青ひげ、ホーカスポーカスのペシミズムにウンザリして タイムクエイクでこりゃもうダメだって思ってたんですけど (本人もそう思ったみたいですが) この時代、この歳になってジワーッとくるんですよKV なんか、ふらりと戻っていける作家なんですよね。 ピース。
290 :
吾輩は名無しである :02/12/28 21:00
ウインストン・ナイルス・ラムファード、うざい、逝ってヨシ!
292 :
吾輩は名無しである :03/01/03 17:59
スローターハウスの映画は結構よかったな
ジョージ・ロイ・ヒル・・・ いかにも一般のファンが好きそうな監督だよな。 漏れはピーターセラーズの出てくる「マリアンの友だち」も アンドリュースの「モダンミリー」もすべて見たクチだが 今さら惜しいとは思わない・・・ おそらくこれ以上長生きしても、たいした作品は作らなかったに違いない・・・ ヴォネガットとは関係ないのでsage。
294 :
吾輩は名無しである :03/01/04 06:43
映画といえばチャンポン達の朝食はひどかった アレはひどかった
映画がひどかったという評のあとで気が引けますが、 「チャンポン朝食」に一票。 でも最高傑作は「タイタン」だと思いまふ。
296 :
吾輩は名無しである :03/01/05 16:40
みんなチャンポン朝食の映画はひでぇと言っているけど、見ないほうがいいかな。
297 :
吾輩は名無しである :03/01/05 16:42
ヴォネガットファンで北杜夫好きな香具師いる?
『楡家の人々』は二度読んだな・・・。
299 :
吾輩は名無し仔猫である ◆.EDMOUBKE2 :03/01/05 22:14
舞台のモデルになった青山脳病院て言えば、 明治大正の文豪がよく世話になってたって話 だしね・・・。そういう時代だったんだよな。
300 :
吾輩は名無し仔猫である ◆.EDMOUBKE2 :03/01/05 22:17
そう、ヴォネガットはドイツ系アメリカ人としての自分の 屈折(アウトサイダー意識)をしばしば持ち出すね。
301 :
吾輩は名無し仔猫である ◆.EDMOUBKE2 :03/01/05 22:20
昔の話か、こないだの「悪の枢軸」発言で キッシンジャーが「ドイツ語から翻訳するな ら、まだ分かるが」って冷やかしてたのには 笑ったな・・・。
(笑)連想ゲームで書き込みするなよ。
303 :
吾輩は名無しである :03/01/06 00:54
キルゴア・トラウト『貝殻の上のヴィーナス』VENUS ON THE HALF-SHELL
電気バンジョー片手に“誰も答えられぬ質問”に答えを求め、
星々を遍歴する宇宙吟遊詩人サイモン・ワグスタッフ。
そのおともは、イヌとフクロウ、そして美人アンドロイド。
だが、かれが出会った異星人たち――猫から進化したシャルトーン星人、
雄は空を飛行船のように飛びまわり、雌は地上で草を食むジファード星人、
一生の間惑星上を転がりつづけるラロロング星人――誰もその答えを知らないのだ。
そして、三千年もの旅路の果てについにかれが知ったその答えとは!?
SF作家キルゴア・トラウトが描く宇宙冒険譚。
誰か読んだ人いる?表紙はこれ。
http://www.asahi-net.or.jp/~yu4h-wtnb/database/hayakawa04/0385.htm
あれ、ヘミングウェイのスレッド削りやがったな? ヴォネガットも、エッセイの中で何だかんだ言って るが・・・。
>>303 SF作家のフィリップ・ホセ・ファーマーが偽名で
書いたとかいうヤシなんで、ヴォネガットとは
直接関係ないはず。
306 :
吾輩は名無しである :03/01/11 13:55
age
307 :
吾輩は名無しである :03/01/11 18:01
>>300 戦争での被害者であると同時に加害者
である国の人間であることのジレンマだな。
その対比においては、青ひげあたりが一番よく出ていると思う。
>>303 見かけたらかってみるか。個人的にはモンキーハウスも
結構いける口なので大丈夫かもしれない。
来月『タイムクエイク』文庫化!!
309 :
吾輩は名無しである :03/01/11 21:31
それよりもエッセイとモンキー2を読んでみたい。 図書館で借りるよりも自分で持っていたい。
310 :
吾輩は名無しである :03/01/12 18:37
>>308 マジか
こないだハードカバーで買ったばかりなのに
311 :
吾輩は名無しである :03/01/12 21:58
ハードカバー版モンキーは文庫版の1と2が入っているんですか? これと『スラップスティック』が見つからない・・・
>>308 様
> 来月『タイムクエイク』文庫化!!
情報有り難うございます。買わなくちゃだわ。いつ読めるかわからないけど。
313 :
吾輩は名無しである :03/01/13 00:56
>>309 サンリオの『ヴォネガット、大いに語る』なら1,000〜2,000円出せば、わりと簡単に手に入るよ。
ハヤカワのエッセイを探すより楽かも。
スラップ・スティック版元取り寄せしてもらったんだけど 早川書房のホムペ見たらもうないのね
315 :
吾輩は名無しである :03/01/13 04:43
Shiiiit・・・Just time now,I have ordered a DVD George Roy Hill's SlaughterHouse Five at $77.28. Having yet the video,I couldn't stop my urgness. I think this Roy Hill's movie is the best of it which Vonnegut's nobel has been made into. It seems Roy Hill had succeed to capture the essence of the nobel
316 :
吾輩は名無しである :03/01/13 18:34
etc.
317 :
吾輩は名無しである :03/01/17 03:49
ロイヒルのスローターハウス5はそうとう変だけど好きな映画だったな 散々いわれてるチャンポン朝食の映画はほんとにひどい ラストなんてヴォネガット(ちゃっかりちょい役で出てる)がよく許したなとさえ思ったよ よかったのはマーティン・デニーの音楽だけという
318 :
吾輩は名無しである :03/01/17 14:08
マーティン・デニー・・・。 なんか細野晴臣あたりが好きそう
(^^)
320 :
吾輩は名無しである :03/01/23 14:23
文庫化されてるもので『パームサンデー』と『モンキーハウス2』以外は全部そろいました。 それと『ヴォネガット、大いに語る』の早川版は殆どないみたいですね。残念。 ちなみに『猫のゆりかご』が一番好きです。
モンキーハウス〜はハードカバーでなんとかゲットしました。
322 :
吾輩は名無しである :03/01/24 17:33
323 :
吾輩は名無しである :03/02/02 02:16
上記の本も映画も観ましたが 問題提起の方向とモラリストである点は共通するけど 笑いのセンスはマイケル・ムーアの方が上かな
324 :
吾輩は名無しである :03/02/05 00:55
「おとうさんは、みんながなんになっても、みんなを愛してる」 未読だった「ローズウォーターさん〜」読んだ。ヤバいねこれ。つーんと来るね。あぶなかった。 ヴォネガット以外だとこのラストはキマらないんだろうな。臭すぎて。 ピース。
325 :
吾輩は名無しである :03/02/05 15:51
古本で買った早川版『母なる夜』をよんでます。 ちょうど「10 ロマンス」まで読んだ。 臭いけどいいね。 ダス・ライヒ・デア・ツヴァイ オリーオリー・オックス・イン・フリー
326 :
吾輩は名無しである :03/02/05 16:51
「プーティーウィッ」てどういう意味ですか?
327 :
吾輩は名無しである :03/02/05 18:48
328 :
吾輩は名無しである :03/02/05 22:19
読んだ中では僅差で「青ひげ」に一票 スローターハウスも好きーー 伸たまき(漫画家)の「パーム」というシリーズでスローターハウス5の 「何もかもが美しく、傷つけるものはなかった」が作品名に使われています (作品名はナッシング・ハート) それで興味が出て読んでみた、スローターハウス、とっても感動しました。 ほかにも登場人物が「ヴォネガットを読みたまえ」と薦めるシーンがありました。
330 :
吾輩は名無しである :03/02/06 00:14
どうか――愛をちょっぴり少なめに、ありふれた親切をちょっぴり多めに
331 :
吾輩は名無しである :03/02/06 00:28
「ガラパゴスの箱船」と「青ひげ」から入った漏れはあんまり印象よくなかったが 最近ほかのを読んだら他は傑作だった。「ローズウォーターさん」最高。
>>326 「なんにでも意味をみつけないと気が済まない頭でっかちは糞して寝ろ」って意味だよ。
334 :
吾輩は名無しである :03/02/06 21:40
>>333 見れますよう。当方マカー。ブラウザIE5.1。
335 :
吾輩は名無しである :03/02/07 00:32
『タイムクエイク』購入!! 妙に字がでかい…… 訳者あとがきに新作の準備にとりかかっているとか何とか書いてあったけど本当かなー? 期待しちゃいますよ。 それとカバーにある著作リストの『モンキー2』と『母なる夜』『スラップスティック』って絶版じゃん!! 載せてるってことは復刊すんのかよ! ってこっちにも期待してしまう。 まあ『ホーカスポーカス』のときにも書いてあって、何もなかったから今回も何もないのだろう…… 切ない。
『母なる夜』は白水社のがあるからまだいいけど、 『モンキー2』はいい加減復刊してほしいな。 新作の準備ってほんとかな。今日立ち読みに行ってきます。
337 :
吾輩は名無しである :03/02/07 09:35
>>335 出版社に問い合わせの電話して、少しでもプッシュしる
338 :
吾輩は名無しである :03/02/07 15:44
今日NYの地下鉄でスンげーぼろぼろの「猫のゆりかご」を 読んでる奴がいた。ペーパーバックで、紙質とか観察 したところ同人誌レベルの奴だった。表紙も粗悪。 猫のゆりかご出した時にはヴォネガットはもう売れてたかな? この作品から売れ始めたんだっけ? レアものでもアンだけぼろぼろだったらなぁ。。。
本は読まれてこそ意味がある 漏れそういうの見つけたら一日しやわせだな。
340 :
吾輩は名無しである :03/02/08 00:22
_____________________ | | | 今 ・ こ ・ .基 俺 そ そ 聞 小 . | | 頃 ・ の ・ 本 が の し く 学 . | | 俺 ・ 言 ・ 的 思 結 て と 校. | | を 過 葉 い に う 果 最 こ の テ | | 笑 去 .に え は .に 得 期 ろ 性 ィ . | | っ に 騙 い .譲 、 た に に 教 ッ | | て 戦 さ え り 精 人 勝 よ 育 . . シ . | | い っ れ .お 合 子 生 ち る で. . . .ュ | | る た 続 先 い 達 が 残 と 、 .| | の 精 け に .は 、 っ 莫 自 . . | | か 子 た ど 戦 こ た 大 分 . | | た の う っ の の な が | | ち が ぞ て 有 が 数 昔 | | 俺 ! い り 俺 の 、 | | だ な 様 様 精 精 . | | と .い だ 子 子. . | | 思 の と と だ . | | う で い 戦 っ. . .| | 方 は う っ た. | | が な 事 た 事 . .| | 自 い だ ら を | | 然 か し. 知 | | だ い .っ | | . た | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
341 :
吾輩は名無しである :03/02/09 21:32
初心者にすすめるとしたら何を薦めますか? 俺の好きな人がヴォネガットを読んでみたいって言ってきたので、 何を薦めようか迷っています。 その人は春樹好きです。 個人的に『青ひげ』か『猫のゆりかご』か『母なる夜』がお薦めかなと思っています。 どれか、もしくは全部をプレゼントしようかなと。 どうでしょう?
漏れ青ひげから読んでたらファンにはならなかったな…
>>341 「ローズウォーターさん」しかないだろ、それは。
個人的には『タイタンの妖女』や『ジェイルバード』が好きだけれど、
どっちも「はじめてのヴォネガット」向きじゃないよな。
まあ、SFファンに限っては一冊目に「タイタン」ってのもアリだろうが。
344 :
吾輩は名無しである :03/02/10 02:16
>>341 俺も
>>343 と同じで『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』がいいと思う。
『母なる夜』(絶版だけどハヤカワ版に限る)もいいんじゃないかな?
戦争ものはちょっと他のと印象が違うからなんともいえないけどさ。
まあ『ローズウォーター』、『猫』、『チャンピオン』、『母なる夜』の四冊プレゼントすれば無問題。
その三つだったら『母なる夜』か『猫』かな。
『青ひげ』も大好きだけどね。
他には・・・って収拾つかなくなるからこの辺でやめておきます(笑)
346 :
吾輩は名無しである :03/02/10 02:42
タイム・クエイク文庫版ゲトー
347 :
吾輩は名無しである :03/02/10 03:15
>>342-345 みなさま、ありがとうございます!!
とりあえず『ローズウォーターさん』と『猫のゆりかご』をプレゼントしてみようと思います。
『母なる夜』は僕も好きで古本で早川文庫野ものをゲトしました。
んーこれもあげたいな。読んでくれると嬉しいです。
本当にありがとうございました。
348 :
吾輩は名無しである :03/02/10 15:50
みゃあみゃあみゃあ
349 :
吾輩は名無しである :03/02/10 17:36
ヴォネガット翁のありがたいお言葉 Practicing any art -- be it painting, music, dance, literature, or whatever -- is not a way to make money or become famous. It's a way to make your soul grow. So you should do it anuway.
まあなんていうか、そういうことを言うこと自体、 売名行為になることもあるわけで。
売れそうもない本は出版社が買ってくれない→作家たち(特に若手)が売れそうな本ばかり書く→(´・ω・`) ショボーン
352 :
吾輩は名無しである :03/02/10 18:54
>>335 新作のうわさってこれだね。
本当だったらすごくうれしいんだけど。
Yes, there will be another Vonnegut novel.
My own knowledge of it is very limited at present, but I will tell you this:
It involves a standup comedian. I believe the working title is something along
the lines of "If God Were Alive Today, He'd Be An Atheist."
http://www.duke.edu/~crh4/vonnegut/faq/
>>249 似たような言葉をよく見るけれども、それでもいい言葉だな。
354 :
吾輩は名無しである :03/02/15 00:55
最近になるまでヴォネガットのこと全く知らなかった。 筒井の『悪と異端者』を古本で買って初めて知って、 筒井がすすめてるし読んでみようかなって思って『猫』を購入。 筒井ヲタまるだしだけど、見事にはまった。 外国人作家で一番好きになった。 『スローターハウス5』『青ひげ』最高!
短編「大宇宙おまんこ計画」に誰か票を投じてくれ。 スペースシャトルの事故を見て、また読みたくなった。
356 :
吾輩は名無しである :03/02/15 22:25
バルザックが好きでヴォネガットも大好き。 この二人、再登場人物ってのと脇役を含めた登場人物一人一人を個性的に描いてるとこが似てると思う。 ときどきそのせいで、ストーリーが停滞するのもそう。 それが嫌いって人には受け付けないんじないかな。 別にそれでつまらなくなるわけじゃないのにね。 むしろそれでいい味がでてる。
語感が似てるだけとちゃうんかと。
358 :
吾輩は名無しである :03/02/16 00:25
まあヴォネガットの作品群を「人間喜劇」とひとまとめにしても差し支えないだろうね。
>>359 だってバルザックぜんぜん似てないんだものー!
ヴォネガット、ケルアック、バルザック。 モビルスーツにして一番強そうな名前はバルザックだな。
362 :
吾輩は名無しである :03/02/16 10:54
最近ヴォネガットを読んで「うわー面白いなぁ」とはまりました。 で、まだまだ読んでない本が残っているのですが、読み尽くしてしまったあとの 保険としてヴォネガットに似た作風の作家さん、あるいはヴォネガットが好きなら これにもはまるだろう的な作品でもけっこうですので御存知でしたら、 教えて下さい。さっきSF板で聞いたら文学板の人たちのほうがよく知ってるだろうと いうアドバイスをいただいたもので・・・。どうぞよろしくお願いします。
363 :
吾輩は名無しである :03/02/16 10:56
362ですが、ちょっと過去ログも読んだほうがいいですね。 あわてちゃってすいませんです・・・。
364 :
吾輩は名無しである :03/02/16 13:07
>>362 とりあえず村上春樹といっておこう(おこられそう)。
上にでてるバルザックもいいかも。
作風は全く違うけど(時代が違うし当たり前か)
『ゴリオ爺さん』『幻滅』『浮かれ女盛衰記』
にでてくるヴォートランなんかキルゴア・トラウトみたいな位置付けじゃないの?
ヴォートランは犯罪者でトラウトとは微妙に違うけど、
作者の考えや思想を代弁して社会批評なんかしてるしさ。
それに消えたと思うとすぐ復活する。
>>356 似てるっていってもこれくらいだろ。あとヴォートランとヴォネガットの名前?
両方とも好きだけど、別にそこまで似てるって気はしないな。
366 :
吾輩は名無しである :03/02/16 13:40
>364 レスありがとうございます! 村上春樹、このスレでも頻出ですね。さっき過去ログ読んで、 私がヴォネガットにはまったのは必然だったんだとびっくりしました。 実は村上春樹はずっと前から好きで全部読んでたんです。 作品にはまるというより作家にはまるタイプで、村上春樹以来、 はまれる作家を探していたところひょんなことでヴォネガットに 巡り会ったというわけでして。 SF板の方にはジョーゼフヘラーとテリィサザーンを挙げていただきましたが、 バルザックも面白そうですね!楽しみです。 それからヴォネガットの小説の中に出てくる作品も読んでみたいとは 思っています。彼が読んだ本にもすごく興味があります。 お恥ずかしながら「カラマーゾフ」なんて読んだことないもんで。 (「スローターハウス」に出てきますよね。) この機会に手にとってみようと思っています。
山田風太郎なんかとも相通ずるところがあるような。
おうおう、まったくピントはずれな名前ばかり挙がってやがんな。 ヴォネガット好きが読むべき作家といえばトム・ロビンズしかねーだろ。
369 :
吾輩は名無しである :03/02/16 15:43
ジェームズ・サーバーなんてどうよ? ユーモアのセンスは似てるんでない?イラストもあるし。
映画で言うとコーエン兄弟みたいなかんじ。
とりあえず春樹はパスだな
372 :
吾輩は名無しである :03/02/16 23:58
トマス・ピンチョンでしょう。 『競売ナンバー49の叫び』だけでも読んでみてよ。
ジョン バース と リチャード ブローティガンもすすめておく。
元祖ニヒリズムのニーチェとか・・ユーモアはないけど。
>>366 あまりにも順当だが、大学の創作科の教え子だった
ジョン・アーヴィングだろう。
あと、日本では大江健三郎もヴォネガットを高く評価
してますたな。昔、来日してたときにNHKで対談してた。
カルヴィーノもどうぞ。
>>375 アーヴィング弟子だったのか!
匂いが一緒だなーと思ってたんだ。
映画の「ガープの世界」がヴォネガットぽかったんで。
大江は結構無名のころからヴォネガットって言ってたね。
378 :
吾輩は名無しである :03/02/17 16:13
366はもうこのスレにいない罠w
379 :
吾輩は名無しである :03/02/17 20:54
イラク情勢に対するアメリカの姿勢についてヴォネガットは何を思う…
確か大江は武満徹にヴォネガットを紹介されたんだよね。
382 :
吾輩は名無しである :03/02/18 11:34
366です。昨日はあれから出かけてしまってスレを覗けませんでした。 みなさん、あれからまたいろいろな情報を教えてくださって、 本当にありがとうございました!次々と未知の作家さんが挙げられていて 好奇心が膨れ上がって大変なことになっています。w 全部メモさせてもらいましたので、これから読む本に不自由しないでいられます。 本当に感謝です!!このスレ、これを機にこれからもチェックしていきます。
383 :
吾輩は名無しである :03/02/18 16:51
俺もメモッとこう。古本屋で役に立つ。
「モンキーハウスへようこそ」「ヴォネガット、大いに語る」古書店でようやく入手 「パームサンデー」只今探索中...
386 :
吾輩は名無しである :03/02/21 16:46
私はバターでageるのよ!
387 :
吾輩は名無しである :03/02/21 16:47
なんか翻訳されてないのいっぱいあるな。最近また薄っぺらいのが出てた。 買いかこれは
>>387 Amazonで見当たらなかったのですが、何という本でしょうか?
ごめん今度タイトル見てくる。在米なんで。
390 :
吾輩は名無しである :03/03/03 05:49
猫のゆりかごってもう絶版なの?
391 :
吾輩は名無しである :03/03/03 06:11
392 :
吾輩は名無しである :03/03/03 06:18
ありがとう>391
394 :
吾輩は名無しである :03/03/03 10:43
アメリカで日産のCMにでてない?
395 :
吾輩は名無しである :03/03/03 18:42
>>394 詳細きぼん
あとうp出来るならCMうpきぼん
396 :
吾輩は名無しである :03/03/03 18:43
うpキボン厨uzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
397 :
吾輩は名無しである :03/03/03 19:12
>>396 日本じゃ見られないだろ!
ニサーン米のサイトに行けば見られるだろうか。
文学板(に限らないが)は在米の方に時々お会いするので キャプチャーする環境があればうpしてくれる人も いるでしょう。 # 私も留学中に海外TV板やCM板にうpしてたから。
いま米nissanのサイトに行ってみたけど、 広告キャンペーン新しいのに変わっててショボーン (´・ω・`) でも、その新しいCMにゴードン・パークスが出てきたのでちょっと驚き。
400 :
キルゴア・トラウト・マスク・レプリカ :03/03/03 20:53
400!
401 :
吾輩は名無しである :03/03/10 00:00
ゆりかご買ってきますた。100円で。 タイムクエイクつまんなすぎて読めない。
403 :
吾輩は名無しである :03/03/12 02:48
タイタンの妖女、スローターハウス5号、ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを、 チャンピオンたちの朝食、猫のゆりかごを読了しました。 つぎに何を読むか迷っています。お勧めのヴォネガットの小説は何ですか?
ハヤカワ文庫で新刊が手にはいるのって、 あとはプレイヤー・ピアノくらいじゃない? これは処女長編。 モンキー・ハウスへようこその1もまだあるのかな。 これは初期短編集。 母なる夜、ホーカス・ポーカス、青ひげ、スラップスティック。 このあたりを頭にとどめながら古本屋に行ってみよう!
405 :
吾輩は名無しである :03/03/12 03:19
>>404 絶版かよ!探すのかよ!見つからないのだけは勘been、
とか思いつつ古本屋逝ってきます。レスありがd。
ちょっと待った405! bk1観たら母なる夜と青ひげは新刊が手に入るみたい。 がっかりさせちまってすまん。 プレイヤー・ピアノと母なる夜と青ひげで、 ログ読んで興味持ったのにすればいいのではと。 でも、もう既にそんだけ読んでたら、 どうせ三つとも読むんだろうけどね!
407 :
吾輩は名無しである :03/03/12 03:33
『母なる夜』は白水社のuブックスで出てる。ハヤカワ文庫版は品切れ。 『ホーカス・ポーカス』、『青ひげ』、『デッド・アイ・ディック』もまだハヤカワ文庫で出てるはず。 大きい本屋に行くかネット書店を当たるのが早いと思われ。 あと最近『タイムクエイク』も文庫化されたね。
お、かぶったかな。
いや・・・不正確な情報を出したのは俺なので。
おお、情報ありがとう。 もちろん全部読むけど、順番が大事かナ〜と思って。 プレイヤーピアノ、母なる夜、ホーカス・ポーカス、青ひげ、スラップスティック 辺りをとりあえず調べてみます。サンクス。
「ジェイルバード」は?
ヴォネガットは手に入りやすい方だと思われ。 入りにくいのは「スラップスティック」 「ガラパゴス」「モンキーハウス」くらいじゃない? 友人がamazonで全部買おうとして手に入らなかったのが 上の3作だけだったから。 「ハッピーバースディ」もまだ手に入るしね。 小説以外は入手がむつかしいね。
413 :
吾輩は名無しである :03/03/12 16:41
バゴンボの嗅ぎタバコとタイムクエイクはオススメできない。 あれはあんまり面白くない。
414 :
吾輩は名無しである :03/03/13 13:01
>413激しく同意です。 タイムクエイク、面白いとか面白くないとか以前に、 話がトッ散らかってて私にはよくわからない。 内容把握できずに半分くらいで挫折しますた。 大好きなヴォネガットで読みきれなかったってなんか悲しい気分。 ガラパゴスって入手しにくいのですかー、アウー。 洋書ゲットしたので和訳の勉強しようと思ってたのに、 模範解答の訳書がなかったらちと不安・・・。
>>414 英語のこともここで質問すれば誰か答えてくれるんじゃないの?
Vonnegutものに関してなら。
416 :
吾輩は名無しである :03/03/13 13:41
あ、そか・・・。あなたって頭イイ!! ガラパゴス持ってる人いるもんね、当然。そかそか〜! なんかやる気出てきたよん。ありがとネ。
417 :
吾輩は名無しである :03/03/16 13:12
>>414 ,タイムクエイクツマンネ派etc.の方々
俺は呼んだ時、「ああ、これ遺書だ」
と思ったけどな。
あれは本人が言ってるように、「すべての物語
の最終章」だから、ほかの作品を読み尽くさないで
これを読んでしまうと、大量のペシミズムと、おそらく
タイムクエイク1だけでは入りきらなかった物(もしくは
上等な肉だけを切った物)ために読みづらいだけだと思う。
上で遺書って書いたけど走馬灯に近い感じがする。
タイムクエイク1を書いた時点で、老齢であることを
悟った作者(自分でも腐臭漂うといっているし)の
最後のメッセージじゃないか。
今までのヴォネガットの作品をだいぶ読んできた読者なら
この大量のペシミズムの中にきらめく、パンドラの
箱から最後に出てきたものがサルベージできるんじゃないかな。
しかし、作者が7年かけて書いた(ゴリゴリ型の)作品を
数時間で読んでしまうことになんかためらいを感じるね。
タイムクエイク、面白かったけどなあ。 もちろん他の(特に初期もの)に比べたら・・・だけども。
ヴォネガットは初期のものが好きです。 タイムクエイクがつまらないとは思わないけど。
>>417 ニヤリとするエピソード&フレーズが結構出てくるよね。
やはり今までの集大成みたいな作品だと思う。
>>しかし、作者が7年かけて書いた(ゴリゴリ型の)作品を
数時間で読んでしまうことになんかためらいを感じるね。
そういうものだ。
>>417 >しかし、作者が7年かけて書いた(ゴリゴリ型の)作品を
>数時間で読んでしまうことになんかためらいを感じるね。
7年間繰り返し読み続けろ
>>420-421 ウマウマ。
My Life as a Dogという映画のDVDが出ててたので、
借りてきてみたら、ヴォネガットがコメントを
書いていた。ひまだったらタイプしてここに
書き込むよ。
ちなみに、今日本屋行ってきてわかったが、最近でた
薄っぺらい奴、って↑の方で言ってたやつは、
God Bless you, Dr. Kevorkianだった。10ドル
くらいしたので多分あとでアマゾンで頼む予定
>>422 Dr.Kevorkianって、例の安楽死の人?
424 :
吾輩は名無しである :03/03/17 20:36
>>422 >ちなみに、今日本屋行ってきてわかったが、最近でた
>薄っぺらい奴、って↑の方で言ってたやつは、
>God Bless you, Dr. Kevorkianだった。
何年か前に読んだな。1999年だったか、2000年だったか?
さらっと読めるけど、微妙にあっちこっちに気になるフレーズが
出てくる。
手軽なながらも良本age
425 :
吾輩は名無しである :03/03/17 23:30
タイムクエイクの厳しさはどこまでがエッセイなのか分からないところだと思う あれで挫折した… まだ時震起きてないところまでしか読んでなかったのに
426 :
吾輩は名無しである :03/03/22 00:41
渋谷パルコの本屋ではヴォネガットが平積みで充実してます。 あとヴィレッジバンガードにもけっこう置いてありますよ。
427 :
吾輩は名無しである :03/03/22 08:18
若者に流行ってるの?ヴォネガット
さあどうでしょう?少なくとも僕の周りで知ってる奴はいなかったなぁ。 ほとんど全作品和訳されてるし、人気あるよ。やっぱり。
戦争になってしまったけれど・・
この人の本はこういう状況にこそ真価を発する書物でしょう 再読するかな
究極のペシミストは最もオプティミスティック。 ヴォネガットはそゆ感じな。
橋本治いわく「じいさんの青春小説」 ところで、「愛は負けるが、親切は勝つ」って原文はなんて言ってるの? (原書探してるけど見つからない)
Love may fail, but courtesy will prevail
436 :
吾輩は名無しである :03/03/30 22:56
ヴォネガット読んだことない人に一番初めに『ホーカス・ポーカス』を薦めるのってどう?
>>433 「愛は敗れても、親切は勝つ」ってのは、たしか『ジェイルバード』
の冒頭で、ヴォネガットが紹介している読者の手紙だよね?
「貴方の小説を要約すると…」みたいな文だったと思ったけど。
438 :
吾輩は名無しである :03/03/31 21:30
>>436 やめとけ。
あの小説でよかったのは
主人公の名前と黒人がポツポツ描かれたイラストだけ。
>>436 読み易さでいくと『猫のゆりかご』辺りかねぇ
>>437 そう、それ
ちなみに、野田秀樹が3部作のどれかの中で、この台詞を絶叫してた。
「彼も読んでるんだなぁ」と思ったのを憶えている。古い話だ。
440 :
吾輩は名無しである :03/04/02 03:33
母なる夜を読み始めました。なかなか面白そうです。終えたら感想書きます。
441 :
吾輩は名無しである :03/04/03 00:03
>440 白水社版とハヤカワ版は訳が違うから読み比べるのも一興。
442 :
吾輩は名無しである :03/04/03 01:24
>441 昔、古い翻訳(ハードカバー)を手にいれ読んでたのですが、ボロボロだわ重いだわで挫折。白水uの新品で再チャレンジです。今、妻と再会シーン。
443 :
吾輩は名無しである :03/04/04 23:09
母なる夜。やはりヘルガじゃなくレシだったか。結末まであと100ページほど。
444 :
吾輩は名無しである :03/04/05 22:49
>>443 言っちゃっていいの?
ところで『母なる夜』のハヤカワ版が欲しいのだが古本で探してもどこにも売ってない…
昔友達に貸したままなくなってしまった。復刊してくれないものだろうか。
ハヤカワ版のが読みやすいし。あとから出たってのもあるのだろうけど。
それに
ハイ・ホー
より
ハイホー
のがいい。
446 :
吾輩は名無しである :03/04/06 23:52
443です。スマソ。実況スレのクセかついてて、うっかり八兵衛になってしまいました。逝ってきまつ。
「パームサンデー」だけ読んでないことに気がついた。 これから読もう。 ところでまだやってるかわかんないけど・・・ 「チャンピオンたちの朝食」に1票!
448 :
吾輩は名無しである :03/04/12 23:25
『パームサンデー』がずっと見つからないのだが… こないだモンキー2もなんとかゲトできたし、 『吾が魂のイロニー』っていうヴォネガット読本みたいのも一ヶ月前に見つけた。 村上春樹もヴォネガットについて書いててちょっとびっくり。 あとは『パームサンデー』だけだー
"God Bless you, Mr. Rosewater"の邦題は 「がんばれ!ローズウォーターさん」が適切だろうな。 God Bless Americaのプロパガンダ見ててそう思った。
ちがうだろ。
ちがうね。
絶対ちがう。
>>449 はフォーマを生きるよるべとするボコノン教徒。
勇敢で、親切で、健康で、幸福な人間。
そういうものだ。
伝えてください。 おとうさんは、449がどんな大人になっても、449を愛してる。
認知キタ━━━((((*´ー`)━━━!!!!
460 :
吾輩は名無しである :03/04/15 11:27
449がハートを持たずに生まれてきたのは別に悪いことじゃないの。 449はハートがある人がいることを認めようとしたわ。 だから、449は、やっぱりいい人なのよ。
461 :
吾輩は名無しである :03/04/17 23:53
ブクオフにてハヤカワ版『母なる夜』をゲト!!
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
463 :
吾輩は名無しである :03/04/23 00:30
age
誰か教えてくれ。『母なる夜』って、何が「母なる」なんだろう。。。
ファウストの一説
466 :
吾輩は名無しである :03/04/30 20:31
ダンケ!
ここはなまじ語学力があると叩かれるという見本スレでつか?
>>467 ど、どのレスのこと言ってんの?
まさか449のことじゃないよな?
449のどこが間違ってるのかな? ためしにちょっと「がんばれ」ってニュアンスを 英語に訳してみてよ。
言葉の問題じゃなくて内容読んでねえだろ。
472 :
吾輩は名無しである :03/05/05 21:50
ヴォネガット一通り読みました。 ヴォネガット以外でヴォネガット好きがはまるような作家って誰かいますか? 村上春樹も一通り読みました。 『サロン・ドット・コム』ではジョージ・ソーンダースって人がいいみたいなこと書いてあったのですが、 誰かお読みになられた方はいますか?
何度か名前が出ているけど ジョーゼフ・ヘラー『キャッチ22』早川文庫でウッドボール 余裕があるならテリィ・サザーンの『怪船マジッククリスチャン号』
>>472 リチャード・ブローティガンはどう?
散文詩みたいで、センチメンタルな感じ。春樹はその類似性を、デビュー時に指摘されてたけど。
『アメリカの鱒釣り』『西瓜糖の日々』『ビッグ・サーの南軍将軍』あたりは?
>>472 イタロ・カルヴィーノ『レ・コスミコミケ』
エリック・クラフト『少年ピーターのささやかな冒険』
どっちも絶版だと思うが・・・
今日の深夜にテレビで「ブレックファーストオブチャンピオンズ」やるね。 映画はオモロイのですか?
477 :
吾輩は名無しである :03/05/08 20:56
そうなんか。 ちょうどいま「チャンピオンたちの朝食」買ってきて読んでるんだが。 「ガラパゴスの箱船」でもあったけど 世の中の事象をいちいち全く知らない人に説明するような (ハンバーガーは、こんな格好をした動物から作られる、とか。) 書き方は、最初は人を食った、コミカルな印象を受けるんだけど、 ずーっとそれを貫かれるとなんか感動がわいてくるんだな。 もちろんおかしさは続くんだけど、 なんかヴォネガットの真摯なきもちとか、真剣さというようなものが 透けて見えてくる感じ。 そういうとこ、ホントうまいと思う。 ノリにノってるところの気持ち良さは、ほんと神がかり的だ。 こういう、見るものをすべていちいち初めて見るモノとして 一から観察する、って方法、哲学だかなんかであったよね。 なんていうんだっけか。無学ですまん。
>>473-475 ありがとうございます。
カルヴィーノ『パロマー』『むずかしい愛』とブローティガン『愛のゆくえ』
が文庫で売っていたので、早速購入しました。
ブローティガンのほうが読みやすそうなので、
これから映画版『チャンピオンたちの朝食』が始まるまでマターリと読んでみようと思います。
479 :
吾輩は名無しである :03/05/09 09:56
映画やってたんだ。見逃した (´・ω・`)
>>472 ジョン・オカダの「ノー・ノー・ボーイ」は読みました?
徴兵を拒否した日系アメリカ人の話しなんだけど、KVの作品と
一緒に読むと当時の時代背景に対して理解が深まるかも知れないです。
横レス失礼、、、、
480 :
吾輩は名無しである :03/05/10 01:21
さっそく投票した
482 :
吾輩は名無しである :03/05/11 20:02
近所の本屋数件見たけど、どこもこの作家の文庫を 置いていないのはなぜ・・?古本屋でも無かった。
483 :
吾輩は名無しである :03/05/11 21:35
>>480 96票までいったね。
最近ヴォネガットの原文にチャレンジしようと思って、
『mother night』『slaughterhouse-five』を買いました。
んーこれまた楽しみ
「西瓜糖の日々」は絶版なんかなあ・・
映画の「ブレックファスト〜」にはヴォネガット本人も出てたんだな。
あの話は主人公、作者だもんな…
>>484 『西瓜糖の日々』やぱ絶版なんだ・・・。
実は一昨年の神田古書祭りで、河出書房の社員が「倉庫の奥に転がってた最後の一冊」
というのを、ゲットしたのがおいらでした。ん、ビッグサーの方だっけな?いや両方か?
その時は大分前に読んでたんで迷ったんだけど、ゲットしといてヨカッタ。(^_^;)
「ブレックファーストオブチャンピオンズ」録画してたの観たけど 『チャンピオンたちの朝食』ってこういう話だっけ?とか思ってし まって、本棚にン十年前に買ったハードカバーを探したけど何故か 見つからなかった(鬱 ヤニで黄色くなった『パームサンデー』とかはあったんだが…。 けど、オープニングとかに出てくるイラストとかは、懐かしかったな。 監督の名前のとこに出る「*」みたいなのってってケツの穴だよね?(w 映画はブルース・ウィリスの狂った目付きは良かった。 けど、キルゴア・トラウトはもっと痩せているような印象があったので ちょとイメージが…。
489 :
吾輩は名無しである :03/05/13 01:27
見逃した… だれかビデオダビングしてくれ… 鬱だ… スローターハウス5のビデオをは中古でゲトできたんだけど、 これは未だに見つからず… はぁ…
>>480 くおーーーー
そんなことを言ってる間に99票じゃねーか!
でもこれって、100票こえても投票できるんだよね?
んーもっと投票があると嬉スィ
>>489 『─チャンピオンズ』のビデオなら、近所のビデオレンタル屋にもおいてあった。
『ダイハード』とかと一緒に、ブルース・ウィリス主演コーナーに!!(w。
字幕版と吹き替え版のパッケージがありますた。
『スローターハウス5』なら、ジョージ・ロイ・ヒル監督コーナー(があれ
ばだけど)にあるのかなあ。
492 :
吾輩は名無しである :03/05/13 08:21
よっしゃ100票目ゲト。 是非復刊してほしい…
つーか絶版になってるの全部復刊しろっつーのな
494 :
吾輩は名無しである :03/05/14 00:47
>>493 同意
『パームサンデー』『死よりも悪い運命』はまだ読んだことないから、
是非復刊して欲しい。
んで、
『モンキーハウスへようこそ』『母なる夜(ハヤカワ版)』
『ヴォネガット、大いに語る』『スラップスティック』
あたりも復刊して欲しい。って絶版なの全部だけど(他に何かあったっけ?)。
春樹も寄稿してる『吾が魂のイロニー』もいいね。ヴォネガットの著作ではないけど。
あとはキルゴア・トラウトのもの。
入手難易度としては
S パームサンデー
吾が魂のイロニー(ヴォネガット読本)
貝殻の上のヴィーナス
屠殺場5号
AAA 死よりも悪い運命
AA 母なる夜(ハヤカワ版)
モンキーハウスへようこそ(2もしくはハードカヴァー)
A ヴォネガット、大いに語る
こんな感じかな?
適当ですいません。
それと未邦訳作品も是非、刊行してもらいたいね。
未邦訳作品リスト(誰かおながい)
↓
S パームサンデー 吾が魂のイロニー(ヴォネガット読本) 貝殻の上のヴィーナス 屠殺場5号 AAA 死よりも悪い運命 AA 母なる夜(ハヤカワ版) モンキーハウスへようこそ(2もしくはハードカヴァー) A ヴォネガット、大いに語る スラップスティック スラップスティックを忘れてた。
>>494 『貝殻の上のヴィーナス』(キルゴア・トラウト著)は
ヴォネガット著じゃないだろ!?
498 :
吾輩は名無しである :03/05/14 04:52
>>497 フィリップ・ホセ・ファーマーだね
いいけどなんでsage進行?
パームサンデー、逝ってた高校の学習室にあったから(略
500 :
吾輩は名無しである :03/05/14 23:52
俺が春樹みたいに有名な作家になったら、絶対個人全訳でヴォネガット全集だすよ! 期待して待っててくれよな!
501 :
吾輩は名無しである :03/05/15 00:12
「パームサンデー」重版するかもしれないって復刊ドットコムからメールがきたね。 復刊してホスィ
あ〜あ、永遠に出ないわけか… ヴォネガットも気の毒になぁ
>>500 やれやれ。(w
つか、今日は仕事をサボってきん近所の古本屋を巡っていたのだが、
本棚に見当たらなかった「チャンピオンたちの朝食」の文庫を
買ってしまった。ン十年ぶりに読み返しているけど、やぱ面白いな。
あとスタニスワフ・レムとギュンター・グラスとか買ったんだけど、
なんかヴォネガットっぽいチョイスになってしまった(w
レムの『完全な真空』は裏表紙に「ヴォネガットの絶賛を浴びた…」
とか書いてあるし…、ヴィンディット(だっけ?)な一日だったのかも?(w
あー。あと板橋区大山のぶっくめいとに『吾が魂のイロニー』が
置いてありますたYO。漏れは持っているので買わなかったけど。
>>498 sageのほうが奥ゆかしいとか思って…(w
極端に下がっている時だけageます。
ていうか、今現在、浅倉久志で個人全訳みたいなもんだと思うが・・・。 有名にならなくても、イイ新訳なら期待するけど。けど特に浅倉版に不満ないし。 あと大昔にマドンナ(!)がヴォネガットJr.読んでるって聴いたことあるよ。 なんでも、「私は本を読むんじゃなくて、食べちゃうの」だとか・・・。 ファンていうよりも、アメリカの若者の人気作家を向学の為に読んでるって感じでした。 ハルキがデビューした直後くらいの頃かな。マテリアル・ガールとか歌ってた頃位かな?
505 :
bloom :03/05/15 00:21
あが。ひさびさに書き込んだから名前とメール欄間違ってた。 ハイホー。
>>506 『西瓜糖の日々』古本祭でゲットした者だけど、わざわざ情報ありがd♪
でもヴォネガットが今熱いのは面白いね、なんか。
509 :
吾輩は名無しである :03/05/17 17:36
デッドアイ・ディックの料理をためしたヤシはいますか?
510 :
吾輩は名無しである :03/05/17 23:22
>>473-475 >>その他ヴォネガットファンのみなさま
横レスですいません。
日本人でヴォネガットファンを楽しませてくれるような作家はいませんか?
日本ではヴォネガットほどの知性がある人間は ヴォネガットほどの人を食った小説は書かないねえ。 アメリカの作家のからっとした諦観よりは じめっとした退廃を書く人のほうが多いしね。 日本人がヴォネガットの翻訳みたいなのを書いてても 身から出てる感じがしないからね。 日本語と風土になじまないよあの作風は。 日本ではヴォネガットのような人は 小説じゃなくてほかの表現手段に行っちゃうんじゃないか。
>>510 一頃のO江健三郎とかは?(荒らしが来るので、一部仮名)
「洪水はわが魂に及び」「ピンチランナー調書」あたりとか。
どっちも70年代の長編ですな。湿度は少し高いかもしれんが…。
>>512 漏れも荒れると思ったから言わなかったんだよ…
「万延元年〜」で突然「食い続ける女」の話がかぶさってくる感じとか…
「取り換え子」で突然「スッポン」の話になるあたりとか…
「動物倉庫」は「デッド・アイ・ディック」に似てなくもない。
まあ友人だしな。
>>513 む。そだったのか(一部でも伏せ字にして正解だったな…)。
まあ、その種の連中にしてみたら、ヴォネガットも米国版
「自※」ということに…??
そういえば、そのO江が評価してたデビュー当初の島田雅彦
とかも、結構楽しめるかも…。
漏れは結構好きだった(最近のは読んでないけど)。
515 :
吾輩は名無しである :03/05/18 04:34
寝ようと思ってザッピングしたら白黒映画に「ホワイトクリスマス」が流れてた もしやと思ってテレビ欄見たら「マザーナイト」!! 面白かった、ヴォネガットのどアップも見た ただ原作の軽い感じは無くてただひたすらに重かった 結構はしょられてたし
516 :
吾輩は名無しである :03/05/18 15:51
そういやぁ、Linux使でスタートアップ時にフォーチューン・メッセージ 出すようにしてるんだが、 その中にヴォネガットの Science Fiction からの言葉があるな。
517 :
吾輩は名無しである :03/05/18 16:03
いまや消滅した衛星放送セイント・ギガの、 サービス開始を広報する新聞の一面広告で ヴォネガットの Sirens of Titan に出てくるにょろにょろのような 生物についてふれていたね。 あれには驚いたな。おぉ!っと思わず声に出しそうになったものだ。
質問。『母なる夜』の最後の解釈なんですけど。 メル欄の1と2どちらかなと。
>>518 2だと思ってるんだけど・・・違うのかな?
520 :
吾輩は名無しである :03/05/21 13:11
>>500 ぜひ頼む。というか翻訳されてないやつからヨロシク。
そろそろ俺はO・ヘンリの未訳を邦訳するのを
ライフワークにしようかと思う今日この頃。
しかし日本語の語彙が少ないことに気づいた理系23歳
>>520 理系の翻訳でO・ヘンリー読んでみたいと思う今日でつ、
なにげに期待しておく、なが〜い仕事でよいからガンガレよ23歳!
>>518 当然、2でしょ。1で、その後に処刑されたら、まるで
オーウェルの「1984」みたくなってしまう…(w。
え? 1で(メール欄)するんでないの? だってそうでないとあの手紙は。 カタルシスが。
>>523 カタルシス?!
ヴォネガットって、そういう作家じゃないだろ?
出直してこい!!
525 :
吾輩は名無しである :03/05/22 01:54
母なる夜、がそうだというわけではないが 「青ひげ」や「ローズウォーターさん〜」は カタルシス爆発の作品以外のなにものでもないとおもうが。 あんたが出直してこい! うそ!言い過ぎた!ごめん!
526 :
吾輩は名無しである :03/05/24 10:00
ヴォネガットの Strange Weather Lately 近ごろ天気がヘンだ という文章が 5月19日付けでサイトにあがってるよ。 Alternet.org で読んだ。 Shock and Awe という例の文句がなんどか出てくる。 もちろん、対イラク戦を皮肉っているんだな。
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
528 :
吾輩は名無しである :03/05/29 13:59
ヴォネガットまだまだ長生きしそうだな
529 :
吾輩は名無しである :03/06/01 02:44
ピカソもマーク・トウェインも長生きしたしな。
マンガ家の山本直樹はかなりヴォネガット好きだよね。 あとLBnationのトンペイズだったかな?スチャダラのアルバムかなんかで ビリー・ピルグリムとか、キルゴア・トラウトとかラップしてた。ような… 映画でこれは!と思ったのは、トム・ハンクス、メグ・ライアン主演の 「ジョー、満月の島へ行く」、この監督(知らない人だけど)多分「猫のゆりかご」 好きなんじゃないかと思った。 結構みんな好きなんだよね。 俺は人気薄な夏樹版「母なる夜」に一票。
好き有名人ネタでいうと爆笑問題の太田が大ファン 爆笑問題の事務所の「タイタン」は「タイタンの妖女」のタイタンだとか
533 :
吾輩は名無しである :03/06/14 18:12
タイタンの幼女
534 :
吾輩は名無しである :03/06/15 23:16
age
536 :
吾輩は名無しである :03/06/24 11:32
age
537 :
吾輩は名無しである :03/06/28 18:14
新しい短編集とかってでないの? もう数十年書いてないのかな。 ぜひ読みたい。
538 :
吾輩は名無しである :03/06/28 18:37
『バンボロの嗅ぎ煙草』じゃだめなのか。
539 :
吾輩は名無しである :03/06/29 01:46
>>537 あれって50、60年に書かれたものだよね。
だから、最近はもう書いてないのかなーって思いました。
最近ビデオで『マザーナイト』を見た。
結構不評みたいだけど、個人的にはまあいいんじゃないかと。
太田光のインタビューとか解説までついてるし。
ただ、やっぱり本を読んでないと、途中で絶対飽きると思った。
一緒に見た友達なんか、半分も見ないで寝てたし。
映画だったら『スローターハウス5』のほうがいいのは確かでした。
540 :
吾輩は名無しである :03/06/30 00:09
新しい長編マダー?
541 :
吾輩は名無しである :03/07/01 03:56
キャサリンヘップバーンが亡くなられたよね ヴォネガットなんか言ってないだろうか
ageとく
543 :
吾輩は名無しである :03/07/06 18:14
『チャンピオンたちの朝食』の映画、テレビで見ました。 アラン・ルドルフ監督ということで期待したけれど、ちょっとなあ。 ハッピーエンドにしてしまっては、やはりだめですね。
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
546 :
吾輩は名無しである :03/07/22 00:08
age
547 :
吾輩は名無しである :03/07/28 23:33
なんか話題ないね。 このまま終わってしまうのか このスレも ヴォネガットも
548 :
吾輩は名無しである :03/07/29 06:59
新作とやらの続報はないものかのう
いいや、そんなこた〜ないで。
551 :
吾輩は名無しである :03/08/06 06:47
今まで知らなかったので、今日一冊ヴォネガット買いに行きます。
552 :
吾輩は名無しである :03/08/06 07:27
『スローターハウス5』を読んでいるところ。 「そういうものだ」という言い回し。 「琥珀の中の虫」という喩え。 なかなか、いいねぇ…
553 :
吾輩は名無しである :03/08/07 22:42
僕も『スローターハウス5』買いました。 今から読みます。 ヴォネガット読むのは、はじめてなので楽しみ。
554 :
吾輩は名無しである :03/08/07 22:47
俺もいま『スローターハウス5』を読んでるのよ。もう終わりかけ
555 :
吾輩は名無しである :03/08/09 02:00
ぞろ目ゲット!!
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<そういうものだ(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
たまにはSFでも読んでみようと2冊買いました。 そのうちの一冊が「スローターハウス5」でした。 読んでみると面白く、映画にもなっているのを知り 他の作品も読み漁りました。 大好きな松尾スズキや爆笑大田がファンなのも驚きました。 今、思えばなんて幸福な出会いだったんでしょう。 一番好きな作品は「タイタンの妖女」です。 ちなみもう一冊はテリー・ビッスン「世界の果てまで何マイル」でした。
「タイタン─」泣けるよね。20年ほど前に読んだけど、いま思い出した だけで目頭が熱くなります(;_;)。このスレも、もうすぐDAT落ちだけど、 ヴォネガット・フォーエバー(ラ焼肉のタレ!)
晒しageは勘弁してやる
落ちちゃうYO!
このスレにお恵みを
564 :
吾輩は名無しである :03/09/06 09:18
なんでsage進行? あげちゃだめ?
あ、sageたつもりが… ごめん。
いつ頃から彼の影響をうけるようになったか、私はよく覚えている。彼の作品 を読み出したのは、四十の峠をとっくに越してからだった。某友人がセリーヌ なんて知らんという私に仰天して『夜の果ての旅』を教えてくれた。私は打ち のめされてしまった。それで当時教えていたアイオワ大学の小説ゼミの学生に も読ませたのだが、いざこの小説について二時間ほどの講義をする段になって も、何を喋ったらよいのか、私にも見当がつかなかった。 この小説は骨の髄までしみ込んだ(心の奥底までとはいうまい)。セリーヌか ら吸収した何を、当時書いていた小説つまり『屠殺場5号』に注入したか、今 になってやっと判る。あの小説の中では、登場人物が死ぬたびに「そういうも んさ」という台詞をはさむ必要を感じたのを覚えている。それが頭にきた批評 家がたくさんいたし、私にも一本調子のやりすぎのように思えたりもした。だ が、そう書かずにはいられなかったのだ。 それは、セリーヌがいたるところで実にさりげなく匂わせていること─「死も 苦しみも俺の思っているほどの大問題じゃない。実にありふれたもんだ。それ を糞真面目にうけとる俺は狂気ということらしい。もっと正気にならなくては」 これを言おうとしてとった苦肉の策に他ならなかった。 カート・ヴォネガット 「現代詩手帖1978.11月号 特集 セリーヌ」思潮社より
セリーヌって言ったらブコウスキーのパルプしか思いつかない・・・ 今度読んでみよっと
568 :
吾輩は名無しである :03/09/08 14:22
首から上 切り離して 足で沈めて忘れたい
春樹も源一郎も橋本治も、最初はヴォネガットの周囲を旋回していたけど、 いつも間にかそれぞれ別の場所に着地しちゃったネ
そういうものだ。
571 :
吾輩は名無しである :03/09/09 09:59
トラルファマドール星人の 「あらゆる瞬間は、過去、現在、未来を問わず、 常に存在してきたのだし、常に存在し続けるのである。」 というくだりはニーチェの永劫回帰を感じさせると思うのだがどうか?
永劫回帰よりは多少後ろ向きな印象
>>567 セリーヌなら「夜の果てへの旅」もいいが「城から城」もおすすめ。
「スローターハウス5」が構成からして影響されているのがわかる。
話題ないのがいい事なのか悪いことなのか・・・ もういい年だしなぁ
576 :
吾輩は名無しである :03/09/23 21:02
新刊が出るか、死ぬか、 話題になるのはこのどっちかのときだな
そういうものだ
578 :
吾輩は名無しである :03/09/26 00:35
復刊希望スレなんてのは無いの? モンキーハウスはもちろん、スタニスワフ・レムの諸作品なんかも復刊ドットコムにどんどん投票して欲しいんだけど。
落ちたとしても、「そういうものだ」…
つーか復刊スレくらい検索しろよ間抜けが
582 :
吾輩は名無しである :03/10/16 19:30
ガラパゴスの箱舟を今読んでます。 以前これだけ途中で挫折しちゃったけど、じっくり読んでみると割と面白い。
583 :
吾輩は名無しである :03/10/16 22:55
文庫化されて、それが絶版になった作品は幾つあるのでしょうか?
ふと考えたのだがヴォネガット好きに悪い奴はいないと思う。 いい加減な奴は多そうだが・・・。
オレものすっごい悪いよ 頭がなんだけど、とか
586 :
吾輩は名無しである :03/11/04 17:28
587 :
吾輩は名無しである :03/11/04 23:25
ヴォネガット好きな悪人なんて想像できんな
>>587 動物好きの極悪人もいるからなあ…。
自分に都合の良い解釈を行えば、どんな文学も劇薬になり得る罠。
キルゴア・トラウトを読んだフーヴァーはどうなった?
ま。フーヴァーは"悪人"ではないにしろ…。
589 :
吾輩は名無しである :03/11/05 00:21
強制収容所の所長がヴォネガット読んでいても 別におかしくはないよ。その程度のアイロニーは 現実にはよくある話だから。
>>589 漏れらの「現実」では、そんなにあることではないけどね…。
もし、旧ユーゴスラビアあたりからのカキコだった、スマン!
591 :
吾輩は名無しである :03/11/05 01:55
>>591 590のような知的障害者が精一杯がんばって書き込んでいるんだから、
笑っちゃ失礼だよ。かれらの「現実」に敬意を表さないと。
もちろん、そんな「現実」を生き抜いている人に対して言う言葉は私にはありません。 ただ、もし聞きかじった「事実」だけで「実感」しているな気になっていたら、それこそ ヴォネガット的なのアイロニーを感じるだけですがね。
訂正。 ×ヴォネガット的なのアイロニーを感じるだけですがね。 ↓ ○ヴォネガット的なアイロニーを感じるだけですがね。 知的障害で、申し訳ありません。
「収容所」という言葉を耳にしたら文字通りの収容所のことしか 頭に浮かばないような人間は文学を読んでもしょうがないよ。 あなたが月を指差せば、愚か者はその指を見ている ってやつだろうね。
>>594 そんな瑣末な訂正は誰も求めちゃいないぞ。
卑屈になるなよ。
目先のことじゃなくて基本的な発想が
そもそも間違ってるってことが問題なんだよ。
597 :
吾輩は名無しである :03/11/05 02:24
>>595 おいおい、少なくとも589は文字通りの意味で使ってるだろ
大丈夫か、お前?
>>598 一般化の能力に欠ける人間は具体例をただの具体例とは
考えないんだよ。気にするな。
>>595 >「収容所」という言葉を耳にしたら文字通りの収容所のことしか
>頭に浮かばないような人間は文学を読んでもしょうがないよ。
たしかに。「収容所」にはいろんな「−収容所」がありますね。
ただ、このスレでは頭に「強制−」という文字の付いたものしか
検索できませんでした…。それには何か含みがあるのでしょうか?
*
それても、私の「基本的な発想が そもそも間違って」いますか?
そのあたりから、ご説明して頂けると助かります。
どうやら私は"知障"らしいので、できれば"親切"にご説明願います。
ちなみに、「瑣末な訂正」は求められていないらしいので、 「瑣末な訂正」は省略いたします。
>>600 「収容所列島」を読んで文字通りの収容所だと思うわけだ(w
まぁ、せいぜい「検索」してくれ。
603 :
吾輩は名無しである :03/11/05 02:41
自分の現実と旧ユーゴの現実との間に一線を画して 安心しきっているような人間に何を言っても無駄だろうね。
604 :
吾輩は名無しである :03/11/05 02:43
……そんなに、自分の些細な間違いを認めたくないのかねぇ?
605 :
吾輩は名無しである :03/11/05 02:45
>>602 ああ。きっと、旧ソ連の強制収容所は、「強制」ではなく、自発的に行きたくなるほど、
本当は良いところだったということですか?それは初耳ですね。
>>603 所詮は聞きかじった「事実」を、「現実」として実感できるほどの想像力がないのです。
ばかだねぇ・・・
>>603 そうなんです。自分の「想像力」の限界を感じます…。
私は、
>自分の現実と旧ユーゴの現実との間に一線を画して
>安心しきっているような人間
なんです。でも、本当にその「一線」を越えた人間になら、
そう言われても何ら腹が立ちません…約束します。
あなたは…、それをどう越えましたか?
お前ら全員ちょーうぜー 他でやれ
610 :
吾輩は名無しである :03/11/05 15:42
ガキか、おまえら? 邪魔だから他にいってくれ
ヴォネガットの読者って馬鹿ばっかりだね。
>>611 読者が「馬鹿ばっかり」ではない作家を一名挙げてください。
ハイホー!
>>595 愚か者がその親指を突き出せば、あなたは月に向かって吠えている
…という感じですな。、キミは(w。
>>613 「親指」→「中指」
のほうが適当だったか…。かあちゃんに誓って訂正するぞ!
あるいは、お月様や、転がるドーナッツの穴に…。
615 :
吾輩は名無しである :03/11/08 20:33
ガキどものせいで一気に盛り下がったじゃねーかage
こう言ってはなんだが,、
>>587 や
>>589 の発言を聞いたら
ヴォネガットがどう言うかを考えてしまったのよ…。
荒れさせてスマン。
そしてすべてはよくなった
618 :
吾輩は名無しである :03/11/20 23:20
「パーム・サンデー」でのK・Vの発言 「わたしは、ドレスデン空襲の死者ひとりあたり3ドルを得た」 上記につき、書き込みをお願いします。わたしは、これで愛読者になりました。 自身が「被災者」にも拘わらず、露悪的を超え意識的にこう書ける作家を、他に知らない。
619 :
吾輩は名無しである :03/11/21 22:04
↑ お前の読書量が圧倒的に少ないだけだよ(ハッハッハ
右も左も問わず、日本人のそれに比べたら アメリカ人の文学における戦争なんざ屁みたいなもんだ
621 :
吾輩は名無しである :03/11/22 15:16
>619と620 早々の対応書き込み、感謝いたします。 当方、新参者につきご無礼の段は、平にご容赦願います。
622 :
吾輩は名無しである :03/11/22 15:31
618の感慨 ある時、618が尊敬する「保科 五無斉」校長が、知人の「北村家」を 訪れた時、家人が夫婦喧嘩をしていたので詠まれた歌ひとつ。 悪口をボタンボタンと菊の花 とんだところへ 僕もキタムラ 補足 北村家の屋敷は、菊と牡丹が見事だったそうな。
623 :
吾輩は名無しである :03/11/22 15:37
↑ は、無視してK・V発言で好みの物または、618以上の発言/作家の書き込み を真面目におねがいします。
625 :
アルコール中毒又はローズウォータアー :03/11/22 21:43
>624 ダメジャコリャ!!!!!!!
>>626 さん、感謝します。(ウツ)
少し便所の「火事」で、日本の「アフガニスタン」(by 福田和也他)の国語教員の皆さん
見てたらチョッとレスつけて!!!
校長の歌 もうひとつ
年取ってみれば無闇に思うかな
此の世でどうか かかをほしなと
629 :
吾輩は名無しである :03/12/02 12:15
プレイヤーピアノやっと読破。ちょっとゆるいかなー。
ゆるいとは?
631 :
吾輩は名無しである :03/12/02 20:19
>>628 これか?
『猫のゆりかご』=アロノフスキー×R・ケリー!? 2003/10/29
「π」「レクイエム・フォー・ドリーム」のダーレン・アロノフスキー監督は、
カート・ヴォネガットの『猫のゆりかご』(ハヤカワ文庫)の映画化でメガフォンを
取るかもしれない。しかも、脚本には「ドニー・ダーコ」のリチャード・ケリーの名前
が挙がっている。さらに、プロデュースをレオナルド・ディカプリオの制作会社が
手掛けることからディカプリオ本人の主演も噂されている模様。原作は、人類滅亡を、
“ボコノン教”なる奇怪痛快な宗教を登場させユーモラスかつシニカルに描いた
60年代アメリカ文学の傑作。
>>628 >>631 その記事の「カート・ヴォネガット」のリンクをクリックすると、ヴォネガット原作の映画化が
出るわけだが…
>マザーナイト<未>(1996)
>ジェリー・ルイスの 双子の鶏フン大騒動<未>(1983)
>クリストファー・ウォーケンの アクターズ・ラブ/舞台は恋のキューピット<TVM>(1982)
>スローターハウス5(1972)
頭とケツは、そのまんまでわかる。2番目は、「スラップスティック」。
3番目はなんだろ?短編らしい(原題は「WHO AM I THIS TIME?」)。
ということで、映画「猫のゆりかご」の邦題は、たぶん…
『レオナルド・ディカプリオのアイス9/サン・ロレンゾの恋のあやとり』 とかかよ?w
ディカプリオが主人公だと全然違う話になりそうな気がするんですけど 崩れ落ちる城を船の出港になぞらえる辺りなんか
>>632 モンキーハウス1巻に入ってる「こんどはだれに?」だと思う。
635 :
吾輩は名無しである :03/12/17 16:48
『猫のゆりかご』読んだけど、読むのにかかった二日分の時間損したって感じ。 他にためす価値ありってタイトルあったら教えてちょ。ちなみに僕は、 大江とか安部が好きです。
636 :
吾輩は名無しである :03/12/17 19:51
順番的に、来年のノーベル文学賞はアメリカから出ても不思議じゃないんだが、 ヴォネガットの受賞はないのかな。
無いと思う あったところで爆弾の金を受け取るだろうか
639 :
吾輩は名無しである :04/01/05 01:42
A Happy New Year, Mr. Rosewater.
「母なる夜」池澤訳しかないだろう。
個人的に一番好きなキャラはレシ・ノトなんだが。 死ぬ間際の台詞が一番すき。
モンキーハウスのハードカバーをブックオフで100円で発見。 幸せだー。
自分がよく行くブックオフには全くヴォネカット売ってないなあ。
昨日「青ひげ」を読破しました! おもしろエピソード満載だけど、 なかでも330ページの、 「ローマ法王に知らせた方がいい」 のところでは声を出して笑ってしまいました。
645 :
吾輩は名無しである :04/01/15 02:13
KURT TE RAERIAN RASIINE
>>645 で?キミは何がいいたいのかな?
まずは平仮名から始めようか?
ユーモアじゃね?w
「ラエリアン ヴォネガット」でぐぐってみたら なんかそれらしき話が出てきたけど…ウソクセー! ラエリアンの教義は宇宙人とかクローン人間しか しらないけど、実はボコノン教みたいなのかな?w
ナイス、ナイス、ベリー・ナイス、ベリー・ナイス。
>>635 酒場の雑談シーンで、DNAの発見の話をしてて、「生命の真理」を
「タンパク質か何か」で片付けてしまう、科学万能論社会のやるさせ
なさをゲラゲラ笑う感性は、お前にゃないさ。
>>648 ラエリアンのクローン人間「製造」に署名したってね。真偽は分からないが。
動物実験じゃ全滅だから、俺は絶対反対の立場だったんだが。
今朝も朝日にパノス・ザボスってヤツが、「作製に着手」って記事載ってたが。
大学の授業でこの人取り上げられて、一読で惚れました。 まだ『スローターハウス5』しか読んでないんですが、次は何に行くのがいいですか? 教えてクンですいません。 あと『スロターハウス5』の映画見ましたが、いろんな意味でダメだと思いました。
あの映画、監督はジョージ・ロイ・ヒルなんだぞw
↑でも予備知識なしであの映画見たら、『発狂する唇』系統の作品だと思うよ。ふつう。
>>654 いまの学生さんにジョージ・ロイ・ヒルとか言っても…。
でも、漏れもあの映画はなんなんだと思いましたがw。
>>653 何でもいいけど、「母なる夜」とか「タイタンの妖女」とかかな。
どちらかといえば、時系列に読んだほうがいいかも…。
だんだん、"読者"向けに説明を省略してく傾向があるし。
俺も最初は「?」って思ったけど、ハリウッド的な分かりやすい起承転結 の粗筋を、原作がそもそも拒否してるからw タルコフスキーの映画と同 じ感覚かな? >「スローター・ハウス・5」
660 :
吾輩は名無しである :04/01/24 20:41
>>659 言わなくても読むと思うけど「猫のゆりかご」も読んでね。
「タイタンの妖女」を読み返して号泣した。
本文を読後、訳者あとがきの最初の部分を読んでいたら
なんかしらんが涙が込み上げてきた。
鼻水垂らしながら飽きるまで泣いた。
ホント泣いた。
「これが歴史だ、読んで泣け!」って一文で、転げ回って笑ったっけ。
662 :
吾輩は名無しである :04/01/24 21:39
ヴォネガットがjrだと知ったとき驚嘆した
「笑いとは、悲しみが度を越した時に、仕方なしにするのだ」って、 言ってたのはハインラインだっけか。
664 :
吾輩は名無しである :04/01/26 14:37
カートってラエルってゆう宗教団体に入ってるんだよね。それについてのカートの発言聞きたい
だからユーモア。
ヴォネガットの本がSFコーナーに置かれてるようなもんだろ
そうそう、ラエルの方がボコノン教なんじゃねえの?
668 :
吾輩は名無しである :04/01/31 23:40
アル・パチーノ、コリン・ファレル出演の『リクルート』っていう映画に、ヴォネガットネタが出てきてたよ。 全編を通して出てくるコンピュータウィルスの名が「アイス-ナイン」。名前の由来が『猫のゆりかご』だということも、アル・パチーノのセリフの中で説明されてます。 続いてコリン・ファレルがコーヒーショップで読んでいるのが『スローターハウス5』。もう後ひとつ、超小ネタがあったんだけど、これは探す楽しみとして残しておきます(わかりやすいけどね)。もしかしたらぼくが気づかなかったネタはまだあったかな?
なあなあデタラメで糞ったれな世界に生きる友人たちよ。 ヴォネガットの原書を買ってみようと思うんだけれども 都内にいい洋書屋は無いかね? どなたかご教示プリーズ。
670 :
吾輩は名無しである :04/02/13 01:32
洋書買うならamazonだと思う。本屋で買うとなぜか高い。 池袋のジュンク堂と紀伊国屋新宿南口店、渋谷タワレコ洋書コーナー ならそれなりに揃っていると思う。
アマゾンなら安いのか 今まで本屋で探しまくって買ってた
672 :
吾輩は名無しである :04/02/20 13:35
チャンピオンの朝食を読み終わりました。 大好きな作家キルゴアトラウトがメインで使われていて楽しかったです。 トラウト自身よりも本当はその作品の面白さの方が気になりますね。 トラウトが架空の作家だと知る前は是非作品を読んでみたいと思ったものでした。 あとスターシステムでしょうけどローズヲーターさんなど聞き覚えのある名前も 出てきましたので未読のローズヲーターさん本も読んでみたくなりました。 でも次に読む予定なのは手持ちの母なる夜ですし古本で手に入らないと その機会はやってこないだろうと思います。一応コンプ目指してるわけですが。 で、チャンピオンの朝食の感想ですが・・・言葉では言い尽くせません。w
スターシステムっつーか、ヴォネガットは登場人物クロスオーバーしまくってるよ
674 :
吾輩は名無しである :04/02/22 10:54
タイムクエイク読んで「なにこれさーっぱりわけわからん、ポイッ!」って 感じだったんですけど、今思うと彼の全作品を読んでないとわからないものが あったのかもしれないなぁ・・・。なので全作品を制覇してからもう一度 タイムクエイクを読んでみようと思う今日この頃。
猫のゆりかご読みました。 SFには免疫ないのですが、これはSFなんですかね? 次に読むのには何がいいでしょう。
676 :
吾輩は名無しである :04/03/12 18:58
猫のゆりかごは全然SFって感じがしなかった。 もともとSFを読んだことがないんだけど。 ちなみに俺が読んだ順番 猫>ローズウォーター>チャンピオン>スローターハウス5>母なる夜> タイタン>スラップスティック>青ひげ>プレイヤーピアノ でした。
677 :
吾輩は名無しである :04/03/12 21:49
以前、猫のゆりかごを読んだ時は特に 面白くもつまらなくもないって感じだったけど 今読んでるスローターハウス5はかなり面白い! 春樹好きにはウケそうな作家だけど本屋にあまり置いてないよね。
678 :
吾輩は名無しである :04/03/12 22:08
春樹はもともとヴォネガットの影響を受けてるからね。 ヴォネガット研究読本では「いずれケリをつけなきゃならない」って言ってたし。 読まれないのは……なんでだろ? もう紹介する人もいないよね。 大江も筒井も源一郎も春樹もその他多くの作家があれほど取り上げていたのに。
あ、そういえば大分前の文学界で斎藤タマキンが取り上げてた。 今こそヴォネガットって感じで。米同時多発テロに関連した内容だった。
680 :
吾輩は名無しである :04/03/13 00:25
スローターハウス、今ケーブルでやってますね
こないだ「デッド・アイ・ディック」読んだんだけど、「タイタン」や「ゆりかご」や 「ローズウォータ」に比べるとあんまり面白くなかった。 みんな、どうよ?
682 :
吾輩は名無しである :04/03/13 00:52
うん。なんかスラップスティック以前と以降では違う。 以降はなんかマンネリというか、あんまり楽しめない。 でも『青ひげ』はまあまあよかった。 スローターハウスの映画はいいよね。グールドのバッハと妙に合ってるんだなー、これが。 ケーブルは見られないけど。
やはり初期の作品が抜群におもしろいと思うぞ
やっぱそうだよな 親父がヒトラーのダチだったっていう着想は面白かったんだけどな 全体的に皮肉と諦観ばっかりで、あんまり鋭い洞察めいたものは、 おいらには感じられなかった
よくも悪くも一定のレベルというか面白さ。変わってないんだな。それはそれで凄い。 別段つまらないってわけじゃないけど、なにか新しいものがあるかといわれれば、ない。 自己模倣という感じがする。 でも今でも大好きな作家なんだけどね。
686 :
吾輩は名無しである :04/03/13 14:05
来年に新作が出るって話は既出ですか? amazon.comに載ってるんですけど。
687 :
吾輩は名無しである :04/03/16 21:26
スローターハウス読了。とても面白かった。 馬車に乗りながらの昼寝は最高に幸せなんだろうなあ。 青空眺めながら寝転がって昼寝したくなったぞ。
688 :
吾輩は名無しである :04/03/16 22:17
スローターハウスの映画、原作読んだときと結構似たような感触だった
文学作品が原作になってる映画ではもっともよいと思う。 ヤフオクでビデオ買って何度も見た。それくらい好き。
690 :
ファロスマン ◆FTa/HQEoL2 :04/03/23 17:23
移転サバイバル支援?あげ
スラップスティック、昔読んだ時には甘っちょろい駄作だと思ったけど、 今読むと許せる。グッとくるよ。 会社休んだ午前中に読むと染みるのかも・・
>>691 仕事をサボって読むヴォネガットは、なぜかグッと来るよねw。
漏れの場合は「チャンピオン─」はそんなに印象良くなかったけど、
会社を無断欠勤した日に読んだら、妙にグッと来たw。
ま。もともと読んだン十年前の高校生のときとは、漏れ自身が
違うせいかなあ…。
でも「会社を休んだ日にはヴォネガット」というのは、ありかも!
後向きだけど、元気が出るしね。
考えてみれば、ヴォネガットの小説の主人公は、ある種の理不尽な ルールに縛られた人たちだったりするわけで、サラリーマンとしては グッと来るのは当然なのかなあ?w ああ。明日は思いっきり仕事をサボってヴォネガットが読みたい!! けど、明日は仕事が休みだった…w
今回のイラク人質事件に関する政府やメディアの対応はあきれて物が言えない・・・。 掛かった費用は自己負担ってそんなんだからエコノミックアニマルとか言われるんだよ。 最近の弱者に厳しい右に傾いた世論の動向を思うと今は不景気なんだなぁって心底思う。 新たなヒットラーが現れるのはもしかしたら日本なのかもね。 みんなヴォネガット読もうよ・・・。
ヴォネガットはヒトラーのことでさえ「弱者」だと思ってるんじゃないかな。
>694 弱いもの=善ではないやね。 虐げられている人たちにはそれなりの理由があったりするわけで。 『ローズウォーターさん〜』でもさ エリオットに頼ってくる人たちは 怠け者で僻っぽくてプライドのない人間ばかりだという言及あったよね。 ヴォネガットは、きちんとそういう批判もしてるんだよ。 so it goes
>>696 もちろんそこはわきまえてはいるけどさ、今回はまた事情が違うんでない?
いちおうはイラクで慈善活動をしていた人たちなんだろ。
少なくとも国際社会で評判の芳しくない日本の評判をあげていてくれたんじゃないか。
金ももちろん大事だけどこういう地味な所から本当の国の交わりが出来るんじゃないの?
重ねてもう一つ言えば、
「あの事件は、この世で暴力につながらないことなどない、
と言うことを語っている。残念ながら、愛や親切(施し?)が暴力つながる
事もあるし、小説で暴力を描くことすら暴力になる。
ただ、無関心もまた暴力につながる。
それなら、まだ考えたほうがよいし、行動する方がよい」
と、ヴォネッガットが上でも言っていたように行動した人間に対して無関心であった人々が
自分に迷惑が掛かったからといってこの仕打ちは無いんではないかと。
まあ、俺も彼らの全てを肯定するつもりは無いけどさ。
何よりも最近の世論が弱者に対して厳しいのは
自分でも無自覚な強者への服従が見え隠れするんだよ。
だけど、その盲目的な服従がサムライの国の住人としてはふさわしいのかもね。
so it goes
つーか不景気なら左に寄るけどな 弱者に対して厳しいっつーか、あの三人へのバッシングは あの誘拐に便乗して政治活動しようとした赤へのバッシングみたいなもんだろ ヴォネガットならどういうかなんて知らんけどな 右や左っていうのに心底うんざりしてるみたいだし
>689 んだんだ。 はじめに人質家族の会見で「全ては自衛隊派遣した政府が悪い!」ってな論理の飛躍があったから 変なことになっちゃったんだろう。 今って、きれいごとだけではどうにもならない「So it goes」としか言いようのない国際情勢でしょ。 政府としても、好き好んで「よっしゃあ!自衛隊出動だー」って派遣したわけでなく 「いかにしてこの国際情勢の中でうまく立ち回っていくか」を考えた末での判断でさ。 それを「平和が一番!」っていう生っちょろい理想論だけで勝手に行動して 「政府が悪い!自分達は政府の判断の犠牲者だ!」ってな主張されたら、反感持ちたくもなるわな。 世間の彼等の対するバッシングは「弱者たたき」だとは思えない。 つか、弱者って何だ?って思う。 見方によれば政府も「国際情勢と国内世論の間で苦悩する弱者」になるしね。 みんな弱者であり、みんな強者でもある。 Everything was beautiful, and nothing hurt
>>699 なるほどなるほど、ご高説痛み入りますな。
しかし一体どういう価値基準に照らし合わせれば
政府が「国際情勢と国内世論の間で苦悩する弱者」になるのかな?
>>「いかにしてこの国際情勢の中でうまく立ち回っていくか」を考えた末での判断
んで、その結果がアメリカ盲従ですか。
どんな時にでもアメリカの判断に従うんだったら
いっそのこと星条旗に星でも増やしてやれば良いんじゃない?
そのほうが喜びそうな人が多そうだしね。
>>みんな弱者であり、みんな強者でもある。
んなこと猿でも知ってるよ。
そこに仮にでも答えを出してやってか無いといけないから問題なんだろが。
そうやって一生判断を保留していけば?
待ってよ、待ってよ、けんか売ってるわけじゃないんだからさw 国際関係っていうのはパワーゲームじゃん。 そりゃ「全ての国が武力を捨て、理解と共感のうちに共存」できる世界になれば最高だよ。 でも、現実はそうじゃないでしょ。 外交問題って、対イラクのことだけじゃないじゃん。 日本としては、北朝鮮や中国とのあれこれに、アメリカに後ろ楯が欠かせないんじゃん。 「自衛隊派遣なんざしねーよ!」って言った方が、国内の政府支持率は上がるだろうさ。 でも、そういってしまったら、アメリカに今後の北朝鮮問題や中国とのあれこれを助けてもらえなくなる可能性が高い。 単なる盲従じゃなくて、損得勘定をした結果が今回の派遣なんじゃないの? 政変時って、どうしても不満分子は生まれるもので、みんながみんなハッピーってわけにはいかないものでしょ。 イラクの市井の人々が一番求めているものは、どっちに転ぶにしろ早くこのグダグダが片付いて 「危険のない日常」が訪れることだと思うんだよね。 不承不承でもアメリカの強攻策に協力して、早くイラク内が落ち着くようにすることのほうが 今の流れの中では、まだ比較的建設的な方法じゃないか? 悲しいかな、so it goes としか言えない状況なんだからさ…。
>>701 全くもってすまないこってす。
妙にケンカ腰で食って掛かってしまって。お恥ずかしい・・・。
日々の憤りがあらぬ形で出てしまったようです。
お許しいただきたい。
確かに「危険のない日常」がイラクの人々の望んでいることなんでしょうね。
ですが、アメリカがイラクにやったことはマッチポンプのような気がしてなんとも納得がいきません。
また損得勘定の結果でアメリカに追従も確かに正論です。
何より近い脅威がありますからね。
しかし、日本はもういい加減独り立ちしてもいいんじゃないでしょうか?
なんでもアメリカ様の言う通りにしてきた結果がこの思考停止の政府ですからね・・・。
まぁ、こんなグランファルーンのお祭りはどうでもいいことでしょうが。
板汚しスイマセンでした。
so it goes
ヴォネガット好きは共産主義への失望みたいな静かな脱力感に満ちた人が多いと思ったら まだまだ現役の人もいるんだな
「下層階級が存在するかぎり、わたしはそれに属する。 犯罪分子が存在するかぎり、わたしはそれに属する。 刑務所に囚人が存在するかぎり、わたしは自由ではない。」 最近になって、わたしはデブズの言葉を引用するとき、 これをまじめに受けとってほしい、と前おきするのが賢明であることに気づいた。 でないと、大半の聴衆が笑いだす。べつに悪意があるわけではない。 わたしがよく滑稽なことをいうのを知っていて、好意的に反応してくれるのだ。 しかし、これはいまの時代を象徴している。 こうした<山上の説教>の感動的な反響が、かびの生えた、 全く信用できないたわごとに受けとられてしまう。 しかし、それはちがう。
アジアを転々として来たがどう役に立ったか分からないボランティア 劣化ウラン弾について調べようとしてた高校を出たばかりの青年 真実を報道する義務と個人的な功名心が入り交じったフリージャーナリスト 彼らはきわめてヴォネガット的な登場人物に思える。 彼らがカラースであり、今回の事件が彼らにとってのヴィンディットであることを希う。
まぁ、あんま関係ないけどさ 日本はアメリカ盲従ってわけでもなかった イラク戦争前にはイギリスと一緒にアメリカをいさめてる ただイギリスの影に隠れてどうしようもなく印象薄いけど
707 :
吾輩は名無しである :04/04/30 00:23
水がアイスナインに変わるように、 キリスト教徒もイスラム教徒も ある日突然にボコノン教徒に変わらないものだらうか…
火星人が攻めてくるようなことがない限り無理
いまタイタン読んでる。 最初の方はなんだか話に入り込めなかったが 中盤を過ぎ後半に入ると奇妙にハマってきますた。
>>706 『母なる夜』とかの解釈であれば、それは「アメリカ盲従」
そのものと見なされて然るべきかも…。
母なる夜の解釈ってのが何を指してるのかよくわからん
712 :
吾輩は名無しである :04/05/20 13:26
創作科で教えてるけど小説作法の本って書いてないんだっけ?
So it goes.
>>713 エッセイ集で、過負荷の小説を折れ線グラフで解説してる。
創作科で教えてたの知ってて、エッセイ読んでないヤツ、手上げやがり なさい。
717 :
吾輩は名無しである :04/07/14 03:28
カフカの解説はなんというエッセイ集に入ってますか?
あ、こんなとこに尊宅女史の名前見っけ♪
>>717 「パームサンデー」
ほんのちょっとだから期待しないで。
「タイタンの妖女」がamazonのトップセラー5位でっせ。 購入者のどれだけが読むかは別として、テレビの影響は大きいということで。
俺も今見てビビったんだけど、テレビで取り上げられたの?
SF板のヴォネガットスレより
313 :名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/03 18:07
Amazonでタイタンの妖女がTOP5入りしているのですが...
何かあったのでしょうか?
314 :名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/03 21:26
太田光がTVで薦めたみたい
自分も見てないけど
ソース↓
ttp://d.hatena.ne.jp/yamnak/20040802
723 :
吾輩は名無しである :04/08/06 12:11
>>720 さらに言えば読んで理解できるかって問題もあるしね。
俺は周りに薦めてみたけどイマイチ反応が芳しくない・・・。
724 :
吾輩は名無しである :04/08/07 18:33
プーティーウッ
ガキの頃、講義をテレビでやってたの、チョコッとだけ見たな。 例のグラフ使ってw
>>722 「泣ける小説」というお題かよ。
しかも、トラウマと癒しみたいな紹介…
まあ、たくさんの人に読まれたほうがいいんだけど。
おお。すげえ。ヴォネガットいまだ健在なり!
おまいら、雲子切る時は米の穴をキュっと
一時も過ぎましたがチキン・ゲームも程ほどに(笑
重い=思い、とか昔、言ったっけね(笑
,、 ,、
( ( __) ) 糞スレ立てた
>>1 を
/\ l\< 、_ ゝ 今、地獄の業火で焼いています。
/ /|ヽ\ | ヽ (io\ ル、/,)
| ヽ\ | c) フ 、, ヾ
| ヽ\ ゝ_ , ヽ ,_、_,ノ 、 、 、 、
| ヽ\ ヽ VwwwV ヽ / UUUU アツイヨ!
| / ⌒ ヽ_ノ ヽ\_ヽー''ノ ) (つ(;´Д`)ノ アァッ-!!
レ' / ヽ ーヽ | ヾ\/ (
>>1 )へ
\ ゝ ) | ノヽ イ ' > , '
ヽ 丿\ヽ ノ ) \_ノ 人 '人 , ゴオオオォォォーー
_____/|\ 、|ヽ ノ ) ' ( ( 人( ))
\\ ⌒ ̄ ̄~`へ ( 人( ))人 , チリ チリ
火にでも | \__ニ ヾ ) =从 从 ())=
あたってけや。 | >/ //// \ヽ\
おぉ
736 :
吾輩は名無しである :04/08/24 01:10
age
737 :
吾輩は名無しである :04/08/24 09:20
あっがれー!
バゴンボの嗅ぎタバコ入れ読んだ。 2BRO2Bに絶句。
739 :
吾輩は名無しである :04/08/30 09:21
おぉ懐かしい。死圏とかあったなぁぁぁぁうわぁぁぁ。
740 :
吾輩は名無しである :04/09/21 22:14:20
ドヴェイン・フーヴァーは大学で速読を習ったようだが、 何故日本の大学では速読講座が無いのだ?
741 :
吾輩は名無しである :04/09/22 08:04:47
太田は確かにヴォネガット好きみたい。 「一番」好きな作家みたいな言い方もしてたな。 ってか「タイタン〜」がそんなに売れてんのか。 その勢いでスラップスティックも復刊してくれないかな。
ってか太田のヴォネガット好き発言なんか春樹好き発言より目にするよ
743 :
吾輩は名無しである :04/09/24 10:20:06
確かに爆笑問題ファンの中では 結構有名かもね。ジョン・アーヴィングとセットで。
昨日、『母なる夜』を読み終えました。
それでこのスレを検索してみたところ、
>>518 を見つけました。
数人のレスがあるようですが、解釈が分かれているようです。
自分は1だと思ったのですが(手紙が来たことによって釈放される)、今では迷っています。
>>515 や
>>539 によると、ビデオがあるようですが、ビデオのラストもわかったら。
よろしくです。
745 :
吾輩は名無しである :04/10/01 20:19:25
ウマウマ
GOD BLESS YOU,DR KEVORKIAN の訳本って出てない・・・・ですよね・・・・
>>746 なるほど。目欄も見ました。
『母なる夜』いま再読中です。ありがとう。
浅草キッドの水道橋博士も、かなりのヴォネガット好きらしい。 色紙に書く言葉は「愛は敗れても、親切は勝つ」なんだとか。 過去(今もか?)対立関係にあった 爆笑問題の大田との共通項が ヴォネガットというのは面白い。
750 :
吾輩は名無しである :04/10/10 15:17:56
今タイムクエイク読み終わったが、 実に素晴らしい。 最後の2センテンスで、ぐわっとなった。
>>744 そりゃ。「個人のモラル」を問う物語であるからして、悲しいかな2以外に選択はないわけです。
国の為に、平和の為にしたことだから、無事釈放!ってなわけには、物語的に遺憾のです…。
この前本屋に行ったらタイタンの妖女に太田光の推薦文のついた帯が ついてた。ああいうのやめて欲しいなあ・・・。
>>752 このスレに併走するアーヴィング・スレも、太田と春樹なんだよなあ…。
まあ、何にせよ。広く読まれるのは悪いことじゃあない。
「ヴォネガットが好き」と言ったら「ああ、爆笑問題の痩せたほうの?」
とか聞かれても、よしとすべし…。
ハイホー!
>>744 さて、全部読み終わったらもう一度最初の「編者の注記」に戻ろう。
この「本」は誰が書いたのだろう?23章のカットの要請をしたのは?
755 :
吾輩は名無しである :04/10/16 20:05:36
>754 あアナルほどね
756 :
吾輩は名無しである :04/10/18 20:42:55
シリアとは誰?いかなる乙女? 若者こぞって誉めたたえるとは?
けどそれってヴォネガットの言葉じゃないよねw
ヴォネガットの小説に出てくるオッカムの剃刀的な名文句って 山上の垂訓だったり、ファンの青年の手紙だったり ユージン・デブスやサッコとヴァンゼッティの言葉だったり、 息子マークの言葉だったり、落書きだったり だね。
760 :
吾輩は名無しである :04/10/28 02:12:12
最高にいい言葉だなぁ。。。
761 :
吾輩は名無しである :04/10/31 01:07:59
久しぶりに猫のゆりかご読みたくなってきた。 あれだけ1回しか読んだことないんだよね。
762 :
吾輩は名無しである :04/11/02 19:45:39
>>762 カッシーニは、タイタンのサロにどんなメッセージを送ったのだろうか?
765 :
吾輩は名無しである :04/11/03 05:53:12
・・・ったく、お楽しみはこれからってわけさ。
768 :
吾輩は名無しである :04/11/27 00:06:30
age失礼
769 :
吾輩は名無しである :04/12/12 12:38:32
ヴォネガット好きの人って普段どんなの読んでんの? 参考にしたいから教えてくれ
770 :
吾輩は名無しである :04/12/16 12:39:43
『スラップスティック』読了。
なかなか面白かったよ。ハイホー。
>>769 好きな作家はたくさんいるけど、かいつまんで言えば、
日本の作家では石川淳、小島信夫、古井由吉、大江健三郎なんかが好き。
海外ではナボコフ、ベケット、シモン、バーセルミ、ボルヘスが好きです。
海外SFではレム、ディレイニー、ラファティかな。
ハイホー。
771 :
吾輩は名無しである :04/12/16 12:51:59
ヴォネガットの小説の中のジョークってつまんなくない? これならチャンドラーのほうがまだいい。
772 :
吾輩は名無しである :04/12/18 01:36:26
>>769 メレディス、バース、ナボコフ、ブローティガン、
バロウズ、チェーホフ、バーセルミ、ヴィアン、
久作、ソロー、ファンテ、ディック、マッカラーズ、
カポーティ、ダレル、ジュネ、ケルアック、ブコウスキー、
ブレヒト、宮沢賢治他
773 :
セルジオ・チャン :04/12/26 09:09:12
『スローターハウス5』は感動で体が震えた数少ない小説の中の一つです。 なんか翻訳文体で感動を伝えてしまってるけどさ。
「愛は負けても親切は勝つ」って要するにどういう教訓なんですか? 意味分からないんですけど、とりあえず自分の座右の銘にしときます。
775 :
吾輩は名無しである :05/01/24 10:10:26
>>769 普段はロシア文学の大御所を読んでいます。ヴォネガットは大体全部読んじゃった。
ところでモンキーハウスのDVDレンタル屋で発見したから借りてみたよ。
ネタ不足なようなので少し画像投下
http://zgc.hostflofree.com/photo/ さて、コノ映画に収束されている画像のスナップショットを見て作品名を答えてください。
最初の写真はヴォネガットのイントロです。
>>774 私見ですが、ここで言う愛とは限定された人へ向けられた強い優しさ。それは時に裏切られることもあるが、
優しさを与える対象を限定しないで世界と接する心構えを忘れなければ
救われるでしょうって言う事だと理解した。
まさにスラップスティックの人工家族計画に通じる考え方。
777 :
吾輩は名無しである :05/01/24 15:44:38
見返りを求めないのが親切だと思う
愛は「好き嫌い」の問題。 愛してない人にも親切にはできる。 親切は人道的な行動。
>775 「となりの部屋」ですね。
「親切」というと、老人に席を譲るみたいな印象があるが、 たしか原語では「decency」だったはず。もう少し膨らむべ。
781 :
吾輩は名無しである :05/02/02 12:40:52
Love may fail, but courtesy will previal. これが原文。
782 :
吾輩は名無しである :05/02/03 08:01:48
爆笑問題の太田がSMAPのメンバ−全員に『タイタン』を贈ったとラジオで言ってた。 読んだクサナギ君が「難しい話ですね」と感想を述べていたそうです。
太田は空気読まずに寒いことをするのが好きな男だな。
せめて、「プレイヤーピアノ」ぐらいに
あまりにも寒すぎる芸能人。ウタダとかいうのがドスト好きとか言いまくってたらしいのも勘弁してほしい。
786 :
吾輩は名無しである :05/02/04 02:21:23
>>785 マジッすか
クサナギはぱらっと読むだけいいやつだとおもうなぁ
>785 オイオイ。 ウタダが好きなのは埴谷雄高の「死霊」だぞ(w
788 :
吾輩は名無しである :05/02/04 09:28:22
[sage] 事務所の名前も「タイタン」だし、 太田のヴォネガット好きは、結構筋金入り 少なくとも虚無主義者だったヒロスエよりは(ネタが古い?) 昔ヒロスエは大澤真幸の本を買ったと カミングアウトしていた ウソのようなホントの話
太田が好きなのはいいんだけどさあ、スマップに薦めるなっつう。そんなかんじ
失われた時を求めても読了したらしいよな。すげえよな。
太田がヴォネガット好きなのは有名だけど、それをスマップに 勧めるのは「豚に真珠」…。それとも、「真珠に豚」?? 太田流のシニカルなユーモアかもしれないが。
792 :
吾輩は名無しである :05/02/05 18:13:25
スマスマに出た時 キムタクに「今まで読んだ本の中で一番面白かった本はなんですか?」って 聞かれて「タイタン〜」って言ったらしい んでキムタクがヴォネガット好きになってくれたらもっと世に広まるだろうからだと そのあとスタジオで会ったらしいけど肝心のキムタクはまだ読んでないっぽいって 草薙はアレを読んで面白いと思う太田さんは頭がいいんですねってさww でも一応読んだんだからいいやつだな
頭っていうか、想像力の問題だよね、ヴォネガットを面白いと思えるか否かは。
漏れ的にもクサナギはいい香具師だと思う。
知識は負けても想像力は勝つ。
イナガキメンバーは島田雅彦の僕は模造人間が好きっていってたなあ
『ホーカス・ポーカス』読了。 邦訳のハードカバーが出たときに買って、ずっと放置してたんだが 何気に文庫を買ってしまったw。2度手間だな。 「あー。また回想話なのねえ…。」などと斜に構えて読み出したんだが、 あの独特の軽妙にして皮肉な語り口に完全には、完全ヤラれた。 面白かった!不満点は、もっとハートキの話を聞きたかったことぐらいかw。 しかし、この舞台のアメリカの姿は、マイケル・ムーアが告発するアメリカ の姿と激しくかぶるなあ。
800 :
吾輩は名無しである :05/02/20 10:47:03
[sage] 多分クサナギ君は 時間等曲漏斗の説明のところで挫折したんだろうね
>>500 > 俺が春樹みたいに有名な作家になったら、絶対個人全訳でヴォネガット全集だすよ!
> 期待して待っててくれよな!
がんばれ!
というか、ヴォネガット全集を個人全訳→ネットで公開→有名になる、を目指せ!
有名であることにも、作家であることにも、なんの意味もないぞ!
>>801 それで「有名」になったら、タイーホだけどなw
むしろ逮捕されて有名になるという
a
>804 ドレスデン 「誤爆」記念あげ???
>805 じゃなくて。惨jアゲ!!!でしょ????
807 :
吾輩は名無しである :2005/04/04(月) 23:12:08
p9u
>807 p9u →せよな????
810 :
吾輩は名無しである :2005/04/18(月) 12:29:32
g
bkm
ローズウォーターさんがどうりでないとおもったら絶版だったとおもったらほとんどが絶版じゃないか
813 :
吾輩は名無しである :2005/05/10(火) 09:04:43
>>771 広島出身の日本人が地元でハラキリ自殺する所とか、
笑えるじゃないか。
さっき読んでて度胆を抜かれた。
青ひげやら何やらで書いてる 「戦争嫌いになりかけてたアメリカ人を戦争好きに戻したのは日本人の責任」って言い方には納得いかない
>>814 気持ちは分かるが、
ヴォネガットが本当にそう思って書いてるとは思えんが。
816 :
吾輩は名無しである :2005/05/21(土) 11:13:04
a
817 :
吾輩は名無しである :2005/05/23(月) 14:55:07
>>814 理由がどうであれ、戦争を仕掛けちゃったのは日本だし(ABCDの圧力の結果だとしても)
「戦争好きにしちまった」というよりは、「戦争基地外の糞野郎にしちまった」というニュアンス
で原文は書かれている。
"Because," Isaid, "the Japanese were as responsible as the Germans for turning Americans into a
bunch of bankrupt militaristic fuckups - after we'd done such a good job of being sincere war-haters
after the First World War."
fucked upとはめちゃくちゃにしてしまう、などの意味です。
818 :
吾輩は名無しである :2005/05/23(月) 14:58:51
少なくともWW2は侵略戦争ではないので片方にのみ責任追及なんて事はないと思われる。
>818 侵略戦争では無い。同意します。 だが、100%の侵略戦争の実例ってありますか? また、「片方のみの責任追及」て、成立しますかねえ?(歴史研究無しならともかく)
領土よこせや的な侵略戦争はあるだろう。近代史は 白人による略奪と侵略の歴史といっても過言ではない。 たとえばスペイン人がアメリカ大陸で何をやったかとかだけみても 腐るほど例はある。 ヴォネガットの文章にも(ローズウォーターだったか)アメリカ インディアンから土地を巻き上げた白人を嘆く文章が何回か出てきてるような 気がする。
821 :
吾輩は名無しである :2005/06/14(火) 12:31:28
d
822 :
吾輩は名無しである :2005/06/15(水) 16:55:33
カート・ヴォネガットが影響を与えた作家は多いが、 逆に、ヴォネガットに影響を与えたのはどういう作家なんだろうか。 知ってる人いる? セリーヌというのは聞いたことあるんだが。
823 :
吾輩は名無しである :2005/06/15(水) 17:00:02
>>822 フォークナー
ドストエフスキー
うろ覚えながら
シェイクスピアとか
大江健三郎だろ。。 「ホーカス・ポーカス」では、大江の頓珍漢なリクエストに答えてくれたぞ。
大江がボネガットのファンだろ カルト・ボネガット
クルト・ボネガット
>>826 そだよ。
ヴォネガットが来日したとき、熱烈ファンの大江が対談で「デッドアイディック」を
頓珍漢な解釈をしてたけど、ヴォネガットは微妙な表情をして聞き流してた。
けど、「ホーカス・ポーカス」で、ちゃんとそれに応えてた…。たぶんw。
村上春樹は影響受けてるよな。
大江とヴォネガットの対談! よよよよよ読みたい!!
>>831 対談はNHKのTV番組だったので、活字にはなってないと思う。
録画しておけばよかったか…orz
833 :
吾輩は名無しである :2005/07/06(水) 13:49:20
短編まとめて読んでんだがあまり出来がよくない気がする。 長編は全部好きなんだけど。 どうでっしゃろ?何個かいいのはあるんだけどね。
どうでっしゃろ、ってそんなの好みによるし
まあ、長編のようなものを期待してたら 肩すかしをくらうかもしれんが
長編のような短編なんてこの世にないから
ああ、そうだな
短編って、ほとんどがパルプ雑誌に書いてたやつじゃないか?
839 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 03:34:27
「猫のゆりかご」ハリウッドで映画化らしい。
ディカプリオが主役とか何年前からか言われてたけどな
841 :
吾輩は名無しである :2005/07/18(月) 01:51:52
ディカプリオかよ。。 オレ的にはまたブルース・ウィリスでも構わんが・・・
842 :
吾輩は名無しである :2005/07/18(月) 15:34:56
「タイタン〜」映画化して〜。
843 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 03:35:07
>>842 タイタンはウェス・アンダーソンに撮ってもらいたいね!
844 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 05:37:20
>>843 なるほど。彼は現代文学が好きそうな映画監督だね。
アーヴィングとかサリンジャーとか。
>>838 そりゃキルゴア・トラウトのことで、
本人はちゃんとした雑誌に高額の報酬もらって書いてた。
猫のゆりかごの前辺りまではパルプじゃなかったっけ? ただ単にペーパーバックでしか単行本出してもらえなかったって話なのかな
847 :
吾輩は名無しである :2005/07/22(金) 01:05:38
パルプじゃなくて スリックという高級な紙を使った雑誌らしい。
848 :
吾輩は名無しである :2005/07/23(土) 04:48:53
しかしヴォネガット氏死去の訃報がいつニュースに出てもおかしくないお歳だ。 縁起でもないが、健康には気をつけて欲しい。 まだポールモールを吸ってるのかな。
849 :
吾輩は名無しである :2005/07/26(火) 15:22:23
死ぬ時は 目がまわる 目がまわる 目がまわる
>>849 原書読んだら"busy busy busy"だったのには愕然としたな…
851 :
吾輩は名無しである :2005/07/28(木) 17:45:55
それ何の本に出てくるの?
852 :
吾輩は名無しである :2005/07/28(木) 17:49:41
このスレたいの元ネタ。 猫のゆりかご。
853 :
吾輩は名無しである :2005/08/03(水) 22:31:32
「タイムクエイク」でさ、同じこと何度も繰り返し言及するじゃん? ビールに隠し味のコーヒー加えて賞取ったとかさ。 ヴォネガットらしいといえばヴォネガットらしいけど ボケ老人のニオイを少なからず感じたのは俺だけ?
ごった煮風にしたからじゃないの
856 :
吾輩は名無しである :2005/08/11(木) 03:45:20
鐘楼にのぼってライフルで人うちまくった大学生のエピソードが 出てくるのってどの本かわかるかたいらっしゃいますか?
857 :
吾輩は名無しである :2005/08/11(木) 10:39:47
主人公は大学生じゃないけど 大学内で銃乱射、鐘、ってキーワードから考えると ホーカスポーカスかと思われるね。
鐘楼にのぼってライフルで人うちまくったのは学長じゃね?
デッドアイディックとホーカスポーカスが交じってるような気がする…、
もう覚えてすらない
861 :
吾輩は名無しである :2005/08/13(土) 03:24:19
>鐘楼にのぼってライフルで人うちまくった大学生のエピソード 確かスティーブン・キングの短編で、モロそんな話あった。 「深夜勤務」か何かに入ってたような
>>861 俺もそれ思い出した。
優秀な学生がいきなりだよね。
>861.862 ナカ━━━━(・∀・)人(・∀・)━━━━マ タイトルは「カインの末裔」だったと思う。
864 :
吾輩は名無しである :2005/08/14(日) 23:08:26
おいおまいらクールなT-シャツが売りに出ましたがどうですかこれ? つーかこの人自分のサインにもこのマーク書くのね(>_<)b
>>864 おお、アナルTシャツだ!ほすぅい
しかし、The shirts are available in x large, X large, and X Largeって・・・
キングのは「ゴールデンボーイ」だな。 「刑務所のリタヘイワース」(ショーシャンクの原作)といっしょに 文庫にはいってまズ。
peace
869 :
吾輩は名無しである :2005/09/02(金) 01:38:11
キングとヴォネガット。 そこに何らかの共通点は、あるのだろうか? どっちも好きだけど。
共に実はアメリカ人
実は、二人とも 男子トイレを利用している。
872 :
吾輩は名無しである :2005/09/02(金) 15:44:04
ヴォーネガット ヴォネガット(フゥー フゥー) 夢のヴォネガットタカタ♪ ヴォーネガット ヴォネガット(フゥー フゥー) 夢のヴォネガットタカタ♪
873 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 01:28:47
変な歌つくるなっっ! 頭に浮かぶようになったらどうする!
874 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 01:57:14
いいツッコミだな。ワロタよ
元歌がかなり中毒性あるからなw ディラン効果ってやつ
876 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 02:31:03
すべてヴォガネットが負担します!
877 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 22:26:48
久しぶりになんとなし本棚から『母なる夜』とりだして読み返すもやはり最高やいなボネガット。 全部読み返したくなってきた。
878 :
吾輩は名無しである :2005/09/04(日) 00:35:08
漏れの一生で、ヴォネガット作品は何度読み返せるだろう。 そう考えると、何か切ない。
漏れは全作品を3回は読み返したな。 デッドアイ・ディックは4回ぐらい。 未だに飽きない。
880 :
吾輩は名無しである :2005/09/05(月) 02:09:16
「デッドアイ・ディック」が飛びぬけてるそのこころは?
結構珍しいな デッドアイディックが一番の人って
読み込むと面白いような気がせんでもないな。 ジェイルとホーカスとデッドは。一番頭に入らなかった分。 初期6長編は確かに読みやすい印象があるね。 なんだかんだで暇つぶしにはタイタンばっか開いてるような気がする。
883 :
879 :2005/09/06(火) 00:32:32
いや、たんに一番最初に買ったのがデッドアイ・ディックだったから、 順番的に一番多いのかもしれないw。 人生にご用心!
884 :
吾輩は名無しである :2005/09/06(火) 01:38:47
人生にご用心て、原文はどんなだろう?
デッドで印象深いのは 完。
886 :
吾輩は名無しである :2005/09/06(火) 01:50:08
デッドで印象深いのは、俺は中性子爆弾だな。
887 :
吾輩は名無しである :2005/09/09(金) 18:35:24
アメリカでエッセイ集が発売になるらしいね。 日本語訳版はでるのかなー。でてほしいなー。
その前に、絶版になってるエッセイ集を復刊汁
889 :
吾輩は名無しである :2005/09/10(土) 03:07:07
「死よりも悪い運命」帯付き美品をブクオフで100円で手に入れたオレw
カトリーナ被災地で、銃構えてる黒人を見て ヴォネガットの小説思い出したよ。
ポーカス・ホーカス?
ニガーが空を飛んだよ!
893 :
吾輩は名無しである :2005/09/16(金) 14:09:11
ニガーよ ここはシェパーズタウンだ ここで日が暮れたらお祈りでもとなえろ
MMRだけど、きいてくれ。 人類は宇宙人の配達係をさせるために 進化させられたんだ!
895 :
吾輩は名無しである :2005/09/17(土) 04:12:07
パシリ星人でつか
なんとみんな金持ちなんだ! なんとみんな金持ちなんだ!
897 :
吾輩は名無しである :2005/09/26(月) 04:00:07
まったくだ
898 :
吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 17:25:23
SFなんかよく読むな、くだらない と言ってた父がスローターハウス5読んでボロボロ泣いてた。
899 :
吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 01:12:47
いい父さんだな。 羨ましい
900 :
吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 01:12:49
ええ話や
そうか?
902 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 04:53:13
>>898 その父さんは、いったいどういう経緯でスローター5を手に取ったのだろう?
もしやそこには長い物語が・・
キニシナイ(・∀・)!!
904 :
キルゴア :2005/09/30(金) 23:17:47
トラル成人想像しづらい
905 :
吾輩は名無しである :2005/10/01(土) 14:01:58
ソウイウモノダ(・∀・)!!
ドレスデン爆撃、の話だったからか…?
907 :
吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 08:53:40
突然わけもなく涙がボロボロ出てくるビリー・ピルグリムの症状が 自分と同じだったからだろう。
イギリス陸軍の若者が自分の息子そっくりだったからだよ
909 :
吾輩は名無しである :2005/10/06(木) 13:19:01
SF嫌いでも、戦争体験者には分かる感覚かな>スローター〜
911 :
吾輩は名無しである :2005/10/07(金) 02:39:46
話題変わるが、「母なる夜」って、邦訳2種類出てるよね? 自分は白水池澤夏樹訳で読んだんだが、もう一つの方読んだ人いる? もしかして結構違ったりするのかな?
912 :
吾輩は名無しである :2005/10/07(金) 19:24:44
どっちも読んだけど、早川の方が良かった希ガス
913 :
吾輩は名無しである :2005/10/08(土) 01:09:12
>>912 マジですか!?
でも今手に入れようとすると、プレミアム付いてそうな気が・・
ブクオフでたまに見るよ。 それに早川SF文庫はよほどのものではない限り、リーズナブルな値段で買える。 でも、無理に読むほどのものではないよ。
915 :
sage :2005/10/09(日) 20:09:37
つーか、スローターと青ひげアマゾンで買おうと思ったら、4〜6週間街だってよ 重版の途中なのかな…読みたいな…
この板にはあまりいないかもしれないけど、 ヴォネガットを知ったのは伸たまき(改名して獣木野生)のパームシリーズから。 最近新刊が出て、何となく思い出したカキコ。 「ナッシングハート」とか、まんまなタイトルもあります。
917 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 12:31:59
正直言って、ヴォネガットにはあまり興味がなかった。 しかし、スローターハウス5を知ってからは考えが変わった。 みんなにお礼を言う。ありがとう。
逆回し爆撃フィルムの描写は何回読んでも美し悲しいな。
オレはそこでレッドドワーフ号の逆回しの星を思い出してしまう
なんの涙だ? 充足してるくせに 物見遊山で涙なんか流しやがってくそども
>>921 充足してるからこそ、経験したことも無い
戦争の話を読む価値があるんでないか。
坑道の奥に、カナリヤは住んでねーだよ。
充足してたら早く死ねよ 充足してるからこそ体験したことのない 戦争の話を読んで泣くのか? さすが貴族ですね
>>923 おれのどこが泣ける?
おれにはおれもお前も泣いてるようにみえるが
痛い人がいますね。
死んだ痛い人は、みな良い人
こういう時こそトラルファマドール的思想でスレを読むべきだ。 "生きている間は幸福な瞬間に心を集中し、不幸な瞬間は無視すること ― 美しいものだけをしっかりと見ること、永遠が過ぎ去ることは決してないのだから。"
お伽話。
930 :
吾輩は名無しである :2005/10/20(木) 13:01:04
夫がスローターハウス5にはまって月イチで上京します。 もう10ヶ月になるけど、月末でも10万はあった銀行の残高が殆ど残らなく なりました。 もう生活していけないよ。子供3人居るのに。 今年だけ参加させてくれって言ってたのに、来年も行こうとしてる。 写真を見たことがあるけど、私にはさっぱりわからない。 何だかアムウェイとか、アメリカの新興宗教みたいな感じでした。 夫は不登校やひきこもりや拒食症の患者を理解するのに必要だというけど 妻子の理解はできてなくていいんだろうか。 熟年離婚のドラマを一生懸命見ています。 別れようかなあ・・・・。
931 :
吾輩は名無しである :2005/10/20(木) 13:46:00
村上春樹の元ネタ
よし、999取ったやつが記念にリアル「チリンガ・リーン」画像を作成してみるというのはどうだ?
ヨロシク
>>999
何この人
934 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 06:20:56
弟の小学校では今「チリンガ・リーン」が流行っている
人生がなんたるかを知りたければフュードル・ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟を読めばいい。 でも、もうそれだけじゃ足りないんだ。 みたいのって何だっけ?チャンピオン達の朝食だっけ、スローターハウスだっけ?
>>935 スローターハウス5の中にあったよ。
戦後、鬱病を患って入院したビリーに、同じ部屋に
入院していたローズウォーターが語る言葉として。
最近読んだばっかりだから、探したらすぐに見つかった。
「そろそろ新しい嘘をたくさんこしらえないと、みんな生きてくのがいやんなっちまうぜ」
頭の中で化学反応が起こって涙が出るんだろ
映画『ブレックファスト・オブ・チャンピオンズ』観たけど意味不明だった。
映画のほうは、スローターハウス5以外あまり良い出来とはいえませんにゃ。
940 :
吾輩は名無しである :2005/10/28(金) 08:15:46
チャンピオンはテリー・ギリアムに撮ってほしかった・・ でもヴォネガット原作と言うことを抜きにすれば、あの映画はニックノルティが笑えた
941 :
吾輩は名無しである :2005/10/30(日) 21:49:46
おまいら一体どこからビデオを探し当てたんだ? うちの近所のビデオ屋回ってみても、そのうちの一本だってありゃしない
>>941 人気ないからねw
俺、スローターハウス5(ビデオは絶版DVD無し)とチャンピオンズはCSで見た。
マザーナイト(母なる夜)は出たばかりの頃にレンタルで。
チャンピオンはこの前フレッツスクウェアで配信されてた。
親とケンカしてた時、 「だれにもうんでくれとは頼んでない」 ってフレーズが頭をよぎった。 なんか少しだけ冷静になった。 みんなこういう事考えるのかな、やっぱり…
945 :
吾輩は名無しである :2005/11/02(水) 17:31:27
>>3 あなたのレス見るまでヴォガネットだとおもてたよ
947 :
吾輩は名無しである :2005/11/06(日) 10:43:27
何これ、新作出たの?
それは最新エッセイ集みたいよ。どうやら小説も書いてるらしい 最近のハヤカワの怠慢見てると翻訳されるかビミョーだから、原書買っちゃおうかなー
自分の家族と家系に関する思い出を主題にしたエッセイ集なんかな?
米amazonで、最初の2,3ページが読めるけど、 えっらく簡潔で読みやすい文章で書かれててびびった。 こんなんなら、俺でも原書読めそう。買おうかな。
953 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 17:38:19
ジェイル・バードは?
辞書ひかないとわからんような単語使うって自分で言ってたのに
関西は、近々深夜にマザーナイト。
チャンピオンたちの朝食よりはずっとましだけど あれも映像にしたら結構退屈だよな
中途半端な脚本だったよねィ。 レシ・ノトのロマンスのがあっさりとしか描かれず、 かなりシニカルな扱いで、ちょと悲しかった。
スローターハウス読み返してきづいたんだけど 母なる夜のハワードWキャンベルJrって結局首吊ったのね。 てっきり徹底抗戦したかと思ってたのでちょいせつなかった。
あのラストからなぜそう思うに至ったのか知りたい
958じゃないけど「スロータハウス」の中で ハワードWキャンベルJrが自殺したって書かれてるのね。 個人的には、7:3で自殺したのかなと思ってた。
961 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 04:09:21
死んでないよ。 冒頭でキャンベルが「母なる夜」を検閲してるじゃない。 ついでに「青ひげ」のカラベキアンは死んでる。
編集をヴォネガットに頼んでるし、後でカットなどの手直しもしてる しかもヴォネガットがカットした部分については弁護士のアドバイスだとすら書いてあるが それでも自殺したと思う しかし書き終わった直後ではない
963 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 19:35:49
そうだ! そうだ!
>>961 >ついでに「青ひげ」のカラベキアンは死んでる。
それについての言及ってあったっけ?
965 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 14:34:37
まざないと、ヴォネガット出てたな。
ヴォネガットの映画って全部出てたんじゃなかったっけ
eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!
969 :
吾輩は名無しである :2005/11/28(月) 11:33:05
>>964 ちっとは頭使って調べるとかしろよ
ぐぐったら一発で出てきたぞ
スロ5の音楽、どんな感じ?あれグールドだよな。
確かグレン・グールドだよ 映画の冒頭のところいいよね
972 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 00:38:04
スポットと一緒に池のほとりで空眺めてるとUFOが光るシーン あそこで流れる音楽、美しいよねぇ。
973 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 19:33:26
日本での認知度が低い理由:ハヤカワ文庫から出てるから。
974 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 22:06:02
あーなるほど。
どっかから出てるとか関係あるかなぁ? つーか認知度低いか? 高い方だと思うけど 高い方っていっても低い位置での高い方ね ほとんどの人が海外の現代作家自体そんなに興味もってないじゃん
976 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 23:54:36
いやでも新潮文庫から出てたら、中学生とか女子大生とか読むだろ。 毎年夏の100冊とかやって、学校によってはそこから強制的に読まされるらしいし。
977 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 23:58:05
エンタメにしちゃあ重いし、適当な言葉が無いから使うけど純文学 扱いはしにくいでしょ。ハヤカワじゃ。
978 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 01:02:24
一応ジャンルがSFってことになってるけど、 まぁ、SFって言えばSFなんだが、 厳密に言うとSFであってSFでない。 ジャンル分けがSFってことだけで敬遠する読者もいると思うんだけどなぁ。
980 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 01:43:39
新スレでいいと思います。
981 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 02:34:01
me too.
ウィッ
一時期ディックやバラード、ディレイニー、その他ハヤカワが出すような類のものが新潮文庫から出てたけど、 そのほとんどが今は絶版状態だし、一般的な知名度なんて言い出したらヴォネガット同様たかが知れたものじゃないかな。 ヴォネガットを質の高い翻訳で出し続けてくれた当時のハヤカワには敬意を払います(最近の絶版ぶりはちょっと・・・)
984 :
吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 11:42:37
日本でいえば筒井康隆あたりの作家か?
985 :
吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 12:11:37
若いファッションリーダーが「ヴォネガットを読んでます」って雑誌でインタビューでもされたらイチコロなんだけれども。 安室ちゃんあたりが言ってくれないだろうか。
986 :
吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 12:41:36
若いファッションリーダー=安室ちゃん、というあなたのセンスには脱帽です。
987 :
吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 13:03:57
>>985 仮に安室某がそういう発言をしたとしたら、
安室のようなDQNでも読めるような本、作家として
ヴォネガットの評価を落としてしまうのではないだろうか?
そんな評価なら落ちてしまえ
989 :
吾輩は名無しである :2005/12/01(木) 13:30:11
確かにDQNでも読める作家だ。 っていうか、真のDQNしか読めないんじゃないかなぁ
人間の悲しさ、怒り、おかしみ そういったものがヴォネガットの作品から感じられるんだけど、俺は。 そして、 そういったものを持ち合わせていない奴がDQNだと思っているんだけど、俺は。
992 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 02:33:52
993 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 12:09:46
994 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 18:31:52
近所の古本屋で「パームサンデー」売ってたので買ってきた いきなり冒頭「これはアメリカの一天才が書いた非常に偉大な書物です」と始まる 誰かの推薦のことばかと思ったら、作者が自分で書いてて少しひいた。
995 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 20:43:51
ヴォネガットってアメリカでは、どういうポジションにいる作家なの?
大江が言及してたから手に取った人ってここでは?
ご存知ですか? 私たちはまだ旧スレに書き込んでいる。 次スレ──それはまだ立っていない。
o
pu
1000
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。