Kurt Vonnegut『人間ミサイル』

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46吾輩は名無しである:02/02/04 01:42
>>45
速攻レスありがとうございます。
探してみますわ
47吾輩は名無しである:02/02/04 02:13
>>46
その後は、個人的にはスラップスティックか猫のゆりかごを
薦めます。全部ハヤカワ文庫から出てます。
48吾輩は名無しである:02/02/04 02:27
>>44

「タイタンの妖女」は、SFに関心のある方なら
入門に良いと思います。
いわゆる「文学」の好きな方であれば「母なる夜」を
私はお奨めします。あるいは「スローターハウス5」を。
かく言う私が最も好きなのは「タイタン」なのですが。
49吾輩は名無しである:02/02/04 13:50
俺の入門一押しはスローターハウス5。
50吾輩は名無しである:02/02/04 18:50
私もスローターハウス5に一票。
タイタンはSF色が強いし、ヴォネガット特有の前書きというか
内幕暴露(?)がなかったように思う。
内容が明確(ドレースデン爆撃)であるという点でも、スロー
ターハウス5は印象に残りやすいのでは。
51吾輩は名無しである:02/02/04 19:50
経験上、初読者にタイタンとスローターハウスは奨めても反応が鈍い。
猫のゆりかごはなんとなく好感触で、これがきっかけでヴォネガットにはまる人もいた。
ゆえに猫のゆりかごがおすすめ。
5250:02/02/04 21:48
>>51
そ、そうかもしれない。
一時『スローターハウス5』をいろんな人に勧めまくったが、あまり
わかってもらえなかった。
どうしてこの面白さがわからんのじゃーと思った。
そうだった、そうだった。
53吾輩は名無しである:02/02/04 23:35
お薦め教えて下さいと言った44です。
その後みなさん、何冊かあげてもらってありがとうございます。
とりあえず「タイタンの妖女」「スローターハウス5」
「猫のゆりかご」あたりのようですね。
まだ本屋に行けてないので、読んだら感想でも書きます。
54吾輩は名無しである:02/02/05 03:11
>>53
一番SF色が少なくてよくまとまってる「青ひげ」は
どうでしょう。口当たりがかなりいいと思います。
ラストに感動がありますし。
同じ感動ものでいえばジェイルバードかな。
55吾輩は名無しである:02/02/05 03:24
>>54
感動といえば「タイタンの妖女」でしょー。
もう涙から滝が出たもんだよ。ん?
56吾輩は名無しである:02/02/08 12:28
宇宙のさすらい人
57吾輩は名無しである:02/02/08 21:46
ボコマル
58吾輩は名無しである:02/02/08 21:48
トラルファマドール
59吾輩は名無しである:02/02/08 21:56
私のカラースには誰が入っているのだろう。
60吾輩は名無しである:02/02/08 22:16
ワンピーター
61吾輩は名無しである:02/02/08 22:17
do be do be do ――フランク・シナトラ
62吾輩は名無しである:02/02/11 01:14
去年のヴォネガットスレで、「ガラパゴスの箱舟」で
大泣きしたと書いてた人がいたが、
どこら辺が泣けるんでしょう?
63吾輩は名無しである:02/02/14 03:28
NYCにすんでるので、ごみ袋いっぱいもったバーさん
よく見かけますが、本当は何がはいってるんですかねー
64吾輩は名無しである:02/02/14 03:42
> do be do be do ――フランク・シナトラ

それって何でしたっけ。"to be or not to be"をもじってくと
そうなるんだっけ? その間のいきさつが思い出せん。
あーわからん。脳がかゆい。
65吾輩は名無しである:02/02/14 04:02
「過ちは人の常」の"常"ってなんてよむの?
>>65
ジョウ、もしくはトコ
67吾輩は名無しである:02/02/14 04:54
>>64
作品が思い出せないな。どんな話の流れで出てきた
のかも思い出せない。ハムレットじゃなくて、

To do is to be.――ソクラテス
To be is to do.――ジャン・ポール・サルトル
Do be do be do.――フランク・シナトラ

だったね。もうここだけ大好きで覚えてる。
軽やかだよね。
68吾輩は名無しである:02/02/14 23:47
>>67
おーそれだー。ありがとー。
たしかにすごいリズムだなあ。
69吾輩は名無しである:02/02/17 16:41
スーパーマンダラあげ。
70吾輩は名無しである:02/02/17 23:53
>>67
言葉のリズムも軽やかだけど、こういうことが言える思考自体が
軽やかだと思うんだな。
生きてるってどういうこと?存在してるって?なんで?なんで?なんで?
とかってガチガチに考えるなんて、なん千年も人間がやってきたことで、
その問題に凝り固まっちゃうと、生きてることの別な面を見逃してしまう。
他にも大切な問題はたくさんあるのに。そういうことを理解したうえで、
出口のない本質的な問い自体を茶化してみせる。
それが皮肉でもあり、諧謔でもあり、救いの言葉にもなってる。
ヴォネガットばんざい!
71吾輩は名無しである:02/02/18 00:16
>62
ラスト。
72吾輩は名無しである:02/02/18 00:19
>>67 おもしろい おもしろい
弁証法的綜合を可能にする時間的順序を破壊したのが、
ヴォネガット的スラプスティックのもたらす笑いといえるかな。
例えば、『スローターハウス』の重苦しい第1章に忍び込んだ
鳥の鳴き声のリズム。
73吾輩は名無しである:02/02/18 00:24
>>72
ヴォネガットは時間の扱いがほんと巧くて、スローターハウスは
その典型だよね。特に「逆回しの戦争映画」のとこ初めて読んだとき、
感動を通り越してしばらくなんの反応もできなかった。
鳥の鳴き声もリズムか。良い捉え方。
あれも意味と無意味の境界にそっと放たれた歌だね。
74吾輩は名無しである:02/02/20 15:24
あげ
75吾輩は名無しである:02/02/20 18:52
ヴォネガットは作品の構成についても非常に緻密な作家だと思う。
『スローターハウス5』はとくにそう。
物語の冒頭と結末(「プーティーウィッツ」)を序章で予告したり、
ドレースデン空爆の翌日、ティーポットを盗んだかどで銃殺される
エドガー・ダービーの話をさんざんひっぱっておいて、いざその場
にさしかかると、わずか数行で片付けたりというところにヴォネガッ
トの凄さを感じる。
76吾輩は名無しである:02/02/21 03:23
なんていうか、人間味があってドライな感じだと思う。
はじめに全部作者の周りの現実を含めたネタバラシみたい
な手法も、彼がやると本全体にまとまりがついて
深みが出てくるようだ。
77吾輩は名無しである:02/02/21 13:13
インタビュー集が出てますね。
既によく知られたインタビューも多かったけど
新しいものもいっぱい入ってて得した気分。
訳もすぐ出るだろうな。

相変わらずインタビュー(や講演)が面白くて,
全然もうろくしないなあとゆー印象です。

わたしもヴォネガットで青春期の精神を形成した
くちなのでつい書き込み。
78吾輩は名無しである:02/02/21 15:32
>>67
それって、ヴォネガットがオリジナルじゃなくて、
フランク・シナトラの「夜のストレンジャー」が流行った頃、
結構一般的にみなが口にしてたジョークだったのでは?
たしか映画だったか、よそでも聞いたことあります。
7978:02/02/23 01:45
云った手前、調べてみました。
http://www.google.co.jp/search?q=cache:_IKhy76fdpoC:www.thymos.com/tat/title.html+Do+be+do+be+do++Frank+Sinatra&hl=ja
("Anonymous"は作者不詳の意。"Men's Restrooms"が「男子トイレ」は
わかりますが、後半の"Greasewood Flats, Scottsdale"は?です。
すいません。地名とか?)
↓あとこんなのも。
http://members.aol.com/tiermensch/zzzTheMeaningOfLife.html
8078:02/02/23 02:22
失礼。調べがもひとつ足りませんでした。
"Greasewood Flats, Scottsdale"、わかりました。
http://www.dittomom.com/dittomom/greasewo.htm
↑ここの男子トイレに書いてあったという伝説(?)のようですね

↓そして、さらに「トイレの哲学的落書き」とかいうページです。
http://www.google.co.jp/search?q=cache:Fxk4B0EzbJgC:www.gsapio.com/3bathroom.htm+Greasewood+Flats,+Scottsdale&hl=ja

ちなみにヴォネガットはこうしたものも含め、引用が多く、
しかもとても効果的ですね。

例えば「スローターハウス5」でもセリーヌやゲーテ、
そしてまた「おいらの名前はヨン・ヨンソン〜」のような俗謡、
それから友人の言った言葉、その他もろもろ。
8178:02/02/23 02:27
たびたびすいません。また訂正です。
「トイレの落書き」ページは以下で↓
http://www.gsapio.com/3bathroom.htm
82吾輩は名無しである:02/02/23 11:03
To do is to be - Descartes
To be is to do - Voltaire
Do be do be do - Frank Sinatra
---Men’s rest room, Greasewood Flats, Scottsdale, Arizona

ご紹介のサイトからコピぺ。

そうですか、ではデッドアイ・ディックのあれは引用だったのですね。
ソクラテスではなくデカルト、サルトルではなくヴォルテールが
もとネタですか。カートのおっさんはわざと変えたのか、たんなる
うろ覚えだったのか・・・。

勉強になりました。謝謝。
83吾輩は名無しである:02/02/26 08:37
グーグルで検索してたらこんなんでました。

「これがケツの穴である」っていうやつを思い出した。
チャンピオンたちの朝食だっけな。
http://images.google.com/imgres?imgurl=www.purplehousepress.com/sig/vonnegut.jpg&imgrefurl=http://www.purplehousepress.com/sig.htm&h=160&w=261&prev=/images%3Fq%3Dkurt%2Bvonnegut%26svnum%3D10%26hl%3Dja
http://images.google.com/images?q=kurt+vonnegut&hl=ja
84吾輩は名無しである:02/03/02 01:10
おお。感動ものです。
でも知らなければとてもKurt Vonnegutとは読めませんね。
草稿研究なんかできるもんじゃないな。

*=ケツの穴で思い出したけれど、女性性器=ビーバーという話(イラス
ト)もどこかにありましたね。
あれを読んでからしばらくして、「フライングコップ」という映画をみて
いたら、レスリー・ニールセンがプリシラ・プレスリーの股間のあたりを
みつめてナイス・ビーバーと言う、するとプレスリーが平然と「ええ」と
言って、棚の上からビーバーの剥製をとってくるというギャグがあり、あ
あれだ!と思いました。
85吾輩は名無しである:02/03/05 04:08
プリントアウトして机の前に張っちゃったヨワショーイ
86吾輩は名無しである:02/03/12 03:29
テレビでたりしないのかなぁ。
なんか自分の作品を原作にした映画に少し出たという話は聞きましたけど。
87吾輩は名無しである:02/03/13 18:15
『チャンピオンたちの朝食』のこと?
あれ、映画になってたんだねえ、知らなかった。
見てみたいけど、ビデオになってるのかなあ。
88吾輩は名無しである:02/03/22 00:39
ただageるのもなんだし・・・
>87
ブルース・ウィリス製作?主演なのでビデオ化はされてます。
ただあまりおすすめはできない。
89吾輩は名無しである:02/03/22 09:02
Σ(゚Д゚)
90吾輩は名無しである:02/04/02 10:28
ちりばめられたSFのリスト発見
http://members.tripod.com/~sanaes6/klgore.html
ホームはココ
http://members.tripod.com/~sanaes6/kvj1.html
91吾輩は名無しである:02/04/07 15:21
こっちもあげとくか
92吾輩は名無しである:02/04/22 01:42
age
93吾輩は名無しである:02/05/09 17:58
age
94吾輩は名無しである:02/05/29 19:36
sage
95吾輩は名無しである
age