リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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1名無し三等兵
2001.6.25...
韓国より電信…北緯38度線にて北朝鮮軍に侵攻されり!!
日本に援軍を要請す……ザー…
2日本政府:2001/06/23(土) 17:35
(゚д゚)ホゲー
3名無し三等兵:2001/06/23(土) 17:36
韓国の謀略だ!
騙されるな!
4名無し三等兵:2001/06/23(土) 17:37
先程ノ電信ハ誤リナリ。我ガ韓国ハ意地デモ日本ニ援軍ヲ求メズ。
日本人ノ助ケヲ借リルクライナラ、赤化シテ日本ニ攻メコマントス!
5マジレスカッコ悪い〜:2001/06/23(土) 17:39
>>1
そういう妄想がしたいのなら、自分でHP立ち上げたほうが良いぞ。
6烏山空軍基地:2001/06/23(土) 17:42
こちら烏山空軍基地、多数の敵、特殊部隊と交戦中
航空機の損害多数、基地施設の半分を占拠されました。
尚、特殊部隊員は我が軍を装っており同士討ちに気をつけられたし
7米韓合同軍司令部:2001/06/23(土) 17:47
敵特殊工作員を載せた複葉輸送機を攻撃中のF16が
山に激突した模様。
8警視庁:2001/06/23(土) 17:49
横田基地に武装した不審者多数が侵入した模様。
機動隊員多数が死傷、現在基地を守備する米軍と交戦中!
9北の大将:2001/06/23(土) 17:50
我々は南の傀儡に今こそ鉄槌を下さねばなるまい。
階級の敵を打破せよ。
10親愛なる指導者同志「金正日」閣下:2001/06/23(土) 17:54
金正日「金星一号を用いて、傀儡政権と日本の主要都市を攻撃せよ」
人民武力部・部長「偉大なる正日同志、千葉はどうしますか?」
正日「もちろん攻撃せよ。」
部長「指導者同志。千葉の東京ディスニーランドには、ご子息が滞在中ですが。」
正日「では、休戦だ。」
11護衛艦隊司令部:2001/06/23(土) 17:59
幕僚「能登半島沖で第3護衛隊群がディーゼル推進型潜水艦を捕捉、
   当該潜水艦は護衛艦はるなに接近しているとのことです。
   同群は攻撃の可能性ありと報告しています」
司令「交戦規定がないんだ。できるだけ回避せよ」
幕僚「みょうこうより報告。はるなは魚雷2本を受け、沈没したそうです」
司令「みょうこうに退避を命じる」
幕僚「あっ!みょうこうも攻撃されています!」

===つづく===
12名無し三等兵:2001/06/23(土) 18:11
うにゃ〜
1338度線上空:2001/06/23(土) 18:14
F16のパイロット「現在MIG29と交戦中、こちらの損害は甚大。
至急増援をも・・ザー・・・・ブチッ」
14名無し三等兵:2001/06/23(土) 18:19
 3カ国連合軍は北朝鮮軍を制圧しました。でも北朝鮮を制圧しても何のメリットもないんだよ  あかが
15兵隊やくざ:2001/06/23(土) 18:26
金正男:日本と戦争するな〜。ミッキーに会えなくなるー。
こうして戦争は1時間で終了しました。
                     完
16ニュース捨てーション:2001/06/23(土) 18:27
渡辺「日本の領空に接近した北朝鮮軍機を撃墜した自衛隊パイロットが逮捕されました。
   このパイロットは地上の司令部の承認を経ずに撃墜したそうです」
久米「とんでもないパイロットですね。シビリアンコントロールの
   原則を踏みにじる行為だ」
解説委員「これは戦前の軍部の独走を思わせますね」
17↑は:2001/06/23(土) 18:30
久米→知久氏
18ニュース捨てーション:2001/06/23(土) 18:33
>17
それでもいい。
19名無し三等兵:2001/06/23(土) 18:34
北朝鮮軍機を撃墜した自衛隊パイロットはそのあと公開処刑され、それを見た全自衛隊、全国民は士気が著しく低下、なぜか知らんが降伏に踏み切った。
20朝鮮海域の空母:2001/06/23(土) 18:50
おい、右!!弾薬薄いぞ!!
何?第一航空隊全滅!?ひるむな、第二航空隊を呼び戻せ!!
21名無し三等兵:2001/06/23(土) 18:57
>>16
鬱だ………
22名無し少尉:2001/06/23(土) 19:08
>>21
ほれ、精神安定剤十錠だ。
思いっきり暴れて来い。
23熊男:2001/06/23(土) 19:11
いっいかん・・・
最初から萎える方向だったのがより萎える方に・・・・
つーか20の
 >おい、右!!弾薬薄いぞ!!
どういう風に薄いのかとても気になる
とりあえずアニメ板にでも帰って下さい。
24朝鮮人民軍 中尉:2001/06/23(土) 21:26
ああ・・・ついに戦争だ・・・
オモニ・・・生きててね・・・
25金土日:2001/06/23(土) 21:27
90年来の恨み晴らすニダ!覚悟しろ日本!
26北朝鮮司令部:2001/06/23(土) 21:30
今こそテポドンの発射だ
27ミリ屋哲:2001/06/23(土) 21:45
対馬にて・・・
「おおい、どうやら始まったみたいだぞ」
「まだ何の命令も出てませんよ、どうしますか?」
「ゲリラが侵入している兆候もありますが」
「よし、炊事車全部出して、ありったけの米を炊け!」
「??」
「ゲリラは真っ先に炊事車狙ってくるはずだ、そこを叩く」
「・・・飯やるから降伏しろ、って逝ったら降伏してきませんかね・・・?」
28名無し三等兵:2001/06/23(土) 21:51
「隊長!! 朝鮮兵相手でしたら、飯にキムチを付けたほうが狙ってくるのでは?」
「おぉ!! そうか奴らの好物を忘れていた、早速白菜を日本から輸送するのだ」
「い、今からでありますか?」 (^^;
29ミリ屋哲:2001/06/23(土) 21:57
>>28
「って、ん?対馬=日本ですが?本土を日本と呼称するスパイめがぁ!」
zipzipzip・・・・
「消えた・・・」
30名無し三等兵:2001/06/23(土) 22:01
NHKニュース

レポータ「ここ対馬では、北朝鮮軍の上陸作戦を一目見ようと
     全国のグンヲタ達が集結しております。」

グンヲタA「オー見えねーぞ、はやくやれ」
グンヲタB「謎の不審船 マンセー」
・・・・

レポータ「地元観光協会も、この戦争にあやかって村おこしをしようと
     地元特産品の販売やパンフレットの配布に大忙しでした。」
地元A「ノドン饅頭(まんせー)に、テポ丼はいかがっすか〜」

グンヲタC 「おう、マンセー 1個くれ・・・」

つづく
31名無し三等兵:2001/06/23(土) 22:04
そんなところへさっき発射したテポドンが....
『うわーなんで対馬に標準をあわしているんだー』
32・・・:2001/06/23(土) 22:05
しかしさすがはテポドン。目標にはかすりもせず、はるか海上に
水柱を立てただけであった。
33名無し三等兵:2001/06/23(土) 22:07
その照準の先には日本が中国より輸入した「先行者」が…
34ミリ屋哲:2001/06/23(土) 22:07
某評論家
「先に対馬へ落ちたのは人工衛星です!北朝鮮は技術力がナニなので、あんな
ところに落ちただけです!」
「で、どんな衛星だったんですか?」
「日本を監視するための軍事衛星です!」
35ミリ屋哲:2001/06/23(土) 22:11
臨時ニュース
「先ほど政府は、第1空挺団を東京ディズニーランドに派遣、警備体制を
取ることに決定いたしました。野党の反対のため、治安出動として出動する
模様です。なお、USJへの投入も検討中とのことです」
36・・・:2001/06/23(土) 22:12
デポドンの海中落下を「玉屋〜」なんてみていた軍オタと
報道陣が突然苦しみだした・・・

ばたばた倒れていく
37名無し三等兵 :2001/06/23(土) 22:12
韓国なんて助ける為に援軍送るわけないだろ・・・ボケ!!
38熊男:2001/06/23(土) 22:13
>>32
それを見ていたグンヲタAの一言
「矢張り・・・(以下略」
39名無し三等兵:2001/06/23(土) 22:25
グンヲタA「矢張り、化学兵器、生物兵器対策してから見物するのがグンヲタの身だしなみだよね」
40名無し三等兵:2001/06/23(土) 22:41
某民放

「上陸作戦開始は、ライブで全国放送するので、
 数字の取れるゴールデンタイムにお願いします。
 
41東郷平八郎:2001/06/23(土) 22:47
戦艦三笠出撃じゃ!!

…しかし戦力にならなかった。
42名無し三等兵:2001/06/24(日) 00:23
韓国と戦いながら、対馬に上陸作戦掛かられる分けないだろ。
43名無し三等兵:2001/06/24(日) 00:39
スクープ

中国が北朝鮮への全面的軍事支援を正式表明!
44Mr.名無しさん:2001/06/24(日) 00:41
>43
ロシアもそれに続く模様。
45翌日の東スポ:2001/06/24(日) 00:42
(1面見出し)
猪木、平和特使としてピョンヤン入り。
金正日あいてにいきなり張り手をかまし射殺!

(2面見出し)
・・・の可能性もありえる??!!
46名無し三等兵:2001/06/24(日) 00:42
>韓国と戦いながら、対馬に上陸作戦掛かられる分けないだろ。
その通り。
47名無し三等兵:2001/06/24(日) 00:43
新華社より入電

「中国は機械化人海戦術兵器「先行者」の実戦投入を決断。師団規模の部隊を北朝鮮の国境に急速展開中」
48名無し三等兵:2001/06/24(日) 00:43
>>46
あのー。
みんなその通りなのは百も承知の上でネタを楽しんでるんだと
思うんですが。
49名無し三等兵:2001/06/24(日) 00:49
>>48

安心しろ
中国、ロシアが加われば、対馬上陸作戦(ただし陽動)は無いとは言えない。
50名無し三等兵:2001/06/24(日) 00:55
翌日のスポ日

引田テンコウ、平和特使としてピョンヤン入り。
そのまま幽閉。
51名無し三等兵:2001/06/24(日) 00:57
>>47
あんなカカシ、テムザックの敵ではない。
527時のNHKニュース:2001/06/24(日) 00:59
こんばんわ。7時のNHKニュースです。
きょうはまず、先週、ピョンヤンで監禁された引田天功さんが
マジックで脱出に成功した話題から・・・
53予想屋:2001/06/24(日) 00:59
NSA:中国人民約4億、北朝鮮に移動中。
54地勢学者:2001/06/24(日) 01:08
4億人も入りません。こぼれます。海に
55名無し三等兵:2001/06/24(日) 01:09
ロイターより入電

「中国政府は武力併合を目的とする台湾への武力侵攻を開始した。」
56名無し三等兵:2001/06/24(日) 01:18
共同通信より入電

「与党は、憲法第9条改正を強行議決する方針」
57:2001/06/24(日) 01:19
>>56
ヤター、マンセー!!!
58名無し三等兵:2001/06/24(日) 01:45
NHK速報

「国会議事堂が何者かによって爆破されました」
59:2001/06/24(日) 01:54
ロイターより入電
ただいま入った情報によりますと米政府が
「韓国と北朝鮮の間で不可侵条約がむすばれた」という見解が発表されました
60名も無き韓国軍兵士:2001/06/24(日) 02:19
涙を流して 「地雷を踏んでしまった・・・・助けて」
61某国兵士:2001/06/24(日) 02:24
>>60
死ね・・・DQN!!
62名無し:2001/06/24(日) 02:29
虚を突かれた自衛隊は、北海道から本州への兵力の転用を
開始した模様。青函トンネル及び関門トンネルは接収された
模様。
63名無し三等兵:2001/06/24(日) 02:43
欧州の出方はどうなんだ?
64:2001/06/24(日) 03:15
ロイターより入電
「イギリス軍が出動した模様」
65フランス海軍:2001/06/24(日) 05:00
「ふだんはアメリカのやることにいちいちイチャモンをつける
 わが国であるが、やる時はやる。
 とりあえず空母機動部隊を派遣する。
 間に合えばいいがな」
66東郷平八郎:2001/06/24(日) 12:11
長崎より入電…中国軍、上陸作戦開始!
数は約30000ですっ!!
67板門店の番人:2001/06/24(日) 12:17
こちら、朝鮮人民軍最高指令部。
今から、日本を占領する。腐りきった、朝鮮の植民地支配の頃の復習をする。
我々の先祖が、名前や土地を奪われたように我々も奴ら鬼畜どもに同じ苦しみを、
あじあわす。これは、侵略ではない歴史が語る聖戦である。
68名無し三等兵:2001/06/24(日) 12:31
現在の国際情勢は、極東・日本海を舞台にした世界大戦の様相を見せてきました。

北朝鮮: 韓国と相互不可侵、日本侵攻開始
中国 : 北朝鮮支援を表明、先行者部隊の展開中
露国 : 中国も続く模様

韓国 : 北朝鮮と相互不可侵、全面休戦?
米国 : 韓国支援、韓国の停戦でどうなる?
日本 : 9条改正、防戦中

英国 : 出動(様子見か?)
仏国 : 空母機動部隊派遣(様子見か?)
69名無し三等兵:2001/06/24(日) 12:34
自衛隊がクーデター
70名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/24(日) 13:36
 自衛隊が北朝鮮兵3000を捕虜にしましたがすぐ全員皆殺しにしました。
71一等自営業:2001/06/24(日) 14:49
対馬17;30
対馬警備隊は、いつでも連隊規模に拡大編制出来るようになっており
本部の機能も十分に余裕が持たせてあり、本隊の増援到着までの時間
稼ぎが絶対の急務であった。対馬の民間飛行場は急遽有事法制で接収
され、増援部隊と緊急物資を載せた輸送機が着陸してくる。対馬南方
の海上は自衛艦が配置につき、海上輸送ルートをなんとか確保していた。

対馬北部の海を見下ろす断崖の上の警備詰め所では、対馬警備隊勤務六年
目の堤陸士長が一個分隊を指揮して防戦していた。詰め所の有線電話は
とっくの昔に切れている。官品の無線機は電波妨害でノイズばかり。
個人所有の携帯で本管の准尉と短時間交信た。
「弾薬が足りません!半分使いました。」堤は泣出しそうな声を殺して
報告した。堤達は中年親父と思ってる定年間近の准尉の太い自信たっぷり
な声が「安心しろ!もうすぐ増援を送る。」・・・・

准尉と交信してから三時間たっている。もう何日もいるような気がするが
まだ半日しかたっていない。時々嫌がらせの北韓の銃弾が、詰め所周囲の
数箇所の援体(これかな?)の上をかすめる。

堤陸士長は6年のベテランで自分のいる対馬警備隊は、冬戦教や空挺レン
ジャーと肩を並べるくらいの精強だと自負してる。けど、怖い・・・
遠くで戦闘雑音が聞こえる。手榴弾の爆発音も混ざってる・・・
怖い!・・・。分隊で負傷者が出たらどうしよう・・そんな訓練受けて
ないよ。自分が負傷や死ぬことまで頭が回らなかった。

堤は西側の援体に大声で伝えた。各援体は連絡壕で繋がっていなかった。
今にして思えば・・・「吉田!暗くなったらそっちから突撃してくるぞ。
そのときはフルで射撃。阻止しろよ!」
「わかりました!」元気な声が返ってきた。西側だけが、この狭い山頂の
詰め所に繋がったまともな道なのだ。あとは対馬特有のねじれた樹木で
覆われた斜面と、海側は急傾斜の断崖でさっきは下のどっかから手榴弾が
投げられたが届かなかった。チョイ下で爆発して誰かの悲鳴が聞こえた。
ちょんの野郎だ。と堤は考えた。
吉田は都会者でどっかの馬鹿な戦争劇画の影響で対馬警備隊を志願んだ。
このときを待ってたかのように張り切ってる。手榴弾を数個並べて安全ピンを
ゆるめてるに違いない。いつもはウルサイ安全規則などクソ食らえだ。

日が暮れてきた。視界が悪い・・・闇は恐怖心を倍化してくる。
堤は恐怖心を顔に出さないように決心した。
72名無し三等兵:2001/06/24(日) 15:06
>>71
おおお!タダで斯様なものを読ませて頂けるとは!
絵がついてないけど、シーク自営業先生!
73名無し三等兵:2001/06/24(日) 15:06
>>71
なかなかだね
74あぼーん:あぼーん
あぼーん
75挑戦層錬:2001/06/24(日) 16:12
日本軍国主義による我ら祖国への敵対行為には目に余るものがある。
よって我々は対抗措置として加盟パチンコ店ならびに加盟焼肉店を一斉休業とする!
76ミリ屋哲:2001/06/24(日) 16:27
プシュップシュップシュッ・・・数発の銃弾が>>74にぶち込まれた。まだ床で
痙攣している>>74の後頭部に、更に数発打ち込まれる拳銃弾。
「しかし、北のサイバーテロってこの程度なんですかね。ただの厨房
によるコピペ荒らしじゃないですか」
「ま、北もそれだけ必死って訳さ。データの方は確保できたか?」
「はい、特に重要な物は見あたりません。接続も普通のダイヤルアップ
です。HDはどうします?」
「いらん。そのまま捨てておけ。撤収するぞ。次は○○大学のサーバ
からだ。」
「一体どれだけ居るんですかね。一つ一つはたいしたことなくても、さすがに
これだけの数だと・・・」
「牟田口たたくな、逝くぞ」

自衛隊のカウンターサイバーテロ部隊が暗躍していた事実。それが明るみに
出るのは戦後のことであった。
77一等自営業:2001/06/24(日) 17:19
対馬19;45   (その2)
戦闘はアッっというまに始まって終わった。
堤陸士長は五分間と記憶してるが、20分続いたというヤツ
もいるし様々だった・・・

対馬海峡を見渡す堤陸士長の配置された警備詰め所が、緊張
した夜の帳に包まれ10メートル先が見えなくなってから
始まった。暗くなって嫌がらせの散発的に撃ち込まれるAK
はなくなったが、かえって静かなのが不気味だった。

「のどが渇く・・・」そういえば、朝からなにも飲んでも食っ
てもいない。水筒の水以外何ももって来なかった。準備する
時間さえなかったんだ。警備詰め所の入り口を警戒する、都会
者の吉田ら二名の様子を見に行こうと援体から這って出た瞬間
、北側の斜面から敵が数名叫びながら突撃してきた。

堤は反射的にその黒い影に向って、連射を加えた。六四式の
脱落しそうな部分にガムテープを巻いたその銃は、期待通り
マガジンの半分をばら撒いた。声にならない声をあげ黒い影が
のけぞった!あらゆる緊張がいっせいに高まった。反対側の
斜面から投げられた手榴弾がまねけな音を立てて破裂し、突撃
が始まった。人数は更に多い。

遠いほうの援体から数本の手が動き、空を切って手榴弾を応酬
してる。例の卵型の手榴弾だ。炸裂すると中の刻みの入った
ワイヤーが飛散し、破片効果を高めるやつだ。連続爆発。
堤は地面に伏せたまま前方を見た。仲間の手榴弾の破片は受けた
くない。黒い影の半分は倒れ、残りがノロノロと突っ込んでくる。
その黒い影に向って二つの援体から、赤い曳光弾の短い帯が交差
する。立ってる者はいなくなった。その時、」また新たな恐怖が
始まった・・・・

警備詰め所の西側。吉田の援体の前方から凄い射撃だ。緑色の
曳光弾が横に降ってくる。入り口方向からの援護射撃だ。
目を凝らすと黒い壁が走ってくる。声も聞こえる!
吉田達は頭も下げず手榴弾を投げて猛然と撃ち始めた。堤も
他の援体の仲間もそれに加わった。監視所入り口までの狭い道
が主戦場だ。六四式のNATO弾は密集した黒い影を貫通して、同
時に何人も倒れる。

弾幕を走りきった数人が吉田の援体に飛び込んだ。銃が棍棒
のように振り回されるのが見えた。肉が潰れ、何かが湿った
木が折れる折れるような音が・・・
黒い大きな塊が援体から放り出される。
「こいつら弱っちいぜ!チビだしよう。」吉田の興奮して
1オクターブ高い上ずった声が響く。誰かの荒い息も。
負傷した黒い影が水溜りをつくり苦痛でのたくっている。
「ゆっくり死ね。馬鹿野郎」堤は自分の声に驚いた。
78予想屋:2001/06/24(日) 18:13
NRA:緊急
朝鮮半島北部より日本列島に向けて陸地形成を確認
4億人が日本海を埋め立てている模様
79一等自営業:2001/06/24(日) 18:44
対馬20;25   (その3)
戦闘の興奮が収まってきた。
吉田がやられた!と騒ぎ出した。興奮して左肩を貫通されて
たのが、気が付かなかったのだ。堤も手榴弾の破片で目の
上を切って、たれた血で目が見えなくなるまで汗だと思って
いた。吉田は致命傷ではない、損害はまだ軽妙だ。

弾薬の分配をした。一番撃ってるのは入り口側の吉田たち。
予備マガジンも手榴弾も一つずつ。堤は援体を回って
みんなの手持ち弾薬の平均化をした。各自二つずつ。
次の戦闘では完全に負ける。囲まれてるので撤退も出来ない。
まだ、誰も騒がないが・・マズイ。
こんな事、習ってないぞ。

さっきから町のほうの戦闘雑音もしていない。味方が蹂躙され
たのか・・・・・まさか!
心配するときりがなく出てくる。昨日まで飲みに通ってた本町
のスナックは大丈夫かな?あのブスホステスは?
俺の隊舎の部屋は?

遠くからエンジン音が聞こえる。キャタピラの鉄が擦れる音が。
戦車か!
味方・・・まさか!早すぎる。もう一日はかかるはずだ。
演習で何度も言われた。三日は守れ!そうすれば大丈夫だ。
敵が揚陸したのか・・・
対馬警備隊は全滅したのか・・・・まさか!
でも、装甲車両の音だ。エンジン音はデーゼルだ!

分隊の仲間もエンジン音に気づいて騒ぎ出した。堤は
「落ち着け!落ち着けよ!」まるで、年季の入った助教の
口ぶりになってた。
エンジン音が大きくなった。黒い大きな塊が監視詰め所前の
最後のコーナーを曲がってきてるんだ。堤は六四式を強く
握った。くそ!やられちまう・・・・
詰め所入り口前の敵の死体の前で、大きな鉄の塊は停止した。

「堤陸士長!」本管の准尉の声が、戦車のエンジン音の向こう
から聞こえる。「遅くなってスマン!」
戦車は対馬警備隊駐屯地に鎮座していた六一式だ。展示して
あるが時々整備してたが、本当に動かしてきたんだ。
戦車の後ろには、第二中隊の連中が散開して繋がってる。
戦車は砲弾を発射できないが、充分に”こけおどし”には
なってるようだ。

北東方向で遠い連続射撃音。
「あれはレーダーサイトの方だな。掃討してるんだ。」
准尉は簡単に一言で片付けた。
俺たちは治療を受けてから、本部に戻ることになった。
吉田は病院送りになり、俺たちの戦争は終わった。
80名無し三等兵:2001/06/24(日) 18:58
あ、あの、自営業先生!
斯様なものを読ませて頂ける天恵にジャイアント感謝なのですが・・・

・・・・・・〆切は大丈夫なのでありますか?(ぼそ
81一等自営業:2001/06/24(日) 19:08
スンマセン。
ついつい現実逃避してました。
82名無し三等兵:2001/06/24(日) 20:29
新しいお仕事が届いたぜぇ
後方に展開して、脅威となっている
アメリカ軍第101空中突撃師団と、第82空挺師団が展開している
航空基地を、逆占領しろとさ

『な!んん!!無茶だぜ!』

これも仕事さ
83名無し三等兵:2001/06/24(日) 21:26
>>76
>>79
思わず読みいってしまった。
すごいの一言。
84名無し三等兵:2001/06/24(日) 21:37
>>82
懐かしいなあ
でも,ガングリネタ解る人ってどれくらい居るかなあ?
85名無し三等兵:2001/06/24(日) 22:07
>>79
61式カコイイ!(・∀・)
86ミリ屋哲:2001/06/25(月) 00:00
「それにしても、何処に逝ってもF5連打とかコピペ荒らしとか、とてもサイバーテロ
とは言い難い奴らばかりじゃないですか。これで成果があるのか・・」
「余計なことを考えるな。俺達は命令通りにやれば良いんだ。小物でも数が揃えば大きな
驚異になりうる」
カチャ、カチャ・・・自衛隊には装備されていないはずのP226に弾が込められる。
「逝くぞ、今度の奴は大物らしい」
音が出ないように、スニーカー履きの足を慎重に運ぶ・・・やがて、明かりの漏れるドアの
前にたどり着いた。
(ドアが開いているぞ、出来るか?)目と手振りで合図する。
もう片方の男は無言でナイフを抜いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数分後、首から吹き出る血が逐次収まってきた男の死体をよそに、男達は周辺のパソコン
や資料をあさる。
「有ったか?」
「ビンゴ!こりゃ凄い人脈ですよ。北はここまでいろんな所に潜伏させていたんですね。
NTT、大手の運送会社、食料関係・・・後方関係には軒並み浸透していますね」
「胡散臭い圧力団体への支援なんか目じゃないな。奴らは相当前から本気だったんだ」
「これ、本物ですかね?」
「それを考えるのは俺達じゃないさ。この資料だって本来は俺達の仕事の範疇外だ」
「・・・そうですね、単に我々の目標が「彼ら」の知りたいことを知っていた、それだけ
ですね」
「そう言うことだ。どれ、スクリプト書き換えて北のネットワークを混乱させるか」
「・・・奴ら、混乱するほどのネットワーク作っていますかね?」
87名無し三等兵:2001/06/25(月) 00:27
「しかしずいぶん古いパソコンだな。見ろ、このマシンにはCDドライブも付いていない」
「本当ですね。でも、ネットワークたぐってみるとどうやらこいつが
セントラル・マシンのようですが・・・あれ?これ、カセットデッキじゃ
ないですか?」
「どれ・・・う〜ん??なんでパソコンにカセットデッキが付いてるんだ?
他に何か無いか?そのあたりをよく探して見ろ」
「あ、まってください!ここに怪しげなカセットテープがあります。
えっと《魔法のプリンセス・ミンキーモモ》なんだこりゃ」

ガチャ!ドンドンドン
「しまった!人が来たぞ。とりあえず、そのテープを持って脱出だ!」
88名無し三等兵:2001/06/25(月) 02:32
・・・我が友人達が危機に瀕しています。一方的な侵攻により、今、世界に
平和が破壊されようとしているのです・・・
我々は民主主義を守る為、立ち上がらなければなりません・・・我々の結束が
試されているのです・・・
ここに、日米安全保障条約に基づき、韓国・北朝鮮に宣戦を布告します

ブッシュ大統領は涙を流しながらこのように述べまして、南北朝鮮への宣戦布告
を決定しました。また、「危機に乗じる振る舞いは断固許されるべきだはない」
と、南北朝鮮へ一定の理解を示しているロシアと中国を牽制しました。
また、演説で「同盟国・友好国へのMBC兵器による攻撃は、アメリカ合衆国
への攻撃とみなす」と強い調子で、キューバ危機を思わせる発言をし、場合によっては
大陸間弾道ミサイルの使用を視野に入れる、としました。

一方国連本部では事態の打開に向け徹夜で安保理が開かれています。
安保理は中国の反発で揉めておりまして
アメリカの「対南北朝鮮国連軍編成動議」は中国の拒否権発動により
棄却され、対南北朝鮮への一切の物資・資産移動の禁止動議が、先ほど中国の
棄権で成立しました。対南北朝鮮への、武力行為の即時停止のアピールも同時に
採択され、これも中国棄権で成立した模様です。安保理ではその後米国による
「国連軍編成動議」が修正提出されまして、今その審議が続いております。
またこれとは別に国連臨時総会が開かれまして、南北朝鮮に対する非難決議が
圧倒的多数で可決され、さらに安保理に対して「効果的な措置を求める」決議
も可決しました。以上ニュヨークからお伝えしました。

はい、本格的参戦を決定した米国、ニューヨークからでした。次に欧州です
ブリュッセルの柴田さん?

はい、ベルギーブリュッツセルのNATO本部前から中継です。NATOのソラナ
事務局長は先ほど記者会見を行いまして、朝鮮半島の南北朝鮮軍の南進について、
欧州の地域安全保障同盟として直接の責任を負う自体ではないが、重大な関心
を持っている、と語りました。また、すでに英国とフランスは空母機動集団と
緊急即応部隊をシンガポールへ派遣した、とも発表しました。
NATOとしては、欧州の地域安全保障組織の観点から事態を静観する模様です。
ただ海外展開能力のある国の軍には軒並み動員令が出ておりまして、緊張が時間
と共に高まっている状況です。

一方、ロシアの反応です。

ロシアは、米国の介入の流れを受けまして、統一朝鮮への姿勢を変化させています。
また、クーデターを起こした強硬派の国防大臣が逮捕されまして、事態は沈静化の方向へ向かっております。
昨日テレビでプーチン大統領が演説をしまして、「私は一時的に拘束状態にあった」
と発言、国防大臣らによるクーデターがあった事を正式に認めました。その上で
「ロシアは国際社会との協調を第一に考える」との声明を発表しました・・・
89首相官邸:2001/06/25(月) 02:42
わが国の対馬周辺の領海、領空内において明らかな戦闘行為が行われております。
政府は、事態の重大さを認識し、ただちに臨時閣議を招集、全閣僚によって
自衛隊への防衛出動命令の下命が妥当である、との結論に達しましたので、本日
02:34分、内閣総理大臣小泉純一郎によって陸・海・空自衛隊に自衛隊法
に基づく防衛出動命令を下命致しました・・・。

同時刻。防衛庁プレスセンター

「・・・よってただちに各部隊に、現在対馬のわが国の領海・領空・領土上で戦闘行為
を実施している部隊の排除を下命した・・・」
90ぶしゅ:2001/06/25(月) 03:03
:た、たまらん、撃ちてえ、撃ちてえよお、親父
91ニュース速報板@2ch:2001/06/25(月) 03:18
反戦主義者逝ってよし!
92名無し三等兵:2001/06/25(月) 14:33
 北朝鮮軍は全滅しました
93なんでまだでないんじゃ!:2001/06/25(月) 14:48
大変だ!北朝鮮の兵士が民家に押しいり、女性をレイプしております!
94なんでまだでないんじゃ!:2001/06/25(月) 14:50
ひきだてんこの下にジョンイルのティムポ、上にジョンナムのティムポが挿入されました!
95大渦よりの来訪者:2001/06/25(月) 15:14
 全く持ってよい天気だった。今どこかで誰かが死んでいる、その事を除けば。
「そろそろメディアの残りが三十枚を切るからな……。」
「ん〜?駄目ですね、キミ〜。いつも五十枚は家にストックがあるようにしなければ、
真のワレザーとはいえませんよ、ケヒヒ。」
 針金のような男が、まるで人ではない何か別の生き物のように太った男と話している。
甲高い叫び声に似た話し方はとにもかくにも人の神経を逆なでする。
不愉快。そうだ不愉快なのだ。その存在を認識する事事態が不愉快。
 ふと、空を見る。何かが、白い何かが見えたような気がした。箒星か何かだろうか?
白い何か?この時期に箒星?立ち止まって空を見ている私を、人々は邪魔そうによけていく。
 唐突に何が起きつつあるのかが判った気がした。どこかで死んでいる誰か。
別に、それが赤の他人である必要は無いと言う事に。
96ただいまの状況:2001/06/25(月) 16:45
北朝鮮軍…対馬海域、および対馬に上陸、日本は韓国敗残兵と交戦中?
韓国軍…壊滅状態。残兵が対馬で抵抗。
米国…普天間基地から戦闘機で中国と交戦中??
中国…北を支援中。
ロシア…???
欧米諸国…参戦の意思あり?
違ってると思うけど一応。
97名無し三等兵:2001/06/25(月) 16:46
馬鹿野朗!死にたいのか!!
98ニュース速報。:2001/06/25(月) 17:18
対馬陥落。日本、韓国連合軍は福岡市へ撤退。
99名無し三等兵:2001/06/25(月) 17:39
不肖、宮嶋。これより精強たる大日本陸上自衛隊を撮影せんとす!
100CIA:2001/06/25(月) 17:40
「小泉さん、中谷(元)さん。
これが日本人拉致に関するCIAの資料です・・・・・・。」
101名無し三等兵:2001/06/25(月) 18:28
  戦争はんたーい!!
 日本の軍国化を許すなぁ!
__ ____ _____
   V      V
   ∧∧    ∧∧
 _(゚Д゚)___(゚Д゚)____
 | U U    U U   .│
 |    戦 争 反 対  │
..└────────‐‐┘
  U U    U U
102ニュース速報。:2001/06/25(月) 18:58
北連合軍(北朝鮮、中国)に長崎、佐賀、熊本が占領される。
日韓軍は大宰府まで撤退し抵抗。
103ニュース速報:2001/06/25(月) 18:59
日本海で米艦隊と協同作戦していた海上自衛隊護衛艦「ゆうぎり」が
米海軍のF/A18戦闘機をCIWSで誤射し、撃墜したそうです。
104名無し三等兵:2001/06/25(月) 19:11
   我々、日本国民は、いまこそ一致団結し、
 我が国の危機に、立ち向かわなければなりません!
__________  .___________
               V
      >||□□□□||<0
    ---------------------------------------┐
   /  ̄ ̄ ̄.// ̄ ̄|| | ┌─┐┌─┐┌─┐┌─┐ |
  /    .∧// ∧ ∧.|| |.│#|│#|│#|│#| |
[/_________.(゚//[ ](゚Д゚ )|| | └─┘└─┘└─┘└─┘ |
.||_[ ● ]___|_| ̄ ̄ ∪.|.| | 大日本正義國粋会 [ ● ]  |
.lO|--- |O゜.|___ |.|_|ニニニニニニニニニニニニニ=l.|
|_∈口∋ ̄_l______l⌒ l.|____________| l⌒l_||
  ̄ ̄`--' ̄ ̄ `ー' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`--'  `ー'
105にゅーす:2001/06/25(月) 19:17
長崎、佐賀、熊本を占領した北連合軍(北朝鮮、中国)に対し
朝鮮総連が出迎え。ヒラメの刺身等勝利弁当をもてなす。
電気店から電化製品を押収(略奪)する北兵士のコメント
「こんな良い所ならずっといたい」
106名無し三等兵:2001/06/25(月) 19:28
その頃2ちゃん軍事板では、何故か「大和VSアイオワPart2」スレが盛り上がっていた…
107ニュース速報:2001/06/25(月) 19:43
広島に大本営が設置されました。
108名無し三等兵:2001/06/25(月) 19:56
神の怒りか、再び雲仙普賢岳噴火。
島原市で略奪中の朝鮮兵を超巨大火砕流が殲滅

そして台湾沖で超巨大台風が発生九州に向けてゆっくりと進路を定めた
109名無し三等兵:2001/06/25(月) 20:03
北朝鮮軍・中国軍、大宰府占領。日韓兵の35%死傷。
敗残兵は下関まで退避。
110名無し三等兵:2001/06/25(月) 20:19
進行役があまりにどきゅそなので盛り上がらんのぅ
111名無し三等兵:2001/06/25(月) 20:23
>>110
誰?進行役って
112名無し三等兵:2001/06/25(月) 20:26
君(w
113名無し三等兵:2001/06/25(月) 20:57
森前総理「神の力でチョンを倒すのであるぞ!!」
114ミリ屋哲:2001/06/25(月) 20:58
「オイオイ、こんな時にモバイルで2ちゃんか?」
「まぁ良いじゃないですか。ニュース速報なんか、デマ乱れ飛びですよ。
ちょいと煽ったらレスが凄い凄い・・・」
「止めとけ。どうせ信じる奴なんかいやしないさ。なんだ?この空挺団所属
陸士長てコテハンは?」
「なんか、対馬は完全に制圧されたとか、今尋問を受けてきたばかりだとか、
九州が侵攻受けているとかドキュソ丸出しですよ」
「全く・・・ん?携帯が切れたぞ」
「うん・・・・駄目だ、何回やってもつながらない・・・」
「サーバか?」
「いや、携帯の方が問題有るようです。普通の通話も繋がらないや」
「ラジオもおかしい・・・広域にわたって周波数の使用制限?まさか」
「でも、テレビもなんだか・・・敵の電子戦かも?」
「・・・吉兆なら良いんだが・・・」
115日本軍暗号:2001/06/25(月) 21:11
LJDKSRH743GHB N,SseI9モミヒヒナスカンナ非
もひねねめるれりの海苔巻葉も浜の理非阻止子の李君ね名人
尾奈マンのも来こみ茎のマリに茎すし
マンコ中寸はすこていまるれりむの端菊菜禁止とはちと
津市クスまま残りかきれリンスとしく無き非耳葉も寝る利のかの幕
間国かは氏時はお薄はつとに野間は聞く巣か駆使と破壊と
氏さ素非非コモは幹ね羽も散れ寺ら背はけりいすくくりまき
気は子非は知る間
116名無し三等兵:2001/06/25(月) 21:22
TV東京
「こんちは株式ニュースです」
「日経平均は北朝鮮侵攻で全面安、円も対ドル、対ユーロで大幅に売られています」
「しかし、防衛関連銘柄は全て高く始まり三菱重工、三菱電機、日立、石川島播磨、
 川崎重工、ミネビア、豊和などは取引開始からストップ高・・・・・・・・・・
117名無し三等兵:2001/06/25(月) 21:25


      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|         ●______________
      |  自衛隊    .|        .//                    (
      | =新皇軍   .|       . //  米帝、日帝の          (
      |_______|       //    朝鮮半島分割を阻止せよ (
            | |           //                     (
  , ――.、     | |          .//  安保自動改定を狙う       (
 /=中核=|     | |         //     CIAの策動を粉砕せよ   (
   , ――.、   , ――.、      .//                      (
  /反帝学.|  /全学連|     .//________全学連____(
  ||●Д●)  || ((┃)))∩   // ., ――.、  λ          λ
  .., ‐‐.、   , ‐‐.、┃     //  /社青同| 〆ノ    , ―― 、 〆
  /=Z=ヽ  ./=Z=ヽ┃    //   ||_■=■) ./ヽ   /_中核__ヽ /ヽ
 _(゚Д゚)___(゚Д゚)∩___      /\_/つ|| .|   ヽ|| `σ´) .|| .|ベイテイノイヌ、
 | U U    U     │      ∪    | || .|    (    つ|| .|ジエイタイフンサイ!
 |帝政小泉は即刻    |      / /\ \ ̄    |  |  |  ̄
 |侵略戦争を停止せよ │     (__)  (__)    (__.)_)
..└────────‐‐┘  コレハダイサンジセカイタイセンヘトムカモノデアル
  U U    U U
シンリャクセンソウ、ハンターイ!
     , ―‐.、 ______
    / 2  ヽ|        ||
   |_______|]' ロ━━┏] ||
   /____||   .   ┃  ||
   |  |   /ヽ、 .(||)    ||
   |  |   、ノ|〓】)     ||
   |  |   .|`‐┛(||). . . .||
 _________.__________________._________
 |          ..||          ..||          ..||          ..|
 |   , ─‐.、 ┏]. .||   , ─‐.、 ┏]. .||   , ─‐.、 ┏]. .||   , ─‐.、 ┏]. .|
 | /  2  ヽ【Eレヽ || /  2  ヽ【Eレヽ || /  2  ヽ【Eレヽ || /  2  ヽ【Eレヽ |
 | [|__T_._|] |‡|_|.||.[|__T_._|] |‡|_|.|| [|__T_._|] |‡|_|.||.[|__T_._|] |‡|_|.|
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118名無し三等兵:2001/06/25(月) 21:25
     __       __   _    __        __      .___
   ./ '⌒ .\。 __. / '⌒ .\。|.|  ./ '⌒ .\。 __.  / '⌒ .\。 __ . /γ\ \ヽ
   [/[email protected]__ヽ] // [/[email protected]__ヽ]|.|  [/[email protected]__ヽ] //  [/[email protected]__ヽ]// └/[email protected]└‐》_.]
   `((`∀´)) //  `((`へ´)) .|.|  `((´Д`)) //   `((`θ´)).//.  `(´∀`;)0)\
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 ||    .     || ||     .    ||||    .     || ||     .    ||||    .     ||
 ||    :    || ||    :    ||||    :    || ||    :    ||||    :    ||
 ||         .|| ||         .||||         .|| ||         .||||         .||
 ||______|| ||______||||______|| ||______||||______||

   え〜このように国会議事堂前では
   デモ隊と機動隊とのにらみ合いが続いています。
119ニュース速報:2001/06/25(月) 21:41
ただいま入った情報ですが、靖国神社にて参拝を行なっていた
右翼団体が国会議事堂に向けて出発したとのことです。
120名無し三等兵:2001/06/25(月) 21:56
聞いての通りだ。
ヲタクの町、秋葉原の電気街にオタク共が脱出できずにいる
今回の任務は第1師団と我々第一空挺団のみで行う。

自衛隊員:アメリカと韓国にはゼ-ンゼ-ン関係ないからなぁ…

北朝鮮第8特殊軍団。第815機械化軍団。
そして社民党が、げっちゅ屋へ移動中だという情報も入っている。
事態は急を要する、作戦は時間との勝負だ!
121名無し三等兵:2001/06/25(月) 22:47
とりあえずアニヲタを集団自決させるか…
122名無し三等兵:2001/06/25(月) 23:05
政府は国民一人一人に防毒マスクを支給することを決定した。
はじめ自衛隊の4型マスクを支給することを検討したが、数が
全く足りず、量産もとてもではないが追いつかないので、仕方
なく各国に輸入を呼びかけることとなった。
アメリカ製、ドイツ製、イスラエル製、韓国製、台湾製、
様々なマスクが入り乱れ、中には粗悪品もあったが何時神経
ガス搭載のノドンミサイルが飛んでくるか判らない状況で、国
民の不安はピークに達しており、政府としてはともかくも何か
手を打つことが先決とされ、最早マスクの形さえしていればえ
り好みする事はなくなっていた。
連日マスコミはその被害の大きさを伝え、致死量のみで杜撰
に測定した天文学的数字の予測死者数を報じるばかり。
政府支給は防毒マスクという微妙な製品の取り扱いなどを巡
って遅れに遅れ、個人購入する者があとを絶たなかった。
町の主なスーパーからは少しでも使えそうな雨合羽、ゴム手
袋、ゴム長靴などが姿を消した。
全国を探して硫酸アトロピンを備蓄しない病院はなかった。
学校ではマスクの装着訓練が行われた。非常ベルと共に児童、
教師は一斉にマスクを装着し、表情一つない異様な形相が教
室中にあふれる。
中には軍事教育の一環と騒ぐ日教組所属の教師もいたが、そ
の類の人間は次第に相手にされなくなっていった。
123名無し三等兵:2001/06/25(月) 23:35
まれにみる名スレっすね age
124NHK福岡放送局:2001/06/26(火) 00:06
我々はみなさんと共にあります。さようなら。さようなら。
125名無し海兵隊員:2001/06/26(火) 00:12
( ・∀・) 九州戦で戦死
126名無し三等兵:2001/06/26(火) 00:26
社民党、共産党は戦争関連法の審議を全てボイコット!
民主党は右派と左派で折り合いがつかず分裂へ。
結局連立政権の強行採決。
直後にアナーキストグループが爆弾を仕掛けたと予告。
警視庁機動隊の爆発物処理班が国会議事堂へ急行した。
127名無し三等兵:2001/06/26(火) 01:09
あろうことか一歩早く爆弾が炸裂!小泉首相が巻き込まれた!
青ざめるSPと閣僚たち。

しかし崩れ落ちた壁のしたから立ち上がる人影。
首相は腕を骨折したものの無事だった。
そして一言叫ぶ
「小泉死すとも!日本は死なぬ!」
128一等自営業:2001/06/26(火) 01:48
皇居のお堀のすぐ西側、警視庁前と国会議事堂周辺の道路は反戦運動の
数万のプラカードを持った群集で埋まっていた。
なんとか群集をコントロールしようと、機動隊の指揮車は無駄な試みを
繰り返していた。反戦運動家の大容量ハンドマイクのほうが勝っている。
機動隊員はなんとか反戦運動のアジテイターを抑えようと、最前列の
人垣を突破しようとするが、何度やっても失敗してる。

反戦運動の群集に混ざって多くの取材中のマスコミもいるが、混乱も
極に達している。何人もの公安が群集に混ざってるが、とても対応
できないくらい群集は巨大な波のようにうねり。その津波は機動隊の
壁をも崩した。その先の国会議事堂との間には緊急要請された、第32
普通科連隊が治安出動して配置についている。三列横隊だ。

第32普連第2中の中隊長は、押し寄せる反戦運動の群集が50メートルに
迫ったとき、着剣を命じた。着剣指示は指揮官のそばの携帯無線機を持った
通信兵を経て、小隊長に伝わりついで分隊長の陸曹に伝達され、最後に
機械的に若い隊員に伝わった。
「マジかよ・・・」橋本の隣のヤツがつぶやきが聞こえ、分隊全員が89式
小銃の銃口に銃剣をほぼ同時に装着した。銃口は、銃剣は押し寄せる群衆
に向けられている。

「市民に銃口を向けるのか!」「ファシスト!」「軍国主義者!」
群集のほうからアジテーターがハンドマイクで怒鳴っている。
群集は更に迫ってくる。人間の壁だ。第32普連第2中は治安出動の
簡単な訓練をやっただけで、誰もこの日が来るとは思ってもいなかった。
怖い・・・。マジで怖い・・・・
銃を握る手が急に汗ばんでくる。

班長の怒鳴り声「装填!装填しろ!」
隣のヤツが橋本の目を見る。目は見開いてる。俺を見るな・・・
なんか気持ちが悪くなってきた。新造がバックンバックンいってる。

また、班長の声「安全外せ!単発!・・・」「構え〜!!!」
橋本は銃口をすぐ前、10メートルに迫った群衆に向けながら
隣のヤツを見た。反対も。みんな同じにしてる・・・・
群集の唸るようなどよめきは、もう誰の耳にも入らない。
アイツラは俺たちと違う・・・
緊張が極限に達していた。
「撃て〜〜!!」
橋本は機械的に引き金を引いた。

・・・・・・・・・・・・・
翌日の朝日新聞朝刊より抜粋
「昨日、皇居周辺部で反戦運動家の小規模なデモだあり、機動隊ならびに
 自衛隊の治安出動で少数の負傷者が出たが、事態は短時間で沈静化した。」
129名無し三等兵:2001/06/26(火) 02:22
やっぱりうまいなぁ・・・>一等自営業
130名無し三等兵:2001/06/26(火) 05:45
亜娑誹新聞が日和ってるのがリアルですね。
131名無し三等兵:2001/06/26(火) 17:05
>>128
ずげえ・・・
132名無し三等兵:2001/06/26(火) 17:30
金将軍 マンセー !!

     ,,,,,,,,,,,,,,
,,,,,,,,,,,,,, [,|,,(★),|]
   [,|,,(★),|]   ,,,,, , , ,,   <丶`∀´>目コ((),|━
   <丶`∀´>  ミ ,,,,★,,ミ   ,;;───┸─-;,_
   (”:  ”)  <丶`∀´>  /:  |    |.  ゙\゙';二≡==========コ
   ,/ ̄ ̄~゙'=--='゙~ニニニニニニニニニニニニニニニ~゙''''==--、,,,
 /: ̄:ヽ--': ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄: ̄~゙'''';;>
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ブロロ  \,,.((◎))::::((◎))::::((◎))::::((◎))::::((◎)) ,,,/             ゙ロ |_ .:. | ξ   |./___.:. |
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133132:2001/06/26(火) 17:31
ズレタ 鬱だ
134名無し三等兵:2001/06/26(火) 18:18
今日ニューストピックス

◎福岡・暴力団事務所に侵入した北朝鮮の兵士と見られる5人組の男が
 銃撃戦、3人が死亡(産経新聞)

◎福岡の銃撃戦で暴力団員3人が銃刀法違反で逮捕(朝日新聞)
135名無し三等兵:2001/06/26(火) 18:37
ニュース速報板

1 : やくざvs工作員@福岡 (136)  2 : 新潟に北朝鮮機墜落 その3(451)  3 : 大日本帝国万歳!!!(10)  4 : 国会議事堂前でデモ隊に発砲. (843)  5 : ☆朝鮮人学校に放火☆ (422)  6 : ヤフーのサーバーがダウン (59)  7 : (797)  8 : ■Yahoo!BB ADSL関連統一スレッド8■ (263)  9 : 北海道にロシア軍侵攻 (7)  10 : テポ丼って美味いんですか?? (75) 
136名無し三等兵:2001/06/26(火) 21:08
>>135
7はなんだろう??
137名無し三等兵:2001/06/26(火) 21:09
>>136
報道官制にひっかかる情報が書き込まれていて、まもなく跡形もなくスレッドが消えます。
138名無し三等兵:2001/06/26(火) 21:45
     __
      |・|        .____, ──ー┬─┐______
  __|ロ|       .ノ──−||−−−└┬┴======.\_  ,.―――‐―┓
 [|ロ |||ニコニニニニニ|二コニニニ[||_⊆⊇  |_━__。。__。_・ ・ ゚ _| ゚ ̄  ,―――、┃
   ̄ ̄ ゚̄ ̄ ̄ ゚̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    `−’ | | ̄ |゚Ч ) ,|_ ̄〈 ̄ ̄―‐‐_` ̄ ̄  ┃
                         //  ./ .` ̄ ヽ、ヽ、      ̄ ̄――┛
                          //  ./        ヽ_)
                       //  ./
                      </ ./
                      .ヽ/

   暴力団事務所襲撃に使われたものと同型の銃(提供:警視庁銃器対策課)
139ニュース速報:2001/06/26(火) 22:41
アメリカ、「日本から手を引く」と発表
140一等自営業:2001/06/26(火) 22:56
ヲイヲイ
状況の変化が早すぎて、次のが間に合わなくなりそうだ。。。
141名無し三等兵:2001/06/26(火) 23:08
誰かあらすじまとめて〜
142一等自営業:2001/06/26(火) 23:34
網走北東部 日本領海上空 対潜哨戒機P−3C

それを最初に目撃したのは、対潜哨戒パトロール中のP−3Cの
クルーだった。一週間前より昔の冷戦が復活したように北の海域
にも、国籍不明艦船や国籍不明機の報告が頻発に増えている。

対潜哨戒機P−3C機長の横山三佐は、飛行時間二千時間を越え
るベテランで昇進を捨てて、まだ飛んでいた。このターボプロップ
の機体で飛ぶのが好きなのだ。隣はコ・パイロットの堂本一尉。
飛行時間は機長になれるだけ充分だが、横山三佐の経験深い技術を
学ぼうとコ・パイロットのシートから離れるのを拒んでいた。
日本の防衛は、このような職人気質の自衛隊隊員で保たれていた。

「今日はロシアの偵察機が来ないな」機長の横山三佐は独り言の
ようにつぶやいた。横山は部隊で冷戦を知っている数少ないパイ
ロットの一人だ。隣の堂本一尉は軽くうなずいた。その時
前方レーダーが一度聞いたら忘れられない鋭い警告音を発した。
間髪を入れず後方の航法士兼任のレーダー担当もミサイルと一言叫んだ。

「冗談か!」と言いながら横山三佐は、ターボプロップのスロットルを
目いっぱい押して、巡航モードから離陸・離昇加速モードにした。
と同時に操縦桿を操作して、回避機動に入った。
後方のレーダー担当は追跡ビームと飛翔物と叫んだ。そして
「到達まで三秒!」

「フレア! フレア! フレア!」と横山三佐は短く叫ぶ。
後方の搭乗員の一人が素早く操作パネルのスイッチを入れ、P−3C
のソノブイ投下口の近くから何個ものフレアが射出された。哨戒機
P−3Cは、輝く糞を撒き散らしながらスピリットS旋回で高度を
下げた。
数秒前にいた空間で爆発と短い衝撃で機体が上下に揺れた。

フっと安心して横山三佐は「このまま高度を下げて退避する・・・」と
言ったとき、レーダー担当が「畜生!」と叫んだ。
「もう1発・・・」と言い終わる前に左主翼でニ発目の対空ミサイル
は爆発した・・・左主翼はちぎれ、対潜哨戒機P−3Cは飛ぶことを
やめた。
ソビエト−ロシア時代に出来なかったことを、新生ロシアは開始した。

(あまりマニアックに知らないので勘弁。劇画より楽だぞ〜♪)
143名無し三等兵:2001/06/27(水) 01:01
「ロシア空軍機。海自P3C撃墜」の速報は、交戦から15分後
新首相官邸のオペレーションルームで関係閣僚と協議中の小泉首相に
伝わった。

「(ロシアの)駐日大使を大至急呼べ」小泉の声には憤りがこもっていた。
「統一朝鮮と中国、そして今ロシアまで・・・ちくしょう!どうしたらいいんだ」
アメリカ軍の主力が到着するにはまだ一週間近く掛かる。その間どのようにして
凌ぐべきなのか・・・小泉は苦悩した。

「首相」統合幕僚会議議長が小声で話し掛けた。
「なんだ!」思考を邪魔された小泉が苛立った声で答える。
「実は20年程前から極秘進めていた計画があります。部隊も編成されており
 いつでも投入することが可能です」
「そんな話は聞いたことがないぞ!」二人の後ろにいつの間にか立っていた
 中谷防衛庁長官が叫んだ。
「長官。お静かに」議長は動揺することなく中谷をとがめた
「詳しい話を聞こう」小泉が話の続きを催促する。
144まとめ1:2001/06/27(水) 01:37

2001.6.25...北緯38度線にて北朝鮮軍に侵攻 オサン空軍基地で特殊部隊と交戦
多数航空機に損害、基地施設の半分が占拠される。
敵特殊工作員を載せた複葉輸送機(An-2)を攻撃中のF16が山に激突。
横田基地に武装した不審者多数が侵入。機動隊員多数が死傷、守備の米軍と交戦
能登半島沖で第3護衛隊群が北朝鮮軍と思われる潜水艦と交戦
「はるな」魚雷2本を受け沈没 「みょうこう」も攻撃を受ける
日本の領空に接近した北朝鮮軍機を撃墜した自衛隊パイロットが
地上の司令部の承認を経ずに撃墜し逮捕。問題となる。
その日のニュースステーションで叩かれる。
対馬にゲリラが侵入。戦闘観戦のため全国の軍事オタク集結、地元観光協会は地域振興に勤しむ。
テポドン日本へ向け発射。海上に着弾。しかし、人工衛星だとの意見も。
その後のデポドンには、毒ガスと思われる弾頭でマスコミなどに死者多数
第1空挺団を東京ディズニーランドに派遣、USJも警備対象に。
中国が北朝鮮への全面的軍事支援表明
中国、機械化人海戦術兵器「先行者」投入、師団規模の部隊が北朝鮮国境に展開
「中国政府は武力併合を目的とする台湾への武力侵攻を開始した。」 (ロイター)
「与党は、憲法第9条改正を強行議決する方針。」(共同通信)
国会議事堂が爆破 自衛隊兵力の転用のため青函トンネル、関門トンネルを接収
「イギリス軍が出動」(ロイター)フランス海軍、空母機動部隊を派遣決定!!
長崎に約30000の中国軍が上陸
朝鮮人民軍最高指令部発表
「今から、日本を占領する。腐りきった、朝鮮の植民地支配の頃の復習をする。
我々の先祖が、名前や土地を奪われたように我々も奴ら鬼畜どもに同じ苦しみを、
あじあわす。これは、侵略ではない歴史が語る聖戦である。」
自衛隊がクーデター??との情報
自衛隊が北朝鮮兵3000を捕虜の後全員皆殺
(これは、ジュネーブ条約違反ですね・・・・でも北朝鮮は加盟してないからいいか!)
対馬17:30 対馬警備隊交戦
朝鮮総連日本への対抗措置として加盟パチンコ店ならびに加盟焼肉店を一斉休業発表
北朝鮮のサイバーテロ発生
戦後に自衛隊のカウンターサイバーテロ部隊が暗躍していたことが判明。
対馬19:45 警備詰め所襲撃される。
対馬20:25 警備詰め所で負傷者発生、展示の六一式戦車出動
ブッシュ大統領日米安全保障条約に基づき南北朝鮮への宣戦布告を決定
国連本部では事態の打開に向け徹夜で安保理が開催
アメリカの「対南北朝鮮国連軍編成動議」は中国の拒否権発動により棄却。
対南北朝鮮への一切の物資・資産移動の禁止動議が中国の棄権で成立。
NATOは、欧州の地域安全保障組織の観点から事態を静観
フランスに続き英国も空母機動集団と緊急即応部隊をシンガポールへ派遣発表!!
ロシアでは、クーデターを起こした強硬派の国防大臣が逮捕
プーチン大統領は一時的に拘束状態にあったことを表明
「ロシアは国際社会との協調を第一に考える」との声明を発表
145まとめ2:2001/06/27(水) 01:37
02:34日本政府は臨時閣議を招集
内閣総理大臣小泉純一郎によって陸・海・空自衛隊に自衛隊法基づき防衛出動命令が出される。
北朝鮮の兵士が民家に押し入り、女性を暴行するという事件発生
対馬陥落。日本、韓国連合軍は福岡市へ撤退
北朝鮮軍、中国軍に長崎、佐賀、熊本が占領される。日韓軍は大宰府まで撤退し抵抗
日本海で米艦隊と協同作戦中の護衛艦「ゆうぎり」が
米海軍F/A18戦闘機をCIWSで誤射、撃墜
雲仙普賢岳噴火。島原市で略奪中の朝鮮兵を超巨大火砕流が殲滅
台湾沖で超巨大台風が発生、九州に向けて進行中
北朝鮮軍・中国軍、大宰府占領。日韓兵の35%死傷。敗残兵は下関まで退避
森前総理「神の力でチョンを倒すのであるぞ!!」 とまたもや問題発言
携帯電話、ラジオ、テレビなどに電波障害発生
株式市場・北朝鮮侵攻で全面安、円も対ドル、対ユーロで大幅安い。防衛関連銘柄はストップ高
国会議事堂前では、デモ隊と機動隊とのにらみ会い
靖国神社にて参拝を行なっていた右翼団体が国会議事堂に向けて出発
政府は国民一人一人に防毒マスクを支給することを決定!
しかし、数が不足し各国に輸入を呼びかけることに。スーパーからは雨合羽、
ゴム手 袋、ゴム長靴などが姿を消す。全国の全ての病院で硫酸アトロピンを備蓄
学校ではマスクの装着訓練を実施
社民党、共産党は戦争関連法の審議を全てボイコット!
民主党は右派と左派で折り合いがつかず分裂へ。 連立政権が強行採決。
アナーキストグループが爆弾を仕掛けたと予告。爆発物処理班が国会議事堂へ急行。
(一度国会は爆破されてるんですが・・・どうしましょう??)
爆弾が爆発、小泉首相が巻き込まれるが腕を骨折したものの無事
警視庁前と国会議事堂周辺で反戦運動家数万人のデモ
陸上自衛隊第32普通科連隊が治安出動、発砲
「昨日、皇居周辺部で反戦運動家の小規模なデモがあり、機動隊ならびに
 自衛隊の治安出動で少数の負傷者が出たが、事態は短時間で沈静化した。」 (朝日新聞)
福岡で暴力団事務所に侵入した北朝鮮の兵士と見られる5人組の男が暴力団員と銃撃戦、
3人が死亡(産経新聞) 福岡の銃撃戦で暴力団員3人が銃刀法違反で逮捕(朝日新聞)
アメリカ、「日本から手を引く」と発表との情報あり(デマか!!)
網走北東部で哨戒中の対潜哨戒機P−3Cがロシア空軍から攻撃を受け墜落

おまけ・・・・・
東スポ
(1面見出し)猪木、平和特使としてピョンヤン入り。金正日あいてにいきなり張り手をかまし射殺!
(2面見出し)・・・の可能性もありえる??!!
引田テンコウ、平和特使としてピョンヤン入り。
そのまま幽閉。その後引田天功はマジックで脱出

              一部省略、加筆あります
146名無し三等兵:2001/06/27(水) 01:46
>>144-145
ありがとうです
しかしこれはどう考えても1週間くらいは経過しているな(藁
147一等自営業:2001/06/27(水) 02:24
益々わかんなくなってきた。
北海道地上戦に話を進めよう・・・・ぼそ
148名無し三等兵:2001/06/27(水) 02:35
簡単に言えば
九州は朝鮮・中国連合軍が九州の北半分を制圧
北海道はロシア軍が宣戦布告→これから上陸戦

ってことですね。そしてアメリカ陸軍の主力はまだ到着せず
でも日本にはなにやら秘策があるようですが・・・
149航空総隊司令部戦闘詳報1:2001/06/27(水) 08:47
北鮮・中国連合軍の北九州上陸により、西空の作戦続行はまったく困難になった。
しかし築城基地の8空団は敵の進出に際していち早く撤収に成功し、岩国基地で部隊を再編した。
孤軍奮闘を続ける南西混を支援するために、304飛行隊が那覇に移動した現在、
8空団はF1を装備する6飛行隊のみをもって北九州に対する近接航空支援に当たっている。
しかし敵対空火器により損耗甚だしい。敵が有力な上空掩護戦闘機を持たず、制空権だけは確保できているのが
せめてもの救いといえる。
これは僅かな戦力で北九州の制空権を確保している飛行教導隊の活躍によるところが大きい。
6飛行隊の機材払底は目に見えているため、能力的低下を忍びつつT2後期型の投入を行わざるを得ない。
この状況は新田原の5空団も同じだ。唯一の実働部隊である301飛行隊は連日、
北九州に対する近接航空支援に出動し、隊員および機材の消耗甚だしい。
一方、長らく能力的に不満なF4で南西諸島の作戦に当たってきた南西混ではあったが、
304および23飛行隊のF15が来援したことにより、戦況はいくぶん好転しつつある。
多数の中国軍機が撃墜されたことにより、中国軍の航空作戦は数日来停滞した感がある。
もちろん、F15が来たからといって302飛行隊がヒマになったわけではない。
ASMを搭載して中国海軍艦艇を攻撃するために作戦を続行している。
戦いはこれからである。
150航空総隊司令部戦闘詳報2:2001/06/27(水) 09:08
ロシア軍の北海道上陸という未曾有の事態に対して、
北空および中空は全力を挙げて迎撃作戦を展開している。
北海道の航空優勢を確保するために侵入してくるロシア空軍戦闘機に対し、
千歳2空団の201および203両飛行隊の活躍は目覚しいものがある。
常に倍近い敵機を相手にしながら、損害を抑え、多大な戦果を挙げることに成功している。
三沢の3空団はロシア軍上陸後の近接航空支援に備え、戦力温存を図る構えである。
しかし、もちろん何もしないわけではない。
3飛行隊のF2、8飛行隊のF4は全力を挙げてロシア艦艇攻撃を実施中である。
これらの作戦は前述の兵力温存策を踏まえ、損耗の少ないスタンドオフ兵器によって
行われているが、ASM払底後はロシア軍上陸まで作戦を中止する予定である。
一方、日本海方面からは多数のロシア空軍長距離作戦機が侵攻してる。
一部のロシア軍機は関東地区の米軍基地等にも攻撃を試みており、
これらに対処するため、小松の6空団、百里の7空団による
2個航空団・F15飛行隊4個体制で迎撃作戦を実施する計画である。
なお、戦闘機部隊を中心に記してきたが、パトリオットを装備する高射部隊ならびに
陸自の高射特科部隊の活躍も目覚しく、ここに特に記しておく。
戦いはこれからである。
151海の人:2001/06/27(水) 09:22
>>142
 マニアックには知らないとはおっしゃいますが、場所を東シナ海に変えれば
那覇の航空隊のP-3Cがミサイルこそ飛んでは来ないものの、いつも黄国戦闘機
に嫌がらせされている状況とそっくりでこわすぎです(^_^;
152一等自営業:2001/06/27(水) 13:20
>>144・145
多謝!!

>148
端的にまとめて頂いて、感謝!!

>149・150
戦闘継続苦しそう・・・

>151
大体あってるようですね。細部修正しつつ毎日気分転換と
頭の体操兼ねて一時間書きます。頭の中に絵を浮かべて
文章化してるだけで、そう難しい作業じゃないです。
佐藤大輔と同じ作法です。

佐藤大輔が物書きになった動機と経緯
高校時代戦争劇画を目指す>>某〜を越えるのは不可能と判断>>
大学のSF研で物書き開始>>大学継続中にボ−ドゲームデザイン
「劇画家なってたら、最大限に先生を呪います。」とは彼の言葉。
スレ違いでした。失礼!
153名無し三等兵:2001/06/27(水) 14:10
高校時代戦争劇画を目指す>>某研究者を越えるのは不可能と判断>>
154名無し三等兵:2001/06/27(水) 16:24
リレー小説じゃないっす。
155名無し三等兵:2001/06/27(水) 16:40
パリより入電:ただいま、ドイツのシュレーダー首相が、
「第二次大戦からの縁だ」ということで対ロシア参戦を発表。
欧州各国もこれに続く模様。
156東欧各国:2001/06/27(水) 17:01
ドイツの参戦は大変迷惑である!
157NATO首脳会議:2001/06/27(水) 17:04
NATOの結束を維持するためには止むを得ない。
対露作戦の具体的検討に入る。
158名無し三等兵:2001/06/27(水) 17:07
ドイツ代表「まず我々のスターリングラード戦の経験からすると・・・(以下略)」
159一等自営業:2001/06/27(水) 17:41
北海道天塩町西部 第二師団第二偵察隊

その日は夜明け前から、礼文島も稚内の分遣隊も連絡不能とな
った。深夜稚内の警察から銃の連射音と爆発音が聞こえる、そ
れを最後に警察も連絡を絶った。
第二師団第二偵察(中隊)隊は夜明け前の早い時間に出動命令
を受け、名寄の駐屯地から出動し各地に散った。すでに数日前
から外出禁止になり、待機状態になっていたのだ。
・・・・急いで待てだ。
同駐屯地のカバーネーム冬季戦技教育隊の実働部隊は、数日前
にどこかに移動した。

第二偵察隊は海岸情報の収集のため、稚内とオホーツク海方面
、それに日本海方面に無線機を携帯し走った。高梨一士は日が
昇る前にホンダのトレール車で監視地点に到達し、天塩町近く
の砂丘の陰から海を見ていた。

夜の割には早くついた。時々海岸線に沿って、頭上を真っ黒な
編隊が轟音を上げてかすめて行く。
空自のじゃないな・・・・

朝日が高梨一士の伏せる砂丘の背後から少しずつ昇り、ハマナ
スの夜露を反射させて不安な夜を西に追いやっていく。遠くで
爆発音・・
海岸線に海岸防衛用の援体(塹壕)はない、対戦車壕もどこに
もない。演習地以外に設営は禁止されている。この非常時にも
該当地区の自治体の許可がないと設営出来ない。もちろん民間
の私有地なら更に大変だ。私有地に対戦車壕を設営したという
伝説的な部隊長も前はいた。昔の話だ・・・

天塩町の海岸線は南北に一直線で、天然の砂浜が何十キロも続
いている。上陸作戦にはうってつけの地形なのだ。高梨一士は
双眼鏡を南の焼尻島から北の利尻島に向けた。良くはれた朝で
島影と海岸線がくっきりと見渡せる。
定時報告はさっき終わった。高梨一士はタバコを一服吸いたく
なった。彼はタバコを隊舎に置いてきたのを思い出した。
「チェッ!」と舌打ちをし・・・その時・・・・

その時、北のほうの利尻島の影から小さな点がこちらに向って
くるのに彼は気が付いた。小さな点は急速に大きくなってくる。
数は20を越えている。船じゃない、浮いてるぞ。翼が付いて
いる。しかもデカイ、こっちに向ってくる。

「なんだ・・・」高梨一士は無線機に手を伸ばした。この瞬間
、高梨一士は航空爆弾のナパームの紅蓮の炎につつまれ炭化した。
もうタバコは必要としなくなった。

高梨一士が見たのは「カスピ海の悪魔」と呼ばれる翼面効果で
、海面上5メートルを滑空するように飛ぶ航空機に似た大型の
急襲揚陸機で、一度に200〜400の兵員を輸送する。つま
り一個から二個狙撃歩中隊をホバークラフトより高速の時速3
00キロ以上で効率的に揚陸できるのだ。
わずか数時間で稚内と天塩、浜頓別地域はロシア軍に占領され
た。
160第二戦車連隊(上富良野):2001/06/27(水) 18:21
「GOOOOOO!huuun huuuuun」

駐屯地に74式戦車のアイドリング音が響き渡る。
営門からは続々と弾薬を積んだトラックが通り抜ける。
HEPやAPDS、HEATの積載作業を終えた
本田士長らは戦車に搭乗し
出発命令を待っていた
「携帯コンロのガスはいってたっけ?」
装填手は寸暇を惜しんでコ−ヒ−やラ−メンの配食に気を配る
今日の砲手はむかつく菊池だ!
胸くそ悪いが仕方が無い。
「今度は本番だ!装填しっかり頼んだぞ!」
ベテラン車長の土田一曹が本田に声を掛けた。
「まかせてください!今度こそ不発射太郎の汚名は雪いでみせます。」
ひょうきん者の本田は心にも無い冗談をいい
クル−の皆を笑わせた。
161名無し三等兵:2001/06/27(水) 18:24
一等自営業先生、恐怖を感じるまもなく戦死してしまうさまがうまく描かれてていいです!
個人的には、対馬編がこのなかで一番いいですね。
162名無し三等兵:2001/06/27(水) 18:25
FOCUS 2001年7月X日号

衝撃写真入手!九州戦で朝鮮兵をリンチ処刑
163名無し三等兵:2001/06/27(水) 18:25
 " "   /〃""=〃ゾ:;;| ::::     ヽ;;;         |
  " "  /〃ノ"⌒=〃;;;;/ ヽ::::     l  : : : : : ::  |
""  " //  〃   l |  ヽ:::::    :;      ;  |
 " /;;;;;/  :: ##  .| |   l:::     :;      //
"../〃  l;;  ;;## ; ノ;;|  = ゝ    ::;_-ー~ー ̄/~
 |;;;l:   l:;;;‐-.__ ノ;;;/        /;;;_-‐‐~ ̄
 |;;;;l :   ヽ_""_/;      ヽ /〃==-_ーー ̄ ̄
 l;:"        ̄■        "|;;;: "  "   "
  l;: :       ノ ■ゞ,   、 ,,   | ;  " "  "   "
" "|;;;      ;::;;■;  ''   l__-‐"~ " "    "
   ヽ;;;:      ■   ’i '~      " "   "  " "
     ~"ー―ー"~■~~ー''  
164名無し三等兵:2001/06/27(水) 18:25
         Λ_Λ
        ━Д━
        _):∵:(
       /:∵:∴:\
     __|:| |∴:∵ l::|
    ⊂∵,:|,∵:∴ |::|
      ̄ ̄/∴:∵/|::|
        |ii;∵;i/  |:|
        |llll||lll| ∧U∧
        |llll||lll| ━Д━
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     ν    ν
165第4師団の現状レポート:2001/06/27(水) 18:33
北九州市・第40普通科連隊小倉駐屯地

九州北部地方にあり、100万都市北九州を守備するこの部隊は,まず防衛出動命令を
実行する前に戦わなければならない相手がいた。あまり広くもない正門付近に固まった
反戦活動家たちの排除である。福岡県警の機動隊がすぐ近くの城野補給処近くにあるに
はあったが,彼らはその大部分を官庁街などの警備に展開していた。もっとも、小倉駐
屯地の目前には市立大学があったため、展開できる面積的余裕もなく、警備実施後の大学側
からの猛烈な抗議を恐れ、積極的な展開ができなかったが。また、自衛隊側としても、
もとから仲の悪い警察に頼ることはそのプライドが許さなかった

「かつてこの小倉は軍都としてアジアの方々に多大な迷惑をかけた。その過ちを繰り
返さないために,私たちはここの帝国主義的自衛隊の出動を食い止めようではないか!」

大学の女性自治会長の叫びが、市立大学の狭い中庭にこだまする。彼女は広島出身だ
ったが、原水禁の若きホープとして注目されている学生の一人でもあった。

駐屯地前に並行にはしっている2車線には、あちこちからきた活動家たちであふれ返
っていた。駐屯地正門には、ゲートの後ろに4人の自衛官が弾倉を外した89式小銃
をもって、立ち尽くしているだけであった。駐屯地内では,すでに1個中隊が出動の
準備を終わらせている。後は、城野補給処や大分からの必要装備等の到着を待つばか
りであり,現に大分からの応援はすでに5キロほどはなれた下曽根にまで到着していた。
しかし、どこから嗅ぎ付けたのか、数百人の活動家が車両の前に妨害物を展開し、また
車両の運転手などを引きずり出そうと暴れていた。小倉南署は、近隣の行橋警察署や
直方警察署から応援を受けていたが、この方面に回せたのは30人ほどであったため
、この事態に対し何の手段も取れなかった。自衛隊め、日ごろの行いが悪いからだ、
と呟く署員もいた。

連隊長は、春日の部隊が遅滞行動を行っている間に、芦屋まで到達しないことには九
州北部は落ちるということは分かっていた。しかし、反戦運動家はいまにも駐屯地内に
流れ込んできそうである。

駐屯地の前では,今度は教職員組合の中年男性が叫んでいた。
「私達は今までにもこの駐屯地に可愛い教え子をとられてきました。そして今度は侵略
戦争のために、この駐屯地から出動しようとしています。隊長さん、教え子達を、罪のない
人を殺すために連れて行かないでください! あなたにもまだ人の心はあるのでしょう?
お願いです、戦争なんか止めて、あなた達も共に平和のために武器を捨て、悪い日本政府を
とめにいきましょう!!」
先ほどからやれ留学生代表やら、労組代表やら、それどころかきんじょの中学生までハンド
マイクで叫んでいる。頼む、勘弁してくれ・・・。頭を抱えたそのときだった
「連隊長、緊急です! 活動家達がついに侵入してきましたっ! 連中、警備をぶち倒した後、
正門ボックス付近で車両バリケードに火をつけやがりました・・・。」
166名無し三等兵:2001/06/27(水) 20:32
対ロシア戦って・・・・
第3次世界大戦に発展しそうなんですけど・・・
167第二戦車連隊(上富良野)その2:2001/06/27(水) 20:39
待機していた本田達についに出動が下達された。

中隊長より無線入電

「ヒトマル、コチラ、ヒトヒト。中隊は天塩町に降下した敵空挺部隊攻撃のため前進する。行進経路、順序は
示された通り。準備状況をほうこくせよ!」

「サンヒト準備よし!」

土田一曹が元気に報告する。

「ヒトマル前進用意!」 「前へ!」


中隊長車を先頭にパ−クから続々と砂塵を上げ走り去る6中隊の戦車達。
燃料、オイルともにFULL特に本田の戦車は中隊でも名馬と称されるほどの
コンディションの良好な車だ。操縦手の先輩、岩本士長が巧妙なステアリングと
アクセルワ−クにより心地よい唸りを上げながら装軌車出入り口から
戦車は市道に出た。
168第二戦車連隊(上富良野)その3:2001/06/27(水) 21:01
本田が中隊長の叱責覚悟で砲塔に描いたモナ−が月夜にきらめく。
灯火管制により管制灯による夜間行進。
先任の乗ったジ−プを先導に中隊は進む。
我が中隊は大隊の先遣隊として
旭川で普通科と合流後、現地へ突入する。
いわば露払いの役目。
情報によると敵部隊は優秀な対戦車火器を装備しているらしい。
油断はできない。
本田は22年の人生をゆっくりと回想していた。
169現在:2001/06/27(水) 21:10
....                     □□
....               ロシア→  □□□             
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....北朝鮮軍  ■■■■■■■■■■■■■■■■■
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170名無し三等兵:2001/06/27(水) 21:11
日本列島ずれた・・・ぐは
171皆川二佐:2001/06/27(水) 21:26
今、特殊工作隊の一班が出動したから。
172名無し三等兵:2001/06/27(水) 21:27
>>170
日本沈没
173第二戦車連隊(上富良野)その4:2001/06/27(水) 21:32
「本田!一番最近ススキノ逝ったの何時だ?」

土田一曹が話し掛けた。

「えっと先週の土日特外貰って場外馬券で2万勝って
その勢いで気まぐれ天使に突入。
敵戦車2両撃破です。」

「ははは。その位の元気があればT−80が来ようが恐るるにたらずだ。」

「まかせてください!自動装填装置なんかに俺の腕は負けませんよ!
精神力と大和魂さえあれば。」

「ガハハハハ」

およそ最前線に征くとは思えないなごやかさと余裕が
本田の戦車にはあった。

174伝記屋:2001/06/27(水) 21:37
 「アレか…」

 高速道路のインターチェンジを降りて、十分も走ったところにそれは有った。
丘の上に林立する鋼鉄の搭、蜘蛛の糸のように張り巡らされたケーブル、雨後の竹の子のように
生えている碍子。
 全く無機質な施設、それが新綾部変電所。
大飯、高浜を初めとする福井県に存在する原子力発電所、
そこで生み出された電力の大半がこの変電所を経由して京阪神地域に送電されている。

 目標を目の前にして三人の男の目が変わる。
運転手は道路脇にハザードランプを点けて車を止める。
 「アレが目標だな?」
後部席に座る男が施設に目を向けながら話す。
助手席に座る男はカーナビから緯度、経度を引き出し、それに答える。
 「開始時刻直前だ直ぐに始めるぞ」
後部座席に座る男はドアを開け、灼熱の世界へと身を乗り出した。

 都会の感覚で言うのなら、真昼だというのに車の通りは
殆ど無い。 元々地元住民と朝夕の通勤時間帯に抜け道と言う
程度の道。 昼間で有ろうと然したる苦労は無い。

助手とおぼしき人物がトランクルームから大きなバッグを取り出した。

 〜〜〜〜〜
#新兵の横好きにてsageます
175伝記屋:2001/06/27(水) 21:38
 って、sage忘れ…
176特殊工作隊一班:2001/06/27(水) 22:04
報告します、小倉の反戦活動家、教職員組合、労組代表、中学生、
全て処理完了しました。 レンジャー!
177名無し三等兵:2001/06/27(水) 22:09
なぜかdでも軍事(笑)小説
「レヴァイサン戦記」を思い出した。
(みんなの文体があの小説のそれに似てる)
178アレフ:2001/06/27(水) 22:18
この騒動に乗じて、麻原祥晃が東京拘置所より脱走。
現場には、北朝鮮「金正日将軍」バッチが残されていた。
179高野文生(TAE代表)@国立:2001/06/27(水) 22:29
自衛隊は人殺しをヤメロ〜
朝鮮の人達に罪はな〜い!

[石原用心!知事用心!チョンチョン」
180東京某区地域住民:2001/06/27(水) 22:44
住民『オウム真理教はこの町から出て行け〜!!』
  『北朝鮮の犬共〜!!』
  
181名無し三等兵:2001/06/28(木) 00:55
日本、盛り返してくれええぇぇぇ!!
182名無し三等兵:2001/06/28(木) 01:04
>>143
のつづきは?
183名無し三等兵:2001/06/28(木) 01:09
 なーんで、北のぼろ軍隊と戦うのに、極東最先端
軍事力の日米が韓とタッグを組まにゃならんの?
 在韓米軍と韓国軍だけで十分じゃろ?日本は後方
支援だけじゃ。
 軍隊はいっさい派遣せんぞ。
184名無し三等兵:2001/06/28(木) 01:31
>>153

>高校時代戦争劇画を目指す>>某研究者を越えるのは不可能と判断>>

某研さんを越えるような人なんて現れて欲しくなーい。一人で十分 (藁
185名無し三等兵:2001/06/28(木) 01:33
今よりキムチ10トンを北朝鮮に向けて発射する!。
186名無し三等兵:2001/06/28(木) 01:45
ロイターより入電

「ロシア極東軍の日本侵略問題に対し、ドイツを中心とする対露強行派と
 それに反対する東欧各国の間で亀裂が発生。NATOは分裂の危機。」
187名無し三等兵:2001/06/28(木) 02:07
>>183
過去スレ読まれたし
188名無し三等兵:2001/06/28(木) 02:11
今よりキムチ100トンを北朝鮮に向けて発射する!。
みなさん、こんにちは。
衝撃的な予言をしてしまいました。
マジスレですので、そのへんよろしく。

なんと、イギリスと韓国が戦争をします。
残念ながら時期は特定出来てません。
今分かっている事は以上です。
情報不足は十分承知いたしております。
しかしながら、半年後か十年後かは特定出来ませんが、
必ず戦争になる事はたしかです。
日本人としてはどちらの味方か、と言う事が興味津々だとは
思いますが、それも特定出来てません。
予言だと言うことで誰も信じないのは承知しております。
ただ、この事を心の隅のほうに置いていてください。
190名寄在住:2001/06/28(木) 05:05
バトルオーバー北海道以来だわ。。。うっとり
先生,早く名寄を戦場にして〜
191ニュース:2001/06/28(木) 16:55
ドイツ、フランス空軍、モスクワ奇襲爆撃。プーチン大統領死亡。
イギリスは戦闘不参加を表明。スペインポルトガル等はノーコメント。
192名無し三等兵:2001/06/28(木) 17:45
 盛り上がっているところすみません。たしかロシア太平洋艦隊には稼働艦艇
はろくな物はありませんよね。自営業先生どうやって兵站線をつなぐんですか。
(そういや北朝鮮と中国はどうやってるんだろう?誰か理由付けして。)

 誤解のないように言っておきますが嫌みのつもりじゃありません。
私はバトルオーバー北海道大好きです。正直先生の文を楽しみにしているの
です。趣味のサガでつっこみをいれてしまいました。
193一等自営業:2001/06/28(木) 17:55
突っ込みいれちゃダメ!(藁
なんたって中国・北朝鮮共同軍が、北九州の北半分占領をした
時点で突っ込み入れて欲しかった。
あっちのほうが、遥かに無理があるような・・・
当方は誰かが立てた設定に従って文章書いてるだけです。

こんなメチャクチャな設定ないっす・・・・
194149、150:2001/06/28(木) 20:13
当方も一等自営業先生に同感であります。
海自版もやろうかと思ったけど、欧州情勢の激変により、
いっそう、やりづらくなりました。
いまからドイツ参戦リセットって・・・ダメ?
195:2001/06/28(木) 20:32
「おまたせしました、アイスコーヒーのショートサイズになります。」
渋谷駅前のスターバックスコーヒーで男は注文したアイスコーヒーを受け取ると
スクランブル交差点が見渡せる窓際の席にアタッシュケースを置き席についた。

時刻は午後8時15分、連日TVで戦火に包まれる九州が報道されているにもかかわらず
渋谷の町は若者などでごったがえしていた。店内は満席であり、待たずに席に着けた男はラッキーだった。
同じビルにあるレンタルビデオ店TUTAYAもテレビの連日の戦争特番
に飽きた人々でごったがえし、ここ一週間で前年比150%の利益を上げていた。
渋谷の町を見ると同じ日本国内で戦争が起きているとは考えられなかった。

男の名前は山本、平壌で精巧に偽造された日本のパスポートにはそう記載されており、
5月上旬一週間の中国旅行を終えて上海より帰国した事になっていた。
男は2,3分で一気にアイスコーヒーを飲み干すと足早に店を出た、アタッシュケースを忘れたまま。

入れ替わり彼のいた席に座ったカップルがアタッシュケースを見つけ、店内を見渡したが該当する人物はおらず
忘れ物としてカウンターの店員に届け、何事も無かったように今日見た映画の話をはじめた。
隣の席に座っていた別のカップルは今年の夏に予定していた海外旅行をどうするか話し合っていた。
届けられた学生アルバイトの店員の彼女はマニュアルどうりに店の事務所で保管することにした。

男は店を出て109ビルの前まで来て携帯電話を取り出し、駅前のスクランブル交差点の信号が青になって
群集が交差点を埋め尽くすのを確認してから電話をかけた。
電話の相手は男が忘れたアタッシュケースの中におり、電子音で返事をした。

ドンという腹の中に響くごう音をとどろかせアタッシュケース内の爆弾が爆発した。
この瞬間スターバックス店内に居合わせた人々はまだラッキーだったかもしれない、苦痛と恐怖を味わう事無く
人間から一瞬にして苦痛と恐怖を抱く事無く炭の塊に変わることが出来たのだから。
爆弾は2,3階の床半分を吹き飛ばし大小のコンクリートの塊と大量のガラスの破片を作り出した。
これらはスクランブル交差点を埋め尽くした人々の頭上に容赦なく降り注ぎ、
交差点を血と悲鳴の海に染上げて、人々を恐怖とパニックに陥れた。
目の前でこの惨劇を目撃した人々は一目散に考えられうる安全な場所に避難しようと考え、即行動に移した。
地下鉄へと繋がる地下道の入り口の階段にも多くの人々が殺到し、幸運にも爆弾の被害を免れた数名が
将棋倒しの下敷きとなり命を落とした。
またJR、地下鉄の渋谷駅にも同様に人々が殺到し、突然次々あふれ出す人々によって
ホームから押し出されて線路に転落して入線してきた電車に轢かれるという事故も発生した。

渋谷で爆弾が爆発したほぼ同じ時間に国内計24ヶ所で同様の爆弾テロが発生し、
死者456名、重軽傷者1541名、行方不明者76名もの人々が犠牲となった。
翌日の東京証券取引所は取引開始から国内企業の売りが相次ぎ、平均株価が7000円台になった正午に
その日の取引が終了し、全国の国際便の発着のある空港では国外に脱出する人が一気に増加した。
水と安全はタダと思い込んでいた日本人は阪神大震災の次に多い犠牲者を出したこの日を境に
戦争状態という事を自覚し、また日本政府も遅ればせながら夜間外出禁止令を閣議決定した。
196一等自営業:2001/06/28(木) 20:49
>194
同意!!
しかたないので、現状維持(北九州は占領、道北は占領)で
話を進めます。九州は地形をしらないので、設定した人に
まかせたい。私は道北のほうでも・・・
現在下書き(ネーム)が忙しいので、深夜にアップします。
段々自信がなくなってきた・・・ぼそ

現実問題で、対馬のレーダーサイトは38度線以北までカバー
してます。機密事項らしいけど性能的には見えてます。
で、有事の際は第一次防御は韓国そのもの。第二次防御は
対馬の線が自衛隊の想定している海上(対馬を中心とした)
防御らしいのですが、北九州まで来ちゃったんでどうしましょ!
197第40普連の苦闘:2001/06/28(木) 21:45
なぜだか少なくなってしまったデモ隊を尻目に、40普連は第1,2中隊と重迫撃砲中隊、
一部の補給部隊を引き連れて出動した。当初は3号線と都市高速を使用して芦屋まで
展開する予定であったが、どちらとも警察の厳しい警備にもかかわらず、郊外へ移動
しようとするもの、八幡・若松方面からのパニックに陥った群集によって、100両を超える
車両の移動は不可能に思えた。交通マナーの悪さでは九州全土に悪名を響かせる
北九州・筑豊ナンバーの車両群は、反対車線の逆送をあちこちで行い、限りない数の
衝突事故を引き起こしていた。

現在第4師団で福岡に展開しているもののうち、ほぼ全力が残っているのは
40普連のみである。しかも弾薬を積んだ車両が一部テロでやられ、けして十分な
体制で望んでいるわけではなかった。必要になるはずの戦車なぞ,大分から今出撃
したばかりであった。装甲車両といえるのは、大分から一足先に届いた60式装甲車と
拝眉が始まったばかりの96式装甲車が8両ずつ、60式自走無反動砲が4門に過ぎなかった。
また、対戦車装備もほとんどが春日や熊本にあるため、対戦車戦闘は望むべくもなかった。
 しかしこの状況でも、是非とも遠賀川は押さえておかなければならない目標であった。
また、ヘリボーンの拠点として芦屋基地も確保しておく必要がある。

部隊は北九州市北部を通ることをあきらめ、小倉南区の322号線から小倉中間中間線、
木屋瀬から北に向かうコースを選んだ。山間でもあり、大部隊の移動には向いていないが、
3号線の状況はもっと酷い。2時間近くかかるが、こちらのほうがましであった。
北九州市の南側は国定公園に指定されている丘陵地帯であり、筑豊地区は
盆地と山地で形成されている。敵が関門を押さえるのであれば、必然的に
遠賀川下流付近を渡るしかない。敵が遠賀大橋を押さえる前に、守備を固めなければならない。
1日持ちこたえれば本州から応援が駆けつけてくる手はずにはなっていた。
しかし、現実はそううまくいくわけではないことを、後に血でもって体験することになる
198名無し三等兵:2001/06/28(木) 21:57
上官!!緊急事態発生です!
322号線沿いの住民が朝鮮人民軍に寝返りました!
どうやら左翼分子が指揮しているようです。
199現状況?:2001/06/28(木) 22:08
....                     □□
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....北朝鮮軍  ■■■■■■■■■■■■■■■■■
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200バーナー保守員:2001/06/28(木) 22:14
東京・城北トラックターミナル
阪神自動車運輸 北東京支店

構内スピーカーから運輸課長のがなり声が聞こえる。
「え〜、後藤君、ごとー君、集荷ばらしたら、事務所まで、じーむーしょー」
「んだよ、やっとばらし終わったらコレかよ。」と当の後藤。
クーラーの利いた事務所に入りこんだとたんに、運輸課長に捕まる。
「終わった?明日休みほしいでしょ?」
運輸課長の「でしょ?」はこの支店の運転手のみんなが嫌っている。
イヤな仕事を押しつけるサインだからだ。
「いや、いや、要らないっす。山本化学が明日もドラム30缶出すって行ってたし。おれが.」
「あっ!山本か、明日久しぶりに俺行くから。」と課長。
「ちょ、ちょっと」
「お前今日、遅刻したよね。帳消しにしたいでしょ?。」
もう外堀は埋められ、従うしかないようだ。無言でうなだれる。
「十条台一丁目の自衛隊は知ってるな。予備車の10トンで集荷行って。直配ね。」
「直配ってどこです?俺を選んだってことはまさか」
「察しがいいな、そうお前の故郷、岩国。副で中村を付けるからノンストップね。」
同じターミナルの他社が自衛隊の輸送隊代行をしている噂は聞いていたが
まさか俺が指名されるとは。
「ちょっと課長、広島往復じゃ明日の休みは.」
「だから中村を付けるでしょ。じゃあこれプレートと首都高の券、明日はまかせとけ、な。」
と去ってゆく課長。
「やられたー、休みは無し、でしかも長距離、おまけに支店一使えない男の中村つき、とほほ」
周りで聞いていたベテラン運転手たちは皆にやにやしている。
そのことが余計に後藤を鬱にさせた。

日本は次第に民間の力をも使った、総力戦に突入しようとしていた。
201mania:2001/06/28(木) 22:50
 ダライラマ氏が各国のメディアに対し中国の蛮行許してはならないと声明を発表、それに呼応してチィッベトで大規模な暴動発生。インド中国に対し宣戦布告、ネパールを攻略しチィベトに向け進撃。
202CNN:2001/06/28(木) 22:55
米第七艦隊が佐世保市街地に空爆を開始、さらに米海兵隊が佐世保逆上陸を開始。

ロシアプーチン大統領、「今回の軍事行動は極東軍の反乱行為」と宣言、
全土に非常事態宣言発令。また、外務大臣を欧州経由で米国へ派遣すると
表明。ブッシュ大統領「歓迎する。我々の敵が誰なのか見極めたい」

国防総省発表、米国ロサンジェルス級原子力潜水艦「グリーンフィッシュ」、日本海を
航行中のロシア大型輸送船「ユリウス・フチク」撃沈
国防大臣「衛星写真により大部隊が搭載されているのは明らかだった。撃沈地点は
日本領海内であり、正規の手続きを経て撃沈された」と明言。ロシア側の反応、
今のところ無し

日本国内で夜間外出禁止命令。東京都石原都知事、「とにかく、関東大震災のときみたいに
東京を閉鎖して、重要人物以外の入都を禁止したい」と、警視庁と協議。
小泉首相「歓迎する」

NATOソラナ事務総長、「フランス・英国艦隊はマラッカ海峡を通過」と発言。

EU代表部、「いつでも和平交渉の仲介をする準備がある」

日本国内で「プーチン大統領死亡」「欧州で衝突」
等のデマ。情報操作テロの可能性、CICが調査へ

国防総省、「先ほど成田空港に米国の緊急即応軍が到着」「あくまで軽装備部隊であり、
攻撃には使用しない」「日本上空の制空権は我が手中に収まりつつある。すでに
空中給油機を使いF−15200機以上と支援スタッフが展開完了。明日にも失地
奪回作戦を開始」ステルス機の有無について「ノーコメント」
203第五方面軍:2001/06/28(木) 23:00
台湾の動きは?????
204名無し三等兵:2001/06/28(木) 23:39
中国江沢民主席と統一朝鮮金正日主席が北京で緊急会談。
この戦争を「日本軍国主義と米国帝国主義に対する大いなる聖戦」
と位置付けることで同意。
さらにアラブ諸国、アフリカ諸国などにもこの聖戦に参加することを
呼びかける。

これで一気にこの戦争が「第三次世界大戦」突入への危険性を帯びてきた
205名無し三等兵:2001/06/28(木) 23:46
各国の反応
イラク フセイン大統領はいち早くこの呼びかけに賛同。
日本に主力が向かっていて手薄な米軍を無視して
呼びかけに消極的なサウジアラビアやイラン国境に戦力の
移動を開始。
206名無し三等兵:2001/06/28(木) 23:49
紅海には第七以外の空母が展開していたような・・・。
あれ持ち回りだろ?
大体もう戦力回復したのか>イラク

戦場広げすぎるとね、収集がつかなくなりそうなの。責任取れるんなら
どうぞ。
207名無し三等兵:2001/06/28(木) 23:53
>>206
米軍に大規模な紛争二つを同時に対応する能力はあるのか?
特に陸軍と海兵隊

もしないなら主力が極東に向いている現状を逃すフセインでは
あるまいに
208名無し三等兵:2001/06/29(金) 00:10
たしかに上院なんかで「同時多発紛争の可能性」が論じられているのは知っている
よ。でも、たしかペルシャ湾には最低2隻今も空母は居るんじゃなかったか・・・。

大体核っていうモン忘れてるし、彼らには「取り合えず」輸入出来る
優秀な兵器は無くなった。外貨が無いし、輸入が監視されてるから。

あと欧州第七機甲師団(米)やら紅海からのトマホークやら・・・。

どうでもいいけど、日本侵攻軍は干上がるでしょ。
209名無し三等兵:2001/06/29(金) 00:20
>>208
あくまでここはネタを競うスレなので野暮ったい突っ込みはしないで
欲しいのだが・・・
210名無し三等兵:2001/06/29(金) 00:23
そりゃそうなんだけど、責任取ってね(はあと
211:2001/06/29(金) 00:33
2001年6月29日千葉県習志野市陸上自衛隊習志野駐屯地
「誰だよ自衛隊に入れば…(以下略)!」
「お前じゃねえか!」
212報道特別番組:2001/06/29(金) 02:13
「辻元議員逮捕!」
予定の番組を変更いたしまして報道特別番組をお送りいたします。警視庁前の○○さん。
「はい、こちら警視庁前です。昨日の都内連続爆破事件に関連しまして警視庁は社会民主党選出の
衆議院議員辻元清美容疑者(41)の逮捕状を東京地裁に請求、即日身柄を確保しました。
また内縁の夫で出版社経営の男を容疑者隠避ならびに公務執行妨害の現行犯で逮捕しました。
同議員の事務所ならびに男の自宅からは乱数表と思しき書類、無線機、パソコンなどを押収しています」
続いて社民党本部前の××さん。
「社民党本部前の××です。渕上幹事長は辻元議員の逮捕に関して『今回の事件は辻元議員個人が関与した
もので社会民主党は一切関わりがない。辻元議員の処遇については今後の捜査の進展を見て除名を含め党内で
協議していく』との声明を発表しました。土井党首は未だ党本部に姿を見せておりません」
213名無し三等兵:2001/06/29(金) 02:15
今夕、小泉首相全国民に向け重大発表!

国家総動員令、発令か?
214名無し三等兵:2001/06/29(金) 11:27
age
215名無し三等兵:2001/06/29(金) 11:43
リレー小説じゃないな
216対日宣伝放送:2001/06/29(金) 11:48
日本人民のみなさん、今こそ立つべき時です。偉大なる指導者金正日
同志は日本の状況を見かねてこの聖戦を・・こさ・・(ガーガー
217:2001/06/29(金) 12:54
テレビのレポーター:
・・・ここ横田基地では在日米軍の家族の人々が輸送機で続々と脱出しています
218ニュース速報:2001/06/29(金) 16:43
北朝鮮・中国軍が、豊後水道から愛媛県上陸を試みるが
住民の抵抗に合っている模様。
219名無し三等兵:2001/06/29(金) 17:07
目標を確認!全車戦闘照準、攻撃前進開始せよ!
 02!右前衛 03は後続! 04!左前衛となれ!突撃用意、前へ
220名無し三等兵:2001/06/29(金) 17:16
「無茶だぜ!」
「ぼやくな。コレも戦争さ。」

だったっけ?
土星引っぱり出すのめんどくさいsage
221世界の艦船・海外艦艇ニュース:2001/06/29(金) 17:27
米海軍の現有勢力

6月29日現在の米海軍勢力および主要艦艇の動向は
以下のとおりである。(NAVEEWS)
 人員:482.344人(現役)、63.389人(即応予備役)、
    224.432人(シビリアン)
 現役艦艇:408隻
 可動航空機:4.305機
 航海中の艦艇:89隻(全現役艦艇の22パーセント)
 作戦行動中の艦艇:205隻(同50パーセント)
 航海中の潜水艦:18隻(全潜水艦の26パーセント)
 作戦行動中の潜水艦:20隻(同28パーセント)
 空母の状況
 キティーホークCV−63:横須賀(損傷修理中)
 コンステレーションCV−64:日本海(北鮮・ロシア攻撃中)
 ジョンF・ケネディCV−67:ポーツマス(作戦準備中)
 エンタープライズCVN−65:北大西洋(ロシア艦隊掃討中)
 ニミッツCVN−68:黒海(対露作戦支援中)
 ドワイトD・アイゼンハワーCVN−69:ナポリ(作戦準備中)
 カール・ヴィンソンCVN−70:インド洋(アラビア海へ航行中)
 セエオドア・ルーズヴェルトCVN−71:中部大西洋(欧州方面へ航行中)
 エイブラハム・リンカーンCVN−72:真珠湾(作戦準備中)
 ジョージ・ワシントンCVN−73:紅海(イラク攻撃中)
 ジョンC・ステニスCVN−74:東シナ海(中国攻撃中)
 ハリーS・トルーマンCVN−75:サンディエゴ(作戦準備中)
222名無し三等兵:2001/06/29(金) 17:39
「ねえ、おとうさん、戦争だって。TVで言ってるよ。」
「ああ、はじまったらしいね・・
 明日も早いんだろ、早く寝なさい。」
223読売新聞緊急全国世論調査:2001/06/29(金) 17:42
Q1.憲法九条改正に賛成か。

賛成 99.2% 反対 0.2% わからない 0.6%

Q2.自衛隊出動に賛成か。

賛成 99.8% 反対 0.1% わからない 0.1%

Q3.今回の戦争は日本に責任があるか。

ある 0.1% ない 99.7% わからない 0.2%

Q4.日本及び米国は中朝露に対しなんらかの報復措置をとるべきか。

とるべき 99.9% とるべきでない 0.1%

Q5.今回の事態の責任はどこにあるか。(複数回答)

長年安全保障政策を怠ってきた政府の責任 85.3%
自衛隊・在日米軍に反対し続けた勢力の責任 56.1%
憲法九条の責任 49.0%
議論をしてこなかった国民の責任 23.4%
戦後、侵略行為を反省しなかった日本の責任 0.1%
わからない、その他 2.6%

日々悪化する状況に国民は我慢の限度を迎え、これまで支配的だった意見とは180゚C
異なった結果となった。先日まで頻発した反戦集会は、いまや政府の早急な介入を求
めるものに変わりつつある。戦後56年が経ち、ようやく「平和ボケ」も薄れたか。
224ニュース速報:2001/06/29(金) 17:46
ブッシュ大統領が
「もし戦争が長期化するならば原水爆の使用もやむを得ない」
と発言
225名無し三等兵:2001/06/29(金) 17:52
「回り込まれたぞ!」平沼が強張った声で叫んだ。
「馬鹿!頭を下げろ!」
言い終わらないうちに連射音が響いた。特徴的なAKの音だ。
崩れ落ちるように身をかがめる平沼。
やられてはいないようだ。「おい、大丈夫か。」
「大丈夫じゃねえよ・・漏らしちまった・・」
226名無し三等兵:2001/06/29(金) 17:54
今お送りした曲は…の…でした。

じゃあ…もう1通Eメールを読もうかな。
えー…と、
「金賢姫ちゃん、いつも聞いています」
ありがとー。
「金賢姫ちゃんの声を聞くと、キムチの臭いがします」
ふふ、どもども♪
「対馬、九州、北海道と、俺達は死ぬ気で戦っているのに、
 いつも苦戦を強いられて、イヤになっちゃいます」
そうだよねぇー…。
「軍オタはを今こそ皇軍をロイヤルネービーをと言っているけど
どうなっちゃうのかな。
 今は金賢姫ちゃんの声だけが元気のもとです。
 青酸カリなど飲まず、頑張って放送を続けて下さい。
 11連のOより」
そう言ってくれると嬉しいなぁ。
今、11連、ということは、Oさんは第七師団の人なのかな?
あそこの千歳基、地…あ、日本では、千歳空港
って言うんだっけ。でココで、我が人民軍があるものを発見したんだって。
ふふ、ココから先は、まだ内緒ね♪

次の曲は、さっきのOさんからのリクエストで、
赤松克麿の、『労働祭…
227名無し三等兵:2001/06/29(金) 18:21
あまりにも設定や考証にこだわりすぎると、この手のリレーものは亡びます。
但し、それらやストーリーの流れを無視し、とんでもない展開を書いても亡びます。
この様な理由で立ち消えになった物語を私は知っています。
どちらかというと後者の方が危険分子のような気がしますが、掲示板上でのリレー
小説だから、完璧にリアルに書くのは不可能でしょう。設定は滅茶苦茶だけど描写
には説得力がある小説としてやっていくしかないでしょう。
228名無し三等兵:2001/06/29(金) 18:27
「お、ヒョンヒちゃんは今日も元気だねぇ♪」
229名無し三等兵:2001/06/29(金) 18:48
※朝日新聞7月15日付け朝刊一面見出し
壮烈!我が英雄的自衛隊、北鮮軍数千余名を撃退す!
あな憎し!卑劣漢中共停戦呼び掛けを一蹴、戦線拡大へ!
日本國よ、友愛的合衆國と共にあれ、侵略軍を撃滅せよ!!

デモ隊射殺の際も日和っていた朝日が遂に切れたもよう。
やはりこの社は戦前の血を受け継いでいた。
自衛官募集の公告も積極的に掲載したそうな・・・・
230ニュース速報:2001/06/29(金) 19:07
台湾が、中国から独立の動き。
中国は在日中国軍を台湾に派遣とのこと。
231皆川二佐:2001/06/29(金) 19:32
>>198
遅くなったけど、322号線沿いの反乱左翼分子は
特殊工作隊の二班が全て掃討しといたから。
232台北通信:2001/06/29(金) 20:41
今朝未明、金門および馬祖両島は大陸側より熾烈なる砲撃を受けつつあり。
同島を守備している沿岸砲台からの報告によれば、砲撃は1958年の
砲撃戦を上回る規模とのこと。
また大陸側の攻撃は砲撃だけではなく、ロケット弾や戦術ミサイルなども
使用されている模様。
台湾本島には大陸側の航空機が飛来しているが、これまでの日本に対する
航空戦で兵力を消耗しているせいか、規模はそれほどでもなく、
空軍部隊の迎撃により大半が撃墜されている模様。
むしろ国防当局が懸念するのは、大陸側からの弾道ミサイル攻撃で、
パトリオット・ミサイルによる迎撃も困難を来たしている模様。
海軍部隊は揚陸艦により、金門・馬祖増援の陸軍部隊を輸送しつつあり。
大陸側艦艇による妨害が行なわれているが、我が水上部隊の勇戦奮闘により、
多数の大陸側艦艇を撃破した模様。
なお、米国を仲介役とした日本との協同作戦の打診については、国防当局は
「そのような事実はない」と明確に否定した。
しかし、沖縄の那覇で事務レベル、制服レベルの協議が行なわれているという
報道もあり、日本との協同作戦の可能性は高まっているという識者の見解もある。
233ローカルネタでスマソ:2001/06/29(金) 20:57
>>231

遠賀川決戦のイントロだろうけど、新幹線と九州道は遠賀川大橋より
ずっと南の北部筑豊ドキュソ地帯を走っているので、とりあえず、工作員
のテロ(一部は筑豊ドキュソの仕業)で事前に破壊されたことにしときますか?
で、さしもの北朝鮮軍も地域住民に恐れをなして、国道3号経由で東進したことに。
234一等自営業:2001/06/29(金) 21:30
道北 死の街道
名寄から美深にかけての国道40号と49号は、第二次大戦の
ノルマンディーか湾岸戦争の死の街道を思わせた。旭川から道
北部に北上する街道は陸上自衛隊の墓場だった。

ロシア軍上陸D−DAYプラス3。旭川を経て名寄から音威子
府にかけて陸上自衛隊第二戦車連隊は、増強された普通科連隊
とともに防御戦闘で時間稼ぎのため北上したが、待っていたの
はロシア軍の対地攻撃機と攻撃ヘリハインドの死の嵐であった。
損害を少しでも減らすため夜間行軍をしたが、進化した暗視装
置のため動くものは須らく撃破された。

道路わきには74式戦車改が何台も黒焦げで連なっていた。昨日
撃破されたがまだ燻っており、あたり一面油の燃えた臭いに甘い
胸の悪くなるような死臭が強く交じっている。戦車のコマンダー
キューポラからは指揮官の手だったものが枯れ木のように飛び出
しており、戦車の脇にも焦げた搭乗員の遺体がそのまま転がって、
生焼けの人体からは腐汁が染み出しアスファルトにシミを作って
いる。

炎上したトラックには普通科の隊員が、一個分隊そっくりそのまま
の姿勢で炭化している。大部分がナパームでやられており元は人体
だったものが、黒い醜いサルのように高熱で炭化し萎縮していた。
たぶんヘルメットの重みだろうか、頭部が焼け落ちてるのもいる。

死が空から舞い降りて、ついさっきまで生にあふれた若者たち
を飲み込み、いまや想像のつかない形で、戦争が凄惨な様相を
見せていた。
235国会:2001/06/29(金) 21:47
憲法9条改正
「満18歳以上、35歳以下の男子は、長男を除き徴兵の義務を負う。」
「特殊事態の場合には、満15歳以上、65歳未満の男子全てが徴兵の義務を負う」
236記者:2001/06/29(金) 21:49
記者 「あたりは全くの静寂です。
    さきほどのロシア軍の砲撃がウソのようです。
    連隊長、ロシア軍は何をしてるのでしょう?」
連隊長「攻撃準備射撃が終わったんです。間もなく戦車を立てて
    攻撃を開始してくるでしょう」
記者 「あっ! たった今、周囲に凄まじい轟音が響いて来ました!
    連隊長、また砲撃でしょうか?」
連隊長「いや、あれは砲撃音じゃない・・・航空機の音だ」
記者 「ロシア軍のものでしょうか?」
連隊長「たぶんそうでしょう・・・あっ!違う、味方だ!味方の戦闘機だ!
    空自だ!航空統制官、連絡は?!」
統制官「ジャミングがひどく、連絡は入ってません!」
記者 「あれは味方の戦闘機なんですか?!すごい!2機・・・5機・・・
    いや8機はいる!すごい!」
連隊長「空自のファントムだ・・・」
記者 「ファントムがロシア軍陣地と思われる地域を爆撃しているのが
    ここからも見えます。ファントムは降下しながら爆弾を投下しています!
    すごい!ほんとにすごい!」
連隊長「対空砲火がすごいな・・・」
記者 「大丈夫でしょうか・・・?」
連隊長「分かりません・・・でも、ありがとう・・・無理はしないでくれ・・・!」
記者 「ロシア軍陣地ですごい爆発が起きています。幸いファントムは撃墜されなかった
    ようであります・・・旋回しながら帰っていきます。
    素晴らしい・・・素晴らしい光景です!味方の戦闘機がやってきたんです!
    ありがとう・・・ほんとにありがとう・・・・はずかしながら、
    涙が止まりません・・・こんなに感動したのは、ここに来て初めてです!」
237名無し三等兵:2001/06/29(金) 23:33
本日の国会において、野党の非核3原則に対する質問に対し、

「座して死を待つことも憲法の意思に反する。必要と有れば友好国から核を購入する事は可能。」
と見解を示した。
238ニュース速報:2001/06/29(金) 23:34
上記のように、日本軍はロシア、北朝鮮に反撃を開始しました。
239名無し三等兵:2001/06/29(金) 23:36
うちのポメをサマーカットしたときのこと。
遠くから犬がやって来たのでウチのポメが2本足で立ちあがったところ
近くを通りがかった高校生が「あ!猿だ!猿がいる!!」と騒いでました。
やっぱ似てるのかな。(笑
240名無し三等兵:2001/06/29(金) 23:53
そのニュース(236)を見て、アルツハイマーだったオレのジィちゃんがおかしくなりやがった。
最近何かブツブツいいやがる。「オレの戦争は終わっちゃいねぇ!」
「まぁお父さん、あなたは79才だから、兵役の義務はないのよ。」
母が言った。
しかし、ジイちゃんはどこからとも無く旧軍のものと思われる拳銃と
軍刀、そして、血で名前が書かれた日の丸鉢巻をもってきて、さびた鉄兜をかぶっていた。
自衛のための銃火器が、僻地では黙認されていたので、母は見慣れていた。
「まぁ、たのもしいことですは!」と。しかし、ジィちゃんは、とても
ボケた78歳の老人とは思えない早さで走りだしたのである。
そして、追いかけても追いつくことのできない速さだった・・・
ジイちゃんの机を見たら、日記が置いてあった。なにやら、樺太というところに
八十八師団で守備隊として配備されていたそうだ。ジイちゃんの
仲間は、八方山で全滅したらしい。ジイちゃんは、戦死扱いになったが、
生きていて、シベリアから帰ってきたのだ。あの血の鉢巻は、最後に事故死した
同級生のものだそうだ。 

ジイちゃん!!!!!・・・・・
ジイちゃんはあの日の仲間を弔うために・・・  オレは胸が熱くなった。
そして、オレは、近所の防衛団の倉庫から手榴弾をとり、一人ジイちゃんが
走った方向へと向かった。何日走っただろう?いよいよ前線だ・・・
足はすでに棒のようだ。あぁ、自衛隊の防御陣地が見える!
攻撃を受けている!  あぁ!報道車までが!!!!
「クソーッ!!!」オレは突撃した!あ、自衛隊に保護されて様子を見ていた
ジイちゃんも一緒に拳銃を乱射しながら援護してくれてる!
自衛隊員は必死で静止した!だが、連隊長が「ジイさんに死に場所をやれ!」
「しかし連隊長!」「貴様らに軍人の魂は無いのか!!!?」「ハッわかりました」
「援護してやれ!」「みんな、ジイさんに1人ぐらい殺らせてやれ!!!」
記者「皆さん、見てください、2人の人間が、猛射をあびながらも、なんども
起き上がりながら突撃しています!あぁ、なんとむごい!片手が・・・
あぁ、少年の投げた手榴弾が!!!!  敵の弾薬輸送車を吹き飛ばしました!
周辺にも大きな被害!」
連隊長「彼らはもっとも熱い大和魂の持ち主です!」 記者「全国のみなさん、
彼らに黙祷をささげてください」  
この報道で、国民義勇兵が各地で編成され、活躍するのであった
彼らは英雄として、長く語り継がれたのであった。
241オレ:2001/06/30(土) 00:02
↑なんてのどうかな?
242名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:04
236、241を見た小学生が各地で「鉄血勤皇隊」を組織し、
爆薬を抱えて待ち伏せして肉攻がめだっております。
みなさん、安易な行動はやめてください
243:2001/06/30(土) 00:09
「Narita Approach, JAPAN AIR 710 good afternoon, ieaving 230 with Quebec」
日本航空710便がシンガポールより約7時間半のフライトを終え成田に向けて着陸体制に入った。
通常ならもう少し早く着くのだが、戦争の為通常ルートより遠回りしてしているので余計に時間がかかる。
ロシアとも交戦状態にあるという事でシベリアを横断するルートが閉鎖されており、ヨーロッパから日本に帰ってくるには
東南アジアを経由する南回りルートを使用するしかない。機内はヨーロッパ方面よりやっと帰国出来た人などで満員であった。
機内ではベルトサインが点灯し、コックピットでは副操縦士が着陸前の最終チェックリストを読み上げている。

成田空港の着陸コースの真下にある民家に作業着を着た二人の男が押し入ったのはこれより15分前の事である。
二人は宅配便業者を装い、応対に出たその家の住人をナイフで殺害して家に侵入、大きなスポーツバックを抱えて
二階のベランダに向かった。二人は無言でバックの中身を取り出した、SA−14携帯用地対空ミサイルであった。

一人が家の周囲を警戒している時、もう一人は空より舞い降りてくるジャンボを狙いミサイルを発射した。
戦場で対地戦闘機を相手にするのに比べると着陸体制に入ったジャンボを打ち落とすのはとても簡単な事であった。
ミサイルはジャンボの第二エンジン付近に吸い込まれ、そして爆発した。
「PAN、PAN、第二エンジンが・・うあー・・・ザー」パイロットはまさかミサイルが命中したとは思わず、
エンジントラブルの緊急通信を行なおうと考えた所で帰らぬ人となった。
片方の主翼を吹き飛ばされたジャンボは空中でバランスを崩し、滑走路の手前400Mの地点に墜落した。

先日の爆弾テロに続き、北朝鮮工作員による民間人を狙った無差別テロはとどまる事を知らなかった。
航空自衛隊浜松基地でもE767を狙った同様の攻撃が行なわれようとしたが、
これは基地周辺の警戒を行なっていた自衛隊の検問によって未然に発覚したが、
その際銃撃戦が発生した。結果、自衛隊員、警察官計7名の犠牲をはらい工作員2名を射殺した。
244名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:10
ピピ、ガー
「な、何だアレは!!」

「バタバタバタ、コマネチコマネチコマネチ、ビーム!ビーム!ビーム!」

「う、うわ〜!!」

ピピ、ガー・・・ザー

(ガイシュツですか?中華キャノン・・・)
245名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:14
TVの向こう側では、殺戮と混沌がひどく非現実的にたゆたっていた。

彼は、国会議事堂のロビーにすえつけられたハイビジョンTVの画面に見入っていた。
周囲では、彼の同業者が同じように進まない審議を抜け出して集まっている。
「こうなったからにはもはや核を」
「こうまで叩かれて、自衛隊は大丈夫なのか」
「s先生は、たしかあの辺が選挙区だったな。これから」
まわりの会話が、やけにそらぞらしい。

いや、つい先日までは彼もその輪に加わって、あれこれとまくし立てていた。
それが現状に何ら影響を及ぼさないと気づくまでは。

ここで、こんなことをしててもいいのかな。
彼は、唐突にそう思った。
246名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:19
中国江沢民主席
「日本軍国主義がいよいよその化けの皮を剥ぐ時がきた、中国・朝鮮
はひるまず日本・米国に対する聖戦を完遂するものである」
と発表する。

しかしその心中は穏やかではない。日本が急速に軍国化していること
がはっきりしてきたからだ「眠れる獅子」を起こしてしまったことを
江沢民は後悔し始めてきた。

しかも世界中で中国・韓国連合に賛同しているのはイラクなどの数カ国に
過ぎない。そろそろ石油などの戦略物資に経済制裁の影響も現れてくる

日本に対しては過去の後ろめたさを指摘し、金を毟り取り学校教育のまで
口をだし洗脳してきた。それは中国の思うどおりであった。

しかしその裏で中国、そして朝鮮に対するフラストレーションが極限
まで溜まっていることに関心が逝かなかったことに江沢民は自らの
読みの甘さを悔やんでいた。
247245:2001/06/30(土) 00:20
>>245続き)
俺は、一応国民の意思を代弁するものとしてここにいるんだよな。
だから、ここでまず国家としての方針を策定するためにがんばらなくちゃいけないんだよな。

ふとわきあがってきた焦燥感に対し、彼はまずそう反駁してみた。
だが、それが自分でもうそ臭い理想に過ぎないことはわかっている。

俺は何をすべきなんだろうか。いや、何がしたいんだ?

彼の中で、十数年前の経験が一塊になって押し寄せてきた。
248245:2001/06/30(土) 00:27
>>247続き
十数年前、彼は中東からアジアにかけて、仲間たちと常に戦場にあった。
そのとき、彼は間違いなく自分のために戦争を行っていた。

国家のためでもなく、虐げられた民族のためでもなく、ただ自分の欲するままに戦いつづけた。
その後、アフリカに渡り、流転を重ねて、今日本の国権を統括する機関の構成員となっている。
そして今、己の無力感をハイビジョンTVの前でかみ締めている。

そうだよな。やっぱり、俺はここにいたくないんだ。
彼は踵を返し、足早に出口へ向かった
「おい、どこへいくんだ?」
彼の同業者-野党の若手議員-が問い掛ける。
彼はそれにこたえず、携帯電話を取り出し、数年間放り出したままのナンバーにかけた。

「もしもし、はちまきか?俺だ、めがねだよ」

戦争、そう、戦争だ。
249オレ:2001/06/30(土) 00:28
   中華3勇士!!!!   2030年、高校歴史教科書より抜粋
彼ら中華3勇士は中国残留孤児として、国民党系の家系で育った。
そのため、国民党、共産党、日本の3つとかかわりぶかくそだったのだった。
彼らは祖国日本と中国の戦争を憂いて、平和を訴えたがだれにも
相手にされず、爆殺されるところを運良く生き延びたのであった。
だが、彼らの怒りは目覚め、たった3人で党中央へと立ち向かって
行くのであった。彼らの活躍は映画「中華4勇士」にもなっているので、
そちらをみていただきたい
250オレ:2001/06/30(土) 00:30
236はマジで感動したぞ。描写がいい。
248のめがねもイイ
251海の人:2001/06/30(土) 00:31
>>245,>>247-248
 を、ををを、そういうオチですか、なつかしいですなぁ。
 素晴らしい。
25222時のニュース:2001/06/30(土) 00:34
クメ「遂に自衛隊の反攻が開始されました」
マリ「本日政府は陸上自衛隊が九州北部に上陸した中朝枢軸軍約5個師団を包囲した、
と発表しました。現地からは福岡県の各地で激しい戦闘が行われている、との未確認情報
が寄せられています」
クメ「いやぁ〜この何週間かホンットやきもきさせれましたが何とか中国と北朝鮮を玄界灘
に叩き落せそうですね」
ヅラシミズ「防衛庁筋からの情報に拠りますとすでに枢軸軍の艦艇は自衛隊の対艦ミサイルで
あらかた撃沈され上陸軍も補給が滞っている様ですね。ここは攻めの一手でしょう」
クメ「次は火事場泥棒のロシアをオホーツク海に叩き込むだけですね〜」
「CMの後は『自衛隊今日のヒーロー』です」
=提供テロップ=
流石電波芸者、さっさと転向を決め込んだらしい。
253245:2001/06/30(土) 00:35
>>250-251
お察しのとおり、元ネタは「気分はもう戦争2」です。
あっちはしょっちゅう休載してるんで、ここでうさばらし。
はちまき編、ボウイ編も可能ならば書いてみたいです。
25423時のニュース:2001/06/30(土) 00:35
「チクシさんは今日から無期限で夏休みです」
どうも転向出来なかったらしい。その後彼の姿を見た者はいなかった。
255名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:37
ロシア クレムリン。

「となるともはや極東は完全に中央の統制を無視しているということか」
「はい。イルクーツク以東は完全に但し戦略ミサイル原潜は統制に従っています」
「このまま反乱を見過ごしているのはロシアにとって非常に都合が悪い。
 なんとか鎮圧する方法はないのか?」
「現在ヨーロッパに向いている部隊を極東に回すには最低でも1ケ月以上
 かかるものと思われます。」
「それでは反乱軍が北海道を制圧してしまう」
「ひとつだけ方法があります。」
「なんだ?」
「核攻撃を行なうことです。ウラジオと北海道辺りが目標となるでしょう」
「・・・私は自国民に対して核攻撃を行なう人類史上最悪の大統領となるのか・・・」
「ロシアを守るためです。ご決断を」
「アメリカと日本にも承諾を得なければならない・・・少し待ってくれ」
256オレ:2001/06/30(土) 00:40
小泉総理のTV演説
「国民諸君!!!!いよいよ起つときが来た!!!!!!!!!!
いま諸君は赤穂浪士たらんか。または白虎隊たらんと欲するか。
赤穂浪士たらんと欲するならば、国のために立ち上がれ!!!!」
(会場一時興奮状態、小泉総理の演説が拍手により5分中断)
「自衛隊、前進!目標は玄海灘(ケマル・パシャのパクリ)!!!!」

TVをみた前線の兵士たち
「総員前進を開始しろ!!!」「クリスマスまでに戦いは終わる!」
257一般人:2001/06/30(土) 00:41
陸上自衛隊と航空自衛隊ががんばってるのはわかるが、
海上自衛隊のがんばりを聞きたいなぁ…。
258名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:44
>>257
海上自衛隊ががんばっていればこんな事態にはなっていないと思われ。
259名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:46
補給線攻撃が中心と思われ
中国・朝鮮・ロシアには水上戦力はほとんど存在しないはず
260一般人:2001/06/30(土) 00:47
で、結局のところどの国が日本の味方で、
どの国が日本の敵(中国の仲間)なんだ?
仏・英の空母はいつ来るんだ?
261名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:47
>>259
じゃあ何で上陸されてるんだよお。
262名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:49
>>260
日本側・・・米国・NATO・チベット
中国側・・・中国・韓国・北朝鮮・極東ロシア軍(反乱)・イラク(?)
263名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:49
>>261
戦力温存か(藁
264名無し三等兵:2001/06/30(土) 00:51
>>257-259, >>263
そこら辺の話をしてしまうと、この小説が成り立たなくなってしまうと思われ。
265:2001/06/30(土) 00:51
海上幕僚部より
横須賀の潜水艦隊が九州へ進行。現在四国沖を通過中。
「日本海の海水を奴らにたっぷり飲ませてやれ!」
266ニュース速報:2001/06/30(土) 00:52
>>262
オイオイ韓国は日本側だよ。対馬で日本とともに戦ったし。
267245:2001/06/30(土) 00:52
>>256
「・・・・・・・・国のために立ち上がれ!!!」
万雷の拍手が、しばらくのあいだスピーカーを通じて部屋を埋め尽くした。
その小汚い部屋にいた数人の男女はポカンとした表情のまま、うつりのひどく悪い
TVをながめている。
彼らは、しばらくのあいだTVの内容が何であるかについて、いやに甲高い声で話し合ったが、
それを正確に把握できたものは一人もいなかった。
間の悪い沈黙が落ちた後、皆が首をめぐらす。
その視線は、部屋の隅で何かの機械をいじっている男に向いた。

男女のうち、似合っているとは言いがたいパーマをあてた女がおずおずと言った。
「ヒノマル・・・・・・サン、アノホウソウハナニヲイッテイタノデスカ?」
268オレ:2001/06/30(土) 00:53
しばらく空を見上げてないな・・・
この空は、こんなにも青く、静かだったとは・・・
忘れていたのかもしれない。思えば、我々は的中に
孤立し、ずっと潜んでいて、それどころではなかったのだから。
しかし、いまは、友軍の北九州奪回作戦で、友軍の編隊が
敵を駆逐した!!!!!

あ、あそこに隠匿された陣地が!!!!!クソー!友軍の戦車と橋が!!!
みんな、突撃だ!し、しかし小隊長!

死にたくない奴はここに残れ! 来る奴はオレに続け!!!!
ウラーーーーーー!!!!!!  ダダダダ  ウワーーー!!!!!
<小隊は全滅した>
車長殿、みてください!友軍がやられてます!あ、あそこに
隠匿された陣地が!彼らは我々を救うために!!!!!
クソー!奴らを踏み潰してしまえ!!!!!
「オモニー!  ウワァー」  グシャぐしゃぬぺぇ!
敵を皆殺しにした戦車隊は、小隊を全員手厚く葬った。
269オレ:2001/06/30(土) 00:57
>>257
続きは???256のオレとしては知りたいぞ!
小泉殺さんでくれよ。せめて死んだ!と思ったら復活とか
270呉造船工場:2001/06/30(土) 00:57
この日のために極秘で建造した我が日本軍最大の戦艦・・・
最新テクノロジー(2001年現在)を終結させた
大和を出撃させる時が来た!!
271245:2001/06/30(土) 00:59
>>267
ヒノマルと呼ばれた中年の男は、今はじめて彼らの存在に気づいたような
表情を浮かべ、ゆっくりと彼らの母国語でこたえた。
「日本が、もういっぺん戦争をやらかそうと選手宣誓してるのさ」
ヒノマルがかくも流暢に母国語を操れるとは思ってもいなかった彼らは、
一様にびっくりした表情になったが、すぐさまヒノマルの周囲に群がって、
より詳しい説明を聞こうと質問攻めにした。

「まあ待ってくれ。俺は聖徳太子じゃねぇんだ。一辺にそんな・・・・・
つっても、聖徳太子なんて知るわけねぇか。」
272オレ:2001/06/30(土) 01:00
あっというまに40スレ・・・大盛況だな
273新潟より入電:2001/06/30(土) 01:01
ロシア海軍バルチック21th艦隊が確認されり!
ただいま航空自衛隊が交戦中!!
274一般人:2001/06/30(土) 01:02
≫262
ってことは、イラクに攻められそうなクウェート・サウジ、
極東の反乱をどうにかしないとならないロシア(中央)は
日本の味方?
275オレ:2001/06/30(土) 01:02
アラスカ航空隊はどうなった???(実在するか知らんが)
276名無し三等兵:2001/06/30(土) 01:03
ワシントン=モスクワ
「親愛なる大統領閣下。本日は重大なお話があるのだ。」
「日本に関することかね?」
「そう。不幸にもわが国の統制を外れた反乱軍の処分に
 関してのことだ」
「・・・大統領。あなたは自国民に対して、核の業火を浴びせること
 が出来るのか?」
「・・・したくはないがせざるを得ない。」
「私に何をしろというのだ?」
「私の行為に対して支持をして欲しい。」
「日本への連絡は?」
「私から小泉に電話する」
「私も電話しておこう」
277オレ:2001/06/30(土) 01:03
韓国が日本ってのは、韓国の惨敗兵のことだろ?
だって、新朝鮮軍っていってたじゃん?
278オレ:2001/06/30(土) 01:06
プーチンに、極東軍が送った刺客が襲い掛かった。
だが、間一髪で命拾いをしたが、プーチンは、疑い深い
人物になってしまった・・・
大粛清をするとのうわさもひろまり、この反乱によって
ロシアは崩壊へと向かうのであった
279245:2001/06/30(土) 01:07
「・・・・・長々と説明してきたが、まあつまり、今日本はあんたらが
おん出て来たトコと戦争するってこったな。あんまり日本にとって
は風向きがよくないみたいだが」
>>1からの状況をかなり雑駁に説明した後、ヒノマルはそう締めくくった。
聞き終えた男女-不法在留外国人労働者-は、先ほどとは打って変わって
沈んだ表情になっている。
無理もない。今後の状況によっては、彼らは祖国の犯した過ちに対する
贖罪羊として扱われかねないのだ。
280名無し三等兵:2001/06/30(土) 01:08
現状況では(というか初期段階で)韓国は北の手に落ちてるから
韓国は北・中国側なのか?
28145/85式改:2001/06/30(土) 01:08
age
282オレ:2001/06/30(土) 01:11
>>280
オレもそう思うぞ。でも、「日韓連合軍」ってあったけど、
そやつは勘違いしてたとおもわれる。だが、
惨敗兵が一部義勇兵として日本に来たということにしておこう。
でも、いま韓国軍がでてこないと言うことは、玉砕したか???

あと、逆上陸作戦は、「ワールドカップ作戦」でどうだ?
283245:2001/06/30(土) 01:13
>>279
最初に口火を切った女性が、ヒノマルに尋ねた。
「ヒノマルさん、私たちは、これからどうなるのでしょうか?」
ヒノマルは肩をすくめた。
「さあね。俺にゃわからんよ。俺はただ、あんたたちを見てろといわれただけでね」
女性の隣にいた坊主頭の男が、幾分憤然とした口調で言った。
「私たちは、何も悪いことをしていない。ただ、故郷の肉親にいい思いをしてもらいたくて
ここに来たんだ。ヒノマルさん、あんたクチレに何とか我々の安全と収入を」
「クチレじゃない、口入屋だ。」
ヒノマルはさえぎった。
284:2001/06/30(土) 01:14
読売新聞夕刊より
「九州各地において自衛隊の大規模な反攻作戦が開始された模様」
「中国・北朝鮮連合軍、関門海峡より上陸を計画か」
「義勇軍結成か!?」
「北海道の行方・旭川に迫るロシア軍!」
285名無し三等兵:2001/06/30(土) 01:14
ワシントン=東京
「お忙しいところ失礼するよ、首相」
「おお、大統領。ご支援ありがとうございます」
「北海道に関して重大な話がある。ロシアからも連絡があると思うが」
「どのような話でしょう」
「ロシアが反乱軍に核攻撃を加える」
「・・・大統領はそれを認めたのですか?」
「認めた。ただし日本にも話は通せといっておいた。」
「確かに北海道はロシア軍優勢で進んでいるのは確かです。
 だがそれは貴国の重装備部隊が到着すれば逆転できる!」
「ロシアが崩壊してもかまわないというのかね?」
「・・・」
286名無し三等兵:2001/06/30(土) 01:17
>>282
多分韓国軍敗残兵は過去ログからして、
対馬→福岡→下関と移動していっているのでは?
かなり減っているとは思うが。
題名VS日韓米連合軍って書いてあるから
せめて韓国軍にひと花咲かてやりたい…でもほとんど死んでる(苦)
287新聞を読む一般人(札幌在住):2001/06/30(土) 01:17
まずいな…。そろそろ引越しを考える頃か…。
それとも男らしくその、義勇軍に加わるか…。
288245:2001/06/30(土) 01:18
>>283
「いずれにせよ、こんなことになっちまった以上、あんたらはうかつに表にすら出られない。
メシの手当ては上が何とかするようだから、しばらくここで様子を見るこったね。」
ヒノマルは突き放すようにしていった。
だが、内心はそんな紋切り型の答えしか返せない自分に苛立ちを感じ始めてもいる。

ちくしょう、俺はなんのためにわざわざ日本にまでまいもどってきたんだ?
ここで、人生の一発勝負に出ている外国人をなだめすかすためなのか?
289名無し三等兵:2001/06/30(土) 01:18
>>286
在日の人が義勇兵作るってどう?
290オレ:2001/06/30(土) 01:18
福岡の街
「オイッ!見ろ!日の丸が見えたぞ!!!!」
「やったーーー!!!!!!!」
「自衛隊はやっぱり俺たちを見捨てては無かった!!!!!!!!」
みんなは、惜しみの無い拍手をし、自衛隊の労をねぎらい、
その夜は、将来の安全保障について、熱い論議がなされた
291名無し三等兵:2001/06/30(土) 01:21
>>289
なるほど。在日韓国人って結構いるんだよね。
もし全員が兵士になったら…大勢力だ!!
292245:2001/06/30(土) 01:23
>>288
こんなことなら、満州で青年海外協力隊の仕事を続けるべきだったか・・・・。

だが、それがどうあっても無理だったことは、ヒノマルが一番よく知っていた。
なぜなら、エリート風をふかし、現地民を馬鹿呼ばわりしてはばからない同僚に
殴り倒してしまったからだ。
悪いことに、そいつには不相応とも言えるバックがあった。

過酷な体験をし、ようやく手に入れた生業をみずからなげうった今、ヒノマルはここにいる。

これでも、一応の収入はあるだけましだ。
今まではそう自分に言い聞かせていたが、それもどうやら限界に近づいたようだ。
293愛媛に再び上陸か!?:2001/06/30(土) 01:26
一度は撃退された韓国・中国軍だが、
愛媛住民の抵抗が薄れつつある今、
再び四国上陸作戦を実行に移そうとしている…
その数約5万。対馬、長崎等を拠点として物資や人手も十分な敵に、
四国住民はどのように立ち向かっていくのか!?
294名無し三等兵:2001/06/30(土) 01:27
モスクワ=東京
「親愛なる総理閣下。今日は重大な話がある」
「話は既に聞いている。それしか策はないのか?」
「地上部隊を極東に送る間に、反乱軍は北海道を制圧して
 確定事実を作ってしまう。」
「わが国の核兵器に対する嫌悪をご存知でしょう?」
「・・・わかっている。しかし自国民に対して核を使おうという
 私の気持ちもわかって欲しい。」
「・・・」
「ロシアの問題はロシアでけじめをつけなければならない。」
「・・・」
「今回の代償として、領土問題や漁業協定では最大限譲歩するつもりだ」
「わかりました。詳しい話は事務方で進めることにしましょう」
「・・・わたしは地獄に落ちるのだろうか?」
「それは私も同じことです。国の指導者とはこういうものですよ」
295245:2001/06/30(土) 01:34
>>292
俺は・・・・・俺は、これからどうするべきなのか?
ヒノマルがそう自問したとき、いきなり部屋のガラスが大きな音を立てて割れた。

電気ショックを受けたかのように、ヒノマルを除く全員が硬直する。
ついで、大音量に設定したと思しきラウドスピーカーから、聞くに堪えない罵倒が溢れ出した。
「・・・・・・はァ、共産主義のスパイでありィ、わが国のォ、安寧と秩序をォ、脅かすゥ・・・・」

「い・・・・・いったい何がおこったのですか?」
坊主頭が、驚愕を顔に貼り付けてヒノマルに問い掛ける。
「誰か、おせっかいが右翼にここを垂れこんだらしいな」
ヒノマルはボソリとつぶやいた。

右翼!!

外国人の驚愕は、瞬時にして恐怖に代わった。
ほどなくして、階段を駆け上がる複数の足音がし、ドアが激しく叩かれた。
296オレ:2001/06/30(土) 01:34
台湾の航空兵力により、大陸からの日本への輸送が
困難になりつつあるとのこと
297オレ:2001/06/30(土) 01:39
そういえば、経済的に非常に弱い”反乱軍”に対し、
国家レベルで荷担する中国と 朝鮮は、あまりにもバクチ的すぎる
298245:2001/06/30(土) 01:40
>>295
築30年の老朽木造アパートにふさわしい、もろいドアは、ノックの後
数回けられただけであっさりと侵入者に屈した。
数秒前までドアのあった空間から、5人ほどの屈強な男が踏み込んでくる。

いずれも、黒い戦闘服に日の丸の鉢巻、手にはバットや木刀。
どういう世界に属するものか、見ただけでわかる。
リーダーと思しき一人-こいつは日本刀を抜き身でぶらさげていた-が
傲慢そのものの口調で言い放った。
「チャンコロ掃除にきた。全員おとなしく殺されろ」
299名無し三等兵:2001/06/30(土) 01:41
>>297
関ケ原で石田三成に荷担した上杉景勝みたいなものでは?
要はうまくいけば南北で挟撃になるんで勝機が増すと見た
300:2001/06/30(土) 01:43
テレビのニュース:
本日未明、東京都新宿区市ヶ谷の防衛庁に中国軍ゲリラと思われる武装集団が大型
トラック2台で突入を計るという事件が起きましたが、当時厳重警戒に当たってい
た守備隊と銃撃戦を展開し、撃退された模様です。
この銃撃戦でゲリラは全員死亡、自衛隊員は5名が重傷、8名が軽傷に留まりまし
た。
301245:2001/06/30(土) 01:47
>>298
部屋にいた外国人は、全員あきらめと恐怖と怒りがないまぜになった思いに囚われた。
もうだめか、我々はここで死ぬのか・・・・・。

そのとき、ヒノマルがゆっくりと立ち上がって前に出た。
腰に手を当て、不気味なほど穏やかな口調でリーダーに言う。
「チュークンアイコク者掃除だ。日本の恥が」

「貴様、日本人か!どうしてチャンコロの肩を!」
リーダーの脇に控えていた、いかにも頭の不自由そうな「隊員」がそう叫んでヒノマルに襲い掛かった。

わずか数センチ。
それだけ動いて攻撃をかわしたヒノマルは、ほんの一挙動だけ右腕を動かした。
「グエボッ!!」
みぞおちを突かれた隊員は、胃液をはきながら床にくずおれる。
それをみた全員が、意味不明な叫び声を挙げてヒノマルに襲い掛かった。
302オレ:2001/06/30(土) 01:53
在日部隊の活躍が各地で伝えられた。
っての希望!
303245:2001/06/30(土) 01:59
>>301
「静かになりましたね」
アパートの入り口付近に横付けした、街宣車の運転席に座っていた隊員が
キャビンのほうに顔を向けていった。
「踏み込んだ奴らは、全員武道の有段者だからな。おまけに愛国心が強く
使命感にもえるときている」
キャビンのソファに深く腰掛けた男が、笑いながらいった。
「ヒノマルとかいいましたっけ、あいつは大丈夫でしょうか?」
隊員の問いかけに対して、男は笑いをさらに大きくした。
「まあ心配することはない。あいつはただ金がほしいだけだ。だから、
はした金を渡せば見ないふりをするだろうし、そうでなければいっしょに掃除
するまでだ」
「そうですね、なんたってこっちは5人もいますし。」
「それと、いざとなればこいつを使うまでだ。」
男はそういって、テーブルに置いたコルトガヴァメントを指差した。
304245:2001/06/30(土) 02:07
>>303
「今は非常時だ。だから、ポリもチャンコロが掃除された程度でいちいち騒いだりはせんよ」
男の言葉に、隊員はうなずいた。
「そうですね、だいたいあいつらは」
そこまで口にした隊員の顔が、いきなり硬直した。
「どうした?」
男の問いかけに、隊員は永遠にこたえることはなかった。
半分まで開かれた運転手席のサイドウィンドウから、金属製の細長い何かがのび、
隊員の首筋に深深と突き立っている。
細長い何かは、それ自体が意思を有した生物のように隊員の首筋から離れ、車外に消えた。
「・・・・・・・・・?????!!!」
状況を把握しきれていない男が、それでも危機が迫ったことを感じ取り、慌ててガヴァメントを手にしようとしたとき、
いきなりキャビンのスライドドアが開け放たれた。

「・・・・・・・やっぱりあんただったのか、社長」
ヒノマルだった。
305245:2001/06/30(土) 02:14
>>304
「ヒ、ヒノマルか」
社長と呼ばれた男は、当惑と焦燥を懸命に押し隠しつつ、雇用主としての
威厳を示そうとした。
「ま、まあ聞け。いいか、今日本は非常に」
「大変なことになってるな、確かに」
ヒノマルはあっさりと社長をさえぎった。
「だが、だからといって社員をむやみにリンチにかけていいわけじゃないぜ。
おまけに、あんたの場合は愛国心だとかそういう次元の問題じゃなかろうが」
「ちがう、まあ聞け」
「あんたがアノ部屋の外国人をつかってなにをやってたか、俺が知らないとでも思ったのか?」
306オレ:2001/06/30(土) 02:18
上げてくれないと、あたらしいカキコがあるかわかんないから
上げてくれよ!俺はねる
307245:2001/06/30(土) 02:22
>>305
「今まで外国人を使ってさんざんあこぎなことをやっといて、おまけに密輸
だの殺人の後始末だのやらせてたのは先刻承知だ。一応俺は彼らの言葉が
わかるんでね。
 だが、かれらはあまりにも多くのことを知りすぎ、あんたにとっちゃ
邪魔になってしまった。それで、戦争がおこったのを幸い、秘密を守ろう
としたんだろ?気の毒な愛国者をつかってさ」
珍しく長広舌になったヒノマルに対し、社長は沈黙するしかなかった。

そこまでしっててやがったとは。
コイツを見張りにしたのは間違いだったな・・・・・。
社長は、ようやくのことでつかんだガヴァメントをヒノマルにむけた。

「死ね!」
308名無し三等兵:2001/06/30(土) 02:22
イタリアが日本側に参加したいと発表
しかし日本、ドイツ側が猛反発。
「それだけはやめてくれ」と
309245:2001/06/30(土) 02:31
>>307
ヒノマルの動きのほうが、圧倒的に速かった。
リーダーから奪った日本刀を、フェンシングの要領で社長の喉仏につきたてる。
社長は、目を見開いたまま息絶えた。
「本当なら袈裟懸けに真っ二つにしてやりたいが、狭い車内じゃ仕方ないな」
ひとりごちたヒノマルは、車内を探り、札束をいくつかつかみ出した。
おそらく、アパート内で骸となっている隊員たちへの謝礼だろう。

車外にでたヒノマルを、アパートから出て来た外国人たちがおそるおそる
見つめていた。
「ヒノマルサン・・・・・ア、アノ・・・・」
女性が、ふたたびたどたどしい日本語で何か言いかける。
ヒノマルは、その足元に札束をほうりだした。
「使え。これから必要になる」
そういい捨てたとき、ヒノマルの携帯電話が不意に鳴り出した。
もう数年も着信がなかった電話だ。
「もしもし・・・・・?」

思ってもいなかった声が、突然聞こえてくる。
「はちまきか?おれだ、めがねだよ」
310名無し三等兵:2001/06/30(土) 02:33
ヒノマルサンカコ(・∀・)イイ!!
311245:2001/06/30(土) 02:37
読み返すと、なんだかスレの流れに沿ってないですね・・・・>はちまき編
どうやら妄想が過ぎたようです。
ご迷惑をおかけしました>ALL
312:2001/06/30(土) 02:42
俺は良いと思いますが
313245:2001/06/30(土) 02:50
皆様が不愉快でなければ、近いうちにボウイ編をまた妄想してみたいと思います。
しかし、3人そろっても北海道にいけるのだろうか・・・・・?
314北九州方面、苦闘から反撃へ:2001/06/30(土) 04:09
迅速な移動が困難とは言え、遠賀川以西は絶対確保しておくことが反攻の必要条件ではあった。
ここを突破されたら、八幡方面での戦闘となり、民間資産に甚大な被害を与えてしまう。
何より、3号線と九州自動車道の保持は、後続部隊のためにも確保は必須であった。

折尾・若松・直方・中間の各警察の必死の努力により、関係の住民は小倉や門司の施設とうに収容され、
部隊は中島橋、遠賀橋を封鎖、芦屋橋と遠賀川橋の確保に成功した。また、門司港に
第8師団から1個中隊が応援として駆けつけた。大分からの第4戦車大隊の先発12両も
時期に到達する予定であった。

敵の先方部隊、ろくに補給線も維持できず、ずいぶんみずぼらしい陣容にはなっていたが、
BMP十数両を中心とした1個大隊が現在東郷付近を3号線を使い西進中、また同様の部隊が
津屋崎町を495号線沿いに同じく西進中であるとの情報が偵察小隊からもたら
された。北側の敵は、垂見峠を使い挟撃可能である。その前の平野部において、
重迫撃砲の全力射撃で足止めは可能だろう。この付近の住民は、今しがたの警察からの
情報によれば、ほぼ非難完了との事であった。戦後のことを考えれば、民家に
当たる可能性のある迫撃砲は積極的に使いたくないが、突破されて遠賀川を超えられたら
九州北部への増援は困難を増すことになる。絶対に引くわけにはいかない。

問題は、3号線の敵である。このあたりは隘路となる部分が多く、またトンネルも
いくらかある。海老津あたりでの迎撃は可能ではあろうが、それだと突破されれば
遠賀川まで6キロしか余裕がなくなる。撃退に失敗したならば、立てなおして
そのまま橋を確保することができるだろうか? 連隊長は苦悩した。

現有兵力は、ほぼ一個連隊。もうすぐ届く戦車を、機動打撃力として
山田峠付近に待機、進撃に比較的時間のかかるであろう東郷の敵は後回しにして
(連中,なぜか進撃と停止を繰り返していやがる。そんなに沿線沿いのファミレスが
珍しいか?)、先に重迫で北側を撃退、その後歩兵のみによって形成する垂見防衛線によって
膠着に持ち込む。その間に南側の敵を戦車を中心にした兵力によって撃破する・・・。
一度や二度は撃退させられるであろうが、弾薬も不足気味、特科兵力の不足、
ましてや航空支援は、たまの嫌がらせ程度しか行ってもらえないなど、不利な要因は
幾らでもある。しかし、戦わなければならなかった。義務や、使命感だけではない。

「佐智子・・・。父さんは、お前に何を言われようが、自衛官であることに
誇りを持っている。認められない仕事かもしれない。お前の主張からも確かにいい仕事ではないかもしれない」
 けど。
 連隊長は、拘置所の中にいるはずの娘に語り掛けるように、呟いた。
「お前を守る。そのためには、敵と自分の血によってこの地を汚しても」

北九州方面における初の組織的抗戦は、個人的感情をふんだんに内包しつつ、
静かに始まろうとしていた。
315名無し三等兵:2001/06/30(土) 05:28
その時、参謀本部に一人の男が面会を求めにやってきた。
太った体にマタギ風のジャケット、どこかで見覚えのあるこの男は・・・金正男!?

そのとき君の判断は――
追い返す・・・・・・・・・316へ
中に入れて話を聞く・・・・317へ
その場で射殺・・・・・・・318へ
身柄を確保し人質にする・・319へ
316名無し三等兵:2001/06/30(土) 06:27
男は守衛に追い返されたが、しつこく食い下がりながら、こう尋ねた。
「ディズニーランドはどこですか」

教えてやる>>320 教えない>>321 殺す>>318
317海の人:2001/06/30(土) 07:27
>>311-313:245さん
 すばらしいです。
 一等自営業先生のトレーニング、ウラで進行中の日米ロ首脳の苦渋の選択、さらに@さん
の連続国内テロとならんでこのスレの名作だと思います。
318名無し三等兵:2001/06/30(土) 08:23
このスレいいですね。韓国軍の扱いで混乱している所もありましたが、
いろんな所で同時に起きている状況が、まさにって感じで。
楽しく読まさせて頂いています。頑張って下さい。
319名無し三等兵:2001/06/30(土) 09:07
タス通信より

「ロシア消息筋は、ロシア極東地区がロシアからの独立準備を進めていることを明らかにした。」
320245:2001/06/30(土) 10:41
「めがね・・・・・か?久しぶりだな」
ヒノマル-いや、はちまきは、ここ数年間まったく縁のなかった名状しがたい
思いを抱きつつこたえた。
『そーそー、おれおれ。久しぶりじゃん、元気してる?』
「ああ、お前がいまだにこの番号を覚えてるとは思わなかったぜ。」
電話の向こうのめがねは、十数年前とまったく代わりなく軽かった。
はちまきは、そのことに意外なほどの安堵を覚えている。
『ところでさ、今なにやってんの?』
「電話してるに決まってるだろうが」
『そーじゃなくてさー、暇かどうかきいてんのよ。』
「暇といえば暇だぜ。さっき辞表をたたきつけてきたばっかりだからな。』
その辞表が紙でないことは、あえて言わなかった。
めがねは、それを聞くと声の調子をわずかにあげた。
『それじゃーさ、戦争行かないか?』
321名無し三等兵:2001/06/30(土) 10:49
ロシア クレムリン

「日米からの承諾は得られましたか?大統領」
「・・・得られた。詳しい詰めはそちらでやって欲しい」
「もう一度聞く。通常兵器での制圧は不可能なんだな?」
「時間が掛かりすぎます。ツンドラの永久凍土が解けてしまっている
 現在大規模な地上部隊の輸送はシベリア鉄道のみでしか不可能です」
「また空爆だけでは、反乱軍を殲滅するのは不可能です。」
「わかった・・・大至急作戦準備を進めてくれ。」
322[email protected]はサゲ忘れ:2001/06/30(土) 10:50
>>320
「戦争か・・・・・北九州と北海道だが、どっちにするんだ?」
はちまきは、苦笑しながらこたえた。
やっぱりあいつも、今の状況に満足しちゃいないんだな。
戦争に関わりたがる国会議員先生はいくらでもいるだろうが、自らいきたがるのは
めがね位なもんだろうな。
『北海道にしようぜ。イクラとウニ食いたいし』
「お前なあ、真面目に戦争する気あんのかよ?」
『ありあり、大有りですってばよ』
はちまきは、ついに声を出して笑い出した。
323名無し三等兵:2001/06/30(土) 10:57
東京 新首相官邸
「北海道の極東ロシア軍の占領地域に日本人はどれくらい残っている?」
「至急調査しますが総理。何かあったんですか?顔色が優れませんが?」
「すまん。30分ほど一人にしておいてくれ。」
「本当に大丈夫ですか?ここで総理に倒れられたら日本は・・・」
「大丈夫だ、すこし考えたいことがあるだけだ。あと・・・」
「防衛庁長官と統幕議長を読んでおいてくれ、戻ったら協議したいことがある」
「わかりました。手配しておきます」
324[email protected]はサゲ忘れ:2001/06/30(土) 11:00
>>322
『なんだよ、何かおれ変なこと言ったか?』
めがねは実に生真面目な口調で言い放った。
その声が、はちまきの失われた十数年前を鮮やかによみがえらせた。

レバノン、イスラマバード、ハミ、そして上海・・・・・。
あのとき、俺たちは自分のやりたいように戦争をやっていた。
めちゃくちゃだったが、最高の日々だった。

もう2度と経験することはないと思っていた日々が、また帰ってくる。
しかも、今度は日本でだ。
はちまきは、久方ぶりに熱い何かを胃のあたりに感じつつこたえた。
「いや、問題はない。今からそっちに行くよ」
『そっか!じゃあ、永田町まできてくれ。駅に着いたら電話してよ』
「わかった」
電話を切ったはちまきは、ふとあたりを見回した。
325乞、ご期待:2001/06/30(土) 11:08
ロシアのミサイルは“ちゃんと”北海道に着弾するのか!?
その着弾地点に向かう、めがね・はちまきの運命はいかに。
戦場の常とはいえ不完全編成の連隊で戦闘を余儀なくされる兵士の運命は。

2チャンネル軍事板が総力をあげてあなたにお送りする“北朝鮮vs日韓米連合軍”

来春映画化予定(かな?)
326245:2001/06/30(土) 11:11
>>324
はちまきの視界に、あの外国人たちがまだたたずんでいた。
皆、不安げな表情をうかべてはちまきを見つめている。
「はやくいけよ。ここにいてもろくなことがないぞ」
はちまきは彼らの母国語で警告した。
このへんは最近とみに治安が悪く、警官でも滅多に足を踏み入れないところだが、
7人前の死体が転がっていてはそうもいくまい。
パーマの女性が、おずおずといった。
「ヒノマルさん、あなたはこれからどうするのですか?」
「俺か?俺は・・・・・」
はちまきは、そこで言葉を切った。
なんとなく気恥ずかしかったからだが、それ以前に、この言葉の
ニュアンスを正確に伝える自信も必要もなかったからだ。
だが、彼らには伝えといたほうがいいかもしれない。
少なくとも、新しい職は自分たちで探さなければならないことは。
「・・・・・俺は、戦争しに行く。おまえさんがたとは、ここでお別れだ」
327名無し三等兵:2001/06/30(土) 11:11
ワシントン ホワイトハウス
「何ですと!ロシアは反乱軍鎮圧に核を用いるというのですか?」
「ロシアが世界に落とし前をつけるにはこれしかない」
「日本は承諾したのですか?あの核アレルギーの国が」
「そうだ。日本も反乱軍をオホーツク海に追い返すことは独力では
 難しいことはわかっている。我が軍が北海道に到着するにはまだ
 一週間は掛かる。編成と補給の時間を考えれば2週間は見なければ
 ならない。それまでに反乱軍は札幌まで押さえてしまうよ」
「札幌を押さえられたら・・・」
「そう、反乱軍が北海道の占領を事実上完了したことになる。それは
 精鋭を北海道に集めていた自衛隊にとってはTHE ENDに等しいのだよ」
「そして日本もTHE ENDになる」
328245:2001/06/30(土) 11:22
>>326
外国人たちは口々に叫んだ。
ばかな、戦争に行くなんてどうかしてる、命を粗末にするなよ、
ここでおれたちといっしょにやっていこうよ・・・・・

「ありがとう、だけど、もう決めたことなんだ」
はちまきは静かに、しかし断固たる決意を秘めた口調でいった。
その言葉に、皆は沈黙を余儀なくされた。
「それと、おれはヒノマルじゃなくてはちまきだ。まあ今さらにも程があるけどな」
「ヒノ・・・・はちまきさん」
パーマの女性が言った。
「なんだい?」
「体に気をつけてくださいね。私たちは、自分のことくらいは自分で何とかします」
329245:2001/06/30(土) 11:31
>>328
「忠告ありがとう。さ、はやくいけよ」
はちまきは微笑していった。そろそろ、警察がえっちらおっちら
駆けつけてくる頃かもしれない。
「はい」
女性が母国語で皆に何かいい、全員が三々五々どこかへ歩き出した。
今は散っておき、あとで落ち合うつもりなのだろう。
最後のグループについた女性は、一度だけハチマキの方を振り向き、深くお辞儀した。

はちまきは左手を上げ、それにこたえた。
「さて、と・・・・・」
一人ごちたはちまきは、右手にいまだ握られたままの日本刀に目を落とした。
備前長船の逸品。おそらく、店ならセルシオが数台まとめてかえるだけの値打ちがある。
3代目菊一文字か、それもわるくないな。

はちまきは、腰のベルトに指した鞘に「菊一文字」を納め、歩き出した。
330245:2001/06/30(土) 11:55
あー、そういえば北海道に核が落とされるんですねぇ。
しまったなあ、このままじゃ3人そろう前に戦争が終わってしまいそうな(笑)
331深夜の電話:2001/06/30(土) 12:24
男(なんだこんな時間に??)
男「もしもし?」
受話器から「もしもし笹川さんですか?」
男「はいそうですが?どのようなご用件ですか?」(なんか訛ってるぞ)
受話器から「始めまして。
私はロシア軍極東司令部参謀ユーリー・ガガーモフです」
「ひとつ取引をしたい。われわれは日本で言うところの千島、樺太にも
あなた方が済んでいたことを知っている。もしわれわれに協力してくれ
たら」
男「協力したら????」(またアイヌを利用しようとする狂言オタクか?)
受話器から「あなた方の権利の回復と自治を約束しよう・・・」
男「・・・・」
332名無し三等兵:2001/06/30(土) 12:32
このスレッド、だれかまとめてどっかのサーバにあっぷしてくんないかなあ。
だめかなあ。
333核担当者(笑:2001/06/30(土) 12:39
>>330
まだまだ攻撃は始まりませんよ。やっぱり245さんの
3人が北海道に上陸してから出ないと面白くないですからね
334245:2001/06/30(土) 12:45
>>333さん
おおお、ありがとうございます。
ならば、可及的速やかにボウイをば(笑)
早ければ今夜にでも。
335:2001/06/30(土) 13:43
いま北海道で大きな動きが出ているようですね。
九州側は今どうなっているのだろうか?
一時停戦状態?
336245:2001/06/30(土) 13:58
>>329
新宿・アルタ前は、閑散としていた。
ほんの数日前までは、戦争のさなかだというのに、老若男女がこの世界最大級の
繁華街で夜を楽しんでいたが、今は見る影もない。
先日発生した無差別テロと、それに伴う深夜外出制限措置のためだ。

今ここにいるのは、世間の動きにまったく無頓着なホームレスか、無鉄砲こそが
人生における大事な何かと勘違いしている少年少女、そして行く当てのない外国人。
後は思い出したように自衛隊か警察があたりをうろつきまわる。

そこかしこのビルに設けられている大きなスクリーンは、見るものがほとんどいない
のに、北海道と北九州における狂騒を映し出していた。
リポーターの絶叫が、空ろにこだます。
「ここOO町XX村では、ロシア軍の侵略の爪あとが、虐殺の証が何よりはっきりと・・・・」

ロスケの仕事熱心は、鎚と鎌が三色旗に変わった今も同じってことか。

スクリーンを見るともなしに眺めていた男が、そうつぶやいた。
337245:2001/06/30(土) 14:11
>>336
彼は、ロシア兵の仕事熱心をアゼルバイジャンやイスラマバードで嫌になるほど見聞きしていた。
スクリーンの向こう側にあるホッカイドウの小さな町は、建物や什器が小奇麗になっただけで
ガンダルの村とほとんど変わらない。
そこにあるのは破壊されたインフラと風土病顔負けの死体数。それだけだ。

十数年前の記憶が、テンポよく編集された映画のようによみがえってくる。
『一週間前にとおった村じゃ2000人は死んでたぜ』
『2700人だとさ イスラム党のスポークスマンがいってた』

あのぶんじゃ、1700人くらいは死んでるか。

そうつぶやいて、いまいましげに眉をひそめたとき、彼の肩を誰かが叩いた。
338銃後を書いてみたい。:2001/06/30(土) 15:26
「兵隊さん、警備の方よろしく頼みますよ」
そう軽口をたたきながら、熟練工の相沢は工場に向かう。
「俺たちは警官だって」機動隊員の那須が愚痴る。
「まあ、自衛隊の手が足りなくて動員されているんだから、似たようなもん
だろ」一年先輩の神谷がなだめる。
「しかし、ニューナンブに鉄甲とジュラルミンの盾じゃ、玉砕しろと言って
いるもんだよな。後ろの工場で増産しているやつを貸してくれねぇかな」
「89式小銃ですか?あれを持つときは前線行きですよ」
「ここだって前線だ。北の奴らがそこの駅を爆破したじゃないか。銃撃戦
も有ったしな。」
 目の前の名鉄須ヶ口駅は、見るも無惨に焼けただれていた。軍需工場への
動員工を乗せた電車が仮復旧した線路を走っていく。
「あのとき、途中で陸自が弾切れして怖かったですね。途中から応援の小隊
が来て助かりましたよ。」
「どうせなら旭精機の警備が良かったな。あそこなら陸自の弾切れを心配せ
ずにすむ」
 愛知県新川町の豊和工業では、第10師団第35普通科連隊と愛知県警機動隊
による厳重な警備の中、火器類の増産が急ピッチで進められていた。武器、
弾薬を製造する工場にはテロが頻発したが、ここ愛知県では比較的被害が少な
かった。大都市名古屋を抱えながら、よそ者は目立つという特殊な地域性が
幸いし、多くの工作員が発見され、射殺されていた。
339オレ:2001/06/30(土) 16:59
   ザ・外伝
今はもう人通りも無い。みんな警察の誘導により非難したから。
そこに一人の人影があった。3ヶ月前にここに引っ越してきたという
出所不明の男。そう、彼はこの前前線で自衛隊の榴弾砲をトラックごと
5門も爆破した男だ。彼の活躍によって自衛隊の右翼は包囲殲滅され、
左翼も敗走した。彼は祖国に帰ったら、一生の生活と、最高の
名誉を約束されていた。彼の最後の任務は非難する住民の列を
爆破することであった。しかし、パートナーは2人とも自衛隊きっての
エリート兵に殺され、自分もまた終われているのであった。
340オレ:2001/06/30(土) 17:12
>>339
×終われている→○追われている
かれらは任務に失敗し、生き残りのその男だけで脱出することと
なった。だが、ここから脱出用の高速舟艇が隠されている場所までは、
一人では行けない。
「クソッ!どうすればいいのか!!!!!!???」
熊田「おい!くまなく探せ!!!!!!」  「クソ!あの自衛隊の奴だ!」
「奴はヤバイ!自衛隊と思ってなめてかかった2人がまとめてやられた!
逃げなくては!」   「熊田さん!足跡です!」
熊田「さっきあれほどの雨が降ったのに・・・  こっちを重点的に探せ!
気をつけろ!!!奴はやり手だ!!!! 」  「クソ!みつかっちまった!
地図とコンパスと食料はあそこの小屋に!!!!!」

さぁ。残ったのは拳銃とナイフ、爆薬1500グラム。
水500ミリリットルと 食料はなし!君ならどうやって100km先の
舟艇へと向かう???
341名無し三等兵:2001/06/30(土) 17:36
>オレ
いさぎよく自害する
342名無し三等兵:2001/06/30(土) 17:40
62式機関銃は日本人にしか扱えないぞ!!
そう言って独りの日本軍人は倒れた
343名無し三等兵:2001/06/30(土) 17:53
めがねとかはちまきとかってはっきりいって意味不明でつまらん。別スレで。
344333:2001/06/30(土) 17:58
東京 新首相官邸
「総理!それはもう決定事項ですか!そんなことしたらこの内閣は」
「内閣などどうでもいい、私には・・・日本を救う義務がある。そして
 戦後の世界にも責任があるのだ。」
「・・・」
「ロシアがこのまま反乱軍を放置したら、ロシアは民族主義者の蜂起
 でまちがいなく滅ぶ。中央政府は弱腰だとなめてかかるからな」
「だからと言って我が国土で再び核が炸裂するのは防衛庁長官として
 容認できません!」
「自衛隊の能力ではもう限界じゃないか!米軍の主力がくるにはあと
 二週間はかかるんだぞ!」
「総理。私が先日言ったことを覚えておりませんか?」
「なんだ、統幕議長。」
「日本の切り札ですよ。本当はもっと戦況がひっ迫してから使うつもり
 でしたが、今使用することで少なくとも北海道での核使用を阻止する
 ことが出来るかもしれません。米軍がくるまで反乱軍を食い止めて
 見せます。」
「本当に出来るのか?」
「信じてください」 
345333:2001/06/30(土) 18:00
>>343 は放置(^_^;)

日本の切り札のアイデア募集します(笑)
NBC兵器はなしということで
346名無し三等兵:2001/06/30(土) 18:04
地雷猫
347名無し三等兵:2001/06/30(土) 18:22
>>333
世界に先駆けて完成させた戦術用純粋水爆。
どうっすか?
348名無し三等兵:2001/06/30(土) 18:47
〔統幕議長、防衛庁からお電話です。〕

統幕議長です・・何!スーパーXを出撃させる!?

総理『スーパーX・・?』

自衛隊が開発していた多目的防衛攻撃能力を備えた新兵器で
原発事故や核兵器による攻撃を想定して強力な、カドミウム弾を
装備しています。最大な特徴は火器兵器ではなく、すべては冷凍兵器
である事

総理『冷凍兵器・・』

メイン砲は超低温レーザー光線で−205℃まで瞬間冷凍が
できるそうです。

総理『で、誰が出撃を?』

それはあの漢しかいないでしょう!

ってどうよ?ってこれじゃゴジラか
349名無し三等兵:2001/06/30(土) 18:49
01式メーサー殺獣砲車
350名無し三等兵:2001/06/30(土) 18:50
メーサータンクにスーパーX・・・
これで日本も安泰だ!
351名無し三等兵:2001/06/30(土) 18:52
ガルーダやモゲラを忘れるな!!
352名無し三等兵:2001/06/30(土) 18:53
場の雰囲気を読めない奴がこういうネタを出してくる
353名無し三等兵:2001/06/30(土) 19:03
新型爆弾搭載のF−2はどうよ?
354tcns003.zaq.ne.jp:2001/06/30(土) 19:06
>>332
まとめあぷしてもいいんだけど、どういう風にしていいのか迷う、、
355245:2001/06/30(土) 19:06
>>337
「グッドイヴニング、ボーイさん」
彼の肩を叩いたのは、少なくとも1週間前まではシマダと名乗っていた男だった。

俺はレストランの従業員じゃねぇ、ボウイだ。
彼-ボウイ-は、内心でこっそりつぶやいた。
シマダに限らず、彼の名前をきちんと発音する日本人は意外なほど数が少ない。
しばらく前まで、主に六本木を根城にして女衒まがいの仕事をしていたとき、
付き合いのあったヤクザのワカシュガシラくらいなものだった。

そのワカシュガシラがタイでチンピラに撃ち殺されて以来、彼のことをボウイと
正確に呼びかける日本人はいない。

まあ、仕事は仕事だ。ボーイでもボウイでもどっちでもいいか。
ボウイはわずかに唇をゆがめ、立ち上がった。
「で、シマダさん、今日呼び出したのは何だい?」
356245:2001/06/30(土) 19:16
>>355
シマダは、爬虫類か魚類を思わせる顔立ちに酷薄そうな笑みを浮かべていった。
「いつものとおり、トラブルシュートって奴だ」
ボウイは煙草を灰皿に捨て、新しいハイライトに火をつけた。
日本にきてからというもの、祖国アメリカの銘柄とはさっぱり縁がない。
金がないわけではないが、なんとなくマールボロやラッキーストライクに
手を出す気にはなれなかっただけだ。

「で、相手はどこの人間かな?」
ボウイはたずねた。
シマダが持ち込んでくる仕事は、ほぼ例外なく外国人と彼とのトラブルだ。
最低でも、相手が何語を話すか把握しておかないと、仕事にならない場合もある。
シマダは無表情のままいった。
「中国人さ。女だよ」
357名無し三等兵:2001/06/30(土) 19:29
>>345
予備自衛官
358名無し三等兵:2001/06/30(土) 19:32
チンポを伸ばすな
359245:2001/06/30(土) 19:36
>>356
シマダとボウイは、肩を並べて歩き出した。
かたや小柄な黄色人種、かたやプロレスラー並みの体格を有し、
ニューヨーク・ヤンキースの帽子を目深にかぶった白人の取り合わせは、
幾分奇異な感じを周囲に与えてはいたが、注目するものはいない。
シマダは、みちすがら状況を小声で話し出した。

まあ、その女は半年ほど前からウチの店で働き出した子でね。
なかなかサービス精神旺盛で客の受けもよかったんだが、先週
から出てきやがらねぇんだ。
電話したり、直接尋ねたりもしたが、いっこうにらちがあかない。
そんで、ボーイさんに見つけてもらおうと思ってね。
なんたって、ウチはあの女に1000近い貸しがある。焦げ付いたままにゃして置けない。

ボウイはたずねた。
「よそに引っこ抜かれた可能性は?」
それだけ人気があれば、ありえない話ではない。
日本人同士の話なら、たいていは金でケリがつく。
しかし、シマダはあっさりと首を横に振った」
「それはない。調査済みだ。そうでなくても、最近は中国系とかロシア系は新規雇用を皆嫌がる。」

これも戦争か。
ボウイは苦笑した。
360245:2001/06/30(土) 19:47
>>359
ボウイたちは、女の住まいの前にたどり着いた。
「あんたのとこじゃ、店の女の子はこういうところに住まわせているのか?」
ボウイは、それなりに設備の整ったマンションを眺めて、さすがに驚いた
ような表情を浮かべた。
「従業員の福利厚生の充実は、ウチのモットーだよ」
幾分得意そうな口調で、シマダはいった。
エレベーターで5階まで上がり、目指す部屋の前に立つ。
「鍵は・・・・・」
言いかけたシマダを、ボウイは制した。
「静かに。メーターが回ってる」
361245:2001/06/30(土) 20:03
>>360
目をむいたシマダに、ジェスチュアで鍵をよこすよう伝えた。
シマダからうけとった鍵を、音を立てないように差し込む。
だが、鍵は途中でひっかかってしまった。
『どうだ?』
声には出さず、シマダが問い掛けてくる。
ボウイは首を振り、鍵を返した。
『鍵をとりかえてやがる』
瞬時に凶悪な顔つきになったシマダを横目に、ボウイは金属製の
細長い棒を1組取り出した。

ピッキングは、あまり好きじゃないんだよな。
ボウイは心の中でぼやきつつ、ピックとテンションを鍵穴に差し込んだ。
362245:2001/06/30(土) 20:17
>>361
2年程前、ウォンという中国人から教わったピッキングは、こういうケースでは
実に有効だった。
そのごつい手にはふさわしくないと思われるほどに素早い手つきでダブル・ピン
・タンブラー錠のピンをすべて解除し、ピックとテンションを引き抜く。
『どうぞ、鍵は開いたぜ』
顎でドアを示して、ボウイはささやいた。
とたんに、シマダは突風のような勢いでドアを開け、土足のまま中に踊りこんだ。
ボウイは、その後からことさらゆっくりと中に入った。

なんにせよ、あんまり今回の仕事は金にならなさそうだな。
そんなことを思いながらボウイはリビングにむかった。
「シマダさん、今回の仕事だが」
15くらいでいいぜ、と言いかけたとき、ボウイはシマダが部屋の前で
硬直しているのに気がついた。
363245:2001/06/30(土) 20:28
>>362
「シマダさん、どうした?」
ボウイは訝しげな表情を浮かべ、シマダの肩越しに部屋を覗き込んだ。
寝室と思しき部屋の中では、どうみても愛想のいい中国人女性には見えない人物が
蒲団の中で横たわっていた。
怪我をしているらしく、包帯が胴体や手足にぐるぐる巻きにされ、顔色は紙のように
青白い。
「シマダさん、あんたの探していた人間はこいつか?」
わざとまじめな表情を作って、ボウイは問い掛けた。
「知らん、はじめてみる顔だ。それに、先週部屋に上がりこんだときはこんな男」
状況をさっぱり把握できないシマダがやや困惑気味にそこまでいったとき、
玄関口で物音がした。
364名無し三等兵:2001/06/30(土) 20:34

日本時間6月30日午後、CNNは米政府消息筋からの情報として
ロシア極東部において、旧体制派による独立の動きのあることを報道した。
365245:2001/06/30(土) 20:44
>>363
ボウイとシマダは玄関を振り返った。
そこには、ショートボブで小柄な女性が、魅力的な顔立ちを恐怖に
引きつらせて立っていた。
ボウイが何かいいかけ、それに呼応するかのように女性が身を翻したとき、
シマダはその外見からは信じられないほどのスピードで玄関に向けて突進した。
玄関から数メートルほど走り出た女性の肩口をつかみ、そのまま部屋の中へと連れ込む。
366245:2001/06/30(土) 20:56
>>364
中国語を話せないシマダにかわり、ボウイが女性に問い掛けた。
「お嬢さん、どうして勤め先を無断欠勤したりしたんだ?
君の雇い主は、大変気分を害している。ここはひとつ、正直に
事情を説明すべきかと思うが?」
シマダは、無表情で腕組みをして2人のやり取りをみている。
女性はしばらくの間無言で押し黙っていたが、ボウイが「雇い主」が
不義理を働いた従業員に対してどんな仕打ちをするか懇切丁寧に解説すると、
少しずつ口を開き始めた。
367245:2001/06/30(土) 21:34
>>366
「一体どういうことなんだ?」
シマダは、今や苛立ちを隠そうともしないでボウイにたずねた。
ボウイはゆっくりと立ち上がり、シマダに向き直った。
「どうやら、彼女を日本に連れてきた奴から命令されたらしい。
事情はよくわからないが、指定された場所に向かったらこいつが
虫の息で倒れてたんだそうだ。
で、怪我が治るまでここで看病するとか言う話になったらしい。
鍵を変えたのも、そいつの指示だとさ」

シマダは、信じられないといいたげな表情を浮かべた。
しかしながら、言葉がわからない以上、それを問い詰めることもできない。
なにより、寝室にいる怪我人の存在が、事態を雄弁に物語っていた。

「とりあえず、男の持ち物は寝室のクローゼットに隠してあるとのことだ。
それをみてみよう」
ボウイはシマダに言った。
368333:2001/06/30(土) 22:00
ロンドン MI6本部
「極東から興味深い情報が入ってまいりました」
「共産主義者の亡霊が復活したって話はもう聞いてるぞ」
「その共産主義者の葬式の方法が決まったようなんです」
「プ〜チンが腹をくくったのか?」
「日米首脳にも極秘裏に裏を取った模様です。」
「で、プ〜チンはどうするつもりだ。まさか「元」自国民の
 頭上で大気圏内核実験でもするつもりか?」
「そのまさかです。」
「正気か?」
「クレムリンの信頼できる筋からの情報です。90%以上事実でしょう」
「とにかく首相に連絡する。EUとしても無視できる情報ではない」
369パクリダゾン・タイド:2001/06/30(土) 22:09
ロシアが核打つことになった場合は、
プーチンの密命を受けた
ラミウス艦長率いる、新型ミサイル原潜レッドオクトーバーに、
通信装置故障中の海自潜水艦が迫るってのキボーン
370名無し三等兵:2001/06/30(土) 22:16
刻々と迫り来る核攻撃の開始。
日本、アメリカ、ロシアに打開策はあるのか?

こうご期待
371:2001/06/30(土) 22:36
「本日は山陽新幹線をご利用いただきありがとうございす、この列車は・・・」
のぞみ28号東京行きが新大阪駅を出発したのは定刻より約2時間遅れの午後10時前である。
九州方面が戦争の為不通になってから、山陽新幹線は全て広島で折返し運転を行っていた。
連日のテロ対策のための徐行運転や停電による信号機の故障などで当然ダイヤは乱れ、
新大阪から東京まで倍の6時間以上かかるのも珍しい事ではなくなり、新幹線は連日終夜運転を行っている。
戦火を逃れた人々や軽症の傷病自衛隊員などで、どの列車も100%を超える乗車率を記録し
のぞみ28号も例外ではなく、満員の乗客を乗せて東京までの長旅に出発した。

3号車に乗っていた男女7人のグループが席を立ったのは列車が米原駅を通過してすぐの事であった。
彼らはそれぞれ腕に赤いスカーフを巻いて手にはAK47を握り締めており、
その中の2人は体に大量のダイナマイトを巻きつけていた。彼らは銃を乱射しながら
運転席、車掌室などに乱入し列車を停止させ占拠した。車掌室の無線で総合運転司令室を
呼び出し、あらかじめ録音していた日本語の犯行声明文のテープをながした。
日本からの米軍の即時全面撤退と日本の無条件降伏を要求する内容で、今から一分毎に
乗客一人を殺害すると締めくくられていた。

事件は即、内閣危機管理室に伝えられ、総理は即座に特殊急襲部隊SATの投入を決定、
大阪府警第二機動隊内の二個班がヘリで現場に急行した。

車内では予告どうり一分毎に一人ずつの乗客が射殺されており、
さらに迷彩服のまま乗っていた自衛隊員や携帯電話で車内の状況を警察に連絡していた者
非常コックでドアを開けて脱出を試みて運悪く見つかった乗客も既に犠牲になっていた。

SATの情報班によって犯人の人数や車内の状況が明るみになり、一刻の猶予も無いと判断し
最後尾16号車より突入を開始した。犯人二人目を射殺した時点で犯人グループに突入が発覚し
乗客に向かって銃を乱射、さらに一人がダイナマイトで自爆し9号車は大破した。
最終的には犯人グループ全員を射殺し事件の幕は閉じたのだが、払った代償はあまりにも大きかった。
この列車に乗っていて無傷で東京までたどり着けたのはわずか4分の1の乗客だけであった。
372333:2001/06/30(土) 22:50
統一朝鮮 臨時首都 ソウル 青瓦台
「日本における我が英雄たちの戦果です」
「それにしても日本はしぶといな・・・」
「予想外でした、これだけのテロ・・・もとい英雄的作戦は
 必ずしや日本人民の士気をどん底まで貶めるはずでしたが・・・」
「それもこれも小泉とかいう指導者があの国会爆破でも悪運よく
 生き延びているからだ」
「・・・では次の目標は」
「その通り。小泉の首ひとつ。奴を殺れば日本は崩壊するだようよ」
373:2001/06/30(土) 23:01
山陽新幹線→×
東海道新幹線→○
すみません、間違えました・・・。
374245:2001/06/30(土) 23:22
>>367
新宿歌舞伎町のはずれに建っている、薄汚い雑居ビルの一室に、
ボウイとシマダはいた。
シマダは安物のソファに身を沈め、さきほどからこめかみに右手を
当ててしきりに何か考え込んでいる。
ボウイは窓際にたち、この日三箱目のハイライトを半分ほど空にしつつあった。

長い沈黙を破ったのは、シマダだった。
「・・・・・・ボーイさん、このブツ、どうしたらいいと思う?」
テーブルの上にある「ブツ」を、途方にくれたような表情で指差す。
テーブルの上にあるのは、サイレンサー付きの22口径、見るからに
怪しげな直方体の塊が数個、電気コードが1巻き、ヒューズににた何かが
1ダース詰め込まれた小さな箱、そして意味不明の数字やアルファベットが
ぎっしり書き込まれた手帳。
「あの男、最初は俺たちの同業者かと思っていたが」
シマダは、22口径を手にとって言った。
「だが、兵器に詳しい若いのに聞いたら、こいつぁ爆弾だっていうじゃねぇか」

「軍用のプラスチック爆薬だな。それだけあれば俺もあんたもビルもろとも確実に
あの世にいける」
ボウイはこたえた。
375245:2001/06/30(土) 23:31
>>374
「ニュースでもやっていたが、最近中国や朝鮮からの工作員が随分派手に
やらかしてるらしい。
彼らにしてみれば、3Aで存分に暴れている大リーガーみたいなもんだろうがな」
ボウイがさらにいうと、シマダの渋面がますます大きくなった。
「やれやれ、俺のシマに工作員がね・・・・警察に通報するべきなんだろうな。
善良な一市民としてはよ」

ボウイはそっけなくこたえた。
「その辺の判断は俺がするべきもんじゃない。あんただよ、シマダさん」
シマダは苦笑した。
「ま、そりゃそうなんだが。だけど、こういう状況になっちまうと、次の
ビジネスに影響あるんじゃないかと思ってよ。」
「次のビジネス・・・・・?」
ボウイが問うと、シマダは苦笑を引っ込めた。
「ああ、次も、あんたにちょっと一肌脱いでもらおうかと思ってね。」
376245:2001/06/30(土) 23:42
>>375
「このブツであれこれ考え込んでるところを見ると・・・・・戦争に関係する話か?」
ボウイはカマをかけた。
シマダは、あっさりうなずいた。
「そうだ。戦争というチャンスを生かさない手はないからな。」
「だが、工作員うんぬんで迷っているところを見ると、日本のためにはならない、か?」
「まあね」

しばらく、沈黙が落ちた。
その間、ずっと22口径をもてあそんでいたシマダは、やがて表情を硬くしていった。
「ま、このブツはサツに持っていかせるよ。さすがにかくしときたくないからな。
それに、サツがこっちの腹を探りにきても、そのころにゃ俺らはここにはいない」
シマダの口調は、すでにボウイがこのビジネスを引き受けたと言う前提に立ったものだった。

「それがいいと思う。で、次のビジネスはどこなんだ?」
ボウイはシマダに向き直ってたずねた。

シマダは、ニヤリと笑っていった。
「北海道さ」
377名無し三等兵:2001/07/01(日) 00:03
日本が滅びるかも…
378名無し三等兵:2001/07/01(日) 00:21
めがね、はちまき、ボウイの3人が反乱軍をどうにかして食い止める展開きぼんぬ。
379埼玉県のどこか:2001/07/01(日) 00:27
コードネーム”オメガ”駐屯地
「・・・そこで我々はロシアの核ミサイル基地を攻撃し・・・」
「我々って誰のことだ?」
「俺たちのやることじゃないよな。正規軍の仕事だ。」
「おまえたちが1番経験が豊富だからだ。出発は今夜だ!」
380名無し三等兵:2001/07/01(日) 00:28
「これは私の推測だが、まもなく朝鮮半島は海底に沈む・・・」
381オレ:2001/07/01(日) 00:43
この一連の戦いをなんと呼ぶか決めようぜ!
戦時中版と、戦後版で
戦後だったら、
「大祖国防衛聖戦」とかどう?
382オレ:2001/07/01(日) 00:47
占領地外伝@序盤の話し
九州の占領地域で、虐殺もあったが、熊本方面に展開した
金大将の占領政策は、寛容であった。彼は虐殺を
禁止し、他の占領地域から逃げ込むものもいて、それをも
受け入れていた。彼は金さんとして、慕われて、戦後、国際
戦犯として、死刑を言い渡されたが、もと占領地域の人々の
助命運動で救われた。しかし、八幡や、大牟田は悲惨であった・・・
383333:2001/07/01(日) 00:50
>>381
第二次朝鮮戦争→日本本土防衛戦争
あんまり華美な名前は駄目なような気がする
384オレ:2001/07/01(日) 00:50
記者「あぁ、見てください!!!!朝鮮兵が退却していきます!
我らが自衛隊は新たなる活路を切り開きました!!!!
自衛隊の爆撃機(民間風)が大砲で攻撃しています!!!!」

・・・この列の中に、はるかなる祖国の妻を思いながら、
死んだ一人の兵士がいた・・・
385名無し三等兵:2001/07/01(日) 00:56
>>384
それが戦争・・・か
386オレ:2001/07/01(日) 00:59
>>384
続きを書こうと思ったが、思いつかん。
放置。
勝手に続き書いてもいいぞ
387333:2001/07/01(日) 01:00
ロシア ウラジオストック
「書記長。気になる情報があるのですが。」
「なんだ」
「ヨーロッパとアメリカの両方から入った情報です」
「モスクワは我々の独立を断固認めないという方針を固めたようです」
「それは最初から折り込みずみだ」
「それだけではありません。モスクワは我々を攻撃する模様です。」
「どうやって、我々とモスクワの間には永久凍土の泥沼が広がっている
 攻撃するとしたら。空爆かいっそのこと核で我々を吹っ飛ばすこと
 くらいしかできんではないか」
「モスクワは核の使用について日米首脳と極秘裏に交渉した模様です」
「・・・なんだと?プ〜チンは自国民の頭上に核を降らせるつもりか」
「いくつかわたくしが対策を考えてまいりました。」
「聞かせてもらおうか・・・」
388名無し三等兵:2001/07/01(日) 01:18
>>381
「太平洋戦争」、「湾岸戦争」みたいに単純な方がリアルだ。

千島から台湾までカバーできる
「極東戦争」なんてどうかな?
389245:2001/07/01(日) 01:20
>>384
兵士は、仰向けに横たわりながら、空を見上げていた。
腹部には、自衛隊の支援戦闘機が投下した爆弾、その弾片が深く食い込み、
とめどなく出血している。
部隊の衛生兵は、一目見ただけで悲しげに首を振り、彼のもとを去った。
「イルボンインの慈悲に期待しろ。俺たちには、もうおまえに止めをさせる
弾丸すら残ってない」
彼の台詞が、どうしようもなく重い。

妻よ・・・・・・娘よ・・・・・・父さんは、おまえたちから遠く離れた異国の地で、
今死んでいこうとしているよ・・・・・。

彼の脳裏には、この世に生を受けてから今に至るまでの26年間が途切れ途切れに
よみがえっていた。
 力と度胸がすべてであった少年時代。
 生まれてはじめての淡い恋心を抱き、はかなくも敗れて涙した学生時代。
 徴兵され、人を殺すための訓練を積み重ね、そして再び社会に戻っていった青年時代。
昨年、近所の幼馴染と結婚し、娘を授かった。
幼馴染は、彼が結婚の申し込みをしたとき、頬を赤らめて無言でうなずいてくれた。
仕事も波に乗り、上司はにこやかに彼の出世を約束してくれた。

だが、すべては失われてしまった。
半月前、定例の予備役訓練に顔を出したとき、理由もわからないままに基地に閉じ込められてしまった。
そして、わけもわからないままに、普段は意識したことすらない隣の島国に
銃を担いで出かけるはめに陥った。

普段は、彼は人が苦しむ顔を見るよりは自分が余計な苦労を背負うほうを望む人間だった。
だが、戦場では、おそらく妻が知ったら気が狂うような蛮行をも平然となした。

これは、報いなのだな・・・・・・。

彼が薄れゆく意識の中、そう悟りかけたとき、ふいに耳元で誰かが叫んだ
薄目を開けると、嫌に派手なワンピースを着込んだ女性が、彼の口元に何かを突きつけている。

「今のお気持ちはどうですか、侵略者さん?」
390オレ:2001/07/01(日) 01:33
245殿、ありがとうございます
391333:2001/07/01(日) 01:52
>>389
その女の手を荒々しく掴む手があった。
「なにするんですか!」せっかくの特ダネを奪われた彼女は
怒りを込めて叫んだ。

その手は先程まで闘っていた自衛隊員だった。
「この男は捕虜だ、民間人は離れていろ!」
自衛隊員の剣幕に女は仕方なくその場を立ち去った。

「傷の具合はどうだ?」自衛隊員の口から韓国語が
聞こえたので兵士は驚いた。
「なんで・・・韓国語を・・・」兵士はかすれた声でたずねた
「俺は在日3世だ。大阪に住んでいたが今回志願して入隊した」
「なぜ、祖国と闘うのだ」兵士はとがめるようにいった
「俺の祖国は韓国と日本両方だ。何故日本についたかといえば
 それは日本に守るべき人がいるからだ。」隊員はゆっくりといった
「君は幸せものだ・・・」兵士は苦しげにいう
「我々は何を守るかもわからないままここまでやってきた・・・」

「最期に頼んで良いか?」
「なんだ」
「俺は・・・もう長くない・・・君にとどめをさして欲しい・・・」
「・・・」
「これを・・・戦争が終わったら・・・妻子に・・・届けて欲しい・・・」
「わかった・・・」

戦場に一発の銃声が響いた。
392:2001/07/01(日) 02:17
潜行中の海自の第一・第二潜水隊群より入電!
豊後水道にて中国軍上陸部隊を多数確認との事!

「なだしお」・花澤一等海士:
「中国さん、今度は本気のようだな。だがパンダは海には不向きだと
いうことを教えてやるかっ!」
393名無し三等兵:2001/07/01(日) 02:34
「ふふふ、先行者第1部隊、突入開始!」

ついにあの恐怖の兵器が投入されたのです。
394名無し三等兵:2001/07/01(日) 03:20
>>393
馬鹿なレス使えるからとまっちゃったじゃねえかボケッ
395オレ:2001/07/01(日) 03:24
オレもそう思う
396遠賀会戦:2001/07/01(日) 04:23
敵の北側先鋒が玄海町に差し掛かったところで,重迫が火を吹いた。
まったくの、嫌がらせに過ぎなかった。誘導弾があるわけでもなく、また満足な数が
あるわけでもない。しかし祖国防衛の美名の元、隊員達の執念であるかのように、
訓練でも見せたことのないすばやい動作で作業を繰り返す。

初弾、次弾で弾着修正を行い、すぐに効力射に移る。斉射は5発で終了させ、
即座に岡垣中学校から岡垣東中へ砲撃陣地を移動した。その間、野戦陣地では
弾薬の受領を終わったものから配置につき始めていた。現在防衛線から北側の敵
までの距離は約10キロ。BMPに跨乗した敵なら10分もかからずに到達する。
再度の砲撃まであと3分。偵察からは、敵の先鋒中隊に対し壊滅的な被害を与えたものの、
進撃の速度が鈍っただけであったという。120ミリを5,60発打ち込んだだけであるが、
以外と大きな効果が得られた。しかし、装甲車は全て無傷との事であった。

「まさか、実践を経験することになるなんてな・・・.」
部隊配備についたばかりの2士からベテランの幹部まで、みながそう考えていた。
しかし、誰も怖いとか、逃げようとか言うものはいない。不思議なことであった。
しかし、彼らは見ている。逃げようと必死になっている市民の姿を。そして、
行軍の間、何回か一般の市民から差し入れをもらったり、励まされたりしていた。
なかには、義勇兵としてともに戦いたい旨申し込むものも少なくなかった。
小倉以外での反自衛隊感情は弱いとは言え、ここまでたよりにされたことは
まったきの初めてであった。初めて感じた国民からの付託。今まで架空のものでしかなかった
戦場。守るべきものを無理やり見せ付けられたような、様々な経験を
わずか半日でしてしまった。これで敗退などしたら、石を投げつけられるな、と
誰かが冗談混じりに呟いた。

「連隊長、後続からの装備も含め、所定の位置に全て配置完了しました」
連隊幕僚から報告があがる。連隊長は、ああ、と短く答えた。
「なあ、松方君」
「はい、連隊長?」
連隊長は、意地悪な色をひとみに浮かび上がらせたまま尋ねた。
「これで天皇陛下から激励の電信一本でも入ったら、しゃれにならない状況に
必然的に追い込まれるとは思わないかね?」
397深夜の電話:2001/07/01(日) 09:29
「既に川村からは協力を取りつけた。君にも協力してほしい」
「・・・」
(川村兼造を口説き落としたのか、するとあいつが会長の旭川アイヌ協議会は
ロシア反乱軍につくということか。ウタリ協会とあわせればアイヌの大半をとりこめる、
というわけだな・・・)
「明日の夜返事をしよう」
「了解した。良い返事を待っている」(がちゃ)
すぐに笹川は各地の有力者宅に電話した。
398149、150、221、236:2001/07/01(日) 10:34
第2護衛隊群海戦記
空自の活躍で、北九州上空の制空権は我が方が握った。
米機動部隊により南西諸島と日本海からの補給路を絶たれた敵は、
最後の輸送手段として高速艦艇をもって朝鮮半島西岸づたいに物資を輸送する「ネズミ輸送」を開始した。
これを阻止すれば、北九州の敵軍はまったく孤立無援となる。
敵の高速輸送部隊を撃滅しなくてはならない。
しかし空自は南西諸島や対ロシアの作戦に忙しく、支援戦闘機を回せないと言う。
したがって、これは戦争当初から失態続きの海自の仕事だ。
だが海自も、潜水艦部隊やP3Cは忙しかった。
頼みの綱は水上部隊だけだ。
夕刻、内海西部を出撃した「くらま」以下5隻の水上部隊は、関門海峡を通過、
深夜、響灘を経て玄界灘に突入した。
壱岐の西方海上で哨戒ヘリが敵艦数隻を探知。
待ち受ける中国艦艇だ。関門海峡通過の際、敵の沿岸監視員が報告したのだろう。
電波封止のまま、ヘリのデータリンクを頼りにSSM発射。
漆黒の闇に凄まじい炎を上げながら、SSMは次々と天空に消えていく。
「ヒット!ヒット!」対潜ヘリからの報告。
「やったー!」CDC内で歓声が上がる。
暗がりでよく見えないが、群司令は黙ったままだ。
部隊は速力28ノットで西進を続ける。水平線に撃破した中国海軍の駆逐艦数隻が見えてくる。
紅蓮の炎が玄界灘を染めている。
突然、ミサイル警報。敵のミサイル艇らしい。小島が多くヘリで探知できなかったのだろう。
電波封止解除。各艦一斉に対空レーダー作動。
闇に溶け込んでいた「こんごう」から炎が上がる。
やられたのではない。ミサイル迎撃のためにSAMを発射しているのだ。
一発の敵ミサイルが「ゆうだち」に接近する。CIWSの一条の弾道が天空に向けて放たれる。
撃墜。それ以上のミサイルは来なかった。一瞬探知した敵ミサイル艇も再び小島群に紛れてしまった。
再び電波封止。
こちらも小島群を巧みに利用して、敵の探知を避ける。
レーダー無しの航海だ。
艦橋では海図と格闘している航海長の横顔が、僅かに灯りに浮かんでいる。
航海長の補佐を受けた艦長は、島や僚艦と激突しないよう、矢継ぎ早に進路や速力を指示する。
対馬と五島の中間で、敵高速輸送部隊を探知。
再びSSM発射。敵数隻を撃破する。しかし撃滅ではない。
CDCから群司令が艦橋に上がってくる。
群司令「艦長、敵撃滅を期し、さらに追尾する。砲撃戦だ」
艦長 「わかりました」
「本艦はこれより、敵水上部隊を追撃する。咄嗟砲戦に備えよ」艦内マイクが響く。
部隊はSSMで炎上した敵艦艇の間を通過する。
「右20度、艦影見ゆ!高速で航行中!突っ込んでくる!」
暗視装置に取り付いたウイングの見張員が叫ぶ。
「咄嗟砲戦!右砲戦用意!」
艦長が叫ぶ。群司令は黙ったまま椅子に体躯を沈めている。
暗闇のため、目の前の5インチ砲が旋回しているのも見えない。
後続艦も見えないが、ついてきている。
「被弾に備えろ!」
艦長が指示する。部隊は敵艦艇との砲撃戦に入ろうとしていた。
399331:2001/07/01(日) 10:41
「番組の途中ですが緊急ニュースをお伝え致します。
ただいま入りました情報によりますと、NHK帯広放送局など数カ所が襲撃を受けている模様です。
すでに占拠された、との情報もありますが真偽は不明です。詳しい情報がまた入り次第お伝え致します。」
「あっ、NHK帯広とつながったようですので、話をしてみたいと思います。
もしもし?あれっ」(ピーガガっっ)
「だれですか?あなたたちは」(なんだこの黒マスクの男たちは?)
「われわれはアイヌ民族解放戦線だ!! NHK帯広放送局は俺たちが占拠した。」
「えっ・・・」(一気に青ざめるキャスターたち)
「まもなく他の各地も占拠する。北海道はわれわれのものだ。腐った日本人どもは出ていけ!」(ぶちっ)
「・・・」(キャスターたち沈黙)
笹川は思わずつぶやいた
「困ったことになった・・・」(若手が勝手に動き始めてしまった・・・)
400名無し三等兵:2001/07/01(日) 10:58
>>399

外からは、ロシア極東軍、中国、朝鮮からの攻撃、
内からは北海道で、少数民族の独立ほう起?

戦争相手国の戦意を削ぐ有効な手段として内乱を煽るのは
日露戦争で日本がやった方法じゃないか。(w

このぶんだと、北海道より独立志向の高い沖縄も続くのか?
日本ぴーーんち!

今度の展開がひじょうに興味深い。
401名無し三等兵:2001/07/01(日) 11:12
>>400
この状況で少数民族の独立ほう起って、現在の日本でも有りうることなんでしょうか?
利用されるって思うんじゃないでしょうか?
ロシア極東軍の攻撃でアイヌの人達にも少なからず死傷者がでてるだろうし・・・。
402331:2001/07/01(日) 11:15
「参謀長殿!」
「なんだ?」
「クリル人たちが放送局を占拠したそうです。」
「ほう、そうか。ガスパジンカワムラを拘束しろ」
「えっ?いまなんとおっしゃいました?」
「聞こえないのか?ガスパジンカワムラを拘束しろ」
「ははっ」(走って立ち去る)
ユーリー・ガガーモフは無気味な笑いを顔面に浮かべた。
ポーランド解放のときにレジスタンを見殺しにしたように
クリル人(アイヌのロシアでの呼称)も見殺しにするつもりだった。
せっかく手に入れた土地に先住権を主張するヤツラがいてはやりづらい。
はじめからクリル人と日本人の間で潰しあいさせるつもりだったのだ。
それを悟られてはまずい。
すでに旭川の自衛隊基地からごっそり武器も頂戴したし、旭川と
札幌の間の最大の難所、カムイコタンも多少の犠牲は払いもしたが
通過した。案内役としてもはや川村には用はない。とりあえず静かに
しておいてもらおう。
ユーリー・ガガーモフの目には前方にまっすぐ伸びる39号線と
右手を蛇行して流れる石狩川がまぶしかった。
403名無し三等兵:2001/07/01(日) 11:16
>>401

あまり細かいこと気にしてちゃ、楽しくなくなるよ。
なんたって、リレー仮装戦記なんだから。
404名無し三等兵:2001/07/01(日) 11:21
>>403
失礼しました。
でも、アイヌの人達の扱いが・・・。
405331:2001/07/01(日) 12:39
「参謀長殿?」
「なんだ?ガスパジンカワムラは拘束したのか?」(まさか逃げられたのでは)
「実はガスパジンカワムラは滝川市街に入る前に、俺が砂川や歌志内のアイヌを
説得してくると言って先に行ってしまったそうです。」
「・・・」(しまった逃げられた)
そのころ川村は砂川や歌志内に行くどころか39号を逸れて右に曲がり
石狩川を越えて新十津川から札幌まで伸びる国道を爆走していた。
家族や親戚はもう大雪山系に身を隠しただろうか。
それだけが気がかりだ。
彼は携帯電話を取りだし、話し始めた
「おい、笹川か?川村だ」
「なに?今どこに居る?露助の味方しているんだって?」
「今詳しいことは言えないがあいつらの話に乗るなよ。じゃあな」
「おい・・」(ぶちっ)
とりあえず探知されていないはずだ。札幌へ急いで長老たちに
関わり合いにならない用に説得しなければ・・・
終戦後樺太で同胞が日本軍の間諜扱いを受け処刑された歴史を
彼は忘れたわけではなかった。日本軍だけではなくロシア軍の
手先になるのも真っ平ごめんであった。
406海の人:2001/07/01(日) 17:45
>>384,>>389,>>391
 ・・・泣けたρ_;)

>>398
 うを、海自関係の仮想小説で艦内号令詞がまともなの初めてみました(笑)
 米留でASUW戦課程を経た人が「前にしか大砲ないからやりにくいんだよな」
と言っているのを聞いたことがありますので、これからはじまる水上戦闘の
描写楽しみにしてます。

>>331,>>397,>>399,>>402,>>405:331さん
 西村寿行調でいいですね。
 単なる危機一髪のみならず、ロシア軍への復仇しちゃったりなんかするん
ですか?
407398:2001/07/01(日) 19:16
「撃ち方始め!」艦長の号令が飛ぶ。
右舷側に指向していた2基の5インチ砲が発砲を開始する。
凄まじい発射焔だ。視界全てがオレンジ色の炎に支配される。
一瞬、艦橋の男たちの緊張した表情が闇に浮かび上がる。
炎をまともに見ていたら網膜がおかしくなってしまう。
砲身の下から排出される空薬莢が、乾いた金属音を立てながら甲板を転がる。
「51番、52番砲、射撃開始」
最初の数射は命中しなかった。
艦橋トップの射撃指揮装置に座る砲術長は、高速航行の突風と火薬臭い発射煙に叩かれながら
射撃緒元を修正しているに違いない。
後続の「こんごう」「さわかぜ」も発砲している。
少し遅れて、さらに後続の「ゆうだち」「きりさめ」も撃っている。
白波を蹴立てる諸艦の艦影が、発射焔で一瞬だけ出現する。
部隊が射撃を開始して1分も経たずに、敵艦から炎が上がる。
こちらの砲弾が命中したのではない。敵も撃っているのだ。
残った3隻程度の敵駆逐艦も必死だ。
補給物資を積んだ4隻程度のフリゲイトを避退させるために懸命に応射してくる。
水柱が「くらま」の周囲に吹き上がる。水しぶきが艦橋窓を叩く。
「敵艦被弾!」見張りが叫ぶ。
ひときわ明るい炎が敵艦を包む。旗艦と思われる敵の先頭艦だ。
発射する機会の無かったミサイル・ランチャーに被弾したのだろう。
5インチや3インチの砲弾の威力だけでは、到底不可能な爆発だ。
見る見る行き足を失って、燃えながら落伍していく。
残りの2隻も懸命に撃ってくる。
「くらま」の周囲に落下する敵弾もかなり近くなってくる。
吹き上がる水柱に負けじと、5インチ砲は射撃を続ける。
吹き曝しの見張員や射撃指揮装置の砲術長らはズブ濡れになっているだろう。
優勢だった。装備も錬度もこちらが優れていた。
敵2番艦も被弾し、燃え上がる。
その時だった。大気を切り裂くような鋭い飛翔音が、響いた。
ズバンッ!炎が視界すべてを支配する。窓ガラスが一斉に叩き割られる。
見張が爆風に薙ぎ倒される。
敵弾が艦橋基部に命中したのだった。
408407:2001/07/01(日) 19:44
「どこだ?どこがやられたんだ?!」
応急指揮所で、応急長の1尉が苛だたしそうに聞いた。
「前部、応急指揮所、被害探知を急がれたい」
無電地電話を被った伝令が、前部応急班に聞く。
前部と後部の応急班は前後から被害箇所を探知する。
応急長は落ち着かない表情で、通路に顔を出し、爆発音のした前部方向を見る。
閉ざされたいくつかの防水ドアの向こうでは何が起こっているのか。
やがて報告が上がってくる。
伝令の報告を、ベテランの応急士の准尉が記録板にチャイナペンで被害を書き込んでいく。
「被害箇所はアスロック弾庫および2甲板士官室周辺、付近は火災の模様、熱気と煙が充満している」
応急長は応急班に指示を出しながら思った。
(幸い、誘爆はしなかった。弾庫への延焼だけは防がなくては・・・)
同じ機関科運転指揮所に位置する電機長が、寸断された電路を復旧しようと電路監視盤と格闘している。
ダメージコントロールが始まった。
409名無し三等兵:2001/07/01(日) 21:18
398さん、もしかしてプロ?
410408:2001/07/01(日) 21:24
>「前部と後部の応急班は〜」は
 「前部と中部の応急班は〜」に訂正
411398:2001/07/01(日) 21:31
読んでくれている皆さんありがとうございます。
当方プロでも現職でもありません。
5年前に辞めた元3曹です。
号令詞は現職時代の記憶を頼りに書いています。
機関科員だったので、砲雷科や船務科の部分はかなりあやしいです。
朝が早いので続きは明日にします。
412名無し三等兵:2001/07/01(日) 21:49
むう、また有望な新人が出て来た。めでたい。
413331:2001/07/01(日) 23:08
406さん、ありがとうございます。
話の展開は考え中です
414名無し三等兵:2001/07/02(月) 02:02
ageとかんと・・・
415名無し三等兵:2001/07/02(月) 05:14
>414さいでんな。
416名無し三等兵:2001/07/02(月) 06:51
あーげーるぅうううう
417名無し三等兵:2001/07/02(月) 14:24
この優良スレを倉庫行きにしてはなるまい
418398、コテハンにします:2001/07/02(月) 16:36
消火作業を進める応急班によって、被害状況が明確になってきた。
中国駆逐艦の放った渾身の一発は、アスロック弾庫の装甲を貫通できなかった。
その代わり、ほぼ直下の士官居住区、電信室などに破片を飛び散らせた。
電信室は機器の一部が損傷し、電信員2名が負傷した。
士官居住区は高熱の破片によって火災となった。人的被害は無かったが、
ベッドや衣類、隔壁に塗られた塗料が燃え上がった。
燃えた塗料は有毒ガスを発生させ、閉ざされた空間でOBA(酸素呼吸器)を着けずに作業していた応急班員数名が
失神昏倒した。
また爆風によってウイングの見張員が吹き飛ばされ、割れたガラスを浴びた艦橋要員数名が負傷した。
「司令、大丈夫ですか?!」
艦長は右腕に傷を負った群司令を気づかった。そして「各科、被害状況知らせ!」と命じた。
『こちら砲雷科、機材、人員異常なし!』
『こちら船務科、負傷者数名、機材の一部損傷なるも戦闘継続可能!』
『こちら機関科、機材、人員異常なし。機械全力発揮可能!』
『士官室に第1戦時治療所を設置、軽傷者は科員食堂の第2戦時治療所へ!』
『応急班は火災を前後より攻撃中。白煙が出てきた。鎮火に向かう模様!』
各部からテレトークで知らせてくる。
「司令、被害は軽微。まだ闘えます」
艦長は手当てを受けている群司令に言った。
「よし、やろう!」
手当てももどかしそうに、群司令は双眼鏡を握りながら言った。
依然として砲撃を続けている中国駆逐艦との距離は数千メートルを切っていた。
6隻の護衛艦は反航戦で撃ち合っていた。補給物資を搭載したフリゲイトはますます遠ざかっていく。
このまま敵駆逐艦とすれ違えば、砲塔が前部にしか無い護衛艦は戦闘を打ち切らざるを得ない。
しかし、敵駆逐艦を無視してフリゲイトを追尾するのは難しい。
敵に「ネズミ輸送」を断念させるには、ここで完膚無きまでに撃滅しなくてはならない。
群司令は決断した。
「6護隊司令に命令、貴隊は本隊より分離、敵輸送部隊を追尾し、SSMをもって攻撃せよ。
 主力は敵駆逐艦を追撃する」
そう命じると、群司令は間を置いて艦長に命じた。
「艦長、任せたぞ」
「わかりました。面舵45度、4戦速黒10!」
艦長が命じる。操舵員が復命、舵輪を回す。
所要速力が速力通信器を通じて機関科運転指揮所へ達せられる。
機関科は間髪を置かず、了解ブザーを鳴らした。
「くらま」からの発光信号を了解した第6護衛隊の「ゆうだち」「きりさめ」が、
部隊から分離していく。
「あめ」型護衛艦特有の低いシルエットが、正面から側面へと変化していく。
面舵回頭する「くらま」に「こんごう」「さわかぜ」が続行する。
海戦は最終局面に移行しようとしていた。
日付が変わろうとしていた。
419398:2001/07/02(月) 18:04
「作業にかかっている者の他別れ。艦内閉鎖用具収め」
泊地に錨を降ろした「くらま」は、発電機を除く機関等を停止し、停泊状態となった。
夕刻。志布志湾。夜明け前に戦闘海域から離脱した6隻の護衛艦は、
ほぼ全速航行で九州西岸を南下、大隈海峡を経て志布志に入港した。
第2護衛隊群は10数隻の中国艦艇を撃沈または撃破した。
この戦争における海自最大の戦果だった。
隊員たちはテレビの映り始めた大隈海峡で、自分たちの活躍を報道するニュースを見た。
純粋に喜ぶ者。他人事のように無関心な者。男たちの反応はさまざまだった。
6隻以外に、静かな湾内に停泊する艦船はいなかった。
この同じ九州の北部で激戦が繰り広げられていることが、非現実的に感じるほど平和な湾内だった。
「なにより1名の戦死者も出さず、1隻も失わず、良かった」
群司令は静寂を取り戻した艦橋で言った。
この海戦で「くらま」と「」ゆうだち」が被弾し、8人が重傷を負った。
彼らは志布志に入港する前に、ヘリで鹿屋に運ばれた。
休む間も無く、燃料搭載や損傷修理をしている乗員もいる。
手空きの乗員は夕食や入浴を始めている。
束の間の休息だった。平時ならば、当直員を残して全員内火艇で上陸するところだが、
戦時となった現在では無理な話だった。
「今日の晩飯はステーキ。デザートはスイカですよ」艦橋に上がってきた補給長が言った。
「そりゃあ、いい」航海長が言った。
「ステーキはもたれるよ。でもよくスイカなんて手に入ったな」艦長が言う。
「青森経済連の会長が差し入れだって、あちこちの部隊に送ってるらしいですよ。
 こんな御時世じゃ、売れませんからね」補給長が答える。
「しかし大戦果でしたね」先に食事を済ませた飛行長が間を置いて言う。
「しかしアメリカの偵察衛星によれば、敵の輸送部隊がまた朝鮮半島西岸を南下中らしいですね」
船務長が思い出したように言う。
「敵も必死なんだよ」艦長は小さくつぶやく。
「今夜は第3護衛隊群と佐世保地方隊の生き残りが攻撃に行くそうだ。
 敵も馬鹿じゃないからな。我々よりもはるかにきつくなるだろう」群司令も小さく言った。
「しかし、歴史に残る戦いでしたよ。日本海海戦の現代版だ」
砲雷長が沈んだ場を盛り上げるように言う。
「日本海海戦は戦争の帰趨を決したが、今回の戦いはそうではない。
 もちろん、諸君は誇るべきだが、指揮官の私としては、そうも喜んでいられない。
 戦いはまだまだこれからだからね」
群司令が再び言う。
「しかしこれで味方の士気は上がりますよ。そうだZ旗でも掲げましょう」
戦史好きの補給長が元気そうに言う。
「そんなもの掲げたって、今の若い隊員には意味が分からんよ」
艦長がたしなめる。
「なぁ、ブラボー。日本海海戦やZ旗なんて意味分からんだろ」
傍らで雑務に専念していた今年幹部学校を出たばかりの3尉、砲術士B、
通称「ブラボー」に、艦長は聞いた。
「は、はぁ〜」3尉は本当に分からないようだった。
「江田島の参考館で何を見てきたんだ?これだから最近の若いモンは・・・」
補給長は嘆き、そして続けた。
「いいか。時は明治38年、我が大日本帝国は・・・」
「あ〜っ、また補給長の浪花節が始まった!やめてくれ!」
艦長は大げさに耳を押さえた。
「わははは!」場が盛り上がった。
「薄れた歴史なら、再び刻んでやりましょう」
トップから下りてきた砲撃戦の殊勲者、砲術長が言った。
「そうですよ」士官たちは口を揃えた。
「やりますか」最後に艦長が聞く。
「好きにしろ」群司令は肩をすくませてそう言うと、席を外した。
数分後、「くらま」のマストにZ旗一旒が掲げられた。
「こりゃ、いい絵面だ・・・」
部隊に同行したAP通信の記者は、夕日にへんぽんとはためくZ旗を見ながら言った。
彼は思わずカメラをマストに向けた。
420333:2001/07/02(月) 20:11
ウラジオストック発 ロイター電

極東ロシア軍関係筋は自らがロシア軍による核攻撃を受ける可能性を示唆し、
その上でもし核攻撃が行なわれた場合は必要な報復処置を行なうと強調した
421名無し三等兵:2001/07/02(月) 20:36
┌───────────────────────┐
│    ( ̄ ̄)                              |
│     )  (    超 優 良 ス レ 認 定 証      |
│   / 2ch \                               |
│    | Λ Λ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\          |
│    | ( ゚Д゚)< や…やるじゃねぇか… |          |
│   \__/. \________/           |
│   .このスレが2ch優良スレ審査委員会の定める認定. |
│  .基準(第5項)を満たしていることをここに証する。  .|
│ 平成13年7月       2ch 優良スレ審査委員会    |
│                   理 事 長  ひろゆき@管直人  |
│                  認定委員 (・∀・) ホー  さん  .|
└───────────────────────┘
422333:2001/07/02(月) 22:36
東京 警察庁
「次長。これまでの北朝鮮工作員の犯行と思われる、テロの被害を報告してくれ」
「開戦以来、北朝鮮工作員によるものと思われるテロ事件は大小あわせて300件以上
 に及んでいます。」
「死者・行方不明者は渋谷の爆破事件で542人。成田での日航機撃墜事件で330人。
 米原での新幹線ジャック事件で1064人。その他の事件をあわると2500人以上に
 上ります」
「警備局長。現在の警備状況について報告してくれ」
「現在、各都道府県・・・といっても福岡県警、長崎県警は現在連絡が取れませんが
 公共交通機関、通信、ライフライン、繁華街、官庁など幅広い範囲にわたって
 厳重な警備活動を行なっています。しかし相手が強力な火力を有しているため
 警察官の殉職も絶えることがなくどの県警も人員不足の状態です。原子力発電所
 やダム、変電所、港湾、空港などの最重要警備ポイントについては陸上自衛隊
 の助けを借りている状態であります。」
「公安部長。北朝鮮特殊部隊の動きについて新しい情報があったら教えてくれ」
「・・・最近のテロ活動はかなり沈静化しています。これはテロリスト側の被害が
 多いことと、市民レベルでの監視が厳しくなり行動ができないということが
 あげられると思われます。例の乱数放送もその数を減じています。」
「しかし、北朝鮮がこれであきらめるとは思えんが・・・」
「そのとおりです、長官。敵は現在息を潜めて力を蓄えている状態と思われます
 ただ力を蓄えたところで日本海ルートでの工作員潜入が難しい現状では、奴らの
 テロ行為はこれまでのようには行きません。」
「どういうことだ?」
「つまり、戦力を集中して致命的な打撃を日本に加えることに戦術が変換するもの
 と思われます。」
「原発を狙うのか?」
「今のところ北朝鮮特殊部隊の工作員が関東地方への集結をはじめたという情報
 を複数入手しています。」
「関東近辺ということは・・・東海村付近の原発群か?」
「それも十分考慮が必要ですが、もうひとつ考えられるのは。」
「要人テロです。それも閣僚などではなく、首相クラスを狙ってくるでしょう」
「そして皇室を狙う可能性もあります。」
423 どっか〜ん:2001/07/02(月) 23:03
爆弾で人が死にました

ハイおしまい・・・・・・


































ここまで読んだらホントの馬鹿だぜ。
424名無し三等兵:2001/07/02(月) 23:05
>>423
坊やは寝る時間だよ。オナーニして寝なさい(w
425名無し三等兵:2001/07/02(月) 23:05
>>423
自爆テロかい(w
426名無し三等兵:2001/07/02(月) 23:09
>>423


の自衛隊のカウンターサイバーテロ部隊の暗躍( >>76 )
がまた見られるかな。
427:2001/07/02(月) 23:44
オメガ部隊の動向も気になる・・・。
42845/85式改:2001/07/02(月) 23:52
age
429名無し三等兵:2001/07/02(月) 23:52
次は原発でのSAT対北朝鮮ゲリラの死闘ですか?
目が離せないスレですね、続きがきになります。

ところで英仏艦隊はどうなったんだろう。
海自との共同作戦とか見てみたいです。
430名無し三等兵:2001/07/03(火) 00:02
絶対同人誌だせば売れるよ
431名無し三等兵:2001/07/03(火) 00:21
潜水艦隊の活躍も知りたいネ!
432一等自営業:2001/07/03(火) 00:22

道北 名寄の町
目抜き通りのコンビニだった残骸の中から、二人の隊員が偵察
を続けていた。外からは完全に破壊されたコンビニだが、人間
二人入るだけのスペースにくり貫かれ、すき間から街道の監視
を続けていた。名寄の町が完全に砲爆撃で破壊されてから、夜
間にその偵察員は侵入してきた。目の前をロシア軍の装甲偵察
車BRDMが急いで通り過ぎていく。

二人の偵察隊員の目的は敵の観察だ。敵に発見されぬよう努め、
敵の動向を圧縮送信のバーストで,敵に探知されぬよう不定期に
発信している。
当然二人に会話はない。手信号で簡単にやり取りをするだけだ。
片方が監視しているとき、片方は休むか簡単な食事をしまた交
代する。彼らの主な関心は交通量と目の前の敵野戦司令部だ。
砲撃の要請も出来るがそれはしない。敵のど真ん中で貴重な情
報収集のほうが、遥かに重要なのだ。

かれら二人の偵察員は名寄の戦闘が終わるまで、そこにいた。
433一等自営業:2001/07/03(火) 00:29
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
道北 名寄より20キロ南
街道脇で偽装ネットに包まれた90式戦車は、遠目には付近の藪
に溶け込んでいる。戦車長田中一等陸曹は小隊の各車と短い交信
をした。
「32。現況異常無し。目標目視確認!」
「33。現況異常無し。目標目視確認!」
「31。了解。指示を待て!」
31は田中一等陸曹の小隊長車の番号で、32号車は100メー
トルほど右翼にいる。33号車は左翼100メートル。マニュア
ル通りだ。名寄より北進した第二連隊は実質的に全滅した。田中
一等陸曹の小隊が第七師団の最先頭にいた。別な言い方で言えば
第七師団で最初に死ぬ奴という事だ。90式とは90年に正式化
したという意味である。乗員はロシア戦車のように三名で操縦手、
砲手、戦車長で構成される。74式戦車はこれに弾薬の装填手が
加わるが、90式では自動装填になり簡略化された。防御力の要
の装甲も日本の冶金工学の最先端であり、同じ120ミリライン
メタル砲以外受け付けないと言われてる。
この戦車の機密事項は、砲塔前部の車体と同系色に塗られたキャ
ンバスよりもその装填装置にあると、戦車兵なら言うに違いない。
なんたってフランスの自動装填装置のシステムをコピーしてるのだ
。ライセンス生産ではない、ヒミツなのだ・・・・

田中一等陸曹はレーザー・レンジ・ファインダーを親指で三度叩
いた。レーザーの距離表示は三度とも同じ1300メートル、
目標はゆっくりと近づいてくる。その周囲には先ほどの偵察装甲
車がまだ煙を噴いている。まるで頭の壊れたデザイナーが作った
ような、ロシアのT−80はゆっくりと国道40号を何事もなか
ったように前進してくる。先頭車は砲身を右に、後続車は左を向
いている。マニュアル通りだ。国道の周囲はクマ笹が密生している。
「31。先頭車両を目標とす。各車命令まで自由射撃!」・・・
「撃て!」
ラインメタル120ミリ砲は金属的な腹にこたえる発射音を上げた。
FH70の野砲とは明らかに違う。
発射と同時に砲尾が後退し、発射装薬の燃え残り薬莢の真鍮製尾栓
の部分だけが後座(反動)で、砲尾から排出される。それと大量の
発射煙が・・・・
田中一等陸曹は、ほぼ発射と同時に叫んだ。「次弾装填!」
田中一等陸曹と主砲をはさんで反対側の、砲手は命令に従い装填ボ
タンを押す。砲塔後ろの弾薬庫では油圧コンプレッサーが回転し、
120ミリ砲弾が押し出されて勝手に装填される。戦車長にも砲手
と同様のシステムがあるが、これは非常時用でいつもは砲手に任せ
ている。
434一等自営業:2001/07/03(火) 00:30
続き・・・・・・・・
砲手は主砲操作ハンドルをほとんど動かさず、ハンドルの右上の赤
いボタンを押した。第二発目が発射された。左右の32と33号車
からも、同じように発射された。車体が激しく揺れる!  演習と
同じだが、今回は違う実戦なんだ!

T−80は1発目で、目に見えない何かにぶっつかるように停止
した。二発目で先頭のT−80三台が炎に包まれた。誰も助かる
まい。砲塔が車載弾薬の誘爆で5〜6メートル浮き上がった。

「射撃やめ。 退避陣地まで後退!」
昨日から昼も夜も、田中一等陸曹は普通科と共同で何度も同じ
事を繰り返している。今回も生き延びたことを田中一等陸曹は
無紳論者ながら神に感謝した。もし生き残れたら、ご先祖様く
らいは大事にしようと思っていた・・・

勝利に酔ってのんびり出来ない。すぐさま報復攻撃がやってく
る。相手は攻撃ヘリだ。頑丈な90式もこれにはかなわない。
遅退行動は敵の足をチョット止めるだけでいいのだ。次はフッ
トワークの軽い歩兵がスティンガーとパンツァーファースト3
で、また敵の足止めをして消える。また戦車の出番だ。いまは
時間稼ぎが総てなのだ。
435オレ:2001/07/03(火) 00:50
  後藤陸曹物語
これは、序盤の戦いで、自衛隊と義勇軍が九州撤退、
そして、反攻作戦が終了するまでの物語である。
後藤陸曹は、北九州市の防衛をしていた。市街に入る
国道の脇に、巧みに擬装した急造トーチカに、機関銃と
弾薬3000、スティンガー装備兵×1 自動小銃兵×2(スティンガー兵も含まれる)
の合計3人で戦った。彼らは、そのトーチカで立てこもることは、
死を意味することを知っていた。しかし、幸運にも、敵は迂回し、
小規模な敵との交戦で、かなりの武勲を立てた。しかし、敵が迂回した以上、
孤立するため、撤退せよとた命令が下った。しかし、敵は、市街の各地に
出没し始めていた・・・   (つづく
436オレ:2001/07/03(火) 00:54
市街地にやってきた彼ら3人は、はっきり言って、通れる道が
ほとんど無いことに気付いた。誰が指図したわけでも無く、北の
兵士は略奪のために、市街地に均等に散らばっていたからである。
一人が降伏しようと言った。2人は止めたが、勝手に飛び出してしまった。
すると、北の兵士が寄ってきて、腕時計など、金目のものをすべて剥ぎ取り、
彼を射殺してしまった!!!!!2人は、いそいでそこから離れた(つづく
437245:2001/07/03(火) 00:59
>>376
東京・永田町・地下鉄永田町駅前
「はちまき!」
携帯電話片手に駆け寄る男が、めがねであると気づくのに数秒かかった。
顔立ちや体形は、十数年前と同じく貧弱さを感じさせない小柄なままであったが、
それなりに高価な仕立ての三つ揃いが板についているせいか、随分見た目の
雰囲気が変わってしまっていた。
はちまきは、双眸にだけ驚きの色を浮かべ、小さく右手を挙げる。
「よお、久しぶりだな」
めがねは、そればかりは昔と変わらない、緩んだ笑みを浮かべてはちまきの肩をどやしつけた。
「なーんだよ、おまえ全然変わんないなあ・・・・・・あれ?まだ菊一文字もってたんだ」
はちまきの左手にある、布を巻いた棒状の物体に目を留めていった。
「ああ、こいつは3代目さ。上海で曲がっちまった2代目以来だよ」
「ふーん」
「ところで」
はちまきは真面目な顔つきになった。
「北海道だが・・・・・どうやっていくんだ?船も飛行機も今はつかえないだろ?」
めがねは振り子人形のように大きく首を上下させていった。
「そーそー、それなんだけどさぁ、ちょっと伝手があるんだよ・・・・・・」



めがねとはちまきの会話を、少しはなれた場所から車に乗って監視している
2人の男がいた。
助手席に座っている方が、携帯電話によく似た通話装置に話し掛ける。
「マルタイ、接触を確認。どうぞ」
『了解、こちらは全員配置についた。10秒後に確保する』
438オレ:2001/07/03(火) 01:01
夜がすぎるまで、倉庫にあったシュレッダーなどの処理物の
山に潜んで待った。金目のものがないこの倉庫には無関心のようだ。
まったく見つかる心配も無く、夜になった。夜、2人は脱出の計画を立てた。
そういえば、ここ数日、友軍の航空機を見ていない・・・
見方はどこまで下がったのか?それとも、九州から完全に
駆逐されてしまったのだろうか??????2人は不安に駆られた。
8方塞がりだった彼らは、北の兵士の服を奪って市内を通過することにした。
そこの事務室にちょうど待ち伏せされてナイフで首を切られた
北の兵士がいた。切られた場所を手で抑えたからだろう。
他の首を切られたり、撃たれたりした兵士の服より血がついていない。
そして、隣にその男を殺したであろう男が、腹に何発も弾を
受けて死んでいる姿が曇った月の光に照らされていた。
2人は、すでに硬直したまぶたを閉じてやり、黙想をささげ
その地を後にした(つづく
439オレ:2001/07/03(火) 01:09
そんな映画のような子供だましが効く筈も無い・・・
自分たちでそう思っていたが、北の兵士は市街地で女や略奪品を
めぐってケンカしていたり、酔っ払っていたり、ものめずらしさに
ロボット犬にえさを与え、食べないと言っては蹴り飛ばして
台無しにしていた。「あぁ、娘がほしがっていたのにな」
「おい後藤、そんなこといってる場合かよ?」「すまん」
「日本人ってばれたらたぶん殺されるぞ」2人は緊張しながらも、
北の兵士になりきり、完璧な態度であった。途中、撃破され、
所属もまた、機種すらもわからない装甲車や、トラック、
そしてつぶされた急造陣地、人海戦術的突撃によって、
何人もの敵にかなりの弾を撃ちこまれ、上半身の原型をのこさない
友軍・・・いや、”元"友軍を見た。そのときである
向こうで銃声が起こった!これは猟銃や、89式、または12.7mmなど、
なかなかにぎやかだ!何が起こったのか???(つづく
440245:2001/07/03(火) 01:17
>>437
2人は、議員会館に向けて歩き出した。
「ま、伝手については議員会館でゆっくり説明するけど、ところでボウイは今
どこにいるかわかる?」
めがねが尋ねた。
「おれも知らん。ただ、六本木にニューヨーク・ヤンキースの帽子をかぶった外人
の女衒がいると聞いたことは」

はちまきがそこまでこたえたときだった。

目の前にいきなりスーツをきた2人の男が立ちはだかる。
「!」
その2人からただならぬ雰囲気を感じたはちまきが菊一文字のカムフラージュ
(実際はただ布切れを巻きつけただけだが)に手をやり、ついでめがねが身構えた。

はちまきとめがねのすぐわきでワンボックスカーが急停車する。
スライドドアが勢いよく開けられ、キャビンからこれまた2人の男が
リボルバーをまっすぐ突きつけてきた。
「しまった!」
めがねが、反射的に後ろを振り返る。
だが、そこにも2人の男がこれ見よがしにリボルバーを構えて立っていた。

「くそう・・・・・かこまれたな」
平静な表情と額に浮かんだ脂汗が妙にいびつなはちまきがうめく。
「・・・・・・みたいね」
めがねも、同意するほかなかった。

正面から近づいてきた男のうち、右側の年配の方が、重々しい声で告げた。
「すまんが、旅行に行く前にちょっとつきあってくれんか?」
441オレ:2001/07/03(火) 01:23
北の兵士は、自分はできるだけ戦いたくないといった様子のものもいたが、
指揮官が空に向け銃を乱射したら200人以上も慌ててそこへと向かった。
自分たちも急いで向かった。(もしかしたら、友軍の反攻作戦か?)
内心そう思って期待した。しかし、我々が見たのは、頓挫はしたものの、
それいがいはきれいな90式戦車であった。しかし、機銃には
ものすごい形相の戦車兵がしがみつき、また、中に隠れていたのであろう・・・
猟銃らしきものを持った一般人、生き残りの89式を持った隊員。
しかし、あまりにも哀れであった。一般人がまずあっというまに弾を受け、
インパクトで戦車から吹っ飛ばされ、地面に落ちてもなお近くにいた
30人ぐらいに撃たれつづけていた・・・まさにミンチであった!
あとの89式の隊員は、撃たれてたじろいても、まさに弁慶の
様に撃ちかえしていた。そのその様子を見ていた田中が銃に手をやって、
いままさに彼ら3人のように戦おうとしていたが、後藤はその手をおさえ、
首を振った。ここで田中は我に返った。また機銃にしがみついていたものは、まさに
片手が無かった!あ!2人とも、次の瞬間、首が飛び、腕がもげ、
そして露出していた部分が、ほぼ原型をとどめないほどの
ミンチ状態になっていた・・・ だが、弾が切れるその瞬間まで
銃は彼らの意志をついだかのごとく弾を吐き出しつづけていた。
中にもまだ何人か負傷者がいたようだったが、容赦なく手榴弾が
ほおりこまれた。弾薬に引火し、砲塔が吹き飛んだ。
かれらたった3人で、40人ぐらいも死傷者がでたようだ!
彼らの名前をしらべ、感状を進言しようかと思ったが、
それをも許さないほど本人とわかるものはなくなっていた・・・
しかし、あきらかに死ぬのに戦うことに、いったい何の意味が
会ったのであろうか?おもいふけっていたが、ふと我に返った(つづく
442名無し三等兵:2001/07/03(火) 01:28
>>441
イイ!!!!!(・∀・)
443333:2001/07/03(火) 01:33
ものすごいペースだ・・・脱帽>一等自営業様、オレ様、245様
444245:2001/07/03(火) 01:38
>>440
はちまきとめがねが連れ込まれた部屋は、どこかのオフィスの
応接間と思しき、実に殺風景な部屋だった。
目隠しも、手錠もなかったが、道中完全なスモークシールドの
ワンボックスカーに押し込まれ、前後左右から銃口を突きつけ
られていてはあまり代わりがない。
「ここで少し待て」
指揮官と思しき年配の男は、そういい捨てて部屋を出て行った。
後には、飽きもせず銃を構えている5人の男。
「まーったく、茶の一つも出ないの?ここってさ」
めがねは芝居じみた陽気さであれこれ話し掛けていたが、男たちがまったく
無反応でいたので、やがてふてくされたように黙り込んだ。

沈黙が落ちていたのは、それほど長い時間ではなかった。
いかにも合板製の安っぽいドアが開き、数人の男が中へ入ってくる。
その中央にいた、サングラスの男がにやりとわらってはちまきにいった。

「上海以来だな。10年ぶりか?」
445245:2001/07/03(火) 01:48
「おまえは・・・・・!」
サングラスに隠れているとはいえ、そして年月が経っていたとはいえ、
はちまきがその男の顔を忘れるはずがなかった。
水兵と乱闘し、留置所に放り込まれたはちまきを釈放させた男。
2級とはいえ、日本酒をはちまきにふるまい、西域の踏査と引き換えに
2等尉官への任官をちらつかせた男。
はちまきが啖呵を切り、その誘惑を退けた後に刺客を放って3人とも亡きものにしようとした男。

はちまきのなかで、昔の記憶がよみがえる。
『君も日本人ならわかるだろう』
『どうかね、中尉』
『忘れるな!君らは所詮日本人だ!』

はちまきは、ゆっくりと言った。
「今ごろ、何の用だ?」
446:2001/07/03(火) 02:01
まさかここであの三人に会えるとは!!(感激)
447名無し三等兵:2001/07/03(火) 02:02
等自営業、オレ、245 ,誰の作品が今のところ気に入ってる?
最新作でさぁ。個人的には同じぐらい
448245:2001/07/03(火) 02:17
>>445
「西域の踏査でないことは確かだ」
サングラスの男は苦笑した。
「君たちは、北海道に行きたがってたのだろう?だったら、それを少しばかり手伝わせてもらいたいんだ」

「その前に一つ教えろ」
はちまきは遮った。
「どうして、俺たちが今日あそこで落ち合うとわかった?」

サングラスの男は笑みを大きくした。
「簡単なことさ。そこの議員先生が警察にとっての要注意人物だったからだよ」
「おれ?」
めがねがびっくりしたような顔になる。
「そうだ。戦争がはじまってからこの方、『思想的にいかがなものかと思われる』
人物は可能な限りその動向をモニターしている。電話の盗聴も含めてね。
それで、戦争に関してなにやら面白い話を進めているようだったから、私にお座敷がかかった。
いや、驚いたよ。上海の3人組の一人が今や衆議院の代議士先生とは、ね」

「記憶力よすぎだよ・・・・」
めがねがぼやいた。
>>448
「まあ、君には恥をかかされなかったんだがね」
サングラスの男がなだめるように言った。ついではちまきに向き直る。
「さて、種明かしはこんなところでいいかな?」
「ああ、十分だ」
はちまきはうんざりしたように言った。
「だがな、たった今気が変わった。俺たちは北九州に行く」
じろりとめがねを見やった。
「そうだよな、めがね?」
めがねはうなずいた。
「うん、明太子が急に食べたくなったし。北海道ヤメヤメ」

「変わらないな、君たちも」
サングラスは、まったく動じた様子を見せなかった。
「話が終わったんなら、俺らは行くぜ。菊一文字を返してくれ」
「まあ、もう少し待て。実はつい先ほど面白いニュースが舞い込んでね」
「なんだよ?」
「東京の、まあスラム街で7人ほど一昨日殺害された事件の話さ」
「・・・・・・それが、どうした?」
嫌な何かを感じながら、はちまきは尋ねた。
「被疑者と見られる不法在留外国人達を拘束した。現在厳しく取調べ中だということだ」
「そんなことなら」
「まあ聞きたまえ」
サングラスは右手を挙げて制した。
「彼らは、もしかすると犯人ではないかもしれない。いや、状況から判断する限り、その可能性のほうが高い
しかしね、そのニュースをどこで聞き込んだものか、かなりの愛国心あふれる若者がいきり立ってるんだよ」
「・・・・・・・」
「私は警察の人間ではないが、彼らの去就に一定の発言力を持っている。
さて、この状況で彼らが釈放されたらどうなるかな?警察にも、愛国心に不足のないものは多いのだよ。」
「手前・・・・・・」
地鳴りを思わせる声で、はちまきは言った。
「釈放されたら、まず間違いなくその情報は外に漏れるね。そして、頭のよくないものにとっては彼らが犯人であるかどうかは関係ない」

負けだ。
はちまきは悟った。

『私達は、自分のことくらい何とかします』
そういって笑った女性の声が耳についてはなれない。

はちまきは、押し殺した声で言った。
「それで、何をやらせるつもりなんだ?」
450一等自営業:2001/07/03(火) 02:44
市ヶ谷 新国防省(旧名防衛庁) 地下中央指揮所 (その1
かつて桧町に核戦争に備えた地下中央指揮所が作られたが、ここ
市ヶ谷の地下中央指揮所はより高度なレベルに備えていた。
たった今、午前の合同作戦会議がおわったばかりだった。統幕議長
の目は想像を絶する責任感が疲労となって蓄積していた。三軍の将
星連中が出て行ったあと、統幕議長よりは年配の頭の禿げた陸将補
が入ってきた。表の作戦計画のあとは裏の作戦計画が始まった。
頭の禿げた目つきの悪い陸将補は言葉を始めた・・・
「始めていいですか? 統幕議長」
「戦後処理は大変なものになるぞ・・・首相の意見も」
「一週間ですか。一ヶ月ですか。 それまで待てますか?」

統幕議長の目は、遥かかなたを見るような目になった。
「始めてくれ、小林陸将補。 結果を想像するのが恐ろしいよ」

「日本が赤シャツ共に占領されるより、マシでしょう」
レトロな表現でそういうと,目つきの悪い頭の禿げた陸将補は短縮
回線666を押した。
451北九州、遠賀防衛線:2001/07/03(火) 04:43
岡垣町の垂見峠前に作られた応急陣地。ここが北九州の最前にして唯一地形防御の
取れる場所であった。突破され、三里松原での防御に失敗したら、航空自衛隊芦屋基地まで
あと一息である。

航空支援はろくにない、海自は制海権の維持で忙しい、となると寡兵を持って
独力で侵略者を玄海棚へと叩き落すしかない。もっとも、侵略者達の航空支援だって
とっくになくなっていたが。

重迫の2度目の支援が終了し、いよいよ敵が目視可能の距離となった。中隊の迫撃砲中隊
が散発的な支援を行うも、引き返すことが許されていない敵は、進撃を止めない。
反対に、敵からも陣地に対して迫撃砲とBMPの砲撃が開始される。
塹壕の中に伏せている兵士にとって、実に不快な時間帯である。敵は前進中であり、
支援砲撃の時間は短いであろうと予測はつくが、それでも耳と目をふさぎ、口を半開きにしている
上に土くれの類が降り注いでくる状況は、まあ過去から繰り返されてきた煉獄への招待状みたいな
ものだった。

「小隊、班ごとに損害を報告せよ」
「山崎1士負傷、看護士頼む!」
「右翼側の機関銃陣地損壊、その他異常なしっ!」
壕のあちこちで報告を求める声と送る声が交錯する。損害は、軽微である。いくつかの
壕が多少損壊したこと、数人の重傷者を出しただけですんだ。しかし、敵は推定5百人前後、
対するこちらは僅か2個中隊、それも完全充足ではない。
しかし、逃げ出すことは許されない。やっと訪れた憎い敵への復讐の機会、そして
憲法の私生児とまでいわれ、ことあるごとに叩かれてきた、世間に対する一種の復讐の機会。
10年後生きていたらどのように振り返るか分からないが、現実の目の前の戦争に
今は没頭している。

敵はBMPを先頭に立て、突撃をかけてくる。今先届いたばかりの64式MAT4基が
白煙を吹きながら先頭のBMPにむけて地面すれすれに飛翔する。4基中3基が命中、
さらに攻撃が加えられる。すでに発射位置は特定されていたが、敵にはMAT車を
攻撃する手段がなかった。結局6両を撃破し、後方に下がった。

6両のBMPと数百人の敵歩兵が、わき目も振らず、密集隊形で突入してくる。壕のあちこちから
持ちうる全ての火力が敵に対して注がれる。敵も応射してくるが、ほとんどが前進を行っているため、
一時的ながら自衛隊側の火力が優勢になる。しかしそれもつかの間,敵との距離が100間近
になると石の投げ合いのように、どこに向けて撃っていいのか分からなくなった。
敵は、屍を超えて,損害も振り返らずに突撃を試みる。すでに着剣を完了しており、
その反射する光が不気味に見える。

敵は、30ミリグレネードやRPGを至近距離から位置の露呈している陣地に対して
撃ちこんでくる。そのさなか、着剣した一団がもっとも被害の大きかった第2小隊
の守備する壕に突入をかけようとする。クレイモアがあれば防げたかもしれない
敵の接近ではあった。しかし、いまさらどうしようもない。

すでに頭が分離していた通信士から分捕った通信機に、必死に応援を要請する第2小隊長
は、しかしその通信機がすでに故障していたことに気づかず、通信士のあとを追った。
残った分隊の班長達は、それぞれの申し合わせ通り、着剣を班の兵士に命令し、各員1発
しか配備されていなかった手榴弾を投擲させ、ぎりぎりまで射撃を敢行、距離が20メートルを
切った時点で銃剣突撃を実施した。
ほかの壕からも援護射撃が行われ、また一部では同じく銃剣突撃を敢行した部隊もあった。
敵はあろうことか正面の僅か十数名の突撃に気を取られ、左翼側からいきなり出現した小隊の突撃に
気づくのが遅れ、反応が遅れた。左翼側の小隊が一気に全滅し、敵は混乱に陥ろうとしていた。
452一等自営業:2001/07/03(火) 06:08
新宿 アルタ前       (その2
第32普通科連隊は治安出動で、反戦団体を平定してから第二段階を始めて
いた。有事になってから第一師団は、首都圏中心部の交通網を管制していた。
主要な橋や鉄橋及び幹線道路は封鎖され、通行は厳重に警察立会いのもと検
問を実施していた。いまや警察がしたくても出来なかった第二段階が始まった。

新宿アルタ前の甲州街道ガード側から新宿三丁目交差点まで、第32普通科
連隊第二中隊は横一列に並んでいた。その反対側大久保通りには第一中隊が
同じく横隊で並んでいる。補佐する形で警察の機動隊も出動しているが、主
力は誰が見ても自衛隊が現場を仕切っていた。大柄で野蛮そうな目つきの
左頬に傷のある二等陸佐が臨時指揮官だった。そばには小柄でやせた三等陸
曹が携帯無線機を背負った同様に偉そうにしていた。中隊長が二等陸佐に近
ずくと、その三等陸曹が自分を通せと言わんばかりに間に立ちふさがったり
する。中隊長の一尉は何度その三等陸曹を殴りたくなったことか・・・

補に傷のある二等陸佐がハンドスピーカーをもって怒鳴り始めた。
「只今より!不良外人狩りを実施する」「パスポート並びに外人登録証を提
示しても、偽造書類である。一人残らず拘束せよ!」「反抗的外国人には
徹底的に武力を行使せよ!破壊工作員である。始め!!」

最初のブロックは問題なくいった。悲鳴や銃声がでたのは歌舞伎町一番街と
新宿区役所通りに入ってからだった。命令は速やかに実行され反抗的な外国
人は男女を問わず、引きずり出されトラックに押し込まれた。第二中隊長は
青くなっていたが、更に血管を膨張させていたのは機動隊の隊長だった。
風俗の入っている雑居ビルの上から、アジア人の女が地面に叩きつけられる
におよんで、機動隊の隊長はヤセッポッチの陸曹を払いのけ二等陸佐に詰め
寄った。

「あんたの作戦はやりすぎだ!報告するぞ。」
「ナカムラ!」二等陸佐は怒鳴った。ナカムラと呼ばれた三等陸曹はやおら
拳銃の銃口を機動隊の隊長の頭に突きつけた。
「撃っちゃっていいですか!」ナカムラの手は自然とセフティーを解除し
ハンマーを起こしていた。先祖代々桜田門に嫌悪しているかのように・・・
「ボケー!!俺が命令してからだ。」ドスの効いた声で機動隊の隊長は黙っ
てしまった。一昨日、治安出動を静止しようとした警官数人が、あり無を言
わさず射殺されたのだ。いまや警察と自衛隊は立場が逆転していた。
中村三等陸曹はいつものように殴られると思ったが、そのとき背中の携帯無
線機が呼び出し音を鳴らした。三等陸曹は救われた。
「アタマの禿げたジジイが呼んでます・・・」
やっぱり中村三等陸曹は平手で殴られた。

この治安維持作戦で三千とも五千以上とも言われた多くの不良外国人が、そ
の日のうちに何処かに移送された。中には数世代前からの、在日の料理店主
が中華鍋で反抗的態度を取りで連れ去られ、戦後彼ら不良外国人の処遇問題
が出たが行方不明扱いとなった。ハーグの人権法廷でも責任追及が行われた
が発見出来なかった。噂では東富士演習場で対戦車壕が幾つも掘られ、朝ま
で休みなく射撃音が響いていたという話もあったが風説の一部と捉えられた。

また公安はこの機会に中国、韓国、東南アジア系の地下銀行多数を押さえ、
関係者の財産や資産を没収し円の流出を防ぐのに成功した。
453海の人:2001/07/03(火) 08:53
>>407-408,>>418-419:398さん
 そうですか、海の人も3曹で退職しました、配置は電信です:-)
 本当に艦内の状況が思い浮かんで懐かしいです。
 応急給電作業に没頭する緊張した面もちの電機員、叩いたら金属製の音が
するほどの圧力で充水された、取り扱いにくいホースと金てこのように重い
ノズルの高速水霧、マズルフラッシュに照らされる艦橋内と赤いセロハンで
減光した懐中電灯をもった左手で突起物にしがみつきながらの艦橋交話、
重たい鉄ヘルがずり落ちてくるのを支えながら無電池電話で講話する電話員
射撃位置につくために猛ダッシュしながら一杯舵で傾く船体、そして発射/
攻撃の瞬間を息を詰めて待つ緊張、そんなものが思い出されます。

>>422:333さん
 限りないテロの波は次第次第に国家の中枢たる首都へ、じわじわと押し寄せて
きているのですね。
 軍隊ならぬ警察が、それにどう対応するのか、そして自衛隊はその中でどの
ような働きをするのか続きが楽しみです。

>>432-434,>>450,>>452:一等自営業さん
 頭の中で、勝手に自営業センセのマンガに変換して読ませて頂いております。
 無料では申し訳ないので、昨日Cat Shit Oneをもう一組購入しました(笑)
 それにしても・・・佐藤・中村コンビは絶対安全圏で弱い者イジメという
役回りはかわらないんですね、戦後きちんと甘粕くん同様収監されればよいの
ですが:-p

>>435-436,438-439,>>441:オレさん
 更衣兵よろしく潜入した主人公はどうなるのでしょうか、乞うご期待ですね。

>>437,>>440,>>444-445,>>448-449,>>450:245さん
 感無量です、本編は実家にあるんですが、また購入して読みたくなりました。
 自然に絵が思い浮かぶんですよね、特に北海道ヤメのとこなんかはいかにも
でほんとによく読み込んでおられると思います。
 各々の人々が各々の立場で自然に北海道を指向していく結果、どのような
物語になっていくのか本当に楽しみです。

>>165,>>197,>>314,>>396,>>451:第40普連さん
 徐々に戦闘へと向けクレッシェンドしていく部隊の様子が良く判ります。
 ついに戦闘への突入、そして戦闘の〆たる着剣突撃はどのような結末を
迎えるのか、ほんとうに楽しみです。
 それにしても

  憲法の私生児とまでいわれ、ことあるごとに叩かれてきた、世間に対する
 一種の復讐の機会。(改行筆者)

には泣けました。
454バーナー保守員:2001/07/03(火) 12:54
東京 大手街
オフィスビル 最上階 外資系証券会社跡

その男は右手中指の急に大きくなったペンだこを見ながらため息をついた。
プロの劇作家のその男はミリタリー雑誌に連載を持っていたが、この戦争が
その男の生活を大きく変えてしまった。その雑誌が記事内容を一般人の向けに
護身術、ゲリラ遭遇時の対処法、AKの見分け方、銃の分解整備の方法等を
詳しく解説し始め、そのイラストをその男が担当した。
戦時下の状況も手伝い、その雑誌は即日完売となった。
あわてた雑誌の編集部は急遽、週刊化を敢行。毎号200万部を売る雑誌に変貌した。
それはその男を一般人にも知名度の高い劇作家にしたが、またゲリラに命を
狙われるきっかけでもあった。
難を逃れたのは全くの偶然で、早朝の新聞配達員がゲリラと遭遇、それをたまたま
トイレに起きたその男が目撃し、2人でゲリラを捕獲、そのままのその男の6階の仕事場から
突き落としたのだ。それが縁でその新聞社の朝刊の軍事面(!)の自己防衛のコラムを担当し
イラストを描くことなり、そのせいでペンだこが大きくなったのだ。
襲撃以降、安全と締め切り時間延長の両方の観点から新聞社そばのビルへ
(新聞社系不動産屋から安く物件を借りられたのだ)仕事場を移転したのだ。
廊下ではファンのボランティア達が土嚢を積み上げ登ってくるエレベータを監視している。
どこから調達したのか、64式、89式、M1、AK47、62式(!)などが銃眼からエレベータを狙っている。
室内では臨時雇いのアシスタントが原稿の上で寝ていた。40時間不眠不休だったのだ。
「しょうがねいな」。
独り言とも他のアシスタントへの警告とも取れる言葉を発し、寝ているアシスタントの頭をおもいっきり殴る。
「中村ぁ!!原稿の上で寝るんじゃねー。」

ここもまた国民の安全を守る最前線なのだ。
455名無し三等兵:2001/07/03(火) 13:51
最優良スレあげ
456名無し三等兵:2001/07/03(火) 15:37
関門海峡の掃海作戦きぼーん
457バーナー保守員:2001/07/03(火) 17:19
>>456
北九州が占領下だからまだできないでしょ?
458名無し三等兵:2001/07/03(火) 18:51
>>457

北部九州は占領されているが、北九州市近郊はまだ日本が守っていると
思われ。現在、国道3号(線は取ろうね)沿いに東進してきた北朝鮮軍と
陸上自衛隊は遠賀川西岸に近い遠賀郡岡垣町〜玄海町あたりで激戦中。
木屋瀬・楠橋地区は地域住民が自然発生的に蜂起して、九州道と新幹線
を閉鎖中。現在、同地区(同和じゃないよ:汗)は中立状態。
同地区の通称「お城」が作戦本部となっている様子。
459バーナー保守員:2001/07/03(火) 18:54
>>458
解説サンクス。
460398:2001/07/03(火) 20:33
米機動部隊、米空軍、そして空自の反撃により、ロシア空軍の航空戦力は枯渇しつつあった。
海を越えて北海道北部に来襲するロシア軍機も減少し、北海道に侵攻したロシア軍はエアカバーを
失おうとしていた。
第2航空団は度重なる空襲にも関わらず千歳に踏みとどまり、制空任務に従事した。
また第3航空団は陸自を支援するために八雲に移動し、作戦していた。
同航空団に所属する第3飛行隊のF−2、第8飛行隊のF−4は連日爆装して北海道北部へ出撃していた。
千歳救難隊の救難員、植松1曹に出動命令が出たのは、そんなある日の事だった。
稚内のロシア軍物資集積所を爆撃した6機のF−2の内、1機が対空砲火にやられ、名寄近郊に墜落
した。僚機はパイロットの脱出を確認したという。
もう少し南で脱出すれば、第7師団の戦線に降下できた。しかし懸命に機体を立て直そうとするパイロットの
努力もかなわず、130億円の戦闘機は戦線が彼我混交する地域で飛ぶ事を止めたのだ。
植松1曹を乗せた救難捜索ヘリUH−60Jは巡航速力を上回る速力で現場に向かった。
現場到着まで約40分。植松は不安だった。
戦闘地域での捜索救難だ。当然、敵との遭遇もありうる。30代半ばのベテラン救難員の彼は、厳しい訓練と
経験で、あらゆる修羅場をくぐり抜けている。しかし、それはいずれも平時の経験だ。
もちろん最悪の天候や地形での救難捜索には自信がある。しかし空自の救難隊は戦闘地域における救難捜索活動、
つまりコンバット・レスキューは想定していない。彼は人命を助ける前に、敵と戦わなくてはならないかもしれないのだ。
そうした事態を想定して、米軍のような訓練を行なってこなかった自衛隊の現状を、彼は今さらながらに呪った。
機体にはにわか作りの銃架に12.7ミリ機関銃が装備され、現場の作業に当たる植松には9ミリ機関拳銃が与えられている。
しかし、12.7ミリを扱う後輩の3曹も、そして機関拳銃を持つ植松も、撃ち方は数日前に習ったばかりだ。
いざ、敵と撃ち合うことになったら、ほとんど役に立たないだろう。
眼下に広がる北海道の大地を虚ろな眼で見つめながら、植松は心の中で毒づいた。
(もう少し南に脱出してくれれば良かったのに・・・)
もちろん、こんな事を後輩の前で言えなかった。人命救助の重要性は誰よりも自覚しているのが、救難員だ。
何の準備も無く敵が近在する地域で仕事をしなくてはならない点は不安だが、彼は使命を優先し、気持ちを
引き締めた。
「間も無く現場に到着する。救難員、降下用意」
SH−60の機長が告げる。
「了解」
植松は落ち着いた口調で応える。装具を確認する。最後に機関拳銃の弾倉をチェックする。
ヘリは軽快に旋回し、救難信号が発信されてくる名寄郊外のゴルフ場に進入していった。
461398:2001/07/03(火) 21:17
名寄近郊の山々に囲まれた平地に、そのゴルフ場はあった。
陸自とロシア軍の砲撃戦によるものだろうか、あちこちにクレーターがある。
最高の季節だが、もちろん客はいなかった。
グリーンの外れに濃紺の戦闘機が不時着していた。脱出したパイロットの乗機だ。
自分を見捨てた主への抗議なのか、大地に滑り込むように降りている。
F−2は上空にもいた。脱出したパイロットの僚機だ。他の4機を先に帰還させ、
燃料を節約しながら、上空掩護のため旋回しつづけていたのだ。
『カットラス・リーダー、救難ヘリが見えたか?もう大丈夫だ。レスキューCAPの
F−15・2機も来てるから、帰還してくれ』
どこかの上空で、救難捜索を指揮しているE−2Cが、現場に最後まで残ったF−2に
告げる。F−2よりもさらに上空をゆっくり旋回する2機のF−15が見えてくる。
『そういうことだから、もう帰ってくれ。ありがとう』
無線に声が入る。声の主は脱出してゴルフ場のどこかに居るパイロットだ。
『この下の林の中に降りた。頼むよ』
カットラス・リーダーはそう言いながら、ゴルフ場の外れの林の上空で鋭くバンクし、
飛び去っていった。
「こちらコウノトリ。バンシー、これから救難員が降下する。林の上に向かうから、
マーカーを焚いてくれ」
SH−60の機長は脱出したF−2パイロット、コールサイン「バンシー」に告げた。
『こりらバンシー、コウノトリ。マーカーが発火しないんだ』
「バンシー」が応える。結構広い林だ。直接降下しても「バンシー」の場所が分からない。
「植松さん!林の外で降ろすから、捜索してくれ。いいか?!」
機長が振り向いて植松に訊く。
「ええ!それで結構です。やってください!」
植松は応える。直ちに機長は林道と思われる細道の入り口に機体を持っていく。
回転翼の風圧で、木々が叩かれ、砂埃が舞う。
開放されたドアでは3曹が12.7ミリを構え、周囲を警戒している。
「気をつけて!」
3曹は大声で言う。植松は黙ってうなずく。
(いくぞ!)
植松はリペリング降下を始める。彼のがっしりとした体躯が宙に舞った。
462名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 22:46
築城や新田原を出して下さい。
弾薬は米軍の事前集積分をバンバン使っちゃうと言うことでいかがでしょう?
西日本に光を・・・
463名無し三等兵:2001/07/03(火) 23:12
>>462

まだ、明らかにされていなかった開戦初期の秘話。
北朝鮮軍の北部九州進攻および、それに先立つ対馬占領の直前に
築城、新田原、芦屋の各基地は、テロにより、レーダーサイト、通信網等
を完全に破壊された模様。さらに、佐世保の米軍基地は細菌テロで壊滅。
だから北部九州は占領された(ってことでいいっすか?)

また、九州東岸(大分、宮崎)は交通網の整備が遅れていたのが幸いして、
西岸(熊本、鹿児島)のように北朝鮮軍に占領されていない。いずれ、
築城と新田原の基地機能が回復したら、航空戦もきっと行われると
信じて待ちましょう。
464245:2001/07/03(火) 23:21
>>449
東北自動車道・某サービスエリア
シマダは、暗澹を具現したかのような声音で電話に応対していた。
「うん、うん・・・・・で、3号店のほうは?・・・・・・だめか
・・・・・・・なるほど、わかった。いや、おまえのせいじゃない。
読みが甘かったのは俺のせいでもあるしな。
・・・・・・いや、それはいい。とりあえず、今手持ちの金をもって
どこかにいろ。追って連絡する。
・・・・・・ああそう、余裕があったら連絡のつく奴を見つけといてくれ。
オヤジには俺から後で話す。・・・・・・・わかった。おまえも気をつけろよ。
じゃあな」
携帯電話を切り、何か思いつめた表情でシマダはステーションワゴンの
ドアを開ける。助手席でハイライトに火をつけるところだったボウイは
その手を止め、シマダを見やった。
「よくない知らせのようだな」
ハイライトに火をつけながらボウイがさりげなく言うと、シマダは
顔つきの翳をいっそう濃くした。
色白で、もとから人間味の著しく薄かったその顔は、まるで蝋人形か
何かのように現実味を欠いていた。
「やられたよ、根こそぎだ・・・・・店も事務所も、何もかもパアだ」
大仰に音をたて、シートに腰を落とす。上着のポケットを、せわしなげに
探った。
察したボウイがハイライトをパッケージごと放ると、シマダはそれを
器用に片手で受け止めた。
「そういや、おれは禁煙中だったんだ・・・・どうりで、いくら探しても
煙草が見つからなかったわけだ」
シマダは苦笑しながら、シガーライターで火をつけた。
ずいぶん長い間禁煙していたと見え、いきなり数回咳き込む。

「アメリカ人もハイライトを吸うのかよ」
シマダは苦笑いを浮かべた。
465398:2001/07/03(火) 23:25
植松がUH−60から飛び出す。
その時だった。立て続けに銃声が鳴り響いた。
降下中の植松の周囲にも弾丸の飛翔音が通過する。ヘリにも「カン!カン!」と命中する。
幸い植松には命中しなかった。上空のヘリを見上げると、3曹が闇雲に機銃を撃っている。
(敵だ・・・)
植松はその場に伏せながら周囲を見回す。どこにいるのか分からない。銃撃を避けるため、
ヘリはいったん上昇していく。
「コウノトリ、こちらカラス。銃撃を受けました。そちらから何か見えますか?」
植松は機関拳銃の安全装置を外しながら、無線でヘリに訊く。
『林の向こうに敵と思われる複数の兵隊が見える。掩護するから早く捜索してくれ』
機長が応える。上空のヘリでは、3曹が機銃を撃ち続けている。
すると南から1機のUH−1がやってきた。
『こちらススキノ1、支援する』
敵の出現を予測して陸自から派遣されたヘリだった。
銃撃を避けるため植松よりも後方の小高い丘に着陸する。同時に8人程度の陸自隊員が降りるのが見える。
心強い味方だった。植松は姿勢を低くしながら林を目指す。
そこへまた敵が撃って来る。植松を狙っていた。周囲に次々と着弾する。
砂埃が飛び散る。息苦しいほどだった。倒木に身を隠した彼は、身動きできない。
植松は恐怖で心臓が破裂しそうだった。いくつもの修羅場を経験したベテランでも
自分に向けて撃たれるというのは初めての経験だった。
恐る恐る、倒木から顔を出す。するとまた銃弾が飛んでくる。慌てて伏せる。
今度は敵が見えた。複数のロシア兵が、銃を構えて林の向こうの植垣に潜んでいた。
(飛び出せば撃たれる・・・)
顔を埃だらけにしながら植松は思った。そこへ無線が入る。
『こちらススキノ。カラス、掩護するから林へ飛び込め』
陸自の指揮官が言ってくる。
(畜生・・・こっちの身にもなってみろ・・・)
まともな銃撃戦の訓練も受けていない植松は、陸自の指揮官にそう言ってやりたかった。
丘の上に布陣した陸自の隊員たちは小銃や機関銃を撃ち始めた。
ロシア兵も応射する。植松をはさんで、激しい銃撃戦になった。
「くそっ!」
植松は勇気を振り絞って飛び出した。走りながらロシア兵の方向に機関拳銃を連射する。
狙ってなんかいないから、もちろん当たるはずもない。
人生最速の全力疾走をする彼の周囲に、無数の敵弾が飛んでくる。凄まじい砂埃だ。
林道の入り口まで20メートル。たどり着くまでが永遠に感じられた。
466このスレの傍観者:2001/07/03(火) 23:26
えー、個人的な希望としては
・ミリ屋哲さんによるネタ小説
・大渦よりの来訪者さんによるマジ小説
・81式さん、海の人さん、270さんによる「説明しよう!」コーナー
とかあればもっともっとこのスレが面白くなるのではと思いますが・・・・

いかがですか?
467名無し三等兵:2001/07/03(火) 23:32
>>466
何故自分がやってみようと思わないのか激しく疑問
468245:2001/07/03(火) 23:37
>>464
ボウイはぶっきらぼうに言った。
「郷にいりては、ってやつさ」
シマダは、無理やりとでもいうべき笑みを顔に貼り付けた。
「違いない」
「で、いったいなにがあったんだ?」
ボウイが問うと、シマダの顔が再び蝋人形になった。
「手入れだ。今までとはケタの違う、な」
ボウイは眉をひそめた。
「今日日の新宿に警察が、か・・・・・・随分東京都知事も本気らしいな」
「違う」
シマダは、ボウイの目をまっすぐに見詰めていった。
「自衛隊だ。警察はあくまでおまけに過ぎん」
「本当か?」
ボウイは助手席から身を起こした。
「ああ。ガイジン狩りだと。その場に居合わせたうちの若い衆がそう聞いた」
「じゃあ、あんたとこのシマは・・・・・・・」
シマダはうつむいた。
「外国人にアガリの大半をしょってもらってたからな。もうおしまいだよ。再建するには10年じゃ効かん」
469245:2001/07/03(火) 23:46
>>468
ボウイは、懺悔を聞く聖職者のような気分を感じつつ言った。
「それはそれは、お気の毒様だ」
それにこたえず、シマダはハイライトを勢いよく灰にしてゆく。

カーラジオが、DJの陽気なおしゃべりを流していた。
『・・・・・最近さ、外国人がかなりヤバイって噂だよ。まあ、ボクも実際に見たわけじゃないけど、
まあ、本当の戦争だしね。いちおうリスナーのみんなも気をつけたほうがいいんじゃないかな
あ。あ、じゃ次の曲いってみようか。ミッシェル・ガン・エレファント「世界の終わり」・・・・・』

できのわるいプロパガンダだな、ボウイが苦笑したとき、シマダがゆっくりと口を開いた。
「こうなったからには、このビジネスは何が何でも成功させなきゃならん、本当は俺が直に
出張る予定じゃなかったんだがな」
470一等自営業:2001/07/03(火) 23:51
北海道 道央 

北部方面隊は各師団の特科を集成し、北部方面隊直属として
その前線指揮所を剣淵町の近くの森の中に置いた。指揮官には
特科の神様である富士教導団研究本部の橋田一佐が赴いた。
橋田一佐は完全に偽装されたテントの中で、他人任せにせず
自分と幕僚とで徹夜で射撃計画を作っていた。見た目どっかの
大学教授のような橋田一佐は言った。
「そろそろ始めようか・・・」
とても戦史に残るような名言ではないが、そのお気楽な言葉に
長年の自信があった。迫撃砲に74式や90式の主砲、果ては
MLRSの導入された兵器の射表プログラムは全部この見た目
パットしないオヤジが作ったのだ。誰よりも専門家であって
火砲の総てを知り抜いている。

計画は簡単だった。幅2キロ長さ1キロの長方形に集成した
師団特科(砲兵)とMLRSで同時交差射撃を加えるのだ。
一つのブロックを斎射すると、射程を延伸し次のブロックに
射撃を加える。これを士別町の南から名寄町の北まで続けていく。
後には動くものは理論的にないはずだ。

MLRSは射程は長い、特科のFH70も最大射程は30
キロあるが遠いと散布界も大きくなる。ここは小さく刻んだ
ほうが効率がいいはずだ。MLRSは榴弾と目標識別の目を
持った対戦車用子弾は混ぜて使える。かたやFH70は
対人用の白燐弾と破壊力の大きい榴弾を撃てる。

「始めましょう・・・」橋田一佐の命令が飛んだ。
前線指揮所の指揮所の多数のモニターには、伝送した各特科
中隊の射撃諸元と弾種に弾数が表示され、モニターの端には
それぞれの気温に気圧がでていて、中隊本部では各砲にその
諸元を送るだけだ。同じことがMLRS大隊から中隊に諸元
が送信され、操縦室でMLRS用の射撃諸元をインプットした。
まずMLRSが数分早く発射した。
特に意味はない。交差射撃での空中衝突を避けるためだ。
MLRSのロケットは轟音と白煙を噴いて士別の空へ
飛んでいった。
471333:2001/07/03(火) 23:55
種子島 種子島宇宙センター

「はい・・・はい・・・、そうですか・・・わかりました。ええ、準備の方は
 進めてありますので・・・はい・・・はい・・・資材及び人員は明日・・・
 わかりました。あとは事務方の方で・・・はい、はい、それでは」
「所長・・・」
「そういうことだ、明日からは大変だぞ・・・なんせ日本の運命がかか
 っている」
「それにしても複雑な気分ですね・・・所長・・・本当だったら国民全員
 で祝って欲しいくらいの偉業なんですが・・・」
「その気持ちはわかる。しかし原理原則に縛られて日本が滅ぶんじゃ
 なんにもならないだろう。」
「・・・はい」
「所員を全員講堂に集めてくれ、わたしから全員に説明する。」
472245:2001/07/03(火) 23:57
>>469
「なにをするにも、元だねはいるからな」
ボウイの言葉に、意を得たりとシマダがうなずく。
「そうだ。ボーイさん、悪いが、あんたもかなり危険な目に会うかもしれない」
「引くことができないからか?」
「ああ」

ボウイは、3分の2ほどを灰にしたハイライトを灰皿に押し付けた。
「わかった。おれも、あんたに誘われて東京を出なきゃ今ごろ狩られてたろうしな」
「ありがとう」
シマダは、本物の感謝を目にだけ浮かべ、ステーションワゴンのエンジンをかけた。
勢いはあるが、どこか悲しげな音楽が一旦中断され、そしてエンジン音をバックに
程なくよみがえる。

ステーションワゴンを発進させようとしたシマダは、ダッシュボードに放り出した
携帯電話に目を留めた。それをつかみ上げ、いくつかボタンをいじった後、サイド
ウィンドウを空けて、サービスエリアのごみ箱に向けて勢いよく放り投げる。

「いいコントロールだ」
きれいな弧を描いてごみ箱に携帯電話が飛び込んでいく様を眺めながら、ボウイがいった。
「昔、高校球児だったんだよ」
シマダは、どこか照れたような口調で言った。
473245:2001/07/04(水) 00:06
>一等自営業さん
>>452の「外人狩り@新宿」を、こちらのレスに流用させていただきました。
(登場人物が北海道に行く必然性を増すために、ですが)
やっちゃった後で大変図々しいとは思いますが、何卒お許しください。m(__)m
474北朝鮮九州第一隊の日記:2001/07/04(水) 00:07
6月25日。我が人民軍は過去の報復のため、日帝に宣戦布告した。
6月26日。日帝攻撃の前哨戦、対南朝鮮。午前10時開戦。
開戦1時間にしてソウル占領。南兵は清州方面に退却。
午後一時、清州占領。第二隊は春川、原州まで進撃とのこと。
午後3時。大田にて南と交戦し勝利す。南軍の7割が死傷。
テグ(漢字分からず)市方面に敗走。
6月27日。午前11時、安東まで進軍した第二軍とともにテグ市攻撃。
1時間足らずで占領。そのまま釜山に進撃。午後3時、戦闘開始。
前線の親友、李勇正、戦死す。いと悲しき。午後7時。釜山陥落。
捕虜2万余名。敗残兵3000余は日帝領の対馬に敗走。
午後9時。日帝が抗戦の構えを見せたとの情報あり。
(続)
475398:2001/07/04(水) 00:11
林道の入り口にあった小さな窪みに植松は転がり込んだ。ロシア兵の銃弾は
杉林に次々に命中し、樹皮が飛び散る。火薬と生木の匂いが鼻を突く。
「はぁ・・はぁ・・・」
植松は全身埃だらけになりながら、息を弾ませる。
木々の向こうからも撃ってくる。ロシア兵は林の中にも潜んでいるようだった。
銃声とヘリの爆音が周囲を支配している。植松は口の中に入った砂を吐き出しながら、
無線で呼びかける。
「こちらカラス、バンシー聞こえるか?」
すぐに返事が来る。
『聞こえるよ、カラス。俺一人のために君だけじゃなく、陸さんも来たのか。
 大げさな事になったな。こんな事なら、機と運命を共にすべきだったよ』
バンシーは済まなそうに言う。
「馬鹿な事を言うな!こっちは命がけなんだ。死んでも助けるぞ」
植松は強い口調で言った。
『ありがとう・・・』とバンシーは消え入りそうな声で応える。
「礼は無事助けてからだ。それより、あんたの位置がわからない。大声で呼ぶから、
 聞こえたら返事してくれ」
そう告げると、植松は「おーい!」と絶叫した。するとすぐに返事が来た。
以外に近かった。植松は思わず、窪みから飛び出そうとする。
するとそこへ再び銃弾が飛んでくる。慌てて伏せる。闇雲に機関拳銃を連射する。
あっという間に弾倉がカラになる。すぐに交換し、低い姿勢で、ゆっくりと進む。
「ススキノ、こちらカラス。敵は林の中にもいる。早くこっちに来て支援してくれ」
進みながら無線で要請する。
『こちらススキノ。分かってる。だが敵は装甲車を伴っているようだ。こちらも苦戦してる』
ススキノは言った。辺りを支配する銃声は、敵側優勢のようだった。
上空のUH−60とUH−1も機銃を撃ちまくっているようだが、あまり効果はないようだった。
むしろ、撤収の事を考えれば、ヘリは戦闘に積極的に参加せず、無事でいてもらいたい。
そこへ無線交信が入った。
『こちらクーガー、コウノトリへ。敵の居場所にマーカーを落としてくれ』
F−15からだった。敵を掃射するつもりらしい。対地攻撃装備の無いF−15にとって、
掩護の手段はそれしかなかった。
無線にコウノトリの返事は入らなかった。しかし低い唸るような飛翔音が聞こえてくる。
林の中から機影は見えないが、千歳で毎日聞いているF−15の音だった。
巨大なジッパーを勢い良く引き降ろすような轟音が響く。バルカン砲の発射音だ。
無数の着弾音。どれだけ効果があるか分からない。
驚いたのかロシア軍の銃声は止んだ。少なくとも陸自と撃ち合っている敵は、そうだった。
しかし、ゆっくりと進む植松には、相変わらず弾が飛んでくる。
(これじゃ時間の無駄だ・・・)
植松は思った。最悪の事態が脳裏をよぎる。バンシーが敵に殺されたり、自分が殺されたり、
ヘリが撃墜されたり・・・。いずれにせよ、そのどれか一つでも現実になったら助からない。
彼は焦燥感に駆られた。
476398:2001/07/04(水) 00:38
植松は林の中を進んだ。20メートルほど進むのに、20分もかかった。
これでは、もしバンシーを救出してもヘリが燃料も厳しい。遮蔽物に懸命に利用しながら、
彼は敵弾を避ける。
(どこにいるんだ、バンシー・・・)
苛立ちながら、植松は無線で呼びかけた。
「さっきの声を頼りに進んだが、まだ見つからない。あんたもこちらが見えないか?」
植松は一応訊いた。すると意外な返事が帰って来た。
『こちらからは見えるよ』
(えっ?!)
植松は驚き、慌てて周囲を改めて見回す。すると50メートルほど離れた巨木の根元に
一人の男が横たわっていた。空自の濃緑色のパイロットスーツを着ている。
顔はよく見えないが間違いない。バンシーだった。
負傷しているようだ。ならばすぐに手当てしなくてはならない。メディックとしての職業意識に
駆られる。
植松は急ごうとする。しかしそこへまた忌々しい敵の銃撃だった。
今度は敵の姿が見えた。敵の姿に植松は絶望的になった。
バンシーのさらに100メートルほど向こうに、装甲車と複数の敵兵がいた。
「バンシー、君の向こうに敵がいる。わかるか」
『俺の向こうに?!いや知らなかった。別のところだと思った・・・顔は出さない方がいいな』
「怪我をしてるのか?」
『大したことはないんだがね・・・こんなとこに着地したから足を捻挫したらしい』
植松はますます絶望的になった。
陸自の連中は苦戦して釘付けになっている。機関拳銃しか持たない自分が、歩けないバンシーを担いで、
林の外まで行くのは不可能に近い。
敵も木の陰にいるバンシーには気づいていないようだった。植松にだけ、撃って来る。
『こちらコウノトリ。カラス、まだか?!こちらはあちこちに被弾している。燃料もヤバイ、
 早く救出してくれ』
機長も苛立っているのだろうが、植松にとってはどうしようもなかった。
(どうする・・・どうすればいい・・・・?!)
植松はさらに焦燥感に駆られた。
そこへ、F−15とは違う航空機の爆音が轟いた。今度は木々の隙間から特徴ある
シルエットが見えた。
ファントムだった。
477一等自営業:2001/07/04(水) 00:47
種子島が出ちゃったー
この後、原子力発電所の灰をH−2ロケットに積載し
北京とピョンヤンに発射する予定でした。
>471=333
お任せ致します。
47822時のニュース:2001/07/04(水) 00:48
マリ「本日政府は外国人収容施設をマスコミに公開しました。これは先日行われた『外人狩り』が
あくまで外国人に対する暴動やテロ行為から外国人を保護する目的で実施された事を説明する為です。
施設内の仮設住宅は上下水道、冷暖房が完備され、敷地内には学校や集会所が建てられさながら町が
丸ごと一つ富士山麓に現れたかの様です」
ヅラシミズ「この措置をナチスのユダヤ人の強制収容やアメリカでの日系人の強制収容に例える向きが
ありますが、この映像を見ればそんな意図が無いことは海外メディアにも分かって貰えると思うんですね」
クメ「阪神大震災で建てられた仮設住宅より立派ですね。ところでマリちゃん、この収容施設なんか足りない
と思うんだけど分かる?」
マリ「いえ...」
クメ「シャワー室が無いね、ニヒヒヒ。CMの後はマナカのスポーツです」
479333:2001/07/04(水) 00:50
>>477
それは・・・(笑)
480名無し三等兵:2001/07/04(水) 00:50
「ネチズン」に対抗して我々2ちゃんネラーにできることはないのでありましょうか?
481245:2001/07/04(水) 00:55
>>472
「・・・・・・とまあ、以上がこちらの依頼内容だ。質問は?」
二人の「同意」を取り付けたサングラスが、応接間を臨時のブリーフィング・ルームに
見立てて説明を行った。
先ほどまで絶えず2人に銃を向けていた男達も、今は部屋にいない。

「ほーい」
めがねが行儀よく挙手した。
「何かな?」
「そこまでわかってんだったらさ、俺達みたいな半素人じゃなくても他に
やりようがあるんじゃないの?」
サングラスは、予期したとおりの質問がきたときに人が時たま見せる余裕
をあからさまに示していた。
「たとえば?」
「場所がわかってんだったら、飛行機かヘリでふっ飛ばしちまえばいい。
あるいは、事前に陸上自衛隊の特殊部隊を使うという手もある。
内容が本当なら、警察の出番かもな」
はちまきが、ぼそりといった。
「いちいちもっともだ」
サングラスは芝居がかった身振りで同意した。

「だが、それらは無理でもある」
482245:2001/07/04(水) 01:07
>>481
「なんでー?」
めがねが尋ねた。
「まず、支援・・・・・・ああ、爆撃機だが、現状では目標とする地域の制空権が
完全にこちらのものではないから、単独では出せない。かといって戦闘機を
護衛につけたくても、そんな余裕はどこにもないんだ。これはヘリも同じだ。
まあ、ヘリは君達をはこぶのに使うんだが」
サングラスは、数学の難解な概念を説明するかのような調子だった。
「特殊部隊は?」
はちまきが促す。
「表向きには、自衛隊には特殊部隊など存在しない。レンジャーはあくまで資格に過ぎないのだ。
また、仮に、そう、仮に特殊部隊が存在したとしても、彼らには他に仕事がある。
警察については、いうまでもないな」

はちまきは肩をすくめた。
「反乱軍の勢力圏内には、出せやしないわな。確かに」
サングラスはニヤリと笑った。
「飲み込みが早いな、そのとおりだよ」

「つまり、占領地にあって、なおかつ重要なコマを投入するほどでもない
目標にぶつけるにはかっこうの存在ってわけね。俺達」
面白くもなさそうな顔つきでめがねがいった。

「だが、放置しておくと売国奴どもをのさばらせることになり、非常に宜しくない」
サングラスは笑いを引っ込めた。
483245:2001/07/04(水) 01:14
>>482
「他に何かあるか?」
サングラスは、あからさまに話を打ち切りたがっていた。
「装備は何が与えられる?」
はちまきが尋ねた。
「基本的には、我々の使用しているものを用意した。どれをもっていくかは自由だ」
「銃はガリルかAKだ。俺達はそれしか扱えない」
はちまきはたたきつけるように言った。
「ガリルはないな。AKならば鹵獲したものがいくらかある。74でいいか?」
「結構だ」

「宜しい」
サングラスは、パンと両手を打ち合わせた。
「ではさっそく用意してもらおう。それがすみ次第出発だ」
484398:2001/07/04(水) 01:24
『こちらパンサー。ススキノ、爆弾を積んできたぞ。敵の場所を指示してくれ』
『こちらススキノ。敵は林の向こう側にいる。敵は中隊規模、偵察装甲車を伴っている。
 さきほど空自のヘリが落としたマーカーが見えるはずだ。しかし林の中にはバンシーと
 空自の救難員がいる』
『こちらパンサー。それはまずいな、それだけ近いとバンシーや救難員も爆発に巻き込まれる』
『こちらススキノ。仕方が無い。要請したATHが来るのを待つか・・・』
ファントムと陸自の交信を聞いていた植松は無線を掴んだ。
「こちらカラス。冗談じゃない!バンシーは怪我をしている。敵も目の前だ。救出するには
 今すぐ、林の中の敵を吹っ飛ばす必要がある!」
『だめだよカラス。そんな精密爆撃はできない。対戦車ヘリを待つしかない』
ファントムのパイロットは応える。
(畜生・・・どうすればいいんだ・・・・・)
八方ふさがりの現状に植松は歯ぎしりした。
そこへバンシーが交信してきた。
『8飛行隊まで来たのか・・・貴重なファントムなのに、俺のために・・・みんな済まない・・・・
 カラス、ありがとう。もう結構だ。撤収してくれ。そしてパンサー、ここに爆弾を落としてくれ』
バンシーの言葉に、彼を救出するために出動してきた男たちの表情は凍りついた。
「何言ってるんだ!我々はあんたを助けるために危険を冒しているんだぞ!そんな弱音を吐くな。
 必ず助ける。必ず助けるから、そんな事を言うな!」
植松は叫んだ。ロシア兵はさらに撃って来る。
『カラス、君も分かってるはずだ。現状では俺は助ける方法は無い。このままではさらに君たちが
 危険にさらされる。それでは俺はみんなに済まない。死んでも死に切れん。それよりは
 ここの敵を早めに吹っ飛ばした方が日本のためだ。だから頼む・・・』
バンシーは懸命に訴えた。
「しかし・・・」
植松は言葉を失う。
『ありがとう。俺のためにみんなありがとう。無駄骨だったが済まない。感謝している。
 カラス、岩手に俺の女房と一人娘が疎開している。敵と戦って死んだと伝えてくれ。
 パンサー、早くやってくれ、頼む!』
バンシーはそう言うと、沈黙した。
『カラス、止むを得ない・・・撤収しろ』
機長が絶望的な口調で命じた。
「そんな・・・そんな・・・・」
植松は呆然となる。
「早く撤収しろ!」
機長は感情を切り捨てるように命じた。
「了解・・・」
植松はバンシーを目の前にして、撤収した。
敵弾を避けて、ヘリに戻るまでの間だけはバンシーの事を忘れた。
UH−60は穴だらけだった。機銃を撃ち続けた3曹も、腕に傷を負っていた。
陸自は撃ち合いを続けながら、UH−1へ後退していった。
そこへ2機のファントムが緩降下で進入してきた。林に爆弾を投下する。凄まじい爆発。
林どころか、周囲の植垣も吹き飛ばした。
植松は現場を離れる機内から、その光景を見続けた。激しく後悔した。もっとなにか方法が
なかったかと、自問自答した。
爆撃を終えたファントムがヘリを追い越していく。その翼は哀しそうだった。
(バンシーはどんな男だったんだろう・・・)
植松は初めて救出に失敗した男の事を考えた。涙が止まらなかった。
485245:2001/07/04(水) 01:30
>>398>>484)さん
本気で泣けてきました・・・・心から、そう思います。
486331:2001/07/04(水) 01:31
赤レンガ(旧北海道庁)や植物園にも近い北海道ウタリ協会本部の一室で額を寄せて黙り込む男たちの姿があった。ガラス戸に小雨がぱらぱらとあたり、重苦しい雰囲気のせいで部屋の中はさらに薄暗く感じられた。
まず口火を切ったのは小山だった。
「これはまたとない機会というべきだ。
確かにいままでチャランケ(話し合い)で解決しようとしてきたが、
今を逃せば今まで犠牲になってきた先祖たちに顔向けできない。
若い衆も無謀だが、これを機会にみなでまとまるべきだ」
「しかし、今動いて成算はあるのか?シャクシャインの時に鉄砲という武器に太刀打ちできなかったせいで涙を飲んで松前藩に膝を屈したことはしっているよな。今だって武器でいったら全然敵わないんだぞ。へたしたらアイヌは全滅だ」
「秋田、その悔しさを物心つかぬうちから聞かされて育っていないものはこの中にはいないはずだ」
「そんなことより」川村はこう引き取って続けた
「今は露助、日本、そしてNHKに立てこもっているわかもんたち、いやバカもんと言っても良いかも知れんが、アイヌ全体としてこれらにどう向き合うか決めるのが一番大事だ」
何人か得心したようにうなずくものがいた。
「でだ、まず露助なんだが俺が感じたところではどうもあいつらは信用ならん、
と思う。散々甘いこといっているが目を見ていると心のそこからそう言っているとはとてもおもえん。」
「しかし、申し出にのってみてそれから判断しても良いのではないか」
「俺もそう思う」
「しかし、ロシアも最近は自衛隊にやられて退却しているというではないか。
わざわざ手を貸して日本人の憎しみを受けるのはまずいのではないか」
自治と権利回復という言葉に魅力を感じるもの、申し出を断るべきと説くもの
真っ二つに分かれた中で不意に男たちの中で一番最長老らしい老人が
口を開いた。
「わしはこうかんがえたんじゃが、どうじゃろう?」
みなが老人を注目する中、老人は言葉を続けた
「危害を加えられない限りにおいて双方邪魔立てはしない。」
静まり返った部屋の中で老人はさらに続けた。
「だが、誰かの血が大地に流された時点で報復すると」
*****
その晩深川市街地近くの幕舎で「糞いまいましいクリル人どもめ」
と呟くユーリー・ガガーモフの姿があった。
男にはさらに旭川まで撤退するか、留萌方面に進むか、まだ
結論をつけていなかった。
487名無し三等兵:2001/07/04(水) 02:13
>245
ミッシェルがいきなり出て来るところに萌え〜
で、ラジオのもとネタは何?
488名無し三等兵:2001/07/04(水) 02:26
age
489名寄在住:2001/07/04(水) 05:57
自営業先生,名寄と士別は”町”じゃなくて”市”ですよん
まあ,戦闘のお陰で町規模になってるかもしれませんが(w
490遠賀の死闘:2001/07/04(水) 08:25
敵は自衛隊側を囲むように前進していたが、それが射距離100メートルを切る乱戦ゆえに
ほぼ直線状になっていたことが混乱を生む要因となった。そこの真中に飛び込むような形で
突撃した小隊が全滅するのと引き換えに、左翼側は、真横から見れば分隊単位の厚さになる。
そこを偶然目前にした2中隊第2小隊が好機とばかりに銃剣突撃を敢行したことが、
勝敗を決する要因となった。

敵は左翼側に増援を送ろうとしても,すでに崩壊しかけている指揮体系では、
順次1個小隊ずつまわすという芸当はできなくなっていた。近い者がてんでばらばらに
左翼側の敵に反応しようとしていた。正規軍とは言え、本国では食料確保のための
作業のせいで軍事訓練などほとんどできなかった連中である。
もはや分隊単位での指揮掌握も不可能となりつつあった。

「第1小隊、目標、正面50メートルの敵、各個に撃て!」
「第4小隊、突撃の援護、敵左翼、総員着剣!」
崩れかけている敵に対して、混乱に乗じ最後の全力攻撃を実施しようと、あちこちの壕で
命令が飛び交う。
「第4小隊、目標、第2小隊右側の敵、総員、突撃に,かかれっ」
壕の中から、5・56ミリから84Rまでの火力が敵の左翼と中心部に降り注ぐ。
敵側のあちこちで死が量産される。だが、右翼側では小隊ごとに指揮を維持している
らしく、少しずつではあるが自衛隊側の突撃に押されている正面に増援が加わろうとしていた。

もはや19世紀以前の戦争であった。

双方とも距離に余裕があるときには、銃撃を加えようとする。しかし撃ち尽くしてしまえば、
弾倉を交換する暇などない。短槍と化した着剣済みの小銃での刺突と殴り合いがあちこちで
繰り返される。そこには一般に想像される戦争の残酷さよりも、さらに醜い風景があった。

国民の付託に答えるための行為は、国民の誰もが体験したがらない地獄を代わりに体験することであった。

敵を混乱に陥れる突撃を敢行した小隊長は、数カ所を同時に刺されながら絶命する瞬間、
わずかな後悔と共にくだらない事かもしれないと思いつつも考えた。
確かにくだらないことかもしれない。
地獄の中でその意味を考えていては、私生児たることの付託に答えられなくなるのではないか。
491官僚きんむ〜月月ぶる〜〜:2001/07/04(水) 10:19
その前線での死闘の時刻、霞ヶ関では国民経済省(旧経済産業省)と
食糧省(旧農林水産省)、内務省鉄道庁および民間船舶管理庁、
(国土交通省とJRの改組)、防衛省、文部省学生動員局、厚生
労働省国民衛生局の6省連絡会議が開かれていた。
各省庁とも局長クラスが出席していた。
 それぞれ、数年前までの見慣れた背広ではなく、軍属服という
警察官と米軍の制服を混ぜたような制服姿であった。
 国民経済省民需局日用品課課長補佐の豊田からみると将官相当
の階級章をつけた局長と佐官相当官である自分の有為変転をぼん
やりと思い浮かべていた。
 その沈黙を破るように食糧省生産振興局米穀課の課長補佐の櫻
井の疲れ切った声ではっと我に返った。
 櫻井は大学の一年先輩でハーバートのMBAでは2年後輩の優
秀な女性官僚であった。
 「食糧省としてはこの夏の生産の落ち込みから雑穀混合率の現
行よりの10%アップをする必要があります。めくって頂きまして
ペーパの22頁の4ポツをご参考頂きますとおわかりのように、
天候不順と壮年労働者の召集、燃料不足により農作業の低下が
生産低下の主な原因です。出先機関のヒアリングによるものです。」
という深刻なものであった。
 その説明を受け、文部科学省学生動員局長から「この際、12歳以上
の学童と学生を農作業に動員をかけてマンパワーで補充しなければ
ならないであろうと本省では考えており云々」と説明を始めた。
 豊田は民間船舶管理庁と鉄道庁の課長に目を向けたがいずれ
も困惑を隠せないでいた。彼らは霞ヶ関育ちではなく現役自衛官で
あり、いかにも軍人という霞ヶ関の住人とはまったく違った雰囲気
を帯びていた。豊田は甲種幹部候補生学校に1年半入校しており、
彼ら現役自衛官に対してある種の好感を持っていた。
 文部科学省局長の説明後、内務省鉄道庁および民間船舶管理庁の
課長相当である彼ら一佐が苛立ちを隠せないように説明を始めた。
「食糧省及び文部科学省の説明はトータルな視点がない、いまや
国軍の輸送で輸送機関の予想外の老朽化、狭隘化が進んでいる。
内務省鉄道庁および民間船舶管理庁では遊休資材の活用や軍直轄
船舶および工兵の動員も考慮している。」というような趣旨の
発言が行われた。
 前線の逼迫が日々重圧として感じられ、その中で民生をどうして
いくのか豊田にとり重苦しい案件っばかりであった。
 元々デスクワークよりフィールドワークの好きな豊田としては
ここでジリジリと過ごすよりも前線で下級将校として過ごすこと
を自ら選ぶことを考えていた。
(以下次号)
492名無し三等兵:2001/07/04(水) 10:49
防衛関連企業の動きも見たい。

重工、川崎、富士重、NECなど。
493こんなんどう?:2001/07/04(水) 12:21
 三菱重工・名古屋航空宇宙システム研究所では製造ライン主任の中村が頭
を抱えていた
「H-II Aを5機、半年以内に完成させろって?そんなの無茶ですよ。こっちで
機体を作ってもエンジンポンプを作っているIHIはテロにやられているじゃな
いですか。それにどうやって種子島まで運ぶんですか」
「いいから作業スケジュールを組め。俺たちの手の届かないところで話がつい
ているそうだ。やるしかない。」
「種子島には稼働できるH-II Aが2機ありますが、そいつはどうなるんですか」
中村はしつこく食い下がる。
「あれの追加で作れということだ。」
課長の万代はそう言ったあと、ため息をついた。
「県警の警備も増強されるそうだ。県警じゃ役に立たんだろうが」
その時だった。
けたたましくサイレンが鳴り響く「敵襲!敵襲!作業員は総員待避」
「何!」そう万代が叫ぶと同時に、爆発音が響く。門に止めてあった機動隊の車
両が爆発、横転した。所詮は金網を張ったバスでしかない車両は、テロの襲撃に
は盾にもならなかった。
パン、パン。ニューナンブの軽い発射音が工場の壁にこだまする。すぐに連続的
な発射音が辺りを轟かして、ニューナンブの軽い音は聞こえなくなる。
 敵は警察の警備している門を突破し、工場の奥へと向かっていた。
494492:2001/07/04(水) 12:35
>>493

Thanx!

中村主任の運命いかに?
495バーナー保守員:2001/07/04(水) 12:40
>>493
試作のひみつメカでの撃退きぼん。
496492:2001/07/04(水) 12:49
中村がモビルス−ツに乗って東条きぼn!
497名無し三等兵:2001/07/04(水) 12:54
富士教導団は北と南どちらに向かっているのでしょうか?
498官僚きんむ〜月月ぶる〜〜 :2001/07/04(水) 14:09
義兄金白柱大佐
豊田が6省連絡会議に参加し、帰庁したのは23時過ぎであった。
戦時体制のために蛍光灯は半分撤去され、かつては明るいビルで
あった国民経済省は外壁が迷彩色にぬりたくられ、室内も米軍の
兵舎のようなモスグリーンにぬられてまさに戦時色一色であった。
Kレーションが支給されあちこちにガタの出ているパソコンで起
案文章の最終チェックを始めいていた。
 内容は「特別認可法人全国繊維生産統制組合の組織を定める法の
省令」であった。
 豊田はいまさら統制組合よりもドイツの軍需相のA・シュペアーの
鮮やかな民活手法を思い起こしては憂鬱になっていった。
 そのとき、勤労奉仕学生の職員から「課長補佐お客さまがお見えです」
と声をかけられ、狭い日用品課の入口に目をやると義兄の金白柱が素早い
身ごなしで入室してきた。
 義兄の金白柱は大佐で韓国第一軍団の歩兵第一師団の参謀長であった
はずであり、激戦の中心に第一師団ありといわれる師団参謀長が前線を
はなれて日本になぜいるのかといぶかしくおもった。
 「キムにいさんどうしたのですか?」
と義兄ではあるが見識と才能のある金に対して実の兄、いや父代わりの
ような尊敬の感情をもっていた。
 「豊田よ、(義兄は日・米語が自由に扱えた)米穀国防省主催の合同
会議に参加した帰りによったのだよ」と温厚なしかしながら威厳のある
声で話しかけてきた。
 「お兄さんは師団参謀長ではなかったのですか?」
 「いやこの定期異動で韓国陸軍省付になり、今は白元帥の南部方面軍
の高級参謀に補任されたのだよ」
 「ご栄転おめでとうございます」
 「いやおれは第一線向きでどうもなあ」
という会話のあとで義兄が声をひそめて語りかけてきた。
 「弟よ白元帥が日本人の副官を求めているんだ」
 「そうですか合同作戦にはやはり意志疎通のために必要なんですね」
 「そうなんだ、あと国軍(日本側)とうまく連絡をつけてくれる人物
も今すぐに必要なんだ」
 「そうすると防衛省に依頼にいったのですね」
 「いや、もう腹案が決まっている」
 「さすが義兄(おにいさん)さんですね。」
 「そこでだ、豊田、引き受けてくれんか?」
 「え?え?いくらお兄さんの申し出でも不可能ですよ、幹部候補生学校
に在籍して予備役軍籍としては1尉ですが、軍人世界の仕組みはまるでわか
らないし、第一、単なる役人ですよ」
 「そうじゃないんだ、連絡調整役だから型にはまった軍人ではなく豊田
のようないままで各省の連絡調整で養ってきた力が必要なんだ」
(以下次号) 
499一等自営業:2001/07/04(水) 14:13
>498
スンマヘンです。
ネットで地図開いて、いい加減に書いてました。
深く大いに反省・・・・・昔から反省身に付きません。
文才ないし佐藤大輔越えられないな。
500333:2001/07/04(水) 15:57
>>493
すみません、まもなくH-2Aを複数発射する予定だったんですが
501宮大工:2001/07/04(水) 17:59
私も銃後を書いてみますー。個人的に興味のある事柄なのでー
一応戦時の広報というテーマでいってみます。
うまいこと自衛隊などの記者会見を描写して各話をまとめられる
といいなとおもいつつ・・・


---------東京築地

「なんかすごいことになってますよね。この国」
隅田川の川縁にある日本最大手の広告代理店、電通の第九営業局に勤める若
手営業マン長谷川はCMモニター用のTVでニュースを眺めながら声をあげた。
「そうだな。戦争だからな・・・」
その第九営業局を統括する局長である神保は長谷川の問いに答えた。
戦争がはじまってから経済は大混乱に陥った。シーレーンの混乱により石油や穀
物を始めとする戦略物資の統制、銀行はパニック、おまけに国内で無差別テロが
おき、政府は「混乱を防ぐ」しの名目でだされた通達によつて東京株式市場をはじ
めとする各種取引所は閉鎖。もし仮にいまこの瞬間戦争が終
わったとしても、戦前の経済レベルを回復するのにどれくらいかかるのか見当もつ
かなかった。
「この調子じゃ当然ながら、来年の株式公開の件のパーですね。しかし俺たちど
うなるんですかねぇ」

 広告代理店という会社はその字面どおり各種企業の「広告」を総合して扱う会社だ。
クライアントと媒体(新聞・雑誌・TV・ラジオ)の間に立って、広告戦略から広告プラン
ニング、実際の露出までの一切を仕切る。
 ところがこの広告というもはその性質上、クライアントが不景気に陥ったりすると真
っ先に予算を減らされる対象だ。ましてや、この戦時下で経済が大混乱に陥ってい
る時に暢気に雑誌やTVで広告をするおめでたい企業など一切見当たらなかった。
また、各種媒体の方も企業のCMどころではなく、雑誌はほとんど休刊、TVはほとん
どニュースの流しっぱなし。新聞も広告にスペースを割く余裕などもない。
結局どちらからもニーズがまったくない以上、代理店としてまったく出番はなく平時の
目のまわるような忙しさはまったく消えうせ、会社全体が開店休業状態だった。
 そんなこんなで普段ならば絶対世間話などする関係にない局長と入社数年目の若
手営業マンが首をそろえてテレビの前にいる訳だった。
「さぁな、でもこんなに仕事がないと会社の人間全員が銃でももたされて兵士として北
海道にでも送り込まれるかもしれんな」
「そんな、冗談にも程がありますよ。そういえば俺の同期で福岡の支店に行った奴、ま
だ連絡ないんですよ」
福岡にある支店とは、戦争がはじまって以来一切の連絡が途絶えていた。何人かは
命からがら脱出してきたがまだ行方不明者が大半で、運良く逃げられた者の中にも
あの新幹線のテロに遭い命を落とした者もいた。
「そうか、おれも同期やかつての部下で連絡がない奴がかなりいる。無事でいてくれる
といいんだが・・・」
神保がそう言った時に、パーテーションの向こう側から声がした
「局長、社長がおよびです。至急社長室にきてくれと」
「おう!わかった。すぐ行くって伝えてくれ」
大声をあげて神保は答えた。
「なんなんでしょうかまさかホントに北海道に・・・」
長谷川が不安の色をうかべながら言った。
「んな訳ないだろう。でもなんの用だろうなレイオフでもするのか」

(続く)
502宮大工:2001/07/04(水) 18:08
>>501(お、501大隊)続き

「社長。本気ですか」
神保は社長の机の前で直立不動の姿勢を保ったまま口を開いた。
「本気もなにも政府からの要請でね・・・私にもどうにもならんのだよ」
社長は、机の上で両手をくみながら神保の問いに答えた。顔には疲労の色が濃く滲み
でていた。
「公官庁は他の専門の部隊がいるじゃないですか、そこの担当では・・・」
「公共は他の件で手がまわらない」
「しかしなぜうちの局なんです、他にも優秀な局がゴマンとありますよ」
神保は自分の心情に耐え切れなくなって、社長の机に両手をついた。
「君は総研に出向中にドイツにおける第二次大戦時の広報の研究調査をしていたね」
「確かにしました、でもあれは・・・」
神保は電通の研究部門である電通総研に一時期出向していた。その時に研究していた
のがあのナチスドイツの広報体制や戦略だったのだ。しかしそれは自分で決めたもので
はなく社の命令によって決められた研究テーマだった。
「会社とはあらゆる状態にそなえるものだ。神保君、社長命令だ。本日をもって営業第九
局は戦時広報統合局へと改変、あらゆるメディアに対して国民の戦意高揚をはかるもの
とする。戦時広報統合局は各媒体部を強化、あと去年誕生したリスクコントロールチーム
もつけてやる以上だ。」
社長は神の信託を告げる神父のように静かに言った。顔に表情はなかった。
「・・・わかりました、社命である以上はやります。ただ私の遣り方でやらせていただきます。」
「君がゲッペルスになることを期待しているよ、行ってよし」
神保はなにも言わずに社長室を去った。くそ、俺がゲッペルスだと。冗談じゃない、あの大
嘘つきの野郎といっしょにするな。おれは広告において嘘なんかついたことはないぞ。だが、
国民の世論が自分の意図した方向に進む。なかなか愉快な仕事かもしれない、よし決めた。
俺が向けてやる、どんな方向かはわからんがな。

(続く)
503名無し三等兵:2001/07/04(水) 19:08
この世界では、もしかして銃刀法マンセーな状態?
戦後で大問題になりそうだ…
504名無し三等兵:2001/07/04(水) 19:24
監督ぅ〜!!
なんだ?
韓国からの輸入が途絶えたので絵コンテ以降なにもできてません!
なんだと!?
嗚呼、怒ったオタクどもが反乱を起こし日本崩壊

おしまい。
505398:2001/07/04(水) 19:34
みなさん上手いですね〜。
ガラに無くあんな話書いて当方恥ずかしいです。
「イントルーダー」のパクリと怒ってる方も多いと思います。すみません。
みなさんそれなりにリンクしてますけど、
当方、まったく浮いているような気がします。
もう終戦を意識した方がいいのでしょうか?
海自護衛艦部隊の対空・対潜戦闘をやりたいと思っていたのですが。
対艦戦闘はもうやったので・・・。
506名無し三等兵:2001/07/04(水) 19:58
H2Aの打ち上げには、大出力の
http://www.nasda.go.jp/H-IIA/dvp/h2a_lrb_j.html
こいつを使ってもらえませんか?
507名無し三等兵:2001/07/04(水) 20:52
398さんはすばらしいからそのままでいいですよ。
何も書けなくて歯がゆい思いしてる人の方が多い。
508名無し三等兵:2001/07/04(水) 21:06
>>505
いや、どうでしよ。中盤の力の押し合いというとこに入って
きたのでは・・・
まだ終戦を意識するのは早いと思われ
509493:2001/07/04(水) 21:14
>>333-500
H-II Aは種子島には動く奴があったとおもうので、そっちを使ってやってください。
510493:2001/07/04(水) 21:36
動くのが2機ってのは中村主任の思い違いかもしれないので、
種子島に今何基あるかは333氏が設定しちゃってください。
511333:2001/07/04(水) 21:39
>>509-510
了解です。
512453:2001/07/04(水) 23:06
>>483
岩手県・三陸海岸沖
「ついたぜ、ここだ」
シマダが車をとめたのは、種市町のはずれにある漁港の駐車場だった。
リアシートに放り出されたスポーツバッグからあらたに取り出した携帯電話で、
二言三言いかにも年季の入った営業マンのようなやり取りをする。
ほどなくして、数人の若い男達がステーションワゴンの周りに集まった。
「出よう」
シマダはボウイにいい、車を降りる。
「お疲れさんです!」
シマダが右足を地面に下ろすかどうかというタイミングで、男達がいっせいに唱和して
太ももに手を当て、腰を折った。
「ご苦労さん。準備のほうはどうなってる?」
鷹揚な口調でシマダが尋ねると、その中でも比較的年のいった男がきびきびとこたえた。
「すべて済ませました。支社の方で船の手配もすんでます。ケースの積み込みは、さきほど」
「わかった。後は俺達が乗るだけだな」
男-おそらく、彼が現地の責任者だろうが、幾ばくか湿った口調になった。
「はい・・・ところで、本社のほうは、その・・・・・」
「うん。かなりやられた。だから、今回の商談は確実に物にする。
本当なら、俺はここでみんなの様子を見るだけのつもりだったが、
そうもいってられないしな」
「わかりました。こちらも体張りますんで」
「頼むよ」
>>512
男の言葉に嘘はなかった。
シマダとボウイが、案内された薄汚い中型の烏賊釣り漁船に乗り込んだ数分後、
漁船は外見にまったく似合わない滑らかさで出航した。
ボウイたちは、おそらく船長室と思しき個室に通され、旅装を解いた。
とはいっても、各自の手荷物を棚に放り込んだだけだが。

さっそくハイライトに火をつけたボウイが、シマダの持っていたスポーツバッグを
指差した。
「シマダさん」
船長から差し入れられたラークのパッケージを破いていたシマダが顔をあげた。
「なんだ?」
「この時期に、船で北海道入りするってのは、かなり無茶じゃないのか?」
シマダはかぶりを振った。
「俺も、最初はそう思った。だが、話を聞くとちょっと違うんだな、これが」
514245:2001/07/04(水) 23:31
>>513
「どういうことだ」
ボウイは、下がり気味の語尾で尋ねた。
「まあ、戦争ともなりゃあ、危険地域にいる民間船舶はたいてい足止め喰らうか
避難させられるわな。
だが、今回の戦争はあまりにも突然はじまっちまったんで、その辺の対処が
まったくなっちゃいなかったんだと。
行政にできることといえば、あまり効果のない命令くらいなもんだ。
それだって、実際に取り締まる力がなければ何の意味もない」
そこで一息ついたシマダの顔を見ながら、ボウイが言った。
「海上保安庁も、海上自衛隊も実際には朝鮮やロシア相手で手一杯で、
民間の船舶に対しては事実上何もできないに等しい、ってことかな」
「そんなとこだな」
シマダはうなずき、ラークに火をつけた。
「でだ、朝鮮やロシアも、こっちの鉄砲持った船相手にドンパチやるのが精一杯で、
えーと、なんてったかな、海上交通の遮断なんかできっこないんだそうだ。
だから、度胸があって金がほしい船主にとっては、結構見入りのいいビジネス
チャンスってわけさ」
515名無し三等兵:2001/07/04(水) 23:38
333様
鹿児島の発射場も使ってあげてください。
H-IIより固体燃料ロケットの方が量産は楽かも。M5とかJ1だっけ?
いっそカッパとか。
516新米です:2001/07/04(水) 23:38
中国に参戦したインドとフランス機動部隊の活躍を書いてくれませんか。
あと、H−UAの代わりにM−Xロケットなんてのはどうでしょう。
517新米です:2001/07/04(水) 23:39
515>かぶってスイマセン。
518名無し三等兵:2001/07/04(水) 23:40
できれば、F-15J VS Su-27の戦闘も書いてください。
519245:2001/07/04(水) 23:42
>>514
「青函トンネルが使えないし、空の便も駄目になっちまったら、使えるのは船しかないだろ。
そんで、北海道からとんずら決め込みたい連中が札びら切って船に乗り込みたがるってわけよ」
「なるほど。需要と供給か」
元会計士らしい表現で、ボウイが要約した。
「反乱軍といえども占領地の漁港全てに兵隊を貼り付けとくわけにもいかんし、
赤くないほうの日本だって、自分とこの漁港すべてを封鎖することもできん。
さすがに警察はある程度チェックしているみたいだが、東京と違って、田舎では
ウチみたいにある程度筋を通せば黙認してくれる」
「だから、俺達みたいにいかにも怪しげな連中が半ばおおっぴらに船出できるってか」
シマダは大真面目にうなずいた。
「資本主義の世の中だからな」
520245:2001/07/04(水) 23:50
>>519
「ところで、さっき俺の荷物を指差したのはどうしてだ?」
シマダが話題を変えた。
「いや、例のブツはまだ持ってきたままかと思ってね。最初はそれを聞こうと思ったが、
今となってはどうでもいいことかと思ったんだ」
「ブツなら、確かに持ってきたままさ。まあ、これから危ない橋を渡るんだ。カードは多いほうがいいだろう?」
「違いない」

シマダもボウイも、船に関しては素人同然であり、何もすることがない。
半可通がいらぬ口出しをすることの愚をよくわきまえている2人は、
必然的に口数を多くして間を持たせるしかなかった。
しかし、元から能弁ではない2人が話を続けることは難しい。
船長室の片隅に置かれていたTVのスイッチがオンになったのは、ある意味当然の成り行きだった。
521245:2001/07/05(木) 00:00
>>520
シマダが承知している限り、戦争がはじまってからこの方、TV番組は
無味乾燥な報道か、いかにも官僚が起案して決裁をまわした結果作成
されましたと言わんばかりの毒にも薬にもならない「公共用プログラム」
しかなかった。
シマダはそれを覚悟して、半ばげんなりしながらスイッチを入れたが、
映し出された番組をみてびっくりしたような表情になった。
「おい、いつからバラエティーは放送許可になったんだ?」
ブラウン管の向こうでは、ボウイも顔と名前くらいは知っているタレントが
ホストの野卑な台詞に笑いを浮かべている。
内容は、戦争が始まる前のものとほとんどかわりがない。

だが、2人ともどこかその番組に違和感を覚えていた。
522245:2001/07/05(木) 00:14
>>521
「なんか・・・・妙だな」
ボウイがポツリといった。
「あんたも、そう思うか?」
シマダは半ば驚き、半ばうれしそうにこたえた。
「このホストは、確か漫才上がりだと思ってたが、ツッコミが少しおかしい。いつもの調子じゃない」
ボウイがそこまで日本文化に通暁しているとは思わなかったシマダは、意外の念に囚われながら、大きくうなずいた。
「なんつうかな、アドリブのように見えるがそうじゃない感じなんだよな」
「ああ。それと、ツッコミの内容が偏ってる」
「というと?」
「弱気なゲスト、挑発にたいして当り障りのないコメントをつけるゲストを、
これでもかというくらい罵ってるな。それで、形を変えて『そんな弱気じゃ、
君何もできへんで!』と煽ってる」

「・・・・・・・意図的に造られた、ってことかい」
シマダが、くらい調子で尋ねた。
「俺の考え過ぎかな。だが、この番組はプロパガンダかもしれん」

2人は、理由もなく黙り込んだ。
そのとき、モールス信号のようなSEが入り、テロップが流れた。
『NTV ニュース速報』
「おや?」
シマダがひとりごちた。
それに続いたテロップは、2人のどきもを抜くのに十分だった。

『本日23時過ぎ、米国ワシントン、ニューヨークなどで核兵器によるものと見られる
大規模な爆発事件が発生。国防省はテロの可能性を指摘』
523333:2001/07/05(木) 00:32
ワシントン ホワイトハウス大統領執務室
「大統領。大至急ルッキンググラスにお移り下さい」
「どうしたというのだ」
「理由は機内でとにかく中庭まで移動してください」
「家族は」
「すでにヘリに搭乗済みです。ご安心を」
「・・・」
524大渦よりの来訪者:2001/07/05(木) 00:34
>522
そりは………ラグナロクが始まりそうな気が……。
525245:2001/07/05(木) 00:40
>>524さん
初めて、本編の展開に少し割り込んでみました。
個人的には、そろそろ終戦に向かって展開しそうだったので、カンフル剤になればと。

>執筆者各位
もしも、この展開がアレでしたら、誤報ということでサラッと流してください。
526333:2001/07/05(木) 00:44
>>525
正直手詰まり気味ですので助かります。

>>523訂正
ルッキンググラス→エアフォースワンです
527オレ:2001/07/05(木) 00:47
米軍の先遣隊がもうすぐ到着。
的占領地に逆上陸するか日本の勢力圏に上陸して合流するか
検討中。
528名無し三等兵:2001/07/05(木) 00:52
米海兵隊4000人は難なく対馬に上陸したが、そこで硫黄島を
彷彿させる反撃を受けた。彼らは孤立無援で、この
島で死ぬ覚悟を決めていた。
529名無し三等兵:2001/07/05(木) 00:59
>>527
「・・・・・・というわけで、具体的にどのプランを採用するかは、もう少し自衛隊とつめたほうがいいな」
「現在自衛隊が実施している反撃が、どこまで効果があるかにもよりますしね」
どかどかどかどか、ばたん。
「は、ハワイより入電です!」
「はいるときはノックくらいしたまえ。士官がそのありさまでは、士気に関わる」
「で、内容は?」
「読みます。『ワシントン、ニューヨーク、サンフランシスコで核兵器に
よるものと見られる爆発が発生。大統領以下首脳部の生死不明』!」
「何だと・・・・・・」
「いやに簡単な報告だが、それだけか?」
「は、はい!」
・・・・・・・
「閣下、どうします?」
「どうもこうもない。まずは司令部に状況説明を求めることが先だ」
「その後は・・・・・?」
「報告が本当なら、我々は本国に帰還することになるかもしれん。あるいは・・・・・」
「あるいは?」
「上陸はするが、補給は一切たたれた状態でロシア人とやりあわなければならんかもな」
530名無し三等兵:2001/07/05(木) 01:06
ロスとシアトル、シカゴにデトロイド、ダラスも忘れたらいかんぞ
531名無し三等兵:2001/07/05(木) 01:14
まさか1も、ここまで話が進むとは思わなかったろうなあ・・・。
532名無し三等兵:2001/07/05(木) 01:16
対馬には想像を超える敵兵がいた。ざっと3万、いや5万。
「ここが九州作戦の基部か…」兵士の一人がぼやく。
「まさかここまで多いとは思わなかったな。」とフォウスト大尉。
「大尉、我が軍はたったの4000。相手は5万。これで互角に戦えるのですか?」
とフォウストの隣にいたトマロフ少尉が言う。
「人数が多かろうが少なかろうが武装の質は中国、北朝鮮はWW2の日本並さ。」
と余裕交じりに答えるフォウストだった。
しかし、この余裕が4000人をすでに危険に晒していたのであった。
533名無し三等兵:2001/07/05(木) 01:18
もう大気圏外を弾道弾が飛び交ってるよ
5341です。:2001/07/05(木) 01:20
時々見に来てましたが、スゴイことになってますね。
このスレが逞しく成長してくれてよかったです
文才はあまりないですが、これからちょくちょく
書いていこうと思います。
535333:2001/07/05(木) 01:24
メリーランド州 アンドリュース空軍基地
「機長。大統領以下要人はすべて収容完了しました」
「よし、エアフォースワン発進。」
その時水平線上に二つの太陽が昇った。
「・・・!」
「ニューヨークとワシントンです・・・情報ではあと西海岸でも
 恐らくロスかサンフランシスコのいずれかだと思われます」
「ニューヨーク及びワシントンとの通信途絶!」
「サンフランシスコでも核攻撃と思われる爆発を確認!」
「NORADからの連絡ではICBM及びSLBMの軌道は
 確認されておりません」
「やはり・・・テロか!」
「その可能性が高いです。ロシアで行方不明になった核弾頭
 か自作の核爆弾によるものだと思われます」
536宮大工:2001/07/05(木) 01:38


有楽町線に乗って"戦時広報統合局"局長神保は在京テレビ局の一つ日本テレビ
へ向かっていた。
車内は戦争の影響か閑散としていた。いや正確に言うと自衛隊の制服を着た軍人
達が多くのっていたが、国防省のある市ヶ谷で一気におりてしまった。
彼らを見て神保はつい何時間か前にあった国防省の広報課長との会話を思い出
していた。

「広報課長の清水です」
国防省の会議室でグレーのスーツを着こなし名刺を差し出した広報課長はとても
じゃないが国防省の人間には見えなかった。丸の内あたりの外資系金融機関の
ヤリ手サラリーマンで十分通用しそうだ。
自分も刷り上がったばかりの名刺を渡し、前置きもなしにいきなり本題に入った。
聞いた内容はどういう情報を重点的に伝えたいのか、反対に伝えたくない情報は
何か。その2点だ。
「ええ、それは・・・」
と広報課長は前置きし、A4サイズのペーパーを渡した。
「要は自衛隊が頑張っていて戦況は好転しつつあり、経済も本来の活動が近い内
に再開できるという雰囲気を醸成すること。伝えてほしくないことはその反対です、
つまり銃後の不安がおびやかされつつある。という雰囲気を作り出すことです。そ
の2点さえ守ってもらえれば基本的にはなにをしていただいてもかまいません」
「つまり勝ちはドンドン流し、負けが込んでいるときは国民には報せるな。そういう
解釈でいいわけですか?」
神保は冷たい声でいい放った。
「ああ、それは違いますよ。我々は大戦中の大本営とは違います。ある程度であ
れば負けも公表するし、勝ちであってもなんでも伝える訳ではありません、もち
ろん最終的な判断は我々がしますが、大抵のことであればそちらで仕切ってい
いてかまいません、なにせそういうことにかけてはそちらの方がプロフェッショナ
ルな訳ですから」
「なるほど。そう考えていただけるのですね。では我々の考えと相違はありません。
我々が戦略として考えているのは・・・」

『麹町、麹町です。本日傘の忘れ物が大変多くなっております、どなた様も・・・』
車内のアナウンスが響き思考が中断される、もう目的の駅だ。神保はあわてて席
を立った。
地下鉄の出口をでると相変わらず大降りの雨が降っていた。そういえば南太平洋
上で発生した台風が日本に向かっているというニュースを数日前に聞いた気がした、
その影響だろうか。
テレビ局は幸い出口の目の前にあり対して濡れずにすんだ。テレビ局のロビーでは
テロに備えてか警備員ではなく、戦闘服姿の自衛官が警備していた。受付で訪問先
の名前を告げるとプレートを渡され会議室に通された。会議室には既に訪問する相
手である日本テレビ編成局長が座っていた。互いに面識があるので名刺交換など
は特にせずに軽く世間話をした。もちろん明るい話題ではなかったが・・・
537宮大工:2001/07/05(木) 01:38
「さて、そろそろ本題にはいりましょうや。神保さん、なにもこのご時世に世間話にき
た訳でもないでしょう」
編成局長はざっくばらんに切り出した。
「そうですね、えっと今私はこういうことになりまして・・・」
神保はここで名刺を相手に渡した。名刺には「戦時広報統合局長」と肩書きが書い
てあった。
「また仰々しい名前ですなぁ・・・ついに天下の電通さんも戦時体制という訳ですか」
煙草に火をつけた編成局長は、口元に皮肉をうかべていた。
「まぁそんなところです。お上の手先という奴ですよ」
神保は皮肉に答えるでもなく自嘲気味に続ける。
「我々は国の依頼を受けて戦時中の広報計画の一端を担っている・・・というかその
ものですな、をやってる訳です。初めに前置きしておきますが私の依頼は国からの
依頼だと思ってください」
「そういうことね・・・で、我々への"依頼"とはなんでしょ」
編成局長はまだ2口しか吸っていないタバコを灰皿に押しつけて言った。依頼という
言葉をことさら強調していた。
「まず編成に関してですが、現在ほぼニュース一本になっている現在の番組編成を
序々に通常の編成に戻していただきたい。ああ、もちろん番組の内容については我
々がチェックいたしますが」
「情報統制を実施するちゅうことですか」
「平たく言うとそういうことです。もちろん一方的に統制する訳ではありません、いま
まで様々な事情により禁止されていた前線への取材を許可します。まぁ我々の仕
切つきですが」
「つまり全面的に協力しろっちゅーことですな」
「まぁ、そうとらえてもらって結構です」
「もし拒否したら?」
編成局長は再び煙草に火をつけた。
「もちろん、民主国家ですから拒否する権利はありますよ。ただある日ゲリラの乗っ
たダンプが突っ込んできてテレビ局を占拠したり、目の前で爆弾が爆発したりしても
自衛隊は動けない可能性が高いですね。なにしろ戦時中ですから」
「・・・」

その日から、ニュース一色だったテレビにバラエティ番組やドラマが戻ってきた。その
内容に違和感を感じるものも多かったが・・・
(続く)

という訳で245さん。>>519-521のネタ使わせていただきました。多謝
 
538オレ:2001/07/05(木) 01:43
対馬攻略に当たって、新田原など、沈黙していた南九州の
航空隊が支援にまわった。集積所などは破壊したが、
すでに物資はいろいろな陣地に隠匿され、1割も破壊できていなかった。しかし
彼らはそれに気付いていなかった。
わずかな随伴艦隊も、ウラジオストックなどを攻撃するために
すでに遠くにおり、支援は非常に少ないものであった。
彼らは敵を過小評価しているのであった。
強力な艦隊による支援が無いと知った敵は自分の棺桶を作り
すでに海岸近くに潜み、着剣して待ち構えているのであった。
なお、海岸近くで待ち伏せしている敵の数は不明。
余裕ができた台湾展開の米軍を応援に呼び寄せるとしても、
時間がかかりすぎるのであった。
539333:2001/07/05(木) 01:45
アメリカ中部上空 エアフォースワン
「ニューヨークの被害はいまだ入っていません。残留放射能が
 高いのと大火災が発生しているためヘリも近寄れない状況です
 現在比較的被害の少ない国連ビル辺りからの救護隊投入を検討
 中です」
「ワシントンは全市街に被害が及んでおります。ただし火災が小
 規模のため既に救護隊と調査隊が投入されています
 ホワイトハウスは・・・全壊。連邦政府施設も大被害を受けていま
 す。職員の死傷者も多く付近の都市への搬送も始まっています」
「サンフランシスコからはまだ報告がありません・・・」
540自営業先生ごめんなさい:2001/07/05(木) 01:46
東京・市ヶ谷

日本の国防を担う施設は、いまや流血を伴わない阿鼻叫喚そのものだった。
ここで任務につくものは老若男女、服装の違いを問わず誰もが引きつった表情に
焦燥や殺気、困惑を浮かべて足早に廊下を行き来する。
報告する声、命令する声、打ち合わせの声・・・・・・その全てが悲鳴じみた上っ調子で、
普段ならいやいやまあまあですむささいなトラブルが、殴り合い一歩手前にまで発展している。

そこにいたものはほぼすべて、温度差こそあれ、最大最強の同盟国が機能不全に陥った事実を
前に、断崖のふちに立っているような気分を味わっていた。

しかし、廊下をことさらに悠然と歩くその二等陸佐にとっては、全てが嘲笑の対象にしか過ぎない。

まったく、エリートどもは。
二等陸佐は、傷のある頬をゆがめて思った。
ちょっと予想外の事態が起きたらすぐこれだ。みっともない。

廊下を曲がりかけたとき、後をついてきているはずの部下がいないことに気づく。
その部下は、廊下の中ほどでいかにも秀才然とした幕僚に胸倉をつかまれていた。
541自営業先生ごめんなさい:2001/07/05(木) 01:52
「貴様、いいたいことがあるならはっきりいえ!俺の顔に何かついてるのか!」
幕僚の口調は、ここ数時間で味わったであろう生涯最大のストレス、そのはけ口を見出した
喜びを怒りにくるもうと苦心しているのがありありとわかった。
「ス・スミマセン・でも・・・・・・」
二等陸佐のやせこけた部下ー三等陸曹は、必要以上に目をそらしながら、ろれつの回らない下で何事かもごもごいっている。
決して臆病な人間ではなかったが、軍隊につき物の絶対服従が、陸曹の思考を釘付けにしているのだ。

あの馬鹿。
大きく舌打ちした二等陸佐は、大股で2人のほうに歩み寄った。
542333:2001/07/05(木) 01:56
>>539つづき
「ロス、シカゴ、ヒューストンなどの大都市で今後再度の核テロ
 のデマがとび市街地で脱出しようとする市民で大混乱が発生す
 る可能性があります。また中国系・韓国系住民に対する迫害行
 動が予想されます。大統領。私は大統領補佐官として全米に戒
 厳令をひくことを進言いたします。」
「了承した。あとどこの組織がこんなことをしでかしたのか徹底的
 に調べ上げろ。CIAもNSAも手段を選ばなくていいと伝えろ
 5倍返しを叩きつけてやる・・・」
 大統領の手の中でコーヒーカップが破滅の音を奏でた。
543オレ:2001/07/05(木) 02:00
対馬で米海兵隊は偵察衛星などの情報で強力な陣地を把握し、
そこを避けて無謀にも数万もの敵兵がいる中央部に進出しようとしていた。
544自営業先生ごめんなさい:2001/07/05(木) 02:04
「おまえの目はスパイの目だ、そうだ貴様は朝鮮の」
嗜虐的な興奮に酔っ払ったあまり、何を言ってるのかわからない幕僚の
オクターブが2つほど跳ね上がったときだった。
「すまんが、三佐。自分の部下が何か?」
二等陸佐は、幕僚の肩を親しげにたたきながらいった。
「何だき・・・・・・し、失礼しました!」
今にも発火点を踏み越えそうだった幕僚は、二等陸佐の顔と階級章を順番に見比べ、絶句した。
「まあ、今はまさしく非常時だからな。部下のしつけがたりなかったよ。すまないね」
そういいながらも、肩にこめた力は緩む気配がない。
鎖骨のあたりに嫌な痛みを覚え始めた幕僚は、あわてて手を振った。
「い、いえ、もうすんだ話ですから・・・・・!ぎ!」
「そうか、それはそれは。じゃ失礼するよ」
二等陸佐は、手を離した。と同時に幕僚は肩を押さえてうずくまる。
鎖骨を折られた痛みのあまり、声も出ないようだ。

廊下を曲がったところで、やおら二等陸佐は振り返った。
同じ動作で三等陸曹の頬にきれいなフックを決める。
ひき潰されたガマガエルのような声を出してふっとんだ三等陸曹に、
冷たく言い放った。
「余計な手間かけさせおって。無知と貧困は人類の罪悪だ」

畜生、いつか殺してやる。
三等陸曹は、生涯3,500回目になる誓いをまたたてた。
545名無し三等兵:2001/07/05(木) 02:05
 開戦以来日本のマスコミは、それまでの態度を大きく一変させた。
 若者向けのラジオの音楽番組やテレビのお笑い番組、情報バラエティも、公正な報道が必要とされるはずのニュース番組まで、制作時間が短いプログラムは直後から戦意昂揚を目的とするものへと変貌を遂げていた。
 そしてそれは、比較的制作準備期間の長いドラマやアニメーション、テレビゲームも例外ではなかった。政府からの要請を受けた各広告代理店と放映を担当する放送局、各ゲームプラットフォーマーを中心として、同様の目的を遂げる為の作品制作が開始された。
 ドラマは撮影・編集が国内で完結している為、大きな混乱は起きなかった。またテレビゲームも制作期間が年単位となる為、旧作品のリメイクが徹底され、「エンジン」に旧来のモノを流用した対中、対統朝、対ロをモチーフとしたものが短期間で(国内には、程度の差こそあれ、絵心、3DCG心のある人々が多く居り、またそれらの分野を目指す人々もアニメーションより多かった為、製作するデータ項目は多いもののそれほど高いハードルとはならずに)制作され販売に漕ぎ着けていた。が、アニメーションでは事は違っていた。
 アニメーションは、後行程をコンピュータしているものの、前行程である作画作業、特に動画を描く作業は韓国や中国、台湾さらにフィリピンへの発注が主であった。その為、開戦以来、予定道理に動画が入稿されるはずもなく制作が破たんし放送休止に追い込まれるアニメーションが大半であった。
 そのような状況下であったが、アニメーションが持つ国民への影響力を政府が無視するはずもなく、高い制作費を政府と関連するキャラクターグッズメーカーが負担する形で制作が行われる事となった。まるで戦前の「桃太郎海の神兵」のように。
 外注が出来ないという状況から制作本数の減少は避けられなかったものの、その分日本のアニメーション制作能力を異常なまでに見せつける、それまで劇場向け映画にも存在しなかったハイクオリティアニメーションの制作が可能となった。しかも、毎週のテレビ放映で、である。
 通常の経済活動が行われない為から国内の制作会社は閑古鳥が鳴いていた。さらに広告代理店・放送局が組織する「戦時下における番組制作検討委員会」依託からも漏れた制作会社は必然的に漏れなかった制作会社の下請となった。これにより国内のアニメーション制作会社は、主にジブリ系、I・G系、東映系の三系統となった。それぞれ依託を受けた制作会社には役割が振られており、ジブリ系は中・高年以上を対象にした作品が制作され、旧I・G系では華麗な、戦争ではあり得ないような砲撃、銃撃、肉弾戦、あらゆる戦闘が前面に押し出された、しかも綺麗で美しい作品が。東映系は、幼児から小学生までを対象とした作品が制作された。
 I・G系の作品は、一部のマニアにはこんな事現実にはあり得ないと不評であったがそれらの人々は、多数派ではなく制作目的である若者の大多数は、熱狂して放映を待っていた。不評をいう人々もアニメに詳しいものはクオリティの高い作品であるがゆえに、軍事に詳しい者も話のネタに毎週のチェックを忘れないのは云うまでもなかった。少数ではあったが被占領地から逃げて来た人々の北海道脱出組は、「キャタピラは鳴かなかった」といい九州脱出組は「いや、鳴いた」といい言い合いをしていた。
546333:2001/07/05(木) 02:07
そろそろ一回まとめたいところですね・・・
誰かお願いいたします!
ネタ考えるので手一杯です!
547333:2001/07/05(木) 02:12
この状況では日本はH-2Aなんて撃てません
種子島ネタはしばらくお休みですね
548自営業先生ごめんなさい:2001/07/05(木) 02:18
「失礼します」
二等陸佐は深みのある声で告げてから、ドアを開けた。
部屋の中には、自衛官というより馬賊の頭目を思わせる陸将補が、デスクに足を載せ、
半月前の風俗情報誌をつまらなさそうによんでいる。
「歌舞伎町には、もう南米のネエチャンはいませんよ。閣下」
「まったく、君はいつもそうだ。自分の楽しみ以外考えてないだろう。
おかげで、また一からなじみの店探しをするこっちの身にもなってみろ」
二等陸佐は申し訳なさそうな顔になった。ただし、目は笑っている。
「まあその辺は自助努力という奴で。あのドイツかぶれの二等陸尉にさがさせちゃ
どうです?」
「勘弁してくれ」
陸将補は心底うんざりした表情になった。
549自営業先生ごめんなさい:2001/07/05(木) 02:26
陸将補は、セブンスターに火をつけながら言った。
「話はもう聞いたかね?」
「アメリカのテロですな」
二等陸佐はこたえた。
「誤報かもしれないが、向こうさんとはまったく連絡がとれんそうだ。
在日米軍も、まあここと様子は変わらんね」
「まさか自国の首都に核をもらうとは思ってもいなかったでしょうからな。これで反撃計画は大幅に狂いますよ」
「さっきトムキンスから内内に連絡があった。しばらくは増援などとんでもないらしい」
「対馬に上陸した部隊はどうすると?」
「勇戦敢闘を期待する、だとさ」
「はは、追い込まれると精神主義に走るのは洋の東西を問いませんな」
「トムキンスは別の意見らしいがね」
「あの人が仕切ってるわけじゃないですからな」
550自営業先生ごめんなさい:2001/07/05(木) 02:32
「君のほうは、どうするつもりだ?」
陸将補は、探るような視線を向けた。
「どうもこうも。せっかく砂場を見つけて私向きにあつらえましたからね。
親や頼りになる伯父さんがなんといおうが、たとえ病床にあっても私は遊び
つつけるつもりです」
「状況が状況だ。あまりこっちとしても支援はできんぞ」
伏目がちに陸将補は言った。
「閣下が私に対してなすべきことは一つです」
キッパリと二等陸佐は言い切った。
「なんだ」
「PTAからの邪魔が入らないようにしてください」
551自営業先生ごめんなさい:2001/07/05(木) 02:36
「それで十分です」
二等陸佐の表情を何気なく見た陸将補は、さすがに驚愕した。
彼の顔は、うれしさを包み隠そうともしていない。

こいつは、世界を道連れに自分の趣味を押し通そうとしてやがる。

「では、準備がありますので失礼します」
「わかった・・・・・」

二等陸佐は、退出した。
陸将補は、彼が出て行ったドアをまだ見つめている。
552398:2001/07/05(木) 02:40
ひえ〜!
出勤前に覗いて見たらエライ事になってる〜。
米本土に核攻撃ですか?!
とんでもないことですね。
帰宅したらバシー海峡でハンターキラーに従事する
第4護衛隊群と、襲い掛かる中国潜水艦&航空部隊をやろうと
思ってたんですが・・・。
553名無し三等兵:2001/07/05(木) 02:46
自営業先生ごめんなさい=245?
554245:2001/07/05(木) 02:53
>>552=>>398さん
どうもすみません(笑)
自分でいうのもなんですが。
ハンターキラー対潜水艦隊、楽しみに待っております。
>宮大工さん
おお、ありがとうございます!
実は、職場で宮大工さんのレスをよんであのへんを思いつきました。
プロパガンダについては物知らずなので、変なところがありましたら平にご容赦を・・・・
555一等自営業:2001/07/05(木) 02:55
埼玉県某所 技術研究開発本部
国防省で「畜生、いつか殺してやる。」と三等陸曹は、生涯
3,500回目になる誓いをまたたてた頃、 技術研究本部の看板で
偽装された特殊部隊オメガは出動した。

「なんで、こんな暑苦しいNBC防護服を着るんだよ」小松は
いつもの調子で、何も考えずに田中に言った。小柄な田中は
小松よりは少しは思考が深い。少しだけだ・・・
「なんか原子力関係の警護でしょ」「そうですよね、平岡さん」
ヒョロっとし、やせた年長の男は簡単にうなずいた。いつも寡黙だ。
彼らはヘリポートに向って歩いた。

彼らオメガは自衛隊の組織図にも在籍簿にも存在しない。自衛隊
にも防衛庁長官直轄部隊でもない。予算は需品科やその他の部分
から入ってくる。決して予算計上はなされていない。存在しない
からだ。彼らは退職者から組織されている、隊員の共通点は多額
の負債を背負っていることだ。一種の傭兵なのかも知れない。
常に危険な任務が給料を決めている。死んだ場合、全額保証と
契約にあるが、誰も見たことがなかった・・・・
小松の負債はキャバクラに外パブに、今もハマってるがどうでも
いいことだ。

オメガは幾つかの部隊に別れ、東海と日本海側の原子力発電所に
ヘリで急行した。原子力発電所ではフランスへ処理のために集め
られた、原子炉の灰を納めたコンテナーが移送を待っていた。
ローターの音の負けずに小松が田中に大声で叫んだ
「放射能って、インポになんだろ!」
「違いますよDNAに異常をきたすんです」
「なんだ!そうか・・・・」
小松は安心した。


(ホラ、H−2に繋がる)
556まとめ1(by 144、145のまとめ役):2001/07/05(木) 05:27
築城基地の8空団は敵の進出に際していち早く撤収に成功、岩国基地で部隊を再編。
8空団はF1装備の6飛行隊で北九州に対する近接航空支援。
北空および中空は全力を挙げてロシア軍迎撃作戦。
北海道天塩町西部第二師団第二偵察隊偵察中航空機による攻撃を受ける。数時間で稚内と天塩、浜頓別地域はロシア軍に占領される。
衝撃写真入手!九州戦で朝鮮兵をリンチ処刑(2001年7月X日号 FOCUS)
北九州市・第40普通科連隊小倉駐屯地で反戦運動家が基地に侵入。大規模な騒動へ。
麻原彰晃(松本智津夫)が東京拘置所より脱走。住民とオウム真理教(アレフ)の騒動発生
「ロシア極東軍の日本侵略問題に対し、ドイツを中心とする対露強行派とそれに反対する東欧各国の間で亀裂が発生。
NATOは分裂の危機。」(ロイター)
イギリスと韓国が戦争との情報
ドイツ、フランス空軍、モスクワ奇襲爆撃。プーチン大統領死亡。(デマの模様)
イギリスは戦闘不参加を表明。スペインポルトガル等はノーコメント。
午後8時、渋谷及び国内24ヶ所で北朝鮮工作員のものと思われる大規模な爆弾テロ発生。
死者456名、重軽傷者1541名、行方不明者76名
翌日の東京証券取引所は取引開始から国内企業の売りが相次ぎ、日経平均が7000円台TOPIXは800ポイント台に。
正午に東証は取引を停止。国外脱出が一気に増加。日本政府は、夜間外出禁止令を閣議決定。
第40普通科連隊第1,2中隊と重迫撃砲中隊一部の補給部隊を引き連れて出動。
北九州・筑豊ナンバーの車両群、反対車線の逆送をあちこちで行い衝突事故多発。
日本は民間の力も使用した総力戦に突入の様相。
ダライラマ氏が各国のメディアに対し中国の蛮行許してはならないと声明を発表、それに呼応しチベットで大規模暴動発生。
インドが中国に対し宣戦布告、ネパールを攻略しチベットに向け進撃。
米第七艦隊が佐世保市街地に空爆を開始。米海兵隊が佐世保逆上陸を開始。
ロシアプーチン大統領、「今回の軍事行動は極東軍の反乱行為」と宣言、 全土に非常事態宣言発令。
外務大臣を欧州経由で米国へ派遣すると表明。
ロス級原潜「ツーソン」(名前変更)、日本海航行中のロシア大型輸送船「ユリウス・フチク」撃沈
日本国内で夜間外出禁止命令。
NATOソラナ事務総長、「フランス・英国艦隊はマラッカ海峡を通過」
日本国内で「プーチン大統領死亡」「欧州で衝突」等のデマ。CICが調査へ。
成田空港に米国の緊急即応軍到着、空中給油機を使用しF−15C、200機以上と支援スタッフ展開完了(米国防総省発表)
中国江沢民主席と統一朝鮮金正日主席が北京で緊急会談。
「日本軍国主義と米国帝国主義に対する大いなる聖戦」と位置付けることで同意。
アラブ諸国、アフリカ諸国などにもこの聖戦に参加することを呼びかける。
イラク、フセイン大統領この呼びかけに賛同。サウジアラビアやイラン国境に戦力の移動を開始。(第二次湾岸戦争勃発か!)
都内連続爆破事件に関連し、社会民主党の衆議院議員辻元清美容疑者(41)の逮捕。
内縁の夫も容疑者隠避ならびに公務執行妨害の現行犯で逮捕。
議員事務所、自宅から乱数表や書類、無線機、パソコンなどを押収。社会民主党は、事件への関連性を否定。
横田基地から、在日米軍の家族などが輸送機で脱出し始める。
北朝鮮・中国軍が、豊後水道から愛媛県上陸を試みるが、住民の抵抗に合う。
557まとめ2(by 144、145のまとめ役):2001/07/05(木) 05:28
6月29日現在の米海軍の現有勢力及び主要艦艇の動向
人員:482.344人(現役)、63.389人(即応予備役)、224.432人(シビリアン)
現役艦艇:408隻 可動航空機:4.305機 航海中の艦艇:89隻(全現役艦艇の22パーセント)
作戦行動中の艦艇:205隻(同50パーセント) 航海中の潜水艦:18隻(全潜水艦の26パーセント)
作戦行動中の潜水艦:20隻(同28パーセント)
空母の状況:キティーホークCV−63:横須賀(損傷修理中)、コンステレーションCV−64:日本海(北鮮・ロシア攻撃中)、
ジョンF・ケネディCV−67:ポーツマス(作戦準備中)、エンタープライズCVN−65:北大西洋(ロシア艦隊掃討中)、
ニミッツCVN−68:黒海(対露作戦支援中)、ドワイトD・アイゼンハワーCVN−69:ナポリ(作戦準備中)、
カール・ヴィンソンCVN−70:インド洋(アラビア海へ航行中)、セエオドア・ルーズヴェルトCVN−71:中部大西洋(欧州方面へ航行中)、
エイブラハム・リンカーンCVN−72:真珠湾(作戦準備中)、ジョージ・ワシントンCVN−73:紅海(イラク攻撃中)、
ジョンC・ステニスCVN−74:東シナ海(中国攻撃中)、ハリーS・トルーマンCVN−75:サンディエゴ(作戦準備中)
(世界の艦船より)
読売新聞緊急全国世論調査で、戦争への積極的介入を望むという結果に。
ブッシュ大統領 「もし戦争が長期化するならば核の使用もやむを得ない」と発言。
「壮烈!我が英雄的自衛隊、北鮮軍数千余名を撃退す! 」
「あな憎し!卑劣漢中共停戦呼び掛けを一蹴、戦線拡大へ! 」
「日本國よ、友愛的合衆國と共にあれ、侵略軍を撃滅せよ!!」 (朝日新聞7月15日付け朝刊より)
台湾が中国から独立の動き。中国は在日中国軍を台湾に派遣。
322号線沿いの反乱左翼分子を特殊工作隊の二班が全て掃討。
「今朝未明、金門および馬祖両島は大陸側より熾烈なる砲撃を受けつつあり。
同島を守備している沿岸砲台からの報告によれば、砲撃は1958年の砲撃戦を上回る規模とのこと。
また大陸側の攻撃は砲撃だけではなく、ロケット弾や戦術ミサイルなども使用されている模様。
台湾本島には大陸側の航空機が飛来しているが、これまでの日本に対する航空戦で兵力を消耗しているせいか、
規模はそれほどでもなく、空軍部隊の迎撃により大半が撃墜されている模様。
むしろ国防当局が懸念するのは、大陸側からの弾道ミサイル攻撃で、ペトリオットミサイルによる迎撃も困難を来たしている模様。
海軍部隊は揚陸艦により、金門・馬祖増援の陸軍部隊を輸送しつつあり。大陸側艦艇による妨害が行なわれているが、
我が水上部隊の勇戦奮闘により、 多数の大陸側艦艇を撃破した模様。なお、米国を仲介役とした日本との協同作戦の打診については、
国防当局は 「そのような事実はない」と明確に否定した。しかし、沖縄の那覇で事務レベル、制服レベルの協議が行なわれているという
報道もあり、日本との協同作戦の可能性は高まっているという識者の見解もある。」(台北通信)
旭川などの道北部は、ロシア軍がほぼ占領。
旭川を経て名寄から音威子府にかけて陸自は、防御戦闘で時間稼ぎのため北上するがロシア軍に歯がたたず。
憲法9条改正
「満18歳以上、35歳以下の男子は、長男を除き徴兵の義務を負う。」
「特殊事態の場合には、満15歳以上、65歳未満の男子全てが徴兵の義務を負う」
国会において、野党の非核3原則に対する質問に対し、
「座して死を待つことも憲法の意思に反する。必要と有れば友好国から核を購入する事は可能。」との見解を示す。
北海道の戦場を取材中のニュースを見て78歳の老人と少年が敵陣に突入。その2人の行動により国民義勇兵が各地で編成。
小学生が各地で「鉄血勤皇隊」を組織、爆薬を抱え待ち伏せし肉攻。
シンガポール発日本航空710便、SA−14携帯用地対空ミサイルにて滑走路の手前400Mの地点に墜落。
浜松基地でもE767を狙った同様の攻撃が行なわれようとしたが、自衛隊の検問によって未然に発覚し銃撃戦が発生。
自衛隊員、警察官計7名の犠牲者と工作員2名を射殺
北朝鮮工作員による民間人を狙った無差別テロ多発。
中国江沢民主席 「日本軍国主義がいよいよその化けの皮を剥ぐ時がきた、中国・朝鮮はひるまず日本・
米国に対する聖戦を完遂するものである」と発表。
ニュースステーションの流石電波芸者転向へ。ニュース23においては、筑紫キャスターは番組降板。
極東ロシア軍は完全に中央の統制を無視。クレムリンは、北海道攻撃中の極東ロシア軍へ核攻撃を検討。
558まとめ3(by 144、145のまとめ役):2001/07/05(木) 05:29
ここまでの状況
日本側・・・米国・NATO・チベット
中国側・・・中国・韓国・北朝鮮・極東ロシア軍・イラク(?)
横須賀の潜水艦隊が九州へ進行(海上幕僚部より)
ロシア海軍バルチック21th艦隊が確認。航空自衛隊が交戦。
ワシントンとモスクワのホットラインにてロシア反乱軍に対し米は核攻撃を認可。
「九州各地において自衛隊の大規模な反攻作戦が開始された模様」
「中国・北朝鮮連合軍、関門海峡より上陸を計画か」
「義勇軍結成か!?」 「北海道の行方・旭川に迫るロシア軍!」 (読売新聞夕刊より)
ワシントンと東京電話会談。ロシア反乱軍に対する核攻撃を認可か!
韓国・中国軍、再び四国上陸作戦実行か。
モスクワと東京電話会談。日本ロシア反乱軍に対する核攻撃を認可
防衛庁に中国軍ゲリラと思われる武装集団が大型 トラック2台で突入。銃撃戦によりゲリラは全員死亡、
自衛隊員は5名が重傷、8名が軽傷。
イタリアが日本側に参加したいと発表。しかし日本、ドイツ側が猛反発。
警察の努力により、関係の住民は小倉や門司の施設とうに収容。
陸自、遠賀川以西を絶対確保すべく部隊展開。中島橋、遠賀橋を封鎖、芦屋橋と遠賀川橋の確保に成功。
門司港に第8師団から1個中隊が到着。大分からも第4戦車大隊も到達予定。
「ロシア極東地区がロシアからの独立準備」(タス通信)
クレムリン、反乱軍に対する核攻撃決定。
愛知県新川町の豊和工業では、第10師団第35普通科連隊と愛知県警機動隊による厳重な警備の中、火器類増産が急ピッチで進められる。
イギリスMI6本部、反乱軍への核攻撃情報入手。
のぞみ28号東京行き米原駅を通過直後、男女7人のグループに乗っ取られる。政府は特殊急襲部隊SATの投入を決定。
9号車が犯人の自爆で大破、犯人グループは全員射殺、新幹線の乗客4分の3死傷。
ロシア・ウラジオストック。極東反乱政府、クレムリンの核攻撃情報入手。対応策検討へ。
海自の第一・第二潜水隊群が豊後水道にて中国軍上陸部隊を多数確認。
第2護衛隊群玄界灘にて中国海軍と海戦。SSMにて敵艦数隻を撃破。
NHK帯広放送局など数カ所が襲撃を受け、アイヌ民族解放戦線に占拠される。
第2護衛隊群玄界灘にて砲撃戦。「くらま」中国軍駆逐艦の砲撃により被弾、小破。
「極東ロシア軍関係筋は自らがロシア軍による核攻撃を受ける可能性を示唆し、
その上でもし核攻撃が行なわれた場合は必要な報復処置を行なうと強調した」(ロイター通信)
警察庁の報告による国内のテロ被害状況
テロ事件は大小あわせて300件以上
死者・行方不明者 渋谷の爆破事件542人。成田の日航機撃墜事件330人。米原の新幹線ジャック事件1064人。
その他の事件を含め2500人以上。原発及び皇室へのテロの可能性も。
559まとめ4(by 144、145のまとめ役):2001/07/05(木) 05:29
第32普通科連隊新宿にて不良外人狩りを実施。五千以上もの不良外国人が移送される。
公安が中国、韓国、東南アジア系の多数の地下銀行を摘発。
護身術、ゲリラ遭遇時の対処法、AKの見分け方、銃の分解整備の方法等を解説した雑誌が毎号200万部を売る。
北部九州は占領、北九州市近郊はまだ日本が守っている。国道3号沿いに東進してきた北朝鮮軍と陸上自衛隊は
遠賀郡岡垣町〜玄海町あたりで激戦中。木屋瀬・楠橋地区は地域住民が自然発生的に蜂起、九州道と新幹線閉鎖。同地区は中立状態。
ロシア空軍の航空戦力は枯渇しつつあり。千歳第2航空団は制空任務。三沢第3航空団陸自を支援のため八雲へ。名寄手前ぐらいに第7師団展開。
千歳救難隊のブラックホーク、F−2のパイロット救出へ。
北朝鮮軍の北部九州進攻および、それに先立つ対馬占領の直前に築城、新田原、芦屋の各基地は、テロにより、レーダーサイト、通信網等
は完全に破壊。佐世保の米軍基地は細菌テロで壊滅。 北部九州は占領されていたという開戦初期の事実発覚。
北部方面隊は各師団の特科を集成し北部方面隊直属とする。MLRS、FH70、迫撃砲、74式、90式の主砲などによる同時交差射撃開始。
種子島宇宙センターから何かの計画が実行へ。
政府は外国人収容施設をマスコミに公開。その内容が同日のニュースステーションで報道される。
戦時下での食料対策6省連絡会議が開かれる。
三菱重工・名古屋航空宇宙システム研究所襲撃される。
シーレーンの混乱による石油、穀物などの戦略物資の統制、金融パニック、政府通達による東京株式市場、各種取引所の閉鎖。
国の政策により電通は、戦時広報統合局を設立。あらゆるメディアを国民の戦意高揚手段へ。
米国ワシントン、ニューヨークなどで核テロが発生。
米海兵隊4000人対馬に上陸するものの苦戦。
米軍の先遣隊が到着予定。占領地逆上陸か日本勢力圏に上陸し合流するか検討中。
対馬攻略。南九州の航空隊が支援。
ロス、シカゴ、ヒューストンなど大都市で核テロのデマ。市街地で脱出しようとする市民で混乱発生。全米に戒厳令発令か!!
ラジオの音楽番組、テレビのお笑い番組、情報バラエティ、ニュース番組など全ての放送が戦意昂揚を目的とする番組編成へ。
ドラマやアニメーション、テレビゲームなども戦意昂揚の手段へ。


みなさん上手いですね。私はまとめるだけですが、がんばって続けてください。
560一等自営業:2001/07/05(木) 05:37
まとめ役ご苦労様です。
なんか異常にバラエティー豊か(?)な
仮想戦記になっております。
今後どうなんのか・・・・大変だ!

(600ゲット!)
561一等自営業:2001/07/05(木) 05:38
間違いました。560だった・・・

板汚してスンマヘン。
562名無し三等兵:2001/07/05(木) 05:46
なんだかゾクゾクしてきました。素晴らしい。
自分も参加したいですが、現代戦は自信がないのでROMさせていただきます。
563宮大工:2001/07/05(木) 10:03
おお、いよいよオメガが出撃だ!!
564官僚勤務〜月月ブル〜:2001/07/05(木) 10:19
課長補佐豊田の決心その1
課長補佐豊田はキャリアコースのなかでは横浜市立大学を経て政策研究大学院
大学在学中に甲種幹部候補生学校に入学、国家公務員上級職試験合格、国民経
済省入省しハーバード大学MBAコース官命留学という亜流の系列であった。
さて、義兄の金白柱の突然の訪問と思わぬ申し出に動揺をしていた。
彼は幹部学校同期の戦死や高校同級生で防衛医大卒でありながら、精神分析
医という風変わりではあるが洞察力のある小田からの深刻な国軍兵士の前線
での燃え尽き症候群およびPTSDによる戦闘能力低下を聞かされる一方で
省益のみで国益なしの霞ヶ関での生活を密かに厭うようになっていた。
 さて、小田が雑穀から作った手製の濁酒を下げて豊田の官舎に軍服すがた
である夜突然訪ねてきた。
 小田は軍医2佐であるが平和であった頃の都心の精神分析オフィスでの
開業医時代と様子に変化のない悠々たる大人物であった。
 小田の妻は大学病院で心理士であったが、現在は徴用され国防省軍人管理
庁で兵士の精神面での健康調査をMMPI−U(ミネソタマルティプルパー
ソナリティインベントリーテスト)などを活用して行っていた。
 小田は開口一番に「あんたなあまずいよ、これで終戦してもな、復員局は
心理面でのケアが必要なヘータイで手まわらんよ」
 「そんなにひどいのか」
 「ああ、SAD(慢性疲労症候群)とPTSDと燃え尽き症候群を併発して
前線で3ヶ月以上勤務しているヘータイさんのなあ6割はまずいぜ」
 「どうなるんだ?」
 「結局ここしばらく大量に出ている下士官・兵の問題行動は卑怯でもなんで
もない、厳罰にしてもムダだな、戦闘外戦力低下だよ」
と、手製の濁酒で赤くなりながらせっかちに早口でしゃべっていた。
 豊田は話を聞きながら義兄の申し出を受けるのがこの際、自分にとっては
もしかしたら必要なことではないかと考えていた。
565台湾軍本部の会話:2001/07/05(木) 12:13
少尉「では、中佐は日本側につくと申すのですか!?」
中佐「うむ。本土に独立するという機密事項が漏れ、本土からの攻撃を実際に受けている。
ここは同じ敵を持つ日本と手を結び、ともに戦うしかない」
少尉「が、しかし…本土に宣戦布告したとなると、どんな報復を受けるのか・・」
中佐「そんな事は分からない。今できることはただ一つ。戦うことだ。台湾、いや、
中華民国のために!!」
566493:2001/07/05(木) 16:25
 万代は地下にある防災センターに向かった。そこには警
備主任と機動隊の分隊長、そして自衛隊の二曹が小隊との
連絡係として待機していた。
 第35普通科連隊の一個小隊が警備に充当されていたが、
この工場の重要性を考えるとあまりにも人員が足りなかっ
た。製造しているのはH-II Aだけではなく、F-15J、F-2の
パーツ、小牧の誘導推進システム工場より移管されたペト
リオット基本構造、各種AAM,SAMの構造物など、多種多様の
物をこの工場で作っていた。所長は警備の自衛官に向かっ
て「ここは前の大戦中に零式艦上戦闘機を作っていた由緒
ある工場だ。国防の要だ。貴様ら死して祖国の盾となれ」
となどという発言を不遜な態度で言って顰蹙を買っていた
が、発言自体は事実だった。
 そして警備の手順は最近変更されたばかりであった。開
戦当初は、敵を当面不要な北ラインすなわちH-II Aライン
側に追い込む手はずだったが、ペトリオットよりもH-II A
を何が何でも死守しろと言う天の声により、敵を発見した
ら工場の南、旧三菱自動車の土地を使った部品工場に追い
込む作戦に変更された。
 陸自の一個小隊は作戦行動を開始していた。連絡係の二
曹は携帯電話を取り出すと、小隊長に報告した「侵入者は3
名、正面を突破しました。現状では他に侵入者はおりませ
ん。以上」無線機はほとんど前線に供出しており、後方の
部隊では大隊に一つあるかないかだった。民生品とはいえ
携帯電話による通信は無線区間ではデジタル化されており、
例え途中のNTT有線回線部分で傍受されても、その情報が必
要な工作員に届くにはタイムラグが生じる。このような任
務では十分役に立った。電話を切った後、二曹はつぶやい
た。「一個小隊じゃ警備もままならんが、奴らも3人の工作
員じゃ何もできんだろうに。どこも人手不足だな」
567493:2001/07/05(木) 16:28
 主任の中村は工場にいた。有事の際、技能職の管理職は
真っ先に脱出するようきつく通達されていた。カーキ色の
作業着を着た学徒の動員工と違い、その仕事を代わり出来
る人間がいないためである。しかし中村はそんなことを忘
れていた。思い出したのは別のことだ。NHKでH-IIの特集が
あった翌日、近所の子供がすごいすごいと言いながら駆け
寄ってきたこと、気分を良くし仕事を済ませ、飲み屋に行
ったら税金泥棒などと怒鳴られ、家に帰ると「税金の無駄
遣いを糾弾する」というビラが入っていたこと・・。自分
が日本の宇宙技術を支えているんだというプライドと、そ
れを世間は理解してくれないという悲しさ。国家事業に携
わり国の為にその人生を尽くす行為は、現在の国民に罵声
を浴びせられ、将来その恩恵を受ける国民には回顧だにさ
れないことに他ならなかった。そう考えていた中村の耳に
爆音が響いた。いや体全体が震え、見えざる力に押され
H-II A第一ロケット胴体にたたきつけられた。
「一名射殺!」
第二班班長が小隊長に報告する声が工場の壁にこだまする。
「連中、体中に爆薬をくくりつけている様です。奴の爆発
でシャッターが吹っ飛んでいます」「後の2名を追跡する。
第一班はこのまま追跡、第三班は作戦通り南から回り込め」
小隊長の指示が飛ぶ。
「監視カメラ、警察の警備ともさらなる不審者の発見はあ
りません」防災センターの二曹から連絡が入る。まったく
女子高生じゃあるまいに何で携帯電話で居場所の連絡なん
てせんといかんのだ、小隊長はそう感じたが、部下には別
のことを言った。「敵は爆発物を装備し神風攻撃をかけて
来ている、警察にも伝えてくれ」
 程なく、大きな爆発音が一つした。
568493:2001/07/05(木) 16:28
 その爆発はペトリオット機体ラインを破壊した。北朝鮮
の工作員はミサイル状の物体を見つけるとそのラインに駆
け寄り、自らの体にまとった爆薬に点火した。自爆する直
前の彼は任務を全うする自分に陶酔し、気分は高揚してい
た。自らの命と引き替えに日本の国力をそぐことを疑いも
しなかった。洗脳教育と薬物の影響だった。
 最後の一名は、AK74を乱射しながら工場内の道路を南へ
と進んでいった。本来彼がH-II Aラインで自爆するはずだ
ったが、自衛隊に阻まれ死に場を失っていた。
 突如、工作員の正面から銃撃音が聞こえてきた。挟まれ
た!危険を察知した彼は止めてあるバンの陰に隠れる。も
はや逃げ場を失い、任務を全うすることなく殺されること
が明らかだった。バンに弾が着弾しガラスが割れる。道路
のアスファルトで弾が跳ね、アスファルトの粉末が舞う。
前と後ろから自衛隊員がじりじりと距離を詰める。その時
だった。バンにエンジンがかかったかと思うとタイヤが軋
みを上げ、正面の自衛隊員につっこんでいく。放置された
バンにはキーがつきっぱなしであり、工作員はそれを発見
するや否や陰になってる助手席側から運転席に滑り込み、
バンで突撃した。「待避!待避!」バンに突撃された班の
隊員は、銃撃を続ける間もなく散開したが、AK74の掃射を
受け数名が負傷した。しかし、すぐに隊員たちによりバン
は後方から銃撃され、コントロールが効かなくなったまま
トレーラーに追突した。
 最後の爆発が起きた。
569493:2001/07/05(木) 16:29
 工場は4ヶ所から煙が上がっていたが、まもなく鎮火し
た。それと同時に被害者の救助も行われていた。一番被害
が大きかったのは正面門扉付近で、逃げ遅れた動員工のカー
キ色の作業着が、まだらにどす黒く染まり横たわっていた。
油と血にまみれたブルーの作業着を着た熟練工の体を揺す
った機動隊員がそっと首を横に振ると、別の隊員が上に毛
布を掛けた。
 被害状況が続々と防災センターに集約されていた。所長
が駆けつけ、状況報告を受ける。
「機動隊は3名死亡、2名重傷、いずれも正面の門です」
「自衛隊は、1名が意識不明、2名が重傷です」「社員はど
うか」「まだはっきりと集約されていませんが、動員工数
名が死亡、10人前後が重傷です。社員も10名前後が行方不
明です。あとペトリオットのラインがやられました」「H-II
はどうか」「入り口のシャッターが吹き飛びました、制作
中の機体に若干の損傷がでています。工期が遅れそうです」
所長は万代を向いて言った。
「あの、誰だったか、工程管理担当の彼に完成を急がせる
ように言ってくれ。彼のスケジュール管理がないと、ここ
の工場は誰も動けないようだからな」「ライン主任の中村
は、現在病院に収容されています」「何、それでは困る。
君が陣頭指揮を執ってでもH-II Aを増産しろ。とにかく上
からの厳命が来ているんだ。うちの工場の担当分は確実に
仕上げろ」 中村は翌日には職場に復帰した。左手、右足
をギプス固定した状態だったが、頭で考え指示を出す分に
は不足は無かった。自分がいないとH-II Aは製造できない、
その誇りが彼を支えていた。

 純国産ロケットH-II Aは、本来の計画より早く量産体制
に入った。テロでやられた工場もあったが、必要な部品は
他の工場で代替生産された。そして三菱重工の名古屋工場
や飛島工場で最終工程を完了した機体は厳重な警備の元、
種子島へ輸送された。
570493:2001/07/05(木) 16:47
>>333>>547より
というわけでH-II Aは量産体制に入りました。あとご活用お願いしますm(_ _)m
571名無し三等兵:2001/07/05(木) 16:55
  493様 自営業先生へ
H−UAは液体ロケットエンジンではありませんでしたか?
H−Uは燃料充足に6時間。無論少々の火花で大事故と聞いてますが?

 寧ろHU−Aより固体ロケットのM5のほうがましだとおもいますよ。
572571:2001/07/05(木) 17:02
 補足 あくまでも軍用ロケットとしてです。

 
573バーナー保守員:2001/07/05(木) 17:22
>>571
>>572
M−5は1.8t、H−2は9tの低軌道打ち上げ能力ですから
そこの辺が関係しているんですよね?>執筆者の方々。
574571:2001/07/05(木) 17:30
 成る程そういうことですか。
野暮なこといってごめんなさい。
575オレ:2001/07/05(木) 17:41
インドと中国戦争状態でしょ?
だったら、コンピューター大国インドの対中国、シベリア軍に
対するサイバー攻撃希望!
576名無し三等兵:2001/07/05(木) 17:41
H-2Aを無理矢理あげるのがチーズ味でせう。
577バーナー保守員:2001/07/05(木) 17:45
>>575
中国側にコンピュータは有るのでしょうか?
ネットワークはまとも?
578オレ:2001/07/05(木) 17:49
軍でも、情報ネットワークとかは無いかもしれないけど、
なんかのテレビで勘違い系の奴が
「これからはITです。日本は頭が固いからダメだ」とか
ほざいてたぞ。まぁ。民間の銀行から金かっぱらえばいいんじゃない?
579398:2001/07/05(木) 18:08
「『さがみ』に近接する。左舷燃料搭載用意!」
護衛艦「せとぎり」の艦内マイクが響いた。
沖縄本島南方180カイリ。午後8時。第4護衛隊群の6隻の護衛艦は補給艦「さがみ」から
燃料補給を受けていた。
水上部隊にとって、洋上補給はいちばん脆弱になる時でもある。補給艦からの給油プローブに
繋がったままでは、敵襲を受けても迅速な反撃が出来ないからだ。
そのため、補給艦の両舷で1隻づつ給油を受けている間、他の4隻は周囲で警戒に当たっている。
給油を受けた艦は高速で離脱し、警戒位置に戻る。そして今まで警戒に当たっていた艦が、
高速で補給艦に近接する。
これだけ近距離で6隻の艦が高速で入り乱れると、見張員の視力と艦長の操艦技術が
モノを言う。他艦が近すぎて、対水上レーダーは殆ど死角になってしまうからだ。
飛行甲板直下の給油ステーションでは機関科員と運用員が暗闇の中で準備を進めている。
「せとぎり」は「さがみ」の右舷に占位する。距離索や電話線、給油ケーブルが両艦の
間に渡される。プローブが接続する。燃料が送られてくる。
「燃料搭載を開始した。指定個所での火気使用を禁止する!」
「受給終了10分前!」
次々と艦内マイクが響く。
隊員達の動きには無駄が無かった。夜間の洋上給油は平時でも頻繁に行なっている。
そうした日頃の訓練があるから、たとえ戦闘海域であっても、整然と作業が行なえるのだ。
艦長以下「せとぎり」の乗員の士気は高かった。元々同艦は第3護衛隊群の所属だったが、
現在は護衛艦「ひえい」を旗艦とする第4護衛隊群に所属していた。
開戦劈頭、訓練という名目で日本海に出動した第3護衛隊群は北朝鮮潜水艦の攻撃を受け、
旗艦「はるな」を撃沈された。
海上警備行動さえ発動されてれば、北朝鮮の旧式潜水艦くらい簡単に撃沈できた。
それが当初の政府の弱腰によって、イージス艦の「みょうこう」までもが損傷した。
結局、戦死した群司令から指揮を継承した第3護衛隊司令が独断で反撃を命じ、
敵潜水艦を撃沈した。
それ以来、第3護衛隊群の諸艦はバラバラになり、「せとぎり」も第4護衛隊群に
編入されている。乗員達はあの日本海での屈辱を晴らすことを誓っていた。
580493:2001/07/05(木) 18:15
>>571 おっしゃる通りです。
H-IIはその気なら種子島で簡単に藻屑にできます(ぉ
有事にイヒ学兵器とかを積んでとばすなら、宇宙研のM−Vの方が大量
生産に向いてて信頼性もあると思います。
ただ、話の都合上バーナー保守員氏のおっしゃるように、ペイロードの
の大きいH-IIAを確保したほうが他の方も書きやすかろうという気もしました。
581バーナー保守員:2001/07/05(木) 18:23
>>580
大量の液化酸素・水素はそんなに危険なのですか。知らなかった。
先生によると荷物は「死の灰」らしいので、やっぱ量なんですかね。
582398:2001/07/05(木) 18:36
第4護衛隊群は戦争が始まってから、ずっと南西諸島からバシー海峡に
いたる海域の対潜哨戒に当たっていた。
日本への資源輸送を途絶させ、経戦意欲を喪失させるために、中国海軍は
潜水艦や航空機でこの海域を航行する日本向け商船を攻撃していた。
本来は数個群で警戒に当たらなければならないのだが、北九州や北海道に
敵が侵攻したため、このシーレーンは第4護衛隊群だけで守らなければ
ならなかった。
現在、この海域にいる第4護衛隊群の諸艦は6隻。本来は8隻で、増援に
「せとぎり」が編入されて9隻になったが、数日前に空襲で「まつゆき」が
大破したため、差し引き8隻のままだ。
しかも任務を交代してくれる部隊がいないため、補給や休息の為の帰港が出来ない。
給油は補給艦から出来るが、弾薬や食料などの重量物は岸壁で補給した方がいい。
残された手段は部隊の戦力ダウンを忍び、2隻づつ沖縄に帰らせることだった。
現在は「ちょうかい」と「せとゆき」が沖縄に戻っている。
第4護衛隊群は他の部隊と同じく、非常に困難な作戦を強いられていたのだった。

「さがみ」の左舷側に占位していた「いなづま」が、給油を終えて高速で離脱していく。
「せとぎり」も間もなく給油が終わる。
「10キロ前・・・5キロ前・・・3、2、1、受給終了!」
艦内の計測員からの報告を給油ステーションの電話員が復唱する。
レシーバーから、プローブが離れていく。
「受給終了。指定個所での火気使用禁止を解く!」
「せとぎり」を最後に第4護衛隊群の各艦が給油を完了した。
一斉に対空・対潜警戒陣形に戻っていく。
給油を終えた第4護衛隊群は再び任務に戻った。
583545:2001/07/05(木) 19:14
宮大工さんのやろうとしてる事と>>545ででやった事が
重複しているようなのですが、このまま続けてもよろしいでしょうか?
584宮大工:2001/07/05(木) 23:19
>>584
ええ、現場レベルであればぜんぜんOKですよー
あとでいくらでも辻褄あわせればいいですし。

双方の人的交流(出演?)なんかもあったら嬉しい
でございます
585自営業先生ごめんなさい:2001/07/06(金) 00:53
東京・市ヶ谷

統幕議長の顔は、ここ半日ほどで呆れるほどやつれてしまっていた。
髪形はなんとか七三の形状を保ってはいたものの、無精ひげが顎から
もみ上げにかけてびっしり張り付き、頬はこけ、顔色は幽鬼のように青白い。

このひとも、思えば気の毒だよな。

陸将補は、心からの同情を抱きつつ統幕議長の向かいに腰を下ろした。
しかし、用件を切り出した口調はいたって事務的である。
下手に同情を面に出すと、かえって彼が気分を害することを知り抜いて
いるからだ。
「オメガには、先ほど出動を命じました。666のほうも、まもなく準備が完了します」
「そうか・・・・」
目つきだけは知性を維持していたが、統幕議長の声音だけを聞くと、まるでアルツ
ハイマーをわずらった老人だった。
どうにか視線は陸将補のほうをむき、とつとつとした口調で続ける。
「ペキンとピョンヤンは、これから地獄の代名詞になるな」
「まあ、そうですね。灰がどっさり降りかかりますし。いっそ一思いに吹き飛ばしたほうが、
まだしも人道的かもしれません」
「かもしれないな」
586333:2001/07/06(金) 01:03
原子炉の灰作戦は反対なんだよな・・・ボソッ
587自営業先生ごめんなさい:2001/07/06(金) 01:06
「さっき、トムキンスから連絡が入った。アメリカはとうとう本気を出すらしい」
陸将補は、わざと気乗り薄そうに尋ねた。
「といいますと?」
「武装民兵、カルト教団、ストリートギャング、環境保護団体、エトセトラ、エトセトラ。
とにかく、怪しげな思想を持って実行に移しそうな団体は根こそぎ検挙しつつあるとのことだ。
警察だけでなく、州兵まで知事に圧力をかけて投入したらしい」
「抵抗も激しいでしょうな」
「問答無用で射殺。それが答えだ。民間も自然発生的に魔女狩りをはじめたそうだ。
何人死んだか、向こうでは皆目見当もついていない」
統幕議長の視線は、テーブルの上の灰皿に落ちていた。
顔つきの陰影が、まるでこの世ならぬ存在のように暗い。
「こうなってしまった以上、連邦政府にノーを言える知事などおりますまい」
「ああ。だが、問題はそれにとどまらないのだ」
本題に入ったな。
陸将補の背筋がわずかにのびた。
「もう少ししたら、アメリカ大統領が全世界に向けて演説を開始する。
決意を全世界に示すためだそうだ」
「過激な内容になりそうですな・・・・・・」
「アメリカ及びその同盟国に危害をもたらすすべての勢力を地上から消し去るまで、
手を緩めない。そういう内容らしい」
588自営業先生ごめんなさい:2001/07/06(金) 01:16
「待ってください。ということは」
陸将補は思わず身を乗り出した。
「うむ。アメリカ政府は、今回のテロの背後に朝鮮とロシア-ああ、叛徒のほうだよ-がいると
断定した。こんな短時間で、どうやって根拠を見つけてきたかわからんのだが」

「地上戦・・・・・ですな」
陸将補はなかば諦め気味に問うた。
「今回の騒ぎで、アメリカの地上兵力も大幅にダウンした。
直接核にやられてはいないにせよ、本土の復旧のためには
かなりの人員を割かねばならんだろうしな」
「そして、足りない分はどこかから工面しなければならない」

そのまま、痛いほどの沈黙が流れた。
やがて、統幕議長が救い様のない暗さをにじませていう。
「朝鮮及びシベリアに自衛隊を派遣するにあたって、障害となるものを取り除け。
それが、きみたちの次の任務だ」
陸将補は、立ち上がった。
「承りました。ですが、貴方も私も」
「地獄に落ちるさ。それはもうとっくに了承済みだ」
589333:2001/07/06(金) 01:29
>>586
なぜならいつかは必ずばら撒いた灰は日本に降り注ぐことになるから・・・
590少数民族過激派の動向:2001/07/06(金) 03:03
ロシア連邦情報省報告 B-309537号

極東反乱軍の砲弾がクリル人の「聖地」に着弾し、たまたま居あわせた
少年数名の命を奪ったことを受け、ゲリラ攻撃が断続的に続いている模様。
特に山間部の道路を移動中に攻撃を受けている模様である。
武器は猟銃や土木工事用ダイナマイトなどと推定され、大きな被害は
受けていないが、北海道を統治する試みは失敗もしくは継続的な抵抗に合う
と見られる

なお、北海道東部の主要都市(帯広、釧路、北見、網走)などで官公庁、
放送局、交通機関がクリル人に占拠された模様だが、極東地域及び日本との
通信事情の悪化のため詳細は不明。

またサハリン州南クリル行政区(クナシル、エトゥロフ、ウルップ)は
現在孤立状態にあり、極東軍への攻撃前に避難勧告を行うことは絶望的と
思われる。

以上

 ロシア連邦情報省 極東地域局 局長 イリヤノフ少将
591583:2001/07/06(金) 11:16
>>584有り難うございます。次は、会話を入れるようにします。。。
592398:2001/07/06(金) 17:12
洋上給油を終えた第4護衛隊群は、石垣島南方海上に進出していた。
護衛艦「せとぎり」は捜索艦に指定され、艦尾から全長10キロにおよぶTASSを
曳航していた。
南洋を思わせる強烈な陽光が照りつける海上は静かだった。各艦はそれぞれ5〜6カイリの
間隔を開けていた。そのため「せとぎり」からは水平線で対空警戒に当たる
「あさかぜ」以外は見えなかった。
これは核攻撃などで部隊が一挙に壊滅するのを防ぐためと、TASSに他艦の
雑音が入るのを防ぐためであった。
「ふ〜、艦橋は暑いですな〜」
補給長が艦橋に上がってきた。食堂の自動販売機で買ってきたジュースを艦長に
渡す。艦橋右舷側の専用の椅子に座る艦長は「ありがとう」と行って受け取る。
「暑いですね」
「ああ、ここまで南下するとかなり気温も上がるね。いっそ1戦速か2戦速で
 飛ばせば、涼しいだろうがね」
「こんなにゆっくりじゃないと、TASSはダメですか」
「ああ、高速航行したら雑音だらけで、捜索はできない」
そこへ船務長が上がってくる。
「CICはジャンバーがないと居られないくらいですよ。真冬並みの寒さだ」
「人間のためじゃなくて、コンピューターを冷やすための冷房だからね」艦長が小さく笑う。
「捜索艦に指定されるのも大変ですね」と補給長。
「もうすぐ『さみだれ』に交替だ。と言っても部隊全体が低速航行だから、
 艦橋が暑いのは同じだけどね」艦長は答える。
「敵の潜水艦はいませんか?」補給長が訊く。
「いないね。少なくともこの海域には。いるのはバシー海峡以西だよ」
「まだそこへは行かないんですか?」
「一昨日のタンカー被弾以来、海運業界がこの海域の安全宣言を求めているんだよ。
 今は戦時なんだから、『安全宣言』なんて画餅なんだがね。船員組合が航行を
 拒否すれば資源輸送は不可能になる。そのためにここを哨戒しているんだ。
 もっとも、それが敵の狙いで、我々をこの海域に拘束すれば、バシー海峡以西で
 好きなだけ暴れることが出来る」
「それじゃ、ずっとここで無駄な時間を過ごすんですか?」
「いや、ここでの哨戒はあくまで海運業界へのアピールだから、群司令も間も無く
 西進を指示するだろう」
「実戦になりますね」
「ああ、こんどはやられないよ。絶対に勝つ」
そこへ「さみだれ」から通信が入る。
『われTASS展張完了。捜索艦、交替用意よろしい』
これを聞いた艦長は当直士官の航海長に命じる。
「よし、TASS揚収。対潜関係員別れ、艦内哨戒第2配備」
艦長の命令を、当直士官が復唱し、当直海曹が艦内マイクを令する。
「TASS揚収用意、対潜関係員別れ。艦内哨戒第2配備、第3直員交替用意!」
すると若い3尉の船務士が電報を持ってくる。艦長はそれを見て、航海長に言う。
「群司令は決断された。ここでの哨戒を打ち切り、西進する。航行計画を立ててくれ」
「わかりました」航海長は間髪を入れずに答え、海図台に向かう。
やがて、「せとぎり」を含む第4護衛隊群の諸艦は速力を上げ、バシー海峡を目指して
西進を開始した。
上空では次直機と交替した対潜哨戒機P−3Cが那覇に向けて帰投していった。
593名無し三等兵:2001/07/06(金) 17:57
東京・市ヶ谷

「嘉手納より緊急電。中国軍、あるいは北鮮軍らしきものが沖縄に上陸した模様」
「なんだと」
 新たな敵の出現に、統幕本部の空気が緊張した。
「特殊部隊と思われます」
「なに、米軍に対する後方攪乱か?」
「あり得ない話ではありません」
「米軍の対応は?」
「嘉手納に対する攻撃は鎮圧した模様であります」
「そうか、よかった」
 とりあえず南洋への飛び火は消されたようだ。
 少々ではあるが、室内に安堵の空気が流れた。
 しかし、それが沖縄政変の起爆剤になるとは、ここにいた誰もが予想していなかった。
594398:2001/07/06(金) 18:04
>593
沖縄は大事な基地です。当方の第4護衛隊群の話が成り立たなくなる
ことが考えられます。当方、事情により平日は夕方数時間しか書けません。
沖縄政変はカンベンしてください。なんとか明日中に今の話をまとめますから。
お願いします!
595593:2001/07/06(金) 18:07
>594
了解。しばらく保留いたします。
596398:2001/07/06(金) 18:15
>595
ありがとうございます。
ヘタレではありますが、よろしくお願いします。
なにしろ対潜戦は、対艦戦闘に比べ地味で少々時間がかかるもので。
597名無し三等兵:2001/07/06(金) 22:54
あげておかねば。
598名無し三等兵:2001/07/06(金) 23:06

機関砲はポムポムから始めるべし、と言うとった
599545:2001/07/07(土) 00:30
今週分のアニメを上げてから、中村のいるアニメスタジオは、仕事がなくなっていた。大陸、半島と戦争になっているのだから動画が入らなくて当たり前なのだが。
スタジオでは、スタッフの一部が開戦以来、国内外のニュース、対馬防衛戦や北海道での爆撃など伝聞をネタに盛り上がっていた。映像を見るとそこから絵を起こしてしまうのは、職業病に近い。あれは、4枚でいけるね。いや、5枚だよ、と。

その盛り上がりを後に、二人の男が廊下を通って、ロビーへ向かった。
廊下でタバコに火をつけながら動画の大平が、言う。
「しかし・・・どうなるんですかね?」
「なにが?」
木野内は、作画スタッフである。今朝方制作の憔悴しきった伊東と話をした事が、どうしても頭を離れなかった。
実際、スタジオの制作部の人間は、開戦以来昼も夜もなく、スポンサー、放送局、他のスタジオ等との折衝、情報交換で疲れきっていた。下請の韓国動画と、全く連絡が取れないのも、気が気で無かった。こちらからのスタッフも派遣されているし、顔を声を知っているスタッフばかりなのだ。

「何がって、次の仕事ですよ。動画を受けてくれるとこなんて、無いじゃないですか。第一、テレビつけてもどの局もニュースばかりだし」
木野内は、自分の仕事について考えられるだけ幸福だな、と思いながら同調していった。
「だな」
タバコを止めてから、どのくらいだっけ?マルボロを旨そうに呑む大平を見て、木野内は思った。
600545:2001/07/07(土) 00:32
その日の朝。
作画の木野内は、出社すると制作の伊東に呼び止められた。
「木野内さん、ちょっと」
「あ、おはよう、伊東君。なに?」
木野内は、伊東の表情に何かあるな、と感じながら伊東について、制作の雑多な狭い部屋に入っていった。
「実はね、I・Gから次の作品の下請をやってくれないかって、話が来てるんですよ」
「下請?うちが?この御時世にかい?」
「ええ、企画はテレビ局からみたいなんですけどね。詳しい事は、まだなんですが」
「・・・へえ、テレビ局からのねぇ」
気野内は、嫌な予感がした。局からの依頼は碌なものがない。

「ええ、国内で動画受けられる所がないのでって」
「うちで動画をって事はコスト度外視だね。・・・戦意昂揚って、やつか・・・」
暫くの沈黙。当然だ。何を描かされるか分かったものではない。基本的に個人のつながりの中に生きている業界なのだ。相容れない仲間も出てくるだろう。
「でも、企画はどうまとめるんですかね」
「この手のネタは、いろんな所にあるもんだよ。戦闘を扱うのは慣れたものだし、スタッフも最新の映像で勉強してるからな」
その日の夕方、次回作の話を全てのスタッフが聞かされた。
601名無し三等兵:2001/07/07(土) 01:11
ピクルス王子&パセリちゃん
アニメ放送されるおかも?(ワクワク)
602都内で暴動発生:2001/07/07(土) 05:29
―――神田駿河台―――

「悪辣暴虐非道なる米帝の跳梁を許すな!」

それはいつもと同じ様に、青ヘルとタオルを身に付けた
運動家が一方的に叫び、そして興味のない一般人はそこに
何も存在しないかの如く通り過ぎる―――といった、いつもの
現象にしかならない筈だった。

………しかし、この時は違っていた。


―――数日前―――

「同志諸君!我々は今こそ日本国人民の
 為に立ち上がるべきだと思わないか!?」

戦争が始まり、かつては「平和ボケ」と揶揄される存在ですらあった
多くの日本人は、目の前に迫った危機によって、かつての闘争心を
呼び覚まされていた。だが、そうした現実を全くと言って良い程認識
出来ず―――あるいは認識している故にであろうか?―――この期に
及んで、反戦活動を行おうという人間は少なからず存在した。

「既に中国の同志達は悪しき帝国主義を打倒する為に立ち上がった!
 我ら日本人民も、軍国主義によって世界支配を企てる米帝に対して
 闘争を仕掛けるべきではないか!?」

アメリカや自国の武力を否定するかと思えば、自分達の暴力は正義と
言い張り、些細な内部対立で殺し合いをする―――そんな連中である。
日に日に存在感を失いつつある自分達の境遇に、焦りを感じてきていた。
その鬱憤が耐え難い物となり、今にも噴き出そうとしていた。いや……
もはや噴き出していた……。先程から気炎を上げるこの男も、その一人
である。一度爆発した感情はもはや止まる所を知らず、その場にいる
他の人物にも感染しつつあった。

「米帝の侵略的行為にも関わらず、日本人民はファシストの洗脳により
 真実から目を背けさせられている!我々は今こそ進歩的思想に則って、
 軍国主義に染まりつつある祖国を救わねばならない!」

「その通りだ!」という仲間達の賛同に気を良くしたその男は、自分の
考えを長々と語りだした。普通の感覚の人間ならば、頭痛を催すであろう
内容(及び語り口)であったが、元々「そういう感覚」の持ち主だけが
その場にいたので、彼らは皆陶然とした表情で聞き入っていた。

その男の演説によると、彼らは数日後を期して大規模なデモを行い、政府
及び米国の非人道的行為を人民に対し正しく伝えると共に、徴兵や動員の
拒否を訴える、という事であった。

………これが彼らにとって大いなる災厄となろうとは、彼らは気付くはずも無かった………。
603名無し三等兵:2001/07/07(土) 05:30
―――再び神田駿河台―――

「米国の走狗と化した政府は、侵略戦争の真実を隠蔽し、ファシズムへ
 突き進もうとしている!我々は断固として、これを撃滅、粉砕する!
 帝国主義に染まった政府の元で、今幾多の生命が失われている。これは
 悪しき侵略戦争の報いである!自衛隊と称する、米帝の侵略に荷担する
 ファシスト共は、自らの権力を肥大化し、今やシビリアンコントロールは
 崩壊した!いま立ち上がらねば、日本人民は、永遠にファシズムの奴隷に
 されてしまいます!今こそ、帝国主義を打倒すべきです!我々に残された
 時間はもはや有りません!ファシズムを粉砕し、人民の勝利の大爆発を
 勝ち取るのは、今において他ないのです!」

その様子はまさに、気違いが大声で狂言を弄している、と言う他ない物であった。
そう、この場、神田においてはよく見られる「精神異常者の戯言」であったが、
この日、辺りは異常な気配に包まれていた。


遠巻きに見ている群集の目に、言い様の無い狂気が宿っている―――それに気付いた時には、
もはや全てが遅かった。

「売国奴め!」

誰かが叫ぶ。
そして、群集は野獣の群れと化した。

「糞野郎!俺の息子を侮辱する奴は許さん!!」
「朝鮮の手先め、いい気になるんじゃない!」
「お前らのような奴のせいでこんな事になったんだ!!」
「死ね!くそったれ!」

口々に罵る声は街宣用のスピーカーの音をも打ち消し、怒号となって渦巻いていた。

「落ち着いて下さい!冷静に話し合いましょう!」

先程までの威勢も無く情けない声で保身を図ろうとするが、その様子を目に、あるいは
耳にした人間にとって、それはより怒りを燃え上がらせるだけの物であった。

「卑怯者がっ!!!」
「クズめ!」

悪鬼の表情で、群集は襲い掛かった。その中には無差別テロで家族を亡くした者も居た。
多かれ少なかれ、やり場の無い感情を抱えているのは皆同じであった。それが暴発したのだ。
また、その対象がこうした連中であった事は、彼らにとっては不運極まりなかった。
例えそれが身から出た錆であろうと。

運動家達は群集を止めようとするものの、叶う筈も無かった。
殴られ、蹴飛ばされ、地面に転がされて踏みつけられる。
彼らの悲鳴を聞く者はいなかった。
その場に居たのは、敵を殲滅する意思に満ちた凶暴な野獣と、哀れな獲物である。
気絶し、あるいは打ち所の悪かったために即時に死体となっても、攻撃が止む事は無かった。
骨が砕け、柔らかい肉の塊となるまで―――運の悪い物は肉片となるまで―――容赦の無い
攻撃が加えられた。


しばらくして警察が駆けつけたが、逮捕、拘束された者は(無論、その場に居た全員を
逮捕出来る筈が無かった)いつの間にか有耶無耶の内に「証拠不十分」として釈放された。

この事件で死亡した運動家の遺族は何処かへと引っ越してしまい、その後の消息は不明だという。
604602-603:2001/07/07(土) 05:32
初参加です。未熟者なのはご容赦下さい。
605一等自営業:2001/07/07(土) 06:06
>604
ご苦労様です。
ドンドン書いて下さい。
606海の人:2001/07/07(土) 10:38
>>454:バーナー保守員さん
 一等自営業先生護衛隊応募:
 当方退職自衛官(海上自衛隊)、身体頑健志操堅固
 取り扱い小火器: M1ガーランド
 :-p

>>460-461,>>465,>>475-476,>>484 :398さん
 ほんとに泣けました。
 しらねのヘリコプターが墜落し、海の人が乗り組んでいるフネも捜索救難に
出たのですが、結局クリューは助けることができず我が艦が得た唯一の成果は
航空燃料と汐とにまみれた航空神社のお守りだけでした。
 あのときの無念な気持ちを思い出します。

>>579,>>582,>>592 :398さん
 ただですら装備品の更新が後回しになる4群が南シナ海での決戦とは相当な
苦闘になりそうですね。
 それにしても「海運業界へのアピール」と言うところで苦笑してしまいました。
 自衛隊のおかれている「本音と建て前」の世界である程度暮らした人や、
自衛隊のおかれている現状を客観的に認識している人にしか、この複雑な思い
は判らないかもしれませんが。
 >>592のラスト、新進路をリコメンドする航海長、その速力・進路を復唱する
操舵員の声、俄にやかましくなるTacNet、レーダー画面上での僚艦との相互
方位・距離などをリコメンドする副直士官の声、速力マークの変更を指示する
信号員長の声、etc.が思い起こされます。

>>464,>>468-469,>>472,>>481-483,>>512-514,>>519-522 :245さん
 いよいよ北海道に舞台を移して本来の「戦争」の中での活躍が始まるの
ですね(と、思わせて実はフェイントがあったりとか?(笑))
 だんだんと他の話とも浅く深く絡んできて今後の展開が楽しみです。
 そういえば、どこも店頭に置いてないのでamazonで「気分はもう戦争」発注
しちゃいました(笑)
 大友先生は245さんに感謝されたし(見てないって
607海の人:2001/07/07(土) 10:38
>>470,>>555 :一等自営業センセ
 その「橋田1佐」は、モデルになった(と思われる)実物の方がおられるん
でしょか?
 なんとなく、ある方を思い起こしてしまいました。
 「大学教授のような」というのがぴったりなもんで(^_^;
 それにしても、あかつき丸が横浜のドックに入ってるときに潜入(笑)した
ことがありますが、あのでかいコンテナをどうやって種子島まで運ぶのか・・・
フーディニの脱出手品にも似たトリックが展開されるのではないかと密かに
期待しちゃったりなんかしたりして(広川太一風)

>>471,>>523,>>535,>>539,>>542 :333さん
 うをを、こりゃ大展開ですね。
 でも地下鉄サリンやオクラホマ連邦ビル爆破あたりから米国も真剣に都市型
テロに対する懸念を深めていますから、さもあり何と言ったところなの
でしょうか。
 このあとNORADに移った米国大統領とアメリカがどのような手段をもって
世界に臨むのか、期待してます。

>>486 :331さん
 先日もバカな日本の政治家が、また「日本は単一民族国家」などと発言して
いましたが、琉球民族と同様、こののっぺりとした共有認識にもたれかかること
のみが至上命題の国で、少数であるが故の数々の悲哀を味わってきたウタリ達の
心の叫びが思い起こされます。

>>490 :第40普連さん
 誰かやらなければならないが、それをすることには確実なリスクが伴う・・・
ということを自らの意志で行うときに、人間の意識とは妙に透明なものですよね。
 福岡出身の佐藤だれそれ、熊本の山奥から出てきた緒方だれそれ、各々の人間
には家族がおり、あるいは妻が子がいる人間であるにも関わらず戦ノ原では
戦力としてすりつぶされていく、あるいは彼らが手にかけた【敵】にも同様に
彼を息子とかわいがる両親や、夫として父として愛する妻子がいる。
 人間を駆り立てるのは何かとつくづく考えます。
608海の人:2001/07/07(土) 10:38
>>491,>>498,>>564 :官僚きんむ〜月月ぶる〜〜さん
 おそらく開戦劈頭からの一連の戦闘で、前線は有能な中堅指揮官の相次ぐ
戦死、それを肩代わりしなくてはならない下級指揮官にのしかかる巨大な任務
補佐役となるべき上級陸海空曹の不足などで前面の敵以上に実は組織に潜む敵
に足を引っ張られているのでしょうね。
 その渦中に飛び込む豊田課長補佐・・・ちょうど「大尉の墓場」ヴェトナム
に放り込まれる新任中尉のような・・・は、どのような戦争をみて行動するのか
楽しみにしています。

>>493,>>566-569 :493さん
 H-IIAの死守おつかれさまでした:-)
 海の人が舞鶴にいた頃、ちょうどブースター部分の分離試験をしてました。
 単に岸壁に設置された台から、海に突き落とすだけなんですが、あんな
でかいものを良くもまぁ日本の技術だけで打ち上げるよな、などと当時は
まだ自衛隊のミサイル開発自体もやっとSSM1に目鼻が付いたかつかなかったか
くらいだったので感慨深かったのが思い起こされます。

>>501-502,>>536-537 :宮大工さん
 ある意味、ウソは全くナシで、かといって真実一路というわけではない
虚実皮膜の間で鮮やかな「印象」を受け手に持たせる技術とも言うべき
プロパガンダについて、いったい日本はどのような手段をもっているのか。
 湾岸戦争での油まみれの海鳥やセルビア紛争での伝えられた情報など
国家規模で情報操作の重要性に認識をもち、かつ国家プロジェクトとして
取り組んでいる諸外国との差違を電通は埋めることが出来るのか。
 興味深く見守っていきたいと思います。

>>527,>>529,>>532,>>538,>>543 :オレさん、名無し三等兵さん
 対馬、一度は撃退したものの、その後膠着状態なのですね。
 「レザーネック」は、どんな戦いぶりを見せてくれるのか注目しています。
609海の人:2001/07/07(土) 10:38
>>540-541,>>544,>>548-551,>>585,>>587-588 :自営業先生ごめんなさいさん
 「ドイツかぶれの2尉」ってのが笑えました。
 それにしても、そう言う流れですか。
 まだまだ戦争はおわりそうにありませんが、21世紀の「シベリア出兵」と
「関東軍」は日本に何をもたらすのでしょうか。
 目が離せないですね。

>>545,>>599-600 :545さん
 アニメですかぁ、そうするとこれから劇中劇が展開されていくのでしょうか。
 こういった重層的な話題の広がりが、やはり2chの一番の強みだと思います。
 問題は終戦までに間に合うか?ということかもしれないですね:-p
 楽しみにしています。

>>556-559 :144,145のまとめ役さん
 おつかれさまです、海の人もちょっと感想文さぼってたら膨大になって
笑っちゃいました。
 まだまだ続きそうで、2ch軍事板をブラウザ上で開くのがほんとに楽しみ
ですね。

>>602-603 :名無し三等兵さん
 もう一つへの方向への民衆の暴走もまた、国の姿が浮き彫りになる一つの
ディスプレイなのかもしれないと思いました。
 第一次世界大戦前夜に猖獗を極めた社会主義運動が国家の超越、全人類全地球
という耳に聞こえよいテーマを叫びながら、直後に勃発した第一次世界大戦では
むしろ積極的に各々の所属国家の国粋主義に荷担していった過程が思い起こされ
ます。
 これからの戦役の中で、自分の立場を貫く者、転向する者、転向どころか過去
の仲間を売り渡す者、色々な人間模様があるのではないかと思います。
 帝国陸海軍の軍人とどうよう、精神的支柱を自分の外に依託していた人たちが
突然支柱をはずされたときにどう行動するのか、といったところでしょうか。


 見落としたりしてしまったレスのみなさん、ほんとにすいません。
 あまりの大漁ゆえの取りこぼしと、よろしくごかんべん:-)
610398:2001/07/07(土) 16:28
>海の人さん
本当に温かいお言葉ありがとうございます。
機関科、それも応急員だった当方は「軍ヲタ」ではあっても、
砲雷科、船務科の事は本当にわかりません。
間違いも多いと思いますが、それを温かく見てくださる事を本当に感謝します。
明日は休みなので、今夜まとめたいと思います。
611ありふれた不幸:2001/07/07(土) 20:11
上別府浩二1士は鹿児島の短大を卒業後、陸自に入隊して3年たつ、凡庸な男だった。
見た目も正確もおとなしい男であった。小倉の部隊に配属されて2ヶ月で、
この戦争に巻き込まれた日本全国にいる不幸な男の一人であった。
地元の知覧ではなく、400キロ離れた福岡の田舎で、銃を握っている不幸な、まあ敵に比べれば
ましかもしれないが、自分の現状に毒づいている一人であった。
高校2年のときに他界した父に代わり、自分と暮らしてきた母のことが目下の一番の心配事であった。
彼の現状は、確かに不幸ではあったが、どこにでもある不幸の欠片に過ぎなかった。
戦争勃発依頼、もともと心臓の悪かった母がついに鹿児島市内の大学病院に入院したこと、常に自分のことを
心配しているらしいことは、彼自身にとっての不幸事ではあるが、戦場にまき散らかされてきた
あらゆる不幸の目の前ではかすむ程度のことである。
叔母が母の代わりに連絡の窓口となっていた。防衛出動の前日、叔母から電話が入った。
いつ帰ってくっとね。日してお母さんな心配しちょっど。はよかえってこんね。
帰れるわけがない、ということは分かっているのだろうが、そんな叔母の口調は
なじる様でもあった。それから上別府は、時間が許す限り無事な声を聞かせようと、
電話をかけている。

電話の電池が残り少なくなった日、遠賀における戦闘が勃発した。彼の小隊は、
応急陣地の最前に配置されていた。





「地元の消防団,近所の住職、婦人会。農協や役場の人間までも後片付けを手伝いたいと
言ってきた。畜生、嬉しいじゃないか。連中、炊き出しまでやってきてくれたぞ」
「ありがたいかぎりです。ところで整理の状況ですが・・・」
「いや、今はいい。終了したら報告してくれ。予備で待機させてあった中隊が到着したら、
生き残りは休憩に入ってくれ。民間人の前だ、毅然とした態度で作業にあたってくれ。
畜生、海自の活躍があったからいいものの、このままじゃジリ貧だ・・・」

どこかで電話が鳴っていた。その音の近くに偶然いた第1中隊長がそれに最初に気づいた。
くそ、あれほど電話は切っておけといっておいたのに。
見渡すと、自分の戦死させた部下の胸ポケットから鳴っているらしかった。
こいつ、確か上別府だったな。わき腹が抉られているのに、よくもまあ電話だけ
無事だったものだ。少なくとも、敵に背を向けて倒れていないだけ見上げた根性だが。
恋人か、サラ金か、それとも。まあいい、出てみれば分かる。

「はい上別府の上司です。本人は今多忙のため・・・」
『浩二、浩二ね!? お母さんが、お母さんがねえ』

ありふれた不幸ではあった。そして一つのありふれた不幸は終わりを告げた。
また明日も、どこがで不幸が量産されることだろう
612333:2001/07/07(土) 21:37
>海の人さん
お言葉ありがとうございます
すっかりご無沙汰になっていますが頑張りたいと思っております
613ドキュソ厨学生:2001/07/07(土) 21:41
「3組の前田のオヤジ、自衛官じゃん。先週、戦争で死んだんだって」
「へぇ、バカじゃん。自衛隊に入らなければそんなことにならなかったのに」
614名無し三等兵:2001/07/07(土) 22:02
>>613

不幸なことだが、有りそうなことだ。
その時の教師の態度が注目される。
615名無し三等兵:2001/07/07(土) 22:19
「みなさん、前田君のお父さんは大切な家族を守るため・・・再び日本を平和な国に戻すため、勇敢に戦い・・・先週、戦死なさいました。」
初老の教師は穏やかに生徒達に語り掛ける。
「みなさん、今から3分間黙祷します、前田君のお父さんのご冥福と今も各地で戦う自衛隊のみなさんの無事を祈りましょう。」
616こんなところでも:2001/07/07(土) 23:29
中越国境

隣国である中国が、台湾、日本等と戦争しているさなか
中国の南に位置するヴェトナムでも中国に対し警戒を強めていた。

「大隊長、中国軍が昨日から国境を侵犯しているのが確認んされていますが・・・」
少年の頃から祖国の解放に従事していたビン・タンビン大尉は戦争という状態に
一抹の不安をいだきつつ、自分の老い感じていた。
「中国は、台湾、インド、アメリカとも戦争をしている。そんなときにわざわざ
自分の首を絞めるようなことをすると思うか?」
不安げな部下を諫めると同時に自らも平常心を保とうとしていた。
しかし、あり得ぬはずの砲声が木霊し外は、昼間のように明るくなっていた。
617398:2001/07/08(日) 00:31
石垣島南方海上から移動を開始した第4護衛隊群は、日付が変わる前に台湾の
高雄南方100カイリの海上に進出した。
それから24時間、敵との接触はなかった。広域哨戒のために那覇から飛んでくる
第5航空群のP−3Cが一時中国の原潜と思われる推進器音を探知したが、かなり
遠く、しばらくするとロストしてしまった。
南シナ海の警戒に当たる米豪合同部隊からも敵潜水艦に関する情報はなかった。
しかし米海軍は最大6隻程度の潜水艦が南シナ海から、南西諸島にかけて行動中と
判断していた。この海域を航行する商船は常時10隻程度存在したから、それを狙って
どこかに潜んでいることは間違いなかった。
潜水艦狩りに従事する第4護衛隊群にとって、ここは危険な海域だった。中国本土まで
300カイリ程度しかない。イージス艦「ちょうかい」不在の現在、広域防空は
「あさかぜ」だけが頼りだ。
非公式に台湾空軍が早期警戒機E−2Tの情報を提供し、可能であれば迎撃も実施する
と約束していたが、台湾自身が中国と交戦している現在、あまりアテにはならなかった。
そして、第4護衛隊群はこの海域で最初の日没を迎えた。もちろん夜になっても対潜哨戒は
続く。隊員達にとって気の休まる時はなかった。
天の川が幻想的に夜空を彩る海上を6隻の護衛艦は低速で航行していた。
群司令は部隊をふたつに分けていた。主力として「ひえい」「いなづま」「さみだれ」、
前衛として「やまゆき」「せとぎり」「あさかぜ」を配置した。
主力は自らソナーを打たずTASSや対潜ヘリで捜索し、前衛は適宜ソナーを打って
捜索を行なっていた。現在飛行中のヘリは「ひえい」搭載の2機。部隊の北西に
ソノブイフィールドを展開していた。そしてそのさらに周囲にはP−3Cがソノブイ
フィールドを展開している。
しかしこのような捜索にも関わらず敵潜水艦は探知できなかった。積極的に行動して
くれれば発見もできるが、海中で動かずにじっとしていれば、探知は難しい。
第4護衛隊群をやり過ごして、商船を狙う事もありうる。対潜哨戒は時間と忍耐を
すり減らす任務だった。
618398:2001/07/08(日) 01:42
日付が変わった頃、P−3Cが中国海軍の原潜と思われる推進器音を探知した。
部隊は色めきたつ。しかしまだ距離は遠かった。当面はP−3Cだけで探知を継続する。
そこへさらに別の探知情報が入る。対潜ヘリが展開したソノブイの1個が
潜水艦らしき推進器音を探知したのだ。
飛行中の対潜ヘリ1機がコンタクトを維持するため、現場に急行する。もう1機も
攻撃機に指定され、同じく急行する。潜水艦と確認されれば、直ちに捜索・
攻撃行動がとれるよう前衛の3隻は待機する。「やまゆき」「せとぎり」では
対潜ヘリの発艦準備が進められる。
『目標、USMらしきもの発射!』現場に向かっていたヘリが警報を発する。
CICでそれを聞いた「せとぎり」艦長は直ちに「対空戦闘用意!」と命じた。
USMはシースキミング・タイプらしい。探知が遅れる。前衛を狙っているらしい。
海面すれすれを飛翔するUSMを探知した「あさかぜ」が直ちにスタンダード
SAMを発射する。
しかし命中しない。「せとぎり」の対空レーダーも急速に接近するUSMを
探知する。短SAM管制レーダーも目標追尾を開始した。
「対空戦闘、シースパロー攻撃始め!」艦長は命じる。
「シースパロー発射、ヨーイ、テーッ!」
時間が無い。ほぼ間髪を入れず飛行甲板後方のランチャーからシースパローが
発射される。CICの中でも後部からの発射音が聞こえる。「やまゆき」も
ほぼ同時にシースパローを発射する。前衛各艦はチャフも発射する。
「ヒット!」管制員が報告する。シースパローはミサイルの至近で爆発し、
撃墜する。
「後続のミサイル、さらに突っ込んでくる!」
残りもう1発のUSMは「せとぎり」を目指していた。
「対空、右砲戦!」「CIC、指示の目標!突っ込んでくるミサイル!」
艦長は矢継ぎ早に命じる。
「打ちー方始めー!」射撃指揮所の砲術長が令する。
前甲板の76ミリ砲が射撃を開始する。
「ドッ!ドッ!ドッ!」まるで機関砲を思わせる発射速度だ。
ミサイルは近い。CIWSも射撃を始める。
その直後、爆発音が「せとぎり」艦内に響く。
「ターゲット、至近で爆破!」
「船体に激動!」
「応急班、被害探知急げ!」
「各部状況知らせ!」
命令と報告が交錯する。
『撃墜したミサイルの破片が飛行甲板の一部および艦載機を損傷!
 飛行科員に負傷者が出た模様!火災の恐れ無し!』
「損傷復旧急げ!」艦長は命じながら、心の中で舌打ちした。
これから敵潜水艦に反撃を行なおうという時に、搭載ヘリが使用不能になったのは
痛い。前衛は速力を上げる。「せとぎり」も飛行甲板の復旧を続けながら、
航行する。「やまゆき」から対潜ヘリが発艦していく。
反撃が開始された。
619245:2001/07/08(日) 01:53
雲ひとつない、漆黒の闇の中をUH-60は驀進していた。
ヘリコプターのすぐ下は海。ほんの少しバランスを崩しただけでも
即座にたたきつけられてばらばらになる。
パイロット以下、このヘリのクルーは皆この道10年以上のベテラン
であったが、状況が状況だけに、緊張を隠そうともしていなかった。
パイロットは全身を感覚器官と化し、見張りは極限まで高められた
テンションを周囲への警戒に振り向けている。

だが、キャビンからはそうしたクルーの緊張を台無しにしかねない
雰囲気が漂っていた。
エンジンの轟音を通して、なぜか聞こえてくる会話に機長は眉をきつく
しかめる。

あいつら、今自分が置かれている状況がわかってるんだろうな?

「ゆけー、はぁるかーとーおくー、銀河けぇいーのかなーたー・・・・・・・
か」
キャビンでは、めがねがいつものように古い歌をくちずさんでいた。
30分前から苦行僧を思わせる表情のまま固まっていたはちまきは、
ついに耐え切れなくなったかのように切り出した。
「なあおい、めがね先生よ」
上機嫌で歌っていためがねは、ワンマンショーを中断されたことに機嫌を損ねな
がらはちまきのほうを振り向いた。
620名無し三等兵:2001/07/08(日) 01:57
妄想ヲタのオナニースレだな
621名無し三等兵:2001/07/08(日) 02:09
>>602
あっそ
622621:2001/07/08(日) 02:10
誤   正
>>602>>620
623名無し三等兵:2001/07/08(日) 02:10
>>620
小説とはみんなそういうもの
624245:2001/07/08(日) 02:13
>>619
「なんだよー?」
はちまきは、首だけをめがねのほうに向ける。
「いやおまえが古い歌を歌うのはもう慣れたんだ。慣れたんだが・・・・・・」
「?」
「なんで子門真人なんだよっ!しかも同じ歌ばっかりかれこれ7回目じゃねぇか!」
めがねは、露骨に嫌そうな顔をした。
「いーじゃん、別にさあ。こういうシチュエーションなら盛り上がる曲のほうがいいしさあ」
はちまきは、手にしたAK74を振り回しつつ怒鳴った。
「俺のモチベーションはさっきから盛り下がりっぱなしなんだよ!」
「だからっつったってさあ、ワルキューレの騎行の日本語版なんかないじゃん」
「あれに歌詞があんのかよ!」
めがねが、さらになにか減らず口を叩こうとしたとき、キャビンのスピーカーから
うんざりしたような機長の声がした。
『まもなく北海道だ。目的地まで1時間程度』
はちまきたちのために、機長はあえて専門用語を排して説明した。
2人はいい争いをやめ、装備の最終チェックに取り掛かる。
625398:2001/07/08(日) 02:40
深夜の対潜戦闘は続いていた。
先に現場に到着し、MAD捜索を行なっていた「ひえい」搭載機2機は、敵潜水艦を
探知を続けた。1機がディッピング・ソナーを海中に下ろし、敵潜水艦の位置を局限する。
もう1機と、「やまゆき」から向かった1機が攻撃機となった。
別の敵潜水艦出現を警戒するため、「いなづま」「さみだれ」からもヘリが発艦する。
「目標は潜水艦間違いなし!」CIC内の航空管制員が報告する。
前衛の3隻が敵潜水艦を包囲するように接近する。対潜ヘリが魚雷を投下する。
しかし敵は必死に回避を試みているらしい。ヘリから投下された魚雷2本はいずれも回避される。
(うまく行かないな・・・)艦長は船務士が操作するコンソルに表示される状況を
見ながら思った。そこへ「やまゆき」座乗の前衛指揮官、第8護衛隊司令からの命令が入る。
『航空機攻撃やめ!艦艇攻撃に移行、「せとぎり」攻撃艦!』
敵潜水艦にいちばん近い「せとぎり」が攻撃艦に指定された。司令の乗る「やまゆき」が
指揮艦、「あさかぜ」が支援艦である。
「せとぎり」は増速する。速力27ノット。ガスタービン艦特有の航空機のような金属音を
響かせ、船体を震わせながら航行する。
目標に接近する。上空をヘリに押さえられた敵のディーゼル潜水艦は、懸命に回避を続けている。
「せとぎり」のソナーも敵を探知した。艦橋前に装備されたアスロック・ランチャーは
目標へ向け旋回し、俯仰する。
「対潜戦闘、アスロック攻撃はじめ!」艦長は命じる。さらに目標に接近した場合に備え、
両舷に装備された短魚雷発射管も待機させる。
攻撃指揮装置の水雷長が、ヘリからのデータや自艦のソナーのデータを確認する。
「発射時機近づく!」海曹が報告する。
「アスロック、ヨーイ!」「テーッ!」
凄まじい火焔をほとばしらせながら、ランチャーからアスロックが発射される。
猛烈な発射焔が甲板の塗料を焦がす。
目標に向かって闇夜の空を飛翔するアスロックは、ブースターを切り離し、
魚雷だけになる。パラシュートで減速しながら魚雷はゆっくりと海中に落下する。
「アスロック、目標追尾!」
「目標回避続行中!」
「反撃に備え、次回攻撃用意」
再び命令と報告が交錯する。やがて─。
「ヒット!」
「攻撃やめ!」
続いて目標の破壊と沈没が報告される。
緊張していたCICに少しばかりの安堵が訪れる。日本海の戦闘以来、敵潜水艦に
激しい敵愾心を抱いていた一部の隊員はうれしそうだった。
しかし艦長は専用の席に腰を降ろしながら思った。
(戦いはこれからなんだ・・・)
626398:2001/07/08(日) 03:14
中国潜水艦を撃沈した翌朝から、第4護衛隊群は中国空軍の執拗な攻撃を受けた。
最初は対艦ミサイルによる攻撃が行なわれ、続いて戦闘機による爆撃が行なわれた。
中国空軍(海軍航空隊も含む)は多大な損害を払ったが、第4護衛隊群の護衛艦1隻を
撃沈、2隻を大破させた。
撃沈されたのは「せとぎり」だった。
中国潜水艦撃沈の殊勲艦である同艦は、対艦ミサイル3発をほぼ同時に受け大爆発を起こし
短時間で沈没してしまった。生存者はわずかだった。
第4護衛隊群はやむなく作戦を打ち切り、沖縄に撤退した。
627398:2001/07/08(日) 03:15
>626
空襲の場面が簡単になってしまって申し訳ありません。
長いだけで、悲惨な救いの無い話になってしまったので、
鬱になりやめてしまいました。
628あぼーん:あぼーん
あぼーん
629602-3:2001/07/08(日) 05:19
>>605:一等自営業様
>>609:海の人様

レスを頂きまして、恐縮しております。
今後も精進したいと思います。
630名無し三等兵:2001/07/08(日) 11:03
さげてはいかん。
連日、楽しみに待っています。
631名無し三等兵:2001/07/08(日) 21:15
みなさん、がんばってください。
あげあげあげ。
632一民間人:2001/07/08(日) 21:57
参入したいけどネタがなくて参入できない(T_T)
ROMで申し訳ないんですが、みなさんがんばってくださいage
633あぼーん:あぼーん
あぼーん
634 :2001/07/08(日) 23:36
age
635あぼーん:あぼーん
あぼーん
636名無し三等兵:2001/07/08(日) 23:55
>>635

637伝記屋:2001/07/09(月) 00:14
少佐に続き、888getアクセス禁止動議でも発動しますか…?
638245:2001/07/09(月) 00:17
>>624
2人が下ろされたのは、いやにだだっ広い原野の片隅だった。
すぐ脇にそびえる雑木林が形作る境界線に駆け込むと同時に、ヘリが上昇していく。
尻に帆かけて、という表現がぴったり当てはまる勢いで南のほうにNOE飛行を行う
ヘリを見ながら、めがねが言った。
「あんな腕があるんなら、もっと近くでおろしてくれてもいいのにな」
サングラスから渡された地図を見ながら、はちまきがこたえる。
「死にたくないんだろうさ。何せこの辺は、いつ反乱軍に出くわしても
おかしかないところだしな」
「それでさー、この辺にいる反乱軍の規模とかわかってんの?」
はちまきは肩をすくめた。
「一個師団もいないことだけは確かだ。だが、自衛隊もここらへんにはいない。
どっちも旭川かあのへんに足止め喰らってるそうだ」
「気休めにもなんないな・・・・・・」
ぼやくめがねにかまわず、はちまきは地図をたたんだ。
「ここから5キロほど北にいくと、住民が避難した集落に出るはずだ。
そこから、車なりなんなり調達して、目的地に行くぞ」
「なんにもなかったらー?」
「歩きに決まってんだろ」
「50キロも歩くつもりかい」
はちまきは、憮然とした表情で返した。
「ユーラシア大陸を横断したときに比べれば、はるかにましだ」
639245:2001/07/09(月) 00:21
>執筆者各位
しばらく、このスレはsageて進めませんか?
640333:2001/07/09(月) 00:30
>>639 245様
了解です
641:2001/07/09(月) 01:08
すごい事になってるな…。軍記小説並だ!読んでて楽しいです。
ところで、旭川はまだ落ちてないですよね?
642狐の生き方:2001/07/09(月) 01:23
『網走番外地』が男の内ポケットで奏でられたのは午前1時を回ったころだった。
「あ、君か。どや、連中のヤサ突き止めたか?ふんふん。で、君は今どこに居る?
食料の買出し言うて外に出た?よし、そのまんま俺が用意したったセーフハウスに
隠れとけ。なんや、ヨメを裏切るみたいで気分悪い?みたいやのうて裏切っとるがな。
まぁ、心配せんでええ。新しい顔も戸籍も用意するって先方は言うとる。もう連絡は
せんほうがええな。じゃ、元気で」プツッ
「あ、....さん?私です、はい。北鮮のゲリラのアジトです。そう、ウチの若いのを
潜り込ませてた件です。AKやらロケットやら持ってるようですな。場所は......」
ふぅ、学生時代ヤンチャが過ぎて公安に目を付けられ挙句モグラに仕立てられた時は
転向した自分の情けなさに涙したもんだが、今や立派な『愛国者』に成り上がった訳だ。
いや成り下がったのかな?まぁ、いい。電通、いや『戦時広報統合局』か、から原稿料
やらなにやら結構な額の振込みが有った筈だ。今は携帯で確認できるんだから便利なもんだ。
犬の様に忠義を貫くわけでも無く狼の様に孤高を貫くわけでも無い強きに擦り寄る狐の
生き方ってのも慣れるとそんなに惨めでもないな。
643名無し三等兵:2001/07/09(月) 12:25
期待あげ
644大渦よりの来訪者:2001/07/09(月) 15:51
 なんと世界は残酷なのであろう。
そう、私は心の中でつぶやかざる得なかった。
モニターの中には中国軍の物である空母が浮かんでいた。
モニターの端から光る矢のような物が近づく。
その標的となった空母は、懸命に回避しようとしているようだった。
しかし、光る矢は今やモニターの中に見えるだけでも数本に達している。
突き刺さる『光の矢』、そして爆発。
甲板上にいた人間らしき小さな物体が空に跳ね上げられるのが見える。
破壊され、おそらくは二度と空を駆ける事が出来なくなった鋼の怪鳥が炎上している。
もうもうと立ち上る黒い煙。さらに閃光、そして閃光。
何人もの人間が海の中に飛び込んでゆく。船の速力は落ちていないのに。
みな船尾の方に引き寄せられ、海の中に消えていく。
そして、周囲の歓声。周囲の人間全員が人が死んで行く事に対して歓声をあげている。
命令され殺すことを強要された多くの一般人たちの死に。

 居た堪れなくなった私は、その場を逃げ出すように立ち去った。
幾人かの人間が怪訝な目つきで私のことを見ていた。

 行きつけの喫茶店の中は、何時もにも増して客足が遠のいていた。
骨董屋も兼ねていると言う凄まじいの一言に尽きる入り口を通ると、
やはりテレビのモニターに釘つけになっているマスターの姿が見えた。
「アメリカン。」
そそくさとコーヒーメーカーの支度をはじめるマスター。
どうも、今日は文字通り私が最初の客だったようである。
 その時、ふとカウンターの奥の方にバスケットが乗っていることに気づいた。
「マスター、そのバスケットの中身は?」
 マスターは何も言わずにバスケットをそっと持ってきた。あけてみろと言う事らしい。
「客からの預かり物なんだがね………。」
 小さな子猫が三匹、仲良く寄り添って眠っていた。
「平和なもんじゃないか、まったく。」
 しかし、マスターはゆっくりと首を振る。
「さっきまではみいみい五月蝿かったんだ。……飼い主が東シナ海で戦死してね。」
 ゆっくりと、使わずに積んであったマグカップを磨きながらマスターは続けた。
「ちょうど朝の八時くらいかな?酷く暴れだしてね。
いつもはおいたなんかしない良い子達なんだが。きっと判るんだな動物という奴は。」
微かに、マスターの声が湿る。
「で、出掛けようとしたら、白木の箱が届いちまったわけだ。」
 マスターは、確か奥さんが亡くなられた後息子さんと二人で暮らしていた。
「戦時疎開船の護衛についてたんだそうな。魚雷に気が付いたときには手遅れでね。
………船ごと疎開船と魚雷の間に飛び込んで木っ端微塵だそうだ………。」
 暗い顔。いや、これでも取り繕っているのかもしれない。
「………海上保安庁だぞ。何で木っ端微塵にされにゃあいかんのだ…。」

子猫たちの寝顔。泣き付かれた猫たちの寝顔。
おお、戦争、戦争よ。おまえの望みは何なのだ?

----------------------------------------------------------
リクエストにお答えして、取りあえず書いてみました。
…………あんまり、かな?
時間があったら、もっと練りこんだ話にも挑戦してみたいです。
645名無し三等兵:2001/07/09(月) 19:14
大渦さん、(・∀・)イイ!!
646398:2001/07/09(月) 21:02
北九州市。先ほどまでの雨は止んでいたが、湿度が高く蒸し暑かった。
空は曇っている。数百人の市民が集められていた。
銃を持った中国兵が市民の周囲を固めていた。市民の前には数人の中国軍将校と日本人が立っていた。
そこへ3人の陸上自衛隊員が、中国兵に銃を突きつけられながら姿を現わした。
1人は2尉で、2人は陸曹だった。
脚を骨折しているのか、その2尉は2人の陸曹に両側から支えられていた。
哀れな姿だった。3人とも戦闘服はズタズタにされ、顔は傷だらけ。
捕虜になった時は無傷だった。傷はすべて2日間の拷問によるものだった。
3人とも虚ろな視線を、目の前の市民に向けていた。
市民たちも、3人の自衛官に虚ろな視線を向けていた。
1人の中国軍将校が進み出る。何かをまくし立てる。傍らの平服の日本人が通訳する。
「本日ここに戦時戦争裁判臨時法廷を開廷する。これら3人の日本人は武器を所持して
 解放軍の兵士を攻撃した。真ん中の男に訊く。お前は何者だ?」
傷の痛みに失神しそうになる2尉は、懸命に意識を奮い立たせて答える。
「我々は陸上自衛隊の隊員だ。何度言ったら分かる?!」
2尉が叫ぶ。通訳は中国軍将校に伝える。中国軍将校と陸自2尉との間で奇妙なやり取りが始まった。
「陸上自衛隊とは何だ?」
「何を聞いてるんだ?陸軍みたいなものだ!」
「陸軍?と言うことは軍隊なのか?」
「まあ、そんなもんだが・・・」
それを聞くと中国軍将校は、傍らの日本人を聞いた。
「同志、日本に軍隊はあるのか?」
「いえ」と言いながら1人の日本人が進み出る。30代の女だった。
市民の中から「あっ!△×中学の○×先生だ」と囁き声がする。しかし中国兵を恐れすぐに静かになる。
「日本に軍隊はありません!日本は平和憲法で軍隊を持たないと宣言したんです」
その「○×先生」と呼ばれた女はキビキビと言った。
「では自衛隊とはなにか?」中国軍将校が聞く。
「はい!自衛隊は日本の帝国主義者が平和憲法に違反して造り上げた暴力集団です」
女は自衛官に軽蔑の視線を向けながら、まくし立てる。
「何を言う!」2尉が怒りの声を上げる。すかさず中国兵がライフルの銃床で3尉の
腹部を殴打する。「ううっ・・・」2尉は悶絶しながら倒れる。
「何しやがる!」2人の陸曹が中国兵を睨みながら、2尉を庇う。中国軍将校はそれを無視して続ける。
「では、この3人は軍人の恰好をしてはいるが、実は日本の憲法にも違反している暴力集団なのだな?」
「はい!そうです!」
女は得意げに答える。
「判決を言い渡す。この3人は日本の違法な武装集団である。よってジュネーブ条約に準じた捕虜としての
 待遇を受ける資格は無い。即刻銃殺刑を言い渡す」
中国兵が市民の前に3人の自衛官を引きずり出し、銃を突きつける。自衛官たちは叫び、喚く。
曇天に銃声が響く。市民は虚ろな視線で、処刑を見つめていた。
647名無し三等兵:2001/07/09(月) 21:43
age
648333:2001/07/09(月) 21:56
東京 三宅島
それは異様な光景だった
島の南。かつて三宅空港があった辺りに煙突が林立している
そしてその煙突からは昼夜を問わず白煙や黒煙が立ち上っている。

「隊長。まもなく最終便が到着します」
「作業の進捗状況はどうだ?」
「到着した分については80%の処理が完了しています。しかし作業員に
 体調不良を訴えるものが続出しています。」
「予備作業員を使ってなんとしてもあと三日中に終わらせるように手配してくれ
 正直時間がないのだ」
「わかりました」
「それから・・・作業終了後には撤収作業もある。痕跡を一切残さないように」
「そのように手配します」

係員が去った後隊長と呼ばれた男は急激に咳き込んだ。口からの逆流物には血が
混じっている。この島にきたのはわずか一ヶ月前であったが、それから1週間も
しないうちに体に発疹ができたり発熱したりと体調は悪化した。
「そういえばいつのまにかこの島には人間しかいなくなっちまいやがった・・・」
最初このプラントが出来てからは住民の一斉避難で取り残された飼い犬や野良猫
がこの辺りにもやってきたものだ、しかし今ではパッタリとその姿も消えた
鳥の声もまったくしない。

隊長は自分たちが作っているものがなんなのかは知っていた。それが一体どの
ように使われるのも大体想像していた。でも誰も口に出さなかった。
「恐らくこの島を出てももう普通の生活には戻れないだろう・・・」作業員達はその
やりきれない思いをこめて、続々と生産される灰色の灰を見つめるのであった
649官僚きんむ〜月月ぶる〜〜:2001/07/09(月) 22:13
>海の人さん ゑ 応援有り難うございます
官僚きんむ〜月月ぶる〜〜は現役中央官庁のノンキャリです。謎の技官です(藁
今の官僚制度ですと勝てる戦も負けそうです。密かに帝国陸軍の悪しき体質を
一番受け継いでいるのが霞ヶ関であると観察しています。(事務官と違い出世
出来ない技官なので余裕を持って観察できるのです)
 平成3年に経済企画庁の月例経済報告を見て「あーこれはミッドウエイだな」
となにしろ「景気は緩やかに停滞しつつもなお拡大傾向にあり」とバブル経済
崩壊後も大!本!営!発!表!し続けていたのですからね。
 「半島戦線は膠着状態なれどもなお攻勢にあり」というネタを豊田課長補佐
の決心の中で使えないかな。
 あ、これは著作権ないですから「半島戦線は膠着状態なれどもなお攻勢にあり」
はどなたでもご自由にお使い下さい。
 
650名無し三等兵:2001/07/09(月) 22:16
>>398
ここは自分と違う思想の持ち主を悪役にして楽しむスレじゃないぞ…。
651333:2001/07/09(月) 22:19
>>650
それは違うと思う。ああいう状況では利敵行為を取る
人間も必ずいるだろうということだ。
あんまり荒らさないで欲しい
652名無し三等兵:2001/07/09(月) 22:27
>>651
そりゃ良いんだけどさ。その「利敵行為を取る人間」として出てくるのがいかにも
>>333と違う思想の持ち主「だけ」なあたりがね。
荒らしにここのスレにやってきているわけではないので(だったらageて煽るような
言葉遣いしてますって)これで失礼します。
653333:2001/07/09(月) 22:31
>>652
なんでも思想思想って決め付ける姿勢に問題ありと思われ
654名無し三等兵:2001/07/09(月) 22:45
>>653
その割にはいかにもな人物を出してきたな…
日本が不利なので中国にいきなりすり寄る日和見な保守系の政治家や右翼なんてのも
出さないとバランスが取れないよ。だから思想思想言われてしまうのだと思われ。
655名無し三等兵:2001/07/09(月) 22:59
>>655
小説ってそういうものでしょう?
大体君の上げたようなそんな意味不明の人物はおるまい
なんでそんなにこだわるか?
656名無し三等兵:2001/07/09(月) 23:03
>>650-655
もうやめれ。別のところでやれ
657一観客:2001/07/09(月) 23:03
いるんだよねぇ〜
節操の無い相対化してニュートラルを気取る
”日和厨”(ひよちゅう)って。
658ブラジルから来た正男:2001/07/09(月) 23:07
最後に僕が忠誠心あふれる人民を率いて勝利します。
659名無し三等兵:2001/07/09(月) 23:12
南チョンは放置
66040普連:2001/07/09(月) 23:17
海の人さん、情けない駄文に対し声援ありがとうございます。ちなみに一番最初の
市立大学が云々というのはほぼ事実であります。また、この大学は実在します。
661宮大工:2001/07/10(火) 01:27
関門海峡は周防灘と響灘を結ぶ海上運輸の要地である。山口県下関市はその関門
海峡の本州側に位置し、九州と本州を繋ぐ関門橋と関門トンネルを擁する地形上
の要衝である。

その下関市との内陸に入った町と市の境の側にある公園に隣接する市施設の大し
て広くない会議室では、これから映画鑑賞会が行われるかのようにプロジェクタ
ーとスクリーンがおかれ、そのスクリーンが見える位置にパイプイスが並べられ
ていた。映画鑑賞会と違うのは簡単な台がスクリーンの前に背は高いが幅の小さ
い台が置いてあるくらいだった。
その「観客席」に当たるパイプイスには腕に「Press」と腕章を巻いた100人近く
の人間---TV、新聞等の記者、もちろん日本人だけでなく外国人の記者も---がな
んの秩序もなくだらだらと周囲と人間となにか話しをしながら座っていた。
「中国軍は熊本市目前まで進撃しているらしいぞ」
「いや、押し戻したって話もあるぞ」
「そういえば、うちの会社の社員のダンナが自衛隊員で福岡で戦死して・・・」
「北海道もかなり危ないらいぞ。政府は青函トンネルの爆破まで考えてるってウ
ワサも」
どこかのTV局のクルーがその北海道の噂を言い終える寸前に扉が勢いよくひらか
れた。
いままでざわついていた部屋が水を打ったように急に静かになる。入ってきたの
は陸上自衛隊の制服を着た自衛官が4人とスーツ姿の男だった。自衛官とスーツ姿
の男は扉の前で並んで立ち止まったあと、自衛官のスーツを着た中ですらっとし
た一番背の高い男が1人、スクリーンと台の間に立った。
「大変お待たせいたしました。何しろこの情勢下では自衛隊はいろんな意味で人
気で、戦死する前に過労死しそうな勢いでして・・・」
記者達からザワザワとした笑いが起きた。笑いが収まるのを待って背の高い自衛
官が続ける
「それでは始めましょうか。私は北部九州戦線で広報を統括しております、渡辺
勇雄二等陸佐であります。これから皆さんの取材依頼などは基本的に私に言って
いただれば可能な限りご協力いたします」
瞬く大量のフラッシュやTVカメラのライトに目を細めながら渡辺二佐はそこまで
言うと一旦言葉を切った。
「では、まず初めに現在の北九州戦線の戦況につきましてご説明いたします、我
々が北九州戦線と呼ぶこの戦線はこの下関側の北部戦線と熊本側の南部戦線に分
かれております」
渡辺はそう言うとレーザーポインターを取り出した。いつのまにかスクリーンに
九州と本州の西端が映った戦況図が映し出されていた。戦況図は熊本北部、佐賀
長崎の全域、福岡の大部分、大分の北部の部分が赤く覆われていた。
渡辺二佐はレーザーポインターで北九州のあたりを指した。
「まず北部戦線におきましては第13旅団を中心に第4師団の第4戦車大隊などを中
心とした戦力で関門海峡を確保後、遠賀川以西を絶対確保すべく部隊展開してお
ります。現在は中島橋、遠賀橋を封鎖、芦屋橋と遠賀川橋の確保に成功しつつあ
ります」
再び瞬くフラッシュ。そして記者が一斉にメモするペンの音や、キーボードの音
がした。
662宮大工:2001/07/10(火) 01:28
「一方の南部戦線は第八師団を中心とした戦力にて熊本県北部に布陣。田原坂付
近にて敵と交戦、これを撃破し菊池川以南を確保すべく準備中であります。また
両戦線を支援すべく航空自衛隊、新田原基地の第5航空団と飛行教導団ならびに
岩国基地での再編をおえた第5航空団が支援しております」
田原坂という単語が出た瞬間一部の記者からおおと声があがった。この田原坂は
日本最後の内戦である西南戦争の激戦地で薩摩軍を明治政府軍が破り、戦争のタ
ーニングポイントとなった場所であった。
「また、沖縄石垣島南方海上にて海上自衛隊第4護衛隊群がシーレーン防衛の為
に中国軍原子力潜水艦とおもわれる敵性潜水艦を補足、これを撃沈しましたが中
国空軍の反撃を受け第4護衛隊群の護衛艦せとぎりが沈没、2隻が大破という損
害を受けております」
渡辺二佐は一瞬目を瞑った。
「これが簡単ではありますが、現在の戦況であります。本当はもう少し詳細に伝
えられるとよいのですが、なにぶんまだ情報が錯綜、混乱しておりまして現在処
理し整理しております。明日のこの会議までには詳細な情報がお伝えできると思
います」
壇上におかれていた水を一口のんで続ける。
「次に、前線での取材についてですが、この会議室の隣にプレスルームをご用意
してあります。そちらに取材申込書がありますので記入して前日までにご提出く
ださい。もちろん完全にとはいきませんがなるべく皆様のご希望に添えるように
努力いたしますまた、プレスルーム内には各種機材が置いてありますのでご自由
に使用してください。ただし写真等は防衛機密に触れる場合もございますので、
送る前に一応こちらにて確認させていただきます」
記者達から一瞬、うーっといううめきが漏れた。
「以上ですがご質問がありますでしょうか?」
席のほとんどから手が上がった。渡辺二佐は前の列の右端に座る眼鏡の男を指定
した。
「朝日新聞ですが、占領された地区にて中国軍もしくは統一朝鮮軍による略奪や
強姦といった戦争犯罪が数多く起こっていう情報がありますが、この件を自衛隊
は確認しておりますでしょうか?また同様に捕虜となった自衛官がジュネーブ条約
を無視した行為を受けているという情報も伝わっていますが・・・」
眼鏡の男は、手帳と渡辺を交互に見遣りながらそう質問した。
「はい、自衛隊で確認しております。これに着きましては可能な限り対処し国民
の皆様を安全な場所へと避難させるべく努力しておりますが、完全に敵の占領下
にある地域においては非常に困難を極めております。また、中国・統一朝鮮軍の
捕虜の扱いについても事実でして、こちらに関してはつい先ほどその行為が記録
されたビデオフィルムが入手されました」
663宮大工:2001/07/10(火) 01:28
渡辺二佐がそう言うと、プロジェクターにざらついた映像が映し出された。隠し
撮りなのかやたらと画面がぶれる。しかしそりが生々しい緊迫感を生んでいた。
画面の中で中国軍兵士に銃を突きつけられた自衛隊の隊員3人と中国軍兵士の横に
ついている日本人が語で捲し立てるように会話をしているその声が会場に響く
『では自衛隊とはなにか?』
『はい!自衛隊は日本の帝国主義者が平和憲法に違反して造り上げた暴力集団です』
『では、この3人は軍人の恰好をしてはいるが、実は日本の憲法にも違反している
暴力集団なのだな?』
『はい!そうです!』
『判決を言い渡す。この3人は日本の違法な武装集団である。よってジュネーブ条
約に準じた捕虜としての待遇を受ける資格は無い。即刻銃殺刑を言い渡す』
スピーカーを通してパンパンと乾いた銃声が会見場に響く。記者会見場となった会
議室は静まり返った。画面には血を流して倒れる名の陸上自衛隊員が映し出されて
いた。室内のあちこちから「酷い・・・」といった声が聞こえた。どこかの記者か
アナウンサーらしい女性から嗚咽の声も聞こえた。
その沈黙を破って渡辺二佐が口を開いた。
「このテープはつい先ある市民から手渡された映像です。このような行為が占領下
のあちこちで繰り広げられていることを自衛隊は確認しています」
渡辺二佐は目を伏せた。

その日の世界中のあらゆる局のニュースのトップではその映像が流され、日本はも
とより戦争に直面していないあらゆる地域のお茶の間にも流された。
664宮大工:2001/07/10(火) 01:39
>607 海の人様
暖かいお言葉ありがとうございます。自分の未熟な筆力でどこまで
表現できるかわかりませんが、現役皇国・・・じゃない広告業界の
端っこに生息しているなりにがんばってみようかと思います。


>545さん
レスありがとうございます。やけに詳しい描写ですが。現場の方
でしょうか(藁


>398さん
さすがの中身ですね。艦の中の状況が目にうかぶようです。
646は。なにかこうありそうで背筋がさむくなります。
でも、戦時広報統合局にて早速戦意高揚と国際世論形成の為に使わせてい
ただきました(藁、多謝。
665名無し三等兵:2001/07/10(火) 02:01
>>646
実際にこうなったら本当にありそうな話で、胸糞悪いな…
まぁ、その某先生とやらも後日、間違いなく相応どころか過剰な報いを受ける羽目になるんだろうが
666888get:2001/07/10(火) 02:02
だれかHPにまとめて乗っけてくれよ
よむのめんどい
667333:2001/07/10(火) 02:02
>>665
中国軍が引き上げる時に一緒に大陸に逃亡するでしょう
668245:2001/07/10(火) 02:21
>>638
5キロの道のりを踏破するのに、3時間ほどかかった。
少し回り道をすれば国道に出られたのだが、いちおう「反乱軍」の勢力圏内
であるため、深夜とはいえ舗装道路をノコノコ歩く気にはなれなかったのだ。
だが、集落を目前にした今となっても、車両のエンジン音はまったく聞こえず、
2人はいささか損をした気分になりかけていた。
集落を見下ろすかっこうの丘、そこにそびえる雑木林から集落の様子をひとわたり
眺めたはちまきがひとりごちた。
「このへんにゃ、本当に誰もいないんだな・・・・・」
背負った装備を地面に投げ出し、座り込んでいためがねが恨めしそうに言った。
「だーからいったでしょーが。こんなクソ重たいもん担ぐこっちの身にもなって
くれよー」
身振りでRPG-7とその予備弾頭を示す。
「おまえはどうしてもっていうさー、こんなのなんに使うんだよ?」
はちまきは取り合わずに、無線機のスイッチを入れた。
「"休憩所"に今ついたところだ。敵も味方もまったく見えない。ここで車を
入手して目的地に行く」
明瞭な返事が、インターコムを通じてはちまきにもたらされた。
『了解。現時点では、こちらの情報源から特に変わった知らせはない。予定通り
に行動しろ。以上』
はちまきの返事を待たず、無線機は沈黙した。
はちまきは舌打ちしながら、サングラスのブリーフィングを思い出している。
669398:2001/07/10(火) 02:43
みなさんお読みいただきありがとうございます。
646に対してさまざまな意見があるようですね。
まあ、肩の力を抜いてネタとして読んでもらえば結構なんですが、
それよりも当方が分かってもらいたいのは「○×先生」云々ではなく、
自衛官の捕虜としての身分です。もし捕虜になった場合、自衛官は通常の
軍人として処遇されるのか、自衛隊が軍隊でない現在、当方は大変危惧しています。
どしても不満のある方は、リレー小説なので、逆のシチュエーションのネタを
ご自分で書いてください。
中国兵捕虜に対する虐待も、戦争だから当然起こると、当方は思っておりますので。
670名無し三等兵:2001/07/10(火) 04:47
>>667
中国人がそんなに優しい(wとは思えない。
連れて行っても講和の際に取引材料にされるでしょう。
671名無し三等兵:2001/07/10(火) 11:10
なんか日本ばっか攻められているので。

北朝鮮某所上空高度22000m。
F117AでSAS隊員が空輸されつつあった。(機体を改造)
2機での5回の往復を繰り返した後、30名のSAS隊員が北朝鮮内に集結した。
北朝鮮首脳陣を暗殺する為である。
第2次世界大戦時、ドイツ軍の後方撹乱に活躍したSAS。
ヒトラー暗殺はならなかったが、今回はまさにそれにあたる任務である。

・・・・・が、2ヶ月後、作戦が失敗したことが明らかになるのは
彼らの公開処刑の放送によってである。
この放送の後、自衛隊の空挺志願者の数は激減したと言う・・・・
672名無し三等兵:2001/07/10(火) 11:48
>>646に勝手に補足)

北九州市八幡西区木屋瀬・楠橋地区では住民の蜂起により、中立が
宣言されていたが、住民蜂起を指導したお城の主は中国軍と不戦
協定を結び、同地区に侵入していた自衛隊員を中国軍に引き渡した。
この協定により、遠賀川と黒川に挟まれた地区は、親中国の自治区
となった。
673398:2001/07/10(火) 15:56
>663:宮大工さん
当方の拙文を引用していただき、遅レスながらありがとうございます。
表現力に至らない点もあると思いますが、
これからもよろしくお願いいたします。
674名無し三等兵 :2001/07/10(火) 19:32
あげー
675名無し三等兵:2001/07/10(火) 20:08
>>240
最高。ってか自営業さんも凄い
676675:2001/07/10(火) 20:12
>>248
再び。最高
67723時のニュース:2001/07/10(火) 23:33
…次のニュースです。
NATOの発表によりますと、英仏の空母を中心とした
NATO艦隊が作戦海域に到着したとのことです。
準備が整い次第、攻撃を開始するとのことです。…


どなたか、この艦隊を使ってあげてください。
作戦海域は勝手に決めてくださって結構です。
678名無し三等兵:2001/07/10(火) 23:42
>>677
この状況では、NATO内部も強硬派と穏健派で対立中のはず。
いま、和平の橋渡しできるのは欧州だけなのに
NATO艦隊は、参戦を決断できるのだろうか?
679名無し三等兵:2001/07/10(火) 23:51
>>678

そのNATO内の葛藤も興味深い。
680名無し三等兵 :2001/07/10(火) 23:54
>>678
155,157の様子からすると、参戦しているように見えるが…。
681名無し三等兵:2001/07/10(火) 23:57
「アフリカの戦争はもっとシビアだぞ・・・」
「ああ 覚悟はできてるよ 全人民蜂起のその日まで・・・」
「ばか! 食いもんがないんだよ あそこは・・・」
682名無し三等兵:2001/07/11(水) 01:07
1 名前:warhead 投稿日:2001/06/23(土) 14:08
もうすぐ戦争始まるよ。北朝鮮が攻めてくるよ。ミサイルの雨が降るよ。

2 名前:名無し三等兵 投稿日:2001/06/23(土) 14:20
馬鹿じゃねえの。放置決定

3 名前:名無し三等兵 投稿日:2001/06/23(土) 14:50
で、なぜ北朝鮮は攻めてくるの?

4 名前:warhead 投稿日:2001/06/23(土) 14:20
さあ、そこまでは・・・ただ、九州地方は危険かと・・・
一応、警告はしておいたからね。死んでから化けて文句言うのはナシよ。

5 名前:2 投稿日:2001/06/23(土) 14:50
オレは福岡だけどもし戦争が始まったら腹切るよ

6 名前:名無し三等兵 投稿日:2001/06/24(日) 04:20
なんか今朝は自衛隊の飛行機がやけにウルサイな。
なんかあったのかな。

7 名前:名無し三等兵 投稿日:2001/06/24(土) 05:03
もしヤバイなら絶対に緊急放送とかするって。
まああと1週間もすればはっきりするだろ。
683名無し三等兵:2001/07/11(水) 02:14
>>670
そんな奴、交渉に際してなーんの役にも立たないと思うが(藁
684333:2001/07/11(水) 02:40
福岡県 北九州市

女は興奮していた。目の前で絶望の叫びを上げる自衛官たち
その絶叫をかき消す乾いた銃声。その姿を脳裏に浮かべるたびに・・・
「私って本当は残酷な・・・女・・・ウッ・・・逝く・・・ハア!」
女の中心部で何かがはじけその日3回目の絶頂に達した。
体が火照ってどうにも抑えられなくなっていた

しばらくベットに突っ伏していた女は、気だるそうに立ち上がり冷蔵庫から缶ビールを
取り出した。プルトップを空け一気に咽喉に流し込む。
女は幸福の絶頂にいた。中国軍からは近日作られる人民教育委員会での要職が約束された
これまで自分を「左翼教師」とか「アカ」とか言っていた奴らを服従させることが
できる!権力を思うままに行使する自分の姿を想像すると、アルコールで酔っていた女
の脳髄に再び性的興奮が電流のように走る。
「ああっ・・・ああ・・・」

そんな女の狂態を冷ややかにうかがっている目があった。
つづく
685333:2001/07/11(水) 03:11
マンションのベランダのガラスを静かに切りロックを解除し
影が室内に侵入する。その数は3つ

「・・・目標捕捉」
「警備の動きは?」
「定期巡回が10分おきごとにやってきます」
「かなり厳しいな・・・」
「撤収用車両はもう到着しているな?」
「大丈夫です」

そんな三人に気づく様子もなく女はなおも狂ったように腰をくねらせ
手を激しく動かしている。
そんな女に液体の染み込んだ白いハンカチを持った隊員が近づく
隊員は一気に女の顔にハンカチを押し付けた。

女は痙攣してすぐ静かになった。隊員が慌てて脈と呼吸を調べる
生存を確認した隊員はすぐさま保温用のブランケットを手早く広げ女を包み、
ガムテープで途中で目覚めても暴れられないようにすばやく固定する。
ベランダから地上の撤収車両に懐中電灯で合図を送ると三人は女を抱え
部屋を出て行った。

エレベータで下った三人はライトを消して待機していた車両に飛び込む
目標は近くの高校の校庭。そこには特殊作戦用に改造されたSH-60がやっ
てくる予定である。

女は眠ったままだ。隊長には仲間を敵に売り渡したこの女をさらって来い
という命令がまだ承服しがたいものに感じていた。
「まあいい、この女にとってはこの先死ぬより辛い地獄が待っているん
だからな」凄絶な笑みを隊長は浮かべた。

女が東京に連行されてきたのはそれから2日後のことであった
686あぼーん:あぼーん
あぼーん
687名無し三等兵:2001/07/11(水) 03:53
染んでくれ
688398:2001/07/11(水) 16:07
>333さん
当方の拙文の続きを書いてくれてありがとうございます。
>684、685での「○×先生」の描写は、当方が考えていたウラ設定とほぼ一致しているので
 ちょっと驚いています。今後ともよろしくお願いします。

イギリスおよびフランスの艦隊の極東派遣を期待しておられるみなさん。
それを匂わせる最初のスレ(65)を書いたのは自分です。
その後、欧州でも戦端が開かれたため、当方は極東派遣困難と判断し、続スレを書くのをやめました。
近日中にP−3Cの対潜オペレーションか、西側連合軍(?)の一大航空反撃のいずれかを書こうと思っています。
689名無し三等兵:2001/07/11(水) 19:22
あげ。
690名無し三等兵:2001/07/12(木) 00:43
>684、685
自分的には病気の父親の為泣く泣く協力、という設定にグッと来てしまいますが。
最終的にリンチで殺されて、父親は帰ってこない娘を待ち続けたまま息を引き取る、みたいな。

すいません、メロドラマ好きなんで。(戦場には不要?)
691バーナー保守員:2001/07/12(木) 00:49
>>690
全国ネットの番組で自己批判するほど人格改造されるのでは?と
個人的には思っています。
692245:2001/07/12(木) 01:27
>>690
九州・某村

「こんにちはー」
割烹着にスーパーのビニール袋をぶら下げた、田舎では実にありふれたかっこうの
中年女性が、玄関口にあらわれた。
「あらあら橋田さん、失礼しちゃって・・・・・・」
奥の部屋に通じる廊下から、タオルで手をぬぐいながら出迎えたのは、橋田と
呼ばれた中年女性と同年代の女性であった。
ただし、その顔には少なからぬ歳月を疲労とともに生きてきた人間特有の色が
深く現れており、知らぬものが見たら2人の年齢が同じであるとはわからない
であろう程に憔悴しきっていた。
「これ、うちでとれた野菜だけど・・・・旦那さん、具合はいかが?」
スーパーの紙袋を手渡しながら、橋田が問う。
「おかげさまで、今日は具合がいいみたいだけれど」
目線を合わせることもなく、出迎えた女が言葉すくなにこたえた。
「まあ、ねえ・・・・・病気だけじゃなく、娘さんまで行方不明とあってはね・・・・」
橋田は、大仰に同情して見せた。
693245:2001/07/12(木) 01:34
>>692
出迎えた女の一人娘は、北九州で中学校の国語教師を勤めていた。
幼い頃から聞き分けがよく、勉強も人並み以上にこなせて勝気な性格であった
娘は、少なくとも、大学に入学するまでは女とその夫の宝であり、誇りであった。

だが、娘にとっての両親は、単に疎ましいだけの存在に過ぎなかった。
幼い頃の読書課題で読んだ、反戦平和を訴える童話によっていきすぎともいえる理想主義を
第2の天性としてしまった娘にとって、平和を声高に主張しない彼らは臆病者であり、哀れな
愚か者であったのだ。
そのことを決定付けたのは、娘が高校を卒業する直前におきた、ほんの些細な出来事だった。
694245:2001/07/12(木) 01:40
>>693
四十数年目の終戦記念日の夜、TVで特集番組をみていた娘は、いつものように
過剰ともいえる平和主義への傾倒を熱っぽく語っていた。
両親は、黙ってうなずくだけであり、娘の主張に対して何ら意見を述べようとは
しなかった。

おそらく、娘は調子に乗りすぎたのかもしれない。
若い頃にありがちな、自分こそは絶対的に正しいという根拠のない思い込みによって
止め処のない暴走を続けていた娘の言説は、旧軍の実施した神風特別攻撃隊への罵倒
に発展した。

その罵倒が3分ほども続いたであろうか。
いきなり父親が、娘の頬を平手で思い切り叩いた。
695245:2001/07/12(木) 01:47
>>694
「何するのよ!」
眼鏡を飛ばされ、頬を片手で押さえた娘は、幾分おびえをにじませながら、
高い声で叫んだ。
父親は、悲しげな色を目に浮かべ、押し殺すようにこたえた。
「おまえがそういうことをいってられるのは、なぜだか考えたことがあるのか。
おまえがいかに頭がよくても、死んだ人間を侮辱する権利はない」
それだけいうと、父親は再び黙り込んだ。

娘にとっての祖父が、特別攻撃で戦死したという事実を母親から聞かされたのは、
それからしばらくしてのことである。

だが、その事実をもってしても、娘の心根はまったく変わらなかった。
娘にとっては生まれてはじめて振るわれた暴力により、軍事に対する憎悪が
骨の髄まで染み込むだけの結果に終わってしまったのである。
696245:2001/07/12(木) 01:54
>>695
娘は、両親に対する軽蔑と憎しみを宿らせたまま、故郷を後にした。
その後、実質的には音信不通になってしまった娘の消息を、父親はあえて知ろう
とはしなかった。
「あいつも、地に足をつければわかるようになる」
それが父親の口癖であった。

現実生活が、娘にとってよき教師となることを、父親は期待していたのだろう。
それは、交通事故によって半身不随になった今も変わってはいない。

生活の大半を妻に依存していることへの呵責を感じながら、父親はいずれ帰ってくる
であろう娘のために、日々リハビリを続けている。

橋田が茶の間に入ったとき、父親は蒲団に横たわったまま腕の上げ下ろしをしていた。
697245:2001/07/12(木) 02:01
>>696
「おお・・・・・橋田さん・・・・」
ろれつの回らない口調で、父親が挨拶する。
橋田は、相変わらずの早口で気候や父親の体調に関する話をしたあと、ぽつりと言った。
「この戦争、いつおわるんですかねえ・・・・・」
茶の間に置かれたTVを見るともなしに眺めながらだった。

そのとき、「報道特別番組」というそっけないタイトルバックがTVに映し出された。
「あら?いつもは天気予報の時間なのに」
橋田が訝しげに言った。

何の予告もなしに、ビデオで撮影したと思しき画像が現れる。

両親は10年ぶりに娘とブラウン管越しに再会した。
698690:2001/07/12(木) 02:02
>>692->>696
ありがとうございます。感激です。

文句ばかり言わないでたまには自分でも書いてみようかとちょっと反省。
(文才無いけど)
699245:2001/07/12(木) 02:09
>>697
番組が終了した後、橋田は妙に硬い表情で転げるように家を出て行った。

両親は橋田を見送ることもせず、呆然とTVの前に座り込んでいる。

「戦争で行方不明になっとるとおもっとったら・・・・・・」
父親の声は、押さえきれない無念と暗さに満ちていた。
母親は、ティッシュで懸命に目頭を押さえているが、とめどなく
あふれてくる涙にはまったく意味をなさない。
「あいつは・・・・・・あいつは、世間様をないがしろにしすぎたんだ・・・・」
「・・・・・・」
父親の口調に、張りが戻ってきたのは皮肉としかいいようがなかった。
「あいつのしでかしたことには、責任を持たんといかん。わしらの娘だからな」

母親は、無言でうなずいた。


父親の刺殺体と母親の縊死体が、近所のものによって発見されたのは、
それから4日後のことである。

東京で自らの不行跡に対する責任を取らされつつあった娘は、そのことをまだ知らない。
700245:2001/07/12(木) 02:10
>>690
すみません、メロドラマになりませんでした(汗)
701398:2001/07/12(木) 02:29
>245さん
またまた続きを書いていただきありがとうございます。
自分は1スレ限りのネタで646を書いたつもりだったんですが、
本スレの皆さんが当方の貧弱な拙文をガッチリ補強してくれたので、
大変助かりました。感謝です。
702245:2001/07/12(木) 02:41
>>398さん
いえいえ。それより、本文より長いサイドストーリーになってしまい、
すみません。
本当なら、「中国軍を捕虜にした自衛隊員」で一つ妄想いってみたかったのですが。
なかなか、ままならないものですね(笑)
703名無し三等兵:2001/07/12(木) 03:09
「こんな非常時に私のような平議員を呼び出してなんの相談ですかな総理」
数年前の政争に破れここの所無聊を囲っていた党内「元」実力者が首相官邸を訪ねたのは
その日の夕刻近く定例の首相記者会見の直後だった。
「事ここに至っては私の人脈をフルに使っても事態の収拾は困難かと思うんですがな」
男の声には自分より若い首相への嘲りの色がはっきりと見てとれる。
「お呼びだてしてすいません先生。実は直接先生に確認したい事がありまして」
総理はTVと同じく落ち着いたトーンで語りかけた。生来短気で早口な男だったが広告屋
上がりのコンサルタントの「助言」でこの喋り方でカメラの前だけなく日常も通している。
「何でしょう?私でお役に立てるなら何でもお答えしますよ」
「先生、あの新幹線テロの有った日に地元からお帰りになってますね?」
「あぁ、そうです。あん時は伊丹から飛行機で帰ったんですが機上で一報が入りまして
もしかしてこの飛行機も、と思うと生きた心地がしませんでしたわ」
「先生の地元は京都でしょう?なぜ伊丹から飛行機で?」
「いや、事務所の方で新幹線のグリーンが取れんから飛行機にしました、と言われましてね。
『この非常時に』と叱ったんですが、いや怪我の功名ですな」
「キップは取れていた様ですよ。JRのコンピューターに記録が残ってるそうです」
「そうなんですか?じゃあ新幹線がテロに遭う、という噂を聞きつけたんですかね。
私にそんな事を言えば叱られる、と思ったんでしょう」
「先生の秘書は知ってたんじゃありませんか?」
「仰りたい事が分りませんな」
「ツジモトが全部喋りました。議事堂ごと私と閣僚を吹き飛ばし先生を首班とする内閣を
超党派で立ち上げる、随分と乱暴な話ですな。先生らしくもない」
「総理!あなたあんな跳ね上がりの戯言を真に受けるんですか?」
「ドイ先生とスズキ先生なんですが現在入院中でしてね。どこの病院かは保安上の問題が
ありまして申し上げられないんですが。最近の科学技術の発達っていうのは凄いんですな。
こんな事が出来るのか、っていう事がいとも容易く出来るんですよ。例えば人間の頭の中を
覗く、なんて事も後遺症が残る様な薬を使わなくていいらしいんです」
男は一瞬顔を紅潮させたが次の瞬間腰掛けていたソファーに深くもたれ掛かった。
「.....どうやら詰みのようですな。いまさら弁解じみた真似はしたくありませんが一つだけ
言わせてください。総理、あなた核まで使ってこの戦争に勝ってどうするつもりなんです?」
「勝ってから考えます、と言っておきますかな。それと先生、アレをこちらから使うつもり
はありません。あくまでアレは報復戦力ですよ」
「そうですか。で、私は裁判を受けられるんだろうか?」
「先生にはしばらく身を隠していただきます。先生はこの一件には全く関与していない、
という事になります」
「....君、私設秘書の、はなんとか助けられんもんでしょうか?彼は純粋な男でね
連中に利用されただけなんです」
「残念ですが、もう.....」心の底から同情している、といった表情で首相は首を振った。
「そうですか」男は涙を流している。(他人の為に本気で泣けるのが大悪党、か)首相は
そんな事をぼんやり考えていた。
704九州戦線@外伝:2001/07/12(木) 03:52
北九州方面の戦線ではもう一つのドラマが始まろうとしていた。

環黄海ハブポート。北九州市が必死に建設していた水深20メートルのハブポートだ。
アジア、アメリカ経済圏の中核になるはずであった。
しかし、そこは急速に軍事拠点としての価値が上昇しつつあった。

細井3尉は運良く幹部候補生学校を出て、地元に戻っていた。
まさかこんな事態になるとは思いもしなかった。が、これも事実だ。
彼は指揮をとらなければいけない。
彼の任務は、「大水深港を固守、不可能な場合は破壊せよ」である。
(続きます)
705九州戦線@外伝:2001/07/12(木) 04:06
>704の続き
その命令の理不尽さをかみしめていたとき、細井3尉の耳に聞き慣れない砲撃音がきこえた。
「152ミリだ!」
誰か分からなかったが一般隊士の声を聞いて細井は我に返った。
「総員、退避!」
あらかじめ作っておいた待避壕に小隊全員が伏せたとき、細井の小隊の受け持ち区域が
正確な砲撃(らしい)で包まれた・・・。
(さらに続く)
706九州戦線@外伝:2001/07/12(木) 04:13
失禁を誘いそうな砲撃音がやむと、そこに広がっていたのは、見渡す限りの
クレーターと、その影響で流れ込む海水だった。
「これじゃあ、我々の撤収のための船も着けないな・・・」
誰かが言った言葉は細井小隊にとって絶望を示す言葉でもあった。
「もうだめだ!」
「降伏しかないよ!」
「いや、いっそのこと。。。!」

「黙らんかぁ!」
細井は思わず空に向けてSIG-P220を発砲していた。
「まだ、前線が突破されたかわからん。」
「希望を捨てるな。小隊はこれより予定通り、若戸大橋へ向かう。
この橋が突破されれば、八幡、若松、直方からの小倉侵攻が可能だ。
各員死守の気持ちで任務に望んで欲しい。」

細井の言葉は自信に対しての死刑宣告に等しかった。
(続きます、たぶん)
707名無し三等兵:2001/07/12(木) 04:54
>>706
そのとき、どこからともなく「ウラー」との声が・・・・。

なんと頭にへんなヘッドギアした者達がAKをもって突撃してくるではないか。
「あれはオ〇ム・・・」

そう一部宗教信者達がなにをとちくるったか戦場に表れたのだ。
708あぼーん:あぼーん
あぼーん
709あぼーん:あぼーん
あぼーん
710あぼーん:あぼーん
あぼーん
711あぼーん:あぼーん
あぼーん
712名無し三等兵:2001/07/12(木) 11:50
age
713バーナー保守員:2001/07/12(木) 13:38
東京・警視庁
>>422の)公安部長と警備部長は、江東区枝川からのTV中継を見ていた。ただ呆然と。

深紅の炎が隣接するマンションを照らしている。
「アイゴー、アイゴー」との声がモニターのスピーカーから漏れている。
その声を掻き消すかの様な大音響が突然流れる。ついにLPGガススタンドのタンクに
引火したのだ。画面が一瞬真っ白になる。勢いを増した炎はさらに高さを増した。

その3時間前。

JR目白駅に隣接する大学は、「やんごとなき血筋の方」の学び舎としての機能を
果していた。それはこの戦争中でも変わることは無かった。
皇位継承権を持つ青年は護衛のSPに周りを囲まれ、校舎から他の校舎へ移動しようとしていた。
テニスコートのわきを抜けていたとき、一行の前に「黄色いもの」が転がってきて、急に進路をかえた。
「!、球形じゃない。」
一行の先頭にいたSP隊の隊長は、テニスボールだと思い拾おうと手を伸ばしてが、
すぐさま青年にタックルし押し倒した。他の隊員は怪訝な顔で呆然としていたが、
隊長はかまわず青年に覆い被さった。その時「黄色いもの」は凶悪な牙を剥いた。
爆発し破片を飛び散らせたのだ。立っていた隊員のみならず、隊長もその牙の
洗礼を受けた。最後尾の隊員だけがかろうじて、テニスコートに向け発砲していた。
マガジンの弾を全弾使いきりやっと相手を仕留めたようだ。
隊長は青年の無事を確認すると、射撃していた隊員に青年を預け、テニスコートへと
歩いた。とても走れるような状態ではなかったからだ。
倒れている男の元へ近づく。その男は眉間を打ちぬかれていた。体にはダイナマイトが巻いてあり
そこからケーブルが金属の箱に繋がっている。
「まずい!。」
と思った瞬間で隊長の生命は途絶えた。

その事件から30分もしないうちに、その男の住所が江東区枝川1丁目で
有ること、北朝鮮籍であることと、そこが韓国・北朝鮮籍者の集団居住地で
有ることがネットに流れた。一帯に火が放たれるのは、それから2時間掛らなかった。
714名無し三等兵:2001/07/12(木) 16:26
age
715名無し三等兵:2001/07/12(木) 20:21
888ツマンナイ・・・
神田大尉   『天は我々を見放した・・・・・・・おいはかなしか』
伊庭三尉   『歴史は我々に何をさせようというのか・・・・・・わからん』
山本元帥   『陸軍さんは何をやってるんだ。陸軍さんは。なしね』
シャア大佐  『冗談じゃなかばい!』
サンダース軍曹『ヘリに気をつけろ!ローターに巻き込まれるっぞ!』
沖田艦長   『地球か・・・何もかも懐かしい・・・・・・・ほんなコツ』
矢野士長   『80mm持ってこい!ぴしゃっとな。』
古代君    『総員、対閃光防御!波動砲発射用意!よかね?』
徳川機関長  『エネルギー充填120%、最終セーフティー解除するたい』
ギレン閣下  『ジークジオンげな!』
シャア大佐  『坊やだけんさ。』
717名無し三等兵:2001/07/12(木) 21:57
age
718名無し三等兵:2001/07/12(木) 22:41
だんだん内戦ぽくなっているように思えるのだが、
その他の地域はどうなっているのだろう。対馬とか。
719名無し三等兵:2001/07/12(木) 23:34
派手な海鮮をリクエストして、いいですか?
720名無し三等兵:2001/07/12(木) 23:37
>>713みたいなことになったら、半島を焦土にするまで日本人は戦い続けると思う。
721名無し三等兵:2001/07/12(木) 23:38
はね回る伊勢エビにかぶりつき
鯛の踊り喰い

とか?
722719:2001/07/12(木) 23:47
×…海鮮
○…海戦 ですな。
723バーナー保守員:2001/07/12(木) 23:49
>>720
実際には現在、あの大学に皇位継承権をもった青年がいないので安心ですが...。
ちなみに枝川1丁目のLPGガスの補給スタンドは実在します。
724名無し三等兵:2001/07/13(金) 00:03
age
725333:2001/07/13(金) 01:05
>>723
妃殿下の何人かが大学や付属の小中高校に通ってます。
726名無し三等兵:2001/07/13(金) 12:10
age
727名無し三等兵:2001/07/13(金) 21:23
そろそろネタ切れかな
age
728名無し:2001/07/13(金) 21:23

裏2ちゃん発見!!

http://kame.tadaima.com/2ch/
729245:2001/07/14(土) 18:28
>>668
「予定通りに行動しろ、以上」
無線機のマイクをフックにかけると、サングラスは後ろを振り返った。
そこには、さして高価ともみえないスーツをだらしなく着込んだ中年男性が、
安物のパイプ椅子におろしていた。
「今、彼らはどのへんにいるんだ?」
中年男性が、彫りの浅い顔立ちにあからさまな興味を浮かべて尋ねた。
サングラスは、彼の前に鎮座している会議用の大型卓、その上に載せられた
北海道の軍用地図の上に人差し指を乗せる。
「ここだな。例の漁港まで概ね50キロといったところだ」
「意外とはなれたところにいるんだな・・・・・」
サングラスは微笑した。
「映画じゃあるまいし、爆音を立ててヘリを乗りつける訳にもいかんだろう」
中年男性は肩をすくめて同意し、付け足すかのように言った。
「なんにせよ、ウチとしては奴らの商売を邪魔してくれさえすればいい」
730245:2001/07/14(土) 18:41
>>729
「あんたからこの話を聞いたときは、さすがに驚いたよ」
サングラスはショートホープに火をつけ、深深と吸い込んだ。
そのまま、手にしていた100円ライターで中年男性の峰に火をつけてやる。
中年男性は、片手で拝むしぐさを示すと、真面目な表情になった。
「本音ベースで言ってほしいが、彼らの実力はどんなもんなんだ。情報を自衛隊
サンに流した以上、ウチとしてもしかるべき実績はあげてほしいからな」
「警察庁サンとしては、手の出し様がないからなあ・・・・。気になるのもわかる」
サングラスの口調は、まるではぐらかすかのようであった。
その回答を聞いて、幾分中年男性顔つきが硬くなったのを見て取ったサングラスは、
滑らかに続ける。
「2人の身上調査報告書は、そちらにも渡したはずだ。あれを読んでくれれば、そのへんは
わかると思うが?」
「読んださ。実に興味深い内容だったよ」
中年男性の口調は、普段官能小説しか読まないサラリーマンが、若手文学作家の
「衝撃の実験作」を読了した感想を述べているかのようだった。
「確かにすごいとは思うが。いかんせんたったの2人だからな」
サングラスはショートホープの灰を卓に置かれた空き缶の中に落とした。
「取引の邪魔をするだけなら、あれでも十分なくらいだ」
731245:2001/07/14(土) 18:51
>>730
サングラスは、改めて計画の内容について説明した。
「なるほど。そういうものか」
軍事については素人である中年男性の返事は、わかったようなわかって
ないような声音だった。
「まあ、万が一失敗しても、保険はかけてある。その場合、あの2人は体のいい
囮さ。だから、そちらさんは心配しなくてもいい」
「なんにせよ、そっちに自信があるというなら、ウチとしてはなにもいうことはない。
とにかく、お任せするよ」
中年男性は、空き缶の中に峰を落とすと、パイプ椅子から腰を上げた。
「それじゃ、俺はそろそろ霞ヶ関に戻る。こっちの情報源から何か変わったことがあったら
連絡するから」
「大変だな」
サングラスが同情するような身振りを示すと、中年男性は苦笑した。
「ウチの相手はせいぜいテロリストだ。そっちよりは楽だよ」
「かもしれないな」
732245:2001/07/14(土) 19:09
>>731
「めがね、車をとめろ」
はちまきは、めがねの肩を肘でつついてささやいた。
音を派手に立てないように、ずっとローギアで走っていた旧式のマーチは
すぐに停車した。
エンジンが冷える硬質の音が、控えめにボンネット越しに聞こえてくる。
「見えるか?」
はちまきは、前方を凝視しながらめがねにたずねた。
めがねは、無言でうなずく。
指定された漁港まではまだ20キロほどあり、そこに通じる県道は、はちまきたち以外
誰も通らないはずであった。
だが、曲がりくねった県道の数キロ先にあるドライブインにはトラックが一台停車しており、
信じがたいことにそのトラックからは煌々と明かりが漏れている。
はちまきは、後部座席に放り出したバックパックから双眼鏡を取り出し、覗き込んだ。
本来なら、スターライトスコープでも使用しない限り、数キロ先の様子などわかりはしないほどに
分厚く雲が垂れ込めていたが、相手が堂々と明かりをともしているのであれば、光源には不自由しない。
「ロシア人?」
めがねがぼそりと尋ねた。
733245:2001/07/14(土) 19:23
>>732
「そのようだ。人数は5人・・・・・いや、7人だな。全員、かなりへべれけだ。
銃を空に向けてぶっ放してる奴もいる。あれじゃたとえ耳元で空ぶかしをしても
気づかんぞ」
双眼鏡の向きを微妙に修正し、トラック周辺の様子を観察したはちまきが、冷静に
状況をめがねに伝えた。
「脱走兵か何かかな?」
シフトレバーに左手を置き、いつでも出せるように身構えているめがねが推測した。
「かもしれない。服装もばらばらだしな・・・・。それにしちゃ、なんでこんなところに」
そこまでいいかけたはちまきが、硬直した。
ついで、それまでより明らかにオクターブをさげた声になる。
「野郎・・・・なんてことをしやがる・・・・・」
「どったの?」
たずねためがねに、はちまきは黙って双眼鏡を渡した。
734245:2001/07/14(土) 19:35
>>733
双眼鏡を通しためがねの視界に写ったのは、戦場では比較的ありふれた風景だった。
トラックの陰になっている部分から長々と伸びている6本の足。
そのうち4本は、男物のスラックスと思しき衣類を身につけているが、あとの2本は
素裸で、男の足にしてはやけに曲線的だ。
当然というべきか、その6本の足は微動だにしない。
そして、兵士の大半はだらしなく上着を脱いでおり、トラックは、停車中のくせに不自然な
揺れかたをしている。
双眼鏡をおろしためがねは、はちまきの方を見た。
「どうする?」
はちまきは、それだけで相手を殺してしまいかねないほどの感情を双眸に込めて
めがねをにらみかえした。
「どうもこうもあるか。結論は一つしかない」
735245:2001/07/14(土) 19:53
>>734
トラックから降りた男は、心地よいけだるさを存分に味わいながら、
ラッキーストライクに火をつけた。
周囲では、欲望を存分に発散させた彼の友人が、思い思いにくつろいでいる。
全員、ウォトカや薬物を使用していて、もはや上層部から命じられていた
本来の任務を遂行できるような状態ではない。

まあいいさ、こんな田舎の忘れられたような街道にゃ誰もこないだろう。

彼は、誰かに言い訳をするような気恥ずかしさを覚えながら自分に言い聞かせた。
とはいえ、「忘れられたような街道」の見張りを命じられたおかげで、戦場から
脱出しそこなった哀れなヤポンスキーの家族をひっ捕まえることができたのだ。
736245:2001/07/14(土) 20:01
>>735
だいたい、ロシア軍人とは思えないほどの醜態をさらしている彼の友人に
したところで、本来彼が指揮していた部隊にはいなかったのだ。
ジエイタイの反撃を受けて部隊が壊滅し、一時的に無聊をもてあましていた
彼のもとに、あやしげな雰囲気がぷんぷんにおってきそうな大佐が、義勇兵と
称して押し付けたに過ぎない。
そして、がたのきている装備一式を押し付けられて、田舎道の見張りときたもんだ。
なんでも、ここから先にある漁港に誰も入れないようにするための措置だという話だが、
彼を含めてだれも真面目に取り合っていない。
737245:2001/07/14(土) 20:12
>>736
まあ、こんなお気軽な任務も、そう長くは続けられないだろうしな。
だったら、せめて今は楽しむさ。
彼は、ラッキーストライクを指ではじくと、トラックの方を振り向いた。
さっきまではその中にいる2人の少女が激しく泣き叫んでいたが、今では
嗚咽しか聞こえてこない。

まあ、8人かそこらを一辺に相手してるんだ。しょうがねぇやな。

男が野卑な笑いを浮かべたとき、すぐ近くで奇妙な音がした。
分厚い硬質な何かを、鋭い金属製の物体が突き抜けるような音だ。

北海道にきて、たびたび耳にした音。
銃弾が、頭蓋骨を打ち砕くときの音だ。

一拍間を置いて、銃声が遠くから響いてくる。
738245:2001/07/14(土) 20:31
>>737
射手の腕は、呆れるほど巧みだった。
トラックの脇に座り込んでいた最初の一人が、脳漿と血を盛大にぶちまけながら
ずるずる地べたにへたり込むと同時に、銃をかかえて奇声を上げていた兵士の首筋から
血煙が爆発する。

アルコールのせいで、おそろしく脳の働きは鈍っていたものの、何が起きたかは
明白だった。
「敵襲だ!」
とっさに叫び、撃ち返そうとしたところで、男は自分のAKをドライブインの中に
置き忘れたことに気づいた。
焦燥と混乱で空白になりかけた男の視界の隅で、また一人倒される。
「トラックからでろ、敵だ、ゲリラだ!」
叫びながら、ドライブインに駆け込む。
無線機もドライブインの中だ。このままでは状況の報告すらできない。
トラックの中にいた兵士達は、ようやく状況を把握した。
つい先ほどまで、征服者としての快感におぼれていた男達は、下半身を剥き出しにしたまま
先を争ってトラックから飛び降り、状況に備えようとあがいた。

だが、魔弾の射手は情け容赦ない。

真っ先にトラックから飛び降りた3人が、瞬きする間に頭と股間を吹き飛ばされる
情景を視界の隅に捉えた男は、心底からの恐怖を感じた。

やばい。敵は相当な腕だ。

睾丸が縮み上がるのを感じながら、やけに長く感じられる10数メートルを男は
懸命に駈けた。
739245:2001/07/14(土) 20:48
>>738
ジグザグに走っているおかげで、かろうじて魔弾の顎からは逃れられた。
ドライブインのガラスドアを、そのままぶち破りそうな勢いで押し開け、
中に転がり込む。

先に無線で報告すべきか、それともAKをひっつかんで撃ちかえすか。

男が軍で受けてきた訓練と教育による知識は、こういう場合状況の報告を
優先すべきだと叫んでいたが、魔弾の射手に対する原初的な恐怖、肉食獣に
襲われる獲物として人類が生きていかざるをえなかった太古に刷り込まれた
根源的な感情が、理性を圧倒した。

テーブルの上にある無線機に背を向け、カウンターに立てかけてあったAKに飛びつく。
そのとき、カウンターの奥から人影があらわれた。
740名無し三等兵:2001/07/14(土) 20:57
こっそりはよくないage
741245:2001/07/14(土) 21:13
>>739
カウンターの奥がトイレに通じていたことを思い出した男は、たたきつけるように叫んだ。
「なにをぼやっとしている!敵襲だ!」
人影は、それに呼応するかのようなタイミングで、歩を早めた。
その人影が、彼にはまったく見覚えのない体形であり、かつ足音がまったくしないことに、
男は強烈な違和感を覚えた。
それに、人影が両手で持っている棒状の何かは、どうみてもライフルではない。
「ちょっとまて、おまえ誰だ」
男は、AKを振り上げて威嚇した。
人影は、足音を立てないまますべるように男の正面に走りより、棒状の何かを振り上げた。
「敵か!」
男は、人影に照準を合わせた。
だが、人影の動きは、男が見積もったよりはるかに速かった。

ぬるり、という擬音がしそうなほど滑らかに男の右斜め前に回りこんだ人影は、振り上げた
棒-日本刀を、男に向けて振り下ろした。
742245:2001/07/14(土) 21:25
>>741
刃は、口笛のような音を立てて男に振り下ろされ、その肩口からわき腹に
かけてするりと通り抜けた。
まるで、熱したナイフをバターに押し当てたかのようだった。

男の口が大きく開かれ、仲間への警告-絶叫を発しようとしている。
だが、二の太刀筋が男の喉笛を掻き切るに及んで、それも果たせなくなってしまった。

「少尉、表はもうだめだ、全員・・・・・・」
けたたましく叫びながら、2人の男が飛び込んでくる。
人影は、無言のまま跳躍し、2人に飛びかかった。
手前にいた太り肉の男、その首筋を一撃でなぎ払った刃は、同じ軌道で
もう一人の口元を切り刻む。

痛みのあまり後ずさったもう一人が、あわてて腰のホルスターに手を伸ばすが、
遅すぎた。
目にとまらないほどの速度で繰り出された白刃に喉笛をつき通され、入り口に倒れる。

すべてが片付いたことを確認した人影-はちまきは、刀を一振りして
菊一文字にこびりついた血をふるい落とし、つぶやいた。

「苦しまずに地獄にいけたんだ。感謝しろ」
743名無し三等兵:2001/07/14(土) 21:52
★連載小説 同志社大学大成寮の不法占拠者たちと愉快な仲間たち
http://www.dnavi.com/cb/lifestyle/bbs/wwwlng.cgi?print+200102/01020054.txt
744245:2001/07/15(日) 00:27
>>742
ドライブインからでてきたはちまきは、県道に向けて大きく手を振った。
ややあって、ヘッドライトを消したマーチがゆっくりとドライブインの
駐車場に姿を見せる。

運転席のドアを開け、めがねが車内から出てきた。
「ま、こんなもかな」
「ああ、こんなもんだろ」
はちまきは答え、身振りでドライブインを示した。
「こいつらの持ってる装備から、使えるものを持っていこう」
745333:2001/07/15(日) 00:29
種子島 種子島宇宙センター

この島には極度の緊張が張り詰めている。ここには続々と資材と貨物の搬入が
進んでいる。島の周りには虎の子のイージス艦を含む海上自衛隊の第一護衛艦隊
と数隻の潜水艦が遊弋しており、かなり損害を受けているとはいえいまだ戦力を
所持している中国海軍に備えている。また上空には沖縄と九州本土からこれも今
となっては貴重なF-15とE-2Cが必ずセットでCAPを行なっていて、中国空軍の来襲
に備えている。
無論地上にも第一空挺団が臨時に駐留して、宇宙センター周囲の警戒にあたり
種子島空港や港からのルートにも松本の第三普連の一部が駐留し警戒任務について
いる。そして種子島空港にはパトリオット、宇宙センターには短SAM発射機も待機
している。

もちろん異常なまでの種子島への戦力集中は中国側も掴んでいて、何回か威力偵察
を行なったがそのことごとくが撃退された。また統一朝鮮軍も特殊部隊を小型潜水艦で
送り込もうと試み大半が島にたどり着くまでに撃沈されたが、何隻かは上陸に成功した
ものもあった。しかしそれも自衛隊の精鋭第一空挺団と山岳戦に長けた第三普連に捕捉され、
全員射殺された。さすがに最近では両軍ともこの島に関わることはやめている。

中国も統一朝鮮もこの島に打ち込むのには十分のスペックをもった弾道弾は所有していた
が、核テロ以来極度に神経質になっている米国が逆上する可能性を考慮するとその選択肢
もハイリスク過ぎるものであった。

この島には現在日本最強のロケットブースターであるH-2Aが6基、その原型である
H-2が4基が搬入されいつでも発射できるように整備が続いていた。もちろん宇宙センター
にはこれだけの大量のブースターを整備する能力はない。

そこで窮余の策として、NASDAとはライバルの東大宇宙研や鹿児島の発射基地職員
さらにはテロに会いながらも必死でH-2AやH-2を製作した三菱重工・名古屋航空宇宙システム研究所
職員も種子島に招集していた。

10基ものロケットブースターを用いて運ぼうとしているものは
オメガが運んできた特殊合金製の容器ないで盛んに熱を発している物質と
化学式でC12H4O2Cl4と呼ばれる物質を大量に含んでいる物質である。
どちらも外見上はただの灰に見えるし俗称は灰と呼ばれている
しかしその灰は民話とはことなり撒けば破滅が待っている。

そしてもうひとつ運ぼうとしているものがあった。それは人間である。

つづく
746398:2001/07/15(日) 03:12
厚木基地第4航空群第6航空隊所属の対戦哨戒機P−3C、コールサイン「ポセイドン74」は
硫黄島北方海上で夜明けを迎えた。
厚木を離陸したのが深夜0時、オンステーションが0200時。それから約2時間で夏の
早い日の出を迎えたというわけだ。
海面状況は穏やかで、強烈な朝日がコックピットに差し込んで眩しい。
「軍艦旗や!」コパイが呟く。彼の好きな戦争映画のセリフだった。
夏のボリューム感のある雲から顔を出した太陽は、幾筋もの光条を千手観音のように広げている。
まさに「軍艦旗」はこの光景を図案化したものといえた。もっとも今では呼称を「自衛艦旗」に
変えてはいるが。
ブラインドを降ろそうとした機長は、止めて美しい朝日を眺めることにした。
「今日はいい天気だな」機長は凝った肩を回しながら言う。
「そうですねー」コパイが答える。ふたりの中央やや後方に座るFE(航空機関士)の2曹は
幹部の会話には加わらず、無言で燃料のチェックをしている。
「機長、コーヒーです」そこへ武器員が後部のギャレーからコーヒーポットを持ってきた。
この「ポセイドン74」の11名のクルーは夏の哨戒飛行でも、朝のコーヒーはホットと決めていた。
武器員は機長、コパイ、FEと順にコーヒーを配る。
オフステーションの1000時まであと約6時間。熱いコーヒーはいい目覚ましだ。
この日の「ポセイドン74」の任務は船団護衛だった。グアムを出港し、日本へ向かう
アメリカの軍事海上輸送コマンドの事前集積船3隻を護衛するのが目的だ。
もちろん護衛は「ポセイドン74」だけではない。海上自衛隊第1護衛隊群の8隻の
護衛艦が事前集積船3隻の周囲を固めている。
事前集積船には米軍の重装備師団が必要とする戦闘車両や重火器などの装備や弾薬が
満載されている。すでに日本入りしている軽装備師団と併せて、危機的状況にある
日本にとっては宝のような存在だ。
絶対に無傷で日本まで送り届けなくてはならない。
「ポセイドン74」は船団の側面と前方にソノブイバリアを展開し、活動中と見られる
ロシア原子力潜水艦に備えていた。後方にはソノブイバリアを展開する必要は無かった。
船団が前方のバリアを通過すれば、そのバリアは後方のバリアへと変わるからだ。
「ポセイドン74」はすべてのブイからの信号が受信できるように、比較的高い高度を
とっていた。
敵潜水艦が近在することは分かっていたが、現在のところ探知は無い。「ポセイドン74」は
一定のパターンで船団の周囲を飛行している。こうした退屈かつ忍耐と緊張を強いられる
哨戒飛行においてはP−3Cの4基のターボプロップエンジンを全て使用する必要は無い。
1番エンジンを停止して「ロイター飛行」と呼ばれる減力飛行で間に合う。
朝日に染まっていた空は、いつの間にか普通の昼の空に変わっていた。
暑くなりそうな早朝の青空を、3発機となった「ポセイドン74」はゆっくりと旋回していった。
747398:2001/07/15(日) 04:21
「機長、食事用意よろしい!」
0600時、武器員がギャレーで温めた朝食の弁当を持ってきた。任務の時間によっては
弁当を2食分搭載する場合があるが、この日は昼前に厚木に帰投する予定なので、朝食分しか
搭載していない。
「じゃ機長、お先にいただきます。ユーハブ」コパイが操縦交替を宣言する。
「どうぞ。アイハブ」機長が操縦をもらったことを宣言する。
コパイが弁当を開く。今日のメニューは握りメシとイナリ寿司、それに吸い物と漬物だった。
各クルーも交代で食事を始めていた。
哨戒機のクルーは全員一緒には食べない。機長も、コパイが食事をしてから30分後でないと
食べられない。これは食中毒対策だった。
コパイが食べ終わった。機長はころあいを見て弁当を開く。その時だった―。
『オールクルー、センサー2!』食事をセンサー1に交替して、任務に復帰していた次席センサーマンの
声が機内マイクに響いた。
『LOFAR(ローファー)コンタクト。潜水艦らしい!』センサーマンは報告する。
続いてどのバリアにコンタクトがあったかを報告する。クルーはいっせいに食事を止め、戦闘配置につく。
P−3Cは広い範囲に伝播する低周波音響をキャッチするために、LOFARブイを
使用したゼジベル戦術を基本としている。北上する船団の西側に展開した数本のバリアに
潜水艦らしい音響が探知されたのだ。「ポセイドン74」は現在東側を飛行している。
『TACO、コックピット。現場にやってください』戦術航空士(TACO)が指示する。
機長は「コックピット、TACO。了解」と答える。
機体の運航責任者はパイロットである機長だが、作戦の指揮はTACOが執る。クルーの
先任順によってはTACOが機長を務める場合もある。
FEがロイター飛行の為に停止していた1番エンジンを起動する。コパイが窓から1番エンジンを
目視確認する。フェザリング状態にあったプロペラがピッチを戻して回転を始める。
「いくよー」機長は軽く言う。操縦桿を回して機体を旋回させる。
『機長、水上部隊に通報します。レーダー、スタンバイ』TACOの声が響く。潜望鏡などを探知
する為にはレーダーが有効だが、TACOは敵側の逆探知を考慮して待機状態とした。
『「ポセイドン74」こちら水上部隊。通報了解。SAU(捜索攻撃隊)に「むらさめ」「はるさめ」を
予定。指揮官第1護衛隊司令』
水上部隊旗艦「きりしま」に座乗する第1護衛隊群司令の決定が通報されてくる。対潜ヘリ2機も
スタンバイしているらしい。
(できれば我々だけで仕留めたい・・・)と機長は思う。「ポセイドン74」の全クルー
も同じ気持ちに違いない。
4900馬力のターボプロップエンジンによって600キロ以上の速力に達した「ポセイドン74」は
3隻の事前集積船とそれを護衛する8隻の護衛艦の上空を通過し、現場へ向かった。
748398:2001/07/15(日) 04:25
>「4900馬力のターボプロップエンジンによって〜」は
 「4基の4900馬力のターボプロップエンジンによって〜」に訂正。
749398:2001/07/15(日) 05:39
「ポセイドン74」は現場上空に到着した。
海面は穏やかだ。しかし敵潜水艦は船団を狙って、このどこかに潜航しているに違いない。
複数のソノブイが潜水艦らしい航走音を探知していた。かなり遠くのブイも探知している。
コンピューターの解析の結果によればノイズはすべて同一の物らしい。同じ音紋を持つ潜水艦が
複数存在する事はありえない。
TACOはこれは「サウンド・チャンネル」と呼ばれる現象だ、と判断した。
これは海中の塩分濃度や水温の変化によって音響が海中を上下する現象で、上からみると
波紋のように広がっていく。かなり遠距離まで伝達すると言われているから、何度も上昇した
ノイズを遠方のブイも捉えているのだろう。
コンピューターには平時に海洋業務群の海洋観測艦などが調査した海中データが蓄積されているし、
「ポセイドン74」も任務開始時にBTブイを投下して水温や水質を確認している。
慎重に解析すれば潜水艦をトラッキングして、その位置を局限することは可能だ。
しかし敵潜水艦が変温層に潜り込んでロストしてはまずい。TACOは念の為にもう一度BTブイを
投下すべきか、と考えた。
解析の結果、潜水艦のおおよその位置が分かった。TACOは機長にその上空での低空飛行を
指示する。高度を下げた為、遠くのブイからの信号は入らない。その代わり、もっとも潜水艦に近いと
思われるブイの信号は確実に受信できる。
敵は約15ノットで船団に向かっている。制空権が無く中継誘導機の支援を得られないからか、
敵は不確実なUSMではなく、魚雷による攻撃を企図しているらしい。船団の積荷の重要性を
分かっているようだ。
ロストは絶対に許されない。「ポセイドン74」は慎重にトラッキングを続ける。そこへ厚木の
対潜センターから音紋解析の結果が来る。
「オールクルー、TACO。目標はシエラ級SSNらしい」TACOはクルー全員に通告する。
「やっぱりシエラだ」ベテランの先任センサーマンが言う。
「機長、特定に入ります」TACOが通告する。
「了解」機長はTACOに指示された戦術パターンを正確に飛行する。潜水艦の位置をさらに
特定するために、より細かいバリアを展開するのだ。
正確な解析を行なうには、TACOが指示する地点に確実にブイを投下しなくてはならない。
また、着水の際にブイが破損しないよう、投下緒元は絶対に厳守だ。これらに注意し、さらに
敵に察知されないように低高度でこの4発大型機を操縦するのはかなり神経を使う。
機長もコパイも、飛行服の中が汗で濡れるのを感じながら操縦する。
新たに投下されたブイから信号が入る。これまでの解析を裏付けるように、敵は航行している。
キャビテーションに変化は無い。上空に「ポセイドン74」が飛行していることに気づいていない
ようだ。尾部に突き出したMAD(磁気探知機)も探知を始める。
敵の潜水艦は完全に「ポセイドン74」の網にかかろうとしていた。
「オールクルー、TACO。攻撃用意!」TACOは宣言した。
750名無し三等兵:2001/07/15(日) 05:51
>>398
いいですね〜
雰囲気でてます
751398:2001/07/15(日) 06:26
敵潜水艦の前方に展開したバリアの信号が強くなってきた。敵はTACOが予想した進路を
進んでいた。
機長は機体を敵の後方から進入させる。高速で視界を過ぎ去っていく海面には何も見えない。
この下に潜水艦が潜んでいる事など、非現実的に感じられた。
『ターゲット、オントップ!』TACOが敵の上空に達した事を宣言する。
「ボムベイ、オープン!」機長は爆弾倉のドアを開く。抵抗が増し、耳障りな風圧音が聞こえてくる。
爆弾倉の中では対潜魚雷が出番を待っていた。
『投下10秒前』TACOが投下時機を確認する。
「ポセイドン74」は敵の前方に出た。
『5秒前、4、3、2、1、投下!』TACOが令する。
魚雷が機体から離れる。『レリース!』武器員が後部のキャノピーから投下を確認する。
パラシュートで減速しながら、魚雷は着水する。
『目標、変針する。45度』敵はようやく気づいたようだ。魚雷は捜索旋回をしながら
海中を潜っていく。すぐにセンサーが敵を探知する。
『魚雷、目標追尾中!』センサーマンが報告する。
機長は次回攻撃にそなえ、急旋回をして潜水艦の上空へ向かう。
『機長、攻撃失敗に備え、アクティブ戦に入ります』TACOが通告する。
敵は気づいた以上、コソコソやる必要は無い。「ポセイドン74」はアクティブ・ブイを
投下する。派手に探信音が海中に打たれる。
魚雷に追われ、アクティブ・ソナーの探信音に叩かれる。敵の乗員は恐怖の真っ只中だろう。
もちろん、攻撃に専念する「ポセイドン74」のクルーにそんなことを考える余裕のあるものは
一人として存在しなかったが。
絶好のタイミングで投下された魚雷に、デコイも通用しなかった。
『間もなくヒット』
『・・・3、2、1、ヒット!』
センサーマンからの報告が入る。
『目標、なおも航行中、再攻撃!』TACOが宣言する。
強固な船殻を持つ敵潜水艦を「ポセイドン74」が投下した魚雷は一撃では撃沈できなかった。
敵は損傷しながらも回避を続ける。
空のハンターは海中の獲物を執拗に追い立てる。再び攻撃針路に入った「ポセイドン74」は
2度目の魚雷投下を実施する。
損傷した敵潜水艦は、もうこれ以上逃げ切れなかった。2本目の魚雷は今度は確実な一撃を与えた。
『目標、沈没の模様!』センサーマンは報告する。
一人も生存を許さず、敵潜水艦は沈没していった。破壊音がかなり長い時間探知された。
それはまるで断末魔のようだった。
開戦以来、少ない戦力ながら一時はかなり日本側に損害を与えたロシア潜水艦部隊では
あったが、日本側などの反撃により次第に犠牲が多くなっていた。
初めて原子力潜水艦を撃沈した「ポセイドン74」のクルーは、素直に勝利を喜んだ。
待機していた水上部隊の2隻の護衛艦は元の陣形に復帰していった。
「ポセイドン74」も哨戒高度へ復帰した。次直機との交替まであと1時間だった。
752398:2001/07/15(日) 08:24
>333(745)さん
すみません!第1護衛隊群は種子島付近にいたんですね?!
当方、よく確認しないで船団護衛に使ってしまいました。
お許しください。

>執筆者のみなさん
暑いですが、がんばりましょう。当方、平日は出勤時と帰宅時しかPCを使えないので
基本的に週末しか書けません。ノロノロのヘタレではありますが、よろしくお願いします。
753245:2001/07/15(日) 12:32
>>744
使える装備の数は、意外に多くなかった。
兵士の死体やドライブインの中を探っても、出てくるのは旧式の小銃や分隊支援
機銃や無線機、それに各種携行装備くらいなもので、今後の行動の手がかりと
なりそうな文書や地図の類は見つからない。
「いちおう、トラックもみてみよう」
気乗り薄そうに、はちまきがいう。
あのなかで何が行われていたかわかっているから、できれば目をそむけてとおりたい。
だが、そうかといって見過ごすわけにはいかなかった。
あのなかに、重要な文書か装備が眠っているかもしれないためである。

「めがね、車の中にボストンバッグがあったな」
「うん。着替えとかね。たぶん、車の持ち主はあれで脱出する予定だったんでしょ」
車の持ち主がどのような運命をたどったかは言わずもがなだった。
車を見つけた集落の片隅に堆く積まれた死体の山、その一部になっているのだろう。
「あれをもってきてくれ。」
はちまきは、トラックを親指で示していった。
「たぶん、あの中にいる人間には着替えが必要だ」
754333:2001/07/15(日) 14:02
>>752 398様
海域的には一直線で1000km程なので問題ないでしょう。
事前集積船の護衛と種子島を往復していると言う設定で…
(整備休養の時間がないですね(^_^;)
あと第二護衛艦隊はどこにいってしまったのでしょう?
755海の人:2001/07/15(日) 16:13
>>754
 せっかく>>745:333さんでは「第1護衛艦隊」ということになってますので、あちこちで艦艇に
損害が出ていることからも、一度自衛艦隊(護衛艦隊・航空集団・各総監部)をまとめて
「TF1(第1任務艦隊)」を編成しているということにすれば、とりあえず398さんのも333さんの
も「第1任務(護衛)艦隊」所属ということになるかも。

 で、>>745:333さんに出てくるのは2群基幹のTG1.2、>>746-751に出てくるのは1群基幹の
TG1.1ということにすると本格的かもしれませんね:-)
756名無し三等兵:2001/07/15(日) 17:06
はちまきとかが何物かわからずに謎が多い。
757331:2001/07/15(日) 22:44
既に爆撃機の度重なる攻撃によって札幌市街地は瓦礫の山と化し、
街からは市民の姿は消え、あちこちの角にロシア人の歩哨が銃を持って
警戒していた。

ロシア軍によって接収された赤レンガ(旧北海道庁)には鎌とハンマーの
旗が翻っていた。
その一室でユーリー・ガガーモフは部下からの電話を受け激怒していた。

「まだ千歳には進軍できんのか!!
いったい何をやっている?」
「申し訳ありません。実は猿どもが南部の森林地帯に拡散し、
われわれの補給部隊を大曲付近で攻撃します。
そのため36号と高速道路をさけて274号を進みましたが
上野幌付近で地雷らしきものの攻撃を受け掃討に手間取っています。」

旭川と札幌近辺のいくつかの基地を叩き潰せば北海道占領は赤子の手をひねるようなものと考えていたユーリー・ガガーモフにとって部下の報告は意外であった。
同時に札幌市長を勤めていた板垣にとっても、札幌緑地ベルト構想がゲリラ戦術を
展開する上で役立っているのは意外だった。
札幌の周囲を太さ数キロメートルの太さの緑地帯(グリーンベルト)で囲む政策は
完成していなかったが、自衛隊員たちはおそらく西岡水源地の南に広がる原始林
地帯や野幌森林公園、島松演習場などを隠れ蓑にしているだろう。
しかしこれは自分の胸にしまっておけば良いことだ。
心の動揺を監視兵に悟られないよう、板垣はまた目をつぶり眠り込んだ振りを続けた。
****
ロシア軍が進軍しようとしている道路からやや離れた藪のなかに気配を立てないよう
に後ずさりする男たちが居た。しかし自衛隊員ではないようだ。
(やはり文明兵器の弱点は文明だ。)川村は崖の下で紅蓮の炎を上げて燃え盛る
タンクローリーの姿を思い出しながらすばやくその場を立ち去った。
さすがに爆撃機を落とす武器は持っていないが、大地の上を動くものなら
何とかなる。
川村は再びしゃがみこんで後続の輸送車の車体の下にねらいを定め、
ダイナマイトをくくりつけた弓矢を放った。
758バーナー保守員:2001/07/15(日) 23:32
>>757
大曲まで来ているということは、千歳はもうだめ?
759398:2001/07/16(月) 20:14
航空総隊の現況(7月15日現在)

北部航空方面隊
 第2航空団(八雲に移動)
  臨時集成第2飛行群
  (F−15J/DJ・32機装備。201及び203飛行隊の集成部隊)
 第3航空団(再度三沢に移動)
  臨時集成第3飛行群
  (F−2・8機、F―4EJ改26機装備。3及び8飛行隊の集成部隊)
 第3高射群(千歳)
 第6高射群(三沢)

中部航空方面隊
 第6航空団(小松)
  臨時集成第6飛行群
  (F−15J/DJ・28機装備。303及び306飛行隊の集成部隊)
 第7航空団(百里)
  第305飛行隊
  (F−15J/DJ・20機装備。204飛行隊は解散)
 第1高射群(入間)
 第4高射群(岐阜。人員・機材を他部隊に転用したため、事実上解散)

西部航空方面隊
 第5航空団(新田原)
  臨時集成第5飛行群
  (F―4EJ改30機装備。301及び302飛行隊の集成部隊)
 第8航空団(岩国)
  臨時集成第8飛行群
  (F−15J/DJ・42機装備。飛行教導隊及び304飛行隊の集成部隊)
 第2高射群(新田原へ移動)

南西航空混成団
 第83航空隊
  (F−15J/DJ・22機装備。23飛行隊を再編)
 第5高射群(那覇)

その他の航空総隊の部隊
 偵察航空隊
  第501飛行隊
  (RF−4E/EJ・18機装備)
 警戒航空隊
  第601飛行隊
  (E−767・4機、E−2C・8機)

現在編成中の部隊
 臨時第21飛行群(グアム)
 (米軍供与F−4E・22機をもって訓練中)
 臨時第22飛行群(グアム)
 (米軍供与F−15A・26機をもって訓練中)
760398:2001/07/16(月) 21:01
米空軍第5、第7、第13航空軍団等の現況(7月15日現在)
(戦闘航空団及び爆撃航空団のみ)

第5航空軍(横田)
 第18戦闘航空団(横田)
 (主要装備F−15C/D)
 第35戦闘航空団(三沢)
 (主要装備F−16C/D)
 第3戦闘航空団(嘉手納)
 (主要装備F−15C/D、F−15E)

第7航空軍(岩国)
 第8戦闘航空団(鹿屋)
 (主要装備F−16C/D)
 第354戦闘航空団(岩国)
 (主要装備F−16C/D)

第13航空軍(嘉手納に移動)
 第2爆撃航空団(グアム)
 (主要装備B−52H)
 第4戦闘航空団(嘉手納)
 (主要装備F−15E)
 第27戦闘航空団(台湾・桃園)
 (主要装備F−16C/D)
 第33戦闘航空団(嘉手納、一部フィリピン・サバに展開)
 (主要装備F−15C/D)
 第49戦闘航空団(嘉手納)
 (主要装備F−117A)

臨時第11航空師団(フィリピン・サバ)
 第388戦闘航空団(フィリピン・サバ)
 (主要装備F−16C/D)

(手元の資料が古いので、すでに解散した部隊があったらスミマセン)
761:2001/07/17(火) 00:37
age
762331:2001/07/17(火) 02:21
757>>
札幌南東部里塚から大曲を経て島松(恵庭北西部)までのあいだの
丘陵地帯約10Kmでどれだけ交通妨害できるかがかぎです。
とはいえ岩見沢方面から南下される間までの若干の時間稼ぎですが
763331:2001/07/17(火) 02:23
まちがいでした。正しくは
758>>
(^^;
764名無し三等兵:2001/07/17(火) 03:44
もっともっと読みたいようぉうぉう・・・
765バーナー保守員:2001/07/17(火) 10:20
>>762(331)
道央は岩見沢〜恵庭辺りまで押し込まれていて、道南は安泰、道北は占領下、とこんな感じですか?
富良野、幌舞(W、道東方面は?
766398:2001/07/17(火) 15:45
>>760すみません。訂正です。
>米空軍第5、第7、第13航空軍団等の現況(7月15日現在)
         ↓
 米空軍第5、第7、第13航空軍等の現況(7月15日現在)

>第3戦闘航空団(嘉手納)
      ↓
 第3戦闘航空団(横田)
767398:2001/07/17(火) 19:40
各国空軍の動き

カナダ国防軍
 CF−188A/B戦闘機2個飛行隊、CP−140哨戒機1個飛行隊を
 厚木に派遣
 CC−130H輸送機1個飛行隊を横田に派遣

オーストラリア空軍
 F/A−18A/B戦闘機1個飛行隊、F−111C戦闘攻撃機1個飛行隊、P−3C哨戒機1個飛行隊を
 フィリピンに派遣
 P−3C哨戒機1個飛行隊をマレーシアに派遣

シンガポール空軍
 F−16A/B戦闘機1個飛行隊をマレーシアに派遣

タイ空軍
 F−16A/B戦闘機1個飛行隊をフィリピンに派遣

自由韓国空軍
 F−16C/D戦闘機1個飛行隊が新田原基地で作戦中
 他に2個飛行隊がグアムで訓練中
768331:2001/07/17(火) 20:17
>>765
各地の情報を総合すると(?)

西部作戦区  ユーリー・ガガーモフ参謀長

小樽ー札幌ー江別ー岩見沢ライン
苫小牧方面へむけ進軍するが大曲ー野幌ラインで停滞中

中部作戦区 セルゲィビッチ・クジマン中将

旭川ー層雲峡    

富良野

帯広方向を目指すが狩勝峠、日勝峠、層雲峡などの渓谷地帯で攻撃を受け停滞中

北東部作戦区 ミハイル・アレクサンドロフ少将

オホーツク沿岸一帯は占領下
北見ー網走ー斜里ラインを南下中。
クリル人(阿寒アイヌ)と交戦中の模様

南東部作戦区 アントニィ・スースロフ中尉

羅臼ー根室ー釧路にかけての 海岸一帯 国後島駐留部隊
集落及び都市に駐留するのみ

特に動きなし

アイヌ武装隊に占領された地帯

苫小牧東方約数十キロの鵡川町から襟裳岬を越えて帯広一帯まで
および大雪山系から屈斜路、阿寒に至る山間部
日本人脱出者多数が十勝川河口部と苫小牧、室蘭方面に殺到している模様

以上のように南部を除き、あちこちで血なまぐさい状況になっている模様です
769398:2001/07/17(火) 20:26
第7艦隊で作戦中の空母打撃戦闘群

TF77.1(日本海で作戦中)
 空母「キティホーク」
 ミサイル巡洋艦「ヴィンセンズ」「チャンセラーズヴィル」
 ミサイル駆逐艦「カーチス・ウィルバー」「ジョンS.マッケーン」
 駆逐艦「オブライエン」

TF77.2(横須賀で作戦準備中)
 空母「コンステレーション」
 ミサイル巡洋艦「カウペンス」「プリンストン」
 ミサイル駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」
 駆逐艦「キンケイド」「ジョン・ヤング」

TF77.4(東シナ海で作戦中)
 空母「ジョンC.ステニス」
 ミサイル巡洋艦「ヴァリー・フォージ」「アンティータム」
 ミサイル駆逐艦「ベンフォルド」
 駆逐艦「ヒューイット」「オルデンドルフ」

TF77.5(東シナ海で作戦中)
 空母「エイブラハム・リンカーン」
 ミサイル巡洋艦「シャイロー」「モービル・ベイ」
 ミサイル駆逐艦「ラッセル」「ホッパー」
 駆逐艦「エリオット」「デイヴィドR・レイ」

TF77.6 (日本海で作戦中)
 空母「ハリーS・トルーマン」
 ミサイル巡洋艦「バンカー・ヒル」「レイク・シャンプレン」
 ミサイル駆逐艦「ステザム」「ミリアス」
 駆逐艦「ポールF.フォスター」「ファイフ」
770398:2001/07/17(火) 21:13
米軍機マニアの会話

厚木「お〜、やっと携帯繋がった」
横田『いや〜、ワリイワリイ。ここんとこ仕事忙しくって・・・』
厚木「コンビニ弁当、そんなに売れんの?」
横田『いや、最近コンビニへはあまり出してないよ。それより自衛隊、
   警察、役所関係への仕出しが多いみたいだよ』
厚木「君んとこ、野菜の納めだっけ?」
横田『そうそう』
厚木「供給量は減ってないの?」
横田『品種にもよるね。キャベツやレタス、大根は近県産がまだけっこう
   出てるから何とかなるけど、ジャガイモやタマネギは北海道産がメイン
   だからね。ほとんど入ってこなくなっちゃったよ』
厚木「ふ〜ん。やっぱりそうなのか」
横田『20キロ箱のタマネギが今日の相場で2万円だからね。キ○ガイ沙汰だよ』
厚木「そりゃすごいね。じゃ儲かるね」
横田『儲からないよ。モノが無いんだから。それに自衛隊やお役所関係は支払いは
   全部後回しだからね。戦争に負けたらとんでもない事になるよ』
厚木「そうか〜。弱ったもんだな〜」
横田『ところで納品のついでに横田のそば通ったんだけどさ、すごかったぜ』
厚木「やっぱりすごい?」
横田『うん。とにかくいろんなのが来てるよ。米軍機オンパレードさ。
   輸送機なんかもスゴイけど、とにかくF−15がメチャクチャいっぱいいるよ』
厚木「嘉手納のZZかい?」
横田『まあ、それもいるけど、ストライク・イーグルもいたよ。AKって描いてあったから
   アラスカから来てるんだろうね。とにかくひっきりなしに離着陸してるよ。昼も夜も
   関係無しにバリバリだからね。住民は轟音だけで逃げ出してるよ』
厚木「へえ〜、すごいね。写真撮った?」
横田『ダメダメ。基地の周りは米軍だの自衛隊だの機動隊だのって、メチャクチャ警備が
   厳しいよ。何度も検問されたし、駐停車は原則禁止されてるんだ』
厚木「ふ〜ん」
横田『そっちだってそうだろう?』
厚木「うん。厚木も同じようなもんだね。キティホークの艦載機はいなくなったけど、
   その代わり、コンステレーションの艦載機が来てる。カナダのF−18も来てるし、
   メチャクチャウルサイよ。俺も飛行機は好きだけど、こんなにウルサイとな〜」
横田『うん、俺もだね。とにかく基地周辺じゃ隣の人間と会話も出来ないよ』
厚木「これからどうなるんだろうね」
横田『うん。ほんとだね。ところで君はこれから仕事かい?』
厚木「そうだよ。最近は新聞がいちいち分厚くってね。配達もラクじゃないよ」
横田『とにかく元の生活にもどりたいね』
厚木「ああ、まったくだよ」
両氏『じゃ、またね』
771新作きぼーん:2001/07/17(火) 22:31
よかよか。
772398:2001/07/18(水) 02:12
お〜い、執筆者のみなさ〜ん。
自分だけではムリです。
書いてくださ〜い。お願いしま〜す。
773331:2001/07/18(水) 05:43
雲一つない空に朝日が差しこみ、クレムリンの城壁とワッシーリィ大聖堂の十字架をきらきらと照らし出した。幼子イエスキリストを抱いている聖母マリアの聖像
(イコン)にも日光が反射して、一層荘厳な雰囲気に包まれた。
しかし、イコンの前に身じろぎもせずぬかづき続けている男の目にはまったく何も目に入ってはいないようだった。
男は目を閉じ、瞑想に耽っているようだった。

「大統領閣下?」ふいに後ろで声をかけるものがいた。
「・・・・・」
「大統領閣下、準備が整いました。どうぞこちらへ」
男は何秒かの間の後、答えた
「ありがとう、では早速行こう」
教会を出た後曲がり角で秘書官は呟くように言った
「閣下、・・・お察しします。主のご加護がありますように」
「何も言うな」
そう言う男の目は黒々とした色に縁取られ、心労にさいなまれている様子が見て取れた。
向った先はクレムリン地下にある司令室であった。
ドアが開いた瞬間、中にいたもの立ちは全て起立し、ドアの方向を向いて敬礼した。
男は答礼し、周囲を見渡した後重々しく口を開いた
「諸君!これより作戦を発動する」
「・・・・・」
しばらくの沈黙の後、クトゥーゾフ将軍が部屋の隅々まで聞こえるよう凛とした声で言い放った。
「了解致しました!作戦”最後の審判”発動します!」
俄かにあたりが騒がしくなり、極東反乱軍に荷担していない各地の基地への指令が飛び交った
「主よ・・・赦したまえ・・・」
男はそう呟き、ある男からの連絡に一縷の希望を託して電話機をにらみつけた。
774官僚勤務〜月月ぶる〜:2001/07/18(水) 11:12
課長補佐豊田の決心2
相模原補給敞
 苫小牧方面では戦線が纏綿状態であった。その日、豊田は「命に依り」
相模原補給敞に主張をしていた。すでに都内から近県への移動すら軍優
先で交通状態が極度に悪化していた。
 各省庁の連絡要員のために、霞ヶ関から相模原補給敞や厚木・横田基地
に連絡バスが定期に走っていた。
 かつては都バスとして走る広告塔のようなカラフルな車体もモスグリー
ンに塗りたてられ白地でGCB(政府連絡バス)と書いてった。
 バスはあえぎあえぎ戦時のために舗装整備をされていない道を進んでいった。
窓の外を見ると、トラックを2両連結して牽引して輸送量の増大を図ったり軽
自動車でリアカーを牽引したりとすでに民需輸送機関は断末魔の様相をしめし
ていた。
 しかし、そのような車両でも運転者は携帯電話を片手という終戦直後と近未来
都市が交差する一種不思議な風景であった。
 半日がかりで、やっと多摩川にたどり着いた。警戒警報の度にバスは止まり
公共待避壕に隠れそして運行再開という平時であれば1時間の行程が平気で数
倍の時間がかかるようになっていた。
 多摩川でも丈夫な橋梁は軍用車両優先であり、民間車両は川縁の民家を強制
排除し迂回路が作られ、工兵部隊の架けた舟橋をわたっていた。
 豊田はバスの外を眺め、初夏のまぶしい緑と多摩丘陵の木々を見るとはなく
眺めたいた。多摩丘陵には国軍の弾薬庫がありJR南武線も京王電鉄も小田急
線も弾薬列車の合間を縫い一般電車を走らせていた。
 さて、多摩川の舟橋を渡ろうとする車両で迂回路は渋滞していた。燃料節約
のために冷房機などは動かすこともできず、流れる汗にまみれながら豊田は
橋梁を守備する部隊を見ていた。
 第339師団という3桁の師団は多摩丘陵地の各所を警備を担当していた。
この師団は30代後半が主体の高齢者師団であった。
 小銃装備主体の師団であり、重要な多摩川の橋梁もキャリパー50と20
ミリ機関砲数門で守っており、精鋭な降下部隊一個中隊に対抗出来るかどう
か危ぶまれた。
 やっと豊田たちの乗ったバスが舟橋を渡ることが出来た。
 多摩丘陵の曲がりくねった坂道をガタガタのバスはあえぎあえぎ走り、
抜けたところに広大な相模原補給敞が見えてきた。
 米軍の戦後の建物や急遽増設した建物、そして修理をまつ車両の群々
あわただしくフォークリフトが荷物をトラックに積み、横浜線や京王線
からの引き込み線経由の長大な貨物列車に修理済み車両や各種軍需物資
が積み込まれていた。
 けだるい雰囲気のなかで単調な作業が繰り返されていた。
以下次号
775名無し三等兵:2001/07/18(水) 11:35
そろそろ新スレ立てた方が良くない?
見れなくなると悲しいし。
776宮大工:2001/07/18(水) 21:49
>>398
北海道方面のまとめ場面と広報の途中経過を今週中に
かきまするー
しばしお待ちをー
777名無し三等兵 :2001/07/19(木) 00:17
一応あげ
778名無し三等兵:2001/07/19(木) 02:18
>>775
http://yasai.2ch.net/army/dat より
993285159.dat 18-Jul-2001 08:17 459k
確か512KBを超えると「スレッドが大きすぎます」が出て
見れなくなるはずだから気をつけたほうが良いかも。
779398:2001/07/19(木) 02:22
>>776宮大工さん
了解しました。
明日は休みなので、>>759>>760>>767>>769を踏まえて
西側連合軍の大航空反撃作戦をやろうと思ってますが、よろしいでしょうか?
780:2001/07/19(木) 02:26
いよいよ始まるな….
781名無し三等兵:2001/07/19(木) 10:21
>>778
では800を待たずに新スレに移行した方がよいね。
782大渦よりの来訪者:2001/07/19(木) 10:29
一応、ここらで個人個人が自分のPC内にバックアップをとって置くべきかと
783名無し三等兵:2001/07/19(木) 14:03
かちゅ〜しゃならば無問題。
784398:2001/07/19(木) 17:07
新スレ移行について。
初心者なので質問させていただきます。
新スレを立てた後、間違って旧スレに書くことがないように、
旧スレを書き込み禁止にすることはできるのでしょうか。
つながりがチグハグならないか心配です。
素人質問で申し訳ありませんが、教えてください。
785398:2001/07/19(木) 17:10
>>784の追加
どなたか新スレを立ててください。
書いている自分が立てるのはなんとなく気が引けます。
すみませんが、よろしくお願いします。
786名無し三等兵:2001/07/19(木) 18:07
>>784
旧スレの書き込み禁止は削除依頼板でスレッドごと削除依頼のスレに
依頼すれば良いのですが、そこまで頑張らなくてもよい気がしますし
最近削除依頼の処理が遅いので期待しない方がよいです。

大抵は誘導文を書き込んで、みなさんがその案内によって新スレに自主的
に移動すると言うことになります。
787@九州戦:2001/07/19(木) 20:06
岡井陸士長は、まさに屈辱と恐怖の中で、人生の終わりを迎えるところだった。
ひとりの売国奴の前で、兵士としてではなく、ならず者として処刑されているのだ。
中国兵は、岡井の頭を足の裏で押さえつけて動けなくした上で、冷静にナイフを岡井の首筋に近づけていった。
岡井の喉にナイフが刺さり、岡井は悲鳴をあげる。しかしそれも、「ゴボゴボ」といううがいのような音で、かき消された。
中国兵は、のこぎりを使うように、ギコギコと岡井の首を切り落とし、戦場カメラマンの前で見世物としていった。
788@九州戦:2001/07/19(木) 20:08
御免なさい。勝手にかきこんでしまいました。
789名無し三等兵:2001/07/19(木) 20:10
そろそろ新スレ立てましょう。
790名無し三等兵:2001/07/19(木) 20:12
新スレ立てました。以後の書き込みはこちらにお願いします。

「リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍【第二章】」
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=army&key=995541123
791245:2001/07/19(木) 20:13
えーと、新スレ移行ですか。
確かに、執筆者が立てるのはちょっと気が引けますね。

私も、新スレ待ちにします。
とりあえず、続きを書き溜めていきます。
792名無し三等兵
執筆者の皆様、読者の皆様

スレッドのファイルサイズ容量の増加による
不可視状態を回避するために新スレッドを立
てました。以後の書き込みは、新スレッドに
お願いします。

「リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍【第二章】」
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=army&key=995541123

なお、当スレッドはこのまま書き込みせず
放置すれば、自動的に倉庫に行きます。
その状態でも閲覧可能です。

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