1 :
翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw :
各位の好きな軍隊と、各位の設定した異世界を題材にしたSSを語るスレッドです。
各位のSSを読まれた軍事板住人同士での団欒も大歓迎です。
<SS設定>具体例
現代自衛隊 VS 現代米軍
現代EU軍 VS 現代ロシア軍
WW2日本 VS WW2ドイツ
WW2米国 VS WW2英国
自衛隊隊員 VS ナポレオン戦争時代の欧州
第三帝国軍 VS 平成自衛隊+在日米軍
旧帝国陸軍 VS 各自設定の異世界( 魔法や怪物は各自の好みで )
難しい事は気にせず、各位の好きな様にお話を展開してみましょう。
( 板的にはベトナムやアフガンのようなハード路線が好まれるでしょう )
【 sage 厳守 】
前スレ:あなたの軍事SSを聞かせてください 第2回
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1156949703/l50
2 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 06:29:04 ID:???
死ね
3 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 06:29:36 ID:???
死ね
4 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 06:30:07 ID:???
死ね
翡翠 初代スレ 2006/08/16(水)
1)住人は皆、横一線です
遠慮なく、失敗も失笑も恐れず投下してみましょう。
むしろ指摘されて、今日より良い明日の姿を目指しましょう。
教えてくれたり、評価してくださる方は神様です。
〃 ⌒ ヽ
/ミfノノリハ))
fヘ|´ヮ`ノ|
|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 旦 \
/\ \ \
/ \|=================|
\ ノ ほーせきみかん \
気軽にいきましょうね。& 対荒らし Q&A
1)LRに抵触について。どのLRに接触すんの?
2)自治削除スレでこのスレの事聞いてみても、
「 SSスレ立てるのは、違反じゃないとの事 」
3)削除人さまも、すでに確認済み。
< 軍事板は趣味のカテゴリー >
軍事を趣味系列と笑う者は、実の所、軍事板を舐めています。
軍事の世界は「 あまりにも深淵 」
死ぬまで軍事世界に身を置いても極める果てが見えない学問なのであります。
趣味でしか関われない世界、それが< 軍事世界 >なのであります。
― 翡翠テンプレ ―
7 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 06:33:33 ID:???
死ね
8 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 06:34:04 ID:???
死ね
9 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 06:34:36 ID:???
死ね
Q)SS=ショートストーリーで合ってますか?
A)合っています。「 ShortStorly(短編) 」の略です。
たとえばこんなヤツ。↓
とある夏の夜、1人の少女が日記を書いていた。
少女が「 親愛なるキティーへ 」と書き記した所で、
少女はイキナリ背後から何者かに襲われ、
必死にそれに抵抗しているうちに・・気を失ってしまった。
少女を背後から襲って、薬で気絶させた男は、
物陰から音も無く現れた男と共同して、静かに少女を袋に詰め込み始めた。
この世界に飛ばされた陸上自衛隊の斎藤隊員と1民間人の今井であった。
「こんな少女を1人助けてどうなる?」
「やだなあ斎藤さン・・彼女らの家族とそのシンパも、ですよ?w」
今井は彼女を袋に詰める時に、
少女の書きかけの日記も回収していくことにした。
日記には・・・1944年08月01日と、記されてあった。
11 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 06:36:34 ID:???
やはり翡翠は頭が悪いな
12 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 06:37:35 ID:???
死ね
その翌年の05月06日。
少女らを支配していた帝国の首都は、真の地獄の最中にあった。
あらゆる家の中で銃が乱射され、ある処女の娘は60回も男に女にされた。
この世界の宣伝相が< 帝国の敵 >の恐ろしさを何度も何度も絶叫していたが、
誰もがそれをせせ笑っていた。
― その報いを受けたのであった。
その頃、斎藤と今井は、
帝国の誇り高い狂王とその妻になった1人の清らかな婦人の説得に・・失敗していた。
一方、阿鼻叫喚の坩堝となった帝国の首都の悲惨、を座視するに耐えられず、
血気盛んな若い隊員達が
< 首都に雪崩れ込んだ暴帝の軍隊へ宣戦布告の砲撃と空爆を >と叫んだが、
それは本多ら幹部の怒りを買うだけであった。
彼らの陣営前では・・
暴帝の軍勢の夥しい戦車の残骸達が地の果てまでも埋め尽くし、
その鋼鉄の身から、紅蓮の炎を上げ燃え狂っていた・・。
60-70年の月日は、一方的なワン・サイドゲームを可能としていたのだった。
地獄の帝都の1角では。
斎藤・今井・ハイマスター(凄腕の上忍=最上級忍者)の3人が帝都の敗残兵らとともに
果てしの無い逃避行を続けていた。
海原海将の幕僚を一瞬で血祭りに上げたハイマスターも、
刀折れ、手裏剣も尽きて、今や帝国の銃剣が愛刀がわりであった。
今井は、暴帝の軍勢に念入りに血塗れにされた女達の痛々しい姿に
つい、帝国の敗残兵に向かって怒鳴りまくるのであった。
※斎藤隊員に通訳してもらう間抜けっぷりではあったが。
Q&A・チハがティーガーアインに勝つ短編はアリ?
チハで< 対・ドイツ戦車戦 >とかなら・・
まあ翡翠の人はしらんけど、
ドイツ学派に賞賛される説得力ある小話なら超アリかと。
まあ、たとえばですなあ・・
>Qの方は、< タイガー1 vs 旧日本軍主力戦車 >のことを
言っているんだと思うけど、別に「チハ」の車名までは指定していないからさ・・
(w)一休さんのとんち話じゃないけど 冗談1つ↓
Y司 「 チハで虎と勝負とかマジヤメレ凹 」
斎藤 「 つかこれのどこがチハ・・??? 」
今井 「 名前が魔改造チハたんですが?w 」
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i ヽ=★=/
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_rj '──ooo ''"ニニニr´-`.t - -- ,,..=-- ,,.. --'-- ' - ___
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|ミ/// / ~~|ミ|丘百~((==___
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xxii||!!'' . ヘ
||||!!!!='‐''´\ ヘ.
\. ヘ ヽ ___
\ ヘ- ヽ ヽ=☆=/
.. ir‐\,,ソ;;)/,∩(・ω・ )∩ チハタンばんじゃーい!
/ ̄~'ー'゙ゞ-'' )o;.i゙゙゙ ̄ ̄ ̄ ̄~゙゙iy;ュ,_..
/。 .。 .。 .。 .。 `;-,‐'゙;!‐;i 。 .。 .。 .。 .。 。. i .ヘ,ヘ';:..
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lγ \ ロ l l l ,/ 、 ヘ____ゝ__(0,ソヘ ヽ
`{ ,,ヾ__;;___;;___l___l____l_ロ__,/_,,...ヾ-----` / ̄// ̄// ̄/_ヾ___ゝ
ヽ-''::::l ´` l:::::l ´` l::::l ´` l::::l ´` l::::::l ´` l::::l ´` l ::ゝ__,,/三三三/::: ̄::::: ̄::::: ̄:::::ゝ-/三三/
ヽ、:ゝ__,,ソ:::::ゝ__,,ソ::::ゝ__, ソ::::ゝ__,.ソ::::::ゝ__,,ソ:::::ゝ__,.ソ , -'"≡≡, -";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , -'" ._, -'"
`ー-─-─-─-─-─-─-─-─-─-─-─-─ ''─── '' -─-─-─-─ ''── ''
まあ、翡翠の精一杯の「 冗 談 」ですが、、
これなら鬼のドイツ学派スペック僧も、呆れて何も言えないでしょ。☆(W
まあ、どうしても勝て、とか言うなら、
崖下にでも誘い出して(補給路を潰すとかして誘うも良し)
崖上から火薬燃料満載のチハ落とせば、最悪引き分けにもっていけるんじゃない? んで↓
エビチリ様の 解釈例
>Aさん
タイトルはSSになっていますが、私は
基本的に短編でも長編でも何でもありと思っています。
面白いものなら短くても長くてもOKです。
当スレでは
・書き手の思いついた設定でストーリーを投下
・ストーリーは軍版なので軍に関係のあるもので
・基本的に何でも良し。ただしアニメやゲームのものを扱うものは駄目。
・ストーリーの長さも各人の自由です。
ストーリーは
「 ミッドウェー海戦 を 逆転勝利 」でも
「 1980年代にソ連が西欧を解放 」とか
「 タイムスリップした○○軍(自衛隊)が過去・未来に行く 」
「 エイリアンやモンスターと戦う○○軍(自衛隊)」など何でも良しです。
2006/09/06(水) No.32 名無し三等兵
だれか俺がチハタンでヤクトティーゲルの正面装甲貫通、撃破するss書いてくれ
No.36 物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM
ヤクトティーゲル。
それは化け物の代名詞だった。
頑丈な装甲と強力な砲を備えたそれは、いかなる連合国戦車でも破壊できなかった。
だから連合国は、戦車でそれを破壊しようとはしなかった。
彼らが得意な航空機による攻撃、それを実行したのだ。
制空権を喪失していた第三帝國に、阻止する事はできなかった。
だが、それでも化け物は生き延びた。
これは、化け物退治に駆り出された、哀れな
>>32の物語である。
No.54 名無し三等兵
そこで日本軍は牟田口中将率いる大陸打通軍団を出撃させた。
ユーラシア大陸を横断し、ベルリンを目指す遠大な作戦だ。
農耕と牧畜を繰り返しながら進撃する軍団の前に、
キーセン・ウリセン両司令官の率いるドドイツ機甲軍団が立ちはだかる!
ドドイツの460mm砲を擁する戦車部隊に、牟田口軍団のタングステン竹槍がうなりを上げ、
リアクティブ・アーマーを装着したケーニッヒ・チハが敵をけちらす。
日本兵は友軍の肉を喰らっても戦う敢闘精神の持ち主。アゴナシ運輸もなけなしの軽虎を駆って参戦だ。
はたして勝利はどちらの手に!
2006/09/06(水) No.55 名無し三等兵
そこでチハが史実の百倍の大量生産!!
大日本帝国陸軍機甲師団の誕生でつよー
なーに、人間なんて紙切れ一枚でいくらでも調達できまつよ
足りなきゃチョンにカネを掴ませてやりゃ、楽勝。
何しろ、この世界は人的資源も無尽蔵だしね。
えっ?後方の生産活動はどうするのかって?
気にしない、気にしない。日本人の精力は史実の十倍位だから。
そりゃもう、朝から晩までパコパコとヤりまくりでつよ\(^^)/
ガキも大量生産活動で全然余裕。
男は中一、女は小六あたりから、全員セックスは義務付け。
鳥肌中将が言うように頑張ってもらいマツ。
2006/09/06(水) 二代目スレ No.299 名無し三等兵
1.
「で、これはどういうことなんだ?」
三佐は私に「それ」を掲げて見せた。私が先程の戦闘中に見つけたAK-47だ。
泥にまみれ、銃身はひん曲がっているが間違いない。
木製部分はボロボロだがまだ残っている。それほど古いものではないのだろう。
なんとか口を開こうとした私の答えを待たずに三佐は続けた。
「もちろん決まっている。この世界に召喚されたのは我が国だけではなかったということだ」
やはりそうなのだろうか。私はなんとか考えをまとめようとした。
ちくしょう。異世界に召喚された日本という「現実」を受け入れるだけでも長い時間がかかったというのに、
この上まだ他国が、それもよりによってAK-47を使うような国までこの世界に召喚されているというのか?
あまりに衝撃的な事実を脳が消化しきれず、口をはさむタイミングを逸した私を、
三佐は自分の意見へ同意したと受け取ったようだった。軽く頷くとAKを足下に放り出し、決定的なひと言を口にする。
「あの案内役を引きずって来い。どんな手を使っても真実を吐かせてやる。王国とやらが日本をコケにするなら考えがあるぞ」
ちくしょうあぁちくしょう。泥の中を這い回っているときにこんなものに気づかなければよかったのだ。
中隊に「案内役」としてつけられている男は悪くないヤツだった。人間ではないことを除けば、だが。
それにこのクソ忌々しい異世界で唯一の同盟国が日本に真実を隠しているなら、下っ端の案内人が何を知っているというのだ?
しかし私は三佐ではなかった。三佐は目の前にいる男で、私は彼の命令に従う身でしかなかったのだ。
だから私は敬礼し、命令を復唱すると回れ右して案内人を探しに出て行ったのだった。
2006/09/06(水) No.56 名無し三等兵
ウリは道を歩いてゐて、時どきクスツと笑ふ事があるニダ。
「嗚嗟、ウリは天下の朝鮮總督府の奏任官(所謂キヤリヤ組)ニダ」と思ふと、嬉しさがこみ上げてくるニダ。
超格上官廳に入廳してから2年。
入廳したる時の彼れの喜びが未だに續いてゐるニダ。
「朝鮮總督府」・・・・・
其の言葉を聞くと、ウリは自然と身が引き締まるニダ。
先輩方に恥ぢないウリであつたらうか・・・・。
然乍ら、先輩方(日本人)はウリに語りかけるニダ。
「いゝかい?傳統と云ふは官吏が作り上げていく物なのデス」と。
ウリは感動に打ち震へたニダ。
「總督府が何をして呉るゝかを問ふてはならないのデス。
君が總督府に何を爲しうるかを問ひたまへ」
ウリは使命感に胸が熱くなり、サウラビ震ひを禁じえざりしニダ。
でも其れは將來朝鮮の各界をになふ最高のエリートたるウリたちを鍛へる爲の
天の配劑ニダ。
總督府を作りあげてきた先逹の深い智慧ニダ。
總督府で働く事により、ウリたち朝鮮人官吏は傳統を日々紡いでゆくニダ。
嗚呼なんてすばらしき總督府。
知名度は世界的。人氣、實力悉皆に於て並びなき王者。
素晴らしき實績。餘計な説明は一切いらないニダ。
たゞ周りの人には「朝鮮總督府の奏任官ニダ」の一言で羨望の眼差しが。
お見合ひのたびに繰返せらるゝ若いアガシたちの側からの交際申し込み。
而して仕事をせるたびに味はふ壓倒的なる聖上陛下の御稜威。
朝鮮總督府に入廳して本當によかつたニダ。
2006/09/06(水) 初代 No.297 名無し三等兵SS
ともかく寒かった。
あとから思い出すときはそう思って少しでもそのときのことを
自然と口から出せるようにまずそう前置きしてみるのだけれど、
実は寒くなかったことに後から気付く。
疲れていたので、寒いという感じが全然無かったのだ。なんとなく
灰色っぽい中、砂を噛むような感覚しか無かったのだとそこで思ってみる。
でも、それも違う。なぜなら戦地でのほうが今よりも遥かに贅沢だったし、
何より気兼ねが無かったし、むしろ今よりも笑いがあったからだ。
たいしたことでもないのに苛立っていたり、
些細なことで罵ったりしたことなら確かにあったが、それは今も同じこと。
前スレNo.366 名無し三等兵
ひょっとしてこのスレは翡翠さんの壮烈な自作自演なのだろうかと疑ってみる。
携帯が鳴って彼は物憂げに起き上がった。
天井ファンが紫煙をゆっくりとかき回しては空気に溶け込ませている。
会話の内容は分かる。
米軍のヘリが一度に多数飛び立ったとかそんなところだろう。
奴らは普段から訓練のつもりか用も無いのに飛び回る。
携帯を肩に挟んだままで立ち上がり室外に出ると、階下にいた連中に合図する。
連中が出て行く音がして、暫くたつと通りでタイヤが燃え上がる。
たいして意味があるわけじゃないが、それでもそうせずにはいられないのだ。
艦隊様作品群1部紹介
翔鶴「ふぅ…とんでもない目に遭ったわ…あんなに強いなんて…
前線に出られなければ意味がないけど…さて、これでよし…っと
ウチはこんな感じかしら、それにしても瑞鶴の字は…清書するのも大変よ…」
-第一航空戦隊-
翔鶴:言わずと知れた3F旗艦、真面目で堅物、クラスの委員長タイプ
「日本空母の模範たれ」をモットーに日々精進を重ねるも
姉妹艦瑞鶴らに振り回されがち、一旦崩れ出すと脆い一面も…
尚、沸点が相当低い、「いつもは優しいけど怒ると相当怖いよ〜」とは瑞鶴談。
瑞鶴:翔鶴の妹、脳天気、おバカ、泣き虫と三拍子揃ったお姉ちゃん大好きっ子
頑張り屋で明るく元気に振舞っているが心中では自分が皆の足を
引っ張っているのではないかといつも気にしている悩みがちなお年頃
だが、ここ一番では姉翔鶴をも凌駕する…はず…。
今は亡き龍驤に貰った麦藁帽子が一番の宝物。
瑞鳳:大人しくあまり目立たないが腹の中で何を考えているかはよくわからない不思議娘
瑞鶴と艦型を越えた熱い友情で結ばれている。
小型空母である自分が正規空母の鶴姉妹と組む事にコンプレックスを感じるも
姉妹艦同様に接してくれる二艦の力になろうとしている。
但し、怒らせると翔鶴以上に恐ろしいらしい…。
艦隊様作品16作品 最新版紹介
翔鶴「はふぅ…」
瑞鶴「お姉ちゃん…久しぶりの登場でいきなり溜息なんて…」
瑞鳳「(こくこく)」
翔鶴「え、ああ…ちょっとワスプさんの事をね…」
瑞鶴「ほえ?こないだ伊19ちゃんがボカ沈させたワスプの事?」
翔鶴「ええ…艦長木梨中佐の大手柄だったけど…正直複雑ね…」
瑞鶴「なんで?向こうが一隻減ったんだから万々歳じゃない」
瑞鳳「それに…その前にはサラトガを伊26が撃破してるの…」
翔鶴「確かにそうなんだけどね…やっぱり私達で仕留めたかったわ…」
瑞鶴「む〜それはそうかも知れないけど…でもこれでこっちが有利になったんだし…」
瑞鳳「(こく)それに…二航戦もこちらに来るから…決戦の好機到来…」
瑞鶴「瑞鳳ちゃんの言うとおりだよ!やるなら今だよっ!!」
翔鶴「え、ええ…そうね…(潜水艦に沈められるなんて…敵とはいえ運の悪い艦ね
私達と刃を交えたかったでしょうに…でも…明日は我が身かも…)」
翡翠特別指定・小官どの作品群
2006/09/06(水) No.253 コピペ名無し三等兵
「ふはははははっはっはははっはは! 蛮族どもがぁ! 」
小官は安室 零2尉である。今回は我が愛する陸自宿営地に投石等を行う餓鬼どもに
厳重たる注意を行うために付近の集落に出向いた次第では有るが…どうやらこの世界の
唯一神の狂信教徒に襲撃を受けてしまったので有る。幸い、こちらから攻撃する事は無く…
「安室2尉! 目標は正面の『敵』っすね! 」
喜々として89式装甲戦闘車のスイス・エリコン社製KED35o機関砲の照準を担当する奴が
小官を振り向く。弓矢の直撃でカンカン五月蠅い車内にいい加減ウンザリしてきた小官は、
重々しく頷いてやる。純然たる恐怖こそが、愚民どもを沈黙させるのだ。
「相手は20mしか離れて居ない集団だが、派手にやれ。主砲の使用を全面的に許可するぞ? 」
「ヒャッホゥ! 逝くぜ白人ども! 貴様等の大好きなフリカッセにしてやるぜぇ! ハッハぁ! 」
どうせ暗黒時代の愚民なのだ。保護する謂れなど文明人たる我々には、全く無い。むしろ
限られた食料と生存圏確保のために虐殺こそが正義なのだ。…何も知らない左翼かぶれの
民衆どもは、食料備蓄が尽き掛けているのを報道管制により知らされぬまま、我々の行為を
『虐殺』として糾弾している。それを思うと滑稽さに溢れた嘲笑に、涙すら出てくる。
「貴様等は正義だ! 小官が歓喜と共に貴様等に命令する! 貴様等は無罪だ!
目標、正面の敵集団! 35o機関砲、テェー! 」
「了解! いきまっせぇー! 」
機関砲が吼える。集落の男達が吹き飛び、ただの肉塊に為る様は小官を興奮の渦に叩き込む。
これだ! 正統派ファンタジー世界でチート全開にズルをするこの快感こそが小官をいきり立たせる!
名無し陸戦隊さま作品紹介(現在3話目)
2006/09/06(水) 初代スレNo.886 名無し陸戦隊
ジャパンマリーネン 1937 ウースンクリークその1
つい前まで、絶え間なく続いていた銃撃音が、ようやく鳴り止んだ。
時折、かすかに発砲音が聞こえるが、音の大きさから、その距離は遠い事が分かる。
敵はすでに戦闘を止めて、後退している筈だ。
おそらく我々の追撃を警戒して、牽制しているだけだろう。
日本海兵隊、第2海兵師団の連隊に所属する、浅葱大尉は外の様子を伺うと、
周囲の安全を確認し、小さな壕を抜けた。
点々と機関銃座やトーチカらしき場所から煙が昇り
自軍の半装軌式輸送車が兵や迫撃砲を乗せて、移動して行く…
盧溝橋事件から勃発した、日華事変は、北支那方面限定の戦線となっていたが。
上海で起こった第2次上海事変により、別に戦線を形成しなればならなくなった。
海兵隊総司令部は、直ちに上海海兵隊の補強と反撃を開始すべく、
第2海兵師団を派遣させる事を決定した。
当初、陸軍の強硬派が兵を派遣しようと計画していたが、
参謀本部の石原莞爾作戦部長達を中心とする不拡大派の将官は、
他戦線に兵を派遣するのを阻止するため、裏工作をしていた為、実現しなかった。
海兵隊の将兵は、哨戒艇や輸送艦に乗り込み、
支那方面艦隊の艦艇に守られ、敵の後方に位置する呉淞に上陸する事となった。
支援の為、呉淞に上陸した海兵隊の兵士を待ち受けていたのは、
長い大小の壕が広がる縦深陣地と、多数のトーチカだった。
しかも敵の中国国民党軍の兵士は、最新式の装備とドイツの軍事顧問団により訓練された精鋭だ。
これに対して海兵隊の兵力は強化した1個師団だけだったにも関わらず辛うじて勝利した。
26 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 07:01:17 ID:???
またうざいのがきた
米艦隊様作品紹介
(膨大なために1話目のみ紹介 要望があれば全話投下 )
2006/09/10(日) 2代目スレNo.518 名無し三等兵様
海の波は穏やかであった。
その穏やかな波を、一群の艦艇が切り裂き、ゆっくりとしたスピードで前進していく。
艦艇群は大きめのものが5、それに小振りなものが10、合計で15。
それらは単縦陣ではなく、輪形陣を形成している。
その陣形の真ん中にある大きめの船のうち、1つが中央部と後部から黒煙を噴き出し、スピードを落としている。
大きめの軍艦の1隻・・・・第39任務部隊の旗艦である軽巡洋艦クリーブランド艦橋から、数人の男達が、炎上する船に視線を送っている。
「全く、本命とぶつかる前からこれとは・・・・・先が思いやられるものだね。」
1人の男が双眼鏡を下げて呟く。この艦隊の指揮官である、スタントン・メリル少将だ。
体は細身で、顔はどことなく頼りなさそうではある。
「まあ、敵航空部隊60機の攻撃を食らったにしては、むしろ被害は少ないほうですよ。」
クリーブランド艦長のジョシュア・ラルカイル大佐が言った。
「まあな。敵がワイバーンだけだった、と言う事もあったからな。
これが転移前の日本かドイツの航空部隊だったら、目も当てられん状況だったろう。」
そう言って、メリル少将はほっとした。だが、悔しいと思う気持ちは未だに拭えていない。
「だが、ヘレナがやられたのは痛かったな。艦隊では唯一、6インチ砲を15門積んでいたのだが。」
翡翠作品群1部紹介
この話は、
20万の市民が集まった大演習会場ごと、異世界へと転移させられた流浪の自衛隊のお話。
彼らが飛ばされた世界は「 伝説や文献にしか現れない化け物たち 」の巣食う恐怖の世界であった。
そのうちの1つの世界の、ある日の昼前の話。
民間の今井氏が、彼の日課である「 田中嬢の見舞い 」に自衛隊居住区を訪ねた時の事。
居留区入り口前受付の若い隊員が、何かを熱く語る学生氏に迫られ困惑している所に出くわした。
聞くところによると学生氏、
何らかの縁で、前の戦場であるドワーフニーフ皇国製作の
「 世界最強の特殊部隊はどれだ! 」というDVDを見る機会があったらしい。
そのDVD、精鋭のドワーフ・レンジャー部隊が
人狼や人外の群れに蹴散らされている衝撃の映像も収録されていたらしく、
そのDVDを見た学生氏、人外の圧倒的な力にいたく感銘したらしい。
それで彼は「 人外を集めて特殊部隊を! 」と熱弁を振るっているとの事。
この頃、流浪の平成自衛隊は、
現地人間勢力と人外との局地戦に参戦しており、軽視できない損害を出しつつあった。
また20万の人口の口を養う手段に辟易しつつあった、そんな頃であった。
― 人外たちに襲われた村 ― ( 1部より )
翡翠作品群1部紹介
鎌倉幕府興亡記 神の鳥、飛ぶ 〜平行世界の中世in自衛隊〜
「 切れ! 切るのじゃ!! 」
「 我が国を舐めおって!! 何たる無礼!!赦せぬ!!!!! 」
「 我が日の本は天照大神以来の神国である!外国ずれが無礼千万!我が国に臣従する謂れはない!」
18歳の若き北条家の当主、執権・北条時宗が、
蒙古帝国( 元 朝 )第5代皇帝フビライからの国書を破り捨てて絶叫した。
1268年、元朝からの国書が日本に訪れて以来、日の本は建国以来の危機に震え上がっていた。
この、高麗王国の使者によって日本にもたらされた元朝の国書は、
「 そこの雑魚い小日本、大人しく国交を開けばよし。さもなくば身の程思い知るべし 」
と言わんばかりの世界帝国の高慢のみがあるばかりであった。
もっとも、国書を出したフビライにしてみれば、世界皇帝としての慈愛に満ちた国書であったのだが・・、
そんな超大国の独りよがりの高慢なぞ、
今だモンゴルの恐怖を知らぬ1国の独立国が聞けた話、
否、命令では無かった。
まして1268年の日本は英邁な若き君主を擁いたのだから、尚更であった。
無論、年経た大人な古狸たちの中には、
「 あんな世界の果ての国のことなぞ、適当にあしらっていればいいものを・・ 」
と嘆く者あり、肩をすくめる者あり、若き洟垂れ小僧を嘲笑う者あり、その血気に唾を吐き掛ける者あり、
な人々も、大勢いたのであったのだろうが。
翡翠作品群1部紹介
天下統一興亡記 神の鳥、飛ぶ 〜平行世界の戦国in自衛隊〜
「 〜 上月城に舞い降りた神の鳥 〜 」
「 なに・・?今井という者が会いにきたと? 」
天正六年の夏の夜。
中国地方の大軍を率いて吉川元春は、名将・小早川隆景とともに上月城を囲んでいた。
上月城は、播磨、備前、美作の三国の境に立てられていた城で、
この時は戦国の覇王・織田信長の配下に落ちぶれていた< 尼子家の残党 >が、
< 信長の中国攻め >の大将・羽柴秀吉の先鋒として、この城に立て篭もっていた。
1代の英雄・毛利元就の出現により、
安芸の1小豪族から、中国地方全土に権勢を振るうまでに成長した毛利家を、
元就亡き後も中国最強最大の地位たらしめるこの男、吉川元春( と 小早川隆景 )は、
今井ら厳島神社の神の使いである“ ジエイタイ ”という組織に、大きな借りがあった。
「 はっ!真白な神主姿のその姿も、確かに言い伝え通りの神の使い!! 」
元春の配下は言う。曰く、東の夜空から上月城の上空目掛けて、
落雷のような凄まじい音と、目も眩むような強烈な光を押し立てて来る、神の鳥!!
なるほど、先ほどからの兵たちの動揺の原因はソレか、と承知した元春はすぐさま、
自分を訪ねにきたという“ 今井 ”なる人物を陣幕の奥へといざなうべく、
傍らに座る小早川隆景と共に、陣幕の外へと向かいだすのであった。
「 や!や!吉川殿!小早川殿! 」
陣幕の外は、眩しいばかりの音と光と暴風とかが渦巻く物凄い世界であった。
戦国の常人には耐え切れぬ、そんな凄まじい光景に思わず元春と小早川隆景は、
おお!む、む!と、< 本当にやっとの事で >持ちこたえている様であった。
本陣を覆う外周の陣幕は破れんばかりにばたつき、配下の将兵はひれふさんばかりである。
そして渦巻く音と光と暴風の向こうから響いてくるその声は、
眩しい光の世界の向こうから聞こえてくるその声は ― たしかに厳島神社の神の使い!!
〜 上月城に舞い降りた神の鳥 〜 の 注
●山中鹿助の墓( 市指定重要文化財 )岡山県 高梁市 落合町 阿部
●鹿助(しかのすけ) 尼子再興を願って、尼子に文字通り一生を捧げた人。
●播州上月城は、兵庫県の北西部佐用町(旧上月町)にあります。
●永禄九年 = 1566年
同年、木下秀吉が、墨俣一夜城を達成。
このころ、室町幕府最後の将軍になる足利義昭は流浪の旅をしていた薄幸の将軍候補者であった。
●天正六年 = 1578年
同年、信長の鉄船、戦国の世に光臨。この年、上杉謙信が没した。早すぎる死であった。
なお、有名な「 長篠の合戦 」は 1575年。
この頃が節目の顕著であった。
時代は中世戦国乱世の世から、近代の新時代へと、確実に移行して行った。
太平洋の波間の下に ―合衆国艦隊、消滅―
米第10軍は、驚愕の口を閉じることが出来ない。
昭和16年12月07日(米時間)以来の長き困苦の果て、
遂に合衆国の大艦隊は、ここ「 沖縄 」まで侵攻してきたのだが・・。
沖縄侵攻を目指してウルシーを発して以来、
合衆国艦隊はその途上・幾度も季節外れの暴風雨に襲われ、今や四分五裂と化した。
アメリカの誇る巨大空母群は巨大な三角波に煽られ、中に搭載した航空機の多くをスクラップにされ、
船体の貧弱な駆逐艦や輸送艦の損害は計り知れなかった。
悲報は続いた。
艦隊の少なくないパーセンテージが、忽然と消えてしまったのだった。
・・米艦隊が知る由もなかったが、
その時、日本国は国民の総力を挙げて本物の神風を沖縄近海に呼び寄せていたのだ。
元寇以来の一大悲劇が、合衆国艦隊に襲い掛かる!
翡翠作品群1部紹介
太平洋の波間の下に ―合衆国艦隊、消滅―
1945年の春。中部太平洋。
スプルアンス率いる米合衆国の大艦隊のレーダーは、恐るべき影を捉えていた。
予報では嵐の前兆は無かったのだが、
艦隊は何時の間にか、想像を絶する暴風雨と巨大な三角波の重囲に陥っていた。
1944年の10月10日、ミッチャーの率いる米艦隊は台風を味方につけ、沖縄近海に出現。
その時は台風の御蔭で日本に強力な攻撃を仕掛ける事に成功していたが、
今、米艦隊は史上最悪の暴風雨の前に、全滅寸前であった。
まさか、現代の史上最大最強の艦隊が新時代の栄光を前にして、
自然の猛威の前に破れ去り海原にあらかた飲み込まれてしまうなんて、誰が想像しえただろう。
スプルアンスは覚悟を決めざるを得ない状況だと、認めざるを得なかった。
愛妻・マーガレットの顔がちらついて仕方ない。
「( 済まないマーガレット。愛している )」そんな愛の言葉だけが、心に深く深く刻みこまれていく。
だが、絶望的状況も、深刻さを増すばかりだった。
・・・暴雨風をついて、日本の水上艦隊が砲撃してきたらしい。
旗艦インディアナポリスはまだ無事ではあったが、
近辺の辛うじて見える僚艦らの側に落ちる天を突く巨大な水柱は、まことに驚嘆するものであった。
※現在進行中の小品
翡翠作品群1部紹介
流浪の平成自衛隊と20万の市民 9月の短編
このころ、最初の次元ジャンプ以来・今まで出番が無かった航空自衛隊は、
この世界の超大国に海上自衛隊とともに雇われ、その大国の起こした紛争の後始末に追われていた。
要するに彼らはその装備と練度を変われて、適時・傭兵として雇われている。
立場は対等ではなかった。というのも平成人の居留区を提供して貰っている側だったから。
その代償として、大国の食指の動かない小紛争地へ抑止力として派遣され、
大国の生産する爆薬や燃料を積んで、大国に潰された国の残党を「適当」にあしらう毎日。
その仕事の手際具合で、20万の市民の食をつないでいた。
しかし、後方から伝わるニュースはロクな物が無かった。
“また居留区で事件が起きたらしい”“今度は死者がでたらしい”
空爆から帰ってきてみれば、嫌なニュースのお出迎えの毎日だった。
20万の市民はその大国の提供する荒野で、
何時果てるとも判らない難民キャンプの様な生活に耐えている。
だから空自と海自が必死に命を張って食料を買い漁っている。
だのに、居留区の治安は悪化の一途を辿っている。
「 まさか俺の女房子供じゃないだろうな? 」 「 バカ、何のために陸を残してきているんだよ 」
長い流浪の管理閉塞された生活で、今では極度に沸点が下がってしまった20万の市民達。
そんな彼らの暴動を恐れて、留守番の陸自が外周警戒よりも全自衛隊の家族の保護に回っている昨今。
それが、彼らの現実であった。
やっとの事で出番が回ってきたというのに、そんな彼らを歓喜で迎えてくれる国民は無く、
外国の帝国主義の走狗の身に甘んじ、縁もゆかりも無かった諸国民からは恨まれ、
そうまでして守ろうとしている“何か”は壊れつつある。
その“何か”を現場で向き合い、守っている警官・消防官や陸自の悩みも相当なモノだったが、
現実にミサイルが飛んでくる恐怖と戦いながら食を稼ぐ空・海の悩みも相当なモノであった。
今日の任務は終わった。
そして明日の任務が、また始まる。
「 イスラエルとかパレスチナみたいだな、俺達 」
「 いいから寝ろ 」
※現在進行中の小品
名無し陸戦隊さま作品紹介
2006/09/06(水) 初代スレNo.886 名無し陸戦隊
ジャパンマリーネン 1937 ウースンクリークその1
つい前まで、絶え間なく続いていた銃撃音が、ようやく鳴り止んだ。
時折、かすかに発砲音が聞こえるが、音の大きさから、その距離は遠い事が分かる。
敵はすでに戦闘を止めて、後退している筈だ。
おそらく我々の追撃を警戒して、牽制しているだけだろう。
日本海兵隊、第2海兵師団の連隊に所属する、浅葱大尉は外の様子を伺うと、
周囲の安全を確認し、小さな壕を抜けた。
点々と機関銃座やトーチカらしき場所から煙が昇り
自軍の半装軌式輸送車が兵や迫撃砲を乗せて、移動して行く…
盧溝橋事件から勃発した、日華事変は、北支那方面限定の戦線となっていたが。
上海で起こった第2次上海事変により、別に戦線を形成しなればならなくなった。
海兵隊総司令部は、直ちに上海海兵隊の補強と反撃を開始すべく、
第2海兵師団を派遣させる事を決定した。
当初、陸軍の強硬派が兵を派遣しようと計画していたが、
参謀本部の石原莞爾作戦部長達を中心とする不拡大派の将官は、
他戦線に兵を派遣するのを阻止するため、裏工作をしていた為、実現しなかった。
海兵隊の将兵は、哨戒艇や輸送艦に乗り込み、
支那方面艦隊の艦艇に守られ、敵の後方に位置する呉淞に上陸する事となった。
支援の為、呉淞に上陸した海兵隊の兵士を待ち受けていたのは、
長い大小の壕が広がる縦深陣地と、多数のトーチカだった。
しかも敵の中国国民党軍の兵士は、最新式の装備とドイツの軍事顧問団により訓練された精鋭だ。
これに対して海兵隊の兵力は強化した1個師団だけだったにも関わらず辛うじて勝利した。
ジャパンマリーネン 1937 ウースンクリークその2
劣勢の中、海兵隊が勝てたのは、航空支援と重巡の艦砲射撃、それに豊富な重火器を装備していたからだろう。
「後こいつにも感謝しなくちゃな…」
浅葱大尉は機関短銃を手に、後ろを振り返った。
そこには、海兵隊を勝利へと導いた要因の一つである、
15年式9センチ(88ミリ)両用砲が、砲の操作要因達により、
懸架砲車に乗せられて移動を始めようとしていた。
元々は、第1次世界大戦で派遣された海軍陸戦隊が、ドイツ軍から鹵獲した18型45口径88ミリ高射砲を、
海兵隊が創設された際に、日本で手を加えた物を正式に採用したのだ。
ドイツでは野砲としての使用も考慮されていたらしく、海兵隊でも高射砲では無く両用砲として使用されていた。
ハチハチや葉っぱ、すっ飛ばし八部衛と言った愛称で親しまれていた本砲は、この戦いで
トーチカ潰しや、中国軍の1号や2号戦車を鉄くずに変えるのに十分な威力を如何なく発揮した。
その砲を見つめていた浅葱大尉の下に、兵がやって来た。
兵士は大尉に、この先で占領した敵の戦車壕に向かう様言われた事を告げた。
「そうか、了解したと少佐に伝えてくれ」
兵は大尉に向かって敬礼すると、素早くその場を去った。
一体何があったんだろうか?
浅葱大尉は率いる中隊の兵に、この後の行動を指示すると
いぶかしながら、指定された場所へと向かった。
補給de酢氏さま作品紹介
2006/09/06(水) 初代No.636 補給de酢 ◆jq5llG9EQ2
兵站よさらば
スイスに女と逃げた某馬鹿主人公に捧ぐ。
参戦から二年。両手では数えきれない攻勢の末、イタリア王国軍は、イゾン河の東岸に寸土を得た。
新しくやってきた旅団の兵站参謀は、兵站末端駅の状況を眺め、何故、大隊以下、河の向こう側にいる指揮官達が、
声を揃えて、物資をよこせと大合唱してるのか、彼には不思議だった。
実際、この末端駅は、多少の誤差はあるものの、凡そ時刻表通り、稼働している。
また、破綻の兆候も見られない。
列車が到着する度に、整然と物資と補充兵が下ろされ、空の貨車には
負傷兵と休暇許可を得た将兵が乗せられて、ベネチアへ戻って行く。
物資は確実に届いている。なのに彼等は、それを必死に要求する。
兵站よさらば(2)
目の前にそびえる物資の山、再びそれに目を戻した兵站参謀は、あっと声を漏らした。
旅団はミラノで編成された部隊である事に、彼は気がついた。ロンバルディア人は、
聡明且つ勤勉であるとの評判がある一方、凄まじい強欲さでも知られる連中でもある。
だからなのか?とトスカーナ人の参謀は勘ぐった。
しかし、直ぐに自分の考えは誤解である事を末端駅の情景から悟らされた。
確かに物資は駅に降ろされた。最後の列車は既に帰路についている。
が、物資は下ろされた場所にそのままにされている。
誰も、末端駅の外れにある集積所に移送される気配は全くない。
周囲にいた下士官の一人に、何故、物資を倉庫に運ばない、と訪ねると、
下士官は、苦笑し、答えた。
「倉庫は物資で一杯です。入らないのでこのまま放置するしかないです。」
「一杯?」参謀は首を傾げた。
39 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 07:34:19 ID:???
sir!
こんなに紹介する必要があるのか疑問を感じ得ないであります!
sir!
兵站よさらば(14)
このか細い補給線も三日もすると対岸高地に陣取るオーストリア軍も
それに気が付き、散発的な攪乱砲撃をするようになった。
しかし、オーストリア側も補給物資に悩まされている模様で、
実質的には補給任務には略問題は無かった。それよりも、問題と
なったのは、その砲撃による兵達に芽生えた恐怖心である。
いくら、命中する確立が低くとも、砲撃の中、普通と同じく仕事が
出来るわけが無い。
この為、一旦向上した補給効率が悪化した。
そして再び、対岸の大隊長達の物資寄こせの大合唱が再開された。
補給de酢さま状況解説( 現在14話目まで進んでいます )
第一次大戦のイタリア王国( を舞台にした状況であります。 )
当時のイゾン河とかトレント戦線(では)豚(が)馬車(を)挽いてい(ました)。
兵站から先の補給段階での飼葉不足は酷かったらしい(です)。
当時の兵站が如何にいい加減だったか(はそれ関係の)本(で詳しく解説されています)。
※ 括弧は翡翠意訳
41 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 07:37:16 ID:???
>>>感じ得ない
釣ってきますsir・・・・・・・。
>>39 も、もうちょいで終わりますぼ・・
名無し陸戦隊さま作品紹介
2006/09/06(水) 初代スレNo.886 名無し陸戦隊
帝國海軍海兵隊 1937 ウースンクリーク3
浅葱大尉が来る様に指定された場所は、中国軍の陣地でも最後まで抵抗が続いていた所であった。
機銃座が何箇所も設置されており、さらに強力なトーチカがあったのだ。
どうやら中国軍にとって重要な地点だったらしい・・・
途中存在する幾つもの壕やクリークを渡り、大尉が陣地に到着すると、
土嚢が詰まれた陣地の中に、大隊長の杉田少佐達が集まっていた。
その傍には何かトーチカの物らしき影があった。
「おう来たか、こっちだこっち」
浅葱大尉が来た事に気づいた杉田少佐が、手招きをする。
半ば崩れかけた土嚢の山を超えて、少佐の傍に来ると、見知らぬ人影が2・30人程固まっていた。
傍らには、何人かの兵士が機関短銃を構えて立っている。
どうやら中国軍の捕虜の様だ。
しかしその光景の中に、おかしい点に気が付いた。
中国軍兵士の中に混じりどう見ても、中国人ではありえない、白人の姿があったのだ。
5・6人程いる白人は中国兵とは違い、全体が黒い軍服で身を固めており、頭にはベレー帽をかぶっていた。
怪訝そうに眺める大尉の視線に気づいたのか、白人兵も大尉の方を見てきた。
既に戦意を喪失しているのか、その目にはあまり覇気を感じなかった。
数秒程大尉の方を見ていたと思うと、つまらなそうな顔でまた視線を戻した。
「あの兵士は何者ですか?見たところ中国軍には見えませんが・・・」
大尉が疑問を口にすると、少佐は渋い表情になった。
「彼らはドイツ人だ。詳しい事は分からんが、中国軍の義勇兵らしい。
あれに乗っていた様だが、こちらの突入が迅速だったので逃げ遅れたらしいな」
少佐が顎でくくった先を見ると、そこには大きな鉄製の構造物が鎮座していた。
>>41 うわあああん!(泣
け、ケコーンして気がつかなかっただけでふふ(滝泣
エビ様紹介で終わるから・・。あと2つで終わりでふ(テラ泣T人T)
エビチリ様作品紹介 日本人たち1941 (1)
1941年11月。例年よりも早く訪れた冬将軍によって白い雪の世界覆われたモスクワの近郊。
ここに縦列で進む男達がいた。厚い防寒着を着込んだ彼らはアジア系の顔をしている。
「中隊止まれ」
ロシア人の中尉が命じた。何人かいる少尉がロシア語でアジア系の男達に命じた。
アジア系の男達は命じられると直ぐに足を止めて雪の降る中に立つ。そんな彼らの前で中尉
の演説が始まった。
「中隊聞け!我が第557狙撃兵連隊第2中隊はここでファシストを食い止める!」
中尉は白い息を吐きながら続けた。
「ファシストドイツの軍隊は強力であろうがサムライの子孫である君達ならば必ずや撃退出来る!
そしてこのロシアの大地から完全に追い払い、ベルリンへ逆に攻め込むのだ!」
演説はこうして終わり、最後は「同志スターリン万歳!」で締め括られた。
(サムライねえ…)
演説を聴いたアジア系の男達の一人は思った。彼の名は田川清二朗だ。
(俺の家系は百姓で武士は一人もいないんだがな。どうも日本人はみんなサムライだと思ってるな)
田川はそう思いながらロシア人少尉が指示する場所で配置に着いた。
「それにしても寒いですな」
田川の隣にいる中年の男、垣田幹雄が話しかけた。
「ですね。この寒さを冬将軍とか言っているぐらいですからね」
「将軍と言われる程の寒さか。えらい所に来てしもうたなあ。北海道でもこれ程の事は無いよ」
垣田はしみじみと言う。
「北海道の出身で?」
「ああ、稚内に住んでいたよ。日本が沈没してからは樺太に住んでいた」
「私は沈没後の生まれで日本人でも生まれも育ちもシベリアですよ」
「そうか、なら寒さは慣れたもんだろう?」
「そうでも無いですよ。寒いものは寒いです」
「ははは違いない。こんな寒さ人間には慣れるものじゃない」
エビチリ様作品紹介
2006/09/01(金) 2代目スレNo.47 エビチリ ◆NYKahXpmWk
日本人たち1944 (1)
1944年7月のノルマンディー。
先月の連合国軍による上陸から1ヶ月が経過していた。
連合国軍は欧州最大の反撃としてノルマンディーに上陸し、橋頭堡を築いたがドイツ軍の防
衛線を突破出来ずに内陸深く進撃出来ずにいた。
だが、そのドイツ軍も4週間に渡るカーンの防衛戦で消耗し戦線を維持するのも危うい状況だ
った。
特にカーン防衛の中心だった第12SS装甲師団「ヒトラーユーゲント」は兵の2割が戦死し、4
割が負傷または行方不明となる大損害を被り師団とは言えない姿になってしまった。
そんな第12SS装甲師団は新しく編成されたSS師団と戦区を交代して後方に下がる。
その師団はドイツ・フランス・オランダ・ベルギー・オーストリア等欧州各地から集まった日本人達
で編成された第40SS所属義勇装甲擲弾兵師団「日本」である。
1944年1月に編成されたこの師団はナチス親衛隊長官アドルフ・ヒムラーの提案でドイツを含
めた欧州各地に移住していた日本人と言う人的資源を戦力化する試金石として作られた。
長い戦争でドイツ人と言う人的資源が危うくなったドイツの軍事力は北欧やロシアに欧州各地
の様々な人々を親衛隊を中心に戦力化していた。
その戦力の一つとして国の威厳が一気に落ちた日本人達を使おうとヒムラーは考えた。
欧州各地では日本人への親衛隊入隊を勧誘する宣伝ポスターが貼られ、志願した者も多くい
たが、足りない人員は刑務所の囚人や強制徴兵されてかき集められた。
そんな「日本」師団は2個装甲擲弾兵連隊(第71・第72)と1個戦車中隊に1個駆逐戦車中隊
・1個砲兵連隊(2個大隊)を中心に編成された。
現在、エビチリ様作品
「 日本人たち1944 」は、12話目まで進んでいます。
>>39様 &
>>41様 orz ゴメンデフ
作品紹介は一応、これで終わりなのですが、
初代・2代には他小品や未掲載の長編部がありますので
宜しければ見てみてくださいですす。では最後に。
1)住人は皆、横一線です
遠慮なく、失敗も失笑も恐れず投下してみましょう。
むしろ指摘されて、今日より良い明日の姿を目指しましょう。
教えてくれたり、評価してくださる方は神様です。
〃 ⌒ ヽ
/ミfノノリハ))
fヘ|´ヮ`ノ|
|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 旦 \
/\ \ \
/ \|=================|
\ ノ ほーせきみかん \
皆様、楽しく気軽にいきましょうね。
46 :
エビチリ ◆NYKahXpmWk :2006/10/05(木) 07:59:49 ID:91f6gvDi
ありゃりゃりゃりゃ・・(W;
どうりで気がつかなかったのでせうか・・(^^);
じゃあ、こっちの方が後、という事で4代目にでもします?
もしくはマトメスレにして、数日以内に落とすとか。
49 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 13:50:30 ID:???
元自衛官の人は射撃検定をクリアしたのだろうか・・・
50 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 13:51:14 ID:???
誤爆しますた、すんまそん
51 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 13:56:18 ID:???
52 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 16:25:41 ID:???
53 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 16:37:41 ID:???
以後、このスレへの書き込みを全面的に禁止します。
反論は許しません。
54 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 16:39:02 ID:???
55 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 17:32:41 ID:???
自 演 乙
56 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 17:57:36 ID:???
58 :
名無し三等兵:2006/10/05(木) 19:52:36 ID:???
あの子交通事故で死んでから2ヶ月
引きこもりのあの子が立ち直り、大検の試験を受ける為に外出した矢先の事故だ。
「めったに外に出ることないあの子が、交通事故、なんて皮肉な・・・」
しかしいつまでも悲しんではいられない。
悲しみに沈む両親を尻目に、姉である私は、弟との思い出を断ち切るためにも
弟の部屋を片付ける事を決意した。
カーテンが閉め切られた暗い、澱んだ空気漂う部屋
男臭い臭いは月日によって、腐った瘴気に孵られていた。
私は一瞬躊躇したが、マスクを装備し意を決して入り込む。
纏わり付く空気を息を止め防ぎ、目を瞑り窓まで一直線
勢いよくカーテンを開け、一気に窓を開け新鮮な空気に入れ替える。
「ぶはぁ!」
餓えた肺に空気を放り込む、窓に鍵が掛かっていなかったのは僥倖
振り返り、光が差し込む部屋を見た瞬間
私はこの部屋に入り込んだ事を心の底から後悔した。
「――――――嗚呼・・・なんて素晴らしき惨殺空間・・・・・」
見るものの精神を悪夢に誘う妄想の顕現
ある一色に染められた妄想は、私の網膜に焼き付き、瞼をこじ開け閉じることを許さない。
部屋を埋め尽くす美少女フィギュアの数々が一斉に私を睨む。
主人を失って見捨てられたのを恨むがごとく私に視線を注ぎ注視する。
「ヒィ!?」
依頼人の方、削除人さま、ありがとうございましたです・・。
〃 ⌒ ヽ
/ミfノノリハ))
fヘ|´ヮ`ノ|
|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 旦 \
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\ ノ ほーせきみかん \
いつも膨大な問題の処理、本当にお疲れ様です・・。
ありがとうございました。m()m
60 :
名無し三等兵:2006/10/11(水) 01:32:28 ID:???
死ねよ
61 :
名無し三等兵:2006/10/11(水) 01:57:31 ID:???
, -.―――--.、
,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ
.i;}' "ミ;;;;:}
|} ,,..、_、 , _,,,..、 |;;;:|
|} ,_tュ,〈 ヒ''tュ_ i;;;;| ________________
| ー' | ` - ト'{ /
>>60 .「| イ_i _ >、 }〉} < よし、先に貴様からだな、銃殺
`{| _.ノ;;/;;/,ゞ;ヽ、 .!-' \
| ='" |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i゙ 、_ ゙,,, ,, ' {
丿\  ̄ ̄ _,,-"ヽ
''"~ヽ \、_;;,..-" _ ,i`ー-
ヽ、oヽ/ \ /o/ |
〃 ⌒ ヽ
/ミfノノリハ))
|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 旦 \
/\ \ \
/ \|=================|
\ ノ ほーせきみかん \
スターリン様の中の方、感謝です。。
とはいえ、軍板での創作が大嫌いな人間から嫌われるのは仕方ない=平気なのですが、
肝心の創作側から銃弾食らうのはかないませんですの。。
ほんま根深いというか。
削除人さまの心労ほどの心労じゃないのですが。
63 :
名無し三等兵:2006/10/11(水) 12:13:48 ID:???
翡翠さらしage
64 :
名無し三等兵:2006/10/11(水) 13:02:01 ID:???
〃 ⌒ ヽ
/ミfノノリハ))
|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 旦 \
/\ \ \
/ \|=================|
\ ノ ほーせきみかん \
まあ、物語氏が頑張れている間は老舗・分家はスルーな訳だが、
( 繁栄が戻ればますますスルーな訳だが )
正直、小官どのの小品とレスは読みたいもの。
しかし、ゴミもいるしなあ。
これ以上ネット世界で傷ついて欲しくないのも正直なトコでもあるし。
俺も雑魚にアホだの粘着だの言われてまでスレの調停する気ないし。
まあそれは置いて置いて。
陸戦書ける人に続いて、海戦書ける人も着たから、
政財界左翼右翼まで俯瞰した組織内の政治抗争・・スレ違いか。流石に。
帝の期待に応えきれず号泣する元首相、
全責任を一身に背負う元首相・・を書けるのはもう少し先。おやすみ。
66 :
名無し三等兵:2006/10/13(金) 00:12:19 ID:???
んー私が現役経験者なら幾らでも捻れますのに。
よい書き手が現れますように・・
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● |
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`
/ ヽノ ::::i \
/ / ::::|_/
\/ ::|
i \ ::::/
\ |::/
|\_//
\_/ クマクマ
〃 ⌒ ヽ
/ミfノノリハ))
|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 旦 \
/\ \ \
/ \|=================|
\ ノ ほーせきみかん \
と、言う訳で老舗に投下終了。
翡翠が入れば繁栄するなら連投もすっけど今はこれまで
つかファンタジー世界で空自と海自を活躍させるにはどうしたらいいんじゃろ。
ヨークタウン氏作品みたいな一大スペクタルになるぞなもし。
筆を誤るとパクリになるからやっぱまだスルーか(笑
69 :
名無し三等兵:2006/10/14(土) 05:48:24 ID:???
なんかここにSS書けよ、翡翠。
当然阿比留文字以外でだよ。
70 :
名無し三等兵:2006/10/16(月) 19:54:41 ID:???
;■■h-001kaisya-01■■
自分の立場を守る為に仕方が無いとは言え、仕事仲間が騙しあいとは世の中世知辛い。 [l]
日々の糧を得るため、時間を切り売る仲間ではないか。 [l]
;■■h-002eki-01■■
サービス残業を終え、最終の電車に乗り込み、硬い椅子に体を沈め眠り込む。 [l]
浅い眠りに目を覚まし、乗り過ごす事無く、無事に岐路につく。 [l]
今夜はとことん酔い忘我の果てを見てみたい。 [p]
[er]\
;■■h-003kiro-01■■
酒を買いたいがこんな時間に開いている店はコンビニぐらい、企業戦士の強い味方
■■h-004heya-01■■
発泡酒を買い込み、いそいそと自宅に帰り、安アパートに疲れた体を投げ込む。 [l]
とにかく全てを忘れたい、酔いたくて胃の中に安い酒をとにかく流し込んだ。[l]
腐った肝臓が悲鳴をアゲ休む事無くアルコールを分解する……[p]
[er]\
;■■SETV音■■
ぐるぐる回る景色のなか。
流しっぱなしのTVでは名も知らない芸人がおどけていた。 [l]
私はその滑稽さに自分を重ねて。
涙を流しながら笑い続けた。 [l]
脳味噌から思考が全て流れ落ちた時、机に突っ伏し意識を失うように眠りについた。[p]
[er]\
まどろみ夢とも現とも付かない中、飼い猫のニャーニャーと泣く声が聞こえる。[l]
麻痺した眼球がゆっくりと目を覚ます。[p]
[er]\
;■■e-001neko-01■■
2ちゃんにネタで書いた文章についタグを打てしまった。
自分の立場を守る為には仕方が無いとは言え、
組織の仲間同士が責任を擦り付け合い、いがみ合うとは情けない。
本来なら、我が国の国体を守るために、
自分の生命と家族の幸せをも切り売りして省みない仲間ではないか。
嗚呼、洟垂れ厨房どもめ・・・クソッタレ・・・
国の勝利を信じて、誰よりも早く出勤し、誰よりも遅くまで居残って、
戦訓の研究も果てぬままに最終の見回りにもお休みと声をかけ、
それから1人、ベッド代わりの硬い長椅子に眠り込む。
そして浅い眠りをホンの僅かばかり貪ってから目を覚ます。
嗚呼、母さん、御側に居られぬ不孝をお許しください・・クソッタレ・・・
今日も寝不足で頭が痛い。
なのにお偉方は色街からの御出勤だ。
そしてお偉方は昨夜はとことん酔っぱらい、
高級娼婦を抱いて忘我の夢を見ていたようだ。
嗚呼、御偉方がこんな事では我が国は負けてしまう・・・クソッタレ・・・
こんな面白くない日の夜くらい、酒でも飲もうかとも思ってみたが、
こんな時間に開いている店なんて、色街の酒場くらいなものだろう。
嗚呼、参謀稼業の強い味方はヒ○○○しかないのだろうか。・・・クソッタレ・・・
なんとなく、改変してみて、欝になった。orz
72 :
71:2006/10/26(木) 23:52:29 ID:MA1CQf19
保守しつつ
___
ヽ=☆=/
∩( ・ω・)∩ 魔改造チハタンばんじゃーい
─┬=====┬─┬─┬
ヽ┴-----┴ 、/_ /
==||:|: :|: 「r-┴──o
____________ |:|:__ :|: ||--┬┘ ̄
|ミ/// / ~~|ミ|丘百~((==___
└┼-┴─┴───┴──┐~~'''''-ゝ-┤
((◎)~~~O~~~~~O~~(◎))三)──)三)
ゝ(◎)(◎)(◎)(◎) (◎)ノ三ノ──ノ三ノ
1944年06月、
日本は後年「マリアナア沖海戦」と呼ばれた決戦に破れ、
その1年後に無残な敗戦の日を迎える事となった。
この戦いに敗れた日本は、
マリアナ諸島から飛んでくる爆撃機により全国を焼き尽くされ、
文字通り刀折れ矢尽きて、滅びた。
日本が敗れた理由は様々にあった。
むしろ「日本が勝てる根拠」は何処にも無かった、と言って良い。
……戦争中に起きる様々な「機」以外には。
別世界の日米戦で、その「機」が暴走した。
別世界の1945年3月、
日本に進撃した合衆国の大艦隊は、日本国民が呼んだ「神風」により壊滅した。
史実では
日米決戦の岐路で必ず日本の前に立ち塞がり、米国を勝利へと導いた運命の男、
「スプルアンス」ほか、少なくないスタッフと装備が消滅した。
……彼らを迎え撃った1945年の日本艦隊と共に。
彼らは、死に絶えた訳ではなかった。
彼らは、ある世界の狭間で、復活した。
そこで彼らは記憶を取り戻すまで「今井」なる人物の保護下にあった。
彼らは、その人物の保護のもとで、60年後の軍隊の圧倒的な武力を垣間見る。
しかも彼らは、スプルアンスらの辿った道のかなり細かい点まで把握していた。
そして、その、未来も。
そして彼らは、
彼らなりの友好と協議を尽くした上で、「ある世界の狭間から」飛び出して行った。
そこは、彼らが居た世界の2年前の世界であった。
そこで彼らは、
1945年の日本艦隊は、日本の滅亡の回避に、
1945年の米国艦隊は、
時空の嵐に巻き込まれた流浪の60年後の軍隊=自衛隊の参戦=米国の大敗、の回避に、邁進していった。
当時は両軍がソロモンで死闘を演じていた時期であり、
彼らが過去の本国首脳に接近するのは、それほど難しい事ではなかった。
当時は米軍も一杯一杯であり、少しでも戦力が欲しかった。
そして日本は尚更、戦力が欲しかった。
(時間切れ・とりあえず〆)
78 :
名無し三等兵:2006/10/27(金) 01:56:59 ID:???
おい翡翠このスレ重複だろうが削除しとけ!!
もう一つのスレの方に書けよ
79 :
うーむ。:2006/10/27(金) 02:39:44 ID:???
>>78 >>77もかつては自治スレ側に立った者ゆえ異論は無いのだが、
>>51の時で結論が出てしまったでの。
まあ正直な所、翡翠としても、
削除して、フライングした分を綺麗に整理したいのだが。
つか削除人様に2度手間取らせるのは、あんまりにも人として駄目だろうと思う。
そう言う訳だ。すまぬ。
さりげない2行目ありがとう。(*´`*)ノシ”
80 :
七誌で保守:2006/11/02(木) 16:28:30 ID:gd7jlc8f
1週間ばかし考えたのだが、重複でKB加算するのはアレだね。
定期保守だけして、小品落しは封印。3代目重視でいきまっしょ。
81 :
名無し三等兵:2006/11/06(月) 12:19:57 ID:???
翡翠糾弾age
82 :
名無し三等兵:2006/11/06(月) 22:41:55 ID:???
kimoiyo
83 :
名無し三等兵:2006/11/07(火) 13:03:17 ID:???
soudane
84 :
名無し三等兵:2006/11/10(金) 23:35:37 ID:B7jEIslt
翡翠さんは、ここから出てこないで
85 :
名無し三等兵:2006/11/16(木) 01:03:39 ID:???
ageときますか。
211
さて、古い資料を引っ張り出して眺めてたわけだが、
1991年、おそらくソ海軍が最も充実してたであろう時ですら
イワンロゴフ級×3を含めた輸送力は(中略)
ズデーデン進駐とか 美味しいそうなお話ネタが(中略)
86 :
名無し三等兵:2006/11/24(金) 01:18:10 ID:???
ageときますか。
日露戦争当時とかのとか
87 :
名無し三等兵:2006/11/26(日) 05:11:26 ID:???
保守
88 :
本能寺の章 神の鳥、飛ぶ 〜 平行世界の戦国 in 自衛隊 〜:2006/11/27(月) 16:38:01 ID:GIrqralE
信長という男の経営方針は、「この世界でも」言うまでも無く「能力主義」であった。
天正十年の織田家四大軍団の長で、
織田家歴代の重臣なのは、北陸軍・柴田勝家、ただ1人。
近畿軍・明智光秀、中国軍・羽柴秀吉、関東軍・滝川一益は、
何れも能力を買われて台頭した者であった。
戦国最悪の下克上人であった松永久秀公でですら、使えるのなら使う豪胆ぶりであった。
元亀二年の叡山焼き討ちにて天下を震撼させてから、僅か、11年。
今や日の本の中枢で信長に敵する者は無く、彼の覇権確立は、誰の目にも明らかであった。
そして信長の数奇な11年は、明智光秀の栄光と落日の歴史でもあった。
信長自ら「天下の面目」と家中第1位の覚えであった光秀。
しかし、戦国時代を11年で殲滅しつつある覇王に仕える11年の歳月は、
信長政権下のナンバー2の明智光秀をもってしても、苦痛の11年だったのかもしれない。
本能寺の前に、何度も「くじ」を引く光秀。
その、食事中に放心の態で飯をこぼす様から、森蘭丸に異常を悟られた光秀。
何でも無い連歌の席でも、思わず本音が漏れて胸中を歌にしてしまった光秀。
信長殺害後に、なんとも情けない手紙を細川親子に送った光秀。
大和1国をも譲った筒井順慶からすらも、味方してもらえなかった光秀。
後世、なんとも、理解に苦しむ織田家ナンバー2の姿である。
光秀の能力は、誰の目にも明らかである。
信長政権下で、最も枢要な京都周辺で34万石の大名であった事は、特筆に価する。
信長自身が数十人の近習のみで本能寺に宿泊したのも、光秀の手勢1万3千が至近に居たからである。
だがそんな男が、流浪の身から信長政権下のナンバー2にまで立身したこの男が、どうにも、冴えない顛末である。
魔王に仕えた終末11年で精神が崩壊し、「狂っていた」としか思えない。(光秀性善説+光秀名将説)
もっとも、殺戮魔王・リストラ大王・暴力大魔神の戦国狂狂(くるくる)三冠王に仕えていれば、誰でも狂うと思うが。
で、「平成自衛隊と市民20万人が飛ばされた世界の明智光秀」は、と、言うと・・・。
史書の伝える世論評価の「小利口な悪臣・野心家」ぶりにはほど遠い、なんとも御人好しな治世家であった。
青い目の史書の伝える世論ような「小利口な悪臣」なら、信長に毎回殴打されていても不思議ではない。
信長の性癖の強さは、乳母の乳首を噛み切りまくった赤子の頃からのお墨付きだ。
能力がズバ抜けているから使うもの、
見え見えの慇懃な忠勤ぶり(光秀性悪説)が、短気大王の信長の鼻がつかない訳が無い。
そして思わず完全な隙を見せてしまえば、やっぱり後先考えず、主の命を取りにやって来た、と。
しかし、「この世界の光秀」ときたら、後世の講談のごとく、何とも温和な道徳家で、
戦国の生き残りをかけて、
日々、迅速な処理に狂奔する信長とは「別の意味で水と油」であった。
叡山焼き討ちに反対しては拒絶させられて、
四国の雄、長宗我部氏の領国安堵に理解を示しては却下され、
平和裏の和平を求めて波多野氏に母を人質に入れれば違約され、
今回は領土を取り上げられて、一族郎党、路頭に迷う目に会わされるなどと、
反乱を起こさない方がどうかしている主従履歴であった。
「天主殿、天下の面前でござる!」
信長に足蹴にされ、森蘭丸に鉄扇で打たれ、血を流して昏倒する光秀。
慌てて今井「宗久」が庇い出てきた。
小説や講談のネタの話とばかり思っていた事を次々にやってのける「この世界の信長」。
(おい、何をやっている!)(やっぱ殺そう)(待て!お前はすぐソレだ!)
饗宴舞台で起きた「何時もの異変」に斎藤氏、またまたカチンときたらしい。
いきなりガシャガシャと物をいわせ、六四で信長の眉間に狙いを定めだした斎藤隊員を、
側に居た本多隊長が慌てて止めに入って、問答無用で斎藤氏からその愛銃を奪い取っていた。
その2人の詰めている安土城内の監視矢倉の視界のずっと向こうでは、
甲斐武田攻めにより駿河国を得、その御礼にやってきていた徳川家康以下、恐怖で誰も動けない。
信長から家康の接待役を命じられた光秀が、誠心誠意、東海の覇者をもてなした報いがコレだった。
(どうやら信長にとっては気に入らぬ段取りを彼か彼の部下がやってしまったらしい。)
「(この糞馬鹿!お前!!好い加減にしろ!!!)」
「(・・・・・フン。)」
「この世界の信長」のやる事は、得てして恐怖統制のための「単なるパフォーマンス」であった。
案の定、その場にいた全員が凍りついたら、先ほどまでの殺気は何処へやら。
・・・明智公が気の毒であった。ナンバー2だからこそ加えられる、容赦無い、打撃。
家臣団は、目の前で何度も、信長が手打ちにする光景を見てきている。だから本気で騙されている。
信長の折檻の凄まじさと各自の折檻「実体験」もあって、誰もが恐怖に、震えている。
だがその中にあって、信長の殺気に騙されず、その影響下にも無い現代人達。
騙されぬ者を相手にするほど暇では無い信長は、
今井「宗久」なんぞ見もしない。
高所の見張り矢倉から小銃で狙いをつけているだろう斎藤隊員の方にも振り返る事もない。
「日向守、面を上げイ」
平伏したままの光秀を睨みつけたまま、信長の言葉が続いていた。
倒れ伏し、そして平伏したままとはいえ、50歳代、織田政権ナンバー2、百戦錬磨の名将である。
(コレ以上庇うは、かえって公の面目に障る)今井が、つっと後ろに下がり、両者から離れる。
・・・ややあって、光秀がやっとの思いで面を上げると、
「家康の饗応役を免ずる。早々に坂本に帰り、中国出兵に備えよ。」と。
「禿げ鼠が援軍を求めてきおったわ。」
信長はそう宣言すると、光秀に背を向けて諸将に向かって別の宣言を発した。
「ゆえに余、直々に親征して毛利を叩き潰す。」
「その余直々の親征の先鋒は日向守に命じる。」
「そして家康への饗宴の失態の責として、日向守に与えた領土を全て召し上げる。」
「変わりに毛利を叩き潰した後は、そなたに山陰道を与えるものとする。」
「承知したのなら、下がれ。」
やや時間をかけて、平伏し直した光秀が、退去してゆく。
羽柴秀吉の中国攻めの仕上げに向けた信長の親征。
その先鋒という事は、
信長が光秀を我が身の様に信頼している証拠でもあった。
勝利の約束された親征の先鋒。
光秀が戦場での我が身の代理、毛利家討伐の最後の果実は光秀の手にも、と、
信長自身が天下に宣言しているに等しかった。
しかし、それゆえに光秀には、過酷な状況を叩きつけ続ける、信長。
波多野氏を潰すために光秀の母を殺した上に、今度は与えた国まで取り上げて見せる信長。
光秀を見本として、
母を殺されても、国を取り上げられても、「絶対の忠誠」を家中に求める信長。
なんと過酷な、主従。
94 :
名無し三等兵:2006/11/27(月) 20:09:39 ID:???
あのさー翡翠、一々上げるなよ。
ウザイだけだってのに、それに現行スレ使いきるの
ま だ ま だ 当 分 先 の話だよな!!
数日で今のスレ使い切らない限りここは必要にならないんだよ!!
もう保守するんじゃねえ、そのまま消せ。
それが嫌なら軍板に二度と来るな。
95 :
名無し三等兵:2006/11/28(火) 13:24:46 ID:???
>>94 悪い悪い。^^;
久しぶりに海老(近代戦)殿が戻って来た訳だが、
だからっつーて翡翠がいると辞殿の戦国と被るでのう。
ま、説明(設定解説)文のパートは好き好きあるかのう。
という訳でここに落としてみた。かつ、
海老氏の後の方が落としやすい方も要るだろうししのう。
>消せ 来るな
悪い悪い。^^:
お互い軍板住人かつ、平均年齢を上げている同士なんだから、
モー少し紳士っぽく・・ね?
若い子たちも見ているんだからさ☆んじゃ。
96 :
名無し三等兵:2006/11/28(火) 17:49:43 ID:???
>>95 だったら注意された時、聞き入れろ!!
お前何度注意受けてるよ?一回や二回じゃないだろう。
こっちだって聖人君主じゃないんだ。
口が酸っぱくなるほど言っても聞かなければ、乱暴な口調にもなるわ!!
お前一人の為に職人皆が迷惑被る。
七誌で言われても説得力ないだろうに。
その口調子だと、
2chでは「荒らし認定」で「フツーはスルー対象」なんじゃね?
あとなあ、
>>96がマトモな人として(そうだろう)、
どうやって「他の荒らし七誌」と見分けつければいいのん?
毎回毎回言っても聞かないのはドッチなのやら。
つか、ここ、他の七誌からすりゃ「翡翠隔離スレ」らしいさ。
おいらを釣ったんじゃないなら、落ち着いての。
98 :
名無し三等兵:2006/12/05(火) 21:48:59 ID:???
>どうやって「他の荒らし七誌」と見分けつければいいのん?
頻繁にコテ変更する馬鹿が言うな。
99 :
翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw :2006/12/06(水) 03:06:32 ID:zUdCTAZA
誘導士なのか、
釣り師なのか、
ツンデレなのか、良く判らん御仁じゃのう・・。
何れにせよ翡翠は
>>46 >>51 >>95 に縛られておる。
よって、相手してやれぬ。他を当たって下され。
>>92 の続きです。
そして、本能寺は起きた。
燃え盛る炎の元、信長は、死ぬために奥へ奥へと進んでいた。
そして、求める最後の部屋に辿りついた時、
自分(信長)に向けて六四式小銃の銃口を向けて、微動だにしない斎藤隊員を、見た。
「 雑賀(鈴木)孫一か。 」「・・・。」「 フン・・。」
火の周りが思ったよりも早い。信長の背後は、すでに炎の舌が迫っている。
「是非も無い。」とだけ信長は言い、斎藤と六四を無視、そのまま自分の座に進んで、どかりと座った。
煙が渦巻く炎の部屋の中で、2人は2人だけの世界で微動だにせぬまま、御互いだけを見つめていた。
やがて、「射て」と信長が笑みを浮かべながら言った。
だが、斎藤の六四が火を噴く事は無かった。
代わりに、がらりがらり、と彼方此方が開け放たれる音がし、
一心不乱に国宝級の茶器を抱えて走りまくる今井「宗久」と山中鹿介らが雪崩れ込んできた。
それを見て信長は一瞬・呆然とし、そして、自分(信長)六四を向けている斎藤を見て、
やがて、何事かを悟って、炎を背に、カラカラと大笑し始めた・・。
ルイス・フロイスの著書「日本史」によれば、
明智光秀は裏切りや密会を好み、残酷で独裁的であったという。
とは言え、それは、フロイスのいた世界の、フロイス報告の光秀像。
この世界の光秀は「要するに」この世界の信長とは合わぬ御人であった。
それはともかく、光秀退室後の安土城の一角のでは、
発生が殆ど確実となった「本能寺の変」への対策に、例の3人が頭を痛めていた。
「やっぱ殺そう。」「お前はすぐソレだ。」
斎藤、この世界では鈴木(雑賀)孫一に当たるこの男、
勿論、本気で信長殺害を発言している訳ではない。
ただ単に暴力大王の信長の振る舞いが気に入らないだけである。
そして当然、それを諌める親友の本多(隊長)の制止を期待しての発言であった。
「しかし、このままでは本当に本能寺が起きてしまいますが、さて、どうしたものか。」
「いっそ、俺達がこの国を治めるか?」「御前がこの手の冗談とか珍しいな。」
時空流転で「平行世界の戦国時代」にやってきた平成の世の自衛隊にとって、
異世界の戦国動乱の行く末や日々沸き起こるゴタゴタ等、知った事では無かった。
要は、自衛隊と共に飛ばされてしまった平成の世の市民・20万人の、
「 安全と生活さえ恒久的に守れていれば 」良い。
そのためには、「今はまだ」信長に死なれては、困る。
フロイス「日本史」によれば、
信長の死後の混乱は、やはり「おぞましい」限りの世界であった。
「 信長という秩序無き戦国時代とはそんなものだ 」
と言われればその通りなのだが、当事者ともなると、そうも言ってられぬ。
万が一、羽柴秀吉の中国大返しが失敗し、長期戦になった場合、
戦国動乱は何処まで拡大するか、予想ができぬ。
その場合、最悪、堺や尾張国が再び炎上し、
自衛隊は燃料も弾薬も枯渇するケースに陥った上に、
20万人の平成市民への食糧の供給も暗礁に乗り上げるかもしれない。
逆に信長に「本能寺の変」を教えて、
このまま無事彼が生き延びて戦国を制圧した場合、それはそれで怖い物がある。
史実に比べればこの世界の信長という男、ずっと話の通じる(判る)良い男なのだが、
彼が自分以上の存在(自衛隊)をこのまま黙認できるのかとなると、疑問符がつく。
「余所の世界のために隊員を危険に晒すとか・・馬鹿馬鹿しいですからの。」
「この世界の秀吉はこの世界の戦国の世を統一できるのか?」「俺に聞くな。」
「能力識見人望、ほぼ史書資料や講談小説の通りの彼(秀吉)なら、あるいは。」
「なら、近畿北陸中部東海西関東の民も信忠も柴田も死ぬ事になるな?」
「斎藤、酷い事を言うようだが、この世界のために俺達が手を汚し、死ぬ義理は、無い。」
「ん、じゃ、何時もの通り、平和維持活動とトンネル掘りで行きますか。」
「また、ヘリ(の燃料)を使うのですか?」
「本心は本多さんだって、人が死ぬの見たくないでしょう?」
「・・・。」「決まりだな。」「・・・・。」
「明智勢も自衛隊を敵に回す程、パニくりませんよ。どうせ、(本能寺は)鎧袖一触。」
「・・・・・。」
「まあ、穴掘りはウチの(武田の)金掘り人足にお任せを。」
などと言いつつ、実は随分前から、
御所の土木工事に紛れて穴掘りを進めている今井氏。
まあ、本音の所は、
小説・映画の「戦国自衛隊」の様に予想外の形での
擬似「本能寺」が勃発した場合に備えての抜け道作成であったが。
「信長の茶器はどうする?」
「問答無用で我らの火縄に化けて貰いましょう。」
「・・・・・・。」
「あの茶器は売れば幾らになるんだ?」
「値段も付けられない程の至宝ですよ。」
「それがみんな灰になったのか?」
「そうそう。だからここは1つ、信長を助ける代わりに、我らが坊主丸儲けで。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
陸自の斎藤隊員と民間の今井氏が、ああでもない、こーでもないと、
「本能寺の変」処理で発生する棚ボタ論議で白熱している間にて、
本多(隊長)は、迂闊な言動を洩らさない様に固く口を閉ざしている、が、
やはり、話題が話題だけに、本能では試算せずにはいられない。
最初の異界召還以来、何時もの様に自衛隊のダミーを買って出た民間の今井氏、
この世界では「今井宗久」を演じているこの男が、
自衛隊の絶大な武力を背景とした平和と秩序の元に、
年代を重ねて堺で買い集めた火縄銃が、今回の変で更に加算される(予想)と・・。
「まあ、戦国の世で火縄3000丁を撃つ自衛隊とか、ちとアレですがの。」
「なら、火縄3000丁を装備した常備兵を俺達が指揮をするか。無敵だな。」
「何せ現代の自衛隊が指揮するのですからのう。世界制覇も軽く狙えそう。」
「いや、英国式でいいだろ?半島と大陸はいらんよ。」
「おやまあ、陸のはじめっちが陸上覇権を放棄するとか、有り得なくね?」
「いや、俺も風土病は怖いよ。16世紀の世界じゃ戦う前に病気で壊滅しかねない。」
「ん。八重山諸島ですらマラリア怖いですからの。」
「・・・・・・・・・。」
そして、本能寺は起きた。
燃え盛る炎の中、信長は、
そんな動乱など知ったこっちゃないとばかりに、
一心不乱に茶器を穴へと運び出す今井「宗久」と山中鹿介らを見て呆然としていた。
そして、自分(信長)に向けて六四の照準を定めて、微動だにしない斎藤を見、
何事かを悟ったのか、やがて、カラカラと大笑をし始めた。
「 人間五十年、かくも面白き出来事を見れるなどと、思いもよらなかったわ。 」
「 是非も無い。今や何らの悔いも無い。持ってゆけ。総てをくれてやろう。 」
と1人、カラカラと笑う信長の側を、
迷彩服を着込んだ男が、信長の正室である濃姫を背負って走り抜けてゆく。
こんな動乱の中でも笑い顔を崩さない化け物のクマラン二曹である。
「 笑っていないで、急ぎになられて! 」
迷彩服の男に背負われた美濃の鬼姫が凄い顔で怒っている。
そして駆け抜けてゆく同僚を見ながら、冗談はここまでだ、と斎藤が信長の袖を引っ張る。
「 孫一、いや、自衛隊・・大儀である。」
斎藤は知らない。平行世界ではあるが、この時、
遠い先祖の大叔父を、自分自身の手で、助け出していた事を。
( 本能寺の章 神の鳥、飛ぶ 〜 平行世界の戦国 in 自衛隊 〜 終了 )
とりあえず投下更新終了ですが、
状況が揃えば、この4代目は、そのまま過去スレへと流す所存。
3代目次第ですの。
という訳ですので、本気でこのスレを流したい場合は、
そのまま「無言の放置」を宜しく御願いします。
108 :
名無し三等兵:2006/12/17(日) 14:17:14 ID:lp6fI76y
新ネタは?
>>108翡翠は本スレに戻ったよ。
ここは削除かそのまま沈める様だ。
翡翠としましては、
当スレの現在進行形を
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1159968473/l50 と見定め、ここは暫定4代目、、の心算でしたが、んー。
まあ、元々、
軍板に散在する小ネタや短編が1度に見れれば、
と立てたスレ(と、職人住人避難所)なのですが、
現在、進行が緩やかなので、ココは沈めても良いかと。
ただ、翡翠個人の考えですので、見ている方々にお任せしますです。
(※3代目〜以降は他の職人氏達の作品で埋めたい、というのが本音ですし。)
※有志で俺が消してやってもいいよ?
という方がおられましたら、ここは消されても大丈夫です。
では(ココは落ち着いていますので)、
エビ氏が立てた3代目の方は
今まで落としになされた方々や新規投下の方に期待しつつ、
翡翠は老舗の方を注視しています。