【航空】インド、航空再編足踏み 合併、空港民営化遅れ確実に [06/03/29]

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1明鏡止水φ ★
 インド航空業界の再編が足踏みしている。合併を予定していた民間航空会社が計画の延期
を発表。政府が進めている主要空港の民営化や国営航空会社の合併の遅れも確実視されている。
法制度の不備と左派の反対によるものだが、航空分野の規制緩和で経済の活性化を狙う政府方針
には打撃となりそうだ。(黒川信雄)

 1月に民間航空2位のエア・サハラ買収を発表した首位、ジェット・エアウェイズは28日
までに、買収完了が3カ月ずれ込むと発表した。航空分野での独占禁止法の規定が明確に整備
されていなかったことが理由だ。英紙フィナンシャル・タイムズによれば、航空省は「買収は
規制緩和後初のケースであり、早急にガイドラインを作る」と釈明している。

 政府は航空会社側も必要な書類に不備があったとしているが、「そもそも航空会社は政府の
担当部局名さえ知らされていなかった」(業界関係者)ことも混乱の要因といわれ、政府の
準備不足が露呈した形だ。

 一方、政府は2月、予定していた国営エア・インディアの新規株式公開(IPO)を2カ月間
延期すると発表した。政府は調整は最終段階に入っていると強調するが、労働組合や民営化に
反対する左派政党の抵抗が強いといわれ、計画が予定通り実施されるかは依然として不透明だ。

>>2に続く


▽News Source FujiSankei Business i.on the Web 2006年3月29日
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200603290009a.nwc
▽関連
【航空】国内線6分の1 全従業員の28%削減、マレーシア航空大なた [06/03/29]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1143585932/
2明鏡止水φ ★:2006/03/29(水) 07:50:40 ID:???
 さらに、現地紙によると、民間企業に使用権が売却されたニューデリー、ムンバイの国営空港
でも入札手続きが混乱したことを不満とする財閥系企業が政府を相手取り訴訟を起こす可能性が
ある。予定していたコルカタやチェンナイの空港民営化計画も見直される見込みという。

 インドは経済成長を背景に航空利用者が急増している。IATA(国際航空運送協会)は今月、
04年度(04年4月−05年3月)に1945万人に達したインドの国内線利用者が、
2010年度までには5000万人へと2.5倍に増えると予測。この需要に対応するには、
航空業界が2030年までに総額900億ドル(約1兆円)を投資する必要があると指摘した。

 そのために規制緩和や国営企業の上場は不可欠とされるが、改革は思うように進んでいない。

 04年に発足したシン政権は、失業問題などに配慮しつつ、規制緩和や国営企業の民営化を
進め、年率8−9%の持続的な経済成長を推進。航空分野の規制緩和を、そのモデルケースと
位置づけていた。

 今後も航空業界をめぐる混乱が続けば、インド経済に対する海外からの見方も厳しさを増し
そうだ。
3名刺は切らしておりまして
エアインディアはボロかったな〜
成田で積んだカレーはうまかった