1 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :
04/05/26 02:30
2 :
あるケミストさん :04/05/26 02:34
2get
試薬棚乙w
4 :
あるケミストさん :04/05/27 12:06
トランス体の安定性について質問させていただきたく思います。 cis-2,5-ヘプテンとtrans-2,5-ヘプテンではトランス体のほうが安定であるのはなぜですか?
>>4 そもそも「cis-2,5-ヘプテン」「trans-2,5-ヘプテン」という物質が特定できない。
多分命名の仕方で足りてないパーツがあると思う。
最初は「2,5-ヘプタジエン」のことかと思ったがシストランスないしな
6 :
あるケミストさん :04/05/27 15:45
申し訳ありません。 C−C=C−C−C=C−Cで二重結合の位置がallトランスになっているものとallシスになっているもの、と説明すれば分かっていただけるでしょうか?
・・・よく考えたら「2,5-ヘプタジエン」、シストランスあるわ。 すまん、吊ってくる _| ̄| (((○ コロコロ… 名前だけ指導しておくと前者が「cis,cis-2,5-ヘプタジエン」、 後者が「trans,trans-2,5-ヘプタジエン」ね。
8 :
あるケミストさん :04/05/27 23:43
そういう言い方なんですね。ありがとうございます。
9 :
あるケミストさん :04/05/28 00:05
一般にolefineはtransのほうが熱力学的に安定。 たぶんA-Strainによるものじゃないかな。
10 :
あるケミストさん :04/05/28 00:18
Williamsonのエーテル合成実験で反応溶液がゲル状になったのですが、これは何がゲル状になってるのでしょうか? またこれは何が原因でゲル状になってしまったのでしょうか?
12 :
あるケミストさん :04/05/28 00:25
13 :
あるケミストさん :04/05/28 00:32
1-ブロモブタンとナトリウムメトキシドにメタノールを加え、加熱しました。 ただし、かくはんが加熱初期に行なわれなかったです。
>>13 ・・・臭化ナトリウムが溶媒吸ってゲルっぽくなってるのを見間違えてるだけじゃない?
15 :
あるケミストさん :04/05/28 10:42
>>9 ありがとうございます。A-strainに加えて、生成熱が低い=反応しにくいと考えても良いのでしょうか?
>>15 生成熱が低いってのは後付けの理由だわな
なぜ生成熱が低いのか、ってとこまで掘り下げないと
17 :
あるケミストさん :04/05/29 01:38
他スレで返答がないのでこちらにしつもんさせていただきます @アニリンと濃塩酸、水をくわえ、それをあたため、無水酢酸を加え、 その後酢酸ナトリウム水溶液に加え、アセトアニリドを合成する。 Aアセトアニリドに濃塩酸を加え、冷却しつつゆっくり硝酸と反応させ、 その後30分程度放置した後冷水に注ぎ入れp-ニトロアセトアニリドを生成する。 Bp-ニトロアセトアニリドに塩酸を加え煮沸し、その後、水酸化ナトリウムで中和し、 粗製結晶を作る。その後、それを精製し、p-ニトロアニリンを生成する。 という手順のアニリンからp-ニトロアニリンを合成する実験で、 ・アセトアニリドの収率からなにがわかるか?損失があったとすると主たる原因は? ・p-ニトロアニリンの収率とアセトアニリドの収率を比較すると大きく違うのはなぜか考えよ。 ・アニリンのアセチル化の際、塩酸と酢酸ナトリウムはどんな役割をしているか というのを教えていただきたいです。
18 :
あるケミストさん :04/05/29 02:50
>>17 まず、自分の考えを理由もつけて述べる。
>・p-ニトロアニリンの収率とアセトアニリドの収率を比較すると大きく違うのはなぜか考えよ。
大きく違うと言われてもそれぞれの収率がどの程度か読んでるほうは分からん
19 :
あるケミストさん :04/05/29 02:56
>>17 宿題スレのほうで470が返答してくれてるではないか
>17 なんとなくだが、2番目は問題文を読み誤っているような気がする。 ニトロ化するとき、アセチルかける理由を聞かれているのではないかい?
>>17 実験した本人でないと、損失がありそうなところなどわからん。
答えるにはまだ情報不足なんだが。どこでろ過したかとかまでないと。
>>17 このスレって、自分で合成計画たてて手を動かしてみたらイマイチ
収率が出なかった、ものがとれなかった、って時に何が実際の原因か
考えていくスレ(だと俺は思ってる)なので、ペーパーケミストリーや
試験問題転載してもなかなかいい答え返ってこないと思うわ。特に
収率の予想なんて反応条件、後処理、精製等々ファクター多すぎ。
特に精製なんて、カラムかけるのか蒸留するのか晶析するのかそれも
何番晶までとるのかスケールはどうなのか、そこらへんわからないと。
問題が悪いわな。そういった意味では同情するが。芳香環上の置換基に
よる配向性の差などについて問うとかならわかるが。
だいたい、acetanilideやp-nitroanilineなんか普通合成せずに買うしな(笑)
手慰みにwww.orgsyn.orgで見たら、aniline誘導体のアセチル化って
だいたいAc2O単用やAc2O / AcOH系使ってるみたいね。Ac2O / NaOAc / HClaq.系って
古典的な方法なのかな?無置換anilineのアセチル化にはメリットあるのかな。
誰か原料合成したことある人いたら教えてくださいな。
>>22 >aniline誘導体のアセチル化
私はもっぱらAc2O + TEAですね
弱塩基バッファー系が組めればなおのこと良し
>無置換anilineのアセチル化
原料が安いから収率度外視とか(w
実験手順が不明瞭だったようなので詳しく書かせていただきます。 @200mlのビーカーに濃塩酸4.2mlおよび水100mlを入れ、よく攪拌し、均一に。これにアニリン4.5mlを加え50℃に加温する。 A別の200mlビーカーに酢酸ナトリウム7.5gをとり、水25mlに溶解させる。 B無水酢酸5.8mlを@であたためたアニリン塩酸溶液中に加え攪拌したのち、直ちにAの酢酸ナトリウム溶液中に注ぎいれる。 攪拌しながら冷却しアセトアニリドを結晶させる。 C結晶を吸引ろ過して集め少量の水で洗う。ろ紙にて水分を除去し、粗製結晶の収量を測定する。 D再結晶により、粗製結晶を精製する。Cと同様に精製結晶を集め、収量を測定する。 E収率を求める。 F濃硫酸6.6mlを駒込ピペットで100ml三角フラスコにとり、アセトアニリド3.0gを加えてよく攪拌する。 G大部分のアセトアニリドが溶解したら氷浴にて冷却しながら濃硝酸3.5mlを駒込ピペットで1滴ずつ加える。 1滴加えるごと攪拌し、反応液の温度が10℃を越えないよう注意する。 H加え終わったら室温で30分放置した後、30mlの冷水をいれたビーカーに注ぎ、析出した結晶を吸引ろ過して集め、 少量の水で洗う。 IHで得られた粗製p-ニトロアセトアニリドを100ml丸底フラスコにいれ6mol/l塩酸18mlを加え、沸騰石を2,3粒加え、20分穏やかに煮沸還流する。 J反応液を冷却後、200mlビーカーにうつし加えた塩酸を水酸化ナトリウムで中和すると、黄色の結晶が析出する。 K析出した結晶を吸引ろ過し少量の水で洗う。ろ紙で水分を除去し、粗製結晶の収量を測定する。 L粗製結晶を再結晶法にて精製する。 M冷却後、析出した粗製結晶を吸引ろ過して集め、少量の水で洗う。ろ紙にて水分を除去し、精製結晶の収量を測定する。 N粗製結晶、精製結晶の収率および精製結晶の回収率を求める。 という過程でした。
アセトアニリドの粗製結晶収率が35%程度で、精製結晶収率が16%。回収率が45%でした。 p-ニトロアニリンの粗製結晶収率が86%精製結晶収率が33%。回収率が40%程度でした。 うまくいかなかった点は ・Bで直ちにAに注ぎいれなかった ・Gにおいて一滴ずついれられず、数滴入ってしまい10℃を何度か越えてしまった ・Iで20分で煮沸し、溶解させるところで、おだやかに煮沸したりあまり攪拌しなかったせいで一時間程度かかってしまった といった感じです。 自分で17の課題を考えたのですが、いまいちわかりませんでした。 わかる方、教えてください。お願いします。
27 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/05/29 21:06
>>25 あまりいい処方じゃないよ
(再結晶の条件もあるとなお良し)
>>26 収率はそんなものだと思う
・アニリンのアセチル化に際して
アニリンは水に溶けません、なので…
・アセチル化の収率に関して
私はトリエチルアミンを入れたほうが良いと思います
なぜなら反応するにつれアニリンがアレにならないように…
28 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/05/29 21:08
>>26 ・Bで直ちにAに注ぎいれなかった
多少関係します
・Gにおいて一滴ずついれられず、数滴入ってしまい10℃を何度か越えてしまった
あまり関係しないと思います
・Iで20分で煮沸し、溶解させるところで、おだやかに煮沸したりあまり攪拌しなかったせいで一時間程度かかってしまった
反応チェックはしましたか?
結果的にあまり影響がなかったようです
>>27 &28
返答ありがとうございます。
実験の行程は学校から配布された資料通りのものなので、変えることできませんでした。
できれば、
・p-ニトロアニリンの収率とアセトアニリドの収率を比較すると大きく違うのはなぜか考えよ。
・アニリンのアセチル化の際、塩酸と酢酸ナトリウムはどんな役割をしているか
についても教えていただきたいです。
>>17 これは申し訳なかった。宿題のペーパーケミストリーではなく、実際に
実験を行ってその結果を考察したかったわけね?
実験項を一見して、
>>27 も指摘の通りあまりよいスキームとはいえない。
Organic Synthesesでは類例として2-amino-3-nitrotolueneや2-nitro-
4-methoxyanilineの合成例があるが、前者で通算収率50%、後者で70%
程度だから
>>26 の結果と大きなへだたりがあるね。これらの合成では
acetanilide合成の際に(22でも書いたが)Ac2O単用やAc2O / AcOH系を
用い、anilideを単離せずHNO3を加えてnitro化を行っている。
で、今回収率が低かった理由の一つとして、anilide合成とnitro化に
共通して再結晶時のロスが挙げられる。晶析母液に逃げてるわけだ。
母液は濃縮して、どの程度モノが含まれているか確認すべきだったね。
考察するのだったら、再結晶に用いた溶媒(これも書くべきだった)に
対する目的物の溶解度曲線でも調べれば、一度の晶析でどの程度
損失が出るかわかるはずだな。
anilide合成の収率低下は、反応の粗製物がそもそも少ないので、
反応の転化率が十分だったか、ということが考えられる。反応の進行は
なんらかの方法でチェックした?もし未反応のPhNH3Clが残っているなら、
粗製結晶とるときに水層に抜けて収率低下するはず。あとはanilideの
緩衝液(たぶんNaOAcはそういうことだろ)に対する溶解度の確認かな。
収率の考察をするのなら、反応の転化率、溶媒中に含まれる物質量の収支などを
細かく調べることが必要です。おそらく学生実験で、そこまではテキストに書いて
いなかったんだろうけど。今後似たような状況があったらそこらへんに
気をつけてやってみてください。
ちとおそかったか。
返答ありがとうございます。 大変申し訳ないのですが、大学一年で、ゼミでやっただけなので、 あまり難しい用語がわからなく、あまり返答の意味が理解できません。 ホントにすいません。 ちなみに再結晶に用いた溶媒は水です。
33 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/05/29 22:51
>>29 答えは書きません。
ですが、アセチル化に関しては
「酸性溶液中でアニリンがどうなっているのか」想像してください。
塩酸中でアニリンはアニリン塩酸塩となりますよね。 これで、水に溶けやすくさせるということでいいのでしょうか?? それから酢酸ナトリウムはどうして加えたほうがいいのでしょう?
>>17 そ、そうか・・・まだ大学一年なのか。んじゃまだ文献読むどころか有機化学も
触っていないということか。熱意はありそうだから頑張って勉強してくれ。
合成は楽しいよ。
>>33 さんがアセトアニリド合成についてヒント教えてくれてるから俺は再結晶に
ついて。再結晶したときの回収率がどちらも40%程度でしょ?残り60%って
どこに消えてるんだろうね。
36 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/05/30 08:45
>>35 すいません。残り60%がどこに消えているのか全くわからないです…。
それから、晶析母液に逃げるとはどういうことなんですか??
勉強不足で申し訳ありません。
38 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/05/30 22:32
>>37 再結晶のロスは、一般的に分解か溶解のどちらか
>>17 再結晶は粗製結晶に水を加え、加熱して全部溶かしたあとに冷やして精製結晶を
析出させているんでしょ?なんで冷やしたら結晶出てくるんだろうね?
(明日から仕事なのでしばらく付き合えないぞ)
>>38 お疲れ様ですw学生指導ってこんな感じなのかな(俺は企業のしがない研究職
なのでわからないのですよ)。ところでage進行でいいのかしら。
ごめんなさい。よくわかりません…。 熱時ろ過の際、ろ紙につくものがのこりの60%ということなのでしょうか? それから Bのとき直ちに入れた人と入れなかった人でずいぶん析出量が違ったのですが、どういうことなのでしょう?? あと、Iの煮沸の際、溶液が赤くなった人、黄色くなった人わかれたのですが、よく意味がわかりませんでした・・・。
ちょっと参加しますよ >Bのとき直ちに入れた人と入れなかった人でずいぶん析出量が違ったのですが、どういうことなのでしょう?? たぶん無水酢酸が加水分解してるんだろう。温水との反応は速いから。
>>17 うむむ・・・本当に申し訳ないが、少し基礎的な化学の教科書や
実験書を読むことをお薦めする。図書室にいけばいくらでもあるでしょ。
俺達がきっちり答え教えるのも君のためにならないし、答え教えても
理解できないのなら意味がないし。言い方は悪いが、再結晶の原理や
溶解度曲線なんて中学生レベルの話だからな(最近のゆとり教育で
どうなってるのか知らないが)。もう少し図書室で苦しんでからこの
スレにいらっしゃい。
43 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/05/30 23:10
>>40 >溶液が赤くなった人、黄色くなった人
不純物じゃないですか?
どちらかの色の人は粗製の不純物が多く、収率は少ないかも
>>41 >>42 >>43 ご返答ありがとうございます。
>>41 なるほど。確か先生もそう言っていた気がしました。
>>43 他の人と、値比較してみます。
>>42 何度も答えていただいたのに、知識不足で申し訳ありませんでした。
もっと勉強してから来ようと思います。
皆様、ありがとうございました。
学生実験は時間短縮+マニュアル化のために 一般的でない操作をしているのが結構あるからいやらしいな。
どうやったら改良できるか考える余地を残してるんじゃないの? と言ってみるテスト
47 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/05/31 20:35
>>46 学生実験は1回ごとにテーマが決まっているので
雪辱戦は出来ません
(結局騎乗実験で終わる)
>>47 そして教科書の間違いのせいで失敗した実験のレポートを書かされる。と
まぁそれでも勉強になればいいんじゃないの? しょせん学生実習だし
50 :
あるケミストさん :04/06/01 16:51
一級アルコール基をイミノジ酢酸基に置換するにはどうしたら良いでしょうか。 無水IDAを求核置換反応とか アミノ基に置換してクロロ酢酸と反応させるとか考えてるんですけど。 良い反応があったら教えて下さい。
>一級アルコール基をイミノジ酢酸基に置換するにはどうしたら良いでしょうか。 ?????? イミノジ酢酸エステルにしたいということか?
何はともあれ光延反応
>>51 たぶんこういうこと。
ROH→RN(CH2COOH)2
これでいいかな
>>50
>>52 ??なんか違う気が。
>>50 >>アミノ基に置換してクロロ酢酸と反応させるとか考えてるんですけど。
ハロゲン化できるならたぶん素直にこれが一番よいと思う。
55 :
あるケミストさん :04/06/01 23:50
抽出について質問です。 化合物の水溶性が高くて酢酸エチルやジクロロメタン(+食塩飽和)では 有機層に来てくれないとき、クロロホルムーメタノール系で 試してみる手があると聞いたのですが、 具体的にはどのようにすればいいんでしょうか。 クロロホルムとメタノールの比率とかコツがあると思うんですけど。 それと、メタノールを使わずにクロロホルムだけ又はクロロホルム+食塩飽和 で抽出するのと比べるとメタノール入れるほうが抽出しやすいのでしょうか?
>>54 ジアセチルイミノ基と間違えた
>>55 クロロホルム:イソプロパノール=3:2/食塩水とか、どうだ?
比率は、均一相になったり、水層から食塩が析出しないように気をつけるだけw
57 :
あるケミストさん :04/06/02 00:12
>>55 (横レスだが抽出以外のワークアップの可能性も考えた?)
>>55 温度下げるとアルコール/水でも分液できる(らしい)よ
>>55 俺もやったことあるけどどーもうまくいった試しがなくてw
単純に水濃縮して有機溶媒ぶちこんで・・・てのはモノ的にだめなのかい?
>>56 イソプロパノールかあ、なるほど。頭の片隅においておきます。n-ブタノール
あたりだと分液しやすいかと思ったんだけど、水と混和するアルコール類じゃ
ないとだめなのかな。
ケイ素化学について質問させてください。市販していないジハロ(ジアルコキシでも可)
ジアリールシランを作りたいのですが、例えばテトラクロロシランやテトラエトキシ
シランにアリールグリニヤなりリチウムなり滴下したらモノ〜テトラアリール体まで
混じりますよね・・・とりあえずテトラクロロシランではぜーんぜんだめでした。
分留するのも量が量だけに厳しいし、なんとか選択的に合成する方法ってない
でしょうか・・・
>>55 ふつうクロロホルム−メタノールなら8:2くらいが限界(これ以上メタを
増やすと分離しない)。あと、n-ブタノールで抽出するという最後の手段もある。
まあ臭いんで、周囲のひんしゅくは覚悟の上。
>>59 TIPSClの合成なんかは、HSiCl3に3当量のイソプロピルグリニャールを
反応させてiPr3SiHにして、これを何だったかの試薬でクロル化してたはず。
実験化学講座でも調べてみ。
>>61 ブタノール抽出は俺もやったことあるけど、やればできますよね。
臭いはご愛嬌・・・
アドバイスありがとう。実験化学講座は最新版と旧版調べたのですが、
アルキル体に関しては塩化アセチル/塩化アルミでテトラアルキル体から
ジアルキルジクロル体への変換が定量的にいくらしいです。アリール体に
関しては塩酸/塩化アルミで切断してる例もあったのですが、テトラ体から
きっちり二つ切って・・・というのは難しそう。まあ、普通ジフェニルジクロロ
(ジエトキシ)シランなんか買うし、工業的製法も混合物から分留ですから
選択的合成なんかやらないですよね、誰も。だめもとで色々条件振ってみます。
昨日は無水IDA合成してました。
>>53 そうです。
R-N(CH2COOH)2。 コンプレキソンです。
>>54 >>56 >>アミノ基に置換してクロロ酢酸と反応
これでとりあえずやってみます。
最近活気あるなぁ、このスレw
皆さん。いろいろアドバイスありがとうございました。 クロロホルム:イソプロバノール 3:2/食塩水 クロロホルム:メタノール 8:2 n-ブタノール 近いうちに試してみます。 (n−ブタノールってそんなに臭いですかね? 自分は別に臭いと思わないんですけどw)
豚咲く水
>>55 の質問にちょっと関連してるんですけど、
Ar-CH=CH-NO2を、NaBH4を使ってAr-CH2-CH2-NO2に還元するとき、
原料に、CH3CO2NH4が混ざっていると何かまずいことが起こるでしょうか?
酢酸アンモニウムは原料(Ar-CH=CH-NO2)を合成するときに使いました。
(実はAr-CH=CH-NO2がなかなか抽出できませんで、
溶媒飛ばしてそのまま次の還元をできないかと考えまして。)
今思いつくことは、生成物のニトロ基のアルファ位Hが抜けることなんですが。
アルファ位Hが抜けてアニオンができると未反応の原料に
マイケル付加みたいなこと起きますかね?
室温なら大丈夫かと思ってるんですけど。
原料がちょっとしかないんで、とりあえず少量試せってのは無しでお願いしますw
>>67 それ以前にニトロが飛ぶ気が激しくするんだが。
皆様の知恵をお貸し下さい。 普通、カルボン酸とアルコールを原料にするエステル合成は 水中で行いますよね。 ところが、今度の原料はカルボン酸の方に ナフチル基があり、全く水に溶けないんです。 というわけで代わりの溶媒を探しています。 とりあえず塩化メチレン、クロロホルム、トルエンあたりには 溶けました。
71 :
あるケミストさん :04/06/03 20:00
>>55 水添で二重結合つぶすわけにはいかないの?酢酸アンモニウムだったら
触媒潰さないでしょたぶん。とりあえずパラ炭あたりで。ラネーでも問題
ないと思うけど。原料ちょこっとなら、ボロハイだとクエンチ抽出などで
ロスが気になるかなと。
>>70 塩メチに溶けるなら定番のDCC / DMAP / CH2Cl2系で定量的にエステル
できるでしょ。なーんも問題なし、ばんばん先に進んでくださいまし。
むしろ水中でどんな条件でやってたかに俺は興味があるな。教えてくださいな。
>>70 普通は水中で行わないと思う…。
ナトリウムフェノキシド水に酸クロ滴下なら話はわかるんだけど。
単純にSOCl2で酸クロつくってアルコール混ぜてってのはダメなのか?
>>71 68なんだが水添って、原則二重結合より先に
ニトロ基が還元されませんでしたっけ?あんまし自信はないんですが。
74 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/06/04 01:03
>>70 エステル化は脱水反応なので水なしのほうがいいよ
トルエンに溶けるならトルエン共沸脱水でも良し
>>71 実は既にArの種類が違う別の基質で、
二重結合とニトロ基を一度に還元できないかと思って
水添を試しました。んで、原料が消えたところでろ過し、溶媒飛ばして
残渣のNMR見たんですけど、メチレンのピークがありませんでした。
TLC(Rf,ニンヒドリン発色)的にもアミンではなさそうでしたし、
Mass取っても目的物(二重結合とニトロ基のどちらか或いは両方の還元体)
ではありませんでした。
文献調べてみてもまずNaBH4で二重結合還元してから
ラネーNiで水添というパターンが多いですね。
>>67 なるほど、既に試されていたのか。申し訳ない。しかし水添してまったく
モノがないというのも不思議・・・結局β−フェネチルアミン誘導体が
合成したいの?気をつけてね、いろいろと。アリール基の種類にもよるから
ニトロスチレンの還元しか手がないのかも知れないけど、ベンズアルデヒド
由来のシアノヒドリンから・・・とかベンクロ(ブロ)由来のフェニルアセニト
から・・・とか合成手段には事欠かないと思う。俺も全然ここらへんの合成
やってことないんでうまいこと言えず申し訳ない。
じゃ、今日もばしばし合成してくるか。
>>63 クロロ酢酸での反応は一置換体
CH2COOH
/
R−N
\
H
ができるだろうという理由で無しになりました。
それで、R−Cl + N(CH2CO)2O (無水物)で合成することになったんですけど
どんな条件でやるのかさっぱりわかりません。
文献を調べても載ってないので誰か教えてください。
−Clは一級、Rには2級のOHがいくつか付いてます。
78 :
あるケミストさん :04/06/04 10:50
>77 ヨード酢酸じゃだめなん?
>>75 CH3CO2NH4が入ったまま脱水THF中でLiAlH4使ってAr-CH=CH-NO2の二重結合と
ニトロ基をいっぺんに還元したことあるよ。
收率もだいぶよかったと思う。
っと書いた後で思い出したけど水添でいっぺんに還元するのも成功したことあった。 俺が参考にしたやり方はBull. Chem. Soc. Jpn., 63, 1252-1254(1990)
>>79 まさにそのままじゃないですか。へーへーへー。こりゃ
>>67 喜ぶだろうなあ。
やはり生理活性の関係でβ−フェネチルアミン誘導体はみんな色々やってるん
ですね。勉強になりました。ちなみにニトロスチレンはどうやって合成して
いるんですか?ニトロアルドールだったら、酢酸アンモなんか使わないですよね?
(文献読めばいいんですがもう家なので)
>>81 ニトロアルドールです。
AcNH4はH2O外すときに効くって教わった気がします。
>>81 ,82
ニトロアルドールで正解です。
LiAlH4はArがベンゼン環のときはなかなか良い収率で進行するみたい
なんですが、今扱ってる複素環だとどうも収率が低いらしいので
今のところ試してませんです。
水添のほうは文献見てみまする。
どうもありがとうございました。
>>67 ,
>>79 ははあ、ニトロアルドールの脱水に酢酸アンモと。自分の専門外はなかなか文献も
読まないから勉強になりました。Arがベンゼン環という先入観があったもので
なんでそんな難しいのかな、と思ってたんだけど、複素環かあ・・・モノによっては
触媒も具合悪いよねえ。それは難しいや。うまくいったら報告してくださいまし。
複素環かあ。 Sが入ってたら触媒毒になるから上に書いたPd/Cの水添はきついかも。
同じSでもチオフェンみたいな芳香環内のSなら 水添時に触媒毒にはならないという印象あるんですが、 一般的には複素環内のSでも触媒毒になるんですか?
>>86 通りすがりのものですがチオフェンでもかなりきついような気がしますけど。
最近盛り上がってるよなあ。みんなばりばり合成やってるってことよな。
俺もいっちょ頑張るかね。
>>67 なるなる、触媒毒。ベンゼン環やるのと同じに考えてると痛い目みるよ。
要は遷移金属触媒種に対する配位性の問題だから。もちろん含窒素/硫黄
複素環基質に含んでて水添してる例なんかいくらでもあるから、
条件調べてみるといいよ。触媒選ぶなどね。チオフェンはなあ、水添
じゃないけど触媒反応やってて痛い目にあったこと何度もあるもので・・・
もちろんパラ炭でやってみてうまくいけばそれもよし、だめでも再考の
余地があるってことです。
チアゾールなら触媒毒にならなかったこともあるけど、まあ一般には 含硫黄ヘテロ環は触媒毒になると考えといた方が無難かと。 俺の後輩が触媒検討と称してチオフェン環をラネーNiで水添したら、 Sが飛んでただのメチレン4つになってしまっていた。 ある意味何かに使える反応かもしれんがw
>>80 そうそう、案外もろいんだよねチオフェン環。Ni(O)とかC-S結合に酸化的付加して
開環するんだよな。diene合成に使ってる例なかったっけなあ・・・
>>87-91 以前チオフェン環をもつ基質をPd-Cで水添したときは
特に問題なかったので、チオフェンなら大丈夫だと思ってましたが、
どうやらそうとも限らないのですね。
頭の片隅においておきます。 ありがとうございました。
>>78 やっぱりアミノ基に ]-CH2COOH を反応させる方が現実的ってことでしょうか。
何か参考文献を見せれば教授も納得すると思うんですけど、いい文献ないですか?
>>93 やってみてプロダクトを見せる。
「先生、できました」
>>94 ブロモ酢酸があったのでこれで作ってみます。
ありがとうございました。
97 :
あるケミストさん :04/06/07 12:59
>95 エステルじゃないとだめかもよ
じゃあエステルでやってみます。 ありがとうございました。
>>98 エステル使って、溶媒をNaOH aq.だと加水分解しちゃったのと混ざって
TLC追いにくくなると思います。
エチルエステルならエタノール中で。ベース使うならNaOEtを。
何でエステルじゃないとだめなんですか?
すみません。少し質問させてください。 アセトン+KMnO4でモノを酸化させるとき、 KMnO4の量はモノと当量でいいのだろうか? それともKMnO4過剰にして飽和溶液でいいのか? もしくは溶液作って加熱すりゃいいのか? そこんとこの詳細が文献に全く載ってないんだよなぁ…。
ちょっと訂正 KMnO4:モノと当量でいいのか?それとも過剰に入れるべきか? アセトン:飽和溶液を作ればいいのか?それとも普通の溶液でいいのか? もう一つ、脱水したほうがいいかな? 作業:常温で攪拌か?それとも加熱して攪拌か…?
102 :
あるケミストさん :04/06/09 07:53
>>50 要はN,N'-dialkylationだよね?ブロモ酢酸エステルとアミンを塩基存在下で
トルエン還流くらいでさっくりいきそうな気がするけど。うまくいったのかいな?
>>100 基質は何よ?オレフィンの酸化解裂かなにか?文献ないって、誘導体や類縁体の
同様の製法は知られてないの?俺だったらアセトンで飽和溶液作っておいて
(かなり溶けにくい)、基質のアセトン溶液に適当に落として、紫色がつかなくなったら
おしまいって風にするな、その書き方だったら。まあ二酸化マンガンの沈殿が
ばんばんでるからうまく色で終点見れるかわからないけど、TLC見ればよしでしょう。
103 :
あるケミストさん :04/06/09 08:40
シリル系の水酸基保護基で酸に最も弱いものを教えて下さい
104 :
あるケミストさん :04/06/09 11:20
>>102 ありがとう。多謝。
o-フェナントロリンにメチルリチウムを反応させて
その中間体からリチウムを取って
2-メチル-1.10-フェナントロリンを作りたいんだ。
で、その際にKMnO4で酸化させるって文献にかいてんだけど、
どんな量とかそういった詳細が無いのよね。
ただ「KMnO4を加えた」てだけ。
その他の文献見ても、ただ加えたしか書いてなかったからさ…。
>99 レスが遅くなってしまいました。 求核剤がアミンだから。どんなアミンかはしらんけど・・・ 最初ブロモ酢酸って書いてあったから、エステルでないとあかんと思いました。 確かに溶媒がNaOHaqじゃ加水分解されるからあかんね。 ヨード酢酸エステルはレフォルマスキー反応に使う試薬として普通にあるね。
なんでそこまでSchotten-Baumannなコンディションにこだわるんだ? 普通にDMF/Et3N+エステルあたりでやってみりゃいいのに
いやぁ、有機化学者の知識の量はすさまじいですね
108 :
あるケミストさん :04/06/09 20:07
>>103 TMSじゃね?
プライマリーならカラムかけられないくらいよわいよ
109 :
あるケミストさん :04/06/09 20:58
M山マンセー
>100 いや、0度くらいでKMnO4過剰に用いて、スターラーチップで「ゴリゴリ」すればいい。 白っぽい結晶が出てきたら、マンセー。 金属製スパチュラで「ゴリゴリ」掻きだせば、とってもいい酸化剤になる。 ・・・・。 やるなよ、マジで。 指、ぶっとぶから。 古い文献は危険な反応を使っていることも多いから、素人は気をつけろ。 特に酸化反応は。
>>104 ジヒドロピリジンを酸化するだけならKMnO4なんか持ち出さなくても、
もっとマイルドな酸化剤で十分だと思うけどな。DDQとか。
ずっとほっとけば空気酸化されて勝手に目的物になるという話もw
>>103 トリフェニルシリルとかt-ブチルジメチルシリルとか…。
シリカゲル通すだけで切れる。
ただし1級OH基限定だったと思うが
113 :
あるケミストさん :04/06/09 22:44
シクロヘキセンと濃硫酸を使って、 硫酸水素シクロヘキシルを実験で合成したんですけど、 その時ある特有の匂いがしました。 これって硫酸シクロヘキシル特有のにおいなんですか? それとも何かちがう物質のにおいなんですか? いろいろ調べたけど分からなかったので、ぜひ教えてください。
114 :
あるケミストさん :04/06/09 23:10
>>103 一番「弱い」ならトリメチルシリルでしょう。
>>97 R−NH2の構造が開示されていないのでなんともいえないが・・・
NH2が普通の通常レベルのアミン性で、Rに水溶性が無い構造ならば、
ブロモ酢酸エチル/CH2Cl2-sat.NaHCO3aq.で行くと思う。加水分解は心配無いだろう。
また、
ブロモ酢酸エチル-塩基/溶媒 (塩基:Et3N or iPr2NEt、溶媒:CH2Cl2 or tol)でも行く。
また、NH2の電子密度が下がる要因があって反応性が低い場合、
1.ヨード酢酸エチルに切り替える
2.teterbutylammonium iodideを触媒量(0.1eq.)加える
で対処する。
115 :
あるケミストさん :04/06/09 23:51
オキサゾロン誘導体に水を加えるとどのような反応を起こすのでしょうか?
>>104 1,10-phenanthrolineにMeLi入れて、dihydrophenanthroline誘導体にして、
それをKMnO4酸化で再芳香環化、ってことか・・・えー、それってどんな文献に
載ってたの?JACSやJOCとかのまともな(失礼)文献?パテントの実施例とか
じゃなくて?当量考えずに入れたらせっかく導入したメチル基までやられるべ。
MnO2でいいと思うなあ。溶媒はとりあえず塩メチやジクロロエタンあたりで。
後処理は濾過だけだから騙されたと思ってやってみそ?
>>111 の言うとおり、
空気酸化でも大丈夫っぽい気もするが。
>>103 trimethylsilyl一択。しかしもろすぎてハンドリング大変だぞ、老婆心ながら。
>>111 TBDMSやTBDPS系統は相当丈夫よ。protective groups〜見ればわかると思うけど。
ご参考までに。
>>113 特有の匂いとか定性的なことを言われてもなあ。分析はしたの?
KMnO4ってのは理屈では1分子で1回分以上の酸化反応を
行うことができると考えられるんですわ。
酸化数の変化を書くと以下の通りっす。
(間違ってたらやさしく訂正してくだせい。)
Mn(VII)→Mn(V) んで、2分子のMn(V)が不均化して
2Mn(V)→Mn(VI)+Mn(IV)
Mn(VI)→Mn(IV)
反応条件によってはMn(IV)も酸化剤になって、
Mn(IV)→Mn(II)
てな感じっす。
KMnO4は有機溶媒に極めて溶けにくいんで、MnO4を溶かすためにたいてい水を
少しだけでも入れるんですが、そのくせKMnO4は少しずつ加水分解されちまう
んで、KMnO4は多めに入れることが多いみたいっす。
>>110 その白い物質は何ですか?無知な小生に教えてくだされ。
>>99 俺だったらNEt3+トルエン還流位をまず試すと思いますけど。
NaOEt使うなら基質+エステル中にエタノール溶液にして滴下かな。
120 :
あるケミストさん :04/06/10 00:46
>>116 すいません。学生実験でシクロヘキセンを合成して、
そのあとシクロヘキセンの定性実験をしたものなので…
>>117 話の流れだとdimethyldioxiraneかねえ。<白い物質
でもあんなの固体になるのかなあ。俺も詳しいところを知りたい。
>>120 どうも反応がよくわからんが、硫酸シクロヘキシル?硫酸水素シクロヘキシル?
どっちなの?(c-C6H11O)2SO2でも合成したの?って。もしそうならえらい毒性
高いと思うのでうかつに吸い込まないほうがいいとは思うが。硫酸ジメチルの
毒性調べてみ?匂いについては、少なくともそのものの純度がどうなのか、
不純物がいるならそのプロフィールはどうなのか、などなどわからないと
どうしようもないね。で、その各々について文献調べて匂いなどの記載が
あればいいんだけどね。図書室行って頑張ってください。
>119 ナトリウムエトキシドが求核攻撃しないのかい?
>>102 載ってた文献はヨーロピアンジャーナルでした^^;
卒研入りたてなので文献がまともなのかどうかは分かりかねませんが…。
溶媒はジクロロエタンだけですか?
で、酸化剤はMnO2で十分なのかぁ…。
参考にさせていただきます^^;
>>111 マイルドな奴で十分なんですね。
有難うございます。
>>117 って事は、KMnO4を入れるとしたら少量でよいってことか…。(当量でなく)
>>102 まだ反応はじめてないんですよ。
うちの研究室は何もないので試薬が揃わないんですよ。
それに教授は二置換体だけのが欲しいらしくてこの反応はダメだと。
勝手にやる反応で試薬買うわけにもいかないし…
>>106 >>114 たぶんEt3Nも無いです。探してみます。
>>R−NH2の構造が開示されていないのでなんともいえないが・・・
>>
>>NH2が普通の通常レベルのアミン性で、Rに水溶性が無い構造ならば、
>>ブロモ酢酸エチル/CH2Cl2-sat.NaHCO3aq.で行くと思う。加水分解は心配無いだろう。
>>また、
>>ブロモ酢酸エチル-塩基/溶媒 (塩基:Et3N or iPr2NEt、溶媒:CH2Cl2 or tol)でも行く。
説明不足ですいません。
R−NH2は高分子なので水には溶けません。溶媒との界面での反応です。
あと―NH2は一級、複数の二級―OH基が付いてます。
>>また、NH2の電子密度が下がる要因があって反応性が低い場合、
>>1.ヨード酢酸エチルに切り替える
>>2.teterbutylammonium iodideを触媒量(0.1eq.)加える
多分どっちも無い…。
1,2やれば100%二置換体になるかな…。
ありがとうございました。
試薬はこっそり注文して手に入ったらすぐ合成してみます。
>>124 横槍入れるが
Et3Nは安い。
結構色んな反応に使えるので大量に合成するなら
一斗缶で買うこともできる。
あ ブロモ酢酸エチルあった。
と思ったら器具が足りなくて合成できなかった。
うちの研究室は本当に何もない…
>>125 Et3Nは何処にあるかわからなかったです。何処かにはあるらしい。
チオールをスルホン酸に酸化しています。 硝酸酸化で上手くいかないので色々方法を探してて以下の方法を見つけたのですが… Tetrahedron,1965,21,2271-2280によると KOHのアルカリ触媒下で極性溶媒HMPAやDMFなどで撹拌すればよいとありますが チオールってそんな簡単な方法でスルホン酸まで酸化されるんでしょうか? それともこの方法はすごいテクニックがいるのか・・・(;^^) この方法に詳しい方はいらっしゃらないでしょうか?
128 :
あるケミストさん :04/06/10 22:41
>17 懐かしいです。おんなじ実験を大学の学生実験でやりましたわ。 TLCとかも自作してたっけな。レポートもかなり苦労して書いたっけ。
>>127 DMFが酸化剤の役割も果たすんでしょ。
130 :
あるケミストさん :04/06/10 23:27
僕の場合、高校のときから有機の電子の説明すればもっと覚えやすかったと思うんだけど 皆さん、どうですか
>>130 s軌道、p軌道とかを?それともπ結合などの立体的にってこと?
高校化学の立体異性とかの内容ならそこまでやっても意味ないんじゃね?
まだ生徒全員が化学系行くときまってないんやし。
まあ、俺の高校では補習での化学で受験に出るかもとかで少しやらされたが。
132 :
あるケミストさん :04/06/10 23:36
>127 チオールにはいろんな酸化状態があるから気をつけろ。 オレも昔、別の方法でやったことがあった。NMRでcrudeみると、いつまでたっても mixtureで反応が完結しない。ガンガンやったがダメ。 実はRSO3Hではなく、オキソンみたく一部RSO4Hになっていた(多分)。 軽く還元的後処理したら、きれいに取れた。
133 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/06/10 23:40
>>127 過酸化水素+Na2WO4(触媒量)+酢酸(触媒量)で行くと思うけど。
過酢酸ができると思うからちょっと気をつけて
>>127 ならないと思う。空気酸化ならジスルフィド止まりでは?
DMFが何を指しているのかはよくわからないけど。H2O2入ってない?
>>129 どっちかというと還元剤では?
金属水素化物登場以前の世界ではアルデヒドで有機物を還元していたという・・
>>126 まわりに有機合成か、配位子合成している研究室無いの?
有機の研究室でEt3Nが無い、というのは・・
>133 横槍質問ですが、その反応でタングステン酸Naってどんな働きしてるんですか。 過酸化水素だけとか、mCPBAとかだとダメなのかなって思って。
>>127 その文献。あるいはその文献に引用されてる文献には反応機構の説明や考察
は書いて無いですか?
実験テクニックについてはTetrahedronなら詳しい実験項が載ってると思います
ので、実験項に沿って実験すればよろしいかと。
>>123 ヨーロピアンかあ。んじゃあ、そんなおかしなこと書いてないとは思うけど
(inorganicのほうではないよな)。卒研生だったのか、あまり変な先入観を
持たせてはまずかったね。すまない。まあ、論文や特許読んでくうちに
わかってくると思います。反応のほうはどちらも購入できる試薬でしょ?
試しにやってみることだね。あと、過マンガン酸カリの酸化であまり当量の
議論ってできないと思う(俺もあんま使ったわけじゃないけど)。Mn(VII)が
きっちりMn(IV)なりMn(II)に還元されるならいいけどそういうわけでもないし、
マンガンの価数によって酸化力も違ってくるし。おまけに酸化力そのものは強いから、
どうしても過剰酸化とか副反応が起きやすいんだよね。試薬の値段が安いから
原料合成とか合成の初期段階にはいいけど、選択性が重要、といった向きには
お薦めしません。ご参考まで。
>>50 ただただご愁傷様としかいいようがないなあ。有機合成できる環境でも、それをさせて
くれる教授でもなさそうだね。だめだしするなら確実な対案(環状アミンはないだろ)
だせと俺なら切れるなあ。合成好きならさっさ卒業してよそに移るのが吉だね。
反応のほうは俺もハロ酢酸エステル系でいくと思うので頑張ってね。
139 :
あるケミストさん :04/06/11 01:04
>>50 条件を激しくしすぎると、3つ入って4級塩になることもあるので一応念のため注意
今朝も器具が使用中。
>>139 マクマリーにも書いてあった。きをつけます。
>>138 がんばって合成します。
>>135 確かにほかの研究室ならあるかもしれないです。
先輩にどのくらい入れるのかと聞かれました。
反応条件てどうやって決定するんですか?文献で探すしかないのか…
あと溶媒はアセトン、塩基はNa2CO3といわれた。
質問ばっかりですいません。講義が身についてない…
塩基が炭酸ナトーってのはまだいいとして、溶媒アセトンって…… なかなかいいセンスですね(^_^;) あと、細かいことは講義聞いててもわからんので、実戦で身に付けるしか ハロ酢酸エステルはとりあえず2.5当量ぐらいでやってみては? 教授が二つきれいに入らないとだめっていう理由って、ひょっとして 精製法と関係があるとか。シリカゲルカラム禁止、精製は抽出と再結晶だけ、とか。
142 :
あるケミストさん :04/06/11 15:00
どなたかクレアチンの製造過程をご存知の方はいらっしゃいませんか?
>>136 実際に酸化をしてるのはNa2WO4で、H2O2は再酸化剤。
H2O2でsulfideをsulfone、sulfoxideにするのは良く見るけど
thiolをsulfonic acidにできるかは知らん。
ちなみにsulfide→sulfoneの反応の場合はH2O2だけで酸化するよりも
Na2WO4つかった方が収率が良い。
遅くなりました。 多くのアドバイスいただき有難うございます。 反応機構は、非プロトン極性溶媒DMFやHMPAと塩基KOH環境で RSK→RS(-) + K(+) としているようです。 一部はRSSRとなると思いますが基質がジスルフィドであってもスルホン酸へ酸化する様です。 反応ははっきり書かれていませんが多分ラジカルだと思います。 一応実験化学講座なんかにも紹介されてたので信用してみようかと思います。
ちなみに非プロトン極性溶媒+塩基条件が空気中のO2でも酸化するような環境であるような感じで 塩基にtBuONaを使えばβ脱離による副反応が起こるんだそうです。
>>50 どうも話の流れがR-OH→R-NH2
にしてからハロ酢酸エステルとの反応
という方向になっているところ、話がそれてしまうんですけど、
R-OHをNBSなどでR-Brにしたり、MsClでR-OMsにして無水IDAで
置換するって言う当初の50の計画はなぜボツになったんですか?
もしかして以前作った無水IDA捨てちゃいましたか?
147 :
あるケミストさん :04/06/12 09:47
>>146 2級水酸基が複数あるというから、選択的に活性化するのは難しいのだと思ってたよ
>>146 つか無水IDAってアミンと酸無水物が反応して、自己縮合で潰れるんじゃない?
使うならイミノジ酢酸のジエステルだと思うけど。
ところで、R-OH→R-NH2の反応はうまいこといったのかな。。。
読み返してみたら
>>127 でRの置換基書いてありました。すんません。
>>148 たしかにそうですねえ。でも
>>63 で作ったって書いてますよ。
>>150 酸性の間はアミンが塩になってるから持つと思うけど、アルキル化のとき
塩基性にすると潰れるんじゃないかなあ……。
まあ、その辺がどうなったのかの報告も、このスレで答えたり煽ったりしている 人たちの楽しみの一つであるわけだし、結局、見たことないとわからんわけだし。
>>146 NBSはOHの臭素化には使えないんじゃない?
154 :
あるケミストさん :04/06/13 18:30
>>154 話は変わるんだけど、フェノールのブロモ化(Ar-OH→Ar-Br)によい条件
ご存知ない?Br2/PPh3系が古典的だけど、ちょっとやりたくなくて。
反応条件がねえ・・・最近はいいのないかな。
アセトアルデヒドの合成なんですが ()C2H5OH+()Na2Cr2O7+()H2SO4→()CH3CHO+()Na2SO4+()Cr2(SO4)3+()H2Oの係数がわかりません…教えて下さい…
>>155 ここはそういうスレじゃないので、質問スレで聞いてください。
>>154 前スレでもその話題出てるんだけど、俺もそっち系に代わるのを知らないんです。
なんか見つけたら教えてください。
>>156 ばっさり切ったね。まあ、
>>155 のは合成どころか化学ですらなく、単なる
算数の問題だからなあ。質問スレが妥当でしょうね。
前スレで盛り上がってたんですか。で、答えはやはりBr2/PPh3系と。うーん、
やっぱり。いまだにあんな方法使ってるのは訳があるんですね。要はAr-OH→
Ar-Liの変換をやりたいんですよ。ブロモ化経由しかないですよねえ。
と書いたところで、
Ar-OH→Ar-OTf→Ar-SnBu3→Ar-I→Ar-LiとかAr-OTf→Ar-NR2→Ar-Liとか
思いついたけど、我ながらつ、使えねえ・・・諦めてマントルヒーター用意
しますか。
確か5塩化リンでフェノールのOH基はクロル化できるべ? (オキシ塩化だったかもしらんけど) そのあとBuLiでリチオ化したらどうでしょう? テトラゾールでAr-OHをAr-Hにした後にAr-X→Ar-Li という方法もあるけど、ねぇ〜
159 :
あるケミストさん :04/06/13 23:10
さらし粉にエタノールを加えるとクロロホルムができるって聞いたことあるんですけど ほんとうなんですか?誰かがいってた気がするので、きになって・・・
>158 のCl体経由が正解な気がする。 どうしてもBr体経由でいきたいなら、オキシ臭化リン,,,激しく使いづらいけど。 Ar-OH→Ar-OTf→Ar-SnBu3、で錫にしたら、そのままSn-Li交換できない?
>>158 どうもありがとう。ただ、Ar-Cl→Ar-Liって、n-BuLi程度で交換できましたっけ?
ortholithiationやる系どこかで見たのが先入観だったのかもしれないけど。
ちょっと調べてみます。どなたか実際にやったことある人いたらどんなものか
教えてください。POCl3くらいなら普通に使えますから、金属交換がうまく
いけば安上がりで合成できそうですね。
>>161 直接交換すると選択性が出るのかが心配。対称四置換錫ならいいけど。
熱力学的に決まりそうな気もするので杞憂かな?まあ、Ar-Li作るのに
Tf2OだのBu3SnClだのPdだの使ってる時点で「必死だな」と言われるのが
落ちなのでやめときます(笑)
163 :
あるケミストさん :04/06/14 08:29
>163 Ar-Br → Ar-Li をt-BuLiでやってる系はある。
おそくなってすいません。
>>141 ありがとうございます。
>>教授が二つきれいに入らないとだめっていう理由って、ひょっとして
>>精製法と関係があるとか。シリカゲルカラム禁止、精製は抽出と再結晶だけ、とか。
いや、高分子なので分離できないだけです。
>>146 〜153
無水IDAの合成は失敗しました。
ピリジン中で作ると黒い水飴になったので廃棄。<<63
70%硫酸で脱水したものは取り出し方がわからなくて放置。です。
文献調べてみたら無水IDAを使った合成なんて一件もなかったし無水IDAとの合成は無しですね。
ちなみに無水IDAではなくモルホリン−2,6−ジオンだったらしいです。
R−NH2の収率がおかしかったのではじめから作り直し…
R−N(CH2COOH)の合成にはもうしばらくかかりそうです。
できたら報告します。
PhOHのBr化
◎PBr5 PBr3+Br2 ◎PPh3+Br2 PMe3+Br2 BBr3 P2O5+ZnBr2
最後のはどうだろ?(ぁゃιぃ)
PhSHの酸化
H2O2+AcOH ◎HNO3 ◎KMnO4 K2Cr2O7
>>127 濃硝酸でうまくいかないってのもぁゃιぃ
Tetrahedronとは言え1965年だとあまり良い情報じゃないと思う
166 :
あるケミストさん :04/06/14 16:22
ポリピリジンを合成したいのですがぜんぜんうまくいきません・・・ 今までNiCl2[Bipyridine]を触媒に使うグリニア反応でやっていました。 Ni(cod)2を使う以外にほかに何かよい方法があれば教えてください。 うちの研究室は金がないのでNi(cod)2は使わせてもらえません(>_<)
>>166 nBu6Sn2+Pd(pph3)4を加えてAr置換を甘めにするとできる。 と思う(基質が違うかも)
>>167 naBu6Sn2もわりと高いですね・・・
相談してみます。ありがとうございました!
>>168 半分モルをGrignardにした後、Pd(PPh3)4とTHFと半分モルの
モノマー中に滴下。温度は30-40℃。
モノマーは2,6-ジブロモピリジンでMwが3500位のモンが出来た。
…かれこれ3年前の話、正確には覚えていないけど。
最悪、電解重合ってのはどうよ!
Ar-Br→Ar-Liのとき、n-BuLiでやると発生したn-BuBrが Ar-Liと反応してしまいAr-Buが生成してしまいまする。 なもんだから、t-BuLiまたはs-BuLiを2当量つかって、 1当量はAr-Liの生成に使い、残り1当量は生成したt-BuBr(s-BuBr) と反応させてt-BuH(s-BuH)とLiBrとブテンにしちゃうんだそうだす。 Ar-Clの時もn-BuLi使うと同様なことが起こるかもと思うんですが。
>>170 反応性はClのほうが低いわけだが。
そうすると今度は肝心のハロ−金属交換がうまく進むのかなあ。
172 :
あるケミストさん :04/06/15 01:44
>>170 例えばブロモベンゼンからハロゲン−リチウム交換でフェニルリチウムを
作るときはふっつうに1当量のn-BuLiで抜けますよ。実際にさんざんやってるし。
ご自分で試されました?特殊な系じゃないですか?アリール基が複素環だとか。
ブロモブタンとフェニルリチウム単に混ぜただけではSN2形式では反応行かないと
思いますけど。少なくともブチルベンゼンが副生したことはないなあ、俺は。
文献などあったら教えて欲しいです。普通は銅塩などを触媒に使いますよね。
グリニヤの場合も。またはNi(O)やPd(0)かなあ、C-C結合作るには。話が前後しますけど、
t-BuLi使うときって、よっぽどハロゲンが抜けにくいか、対応するリチオ体が不安定で
低温で調製したい場合とか、アルキルブロミドが副反応の原因になったりする場合で、
n-BuLiで済むところをわざわざシリンジの先から火吹くような試薬(しかも二倍量)
使ったりはしませんね。まあ、二倍量のt-BuLiを使えば確実にハロゲン−リチウム
交換行きますけど、やりすぎの感が否めないなあ・・・。他の方の意見も伺いたい
ところ。
>>162 、171
アリールクロライドだと交換いかないんじゃないかな。ちょっと例は悪いけど、
2-chloroquinolineにn-BuLi(だと思った)作用させると3位がリチオ化されるん
よね。2-bromo体は交換いくけど。やるなら直接金属リチウムか、いっそグリニヤ
なんかだめかね(だめだから交換を検討してるんだろうけど)。俺も教えて
ほしいなあ。
>>169 ポリマーはどのように回収しました?
僕がグリニアでやったときは、PdとMgを除くために大量のMeOH中に
少量のHClを加えた溶液に沈殿物を加えたら全部溶けてしまいました…
質問です。 馬鹿な質問ですみませんが教えてください。 野菜ののアミノ酸量を自動分析器で調べたいのですが、その物質の抽出方法が よくわからなくて困っています。 抽出方法がわかりやすく書いてある本やサイトを知っていましたら教えてください。 化学の人間ではないので全くわからなくて困っています・・・
177 :
あるケミストさん :04/06/15 18:12
>175 エタノールで煮る(かなり適当)
>>170 今までAr-Li→Ar-Buになったことは漏れもないです。
ケトンの場合はGrignardみたいにブチル化さしたことはあるけど。
おそらく反応温度と溶媒の兼ね合いがあるんじゃないでしょうか?
実験室レベルならよくあるドライアイスーアセトンの-78℃、THF
中にBuLi滴下でよろしいかと。
芳香族ならトルエン/エーテル、室温とかでも安定なものもあるし
その辺をいじってみてはどうでしょうか?
Ar-Br→Ar-Buになったら漏れみたいな合成屋は液晶とかELとか医薬とか
作れないっす。
>>173 重合度が低かったり、分子量が少ないと確かに取り上げづらいかも。
前やったときは、濃度がものすごく薄かったから塩化アンモニウム水
で分解したTHF溶液を脱水、濃縮した。
塩酸だとピリジニウム塩になるかもしれないからね。
それで水に逃げたらヤだなあとおもったから。
170です。実際自分でやりましたよー。
ま、確かに自分の場合はベンゼン環と縮環した複素環でしたけれど、
リチオ化したところはベンゼン環上だったんです。
それでもベンゼン環とは違うと言われてしまえば返す言葉もありませんが。
すべてがAr-Buになったわけじゃないのです。反応させたい求電子剤との
反応性やら反応温度やらの兼ね合いもあるんだろうと思います。
で、副生成物(Ar-Bu)が結構できてしまい、しかもそれが目的物と
カラム分離しにくくて先輩に相談したところ、
>>170 のような説明を受けたんですよ。
180 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/06/15 23:51
>>179 生成したハロゲン化アルキルもClとBrで反応性が違うからダメとは限らない。
気休めに銀を入れるとか。
グリニヤ交換とかは試した?
>>179 ははあ、なるほど。複素環との縮環系ね。それって、本当にAr-Liが生じた
あとにn-BuBrと反応してalkylationが起こってるのかな?単に、複素環との
縮環とのからみで形式上の芳香族求核置換がハロゲン−リチウム交換と競合した
のとは違う?含窒素複素環なら、付加脱離形式でその手の反応起こるからね。
そういった意味では、t-BuLiはbulkyでn-BuLiよりも求核性に乏しいから副反応は
抑制できる。確かめるのは簡単で、t-BuLiでauthenticなArLiを調製した上で、
n-BuBrを添加して本当にalkylationが起こるのか検証すればよい。本当に
その手の反応の一般性があるなら面白いと思うし。芳香環への直鎖アルキル基の
一般的な導入法になるじゃない?Fiedel-Crafts Acylation(しかも還元しないと)や
遷移金属触媒に頼らなくてもよくなるわけだから。
>>180 ハロゲン化アルキルもClとBrで反応性が云々・・・とおっしゃってるって
ことは、Ar-ClのClってやはりn-BuLiで交換できるってことですか?もし
文献などお持ちでしたらぜひ条件など教えてください。
>>181 >Ar-Clをn-BuLiで
ないよ。
C-ClをtBuLiで切るのが1件だけ。
金属Liとかアミドならできるかも。
質問者の基質が分からないし(縮合複素環だけじゃ…)
それのリチオ体の反応性を確かめるのじゃなきゃ
リチオ化をあきらめたら?とか思ってるけど。
そうそう、Cl体をBrに変換する方を試した方が良いかもね
>>174 >>178 今度は塩化アンモニウム水とTHFでやってみます。
電解重合を調べてみたんですけどけっこうめんどくさいですね・・・
複素環ね。 トンペーのコンドーさんのやつ、使ってみたら?
>>182 >>170 さんはt-BuLiでうまくいったようですので、Cl体のリチオ化云々は
単なる私の興味でした。誤解させてしまったようですみません。ありがとう
ございます。やっぱりうまくいかないんですね、自分の知識の再確認に
なりました。反応検索を使ってらっしゃるんですか?やはりScifinderですか?
最近は大学ですとかなり安く使えるようでうらやましい限り。こんな時だけ
アカデミックに戻りたい・・・手引きは疲れたよママン。
>>182 170≠154=157であり、この話題の主じゃありません。
勘違いさせてしまってたらごめんなさい。
>>162 とか
>>163 のレスを見て私の知ってること(
>>170 )を書いた次第です。
ちなみに、自分の場合はt-BuLiでうまくいきました。
で、もともとの154はうまくいったのかな。
>>185 自分のところは MDL reaction browserとバイルシュタインcrossfireっす。
大学の研究室じゃ手引きとCAonCDでした。
やあすいません、だいぶ混乱していました。 >最近は大学ですと 俺サラリーマンだし… >反応検索 主にCrossfire Beilstein 他にISIS/BaseのOSやteilheimerやCHCとか。 たまにSTN 154=157は今ごろ何やってるんだろう
188 :
あるケミストさん :04/06/18 22:17
合成屋はとんでもなく奇妙でけったいな天然化合物を全合成することに 浪漫を感じるのだよ。 漏れのような不良サラリーマンにはああいう芸当できませぬ
骨粗しょう症薬の薬価はだいたい1ドル(100円)/1日分と聞いたことがあります。 有効用量1日10mg/personとして、トン(t)スケールで合成するとして 大体10万円/kgのコストにしないと採算が合わないそうです。 この化合物が10万/kgで合成できるのだろうかと。。 この化合物そのものというよりも、その合成中間体 (なるべく合成初期の簡単な構造)のなかにリード化合物に なりうるものが無いかと期待。
191 :
あるケミストさん :04/06/19 00:10
全合成は芸術ですよ
192 :
あるケミストさん :04/06/19 00:16
今、卒研で生物系でNMR使った構造解析なんかやってるんですが、 学部3年の頃から、有機化学、特に有機合成がすごい面白くて できるなら大学院はこっちにすすみたいなと思ったんだけど、 学部生物の人が院から有機合成って無理がありますか?
193 :
あるケミストさん :04/06/19 00:26
だいじょうぶだと思うけど。 実際、4年無機系で院から有機合成に来た人いたし。
>>192 そんなことは無い。学部生物系研究室で、院試で受かりはしたものの
生物系研究室の定員枠から漏れて合成系に回されたのだが
今じゃ助手になってる人を知っている。
結局は本人のやる気、そして環境も大事w
>>190 \100/10mgでしょ?
\10,000/g
それがなぜ原末10万円なのか…
>>192 無理じゃないけど、意識改革
生物系はジェネラルメソッドが重要でしょ?
「この反応ならこの試薬この条件」
でもそれが当てはまらないところから有機合成は始まる。
ダメな時は2ヶ月くらい進まない。
(´-`).。oO(でも楽しいんだ、成功した時には)
196 :
あるケミストさん :04/06/19 01:16
>>193 >>194 >>195 ありがとうございます。なんだかこの板の人たちは優しい。
ある程度目星はついてるのですが、さっそく研究室訪ねて
いろいろ話を聞いてみたいと思います。
ちなみに卒研でNMR使ってるとこ選んだのも、興味あったのもあるけど、
もし院から有機合成にすすむとしたら、NMR使えることは多少意味あるかな
と思ったからなんです。実際役に立つかどうかはわからないけど。
197 :
あるケミストさん :04/06/19 01:27
>>196 俺も4年のときは無機の部屋にいて、修士から有機に移った。
で、いまだになんとかこの道で飯を食えてる。
今は多少しんどくても、将来的には広いバックグラウンドを持ってる方が
いろんな面で有利になると思う。NMRの技術も絶対役立つ。
がんばってくれ。健闘を祈ってる。
198 :
あるケミストさん :04/06/19 02:32
>>188 へえ、全合成でScienceかあ、ちょっとびっくり。JACSどまりかと思ってたけど、
この分野も捨てたもんじゃないですね。
>>189 、
>>191 そこに山があるから登る、ってとこですよね。
>>192 \10,000/gだったらいい商売ですよね(簡単にできればですけど)。
>>196 全く問題なし。君のやる気しだい。まだ学部生でしょ?たった一年のビハインド
なんてどーってことない。それよりも有機化学以外の他分野に通じていることの
ほうが、この先の研究人生にとって必ず武器になる。これからは境界領域が
重要になってくるから。生物だけ、有機だけ、物理だけ・・・ってやってると
どんどん視野狭くなるから、アカデミックで専門的な研究したいならともかく、
何か新しいことやるには却ってハンデになると思う。最近は仕事柄物理系の方と
話したりするけど、お互い相手の分野のこと何も知らないのにびっくりする。
こんなんならうちで簡単に(合成or評価)できますよー、とかね。とても刺激になるよ。
なぜ学生の時に他分野の勉強しなかったのかと後悔してます(まあ合成に必死でしたが)。
生物できてNMR解析できて有機合成やってみたくて・・・いいじゃないですか!
そんな方にどんどん入ってきて欲しいよ。頑張ってください。
>>195 多分、実製造試験とか臨床治験や厚生省への認可申請の費用とかもすべて
勘案して10万円/kgでペイするってことでは?
新薬の医薬中間体の製造とかに多少関わったこともあるけど、そのくらいが
採算ラインでもおかしくはなさそう。
202 :
あるケミストさん :04/06/20 21:59
はじめ質問スレッドで質問したんですけど まったくレスが無かったので、こちらで質問させてください。 質問スレッドと被ってる読者も多いと思いますが、どうかお願いします。 オゾン分解について教えてください。 2位をアルキル基で置換したフランをメタノール中オゾン分解すると カルボン酸になるそうなんですが、詳しい反応機構はどうなっているのでしょうか? 置換基のついてるほうの二重結合がモロゾニドになったあとのオゾニドができる前の 電子の動きや、メタノールがいつ中間体に攻撃するか、等々詳しく 解説していただけるようお願いします。 予想でも結構です。タブンこうじゃないか?っていう感じでも良いですので どうかお願いします。
203 :
あるケミストさん :04/06/20 22:30
全合成でNature,Scienceに載ったってのは、俺が記憶してる限り ドデカヘドラン(Paquette) ユズリハアルカロイド(Heathcock) タキソール(Nicolaou) ブレベトキシンA(Nicolaou) フラーレン(Scott) シガトキシン(平間) くらいか?ほかにあったっけ?
Criegeeが1970年代終わりくらいに、オゾン分解のreviewをアンゲに出してる。79年? 反応機構も結構詳しく書いてあって、面白いと思うよ。 注意点は「クリーギー」と読まないこと。 漏れはそれで大恥かいた。
>>204 ありがとうございます。
Criegeeでアンゲですね。79年?ですね。
明日の期限には間に合わなさそうですけど
検索してみます。
アンゲってサイエンスダイレクトで検索できましたっけ?
クリーギーじゃなくてなんと読むのでしょうか?
クリエゲー?まさかねw
他にも問題解決に役立ちそうなご意見をお願いします。
AngewandteはWileyだよ
207 :
あるケミストさん :04/06/21 02:12
ワイリーでしたか。じゃあ駄目ですね。 今ちょっとアンゲのHPで検索したら すぐにヒットしました. Mechanis of Ozonolysis というタイトルで 1975, 14, 745 Rudolf Criegee 明日会社行くまでおずけです。台風来るけど出勤せにゃならんのか知らん。
くりーえ、だったかな。 違っていたらスマソ。
考えたんですけど、単純にフランの二重結合が二つともオゾン分解されると CHO-CHOのほかに、ギ酸とカルボン酸との混酸無水物になりますよね。 それで、その混酸無水物のギ酸側にメタノールが攻撃したらカルボン酸が生成 しますね。 と思ったけど、還元剤入れてないからオゾニドの段階で止まるんだった。。。
Rudolf Criegeeってドイツ人だよね? だったらルドルフ=クリーゲーでいいと思うんだけど。
どっちかっていうと著者の読み方より 反応機構のほうをお願いしますw
化学屋 → 理論至上主義! 合成屋 → 現物至上主義!
213 :
あるケミストさん :04/06/24 03:04
あげ
214 :
あるケミストさん :04/06/24 03:24
Todd precision fractionation assembly について知っている方教えてください 減圧蒸留に使うみたいなんですが、実際にどんな装置なのか知りたいので教えてください
215 :
あるケミストさん :04/06/24 08:32
>212 合成化学屋はどうなるんだ?
(・∀・)ニヤニヤ
>>215 そんな中途半端はイカン!
要は理学系(化学屋)か工学系(合成屋)かの差だと思う。
218 :
あるケミストさん :04/06/24 22:02
>>215 >>217 (・∀・)ニヤニヤ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■投票に来るなアホども※これ重要■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ おまいら、7月11日(日)の参議院議員選挙、 投票には、来るんじゃねえぞ!(゚Д゚)ゴルァ この国は自民公明様のものだ!!民主党のような真面目な政党に渡すか!!(゚Д゚)ゴルァ 貴様らドアホどもは家で寝てろ!税金無駄使い万歳!ははは(゚∀゚) こんな楽しいこと、自民公明様がやめるわけねーだろ!ははは(゚∀゚) 国全体で690兆円、おまいら一世帯あたり1400万円の借金を自民公明様が作ってあげたぜ! (※Googleで「借金時計」って検索してみな!おまいらの借金が一目でわかるよ。) これからも自民公明と官僚と癒着企業が増やしつづけてやるよ。別に構わねーだろ? まあ安心しろ。いずれ、この借金の返済はおまいらに大増税してチャラにしてやるからよ。 そうそう、テロの標的になるように自衛隊を多国籍軍に参加させてあげておいたから感謝しな。 自殺率世界一の日本にはお似合いだろ! それから、参議院選挙の後に、すぐに年金保険料を毎年大幅に増額してやるから、 今から一生懸命バイトでもしてきて、ちゃんと金用意しておけよ!無職でも容赦しないぜ! いやーおまいらバカどもが投票に来ないでくれて助かるよ。 おかげで自民公明様が当選できるからよ。こちとら投票率上げてもらっちゃ困るだよ! 万が一投票率が上がって民主党が勝っちまったら、政官財の癒着構造が破壊されて 貴様らの税金を無駄使いできなくなっちまうし、テロの標的から外されちゃうからな。 これからも一緒に国民が不幸になるのを味わおうぜ! トチ狂っても、投票なんかに行くんじゃねえぞ (゚Д゚).ゴルァ!! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■自殺率世界一■■借金世界一■■■テロの標的■■年金改悪.■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「政府は四流、官僚は三流、企業は二流」 韓国サムスングループ会長イ・ゴンヒ氏の言葉です。 日本も似たようなモンだ。 それはそうと、ウルマン反応ってなんとかして早く進まないモノなのかね? ジフェニルアミン化合物と、芳香族ヨード体をくっつけようとしてるけど 3日経ってもまだ終わらない。 ホスフィンとPd系の触媒を使わずに逝く方法キボンヌ
よく知らないけどクラウンエーテルとか入れてみたら? 水分除くとか。
銅、死んでるんじゃないですか? それはそうと、アミンとArをくっつける反応ってウルマンなんですか?
もう一個の反応の方が有名らしいが一部の人にはウルマンと言えば芳香族アミン
Criegeeのアンゲのレビュー読みました。 が、残念ながら望んだ答えはありませんでした。 その中で、一番近そうなというか、目に留まった記述が メタノール中オゾン分解するとモロオゾニドからオゾニドになる途中 に生じるperoxideみたいな化学種にメタノールが攻撃してペルオキシメチルアセタール というのを見かけましたが。。これは教科書にも載ってますね。。
>>220 銅触媒入れましょう。結構違うはずです
銅の配位子も効くかもです。
あとバッファーとして塩を…
銅、入ってます。配位子、フェナントロリン入ってます。 アルカリ、炭カリ入れてます。 αーNPDはうまくいったのに…。
>>220 ジアミン系のリガンド入れると銅が触媒量でも行くってBuchwaldや福山が
報告してて、総説も去年あたりのAngew.に出てたと思った。探してみ。
>>226 K2CO3はじめに軽く減圧加熱して乾燥しとくといいよ。
いろいろありがとうございました。 200℃以上で5日も引っかき回してたら、なにがなんだか全くわからん。 おとなしくPd使ってやり直したら、2時間でうまくいった。 しかし、ウルマンの反応系は汚いね。
>202 真面目に機構を考えてないけど、普通に考えるとperoxide acetalと HCHOができるのかな。HCHOが系で発生すれば、hydrideが出て 還元反応が起きてもそれほど不思議には思わないが・・。 またozonideで開くとき、置換基がある側はOが一杯あるbicyclicな構造に なるのかな。環の歪みで切断される結合位置が変わったりするのだろうか。 正しいかどうかは知らないが、矢印は回る気がする。 気がする、だけだが。 それにしてもフランのozonolysisなどという危なそうな反応・・・。 考えるだけでオソロシイ。
>>230 できるならなぜ最初からPdでやらないの?
>>233 現場でPd使ったら原料代がバカ高くなるんですもの…。
ラボなら高い触媒使ってもいいが、現場では採算が求められるのでね。
できりゃぁイイでは済まされんのです。
ところで銅触媒ってどれくらい使うのでしょうか。 作っているものの付加価値にもよりますが、Pdでも0.01mol%オーダーで回れば それなりにペイするのでは?
銅が失活している可能性あるね。 EDTAで処理した銅を使用するといいよ。 反応温度はそのくらいでいいと思う。 低温だとバイプロたくさんできるから、 すばやく一気に高温にするといいよ (高温にしたオイルバスにコルベンを浸す)。
>>236 その一気に高温にする操作、現場を想定すると無理だと思われ・・・
達温後触媒添加という手もあるけど、反応釜を開けていい系かどうかが
分からないからな。
>237 いんや、現場では熱媒をジャケットに通さずをあらかじめ高温にしておいて、 原料、触媒を仕込んだのち、 熱した熱媒を反応釜のジャケットに通せばよい。 まあ、現場の装置が以上の操作が可能かによるのだが・・・。
239 :
あるケミストさん :04/06/30 20:18
化学質問版から来ました。同じ文が質問版にもあって恐縮ですが、 酢酸エチルの合成について、どなたか教えてください(m_ _m) エタノール6mlと硫酸6mlの混合物を加熱しながら、 氷酢酸50mlとエタノール50mlの混合物を滴下し、蒸留を行いました。 その後炭酸ナトリウムで酢酸を中和除去し、 さらにエタノールを取り除くため、塩化カルシウム溶液で洗い、 エステル層を分取しました。 残った酢酸エチルを蒸留して、酢酸エチルの沸点から 純粋な酢酸エチルの留出量を求めるという実験だったのですが、 沸点が酢酸エチルの沸点(76〜78℃)まで行かない内に蒸留が終了してしまい、 留出量を求めることが出来ませんでした。この理由を教えてください。 また、最後の蒸留で、沸騰→留出が始まった温度が63℃だったのですが、 この実験で用いた物質の中で、一番沸点が低いものでも酢酸エチルの76℃ だったのです。 調べてみたところ、文献には、「酢酸エチルは、bp.70.4℃で6.1%の水を 含有すると共沸する。」とありました。理由として妥当でしょうか? 長くなってしまってすみません。どなたかよろしくお願いします。
>>239 共沸が原因というのはよいとして
酢酸エチルへの水の溶解度って室温だと3wt%くらいなんで、
共沸組成で出てきた場合には冷却されると溶けきらずに
蒸留受器側で水滴がついたりガラス器具が曇ったりするので
分かるはず。
エタノールの残存の方が沸点から見ても可能性としては高そう。
しかしエタノールと酢酸エチルが共沸するのかどうかは知らない。
あるいはエタノール、水と3成分で共沸したか。
>>238 そんなことしたら釜が壊れちゃうよ
GLだったらΔTが60度を超える操作は禁止!
正解は「熱い空の釜に反応液混合物を注ぎ込む」
>>239 最初、エタノールと硫酸だけで長時間加熱し過ぎて、
ジエチルエーテルができてないか?
エーテルだったら沸点が39度くらいだし。
ハステロイやサスでも、200℃っていったら無理です。
244 :
あるケミストさん :04/06/30 22:30
(熟練すれば、エタノールとエーテルと酢エチあたりは臭いで一発でわかるわけだが)
返答ありがとうございます(m_ _m)
>>240 蒸留受器に水滴がついていたかどうかは覚えてません;
先生に聞いたら、脱水剤に用いた硫酸ナトリウムでは、完璧に
脱水されないと言っていたので、やはり水との共沸の線が強そうです。
エタノール−酢酸エチル(−水)の共沸については、明日調べてみようと
思います。
>>242 エタノールと硫酸は、指示に従ってオイルバス上で140℃に調節して
加熱しました。オイルバスの温度が140℃になってすぐに滴下を開始したので、
指示が誤っていないのであれば、ジエチルエーテルは出来ていないはずです。
でもその線についても、明日調べてみようと思います。
>>244 今高専3年で、有機実験はこの間始めたばかりなので、まだまだ初心者です(^_^;)
246 :
あるケミストさん :04/07/01 14:52
実験(脱離反応)で精留塔はどのような原理になっているのかを教えてほしいのですが
247 :
あるケミストさん :04/07/01 18:08
>239 酢酸エチルの合成法にティッシェンコ反応ってのがある。 工業的合成法として使われているらしい。
248 :
あるケミストさん :04/07/01 23:41
文献に1,2ジオールをメタノール中トシル酸あるいはCSA共存下、 オルトギ酸メチルと反応させて、2級アルコールのみを メチルエーテルにする反応 HOCH2CH(OH)R + HC(OCH3)3 + H(cat.) → HOCH2CH(OCH3)R があるんですけど、これについて質問があります。 質問1)この反応機構ってどうなんてるんでしょうか。。 ジオールがオルトギ酸メチルの中心炭素に求核攻撃して 新たなオルトエステルが生成するのではないかと思ったんですけど、 2級アルコールのみメチル化されてるなんて。。。 水酸基がオルトエステルの末端メチル基を攻撃するんでしょうか。 でもなぜ?? 質問2)なぜ1級アルコールでなくて2級アルコールに選択的なのでしょうか。 一級アルコールと二級アルコールがあると普通一級アルコールのほうが 先に保護基がかかるものだと思いますが。
249 :
あるケミストさん :04/07/02 00:06
同じ文献でもう一個質問があるんですがお願いします。
1-methoxy-cyclohex-1-enに
>>248 の質問と同じ条件、
すなわち、メタノール中トシル酸あるいはCSA共存下、
オルトギ酸メチルと反応させて、今度は
1,1-dimethoxy-cyclohexaneにしてるんですけど、
このときオルトギ酸メチルはどんな役目を果たしているんでしょうか。
この反応って、教科書的にはオルトギ酸メチルなくても
進行すると思うんですけど。
つまり、メトキシ酸素から非共有電子対が1位炭素に流れ込み、
2位炭素上に電子が立ち上がり、2位炭素でプロトン化される。
次にメタノールが1位炭素に攻撃してジメチルアセタール
1,1-dimethoxy cyclohexaneになるのではないかと。。。
そういえば
>>249 の基質1-methoxy-cyclohex-1-enっていうのは
部分構造でして、原料の別の部分には一級アルコールがあるのですが、
もしかして249の場合オルトギ酸メチルはこの一級アルコールと
反応してるんでしょうか。
文献は速報で実験項が無いので当量数は不明であります。
251 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/02 00:25
>2位炭素上に電子が立ち上がり >メタノールが1位炭素に攻撃し なかなか元気なメタノールですね 酸性条件でしたっけ?
そうです。酸性条件です。 酸性条件だとメタノールは元気なくなっちゃいますか?
253 :
あるケミストさん :04/07/02 01:48
収支の学生です。 硫酸銅に配位したピリジンをフリーにするにはどうしたらよいでしょうか?
254 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/02 07:48
>>253 フェナントロリンとかEDTAとか入れる
>>248 あまり自信はないけど、環状オルトエステルができた後、SN1的に
環が開いて、級数の多い側でカルボカチオンが出てメタノールで
トラップされる。
で、ギ酸メチルが脱離して1級側はそのまま保護されずに残る、
あるいは一旦ギ酸エステルになるけどメタノールとエステル交換とか。
>>249 電子リッチなオレフィンにそのままメタノールを酸触媒だけで
付加させるのはかなり難しい。
アセタールを酸触媒で加熱するのはエノールエーテル化の条件なので
いつまでたっても反応は終わらないと思われ。
>>249 基本的にオルトエステルなしで反応する。
水酸基をTHP保護する反応と同じ。
オルトエステルを用いるのは、アルコールと
カルボニルから直接アセタール化する場合。
平衡で生成する水を除くために加えると考え
ればよい。
分子内にカルボニルとか付いてない?
>>248 248なんですが、二級アルコールじゃなくって、三級アルコール(ヘミアセタール)の間違いでした。すいません。
(2R,3R,5S,6S)-3,5-dimethyl-2-hydroxy-2-hydroxymethyl-6-tetrahydrofuranyl-tetrahydropyrane を
(2R,3R,5S,6S)-3,5-dimethyl-2-hydroxymethyl-2-methoxy-6-tetrahydrofuranyl-tetrahydropyrane にする反応です。
>>255 ありがとうございます。なるほどーと思いました。よく考えたら後半はO-グリコシル化ですね。
テトライドロピラン環の酸素から電子が流れ込んでカチオンが安定化されてるところにメタノール
が攻撃するところの模型組んでみると3位のメチル基の嵩高さで欲しい立体と逆になっちゃいそうなんですけど、
これって平衡反応ですよね?だから熱力学的に安定な目的とする立体のほうへ平衡が移ると。
おかげさまですっきりしました。
>>256 分子内にカルボニルは無いんですけど、
257の生成物のパートがそのまま残ってます。
その辺が関係あるんでしょうか。
メトキシが一旦外れるかもしれませんけど、もうジオールじゃなく
なったんで関係なさそうな気がするんですが。
260 :
あるケミストさん :04/07/04 14:52
質問スレでスルーされてしまったので、 こっちで質問しなおします。 ベンゼン環のバーチ還元で、電子供与基は2,5-還元されて 電子吸引基は1,4還元されるのはなぜですか? なぜ2回目の還元のとき最初に還元された 位置の対面が還元されるんですか? 対面が還元されるより共役二重結合が残るように 還元されるほうが安定性の面で有利な気がするんですが。
>>260 中間体のアニオンのHOMOの電子密度が対面の位置で最大になるからだと
思われるが。多分探せばどこかに計算例がありそうなものだけど。
生成物の位置選択性を決定するプロトン化の段階は平衡にならないので
速度論的に生成物は決まってしまうから、生成物の熱力学的安定性は
選択性に関係ないはず。
そこら辺に住んでる理系高校生です。 最近タマネギについてちょっと調べてるんですが、 タマネギに含まれてる二硫化プロピルアリルってどんなのかわかります? 構造式とか知りたいです。。。 アルキルチオスルフィネートとかって わけのわかんない化合物の構造式も教えてください。
>260 中間体にアニオンラジカルができる。 アニオンとラジカルが反発するので、1,4- or 2,5- と対面が還元される。 電子吸引基があると、アニオンがそのα位(1位)で安定化するので1,4-還元体になる。 電子供与基だと、電子供与基(MeO-とか)の非共有電子対とアニオン(or ラジカル)との反発によって、 2,5-還元体となる(1,4-還元体にならない)。
>>262 二硫化プロピルアリル(アリルプロピルジスルフィド)
H2C=CH-CH2-S-S-CH2-CH2-CH3
アルキルチオスルフィネート;R = R'= CH2=CH-CH2-のアリシンが有名。
R-S(=O)-S-R' (R,R':アルキル)
PMMAって反応性いいですか? あと、できるとしてどうういうものがあるんでしょう?
教えてくださった方、ありがとうゴザイマス。 アルキルチオスルフィネートって言葉がよくわかってなかったので非常に助かりました。 で、できればついでにアリインの構造式も教えてもらえませんか? 更に、これはニンニクによく含まれてるって聞くんですけど タマネギにも含まれているんでしょうか? 教えてほしいです。
初歩的な質問ですが tert-アミルアルコールに濃硫酸を加えたとき2層に分離するのですが このときの反応式を教えてもらえませんか? お願いします。
えっと、プロピレンからプロパノールを合成しようとすると、 マルコニコフ則から、2-プロパノールしかできないけれども、 意図的に1-プロパノールを作るのにはどうしたらいいんですか??
>>266 アリインはアミノ酸の一種で
H2C=CH-CH2-S(=O)-CH2-CH(NH2)-COOH。
タマネギにも入っているはず。
270 :
あるケミストさん :04/07/05 23:28
>268 ヒドロホウ素化
>>270 ヒドロホウ素化
で具具ッタラわかりました。
THX
>>270 ハイドロボレーションの日本語訳がわかりました。
ありがとう
273 :
あるケミストさん :04/07/07 00:45
初歩的な質問だと思うんですが、 どこを調べたらいいのかわからないので、ここで質問させてください。 合成で目的物を得るために、溶媒にピリジンを使うのですが、塩を作ってしまうので、 塩酸ではずして処理しようと思うのですが、うまくいきません。(過去8回中1回のみ成功?) こういう場合、塩酸の濃度は、ピリジンと等モル量でいいのでしょうか。 ちなみに方法としては、冷やした塩酸水溶液中に、目的物を含んだ溶媒(有機)を 注加する方法を用いています。
>>273 一体何をやりたいのかサッパリわからん。
塩を作るのは目的物かピリジンか、まずはっきりしてくれ。
ちなみに、俺ならとりあえず重曹で振る。
275 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/07 00:55
>>273 濃度を聞きたいのか量を聞きたいのか整理して
判りやすい日本語でもう一度どうぞ
私は塩をろ過してからTLC見ながら分液を検討したほうがいいと思う
もしくはいきなりカラム通すとか。
ひょっとして目的物がカルボン酸か何かでピリジンと塩を作るって話か? それなら抽出溶媒が問題って気もするが。
>>274 ,275,276
失礼しました。
言い方間違えたかな?
エステル合成(酸クロライドと芳香族のアルコール)で、
溶媒に用いたピリジンが目的物にくっついてるので、
それを塩酸に注加して、ピリジン塩酸塩を作らせて取り除こうかと・・・。
こういうピリジンを取り除く処理をする場合は、ピリジンとほぼ等モル(エステル合成でできた塩酸分をひいた)の塩酸水溶液中に
注加するって感じでいいのでしょうか?
>>277 くっついて、ということは276みたいな感じということだな?
単純に混ざっているわけでなく。
計算量では不十分なことが多いと思うけど。
過剰に使うとまずい理由がある?
普通のエステルならそんなに急に加水分解はしないと思うけど。
少量だったら、エバポでピリジンを留去してしまってカラムして
しまうという手もあるかと。
>277 塩を形成してるピリジン以外にもピリジンが残留してる可能性もあるので 塩酸の量は少し多めに使った方が良いかも 自分なら酢エチかなんかに目的物の塩を溶解もしくは分散させといて 1N 塩酸を適当に加えて分液(目的物が溶けない時はスターラーで溶けるまで)。 水層が酸性になってるのを確認して後処理。
280 :
あるケミストさん :04/07/07 19:40
Ammoxidation法という合成法はどういうものなのか教えてほしい
>>280 アンモ酸化は活性なメチル基をアンモニア存在下に酸化してニトリルに
変換する方法。
狭義にはプロペンをアクリルニトリルに酸化するプロセスのこと。
ピリジンは硫酸銅水溶液で水色出なくなるまで振ると抜けるぜ
>>278 ,279
なるほど。
ありがとうございます。
>>282 マジっすか。
それは知らなかった。
ちょっと詳しく調べてみようと思います。
284 :
あるケミストさん :04/07/07 22:57
>>282 ピリジンごときで銅を使うとは何て地球にやさしくないケミストリー
ピリジンをできる限り減圧留去
のこったピリジンを1規定塩酸で分液すれば、必要な塩酸は少なくてすむぞ
260です。遅レスですいません。
>>261 ,263
ありがとうございます。HOMOの電子密度については
未だに見つかってないので調査中です。
>>284 ピリジンをエバポ・・・
周りから苦情がきそうw
でも、それが一番いいのかな。
ピリジンエバポ。 普通にドライアイス・トラップつければ、なんも問題ないんじゃない? さすがに水冷エバポ&アスピレータなどという、前世紀の遺物でやろうとは 思わないが。
282はネタのつもりなのかどうか定かではないが、
硫酸銅の手法に敏感に反応した283のことが心配。
含銅廃液はどうするつもり?下水に流すとか言わないで下せえ。
生成物に塩基性部分が無ければ多数派意見である塩酸使うのがよろし。
具体的な手法は
>>279 ,282を参照。水槽のpHが3以下になるまで振りましょう。
pH5くらいだと、酸性になったと思っても
実際には結構ピリジンは有機層に残りまするのでご注意を。
この程度のレベルの質問だと沢山レスが付きますな。
いまどき実験廃液を下水に流す研究室なんてあるのか?
>>287 その辺はうまくやりますよ。
ただ、ピリジンをドラフト外に出すだけでも結構臭うじゃないですか。
あれで嫌がられる。っていうか、私もドラフト外に出したくないですから。
>>288 了解しました。
もう一回、合成仕掛けてやってみます。
もし硫酸銅使うんだったら、ちゃんと重金属廃液として出しますよ。
大丈夫ですよ〜
それ以前に、ちゃんと目的物ができてそうなことは TLCとかで確認してるんだろうか?
292 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/08 18:54
>>291 ピリジンがくっついているようなのでTLCじゃ無理
TLCで別れるようにしたら分液もうまく逝くさ
293 :
あるケミストさん :04/07/08 22:18
>>291 ごくごく少量をとって塩酸と酢エチで分液して、酢エチ層をTLCにうてばいい
>>290 もう一回やるの?それならピリジン以外の溶媒を試してみてはいかがかと。
もちろん最初は少量使ってお試し実験で。うまくいけば量上げて。
THF-トリエチルアミン-酸クロライドとか・・・
って、いまさら余計なことを言わないほうがいいか。
>294 便乗質問。 THFって、しばしば塩酸でTHFが開いたクロロヒドリンができたりする 印象があるんだけど、THF-Et3N-RCOClって、反応にいい組み合わせなんですか? いや、純粋に質問として。例えば、反応性が高いことが多い、とか。
>>292 そういえばそうですね。
目的物があまり揮発しないのなら
ピリジン溶媒の反応液をスポットしたあと、
トルエンかキシレンを重ね打ち、ポンプで1〜2分引いてから
展開すればちゃんと分離できると思いますけどね。
297 :
あるケミストさん :04/07/10 13:23
>>295 酸塩化物とアミンで反応させるときってエンメチでやら無い?
298 :
あるケミストさん :04/07/10 13:33
ペーパークロマトグラフィーの実験目的と、ろ過の実験目的 を教えてください。
299 :
あるケミストさん :04/07/10 13:34
えっと、ペーパークロマトグラフィーは、ろ紙にペンでちょんとしるしを付けて、 水につけて色の分離をするって言う奴です!
300 :
あるケミストさん :04/07/10 16:28
…おいら会社で有機合成やらされてるへたれ研究員。 NMRは…超高価だから仕方ないとしても…、マスもなくて呆然。え、購読雑誌? 無いよそんなの。 既存の装置で使えるのガスクロだけっす…。 ガスクロだけで、予想外の副反応生成物を同定することって可能なんですかね、先生。 会社よ…新規事業に参入するならそれなりの設備投資してくれよ…。
>>300 構造解析はまずNMRかEI-MSがないとね。
人によってはTLCでもできるかも
人によってはIRでもできるかも σ(゚∀゚ ∬オレ無理ッス
300ゲトしてたらしい。
>>301 救いなのが、新規化合物だとか天然物の全合成だとか新規触媒反応の発見だとか
最先端なことをやってるわけじゃなくて、既知反応のコストダウンと収率アップのため
のお仕事だからマシなんだけどねぇ。
ちなみに…有機合成は学生実験しかやったことないっす。
当方無機系出身。会社も有機合成は素人でおいらも素人。はは…この会社大
丈夫ぁな……。
303 :
あるケミストさん :04/07/10 17:37
トランス付加とシス付加では一般的にどっちの方が沸点、融点が高いの?
それは生成したモノのことか? いわゆるトランス体と死す体の沸点融点のことか? 融点はトランス体が高かろう、沸点は…時と場合によりけり
>>294 THF(脱水) + Et3N(酸クロに対して2-3等量) + 酸クロ(原料フェノールに対して1.1当量)
反応の進行状況によってEt3Nと酸クロを追加。あるいは加熱。
>>295 塩酸が出てもトリエチルアミンでトラップされます。
>>297 私は別にやりませんがやりたければやってくださいとしか言えません。
さまざまな(低分子)有機化合物に対する溶解性、沸点の高さ、PRTR法の面
からTHFを使ってます。
>>300 きついですね。。。それ。
306 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/10 22:16
>>305 >Et3N + 酸クロ
だったらアセトニトリル最速
酢エチやトルエンでもまったく問題ないけどね
307 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :04/07/11 14:50
エリスリトールは 何の誘導体ですか?
>>307 グルコースのアルデヒド部がぶっち切れたやつだよ。
309 :
あるケミストさん :04/07/13 01:26
LAHで還元をしたいのですが、還元後の具体的な 処理の方法を教えてください。 過剰のLAHを酢エチで潰してろ過したいんだけどうまくできないんです。 還元するものはカルボニル基なのですが、アミンがあるので、 できれば水を使わない方法があれば教えてください。
>>309 硫酸ナトリウム10水和物使う方法はダメ?
水を使っていないと言えるかどうか微妙だけど。
311 :
あるケミストさん :04/07/13 16:18
>>310 硫酸ナトリウム10水和物をどのように使うのですか?
今扱っている化合物は分子量は400位でアミンが3つ
アミド2つがあるので、クロロ−水の液液抽出では
目的物がどちらにも行ってしまいそうなんですよ。
(実際にも両方の層にいる感じがする)
なのでなるべく液液抽出を使わずにLAH還元後の残骸を
ろ過できればなと考えています。
310さん具体的な方法を教えてください。
>>311 反応液を良く撹拌しながら過剰量の硫酸ナトリウム10水和物を
少しずつ加えていき、30分くらい撹拌した後、濾過するだけ。
ただ、アミンがたくさんある化合物はアルミにキレートしている
可能性が高いのでこの方法だと充分にアルミから引きはがせずに
収率が下がるかも。
>>311 ありがとうございます。
早速やってみたいと思います。
1:1:3でクエンチするのはだめなのか?
316 :
あるケミストさん :04/07/13 22:41
315じゃないけど 1、使用したLAH1グラムに付き1ミリリットルの水を氷冷下注意深く滴下。 2、使用したLAH1グラムに付き1ミリリットルの5mol/L前後の濃度の NaOH水溶液を氷冷下注意深く滴下。 3、氷冷下LAH1グラムに付き3ミリリットルの水を注意深く加え、 室温で5分くらい攪拌。 4、セライトろ過。反応溶媒でセライト層を洗いこみ。 5、ろ液を減圧溜去。 あんまりしつこく洗いこむと水とそこに溶けているNaOH等が出てくる。 硫酸ナトリウムを使う方法を詳しく教えてほすぃいです。
>>316 312じゃ無いけど
312に書いてある通りだよ
318 :
あるケミストさん :04/07/13 23:04
アミンーアルミ結合は酸で切るという人もいるけど、 自分の経験では316の方法で十分回収されてくる。 アミンーアルミ結合を切るちょうど良いpHと言われてるのって 酒石酸ナトリウムカリウムだっけ?Rochelle saltとも言われてるんだっけ。
319 :
あるケミストさん :04/07/13 23:08
316じゃないけど、過剰量っていうのは 1.2当量? 2当量? 5当量? 10当量? 当量数とか考えずにガンガン加えればいい?
>311 昔よくやったなぁ。 室温で30分、これ重要。 早すぎると錯体?形成がきちんとできず、スムーズに濾過できない。 慌てると随分大変な目に合う。 Org.Synth.かなにかで、ちゃんとした処方見たような気がする。
>>321 ありがとう。
よく考えたら研究室では抽出後の脱水に使う無水硫酸ナトリウム
なら見たことあるけど、10水和物見た覚えないですわ。
でも、この処方も覚えときます。
323 :
あるケミストさん :04/07/14 20:32
酸無水物に水を入れて加熱する加水分解の実験をやったのだが、実験中油状の物質がビーカーの底に沈んでしまった。 油状の物質が沈むのはどうしてかな?
>323 生成物もしくは原料が水に溶けにくくて 油状で水よりも比重が重かったら沈む
>>323 無水酢酸?
それなら単に未反応の無水酢酸(比重は1.08くらい)が沈んだだけ
だと思うが。
酸無水物をナメちゃいかんよ。 水ぶちこんだらフラスコ破裂するくらいの反応が一気に起きた。 そんときは無酢だったけど
濃度とか温度にも拠ると思うけど 無水酢酸の加水分解は案外(他のに比べると?)ゆっくりですよ。 MSDSかメルクにも「水に徐々に分解」って書いてたと思う。 無論、暴走したら >326 みたいになる。
328 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/15 03:01
>>326 酸触媒がまずいのでは?
同じ部屋で無酢溶媒中ニトロ化やった人がろ液を水に入れて
キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
なことに。
私の背中にも掛かりましたよ、ええ。
330 :
あるケミストさん :04/07/15 21:16
カルボン酸のエステル化の実験でTLCのスポットでヨウ素染色法と紫外照射法とではヨウ素染色法が用いられるのはなんで?
331 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/15 21:31
>>330 エステル化うんぬんというより、331さんの言うとおり扱っている基質の問題では。
オレフィンとかない?
>>329 無酢と水とかお互い混じりあわない系は怖いですよ。
忘れて放置→界面で反応→比重が変化
→ついには比重が逆転して溶液全体が対流→一気に反応が加速、熱暴走
のパターンを何回かやった。
ちなみに比重の逆転は何で起こってるんですかね?
熱か反応生成物かどちらかなんでしょうが。
334 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/16 02:02
>>333 水(d=1.00)/有機溶媒+無酢(d=0.85)とか。
しかも有機溶媒がTHFとかで揮発すると…
試薬廃棄のときよくやっちまうのは
洗面器で潰してからポリタンクに入れようとして
「底のヤツまだ生きてるっ!」
>>333 有機溶媒の体積膨張率は1.0x10^-3より少し大きいくらいものが多く
水の体積膨張率が0.2x10^-3だから
大体10℃温度を上げると比重差は0.008くらい減ることになると思われ。
二層の比重差が0.04以下になるとエマルジョン化がはじまると言われて
るので、きれいに分離していたのがエマルジョン化するのは熱だけでも
充分ありうると思う。さすがに完全に逆転は熱だけでは難しいが。
336 :
あるケミストさん :04/07/16 18:26
BOCHNCH2CH2BrはNH2CH2CH2OHから合成できますか?
塩化メチレンやクロホに溶けない、メタノールやDMSOなどには溶ける カルボン酸分子の単結晶を得るのにいい方法はないでしょうか? また単結晶を得るのに、一般的な溶媒の組み合わせ(塩メチ/へキサン) とか手法など載ってる本などあったら教えてもらえないでしょうか。
339 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/16 23:34
>>338 クロホ/メタノールに溶かして気長に待て
メタノールがゆっくり揮発してそのうち… カトンボが入る。
単結晶=気長
晶析=溶解度の差=温度 and/or 濃度
クロロホルムのほうがメタノールより 先に蒸発するような気がするのだけど そんなことはない?
342 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/17 00:17
>>340 クロロホルムってあんまり揮発するイメージ無い
特に縦長のサンプル瓶に入れてると意外に飛ばない
メタノールはどんどんなくなる。
クロホが重いからかな
>342 蒸気圧 メタ 92mmHg/20℃、160mmHg/30℃ クロロ 160mmHg/20℃、245mmHg/30℃
344 :
あるケミストさん :04/07/17 11:13
341 BOC化した後Br化することは可能?またはBr化してからBOC化するのでしょうか?Br化条件でBOCがはずれそうな気がして・・・。
345 :
3のつくひと ◆1Z333mol/. :04/07/17 11:22
>>336 Boc化した後CBr4-PPh3系でブロム化すればいけるんでないかな。
まあH2NCH2CH2Br・HBrをBoc化した方が早いと思うが。
347 :
あるケミストさん :04/07/17 12:55
>>340 クロロホルム−メタノール系でTLC(順相ね)をやっているとき、
展開層の溶液を作り変えずに何回かやってるとだんだんRfが小さくなる
したがってメタノールの方が飛びやすい
と、いう経験則はどうよ
混合溶媒は、少ない方が飛んで行きやすい気がするのは俺だけ? ヘキ/酢エチ4:1も放っておくとRf落ちてくんだけど 単純にヘキサンと酢エチで比較すればヘキサンの方が揮発しやすいんだけどね
349 :
あるケミストさん :04/07/17 20:33
346 ありがとうございます。やってみます。NH2CH2CH2BrHBrをBOC化する場合の溶媒は何がいいのでしょう。 すみません分からないことばかりで。
レスありがとうございます。 早速クロホ/メタノールでしかけてみました。
336ではないのだが、THFでもジクロロメタンでもピリジンでも良いんでない? THF,ジクロロメタンのときはトリエチルアミンを加えることを忘れずに。 室温で溶媒にアミン体とBoc2Oを入れといて、そこにトリエチルアミン加える。 という感じでどうでしょうか。
352 :
あるケミストさん :04/07/18 00:02
強い塩基を使うとβ脱離しちゃうよ、気をつけて このテの反応ってDMAP入れると速くなる?
DMAPについて質問。 むか〜しのDMAPは、ちょっと黄色がかった固体だった。 古いわけではなく、新品でもそうだった。 今は真っ白。 理由知っている人、教えてください。
354 :
3のつくひと ◆XX.dqnMOLw :04/07/18 00:39
>>351 塩基はブロマイドでアルキル化されにくいiPr2NEtがベターなんでは。
356 :
3のつくひと ◆XX.dqnMOLw :04/07/18 02:12
>>355 その塩基は扱いづらい。使用前に蒸留必須だ
>>356 そうか?別にビン出しで使って何の問題もないけど。
まあよほど加熱でもしないと4級アンモニウム化はそんなにいかないから、
トリエチルアミンでも大丈夫とは思うが。
358 :
あるケミストさん :04/07/18 12:54
レスありがとうございます。この方法だとBOC以外の保護基でも適応可能ですね。TeocとかZとか。
>>356 オレもさほど扱いづらいという印象はないですね。
ただアルキルアミンは、あんまり古いのを使うと空気中の二酸化炭素を吸って
微量に炭酸塩を作るので注意が必要(溶けているので見た目で分からない)。
356さんはそのことを言ってるのかも。
普通に買って数ヶ月〜1年くらいなら、まるで問題ない(と思う)。
誰がいつ買ったか分からないような試薬は、疑ってみてもいいかも、というレベル。
俺もiPr2NEt買って一度使って、Ar吹きかけて保存しといたんだけど この前半年ぶりくらいに見たら黄色い液体になってたが、 最初から黄色いものでしたっけ?
361 :
3のつくひと ◆XX.dqnMOLw :04/07/18 19:41
>>360 二級アミンが出来ちゃったね
iPrかEtかわかんないけど、わりと外れちゃう
TEAだとほとんど劣化しないんだけど、
DIPEAはなぜか(水分が原因とは言い切れない)劣化する
362 :
あるケミストさん :04/07/19 13:56
iPr2NEtは反応によってはEt3Nより綺麗に行くこともあって好き 劣化が気になる人は小さい容量で買うのがいいんじゃない? 大した値段じゃないし
363 :
あるケミストさん :04/07/19 16:28
有機工業のF-T法とは具体的にどんな物でしょうか?
364 :
あるケミストさん :04/07/19 18:31
アセチルサリチル酸を作るときの反応機構とはどのようなものなのでしょうか? わかる方いたら詳しく教えてください。サリチル酸に無水酢酸と濃硫酸を加えて 作ったときです。
>>360 蒸留直後は普通のアミン同様に淡黄色な色の液体だったはず。
確かにi-Pr2NEtは着色しやすいかも。
炭酸塩の形成は乾燥剤を兼ねてKOHペレットを入れておけば
防げると思う。
>>363 水性ガスから触媒を使って炭化水素の混合物を得る反応。
>>364 普通の求核アシル置換。教科書に載っている。
367 :
とあるケミストさん :04/07/20 19:06
アニリンから亜硝酸や亜リン酸をつかってアミノ基とる反応とかってあります? p-methylanilineをm−methylanilineにしたいのですが… 教えてくださいませ。
>>367 ジアゾにしてぶっ飛ばす
メタアミノ化は聞くな。
369 :
あるケミストさん :04/07/20 21:26
LPG と LNGは日本語でどういう意味なの?
液化プロパンガスもしくは液化石油ガスと液化天然ガス
371 :
あるケミストさん :04/07/20 22:53
すみませんすみません、いろはのい、なんですけど、 気化しやすい有機物の測定の事なんですが、 重さを測定する際に、ちんたらちんたらしていると、気化して 重量が軽くなっていくんですけど、みなさんどうやって測定しているんですか?
>371 精度にもよるけど、液体はシリンジの先にゴムつけて量ってる。
>>371 これも精度によるが。
密度と液量じゃダメ?
過酸化水素や有機化酸化物ROOHが熱分解するときって、 どういう反応を経由するのでしょうか。 教科書には他の化合物を酸化する反応くらいしか載ってなくて。。。 よろしくお願いします。
ROOHのO-O結合が切れてラジカル(R-O.と.OH)が発生すると書いてあるサイトを 見つけましたが、結局その後どうなるの?って感じで行き詰ってしまいました。 まさか全部ラジカルになりっぱなしで最後までラジカルのまんまってことはないと思うのですが。
>>375 近くの分子の水素を引っこ抜いたりして別のラジカルができて
最後にはそういうラジカル同士が結合して普通の分子に戻る。
例えば
R-O・ + CH3OH → R-OH + ・CH2OH
HO・ + ・CH2OH → CH2(OH)2
とか。
>>376 お答えくださり、ありがとうございます。
ところで、376さんは当たり前のように
CH3OHから・CH2OH が生成する式を書いてますが、
CH3O・ではないのですか?
>>377 結合エネルギーがC-H < O-Hというのと電気陰性度がC<Oなので
Cの方が電子不足種なラジカルが安定に存在できるということで
CからのH引き抜きが優先する。
>>378 どうもありがとうございます。
どうも自分はラジカルとアニオンを同じように扱おうとしいるのが
悪いようです。
>>374 radical chain reactionは難しいよ。
特に熱暴走したときになんて、何が起きてるかなんて分かったものではない。
熱分解もよほどきれいにいく系での話でないかぎり、スマートに論ずることは
難しい気がする。
381 :
あるケミストさん :04/07/21 22:32
ある合成論文でlight petroleum ether というものが出てきているのですが、 これは何なのでしょうか? ただの petroleum ether で代用してもいいのでしょうか?
light=軽い
>>381 文献によってはbp40〜60℃と記載されているモノもあるので
石油エーテルそのものでいいんじゃない?
>>382 ですよね〜
>>383 やっぱりそうですかね?
今日また試薬のカタログをいくつか見てみたんですが、
他の石油エーテルは、密度がめちゃめちゃあって、
とてもlightとは言えなかったし。
>>381 脳みそのlightな漏れは、
「軽い石油・・・軽油?」とかオモタ。
他の国の石油留分の呼び方ってどうなっているんだろう? 日本だとJIS規格で 沸点30〜60℃:石油エーテル 沸点50〜80℃:石油ベンジン となっているけど これをlight/heavy petroleum etherで分けている国があるとか? 文献にCASが載っていればいいんだけど。 (石油エーテルのCAS:8032-32-4)
>386 OrgSynthだと「light petroleum ether(bp. 40-60)」 ってな具合に沸点と一緒に書いてあったよ ざっと見た感じlightが40-80ぐらいでheavyが200以上。 lightとheavyの間の言葉があるのかは不明
感覚的にはlightがペンタン+ヘキサン、無印がヘキサン+ヘプタン留分 どっちもかなり長めのものが入っているけど。 低沸点の目的物を精製する目的でlightを使うぐらいなら おとなしくペンタンを買う俺
増えてる・・・
>>386-388 ざっと見ていると、私は違うやつを使ったことになるかも・・・
もう一回、どんなの使ったか調べてみます。
たしか、n-ヘキサンが主成分だとおもったんですが・・・
う〜ん・・・
390 :
あるケミストさん :04/07/25 22:51
サリチル酸を無水酢酸でアセチル化する際に、なぜフェノール性の水酸基のみがアセチル化されるのですか? カルボキシル基の水酸基はなぜ反応しないのでしょうか?
>>390 カルボキシル基の水酸基がアセチル化されたら、何になると思います?
392 :
あるケミストさん :04/07/25 23:29
>>391 分からないというか、そのような反応は起こらないので?
なぜ起こらないのかが知りたいのですが・・・
>>393 起こらないと思わずに、矢印を回してみると、どうなります?
脱水して、副生成物に酢酸が出来るようなカンジで。
その生成物は、どんな性質を持っていると思います?
>>394 生成物は酸無水物のようになるってことですか?
つまり、酸無水物は水と反応して元の酸に戻りやすいから、 結果的にカルボキシル基はアセチル化されないってことでいいんでしょうか?
>>396 そんなところです。
普通、カルボン酸と酸無水物を混ぜると、2種の酸の混合酸無水物をつくります。
マクロラクロン化の山口法などが、代表例です。
(興味があったら、先生に聞いてみてね)
酢酸の混合酸無水物は湿気に大変不安定で、容易に加水分解されてしまいます。
後処理でかなり厳密な無水処理をしないと、単離することはできません。
フェノールのOHに比べてカルボキシル基のOHの酸素が比較的電子不足であるということも影響あるかな
400 :
あるケミストさん :04/07/26 13:29
某H大学の有機系、女を中心に研究室が回りすぎなんだよ!!!! うっざい
「僕たちはただ、彼女を回そうとしていただけです」
403 :
あるケミストさん :04/07/28 21:41
某最北端の国立大はうんこです 研究も教授陣もくそすぎです 院生はさらに最悪です 女にでれでれしすぎです きもすぎです
>>400 何があったのかは判らないが、研究室の女の子をどんな形であれ敵に回すような結果を招くのは絶対止めたほうがいいと思う
自分の例で恐縮だが、俺が修士になって新しい研究室に移ったとき、そこにDの女が一匹いた。そいつはまぁ、研究室内のことを
だいたい仕切っていて、(たとえばセミナーの司会や研究室内での雑仕事の当番の割り振りとか)研究室内の会話もそいつを中心に回っている感じだった。
確かに仕事はよくできたと思う。研究もしっかり結果を出していた。
で、そいつは日常の自分の周りであることないことを人に長々と語って聞いてもらうことが好きなようだった。んで、ある日俺にその長話を
振ってきたのだが、俺は新しい環境に入ってきたばかり、色々わからないことだらけで毎日ムダに疲れていたので、あーそうですか、ハイハイ・・・
みたいな感じで適当に聞いてしまった。
結果は、そいつはそれから1年くらいはスゲー俺に対してよそよそしかったし、みんなで食堂に行くときも呼んでもらえないこともあった。(そういうのも
彼女が仕切っていたから)
普通の研究室のメンバー同士の関係になったのはずいぶん後のことだった。
こんなのは特殊な例かもしれないが、理系に来てる女の子は希少価値があるからというのか、回りから持ち上げてもらえるから
多少でしゃばりなところがあってもしょうがないとあきらめるしかないのではないかねぇ。
>>404 それは女だから、というよりもその人自身に問題があるだけだろ
406 :
あるケミストさん :04/08/12 07:48
最近面白い合成のペーパーないなーage
夏休みの宿題でプリントをもらったのですがほとんどわからない状態です・・・ わかる範囲で教えていただけないでしょうか?? 問1 次の化合物を()に指定した原料から合成する方法を示せ。 (1)ethylbenzene (benzene) (2)m-chloroaniline (benzene) (3)p-toluenesulfonic acid (benzene) (4)p-nitrophenol (benzene) (5)benzaldehyde (benzene) (6)p-acetylphenol (phenol) 問2n-プロピルベンゼンにに対して次の試薬を反応させたときの主生成物を示せ。 (1)1当量のBr2,hv (2)Br2,FeBr3 (3)熱conc. H2SO4 (4)AcCl,AlBr3 (5)SO3,H2SO4 (6)H2SO4, HNO3 どうかよろしくお願いします。
408 :
あるケミストさん :04/08/13 07:02
問1だけ (1)Friedel-Craftsアルキル化 (2)ニトロ化→ハロゲン化→還元 (3)Friedel-Craftsアルキル化→スルホン化 (4)クメン法→ニトロ化 (5)Gattermann-Koch反応(HCOClは不安定でFriedel-Craftsホルミル化は無理) (6)Friedel-Craftsアシル化
>408 >409 (5)については使っている教科書によってはその反応は載っていないかも。 (載っていない反応を使っても○はくれるんだろうか?) その場合はかなり遠回りだが ベンゼン→トルエン→安息香酸→ベンジルアルコール→ベンズアルデヒドとかか?
>408,409,410さん ありがとうございます。 おそらく載っていない反応でも○はくれると思います。
412 :
OH→OTs :04/08/14 08:14
ベンジルアルコールのトシル化ってどんな条件でできますか?
>>412 TsCl(1.05)+TEA(1.00)+DMAP(0.05)
414 :
OH→OTs :04/08/14 17:55
ありがとうございます。でも今DMAPはストックがないんです。 闇実験だから注文できないし… TEA+DMAPの代わりにただのピリジンでできますか? あと、トシル化は反応温度を室温(氷浴でしたっけ?)でやるときいた ことがあるのですが、なぜですか?
>>414 反応性が高いから?
温度かけちゃうと脱離するのもあるだろうし(ベンジルなら大丈夫だが)
DMAPは無くてもいいよ。ピリジンでも気休めに入れるのはよい。
416 :
OH→OTs :04/08/14 19:46
ありがとうございます。さっそくやってみます。
417 :
あるケミストさん :04/08/14 19:57
ピリジンだと反応時間が超長くなるけど
418 :
あるケミストさん :04/08/14 21:19
419 :
あるケミストさん :04/08/14 21:23
すんません。質問スレにいってきます
420 :
あるケミストさん :04/08/15 12:50
下に示した実験事実を理由をあげて説明せよって問題なんですがさっぱりです。 教えていただけないでしょうか。 (1)水酸基、クロル基のいずれもo,p配向性の置換基であるが、反応性に及ぼす効果は異なり、 例えば、ブロム化反応の速度は フェノール>ベンゼン>クロロベンゼンの順である。 (2)アニリンのハロゲン化では、o,p-置換生成物が得られるが、混酸(H2SO4-HNO3)を用いる ニトロ化ではm-置換体が生成する。 (3)1-methoxynaphthaleneのニトロ化では主として1-methoxy-4-naphthaleneが生成するが、 1-nitronaphthaleneのニトロ化では1,5-dinitronaphthaleneと1,8-dinitronaphthalene の2種が生成する。 先輩方、知恵をお貸し下さい。
(1)教科書に書いてある (2)教科書に書いてある (3)教科書に書いてある
アニリンを直接ハロゲン化したりニトロ化したりするとアミノ基が無事じゃ済まなそうだけど・・・
教えて!Goo より
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=898826 Q:「アニリンにHClを加えてアニリン塩酸塩にし、その後、臭素水を加えると、
どんな風に反応が進んで何と何にわかれて白色沈殿ができるのでしょうか?」
回答者:org1 どんな人:専門家 自信: あり
A:「フェノールのナトリウム塩に臭素水を作用させると,
2,4,6-トリブロモフェノールの白色沈殿を得ます.
アミノ基もヒドロキシル基と同様o,p-配向性ですから,
同様の反応が期待されます.」
プゲラ
424 :
あるケミストさん :04/08/20 03:57
age
425 :
あるケミストさん :04/08/21 03:01
アジピン酸ジクロリドの保存方法がわかりません 教えてください
426 :
あるケミストさん :04/08/22 00:39
遮光性の瓶に入れて、乾燥窒素ガスで空気をパージ、密栓して保管すれば、 実用上は差し支えないだろ。栓のシールの材質は重要。テフロンが望ましいと思われ。 しばらく使わないならアンプルに封入がよろしかろ。
427 :
あるケミストさん :04/08/22 22:10
2−3年程度はサンプル瓶で保存していたけど液体が黄色くなった。 使うときは蒸留して使ったよ その後は問題なく使えた。
428 :
あるケミストさん :04/08/23 00:55
>427 どうせ、6,6ナイロン作るんだろ? 蒸留するのもめんどくさそうだ・・・
429 :
あるケミストさん :04/08/23 04:39
量にもよるが、クーゲルでサラリと色抜き程度に蒸留するなら、まぁ、 それほど大した手間じゃないでしょ。 ナイロン-6,6 を作るのが目的だとすると、おそらく、高校か、高専か… クーゲルロールなんて無さそうだね。もっとも界面重合の実演程度なら、 色つきの多少ダメポなやつでもなんとかなると思うけどさ。
結論 少々黄色いぐらいなら余裕
432 :
あるケミストさん :04/08/26 21:46
>>425 さんとは別人なのですが、
アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの塩から重合した6,6-ナイロンを繊維にしたいのですが、
加熱しても液体がぽたぽた垂れるだけでうまくいきません。
6-ナイロンだと繊維が出来るのですが。
良い方法を教えてください。
433 :
あるケミストさん :04/08/29 02:36
age
>432 モノマーの比率は完全に1:1になっているか? ちょっとでもずれていると重合度がうまく上がらないので繊維にならないはず。
435 :
あるケミストさん :04/08/30 17:14
教科書の章末問題なのですが、 p-ジブロモベンゼンをベンゼンから合成する際、 解答によるとブロモ化する前にNHAcを導入しています。 そして、ブロモ化のあと、NHAcをN2+にしてCuBr処理 という流れなのですが、NHAc基はortho置換よりも para置換を優先させるのでしょうか? あと、最初のBr置換はFeBr3ではなくAcOHを使えと いう指示なのですが、なぜなのでしょうか?
436 :
あるケミストさん :04/08/30 23:14
すみません、質問させていただきます。 アニリンを塩酸に溶かして、冷却しながら亜硝酸ナトリウム水溶液を加える、 つまりジアゾ化なんですけど、するとベンゼンジアゾニウムができますよね。 そこにアセトアセチルバリンを加えるとどのように反応して何が出来るのでしょうか?
437 :
あるケミストさん :04/08/31 18:32
2-シクロへキセノンを、立体選択的に還元する方法を教えてください。
>435 >NHAc基はortho置換よりもpara置換を優先させるのでしょうか? Yes >最初のBr置換はFeBr3ではなくAcOHを使えという指示なのですが、なぜなのでしょうか FeBr3だと多分条件が厳しすぎてポリ置換が起こるのでは? AcOHは単なる溶媒に思える。 >436 アミドのHがジアゾニウムで置換されてアセトアセチルがそれを攻撃してトリアゾール環が できそうだが、良く分からん。 >437 2-シクロヘキセノンの還元生成物に立体異性体は無いと思うが。
439 :
あるケミストさん :04/08/31 23:13
>>438 二重結合まで還元しないでカルボニル基を水酸基に変えるだけです。
塩化セレンと水素硼素ナトリウムを使うとを二重結合を還元せずにカルボニルだけ還元
できるみたいなのですが
R体かS体かどちらかいっぽうだけでもつくりたいです
>>439 横から割り込んで申し訳ないが、今ひとつ何をやりたいのかわからないのよね。
単にcyclohexeneのLuche還元やりたいのか、それとも光学活性なcyclo
hexenolが欲しいのか。前者なら、セレンじゃなくてNaBH4 / CeCl3な。
でもできるのはラセミ体。なら買ったほうがはやいだろ。光学活性体が欲しいなら
光学分割するか不斉還元してくださいな。
>>438 レスありがとうございます。
納得しました。
442 :
あるケミストさん :04/09/01 01:55
>>440 わかりにくかったでしょうか。すみません。
取り合えすやりたいことは不斉還元です。
はっきり言って合成について調べるとっかかりすらわからない
ので、そのとっかかりがほしくて書き込んでみました。
あ、セリウムだ、恥ずかし
443 :
あるケミストさん :04/09/01 02:06
>>442 案外プロリンを入れるだけでうまくいくかも
ケトンと二級アミンで活性なシッフベース(キラル)
それをかさ高い還元すればキラルに還元
444 :
あるケミストさん :04/09/01 02:57
>443 確かに光学活性な三級アミンになるが・・・ これをわざわざアルコールに?
>>443 ルートを変えて考えてみたのですが4位に置換基がついた
ラセミ体の2-cyclohexenoneを、光学活性なアミンとシッフ塩基を作り
ジアステレオマー化して分離後ケトンに戻すってのは無理ですか?
最終的に4位の炭素のキラルのR,Sを分けることが目的で、不斉
還元はそのための方便だったりするので。
>>438 さっきわかったことなんですが、アミノのHと置換するのではなく、
ケトン間の炭素が脱プロトンして、そこにジアゾニウムがくっつき、
そのあとCH−N=N−がC=N−NHとなるそうです。
お構いいただきありがとうございました。
447 :
あるケミストさん :04/09/01 19:42
ベンゼン環に1,4の所に臭素があり、3,5にヨウ素がある分子は何といったらいいですか?教えてください
1,4−ジブロモ−3,5−ジヨードベンゼン じゃ駄目かい?
IUPAC的には2,5−ジブロモ−1,3−ジヨードベンゼンかも。
>>442 だーかーらー、結局何をやりたいのさ〜。4位に不斉炭素を持つ2-cyclohexenoneの
光学活性体が欲しいの?で、原料はそのラセミ体に限るの?だったら光学分割しか
ないよね。直接やるんだったらchiralHPLC / GCでの分取や、適当なdiastereomerに
誘導してから分割して原料に戻すとか、速度論的光学分割とか、そりゃ色々手はあるわけ
だけど。どの方法が適切なのか、それで分かれるどうかはモノ次第だからやってみないと
わからんな。それ以前に目的物の不斉合成とかはできないの?最終的にあなたが
何をしたいかがイマイチ伝わってこないから、みなもレスしようがないんでないかね。
例えば不斉還元は光学分割のための「手段」の一つであって「目的」ではないんでしょ?
光学活性アミンからのシッフ塩基合成もそうだけどさ。もし目的物が不斉合成
できるなら、分割のための個々の手段にこだわってもしょうがないじゃない?
分割するにしても、どの方法が適切かは構造しらなきゃ答えようがないし。
そこらへん踏まえてもう一度質問よろしく。
451 :
あるケミストさん :04/09/02 02:28
>450 原料のラセミ体は買えるので、ジアステレレオマーに誘導する手段 が知りたいのです。 不斉還元の方法をいくつか知ってたらつぎ機会にほかの化合物に 使うこともできるし 個々の手段にこだわりたい場合もあるってことで。
質問させてください。 エステルを合成したのですが、 原料のベンジルアルコールが水に溶けないので 通常の分液では水層に分かれてくれません。 分液で有効な手段は無いでしょうか? 何か別の方法でないと分離は難しいのでしょうか?
453 :
あるケミストさん :04/09/03 19:34
欲しいモノの揮発性にもよるが、ベンジルアルコールの量がそれほどでもないなら 高真空で飛ばせばいいんじゃ?
>>451 ジアステレオマーに誘導する手段って一言で言うけどそりゃ山ほど
ありますよ。それからどれを選ぶかが問題なんよ。とりあえず
Comprehensive Organic Transformationあたりを読んでみて
ください。話はそれから。ああ、手っ取り早く実験項が知りたいなら、
オンラインでフリーのOrganic Synthesesをチェックしてみて。
www.orgsyn.orgね。
質問させてください。 アルコールの酸化反応(DMSO酸化)で一級アルコールのほうが酸化されやすい反応と 二級アルコールの方が酸化されやすい反応があるのは何故ですか?
理由なんて後付けですよ
458 :
あるケミストさん :04/09/05 18:58
ちょっと合成と違うかもしれないんですが、本を読んでもよくわからないので、 もしわかる人がいたら教えていただけないでしょうか? 化学結合型固定相のHPLCと、吸着クロマトグラフィーの違いがよくわかりません。 どちらも極性の違いで分離すると思うのですが・・・
459 :
あるケミストさん :04/09/05 19:30
TNT所持だけで犯罪ですか? 作るの簡単すぎなんですけど
460 :
あるケミストさん :04/09/05 19:44
>>458 化学結合型固定相のHPLCは吸着クロマトグラフィーの一種です
吸着クロマトグラフィー以外には、分配クロマトグラフィーがあります
代表的なのは向流液液分配クロマトです
461 :
あるケミストさん :04/09/05 19:49
>>459 TNTは第5類の危険物です
消防法違反ですね
簡単に合成できました?
案外目的物以外のものが多く出来ていると思います
それと無理に精製しようとすると爆発します(ガラス器具で指を失うなど)ので
消防署の人に正直に話して引き取ってもらいましょう
>>456 主として立体障害の差。
活性中間体は一級の方が作りやすいが、その後の脱離は二級の方が早い。
ちなみに最近は臭くないDMSO?もある。
#野出先生の分子量の大きいスルフォキシドね。
理論なんて後付けですよ。偉い人にはそれが分からんのです。
気休めかも知れませんが、>456さんならうまくいくと思いますよ。
>>452 へきさん−メタノールで分液。
でも普通はカラム。ド大量なら真空ポンプで飛ばすな。
464 :
あるケミストさん :04/09/05 21:28
DMSのにおいくらいがまんしようよ。 チオールのにおいに比べりゃまだましなんだから。 分子量の大きなスルホキシドって実用化されるのだろうかね?
465 :
あるケミストさん :04/09/05 21:33
>>464 DMSOの臭いじゃなくてDMSO酸化の臭い
DMSO酸化の臭いは工業的にも困りもの
価格によっては使い物になる
ちなみに、DMS=ジメチルスルフィドね Sも酸化されてればそこそこ臭いは弱まる・・・と思う。 個人的な見解だが
467 :
あるケミストさん :04/09/05 22:31
>>460 ご回答ありがとうございます。
私が読んだり調べたりした範囲では、
吸着クロマトグラフィー・・・未修飾シリカが使われる。シラノール基
(Si―OH)と溶質の極性による相互作用。
化学結合型固定相クロマトグラフィー・・・逆相(C18など)と
順相がある。保持機構は正確には解明されていないが、移動相と固定相の
間で溶質の分配が起こる可能性がある。溶質の二相間での相対的分布は
その溶質種とそれぞれの相との相互作用によって決定される。もっと一般的な
言葉では、試料の極性と移動相および固定相の極性によって決定される。
分配平衡は液―液のときの話だと思っていたのですが、固体―液体間でも
考えられるのでしょうか?それから、極性による相互作用と分配はどのように
異なるのでしょうか?極性がキーワードであるという点で同じなようなのですが、
それぞれがなぜ異なるものとして(イオン交換、サイズ排除クロマトグラフィーと並列)
書いてあったのか理解できませんでした。
勉強不足で読みづらい文章になってしまいましたが、
もしわかりましたら教えていただけると幸いです。
469 :
あるケミストさん :04/09/05 23:41
>>467 >固体―液体間でも考えられるのでしょうか?
可 能 性 が あ る
書いている本人も理解していないと思われ。
>極性による相互作用と分配は
極性による相互作用って色々ある
固体液体の時は溶解度が関係する。固体の活量は1
イオン交換とは考え方が近い
液体同士のときは分配比率が関係する。活量はさまざま(溶媒によって異なる)
470 :
あるケミストさん :04/09/06 04:19
エステルの生成で、 水素イオンがどういう風に触媒になっているか教えてください。
471 :
あるケミストさん :04/09/06 07:20
>>469 ありがとうございました。調べてもなかなか理解できなかったので
とても助かりました。
472 :
あるケミストさん :04/09/06 10:04
>>455 出発原料は4-isopropyl-2-cyclohexen-1-oneのラセミ体なのですが、
これをうまく光学分割する手段はない物でしょうか?
473 :
あるケミストさん :04/09/06 11:27
自衛隊を持つときはこう言い訳をした。 「国が攻撃された時だけだから。決して国外は出て行かないから」 でもこないだ他国に出て言った。言い訳はこう。 「平和維持活動だけだから。戦闘地域にはいかないから」 でも実質は戦闘地域に行った。 あそこは「政府が戦闘地域と規定」してないだけで、実質はいつ攻撃されてもおかしくない。 一日2時間ぐらい「平和維持活動」をしょぼしょぼやって、後は休んでいたそうだ。 次の言い訳はこうだろう。 「平和維持のためにイラクに行ってるけど、攻撃されて自衛官負傷したよ。 身を守るために武装していかなくっちゃ」 そしてテロリストに思惑通り攻撃され、反撃し、 「自衛隊が外国で武力を使って人間を殺した(でも仕方なかった)」前例を作る。 この辺で9条改正。 もちろん選挙の前にはこう言い訳する。 「国際貢献のためだけだから。自分からは攻撃しないから。」 「徴兵制なんて導入するわけないじゃないですか。」 徴兵制導入は選挙のあとに言い出される筋書き。 こうして上手く憲法改正できたら、アメリカの先導で「テロ国家を叩きに」行く。
474 :
あるケミストさん :04/09/06 20:38
475 :
あるケミストさん :04/09/06 22:17
476 :
あるケミストさん :04/09/06 22:45
反応機構において、窒素という物は電子が付きやすい(マイナス)のか電子が不足しやすいのか(プラス)教えて欲しいです。
>>473 中国にいる邦人の安全を確保するために出動していった、某大日本帝国陸軍を
彷彿とさせます。
と、コピペにマジレス。
>>472 非現実的。
4-isopropyl-2-cyclohexen-1-oneの不斉合成を考えたほうがマシだと思う。
というか、不斉還元の検討に選ぶべき基質として不適当。
(作るのも分析するのも大変だから)
どうしてもやりたいなら一度ケトンを還元してdiastereomerにして、
結晶性のある光学活性カルボン酸やスルフォン酸エステルに誘導して
晶析で分割してみるとか。または、お金持ち研究室なら分取HPLCとか。
(ほぼ絶望的とは思うが。9
書いてて、結構4年生らしい無理難題で面白いとオモタ。
>>472 結局光学分割できればいいわけ?じゃ、ChiralHPLCで分取が一番早いな。
分かれるかどうかはカラムと溶媒の種類によるがな。ああ、ちなみに
一本数十万するけどね、カラム。
・・・つうかさ。4位の置換基ってイソプロピル基なの?その化合物の光学
活性体って新規なわけ?ラセミ体の光学分割にそこまでこだわるからには
ChemicalAbstractくらい当然調べているわけだよな?
俺も何度も言ってるし、
>>477 氏も言及されてるが、diastereomerにする手段
なんていくらでもあるけど、その基質について分割の勝算は限りなく低いぞ。
だから、目的はなんなの?って口をすっぱくして言ってるわけよ。その光学
活性体ができれば君の研究終わりなわけ?んなわけないよね、その先が
あるんでしょ?その目的が全合成だか反応探索かなんだかしらないけど、
何もラセミ体の光学分割にこだわる必要はないんでないの?その先が
わかれば、もう少し現実的なアドバイスも集まるだろうよ。
479 :
あるケミストさん :04/09/07 01:13
>>478 この後一段階反応させたら反応終了です。その際不斉炭素
が一個増えるんですが。その(SS)(RR)のペアと(SR)(RS)のペア
の分割は非常に簡単なので、実際出発原料を光学活性体ができれば
終わりなんですよね。できあがった四つのジアステレオマーの生理活
性を調べるのが目的です
最初から出発原料を不斉合成するより買える原料を2〜三段階の反応で
分割出来りゃらくだなと。
>>478 まーまー、学生さんみたいだし大目に見てあげましょうよ。
>>479 う〜ん、それでも厳しいかもね。
アルキルの4級炭素は、殆ど分離しないことが多いから。
ちなみにその4種のジアステレオマー、HPLCで4本見える?
見えるなら分取がお勧め。ダイセルにお金払って委託すれば、分けてくれる。
481 :
あるケミストさん :04/09/07 08:03
みみみ
483 :
あるケミストさん :04/09/07 20:31
>>470 確か、カルボキル基と微妙にくっついて・・・。
誰か詳しい人教えてあげて。
4-isopropyl-2-cyclohexen-1-one っていうのは要はクリプトンですな。 これのラセミ体って販売されてるの? そりゃちょっとした驚きだなー。 どこで買ってるの? 教えてくれたら、ラセミ体から S(+) 体を分離する 文献を、お礼に教えてあげてもいいよ。 R体はユーカリ油から分離したのが比較的簡単に入手できるから略…
>>484 俺も気になって文献調べるついでにケミアブぱらぱら見てたら精油がらみの
文献ばかりで、???となってたんですが。天然物かつ簡単に光学活性体が
入手できるとは・・・いや、他人事ながら勉強になりました。メンタン骨格の
メチル基が酸化的に切断されるような生合成経路なのかしら。テルペン化学は
さっぱり縁がなくて全然気づきませんでした。他分野の文献も読まないとだめ
ですね。
>>479 というわけで問題解決かな?よかったね。不斉エノラートやlimoneneあたりからの
合成法考えてたんだが、天然物で入手できるなら、合成も分割も必要ないやね。
486 :
あるケミストさん :04/09/08 00:03
立体反転が出来ないと 当初の目論見の半分しか達成できないなw
クリプトン l体はある種のユーカリ油に、d体はwater fennel油に含まれる。 製法:ある種のユーカリ油から分離するか、β−ピネンあるいはサビネンからか β−フェランドレンの酸化による。 製造業者:Maguary S.A. と「合成香料 化学と商品知識」には書かれているな。 「ある種の」ってことは最も一般的なEucalyptus globulusでは無いんだろうが。
植物によって同じテルペンでも立体が違うのか・・・なるほど。そういや hydroborationやってたとき、松の産地によってα-pineneの光学純度が 違うなんて話聞いたなあ。力づくの不斉合成ばかりじゃなく、キラルプール法も 見直していかなきゃいかんな(自分的に)。覚えとこ。
489 :
あるケミストさん :04/09/08 00:44
IPAと水が混ざると何か反応しますか? アルコールって水に溶解するだけかと思ってたんですけど 何かぶくぶくなるんです
490 :
あるケミストさん :04/09/08 01:22
>>489 それは純粋なアルコールじゃなくて何かが溶けているアルコールです
491 :
あるケミストさん :04/09/08 01:34
回答ありがとうございます。 何かとけてるのかなー 微細加工のリンスに使用しているので 水は純水でIPAも100%だと思うんですけど・・ 何もまざってなければ何か反応するってことは ないんですよね?
493 :
あるケミストさん :04/09/08 03:43
>>492 蒸留した水と蒸留したメタノールでも泡はでるなぁ
やっぱなんかでますよねー 何がでてるんでしょうか? 化学屋ではないので原理がわからなくて・・・(不勉強
こんなの見つけました。
http://www.iserv.net/~chargers/chem/seccwatalcohol.htm おそらく、これの explanations paragraph 4 の解説で妥当だと思いますよ。
若干、主観的な微変更を加えると、以下のような感じ。エタノールと水を混ぜると、
水素結合の再配置で分子がより密に充填可能になるために体積が減少しますよね。
で、この過程が液の内部で起こると、周りの液がそれを埋め合わせるのに間に合わず、
微視的に真空部分が生じると。この空隙に対して、溶媒和の熱も手伝って、エタノール
と水が蒸発し、それが気泡となって上昇するということで。
おそらくメタノールやIPAで起こっていることも同様でしょう。
つまり泡の正体はアルコールと水の混合気体。
>>489 の言う「反応」というのは
まぁ、一応、起きてることになるかな。水素結合の最適化という意味において。
>>495 ありがとうございます。
体積が減少することは調べていたのですが、
混合気体がでているとは。
私が一人で考えていてもこのような結論には達することができなかったと思います。
本当にありがとうございました。
497 :
あるケミストさん :04/09/08 11:56
工業用のIPAってC2H5COOHとかはいってなかった?
>>488 合成の文献見つけマスタ R体の
しかし、500℃って_| ̄|○うちの設備じゃむりぽ。
sたいは、ラセミ体から誘導できるみたい、まだ文献きてないが。
Eucalyptus cneorifoliaらしいです、最初にとられたの。
カンガルー島のごく一部でしか栽培されてないみたい。
何はともあれ、ありがとうございました。
>>483 ,470
カルボニルと配位して、で合ってます。
プロトンの配位が水酸基の酸素じゃなく
カルボニル酸素にいく理由とか考えると面白いかも。
500 :
あるケミストさん :04/09/08 21:38
PerKin反応とは具体的にどのような反応でしょうか?
>>498 せっかくだから
>>484 氏のためにラセミ体購入先の情報提供したらいかがかな?
こんだけ皆を騒がせたんだから、いい研究しておくれ。期待しております。俺も
テルペン化学のいい勉強になりました。
>>500 Perkin反応って言ったらあれだ、アルデヒドから二炭素増炭してα−β不飽和
カルボン酸を合成する反応だったっけな?教科書的にはbenzaldehydeから
cinnamic acidの合成とかが載ってるかも。同様の目的だったらhorner-emmons-
wadsworth反応のほうが一般性の面で使いやすいかなあ(まあエステル経由だが)。
503 :
あるケミストさん :04/09/10 20:09:24
>>499 エステル自体は、高校の範囲なのに、触媒が絡むとだいぶ難しくなるんだよね。
っていうか、高校の資料集で、矢印が片方だけで、平衡を示してなかったんだけど、
どう思う?
>>503 すごく… おおざっぱです。
いいこと思いついた お前Wikiを編集しろ
男は度胸!何でもためしてみるものさ
ほら 遠慮しないで編集してみろよ
アルコールの合成法は主な物ではどんな物があるのでしょうか?
506 :
あるケミストさん :04/09/11 20:02:14
507 :
あるケミストさん :04/09/11 20:11:35
>>505 微生物発酵。
ってか、有機合成スレなんだから原料くらい示そうよ。
あと、ついでに。
学生さんならrラーロックのcomprehensive位は持っておこうな。
>>509 あの東北っぽい訛りのおっちゃんね。懐かしいね。
Protective Groupとか、Comprehensive、Purificationの本なんかは必須の本だったなぁ。
511 :
あるケミストさん :04/09/13 20:00:14
>>499 多分、二重結合だから。
っていうか、二重結合と普通の結合でどうして変わるわけ?
>>511 ネタだよな?
釣られてやるからネタだって言って呉れよ、な。
共鳴構造をとっているから2つの酸素は等価だろうに。
インドール環上のNHのHってメトキシドかアルキルリチウムなんかで引っこ抜けますか? 3位にメタノールが入ったインドールのエステル誘導体を合成する目的で、メタノールOHをアルカリで引き、酸クロライドを反応させることを考えています。 インドール環上のNHのHが抜けて、反応しそうな気がするんですが。 この方法より、カルボン酸とBCC酸化した法がいいでしょうか?
514 :
あるケミストさん :04/09/13 22:49:36
>>513 リチウムなら余裕でしょう
メタノールって言わないですね。ヒドロキシメチルですね
酸クロで反応をかけるならOHから引き抜く必要は無いですね
NHが心配ならTMSとかBnとかかけておきましょう
>>514 さん、有難うございます。
>酸クロで反応をかけるならOHから引き抜く必要は無いですね
…そういえば酸クロライドは禁水でした。素のOHで反応しうるわけですね。
すると、脱水溶媒中、酸クロライドと3−ヒドロキシメチルインドールを混ぜるだけで行く訳ですね。
どうも有難うございます。
>>512 カルボキシレートなら共鳴だがカルボン酸状態なら等価じゃないよ。
517 :
あるケミストさん :04/09/14 01:08:36
>>516 カルボン酸にプロトン付加すると等価だよ
でもそれじゃエステル化のドライビングフォースが説明できない
>511 カルボニル側の酸素にプロトンがくっつくと共鳴構造になります (水酸基酸素のロンペアがカルボニル側へ) 水酸基側につくと共鳴構造は書けないので 最初はカルボニル酸素にプロトン付加するってこと。 ただし、水酸基側にプロトンが付加してもエステル化の反応機構は書けます。 二重結合まわりの原子だから電子密度が高かったりするのかも しれんけど、自分は詳しくないので他の人お願い >517 カルボニル酸素にプロトン付加した後に、 1.水酸基酸素にもプロトン付加→アルコールが求核反応 もしくは 2.アルコールが求核反応しつつアルコール水素が水酸基酸素に 引きつけられるような4員遷移状態を経てって感じでいいんじゃない
520 :
あるケミストさん :04/09/18 06:58:30
HHCOSYはすごいなぁ!!
CHCosyの方がすげーよ!
HMQC,HMBC最強。
>>495 へーそうなんだ。
ベンゼン-エタノールとかも発泡するから、
てっきり溶解度が下がって飽和した空気が出てるんだと思ってた。
524 :
あるケミストさん :04/09/19 17:19:47
X線結晶構造解析にはなにものもかなわないなぁ!!
525 :
あるケミストさん :04/09/19 21:45:30
>524 そのせりふはサンプルの単結晶を作ってから言ってくれ
526 :
あるケミストさん :04/09/20 00:15:35
>525 禿同
527 :
あるケミストさん :04/09/22 14:17:53
お邪魔します。 固体物性の実験を行っている者です。 試料の洗浄にアルコールやアセトンのような有機溶媒と、 塩酸等の無機酸を併用しているのですが、廃液処理の段 階で有害物質ができることを懸念しております。 有機溶媒と無機酸との反応の結果、どんなものができる のかを調べてみたいのですが、皆様がお勧めの化学反 応データベースとかがありましたら御紹介願えますでしょ うか? 東京大学の図書館に出入りできますので、ある程度のもの は見ることができると思っております。 以上、不躾な質問ですが宜しく御願いします。
528 :
あるケミストさん :04/09/22 19:21:13
>527 ケミカルアブストラクト 利点 ・灯台図書館に確実にある。 ・データベースとしては完璧 欠点は・・・(´Д`*)
529 :
あるケミストさん :04/09/22 21:13:01
>>526 えっと、東大なら"SciFinder"へのアクセスができないだろうか?
調べてみてくれ。
超強力なデータベースだ。値段も強力だが
ちなみに、本で調べるなら東大図書館の本館にはあまり期待できない(w
有機化学関連なら、工・化生系か理・化学か農学か薬学図書館へどうぞ。
なお、エタノール・メタノール・アセトンを希塩酸や希硫酸と混ぜても、
実験室レベルならヤバいものはできない。安心しれ。
>>527 どんな「処理」を行っているかにもよるのでしょうが。
普通に廃溶媒の処理業者に委託している分には、なんの問題もないと思います。
「特に問題ないですよ〜。」
「よかった!それでわ。ザザー!!(トイレの排水溝に捨てる音)」
みたいな事をしなければ。
大学や企業の研究室では、18Lのポリタンクに入れて「酸性引火性廃溶媒」として
引き取ってもらうのではないでしょうか。グーグルで産廃業者さんを調べれば、
引き取り先は見つかると思います。
531 :
あるケミストさん :04/09/22 22:24:18
うちでは臭い消しに使った次亜塩素酸の水溶液はトイレに捨てるという決まりがありました。
IPAやエタノール、アセトンなど、任意の割合で水に溶ける有機溶媒と無機酸の 混合物というのは、処理する側としては、多少厄介な種類だろうね。おそらく焼却 処理すると思うけど、酸濃度や酸の揮発性によっては焼却設備の劣化が加速される だろうしね。 話が出ているように、上記の混合物が実験室の保管条件においてタチの悪い有害 物質になるとは考え難い。けども、混ざった状態で焼却されると何ともいえない のではないかと。たとえばハロゲン化された有機化合物も極微量なら生じる 可能性があるんじゃない? 基本的に廃液は出来るだけ混ぜないということと、出来るだけ容積を増やさない ということが大切。今回の廃液の場合、さすがにシャバシャバに濡れたアセトン とかIPAみたいな奴だったら塩入れても2層に分けるのは無理そうだしね。
>>528 探してみます。
>>529 サイファインダー、忘れてました。とっととアカウント
を取ります。
>なお、エタノール・メタノール・アセトンを希塩酸や希硫酸と混ぜても、
>実験室レベルならヤバいものはできない。安心しれ。
>
少し安心しました。
>>530 廃液はポリタンクに一時保管してから環境安全セン
ターと言う所に送るのですが、実験室でポリタンク
保管中にどうなっているか少し気になったもので
お尋ねした次第です。
>>531 水ぎ...。
>>532 処理手法についてもう少し学ぶべきと常々考えております。
今度講習でも受けてこようかと。
皆様御丁寧にありがとうございました。
534 :
あるケミストさん :04/09/23 18:07:57
>>527 東大の環境安全研究センターに処理してもらってるなら、
処理法については問題ないでしょ。あそこの設備はかなりのもののはず。
535 :
あるケミストさん :04/09/24 19:59:29
537 :
あるケミストさん :04/09/25 15:56:34
>535 本人がいると思われる場所と研究内容を考えると、 T大のK研究室と思うけど。 先生大変だな。
538 :
あるケミストさん :04/09/25 20:09:07
ポリペプチド(4つのアミノ酸)をエドマン分解して 3つのアミノサンを得て最後の置換基を決めるやつがあり 置換基Rの組成式がC4H9 てでたんですが ロイシンとイソロイシンの区別ってつきますか?? 教えてください。
>>538 MS、元素分析では分かりません
NMR撮りましょう
540 :
あるケミストさん :04/09/25 22:16:02
age
541 :
あるケミストさん :04/09/25 22:19:25
昆布が海の中でだしが出ない理由を教えてください。 グルタミン酸が関係すると聞いたことがあるのですが。
543 :
あるケミストさん :04/09/27 00:52:48
カルボン酸とTsCl,DMAP,Baseで混合酸無水物って作ることができるんでしょうか? しかも常温で。ご存知の方いましたら教えてください。
544 :
あるケミストさん :04/09/27 01:39:16
できる
545 :
あるケミストさん :04/09/27 05:15:34
こんにちは、 Br‐クリセンから、Li−クリセンってつくることができるのでしょうか? ご存知の方いましたら合成条件教えてください。
546 :
あるケミストさん :04/09/27 06:02:22
あんま良く知らねけど、不活性雰囲気下で、ターブリとかで引っこ抜けば できるんじゃないの? ただ、bromochrysene いったって色々あるだろうが。 質問はもうちょっと具体的に書こうや。
547 :
あるケミストさん :04/09/27 20:19:29
クロロホルムからホスゲンを作る方法を教えてください。
>547 ホスゲンを買った方が安い。
>547 市販のクロロホルムを蒸留した後、透明の瓶に半分ほど入れて放置
>>548 ほー、ホスゲン売ってるところがあれば知りたいモンだ
551 :
あるケミストさん :04/09/29 06:52:00
552 :
あるケミストさん :04/09/29 16:09:41
>551 安定剤を除くため つか、この辺は知っておかなければならない常識。 古いクロロの瓶開けるときはホスゲンに注意するとか、 微量実験の時は安定剤が反応する恐れがあるとか。 ホスゲン作って何するかはしらんけど、 いたずら目的ならやめとけ。 学生だったら辞書を見る癖をつけたほうが良い。 普段何気なく使ってる試薬でも危険なものはかなりあるし、 物性を知る事で無駄な実験(溶媒が分解しました or 反応しました)を防げる。
554 :
あるケミストさん :04/09/29 20:55:54
クロロホルム。難しく言うと???。
>554 trichloroform formyl trichloride methenyl trichloride freon 20
556 :
あるケミストさん :04/09/29 21:35:40
>554 trichlorocarbon monohydride
先日、社会人学級で話題になった以下のことについて、若しご存知であれば 教えて頂きたいのです。 目薬の溶媒についてです。 主成分の性状がメタノール、エタノール、酢酸エチル、無水酢酸には溶けるが、 水には溶けない。このようなケースでは溶媒として何を使えば良いのか、正解 らしきものは何も無かったのです。 唯一検討に値する意見として、シクロデキストリン(CD)で包摂した後、 水に溶解するとの案がありました。しかし、眼に対するCDの作用が未知 です。 製薬会社がどのような溶媒を使用し、どのような方法を採っているのか 教えて頂きたいのですが。 宜しくお願いします。
560 :
あるケミストさん :04/09/30 20:23:49
メタノール:目に入れたくない 酢酸エチル:目に入れたくない 無水酢酸:目に入れたくない もう結果は見えているわけで。 他に界面活性剤を使うと溶けるかも
水酸基などがあればプロドラッグ化。 もしくは懸濁液で製剤化。
>559 塩化については検討しました? 点眼薬の溶媒として使えるのは基本的に水のみと考えた方が良いです。 そこにアルコール系の溶媒を添加する形で溶解させることが多いかと思います。 それでもダメならワセリンとか流動パラフィン使って 油性点眼剤、懸濁性点眼剤、眼軟膏とかにしても良いかと。
熱に不安定な反応(といっても80℃ぐらいで大丈夫なのは確認済みですが)をやる ことになりました。うちの会社には、有機物を分析できる装置はガスクロしかありませ ん。ガスクロ打ちました。当然、壊れました。 おかみからもらった資料に、「熱に不安定なので、溶媒で希釈してガスクロを打つ」 と書いてあったんだけど……。 熱に不安定なのに…ガスクロ??いや、ガスクロしか無いのがそもそもの問題なの ですが。 慢性的に混雑している数少ないガスクロなので、分析条件をいじると、すごく迷惑が られるし…。 ちなみに、反応出発物質はよりにもよって高沸点……。 いったい、どうしたらいいんでしうか。
>>564 ちゃんとGC分析条件、読んだ?
inj tempとか、希釈液とかちゃんと合わせないとダメよ〜。
またinjector、ちゃんと洗わないと無機塩が析出していて分解することも。
・・って、当然やってますよね。
564 分析条件は、いつも使ってる高沸点溶剤用ファイルが指定されてました。 希釈液はエタノール指定です。倍率は書いてなかったので、適当に何倍か ふって打ってみました。 >>またinjector、ちゃんと洗わないと無機塩が析出していて分解することも 何故か、製品と開発、その他廃液等を同じGCで打つことになっているので、 正直、カラムの中はどうなってるかわかりません…。 GCの温度設定をいじると、安定するまでに時間がかかかって、製品分析が滞 るため、分析職の人や製造部の人にいやがられます(涙)。 技術資料作った人は既に退社済みなので、質問できないです…。
製品分析のほとんど無い深夜にこっそり、分析条件ふって、最適なのを探す しか無いっすかねぇ。
568 :
あるケミストさん :04/10/02 15:38:57
ハロゲン化アルキルをアルコールから合成する時に、ハロゲン化水素から合成する。とあったりですが、 臭化アルキルを使うのにPBr3を用いていました。特にこれを使う理由は何なのでしょうか?
使うと作るの間違いと思われ。
571 :
あるケミストさん :04/10/02 23:38:20
ハロゲン化アルキルをアルコールから合成する時に、ハロゲン化水素を用いる。とあったのですが、
臭化アルキルを合成するのにPBr3を用いていました。特にこれを使う理由は何なのでしょうか?
でした。
>>570 さんの言う通りでした。
反応温度が低め 収率がいい 試薬もそんなに高くない こんなところ。
573 :
あるケミストさん :04/10/03 00:17:54
実益的な面からですね。 たくや君ありがとう。
3臭化リンは後処理面倒でヤ!
>>574 ホスゲン売ってる場所も知らない香具師が何を言いますか。
質問スレから流れてきました 同じ質問ですが質問させていただきます。 ポリパラフェニレンビニレンの実験室レベルでの合成の際 スルホニウム塩前駆体を経由して合成する方法の詳しい手順など教えてください。 またこのほかにポリパラフェニレンビニレンの合成方法などありましたらお願いします。
>575 今更そんなん掘り返さんくっても... 工業用途では結構使われてたものだから販売はされてるだろうけど、 試薬ではもうほとんど扱われてないんじゃない。 有っても溶液で、とかだと思う。 >576 流れてきたって言うんなら 質問スレの方に取り下げの意思表明しとかんと。
>577 すみません 取り下げてきました
ホスゲンは、実験室レベルの小分けではほとんど扱われていないと思うけど、 まだ売ってるトコはあることにはあるよ。たしかトルエン溶液もあったはず。 ただ、実験室レベルでは2,3の有名な代替物があるから、わざわざホスゲン 使わなくてもなんとかなる。したがってホスゲン自体は殆ど使わないというのも 妥当な指摘ですな。 もちろん、犯罪とか悪質なイタズラ目的の厨房に売ることは、昨今の情勢から 考えてありえないと思うけどね。
ホスゲン買うしか知らん連中め!現場に来てみろ!
>>576 キシレンのメチルにハロゲン付いた化合物と、ベンゼンにアルデヒドが
2コ付いてるヤツをWittigでくっつけろや!
もしくは、キシレンのメチルにハロゲン付いた化合物をKTBと煮る。
探しゃでてくる
581 :
あるケミストさん :04/10/06 22:14:25
アメリカではホスゲン売っているよ。 4年生の女の子が、冷蔵庫からポンド瓶持ってきて、 いまからこれ使うの、ってニコって笑ってた。 当人、どれだけ危ないか知らなかったみたい。 誰も使い方教えないから、俺が教える羽目になった。 かわいいからいいんだけど。
582 :
あるケミストさん :04/10/06 22:42:16
ホスゲンってそんなに危険なのですか?HBrではうまく反応しませんか? マクマリー概説の9.37の問なのですが(誘導の問題) 2−シクロヘキセノンのような物質をシクロヘキサンの同一炭素がCH3,OHでモノ置換された 物質を誘導するのに、まず還元してからグリニャールを使う。と考えたのですが、 グリニャール→最後に還元となっていました。 どのような不都合が生じますか?よろしくおねがいいたします。
583 :
あるケミストさん :04/10/06 23:18:04
>>582 カルボニルを残して2重結合を還元できるかい?
Pd/Cで水素化すれば普通2-シクロヘキセノン系は二重結合だけ還元されるので 問題ないはず。
586 :
あるケミストさん :04/10/07 01:24:23
ありがとうございました。
587 :
あるケミストさん :04/10/10 19:19:51
合成法の「Organic Synthesis」を和訳したものって出版等されてますか?
588 :
あるケミストさん :04/10/10 22:26:41
>>587 俺は聞いたことないなあ。別に訳書の必要はないと思うし。今はオンラインで
無料で読めて、プラグイン入れれば構造検索までできるからね。あれはつくづく
ありがたいよなあ。
>>587 マジすか。出来れば紹介して欲しいのですが。
ぐぐってもそれっぽいのが出てこない・・・
590 :
589 :04/10/10 22:30:54
591 :
あるケミストさん :04/10/10 22:35:45
長野県民へ -― ̄ ̄ ` ―-- _ , ´ , ~  ̄、"ー 、 _/ / ,r _ ヽ ノ , ´ / / ● i" ,/ ,| / / _i⌒ l| i | と,-‐ ´ ̄ / / (⊂ ● j'__ | (´__ 、 / /  ̄!,__,u● | 柿食べたくらいで撃つことないじゃん  ̄ ̄`ヾ_ し u l| i /ヽ、 お腹が減ってただけなのに・・・ ,_ \ ノ(`'__ノ (__  ̄~" __ , --‐一~⊂ ⊃_  ̄ ̄ ̄ ⊂ ̄ __⊃ ⊂_____⊃
>>591 一度クマに襲われて来い。ツエーらしいぞ。
それとも自分の子供、クマーに襲われてみたいのか?
ジジイに聞けば、山国ではそういう話が結構ある。
無責任に勝手なこと書くのは悪戯でも腹が立つ。
>>593 thx!行けました。後はこれを訳すのかぁ・・・
専門用語に慣れるまでが大変そうですね。
596 :
あるケミストさん :04/10/11 15:31:39
>>594 OSの専門用語すら慣れていない初心者がOSを読む理由が気になるんだが、
まさか指導者なしでいきなり実験したりしないよね?
597 :
管>:理人 :04/10/11 16:08:39
>>596 課題で使うのです。すらすら読めるようになるまでどれくらいかかるんだろ。
>>598 有機化学実験は危険と隣り合わせ。
素人実験ならヤメトケ。
>>591 tp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041011-00000015-mai-soci
見ろ!
実際に3人も熊に襲われちゃったじゃないか。
今日の話だぞ!!
女性や子供だったら死んでたかも知れんぞ!
グルコースから合成される糖脂質、糖タンパクってなにがあるんですか? ググッてるのに見つからないので教えてください
602 :
あるケミストさん :04/10/12 01:15:26
>>601 へ へ|\ へ √ ̄| へ
( レ⌒) |\ ( |\)| |/~| ノ ,__√ /7 ∠、 \ . 丶\ _ __
|\_/ /へ_ \) | | | |∠ | |__ | / ! | | |_〜、 レ' レ'
\_./| |/ \ .| |( ̄ _) | ) | | i | へ_,/ ノ ,へ
/ / ̄~ヽ ヽ. | | フ ヽ、 ノ √| | ! レノ | !. \_ ー ̄_,ー~' )
/ /| | | | | |( ノ| |`、) i ノ | | \_ノ ノ / フ ! (~~_,,,,/ノ/
| | | | / / | | . し' ノ ノ | | / / | |  ̄
\\ノ | / / | |___∠-". | | ノ / ノ | /(
\_ノ_/ / (____) し' ノ/ / / | 〜-,,,__
∠-''~ ノ/ (_ノ 〜ー、、__)
>>598 むう。課題でOS使うとな。教授がやれっていうなら仕方ないが、有機化学の
初学者が使うもんじゃないぞ。まずは有機化学のテキスト読んで、実験化学
講座なり読んで、JACSなりJOCなり流し読みできるくらいでないときついの
ではないかなあ。確かにOS記載の手法はきっちり確立されてて再現もとれる
ものだが、危険な手法もごろごろ載ってるからね。OSのオンラインの序文に
あるでしょ、HAZARD WARNING TO USERSって。”The procedures on
this site are intended for use only by persons with prior training in
the field of organic chemistry・・・(以下略)”ってさ。訳に詰まってる
ようじゃ、まだ一人でやるには早い。実験は必ず経験者の指導のもとに。
課題と言っても、実際に手を動かすわけではないと思われ。 OS は手順が非常に細かく指示されているし、割合、新しい反応も多いし、仮想 実験の台本としてセミナーなどで勉強するには悪くないですよ。JACS や JOC 読んでも実地の感触はまるで得られないし。 もちろん、OS も実際にやらなきゃ印象度は各段に落ちるけど、実験テキストじゃ 非実践的過ぎるというトコに活躍余地があるように思われ。
たぶん論文輪読みたいな講義なんでは? 自分の時は学部3年の後期あたりで数人で教授のところに押しかけてやる そんなのがあった気がする。
なるほどね、文献ゼミでOSかあ。それもありかな。有機合成習得するには 手を動かすのが一番だが、学部1〜3年あたりだと合成実験に割く予算も 時間も少なかろうしな。その妥協案としてOSは面白いかも。しかし、ゼミで これから勉強しようというのにいきなり和訳を探そうという根性はあまり 好きじゃないなあ(笑)。
607 :
あるケミストさん :04/10/13 00:58:42
いや、どうせアングラ厨でしょう。
608 :
あるケミストさん :04/10/13 02:08:43
有機合成って本当に「学問」なんですか? 私には、有機合成はただの「技術」にしか思えません。
609 :
あるケミストさん :04/10/13 02:20:31
物質が<還元性を持つ>とはどういう意味ですか?
610 :
あるケミストさん :04/10/13 03:55:10
質問なんですが フッ化水素って手に入れるにはどうしたらいいの? 仕事がら硫酸や塩酸は買えるけど 今度どうしてもフッ化水素が必要なんだけど。 おんなじようなものかな? 硫酸に蛍石混ぜるとフッ化水素できましたっけ?
611 :
あるケミストさん :04/10/13 03:56:09
アンナカって どうやったら買えますか?
612 :
あるケミストさん :04/10/13 16:36:28
市販されているラネーニッケルというのはNaOH等で処理して活性化しないと摂食水素化には使え ないのでしょうか?W4ラネーNiを使用したいのですが。 処理方法は新化学実験講座に書いてありましたが、この操作が必要なのかいまいちわからなくて 買ったラネーニッケルのビンにはNi含量50%と書いてありました 普段Pd/Cしか使わないんだもの
いろいろなグレードが有りますが 大概は接触水素化用ですね 川研とかNEケムキャットとかのメーカーに聞きましょう もっともW7jでしかいかない反応に川研の(R-100)触媒をそのまま使ったら 普通にいってしまったのはちょっとびっくり。
614 :
あるケミストさん :04/10/13 21:42:22
ハロゲン(含むフッ素)やエステルと反応する、良い呈色試薬はないでしょうか?
615 :
あるケミストさん :04/10/13 22:00:26
>>606 とある偉い先生が、どうしても実験不足な部分をOS読んで思考実験して補え、と言ってたそうです。
616 :
あるケミストさん :04/10/13 23:55:27
>>608 自分は学問でもあり技術でもあると思いますが、
「学問」>「技術」と思っているようなあなたのような人には
それほどお勧めできない分野です。
>>609 簡単に言えば、「酸化されやすい」かな?
合成スレで聞くことではないけど・・・。
>>610 買え。買えないような立場の人は使うべきでない危険な試薬。
617 :
614 :04/10/14 00:08:31
618 :
あるケミストさん :04/10/14 00:47:50
ハロゲンと反応するというのは知らない。 自分ならとりあえずヨウ素は試す。
>614 ハロゲン用ではないけど アニスアルデヒドとかリンモリブデン酸とか。 リンモは炭化水素でも呈色したと思う
620 :
あるケミストさん :04/10/14 11:41:52
>>613 使用しているのはナカライの25g入りです。そのまま使ったら反応速度が極端に遅いです。
このペースだと終わるのに一ヶ月ぐらいかかりそう
触媒屋で有機合成の触媒を作っているのですが、最近新しくアミド化を始めました どの論文をみても大抵のものはベンゼンがついた酸をベンゼン環のついたアミンと反応させています。 どうしてベンゼン環のついたものを用いて反応を行うのでしょうか? そういったものの方が化学薬品への応用が利くなどの理由があるからでしょうか?
>>621 反応追跡が楽チンだから。
UVが有ると無いとでは大違い
反応性が一般にどちらが高いとかいったことはあるのでしょうか? (触媒にもよるとは思いますけど) 時間変化はだいたいGCもしくはLCで見ているみたいですが、UVも使うのでしょうか?
624 :
あるケミストさん :04/10/14 17:51:02
質問です 世の中で最も分子量の大きい有機高分子ってなんでしょう? 気になって夜も眠れません
>>623 GCは違うけどHPLCはUVが一般的でそ
(分離法と検出法だから)
そもそも一番最初はTLCからだし
アニリンの求核性は落ちるけど、カルボン酸の反応性は上がっているかも。
626 :
610 :04/10/15 05:26:47
>616 つまりかなりやばい劇薬なんだ。
627 :
610 :04/10/15 10:35:05
たびたびすいませんが、 フッ化水素はさわるだけでヤケドするような 劇薬なんですか? 硫酸くらい扱いが難しいのかな?
628 :
あるケミストさん :04/10/15 11:03:44
629 :
610 :04/10/16 12:49:21
レスサンクス やばい薬品じゃん。 ちょっと使うのは控えようと思います。 そこまで強い薬品とは!! あれを解かってヤルのは犯罪だな。 あいつら 逮捕はないが 民事なら負けるな。w これはいい情報を入手した。w
つまりどっかのスレで妙な薬物の作り方聞いて馬鹿にされたって事か。
>>625 無知でスマソ。丁寧に解説ありがとう。
では、ベンゼン環のついていないものでも反応させる価値はありそうでよかった。
あと、有機の人からみると、粘土のような固体酸に可能性は感じとか、どう思っているかを聞きたいです。
>>631 固体酸、いいよ。
有機化学でも酸触媒反応はたくさんあるからね。
高次で構造制御された固体酸触媒なんて、面白そう。
他にも固体酸触媒の表面を有機リガンドで修飾してみるとか。
(´-`).。oO(・・・・・)
634 :
高校有機化学超基本問題 :04/10/17 13:29:46
C5H11Clの可能な異性体(光学異性体を含む)の数を答えよ。 問題集の答えには4って書いてあるんですけど、3じゃないんですか? 問題集の誤りですか??
4どころじゃないような気が
4つじゃないの?
>>634 書き出してみれば?
「光学異性体を含む」に留意しながら。
10っこぐらいかな
母体となるC5H12のアルカンは n-ペンタン 2-メチルブタン 2,2-ジメチルプロパン の3つ n-ペンタンのHをClで1個置換すると4つになる(2-クロロペンタンに光学活性体がある)。 2-メチルブタンのHをClで1個置換すると8つ(1-クロロ-2-メチルブタンに光学活性体、2-クロロ 3-メチルブタンにはジアステレオマーがある)。 2,2-ジメチルプロパンのHはすべて等価だからCl置換体は1つだけ。 ということで13個じゃない? あるいは問題に実は「直鎖の」が入っていたので4つとか?
2-クロロ-3-メチルブタンってキラル1個だからジアステレオマーじゃなくない? 11個だとオモ。 4つなのは↑のように直鎖ってあったんだろうね。
>>620 無礼を承知で一応聞きますが、まさか展開せずに使ってませんよね?
>>640 展開せずにつかってますたw
現在NaOHで展開してすいてんちゅう
642 :
あるケミストさん :04/10/17 21:53:03
アニリンとさらし粉の反応で、 赤紫色を呈する物質ってなんなんですか?? 教えてくださいお願いします。
644 :
あるケミストさん :04/10/18 05:51:10
調子にのって ばかなことを レスしてすいませんでした。
p−ニトロアニリンを合成するのに、アニリンから直接ニトロ化せず 一度アセチル化してからニトロ化するのはどうしてなんですか? 教えてください
646 :
高校有機化学超基本問題 :04/10/18 18:19:19
高校有機化学超基本問題集にこんな問題があった。 ●成分元素の検出 つぎの方法で検出される元素は何か。 試料を黒く焼いた銅線の先につけてバーナーで熱すると、炎が青緑色を示す。 ↑問題集から一字の省略も誤字もなく写した。 この問題の答えは塩素だけど、塩素であると断定できますか? 問題ミスでないですか?
>>645 アニリンは反応性が高すぎてモノニトロ化で止まらないから。
>>646 ま、気持ちは分かるがな。
でも吸光スペクトルってのは、いろいろ応用もあって面白いんだよ。
元素それぞれ固有の吸光スペクトルを持っているから、それらを観測することで
ガスの組成が分かるとか、遠い星の吸光スペクトルのドップラー効果によるズレから、
その星がどれくらいの速度で遠ざかっているか計算できる、とか。
そういった研究の発端となる、自然現象のひとつと思って憶えろ。
そう言いつつ、「何で銅なの?」ってのは大学出た今でも、よく分からん。
誰か教えて。
質問です。 -MOM,-TES保護した水酸基をもつオレフィンをオゾン分解したのですがどうやってもTLC上で 原料のスポットが消えてくれません。なにか原因とし考えられることはありますか? ちなみに、溶媒はCH2Cl2、TESが外れないようにpyridineを加えています。 よろしくお願いします。
>>648 銅のハロゲン化物が揮発性だからじゃないの?
651 :
あるケミストさん :04/10/19 07:29:50
>>649 ピリジン大過剰?
ひとつの予想だけど、ピリジンの酸化の方が早く行ってないかな・・・?
CH2Cl2-MeOH溶媒系で反応できないかな?
>>649 まず原料のスポットを単離してNMRで原料であることを確認
653 :
あるケミストさん :04/10/20 01:36:39
有機が面白くなるような本とか雑誌とかないですかね? 学部2回生のものですが。
654 :
3のつくひと ◆XX.dqnMOLw :04/10/20 19:25:34
>>653 試薬カタログと有機合成反応(プログラム学習)
プログラム学習シリーズはお勧めが多い。他に
・有機合成化学(プログラム学習)
・有機人名反応(朝倉書店)
655 :
UL :04/10/20 22:05:13
Friseてんいについて、オルト体の生成が少なくなる方法を教えて下さい。 (現在温度は5℃〜30℃で行っています。溶媒はニトロベンゼン触媒は現在塩化アルミニウムを使用しています。)
656 :
653 :04/10/20 22:36:22
>654 レスありがとうございます。 試薬カタログって何なんですかね? そういう本があるのですか?
すみません、質問を・・・ 有機化学専攻でない人は、どうやって有機物の溶解度とか調べてますか? 専門書を図書館で見るのが一番でしょうか・・・
>657 「MerckIndex」「化学便覧」 どっちかは図書館にあるんじゃないかな。 最悪「自分で測る」
なるほど。今どうこうするわけにもいかんようですね・・・ アセチルサリチル酸の精製に関して、 サリチル酸との溶解度の違いを知りたかったのですが。 ・・・なんでエタノールと水なんだろう('A`)
660 :
あるケミストさん :04/10/21 00:48:30
どこかのレスでただのチオフェンが 何かをしたら壊れたというものがあったが、 どんな条件だったっけなあ? そのような情報をご存知の方いませんか?
>>659 再結晶溶媒の話?
混合溶媒に対する溶解度は普通本にはのってないよ
どうもです、参考になりました。
カルボン酸とアルコールのエステル化反応って、 見かけ上アルコールによるアルコリシスのようにも見えますが、 これってそういう言い方はしませんよね? 何か理由があるんですか?
664 :
あるケミストさん :04/10/21 23:30:00
>>663 アルコリシスはアルコールによる分解です
何が分解しましたか?
665 :
あるケミストさん :04/10/21 23:36:24
ラジカル反応とは具体的にどのようなものでしょうか?
666 :
あるケミストさん :04/10/21 23:44:10
>>664 カルボン酸が分解・・・というよりエステル化って「合成」ですね
回答ありがとうございました
>>664 カルボン酸にアンモニア吹きつけてアミドにしようとおもったら
溶媒に使ったアルコールでアルコリシスしちゃったよ。(文面適当)
横から失礼します。この使い方はおっけーですか?
668 :
あるケミストさん :04/10/22 00:16:54
>>667 お前はアミドが出来たのを確認したのか? と聞かれるにPd/C 0.3g
カルボン酸の-OHが脱離してるのを分解と言えなくもないんじゃないか? と素人が言ってみるテスト。
Rosenmund還元をPd-C/THF/ルチジンでやってるのだがあんまりうまくイカン。 いい方法があったら回答キボンヌ
>>668 ハゲワロタ
>>660 ニッケル触媒使ってグリニヤかなんかと反応させると解環しながら共役ジエン
できたりするな。俺はそのくらいしかわからんが。
>>670 どううまくいかんの?へんてこな酸クロ使ってるん?
672 :
soba :04/10/25 19:33:13
リンイリドって不安定だと思うのですが 温度を何度ぐらいに上げると分解するのでしょうか。 分解するとどういう化合物になるのでしょう。 わかる方がいれば教えていただけませんか。
673 :
あるケミストさん :04/10/25 20:20:31
エステル化の触媒で濃硫酸以外に使える物質はありますでしょうか? どなたかご教授お願いしますm(_ _)m
>>673 漏れがやってるのはトルエン共沸。
酸には弱いけど熱に強く、かつ原料がトルエンに溶けるなら試してみるべし。
>>673 個人的にはPTSAが好き。何をエステル化するの?
>>674 無触媒でやってるんですか?
>673 塩化水素(アルコール+塩化アセチルで調製)。 反応終わったらエバポで終了。 後でエバポレーターを水でも飛ばして洗うのを忘れずに。
677 :
673 :04/10/25 22:03:22
どなたかKnoevenagelのピリジン合成について 何か少しでも知っていることがあればご教授くださらないでしょうか。 サイファインダーでもなかなか見つからなかったもので。 お願いします。
680 :
あるケミストさん :04/10/27 11:12:02
アミド化やエステル化って副反応なにがおこりますか???
681 :
あるケミストさん :04/10/27 16:39:32
グリニャール反応時にヨウ素を入れると反応が起こりやすくなるって聞いたけど,何故ですか? Mgが還元されるからかな? それくらいしか思いつかない・・・
683 :
あるケミストさん :04/10/27 22:10:38
>>682 マグネシウム金属の表面がI2と反応した結果、表面がきれいになるから
と自分は理解している。
>>660 チオフェンをRaney-Niで水添したらメチレン4つになる、じゃなかったかな?
>>670 酸クロをチオールと反応させてチオエステルにして、Pd/CとEt3SiHで
還元(福山法)ってのを俺は気に入って使ってますが。
Rosenmundって古典的な反応のイメージがあるけど、やってみたことある人
実際どんなもんですか?
>>683 ふむふむ。じゃ、やっぱり表面の酸化物とかが還元(酸化?)されるからって事かな。
サンクス。
>>683 ん、まてよ、ヨウ素で還元されるわけないな。むしろ酸化が進行しそうなくらいだが・・
うむむ。やっぱりわからん・・・
>>687 いや、本気で悩んでるんですよ。
てかそもそも有機溶媒だから酸化還元とか全然関係ないね。
○何らかの方法でマグネシウムが活性化される
○ハロゲン化アルキルと反応して中間体を作りグリニャール反応の進行を促進
のどっちかだとはおもうけど、理屈とかがあったら教えてください。
グリニャール反応って調べても、なかなか触媒のことまで載ってなくて・・・。
酸化還元だろ 一般的には酸化還元によって表面が荒れる(表面積が増える) もしくは酸化マグネシウム被膜が無くなるので 反応しやすくなるって説明が多い
>>689 なるほど。サンクス。
やっぱヨウ素イオンが還元剤か。記憶違いだったみたいですね。
>>689 誰かグリニヤ生成のメカには、金属からの1電子移動が云々、とか
面白そうなこと言い出す香具師はいないのか。
692 :
アルケミストさん :04/10/28 22:19:17
教えてください。HO-C6H4-CH2-C6H4-OH(市販されてるんですが) を合成するために、H2N-C6H4-CH2-C6H4-NH2へ10%硫酸水溶液を加え、 氷冷しながらNaNO2水溶液を加えました。10%硫酸水溶液を再度加え、 還流して、生成物をNMRで分析したところC6H5-CH2-C6H5になってしまいました。 この方法じゃジアゾニウム塩の水酸基への置換は無理でしょうか? よろしくお願いします。
あれ、グリニヤのヨウ素ってなんか反応中間体作るんじゃなかったっけ?
>692
一般にジアゾニウム塩って水の還流に絶えれるほど安定じゃないのでは?
生成物も脱N2したものだし。
ま、
>>694 さんのを参考する方が早いか。
>>695 >一般にジアゾニウム塩って水の還流に絶えれるほど安定じゃないのでは?
だから分解してるんじゃないの?
697 :
あるケミストさん :04/10/31 12:19:44
有機を自分で勉強したい(現高2)が、1人でできるかな?
698 :
あるケミストさん :04/10/31 16:28:01
HNの由来はペットボトルの原料である ポリエチレンテレフタラート(PET)でエチレングリコールとテレフタル酸の縮合重合により生成する。 今は東京に住んでいて喜屋ホビーやオリオンズモデル、waveBJを利用しているんですが
700 :
あるケミストさん :04/11/01 01:59:10
ポリカルボン酸塩のゲル状のものを 450度の電気炉で焼いたらどうなりますか?
>>697 有機化学ならWoodwordのように高校生にして専門家を超えることも不可能ではない。
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>>701 ウッドワードは机上の勉強だけをしていたわけではない。
有機合成の実験を経験できない高校生では、問題集は解ける様になっても
本質的なところを理解できるようになるとはとても思えない。
実験と理論は科学の両輪。片方だけでは効果が期待できない。
かといって危険が多すぎて実験書を読むだけでは実験はできない。(できるのもあるが) 経験のある指導者が絶対必須。試薬も手に入らないし。
706 :
アルケミストさん :04/11/02 19:50:56
>>694-695 出発物質も安価なので、実験の合間に条件検討してみます。
ありがとうございました。
707 :
あるケミストさん :04/11/03 11:41:03
東大後期の化学は中学の数学より簡単
708 :
あるケミストさん :04/11/06 23:42:33
バンコマイシンの簡単な合成の方法教えてください nicolau toka evans no ha dame desu
709 :
あるケミストさん :04/11/07 00:55:20
711 :
あるケミストさん :04/11/07 10:52:06
塩化アセチルを用いてアニリンを作りたいのですが、どのように操作すれば良いですか? 誰か教えていただけたら幸いです。すみません。
713 :
あるケミストさん :04/11/07 10:57:44
アニリンじゃありませんでした!! アセトアニリドでした!!!! ごめんなさい。
714 :
あるケミストさん :04/11/07 15:49:37
アンモニア合成装置について工業装置で400℃付近で運転されているのはなぜですか?
教科書通りやればアニリン/酸クロ=2/1のモル比で混ぜればよろし。 普通は無酢とアニリンで作るのだが…。
716 :
あるケミストさん :04/11/07 20:15:50
>>714 反応速度が速いから。
ちなみに平衡としては効率が良くない温度
>>713 アニリン/酸クロ/トリエチルアミン=1/1.05/1.1
717 :
あるケミストさん :04/11/07 23:23:59
酸クロって何ですか? バカですみません。。 課題で出されている設問です。 実験は無酢でしました。 出来ればバカでも分かるようお願いします。
>>717 酸クロライド(または酸クロリド)、のことです。
アナタの場合、アセチルクロライドが該当すると思います。
719 :
缶電池…誰も応えてくれない :04/11/07 23:44:25
乾電池の正極活物質として二酸化マンガンを製造する際に 水素が発生するそうなのですが、具体的にどの程度発生していて、 どのように処理されているのでしょうか。 松下ではマンガン合剤を造るのにアセチレンブラックと二酸化マンガン と電解液を混ぜているとHPに載っていたのですが、この時点で水素が発生 しているのでしょうか? でも負極活物質(亜鉛)なしに酸化還元反応は進行するのかと…。 電解液に塩化亜鉛が使われていると何かで見た覚えがあるのですが、 これにはどのような理由があるのかわかりません。 詳しい過程がわかる方がいたら、教えていただけると助かります。
有機というより無機のような・・・。
少なくとも有機合成ではまったくないな。
722 :
あるケミストさん :04/11/09 19:43:29
アセトアニリドの質問をさせて頂いた者です。 答えて頂いて有り難う御座いました!! レスが遅くなってスミマセンでした。 また、分からない時は質問させて頂くかもしれません。 その時は宜しくお願いします。。
723 :
あるケミストさん :04/11/10 14:43:07
1年半ほど前に見たのですが、 ●アメリカの大学の論文 ●合成で顔文字のAAを作る(他にピエロとかあったような) ●pdfファイル どこのHPだったか教えていただきませんか? よろしくお願いします。
725 :
あるケミストさん :04/11/10 16:17:54
>724さん ありがとうございます。 nanokidsだ。その名前、忘れてました。 でも、論文が見れなくなっているのが悲しい・・・
726 :
あるケミストさん :04/11/12 21:08:13
鎖の短いアミド化合物って水とトルエンではどちらに溶けるでしょうか?教えてくだちい 現物が手に入らないから確かめれないんです;; 論文だとCH2Cl2を使ってるんですが、わけ合ってジクロロは使えないんです・・・
>726 DMFはトルエンと水で分液して水層に逃がしますよ。 ただ、水をかなり大量に使わないと油層にも残ってくるので、 そこから予想すると、トルエン側に溶けると考えた方が良いかも。
728 :
あるケミストさん :04/11/13 00:11:38
))727ありがとうございます。 DMFよりは鎖が長し、水は油層と1:1程度しか使わないのでトルエンに溶けてる考えてよさそうです。 アミド化を今してて、どうしてもマテリアルバランスが悪いので(cov=95? balance=60%) どこに迷子になってしまったのかを考えてるんですが。 中和後GC打っても副生成物のピークは見らたらないし
729 :
あるケミストさん :04/11/13 09:52:12
>>728 現物手に入ってるじゃん!バカにしてんの?
トルエン層と水層と両方分析してやればいいし、
塩化メチレンだって、使えばいいじゃん。
そもそも既知反応やるのにマテリアルバランスなんてどうでもいいじゃん。
モノが欲しいなら多く仕込めばいいだけ。
二度と来んな。
>>729 釣れますか?
ってか、カエレ!!
>>728 con=95%というのは、どうやって決めましたか?
原料が消失していても、分解などの副反応などで目的物になっていない可能性も。
また、逆相のHPLCが使えれば、水層の定量もできると思うのですが。
731 :
あるケミストさん :04/11/13 15:38:54
転化率は基質のアミンの転化率でみてます。 反応時間とともに転化率は増えていくので逆反応は起きていないみたいですが。 反応途中で、アミドよりややリテンションタイムの短く、アミンより長い生成物がいますが、 反応時間が経つとなくなると消えます(消えた分だけ生成物の量が増えるとかはないです) やっぱアミド化難しいんですかね。N大I研はやっぱ凄いんかなぁ
732 :
726 :04/11/13 15:39:52
上の書き込みも私です、すいません。 HPLCは、なくはないのですが、誰も使っておらず動いておりません。。。
>>728 質問するならもうちょいきちんと日本語書いてくれよ。よくわからん。
>>729 の言うのはわからんでもない。塩化メチレン使えない、物質収支
きちんととりたい、っていうのは完全にプロセス検討志向だよね?
その段階まできてて、authentic sampleもない、物性も分析条件も
わからない、ってんじゃ人を馬鹿にしてると思われてもしゃあないな。
そんな段階ではない、まずは現物欲しい、というなら
>>729 の言うとおり
何でも使ってまずは合成してみたらいい。まずはモノありき、方法論は
あとから考えることだと思うがな。方法論にこだわってモノができない、
じゃ本末転倒だ。
そもそもアミド化の条件は何でやっているの?実用性はおいといて、
ジイミド系縮合剤みたいな確実性の高いところできっちりauthentic
おさえることを薦める。話はそれからだ。
>>731 ああすまん、なぜか730までしか見えてなかった。すると、新規アミド化反応の
スクリーニングでもやってるってわけかい?じゃなきゃアミド化難しいなんて
話出てこないよなあ。どうも話が読めん。もし反応のスクリーニングなら
定量かけやすいアミドをターゲットにすればいいし、プロセスやるなら
>>733 で
書いたとおり。あと、HPLCはあるけど誰も使ってないから動いていない?
立ち上げろよそんくらい・・・UVで見るかIRで見るかはモノ次第だけどさ。
GCで正確な転化率や選択率出る保証なんてどこにもないぞ。インジェクションが
汚れてた、分解してました、なんて笑い話にもならん。モノの熱安定性だって
現物ないからわからんのでしょ?・・・まあいいや。がんばれ。
>>732 旧、山本尚研、現石原研ですかね、アミド化。
全合成なら磯部研かもしれませんが。
可能性
1)水相に逃げている。
2)低分子なので、濃縮で飛んでいる(原料、とか・・・・)
質量保存則がある限り、副反応が起きていなければきっとどこかに
モノか原料のどちらかがある。探すべし。
736 :
あるケミストさん :04/11/13 23:11:01
前にも聞いたのですが、エステルしか官能基がない ものをTLCでスポットを焼くにはどうすればいいでしょうか?
>>736 リンモリでもアニスでもヨウ素でもダメ?
もしかして、低分子でTLC加熱したときに飛んでない?
>>736 大抵はリンモリかアニスで焼けるものだが。
それでも焼けないなら、過マンガン酸カリは?
濃硫酸噴霧。これ最強。
硫酸酸性強めのリンモリブデン酸+リン酸で焼けば、大概のエステルは、 炙り出される。 パラフィンでもガンガン焼けるから、揮発性がなければ焼けるはず。
741 :
736 :04/11/14 10:36:33
皆様ありがとうございます。早速試してみます。
742 :
あるケミストさん :04/11/14 19:13:46
>>726 が合成が専門じゃない人でこのスレに質問に来るというなら、いいさ。
でも、反応開発したり、プロセス検討したりしている人がここでするような
レベルの質問じゃないよ。学生ならスタッフや先輩に尋ねるべき。
743 :
あるケミストさん :04/11/14 19:28:42
関係ないけど、予備校の化学ってスゲーな。 ちょっと感動した。ついてけねぇ。 水酸化カルシウムハイドロパーオキサイド・・・。 化学の奥は深いな・・・。 tp://web1.nazca.co.jp/hp/whoisthis/flash/okishido.html tp://s03.2log.net/home/chbouda774/oxyd.swf 絶対狂ってるとのこと。 tp://s03.2log.net/home/chbouda774/halogen.swf 直リン、スマソ。
744 :
あるケミストさん :04/11/14 19:46:32
ハーローゲェン ハ ハ ハーローゲェン
ペルオキシドってそんなに感動的な命名かな。
746 :
あるケミストさん :04/11/14 23:33:44
だって外人に通用しない ドイツ人なら理解してくれるかもしれないが 中国人はぜったい聞き取れない 中国人の英語の発音はスンバラシイから
747 :
あるケミストさん :04/11/16 23:04:48
アルデヒドのシリルエノールエーテルのいい合成法って無いですか。 TMSCl/TEA以外で。
748 :
あるケミストさん :04/11/16 23:49:41
TMSCl/Na
749 :
あるケミストさん :04/11/17 08:46:15
Naってどうするんですか?
750 :
あるケミストさん :04/11/17 17:45:34
東京理科大の過去問をやっていて、トランス付加というものに出会いました。 解答によると「臭素がアルケン平面の反対がわから付加する場合はトランス付加する」らしいんですが、シス付加もありそうです。シス付加の条件を教えてください。 問題では、1-メチルシクロペンテンへの臭素の付加を考えています。
751 :
あるケミストさん :04/11/17 22:10:47
>>750 高校生か?
高校生がやるネタじゃぁねぇよ
753 :
あるケミストさん :04/11/18 00:33:35
>>747 タンリしないで系内で反応させな
>>750 radical initiator 入れるか光でやれ、トランスとシス混じるけどね
>>750 受験化学だから暗記してれば間違いはないのだが、そこで「シス付加せんの?」と
疑問に思う意気や良し!おっちゃんは感動した。しかし、高校の段階でオレフィンに
対する求電子付加の立体選択性を理解するにはちょっと予備知識が少なかろう。
大学に入れば教養課程でゆっくり教えてくれるさ。過去問解いてるってことは
年明けには受験だろ?他の教科もあることだし、まずはそちらに専念すべし。
どーしても待ちきれないなら、
ttp://www.geocities.jp/junk2515/ の”基礎有機化学講座”あたりを読んでみるといい。ここなら日本語の平易な
テキストだし、初学者でもゆっくり読めば理解できると思う。君の求める答えも
きちんと記載されているから(場所は敢えて教えないけど)。
あと、
ttp://www1.accsnet.ne.jp/~kentaro/yuuki/yuuki.html は、直接君の質問とは関係がないけれど、一般の人が見ても面白く書かれているから
訪れてごらん。
ただ、化学だけじゃ受験は通らないからな。くれぐれもそこんとこ間違えないように。
頑張れ。
755 :
あるケミストさん :04/11/19 17:48:25
教えて下さい アルコールとカルボン酸をパラ位に持った化合物(FIg、A) HOOC-R-OH (Fig. A) これのアルコールを保護する方法を教えてください
カルボン酸→エステル 水酸基→保護 エステル→加水分解
シリル化なら、カルボン酸のほうは後処理で外れるんじゃないか?
758 :
あるケミストさん :04/11/19 20:30:47
>>757 外れる外れる。俺やったのはaliphaticのだけど、aromaticでも問題ないと
思う。TMSだと後々取り回しがアレなので、普通にTBSくらい使っておけば
十分かと。
759 :
あるケミストさん :04/11/19 20:55:32
>>750 オレその機構今日の授業でやったぞ・・・。
(大学2年)
760 :
あるケミストさん :04/11/20 01:02:08
>>756 返事ありがとうございます
なるべく多段階を踏みたくないのです・・・モノが少量なので・・それに加水分解するのに塩基を使うじゃないですか?
多分、塩基に耐えられないのです。
>>757-778 TMSだと処理が大変なのですか??合成初心者なもので色々教えてもらえて光栄です。
ちなみにアロマテックです。それとTBSは何の略ですか??TBSだと私の系でも耐えられそうですか??
今後はこういう経路を予想してます(Scheme A)。
SchemeA
HOOC-R-OH ⇒ HOOC-R-OP,(P=保護基)------------------保護基を付ける
HOOC-R-OP,(P=保護基)+ R'-OH ⇒ R'-OOC-R-OP--------エステル化
R'-OOC-R-OP ⇒ R'-OOC-R-OH-----------------------脱保護基
おそらくアルコールを保護せずにエステル化は出来ないと思うのです。
761 :
あるケミストさん :04/11/20 01:37:32
R'-OHがR-OHよりも強い酸なら あらかじめR'-OHをR'-ONaとか強力に引っこ抜いておけば大丈夫 R'-OHがR-OHよりも弱い酸なら弱い塩基条件で縮合させられる
755は最初からエステルの合成をしたいときくべきだったな
アスピリンの作り方を見なさい
>760 TBSはtert-ブチルジメチルシリル基。 TMSよりも落ちにくい。というか、TMS落ちやすすぎ。 保護した後、どんな反応をしたいのかがわからないので、 あなたの場合にTBSで問題ないかどうかは答えようがない。 一般的には酸条件ではTBSは落ちる。 TBS保護はTBS-Clにて、トリエチルアミンやイミダゾールなどの 有機塩基存在下行うのがオーソドックスなやり方。 脱保護は他の官能基を損なわないようTBAFで行うことが多い。 (TBAF=テトラブチルアンモニウム フルオライド) 俺が想定しているのはワンポットの反応。 HO2C-R-OH → TBSO2C-R-OTBS → HO2C-R-OTBS TBS-Clを2等量使って、カルボン酸、水酸基両方にTBSをかける。 後処理で水を加えた時点で、カルボン酸にかかったTBSは落ちる。 アルコールのほうは耐える。多分。 アルコールのほうも落ちるようなら、TBDPSやTIPSを試してみる。
765 :
あるケミストさん :04/11/20 14:10:59
突然スミマセン。 ・アニリンでオレンジUを作るにはどうすればイイのでしょうか? ・スルファニル酸やジメチルアニリンを用いてオレンジUを作る方法も教えて欲しいです。 乱文失礼します。。誰か教えて下さい。。。
766 :
758 :04/11/20 14:57:29
>>760 シリル系保護基に関しては757氏が詳細に説明しているので省くけど、
要はカルボン酸にだけ保護基をかけたいの?エステル系の保護基を
想定しているのなら、アルコール中酸触媒でエステル化すれば問題なく
カルボン酸だけ保護かかると思うけど。メチル基がいいならメタノール、
エチル基がいいならエタノール。フェノールが無保護であることを気に
しているようだけど、アルコールを溶媒として過剰量使ってるわけだから、
基質間でのポリエステル形成は起こらないと思う。
ただ、我々は母核の詳細な構造知らないので、保護脱保護条件が適切か
どうかはわからんぞ。まずは手数短いものから提案してるだけで。
だからモノによっては確かにstepwiseでやってくしか手段がないかも
しれん。あと、得られたものが最終物ならともかく、もし中間体で
あるならその先の段階まで見据えて保護基の選択しないと、あとあと
泣きを見るのでよく考えたほうがいい。最後の最後で脱保護が
どうしてもうまくいかず最初からやり直し、なんてよくある話。
全合成では保護基選択は極めて重要。学生さんなら指導教官に相談する
こと。
有機じゃないけど、炭素12と、炭素13はどうやって、分離するの?
768 :
あるケミストさん :04/11/20 21:13:09
770 :
あるケミストさん :04/11/20 22:08:53
>>767 本当は低温精密蒸留 なのかも知れない(東京ガス)
>>770 ありがとうね。
板違いだけど、H.pyloriって、ウレアーゼ活性が高いの、
それで炭素13標識された尿素を経口接種させると、
胃内のH.Pyloriが有するウレアーゼ活性により、
アンモニアと13CO2に分解されるの、どうやって炭素13の尿素造る
のかっておもいまして、質問しました。
772 :
あるケミストさん :04/11/20 22:33:19
>>771 尿素の合成は実験者にC13で出来たカロリーメイトだけを一週間食べさせ…
現在の尿素合成はCO2とNH3からですね
メタン→CO2→ウレア
あまり段も長くないので、C13化合物の中では安価なほうかと。
773 :
あるケミストさん :04/11/20 22:40:26
>>761-766 みんな返事ありがとう!如何せん、研究予算ギリギリの弱小旧帝大(関西地方)研究室でしかも物理化学系で有機合成をしているものでして全然分からないのに親切に
教えていただき光栄です。
>>761 弱い酸とか強い酸とかどっちがどうなのか判断出来ません。出来るのですか?pHメーターで測ったりですか??
>>764 アルコールを保護した後はDCC、DMAP触媒下でエステル化したいと考えております。
何か御教授お願いします。
HOOC-R-OH ⇒ HOOC-R-OP,(P=保護基)------------------保護基を付ける
HOOC-R-OP,(P=保護基)+ R'-OH ⇒ R'-OOC-R-OP--------DCC、DMAPでエステル化
R'-OOC-R-OP ⇒ R'-OOC-R-OH-----------------------脱保護基
このスキームでは764先生が提案したTBSによるワンポットの反応で実行できますか?
>>766 アルコール中酸触媒でエステル化すればカルボン酸だけ保護出来ますがR'-OHが酸で変化してしまうのです・・・
だからなるべくpHを下げないでエステル化したいのでDCC、DMAP下でのエステル化を考えたのです。
HOOC-R-OH ⇒ HOOC-R-OP,(P=保護基)------------------保護基を付ける
HOOC-R-OP,(P=保護基)+ R'-OH ⇒ R'-OOC-R-OP--------DCC、DMAPでエステル化
R'-OOC-R-OP ⇒ R'-OOC-R-OH-----------------------脱保護基
仮に保護基を付けないでエステル化したら混合物中に似た化合物が多く含まれ分離できないのではないかと思って避けています
HOOC-R-OH + R'-OH ⇒ R'-OOC-R-OH +原料
>>772 C13で、造られたウレアを飲ませるので、逆のような気がします。
純粋にC12とC13の分離の後、ウレアを合成するのかなっと、
なんとなく思ったのであります。
(;´Д`)
775 :
あるケミストさん :04/11/20 22:46:53
>>773 ってか、同級生で有機系行ってる香具師に聞いたほうが早いんじゃない?
776 :
あるケミストさん :04/11/20 23:24:10
>>774 メタンの段階で13C分離するんだよっ!
777 :
あるケミストさん :04/11/20 23:27:33
>>773 R'-OHが塩基で安定なら
KOtBuあたりで造塩してR'-OKにしておき
HOOC-R-OHと混ぜるとR'-OOC-R-OK
778 :
あるケミストさん :04/11/20 23:55:06
>>775 同級生の有機には聞いたのですがダメ研究でしかも仲が悪い
779 :
あるケミストさん :04/11/20 23:57:11
>>777 マジですか!!!!!めちゃ簡単じゃないですか!!!!!
カリウムは簡単に外れますか??
780 :
あるケミストさん :04/11/21 00:16:23
781 :
あるケミストさん :04/11/21 00:38:38
>>780 シンプルすぎて不安だけどプロの意見なので挑戦してみます
しかし、どういう機構ですか??
有機が苦手でして・・・
R'-OK + HOOC-R-OH ⇒ R'-OOC-R-OK
783 :
758 :04/11/21 01:04:56
>>773 なるほど、エステル化するアルコール自体も特定の使いたいのね?じゃあ、
TBSCl / imidazole / DMFでシリルかけて、抽出の時に一度塩基性にして
カルボン酸の保護だけはずし、塩酸で中性に戻して抽出、そのあとDCC /
DMAP / CH2Cl2、最後にTBAF / THFあたりでシリルはずしてよしじゃないかな。
三日あれば最後までもってけるね。
>>777 俺も反応機構がわからない。カリウムアルコキシドとカルボン酸単に混ぜた
だけじゃ塩の交換が起こって終わりだと思うのだけど、この系に限っては
そんな反応が進行するの?
784 :
あるケミストさん :04/11/21 01:08:11
R'-O- + K+ + HOOC-R-OH ⇒ R'-OC(OH)(O-)-R-OH(注:カルボニル立ってます) + K+ R'-OC(OH)(O-)-R-OH + K+ ⇒ R'-OC(=O)-R-OH + OH- + K+ R'-OC(=O)-R-OH + OH- + K+ ⇒ R'-OC(=O)-R-O- + H2O + K+
>>784 それは
R'-O- + HOC(=O)-R-OH ⇒ R'-OH + -OC(=O)-R-OH
より速く進行するわけ?
酸塩基間のプロトン移動は大抵の反応よりは相当速く進行するのが普通だが。
>>784 典型的な文献など挙げて頂けるとありがたいです。宜しくお願いします。
>>785 俺もそれが疑問で、単に塩の交換が起こるだけだと思っていたのだけど。
もし文献があるならぜひ知りたいところ。
788 :
あるケミストさん :04/11/21 01:21:26
>>784 酸クロとか酸無水物にする必要があるんじゃないか?
>>788 常識的には。俺が不勉強なだけかも知れないが、カルボン酸に対して求核付加して
水酸基が脱離するなんて初耳。活性化基もないのに。ドライビングフォースはなん
でしょう。文献楽しみね。
790 :
あるケミストさん :04/11/21 12:31:17
突然スミマセン。 ・アニリンでオレンジUを作るにはどうすればイイのでしょうか? ・スルファニル酸やジメチルアニリンを用いてオレンジUを作る方法も教えて欲しいです。 乱文失礼します。。誰か教えて下さい。。。
まずは「オレンジII」でぐぐれ。
792 :
あるケミストさん :04/11/21 13:31:20
検索してみてるんですがメチルオレンジに関してばっかで、よく分からないんです。 すみません。。
794 :
あるケミストさん :04/11/21 15:13:19
790は神○大
795 :
あるケミストさん :04/11/21 15:18:48
796 :
あるケミストさん :04/11/21 18:53:59
酸アミドに対してアルキルリチウムの付加を行うと C-OLiの中間体が安定化(特にN上にメトキシ基があるとき)され、 これを加水分解するとケトンができるらしいのですが、 クエンチしたら元カルボニル炭素にアミノ基とヒドロキシル基 のついたものになるように思えるのですが、なぜケトンになるのでしょう?
>>796 Weinrebアミドってやつかね。
アミノ基をヒドロキシ基に置き換えてみれば何でケトンになるかは一目瞭然かと。
798 :
あるケミストさん :04/11/21 19:44:44
なんとなくわかりました。 もともとアミノ基とヒドロキシ基が同一炭素にある化合物自体が それほど安定ではないということで良いでしょうか? イミン形成の中間体と同じ形だし。
799 :
あるケミストさん :04/11/22 00:25:18
質問です。 安息香酸ナトリウムカフェインについて、注射剤として使えるのはなぜですか? 誰か教えてください!!
800 :
あるケミストさん :04/11/22 02:19:20
>>798 それは「アミナール構造」です。不安定です。
>>799 テストか宿題だな?
スレ違いだが一応答えるけど、「水に溶けるから」で十分だろ。
801 :
あるケミストさん :04/11/22 03:42:26
質問です!! 2−アミノフェンエチルアルコールにRuCl(PPh3)3を加えてトルエン中で還流させると 環をまいてインドールになるっていう反応なんですけど、この場合RuCl(PPh3)3はどのように働いてるのでしょうか?? 触媒かとも思ったけど、脱水とかの用途で使ってるの、自分で調べた限りでは見当たらなくて。 どうかお願いします。
802 :
あるケミストさん :04/11/22 19:51:10
脱保護についての質問です。 アルコールを保護したベンジル基(他の保護基は不可)が はずれません。。。 メタノールor酢酸溶媒中での水添(常圧or500Pa)で パラジウムチャコール触媒下でやってだめでした。 官能基はその他にヒドロキシル基とフェニル基があり、 塩基性条件下だとエピマー化が起こってしまうのですが なにかお勧めの方法ありませんでしょうか? 現在かなり煮詰まっていています。 お願いします。
803 :
802 :04/11/22 19:53:03
>500Pa 500kPaの間違いでした。
>>802 酢酸でダメなら塩酸入れなさい
メタノール中塩酸5%以下くらい
ところでヒドロキシル基に保護基かけられる?(アセチルでいいよ)
あとはPd/C PtO2混合触媒だな
805 :
802 :04/11/22 20:11:48
さっそくのレスありがとうございます。 >メタノール中塩酸5%以下くらい これから、試してみます。 >ところでヒドロキシル基に保護基かけられる?(アセチルでいいよ) アセチル保護はピリジンとDMAPで付けるやり方しか知りませんが このくらいの塩基性では多分エピメらないと思います。 (この基質で試したことはありません) >あとはPd/C PtO2混合触媒だな 混合比1;1でいいんでしょうか これから塩酸加えてこれで試してみようかと思います
パールマンは試したかい?
807 :
276 :04/11/22 21:15:21
パールマンという反応調べたんですがわかりませんでした。 知らないくらいですのでやってないと思います...
809 :
802 :04/11/22 21:53:05
Ardrichのカタログにfor debenzylationと書いてありました。 不勉強でしたね。 明後日のam8時までに脱保護しなきゃならなかったので 大変参考になりました。
811 :
あるケミストさん :04/11/23 04:41:21
ニンヒドリン反応の検出限界濃度てどれぐらいだっけ?
812 :
あるケミストさん :04/11/23 10:03:47
グリニャール反応で安息香酸メチルと臭化フェニルマグネシウムから トリフェニルカルビノール(トリフェニルメタノール)を合成する実験で 希硫酸→飽和食塩水で分液し無水硫酸ナトリウムで油層を乾燥させたた後、 油層にヘキサンを加えてから加熱濃縮→冷やして結晶析出という手段をとりました これから濃縮するのになぜわざわざヘキサンを加えたのでしょうか? なお溶媒はジエチルエーテルでした トリフェニルメタンの製法で塩化トリフェニルメチルをジエチルエーテルで還元する というものがあり、ヘキサンを加えることで熱容量を大きくし一気に温まりにくくすることによって この反応が起こるのを防ぐためかと考えたのですが 有機層に塩化トリフェニルメチルが存在しているのかわからずいまひとつ確証が得られません もしかしたら塩化ではなくてトリフェニルメチルとジエチルエーテルだけでも反応するのでしょうか?
>>812 ヘキサンを加えないで濃縮→晶析するときと
ヘキサンを添加したときで、晶析溶媒は同じ?
それと過酸化物(ry
トリフェニルメチルってなんだよその名前は
そして何を作りたいのかはっきり書け
>>812 エーテル
低沸点で溶解度が高い
ヘキサン
エーテルより高沸点で、溶解度が低い。
混合溶媒にして加熱濃縮していくと、低沸点のエーテルから徐々に揮発していき、
溶解度はゆっくりと低下していき、結晶化の失敗が少ない。
エーテルだけで濃縮すると、低沸点のため簡単に過飽和となって、結晶が出にくい。
そゆこと
815 :
802 :04/11/23 14:56:59
お礼が遅れましたが脱保護できました!!! pearlman触媒+塩酸、加圧できれいさっぱりってところです。 助けていただいた方、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 それでは、休ませていただきます。
acknowledgment は"あるケミストさん"でよろ。
>>813 恥ずかしながら晶析溶媒の正確な意味を知らないので
質問には答えられません
トリフェニルメチルというのは化合物名ではなく官能基の名前です
トリチルという略称の方が有名かもしれません
私が言いたかったのは、塩化トリフェニルメチルに限らず
トリフェニルメチル基を持つ化合物(今回はトリフェニルカルビノール)
とジエチルエーテルが反応するのかどうかということです
作りたいものはトリフェニルカルビノールです
最初の2行ではわかりづらかったでしょうか?
わかりづらい説明で申し訳ありませんでした
>>813 明快な回答ありがとうございます
ヘキサンを加えずとも、エーテルを完全に飛ばせば・・・
と、考えると疑問が残りますが大方納得できました
あれからさらに調べたところ、再沈法というのが近そうに感じます
>>810 リアルタイムで参加してたんだが、あれ釣りかなあと。でもこんな過疎板で
かつ専門性の高いスレで”カルボニル立ってます”とまで書いて釣るかなあ。
学会で言ってたら袋叩きだな。でももしそんな文献あったら欲しいわ。
>>802 乙。
>>817 Ph3CClのことかいな。塩化トリフェニルメチルねえ、確かにtriphenylmethyl
chlorideを直訳すればそうだけど、その日本語だと塩化がフェニルにもかかる
でしょ。どうせ言うなら塩化トリチル(トリチルクロライド)のほうがまぎれが
なくていいと思う。その晶析法は 実験室レベルではよくやる方法で、反応の
抽出は当然生成物を溶解しやすい溶媒 (良溶媒)で行うから、有機層により
高沸点で生成物を溶解しにくい溶媒(貧溶媒)を加えて濃縮すれば、エバポ中に
ゆっくり結晶が出てきて再結の手間が省けるわけ。カラムの分画でも同じ
ことだな。エーテルを完全に飛ばせば・・・とはもっともな疑問だが、過飽和に
なったものにいきなり貧溶媒ぶっこむといきなりパツンパツンに固まって
不純物まで抱き込んでしまう。その後にスパチュラで砕いてももう手遅れ。
勉強がてら試しに やってみたらいいけど。そういうの晶析かけようと
思ったら、もう一度 良溶媒に溶かしておいてゆっくり貧溶媒滴下していく
とか、単純に加熱溶解 して徐冷するとかやりゃいいけど、めんどいよな?
二度手間だし。プロセス検討してるわけじゃなければ、そのやり方で十分。
あと塩化トリチル、エーテルで還元とあるけど、ルイス酸必要だよな?
エーテルと混ぜただけじゃいかないよね?(記憶が怪しいが)まず文献を
きちんと調べてみること。
1. 塩化メチル 2. 塩化メチレン 3. 塩化フェニル 違和感ないのは1, 2だな
820 :
あるケミストさん :04/11/24 17:27:28
ベンゼン環に、パラ位置に水酸基(OH)が2つとカルボニル基(CH2COOH)が2つ付いて いる物質をp−ベンゾキノンにしたいと思います。カルボニル基だけを保護することは 可能でしょうか。それぞれの置換基は、パラ位にあります。 もしくは、p−ベンゾキノンにカルボン酸が2つついてる物質を塩化チオニル 以外で温和に保護する方法分かる方いますでしょうか? (高価ですが、p−ベンゾキノンは入手できるかもなので)
メタノールと硫酸じゃないかなぁ
822 :
あるケミストさん :04/11/24 18:04:07
>821 メタノール中で硫酸ですね。 どちらの物質にも共通でいけますか? もしよかったらメタノールに対してどのくらい入れれば よいかと、反応時間教えてください。
カルボニルは保護できないけどカルボキシルなら。 メタノール:硫酸:モノ=10:1:1 前から順番に加えてね。氷冷 反応は室温1時間
824 :
あるケミストさん :04/11/24 22:42:54
>823 ありがとう。さっそく明日試します。 処理はエバポかなんかでいいですか?
825 :
あるケミストさん :04/11/24 22:48:31
>>824 硫酸は飛びませんよ?
エバポ(メタ)→分液→エバポ
826 :
フッ素 :04/11/24 23:29:32
フッ素樹脂(テフロンなど)は耐薬品性にすぐれていると、言われております。 しかし、フッ素を分子中に含むことで極性があがり溶媒和されやすいような気 がするのですが…どなたか教えてください。
827 :
あるケミストさん :04/11/24 23:43:24
>>823 えっ。エステル化で当量の硫酸使うの?後処理大変じゃない?酸は触媒で
まわるから、一滴二滴で十分だよ。まあ、それでやったとして、エバポで
メタ除いてできた残渣ってエステルと濃硫酸の当量混合物になるわけでしょ?
それ分液って、水ぶっこんだらえらいことになるぜ。つうかちょっと待てや。
その書き方だと当量じゃなく重量比か体積比だろ?適当にも程がねえか?初心者に
あんま無茶なこと教えんなよ。頼むよ。
>>824 初心者向けのをちょっとぐぐってみた。
ttp://www.bunseki.ac.jp/naruhodo/jugyou02.html ここらへん参考に。書かれたこと全部鵜呑みにせず、自分で調べる習慣つけた
ほうがいいよ。事故ったあとじゃ遅い。俺だったら、基質を10〜20倍容量の
適切なアルコール(メタでもエタでもいいが)に溶かし(モノによっては懸濁)、
数滴の濃硫酸加えて加熱還流。反応進行はTLCで適宜追って、反応が終わっているようなら
アルコールを程ほどに減圧回収、残渣に重曹水入れてトルエンや塩メチあたりで抽出、
水洗いして水層が中性であること確認したあと有機層濃縮かけて適宜精製、って
やるな。
828 :
あるケミストさん :04/11/25 00:07:25
>>827 >水ぶっこんだらえらいことになる
そりゃ何も考えなければな。
でもそんなトラブル起こすのはおまえだけ。オチケツ
829 :
あるケミストさん :04/11/25 00:20:39
>>828 触媒量で済むところを大過剰量使用するようなディレクションを提示するほうが
よほどモノを考えていないと思いますがね。人を煽る暇があったら、酸触媒を
用いたエステル化の機構から教養課程に戻ってやり直してらっしゃいな。
でもいきなり還流するようなセンスじゃな…
エステル化なんて初歩の反応だとは言え、それでも危ない。 実験を始めるには、ちゃんとした指導者がいるのだ。
>>830 自分の感覚だと硫酸触媒量でエステル化するなら室温では遅いので、最初から還流します。
>>827 重曹水・抽出溶媒の混合液に攪拌下で反応液をゆっくり滴下する方が安全かと。
ちなみに、自分なら構造式を見てモノが結晶化すると判断すれば、反応後、
反応液に貧溶媒(水、あるいは逆にエーテル)を加えたらモノが析出してこないか試してみます。
>>830 酸触媒でアルコール中還流は実験化学講座やOSにもある確立された手法です。
むしろ
>>823 のような手法でエステル化している例ってあまり見たことがない。
>>831 厳密に言うならその通りですね。自分で初心者相手に・・・といっておきながら、
フラスコ一個分手を抜いた書き方したのは不親切でした。基本は"poured into・・・"
ですからね。
すみません、事故解決しました。 テフロンの構造が対象であることにより、分子鎖全体で見た場合に 分極が非常に小さく、そのために分子鎖間の相互作用も小さかった からでした。勉強不足でした、すみません。
みなさま、色々とご指導ありがとうございます。 酸触媒のアルコール還流というのをまずは試してみたいと思います。 処理の方は、中和して適当な溶媒で抽出ってやってみます。
肝心なことを忘れていました。 最終的に、保護基を外すのは、水で撹拌して抽出で問題ありませんよね?
837 :
にに :04/11/25 15:48:47
アミノ基をCBZで保護しようと考えているんですけど、 いい文献またはいい方法ありませんか
等モルのピリジンを入れる
839 :
あるケミストさん :04/11/25 20:23:40
p-ベンゾキノンにエチレンジアミンを結合させようと考えています。 いい方法知っている方いたら教えてください。
何処にどうやって付けるんだよ そのままじゃ不可能そうだけどな
>820 ただの水じゃあ切れんだろ。 その前に溶けるかどうかも不安。 アルコール溶媒中、等量からやや過剰のNaOH水溶液で切る。 反応後はHClで中和して抽出。中和時に析出するかも。 他に個人的にお勧めするのは水酸化リチウム。 >837 アミンをジオキサン-NaHCO3水溶液に溶かしてCbz-Cl添加。 塩基はNaOHでもよし。Cbz-Clの刺激性に注意。ドラフトで。
>>836 俺が書いたエステル化の方法を読んで、どうして脱保護が水で攪拌するだけで
「問題なく」進行すると思ったのか、そこんとこを聞きたい。どうやってエステル
取り出すつもりだったんだ?あと気になるのが、保護したあとになんらかの
反応を行って、最終的に脱保護を行うのだろうが、その脱保護条件(
>>841 氏の
詳細な説明の通りです)に目的物は耐えるのか?俺は君が学部四回生以上と
仮定して話を進めていたのだけれど、もし有機化学の基礎的知識がないなら
教科書から紐解くことを薦めます。煽りじゃなくて、今のままじゃ事故るよ。
>>841 氏
よろしかったらLiOHを推奨される理由を教えてください。その手の加水では
NaOHしか使った経験がないもので。値段分のメリットがあったらぜひ試して
みたいです。
>>839 1,4-addition?1,2-addition?どっちやりたいの?というか、何つくりたいか
見えてこないなあ・・・
843 :
あるケミストさん :04/11/26 07:32:55
>842 以前、塩化チオニルで保護した脱保護のときを 思ってため同様に考えていました。 教えていただいた反応の機構を調べることからやってみたいと 思います。 肝心の反応ですが、室温で硫酸(触媒量)をメタノール中で一晩 混ぜたところ、無色透明→白色suspになったので 普通にろ別、洗浄しました。 まずはそのまま進めていこうと思います。
>>844 SOCl2で保護、ってことは酸クロライドにしてたってことか。で、構造の類似性
から、エステルも水で切れると考えたわけかな。カルボン酸誘導体、例えば
酸クロライド、酸無水物、エステル、アミドなどの,求核試薬(例えば水で
いいや)に対する反応性の差を調べてみてね。どうやれば加水分解できるかと。
本題の反応だけど、進行は確認した?転化率は大丈夫?というのも、一般的に
その系では室温での反応は遅いから。複数カルボン酸があるから、例えば
モノエステル体の結晶性が高い場合、そこで結晶が落ちて反応が止まっちゃう
可能性もある。この時期の”終夜・室温”は案外冷えるしね。純度・構造確認は
しっかり。これは単なる老婆心だから、もし確認とれてるなら気にせず先に
進んでください。
カルボン酸が残っていてもアルカリで洗えば大丈夫 まあ収率は ウヒヒ アルカリって言っても、いきなり苛性とか入れるなよ!
>844 ご指摘の通り、酸塩化物が頭にありました。 モノエステル化による、転化率まで考慮不足でした。 保護前だとNMRで拾えないので、元素分析にでも出してみます。 >845 さすがにいきなり苛性はしませんよ。 重曹あたりにします。
847 :
あるケミストさん :04/11/26 15:58:59
>>840 p-ベンゾキノンでも同位置の水素が脱離したアリール基が
重合したもの。12量体ほどです。
残りのアリール位にそれぞれエチレンジアミンを付加、という感じです。
初歩的かもしれないけど、 アセチルサリチル酸の合成で、サリチル酸のカルボキシル基の方が 求核反応おこさないのは何故なんでしょうか?
849 :
あるケミストさん :04/11/26 18:10:56
850 :
あるケミストさん :04/11/26 18:18:26
>>848 その反応が起きていないわけではない。
1.求核攻撃した後の脱離過程が可逆である
2.生成物が活性な酸無水物である
3.生成物は水により分解される
以上の理由からアセチルサリチル酸の合成法では検出されない
反応液を(あるタイミングで)メタノールでクエンチすると何かわかるかも。
851 :
あるケミストさん :04/11/26 19:34:43
>>849 そうです。
芳香環をハロゲン化するにはどうすればよいのでしょうか?
有機合成初心者なので全然わからなくて…
>842 値段分のメリットはありません。 > LiOH 使うのは1水和物(LiOH.H2O)ですが、吸湿性の無い粉なので 少量で等量を気にするときには便利なぐらい。 特にエピメリ化が起こりそうな時など、 中和はイオン交換樹脂(H+form)ですれば、酸性に振れ過ぎることもないし。 反応に問題が無ければ、特に大量ではaq.NaOHのほうが使いやすいですね。 まぁ、主として個人的な趣味ってヤツです。
>>846 モノエステルでもNMRで拾えないかな。DMSO-d6あたりで、プロトン比でわからない
だろうか。わざわざ元素分析出すのも時間かかるかなと思ってね。単純にTLCで
原料、モノエステル、ジエステル分かれると思うので、進捗速度が問われるなら
そこらへんでの確認を試してみるとよいかも。塩基性水溶液で洗って・・・ってのも
ありかもしれないが、エステルの加水分解や、フェノラート生成の競合が嫌なので、
転化率上げるに越したことはない。取り出しは濾取・水洗がよさそうだね。
>>853 ありがとうございます。NaOHのmg単位でのハンドリングは実に面倒ですもんね。
LiOH・H2Oが吸湿・潮解性ないとは知りませんでした。禁水が必須でなく、塩基の
当量が重要、かつ小スケールの反応では使いやすそう。機会があったら試して
みます。
>854 たしかにプロトン比っていう単純な方法がありますね。 進捗速度はそこまで問われないので、時間はかかりますが 元素分析だすことも多いです。 DMSO-d6あったかどうか分かりませんが探してみます。 どちらかというと物理化学系なので試薬は乏しいんです。
DMSO-d6を有機系の研究室に借りてでも、NMRで見たほうがいいよ。 転化率を元分で見積もれるほど、きれいなモノを取れている自信はある? 俺にはそんな自信は無いけど。 UVがあるので、TLCで簡単に見られるでしょう。 TLCは合成するには必須と言っても過言ではないから、 UV含めて無いなら買ったほうがいい。 かなり極性が高くっても、展開させる溶媒系はありますよ。 本音を言えば液クロが欲しいところですが。
ずいぶん大げさな話になってるなぁ 単にエステル化するって話じゃないの?
858 :
あるケミストさん :04/11/27 14:05:45
>>852 ありがとうございます。
ハロゲン化の際に溶媒は酢酸が使われていましたけど、
キノンの重合体は、DMSO、DMF、MeOH、EtOH、アセトン
にしかとけません(今現在分かっている時点)。合成する
際の溶媒を選ぶ基準などを、よろしかったら教えていただけませんか?
>>858 ハロゲン化されない溶媒を選ぶ
アセトンはダメ
極性溶媒に溶けているから酢酸でいけないことも無いと思う
>857 学生実験でやるような確立された反応以外では、 反応経過をTLCやHPLCで追う。 生成物をNMRなどで分析して確認。 というのは当たり前だと思いますが?
861 :
844 :04/11/28 10:38:11
>>857 >>860 経験者にしてみればまさに「たかがエステル化」、なんだよね。分析まで
込みでさ。でもそんなことでさえわからん、物理系で教授に聞いても
調べてみ!(たぶんね)で済まされるんじゃ、教えるほうも事細かに
伝えてあげる必要があるかと思うわ。有機化学専攻の院生あたりだったら
教える代わりに叩くけどさ。
>>857 にしたって、まさか中間体の同定せずに
先に進め、といってるわけではないだろ。そんな俺も「たかがフッ素化」で
悩んでる。ノウハウや装置あればなんてことないんだけどな・・・benzophenoneを
difluorodiphenylmethaneに変換するの、実験室レベルで安全に行える方法
ないかな。DASTじゃ求核性足りず、F2やSF4はまだ死にたくないし、HFくらいは
我慢するしかないかしら。でもテフロン製器具はクソ高いし。自作するしか
ないのか。
ああそれで
>>155 、合成やってて自分で使えるNMRがある環境ならば重溶媒は
一通り揃えてもらったほうがいいと思う。アンプルなら腐るものでもないし。
DMSO-d6だったら一回あたり溶媒代で500円くらい?CD2Cl2だのC6D6だのTHF-d8
だのは高価だから無理に揃えることもないけど。TLCとUVランプはあるのかい?
そんな高いものでもないし。発色試薬だって簡単に手にはいる。合成系の人間から
すると、元素分析で同定ってのはいろんな意味でひっかかるんだよね。
-OSO2Rの脱離性と濃硫酸の脱水性の関係を説明したいんだけど 脱水ってプロトンが-OHのOに配位しておこるから-OSO2Rの脱離性というか -OSO2Rの電子吸引性すなわち酸の強さのみに 関係あるような気がするんだけどどうっすか? この理論が正しければ硫酸が脱水性をしめすんじゃなくて 酸が強ければ強いほど脱水性がつよいってことになるけど これでいいの?
>>861 ジブロモ体にしてアセトニトリル中フッ化銀は?
865 :
861 :04/11/28 19:21:39
>>862 ありがとうございます。IF5について以前某(某になってないが)社に問い合わせ
たら、確か販売はしてないとかいう話だったんですよ。外注できるならそれが
一番早いんですけどね・・・お値段が・・・
>>864 そんな方法があるんですか!カルボニル基やその誘導体(ヒドラゾン、オキシム、
チオアセタールなどなど)のフッ素化しか調べてなかったので、盲点でした。
単純なalkylbromideに対するハロゲン交換だけでなく、このようなgeminalな系でも
問題なくいくんですか?comprehensiveでも読み返してみます。フッ化銀はAgF2を
使ってAgFとして落ちるんですよね?(調べれば済むことですが)お詳しいようなので
甘えて質問させていただきますが、dibromodiarylmethane類って結構簡単にhydrolysis
してしまう印象があるのですが、対応するフッ素化物はどうなんでしょう。それなりに
安定なのでしょうか。文献など見る限りはそんな神経質にならなくてもよさそう
なのですが。
>>865 ジクロロ体からCH2Cl2中AgBF4でフッ素化(収率40 %、benzophenone副生)ってのはあるみたいだけど。
Tetrahedron Letters (1987), 28(44), 5347-50
>>865 別に詳しくはないのですが、
ジブロモ体よりは少なくとも加水分解しにくいはずだし大丈夫では?
合成法は糖関連で見たと思うがうろ覚えだしソースが見つからんので、
>>866 氏の提示されたののほうがよいかと。
>>866 >>867 文献まで提示して頂いてありがとうございます。明日早速読んでみます。
まあ、やはりbenzophenoneへの戻りは致し方ないところですか。
>>867 氏のは
>>866 氏の孫引きあたりでひっかかってきそうですね。収率はともかく
まずは最後まで通してみて、使えそうなブツができたなら合成はまた改めて
考えることにします。
>>868 うまくいったら、…いかなくても報告してね♪
エステル化の方法を相談したものです。 重溶媒系は早速交渉しようと思います。 合成は確かに、相談する相手がいなくて大抵は放置されます。 TLCはありますが、UVランプは探してみます。 これも無い場合は交渉して、少しは環境を整えてもらおうと思います。 色々とご指導・ご指摘ありがとうございます。
871 :
あるケミストさん :04/11/29 21:30:52
>>859 遅くなりました。ご教示ありがとうございます。
酢酸に溶かしてみましたが、完全には溶けなかったです。。
他の溶媒で試してみます。
ケイ素化合物の合成反応などを勉強したいのですが、 なにか良い本ありますか?
>>869 了解です。仕事の優先度考えながらぼちぼち進めていきますので、どうなるか
わかんないんですけどね。
>>870 色々きついことも言ったけど、頑張ってねー。また何かあればおいで。
>>871 完全に溶けなくてもある程度溶ければ反応できるよ
875 :
あるケミストさん :04/12/01 00:42:26
>>872 合成だけにフォーカスした本は俺も見たことない。
877 :
あるケミストさん :04/12/01 16:04:07
>>874 溶媒に完全に溶けないと合成できないと思ってました。
ありがとうございます^^
溶けている部分が徐々に反応していけば、平衡で固体部分も溶けてくる。 生成物が溶けるものなら、反応の終わりのほうでは完全に溶けることになる。 当然、最初から均一の反応に比べると反応速度は遅くなる。 生成物が溶解しない場合は注意。 生成物の結晶中に原料が取り込まれると、いつまでたっても反応しない。
>>875 >>876 そうですか・・・
やっぱりないですか。
洋書などでもいいので探そうと思ってるのですが
実際中身を見ないことには・・・
大学などの図書館にケイ素関連は全くといってないですね。
>>879 どの程度のレベルのが欲しいの?実験化学講座くらいじゃ物足りないって
ことよね?俺は全然ケイ素関係やらないのでわからないけど、図書でも
行った時になんか見かけたら書き込みますよ。総説くらいありそうだけどなあ。
>>879 これ興味本位で聞くんだけどさ。
なんでまたケイ素なの?
882 :
あるケミストさん :04/12/02 00:46:09
>>879 ぜんぜん知らない分野のことを知りたいと思ったら、
新しい目の総説を手に入れるといいよ。
で、序文→リファレンスを良く見る。
もし良い成書が出てればそこに書いてあるし。
アセトアニリドの合成実験でのアセトアニリドの純度測定法には融点の測定以外にどんな方法がありますか?
NMR, HPLC
886 :
あるケミストさん :04/12/02 11:05:19
酢酸オクチルをフィッシャー合成で生成したいんですが、どのような操作をすれば良いでしょうか。 ぐぐってみたりして調べてはいるのですが、見つかりません。 カルボン酸とアルコールを用いてフィッシャー合成で生成できるという事までは調べれたのですが・・・。 どうぞ宜しくお願いします。
>>886 で、そこまでわかっているのなら酢酸とオクチルアルコールで
合成してみればいいだけじゃないの?
なにが分からないのかが伝わってこない。
888 :
あるケミストさん :04/12/02 15:43:59
C=O(carbonyl)のOをSにする反応を考えてます。何かいい話題はありませんか? 素人です
>>886 フィッシャー合成すればいいだけ
つか820位で話題になってたよーな
あの辺読んでも具体的な操作が頭に浮かばないなら
悪いことは言わない教官に相談しろ
教官が合成知らないって言うなら合成系の知り合いを頼れ
事故を起こす前にな
>>888 実際に合成したいのか
単にレポートのネタなのか
で実際に反応させるなら
基質のほかの部分次第だと思われ
891 :
あるケミストさん :04/12/02 16:51:32
>>890 実際に合成したいっす。
3-hydroxy-4H-pyran-4-oneなんかを考えているのですが・・・・
>>891 ヒドロキシ基保護してから
(Et2Al)2S
でチオカルボニル化なんてどうでしょうか?
チオカルボニル化といえばLawesson試薬しか知らない。。
フィッシャー合成なんて言葉ここみるまで忘れてたよ
Lawesson試薬くさーい。 まあSが出入りする物なんて大抵臭いけど。
896 :
あるケミストさん :04/12/02 22:18:09
>>892 ありがとうございます。ただ・・・・、(Et2Al)2Sは高価なのでは?
>>869 先だってはありがとうございます。dithiolaneに変換してからのHF / SO2Cl2系を
試したところ、benzophenoneにまで戻ってしまいました。dithiolaneなんて
ソフトなルイス酸でも使わなきゃ壊れないはずだから、おそらく生成したgem-
difluorideがhydrolysisされてるのだと思います。実際の系はここから数段階の
合成を経ないといけないので、ちょっとペンディングですね。残念!
>>886 あのなあ・・・まあいいや>887氏や
>>889 氏もコメントしてるし。
>>891 俺もlawesson試薬([p-MeOC6H4P(=S)S]2でわかるかな)に一票。でも、素人って。
実験環境はあるのかい?
898 :
あるケミストさん :04/12/03 01:24:48
>>897 試薬買ってみます。てか、環境は最高ですよ。
899 :
勉強中 :04/12/03 23:02:23
質問してもいいでしょうか?
900 :
あるケミストさん :04/12/03 23:51:40
わたしでよければ
901 :
あるケミストさん :04/12/04 11:33:45
Me3SiC≡CH + p-Br-PhOCH3 → Me3SiC≡C-PhOCH3 こんな電子リッチなベンゼン環でも、問題なくソノガシラ反応を 進行させてくれるパラジウム触媒ってどんなのがあります? ついでに、p-Br-PhOCH3 + H2 → PhOCH3 この脱ハロゲン化も進行させることができる パラジウム触媒ってどんなのがあります?
加熱すればPdCl2(PPh3)2でも行くぜ ただしTMSアセチレンが低沸点なので注意 TIPSかMe2COH-アセチレンじゃ駄目なわけね 脱ハロゲンもPd/Cで問題ないが
electron richなligand使ってみたら?
それはtBu3Pのような配位子でしょうか?
わかっているならさっさと試してみること 今の時期だと固まってるだろうから注意
906 :
あるケミストさん :04/12/04 18:53:20
水酸化パラジウムってどんな反応に最適なのですか?
>>906 脱ベンジル
一級アミンに付いたベンジルでも外せるらしい
908 :
あるケミストさん :04/12/04 22:47:59
>>901 今は恐ろしい時代で、電子豊富な芳香族の塩化物あたりでもさくさく色んな
カップリングいっちゃうみたいね。俺が学生時代にゃ想像もできんかった。
BuchwaldやHartwigが先つっぱしってるから、文献チェックするとよし。
で、アリールブロマイドなら普通にPd(PPh3)4だの
>>902 氏の条件でも
いくと思う。俺もHC≡CMe2OH推奨かな。カップリング後に塩基で煮れば
はずれるし、なんせ安いしね。HC≡CTMS、高いやん。Pd(前駆体は色々だが)と
tBu3Pの組み合わせもいいけど、ハンドリングに難ありな気もする。
イミダゾールのカルベン使った例もあったはずだが、まあブロマイドなら
そこまで考えなくていいと思う。そこらへんは識者の意見ききたいところ。
申し訳ない、
>>908 のはHC≡C-CMe2OHの間違いです。アセトン付加物です。
>>880 >>881 >>882 >>883 いろいろありがとうございます。また返答遅れてすいません。
有機ケイ素化合物関連の研究を行おうと思いまして・・・
基礎と一般的な反応を学びたいと思ったので書き込みさせて頂きました。
882さんおよび883さんに教えて頂いたように総説から目を通していこうと思います。
また図書館に「有機ケイ素化合物の化学」(熊田誠著(絶版))があったので
それにも目を通そうと思います。
>>910 普通にFlemingやDenmark、櫻井・細見(二人とも熊田門下)あたりで
調べれば成書、出てくるだろう。玉尾さんも熊田一派だったかな?
誰だか忘れたが、個人的には6配位Silicate anionとか言う香具師は信用できない。
質問してもいいでしょうか… アミノ酸のアミノ基にBoc保護基をくっつけたくて実験科学講座に載ってる方法をそのままためしてるんですけど、どうしてもうまくいかなくて。 方法は、ジオキサン10mlと1MのNaOH5mlと水5mlにアミノ酸0.5mol程度を入れて、適当量の(Boc)2Oを入れて攪拌するだけなんですが、 なぜかまったく反応が進まないのです。熱をかけてもダメ、(Boc)2Oをゆっくり加えてもダメ、氷水中で(Boc)2Oを加えてもダメでした。 もう10回くらい同じ反応をためしてるんですが、まったく反応生成物ができてきません。 Bocってそんなにつきにくいものなんでしょうか。 なにか反応するときに気をつけるべきことはありますでしょうか。 ご存知の方がいらっしゃいましたらお願いします。
di-bocはすでに死んでいる…
916 :
あるケミストさん :04/12/08 23:04:00
0.5molなら溶媒(塩基)少なすぎでは? ちなみに、基質によっては一瞬でいく
917 :
あるケミストさん :04/12/08 23:23:11
・試薬が間違ってる
・Boc2Oが死んでる
・実はちゃんと反応している
この3つのどれかだと思う。
>>916 塩基5molだから大過剰あるでしょ。
Boc2Oの量が適当過ぎるんだろう
>>917 >1MのNaOH5ml=0.005molでは?
俺も916に同意。
どう考えても物質比がおかしい気がするが
920 :
あるケミストさん :04/12/09 01:51:37
あっ!アミノ酸は0.5mmolの間違いでした!!(>o<)なので、アミノ酸0.5mmolに対してNaOHが5mmol が正しいです。
せっかく答えていただいてるのにこんなとこで大間違いしてほんとにごめんなさい(T−T)なにやってるんだ〜!
>>920 はい、生物系な上に学部4年生です。ひよっこまくりなのです。
>>915 ,917
水-酢酸エチルで洗浄すると酢エチ層にニンヒドリンに反応するものがなんにもなくなってしまうので、多分反応進んでないんだと思ったのですが。。。
Bocが死んでるのはにおいや見た目の変化でわかったりしますでしょうか?
いつも液状に戻すのに手でにぎってあっためてたのが壊れた原因だったりとか…!?
保存はパラフィルムをまいて冷蔵庫なんですが、もっと気をつけなきゃいけなかったことありますか?
>>918 (Boc)2Oは毎回0.2gくらい入れてるんですけど、もしや入れすぎでしょうか??
>>916 基質によっては一瞬なんですか…もうやけになって、いろんな方法でBocを入れていろんな温度に保ったまま
二日目のオーバーナイトにして帰ってきてしまいました。これ以上反応進むの待っても仕方なさそうですね(;_;)
922 :
あるケミストさん :04/12/09 03:53:43
>>919 mmolだ orz
でも大過剰なのはあってるらしい。
>921 アミノ酸のカルボン酸が無保護のままだったら塩基性条件下で 水ー酢エチで分配したら、原料もBoc体も水層側に行くよ。
>>924 だな。水相抽出してました、ってヲチだ。
>>922 アミノ酸はフェニルアラニンです。
>>924 ,925
クエン酸溶液を使ってPH3くらいまで酸性にしてから分配してるです。
またしても言葉が足りませんでした…毎度毎度申し訳ないです(;_;)
927 :
あるケミストさん :04/12/09 23:27:52
>>926 フェニルアラニンってニンヒドリンで焼けるの?
(多分焼けると思うが・・)
焼けないとBocアミノ酸も焼けないよ。
Bocアミノ酸がニンヒドリンに反応するのはBocが熱分解して原料に戻るから。
一度、UVランプで見てみたら?
どうしてもできなけりゃWakoか渡辺化学かNovaから購入汁
928 :
あるケミストさん :04/12/09 23:28:12
やっぱり反応進んでるんじゃない? pH3で原料Pheは酢エチ層に来るかな?微妙だと思うが。 あと、Boc-Pheはニンヒドリンに焼けるの確かか?これも微妙だと思うが。 実験化学講座が手元にないからわからんが、指示通りにワークアップしたらモノ単離できない? あと、めんどくさいから買っちゃえ。 Boc-Phe-OH (Boc-L-phenylalanine) CAS#13734-34-4 アルドリッチ社、カタログ番号134562 \6800/10g 日本の会社でも売ってるかもな。TCIとかナカライとか調べてみれば。
かぶった・・・ orz
試薬メーカーがかぶってないところがすばらしい
Boc化ワークアップ1MHClaqでふって大丈夫。水系の酸だから。 あと、Boc2O手で暖めるなんて操作はいらない。 Pheなら反応はTLCあげてUVでみれば(AcOH:BuOH:H2O系であげてね)。 ニンヒドリンで焼いたら熱でBoc壊れるからアミンに比べて後からじわっと発色する。
>>931 Boc2O、普通に湯センで溶かしてからピペッティングで計量しますが、何か?
これからの季節、溶かしてもすぐ固まりますが、固体を砕いて計るのはあたりに飛び散るから嫌い。
>>932 似た様なのでピペットの中で固まってピペットへし折りたくなる位逆切れ?した事ありますが何か。
934 :
あるケミストさん :04/12/10 21:36:46
>>932 >>933 渡辺化学のは最初から砕いてあって使いやすい。
ただ、4年生がオイルバスの横に出しっぱなしにしてくれたおかげで白い塊と化したが・・
935 :
あるケミストさん :04/12/10 23:24:29
>>914 アミノ酸のBoc化は若干塩基過剰の方が反応早いですよ。
Phe に対してNaOH(1eq), Et3N(0.5eq)くらい加えてみれば?
pH試験紙などで確認したことは?
酸性になると格段に反応遅くなるよ。
>>933 Boc2Oの融点と結晶性ならそこまでなることはすくないと思いますが、
ピペットをドライヤーであぶっておくのはひとつの手だと思いますが何か?
ただの試薬なら逆切れたりしないでピペットごと棄ててしまえばすむと思いますが何か?
>>936 ネタにマジレスかよ…
似た様なものって言ってんじゃん…
939 :
936 :04/12/11 02:09:08
>>938 書き方悪かったです。(何か?を連発したりして)
Boc2Oは詰まることはあまりないですよね。
もう少し融点の高いワックス状物質も、ピペットを暖めておくといいですよ。
詰まったら棄ててしまえばいいですし。
と、いうことです。誤解させてすんません
>>928 PH3では原料フェニルアラニンは水層にいって、Boc-Pheが酢エチ層にいって分けれる予定なのです…
>>935 分配する前に酸性にするので、その時ついでに最初塩基性であることをチェックしてます。
大丈夫みたいです。
>>927 ,928,931
フェニルアラニンは標品のをニンヒドリンで発色してるのでこれもたぶん大丈夫です。
Bocがくっつけば標品より上の方に出るはずですよね。。。後からじわっと発色するということは、
焦げ焦げ直前まで熱してみたほうが良いのでしょうか。
いつまでも攪拌してるわけにいかないので、今日PH3にして酢エチ-水で分配してきました。
毎回なんですけど、Bocのビンと同じにおいのものが取れてきました(TAT)また失敗の予感…
Boc-Pheって売られていたんですね!
今日、ジオキサンをアルミナに通して精製できることを知ったので、とりあえず溶媒を綺麗にしてみて、
それでもダメだったらBoc-Pheを買ってしまおうと思います(>o<)
みなさま色々教えてくださって本当にありがとうございました。
またいつかくだらない質問してしまうかもしれませんが、そのときはどうかよろしくお願いします。
941 :
あるケミストさん :04/12/11 02:47:28
>>940 水-DioxaneでだめならDMF中でTEAを塩基として加えて反応させる方法もある。
942 :
あるケミストさん :04/12/11 11:27:15
>>928 反応チェックするのに、原料が検出できない系でチェックしてはだめですよ。
水層(pH 7)をTLCにスポットしましょう。原料の減っていく様子が判断できるはずです。
減った分は、モノになっているはず。
あるいはUVランプは持っていませんか?それで見ましょう。
逆相HPLCはありますよね。低波長を使って分析できますよね?
Boc2Oの過剰ぶんは有機層に来ますよ。臭って当然。たぶんモノはできてますよ。
そのまま精製を続けるべきです。
精製に失敗するとするなら、むしろBoc2Oが多すぎて、うまく精製できていないからです。
過剰量にするなら、原料の方です。原料は分液操作のときに、簡単に除去できるからです。
あー、もう見てないかな。 実験化学講座の反応時間だとまず終わらんよ。 NaOHなんかつかったらラセミ化しかねないし。 塩基を炭酸Naか炭酸K(5eq)ぐらいにして終夜攪拌してみ。 ジボックは1.5eqもいれときゃ確実に原料なくなるから そのあと塩メチで分液振って、Dowex通して エバポすりゃきれいなものが得られるってわけですよ。
炭カリ5eqは良くやられてるね。 おかげで俺は大変な目に遭うのだが…
945 :
あるケミストさん :04/12/15 19:25:50
エアロゾルOTのようなスルホこはく酸誘導体を合成するには マレイン酸エステルに亜硫酸水素ナトリウムを反応させると良いと聞きました どのような反応条件で行えば良いのか,ご存知の方教えてください. 水系でしょうか?有機溶媒中?
生化学なのでスレ違いかも知れませんが、 合成ペプチドの実験方法についてお勧めの本はないでしょうか? 生物屋さんに聞いても、化学の質問スレでも有力な回答が得られなかったので。
947 :
あるケミストさん :04/12/16 15:14:47
とりあえず実験化学講座嫁
一応基本的な操作は心得ておりますが、 アミノ酸ごとの特性とか、相性とか、もう少し込み入ったところを調べたいのです。
949 :
あるケミストさん :04/12/16 22:00:41
>>948 > アミノ酸ごとの特性とか、相性とか、
これってのは生化学のテキストのほうが目的に適ってるんじゃない?
合成ペプチドってさあ、ペプチド鎖を合成したいのか 合成したペプチドを使って何かしたいのか、 それによってちょっと薦める本が変わってくるんだが。
回答ありがとうございます。遅ればせながら返事であります。
>>949 今のところ液層で考えています。
>>950 言い方が下手でしたね。アミノ酸ごとに特性があるから
このアミノ酸にはこういう操作、試薬を使いなさい的な情報が欲しかったのです。
>>951 合成したペプチドを使って何かする方です。
ただ、何かする方は完全に生物寄りなので、
こちらは生物板で聞いてみようと思っています。
(ペプチドできたらの話ですが)
すーげー古いけど泉屋 信夫の「ペプチド合成の基礎と実験」とかお勧め。 伸張反応時の副生成物とか結構くわしく出てる。
>>953 またしても遅くなりましたが失礼。
是非参考にさせて頂きます。
955 :
あるケミストさん :04/12/19 16:48:52
質問させてください。 maltolをP4S10でC=S化して、CH2Cl2でTLCを上げるとテーリングしてしまうんです。これってなぜでしょう?
黒色火薬の電気着火は電池の電圧でも可能ですか?
誤爆?
958 :
あるケミストさん :04/12/23 02:46:12
現在有機化学系のM1なんですが、有機化学をもう一度勉強しようと思い、 教科書を買おうと思っています。 一応大学院講義有機化学は上下もっていて院試の時に、一通り読んだ のですが、電子の流れ図がイマイチだった記憶があり、新しいのを買おうかと。 マーチとウォーレンのどっちかを買おうと思っているのですが、 違いとかそれぞれのいいところとかを教えて頂きたいです。 若干スレ違いかもしれませんが、一般の質問スレよりいいかもとおもったのでこっちでお願いします。
959 :
あるケミストさん :04/12/23 07:47:36
>>958 ウォーレンをーれんをーれんをーれんをーれん
960 :
あるケミストさん :04/12/23 08:04:15
>>958 マーチですか。
懐かしい。院生時代に、輪読で使いました。
マーチはお勧めできると思います。
というのは、反応を類例別に細かく分けて載せてあり、辞典としても活用できるからです。
漏れは、マーチはあくまで辞典なので、必要なときに図書室に行って見れば良い、と考えております。 安くないし、重いしね
合成やってるのなら、マーチ程度の本は手元に置いとけよ。
手に取ったこともありませんが
4年のときによくよんでたなぁ 院に入ってからは全く読まなくなったが 実用的じゃないんだよね<マーチ グリーンとかラロックとかと違って
そういえばH.C.Brownの訃報が出ていた。
966 :
cina ◆3BDI4b/9ow :04/12/24 04:05:47
質問です。 HOOC-CH2-NR-CH2-CH2-COOH みたいな化合物を作ろうとしていて、 HOOC-CH2-NHRまでは合成できています。で、Hを抜いてCH2-CH2-COOHを 入れたいんです。 なので塩基性条件下で3-ブロモプロピオン酸と一緒に加熱して攪拌してるんですが、 生成物が混合物になってしまってうまく行きません。 反応的には問題ないと思うのですが、何かまずいところがあるのでしょうか? RにはOH基があるのでそこが反応している可能性があるのですが、 他の人が以前に類似の構造のものを合成したときは特に問題はなかったみたいです。
967 :
あるケミストさん :04/12/24 12:16:59
968 :
あるケミストさん :04/12/24 15:14:54
>>966 塩基もRの構造も不明なのでアレですが、隣接基でなんか邪魔してるんでしょうね、たぶん。 一般論で言えば、ふたつのカルボン酸をエステルで保護しておくルートのほうが きれいには行きやすいかと思います。
レスありがとうございます。 原料が水にしか溶けないので塩基はLiOHを使ってます。 エステルにすれば水以外でもいけるかもしれないですね。
…次スレどうする?
>>970 980あたりで立てればよいのでは。
今スレは消費早かったな。
1スレ目がたったときなど化学板自体人がいなかったが。
972 :
あるケミストさん :04/12/25 23:26:15
973 :
あるケミストさん :04/12/26 20:13:39
牛乳から取れるカゼイン・・・・ 生分解性あるてきいたけどう 大規模にしようされないよね・・・ 価格に難有りてこと??
>>967 わろた。
無保護で反応するときには、こういうのに気をつけること。
975 :
あるケミストさん :04/12/27 00:14:35
>HOOC-CH2-NHRまでは合成できています。 グリシンN保護するだけやがな。 何工程もかかってる言い方じゃのー
976 :
あるケミストさん :04/12/27 02:38:03
958です
全体的にマーチ派が多いようですね。
一応、もう一回書店で見てから決めますが、マーチになりそうです。
>>964 グリーンとかラロックって見たことが無いです。どんな本なんでしょう?
洋書でしょうか?洋書は実際に手にとってみるのが難しいので選びにくいです。
>>975 966に書いたやつは1stepで合成できます。
何工程もかかってるように書いたつもりはなかったんですが、
目的物がなかなか合成できなくてああいう書き方しちゃいました。
とりあえず今日エステル化してみました。
IRは違ったんで出来たかなと。
明日できればNMRとりたいけど…。
あけましておめでとうございます。 今年もいっぱい合成するぞ。
>>978 IRなんてちょっと混ざり物あっただけですぐ変わるからあてにならん。
冬休みあけたらNMRとりなさい
981 :
あるケミストさん :05/01/01 21:37:25
C10O2H4 って合成できますか?
982 :
あるケミストさん :05/01/01 23:36:38
農学部の合成って就職はどうなんでしょうか?分野が限られるということ なんかはありますか?もしわかる方がいたら教えてください。。。
>>981 受験問題のあら捜しなら別のスレでやってくれ。
とりあえずC10H4O2になおしてからな。
985 :
あるケミストさん :05/01/02 05:13:20
>>982 ここは有機合成にたずさわる人のためのスレ
就職関係は「質問スレッド@化学板」へ
>>981 1,2-ジブロモシクロブタジエンと1,2-ジヒドロキシシクロブタジエンを
触媒でカップリングしてみたらどうだ?
988 :
あるケミストさん :05/01/03 06:18:11
bminPF6がうまく作れません。助けてください。
>>988 2,7-Dioxa-tricyclo[6.2.0.0⁰,⁰]deca-1(8),3(6),4,9-tetraene
ができないかな?
ジベンゾダイオキシンのベンゼン環部分の代わりにシクロブタジエンがあるような分子。
992 :
あるケミストさん :
05/01/04 03:31:14 a