1 :
名無し三等兵 :
2008/12/20(土) 02:19:08 ID:GN7kGlxm 制服可愛くて、進学レベルが高くて、イジメは絶対許さない姿勢で、 卒業までに普通校課程の他に、英語、他一カ国後ネイティブレベル、 看護婦並みの医療技術(理論、実践共に)、婦人警官並みの護身、格闘術、 二輪、四輪限定解除、マナー、礼儀作法も修得・・・で、6年間 男 不可 と、いうのはどーでしょう。 卒業時、内部試験で防大、旧帝大進学可 予備士官として登録 学費、諸経費無料 給料支給 卒業試験は上記技能、単位修得済みの上 富士の樹海、もしくは日本アルプスから地図無しで生還すること ・・・けっこう、人集まるんじゃないかな
2 :
名無し三等兵 :2008/12/20(土) 02:22:25 ID:???
3 :
名無し三等兵 :2008/12/20(土) 02:23:43 ID:???
4 :
名無し三等兵 :2008/12/20(土) 14:40:57 ID:???
つまらないクソスレ
5 :
名無し三等兵 :2008/12/20(土) 14:42:24 ID:???
寒い駄作が発表されるスレ
6 :
名無し三等兵 :2008/12/20(土) 16:52:23 ID:???
スレ建て乙
7 :
名無し三等兵 :2008/12/21(日) 22:19:26 ID:???
前スレが思ったより埋まらんな
8 :
名無し三等兵 :2008/12/21(日) 22:28:03 ID:???
駄作で埋めろ
9 :
778 :2008/12/21(日) 23:44:29 ID:/XGf/QcE
ぼつぼつこっちにスクリプト突っ込んでもいいかな? 低脳をおちょくりたい
10 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 00:07:31 ID:???
と、言うか、前スレの907以降の関係レスのコピペを 同様の迷惑を被っているスレに貼り付けるのと VIP板に、対策スレの立ち上げをやってもらいたい 当然、対策スレへのリンクもコピペして。 このスレだけで対策するのではなく、そろそろ被害スレの 横断的かつ総合的な対策が必要だと思う。
11 :
778 :2008/12/22(月) 00:45:50 ID:???
>>10 んじゃ関係スレよろしく
知識ベースの更新も含めて、低脳君の情報を収集したいんで
個人的にはオナホ王子みたいな目に遭わせてやりたいね
12 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 15:40:21 ID:???
あほらしいw そんな事より駄作出せw
13 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 16:37:26 ID:???
↑低脳君のプロフィール ・リアル厨(当然無職) ・Ie6ユーザ。パソコンもショボい模様 ・金がないので標準IME ・脳味噌もないので、単純なスクリプトが読めない ・簡単な英文すら読めない可能性がある ・IPだけでは個人特定ができないと勘違いしている ・語彙が決定的に少ない。小学生並みの語学力 ・親公認と勘違いしている(本当は見放されている)。もしくは親子揃って低脳・親は猿を育ててしまったと後悔しているか、親も猿なので気にしていないかである
14 :
778 :2008/12/22(月) 16:41:00 ID:???
設置終了 複数スレ対応版は制作中
15 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 17:37:37 ID:???
いくらでも特定しろよ(笑) どうせ社会コミュニティーなんて所属してないんだからさ(笑) 一時は必死でスルーしろとか言ってたのがこのざま(笑)ああ恥ずかしい(笑)
16 :
778 :2008/12/22(月) 19:11:07 ID:???
>>15 あ、俺が楽しみでやってるだけだから、お前も華麗にスルーしてくれ
17 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 19:21:16 ID:???
俺は荒らしだから荒れるほうがいいのでスルーする必要は全くなし(笑)
18 :
778 :2008/12/22(月) 19:33:59 ID:???
19 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 19:46:56 ID:???
↑荒らしてやるよ(笑)
20 :
778 :2008/12/22(月) 19:55:57 ID:???
21 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 20:50:15 ID:???
ところでこの機会にお前ら女に媚びへつらうのをやめないか 女なんて性の対象でしかない セクハラは合法化しろ
22 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 21:01:39 ID:k+xjYB9v
>>13 低脳君は規制議論版でも話題になっています
格闘技板の住民と軍事板の他のスレの住民がスレを立てています
そろそろ運営から何かしらの動きがあるでしょう
芸能やウエイトトレ板でも嵐をしているみたいです
23 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 21:09:06 ID:???
すっかり人気者だな(笑)
24 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 21:11:59 ID:???
25 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 21:16:10 ID:???
むきになっちゃって(笑)
26 :
名無し三等兵 :2008/12/22(月) 21:29:32 ID:???
>>22 >>24 漫画板住民もスレ立てしていた
規制議論板の163スレ中、3スレが低脳君関係
27 :
778 :2008/12/22(月) 21:32:35 ID:???
全ログを走査する予定(あぼーんされてると駄目っぽいが) 低脳君の特徴が出てくると思われ 12月頭だけでも、興味深い傾向が出てきてます
28 :
778 :2008/12/23(火) 11:45:14 ID:???
サンプルが少ない。というか、馬鹿投稿を全部読まなければならんので 気が滅入る コイツの生活リズムと、どのような環境にあるかはわかったが。 規制されてるみたいだな。ザマミロだ
29 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 13:28:10 ID:???
>>28 油断大敵、どんな手段を使って嵐にくるかわからない
30 :
555 :2008/12/23(火) 14:21:44 ID:???
前スレ終わらせてきました
31 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 14:33:35 ID:???
>>30 乙
今度はBS3+、BS4、富樫恩賜品をお願いしします
32 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 15:11:00 ID:???
このスレ的に、防女の設定が細かくて気に入った あらかた読ませていただいた ただ・・・ そこまで細かいならやっぱりみんな美少女ってのも面白くない 往々にして深海魚みたいな顔や、東京タワーから落っこちたような顔ばかり なのがリアルってもんだと進言する アイドル顔負けとかちょっとねぇ・・・
33 :
555 :2008/12/23(火) 15:20:05 ID:???
34 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 15:20:07 ID:???
諜報機関関係においても、ハニートラップや男性心理操作用に 顔で選抜された部隊がある反面、印象が残らないようになんの変哲もない顔や ブスが多用されているわけで、やはりそこいらへんをリアルにやってもらいたい というか軍関係にそんな美人はいない
35 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 15:29:51 ID:???
というわけで防女醜女部隊設立をよろしく
36 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 15:54:12 ID:???
>>35 低脳君パソコンから離れたらどうだ
君の書き込みはあちこちで問題になっているぞ
37 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 16:05:21 ID:???
38 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 16:09:02 ID:???
>>36 そいつはおれじゃないぞ
しかたない今回のところは軍事板は退却してやろう
クソー本当に焼きやがって
おぼえてろ
39 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 16:09:36 ID:???
>>27 778さん
低脳君がほかのスレで嵐を開始しました
>>35 も多分彼の投下だと思われますので処置をお願いします
40 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 16:11:18 ID:???
>>27 >>39 どうやら低脳君は退却するようです
しかしまた何か起こすといけないので監視をお願いします
41 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 16:11:33 ID:???
>>36 だれかと勘違いしてるようだが・・・・
初対面に低脳とはご挨拶だな
42 :
36 :2008/12/23(火) 16:15:04 ID:???
ごめんなさい 嵐をしている低脳君の書き込みに似ていたので 書き込んでしまいました 女はきもい、女は醜いなどと投下していたので 注意します
43 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 16:17:28 ID:???
ああそういうことか 失礼しました
44 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 16:45:44 ID:???
さ、低脳君も消えた事だし元の流れに戻ろう
45 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 18:32:36 ID:SzdcBzEg
ここら辺でSS投下望む
46 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 19:40:16 ID:???
前スレのコレはどうだ 14 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/04/20(日) 06:43:51 ID:/qqrhK25 そういえば、清涼飲料水やジュースの類が飲めない(校内購買できない)防女において 唯一購買可能な「牛乳」の消費量が凄まじいのだな。(あと、飲むヨーグルトと) ・・・故に、「遺伝的」適性がある学生のお胸のサイズは、人によっては ”凄い”事になるのであります。 卒業後、事務官コースの”防女的に緩い”学生で、イレギュラーな体型な メガネのおにゃの娘が居たのですが、成績的にはどーかと言うラインだったのに 一年次研修で霞ヶ関に”多言語通訳(三ヶ国語 日本語含む)可能”だけが取り柄で それ以外は、軍事教育・訓練以外は娑婆の高卒と大して変わらないように見えるのに 財務・経産を筆頭に「是非ともうちに!」と大人気になりまして、本人面接でも 「三年の強制服務の間で、いい男(ヒト)見つけて嫁に行くつもりです」と 各省庁で言いまくった結果、本人与り知らないところで凄まじい暗闘が行われ ・・・結果的に「財務省採用 官房事務官として配属」と言う、「勝ち組人生」への一歩を 同期主席を尻目に踏み出すことになりましたとさ。 で、仕事は深夜まで泊り込むミナサマを尻目に9時ー5時で、業務の三分の一が 若手の将来有望な面々へお茶を入れたり、一緒にご飯を食べたり・・・(ちなみに高卒採用で19歳なのでお酒は無し) 獲得した採用担当は、異例の出世を果たしたが、省内から一切のやっかみ・苦情は無かったそうである
47 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 19:43:34 ID:???
408 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/10/29(水) 23:49:30 ID:??? ではネタを一発 校務活動実習に参加できる極一部の例外を除いて短期の休暇以外、学校敷地外に出ることなど ほとんどないのが防女学生のスタンダード。 また、その為、授業と訓練時に着用する各種制服以外は、寮でノタクッテル時に着ているジャージ程度しか 平素着る物が無かったりする・・・・ で、日常的に全く問題は無いのだが、完全に忘却しているリスクの破壊力こそ膨大な訳で。 諸兄も、防女学生がおくる日常生活における種々の要素が、遺伝的・先天的素質を持つ ある種の者に対する影響力の大きさを覚えてオラレルコトト思う。 栄養設計された三食の食事・生理学と運動理論に則った訓練と生活スケジュール ・・・そして、日常的にジャンクフードは不可だが乳製品だけは豊富なPXとか。 つまり、結構な割合で、”特盛り”で、尚かつ基礎筋肉と姿勢が良い「グラマー」(死語)になるわけなのだが 問題なのが、私用外出で制服以外の恰好で校外に出るときである。 普段着用しているのは学校支給の各種制服かくたびれた部屋着かジャージ中心で ほとんど外で出ることが無い生活の中「ちょっとオシャレ」などという、外出着に金をかける 学生はまず存在しない。 よって、以前着ていた「外出用私服」に袖を通す分けなのだが・・・・ ”ぱっつんぱっつん”とか”並の全裸よりなんかやらしい”とか大変なことになる学生が 定期的に見られるのが、薄着でもおかしくない夏と、厚手のコートで防御可能な冬の狭間の 今ごろだったりする。 「服を買いに行くための服が無い」状態で、結構無理矢理の装いで電車に乗る 「凄い」スタイルの女の娘がいたら、まず防女学生と見て間違いはない ・・・と、言う話がネットに流れてから、このシーズンに高級そうなカメラをかかえて 敷地周りをうろつく者が増加するそうである
48 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 19:48:09 ID:???
575 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/11/17(月) 21:55:27 ID:IIB0EuyZ 555さんのメモ帳を見たけど、貧困家庭出身(いって、ちょっと貧乏な中流家庭)の学生と 実家に帰ったら、好きなだけ江戸前寿司や日本料理をコースで食える「憲兵隊員」とでは 色々、ずれていると思う ・・・「寿司」がご馳走な皆様の前で「ファーストフード」(もしくは、たかが寿司でしょ?)をやったら 浮くとゆーかなんとゆーか 555さん やらない?
49 :
555 :2008/12/23(火) 20:43:35 ID:???
両用3人娘は他の職人さんの話ですんで こっちに投下するのはどんなもんでしょうか…
50 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 20:56:10 ID:???
あなたなら、特に支障は無いでしょう
51 :
555 :2008/12/23(火) 21:39:09 ID:???
それでは、みかんを増量して投下します 長い話は勘弁。最近体力がなくなってきた
52 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 22:16:03 ID:???
あっちゃんと海に・・・も期待してます
53 :
555 :2008/12/23(火) 22:18:11 ID:???
富樫恩賜品(1) 「よぉ、富樫。みかん喰いたくないか?お前んとこ愛媛だろ?都合つかねぇ〜の?」 両用科2号主席の言葉に富樫は面倒くさそうに反応した。 「俺んところは農家じゃね〜よ!大体、愛媛県民が全員みかんを栽培してると思ってるのか?そうだとしたら『黒人は全員ダンクシュート打てる』位の間違いだぞ?」 「でも、愛媛って蛇口からみかんジュースが出てくるんでしょ〜?」 富樫と呼ばれた少女の言葉に、ほんわか系(悪く言えば馬鹿)の少女がツッコミを入れた 「どっからそんな話拾って来たんだ?本当なら水道管がサビるだろ?お前ら脳味噌あんのか?」 「わかってるさ。でも、寮のメシ程度じゃ満足できねえだろ。量の問題じゃないぜ、デザートが決定的に足りないんだ。何とかしろよ!統合からも『要請』が来てる。お前に『調達』させろってな…」 「と、統合からって何なんだよ?…お前、最近統合とつるんでるらしいな…奴らのパシリか?カワイコぶってるけどデザートって顔じゃねぇ〜だろ?それにデザート調達できるほど俺の顔は広くねぇよ!」 富樫の反論に、ニヤニヤ笑いで両用科2号生主席は答えた。 「不届きなヤツには天罰を与えろってさ…」 「お、オレが何したんだよ…」 思い当たるフシがあったのか、狼狽する富樫に、ほんわか系女がたたみかけた。 「え〜とぉ〜『みなねぇ〜今日はとっても疲れちゃったぁ〜』なんて電話してますよねぇ?」 「ど…どこでそれを…」 「オマハを外して、ウチ(両用)と仲の悪い統合の公衆電話からこっそり電話するのは賢いやり方ですけどぉ〜筒抜けですよぉ〜」 「げっ…」 「オトコっ気なしのここ(防女)でフニャフニャ電話してたら、ヒンシュク買うのは当たり前だろ?ま、観念して彼氏に『おねだり』しな。ああ…統合の連中は怖いぞぉ…最近そう思う様になってきた…」 両用科主席の言葉にほんわか女が頷いた。 「謀略・盗聴・盗撮・脅迫・洗脳・暗殺は当たり前の学科ですもんねぇ〜」 「ま、がんばれ。1週間位は待ってもらえそうだが、それ以降は何が起こる予想がつかん。俺は手助けしてやれん。ロハでみかんが手に入るしな…今年の統合1号は特にヤバい奴等が揃ってる…たぶん1箱や2箱じゃ駄目だと思うぜ…」 「くそったれぇ〜!」 富樫の叫びがオマハに響いた。
54 :
555 :2008/12/23(火) 22:19:20 ID:???
富樫恩賜品(2) しばらくして、両用科寄宿舎の公衆電話の受話器にものすごい剣幕で怒鳴り散らす富樫の姿が確認された。 「出荷品じゃなくていい。見た目は関係ねぇ〜。喰うのは馬鹿ばっかりだ。出せるだけ出せ!ジュース用は酸っぱいから駄目だぞ。一応、俺も喰うんだ。お前んトコだけとは言わん。周りにも声かけとけ!」 受話器の向こう…郷里の知り合い(恐らく下僕)に怒鳴りながらみかんについて細かく指示を続けている富樫の顔は半ば形相が変わっている。 「おお、防女生の礼状で釣っとけ!防女生の写真と肉筆の礼状が届くってな!なに?本当かって?大嘘に決まってるだろ〜が!送料?ひとまとめにしてお前が立替えとけ!なにぃ〜オレが踏み倒すとでも思ってるのか?てめぇ〜そこを動くなぁ〜」 普通なら1号生から激しく叱責されるはずなのだが、しばらく富樫の怒声を聞いていた両用1号生はニヤニヤ笑いをして戻っていった。 数日後、農業協同組合のロゴがでかでかとステンシルされた8トントラックが防女正門をくぐっていった。 「発送者はJA愛媛○○選果場となってます。受取人は両用の富樫2号生です」 通常の『荷物』とは思えないようなボリューム…8トントラックの大半を占めた『荷物』に半ば呆れながら風紀委員3号生がぼやいた。 さすがにこのボリュームになると宅配便は使用できない。農業協同組合のロゴがでかでかと描かれた8トントラックは、周囲の国防色車両から完全に浮き上がり、周囲の生徒に何事かと興味を持たせるに十分な存在感がある。 「温州みかん20kg箱が250箱…と言うことは5トンか…個人宛の荷物としては、PMCのロシア装甲機動車の残骸以来の量ね」 送付状の内容に目を走らせながら風紀委員1号生、斉藤渚が答えた 「どうされます?」 「どうなってるのかわかんないけど、たぶん、全校生がお裾分けに預かると思うわ。生ゴミが増えるでしょうから、関係部署に連絡しておいてください。とりあえず、手空きの5号、6号を動員して寮の玄関に野積みしといて」 「銀バエされませんかね…」 「これだけあれば、かえって持って帰りにくいわよ…」
55 :
555 :2008/12/23(火) 22:19:46 ID:???
富樫恩賜品(3) 「ど〜するんですかぁ〜…1個150グラムとしても3万個はありますよぉ〜無茶苦茶ですぅ〜」 両用科寄宿舎の玄関に野積みされた『愛媛みかん』の文字が鮮やかに印刷された段ボール箱の山を前に、荷物の受取人…富樫は放心状態で箱の山を見つめていた。 「知らん!…この量は…俺も予測してなかった…とにかく喰え!ノルマは1人50個だ!」 半ば自暴自棄になった富樫に、両用科主席は反論した。 「無茶言うな!1日5個喰っても10日かかる!ビタミンCにも程度ってもんがあるぞ」 「10日じゃ駄目だ。腐っちまう!市場出荷品よりも痛みが速いんだ!何としても5日以内に喰い切れ!駄目なら米と一緒に炊き込め!愛媛じゃそんな喰い方(あけぼのめし)もある!」 「冗談じゃない!みかんメシなんて喰えるか!」(美味らしいです) 「ごはんにバナナ味の歯磨き粉付けて食べた方がマシですぅ〜」 「…いや…それも御免被りたい…」 「やっかましぃ〜喰えぇ〜」 「きゃぁ〜あれぇ〜」 富樫の調達した温州みかん5トンは富樫恩賜品と呼ばれ、当初は歓迎されたが、3日目くらいからは厄介者扱いされ始めた。故人曰く『過ぎたるは及ばざるがごとし』である。 ただ、防女の風邪の罹患率は例年よりも低くなったそうだ。みかんごはん(あけぼのめし)が防女の食卓に出現したかどうかは定かではない。 愛媛と並ぶみかんの名産地、静岡県出身の斉藤渚に害が及ぶことはなかったのは幸いだったかもしれない。 「強襲の○○って青森出身だったよな…」 「リンゴは1個200gはあるから、5トンでも2万5千個ですねぇ〜」
56 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 22:23:25 ID:???
屯田兵のネタにとか考えたけど、ミカンを原料にした酒ってないよな
57 :
555 :2008/12/23(火) 22:31:03 ID:???
58 :
名無し三等兵 :2008/12/23(火) 23:07:13 ID:???
シロップに浸して瓶漬け・殺菌をやって、屯田兵専用の氷室(洞窟奥の天然冷蔵庫 6月くらいまでそれなりに冷えてる) に備蓄する屯田兵所属学生とか居るかもね
59 :
名無し三等兵 :2008/12/24(水) 00:44:16 ID:???
60 :
名無し三等兵 :2008/12/24(水) 00:59:48 ID:hnvVv7ef
乙 規制されると手紙が届くのか?
61 :
名無し三等兵 :2008/12/24(水) 01:40:05 ID:???
>>60 プロバイダから警告or契約解除のメールor電話orお手紙
ああ、はずかしい(笑)
62 :
名無し三等兵 :2008/12/24(水) 01:46:59 ID:???
お疲れさん 規制だけで手紙?まじ?怖いな
63 :
778 :2008/12/24(水) 09:51:01 ID:???
スクリプト経由での投稿は2ちゃんのガイドラインに引っかかりますので 停止しました え〜と、前スレのスクリプトは実行しないで下さい 実行しちゃうとfusianasanで自ホストと、自PC情報が投稿される 様になってます
64 :
名無し三等兵 :2008/12/24(水) 20:52:18 ID:???
>>53 投下乙
低脳君がいなくなって投下が進みますね
>>63 了解
555さんと778さんのおかげです
あと誤爆してことで低脳君を撤退させた36さんGJ
65 :
名無し三等兵 :2008/12/25(木) 21:15:05 ID:kgMuh3ys
冬が寒い地方出身でも、豪雪地帯と雪がほとんど降らない地域出身では 防寒対策や雪中行群やスキー実習(レジャーのつもりでいたら終わる頃には顔つきが変わっている 本格的サバイバルの一環として行います)では、色々差が付くと思う。 南国出身? できるまで単位と休暇はありませんが 何か?
66 :
名無し三等兵 :2008/12/25(木) 22:37:18 ID:???
>>65 単独踏破試験でも
運が悪いと雪山に落下傘降下なんて
いうことがありそうなので
そういう訓練は重視していると思う
>>55 みかんやりんごくらいだったらまだ良いとしても
沖縄出身の生徒がゴーヤやパイナップルを大量に送ってきたら
大パニックになっていたかもしれない
少なくとも沖縄出身者は海上要員航海科と陸上要員強襲科にいることは
過去のSSから判明している
67 :
555 :2008/12/25(木) 22:53:15 ID:???
こたつの王者愛媛みかん! 年末年始の何もない時間、キーボードの変色を気にしながら喰いたいよなぁ〜 東北地方では、こたつの王者(こたつの上の果物籠の多数派)はりんごらしいけど りんごとみかんの地位が逆転するのはどのあたりなんだろう…
68 :
名無し三等兵 :2008/12/25(木) 23:07:38 ID:???
69 :
名無し三等兵 :2008/12/25(木) 23:08:34 ID:???
>>66 そんな裕福な家の学生は少なそうだが。
それより、採れすぎて(獲れすぎて?)値崩れしそうだから送りつけるとかあったら面白い。
で、ガーデンで保存加工技術とかが進歩するのだな
70 :
66 :2008/12/25(木) 23:13:51 ID:???
>>69 考えていたのは後者のほうです
捨てるよりはましだということです
あと食料自給率向上も兼ねて
71 :
名無し三等兵 :2008/12/25(木) 23:14:01 ID:???
>>68 小学生の容姿とかあんま関係ねぇ〜
防女の学生の容姿云々は、娑婆の同世代とは隔絶した「健康な身体をつくる環境・生活」と
高等部以降、一部、付属医療施設も活用した、「容姿の磨き上げ」(それらも学業と義務です)の
結果だったりします。(初代スレ参照)
入学当初はやせて可愛くない餓鬼とか、中等部時代の「健康そうだけど色気の欠片もない芋姉ちゃん’s」が
卒業年次には、蝶になって羽ばたいていくのです・・・・
・・・・一部、「あれは、肉食蝶だ」との陰口もあるようですが
72 :
555 :2008/12/25(木) 23:22:34 ID:???
平和なぬるい日々が戻ってきたので、blogの引っ越し(閉鎖)をしようかと… アレの維持は結構キツイです リンク張るのはまずいかな?
73 :
名無し三等兵 :2008/12/25(木) 23:28:59 ID:???
完全移植してくださいね(笑)
74 :
名無し三等兵 :2008/12/26(金) 21:53:32 ID:xnRi0xuV
とりあえず、昆虫食が珍しくない長野出身の学生が、サバイバル実習の成績上位者に 入ってる割合は大きいと思う
75 :
名無し三等兵 :2008/12/26(金) 22:17:22 ID:???
>>72 お願いします
低脳君もいなくなったことだし
あとこちらにもBLOG投下分のSSを移植してください
76 :
名無し三等兵 :2008/12/26(金) 22:40:04 ID:???
あんま、図々しいこと言うんじゃねえぞ。
77 :
名無し三等兵 :2008/12/26(金) 22:51:52 ID:???
どうやら軍板および被害があった板住人の皆様の協力で厨をとりあえず 排除できたようです。運営も完全にロックオンしてるようですから年明けまでは 大丈夫かと。その先何かやらかしたらフルボッコにできるかどうかは不明ですが 初めて書き込みましたw ROMに戻ります。 皆様良いお年を
78 :
名無し三等兵 :2008/12/26(金) 22:59:34 ID:???
266 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/05/16(金) 19:33:49 ID:Vmz8q9wu 海外に、半公用で行った小柄で貧乳な防女学生が「小学生です」と 身分を偽装したんだけど、最後までばれなかったとか。 最も、防女で仕込まれたアレヤコレヤで公用部分を対処したら 「あの子は少女忍者なんだろう」と妙な誤解をされていたことを帰国後に知ったとか
79 :
555氏Blog閲覧者 :2008/12/27(土) 13:49:38 ID:9YxUTYSP
転載 12.24頃から自ISPが規制にかかってます。軍板に「移植」できません 閲覧者の皆様、軍板の皆様によろしくお伝えください 555
80 :
名無し三等兵 :2008/12/27(土) 16:31:53 ID:???
冬休みに入り、学生も帰省中のはず 当番で残った学生や家庭の事情で帰れない学生が寂しく年明け そんなときに富樫恩賜品が役立ったに違いない
81 :
名無し三等兵 :2008/12/27(土) 16:40:21 ID:???
単位不足の補講を忘れるな! 教官も助教も大晦日と正月くらいは休みたいのよ。 あと、正月は南国でバカンス!と予定してチケットその他を手配してたのに 出来の悪いのが・・・と、なったら教わる方もシンドイだろうな
82 :
555 :2008/12/27(土) 20:09:53 ID:???
83 :
555 :2008/12/27(土) 23:18:35 ID:???
1レス無駄にしてテスト
84 :
555 :2008/12/27(土) 23:25:25 ID:???
書き込めました! −予告− 12/28中に1本「移植」。12/31までにSS一本の新規投下をします ここんところの「低脳君」以外の書き込みについて、自投下文書を照らし合わせましたが、ワタクシって容姿については書き込んでないんじゃないかと… 容姿端麗は あっちゃん ターミネーター凶子 ハリセン(他の方のキャラなんで、グラマーな関西系美少女とだけ書いてますが…) 位ですから…例の双子はSS中の 「フツーのヤンキーね〜ちゃんと看護士の取り合わせでも双子ならあら不思議、絶世の美女姉妹になんのよ」 でお察しください
85 :
名無し三等兵 :2008/12/28(日) 00:36:32 ID:???
容姿だけでなく、「凛とした立ち振る舞い」も美人の条件なんだよな
86 :
名無し三等兵 :2008/12/28(日) 17:36:16 ID:???
87 :
名無し三等兵 :2008/12/28(日) 19:59:50 ID:???
88 :
555 :2008/12/28(日) 22:18:01 ID:???
ボツネタから −防女部活動の成果− 防女車庫 「整備は十分です」 作業服姿の3号生徒が答えた。 「小型特殊潜水艇…なんのためにこんなマニアックなもの作ったんだろ?」 「旧海軍の特攻兵器みたいデスね」 「小型潜水艇ってのは、静粛性も航洋性もトホホなんで、絶滅したと思ったんだけどな?某国で細々と生き延びているらしいけど…」 「外観は『海龍』と『甲標的』のミックスですけど中身は別物です。船体は20年以上前のものなんですが、細かく手を入れてますので、このクラスでピカイチの性能なのは間違いないです」 「操船はどうなの?」 「簡単です。戦車が動かせれば問題ないです。一応、海自で公試があったんですけど、どれも途中で中止になってますね…」 潜水艇の記録簿のすいぶんと前のページを開きながら3号生は答えた。 「欠陥があるんデスカ?」 「ウチ(防女)でも確か試験やってたわよね?」 「ええ、毎年オマハで遊んでますけど、全然問題ありません。これだ…。当時の艇長のメモですけど、操船する海自隊員の集中力が極端に落ちたり、鼻血を噴いたりしたんで中止したそうです」 「…ソレは絶対あれデスネ…」 「海自の書類に『特定条件下の居住性に著しく問題あり』とか何とか書かれてない?」 「…目を通されたんですか?確かに書かれてますが?」 「いや…なんとなくね…防女生が艇長だと、海自のアンチャンには刺激が強すぎるってことかな…」
89 :
名無し三等兵 :2008/12/29(月) 16:18:27 ID:zJxE3A0V
この時期に学校に居残る学生の部屋には、例外なく種類はともかく 酒瓶が複数あったりするのでしょうね
90 :
名無し三等兵 :2008/12/29(月) 21:03:52 ID:???
91 :
名無し三等兵 :2008/12/29(月) 23:01:52 ID:???
499 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/03/16(日) 11:53:59 ID:??? いや、リアルにレンジャー選抜試験に単独踏破があるので。 たまに、運の良い奴が知人の家の近所で楽して帰ってくるとか。 ピンポ〜ン! ちょっと閃いた。 単独踏破卒業試験中の某娘が投下した日に遭遇した世捨て人の 元・芸術家 こんな山奥にヒトの気配がある小屋を見つけ、色々聞いていた「山の怖い話」を 思い出し、気づかれないよう、そっと迂回したところ、スケッチ帰りの家主と遭遇して 「こんな場所で若い娘さんかね まぁお茶でも飲んでいきなさい」と。 ちなみに、後の「人恋しさにつけこんて狸が化けてきたのかと思ったよ(笑)」と (見た目ポッチャリ系が訓練で引き締まった体型で、ちょっとタレ目のたぬき系美少女だったので) で、「私は絵描きでね。食料や日用品は一週間毎に車で届けてくれる」」とか 「ほう 防女ではそんな無茶な卒業試験をやってるのか」とか 「夜の山は危ないから泊まっていきなさい。車で送らせよう・・・なに、卒業したら大学に進学するんだろう ばれやしないさ」とか で、恐縮していたら、「なら、すまないがモデルをしてれくないか?久しぶりに人物を描きたくなってたんだが自画像は苦手でね」 ・・・・で、オトコ関係には免疫が無いもんだから、百戦錬磨の芸術家に篭絡されて、同意の上で女にされて 楽して帰ってきたときは、本人知らなくても腹の中に子供がおりましたとさ。 卒業直後、山を降りて来た絵描きさんから連絡があって あっさり嫁に行ったのだが、結構名のある絵描きだったそうで、学費・支給金・経費の返還は絵一枚分でありました。 補足 同期が死ぬオモイでコナシタ卒業試練を、旦那を捕まえる(捕まった?)事に費やして 子供をこさえてました〜とカミングアウトは結婚式披露宴で。 卒業認定の取り消しは無かったが、防女側宴席の酒の消費は物凄かったそうな。
92 :
名無し三等兵 :2008/12/30(火) 01:04:05 ID:???
いや、避妊しろよ
93 :
名無し三等兵 :2008/12/30(火) 15:11:30 ID:???
このごろ旧家の人と 212氏が姿を見せないな 低脳君が消えたので戻ってきてほしい
94 :
名無し三等兵 :2008/12/30(火) 15:28:29 ID:???
>>93 正月が明けるまで、消えたのに気がつかない可能性もあるかな。
95 :
名無し三等兵 :2008/12/30(火) 15:59:42 ID:???
96 :
名無し三等兵 :2008/12/31(水) 11:34:51 ID:+uej/4ZP
ところで、防女寮の大掃除って何時やるんだ? 居残り組が共有部分をやって(普段から緻密に掃除されてるから、わりかし楽) 各自の部屋は、帰省前にやっておくのかな。 梅雨前と初秋あたりなら、全館一斉の害虫除去はやりそうだけど この時期なら寒いから、そんな掃除のやり方でオッケーかな
97 :
名無し三等兵 :2008/12/31(水) 18:55:31 ID:Xu56lsx9
98 :
名無し三等兵 :2009/01/02(金) 00:59:16 ID:7FYYyASO
147 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/02/10(日) 00:34:26 ID:??? 一次産業従事者・・・で、ないにしても身近に居る人とかも このスレにいるようだから「ガーデン」SSとか投下されないかな? あと、卒業試験・・・の前準備SSとか。 卒業試験・・・・は、色々調べることが多くても、試験一日目で ”練炭集団自殺現場”に遭遇・・・みたいなのとか、 ”何かが視界のギリギリのところでずっと憑いてくる”とか ”このエリアは今回自分だけのはずだったのに、卒業試験中と言う 防女学生と出会って「ラッキー」と思っていたら・・・・装備も服装も 妙に古臭かったり、学内施設の話も先日老朽化で撤去されたものが 「この前立てられた」とか、入学も昨今の競争率がの高いものでなく 「鑑別所で試験を受けて名前だけ書かされて放り込まれた」とか・・・! そして、付いていくどんどん奥へ奥へと連れて行かれて・・・” 怪談ものの投下も期待してしまいます
99 :
名無し三等兵 :2009/01/02(金) 01:02:25 ID:???
>91.92 その卒業試験は、横須賀米軍基地でやらせたら?
>>99 最後のアカウントみたいだから大事にしろよ
>>98 考えたけれど断念しました
(卒業訓練中に仮眠した場所に練炭自殺しようとしたカップルを発見
卒業試験そっちのけで対応処置するネタ)
源田さつきが山で修業中、硫化水素自殺をしようとしたOLに
遭遇する話はあったな
>>93 皆様、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうかよろしくお願いいたします。
…と言ったお約束な挨拶は置いといて。
季節らしい気候となりましたが、
皆様お変わりないでしょうか?
私の方はと申しますと、今年、新年の寄り合いの当番
(毎年交代の輪番制)に宗家がなったために応援中で書き込めず、
旧年の大晦日は言うに及ばず、また、
12月の19日〜1月の18日までの予定で親類の海外組の
「渉外・対応・供応担当」に抜擢されましたので、
正直な話、書きこむ時間が無い、と(汗)
真面目な話し、12/27〜12/30の東京有明方面は厳しかったですが(大汗)
気がついたら冬だと言うのに耳の後ろに塩の結晶が発生しておりますし(汗)
>>93 それと遅ればせながら、「状況の正常化」おめでとうございます。
個人的に私の書き込みを改変して茶化していただいたようで、
些か「くる」ものがあったのですが、それをおいといても
まずは宜しき事か、と。
なんか呼ばれた様な気がしたんで少しだけ。
(実はこの書き込みも供応・応対の間にしていたりしまして(汗))
それでは皆様、御機嫌よう。
105 :
555 :2009/01/03(土) 11:55:09 ID:???
防女の年の瀬(1) 「今年も終わっちゃいましたね…」 暖房が落とされた寮室の寒さに耐えかねた寮生のたむろする畳敷きの部屋の隅に積み重ねられた、段ボール箱から、痛んでなさそうなみかんをより分けながら、居残り組の統合科生がつぶやいた。 学生寮の『共用棟』の40畳程の和室は、1、2号生による下級生の『指導』の場所として用いられる事が多いが、時間が来ると空調(暖房)が落ちる寮の中では例外に空調が効いている。 居残り組は(補習組も含めて)ほぼ全員が、書籍や雑誌を持ち込み、ある者は部屋の隅の15インチのテレビに向かい、めいめいが年末の時を過ごしていた。 「ま、帰っても居場所がないっていうか、息苦しいっていうか…しっかし…ヒマねぇ〜」 壁にもたれ、足を投げ出して、山岳系の雑誌を開いていた強襲科1号生が怨嗟とも、雑感とも言えない言葉を吐いた。訓練のない年末年始休業は彼女達…特に1号2号生にとっては退屈な時間が延々と続くように感じられるのだろう。 2人の言葉を聞いていた両用1号生がポツリと漏らした。 「俺なんて帰る家すらねぇ〜ぜ…一家離散して早や5年かぁ〜分かっちゃいるけど、年末は侘びしいよなぁ〜」 「…」 文句を吐いた2人は黙り込む。ここに居残っている連中の家庭事情は普通ではなかろう。 彼女達よりも複雑な家庭環境の人間は少なくはない。 「オイオイ!何落ち込んでるんだよ。お前等も居残ってるんだから一緒じゃんか。気にするこたぁ〜ね〜よ」 「ゴメン…」 みかんを手に取った統合科生は、両用科生にみかんを放り投げた。 「よせよ…おっ、サンキュ。しっかし…みかんも喰い飽きたな…富樫恩賜品かぁ…ウチ(両用)の2号の調達品だけど…喰いすぎで腹がユルくなっちまう…馬鹿げた量は統合に脅されたらしいけど…あんまりウチ(両用)を虐めんなよ…」 「何言ってんの?両用から『実家が果樹栽培やってる学生はいないのか』なんて照会がウチ(統合科)に来てるのよ?ウチは興信所じゃないんだけどなぁ〜」 「けっ、味しめてんのか…ま、富樫2号の顔立てて礼状は送っておいたから、来年も冬場のみかんには困らんかもな…この量は困るけど…さてと…ぼつぼつ始めっか?」
106 :
555 :2009/01/03(土) 11:55:44 ID:???
防女の年の瀬(2) 「舎監室は『外出中』の札下げてました。例年どおり黙認の模様です」 偵察に行っていたらしい3号生が舎監の不在を報告した。 「よっしゃぁ〜!1〜2号は『獲物』を持って集合!3号から下は湯飲みとエサを持ってきな!ああ、コップとかグラスは不可だ!湯飲みに限るぞ!」 両用1号の号令で、1〜2号生は清涼飲料水のボトルや牛乳パックに偽装した『怪しげな液体』、3号生以下が、スナック菓子、やら風紀委員会の『埋蔵金発掘』から運良く摘発を逃れた物品をを持って集合してきた。 「おっ!ウォツカか。コイツは無臭だからばれにくいな…こっちはドブロク?ひょっとすると『ガーデン』製かぁ〜おめぇ、いいツテ持ってんなぁ…」 と、上機嫌で1、2号生の『獲物』の品定めをしていた強襲科1号生の動きが止まった。 「おい…響子…一升瓶2本…それも純米吟醸酒なんてどうやって持ち込んだ…」 響子と呼ばれた生徒は無表情で持ち込み経路を告げた。 「正門から…」 「…あのさぁ…響子…誰にも止められなかった?」 さすがに驚いたようだ。彼女のクラスメイト(らしい)の統合科生徒が、この場所の誰もが抱く疑問を投げた。 「別に…」 「どうやって購入したんだよぉ!」 「酒屋で…」 「…な…」 「堂々としてるから咎められなかったのかな…」 「…何となく逆らいがたい雰囲気あるし…」 「俺じゃ絶対に無理だ…」 「酒の調達ですから、そのとおりにしたのですが?」 無表情で答える響子に、傍若無人をもって知られるはずの両用科生の背筋に薄ら寒い感覚が走った。 「と、とにかく…響子…感謝!これだけあれば酒が足らないってことはなさそうだから…」 感謝の言葉にも響子は表情を変えず、小さく頷いた。 「とにかく、乾杯だ!みんな湯飲みの準備はいいか!それでは!今年の奮闘を振り返り、来る新年の更なる飛躍を祈願して!乾…」 「すとぉ〜っぷ!動くなぁ〜」
107 :
555 :2009/01/03(土) 11:56:12 ID:???
防女の年の瀬(3) 襖が開くと、紙袋を下げた、『防女最凶』の称号を持つ両用科鬼日下悦子教官が全身に凶気をまとわりつかせながら立っていた。 「大晦日の酒盛りは黙認されとるらしいが、ワシはそれは許さん!」 鬼日下教官は、ニヤニヤ笑いで湯飲みを持ったまま硬直している両用科1号生の前までドスドスと歩を進めると、湯飲みを引ったくり、臭いをかいだ。 「ほぉ、純米吟醸か?いいモン飲もうとしてるなぁ〜うむ、こりゃ美味いわ…」 湯飲みを一気に空けると、彼女は湯飲みと、持っていた紙袋を両用科1号生に渡し、全員に向き直った。 「明日0630にオマハに集合!初日の出を拝んだあと、『軽〜く』ランニングを実施する。深酒すんなよ!ワシは今から舎監と酒盛りをする!コイツは没収だ!」 あっけにとられている防女生達を尻目に、中身の少なくなった一升瓶を肩に担ぎ、彼女は和室を出て行った。 「…何なの…あれ…」 「オイ…これ見てみろ…」 紙袋の中にはソフトドリンクの2リットルボトルや、ウィスキーの瓶、珍味、スナック菓子の類が半ばやけくその様に放り込まれていた 「…わたくし達に、気を遣ってくれたということでしょう…」 響子が相変わらずの無表情でつぶやき、湯飲みに口を付けた。 部屋の隅のテレビからは、某国営放送の歌番組がやけに古い唄を流していた。
108 :
555 :2009/01/03(土) 12:01:01 ID:???
3日も遅れてしまった…深酒が原因です…
109 :
名無し三等兵 :2009/01/03(土) 14:21:55 ID:CR8kIGvO
GJ!です。 ところで、青森(ここも失業率が高く所得が低い・・・故に、能才が防女を志望する可能性が高い)出身学生の伝手で キズモノで市場に出せないリンゴとかも考えれますね。 ミカンと違って、冷所に保存しておけば悪くならないし。 ドライフルーツへの加工や、リンゴ酒とかもわりかし楽にできるし。 そのネタで、一本書けそうですな
110 :
名無し三等兵 :2009/01/03(土) 15:47:49 ID:BHwoq4d8
>>105 投入乙
>>80 や
>>89 のネタも利用してますね
あとガーデンネタやウオッカも登場
(狙撃分隊のロシア人留学生が持ち込んだと考えられる)
それにしても大島響子の大胆さは大物になる可能性あり
学校に性格上、留学生はいねぇ!
>>111 212氏の書いたSSにディーナというロシア人留学生が登場している
強襲科の源田さつきや狙撃分隊の雑賀珠子などと一緒に行動している
あれって、たしか黒歴史では・・・・?
>>104 こちらこそ存在を憶えていていただいた事、ありがたく思います。
今年は色々な意味で「正念場」となりそうな気がいたします。
皆様方共々、良い年としたい所ですが。
>>105 555さま、投下乙。あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
…酒は百薬の長とも万病の元とも申します。
寒さ厳しい中、くれぐれも御身大事に。
>>109 シードルとかリンゴチップスとか、他にも煮たり焼いたり揚げたり、
と使える上、身体に色々よろしいですな>リンゴ
今年の雪の重さは如何なものかと気がかりですが、
お互い無事に春を迎えられます事を。
>>110-113 防大にも陸士にも留学生はいたんで(有名どころとしては蒋介石とか(汗))
いてもおかしくは無いと思う。>防女に留学生
以前個人的にスレ違い(陸軍幼年学校の婦女子版と言うネタ)の
電波を拾った事がある ので、
資料をあさったら結構色々な国からきているみたいですな。
無論わが国からもアナポリスなどへ留学する、交換留学生などのケースがあるわけで。
防女は、「士官学校」でなく「中堅幹部養成校」であります。 士官学校への留学はあっても、防女のような 「”幼年学校”と”技術学校”と普通課程中学高校”を足して3でわらない プラスアルファ」 のようなとこに「特別な事情が無い限り」留学生受け入れは無いでしょう。 あと、近隣の仮想敵国からの留学生受け入れはもっと無いと考えられます。 利害が重ならない「NATO加盟国」とか「中米国家」なら可能性があるかもしれませんが。
幼少の頃、両親と死に別れ、祖父母に育てられていたのだが 防女入学、中等部終了前後に相次いで祖父母が亡くなり 家は残っていたので、長期休暇時に帰っていたのだが、 「係累と面倒なしがらみの無い防女生」に目を付けた、近隣の下劣な有力者に 色々されそうになり、実力で排除してたが、面倒になり土地屋敷を 防女の伝手で法的にも万全な体制で処分し、 「卒業したら、都心にマンション買ってシティライフを・・・」とか(甘いこと)考えている某学生。 まぁ、防大以外への進学か就職すれば出来そうだが、ある種の「得意技能」を あっさり手放す程この学校は優しくなかったりする
118 :
555 :2009/01/03(土) 22:39:08 ID:???
防女の年の瀬(4) −下田− 「はぁ〜い!『寿司濱』です。お世話になってます!え?追加?太巻きを3本ですか?ちょ、ちょっとお待ちください!」 受話器を押さえ、エプロン姿の渚が、板場に向かって声をあげた。 「おとうさ〜ん。4時に配達予定の鈴木さん家、太巻き3本追加お願いできないかって?」 「追加ぁ〜?そりゃヤバイよぉ〜穴子が足んない…」 山のように積まれた太巻きの具と格闘しながら渚の兄が答えた。隣では義姉が巻き上がった太巻きを包装している。 「う〜ん…OK出してくれ!それと、渚!仕入れを頼む!」 魚を捌いていた渚の父が応える。渚の実家、『寿司濱』は1年で一番忙しい時間を迎えていた。 「もしもし、追加承ります。ただ、配達時間がちょっと遅れますけど構いませんか?ええ、30分位です。はい。どうもありがとうございました」 「おとうさん。私、目利きなんてできないわよ?」 受話器を戻した渚が父親に仕入れの問題点を指摘した。 「魚勝にはこっちから言っておく。急いでくれ!それと、軽四は駄目だ。もう、配達せにゃならん。ライトバンで行ってくれ」 「おっけぇ〜」 「気をつけてね」 義姉の声に見送られ、渚は店の裏にまわった。月極駐車場に鎮座している蒼いインプレッサワゴンに乗り込むと、バケットシートに身を沈め、シートベルトを装着する。 「みんな一緒に忙しく『できる』のも今年限りかもね…」 イグニッションを捻ると、渚のつぶやきに応えるように水平対向4気筒過給器付きエンジンが唸りをあげた。
119 :
555 :2009/01/03(土) 23:45:06 ID:???
防女の年の瀬(5) −愛媛県某所− 「どうすりゃいいんだ…今度はキウイかよ…」 半ば自発的に出された防女生徒の『礼状』に釣られたらしい。両用科2号生、富樫みなもの自宅には山積みされた…しかし、市場出荷には問題がある小ぶりのキウイフルーツの箱を目の前にして、途方に暮れていた。恐らく、年内の出荷を断念したものだろう。 知られていないが、愛媛は全国一のキウイフルーツ出荷量を誇っている… 「この調子で行くと、いよかん、ネーブルの順ですねぇ〜」 どこかで呆れたようにつぶやく、ほんわか娘の声が聞こえたような気がした。
120 :
555 :2009/01/04(日) 11:15:42 ID:???
防女の年の瀬(6) こたつに半身を埋没させ、延ばした脚で温暖地帯の争奪戦を繰り広げていた中沢家に電子音が来客を告げた。両親は仲良く近所の温泉に出撃中だ。 「ちょっと…アンタ行ってきなさいよ」 「へいへい…人使いが荒いんダカラ…太っちゃいマスよぉ〜だ!イタイ!蹴らなでクダサイ!」 ぶつぶつ文句を言いながら、玄関の引き戸を開けた瑞穂はあっけにとられた。 「は〜い!オヒサシブリ!え〜と、ドッチでしたっけ?」 瑞穂の前には胸ポケットに不死鳥のエンブレムを貼り付けた長身の外国人女性の宅配便配達員の姿があった。 「イーラちゃん…」 「大友産業社長からのメッセージです。ハンコかサインを願います」 日本語では面倒だったのだろう。さっさと英語に切り替えて配達員…PMC、S.S.L横浜支社社員(らしい)のイリーナが要件を告げた。 「あ〜ど〜も…ちょっとハンコ持って来マスね…き〜ちゃん大変デス!イーラちゃんがきてマスよぉ〜」 ドタドタと廊下を駆けて居間に戻った瑞穂は認印を片手に、瑞樹を引っ張って戻ってきた。 「ハーイ!元気そうですね。え〜と、ハンコオネガイシマス」 瑞穂はやたら丁寧な受領証に捺印し、早速、メッセージを開く 拝啓、瑞穂様、瑞樹様 来る1月1日に東京にて、日本国政府、パレスチナ物流関係者、イスラエル物流関係者の中東紛争区域における物流協定の会議が「同時に個別に」開催されます。 誰かの悪巧みでしょうが、弊社はこの程度の陰謀には屈しません。弊社はこの「全部」に出席します。よって、お二人に私の代理を要請します。 会議終了後は、お食事しましょう。楽しみにしています。 大友静 「な、なんナンデス…」 「今度はワールドワイドに影武者?パ、パスパス!」 「契約は終了しています。急いでクダサイ」 イリーナは受領書を目の前でヒラヒラさせた。 「げっ」 「…ベタなトラップに引っかかっちゃいマシタ…」 「友人の窮地を助けるのも友情ですよ?さぁ、急いで!ご両親には大友社長からもっともらしい連絡が入る事になってます」 「こ、紅白がぁ〜」 「え〜ん、民間からインタラプトが入るとは思いませんデシタぁ〜」 中沢家の前からトラックが発進して30分後、至近のヘリポートから大友産業のヘリコプターが飛び立っていった…
555さん投下乙 残るはあっちゃんとハリセンですね お待ちしています
見合いの話はどーなったのでしょー?
123 :
名無し三等兵 :2009/01/04(日) 20:07:31 ID:3JH9E3So
124 :
555 :2009/01/04(日) 20:50:23 ID:???
>>122 見合も何も…完全に暗礁に乗り上げてます
まぁ、自宅で正月を迎えようとしているってことは
正月前に美統の件が片付いたと言うことで…
今年は大風呂敷を広げずにちまちまやろうと…
125 :
555 :2009/01/04(日) 21:14:46 ID:???
防女の年の瀬(番外編) −東京 市ヶ谷− 「年越しそばは、インスタントかぁ…ちっくしょぉ〜ボクが世界征服したら、全世界に正月の有り難さを遍く(あまねく)知らしめすんだけどなぁ〜。もちろん大晦日に働いている不届きなヤツは強制連行でアルコール漬けにしてやるっ!」 発泡スチロール製の容器に残った最後の麺(メーカーによると『直麺』らしい)を未練たらしく箸でつまみ上げて、防衛省情報本部特別分室の主、内海二佐は自らの置かれた立場に怨嗟の声をあげた。 「文句なら、こっち(日本)の年末年始の忙しさを考えないで、お仕事している国の皆さんに言ってください」 夜食は摂らない主義らしい。ここ数日、中東で活発化している『同業者』の動きに関する報告を分析しながら、内海二佐の唯一人の部下、山本二尉は声をあげた。言葉に刺があるのは、内海と同じく、やはり年末の休暇を取り消されたためだろう。 「あ〜あ…正月仮面が来ないかなぁ〜。面倒だったら○ルサ○ム辺りで○爆発でもいいや…一発でカタが付くし、そうなったらあそこは汚染地域だから、紛争もなくなって、永遠に聖地のまんまだ…」 「室長…冗談じゃ済まない発言ですわよ?それと…正月仮面て何です?」 「う〜ん…ぢぇねれ〜しょんぎゃっぷってヤツかなぁ〜ど〜もキミとボクとの間には見えない世代の壁があるんだよね…」 「一緒くたにされなくて、ホント良かったとおもってますわ…」 …頑張れ内海…紛争がある限り、日本国政府は君を必要としている… 山本二尉…今年も頑張って下さい…
>>125 ・・・・盆と正月が一緒に来た仮面に再改良されてなかったっけ?
127 :
名無し三等兵 :2009/01/05(月) 20:19:39 ID:lqp47nBY
正月も終わり、そろそろ卒業試験に第一陣が志願を始める時期なのだな。 単位全て修得済で、さっさと卒業試験をクリアしてセンター試験と言うのが 例年の大学進学組のスケジュールの一つである。
128 :
555 :2009/01/05(月) 21:13:01 ID:???
>>126 うぇぇ〜!知りませんでしたぁ〜
ビジュアルなURLがあればおながいすます
冬山の怪談とか、寂れて使われなくなった校舎での見回り憲兵の恐怖の一夜とか ネタないかな?
131 :
名無し三等兵 :2009/01/06(火) 15:10:00 ID:FKlWX+rS
見回り憲兵隊員の怪談の一票
>>130 憲兵ネタでは義理堅いユウレイというSSがある
山の怖い話みたいなSSって投下されんかな?
134 :
555 :2009/01/06(火) 21:20:09 ID:???
実体験の「ちょっと怖い話」はある。ン十年前の話なんだが… これを防女に当てはめるのは少々難がある
>>130 憲兵はけんぺーくんをゲスト出演させて欲しい
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。..|| || ○重複スレには誘導リンクを貼って放置。ウザイと思ったらそのまま放置。|| || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。 .|| || ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。 .|| || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。 .|| || 荒らしにエサを与えないで下さい。 Λ_Λ シャキーン ..|| || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \<Ф♯Ф> 頭のおかしい人は相手しない。 || ゴミが溜まったら削除が一番です。 \⊂⊂ | これキホン。 .|| ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧____ | ̄ ̄ ̄ ̄|_______|| ( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄ ̄ 〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。 〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,) 〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
>>130 風紀委員が卒業試験に遭遇した幽霊話ではどうか
138 :
555 :2009/01/07(水) 21:07:14 ID:???
青森県の某霊場で、夏の夕方、参拝するつもりで山門を抜けると 脇に白装束のヒトが腰掛けてた。別に珍しくも何ともないんだが、 数歩歩いて、何気なく振り返ったら…誰もいなかった 逢魔が時ってヤツかも知れない…
>>127 例の双子の卒業試験の話を見てみたい
卒業試験の日程は予め生徒に伝えられるのだろうか
それとも抜打ちで装備品一式を渡され、ヘリに乗り目的地に
落下傘降下するのだろうか
140 :
555 :2009/01/08(木) 22:28:31 ID:???
>>139 進路はどうなるのでしょうか?
・防大進学
・市ヶ谷就職
・某物流業者特命秘書就任
・外資系諜報機関員
・地方自治体の公務員
・内海の部下
どこに行くんでしょうねぇ〜
>>140 内海の部下が一番可能性がある
学力は憲兵隊長やサムライガールほどよくないと思うし
そうかといって3年は我慢するのではないか
特に内海が勧誘しているはずだし
142 :
名無し三等兵 :2009/01/09(金) 14:55:33 ID:BialF8ks
旧帝とかは無いのかな? あと、ガーデン運営の屯田兵が、発祥は農大である北のH大学農学部進学とか 過去スレにK都大学農学部に行ったのがいたようだし
ないと思う 旧帝に行くような頭ではないはず 行けるくらいだったら防大の推薦という話があってもよい
国防とかに熱心とゆーわけでなく、家計を助ける為に防女に進学した口だからな・・・・ 本人、年季奉公は田舎の役所勤務を希望しているし。 防女の延長のような防大ではなく、「娑婆の青春(笑)」が可能な旧帝への あこがれは、防女学生に大多数と同じくらいはあるだろ
確かにその通りだが、あっちゃんや高級官僚の娘、ターミネーターより 学業成績が悪いと思うので夢は夢だろう そういえば、潜入捜査のSSで内海に潜入してくれれば 諜報科の防大推薦枠を増やすなんていう口約束があったはず そうでなくてもいろいろ有名になりすぎて各機関が放っておかないはず
腐っても防女、しかも色々有名だから「外資系企業」とかからの お誘いがあってもおかしくは無いな それも、お米の国とか赤い隣国とかでなく、欧州の中核国家に本社がある企業で。 ・・・・アノ娘たちって、フランス語とかできたっけ?
彼女たちはイタリア語が2外だったはず
同じラテン語系なら、フランス語の取得は、まぁ楽かな? 英語がネィティブレベルで使えるし。 接点が無かったフランス企業からの求人が防女に来て それも、双子を名指し・・・とかの話が面白そうだね
149 :
555 :2009/01/10(土) 15:45:09 ID:???
市ヶ谷の陰謀(1) −市ヶ谷 DIH− 「副本部長。内海分室から人員補充の上申が出ております。え〜、今回で15回目です。今まではこっちで対応してたんですが、さすがにこれだけ回数が多いと監査に引っかかってしまいます」 「15回?えらく熱心だな?しかし、なぜ対応しない?」 直轄の部署の人員不足に初めて気が付いたらしい。15回という回数に、あからさまに不審な表情を見せて、防衛省情報本部、副本部長は上申書を覗き込んだ。 「熱心なのは半ば背広組…いや我々(制服組)に対する嫌味です。まぁ、内海分室は開設当初の3名からすぐに1名減で未だに補充がされていません…それに…」 「それに?」 「副本部長はご存じないかも知れませんが、過去に人員補充を試みたんですが、補充人員は短期間で異動をこっちに直訴してくるんで、事務屋からは嫌がられてるんです。もちろん、内海分室への異動の希望なんぞありません」 「ほぉ?」 「他にも『タフ』な人間を厳選して配属させた事もありましたが、『使えない』の一言で即返品です。『都会の狸』と『市ヶ谷の小鬼』基準だと、大抵が不良品です。事務屋の非公式の申し送り事項には『内海分室への人員配属は断固否決すべし』とあります」 「しかし、人員不足はいかんだろ?1日は24時間しかない。彼と、彼の副官に倒れられたり、愛想を尽かされて同業他社に走られては困る。私は内海二佐の、いや、内海分室の実務能力を高く評価している。情報本部の切り札としてとっておきたい。それにだな…」 「それに?何です」 彼は少し恥ずかしそうな顔をして、彼の内海に対する評価を述べた 「たぶん、あのような人物を愛国者というのだろうな。限りなく現実的な…」 「なるほど…そうですね…普通なら辞めてますね…」 「褒めすぎかもしれんがな…」
投下乙 楽しみにしています
151 :
555 :2009/01/10(土) 21:10:11 ID:???
市ヶ谷の陰謀(2) 「で、私にこの上申を持ってきたということは…何か腹案があるんだな?」 「ええ。実は、内海分室に来年度2名の新卒を配属しようかと」 「新卒?その話だと3日で辞められそうだな…大抵の場合、マスコミにあること無いことブチまけられるんで対応が大変だ。オマケにマスコミはこの手の話が大好きときている。もっと他に報道することがあると思うんだが…」 「いえ、それは問題ありません。何せ『あの』内海二佐を2度も手玉に取っている連中ですから…事務屋も『やっと復讐ができる』と大乗り気です。考えついた担当者は英雄扱いされてます」 「…春期実習とかで派遣されていた、防女のあの娘達か?秋葉原でPMCと戦争やった?」 「ええ。つきましては、副本部長に是非とも防女に陸自への入隊をプッシュしていただきたいのです。実は、彼女達の獲得に同業者、PMC、民間企業、地方自治体が動き始めています」 「ほぉ、そこまで高く評価されてるのか?あの娘達?」 「内海二佐を2度も出し抜いたということだけで、同業者には十分みたいですね。外務省も動いてるそうなので、ウチ(防衛省)も負けるわけにはいきません…大臣も動かしたいのですが…新任ですし、なかなかそこまでは…」 「…わかった。困った内海二佐の顔を見るのも悪くはない。『他人の不幸は蜜の味』と言うからな…本部長と協議して、農林水産省を経由して両省の大臣から防女へのプッシュもお願いしておこう」 「それでは早速、事務方の手配にまわります」 「…何か寒気がしてきた…」 「風邪ですか?室長?」 「…誰かが良からぬ事を考えているような気がするんだ…」
いきなりですが、めちゃくちゃ着やせするため、お風呂のたびに 凶悪なモノをぶら下げているのをカラカワレル学生とか 下着は、定期的に専門店でセミオーダーを購入しているとか。 消耗品にウン万円・・・・ きついな
体型に合わせるのに職人の調整が必要だったりするんですが
そこは、某下着メーカーの○戸さんみたいな方が担当されるのでは?
もう、誰も管理してないかもしれない「防女分校」bbsが 荒らされてるな・・・
157 :
名無し三等兵 :2009/01/12(月) 14:15:21 ID:B+OEA7jg
休みだと言うのにSSが投下されませんな・・・
>>156 そんなスレがあったなんて
検索してみます
>>157 大量投下某や低脳君のおかげで
SS投入がしづらくなったのではないか
防女では新年の訓練初めの (空挺の降下初めのようなもの)儀式は あるのだろうか
休暇は全校一斉でなくて、入れ替わり制だからな・・・・ ただ、高等部の専攻ごとの儀式はあるかもしれない
その8
>>442 空気読まずに投下
女性の見た目って髪形とか化粧とか、話し方や立ち振る舞いを
かえるだけで、物凄く変化する・・・と言う事実は、アイドルのデビュー前・後とか
オフに地味目で歩いても気づかれないとか、水商売のオネエサンたちの
営業中・プライベートとかの落差等々で色々語られているが、かように「化粧は女の戦装束」と言う
言葉があるくらいオトコには到底真似できない技を基本実装しているのがオンナと言うもの。
・・・防女の場合は、その道のプロが仕込む変装・偽装技術も加味されるのだが。
で、とある事情で法務省検察庁所属のOG経由で「協力」することになった某学生。
と、言っても死ぬの生きるのといった危険な任務ではなく、二割くらいは青田買いに近い
「訓練された」その年ごろの女子を2ヶ月程度の期間、完全拘束での潜入が必要と言うことで
白羽が立った・・・・のだが、偽装が零細芸能事務所に所属する売れないB級アイドル。
「露出しても、深夜スポットのCMに出れれば御の字だから」と言われて、そっちの方は
あまり心配せずに業界に入ったのだが、マネージャー役が不慮の妊娠で「売れる必要も無いし」と
雇われた、事情を知らない短期契約のおねえさんが大張り切りで・・・・
「アタシこれからどうなるんだろ・・・」
と、言うスラップステック・コメディねたがどっかから降ってきました。
興味がある方は使ってくだされ。
ライバル事務所に数字3桁の事務所があるわけですね、わかります え、板違い?それは失礼
容姿が整っていても、雰囲気と見た目が地味で”おっぱいが巨きい”学生が 成績と修得スキルが主のカタログデータのみを重視されて この半公務(青田買い)に投入され、尚かつ、バッグアップ要員不在で 事情を知らない民間協力者が「がんばりましょうね!」とかだと ものすご〜く苦労(気苦労?)すると思うのだが。
>>156 検索してみたが分からなかった
アドレスを教えてください
165 :
555 :2009/01/13(火) 21:37:44 ID:???
植村直己とか大藪春彦(笑)の著作を読んで卒業ネタを練ってますけど… 何かおすすめの本てあります?
>>164 建てた人間も忘れてるみたいな過疎BBSだから
知る必要もないかと
167 :
名無し三等兵 :2009/01/14(水) 19:54:56 ID:seWB7YC+
>>163 地味だけど怪しからんスタイルの持ち主なんですな?
ますますアイドル向きですな。
同様なケースで一発で撥ねられたガイバーな某学生とは大違いだ
>>166 そうはいっても
知りたくなるのが人の常
誰か教えてください
168追加 検索してみたがよくわからなかったです 大分昔の話かもしれないけれど 見てみたい(ちなみ防女暦は約1年9ヶ月くらい)
170 :
名無し三等兵 :2009/01/16(金) 20:28:56 ID:Y6VVxYp7
防女内の各クラブや寮とかでの「利権」ネタとか考えたい オヤツと自家製アルコールとかは”ガーデン「屯田兵」”とか。 防女サーバーを介さない私設回線とか、就寝点呼後に校外に行くルートの管理(当然、起床点呼まで) とか、色々ありそうなんだな
前スレの後遺症なのかSS書きさんとか設定論争者とか 減少しているな。 軍板全般の傾向かな
174 :
名無し三等兵 :2009/01/17(土) 14:31:44 ID:tRGawLi3
>>172 私設回線は埋蔵金摘発のときに発覚して大騒ぎになったらしい
>>173 ここだけだと思う
去年の夏くらいから555氏の登場回数が減ったこと
あと低脳君の荒らし騒動(漫画板や自衛隊板には出没している)で
住民が引いてしまった事が原因だと思う
防女学生(1年生)って、「国内」では容姿端麗と言うことになっているけど 海外ではどうなんだろうね? 日本じゃ”う〜ん”な お方が欧州ではモテモテとか、中近東では「ぽっちゃりさん」が 大モテとか聞くんだが。 容姿端麗と言っても、プロ!レベルでは無いんだし、どんな反応されてるか気になる。 ・・・屯田兵とかは「おらが村が一番の娘っ子(美人)」とかかなぁ
177 :
555 :2009/01/18(日) 13:50:27 ID:???
千尋が、PMCとの「サマーキャンプ」で、過酷な隊員の経済状況と それを生む土壌(各国の政治状況)に感じるところがあり 「政治で変えられるんなら、一発やってみるか…」 と思い立つ 用務員の石橋さん(仮名)はそっち方面になぜか詳しく 「大学で政治について学ぶ事も大事ですよ」 とアドバイスを受け、 「試験代金払って苦労するこた〜ない」 と無視していたセンター試験に臨んでいる みたいなコトを考えてみた 彼女が政治家になると、「武闘派」に分類されるだろう… (たまたま、ニュースでセンター試験があったからでして、 SS化なんぞ考えてません)
各国から出自が色々な”社員”たちの「過酷な経済状況」ネタのSSとかを お待ちしております。 防女って、中でのたくってる学生はサテオキ実際はもの凄く恵まれた教育・福祉環境なんだな。 千尋あたりはソコラ辺を全く自覚してないだろうから(彼女もある種の箱入りである) ”社員”たちとの四方山話の時に「若い乙女に生き腐れ」みたいな調子で話して 密かな反感を・・・・ 翌日からの「訓練」の時に「ギブ!ギブ!」とやってもオチルまで許してくれなくなったりとか。 期待しております
>>165 卒業試験のSSに千尋を使ってください
何か起こしそうなオーラが漂っている
181 :
名無し三等兵 :2009/01/19(月) 14:06:19 ID:qYTt++xI
防女って設定が蓄積されてるからSSもOKだけど 4コマ漫画もいける気がする・・・
182 :
名無し三等兵 :2009/01/20(火) 01:15:09 ID:o8BBap6Z
ある日の防女で、ヒマしてる学生が 「あんたってさぁ、どうしてウチの学校に願書だしたの」 「「・・・・小学校の時に嵌ったマンガで「将来の夢は秘密諜報員」とか言ってたんよ で、ちょうど防女が有名になり始めたところで、お父さんが買ってた雑誌で 特集組んでて、国立の軍事学校で自衛隊だけが進路でないのを見て ダメモトで願書だした受かった」」 「ふ〜ん・・・で、なんで卒業後の行き先が会計隊なのよ」 「「・・・人生色々あんのよ」」 「・・・ごめん」
>>182 卒業間近の生徒の会話ですな
相方の進路はどこになるのだろうか
184 :
名無し三等兵 :2009/01/20(火) 23:48:10 ID:S1Q4oVDv
それでも、統合出身の基幹要員候補なんだけどな
統合も共通は、ともかく専門知識・技能については中で更に細分化してるから
187 :
名無し三等兵 :2009/01/22(木) 00:10:18 ID:qqLyCw31
,ダガーナイフの所持が法で禁止されたけど、休暇中、東京で 考えも無しに袖の裏に隠して、私服で買い物をしてたら ナンパはお断りだけど若い警官に職務質問されて・・・ 運悪くナイフが見つかって、所轄へご案内 さて、これからどうする?
188 :
名無し三等兵 :2009/01/22(木) 23:54:18 ID:YCk5nq1L
見込みのありそうな学生にだけ、高等部進学から卒業まで ナイフコンバットをみっちりと叩き込む、元傭兵のオッチャンの話とか
>>188 寿司屋の娘(統合1号生)にナイフコンバットを叩き込んで
代わりに魚の捌き方を教えて貰う元傭兵のオジサン
190 :
名無し三等兵 :2009/01/23(金) 18:20:13 ID:HzIHSBae
あの娘は、現場より官僚の方が向いていると思うけどな
>>187 罪を認める代わりに
その条件としてキャットファイト大会に参加や
名門女子校への潜入捜査を行う
(555氏や212氏のSSにそんな話があった)
正直つまらん
>>190 堅物すぎる点ではまさにそう
同じ専攻だった先代の風紀委員長の方が
まだ柔軟な感じがする
中堅幹部養成校であり、兼、国家公務員訓練校と言ってもおかしくないくらい 卒業生の公職在籍率が高い学校だしな。 この10年くらいは、結婚退職や民間への移籍も減ってるようだし。 ほとんどが、自衛隊と警察と海保(あと、少数が消防庁のような防災関係)なんだが。 80年代以降、警察関係に進むのが増えてるから(大学卒業組も含めて) そろそろ、内国治安系と自衛隊内局・制服組の中枢に防女同期が 現れ始めていてもおかしくはない 学閥がそう言う部分で構築されていくと、防女卒業のステータスは益々高くなるが 防女卒業見込みと言うだけで、欲しがる省庁や企業が群れるのはやはり問題だと思う
SSが8割方できました。 あとの2割にどのくらいかかるか……。
これは楽しみ あと、555さんのBlog投稿SS・ネタの移植とかもお願いします
197 :
555 :2009/01/25(日) 10:46:02 ID:???
採用の闇(1) 縁故不採用 「はぁ、おっしゃることはよくわかりました。ええ…それは倫理的な問題にもなりますので、私の裁量では…はい…申し入れの趣旨は十分理解いたしました。ええ、それでは…」 午前8時40分。各種の半ば儀礼的な業務を済ませ、執務に入ったばかりの某地方都市の首長の執務室で、部屋の主は中央官庁の重職にある人物との電話を終え、受話器を戻すとため息をつき首を振った。 恐らく、この時期には良くある話…地元の有力者、関連企業、官公庁などから身内、もしくは利害関係を共にする者の身内、もしくは親族の自治体職員『推薦』だろう。 推薦人物が自治体職員としての資質を十分に持ち合わせていれば箔が付くのだが、この手の推薦された連中は、真っ当な社会人の資質すら持ち合わせていない場合が多い。 そして、地方公務員の実務スキルが低いのは世間一般の知るところである。 「農水省から採用の申し入れですか?」 やけに丁寧な市長の電話応対に疑問を感じたのか、平成の大合併以前から彼を支えてきた秘書室長が電話の内容について彼に疑問を投げかけた。 縁故採用は半ば必要悪と彼は認識している。採用者を『人質』にとれば、自治体運営も円滑に進む。しかし、相手が例え農水省の高官であったとしても、『買い手』である市長がここまでへりくだる理由はないはずだ。 「縁故採用ならな…逆なんだ」 市長は困惑を隠しきれない表情で答え、続いて彼に尋ねた。 「今までに特定の人物を『採用するな』と圧力かけてくる事なんてあったか?」 「合併前の町の時代も含めて、圧力をかけてくるのは、両翼の連中とプロ市民だけだったと思います。農水省がマークしている大人物がウチの採用試験を受けてるんですか?」 「農水省だけじゃない。昨夜、自宅に流通会社の代表取締役から直接電話があった。採用すればウチが誘致しているトラックターミナルの件は白紙に戻すと半ば脅迫された」 「なんです?それ?それにしても『縁故不採用』とは…」 「わからん…とにかく、受験者が何者か知りたい。すまんが総務に連絡を取って受験者の情報を…」 そこまで話した時、卓上の電話が鳴った。市長は受話器を取り、取り次いだ秘書と二言三言言葉を交わし、秘書室長に電話の主を告げた。 「今度は防衛省からだ…ここには自衛隊関連施設なんぞ1つもないんだが…」
>>197 投入乙
例の双子の話ですね
海外の情報機関や人材派遣会社、大手軍需産業や与党議員からも
同様の電話が入っているかもしれない(笑)
>>195 お待ちしています
199 :
555 :2009/01/25(日) 14:17:45 ID:???
>>196 こっちに書き込んでないのって何でしたっけ?
>>198 BS3+の途中から最後まで
BS4の一部
DEEP PURPLE
201 :
200 :2009/01/25(日) 16:07:30 ID:???
202 :
555 :2009/01/25(日) 16:45:56 ID:???
>>200 BS4もDEEP PURPLEも終わってませんね…
203 :
555 :2009/01/25(日) 20:32:37 ID:???
採用の闇(2) ドラフト −都内某所− 「それでは皆さん、よろしいですね?」 進行役の男が開会を告げると、ホテルの会議室に集まった連中が一斉に頷いた。 官公庁関係者と思われる…それぞれが所属する官公庁の匂い…雰囲気を滲ませた背広姿の主席者は緊張を全身に漲らせる。 「交渉権を獲得した官庁の皆様に申し上げます。交渉権は官庁間での優先交渉権でしかありません」 彼は言葉を切って続けた。 「官公庁の勧誘はほぼなくなりますが、PMCや民間企業、地方自治体等の勧誘は減った訳ではありません。民間に持ってゆかれることのないようご注意下さい。尚、就業については最終的には個人の自由意志に委ねられます。よろしいですね?」 彼は全員の同意を確認すると、手元の原稿を読み上げた。 「では、第1順目指名を発表します。外務省、総務省、内閣府、法務省、厚生労働省指名、統合運用科所属…」 …近年の各省庁間の過剰な勧誘合戦、省庁間の軋轢軽減のため、各官庁の担当者レベルで密かに防女生のドラフト会議が開催されたるのを知る人間は少ない。
204 :
555 :2009/01/25(日) 20:35:12 ID:???
採用の闇(3) 民間の動き〜神田佐久間町のケース 「社長、キ○ガイみたいに履歴書が送りつけられてくるんですが…それも営業部宛に…」 『会社の良識』と呼ばれている専務兼営業部長が書類…バインダーに挟んだ履歴書の束を社長の前でヒラヒラさせた。 残念ながらヒラヒラというレベルではない。ご丁寧なことに『作品』らしきものが納められてるDVD媒体まである。 「ウチは求人票なんて出してないだろ?」 机上のメモ用紙に数字とも記号とも言えない怪しげなマーク※を書き込んだ社長は、視線を専務に移した。 「勝手に送り付けてくるんです。この不景気、勝ち組に自分を売り込もうと必死みたいですね?」 「ウチのどこが勝ち組なんだよ?財務状況知ってるだろ?それに、即戦力じゃないと(ウチは)採らないよ。第一、明日から先が読めないのに新卒鍛えてるヒマなんてない。そりゃ、実力が判れば採りたいよ…タダでさえ人手不足なんだから…」 社長の言葉に苦笑して専務は答えた。 「採用試験を世間並みにやってみたけど惨憺たるモンでしたからねぇ〜あれは、問題が悪いです…文系の学生に解析幾何の問題出して解けるはずないじゃないですか?大体大学の4年間で基礎学力なんかどっかに蒸発してますよ…」 茶化した専務に真面目な顔をして社長が答えた。 「CGやるんだったら微分積分、行列、ベクトル演算は必須だろ?ウチの若手でも微分方程式位は暗算で概算が出せるぞ?まぁ、おおよその解を経験則で覚えてるだけだけど…」 「昔の海軍の砲術士官は弾道方程式を暗算で解いてたらしいですからね。で、我が社の採用計画はどのようにされるので?今ならお『買い得』の人材が溢れてますよ?」 「要らん!アメリカが破産しようが、M$がリストラしようが我が社の採用計画は変わらん!『社運をかけて』あっちゃんを獲得する!社員にはそう伝えてくれ。それと…あっちゃんにもな…」 専務の言葉に社長はきっぱりと新規採用計画の変更を否定した。 ※口の悪い人間はWOC(Write Only Caracter)と呼んでいる
205 :
555 :2009/01/25(日) 20:35:44 ID:???
採用の闇(4) 民間の動き〜某流通企業のケース −東京都内− 「社長室の秘書ポストを新規に2名増やしてください。そうですね、『特務秘書』という肩書きで…統括は私が兼任します」 「今の秘書の陣容ではご不満ですか?」 納得しかねるものがあったらしい。初老の秘書室長が半ば責める様な表情で不備を問いただした。 「秘書課の皆さんは本当に良くやってくれます。が、私の『代理』は務まりません。いえ…業務上(の問題)ではないのです。影武者…おわかりですか?」 社長の言葉に一瞬考える表情を見せた秘書室長は、何かを理解した顔になった。 「なるほど…あのお嬢さん達ですね…確かにあの方達なら社長の代わりが務まります…しかし…」 「しかし?何でしょう?」 「何かスパイ映画みたいですね…」 「『事実は小説よりも奇なり』正直そう思いました…ああ、採用担当者と契約ヘッドハンターを寄越すように手配してください…それと防衛省の採用担当者の接待をお願いします。いざとなれば私が出ます」
206 :
555 :2009/01/25(日) 20:37:29 ID:???
スペルミスがあった… 「h」が抜けてました…
207 :
名無し三等兵 :2009/01/25(日) 20:43:50 ID:3YLDFwbk
乙!です これで、双子の進路が分れればおもしろい。 片方は、堅気の公務員で、もう片方は・・・・お嫁さん(笑)とか 自分の努力と高度隠蔽工作で採用された、非上場の名門企業だったが あっという間に、若旦那と縁談を仕組まれて! でも、「いい人」だったら・・・・防女箱入り娘はガードは高いが陥落したら早いと見た!
腹違いの双子の物語に期待しています。 他にも双子はいるかもしれませんが、片方だけ防女に行って 片割れは娑婆で普通の女子校生してるとかあるかも。 で、胸元だけが際立ってふくよかな女子高生と、胸元だけが残念な防女学生 とか
555さん投下乙 新作に期待しています
210 :
555 :2009/01/26(月) 22:30:16 ID:???
>>209 卒業試験ネタを書いてます
何かものすごくワイルドになっちゃってます…
参考文献が大藪春彦と植村直己ってのが悪かったかな…
それこそ防女の卒業試験ですな。 大期待です
俺の場合はイジメなんて生易しいレベルじゃなかった。 まず、学生時代は男子だけでなく女子にまで陰湿な嫌がらせをされていた。 得にAって女は俺の学生ライフを最も狂わせた人間だったな。 クラス全体にハブられて、ぼっち状態の俺に罵るような言葉を四六時中浴びせ掛けてきたし、 下校の時はおろか、登校の時まで自宅の前でわざわざ待ち伏せをして粘着してくる徹底ぶりだった。 男子連中から弁当を隠されて腹を空かせていた時なんか、自分の弁当を無理矢理俺に食わさせたくせに、 「礼をしろ」とか言い始めて、俺の唯一の安息日である休日にそいつの買い物の荷物運びをさせられたこともある。 高校を卒業。無事大学に進学してやっとイジメから開放されたと思ったら、同じキャンパスにそいつも入学していた事を知った時は目眩いがしたよ。 偏差値の低いクラスのメンバーが誰も入れないような難関大学に死ぬような思いをして入ったというのに…… 「あら、奇遇ね」とか言いながら意地悪く笑ったあいつの顔は今でも忘れられない。 結局、社会人になってからもその女は執拗に俺をイジメてきた。 大学4年時。今度こそ確実に逃げ出す為に超一流の企業へ就職すべく廃人のような生活も送ったにも関わらず、 またしても「あら、奇遇ね」と言いながら奴は現れたんだ。 ちなみに、就活シーズンにそいつの顔が死人のようにやつれていたから、柄にもなく心配してやったら 「お前のせいだ」と因縁をつけられたのも覚えている。 そういえば大学受験の時も、あいつは一時期もの凄くやつれていたような気もするが……まあ関係ないだろう。 そして今、人の家に強引に押し入って、食事は疎か寝床すらも勝手に奪ったその女が一枚の紙切れを俺に突き付けてきた。 何だかよく分からない細かい文字が沢山書いてあって、その中にある小さな白枠にハンコを押せと迫ってくる。 嫌がらせに使われるに違いないと踏んだ俺は、慎重にその枠にハンコを押したらどうなるかをに尋ねてみた。 そうしたら、そいつは「あんたの苗字を貰ってやる」と意味不明なこと言いやがった。 なんだよ苗字を貰うって?顔を真っ赤にしているけど、きっとアレは笑いを堪えているのだろう。 ハンコを押したらまた酷い目に合うに違いない。
コピペ乙 4行目でオチがわかったw
214 :
名無し三等兵 :2009/01/27(火) 17:45:32 ID:889M0p30
潜入系SSネタで、ツンデレ防女学生とゆーのがありましたな
216 :
209 :2009/01/27(火) 20:42:43 ID:???
>>210 そういわずに頑張ってください
でもこれが終わると
例の双子やハリセン、セレブなどが卒業ですね
何か寂しい気もします
217 :
555 :2009/01/27(火) 21:34:26 ID:???
>>216 そ〜ゆ〜点では、もう1年食らい続けたい様な気がします
双子の「デビュー」は2号生9月頃ですんで…
下書きへの注文なんかを「あっち」にいただけると嬉しいですね
時系列が一緒と言うわけでないし、あえて、卒業とかしなくても・・・・ 個人的見解ですが
219 :
名無し三等兵 :2009/01/28(水) 16:40:24 ID:bZzDmpSw
過去スレに、小娘の癖して外見や物腰が二十代半ばに見える学生ネタが・・・
>>217 双子の中学部や高等部1年の話を読んでみたい
あと両用3人娘や源田さつきをはじめとする強襲科の生徒の話も
(両用3人娘は555氏もSSに書いている)
リクエストするのは自由だが、あくまでもそれだけだからな
入試シーズン到来 当然、入試期間中は授業はないはずなので 生徒たちは訓練に励んでいるはず
223 :
名無し三等兵 :2009/01/30(金) 11:59:42 ID:8IumBlSe
防女の場合は、入試に関わらない専門教官や助教が多いから 日常とたいして変わらないのだがな
防女でも、駆け落ちする生徒はいるの? そしたら、やっぱ捜索されて連れ戻されるの?
中等部の時は、ほとんど学校敷地外に出れないし 高等部になったら、卒業して公職について三年間の 強制服務を終わらせてから障害は実力で排除・・・と考えるくらい 頭が回るように教育してると思うぞ。 第一、出会いの機会がほとんど無い「箱入り」ばかりだからな。 故に、「遠距離恋愛の相手なら尼寺か防女」とか言われてるし 男関係の傷の少なさから、子女を入学させたり婚姻の相手と考える 上流が多いというのに。 あと、男が敷地内に忍びこもうとしても多分無理だからあきらめてね
>>224 こいつはスペックが高くても高確率で喪女予備軍となる防女の
恐ろしさを、あれ?なんだこんな時間にチャイムが
ちょっと待ってて
>>225 忍び込んで、憲兵隊につかまったら最後
生きて出られないと言う伝説があるらしい
>>223 ズゴックが田沢たちをしごいているのですね
229 :
名無し三等兵 :2009/01/31(土) 16:23:13 ID:EYSDciK+
自習や自己訓練に勤しむ者とかね 自分の成績や機能特性について詳細な記録・分析結果が 毎週更新・配布されるから(しかも、それらは単位制で取得タイムスケジュールが横並びではない) 空き時間や自由時間に、不得意な部分を埋めるとか得意な分野を更に伸ばすかは 自己管理の範疇 人それぞれだが、道場で汗を流すとか第二外語の訓練に費やすとか 図書館と自習室・もしくは寮の自室で資格試験の勉強をするとか・・・ あと、睡眠不足をひたすら解消するとか、重要なのは卒業認定単位の修得と 卒業後の進路で後悔しないことなので、だらだら過ごすような余裕持ちは居ないんだな
230 :
555 :2009/01/31(土) 23:04:53 ID:???
卒業試験の様子 足跡一つ無い、稜線から続く雪の斜面に純白の落下傘が舞い降りた。 落下傘の、小柄な女性らしいライダーは、基本に忠実に5点着地を決めようとしたが、敢えなく雪の中に潜り込む。この季節、大地は揺るぎないものではない。 ほぼ全身を雪中に埋没させた彼女は、稜線を吹き抜ける風に半ば煽られながら自分自身が作った穴から這いだし、身体を踏ん張ってサスペンションラインを手繰りよせはじめた。 彼女の頭上…煌々と光る月明かりの空に輸送機のエンジン音が冷たく響き、夜空にまた落下傘が開いた。 「…さぶっ!セレブやら社長の影武者やってたから、肉体労働はキツイな…」 たぐり寄せた落下傘のサスペンションラインを特別に携行を許可された柄頭の長い無反りの短刀で手早く切り離しながら、彼女はつぶやいた。 大雑把にラインとキャノピーとを分離し、キャノピーを折りたたむ。貴重な物資だ。無駄にはできない。緊張が解け、やっと寒さに気がついたらしい、彼女は身震いすると、稜線を見上げた。風は微風とはいえ、体感温度を低下させるには十分な風量だ。 「こりゃ雪崩が来たら一発だわ…やっぱ、ここはヤバいよねぇ〜ほ〜ちゃん…あ…居なかったんだ…」 防女統合運用諜報科1号生、中沢瑞樹は寒さのせいか、それとも自嘲なのか判りかねる笑みを浮かべ、雪崩をさけるべく、雪の斜面をかき分けていった。
ここまで鍛えられ、その能力と精神を試された人材が 「アタシ、地方公務員としてヒッソリ生きていたいんデス」と言っても 世間が許さんと思う(笑) 商社に就職して、世界中を資源開発と日本の利権獲得の為に 防女同窓ネットワークを駆使して飛び回ってる”お方”とかは 多分存在しているだろうが。
SS投下します。
「あいこー、みんなとうち来ないぃ?」 「ごめーん、またねー」 つきあいわるーい、という声を背に、愛子は校門を走り出た。ランドセルの中で筆箱が 踊っている。家まで歩いて15分。約1キロの道のりを走り続けるのが愛子の習慣だ。 運動会のリレーではアンカーだし、持久走は学年で五指に入る。背は低いが、走るのには自信がある。 (でももっと早く、長く走れなくちゃ……!) 黒い輪ゴムで結わえただけの短いお下げが跳ねる。住宅街を走りぬけ、片側3車線の幹線 道路にかかる歩道橋を駆け上がり、古びた商店が並ぶ横丁を通り過ぎて駄菓子屋と歯医者 の角を曲がれば、あっという間に愛子たちが住む社宅だ。出し巻き卵みたいな形の階段を くるくる3階まで駆け上がる。 「ただいまー!」 真ん中に横長の新聞入れがついた鉄のドアは結構重い。玄関を入ると短い廊下、突き当り の安っぽいドアを開けると6畳の子供部屋。子供部屋と言っても愛子の勉強机があるとい うだけのことで、父母の衣服が入ったたんすもこの部屋にある。ふすまを隔ててやっぱり 6畳の茶の間兼父母の寝室。母親がお嫁入りのときに持ってきた三面鏡もテレビと一緒に ここにある。廊下の突き当りを右に入ると10畳ぐらいの台所兼食堂で、引き戸で茶の間と 仕切られている。要するに3つしかない部屋がL字型に並んでいるだけだ。ふすまと引き 戸は寝るとき以外開け放して使っている。廊下の左側には手前からお風呂とトイレが並ん でいる。古びた鉄筋コンクリート4階建て、2DKの小さな社宅だが、やっと中堅に入る程 度の会社には建て直しも難しい。
愛子が飛び込んだのは台所兼食堂だ。夕食の下ごしらえをしていた母親が「お帰り」と 笑顔で振り向く。テーブルの上には和風のお皿に載ったあんぱんとコップに入った牛乳が用意されている。左手の茶の間にランドセルを放り出し、あんぱんに手を伸ばそうとした 愛子に「手を洗ってからね」と優しく声がかかる。素直にお風呂場に行って(洗面所など という洒落たものはこの家に存在しない)洗面台で手を洗い、牛乳とあんぱんを平らげる。 茶の間経由で勉強机に行き、布のカバンをつかんでドアから廊下に出る。 「行ってきまーす!」 いってらっしゃい、今夜はカレーよ。母親の声が追いかけてくる。今度の行き先は学校と は逆方向で、学校より少し遠い。2車線のバス通りをずっとまっすぐ。かばんの中で カンペンケースがからから鳴る。途中で道いっぱいに広がってだらしなく歩く女子高生 たちの間を縫って追い越す。 「でさー、やってんじゃねえの?」 「おめ、ふざけんなよー」 「でもそれマジやばくない?」 バカだ。こいつらほんとにバカだ。茶髪に化粧に超ミニのスカート。色とりどりの爪に、 耳にはピアス。男言葉と女言葉の区別もついてない。こんなバカどもを放っておいたら 日本はどうにかなっちゃう。たったったったっ、と走りながら愛子は日本の将来を憂う。 大きな交差点を曲がり、JR駅前のロータリーを抜け、愛子が走りこんだのは有名中学を 目指す大手学習塾だ。
「愛子ちゃん、今日も早いねえ」 アルバイトのチューターがカウンター越しに声をかける。 「もうじき模試だから」 さすがに少々息が切れたようだが、元気に応える愛子。「わかんないとこ、あったら聞いて いいですか」 「もちろん」チューターもこの塾のOGで、有名私大の文学部に通っている。授業はしな いが、子供の質問に答えるぐらいのことはする。 授業が始まるまでにはだいぶ時間がある。2階以上に設置されている教室には上がらず、 ロビーのテーブルで問題集を開く。手続きカウンターの向こうでは講師たちが授業の準備 をしている。壁には塾の宣伝ポスター、有名私立中学の募集ポスター、模試の解説。愛子 も時々顔を出す成績優秀者一覧。必読図書や受験情報誌でいっぱいの本棚もある。 カウンターの端をまわってチューターが近づいてくる。スーツ姿の講師とは違い、 ブラウスにパンツのラフな服装だ。 「愛子ちゃん、ホントに私立は受けないの」 「うん」ノートを開き、ペンケースを開ける。学校では禁止されているキャラクターつき の鉛筆は、塾専用のペンケースに入れてあるのだ。全てきれいに尖っている。 「もったいないなあ、昔の私よりできるのに……」薄いピンクのきれいな爪がテーブルを こつんとひとつ、叩く。「桜蔭、女子学院まではいかなくても白百合とか……」 顔を上げた愛子がまっすぐな視線で言う。 「私は防女一本だから」
愛子が防衛女子校を志望するようになったのは、やはり父親の影響と言えるだろう。高卒 で中堅企業の営業マンになった彼は、さしたる教養も、軍事や政治の知識も持っていない。 しかし父親――愛子の祖父――が保守的な考えをもっていたことや伯父が軍人だったこと もあってか、左翼には強い警戒心を抱いていた。テレビで活躍する革新政治家や左翼評論 家の発言に「なに言ってるんだ」などと容赦のない合いの手を入れたり、警察官や消防士、 自衛官といった公益性の高い職業に敬意を払う父親を見て、愛子にも知らず知らずのうち に保守的な意識が芽生えたようである。亡き伯父の飛行服姿の写真を見せて「パパの伯父 さんはね、『彩雲』っていうものすごく速い飛行機に乗っていたんだよ」などと誇らしげに 教えたこともあった。幼い愛子は友達に「愛子のご先祖さまは、さいうんっていうゼロ戦 に乗って戦ったんだよ、世界でいちばん速かったんだよ」と自慢したものだ。 そうした傾向が決定的になったのは、父親が陸上自衛隊の駐屯地祭に連れて行ったときで あった。自衛隊を見せてどうこうしようというつもりもなく、ただ愛子が喜ぶだろうと いうだけのことであったが、普通科の一糸乱れぬ行進、巨大な戦車、火を噴く榴弾砲、 飛び交う対戦車ヘリコプター、手を振る愛子に直立不動の敬礼を返してくれた一等陸尉、 そして「守りたい人がいる」という標語……その日から愛子の心は陸上自衛隊でいっぱい になった。本屋で見つけた「自衛隊装備年鑑」をねだり、「違うよ、これは戦車じゃなくて 89式装甲戦闘車だし、こっちは75式155ミリ自走榴弾砲だよ」などと父親の誤りを訂正 するようになった。「彩雲というゼロ戦」と言っていたころとは段違いの知識である。自衛 隊員になるためには身体が丈夫でなきゃダメだ、重い荷物を背負って何キロでも走れる ようでなきゃダメだと聞いて学校の行き帰りはもちろん、ヒマさえあればそこらを走る ようになり、それまではどっちかといえばひ弱な女の子であった愛子は校内トップクラス のランナーになった。
そして小学5年の春、昼休みの図書室でふと目にした新聞の活字に愛子は釘付けになった。 「舞鶴市郊外にある防衛女子校」 防衛女子校……?そんな学校があるの? 5年生にもなると、そろそろ進学の話題も出るようになる。公立中に進むつもりでのほほん としているグループと、3年、4年のころから塾に通って私立を目指すグループに、クラス の中もなんとなく分かれた感じになってくる。愛子はもちろんのほほん組だ。勉強はでき る方だったが、家計が苦しいのは見ていてもわかるし、両親とも高卒で就職しているから、 自分もそうなるんだろうと思っていた。 防衛女子校、防衛……。すでに陸自オタ並みの知識を持っていたから、防大はもちろん 知っている。防大のような勉強をする女子大?だったら防衛女子大だよね。じゃあ中学校か高校……? (真知子先生に聞いてみよう!)愛子の担任はまだ若いが、頼りがいのあるタイプ。進学 情報にも詳しく受験組のよき相談相手となっている。職員室に駆け込んできた愛子に 「防女かぁ……」苦笑して腕を組みながら「ちょっとあっちで話そうか」 真知子先生は、職員室を出た。あとを見送る教師たちが、苦い顔を見合わせる。 進学指導室としても使われている小会議室に入ると、小さなテーブルをはさみ向かい 合って座る。
「防女かぁ……」 もう一度言うと、今度は白いブラウスの腕と一緒に黒いタイトスカートの脚も組んで天井 を仰ぐ。表情は柔らかいが、やはり苦笑が浮んでいる。 「学校としては悪いところではないよ。学習レベルは非常に高い」 一般中高と同じ学習をする傍ら、英語と第2外国語を徹底して仕込まれる。そのほか護身 術、格闘術をはじめとする軍事教育を施される。学費と諸経費は無料、それどころか給料 まで支払われると聞いて、愛子は目を輝かせた。 「じゃあお金がなくても行けるんだね」 「寮生活になるからお小遣い程度の仕送りは必要かも知れないけど……給料が出るから それもいらないかなあ」長い髪をかきあげて 「でも先生としてはあんまりお勧めできない……かな……?」 「なんで?」 「うーん、愛子がそのうち防女って言うんじゃないかとは思ってたんだけど」 教師としては教え子を戦争に関わらせたくないこと、自衛隊の意義は認めないわけでは ないが自分の教え子を危険な職業に就かせたくないこと、それから…… 「さっきの職員室の雰囲気、気づかなかった?」 「……?」 「先生たちの中には、自衛隊絶対反対のひともいるんだよね」 理由はいろいろだけどね。ちょっと目をそらすようにしてまた苦笑が浮ぶ。 「真知子先生は大反対まではしないけど、できれば普通の中学に行って欲しいなあ」 愛子は口を尖らせて、考え込む。 「先生……さっき危険な職業って言ったじゃん?」 「うん」 「じゃあおまわりさんも消防士もダメ?大工さんだってハシゴから落ちたら危ないよ?」 「うーん、そりゃそうなんだけどね。すすんで苦労させたくないっていうか」 「じゃあ危ない仕事は誰がやったらいいの?他のひとにやらせたらいいの?」 そうだねえ、真知子先生は笑った。「愛子の言うことは正しいよ」
職員室に戻った真知子先生のデスクに、図工の教師が歩み寄ってきた。よれよれのスーツ に汚れた白衣、サンダルを引きずり白髪交じりのもじゃもじゃ頭をかきながら 「真知子先生、先生のところの小柳愛子、ありゃなんなんでしょうなあ」 「なに、とおっしゃいますと?」真知子先生はとぼけてみせる。 「いやあ、なんだか自衛隊だとか、今度は防衛女子校に行きたいだとか……なにか特殊な 家庭なんでしょうかなあ」 「家庭はご両親と彼女の3人暮らし、お父様は普通のサラリーマンのようです」 右のほほに感じる強い視線は、組合活動に熱心な50代の女教師だ。授業にも熱心ではある が社会科で米軍基地反対運動を取り上げるなど、少々偏った思想の持ち主と見られている。 他の教師たちは見て見ぬ振り。教頭が、あ、そうそう……とわざとらしくつぶやきながら 廊下に出て行った。 「うちの学校から防女が出たなんてことになると、平和教育はどうなっているんだと 言われかねませんよ」ため息をついて、 「小柳の指導も、どうかよろしくお願いしますよ」 「ありがとうございます、努力致しますわ」にっこり笑って答えると、女教師の視線が いっそう強く頬に突き刺さった。
「礼!」日直の号令を合図に、先生さようなら、みなさんさようなら、と子供たちの声が 響く。足音、話し声、椅子と机のがたがたする音の中、 「愛子、ちょっと来て」教卓から真知子先生が呼んだ。 ランドセルを背負い、駆け出そうとしていた愛子は机と旧友たちの間を縫って 「先生なに?」 「さっきの話だけど」今度は苦笑ではない、頼りがいのある微笑と真剣なまなざしが見つめる。 「真知子先生は愛子を応援することにした。がんばれ」 「え……?」 「防女に行きたいなら、がんばれ」 ぽん、と両手が肩にかかる。チョークの粉が愛子の肩につく。 「私立受験並みに勉強しないとだめだから。いまからやれば間に合うから」 その日、愛子はランドセルを背負ったまま家を通り過ぎ、歩けば40分前後の道のりを走った。 大きなガラスのドアを身体で押し開け、カウンターに歩み寄る。 「あの、すみません」 「はい、こんにちは」向こう側で事務員が立ち上がる。愛子は大きく息を吸い込む。 「小5受験コースのパンフレットを下さい」
ロビーで夕方まで自習した後、受験コースをあんぱん1個でこなすのは、結構ハードだ。 もう6年生の秋。本番まであと半年である。すっかり暗くなった街を、やはり走って家 まで帰る。 (今日はカレーだったっけ……ちょっとおなか空かしていくか!) 二つのバス通りを直角に曲がっていくだけで家に着くのだが、愛子は少し遠回りすること にした。いつもの曲がり角を通り過ぎ、昔は刑務所だったという公園まで行ってぐるりと 回って帰ることにした。大通りに比べれば暗いが、何度も走っているコースだ。 (今日の算数は難しかったけど、山本くんあたりはわかってるみたいだったなあ、 やっぱり開成とか受ける子は違うなあ) たったったったっ、大通りからコンクリートで固められた川沿いの道に入り、薄暗い公園 の外周を回って少し走ったところで(あ……)愛子は立ち止まった。 バイクが3台、しかも暴走族みたいな改造バイクだ。柄の悪そうな若者が3人、 そして彼らに取り囲まれるように若い女が立っている。女はブラウスにジーンズ、 スニーカーといったシンプルな服装だが、なにか舞台女優のようにしなやかな立ち姿だ。 愛子はあわてて公園の立ち木の陰に隠れる。 (なんだろう……、インネンとかいいがかりとか、そんな感じ?) しかし、女の態度は落ち着いているようだ。 (それとも友達なのかな……) 「なんだよ、あんまり冷たくすんなよぉ」へっへっと笑いながら鼻に銀のピアスをした男が言う。 (やっぱりインネンつけてるんだ!)ぞっと鳥肌が立つ。 「減るもんじゃなし、ちょっと付き合ってくれてもいいんじゃね?」これは裸に革の ベストを着た大男だ。腕には刺青がびっしりと刻まれている。恐怖、嫌悪感、軽蔑、怒り、 いろんなイヤな感情がいっぺんに押し寄せる。 (あんなバカそうな連中が……許せない……!) 「オラァ、気取ってねえでこっち来いよ!」3番目の金髪の男が女の肩をつかんだ。
(ど、どうしよう、警察?でも携帯なんか持ってないし……大声出す?そしたら私だって 危ないよぉ……でも……) 足許を見回す。落ちていた太い木の枝を両手でしっかりとつかむ。 (こんなもので戦えるわけじゃないけど……でも戦わなきゃいけないかも……!) 女が男の手をゆっくりと払った、ように見えた。手首の骨が砕ける音と同時に、金髪の 絶叫が響き渡り、急に消えた。女の第2撃が鳩尾に入り、気を失って崩れ落ちたからだ。 「お、おい、どう……」 鼻ピアスが声をかけようとした瞬間、女が風のようにふわりと身を寄せ、自分の頭より 高いキックで頭を蹴り飛ばした。横ざまに吹っ飛ぶ鼻ピアス。どざざっ、派手な音を 立ててアスファルトに倒れたまま身動きもしない。 「ふ、ふわあ」 刺青が後ずさりした。いちばん離れた位置に立っていたことが彼にとっては幸いした。 あっけなく背中を見せるとあわててバイクにまたがり、地面を蹴って進みながらエンジン をかけようとする。女に追うつもりはないようだが、完全にパニックに陥っているため 何度も転びそうになりながら必死にエンジンをかける。 ぶおん、とようやく轟音が響き、そのまま走り出そうとする。 (あ、逃げる……!) 愛子は木の枝を持ったまま陰から飛び出した。 「待てー!」叫びながら、よたよたと目の前を通りすぎようとするバイクの前輪に木の枝 を突っ込む。 「うわあ!」加速しようとした瞬間に前輪がロックしたため、前転でもするように ひっくり返った。
(やった!)愛子が振り向くと、意外な加勢に驚いた表情の女が駆け寄ろうとしている。 「くっそ……このガキ!」立ち上がった刺青が背後から愛子の腕をつかむ。 「いやあああ!」暴れる愛子を簡単に捕まえ、盾にするように女に向かって叫ぶ。 「く、来るんじゃねえ!このガキぶっ殺すぞぉ!」 大きな掌が首に食い込む。それだけで視界がモノクロームになった。苦しい。 立ち止まった女が、ふっと息をもらした。笑ったのだ。 「……殺せば?」 「な、なんだとぉ!」 「全然知らない子よ、あたしには関係ないわ」 言いながら、ゆっくりと近づく。 「来るなっつってんだあ!」 「さあ、絞めるなり刺すなり、遠慮しないで殺しなさいよ。ただしその後で」 女の目が暗く光った。 「……あたしがあんたを殺してやる」 愛子の頭上でごくり、と音がした。刺青のノドが鳴る音だ。首をつかんでいた手が緩む。 震動が伝わってくる。震えているのだ。 「うひゃああ!」愛子を突き飛ばし、大通りの方向に走り出す。愛子が使った太い枝を、 女が拾い上げた。右腕がしなやかに後ろに引かれ左足を踏み出し、サイドスローの投手の ように肩の高さから枝が投擲された。地面と水平にくるくると回りながら放たれた枝は、 ちょうど刺青の頭を後ろからぶん殴る形で命中した。鼻ピアスと同じような音を立てて、 刺青は路面に昏倒した。 呆然と見ていた愛子は、ようやくノドの痛みを覚えて何度か咳き込んだ。刺青の大きな掌 で締められたときに痛めたようだ。 「大丈夫?」 女が背中に手をあて、さするように動かす。いまの大立ち回りからは想像も出来ないよう な優しい……というより、普通の女の子が心配している声だ。 「でも、ここから離れないと面倒なことになるから……走れる?」 「はい……走れます」 倒れている刺青(が起き上がって襲ってくるのではないかと愛子は恐ろしかったのだが) を飛び越えるように、愛子が走ってきた方向に明るい大通りを目指してふたりは走った。
「ごめんね、あんまりお金ないんだ」 コーラのSサイズを二つ、トレイに載せて持ってきた女(というより少女であることが 愛子にはわかった)が微笑んだ。 「あ、いえ……」座ったままであいまいに頭を下げる。 しばらく走ったふたりは、愛子の学習塾がある駅前に程近いマクドナルドの禁煙席で 向かい合っている。最近の女の子としては珍しいぐらいの短髪に、日に焼けた顔。 高校の陸上部員といった風情である。 「あと、変なことに巻き込んじゃってゴメン」 「いえ、あの」緊張してノドがかすれる。「私が勝手に……」 「まあ、そうだよね。あんな危ないことに手ぇ出しちゃダメだって」 「すみません……」 少女は笑った。「冗談だって!ホントにごめんね」 「でも……」 「なあに?」 あなた、かな。おたく、じゃおかしいか。どう呼びかけたらいいか迷いながら愛子は 尋ねた。 「えーと、あの、おねえさんはどういう人なんですか?K1とかやってる人ですか?」 目を丸くした少女は 「K1かぁ、まあそれに近いかなあ」 あっはっは、と笑ってから少し声を落とし、 「あんまり言わないようにしてるんだけど、そういう学校に行ってるの」 「……」 「知らないだろうけど……防衛女子校っていうんだけどね」 「え……?」 愛子の身体が震えだした。
少女の携帯を借りて母親に「補習に出るので遅くなる」と連絡した愛子は、防女について 根掘り葉掘り聞き始めた。防女志望の小学生に偶然――しかもあんな形で――出くわして 面食らっていた少女も、愛子の熱心な態度に打たれたのか誠実に応じてくれた。 「そうなんだぁ、防女って……もう絶対に防女って決めてたんです。そのためにお母さん たちに頼んで塾にも通わせてもらって。私、やっぱり防女に行きたい……」 そんな愛子の様子をにこにこ笑って見ている少女。 「……それに、さっきみたいな連中とか、こーんな短いスカートのバカみたいな女子高生 とか、絶対許せないし」 天井を仰ぐようにして、声を出さずに少女が笑った。防女に行きたいと言ったときの 真知子先生のような笑い方だ。 「あのさ」 「はい」 「勘違いしちゃダメだよ?」 「え……?」 「あんな連中でも守るのが自衛隊の仕事なんだ。そのための訓練を、あたしたちはしてる」 言い切った瞬間、マクドナルドのひと隅に涼しい空気が流れた。
遅いから送っていくと言われたが、明るいバス通りだけを通って帰れるのでと遠慮した。 「じゃ、なにかあったら、ここに電話してね」090で始まる携帯の番号。「つながることは ほとんどないと思うけど……」花柄のかわいいポストイットに書いて渡す少女は、普通の 女子高生と変わらない。 帰宅を急ぐ人々の流れの中で、名前を言ってなかったね、とつぶやいた少女は いたずらっぽく笑って直立不動の姿勢になった。 「防衛女子校、海上要員砲雷課、鶴田里香であります!」 いつになくぼんやりした顔でカレーライスを食べていた愛子が、流しに向かっている母親 の背中に呼びかけた。 「ねえ、おかあさん」 「なあに?」 「私、勉強がんばるから、絶対にがんばるからさ」 流しに向かったまま、背中で聞いている母。こういうときのおかあさんは、 頭ごなしにダメなんて言わない、絶対言わない。大きく息を吸った。 「スイミングスクールに行ってもいい?」
海から見上げる冬の空は広い。小さな雲がところどころ浮んでいるが、快晴である。 「あんたとこういうことになるとはね」 カポック(救命胴衣)とヘルメットを身につけた艦長が微笑を浮かべて呟く。「しかも実戦ときたもんだ」 海面には無数の白い波が飛んでいる。艦体がきしむように揺れる。天気晴朗なれど波高し、 を地で行くような天候である。 「もうすぐ戦闘海域だね。あたしは砲雷屋だから、操艦は任せたよ」 危険な兆候は決して見逃さないが、それ以外は手出し口出しをほとんどせず部下に やりたいようにやらせる艦長である。防大時代の成績は決してよくなかったが、 その謦咳に接した者はみな「自分も鶴田2佐のようなオフィサーになりたい」と憧れを抱くという。 大物視するあまり米内光政の再来≠ニまで呼ぶ者さえいる。 「任せて下さい、寒中水泳はさせませんから」 応える航海長に、せっかくスイミングスクールに通ったのにね、と笑う。 「じゃあ行こうか、小柳1尉殿?」 愛子は大きく息を吸い込む。 「宜候!」 〜完〜
砲雷課ってどこの会社だ……Onz 砲雷科の誤りでした。
面白い! GJ!です
>>230 続きをお待ちしています
>>232 受験シーズンにふさわしい話ですね
こういう話を待っていました
ところで彼女は防女の学園祭に行ったことがあるのだろうか
252 :
名無し三等兵 :2009/02/02(月) 20:07:27 ID:qy6ieKhd
232氏投下お疲れ様です これからも遊びに来てください
253 :
名無し三等兵 :2009/02/03(火) 15:16:48 ID:iaLlxMl1
防女に入学できたのが居るなら、防女を落ちて私立女子に行った子も・・・
>>253 何人もいるだろう
逆にお嬢様学校から受験して入学する子
ある程度はいそうだ
255 :
555 :2009/02/03(火) 22:50:10 ID:???
単発質問 卒業試験の携行品は何だろ? パラシュート降下するので、パラシュートとヘルメット、ゴーグルはあるだろうが… ナイフ サバイバルブランケット ブラスワイヤ サバイバルミラー ジップロックパウチ メタルマッチ ボケットナイフ コンパス ローソク 安全ピン 縫い針 糸 ワイヤーソー マルチ・ビタミン錠 リップクリーム これにスコップもしくはピッケル位だろうか… あんまり重装備でも面白くないし、軽装備だと嘘臭くなる
抗生物質と使い捨て注射 沈痛用モルヒネと使い捨て注射 生水を飲み水にする薬剤(水筒で汲んだら一錠入れて良く振る ベトナム戦争米軍標準装備) あと、緊急事態用無線機とエマージェシー用の強力位置情報発信器 ま、これ使ったら再訓練後に再度挑戦と言うことになるけど
257 :
232 :2009/02/04(水) 00:16:43 ID:???
3回目のSS投稿ですが、555氏のようには書けませんね……。 軍事知識が乏しいので、戦闘シーンなど全く書けません。 迫力あるアクション超大作!を書いてみたいものです。
地味な防女の日常とかも良いもんです あと、弱小サークルとか ガーデンだって、最初はネタだったのが、あれだけ設定が ふくらみました 次回作も楽しみにしております
頑丈なテグスがあるともの凄く便利だが、山歩きでロープが無いのがおかしい あと、装備じゃないけど、古新聞が一束あるともの凄く使いでがあるぞ
260 :
555 :2009/02/04(水) 18:27:33 ID:???
>>259 ブラスワイヤ(真鍮製の針金)がテグスに相当するのではと…
「サバイバルグッズ」で検索して適当に集めました
空挺降下→厳冬期の山岳倒破
なので、降下時の装備は冬山装備よりも軽装になるんじゃないかと
山歩きの経験ないんで、アレですけど、何ミリのロープをどれだけ
持ってゆくもんなんでしょう?
防水密封されたフクロに入った防寒用着替え(下着・靴下・タオル)等が 無いのはどうかな あと、片栗粉をまぶした氷砂糖とチョコレート 冬山登山では 降下は知りません
冬山踏破が判ってるなら、バターとかチーズを一塊隠しもっていくと思う。 肉類を摂れない以上、ああいう寒い場所ではカラダの中で燃焼するものを 摂らないと体力が回復しない ま、あんまり重装備だと嘘くさくなるから携行重量が決まっていて 何をどれくらい持参・配分するか・・・・から成績判定が始まっていると考えるべきだと思う。 初期の複数回再試験組とかには、武器と装備ばかり抱えていって食料と医療品を持たずに 失敗したのとか、ロープを忘れてニッチモサッチモいかなくなってリタイアとか 生水をそのまま飲んだり、雪をそのまま食って腹をこわしたり脱水症状になってアウトとか いたかもしれない まぁ、現在の防女ではそういった失敗を高等部進学から複数行われる「泊まりがけハイキング」とかで 注意せずに全部やらせて(ちなみにハイキングでは助教が引率、小隊もしくは分隊単位) 失敗させることで、座学では学べない”色々”をカラダに叩き込んでると思うけど。 マタギは、干し餅とかの携行食糧や冬山の過ごし方を代々伝えてるから 山奥の寒村出身の学生とか、得意だろうなぁ・・・・
263 :
555 :2009/02/04(水) 23:04:09 ID:???
「日本アルプスに落下傘降下&サバイバル」 しか設定がないですからね… いざ、そっち系のSS書こうとしても、勝手に設定 作っちゃまずい… ・携行品 ・試験の定義 あたりをクリアしないとなかなか話が進みません…
264 :
名無し三等兵 :2009/02/04(水) 23:32:22 ID:mKxBA7be
卒業試験の根幹設定が「単独踏破訓練」だから そこらから資料をあたってみてはどうだろう? あと、時期が晩秋から初春にかけてに限定されている 晩秋の山歩きは熊が怖いとか、初春は緩んだ積雪の雪崩が怖いとか 色々あると思う。
軍用ライターとウイスキーもしくはラム酒の小瓶 それと、防寒用として身体に塗る油 冬山だったら手足の指の一本くらいは凍傷で無くしても おかしくない 備えるべき
266 :
555 :2009/02/05(木) 20:24:17 ID:???
手芸部部長と語る〜聞き手 亜麻野敦子 「あら?今回は中沢さんじゃないの?」 「私が代理です。2人とも忙しいみたいなんで…」 「ま、い〜か…リアクション期待できないけど…」 「移動体研究会と手芸部って仲がいいんですね」 「ま、魚心あればってヤツよ。で、本題!冬はやっぱ、風呂が楽しみよね?」 「そうですね。冷えた身体にはお風呂がありがたいですよね」 「で、じゃ〜ん!手芸部特製!ギガ入浴剤!」 「メガ入浴剤とか言うのが発売されてますよね?」 「へっ!メガなんてタコよ!こっちはギガよ?メガの1000倍凄いの!インパクトも最高よ!」 「どこが最高なんですか?」 「保温機能を上げるため、高分子…ゼラチンとか片栗粉の凄いヤツを混ぜ込んでるの。コイツでお肌はしっとり、体温調整はバッチリな訳」 「へぇ〜」 「風呂場に叩き込んできたんだけど。ぼつぼつ効果が出る頃ね」 「誰だ!風呂にゼラチン放り込んだのは!学生が閉じ込められてるぞ!」 「…ゼリー寄せになってるみたいですね…」 「…失敗か…ゴメン!逃げる!」
267 :
555 :2009/02/05(木) 20:33:52 ID:???
…すみません…単位間違えてます
メガ→ギガ
ギガ→テラ
でお願いします
>>265 様
日本の法律上、未成年へのアルコール販売は禁止されております
エタノールはOKかも知れません。Mig25用アルコールが「美味」との話も
ありますので…
>>265 そういうものをどこかで手に入れているはず
ひょっとしたらガーデンで熟成させているかも
>>263 日本アルプスに限らないと思う
富士の樹海もあるかもしれない
269 :
名無し三等兵 :2009/02/05(木) 20:45:05 ID:ODZ9/oSx
冬山歩きの必需品なんですがな・・・チョコレートとアルコール(凍死と低体温症防止の”薬”として) あと、卒業試験の日程は単位全修得後に本人が申し出るのだが やっぱり、生理周期とか考えて「予定では3日前に終わってる筈だから・・・」と 考えてるんだろうな・・・・と、思ったら集団生活を営む女性の生理周期って一致するんだな 寄宿舎(ドミトリィ)現象で。 一学年100人として単位修得完了時期のバラツキと、複数の寮に分れている防女生活と 万一の為のバックアップ・救助要員と準備に割くことのできる学校教員の人数から 結構、希望が混み合うピークが何回かあると見た。 大学入試を考えてる学生は、下手したら11月あたりに終わらせるかもな
270 :
555 :2009/02/05(木) 20:51:11 ID:???
>>268 防女・樹海とくれば「彼女」の出番です
「そういうもの」は既に入手しいるという設定で下書きしてますが…
多分、寒さが緩んだら終わりのような気がします(笑)
設定とか実在する場所なんかは、実際にロケしたいなと…
(厳冬期の日本アルプスを縦走する訳にはいかないので)
全部書ききる自信がないです。ちょっとずつUPした方がいいのかな?
ところで旧家のヒトって、雪山歩きとか雪国の生活の知恵とか詳しそうだけど コメントが欲しいですな
273 :
名無し三等兵 :2009/02/05(木) 21:22:02 ID:EnGgf/aB
試験地の選択はともかく、「準備できました やります!」と志願する時期は 学生個人にある程度まかされてるだけだろ?
旧三人娘ものの作者さんが復帰してくれたらな
>>257 そんなことはないです
うまくかけています
最初見たときは212氏が
戻ってきたのだと思った
MMK(モテテもてて困る)がネタの話とか誰か考えないか? 田沢ネタで昔あったような気がするんだけどな
280 :
555 :2009/02/07(土) 13:33:31 ID:???
281 :
555 :2009/02/07(土) 13:36:37 ID:???
まずはビバークだ。雪崩に対して岩陰は完全に安全とは言い切れないが、これ以上の行動は体力を消耗する。(雪崩は)来るときは来るし、来ないときは来ないと開き直るしかない。 ピッケルでせっせと雪洞を掘る。人間1人が入れる雪洞を掘り上げ、携行品の蝋燭に火を灯け、パラシュートのキャノピーを重ねて敷き、エマージェンシーブラケットを取り出して身体に巻き付る。その上からキャノピーを被った。 雪の中なので当然氷点下だが、外はもっと寒い。蝋燭1本の暖房ではあるが、洞内は外と比べれば比べものにならないほど暖かい。蝋燭に手をかざし、冷え切った手を温め、体力の回復を図るべく眠ろうとするが、なかなか眠れない。 身体検査をすり抜けて持ち込んだ、愛知県某社製の粉末の入ったビニールパウチを取り出し、中身を少量を口に入れる。喉元から胃袋までが燃え上がり無意識に額に手が当たる。酒臭い息を吐き出すと、凍結しかかっていた身体が緩んだ。 (体力に劣る統合運用諜報科員が卒業試験を乗り切れるのは、このテの『ずる』を巧妙な手口で行っているからだと言われている。まぁ、露見しなければ『ずる』ではない) 強引に体温を上げた瑞樹は目を閉じた。ぼそりと呟く。 「適当に晴れてくんないかな…快晴だと雪崩が起きる…気温が上がる前に移動しなくっちゃ…」 何とか数時間まどろんだ。寒くて寝られたものではない。夜は明け切っていないが、幸い降雪はなかった様だ。気温の上昇で雪崩の危険性が増す前に移動距離を伸ばした方がいいと判断して出発した。薄くガスが広がっているが、行動に支障はないだろう。 雪崩に注意しながら斜面を下りる。現在位置は穴の空くほど眺めた日本アルプスの写真で大まかに頭に入っている。まぁ、とんでもない場所に降ろされたと言うことだ。 しばらく雪原をラッセルし、登山ルートに合流する。降雪がなかったのが幸いした。試験直前まで眺めていた天気図から、天候は急激に悪化する可能性がある。距離を稼げるのは今日だけだろう。明日からは荒天だろうし、体力の消耗も激しくなる。 谷まで降りてしまってはややこしいことになる。無意識に下ってしまうので、高度を保って移動する必要がある。 なだらかな斜面を横切り、稜線を越え、林を抜けようとした時、彼女は『素敵な出会い』と遭遇した。
282 :
555 :2009/02/07(土) 13:37:55 ID:???
突然の邂逅である。目の前にはツキノワグマがどう考えても穏やかでない様子で唸り声を上げていた。 「本当に『出会う』とは思わなかった…『森』じゃないんだけどなぁ〜」 目の前に対峙する『出会い』の相手、標準的な(と言っても体重は100kgを優に越えている)ツキノワグマを睨み付けながら、瑞樹は長い拵えに付け替えた忠次を鞘から抜き、青眼に構えた。 「やっつけたら『熊殺し』か…何となく嬉しくない…」 情けない表情になりながら、それでも唇の端に不敵な笑みを現わせて、『出会いの相手』に向かって愛刀を構え直した。慎重に足元を固める。この雪の中で転倒したらたちまちエサだ。 「やったろ〜じゃん!さぁ、かかってきなさ〜い!」 瑞樹の気迫に押されたのか、はたまた、高周波成分を含んだ音に驚いたのか、熊はたじろいだ。が、次の瞬間、唸り声を上げて、一気に距離を詰め、片手殴りの一撃を瑞樹に向かって放ってきた。そう、この時期に雪原を徘徊する者は何者であれ飢えているのだ。 「きえぇ〜い!」 瑞樹は、忠次の柄を握りしめ、殴りかかってくる熊の前足に合わせ、気合いを込めて切り結んだ。体力勝負では明らかに不利だ。ここは忠次の切れ味に望みを託すしかない。 強烈な衝撃が瑞樹の両手を襲った。倒れそうになるのを懸命に堪えた瑞樹の目の前を、自分自身の打撃の強さで断ち切られた熊の前足が血しぶきと風切り音を立てながら通り過ぎていった。 打撃を加える身体の部位を失った熊は、勢い余って転がった。チャンス!瑞樹は熊に近づき素早く数度心臓を突き刺す。運良く肋骨を避けたらしい。バターナイフを突き刺す様な感触で、熊の胸板に忠次が柄元近くまで吸い込まれた。 何となく勿体ない気がしたので最後の突きは捻りを加えながら引き抜く。残った前足の逆襲を避けるため、熊の身体を踏み台にして大きく後ろに跳躍すると、胸の前を前足が唸りをあげて通過していった。
283 :
555 :2009/02/07(土) 13:38:21 ID:???
あとは逃げる!余裕をぶっこいているヒマなぞない。2WDと4WD(正確には3WD)では圧倒的に後者が有利だ。雪に身体をとられながら全速力で駆け出す。 絶叫して瑞樹を追撃しかけた熊だったが、数歩走ったところで、何かに引っ張られるように動きが止まり、全身を痙攣させながら倒れた。切り飛ばされた前足からの血が雪原を鮮やかに染めた。 倒れた熊は、しばらく苦しそうに息を吐いていたが、大きく痙攣するとそれも止んだ…彼女が防女の数少ないタイトル保持者となった瞬間であった。 「やっちゃったぁ…」 全身の力が抜けた瑞樹は雪上に座り込んだ。しばらく身動きが取れなかったが、やがてノロノロと立ち上がり、忠次の刃先を確認した。さすが忠次。刃こぼれ1つしていない… 「…ゲテモノは苦手なんだけどなぁ…」 瑞樹は熊に用心深く近寄り、息がないのを確認して身体に馬乗りになり一気に腹を裂いた。内蔵が氷点下の雪上で湯気を立てる。 胃腸や膀胱を傷つけないよう注意しながら消化器系を引きずり出し、放り出す。胃や腸は、水洗いをして煮込めばそれなりの味らしいが、ここでは不要だ。何せ周囲には水が全くない。 心臓、肝臓を取り出す。獣臭はあるものの、悪臭というほどではない。熊は強い臭いがあったり、逆にほとんどクセがなかったりと個体差があるらしい。どうやらアタリの様だ。気温が低いので臭いが広がらないこともある。 何とも言えない感触と温もりが手にかかる。喉元にこみ上げてくる不快さに堪えながら、目を閉じて湯気を立てている生の肝臓に食らいついた。口が血で赤く染まり、口中に生臭さが広がる。目を白黒させて飲み込む。情けないことに涙がこぼれてきた…
284 :
555 :2009/02/07(土) 13:39:14 ID:???
「…当分レバ刺し食べたくない…」 口を拭って、再び肝臓に食らい付く。何よりも体力維持だ。生臭さにえづきながら300グラムばかしの肝臓を胃に収めた瑞樹は、残った肝臓をサブパラシュートのキャノピーを切って包んだ。 熊肉…いわゆる筋肉の部分には寄生虫がいる事があるため、生食は厳禁だ。生で食べられる肝臓はいざというときの非常食になる。 胆嚢はサスペンションラインをほぐした糸で口を結んで切り取る。腹痛の薬として干し固めて売られているが、半製品でも何かの役に立つかもしれない。 首の皮に忠次を突っ込み、軟骨板を切断して首を胴体から切り離す。膝と肘を切断すると首と内臓、手足を切り離された熊の重量は7割程に減少した。 大雑把に骨と軟骨を分離し、脂を切り取った。熊の脂はクセが少なく生食でき、ゆっくりと溶かしたものは猟師の万能薬として使われている。何より極寒の山中では脂分は貴重だ。脂で切れ味の落ちた忠次を熊の毛で拭いながら瑞樹は解体を進めた。 おおよそ2時間後。熊は毛皮と肉塊と残骸とに変化した。合計で50kg近い。解体した肉や脂をキャノピーで小分けして包む。毛皮は貴重だ。なめしてないのでゴワゴワしているし、ファッションセンスなぞ全くない。が、ないよりはマシだ。 「お腹減って死ぬってコトは当面なくなったけど…この様子だと2〜3日足止めかなぁ〜」 空を見渡すと、抜けるような青空の隅に鉛色の雲がうっすらと湧き上がりはじめていた。時間は午後3時だが、これ以上の移動は自殺行為だ。瑞樹は調達した食料を背負って、自分が拓いた道を引き返しはじめた。 目を付けていた広葉樹の林に入り、手頃なダケカンバの若木をワイヤーソーで切断して支柱にし、ティピーを設営しはじめる。
285 :
555 :2009/02/07(土) 13:40:58 ID:???
ネイティブアメリカンの移動住居ティピーは、少ない資材で簡易に設営でき、内部で火を焚いて暖房や煮炊きをすることが可能だ。 米軍の軍事教練のサバイバルを扱ったマニュアルには、パラシュートの布と紐とを使ってティピーを作る方法も記載されている。 自生しているダケカンバの幹から樹皮を剥ぎ取る。樹皮は脂分が多く焚きつけに適している。サバイバルキットのメタルマッチで、火を起こした。 長期戦を考慮して、ファイヤースターターは使わない。茶色っぽい煙が上がり、樹脂成分が小さな音を立てて燃え上がった頃、ティピーの周囲は暗くなりかけていた。大荒れの前兆だ。 「ヤバイな…こりゃ燃料がたくさん要るわ…」 天候の崩れが長期になると判断した瑞樹は風の影響を計算しながら周囲のダケカンバを片っ端から伐採し始めた。(国定公園内の無許可伐採は自然公園法違反なのは言うまでもない) 「与作はきぃ〜を切るぅ〜へいへいほぉ〜」 歌でも歌わないとやりきれない…何より熊除けになる。これ以上の出会いはゴメンだ。無人の原生林に脳天気な歌声が響いた。
286 :
555 :2009/02/07(土) 13:42:51 ID:???
違法伐採したダケカンバの生木をティピーに持ち込み、積み上げ、敷き詰める。火の勢いでティピー内の雪は溶けかかっているので、このままでは水没だ。熊の毛皮を丸太の上に敷き、クッション代わりにする。 前日の雪洞よりも随分と過ごしやすい。何よりも、暖を取れるのがありがたい。濡れて重くなった靴と、靴下を火に近づける。靴下から水上気が上った。 忠次でダケカンバの小枝を削ると、半ば凍結した熊肉を突き刺し、焚き火の周囲に立てて炙る。ビニールパウチに雪を詰め、焚き火の熱で溶かし、熱で溶け露出した地面から小石を集めて暖め、キャノピーで巻いて懐炉代わりにする。 凍傷防止に熊脂を手足に塗り込む。熊肉の焼ける匂いが漂ってきた。 「食わず嫌いか、それとも空腹は最高の何たらか…ま、防女生の味覚はハンパじゃないもんね…」 焦げた肉の表面を削った枝先で削ぎ落としてかぶりつく。口中に旨味と暖かさが広がった 荒天は丸2日間間続いた。
287 :
名無し三等兵 :2009/02/07(土) 14:27:55 ID:xCgW6wE6
投下乙です。 手慣れた設営他色々ですが、防女敷地内で、それこそ「手が覚える」まで 夏期炎天下・真夜中・降雨時・冬期厳寒期・等々・・・繰り返し仕込まれるんでしょうな 疲労困憊してても、自動的に身体が動くくらいまで。 ところで、軽量で頑丈な「鍋」かわりが欲しいですな 雪を溶かして水を造る・水を汲む・お湯を沸かして手足を入れることで 最も原始的な凍傷の治療を行う・色々採取するときの籠かわり・・・等々 非常に使用範囲が広く、かつ、必需品でもあります ご一考を
>>286 >荒天は丸2日間間続いた
この2日間で防水マッチをつくるとか(マッチと蝋燭の蝋で作成)
色々できそうだな
基本、重量を減らしながら歩く必要があるから、カロリーが低くて嵩張ったり
重いものから食べていくとか。
あと、終了は防女が設営した卒業試験用の施設に帰ることですかな
いや、頬がこけた臭くて汚い若い娘が(しかも、熊っぽい毛皮を羽織っている)
電車で周囲3メートルあたりにヒトが寄りつかない状態で目をギラギラさせてる
情景が目に浮かんだもんで
で、舞鶴駅で降りてまっすぐ母校教官室に出頭して「○○ ただいま帰還しました」と。
・・・ちょっと、萌えます
葉っぱの無い冬山・雪山での必需品 野戦用トイレットペーパー複数巻き 忘れたらアウト
↑ 何故、防女に進学したのですか? 健康で頭が良くて可愛いけど家が貧乏だから お母さんが売れなかった昭和アイドルで、マネージャーだったお父さんと 駆け落ちして・・・・ なんかドラマがあったらしい
>>292 親が彼女のデビューを知ったらどういう反応をするだろう
あと彼女の専攻科はどこになるのだろう
諜報かなそれとも統合の別の科かな
法務省系の青田買いだから統合だろう
>>163 >容姿が整っていても、雰囲気と見た目が地味で”おっぱいが巨きい”
深夜番組向け、かつ季節関係なしに水着撮影をやらされたり
業界お偉いさんからのセクハラとかに密かに涙を流したり。
メイク担当という名目で定期的に接触がなされるかと
>>295 となると元風紀委員長や最低渚と同じ兵站と言うこともありえるな
兵站ではないな 専門が違いすぎる 組織・法務系かな あと、思いつきで書込まんで考えてからレスしたらどうか
299 :
555 :2009/02/07(土) 21:05:20 ID:???
ちょうどJNN報道特集で幹部自衛官候補生の特集やってました あれから見ると、ヌルいのかも知れませんね
卒業試験のスケジュールは何日くらいなのだろう 雪山だと大雪の時は数日間足止めを食らうから 続くと1週間くらい無駄になる気がする
帰還するまで
302 :
555 :2009/02/08(日) 13:01:11 ID:???
>>301 さすがに期限は切られていると思います
「うん…かれこれ20年になるけど、戻って来ないのよね…あのコ…」
(それは遭難です)
筆記試験、卒業判定、追試日程からするとおおむね1週間以上、20日未満
ではないかと
遭難時の生存可能性とか考えると、3週間〜一ヶ月くらいですかな 卒業試験は、卒業認定単位取得済で卒業試験を終了して・・・だから 単独踏破から帰還したのが秋に終わりだったら、3月までのんびりか 大学入試に向けてスパートかけるかのどちらかだろうね 同期が山の中を這いずっている最中に試験受けてる娘とか毎年居るんだよな
煙草を隠し持ってく学生が何人かは居ると思う
306 :
名無し三等兵 :2009/02/08(日) 17:21:58 ID:Sd87+EtO
>>302 >「うん…かれこれ20年になるけど、戻って来ないのよね…あのコ…」
これで「還ってきた」怪談ができるな
卒業試験で、とうとう帰ってこなかった同期で寮の部屋も同じだったあの娘
なんども防女だけでなく陸自と空自も合同で捜索したのに骨一本見つからなかった
そして、私は卒業防衛大学に進み配属され、人の妻となり、今は母校で教官をしている。
今年も卒業試験
帰没ポイントに設置された校外施設の窓から見ると
もの凄い吹雪・・・・
ビバークをちゃんと出来てるだろうか・・・・
307 :
555 :2009/02/08(日) 22:12:55 ID:???
>>287 携行できる小型の鍋ってのはサバイバルグッズには入ってないんですよね…
都市部では代用品が山のようにあるんですけど、さすがに冬山では代用品はないと…
ジップロックのビニールパウチでも遠火で加熱すればそれなりの温度にはなりますが…
何かいいものないですかね?
>>306 過去の「悲劇」を教訓にGPS搭載の発信器なんかを携行しているのではないかと…
エマージェンシーボタンで救援ヘリが飛び立って救助する体勢を整備。防女の「敵」は自衛隊と同じく日本国内に多いと思われます
(いわゆる某新聞社とか、某政党とかです〜
試験期間中は各自に携行させた発信器をモニタするためにアルプスをヘリが飛び回る、登山者にとってはいささか興醒めする光景が多くなるのではと…
さすがに遭難者が出てたらとっくに廃止になってるんじゃ… かなり初期から非常時の対策はしっかりしていたのでは
鍋は嵩張りますからな ただ、冬山で水を造る・水を汲む・煮炊きに使う(暖かい食べ物を摂れるかどうかが体力維持の面で 死活問題です)・煮沸に使う・・・等々必需品と言えるのですな あと、雪をそのまま溶かして飲むのも問題ですな 化学物質とか考えると「溶かす→冷ます→浄水器を通す→保温水筒に入れる→飲料用薬剤を投入→よく攪拌→飲む」 と、言う手間暇が必要です・・・明治くらいなら雪をそのまま溶かして飲めたんでしょうが。 軽くて頑丈で耐熱性・耐衝撃性その他に優れて、かつ、取っ手が付いてて蓋を固定できる(つまり米を炊ける)機能付きの 携帯鍋(分解可能)が欲しいですな 山歩きには米(300gくらい)と塩が必要なんですが、分解できれば(蓋・鍋本体・取っ手)荷物に入りそうなんですがね 雪国に詳しい「旧家のヒト」とか良いアイデアないですかね?
310 :
名無し三等兵 :2009/02/09(月) 17:23:19 ID:DsJCwbj0
ナイフは複数持ってると思う サバイバルにおいて、頑丈で良く切れるグリップナイフは同じ重さの黄金より貴重だそうだから
過去のSSに白山での雪中行軍ではぐれて 雪を掘って3日間過ごした話がある その生徒は毛皮の防寒着を着て助かった あと遭難対策に航空要員戦闘救難科の生徒が 救難のアシスタントをしている可能性がある
312 :
555 :2009/02/09(月) 19:08:35 ID:lGqU/deS
>>309 せめて高尾山クラスなら、空き缶が至る所に…
(卒業訓練にならん罠)
>>286 >>289 熊の肉が手に入ったから良いけれど
手に入らなかったらどうなったのだろう
>>311 が指摘しているSSみたいにチョコをかじって
飢えを凌ぐしかなかったのだろう
ある程度の食料は持参してくけど、選択と配分も 計画達成可能性を考慮する考課事項ですな カロリーが高くて、嵩張らなかったり重くないものとか 米を食べなければ力がでないと、干米とか造って持ってくとか ちなみに、防女の学生はウサギ等の罠猟と捌くのは全員必須なので。 6年間で仕込まれた色々の集大成を確認する試験だから 食いもんの確保一つとっても、アノ手コノ手を仕込まれている筈ですぞ
315 :
555 :2009/02/09(月) 22:04:22 ID:???
>>313 熊肉を入手できなかった人間のビバーク方法については
別途…
双子の片割れですか・・・
片方が楽ちんでもう片方が地獄を見る(すっご〜く苦労する)とか
あと、外伝で
>>91 ネタで一本とか
新キャラとか伝説の先輩とかだろうなぁ・・・
>>316 定冠詞が付くわけですね>伝説のセンパイ
318 :
555 :2009/02/10(火) 20:31:28 ID:???
>>316 もっと楽している可能性もある
(全然考えてないけど)
ここんところ暖かいので、卒業試験系のイメージが
なかなか…
過去の話に行軍中カロリーメイトと水だけで過ごしたと
弟に話した強襲科生徒がいるので
>>314 にあるようなことは日常から訓練を受けていると思う
卒業試験ネタばかりになってしまった 別のネタの投入を歓迎 個人的には232氏のSSに出てきた防女生 海上要員だと両用が目立ちすぎいるので 新鮮でした
>>46-47 の「就職組」SSを期待したい
警察や自衛隊でなく、気楽な下級国家公務員として
霞ヶ関で毎日定時上がりの気楽な日々を希望する
将来の夢は「専業主婦」という学生の話を。
当然、自分の売りや武器(防女卒・自慢のバスト他)を自覚していて
できるだけ将来性が高くて良い物件に売り込むことを画策している
ある意味、女のシタタカサを充分に備えた現実的な小娘。
目指すは、三流官庁でなく一流官庁
狙うは、容姿・性格・その他色々が趣味にあって将来出世しそうな良いオトコ
・・・とりあえず、アタシが惚れたら尻を叩いて「絶対!」出世させてみせるわ!
>>322 そうやって主人を見つけ娘が生まれた
娘を名門女子大の付属小学校に入れたが
なぜか母と同じ防衛女子校に入学を希望し
親に内緒で受験して合格した
なんていうこともあるかもしれない
親に内緒は不可能だろ 何と言っても義務教育だ
325 :
名無し三等兵 :2009/02/11(水) 00:48:17 ID:2QeeQ3i1
バンカラなお嬢様が、父親と祖父に直談判して入学したけど 根っからお嬢様だった母親が号泣した話が過去スレに・・・
>>325 これはサムライガールのことでは
代々武士の家で祖父も元軍人ということで
防女というものを知り入学したのだろう
232氏のSSに出てくる小学生と同じパターン
あと旧3人娘の軍人娘や両用の剣桃子も
代々軍人家系
>>323 これは過去の設定にある仕事で知り合った官僚と結婚した諜報科出身者
娘が生まれたが小学入学前に死亡した
娘は父親の希望でお嬢様大学の付属小学校に入学したが
中学進学時に父を振り切って防女に入学なんていうのがある
(高校進学時は諜報科専攻に、父は将来の次官候補
防衛省にいる知人に圧力をかけ、その娘は家に寄り付かなくなった)
田沢の卒業試験話を見てみたい ずるしようとしてズゴックに見つかり 雷を落とされると思うが
>>325 は、人一倍メシを食って良く笑う友達も多い良い娘だけど
とんでもない親不孝者、と記された設定だろ
あと、
>>323 だけど全部過去設定と同一人物にする必要は無いだろう
それをやってると人物設定は破綻すると思うのだが
330 :
232 :2009/02/11(水) 20:36:15 ID:???
>>321 私には軍事知識が不足しているので、砲雷科を舞台にしたSSは書けません……。
もし小柳愛子や鶴田里香を気に入った方がおられましたら、
嫁に出しますので活躍の場を与えてやって下さい。
私も過去のSSで王仁沢隊長や源田さつき嬢をお借りしてますのでね。
331 :
名無し三等兵 :2009/02/11(水) 21:17:08 ID:jQiDVukK
とりあえず、学校の話で卒業後の話はその延長上にあるからな 漏れとしては、555氏のサムライ娘が中近東でモテモテというのを 短編でお願いしたい。 アラブ・イスラム圏と言っても広いし多様だから、名を売った国とは 別の国に航空機の不調とかで短期滞在したら・・・とか あの文化圏も面子重視だから、某国で王族も袖にした戦姫を うちの国で!と、不要な情熱を燃やす方々が多いかと
332 :
555 :2009/02/11(水) 23:08:58 ID:???
>>331 市ヶ谷
「何だよ…コイツのどこが『お忍び』なんだ?オリンピックの選手団並じゃないか」
DIH(防衛省情報局)。公式には存在しないことになっている特別分室、通称「内海分室」の主、内海二佐は書類を手の甲でパンパン叩きながら愚痴をこぼした。
元々『要注意人物』を速やかに退職させるためにでっち上げられた、窓際ならぬベランダ(窓際よりも更に外側)の部署なのだが、紆余曲折を経て内海分室はDIHの中でも『天下御免』が認められる部署になってしまっている。
派手な仕事をいつもやっているわけではない。諜報系は基本的に地味な仕事の積み重ねだ。地道な調査や、関係省庁・同盟国・対立国の機関との調整に費やされていると言っても過言でない。
内海分室はその中でも『早い・安い・巧い』に(後が)『怖い』の四拍子揃った部署と評価されている。まぁ、主な業務は『よろづもめごと相談所』だ。
「今回は外務省が防衛省に『強く』要請したそうです。いつものような威圧的な態度でなく、平身低頭だったそうですけど…何かありますね…」
内海の唯一人の部下、山本彩香二尉は書類の写しを目で追いながら答えた。
「習志野の視察が1時間なのに、防大の視察に丸一日と言うのがそもそもおかしい。軍隊が欲しけりゃ人間込みで外国から1セット丸々購入する様な奴らだぞ?今更人材育成に目覚めたなんて言っても、ボクは絶対に信用しないけどね」
「4日目の日程も怪しいですね。京都の名刹を見学とか書いてますけど、あちらの方って偶像崇拝って厳禁でしたよね?」
333 :
555 :2009/02/11(水) 23:09:30 ID:???
「ああ、だから中東では美少女フィギュアやガンプラは全然売れない。大体京都に奴らが興味を引くようなものがあるわけ…そうか…」 内海は勢いよく立ち上がった。 「彩香君。君の母校に連絡入れといた方がいい。随行員達の年齢が若すぎる理由も判った!奴らの目的は『お持ち帰り』だ!防大にも連絡しろ。外務省の対外政策の道具になるなとな!」 「あら?防女は鬼門じゃなかったんですか?」 彩香が楽しそうに聞くと、内海は真剣な表情で答えた。 「ああ、鬼門だ。が、ここ(市ヶ谷)以外の他省庁や、他国の諜報機関にも防女マニアはワンサカ存在している。万一『お持ち帰り』でもされたらウチの信用はガタオチだ!急げ!ボクは副本部長に掛け合ってくる。外務省に好き勝手されてたまるか!」 「えらく熱心ですわね?」 「当たり前だ!仕事が増えるのは困るんだ!考えてみろ。このテのケツ拭きは全部ウチに来ることになってるんだぜ…」
334 :
555 :2009/02/11(水) 23:10:11 ID:???
こうすれば、中東に行かなくても済みます
続編希望 サムライ娘でなくて戦姫の方が色々イイ!と思ったりします。
追記 戦姫 いくさひめと読みます
338 :
555 :2009/02/12(木) 22:02:35 ID:???
防衛大学校 中東某国の士官学校・幼年学校からの視察生を迎えるため、整列した我々の前を視察と呼ぶには多すぎる人数の『団体さん』が通り過ぎようとしていた。『一糸乱れぬ』までとはいかないが、なかなかのレベルで鍛えられているようだ。 と、いきなり、視察団の中から1名が飛び出し、私の前に小走りに歩み出た。浅黒い顔が歓喜にほころんでいる。 「姫!お会いしたかった!」 …1年程前、張り手を喰らわせた少年だった。『男子三日会わざれば』の諺にもあるが、結構鍛えられた様だ。少年の顔が漢の顔に変化しつつある。1年前の出来事がフラッシュバックした。 感慨に浸ってしまい、返事ができないでいると、彼は大声でこう告げた。 「姫の言うとおり、幼年学校に入学しました。士官学校を出て立派な軍人になって母国の発展に尽くそうと考えています。ですから、ですから…」 『ですから』だと?何だ?彼の意図がよく判らなかった。 「私と結婚してください」 彼の声が大きく響いた。アラビア語だったのが幸いした。日本語だったらすっ転ぶ防大の連中が続出しただろう。少なくとも、ここ(防大)には公務(防大は防女と同じく給料が出る)中にプロポーズする空気の読めない人間はいない(と思う。自信は…ない) 唖然とする私を尻目に、視察生の中から声が次々に上がった。 「ちょっと待ったぁ!抜け駆けは駄目だ!」 「てめぇ〜ずるいぞ!」 「俺を差し置いて何しやがる!」 列が崩れ、見知った顔…軍事教練を施した自称『親衛隊』の連中と、首都で見合いの押し売りを仕掛けてきた野郎共が私の前に殺到してきた。まったく…おまいら…そのまま軍隊入りかよ… スマートを旨とする、軍隊にあるまじき体である。少なくとも幼年学校、士官学校の生徒の態度ではない。短期間ではあるが、私自らが教練を施した成果が全くない!猛然と腹が立ってきた。
339 :
555 :2009/02/12(木) 22:06:26 ID:???
「止め〜い!」 アラビア語で、怒鳴ってしまった。つかみ合い寸前の彼らの動きが止まった。くそったれ!猫被って『普通の防大生』をやっていたかったのだが… こうなればヤケだ!列前に一歩踏み出して、唖然としている彼らを睨み付け、祖父の口癖をアラビア語に直して強い口調でまくし立てた。 「軍人たる者、君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす事が肝要です」 『武士道』からの剽窃だ。アラビア語の演説に、同級生というか、防大側の皆様の視線がブスブスと痛い…特にアラビア語が話せるとは言っていなかったのだ…覚悟を決め、開き直って続けた。 「しかるに!貴方達は何ですか!誇り高き武人の執るべき行動としては最低です!貴方達の国情について、私はいささか知るところがありますが、女子は己の身を委ねるに当たり、高貴な精神を持つ者を尊ぶと聞いています。その点においては貴方達は論外です!」 ここで言葉を切った。何となくエラそうに言い過ぎた気がしたからだ。少し考えてフォローすることにした。とりあえず笑っておこう。 「もちろん、日本人である私も富貴よりも名誉を重んじます。(にっこり)」 たじろいでいた彼らの表情が(何故か)歓喜にほころんだ。と、引率の下士官が大声で号令をかけた。 「全員、姫に敬礼!」 視察団全員の敬礼に答礼しつつ、私は楽しい『大学生活』が1年足らずで終わりを告げた事を何となく感じていた。
これで結婚相手がアメリカ人だったら、潜在的反米地域が顕在的になりますな(笑) ・・・いや、別にロシア人でも無神論が思想の共○党の人間でも、それぞれデメリットがおおきいですが。
342 :
名無し三等兵 :2009/02/13(金) 00:51:26 ID:4wE4y5Ii
バレンタインネタで 兄・凡才の普通の高校生 年子の妹・小さい頃から文武共に出来が良く あっさり防女に合格 現在高等部在籍 兄が学校で 「「お前 チョコとかもらえそうか」」(同級生) 「妹が送ってくるけどな」 「「同じ家じゃないの?」」 「学校の寮に入ってる 女子校の」 「「ふ〜ん 帰ってこないんだ」」 「防衛女子校っていう、自衛隊の学校だから外出許可とか厳しいんだって」 周囲がいきなり 「「「「「なんだって!」」」」」
>>338 彼女を守る親衛隊が防衛大学校内でできている可能性があるな
あと防女から数人一緒に進学していると思われるが
彼女たちはこれをどう思うだろうか
>>330 232さんこのスレのSSで名前が出てきた生徒はみんなのものです
555氏だって両用3人娘や鳳玲子・ハリセンをSSに使用しているし
源田さつきや前風紀委員長の生みの親212氏も両用3人娘がSS内に登場しています
555氏の生んだ双子もほかの人がSSに利用している
>>342 防衛女子校生を姉・妹・娘に持つ家族は
そういう話がつきものだと思う
347 :
555 :2009/02/13(金) 22:20:33 ID:???
求婚騒動の後、私は校長室に呼び出された。彼らの『求婚』も『ちょっと待ったぁ〜』も、オマケに私の説教もあっちの言葉だったので周囲には知られてなかった模様だ。やれありがたい… しかし、いきなり校長訓告か…下手をすると放校処分かも知れない。そうなると田舎で総領職と、じいさまが待っている。横須賀はそれなりに都会だったのだが… 緊張で身体を硬くして、校長室に入った私は校長の口から意外な言葉を聞いた。 「坂鬼学生。中東某国の士官学校への留学を命ずる。書面は後日交付だ。防大の単位は現地の単位をこちらに充当、不足分は特別追認だ。何か質問は?」 『質問』だと?大ありだ。が、軍隊で『質問は?』という上官の言葉に対して質問する等という馬鹿な事はしてはいけない。しかし、こう簡単にうら若き乙女(私の事だ)を中東へ口頭だけで放り出していいのか? 不満が顔に出たのだろう。同席していた某国武官が、 「唐突ではありますが、我が国の士官学候補生の模範として活躍願いたいのです。姫の武勇は我が国の男性のみならず、社会進出を切実に願っている女性にも鳴り響いているのです」 おい…微妙に違うぞ…星君… 半分魂が抜けた気分で廊下に出た私は、彼らを引率してきた下士官に出くわせた。半ば脅迫に近い形相で、私は彼に事の真相を問いただした。 彼は現役の下士官である。学生の私はそれなりの礼をとるべきなのだが、この際無視だ! 大体、これは人身売買ではないか!権現様の時代より(私の知る限り)このような屈辱的な扱いを受けたことがない…いや、ご先祖様が隠しているだけかも知れないが… 彼によると、私の帰国後、彼らの親が私をダシに幼年学校や士官学校入りを勧め、普段なら言うことを聞かない彼らがホイホイ入学したらしい…いや…ダシの取り方は想像できた…やはり腹が立つ。私はご褒美などではないのだ。 で、『姫(私のことだ…やめろと言っているのだが…)に会いたい』とダダをこねた結果がこの視察団らしい。日本でもモンスターペアレントとか言う輩が発生しているが、彼らの場合、規模が大きすぎる。親馬鹿のスケールは恐らく世界一だろう… あまりにも馬鹿馬鹿しい状況に額を抑え黙り込んだ私に、彼が声を掛けた。 「で、姫。『戻って』いただけるのですか?」 『戻る』か…即座に否定しかねる響きだった…
え・・・ 今日の投下はこれで終わり? 何かコメントしずらい切り方だな
349 :
名無し三等兵 :2009/02/14(土) 03:51:13 ID:1Jg5MsEI
バレンタインネタSSは投下されるであろうか・・・・ 昨今「逆バレンタイン」等と男性から想いの女性に送るという事が 流布されているが、ならば、防女に在籍する思い人へとかあるだろうか・・・ あと、青田刈りが問題になってるけど、担当学生から「義理よ!義理!カンチガイしないでよね!」と チョコを貰って、本省で自慢して地方へ栄転になる若手とか ・・・あるかな
>>347 数日後、農水省の大臣室から大学校の事務方にこの件について
なかったことにしてくれと言う電話が入るのですね
卒業試験中、雪山の中で ビバークしようとしていたら 雪女が現れたなんていう怪談話が あってもよいなと思う
山の怖い話には、得たいのしれないモノが周囲を彷徨くとか 遭難者の遺体を回収したら、メモ帳が出てきて最後の方は支離滅裂だったのに 一番最後にだけひらがなで全く別の書体で力強く「たのまれたのでかきました」と 記されていたとかあるな
353 :
名無し三等兵 :2009/02/14(土) 18:21:22 ID:0zXAS+Ka
サムライ娘も、あんまりメンドクサイなら偽装で婚約者を紹介すれば良いんだよ ・・・アメリカ軍将校とか 「ハハハハ ショクン カノジョのコトはボクにマカセテクレ」 反応が楽しみ
354 :
555 :2009/02/14(土) 20:56:51 ID:???
『お持ち帰り』されそうになったら一族の皆様も何らかの対策を 考えるのではないかと。何せ総領職は面倒この上ないみたい なので… お見合い攻勢も考えられるけど、どこがやっても各方面からの 横槍が予想されます いや…すみません…こっから先考えてないです…
基本、婿取り娘だもんな 555さん とりあえず乙! 色々途中ですけど地道に完結してってくだされ
>>335 同感
サムライガールで検索したら
エロゲーム、Vシネマ、ジュニア小説などが出てきた
357 :
名無し三等兵 :2009/02/15(日) 17:12:29 ID:RvGJsEJf
>>354 そう言わずお願いします
あと卒業試験のSSも
人に要求だけする奴ってウザイよな
サムライガールに断られて 代わりの女子学生を選ぶ視察団 選んだのは王仁沢リン なんていうことがあったら面白い
360 :
名無し三等兵 :2009/02/16(月) 23:24:41 ID:bYro1vKl
最近、円高になってるけど給料をドルで貰っているOGとか 生活がキツクなってきてるだろうな あと、海外に知人が居る学生が 「防女の月々に給料が衣食住タダで各種社会保証がついてこんだけ あと、6月と12月にボーナスが給料のウンヶ月分支給されてね・・・」と 要らん事言ってる気がする。 業界人が「防女でトレーナー募集していないか?」と履歴書と経歴書を 送りつけてくるぞ
家庭の事情によっては6年間で結構ため込んでますので 高等部に入学したら毎年、色々な詐欺とかマルチとか 投信等についての消費者教育と「上手い話は無い」と言うことを それなりの時間を取って教授されます・・・・が、 基本貧乏人で幼少の頃からリアルにきっつい経験をしている学生が 多い為、金勘定については箱入りでは無いようです。
>>333 京都編というか舞鶴編も見たい
田沢が引っかかってしまうなんていうことがありそうだ
363 :
555 :2009/02/17(火) 23:00:54 ID:???
>>361 金勘定関係は互助会組織である
某社団法人がその道のプロを集めて…
でも、
サブプライムなんかの影響を受けてないだろうか…
防女OGだけではそっち系の人材も不足するので
スカウトするかも知れない
幸い、人材は掃いて捨てるほど世の中に溢れる
様になった
防女の貯金は郵貯が鉄板です。 ただ、なまじ在学中の6年間で小金を貯め込んでいるのが多いので 卒業後に詐欺にあったり無駄遣いしそうだ・・・と言う心配があるのです。 が、リアルにそれが理由で防女に来た同期とか先輩とか寮の同室が 結構な割合なので、まぁ心配ないかなと
365 :
名無し三等兵 :2009/02/18(水) 17:57:42 ID:yJ0t+eej
卒業試験の双子の片割れがどうなってるか知りたいな 片方が山だから、もう一方は樹海踏破かな・・・
>>365 それは555氏が投下するまでの楽しみ
(実を言うと555氏は片割れのことをブログに書いていたが
その箇所を消してしまった)
367 :
名無し三等兵 :2009/02/19(木) 16:24:41 ID:LidFrNqK
過去スレにこんなのがあった 卒業試験・・・・は、色々調べることが多くても、試験一日目で ”練炭集団自殺現場”に遭遇・・・みたいなのとか、 ”何かが視界のギリギリのところでずっと憑いてくる”とか ”このエリアは今回自分だけのはずだったのに、卒業試験中と言う 防女学生と出会って「ラッキー」と思っていたら・・・・装備も服装も 妙に古臭かったり、学内施設の話も先日老朽化で撤去されたものが 「この前立てられた」とか、入学も昨今の競争率がの高いものでなく 「鑑別所で試験を受けて名前だけ書かされて放り込まれた」とか・・・! そして、付いていくどんどん奥へ奥へと連れて行かれて・・・” 実際に怪談話はともかく、独りで踏破をしてると 体力の消耗と平行して、こういう話を思い出すもの 防女特有の怪談ってどれくらいあるだろう 社会的閉鎖空間だし、思春期の女性だけの集団だから そういう部分に興味がある
>>367 練炭自殺ではなく
某国の工作員と遭遇したらどうなるのだろう
例の双子が遭遇したら面白いと思う
あんま話を脹らまさせるのではなく。 あと、あなたのネタっていつもつまらんと思う それを人に書かせようというのもどうかと思う このスレに向いてないのではないか 他所で活動したら良いと思う
371 :
232 :2009/02/20(金) 11:57:30 ID:TtnOWvGR
555氏のアキバ市街戦の続きを是非読みたいのですが、 きっとあんな事件があったから中断されたのですよね。 自分は書きかけのSSが数編たまっているのですが、才能がないので筆が進みません。 1年以上前から止まっているものも……。
その10のこのネタを555氏に使って欲しい・・・
836 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/08/20(水) 23:28:10 ID:???
>>631-636 >>771 >>823 ↑
これらから、現在、千尋が”ボランティア(研修)”やってる先で多数を占めるであろう海外出身の皆様に
千尋が、防女学生の学費諸経費タダ!衣食住無料で各種社会保障(先進国でも中流階級以上で受けれる高度医療保証)がついて、なおかつ
ドル・ユーロ換算でも遜色の無い(学生給付金としては)毎月の給料と年二回のボーナスの話をして
「でな、卒業後三年間”軍”とか警察とか国境警備隊で普通に給料もらいながら三年間働けば返済は無しになるんや」(英語)
・・・・等とお話したら、多分、旧東側軍事学校出身が多いであろう皆様がどう反応するか?
「あんた今いくらもらってるの?」・・・「衣食住タダで毎月、手取りでこんなもん(ドル・ユーロ換算)やなぁ」
・・・「あたしの国じゃ、40のおっさんがその半分で一家養ってるわ」 とか
ある種のカルチャーショックと、千尋帰還後の羨望と・・・・色々話が広がるネタですな
>>372 前スレ
122 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 00:33:24 ID:???
社長が「あっちゃん」を、若手経営者の交流会に「俺だけいつも独りで参加なんだ。一度だけでも一緒に行って下さい」
と、ほとんど土下座状態で、地味だけどセンスと質が良い格好をさせて連れて行ったら・・・・
翌日から(会場内で社長がトイレに行ってる時から)
「うちに来ない?」「彼と、プライベートな付き合いでもあるの?」と、若手の小金持ちの皆様から
様々なアプローチが!
こう言うとき、相談するのは双子でなくて、分室の先輩(先代双子の片割れ)でしょうな
>>371 例の事件が起きる前に
ある人物が文句を言って
中断した状態になった
あの馬鹿か? 放逐されて、次来たら個人情報晒されることが決定してるから こっちに全部投下して欲しいよな
>>376 555氏を良く思わない人物(低脳君ではない)
どうやら大量投下某みたいな人物と思われたみたい
378 :
名無し三等兵 :2009/02/22(日) 01:20:04 ID:FSHKWNgW
最近、ネタもSSも投下が一段落してるな ちょっと寂しい
379 :
名無し三等兵 :2009/02/22(日) 12:55:50 ID:3yX3Uhb3
今更だけど、今年はバレンタインのバの字もなかったな 寂しい!
/ \ . / _ノ ヽ\ わたしのーお部屋のーまーえでー♪ / ( -‐) (‐-) | (__人__)| 泣かないでくださいー \ _ `i i´ノ_ / `⌒く(::::) そとにーわたしはー出ませんー♪ |  ̄ ̄ ̄⌒) .| | ´ ̄ ̄ ̄ /. .| | ハロワなんか行きませんー
>>378 >>379 俺を含め555氏に頼りきっているからではないか
俺もSSを投下したいがそこまでの力がない
一発ネタぷりーず
383 :
名無し三等兵 :2009/02/23(月) 20:15:52 ID:RlFd3ZME
考えてみれば、「ガーデン」も最初は一発ネタ的な部分があったんだよね 色々設定が脹らんだけど、広大な敷地の一角に歴代劣等生が卒業時に 植えていった食える実がなる木とか野生化した芋とかがメインなんだよな・・・
384 :
名無し三等兵 :2009/02/23(月) 20:35:12 ID:RDD2P+RD
勉強は小さいときに強制的にやらせるのが一番効果的 中高になって必死になるより小1〜3で必死にさせたほうが良い 伸びるやつは、その後伸びる、曲がるやつは小6年までに曲がりきるので 切ってすてればいい、小学校卒業で社会人。
あの秋葉原の騒ぎから一年 今年は両用三人娘や源田さつきが研修か 何かやらかすこと期待
387 :
555 :2009/02/24(火) 21:36:51 ID:???
>>382 美統と海水浴ネタを片づけてからです
というか、年度末なんで何もできません…
卒業試験と、砂漠の痛い奴等の日本観光は
あそこまでで、完という事で、ご容赦願います
あと、DEEP PURPLEも暗号の知識を仕入れなければならんので、当分お休みです
海水浴に
>>374 のネタを絡ませたら面白くなると思いませんか?
>>387 卒業試験のSSは期待していました残念です
トイレットペーパーと新聞紙の束は必需品だな あと、氷砂糖とチョコレートも。 しかし、熊殺しの娘さんと違って高カロリーの食料の調達が出来なかったら 体力の消耗と栄養補給のやりくりが大変だろうな。 出発前の一週間で食いだめしてから行くのかな?
391 :
名無し三等兵 :2009/02/26(木) 00:59:20 ID:QaZBjIvJ
555氏の暗号解読SSを読んでいたら、前スレの 423 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/11/01(土) 02:05:06 ID:??? 555氏の手芸部内でもハードハック系とソフト系という二大派閥がありそうだが 手芸部ソフト系とコンピューター研との間にも確執がありそう。 DAIエレクトロとかのアセンブラ系は手芸部かなぁ・・・ あと、過去レスにあった「自作無線LAN」の学生は、多分 手芸部在籍ではなさそうな気がする・・・ 826 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/12/08(月) 23:24:59 ID:??? 防女スレと思えんレスが続いているな。 そーいえば、電子戦とか専門に特別講義を受けてる学生が 居たりしてもおかしくはないわな。 趣味もそっち系で、メーリングリストとかチャットとかで ヲタクが多いメリケンとかのそっち系趣味人に 「日本の女子校生!!!」と、現物も知らずに板とかネットでアイドル化してたトコロに 本人が、半公用時に休暇を取って、現地でオフ会(あの娘が日本からやって来る!)で 顔を出したら、想像を超えるスペックに、現地の皆さんノックアウト! 困ったときになんでもやってくれて、各人が死ぬまで厳守するであろう秘技を よってたかって献上したり、軍や企業の中枢に行くような輩と縁ができたり・・・ と、有意義な休暇だったとか。 を連想した。 一番「外部」に知人友人が居そうだと思う
どんな組織でも庶務や経理に強い人材は必須だぞ
>>392 会計や兵站といった縁の下の力持ちにスポットを当ててもよいと思う
王仁沢リンや斉藤渚は兵站運用より憲兵隊員ということで
目立っている気がする
394 :
名無し三等兵 :2009/02/26(木) 23:46:10 ID:SF9GI5J7
入学時の希望と、かな〜り変化して卒業時の専攻が会計隊とゆーのが居たよね
395 :
名無し三等兵 :2009/02/27(金) 21:48:54 ID:TT1+6Heb
そろそろ春だから、旧家のヒトの書込みが待たれる 「ガーデン」ネタに使えるんだが
明日から三月 卒業式の季節か あの双子も強襲科のセレブもハリセンも 卒業かさみしくなるな
久しぶりに強襲科が出てくる SSを考えているがいいネタがない 投入まではしばらくかかりそうだ
そんなに卒業させたいなら、皆様が作ったキャラでなく ご自分でSSを書いて、お好きの卒業させてください あなたはやっぱりこのスレに向いていないように思えます
400 :
名無し三等兵 :2009/03/01(日) 10:45:37 ID:QItysAsT
三月になったけど、この調子じゃ卒業式ギリギリに帰還しそうな 学生とか、いろんな事が延長してしまうのでキリキリしてる 学校庶務事務員とか大変だろうな・・・ なんといっても、卒業するまで学籍は保持されるけど 寮の部屋からは即刻退去だし、再訓練や再々訓練の予算も 無尽蔵ではないし。 2月中に全員の卒業が確定して、あとやることは卒業式の準備とリハだけだった ○○期卒業生とかは「優秀だった」と語り継がれてるかもしれない ・・・・学年のうん割りが卒業延長した××期とか
学生有志で卒業試験対策訓練なんていうのをやっているかもしれない
終了して卒業が確定した先輩のとこに 仲が良かったり同じサークルだったりする後輩が 話聞きに行くのはデフォルトです
となると田沢が例の双子のところに話を聞きにいくこともあるのか
統合って言っても更に専攻は分れるから、兵站・会計とかとは親しく付き合ってると思うが
その10 114 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/05/01(木) 11:12:54 ID:??? あ〜ちゃんが防女学生の正統店頭サンプルとしたら、別系統のマニア系サンプルな学生とか。 過去スレにあった「フランス書院系」と学外で密かに囁かれている彼女 一般的防女学生と異なり、学外に私用・公用共に出ることが多く しぐさや立ち振る舞いが「押せばナントカなりそう」と言う”幻想”を抱かせるのと 細身で非力そうなのに、出るべきところが出すぎているフェロモン過多のラインと おとなしめ美少女というフェイスが数多の年下・同世代・年上のオトコ共に夢を抱かせる為か アキバで一般研修となったらトンデモなことになったことは確実。 現在2年生だが、カソリック教徒で第二言語専攻はラテン語(イタリア語・ロマンス語)であることから 一回面接に行った外務省が、なんか必死になって獲得努力をしていたりする。
三校目
441 名前: 名無し三等兵 投稿日: 05/01/19 01:56:55 ID:PNpcEg2V
・・・・メイド教官物語プリーズ!
いや、田沢が主役のどじっ娘メイド(周囲にもてもて 本人だけが気づいてない)
なんてのも読みたいですが
442 名前: 名無し三等兵 投稿日: 05/01/19 12:39:28 ID:3KC1y9GX
>>441 で、任務から帰還すると高額な贈り物がコンテナ一杯分
上層部から、卒業後も防女に残して内国担当要員にする話が真剣に検討される
445 名前: 436 投稿日: 05/01/20 07:41:30 ID:hugQaTuP
>>443 どーも
>>441-442 が読みたいです
「おまえの事だから何の拍子で潜入がばれるかわからん!
あまり口をきくな!」と言い含まれて潜入した田沢
とりあえず、考えてることを表に出さずに両様仕込みの手際の良さと
段取りで”無口でおとなしいがいつもにこにことよく働く真面目で有能なメイド”と
周囲に認められる。
おまけに、日本人美少女!爆乳!(部分的に精神年齢が重なるのか)お屋敷や
客の子供たちに思いっきり懐かれ、しかも、防女カリキュラムで取得した
医療技術と本人趣味のナチュラルドラッグ作り(周囲にはハーブ、漢方と説明)
で何度か「緊急事態」にさりげなく対処し旦那様一家と彼女を知る上流階級の
人間から絶大な信頼を得る。
おまけに日本人なもんだからそれなりに家系をさかのぼれることから
「12世紀くらいまでなら判ってますけど」と(何も考えずに)発言し
「没落した名家の娘か!」と本人が知らんうちに歴史コンプレックスを
持つかの国の人間たちが縁談を進め始める・・・・・
388 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2007/12/05(水) 21:41:10 ID:??? 酒癖と言っても色々あるが、一部社会的な問題になっている未成年の飲酒。 己の限界や体質を弁えない為か、成人後の酒癖とは別の意味で 色合いが異なり、本人や周囲の者に多大な被害とトラウマを発生させる。 例えば、某両用のお嬢みたいに大量のケーキを肴に日本酒を飲むとか。 (これを見て帰る客が続出し、両用が飲みにいける店は徒歩帰還範囲に存在しなくなった) さて、特に名は秘すが現在三年生の某学生。 普段は外見上素で目つきが鋭く、胸周りが豊満と言うこと以外、言動・能力共に、目立つ人間ではないのだが、 破目を外さない限り飲酒が黙認される三年生後期から、上の両用のお嬢を含めた要注意人物の仲間入りをはたした。 見てる分には(はたまた、ある種の人間には)全く問題ない、その「困った」酒癖。 泣いたり暴れたりではなく、酒が入ると色々と愛想よくなる(意訳)タイプなのだが・・・ 物事には限度とゆーものが存在する! 「抱きつき癖」と「キス魔」と言う、娑婆の大学の合コンでは大歓迎されたであろうその酒癖。 しかも、フレンチではなくディープで対象が「堕ちる」(落ちる・墜ちるでは無い!念のため)まで 容赦が無い「荒業」は、被害者たちが一様に口をつぐんでいた為、危険人物として周知されるまで 二桁を超える犠牲者を出し、「絶対!酒を飲ませてはいけない娘!」と言う危険人物の仲間入りをした彼女だが 困ったことに、酒の味が忘れられず、独りで飲むのも寂しいらしく、仲間はずれにするわけにもいかない為 「洗礼」を受けた者や、カレシ持ち、経験済(何を-w)たちは「あれは事故!オトコ以外はノーカンよ、ノーカン!」と開き直ったが、 「荒業」の詳細な内容を聞いた”素人(笑)娘”たちは、「絶対!」近寄らなくなった為 酒の量が心もとなかったり、予算に制限がついたり、腕っ節に自信がある面子が集まる飲み会ではそれなりに珍重されている。
>>407 何かSSのネタに使えそうだな
田沢との比較もできそうだ
411 :
名無し三等兵 :2009/03/03(火) 03:12:44 ID:9Sn3Ucdi
防女の敷地内にはウサギが多くてガーデンとかで活用してるけど 学生の中には「豚肉が食べたい!」と願うのが居てもおかしくはない が、半野生で猪豚を放牧しようと思っても、さすがに防女の敷地では 面積が足りない なんか良い方法ないかな? 山鯨の鍋とか、干し肉とかウサギでは不可能な色々が可能になるんだけどなぁ・・・・ (その学生が在籍末期から卒業にかけて放牧・半野生化しても ”活用”できるまで増えて敷地内生態系になじむまでには10年以上かかるだろうけどな) 鍋も好きなんで、卒業と同時に「大根」とニラとかネギとかも植えていく 野生化して根付いてくれるかな・・・・
>>410 過去にはそういう生徒もいたのではないか
そういうのは旧家の人に聞こう
旧家のヒトに聞くのは
>>411 だろう
見てたらお願いします
>>414 ごめんなさい
そうでした
ところで今日は雪、雪の日の生徒の訓練風景を見てみたい
>>411 あっちこっちに山芋を植樹(笑)して卒業していった先輩とか
見る人間がいれば、あちこちで収穫できる。
あと、ミツバチを何カ所かに野生化するよう配置して卒業していくとか
運が良ければ10年後くらいに、野生のミツバチが造った巣とか蜂の子とかが
収穫できる。
・・・・食用カエルを放していった先輩もいるみたいだけど、これは勘弁してほしかった
417 :
555 :2009/03/03(火) 23:28:09 ID:???
イノシシ放す(どこで調達したかは不明だが) と食害が絶対に出る いや…深刻なんだよ… 万一、猪を放すと、両用・強襲科の「自主トレ」 名目で大規模な狩りが発生するんじゃないかな?
栗の木とか柿の木とかリンゴの木やミカンの木は 数年毎に植えてく先輩が居るから、枯れたり倒れたり根付かなかったのが あっても、それなりの本数が毎年、実をならしてるんだな。 豊作の年には、オヤツとか保存食料とか「隠れて飲むジュース(笑)」とかには 事欠かなくなる。 問題は野ネズミ やたら増えるし、喰えないし。 大量に消費してくれる動物って居ないのかしらね
>>417 農業でなくて、ほとんど原生林みたいな広大な演習場でもですかい?
猪でなくてイノブタを春先に放牧して、雪が降る前に演習名目で狩るとか
5〜6世紀のイングランドみたいだな
肉は固いし癖も強いだろうから、娑婆の日本人にはキツイかもしれない
・・・でも、防女学生には
結婚してから苦労するOGが多いとの噂
420 :
232 :2009/03/04(水) 18:13:26 ID:???
>>419 知り合いが伊豆?で撃ってきた猪を鍋と串焼きにしてご馳走になりましたが、
びっくりするほどおいしかった。
猪は何度か食べましたが、あれほどおいしいのは初めてでした。
でももともと結構好きなんですよね、猪。
422 :
555 :2009/03/04(水) 21:30:06 ID:???
>>420 美味なのは確かなんだけど、生臭いんだよね…
ショウガとかニンニクとかをきかせて食べるんだけど
美味く食べる方法があるのかなぁ〜
ああ…腹減った…
423 :
名無し三等兵 :2009/03/05(木) 00:27:09 ID:fmj4855M
野生化したニンニクとかあるかな? 過去スレにハーブガーデン造って卒業するときほったらかして 出て行った先輩ネタがあったな
もうそろそろ卒業式、そして新学期と進むが 風紀委員の埋蔵金発掘の季節でもある 果たして今年は何が見つかるのだろうか 数年前は私設LANケーブルが見つかり 大騒ぎになったこともあった
それは、入学して一段落ついた5月以降だが。 仕事の引き継ぎや選抜とかで、そんなことやってる暇は無い
428 :
名無し三等兵 :2009/03/07(土) 09:38:15 ID:Puc8PklY
寮の退去の準備と、引っ越し先の確保と追い出しコンパ(学内)や 同期の飲み会や友達との飲み会・・・・とかで手一杯だと思うが ちなみに、欠席してるのは卒業試験中とか大学入試直前とかで 卒業も就職先も決定してる人間は、挨拶回りとかを昼にこなして 夜は、のんびり過ごしていると思う・・・・が、 「卒業したらカレシと同棲するんだ」とか考えてる人間はバレナイヨウニ おとなしくしてると思うぞ
ところで例の双子や強襲科のセレブの進路はどうなったのだろうか
年度末で忙しいんだから無理言うなよ・・・
432 :
名無し三等兵 :2009/03/08(日) 20:41:56 ID:pkvf8MyI
855 おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2009/02/23(月) 09:05:25 ID:eTwvvjhO 田舎のばーちゃんにきた図々しい話もネタになりそうなんで聞いてくれ 田舎のばーちゃんも農家でかなり大きい規模で農業やってる。畑の周りは害獣対策で ぐるっと金網で囲んであって、入るのに便利な位置に鉄製の門が付いてる。畑もでかいので 畑の円周を回らずその畑の中を真っ直ぐ突っ切るとかなりのショートカットになるんだな。 で、ご近所さんにも便利だからとその門を勝手に開けてもらって畑を通ってもらってたのだが 「門が錆びてて近所迷惑です!」とカチ込んで来たばあさんが。ばーちゃんに話を聞くとその ばあさんはかなり頻繁に畑を通る人でおそらく門がうるさいのではなく重くて開けにくいのが 不便なだけだろうとのこと。そのばあさんだけならいいんだがどっから聞きつけたんだか他数名 のジジババが近所迷惑だと言ってくる様になったらしい。 その話を聞いた半月くらい後ばーちゃんの家に行きがてら畑を見ていったら門が綺麗になっていた。 「なんだばーちゃん奴らに言われるまま門直しちまったのか?」 「あー近所さんの手前仕方あるめぇなー」 「あいつらも畑便利に通ってるんだから放っといても良かったのに」 「あーそうだおめーもコレ持っとけなー」 「何コレ?」 「カードキーってやつだなー。それねーと畑は入れねーからなー。楽だし静かだし言うことねーぞー」 あぁ俺この人の孫なんだなと切々と感じた。
434 :
555 :2009/03/08(日) 22:56:30 ID:???
>>429 無理言うな
実生活に余裕がないとあんなモン書けないぞ
決算終わるまで待て
>>433 って、何かのSSに充分使えるネタだと思う
久しぶりにSSを書きたくなった しかしネタがないどうしよう
貴方がどんなSSを書いてきたかにもよるけど
養子ネタとかどうだろう
その6
843 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2007/04/29(日) 19:19:18 ID:???
・・・そーいや、ここの学生は、それなりのレベルの家相手の見合いで
引く手数多だったよな。
と、言うことは、身寄りのない施設出の少女が優等生として認められて
子供のいない名家の養女に!と言う話もあるんだろうか?
家柄だけで、訳のわからんどっかの次男とか、留学したという名目だけの
低スペックを貰うより、奉仕研修でうちに来た、ぼうじょの学生さんに
養女に来て貰って、遠縁の息子を婿養子に・・・・
あり得る。
845 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2007/04/30(月) 11:40:57 ID:PEdO7B1m
>>843 防女学生に対する見合い攻勢が色々ねたになってたけど
身寄りがいない天涯孤独な身の上だったり、不幸な家庭の出で
在学中に・・・と言う学生で、鍛えられ磨き上げられした娘に対する
養女の申し出もありそう。
が、自立した上級生にいきなり声をかけても断られるだろうから
入学決定組に「援助を・・・」と関係をつくって、長期休暇毎に
家に呼んで、時々面会に行ったり差し入れを入れたり、
頻繁に手紙を送って、とかした娘が成績優秀組に入ったり
業績を上げたりしたら「入学から6年間も見守ってきた貴女は我が子も同然です」
「私たち夫婦に子供もいないことだし、うちの養女に・・・」と。
悪くは無いよな。
その6 843は 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society スケールダウンバージョンっぽいよね 悪意とか、犯罪の影は入ってないけど
441 :
名無し三等兵 :2009/03/11(水) 23:24:14 ID:LDXZtioQ
先物買いのつもりで援助した娘が、どー見ても「なんとか卒業組」で。 はっきり防女を卒業しただけ(それでも結構凄い) 能力的には養女にするのもどうかな?と言う水準だけど 里親さん(特に鼻っ柱が強い奥さんと)馬が合ったというか 性格的に実の親子以上に仲良くなったんで、「あんた、卒業前だけどアタシらの子供になんな」の 一言で、あっさり名字を変えた学生とか。 卒業後は100%就職組だったけど「全額返済したげるから大学行きなさい 私大ならどこでも行けるでしょ」と 有名私大に進学して、休みには、義母親と買い物に行ったり旅行に行ったり 人生を満喫しているようではある
そういえば旧家の人が来ないな 忙しいのかな
443 :
名無し三等兵 :2009/03/13(金) 10:43:44 ID:zdOkGF6L
その4 909 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2005/11/16(水) 04:07:41 ID:??? 「山にまつわる怖い話」 そ〜いえば、防女には経済的な理由で進学してきた 山奥に実家のある学生やマタギの娘or孫、 そして、山持ちの田舎の旧家の娘とかもいるもんな。 不慮の事態に山奥で夜を過ごすこととなった分隊を 救った学生もいたかもしれん。 実家が、神社やお寺の学生もいるしな 910 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2005/11/16(水) 17:17:29 ID:??? 「開かずの教官室」なんてどうだろう? 911 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2005/11/16(水) 17:45:08 ID:0+EdwtyO 防女校舎内だったらそういった”モノ”が寄ってきたり潜んだり出来ない 雰囲気がありそう しかし、広大な敷地内では色々と因縁があったりして (防女開校前とかの) だが、キモは山奥の廃村を使った山間訓練かね 狙撃科二人娘のクールな方は、やばいモノと出合ったときの 対処法を知ってそうだが・・・・ でも、防女学生は全員鍛えた短刀を持ち歩いているし ナイフコンバットの訓練も積んでるんだよな。 おりゃ、川向こうから睨む白い顔の話と深夜、テントの周りを 延々と歩いている”何か”の話が一番怖い。 そして、この学校、卒業試験として単独踏破訓練があるんだよな・・・
その6 イジメとかは教官、助教レベルは元より、先輩、寮の同室、学年レベルでの 監視と何かあった際には「問題の根絶」が徹底的に行われるのが防女の校風と 暗黙のルールだが、思春期の小娘の群れであるからして、どうしてもソリの合わない奴、と 言うのは存在する。 そう言う場合もう少し年がいっていればお互い必要最小限のビジネスライクな付き合いに留めるのだが お互い小娘であるからして、そういった年季の入った芸当を身につけるのにはもちっとかかる。 ある程度は、助教や周囲が気にかけるが、それだけで済まないことも・・・それなりにある。 娑婆のヤンキー女の喧嘩とは次元の違う、管理抑制された暴力のプロとして日夜鍛えられている 小娘たちである。 たとえ素手であっても私闘などしたら下手したら死亡、傷害持ちになっても不思議ではない。 そして、ある意味そこまで行ったらどんな方法であろうと全力でやらせるのが本人達の為でもある! そこで、使用されるのが道場や体育館の一角であるが、どんな場合であれ私闘は厳禁。 故に助教か先輩(複数)立ち会いの下、当事者双方が別々に許可を直接各教官にもらって 「格闘訓練」を行うことになる。 とりあえず、”最後”までエスカレートはしないし考課に傷もつかない。(骨くらい折るかもしれないが) 不思議なことに、ここまで関係が悪化するのは両用を筆頭とする現場系では滅多になく 諜報系もまた少なく、管理、戦略・・・・他、色々が多いそうである。
イジメは初等教育以前から対処してか無いといけないだろ 昔みたいに武士道が親から教えられていた時代じゃないんだからな 根幹となる思想を持たせる年齢には限界がある
>>444 いじめは許さないという
あったとしても発覚したら風紀委員に捜査されてしまう
過去のSSにいじめた生徒を風紀委員長王仁沢リンが成敗する話があった
体育館裏の決闘の話も強襲科に川野辺ミキが転入したとき源田さつきが
連れ出した話があるのでそういう手の話はあると思う
この麗は同級生公認のような感じ
(キャットファイト潜入捜査以来のケリをつけるために源田さつきが誘った)
447 :
446 :2009/03/13(金) 23:13:58 ID:???
強襲とか王仁沢リンとか懐かしい名前を書いてみたが この辺の人物もSSに全く出なくなってしまった (張千尋や鳳玲子は時々出てくる) 今度この辺の人物を主人公としたSSでも投下しよう
448 :
名無し三等兵 :2009/03/14(土) 12:28:21 ID:GoT4sQYM
イジメも何も、高等部以降の学生は全員、腕っ節と精神に自信があるからな・・・ 闘争がどういうものが知ってるし、防女閥の結束力は犯罪結社並であるからして。
449 :
名無し三等兵 :2009/03/15(日) 07:40:12 ID:bKGFOjOS
九校目 337 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/02/24(日) 21:51:43 ID:??? 今回の投下は終わった? では、ちょっと思いついたラノベ的ネタを。 そこそこの歴史と偏差値を持つ私大付属の高校(校名に学園が付いている)に通う 独り暮らしの男子生徒。 親が海外赴任したのを機会に、故郷から離れ、かといって寮生活や下宿する気もなく そこそこのマンションで暢気に暮らしていたのだが、ある日転入してきた女子学生(美少女)の顔を一目見て 顔色が変わった。 忘れたくても忘れられない小学校六年間だけでなく幼稚園時代にまで遡る悲惨な記憶の数々。 幼少時は、毎日男の子たちと遊びたくても無理やり遊びに引っ張り出され、 小学校時代は、クラスの女の子の誕生会に呼ばれた翌日盛大な蹴りをクラワサレタリ 給食の時のプリンをもらったら、横から取り上げられて食われたり・・・かといって 親や先生の前では良い子で子供たちの中ではガキ大将 「アンタはアタシの子分なんだからね!」「あんたのものは、あたしのものであたしのものはあたしのものよ!」という ジャイアニズムの圧制の下、歪まなかった自分の性格を褒めてあげたい!と、今でも思うあの時代。 小学校卒業の時、「話がある!」と呼び出されたのを、内緒で受験していた私立中学に合格していたのであっさりバックれ ・・・しばらくは、制裁に怯えていたヘタレな自分だったが、人伝てに彼女が「防衛女子校」に進学したと聞き 「これで一生縁が無くなったなぁ・・・」とホッとしたりちょっと残念だったりと複雑な感情を あっさり記憶の底に沈めて生きてきたのだが。
338 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/02/24(日) 21:52:46 ID:??? さて、その日一日、ビクビクして過ごしたのだが彼女もこちらに気づかない様子で 「僕のことなんか忘れてるよな」とホッとして、放課後そそくさと帰宅・・・する途中で 「久しぶりよねぇ!」と”あの”ジャ悪な笑みで立ちふさがった彼女に震え上がり 強引に家まで付いて来られ「へ〜、良いトコに住んでるわねぇ〜」とか「おばさん、おじさんに付いていったんだ」と 最初は何気ない話をしていたのだが、「ところで、あんた卒業式の時よくもバックレテくれたわよねぇ〜」と 胸倉を掴まれ「おまけに、アタシが送った手紙の返事も無いってどういうことよ!」と笑顔で恫喝され 「とりあえず、スペアキーをよこしなさい」と命じられ、反論しようにも「アンタのものはあたしのモンよ!」と 家の鍵を取り上げられ「あんた、とりあえず学校では他人の振りをしなさい、・・・あと、アタシが防女の学生だと 知れたらギタギタにするからねぇ!」と命じられ頷くことしかできない最悪の日。 翌日から、美人でスタイルが良く(ついでにお胸も大きくて)性格も(自分の前以外では)良いようで 色々人気が出て、学業も運動も頭一つ飛びぬけているので各種部活からの勧誘も凄かったりする。 ・・・そういう目立つ娘に影で色々する輩も居たようなのだが、そういえば何人か女子生徒が 登校拒否になってると言う話がちらほら。 で、「お前なんでうちの学校に転校してきたんだ」との問いに「秘密(にっこり)」とはぐらかせる日々だったのだが 合法ドラッグの売人組織のここいらの地域の中枢があるとかで、事件に巻き込まれていく。
340 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/02/24(日) 21:55:17 ID:??? 他設定 ・彼女は「目立つ」役割。他に時期をずらして各学年に複数「地味な転入生」とか「臨時講師」が 潜入している。 ・あくまでも、彼女らは「実戦部隊」ではなく情報収集部隊で、捜査・打撃人員は、目立たないが 他所で活動 ・「組織」を摘発、末端人員まで「根こそぎ」にする為、複数の「根拠地」で 同じような活動が進行中 続く
過去スレをひたすらコピペしてる馬鹿が居るけど レスが無駄に消費されるからやめろよな
>>450 このネタで555氏がSS作成中
完成を待て
455 :
555 :2009/03/15(日) 20:54:22 ID:???
456 :
名無し三等兵 :2009/03/15(日) 20:56:46 ID:WWwEx4MI
今日で三月も半ばを過ぎたが、防女の卒業式は例年、今頃である。 卒業式の模様はNHKローカルでも放映される・・・のだが、 毎年、卒業式に全員が出席する事は、まず無かったりする。 不参加の学生達は、卒業試験の最中か途中でリタイアして 地獄の再訓練中のどちらかだが、これが過去最長記録では 5月の連休まで延ばしに延ばした伝説の学生が居たりする。 悲惨なのは、受ければ合格は確実なのに、上記のどちらかに参加中で 受験できなかった大学進学予定者たちだが、当然卒業後の行き先は大学以外。 で、卒業生を確保できなかった各省庁や自衛隊等(海保や警察だけでなく消防庁が参加してたりする)が 「二次募集」と称して、採用担当を防女に張り付ける為、行き先だけは不自由しないようである。
457 :
454 :2009/03/15(日) 20:57:43 ID:???
555様すみませんでした
>>456 本気で進学を考えてる生徒なら受験の日は避けて卒試日程組むだろ?
卒業試験の受験資格が、卒業単位全取得で、卒業試験自体が超ハード
受験に充分余裕があるようにスケジュールを立てても計画通りにいかんのよ
>>450-452 のネタ投下者としては555氏が執筆してくれれば
望外の喜びであります
>>456 の、大学入試できなかった ア〜ンド 大学不合格組の
「二次募集ネタ」でのSSとか面白そう
特に「不合格組」は、体調がいつも通りなら絶対受かってたのに
卒業試験直後で、半ば朦朧状態で受験して・・・で。
彼女らを何とか確保しようとする、今年度防女卒業生を一人も確保出来なかった省庁担当と
絡めたら色々面白そう
461 :
名無し三等兵 :2009/03/16(月) 17:02:44 ID:niHEZxb3
>>460 555氏のネタにドラフト会議なんていう話がある
例の双子もどこかに指名されたらしい
(卒業試験のSSの没になったネタに出てくる)
463 :
名無し三等兵 :2009/03/17(火) 07:25:49 ID:hUfKvoNY
>>456 >今日で三月も半ばを過ぎたが、防女の卒業式は例年、今頃である。
>卒業式の模様はNHKローカルでも放映される・・・のだが、
>毎年、卒業式に全員が出席する事は、まず無かったりする。
卒業年度によって、「あの年度は中々優秀らしい」とか「あの年は不作」とか
陰で言われていると見た
あと、専攻毎に卒業式出席率が異なるから、整備や会計や医療はさておき
実戦系の似たような専攻どうしで「あそこには負けるな!」と競争があると思う
・・・両用が全員出席で強襲が8割だったら卒業式後の打ち上げ(専攻別)で
雰囲気の明暗が凄いだろうな・・・
555氏のBlogが非閲覧状態に!
>>462 「二次募集」の人員は、元々なら確保不能な進学組な為
ドラフトについては無関係であります。
ぶっちゃけ、不合格で呆然としているところに「志願書」(シンプルに言えば)を
差し出して、署名捺印させたトコが確保することになります。
さすがに、合格発表会場でソレをやるのは不可ですが、防女に帰校して
直属教官に報告後は、早い者勝ちです。
最も、露骨にやって嫌われたり嫌がられたら本末転倒ですが。
あと、同様に民間企業が、OGを派遣したり福利厚生の手厚さとかをアピールして
お持ち帰りすることも、それなりに珍しくないようです。
>>465 どうやら昨日から見たい
しばらく様子見をしよう
468 :
名無し三等兵 :2009/03/17(火) 21:49:53 ID:+10MVtNB
開校当時から、貧困家庭出身者の希望の星・・・でもあった防衛女子校だが 昨今の、とんでもない事情から入学希望者の激増と、小学校低学年から 防女志願に絞って勉強をする女子児童の存在がそろそろマスコミに出始めるころ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最新号 週刊ダイヤモンド3月21日号 3月16日 (月) 発売 あなたの知らない貧困 Part 1 生活保護破産 Part 2 非正規の壁 Part 3 子どもの貧困 Part 4 貧困ビジネス Part 5 反貧困の処方箋 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ で、左翼系報道機関とか知識人とかが、防女の批判をするんだな 教育レベルの高さと、学費を含む各費用の負担無しと、社会保障免除と毎月の給付金アリ(年2回のボーナスつき) 全寮制で卒業時には各界から引く手数多・・・・ 入学できなきゃ人生お終いと言う子供も多いだろうなぁ
469 :
名無し三等兵 :2009/03/18(水) 07:13:30 ID:8iqLnkEe
>>468 昔からそういう子はいたと思う
232氏のSSに出てきた子なんかも
ただ、しつけ、規律が厳しくいじめがなく
給与が出て資格が取れ、いろいろな体験(潜水や自由降下)ができる
ということから一般人いや鳳玲子みたいに富豪の娘が
入試に殺到するようになった
555氏のブログまだ見れません ここの住民すべてが注目しているのに
おまいだけだ
>>472 465氏や467氏も気にしているみたいだ
>>464 両用の連中や強襲の連中が飛びつきそうだ
465=467=473 乙
>>475 473だが465でも467でもないです
477 :
名無し三等兵 :2009/03/20(金) 05:00:57 ID:i9YkjtL1
漏れも465だが、他の人間では無い SSの投下が待たれるな
555氏は以前言われていたとおり、年度末でお忙しいのだから しばらくはお仕事に専念させてあげないと。 少し静かにしていれば、ブログも余裕ができた時に元通りにしてくれるよ
>>478 専攻はどこだろう
両用とか強襲ではなさそうな感じ
481 :
名無し三等兵 :2009/03/20(金) 17:07:13 ID:V9Dg/rcL
学生でなく、助教だからね で、実戦系。 両用と強襲以外に何あったっけ?
482 :
名無し三等兵 :2009/03/21(土) 08:23:12 ID:/FsSkxC9
>>469 実家が町工場で、父ちゃん爺ちゃんが腕の良い旋盤工で
世界中からレアな特注品の発注を受けてる学生とかの話は
どうだろう
兄ちゃんズは、大学の工学部や高専で。
末の妹は、何を考えたのか防女に進学。
その時には一悶着あったという。
工場の隅に、ピカピカに整備されてる戦前の独逸製最高級工作機械が設置されていて
もう狂いも誤差もなくなってるから、ココ一番!の製造を爺ちゃんがやるときは
工場中から人が集まってきて技を盗もうと目を皿にしてるとか
ずいぶん昔のスレで紹介されてたロシアの女子軍事学校だな
こちらには日本舞踊や茶道の授業なんかもあるんでせうか
各種礼法と一緒に仕込まれます 食事のマナーとか、実地研修もありますし
旧家の人も忙しいのかな
漏れも旧家のヒトの書込みをお待ちしております
490 :
名無し三等兵 :2009/03/22(日) 10:50:48 ID:PrMCEHEc
防女って、よっぽどカリキュラムの設計とか校外への広報を上手くやらないと 中堅幹部候補生養成校(海外では準士官学校扱い、もしくは予備技術学校か?)でなく 「少年兵養成施設」と言う誹りを受ける気がする。 と、言うか海外で防女をモデルにして造られた学校(特に先進国以外で)では 多かれ少なかれ、そういう存在になっていると思う。 思春期直前に選抜を行って、体力と知識と特殊技能を叩き込み、国家への忠誠を マインドセットし、卒業後は官僚機構の結節点や国営企業の管理職候補として配置される。 60〜70年代の防女在学・卒業生は、学校の公開情報と並んで、旧ソ連からの多大な「興味」と 集中的な情報収集の対象となっていたことは間違いない。 そして、その調査結果を基にソ連邦内、もしくは影響下にある各国で試験的に造られた「学校」だが 現在も開校時の目的にそって「機能」しているものもあると当然考えられる。 ソ連崩壊後の経済破綻で、防女ほど広く緻密に大人数を育成できているとは思えないが 必要だと見なされたより実践的なカリキュラムを現場上がりの人間が教え、 限定された員数を毎年定期的に生産する「教育機関」について、本邦情報関係者・防女上層部、OGも 注目と情報収集を行っていると思われる。
年度末 新年度に向かって 新3号学生は専攻が決まり、 本格的な訓練を開始する ところでいつごろ専攻は決まるのだろう
中等部最終学年に、各専攻のプレゼンがあって成績と適性と募集人員の兼ね合いで 決定する。 最も、専攻で完全に分れるのではなく、三号生徒時では基本授業と専攻授業(訓練)の並行状態。 ただ、完全単位修得制に移行するので、出来る人間は卒業単位だけでなく 様々な特殊技能修得を含む色々を仕込まれ、出来ない人間は、今まで通り出来るまでやらせる体制で 努力することに。 三号生徒時はそれでも、全体として”固まり”状態だけど、2号生徒に成ることには先頭集団と後方集団の差は 大きく開き、二号生徒後半になると「群れ」でなく「個人の集合」と形容できるくらい能力差が開くことになります。 世間の防女学生の評判は二号生徒後半から一号生徒の上澄みが殆どで、やっとこ卒業組(それでも並の進学校上位組程度)は あまり表に出ないようです
>>492 THANKS
過去のSSを見ると強襲科の場合
狙撃訓練や自由降下訓練が出てくるので
(実際はやっているかと思われるが)
もっとハードなことをするのかと思っていました
そして誰もいなくなった
496 :
名無し三等兵 :2009/03/23(月) 21:54:18 ID:8SUqeD9O
俺がいる。
同じ面子じゃ、ワンパターンになる SSよりも設定を煮詰めるべきじゃないのか? 212氏も555氏も出てこないし 過去スレのコピペ厨とクレクレが幅を効かせているんじゃ 面白くない
設定図書館とゆーか、過去スレをダイレクトに引っ張ってこれる スレ記録庫があれば、あっさり解決するけどね。 「編集」と「整理」までやるからボランティアの方が忙しくなると停止するのであって 各スレのレス単独に直結できるなら、スレの基盤として非常に使い勝手が良くなるのだけどな
>>498 I/Fの青写真をよろしく
今は無理だがチャレンジしてみたい
すまないが、知識が無いから具体的に何を指定すれば良いか指摘して欲しい
501 :
名無し三等兵 :2009/03/24(火) 19:57:52 ID:4t7s0Jc5
過去のネタだけど、ほっとけばゴミの山の中で餓死しかねない 遠縁の従兄のとこに定期的に通い妻している学生の話とかあったような
>>501 確か誰かがSSにしようとして断念した話じゃない
通い妻は強襲科など実戦系、
手芸部みたいな技術系生徒とその従兄を狙って
なんていう設定があった
>>498 昔もそういう話が出て
@wikiを立ち上げたが
誰も更新しなくなった
だから、個々人が更新や編集をするのでなく 各過去スレを丸ごと保存して、レス単位でリンク張れるようにすれば 再度編集するにも、過去設定やSSを引っ張ってくるのも楽だろと言ってるのだが
全文検索が可能な様にすべきだ となると、鯖が必要になる
そもそも、2ちゃん以外に2ちゃんのソースを置いていいのか?
507 :
名無し三等兵 :2009/03/25(水) 17:22:17 ID:2O7GFqzG
↑ ネットに腐るほどあるだろ、そんなもの ある程度、スレの歴史が蓄積されたら有志がこさえるもんだぞ
508 :
名無し三等兵 :2009/03/26(木) 13:45:24 ID:NTW8n4oM
つまり、サイトを見たらスレが並んでいるだけだが、各スレのレスを 単独、もしくは繋いで引っ張ってこれるようなリンクが張れる保存倉庫なんだな
509 :
名無し三等兵 :2009/03/26(木) 18:25:51 ID:YtuKnXDO
防女学生は、その育成・教育カリキュラムの弊害で 初心で世間知らずな箱入り(まぁ戦闘力とか世知とかは必要十分以上だが)に なることが多いが、時々洒落にならんことをやらかす奴が出てきたりする。 ”とりあえず”卒業式と年度終業式も終わり、新年度への進級と入学生受け入れ準備以外は 短い春休みを使って、それぞれが忙しかったりノンビリと過ごしている今日この頃だが ・・・懲罰を受けてる者がいたりする。 体育会系の防女で、鍛えたりするのもあるが、何が堪えるかは人それぞれ よって、狭い懲罰房で反省文を毎日10枚と、ちょうど良かったので成績が今ひとつの科目を 座学で学ばされているのだが、何故こんなことになったかとゆーと・・・・ 外出時に見かけて一目惚れした同世代の男子にストーカーしてることが発覚したためである! 「いきなり告白なんて恥ずかしくて出来ない・・・それにどうせ告白するなら成功率を上げなきゃ!」と 対象の情報収集から始めたのだが、専攻カリキュラムで叩き込まれた「全て」を使って・・・と 開始した直後の「ゴミあさり」(まぁ基本である)の最中、警邏中の警察官に見つかり 大事になる前に発覚したのだが、やった事とあっさり露見したことと、警察関係への借りがまた増えた事の全てに 教官だけでなく、防女上層部・OG・先輩全てが激怒し・・・かと言って退学(寸前とはいえ)までにはいかず こういう事に相成った。 これからの学校生活は大変だと思う。
知る人ぞ知る意外な事実なのだが、全国で一番多く「ふたり○ッチ」売った 大学生○書籍部は、天下の東○大学だったりする。 で、質問なんだけど防女内のキヨスク以上コンビニ以下の品揃えの売店って 書籍扱ってるのかな? 今ならAm○zonを使えばすぐだろうけど、80年代の生徒とか 欲しい本や雑誌を購入するのに苦労してたと思う。 ・・・過去スレに寮では各部屋で一冊ずつ担当のマンガや女性雑誌を買って ひたすらみんなで読み回す伝統があるとか
>>511 諜報ならもっと上手くやるか、もしくは、諜報なのにあっさり露見して(尚かつ外部から指摘を受けた)で
専攻の面子を潰して大問題(OGも含めた)になったのどちらが面白いと思う?
>>513 防女生がうろつく地域という事は警察側でも承知の上だろうから、警邏のお巡りさん
にもそれなりの人材を当てている可能性もあるかも。
これでストーキング(しようとした)相手が、同じ女子校生だったら どんだけ話がこじれることか・・・
>>511 >>513 こういうことができるのは諜報だけとは限らない
幼馴染の動向を知るために深夜に無断外出して彼の自宅に盗聴器を仕掛けた
施設科の生徒のSSがあった
もし職務質問されたらアウトだったのだろう
防女の懲罰として過去のSSにトイレ掃除、
庭掃除、校舎のペンキ塗りが出てくる
(全て王仁沢リンが風紀委員長時代)
>>509 の生徒や私設LANケーブルを設置した生徒も当然懲罰ものだが
学校もしくは風紀委員が課す懲罰はほかにどういうものがあるのだろうか
518 :
名無し三等兵 :2009/03/28(土) 10:15:27 ID:9Eo4QSKb
可愛い顔してシビアな人生をおくってきたので 良いオトコの条件は?と聞かれると 「毎月キチンと生活費を入れる事」と間髪入れずに答える学生。 ちなみに、合コン(高校生相手)でもソレを言って 参加女子全員が同意、参加男子は全員引いたと言う あまり言いふらせない実績がある
520 :
名無し三等兵 :2009/03/29(日) 14:31:44 ID:S8bRUqUe
実家が地元商店街に店を構える洋裁店とかで たまの帰省時に古いアーケード下の商店街を歩いていると 顔なじみのおっちゃんおばちゃんに声をかけられる学生とか それなりにいるんだろうな
新年度が近くなり入学式および新入生歓迎行事はどうなのだろうか 各専攻の装備公開はするだろうし 模擬戦闘、展示飛行、射撃展示、展示降下、救難展示はするだろうと思うが
522 :
名無し三等兵 :2009/03/30(月) 00:35:17 ID:EtuAG9zB
娑婆の学校では無いので「新入生歓迎行事」などはありません (高等部はさておき) あと、各専攻のプレゼンが行われたのは、昨年の秋でして それから、専攻への希望とか成績とか適性で判断されてますので 公開とかも無いですね。 展示とか公開とかも一切無しです 中等部入学の6年生は、娑婆のお子様から防女学生へ「造り替えられる」ことで 手一杯ですし、高等部進学でも、そんな甘いことを期待するのはおりません。 高等部に入ってからは、教室での授業は少なくなり、各学生毎の個別カリキュラムが 増加していき、最上級生では「完全自由選択」による知識・技能修得カリキュラムが実施されます (そのカリキュラムを、どう組むかも成績判定の対象となってます。きっちりとこなして卒業することが”期待”されてます)
523 :
名無し三等兵 :2009/03/30(月) 13:25:13 ID:9cuxyPIG
>>490 旧ソビエト衛星国の「学校」卒業生が絡む話を555さんとか
興味ないかな?
>>523 過去のSSにロシアから狙撃分隊への留学生ディーナの話があった
212氏の作品
525 :
名無し三等兵 :2009/03/31(火) 21:53:26 ID:nGzg67Yg
それって黒歴史だろ・・・
>>525 大量投下某でないので黒歴史でない
まとめサイトでも読める
全員、女性の部隊を創設したら。
528 :
名無し三等兵 :2009/04/02(木) 01:19:12 ID:7N+bVinP
そろそろ555氏も仕事が一段落して、体が空くころかな? 今月末あたりからSSが投下されると嬉しい
とある営業の一日 この間イベントに日雇い派遣でバイトを募集したら家出少女風の女のコが混ざっていた 仕事が終わり飯を食いに近くのファミレスに行くと、イベントが終わってからけっこう時間がたったのにまだあの少女が居た 隣の席だし無視するのも何だから今日はご苦労様と声を掛けると愛想がいいのでせっかくなので同席する事に、 聞けば少女はいわゆるネットカフェ難民らしく17才で家出して2年近くなるらしい、次の仕事が決まってから移動しようと考え近くのファミレスに長居してると言う まあそこそこ可愛い娘なので一人で食べにくいから夕食をご馳走する事にし ネットカフェがあるどこか近くの大きな駅まで車で送ろうかと尋ねたら是非との事に、 その後は少女のペースに引き込まれ18才未満で無いと願いつつ誘惑に勝てず恐々ホテルへ…こっちの勤務先もみな少女は知ってるしリスキーと分かってるのにオトコの性には勝てず… その後も結果的に危惧した様な事も無く翌朝一宿一飯を感謝されつつ別れたが、 ヤッてる最中にいくら急ぐとはいえ派遣会社との携帯メールでのやり取りや登録サイトにアクセスされたのには萎えたな その後すごく良かったですよってお兄さんは余計にキズ付くよorz
>>529 こういう偽りに経歴で活動する諜報科の生徒がいてもおかしくない
531 :
名無し三等兵 :2009/04/02(木) 20:01:28 ID:UBc4CLIc
学生だから無しです。 ところで、卒業後に公安に行くのはいるかな? で、会ったときから虫の好かなかった同級が警視庁へ・・・ それぞれの組織で出世したら確執が延々と持ち越される
去年555氏の書いた職場実習のSS 諜報、強襲、両用は秋葉原で 実戦経験までしたが、今年は開催できたのだろうか もししたら田沢や源田さつきなんかは大暴れしそうな感じがする
今週末は飛翔体の問題で禁足令が出ているのかな
534 :
名無し三等兵 :2009/04/04(土) 15:56:08 ID:XT5auxkV
こう言う時って防大や自衛隊生徒はとうなのかな? 経験者の方いらしたら教えてくだされ
535 :
名無し三等兵 :2009/04/05(日) 04:48:35 ID:szo1pxXu
いいかげん「防女分校」を閉鎖しないかな 建てた人間も忘れてるようなとこだけど あと、そろそろ555氏とか皆さんの生存報告をお願いします
536 :
名無し三等兵 :2009/04/05(日) 07:11:49 ID:PHh3icJH
>>1 いいな、ちゃんとM検(マンコ検査)を実施して、旧海兵学校並みに厳しく、罰則にケツバットを導入する。
今時の婦女子にはこれぐらいの厳しく教育が必要
マンコ検査は断るが 卒業後は兵役が絶対的義務であっても国立中高一貫防衛女子学校があったら普通に入るなあ…。
538 :
名無し三等兵 :2009/04/05(日) 15:45:56 ID:PHh3icJH
女子にもM検を 今時の女は裸見られたぐらいでガタガタうるさいから裸を見られても我慢出来るように訓練すべき。例えば全裸水泳とか 防女学校は見た目は可憐で美少女だが生き方と信念は男らしい女子を育てるような教育機関にすべき
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。..|| || ○重複スレには誘導リンクを貼って放置。ウザイと思ったらそのまま放置。|| || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。 .|| || ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。 .|| || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。 .|| || 荒らしにエサを与えないで下さい。 Λ_Λ シャキーン ..|| || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \<Ф♯Ф> 頭のおかしい人は相手しない。 || ゴミが溜まったら削除が一番です。 \⊂⊂ | これキホン。 .|| ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧____ | ̄ ̄ ̄ ̄|_______|| ( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄ ̄ 〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。 〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,) 〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
540 :
名無し三等兵 :2009/04/07(火) 07:12:39 ID:Y75bN4ho
そして誰もいなくなった。
春だな 変なのがわいてる
長期国外活動に備え隊員の福利厚生や健康維持やストレス解消の為に隊内肉便器を設置するんですね 分かります
こういうときこそ面白いSS(大量投下某はお断り)を希望
狭き門をくぐり抜けた精鋭揃いの隊員だし、学校で6年間きっちり教育をされ実技訓練もしっかりこなしていれば、隊内の士気維持の為に搾精任務を受けても眉ひとつ動じず瞬殺の技で任務を遂行する事だろう
誰か格闘板覗いてこいよ
546 :
名無し三等兵 :2009/04/08(水) 13:15:54 ID:UDQW05b3
書き込めない状態が続いていたからな
548 :
名無し三等兵 :2009/04/08(水) 23:59:06 ID:/D2emc87
最近忙しくて書込み出来なかったけど、また、変なの沸いてるな・・・ ところで、SS書きの皆さんとか旧家のヒトとか生存報告だけでも欲しいですね
eモバなんかで2年間契約とほとんど無料のPCのセット販売 してるけど、ISP側から契約打ち切り通告されたら 当然違約金は払わなければならんのだろ? 教えてくれないかな? 確か、docomoとeモバと携帯だったっけ? 変な奴の書き込みは
>>549 低脳君のこと
確かそうだったはず
複数の板に似たようなことを書いて
大変だった
551 :
名無し三等兵 :2009/04/09(木) 20:32:51 ID:2HUocu/m
まぁ、妙な書込みはある程度溜まったら、一括削除だし。 ガーデンネタとか無いかな? 新入生が入ってきたのと、春と言うことで何か出てきそうなんだな。 新入生が絡むのは5月以降だろうけど
お行儀の良い話だけでなくて、暴力と銃と狂気が臭うSSとか良いと思う。 以前あった、仮想空間での戦闘シミュレーションで自分の獣と向かい合った学生の話みたいな。 あと、どうしても”マトモな軍事会社”になじめず、流れ流れて、それこそここしか行き場の無い 傭兵の吹きだまりみたいな会社に転がり込んだOGキャラとか。 剛胆でならす現役学生も、にらまれただけで震えるような、「防女卒業生のある種の到達点」と 絡む話とか考えてしまうな
>>548 同感
特に555氏はこのスレの希望の星
彼のSSは何度でも読みたくなってしまう
554 :
名無し三等兵 :2009/04/10(金) 19:51:59 ID:lVXeb5Hw
彼のBlogも見れない状態ですしな
>>501 SSを考え中だが
どこで知り合ったかを決めるので苦労しています
最初期設定では、叔母さんから「大学に入学したのに電話一本無い ちょっと見てきて」と 頼まれたとあったぞ。 遠縁(祖父どおしが兄弟)だけど、兄妹同然に育って昔から頭は良いけど 生活無能力な「兄」の面倒を見てきた・・・だったと思う (最初のネタってどこにあったっけかな・・・)
>>557 thanks
学生運動の立看板を壊して学生運動家にぼこぼこにさせられたのを
助けたのが防女生(国家試験で大学を訪れていた)というイメージで
知り合うような設定を考えています
過去のSSでチンピラ連中を成敗するシーンは出てくるが
左翼学生との対決は出てきたことがない
それはおかしい 学校の性質から、あんまり素性を明かして妙なトコから 因縁を付けられるようなことはしないだけの頭がありますから 過去設定を活かした方が面白いと思いますよ
>>558 大学の左翼なんて学生組織からの『捨扶持(=生活保護)』で生きている
様なもんだぞ?年齢も限りなく『アラカン』だし
現実味があるのなら、怪しげな『自己啓発サークル』、『宗教団体系』
だろ?
561 :
名無し三等兵 :2009/04/12(日) 03:40:31 ID:QDA/zWSR
その10 160 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/05/04(日) 13:38:49 ID:czNsWwo4 「だらしのない人間は兵士になれない」 防女入学後、最初に仕込まれる事の一つに、身の回りだけでない 生活面における「規律」と「整理整頓」があるが、それらは防女生活全ての基本と言える。 そして、高等部(三年生)進級時には、防女学生の第二の本能と言えるほど 全ての行動基準の基本と為っている。 さて、ここにとある学生が居る。(三年生) 特に目立つ訳でも、落ちこぼれるわけでもない普通の学生なのだが、 休日毎に必ず外出するというのが珍しい。 その理由は、兄妹同然に育った遠縁の(お互いの曾祖父が兄弟だった)従兄が あらゆる意味で生活能力が無い為である! 昔から、友達が少なく、でも頭が良く手先が器用な”兄”の面倒を見てきたようなものなのだが この春、晴れて誰もが知る国立K都大学工学部に入学した”兄”からの連絡が無いことを心配した 遠方にすむ叔母からの懇願で、状況視察に行った処・・・入学したばかりなのに 梱包もとかない荷物の間でゴミと専門書に埋もれて薄いタオルケット一枚(それだけはすぐ取り出せたらしい)に くるまって、寝こけている”兄”の姿であった。 速攻にたたき起こした反応が「やぁ ○○ちゃん ひさしぶり〜」と寝起きのボサボサ頭での返答に 半分キレテ「とりあえず 出てけ〜!!」と部屋を追い出し、4時間かけて清掃・梱包開封・生活環境の整理を 「メモに書かれたの全部買って来て!」と足りないアレコレを”兄”パシラせ何とか完了させたのだが このままだと、ほっとくと禄に食事もとらない”兄”が下手したらゴミに埋もれてミイラ化しかねない! で、毎週やって来て”部屋の掃除”・”食事の作り置き”(レンジでチンして食べて メモ付けてるから!) ”洗濯(とりあえず来たきり雀はやめてよね ローテーション通り毎日上から着てね あと、脱いだら洗濯かごに入れといて!) ・・・・・等々、本人は「独居老人へのヘルパーみたいなもんだわ・・・・」と思ってるのだが、端から見れば「通い妻」してたりする。
162 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/05/04(日) 20:48:48 ID:??? ど〜見てもJKな可愛い<>美人な、おにゃの娘が「通い妻」している 若い男を世間様はどう見ているのか気になる。 同時に休みの度に若い男のとこに行く彼女を同級生とかバディとかが 何と言ってるかとか。 あとK都大学工学部だったら手芸部と伝手があるような気がする。 555さんはどう考えるでしょうか 271 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/05/17(土) 00:49:49 ID:??? 某学生が通い妻している天下のK都大学それも工学部在籍の学生と 部長じゃないけど手芸部在籍の防女学生のお話とか。 で、現在に至るまで女関係の真空地帯だった”兄”に、まとわりつく女の影に 理由はないけど機嫌が悪くなる”妹” お互い防女学生とは知らずに激突するまであと少し! ・・・・とか 防女在籍で工学系サークルと言う二重苦の「若い乙女の生き腐れ」が 話が合って将来性バツグンでとりあえず近在に住む若い男と言ったら 確保して逃がさない気満々でしょうな。 防女においても「カレシがK都大生と言ったら助教も含めて「勝ち組」だと思うし
433 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/06/06(金) 22:06:29 ID:???
>>431 いや、そのカレシさんはそーとー浮世離れしておりまして
尚かつ、軍事には全く興味がありません。
お相手の防女生についてもも、話が合うお友達くらいに考えているかも。
が、防女の某嬢の方は「あたしのカレシ」とカノジョと思っているのだな
・・・素はともかく、現在の容姿と生活環境では女っ気が全くないので
「妹がいるそうだけど、オンナはあたしだけよね」と考えていたりする。
”妹”的な遠縁の娘であることをカノジョはまだ知らない
873 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/09/01(月) 20:45:02 ID:???
>>160 >>271 のネタでSSを考えているけれどうまくいかない
さすがに毎週というのは訓練その他で難しい気がする
874 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/09/02(火) 01:08:15 ID:???
毎週決まった曜日でなくても、それなりに頻繁に顔を出して面倒みてるとかでは
いかんですかな?
研修とか、集中講義とかで忙しくて、ちょっと日を空けて訪問して
「また、レトルトばっかり食べて。野菜食べないと病気になるわよ!
あそこの商店街に買い出しするから荷物もってよね!
スーパー?八百屋さんの野菜のほうが新鮮で美味しいのよ」
・・・と、近隣では「K大の学生さんは、やっぱり良い娘がつくのよねぇ」等と。
で、料理はあんまりできないけど、趣味が一緒でアパートにそれなりに頻繁に遊びに来て
”押し倒されたらお嫁さんにしてもらうんだ”と、「身体全体で”いつでもどーぞ”」と言ってるお嬢さんとかも
いるんだな。
・・・最も、ひたすら工学の話だけで、触れようともしてくれないのが、若い乙女の自尊心をとか見えとかに
各種ストレスを加えつつあるのだが。
「世話女房」と「同好の士」
激突の日は近い
旧スレのコピペを貼るな レスが勿体ない 何をしたいんだ?
567 :
名無し三等兵 :2009/04/12(日) 18:56:26 ID:3wYQR5zj
少し旬が過ぎてるけど、蕗の薹とかシメジとかを休日使って採取してきて 細かく刻んだ油揚げと一緒に煮染めて、ドブロクと一緒に一杯やる おっさん臭い味覚の防女学生って、この時期なんだな ガーデンとかに、休みの日に早朝点呼に後に籠を背負って採りに行く当番が 居ると思うぞ
>>566 それなら一言書くべきだろ?
意思表示をはっきりするべきだ
569 :
名無し三等兵 :2009/04/13(月) 01:57:19 ID:RRdeDVRU
最近読んだラノベで、「緋弾のアリア」に出て来る学校が なんとなく防女チックだったな 同じ時代に生きてる日本人だから考えることも大体同じなんだろうけど。
555氏がここから消えてから約1ヶ月 何かあったのだろうか ここの住人が心配しています
574 :
名無し三等兵 :2009/04/13(月) 20:49:54 ID:bDjvQFJz
決算終わって、充電中なんだろ。 復帰は4月の末あたりと考えるべき ・・・配置転換とか転勤とかあったら、色々雑用あ増えるから 連休明けかもしれんけど
>>574 ゴールデンウィークにおける連日の休日出勤で日程のつじつまを合わせる事が
あったりするからねぇ。あと、新人研修の教官役とか新人のフォローとかやらさ
れてたりすると地味に己の時間を削られる可能性大。
576 :
名無し三等兵 :2009/04/14(火) 15:21:56 ID:a8/iyPJi
年代設定が昔だけど
>>490 を素案としたSSも
中々シビアかつハードで面白そうですけどね
防女でもGWに補習に付き合わされて
>>575 のように自分の自由時間がなくなる
教官・助教がいると思われる
578 :
名無し三等兵 :2009/04/14(火) 21:28:51 ID:Esu0/4BF
何を今更・・・・ 年末年始を海外で過ごそうとチケットとホテルの確保をしてるのに ギリギリまで補習が終わらなくて「頼むぞ おい もうキャンセルきかないんだからなぁ」と イライラしている助教の話が過去レスにあったぞ
60年代の防女のネタとかアイデアないかな? 「平和団体」や「市民活動家」が校門前に張り込まなくなったのは いつごろからなんだろう?
連休前に校門で「突撃一番」の試供品の配布はありますか?
>>580 多分1980年代前半くらい
世代だとズゴックより少し上の世代だと思う
ソ連のアフガニスタン侵攻が引き金となったはず
まもなく連休が近くなり 新入生も学校生活に慣れたころだと思う 新3号生は専攻科での本格訓練が始まり 1号生は進路を考え始めるころだと思う 各部署から勧誘にふらふらしている1号生徒の 話なんかがあってもよいと思う 主人公は強襲か両用で
584 :
555 :2009/04/16(木) 23:26:19 ID:???
番外SS 配属(1) 「引っ越し完了!いやぁ〜広い広い!」 防衛省市ヶ谷庁舎に、その存在を意図的に無視しようと努力している情報本部特別分室。通称『内海分室』の主、内海二佐は新しい部屋を見渡して喜びの声を上げた。 「これだけのスペースをよく確保できましたね。軽く前の3倍はありますわ…室長…何かあるんじゃないんですか?」 内海の唯一人の部下、山本二尉が同じように広々とした部屋を眺めて感想を漏らした。疑問はもっともだ。うまい話には大抵裏がある。 「お隣の花火問題で、対策本部とゆ〜か、苦情受け付け窓口があったんだけど、(花火が)打ち上がっちゃっただろ?必要無くなったちゃったんだ。まぁ、空きスペースになる事を見越して、かなり前に申請しといたんだけどね」 「ソツがないですね、内海二佐ドノ。でも、また恨まれますよ?」 「要領の良さが諜報関係者に求められる第一の資質だ。それに、この商売、誰からも恨みを買わないなんて奴がいれば、そいつはモグリだよ」 と、卓上の電話が鳴った。 「はい、分室です。はっ!了解しました!」 素早く電話を取った彩香に、先方は用件のみを手短に伝えたらしい。彩香は受話器を戻すと内海に向かって電話の用件を告げた。 「副本部長がお呼びです…早速横槍が入ったみたいですね?」 「こ〜ゆ〜『事務処理』はやたらと早いんだよな…ちょっと行ってくる」 お気楽な様子で内海は『新』分室を後にした。
585 :
555 :2009/04/16(木) 23:27:43 ID:???
番外SS 配属(2) 「増員…ですか?またこの時期に何で…」 副本部長のデスクの前に直立不動の姿勢をとった内海は、姿勢とは全く異なる態度で時期外れの人事異動についての疑問を投げた。 「つい最近まで、分室の増員要請に気が付かなかった。私の不徳の致すところだと大いに反省している」 …副本部長の態度が気になる。設立経緯からして、『分室』は人員増員が行われる部署ではない。 「え〜、1つよろしいでしょうか?」 軍隊(自衛隊は軍隊ではないらしい)では、命令は絶対だ。が、嫌味の1つ位は言ってもバチは当たるまい。上官に対する反抗は出世の妨げだが、出世なぞとうの昔にあきらめている。副本部長を無視して内海は続けた。 「ウチ『本来の業務』であれば『副業』の量を減らしていただけませんか?そもそも、ウチは問題のある連中をさっさと退職に追い込む部署でしょう?」 内海の嫌味に副本部長は(わざとだろう)驚いた顔をした。 「内海二佐。君が防衛省に在籍しているということは、分室は全く機能していないということだぞ?それと、過去に異動させた連中は、君の言う『副業』要員だ。『本業』要員ではない」 「なるほど。私の『ため』の分室でしたか…しかし、今までの連中が『副業』要員?こりゃ、同業他社に出し抜かれるはずだ。全然なっちゃいない…」 「それについては同意せざるを得ない。ここ(市ヶ谷)の大抵の連中は、君と、君の副官の評価基準に達していないだろう。が、君達の評価基準故に、事務屋の間では内海分室に人員を配属するべからずという申し送り事項すらある」 副本部長から分室継続の理由と、彼への高評価を間接的に得た内海二佐は、口の端に一瞬笑いを浮かべたが、すぐに真顔に戻った。 「それならば、他部署に回された方がよろしいのでは?同期の木村一佐のところなんかどうです?私如きでは(要員育成は)手に余りますが?」 「その木村一佐のところの要員を『使い物にならない』と、さっさと突っ返してきたのは誰だ?優秀な人材を潰されたと嘆いていたぞ…で、どうだ?ここらへんで木村一佐に借りを返しておいては?」
586 :
555 :2009/04/16(木) 23:28:43 ID:???
番外SS 配属(3) 人員の『出所』を理解した内海は、複雑な表情になった。 「…木村一佐が扱いかねる人材ですか…そりゃ大変だ…で、どうしろと?」 「『本来の業務』で処理しても、『副業』要員としてコキ使っても構わん。要員は曹が2名。それと副官の補佐に予備自衛官を復帰させた。発令は…実は済んでいる。事務屋が君に文句言われる前に処理しろと言ったんでな」 「場末の部署に貴重な現役は回せない訳ですね…しかし情報本部『らしからぬ』手際の良さですなぁ〜」 「本気を出せばこんなもんだ。ああ、本人達は分室に赴任しているはずだ。観念したまえ」 内海の最大級の嫌味を平然と受け流して副本部長は人事発令の受諾を強要した。こうでないと市ヶ谷の副本部長は務まらない。 「やれやれ…広い部屋になったと思ったら、こんな裏があったんですね…事務屋は怖いなぁ〜」 「事務屋も同じ事を考えてる。『内海二佐は油断ならん』とな」 「…我々はもっとわかり合うべきだったのでしょうか?」 内海は大げさにため息をついた。 「無駄な努力は止めておいた方がいい」 内海に同意を示すように副本部長は答えた。 分室に戻った内海を、女性自衛官が4名(1名は彼の副官だ)が待ち構えていた。 「片岡清香二尉以下3名。特別分室に配属されました。着任の許可を願います」 副官そっくりの長髪の二尉と、1組の双子が一斉に内海に敬礼した。 「…着任を…許可する…」 反射的に答礼しながら、内海は全身の力が抜けてゆくのを感じていた。
587 :
555 :2009/04/16(木) 23:29:31 ID:???
番外SS 配属(4) −新宿− 「面倒かけて済まんな、内海」 「…大抵のことならそうは思わないんだが…今回はさすがにね…」 「市ヶ谷じゅうで話題になってる。内海二佐が、双子を二組揃えたハーレムを作ったってな」 「誰だ!そんな馬鹿な噂流したのは…彩香君…山本二尉だけでも扱いかねてるのに、片岡二尉に加えてあの双子だぞ!君は知らんだろうが、片岡二尉は山本二尉以上に扱いが難しい。凶暴さは山本二尉以上だ。新配の双子は…完全にボクの常識を超えている…」 「凶暴?山本二尉がか?そんな風には見えないけどな?」 「一度山本二尉と格闘訓練やってみろよ…3分以内にボクの言うことが細胞レベルで理解できる」 「遠慮しとく。で、ものは相談なんだが…」 「なんだよ…まだあるの?ウチは頭痛のタネを4人も抱え込んでるんだぜ?」 「職場に華があっていいじゃないか?」 「華だとぉ?ありゃ全員毒花だ。いや、『毒』なんてレベルじゃない。それに山本と片岡に関して言うならば、悪魔の方が相応しい。新配の双子は使い魔程度だけどな…」 「そんなレベルなのか…」 「ああ、これ以上は悪くならん。何せボクにとって、最凶のスタッフが揃った訳だからな…」 「ほぉ…なら、もう1人位増えても問題ないだろ?実は、優秀なんだが扱いかねる人間がもう1名居るんだ。ウチの様な『地道な調査』向けじゃなく、荒事が得意な内海分室向けだと思うんだがね…」 「双子…新人の方だけど…それを戻すって条件でどうだ?」 「駄目だね。あのコ達は業界に名が売れてるんでウチじゃ使えない。情報分析とか、書類仕事は驚嘆するものがあったけど…俺としてはこっちの方が双子よりも内海分室向けだと思う。双子は事務屋の横槍があったんで手放したんだ」 「…やっぱり事務屋か…で、そいつを引き受ける事で、ボクに何かメリットがあるのか?」 「そうだな…ウチが事務屋に文句言ってる『内海分室の過剰なスペース』と、『ふざけた経費要求』については文句は言わせないようにするよ。今年度だけだけど…」
588 :
555 :2009/04/16(木) 23:31:24 ID:???
番外SS 配属(5) 「(引っ越しが)高くついちゃったなぁ〜。まぁ、女ばっかりの職場じゃボクも肩身が狭いから、1人位(同性の)仲間が欲しいからね…」 「よし、そういうことで…それじゃ、ここは俺が持つよ!」 「何かウラがあるだろ?木村…」 「ないない…全然…よしっ!もう1件行こうぜ!」 数日後、口の悪い連中から『ハーレム』の渾名を頂戴することになった特別分室に、更に1名が配属されることになった。 内海の予想(というか思いこみ)を裏切るかのように、広報部所属が最良と思われる美貌の女性自衛官が、無表情に着任の報告を行った。 「大島響子三曹、特別分室へ赴任しました。着任許可願います」 「あ、あ〜…着任を…許可する」 「きゃぁ〜きょ〜こちゃんデス!」 椅子にへたり込んだ内海は、それでも受話器を握りしめ、猛然とダイヤルを始めた。 「もしもぉ〜し!分室の内海だ!木村一佐はいるか?何?打ち合わせ中?よろしい!そこを動くなと伝えといてくれ!」 叩き付ける様に受話器を置くと。内海は立ち上がった。 「出かけてくる!ああ…大島君だったな?わからん事は山本二尉に聞いてくれ!じゃぁ〜なっ!」 勢いよく内海はドアの外に消えていった。 「どうやら騙された様ね。全然変わんないじゃない…」 長髪の二尉…片岡清香が状況を推測した。 「いいんじゃない?私1人でオジサンの相手だと老けちゃうんじゃないかなぁ〜と思ってたの」 「歓迎会シマしょぉ〜」 「賛成!」 「あの…私は…何をすれば…」 『内海分室=ハーレム』の噂が陸海空を問わず、全省レベルになったのと、人員が『最凶の布陣』になった瞬間であった。
589 :
555 :2009/04/16(木) 23:32:28 ID:???
え〜、諸事情があるので当分書けません 皆様ごきげんよう
590 :
名無し三等兵 :2009/04/16(木) 23:57:13 ID:9nBotTOC
乙です 時々、生存報告かわりの投下くらいは期待してます(笑)
>>584 お久しぶりです
内海分室も双子にターミネーターと
騒がしくなりましたね
またここにきてください
亜麻野敦子はどうしたのですか
出てこないということは最低渚と
一緒に防衛大学校進学かな
双子って、特別枠で防大進学出来たはずだけど・・・ 早めに強制服務を終わらせて、3年たってから 娑婆で地方人になりたいのかな? もしくは、海外からのオファーが激しすぎて内海の庇護下に逃げ込んだとか メリケンとかから、「留学要請!」が来たとかあったら面白いかもね
593 :
名無し三等兵 :2009/04/18(土) 22:57:24 ID:zb6F08se
確か美統に潜入するときに防大推薦を増やすという飴でつられたはず。
鬱・・・いやいや内海の元に復帰した副官の片割れって”人妻”なんだよな で、数ヶ月前までJKだった双子と、タイプは異なるけど「観賞」なら最高な 同年齢を侍らせて・・・だから、事実を知ってる管理職・専門職は、ともかく 配属したてから二十代後半くらいまでの皆様の視線とヤッカミが凄いと思うんだな。 お茶入れたりとか、ちょっとお使いとかランチの時に「合コン」のお誘いとか 結構露骨だったりするかもしれない・・・副官の洗礼を受けてない皆様が。 あと、本省での会議の後とかで内海に「見合い」についてのネゴを頼むとか 学生じゃなくなったから、「解禁」扱いなんだよな・・・
595 :
555 :2009/04/19(日) 12:52:59 ID:???
内海…悪党(魔王) 副官…悪魔(魔女) 双子…使い魔 新人…ターミネーターもしくはガイバー の 「地獄の総合相談室」 みたいな布陣になった訳で…
嫌だなぁ・・・・ 中身でなくて、見た目の事でしょ 広報からオファーが来ないかな? 写真とか映像ならオッケーで。 あと、分室の所在地はどこら辺ですか 公務員だし、仕事がヒマな時期なら18時ごろで上がって 帰宅までの間、ショッピングとか・・・出来そうで、容姿の問題で またメンドクサイことが!とかあります?
番外SS 配属を読んで
九校目
751 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/04/08(火) 21:38:08 ID:???
山本二尉の、あまりのMMK(モテテモテテ困る)ぶりと、法務省の苗床刈りで
>>241 の、実習潜入偽造が「零細芸能事務所に所属する売れないB級アイドル」
と、ゆーのを思い出した。
・・・あと、内海室長の胡散臭さとか
なんか、大掛かりな工作で内海室長が社長役、秘書兼事務兼マネージャーが山本二尉で・・・とか
考えてしまった。
「都会の狸」の胡散臭さ全開のトークと、防女地味系容姿学生を数人「所属タレント」として
売り込んで「いやいや うちのコたちは良いコばかりですよ」と煙に巻く
・・・内海主役で一本読みたくなってきました
これを思い出した。
あと その10 72 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/04/27(日) 10:22:59 ID:fz604n9/ 防女の学生は、美人とか可愛いとか萌え(笑)はあるかもしれませんが ”垢抜けない”・・・・人生のうち思春期の極一時期にだけ存在する 色気・・・セックスアピールが存在しません。 比較はまずいですが「ギャル系」の中に、防女学生が衣装やメイクを合わせて並べても 言葉では形容できない処女っぽさと言うか、生物としての根幹の部分の健全性・・・生存能力の差と言うか ・・・の”見えない違和感”から見る人間が見れば一発でばれます。 表現が悪いのですが、一つの目的のみに全てを積み上げた高機能兵器と民生品の違いと言うか。 その為、娑婆の一般女子とは見た目からして違うため”浮く事”が多いのです。 ただ、方向性は異なりますが、訓練の積み上げ量とか覚悟とかが一流を目指す少女モデルとか若手女優とかと 重なるところもあるようで、その姿勢の良さとか、モデル並みにまっすぐ頭を上げて歩く姿とかから あくまでも一部ですが、防女学生が首都圏で私服で歩いていると「どこの事務所?」と声をかけられることもあるようです。 とか
>>594 見合い話が出ると
外国の情報機関やSSLや大友財閥からの
妨害が入ると思う
双子にそういう意思があっても周りが許さないはず
>>595 ついでに張千尋もいれば面白かった
でも彼女諜報じゃなくて強襲だった
>>596 美しすぎる自衛官大島響子として広報が取材に来るのか
でもあまり情報分室をオープンにするとまずい気がする
生まれ月によっては、まだ18なんだろ?<美しすぎる自衛官大島響子
国内メディアだけでなく海外メディアの露出とか問題かもね
・・・でも、英語ネイティブで第二外語の種類によっては
広報とかの情報公開が業務の部署からの手伝い要請があるかも
>>598 >ただ、方向性は異なりますが、訓練の積み上げ量とか覚悟とかが一流を目指す少女モデルとか若手女優とかと
>重なるところもあるようで、その姿勢の良さとか、モデル並みにまっすぐ頭を上げて歩く姿とかから
>あくまでも一部ですが、防女学生が首都圏で私服で歩いていると「どこの事務所?」と声をかけられることもあるようです。
602 :
名無し三等兵 :2009/04/19(日) 20:53:11 ID:QWuUDIC+
あの年度だけでなく、ここ10年くらい見回してもトップになるくらい たおやかで清楚な美貌も持ち主だったんだよね<大島響子 ・・・黙ってさえいれば。 もう学生では無いけど、彼女を中心とした話とか面白そうですな。 本人は、美貌の希少性と同じくらいのレベルで剛胆だから 何があっても揺らがないだろうけど、表面だけに惑わされて右往左往する周囲と 「良く判っている」から、できるだけ暴風圏に近寄らないで遠巻きにしている防女関係者と ・・・貧乏くじで、暴雨風圏で踏ん張らなければならない分室の方々のお話とか。 内海の(零細)芸能プロ社長姿とか見てみたい気がします
>>600 美しすぎる自衛官大島響子
このキャッチフレーズ気に入った
SSを作るときに使用してみよう
玲瓏な美貌な持ち主なんでしょうな。 着物が、とんでもなく似合うと思う 防女時代に、楚々とした立ち振る舞いと日本舞踊の動きとかも教えられているし 「見てるだけなら」 「口を利かなければ」 絶品!なんだろうけどね。 あと、和服だけどウン千万する国宝級を贈られるとかあるかも(笑) 「アンタに着てもらえれば、そいつも幸せだろ」とか
606 :
名無し三等兵 :2009/04/21(火) 21:33:23 ID:XTWfGJul
もともと学力と運動能力と面接の他に容姿でも選抜していると噂されている学校だからそれなりの美人はいる。さらに鍛えられ美しさが増してくると思う。
初代スレの基礎設定に、高等部以降は容姿を磨く事も 課業とあるんだけどな 過去スレ倉庫の設置が急務だと思う
609 :
名無し三等兵 :2009/04/22(水) 22:04:57 ID:DVr9v5fb
555氏のBlogが開かずの扉してるけど、開いたときには 未発表作品が開示されると期待してしまうな しかし、私事多忙なせいか皆さんの書込みもめっきり減ったな 寂しい
611 :
名無し三等兵 :2009/04/23(木) 21:50:28 ID:lwxfgski
軍板のスレらしく「初めての銃」を最初の座学と、模擬銃を使っての 射撃スタイルの練習と、分解、整備を目を瞑っていてもできるように 居残りもアリでやらされるとか、そして、いよいよ実際に射撃するときも 「オマエらが持っている銃は、実際に人を殺せる。気軽に持つと自分や仲間を傷つけ殺す。 それを絶対に忘れるな!」と、担当教官に言われてから順番に。 実際に、訓練が始まるのは高等部に上がってからだけど、そんなSSが見たいな 狙撃が上手な(そういえば、射撃が上手な学生の話ってないよね)学生の話ってあるけど 誰でも、最初は素人で才能もあるけど努力して上手くなったんだよな
612 :
名無し三等兵 :2009/04/24(金) 19:12:29 ID:UIRXBSGi
中等部に入学した6年生のお嬢さんたちが、毎日の早朝ランニングに そろそろ慣れてくることかな? 最初は、軽く3キロ(防女標準は5〜7キロ)を、5時半起床 洗顔後6時の10分前には集合・整列 みっちりと体が完全に目覚めるまでラジオ体操第一から始めて ストレッチを30分くらいかけてシッカリ行ってから班(6人 寮の部屋班と同じ)ごとに整列して ランニングを開始。 終了後、時間があったら軽くシャワーを浴びて朝食を取り 学科(午前4時間 午後4時間)を行うことになるが、早朝ランニングの班で 脚が遅かったり、スタミナが無く途中で走れない者がいても 班単位の連帯責任なので、シャワーだけでなく朝食も摂れない班が出る。 6年生は、このように入学直後から体力強化と、時間厳守・事前行動 そして、連帯責任を日常生活で叩き込まれることになる。 あと、学科では完全拘束体制による、ゆとり教育とはほど遠い集中学習。 中等部卒業時までに、高等学校普通課程2年の前期分と、英語ネィティブレベルの語学力 と、第二外語ミドルクラスの学力を身につけることになるが、普通課業が終了後も 学科の理解が曖昧な部分を再学習する補講や、予習復習をこなし夕食、入浴等で 10時の点呼・就寝までの間、慣れるまで息を抜くヒマもないのが6年生の日常である。 スレッカラシの1年生も、こういう初々しい時代があったのである
>>612 よくよく考えたら新入生というか
中学部の生徒のSSはほとんどないな
やっぱり設定が難しいのかな
高等部だと専門教育の入るから両用、強襲、諜報といった
生徒が活躍できるのだが
中等部のカリキュラムからして、体力強化と超進学校並の詰め込み教育と 集団生活による規律のたたき込みだからな。 初代スレあたりに、事情があって入学してきた娘たちの厳しい話のSSが 途中まであったけど。 入学式の事前練習で「君が代を思想上の理由で歌えないなら帰れ!」と 怒鳴られて、とか。 消灯後、ベッドで泣いてるとか 70年代テイストな雰囲気で
早いところは明日から連休 こういうときに卒業試験対策で 山に行く生徒もいるかもしれない 張千尋みたいに罰ゲームで行くものもあれば 源田さつきみたいに自主的に行くものもある
>>612 いくらハードなスケジュールだとしても
成長期真っ盛り、体を作る大切な時期に朝食を抜かせるようなバカな真似はするべきじゃないな
大人になると一食抜くぐらい平気だが、その年頃の子達は
きちんと食べないと集中力は落ちるわ体の成長は妨げられるわで百害あって一利なしだし
彼女らの運動量なら尚更だ
…ま、段々と大人になっていくと
その辺の遠慮は無くなっていくわけだが
つガーデン(出来の悪い学生のなれの果てであるところの屯田兵が)差し入れとか でも、最初ならともかく2週間くらいで全員朝シャンと朝食は出来るくらいまでになるよ そして、「防女の学生は、とにかく良く喰う」と言う評判通りと色気(可愛さ・容姿とは別)が ひたすら摩耗していく生活が始まるのです。 防女中等部と市井の女子中学生では、圧倒的に後者の方に(雰囲気的な意味で)軍配があがるのです
>>612 >>616 過去のSSで夏休みに帰省して、6時に弟を強制的に起こし、
一緒にラジオ体操したあと5キロ走ったなんていう
強襲科生徒もいる(弟も一緒に走らされて、へとへとに)
朝から3杯もご飯を食べて弟はあきれていたが
それくらいのことをしないと強襲科の訓練についていけないのかと思う
強襲だけでなく、兵站や会計もそんなもんです
620 :
名無し三等兵 :2009/04/25(土) 20:26:52 ID:FB8vsdTl
兵站専攻のくせに、偶に握力80sのとか居るからな・・・
621 :
名無し三等兵 :2009/04/26(日) 14:46:29 ID:kPnjNTcN
>>617 >、「防女の学生は、とにかく良く喰う」
三食だけで足りないとか、甘いモノが食べたい!と言う乙女達の声なき叫びが
「ガーデン」の場当たり的な拡張とか、酒保のコンビニ化とか進めたんだよな。
初期の(女子鑑別所とか言われた時代だ)防女では饅頭一つ食えなかったと言う話だしな
・・・秋の休日に柿の収穫をやって干し柿をこさえてるとか、過去の先輩に誰かが
養蜂に手を出していたと言う話を聞いて、野生化してると推論後、蜂の巣と蜂蜜を採りに
探索しにいって、休日を潰す奴とか(見つかったかは不明 そもそも養蜂のミツバチは野生化するのか?)
業務用の角砂糖を共同購入して、瓶詰めに入れたのを時々舐めたり囓ったりとか・・・(旧帝國海軍の軍艦勤務ですな)
かように、甘みを(安く大量に)求める試行錯誤は代を重ねているのであります
623 :
名無し三等兵 :2009/04/26(日) 20:26:58 ID:uiKayDHn
違う 既存のキャラでは無い
625 :
名無し三等兵 :2009/04/27(月) 19:55:13 ID:zvYmCfpe
>>621 >角砂糖を囓るとか・・・
平成の女子校生とは思えん生活だな
そーいえば、昔ケーキバイキングで食いまくって、ケーキバイキング自体を
消滅させた猛者が居たような・・・
大赤字だったんだろうな
あと、ガーデン(屯田兵管理の倉庫内)に、焼き芋製造器もあったよな
サツマイモあたりは、大々的にコサエテルと思うが、ほったらかしで収穫できたっけ?
農業関係に強いヒトお願いします
>>620 強襲科や両用科のメンバーに腕相撲で勝ってしまうのですね
喰い放題の元を取る=原価までしゃぶり尽くす いや、マジでたまにこういうのいるんだよな・・・
>>621 >>625 サツマイモは大丈夫だったはず
もともと朝顔の仲間で芋さえ残せば自然に生えてくる
過去のSSに源田さつきが連休中に山篭りしたとき 自殺しようとして山に来た女性と出会い、女性に芋焼酎を 振舞った話があるので、芋焼酎を造れるくらいのサツマイモは 自生していると思う
630 :
名無し三等兵 :2009/04/28(火) 14:43:16 ID:qOi4j44F
全寮制女子校に通う華の女子校生たちの話なのに 食い気ばかりで色がないなぁ カレシとかおらんのか? アタシは旦那と在学中に付き合っていたぞ! ・・・と、現場勤務してるOGが単発で含蓄あるアリガタイお話(講義)をしてくれた時の最後の 質疑応答の終わる寸前に、講師が宣った一言 ちなみに、そのOG 子供は三人で、旦那は年下だそうである 補足 その日の夕食は、普段以上に残飯が出なかったそうである
>>630 年下の男ね
こういう例は本当にレアケースだろう
632 :
名無し三等兵 :2009/04/28(火) 23:38:33 ID:qTOAo8PX
555氏Blog復活!
633 :
名無し三等兵 :2009/04/29(水) 08:32:02 ID:+7m7I0Zw
昨日は見られたがまた見られなくなった。
634 :
名無し三等兵 :2009/04/29(水) 14:21:43 ID:/DHMitiv
春の連休だと言うのに、6年生は来年まで校外外出不可 三年生以上の高等部学生は・・・華は無いだろう ・・・で、屯田兵の某学生は 「昨年の砂糖きびの栽培は失敗したから、今年は養蜂に挑戦するわよ!」と 成功したら、卒業の時には野生化するよう準備してくんだろうけど 問題は、彼女が大学進学課程で京都大学農学部A判定保持なのに このままだと、確実に卒業が来年のいまごろになりそうな 卒業試験複数組と見られていることである。 ただ、農業系の大学に進む学生の一部については、単位修得には苦労しても 卒業試験だけはアッサリ合格する者も居たりする
>>634 沖縄出身の学生や沖縄に演習に行く学生に
サトウキビの精製品を送ってもらうなど
手を尽くしているみたい
ちなみに陸上要員強襲科と海上要員航海科に
沖縄出身者がいるのでよく頼まれるらしい
>>633 今も見られない
BS4の番外編が載っていたのに
637 :
名無し三等兵 :2009/04/29(水) 19:38:33 ID:4AdlmLCV
>>635 高いから精製品とかは無いぞ
業務用角砂糖の共同購入はあっても。
目的は「栽培」・・・自生・・・野生化であって
ガーデン内部で摂れる甘いモノの増加であります
(故に、歴代の先輩たちが植樹してった柿の木・栗の木・あんまり根付かないけど桃の木等は
非常に重宝されております
天津甘栗をこさえる機械も屯田兵管理の倉庫内にありますし)
あと、校外演習での必需品なので氷砂糖は校内で購入できます
豚インフルエンザが世界的流行を見せているが 彼女たちは特別な処置とかをうけているのだろうか
国内で処置受けてる学校とか組織とかあるか? 思いつきで書込むなよ
「絶好の演習ネタだ」 と思い込んで、ボランティアを申し出るむ兵科の連中もいるだろうけど 大抵は、 「おまいはアフォか!」 で済むのではないかと
641 :
名無し三等兵 :2009/05/01(金) 00:04:43 ID:XwJBndWU
ぶっちゃけ訓練生な訳で、非常時とか緊急事態以外は 勉強に勤しむのが義務なんだな。 「現場」を知ることが勉強になる事もあるけど、そう言うときは 「お客様」扱いなのを踏まえるべき
642 :
638 :2009/05/01(金) 16:16:04 ID:???
>>639 処置と言うのは休日の外出禁止や
予防接種のことです
手伝いに行っても足手まといになるだけ
643 :
名無し三等兵 :2009/05/01(金) 16:59:37 ID:xsGZRUPp
平日は当然だけど、休日も基本校外に出れない学校だからな・・・ あと、隔離された環境で、短周期でメディカルチェックされるから 娑婆にいるより遙かに安全だと思うぞ
644 :
名無し三等兵 :2009/05/02(土) 00:00:12 ID:ukty2Rqk
世間は連休なのに、補習や補講や再訓練をやってるのが居るのが防衛女子と言うところ で、一番悲惨なのが、未だに卒業試験に合格していない旧1年生である。 大学進学したものは、キャンパスでの初の連休を満喫(しようと画策し) 社会に出たものは、もう少し待てば初ボーナス ・・・なのに、自分は回収・・・再訓練・・・最出発・・・リタイア・・・回収・・を何回繰り返したことか 専任教官も助教も何も言わなくなった今日この頃、寮にも既に部屋は無く 再訓練を行う演習場に併設されたテント住まいのわびしさが身にしみる・・・ 今度こそクリアして、一日でも早くこんなとこ出てってやる! あと、在学生が「見えないヒト扱い」とは言わないけど、すご〜く気をつかってるのが モロわかりでかえってせつないです・・・
>>644 試験対策をしているので昔ほどは
そういう生徒は出なくなったのではないか
あったとして5年に一人の割合
647 :
名無し三等兵 :2009/05/02(土) 17:37:50 ID:TWaTRVlN
でも出るんだよね 卒業年度によっては、卒業式前日の準備会の段階で全員卒業も 行き先も決定していて、後の算段は卒業後の宴会だけ! ・・・と、言うのもあるし、卒業式最中に山の中を這いずりまくっているのが 二桁という年度もある。 その中でも、専攻によっては全員卒業とか卒業式に出てる人数の方が少ないとか・・・・ 単独踏破だから、下駄の履かせようが無いしなぁ・・・・ ここまでやるから防女卒のブランドが維持されてるんだけど あと、こういう連休中に卒業の先輩が居た翌年の卒業式出席率は 例年よりはるかに多い傾向らしいぞ
>>648 BS3の完全版とBS4の続きもお願いします
”嗚呼は、成りたくない”と
「足りんな…」 とつぶやいて、1人残って訓練をする 目つきの鋭い東洋系の男みたいなストイックな 学生が居るかも知れない。 そのおかげで就職先の配属が遅れて、場末 (と言われる部署)に配属されるとか…
そこで連休も中部山岳に わざわざ落下傘降下して 疑似体験する連中も出てくるはず
654 :
名無し三等兵 :2009/05/03(日) 20:28:14 ID:9LV8uF2O
それは無いな 予算も無いし私用では許可も下りない<落下傘降下 サバイバル技術の向上とかじゃないか それよりも、卒業単位修得の方が重要なんだがな
降下厨が居るみたいやね
656 :
名無し三等兵 :2009/05/03(日) 23:08:36 ID:/35szkKw
なんか、防女の食事って栄養設計されていて量も多いけど 甘みに欠けると言う意味で刑務所の食事とか連想する 毎食にデザートとか、定期的な間食とか嗜好食品について考察したいと思う
657 :
名無し三等兵 :2009/05/04(月) 13:27:55 ID:TRkftlfD
でも、昭和時代のメニューに普通にステーキとかあったぞ マナー実習で、高級フランス料理とか食わされる(肩が凝って食った気がしねぇ)とか それなりの回数あるしな チープな買い食いとか放課後にお喋りしながら、ちょっと高級なカフェでお茶するとかできないだけで
防女の土日祝日のメニューの一例 朝:おにぎりセット(出来合い)、みそしる(インスタント) 昼:スタミナ野菜炒め、ナムルサラダ、かぼちゃと肉そぼろの煮物、 じゃがいもと玉葱の味噌汁 夕:あさりシチュー、ゆでブロッコリー、漬物、コーヒーゼリー 所詮こんなもんだよ。 お茶なんて、営内の自動販売機の前のところで済ませる。 お菓子はそもそも禁止な(甘いものを食べると軟弱になる、という考えから)。
嘘付け!! PXには、兵站科の長年の努力の成果としてメニューが豊富だぞ お菓子が禁止な訳ないだろ
菓子類や、化粧品類の発売前のモニタリングは 各サークルで抽選になるほど人気がある 甘い物は疲労回復に役立つ
と、言う以前に防女のメシにレトルトなぞ無いわ! (個人購入は除く) 娑婆の同世代より余程健康的な食生活をおくってるんだぞ 弊害として 脚が長いけど太めのムチムチが多かったりします
>>658 防女生のハードな一日を考えてから書き込めよ…
上にも出てきてるけど疲労回復・脳の栄養補給のためにある程度の糖分は必要
ポテチみたいな油分やカロリーの高すぎるジャンク菓子は良くないだろうけど
>>656 防衛大の場合だと
法律か規則で摂取栄養量が決まっているらしい
(昔勤務していた会社に防衛大をでたあと海上自衛隊に進み退職した人がいた)
たぶんここも防衛女子設置法案か防衛女子校規則集に出ているはず
栄養のバランスの取れた食事と訓練で肥満とは無関係の体になっているはず
664 :
名無し三等兵 :2009/05/04(月) 18:41:16 ID:TRkftlfD
まぁ、標準以外の乙女の飢えを満たす為に 「ガーデン」が発足したんだけどな 梅雨の前に、保存食の処分(当然胃袋へだ)とか 備蓄倉庫のチェックとか(初期には野ネズミに前期の収穫全部やられたことあったし) 休日や時間管理の要領の良い者がやってるんだよな。 ただ、校舎や寮からかなり離れていると推測される 「ガーデン」と、どのように往復しているかが判らん 発足が”見た目雑木林みたいな果樹園”とか”昔の畑の痩せた芋”とか ”いつからあるか判らん池の魚”だしな
665 :
名無し三等兵 :2009/05/05(火) 14:40:36 ID:hNwf12Rh
基本体力トレーニングは「ランニング」「水泳」「山登り」だから 持久力と柔軟性を兼ねそないた筋肉を育成できるんだな。 ランニングは毎朝の基礎トレーニングに入ってるし 水泳は、温水プールと屋外プールで冬期以外は頻繁に行う。 そして、登山だが最初はともかく徐々に背負う荷物の重さを増やして (あと、踏破時間の短縮・体調管理・事故対応も考課対象) いくから、言ってみれば基礎トレーニングの段階から 卒業試験を見据えて鍛えているんだな。 ちなみに、衣服着用での水泳(場合によっては装備を持ったまま)については カラダが覚えるまで繰り返し教え込まれるので、防女学生は全員 溺れる可能性が極小になっています(泳げない人間がパニックになったという設定も訓練項目にあるので)
>>665 中等部では格闘技と医療技術、
高等部では射撃と落下傘降下も
必須になると思う
667 :
名無し三等兵 :2009/05/06(水) 00:08:54 ID:f7XCUQC5
中等部でやるのは基礎ですよ 防女の生活規律と体力を含めたカラダ作りと全日制高等学校普通科前期までの カリキュラムと英語と選択制第二言語を、ほぼネィティブスピーカー兼、高等教育を受けた 同世代レベルの語彙と作文・ディベートできる能力を身につけさせられるので。 正直、中等部では軍事訓練(カラダ作りの格闘術を除く)は、殆どカリキュラムに入っていません。 開始は、4年生後期以降ですね 本格的に始まるのは、カリキュラム選択単位制が適用される、高等部以降からです。
今日で連休終了 連休こそ555氏が登場すると思ったが 登場しなかった 彼も忙しいのだろう
670 :
名無し三等兵 :2009/05/06(水) 19:20:21 ID:Zlsffa7J
景気が悪いから、今年入学の学生は逸材が多いとか いや、景気が良いときにワザワザ志願する年度の方が 出来が良いとか なんかジンクスがあると思う
672 :
名無し三等兵 :2009/05/07(木) 13:05:18 ID:sNCtavTM
>>670 昔はジンクスがあったが
今はレベルの高い生徒が入学しているので
あまり関係ないと思う
674 :
名無し三等兵 :2009/05/07(木) 19:45:06 ID:75xGcSnX
景気が悪いときの方が倍率が上がるのはデフォルトなんだけどな 給料と各種社会保障込みで無料で高等教育が受けれて 学歴付くし公務員として就職先も用意される。 とんでもない倍率になっていそうだ
>>674 過去のSSだと50倍(たぶん一次試験)
有名私立女子校を蹴って入学する生徒もいるだろう
来週11日は強襲科のアイドル源田さつきの誕生日 これを機に生みの親の212氏は是非帰ってきてほしい
677 :
名無し三等兵 :2009/05/07(木) 20:29:09 ID:75xGcSnX
一学年が100人ちょっとだから、5000人を超える女子小学生が 志望する訳だな で、国立学校だから入試費用はタダと。 抽選とか無しで完全実力試験で選抜されるから不公平感は無いんだな あと、入試に伴い健康チェックがあることと、入学試験に体力テストもあるんで 旧制高校卒業組を中心とした「入学試験に体力テストを!」と主張する教育関係者たちから 好意的評価を得ております
唐突にSS投下 久々に狙撃分隊のあの二人を使ってみた
冬戦争(ふゆせんそう、フィンランド語ではTalvisota)は、第二次世界大戦の勃発から3ヶ月目にあたる1939年11月30日に、ソビエト連邦がフィンランドに侵入した戦争 である。 フィンランドはこの露骨な侵略に抵抗し、多くの犠牲を出しながらも、独立を守り抜いた。 シモ・ヘイヘ(Simo Hayha, 1905年12月17日 - 2002年4月1日)は、フィンランドの軍人、狙撃手。 フィンランドとソビエト連邦の間で起こった冬戦争では、フィンランドが生んだもう一人の天才スナイパー、スロ・コルッカと並んでソビエト赤軍から恐れられ、史上最 多の確認戦果505名射殺の記録を残している。 (wikipediaより) 防衛女子校陸上要員強襲科狙撃分隊の教室 「…と、いうわけでだ」主任教官が何かを言い終わる前に、狙撃分隊3号生徒・小川莢が手を挙げた 「はーい、教官!1年以上出番がなかったうえにいきなりそんな入り方でいいんですかー?」 「いいんじゃないか?覚えてる人はこのまま、覚えてない人はまとめサイトでも見てねってことで」 「というか何でこんなに出番がなかったのだ?私などほとんどSSに登場した記憶すら無いのだが」ロシアからの留学生、ディーナが不満そうにつぶやいた 「そういう苦情は作者に言え、作者に」(※作者注:忙しかったからです) 「しかもいきなり我が祖国が敵役とはどういうことか(怒)」 「出番がなさすぎてつまんなかったでーす。作者さんにペイント弾撃ちこんでいいですかー?300mだけ逃げてもOKってことで…フガフガ」 隣に座る狙撃分隊3号生徒・雑賀珠子が彼女の口をふさいだ 「教官、続キヲ」 「おぉ、相変わらず雑賀は常識的で助かるよ…お前らも見習え」分隊員からのブーイングを華麗にスルーして、教官は教室のドアの外に声をかけた 「入っていいぞ」カラカラ…と戸が開き、一人の少女が入ってきた サラサラの金髪に白い肌、強い意志を秘めた青い瞳、その下にうっすらと残るソバカス、背は170センチ弱のスラリとした細みの女の子だ 「紹介しよう、彼女は」教官の言葉を遮り少女が口を開いた 「はじめましてッス。フィンランドから来ましたシルヴァ・ヘイヘでっす。よろしくお願いするッス!」ある意味(?)流ちょうな日本語に皆の口がポカンと開いた
「…だからその喋り方は日本語として変だと言ったじゃないか」 「えーっ?教官、でも言葉は通じてるッスよ。どこが変っすか?これが敬意を示す話し方だと聞いたッス」 「いや、見た目とのギャップが…まぁいいか」 そう言って教官は分隊員に向きなおった 「彼女はフィンランド国防軍士官候補生選抜プログラムの学生だ。ウチには2週間の短期留学で来た。 その名が示す通り、あのシモ・ヘイヘの子孫にあたる。当然彼女もスナイパーだ」 「自分はまだまだ修行中の身ッス。今は世界各国を回っていろいろ教えてもらってる最中ッス。短い間だけど、よろしくお願いするッス!」 「と、いうわけだ。仲良くしてやってくれ。特にディーナ、敵対心を持つんじゃないぞ」 ディーナがうっすらと笑みを浮かべた 「フッ…教官、我が大ロシアが過去の遺恨にいつまでも縛られるとでも?」 「遺恨って言ってる時点でかなり怪しいぞ」 「ディーナ…ロシア人?」シルヴァの眉間にしわが寄った 「あぁ、私はディーナ。ロシア空挺軍リャザン空挺学校青年部からの留学生だ」 「ふぅん…ロシア人ッスか。へぇ〜」 「…貴様、我が祖国を愚弄する気か?たかが数か月の戦争で、しかも領土侵攻を許してなお勝った気でいるとはおめでたい話だな」 「そんな小国相手に大損害を出したソ連って国もおめでたい国ッスけどねwあぁ、ソ連ってもう無くなったんだっけ?」 「…どうやらここ80年の歴史を教えなおす必要があるようだな」 「イワンの歴史なんかいらないッス。我がスオミには千年以上の歴史があるッスからね」 そんな二人の様子を見て、教官が天を仰いだ「あぁ、やっぱり…だから俺は反対だったんだ」 「わぁ、火花散ってる〜これってライバル関係?殴り合っちゃう?そして国家と遺恨の枠を超えて生まれる友情!」 「…莢、喜ンデル場合ジャ…」 「え〜でも面白そうジャン。これから楽しみだね〜」 「貴様、明日からの訓練で思い知らせてやる!わがロシアを愚弄した罪をその身で贖うといい!」 「一昨日きやがれッス!カレリアのソ連兵みたく地獄に送ってやるッス!」 そうして二人の対決が始まった
「…で、これがその対決の結果というわけか」 教官の手元にはここ1週間における二人の対決の記録があった 「なになに…800m射場でいかに射弾を集中できるか勝負して…速さではシルヴァ、正確さではディーナの勝ち 決着がつかずその後二人で射場を占拠して4時間ぶっ通しで勝負続行 応用訓練射場で移動目標に対する射撃…接近能力でシルヴァ、長距離射撃能力でディーナ 決着がつかずその後数度の勝負を経て移動標的装置が故障…あれ幾らすると思ってんだ? で、その間はお前らの訓練ができなかったと…」 「…」コクリ、と頷くタマ 「いや、すごかったですよ〜 『敵に接近できないなんて狙撃手じゃないッス!』とシルヴァちゃんが言えば『敵の手の届かぬところから敵を仕留めてこそ狙撃手だ!』と譲らないディーナちゃん もうエスカレートしまくりって感じ?見てて面白かった〜」 「小川、まさかお前が二人を煽ったわけじゃあるまいな?」教官が疑いの目を向ける 「…や、やだなぁ〜教官、そんな『ウチのリナ先輩ならあの標的を1発で倒せるのにな〜』とか 『シモ・ヘイヘとかヴァシリ・ザイツェフならあの標的を仕留められるかもね』とか言ってな…」 「お前の仕業かー!」 「教官こめかみ止めてイタイイタイ><」 「アノ、教官」タマが重い口を開いた 「二人ガ『決着をつけたい』ト」 「決着なぁ…とは言うがな、どうやって決着をつけるつもりなんだ?判定は俺でいいのか? でも二人が納得するような勝負じゃないと、結局は同じことの繰り返しだぞ?」 「『狩猟で勝負をつけたい』ト。実際ニ獲物ヲ仕留メタラ勝負ノ結果ハ一目瞭然ダト」 「ふむ、狩猟か…あんまり俺は好きじゃないんだが、まぁ仕方あるまい」
翌日、防女近郊の山中、教官の運転するRV車でやってきたのはシルヴァとディーナ、そしてお目付け役のタマと莢だ 「先に言っておくが日本では狩猟というのはかなりマイナーな分野だ。そもそも日本人は銃をあまり好まん。 おまけに日本は狭い。狩猟は地域がかなり限定されているということを忘れるな」 「了解ッス」「うむ、了解した」 「という訳で今から狩猟可能区域まで向かう、そこで二手に分かれて狩猟開始だ。ウサギが1点、シカが3点、イノシシ5点にクマが10点…これでいいのか?」 「妥当だ」「おkッス」 「くれぐれも言っておくが…お互い狩り合うなよ?そうなったら俺がお前らを狩らなきゃならん」そう言って教官は手に持った狙撃スコープ付64式小銃を叩いた 「なぜ勝てる勝負でそのようなリスクを冒さねばならんのだ?教官は時々、理解不能なことを言うな」 「自分が勝つのは当たり前ッス。このロシア人が暴走しないように見張っておいてほしいッス。まぁそれでも負ける気はしないスけどね」 火花を散らす二人に「ホントに大丈夫かよ…」と呆れる教官であった 狩猟可能区域に向かい5人は山道を歩き始めた。訓練扱いではないので全員私服だ。山歩き用の服や母国の迷彩服に身を包んでいる ディーナのSV-98もシルヴァのSAKO・TRG-21もボルトアクション式の狙撃銃だ。他にタマのレミントンM24、そして莢のM-4カービン狙撃verがある 「ねーねータマちゃん。狩猟ってしたことある?」莢が前を歩くタマに話しかけた 「…少シ、オ爺様ニ付イテ行ッタ」 「へ〜…でも実際、生き物にホントの銃弾を撃ち込むのってどうなんだろうな〜?そりゃゲームでだって訓練でだって散々撃ってるんだけど… 生き物に実弾を撃った経験って、やっぱ違うのかなぁ?」 「…」考えるような顔をするタマ。そして足を止めてじっと莢の顔を見た。そして… 「アノ」と口を開いたその瞬間だった どこからか悲鳴が聞こえてきた
「悲鳴!?」教官が足を止めて周囲を見渡した 「いったい何事だ!?」「どこから!?」ディーナとシルヴァも足を止めた また悲鳴が聞こえた、女性の金切り声だ。方向は…「…アッチ!」タマが指さす方向に皆が視線を向けた 谷を越えて500mほど先にある向かいの山の中腹、片方が切り立った岩場になっている山道の上に二人の人間がいた。一人は座り込んで、その後ろに悲鳴を上げている女性が立っている そして、二人の前に現れたのは…「熊だ!」双眼鏡を目に当てて教官が叫んだ 山道の先、木の陰になっているところからゆっくりと熊が現れた。体長約2mほどの大人の熊だ。低い姿勢になって体を左右にゆすっている 「…いかん、狩る気満々だな」ちょうど木の切れ目になっている山道で、二人の姿はよく見える。どうやら座っているのではなく腰を抜かしているらしい 「ど、どうするッスか!?」「まずいぞ、月の輪とはいえ…」 その時、タマが動いた 肩から銃を下ろし素早く伏せ撃ちの姿勢をとる。慌ててディーナとシルヴァも構えようとするが… 「ちょっと待ったディーナちゃん」「うわ、キョウ!胸を掴むな!」 「まぁ待てシルヴァ」「何で止めるッスか教官!?」教官たちが二人を止めた 「ここはアイツに任せろ」教官が言い、莢がすぐにタマの後ろに座った 「距離490m、風向右から左、風速3」「…」タマがボルトを引いて初弾を装填した 「直接狙う?」「…イヤ、足止メスル」「りょ〜かい」タマが安全装置を解除した 熊と人との距離はもう5mにまで迫っていた。襲いかかろうと熊が身をかがめた…その瞬間だった
PAM! タマの撃った弾は熊の頭上にある木に当たり、折れた枝が熊の顔面を直撃した。唸り声をあげて熊が数歩後退する 「…センター」言うと同時にタマの右手が次弾を装填した そして、熊が体勢を立て直そうと前足を踏み出した瞬間 PAM! 前足を乗せようとした岩が砕け散った 「…センター」「ヒット、お見事!」さらに一発、またも熊の頭上の木を撃って枝を落とす 徐々に熊と人との距離が離れていく。しかしそれでも熊はまだ諦めようとしない 前に出ようとする熊の足元にもう一発、最終弾を装填「…次は無いね。ヘッドショットを?」「…」タマからの返事はない 長い時間が経過した、いや、実際には数秒だったのかもしれない。窺うような熊の背後から、小さな黒い影が出てきた 「…小熊だ」どうやら親子らしい。親熊が振り返り、少しの間迷った風に倒れている人と小熊を見比べた そして、その巨体を揺らして現れたのと同じ方向に去っていった 「ふぅ〜危なかったぁ」「…」その場に立ちあがる莢とタマ 「あ、まずいぞ…連中がこっちを見てやがる。離脱するぞ!」教官がディーナとシルヴァの腕をとった 「な、何で?いいことしたのに…」「理由はともかく禁猟区でぶっ放したんだ、バレたらヤバい!」 ワタワタと山道を下って、一行は元の車の位置まで帰ってきた
「ふぅ〜危なかったぜ…バレたら俺は減給間違いなしだったな」 「こちらが逃げなければならんとは…納得できん」「そうッス!逃げる必要無いッス!」 「そう簡単な話じゃない。いくら人助けとはいえ自衛隊関係者が無許可で実銃持って訓練してたなんてのがバレてみろ。また民主党とか社民党とかのバカどもが調子づく」 むぅ…と納得しない両者「それに納得できんと言えば、なぜ我々を止めたのだ教官」「そうッス!自分らだってあの距離なら…」 「殺せた、か?」「…!」教官の言葉に一瞬二人は言葉を失った 「雑賀、お前はなぜあの熊を殺さなかった?」 「ソレハ…親子連レダッタカラ」 「そんな…そんなことを気にせず撃てばよかっただろう?別に我々は聖職者じゃない。敵を殺すことは…」 「スナイパーってのはな、ディーナ。軍隊の中でも『確実に敵を殺す』珍しい人種なんだ」教官がディーナの言葉を遮った 「普通の兵士や特科…砲兵の連中は銃を撃ち砲を撃っても、敵を殺すという実感は無い。ただ制圧して言われた座標に弾を落とすだけだからな だがスナイパーは確実に敵を殺す、しかも確信犯的に。それが任務だ だがな、人の命を奪う行為がどれだけ人を苦しめるか、たとえ任務や使命感があってもその指先に人を殺した感覚は残るもんだ」 教官が自分の手に視線を落とした 「俺たちはな、無暗に命を奪うもんじゃない。助けられる命は助けるべき、そして撃たなきゃならない標的だけを始末する…それが理想だ」 おそらくは非公式な任務で何人もの人を殺したであろう教官の言葉に、二人は口を閉じてうつむいた 「まぁ最後の一発は頭を狙ってたんだけどね。ね〜タマちゃん」 「それは仕方ない。撃たなければあの二人が喰われていた…無口なお前さんの言葉を代弁してみたが、こんなものでいいか?」 「…」コクリ、と頷くタマ 「…さて、勝負はどうする?お二人さん」 「…いや、もういい」ディーナが銃をとって車に積み込んだ「我々は勝負にこだわっていたが、タマコはその先を見据えていた。私はまだまだ未熟者だ」 「そうッスね…自分もあの熊が親子連れだなんて気付かなかったッス。全然周りが見えてない…まだまだッス」そう言ってシルヴァも銃を片づけた 「それじゃ、帰るか。お前らも乗れ」「はーい」「ワカリマシタ」
それから1週間、シルヴァとディーナの勝負も無く訓練は終わった フィンランドに帰るシルヴァを見送るために、教官とタマと莢、そしてディーナは関西国際空港にやってきた 「お世話になりました!本国に帰っても頑張るッス」一人ひとりと握手するシルヴァ 「タマさん、次は負けないッスよ!てってーてきに勝負に付き合ってもらうッス!」「エ…(汗」タマの少し顔がひきつる そして彼女はディーナの前にやってきた 「代理戦争なんてバカな真似はもうしないッス。でもあんた等に負ける気も無いし、次に会うときまでに首を洗って待っておくッス!」 「ふ…貴様こそ遺書を用意しておくがいい…」そう言ってディーナはすっと手を伸ばした 「願わくば貴様と戦場で遭わないことを願う」「へっ…殺し合いなんて御免ッス」そして二人は固い握手を交わした シルヴァを乗せたフィンランド航空のボーイング747が北の空に消え去っていった 「いや〜大変だったねディーナちゃん」 「まったくだな。まぁもうしばらくは会うこともないだろうが。下手したら一生会わないかもな」 「…ソウダネ」 「あれ?…そっかぁ、まだ言ってなかったか」教官が頭を押さえた 「どうしたんですか教官?」 「いや、シルヴァな、来月から正式にウチに留学してくるんだわ」 「…( ゚д゚)(´・д・`)(´д`)」 「アイツ、飛び級でとっくに大学まで卒業しててな。軍に入隊する18歳になるまでは自由に動けるらしい。アメリカの士官学校かNATOの訓練センターで迷ってたらしいけど、なんかウチが気に入ったとか言ってな」 「Чудесный…楽しみが増えたな」不敵に笑うディーナ 「タマちゃん、ライバル宣言されてたね。大変だぁ…」「…orz」ガックリと膝をつくタマであった 〜完〜 おまけ 「シルヴァちゃん、どこでそんな日本語覚えたの?」 「MANGAッス。日本の文化は素晴らしいッス」 「じゃあワタシのマンガも貸してあげる〜」 「キョウさん、かたじけないッス」 「(これでフィンランドに腐女子文化を広げる足掛かりができる…ニヤリ)」
いやホントに忙しかっただけだから撃たないでゴメンやめ(TAM という訳で狙撃分隊の凸と凹コンビ、久々の登場です 「冬戦争」のフラッシュを見てティンと来て作ってみました でも作ってからググると「フィンランド人は基本的にシャイ」らしいです どこがシャイだよシルヴァ…orz 主任教官はけっこう登場してるけど、いまだに自分の中でビジュアルイメージが定まってない…
乙です ・・・防女はその育成人材と設立目標の関係上、外部学生の受け入れ不可が根本設定ですが 面白かったです。 狙撃が得意な学生と射撃が得意な学生の話とかアリですかね。 まぁ「最強の近接戦闘用武器はスコップだ!」と、実力で周囲を黙らせる学生とか。 ・・・・さいたまチェンソー少女 と、言うマンガを読んで連想してました(防女スコップ女)
防女スコップ女→防女スコップ娘で
690 :
名無し三等兵 :2009/05/08(金) 06:23:26 ID:UV7++K3t
投下乙 新しい留学生登場ですね。強襲本科や両用が羨ましく思っているかも。
防女は基礎設定から全員日本人で留学生とか在日外国人は不可ですからな・・・ 防女学生が研修で海外に行く話にならんか?
212さんお帰りなさい シルヴァとディーナの対決をもっと見てみたいです フィンランド航空にボーイング747はなく あるのはA340かMD−11です あとディーナは空挺出身なのか、強襲本科のさつきに狙撃能力があると 考えていいのだろうか
694 :
名無し三等兵 :2009/05/08(金) 23:42:52 ID:jcFPSitQ
うんにゃ 役職についていない 平凡な防女学生
695 :
名無し三等兵 :2009/05/09(土) 05:08:58 ID:DMDXMNLC
留学生SSだが、領土問題で揉めていて平和条約の調印すらしてなくて 尚かつ、今でも潜在的敵国の国民を受け入れる国立軍事学校と言うのがおかしい 書き手は、もう少しモノを考えるべきだと思う。 防女ネタの同人SS扱いとでもする描写を追加したらどうだろうか 熟考を求めたいと思う
>>695 初期の話にスウェーデン人の留学生ネタがあるので
高等部の場合一学年1〜2人は留学生がいたと考えられる
主に兵站といった裏方に、今回みたいに狙撃分隊にいるのは
異例だと考えられる
ただ書いた人が大量投下某みたいに粗雑なSSを投下する人ではないし
ディーナは過去に数回SSに出ているので許してやったらどうか
個人的にはディーナとシルヴァの話を読んでみたい
白系亡命ロシア人のひ孫とか 国籍は日本で、かつ数代経ていないと難しいんじゃ? ロシア革命で日本に亡命してきて帰化した家系とかね あと、留学生受け入れはやっぱアレとちがう?
>>697 ドラグノフガールの銃捌きに感動したロシア軍首脳が
技術を習得する目的で士官学校幼年部の生徒でもある
ディーナを3年間派遣した
用務員のおじさんが向こうからの大臣から要請を受けたので
断りきれなかった
そういう解釈をすれば問題ない
その代わりに狙撃分隊の2トップを留学させるように要請され
校長が困っている(校長は海上自衛隊出身なので陸の事情に疎い)
そういう解釈もできそうだ
同盟国であるアメリカ人ですら受け入れていないのにか? その設定には、さすがに無理があると思うが。 だいたい内閣府管轄の国立軍事学校なんだから決定権は 防女や防衛省には無いはず それにロシアは現在進行形で仮想敵国(ランクは減少中だが)だぞ
追記 二十年前の感覚なら、例えば現在の中国軍人を受け入れるようなもんだ!
701 :
名無し三等兵 :2009/05/09(土) 23:17:45 ID:bAr0J1Ou
ガーデンのように、未使用校内敷地に誰が何時設置したかもしれない 木造の小屋の中に並んでいる蔵書の群れ 防女校内や寮内では、まず読めないマンガやBL小説などが多数だが ジョージ秋山の「銭ゲバ」初版とか「がきでか」一巻の初版とか 雑誌としては、みのり書房の「アラン」とかがあるなど 観るヒトが見れば凄かったりする。 昭和40年代の銭ゲバ初版なんて、ボロボロになるまで読まれてるしなぁ・・・
702 :
名無し三等兵 :2009/05/10(日) 04:30:24 ID:O/vhOdFs
留学生受け入れはともかく、舞鶴近辺で迷子の外人相手に 流暢に道教えてるのは防女関係者と思って間違いはない
703 :
名無し三等兵 :2009/05/10(日) 15:55:39 ID:oH8EDQV0
>>630 >カレシとかおらんのか?
>アタシは旦那と在学中に付き合っていたぞ!
「旦那は2つ下でな。アタシが2号生の時中三でな」
「卒業試験で、死亡した先輩の話教官殿が繰り返し話すもんだからな・・・
色々思い詰めて、試験の直前に旦那に”純潔”を捧げてな・・・・」
授業でする話より、その後に食堂でメシを食いながら聞く話の方が遙かに面白い
ちなみに、この方、三人の子持ちとは思えないくらい若く見える美人である
明日は源田さつきの誕生日 去年みたいにSSが投入されたら嬉しい
705 :
名無し三等兵 :2009/05/10(日) 19:35:48 ID:oH8EDQV0
留学生受け入れは防女設立理念と監理上問題があっても 防女学生が海外研修とか短期留学する分には(受け入れほどは)問題無いんだな ただ、派遣される国とか組織とかは絞り込まれるだろうな サムライ娘も防女の名を最後まで出さないで、軍事でなく 友好を目的としてたわけだし。
>>705 それがわかっていても外部から留学生受け入れを要請されているだろう
その代わり海外への短期留学との引き換えはあるだろう
まあ外国にも防女と似たような学校が作られ、
そこと国際交流なんていうのもあるだろう
サムライガールの派遣された国の士官学校の生徒が
防女と防大に親善訪問するという
555氏のSSもあったことだし
(お持ち帰りという不純な発想だったにせよ)
お客様としての”訪問”と、カリキュラムを受講する”留学”では大違いだぜ・・・ 特に、海外で「防女」に似た育成機関が出来たら、防女のアドヴァンテージが失われることになる。 受け入れは無いんじゃないかな 過去レスに、旧ソ連が防女に注目していて類似の特殊兵学校を造ったとかなかったっけ?
>>706 サムライガールは「お持ち帰り事件」時は、防大生なので
防女とは無関係
中東でドンパチやったのも、あくまでも外務省の親善使節員
としてであるので、防女の組織そのものに関わる問題ではない
709 :
名無し三等兵 :2009/05/10(日) 22:26:32 ID:uAdrBP+q
留学生の問題は当の本人の判断に任せたらどうか。住人の口出す話ではない。
帰化日本人にすれば問題ないだろ
711 :
名無し三等兵 :2009/05/11(月) 10:26:57 ID:hWiQP8xP
旧家の人はどこにいるのだろうか たまには遊びに来てください
連休も終わったことだし555さんが復帰してもおかしくないんだけどな Blogも閉鎖中だし、新作が待ち遠しいです
714 :
名無し三等兵 :2009/05/12(火) 17:47:28 ID:diEg+33Z
そーいや、管轄が内閣府で文部省・・・文部科学省の管理下に無い防女は ゆとり教育とも無縁なんだよな ネタにならないかな・・・
>>714 ときどきカリキュラムの話が出てくるし
上にも書いてある通り、受験も名目倍率が50倍にもなり
難関校として受験界では知られている
上のほうのSSにも防女を受験するために塾に通っている
生徒が出てくる(経済的理由もあるが)
716 :
名無し三等兵 :2009/05/13(水) 02:01:59 ID:gMOSaqOV
受験に「体力テスト」があるから、ガリ勉だけだと合格は無いんだな 筆記試験が今ひとつでも、それ以外で何か突出した(現状で無く将来性と言う意味で)ものがある者とか 満遍なく基準をクリアして合格したとか、多面的な評価を元に多様な(可能性と言う意味で)人材を 求めている。 一次試験で、筆記・体力テスト 二次試験で筆記・面接かな? ちょっと色々考えてみたい
一次試験で母集団の能力を確保 二次試験で多様化の維持 かな 人材育成の為の選抜は難しい 設定だけでも調べることが多い・・・
>>716 一次:学力テスト
二次:面接かな
555氏が双子の秘密という例の双子を主人公にしたSSで
そういうことを書いている
体力テストは二次試験のときにやると思う
一次試験だと受験者が多すぎるため物理的に無理だろう
719 :
名無し三等兵 :2009/05/13(水) 22:30:24 ID:kdFHoCuA
いや、一次試験は複数会場で行うし体力テスト有りだろ 一次試験の目的は、基礎的学力の精査と同時に フィジカルな面で、防女のカリキュラムについて行けるかを判別するのが 目的だと思うぞ 何と言っても「出来るまでやらせる」・「単独能力考課による単位制」で 同期とは言え、”学生群”ではなく”個人の集合”として能力育成・考課監理するよう カリキュラム群が設計されている。 二次試験では、試験・作文・面談で、ペーパーテストでは判別できない 個人を見定めることが目的ではないだろうか? ・・・「母がOGなんで」とか言う”だけ”なのは刎ねられると思うが
>>719 了解しました
今頃春季大演習か、福井県の演習場で訓練しているのだな
721 :
名無し三等兵 :2009/05/14(木) 22:11:45 ID:7WQH6vDU
一時間前に見ることができた555氏のブログがまた見られなくなった。是非ともこちらにも投下をお願いします。
今のこのスレにSSを投下する人間がいるとは思えないけどね
>>715 名目倍率は20倍以上はいかんだろ?
50倍になると、受験者数がとんでもない数になる
724 :
名無し三等兵 :2009/05/14(木) 23:16:22 ID:goJr2K/X
昨今の教育崩壊と雇用危機を甘く見てはいかんぞ 過去スレにソーシャルクライマーが挑戦するエリート登竜門とか 下層から能才を選抜する現代日本の数少ないルートとかあったけど あれだけの高等教育を給料・各種社会保障付きで尚かつ返済義務が 生じる強制服務が僅か3年 しかも、国家公務員への就職率は、卒業するだけで100%近い・・・成績が良ければ旧帝大への進学も可能 これで受験生が殺到しなければウソだぞ 本人はともかく、親が尻を叩いて入学させた例もあるだろうな
>>724 募集定員が200人程度だとしても、50倍なら10,000人だぞ?
倍率は募集定員数を考えてから設定すべきだ
隣県(兵庫県)の女子校(専門学校)は倍率48倍の年があったが
あれは募集人員が50名だから、そんな数になった
防女のクラス構成からすると、募集定員は
120名以上240名以下と思われる。この数字を50倍するのは、
(架空の話だが)現実的ではなかろう
せいぜい10倍までだろう
募集人数は、今までの設定やSSにあるように100人程度だろ かなり多く見積もっても120人が最大だと思うが。 どこから240人と言う数字が出てきたんだ? あと、日本唯一の国立軍事学校と言う性質上 一次試験は各都道府県で行われる筈 それで、ある程度の母数集団の絞り込みを行ってから 二次試験が本選考と言う順番だろう
727 :
725 :2009/05/15(金) 11:53:39 ID:???
>>726 過去ログ読み直した。
いろいろな兵科があるから240(最大)と見ただけです。申し訳ない。
設定の100は妥当でしょう
で、50倍の倍率(設定)を活かそうとすれば、
事前の書類審査(所謂足切り)みたいなものが必要じゃないだろうか
ちなみに受験者総数6,000人というのは
全国の小学校(22,000校)の、3校に1人の割合で受験者がでる数字。
願書提出(6,000人)
↓
書類審査
(ここで600〜1,200名程度に絞り込む。ほかは門前払い)
↓
一次試験(筆記等)
200〜300名程度に絞り込む
↓
二次試験
(面接など)
みたいな設定だと、納得できるけどね
書類審査は、「受験希望者が激増したための処置」の位置づけで
728 :
名無し三等兵 :2009/05/15(金) 12:02:33 ID:/7wiRBgY
555氏のサイトが閉鎖中になっていた。
729 :
名無し三等兵 :2009/05/15(金) 12:40:49 ID:w2AuGmuH
とりあえず、「貧困家庭出身者の掬い上げ」「最後の機会」みたいな学校だから 書類審査による足切りはだめでしょう。 一次試験は、無料で全員受験可能にする必要があると思う。 書類審査では無いけど、志望条件のところで ・日本国籍を本人と家族が有しない ・肉体的精神的障害保持者 あたりは、不可だろうな 一次試験の結果で、思いっきり絞り込むだろうけど 他の私立中学を受験する人間が併願で受験するから 中学受験組の総合模試と化している可能性もある でも、体力テストでかなり刎ねられるんだろうけどね
730 :
725 :2009/05/15(金) 13:00:11 ID:???
>>729 試験の前の書類審査はありにすべきでは?
各都道府県単位で入学試験を実施しても、各県平均155人が
押し寄せるわけで、どこかの学校(大学かな?)の5〜7教室
を借り切っての試験実施となれば、試験の監督だけでも300人
超の人員が必要だ
「貧困家庭出身者の掬い上げ」「最後の機会」については
スカウトとか、「推薦」という設定を使えばいいんじゃないだろうか
731 :
名無し三等兵 :2009/05/15(金) 13:11:03 ID:w2AuGmuH
いや、設立目的から考えても防女の校風から考えても 選抜時の公平は守られるべき。 それに、70年代までの左翼教育全盛期にソレやってたら 志望者をあえて不合格にするための工作が頻繁にあったと思う。 完全実力主義で、恣意的な部分が入る余地は極小にする必要があると思う
732 :
725 :2009/05/15(金) 13:29:47 ID:???
ううむ・・・ 住人諸氏の意見も聞いてみたいな 問題は、物理的な制約なんだわ 「名目倍率50倍」 の数字が全員受験を物理的に難しくしている 試験監督をバイトで雇うとしても 防女教官及び事務官では、全国の試験会場 を網羅できない ここんとこをクリアする設定が欲しいところだ ああ、自衛隊員とかを出すのは反則な
163 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2009/05/14(木) 03:43:51 ID:MPFuKhSL 大学の友人と買い物の途中、中学生男子2人組が言い争っている現場に遭遇した 殴り合いになりそうになったとき、いきなり友人がその2人に走り寄っていった 私はえ?って感じでポカーンとしてた 友人「喧嘩はだめだよ!ね?」 中学生2人は最初は「はあ?」という感じだったが、次第に落ち着きがなくなり なんかごにょごにょ言いながら散っていった うん…気持ちはわかるよ中学生男子よ。 友人かわいい上にGカップだもんな…露出少ないけど胸のとこだけぴっちぴちなんだもんな… おまけに小柄なもんだから上から覗けば谷間すげーもんな… 以上友人のおっぱいが争いを静めた武勇伝でした ・・・防女学生って腕っ節強いけどカリキュラムの関係上、ほとんど箱入りになるし オトコ関係の免疫とか女子校ならではの無防備さが先鋭化するから こーゆー事が平気でありそうだよね
>>729 医学部の入試と同じで
募集定員が少ないことと私立中学の入試の
模試の代わりに受けるため倍率が高い
最終合格は歩留まりを考え、定員の25%増しくらいは出していると思う
参考までに防衛医大は定員80人に対し受験者は5000人くらい
有名私立医大でも定数100人に対し2000人以上集まるところもある
735 :
名無し三等兵 :2009/05/15(金) 20:16:48 ID:1Z8kYv1Q
一次試験の試験会場を、政令指定都市と県庁所在地(北海道と東京は複数で)で 行えば、そんなに問題無いと思うのだがな。 三大都市圏で受験生の40%程度としても、残りの3000人を各道府県でばらけたら 一県あたり100人弱で。 筆記試験は教室を4つ程度 体力テストを考えて、試験会場を一県で2つに分ければ試験会場自体の確保については問題無い。 こう考えると、センター試験や予備校の全国統一なんかよりも遙かに小規模なんだな
>>730 当然防女のリクルーターがスカウトすることもある
防衛省防衛女子校総務部募集課特別募集員という肩書きで
さまざまな境遇の生徒を防女にスカウトしている
小川莢、富樫みなも、源田さつき、白峰サキとアヤはリクルーターの
スカウトによって防女に編入してきた
あと高校からも若干名スカウトという形で編入していると思われる
入試ネタやスカウトネタを投下した 555氏や212氏のコメントを見てみたい
「スカウト」されるのは、ある種の異能・異才だろう あと、「けっして羊になれない子供狼」のような。 現代日本の自衛隊の地位を考えると、あまり大っぴらに活動できないだろうし スカウトされる対象も、警察や公安関係からの「訳あり」がほとんどだと思う。 専任のスカウトもいるかもしれないが、少人数で必須要件として 警察や公的機関、そしてヤクザ組織との伝手が必要な 表に出ない泥臭い職務だと思う。 ・・・あと、中途入学できるのは一種の「天才」ぐらいだろうな
>>739 ここはSSの発表の場じゃないからね
地道に設定を積み重ねてゆく場ではなかったのか
その意味ではSS投下者は異分子かと
それは違うな 車の両輪だ。 どちらも防女世界構築に不可欠だろ?
あんたがそう感じてるだけだろ? 設定→SS→設定→SS・・・と進んできたスレだぞ
最近は設定ありきでSSを叩く住民ばっかりだけどな
根幹の部分で矛盾したら議論が必要だろうに
根幹w 議論w
ここでSSを投下してくれるヒトを期待しております。 狙撃でなくて射撃についてとかおりませんかね
748 :
名無し三等兵 :2009/05/16(土) 09:15:17 ID:yjjuj1qT
ここで555氏が登場してくれた良いのだが。
749 :
名無し三等兵 :2009/05/16(土) 12:26:19 ID:XhtpTvFP
555氏ばかりに負担をかけるのもどうかと 他にも色々な方たちがおられましたし キャットファイト変のヒトとか エッセイ風レスが面白かった旧家のヒトと並んで 再投下が待たれる御仁であります
呉呉ばっかだからSS投下する人間がいなくなる
751 :
名無し三等兵 :2009/05/16(土) 18:50:00 ID:XhtpTvFP
上レスで555氏が書いてた卒業試験SSで「携行できる小型の鍋」をどうするかと あったけど、飯盒では駄目なのか? 大きさも適当で色々使えるとおもうけど。 お湯が足りないなら、複数に分けて沸かして、頑丈な耐熱保水ビニールパックに 移しかえれば・・・ 収納の時、中に塩とか乾燥食料とか詰めれるし 555氏が読んでるか判らないけど書いてみました
>>750 投下したら投下したで
「こんなの設定と違う!!11!1!」
でフルボッコだもんな
数年前までは良かったんだよな
SS投下
↓
何はともあれGJ!
↓
話の感想やら議論やら
↓
こんな話、学生、設定とかもアリじゃね?
↓
こんな話もできるぜ
↓
SS投下
↓
上に戻る
てな流れだったのに…
>>750 時間かけて書き上げて投下して、文句言われたら
次から書く気はなくなるよね
>>748 とか749なんて同じ人間じゃないかな
設定厨が文句言うので、設定自由な板に引っ越し
する人間がいてもおかしくないよ
754 :
753 :2009/05/16(土) 19:58:36 ID:???
設定を拡大したり、より深めたりでなくて基本の部分を蔑ろにしてるからじゃないのか? まぁ、大量投下某のせいでSS投稿の土壌が焼き払われた被害のせいで 神経質になってるのかもしれんが
756 :
名無し三等兵 :2009/05/16(土) 20:04:05 ID:yjjuj1qT
748だが私はそれ以降書き込んでいない。
そもそも「中高一貫の防衛女子校」なんて設定自体が無茶なんだから 多少の無茶設定は目をつぶるのが大人ってもんだ 懐古主義は趣味じゃないけど、数スレ前まではホントに黄金期だったんだよな…
758 :
753 :2009/05/16(土) 20:12:20 ID:???
SS投下にしろ、書き込みにしろ 特定の人間だけになってる こうなったら末期的だ
初期の荒しの後に、何故続いたか判らんくらい 寂れた時期があった 末期では無い
760 :
687 :2009/05/16(土) 20:22:26 ID:???
>>753 まさにオレがそれだわ
SS投下の軸足を創作発表板に移してるところ
去年までは存在の有無自体が普通だった留学生がいつの間にか不可になっててビックリ
本家の防衛大学校にだってアジア各国からの留学生が何十人もいるんだけどなぁ
設定がSS投下より比重が重くなってるとは思いもよらなかった…orz
もうここでは書けないな…と実感
悪いけどオレは抜けるわ
761 :
555 :2009/05/16(土) 22:05:52 ID:???
>>760 状況は異なりますが、似たようなモノです
763 :
555 :2009/05/16(土) 22:46:36 ID:???
>>762 現在、書く気力が萎えてます
そのうち、移動するやも知れません
情報ありがとうございます
俺の古巣に来るなら歓迎します 書き手さんしだいですが
765 :
名無し三等兵 :2009/05/17(日) 00:09:33 ID:Q/B7GjoQ
このスレも創作発表板の方に移動したほうが良いのでは、ここにいると仕切屋がいたり大量投下某みたいな空気を読めない人がいたりSSにケチをつけたり設定にケチをつけたりと大人気ない住民が多い。俺もSSを書いたら大量投下某に間違えられた。
それはアンタのSSの質が同じくらいだったからだろう
767 :
名無し三等兵 :2009/05/17(日) 02:05:41 ID:Q/B7GjoQ
555さんも212さんもそう言わずにこのスレにきてください。
大量投下某は気にならない ケチを付ける人間も、人それぞれだが 仕切屋は嫌だ。あいつは何様だと思っているのか?
>>768 誰?
とりあえず仕切り屋の書き込みにレス番付けてみて
770 :
名無し三等兵 :2009/05/17(日) 09:41:10 ID:Q/B7GjoQ
そんなこと言うと大量投下某がやって来るぞ。
>>769 31,39,40,129,196,357,412,535,649,721
772 :
771 :2009/05/17(日) 09:55:14 ID:???
ほとんどが投下者に 「さっさと書け」 みたいな書き込みだろ? これ以上書き込むと荒れるから止めるけど
アンケートで、「続編お待ちしてます」と書いてるようなレスだよな
>>771 本人は仕切っているいるという感覚はないと思う
555氏の件だけでなくキャットファイトの話や旧3人娘の話を要求する人もいる
続きを読みたいからSSをお願いしますと書いているのではないか
むしろ687氏や555氏のSSに難癖をつけたり
765氏が昔書いたSSを大量投下某認定したりしたと
そういうことをする人のほうが問題だと思う
>>774 すまんが、君が「仕切っている」様に思えるんだ
777 :
名無し三等兵 :2009/05/17(日) 21:51:16 ID:fSFcDPsy
仕切ると言うほどでは無いと思いますが、ちょっと・・・と感じられるレスではありますね あまり気にしなければ良いのでは無いでしょうか? SSの投下を黙って期待しているスレ参加者もおりますので そういう人間としては、SSの書き手さんがモチベーションを失われて 他スレへ行ってしまうのは悲しいことですね
>>733 についてどう思う
俺は防女っぽい話だと思うんだがな
780 :
名無し三等兵 :2009/05/18(月) 17:28:24 ID:gImOrAHm
卒業したのに、職歴なくて30前のニートやってるOGネタってあったよな
>666 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/04/05 10:57 >とある人の体験談。 >北海道のとある峠を、夜弟さんと車で走っていた時のこと。 >夜で、山の中なので当然街灯もない道を走っていると、 >20人位の制服を着た高校生らしき集団が歩いていた。 >近くには民家も無いような山奥。 >星明かりが照らす真っ暗な山の中、無言で1列に並んで歩く高校生… >その人はいわゆる「見える人」なんだそうだが、 >見えない弟さんもはっきり見たという。 >下手な幽霊よりもよっぽど怖かったらしい。 ・・・・防女の学生は、もう少し娑婆の人間に気をつかうべきだと思います (某新聞読者欄投稿)
>>751 555さんの卒業試験で、水の確保の問題があったけど
雪を溶かして造った水をそのまま飲める環境ではない
んで、欧州だったかイスラエルだったかで細菌だけでなく
化学物質も濾せる手持ち浄水器があったのを思い出した
兵隊用個人装備で。
相当に汚染された水からでも、そのまま飲料水を造れるとあったんで
防女関連企業で調達してないかな・・・・
飯盒とか鍋とかに雪を詰めて造った水を浄水して、頑丈な保水袋に詰めて・・・・・
で、うんリッターコサエテから、浄水で鍋を洗って乾燥食材を水で戻して煮炊きとか
伝統的な手法も教え込まれてるだろうけど、使えるものは使うと思うので
>>783 サバイバルじゃなかったのかな?
必要最低限の装備で
そうなると、パイロットのサバイバルキット+α程度の
装備なんだけど
785 :
名無し三等兵 :2009/05/19(火) 16:49:41 ID:u4K88gw5
“生き残る術” 毒草薬草の見分け方から簡単の治療の方法、罠の張り方や臨時の棲家の確保方法、 果ては傷の縫い方や動物の正しい捌き方まで、ありとあらゆる生存技術を叩き込まれた毎日 防女卒業生のスタンダード
>>782 今、まさに春の大演習で行軍訓練中
ひょっとしたら山道で制服を着た彼女たちに会うかもしれない
787 :
名無し三等兵 :2009/05/19(火) 21:20:15 ID:fO6pus6A
屋外作業服だと思うけどな<行軍訓練 同室の班で悪さしてるんじゃ無いと良いけど
555さんが続きを書いてくれるか判らないけどティピーの造り方Blogをみつけたので
http://www.matasan.com/tippy-2.htm 囲炉裏の上で美味しい燻製を作れるともあったので熊肉の燻製を作るかなと思って。
熊肉だけでも推定40キロぐらいあるみたいだから、20キロでも燻製にしたら
移動中で火をおこせない時でも食事は取れるかなと。
続きの投下を祈願してレスしました。
789 :
名無し三等兵 :2009/05/20(水) 15:56:05 ID:Q3JKqiXL
>>787 そうでしたね
そういえばテレビドラマでメイド刑事という作品が始まるらしいが
諜報科の先輩がメイドとしてある箇所に潜入し、任務を終えると
人知れず消えていくという過去の話を思い出した
762氏がリンク貼った創作発表板のスレ うちからも結構見に行っている人がいるみたい しかも昨日は762氏と思われる人がSSを投下していたし 555氏らしき人がSSの件で書き込んでいたりと 交流を考えてもよいと思う
>>791 向こうは拒否してるぞ
476 名前:創る名無しに見る名無し 投稿日:2009/05/18(月) 11:25:21 ID:46rUMtRg
キャラ萌なんかいらねーよ
>>791 こんなのもあった
504 名前:創る名無しに見る名無し 投稿日:2009/05/20(水) 23:38:20 ID:RvDQX265
防女にカエレ
他板で仕切ろうとするからこうなるんだ
1ヶ月でいいからROMってろよ
794 :
名無し三等兵 :2009/05/21(木) 07:48:00 ID:sQ+J+mv3
これで「原隊(スレ)に帰参せよ」 「オマエたちの親兄弟は国賊となるので泣いてイルゾ」 ・・・だったら、防女スレ住人の書込みなんだがな(笑) 2.26ネタは、ちょっと不謹慎だったかな
>>794 これだといいのだが
特に555氏と212氏が戻ってきてくれれば
防女の大学進学組だけど、国内の大学でなくて卒業後の一括返済組で 国外の大学を狙うのとか無しかな? ハーバードとかMITとか あれだけレベルの高い教育してるんだから、「アタシは世界を目指すぜ」と 言う野望を持つのが出てきてもおかしくないと思うんだが どうだろうか?
798 :
名無し三等兵 :2009/05/22(金) 17:18:40 ID:q5X9Pm+8
最近、見合いの話が無いな・・・ 1年生はともかく、2年生に今頃話が来ても良いと思うんだが 双子の見合い話とか無いのかな
>>765 低脳君がいるときそういう話が出たことがある
212氏や555氏がいない今
新たな層の開拓のためにはそういうことも考えてよいと思う
漏れは、軍板にあるからこそ防女スレだと思うけどな 昔、削除申請荒しに粘着されたときも、そういう意見を掲げて 防女スレを消滅させようとした奴がいた。 まったり継続してくのも有りだと思うよ
吾妻ひでおの失踪時代のマンガを読んでたら 卒業試験で使えそうなネタが・・・ サラダ油を飲むとかあったけど、冬山踏破で必須のチョコレートとか氷砂糖とか バターとかアルコール以外に、サラダ油って駄目ですかいな すんごくカラダに悪そうだけど、てっとりばやいカロリーの補給にはなる 冬山登山経験者の方が知り合いにいたら聞いて欲しい
>>800 了解しました
762氏のおかげで創作板を覗くようになり
SSを書いてみようと悪戦苦闘中です
803 :
名無し三等兵 :2009/05/23(土) 03:00:04 ID:s2kbf37W
事情持ちの某学生 防女入学後、中等部在学中はタマの休みも家に帰らず 家からも手紙の一通、電話の一本も無かったのだが 高等部に進学して直ぐに父親に呼び出され大喧嘩して帰校してきた なんでも「防女を退学して、親が薦める女子校に転校しろ」と言われたそうで 深く聞くことも出来ない家庭環境で育ったらしい彼女だが 父親に対し、慇懃無礼に成人後、籍を抜いて他人に成ることを宣言して かえって来たそうだ。 熱くなったり暴力をふるう人間では無いけど、帰って来たときの彼女からは 声をかけずらい雰囲気が凄かった。 ・・・うちの学校では、それなりにある事だけど未成年であることをたてにした無理強いとか 防ぐ為の法的・学閥的な対抗策に頭がいってない様子だから、準備だけは整えるのが友情よね
>>803 親権を楯に、退学を迫る場合もあるんじゃないだろうか?
後ろに左巻きの連中を連れて
そのような親を「説得」して左巻きを排除する、地味だが
面倒な業務に従事するひめゆり会の嘱託なんかも居そうだ
805 :
名無し三等兵 :2009/05/23(土) 15:52:51 ID:tDHjIULT
最後の手段として、学院OGの独身高齢者の養女になるとか出来るかな 卒業後に籍を抜く気なら心理的な抵抗はないだろうが ただ、16歳で法律上の保護者の同意なく養子縁組が可能かが判らん 民法に詳しいひと詳細よろしく
806 :
名無し三等兵 :2009/05/23(土) 16:22:27 ID:3tH+x0gV
>>805 そういうノウハウはひめゆり会で持っているはず
>>806 議員・選挙板の衆議院選挙総合スレや
創作発表板の魔女っ子&変身ヒロイン創作スレ
を見ているのか
ずいぶん幅が広いな
>>806 思いつきでなくて、民法の根拠法と判例を挙げてレスしてください
809 :
名無し三等兵 :2009/05/24(日) 11:16:34 ID:8GXJq/Eq
防女で出会った親友が腹違いの姉妹だったネタお願いします 昔あったけど、どこか判らん
近畿地方でのインフルエンザ蔓延で外出禁止になっているのかな さすがに休校はないだろう
811 :
名無し三等兵 :2009/05/24(日) 20:33:54 ID:aimH+Y+j
医療施設が充実してるし、医療や衛生絵についても共有カリキュラムに 入っているし、人間の出入りが限定されている生化学的に普段から 隔離されてるような場所だしなぁ・・・・ 大丈夫じゃないの? 立地場所がドのつく田舎だし、屯田兵の蓄積したノウハウで 非常時に食料自給が出来れば、結構持ちこたえると思う。 元警察官の作家が書いたライトノベルで「リセットワールド」と言うのを 読んだけど、疫病が世界的に蔓延して大人あ死に絶えて子供と思春期の 餓鬼どもが、「蝿の王」してる日本が舞台なんだけど、あの世界に防女が あったら、文明復興は早いと思いました
北の核実験およびミサイル発射、警戒体制はどうなっているのだろう
813 :
名無し三等兵 :2009/05/25(月) 20:42:52 ID:QTAWK271
? 政府に聞けよ
815 :
名無し三等兵 :2009/05/26(火) 00:29:14 ID:sofU/l2Q
防女をネタにした映画の撮影申し込みとか ど、言っても役者がどうとかでなくて校舎や施設の一部を 撮影に使用したいと言う申し出 ・・・・当然拒否されたが、地方の廃校舎を使って似たような映像を撮るために アドヴァイザーの協力を要請されたら、どう反応するかな? 思考実験だけど、皆の衆の意見を聞かせて欲しい
555氏らしき人が ミリタリー創作系スレに降臨していました
>>815 主演予定女優が、防女を「演技の参考のために」と(よせばいいのに)
訪問。諜報科最上級生の美貌と、その体術にドン引き。
自信喪失してあえなく企画はお蔵入り
818 :
名無し三等兵 :2009/05/26(火) 21:58:22 ID:mmolZPpG
同世代とはスペックがアレだけど、美貌はそれなりに女優の方が勝ってるのではないかい? 色気とか華とか艶とか言う部分では、娑婆の女優の方が勝っていそうだ 防女学生の美しさは、高性能な武器とゆーか、一流の運動選手とか トップを目指して、研鑽と節制に励んでいるモデルとかと重なるからな それでいながら勉強できて、修得スキルが高機能と言うところに防女学生の 驚きがあるけど、娑婆の同世代が当然身につけているアレコレが根本から 欠落してたりもするんだな。 防女の育成カリキュラムは万能では無く、金と社会的資源とエネルギーが 大量に注ぎ込まれているが、あくまでも選択と集中の結果でしかない だから、卒業後、大学進学組とか強制服務後の民間企業勤務とかで 社会に対して、ある種の適応障害を起こす者も、多くは無いが存在してるのだな
地味だけど、校内設備の保全管理の必要性から 消防設備士とか二種電気工事士とかボイラー技士に 早くから挑戦する学生とか。 中堅幹部養成校で、技術校的性格も専攻によっては強いんだから 電気主任技術者とか無線技術者試験と並行して施設管理系資格・運用系資格を 取りまくる、工業高校・高専みたいな専攻があっても不自然では無いんだな 自衛隊入隊時に取得してるだけで、曹待遇になる技術系資格もあるんだし
>>819 講習を受けて取得できるものもある
両用や強襲の連中も体力ばかりではなく
こういうのを受けているはず
>>817 出演者が訓練についていけないのでは
格闘や水中工作、自由降下などは吹き替えだろうが
それ以外は本人がやるだろうし
822 :
名無し三等兵 :2009/05/27(水) 14:15:09 ID:2WwosbpX
>>819 整備やロジクティクス系とかが中心だろ
電験は、工業高校でも電気科では受けさせるし
アレ持ってると、曹待遇になるよな
過去スレに、無線技士資格の取得もあったし
入学以降、背が伸びないだけでなく容姿と言い雰囲気と言い どうみても「しょ○がく○い」にしか見えない高等部学生 ・・・同じく身長のライバルである憲兵隊長ほど高機能でもなく 防女学生としては、平凡な「その他大勢組」の一員なのだが 背の高さも体つきも顔の造作も、日本全国どこででも”子供料金”が 適応される状態で、尚かつ海外研修時に1人で歩いていたら うん割りの確率で警官に保護されると言う経験の持ち主 ・・・・・もう一つ、年齢的に交際も”結婚!!!”も「完全合法」である事から 同じく海外(太平洋の向こうのA国と言っておこう)で、複数の会社を経営している お金持ちとかから熱烈な求婚をされて日本に逃げ帰ってきた経験もある。 (見た目だけは)華奢なカラダ・貧乳・童顔・あっちもこっちもちっこいと言う ある種の人間にとっては、神の使いなのに、そーゆー辛い(笑)経験から 「ロ○コン氏ね!」が口癖 将来は東大経由で霞ヶ関で高級官僚をと努力しているが、あそこらの 潜在ロ○コン/オタク潜在率を知ってる教官から 「助教目指しとけ」とか偶に言われている
555氏のブログ復活
825 :
名無し三等兵 :2009/05/28(木) 23:12:26 ID:uJUw+xVg
防女の技術系専攻学生SSとか投下されないかな 統合とか両用とか強襲とかが世間で考えてる防女っぽいけど 予備技術学校の性格もあるんだし 手芸部の話とかも 大学進学コースは「ド○ゴン桜」みたいになってたりして(笑)
826 :
名無し三等兵 :2009/05/29(金) 14:55:24 ID:2kKuoVhr
過去スレの、防女が隠れた国立進学校として認知された全国総合模試を進めた 元進学校普通科教師の話があったから、そこらへんから話を脹らませそうな気がしますな
827 :
名無し三等兵 :2009/05/29(金) 15:41:07 ID:imeCwB05
問題は制服だな迷彩でもいろいろある。米軍のデジタル迷彩のセーラ服とか
828 :
名無し三等兵 :2009/05/29(金) 18:04:11 ID:TUsH1/en
初スレ1から、「滅茶苦茶可愛い」とあったけど、 プリーツスカートは、「その3」あたりで決定してるな あと、礼服・校内作業着・屋外作業着・一般制服(これが世間で言う防女制服)と 数種類あった筈だけど。 一般制服では、「上着」とあったからブレザーっぽいのかもしれんね
>>827 >>828 色はそれぞれ違うみたいだ
過去のSSによると
憲兵隊長が所属する統合運用はグレーの制服らしい
(最低渚やサムライガールや白峰姉も同じ)
830 :
名無し三等兵 :2009/05/29(金) 22:33:57 ID:nXjZBxjV
世間が認知する防女の一般制服のデザインとカラーリングは同じだと思うけどな ただ、中等部と高等部ではデザインの一部が異なるのと、高等部では学年毎に 一部のカラーリングが変えられていると思う。 専攻毎に制服の見た目が違うのは、校内作業服だった筈だけど
下地島に分校作ってください 天体危機管理機構所属メテオスイーパー育成科
アニメネタは禁止 ネタるなら完全オリジナルで・・・が、基本であります かの昔、スレの削除申請を繰り返す粘着さんが波状攻撃をかけてきたとき 最初から最後まで設定SSネタ全てがスレ独自のオリジナルであるという点で 攻撃を粉砕したので。 ただ、初期設定から読んでますが、防女敷地内で農作業の真似事をする「ガーデン」の 存在を、様々な設定や防女学生の出自やカリキュラムと違和感無く創り上げたのは 凄いと思います。 あと、双子シリーズから世界が拡がった手芸部・車両部とか このスレの参加者って、下手なラノベ作家や編集並の創作能力を持つ 市井の人材が揃ってるような気がします
×揃ってる ○揃ってた
哀しいこと言うなよ
学園祭のときに制服や作業服を見て学年や専攻がわかるような人はいるかもしれない
836 :
名無し三等兵 :2009/05/30(土) 22:07:41 ID:Z9nNvcd4
裏方でのソレを見て判断できる人は居るだろうけど お祭りでは、装飾の部分が目立つから、表には あまり出てこないのでは?
837 :
名無し三等兵 :2009/05/31(日) 01:06:36 ID:l53MsdgS
入試ネタがあったけど、合格発表とか入学までのアレコレとか知りたい で、それが読み切りSSになったら嬉しい 挑戦者求む!
書いたら書いたで 「設定と違う」 これじゃ誰も書きませんて
>>838 設定をいじらない様にして書くと
「スレ違い」
技量は別として、書き込むと
「へたくそ」
だもんな
1レス分を考えるのにどのくらい時間がかかるかを考えてない
読むだけの人間もいるとは思うけど、文句つける人間や、
仕切る人間の2〜3人で進行してるから、書き手が他板に活動
の場所を移しても仕方がないよな
>>837 いい加減クレクレ君ばっかでうんざりしてきた
人に頼る前にまずは自分で書いてみたらどうだ
とりあえず書いてみなよ もしかしたら新しい職人の誕生になるかも試練
俺もSSを書いたら大量投下某扱いされた これでは書きたくても書けない
>>839 687氏がいなくなったのは残念だ
留学生の話は初期にあったのに否定されれば
本人は怒るだろう
>>842 自分の気に入らなかったSSは全部大量投下某扱いだもんな
量だけなら555氏なんかも多いぞ?
半分防女の外側のSSだったから、スレ違いと言ってもよかった
んじゃないのか?
>>763 で書く気がないと言って、最近創作板に移ってるし
クレクレ君と、仕切屋で、書き手を失ってしまったのは痛い
845 :
名無し三等兵 :2009/05/31(日) 21:34:30 ID:Np1eaR0B
初期三人娘のヒトも居なくなったしな・・・
>>845 結局、SSの書き手さんも「馬鹿に使い潰された」ということ
で、それに気が付いて居なくなった
無駄なSSを排除し、設定を煮詰める
というスレの趣旨からすると、点クレクレ君と仕切屋氏の
功績は大だけど
その代わり誰もいなくなった
この状態がスレ住民の願いだったなら、まぁそれもいいかもな SS書きは創発板に移動するかね
別に願ってはいないだろ まぁ、定期的に変なのが沸いてスレが荒れるのが伝統みたいなものだけど そういう変なのは、相手にされないと別スレを荒しに去っていく 防女スレ住民としては、相手にしないで継続するのが吉かと
>>844 555氏も大量投下某扱いされたり
長すぎると文句をいわれていたし
BS3の秋葉原の乱闘で生徒を戦闘に出したと批判されていた
それ以降彼の投下ペースが鈍ってきた
自分に気に食わないSSを大量投下某扱いする人間が
いなくならない限りここのスレにSSを投入しようとする
人間は現れないだろう
555氏を大量投下某呼ばわりした奴は あっという間に消えたし まったりが良いよ まったりが
うん。でもSS職人さん達も還ってこないんだよね
>>851 例の双子、亜麻野敦子、情報分室の面々、源田さつきほか強襲科の面々、
ドラグノフガール以下狙撃分隊の面々、王仁沢リン、最低渚、サムライガール、
用務員のおじさん212氏と555氏によって生み出された生徒が
SSに登場しなくなるのは寂しい
853 :
名無し三等兵 :2009/06/02(火) 20:09:50 ID:bBwNQdfp
あんまりネガティブなレスを繰り返すと 君が荒しみたいだよ
>>853 ネガティブなレスは俺ばかりでなく
数人書いているみたい
俺にSSを書く能力があれば解決するのだが
愚痴を書くのをやめて前向きに進めていこう
>>852 555氏はblogに新作書いてるだろ?
ここに投下してないだけで
こういう状態を打破するためには面白いSSが一番
857 :
名無し三等兵 :2009/06/03(水) 21:22:37 ID:lZYyi/X2
全国から出自と出身階層の幅が多分日本一広い女子校として 入学者が集中するけど、実家が歩いて30分 車で10分以内という 学生がいるかもしれないよな 中等部に入学して一年は校外外出不可だし、休日とか ほとんど校外に出ない生活だから、進路が別の友達とかとは 疎遠になると思う 近隣の住人ほど、実情を見てるから進学希望は少なくなるだろうな
つぶれかけたレンタルビデオ屋から流出した、防衛女子校卒業生実録AVを売ります と、ネットオークションで出た事とか昔あったみたいだけど、そんなに人気なのか? 企画もので、有名女子校とかの制服シリーズがあるみたいだけど。 偶に、有名大学在学生が売りのAVあるけど、出た人いるのかな
>>858 そういうものは絶対に表に出ない
出てもひめゆり会が手を回している
業者に融資が滞り倒産したり、
パソコンがウイルスに侵されたり
スタッフが引き抜かれたり
出荷前の製品が倉庫で燃えたり
と不審な事件が起こる
860 :
名無し三等兵 :2009/06/04(木) 21:44:14 ID:Xlx8T9M0
実家が、市営バス「防女正門前」の開校時からやってる雑貨屋(現在、独立系コンビニ)で 進学理由が「一番近いし進路も充実してるし、親も防女なら安心だと太鼓判を押したので」 ・・・面接を行う元学生の教官とかも、近くて他に店が無かった当時、利用しまくってたとか 彼女が産まれた時から知ってるとかで、学科・体育成績が十分合格点であるなら落しにくい これも、コネとなるのだろうか?
>>860 悪いが舞鶴には市営バスはない
京都交通(舞鶴)だけだ
それと…市営バスが走るほど舞鶴は都会ではない
訂正 市営バス→公共バス
>>860 駄菓子屋の子供は家のすぐ横に公立の幼稚園があるのに
わざわざ離れた公立の幼稚園に通わさせていた
通わせる方もその程度の思慮はある
ネタとしては面白そうなのだが
864 :
名無し三等兵 :2009/06/05(金) 21:51:00 ID:WRUoOPzV
大物政治家の娘だけど、在学中に父親が疑獄事件で失職・逮捕 学校にマスコミが押しかけるが、学校は拒否 防女を誹謗する記事が多数書かれる とか
>>857 地元の志願者が減っているので
その対策は練っていると思う
学園祭で地元の小学生を招待といったことは
やっていると思う
全国有数の名門校の地元進学率データとか公開されてるかな?
555氏のブログが更新されていた
868 :
名無し三等兵 :2009/06/06(土) 21:26:58 ID:JKv4oQGn
校外でこっそり付き合ってる(本人はそう認識)カレシの家に外泊許可とって 下心満載で押しかけたのに”妹”と鉢合わせして 微妙な空気をお互い発散している手芸部所属の某学生と 遠縁の”兄”の面倒を見にきた一学年下の某学生 いくら世間の同世代から浮いてるとは言え、同じ平成生まれの娘たちである。 しかも”妹”の方も最近の”兄”の部屋にされてる「マーキング」から ナニヤラ思うことがあったらしく、同じく「外泊許可」を取って来たとのこと。 方や一歩も引く気が無い一線を越える気MAXで押しかけたのに対して 子供時代から”兄”の面倒を一手に見てきて、最近は大学入学後の”兄”が 健康に生存してるのも自分の管理のタマモノと潜在意識下で「所有権」を当然のモノと 考えてきた「こいつ何?ヒトのモノに」と言語領域下で明瞭な思考になっていないマグマが 噴火寸前だったりする。 こーゆー時、どうなるか想像もつかない 女性スレ参加者が居たらアドヴァイスお願いします
>>868 マーキングは兄の家に下着や香水や化粧品などを洗面台に隠していることかな
あと二人が出会った経緯は何だったのであろうか
よくあるパターンで兄が困っているところに防女生が手助けして
付き合うようになったのかな
870 :
名無し三等兵 :2009/06/07(日) 20:24:50 ID:UXkSXIEp
過去スレにあったと思う 手芸部のハードハック系の趣味とK都大学工学部学生の 趣味の付き合いで、防女生は始めて出来たカレシ 兄でK都大生にとっては、仲の良い同好の士だったはず この系列の過去レスをダイレクトに引っ張れませんからな 以前の、過去レスコピペさんはどっかに行ったみたいだし
871 :
名無し三等兵 :2009/06/08(月) 20:11:30 ID:aIVoAvOI
書きたいけれど兄と手芸部系生徒の性格がうまく表現できずに断念しました。一応妹は強襲科の生徒を考えていました。
872 :
名無し三等兵 :2009/06/08(月) 21:41:13 ID:E9VnyY9G
強襲はともかく、戦闘系を育成する専攻と技術系を養成する専攻では 遠すぎて接触が無いだろうな ・・・これで、ライバルな専攻の学生相手だったら(両用とか) 外から見たら笑えるけど本人と周囲は洒落にならんと思う
と、思ったけど学年が同じなら寮で付き合いがあったりするんだな<他専攻の学生 学校生活と寮生活では、ずいぶん違うのが防女だと思う 学校では、非の打ち所が無いのに私生活である寮では だらしなかったり 「今は、勤務時間外みたいなもんでしょ」 ・・・・学業で給料もらってると言うのは否定できんしなぁ
875 :
名無し三等兵 :2009/06/09(火) 23:16:54 ID:OdISGz+6
同級生と、弟が「真剣な交際」をしてるのを知った姉も 色々と複雑な気持ちになると思う。 で、ある日呼び出されて、思い詰めた顔つきで 「○○君にプロポーズされたの!ずっと二人で暮そうと言われたの! 今度の誕生日に、わたしお金なくて何もあげられないからバージンあげるの! だからお願い!交際認めて!」と詰め寄られたら、とりあえず一発ドツクのは 兄だろうけど姉の反応が想像できない フォローよろしく
>>875 プロポーズって…
まだ高校生だろうが…
それに、同級生の弟となると厨房。最悪小学生だぞ?
年齢構成にかなり無理がある
兄ならオッケーかもしれんが
弟なら、同級生がショタってことか?
設定厨じゃないんだが、気になったのでレスさせてもらった
878 :
名無し三等兵 :2009/06/10(水) 20:19:32 ID:8923qOV0
弟が一つ下で高校1年生とか中学だけど無知な情熱が突っ走っている状態だとかが 考えられる ・・・しかし、未成年のデキ婚(で、短期間でシングルマザーになる可能性が高い)一直線のフラグだな 防女の学生は、ある意味「箱入り」で、男やカレシや恋愛に免疫がないから危険なんだな で、歳が離れた独身男性なら可ですかな? 学生17歳 相手40歳独身既婚歴無し・・・とか 周囲に反対されても「あの男(ヒト)じゃないとダメ!」と、これまた突っ走る情熱がアレだよな・・・
555氏がブログにこれまでの作品の時系列を書いているが 完成したら壮大な話になりそうだ
不況で忙しいみたいだし気力も弱まってるようだからあてにしないで待ってる
もう、ここには書かないんじゃないのか?
>>872 過去のSSを見ると
寮は専攻別みたい
ただ演習で一緒と言うことがあるので
そういう関係はあるかも
ただ強襲と両用といった現場系と
兵站みたいな裏方はあまり接点はないかもしれない
883 :
名無し三等兵 :2009/06/12(金) 21:14:56 ID:WuNZMW4w
いや、設定では入学直後からの一年は6人部屋で この6人単位での集団行動と共同責任体制を実地で学ばさせられる。 ちなみに寮の建物は、学年全員一緒で一つだけ 中等部二年と三年では4人部屋で、寮自体は学内に複数に分かれて 何かと規制や制約が多い学校生活とは別の生活空間を、それぞれの寮風に そった雰囲気で暮すことになる 高等部に進学して以降は、寮が複数に分たれるのは今まで通りだが 二人部屋に変更となり、また、あえて専攻が別の者どうしが同室になるよう 組み合わせを考慮される これは専攻の拘束時間の長さに加え生活空間でも同じ専攻の学生と過ごすことの セクショナリズムの弊害防止と、同期の別専攻学生との友誼の推奨 そして、人脈の広がりを目的としている。 それぞれ歴史を持つ学寮は、あえて距離をとって建てられており 互いに異なる寮風と伴って24時間完全拘束体制での教育を行う防衛女子においての 多様性の維持にも一役買っている また、二人部屋での生活だが専攻によって長期学外訓練、活動の時期が異なる為 ほとんど一人部屋として使っている学生も珍しくないようである。
>高等部に進学して以降は、寮が複数に分たれるのは今まで通りだが >二人部屋に変更となり、また、あえて専攻が別の者どうしが同室になるよう >組み合わせを考慮される 双子は例外扱いされそうだ
最初に割り振られた同室に学生と、お互い利害が一致したから 部屋を交換したのかもしれんな。 それくらいの融通は利くと思う。 公平を期するため、明確な理由と教官の審査と許可が必要だろうけど
886 :
名無し三等兵 :2009/06/13(土) 06:53:13 ID:yiCQFaaa
双子だけど、片割れが入学して もう一方は市井に留まった例もあるだろうしな 自分と同じだった姉妹が、偶に帰って来る度に シャープに研ぎ澄まされた刃物の様に 中味も人格も変えられていってる・・・・ 学校で何やらされてるの? そういう不安を外部の身近な家族の目から見た話とかあると思う
394 :本当にあった怖い名無し:2009/05/16(土) 20:46:36 ID:JiMR8DeoO 新聞に掲載されてたある登山家(名前忘れた)のエッセイ。 外国の山にテントはって一泊した時、夜中テントの周りに「何か」の気配と足音が近付いた。 「何か」から伝わってくるのは殺意などの禍々しいものではなく、 「ここにこんなのあったっけ?」…という戸惑い。 おそるおそる覗こもうとして止めようとする動きも感じたらしく、登山家は申し訳なく思ったそうです。 人慣れしてない内気なモノノケもいるんだな…
まんこ
↑変なのがわいてきた…
相手にするなよ
>>883 そういえば寮生活のSSはほとんどないな
212氏のSSにあったくらいかな
設定厨がやかましいから書き込みができない 212氏とか555氏のSSも、設定厨の言うところの 「設定」 と異なるから、書き込むなって事なんじゃないの? で、それが嫌で2人とも書き込まなくなった
894 :
名無し三等兵 :2009/06/14(日) 21:52:39 ID:U8nJXvzz
212氏も555氏も大量投下某扱いされたこともある。設定は柔軟性を持たせるべき。
外から教えに来ている非常勤の物理教師 訓練がきついのか、午後の授業では船をこぐ生徒が目に付く。 そういうときはちょっと脱線して、核の話しをすると 一斉に目を覚ますという。
>>895 誰しもこういうことは経験があるはず
でもこの講師はK大の大学院博士課程在籍だったりして
555氏のブログが更新されている 過去のSSが復活しつつある
898 :
名無し三等兵 :2009/06/15(月) 20:18:36 ID:Hw7qcp9d
>>898 そういう有名な人の親戚ではない普通な人です
感じから言うと”専門はすごいが、人付き合いが苦手なタイプの
大学院生を想像していました
900 :
名無し三等兵 :2009/06/16(火) 20:52:38 ID:MVElKS/3
旧家の人も来てないな
901 :
名無し三等兵 :2009/06/17(水) 12:17:24 ID:DWULFscV
864で思い出したが将来の次官候補の娘が在籍して父の思惑と違い高等部に進学後母と同じ謀報科に進んだという設定があった
>>867 妹と技術系の生徒が兄のスケジュールミスで同じ日に下宿先に
くることになっていたらどうなるのだろう
修羅場になりそうだ
904 :
名無し三等兵 :2009/06/18(木) 22:02:56 ID:7vTUbc32
>>902 別に二股かけてたわけでないだろ?
少し前のレスに、モロそーゆー状況になったのに
「兄」本人は、台風の目と言うネタがあったな
>>904 二人がかち合っても平然としていられるのか
それは別の意味ですごいな
906 :
名無し三等兵 :2009/06/19(金) 21:28:53 ID:6MplCnSB
本人にとっては、ただの「妹」と「友人」だからなぁ・・・・
555さん 最低20からだそうですよ 私信ごめん
555氏のブログに過去に投下したSS+αが掲載されるみたいだ
29 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/04/30(木) 18:57:34 ID:u3KG1eMV0 友人の話。 仲間何人かでキャンプに出かけた時のことだ。 夜も更けて他の者は寝入ってしまい、火の側に居るのは彼一人だった。 欠伸を噛み殺しながら “そろそろ火の始末をして俺も寝ようかな”などと考えていると、 覚えのない声が話しかけてきた。 「何しているんだい?」 顔を上げると、火を挟んだ向こう側に、誰かが座っていた。 ぼんやりとしか見えない、大きな黒い影。 視界に霞でも掛かったかのよう。 何故かその時は不思議とも怖いとも思わず、普通に返事をした。 「んー、火の番をしてる」 相手の正体は何者なのか、何でこんな時間にこんな場所に居るのか。 そういった類いの疑問がまったく頭に浮かばなかった。 先程まではシャンと起きていた筈なのに、寝惚けた時のように、思考が上手く 働かなかったという。 ぼんやりと“俺寝惚けているのかな”と考えているうち、また話しかけられた。 「その火が消えたらお前さんどうする?」 「んー、消えないよ」 「こんな山ン中じゃ、一寸先も見えない真っ暗闇だろうな」 「んー、この火が消えちゃったら、そうなるだろうね」 「闇は深いぞ。中に何が潜んでいるかわかったもんじゃないね」 「んー、暗いのは怖いよ。だから火の番をしなくちゃね」
30 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/04/30(木) 18:59:00 ID:u3KG1eMV0 (続き) 声の主は、頻りと火を消すように勧めてきた。 「火の番なんか止めちゃえよ。もう眠いんだろ。寝ちゃえよぐっすりと」 「んー、そうしたいけど、そういう訳にも行かないんだよね」 「俺が消してやろうか?」 「んー、遠慮しとくよ」 「消すぞ」 「んー、でも直ぐまた点けるよ、暗いの嫌だから」 「一度消えた火は直ぐ点かないぞ。無駄だからもう寝ちゃえよ」 「んー、ライターもあるし、火種があれば直ぐ点くよ」 「ライターか。それがあれば直ぐに火が点くのか」 「んー、点くと思うよ。簡単に山火事になるぐらい」 すると声はライターを無心し始めた。 「火が消えないならライターなんてもう要らないだろ。俺にくれよ」 「んー、これは大切な物だから駄目だよ」 「俺が代わりに火を見ててやるよ。だからライターくれよ」 「んー、僕のじゃないから、やっぱり駄目だよ」 こんな押し問答を何度くり返しただろうか。 やがて影がゆらりと立ち上がる気配がした。 「火が消えないんじゃしょうがないな。帰るとするか。また遊ぼう」 その言葉を最後に、何かが山の闇の中へ去って行った。
31 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/04/30(木) 19:00:43 ID:u3KG1eMV0 (続き) 「ばいばい」 小さくなる気配にそう挨拶していると、いきなり強く揺さ振られた。 ハッとして身構えると、揺すっていたのは先に寝ていた筈の仲間だ。 目が合うや否や、凄い勢いで問い質される。 「お前!今一体何と話してた!?」 「何とって・・・あれ?」 そこでようやっと思考がはっきりし、明瞭にものが考えられるようになる。 「えっ今、僕、何かと会話してたの!? 夢見てたんじゃなくて!?」 気が付くと残りの皆もテントから顔を出し、こちらを恐ろし気に見つめている。 彼を揺すり起こした者が、次のように教えてくれた。 曰く、テントの外で話し声がしたので目が覚めた。 夜中に迷惑なヤツだと思い、テント中の寝顔を確認してから青くなった。 人数から判断する限り、今外には一人しか出ていない筈だ。 恐る恐る外を覗くと、焚き火を挟んで座る影が二つ。 片方は間違いなく友人だったが、もう一方が何かわからない。 人の形をした、黒い塊に見えたらしい。 友人と影は何度もしつこいくらいに言葉を交わしていた。 どうやら火を消す、消さないで揉めている様子。 “絶対に消すんじゃないぞ!” 声に出せない願いを胸中で叫んでいると、じきに影は立ち上がり山奥へ消えた。
32 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/04/30(木) 19:01:33 ID:u3KG1eMV0 (続き) いつの間にか他の皆も起き出しており、背後で息を殺していた。 影がいなくなった時、テントの中では安堵の溜め息が重なったそうだ。 その直後慌てて外に飛び出し、憑かれたように火を見つめる友人を引っ掴んで、 ひどく揺すって目を覚まさせたのだと、そう言われた。 思わず、影が消え去った方角の闇をじっと見つめてしまった。 何も動く気配はない。足元で薪の爆ぜる音が聞こえるだけだった。 その後彼らは、その山を下りるまで絶対に火を絶やさないよう心掛けた。 不寝番を二人立てて、火の番を交代でしたのだという。 その甲斐あってかその後、あの黒い影はもう現れなかったそうだ。 「僕はあの時、何と会話していたのかな?」 思い出すと今でも鳥肌が立つのだそうだ。
682:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ 08/20(日) 21:01 CbyYU0Gd0 [sage] 知り合いの話。 地元の山を満月の夜出歩くと、場違いな物に出会すことがあるという。 暗い山道が開けた場に、時折それは現れる。 白い月光が冴え冴えと降り注ぐ中、グツグツと音を立てている黒い影。 野菜や赤肉がみっしりと並べられた、ごつい鉄鍋だ。 淡い月明かりにもかかわらず、なぜか具の一品一品までよく見える。 地の上に直接置かれているのに、まるで熱い火に掛けられているかのように 良い感じで煮立っている。 猟師仲間に伝わるそれは「山鍋」と呼ばれているらしい。 「大昔に儂も一回見たことがあるが、いや実に美味そうじゃった。 香りといい音といい見目といい、何とも食欲をそそったな。 うんにゃ、口にしてはおらんよ。食べたって者の話も聞いたことはないな。 儂みたいにビビッて手を着けなかったか、それとも、口にしたら帰ってこれん ようになるのかもしれんの」 猟師をしていたという彼の祖父は、そう言って杯を空にした。
914 :
名無し三等兵 :2009/06/20(土) 22:17:51 ID:rX1YwXZx
上のコピペのネタは熊鍋なのかな、555氏や212氏の話しにも雪山で熊と遭遇したとか、熊と間違えて石を投げたとか、熊を目掛けて狙撃したとかあるから、彼女たちも熊対策はしているのだろう。
915 :
名無し三等兵 :2009/06/20(土) 22:17:53 ID:EBGmeYdJ
訓練とは言え、山中行軍では小隊一つに、複数の助教が付くと思う。 色々と語り継がれている”伝承”もあることだろう
916 :
名無し三等兵 :2009/06/21(日) 10:47:20 ID:7lIlLE4+
校外実習(潜入)の”お手伝い”要員として「田舎の農業高校から来ました」と ”ガーデン”所属の学生とか。 潜入先で早速、園芸部に入部したけど、実地で土と格闘した生きた経験で 少数だけど同好の士や顧問教師の評価と信頼を得たせいか あっさり「監視対象」から外され、緊急時の逃げ込み場所とかルートとか準備とかを 作業服にバケツ抱えて、敷地内を闊歩しながらこさえている
憲兵隊長(風紀委員長) と生徒会長 どっちが偉いのかな? 共産国では、首相より書記長が偉かったり 某、中東では、将軍よりも大佐が偉かったりするけど
919 :
名無し三等兵 :2009/06/21(日) 17:42:19 ID:K6OdInTf
自治権の及ぶ範囲では生徒会長だろう 憲兵隊長と言っても、あくまで俗称で正式名称は風紀委員長?だしな でも、課業時間以外の寮での時間では、各自所属の寮長と寮自治会に 権限と責任が移動していると思う
身分的には 生徒会長(学生隊長)>風紀委員長(憲兵隊長)だが 生徒会長を逮捕できるのは憲兵隊長だけなんていう記述が 過去のSSにあるので、憲兵隊幹部はそれなりに権限はあるはず
それぞれの委員会要職についている学生の権限と責任と裁量の範囲とかを知りたいな 過去のフランス書院系お嬢様も近隣の高校との交流を始めとして、いくつか兼任してた筈だし
>>918 どんな組織でもトップを影から操る人物はいる
闇将軍なんていわれた人もいるくらい
その人を批判している左翼政党も似たようなことをしていた
923 :
名無し三等兵 :2009/06/21(日) 19:09:23 ID:K6OdInTf
3年で入れ替わる高等部学生で、そんな暇人が居るとも思えんが 基本的に規律と厳格でありながら柔軟な個人カリキュラムの重層的複合体である 防衛女子の育成課程において、「自治」や「自由」は校外の同世代より 遙かに限定的なものなんだよな
924 :
918 :2009/06/21(日) 19:54:11 ID:???
ある種の、不文律の 棲み分け ができているとという事ですね?
カリキュラムの性格上、常時学校に居るとは限らんからな 人員の交流や、業務の臨時拡張みたいに、それなりの融通を利かせていると思う。 まぁ、いわゆる不良や落ちこぼれというドロップアウト層が居ない防女だから 本来の業務と将来の進路の方向性が重なってるのかもしれないけど
926 :
555 :2009/06/21(日) 20:43:23 ID:???
ご無沙汰しております 私信で申し訳ない。 森寄付ありがとうございました 9,10,11スレのサルベージ完了しました。 卒業試験については、練り直して、新編追加してます(未完) 大風呂敷を広げてますので、収集がつかない状況です 「時系列情報」を何とかして完結させたいと考えてます
927 :
名無し三等兵 :2009/06/21(日) 21:43:14 ID:lpr1394J
555さん、期待しています。
928 :
前スレ9 :2009/06/21(日) 22:29:42 ID:???
555さん 乙です。 卒業試験の続きを楽しみにしております。 ところで、最近読んで、このスレのSS書きの皆様へ大いにお奨めしたい小説と 考えましたので、ご興味のあるかた、どうかご一読を。 伊藤 計劃 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) 555さんが読んだらハマリそうな気がします
>>926 お久しぶりです
ブログを見ると壮大なスケールの話になりそうですね
完成を期待しています
555さん 全部の回収は終わったの?
931 :
名無し三等兵 :2009/06/22(月) 23:49:30 ID:kIvAqs9i
ブログが更新され富樫のみかんの話しと卒業試験の話しが追加されていた。
卒業試験の追加された部分を読んだら 試験監督はズゴックだった それにしても意外な箇所によく出てくるキャラ 秋葉原の件にも顔出したし、学園祭の展示降下の話でも 降下長だった
>>932 鬼日下は「両用科主任」だったっけ?
言葉遣いから主任は男性だろ?
934 :
名無し三等兵 :2009/06/23(火) 21:08:42 ID:6J1+OEay
女です。 外向けの態度や容姿・立ち振る舞いはタイヘン女らしい はっきり言って美人なのです
>>934 鬼日下は「両用科主任」ではない。(上司が居る)
よって、ヘリの「両用科主任」は鬼日下でないという意味
936 :
名無し三等兵 :2009/06/23(火) 23:29:52 ID:H7Hg7LJh
あれって、防女卒業後に曹で任官して現場たたき上げで 基幹人材になったあと(何と言っても中堅幹部養成校だ) 後進育成の為に防女に転属辞令を受けたんだっけ? 防大に行ったとか旧帝に行った同期が、そろそろ佐官になったり 省庁や企業の課長になったりするころだよな 結婚して、子供2人目とかが勝ち組かもしれんけど
937 :
名無し三等兵 :2009/06/23(火) 23:41:37 ID:Hg2/DOm7
ズゴックはとある部隊で問題を起こし、クビになりそうになったのを校長が引き取ったらしい。一説にはお忍び視察にきた幹部を幹部とは知らずに殴ったという話があるらしい。
兄と技術系生徒の話 過去にも実例がありそうだ
939 :
555 :2009/06/24(水) 21:44:43 ID:???
ズゴックは「ヒラの教官」のイメージで書いています
940 :
名無し三等兵 :2009/06/24(水) 22:03:14 ID:2alRBn0M
まだ三十代前半の、管理職としては末端も良いところだしな
941 :
名無し三等兵 :2009/06/25(木) 05:48:18 ID:JfQIIhUP
ただ、教官や助教については防女生え抜きだけでなく、防女とは 何の関わりも無かった人材が、それなりの割合を占めると思う 同様な人材の再生産による「先細り」を防いで「多様化」を目指す為にも。 一般科目教師で、美術や音楽担当が防女について、どんな考えをもってるか興味があるな
>>941 8スレにサークル活動の顧問の話が出ていた
学外の、有名な方々が顧問に就任している
一般科目も、非常勤講師が多いんじゃないだろうか
943 :
名無し三等兵 :2009/06/25(木) 09:17:18 ID:8jxhx9vI
上のほうに物理の非常勤講師のことがでている。理系はK大などの理系の大学院生が講師をしてそうだ。
>>944 旧帝国大と一期校に、早慶上智理科大にマーチに関関同立のレベルまででしょう
教員および講師採用は
防衛女子校は別だろうが ド田舎非旧帝出の教員が、旧帝の非常勤講師やるというのは よくある。学位さえ持っていれば、それで断られることはなかった。 というか、非常勤が足りないらしくて、恩師から命令が来るんだ。 「XXの非常勤やってくれ」って そんでもって、さすがにXX大学はおおきいなあ、って校内をうろつく うさんくさい非常勤講師が俺だ。
もっとネタをお願いします
950 :
名無し三等兵 :2009/06/27(土) 01:43:16 ID:a6slHEk4
防女寮の浴場って、何時ごろまで入浴可なのかな? 深夜の、少しぬるい浴槽につかる学生とか。 あと、防女学生はカリキュラムの消化に必死だから 必然的に、生活空間維持の為のマンパワーは 専門家や業者任せになると思うのだが。 自分たちで出来ることは自分たちで!とは、正反対の 学生個人のリソースと時間の全てを課業とカリキュラム消化と技能修得に 費やす生活こそが、あれだけの高技能人材を生み出す理由の一つだと思う
951 :
名無し三等兵 :2009/06/27(土) 13:25:15 ID:5DXeJmn5
日々の食事にしたところも、高等部学生にとっては訓練で どんなものでも食べれるとか、マナーの実技の練習だったりするんだな もちろん、大事な(生徒の多数意見「どこが?」)な学生の為に 栄養設計、他はしっかり考えられてつくられているけど 清掃と身の回りの整理整頓は、それだけで訓練だけど 学校生活の維持に対するマンパワーの提供(実技訓練や教育手段としては別だが)は 求められていないと思う
952 :
名無し三等兵 :2009/06/27(土) 13:32:59 ID:eUs4LXJS
このスレの住人も 児童ポルノ禁止法改正案が通ったらほとんど逮捕なんだろうな
相手にすんなよ
955 :
名無し三等兵 :2009/06/28(日) 10:19:25 ID:uh6T+246
防女卒のもうすぐアラフォーなお方が、婚活パーティでのテレビ取材で 「女子校出身で、その後仕事ばかりで出会いが無かったんです。・・・ええ防衛女子卒です」と 答えてるのを、寮のテレビで見て”ああはなりたくない!”と、校外とか近隣とか娑婆のトモダチの伝手とかで カレシを捜す学生の話とかどうかな? ちなみに、上の番組を官舎で助教とか教官とかも目にして、人ごとでも無いんで 翌日の授業では、教える側も教わる側も微妙な空気だったとか
956 :
232 :2009/06/28(日) 19:13:48 ID:???
SS投下します。
957 :
光と影1 :2009/06/28(日) 19:17:40 ID:???
智子はいらだっていた。 今日の夕食は恒例の金曜カレー。防衛省の一組織である防女だけに、炊事班がもっとも気 合を入れるのはやはりカレーである。とはいってもクミンやターメリックといったスパイ ス類から作った本格カレーを何百人分と調製するのはさすがに難しく、自衛隊でも実は業 務用のカレーフレークを利用するのが普通だ。ちなみに本日使用したのはS&Bディナー カレーフレーク=uフランス料理の基本になっているフォン・ド・ボーをベースに、スパ イス・調味料・カレー粉等を加えてコクのある味に仕上げた最高級の業務用カレーフレー ク」である。市販品とはいえ高級素材、訓練疲れで腹をすかせた食べ盛りの小娘どもなど イチコロに決まっている。 が、しかし。野菜と肉を炒め、水を入れ、煮立ったところで出来合いのルーを入れてでき あがり〜♪といった安易な作り方をする炊事班は存在しない。最後に入れるのが「最高級 の業務用カレーフレーク」であろうとも、独自に調合したスパイス類を使う、より辛さを 引き出すため野菜と一緒に鷹のツメを炒める、隠し味にコーヒーや各種ジュース、フルー ツを投入する、いや同じ投入するでも、みじん切りにして混ぜる、ミキサーにかけて形を なくして混ぜる、ミキサーにかけたものをガーゼで包んで一緒に煮込み、ガーゼに残った ものだけあとで引き上げる、大きめに切って投入し風味が出たころにすべて引き上げる、 などなど炊事班独自の工夫がなされる。 さらには、ねぇねぇそんなもんだけじゃなくこれも入れて見ようよぉ……という悪魔の囁 き。時として人体実験スレスレの趣向が凝らされるのが防女カレーというものなのである。 ところで、智子はカレーが大好物である。幼いころから大人用の辛口カレーを好んだ智子 は、どこに行っても――祖父母の招きで行った高級レストランでも――カレーが食べたい と駄々をこね、母親を困らせたものだ。 なにもこんなところまで来てカレーを食べなくても……というのは大人の論理であり、こ んな立派なお店ならどんなにおいしいカレーが食べられるだろうと考えるのがカレー好き の子供というものなのである。誰もが振り向く美少女に成長した今でも、智子のカレー好 きは変わらない。
958 :
光と影2 :2009/06/28(日) 19:19:32 ID:???
そして今日の夕食は「最高級の業務用カレーフレーク」を使用したうえに炊事班が手間ひ まかけた逸品である。銀色に輝く炊きたてのご飯に、コクを湛えたダークブラウンのカレー。 たとえ盛り付けられているのが使い倒されてツヤを失ったプラスティックの皿であっても、 口に運ぶのが鈍く曇った鉄色の安っぽいスプーンであっても、どこにいらだつ理由がある というのか。 ゆで卵が、うまくむけないのだ。 智子にとってカレーの付け合せは、福神漬けにゆで卵と決まっている。幸いなことに、防 女の食堂にはゆで卵と生卵が籠に山盛りになっており、どちらでも好きなだけ取ることが できる。ご飯に生卵とお醤油をかけた「卵かけごはん」が大好きというこれまた美少女ら しからぬ好みを持つ智子は、普段は生卵、金曜はゆで卵を取るのである。将来「美人自衛 官」としてメディアに紹介されることがあるとすれば、カレーライスと卵かけごはんが好 きという庶民的なプロフィールは国民に好感をもって受け入れられるかもしれない。 ともあれ、今日のゆで卵はうまくむけない。むこうとすると白身が殻にくっついてきて、でこぼこになってしまうのだ。いや、くっついてくる分が多すぎて、殻をむいているのか白身をむいているのかわからないほどである。
959 :
光と影3 :2009/06/28(日) 19:20:53 ID:???
(あーもう!ちゃんと冷やさないからっ!) たしかに冷やし方によってもむきやすさには大きな違いが出る。しかし、新鮮な卵もむき にくいのである。新鮮な卵は水分と約55mgの二酸化炭素を含む。これをゆでると二酸化 炭素の圧力が急激に高まって卵の薄皮を卵の殻に押しつけてしまい、卵の卵白と薄皮が殻 に密着してしまうため、鮮度の高いゆで卵は極めてむきにくくなる。そのためレストラン などではわざと室温で保存し鮮度を若干落とした卵をゆで卵に用いるほどである。この日 の卵は、智子たちが研修で世話になっている自衛隊舞鶴病院から程近い養鶏場で生産され た、非常に新鮮なものであった。そういえば智子が卵かけごはんを食べようと生卵を器に 割り入れる時、ぷるぷるした濃い白身の上に黄身が見事に盛り上がったものに当たること がある。そんなときの智子は(お、新鮮!)と思わずにこにこしてしまうのだが、人間と は勝手なものである。
960 :
光と影4 :2009/06/28(日) 19:21:40 ID:???
智子がいらだっている理由はそれだけではなかった。椎間板ヘルニアに苦しみ、普通科の 訓練に参加できない智子に、教官はこう言ったのだ。 「肉体的には多少楽な方面でがんばりながら、まずは腰を治してみちゃどうだ」 「守るために戦う」ことに憧れ、普通科志望が人一倍強かった智子が「衛生科に行く」と 宣言したのは、自衛隊舞鶴病院で自分の面倒を見てくれた整形外科担当の看護官・新田久 美子1曹への憧れ、訓練より座学を得意とすること、そして何より「肉体的には多少楽 方面」だと思っていたところに、同室の山本沙樹とのひと悶着があったからだ。 (看護学生のような生活をしていれば、腰もだんだんよくなるだろう……) しかし、その場の勢いとは言えろくに調べもせずに転科宣言したことを、智子は激しく後 悔することになる。
961 :
光と影5 :2009/06/28(日) 19:22:57 ID:???
「岸本ぉ!この人殺し!」 赤茶けた土に顔を突っ込んだ智子に、容赦ない罵声が浴びせられる。 「お前が運んでるのは名誉の負傷者だ!それを落っことすとはどういうことだ!この人殺しめ!」 怒鳴っているのは男性の教官ではない。同じ衛生科の3号生徒だ。 智子が転んだためにバランスを崩して一緒に転倒した残りの搬送要員3人に、担架から 投げ出された負傷兵役もよろめきながら立ち上がり、不動の姿勢をとる。 「申し訳ありません!」 「申し訳ないで済むか!やり直し!」 全員で空の担架を担ぎ、全力で元の位置に戻る。照りつける真夏の日差しに、汗が背筋を 流れ落ちる。 「智子を搬送する?」「いまさらそうはいかないっしょ〜(>_<)」 息を弾ませながら小声の相談。ここでも針のムシロである。 ――ぐずぐずするなーッ、搬送はじめーッ! 「ほら!鬼軍曹殿がぶちきれるよ!」 「ちょっとぉ、今度は落とさないでよねっ」 「岸本、頼むよ〜」 せーのっ!掛け声とともに担架が上がる。
962 :
光と影6 :2009/06/28(日) 19:24:21 ID:???
戦闘服に身を包んだ演習にせよ、白衣の上に研修生をあらわすエプロンをまとった病院内 研修にせよ、衛生科にとって欠かせないのが負傷者・病者の搬送である。 担架で、おぶって。 みんなで、ひとりで。 演習場で、病室内で。 静かに、急いで。 救急車(アンビ)に、ベッドに。 ひたすら運ぶ、運ぶ、運ぶ……。 痛み止めによる保存的治療と、スクワットなどによる筋力増強によって状況はかなり改善 されたとはいえ、依然として腰痛に悩まされている智子にとってこうした搬送作業が死ぬ ほど辛かったのは言うまでもない。 重い自動小銃を抱え、身をかがめて演習場を駆け抜けるのも辛かったが、負傷者役を抱え たり担架を上げたりするのは、他の生徒と呼吸を合わせなければならない分だけ難しいこ とでもあった。うまく持ち上げることができても、腰がふらついてバランスを崩してしま うことも多く、そのたびにバディ≠スちに迷惑をかけることになるのだ。 それ以外にも医療テントの設営やそれに伴う排水溝掘りなど、タコツボ掘りほどではない にしても土方的な作業も決して少なくはない。中腰でスコップを振るったり、杭を打ち込 んだりしながら、痛みで腰が固まってしまうあの状態に襲われることもある。 加えて上級生のしごき。腰痛を抱えた小さい身体で必死になって負傷兵役を背負い、ほと んど崖と言ってもいいような斜面をよじ登る智子の耳元で、先輩たちがおどろおどろしい 声でささやくのだ。 「衛生兵さぁん……早く助けて下さぁい」 「痛いよぉ、苦しいよぉ……」 歯を食いしばり息を弾ませながら 「はい……がんばって下さい……もう少しです……」と答える智子に、今度は 「のろま!早くしないとホントに死ぬぞ!」と罵声が浴びせられる。 (これって……衛生じゃなくて……ほとんど……救難よね……) 心の声も息絶え絶えである。智子だけがしごかれているわけではないのだが、同期で一番 ちびでやせっぽち、実技での失敗が多い分どうしても叱責が集中する。ハートマン軍曹に しごき倒されるレナードのようなものだ。
963 :
光と影7 :2009/06/28(日) 19:25:31 ID:???
一方、座学の成績は相変わらずのトップクラス。病院内研修も搬送を除けば上々の出来で、 筋肉バカの少ない衛生科とは言え野戦での実技を得意とする生徒から見ればなんとも鼻持 ちならない存在に違いない。実際「搬送もろくにできないくせに」「戦場では役立たず」と いった陰口も聞こえてくるのである。
964 :
光と影8 :2009/06/28(日) 19:28:35 ID:???
「智子さぁ」 「ん」 合成皮革の張られた安手のソファに並んで腰を下ろし、ふたをはがし、透明プラスチック の平べったいスプーン、というよりサジでプッチンプリンをすくいながら、まゆみが言う。 ここは学生ラウンジ。鬼の憲兵隊長もここで風呂上りのコーヒー牛乳を楽しむという、狼 とウサギとが一緒に傷を癒す秘湯にも例えられる防女生の憩いの場である。普通科から衛 生科に移って以来1年が経ち、お互い見かけることはあってもなかなか話をする機会のな かった古川まゆみと風呂場で一緒になり、真夏の訓練場で汗まみれになった身体を洗いな がら、湯船に浸かりながら、乾いたタオルでさっぱりと拭いながらおしゃべりしても話は 尽きず、消灯までの短い時間をラウンジで過ごすことにしたのだった。ラウンジが閉鎖さ れる2100時まであまり時間がないのだが、数少ない憩いの場だけに多少の逸脱は許されて いる。クリスマスなど、夜の舞鶴に繰り出すことに希望を持てず、さりとて自室に引きこ もる侘しさに耐えられない乙女たちは、このラウンジでさびしく夜を明かすことさえある のだ。 「んで、どうよ、衛生は」 「うん……楽しいよ」 「ウソつけ!」目の前に、びしっとサジが突きつけられる。
965 :
光と影9 :2009/06/28(日) 19:29:27 ID:???
「あたしにウソは許さないよ」 「ウソじゃないよ」 「いいや、あたしの目は節穴じゃない」 智子の右ひざに自分の左ひざをくっつけるようにして、丸っこい顔が真剣な目で見つめる。 まゆみってかわいい、と思う。 「オーラが暗いんだよ」 オーラ?智子が笑うと、ふざけないの!と叱られた。 「普通科のときもいろいろ辛かったと思うけどさ、それでも」 なんて言うかなあ。サジをプリンに突っ込むと普通科らしい短髪の頭を掻きながら 「ほら、あんた、育ちがいいじゃん」 「そんなことないよ、普通のサラリーマンの家だよ」 「それでも比べようによっちゃあ、充分育ちがいいんだよ。おしゃべりじゃないし、 『わたし』って言うし」 「怒ったときは『あたし』って言うよ、あと卵かけごはんとか」 「あんたがご飯に卵かけて食べるのは知ってるけど、貴族じゃないんだからそれぐらい 食べるでしょ。んで、その育ちのよさが明るさになって表にあらわれてたというか なんというか」 んで、どうよ。さらに追及されて、智子はぽつりぽつりと話し始めた。 「うーん……それはほとんど『円周防御』だねえ」 ため息混じりにまゆみが言う。「回り中、敵だらけじゃん」 「私が担架落としたりするのがいけないんだけどね……」プッチンプリンをひとさじ。 「でもあんた、勉強は異常にできるから教官の受けはいいんじゃないの?」 「学科の教官はね。でも、それが気に入らないひともいるみたい」 「そんなこと言っても、身体は小さいんだし頭はいいんだから仕方ないじゃんねえ」 「ただの看護婦、とか言われるんだよね」 「いまは看護師じゃないの?」 「そこをあえて『婦』っていうところがね」 でも、それはもういいんだ、大丈夫。笑顔を見せる智子だが、たしかにどこか翳りがある。 「あんた、弱そうで強いから却って心配なんだよね」 またまゆみのため息。「やるときゃやるからねー」
連投制限ですか?
967 :
光と影10 :2009/06/28(日) 20:53:16 ID:???
多少愚痴めいてしまったが、やはり打ち明けられるのは親友だけである。 いつになくリラックスして、智子はラウンジを見回す。 あっちに3人こっちに5人と数個のグループに分かれた生徒たちが思い思いの飲み物や スナックを手に雑談を楽しんでいる。 近くのソファでかしましくおしゃべりしているのは、ふたりの6号生徒だ。おそらく今日 の演習で、初めての状況設定があったのだろう。興奮さめやらずといった風情である。 (私もそうだった……初めて自動小銃を触ったときなんか、やっぱりあんなふうに……) はしゃぎながら演習のおさらいをする様子を微笑ましく感じながらも、自分はもう普通科 ではないという一抹の寂しさ。 「……んで突撃するときにさ、模擬手榴弾をこう、びゅーんと」 投げる身振りをした途端、手に持ったブリックパックの「いちごオーレ」がすっぽ抜けて 飛んで行き、ちょうどラウンジに入ってきた小柄な生徒の胸のあたりに当たった。ストロ ーが抜け、わずかながら中身が飛び出して制服を汚す。 「あちゃ〜すみませ〜ん、あ……」 立っていたのは、身長は140センチちょっと、黒髪を後ろで三つ編みに束ね、大きな眼鏡 の後ろにはややつり上がった目、「白でも黒でもない中立」を意味するグレーの制服に身を 包んだ風紀委員長、通称「泣く子も黙る憲兵隊長」であった。なにか気になることでもあ ったのか、今夜は消灯前の巡察を隊長自ら行なっているらしい。たちまち震え上がる6号 生徒に向かい、あごをしゃくるようにしながら低い声で 「貴様らは上級生に対する礼儀というものを心得ておるか」 血の気を失い、膝を震わせながらも不動の姿勢をとるふたりの6号生徒。 「しかも、すでにラウンジの閉鎖時間を過ぎているではないか」 隊長の後ろに控えているのはひとめでハーフとわかる憲兵だ。180を優に超える長身に赤い 髪。自分とは対照的な、あまり怖そうには見えないたれ眼の少女を見上げ、 「こうした緩みが風紀の乱れを呼ぶ。巡回中の委員を3人ほど呼んで……」
968 :
光と影11 :2009/06/28(日) 20:54:10 ID:???
突然、智子が立ち上がった。 「ちょっと待ってください!」 まゆみは仰天した。鬼の憲兵隊長に意見するなど、4号生徒の分際で許されるわけがない。 智子も、いや下手をすればまゆみだって巻き添えで連行されかねない。 「ちょっ、智子やめて!」 しかし智子は委細構わず、怪訝そうに振り向く隊長に向かって 「わざとしたわけではありません、それにまだ6号です」 「……」 「失礼は私からもお詫び致します。しかし、演習のことで少し興奮していただけです。 むしろこうした時間にも演習の振り返りを行うのは、前向きで評価できる姿勢であると 思量致します」 ゆっくりと智子に向きなおる隊長。 「利用時間のことを仰るなら、我々全員同罪です。彼女たちと同じ処罰をお願いします」 自販機のぶうん、という低い音だけが響く静まり返ったラウンジに、無言のどよめきが満 ちる。全員同罪だって?冗談じゃない! ハーフの憲兵が長身を二つ折りにするようにして何事かささやく。軽くうなずく隊長。 「貴様が岸本4号生徒か、うわさどおりの美人だな」 「……」 「そのわりには、大立ち回りの挙句に普通科を飛び出したとも聞いた」 やや青ざめた、しかし凛とした表情でにらみあげる智子。 「ひとを見下ろして喋るのは私も久しぶりだ、その美貌と……」 にやりと笑うと 「……身長に免じて、今回は見逃してやろう」 次の瞬間、まるで打ち合わせていたかのようにハーフの隊員が叫ぶ。 「2159時までラウンジの利用を許可する!」 くるりと踵を返し、靴音高く去っていく憲兵隊長。ハーフの隊員がいたずらっぽい、 しかし意外と優しそうな視線を智子に投げながらあとに続く。 (見下ろして、ってほとんど変わらないじゃないの!)無言で悪態をつく智子。 胸を押さえてソファにへたり込む6号生徒。呆然と見送りながらまゆみが呟く。 「……やめよう、こういうのはもうやめようよ、心臓に悪いよ……」
969 :
光と影12 :2009/06/28(日) 20:55:03 ID:???
湾口を吹き抜けていくのは真夏の熱風ではあるが、どこかさわやかな涼気を含んでいる。 久しぶりに外出許可を申請した智子は舞鶴湾の入り口を臨む公園の柵にもたれて海を眺め ている。柵の前にはさらに海釣護岸が設けられており、腰高の柵の先が海である。休日の 太公望たちが釣り糸を垂れている。 ここは舞鶴市千歳地区に関西電力の協力で整備された「舞鶴親海公園」である。海水を引 きこんだ「親水池」や豪華客船をイメージした関西電力の舞鶴発電所PR館「エル・マール まいづる」があり、日本初の海上プラネタリウムのほかエネルギー体験館や客船歴史館な どの施設が整っているので、家族連れには絶好の行楽スポットだ。また全長120mの釣り 護岸には多くの太公望が竿を並べている。のんびりした空気の中でカメラを構えるのは、 舞鶴港を出入りする船舶、ことに第3護衛隊群や舞鶴地方隊の艦艇と舞鶴海上保安部の巡 視船を狙うマニアたちである。 もともと「陸」志望の智子だがそこは防女生、湾を出入りする艦艇の名前まではわからな くても型ぐらいはわかる。目の前をゆっくりと航行していくのは艦番号154のあさぎり型 護衛艦。智子の美的感覚にマッチするのは白にブルーのロゴが入った海保の巡視船なのだ が、戦闘艦としての凄みはつやのない灰色に身を包んだ護衛艦のほうが上である。
970 :
光と影13 :2009/06/28(日) 20:56:11 ID:???
(「海」もいいかもしれないなぁ……) 白い帽子の広いつばの陰で、智子は眩しさに目を細める。もたれかかった柵は太陽に灼け、 白いブラウスの袖越しに両ひじが熱い。真夏の風が紺のフレアスカートをなびかせる。 いまさら海上要員になろうとは思わないが、普通なら中学3年生。演習場の高台から日本 海を航行する護衛艦を見下ろして「やっぱりスマートなのは海!」と思い、空を横切るC-130 を見上げて「輸送機パイロットなんかもいいな」などと、自分の将来を思い描くのも自然 である。普通の少女が歌手やタレント、あるいは医師や弁護士にあこがれるように、自分 が砲雷長として戦闘を指揮する姿や、機長として危険な戦闘空域に突入する姿を思い浮か べるのだ。 それだけではない。陸上要員としての自分に限界を感じていることもある。体格は小さい し、腰は痛い。負傷兵を背負ったり医療テントを設営したりするよりも、ブリッジで戦闘 を指揮したりコクピットに座って飛行機を操縦したりするほうが自分には向いているので はないかと思うこともある。もちろん砲雷科やパイロットが肉体的に楽なわけではないの だが、所詮は15歳。まだまだ甘いところがある。 防女での生活がつらくなったとき、智子はここにやってくる。地元のカップルや家族連れ、 釣り人ぐらいしかいないこの公園を訪れる防女生はほとんどいない。ひとりでぼんやり海 を眺めたり空を見上げたりしていると、いやなことをたくさん思い出す。 (あー、もう!)ひとりで小さく頭を振ったりして鬱々としているのだが、そのうちに輝 く波、流れる雲、芝生で遊ぶ子供たち、大物を釣り上げたおじさんなどが、いやなことも 含めたひとつのかたまりになって頭の中を占拠し始める。いやなことを忘れられる訳では ないのだが、厄介な仕事を机の上から引き出しの中にとりあえずしまいこんだような気分 になれるのだ。
971 :
光と影14 :2009/06/28(日) 20:58:16 ID:???
「ごめん、ちょっとどいて!」 カメラを構えた少年が、突然智子を肩で押しのけるようにした。足許のコンクリートに 置いた自分のトートバッグにつまづいて、少しよろける。 (ちょっと、なによ……) 物思いにふけっていたところを邪魔され、半身になって非難の眼差しを投げるが、相手は ファインダーに目を押し付けたままだ。かしゃかしゃかしゃ、と軽い連続音。ストリート 風のルーズで真っ赤なTシャツは、重ね着に見えるレイヤード風デザイン。とくればボト ムは6分丈のずり下げパンツかと思いきや、細身のジーンズでタイトにキメている。流行 りから微妙に外したファッションに長めの髪、どことなく都会の雰囲気が漂う。ようやく ファインダーから目を離した少年は、振り返ってニッと笑った。歯が白かった。
972 :
光と影15 :2009/06/28(日) 20:59:28 ID:???
「地元のコではなさそうだと思ったけどね」 四阿(あずまや)のベンチから、智子は少年と並んで輝く海を眺めていた。親水池で遊ぶ 幼児の歓声が聞こえる。海からの風がふたりの髪をなびかせる。 中学最初の夏休みを利用して親戚の家に遊びに来ている、あと2週間ほど滞在するつもり、 艦船が好きで今日は「あまぎり」を狙っていた、という話を聞いて智子は納得したように 言った。 「って、あんたもこのへんの人じゃないだろ?」 中1のくせに、妙に大人びた口の利き方をするヤツだ。 ある東大生から聞いた話だが、「東大です」と言った途端にそれまで普通に話していた相手 の態度が急によそよそしくなることがあるそうだ。防女生もこのあたりでは一目置かれる 存在である。制服可愛くて、進学レベルが高くて……軍事訓練を受けている!ときては、 東大生以上に色眼鏡で見られるのだ。 自分からは防女生と名乗らないことにしている智子はちょっと困ったが、 「学校の関係で、こっちに来てるの」と簡単に答えた。 「へ〜国内留学?スポーツでもしてるの?それともなんか特別な勉強?」 思わず「衛生……」と答えかけ、あわてて口をつぐむ智子。すると少年は 「あー、あの、『N』だっけ?」 と西舞鶴の中心部からややはずれた場所に位置する私立高校の名を挙げた。あそこの看護 科を出て看護師になってる従姉がいるんだ、従姉って言っても随分年上なんだけどさ。 看護学生と勘違いして「特別な勉強のために都会から来ている」と勝手に納得したらしい。 一般学生、しかも高校生と間違われたのは好都合であるが、だましたようで少々後ろめたい。
973 :
光と影16 :2009/06/28(日) 21:02:15 ID:???
「それにしても、ほんとに高校生?ちっちゃいよなー」 「……中1に言われたくないわね」 少年も小柄には違いないが、中1男子の平均身長は152センチ前後。 どう見ても智子のほうが小さい。 「しかもダサい格好してんなあ。イマドキの高校生にしちゃ……」 「看護学生のおねえさんは、いろいろと厳しいの!」 白いブラウスに紺のスカート、茶色の靴。さすがにブラウスの衿にはレースの飾りがある が、いまさらのように日焼けを警戒して長袖にしたのが敗因か。下着が透けないように ベージュのキャミソールを着けているのも、どこか重たい感じ――つまりはダサい雰囲気 ――を醸し出しているのかも知れない。フレアスカートは膝下丈、足許はそのまま学校に 行ってもおかしくないコインローファーに白のソックス。ハンドバッグでも持っていれば 少しは違うのかもしれないが、ひじにかけているのは生成りっぽい白のトートバッグだ。 多少なりともおしゃれに見えるとすれば、緑のような青のような……いわば信号機の「青」 のような微妙な色合いのリボンを巻いた白いつば広の帽子だが、むしろ垢抜けない服装を 強調する結果となっている。 もともと清純派の智子だが、「学生らしい清楚な服装」が強調される校風の上、持ち込める 私服の数にも限りがあると来ては、 (これでもアイテム限界なのよね……) ただ、相手は所詮中1のガキである。なにも媚びる必要はない。ここはおねえさんらしさ を強調しておくに如くはなし。と思ったところに 「ま、あんなのよりはましだから、気にするこたないよ」 茶髪のちゃらちゃらした男といちゃつきながら歩く、金髪焦げ顔の田舎ギャルをあごで指す。 「……一緒にしないで」完全になめられている。
974 :
光と影17 :2009/06/28(日) 21:03:51 ID:???
(大丈夫、もう間に合う……)小走りから早歩きに切り替えて、智子はほうっと息をつく。 日射しは多少弱まったものの却って肌に粘りつくような暑さが地表を覆うなか、足早に門 限の時刻を目指す生徒が他にもちらほらいるようだ。 立哨に身分証を見せ、正門をくぐったところで 「……ので、私は先に戻る。引き続き正門付近の巡視を頼む」 憲兵隊長だ。ラウンジのときも一緒だった赤毛の隊員に軽く手を挙げ、本部に戻ろうとし ているらしい。さすがに気まずいが引き返すわけにも行かず、立ち止まって私物の帽子を 取り10度の敬礼。 「お、貴様は……」 「岸本4号生徒であります。ただいま帰りました」 「門限ぎりぎりにご帰還とは、逢引でもしていたのか?美人は違うな」 隊長の皮肉っぽい軽口。(逢引って、いつの時代よ……)智子は直立不動の姿勢に精一杯の 抵抗を込める。大丈夫、今の私は学生らしい清楚な服装、のはずだ。膝下丈のフレアー スカートが微かに揺れる。 「では、あとは頼む」 二人並んで隊長を見送ると、ハーフの隊員がいきなり長身をふたつに折って智子の顔を 覗き込む。顔が触れ合うほどに近づき、思わず一歩退く智子。 「こないだはビックリしたね〜」智子の目の前で、たれ目がウインクする。 「は?」 キリンが首を上げるようにたれ目が遠ざかる。 「リンは……隊長はネ、そんなにガチガチじゃないヨ?」ボサボサの赤い髪をかきあげて、 「こないだも、あれはラウンジのみんなを少しオドカシタだけ……最近ちょっとたるんで るからネ、連行なんかしないヨ」 あの6号ちゃんたちはダシにされてかわいそうだったけど。そう言って朗らかに笑う。 「防女生はきちんとしてなきゃいけないけど、ガチガチじゃ暮らしていけない」 ここは、私たちの家だからネ。たれ目が、ちょっと遠くを見るようだ。 「あなたもネ、テキリーズィ!」 大きな手が、ぱーん、と景気よく智子の背中を叩いて正門のほうへと大股に歩き出す。 門限までに多少の余裕はあるのだが、門内に憲兵の制服を認め大慌てで走りだす生徒たち に向かって「早くしないと門閉めちゃうヨ〜!」と叫んでいる。 その陽気な後ろ姿に一礼して、智子は歩き出す。 (Take it easy……か)
975 :
光と影18 :2009/06/28(日) 21:08:21 ID:???
気楽に行こうぜ! 言うは易し行なうは難し、とはこのことである。 Take it easyを心がけた一週間ではあったが、相変わらず腰は痛み、担架は落ち、上級生 からどやしつけられ、学科の教官にほめられ、陰口を叩かれる。 (もういや、本当にいやだ……) 山本沙樹に「卑怯者」呼ばわりされて以来、辞めたいという言葉だけはたとえ心の中でも 言わないように封印してきた智子だが、自分のように体格が小さく、腰に爆弾まで抱えた 者が3号、2号と進んでやっていけるのかと、不安に駆られるのである。 得意の学科を猛勉強することで失いそうな自信を支えてはいるが、小学校の担任から勧め られたように (私立の進学校に進んだほうが良かったかも……) と、もう遅いとはわかっていても考えてしまうのだ。 延灯と呼ばれる就寝時間の延長を月曜から土曜まで重ねて予習復習と課題の消化に励み、 やっと日曜の外出時間を捻出した智子は、射すような日差しのなか親海公園を訪れた。 海沿いに運動広場を通り過ぎ「エル・マールまいづる」と「漁村活性化センター」との間 を抜けて護岸に向かう。
976 :
光と影19 :2009/06/28(日) 21:09:06 ID:???
(いた……!) この前の少年が、今日は海釣護岸の柵まで進出してカメラを構えている。今日のお目当て は舞鶴海上保安部の巡視船らしい。船首にPL-103「わかさ」の文字が見える。同じ舞鶴所 属のPLH-10「だいせん」はいかにも「砲塔」という形の40o機関砲と20o多銃身機銃 を装備しており戦闘艦らしい威圧感を漂わせているが、それに比べて「わかさ」は武装が 目立たず、低い舷側とも相俟って大型の漁船か商船のようにも見える。 (意外と渋い……)と智子が思うのもうなずけるシルエットなのである。 智子は少し離れたベンチに腰掛け、巡視船を追う少年を見守っている。なにしろこちらは 年上である。もの欲しそうに声をかけるような真似をするわけにはいかない。灼けたコン クリートにいまや腹這いになって巡視船を狙っている少年を、おねえさんらしくあたたか く見守っていれば良いのである。 智子はこの前と同じ、白いブラウスに紺のスカート、緑がかった青リボンを巻いた白いつ ば広の帽子といういでたちである。ダサいと一刀両断にされたこともあって少しはおしゃ れにしようかと考えてはみたものの、「厳しい学園生活を送る看護学生のおねえさん」とし ての意地もあり、そもそもおしゃれに見えるような夏服を持ち合わせていないという限界 もあり、それらを「服を変えると気づいてもらえないかも知れない」というもの欲しげな 魂胆の言い訳としていることもあり……。
977 :
光と影20 :2009/06/28(日) 21:10:32 ID:???
「おれ、カメラマンになるんだ、絶対」 先週と同じ四阿(あずまや)のベンチで、少年は海に視線を向けたまま胸の前で愛機を 構えて見せた。 「ロバート・キャパとか、不肖宮島とか、知ってる?軍隊と一緒に戦争に行って、 シブい写真を撮ってくる。その写真が、新聞やテレビに出るんだ」 唐突に戦争の話が出て、智子は少し動揺する。少年はフン、と鼻で笑い 「女にはわからないだろうけどな」 悪いけど、戦争についてはあなたが足許にも及ばないぐらい知っている。実戦経験こそ ないけれど、戦争になっても生きて、戦っていける、私たちはそういう訓練をしてるんだから。 そう思いながら、なぜか急に哀しい気持ちになるのは何故だろう。智子は急に立ち上がり、 空を指さした。 「あ、ヘリコプターだよ。撮らなくていいの?」 海上自衛隊舞鶴航空基地から離陸したSH-60Jだ。おっ、という様子でカメラを構える少年。 哨戒に出るのか、機体を傾けていままさに海峡の上空に差し掛かったところだ。白く輝く 機体に真っ赤な日の丸。水平尾翼の端部も赤く塗装されている。 「後ろのほうに小さな翼があるだろ。スタビレーターっていって、速度や姿勢によって 一番いい角度になるんだ」 スタビレーターとはstabilizer(水平安定板)とelevator(昇降舵)を組み合わせた言葉で、 水平尾翼全体が動く全遊式のものを指す。そのぐらいは智子も知っている。しかし、ここ は普通の女の子を演じなければならない。飛び去っていく機体を指差して、 「あの赤くなってるところ?」 「え?」 「あの端っこが赤くなってるところでしょ?なんかかわいいね」 「ああ、うん」 少年はもう一度ファインダーを覗きSH-60Jの後姿を追う様子を見せたが、シャッターは 切らない。 せっかく話を合わせたのに唐突に途切れてしまい、智子は少しがっかりする。
978 :
光と影21 :2009/06/28(日) 21:12:24 ID:???
少年は再び獲物を追って海釣護岸に進出する。智子は四阿でノートを開く。少年に会えな ければ勉強しようと思って持ってきたものだ。 今日はさすがに軍事関係のノートを持ってくるわけにはいかないので、看護英語の勉強だ。 外来の患者に対応するための例文が並んでいる。 ……Do you have a reference from other doctor? ……Please fill in the medical questionnaire. ……Do you have any allergies? 難しい文ではないが、reference(紹介状)、the medical questionnaire(問診表)などは 馴染みの少ないところである。重要な部分は赤のマーカーで塗りつぶされ、緑のシート ごしに覗くと見えなくなる。「暗記ペン」「スタディペン」などと呼ばれているが、ノート がそのまま暗記帳になるので智子も重宝している。 「英語の勉強?」 いつの間にか戻ってきた少年がマーカーだらけのノートを覗き込む。 「読めないな」 「中1にはまだ難しいでしょ?」 からかうように言う智子に、少年は首を振って 「おれ、色盲なんだ」
979 :
光と影22 :2009/06/28(日) 21:14:52 ID:???
色盲。「盲」という字が嫌われるせいか、最近は色覚異常と呼ばれることも多い。 「色が全然わからない訳じゃないんだぜ」 黙り込んだ智子に、むきになったような口調で少年が続ける。 「色盲って言っても、いろんな種類があるんだ。俺は信号の色だって見分けられるし、 そんなに困ることはないんだ。車の免許だって取れるし、ただ」 智子からそむけるようにして、顔を海に向けながら 「あんたの帽子とスカートは、たぶん同じような色なんだろ?」 「え、うん、どっちも青というか、帽子はちょっと緑だけど」 「それが俺には全く別の色に見える」 「……」 「スタビレーターが赤いと言われても、俺には黒と同じに見えるしな」 だから赤いマーカーで塗られたノートは読めないのだ。 「そんなんで写真なんか撮れるのかって、そう思うだろ」 真夏の潮風が吹きぬけるなか、でも俺は俺の見え方で勝負すると少年は呟いた。 「それでだめでも、世界には光と影がある」 胸の前でカメラを構えなおし。まっすぐに智子を見た。 「白黒で撮ればいいんだ」
980 :
光と影23 :2009/06/28(日) 21:15:35 ID:???
「わざわざありがとう」 東舞鶴駅のホーム。緑とオレンジの車両が長く伸びている。灼けた屋根からの熱気がこも るように蒸し暑い。 あれからまた一週間が過ぎた。少々いぶかしげな表情の教官に3週連続の外出申請を提出 した智子は、少年を見送りに来たのだ。 微笑んだ智子に、少年は窓越しに白い封筒を差し出した。 「おれの住所と名前が書いてある」 「あ……」 「一度もおれの名前聞かなかったじゃん」 そうだった。お互い名前も聞いていなかった。思わず目を伏せる。 「よかったら読んでくれよ」 「ん」 「最後までぶっきらぼうなんだな」年下のくせに、ちょっと大人びて笑う。 ――行き発車しまァす、ドア閉まりまァす、お下がりくださィ アナウンスとともにドアが閉まる。がくんとひと揺れして、ゆっくりと列車が動き出す。 「あの――」 「いい看護師になりなよ!」 緑とオレンジの車両がもう一度揺れ、速力を増そうとする。つんのめるように智子は前に出る。 「あの――!」 「また来年な!」 言うが早いか、カメラを窓から突き出した。護衛艦を撮影したときと同じ、あの軽い連続 音を立てて私をフィルムに記録しているのだろう。なにか言おうとする私。電車に向かっ て手を伸ばす私。あきらめたように手を下ろす私。ただ立ち尽くす私。 列車は遠ざかっていく。私はもう点になっているだろうか。ポケットに右手を突っ込み、 ハンカチを引っ張り出す。一瞬の躊躇のあと、マウンド上のピッチャーのように智子は 伸び上がり、ハンカチを振る。振り向く人に構わず、叫ぶ。 「また来年なぁ!」
981 :
光と影24 :2009/06/28(日) 21:16:59 ID:???
あれから3週間が経つ。 しばらくぶりに親海公園を訪れた智子は、やや激しさを失った陽光を浴びながら海釣護岸 の柵にもたれて海を眺めている。波の音とともに湾奥の活気が伝わってくるようだ。公園 には釣り人と家族連れ、CDプレーヤーの音楽に合わせてダンスの練習をする若者たち。 少年はどうしているだろう。いつもと同じ中学校生活に戻っているだろうか。 衛生科の学生である智子も、色覚異常について詳しく知っているわけではない。自分と 違う色覚の世界がどのようなものか、わかるわけもない。 健常者である私にとって、色盲の世界は薄闇につつまれているように思える。しかし、 もしそうだとしても彼のは夜明け前の薄闇だ。太陽の光が力を増し、世界が光と影に満た される前の薄闇。彼の夢がかなうかどうかは知らない。しかし光と影をフィルムに切り取 りながら、彼はきっと光の中を歩んでいくだろう。そうあって欲しいと智子は思った。 そして私は……自分で自分の世界を薄闇に塗りつぶしていた。訓練はつらいけど、腰は相 変わらず痛いけど、それさえのぞけば何ひとつ不自由ない生活ではないか。 木材を満載した貨物船が外海に向かってゆっくりと進んでいく。海鳥たちが白い線を引く ように飛び交っている。晩夏の光と風、波の音、白い雲。ダンス練習の音楽が変わった。 ピアノのイントロから始まる、古いロックだ。
982 :
光と影25 :2009/06/28(日) 21:18:25 ID:???
Just a small town girl Living in a lonely world She took the midnight train going anywhere…… Just a city boy Born and raised in South Detroit He took the midnight train going anywhere...... 少年の列車は、また舞鶴に来るだろうか。別の街に行くだろうか。それともあてもなく、 どこへとも知らず走っていくのだろうか。 私の乗るべき列車はいつ来るんだろう。どこに行くんだろう。 でも、なにか信じていいような気がする。何を?そんなことわからない。 でも、でも、でも……。 Some will win, some will lose Some were born to sing the blues…… 智子は立ち上がった。ポケットから白い封筒を取り出した。 私も負けない。ブルーズを歌い続けるような負け犬にはならない。あなたがカメラマンを 目指すように、私も立派な衛生隊員になってみせる。 でも、いまの私に封を切る資格はない。来年、会えるなら会えるだろう。会えないなら 二度と会うことはあるまい。 絹ごしされたような晩夏の光線のなか、細かく細かく引き裂かれた手紙は海峡を抜ける風 に吹き散らされていく。 舞い上がる紙吹雪の中を、鈍く輝く灰色の護衛艦が出航していった。 〜完〜
983 :
名無し三等兵 :2009/06/28(日) 21:21:36 ID:2s6X2t45
投下お疲れ様でした。衛生科の生徒とは珍しいですね。これからもまた来て下さい。
984 :
232 :2009/06/28(日) 22:02:54 ID:???
お粗末さまでした。 だいぶ前に投下した「約束」というSSの続編になっています。 話の流れがなんとなくわかるように書いたつもりですが、 読んでいない方には意味がわかりにくい部分もあると思います。 すみません。
ラストシーンの描写と力強さが、かっこいい GJ
986 :
555 :2009/06/28(日) 22:06:54 ID:???
重いというか、深いというか… 私には絶対に無理です。 232様の筆力に感服します
987 :
名無し三等兵 :2009/06/28(日) 22:12:12 ID:2s6X2t45
やっぱりそうでしたか。話がなんとなく似ている気がしました。パパは軍オタも232氏ですか。なんとなく書き方が似ている。あと212氏に作風が似ている。
988 :
232 :2009/06/28(日) 23:12:52 ID:???
みなさん、ありがとうございます。
>>987 その通り、「パパは軍オタ」も私が書きました。
「約束」「パパは軍オタ」「防女にいきたい!」
いままでに投下した作品はそれだけだと思います。
が、212氏は私ではありません。
>
>>986 と、とんでもねぇ!なにを仰いますやら……。
戦闘や訓練のシーンが書けないので、防女生の普段の生活や
防女志望の女の子に逃げているだけなのですが(苦笑)、
でも555さんにそう言っていただけると、大変うれしゅうございます。
実は、医官になった智子が戦闘に巻き込まれ、
生き残りの普通科隊員を指揮しながら脱出するというものを随分前から構想しているのですが、
5行ぐらいしか書けていません……。
989 :
名無し三等兵 :2009/06/29(月) 02:38:13 ID:aJqnfwjW
>>986 約束を読み返してみたが
涙が出てきた
まとめサイトに収録されていないのが
残念です
今回は王仁沢リンと桐島カレンの憲兵隊の凸凹コンビも
登場していますね、グレーの制服も212氏がリンを初登場させたときに
設定して以来のネタですすね
また遊びに来てください
993 :
名無し三等兵 :2009/06/30(火) 06:05:18 ID:UsjEYlKb
埋め
>>984 投入乙
よく書けています
主人公は4号生徒(中学3年生)なのですね
個人的には高校に上がってからのほうが良かったのではないかと思う
上のほうで制服の話が出ているが
統合要員は
>>967 で書いてある白でもなく黒でもない中立の
グレーの制服ということでよいのではないか
これはだいぶ昔に212氏のSSにも出ていた
>>994 お前何様だ?
偉そうに!
不愉快だから書き込むな
埋め
998
999
終了
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。