なるほど、いわゆる「抵抗勢力」に所属する連中が、しきりと「ファッショ」だの「強権政治」だのと、蚊帳の外のわたしなんかには
いまいち『ピンと来ない』罵声をわめき散らしているのは、実は党中央集権化に伴って、新しい常識・新しい制度になじめない連中が
文句を言ってるだけなんですねぇ、納得しましたです。
どもでした:-)
ブッシュ当選について思うところがあるので、こちらでレスさせて下さい。
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1098027795/482の続きです。
---
軍板ではブッシュ当選に概ね好意的なようだけど、果たして素直に喜んでいいものかなあ。
アメリカ側の報道を見れば分かると思うけど、今回ブッシュに投票した人間の多くは
別にイラク戦争支持とか減税支持とかそういう政策的な理由ではなくて、
G.W.ブッシュ個人の人格やリーダーシップ、確固たる信念、道徳的姿勢といった
属人的な要因を投票理由の一番に挙げている。ブッシュ政権の政策に反対して
ケリーに投票した層とはそもそも投票の動機が全く噛み合ってないのね。
「ブッシュなら俺たちの気持ちを分かってくれる、同じ価値観を共有してくれる」
という地方部の宗教的・道徳的な白人男性・主婦層の願望みたいなものが彼らを
投票に駆り立てた訳で、その点、経済的にやや苦しい立場におかれてる日本の
若年・中年男性のフラストレーションが「石原首相待望論」に繋がるのと似たような
危うい構図が見て取れる気がする。
>>102の続き。
政策や実績評価ではなくて、情念やフラストレーションで投票してしまう層が
米国政治を突き動かすようになったことに、俺は非常に危ういものを感じてならない。
特に今回の議会選では共和党が上下両院で磐石の支配を手中にした訳で、
宗教右派や地方の白人保守層のイデオロギーに沿った政治を牽制する力はなくなった。
理性や合理的計算や世俗的利益ではなく、道徳的・宗教的信念が政治を支配する。
先進国の中でアメリカだけだよ、こんな特異な状況が進行してるのは。
カトリック社会のイタリアやスペインですら政治における世俗化が著しいのに。
こういうパロキアルな支持基盤の上に、G.W.ブッシュ本人の信念先行型の政治スタイルが
相まって、今後のアメリカの行く末がどうなるのか相当な危惧を覚えざるを得ない。
短期的にはブッシュ共和党政権の方が日本にとって有利なのは分かるんだけど、
アメリカがこのまま外の世界が見えない独善の国になってしまった場合、我が国にとって
唯一の頼みの綱たるこの同盟国が果たして今後も日本外交の資産であり続けてくれるのか――
まさに海の人氏がよく言うところの、「ローマ以後の世界に日本はどう立ち向かうのか」――
日本人として真剣に考えなきゃいけない時期に来ている気がしてならないんだわ。
それと、軍板におけるブッシュ政権の評価もこの2年間で随分変わった気がする。
例えば2002年夏〜2003年冬頃の軍事板(具体的にはイラク侵攻/対テロ戦争スレ)では
ブッシュを始めチェイニー・ラムズフェルド・ウォルフォウィッツと言った面々の評価は
相当に悪かったはず。(「小ブッシュ」という呼び方が多かったのもこの頃だし。)
また海の人氏が「マケインが大統領だったら・・・」としきりに呟いていたのが印象に残ってる。
それが大統領選の季節に入ってからは軍板がブッシュ支持一色に染まったように
見えたのは自分の気のせいなんだろうか。ケリーに対する懐疑から消極的にブッシュを
支持するというのならまだ分かるんだけど、以前あったブッシュに対する批判点が
留保されないまま半ば盲目的にブッシュを支持するレスが多いように感じられるんだよね。
この2年間でブッシュ政権の対外的意思決定のあり方が有意に変わったようには見えないのに。
果たして、イラク侵攻/対テロ戦争スレに参加していた面子と雑談スレや岡田民主党スレに
書き込んでいる面子が違うだけなのか、それとも機会主義的な政治的意見の持ち主が
軍板において増えたのか、自分には判然としないところ。
>>98-100 元来分権的・地方割拠的だった政党が、全国的選挙競争の激化に伴って
党執行部(全国委員会)に資金と権限が集中して集権化するという点では、
アメリカの共和・民主両党も似ているような。今や上下両院では党内規律が
相当厳しくなってると聞くし。まあイデオロギー的な純化(分極化)も
同時に進んでいる点で日本の自民・民主両党とは異なるけど。
とりあえず割拠的だった日本の政党政治や政策決定過程にある程度の政治的統合を
もたらしたという意味で、1994年の「政治改革」(選挙法改正・政治資金規正法改正・
政党助成制度)は成功だったと捉えていいのかな?
しかし今回の大統領選挙、州別の色分け見ると恐ろしいほどクッキリ
ハッキリ「二つのアメリカ」を現していて怖くなったよ。
国際協調と対外関係を重視しつつも、労働者寄りの大きな政府を支持
しようとする沿岸部(大都市圏と言い換えても良いかも)。
アメリカのアメリカたる所以を重視し、国内においては市民に干渉しない
小さな政府を支持する伝統的な内陸部(要するに田舎だわな)。
清教徒や福音派の宗教的指導力の強弱、中絶問題、同性婚の可否とも
分断された地図の色分けラインが被るんだろうな。
実はアメリカの民主政治というのは「中道なき民主主義」という前例の無い、
振幅の大きな巨大な実験場と化してるんじゃないのか?
たてまえはドウあれ、軍事力が圧倒的優勢な内にシカルベキ手をうっておくとゆーのは
N01として当たり前の戦略だよな。
冷戦時にやってた対ソ包囲網より、すでにサウジ・アフガン・イラクに楔を打ち込んだ今の将来に
向けての包囲網が着実かも。アジア諸国もMD構想で取り込んでいくんだろうし。
そして資源を抑え、包囲網を完成た上で交渉を有利に…、窮鼠が暴発して先に手を出せば
それでもよし、資源ルート確保に乗り出せば泥沼を用意…アレッ?案外手の内は同じ?
108 :
俄将軍:04/11/04 22:10:26 ID:???
>>97 >それがようやくと変わろうとしているのかいないのか、もどかしい・・・
二大政党制に至っておらず、政権への批判が、政権後退に結びつくわけでも
ないですし。
>>98-100 野党として、社会党がどうしようもなかったことが、結果として、日本に幸い
であったかはともかく、自民党の派閥の間だけで、政権が移動するという負
の要素が、日本を蝕んできたことも間違いなく。
中央集権化と、戦略ですが、現段階の多党制と連立を考えると、政権与党の
権力構造というのは、どうなっていくのか、どうなっていくのが望ましい
のか、その為にはどうあるべきか、など考えてしまうわけですが。
>>101 >実は党中央集権化に伴って、新しい常識・新しい制度になじめない連中
新しい制度では、弱体化していかざるをえないのか、対抗策はあるのか、など
と考えてみたり。
109 :
俄将軍:04/11/04 22:21:30 ID:???
>>108 >二大政党制に至っておらず、政権への批判が、政権後退に結びつくわけでも
二大政党制に至っておらず、政権への批判が、「政権交代」に結びつくわけでも
に修正。
>>105 現段階では、多党制と官僚制から、まだなんともいえないのではなかろうかと。
>>106 その地域的区分けには俺も同意だけど、両者を分かつ対立軸として
大きな政府か小さな政府かは今回争点にはならなかったと思う。
政府の介入を必要とする労働者層は北東部よりむしろ激戦区となった中西部の方が
多かった訳で、今回彼らブルーカラーがニューディール以来の伝統的な支持政党である
民主党ではなく保守的価値観を掲げる共和党に完全に流れたのが決定的だった。
つまり、彼ら白人労働者層の政治的プライオリティを経済的争点から文化的争点に
定義し直せたことによって、共和党は民主党の有力な支持基盤を奪い取ることに成功した。
1930年代以来のアメリカ政治のトレンドだった議会における民主党優位も、94年以降
退潮が目立ってきたのが今回の選挙によって決定的に崩されてしまったね。
アメリカ政治は共和党優位の時代という新しいエポックを迎えたのかも。
>実はアメリカの民主政治というのは「中道なき民主主義」という前例の無い、
>振幅の大きな巨大な実験場と化してるんじゃないのか?
これは俺も気になるところだなあ。
いや、有権者の間ではかなり大きな中道層があることは92年のペロー現象や
2期目のクリントン政権を見る限り確認できると思う。ただ問題は政党側の選挙戦略で、
浮動的な中道層の票を得ようと真ん中に寄ることよりも、自分たちの強固な支持基盤を
手堅く固めることで選挙に勝とうとする(そして勝ててしまう)事実があるらしい。
(聞き齧りだけど、これを有権者のmobilizationではなく支持層のactivationと言うそうな。)
こういう選挙事情がある限り、アメリカ政治は西欧のような求心化ではなく分極化が
進んでしまうんだろうね。
>>109 現在の日本はいわゆる多党制とは言いにくいんじゃないかなあ。
衆参両院の議席数からざっと有効政党数(規模を勘案した政党数)を
計算してみたんだけど、2.6とか2.8とかだからねえ。昔の西ドイツ並では?
>102-104
そんなわけでレス書いてみました、ご笑納ください:-)
1. ブッシュでいいのかなぁ?
おそらくのところ、心ある人間であれば、皆同様な疑問を抱いてると思うんですよ。
ブッシュでいいのかなぁ?
これはおそらく、今回の米国大統領選挙、ひいては同盟国の立場から見てブッシュが
「ベスト」ではない、しかし「まぁまぁ」と「全然だめ」なら「まぁまぁ」をとるのが
当然でしょう、という今ひとつすっきりしないという前回の選挙に引き続い「摩擦」
のようなものが引き起こしているのだと思います。
ここで話を進める前に、ご指摘のわたしの言っていたことおよび立場についての現在の
状況を説明したいと思います。
まず「大統領がマケインだったら」というのは、いまさら言っても仕方がないことなので
レスでは書き込まなくなったのですが、実際にはあちこちで言ってますです。
オフ会に参加される方なんかは、死んだ子の歳を数えるがごとき愚痴を毎回聞かされて
気の毒かも(笑)
わたしはいまだに、2000年で共和党を代表すべきだったのはマケインだと思ってますし
後述しますが、今回の選挙での身の振り方を見ても「一匹狼」の呼び名は伊達ではないし
長らく上院の国防委員会および外交通商委員会に席を守っていることからも、抜群の政治的
センスと手腕をもった人間であることは明らかであると思います。
ただ、現実の米国の大統領はブッシュであり、なおかつ2004年の大統領選挙はブッシュと
ケリーの「まぁまぁ」と「全然ダメ」の対決であれば、それは「理想」とはかけ離れた苦渋
の現実を併せ呑むしかありませんね、ということだと思います。
つまり当初したような疑問は、ある意味で正しく、なおかつ今もまだ底流として流れて
おり、わざわざ口に出さなくても誰もが思っていることということで認識としてはよろしい
のではないかと思います。
>111
ただ、>104で指摘されているようなブッシュ側での有意な外交戦略の変化がみられない
のにも関わらずの今回のブッシュ支持の拡大には、多分にブッシュ政権そのものではなく
我が国の政府に対する見方の変遷というモノが大きな影響を及ぼしているのではないかと
認識しています。
2001年の成立当初は、ある意味で「華々しい」、そして大多数の人は「どうせ口だけ」
という冷ややかな見方で小泉政権を迎えたことと思います。
しかし、徐々に経済方面で評価された施策、あるいは北朝鮮関連の施策を見て、この
政権は「何かが違う」と言うことに少しずつ気がつくに連れ、我が国の行く末を任せるに
足る総理大臣であり政治家であることが明らかになってきたからなのではないかと。
そして、それに対する支持が拡大していくに従って、それでは我が国小泉首相にとって、
もっとも仕事がしやすく、また我が国と我が国政権にとって「ベター」な米政権はどちら
であるのか?という疑問を考えた場合、そこからブッシュ政権という解が出てくること、
そして今回の選挙での軍事板でのブッシュ支持が出てくることは流れとして当然のことで
はないかと思えますです。
つまり軍事板でのブッシュ支持というのは、同盟国米国の変化ではなく、我が国の政治
状況、そして政権の姿が「これまでと変わった」ことにより導き出された結果であると
思われます。
例え外国で発生する事案であったとしても、すべては我が国との関係性のなかで評価
されるべきであり、我・彼のファクターはつねに流動的であることの好例かもしれないと
少し手前みそですが思ったりもしています:-)
>112
2. ブッシュ第2期政権について
かつてイラク戦争を開始した際に、わたしも含めた大勢が
なぜ今イラクなのか
なぜ、こんなにへたくそな戦争をすすめるのか
という疑問を口にしました。
9.11直後に次々と明らかになる米国内国安全保障の欠如(ブッシュ政権発足1年にも
満たない時点での話ですので、クリントン政権での気のゆるみがすべてではあるのですが)
そしてアフガンへの本格攻勢によるアル・カイーダ/タリバンの実質壊滅、そして30年
以上も戦果でなぶり尽くされたアフガンの復興と、もはやそれだけで政権が終わって
しまうような難題が山積している時期に「なぜイラクなのか?」
また、米国らしい戦争をすれば、戦争目的はまだしも「戦争のやり方」については納得
できたのに、Coalitionを組むこともなく米国だけ、さらに詐欺に等しいようなIT導入と
いうセールストークを真に受けた「ヴェトナムの雪辱」を何よりも求めているラムズフェルド
という尊大な小男の野心による、小学生が見ても「過小」と判断するような微弱な戦力に
よるムリ押しでの味方損害の拡大。
さらに、青息吐息でバグダットまでたどり着いた部隊への、さらなる「占領警備」という
過大な負荷。
それらは、米軍に対して次々と損害の拡大を強い、それよりもなお悪いことに過小な兵力
での隙間だらけの警備のせいで、イラクでのアル・カイーダ勢力による拠点設営を許して
しまったのは痛恨の極みではないかと。
「なぜ、米国は、こんなにへたくそな戦争をしたのか?」
これらは例え今ブッシュ政権成立を支持したにせよ、形こそ違え誰もが抱いた疑問では
ないかと思います。
わたしも、まだ幾分疑わしく思っています。
>113
今の世界を形成した、すべての始まりはイスラム教を信じることを自称するグループが
起こした9.11同時多発テロのように思えます。
しかし、これは本当にこれが始まりなのか、という疑問を持つと多分に疑わしく思えて
来てしまいます。
アル・カイーダグループは(常習的な虚言癖のある人殺しが言うことなので信頼性は
限りなく低いのですが)自称では、先のイラク戦争が気に入らなくて米国への闘争を開始
した旨を宣言しています。
イラクは先のイラク戦争後に米国のみならず国連に対しても面従腹背を続けてきました。
今我が国は「テロとの戦争」を同盟国と戦っているわけなのですが、この「テロとの戦争」
という呼び方に含まれている下部構造について考えざるを得ません。
それは「イスラム教徒」という特定の宗教を信じる人間集団の中での葛藤と闘争、そして
世界人口の中でも相当大きな集団を形成するそれらの人たち内部での対立が及ぼす世界への
影響と、それに否も応もなく巻き込まれていく、その他の人間集団、というあり方です。
そういう見方に立ってみると、実は米国、そして米国と同盟する我が国や英国などの国は
実は「世界で進行しつつある事態」では単なる傍流であり、彼らが行っていることは次々と
出来する新たな事態に対応して動くのが精一杯であることが見えてきます。
なぜ今イラクなのかといえば、それは「世界を形成する事態の本流」が、その本流を形成
する一方の勢力である原理主義勢力のサンクチュアリであるアフガンがつぶれたことにより
イラクをはじめとする中東の、あの地域を指向し始めたため、であることがわかります。
また、なぜあんなへたくそな戦争をしたのか、といえば、アフガンは純粋な「直接の国益」
に基づいた行動であったものの、そこから導き出された米国などを傍らに追いやって進んで
いた「世界の流れ」に巻き込まれて行った戦争であったため、ラムズフェルドという男の
野心を許してしまったことであるわけです。
>114
ラムズフェルド等の言うような馬鹿げた戦争モデルを排し、パウエルやスコウクロフト等
が提唱したような米国的(古代ローマ的というべきかもしれませんが)Coalitionでの対応を
はかっていれば、米国は再び世界本流に関わることが出来たかもしれないのに、マクナマラ
という前例がありながら、野心的な小男の近視眼で国家的な失敗をする、という過ちを繰り
返してしまったのは残念です。
ブッシュ第2期政権は「対テロ戦争」の終結を見ることはないでしょう。
なぜなら、それはもはや「米国や同盟国が何かしたからどうにかなる」ものではなく、今
進行中の、そして「世界の本流」として、我が国も含めた、この地球上のすべての国家を
巻き込みつつある「イスラム教を信じる者の中での物理的・精神的覇権争い」が決着しない
限りは、傍流たる人間は指をくわえてみているしかなく、また予想外に身に降りかかって
くる火の粉をその場その場のその場しのぎで振り払うような受動的な立場を強制されている
からです。
これは冷戦期の「世界を代表する2大プレイヤーによる世界分割」という構図からは全く
位相も構成要素も、ましてや出力されてくる結果すら異なる「異世界」であって、その構図
の中で米国は、単なるいじめられ役の脇役でしかない、という世界でもあります。
もはや「ローマ以後」は始まりつつあります。
ブッシュ第2期政権は、いかに本流に関わっていくのか、という課題に対する対応で終わる
のではないかと思います。
>115
3. 我が国にとってのブッシュ第2期政権と世界の流れとは
1,2項は、主として世界本流と、そこで翻弄される米国、そしてブッシュ第2期政権の立場
についての説明でした。
さて、そこから翻って我が国について考えた場合、我が国にとって(リー・クアンユーが
皮肉った「アル中患者がアルコールを手にした状態」だった一時期の妄想を除いて)脅威は
つねにユーラシア大陸、そこからつきだした朝鮮半島からやってきました。
極東地域は、その地理的な特異性から世界本流から離れたエア・ポケットのような状態に
あります。
そうであれば、米国の考え方として同盟国たる我が国に大きく削減した主力部隊をおき
その他地域に対するプレゼンスを増強させるのは、米国の国益として当然の考え方であり
施策です。
このような判断からも、我が国を含めた極東地域からの米国軍部隊の撤収は、次第に
明確になってくる流れであると思われます。
常々「ローマ以後」と申し上げている「米国プレゼンスの撤収による空白」が、まもなく
訪れようとしているように思われます。
権力は空白をきらう、のは、もはやこれは物理的な法則に等しいような普遍条件である
ため、この極東地域での米国の軍事的プレゼンスを埋めるのは誰なのか?という問題について
各国は何らかの返答を求められることでしょう。
加えて言うと、極東は「FarEast」である以上ユーラシア大陸の東端の「キャップ」であり
そこの覇権は、東南アジア・中央アジアの国々に重大な影響を与えることになります。
その中で、米国から日本がもとめられるのは、極東での米国プレゼンスの一部肩代わり
ということになるのは自明の理ではないかと。
>116
そのために必要な、朝鮮半島と台湾の緩衝地帯化・大陸に対するキャップ化はブッシュ
政権を通した小泉クンの要請の現実化となる米国の施策として、着々と進行中であり、残り
は「大国」という立場に相応しい「プロテクション・レント」を我が国が支払うことが
出来るかどうか、という点にあるように思われます。
このような、米国のみならず、極東アジア、そして世界的な流れとして我が国に要求され
つつある行動について、現在小泉政権は誠実に、なおかつ我が国の国益を最大限確保して
執行しつつあると思われますし、結果は次第に見えてきています。
蛇足ではありますが、このような場合の「国益」とは、第1次世界大戦でヨーロッパ戦線
への出兵を拒否しつつ、手近の外国領土をかすめ取ろうとしたような、近視眼的「国益」
ではありません。
日本にとって小泉政権は良いのか・悪いのか、小泉政権は日本にとって確実に良いので
あれば、小泉政権にとってブッシュ政権は良いのか・悪いのか、すべてはここに凝縮され
判断されるのではないかと思います。
以上が、今回のブッシュ政権に対する支持の背景と、我が国の今後立ち向かう世界の
状況についてまとめてみた小文でありますです。
完読ありがとうございました:-)
>>海の人
私もアフガン戦争の発足いらい,ウッドワードの著作などを読みつつ,
ラムズフェルド長官が目指しているものが何なのかについて,軍事板諸兄の批判もまじえ,
色々と自分なりに考えてきました(安全保障は専門ではありませんが).
私が暫定的にたどり着いた結論とは以下のようなものです.
パウエル氏や軍事板諸兄の見方とラムズフェルド氏の間の最大の溝は,
前者が軍事専門家としての立場を前提に政治諸問題を見ているのに対して,
後者が与えられた政治的諸条件を所与のものとした,国防専門の行政官としての
立場から軍事問題を見ていることに起因するのではないか.
ラムズフェルド氏は,1990年代の民主党政権時代,在野の立場から
冷戦後のアメリカの軍事戦略について研究してきました.
アメリカは冷戦終結後に,陸軍を現役18個師団から10個師団へと削減しましたし,
国民の間で重い国防負担や海外への展開に対する支持が急速に低下しました.
他方西欧諸国は政治的にきわめて内向きとなり,アメリカ以上に軍備を削減し
国際問題に付随する力の行使に対して,ナイーブなまでの拒絶をみせるように
なりました.
ラムズフェルド氏の政策というのは,こうした厳しい政治的諸制約の中で
いかに政治的に可能な形で,つまり国民にきわめて不人気な軍備の再建や
長期の海外展開,大量の戦死者を伴うことなく,限定された兵力を用いて
アメリカが今後も効果的,効率的に世界の諸問題に関与ことができるか,
を考えたものと認識しています.
また彼が想定する諸条件の中には,欧州域外への関心を失いつつある英国以外の西欧諸国の
協力を得ることは(政治的にも,また軍事能力的にも)困難であり,むしろアメリカの行動の自由を
制約する可能性の方が大きい,ということも,入っているものと思われます.
日本では扱いが小さかったように思われますが,ボスニア,コソボをめぐる民族紛争は,
冷戦後の西欧諸国に対するアメリカの政策担当者の見方に対して非常に大きな影響を
与えたものと思われます.
ボスニアやコソボは西欧諸国の裏庭ともいえる地域ですが,この地域における虐殺を伴う
民族紛争に対して,西欧諸国は人道に基づく口先介入を除き,効果的な政策をア
メリカの軍事介入以前には何一つ打てませんでした.
最終的にこの地域の問題はクリントン政権の軍事介入により暫定的に解決されたものの,
こうした民族紛争等の問題に対し日頃は人道問題などの見地から声高に関与を叫んでいるはずの西欧諸国が,
冷戦後軍備を急速に削減し,さらに自国民の損失の政治的コストを(アメリカ以上に)恐れる結果として,
いかに無力で口先だけの存在となっているかについて,この問題はアメリカの政策関係者の意識に
深く刻み込んだものと思われます.
ラムズフェルド氏の西欧同盟国に対する侮蔑的な態度とは,彼自身の性格的な問題だけではなく,
こうしたアメリカの政策担当者の間に共有された認識を反映してるものと思えます.
問題の解決に無力であるのに,口出ししようとすることに対する苛立ちをも.
他方パウエル氏は軍人として傑出した人物ですし,尊敬もしています.また今回のイラク戦争の戦力見積もりに対しては
結果としてより正解に近いところにいたことでしょう.ただ,私にはパウエル氏が冷戦後の政治的な諸条件の変化にたいして,
どこまで彼の認識を対応させているのか,がいまひとつわかりません.
厳しい見方をすれば,湾岸戦争の成功経験にしがみつき,すでに実現不可能な当時の状況,
すなわち冷戦時の兵力を前提とした大量の兵力の動員,これに対する国民の支持,
さらに協力的かつ有力な同盟国の存在などといった諸条件を,今日アメリカが
海外で軍事力の行使を行う際にも要求し,結果として彼のドクトリンは
アメリカが世界の諸問題に対して関与することを非常に困難としているように思えるのです.
すでに彼のこうした傾向が持つ政治的な硬直性はボスニア問題にすでに明らかになっていました.
この問題にアメリカが関与するに当たり,当時まだ統合参謀本部長であった彼は
(おそらく過大な)兵力の動員を要求し,安易な介入に反対していました.
結局クリントン政権が介入を決定したのは,統合参謀本部長が後任のシャリカシュビリ氏に
変わってからでした.
軍人としては彼のこうした慎重な態度は望ましいものでしょう.
しかしこれは私が政治の側から軍事問題に関心を持っているせいでしょうが,
軍事が政治的諸条件によって制約されている現実に対して,あまりにも無関心に思えるのです.
最終行補足
軍事が政治的諸条件によって制約されている現実に対して,(パウエル氏が)あまりにも
無関心に思えるのです.
駄文を長々と書きましたが,結論は以下のようなものです.
ラムズフェルド氏が行った軍改革や作戦計画というのは,今日の政治的な諸制約の元で
可能な範囲では,最善ではないにせよ,ある範囲においては非常に優れた回答だったと
私は今でも考えています.
パウエル氏やスコウクロフト氏の主張は正論です.
しかし彼らの主張は情報機関がイラクに大量破壊兵器が存在すると報告し,大統領が先制攻撃を行う必要があると
判断したとしても,限られた軍事力や予算,非協力的で無力な同盟国という現在の厳しい条件の下では,
実質的に攻撃を不可能にしてしまう恐れが高いのです.(実際にはWMDがなかったのだから攻撃しなかったほうがよかった,
という結果論はここでは意図的に無視しています.軍事問題ではないので.)
アメリカが今後世界にどう関与していくのか?
ラムズフェルド氏が目指した効率的なはずの戦争計画はイラクでは無残な失敗に終わりました.
しかし,パウエル氏やスコウクロフト氏が唱える同盟国中心外交,十分な兵力動員による戦争というものが
今後の世界において可能であり,かつ有効に機能するとは,私には思えないのです.
長文失礼しました.
追伸.大量に駄文を書き込んでから気づきましたが,海の人のラム氏とパウエル氏の評価の
部分にしか関係してませんね(苦笑).ご笑納ください.
126 :
俄将軍:04/11/05 17:34:21 ID:???
空気が読めていないようで、忸怩たらざるをえないわけでありますが。
>>110 地方組織が充実し、反政権票を分散させる共産党、地方組織が充実し、キャス
ティングボートを自覚し、選挙協力による「選別」をおこなえる公明党(創
価学会)などの影響を、私が過大評価しているのかもしれません。
宗教団体も、集票能力ではなく、人・金・物といった影響力もあるわけです
が、選挙における集票能力を支える組織を有しているというのは。
過程にあるとしても、包括政党というのは、党員数、国政選挙の前段階である
代議士の選出過程、地方政治というのは、現状でいいものなのか。
党による中央集権化ではなく、官僚による中央集権化も進行していたり。
そこで国連常備軍ですよ!!!
いや真面目な話。誰も泥を被りたくないなら必要だと思いますよ。
緊急展開用に1個大隊でもあれば…
128 :
ホタルイカ <二:彡 @光学迷彩 ◆Optic4oz5g :04/11/06 22:26:33 ID:MRerofCY
129 :
俄将軍:04/11/06 23:04:47 ID:???
130 :
サヨク:04/11/07 00:25:33 ID:k3ppYGVA
>冷戦後軍備を急速に削減し,さらに自国民の損失の政治的コストを(アメリカ以上に)恐れる結果として,
アメリカは国内に第三世界的な層・地域を有しているからね。
「死んだってかまわない」人数が今回のイラク占領では5000人だってさ。
日本の自衛隊員の場合は1桁までで死んでも1億円の補償だそうだから
少なくとも自国民にとってはずっといい国です。
131 :
名無し三等兵:04/11/07 00:37:46 ID:KbV2c6Qi
このスレ見てると鬱になってきた。本当に日本人は3400年には絶滅しちゃうの?このまま進めばの話でしょ?
100年位前はど−してたの?昔の事とかは参考にならないかな?てか、今思いついたんだけど三人子政策ってどうだろう?
ちゃんと、三人産んだら税金安くしますよ〜とかさ。いいんじゃない?
132 :
名無し三等兵:04/11/07 00:39:24 ID:KbV2c6Qi
ええと、自分無知なので変な事言ってしまうかもしれませんが、その辺気にしないで下さい
>>131 昔はほっといても増えたので。
優遇措置もいいけど、それだけじゃ焼け石に水…よりは効果あるかないかぐらい。
「三人目の子供が無事成人したら、これまでの年金掛け金をまとめて返金」
「以後は年金掛け金は必要有りません。また支給開始年齢、年金支給額で
も二人以下の夫婦に比べて優遇されます」ぐらいやらんと割に合わんかも。
これだけ子供が減ってるご時世で三人育てたら、それだけで基礎年金分
ぐらいは将来に対する立派な投資をした事になる、っつーキャンペーンも
含めてやってみたらどうかねえ。少なくとも社会保険庁が職員住宅を充実
させるよりは効果的と思う(苦笑
>>131 3人も生ませるなら一生無税にするか数千万の補助金が必要になるよ
じゃないと損になるので効果なし。馬鹿なら引っかかるかも知れんが…
136 :
俄将軍:04/11/07 11:56:38 ID:???
>>135 年金廃止、老後の面倒は、国家から子供への構造改革。
子は宝キャンペーンですよ。
年金で使い込んだ分は、当然の如く、誰も責任を取らない頬被りということ
になるでしょうが。
>>110 >>ブルーカラーの転向
労働組合に入っているような伝統的な産業労働者は,今回も多数がケリーに
投票してることは確かなんだけどね.そういう意味では,必ずしもブルーカラー層が
党派を変更したとはいえないのかも知れない.オハイオやミシガン州の郡ごとの投票行動を見ても
デトロイトやコロンバスのような工業地帯では民主党はまだかなりの多数派を確保.
ただ工業大都市の間にある田舎町では,相対的に経済的には貧しいにもかかわらず
完全に共和党が今回勝利している.
>>中道派
自分の支持基盤を固めれば勝てるのは,おそらく共和党側だけだろう.
民主党に関して言えば,北東部の工業地帯の凋落と,これに伴う労働組合の衰退
カトリックの共和党支持への転向などといったニューディール連合の崩壊により
核となる支持基盤が少数派に転落してしまっているので,中道派の支持を相当集める
必要があるだろう.
>>131-135 子供は社会全体にとって財であると同時に,夫婦にとっても資産となるわけだから
(老後の仕送り等を考えてみると),必ずしも子育て費用全額を補填する必要はないだろう.
現在のところほとんどの夫婦が二人以上の子供を作ることを望んでいるわけだし.
ならば実際の子供の数がなぜ理想の数よりも少ないのか?増やすための政策とは?
経済的な問題があるとよく言われるが,以下のどの政策を行うかによってそれぞれ受益者が違う.
1.児童手当の拡充 2.所得税優遇措置 3.保育施設等の拡充
1の児童手当の拡充は,基本的に低所得層が利益を受ける.
なぜならば,児童手当は子供の数×金額というように決まっているから.
奥さんが高卒でパートに出ても時給700円しか稼げない場合と,一流大卒で年収600万の
総合職である場合を考えてみるとわかりやすいだろう.子供を作ることにより
(一時的にせよ)所得を失う損失に対して定額の保証しかなされないわけだから.
まあ悪く言えばDQN子沢山を奨励して,中産階級の夫婦には役にたたない制度なわけだ.
逆に言えば3の保育施設の拡充は,かなり仕事もできるが出産や育児と仕事の両立に
不安を持っているために子供を作れない女性(おそらく高学歴でそれなりの所得あり)に
有利に働く制度となる.なぜなら育児後短期間で仕事に復帰できるのだからな.
また少子化で労働力減少が心配されているなかで,こうした女性が育児負担で
専業主婦化せずに,労働市場にとどまり続けることには大きな意義があるだろう.
それに対して2の所得税の優遇措置はどうだろうか?
基本的にはこれは児童手当よりは高所得層に有利になる.所得税の仕組みを
勉強したことがある人にはわかるだろうが,扶養控除ってのは税の対象となる
所得の額から一定の額を差し引くことになっている.扶養控除の今の金額は38万だったかな?
たとえば年収1000万で所得税の限界税率が30%(本当はもっとややこしいが簡略化)とすると
子供が生まれたときの減税額は38万×30%で11万弱になる.これが年収400万程度だと
多分38万×10%で3.8万円の減税.高所得者ほど減税額が大きいわけだ.
じゃあ2は子供を増やす効果があるんだろうか?結論を言うとかなり弱いと思う.
やっぱり女性が出産育児と仕事の両立への不安から子供を作らないのを防ぐ効果が1と同様にない.
あとおそらく制度的に,安定した仕事を持つ夫と専業主婦の妻という世帯を想定している.
説明するとかなりややこしいんで,また時間があったら説明する.
とまあ政策的にアメを用意するとしても,いろいろと複雑なわけだ.
>>127 傭兵(というか民間軍事会社)を想定してるのかな?
以前どこかに書いたけど,多分コストの点で難しいだろうね.
今の国連は貧乏国家(パキスタンとかバングラデシュ)から安価な兵士の提供を受けて,
PKOとかを編成してるから.
>>129 たぶんTV広告などを通じたイメージ戦略の要素が強くなるんじゃないでしょうかね?
アメリカがそうですし.大量の資金が必要で政治資金の必要額の桁を変えてしまいますが.
あと外国人参政権に関しては,特に不安に思わなくて大丈夫ではないでしょうか?
2ch以外でも,これに関して批判的な意識の掘り起こしがかなり進んでいるような気がしますし,
アメリカではないですが,民主党が大都市圏を超えて地方都市/工業地域(静岡や岡山,広島等)で
支持を広げ過半数を獲得しようと考えたら,この問題は争点にしないほうがいいでしょう.
所詮は外国人へのリベラルな態度というのは,東京山の手や川崎でしか通用しない手でしょう.
145 :
俄将軍:04/11/07 17:38:02 ID:???
>>144 米国でも、政治献金や、マスメディアの影響で、ユダヤ人の影響が大きいので
あれば、本邦も、他人事ではないような。
外国人参政権は、民主党、公明党、共産党、民社党が、地方であっても、賛成
しているのをみると、選挙の争点としてではなく、国会で、済し崩し的に法
案を成立させてしまいそうで、どうも。
自民党も、外国人参政権反対を、声高に主張しているわけでもないですし。
146 :
俄将軍:04/11/07 17:54:27 ID:???
>>137 >ただ工業大都市の間にある田舎町では,相対的に経済的には貧しいにもかかわらず
>完全に共和党が今回勝利している
教会の影響力だとすれば、以前、何処かに書込んだと思いますが、イスラム同
様、公的サービスの隙間を、教会が埋めているところもあるのか。
>民主党に関して言えば,北東部の工業地帯の凋落と,これに伴う労働組合の衰退
>カトリックの共和党支持への転向などといったニューディール連合の崩壊により
空洞化による労働組合の衰退と、少数派だったカトリックが、ラテン系移民の
影響なのか、相対的に力を増したのか、中絶反対といった宗教的要素を重視
しはじめたということに。
米国で、バチカンの影響力が増大していくであろうことを考えると、米国も、
何処までイスラエル支持の政策を維持できるのか、イスラム教徒の増加と
ともに、考えてみたり。
米国で、カトリックのセックススキャンダルが、一時期、TVを賑わせてい
たこともありましたが。
148 :
俄将軍:04/11/07 18:11:34 ID:???
>>104 イラク戦争など、正気の沙汰ではないと思っていますが、戦争後、現在のイラ
ク情勢が現出しても、ブッシュ政権の第二期が、北朝鮮問題、中国問題など、
日本にとっては、民主党よりましではなかろうか、などと思っておりまし
て、機会主義的というより、目先のことだけで、手一杯というところではなか
ろうか、などと。
>>111-117 以前、日本にとって望ましい自由貿易体制の最大の脅威は、イスラエルではな
かろうか、などと書込んでみたりもしましたが、どのようなものでしょうか。
>>118-125 湾岸戦争とイラク戦争の違いが、ここに如実に表れている気もします。
149 :
俄将軍:04/11/07 18:21:53 ID:???
>>147 米国の反知性主義というのは、アイゼンハワー大統領の頃から、「アメリカの
反知性主義」リチャード・ホーフスタッター著によって、指摘されていたり
もするわけですが、経済的弱者層でも、リベラル臭というのは、嫌われて
いるのではないかと思ってみたりもするわけですが。
150 :
俄将軍:04/11/07 18:31:43 ID:???
>>149 デジャビュを感じたので、調べてみると、「【民主的】 パクス・デモクラテ
ィア 【平和論】」スレッドで、同じことを書込んでいたことを忘れており
ました……。
>>149 >経済的弱者層でも、リベラル臭というのは、嫌われているのではないかと
日本の地方もそんな感じがする
>>145 自民党では表面的には公明党への配慮のために,あまり声高には叫びませんが
内部での反対論は相当激しいものがあるようですよ.特に今の小泉内閣は,
社会問題においてもそうとうタカ派がそろってますし(中川や町村など).
あと地方参政権と国政への参政権は,憲法の文言上の違い(国民か住民か)という
法律上の問題があるんで,結構区別できるんではないかと.
起草者は意識してなかったと思うんですが,外国人の地方参政権を憲法は禁じてませんが,
(権利保持者が"住民")なんで,国政は厳密に文言解釈すれば憲法解釈が必要かと.
>>149 アメリカの大学に行って見るとわかるんですが,リベラルがなぜ大衆に受けないかわかりますよ.
連中よく言って大衆の心情に無頓着,さらに言えば軽蔑の対象としか見てません.
政治の世界にいるような連中はましだとは思うんですが,まああれじゃ勝てません.
共和党の方がその辺まじめに考えてます.
ブッシュの選挙参謀のカールローブは,今回オハイオ州で勝つために各郡の歴史や史跡を勉強して,
いかに演説で田舎の住民の心をつかむか作戦を立てたそうですが,民主党には決してまねできない
と思いますね.次回以降まねするかもしれませんが(w.
>>104 ブッシュが好きか嫌いかという問題以前に,現状を所与とするとブッシュ共和党政権のほうが
ケリー民主党政権よりもましではないか?という思考が働いたのではないかと.
ケリーが大統領になれば,イラク問題が急速に片付くというわけではなく,
各種公約も軍事板住民のように知識があれば,非常に怪しいことがわかるでしょうし.
(たとえば同盟諸国にイラク駐留兵力を肩代わりさせて,自国兵士の早期削減を図るなど)
あと軍事板住民はなんやかやいっても共和党に近いんではないかと.
政治的,というよりは軍やこれが体現する価値の支持者としての共和党支持なんでしょうが.
ブッシュ政権に対する不満は多くても,それは親共和反民主の枠組みの中での
批判であって,最終的にな民主党候補への支持にはつながりにくいんでは.
海の人の批判だって「マケインが大統領だったら」であって,間違っても「ゴアが」
ではないですし.
このスレ読んでて思ったこと
俺にゃついていけねぇ話ばかりだ
学者の卵でこれなら学者は((((((;゚Д゚))))))
その前に学者のひよこの段階をクリアせにゃ。
道のりは遠いぜ
>153
そういえば、「リベラルの背信」とかいう本が訳出されてましたな。
あれはあれで極端だとは思いますが、確かに大衆受けはしないでしょうね。
政治学者の卵さんの主張は2chのどこかで見たような感じで、、、
ソースと主張をもっと明確に分けて書いたら?
可能性その1:偶然(なはずがない)
可能性その2:俺がコテハン使う前に書き込んだしろもん(なわけないか)
可能性その3:大学院生や特定の問題ウォッチャーというものは,大体読む本や論文が共通しているし
権威のあるソースは数少ないために,どうしても(専門以外のことでは)主張が似通ってくる(そこに落とし穴あり)
大統領選の分析だって,溜池通信とか,さらにそのネタもとのNYタイムズやEconomistとかの記事やCNNの報道は
みんなが見てるわけだから,こういったものを見てる連中の主張や分析は似て来るわな.
そこに自分なりの知識や経験から,いろいろと判断修正を加えてるからもちろん丸写しではないんだが.
だから逆にこういった情報ソースが間違ってると,みんなが間違えることになる.
今回の大統領選で,道徳問題がここまで重要になるとはだれにも思わなかったはず.
(イラク,テロか経済問題が重要ってのが,ほぼウォッチャーの共通した見方,だったはず
どちらが重要かは,それぞれだったんだが)
ちなみに俺がいままで書き込んだ部分だと,大統領選の結果分析はCNNとかNYタイムズとかの判断に
俺自身の経験で味付けしたしろもの.だから,まあ2chで似たような書込みは多いはず.
福祉政策,少子化論への対策は,基本部分はこの問題の専門家(政治家ではないが)の間でのコンセンサスに近い.
少子化対策政策や税制の持つ再分配効果については,日本ではあまり注目されてないかもしれないが.
ラムズフェルド対パウエルドクトリンの持つ政治的な背景については,ほぼオリジナル.
ただ安全保障は学問としては専業にしてないんで,もしかしたら似たような考えが
すでに発表されているかもしれない.
おまえらブッシュがどれだけ財政赤字出してるかわかってるの?
>>163 ケリーだと財政が良くなるってのも眉唾だからなー
財政出動で景気回復を連呼する亀井信者とイメージが被る
まあそもそも米の財政状態自体がどうでも日本にゃ関係無いしな
対日政策こそが最優先事項であって、ブッシュケリーの本質的優劣は二次的な事だ
政治学者の卵氏
ラムズフェルド対パウエルドクトリンの持つ政治的な背景
>>125 を読みました。
たしかに政治学者の卵氏の考察ですね。すみません、
この部分を読んでいませんでした。
でも、
>>125のあたりは前提知識が必要な書き方ですよね
まあ2chだからでしょうが
>>164 いやいや、実は面白い逆転現象があって、本来均衡財政を至上としてきた共和党が
減税を重点政策に掲げたことによって結果として赤字財政を許容しているという
傾向がレーガン政権以来続いているんだよね。逆に経済成長に重点を置く民主党の
中道派の方が財政赤字が経済成長に与える悪影響を懸念して均衡財政を目指すように
なったという罠。まあ問題はケリーがクリントン同様の中道派であるかという点だが。
アメリカの財政状態も日本経済に影響してくるんじゃないの?ちゃんとマクロ経済学を
学んだことないから具体的にどうとは言えないけど。
>>164 経済学んでない奴ってすぐ亀井信者とか言い出すね。
日本が今年どれだけ米国債買ったか知ってる?
もはや円には戻せない紙くずだよ。35兆円。
>まあそもそも米の財政状態自体がどうでも日本にゃ関係無いしな
痛いよ。
>164
財政出動で景気回復ってまっとうな理論的裏付けのある話じゃないのか?
デフレ脱却しないと構造改革もあったもんじゃないとおもうんだが。
構造改革で景気回復のほうがデムパ。ありえないし、過去の歴史上ないだろ。
170 :
俄将軍:04/11/13 17:03:28 ID:???
>>152 時の自民党総裁によって、在日外国人参政権に関する政策が、左右するのを危
惧するわけですが、内部での反対論が相当激しいというのは心強くもあり。
地方参政権ですが、本邦の場合、実施されると、どのような事態が起りうるか
ということと、「在日外国人」について考えてみたり。
日本国籍を有していても、特定の宗教団体信徒などが、ある地域に集中した場
合、その影響というのもあるはずですが、法律上は。
>>153 >次回以降まねするかもしれませんが(w.
真似した場合、手法として、どのように取入れるのか、次回の選挙は、大変興
味深いですな。
>>167 米国債があかんならどう資金運用したら正解なのかおしえてくれ。
利率や信頼性を考えたらあれよりいい運用方法はまずないぞ。
>>167&171
米国債→売却して米ドルと交換→通貨市場で売却して円を購入 で普通に円に戻せるよ.
別に紙クズじゃないし,日本国内で運用するよりもよっぽど利子が高いだろう.
日本の民間部門(主に金融機関)が米国債を大量に購入するのは,日本国内に適当な投資先がない以上
(資金需要はもちろんあるんだけど,リスクの問題がね),投資先として魅力的だからだろう.
なにしろ国内の不安定な企業に貸すよりもはるかに安全だし,日本国債よりも利子が高いし.
あと日本政府が大量に購入するのは為替介入の結果,ということも忘れちゃならない.
橋本じゃないけど,売ろうと思ったら(政治的なリスクはともかく)売ることは可能だ.
でもその結果1ドル90円を切ったりしたら,輸出企業が大変な目にあう.
財務省当局のやってることってこんなかんじでしょ.
1.やべ.円が上がってきちゃったよ.為替市場でドル買って,円安に誘導しなきゃ.
2.おーし.円高傾向をとめたぞ.でも手持ちのこの大量のドルどうしよ.
3.不動産なんかに投資するのもリスクが怖いし,そんな不安定性の高い投資なんて政府のやるこっちゃないよな.
まあとりあえず安定な米国債でも買っとくか.
とまあ,こんな感じで結局大量に米国債をもってるわけだ.うちらの政府は.
>>170 よく在日に参政権を与えると一箇所に集中して住んで勝手に自治区をつくる,とかいう議論が
2chじゃよく見かけますけど,俺はあんまりこれは心配してません.
日本の法律上では地方自治体の権限ってかなり(過剰に?)限定されてるわけで,だれが地方の首長になっても
そんな好き勝手にいろんなことができるようにはできてないんですよ.
せいぜい川崎市みたいな中央への財政依存度が限りない低いところで,
在日外国人を"公の権力の行使"とは関係ない公務員に登用できるのが限界で(厳密な文言は少し違うかもしれません).
だから在日の人口が増えようが何しようが,警察官や消防署員,幹部公務員への採用はできないし,
なにか独自の(在日に有利な)ことをしようとすれば,総務省からの横槍がはいりますし.
あと地元(在日)住民が裁判所に訴えたところで,行政裁判は最高裁まで行くと
必ず中央政府が勝つようになってますし(それはそれで問題がありますが(w)
どちらかといえば,オームじゃないですけど政府や法律とは関係のないコミューンみたいなところで
勝手なことをされるのが問題なんじゃないか,ていうのが個人的な感想ですね.
>>174 朝鮮人の要求はエスカレートしますし
それを支援し焚き付ける朝日みたいな連中は多いですから・・・
地方自治拡大されると、今まで通りの通達が通るか疑問だし。
176 :
俄将軍:04/11/14 20:52:11 ID:???
>>174 本邦の場合、日本国、日本人と折合いのつけられない在日外国人など、普通に
連想できるわけで、国柄も違うのですから、他国と同様というわけにもいか
ないのではないかと。
行政裁判の結末に関わらず、地方参政権など与えてはいけないのでは。
北朝鮮が崩壊した場合、本国への帰還事業など、地方参政権よりも優先して
考えねばならないことなどあるのではなかろうか、などと。
>政府や法律とは関係のないコミューンみたいなところで勝手なこと
何をしているかにもよりますが、本来、破防法を含めて、対処すべきではな
かろうかと。
同化政策というのは、在日外国人によっては、幻想にすぎないような。
>>175 通達のような行政的統制が難しくなれば、
単に立法的統制(政省令の活用、
法律への規定のビルトイン)を今日化すりゃいいってだけ。
178 :
俄将軍:04/11/15 22:52:36 ID:???
人権や、信教の自由の名の下に放置されてきた、在日外国人、カルト信徒など
の取り締り強化が、なされるべきではなかろうか、などと。
北朝鮮、仮に反北朝鮮側であっても、政官財、ヤクザで抜差しならぬ関係に
なっているものなど、本末転倒して日本国の不利益になっているものもい
るのではないだろうか、などと思うわけですが。
179 :
名無し三等兵:04/11/16 15:32:52 ID:s52Wiqd/
参政権なんてもらってすぐ有効活用できるものでもないし、それよりパチンコや送金を規制した方がよほど打撃になる
といってもそんな政策打てるわけないんだけどね。
結局共存してるんだよ。
180 :
179:04/11/16 15:41:46 ID:s52Wiqd/
あと、自治区やるんなら在日にとっては打撃だよ。
儲かってる自治区なんてものが世界的に見てあるかね?
浸透して稼いでる今の方が余程よい。
その状況下なら参政権があっても地方議員を出せる程度で、政治的影響力はどうってことない。
181 :
俄将軍:04/11/16 18:08:49 ID:???
>>179 パチンコや送金の規制と、在日外国人参政権を、バーターで行う必要もなく、
日本人で共存している方々もいらっしゃるでしょうが、一般的な日本人に
は当てはまらないのではなかろうかと。
>>180 自治区も何も、北朝鮮が消失すれば、日本国をあげて、帰還事業の実施に全力
を注ぐべきではなかろうかと。
北朝鮮への送金、工作活動への従事など、日本国への敵対行為と変らないわ
けですから、本来、浸透して稼いでいる現状など容認されるべきものでは
なく、不良外人というのは、本国送還がなされるべきであり。
>>144 超亀レスだけど、女性は仕事と育児の両立で困ってるんですよね?
なら、「全企業に大幅な育児休暇・長期休暇を義務付ける」というのは
どうでしょう?昨年あたりから、企業への減税を行っているという
ニュースをよく見るのですが、この企業への減税の条件として長期休暇
の義務化をさせると結構良さそうな感じが。また企業そのものにも
育児施設の設立を義務付けるという策もあります。育児施設によって
新しい雇用の場も出来るわけですし。
>>182 「育児休暇」と「長期休暇」取っている人間にも給料払わねばならない
んだがな。減税で帰る金よりも、人件費の方が必要経費として遥かに
高い、という事は「イロハのイ」であるわけだが。
「育児施設」に雇う人間の育児は一体誰がするのだ?
>>183 国にせよ、民間企業にせよ、もはや何をやるにも金がないんだよなぁ。
会社運営の保育園が職場の隣にあるアメリカの企業って一体何者よ?
>>184 それはおそらくアメリカ企業のほんのほんの一部に過ぎないだろうね。
バブル状態でいくらでも資金が運用できる会社の話だろう。
アメリカはいわゆる「勝ち組」と「負け組」の差がものすごいからな。
儲かってる企業だけ見れば、日本も当然真似したくなるものだ。
>>182 産休ならともかく育児休暇は通常無給でしょ.単に休業による不利な条件
(降格,昇進コースからの除外等)無しに職場復帰できるってだけで.
あと「育児施設」に雇う人間が幼児持ちとは限らないし,いたとしても
通常「育児施設」でも幼児一人に対して保母さんひとり,という贅沢なことはしないから
当然「育児」に必要な人員が減少,効率化(この言い方嫌だが)されるわけだ.
>>182 企業への育児休暇義務付けにはひとつ問題があって,おそらく企業が現在以上に
女性を採用しなくなるだろうし(なんやかやで言い訳して),また結婚出産に伴う
(暗黙の)退職勧告がより厳しくなるだろうな.
要するに女が働きやすくて教育費が安いのが出生率の決め手なら、
まあ、性別と年齢での差別は厳罰で一律禁止。
育児理由での退職は2-3年間は補助金出す。
シングルマザーに対して公的育児介護をする。
教育費が高いのは・・
公的な教育ローン作って働き出したら返済
もう少し方法があるだろうが、まあ、大きな戦争やって人口減らせば
もう一度ベビーブームがくるのだろうか。
政治だよ政治
政治家なんてホモばっかしさ
>>186 直接は無給だが、間接的には他の人間が欠員を埋める(=担当業務
が増える)形で支出しているんだな。
育休の穴埋めに人を雇えば、労務費が増加する訳だし。
>>189 労務費は増えても,給料を支払うわけじゃない.
>>「育児休暇」と「長期休暇」取っている人間にも給料払わねばならないんだがな。
は間違い,ということに変わりは無いでしょ。
ちなみに戦後にベビーブームがあるのは,戦時中に徴兵等で結婚できなかった適齢期の男子が
戦後軒並み結婚するからであって,戦争のせいで長期的に出生率が上がっているわけではない,と思うぞ.
実際,西欧諸国でも1930年代後半から1940年代前半生まれの世代は数が少ないそうだし,
これが1960年代の労働人口不足の一因ともなっている.
★集団的自衛権の行使容認、自民が憲法改正大綱原案
自民党憲法調査会(保岡興治会長)がまとめた憲法改正大綱の原案が16日、
明らかになった。
安全保障では、「自衛軍」を設置し、集団的自衛権の行使や国際貢献活動における
武力行使を認めているのが特徴だ。天皇制に関しては、天皇を元首と位置付け、
現在は認められていない女性天皇を容認している。新しい人権として、肖像権や
知る権利などを追加した。
主要政党の中で、憲法改正の包括的な案をまとめたのは今回の自民党が初めて。
同党はさらに議論を進め、来年11月に憲法改正草案を決定する方針で、与野党の
改憲論議は加速しそうだ。
大綱の原案は、今年1月に始まった同調査会の論議を基に、調査会幹部がまとめた。
前文のたたき台となる「基本的考え方」のほか、「総則」から「改正」まで9章からなる。
現憲法にはない総則では、憲法の3原則として、国民主権と基本的人権の尊重、
「積極的に国際平和の実現に寄与する」とした「新たな平和主義」を明記した。
さらに「国旗は日章旗、国歌は君が代とする」との内容を盛り込んだ。
憲法9条に代わり、「平和主義」の章で、戦争放棄と非核3原則を盛り込み、
「国家緊急事態及び自衛軍」で、具体的に〈1〉個別的、集団的自衛権を行使するための
必要最小限度の戦力を保持する自衛軍を設置する〈2〉自衛軍は、国際貢献のため、
武力行使を伴う活動をも任務とする――と定めている。
天皇については、「日本国の元首」と明記し、「皇位は、世襲のものであって、
男女を問わずに皇統に属する者がこれを継承する」としている。
讀賣新聞 11/17
ttp://www.yomiuri.co.jp/main/news/20041117it01.htm 【政治】集団的自衛権の行使容認、自民党憲法調査会が憲法改正大綱原案
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1100638103/
192 :
俄将軍:04/11/18 08:08:19 ID:???
北朝鮮と、関係のある方々だけでなく、韓国と、不適切な関係のある方々とい
うのも、状況によっては、自身に火がつきそうな情勢になってきたような。
以前、北朝鮮を解放した場合、アウシュビッツ解放同様のインパクトを与える
であろうから、イラクで失墜した米国の正義の回復にも、一役かうのではな
かろうか、などと米国の北朝鮮攻撃を切望する書込みなどしたこともあり
ましたが、韓国の核疑惑といい、六カ国協議の落しどころは、何処に。
まあ、あの半島の悲劇はだれも大きな変化を望んでいないということで。
拉致問題も食糧援助と引き換えで少しづつしか進まないでしょうし。
とにかく北に変化がない限り、将軍様が死ぬまであの体制が続くという
可能性も考えておくべきではと思うのです。
194 :
俄将軍:04/11/18 21:20:36 ID:???
>>193 北朝鮮の核開発問題を、米国が、いかように解決するつもりでいるのか、北朝
鮮が、どこまで妥協してくるかにつきるのではないかと。
北朝鮮の核問題と、拉致問題を、切離して解決できるのか、出来ないのであれ
ば、何時まで、米国は、現状を容認するのかということに。
六カ国協議の枠組で、北朝鮮が強硬路線を貫くのであれば、安保理という流れ
になるような。
南部人のブッシュ大統領は、北朝鮮攻撃を躊躇わないのではなかろうかと。
195 :
俄将軍:04/11/18 21:29:09 ID:???
>>193-194 周辺諸国が、現状維持を望んだとしても、核問題といい、拉致問題といい、北
朝鮮次第でありますから。
日朝友好条約締結に関して、小泉首相の思惑が何処にあるかを問わず、六カ国
協議の枠組で、北朝鮮の核問題に進展がないのであれば、自動的に行着くと
ころまでいくのではないかと。
もしくは、日本、韓国が、途方もない負担を引受けることになるかもしれま
せんが、一時的なものでしかないような。
>>194-195 どうも、193です。
核も拉致も全ては中国次第だと思います。もちろん、これは北の体力の源泉が
中国という前提です。(北が中国の援助が大幅に減っても韓国などからの援助
でやっていけるのなら、貴説もありうるでしょう。)
6カ国協議でいきつくところまでいく、というのは事前に中国が北の体制変更にOK
を出さない限りはないのでは?この諒解がないかぎり、安保理も中国が反対でしょう。
では、米国ですが現状がどれだけ危険な状況と見ているかです。北が核を拡散させず、
開発も中断して六カ国協議にて「協議中」を続けるというのはある意味安定した状態で
はないでしょうか?
中国が北をあのままでは保持しきれないと判断する大きなデメリットが発生するか、ある
いは「なにか」が北自身を変えないかぎり、「会議は踊る、されど進まず」なのではないか
と。
197 :
俄将軍:04/11/19 07:13:01 ID:???
>>196 中国と北朝鮮の三文芝居、中国による北朝鮮の高値売り、中国による現北朝鮮
政権の転覆、時間稼ぎ、何れにしても、米国が、何時まで、六カ国協議での
「協議中」を容認するかということに。
極東アジアだけでも、北京オリンピック、中国バブル、台湾問題など考えてみ
ると、何時までも「協議中」というわけにもいかないのではないかと。
北朝鮮の妥協が示されず、六カ国協議で行着くところまでいった場合、中国
が安保理で反対するリスク以上の利益を、北朝鮮の現体制の存続では得ら
れないのではなかろうかと思う次第。
北朝鮮内部で、政変が起きるにせよ、北朝鮮の対日工作が、中国に受継がれる
ような事態が生起するよりは、個人的には、ハードクラッシュを希望するわ
けですが。
198 :
俄将軍:04/11/19 07:52:16 ID:???
北方領土、中国バブル、北朝鮮支援など、日本国に全て清算を任されるという
事態というのは、悪夢以外のなにものでもないはずでありますが、ブラック
メールの類で、日本国民に負担を強いる政策を受入れるということもある
のか。
日本国の外国人受入れによって、経済問題の先送りをはかるというのは、その
後の負の面を考えただけでも、常軌を逸しているといってよいような。
>>197-198 193です。
中国にとっては北京オリンピック、自国市場のバブルがある現在、これをわざわざ危
険にさらしてまで北朝鮮問題を解決しようとする動機がないでしょう。逆にこれらが終
わった時こそ、台湾・北朝鮮問題をクローズアップしてもおかしくないでしょう。
それまでは六カ国協議では良き仲介者を装いつつ、時間稼ぎしたいのではないでしょ
うか。
米国は今、北朝鮮を六カ国協議で「封じこめ」していると考えているのではないかと思い
ます。逆に、米国がなぜ六カ国協議をどしどし進めて北朝鮮をさっさと崩壊させないのか
ですが、これは日本と韓国の消極的姿勢のためでしょう。
日韓の負担と支援なしに米国のみで事態を打開するのが非現実的なら、米国も六カ国
協議の急速な進展は望まないでしょう。(イラクを経験中の今ならなおさら)案外、米国も
時間がほしいのでは?と勘繰ってしまいます。
負担と支援できるのは日本と韓国ですが、韓国は太陽政策で問題の先送りしか考えて
いないように見うけられます。
さて日本ですが、以前箱根でブレアが小泉首相に北朝鮮問題について、「イギリスは日
本を支持する。では日本はどうしたいのか?」と問われて、無言だったと聞きます。
拉致も核も中国次第ですが、その中国にせまることができるのは日本が腹をくくって覚
悟を決めた時でしょう。(韓国は反対しつづけるでしょうが)
193です。
殖民している日本人がいるわけでもない北方領土は放っておいても問題ないでしょう。今ま
でどうり、四島返還を請求しつづけてるので構わないでしょう。ヘンに物分り良く二島返還で
誤った外交姿勢を示して金をロシアへ払うよりもいいのでは?
中国バブル崩壊は市場の動きですから仕方ありませんが、その時日本人の財産が不当に
接収されないよう、日本政府は動くべきです。(されたら謝罪と賠償請求だw)
それと、バブル崩壊をネタに中国にODAねだりされるのは勘弁です。
経済的には中国=安い工場でしかなく、日本が中国へ輸出しているものは結局は日本へ
輸入されると聞きます。これが正しいなら日本へさほどの影響はないはずですので、この
へんを解説してくれる人に詳細を聞きたいのですが。
半島支援は覚悟するべきでしょう。今までが幸運すぎたのではないでしょうか。
幕末の攘夷論は薩英戦争、馬関戦争で倒幕論となりました。戦後日本の場合、国民の多数
が直接的な脅威を感じる環境になかったため、9条をめぐる神学論争にふけることができまし
た。近年の事件で少しづつ環境が変わりつつありますが、なかには脅迫状をつきつけられた
ように感じる人もいるのでは。