環境ベンチャー企業のJソーラー(東京都渋谷区)とエコマーケティング(同)は、住宅向け以外の
小電力用途に的を絞った太陽光発電パネルに参入した。
海外の有力太陽電池メーカーから基幹部品を仕入れ、中国の協力工場でパネルに加工。
自社で完全にコントロールすることで、国産と同等の品質に加えて低価格も実現する体制を構築し、
これによって製品価格を国産の大手メーカーの半額以下に抑える。
主に出力200ワット以下のパネルで賄える屋外の電飾広告看板や監視カメラ、コインパーキング設備な
どの用途を狙い、太陽光発電設備の完成品メーカーや施工業者に納入する。
まず初年度の2010年3月期に1億円以上の売り上げを目指す。Jソーラーが製造、
エコマーケティングが営業や納入先に新しい用途を提案する販促業務を受け持つ。
特に消費電力が比較的小さい設備で、かつ近くに送電網がない場所に導入するとコスト上の優位性が
高まる点をアピールする。
住宅向け太陽光発電設備が国や自治体の補助制度に加え、余った電力を倍額で買い取ってもらえる制度が
年内にも始まるなど、太陽光利用機運が高まるなか、一般的な家庭用以外にも用途が広がり、
市場として有望との判断だ。
基幹部品のセルと呼ばれる発電素子については、世界シェアで日本勢をしのぐドイツのQセルズや
台湾のモーテック、ジンテックなどの有力メーカーと調達契約を締結。日本の加工技術で複数のセルを
パネルに組み上げ、最終工程までの入念な検品態勢も整えた。
太陽の光を電気にする変換効率は10%台以上と日本勢に劣らない水準。出力5〜230ワットの
汎用パネル20種をそろえ、170ワット以上は10年保証、ほかも3年保証と高い信頼と品質を武器に
需要を開拓する。
納入先の仕様に合わせたオーダーメードにも応じる。汎用パネルの出力1ワット当たり単価は、
国産大手がしのぎを削る主戦場の200ワット超クラスで200円台後半と半値を実現。
大手勢が手薄な小電力になるほどコスト競争力もさらに強くなるという。
Jソーラーの真野友義社長は「企業の“エコ意識”の高まりも追い風に、今後は店舗用の屋外LED
(発光ダイオード)看板などの電源用途も積極的に提案したい」と意気込んでいる。
ソースは
http://www.business-i.jp/news/venture-page/news/200908050087a.nwc 出力80ワットタイプの汎用太陽光発電パネルを紹介するJソーラーの真野友義社長
http://www.business-i.jp/news/venture-page/news/200908050087a1.jpg 関連スレは
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http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1248473450/l50 依頼を受けてたてました。