千葉マリーンズバトルロワイアル第5章

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1代打名無し@実況は実況板で
千葉ロッテマリーンズの小説バトルロワイアルスレです。
荒らし&度が過ぎる職人さん批判は、徹底無視でお願いします。
関連スレ・リンクはは>>2-10あたり

<前スレ>
千葉マリーンズ・バトルロワイアル第3章
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1105003484/
千葉マリーンズ・バトルロワイアル第2章
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1099564992/
千葉マリーンズ・バトルロワイアル
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1097081116/

<注意事項>
職人さんはトリップ推奨
トリップのつけ方:名前欄に #好きな半角英数文字(8文字)
例: #password → ◆ozOtJW9BFA

<保管庫>
http://www.age.cx/~marines/cmbr/
2代打名無し@実況は実況板で:05/03/14 17:17:59 ID:09msQ/ph0
入れ忘れた 

千葉マリーンズ・バトルロワイアル第4章
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1105085112/
3代打名無し@実況は実況板で:05/03/14 17:20:23 ID:85zTg9XyO
4代打名無し@実況は実況板で:05/03/14 17:26:02 ID:09msQ/ph0
自分テンプレ持っていないので
とりあえず他球団の保管庫を

中日
ttp://dra-btr.hoops.jp/ (2001年版保管サイト)
ttp://dragons-br.hoops.ne.jp/ (2001年版・2002年版保管サイト)
ttp://mypage.naver.co.jp/drabr2/ (2002年版保管サイト)
ttp://cdbr2.at.infoseek.co.jp/ (中日ドラゴンズバトルロワイアル2 第三保管庫)
ttp://cdbr2004.hp.infoseek.co.jp/ (中日ドラゴンズバトルロワイアル2004)
讀賣巨人軍バトルロワイアル
ttp://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/5499/
横浜ベイスターズバトルロワイアル
ttp://www003.upp.so-net.ne.jp/takonori/
広島東洋カープバトルロワイアル
ttp://brm64.s12.xrea.com/
福岡ダイエーホークスバトルロワイアル
ttp://www3.to/fdh-br/
阪神タイガースバトルロワイアル
ttp://kobe.cool.ne.jp/htbr/
ソフトバンクホークスバトルロワイアル
ttp://sbh.kill.jp/

現行スレを先に張ったほうがいいんだが・・・
5代打名無し@実況は実況板で:05/03/14 17:31:56 ID:09msQ/ph0
中日ドラゴンズバトルロワイアル第十章
ttp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1106125029/
ソフトバンクホークスバトルロワイアル第二章
ttp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1108894499/
阪神タイガースバトルロワイアル第4章
ttp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1108902838/
アテネ五輪日本代表バトルロワイアル
ttp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1106146546/

各球団のバトルロワイアルスレを見守るスレ3 
ttp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1105704084/
6代打名無し@実況は実況板で:05/03/14 17:33:42 ID:09msQ/ph0
ミスしてばっかりだ自分・・・OTZ
とりあえず40まで粘らなくては
7代打名無し@実況は実況板で:05/03/14 17:35:55 ID:ukIpqK120

保守
8 ◆QkRJTXcpFI :05/03/14 17:47:06 ID:WELOCCyr0
お疲れ様です
丁度よく新しいの投下します
 山下徳人は思案に暮れながら、重たい足取りで歩く。
薮田安彦と愛甲猛に指示されるまま、海岸からスタジアムの方向へと歩かされている。
歩く道は舗装されているが、周りは林に囲まれていて建物はない。
山下は今の状況をゆっくり確認した。
一つ、彼の背中には愛甲によって銃が突きつけられていること。
二つ、その後ろを歩く薮田も銃を構えていること。
三つ、この2人を他の選手に会わせた時、船があれば逃げられることが知らされてしまうこと。
四つ、そうなったときの責任は自分が取らされるだろうと言うこと。
五つ、スタジアムに着いた時、自分はどうなるのか…

「…はぁ」
 山下はため息をついた。
「なんだよ山下、早く歩け」
後ろの愛甲が銃口で背中をつつく。
「愛甲さん。…もし、スタジアムに着いたら俺はどうなるんです?」
「それは言えんな」
「人質にするなら無駄ですよ。ははっ…」
「何ぃ!?」
山下のかすれた笑い声を聞いて、愛甲の声の調子が思わず高くなった。
少し目が泳いで、一瞬薮田のほうを振り向く。目が合ったが、彼は何も言わなかった。
「このゲーム、俺たち運営側の人間すら虫けら同様に扱われているんですよ。
 連れて来られている人間は全員、残してきた家族を人質にとられてるんだから」
「なんと…!?」
「一週間前だ。球団に呼び出され、気づいた時にはこの島。拒否したら制裁として家族を殺すと。
 冗談かと思えば、目の前には本物の銃に弾薬。そのまま武器を使って軍事教練。
 反抗どころか、大きな失敗をしても制裁はあると言う。生きる希望を失うような、ね」
口の端を少し上げながら話す山下だったが、目じりは少しも緩んでいない。遠くを見ている。
愛甲たちにはそれは見えなかった。
「そんな戯れ言を信じろって言うのか?」
愛甲が声を荒げて言い捨てる。
「別に信じなくていいですよ、今の俺には抵抗のしようがない。
 このまま案内して、言われるままにするしかないんでしょう?」
チッ。愛甲が舌打ちをした。
薮田はまだ黙っていた。周りを伺いながら、しかし二人のやり取りをじっと聞いていた。
「さてさて、愛甲さんたちは禁止エリアが分からない。知っている俺に道案内させるしかない。
 薮田がボカンと爆死したら、俺もすぐさま愛甲さんの手でズドンでしょうね。
 しかし、おめおめと反乱者たちをスタジアムに案内したら、今度は制裁が待っているでしょう」
(その上、船で逃げられる事が他の選手に知られたら確実に制裁かな…)
「どうすればいいんですか?俺は」
「えっ」
山下の声の調子がいきなり低くなったのに驚いて、愛甲は反射的に声を出した。
見ると、その背中はわなわなと震え、むせび泣くような小さな嗚咽が聞こえてきた。
「どうすれば、いいんですか? 死にたくないんですよ、俺は…。
 分かってるんです。俺の家族が死ぬぐらいなら、今ここで俺が抵抗して死ねば、それで済む…。
 でも、俺は死にたくないんです…くっ…」
「山下…」
愛甲は知っていた。かつて、真正直に自分とポジション争いをしてきた山下を。
足を引っ張るでなく、真っすぐに挑んで、そしてレギュラーを獲った山下を。

 いつの間にか、三人の足取りは止まっていた。
誰からともなく、足を止めた。わずかな衣擦れの音は周りに茂る林の中へ吸い込まれる。
長い長い間、何時間にも感じられた沈黙の後、薮田が口を開いた。
「山下さん、海岸まで戻ってください」
「何?」
愛甲が山下への警戒も忘れて振り向いた。
しかし、山下もまた予想外の言葉に、細い目を少し大きめに開いて薮田を向いているだけだった。
「わいらとは何の接触もなかったってことで、いいでしょ?
 禁止エリアだけ、教えてください」
「薮田、しかしだな!」
愛甲が山下の様子を伺いながら、薮田に向かって叫ぶ。
「みんな、死にたくないですわ。まして、家族は大事や。ほんまに、大事や。
 うち帰ったら笑顔で迎えてくれる、こんな大事なもんありません。
 だから、そんな大事なことで嘘はつかんと思うわけですよ」
ニコリと笑う薮田が立っていた。その眼に懐疑や臆病を示す一点の光も宿すことなく、悠然と。
「愛甲さん、そう思いませんか?」
愛甲は山下に向けていた銃口を下げた。
「ふん、己から進んで殺しの片棒担ぐ度胸なんてこいつにゃ無いよ、分かってたさ」 
堰を切ったように山下は涙をポロポロとこぼす。そして二人に深々と頭を下げた。

 禁止エリアや道筋などを告げた後、山下は言った。
「薮田、スタジアムに行って、どうするつもりなんだ? 俺もできることがあれば…」
薮田が首を振る。
「山下さん、俺ら選手と違って、運営側の人は普通にしてれば生き残れるんでしょ?
 だったら何もせんほうがいいですよ。何も知らんほうがええ。
 うち、帰りたいでしょ?笑顔、見たいでしょ?」
山下が唇を噛んだ。この男の逞しい意志の前には、何を言っても無駄なのだと思った。
「すまん…薮田。 強くなったな、お前」
「何ですか。こそばゆいわ、やめてください」
薮田は笑って山下の肩を掴むと、クルッと体を回して背中をポンと突いた。
「ご無事で、山下さん」
背中を押された勢いのまま歩き出した山下は、愛甲と薮田に手を振った。小さくつぶやく。
「二人こそ…無事で」

 海岸の方へ戻る山下の背中を見送りながら、薮田はスタジアムの方向へと振り返った。
「あたた…、左肩はやっぱり痛いわ。行く途中に家かなんかあるかな。
 ま、血は止まってるし、動くことは動くから大丈夫かな」
と、薮田はさっきから無言の愛甲に気づく。
「どうしたんですか?愛甲さん?」
「あ、いや……ささ、急いでスタジアムに向かわないと」
(帰ったら笑顔で迎えてくれる家族……、俺はみんな捨てちまったなぁ。
 ま、自分の好き勝手に生きててそうなったんだけどよ。
 どこへ帰ろか世捨て人、帰るヤサより死に場所探して、ぶ〜らぶらりってか?)
周りには誰もいない。道路の真ん中を二人の男が歩いていく。
「なぁ、薮田。もし俺が死ぬ時は、笑顔で送ってくれよ。せめて、な」
「何を言うてるんですか、縁起でもない!」
真面目に怒る薮田に対して片手を上げて謝ると、愛甲は静かに笑った。
12代打名無し@実況は実況板で:05/03/14 18:27:09 ID:il9Dzjkn0
新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!  毎度乙です。薮田あんたやっぱし神・・・(つД`)
13代打名無し@実況は実況板で:05/03/14 18:34:58 ID:zjcbQYzc0
でもこの板だと即死しちゃいそうだけどなぁ…
14代打名無し@実況は実況板で:05/03/14 18:45:54 ID:ixeVOfEI0
強盗殺人で逮捕された小川博はどうなんだ?
おそらくこの板なら優勝候補?
15代打名無し@実況は実況板で
初芝はどうなるかな?
俺の妹の高校の先輩です(笑)。