リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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>>389
その女の手を荒々しく掴む手があった。
「なにするんですか!」せっかくの特ダネを奪われた彼女は
怒りを込めて叫んだ。

その手は先程まで闘っていた自衛隊員だった。
「この男は捕虜だ、民間人は離れていろ!」
自衛隊員の剣幕に女は仕方なくその場を立ち去った。

「傷の具合はどうだ?」自衛隊員の口から韓国語が
聞こえたので兵士は驚いた。
「なんで・・・韓国語を・・・」兵士はかすれた声でたずねた
「俺は在日3世だ。大阪に住んでいたが今回志願して入隊した」
「なぜ、祖国と闘うのだ」兵士はとがめるようにいった
「俺の祖国は韓国と日本両方だ。何故日本についたかといえば
 それは日本に守るべき人がいるからだ。」隊員はゆっくりといった
「君は幸せものだ・・・」兵士は苦しげにいう
「我々は何を守るかもわからないままここまでやってきた・・・」

「最期に頼んで良いか?」
「なんだ」
「俺は・・・もう長くない・・・君にとどめをさして欲しい・・・」
「・・・」
「これを・・・戦争が終わったら・・・妻子に・・・届けて欲しい・・・」
「わかった・・・」

戦場に一発の銃声が響いた。