・HSBCの5月中国製造業PMIは49.2に低下、2012年10月以来の低水準
・国家統計局の5月中国非製造業PMIは54.3に低下、2012年9月以来の低水準
・第2・四半期GDP伸び率は第1・四半期から鈍化する可能性=エコノミスト
[北京 3日 ロイター] - HSBCが3日発表した5月の中国製造業購買担当者景気指数
(PMI、季節調整済み)改定値は49.2となり、4月の50.4から低下。
2012年10月以来の低水準となった。速報値は49.6だった。
PMIは50を上回ると景況の改善、下回ると景況の悪化を示す。
同指数が50を下回るのは7カ月ぶり。内需と外需がともに減退したことが要因で、
中国経済の減速懸念をさらに強める内容となった。
ノムラ(香港)の中国担当チーフエコノミスト、Zhiwei Zhang氏は、第1・四半期の
中国国内総生産(GDP)伸び率は鈍化し、金融市場にとってサプライズとなったが、
このトレンドは続く可能性があると指摘。
「中国の成長率はおそらく引き続き低下する。第2・四半期のGDP伸び率は第1・四半期の
7.7%から7.5%に鈍化すると予想する」と述べた。
PMI発表後、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の
アジア太平洋株指数(日本を除く) は0.2%下落して約7週間ぶりの安値をつけた。
シドニー株式市場 も下落した。
香港株式市場 と上海株式市場 は伸び悩み、それぞれ0.4%高、0.1%高。
HSBCの中国担当チーフエコノミスト、屈宏斌(ホンビン・ク)氏は
「5月の中国製造業PMIの下方改定は、内需の悪化により製造業活動が5月末にかけて
小幅に減速したことを示している」と指摘した。
中国国家統計局が1日発表した5月の製造業PMIは50.8となり、4月の50.6から
やや上昇した。中国国家統計局が3日発表した5月の中国非製造業PMIは54.3となり、
4月の54.5からやや低下し、昨年9月以来の低水準をつけた。
国家統計局とともにPMI算出にかかわる中国物流購買連合会(CFLP)のバイスプレジデント、
Cai Jin氏は、統計局発表のPMIがともに節目の50を上回ったことについて、
「2つの数字は現在の中国の安定した経済成長に変わりがないことを示している」と指摘した。
統計局発表のPMIは大規模な国有企業が主な対象。HSBC発表のPMIは、より規模の小さい、
民間の製造業を対象としている。
2つのPMIの異なる結果は、中国経済の回復の2層構造を示している。
中国安信証券(北京)のエコノミスト、You Hongye氏は「大規模製造業は国家主導の投資に
支えられる一方、中小の製造業は変動する輸出市場によりさらされている」と指摘。
「われわれはまだ回復のいかなる兆しも確認できないが、急激に減速する可能性も低い」
と述べた。
HSBC発表の5月製造業PMI改定値の内訳では、新規受注サブ指数が48.7に低下し、
昨年9月以来初めて節目の50を下回った。国内企業からの需要の減退を示した。
新規輸出受注サブ指数は2カ月連続で50を下回り、欧米など外需の低迷を示した。
ソースは
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0EF0F920130603 関連スレは
【海外/景況】中国、景況感指数上昇も低水準に 5月のPMIは50.8 [13/06/01]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1370067900/l50 中国の場合、バブルはじけたら間違いなく国は分裂する。共産党の上のほうが海外に逃げ始めてるからもうじきだと予想される。多分10の国くらいに分かれるから、最低3つは反日ではない国を作らないとな