あなたの軍事なストーリーを聞かせてください

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355翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw :2006/12/06(水) 03:54:35 ID:???

様子見しすぎて亀レスになりましたですが、投下お疲れ様です。>エビ殿。
と、四代目ですが、とりあえず流してみる心算です。
とりあえず三代目が無事流れましたら、
後後(のちのち)の新四代目は現三代目の手法で行きましょうです。
「あなたの軍事なストーリーを聞かせてください」

(ノ´ー`)ノ

なお、旧三代目に投下した翡翠作品は、保守必要時にパラパラ置いて置きますです。

ではでは☆^^
356翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw :2006/12/06(水) 05:48:57 ID:???
× とりあえず三代目が無事流れましたら
○ とりあえず現四代目が無事流れましたら
357名無し三等兵:2006/12/10(日) 01:33:23 ID:???
翡翠は自分専用スレで書いてろ。こっちに来るな!!
358翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw :2006/12/10(日) 05:34:26 ID:mTbpyOEK

信長という男の経営方針は、「この世界でも」言うまでも無く「能力主義」であった。

天正十年の織田家四大軍団の長で、
織田家歴代の重臣なのは、北陸軍・柴田勝家、ただ1人。
近畿軍・明智光秀、中国軍・羽柴秀吉、関東軍・滝川一益は、
何れも能力を買われて台頭した者であった。
戦国最悪の下克上人であった松永久秀公でですら、使えるのなら使う豪胆ぶりであった。

元亀二年の叡山焼き討ちにて天下を震撼させてから、僅か、11年。
今や日の本の中枢で信長に敵する者は無く、彼の覇権確立は、誰の目にも明らかであった。
そして信長の数奇な11年は、明智光秀の栄光と落日の歴史でもあった。
信長自ら「天下の面目」と家中第1位の覚えであった光秀。
しかし、戦国時代を11年で殲滅しつつある覇王に仕える11年の歳月は、
信長政権下のナンバー2の明智光秀をもってしても、苦痛の11年だったのかもしれない。

本能寺の前に、何度も「くじ」を引く光秀。
その、食事中に放心の態で飯をこぼす様から、森蘭丸に異常を悟られた光秀。
何でも無い連歌の席でも、思わず本音が漏れて胸中を歌にしてしまった光秀。
信長殺害後に、なんとも情けない手紙を細川親子に送った光秀。
大和1国をも譲った筒井順慶からすらも、味方してもらえなかった光秀。

後世、なんとも、理解に苦しむ織田家ナンバー2の姿である。

光秀の能力は、誰の目にも明らかである。

信長政権下で、最も枢要な京都周辺で34万石の大名であった事は、特筆に価する。
信長自身が数十人の近習のみで本能寺に宿泊したのも、光秀の手勢1万3千が至近に居たからである。
だがそんな男が、流浪の身から信長政権下のナンバー2にまで立身したこの男が、どうにも、冴えない顛末である。
魔王に仕えた終末11年で精神が崩壊し、「狂っていた」としか思えない。(光秀性善説+光秀名将説)
もっとも、殺戮魔王・リストラ大王・暴力大魔神の戦国狂狂(くるくる)三冠王に仕えていれば、誰でも狂うと思うが。

で、「平成自衛隊と市民20万人が飛ばされた世界の明智光秀」は、と、言うと・・・。
史書の伝える世論評価の「小利口な悪臣・野心家」ぶりにはほど遠い、なんとも御人好しな治世家であった。

青い目の史書の伝える世論ような「小利口な悪臣」なら、信長に毎回殴打されていても不思議ではない。
信長の性癖の強さは、乳母の乳首を噛み切りまくった赤子の頃からのお墨付きだ。

能力がズバ抜けているから使うもの、
見え見えの慇懃な忠勤ぶり(光秀性悪説)が、短気大王の信長の鼻がつかない訳が無い。
そして思わず完全な隙を見せてしまえば、やっぱり後先考えず、主の命を取りにやって来た、と。

しかし、「この世界の光秀」ときたら、後世の講談のごとく、何とも温和な道徳家で、

戦国の生き残りをかけて、
日々、迅速な処理に狂奔する信長とは「別の意味で水と油」であった。

叡山焼き討ちに反対しては拒絶させられて、
四国の雄、長宗我部氏の領国安堵に理解を示しては却下され、
平和裏の和平を求めて波多野氏に母を人質に入れれば違約され、
今回は領土を取り上げられて、一族郎党、路頭に迷う目に会わされるなどと、
反乱を起こさない方がどうかしている主従履歴であった。

「天主殿、天下の面前でござる!」

信長に足蹴にされ、森蘭丸に鉄扇で打たれ、血を流して昏倒する光秀。
慌てて今井「宗久」が庇い出てきた。

小説や講談のネタの話とばかり思っていた事を次々にやってのける「この世界の信長」。
(おい、何をやっている!)(やっぱ殺そう)(待て!お前はすぐソレだ!)
饗宴舞台で起きた「何時もの異変」に斎藤氏、またまたカチンときたらしい。
いきなりガシャガシャと物をいわせ、六四で信長の眉間に狙いを定めだした斎藤隊員を、
側に居た本多隊長が慌てて止めに入って、問答無用で斎藤氏からその愛銃を奪い取っていた。

その2人の詰めている安土城内の監視矢倉の視界のずっと向こうでは、
甲斐武田攻めにより駿河国を得、その御礼にやってきていた徳川家康以下、恐怖で誰も動けない。
信長から家康の接待役を命じられた光秀が、誠心誠意、東海の覇者をもてなした報いがコレだった。

(どうやら信長にとっては気に入らぬ段取りを彼か彼の部下がやってしまったらしい。)

「(この糞馬鹿!お前!!好い加減にしろ!!!)」

「(・・・・・フン。)」

「この世界の信長」のやる事は、得てして恐怖統制のための「単なるパフォーマンス」であった。
案の定、その場にいた全員が凍りついたら、先ほどまでの殺気は何処へやら。
・・・明智公が気の毒であった。ナンバー2だからこそ加えられる、容赦無い、打撃。
家臣団は、目の前で何度も、信長が手打ちにする光景を見てきている。だから本気で騙されている。
信長の折檻の凄まじさと各自の折檻「実体験」もあって、誰もが恐怖に、震えている。

だがその中にあって、信長の殺気に騙されず、その影響下にも無い現代人達。
騙されぬ者を相手にするほど暇では無い信長は、
今井「宗久」なんぞ見もしない。
高所の見張り矢倉から小銃で狙いをつけているだろう斎藤隊員の方にも振り返る事もない。

「日向守、面を上げイ」

平伏したままの光秀を睨みつけたまま、信長の言葉が続いていた。
倒れ伏し、そして平伏したままとはいえ、50歳代、織田政権ナンバー2、百戦錬磨の名将である。
(コレ以上庇うは、かえって公の面目に障る)今井が、つっと後ろに下がり、両者から離れる。
・・・ややあって、光秀がやっとの思いで面を上げると、

「家康の饗応役を免ずる。早々に坂本に帰り、中国出兵に備えよ。」と。

「禿げ鼠が援軍を求めてきおったわ。」

信長はそう宣言すると、光秀に背を向けて諸将に向かって別の宣言を発した。

「ゆえに余、直々に親征して毛利を叩き潰す。」
「その余直々の親征の先鋒は日向守に命じる。」
「そして家康への饗宴の失態の責として、日向守に与えた領土を全て召し上げる。」
「変わりに毛利を叩き潰した後は、そなたに山陰道を与えるものとする。」
「承知したのなら、下がれ。」

やや時間をかけて、平伏し直した光秀が、退去してゆく。

羽柴秀吉の中国攻めの仕上げに向けた信長の親征。
その先鋒という事は、
信長が光秀を我が身の様に信頼している証拠でもあった。
勝利の約束された親征の先鋒。
光秀が戦場での我が身の代理、毛利家討伐の最後の果実は光秀の手にも、と、
信長自身が天下に宣言しているに等しかった。

しかし、それゆえに光秀には、過酷な状況を叩きつけ続ける、信長。
波多野氏を潰すために光秀の母を殺した上に、今度は与えた国まで取り上げて見せる信長。

光秀を見本として、
母を殺されても、国を取り上げられても、「絶対の忠誠」を家中に求める信長。

なんと過酷な、主従。

そして、本能寺は起きた。

燃え盛る炎の元、信長は、死ぬために奥へ奥へと進んでいた。
そして、求める最後の部屋に辿りついた時、
自分(信長)に向けて六四式小銃の銃口を向けて、微動だにしない斎藤隊員を、見た。
「 雑賀(鈴木)孫一か。 」「・・・。」「 フン・・。」
火の周りが思ったよりも早い。信長の背後は、すでに炎の舌が迫っている。
「是非も無い。」とだけ信長は言い、斎藤と六四を無視、そのまま自分の座に進んで、どかりと座った。
煙が渦巻く炎の部屋の中で、2人は2人だけの世界で微動だにせぬまま、御互いだけを見つめていた。

やがて、「射て」と信長が笑みを浮かべながら言った。

だが、斎藤の六四が火を噴く事は無かった。

代わりに、がらりがらり、と彼方此方が開け放たれる音がし、
一心不乱に国宝級の茶器を抱えて走りまくる今井「宗久」と山中鹿介らが雪崩れ込んできた。
それを見て信長は一瞬・呆然とし、そして、自分(信長)六四を向けている斎藤を見て、

やがて、何事かを悟って、炎を背に、カラカラと大笑し始めた・・。

ルイス・フロイスの著書「日本史」によれば、

明智光秀は裏切りや密会を好み、残酷で独裁的であったという。

とは言え、それは、フロイスのいた世界の、フロイス報告の光秀像。
この世界の光秀は「要するに」この世界の信長とは合わぬ御人であった。

それはともかく、光秀退室後の安土城の一角のでは、
発生が殆ど確実となった「本能寺の変」への対策に、例の3人が頭を痛めていた。

「やっぱ殺そう。」「お前はすぐソレだ。」

斎藤、この世界では鈴木(雑賀)孫一に当たるこの男、
勿論、本気で信長殺害を発言している訳ではない。
ただ単に暴力大王の信長の振る舞いが気に入らないだけである。
そして当然、それを諌める親友の本多(隊長)の制止を期待しての発言であった。

「しかし、このままでは本当に本能寺が起きてしまいますが、さて、どうしたものか。」
「いっそ、俺達がこの国を治めるか?」「御前がこの手の冗談とか珍しいな。」

時空流転で「平行世界の戦国時代」にやってきた平成の世の自衛隊にとって、

異世界の戦国動乱の行く末や日々沸き起こるゴタゴタ等、知った事では無かった。
要は、自衛隊と共に飛ばされてしまった平成の世の市民・20万人の、
「 安全と生活さえ恒久的に守れていれば 」良い。

そのためには、「今はまだ」信長に死なれては、困る。

フロイス「日本史」によれば、
信長の死後の混乱は、やはり「おぞましい」限りの世界であった。
「 信長という秩序無き戦国時代とはそんなものだ 」
と言われればその通りなのだが、当事者ともなると、そうも言ってられぬ。

万が一、羽柴秀吉の中国大返しが失敗し、長期戦になった場合、
戦国動乱は何処まで拡大するか、予想ができぬ。

その場合、最悪、堺や尾張国が再び炎上し、
自衛隊は燃料も弾薬も枯渇するケースに陥った上に、
20万人の平成市民への食糧の供給も暗礁に乗り上げるかもしれない。

逆に信長に「本能寺の変」を教えて、

このまま無事彼が生き延びて戦国を制圧した場合、それはそれで怖い物がある。

史実に比べればこの世界の信長という男、ずっと話の通じる(判る)良い男なのだが、
彼が自分以上の存在(自衛隊)をこのまま黙認できるのかとなると、疑問符がつく。

「余所の世界のために隊員を危険に晒すとか・・馬鹿馬鹿しいですからの。」
「この世界の秀吉はこの世界の戦国の世を統一できるのか?」「俺に聞くな。」
「能力識見人望、ほぼ史書資料や講談小説の通りの彼(秀吉)なら、あるいは。」
「なら、近畿北陸中部東海西関東の民も信忠も柴田も死ぬ事になるな?」
「斎藤、酷い事を言うようだが、この世界のために俺達が手を汚し、死ぬ義理は、無い。」

「ん、じゃ、何時もの通り、平和維持活動とトンネル掘りで行きますか。」
「また、ヘリ(の燃料)を使うのですか?」
「本心は本多さんだって、人が死ぬの見たくないでしょう?」
「・・・。」「決まりだな。」「・・・・。」

「明智勢も自衛隊を敵に回す程、パニくりませんよ。どうせ、(本能寺は)鎧袖一触。」

「・・・・・。」

「まあ、穴掘りはウチの(武田の)金掘り人足にお任せを。」

などと言いつつ、実は随分前から、
御所の土木工事に紛れて穴掘りを進めている今井氏。
まあ、本音の所は、
小説・映画の「戦国自衛隊」の様に予想外の形での
擬似「本能寺」が勃発した場合に備えての抜け道作成であったが。

「信長の茶器はどうする?」

「問答無用で我らの火縄に化けて貰いましょう。」

「・・・・・・。」

「あの茶器は売れば幾らになるんだ?」
「値段も付けられない程の至宝ですよ。」
「それがみんな灰になったのか?」
「そうそう。だからここは1つ、信長を助ける代わりに、我らが坊主丸儲けで。」

「・・・・・・・。」

「・・・・・・・・。」

陸自の斎藤隊員と民間の今井氏が、ああでもない、こーでもないと、
「本能寺の変」処理で発生する棚ボタ論議で白熱している間にて、
本多(隊長)は、迂闊な言動を洩らさない様に固く口を閉ざしている、が、
やはり、話題が話題だけに、本能では試算せずにはいられない。

最初の異界召還以来、何時もの様に自衛隊のダミーを買って出た民間の今井氏、
この世界では「今井宗久」を演じているこの男が、
自衛隊の絶大な武力を背景とした平和と秩序の元に、
年代を重ねて堺で買い集めた火縄銃が、今回の変で更に加算される(予想)と・・。

「まあ、戦国の世で火縄3000丁を撃つ自衛隊とか、ちとアレですがの。」
「なら、火縄3000丁を装備した常備兵を俺達が指揮をするか。無敵だな。」
「何せ現代の自衛隊が指揮するのですからのう。世界制覇も軽く狙えそう。」
「いや、英国式でいいだろ?半島と大陸はいらんよ。」
「おやまあ、陸のはじめっちが陸上覇権を放棄するとか、有り得なくね?」
「いや、俺も風土病は怖いよ。16世紀の世界じゃ戦う前に病気で壊滅しかねない。」
「ん。八重山諸島ですらマラリア怖いですからの。」

「・・・・・・・・・。」

そして、本能寺は起きた。

燃え盛る炎の中、信長は、
そんな動乱など知ったこっちゃないとばかりに、
一心不乱に茶器を穴へと運び出す今井「宗久」と山中鹿介らを見て呆然としていた。
そして、自分(信長)に向けて六四式小銃の照準を定めて、微動だにしない斎藤を見、

何事かを悟ったのか、やがて、カラカラと大笑をし始めた。

「 人間五十年、かくも面白き出来事を見れるなどと、思いもよらなかったわ。 」
「 是非も無い。今や何の悔いも無い。持ってゆけ。総てをくれてやろう。 」

と1人、カラカラと笑う信長の側を、
迷彩服を着込んだ男が、信長の正室である濃姫を背負って走り抜けてゆく。
こんな動乱の中でも笑い顔を崩さない化け物のクマラン二曹である。
「 笑っていないで、急ぎになられて! 」
猛火の中を逃げようともせずカラカラと大笑し続ける夫に頭に来たのか、
迷彩服の男に背負われた美濃の鬼姫が凄い顔をして怒っている。
その上腕部や足から流れる血は、自衛隊隊員に救出される時まで、
彼女が女だてらに夫を庇って、薙刀を振るい戦っていた為であろう。

そして駆け抜けてゆく同僚を見ながら、冗談はここまでだ、と斎藤が信長の袖を引っ張る。

「 孫一、いや、自衛隊・・大儀である。」

斎藤は知らない。平行世界ではあるが、この時、

遠い先祖の大叔父を、自分自身の手で、助け出していた事を。

( 本能寺の章 神の鳥、飛ぶ 〜 平行世界の戦国 in 自衛隊 〜 終了 )

保守投下終了。
372名無し三等兵:2006/12/10(日) 14:01:33 ID:???
>>371てめえ自分で立てたスレに書いてたくせに
今更こっちに来るんじゃねえ
保守なら他のヤシがちゃんとやるわ!!
373翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw :2006/12/11(月) 11:42:28 ID:???
>>372
初代から四代目まで通して読んでから出直せ☆(W
( 四代目は http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1159997328/l50 )
歴代軍板史上最悪の時期に創生して、やっとココまで落ち着いたのである。

ま、そのうち翡翠の保守も必要で無い時期が来るさ。
それまで気長に待ち。
374名無し三等兵:2006/12/12(火) 01:15:26 ID:???
>>373そこはお前専用スレじゃねーか。
わざわざ重複スレ残してお前が勝手に書いてるだけだろ!!
つーかお前が仕切るな。
375翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw :2006/12/12(火) 01:54:42 ID:???

しょーがネーべ・・

スルーで黙る相手ならスルーもしたのだが、
魔法少女スレの惨状見ていたら無理無理。

引き付けるだけ引き付けて、
荒らしも呆れる池沼のフリしなきゃ、あの病人は収まらなかった訳。

>つーかお前が仕切るな。

仕切らん仕切らん。仕切っているのは君だ。
つか、ここは考察するネタ(短編)聞かせてくださる職人氏は皆横一線だよ。

二代目を立て、新生三代目を立てたのがエビ氏なのを見ても判るように、
ここは翡翠他の職人氏らの協力の元に成り立っている。

翡翠はただの保守装置。

とりあえず、お互い黙ろう。他の職人氏の投下の妨げになるからの・・。
376名無し三等兵:2006/12/12(火) 14:00:36 ID:???
>>375
魔法少女スレなんて見ないから全然しらんが、
お前さんがこのスレに余計なコメント書きまくってるのはどうかと思うぞ。
377翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw :2006/12/13(水) 01:26:25 ID:???

>>376 うむ。通しで読むと

「翡翠コメ多杉」は、その通りだが(いわゆる馴れ合い?)

その時、その場では、そこそこ「妥当なレス」だったのだよ。
何せ、作品を落とす住人が集ってナンボのスレだし。

>>372-377 の問答も、

他の人、特にスレタイを見てやって来た人にはイラネんだけど、
当人同士は至極真っ当な話をしていたり、だ。

もし良ければ >>376 が
どうかと思う翡翠レス+旧四代目は削除依頼しても構わない。
結果として削除されても構わない。

過去の翡翠レスは、もう、役目を終えたレスなのだからね。
書いてくれた人に届けば、もうアボーンで良い訳ね。

んじゃ、お互い次の作品投下を待ちましょう☆
378名無し三等兵:2006/12/18(月) 13:02:56 ID:???
保守
379名無し三等兵:2006/12/28(木) 03:05:23 ID:CjYfBrqo
保守アゲ
380名無し三等兵:2007/01/03(水) 20:51:31 ID:???
乱立スレあげ
381名無し三等兵:2007/01/12(金) 12:06:06 ID:a6XGIF58
保守
382名無し三等兵:2007/01/12(金) 18:38:31 ID:???
なにこの中二病スレ・・・・・・・・・・・・・
383エビチリ ◆NYKahXpmWk :2007/01/16(火) 00:50:49 ID:WhjHbzDG
皆さん久しぶりです。長く放っておいてしまってすみません。
今週末には続きを投下します。
また、翡翠さんや前スレ519さん・辞(ryの人・名無し三等兵の皆さん
これまでこのスレを支えてくれてありがとうございます。
384エビチリ ◆NYKahXpmWk :2007/01/21(日) 23:46:33 ID:LjBKUTwV
日本人たち1944 (16)

「ごほ…くっそう口の中に土が入ったぞ」
小野田は体中に被った土を払いながらぼやく。
「連中も本気だなこれは」
荒木も土を払いながら言った。
彼らの居る第40SS所属義勇装甲擲弾兵師団「日本」の戦区に連合国軍の爆撃機が来襲
激しい爆撃を受けた。荒木や小野寺のいる陣地の周囲は木が倒され、地面は掘り返されて
いた。死傷者も少なからず出て装備が破損しているものもあった。
「おう、成田大丈夫か?」
咳を繰り返す成田に小野田が心配する。成田は口や鼻に土が入っただけで無く気管にも少
し入った為に咳が止まらないでいる。
「慌てるな。落ち着いて吐き出せ」
荒木が成田の背中を叩いて介抱する。少しして成田は気管の土を吐き出して落ち着いた。
「ありがとうございます」
成田がまだ喉が詰まる様な声で荒木に感謝した。
「成田よ。どうだった?フランスの土の味は?」
小野田が笑いながら言うと成田も笑みを浮かべて「ロシアよりかは美味い」と答えて3人は
同時に笑った。
この時、英軍第11機甲師団が「グッドウッド作戦」の尖兵を担い前進を開始していた。
「蹄を蹴立てる雄牛」が師団標識のこの師団は持てる力で雄牛の如く突き進もうとしていたが、
味方砲兵の誤射に出鼻を挫かれ、ドイツ軍の高射砲や第21装甲師団所属の第200突撃砲
大隊の砲火に蹄を押さえられた。
だが、英軍は近衛機甲師団と第7機甲師団を投入して挫かれた機先を覆そうと躍起になった。
385エビチリ ◆NYKahXpmWk :2007/01/21(日) 23:47:28 ID:???
日本人たち1944 (17)

「日本」師団は左翼の第1SS装甲師団「アドルフ・ヒトラー」と右翼の第21装甲師団の間に
配置していた。
「日本」師団の前にあるカニーには第3高射砲軍団隷下の第64高射砲連隊第2大隊の8
8ミリ高射砲4門が据えられ、英軍第11機甲師団と新手の近衛機甲師団を食い止めていた。
しかし、4門だけではカニーを守りきる事は不可能である。
「カニーに部隊を送る」
桐井は決断した。英軍の攻勢を食い止める小さな防波堤であるカニーを強化すべく師団
から部隊を送る事を決断した。
第71SS装甲擲弾兵連隊第2大隊と駆逐戦車中隊がカニーへ移動を開始した。敵機を
警戒しつつボカージュに隠れながら進む。
「お天道様が出ている時に堂々と歩けないとは情けねえ」
小野田が皮肉めいたぼやきをした。
「仕方あるまい、ゲーリングが手抜きをするからだ」
荒木がボカージュの葉を払いながら言った。
「ヤーボ!!敵機だ!」
唐突に誰かが叫ぶ。それに皆が瞬時に反応してボカージュの影に身を縮める。
「…」
荒木は空を睨んだ。晴れ渡る空に4機の戦闘機が飛行していた。動きから見てこちらに気
づいていない様だ。しかし、それでも部隊は万が一を考えて隠れ続けている。
息が詰まる様な静かなこの場所に唸るエンジン音が遠く響き荒木の意識をどこか遠くへと誘う。
何故こんな所で日本人であるに関わらずドイツ軍人として戦争をしているのだろうかといつもは
考えもしない事がふと浮かんだりもした。
だが、そんな自分への問いかけは将校の「対空警戒解除。行軍再開」の号令で吹き飛んだ。
386エビチリ ◆NYKahXpmWk :2007/01/21(日) 23:48:41 ID:???
日本人たち1944 (18)

荒木と小野田・成田がいる第71SS装甲擲弾兵連隊第2大隊と駆逐戦車中隊がカニーに着
いたのは夕方近くであった。戦い続けた4門高射砲は後退前に爆破される直前だった。
駆逐戦車中隊第1小隊長の伊藤智彦SS少尉は指揮下のY号駆逐戦車を配置に就かせてい
た。
「ふう…取りあえずは一仕事終わったな」
伊藤はここまで小隊を移動し終えた事から一息ついた。胸ポケットから煙草を取り出して
一服しようとしたその時。伊藤の耳にヘッドフォンから中隊長からの命令が飛び込んで来た。
「2時方向より戦車を伴う敵が接近中。中隊戦闘用意」
伊藤は「了解」と返すと次いで小隊全車に戦闘用意を命じた。
「全く、一服する暇もねえ」
伊藤は小さく悪態をつきながらハッチより上半身を出した。そして首から提げた双眼鏡で
敵がいると言われた2時方向へ視線を向ける。
(こいつらか。俺の一服を邪魔した奴らは)
双眼鏡にはクロムウェル戦車とシャーマン戦車からなる大隊規模の敵が平原を進んでこちら
に向かっている。
(数で押し潰すつもりか。だが、通しはしないぞ)
伊藤は初めての対戦車戦闘の高揚感に満ちていたが今だ冷静でいる自分に少し驚いてい
た。
(これが軍人の精神か…)
そう感慨に浸っていた伊藤であった。そこに中隊長からの新たな命令が下る。
「まず、高射砲が攻撃する。敵が高射砲に集中している所に我が中隊で攻撃する」
伊藤はまた「了解」と答えた。
(少し面白いやり方じゃないか)
伊藤は作戦に満足だった。
387エビチリ ◆NYKahXpmWk :2007/01/21(日) 23:49:39 ID:???
日本人たち1944(19)

「弾が尽きるまで撃ちまくれ!」
4門の88ミリ高射砲は爆破処分を一時取りやめて最後の砲弾を使って戦う事となった。
88ミリ砲を操るドイツ兵達は長い連戦にも関わらず正確に砲弾を次々と命中させた。
「これで最後です!」
「よし仕上げだ!撃て!」
最後の一発がシャーマン戦車の砲塔を吹き飛ばして高射砲の仕事は終わった。そして
その成果は現れた。高射砲が沈黙したと判断した英軍が高射砲の陣取る所へ向けて進み
出した。
「鷹1(中隊長車)より全車。攻撃開始!」
そして訪れた駆逐戦車中隊の出番。Y号駆逐戦車の主砲である75ミリL48Pak39対戦車
砲が一斉に火を吹く。敵戦車集団は撃破された戦車から吹き出す爆発や外れた砲弾が掻き
出す土煙で包まれた。
「よし、その調子でどんどん行け!」
伊藤は不意打ちの成功に気を良くした。それに同調する様に小隊の各車は英軍戦車を仕留
め続ける。
(この場は勝てるな!)
伊藤が勝利を確信した。だが、それは中隊長からの無線で揺らいだ。
「新たな敵戦車が10時方向より接近!第1小隊はその敵に対応せよ!」
伊藤はハッチから顔だけを出してその方向に双眼鏡を向けた。
「俺達の方が囮に食い付いたのか…」
その方向には中隊規模のシャーマン戦車がこちらに向かっていた。英軍は2時方向から進撃
させた部隊を引き付ける囮に使い、10時方向からの部隊で挟み撃ちにする作戦のようだ。
「雀1より全車!10時方向に回頭せよ!」
伊藤はさっきまでの心地良い高揚感は消え失せて焦燥感に満ちていた。
388名無し三等兵:2007/01/22(月) 23:05:37 ID:8HE2OMeN
>>383
乙、久々に楽しめた。
次も期待してるよ。
389名無し三等兵:2007/01/23(火) 06:17:49 ID:???
unko-
390翡翠(星砂) ◆z.PL4xBfAU :2007/01/23(火) 12:38:28 ID:AG1m42U9
超遅ですが、明けましておめでとうございます。エビチリ殿。
ちょっとageておきますですね
WW2独ソ戦物、お待ちしていました。
391翡翠(星砂) ◆z.PL4xBfAU :2007/01/23(火) 12:44:47 ID:???
>(数で押し潰すつもりか。だが、通しはしないぞ)
圧倒的な補給と物量で押し寄せてくる米英軍に対し、
88ミリ砲を操るドイツ兵と
「日本」師団のY号駆逐戦車のタッグ。期待しています。〆
392名無し三等兵:2007/01/23(火) 14:40:17 ID:???
貴様は引っ込んでろと言うのが分からないのか?
前々から貴様の無責任レスで荒れ始めるのだから、空気読め。
後、無駄にスレ上げるな。
さっき上がったばかりだろうが!!
393名無し三等兵:2007/01/23(火) 14:41:38 ID:???
↑の文は翡翠宛てね
394名無し三等兵:2007/01/23(火) 17:12:04 ID:???
519氏の戦記の続き入らないかなぁ・・・
395名無し三等兵:2007/01/24(水) 09:36:54 ID:???
このスレって纏めサイトあります?
396名無し三等兵:2007/01/24(水) 13:32:41 ID:???
まずないだろうな…
読みたい作品あるから、一応自分でスレ保管してるけど。
397名無し三等兵:2007/01/31(水) 19:44:55 ID:???
保守
398名無し三等兵:2007/02/08(木) 13:25:15 ID:???
保守あげ
399名無し三等兵:2007/02/08(木) 22:24:45 ID:???
>>394
どこぞの分家に行け。そうすれば分かる。
最も、ここのスレに投下したのは練習用のプロトタイプみたいだが・・・・
400翡翠(星砂) ◆F1KoBsy57M :2007/02/21(水) 16:45:44 ID:rNfNFdoE
定期あげ
401名無し三等兵:2007/02/25(日) 06:39:33 ID:???
また懲りずに出てきたかおのれは!!
402名無し三等兵:2007/03/06(火) 20:09:51 ID:???
正直 軍事オタキモイ なに大日本帝国万歳とか妄想してんの
戦争して勝てると思ってんの まあお前ら加藤民族はガス抜き用の火葬戦記でもみてろってことだ
日本人はアメリカ様の奴隷なんでそこんとこよろしく
403名無し三等兵:2007/03/06(火) 23:50:49 ID:???
保守
404名無し三等兵
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