来年度 三十七 四十 三十九
前田智 緒方孝 高橋建
になる ベテラン勢を応援(オフの自主トレやTV出演など)
していきまsょう
ps
情報や来年度への抱負などがあったらyoro.
2 :
代打名無し@実況は実況板で:2007/12/15(土) 13:25:29 ID:7Jvbi55q0
22222222222222222222222222222222
もう少しいいスレタイ思いつかなかったのか
6 :
代打名無し@実況は実況板で:2007/12/21(金) 12:57:03 ID:FdoTgeWK0
8 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/01/02(水) 03:06:18 ID:MJswGoKn0
緒方
つ
10 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/01/02(水) 04:32:49 ID:pPDXIVhjO
汚いスレだなあ
__, -――- __ __
_、 ┬ ,,,_ / , , , \_))
| || | `''‐-,,,__,.' / ' ' { { ヽ 、 く
| || _j_ / |||A 从 . |l | lヽヽ
| ||l { || | || ゝ ト{ィ私トヽ 川/ l | |
| ||l { || | /r=ゝ ∧K ヒリ` ノィ奈レイ/l/
| || | ̄ ゝ彡 / ヘ(ヘl ヽ `¨ (ヒ{{イノ'丿
_| || | ` < / ゝ┤ \ , 、'_ノ |( 埋めますよ!
/ ゝ||__j___ 厂广/A.| } ( V / l ヽ
. / ∧>┬ エY´ ̄`</ ゝ {、 `¨ ヘ V ,} __
. / /l ||. | (、 j ∠二 ,. へ 〉 `ァ厂\ヘ `ソ. /
/ /. l ||. | ヽニ, {, -- \ ンィ^)ノ≧ュxt八)| ム ′
./ ∧_.l ||. | 〃´ ̄`ヽ\ \く \ || |ノ人レヘ. /
ゝV/_l ||. |. | ヽ >‐ >`く」`三キキキ彡 个l,'
. l ||. |. | ヘ ヘ∧ r=== ヽヽヽ ==v
. l ||. |. レ 个、 ゝ ∧∧ l | | ,′
. >_||__ノ_< { ∧ ヽ ∧∧ へ _|__|_| .′
| | ヽ >‐ ヘ. ∧、 ∨\// / / /ヽ|
| | | ∨ ∧ ∧\ V ///| ̄「「ヽ.|
12 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/01/14(月) 04:55:20 ID:C+rNrhuC0
さらしあげ
test
test
tes2
test
17 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/01/21(月) 22:34:46 ID:hjtIQB0d0
緒方・・・(*´・∀・)σ))*´ω`)
_
./〜ヽ
(。・-・)っ★ test
゚し-J゚
>>***
_,,..,,,,_ .★
./ ,' 3/⌒ヽ-、_
/l. /____/
 ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
♪ /i
♪ ∠_ノ
〈(・∀・)ノ★
`└i==|┘
〈 〈 〈
 ̄
(´*・ω・)
O┬O )
◎┴し'-◎ ≡★
/ \ |
/このスレ頂きました.\ |
/ \ 人
/ Slyly ☆Hazard..‐< >‐
/ /`i /~ヽ / ヽ/
/ ,,/ "''"'` "`;, / |
/ (ヽ;" ´ 李 ` * .,;/) / |
/ `ミ ,|\,、,、 ".ミ. / |
/ ミ γ ∠丿ノ), ミ /
\ 彡 l(● ●) ミ, /
\ ミ(,ゝ,,___∩.彡 /
\ ヽ `(ゝ,/ム Ц (E) /
「ほら。勇人さん待たせてるから。早く」
そう言うと永川は、山崎の目の前へ、背中向きに膝をついた。突然の行動に山崎は戸惑う。
「え、何」
「身体痛いんだろ。おぶってやるよ、お前軽いしね」
「そんなん、大丈夫やて」
「いいから。待たせてるからって言ってるだろ」
「じゃあ…、」
「おし」
背中は痛むが、別に歩けないほどではない。いつもなら、子供扱いすんなと言って拒むだろう。
しかしこの時ばかりは、永川の優しさが嬉しくて、山崎は素直にその背を借りることにした。
スラィリーに対してはあんなに冷徹な永川が、いつも師匠には細やかな配慮を欠かさず、自分にもこんなに優しくしてくれる、
そのことがどこか誇らしく、嬉しくて、そしてほんの僅かだけ不気味に、恐ろしくも感じられる。
それは、近づいてはいけない、という戒めを破って古井戸の中でも覗き込んだような、そんな恐ろしさに少し似ていた。
そして…、夕陽の中遠ざかってゆく二人の姿を、山腹から見守る影。
スラィリーだ。高さはゆうに先刻永川が殺した個体の1.5倍はあるだろう。立派な体格だ。
その首には…、人が跨っている。
永川たちが迎えのデミオに乗って現場を去り、若いスラィリーの死骸が軽トラックに載せられ搬送されてゆく一部始終を見届けたのち、
スラィリーに乗ったその人影は、誰に聞かすともなくつぶやいた。
「…また、殺りやがった」
AA作ってたら遅くなっちった
>>22 乙です
AAのびょんパオがかわいすぐるw
いよいよ梵登場かな…続きが楽しみだ
新作乙です
スラィリーマスターキタ━━━━( .:;@梵@)━━━━ !!!!!
新スレおめ!
.o゜*。o
/⌒ヽ*゜*
∧_∧ /ヽ )。*o ッパ
(・ω・)丿゛ ̄ ̄' ゜
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
デミオw
無事引越し&新作乙です 作者様いつも楽しみにしてます
保管庫管理人様もありがとう 絵師様超期待 名古屋さん頑張れ
31 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/01/29(火) 01:32:37 ID:hS/GwsD7O
作者さま乙です!
いよいよマスター登場か…しかしデミオwww
名古屋さん側も井端達の動向も気になるところではあるな
ζζζ
. ∧,,∧ ___
( ´・ω・)つ \≠/ <みなさん引越しそばドゾー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄└┘ ̄
やまちゃん帰りは車内に座れたんだ…
名古屋軍域生まれの横浜在住でデミオ乗りの俺様が通りますよw
作者さん乙です
とうとうマスター登場か
パオとビョンギュのカードかわいい
デミオwwww
新スレおめー!!
新スレ支援
( ゚∀゚)o彡゜新スレ!新スレ!
新スレキタ〜!
デミオに反応しすぎ!w
>>22のAAはスライリーなんだろうな、と思うけど
鼻の穴を目と考えるとパオロンに見える罠
あ、パオロンだったのかスマヌ
逆に目を鼻の穴と考えると(ry
デミオ大人気だww
新スレ用に作りかけてあった奴を忘れてた
森野将彦
29歳、軍人
名古屋防衛軍陸軍大尉。
名古屋の危機を救うため、戦闘用大型ロボ「ビッグ・ドメ」の修理代を稼ごうと、相棒ドアラを連れてはるばる広島までスラィリーマスター討伐に、無断でやってきた男。軍では将来を嘱望される身でありながらその自覚はまったくない。
人間には聞き分け不可能とまで言われるドアラ語を完璧にあやつることができ、当代一のドアラマスターとの呼び声も高い。
本来は気の使い手ではなかったが、前田の手ほどきを受け、三叉の槍を発現できる能力を身につけた。
通称名古屋さん。
永川勝浩
27歳、猟師
三次・梵倉寺に伝わるスラィリー折伏術の第二継承者、かつ前田の一番弟子。武芸全般に加え家事全般そつなくこなす。
本来の役目であるスラィリーバスターの役割をこなす傍ら、その能力をフルに生かし、腕利きのハンターとして名を轟かせている。
ただ秘術を心得ているだけでなく、スラィリーハントの最中は冷静で頭も切れるが、
普段はいまひとつ頼りない印象。
気を込めた物体を自然発火または爆発炎上させる稀有な能力をもつ。
通称ナー。
梵英心
27歳、無職
スラィリー折伏の総本山たる梵倉寺の嫡子にしてスラィリー折伏術の第一継承者。永川同様に前田の弟子でもあるが、数年前に失踪。
その後は本来世に存在するはずのないスラィリーマスターとして広島に君臨、複数のスラィリーを駆って破壊活動を繰り返している。
事態を重く見た政府や企業から莫大な額の懸賞金がかけられているが、まともに渡り合える者がおらず、現状では野放し。
前田智徳
40代半ば、武芸師範
かつては凄腕の傭兵だったが、十数年前の戦で右脚を失ったのを最後に戦闘には参加していない。
本気になれば凶悪な戦闘力をもつはずだが、もう人と戦うのはタイギィらしい。
半ば伝説となった現在は山あいの道場でだらだらしている。
山崎浩司
27歳、家事手伝い
前田が戦地から連れ帰った戦災孤児。性格は子供っぽく思慮に欠けるが、明るく快活で憎めない。
身のこなしに関しては天賦の才をもつものの、修業にはあまり熱心でないようだ。
通称やまちゃん。
青木勇人
30代半ば、スラィリーブローカー
永川が信頼を置く仲買業者。小柄で童顔、性格も温和だが、かなりの人脈と商才を持ち、同業者の中では一目置かれる存在。
井端弘和
35歳、独身
名古屋防衛軍陸軍中佐。
異例の若さで中佐に昇進し、現在は名古屋東基地を任されるエリート将校。森野の上官にあたる。
ビッグ・ドメ
十数年前に名古屋防衛軍の技術の粋を集めて作られた、製作当時は最新鋭兵器だったロボット。
パイロットがひとり搭乗できて比較的簡単に操縦ができビームが撃てるという、男のロマンがつまった逸品だが、現在は故障中。
こうやってまとめちゃうとただの厨二病だな。
35歳、独身
35歳、独身
35歳、独身
おつです。
作者さま人物紹介乙です!
これはわかりやすい
ナーの能力・炎上に別の意味で笑ってしまったorz
>>49 触れてやるなwww
赤いデミオに乗ってたオレがきましたよ。
デミオかわいいよ、デミオ。
>>52 「NEW TARGET」てコピーが一段と恐怖を
作者様乙です。
井端、35歳になっちゃったんですか・・・w
個人的にツボなのは
>気を込めた物体を自然発火または爆発炎上させる稀有な能力をもつ。
ナー…自重しとけ、先発陣が死んでしまう(涙)
山ちゃん家事手伝いだったのかw
>>52 ちょっと欲しいと思ってしまった
ピロ
井端35歳w
前田、たいぎぃんかいwwwww
前田が生より一番年上設定なのに意外とすっと受け入れられてるw
井端ってもう少し若いかと思ってた
前田神は貫禄ありすぎだからなあ
なんか納得してしまった
今解った。
青木勇は中継ぎだから仲介業者なんだ。芸が細かいな〜
・35歳
実年齢でもよかったけど、地位を考えるといくらなんでも若すぎる気がしたので引き上げ。
・家事手伝い
27にもなって結婚もせず親と同居で収入も得てないけど家事を担当している状態を「無職」と呼ぶのはジェンダーな問題になる気がした。
多分気のせい。
>>62 ちょwwそんな細かいことまで考えてないwww
CX−7の俺が新スレオメ!と言いに来た。
とつぜんですが、
>>24で登場している梵の相棒スラィリーの名前募集します。
呼びやすく、性別をあまり意識しないで済むものをお願いします。
実際使うのはすこし先になりますんで急がず思いついたときに書いてもらえると助かります。
ピーコ
>>66 それ自分も考えたんですけど前田の師匠としてすでに名前使っちゃってるんですよね。
もったいない事した…
梵の相棒っていうと
「東出」しか出てこない俺カープ脳www
三次市からもじってサンジ
厨っぽいですよねー('A`)
イオウ
でも人間の井生にも登場して欲しいし・・・
軍曹
ペローン
でいいんじゃないかな
「ヨモギ」
ズバリ一年目に試合中アナウンサーにソヨギを呼び間違えられた&青緑色っぽい
「クサノ」
楽天草野とお互い気が合うと言ってた&草で青緑っぽい
でも他チームの選手ピロ名にしたら失礼ピロか
ピンクスラィリーだったら謝ります
ピロィリー
スラィリー名
・新人王
・ケンジロー
とか
この流れで嶋が「広島家の人々」では犬の名前だったのを思い出したw
エンドウは枯れちゃったねorz
「ボン」を推してみる
>>79 そいうやキムチは食われてたような…
ピロリ
ブラウン!
チビ
アオダモ
サチオ
まぐれ
たまたま
風
モミジマンジュ
宮島
ハースト
ブンカッキーはどうだ
広島を代表するユルキャラの名前
意外と難しいね>性別をあまり意識しないで済むもの
エトゥーは男っぽいしな…
アニヤなんてどう?
小次郎
トーイとかどうだろう
鈴衛から一文字取ってリンとか。
もしくはフェル、
シュールなどといってみる。
三次=みよしをもじってよしみ
吉見じゃないぞ、カープファンのチュートリアル徳井の名前
ちゅん、なんてどうだろうか?
こいつはかの有名なモンスターの三匹目の名前なんだが
>>94 シュールいいね。
ただ、どうしても「シュール君」が思い浮かんでしまうので、性別を意識してしまうか・・・
人間ででてこないのであれば、でかいのに相棒のチビってのはいいと思うけど。
小ずるそうだし
「吹き流し!来い!」
「ヨモギ」に決めます。
>>74さんほか、考えて下さった皆さんありがとうございました。
>>100 性別もわからないし、可愛らしい感じでいいですね
ヨモギいいねえ
お、名前決まったんですね
良かった良かった
ヨモギかわいいよヨモギ
ソヨモギ?
107 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/02/03(日) 23:01:48 ID:q3z8tofS0
>>106 絵師様乙です!山ちゃんにそこはかとない色気を感じるww
さすがにちょっときめえw
リアルすぎwwww
だめだw男が男をおんぶしてるのは絵になるとくるなw
なんと言うか絵が上手いからこそw
そうか気持ち悪いかw
注意書きすればよかったですね、他競技のトレーニング画像を参考に描いたのに何故…!
いや、おんぶよりも一枚目のリアルなマスターがオーラありすぎて・・・wwwww
>>111 絵師様乙です
ぜんぜん注文つける立場じゃないんだけど…、
ナーとやまちゃんにもう少し表情があったら印象違ったのではw
ここは表情を決めるのは難しい場面かもねー
しかしヨモギとかあんまりリアルに描いたら急病人出るかも…w
>>106 絵師さま乙です!
リアルだからこそマスターに噴いたwwwスイマセンorz
何か山ちゃんが憂いを帯びた表情をしてるね
>>111 絵師様GJ&乙です。
ちなみに季節は晩秋、スラィリー狩りがもっとも盛んな時節だそーな。
さて、前田に鶏の回収を言いつけられた森野は一体どうしただろうか。
時間をすこし遡って、永川たちがちょうど青木の事務所を訪問した頃…、森野は無数の地鶏にぐるりを包囲され、その場に立ち尽くしていた。
見える、今の森野には見える、鶏たちの一羽一羽から、オーラのようなもの、つまり気が立ち昇っているのが。
これは穏やかでないな、と森野は思った。先刻の山崎も、手合わせの最中には闘気が陽炎のように見えていたが、勝負が終わった途端にそれが見えなくなったのだから、この鶏たちが自分を敵視していることは、気を見ることで手にとるようにわかる…、
いや…、
気など見るまでもない!不意に、鶏たちのうちの数羽が一斉に地面を蹴り、森野に向かって襲い掛かってきたのだ!
「ぎゃああああぁあぁっ!!」
>>117トリ忘れ
…森野のけたたましい叫び声、ならびに鶏たちの騒ぐ声は、ちょうど部屋へ引っ込んだばかりの前田の耳にも届いた。
「ふふん、騒々しいの。まぁ、誰もが通る道じゃけ。…おい、浩司!茶ーくれんか!」
鶏に襲われる森野を想像し、一人、笑みを浮かべながら前田は山崎を呼んだ。しかし、当然返事はない。
「そうじゃ、出払っとるんじゃったの…」
仕方ない、と吐き捨てるようにこぼしながら、机に手をついて前田は立ち上がろうとした。そのとき。
灰色に輝く見事な毛つやの狐が一匹、どこからともなくあらわれ…、前足を揃えて、机の対面に座った。
「お呼びになりましたかね」
「呼んどらん」
狐の問いかけに、前田は素っ気無く答えた。すると…、
「あら、つれない。茶を入れてきましょうか、と言ってるのに」
そう言って狐はドロンと煙に包まれ、次には和装の若い男の姿を現した。声は低音、顔は狐らしくやや吊り目で、目じりにはほんの少し、狐面よろしく赤い隈取がしてある。
紅葉を少し散らばせた柄の袖の短い着物に、膝下の締まった暗赤色の袴。色合いはやや派手だが、立ち働くのに都合のいい形状だ。
「神さんに頼むような用事じゃないけぇ」
「いつも言ってるでしょ、神様なんかじゃないって。ただ神様にお仕えしてたことがあるだけです」
「ワシらから見れば、変わらんわ。いつも言うとるじゃろ、頼むからワシの世話を焼かんとってくれんか」
「聞こえませんね」
やや強い語調で前田は制したが、狐の男はまるで取り合わない。音もたてずに立ち上がると、くるりと舞うように後ろを向く。
前田もようやく立ち上がり、呼び止めようとしたが、襖も開けずに廊下へ出て行ってしまった。
「こら、カーサ!余計なことせんでええ言うとるじゃろ!」
「煎茶でいいですねー」
前田は舌打ちしながら、再び腰を降ろした。意地になって追いかけたところで、この脚では到底追いつくまい。
乙です!!!
森笠…!?
乙です
世話焼きの狐か・・・前田のお守り役のカーサにはぴったりだなww
カーサキター!!
神様のお使い狐ってなんかカッコいい
三次って妖怪で有名な町らしいな
漫画で知った知識だけど
124 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/02/04(月) 22:55:53 ID:QA4InHwgO
東出さんより倉さんのほうがいないのか
新作乙です
カーサ!また楽しみなキャラが・・・たしかに狐顔w
やっとみつけたぞ新スレ!広島と中日好きとしてはたまらん小説であるなーw
旅行から帰ってきたよ。
ながらくカープファンをやってますが、森笠がしゃべっている声を聞いたことが
なかった捕手。
>>127 去年のDOTHECARP(広島のFM)にゲストで喋ってるよ
ちょっと頼りない感じ
>>127 インタビューでは一言一言を口に出す前に吟味してる印象で、話のテンポはとろい
でも練習中はわりと活発に喋っているみたい
…このカーサというのは、これまでの振る舞いからわかるように、勿論、人間ではない。自称するところによれば、ここに昔祀られていた稲荷様にお仕えしていた狐で、一体いつからこの世にいるのかは忘れてしまってわからないという。
しかし最近、というのは彼の時間でいうところの最近であるが、この神社の跡継ぎが亡くなり、やがて神社を守るものがいなくなった。
そのために稲荷様は天界へお帰りになったが、所詮天界の生まれではなくこの世のものであるところの彼は、ついてゆくことができなかったらしい、
仕方がないので下界に残るも、荒廃してゆく社殿をただ眺めることしかできない自分、神に仕えたことも今は昔、目に映る何もかもが恨めしく、
最早このままではいずれ悪に染まって人に仇なし、黒狐に身を落とすばかりか…、と我が身を嘆きつつ無為に暮らしていたところへ、突然やってきたのが前田だという。
こうして得た新たな主人の出現に彼は感激し、以後なにかと世話を焼きたがり、つかず離れずにいる…、ということらしいが、
前田にとってみれば、なんと言っても相手は神仙、あるいは物の怪の類、あまりに丁重に扱われるのも居心地が悪いのだ。
やがて狐のカーサは盆に二人分の茶を乗せ、やはり音をたてずに、しかし今度は襖を開けて、部屋に戻ってきた。
「ところで今度のお弟子さんには、随分厳しいじゃないですか」
また聞こえた叫び声にちょいと片耳を傾け、茶を机の上へ移しながら、微笑を浮かべてカーサは言う。しかし、その指摘に前田は怪訝な表情をした。
「そんなこともなかろ。何はともあれ、まずは地鶏よ」
「いえ、そうじゃなくてね。あれが何の訓練だか、教えてあげなかったでしょう」
「いや、そんなことは…、…あれ、そういえば、そうじゃったの。お前さん見とったんか」
前田は言われて過失に気づき、ぽりぽりと頭を掻いた。その仕草を見ながら、カーサは微笑を崩さぬまま問いに答える。
「そりゃ…、見てましたよ。面白そうだもの。お師匠さんがわざわざ鍛えたいと言い出すんだから、どんな逸材なのかと思って」
「一撃とはいえ初めての手合わせで浩司を捉えたんじゃから、逸材じゃろ」
「そうですかね」
そう言ってゆっくりと茶を口へ運んでから、カーサはニヤリと笑い、そして言葉を続けた。
「浩司さんバテてたじゃないですか?」
「ふん。よう見とるの」
済ました顔でまた鋭く要所をつくその言葉に、前田は思わず苦笑する。
>>130 絵師さん乙です。仕事速い!
そして髪ww
しまったあ!フライングだああ
湯呑みが一人前だ〜
押しかけ雑用係w
新作乙です!カーサかわいいよカーサ。絵師さんも絵うめええー
保管庫です
すみませんが、
>>130の画像をお持ちの方
どなたか再度うpして下さらないでしょうか
よろしくお願い致します
拾い損ねた……orz
>>137 お疲れさまッス
あのアップローダは流れが早いのがいいんですが早過ぎましたか
何回も貼るのは照れくさいので修正版を保管庫要望スレに置かせて頂きました
>>138 再うpありがとうございます
二度手間取らせてしまって申し訳ないです
流れるのが早いのは承知の上なんで小まめにチェックするよう
心がけてたんですが昨夜はスレから目を離すタイミングが悪かった…
保管庫への収載はまた後ほど
絵師さん保管庫さん乙です!
和物好きな自分にはたまりません
狐もかわいい
両氏乙です!
カーサの声はたしかに重低音www
作者さん絵師さん乙です
AA職人さんたちの作品も待ちつつ保守
>>128,
>>129,のかたありがとう。
試合はスカパーで見てるので、今年はヒーローインタビューのお立ち台で森笠の声を
聞きたいものです。
最近AA職人のかた見ないようですが、迷子になってるのかな。
保管庫のトップ下のページ?に、今までのAAがランダムに出るようになって
ましたね。中の人の芸の細かさにびっくり。
去年は東ドでヒロインありましたね>カーサ
球場居たからかえって聞き取れなかった
保管庫開いてオッケーイだと何度でも噴いてしまう
絵師さん乙です!
作者氏のカーサも見たい!
「浩司さんは持久力に自信がないから勝負を焦ったわけで…、
お師匠さんが経過時間をもっと細かく伝えていたら、…ぷふっ、名古屋さん…、でしたっけ、彼は勝てなかったはず。
仮に残りが30秒程度とわかっていれば、あそこで無理な勝負に出ることもなく、逃げ切れたことでしょうから」
「それができんけぇ、半人前なんよ」
「感覚で正確な10分が計れないから、半人前?」
「そういう訳じゃのうて…、いや、そんな事を言いたいわけじゃなかろ。じゃが、そもそも全力で10分ももたんのではのぉ」
「それは…」
ここまでつらつらと立て板に水を流すように喋っていたカーサだったが、前田のこの指摘を受けると、急に言葉を詰まらせた。
カーサ自身は武芸に優れるわけではなく、それ以前にそもそも人間でないが、この土地で修業する人々の様子をずっと長いこと見てきているから、知識だけはそれなりにある。
言うなれば、野球をやったことはなくても、好きでスタンドに通ったりテレビにかじりついたりすることで身につく知識があるのと同じだ。
だから…、カーサにも前田の言うことは尤もだと理解できる。現状で山崎の欠点は色々あるが、状況判断を云々するよりも前に、まず全力で10分間も闘えないのでは何をするのも厳しい。
そんな事はわかりきっている。しかしカーサは引き下がらない。
「そうですけど…、今日に限って言えば実際惜しかったですって」
「何じゃお前さん、随分肩持つのぉ。浩司に勝ってほしかったんか」
「…まあ、そうとも言いますかね。なんていうんでしょ、応援、してましたよ?」
「へえ、なんでまた」
「だって、そりゃそうでしょう。ここん家の神棚に毎日ご飯とアブラゲを乗せてくれるのはあの人だもの」
カーサは澄ました顔で目をぱちぱちさせる。その様子が可笑しくて、前田はつい鼻を鳴らした。
「ふふん、なんじゃ、そんなことか。しかし、浩司はお前さんが嫌いみたいじゃぞ」
「それはお師匠さんが、僕のことをちゃんと説明してくれないからでしょ」
「そうは言っても、今時の若いもんにお狐さまなんぞ、どっから説明したらええかわからんわ」
「あの子たちはわかってくれたじゃないですか。なんで浩司さんだけ?」
「浩司は三次で育っとらんからの、まず、神仏に対する心構えができとらん。三つ子の魂ちゅうか…、これは一生直らんじゃろ。
むしろナーと英心が特別だと思うたほうがええ。奴ら小さい頃から寺で色々叩き込まれとるけぇの」
「はあ」
「ほれ、もうわかったじゃろ、そもそもがこんだけ違いがあるんじゃけぇ、そこへワシが説明してどうこうっちゅう性質のもんではないんよ。本当じゃ、本当本当」
「…まあいいですよ、それはわかりました。でも今日は惜しかったでしょ。あとは持久力さえあれば」
不承不承といった感じでカーサは脱線した話を切り、そして無理やり元の話題へと戻す。しかし前田はこの話題になると、うって変わって容赦ない。
「どこも惜しくなんかないわ。最初のカウンターを外した後は、ほとんど後手に回っとったじゃろが。相手がスキを見せんかったら、ロクに反撃もできん」
「スキをつく戦略自体は悪くないと思います。彼の特性からいっても」
「たとえ一度くらいスキが突けても、パンチが弱い。そこをカバーするには手数を増やすしかないちゅうに、それで相手より先にバテるんではの…」
「パンチが弱いのは、お師匠さんがどうにかしてあげられる部分じゃないんですか?勝浩さんはここでの修業で随分伸びたでしょ?」
首をかしげながらカーサは尋ねた。しかし永川の名が出た途端、前田は急にバツが悪そうな顔をして頭を掻きはじめる。
「ナーと比べんでやってくれんか、あれはワシの教えがどうこうでなく、ハッキリ言うて、化け物じゃけ」
「あら、またまた。化け物ってんならお師匠さんのほうが余程」
「いや、あれは…、別に気の扱いが器用だったりはせんし、むしろ不器用ちゅうか、できることは少ないんじゃが、腹に溜めておける気の量だけは人間離れしとるんよ。
ナーは本来、気を練ったり自在に操ったりするのには向いとらん。気の扱いは半分イメージの世界じゃけぇの、頭の固い奴には向かんのよ。
典型的な、修業させても大した事もできんまま終わるタイプじゃ。そんでも、あんだけ量が溜め込めるなら、話は変わってくる。
不器用でも、放っておくにはあんまり惜しい器じゃったけぇ、子供の時分にちょいと辛い思いさせたとは思うが、最低限の事は叩き込んだんよ」
おつですヽ(´ー`)ノ
アブラゲwww
新作きてたw乙です!過去話wktk
名古屋のほうは三次と違って慌しそうだw
噴きながら名古屋さん言うなw
名古屋さん、定着w。
もう本名は憶えてもらえないなww。
| || | | | .| || ('''';;;;,) | |
| || | | | .| || (;;;;;('';;;;ソ;;,,) | |
| || | | | .| || (;;;,, ) /,, | |
| || | | | .| || (;;;(;;;;,,,)ヾノ;;` ⌒(;;;(;;;;,,) | |
| || | | | .| || ∧∧ / ;;ソヾ(;;; ) ヽ'(;;(;;;,、) | |
| |━━━┳━━| | |┳━━━ | || 彡 ` >・ (;;; )ヾ⌒ヾ/ (''''ソ;;;;;,) | |
| |━━━╋━━| | |╋━━━ | || <ヽ´Д`/> / ;;:( ;;;ノ | |
| |━━━┻━━| | |┻━━━ | | /| ̄ヘw/ヽ ............................................................\.|____
| ||:: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄::| | | ∧ / ヽ /」 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ||:: : : : : : ::| | | !WV|_/ ,,=ロ=< これはこの神社に古くから住まいいたす
| | | / \,,,(ノ l 森笠という狐にて候
| | |/ 〈__/l_/ \_____ __________
| |___________∩._____.∩_________
| ___________. |├─────┤|__________
| |: : : : : : : : : : : :: | |_______| |: : : : : : : : : : ::
| |::: : : : : : : : : : ::: |├──────┤| : : : : : : : : : ::
| |_________| |
「一度にどれだけ気を溜めておけるか…、がそんなに重要なんですか?」
「一部、例外はあるがの…、殴る、蹴る、斬る、突く、吹き飛ばす…、なんでもええ、なんでもそうなんじゃが…、
一撃の重さは、いちどきにどれだけの量の気を吐き出せるかで決まる。実際に気を放出するとは限らんが、とりあえずそう考えて差し支えなかろ。
水に例えて言えば…、タンクの大きさと、そっから出る水道管の太さと、水圧の関係に似とるかの。
まぁ、タンクに水を補充する速度にも個人差あるが、今は置くとして…、管が太くても水圧が高い状態を保つには、そもそも水の量が多くないといけん。ここまでわかるな」
「ええ、わかります」
「それに加えて、連射がきくかどうか、流す量は細くとも長時間持続できるかどうか、なんかが全部そこに左右されてくる」
「ははあ、なるほど」
「そんで、まあ、そこへくると浩司は…、何よりもまず決定的にタンクが小さいちゅうことじゃ。まぁ、あれでギリギリ一杯とは言わん、まだ修業で伸びる余地は多少あるじゃろうが…」
そこまで言って、前田は言葉を濁した。カーサにもそこから先は理解できる。つまり、余地はあるが、恐らくは要する修業の量に見合った成果はが上がらないだろう、ということだ。
「…それで、気を体外に放出する類のことは一切教えてあげないんですね。何でなのか今まで気になってたんです」
「体に溜めとる気の量がどうかなんちゅう事は普通は外からは見てもわからんからの、そう思うのも無理はないわ。
英心も決して多い方ではなかったがのぉ…、そんでも、浩司も見所はたくさんあるけぇ、英心くらい、いや、せめて人並みにあれば…、色々教えられることもあるんじゃが…」
「…数字的に言うと?どのくらいなんです?」
「そうじゃの…、なんも修業しとらん、フツーの大人を10とすると…、
ここを出てった時の英心が13、今のナーが…少なく見ても30、浩司は……、うーん…、5、6くらいかの…」
「うわ、そんなに…」
「そうなんよ。これを一言で言うんなら、つまり、素質がない、ちゅうことなんじゃろが…」
「でもあの子、反射神経というか、瞬発力というか…、とにかく跳びまわることだけは天才でしょ、あれはなんとか活かしたいですよね」
「じゃけぇ苦労しとるんじゃ。それが無かったら、ワシもとっくに諦めとる。いや、むしろ、早く諦めるべきだったんかも知れんよ」
「そんな」
「じゃが、あの子に会うた時は、ワシもまだ若くての…」
前田は自嘲気味に、しかしどこか懐かしそうに笑って、深く息を吐くと、茶の残りを飲み干した。
山崎は甘やかされている…、これは永川が声高に主張する事実であり、前田にも山崎自身にもその自覚はある。
しかし、仮に永川同様厳しく育てたところで、所詮山崎は永川の領域には追いつかないことを前田は知っているのである。
それに対して、――前田は誰がどの程度の素質を持っていて、将来的にどの程度の力を持つと考えられるかを弟子に伝えたことは一度もないから――、
永川はただ自分自身が確かに血の滲むような思いをして強くなったという、ただそれだけのことしか、知らないのだ。
「なーるほどねー…」
近所の子供や趣味の手習い、カルチャーセンターや老人会の講師依頼、欧米から来た日本かぶれの世話などとは別に、前田が今までに弟子として育てたのは3人。
みなまだ子供のうちから道場住み込みで育ったのだから、名実ともに前田が育てたと表現して差し支えないだろう。
その結果…、
ひとりは自分に次ぐ実力者になり、品行も特に問題ないが…、厳しい修業生活が長く続いたことが少なからず影響して、少し面倒な性格になった。
別のひとりは自分に懐いているが、決定的に素質不足で、時間をかけても多くは望めない。
そして、最も順調に育ってきたと思われたもうひとりは、ある日突然姿を消し、あろうことか、スラィリーの群れに混じった。
…英心さんが失踪して、勝浩さんが独立しても、お師匠さんが全然新しいお弟子さんをとろうとしないのは、こういうわけですか。
カーサは頭の中でそうつぶやいた。
これでは確かに、前田が、自分にはものを教える才がないのではないかと思ってしまったとしても無理はない…。
しかし…、この推理には、腑に落ちない点がひとつある。
永川と梵は寺の秘術の跡継ぎだから、前田の選ぶ余地もなく当然のように手元で修業をさせる流れになったにすぎないが、
山崎だけは唯一、前田が自分の意志で連れてきた弟子だ。
戦地の孤児など恐らく星の数ほどいるだろう、その中からなぜ、あの子を選んで連れてきたのだろうか。カーサはそれが気になった。
その眼力をもってすれば、おそらくは気の素質がないことも初見で見抜いていただろうに…、
それでも、その赤の他人の子供を、大怪我を負いながらも連れ帰り、ここまで育てた前田の情熱はどこから来るものなのだろう、
一体、なぜ…、
…カーサがそれを尋ねようとしたところで、ちょうど、また窓の外からけたたましい鶏の声と、人の叫び声とが飛び込んできた。
「それにしても、随分、騒いどるの」
「様子、見てきましょうか」
騒ぎの様子が見えるはずもない窓の外に向かって前田が首を伸ばそうとするのを見て、カーサは言った。
うおっ、作者様さしえ様乙であります!
元傭兵カルチャーセンター講師w
さしえは歌舞伎?狂言?風でスゲー
作者様乙です
3人の弟子・・・それぞれ違って、なんかいろいろ考えさせられてしまった
ホント読み応えあって大好きです 毎回楽しみにしてまっす
>>154 すごいなあ
カーサの耳と尻尾と衣装といい
バックの舞台といい、芸が細かい
>>163 いやGJ
名古屋さんどうなってんのかなw
開幕戦…
実況「ここで抑えのナー…が川が登板します。
バッターはチャンスに強い名古屋…のヒーロー森野です。」
俺達「(゚д゚)」
いやあ、練習試合とはいえカープが勝つと嬉しいですね。
,,,
∧ ∧ ∧ ∧
'' ( `仝´) <ヽ´Д`/>
''/ \ V/ ヽ / y/ ヽ
/ O ,,/ \ / ヽ O |
| ノ ==ロ=ヽ'' O ヽ ,,O(⌒ヽ,,ノ
|,,/__/ ヽ__) ,,/ ∬ ∬( ヽ 〜ノ
と_____)_) 旦 旦  ̄ ̄ ̄
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'' ( `仝´) <ヽ´Д`/>
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| ノ ==ロ=ヽ'' O ヽ ,,O(⌒ヽ,,ノ
|,,/__/ ヽ__) ,,/ ∬ ∬( ヽ 〜ノ
と_____)_) 旦 旦  ̄ ̄ ̄
あちゃ〜、スレ汚しスマソ(汗)。
>>166−168
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'' ( `仝´) <ヽ´Д`/>
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| ノ ==ロ=ヽ'' O ヽ ,,O(⌒ヽ,,ノ
|,,/__/ ヽ__) ,,/ ∬ ∬( ヽ 〜ノ
と_____)_) 旦 旦  ̄ ̄ ̄
せっかくなので直してみたんだぜ
>>168 専ブラかAAの編集ソフトでの確認をオススメするんだぜ
何コノマッタリしたスレ(笑い)。
「…そうじゃの。うん。ちらっとな」
先刻は茶を入れてもらうのも渋っていた前田だが、今度はいとも簡単に使いを頼んだ。
これは、あの『出掛けるまでが面倒くさい』心理と同じで、一度動き出しさえしてしまえば、あとはどうでもよくなる現象である。
「わかりました。お茶のおかわりは」
「いや、ええ。ありがとさん」
「じゃ、片付けますね」
「ああ」
片付けますねと言ってはいるが、これは単に茶碗を下げますねと言っているに過ぎないことを前田は知っている。
カーサは水仕事が嫌いなのだ。だから実際に片付けるのは、山崎あるいは食器洗い機の仕事である。
何でもします的な態度をとりながら好きでない仕事は決してやらないというのは、いかにも狐らしい…、
前田は頭の中で悪態をついた。
「…そうだ、あの人はどうなんです?さっきの数字でいうとどのくらいなんですか?」
そんな前田の気を知る由もなく、盆を手に立ち上がったカーサが、ふと思い出したように尋ねた。前田はほんの少しの間逡巡し、その質問に答える。
「きっかり10くらいじゃ。あれはドアラマスターじゃけぇ、連れのドアラとの間で多少の融通が利くじゃろうが、
それでも最大で12くらいかの。ま、通り一編のことをやるに不足はなかろ。
器用かどうかはわからんが、覚えは相当早いようじゃけ、付け焼刃でも、それなりになるんじゃなかろかと思うての」
「なんだ、結構普通なんですね。逸材なんていうから期待したのに」
「普通普通。ぶち普通じゃ。そもそも最初に逸材言い出したんはお前さんじゃろ」
「それをわざわざ鍛えたいということは、…できる限りのものを持たせたいっていう親心ですか。
はーん、お師匠さんもなんだかんだ言って、勝浩さんが可愛いんですね」
カーサはそう言ってニヤリと笑った。
「馬鹿言うでないわ。それに大体、ワシャ、お前さんにお師匠さんなんて呼ばれる覚えはないけぇ」
「あら、『お師匠さん』ってアダ名でしょ?」
「違うわ!」
前田がムキになって発したその言葉を聞くか聞かないかのところで、カーサはひらりと襖を閉めて出て行った。
ひとり部屋に残された前田は、机に肘をついて宙を睨み、それから、こぼすようにつぶやいた…、
「ナーが可愛いかなんて。あの狐め、馬鹿言うでないわ…、ナーも浩司も、英心だって、可愛いに決まっとるけ…」
>>172 どうも。お邪魔してます。
スレジャックに対し寛大なお言葉感謝しますw
おつです
作者様
作者様おつですー
お師匠さんかわいすw
。| ノ⌒ヽ、_ノ⌒
| |。 |゜ y /
゜| | |io i| ( お前に
。| ゜i| 。i|,,ノ |i ) 言われんでも
i|゜ ||゜ /ii 。 ゜|i_/゜ / 三人とも可愛いに
`ヽoー|i;|y-ノ ( きまっとる
,;:i´i;ノ ⌒ヽl⌒ヽ、_)
('';ii''
ノii;;| ,,
ii\ ∧_∧ii;+ || ’‘
iiiイ+( `仝´ )i;:::|| , ’ ,
;;:iiii+ii(つ□ つ|+ || ’‘
iiiイ+ ,,と_)__)、 旦~ ,
⊂ニニニニニ⊃| ̄ ̄|
早い!
作者さんAAの人乙〜
>>180 ワロタwwwww
みんな一癖あって面白いw
乙です
>>180 27歳ニート…wwwww
ラーメン思い切り吹いたわwww
GJ
なんか夕方のニュースのサブタイになりそうなのばっかw
――ギエエエエ、と鶏の鋭い声が響く。複数の鶏に一斉に襲い掛かられ、思わず森野は反撃した…、咄嗟に手から槍を出し、それを一振り、飛び掛ってきた何羽かをはたき落としたのだ。
しかし同時にいくらか攻撃も食らった。鋭い爪とくちばしに加え、並の鶏とはケタ違いの発達した筋力、攻撃を食らえば確実に皮膚が裂ける、出血は免れない。
はからずも今の一撃で、瞬時に槍を出すコツは掴めたような気はするが…、この槍一本でこれだけの数をどう相手すればいいのだろう。
一羽一羽がこの凶暴さ、うっかりすれば目も潰されそうな勢いだ。あまり長い時間はかけられない、と森野は思ったが、
しかし次の瞬間にはふと気づいたように、頭の中からその考えを振り払った。
危うく勘違いするところだった、これはそもそも、地鶏と闘う訓練ではないのだ。どうにかしてこいつらを全部、あの小屋へ押し込まねばならない。さてどうしたものか。
ひとまず森野が考えたのは…、鶏たちを威嚇して追い込むことだった。
「ゴラー!大人しく小屋に戻れ、戻らん奴は焼き鳥だぞ!!」
…槍を振り回しながら大声を出して追い立てる森野の声が辺りに響く。着想は悪くない。家畜を纏めて動かす方法としては、これは一般的には有効な手法だ。
しかし…、そこは広島の地鶏、いや広島の地鶏ならばすべからくこんな運動能力を持つとは、いくら余所者の森野でもさすがに思わないが、
ここの鶏たちに限って言えば、ダテにあの山崎の訓練につきあわされてはいないらしい、俊敏な動きで槍先をかわして、逃げるどころかしきりに襲い掛かろうとしてくる。
それでも群れの一部は少しずつ小屋のほうへ押されてくれているようにも見える、これはいけるか…、と森野が内心希望を持ったその瞬間…、
群れの中の一羽が突然地面を蹴り、鶏と思えないような力強い羽ばたきで頭上へ舞い上がった!
「うぎゃあああぁぁぁ!」
森野は思わずよろめいて、咄嗟に二歩ほど後退した。悲鳴が一帯に響き渡り、裏山に当たってこだまする。今のはおそらく前田の耳にも入っただろう。
真正面から強烈な蹴りを食らった額から、眉間を通って血が滴る。
呆気にとられながら森野はその血を左手の甲で拭い、それからのち、途方に暮れた。
なにしろ様子を見る猶予もなければ、追い立てても襲い掛かってくるのだ。かくなる上は覚悟を決めて、いっそ素手で掴めばいいのだろうか。
これが仮に三羽や四羽ならば、それでもいいかもしれない。しかし数え切れないほどの鶏を目の前にして、それでも物は試しと実行に移せるほどに、森野は愚直な男ではなかった。
一体、どうすれば。そもそも、そんなことが可能なのか。
ともすれば絶望しそうになる己を奮い立たせるべく、落ち着け、と森野は念じた。これは気の訓練なのだ、それだけははっきりしている。
しかし、具体的に気をどうすればいいのか、それが皆目わからない。
自分にできることといったら、槍を一本出すことだけだ。それ以上のことはできない以前に、知識がない。
しかし…、それは師匠も承知のこと、そのうえでやれと言うからには、できるはずなのだ。そう期待されているということだ。
然るに、その、できるはずのことができそうにない。…胸には焦りばかりが募る。
――どうすればいいのか、何ができるのか、本当にできるのか、俺にはできないのか…?
考えれば考えるほどに自信を失いそうになり、森野はふと視線を落とした。背後からやや長く伸びた、頭のでかい影が視野に飛び込む。それを見てよううやく、ここまで放置していたドアラのことを思い出し、森野はハッとした。
なんてことだ。俺としたことが、自分のことで手一杯だった…、
…マスターの焦りはドアラにも伝わる。一見自由そうなその行動と見てくれに反して、ドアラとは気持ちに敏感な生き物だ。自分がこんなことでは、さぞ不安にさせていることだろう。申し訳ない気持ちで森野は背後の相棒を振り返った。
するとそこには…、
頭の上に鶏を乗せ、また肩にも乗せて、なおかつその腕にも鶏を抱いて立つドアラの姿が…、荘厳に広がった大自然と傾きかけた太陽を背に、神々しくも浮かび上がって見えるではないか!!!!
「お、お前…、」
森野は動揺した。なぜだ、なぜこいつらは、ドアラには襲い掛からないのだ。この鶏たちが普段見慣れているのが山崎なのだとすれば、ドアラよりも自分のほうがはるかに受け入れられやすいはずだ…、
いや何をマジメに考えてるんだ俺は、わざわざ山崎と比べるまでもない、あのアンバランスな頭、耳、そして体色、どう見てもドアラのほうが、動物にも子供にも警戒されやすいに決まっている!それなのに…ッ!!
孔明先生へ
>>187 1行目 それを見てよううやく
「う」が多いので収載時訂正お願いします。
土日はスキーなので来ません。保守よろしくです。
名古屋さんキタコレ ドアラwww
作者様乙です スラィリーに気をつけて雪山楽しんできて下さい
続きキテタ(喜)。
ドアラすごいなさすがだな。
作者様乙ですー
太陽というか日没のAA、普段よく見るのにいざ使おうと思ったら見つからない罠('A`)
* ┼ (((
ミ ̄\( ゚∋゚)ノノ
ヽ ` )ノ
`'';;'"'';;'´ ┼ + *
、ゞヾ'""''ソ;μ, __
/ ̄彡※※※※ミ `ヽ
l r'~ヽソ;,, , ,; ,;;:、リ/~ ヽ l *
| | l; ´・ ▲ ・`;;l | | *
ゝ::--ゝ,, ∀ ,,ノ;;ヽ--::ノ
┼  ̄; ,「「「l」」」」、;  ̄
,'~^i d ! _ |ヾi* 十 十
/ 丿 d !  ̄ | ヽ| (((
/ミ /i ((( d !ミ ̄\( ゚∋゚)ノノ コケッ !
"~`ヽ(*゚∋゚/ソ' ソヽ ` )ノ
| ^` ---' // `ノ '' )' バサ
`-------' ii'' \,_. .ノ _
, ' ヽ'´ `'´ ξ
! ι i お、お前・・・
_ ヽ 名古屋 ノ
\ ` ! ; υ l" ))) オラオラオラ
/ `ヽ. ノ〆 ´#)/ ̄ミ
 ̄ ̄ /`======='ヽ`ξ ノ
{ ! |
ィ彡三ミヽ `ヽ _ ,.、|
彡'⌒ヾミヽ `ー f r\ /ィ、|
ヾ、 l ミヽ`、、 / ' 彡|
_ `ー―' l ミ. ヽVー‐// 彡 | お師匠さんは
彡三ミミヽ l :::/:::::::::ヽ ::::. !|
彡' ヾ、 _ノ l:':.::::::::::::::::.:゙:ー〈 | 狐に
`ー ' l'てi. ,ィこフ`::.:.:ヽ|
,ィ彡三ニミヽ __ノ ヽ/: ::ヽ .:.:.:.:.:.イ| 監視されて
彡' ` ̄ ニキC_::メニ二:''´:::|
_ __ ノ t : :ヽ::;;;;::::' ::::| います
,ィ彡'  ̄ l.: : : ;;ゝ;;::.::.::::|
ミ三彡' /⌒ ゙、: : : : : 、::.::.::|
浩司が入れてくれた茶は紅茶。ナンチテノォ
∧__∧
(`仝´;)。O〇(なんや視線を感じるのぉ・・・)
/っ旦~----.、
(´ )
[i=======i]
お、前のAA職人さんが戻ってきてくれたのですかね。
でもまあ、これもいちおう作ってみたんで貼っておきます。
∧∧∧ ∧∧∧
(,,゜Д゜) /)/) (\(\ (゜Д゜,,)
(\(\ /∪ / /) (\ \ ∪\ /)/)
(\\\ ̄ ̄ ̄\/// /)) ((\ \_\\/ ̄ ̄ ̄///)
( (ヾ( ̄(>- )/---)) ((------( -<) )ヾ) )
--- ヽっ * + L L
) ノ,-─‐‐-、 。*
/ ,|_CD__|‐-、 *
((⌒l ´・▲・ l⌒) )
/ゝ:_ ゝ_ ∀ 人ミノ +
(_ ⌒ヽ
ヽ ,ヽ \*。 +
__| ( \ \
+ ( ヽ. \ \ * + 。
\. ヽ \ \ っ, ∧∧ Ψ
\ \⌒\ \ ヽ ⊂(‘ ё’ )つ *
_) ) \ \ \ |
(__/ \ \ ∪∪
\ \
* _) ) * 。
。 + /__/
>>180 うめえwww一億と二千万回保存したwwwwwwwww
>>196 地鶏になつかれてるのに視線がww<ドアラ
>>196 地鶏から殺気が感じられないw
これがドアラと言ういきものの成せる技なのかwwwww
肩にとまってんのが無理やりだw
>>195 ほかんこさんの更新の早さには感動するw
ほかんこさんいつも乙です(`・ω・´)
AAスゴー
AAランダム見たくて更新ない時も覗いてしまう
※誤爆ではないです
,, -−'" ̄`"'ソノ、
/彡::::::ミ::::::::::::::::彡
/:::::::::,r'"~`ヾ)゙`ヾヽ)::ヽ
i::::/"'==、ハ,==":\|
ヽ:| `=・=` ':-・=' 、.| ナー、浩司
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:|
| `, -−-、 ' .:::::|
\ ''"'' ._/
(`ー‐--‐‐―/ ).|´
| | ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,, -−'" ̄`"'ソノ、
/彡::::::ミ::::::::::::::::彡
/:::::::::,r'"~`ヾ)゙`ヾヽ)::ヽ
i::::/"'==、ハ,==":\|
ヽ:| `=・=` ':-・=' 、.| ふふ♪呼んでみただけじゃ
|///////////////|
| `, -−-、 ' .:::::|
\ ''"'' ._/
(`ー‐--‐‐―/ ).|´
| | ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>196 保管庫経由で観た
ドアラ食っちゃだめだw
今にもかぶりつきそうな目が怖い
206 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/02/17(日) 13:05:29 ID:B+4DwkvYO
紅白戦やっちょるよ
∧_∧
〔*-上-〕 がんばるんだ森野!
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ 35 /
森野って誰だっけ?
名古屋さんの事。
リアルに名古屋さんは手首故障してるし......
ほしゅっと
スキー場にモヒカンの熊は居ましたか
モヒカン熊はクロカンをこなす猛者だから注意が必要ですね
ただ、捕食よりナンパしてそうだ
パソコンを使いこなす知能も持っている
ただ、ナンパして捕食してそうだ
もうじき冬眠から目覚めてくるよ
女子供は注意せよ!
強烈な敗北感にうちのめされ、森野はドアラの前に膝をついた。理由はまったく理解できないが、なぜかドアラは地鶏を手なずけている。その腕に抱かれた鶏は実に鶏らしく首を回して辺りをキョロキョロするばかりで、暴れる様子もない。
森野ががっくりとその場に崩れてしまったのを見て、ドアラはその場にしゃがみこみ、森野の顔を覗き込もうとした。その膝にまた一羽、地鶏が乗ってくる。
最早鶏がどうこうよりも、ドアラにできて自分にできないということが、森野にとっては重要だった。なにしろドアラにできることはすべからく自分にもできると思っている森野であるから、そのショックは計り知れない。
ひとしきりうちひしがれた後…、ふと、森野は、あることに気づいた。
そういえばさっきから、地鶏の攻撃を受けていない、気がする。
気のせいだろうか…、いや、気のせいではない。先刻とはうって変わって、どの鶏も、こちらを警戒していないのだ。
みな一様に、翼をばさばさやったり、地面をつついたりしている。森野には関心も示さない。
一体これがどういうことなのか理解できず、森野はしばらくまた呆然としたが…、突然ハッとしたように瞳を輝かせ、すっくと立ち上がった、
…理由はわからないが、とにかく地鶏は沈静化した…、掴まえて小屋へ押し込むなら、今がチャンス!!
|ё ’) イマナラ アバレナイ
|⊂ コヤニ オシコムナラ イマノウチ・・・
|
(((
ミ ̄\( ゚∋゚)ノノ
ヽ ` )ノ
`ノ '' )' ランタ タン
ヽ(‘ё ’;)ノ ランタ タン
( へ) ランタ ランタ
く タン
(((
( ゚∋゚)
ミ⌒ )
`'''L'L'´ ランタ ランタ
ヽ(;‘ё ’)ノ ランタ タン
(へ ) ランタ タンタ
> タン
(((
ミ ̄\( ゚∋゚)ノノ
ヽ ` )ノ
`'';;'"'';;'
__ 、ゞヾ"''ソ;μ, へ
i. ツ,-‐_彡※※※ミ.‐-、 ゝ_!
. !_l ((⌒l ´・▲・` l⌒) ) ノ ,/
. l ゝ.ヽニ'ゝ__∀__ 人ニノ" ,/ ← ドアラさん&地鶏
゙ゝ、 `)「「「l」」」」` l、,/
ヾ、 d ! _ i ,/
Y d ! l'"
! d ! ,l
l、_____d !__l
/」」」」」」」 狐さん
! ヽ ゙! ↓
ゝ ヾ. ゙! ,D.
\ ヽ.゙!ー七ヽ, __
\ )゙! く ゝ、 /゙ンニヾヽ,
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / ゙!" ̄ ゙ ̄ト;'(_)゙lー! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ゝ,/ l ! l.l l_/ヽ.ヽ,H、
/;;;/ ゝニl `¨¨ ↑ ~~~
(ゞヘ、 |;;;;| 名古屋さん
ドアラも森野のできる事は自分もすべからくできると思ってたよな。
かわういなこのコンビwww
>>218作者様乙です!
ドアラに出来ることが自分にできない敗北感はなんかわかる気がする…w
そしてリアルの森野が…orz
せめてここの森野は無事に修行を終えてほしいと願ってやまないっす
作者氏 AA作者氏 乙です
森野に失踪された名古屋防衛軍の気分をリアルで味わってたけど
ここの似た者コンビにフイタ 笑いをありがとう
広島家の人々も名作だなwwwカープ系はおもしろい小説が多くていいな・・・。
ほほほしゅ
227 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/02/24(日) 10:04:07 ID:TTwXtMFBO
老害緒方引退しろ
盗塁王 緒方
文章やAAで着飾ってるが実は中日ファソと広島ファソのただの馴れ合い雑談スレ
実はAA投下してる奴その1はどっちのファンでもなかったりするw
ドアラ目当てです
しかし…、森野がそう思うが早いか、再び地鶏の群れに緊張が走った。一歩も近寄らせない雰囲気で、みな一様にこちらを伺っている。
…駄目だ。ここで強引に近づいたところで、先程と何も変わるところはないだろう。森野は落胆し、口から長く息を吐いた。
それを見て、これまで静かに森野の様子を見守っていたドアラが、不意に口を開く。
「غشگلينون、هو٤ثبهيش、(ねえ森野さん、これってね、)」
「حاسيةلسل٤ثب、غون(いや、黙っててくれ)」
ただ地鶏に攻撃されないだけでなく、ドアラはすでに、この訓練に対する正解を掴んでいた。そして、それを伝えるべく森野に声をかけたが…、その言葉は遮られた。
「ىعقضيقأنبعربماهوخلاپفيف、
ياستَينونونهيهو
(お前の気持ちはありがたいが、それでは俺が自力で課題をクリアしたことにならない)」
森野の言ったことを聞いて、ドアラは明らかに躊躇した。普段から森野の言いつけに大人しく従ったり従わなかったりするドアラだが、それはあくまで普段の話、
この時の森野の真剣な様子はさすがのドアラにも伝わらないはずがない。つまり、ドアラは森野の本気をわかったうえで、なおかつ戸惑いを見せたのだ。
…その様子をカーサは大胆にも、鶏小屋の屋根の上から見降ろしていた。毛色を銀灰色から所謂狐色に変えているのは目立たないようにとの配慮だろうか、
しかし毛色がいくらそれらしい色をしていたところで、その規格外に立派すぎる体格、よく手入れされた飼い猫とさえも比べるべくもない艶やかな毛並みを見れば、
それが日本のどこにでもいる野生の狐と同じものではないことなど、誰の目にも明白だろう。
ただ、それほどに目立つ風体をしたカーサの姿も、森野たちからは小屋の屋根に遮られて見えない。この状況ではカーサからも等しく森野たちが見えないはずだが…、
そこは卑しくも嘗ては神様にお仕えした銀狐、少しくその目を赤く光らせたれば、やれ、見えぬものなどないのである。
同様に、たとえその言葉を理解せずとも、その耳には、彼らが何を言っているのかが理解できるのだ。
――はーぁ、なかなか賢い子ですね、驚いた。お師匠さんが申し忘れたところをお伝えして差し上げようかと思ってましたけど、これはもう少し様子を見てみましょうかね。
もっとも、この子に比べてマスターは幾分鈍いようですけど、足りないところを補完しあうのがマスコットとマスターですからね、アナタがどれだけその子を信じて頼れるかに全てがかかってるわけですよ、ねぇ森野さん?
カーサはそんな事を考えながら、ニヤリとその口元を緩め、わずかに覗いた犬歯を輝かせると、両手を顔の前へ揃え、屋根の上に伏せるように座した。長期戦の構えである。
ドアラ頭イイナ
森野ガンバレ
ドアラのひみつ.....
236 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/02/27(水) 20:21:54 ID:JyQRIxve0
捕手
――とはいえ、口がきけるんだから、マスターさえ素直だったら特に問題ないわけか。ただねぇ…。
森野の本気がドアラに伝わるのと同様に、ドアラの戸惑いも森野には充分伝わっている。こいつは俺のためを思ってくれている…、ああ申し訳ない、と森野は思った。だが今は忍んでくれ。これは試練なのだ…、
…しかしドアラは森野の目を見たまま、表情を伺うように、それでもまた口を開こうとした。森野はそれを手のひらで制する。
――軍人さんってのはね、概して難しいもんですよね。勝浩さんも結滞な性格ではありますけどね、あれとはまた違うんだなー。
今日のドアラは随分聞き分けが悪いな、と森野は感じた。いつもなら、二度も制すれば、言うことをきくか、さもなくばヘソを曲げるかしてしまうはず。ドアラとは本来淡白な生き物だ。
そしてまた数秒の躊躇ののち…、森野の制止を押し戻すように、ドアラはずいと前へ出た。
「お前、何を」
予想していなかった行動に森野は慌て、脳がドアラ語を喋るよりも前に、脊髄が勝手に日本語を口走った。同時にドアラを包む空気が突然に質を変える、
いや、それは昨日までの表現だ、ドアラの体の内外を循環する気が、立ち昇る闘気へと変わったのだ。
一体何のつもりだ…、などとは思う暇もない、なぜなら次の瞬間には、大人しく懐いていた鶏たちが目の色を変え、いきなりドアラに襲い掛かったのだから!
「お、おい」
「غشگل!!」
小さく悲鳴をあげ、ドアラはその場に尻餅をついた。…鶏たちはそれ以上ドアラに追撃を加えようとしない。何がなんだかよくわからないまま、森野はドアラに駆け寄った。
「大丈夫か」
言葉はともかく表情は伝わったらしく、ドアラはゆっくりとうなずいた。
何なんだこいつらは、突然ころころ態度を変える…、いや、そういえば…、
今現在、ドアラは闘気を立ち昇らせてはいない。そして、鶏はドアラに無関心だ。
そこまで考えて、ようやく、森野はハッとした。
「そ…、そういうことか!!」
そういうことだったのだ。この柵の中へ入ってからというもの、森野は与えられた課題をクリアすることに躍起になり、自然と闘気が漏れていた。
鶏たちはその気配に敏感に反応し、森野を過剰に警戒していたのである。
――ピンポーン。正解ですね
カーサは心の中でつぶやきながら、森野の感動にうち震える様子を見て、ひとつ大きくアクビをした。前田が言い忘れたのはこの事だ。
気とは本来気取られてはいけないもの。気の状態を読まれることは、心を読まれるのと同じことだ。例えば事前に殺気を感知されることで、殺しは何倍も難しくなる。
しかるに、全身から闘気が昇っているなど論外のことだ。概して気の状態は自分の心の状態に左右されやすいものだが…、そこを自在にコントロールできるようになることが、まずは修業の第一歩。
…それにしたって、お師匠さんも大事なことを言い忘れますよね…、アクビによって目尻にたまった涙を前足で擦りつつ、カーサは鼻で溜息をついた。
ドアラの師弟愛(?)に全俺が感動した
森野よ、もうちょっと肩の力抜いていこうぜ…ww
作者様 超乙です
ということは、ドアラは気を自在にコントロールできているわけだ
スゲーよ、ドアラ、マジかんど
作者さま乙です!
自分も感動してしまったw>師弟愛
ドアラいい子だよドアラ
244 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/02/28(木) 02:45:18 ID:i7XZTXqX0
作者さん乙!ドアラ流石www
ガンジーのように神々しいよ、ドアラ……
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
-―- _
\,_. .ノ `'´, -、ヽ
(● (● ゙ } i
d ゙ー'ノ
∈∋ l"
ヽ ノ
\ ノ
ノヽノヽ
くく
ドアラ偉い子だねドアラ。
・・・・・・・・・・・・・・・てか、なにげに達人??
いや、自然体というか、野生なんじゃない?
ド「もりの、ムキになってるねw」
流石文豪。森野なんてなんともないぜ。
カーサは「名古屋さん」じゃなくて「森野」だってことを知ってるのか・・・。
そーいや、「名古屋さん」って言ったとき吹いてたし。
・・・お師匠さんに教えてやれよorz
>>250 森野が来てやまちゃんが取り次ぐところから一部始終見てたってことかw
>>250 それを敢えて教えないところがカーサなんじゃんw
目を閉じて2、3度深呼吸をしたのち、森野はゆっくりと目をあけた。
地鶏は一羽も森野を見ていない。良し。要はこの状態を保てばいいのだ…、ただし、この数え切れないほどの鶏をすべて小屋へ運び込むまで。
「ظلانيءگةخبؤششغ(手出しするなよ)」
森野は忍び足で鶏に近づきながら言った。闘気さえ漏れていなければおそらく足音を立てたところで何でもないのにも関わらず、漫画に出てくる泥棒のような動きをする森野を見ながら、ドアラはしっかりとうなずいた。
ドアラにしてみれば、これでひとまずOK、とでもいったところだろう。自力で課題をクリアしたことになるとかならないとか言われても困るのだ。
森野は勘違いしているようだが、ここでの最終的な目的は賞金を稼ぐことであって、そこに至るまでのことはすべて手段でしかないのだから。
勿論、森野がここで桁違いに強くなって、最早ビッグ・ドメがあってもなくても関係ないくらいになるのなら、それでも一向にかまわないが、それなら尚更修業は急いでもらわねばならない。
東戦線もいつまでもつか分からないし、それに何より、こんな赤味噌もないところに長居するなんて。冗談じゃない。
そんなドアラの気も知らず、専心に忍び足をして、やがて手の届くところまで群れに近づいた森野は、ごくゆっくりとその場にしゃがみ、
これまたバカに丁寧な手つきでその中の一羽に両手を伸ばした…、そして、その胴体を両手でわっしと掴んだ。
「や、やった!」
と、喜んだのも束の間、突然手の中の鶏がバタバタと暴れ出した。
「おっ、うわっ」
「مشخثينقءفيِـي、گلينون(森野さん、落ち着いて)」
咄嗟に森野はまた深呼吸をして、どうにか鶏を放さずに済んだ。捕獲に成功したことで心が乱れ、気も乱れてしまったのだろう。何事も考えずに、ただ無心に運ぶのだ。
――いっぺん深呼吸したくらいですぐに気が静まるなんて、さすが訓練を受けた軍人さんですね。これなら、やっている間じゅう心を平らかに保てなくても、鶏を小屋へ運ぶことくらいはできそう、か。
…ということは、この訓練をクリアしても、ここで養いたい能力は完全には身につかないことになりますけど…、お師匠さんも「付け焼刃」って仰ってたことですし、きっとそれでもいいんでしょう。
しかし、何事も考えずに…、というのは案外難しいものだ。考えるまいと意識すればまたそれが緊張となって心を乱してしまうし、どうしたものやら…、と森野は少し考え、やがて、ひとつひらめいた。
歌でも歌ってみるのはどうだろう。
「とーおいよぞらにこだーまするー♪」
…いける。これはいけるぞ。
「りゅーうーのさけびをみーみにしてー♪」
…程なく、森野ははじめて、鶏小屋の中へ入ることができた。勿論、その手には地鶏が収まっている。
「よいしょ、と。ほれ」
森野が手を離すと、地鶏はばさばさとはばたいて、ゆっくりと地面に着地した。
やれやれ、やっと一羽か…、などと思いながら、大きく息を吐きつつ森野は顔を上げた…、すると、側面の壁に貼られた一枚の張り紙が、パッとその目に飛び込んできた。
「平常心」
森野はそこに毛筆で大書された文句を音読した。これは自分より前にここで同様の修業をした誰かが、書いて貼ったものに違いない。
だが、これは少なくとも永川の字ではない、と森野は思った。なぜなら、さっきスラィリーマスターをどう攻めるかの構想を述べるさいにメモに書き付けられた永川の字は、もっと達筆であったからだ。それに対してこの張り紙の文字は、お世辞にも上手いとは言えない。
紙は和紙で、黄ばんでいるが…、画鋲の錆び具合からいって、さほど古いようには見えない。精々ここ3年程度のものだろう。
つまり、数年前に姿を消したという永川因縁のライバル、そして自分がこれから闘うべき相手でもあるその男が書いたものでもないはずだ。
だとすれば…。
「山崎、か」
思い返してみれば確かに、あの男、心を平常に保つことはあまり得意ではなさそうだ。したがって、この修業が困難を極めただろうことは想像に難くない。
現在ではこの鶏たちすべてを相手に手合わせを行うという無茶な修業を日課としているらしい山崎も、かつてはここで鶏に蹴られながら途方に暮れたものかもしれない。
そう、伝説の傭兵の愛弟子であり、ルールつきの勝負でこそ自分が辛勝したとはいえ、随分な使い手に見えるあいつも、かつては…。
……。
一人うなずいて森野は、張り紙から目を離し、小屋の外を見た。夕刻が迫っている。
よし。できるだけ早く片付けてしまおう。
森野は小屋から駆け足で出ると、また鶏の群れにむかって手を伸ばした。
「いちばーんひこのがるーいーにでてー♪」
新作来てたーヽ(´ー`)ノ
作者様乙です
森野よりドアラの方が状況を正しく把握してるとはww
ベストセラー作家は違うぜ
燃えドラで平常心になる森野もすごいなw
燃えドラ88かよwwww
作者様乙っす。
>>260 ちょwwww
こんなのがあったとは初めて知ったww
>>262 昨年の正月番組(広島ローカル)の一場面です。
そういえば今年の正月番組「前田王国」というヤツ、
ビデオに録画したもののまだ見ていないw
彦野懐かしいね〜。今何をしてらっしゃるんでしょう。
赤味噌ww
∧_∧ 〜
|´」`|_ __ <住み慣れた〜♪我が家に〜♪花の香りを添えて♪
ノ/ ¶/\_\. |[l O | リフォーム〜♪しようよ〜♪新永川劇場♪
ノ ̄ゝ\/__/ |┌┐|
| ̄ ̄ ̄| __ll__ .|└┘|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
_________________________
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\ナガカー劇場アイカワラズ━(゚∀゚)━!!!/
パチパチブラボー!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄パチパチ
∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ( ´∀` )∧_∧∧_∧∧_∧
ホームランを打って代走をだされた男かw
「いま検査に回しているから、少し待ってね。それとも、急ぐかい?」
事務所に戻って永川山崎にソファを勧めると、青木は何よりも先にまず、そう言った。
「いや、まだ時間はあるよ。大丈夫」
「じゃあ、コーヒーでも飲んでいきな」
永川の返事を聞いて青木は笑顔を見せ、ミルを使って豆を挽き始める。コーヒーの香りがそこはかとなく辺りに漂う。
…急ぐと言ったところで別に、検査が手早くなったり査定がすぐに出たりするわけではない。急ぐかい、というのは、もし今日のところはすぐ帰りたいのなら、後日査定結果を報告するから、それから折衝してお互いの取り分を決めましょうという意味である。
その日の仕事がその日のうちに片付かないのは、永川はあまり好きではない。そして、仕事のあとに青木がいれてくれるコーヒーは好きだ。
となれば…、山崎を借りたまま師匠を待たせているとはいえ、永川としては、急いで帰る理由はない。
「そうさせて貰うよ」
永川がそう返事するのを聞いて、山崎はソファに腰を下ろそうとしたが、ふと何か気づいたようにその動きを止め、じっとソファを注視した。
先程、出発前には気づかなかったが、改めてみると、ソファは革張りで、明らかに高級そうな雰囲気を漂わせている。
しかるに、自分が土だらけの埃だらけなことを思い出して、山崎は座るのを躊躇したが…、同じく埃っぽい永川が遠慮なくどっかりと座ったのと、青木がジェスチャーで再度着席するよう勧めるのとで、ようやく、少し浅めに腰を下ろした。
「こんな時間に帰れて良かった良かった。一時は持久戦も覚悟したけど、ナーにしては思い切った決断だったね。英断だよ」
いままで山崎が嗅いだことのないくらいにやたらと香り高いコーヒーを、これまた高そうなカップに注ぎ、それを各人の前へ並べながら、青木は果たして褒めているのかわからない表現で先刻の永川を評した。
「いやあ、まあ。夜には戻りますって言って出てきちゃったもんだから。それに、助手がいたからこそ、さ」
「そういえば…、突然彼を連れてきたのはどういう風の吹き回しだったんだ?」
「別に、あんたがよこしたメール見たら、人手があったほうがいいと思うのが普通だろ。俺そのときたまたま道場にいたもんで、手近にいたから連れてきた。ついでに社会勉強にもなるだろうしさ。
いい若いもんが道場で年寄りの相手ばっかしてんだもの、たまには外で苦労させないと」
「社会勉強て何やねん。適当な事。ちょい聞いてーな勇人さん、コイツ最初何も言わんかってんで?黙って連れ出して、ここ来る途中でいきなり仕事手伝え言いだしてん」
「当り前じゃん。最初からスラィリーハント手伝えなんて言ったらお前ついてこないだろ」
口をとがらせて主張を展開する山崎とそれを軽くあしらう永川のやりとりを聞いて、青木は思わず苦笑する。
「なんだ騙して連れてきたのか、無茶するね」
「人聞きの悪い。ちゃんと報酬の話もしたし、それで合意したんだから、問題ないだろ」
「報酬云々以前に、未経験者をいきなり路上スカウトだなんて。クレイジーだぜ。人手なら言ってくれれば他に確保できたのに」
この青木の一見何気ない一言に、これまで涼しい顔をしていた永川が突然噛み付いた。
「はあ、誰を確保できるって。今は昌樹も梅ちゃんもふさがってるだろ。それだったら未経験でもこいつのほうがマシだ」
「梅津君はわかるが、林君は別にふさがってないじゃないか」
林昌樹と梅津智弘。なぜここで突然彼らの名が出てくるのかはわからないが、道場へたまに顔を出すことがあるので、いずれも山崎にとっては知った名前だ。
ただし…、道場に顔を出すとは言っても、彼らは前田の弟子ではない。スラィリーハンターを志望した彼らを永川と梵が勝手にレクチャーして育てていたのを前田が黙認したもので、梵が姿を消した現在では二人とも永川の弟子を名乗っている。
現在ではそれなりに熟練したプロのハンターで、山崎の知る限りでは、林はブーメランの名手、梅津は何か珍しい能力を使うらしく、そういえば最近、その道の大家である千葉海軍の著名な人物の元で修業したとか言っていた気もするが…、
これは山崎にとってはさして重要な情報ではなく、よって詳しいことは忘れてしまった。
「打診しても出てくるわけないと思わないのかよ。今季はもう昌樹は店じまいだから、そう思っときな」
「なんだその言い方。俺が何したっつーのよ」
「何かしたなんて言ってないだろ。ありゃ事故だ。ただ少しは昌樹の気持ちも考えてやったらどうなんだって言ってるだけだ」
「気持ちでいつまで仕事休むんだよ。どんなプロだ」
「こっちゃ自由業なんだからほっといてくれって話。もっとも、あんたが昌樹と期間契約でもしてたってんなら別だがな?そうでないなら何の拘束力があるって」
スライダ…ブーメラン使い林キターーー
パの軍隊も存在してたのか〜!!!
前に名前だけ出てきてたね、パリーグ軍隊。札幌と福岡と千葉幕張。
幕張は「マリーンズ」だけに、海軍最強と言われてるらしい。
ちなみに、1スレめ?で職人様が描いておられた金城&ホッシーも海軍チックな服を着てたけど、
「ベイスターズ」だけに、海軍が強いのかも。
と色々想像してみる
新キャラ面白そう!
この三人といえば勝利の方程式・HUNってあったなー
ごく短期だったけど…
ん?
まさか「幕張の著名な人」って元幕張の防波t
あれ、朝から誰か来たみたいだ
ちょっと行ってくる
リアル梅津は大学の6年先輩俊介を非常に尊敬
例年自主トレにも帯同してる
他チームなのに色々教えてくれる俊介に好意を抱く広島ファン多数
ということはスンスケと仲良しのマー様も登場の可能性あり?wktk
「そりゃ理屈はごもっともだが、そんなことじゃ商売にならんよ、キミそれでも日本人なの?」
「そのぶん俺が働くんだから問題ないだろ。人手もこっちで連れてきたんだし、こいつの報酬は俺で払うんだからあんたに迷惑かけてないじゃん。
何度も言ってるが、昌樹か梅ちゃん以外とは何が何でも組まないよ、俺は。どぉーしてもってんなら、俺を使わず初めから他の奴に回してくれ。とにかく、どこの馬の骨だかわからん奴と組むのは御免だ」
「ほんとに他人を信用しないねキミは」
「人を信用して後悔するより、信用しないで後悔したほうがいい」
「根暗だな」
「何とでも」
「仲間は多いほうがいいぞ、うちに来れば人生観変わるぜ」
「またそれだ。うちって何だよ。とっくに足洗ったんじゃなかったのか」
「洗った、洗ったよ、でも争って出てきたわけじゃないからな」
師匠の前では絶対に言わないようなことを次々口にする永川と、一歩も退かずに思ったことをはっきりと言いまくる青木に、山崎は圧倒されかかった。
事故って何やの、梅ちゃんに何かあったんか、ちゅーかその厭世観は人としてあかんやろ、等々、色々つっこみたいところはあるが…、
まずは口論をやめてもらうことが先決だ。有益そうな議論にも聞こえないし、なにより居心地が悪くてかなわない。
「何やわからんけど…、ケンカせんとって?」
その言葉に永川はハッとして山崎のほうを向き、それからニッと笑って、頭を掻いた。
「ああ、ごめん。別にケンカしてるわけじゃない。勇人さんには色々我侭言いやすいからさ、つい」
「そ、お互い言いたいこと言ってるだけだから気にしないで…、まあ、初めて見たら、争ってるように聞こえるかもね。悪かった」
聞こえるかもね、やなくて、争ってるようにしか聞こえへんて…、そう山崎は思ったが、本人たちがいいと言うなら殊更こだわることもない。
恐らく、いつもこの調子で、長いことうまくやってきているのだろうから。
「で?もしかして、まだ付き合いあんのかい、あっちのほうとは」
「あるわけないだろ。あっちはノコノコ外を歩ける身分じゃない」
鼻で小さく笑いながらそう言って頭を横にゆっくりと振る青木を見て、永川は、そりゃそうだ、と言って笑った。
「たまにテレビに映る奴は、まあ元気なのかなって思うけど、それ以外は全然」
「映る奴は決まってるしな。名前忘れたけど、あのトップの奴」
「いや、あれトップじゃないんだよ」
「あ、違うのか」
「あれはメディア露出用の、なんちゅうの、報道官」
「じゃ、トップは別にいるわけか。知らんかった」
「うん。別にいるね。メディアに出ないから、地元以外ではほとんど知られてないだけで、地元じゃ有名だし、顔も知られてるんだけどね」
「…何々?だれか有名人の友達おんの?」
無事口論は収まったものの今度は言っていることがほとんど理解できないので、話に割り込む隙を伺っていた山崎は、ここぞとばかりに疑問をぶつけた。
こういう時に遠慮しないのが彼のいいところであり、時には悪いところでもあるが…、青木は特に気にする素振りを見せない。特に隠し立てするような事でもないのだろう、答えは青木本人ではなく永川の口から発せられた。それというのは…、
「この人ね、テロリストなんだよ。所沢のね」
「は!?」
「都市間指名手配で懸賞つきの大物だぜ」
関係ないはずの永川がなぜか誇らしげに語るその内容があまりに非日常的すぎて、山崎は理解するのに数秒を要した。
「テロリスト…!?」
「昔の話だよ」
目をまるくする山崎に対し、青木は落ち着いた様子でコーヒーをすすり、微笑みながらそう言った。しかし、元テロリストなどと聞かされて、なんだ昔の話ですか、とすんなり納得する山崎ではない。
「昔の話言うたかて。所沢のテロリスト言うたら、有名やんか!?」
「…まあ、そうね」
青木は否定しなかった。それも当然といえば、そうかもしれない。なにしろ、所沢のテロリストといったら、有名どころの騒ぎではない。
所沢解放戦線青の獅子、通称『俺達』。世事には随分と疎い山崎でもその名は知っている。なぜなら、所沢から遥か遠く離れた広島でも、彼らの活動の様子は時折テレビや新聞紙上を賑わすことがあるからだ。
俺達まで絡んでくるのかよw
まぁ勇人はもともと勇者だったからねぇ…
俺達wwww
というかこれは近年まれに見る超良作!!
クオリティ高すぎ!!
俺達まで絡んでくるのかw
これはwktkせざるをえない!!
たしかにテロリストw
噴いたw
俺達wwwwwwwwww
しかもテロリストwwwww
この展開は読めんかった!
俺達キター!
西武ファンのオレ涙目wwwww
「人を信用して後悔するより、信用しないで後悔したほうがいい」
ってちょっとせつないな
今まで名前が出てきたのは、
広島、名古屋、文京、西宮、聖都神宮、札幌、福岡、幕張 くらいか。で、ここに来て所沢。
しかし、ここの保管庫さんは仕事速いな。感謝。
俺達テロリストwwwww
コーヒー噴いたwwwww
俺達の登場自体が予想外www
…簡単に言うと、俺達とは元々、所沢を長く支配した独裁政権の打倒を掲げて結成された反政府武装組織である。
正式名称は先に述べたとおり別にあるが、仲間同士の連帯意識が非常に強く、構成員は一様に自分たちを指して「俺達」と称するため、いつしか組織そのものがこの名で呼ばれるようになった。
「あそこも随分長いよね、俺達の支配下になってから。所沢でクーデターがあったときはさ、俺まだ二十歳にならなかったもん」
「そう…、だね。もう10年近くなるか。早いもんだな、時間の経つのは」
かつては栄華を誇った所沢も、独裁政権が長く続きすぎたために、権力は腐敗し、都市は疲弊していた。
これに怒った数名の活動家が中心となって組織が結成され、ゲリラ戦や爆破テロを中心とした活動を繰り返し、遂には独裁政権を倒すに至る。
当然これは社会的に許されるべき所業ではなく、所沢政府は勿論のこと、すべての都市政府が俺達を所沢の正式な統治者とは認めていないが…、
現在の所沢政府は形ばかり存続するのみで、実質的に所沢は俺達の支配下、これは誰もが暗黙のうちに認めるところだ。
「せやけど、関東って結構デカい都市多いやん。そないなとこでそんだけの間、頑張っとられるんは何でやの?」
懐かしそうに遠い目をする青木に、山崎が質問を投げかけた。政治に興味を持ち始めた子供が、大人をつかまえてそうするように。
俺達の説明で個別の11人を思い出したw
うーん、俺達が分からない。。。
長期独裁政権が森時代なのかトンビの頃なのかも分からんw
そ、総帥は、総帥は出るのっ?
>>299 二軍で好投>一軍で炎上>二軍落ちの無限ループを繰り返す、
「一軍半」という言葉では到底言い表すことのできない、
一軍と二軍を隔てる壁に取り込まれて身動きの出来なくなった猫投手達のこと。
炎上スレをしばらくROMればわかるw
西武で独裁つったら監督じゃなくてオーナーかなと思ったんだが違うのかな?
オーナーだと思う
「常勝軍団ライオンズ」=長期政権、とイメージしました。
「うん、いい質問だね…、まず関東つっても、端のほうだってのがひとつ。それから、強豪揃いだからこそ、今はどこも所沢に干渉してる余裕がないってのもひとつ。あと、聖都神宮が事実上黙認してるせいもある」
「神宮にそんな力あるのかよ?」
今度は永川が口を挟む。実際、現在の神宮のもつ軍事力は、正式な軍隊を持たず、全体として統率のとれない民兵組織を若干備えるだけの広島のそれと、ほとんど変わらないとも言われる。
「軍事力はないよ。でも、聖都だからね。大義名分を持ってる。ちょっとゴチャゴチャした話になるけど…、仮に、どこかの都市が所沢を占領しようとして、所沢政府救済って建前を掲げて、俺達制圧に乗り出すとする」
「うん」
「でも、今の所沢には俺達が深く入り込んでいて、住民への援助で支持も得ているし、独裁政権下の絶望感を住民はみんな覚えてるからな。俺達が排除されてまた厳しい管理下の生活になることを皆恐れている。俺達もそれを煽ってるしな。
そこを無理に制圧しようとすれば激しい抵抗にあうだろうし、大量に犠牲が出ることが予想されるだろ。
そうすると、制圧に乗り出した側は他都市に非難されることになる、つまり、所沢を手に入れたとしても、次に攻め込まれる口実を他所に与えちゃうことになるわけ。だからわざわざ所沢に手出ししようとする都市はない。誰だって火傷したくないからな」
「はあ」
「でも、神宮が例えば『所沢はテロリストから開放されるべき』とか発言すると、なんていうの、俺達制圧のために犠牲を出すことが正当化されるわけよ。つまり火傷しても見合うだけの見返りが発生するわけ。
…まあ、それがわかってるから、神宮も発言には慎重なんだと思うけどね。神宮もかつての軍事力はもうないから、関東に多くの都市がひしめきあって、互いを牽制しあうような構図じゃないと生き残れない。
だからイチ都市としての本音を言えば、俺達を所沢の統治者として認めたいだろうと思うよ。聖都って肩書きがあるから、簡単にはできないだけで」
青木は現在の関東の都市間の事情をつらつらと淀みなく説明した。青木のおかげで多少の予備知識をもつ永川はフームとうなずき、山崎はただただ目を丸くする。
「なんや、難しい話やんなぁ…」
「それとね、俺達が潰されない理由があとひとつ」
「まだあんの」
「あそこは総帥が半端ないんだよね、マジで。やっぱね、いくつかある理由の中でも、これがでかいよ」
そう言いながら、青木は不敵にニヤリと笑う。
「総帥ってもしかして、さっき言うとった、表には出て来ぇへんいう」
「そそ。まあ出てこないって言っても、名前はたまに報道で聞くから、キミたちも聞いたことあると思うよ、大沼幸二って、知らない?」
「あ!僕知っとるわその名前!きーたことある!僕とおんなし名前やな思ーて、聞くたび、ちょい気になっとったんよ」
「そうか、キミもコージだったね。ちなみに、あのテレビに出てる奴は小野寺」
「あーそうだ小野寺だ。そうだ。思い出した。あれがトップなんだって思ってた」
先刻はド忘れしていた名前を言われて思い出し、永川はポンと膝を叩いた。
沼者きたあああああああwwwwww
_、_
( ,_ノ` )
(⌒`:::: ⌒ヽ 勇者よ、元気でやっているようだな
ヽ:::: ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 15 │
力者が広報なのかw
「そう思ってる人多いんだけど、違うんだよね。あれは宣伝塔なのよ」
「その総帥が全権持ってるってこと?それって独裁政権と変わらないんじゃないのか」
「いや、普段は幹部で合議制。最終的な決定権は総帥が持ってるけど、それも出席者の1/3が反対したら却下。
ただし急な時の指揮権は全部総帥持ちで、総帥以外の幹部はみんな権限一緒だけど、緊急時に総帥が指揮を取れない場合の優先順位だけが厳格に決まってて、小野寺は一番下、俺は何番くらいだったかな、もう忘れちゃったけど。
まあ、小野寺も幹部には違いないから合議には参加してるし、総帥と仲良しだから相談に乗ったりとかはしてると思うけどね、なんせお人好しだからね、相談役としてはどんだけ役に立つか」
「テロリストつっても、案外ちゃんとできてるもんだな」
「まあね。でもそれは総帥の性格だよね。あいつはなんていうの、平たく言うとチキンでさ、独裁ができるほどの器量はないんだ」
「ええー、なんやその理由!」
思わずソファから尻を浮かしてつっこんだ山崎に対し、青木はサラリとしたもので、笑いながらさらにつけ加える。
「だって本当にそうなんだよ。本人が認めてることだしね」
「…それで半端ないって、具体的にはなんなの。頭がきれるとか」
「いやいやそれは全然。ああまあ全然ってこともないか。いたって普通。十人並み。通信簿でいうと3」
↑総帥です。
絵上手いな!
315 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/03/06(木) 00:10:45 ID:YoaIOWPkO
シーボル学習中
まめな投下お疲れさま
賞金ドルなんだw
俺達マスケラテラホシスwww
ちょっと目を離した隙に所沢の話になってる(笑)
森野もなんとか課題をクリアできそうだし、これからの展開にワクテカせざるをえないw
作者様乙です〜
>>312 こまめな投下乙ですよ!
鯉本命、兼任獅子ファンとしてはたまらん展開www
保管庫のことは気にせず好きなときに好きな量だけ投下して下さい
昨夜は
>>314までのログと
>>312の画像保存だけして更新せずに寝てたしw
総帥テラ巻き毛ww
所沢の人たちは中東チックな服を着てるのかー…イメージ的にはオ○マ・ビン・ヌマジャwww
そういや今、勇人が着てる服もエスニックなデザインに描かれてたね。
ただのメタボ隠しじゃなくて、立派な伏線だったんだなw
>>312の沼者の巻き毛の左上あたりが鑑文字で「ご協力」って読める気がするんだが…ww
…もしかしてチラシの裏っすか?
「それなら一体、何が?」
「何って、キミと同じさ」
「俺と…?」
「発火体質」
そう言われて、ああ、と永川は納得顔をする。
「能力者なんだ」
「そういうこと。まあ、あいつの場合は我流だから、キミと比べればできることは全然少ないよ。文字通りの人間爆弾。遠隔操作は一切できない」
「それは何、まさか体表から直接爆発を起こすってことか」
「そうだね」
「それじゃ、本人も無事で済まないだろ」
「それが無事なんだよね」
「え、まさか。だって自爆だろ!?」
信じられない、という顔をして永川は二度目の「まさか」を言った。
「まさか、って言われても、実際無傷で帰ってくるんだもの。爆弾なんて作って持ち込めばいいだけだから、どっちかっていえば火が出ることよりも、あいつの場合耐久力のほうが重要だよね。噂じゃ対戦車砲に耐えるとか言われてるよ」
「…噂話はアテにならんよ」
永川としては生身の人間が対戦車砲に耐えるなんて話を易々と信じるわけにはいかない。所詮、竹槍で戦闘機は落とせないのだ。
「まあ、アテになるとかならない以前に、そんな事試しちゃいないと思うがね…、とにかく肉体は強靭だよ、家の一軒くらい吹き飛ばしても、涼しい顔して戻ってくるから。
時に髪の毛の先がちょっとコゲたりとかは、してることもあったけどね」
発火体質に吹いた(ノ∀`)
作者様乙ですよ
発火体質wwwww
炎上スッドレ住人歓喜な流れww
ナーが噂話を根に持ってるwww
329 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/03/10(月) 10:42:19 ID:egIrToZL0
高橋 5勝6敗 4.70
前田 291 16 71
緒方 267 9 35
「そんなこと本当に可能なのか。どういう仕組みなんだ…?」
「そこらへんはキミのほうが詳しいんじゃないの。俺にはさっぱりわからんし、多分、本人に聞いてもわからんと思うよ」
青木は肩をすくめて両手のひらを天へ向け、軽くそれを横へ広げた。お手上げのポーズだ。
「やまちゃんどう思う」
「どうって、全身を気でガードしてるって、それだけのこっちゃないの?」
「火傷しないのはそれで説明できるとしてもさ…、頑丈なのにも程があるだろ。全身をくまなく、家を吹き飛ばすような爆発に耐えるようにガードするなんて、多分お師匠さんでも無理だぜ。信じられない。人間離れしてる」
「それは、確かになぁ……、けど、他にやりようないやん?世の中、ピックリ人間て時々いてるもんやで」
「うーん…」
永川はうなずいたとも首を傾げたとも受け取れるような角度で首を動かし、それきり黙った。
もし大沼が生まれついての超人でなく、常人の努力の範囲でそんな気の使いかたができるようになったというのなら、それは永川にとっては聞き捨てならない情報である。
話を聞く限り、大沼の気質自体は自分と似ているはずで、それならば自分にも同じようなことができるのかも知れない、ということことになるからだ。
しかし、この件について青木は実際なにも知らないだろう。山崎もこれ以上深く考えるつもりはなさそうだ。
とりあえず今は…、諦めるしかない。
「…考えても理屈はわからんけど…、つまり、暗殺はほとんど不可能ってことか」
「そういうこと」
「けど、そないに頑丈なんやったら、なんで広報にわざわざ別人つことるの?なんなら総帥が表出たって、かまへんやろ」
「簡単なことさ。小野寺のほうが見てくれがいいからだよ。それにね、総帥は人前で喋るの苦手だから。さっきも言ったけど、チキンなんだよ」
「そんな言うほどヘタレやの?テロリストの親分やろ?」
「これが結構バカにならない話でね。俺達総帥にもうちょっと度胸があったとしたら、関東の勢力図は今と全然違っただろう…、ってのは関東じゃ有名なタラレバさ」
「…総帥がそんな性格じゃ、そのうち、表に向かって声出して喋る奴に実権が移っていくんじゃないのか。だって、市民から人気が出るのも主にそいつって事だろ?」
「それはないだろう、小野寺はお人好しだからな。ま、仮にそうじゃなかったところで、あんな危険な生き物に誰が本気で逆らえるって。相手は人間爆弾だぜ。俺ならヤダね、まっぴらごめん」
ビックリ人間で片付ける山崎に乾杯!
大沼の背中には星印の痣があるのか・・・
>>333 ちょ((((;゜Д゜)))
それは某巨大ロボのアレですか?
青木はそう言ってケタケタと笑った。青木はこうして事もなげにサラリと口にするが、人間爆弾とはただごとでない。
普通であれば、そんな危険なもの、逆らう以前に寝食を共にすること自体が憚られるが…、それでも組織が成り立っているのは、おそらく人徳によるものなのだろう、と永川は推測した。
「つまり、すごい実力を持ったチキンハートの総帥だからこそ万事上手いこといってるわけだ」
「そそ、そういうこと。どっちが欠けても上手くいかないだろうね。力がなけりゃそもそも話にならんし、あれで性格まで強引だったら、人がついてこないだろう、まあ、現状では理想的なんじゃないの。
末端はどうだかわからんけど、わりとやりやすかったよ、幹部としては」
「勇人さん、向こうじゃ偉かったんやなぁ」
「偉くはないけどさ。まあ責任と仕事はあったね、それなりに危険な奴がね」
「例えば?どんなん?」
「そうね…、ドラッグの製造販売から軍用物資の掠奪、銀行強盗、爆破テロ、要人の誘拐、狙撃、黒くないほうでは支持基盤拡大のために炊き出しやら子守りやら、学校教師の代わりまで、なんでも、色々」
賞金つきの都市間指名手配というのだから、恐らく相当な犯罪行為に手を染めているあろうことは山崎にも永川にも想像はついていたが、
ここに挙げ連ねた内容をたったひとこと「色々」と言って片付け、挙句にニヤと笑ってみせる青木の顔を見て、二人は思わず顔を見合わせた。
その笑顔の造作自体は特に悪人面ではない、どちらかと言えば童顔の、いつも通りの青木の顔に違いないが、そんな顔して、口から次々飛び出すのは、目を見張るような凶悪犯罪が目白押し。そのギャップが実に気持ち悪い。
「…思ったより、色々…、やってんだな、あんた」
「まあ、一通りやってることはやってるけど、俺のメインの仕事は地元マフィアとの取引だったから、恐ろしいことはあんまりしてないよ。
所沢には高山組ってデカイのがあんだけど、そこにドラッグとか銃器を流すの。丹精込めて育てたマリファナの樹脂が高く売れると、そりゃもう嬉しくってさ。飛んで帰って、みんなで飲んだりしたね、マリファナ焚いてね」
日常と非日常が背中合わせになったようなその話には妙なリアリティがあり…、山崎はもちろんのこと、スラィリーハンターとしてそれなりに死と隣り合わせている永川さえも黙らせるには充分だ。
「でも、旗揚げから間もないころは、俺も本当になんでもやったね。あのころは善悪とかも何も考えなかった。まあ、犯罪だって事はそりゃわかってたよ、それでも、とにかく独裁政権を倒すためなら何やってもいいって思ってたんでさ」
「…けど、そないな人が、なんで広島にいてるの?ていうか、なんで捕まらへんの?」
山崎が口にしたその質問は、永川もこれまで気になりつつ…、しかし尋ねないままにしていたものだった。
そうしていた理由は簡単で、永川自身、なぜお前はスラィリーハンターをしているのか、という質問をされるのがあまり好きではないからだ。
そんなものは成り行きで、好きでやっているわけではない。これより他の可能性はすべて奪われたから、仕方なくやっているだけのことである。
加えて、青木は元テロリストだし、広島へ来たのもきっとろくな理由じゃない…、そう思えたから、なんとなく、そのろくでもない理由を殊更に尋ねることは面倒に思われたのだ。
しかし、山崎はそういうことを考えずに、浮かんだ疑問はとりあえず口にする男である。
ああ、それ聞いちまったか、という億劫な気持ちと、自分では恐らく一生できないであろう質問を他人がしてくれたという幸運な気持ちが半々になったような気分で、永川は青木の顔を見た。
作者様乙です。
うわー続きが気になる
…てか高山組てwwwwwww
高山組まで出てくるとはw
高山組は知らん人多そうだから元ネタ書いとこう
俺達の野手版です。渡辺監督とともに苦難(ryスレより。
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>>340 挿絵乙www
これいいなwwwwwww
モナリザ怖ぇ
>>342 うちの化け物と、そちらの文豪を交換しないかね?
ドアラ先生の新作が読めるのは中日だけ!
保守
>>342 「(スラィリーの)最後の晩餐」
・・・そして誰もいなくなった
ご無沙汰してます。
現在あらすじを考えているのでしばらくお待ち下さい。
もう少し詳細な話は保管庫掲示板に書きますので興味のあるかたはどうぞ。
>>348 作者さん乙です!頑張ってください!海に沈みながら今日の反省会をしつつ待ってます。
保守がてら人気投票でもしようぜ
とりあえず永川に1票
能力的にはほぼ無敵っぽいのに性格が屈折してるところがいいw
>>351 ドアラだろ。かわいいし運動能力あるし本まで書けるんだぜ。
あれ、こんな夜更けに誰か来たみたいだ・・・
総帥がどこまでからむのか気になる・・・
梵に期待。
スラィリーの軍団を駆って、暴虐不遜な人間どもに天誅を加えてほしいw
やっぱ森野
一応彼から物語が始まったので
名古屋さんが一番好きだ。
前田神。キーパーソンになりそうな。でも、戦いには直接参加しないで。
森野好きでこのスレを知って、
この話の中でも一番好き
前田と森野
じゃあ俺はラブリーに一票
けっこうシリアスな雰囲気の場面でもいてくれると和むw
金城。嘘。永川。
この小説の重要人物が二軍落ちした件
ナーさん・・・
何気に勇者も危ない件
永川二軍決定っすか。
まあ今の状態じゃそれがいいでしょーね。あとは中途半端な状態のままクローザー特権で上がって来ないことを祈ってます。
ぼちぼち再開できそうです。
山ちゃんはどうなんだっけ?
常に当落線上
今日は先発起用でタイムリー打ったけど今年は競争激しいからわからない
もり、、、名古屋さんはリアル復活したようだが、永川......
ナガカーの由宇行きは精神面の問題らしいね
氣が暴走しまくってコントロールできない状態なんだろう
「簡単なことさ」
「簡単…、て…?」
「嫌気がさした」
「…何に?」
すでにコーヒーを飲み干していた青木はおもむろにソファを立ち、事務机の引き出しから取り出した葉を煙管に詰めながら語りだす。
「とりあえず所沢政府を倒して、俺達の名前が世間に知れ渡った。そこまでは良かったんだ。ただ、それから無為に何年も時間が過ぎた。
その間所沢の正当な為政者として認められるわけでもない、そこらじゅうから逆賊扱いだ。でもそれを跳ね返す政治力もないから、とにかく地元に篭って、他都市からちょろちょろ干渉受けるたびにテロ起こして死人出して。
そのいっぽうで、支持基盤固めるために地域の住民、子供たちにまで偏った教育してさ。いつまでもそんなことしてて、結局誰が幸せになんのかな?って思っちゃったんだよね俺」
「…誰も幸せにならなかったのか?」
「そんなの知らんよ。ただ、少なくとも住民の生活レベルは明らかにクーデター前より落ちた。以前は他都市から輸入もできたが、クーデター後は経済制裁も食らってるし、食い物着る物が全部所沢とその周辺で自給できる物に限られたからな。
確かに、これからは何を言っても自由だ、っていう開放感はさ、生活レベルのダウンを埋め合わせても充分お釣りが来たと思うよ。でもいつまでもそんなものでハッピーでいられるほど、人間、おめでたくできてないんだよ。自由じゃ腹はふくれないからな。
だから、不満が俺達のほうへ向かないように、ちょっと文京とか元の所沢政府とかを悪者にしたり、宗教色出したりして都合よく教育をするわけ。一体誰が考えるんだか、総帥にそんな頭ないから幹部の誰かだと思うけど、
それって倒したはずの独裁政権とやってる事が変わらないんだよ。俺はそれが非常に気に入らなかった」
青木は一旦言葉を切って煙管を口にくわえ、シュ、とマッチを擦って煙草に点火した。それから一杯に吸い込んだ煙を溜息のように長く吐き出すと、ガタンと音を立てて乱暴に事務机の椅子へと腰掛け、背もたれに寄りかかるようにしてソファの二人のほうを向いた。
「…で、ちょうどそのころだな。俺がちょくちょく出入りして油売って親しくしてた高山組に、新顔のヒットマンが雇われたのよ。
名前は福地つって、射撃の腕は勿論いいんだが、それ以上に高く買われたのが身体能力の高さ。特に脚だ。鹿のように脚の速い男だったよ。体力自慢だらけの高山組の誰も勝てなかったんだからな。
そいつと俺は気が合ったんで、時々喋ったり食事に行くようになってさ。どのくらいたった頃だろう、相談してみたんだよね、このまま俺達に居続けるべきかどうか悩んでるって。
こんなこと俺達の構成員には相談できないしね。雇われマフィアの、しかも流れ者の福地は、相談というか、愚痴相手に丁度よかった。
俺の話をごくマジメに聞いて、それから福地はこう言ったね。自分は頭も良くないし、考えることは苦手だから、あんたが組織を抜けるべきかどうかっていう悩みには満足に答えられない。
ただ、あんたが本当に俺達を抜けたいのなら、抜けたその後には広島へ行くといい、ってね」
ふ、福地いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい?!
ちんこktkr
作者様おつですー
彷徨えるちんこキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
更新乙です
ハッピーちんこキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
永川と山崎はそれを聞いて、ああ、と理解したような相槌を打った。自分たちの住んでいるこの都市が一体どういう都市なのかくらいは彼らも全く知らないわけではない。
かつて西宮の外交圧力に負けて採択された中立平和都市宣言のために、現在の広島には戦闘能力をもった軍隊がない。
この宣言には軍備の解除の他、広島が自らの意志によっていずれの他都市にも加担しないことと、ただし西宮政府が必要と認めた場合にはこの限りでないこと、
また広島の有事の際には西宮軍の保護下に入ることなどが盛り込まれているが、実は西宮が広島を攻撃しないとはどこにも書かれていないのである。
これを果たして独立都市と呼べるかどうかは専門家の間でも意見の分かれるところだが、現実的に見ればこれは明らかな属国扱いであり、政治家や役人においても気骨の人はことごとく立場を追われ、自らの保身しか考えないような、西宮にとって扱いやすい人間が残り、
結果、俺達によって倒される前の所沢とも比べ物にならないくらいに国家権力は腐敗しきっている。
当然警察も例外でなく、金さえあればどんな処世もやりやすい。
加えて近頃はスラィリーハントの自由化に伴い、かなり強力な銃が流通していて、これらを用いた犯罪も横行している。
もはや平和都市とは名ばかりで、治安は相当に悪いが…、腐った広島政府は勿論のこと、西宮政府も当然、広島の治安などには興味がない。犯罪者が身を隠すには最適だ。
「都市部に限れば反体制勢力の摘発のために西宮の監視が多少入っているが…、少し田舎へ行けば、相当に名の知れた前科者や、仮に指名手配だったとしても、ほぼ普通の生活、うまくやれば商売もできるだろう、福地はそう教えてくれた」
「その人、広島の人やったんか?」
「どうだろうな。そうかもしれんし、違うかもしれない。高山組へ流れてくる前に広島にいたことがあるっていうだけの、それだけの事しか俺は知らないんだ。どこの生まれ育ちなのかとかね、そういう身の上の話は、俺らの間じゃ第一級のタブーだからね。
それに、奴はひとところに長くは留まらないタチみたいだった。だから、広島も含めて、必要とされるままにあちこち点々としてきたんじゃないかな。ちょっと小耳にはさんだ話によれば、所沢にも、もういないらしい」
ちんこ・・・広島・・・
.。::+。゚:゜゚。・::。. .。::・。゚:゜゚。*::。.
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ウェ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
。+゜:*゜:・゜。:+゜ ゜+:。゜・:゜+:゜*。 オボレルデ!!
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乙だけど暗い説明話ばっか過ぎて滅入る
>>379 そうか?
オレは嫌いじゃない。ここで福地、しかも「必要とされるままに点々と」「所沢にももういない」とか、
なかなか味わい深い。
暗い話があるからこそ明るい話が引き立つんじゃないか
ところで・・・何故ちんこ?教えてエロい人。
>>382 単純に福地をひらがなで書くと「ふくち」
ふくち→ふくちんこ→ちんこって流れだと思う
く、くだらないwww
この妙なリアリティのある世界観がこの話の特徴だと思う
現実とリンクしてるからわかる人はニヤリってしちゃうんだよな
「…そんで、どこ行ったんや」
「さあな、そこまでは。果たして奴に目指すゴールがあるのかどうかわからんが…、韋駄天が過ぎて風になったような生き様だよ。ただ、奴と親しくするうちに、俺も相当に影響を受けたんだろう、そんな人生も悪くないような気がして、思わず所沢を飛び出してきちまった」
「しかし、そう簡単に、組織を抜けられるものなのか?言い方は悪いが、地下組織だろう」
「普通は簡単ではないと思うよ。なにしろ、加入は3日で済むが脱退には3年かかるといわれる俺達だ。だが、俺が直談判してみた時の総帥の反応は、驚くほどあっさりしたもんだった。
あんたにゃ昔から随分世話になった、それがあんたの望みなら、てなもんだ。な、あっさりしたもんだろう。
俺達からの脱退に関しては、言い古された文句があるんだ。…俺達は来るもの拒まず、去るものは全力で追う、旅立ちに必要なのは鋼の意志と、ひとつかみの幸運。
その言葉を引き合いに出して、総帥は言ったよ。あんたにその運がなければ、いずれ舞い戻ってくる事になるだろう、その時にはまた熱烈歓迎しよう。しかしそうでなければ今生のお別れだ。アワハラの神の祝福があらんことを、と」
「アワハラの、神」
耳慣れないその名を、永川は復唱した。それを受けて青木が説明を加える。
「俺達の間で信仰されている炎の神様さ。堕落した世をその業火で焼き払うと言われている」
「聞いたことないな…」
「まあ、そりゃそうだろう。言い出したのは総帥だ。なんでも昔、夢で神託を頂いたらしくて、あいつが所沢政府を打ち倒すべきだと考えるようになったのもそれ以来らしい。身体から火が出るのも、アワハラの神の御加護だそうだよ」
にわかには信じがたいその話に、山崎が目をぱちくりする。
「神様の?そんなことってあるんか?」
「まさか。それは、本人の持って生まれた資質にすぎない。何らかのきっかけで気が自在に使えるようになった、それがたまたま神様の夢を見たタイミングと重なっただけの話だろう。大体、神様ってのは、そう都合よく奇蹟を見せちゃくれないもんだ」
永川はつまらなそうに持論を展開した。実際、ある日突然能力に目覚めて、神から力を得たとか言って師の道場へ駆け込んで来る輩は多いが、そのたび、永川は思うのだ。
どうせ神仏とまともに向き合ったこともなく、自分を極限に追い込んだこともないだろう。何の変哲もない平凡な生活を送ってきて、突然神に選ばれただなんて、おめでたいにも程がある。
これまでにほぼ修業しかしたことのない俺にだって天啓がない…、しかるに、なんでお前なんか神に相手にされると思うのか。理由がない。馬鹿馬鹿しい。
「キミらに言わせりゃそうなんだろうけど、本人はそう信じ込んでるんだよ。それに広島に比べりゃ、向こうは能力者も少ないしな、神の奇蹟と言い張ったって充分に通用するってわけだ」
「ああ、そういや…、僕もそやったわ。お師匠さんに会う前の事やから、気が使えてるとかそもそも知らんし、
今と比べたらほんま、大したことあらへんけど、小さい頃から身のこなしがめちゃめちゃ軽くって。神童や、ちゅうて親父もすっかりその気になっとったもん」
アワハラの神ktkr!
加入は3日脱退には3年とか熱烈歓迎とかこっちの俺達も俺達だw
ナー、アワハラの神に取り憑かれるなよ・・・
アワハラの神wwwww
福地の応援歌がおりこんである
すげーw
作者様乙です。テラクォリティタカスwwwwwww
携帯からファミレスで読んでて、危うく噴きそうになった
…戦うスレと同じく飲食禁止だなーw
「そうだろ。そういうもんだよ」
「そういうもんか…」
納得のいったようないかないような顔をして、永川はうなずいた。
珍しいからもてはやされるという現象自体は理解できても、広島、それもこの三次からろくに外へ出たこともない永川にとっては、能力者が珍しいということ自体が感覚的に理解できないのだろう。
「まあ、話がそれたが、なんで広島へきたのか、って話はこのくらいだ。それで、もうひとつの質問に答えると、」
「もうひとつ?何やったっけ」
「なんで捕まらんのか、ってキミ聞いたじゃないか?」
「ああ、そやったっけ。なんでやの?」
「うん、これは簡単な話でね。実は、もう捕まってる」
「へ?」
意外な回答に山崎は思わず身を乗り出したが、このあたり永川はすでに事情を知っているらしく、落ち着いた様子でソファに寄りかかっている。
「といっても、別に逮捕された訳じゃないよ。警察のほうとは、福地の助言どおり、お陰様でうまくやってた。この商売も軌道に乗ってね。だが、ある日いきなり軍から人がやってきてだ、所沢の青木勇人だな、って言うわけよ」
「軍てどこの」
「広島だよ」
「広島の?軍?まさかあの広島自衛隊のこと?」
「広島に他に軍ないだろ」
大袈裟に驚いた顔をして聞き返す山崎を見て、横から永川が口を出す。
「でも普通あれ軍隊て言わへんで?だって戦われへんやん?西宮の干渉で、装備もなきゃ人もみんな他所へ流れてもたって学校の先生言うとったし」
「ああ、そうか、知らないのか…、…ナー、このへんの話って、聞かせちゃっていいもんなのかな」
「いいよ。お師匠さんがそのへん喋らない意味もわからんし。ついでに説明してやってくれ」
「また勝手に話進める。何やねん」
「いいから、勇人さんの話聞いとけ」
「…はあ」
永川のその命令臭い言葉に、不承不承に山崎はうなずき、また勇人のほうを見た。
…師匠がこの場にいないせいか、さっきから永川は山崎に兄貴風を吹かすのみならず、自分たちよりもそれなりに年長なのであろう青木に対しても態度がでかく、山崎はそれに違和感をもっていたが…、
考えてみれば永川は実際、師匠を除いてはこの辺りで最強だろう、それに相応しい態度をしているだけの事と思って納得する、ことにした。
「まあ、建前としては、キミの言う通りだよ。それに、ちょっと前までは実際そうだったんだろうし、俺もそう思ってた。だから本当にびっくりしたよ、まさか広島自衛隊に目をつけられるなんてね、一体何の用なのかすらわからない。
でも、俺もこれまで色々潜り抜けてきてるし、警察はすでに手なずけてあったからね。俺を広島警察に引き渡したところで何の手続きも取られないし、おそらく賞金が支払われることもない。
まして、ただの災害救助隊が俺になにかできるわけがない、そんな自信があったから、今度も大事には至らないと思ってた。
そしたら、その何人かのうちの、青い目の中年男がね、いきなりズイっと前に出てきてさ」
青木はゆっくりと椅子から立ちあがって、山崎の前へ歩み寄ると、拳銃を構える真似をした。
「知っての通り、おまえは賞金つきの都市間指名手配だ。逃亡先でまた凶悪犯罪に手を染める可能性が極めて高いとして、最低2万ドル保障の第一級で手配されている。
我々は賞金などに興味はないが、ただし、2万ドルの支払い条件におまえの生死は問われていない。この意味がわかるな。つまり、おまえの命は法に守られていない」
銃を模した指の先が山崎の眉間へ迫る。
「我々に協力するか、いまここで死ぬか」
銃口を向けられるというのは…、それが指と分かりきっていても、なお、居心地のいいものではない。山崎は思わず尻をずらして、後ずさる。
「二つに一つだ」
「…そんなん」
「そう。そういう事さ。あの目はマジだった。シラを切れば即座に俺の頭を吹っ飛ばしただろう。あんな目は所沢を離れてしばらく見忘れてたが、交渉の余地を感じさせない、有無を言わさぬ視線だったね。当然、俺に逃げ道はなかった。
青い目の男はマーティ・ブラウンと言ってね。かつて真っ当な軍隊だったころの広島自衛隊にいたらしいんだが、その後離れて、ここ2、3年の間に訳あって戻ってきたんだと。で、戻って間もなく広島の現状を目の当たりにし、心を痛めたと。
幸い、西宮は広島を舐めきっていて、ろくに監視もしていない。だからその隙をついて、広島に戦える軍隊を取り戻すべく、密かに人を集めている、
その目的のため、ひいては広島のため、大きな地下組織での幹部経験があり、関東に人脈があり、市街戦に慣れていて、何より革命を成功させたお前の力が是非必要だと、マーティは畳み掛けるように、そう言った」
「…」
「アメリカ人って奴は概して演説がうまい、…まあ、仮にそうでなくても、裏社会に生きてる人間は大抵、お前が必要だと言われれば弱いもんでね」
「……」
「そうして俺はめでたく自衛隊に飼われる身になった、って訳、だ」
青木はまた椅子へ戻り、自嘲ぎみの笑いを口元にうかべながら、既に火の消えた煙管を噛んだ。
マーティー・・・gkbr
これから他の監督も出てくるだろうかwktk
ガンダムオタクな監督やそんなもんお前…的な監督とかか。
>>402 前者はどこぞの投手コーチとうまが合いそうだw
マーティキタ━━━━━━━━(ノ`茶´)ノ :・'∵:.凸━━━━━━━━ !!!!!
とりあえず所沢政府を倒して、俺達の名前が世間に知れ渡った。そこまでは良か
んだ。ただ、それから無為に何年も時間が過ぎた。 その間所沢の正当な為政者
て認められるわけでもない、そこらじゅうから逆賊扱いだ。でもそれを跳ね返す政
もないから、とにかく地元に篭って、他都市からちょろちょろ干渉受けるたびにテ
そのいっぽうで、支持基盤固めるために地域の住民、子供たちにまで偏った教
いつまでもそんなことしてて、結局誰が幸せになんのかな?って思っちゃったんだ
そんなの知らんよ。ただ、少 .┌───v────┐ちょうどそのころだな。俺がち
なくとも住民の生活レベルは | ∧__∧ .|く出入りして油売って親しくし
明らかにクーデター前より落 > (∴`∀´∴) < 組に、新顔のヒットマンが雇
ちた。以前は他都市から輸入 | / y つ━・ |名前は福地つって、射撃の腕
もできたが、クーデター後は経| ∧ ∧ ∧ ∧ |いんだが、それ以上に高く買
済制裁も食らってるし、食い物|| ;| 〔 ;〕 | が身体能力の高さ。特に脚
着る物が全部所沢とその周 └───∧───‐┘ように脚の速い男だったよ
都市部に限れば反体制勢力の摘発のために西宮の監視が多少入っているが…
少し田舎へ行けば、相当に名の知れた前科者や、仮に指名手配だったとしても
ほぼ普通の生活、うまくやれば商売もできるだろう、福地はそう教えてくれたアワハ
まあ、建前としては、キミの言う通りだよ。それに、ちょっと前までは実際そうだった
だろうし、俺もそう思ってた。だから本当にびっくりしたよ、まさか広島自衛隊に目を
「…なんちゅう人生や」
明日の知れないテロリストから始まって、大願叶って革命を果たし、のちにその地位を捨てて自らおたずね者になり、遠くの街で非正規軍にスカウトされ、その傍らスラィリーブローカーとして財を成している、
人生半ばにして、密度からいえばすでに凡人の三倍は生きていることになるだろう。壮絶という言葉をもってしても到底表現し得ないその半生に山崎はしばし言葉を失い…、やっとそれだけ、口にした。
「きっかけはどうあれ、一度道を踏み外しちゃうとね、もう、平穏な暮らしなんてのは望めないんだねー」
そう言いながら青木は意味ありげに永川を見る。その視線を受けた永川は露骨に顔を逸らす。
「…けど、こんな話、僕にしてええの。それって秘密なんちゃうの?」
「別に知ったところで問題ないさ、秘密つっても公然の秘密だ。西宮も当然、マーティの動き自体には気づいてるだろう。ただ、取るに足らないと思ってやがるだけだ。実際、今は取るに足らないだろうしな」
「それに、本来やまちゃんも知っててしかるべき話なんだよ。お師匠さんも噛んでるんだからな。あの人がお前に何も説明しないのは、おそらくお前が広島の人間じゃないからだろうが…」
そこまで永川が喋ったところで…、ジリリリ、と事務机の上の電話が鳴った。青木が腕を伸ばして受話器を取る。
「はいはい、ああ、…………そうか、うん、うん…、ご苦労さん、ありがとう」
「検査結果出たのか」
話し終わった青木が振り返るよりも前に、永川が腰を浮かして口を開く。
「出たよ。残念だけど、肉はダメだね。ドテッ腹に大穴があいてたろ、そこに埋まってた銃弾から禁止薬物の反応が出た。まあ、これで一撃で仕留めていれば、条例的にはともかく肉質には問題なかったんだろうけど」
肉が卸せないとなると…、それだけで値は1/3程度になる。永川は浮かせた腰をまた降ろして、鼻からフゥと息を吐いた。
「ああ…、殺すまで時間置いちゃってるしな。しかも、だいぶ走らせてるし」
「全身まわっちまってるだろうね。こういう言い方もなんだが、どうせ毒物使うならもっと、肉は諦める前提でバーンと致死量使わないと」
「そうだな、そうすれば少なくとも…、死人は出さずに済んだろうにな」
「毛皮のほうは7割いけるとさ」
「お、それは願ってもないね」
「といっても、随分若い個体だから毛皮の単価はちょっと安くなるが…、こんなもんでどう」
青木はカタカタと電卓をたたくと、その数字を表示した電卓を永川へと投げてよこした。それを一瞥して、永川は眉をぴくりと動かす。
「安すぎるな。話にならんね。確かに成体じゃあなかったが、そこまで若くもないだろう。最低でもこれだな」
そう言って永川も乱暴にガタガタと電卓をたたき、それを青木の顔面狙って投げつけるが、青木はそれを片手で難なくキャッチする。
「おーっと悪い、ビビッてうっかりクリアキー触っちまったよ。で、幾らだって」
「てめぇふざけるなよ。随分危ない目にあったのに」
「危ない目にあったのはキミじゃないだろ」
「俺か俺じゃないかなんて事はどっちでもいいんだよ。こっち側の人間が危険を冒したんだから同じだろ。随分危ない橋渡ったよ。な、やまちゃん。死ぬかと思ったよな!」
「あ、や、うん、まあ」
昔話をしている時にはお互い随分仲が良さそうにしていたというのに、仕事の話になった途端にまた言い争いが始まったので、山崎は呆気にとられていた。
そのうえ殺気立った形相で突然話を振られては、口ごもるのも致し方ない。山崎の曖昧な返事に永川が舌打ちする音が響く。
409 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/03/26(水) 23:44:14 ID:IDUVc/gV0
怒った永川恐wwwwwww
でも勇者もなかなかいい性格だぞ、これww
(ヽ_ uuu_
((⊂ iつ == っ¨¨」)) おーっと悪いw
/∠彡(`∀´∴)_ゝ\ ビビッてうっかりクリアキー触っちまったよ
( ___ヾ |゚| 〃 ,__ ) ハッハッハッハ
|ヾ |゚| 〃/´
| ヾ 〃/
AA職人が複数いるのかわからんけど絵師さんもいるし
作者含め本当に職人に愛されてるなw
ここはまさかの神スレだねw
開幕&鯉竜初対戦記念保守
「どんな苦労して仕留めようとブツの市場価値が低かったらそれまでだ。そういう商売だってことはわかり切ってるだろうに、交渉の時になってそんな事言い出すもんじゃないね」
「なんだ、お前じゃなきゃダメだとか言ってわざわざ呼び出しといて、使うだけ使ったらそれか。冷たい野郎だな。儲からない仕事だってわかってながらこっちゃイヤな顔もせずに駆けつけてやったってのに…」
「あーあー、そうねそうね、そういえばそうだったね。じゃあ御指名料はずんどくから次もよろしくね。
でも普通指名料って客が払うもんだよね、店から嬢に指名料払うとか聞いたことないけど、キミくらいのカリスマを囲っとこうとするならこのくらい当然っていう事なのね。すごいねー」
「嬢でも姫でも、なんとでも言え、あんたは金さえ出してくれりゃいい。で、なんぼ上げてくれるって。はずむっていうからにはドーンとはずんでくれるんだよな、おじさま太っ腹ー」
「誰がおじさまだ。太っ腹て。嫌味かよ。…30万!これ以上はビタ一文出さんからな」
青木は指を三本立て、声を荒げて言った。こちらも鼻の頭に皺を寄せて歯を剥いており、その形相は永川にも決して負けない。
「全然はずんでないな。上積み3万じゃないかよ」
「バカ言え。指名料なんだから、こんなもんだろ。こっちだってきちんと検査にまわしたうえで査定してるんだ。今回の獲物にはこれ以上出せない。
これでもキミの腕前を考えて他のハンターより随分高くしてある、経費を考えればこれでギリギリだ。これは自信を持って言うがな、他所のブローカーじゃ絶対にこの額は出ないぞ」
その青木の毅然とした発言ののち、数秒のあいだ睨み合いが続き、沈黙が場を支配した。
これでギリギリとはだいぶ大袈裟な表現で、実際はまだ余裕だろう、と永川は踏んだが…、その一方で、提示された金額は確かに、猟師の分け前の相場からいえば、破格であることもわかっている。
その上で僅少とはいえ上積みを引き出したのだから、今日のところはこのあたりで手を打っておくべきか。
「…しょうがない、じゃあそれでいい。で、お役所の報酬は。今回駆除依頼だろ」
「ああそうそう、それ幾らだっけ、と…、…お、10万だな。難しい仕事だったから若干高めの設定だったみたいだ。良かったな」
「じゃ、その10万だけいま現ナマでくれ。残りはいつもの口座に振り込んどいて」
「10万だけ?なんで?」
「助手の取り分」
「ああ、なるほどね…、じゃ、現金出してくるから、ちょっと待っててね」
そう言って青木は事務所の奥へ消えた。その姿が見えなくなるのを見計らい、山崎が隣に座った永川に小声で話しかける。
「な、あんないつもわーわーお金の交渉とか、してるんか」
「してるよ。大事な話だからな。それに、一度やりあうのが習慣になると、向こうもそのつもりで最初の提示してくるし、こっちもそのつもりでふっかけるだろ。
別にそんな一円でも多く欲しいわけじゃないけど…、こっちが遠慮して向こうを儲けさす事もない、取り分は取っておかないとな」
「そんなんわかるわ。シャカにセッポーやで。そぉやなくて、いつもあんな大声でギャーギャーやっとんのって」
「ああ、やってるよ。あの人はなんせ、経歴聞いただろ、俺らとは経験違うし、度胸が座りすぎてるから…、普通に話してもノラクラかわされるわけ。
だから、通したい主張は本気で怒鳴るくらいで丁度いいんだよ。そうすれば向こうも多少本気になるから、そのほうが交渉がしやすい」
「あれでうまくいってるて、信じられへん」
「はは、そうかもね」
「…なんや今日は疲れたわ、ナーだけでもいつもと別人みたいに見えたのに…、勇人さんなんて、僕とは生きとる世界が違うんやんな…」
今日一日で急に世界が広がり、自分が随分とちっぽけな存在に思えたのだろう、山崎は溜息をつきつつ肩を落とした。
作者様乙です
最後何か山ちゃん可愛いなw
そして現実でも鯉と竜が引き分けとは…
作者様乙!
そして開幕戦もこのスレにふさわしい幕開けに・・・疲れたw
御疲れ様でした・・・
ナガカーのネゴシエーション乙ww
今日の開幕戦も負けじと凄かったww
カードラ対決は何故か名勝負になるから堪えられん
こちら横浜軍・・・横浜の蒼き鷹が撃墜されるとは・・・救援求むorz
>>422 こちら広島自衛隊
そちらにコードネーム“スカイシュート”を向かわせた、健闘を祈る
>今日一日で急に世界が広がり、自分が随分とちっぽけな存在に思えたのだろう、山崎は溜息をつきつつ肩を落とした。
この一行はとても重いですね。
山アがレベルアップする音が聞こえてくるかも知れない。
と言うことを予感させるものを感じましたわ。
TVに森野が映る度に「名古屋さん」思い出してしまったよ
何だかもう他チームの選手とは思えない親近感
作者さん、職人さんこれからもよろしく
昨夜の梵の返球に魔力を見た
オソロシス
本部長という強敵と戦うにはこういったスキルも必要なんだなぁ・・・。
はやく永川VS森野が(試合で)観たくてたまらないのに…
「そんな落ち込むことないだろ。誰だって仕事中の顔は違うよ。それに、あの人の生きてきた世界は特殊すぎる。暴露本書けば多分売れるぞ、ただ内容がヤバすぎて出版できないだろうけど」
「そうそれ。思たんやけど、テロリストやったとか、指名手配やったとか、総帥のこととか、組織のこととか…、僕らなんかにぺらぺら喋ってえーもんなんかな」
「いいんだろ。今は自衛隊の飼い犬、っちゃ聞こえは悪いけど…、とにかく自衛隊の保護下にいることは確かだから、警察もあの人に手出しができない。つまり素性を隠す必要がないんだ。
組織にしたって、仮に俺達総帥の本名が大沼幸二で、顔から火が出る能力者だとか知ったところで、俺やお前になにかできるわけじゃなし」
「せやけど。じょーほーってどっから漏れるかわからんねんで?」
「それを言うならさ。あの話がどこまで本当かもわからないわけじゃん。所詮は本人の語る武勇伝だからな」
「ああーそっか。そやなー。全部ウソかもしれんねんな」
「まあ、そうは言っても…、話に矛盾したところもないし、8割方は本当じゃないかと、俺は勝手にそう思ってるけどね」
「じゃ2割がウソなんや」
「いや、数字は適当だよ?」
そうして二人がひそひそと喋っていると、程なく青木が戻って来た。その手には茶封筒を持っている。
「はい、じゃあこれ、山崎くんの分ね」
「わあ」
手渡された茶封筒にはしっかりとした厚みがある。お年玉を貰った子供のように、山崎は目を輝かせた。
>>425 こちらこそよろしくどうぞ
今日は非常に親近感のわかない活躍でしたね。目の覚めるようなホームランに思わず机を殴りました。
>>428 そんな恐ろしいもの見たくありません><
おつですー
作者様乙です。
10万か…この世界のやまちゃんにとってはものすごい大金なんだろうなー
27歳にして初稼ぎなわけだな
誰だよ、森野に気の使い方を伝授したのは・・・(泣)
おかしい、
本当に怪我してたのか森野さん......
×怪我
○広島で気の修行
…だったりしてw
山ちゃんかわいすぎるw
>>436 地鶏であんだけ開花するなら、今頃ナガカーは由宇にいないと思う。
名古屋さん勘弁してくださいよorz
修行の成果は余所の軍に魅せてやってくださいマジでorz
「間違えてないと思うけど、一応確認してね」
青木に言われて山崎は封筒を開け、慣れない手つきで中身を数える。一万円札が確かに10枚、入っている。
「ちゃんと、あります。あの、どうも、おおきに」
「いや、礼なんていいよ」
山崎はソファから立ち上がり、深々と頭を下げたが、青木は笑いながらそれを制した。
「言うならナーに言いな。その金は元々俺からナーに支払うはずの金だしね」
「いや、俺も別にいいよ。小遣いじゃないんだ、お前が働いて稼いだ金なんだから」
そう言って譲り合う青木と永川の顔を交互に見て、やがて山崎は満面の笑顔を浮かべた。
「なんだよニヤニヤしちゃって。気色悪い」
「せやかて、めちゃうれしいねん」
「いつまでもニヤついてないで、もう日が落ちるから、早く帰れ」
「ナーは帰らんの」
突然の永川の言葉に、てっきり一緒に帰るものだと思っていた山崎、それに青木も怪訝な顔をする。
「俺は勇人さんにもう少し話があるから」
「話って何、時間かかる?俺あの、禁止薬物が出た件の後処理しないといけないんだけど」
「後処理?」
「手続きだよ。使った当人たちが収容されてる病院も含めて2、3箇所、連絡しないと。まあ大怪我だからすぐに姿くらまさないだろうから明日でもいいんだけど…、万全を期すなら早いほうが」
「もしかして、役所へ突き出すのか」
「もしかしなくても突き出すよ。スラィリー猟における禁止薬物の使用により。それに、どうやら、銃弾も条例違反みたいだな。小さい口径でも破壊力の大きいタイプの銃弾でね、軍事用だから一般には流通してないはずだが、どこで手に入れてきたんだか」
「…死人出したうえに、ひとり重体のひとり骨折だろ。もう充分痛い目にあってる、だから見逃してやれよ。自分が凶悪犯のくせして、たかが条例違反、したり顔で通報するなんて、人として間違ってる。いい死に方しないぞ」
「いや、その件に関しては俺自身もどうかとは思ってるよ。でもマーティは曲がったことが嫌いでね。可哀想だから目こぼししたなんてバレたら大目玉だ。
言っとくけど、大目玉ってのは説教とか折檻とかいうレベルじゃないぞ。さっきも言ったが、俺の命は法に守られていないから、マーティの一存で本当にどうにでもなる、
あの人に見放されたら、俺は少なくとも、もうここにいられないだろう。なんせ、この首にかかってる賞金が復活するわけだからな」
青木は右手の親指を立て、その指で自分の喉を軽くはじくように指した。その仕草を見て、永川が鼻から溜息をつく。
「大袈裟な。それにあんたなら、万が一のことがあっても、まさか殺されないだろう」
「その自信はある、事が世間に知れ渡らないうちに所沢へ帰ればいいだけの話だからな。でも俺は広島が気に入ってるしね、この都市が西宮からの解放を望むなら、少し手伝いがしたい。だからいま追い出されるのは都合が悪い」
「勇人さん…、広島好きなんか」
「好きだよ。どこがって訳じゃないけど…、住めば都だね。成り行きで流れ着いた街だが、今は愛してる、俺にできることがあるなら、喜んでするよ」
「格好つけやがって。人間ひとりの力なんて知れてる。所沢じゃ英雄かもしれんが、ここじゃ」
「キミの仰る通りだ。ただの汚いネズミさ。だが、そのネズミにも、できることはある、かもしれない」
青木は歯を見せてニヤリと笑った。嫌な予感がして永川がふと見ると、山崎がその笑顔に羨望のような眼差しを向けている。
ああそういえば、さっきからコイツ、随分熱心に話を聴いていた…、何でもいいから人の話聞けば勉強になるかと思って長々喋らせておいたが、少々度が過ぎてしまったか。
永川としては、山崎には世間のことは勿論知ってほしいが、なんせ青木はかつて政府を転覆させたテロリスト、
そのうえ現在は広島自衛隊内の革新過激派に飼われている、いわば筋金入りの左翼活動家だ。あまり影響を受けすぎるのはよろしくないに決まっている。
「ほら、いつまでいるんだ、お前は早く帰らないと、晩飯の支度あるだろ」
永川に肘でつつかれ、山崎ははっとしたように壁の時計を見た。時刻はすでに5時をまわっている。
「あ…、せやった。名古屋さん、お師匠さんに絞られて、腹すかしとるやろな、急がな。あー、でも…、寄りたいとこあるんや」
「どこだよ」
「お師匠さんに膝かけ買うたるねん、寒い言うてストーブひっついてはったやろ」
「今度にしろよ、急がないだろ」
「そんなわけにいくかい。これ僕の初めて稼いだ金なんやから!カンドーが冷めへんうちに、プレゼントせなあかんの」
「じゃあ、好きにしろ、ただもう日が暮れるから、ほんとに気をつけろよ」
「わかっとるて。ほな、お世話さまでした、勇人さんほんま、おーきに、ナーもなるべく早う帰って、飯の支度手伝うてや」
再度礼を言って頭を下げると、茶封筒を懐へしまい込み、山崎はドタバタと事務所を出ていった。
「…いい子だね」
その後姿の消えた玄関を見つめながら、青木がぽつりと言う。
「…まあ、そうね、気立てはいいよ」
少し間をおいて、永川もそれに答える。
「なんていうか。あんなに喜んでもらったら、金としても本望だろうね」
「なんだ突然、そんなこと」
まじめな顔で突然詩的なことを言い出す青木が可笑しくて、永川は思わず噴き出した。
「笑うなよ」
「いや、笑うよ」
「だって、争いの元になるばっかりじゃん、いつも、いつも」
「まあ…、そうだな」
照れ笑いのような表情を浮かべながら、青木は似合わない言葉を続ける。つい先刻、獲物の買取価格を巡って激しい闘いを繰り広げたことを思い出しながら、永川は曖昧な返事をして頭を掻いた。
「あの子見てるとさ、初心に還らされる気がするよ」
その言葉を聞くに、どうやら青木も、山崎の影響を少なからず受けたものらしい。永川にとっての山崎は、つきあいの長い、それこそ弟のような存在だから、当然山崎にも、その時によって様々な表情があることを知っているが、
初対面の青木にとって今日の山崎のあの純真さは…、一種衝撃的ですらあったのだろうことは想像に難くない。
「まあ、還るつっても…、俺とかキミにもあんな感じの初心があったのかどうかは、分からないけどさ」
「あったんじゃないのか。もう、忘れちまったけど」
「そう、…だね、もう、忘れちまった、な」
青木は細切れに言葉を紡いで、それから小さく鼻を鳴らして笑った。
その表情を永川は少しの間見つめ、それから視線を床へ落とした。
一度道を外れたら、もう平穏な暮らしには戻れない、それは先刻青木自身が口にした言葉だ。
同様に、一度動き出したものは、もう元には戻れない。
「…で、話って何」
「ああ、それだ」
しばらく続いた沈黙を破り、青木が尋ねる。こうして話を振られるまで本当に忘れていたらしく、永川は、ぱん、と手を叩いた。
作者さん乙!
ラブリーかわいいヤツだな
初給料で両親にプレゼント買う息子みたいだw
山崎かわええのう、ほんと純心無垢な子供のようだ
ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒
( ∧_∧
) (* `仝´)
( 〈 y 〉
) ┌/´ ̄^ ̄~ヽ┐
( └i !┘
) ~^~^~^~^~
○_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_
o
─∧ ∧ 。
─=≡〔 *・◇〕
──=ニ三 /(つ y 〉
─=≡/ :;;/:;;l:;ヽ
─ ;:;/;:./;:;/
作者様も職人さまも乙!
>>447 山ちゃんかわええw
>>447 おー相変わらず仕事が早いですねGJ
山ちゃん本当に子供みたいだw
「一体どこから始めるべきか、ずっと話してたんだがね」
ごくゆっくりとした口調で、永川は言った。八重歯がちらりと覗くその口元はわずかに笑っているようにも見える、しかし目が笑っていない。
室内に差し込む夕陽が、日本人にしては彫りの深い永川の顔にくっきりとした影をつける。
「…何の話だ?」
青木は肌がぴりぴりと緊張するのを感じた。これまでに踏んできた圧倒的な場数がつくり上げた、いわば理性の勘とも呼ぶべきものが、なにかただならぬ気配を感じている。
それが何なのかはわからない、しかし勘が確かに何かを告げている。
何かとは。
わからない。
しかし確実に嫌な予感がする。青木は無意識に一歩後ずさった。
「さすがに、鋭い」
青木が下がった一歩分、永川が前に出る。
「そういえば、ネズミは災害を予知するって言うよね」
さらに一歩。
間を詰められて、青木はさらに下がる。
…災害、だと?
「何のつもりだ」
「あんたが相応しい、とアイツが言うから仕方ない」
青木は強い口調で質すが、永川は質問に答えない。知らずのうちに、額に脂汗が滲む。青木は確信した。違う、こいつは少なくとも…、
「ねえ、これまで一体何人殺してきた?」
…さっきまでの永川ではない!
青木は飛びつくように事務机へ走り寄ると、力任せに引き出しを開け、そこから拳銃を取り出し、構えた。
「寄るな。それ以上寄ると撃つぞ」
「正義とか、自由とか、そんな物の名のもとに、きっと数え切れない命を奪ってきた、」
永川が喋り終わるのを待たず、銃声が轟いた。青木は拳銃の腕には覚えがある、その狙いは眉間ののわずかに右、眉毛の端を吹き飛ばした…、
しかし…、永川は倒れない!
「な、何故だ!ありえねえッ、貴様、」
青木はさらに二発、三発目を撃ち込んだ。
普通の人間なら、顔の半分ほど吹き飛んでいるはずだが、それでも永川は倒れない。
それが気の力によるものでないことは、気に詳しくない青木の目にも明白だった…、
本来ならば血と脳漿を噴いているはずのその場所から覗いているのは、
青。
青だ。
目の覚めるような、青!
「…あまり時間をかけてもいられない。友達を待たせてるんだ。あんたには今まで世話になったから、苦しまないようにしてあげる」
そう言って永川、の皮を被った青い化物は、右腕を強く薙ぎ払った。
青木は後ろへ倒れるようにしてその一撃を紙一重でかわしたが…、払った右腕の直撃した壁には幾筋ものヒビが走り、ぱらぱらと破片がこぼれ落ちる。
そして、壁に当たった腕のほうも、表皮が吹き飛び、青い皮膚が露出している!
「やめろ、…た、助けてくれ!!!」
力の限り、青木は叫んだ。
「あんたは」
その青木を見下ろし、化物は言った、
「命乞いを聞き入れたことが、あるのかい」
すでに日の落ちた路地に、断末魔の叫びが響く。それを聴いて、満足そうにうなずく男がひとり。男は形こそ人間のそれを有していたが、その皮膚にはくまなく青斑が浮き、とても正視に堪える風貌ではない。
「やるな、見直したぜ、カッちゃん。もっと、甘ちゃんかと思ってたがの」
闇のなかから、ピロピロという返事のようなものが聞こえる。
一箇所や二箇所からではない。あちらこちら。そこにも。ここにも。
路地を埋め尽くさんばかりに…
ピロピロ ピロ ピロ
ピロ ピロ ピロ
ピロ ピロピロピロ ピロ ピロピロ
ピロピロ ピロ
ピロピロピロピロ ピロピロ
ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ
ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ
ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ
ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ
――惨劇は、始まったばかりだ。
スラィリー・ハザード
〜第一部・完〜
ぎゃああああああああああああああああああああ
/(^o^)\ナンテコッタイ
スラィリーなかなかメインにならないと思ってたらこえええええええええ
こんな展開になるとは思ってなかった
作者さん乙です
毎回面白いw
ええええええええええええええええええええええええええええええ
予想もつかん展開!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてこった…
続き早く読みてええええええええ!
いきなりのホラー展開こええええ
第二部激しく期待してます
え・・・?これ、マジ?
こええええええ
まさかのエイプリルフー…
こええ〜
作者さんがトチ狂っちゃったんかと思っちゃったぜ
エイプリルフー(ry…だよね?(´・ω・`)
怖くて寝れなくなっちゃうお(´;ω;`)
結構本気にされちゃったね
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「第一部」が余計だったと思う
λ,,,λ  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ´」`| ∧,,∧
( ∩∩) ⊂⌒`っ`∀´)っ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
q p
,,NNN,, | 本気にされたんじゃのーて、
ミ(:)(:)___,,,,, | あいつらがグダグダ喋ってばっかりいるから
彡. .,,--’’. |みんな飽きとるんじゃろwww
彡 ミ  ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
彡__ミ ∧,,,∧ ∧,,,∧ |
/ ∪ |.∪ ( :;@梵@) 〔・◇・;〕 < まーそーはっきり言わんと…
ミ ̄ ̄ ̄ミ ∪ | .∪ ∪ |
`∪''∪" し---J し--J . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧________
ピロピロロ〜(始まるよ〜)
(((
ミ ̄\( ゚∋゚)ノノ < ハンセイハ シテイナイ
ヽ ` )ノ
`ノ '' )' | では
>>444の続きより再開です
(‘ё ’;) < 紛らわしいことしてすいません、
( ) | 軽いジョークのつもりで、ホントにね…
し--J  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「俺のとこに名古屋から来てる客のことだ。命の保障はできない、本人もそれでいいと言ってるが、本当にいいのかどうか。
勿論俺も最善を尽くすが…、このへんが曖昧なまま実際に万一のことがあると後々面倒だろうから、」
「ちょっと待て」
さも周知のようにつらつらと喋る永川を、青木があわてて遮った。
「客?名古屋から?…俺には聞こえてきてないぜ?」
「あれ、聞いてないのか」
「何も。だから話がわからない。順を追って説明してくれ」
「ん……、ということは、どういうことなんだ…?」
永川は自問しながら視線を宙へ漂わし、あごひげを撫ではじめた。その様子から見るに、説明してくれ、という言葉はおそらく耳に入っていない。
人に話しかけておきながら、重要なポイントに差し掛かると自分の世界へ入ってしまうというのは、この男には珍しいことではないと青木は知っているが…、このままではラチがあかない。順に説明してくれないのなら、順に質問するまでだ。
「客って何者だ。俺に聞くってことは、軍人なのか」
「そう名乗ってる」
このあたりの人間関係において新参であるところの青木は知るべくもないことだが、実は彼をスカウトしたマーティ・ブラウンは、前田の古い友人である。
一体どういう友人なのかは永川も詳しく知らないが、ともかく、前田は自ら積極的には動かないにしろ、ブラウンの要請があれば基本的に協力を惜しまない姿勢である。
よって望む望まざるに関係なく、前田を立てようとすれば、永川も必然的に自衛隊と関係を持つことになり、
誠に不本意ながら、青木を通じて表向き――あくまで表向きの話であり、実態としては何もしていないが――、広島自衛隊に協力していることになっている。
加えて、現在の名古屋と広島の関係は、特別に良くもないが、さりとて悪くもない。
つまり、スラィリーマスター討伐を目的に名古屋防衛軍から永川のところへ人が派遣されて来るのであれば…、その旨があらかじめ、名古屋防衛軍から広島自衛隊、そこからブラウン、青木、最後に永川というルートで通達されてくるはずなのだ。
もっとも、永川自身は自衛隊に協力する気がないから、たとえ事前情報と丁寧な依頼と、それにいくらかの政治的な圧力があったところで、森野に戦力としての目処が立たなければ追い返したに違いないが…、
それが一向に知らされないのは、単に青木がこの話をただのスラィリーハント目的と勘違いし、知らせるまでもないと思って黙っているからではないか、と永川は考えていた。
しかし、名古屋からの来客自体を青木が把握していないというのなら、話はもっと面倒だ。
「もしかしたら情報が遅れてるだけかもしれない。そいつ、いつからいるんだ」
「昨日の夜に俺の家へ来た」
「家、ってあの掘っ立て小屋か」
「実家に来るわけないだろ。あと、掘っ立て言うな」
「それなら、仮に航空機で移動してるとしても…、遅くとも昨日の昼すぎには名古屋を出ている計算になる。まあ、普段からそんなに自衛隊の情報が速かった試しもないが…、それでも、丸一日なにも聞こえてこないのは、いくらなんでもおかしいな」
「俺もそう思う。だからあんたが忘れているのかと思って」
「…そいつ、本当に名古屋なのか?他所のスパイの可能性は?」
「いや、かなり有名な人物だし、実力からいって本人に間違いなさそうだ。だから名古屋には違いないと思う」
ちょwwwww作者さんGJ
だ、騙されたwwwwwwwwwww
乙!
本気でだまされたwwwww
作者さんマジで乙です!!
作者様最高だ!マジ乙
騙されたorz怖かった(´;ω;`)作者さん乙ですー。
ちょwwまじで騙されたwwwてめえww超GJ
やられた…… orz
しかし、まだまだ続くようで嬉しい限り
作者さん乙でございます
476 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/04/03(木) 01:10:08 ID:FlvksahN0
age
「そんな大物が遠路はるばるここまで来るなら、出発時刻云々以前に、事前情報があっても良さそうなもんだがな。
それがないってことはだ、実はすでに退役していて軍属ではないか、あるいは休暇でも取って個人的に来ているかだが…、
自分で軍人だと名乗ってるんだろ、それに今の名古屋防衛軍は、とてもじゃないが長期の休暇が取れる状況とは思えない」
「…危機的なのか」
「危機的だね、ここ十数年にないくらいに。東戦線は崩壊寸前だそうだ、とにかくものすごい攻勢らしい、もしや本気で名古屋を落とすつもりなんじゃないのか、ってほど」
「まさか」
「まあ、俺もまさかとは思うがね…。ただ、都市が陥落するっていうのは、ありえないようでいて、過去に例がないわけじゃないからな。
仮に、仮にだぞ、文京が本気で覇業に乗り出したんだとしたら…」
そこで青木は言葉を切り、かわりにしかめ面をした。永川もそれにうなずき、理解を示す。
万が一、名古屋が落ちるようなことがあれば、次の前線は西宮だ。
西宮と広島の間には例の不平等条約がある。西宮が本格的に戦闘態勢に入ったら、広島も相応の協力を強いられることだろう。
そうなれば生活に影響が出るのは勿論のこと、もっと言えば、自分たちやその近しい人が戦闘区域の後方支援あたりに駆り出されることも、決して、ないとは言えない。
「そんなことになってたのか」
「うん。…てことは、そうか、向こうもてんやわんやだろうから、情報の発信がそもそも遅れてることは考えられるか。まあ、それでも、いずれ聞こえてくるんじゃないかと思うが…」
名古屋の危機、それを救うためにロボット兵器の修理代を稼ぎたい。確かに森野はそう言った。
しかし、青木の話を聞くに…、名古屋はすでにそんな悠長なことを言っていられる状況ではなくなっているのではないのか、と永川には思われた。
仮に今日明日スラィリーマスターを捕らえたところで、即日賞金が支払われるわけではない。ましてビッグ・ドメは原子炉に異常があると森野は言った。
永川は機械、工学の類にはまったく無知であるけれども、それが、金が入ったからといってすぐに直して戦線に送り出せるという性質ものではなさそうなことくらいは見当がつく。
つまり、ここでの賞金稼ぎに成功するかどうかは、少なくとも今回の戦いの行方には関与してこない…、
ならば森野とドアラ、あの二人が現場にいるほうが、断然戦力になることだろう。
それなのに…、果たして、そんな間抜けな命令を、難攻不落と名高い名古屋防衛軍が、果たして、下すものだろうか…?
「まあ、聞きたいことがあるなら、黙って待ってることもない。こっちから問い合わせてみればいいことだ」
「…いや」
…青木のその言葉を聞くと同時に永川は、脳髄の奥、頭頂の近く、ピンと光が走るのを感じとった。
森野が今現在も軍属の、まぎれもない軍人かどうか、それは確かめる術がないが、少なくとも…、これは軍の命令ではない。きっと森野の独断だ。
その森野がなぜ今、故郷の危機のさなかにわざわざ広島くんだりまで悠長に、ロボットの修理代なんぞ稼ぎに来たのかはわからない、そんなものは後で本人をつかまえて聞いてみればいい、
しかし、ひとつだけ今ここで、はっきりと推測できることがある。
永川が知らなかっただけで、またあるいは森野が見得かなにかで嘘をついていて、その実すでに軍人でないのだとしたら、問題は何もない。
しかし、仮に森野が退役しておらず、軍属のまま持ち場を離れてきているのだとしたら…、つまり、彼は脱走兵ということになる。
その所在が知れれば、名古屋防衛軍はただちに広島自衛隊へ身柄の確保を要求してくるだろう、
そして、ただちに名古屋へ強制送還されるに違いない…!
>>478 それなのに…、果たして、そんな間抜けな命令を、難攻不落と名高い名古屋防衛軍が、果たして、下すものだろうか…?
・果たしてが多いので、先のほうを削って下さい。
・他にも推敲というかチェックが足りてないとこがありますが、とりあえず死ぬほど眠いので後日訂正します
・エイプリルフールは思わぬ大漁にちょっとビビっていたことは内緒
・広島はいきなり苦しい戦い続いてますが、基本的には待ちに待った野球の季節です、イライラと満喫しましょう
・選手を罵倒したくなった時は栗原ブログを三回読みましょう
・ただ巨人が負けると笑いが取れますが、広島が負けても寒いだけなので、とりあえず早いとこひとつ勝ってもらいたいと切に思います
最近更新が多くて嬉しい限り
作者さん無理せずがんばってくださいです
作者さんは大変修練のいきとどいたカープファンですねえw
私は子どもの頃強かったカープのイメージが脳裏にありますので
今の状況は非常に・・・。
エイプリルフールねた面白かったです。
ハードボイルドな描写がお上手ですね。
482 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/04/03(木) 19:36:36 ID:7nxVoPNSO
広島市民球場で流しそうめんしてる夢をみた
か、勝った…
オメ
うちは爆弾爆発させそうさ・・・ハハハ
広島初勝利オメ
明日から中日さんお手柔らかに((((;゜Д゜)))
勝ったよおお!
この勝利を永川はどこの空の下で見ているのだろう
明日からの相手は我等が横浜軍だー。
広島なんか恐くn・・・
ピロ
今更エイプリルフールにひっかかったよw
作者GJすぎるw
エイプリルフールのはゲーム化してくださいよw
スリルあっておもしろそーだから!w
広島勝利おめでとう
首位に上がるチャンスだったのにうちはまさかの大逆転・・・
「いいよ。聞こえてきてないんなら、とりあえずそれでいい」
「え、何でだよ」
果たして青木がこの可能性を思いつかなかったのか、それとも現実性が薄いと考え、あえて選択肢から外したのかはわからない。
しかし、森野本人と直接会い、いくつも言葉を交わした永川は、この推測が正しいことを直感的に確信した。
あの森野の澄んだ眼差し、何もかも悟り、決意したような言動のひとつひとつを直接見聞きしていれば、あるいは、青木もそう考えるに至ったかもしれない。
「問いあわすとなったら面倒だし、もう一度本人に聞くから。あんたにばっか手間かけさすのも悪いしな」
「何だそれ、急に。べつにそんな大した手間じゃねえよ、ちょっとメールみたいなの打つだけだ。大体キミ、今まで俺にそんな配慮してくれた事ないじゃん」
とにもかくにも、「ドアラ」というキーワードを軽々しく口走らなかったことに、永川は心から安堵した。
著名なドアラマスターの数は世の中に決して多くなく、数えるに精々片手で足りる程度。そのうちひとりは芸人だ。うっかり「軍人」「ドアラ」の二項が揃おうものなら、あとはインターネットさえあれば、誰でも労せず森野の名に辿りつく。
森野がここにいることが名古屋へ知れれば、おそらく明日には捜索が始まるだろう。マーティの秘密部隊を除く大部分が戦闘能力を持たない、名前だけの軍隊とはいえ、山狩りくらいなら広島自衛隊でもできる。
…冗談じゃない。あれは俺の初めての天佑、意欲と実力とを兼ね備えた、千載一遇の相棒だ。
この機会を逃せばおそらく、一生、スラィリーマスター梵英心を取り押さえることなど叶わないだろう。手放してなるものか。
♪竜色の汽車に乗って 広島に連れていってよ〜
;;;;
、ゞヾ"''ソ;μ,
,-彡※※※ミ‐-、
((⌒l ´・▲・` l⌒) )
(⌒'─⌒)_∀_人ミノ ○ ○ ○ O o
( ・(,,ェ)・)「l」」」⌒i ___ ___. (⌒)
/(( ‘ ё ’) d ! _| | /| / /|___| |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | ̄ ̄□| / ~/ヽ
εΞ | |∠=| ( (ノ)
 ̄◎ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◎ ̄ ◎ ̄ ̄ ◎ ̄ ̄ ̄◎
「まだ手続きもあるんだろ、早くしないと役所が閉まる」
「…ていうか、そもそも、命の保障って何なんだ。キミ一体何をするつもりなの。なんか良からぬこと考えてるんじゃないだろうな」
今度は青木のほうがピンときたようだ、鋭い目つきで下から永川を睨みあげてくる。
何、と言われてスラィリーマスター討伐などとは間違っても言えない。永川は視線をそらす。
マスターを討つ、あるいは単にちょっかいをかけるだけのことでも、それがスラィリー産業にいかなる影響を与えるかは誰にもわからない、
それを考えれば、スラィリーブローカーを稼業としている青木がこの話をすんなり了解するはずがないからだ。
仮にこれが、永川の当初の予想通りに名古屋防衛軍から自衛隊を通じた命令であれば、青木も聞き入れないわけにはいかなかったことだろう、
しかし実際はそうでないことが、現時点ですでに永川にはわかってしまった。永川よりも格段に聡い青木には、感づかれるのも時間の問題だ。
さらに永川が森野を匿っていること、その目的がマスター討伐だなどと知ったら、青木は全速力で名古屋へ告げ口をするだろう。それだけはなんとしても避けなければならない、否、もしかすると、もうすでに不可避かもしれない。
ならばせめて今からできるのは、これ以上の情報を与えないことだ。
その先のことは…、
…とにかく帰って、事の次第を森野本人に問いただしてから一緒に考えればいい、そうと決まれば長居は無用。いつまでもこの小男の腫れぼったい顔を眺めていることもない、うざったい。
「何もねえよ。とにかく、いいつってんだろ。ヘタに声かけて話がややこしくなるのも嫌だし、大体俺は軍は嫌いなんだ。
だから関わらなくて済むんなら極力関わりあいになりたくないって、それだけのことだ、それじゃ理由になんないってのか、充分だろ!?」
「落ち着けよ」
「いい、もう話し合うことも残ってないから俺は帰る。いいか、くれぐれも余計なことはしてくれるなよ。もしやったら、タダじゃおかないからな!」
玄関口で使い終わった靴べらを振り回しながら怒声を上げる永川が殊更に可笑しく、青木は必死に笑いをこらえる。
「タダじゃおかないって何。一体何する気だ」
「ストライキだ、徹底的にやるぞ」
「勘弁しろよ」
青木の最後の台詞を聞くか聞かないかのうち、永川は乱暴にドアを開けて事務所を出ていった。
その永川の階段を降りていく反響音がまだ聞こえているうちに、青木は机の上のデスクトップパソコンに向かう。
電源を入れ、その起動を待ちながら…、青木は一人つぶやいた。
「ナーの野郎、珍しく焦ってやがったな」
…何をそんなに焦っているのか。ああやって言うってことは、俺には言えないことなんだろう。
俺に言えないこと。最善を尽くすが命の保障はできない。名古屋からの客。
これらから導かれるものはあるだろうか、いや…、…つながりそうで、つながってくれない。
「…無理だ、ちょっと情報不足だな」
…なんだろう、まあ、仮に俺個人に影響がなくて、マーティの計画にも重大な影響を出すわけじゃないなら、黙っててやらないこともないんだけど…、
そんなことがあるわけないか、俺に言えないってことはつまり間違いなく、このどっちかには引っかかってるってことになるわけだからなー。
ほどなくウィンドウズの起動音が鳴る。ふと外が随分暗いことに気づいた青木は席を立ち、照明のスイッチを入れ窓のブラインドを下ろした。
そしておもむろにコーヒー豆を取り出し二杯目を挽くと、それをフィルターにあけながら、また一言。
「それに、でかい図体して大声張って、それで他人に言う事聞かそうって考え方はね、俺はちょっと気に入らないんだよねー」
作者様乙です。
今日届いたプロチBOX開けてたら、ナーと名古屋さんが一緒に出てきてフイタw
ナー裏目に出過ぎだよナーw
靴べら(笑)
↓
ニ ∩
_ | 」 /フ
三| |ミ //
| |ミ// ∧ ∧ いっいっもうっぁ
\| |// ,,,| ´」` |,, はっなしあうらんらん ことっもるんらー
_γ⌒O ゞ 丶'ノヾ'"ヾ のっこってんらー ないっからんらー
-{ _ノ/ ./ リ;;;;;リ /⌒; おれっこやー かえるんぐー
ミ/∧;\| |};;;;;|} _rーn ぁいいっかーや くれぐれんらば
//彡\ ∧;;;;;{| 八_ノ よっけっいな こっとらばー してくれんどー
世界観ぶち壊しAAでごめんなさいorz
四球プァ見てった方がいいんじゃ
他球団ファンなのに、このスレ見てるうちに永川が大好きになってしまった
どうしてくれる
一番楽しんでいるのは前田師匠と見た。
>>501 ♪カッカッーカプカプ♪
ヽ(・梵・)人|´」`|人(`仝´)人〔・◇・〕ノ
>>503 わしもそう思うw
作者さん乙
腫れぼったい顔吹いたwww
>>496 バロスwwwwwwwwww
>>501 かわええwwwなりきりスラィリーwww
作者さん乙ですwwwはやくナー戻ってこいよwww(もちろんアウトがとれる的な意味で)
>>501 なんぞwwwGJwww
名古屋軍バージョン希望
今日の広島は凄かったな
中日も凄かった
というかセリーグ馬鹿試合デーだった…
スタンド観戦と仕事の両立等リアル多忙につきしばらくの間ペース落ちます。
すみませんが保守願います。
┌─────┐
│保守だぞ☆│
└∩───∩┘
ヽ(`・ω・´)ノ
保守がてら・・・
35 代打名無し@実況は実況板で sage 2008/04/08(火) 17:45:11 ID:taSgQ00D0
>>32でも出てるけど、マスコスレでスラィリー=アヒル説が出ててビビッた
スラィリーまで参戦となったら、どんなキモいキメィラが出現することかガクブル
55* 名前:代打名無し@実況は実況板で [sage] 投稿日:2008/04/07(月) 13:02:04 ID:Posexhsv0
野球chにスラィリーの正体について衝撃の事実が明かされていたんだが、マジ?
いよいよ鳥達の宴スレに新たな球団が参加か…!
24* 名前:どうですか解説の名無しさん [sage] 投稿日:2008/04/07(月) 11:31:15.93 ID:Ryto4ykF (3)
>>21 化け物
デザインしたアメリカ人はアヒルと言い張るが認めがたい
相川
保守がてららら。山ちゃんなのに可愛い('A`)
注)お師匠さんビジョン
/ \
| ● /\ ● |
| /// \/ /// |
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ヽ , __ , イ
/ \\/|_"____
| l.. /l´ | | `l
ヽ /-.,/ |_____|_|___|
/`ー、_ノ / // /
/ \ \ !?
| ● /\ ● ι| クスクス >
| \/ ι |
\ ι /
ヽ , __ , イ
/ \\/|_"____
| l.. /l´ | | `l
ヽ /-.,/ |_____|_|___|
/`ー、_ノ / // /
< クスクス
/ι ノ \ !??
| ● /\|
| ι \/|
\ ι /
ヽ , __ , イ
/ \\/|_"____
| l.. /l´ | | `l
ヽ /-.,/ |_____|_|___|
/`ー、_ノ / // /
不覚にも(ry
保守がてら
>>307で遊ぶ。
_____________
/|:: ┌──────┐ ::|
/. |:: |熱烈 _、_ 歓迎| ::|
|.... |:: | ( ,_ノ` ) .| ::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|.... |:: |(⌒`:::: ⌒ヽ.| ::| | おし、小野寺が総帥やな!風呂にでも入ろか。
|.... |:: |ヽ:::: ~~⌒γ⌒).| ::| \_ _________
|.... |:: └──────┘ ::| ∨
\_| ┌────┐ .| ∧∧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .∬ 〔 _〕
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_, )
/ \ `
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_|、_)
 ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|
_____________
/|:: ┌──────┐ ::|
/. |:: |TVニ出てる奴ハ| ::|
|.... |:: |宣伝塔小野寺| ::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|.... |:: |総帥は大沼。 | ::| | ふう。良い湯やった。あ、あれ?
|.... |:: | ̄V ̄(`∀´∴)| ::| \_ ________
|.... |:: └──────┘ ::| ∨
\_| ┌────┐ .| ∧∧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . 〔 _〕
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_, )
/ \ `
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)
 ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄
 ̄  ̄
>>519 ワロタw
関西弁だし、こいつは山ちゃんかな?
2コマ目のお茶が冷めてるあたり、芸が細かいw
tanisige
∧ ∧
,,(・ 梵 ・ )
ゞ 丶'ノヾ'"ヾ:::
/;;ヽ;;;; リ;;;;リ;;i:::
/;;;;/;;;;;;;i,.vvξ)、
ヾ;;;;i;;;;;、∧Λフ__ i
ヽi;;;;;-(・)(・)フノ|
ゞ,,(:・:・:)二) >>
( ヽ:i:::;:':;'.';;::i;ζ
\ \;;::';:;:';;i:,,_つ
/_):;:';;;::';:;;'/ヽ
.,:< |::ζヽ /' \
/:;;;: /:ζo| /mogiヽソ/.;,.
i:;;'; (:::ヽ i / 'i;:';;:';;i;
ヽ0 ヽ、つ| :(:;;';o;i;
8、.__|__|___);( ))
'i::;':;:;::'':;:;::;:;:::;':;';;;::'';::i:;
'':i::'':;:;::;::';:;::::'';;':;..;;ノ:''
ヽ:;::;:;:'::/ヽ.';:;:':;:イ
i:;::'':;:;i i::;:;:::;'i
i::':;:::;'i i:;:;::'':;i
i:;':;;:::;' i::;::';::;i
/i i ヽ' (::/ヽヽ
保守がてら。服装が分からないので、ナーとぺあるkk(ry
>>520 うん、山ちゃんです。
えーっと、野球板を「風呂」で検索して下さいなw
>>509 ば、ばば馬鹿試合ちゃうわ
馬鹿試合ってのは乱d(ty
>>522 きめえwwwwちゃんとヨモギって名前入ってるしwww
| | -(・)(・)フノ |
| | (:・:・:)二) >> |
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・ 梵 ・)
>>524 きめえ言うなよ・・・
(∩∩)───────────
/
/
ちょっと名古屋軍!
あのイケテル髪型の人誰!?
去年まで居なかったじゃん
>>526 それって所沢から亡命してきた人のk(ry
>>526 中日ファンでも眩しすぎて直視できないぜ
ノ∩
⊂'~ :;# ヽ
/〔;・◇・〕っ うひょああっ!
∴‥U ∨ ∨
ドウッ! :: ::: ::
:: :: :: :::
:; ⌒,'" ⌒ ::
(;:; :;(;:;(( '" );::) ::.)'
(⌒'⌒ ⌒'⌒ ;)
'"人 ;:; ;:)) ,,,,,,,,,;;- ;:;''''''"゙゙,,,、
_,,,,,,:;从<从: ;;'゙'゙''''''''"゙゙゙^,,,、 、;`` ` `:
゙゙` ,,,、 、;`` ` `: ,,,,、 、;`` ` `: ,,,,、 ;'゙'゙;'゙'゙
゙゙` ,,,、 、;``;'゙'゙,,;:,、,;,,;:,、,; ` `: ,,,,、 、;`` ` `:
前スレ
>>912
(ヽ ̄栗 ̄)ブログに…新種スラか?
名古屋防衛軍、宿舎。
日没して文京の波状攻撃がどうやらひと段落し、荒木はようやく前線から基地へ戻ることができた。
普段から余裕のある表情を見せることの少ない荒木ではあるが…、その表情は明らかに疲労困憊である。
森野の離脱による負担が早くも顕著な形で荒木の両肩にのしかかってきた。本来自分の指揮下にある部隊に加え、今日からは森野配下の部隊の一部が荒木の指揮下に編入されたのだ。
その残りの大部分については後方ラインに配置され、井端が基地から直接指揮を取っている。
森野をあきらめ増援を得よという意見が会議で主流となった中、その話し合いを一方的に打ち切った挙句、
中央本部に指示を仰ぐことも西基地へ増援を申し入れることも、独断で一切していないのだ。
いくら自分が基地の最高指揮官とはいえ、この状況で立浪や井上をはじめとする他の部隊長にいま以上の負担を強いることは、やはり井端にも憚られたのだろう。
その結果、井端も決して本意ではなかろうが…、寄りやすいところにシワが寄ってしまったのだ。
あの会議ののち井端に冷たく突き放され暗澹の気持ちになっていたところへ、その井端から森野隊の一部をお前に預けると通達を受けたものだから、
そもそも突き落としたのが井端ということも忘れ、荒木は地の底からでも救われたような気になった。
当然、普段以上に張り切った荒木だが、彼の主任務は特殊装甲車部隊の機動力を使った敵前線の撹乱であり、元々神経も体力も使う激務である。
本人もそれを得意としてはいるが、それでもやはり半日も駆けずりまわればクタクタになる、気力だけではどうにもならない。
「はぁ…、疲れた」
宿舎の殺風景な廊下を歩きながら首を傾け、筋をパキッと鳴らして荒木はつぶやいた。肉体にはここのところの疲労がすでに蓄積している。
井端の頼みを意気に感じて今日一日は夢中で戦場を走り回ったが…、
そもそもが陽動を目的として編成されている荒木隊はそんなに人員が多くなく、荒木自身、大人数を指揮することに慣れていない。
そこへ一部とはいえ森野隊を預かって人数が倍増してしまったので、荒木にかかる負担は昨日までとは桁違いだ。
こーりゃ、森野云々より前に俺がまいっちゃうかもね………。弱気な考えが頭に浮かぶ。
新作乙です
荒木かわいいよ荒木
馬車馬のように働け、荒木!
ビシッ!
536 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/04/13(日) 04:25:24 ID:zIsFDrAH0
?
カープのベテランと言えば
配球の魔術師北別府
北別府といえば「精密機械」
魔術師もどっちも燃えるな
最近TVのバラエティーで見た姿はドMだけど…
新作(゚∀゚)キタ!!
ドラファンとしては気になってた名古屋軍側の話キタワァ!
荒木は撹乱させる部隊なんだなw
微妙な現実とのリンクが面白いなぁ…
今現在の荒木は駄馬ではあるが。('A`)
荒木…ガンガレ!
つトランプ
まぁ井端も最悪だけどな
首痛めたとか自打球とか色々あるがまぁ例年のこの時期よりは打ってるよ<荒木
みなさんこんにちは、森野部隊も統率することになった荒木雅博です
.。.:*・゜゚・* ∧∧ 趣味はトランプです
[^_^*]・*゚・ ・*:.。. . ラッキーアイテムはトランプです
ロとヽ つロ みんなでトランプでもして交流を深めましょう
(⌒ノ 。.:*・゜゚・*゚・ ・*:.。. . :*・゜゚・*゚・ ・*:.。. .
し ヽ)
荒木トランプ情報は
対名古屋軍諜報部隊でもつかんでない極秘情報と思われるが
作者様乙です。
この世界の荒木は自分にはかなり親近感が持てるキャラになってて面白いっす。
…リアル世界の文京軍は、最近はあんまし攻撃が激しくないなぁ…
| ´」`| 飯にしよう、手伝ってくれ
取っ手の取れるティファール
グルグルグル 取っ手の取れる〜
〃 三 .∧,,∧ 三=≡,,∧‐ ─
。・。・。 (ё ’;≡‘ё=;‘ё) =。・。
ヽニニフ━oc三 ─ ニフ 三 ニフ
゙ミ 三 =- 彡 〃
- ≡三彡
ティファール♪
〃 ∧,,∧ ミ ブン!! ガッ
( ‘ ё’) −=≡ 。・。・。 そ ,,,λ
/ oo━ −=≡ ヽニニフて ´」`| ・・・。
\_, ( 、 > 彡' ( つ ノ 鍋見てて。
`) ヽ,_)′ ノ ノノ
ちょwww名古屋さんwwwww
ジェニーキタ━━━━━━('A`)━━━━━━!!!!
レスリーコネ━━━━━━('A`)━━━━━━!!!!
えいごふだ(゚听)イラネ
は
い
、
ど
う
ぞ
うああああああ誤爆してた orz
なぜ、こうなる前に気付かなかったwwwww
豪快な誤爆ww
そんなことではいけないのだろうが、一度浮かんでしまった考えを意識から追い出すことは難しい。しかも自分自身あまり気持ちの切り替えが上手くないことを荒木は知っている。
こんな時は誰かと少し話でもしたらいいのだろうが…、そもそも森野の失踪自体が機密事項で、迂闊に人に話せない。
…仕方ない、もう今日は早めに寝るか、と思ったところで、ふと荒木は足を止めた。
上田の部屋だ。
近づくと、話し声が聞こえる。テレビの喋る声に混じって、上田と新井の声がする。
上田は森野の片腕として働く人物で、今回も森野が名古屋を後にするにあたり弟子の新井を託していった、ということは…、今回の事情も何かしら知っている可能性がある。
加えて、二人とも、今日からは荒木の指揮下に入っている。彼らが自分をどう思っているのか。
これからいつまでになるかわからないが、当面の間は生死を共にしていく仲間だ。考えが知りたい。
どうしようか。話してみたい。しかし非番の時間帯にまで仮にも上官である自分が訪ねていくのは迷惑だろうか…、考えるまでもない、迷惑に決まっている。
ああどうしよう。部下と腹を割って話しておくのは必要だよな。そういうとこから信頼関係が生まれると思うし。でも向こうも疲れてるよなー、いきなりウザイ奴と思われるのもやだし……。どうしよう。
そうしてどのくらい部屋の前で逡巡していただろうか。荒木が未だ態度を決めかねていると、突然ドアが勢いよく外へ開き、荒木の額と鼻を打ちつけた!
「あいたっ」
「あ、荒木大尉っ!?」
中から飛び出してきた新井が驚いて頓狂な声を上げる。
「も、申し訳ありません!そこに大尉殿がおられるとは、知らずっ」
「い、いや、いいんだ、当り前だ」
廊下に響き渡るほどの大声で謝罪する新井を制し、荒木はぎこちなく笑顔を作ってみせた。
「これは、失礼を致しました」
騒ぎを聞いて駆け足で姿を現した上田が頭を下げる。
「いや本当に気にしなくていい、ここに突っ立っているほうが悪いんだから」
荒木は笑顔のまま上田にもそう答えた。彼らにしてみれば降って湧いた災難である自分との遭遇である、怒っているなどと思われてはいけないからとにかく笑顔を絶やしてはいけない。
しかしその実、作り笑顔もそんなに上手いほうではない…、あたかも怒りを隠しているかのような不自然な笑顔になってはいないだろうか、ああもう、話がしてみたいなんて甘ったれたことを考えてないで、さっさと部屋に戻れば良かった…!
「それで大尉、なにか、御用で?」
「え、」
猛烈な勢いで自分の殻へ引っ込んだ上で後悔しまくる荒木に、上田が声をかけた。その声に突然外の世界へ引き戻され、荒木は激しく視線を泳がす。
御用。御用っていわれても。そりゃまあ、ありますよ、御用ですよ、でもアナタと話がしたいです、って!?言えるか!
「あー、えーと、」
「あの、もしかして頭をお打ちになって忘れちゃったんじゃ」
「バカ、お前は黙ってろ、そんなお前や森野隊長みたいなことがあるか」
森野隊長www
軍にいるときもボケボケしてたのかw
名古屋軍かわええwww岩瀬あたりは憲伸の操り人形になってそうだなwww
ちなみに森野は3歩歩いたら聞いたことを忘れると言われた男
新作キタ━(゚∀゚)━!!
荒木ネガティブだよ荒木。
でも、そこが素敵だよ荒木。(*´Д`)ハァハァ
名古屋軍の内事情が面白いw
上田さんキター!
荒木は相変わらず可愛いなwww
作者さん乙です!
森野隊長…w
作者さん乙です。
聖都神宮ファンのはずが急激に荒木が好きになってしまったw
(⌒`)
( )
__( )
== |;;lヽ::/ コポコポ
. (∴`∀´) |;;| □o
(ヾ|゚|〃) .i===i=i
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
__
== |;;lヽ::/
. (∴`∀´)∫ |;;|:::|
(ヾ|゚| つc□ i===i=i
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
いろいろスレが落ちた中、生き残れたようで何より
よかった、生き残ってたか。
昨夜見たら落ちてるように見えたよ。
石原
|| |
|| o.|
|| |∧,,∧
|| [ ] 森野のこと何かしら知ってるかな
|| |( )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u-u'
|| ∧,,∧
|| n ] 話してみたいな
|| ヽ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ u-u'
|| ∧,,∧ |
|| n ;^_^] .| 迷惑に決まってるよね
|| (ソ ノ |
 ̄ ̄u-u'  ̄
|| ∧,,∧ .|
||n ] | でも話してみたいし
|| ヽ ) |
 ̄u-u'  ̄ ̄
|| ∧,,∧
|| [ ] ウザイと思われたらどうしよう
|| ( )|
 ̄ ̄ ̄u-u'
/::::::||ミ
||:::::::::|| ̄ ̄||
||:::::::::|| ||
||:::::::::|| ガッ||
||::::::::そ,,∧∩ あいたっ
||::::::て ι]/|
||:::::: ( / ||
\:::::::u-u' ̄
(ヽ∧,,∧ .o0(マズーデスヨ)
、; ̄弟 ̄)
) )つ あ、荒木大尉っ!?
>⌒)ノ
/::::::|| ゝノ/ ももももももも、申し訳ありません
||:::::::::|| ̄ ̄|| ノ~ノ 申し訳ありません
||:::::::::|| /// 申し訳ありません
||:::::::::|| ///| 申し訳ありません
||:::::::::|| ∧|,,∧
||:::::::::|| n^_^: ] .o0(スマイルスマイル)
||:::::::::|| ヽ と ) い、いや、いいんだ
\::::::|| ̄ (_(__つ
569 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/04/17(木) 14:47:40 ID:oxa3kMXa0
ageてもうた・・・氏んで詫びます・・・。
>>570 /|
| |
_|_|_
(ミ゙∧,,∧
∧,,∧ (^〔◇・ 〕 介錯したるわw
(-ω-´) `[_ノ )
━0ニフx と) ノノ l、ヽ、
(ノノハ_l_l) 〈_ノノヽヽ>
´」`|キター
ほす
あ!生きてた!
良かった〜!
Dat落ちかと思って新スレ探しちゃったよw
∧,,∧
(  ̄弟 ̄)ウフフ
ノ∧つ⊂) ∧,,∧ アハハ
( 〔*-上-〕 [^_^* ]
∪(つ ゚|-) 旦 旦 (-|゚ ⊂)
( ̄__)__)  ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ (__(__ ̄)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O。
∧,,∧
〃,[∩;^_^] ハナシガシテミタイナンテ...
/(_ノ ィ\
⊂こ_)_)`ヽつ
ああ、それでいい、頭打って忘れたことにして貰って全然良かったのに。余計なこと言ってくれちゃって…。
こういう時どうしたらいいんだろう。バッさんだったらこういう場面でも無難に切り抜けちゃったりするのかな、あんな顔して。
顔を上げると、新井が怪訝そうな顔でしっかりとこちらを凝視している。
仕方ない、こうなったら腹をくくるしかない、腹をくくるって、でもどうやって…、
……、
………、
「と、トランプでも、と思って」
「トランプ!?」
CPUを100%振り切った荒木の頭脳は、一瞬、本人の意識の制御を離れ、明後日の方向からあらぬ答えを持ってきた。
軍服の内ポケットから名刺のようにスッと差し出されたトランプの箱と荒木の顔を交互に見ながら、普段は落ち着いているはずの上田が明らかに狼狽した様子を見せる。
「な、なぜ、トランプを持ち歩いておられるので」
「いやっ、別に、ラ、ラッキーアイテムだから?」
上田の当然の質問に対し、ようやく制御を取り戻した頭で荒木は謎の答えを返した。答えとしては実際これ以上何も出てこない、
トランプを常時携帯していることに合理的な理由なんてあるわけがないが、果たしてこれで答えになっているのだろうかという気持ちが無意識に語尾を上げさせる。
お互い不測の事態に直面しフリーズする二人。その様子をしばらく眺めたのち、新井が口を開いた。
「なあんだ良かった、てっきり怒られるのかと思いました。そういうことなら、どうぞですよ、汚いですけど」
乙です!
荒木wwwwww
トランプktkr!!
バロスwwwwwwwwwww
荒木かわいいよ荒木
ついにトランプ登場か!!
荒木かわいいよ荒木(*´∀`*)
作者様、いつも乙です。
粗い弟失礼wwww
なぜトランプなのかぐぐってみました。
面白すぎる。
前田といい、熊工はナイスキャラの宝庫なのか?
荒木のネタというと甲子園で野次ってた阪神ファンと会話したら
「お前だけは応援しとるぞー」って言われたって奴ぐらいかなw
荒木大尉に萌えるスレはここですか?
健さん祝勝会場はここですか?
>>585 はい、そうです(*´∀`*)
今まで意識した事も無かったのに
>>532以降荒木が頭から離れません。
これってもしかして…w
∧,,∧
[ι ] ………。
( )
│││
(_)_)
___
∧,,∧ |__|
[ *^_^]゙)彡 と、トランプでも、と思って
(m9 ノ
.人 Y 彡
レ'(_)
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||:::::::::|| ̄ ̄||
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||:::::::::|| ∧,,∧n ∧,,∧ n
||:::::::::|| 〔*-上-〕 ̄弟 ̄)E) そういうことなら、どうぞですよ
||:::::::_|| (つ と)Y Y
\:::|__|∧,,∧_)_) (__)_)
\(゙[ι ]
( つ
ノ ,イ
>>589 先輩の上田の部屋を「汚い」と言ってしまう新井ワロスwww
>>588 そ れ は 恋 だ
かくいう自分も最近、山ちゃんが気になって仕方ないんだぜ…
山ちゃん守備はいいんだけどね、打撃が・・・
荒木大尉は、過去にトランプで命拾いをしたことがあるに違いない。
胸ポケットに入れていたトランプが、弾丸を止めてくれたとか。
だから「ラッキーアイテム」として、常にトランプを持ち歩いてるんだ。
_、_
( ,_ノ` ) NG川さん出ないかな。
oノ つ_⊂)
( ( ,_ノ` ) NG川さん出したいな。
oノ つ_⊂)
( ( ,_ノ` ) NG川さん燃やそうよ。
∪( ∪ ∪
と__)__)
中日ファンなのに本気で広島応援してた
確実にこのスレの影響ですwおめでとう
ジャギ様を思い出すな
さすらいの福地んがホムラン撃ったどーーー
∧,,∧ 保守がてら神経衰弱でも
[ *^_^]
/´、Y ノ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ
と⌒)(,,つ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ
ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ
ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ
>>600 大尉殿!意見してよろしいでしょうか!
自分は、一人七並べのほうが、より、戦術鍛錬にふさわしいとと考えます!!
日夜訓練しております!!!
最終的には、一人スピードに挑戦しようと考えておりまーーーす!!!!
602 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/04/22(火) 21:06:04 ID:DSLRIab6O
tanisige
捕手がてら
長谷川の髪を切ってしまいたい
2323が多い球団よりw
カープファンでもハセガーの髪は切りたい捕手。
>>605 ちょwwwwwwwすっきりしすぎwwwwwwwwwwwwww
顔ちっちゃいなー。俳優みたいだ
>>605 まー、ひげまですっきり
どうせなら眉毛も(ry
試合無かったからドラさん応援してたよ
本名より先に「名古屋さん」が出てくるのは完全にこのスレのせいw
DION軍の者だが、>594の書き込み代行、感謝する!
まさか、あのスレで意味の解る人がいるとは思わなかったw
長谷川は話に出るのかな?
613 :
594:2008/04/24(木) 22:11:15 ID:vtkYWuDP0
>>611 もともとここに入り浸ってるし、BBなのにDION軍に居座ってるから
「荒木大尉」で一発でわかったw
sinnya tanisige
>>601 保守がてら、一人スピードw特別出演:地味な人w
いっせーの!
∧,,∧ ロ ゙ ロ゛
[ *^_^ρ ヾヽへ ̄丿
/つ「「「| 「「「⊂ ヽ
と⌒)(,,つ ロ ロ ⊂,,)(⌒つ´
うんこ
自分の部屋でもないのに笑顔でどうぞと言う新井になんとなく従い、荒木はそのままなんとなく部屋の中へ通された。
なるほど確かに謙遜ではなく、中は汚い。しかし現在の戦況ではおそらく、きれいに整頓された部屋など、この宿舎にひとつもないことだろう。
皆が自分の持った職務で手一杯だ。部屋を片付けている暇などあるわけがない。
新井がババ抜きしか知らないというので、三人でそれをやる事にし…、三巡目の勝負もそれぞれ手札が少なくなってきたところで、不意に上田が口を開いた。
「大尉、そろそろ」
その言葉に、荒木はドキリとした。
…冷静に考えてみれば当然だ、部屋に招かれたからって何を歓迎された気になっているんだ、俺は。
上官にトランプやろうとか言われて断れるはずがないじゃないか。新井はともかく、上田ははじめから俺とトランプがやりたいはずがない。いや新井だってそうだ。部下に気を遣わせてしまって…、…バカだ、俺は。
しかし…、これが終わったら帰るよ、と荒木が口にするよりも前に、上田が言葉を続けた。
「御用向きをお聞かせ願えませんかね」
うつむいていた荒木は驚いて思わず顔を上げた。
「え、御用ってトランプじゃないんですか」
「バカ、お前は黙ってろ」
目を丸くする新井を制し、上田は荒木の目をじっと見据える。その眼力に思わず荒木は気圧される。
「この昨今の戦況下、大尉もお疲れのことと思います。その中でここまでわざわざいらしたのは、何かお話があるからでしょう。
ゲーム、特にカードゲームや麻雀の類はその人間の本質が出ますから、大尉はおそらくこのトランプを通して、我々がその話をするに足るかどうかを測っていらっしゃるのでしょうが…、
森野隊長がお戻りになるまでの間とはいえ、我々は今日からあなたの部下です。回りくどいことをなさらず、ここはひとつ我々を信じて、率直にお話し願えませんか」
強い語調で繰り出された上田の言葉に圧倒され、荒木は口を開けたまま2、3度まばたきをした。
いや、そんな深い意図は全然なくて、ただ事の成り行きというか…、しかしさすがにこの副官がいれば、森野が隊長でも充分に部隊は機能するだろう、
なんて羨ましいことだ、…いや今はそんなことは良くて、お話し願えませんかって言ったよね、言ったよねこの人、これチャンスだよね!?
「さ、察しがいいな。さすがは森野の右腕と言われる、う、上田曹長だ。たっ試すようなことをして申し訳なかった。
用件から言うと…、森野について聞きたいんだ」
「森野隊長について…ですか?」
我ながらうまくごまかせていないと荒木は思ったが、それを気に留める様子もなく、新井が怪訝な顔をして聞き返した。
良太馬鹿wwww
上田さんかっけえええええええええ!
粗い弟wwww
上田さんかっこいいよ上田さん
良太馬鹿だよ良太
>しかしさすがにこの副官がいれば、森野が隊長でも充分に部隊は機能するだろう、
何気に荒木が酷い事言ってる件
「そうだ。知っていることなら、なんでもいい」
「なんでも、ですか」
「ああ」
「そうですねぇ…」
再度聞き返したのち、訝しげな表情のまま新井は喋りだす。
「隊長はドアラマスターで、お顔もドアラに似ていらして、努力家ですがわりとマヌケですよ」
「いや…っ、ありがとう、」
「バカ、お前は黙ってろと言ってるだろう」
「痛てっ」
「…大尉、本当に申し訳ございません」
目にも留まらぬ速さで新井を殴り、そして頭を下げる上田に荒木は苦笑した。これが森野隊のノリなのか…。
もしかすると森野隊では、ボケかツッコミの最低どちらかがよくできないと、皆に馴染むのは難しかったりするのだろうか、荒木はまたひとつ要らぬ心配をした。
「今回の失踪の件は、我々も本当に驚いているばかりです。昨日もまったく変わった素振りもありませんでしたし…、良太はなにか気づいたことはあったか?」
「いえ、何も…、隊長はお出かけになる時には大抵自分に行き先を教えて下さるんですが、今回はそれもないんですよ。ですから本当に、どこへ行ったのかも」
「行き先は、これは中佐の推測といえばそれまでだが…、広島へ行ったんじゃないか、と中佐は言うんだけどね」
「広島…、ですか」
上田が天井を眺めながら逡巡する。昼間の出席者が皆そうしたように、森野が今、広島へ行かねばならない理由は何かと考えているのだろう。
「…中佐はなぜ、隊長が広島へ向かったとお考えになったのでしょう」
「昨日、本人と直接話したらしいんだ。それで、その時の様子から、ってね。何を話したのか、詳しいことは言ってなかったが…」
荒木はあえてスラィリーハントやビッグ・ドメあたりの話をしなかった。最初にそれを言ってしまえば彼らに先入観ができあがると思ったからだ。
上田は腕組みをしてさらに考え込む。新井は何か考えているのかいないのか、テーブルに両ひじをついてその上田の横顔を見ている。
「中佐よりも上…、落合長官から直接なにかの密命を受けたということは考えられないでしょうか」
「仮にそうだとしても…、中佐にも知らせないというのは、あまりに不自然じゃないだろうか。これでは基地内に混乱を招く」
「うーん…、いえ、自分もそう思うのですが…、あの長官のことですから…」
「ない、とは言い切れないか。しかし」
「可能性はもちろん、低いと思いますよ。ですが、森野が自主的に今の名古屋を無断で抜けて広島を目指す合理的な理由が、自分には測りかねましたので…」
朝刊|^H^H長官キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!wwww
上田さんテラカッコヨスwww
そして落合長官くるー???
上田さんに惚れました
荒木かわいよ荒木から上田さんかっこいいよ上田さんの流れになっててフイタwwwww
上田さんしっかりしてるなぁ
上田は昭和のイケメン
上田・・・出世したなあ・・・。
北方防衛軍を強制除隊された時はどうなるかと思っていたのに・・・
元気そうで安心した。
そうだね
ドラゴンズの選手像が色々解って面白いなw
今週の週ベの荒木大尉のお顔が面白かったですwww
まったく上田の言うとおりだった。合理的な理由がない。仮にビッグ・ドメの修理代を稼ぎたいからといって、自らのその後も省みず、いきなり無言で名古屋を飛び出していく、
それだけのリスクを冒すことを説明するに足る理由が。
「そう、理由が…、ないんだよな」
だから皆、頭を悩ませているのだ。これから恐らく一両日中には森野の処遇に関わる判断を下さなければならない井端など、その最たるところだろう。
行動を起こす理由がわかれば、目的がわかり、次に起こりそうな出来事も予測できるというものだ。しかしこのうちただの一つもわからないのだから、推察しようにも、お話にならない。
「でも、理由、ってやっぱり…、あるんですかね」
上田も荒木も黙ってしまったのを見て、新井が口をはさむ。
「ないはずがないだろう。だからお前は」
黙ってろ、と上田はまた言おうとしたが、それを荒木が遮った。
「いや、聞かせてくれ。森野のことはきっと、君が一番よく知っているだろう。理由がないかもしれないと、そう思うのか?」
「いえ、その、なんていうか、理由がないって言いたいのではないんです、ただ、もしかすると…、
他人が頭をひねって考えつくような理由じゃ、ないかもしれないって、思うんですよ。ほら、隊長ってたまにそういうときあるじゃないですか。
本人は至ってマジメなのに、いくら説明されても、他の人には全然理解できないこと言ったりとか、
何か大事なことをひとつ思い込んだら、他のことはすっかり頭から抜けてたりとか」
「うーん…」
新井がたどたどしく述べる意見には何の進展性もなかったが、そのかわり妙な説得力だけは持っており、荒木と上田は思わず唸った。
確かに森野はそういう奴だ。荒木もそれは知っている。今回はコトが大事だから、そんなはずはないと思い込んでしまっていたが…、
今回も、もしかすると…、あまり深く考えることなくフラリと出ていってしまったとでもいうのだろうか、よりによって、この大変な時に!
「…だとしたら、我々にできることは何だろう」
「僭越ながら、…とにかく、ここを死守することかと存じます」
溜息混じりの荒木の言葉に、上田が答えた。
その意見は的確だ。現実的に考えれば、今やどこへ行ったのかもわからない森野に関して、一将校である荒木、まして一兵卒である上田や新井ができることは何もない。
「…隊長は、きっと戻ってきますよ。自分はそう思います。だから、隊長が戻ってくる場所を、ちゃんと守っておかないと」
上田に続いて新井もまた、ひとつひとつ自分に言い聞かせるように言葉を繋いだ。
何もできないもどかしさ、この先の不安は彼らも同じ…、いや、彼らは突然に隊長を失ったのだ、むしろ荒木よりもその気持ちは強いだろうに、しかし彼らは気丈である。
井端の態度に一喜一憂し、一時とはいえ最悪の事態まで考え、安易に絶望した己を荒木は恥じた。
馬鹿なくせに核心を突く、まさに新井ww
つーか森野wwww
(中略)
個人的に特に応援したいのが森野さん。実はすごくオチャメな人で、
前に球場の食堂で一緒にゴハンを食べた時、
「オレさぁ、『2ちゃんねる』で悪口書かれてるんだけど…」ってヘコんでたんだ。
よ〜く聞いてみると
「オレのこと『3ランしか打たない人?』とか『ドアラ似』とか、みんな好き放題、
書いてるんだよっ!!でも、読んでいくと、オレのクルマの車種とか、みんな
よく知ってるんだよなぁ。結局、あいつら絶対にオレのこと好きだよ!!」って、
最後は納得してたよ(笑)。そんなオチャメな森野さんをみんなも応援してね(ハート)
(週刊プレイボーイ 5/12・19日合併号77ページ『落合福嗣の腹式呼吸』より抜粋)
名古屋さん!このスレ・・・見てるわけ無いなw
霊感さんのブログに「やってしまいました」とコメント残していくような男だからな
森野見てるのかww
「…そうだな。そのためには」
荒木の言葉に、間髪入れず新井が、そしてゆっくりと上田がうなずく。
森野の帰還そして復帰を信じ、荒木隊は荒木隊として、できることをしよう。
荒木のその瞳の色が頼もしく変化したのを聡く感じ取って、上田はニッと笑った。
その表情に気づいた荒木も、やはりどこか少しぎこちなくはあるが、不慣れなりに、ニコリと精一杯の笑顔を作ってみせた。
「あーあ、でも」
その二人の様子を見ずにぼんやり天井を見つめていた新井が、突然独り言のように口を開く。
「広島へ行くんなら、もっと時期を選んで下さったら良かったのに。僕も連れていって欲しかったですよ」
「どうして?」
「こいつは広島の出身なんです」
新井は眉間にシワを寄せて口を軽くとがらせ、鼻から息を長く吐いた。その大袈裟とも言える表情と溜息の意味がわからず理由を尋ねる荒木に、横から上田が答える。
「…自分がまだ6つ7つやそこらの子供のころ、広島は超大型の台風に襲われたことがあったんです。とにかくすごかったですよ。超大型ってくらいですから。超ですよ超。
自分は元々、物心ついたときには親はなくて、肉親は歳のちょっと離れた兄がひとりいただけでして。その兄と一緒に施設で暮らしていたんですが…、
兄が炊き出しの手伝いに行っている間に近くの川が氾濫して、施設の二階の床まで水がきたんです。ほんと死ぬかと思いましたよ。
結局自分は屋根に上がって助かったんですが…、兄は施設に取り残された自分を助けようと、周りの静止も聞かず無茶をして、濁流に飲まれてしまったと聞きました」
誰に聞かれもしないのに、新井は突然、身の上を語り始めた。たったいま築かれ始めたばかりの荒木への信頼感の欠片のようなものが、あるいは、彼にそうさせたのかも知れない。
「それでもう、どうしたらいいかわからなくて、避難所の隅っこで泣いていたら、名古屋防衛軍から派遣されてきていた救援隊に保護されたんです。
でも、その後半月ほどが経って救援隊が引き揚げる日までに、結局兄は見つからなくて。その時の部隊長はそのあたり何も仰りませんでしたけど、まあ状況が状況ですしね、兄はもう生きていないとお考えになったと思うんです、
そのままご厚意で名古屋へ連れられてきて…、今までお世話になっているんです。
本当は、16になったとき、広島に帰ろうって一度決めたんですよ。防衛軍に恩返しもしたくてすごく悩んだんですけど、やっぱり帰ろうって決めて。
なんですけど、今までお世話になりました、って基地までご挨拶に来たときに、偶然はち合わせた隊長のドアラに気に入られてしまって」
新井は一気にそれだけ喋り、そしてドアラの話のところで少し笑った。その何気ない笑顔が荒木にとっては信じがたかった、親の顔を知らず、ただひとりの肉親も幼いうちに失い、天涯孤独、さらに故郷からも遠く離されて、そんな運命の中で…、
それでもこの男は笑うのか…。
「お前も随分と、苦労ばかり…」
「いえ、森野隊長に出会えたことは幸運でしたし、名古屋に来て良かったと思います。
それに…、兄は桁外れに頑丈なのが取り得でしたから。きっと生きてるって自分は信じてるんです。だから、いつか広島に帰って、兄を探したいのですよ」
キタ━ヽ( ̄粗 ̄)人( ̄弟 ̄)ノ━!!
作者様乙!wktk
作者様、深夜の更新乙です
にいちゃんキタ―――!!
名古屋防衛軍、最近気になってどうしようもない
自分鯉党だったはずなのに……
このスレのせいだ どうしてくれるwww
てか良太ドアラにスカウトされたのかwwwwwwwwwww
「ظلانيءگةخبؤ!بعربماه!」 「何言ってんだかさっぱりわかんないけど可愛いなお前!
俺は良太って言うんだ!よろしくな!」
ィ´ ヽー二,.========= 、 / :`ヽ、
/ ,..> '´ )' : `ヽ
‐-- .._ / ., ,≦´- ´  ̄ ー- 、 >'./三_ : .|
`> 、 _,ィ''´´ ,.ィー 、 <´ /´ ヾスリ7ーr.、 !
` ヽ、-'´/ / / ヽ 7、 ..=-- ヾ `ヽ、_/
___,...__ / i / ,r--、 ',!rぃ, .rtュ__ Y ,rヘヽ、
;'´ ` 、 j fヽ |`i`ー' | ,ィ'¨>、 f、 i ,.' ´ リ´r ノヽ
;' `ヽ、/ :r 、ヘ、 ', ! :} r 、|| :f ヽ !:::', ,f.__...; ーiイ
.; ; ヽ ヽヘ .', | `}、 | | ト ゝ-イ l:::::'、t‐---ィ , |ノ
';, ; r 、ヽ ヾ `´ ヽ、.j | .`ー─' ゝ;;∧ゝ‐'´ ,. ' 人
) ; ヽ ヽ}、` l ` 、 .人.......,. -‐´ ,. ィ'´ /\
´リ, '.; ヽ : 、 .}_ iー1 |ヽ-‐ '´ ,ィヘヽ \
リ、 , ヘ、 ,......./ ヽ | ノ `ー- ‐〃 | ヽ \
`リ、 ,、 ヽ、,ィ ´ V ` / | / / ノ } .._ ヽ
リ ,,. ハ、 〈 _.ヽ / / r┘ / ` ∨
'´〃ハリ,, ;;リシヘ! ヽ ヘ <了コ ヽ _,...........イ / -‐ノ / i∨
新井兄キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
>>644 鯉党兼竜ファンになればイインダヨー
竜党だったのに永川山ちゃん前田ネ申を大好きになってしまったのもここにいますw
兄ちゃんの話もキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ドアラにスカウトされた弟バロスwwwww
>>646 www
ついに兄ちゃんもでてくるのかwwwこれからも楽しみだwww
上田さんかっけええええええ!!!
脇役なはずなのに上田さんがカッコヨイ…
でもこれ、兄ちゃん生きてるのかどうかわからないんだね
生きてるといいな
先刻、森野は戻ってくると言い切った時と同じように、新井の視線はまっすぐだった。災害時に生き別れて十数年になる兄の生存を信じる精神力とは一体どれだけのものだろう、
その強さを若さや愚直と言って片付けてしまうことは容易だが、それは逃げることと同じだと荒木は思った。今の自分に足りないのはきっとこういった力だ…、
「あの、隊長」
その呼び声は、葉を滑り落ちた朝露の一滴が平らな水面を叩くように、荒木の胸に強く響いた。
隊長、と確かに上田はそう言った。自分は彼らの隊長として認められたのだ。荒木は感動にうち震えそうになる声を抑えて応えた。
「おお、何だ、何でも言ってくれ」
「森野隊長に関することは何事も他言してはならないと中佐のお達しで…、加えて我々は行き先が広島らしいということもお聞きするまで存じておりませんでしたが、このことについては…」
「え…、」
荒木は一瞬、何を言われているのか理解できなかった。混乱を招くから一切他言しないように、確かに井端はそう言っていた、そして彼らの知らなかった情報を今しがた自分が……、
「あ」
してるじゃん他言。命令違反じゃん。何やってんの俺!
「い、いやっ!これはその、何だ、いや、お前たちには知ってもらってもいいかなとか、なんていうの、とにかく何、だまっ、黙っててくれ、バッさんっ、じゃなくて中佐だ中佐、中佐にはっ、頼む、このとおりだ、頼むからッ!!!」
「い、いやわかってますよそれは、わかってますから、今後お気をつけ下さいますよう申しあげたかっただけの事ですから、隊長、とにかく頭をっ、頭を上げて下さいよッ!」
荒木wwwwwww
>>650 AA職人さんネタ職人さんそれに絵師さんほか、スレの皆さんには色々楽しませて頂いてますよ。
いつもありがとうございます。
書いたネタが今後の構想と違ったら、という点については気にしないで貰って結構ですよ。
もしそういうことがあってもこちらも気にしないで続きを書くだけのことなので、
支障になるとかそういうことは考えないで、お好きなように楽しんでいただければおkなのですよ。
それで書きづらくなるということも恐らくないので大丈夫ですよ。
むしろ書き込みにヒントを貰うことも多いですよ(パオロンやトランプは完全にそうですよ)。
確かに本編とネタで言ってることが違うと、後からまとめて読む人の誤解を招く可能性もないわけではないでしょうが、
自分としては、そこまで考えなくてもいいと思うのですよ。
上田さん渋かっこいいよ上田さん
荒木かわええのおw
ヒーローインタビューのときのパオのぬいぐるみの持ち方が好き
よくよく観察すると面白い動きしてますよこの人は
荒木はインタビューとかで
心を開いてるか閉じてるかがすげーわかりやすいやつなんですw
>>657 なんで作者さんまでですよますよ調なんだwww
┌――――─―――─――──――────―─――─――─―――
|育てるのってやっぱ難しいワケ…?
└─――――――v───――─―──――──―――─―─――─
|なーに、簡単ですよ。適度に角度を与えて
|適度に運動させれば誰でも育てられますよ。
└─――――――───――─―v──――
ノ⌒⌒ヽ
__i二二二i
(施設長)
/⌒< > ⌒\
∧,,,∧ ______ ,-, / __ __ \
(救援隊) |カラー良太 \500|,/ (_.,-,_E^|___ノ
γ ⌒\  ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ // / /,/\ /⌒\
/ ハ \ \ _ ,| ,.</ / // ヽ |
/ //\ ヽ、./ /`)/O} _ , ,.</ /ー-'""`ーヽ |
| / ヽ、ノ( /弟へ∠!./ /`)/O} | |___>
γ / / ゙ーく ヽ( /弟へ∠!´| |____( \__
i 、, / / | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ゙-'`ー--'
ゝ`ー-''" < .|__________|
(_(___つ
>>655 >バッさんっ、じゃなくて中佐だ中佐
荒木焦りすぎだろwwwwwwwwwwwww
>>657 作者氏いつも乙です、楽しんで読ませて頂いてますよ。
ドラの内情に詳しいんじゃないかと勘違いするくらいキャラのつかみ方うまいっすw
>>662 カラー良太w
広島、道場裏の鶏小屋。
森野がやっと最後の一羽を片付け終えた頃には、もうすっかり日が落ちて、辺りは暗くなっていた。
それでも…、ドアラが訓練のコツに気づいてからここまでに要した時間は1時間弱。
なにせ、かつての永川この訓練を真っ当に終えるのにはひと月余り、山崎に至っては半年を要したのだから、ちょっとばかり歌を歌っている点を除けば、驚異的な早さだ。
すべての鶏が収まった様子を、森野は小屋の外から腕組みをして感慨深げに眺めている。
「なーんだ、案外すんなり行っちゃって。つまんないのー」
その小屋の屋根から一部始終を見守っていたカーサは、そう呟くが早いか、ドロンと白い煙を残して姿を消した。
次の瞬間、森野がふと背後に気配を感じて振り返ると、そこには普通の鶏の倍はあろうかという、立派な灰色の雄鶏が凛と立ち、こちらをじっと見つめている。
…あれ、まだあんな大物が残っていたのか。全て片付いたと思っていたが…、疲れでボーッとしてしまったかな?
なにしろ普段から細心の注意が行き届いているとは言い難い自身である。さして不審に思うこともなく、森野は雄鶏に近づいた。
良太とドアラに全俺が泣いた。
名古屋在住鯉党の俺には色々と複雑すぐるorz
広島、道場裏の鶏小屋。
森野がやっと最後の一羽を片付け終えた頃には、もうすっかり日が落ちて、辺りは暗くなっていた。
それでも…、ドアラが訓練のコツに気づいてからここまでに要した時間は1時間弱。
なにせ、かつての永川がこの訓練を真っ当に終えるのにはひと月余り、山崎に至っては半年を要したのだから、ちょっとばかり歌を歌っている点を除けば、驚異的な早さと言える。
すべての鶏が収まった様子を、森野は小屋の外から腕組みをして感慨深く眺めた。
初めは一体どうなることかと思ったが…、何事も絶望せず努めればどうにかなるものだな。ほんとにね。
小屋の屋根から一部始終を見守っていたカーサが、その様子を見下ろしながら呟く。
「なーんだ、案外すんなり行っちゃって。つまんないのー」
そう口にするが早いか、カーサはドロンと白い煙を残し、姿を消した。
次の瞬間、森野がふと背後に気配を感じて振り返ると、そこには…、普通の鶏の倍はあろうかという、立派な灰色の雄鶏が凛と立ち、こちらをじっと見つめている。
…あれ、まだあんな大物が残っていたのか。全て片付いたと思っていたが…、疲れでボーッとしてしまったかな?
なにしろ普段から細心の注意が行き届いているとは言い難い自身である。さして不審に思うこともなく、森野は雄鶏に近づいた。
「ただいま、戻りました。も…、名古屋さんはどこに」
当然のように鍵のかかっていない裏口から黙って上がり込み、ギシギシと足音を立て大股に廊下を歩いて永川は、前田の部屋へ参じて襖を開けるなり、早口でそう言った。
常に味方であるという保障のない、場合によっては充分に敵に回り得る青木に対して名古屋からの客などと不用意な発言をしてしまったことについては、悔やまれることは確かだが、もう取り返しようがないから仕方がない。
それに、黙っていろと脅したり、あるいは丁重に頼んで泣きついたりしたところで、大人しく黙っていてくれる相手ではないことも重々承知だ。
だから早急に対策せねばならない。そのために森野には訊いておかねばならないことがある。
「なんじゃ騒々しい。裏で地鶏じゃ」
永川の、挨拶もそこそこといった様子に前田は眉をしかめた。これは態度が悪いことに気分を害しているわけではない。
…永川の語調が強くなるのは大概、何か、事が思うように運んでいない時だと前田は知っている。まして今の、余裕のない足音。アクシデントの匂いがする。
「地鶏ですか」
「こら、待たんか。お前な、それより、浩司はどうした」
森野の在所を聞き出すなりとんで行こうとする永川を、前田は焦って呼び止めた。何があったのかは知らないが、ここでまた自分だけ残してドタバタと出て行かれたのではたまらない。
「あれ、まだ帰っていませんか」
「何が、あれ、じゃ。借りたもんは責任持って返さんか、自分だけ先に戻りよって。ワシャ腹が減った」
「では急ぎ支度をしますから…、」
お待ち下さい、と永川は言おうとしたが、また鶏小屋から聞こえた悲鳴にその言葉は遮られた。
眉を少し上げ、永川は無言で前田の目を見る。前田がそれに応えてうなずく。
裏口で脱いだばかりのブーツをまた履き直し、永川は駆け足で道場裏へ向かった。
ちょw永川w
そこで言い直すなw
ほんとにねwww
森野の口癖ktkrwww
作者さん乙です!
ほんとにねw
ほんとにね、キタコレwwww
小ネタが面白過ぎるだろw
永川、名古屋さんて言い直すなw
|┃≡
|┃≡
ガラッ.|┃∧,,∧ も…
.______|┃ ´」`| 名古屋さんはどこに
| と l,)
______.|┃ノーJ_
∧,,∧
./( *`仝´) 裏で地鶏じゃ
//\ ̄ ̄旦~
// ※.\___\
\\※ ※ ※ ※ ※ヽ
\`ー──────ヽ
────────
≡|┃
≡|┃
ガラッ.|┃∧
._______|┃`| 地鶏ですか
≡| と )
_______.|┃J_
.≡ ┃| |┃
こら、待たんか |┃ ピシャッ!
. ∧,,∧ ガラッ. |┃ o ☆
...( `仝´).≡ .|______.|┃/
/J ⊂彡. ┃| と ― ☆
し―J ≡.┃|______.|┃\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ☆
_. -‐ ‐┤
、 ,. '´ | ,-,
. \ , ' |. /,/
〜〜 \〜〜〜〜〜.|〜//〜〜
〜⌒〜 \〜 _ ,〜 ,.</〜⌒〜⌒
〜⌒〜⌒〜/C/`)/O} 良太に向かって流されますよ!!
〜⌒〜⌒ ( /粗へ∠!´|〜⌒〜⌒〜 ドコニイルノデスヨー?
〜⌒〜⌒〜 ゙ーく carp ヽ彡〜⌒〜⌒〜
⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒
2軍のサイン事情についてのひとコマ
218 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:05:33.05 ID:v9OzpBUT
>>205 試合終了してお説教の後
ちなみに良太はバットを投げ入れてプレゼントしようとした
233 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2008/05/01(木) 23:08:58.81 ID:v9OzpBUT
良太が人気のようなので補足
5分弱バット持ったまま塀を登ったり降りたりしてプレゼントする方法を模索
何度か投げ入れようとする度に危ないと思ったのか断念
結局プレゼント出来ず
D専から引っ張ってこようかと思ったら同じこと考えてる人がw
良太の優しさと天然っぷりにわろたw
何面かある野菜畑の脇を駆け抜けると、鶏の騒ぐ声が聞こえ、その先、鶏小屋の前の放し飼いスペースからもうもうと土煙が上がっているのが見える。
もう少し近づき、中の様子に目を凝らすと…、やたら体格のいい雄鶏が暴れまわっており、囲いの網の中でドアラが転倒し、森野が鶏に腹を蹴られているのが見てとれる。
永川はチッと舌打ちすると、足元の小石を拾い、それに息を吹きかけた。
「こら、やめろ!やめないと、首へし追って鍋へブチ込むぞ」
そう喚くが早いか、永川は猛ダッシュをかけ、手にした小石を灰色の大鶏目掛けて投げつけた。
石は雄鶏の足元で小爆発を起こし、地面の土を抉ると同時に鶏の巨体を吹き飛ばした。
「わあっ」
飛ばされた鶏は…、空中でどうにか体勢を立て直すと、鶏らしからぬ力強い羽ばたきで向こうの森へ消えていった。その後姿を、森野は尻餅をついたまま呆然と見送った。
「大丈夫か。怪我は」
囲いの中へ駆けつけ、森野の手を引っ張って起こしながら、永川が尋ねた。
「ありがとう、なんともない。ただ、…いま、鶏が『わあ』と鳴いた気がするんだが」
「気のせいだろ。訓練はどうだった」
同様にドアラを引き起こしながら…、そんなはずはない、確かに聞いた、と森野は主張しようとした。
しかし、こうも笑顔ではっきりと否定されてしまうと、気のせいかもしれないという気もしてくる。
「それなんだが…、一度鶏を全部片付けたと思ったところで振り向いたら奴がいてな。まだこんな大物を残していたかと思って近づいたら、このザマだ。お師匠様に、最後の一羽は逃してしまったと報告しないと…」
「あいつなら気にしなくていいよ」
「しかし、すべての地鶏を」
「いいったらいいんだよ。あれはそもそも鳥じゃない」
「はあ?」
永川の言っていることが理解できず、森野は大きな目をぱちくりした。
逃がしたことには違いないのに、気にしなくていいなんて言うから、一体どんなヘタな慰めを言ってくれるのかと思ったら…、なんだって、鶏じゃないとか言うならまだともかく、鳥じゃないだと…?
「そんなら、一体」
「…こんなこと言って、信じてもらえるかわからないから黙っときたかったんだけどさ、」
前置きをして、永川は頭を掻いた。
「狐だよ、稲荷様の。ここがまだ神社だったころからいるわけだから、当然それなりにトシもくってる、立派な化け狐だ。
基本的に悪気はないんだが…、そのかわり役にも立たないし、悪戯が過ぎるっていうか、ジョークがきつくて困る」
稲荷様の狐。それってつまり…、神様の使い、ってことじゃないのか、と森野は考えた。
自身がドアラマスターゆえに人外の知的生物に慣れており、また軍の基地でも喋る犬やら龍の子供やらを日常的に目にしている森野であるから、
狐が化けて悪戯していること自体には、永川が懸念したほど驚きはしなかったが…、
神や精霊、妖怪やらの類にはさすがに触れたことがなく、当然、存在をことさら意識したこともない。
「そんなものを鍋へブチ込んでやるだなんて…、お前」
罰当たりだな、と森野は言おうとしたが、それを遮り、永川は吐き捨てるように言った。
「冗談に決まってるだろ。どうせ臭くて食えたもんじゃない」
「……」
えーと
>>678誤字ですね
へし追って→へし折って
あと、保管庫に収載されたのを見たら、
>>668と
>>669の間で場面が切り替わってるのがわかりにくい気がしたので、
>>669の頭に一行あけて☆でも入れておいて下さい。
GW中はネット環境から離れるので更新できません。保守お願いします。
それではよい休日を。鯉昇れ。
;;;;;;;;;ヽ. ,、,、、、 ぼこぼこにしてやんよ
//;;;;;;;;;;ヽヽ >- 〉 ∧,,∧
///;;;;;;;;;;==ヽヽ,,,,,-ヽ,,,´Д (‘ё ’;)
|l!゙ ''!illllli゙/ ノノノノノ=つ≡つ (っ #⊂)
|l ゙!il!゙/ =つ≡つ=つ≡つ);:) \
ヽヽ,,,,,,,,/ノノノ=つ≡つ ∪ ̄\)
ヽllノノノノノ バババババ
|/|/
´k´k
蹴られるじゃなくて殴られるだけど細かいことは気にしないで下さい。
>>680 作者様乙です。
ナー冗談に聞こえないよナーww
お狐様の扱いヒドスwww
マックスが喋るのも特別だったんだな。
作者様大変乙です、よい休日を。
連休明けを楽しみに捕手に励みます。
∧,,∧
,|´」`|,, ・・・。
ゞ '( ⊃ヾ'"ヾ:::
(;;;;;/;;/;;_|;;;;|
\;;/__/
〉;;リ;;;;リ;;|
∧,,∧
|´」` |,,
/!、;;;;;と
サッ / ヽi⌒i-、
彡´ (_)J
∧,,∧
フーッ,,|´」` |
ο゙ 'ノヾ'"ヾ
/;;ュヘリ;;;;リ;;;イ;;l
〈_} );;;;ll;;;;l;;;|
/ ∧,,∧
,;",:',|´」`#|
"'' ヽ;;;;;;;と_〉
/⌒_ノ -、
(_ノ  ̄てノ
∧,,∧
,,| ´」`| 彡 やめないと、首へし追って鍋へブチ込むぞ
,ゞ '/⌒/) (言ってやった。言ってやった。)
//;;;;/;:: /./
(;::::|;:: (;: (/
\);;:::.\;\
(;:: ( (<<<ヽ
ネタないけどとりあえずほしゅ
リアルナーさんが復活で
リアルナゴヤさんとの対決が見られるのか?
前田がんばれ
竜ファンなんだが最近鯉が気になりすぎて仕方ない・・・
今日はどちらも逆転勝ちで良い一日だった。Aクラス入りもおめでとう。
>>687 d。お互い劇的だったね〜
ナガカーも復活してきて良かった!
でも今のこいせんナガカー新AAのせいで登板時カオスになるんだけどw
アレックスが(∂゚∀゚) ユーノウ?とか言いながら出てこないかなー、と密かに願っている俺w
オチョアかわいいよオチョア
好物はモツ鍋です。
>>687 あれ?自分昨日書き込みしたっけ?
最近は永川の調子が良さそうで、ちょっと嬉しかったりする
691 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/05(月) 14:39:08 ID:tUdIpOPn0
緒方孝市通算1500本安打まであと12本
さてさてリアル対決ですな
映像で見たら
絶対にビール吹く自信があるw>リアル対決
9回にリアルナガカーとリアル名古屋さんが対決したらどうしようかと今からwktkだwwww
マスターはお隠れになってるけどな
お狐様は最近帰ってきたな
マスターは山篭りしてるらしい
試合前に梵一軍ktkr!!
鯉は好きな選手多いから楽しみだw
ってあれ・・・誰か一人・・・
家事手伝いは山へ洗濯に
ついでにたけのこ取りにいったようだ
遭難するなよ
ナガカー対名古屋さん、惜しかったなw
双方とも譲り合い精神全開だったな
美しきことよ
ナーさんキレキレだがね
かなわんわw
昨日は試合中、こいせんとD専がほぼ同じ流れで吹いたw
名古屋軍…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
ナー対名古屋さんの対決マダー??
______
/ \
| C | ┏┓
┏┓ イ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ノ . . . ┏┛┃
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永川らしい
「そんな目で見るなよ。そもそもな、神様やら狐様が大事にされるのはなんでだと思う」
「なんで、って、そんなの、神様だからじゃないのか」
「お目にかかったこともないから、考えたこともないか。あのな、あれはお目にかかれないからこそ、なんだよ。言い換えれば、存在してないからこそだよ。
本当にいるんだかいないんだかわからない、ご利益もあるんだかないんだかわからない。だから本当にいるかもしれないし、たいへんなご利益か祟りがあるかもしれないだろ、
少なくともそれを否定することは誰にもできない。なぜなら誰も見たことがないからだ。ないことを証明するのは難しいからな。
それがだよ、昼ひなたから堂々と姿を現してだ、おまけに悪さまでするんじゃな、いくら本物の狐様だろうと、大事にされる道理がないんだよ、
それこそ、そこらの野良犬とどこが違うって話だ」
永川はまくし立てるようにそれだけ喋ると、大仰に溜息をつき、口元を歪めた。
森野は神霊について深く考えたことがなく、永川の言っていることに反論あるいは賛同するだけの持論を持ち合わせてはいなかったが…、
少なくとも、永川が先程の鶏の狐、ひいては神的な存在に対して好意を持っていないことだけは読み取れた。
「まあ、そんな話はいいんだよ。森野、あんたに聞きたい…、いや、聞いておかなきゃならんことがある」
「俺に?」
「あんた、軍人だって言ったよな」
「そうだが」
突如話を振られ、森野は怪訝そうな顔をして首をかしげる。なにか隠し事をした覚えもない、心当たりがない。
「誰の命令で、ここまで来た」
「…!!」
さっと森野の表情が変わるのを、永川は見逃さなかった。
「言えないだろう、それはわかってるんだ。おそらく正解は、誰の命令でもない」
「……」
森野は無言のまま、視線を永川の瞳から口元へと落とした。その表情、そして返事をしないということが暗に肯定をあらわす。
森野は決して機転のきくほうではないが、この場面において適当な嘘をつこうと思えば、もちろんそれは可能だろう、
普通に考えるなら、広島田舎町に住むの一介の猟師であるところの永川が、名古屋防衛軍の正確な指揮系統を把握しているはずがない。
しかし…、永川の口ぶりは、森野の知れないルートで既に何かしらの裏が取れていることを匂わせている。
おぉう新作!!
おかえりなさいませ、作者様
こいせんD専が地震で大騒ぎの時間帯に更新とは、さすが作者様。w
おかえりなさい。
>>707 それ最初は小窪だったのに皆が「これ永川じゃね?」とか言い出した奴じゃねえかwww
新作乙です!名古屋さんwww
_ -―- _
, ', -、ヽ'´:::::::: l|!|l| `'´, -、ヽ
! { /::::::━ ━ ゙ } i
ヽ`ー,'::::::::(● (● :::゙ー'ノ
` !:::: U d ::u::l"
`ヽ.:::: v ∈∋ :::::::ノ
/`==ァ'⌒ヽ=='ヽ
>>713 名古屋さん、顔に焦りが出すぎwww
隠し事ができないタイプですか
>>712 最初は小窪だったのかw
どう見ても永川です、本当に(ry
>>712 それ小窪って言った奴一人も居なかったぞw
通訳って説が流れた頃に基になったナガカーのキャッシュがうpされて解決した
>>716 鯉専で小窪だったのがナになったと聞いたんだが・・・(´・ω・`)
何れにせよ、どうみても永川です、ありがとうございましたw
建さん、くじけるなガンガレよ
「…いや、質問の仕方が悪いな。別に追及がしたいわけじゃないんだ、そんなことをしても俺にはメリットがないし…、
ただ、ひとつ下手を打っちまってね。あんたに謝らなきゃならないかもしれないんだ。
こっちの、…広島自衛隊の息のかかってる人間に、名古屋から軍人が来ていると喋っちまった」
「…それで?」
「鈍いな」
言われていることの真意がわからず聞き返す森野を見て、永川は少し呆れた顔をした。
「仮に、名古屋防衛軍から広島自衛隊へ、あんたの捜索依頼でも来ていたらどうなると思う?
広島としちゃ、名古屋防衛軍に貸しを作るまたとないチャンスだ。これを逃すとは思えない、おそらく血眼で捜しに来るぞ。
だから、あんたが防衛軍に捜される立場か、そうでないか、それを聞いておかなきゃならない。
誰かのちゃんとした命令で来たか、そもそも今のあんたが防衛軍の指揮下にないなら何も問題はなかった、でも」
「……」
「違うんだろ」
「…すまない」
そこまで言われてようやく森野は、下を向いたまま、小さな声で謝罪を口にした。
自身としては別に隠し立てしたつもりはなく、単にそれを永川に告げる必要はないと思っていただけのことだったが…、しかし、それが悪い形で表出し、状況を悪化させたらしいことが理解できたからだ。
「いや、だから、咎めているわけじゃない。あんたが謝る必要はないよ。ただひとつだけ言うとしたら、そうだな、そもそも軍人と名乗ってくれなきゃ良かったかもな」
「…お前が自衛隊とつながってるとは思わなかったんだ」
「誤解するな、別につながってなんかねえよ。知り合いがいるだけだ。大体あんた今、自衛隊の人間にあんたのことを喋ったって聞いても、ピンともシャンともきてなかったじゃないか」
「いや、それはなんというか…、それにほら、軍人と言わないよりは言ったほうが、戦力になりそうな感じがするだろうと思ったし」
「ああ、なるほど、それはわからんでもないな。ま、いい、そこらへんは過ぎた話だからな、今したいのはこの先の話。
もう一度聞くが、今日明日あたりまでに、名古屋防衛軍があんたの捜索を広島へ依頼してくることは、あり得るのか」
森野は逡巡した。井端にはその権限はない。
しかし、井端がもし、森野の件にさっと見切りをつけて裁定を落合長官に委ねたとしたら…、
落合長官が自らの判断で広島自衛隊へ捜索依頼を出すことは考えられる。
「ないとは、言えない」
「そうか」
搾り出すように喋る森野とは対照的に、永川の返事はあっさりしていた。
「じゃあ、急がないとダメだな。明日決行だ。本当は三日後の新月まで待ちたかったが、仕方がない」
「新月だったら、何か、いい事あるのか?」
「うん…、スラィリーの凶暴性と月の満ち欠けには関係があるって、ハンターの間じゃよく言われるのさ。
でも科学的に証明されてるわけじゃないんだ。俺も何となく経験的に関係はあるんじゃないかと思ってるが、迷信の域を出ない。その程度のことさ」
「しかしそれは、結構重要なことなんじゃないのか」
「いやまあ、そうなんだけどね。でも考えてみな、たとえスラィリーが大人しかろうと、操るマスターが凶暴だったら、それまでの話だろ」
「確かに…」
いよいよ本来の目的くるー
しょんぼり気味の名古屋さんw
タイトル:カープのベテランの応援スレ
【糞スレランク:B】
直接的な誹謗中傷:5/721 (0.69%)
間接的な誹謗中傷:16/721 (2.22%)
卑猥な表現:23/721 (3.19%)
差別的表現:13/721 (1.80%)
無駄な改行:6/721 (0.83%)
巨大なAAなど:76/721 (10.54%)
同一文章の反復:4/721 (0.55%)
by 糞スレチェッカー Ver1.14
http://kabu.tm.land.to/kuso/kuso.cgi?ver=114
「鈍いな」て一刀両断かよナーw
まあ、事実なんだけどさw
さて、いよいよハンティングですか…wktk
724 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/10(土) 23:18:36 ID:Q1CI241Q0
首
「ま、いいんだよ、急がないとダメってことがわかったんだから、急げばいいのさ」
永川はまた人懐こい笑顔を見せてそう言った。前夜、他人とは組まないと、そうピシャリと言い放った時のあの表情とは別人のようだ。
出会い頭のあの発言が彼の本心とすれば、今の永川は森野に対して相当の配慮を見せていることになる。
「本当に、申し訳ない。俺のせいで予定が狂ってしまって」
「時間があったほうが準備は万端にできるだろうが、それは相手も同じことだからな。
英心にあんたの存在を知られないうちに仕掛けられれば、そのぶん戦いは有利になる、かもしれない、善は急げだろ」
「……」
「そんな顔すんなよ。別にあんたのために一生懸命フォローしてるわけじゃない。
何度も言ってるが、俺ひとりじゃあいつに対抗できない。運がよくても刺し違えるくらいが精々だ。それじゃ意味ないんだよ。
いいか、今あんたが身柄を拘束されるようなことがあれば、それでマスター討伐は失敗だ。
そうなったら次の機会はいつになるかわからないんだよ。そもそも次の機会があるのかどうかも。
あんただけじゃない、俺の人生も懸かってる。国許へ帰った後であんたがどうなるのか、そもそも帰れるのか俺は知ったこっちゃないが、ここにいる以上は、最善を尽くしてもらうぞ」
「お前の、人生が?」
永川の口から出た意外な言葉に、森野は思わず聞き返す。
「…英心を捕まえてこないことには、俺の人生は始まらない。
スラィリーが人里に降りてこないように牽制するのも、増えすぎたスラィリーを始末するのも、全部俺一人に押し付けやがって、
挙句、どういうつもりか知らないが、自分はスラィリーマスターだなんて。ふざけてると思わないか」
赤から鈍色に変わる雲を見上げながら、ぽつりぽつりと永川は話しはじめた。
「こんなことはお師匠さんには言わないけどな。十で口減らし同然に、…親は違うって言うけど俺んちは兄弟が多いからな、いきなり寺へ出されてさ、何もわからんうちに訓練を受けて。
十六のとき、お師匠さんが傭兵やめて道場やるからってんでここに預けられて、遊ぶ暇もないまま修業ばっかさせられて。やっと一人前になったかと思ったら、あいつが蒸発したんだよ。
昔と違ってスラィリーも増えてるとはいえ、二人いればある程度自由もきくし、何も問題ないはずだったのにさ」
「なにか、やりたいことがあったのか」
「うん…、笑うかもしれないけどさ。進学したかった。でもできなかったんだ。
お師匠さんがそこらへん無頓着でね。あの人は学校に行って勉強することの価値とかがわかってないんだよ、自分がろくに学校行ってないし、それで困ったこともないみたいだから」
笑いはしないが、森野は意外に思った。森野自身、十八で軍に身を投じているくらいだから、学校なんて何もすることのない奴が行くところだと思っている、おそらく前田も同じような考えなのだろう。
それに、永川ほどのハンターなら、前田と同様だろう、仮に学がなかったところでなにか不自由があるとも思えない。
「勉強して、何するんだ」
「何ってわけじゃないけど。好きなんだよ、そうとしか言い様がない。俺は英心より不器用だから、何するのも時間がかかってね。
お師匠さんは全然配慮してくれないし、修業に暇をとられすぎて、正直、高校もやっと卒業した。
そんなんだから、やまちゃんなんて高校も行ってない。もっともあいつは勉強が好きじゃないみたいだから、それでいいんだろうけどさ。
お師匠さんのことは勿論尊敬してるよ、してるけど…、でもそこんところだけはな、正直、どうかと思う」
新作投下乙
そういやナは教員免許持ってるんだっけ
勉強するの好きだったのかな
新作乙です!つづきwktk
ナーが名古屋さんに心を開いたと解釈して良いのか、これは
月の満ち欠けが凶暴性に関係ってなんか神秘的でワロタwスラィリーなのに
ナーがデレたw
ナーさんて確か亜細亜大だったよね。
いちおう何人かプロもでてるところだし、そこで野球部の
かたわら教員免許を取るのは結構大変だったんじゃないかな。
ナーが教育実習に行ったとおもうと笑えるw
教育実習の様子、ニュースに出てなかった?
プロ決まった直後だったし
>>734 なるほど、父ちゃんとの約束で教員免許取ったのか
教育実習ナー初々しいな
授業受けてみたい
新作乙。
ナーのこれはデレと受け取っていいんだな?
名古屋さんは高卒→中日だったよね。
そして顔が変わってないw
>>736 そうそう
高校の時から最近まで顔変わってない
…のに今は細眉&刈り上げってどういう事なんだ名古屋さんww
>>737 えっ、そんなことになってるのかwwww
ちゃんと名古屋さんの顔見てなかったから気付かなかったwwww
ドアラに似てるって言われたのそんなに気にしてるのか・・・?
>>739 全力で保存した
・・・ってなんだよこれは!!!こんなの、こんなの・・・俺の知ってる名古屋さんじゃねーよ!!!
>>739 ちなみにドアラの細眉の方は捏造です
いや、わかるだろうけど念のため
名古屋さんよりドアラの方が細眉が似合ってるのはどうしてですか><
名古屋さんは散髪と同時に眉も細くなってくるので
かかりつけの美容師がいじくってると予想。
>>739 似あわねえ!w
名古屋さんは目がぱっちりしすぎだから眉毛太いほうがいいよ・・・。
>>739 ドアラに似せないために無理してるようにしか見えない
>>739 絶対ドアラにもプークスクスって笑われてるんだろうな。
頭ワシワシ撫でられてたし。
名古屋さん、基本的に童顔で頭部がまるっこいから
短髪にすると三割り増しで子供に見えてしまう・・・
>>746 これは良い戦闘モードなナー
でもオーラ漏れてると相手に警戒されますぜw
ナーさんは亜大か、井端と同じだね
ナーの教育実習の時「永川先生はどう?」ってテレビ局の人に聞かれた女子生徒が
「かっこいいですぅ!」って即答してたな。
>>618 ∧,,∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[ *^_^]< さ、察しがいいな。さすがは(ry
( つ「「|) \_______________
___と__)__)______________
⊂ ) )
( つ|」」O ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[ 。A。]< 我ながらうまくごまかせていない
∨''∨ \_______________
永川の主張するところは、様々の事情を切り捨てて端的にまとめるなら、自分ではなにもできない子供のよく口にする、「自分のことを自分で決めたい」というアレとさして変わらない。
しかし永川はもう子供ではない、ぐだぐだ言っていないで本気でやろうと思えば、なんでもできるのではないか…、と森野は思った。
「…どうしてもやりたいことがあるんなら、出ていってしまえばいいのに。一度きりの人生だし…、それに案外、どうにかなるかもしれんぞ」
「そんなことが平気でできる奴が、スラィリーマスターなんかになるんだ」
それまでぼんやりと空を見上げていた永川が、キッと森野を睨みつけた。
「マスターって付く奴はどっか似てるとこがあるみたいだな?あんたも、仕事ほったらかして、出てきたんだろ」
「違う」
「違うのかよ」
「いや、違うってこともないが…」
咄嗟に違うと口走ったものの、再度追及され、森野は勢いを失くした。
言われたとおりだ、持ち場はほったらかして、弟子も人に預けてきた。異論ない。
「…だが、その、スラィリーマスターになった彼と、俺とは、決定的に違う」
「どこが違う?」
「俺がいたって、いなくたって、そんな変わらんよ」
「無責任な。大尉って言ったじゃないか。偉いんだろ、あんた」
「…上官が俺を買ってくれてるから、そんな肩書きがついてるだけだ。それも、なんで買われてるのか全然わからない。
ただ、他の誰かの抜けたところに配置されて、上手くいったことが何度か続いて、それが評価されたんだとは思うが…、
それって俺の功績じゃないと思うんだ。前任者がちゃんとしてたからで、別に誰がやっても上手くいったんだと思うんだよ。
俺だからできることとか、他の人にはないものとか、何もないんだ。
それでも、上官が評価してくれること自体は嬉しかった、でも、ちょっと前にね、聞いちまったんだよな」
永川のきつい視線から目を逸らし、森野は地面をみつめた。
「…今回の、文京からの攻撃が始まったころだ。俺が、今の基地のトップにいる、その上官のとこへ尋ねて行った時に、中から、
作戦立てる声が聞こえてきた。その声が…、森野では不足だ、って、確かにそう言ったんだ。
まあ、俺は別に、ドアラと喋れるって意外は特別なんにもできないしな。
何をさせるにも不足だ、そんなことはわかってたさ。わかってたはずなんだが、…実際言われると、ショックなもんだな」
「そりゃ、そうだろう」
「そのあと、ちょっと頭でも冷やしたくて、大型兵器の格納庫をぶらぶらしてたらさ、故障で動かなくなったビッグ・ドメが置いてあって。
俺よりこいつのほうが余程使えるのにな、って思った。それに色々思い出したりね、機械だけどこいつも仲間には違いないのに、
修理代が回せないからって他所へ売り飛ばされるなんて理不尽だと思ったんだよ。
そのとき…、所詮たいした役にも立たない俺だからこそできることって、これじゃないかと、ひらめいたんだ」
「全然頭冷えてないな」
「…だから、いいんだって。俺がいなくても軍はどうってことはない。そんな俺からすれば、お前がうらやましい」
「そりゃ筋違いだな。替わりがきかないのは俺じゃない、俺に叩き込まれた能力だぞ」
「……」
永川にピシャリと言い返され、森野は返す言葉を失った。
その考え方には同意できない、言えるものなら反論したいが、どう言えばいいのかがわからない。
…引っかかるものを胸に抱えたまま、しかし口ではかなわない、そう思って森野は沈黙した。
ナー・・・
名古屋さん…
「…ああ、そうだ」
しばらくのち、不意に、永川が声を出す。
自分のせいで重くなってしまった空気を都合よく取り払おうという意図の透けて見える一声だが…、今は森野にも、それが有難い。
「あんたの様子を見てくるように言われて来たのに、長話しちまって、これじゃミイラ取りだ。
まあ、家の裏にいるってわかってるわけだし、まさか心配かけちゃいないと思うが、まだこれからやらなきゃならんこともあるしな、忙しいぞ」
「やらなきゃならんこと?」
「あんた訓練の最中に、鶏をひっぱたいたりとかしてないか?」
「え」
すでに日は落ち、辺りは暗くなっている。これから一体何をしようというのか…、そう思って聞き返した森野の質問に、永川は答えなかった。
「してるだろ?」
「…申し訳ない。はじめに襲い掛かられたときに、咄嗟に2,3羽ほど」
「いや別にいいんだ。実は飯炊きがまだ帰ってないんでね、俺がやらないといけないから…、」
言葉を途中で切り、永川は先刻森野が苦労して地鶏を収めた鶏小屋へ入り、勿論、鶏を騒がすこともなく…、
やがて弱っている3羽をその手にぶら下げ、戻ってきた。
「水炊きと塩胡椒で焼いたの、どっちがいい」
ああ、なんだ、やることって炊事のことか…、と一息ついた森野に、永川がメニューをふたつ提示する。
言われて森野はその言葉をそのままドアラへ通訳したが、ドアラは両方に難色を示したが…、今は森野も疲れているし、そもそも食べさせてもらう身だ。
…いい、聞くから文句を言うだけで、出されれば問題なく食べるだろう。
「…焼いたのがいいって」
「わかった。じゃ、戻ろう」
>>756訂正お願いします
言われて森野はその言葉をそのままドアラへ通訳したが、ドアラは両方に難色を示したが…、今は森野も疲れているし、そもそも食べさせてもらう身だ。
↓
言われて森野が永川の言葉をそのまま通訳すると、ドアラは両方に難色を示した。
しかし今は森野も疲れている、大体にして、食べさせてもらう身だ。面倒は言えない…、
新作投下乙です
名古屋さん、ウソ訳はいかんよ、ウソ訳はw
>>757 了解です
ついでに
>>753の3行目「意外」を「以外」にしますか?
地鶏さん…
作者さん…
( `仝´)腹ガ減ッタノウ…
新作乙
手羽先は名古屋じゃメジャーな食べ物だし・・・・・・ってなんでドアラが難色示すんだろうww
やっぱ味付けかなあ。
デレかと思って近付いた途端激しくツンだなw
言い返せない名古屋さんカワイソス
☆ ☆ ☆
室内に戻ってまず森野は前田に訓練の顛末を報告したかったが、空腹ですっかり不機嫌な前田がそれは後で聞く風呂に入れと言うので、
当然、有無を言う暇もなく、森野はそれに従わされた。
脱衣所で服を脱いでいると、外から鶏を絞める声が聞こえてくる。「鶏を絞めるような声」とは時折使われる表現だが、実際にその声を聞くのは森野もドアラも初めてだ。
「ظح、ظإهينسئلاخةهو(な、今のってさっきの鶏)」
「ظار、ظارءصغزپة、ظشةانطخاى(ちょ、ちょっとやだ森野さん、ビビってんの)」
「حالاهيتضى、كأنؤ(そ、そんなことないぞ、別に)」
「……」
「………」
「علنرژگلكخهحعربون(い、いいから早く入ろうよ)」
なだれ込むようにして戸を引くと、風呂場は思ったよりも広く、ほのかに木の香りがする。軍の宿舎はもちろん、森野の自宅の風呂とも違う。まるで旅館のような風合いだ。
「おお」
「معكماك(わあ)」
冷えた身体を充分にあたためたのち、洗い場へ上がって手ぬぐいに石鹸をこすりつけつつ、森野はふと浴槽を見た。
充分な広さがあるとはいえ、森野とドアラが一度に浸かったために中の湯がだいぶ流れてしまっているが、とりあえず森野は見なかったふりをした。
やがて、永川が包丁を扱うリズミカルな音が聞こえ始めた。台所に隣り合っているため、まな板を叩く高音がよく響いてくる。
「چب٣ئىخن、علهيإن(永川は凄いよなほんとに、何から何まで)」
群青色の毛並みの揃ったドアラの背中をごしごしとこすりながら、森野はつぶやいた。
「طنةباؤياتمع、ةژعربقطانونك?(そんな事言ってないで、森野さんもやればできるんじゃないの?)
背中ごしにドアラが応える。
「اتمع、وظغ٥فيچー…(いやいや、俺にはとても無理だわー…)」
「هذلا٢قغعربىلا、ظفهجش?(でももし軍隊クビになっちゃったらさ、奥さん出てっちゃうかもよ?)
هولمعرءقكجدِـيونهيهيー(そしたら何でも自分でやらなくちゃー)」
「こ、こら、お前、そんな事言うなよ!」
焦って森野は日本語を口走ったが、ドアラはその表情から森野の言っていることを読み取ったらしく、歯を見せて意地悪く笑った。
「ظإلموماضفيیاستعنأإلمع(やっだあ、本気にしちゃってんの)」
「مئکصيظغعرب、ءئون…(勘弁してくれよほんとに、ヘコむから…)」
死をも覚悟することで道は拓ける、俺だって、三歩歩けば忘れるだの、副官のおかげで隊が成り立ってるだの、顔がドアラ似だの何だのとバカにされるばかりじゃない、
ここでやってやらなければ、一生、いてもいなくてもいい、強いて言えば笑いが取れるだけの存在で終わってしまう…、
その結果が受け入れられず、軍を追われるのならそれは仕方がない、と心に決めてはいるが、帰る場所まで失うのでは洒落にならない。
「そうか…、その可能性もあるのか…、いや、うちの嫁さんに限ってそんなことは。あーでも、」
ドアラの背中をこする手が止まる。
「やっぱ、無茶だったか…?」
☆ ☆ ☆
「ご飯どうかなー…」
森野たちが騒いでいる風呂場から壁一枚隔てた台所で、永川はひとり調理に没頭していた。
普段2人分の食事しか作ることのないこの台所には、ドアラを含めた5人前を一度に炊ける電気釜がない。仕方ないので土鍋を引っ張り出して炊飯を試みるが、火加減がよくわからない。
「中パッパ、赤子が泣いてもフタ取るな…、」
炊飯時のお決まりのフレーズの一部分を口にし、永川は考え込んだ。
「ちょっと塩梅見るくらいならいいだろ」
自分を説得するようにつぶやいて、永川は布巾を持った手を鍋のフタへと伸ばした、そのとき、
ドタバタという足音がして、山崎が台所へ走ってきた。
「はー疲れた。あ、もうほとんどできとるやん、ラッキー」
「お帰り。そこの汁に味噌といてくれる」
「ほいきた」
軽い調子で返事をすると、山崎は床板を一枚外し、中から味噌桶を取り出した。
「ほんま、人数おると汁だけでも大した量やなー」
「入ってる具の量はいつも通りだけどな。…ちょっと待て」
床板を放置してそのまま調理に入ろうとする山崎を、永川が牽制する。
「そこ絶対踏み外すから閉めとけよ。で、どうだったんだ、プレゼント」
「ああうん、いま閉めるわ。んで聞いてーな、商店街行ったら、なんや、もう店閉まっとってん」
「まあ、そうだろうな。手洗えよ」
「けど、わあわあ言うてシャッターがっしゃんがっしゃん叩いたらフトン屋のおっちゃん出てきてくれよってな」
「迷惑だな」
「無事買うてきた。かしみや?がどうのこうの?っちゅう、こーきゅーひんやで。今渡してきてん」
「それでお師匠さん、何て」
「お前も折角稼いだんにこがぁなもん、無駄金使うてからに馬鹿タレが、て」
「へえ、大喜びじゃん。良かったな」
「良かったわ〜」
師匠(*´д`)
ナーと山ちゃんの会話、なんかすごく自然でいいと思いました。
そして二人ともお師匠さんの性格をよくわかっとるw
会話部分かなり癒されるw
(`仝´)バカタレが!
(つ仝;)ウッ
師匠ってば・・・w
新作乙です!
名古屋さんとドアラやっぱ一緒に入るんだなw
師匠…w
新作キタ━(゚∀゚)━!!
師匠かわいいよ師匠(*´Д`)ハァハァ
さーびすかっと(‘ ё ’)
o ( o ⌒。 __ O
/ ̄\( ○() )/ `ヽ
l r'~ヽ ゝ ヽ/~ ヽ l
| | l l | | ظإلموماضفيیاستعنأإلمع
ゝ::--ゝ,__ _ノヽ--::ノ 。
/⌒ ̄ ̄ ̄ ̄⌒ヽ ○
/ /O。ノ: し /\ O
/ / ''口゙。:Oノ⌒/__ノ
| | |(ヽ(’ )/ ⌒ i مئکصيظغعرب、ءئون…
| | | ヽ ̄ l  ̄ | ) イ |
(皿9 / | . . |//| /
( o (.| . . | .| /_
/ /(~(___人__ ) | | ノ
く__/ ( ∪ ∪ し/
∧,,∧ モジモジ ∧,,∧
〔 ,,・◇・〕 _v_ (`仝´* ) バカタレ ガ・・・
(つ y 〉 旦 |_||_| 旦 ( V ノ (カワエエノォ...カワエエノォ)
0{ ̄_)__)  ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ (_  ̄}0
ようやく事の重大性に気付いた名古屋さんワロス
>ここでやってやらなければ、一生、いてもいなくてもいい、強いて言えば笑いが取れるだけの存在で終わってしまう…、
いろいろとがんばれww
ドアラはブルガリシャンプーでお願いしますw
つか名古屋さん、嫁さんと子供のことすっかり忘れてましたね?
ナガカーと山ちゃんの会話和むのうw
森野頼むから帰って来てくれよ・・・・゚・(ノД`)・゚・
ドアラがやたら愛らしい
あんなキモい顔の子のセリフとは思えないくらい可愛い
現実ではモレノがorz
無事帰ってきてくれ…
リアル名古屋さんが・・・(´;ω;`)ブワッ
リアル名古屋さんはどうなったんだろう・・・
軽症であってほしい
・・・ムニャムニャ
zzz ∧∧ ∧∧ ∧_∧
〔 -◇-〕|;´」`|( `仝´)名古屋さんの無事をお祈りするんじゃ
( /)) ( /)) ( /))
と_)_) と_)_) と_)__)
全くお師匠さんったら・・・
★星野の呪いリスト★(改訂版・候補も含む)
上原→不調で2軍 / 小笠原→膝痛で不調
高橋由→腰に違和感、2軍 / 阿部→打撃・リード共に絶不調
多村→足首骨折 / 里崎→肘に違和感
青木→右脇腹肉離れ / サブロー→右太腿に違和感、2軍
長谷部→ケガで開幕1軍ならず / 鈴木義→骨折?
相川→腰椎のねんざ / 武田勝→利き手親指骨折
小林宏→開幕から絶不調 / 田中→最近徐々に不調に
中田賢→2試合連続大炎上/久保田→高確率で失点を続ける
森野→ふくらはぎに異常 (←new!)/ 中田翔・由規→1軍出場ゼロ
稲葉→右臀部に張りを訴え交代(←new!)
名古屋さん含め、この呪いは恐ろしい…
名古屋さん早くよくなってね
ほす
捕手
捕手2
喋りながら、洗った手を拭き、山崎はフゥと一息ついた。そして土鍋に目をやると、怪訝な顔をして永川に尋ねた。
「その鍋、何」
「飯だよ」
「そこに飯炊き釜あるやんか」
「足りないんだよ、前あった大きい奴どうしたんだ」
「落として壊した、でもこれイイ奴なんやで、新しいし、飯がふっくら炊けるねん、つこたらええのに」
「いい奴わかったけど、量が足りないって言ってるだろ、話聞けよ」
「二度に分けたらええやん」
「時間が倍かかるだろ。先に炊いたほう冷めるし」
「そんなもん保温にしといたらええんちゃうん」
「待て、その理論は破綻してる、飯1を炊いたあと、飯2を炊いてる間、飯1を同じ釜で保温することはできない」
「なんでもええけど、噴きこぼれとるで!」
「こんなもんだ、泣いてもフタ取るなって言うだろ、うちでもそうしてるし」
「そうなんか…」
永川がそう言うので、納得のいったようないかないような顔で山崎は首をかしげた…、その直後、
鍋の沸騰が急に勢いを増し、米粒を噴出するほどにあふれ出した!
「ちょ、あかん、泣きすぎや」
「ほんとだ、やべ」
「火ぃ強いがな!最強になっとるやんか、そんな強くせんでもええねん!」
永川がフタを持ち上げる間に、山崎が手元の操作盤のボタンを押し、ピ、ピ、と二度電子音を鳴らした。
暴れていた鍋が急に大人しくなり、やがて噴きこぼれた米の焦げる匂いが漂う。
「どうもこの、電磁調理器って奴は、火加減がわからなくてイヤだ」
「クッキングヒーター言うてや。慣れたら便利やで、こんだけこぼしても、平らやから拭くのラクやし」
「でも中華鍋とか、底が平らじゃない奴は使えないんだろ」
「ナー中華なんかするんかいな」
「しない」
「せやったら関係ないやん」
「早く味噌汁やれよ、まだこれから肉焼くんだから。早くしないと風呂から上がってきちゃうぞ」
「ああうん。そや、着替え出しとかな。ドアラって何着せたらええんやろ」
鍋のなかに味噌を投入してかき混ぜながら、山崎は永川の顔を見た。
「ほら手元見ないとこぼすぞ。体型は人間と変わらんよ。頭からかぶる服でなければ、なんでもいいんじゃないか」
「そんなら、二人とも浴衣でええか…」
「とりあえずドアラの分だけでいい」
「なんでや」
「いいから。飯食った後、まだちょっと」
「…、わかった。汁、味見しといてや」
ドタバタと二階へ上がる足音を聴きながら、永川は味噌汁を少しすくって小皿へとり、数回息を吹きかけて、口へ運んだ。
「…薄いな」
桶から味噌をすくって入れるところは自分も見ていた。特に少ないという印象は受けなかった、薄味の味噌なのか、と一瞬永川は考えたが、いや、あまりにも薄すぎる。
…これは、もしかして。永川は鍋の中をすくいあげるように数回混ぜた。
「…あのバカ、全然混ざってないぞ」
箸でこまかく水をきる音が、静かになった台所で響く。
「喋らすと途端になんにもできないんだからな。口だけ八丁、手はさっぱりだ…」
本当に和むわw
大量失点でヘコんでたけどスッキリ眠れそう
新作乙!!
二人の会話いいわあ〜和むw
リアル名古屋さんは肉離れでだいぶ凹んだけど…待ってるからゆっくり治してこいよ
......その......八丁味噌ってことですかなも?
新作乙でっす
このコンビいいなぁ
798 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/16(金) 03:28:39 ID:RaCKxtti0
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799 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/16(金) 03:31:23 ID:RaCKxtti0
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☆ ☆ ☆
それから十数分ののち、森野が風呂から上がると…、辺りには食欲をそそる香りが充満していた。
「お、上がったところか、ちょうどよかった、ほれ」
暖簾をくぐって、永川が脱衣所へ顔を出し、バスタオルを森野へ向かって投げた。
着替えを用意しておこうと思い立ったところまでは良かったが、山崎はバスタオルにまでは気が回らなかったのであろう。
今しがたそれに気づいた永川が二階からタオルを二枚持ってきたところへ…、ちょうど森野たちが上がってきたのだ。
「おお、すまないな」
「そこの着替えはドアラの分だ。悪いがあんたは着てきた服に着替えてくれ」
「いや、ほんとに、構わなくていい、なんだったらこいつも別に」
「そうじゃない、まだやることがあるって言っただろ」
永川の言葉に、森野は怪訝な表情をして、二、三度まばたきをした。
「え、あれってメシの支度のことじゃなかったのか」
「違う。そう、メシもなるべく早く食えよ、…といっても、お師匠さんがダラダラ食い終わるまでは食卓を立つわけにいかないが…、そのあと、ちょっと出かけるからな」
「出かけるのか?この時間から?」
前日のこのくらいの時間、すでに街が静まっていたのを森野は見ている。今から行けるような場所がどこにあるのか、疑問に思うのも無理はない。
「そう言うな、すぐ近くだ」
「しかし、そろそろこいつが眠くなる時間なんだが…、」
森野は親指でドアラを指差して言った。差されたドアラはタイミングよく欠伸をしている。
「だから、あんただけでいいって言ってるじゃないか。本当は日を改めようと思ってたんだが、早くしたほうがいい」
「…そう、だな。すまない」
「謝る必要はないよ。そもそも、あんたがいないと話にならないんだから、そりゃ、あんたの都合に合わすさ」
そう言うと永川はクルリと後ろを向き、去っていった。
…あんたがいないと、話にならない。
永川の何気ない調子で口にしたその言葉は、門を敲くように森野の胸に響いた。
先刻、鶏小屋で、森野が「いてもいなくてもいい存在の自分が嫌で」という話をしていたことを永川は意識しただろうか…、
おそらく、しているはずがない。
それは考えすぎだ、と森野は心の中で自分を笑った。しかしそれなら尚更のこと。確かに、必要と言われたのだ。
絶対に、やってやる…、森野はまた決意を新たにし、その拳を握りしめた、
「خظينض、هزيؤكئ(森野さん、早く服着なよ)」
「…うん」
☆ ☆ ☆
「いただきます」
ようやくすべての支度が済み、全員が食卓へ顔を揃える頃には、つけっ放しのテレビが7時のニュースを読み始めていた。
「珍しいメニューじゃの」
「今日はナーが作りましたんで」
「急ぎましたから少々雑ですが…」
「かまわん、普段もそんな丁寧なメシ食わされとらんわ」
そう言われて山崎が何か言い返すかと森野は思ったが、言われた本人は余程空腹だったのだろう、早くも食事に夢中で、前田の悪態など耳に入っていないようだった。
「しかし永川、お前はすごいよ、どうやったらこの短時間でこれだけのメシを作れるのか俺にはわからん…」
「どうやったらって、毎日やってるからに決まってるだろ」
「それにしてもだよ。この煮物なんか、すごくうまい」
「既製品だ」
「…そうか」
無言になった食卓に、ニュースの声が淡々と響く。
凄くいい場面なのに名古屋さん全裸か
煮物…気まずいw
煮物ワロタwwwww
荷物気まずすぎワロタwwwww
>>515のやまちゃんは可愛いのに↓ときたら・・・
。
。 O 。 u
゚ 。 \ヽ /u ゛ u ゚
- ・。 / ; ゚● u \ @ 。
, ゚ 0 ─ {U ,, u /\ ● | / 。 ,'´ ̄ ̄`',
゚ ,,、,r-'⌒lu < トェェェ\゚ ,, | o ,! ハ ハ !
。 ゚ r-'⌒`ー-'´ヾ,.u r- r 、/u / 。 ・゚ l フ ム l
ヾヽ、_,,,、-、/ミ,ヽヽ/ ノ_, -イ-、\ ∠ ハ ッ j
ー = ^〜、 ̄r'´ ̄`''jヽ、 〃ヾ ゚ 。 ヽ フ /
jヽjvi、人ノl__ / / ヽ´{ミ,_  ̄`'''-ヽヾ ` ̄ ̄
) ハ 7 / `'='´  ̄i'-、_,,ン ノ 。
) フ て / ∝〃∞ l - ニ
7 ッ ( __ヽ、__l 〃,__ y,__l__,-=-,___
) !! ( ,-=-, ∠ヾゞゝヽ ,-≡-,l l-=二=-,
^⌒~^⌒^~⌒^└==┘  ̄ ̄ ̄ ヽ==ノヽ=ノ\__/
>>お師匠さんがダラダラ食い終わるまでは
師匠、長飯なんだ。
809 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/16(金) 22:57:27 ID:RaCKxtti0
ノ ', ;
( ノ,' ,,-―――――-、
ヽ( .i ,r´ `\
.)ノ | ,.-''" ̄ ̄ ̄ `"''-,, .ヽ
.('´ |./ ', ',
`:, ./- - i .|
.', ./⌒ヽ /⌒ .| |
i .,' _ ` ´ _ | .|
,' |.ノ-・、.〉 , ./-・ヽ |/,⌒i
|  ̄./  ̄ .>ノ.|
.; .', .| -、 .、_ノ
.i ヽr-|`iY⌒´ / ./ .|
'. ト'.|´ |、 ./ / |
.())二二二|、.|_ン´ ./ .|
.{` { レ―、 / / .|
.| .| / / ̄|/ ,' |
.ノ .〈 r ' .、/」___,,-''"|
'"´| |ソ .ノ`"''
| i , |
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| ,ノ
810 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/16(金) 22:59:41 ID:RaCKxtti0
ノ ', ;
( ノ,' ,,-―――――-、
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.)ノ | ,.-''" ̄ ̄ ̄ `"''-,, .ヽ
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ちょwIHヒーターとかw
薪で羽釜使って炊いてるんじゃないのかよw
誰だよ、YAHOO!ニュースの「森野、五輪絶望」のニュースのコメント欄に「名古屋さん…」って書いたの。
>>812 これひとことでどうこうなるとは思いませんが、せっかく報告いただいているので、
懸念事項をひとつ書かせて下さい。スラィリーハザードは、フィクションではありますが、
実在の人物をモデルに好き勝手書いていることだけは言い逃れようのない事実です。
万一モデルになっている選手の耳に入り、運悪く怒らせるようなことがあれば、
それで終了になります。所詮2chの書き込みであり便所の落書きですので、
持ち出すな等と制限する権利は作/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\者にもありませんが、野球板の外へ
\持ち出す際は、そこらへん踏ま| お前に(ry |えていただきますようお願いします。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ___ ___/ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∨ λ,,,λ
∧,,,∧ |´L` |
/⌒(`仝´ ) ノヽノ |
⊂´___∩ < <
「そんで名古屋さん。どうじゃった」
唐突に、前田が口を開いた。どうというのは勿論、後で聞くと言った修業の話だ。
「苦心しましたが、どうにか終えました」
「なに」
森野の答えを聞いて、前田は突然箸を止めた。
「終えたっちゅうのは、全部小屋へ入れたっちゅうことか」
「はい」
「…本当にか?」
「本当ですよ、見ましたから」
前田がしきりに首をひねるので、永川が横から口をはさんだ。
「しかし、たった一日で…、たいしたもんじゃ、ワシャとても無理じゃと思うとったがの。ナー、お前さんシラっとしとるが、驚かんかったんか」
「いや、驚きはしましたけど。ドアラマスターやっているくらいだから、鶏もなつきやすいとか、実際英心がそうだったように、そういうこともあるのかなと思いまして」
「ああまあ、そういえば、あれもそうじゃったか、英心のときは全然訓練にならんで逆に苦労したのぉ」
「…いえ、なつきやすくは…、」
『続いてのニュースです…、広島東洋カープ黒田博樹選手のロサンゼルス・ドジャース移籍が決定しました』
「おお、決まったんか黒田。良かったの」
「そりゃ、いずれ決まるでしょうよ。条件を欲張るようにも見えませんし」
「ほんまに行ってまうんやなー。カープはどないなるんやろ」
「……」
森野がまだ喋り終わらないタイミングで、ニュースキャスターが地元球団の主力選手の移籍を伝えた。
するとその途端、前田に山崎、それに永川までもが、それぞれにわかに箸を止め、好き勝手意見を述べはじめる。
それまでのニュースがほとんど聞き流されていたというのに、突然のこの豹変ぶり。思わず森野は言葉を飲み込んだ。
この世界にもカープがあるんだなw
「心配しなくても、そんな言うほど変わらんよ」
「はあ?何言うとんねん、おらんよーになるからって何やその言い草、黒田にケチつけたら許さんで」
永川の言い捨てるようなセリフに、山崎が口から米粒を飛ばす勢いでつっかかる。
「黒田が大したことないって言ってんじゃない、落ち着け、そんなわけないだろ。ただ、3位に入らないなら同じだってことだ。
今年惜しかったってんならともかく、別に黒田のせいじゃないけど…、黒田がいても駆け込み5位だったんだから、いなくなってもこれ以上どうもならんって」
「同じってことあるかい、ビリケツは嫌やんか、5位ならまだネタになるわ」
「ネタはもう腹一杯だね。優勝争いできないなら俺はどっちでもいいよ、熾烈な5位争いとかもう飽きた。そんなんで熱くなれないんだよ」
「…こら、お前ら騒いどるけぇ、いま黒田が喋ったん何も聞こえんかったじゃろが」
「すんません」
「…しっかし、昔は強かったもんじゃがのぉ…、大体お前ら球場へも行かんで、文句ばかり言うでないわ、足があるんじゃけ応援に行きんさい」
「行っても負けるじゃないですか」
「せやせや」
名古屋にもプロ球団があり、森野も同僚と時折試合を観ることがあるが…、名古屋の球団はおおむね常勝であるため、こんな会話はしたことがない。
しかるに、ここではファンの発想からしてこの有様、あまりの暗黒ぶりに森野は目をぱちくりする。
「…そうじゃ名古屋さん、すまんすまん、それで」
はっと思い出したように前田が森野のほうを向き直り、折れてしまった話の腰を修復しようとした。
「ええと、特に鶏がなつきやすいとは感じませんでした、このように」
森野は左手で前髪を上げて見せた。そこには鶏に蹴られてできた裂傷が刻まれている。
福留がビッグ・ドメなら、黒田は広島軍が泣く泣く海外に売り渡した
クロダ23(仮)なのかなあと勝手に思ってた。とても予想外・・・
この世界のカープも弱いんだな…
広島などではリアルでよくかわされてそうな会話ですが、
永 川 に 言 わ れ と う な い わ
と渾身のつっこみを入れたいw
あと広島近辺にお住まいのかたがありましたら
是非試合をみにいってやってつかあさい。
>大体お前ら球場へも行かんで、文句ばかり言うでないわ、足があるんじゃけ応援に行きんさい
耳が痛いw
球団もしっかり存在してるのかw
しかしスタメンとかはどうなってるんだろう・・・ってのは考えちゃいけないか
今度の交流戦で地元でもカープ戦やるので見に行ってみようかなと思ってる
中日の試合時間と被らなければ最高なんだがw
新作乙
しかしこの世界にもプロ野球があるとは…
じゃあ監督は誰なんだって話だがw
「なんや、先に言うてくれな」
森野の傷を見るや山崎はそう言って立ち上がり、戸棚の上から救急箱を出してきて森野の横へ座った。
「動物に怪我させられたらな、ちゃんと消毒せなあかんで」
「あ、ああ、ありがとう」
山崎は手早く脱脂綿をちぎって消毒液を染ませ、森野の額を拭き、続いてガーゼを取り出した。
「メシ中だぞ、今やらなくても」
「腹一杯になったら忘れるやろ。忘れるて。絶対忘れる。自信ある」
食事中に立ち歩く行為を永川は一応咎めたが、そこまで自信たっぷりに言われてしまっては黙るしかない。
「…そんなら…、どうやったら鶏が大人しゅうなるかいうことは、気づいたんか、それとも誰かに聞いたか?」
誰かに聞いたか、というのは、様子を見てきましょうと言って出て行った狐のカーサを念頭に置いての発言である。
その後のカーサの所業について前田は知る由もなく、永川も彼のこと自体を前田に報告していない。
「自分では気づきませんでしたが、恥ずかしながら、こいつに助言を」
「ほお…、お前さん、賢いんじゃの」
感心して前田はドアラに声をかけるが、ドアラは褒められていることがわからないので、無表情で食事を続ける。
「しかし、理屈がわかっても、普通はそこから先が大変なんじゃがの。一体どうやったらこんな」
「それは…、少々、歌を、」
『続いては特集のコーナーです。スラィリー猟が最盛期を迎えていますが、例年通り犠牲者も相次いでいます。
少しでも被害を減らすためにはどうしたらいいのか、スラィリー猟に携わる方々にお話を伺いました』
「お、これ、ナーとか出るんやないの?」
「今年はまだ取材受けてない」
「え、じゃあ誰やろ」
「いっぱいいるよ関係者なんて、わざわざあの山の中の俺ん家まで来る局は少ないよ」
「誰か知り合い出るやろか」
「出るかも」
さすがに自分たちに関係するニュースとあって、先程の野球の話題にも劣らぬ勢いで、三人はテレビをみつめている。
また一人おいてけぼりになった森野は、途中で切れた言葉の続きを、白飯と共に飲み込んだ。
今思えば名古屋さんが燃えドラ歌ってたのは、こっちにもプロ野球があるって言う伏線だったのかな?
しかし再び置いてけぼりカワイソスw
『地元スラィリーハンター協会副会長の小早川さんです』
「なんだ、あのオヤジか」
画面に中年の男が映し出された途端、永川はテレビを凝視するのをやめ、鶏肉を一切れ口へ運んだ。
「知り合いなんか」
「知り合いは知り合いだけど…、面識ある程度だよ。ただ向こうは一応立場あるから、まあ、どういう人なのかは知ってる」
山崎の問いに、永川は淡々と答えた。そして画面に視線を戻そうとしない。
『この時期はスラィリーも猟師を警戒しているので。危険ですね。猟のさいには相手となるスラィリーの動きをよく見、出るべき時は出て、引くべき時は引くなどして充分な注意を怠らないことが大事です』
「…僕でもできるコメントやな」
「これじゃ、何も言っとらんのと変わらんの」
「引くべき時がどんな時か言わないと意味ないだろうに。それが言えないんだったら安易に近づくなくらい言っとけよ」
『それぞれが慎重に、命を粗末にせんよう頑張ってもらうしかないですが、私もハンターたちの無事を祈って、協会本部前に盛り塩をしとります』
「盛り塩かいな!」
「使えねえ」
「けどあの盛り塩…、めちゃキレイやで」
「実質あれが仕事だからな…、あ…、すまん、それで、どうやって」
今度は永川が森野のほうを向き、再度、話を途中で切ってしまったことを詫びた。
小早川wwwww
盛り塩なんかしてねーで働けよw
盛り塩で盛大に吹いたw
盛り塩マイスターキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
働けwwwwwww
小早川=盛り塩www
名古屋さん、忘れられてなくてよかったね
画面で見てわかるほど完璧な盛り塩なんだ…
>>834 食器洗い機にIHヒーターの家だからテレビもすごい奴なんじゃないのw
こっちの世界でもカープは弱く
小早川は役立たずなのか
せちがらい…w
::::::::::::
::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「いや…、殺気を漏らさないよう、神経を集中しながら行わねばならないことは、わかったのですが」
「うむ」
「そのままでは難しかったので、少し、歌を歌いまして」
「歌を!?」
「へぇ、頭ええなあ」
森野の答えに山崎は感心したが、前田は眉をしかめた。
「それじゃったらお前さん、訓練はそれでええじゃろうが、実戦でも歌を歌わんとならんことになるぞ」
「あ…」
言われてみれば、その通りだ。森野はしばらく開いた口を閉じることができなかった。
「…まあ、でも、着想としては悪くないと思いますよ。それでできたなら、後は口を閉じておけばいいんですから」
「しかし、そう簡単に」
「できますよ。…な!?」
「え、うん」
永川は力強く前田を説得する。その勢いに、思わず森野も押し流された。
「とにかく、時間がありませんので、本来なら数日、せめて明日一日でもお師匠さんに見ていただけたら良かったんでしょうが…、
ここから先の準備は、俺でやります」
「何をそんなに急いどるんじゃ」
「彼の都合がありまして…」
「そうなんか」
「あ、は、はい」
「そうか…」
目くばせする永川にどうにか話を合わせて森野が頷くと、前田は数秒の間、考え込んだ。
「…まあ、致し方ないかの。ナー、くれぐれも無茶をさせんようにの」
「承知しております」
俺のほうでやる、ということは…、
この後出掛けるというのはつまり、修業をするということだろうか。しかし無茶って一体…、
そう思って森野が永川に話しかけようとした丁度そのとき、突然、ニュースキャスターの語調が変わった。
『ええ…、緊急ニュースです。只今入りました情報によりますと…、』
災害か。それとも戦争関連か。食卓にわずかな緊張が走る。
『聖都神宮が非常事態宣言を発令しました。繰り返します、聖都神宮が非常事態宣言を発令です』
「何があったんじゃ」
「神宮はいま、文京と交戦中ですが…、」
誰に聞くともない前田の言葉に、森野が答えた。
「しかし…、文京の主力部隊はほとんど名古屋東戦線に投入されているはずです」
「それでも、神宮と文京の戦力差なら」
「いや、まさか。神宮のもつ聖都騎士団は、物量こそ少ないが、隊員は精鋭揃いだし、何より防衛戦は得意のはずだ。それが非常事態宣言を出さねばならないほどのことになるとは、一体、何が」
『聖都神宮より映像が届いています』
パッと映像が切り替わり、画面には演説台に立つ金髪碧眼の男が映し出される。
「…魔将、ガイエル」
その画面に映った姿を見るや、森野はつぶやくように、その名を口にした。
新作乙です!
つか 魔将wwwww
なにやってんすかwww
まさか魔将が登場するとはw
展開が読めなくなってきた
面白いなあ
ガイエルww
まさかの魔将wwwwwwwwwww
「知ってるのか?」
「知ってる。名古屋より東では、知らない者はない」
「へぇ…」
『全国の諸君。これより、聖都騎士団を代表し、アーロン・ガイエルから諸君へ、聖都の危急を報せたい。
本日正午、我らが同胞であったラミレス将軍が、超魔神グライシンガーを手土産に、文京軍へ降った。
これは神聖なる聖都神宮、さらに神と、調和に対する反逆行為である。断じて許すことはできない』
男は金色の巻き髪を振り乱し、顔を紅潮させ、怒りも露わに、演説台を叩いて喋り続ける。
『繰り返す、聖都は危機である。是が非にも諸君の力を借りたい。我こそはと思う者は、このアーロン・ガイエルの元へ集え。実力ある者に対しては、我ら騎士団への入団も考慮する』
「…色々格好はつけてるが…、つまり、募兵か」
「そういうことだな」
「今から一般人募って、戦力になるんかいな」
「一般人じゃなく、そこらで眠っている即戦力に呼びかけてるのさ、例えば山崎、永川、お前たちみたいなね。聖都騎士団へ入れるかもしれないとなれば、多少は動く奴も出るんじゃないか」
『我々は文京に対し報復の用意がある。諸君、その手に光、頭上に正義を、胸に怒りを、心に炎を燈せ!神を神とも思わぬ、力の暴虐を許すな!』
「報復の用意って何だ、何かできるのか」
「さあ…」
血管も切れそうに怒鳴るガイエルを尻目に、永川が冷めた疑問を口にする。
それに対し森野は、言葉を濁すにとどまった。この表情からはとても伺い知れないが、本来、ガイエルは智将だ。
なにか考えがあるかもしれない、が…、それにしても、戦力差がありすぎる。
まして、聖都騎士団は本来、聖都を警護するのが主任務であり、外敵から聖都を護ることにかけては無敵だが、
強大な力を誇った過去にはともかく、近年は外征をした経験自体もほとんどないはずだ。
これらを考慮すれば、報復などとてもやりようがない。しかし用意があると全国放送で断言している。
そのあたりの迷いが…、森野に、曖昧な返事をさせたのだった。
847 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/19(月) 23:23:23 ID:h+nzUDhC0
,, -''"´ ̄ ̄`"''- 、
/ \
/ /レリ(( ̄ ̄ ̄\ \
/ .| ― .\ ミ、
,' ,' ⌒ヽ '⌒ヽ/
| / ( , ノ
| ,' `ー・二ヽ. , 〈 r・二ー'ヽ
i'^ヽ| _ノ '、ヽ_ 〉
',( {|\ (c、,ィ) /
.`r‐| ,.へへ、 .イ 「やっぱり、僕らは見えない糸で
'リl\ 、_∠ィ'lエlュ.レ / 結ばれているんですね。
| \ ヽ\ェェン/ / 金本さんも喜んでますよ」
| \. `ー‐'´/
.|\ '、 . \____/|
,,-―――――-、
,r´ `\
| ,.-''" ̄ ̄ ̄ `"''-,, .ヽ
|./ ', ',
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|.ノ-・、.〉 , /-・ヽ .|/,⌒i
|  ̄./  ̄ .>ノ.|
.', .| -、 .、_ノ
ヽ `¨i⌒´ / / .| 「気持ち悪いわい」
.|ヽ,ヽlエlエlアヽ / / |
.ヽ、 .ヾ二ノ / .|
i\ ‐ ./ / |
|. ヽ___/ ,' .|
|ヽ_______,,-''"|
現実と妙にシンクロしているのがもうww
先が読めないどころか次に誰が登場するのかもわからなくて面白いw
ちんこ再びクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ ?!
つばくろうマスターってのはいるのだろうか、教えて燕さん
魔将には是非マントを着用していて欲しい
851 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/19(月) 23:51:34 ID:fTSH0fzy0
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852 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/20(火) 00:24:07 ID:CX2kV6N7O
たまには南の壊滅状態の都市のことも思い出してください><
>>852 星型ロボットを食べちゃう戦士がいる球団ですか?
兵を募る…いずれ所沢組クル?
ここでまさかの聖都神宮ネタきたー
魔将カッコよすwww
聖都神宮キタ――(゚∀゚)――!!
>>849 ラミが居なくなったからカツオ(石川)かヨネかなぁ?
>よくとれてますよね!かつおくん、つばくろうぶろぐの、じょうれんでもあり、あいどくしゃなので、ひじょうにきょうりょくてきです!!
つばくろうもこう言っている
なるほど、リアルじゃ燕は1番のマスコットマスターを失ってる事になるのか
ガイエル。。
電車の中でニヤニヤしちゃったぜ
魔将wwww
コレは…山井と浩康の兄弟説とか期待してもいいんだろか?w
お前らあんまり予想すると作者さんが書きにくいだろーが
同刻、名古屋防衛軍、東基地。
ラミレス出奔、そしてグライシンガー掠奪の一報は、基地を預かる井端の耳にも当然届いていた。
正確には、ガイエルの怒髪天を衝く演説、そして腰の軍刀を抜き演説台の角を叩き斬る、その一連の様子を映した映像が全国の茶の間を黙らせるよりも少し前に、井端はその情報を掴んでいた。
これを黙って見過ごすわけにはいかない。主戦力であるラミレス将軍、それに加え、巨大機動兵器、それも現代科学の及びつかない神代の遺産である超魔神グライシンガーまで失った神宮が今後どうしていくのか、それは井端のあずかり知るところではないが…、
その引き抜かれた戦力が今後どこへ投入されてくるのか、仮にこれが切れ者の井端でなかったとしても、想像には難くない。
…限界だ。井端はそう悟った。森野を思えば、基地の外部から増援を得ることはできるだけ避けたかったが…、現有戦力ではとても、グライシンガーに対抗すべくもない。
それに、増援を要請したところで、必ずバレると決まったものでもないのだ。臆して窮するより、打てる手から打とうじゃないか。
…勿論、はじめから事実を報告するよりも、後から隠していた事実が明らかになるほうが、罰は何倍も重くなるだろう、しかし、井端も腹を括った。
「…長官、私です、…井端です」
自らの執務室の奥の部屋で、井端は防衛軍の専用ラインに直通する通信機の前に座り、受話器を取って、ひと呼吸ののち…、その名を名乗った。
「ようやっと来たか」
通話の相手は、名古屋防衛軍の最高権限を持つ人物、落合博満長官だ。回線越しのかすれた声が、笑い混じりに返事をする。
「お前さんはもう少し、見通しが利くかと思っていたが。李将軍までつけてやったのに、随分、判断が遅かったね。やはり基地ひとつは、まだ、荷が重かったのかな」
「返す言葉もございません…」
ゆったりとした口調で、しかし厳しく叱責され、井端は搾り出すような声で謝罪を述べた。
「いいんだよ、そんな声出さなくても。今回はギリギリで間に合ってるからな。もしこれで仮にだ、あのガイエルの演説の後も、何も反応を示してこないようであれば」
そこまで言って、落合は不穏に沈黙した。1秒、2秒…、永遠のような時間が過ぎる。張り詰めた空気、高鳴る心臓、井端は脇から汗の流れるのを感じた。
「お前を更迭して、俺が直接、指揮を執ろうと思っていたところだけどね?」
>>861 お気遣いありがとうございます。でも大丈夫ですよ。拾えそうなネタは拾うし、拾えないところは拾いませんから、皆さんでお好きに楽しんでもらえればいいと思います。
核心をついた予想が書き込まれる可能性もありますが、それでも予定どおり書くつもりでいますんで、読むほうにとってつまんなくなるほど詳細な予想が書かれない限り問題ないです。
それにしても、ガイエル一人登場しただけでこんなに色々出てくるとは思いませんでした。面白いですね。
それでは、また
乙です
落合ktkr
作者様乙です。最近の新作ラッシュ、とても楽しく嬉しいですよ。
落合長官、リアルと同じく、なんともいえない迫力がヤバいっすねgkbr…
そしてやっぱしこの世界でもグラシンはスーパーロボットw
「魔将」がリアル世界で本人の耳に入ったり、球団公式グッズに載ったりしてる今日この頃、
「超魔神」もいつか本人の知る所となるんでしょーか…
しかし日本のロボットアニメ文化を分かっていないと、さっぱりなんのことか分からないかもしれませんがw
作者さん本当に乙です。
最後の「それでは、また」を見て思わずミルクティー吹いたじゃないですかw
しかし電話の向こうで監督が含み笑い浮かべているのが想像できてgkbrだな
作者さん乙です。燕絡みもいい感じですね!
カツオ(石川)なんかもつかいやすそうだな〜。
イメージでは子役になっちゃうんだけどね・・・
>>868 超魔神との確執とか?
個人的にはつば九郎マスターが登場するならヨネがいいw
新井兄弟に続く、山井と浩康の兄弟愛も見たいw
でもあまり期待すると作者様が大変ですね…
作者様乙です!つうかガイエルテラ孫権ww
名古屋さんに笑顔でノックぶちかましていた長官動画を見たせいか
迫力が((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
前田と落合の絡みクル――(゚∀゚)――!?
名古屋さんってつば九郎と仲良かったよね。
誕生日プレゼントもらってたり、つば九郎のお面かぶってブログに登場したりw
落合「今回の収穫は森野の失踪、お前らには分からなくて結構」
>>849 つばblog読んでる俺は何故かういんなー屋のおとうさん思い出した(昨年7月〜www
>>878 うわー
魔将カッコイイよ魔将!
つばくろうカワイイよつばくろう!
GJです!
なぜだ 松山捕球
危ないよ青木
>>878 うめぇw聖都神宮は西洋風なのかな。
騎士団いるからそうだろうなー。
自分の中で勝手に仏教っぽいイメージにしとったわw
明治神宮だから神道っぽいかと思ってた
襟や合わせに神主装束風味もあるね
>>882 幻想水滸伝5の騎士団の服装みたいなのを想像した
でも魔将は
>>878みたいなのがよう似合う
俺の中でのイメージは銀英伝の帝国軍のようなのを想像してたがw
まぁこうやって各々がいろいろな想像を膨らませられるのも楽しみの一つだな
魔将カコイイよ魔将
しかし宮本や浩康もこれを着るのだろうかと思うと笑えてしまう
間一髪。井端は生唾を飲み込んだ。もしそうなれば、全て、何もかもが、水泡に帰するところだった。
そして井端は思い知った…、自分は基地を任されていたのではなく、基地を任すに足りるかを、ただ試されていただけだったことを。
こうして自ら行動を起こすまで何も通達がなかった、その理由はひとえに、信頼ゆえではなかったのだ。目の前に鉄格子の降りる如き思いがする。
しかし…、
まだ、眼前の道は閉ざされ切ってはいない。そう、間一髪だ。間に合ったのだ。絶望している暇はない。
幸い…、と言ってはおかしいが、聖都の主力兵器が敵に回った。この状況ならば森野云々に関わらず、増援を要請することは全く不自然ではない。
「…では、既に御承知と存じますが…、増援を要請します。聖都騎士団の一部を飲み込み、敵は兵力を増しました。これ以上の戦力を投入されては、戦線の維持は不可能と考えます」
「よろしい、ならば増援を許可する。具体的なところは、西基地と直接交渉しなさい」
「え、…私が」
「当り前だろう?東基地は今のところお前に預けてあるんだからね。まあ、それが重過ぎるって言うんなら、いつでも替わるよ」
「…いえ。わかりました。感謝、します」
「そう身構えなくてもいいじゃないか。死神なんて所詮は仇名だ、お前と同じ、人間だよ。違うところといえば…、そうだな、向こうは百戦錬磨のベテランだから、
お前さんのようにモタモタすることもなく、万事うまいことやってくれるんじゃないか?」
「……」
受話器の向こうから言いたい放題言われ、井端はキッと目の前の操作盤を睨んだ。
なんとでも言えばいい、また或いは、何を言われても仕方がないのだ。信頼に足るとか、足らないとか、思い悩むのもおこがましい。仮に信があったなら、それを裏切ることになる。信がないなら、丁度いい。
何しろ、これから自分は全能を傾けて、暫時、この老獪な司令官を、見事欺かねばならないのだから。
「助言、感謝致します」
「そんな思ってもないこと言わなくていいよ。…そうだ、ついでにひとつ聞くけどね」
「は」
「お前の部下がさ、広島へ遊びに行ったりとか、してない?」
「そのようなことは…、」
いきなり核心を突かれ、思わず井端は、その細い目を見開いた。通信回線が音声のみで本当に良かった、これが映像つきならば、たちまち相手に動揺が知れたことだろう。
驚くべきスピードで、圧倒的な量の情報が脳内を駆け巡る。時間にして一秒に満たない逡巡。そして。
「ありません」
…井端は断言した。果たして。吉と出るか凶と出るか、鬼が出るか、蛇が出るか。
「ふうん。そうか。まあいいんだ。気にしなくていいよ?ちょっと広島から噂を聞いただけだから。それじゃ頑張ってくれ、今後、相談はいつでもいいが、できるだけ早くにな、基地が落ちてからじゃ遅いよ」
驚くほどあっさりとした反応を見せ、それきり落合は通信を切ってしまった。
追及されてもシラを切り通すべく腹を決めていたところへ肩透かしを食らい、井端はいっぺんに拍子抜けして、水揚げされたタコのように、操作盤の上へと覆いかぶさった。
どういうことなのか、どこまでバレているのかわからない、置かれた立場もわからない、が…、なぜか、基地の指揮権は、剥奪されないままなのだ。
…となれば、いつまでもここで寝ているわけにもいかない。井端は今後の任務を遂行すべく、通信室を後にした。
今日一番まともだった大島に黒星がつくなんて
無常を感じた
死神クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━?????
それにしても長官は何でもお見通しか・・・いつかデレも来るんだろうかw
試合の直後なのに投下乙です
早速青木の告げ口か
落合怖いよ落合
「どうだった」
眉間に指をあて、難しい顔をして執務室へ戻った井端を、李が立ち上がって出迎えた。
「…増援については勝手に交渉すればいいそうだ。ただ…」
「ただ?」
「お前の部下が広島へ遊びに行ってやしないか、と聞かれたよ」
「なに」
井端の言葉に、李の表情が変わる。
「なぜ長官がそれを」
「それが、広島から噂を聞いたとか言うんだ…」
「噂って何だ。広島のどこから、何の噂を聞いたと」
「一切わからん。いや、そもそもあの長官の言うことだ、噂を聞いたということ自体、本当かどうかわからない」
「仮に本当でないとすると、基地の誰か…、昼間の会議の出席者のうち、誰かが長官へ告げ口したことになるが」
「その確率のほうが、高かろう…」
実のところ、落合が掴んでいたのは、本当に広島から自衛隊経由でもたらされた情報であり、出処は青木勇人であって、東基地の誰でもない。
つまりは、名古屋の軍人らしいものがひとり、スラィリー猟に来ているという程度の内容でしかないが…、井端がそんなことを知る由はない。
井端は応接用に置かれたソファへ沈むようにして腰掛け、両手の指を組んで、腕を前方に伸ばした。。
さっきまで座っていた場所を取られ、李はその対面に位置する井端の執務用の椅子に座り、机にヒジをついて思案した。
井端さん、部下を信じろよ.....
長官に告げ口なんて出来るのは限られるだろ?
......ん?会議には誰が出てたかな?
新作乙です。荒んだ心が癒されます
あーあ…早速2連敗か…大島が不憫でならないよ…
あの岩瀬がしきってるとか考えられんwww平井と川上のおもちゃにされてそうだwww
長官ツンツンだなw
岩瀬はマサを除くと一応最年長だからなぁ
とはいえ「どうしよう憲ちゃん・・・」って言ってるイメージしかできんww
憲チャン
ドウシヨウ… 大丈夫ッスw
(ヽ´_`) ъ(゚ー´)
作者様乙です。
長官…もっと真綿で首をしめるようにじわじわやっちゃって下さいw
でもって、総監督の前でデレてる所を想像するともうこらえきれませぬ。
やはり長官室にはガンプラがいっぱい飾ってあるのでありましょうか。
広島自衛隊とオチアイが繋がってるのは西宮対策なのかな〜
昔は険悪だったんだろうな
900 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/22(木) 13:29:18 ID:o82PrMBd0
高橋は見事。
901 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/22(木) 17:28:23 ID:oTzepNDR0
k
902 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/22(木) 20:42:40 ID:oTzepNDR0
衣笠
>>898 ビックドメやグライシンガーのプラモも飾ってある悪寒w
ホシュ
ここももう900なんか
次の居場所探し始めたほうがいいかな…
次の居場所は特定の球団名が入ってないスレがいいかも
作者さんが移行の準備しようかなーって書いてたよ
こっちで探してるので大丈夫っすよ
もはや伝統のスレジャックが始まるわけですな…。
移行の準備に行こうかなー ナンチテ
カエリマスヨー
敵陣に取り残された味方を救出して無事自陣に帰らせるのを得意任務とする井端乙
もうすぐ移動か・・・
確率の話をするのなら、確かに井端の言うとおりだ。広島に行っているとも限らない、まして捜索が行われているわけでもない森野に関する情報が、本当にこの1日の間に広島からもたらされたなどと真面目に信じるよりも、
この基地の誰かが「森野が広島へ行ったのではないか」という情報を漏らしたと考えるほうが、断然、理にかなっている。
しかし…、引っかかる部分もある。仮に密告を受けているなら、もっとうまい方法で探りを入れて来てもいいのではないか、
一見してありえないようなことを言っているのは、それが真実だから、ということも考えられるのではないか。
…どちらとも言えない。現状では、判断できない。
「それで、何と答えたんだ」
「そんな事はないと答えたさ。まさか認めるわけにはいかない。まんざら嘘って訳でもないだろう、広島ってのはただの推測だし、俺は森野がどこへ行ったか本当に知らないんだからな」
「…で、長官は何と」
「何も」
「何も!?」
「そのうえ、気にしなくていいとか言いやがる。くそ、一体あれだけで何がわかったってんだ、俺は何を探られたんだ、薄気味が悪いッ」
「落ち着け」
声を荒げる井端をなだめ、李はふたたび考え込んだ。誰が漏らしたかはひとまず置いて、確たる情報が漏れたのならば、何も追及してこないのはどういう訳だ。
嘘はついていないという井端の主張は単なる屁理屈に過ぎない。心当たりがあるのにそれを黙っていた、もし看破されたら…、知らなかったでは済まされまい。
実のところ、李は初めから知っているのだ。落合がいま井端を試していること、そして、不適ならばいつでもその地位から降ろす準備があることさえも。
そのうえで何も言ってこないとなると…、確証が得られていないのか、あるいは、すべて把握しているために、改めて問いただす事柄もなかっただけのことなのか、そして今はただ、まな板の上を泳がされているとでも言うのか…、
…いや、それを考えたところで得るものはない。道はどこだ。どこにある。
「…一体誰が…、まあ普通に考えれば森野を庇うことに消極的だった誰かか…、いや、まさか荒木がうっかりそこらへ漏らしたりはしていないだろうな…」
>>915 いま思うとなぜそれで重要拠点のトップを任されたのか謎だなw
HAL研の社長だった岩田がいきなり任天堂の社長に抜擢されたみたいなもんかな
スレの残りが少ないですね!
まだ準備が微妙にできてないので、次回投下時あたりに移転です!
準備っていうのはスレジャック用AAと人物紹介のことですよ!ミニ情報!
土日は来られないので、保守をよろしくお願いしますね!
まあ何かあって落ちちゃったら保管庫で通知すればいいですけどね!!!
(タヌラblog風)
>>918 判断力を買われたって書きましたよ!!
自信なかったのでいま確かめてきました!!!
井端はソファに身を沈めたまま、ぶつぶつ独り言を言っている。
少しは建設的に頭を使え、君の仕事だろう…、と言いかけて、李はその言葉を飲み込んだ。井端は見るからに疲弊している、厳しく叱咤するのは得策でないと考えたのだ。
「…話を整理しよう。まず、誰かが長官に告げ口をしているとしたら、現状は…、
森野が失踪していることはバレている。それを君が隠していることもバレている。そして、広島というのは君の推測にすぎない」
「…そうだな」
「次に、本当に広島から噂が聞こえてきているとしたら、どうだ」
「…森野が失踪していることを掴まれているかどうかはわからない。隠し事をしている、ことになるかどうかも、それに拠る」
「そうだ。そして、広島には噂の火の元がある」
「火の元…」
火とは森野か、あるいはそうでないものだ。森野である可能性がある、その程度のものだが、今のところ唯一、可能性と呼べる手掛かりだ。
「さらに言えば、告げ口をされたとして、それを長官が鵜呑みにするとは限らない。
そして、もしも何も掴まれていないのなら、まだ時間があるんじゃないのか」
「しかし、その確率は…」
「確率の話をするなら、君が尽力しても徒労に終わる確率が高い、つまり高確率で森野は復帰できない。ならば黙って見過ごすのか、その程度か」
「…賭けろっていうのか」
ソファから机ごしの李を、傍目から見れば睨みあげるように見上げ、井端は言った。それを聞いた李が、フンと鼻を鳴らす。
ビョンなかなか冷静だな
打席でもそれぐらい(ry
>>920 乙です〜
鷹ファンだが、ミニ情報吹いたwww
乙です〜。
普段)「!」を使わない人が、多様してるのを見ると不思議な違和感。。。
ミニ情報楽しみにしています!
>>924 きっと中の人が赤松と入れ替わっただよ・・・
乙です!
日ハムさんにフルボッコにされて凹んでたがここにくるとちょっと癒されます…
>いや、まさか荒木がうっかりそこらへ漏らしたりはしていないだろうな…
荒木(ノД`)
タヌラブログは!マークと必要のない注釈が特徴w
あと何より自画自賛がないとw
>>930 違和感がないことに違和感w
井端が若く見えるwwww
段々永川が神ピッチャーなんじゃないかと錯覚を覚えてきた
やばい
記念かきこ
「賭ける、だと。今、そう言ったのか」
「何がおかしい。俺には一か八かの話をしているようにしか聞こえない」
「では聞くが、今のお前が何に賭けるんだ。賭けというものは、対象が二つ以上ないと成立しない。それとも、まだ何か天秤にかけられるような方策があるのか、ないだろう、事態はそこまで来ているんだ。
だから一か八かというなら、一しか存在していないに等しい」
つまり、選ぶだけの選択肢がない。李の言っているのはそういうことだと井端は理解した。しかし。
「そういう考えをするなら、その一が本当に一なのかが問題になる。ひょっとしたら…、ゼロかもしれないことも考えなければならない」
「その可能性はある。大いにある。だが、いいか、森野もお前も、既に軍律を犯している。今から大人しくしてもどうにもならない、これだけは確実なんだ。
こういう言い方はしたくないが、今から怖気づくのなら、はじめから森野を見捨てたほうがまだましだった」
「……つまり、」
井端はゆっくりと口を開き、そしてすぐに言葉を切った。これは続きを李が喋ってくれるのではないかという甘えであったが、李は黙って待っている。
この口から喋るしかない。
「森野の失踪が長官の耳に入っていないか、あるいはなぜか寛大な措置が取られていて、なおかつ、広島に森野がいる。すべて丸く収まるには、それしか道がないと」
「そういうことだ。もっとも、それとてすでに塞がれている道かもしれんが、しかし、他の道は明らかに塞がっているから、信じて行くしかない」
「……」
だらしなくソファに投げていた体をいつの間にか起こした井端の目を見て、李はひと呼吸し、そして続けた。
「…切り開く努力をしてみようじゃないか?」
しばらくの間、井端は黙ったまま考えているように見えた。しかし、もう考える材料は存在していない。
もしかすると、たった今放たれた言葉が脳内に反響するのを、漫然と聴いているだけのことかもしれない。
そのどちらかを表情から判別することは、井端の場合、非常に困難だ。李は黙って井端の次の反応を待つ。
「…そうだな」
返事としてはタイミングをやや逃しているだろう、おそらく分単位の時間の経過ののち、井端はようやく、同意を示した。
李は大きく頷き、そして畳み掛けるように次の言葉を繋ぐ。
「やるべきことは二つだ。まずは、どうにか森野を連れ戻すこと」
「…広島をあたってみよう」
森野が広島にいるかどうかはわからないが、いないのなら、あとは雲を掴むようなもの、もう探しようがない。
「その間、全力でシラを切り通すんだ。部下にもそれを徹底させろ」
李の言葉に、確として井端はうなずいた。
「いいか、森野を捕まえるまで長官を騙し続けることができれば、君の勝ちだ」
「勝ち、か」
これからコソコソ隠し事をしようというのにそんな表現を使う李が可笑しくて、ふっ、と井端は笑顔を見せた。
李もそれに応えて笑い、そしてうなずいて応えた。
「そうだ。負けるな」
――過日、名古屋へ来たばかりの李に落合は言った。
将来的に、基地を任せたいと考えている人材がいる。
それに足りるかどうかを実践で見極めたいが、今は精々、部隊指揮くらいしか経験のない男だ、いきなりやらせても失敗するに決まっている。よってお前に補佐を頼みたい。
あいつの意思を尊重しつつ、しかしオレがあいつをクビにしてしまわないように、外部からの冷静な視点でうまく誘導するのがお前の仕事だ、不適と思えばいつでも言え、と。
…まさか、それをこんな形で遂行することになるとは。さすがの長官もお考えにならなかっただろう。
私が命令されたのは中立な立場からの冷静な誘導。ただそれだけだ。然るに、迷っている井端を説得して背中を押すなど、越権行為も甚だしい。
しかし今は、この才気ある男の情熱をここで摘んでしまうことが、たまらなく惜しく感じられて仕方がない。
井端を監督する立場にありながらその影響を受け、井端が森野にしていることを、私もそのままなぞっている。
私を高く評価し、そして招聘してくれた長官に対する裏切りと思えば心苦しい…、しかし、長官、私は井端が不適とは思いません。
加熱した頭でそんなことをひとしきり考えたのち、はっと冷静になって、李はスゥと息を吸い込み、そして鼻から長く吐いた。
そして井端にわからないよう微かに、自らに対し、失笑した。
さて、引っ越しです
前回は移転がギリギリで、わりと取り残される人が出ましたので、今回は早めに
↓↓↓新居はこちら↓↓↓
広島は何故鯉のぼりの季節まで好調なのか
http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/base/1210678378/l50 スレタイに広島とバッチリ入ってるので荒らしの来訪が予想されますが、このスレタイ気に入っちまったので
荒らしが来たら、まあ、見えないかのようにスルーして下さい
スレの残りはカープのベテランの話でもしましょうか。
今日の試合はシビレましたね。引退だなんてとんでもない。
前田はカープの象徴ですが、緒方はカープの魂です。
>>937 見事な乗っ取り乙ですw
緒方は広島の宝ですよ!
お引っ越し乙でございます
名古屋軍うつくしいよ名古屋軍……
森野も早く帰ってこい(リアルでも)
作者様乙です!ビョン様テラカッコヨス
しかし長官から密命を受けていたんすねw
移転先了解です
今日の試合はここのスレタイに似つかわしい試合でしたね
泣けた…
そう言えば緒方のスラハザ出演もあるのかな
今日は広島すごいいい勝ち方したよなあ。
乗っ取り先のドラゴンズの紹介文クソワラタwww
埋めついでにD専より
今日のビョンさんはベンチでした
307 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2008/05/26(月) 01:27:25.20 ID:RBOUwDEk
>>286 ビョン萌えらしいので前スレのビョンの話題を
「そういえば、今日ビョンってベンチで口笛吹いたり、なんか歌を口ずさんでいた気がしたんだがw」
「ビョンさん、自分の代わりに出場することになった
クララに対して大声で「ガンバッテー!」と声援を送ってたぞw
しかもニコニコしていた・・・。」
「ビョンさん本日の流れ
(イニング間)
ちゃっちゃーらーらーちゃっちゃらー(パンパン)ちゃっちゃーらーらーちゃっちゃらー(パンパン)
ちゃちゃちゃちゃ〜〜〜(チャーーーージ!!!) ←一緒に歌う
(うぐいす嬢)「7番・センター英智!」
「ガンバッテー!ガンバッテー!」←声援送る
>>942 ビョンさんwwwさすが、パオロンが懐くだけあるなw
∧,,∧ スレと一緒に埋め
| ´」`| lヽ,,lヽ
(っ―-つ|__,>;* ザッザッ ( ;)・・・。
/ ) ・;*;'∴ と.、 i
( / ̄∪ 彡 ` >・ しーJ
~~~~´゙`゙゙´´ ~~゙`゙´\<ヽ´Д`∩/`゙゙´´ ~~゙゙
⌒⌒⌒
埋めがてら。
「モレノが歩いた」
涙
ビョンさんのカッコよさに目からキムチ出た
引越し乙です
ドラファンだけど鯉のベテランさん達は本当にカコイイですね
もちろんうちのベテラン陣の活躍を見られるのが一番だけど
前田さん緒方さんの活躍も最高に嬉しい・・・w
鯉と竜の連勝で月曜日なのに良い気分です
夜までパソコン開けないのでそれまで残っててくれ保守
梅津
シュルツ
立浪ってもう出てきたっけ?
井端も頭が上がらないっぽい最年長軍人で出てきたよ
>>955 出てたかthx
立浪も調子上がってきたのかなぁ
>>957 ちょwwwwwwww同じだwwwwwww
>>959 ♪ああどうしよう 高く振り上げたこの腕(えーしん!えーしん!)
埋めがてら。。
鯉さん!
待ち受け用スラィリー画像希望っす!
963 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/29(木) 11:12:28 ID:cUV6/NTy0
a
964 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/29(木) 11:20:39 ID:cUV6/NTy0
b
e
上から4つ目、捕食一秒前って感じだw
970 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/29(木) 20:47:05 ID:cUV6/NTy0
c
971 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/29(木) 23:12:44 ID:cUV6/NTy0
c
b
とめて ロマンティック〜♪
>>966 トン〜!!
でも流れてしまったんだぜ。。orz
画像くらい検索すればいくらでも出て来るだろ
埋め立てに一役買ってるしよいではないか
977 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/30(金) 15:56:23 ID:/vzPl6Kb0
d
誘導の為に保守
ス
ラ
ィ
ム
984 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 08:46:27 ID:Md/MzQPC0
c
この展開は981が大きなイを使うたのがいけんかったですねぇ、ありゃあいけません
>>985 携帯からはどう見えてるか知らんが、>981のはちゃんと小さいィだぞ。
ケータイから見てもィ(小さいイ)だ
988 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 19:48:02 ID:Md/MzQPC0
c
989 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:03:48 ID:Md/MzQPC0
c
990 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:04:51 ID:Md/MzQPC0
990
991 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:05:28 ID:Md/MzQPC0
991
992 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:06:03 ID:Md/MzQPC0
992
993 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:06:33 ID:Md/MzQPC0
993
hitorideumeruna
995 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:10:24 ID:Md/MzQPC0
衣笠
996 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:10:59 ID:Md/MzQPC0
衣笠
997 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:11:25 ID:Md/MzQPC0
衣笠
998 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:11:56 ID:Md/MzQPC0
衣笠
999 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:13:07 ID:Md/MzQPC0
999
1000 :
代打名無し@実況は実況板で:2008/05/31(土) 22:13:49 ID:Md/MzQPC0
c
1001 :
1001: