リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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>>668
「予定通りに行動しろ、以上」
無線機のマイクをフックにかけると、サングラスは後ろを振り返った。
そこには、さして高価ともみえないスーツをだらしなく着込んだ中年男性が、
安物のパイプ椅子におろしていた。
「今、彼らはどのへんにいるんだ?」
中年男性が、彫りの浅い顔立ちにあからさまな興味を浮かべて尋ねた。
サングラスは、彼の前に鎮座している会議用の大型卓、その上に載せられた
北海道の軍用地図の上に人差し指を乗せる。
「ここだな。例の漁港まで概ね50キロといったところだ」
「意外とはなれたところにいるんだな・・・・・」
サングラスは微笑した。
「映画じゃあるまいし、爆音を立ててヘリを乗りつける訳にもいかんだろう」
中年男性は肩をすくめて同意し、付け足すかのように言った。
「なんにせよ、ウチとしては奴らの商売を邪魔してくれさえすればいい」