ソフトバンクホークスバトルロワイアル第二章

前スレ
ソフトバンクホークスバトルロワイアル
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1101299661/

2げっと？

3なら松中もう一度３冠王

即死防止保守。

ん？どういうスレなん？

ﾃﾝﾌﾟﾚ貼りたいが、規制引っかかってるようでかけんorz
とりあえず保管庫
ttp://sbh.kill.jp

では代わりに

前スレ
ソフトバンクホークスバトルロワイアル
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1101299661/

保管庫
ソフトバンクホークスバトルロワイアル
ttp://sbh.kill.jp/
福岡ダイエーホークスバトルロワイアル
ttp://www3.to/fdh-br/　（ｓ氏作）

他球団バトロワ現行スレ
中日ドラゴンズバトルロワイアル第十章
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1106125029/
千葉マリーンズ・バトルロワイアル第4章
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1105085112/
アテネ五輪日本代表バトルロワイアル
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1106146546/

各球団のバトルロワイアルスレを見守るスレ3
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1105704084/

（阪神・横浜・燕・楽天・オールスターはdat落ち中）

他球団バトロワ保管庫
讀賣巨人軍バトルロワイアル
ttp://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/5499/
横浜ベイスターズバトルロワイアル
ttp://www003.upp.so-net.ne.jp/takonori/
広島東洋カープバトルロワイアル
ttp://brm64.s12.xrea.com/
中日ドラゴンズバトルロワイアル
ttp://dra-btr.hoops.jp/　(2001年版保管サイト)
ttp://dragons-br.hoops.ne.jp/　(2001年版・2002年版保管サイト)
ttp://mypage.naver.co.jp/drabr2/　(2002年版保管サイト)
ttp://cdbr2.at.infoseek.co.jp/　(中日ドラゴンズバトルロワイアル2　第三保管庫)
ttp://cdbr2004.hp.infoseek.co.jp/　(2004年版)
阪神タイガースバトルロワイアル
ttp://kobe.cool.ne.jp/htbr/
ttp://homepage2.nifty.com/sorasouyo/　（旧虎バト保管庫・若虎BR紅白戦進行中）
千葉マリーンズ・バトルロワイアル
ttp://www.age.cx/~marines/cmbr/
ヤクルトスワローズバトルロワイアル
ttp://f56.aaa.livedoor.jp/~swbr/
プロ野球12球団オールスターバトルロワイヤル
ttp://www.geocities.jp/allstar12br/

新スレ

　　 　 　 ∧＿∧　　　 　∧＿∧ 　 　　∧＿∧　　　　∧＿＿∧
　 キタ━〔∂ヮ∂〕っ ━ 〔　・,ｅ,・〕っ━（’ 大 ’）っ ━（∵￣∀￣） っ━！！！！
　　　　 (つ　　 /　 　　　(つ　　 / 　　(つ　　 /　 　　　(つ　　 /
　 　　　 |　 （⌒） 　　　　 |　 （⌒）　　 |　 （⌒） 　　　　 |　 （⌒）
　　　 　.し⌒￣ 　　　　　.し⌒￣ 　 .　し⌒￣ 　　　　　.し⌒


これからは見るたびに保守するよ。
職人さんも保管庫さんもいつも乙です。

>>7-9
ありがとう

「８４.油断」

（・・・・・困ったことになったな）
暗闇の中、高橋和幸【０】は、自分の中にある変化に戸惑っていた。
それは、もはやこのまま防空壕に隠れることに対して大きな障害になってしまっていた。

障害、それは「尿意」だった。

現在まで、「例の放送」以外物音一つしない状況が続いており、このままここに隠れて
いれば、確かにしばらくは安心だろう。
しかし、「尿意」だけはなんともしがたかった。
防空壕内はそれが出来るほど広くは無く、さりとてさすがにこのまま漏らしてしまうのも
生理的に受け付けはしなかった。
しかし、高橋は防空壕を出ると言う、恐ろしい決断もしたくは無かった。
（どうしよう。どうしよう。どうしよう。）
ぐるぐると自分自身の問いかけが頭の中を回っていく。
しかし答えは出ない。

頭をぶんぶんと大きく振って、自らのもやもやを吹き飛ばそうとするが、そんなことでは
「尿意」は去ってくれない。
（仕方が無い、一旦ここを出よう。）
先ほど中身を確認したデイパックの中から武器【痴漢撃退スプレー】を取り出すと、デイ
パックを背負う。
（なるべく使いたくないけど、これさえあれば、最悪自分の身は守れるな。）
武器を持ち、慎重に月明かりの中防空壕を周りを覗い、人気が無いことを確認する
とそそくさと防空壕を出る。
そして、小高い丘の中であたりを見渡せる大きな松の木の前に立つ。
（ちょっと行儀悪いけど、ここにしちゃうか。）
武器が濡れないようにと、そっと木の節の中に武器を置き、ごそごそとユニフォーム
から、いち物を取り出した。
あとは用を足すだけだ。ほっと一息ついた高橋は、自分が今いかに未警戒な状態であ
るかを全く理解していなかった。

そして、その先の運命になにがあるかも。

ゲームが始まって以来、笹川隆【５９】は初めて視界に獲物の姿を捉えることができた
幸運に感謝をしていた。
（この場合、感謝をする相手は、神にだろうか？悪魔にだろうか？）
ふと、やけに澄んだ頭で、そんなことを考えてみる。

目の前の人物はデイパックのおかげで背番号は確認できない。
その相手は、先ほどまできょろきょろと周囲を探っていたが、、木の前で止まると背中
を向けてぼけっと突っ立っていた。
（殺れる）
なにかしらの罠かと一瞬疑りはしたが、チャンスだと思えば、確かに相手が一人で背
中を向けている機会など、そうそうは無いだろう。
（何をしている。一気に殺っちまえ！）
内なる声に促されるがまま、笹川は一気に距離をつめ目の前の男に踊りかかった。

【残り43人】（残り９人でゲーム終了）

84は前スレ764氏の分です。
とりあえず、50までいかないと即落ちでしたっけ？

ついでに板分割の投票やってるみたいなので貼っておきます

プロ野球板の良スレのdat落ちの危機を救うため
投票して下さい。お願いします。

【dat落ちｽﾚ救済策】プロ野球板分割再編案投票所
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/vote/1108811186/

現在の生き残り
[0] 高橋　和幸
[1] 柴原　洋
[2] 城島　健司
[3] 松中　信彦
[4] 出口　雄大
[5] 吉本　龍生
[6] 鳥越　裕介
[7] 井口　資仁
[10] 本間　満
[11] 小椋　真介
[12] 松　修康
[14] 馬原　孝浩
[18] 新垣　渚
[19] 永井　智浩
[20] 寺原　隼人
[21] 和田　毅
[22] 田口　昌徳
[23] 城所　龍磨
[25] 大野　隆治
[26] 的場　直樹
[29] 森本　学

[33] 星野　順治
[34] 吉武　真太郎
[36] 明石　健志
[37] 宮地　克彦
[38] 神内　靖
[39] 北野　良栄
[42] ズレータ
[44] 水田　章雄
[45] 岡本　克道
[47] 杉内　俊哉
[48] 中村　浩一
[50] 田中　直樹
[51] 荒金　久雄
[52] 川崎　宗則
[53] 金子　圭輔
[55] 大道　典嘉
[56] 瑞季
[57] 三瀬　幸司
[59] 笹川　隆
[60] 稲嶺　誉

[63] グーリン
[66] 斉藤　和巳
[68] 竹岡　和宏
[69] 井手　正太郎

即死防止の為保守。

乙です！ほしゅ

捕手

１さん、乙！
職人さん、仕事早いよ、職人さん！

スレ立てた方、職人さん乙です！
捕手捕手

ｫｯｱﾝﾄﾞﾎｼｭ

ミスターが心配だよ

>>1乙
虎バト新スレ立ってました。

阪神タイガースバトルロワイアル第４章
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1108902838/

ほしゅ

保守

>1
乙

即死回避ー。

85.グローブ

（溝口が死んだ……！）
メモをとる手が思わず震えた。田中直樹【50】は一人で二本の木の間に座り込み、放送を聞いていた。
仲間がほしくなかったわけではないが、積極的に人を探すのも危険に思えて、結局一人のままだ。
同い年で、それなりに仲のよかった溝口辺りに会うことができればと、漠然と思っていたのだが……。
しかし田中が落ち込む暇もなく、禁止区域の発表が続けて始まった。
『……午前２時、H-1。午前４時、B-8。午前６時、B-9。以上です』
その放送の内容に、彼の震えていた手が、今度はぴたりと止まった。
「B-8にB-9って、ここじゃないか！」
田中は自分の位置をB-9、あるいはB-8の南の方だと考えていた。
歓楽街の西端の辺りをまっすぐ北へと歩いて、たどり着いた場所である。
木が所々に生えている視界の開けた荒地で、もっと北の方は崖になっているようだった。
B-8とB-9は、地図にも特に目立つものは載っていない。そのぶん人も来ない、つまり安全に思えた。
二本並んだ木を見つけて、この影で眠ってしまおうと考えていた矢先の放送である。
「ついてない……」
ここで眠るわけにはいかないだろう。寝過ごしたらしゃれにならない。
南に戻ってこのエリアを抜けるのが妥当だろう。仕方なく、地図とペンを片付けようとバッグを開いた。
そこでふと手を止める。バッグの中の、配布された「武器」が目に入った。

田中直樹に与えられた武器はグローブだった。
同じ野球道具でも、せめてバットなら武器と考えられなくもない。
だが、グローブはいったいどこをどうすれば武器になるのか、彼には見当もつかなかった。
しかも嫌がらせかのように、右投げの田中に対して左投げ用のグローブである。野球にも使えやしない。
スタート直後、武器を確認したときは腹をたてたり落ち込んだりしたものだった。
そのグローブをそっと取り出す。今は、違う思いが浮かんでくる。
（そういや……溝口は、左だったな）
時間はまだ十分余裕がある。
座りなおして、グローブをじっと見ていると、自然と溝口のことが思い出された。

どうやって死んだのだろうか。殺されたのか。自分のように禁止区域にいて、逃げ遅れたのか。
それとも。
（飛び降りた、とか？）
田中は自分の想像を笑い飛ばそうとして笑いきれず、顔を歪めた。
溝口は――田中も人のことは言えないが――どう贔屓めに見ても、主力選手ではない。
それどころか、はっきりいって問題児だ。たいした武器はもらってないだろうと思われた。
加えて、投手は異常に生き残る確率が低い。絶望して自ら、ということも有り得ないとはいえない。
しかし、どちらにせよ、溝口は死んだのだ。

「死ぬなよ……馬鹿野郎」
溝口がどこでどうやって死んだのかを、田中は知らない。遺体もなければ遺影もない。
だから代わりに、左投げ用のグローブに向かってつぶやいた。遺品でも何でもないのだが。
田中がそれを右手にはめてみると、ひどく違和感を感じた。溝口なら、手になじんだのだろうか。
本当なら、こんな風にグローブをはめて、ボールを扱って、いつか、一軍で――。
「っかやろー……」
今まで、多くの選手の死を聞いてきたが、ショックを受けても泣くことはなかった。
現実味が薄すぎたのかもしれない。
しかし今、田中直樹はボロボロと涙をこぼしていた。

どうして、こんなところで。

自分には役に立たないグローブを抱えて、田中はひとしきり泣き続けた。

【残り43人】（残り９人でゲーム終了）

保守代わりに好きなキャラでもあげていこうか。

川崎。和巳といるときもよかったし。今の年下をまとめようとしてる川崎もいい。
続きが楽しみ。

好きなｷｬﾗは的場と大野かな…
捕手保守

まだ即死判定クリアしてないよね？

鳥越がんばれ。超がんばれ。

田中…（つД｀;)

田中切ないな
誰か仲間いないのか・・・

大野・星野組も気になるけど負傷の丼を連れた井手ちゃんたちも気になる
井手の心境やいかに

寝る前保守。40だか50くらいまではまた保守生活か。

おやすみほしゅ

hoshu

保守

藤井ー。なにしてんだ藤井ー
保守

昼休み保守。
+αのほうの和田と新垣が気になる。
城島殺しの犯人と思われてることはどう働くんだろ。

保守

保管庫の+α版、更新されてたね。
職人さんも管理人さんも乙です。
グーリン……

保守がてら。リレー版、各選手の最終登場章での位置をまとめてみました。
古い順から並べています。見落とし等あったらご指摘お願いします。

瑞季・稲嶺
42話　森の中（ドーム東の森？）の木の上。

吉本・宮地・三瀬
52話　D-7付近？見通しの良い荒野。宮地が三瀬をつれて吉本から逃亡。

寺原
56話　現在地不明。おそらく川より南、ドームより東。

城島・杉内
60話　B-4辺り？北にある集落の民家に藤井といる。

吉武・斉藤
62話　E-4にいた斉藤を吉武が救出。現在F-3とF-4の境目。

本間・ズレータ・グーリン
63話　E-2辺り？下流の川辺。サーモン料理中。

大野・星野・竹岡
64話　F-1辺り。川から流れてきた竹岡を大野・星野が救出。

岡本・中村
66話　海岸の小屋近く？中村が水端で手を洗い続ける。

荒金・大道
67話　E-3川辺から本間を探して下流へ。

馬原・田口・城所・森本・神内
69話　C-2神社に潜伏中。

出口
71話　I-1民家で溝口を殺害。井手にボーリングの玉で殴られ、逃げられた。

松
72話　現在地不明。42話では稲嶺・瑞季の近くにいた。

柴原・小椋・新垣
73話　C-9歓楽街跡地から移動し、現在地は不明。寺原を追う。

松中
75話　森の中（ドーム東の森？）で榎本・金子の遺体を埋葬。

的場
79話　海岸の小屋近くで吉田の遺体を埋葬。

北野
80話　海岸の小屋から出発。

鳥越・和田
81話　B-2にある民家？スタート地点とJ-7に行こうとしている。
※鳥越の位置は15話にてB-2の民家と明記されているが、その後I-8付近にいた和田と合流している。

井口・井手・明石・川崎
82話　D-6診療所にて潜伏中。井口は重傷。

永井
83話　川より北？山田を追って水田の所へ。水田を殺させられる。

高橋・笹川
84話　A-8防空壕付近の小高い丘の上。笹川が高橋を襲撃。

田中
85話　B-8かB-9。南に移動しようとしている。

+αはやっぱりマスコットが気になる。
リレーは井手の心情とかどんなもんなんだろうか??

よくわからないんだが、グーリンってなんでそんなに人気あるんですか？

面白いから。

αの方の犯人、あの人だったんだ…orz

αの犯人？

ｽﾏｿ、書き間違えたorz
＋αの方の、ｼﾞｮｰ＆竹岡殺しの犯人。

今更ですが◆UKNMK1fJ2Y氏版とリレー版ともに更新しました。

一度アゲます

呪いのクマの行方が気になる…
誰かその効用に気づく奴は出てくるんだろうか。

即死回避は60だった気がするのでAAでも持ってくることにする。

　 　 ＿＿∧＿∧＿＿＿＿＿＿∧＿∧
　　/　ヽ （ ’ 大 ’）　 　　 　　　 〔　・,ｅ,・〕ヽ
　　|::ヽ　ヽ　,,,　,,, つ　--|--　　 /　　　,,,つヽ ヽ
　　|.::::ヽ　ヽ,つ_つ,,＿,,,＿ ,,＿,,（人 つ_つ＿,,ヽ ヽ
　　ヽ::::::::i'''''i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i'''''i
　 　 ヽ::::i＿i＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿i＿i

　／＼＼↑　↑　Щ　
/__　 _,ヽ［ ~ ε~］ .| ＜ｷｬｷｬｷｬｷｬｷｬｷｬ
ﾚ　∨　 （ﾉ　　　|つ|　　　
　　←〜 しー-Ｊ 　|

これで60と。

おやすま

捕手

60過ぎたから4/20まで保守の必要はないよ

↑そうなの？

それが60日ルール

安心してると、オープン戦が始まるから、スレが乱立してすぐに落ちるよ。

田中登場で、とりあえずは勢ぞろいか

モームラント漂着

島の南端に打ち上げられた謎の生物。見かけどうりの知能を持ち、人語を操る事ができるようだが、漢字を喋る事は出来ない。
2319な己の姿をいけめんと勘違いし、いけめん仲間を捕らえていけめん軍団を結成しようと試みている。

>>68
ソフロワはVR世界だから海があるのは北だけと言ってみる。
でも、誰が狙われるかは一目瞭然だな。

〔∂ヮ∂;〕

何か2ちゃん全体で鯖落ちするらしいので保守

念の為ほしゅ

「８６　瑞季の決断」

瑞季【５６】と稲嶺誉【６０】は全てを見ていた。

木の上に拠点を作る。
稲嶺誉【６０】の出したアイディアに従って瑞季【５６】は行動をしていたが、今までのとこ
ろ大成功といえるだろう。
人間は以外と上を見ない。
城島さんも松中さんも、誰も気がついていない。
だから、木から木へ、あるいは降りて大きな木に再び登る。
そんなことを繰り返していた。

例の放送が終ったのち、瑞季【５６】は、自分たちが拠点を作っている場所に、高橋和幸【０】が
近づいてきたことに身を硬くし、すぐそばの大きな枝に寄りかかった稲嶺誉【６０】を起こす。

きょろきょろと周囲を見渡していた、高橋だったが、全くこちらに気がついてはいないようだ。
ホッと胸をなでおろす。そして
（どうする？）
（・・・・やめとかない？　高橋さんは二軍でも一緒に励ましあった先輩だし）
（そうだね。僕も高橋さんは殺したくない。）
そう、自分たちにとって高橋はポジションが違えど二軍で一緒に励ましあった仲間
であり信頼できる先輩なのだ。
瑞季は、片手に構えたボウガンをゆっくりと降ろす。
この場は高橋さんが、去るのを待とう。
そう結論づけた二人は高橋が去るのを見守るはずだった。

が、突然状況が変わる。
暗闇から突然男が走り出して、高橋へと襲い掛かったのだ。

バキィ！！

深夜の丘に鈍い音が響き渡る。
高橋に、その後も２発３発と打撃が加えられる。
（高橋さんが！）
突然現れた男（あれは、笹川さん？）に向かってボウガンを構える瑞季。
だが、高橋と笹川は密着状態で、このままボウガンを打つと高橋に矢が当たってしまうかも
しれない。

一旦、高橋さんと笹川さんを引き離す必要がある。
（どうやって？）
ちらりと稲嶺を見る瑞季。
稲嶺はふるふると首を振る。
どうやら、稲嶺は介入するなと言いたいらしい。
（でも、でも高橋さんを見殺しには出来ない！）
一緒に二軍での思い出がよぎる。
（・・・ええい！なるようになれ！）
稲嶺の制止を振り切って、木から飛び降りた瑞季は、そのまま笹川から距離をとり、高橋
へ馬乗りになった笹川に向けボウガンを向ける。
そしてキッとした表情で
「高橋さんから離れろ！！」
ありったけの勇気を振り絞って、そう叫び笹川へ標準を定めた。

【残り43人】（残り９人でゲーム終了）

hosyu

重症の井口・高橋の今後の状況に注目しよう

>>72-73
職人さん乙です！
稲嶺と瑞季がー(ﾟ∀ﾟ)ー！

瑞季がんがれ

ほしゅ

捕手せんでええよ・・・
皆癖になっとるやろｗ

明日2chが止まるらしいし
多いに越したことはないと思う。
というわけで甘栗食いながら保守。

じゃ、自分も。今夜のすぽるとの「松中特集」を楽しみに保守。

すぽるとはﾋﾞﾃﾞｵ予約して寝るよ(´∀｀)ﾉｼ

ホシュ

とりあえず保守

癖になってるんで保守w

俺のブルガリア……

ブルガリアヨーグルト食べたよほしゅ
保守癖治らん

いい加減寝るよ保守。

おはよう保守

前スレで受験保守してた者ですが、合格しました。
感謝保守！

おめ保守。

>>90
おめ捕手♪

明日でキャンプが終わっちゃうよ、保守。

>>90
おめ＆今までよく頑張った保守

>90
亀だが合格おめでとう保守。

＞90
オメ

>>90
ｵﾒ

ほしゅ

87.リモート・ビューイング３

王は呆然としていた。
サーモンを丸々１匹ペロリと食べたグーリンが、船をこぎ始めたらしい。
画面が途切れ途切れになり、左右にゆれ始めた。
「グーリン。ミハリをするとバイ。」
ズレータがグーリンの身体を揺するたびに、目が回りそうになる。

いきなり、画面に愛らしい金髪美女が映った。
寝ぼけたグーリンが抱きつこうとしているらしいが、相手は必死で抵抗している。
「俺は本間だ〜！」
と言う声がむなしく聞こえてくる。
やがて、本間を愛妻と間違えたまま、しっかりと抱きついて画面が真っ暗になった｡
（また、情報が得られない）
そう落胆しかけた王だったが、今回は勝手が違った。

画面からは、ズレータや本間以外の誰かの声が聞こえる。
その声には確かに聞き覚えがある、が、今は分からない。

「僕ハ、死ンダノカナ？」
声はそう問いかけながら、移動しているようだ。

映像が飛び込んできた。
ここは病院の一室なのだろうか？
たくさん並んだベッド。
整然と横たわる人の身体。

「コレハ、僕ダ…」
声が覗き込んだのは、溝口の身体だった。

溝口は、先ほどの放送で名前を呼ばれていただろうか。
いや、そんなことより、ここはどこなのだろう。
王は、思い切って画面に向かって呼びかけてみた。
「溝口、王だ。分かるか？」
しばらく沈黙が流れた後、ついに答えがあった。
「監督？ドコニイルノデスカ？」

この世界に来てから初めて、誰かと言葉をかわすことができた。
現実では問題児の溝口だが、今は旧友と再会したようにうれしい。

「私には君の声と、君の見ているものしか見えない。
　すまないが、その辺りを見て回ってくれないか？」
「分かりました。」

画面には、ベッドに横たわるユニフォーム姿の選手が映る。
倉野・山田・佐藤・篠原・吉田…

王は、心底怒りに燃えた。
何者であろうと、この借りは100倍にして返してやる。

溝口は、廊下へ出て、次の部屋へと向かった。
そこにも選手達がいたが、先ほどとは違う。
全員、ガラス張りのカプセルのようなものの中に横たわっている。

松中・城島・新垣・大道…
井口のカプセルが赤く点滅している。
「今度は井口か？俺こいつに賭けてるのに…」
白衣を着た男がもう一人の男に向かって舌打ちをする。
王は虫唾の走る思いで、額の脂汗をぬぐった。

【残り43人】（残り９人でゲーム終了）

＞「私には君の声と、君の見ているものしか見えない。
＞　すまないが、その辺りを見て回ってくれないか？」
＞「分かりました。」

すいません。3/4の上記の部分の溝口の台詞を
「分カリマシタ。」
に変更してください。

◆UKNMK1fJ2Y氏版とリレー版共にアップしました。
>>103氏の分の訂正しておきました。

>104
乙です！

>>104
ありがとうございます。

リモートビューイングってどんな意味かな。
遠隔視点？保守

おはよう保守。

こんにちは保守

オープン戦ほしゅ

>>107
超能力者のマクモニーグルさんによると「透視」のことらしいです。
ここでの王さんの場合はモニターを見ているのでインチキですが、
受信媒体となっているのがグーリンなので、問題ないです。　＜キッパリ

我等野、我等野
粗腐都番苦　崩苦素〜♪

88、最初の到達者

「遅くなっちゃったなぁ。
やっぱ夜はあまり遠くまではいかないほうがいいな。迷うもん。うん」
星野は海岸付近の藪をかきわけながら歩いていた。海の向こうの東の空が白く明るい。
バーチャルリアリティ世界の夜明けがもうすぐやってくる。
ここに来てたった１日で15人近くのチームメイトが脱落した。
はたして彼らは現実世界でも同様に死んでしまったのだろうか？
それを確かめる術は今の星野にはない。
今考えてるのは脱落のその瞬間までなるべく穏やかにすごしたい。それだけだった。
投手の倍率は恐ろしく低い。
新垣や馬原、寺原といった若くて体力もありそうな人たちがもしやる気になっていたら、僕なんてかなうはずもない。
なら、残された時間を少しでも人間らしく過ごしたい。
大野と一緒にいるうちにそのように考えるようになっていった。
彼もこんな状況なのに、どこかのんびりとしている。
この一日。一緒にいて、なんというか落ち着いた
もっと一緒に練習しとけばよかったな。気があって今よりずっと仲良くなってたかもなぁ

「大野くーん」
藪を抜け、海岸を横切り、堤防に出た星野は大野に声をかけた。
しかしそれに対する返事はなかった。
あれ？どこいったんだろ？
堤防にはすでに火の消えた焚き火の跡と、バックが２つ(僕のと大野くんのだ)、
ペットボトルが数本転がってるだけだった。そういえば竹岡くんの姿も見えない。
どこにいっちゃったんだろ二人とも…
「大野くーん？竹岡くーん？」
もう一度呼んでみたがやはり返事はない。
そこで、星野はふと気づいた。堤防の外れの海岸の砂になにかを引きずったような跡があることに。
朝が近づいてきて明るくなったからわかったのだ。
「大野くーん……？」
星野にはその「跡」がなにを意味するのかなんとなく気づいていた。
ただそれを認めたくないという思いでその跡を追った。

「跡」は砂浜を抜け、先ほどまで星野がうろうろしていた藪まで続いていた。
恐る恐る星野は藪の中に顔を突っ込んだ。

大野がいた。
うつ伏せで寝ている大野。その大野と星野の目があった。
うつ伏せで寝ているのに？
大野の首は半分ねじ切られ、首だけが仰向けのように上を向いていた。
「うわあぁあぁ！！！」
「よう来たな」
背後から声が聞こえたと同時、背中に激痛が走る。
「ぐああっ！」
とっさに前に飛びこんだ。大野の背中にドサッと倒れ込む。
「ありがとうなあ。助けてくれて、さすがに一晩中海につかってたら死んでたかもしれへん」
「竹岡くん……」
星野は振り向いた。血のついたサバイバルナイフ持った竹岡がそこにはいた。
「君が、大野くんを？なんで！なんでこんなこと！」
ピクリと竹岡の眉が動いた。
「なんでやと？こいつはそういうゲームやないですか？だれだって死にたくはないやろ」
一人の男の顔が頭に浮かんだが、竹岡はそれは口に出さなかった。
竹岡くんはやる気だったのか…ごめん大野くん。
僕がちゃんとしっかりしてれば、こんなことには。
本当にごめん。

すっと星野は銃を構えた。
「竹岡くん。君は危険だよ。これ以上僕を襲うなら僕は君を撃つ」
「…それが偽物なのは知っとる」
竹岡はマジックをぽいとほうってそう言った。マジックが星野の胸に当たり、ぽとりと地面に落ちた。
「……！」
「んじゃあさいなら」

こうして竹岡はボーナスポイント20に到達した。

死亡：大野立詞【25】星野順治【33】
取得ボーナスポイント：竹岡　和宏【68】(9p・計20p)

【残り41人】（残り９人でゲーム終了）

じゅんじに大野…(ﾉД`)ﾟ･:｡
職人さん乙です！

ジュンヂ＆大野orz　このコンビ好きだったんだけどなあ･･･

竹岡復活！！

竹岡スゲー。
といいつつ保守

あげますね

竹岡アクマや(ﾉД`)ﾟ･:｡



でも微妙に本人に似て（ry

なんか・・・伏線のわりにずいぶん呆気なかったな＞星野・大野組

悪の殿堂、ヤフーにおんぶしてもらってる限り、
ソフトバンクの将来はない。

http://homepage3.nifty.com/cristalart/yahoo1.html

大野と星野にはもう少し生きてて欲しかった保守

あの二人は伏線だったのか保守

星野の前に藤井が現れて、「ジュンジスマイルをこれからも見せてくれよ(と生前の藤井がホームページか何かに書いていた)」と言い残して去っていくのを期待したのに保守

そういえば藤井はどうしたんだろうなあと期待してみる保守。

>>128
JOHも

今、決算の会社多いから社会人の職人さんは忙しいのだろうな保守

↑頑張れ保守

＋α版更新しました

職人さん、管理人さん、いつも乙です！
各球団のBR作品読んでるけど、初めて号泣した…
＋αのバフィ…まさかマスコットで泣かされるとは…

>>133
自分も泣いた……。ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ。ﾜｫｰｰﾝ

俺も泣いたよ、バフィ…

職人さん管理人さん乙です!!

>>133-135
＋＠は自分もありえんぐらい泣いてしまった(;´Д⊂) あう‥
職人さん話の持って行き方がｳﾏすぎー――｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡―――!!!!

バフィにも泣かされたが、ベンちゃんにも泣いた(ﾉД`)ﾟ･:｡

>137
同意…(ﾉд`)ﾟ:。

スマンageてしまった…。

ほしゅーーー
今からαの見にいってきます。

保守

89.リモート・ビューイング４

いきなり、激しくブザーが鳴り響いた。
カプセルが赤い点滅を繰り返し、黄色い煙を吹き上げた。
すると点滅は止まり、カプセルの中から勢いよくベッドが飛び出した。
「３３番、脱落です」
『ピッチャーは順調に減っていますね。まさに理想的です。』
白衣の男の報告に、この件の黒幕らしい人物が答えている。
王には、何かがひっかかる。この声、どこかで…

「星野サンモ死ンジャッタ。」
溝口は運び出される星野の身体について行った。

先ほどの部屋へ戻ってきた。病室というか霊安室のようだ。
星野【33】の身体を横たえているベッドが、佐藤【31】の隣に並べられる。
すぐ近くに溝口【46】の身体もあった。
再び自分の身体を見つめる溝口。

王は、横たわっている溝口の身体に違和感を感じた。
「溝口、お前の頭に近寄ってみてくれ。」
何とも変な要求だが、そうする必要があった。
溝口の頭に何かが取り付けられている。

「何デ、コンナ帽子カブッテルンダロウ？俺ニハ似合ワナイノニ。」
王は、ため息をついた。ヘッドギアも知らんのか？

溝口の頭には黄色いヘッドギアが装着されている。
小さなランプが複数ついていて、溝口の言葉に合わせて様々な色に光った。
光るのは、中央の１個だけで、それはただの白い光だった。
このヘッドギアのせいで、溝口の意識とコンタクトできるのかもしれない。
では、溝口（の意識）は現実とＶＲ世界とを行き来できるということか。

不意に扉が開き、一人の男が入ってきた。
「ああ、やっぱり。脱落者につけっぱなしやないか？」
「久万さん、こんなところまでわざわざ？」
「脱落者の身体がどんなんなっとるか、興味があったさかいな。」
「実際に、死ぬわけじゃないんですよ。」
「でも、植物人間やな。」
「まあ、そんなもんですかね。」
白衣の男は、何かをごまかすように、あいまいな返事をした。

「まあ、細かいことはどうでもええねん。それよりゲームや。」
「はい？」
「新しい身体はまだか？ナベツネがうるそうてたまらんわ。」
「では、ヘッドギアを装着しなおします。あたらしいヒーローは決まりましたか？」
「堤さんのたっての希望で、マハ……」
そして、画面は暗転した。溝口も深い眠りについたのだ。

黒幕の輪郭が見え始め、王は震撼した。
選手も監督も、彼らにとってはゲームを勝ち抜くための駒に過ぎない。
では、この件の一番の黒幕は、やはりあの男か。
王の耳の底には、「まさに理想的です」と微笑むあの声がよみがえる。

この悪趣味なゲームを彼らから取り上げるために、ここから出なければ。
でもどうやって？
そもそも、この部屋は何だ？
そして、なぜグーリンなのだ？

【残り41人】（残り９人でゲーム終了）

毎回すみません。3/4の訂正をお願いします。

＞小さなランプが複数ついていて、溝口の言葉に合わせて様々な色に光った。
＞光るのは、中央の１個だけで、それはただの白い光だった。
　　↓
そこには、小さなランプが複数ついているのだが、
溝口の言葉に合わせて、中央の１個だけが白く光っている。

>>146氏
訂正しておきました。

保守

>>147
ありがとうございました。

ほしゅ

　　　　　　

ジョーのＯＰ戦１号を喜びながら、捕手。

ほっしゅ

松中と柴原のＯＰ戦１号もうれしい。

ｹｹ岡今年頑張ってくれっかな…保守

田之上は？どうなんかな？と半疑問系で保守。

だから保守いらんて。３日放置しても落ちないよ

＋α版更新しました

管理人さん、職人さん乙です。

＋＠はなんだかえらいことになってきたなぁー。

+αのじゅんじも･･･　｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

+αすごいな…
ついに呪いの人形が…！

＋αの鳥さん…ｶﾞｸﾌﾞﾙ(AA略)
ついに呪いの人形があの人の手に…。

保守。

＋α版・・・トラウマになりそうなくらいの展開だなorz
リレー版は一体どうなるんだろう・・・。

90.空の彼方へ夢を乗せて

川崎と見張りを交替した明石は、診療所の奥へと進んだ。
身体はへとへとに疲れているのに、神経が高ぶっている。
１時間でもいいから、ゆっくり眠りたい。
たしかこの辺りに水道の蛇口があったと思ったけど…
ふと、立ち止まる。
ここの部屋、井口が横たわっている部屋から声がする。

「井口さん？」
気が付いたのかと期待していたのだが、そうではなかった。
井口のベッドの傍らに井手が座っていた。
「明石、川崎さん呼んで来て。」
「川崎さんは俺と見張りを替わったばかりなんですけど？」
「うん。でも、呼んで来て。」
明石はベッドの井口に視線を移した。
そして、今来た道をダッシュで戻った。

明石は何も言わなかったが、川崎はすぐに井口の元へと走った。
２人が部屋に飛び込むと、井手は大きな声で歌いだした。

「空の彼方へ　夢を乗せて　飛んで行くボール　打てよタダヒト」

ライトスタンドで、打席に立つ井口への応援歌。
この歌に導かれるように、井口は驚異のパワーを発揮した。
長野での逆転満塁ホームラン、公式最終戦での逆転サヨナラヒット。
奇跡を呼ぶ歌に導かれるように、井口がその大きな瞳を開いた。

夢を見ていたのか、最期の時が来ているせいか、もう目の焦点は合っていない。
「ムネ、ホームを踏んだか？」
「…はい、井口さんのおかげで、サヨナラ勝ちです。」
「ファンは、喜んでるのか？何も聞こえない。」
川崎、井手、明石は大声で井口のヒッティングテーマを歌った。
「最後は俺達が勝つんだ。」
夢の試合のことか、このVRゲームのことか？
ヒーローインタビューの時のような笑顔を後輩達に向け、
井口の魂は、白星風船のような夜明けの空の彼方へと飛んでいった。

死亡：井口資仁【７】

【残り40人】（残り９人でゲーム終了）

瑞季vs笹川、ほぼ書き終わりました。
明日には投下出来るかも。

といいつつ保守

と思ったら井口の話ｷﾃﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ｯ!!

丼・・・・ﾟ・(つД｀)・ﾟ・

なんかどっちも展開良すぎる・・・!!!

井口…(⊃д`)ﾟ:･｡

丼…(⊃д`)ﾟ:･｡
ファンだから死んで残念だけど
丼が誰も殺さなかった事にホッとしてる。
職人さんありがとう。

( ・д・)ｲｸﾞﾁｭｲ･･･

職人さん乙です

+αも更新乙です。
・・・ジュンヂ・・・ゴエ・・・orz

丼・・・

丼は最期に後輩と自分の応援歌に見送られて
あんな姿になっても幸せな死に方だったんだよな・ﾟ・(つД｀)・ﾟ・
・・・・・なんかリアル丼が急に恋しくなった。

そういやリレーでも＋αでも、店長にまったく動きがないのが気になる。

丼…

そういやαの呪いのｸﾏって背中にファスナーついてるんだっけ？
誰か開けてみようって猛者はいないんだろうか。

保守。
そういやαの呪いのクマって、もともと誰の物だったっけ？

杉内じゃなかったっけ？

保守アゲｽﾏｿ

★━━━━━━━━━━□★
□『BR２』 通信　4号 □★
★━━━━━━━━━━□★
だいぶ間が開いてしまいました。BR2通信第4号をお届け致します！

┏━・ INDEX ・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　［ 最新ニュース］　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　［ 皆さん気づいていますか？］　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　［ 現在のポイントランキング］　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　［ 編集後記 ］
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■［ 最新ニュース ］〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
まずは脱落者からの発表です。
佐藤選手【31】、吉田選手【49】、溝口選手【30】、山田選手【17】、
水田選手【44】、大野選手【25】、星野選手【33】、井口選手【7】以上8名です。

竹岡選手【68】が飛ばしています。前半飛ばしていた寺原選手【20】、勢いが
なくなってきたか？

3回目のボーナスポイントを取得したのは柴原選手【1】となっています。

■［ 皆さん気づいていましたか？ ］〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
現在、鳥越選手【6】と和田選手【21】が向かっているJ-7。地図に小さく印が
ついているのに皆さん気づいていたでしょうか？もちろん選手に配っている地図
にも、この印はついています。何人が気づいてこの地点に向かうのでしょうか？
そして、J-7には何が待ち受けているのでしょうか？

■［ 現在のポイントランキング ］〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
夢の20ポイントに到達した選手がとうとう出現！ランキングは以下の通りです。

1位　20P　竹岡選手【68】
2位　18P　出口選手【4】
3位　11P　三瀬選手【57】
4位　10P　寺原選手【20】
5位　 6P　宮地選手【37】
6位　 5P　柴原選手【1】、岡本選手【45】、大道選手【55】
9位　 4P　永井選手【19】
10位 1P　吉本選手【5】、鳥越選手【6】、松選手【12】、馬原選手【14】、
　　　 　　和田選手【21】、吉武選手【34】、中村選手【48】、斉藤選手【66】、
　　　 　　井手選手【69】

竹岡選手【68】がとうとう20Pに到達！何を願うのでしょうか？気になる所です。
気になるといえば18Pで2位につけている出口選手【4】。井口選手【7】と井手選手【69】
に逃げられ、どういった行動をとるのでしょうか？私的には是非診療所に殴り込みを
かけて欲しい所です。
前回トップの三瀬選手【57】ですが、ポイントが加算されていません。頑張って
欲しいですね。

■［ 編集後記 ］〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
今回皆様へBR通信をお届けするのがだいぶ遅れてしまい、ご迷惑をおかけしました。
これからもゲームを盛り上げるため、ゲームの管理に取り組んでまいりますので
よろしくお願い致します。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 編集：BR２プロジェクトチーム

メルマガ、キターーーーーーーーーーーーー！

鯖移転完了〜

見守るスレ落ちてる…
20:55が最終カキコだったのに何故だろう

マリバドも５時間以内で落ちたし、規定が変わったみたい

だったら保守。

見守るスレ立てとかない？
避難所になるし

おながいします

朝６時の放送の話ほぼ書き終えたんですが、笹川のパートが一段落つかないと貼れませんね。

764氏が少し前にほぼ書き終わりましたってカキコしてたけど、
どうなったんだろうか？

「瑞季ｖｓ笹川」

月明かりの中、どれくらい時が経ったのだろうか。
瑞季【５６】は笹川隆【５９】は対峙したまま動けなかった。

瑞季は笹川隆にボウガンを向けたまま、冷静になる為ゆっくりと思考
を張り巡らせる。

笹川さんは高橋さんへの戦い方、それに今この状況を打開できる武器、
つまりボウガンよりも遠距離を攻撃できる武器をもっていないはず・・。
そう、現在は圧倒的に有利な状況にいるはず。
問題は・・・

瑞季は視線を少し下げる。
笹川の下に倒れた高橋和幸【０】は、遠めに見ても打撲の後がひどい。
呼吸で大きく上下に移動する胸と、その呼吸音の大きさが事態の深刻さを
物語っている。

瑞季と笹川との距離はおよそ、５，６ｍ。
この距離から連射さえしてしまえば、笹川を倒してしまうことは可能だろう。
ただ、瑞季は誤射を恐れていた。
ただでさえ、今まで人に当たっていないボウガンだ。
どこをどう間違って、高橋さんに当たってしまうか判らない。

（まいったな。手詰まりか・・・。）
瑞季はそう思い、今度は逆に視線を上に上げる。
木の上からは風に揺れる枝葉の音しかしない。
（稲嶺は動いてくれない、か。）

そして、視線を笹川へと戻す。
（まさか、あなかゲームに乗っちゃうとはね。）
（正直あなたはそんな人だとは思わなかったし、出来れば）
（このままー。）

逃げてくれないだろうか。
瑞季は対峙している、不器用な先輩笹川に対して本気でそう思っていた。

だが。局面はそうは動かない。

今まで、自分をしっかりと見つめていた笹川がすっくと立ち上がり、
まっしぐらに自分めがけて駆け出してきたのだ。

「なっ！」
思わず目を疑う。

「来ないでください！打ちますよ！」
後ずさりながらも、標準は外さない。
そして、突進を止めない笹川を見て、あきらめてボウガンの矢を放つ。

が、その時、瑞季は信じられないものを見る。
笹川は撃つのが判っていたかのように右へと避けたのだった。
（え・・・嘘、よけた？）
そして、次に視界に写ったものは振り上げた笹川の右拳だった。

また続けてしまいました。
続きもホントは乗っけなきゃいけないんだけど、いいフレーズが浮かびませんでしたので
ココまでです。

すいません。

朝六時の放送は自分もちょっと待ってほしいです。
明日中にはなんとかしますので。

見守るスレ立てました
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/base/1111057303/l50

つうことはきっちりまとめないといけないのか。
今日中にけりつけたい。

そういえば、井口が死んだことで出口に点は加算されないのかな？
「自然死」扱いとかになるのかな？？

直接手を下したわけではないから加算されないのでは？と自分は思った。

「思考の中で」

笹川隆【59】は、ダウンした瑞季【56】に馬乗りになると連打を加えていく。
そして、連打の中、ある種の歓喜が体を支配していた。
（楽しい、愉しい、タノシイ）
そう、人生でこんなに楽しい時があっただろうか？
人をこれほどまでに組み伏せたことがあっただろうか？

紛れも無い愉悦の時間の中、笹川は瑞季への攻撃を休めない。

（だが・・・）
ふと、狂ったように瑞季への攻撃を続けている熱狂の中、先ほど自分に起
こった現象を思い起こしていた。
（さっきのはなんだったんだろう？）
そう、逃げても撃たれるだけと、瑞季に我武者羅に向かっていった。あの時。
（避けろ！！）
と、瞬時の判断で左へと避けた。あの現象。
おそらく、少し早くても遅くてもボウガンに射抜かれていただろう。
だが、あの時避ける瞬間の判断材料など何も無かった。
（もしかしたら、あれが監督や秋山さんの言っていた、眠っているはずの潜在能力
と、言う奴か？）

そう、そうでも思わなければ自分でもなぜ避けれたのか、なぜ避ける判断できた
のか、全くわからない。

（眠っているはずの潜在能力の発揮。）

笹川はもう一度、さきほどの現象を思い起こす。
それは、野球をやっているときには一度もそんな体験をしたことの体験。
（ならば、やはり私の才能はやっぱり野球では無く、この殺し合いの世界ー）

そして、笹川はそこで思考を止める。
（そんなことよりもー。）
そう、そんな事よりも今やらなくてはいけないことを。
そう思い、もはや生命活動を止めた瑞季の体を離し、笹川は顔にかかった返り血を
左手で拭い、ゆっくりとそのまま瑞季のそばへ落ちているボウガンを手に取る。

今やらなくてはいけない事。
それは、さきほど中途半端になってしまった高橋和幸【0】の息の根を止めること。
そう思い、笹川は岡の上の木の元へゆっくりと歩き出す。

「えっ？」
思わず笹川は声を出してしまう。
月明かりの下、先ほどまで高橋が倒れていた場所に倒れているはずの高橋の姿は無かった。
（まだ動けたのか・・・しかし、そんなはずは）
周囲をキョロキョロと見渡す。
（さっきは不意をつけたからいいようなものの、高橋は遠距離武器をもっている
可能性もある、ならば）
あわてて笹川は周囲の草むらへと姿を隠す。

（参ったな。とどめを刺したいところだったけど、ここはー。）
睨みあいだと分が悪いと思った笹川はこの場所を去り、西へと走り去る。

後に残されたものは瑞季の死体だけだった。

重症：高橋和幸【0】
死亡：瑞季【56】
取得ボーナスポイント：笹川　隆【59】(2+4p・計6P)

【残り39人】（残り９人でゲーム終了）

残された、高橋和幸【0】稲嶺誉【60】の話も準備してありますが
とりあえずは朝6時の放送前の出来事はコレで終わりで良いです。

おやすみ前に保守

相方が殺されたというのに、稲嶺が何やってんのか気になるｗ

>200
あのポイントは相手に危害を加えた瞬間にポイントが加算されるっぽいので
出口のポイントは井口にマシンガンぶっ放した時点で付いたんだろう。

稲嶺なにやってんだよぅ〜
瑞季は殴られて死んだのか？

ボーナスポイントの話が出たのでちょっと質問します。
ポイントに制限などはあるのでしょうか。
特に制限がないと、例えば延々とプロレスごっこをするだけでもどんどんポイントが
たまってしまうような気がするのですが。

そういえばそうだよなぁ
一回殴ればポイントがひとつ増えるはずだし

>>210
危害を加えた回数だけポイントが増えるんだよ。
致命傷を与えると４ポイント。

だから、倉野を殺すときに２回撃った三瀬（７ポイント）や、
井口を２回撃って死に至らしめた出口（６ポイント）は
１度に稼いだポイントが大きいんだな。


「それはこのゲームの開発責任者の性格をよく表していた。」
（39「殺人者の明と暗」より）

>>212
それだと笹川の取得ポイントがおかしくないか？

>>213
う〜ん、２＋４ポイントってことは、３発殴ったところで瑞希が死んでしまい
その後はいくら殴ってもポイントにならなかったとか？

今思えばまとめサイトの方でするべき質問だったかもしれませんね。すいません。

個人的には、一人の相手に対して稼げるのポイントを制限するといいかと思ったんですが。
二人殺害より少なくするために、７ポイントまでとか。

>>212>>215
あ、そうかポイント解釈はそういう解釈が正しいのかな？

では、笹川は
高橋への連打、致命傷未満で３Ｐ
瑞季への連打、致命傷で７Ｐ

一気に10P到達です。

>>204での点の振り分けは点を加算していなかった高橋からの２Ｐと、
瑞季からの４Ｐでしたが、過去の実績を踏まえると１０Ｐ上げてもよ
さそうですね。

見守るスレに書き込もうと思ったらまた落ちてたorz
ここに書いてすいませんが、兎ﾊﾞﾄ保管庫なくなるそうなのでうちでとりあえずお預かりしました…
ttp://sbh.kill.jp/ygbr/

>>217
ありがとうございます！

ほ

保守
宮Gさんが気になる

新しい鯖でスレ落ちる条件がわからん保守

>>221
・新ｽﾚ立てて60レスまでは４時間レスがないと落ちる
・新ｽﾚ立てて4時間間隔以内でレスがあっても、24時間以内に40ﾚｽ突破しておかないと
　問答無用で落ちる
・60日経過後、4時間レスがつかないと落ちる
このくらい

ちょっと質問なんですが、ソフトバンクになってもダイエーのときみたいに、
球団のロゴ使用料は無料なんですか？

>>223
なんでこのスレで？と思ったが無料。

>>222
三番目は２４時間の間違いかな？

（つД｀;)つ◆UKNMK1fJ2Y氏版アップしました。

(ﾟдﾟ)…

｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ ｳｴｴｴﾝ!!!


修羅がもう一人生まれる予感…

ナギ…、和田…。
｡･ﾟ(⊃д`)ﾟ:･｡

職人さん＆管理人さん乙です。
登場章一覧に、呪いの人形の項さりげなく誕生がナイス。
そして、渚の思いを無駄にするなよみんな……｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

他バトロワで好きな選手が死んだときも衝撃だったけど、
これはちょっと立ち直れないかも…
明日日曜でよかった…

渚…が…
せめて最期に毅と会わせてあげたかった…

和田・・・最後「中日バトロワ2002」の福留（荒木を殺され、
すべてが終わった後に復讐鬼になった）みたいにならないだろうな・・・。



で、店長と川崎はどうしてるんだ？

>>232
その内出てくるだろうから、ﾓﾁﾂｹ。

前回の記憶が残ってる（？）のは和田と新垣だけ？
この先にどう結びついてくるんだろ。

新垣･･･orz

に、人形も持ったままだし！

>>235
人形は和田が森の中に放り出したよ。
そのうち誰かが拾ってまた(ry

前回の記憶ってどういうことだろう？
前回生き残ったのは和田・渚・井口・城島だけど・・・

前回の記憶ではなくて、平行世界なのではないだろうか？
井戸の話のところでそっちの世界はだめだ
みたいな記述があったし。

瑞季・・・ もうちょっとｶﾞﾝｶﾞｯて欲しかった

新垣…こんなに切なくなったの久しぶりだ…･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
職人さんスゲー…

福岡で地震あったみたいだけど大丈夫？

>>240今また余震キタ…

職人さんいつも乙。
ホントすごいですね。切なすぎ(⊃д`)ﾟ:･｡

197さんはまだかなー

>>240
危うく死ぬところだった

>236
あ、そうか。勘違いｽﾏｿ
福岡のみなさん超ガンガレ。

ニュースとかで「昨シーズンのソフトバンクのチーム打率は・・・」とかいうのを聞くと
ものすげー違和感を感じるのはオレだけか？

せめて和田に会わせてやりたかったよ渚orz

ほ

ほ

しゅしゅ

保守

だから保守はいらんつーとるだろうが。
無駄にサーバに負担かけるな。60日経たなきゃ保守の必要なし

以前放送を書き上げたといった者ですが、
197氏を待ってましたが反応がないので明日の夜までに何らかの反応がなければ
放送の回upします。よろしくお願いします。

整合性されとれてれば、多少時間が前後して
後から197氏のお話が入ってもいいんじゃないですかね
展開にもよりますけど、たとえばその中で死者が出ても
放送には乗らなかったというのをつじつま合わせを入れれば

197氏ではありませんが、投下させていただきます。

93「心遣い」

「ハックシュン」
「おい、大丈夫か？」
あまりの寒さに、斉藤【66】が思わずくしゃみを一つすると心配そうに吉武【34】がこちら
を向いた。
「大丈夫…ッス」
鼻水をすすりながら答えると、吉武は「投手が肩冷やしたらどうするんだよ」と言いながら
自分の肩にかかっていたスポーツタオルを投げて寄越した。
吉武の口調はキツかったが、苦笑いの顔を見るとこちらの事を心配してくれての事らしい。
よったけさんも投手やのに、ええんか？そう思わないでもなかったが、すんませんと答えて
斉藤は有難くスポーツタオルを肩にはおった。

……はぁ。俺、こんなとこでじっとしててええんやろか……。

竹岡との戦いで別れてしまった川崎の事が気にかかる。だがしかし、斉藤の事を心配して手
近にあった家にひっぱってきてくれた吉武の事を考えると、すぐさまここを出て行くわけに
もいかなかった。服が乾いていないのと、自分の体が疲れきって動きたくないと悲鳴をあげ
ていたのもあるが。

「家に入ったら暖房器具があると思ったんだけどな。布団まで無いとは思わなくてさ。悪い。
昼はあんなに暑かったのに、夜がこんなに寒くなるなんてなぁ」
一度服を絞ってある程度水を切っているとはいえ、生乾きのユニフォームは冷たく体の熱を
奪っていく。着替えがあればいいのだが、あいにくバッグは川べりに置いたままだ。着替え
が無いからといって、裸になるわけにもいかない。
毛布や布団があれば、ユニフォームが乾くまで代わりにそれを羽織っている事も出来たのだ
が。そう考えていた所にこの吉武の声だ。
「そんな、よったけさんが謝る事ちゃいますって！」
自分のせいではない事に申し訳なさそうにする先輩を見、慌てて斉藤は両手を目の高さでぶ
んぶんと振る。
「よったけさんがあそこで起こしてくれへんかったら俺、死ぬ所やったんです。起こしても
らえただけでも有難いんです。それに建物の中やから風しのげるし。ここに引っ張ってきて
もらわれへんかったら、俺ずっとぼーっとあそこにへたり込んでたままやと思うし」
吉武に禁止エリア外まで連れ出された後、どうすればいいか分からなかった。正直な話、も
うええんやないかという気持ちがあった。ムネの事も、竹岡さんの事も、輝の事も全部なに
もかも放り出してどうとでもなれと思った。
そんな時に吉武がへたりこんだ斉藤の手を強引に引いて家に連れて行ってくれたのだ。同じ
投手の斉藤を殺そうとせず、逆に心配してくれた吉武の心遣いがありがたかった。

「ところでさ。和巳、お前の武器って何？」
少し重くなった空気を換える様に、吉武が聞いてきた。
「俺さ、これだったんだよ……」
言いつつ吉武がバッグの中から「武器」を取り出す。金属でできているらしいそれが、かす
かにバッグから姿をのぞかせる。
銃！？まさか！斉藤の身体に緊張が走る。
だが、斉藤の考えとは裏腹に吉武の手に握られていたのはゲーム機だった。
「………………NINTENDO　DS？」
本体に書いてある文字を読み取る。つい最近発売された携帯ゲーム機だ。
「バッグの中探したらさ、『吉武君へ、これがあなたの武器です』って書いた紙が貼ってた
んだよ。しかもソフトと対戦用のもう一台が付いてた。他に武器らしいものは無いし、これ
が俺の武器らしい」
「はぁ」
「ついてたソフトがマリオカートでさ……。これ、寮時代にジョーとよく対戦してたゲーム
なんだよ。あの時の俺は、野球が出来るのが楽しくて仕方なかったんだ。それが、今、こん
な事になるなんて………」
吉武の肩が震え、声も段々小さくなっていく。今までこの世界でチームメイトが殺しあうと
いう現実に耐えてきたものが、限界を超えたのだろう。
「よったけさん」
斉藤の声に吉武が思わず顔を上げる。
「それ、対戦しません？どうせ俺の服乾くまで移動は無理やし、せやったら朝の放送まで待
った方がええ思うし……ただ待ってるのって暇やないですか」
自分を助けてくれた人が落ち込んでいるのをどうにかしたかった。ゲームをする事で余計に
吉武がへこむかとも考えたが、それしか思い浮かばなかったのだから仕方が無い。
「……ゲームするより休めよ。疲れてるんだろ？」
逆に気を遣われ、まいったなぁと思わず頭を掻く。
「じゃあ、交代で」
「そうだな、じゃあ和巳が先に休め。先輩命令な」
「先輩命令やったら、しゃあないですね」
しぶしぶといった態で、吉武の気遣いに感謝しながら斉藤は休息をとった。

【残り39人】（残り９人でゲーム終了）

和巳きてたー！
職人さん待ってました。乙です。

よったけさん来たよー
名無しさんですが、文体でなんとなく見当つけて好きな職人さんかなーと思ってます。
応援してます！

ソフトバンク戦、開幕ローテへ最終テスト
http://chuspo.chunichi.co.jp/00/baseball/20050315/spon____baseball001.shtml

を受けて、

【日本将棋連盟】「飛車角金銀抜き」に抗議
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/bgame/1107733523/l50

94、希望の経文

森の中をを歩いていた的場の耳に、いや頭に直接あの放送が聞こえてきた。
反射的に腕時計を見る。６：００ー
夜があけたことを知らせる放送だ。そういえばいつの間にかあたりがぼんやりと明るい。
森の中からはわからないが太陽が顔を出したようだ。
『ピンポンパンポーン！おはよーございまーす！よく眠れましたか？
皆さんそろそろ起きてくださーい！脱落者の発表をしますよ〜』
朝っぱらから…うるさいな。こちとら一晩中歩き回って一睡もしてないんだ。たく。
いらいらしながらも的場はバックの中からリストを取り出す。
『それでは発表します。死んだ順番です。
17番山田秋親、44番水田章雄、25番大野立詞、33番星野順治、7番井口資仁…』
メモをとる手が止まった。
井口さんが！？嘘だろ。そんな馬鹿な！
『56番瑞希。以上６名です。深夜にしては皆さん頑張りましたねー。
さあ残り人数も４０人を切りました。ここからは中盤戦ですよ！』
誰からも好かれるいい先輩だった星野や、
後輩だがどっちが先に一軍定着できるか競争し、互いに励みあった大野。
それに井口。このゲームに限らず、勝負ごとに彼が負けるとは考えられなかった。
メジャー行きもほぼ決まり、これからだっていう時だったというのに。本当に…死んでしまったんですか？

『続いて禁止エリアです。8時にG-1。10時にJ-4。12時にE-3。以上です』
新たに発表された死亡者にショックを受けながらも、的場は禁止エリアをメモしていく。
エリアはどれも的場がいる所とは離れていて、とくに気にする必要はなさそうだった。
『最後にボーナスルーレットチャンスです。………
じゃーん。今回は背番号5。吉本亮選手です！5ポイント獲得〜』
吉本の名前の横に5と数字を書く。
なんの役にたつかわからないが。与えられた情報はメモしておくにこしたことはない。

『あ、最後に一つ耳寄りな情報をお教えしましょう。
ボーナスポイントが20たまり、銃器を獲得した選手がでました。おめでとうございます。
みなさんも彼に負けず頑張ってくださいね。それではまた６時間後お会いしましょう』
そういって頭の中の声は消えていった。
再び静寂に包まれた竹林の中、的場は選手名簿をぼんやりと眺めていた。
…これで残り39人。わずか１日で半数近くの選手がいなくなってしまった。
いくらなんでもペースが早すぎる…
そんなにやる気のやつが多いのか？
俺や田口さんみたいなのは異端者なのか？



………俺のやってることはムダなのか？

頬を涙が濡らした。自分の無力さがどうしようもなく悲しくなった。
しばらく泣いた後立ち上がり、とぼとぼと歩きだした。
もうやめようかな…こんなこと。
そう考えていた時。こてっ
と的場は転んだ。

いたたたた…
なにかにつまずいちゃった…なんだよ。もう。
転んだ足元にはホームベース大の大きさの石が転がっていた。どうやらこれに足をとられ転んでしまったようだ。
そこで的場は違和感に気づいた。辺りの土だけが不自然に盛り上がっている。
そして同じものがもう一つ……
これは…………墓だ。
誰かが死体を見つけてそれを埋葬したのか、
はたまたずっと連れ添ってきた仲間が死んで埋葬したのか。
そこまではわからないが、たしかにこれは墓だった。

………ふぅ。安堵のため息を一つ吐いた。
大丈夫。俺たちはまだこのゲームに屈したわけじゃない。
誰だか知らないが、まだ人の心を持った人はいる。
人の死を悼む心を持った人がいる。この殺し合いゲームにうんざりしている人がいる。
…俺たちは負けていない！


森の中に的場の経文の言葉が響いた。
その言葉は力強く、新しい日に希望の光を期待させた。
【残り39人】（残り９人でゲーム終了）
-------------------------------------------------------
訂正を2点
>>260　一行目。森の中をを　となっているので「を」を一つけずってください
>>261　再び静寂に包まれた竹林の中 →　再び静寂に包まれた森の中

に変更をお願いします

放送ｷﾀ―(ﾟ∀ﾟ)―！
職人さん乙です！

わあ、職人さん達がぞくぞくと来てる！

和巳って兄貴キャラだけど、吉武が先輩風を吹かせてるのが面白い。
あと、的場、応援してるから絶対に生き延びてくれ。

安らぎの夜

ずいぶんと西に傾いた月が、枕元まで明かりを届けていた。
目覚めたばかりのぼんやりとした頭で、杉内はうらめしげに窓を見上げた。
まだ眠気が残っている。なぜまだ夜も明けないうちに目覚めたのか……杉内は徐々に
今の状況を思い出し始めた。
（そっか、休憩することになったんだっけ）
杉内たち三人は、民家の奥の部屋で見つけた押入れから布団を引っ張り出し（状態が
いいものが見つかったのは幸運だった）、交代で見張りをしながら、放送の少し前、
五時まで休憩をとることにしたのだ。
交代で。交代で？！
そこまで思い出した瞬間、杉内の目は一気に覚めた。慌てて腕時計を確認する。
「やっべ…」
時刻は三時を回っていた。見張りは一時間半ずつ。杉内は二番目で、二時から三時半
のはずだった。布団から抜け出し、隣で熟睡している城島を起こさぬように気をつけ
ながら玄関に向かった。
（藤井さん、眠くなったらすぐ起こしに行くよ、なんて言ってたのに）
当然と言えば当然だが、藤井はこのプログラムの参加者ではない。城島がそう判断を
下したのは、腕時計をつけていなかったことからだ。
杉内たちの枷である腕時計だが、同時に腕時計としての役割も果たしている。
藤井にはそれがない。そのため、時間は月の動きか自分の感覚に頼るしかない。
時間がすぎているのに気がつかなかっただけならいいが――何かあったのだろうか。
それとも、藤井が起こしに来たのに自分が寝こけていたのだろうか。
杉内は不安を抱え、暗闇の中を音を立てぬよう、そっと歩く。
それでも古い木の床はきぃきぃときしみ、その音に心臓が縮まる思いがした。

見張りは、最も見晴らしのいい、玄関のそばにある窓からすることになっていた。
何かあったのかと心配していた杉内だったが、藤井は特に変わった様子もなく、台所
から持ってきた椅子に座って外を眺めていた。
「藤井さん、すいません！」
「ああ、起きたんだ。おはよう。寝ててもよかったのに」
くるりと振り向いてのんびりと言う藤井に、杉内はぶんぶんと首を振った。
「だ、だめっすよ。もう交代の時間過ぎてますから、藤井さんに休んでもらわないと」
言いながら杉内の脳裏に、投手陣の他の先輩たちの顔が思い浮かんだ。
（……他の人だったら、蹴り起こされてたかも）
特に気分を害した様子もない藤井に、感謝すると同時に、申し訳なくなる。
「目がさえちゃって、眠れなくて。だから気にしないでいいよ。もう少し起きてる」
「いや、でも」
「退屈でさ。何か話さないか？朝になったら、そんな暇なくなるかもしれない」
確かに、明るくなってからは本格的に脱出に向けて動き出したいと、城島も寝る前に
話していた。おそらくこの民家は出ることになるだろう。
それから先は、杉内には今のところ、何をすればいいかさっぱりわからないけれど。
何かしなければいけない。それだけは明らかだった。
「……じゃ、何か話します？｣
迷ったものの、一人で見張りをすることへの不安もあって、杉内は藤井の言葉に従う
ことにした。
先輩が話そうって言うんだから仕方ないよ、と誰にともなく心中で言い訳をしながら。

椅子をもう一脚持ってきて、杉内も窓のそばに座った。外は寝る前と特に変わらない。
何を話すのかなあ、と杉内が内心で考えていると、藤井が口火を切った。
「うーん、共通の話題ってあまりないか、考えてみたら」
「世代間の壁がありますかね」
「うわ、意外と言うね。……そうだなあ。でもやっぱり野球のことぐらいしかないか」
なんか負けた気分だ、などとぼやきつつ、藤井は杉内にマイクを向けるような仕草で
尋ねてきた。
「今年の成績はどうでしたか？杉内投手」
「え」
杉内は固まった。軽くボールを投げたら、ものすごい豪速球がかえってきてしまった。
成績が悪いだけならまだしも、今年は。
「あ、まずかった？」
「……えっと」
「でもほら、俺、一応投手だからアドバイスとかもできるかもしれないよ？」
「……」
アドバイス。
ありがたいが、そういったレベルの問題ではないために、杉内は言葉に詰まった。
藤井は怪訝な顔で杉内の方を見返してくる。黙っていても、不審がられるだけだろう。
杉内は諦めて、あの事件について話した。藤井の反応はあまり見ないようにして。
「そうか……で、今はもう投げれるの？」
「はい」
「それならよかった」
話し終えた後、藤井の方を恐る恐る見ると、変わらず穏やかな声が投げかけられた。
「大事にしなきゃな。選手でいられる時間は、短いから」
杉内は頷いた。きっと藤井は、そのことを誰よりも知っている一人に違いない。
「本当は、誰にも、怪我一つしてほしくないんだ。
　少しでも長く、野球選手でいてほしい。――俺には、できなかったから」

声は穏やかだった。
けれど、藤井の顔から、いつのまにか笑みが消えていたことに、杉内は気がついた。
眉を少し寄せた悲しげな表情で、藤井が窓の外へ目を向ける。
見張りをしなければ眠ることも許されない、この世界を憂いて。
「怪我もしてほしくない。それなのに、殺し合いなんてな……」
細い月の明かりが藤井の顔を照らした。その目がきらりと光ったように見えたのは、
月明かりのせいだろうか。
なんと言っていいのかわからず、杉内も同じように窓の外を見た。変わらず、静かな
夜の風景だ。何も起こっていないように見える。
本当に、何も起こっていなければいい。
藤井が嘆くようなことが、何も起こっていなければいい。
杉内は強くそう願った。――叶わぬ願いではあったが。

月明かりでできる影がいっそう伸びていることに気づき、ふと、杉内は腕時計を見た。
三時半。城島と交替する予定だった時刻だ。
「今、何時？」
その動きを見ていたのか、藤井が尋ねた。
「三時半です。藤井さん、そろそろ本当に休まないと」
藤井はゆっくりと首を左右に振った。
「眠れない」
「でも、疲れてるでしょう？｣
杉内の言葉に、もう一度藤井は力なく首を振った。
「疲れてないんだ。けっこう走った覚えはあるんだけど。眠くもならないし、
　そういえば、食べてないのに腹も減らない」
「え？」
過剰なほど現実に近いのが、このゲームだ。杉内自身、疲れたり眠かったり、空腹も
感じていた。藤井には、それがないという。

「ああ、放送も、俺には聞こえなかったね」
零時の放送があったとき、メモをとり始めた杉内たちを、藤井は怪訝そうに見ていた。
あとから放送があったこととその内容を知り、愕然としていたのだ。
藤井はさらに続けた。
「当たり前かもしれない。俺はもう死んでるんだから。
　ここにいること自体、変と言えば変なんだ」
「でも、藤井さんはここにいますよ」
藤井の存在を否定したくはない。杉内はそんな思いで言い返した。
「そうだね。でも、みんなとはやっぱり違う。幽霊みたいなものかな」
「幽霊でも！」
それはひょっとすると、単なる強がりだったのかもしれない。藤井が挙げていく数々
の不審点から、目を背けたかっただけなのかもしれない。
だが、杉内の心からの言葉でもあった。
「幽霊でも、俺は、藤井さんと会えて嬉しかったです」
「……ありがとう」
藤井は杉内の言葉に一瞬目を丸くして、それからいつものやわらかな笑顔に戻った。
「でもかなり照れくさい台詞だな、それ」
「お、俺は真剣に言ってるんですよ！」
二人してけらけらと笑いあい、山積みの問題は何一つ解決していないにもかかわらず、
ぴんと張り詰めた空気は緩くほどけた。

束の間の休息。
夜明けまでは、まだもう少し猶予が残されている。

【残り39人】（残り９人でゲーム終了）

明日っていつだ自分・・・
遅くなって、しかも連絡できずに本当に申し訳ありません。197です。

時間的に、できれば94章にいれてもらえるとありがたいです。

藤井・・・・(;つД｀)

藤井さんｷﾃﾀ―！職人さんお疲れさまです。
話数の件、了解しました。

>>260
◆7KR.e180t.さん、瑞希じゃなくて瑞季ですよ。

話し終えた後、藤井の方を恐る恐る見ると、変わらず穏やかな声が投げかけられた。
「大事にしなきゃな。選手でいられる時間は、短いから」
杉内は頷いた。きっと藤井は、そのことを誰よりも知っている一人に違いない。
「本当は、誰にも、怪我一つしてほしくないんだ。
　少しでも長く、野球選手でいてほしい。――俺には、できなかったから」

このあたりがすごくじんわり心にきた・・
藤井・・・

275さんが言ってたところは、自分もジ〜ンとしたなあ。
そういう話を同期入団のジョーではなく、
一緒に戦うことの無かった杉内に語ってるのも良いね｡

やっぱり藤井のシーン好きだ。出るたびにジーンと来る。
他に今までジーンと来たのは、明石と川崎が和解するシーンだな。

藤井の話は今後どうなるのか気になる。
所でこの鯖は書き込みなくて沈んでいっても
60日過ぎない限り落ちないって事でいいのだろうか…

でも一応保守。

ソフトバンクの帽子ってなんでSNなんですか？
孫＝SON＝SN？

◆UKNMK1fJ2Y氏版更新しました。

>>280
大文字のＳと小文字のhの組み合わせでShですよ

職人さんも36さんも乙です。

ﾏﾁｬｰﾝ…
ミズキもﾆｮﾎ様もどんなことになってんだ。
そして、まだ特に何もしてないのに和田が怖い。

職人さん、管理人さん、乙です。

魔腹、トホホだが、ｶﾞﾝｶﾞﾚ！
そして呪いの人形があのお方に…

もしかしてゴエはケアレスミスをした？

まさかﾏﾁｬｰﾝまでいなくなるとは…
意外な展開に驚きつつ、ゴエとムネに((((ﾟДﾟ;))))

ぅまーガンガレ!!

瑞季はどうなってしまうんだろう…

( ﾟДﾟ)＜プロ野球板再編議論スレからお邪魔します。

○前回投票していただいたプロ野球板分割について、新板の分類方法を投票して下さい。
　選択肢は　[0]分割なし　[1]選手応援＋ネタ　[2]選手関連＋ネタ　[3]選手関連のみ　です。
　詳しくはhttp://ex10.2ch.net/test/read.cgi/base/1110202365/421-424を参照して下さい。

　　　　　　　■■■　投票は、３月３０日（水）に行います　■■■

　　投票スレはこちら→http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/vote/1112087167/
　　　　　　　　　　　「プロ野球板分割投票スレッド」


　プロ野球の開幕に伴いプロ野球板はスレ乱立・過剰な板負担による板停止・板圧縮が予想しうる時期になりました。
　しかし、このままでは比較的スレ進行速度の遅いスレッドはあおりを食って落ちる可能性が高くなり、
　人気のあるスレッドでもその役割を十分に果たされないままdat落ちする事が頻発すると予想されます。
　また、dat落ち回避のための無意味な保守レスも批判の多いものであり、何らかの救済手段が必要とされています。
　そこで、今回現状維持も選択して考慮した上で分割案を検討することになりました
（以前に連携を呼びかけた時は賛同が得られず他の野球関連板を含めての議論は時期早々と判断し、プロ野球板内のスレのみが分割されます）


投票に御協力お願いします。長文でお邪魔しました。

age

年度末だから社会人の職人さんとか忙しいのかな。
負担にならない程度に続編を楽しみにしてます。

age

（ﾉД｀;)゜・。゜◆UKNMK1fJ2Y氏版アップしました。

とうとうあのお方まで……｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

職人さん、管理人さん、乙です。
続き気になるー。

馬原が禿げしく哀れなんですが＿|￣|○
そしてゴエにｶﾞｸﾌﾟﾙ

職人さん管理人さん毎回本当お疲れ様です。

>>294
漏れは毎度毎度の職人さんの凄さにｶﾞｸｶﾞｸ。
泣ける…･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

>>292
乙・・・ガクブル・・・

リレー版とこの版両方が完結したら各選手ごとの行動比較表なんか作ったらいいかも。

乙です。
ゴエ怖すぎ〜･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
ぅまーどうなるんだろ…ｶﾞﾝｶﾞﾚよぉ〜!!!

ｺﾞｴに渡った呪いの人形がどう作用するかも気になる

ここっていつから4時間規制にひっかかるのだろうか？

４月２０日？？

とりあえず捕手

sportsnavi.com＞野球＞福岡ソフトバンクホークス

｜・ソフトＢが今季初の大敗
｜・今季最多失点の完敗
｜・ソフトバンク逃げ切る
｜・ソフトB オリはお得意様
↓
日
付
古　　　お得意様からの流れにちょっとワロタ

＋α版更新しました

>>303
お疲れ様です。

ゴエ……でも礒部ｶｺｲｲ

>303
お疲れさまです。
呪いのクマどーなったんだ？
ゴエと一緒にあぼんしたんだろうか…。

９６、間違った道だとしても

松中はゆっくりと眼を開けた。
山田、水田、大野、星野、井口、瑞季…あらたに放送で名前が呼ばれた脱落者は6人。
もちろん放送の前に腕輪探知機のおかげで松中には彼らがすでに死んでいることは
わかっていた。しかし、それでも、このいいようのない疲労は確実にたまってきていた。

「待っていろ。仇はとってやる。」
本当に正しい事はなんなのだろうか。おそらくこれから俺がやろうとしていること。
それ自体は間違った事なのだろう。人として許されることではないと思う。
だが、それでも････････やらねばならんのだ。
おそらくなんの抵抗もせずに死んでいったものもいるだろう。
どんな状況になっても、人を殺したくない。という優しいものがいたはずだ。
俺は、俺だけは彼らの無念をくんでやらなければいけない…
小久保さんがいたら、なんて言うかな。ぶっとばされるかもな。
松中はふっと笑みを浮かべた。

バックの中から地図を取り出す。その地図の欄外に何人かの選手名が書かれていた。
『寺原隼人
　岡本克道
　井口忠人
　井手正太郎
　永井智浩
　竹岡和宏
　笹川隆』
また、井口の名前の上からは棒線がひかれていた。
まずはこいつらを探す。
寺原は佐藤を、井口、井手は溝口を、岡本は吉田さんを、竹岡は大野、星野を、笹川は瑞季を。
それぞれ偶然会っただけで殺している。
この5人は決定的だ。
永井は山田の仇をうっただけかもしれんが、水田を殺している。一応注意しておくべきだ。
岡本は吉田さんを殺すときも、今も中村と一緒にいるから、もしかしたら仲間なのかもな…
悩むのは井口を殺した相手だ。井手と考えるのが妥当だが…井口が死んだとき、
そばにはムネや明石もいるしな。
そこで松中は頭をぶんぶんと振った。
考えるのはよそう。こいつらが殺害現場にいたことはたしかなんだ。
本当に殺したのか、殺してないのかは会えばわかる。

再び、探知機の画面を見た。
「今いるところがH-7か。一番近くにいるのは………寺原か」
画面を切り替えるとI-5に20という数字が点滅している。
おそらく慎重に歩いていっても1時間もしないで、たどりつけるだろう。
ふぅぅ…
一つ大きく息を吐き。再び眼をつぶった。

覚悟はできたか？
ーああ。
チームメイトを手にかける覚悟だぞ？
ーそれが、死んでしまったものの慰めになるのなら。
自分も同じ殺人者になるぞ？
ー全てが。本当に全てが終ったら、俺も向こうにいくつもりさ。
そうか。なら………行って来い。

松中は立ち上がった。バックを背負い。左手には榎本に刺さっていた木の槍を持って。
「まずは、寺原だ」

【残り39人】（残り９人でゲーム終了）

職人さん乙です！松中対寺原になってしまうのだろうかΣ(ﾟДﾟ;≡;ﾟдﾟ)

乙です!!
なんかどっちも凄い展開になっててむちゃくちゃ楽しみだな。

ﾏﾁｬｰﾝ、悲しい決意だな…

保守

97、疑念

スーッと後ろの扉が開く音が聞こえ、田口は座禅をやめ、振り向いた。
「おう。起きたか」
「よく眠れませんでした…なにをしてるんですか？」
「ん？ちょっと座禅でもくんで精神を落ち着けようと思ってな。
実は一昨年のオフにこっそり始めてみたんだが。こんなとこで役に立つとは思わなかったよ」
田口は神内に笑いかけながらそう言った。だがすぐに押し黙ってしまった。
「放送………聞いたか？」
「……はい」
「そうか。また。死んだな。夜なのに、いや夜だからこそか。」
自問自答するかのように、ブツブツと話す。
「的場さん。大丈夫でしょうか…」
「信じるしかないだろう。きっと無事でいるさ」
重苦しい空気が流れる。この状況だ。いくら田口さんといえど、精神的にかなりきているのだろう。
「城所たちは？まだ寝てるのか？」
「はい、ぐっすりと。特に馬原さんはまだ体調悪いみたいで…………あの！」
神内は声をあげた。思わず大きな声を出してしまい、あわてて口に手をあてる。
田口がキョトンとした顔でこちらを見ていた。

「どうした？」
「ずっと思ってたことがあるんです。馬原さんのことで」
田口は何も言わず神内の目を見ている。続けろ。という合図だろうか
「お、俺。あの人を信用できません。今のうちになんとかしないと、
いつか必ず俺も、田口さんも、みんなみんな、痛い目を見る気がします。」
「どうしてそう思う？」
「田口さんは馬原さんの時計見ましたか？」
「いや…」
「俺は見ました。馬原さん、ボーナスポイントが２だったんです。
ここからは俺の考えなんですが…ボーナスポイントは他人を傷つけた時プラスされるんです」
田口はさほど驚いた顔は見せず、自分の左手につけられた時計を見る。
当然ながらそこに表示された数字は０だった。
「俺、最初に集まった部屋で大道さんの隣にいたんです。
大道さん、隣にいた本間さんを殴りました。その後見た時、大道さんのボーナスポイントが１になっていたんです。
間違いありません。ボーナスポイントは人を傷つけたら、増えます…」
「と、いうことはなにか？馬原は誰かを傷つけた。と」
「はい、おそらく、ナイフで刺すか、もしかしたら銃で…」
田口は腕を組むと目をつぶり、少し何かを考えた後、ゆっくりと口をあけた。
「わかった。話してくれてありがとう。一応気をつけてみるよ。
だけど、それだけで馬原を追い出したりはできない。」
「そんな！だって…！」
「まぁ聞け。もしかしたら誰かに襲われてしかたなく手を出したかもしれないだろ？
それに、今のあいつは武器を持っていない。俺たちは人数も多いんだし、仮に馬原が
なにかやってきても対処できるさ。もし馬原をここから追い出したら、おそらく馬原が死んでしまう。
俺はもう、誰にも死んでほしくないんだ…」

う…。甘い。そう言いたかったが、悲痛そうな田口の顔を見ると、とてもじゃないが
神内は口に出すことはできなかった。
「さ、話は終わりだ。次は森本が見張りだな。起こしてきてくれないか？さすがに眠いぜ」
田口が大きくあくびをした。
神内は立ち上がり、寝室への扉をあけた。
中に馬原、城所、森本が川の字になって寝ている。その一番右に寝ている馬原の横顔を見た。
やっぱり甘いよ。田口さん。この人、なにかがおかしいんだ。
寝ている最中も、無意識で何かぶつぶつしゃべったり。動いたり。
なにか普通じゃないんだよ。
手をポケットの中にいれる。ナイフの柄に手があたる。
今なら確実にやれるのに……だめだ。田口さんを裏切る事はできない。
くるりと向きをかえ、森本の枕元に膝をついた。
「森本さん。起きてください。交代の時間です」

この時点で馬原のかすかな変化に気づいていたのは神内だけであった。
そしてその時馬原自身の意識は、漆黒の闇の部屋へと少しずつではあるが落ちかけていた―

【残り39人】（残り９人でゲーム終了）
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保管庫管理人様。訂正ありがとうございます。
まさか井口の名前間違えるなんて('A`)

職人さん方乙です!!

なんにやらぅまーはどっちでも大変だなぁ…(ノA`)

ぅまー…
神内も大丈夫だろうか？

ホークス優勝ですよ♪　　　　　　　　　　そうだね兄者♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 −−−
　 　　 　／´ ／ ノﾉﾘ ｀ヽ,　　　　　　　　 ／`´*　　　: ｀ヽ　　　
　 　 　/ 〃 / 　　　　　　 ヽ　　　　　　 /　　 /　　　　 　 ヽ
　　　　i　　 /　 　　　　　　 ﾘ}　　　　　 i　　/ 　 　 　　　　 ﾘ
　 　 　| 　　〉 　　-‐　　 '''ｰ {!　　　 　 | 　〉 　　-‐ 　　 '''ｰ {
　 　 　 | 　 |　　 ‐ｰ　 くー　|　　 　 　 | 　 |　　 ‐ｰ　 くー 　|
　 　 　 ﾔヽﾘ　´ﾟ　 ..,ｒ(､_>､ ﾟ'｝　　　 　 ﾔヽﾘ　´ﾟ　 ..,ｒ(､_>､ ﾟ'｝
　　　　 ヽ_｣ 　 　:: ト‐=‐ｧ'::. !　　　　　 ヽ_｣ 　 　:: ト‐=‐ｧ': :. !　
　　　　　 ゝヽ、　::..｀二´'.::ノ　　　　　　　　ゝヽ 　::..｀二´'.: :ノ　
　　 　 　 　　ｒ| ｀ ー--‐ｆ´ 　 　 　　　　　　　ｒ| ｀ ー--‐ｆ´
　　　　　_／ | ＼　　　／|＼_　　　　 　　_／ | ＼　　　／|＼_　　　　　　
　　 /￣/　　| ／｀又´＼|　 | ￣＼ /￣/　　| ／｀又´＼|　 | ￣＼
　　　　　　　　やほー禿　　　　　　　　　　　がんほー禿蔵

あげ

神戸国際
大西
をとるから問題無い｡ソフトバンクは強くなるよ。

見守るスレ立ててもらいました。

各球団のバトルロワイアルスレを見守るスレ4
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/base/1113322101/

＋α版更新しました。

見守るスレ立て乙です。

>>323
お疲れ様です、
いよいよ佳境ですかな？

＋α読んできた。
和田もムネも店長もどうなるんだろう・・・・・。

職人さん、管理人さん、乙です。
馬原、大丈夫か？ｶﾞﾝｶﾞﾚ！
そして微妙に小坂の動向が気になる俺…

乙です。
宗も怖いけど和田が怖い…

ブルガリアがぜんぜん出てこないな････

>>328
話も終盤ぽいし、心配しなくてもすぐ出てくるんｼﾞｬﾏｲｶ？

そろそろn日ﾙｰﾙ引っ掛かるし、うちもﾄﾞﾗﾊﾞﾄみたいにﾃﾝﾌﾟﾚ
作っておいた方がいいのだろうか。

yahooの会員登録を
しているのだがどうやったら30台のカメラが
みれるのやろか/
情報キボンヌ