リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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>>519
「ところで、さっき俺の荷物を指差したのはどうしてだ?」
シマダが話題を変えた。
「いや、例のブツはまだ持ってきたままかと思ってね。最初はそれを聞こうと思ったが、
今となってはどうでもいいことかと思ったんだ」
「ブツなら、確かに持ってきたままさ。まあ、これから危ない橋を渡るんだ。カードは多いほうがいいだろう?」
「違いない」

シマダもボウイも、船に関しては素人同然であり、何もすることがない。
半可通がいらぬ口出しをすることの愚をよくわきまえている2人は、
必然的に口数を多くして間を持たせるしかなかった。
しかし、元から能弁ではない2人が話を続けることは難しい。
船長室の片隅に置かれていたTVのスイッチがオンになったのは、ある意味当然の成り行きだった。