リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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>>356
シマダとボウイは、肩を並べて歩き出した。
かたや小柄な黄色人種、かたやプロレスラー並みの体格を有し、
ニューヨーク・ヤンキースの帽子を目深にかぶった白人の取り合わせは、
幾分奇異な感じを周囲に与えてはいたが、注目するものはいない。
シマダは、みちすがら状況を小声で話し出した。

まあ、その女は半年ほど前からウチの店で働き出した子でね。
なかなかサービス精神旺盛で客の受けもよかったんだが、先週
から出てきやがらねぇんだ。
電話したり、直接尋ねたりもしたが、いっこうにらちがあかない。
そんで、ボーイさんに見つけてもらおうと思ってね。
なんたって、ウチはあの女に1000近い貸しがある。焦げ付いたままにゃして置けない。

ボウイはたずねた。
「よそに引っこ抜かれた可能性は?」
それだけ人気があれば、ありえない話ではない。
日本人同士の話なら、たいていは金でケリがつく。
しかし、シマダはあっさりと首を横に振った」
「それはない。調査済みだ。そうでなくても、最近は中国系とかロシア系は新規雇用を皆嫌がる。」

これも戦争か。
ボウイは苦笑した。