対艦巨砲主義の仇花、各国中型戦艦での最強を軍事板の皆で決めて欲しい。
ノミネートされるのは世界各国の
排水量:3万トン以下
兵装:16インチ砲以下 尚、魚雷は可
選択範囲:WW2終結までに竣工した艦及び計画艦含む
勝負方法:一対一のガチンコ勝負。昼夜一年365日いずれの場所・季節の指定は無し。
論客、建艦馬鹿、厨房、来る物は拒まずだ。存分に語ってくれ。
東京条約締結
1935年1月、英米日独仏伊露西軍縮会議により以下が決定された。今後、各
国は現条約を10年間に渡り、厳守する事とする。
艦種:装甲艦
基準排水量:25000トン 満載排水量:33000トン
主砲:16インチ以下
最大速力:25ノット以上
艦種:戦艦
基準排水量:32000トン 満載排水量:35000トン以下
主砲:14インチ以下(厳守)
最大速力:20ノット以上
なお、装甲艦以下の艦艇には排水量の制限は設けない物とする。
1927年のジュネーブ軍縮会議の失敗をうけて1930年に開かれたロンドン軍縮
会議は、英米が日本の要求 (補助艦比7割)を認めた事もあって、二度めの海軍軍備制限
条約が結ばれ、ワシントン海軍軍備制限条約の延長と、補助艦保有比率などの制限が
加えられた。
しかし、この条約には仏、伊、露(三国とも、比率6割を主張し、結果的に決裂した。
裏にはフランスとロシアとイタリアの裏取引が有ったとされている。)が内容に
不服として批准せず、再度、1935年に東京で海軍軍縮会議が開催された。同会議では
"ワシントン海軍軍備制限条約"の更なる延長と修正と強化が提案されていた。会議の焦点は
開催国日本と、初参加のドイツの動向であったが、会議は意外なほど順調にすすみ、1ヶ月
を待たずに批准が執り行われた。今回の批准は、英米日仏伊独露の七カ国で、保有艦比率も英:10、米:10、日:7、他の4国は5.5とされ、主砲最大口径上限14インチ、基準排水量
35000トンまでとされた。また、艦齢20年を超えるものについてはロンドン軍縮会議の
規定を破棄、条約実効後にその基準内での代艦が認められた。
俺は人類最強の男というコピーに引かれ
人類最強になるためにはどうすればよいのか考えた
人類最強なのだからどんなこともできる
手始めに全裸で姉の部屋にアンゲロ、アンゲロとつぶやきながら飛び込む
タンスをこじ開けブラジャーを腰に巻きパンティーを頭にかぶる
姉が呆然としながら見てくるが人類最強なので気にしない
姉のベッドに潜りこみ「幸せだから!幸せだから!」と絶叫
姉は無言で部屋から立ち去る
だがまだ最強には不十分
次は妹の部屋にムッシュムッシュと叫びながら飛び込む
妹は着がえをしている最中だったが人類最強なので無視
半裸で逆立ちをしながら
「俺に充電しろ!!俺に充電しろ!!」と絶叫
妹は大泣きで退散
確実に人類最強に近づく
開脚後転でトイレに飛び込み便座を外し首に掛ける
ゾンビの真似をしながら母の部屋に突撃
タンスを開けると一枚の写真発見
死んだ親父が俺を抱いている写真発見
俺は泣いた
>3
取り合えず一等自営業先生の2getは免れたわけだが
5 :
名無し三等兵:03/05/27 15:39 ID:FqKpcYtA
ブリュンヒルト
海軍記念日 三笠
『マリー・アントワネット』
【データ】
所属:フランス海軍第1艦隊(旗艦)
艦種:戦艦
基準排水量:32000トン
満載排水量:35000トン以下
主砲:14インチ以下
最大速力:20ノット以上
【戦歴】
フランスエジプト戦争中期に進水式を迎える。完成と同時に同国海軍第1艦隊旗艦
として編入された。両国の命運を掛けた地中海海戦で敵旗艦『クレオパトラ』を完
膚無きまでに叩きのめした殊勲艦である。
またインド洋において日本海軍の誇る2大浮沈艦『卑弥呼』『淀君』を一蹴した事
でも有名。
その最期は大西洋の覇権を掛けてアメリカ海軍と闘った大西洋の嵐作戦。アメリカ
大西洋艦隊の最新鋭艦『F・L・ヒラリー』の放った初弾が不運にも彼女の主舵を破
壊、虚しく左旋回を続ける彼女に巨弾の雨が降り注いだ。
第3代艦長エルマー・オーガス大佐と共に沈みゆく『マリー・アントワネット』の
雄姿にアメリカ兵達も哀悼の念を惜しまなかったという。
8 :
各国の事情:03/05/27 20:40 ID:???
中部大西洋 1945年 某月某日
「撃墜!!」
アルバコアと思われるイギリス機が、黒煙を吹いて海面へ落下。海水を撒き散らしながら海中
へ沈んで行った。
旧退化したソードフィシュに替わって大英帝国が採用した艦上雷撃機だが、戦闘機に追い
込まれては分が悪い。
英雷撃機を次々と落としているのは、ブロッシュMB152、旧式ながらも7.5mm×2丁、20
mm×2丁の威力は目覚しい物が有る。
「上空!! すべて味方機です!!」
対空見張り員が叫ぶ 既に艦隊の上空には黒煙を吹き上げる英雷撃機だけしかおらず、護衛の
シーファイアは海底である。(尚、ブロッシュも8機が落とされているが護衛駆逐艦に拾い上げ
られている)
「「ベアルン」のパイロットには後でリベラ・デル・ドゥエロを奢るとしよう、感謝状よりは、そっちの方が喜ばれるだろう」
そういったフランシスコ・デ・パウロ少将だが、すぐに口元を引き締める
「空の敵は片付いた、次は目の前の羊を刈り取る番だ 艦長、洋上の敵はどうだ??」
「接近中です。 艦影 4。 距離 22100m 」
「目標の船団は?」
「敵艦隊の後方に退避中、敵駆逐艦。 煙幕の展開を始めました」
艦長のファン・デ・べルボン・イ・ビッテンベーグ大佐が、双眼鏡から手を離さずに報告する。
なお、耳は伝声管に押し当てたままである
「いけるかな??」
「充分に行けますよ、今すぐに取り掛かれば」
「よいだろう −−掌信号長、カナリアス・バレアレスへ伝えよ。 『我へ続け』と」
9 :
各国の事情:03/05/27 20:40 ID:???
バウロの命を受け、ビッテンベーグは矢次ぎ早に号令を発する 彼の覗く大型双眼鏡には
4隻の艦影が移っている。 見張り員に寄れば一番大きな艦影は旧式巡洋艦カヴェンデッシュ
級だ。その19.1cm砲は仏の装甲巡洋艦に対抗する為に造られたもので最大射程19300m、
建造当時は何処の装甲巡洋艦もアウトレンジ出来るとされていた。其の単装砲を七基装備して
いる。
「目標! 最後尾のカヴェンデッシュ級。 主砲左舷砲撃戦」
「左32度、敵巡洋艦」「諸元入りました」「主砲1番 良し」「主砲3番 良し」「主砲4番 良し」
「撃ち方 始めィ!!」(同時に警報ブザーが鳴り、甲板の水兵が物陰に隠れる)
一瞬の閃光の後、艦全体を包む砲煙。轟音が海面を打ち、砲弾は飛翔し、遥か20000m
以上の海面を叩いた。
「近弾!!!」
弾着観測→電探諸元を元に距離と方向偏差を加えて第二弾、第三弾と砲撃を加える。
「敵艦発砲!!」
彼方の艦影が赤白い閃光を発する。数十秒後、砲弾が飛来。 水中が上がるもまだ遥か手前だ
−お返しに撃ち返す、第6斉射で夾叉弾が出た。
向こうの弾丸は未だこちらには届かない 相手はやはりカヴェンデッシュ級のホーキンズだった
その19.1cm砲ではこちらまで砲弾を届ける事は出来ない。直後、砲撃音
「命中しました!!」
水柱の間に直撃の閃光を見出し、艦橋内に歓声が沸き上がる。 巨弾を浴びたホーキンズは激しく黒煙を上げつつ傾斜を強めつつある。
巨弾。そうパウロ少将が指揮する艦は、戦艦だった。スペイン海軍の誇る海防戦艦「エスパーニャ」級のハイメ一世(U)
基準排水量:14450トン。列強の弩級艦思想に便乗して計画された物で、「世界最小の弩級艦」として後世に伝わっている艦である。 だが、船体が小粒でも主砲は立派なもので30.5cm
(L50)連装四基を全部甲板に一基、艦橋と煙突の間右舷よりに一基、煙突と後檣の間左舷
よりに一基、後部甲板に一基搭載している。 竣工時には10.2cm単装砲20門と47mm単装
砲4基が有ったが、フランスでの修理・近代化改装にて10.2cm単装砲を8門に減じ、替わりに
10.5cm連装高角砲4基を艦中央部に集中配置し、他には37mm連装機銃8丁を各砲塔上に
装備している。機関も「ラ・メルポメーヌ」級の物を流用し15500PSから22500PSに向上し、最
高速力も19.5ノットから21.5ノットに上がっている。 後は装甲厚増加に伴い、船体にバルジ
追加と、揺動対策にキールの大型化をした位である。
通商破壊艦としては不向きだが、スペイン沖を我が物顔で通行する英国船団を襲うには絶好の
艦だ
ハイメ一世がホーキンズを打ち据えている間にカナリアス・バレアレスも砲撃を開始し、20.3
cm砲計16門を撃ちまくっている。 目標は、接近中の通称B級駆逐艦のバシリスク、ビーグル、
ブリリアントの四隻、健気にも彼女らは船団を守ろうと煙幕を張りつつスペイン重巡を備砲で牽制
している。 ハイメ一世とカナリアス・バレアレスが標的としているのは勿論英船団だ。
シンガポールからイギリス本土へ戦略物資を輸送中のIK14船団。
完熟訓練をかねて通商破壊作戦任務中だったフランシスコ・デ・パウロ少将は同盟国独逸から
同船団の情報を入手。ただちに艦隊を急行させた。 IK14船団は補足可能な位置を航行して
いたが、海図を睨むパウロ少将は眉をひそめた。IK14がツーロンを発した味方船団に極めて
近い航路をとっていたからである。
パウロの予想通り、実際に両船団はきわどい距離で会敵した。 英の植民地であるシンガポー
ルは英国に米国から買い付けた物資を支援する。 そして独仏は燃料事情の逼迫したイタリアを
支援する。 二つの船団ルートがスペイン沖で交差するのだ今日のような事態が起きなかった
のは、奇跡に近い。 普通なら小規模の護衛しか持たないために「申し訳」程度の戦闘で済むが
英船団には「レゾリューション」が、仏船団には「ベアルン」が居た為、戦闘が生起した。
幸い、「ベアルン」からの先制雷撃隊が「レゾリューション」の艦首に魚雷2 B砲塔に60kg爆弾
3の損害を与えた為にR級戦艦は速度を落として落伍したが、護衛空母艦載機と「ベアルン」の
戦闘機との戦闘が続いた所にスペイン艦隊が登場したのである。
「敵、巡洋艦沈黙」
ハイメ一世は30.5cm砲弾を5発命中させ、ホーキンズを炎上させた。 カナリアスは接近して来た駆逐艦バシリスクを撃沈、バレアレスもビーグルに20.3cm砲弾2発を命中させたが、反撃
の魚雷を1発を食らってしまった。 ビーグルもブリリアントも反転し、煙幕の中へ後退して行った。
本来ならばハイメ一世もカナリアスも敵を追撃する所だったが、機関区にダメージを受けたバレ
アレスを放って置く事は出来ず、止む得ずカナリアスにバレアレスの消化を手伝わせ、旗艦だけを船団攻撃に向かわせた。
護衛の巡洋艦や駆逐艦ですら歯が立たなかったのである。船団の貨物船やタンカーは煙幕を
盾に脱出を図ろうとしていたが、その速力はせいぜい10数ノット。逃げ足の遅い羊達は狼に狩り
取られる運命だった。 せめて一時にやられまいと散開するがその中に突き進むスペイン艦隊
ハイメ一世は30.5cm、10.5cm連装高角砲、10.2cm単装砲、果ては37mm機銃まで
撃った。それ程肉薄しての戦いだった。 砲撃を受けた貨物船は炎上し、高角砲弾や機銃を浴び
たタンカーは強烈な火炎を吹き上げ、大西洋を赤一色に照らしあげた。
「近くに護衛空母も居るはずだ、沈めてドイツ人に借りを返すぞ。 敵空母を探せ」
パウロはパイプの煙を火炎のように吹きつつ言った。 修羅場と化した海上をハイメ一世が突き
進む、遅れて、バレアレスを帰還させたカナリアスも突き進む。 高揚感が艦隊上層部を駆り立て
、英雄感を募らせて行った。
だが、待て。
フッドを屠った独首脳部も思わぬ副兵に足を切断され損傷を被り、渋々「ライン演習」を中断せざ
るを得なかった。残りの獲物をあきらめて退却せざるを得なかったのではないか。
まさに同じ事がパウロたちの身の上に起ころうとしていた。僚艦カナリアスから
「敵 駆逐艦 発見」の報告がパウロに入る。
スペイン戦艦の見張り員は目を凝らすが、敵艦は見つからない。海上に立ち込めた黒煙が視界を
奪い、漂い続ける船舶の残骸がレーダーの死角を作り出したからだ。
否、それ以前に奢りが有った。
「「駆逐艦だと?? われわれが探しているのはそんな小物ではない、『空母』だ!!」」
という意識である。 だからこそ対応が遅れた。英駆逐艦ビーグルが黒煙から飛び出し、僅か
6200mから魚雷を放って来た時も、咄嗟には反応出来なかった。
発射された魚雷はビーグルから8本、ブリリアントから4本。 雷跡が扇形と成って、ハイメ一世
に迫ってきた。
「面舵一杯!! いや、取り舵40!! 機関全速!!!」
炎上しつつ近づいて来るタンカーを見ながらパウロ少将は急いて指示を訂正した。 急速転舵、
海防戦艦ハイメ一世が波頭を切り裂き回頭する。一本は輸送船に止めを刺し、3本はかわした。
助かった。 と、そう思った瞬間、別の魚雷が白濁した海面の下を突進して来た。 号令を発する
暇もない。
衝撃が下から付き上げ、パウロ達を床に叩きつけた。大音響と不気味な振動が艦を襲う。
ハイメ一世、右舷後部に魚雷1 被雷。 艦長達は直ちに防水処理を指令。乗員達が慌てて船体
を駆け巡る。
悪夢は続く。 ビーグルの放った12cm砲弾が、次々と周囲に落下。内数発がハイメ一世に直
撃するがかろうじてシタデルに弾かれる。 ただ、衝撃が乗員達に精神的ダメージを与える。
すかさず、副砲に攻撃命令が下されたが、前述の残骸船舶と黒煙が視界を阻み、思ったように
駆逐艦を狙うことが出来無い。
結局スペイン艦隊の反撃はカナリアスが戦列に戻るのを待たねば成らなかった。重巡は主砲に
よる砲撃を開始、ブリリアントに直撃一発を与えた。 英駆逐艦2隻はこれ以上の深追いは厳禁と
ばかり、再び黒煙の中へ退避。カナリアスも旗艦の損傷を心配して深追いはしなかった。
流石に危機感を感じたパウロ少将は、一時撤退を指示、戦況を把握すべく、戦艦と重巡を戦場
から脱出させた。
ハイメ一世はエスパーニャ級の三番艦として1921年に竣工した。
スペインの、その長い歴史において、一時は「太陽王国」「七つの海を支配する国家」として名を
馳せていたスペイン海軍だが、十六世紀イギリス艦隊に敗れてから没落の一途を辿った。植民地
を奪われ、今は沿岸防備に徹するのみである。
だが、1908年。 非効率な海軍工廠を、英造船資本導入によるスペイン造船会社に改組し
、これにより弩級戦艦の建造を命じた。これがエスパーニャ級で、英造船会社の設計により、主要
材料等は全て英国に仰いで建艦された。 ただ、各国の弩級艦並にするとドックの大きさに制限
が有るため、現有ドックの拡張工事が必要になる為、止む無く16000トン程度の世界最小の
弩級戦艦と言うよりか、海防戦艦的なものに成ってしまった。 それでも、主砲配置は同時期の
ネプチューン級を似通っており堅実な設計と言える。
ただ、姉妹船は内戦の影響で消失して居り・・・ただ一つ残ったハイメ一世も味方からの空襲を
受け、自陣営の港でWW2まで放置されていたのである。彼女は朽ち欠けるかと、誰もが思った。
だが、陸軍大国フランスを倒し、欧州では海洋国家イギリスを降伏一歩手前に追い込んだドイツ
第三帝国が、かつての太陽王国スペインに同盟を持ちかけた事で状況は変わった。
アドルフ・ヒトラーがフランシスコ・フランコ将軍に交渉を持ちかけた結果。 スペインへの各種
兵器の貸与と既存艦艇の近代化が認められた。其の時、フランコ将軍はドイツにフランスの
中型戦艦を要求したが、居合わせたフランス代表が難色を示した。ヒトラーにしても地中海と
インド洋で英東洋艦隊への抑止力に成っているダンケルク級は易々と貸与する事は出来ず、
結局は戦艦の貸与はスペインの働き次第を見る事によって判断する事になり、替わりにフラ
ンスでの「ハイメ一世」の全面近代化改装に漕ぎつけたのである。
同時に、旧態化した巡洋艦も改良しドイツ製の射撃完成レーダーと新型魚雷を搭載している。
その後、半年間の独仏士官による訓練により、ようやく2級海軍並の練度が期待できる様に
なった。(フランスからユダヤ系軍人の派遣が決まった事も練度の向上に一役買っている)
装備だけを渡したドイツに対し、専ら教師役に徹したフランスはスペイン海軍を自国の艦隊
編成に組み込む様な事はせず、訓練終了後は指揮権をスペイン海軍に返還した。
当初、スペイン海軍はドイツ・フランス海軍と共に作戦に加わろうとしたが、いかんせん主力の
ハイメ一世の速力と航洋能力に問題があり、遂行能力に問題があるのと、せっかく修理なった
主力艦と重巡を失うことへの心配から。結局がスペイン沿岸の防衛程度しか仕事は回って来な
かったのだ。 戦艦一隻に足して巡洋艦は2隻が付いた。カナリアス級のカナリアスとバレアレス
である。バレアレスは内戦時に自国駆逐艦の雷撃を受けて沈没してしまったが、同盟締結時に
ドイツより鹵獲重巡ケント級「サフォーク」を譲渡された。奇しくもケント級はカナリアスの母体と
なった艦であり、基本構造が似ていたために古参兵のなつきも良かった。
「撃沈確実 18隻か、内一隻は巡洋艦。 一気にスコアを伸ばしたな だが、こちらの被害も侮れん。」
戦果報告を聞いてもファン・デ・べルボン・イ・ビッテンベーグ艦長の表情は優れない。ハイメ一世
は敵駆逐艦の雷撃を受けて12センチ砲弾8発と53.3cm魚雷を受けていた。 特に深刻なの
は魚雷だ。左舷後部に命中した事により左舷機械室に浸水。非装甲区画による浸水が相次いだ
為に速力の低下は免れないだろう。
「作戦の中止を本国へ打電せよ」
フランシスコ・デ・パウロ少将が決断する。唯一と言っても良い主力艦だ。本国の司令部も良い顔
はしないだろうが無理は言って来ないだろう。
それにIK14船団には壊滅に近い打撃を与えているのだ。これ以上欲張っても大した戦果も
上がらないだろう。
「速力はどうだ??」
「16ノットまで回復しました。運用長の報告によれば、18ノットを超えれば補修箇所に再び浸水
の危険性が有るそうです。」
ビッテンベーグ艦長は密林のような眉を顰めて答える。革命の折に革命派に組し、このハイメ
一世に補されて約一年。商戦狩りも三度目(二度は仮装巡洋艦にて)だが、これ程のピンチは
初めてだった。
幸いいまのところ沈む恐れは無いが、問題は位置だった。どの港からも離れているのだ。
進むべきか、戻るべきか。
どちらにも味方と敵がが待っている。進めばドイツ・フランス本国艦隊と英国本国艦隊。戻れば
フランス地中海艦隊・イタリア海軍と英国地中海艦隊。
「とりあえず一番近いところに味方が居る。昨日、作戦協力した船団だ。まだ追いつける」
昨日は空母「ベアルン」の艦載機と上手く連携する事が出来た。
ベアルンは建艦中止した戦艦「ノルマンディー」級の船体を利用した物で
基準排水量:22146トン
全長:182.6m 全幅:35.2m 速力:21.5ノット 搭載機:40機(半分を甲板に置く)。
飛行甲板の長さが短く、実用性に乏しかったが。ドイツとの空母建艦の為の技術交換の為に
カタパルトの技術を手に入れ、現行の戦闘機、雷撃機が運用できるようになった。
ベアルンと合流すれば、その対潜哨戒の傘に入ることができる。眼下の敵に対する脅威も
薄れるはずだ。
「名案ですな。しかし、反対します」
短い首を振るビッテンベーグ艦長。パウロも特に意外そうな顔はせず、先を続けさせた。
「本艦は既にイギリス海軍最大の攻撃目標となっており、合流すれば味方船団に危機が及ぶ事
にも成ります」
「ふむ、貴官の言う事ももっともだ」
既にイギリスがハイメ一世を捜索している事は、既に無線の傍受にて関知していることだった。
通商破壊戦には一般には仮装巡洋艦や潜水艦を使うのが一般的だ。
隠密性、それに効率から言っても潜水艦が通商破壊に向いているのも明らかだが、各国とも
水上艦を同じ任務から引退させようとはしなかった。 レーダーや航空機の発達によってWW1
の様な大活躍は不可能になっているにも拘らずでもある。
水上艦を投入するのは、その力と存在感をアピールする為だ。敵国にプレッシャーを与え、自国
民を鼓舞する。それは隠密行動が主体の潜水艦には出来ないことだ。だからこそ、イギリスは
ウォースパイトやレナウンを、ドイツはビスマルク・ティルピッツとシャルンホルストを、フランスは
リシュリュー・ジャン・バールやストラスブールを大洋に放つのである。
水上艦が敵の目を引き付ける事によって、友軍の通商破壊艦艇の仕事がやり易く成る事も大き
な理由だが、やはりパワー・プロジェクションこそが水上艦の最大の役割ともいえる。
最も、それは諸刃の剣でもある。通商破壊の水上艦が敵の手にかかって沈められてしまえば
正反対の結果になってしまうからである。敵の士気は高揚し、自国民は憔悴する。
だからこそ、通商破壊艦の運用には慎重を期さざるを得ないのだが、ドイツ・フランス・イタリア
の姿勢は積極的だった。
「脱出方向は北だ」
パウロの判断に今度は異論は無かった。北−
−−北に行けばフランスやドイツの傘に入ることが出来る。
東方ースペインに戻れば、通商破壊をしている「ジャン・バール」を追いまわすイギリス大西洋
艦隊が待ち受けている事は間違いない。 旧式のR級戦艦が2.3隻、唯一の16インチ砲艦
ロドネーの南下も考えられる。(第二次ライン演習でネルソンはリシュリューに撃沈された)
入港できる港が限られるので、大英帝国の低速艦でも補足可能なのだ。
南にいけばジブラルタルからのイギリス地中海艦隊が待ち受けている。KG5級の二隻とレナ
ウンが待ち受けている。
北に行けば ドイツ本国艦隊のビスマルク、プリンツオイゲンとUーボート。フランス本国艦隊
のクレマンソーとシャトールノーと基地航空隊の傘に入ることが出来る。イギリス本国艦隊も考え
られるが、味方が多いほうが安心だ。
「本国の司令部は良い顔をしないだろうが、反対もしないだろう」
協定を結んでいる枢軸海軍の港では、避雷箇所の修理も可能だった。だが、作業は相手任せ
になる為に、どの程度待たされるかが解らない。次の作戦行動も立てられない以上、上層部が
喜ばないのも確かだが、帰港途中に撃沈されるよりかはマシだろう。
「北に向かっても油断は出来ない。もし、追ってくるとすれば何があるか」
パウロが言うと、副官が海図の上に敵艦を示す駒をばら撒いた。
「追撃戦となるとR級とネルソン級といった、低速戦艦は除外されますし、距離も遠すぎます。
フッド・レパルスが海底から戻ってきたと言う情報は聞きません。クイーン・エリザベスとバーラム
はアレキサンドリアに、マレーヤはインド洋に、ヴァリアントは修理中。」
「ウォースパイトは??」
「修理は既に終わってるそうですが、ジャン・バールに痛めつけられたので港から出てくる気配は
ありません」
「怖気づいたか、気に食わんな。出くわすと厄介なキング・ジョージ・五世級はどうなんだ??」
「キング・ジョージ・五世、デューク・オブ・ヨークはスカパフロー。プリンス・オブ・ウェールズはU−
ボートに沈められました。アンソンとハウは修理中です」
「新戦艦のライオンとサンダラーは??」
「もう船体の儀装は終わっているらしいですが、砲塔は載っていないそうです。通商路を独仏伊で
締め上げておりますので資材が足らないのでしょう。後、1年は実戦は無理でしょう」
「ジョンブルを甘く見ないほうが良い、奴らはこちらが思ってもみなかった行動に出るからな」
「艦隊型空母は、本国周辺、地中海、インド洋、と 分散しております。しかし幾らなんでもフラ
ンス本土の近くまで空母を近づける事は無いと・・・ おっと、甘く見てはいけないのでしたな」
「もっとも大きな脅威は潜水艦。それに通商破壊作戦中の巡洋戦艦だな。この低速の艦
では、巡洋艦にすら振り切れん。奴らに見つからないうちにフランスへ逃げ込んでしまおう。
フランスに着けば、クレマンソーやシャトールノーが有る。彼らの応援が有れば、
まだまだ大英帝国に一泡も二泡も吹かせられる」
パウロがパイプに火を点し、一服をつける。それを横目にビッテンベーグが呟く
「いやいや・・・まだその前の段階だ。果たして本艦らが無事に辿りつけられるか・・・」
某翌日
前路を警戒するカナリアスの後ろを、ハイメ一世は追っていた。たった二隻のスペイン艦隊の
北進である。 大西洋の波は刻々と高さを増し、カナリアスのマストが上下に揺れる。その艦尾が
跳ね上げる波浪は細かく散り、重巡の姿は霧の中を駆ける様であった。ハイメ一世自身も艦首
から潮煙を吹き上げ、船体に不釣合いな12インチ砲塔までもが飛沫を浴びていた。
空の大部分を占めていた初夏の綿雲も、驚くべき速さで千切れ飛んでいく。鋭い風を受け、戦艦
の信号索は悲鳴のような声を上げていた。
「悪天候は願ってもいない事だ。飛行機は飛べなくなるし、潜水艦も海面近くには居れまい」
双眼鏡を覗きながらビッテンベーグ艦長はほくそ笑んだ。視界もずいぶん悪くなっており、それ
だけ発見の確立も落ちるという事だ。
「思ったよりもツキはあるようだな」
航続距離の短いカナリアス(15ノットで8000海里)は海が荒れる直前に味方船団と合流した
際にタンカーから補給を受けていた。もし、順序が逆ならば、今ごろは時化の中で立ち往生して
いた筈だ。
避雷によってハイメ一世の速力は18ノットに制限されている。それでも、まだ普通の商船等よりも
遥かに速い。仮に追跡してくる艦艇が有ったとしても。この波浪では難儀しているだろう。
「艦長、パウロ少将がお呼びです」
副長に言われて、ビッテベーグは嫌な予感がした。公室に出頭すると、直ぐにその予感が的中し
たことを知った。
悪天候が味方をしてくれることは確かだが、天候など全く意に介さず追ってくるものがあった。
電波だ。
目に見えない「電波」と言う敵が、ハイメ一世を追いかけ、圧力を加えていた。
「イギリス軍は、本艦を沈める為に多くの潜水艦を出撃させているそうだ」
パウロは机の上の無線信号文の束を掌で叩いた。
「どちらの情報ですか?」
「どちらかもだ、本国からもイギリス軍からも」
「そんな解りきった事を、また煽らなくてもいいものを」
「いや、それだけではない。奴らは、戦艦を含む有力な討伐部隊を本艦退治に差し向けている
そうだ」
「戦艦の艦名は?」
「公表されてはいないな」
「出来ないからですよ、そんな艦は存在しないのです」
「しかし、ウォースパイトの位地だけは、まだ掴めてはいない」
「そうでしたな・・・」
ビッテンベーグ艦長は固い表情のパウロ少将をまじまじと見詰めた。
「少将、たしかにウォースパイトが追ってきている可能性も有ります。38.1cm砲対30.5cm砲
の戦いでは、苦戦を免れません。速度も出ない上に味方は重巡のみ。圧倒的にこちらが不利だ。
しかし、今そんな事を憂いて考えて消耗する事こそ、奴らの思う壺ではないでしょうか」
「偽電か、そうかもしれんな」
「我がスペインがイギリスの後塵を拝する事にもなったのは、奴らの狡猾な知恵による物です。
年端の行かない洟垂れ少女を女王に仕立て、我が国を欺いた奴らをそう簡単には信じては
成りません。警戒は必要ですが、それ以上に過敏になることはありません」
「分かっているよ、艦長」
本当にそれならば良いが、と、思いながらビッテンベーグは円に切られた外の暗鬱な海の景色に
目をやった。
隠れ蓑に成ると思っていた天候だが、良い事だけではない様だ。まったく、気が滅入って来る。
大英帝国に一泡吹かせると息巻いていた少将が僅か一日でこの有様とは。
「おや?」
机の上の電文綴りを目にしていたビッテベーグはワザと弾んだ声を出した。
「悪い事ばかりじゃない。本艦を援護する為に味方の潜水艦も集まっているそうじゃないですか」
「通商破壊戦に出てる一等潜水艦ばかりだ。U−ボートが10数隻、ルドゥタブル級が数隻か」
「それにフランスの領海に近づけば、奴らだってそう簡単には」
「それはそうだが−−−」
パウロの声は途中で遮られた。
砲声、すぐ近くだ。
暗灰色の洋上に閃光が走る。耳がまた衝撃で痺れている内に、次の発砲音がした。
先行するカナリアスの砲撃だった、近距離の海面に8インチ砲をぶっ放している。
「カナリアスから通信。潜望鏡を発見との事です」
「潜望鏡?」
たったいま味方潜水艦の話をしたばかりだ。まさか同士討ちではないのか? パウロは急いで
カナリアスに射撃中止を命じ、見張り員を増員して海面の監視を行わせた。
「ソナーの反応は?」
「反応なし」
「聴音状況悪し」
重巡の砲撃の余波だ。いや、それ以前に海が荒れている。
「全艦、対潜警戒を続けよ」
ビッテンベーグ艦長は舌打ちをした。「対潜音響戦闘管制」こそ発令しなかったものの、見張り員を
強化させた。一時間ほどその態勢を取らせらたがカナリアスが見つけたと言う潜望鏡も、撃沈の
証である重油や破片も発見できず、怪しげな水深音もキャッチできなかった。
流木の見間違いと言うことで騒動は落ち着いた。見間違い自体は良く有ることである。特に緊張
し、精神に余裕が無いときには。
その後の丸一日、潜水艦発見の報告が五度あり、警戒配備が繰り返されたが、いずれも誤報で
有った。二日後、消耗したスペイン将兵の前についに敵が出現した。第一波は海でなく、空で
あった。
「電探(RDF)に感!」
0535時。電探伝令の声に、ハイメ一世の環境が緊張する。
「小編隊。左舷から近づく。高度500.敵味方不明」
「鳥ということはあるまいな」 ( ゚∀゚ )
「まさか、電探に引っかかる鳥が居ますか!」( ゚Дメ)
流木を潜望鏡と間違えるのは訳が違う。ビッテンベーグ艦長は対空戦闘準備を下令した。
「友軍という事を示す連絡は無いのだな」
「もうこちらも見えている」
左40度方向。双眼鏡の中に数奇ずつに別れた小編隊が映っていた。全部十数機と言った所だ。
低空を飛んできたため、電探にかかるのが遅れたのだ。
昨日まで続いていた曇天も、既に回復している。すっきりとした青空だが、接近してくる飛行機の挙動を見ては、とても爽快とは言い難かった。 攻撃機はさらに高度を落とし、編隊を扇状に広げて来る。
「雷撃機だ! 対空射撃、急げ!」 ビッテンベーグが叫ぶ
敵は英国海軍のバラクーダ艦攻。少ない機数から行って、英国の護衛空母の搭載機を差し向け
て来たのだろう。 大型の艦隊型空母をフランス沖くんだりまで接近させるのは考え難い。恐らくは
船団護衛の油送船改造空母から発艦したものだろう。
(後にIK14船団からの物と解る。商船空母は発艦作業を終えた所にUボートにより撃沈される)
少数とは言え、雷撃機は脅威だ。今回はベアルンの戦闘機が護衛をしてくれるわけではない。
「撃て!!」
30.5cm砲に眼一杯俯角をかけて斉射する。海面が弾け、大きく盛り上がる。水柱で雷撃機を墜とそうと言うわけだが、バラクーダは既に懐に飛び込んでおり、主砲の斉射は一回だけに留まっ
た。
「敵機、魚雷投下!」
「雷跡左35度! 向かってきます」
「面舵!!! 一杯!!!!」
雷跡を睨みつつ、回避運動。同時にハイメ一世は対空射撃を撃ち出した。
ハイメ一世は前述の通り、副砲の一部を下ろして対空砲を増加している。10.5cm連装高角砲
4基と37mm連装機銃8丁は大型巡洋艦にとって充分な装備だ。 追従するカナリアスも10.5cm高角砲と37mm機銃と13.2mm機銃で応戦。二隻は激しく弾幕を張り巡らせる。が、撃墜
できたバラクーダはたったの3機だけだった。 一方、バラクーダ艦攻も練度が低く、ヒヤリとした
のは左舷を掠めていった最初の一本だけで、残りは魚雷は見当違いの方向へ疾走して行ってし
まった。
0542時。初戦は7分ほどで終了し、英軍機は帰頭。
0712時。またも英軍機が姿を表した。機種はやはりバラクーダだが一機のみで対空射撃の
届かないところを回っているだけだ。
触接機だ。スペイン海防戦艦の位地や様子を逐一自軍に報告しているのである。
目障りだが、打つ手は無い。水上機は積んでいないので、追い払う事も出来ない。
「いっその事、主砲を撃ってみては」
と、砲術長からの意見具申もあった。 ハイメ一世の主砲は26300mの射程を誇るが、巨弾が
当たるのは駆逐艦までの大きさまでで、航空機などの小さい的を狙うのはあまり得意ではない。
「確かに届きはするだろう。だが、当たりはしない。砲弾の無駄遣いだ」
撃って追い払いたいと言う誘惑はあったものの、流石にビッテンベーグ艦長は現実的だ。
「それより、フランスに連絡を取って、迎えを呼んだ方が良いでしょう。ここらの海で同盟国の艦艇
が沈んでは、ダルラン提督(フランス外相も兼任)も寝覚めが悪くなるはずだ。なに、こちらの位地
は既に敵さんに知られているわけですし無線で呼んでも差し支えは無いはずです。」
ビッテンベーグの具申にパウロ中将も頷き、援軍要請は直ちに実施された。
それから3時間あまりが経過した、1014時。上空の敵機が去り、緊張が緩んだのもつかの間。
水平線の向こうから近づきつつある物が有った。
「電探に感! 複数の艦艇」
「マスト6本、40度、26500!!」
電探、続いて見張り員からも報告が入る。 敵か? 味方か?
パウロ少将は貴下の二隻に取り舵を命じた。同航戦の態勢に占位する。
「通信は無いか?」
「何も入っておりません」
無線も発光信号もなし。先方がさらに距離を詰めてくるのを見たビッテンベーグは総員戦闘配置
を命じた。
「ちっ、敵の方が早かったか」
右主砲戦用意を下令するビッテンベーグ艦長。緊張感を孕んだ時間が、じりじりと経過していく。
やがて見張り所は先方の変針状況に加え、艦種までも伝えてきた。
「巡洋艦3 駆逐艦3」
「巡洋艦はカヴェンデッシュ級1、リアンダー級2の模様」
「またカヴェンデッシュ級か」
数日前に砲をかわしたホーキンズの同型艦のフロッピシャーだった。19.1cm単装砲7基を搭載
した旧式艦。
残りの二隻は軽巡リアンダーとオライオン。共に15.2cm連装砲4基搭載。英巡洋艦の煙突は
大体が三本で、一本しかないリアンダー級の見分けは直ぐにつく。
残りの三隻はC級駆逐艦のクレセント・クルーセイダー・シグニットの三隻だった。
このクラスは戦前の1937年にカナダ海軍に譲渡されたのだが、大戦がはじまると再びイギリス
が引き取り、船団護衛に使用していたのだ。
(頻繁にカナダとイギリスの間で軍籍を変えていたので、まるでコウモリの様だと、フランスが
抗議していた)
「やはり船団護衛の部隊から分派されてきた物と見えます」
「敵戦闘艦、24000mを切ります」
「射撃用意を完成せよ」
二対六の闘い、ビッテンベーグの頭にあったのは「先手必勝」の一念だけであった。乱戦で懐に
飛び込まれて被害を受けたのだ、あの卑怯者をちかづけてはいけない。
「方位盤、良し」
「撃て!」
轟音と共に1番主砲が火を噴く。猛烈な爆風が艦橋の遮風硝子をビリビリと揺さぶる。それが止ま
ぬ内に着弾。2発の30.5cm砲弾が海水を威勢良く吹き上げる。
「艦を回せ」
今のままでは艦首の2門だけしか指向できないので、回頭をする。が、敵艦が逃げるそ振りを
見せる。前のホーキンズは敵わぬまでも果敢に応射して来た物だが、今回の敵は数で勝っている
はずなのに、煙幕を展開しつつ転舵した。
「見敵必殺の伝統も廃れたと見える」
「追撃は可能かね?」
パウロ少将の問いに、機関長から19ノットまでならば可能と返事が来る。海面が穏やかな為に
僅かだが速力が回復してきている。
「よし、追撃だ」
ハイメ一世も増速して追い駆ける。
僚艦のバレアレスは30ノットの快速を飛ばす事が可能だが、パウロはその手綱を引き締めた。
重巡だけが突出しては万一に各個撃破になる。チャンスを与えるだけである。
それに、今はフランスの港に入る事が先決であり、敵の撃滅は二の次だ。30分ほど追い駆けて
反転。
ところが、敵はこちらが追い駆けるのをやめると、途端に追撃を仕掛けてくる。そしてスペイン
艦隊は相手をする、逃げる、追い駆ける。そんな事が二度三度、起きてスペイン艦隊首脳部の
苛立ちが頂点に達する頃。
「命中! 命中です!」
射撃指揮所から弾んだ声が入ってきた。
ハイメ一世の砲弾が落下した辺りに、巨大な水柱が上がっている。それが崩れたときに、敵巡洋
艦が無残な姿を晒していた。
軽巡リアンダーが30.5cm砲弾の直撃を浴びたのだ。轟火と黒煙、そして傾きかけた船体が
遠くからでも断末魔の悲鳴を望遠鏡に映せている。
苛立ち始めていたスペイン艦隊首脳部たちが、歓声を上げ始める。
だが、直後。歓声が消えぬうちに時体は一変する。電探室からの報告を聞いた一同は、顔から
血の気が引いていくのを実感した。
「電探に感! 大型艦です。0度方向(真正面)電側距離27000m!」
現れたの敵輸送船団なのか? いや、英艦隊の指揮官が、あれほどの危険を冒したのだ。
味方の船団を危機に陥れる失策をするはずが無い。
相手は戦艦だ。追撃をしていたはずのスペイン艦隊は実は英戦艦の待ち受けるポイントに誘導
されていたのだ。
「敵はウォースパイトか?」
「戦艦ですが、艦形不明。一隻のみです、20ノットで接近中」
「攻撃目標を敵戦艦に変更」
「了解。取り舵。右主砲戦用意、的側急げ」
ビッテンベーグ艦長が早口で指示する。
厄介な事に成った。相手が何級であろうと、イギリス戦艦で有る以上、ハイメ一世よりも大きな
主砲を積んでいるに違いない。
通商破壊艦の鉄則にして、強敵に出会ったときの鉄則として、快速を生かして撤退をするに
限るのだが、今のハイメ一世は16ノットしか出ない。(全力発揮でも逃げられるかは微妙だが)
更に、敵に背を向ければ。艦尾に二門しか指向出来ない。砲配置が背負い式でない為に
舷側の砲塔二基四門が遊んでいるのだ。主砲配置のデメリットが出るのはこういう局面だ。
パウロとビッテンベーグは敵の頭を抑えて全力射撃をしつつ、離脱すると言う戦法に出た。
(丁字戦法)
当然、イギリス艦隊も気付いて、軽巡部隊を前に出し、増速する。面舵を取って同航戦の用意。
「敵戦艦、変針。増速」
「敵艦はロイヤル・サブリン級の模様」
「何、R級が何故こんなところに?」
接近、変針して見せた敵艦はまさにR級戦艦の特徴を有していた。三脚艦橋、直後の一本煙突
、後檣。イギリス戦艦の中では最もシンプルな艦容である。(ネーム・シップのロイヤル・サブリン
級以下、全てRで始まる名前のためにこう呼ばれる)
パウロたちが驚いたのは、全く予想していなかった局面での対峙だったからである。もし、ハイメ
一世を追撃してくるのであれば、高速艦の筈だった。低速で旧式のR級戦艦では万が一にも取り
逃がす可能性がある。しかし、パウロの前に現れたのはR級戦艦−−−「レゾリューション」で
あった。
何もおかしいところは何も無い。比較的新しいKG5級はいざと言うときの為に本国にて温存
されているが、R級のような旧式戦艦は気軽に船団護衛に使用されることが多い。そしてレゾリュ
−ションは船団護衛に用いられたが、先の戦闘で「ベアルン」の艦載機の雷撃により損傷した
為に大事を取って船団よりも早く本国に帰還する途中に遭遇したのである。
そんな事を見落としていたとは、パウロ達がいかに、追い詰められていたかの証拠と言える
だろう。
レゾリュ−ションは、本国帰還前にハイメ一世包囲網の連絡を受けて東進。それと連携する
英艦隊の巧妙な誘導作戦により、ハイメ一世はまんまと戦艦の前におびき寄せられたのである。
旧式の為に、英海軍内では「棺桶戦艦」「旧弩級戦艦」「大型護衛艦」とまで言われているR級だ。
一年半前のジブラルタル沖海戦では、姉妹艦のロイアル・オークがフランスの戦列艦ダンケルク
に撃沈されている。 それでも、この局面に置いては強敵である事は間違いは無い。レゾリュ-ショ
ンの主砲は、ハイメ一世よりも強力な15インチ八門。速力は損傷を受けているとは言え、22ノッ
トでハイメ一世よりも早い。(同じ魚雷一本でも、艦のサイズとダメコン能力で差が出る)
「敵軽巡洋艦、変針、増速。本艦の前面に回りこみます」
沈没しかけている軽巡リアンダーの横をすり抜けて、フロッピシャー、オライオン、C級駆逐艦
三隻がここぞと言わんばかりに攻撃位地に占位している。
ハイメ一世を誘い込んだ手腕と言い、味方戦艦に対する支援行動と言い、流石は一世を風靡し
た英海軍である。
パウロ少将は臍をかんだ。
「孤立無援、味方はカナリアスだけか」
「枢軸潜水艦が集結中のはずですが」
「それよりフランス海軍は何をしているんだ?」
募る危機感が幕僚達の口からこぼれる。フランスの玄関口に、何故に敵の戦艦(しかも手負い)
がうろつく事が出来るのか?
それはフランスとイギリスとドイツ・フランスとの微妙な力関係が齎したものだ、両国のいびつ
な戦力的関係が英独仏のひしめく海域に空白をもたらしたのだ。
「『カナリアス』から入電。我、前敵掃討に入る」
先行する重巡洋艦は、退路を断とうとする敵艦隊の先頭艦に狙いを定めた。
本来なら、ハイメ一世の主砲と共同でレゾリュ-ションに対抗したいところだが、退路を塞ごうと
する小物も無視するわけにはいかない。痛し痒しだ。
0950時。バレアレスは、果敢に発砲を開始した。目標は最大の脅威と思われたフロッピシャー
である。
狙われた同巡洋艦も応戦。互いの中興警報が盛んに火を噴き、相手を海底に引きずり込もうと
している。 20.3cm砲8門対19.1cm砲7門の戦い。数字を見るだけなら、僅差だが、両者の
間には10数年の開きがあり、建艦技術・用兵思想に違いがある。それは砲の速射性や射撃管制
装置の差となって現れた。
砲戦開始後第2斉射目でカナリアスに夾叉が出た。フロッピシャーは未だに見当違いの方向を
着弾させていた。 第五斉射後には直撃弾二発が命中。第二煙突と後部甲板に砲弾を受けた
フロッピシャーは、煙路を破壊され、脱出用のカッターを消し飛ばされ、後部機械室にダメージを
受けた。数千度の熱を持つ業煙が単装砲に取り付いていた水兵を焼き、甲板を炎上させる。
直後、遊爆した魚雷により、フロッピシャーは爆沈する。
一方、未だ無傷のオライオンが距離を詰め、射撃を開始。15.2cm砲八門が轟然と火を噴出
す。同砲は戦艦ネルソン級の副砲を改良した物を用いており、最大射程は23300mであり、射
程では戦艦であるハイメ一世とほぼ互角である。
一方、ハイメ一世も射撃照準を整えて応戦する
「主砲、撃ち方始め!」
測距に耳を済ませていたビッテンベーグ艦長が号令を発する。
警報ブザーが鳴った後に、ハイメ一世は主砲を斉射。轟音と共に、連装4基の咆哮が砲弾を吐き
散らす。 それが達しないうちに敵戦艦レゾリュ-ションも有効射程距離に達し、砲撃開始。
はるか20500m先での閃光を確認した見張り員が緊迫した声で応じる。
「弾着!」
遠方の水柱を観測中に、敵砲弾の落下音が聞こえてくる。身構える一瞬。直後、近くの海面が
弾け、大量の海水が豪雨のようにマストの先まで叩きつける。その高さ240m以上。大口径砲
同士での神経のすり潰しあい。
「旧式ながら、向こうもやるわい」
双眼鏡片手に、パウロ少将が眉根を寄せた。確かにR級戦艦は「棺桶戦艦」と呼ばれるほどの
旧式だが、英国海軍は電子兵装を惜しげもなく積み込み、強化をしていた。
それは「第一次世界大戦の遺物」や「博物館行って良し」と味方からも言われながらも、一線とし
て英空母で活躍するソードフイッシュ雷撃機にも当てはまる。
第一次大戦時建造の旧式巡洋艦も改良し、世界に先駆けて防空巡洋艦への改装も行った。
どの様なものでも戦力化して使い潰す。イギリスならではのしたたかさだ。
旧式二隻の英西の戦艦同士の一騎打ちが続く、発砲の度に砲音は洋上に轟き、互いの砲弾が
宙を貫く。
「着弾の閃光を確認!。命中、命中です!」
1025時。ハイメ一世の第五斉射が、レゾリュ−ションをとらえた。
30.5cm砲弾の一発が第一砲塔の上板を叩き、測距儀を破壊。同時に二発目が左舷中央部に
命中。ケースメイト式の副砲三門が破壊される。
歓声に湧くハイメ一世の艦橋。だが、それから一分も経たない内に、今度はレゾリュ-ションの
15インチ砲弾数発がハイメ一世に降り注ぐ。
一発は全部兵員室を斜めに抉り、海中で炸裂して浸水を巻き起こし。一発は第二砲塔の天蓋を
掠めて行ったが、ショックで砲塔が外れ、旋回不能になってしまった。深刻なのは最後の一発で
、砲弾自体はかすりもしなかったが、補機室に浸水を引き起こし、4砲塔を旋回させる水圧が
出せなくなってしまったのだ。これにより、斉射出来るのは4門までで、あるいは砲塔一つずつの
交互発射しか出来ないのだ。
最初の夾叉によって、ハイメ一世は早くも火力の25%、実質50%を失ったのだ。
「ひるむな!!照準は合っている! 火力は半分が残っていればそれでいい!!」
ビッテンベーグ艦長が檄を飛ばす。
第一、第三砲塔で斉射し、一拍置いて第四砲塔が火を吹く。打ち続けるうちに、数発の命中が
出た。うち一発が英戦艦のX砲塔の砲身に当たり、ショックで両方の砲身を捻じ曲げる。
更に鋼鉄のハードパンチが交わされる。互いに高角砲やマストや副砲など、弱い部分が次々と
失われる。至近距離での打ち合いの為に、15インチ砲では水平弾に成り、的の小さいスペイン
海防戦艦に当てる事が難しくなり、一方12インチ砲では最大射程距離ギリギリの為に高落下角
弾となり、数値以上のダメージを英戦艦の弱装甲部に与える。
だが、両者には決定的な違いが有った。一歩は戦艦として建艦された30000トンの戦艦であり
、一方は海防戦艦として建艦された物だと言う事を。スタミナや耐久性には大きな開きがあり、
時間と共に劣勢が明らかになる。
「索敵電探に感!距離32000!大型艦1 小型艦4!!艦隊です!!」
「くっ!!味方か!!敵か!!!」
「電探、ロストしました!!」
アンテナをくくり付けた後檣が、砲弾に吹き飛ばされたのだ。むしろ、この状況で今まで持っていた
のが奇跡に近い。
「カナリアスからの応答ありません!!」
唯一の味方である条約型重巡も苦闘していた。カナリアスは戦闘のはじめから1対4で善戦して
いたが、オライオンに前部砲塔二基、C級駆逐艦に3方向から攻められ、後部砲塔、高角砲、果て
は機銃までを乱射していた。
オライオン、クレセント、クルーセイダ−に次々に命中弾を与えたが、カナリアスも被害を受けて
いた。イギリス前衛艦隊も多くの射弾をスペイン重巡に与えていた。
カナリアスは巡洋艦としては航続力・航海性には優れているが独重巡の様に防御力に優れる
わけではなく、四隻がかりの集中砲撃を浴びてはたまった物ではなかった。
4基ある主砲塔は2番砲塔以外の三基を潰され、マストや煙突は倒壊。そして艦全体を覆う
紅蓮の炎。
まだ健在な高角砲や2番砲塔で戦っているのは感嘆すべきだが、重巡の命運が尽きかけ、沈む
のも時間の問題であった。
「カナリアスの乗員たちも、似たような目でこのハイメ一世を見ているのだろうな・・・・・」
硝煙がたなびく海面を見やり、パウロ少将が呟いた。
「カナリアスも戦っております。そして本艦もいまだ三基の主砲塔と三基の高角砲が健在です」
ビッテンベーグ艦長が硝煙でがらがら声になった喉から、声と闘志を絞って返す。 だが、艦は
艦長の奮闘も虚しく、測距儀とレーダーをやられては命中弾を出す事もおぼつかない。
4基ある主砲塔は2番砲塔以外の三基を潰され、マストや煙突は倒壊。そして艦全体を覆う
紅蓮の炎。
まだ健在な高角砲や2番砲塔で戦っているのは感嘆すべきだが、重巡の命運が尽きかけ、沈む
のも時間の問題であった。
「カナリアスの乗員たちも、似たような目でこのハイメ一世を見ているのだろうな・・・・・」
硝煙がたなびく海面を見やり、パウロ少将が呟いた。
「カナリアスも戦っております。そして本艦もいまだ三基の主砲塔と三基の高角砲が健在です」
ビッテンベーグ艦長が硝煙でがらがら声になった喉から、声と闘志を絞って返す。 だが、艦は
艦長の奮闘も虚しく、測距儀とレーダーのやられては命中弾を出す事もおぼつかない。
「敵戦艦の様子はどうか」
「2万mを切りました、直も接近中」
「近づいて止めを刺そうと言う訳か」
「なあに、奴も相当ガタが来ているはずです、少将。近づかないと、相手もよく見えないくらいに」
ビッテンベーグは直も強気で双眼鏡を握る。その身体には無数の鉄と硝子の破片が突き刺さり、
気力で立っているという感じだ
双眼鏡の視界の向こうから、黒い艦影が近づいてくる。細かいディテールは分からないが、戦艦
ならではの重厚な姿が見て取れた。ふてぶてしいまでの大きさ。
「こんなフランスの庭先で白旗を揚げる訳にも行かぬな。一番、四番砲、良く狙って撃て」
ハイメ一世が死力を振り絞って砲撃する。だが、非情にも砲弾は目標から500mも離れて水柱を
上げるだけに留まった。
レゾリューションが応射。悲鳴にも似た金属音が鳴り響き、艦橋に居る者が壁や舵輪に叩きつけ
られる。
敵のマーク1 15インチ砲弾が艦のどこかに命中した様だが、もはや被害報告すら入って来ない
。いや、ただ一つ解っている被害がある。頭を打ったパウロ少将が気絶した事だ。ビッテンベーグ
は衛生兵に命じて少将を担架で医務室へ運ばせた。
英戦艦は更に砲音を響かせてハイメ一世に死への砲弾を浴びせてくる。
「くそっ」
ビッテンベーグ艦長は全身の痛みをこらえて立ち上がる。そうだパウロ少将が居ないこの艦橋で
下士官を支える者は俺しか居ない。俺が立たないでどうする。
だが、砲弾が右舷に着弾し水柱が上がる。至近弾。大量の海水のシャワーが弾丸となって艦
全体に降りかかり、甲板の死体や残骸を海に洗い流す。
「万事休す。ココで沈めばドイツ・フランスへの嫌がらせにはなるか・・・・・・・・・。」
ドッゴォォォォオオオオオオオオオンンンンンンン!!!!!!!!!!
砲声が響き渡る。
「後方に艦隊接近、砲撃開始しました!!大型艦が3 中型艦が3 小型艦12!!」
「奴ら・・・・・艦隊を呼び寄せたか・・・・・たかが海防戦艦一隻に・・・・・
まぁ良い、ハイメ一世を造った奴らが自分でカタをつけるんだからな・・・何だ?」
ビッテンベーグの思惑と異なり、砲弾を浴びせられているのはレゾリューションの方だった。
大きな水柱が16本、それより小型の物が9本・・・・
ハイメ一世は撃っては居ない、ましてやバレアレスでもない。
「どう言うことだ?仲間割れか?」
悠然と走っていたレゾリューションは水柱だけでなく、火柱にも包まれていた。遠目にも艦が次第
に艦首寄りに傾いていくのが見える。水線下の破口が衝撃によって広がったのだ。
「大傾斜・・・・沈没! 敵戦艦、轟沈!!轟沈です!!!」
艦後部を高々と持ち上げて沈んでいくレゾリューションだったが、なおも砲激に襲われ、艦が沈む
前に大破壊音と共に爆沈してしまった。
凄惨なスペイン艦隊の甲板上に歓声が沸きあがった。傷ついていた乗員達も、立ち上がり、歓喜
の輪に加わった。キスを交わす物も居る。
突如、主力のレゾリューションを撃沈された前衛部隊は明らかに狼狽した。他の艦の多くが被弾
しており、それにフランス海軍も何時やってくるか解らない。第一、霧の向こうに未知の艦隊が
居る。長居は無用だ。 慌てた彼らは攻撃を中断し、反転。北上して行った。スペイン艦隊に追う
力は残されていない。
「カナリアスにが沈む前に近づけろ、酷いな。よくあれで浮いていられる物だ。
・・・・・・・・しかし、何だったんだ?味方なのか?」
ビッテンベーグは次第に近づいて来る艦隊を見やった。
先頭の艦は巨大な主砲塔を前甲板に二基集中させている。後続のやや小ぶりくらいの艦も同じ
様式だ。三番目の艦は3連装砲塔を前に2基、後に一基積んでいる。 そして、重巡と軽巡が
駆逐艦を引き連れてやってくる。
「あれは・・・・・先頭の二つはフランス艦だ、後ろの一隻はシャルンホルスト級だろう。そうか、彼
らはやって来てくれた・・・・」
実は独仏共同で通商破壊戦の演習を行う予定でブレスト港に集結していたのだ。 リシュリュー
級三番艦「クレマンソー」と改ダンケルク級「シャトールノー」や防空軽巡「ギッシャン」、ブレスト
工廠にて不調だった機関を換装した「シャルンホルスト」と重巡「プリンツ・オイゲン」が、フランコ
将軍ら救援要請に応じたヒトラーとダルランから任を受けて急行したのだ。
「やれやれ、やっぱり頼りに成るのは『友軍』と言う事かい」
ビッテンベーグ艦長は近づいてくる独仏練習艦隊へ向け、敬礼を送った。
フランス沖の鼻先にて行われた海戦は結局の所、執拗に追っ手を差し向けた英海軍の敗北と
なった。スペイン艦隊に大打撃を被らせた物の、代わりに貴重な主力艦を失い、更に双方に有効
な取引材料が出た結果。スペイン艦隊が復興するまで最新鋭の仏軍艦2隻と、完調に成った
独通商破壊艦隊がスペイン沖に展開する事と成ってしまった。
これにより、大西洋沿岸の航路が更に狭められ、大英帝国の台所は更に惨憺となり、今後の
建艦計画に闇をもたらす事になるのだった。
第二章 獅子は未だ牙を閉じず
星一つ見せぬ闇夜の下、灯火管制された艦隊が静々と進んでいく。
先頭を従者のように進む防空巡4隻と、それに連なる8隻の駆逐艦。そして、後方を進む艦はある
種の、独特のシルエットを持っていた。
排水量にして4万トン近くある船体は不自然に喫水が浅く、巨大な箱型艦橋と簡略化された
後部三脚檣。そして、本来は砲塔が収まるべき場所は甲板装甲と同じ厚みを持つ装甲板が張ら
れ、代わりに13.3cm連装両用砲を甲板に所狭しと並べられている。
それは、大英帝国期待の新型超弩級戦艦「ライオン」。本来は45口径16インチ砲三連装三基
九門を装備した、ドイツのビスマルク。フランスのリシュリュー。イタリアのヴィットリオ・ヴェネト級を
性能で凌駕できる大戦艦と成る筈だった。
だが、独仏伊の通商破壊戦に起因する戦略物資の欠乏と、バトル・オブ・ブリデンの後遺症で
海軍工場の復興が遅々として進まず、16インチ砲を乗せる事が出来なかったのだ。その為、
既存の15インチ砲やKG5の14インチ砲を載せる事を考慮されたが、R級やKG5級が度重なる
艦隊戦で消耗するに至って、砲身や装甲板の生産が難しくなった為、遂には主砲さえも載せる
ことが出来なくなってしまった。だが、逼迫した戦争状態は未完成の戦艦でさえ休ませてはくれ
ない。
何故なら、船団護衛用のR級戦艦「レゾリューション」を、先の「ブレスト沖海戦」において失って
しまったが為に、船団護衛に使える手駒が減ってしまい、追加要員がわりで半ば強引に護衛艦隊
に編入されてしまったのだ。海軍では期待の新戦艦が備砲もないのでは話にならないとして、
ダイドー級用に過利生産された13.3cm連装両用砲を常用8基に追加し、合計24基も載せたのだ。
その、戦艦としては妙に「真っ平」然としてしまった甲板を見やりながら、エドワード・グロッグ
艦長が呟く
「今晩が新月で良かったですなあ・・・、月一つ無い夜ならば、忌々しいダンケルク級やカイオ・デュ
イリオ級に襲われる事もなさそうですな・・・」
それに、窓の外を見つめていたベンボー司令が答える
「往時は、世界の海を制していた我が大英帝国海軍も、今は二級海軍に地中海と大西洋の制海
権を奪われ、風前の灯か・・・。まさか、大英帝国最強最強戦艦が「大型護衛艦」となって竣工され
る事になるとは・・・・ フィッシャー提督も驚きだろうな・・・」
「まったくです、物資欠乏のために主砲塔も載せられないとかで・・・・ 二番艦の「サンダラー」は
先日沈んだレゾリュ−ションの予備の15インチ砲を連装で三基積むそうです・・・・・」
顔を下げたままで拳を握り固める参謀長。
「まぁ、体の力を抜きたまえ。近々本国で大規模な輸送船団を本国に送る準備が進行している。
これが通れば、同じく主砲も乗せられていない三番艦の竣工も早まるだろう。ココで私たちが輸送
船団の輸送を完了させる手伝いを極東ですれば、イギリスは後半年間は戦える鉄鋼と油を手に
入れることが出来る。 田舎海軍に我ら大英帝国の底力を見せ付けてやろうじゃないか。」
「まったくです! だが、この「ライオン」とダイドー級4隻と護衛駆逐艦二戦隊が有れば、極東艦隊
も一大戦力に成りましょう。」
「うむ、一つの攻勢も仕掛ける余裕が有るだろうな」
岸壁にて儀装状況を見守るベンボー司令とエドワード・グロッグ艦長
「まさか・・・・・・・・・このような姿晒す事になるとはな・・・・・」
「『無い』よりかはマシですが・・・・・。この場合は『有って』もイヤですね・・・・」
シンガポールのセレター軍港にて、改装を受けている「ライオン」。船団護衛時には「真っ平」
だった前後甲板に「砲塔」を乗せる工事をしているのだが・・・・
「まさか・・・・大型巡洋艦の砲塔・砲身とはな・・・・・・・」
「昨今の物資欠乏のため・・・・・恥を忍んで・・・・・・・ですね」
太平洋の要、シンガポール・セレター基地工廠でも、物資欠乏は大問題であった。燃料となる
重油は無尽蔵に産出されてはいるが、鉄鋼はオーストラリアから持ってこなければ成らない。
だが、その鉄鋼を積んだ船の多くは独仏伊の通商破壊艦隊によって沈められるか、拿捕されて
いるのだ。
幸い、アメリカとの裏取引によって、大巡「アラスカ」級の砲塔・砲身を秘密裏に輸入する事が
出来た。本来は基地に据えつけて要塞砲として使用するはずだったのだが・・・
「でも、一応は格好はつきましたよ」
「格好だけでいくさが出来るか・・・、と言っても、大鑑の無いココならばコレで充分か・・・・」
来月には輸送船団「IM12船団」が出航する事になる。この輸送船団が本国に辿り付けば、
本国は半年間は充分な作戦を行動を行う事が出来、ライオン級の三番艦も竣工出来るのだ。
そうすれば、英本国離脱作戦の足掛けに成るだろう。
それと、輸送作戦と同時に、失敗してしまったタラント湾空襲を再び行う。前回では低速の空母
機動部隊はたまたま、進路上を進む民間船に発見され、攻撃する前に軍に打電され、急遽迎撃
に上がった戦闘機隊と基地対空砲火に遮られて失敗してしまった。
(不運は続き、帰路には「イラストリアス」がUボートに雷撃を受け、大破してしまった)
「今回は、向こう(戦艦・空母)が囮で、こちら(護衛艦隊)が主力ですからな・・。せいぜい引っ掻き
回してもらいましょう。」
「うむ、彼らには悪いが今回は犠牲になって貰う、だが、次こそは我らが海戦の主力となって、枢
軸軍に目に物を見せてやるのだ!」
彼らが基地で自分勝手な世間話をしている頃。太平洋には「帰ってくる者」が居た。
洋上を東に向けて進む艦隊が見える。前方には駆逐艦と大型駆逐艦が哨戒を勤め、その後方
に6インチ砲を7門積んだ奇妙な巡洋艦、そして三脚檣の戦艦が続き、更に後方には「まっ平ら」
の艦容を持つ船が続いていた。
戦艦マニアが居たならば、その艦隊の奇妙さに首を傾げただろう。
大型駆逐艦は「トロンプ」、巡洋艦は「デ・ロイヤル」級軽巡、仮想敵国の日本の古鷹級のカウン
ターとして建艦された。その後方の艦は「ネヴァダ」級戦艦。さらに後方は「インディペンデンス」級
軽空母だ。
だが、何故米艦隊が東へ向かうのだろうか? もし、洋上に国旗に詳しいものが居たならば、
奇妙な点に気付いただろう。
戦艦のマストに翻るは「赤・白・青」の横帯が描かれた国旗。 そう、この艦隊はオランダの艦隊
なのだ。
独逸軍の侵攻により、国を追われたオランダ首脳陣と一部の軍人達、アメリカに亡命した
艦隊が、友邦国イギリスの危機に立ち上がったのだ。そして、今一、欧州戦に乗り気でない世論
の為に、英国への支援を大っぴらに行えないアメリカが、オランダの「失われた国土の回復」を
紳士的精神により支持すると言う「大義名分」により、オランダ艦隊に旧式艦・補助艦艇を貸与し
て太平洋に送り込んだのだ。
「言ってみるものですな・・・・ まさか、戦艦と空母を一隻ずつくれるとは・・・・・・」
「うむ、やっとアメリカも重い腰を上げたようだ」
旧「ネヴァダ」現「ゼーゴイセン」の艦橋でカレル・ドールマン中将が呟く。
「これだけの戦力が有れば、独仏伊東洋艦隊も一捻りでしょう」
「うむ、正しいオランダに戻すのは、植民地に根拠地を作ってからだな。
その為には・・・イギリス東洋艦隊と協力し、サイゴンに巣食うドイツ潜水艦隊と
フランス東洋艦隊を潰す必要がある。」
「先行きの見えない、苦しい戦いに成りますな・・・・」
「だが、我らは帰ってきたのだ。取り戻すために・・・・」
1945年 サイゴン ドイツ極東潜水艦隊司令部
酷暑の中、司令部の地下の情報部での会話
「おいおい、何だこりゃ」
偵察機が撮って来た数枚の偵察写真を虫眼鏡で覗き込んでいたハンス・リッター中尉が興奮し
た声を上げた
「どうした? ライオン級の2番艦がやってきたか?」
分析科の上司、シュバルツ・フォン・エーベルバッハ大尉が、「本物」のコーヒー片手に覗き込んで
来た。
「いえ、そうではないです。アメリカさんが重い腰を上げたようですよ、腰抜けの逃亡者に強力な
武器を与えたようです。」
最初の写真はシンガポール・リンガ泊地周辺の物で、数隻の戦艦と巡洋艦が停泊している。その
中には新鋭「大型」護衛艦「ライオン」の姿も有る。
「次がコレ。フィリピン近海で撮った物です」
第二グループの束を渡す。ろくに煤煙処理もしていないがために盛大に黒煙を上げて単縦陣で
突き進む艦隊が写っていた。
「いいぞ・・・・・いいぞ・・・・・・キターーーーーーー!!!!!」
ココは独潜水艦「U−44」艦内、潜望鏡を覗き込みながら、奇声を上げているのは、クルツ・フォン
・エーベルバッハ中佐。ちなみに分析科のシュバルツ・フォン・エーベルバッハ大尉の従兄弟で
ある。
「大型艦航走音探知しました! 数20! 方位270度、距離33000! 速力25ノット以上!」
聴音室からの報告が入る、狭く蒸し暑苦しい司令塔に緊張が張り詰めて、薄暗い中で疲労に
あえいでいた帝国乗組員に緊張の一線が張り詰める。
1週間前、極東司令部からの出撃命令を受け、サイゴンの潜水艦隊基地から出撃したが、命令
は「敵輸送船団を補足し、之を撃沈して混乱させよ」だけなのだから最近では忍耐強い乗組員も
少々ダレ気味であった。
そんな折の大型艦発見。艦内の志気は急遽ヒートアップする。
「あ・・・・あの・・・・・・・艦長、「英国」の輸送船団がみえるのですか?」
この辺りで船団を組んでいるのは交戦中の英と、厄介な事に枢軸国に未参入の日本だけだ。
今日の午前中にも輸送船団を発見し、攻撃しようとしたが。実は日本の輸送船(同じ船会社の
船舶が只連なっていただけ)だった為、今の輸送船団もスコアに入らない可能性がある。
「船団?そんなものはどこにもない。いえるんだ、あそこにでかぶつがなァアアア!!!!!!
間違いない。アレは英の『ライオン』だ。立派な戦艦だぞ。」
「『ライオン』?」
副長の声が裏返った。おかしい、アレは主砲も乗っていない。大型汎用護衛艦のハズだ。
訝しがる副長は、艦長に潜望鏡を譲って貰い、自分の眼で確認する。
長船首楼構造の船体に大型の3連装砲塔が三つ、箱型の艦橋にレーダーが載ってて、優は
28ノットは出てるであろう。我が国の「ビスマルク」に劣らない勇壮な姿だ。
「どうだ、英の主力艦だ。あれをやる。総員、戦闘準備!!艦首発射管室、雷数四、射角1、
距離3000!!。焦らずに急げ」
艦内を速やかに移動する乗員。久しぶりの大物だ、過去にPoWを群狼戦術で屠った時以来だ。
「艦長、いけません。我々の主任務は輸送船団の攻撃です」
と、言いつつも副長の目は笑っている。
艦長は至極真面目な顔で答える。
「いや、ココで奴を叩いておかねば仏印の我が水上艦艇では太刀打ちできん。向こうが油断して
いる今こそ、チャンスだ」
「発射準備完了しました」
水雷長の報告に思わず舌なめずりをする艦長。
「発射管注水」
「発射管注水しました」
「発射管扉開け」
「発射管扉開きました」
最高のタイミングで艦長は下令する
「撃てェエエエエエエエエィィィィィ!!!!!!!!!!!!」
見張り員が驚愕の表情で叫ぶ
「左舷15度、雷数四!!! 距離1500m、魚雷きます!!!」
「何ィ!!!」
ベンボー司令が叫び、続いてエドワード・グロッグ艦長が対応を叫ぶ
「急速転舵!!面舵一杯!!急げ!!」
排水量4万トンの戦艦が軋みながら回頭する。だが、遅すぎた
轟音、水柱、大振動。全艦乗員全てが転げる
「左舷一本!!艦首に命中!!」
「応急処理班、処置急げ!! 右舷注水、傾斜回復に努めよ!!」
だが、艦首に触雷した一本は幸いにして垂直装甲が衝撃を弾き返した(艦が左舷側に傾いた為、
装甲帯が水線より潜った為と、独潜水艦の魚雷が調定深度が浅かった為。)
「左舷艦首浸水するも航行に支障は無し! 装甲板に歪み発生するも許容範囲内!!」
応急処理班が逐次報告してくる反応に思わず安心するベンボー司令
「さすがだな・・・・魚雷の一本では我が艦は沈む気配も無い」
「我が大英帝国の造った艦です。魚雷の一本や二本で沈んでしまっては面目が立ちません」
「だが、この艦も無数のダメージを追っている。このままでは今後の作戦行動に支障をきたすな。
一旦、リンガに戻るか」
「艦長、第二次攻撃はなさらないのですか?」
「無駄だ、敵は速力30ノットの高速戦艦。それに護衛の駆逐艦が引き返してきた、長居は無用
だ、攻撃とは『攻撃は大胆に、撤退は慎重に』行うのが吉だ。サイゴンに戻るぞ。戦闘日誌に記録
しておいてくれ、「ライオン級戦艦に魚雷二本命中。撃沈に至らず」我々の今回の戦果にしては
上出来だ。さて、総員対衝撃用意!。怒り狂った馬鹿がしこたま爆雷を降らせてくるぞ」
「聞いてるのか、ガリバルディ、アヴェローフ!! 昼間っから、女の話をしてるんじゃねぇ!!」
S・デュモン飛行長の激が飛ぶ。
「しかも、今は任務説明の真っ最中だ。よっぽどいい女なんだろうな??」
「もちの論です」
「とーぜん」
J・ガリバルディ中尉、S・アヴェーロフ中尉、二人とも平然と答えたので待機所が爆笑の渦に
包まれる
「救いようのない色ボケ連中だ。ほかにも昨晩の酒が残ってる奴や、寝てる奴が居たら、そいつの
耳の穴をボーリングして、瞼をかっ開いて、良く俺の話を聞ける様にしろ!!」
飛行長の大声で、椅子の上で寝ていた奴も、二日酔いで頭を抑えてる奴も跳ね上がる
「ここは航空母艦『スパルヴィエロ』の艦内。お前達は戦闘雷撃機のパイロットだ。解ったか!
これから行われるの演習ではない。実戦だ、目標は戦艦(コラッツァータ)『ライオン』!
いつまでもだらけていると、女も抱けなくなるし、酒も飲めねぇぞ!!解ったかゴルァ!!」
最初はだらけていた搭乗員達も段々と、目が据わってくる。ギアがTOPに入ったのだ
イタリアが極東の戦いに参戦したのは、昨年五月に、ライバル国のフランスがドイツと共に仏印
に通商破壊用の極東艦隊を派遣した為だ。以後、フランスとは地中海への輸送ルートを巡っての
手柄争いが続いていた。とは言っても、双方共に基地航空隊、潜水艦基地、駆逐艦、巡洋艦等を
使っての通商破壊くらいで、大型艦は滅多に出撃する機会が無く、たまに出ても、空振りに成って
しまい、乗員達がだらけてくるのは自然の摂理であった。
だが、今回だけは事情も違った。
昨夜のうちに英護衛艦隊がU−ボートに捕捉され、魚雷二本を受けて損傷を受けた。
損傷を被った戦艦『ライオン』がシンガポール・リンガ泊地へ向かっているという。
既にサイゴンを出港していたイタリア第二航空艦隊に、ドイツから応援要請が発せられていた。
コレは好機だ。
『ライオン』は極東最大の戦艦(大和級の存在は秘匿されている)であり、欧州でも有力な戦艦
だ(どの艦も16インチ砲が未搭載だと言う事は未だ見抜かれていない)。先月には姉妹艦の
『サンダラー』が、地中海でイタリアの高速戦艦『アンドリア・ドレア』を撃沈している。
(伊公称:第二次タラント沖追撃戦)
地中海に生息する『ライオン』級高速戦艦は「大独伊仏西露同盟」でさえ手を焼く存在なのだ。
その一隻を今、「隅っこ艦隊」と呼ばれる伊極東航空隊が捕捉しようとしている。
『スパルヴィエロ』の飛行長ならずとも緊張はしようという物だ。
飛行長が地図板を使って説明を始める。
「『ライオン』の現在位置はココだ。奴が30ノットの全速で逃げれば、難なく海軍基地に帰りつく事
が出来るだろうが、「U−44」の雷撃でさしもの『ライオン』級も20ノットがやっとらしい。
我らが『スパルヴィエロ』の艦載機なら追いつける。お前たちの手の届く距離に奴は居る。この
場に居られる事を神と、我らが総統(ドゥーチェ)に感謝するんだな。」
「おおっ」っと、どよめきが上がる。
確かに、この場に居るのはイタリア軍でも限られた人間だ。何故なら、『スパルヴィエロ』は
イタリア海軍の第二の空母で、「独仏伊」極東艦隊唯一の空母であるからである。
長い間、基地航空隊だけで充分と考えられたイタリア海軍だったが、仮想敵国フランスが「ベア
ルン」だけならまだしも、艦隊型空母『ジョッフル』級を計画した事により変わる。
奴らよりも優位に立つ為にこちらも艦隊航空兵力を持つべきだ。鈍重な爆撃機では無理なんだ。
1926年。客船「ローマ」を接収し、航空母艦への改修を行う事になった。それが姉妹艦『アク
ィラ』だ。当初は簡単な工事で済ませて補助空母にする筈が、関係者の熱意が上層部を動かし、
本格空母への道を歩ませた。ジェノバのアンサルド工廠で行われた工事は、客船としての上構を
全て取り払い、全長を超えるような飛行甲板を設置し、近代的な煙突と一体化した艦橋と、大掛
かりな物となった。また、艦内も細かく区切られ、沈み難い構造と成った。(間接防御方式)
更にバルジを装着し、魚雷対策にコンクリートを充填した。
右舷中央に設けられた艦橋と煙突、ドイツから齎されたカタパルトまで装備された広い甲板。
『アクィラ』はイタリア海軍が始めて手掛けたとは思えないほどの完成度の高い空母となった。
御披露目の観覧式にて飛行機が、『アクィラ』に着艦した時は居合わせたヒトラーとムッソリー
ニが起立、拍手喝采したほどだ。
だが、二番艦として空母『アウグストゥス』を接収して同様の改装をされる筈だった『スパルヴィエロ』は姉貴分の『アクィラ』に費用をぶん取られて、改装案よりも質素な艦となってしまった。
コストダウンはあちこちに現れ、全通式の飛行甲板こそ有れ、前端部から艦首へ向けての部分
は、幅が5m程の細い物と成ってしまった。(これは艦首に置かれた対空砲の射界を確保する為
だと言われる)また、島型の艦橋は装備されず、飛行甲板の前端部に設けられた。
対空砲も同様で、当初「15.2cm単装砲6基、10.2cm単装砲4基、機銃少々」と言う要目
だったが、流石に「対空武装が貧弱」だと言う訳で、途中で「100mm(47口径)連装高角砲
6基、13.2mm連装機銃8丁」に変更された。
甲板は全長204m、格納庫は全長140m弱でその上部にのみ船体幅と同等の飛行甲板を
持ち、それから艦首へ向け、前述の細長い射出甲板が有り、一応はカタパルトが装着された。
ちなみに格納庫後端から艦尾へは、飛行甲板は存在せず、全体的に飛行甲板長は183mで
ある。(飛行甲板の形状は英の「アーガス」を参考にしたと思われる)
更に特異なのはエレベーターで、飛行機の形状に合わせて「十字型」をしており、実用最小限
の大きさしかない為に大型の雷撃機は運用できない状態である。
機関部は客船時代のままで、ディーゼル機関で18ノットを発揮する。煙突は設計では飛行甲板
下両舷に排出する方式だったが、『アクィラ』に倣って右側に傾斜煙突を設け、指揮所を組み
込んだ。ちなみに機関区を魚雷から守るために機関区と同じ長さのバルジを設けた。
飛行長は搭乗員の顔を見回した後、満足げに頷いた。
「ようやく自分たちに課せられた使命の重さに気付いたか、だが、これは好機でも有る!
お前達、「スパルヴィエロ」航空隊の活躍如何によっては、枢軸内の位置付けも変わるかも
知れん。綺麗なねーちゃんと遊ぶ金が欲しくば、せめて戦艦に魚雷を一本でも当てるこったな」
「魚雷一本? 飛行長も志しが低いですなー」
「撃沈ですよ、一撃必殺主力艦撃沈。それ以外は考えられませんな」
ガリバルディ、アヴェローフ両名が声を合わせて応え、後ろの搭乗員仲間も頷きあう
「ほう、さしもの色ボケ共も、気合が入ったらしいな」
「当たり前ですよ。良い女が掛かっていますからねー」
結局の所、女が動機だった。ラテン系らしいと言うべきか・・・・
ガリバルディ、アヴェローフ、サンソン、ヴェルトの四人の飲み仲間が、サイゴン港の
酒場に遊びに行った際、四人が四人とも心奪われた美女が居たのだ。だが、彼女は一筋縄では
行なかった。
「あたしは度胸の有る男が好きなのさ。そう、敵の船を一番でっかい船を一人で沈めちゃうよう
な、あんたらに其れが出来る?」
大きな胸を突き出し、見事の啖呵を切って見せた。
「ライオン」なら彼女の出した条件に十分見合う。ここで沈めないわけには行かない。
飛行長は搭乗員の顔を見回した後、満足げに頷いた。
「ようやく自分たちに課せられた使命の重さに気付いたか、だが、これは好機でも有る!
お前達、「スパルヴィエロ」航空隊の活躍如何によっては、枢軸内の位置付けも変わるかも
知れん。綺麗なねーちゃんと遊ぶ金が欲しくば、せめて戦艦に魚雷を一本でも当てるこったな」
「魚雷一本? 飛行長も志しが低いですなー」
「撃沈ですよ、一撃必殺主力艦撃沈。それ以外は考えられませんな」
ガリバルディ、アヴェローフ両名が声を合わせて応え、後ろの搭乗員仲間も頷きあう
「ほう、さしもの色ボケ共も、気合が入ったらしいな」
「当たり前ですよ。良い女が掛かっていますからねー」
結局の所、女が動機だった。ラテン系らしいと言うべきか・・・・
ガリバルディ、アヴェローフ、サンソン、ヴェルトの四人の飲み仲間が、サイゴン港の
酒場に遊びに行った際、四人が四人とも心奪われた美女が居たのだ。だが、彼女は一筋縄では
行なかった。
「あたしは度胸の有る男が好きなのさ。そう、敵の船を一番でっかい船を一人で沈めちゃうよう
な、あんたらに其れが出来る?」
大きな胸を突き出し、見事の啖呵を切って見せた。
「ライオン」なら彼女の出した条件に十分見合う。ここで沈めないわけには行かない。
「なるほどな、後の二人に対して、お前達は有利な位置にいるわけだ。 だが、手柄を焦って、
馬鹿な真似をするなよ? 敵は対空装備を重視した艦らしい。高角砲を24基も積んでいる
らしい。それに、向こうにも空母が二杯もいる、更に場合によっちゃ基地戦闘機が飛んでくるぞ?
少しは頭を冷やしてから行くんだな。・・・サイゴンの酒場か。で、何て言う店なんだ?」
ずうずうしく聞いてくる飛行長を軽くいなすガリバルディ
「駄目駄目駄目!!!!、飛行長のようなオジンは、彼女は好みじゃないですよ」
ガリバルディは断言し、それにアヴェーロフもそれに頷いた。
「取り合えず、候補は俺、ガリバルディ。フランス野郎で大砲屋のサンソン。ドイツっぽで水雷屋の
ヴェルトの四人。だが、勝って、『サラ・メロー』をモノにするのは俺だ!!。お前やサンソンには
絶対に負けん!!」
「それはこっちの台詞だ!!お前やサンソンには絶対に負けん!!」
「おいおい、もう一人のヴェルトって奴はどうなんだ?」
「眼中になし。ですな」
またもガリバルディは断言し、アヴェーロフも頷いた。これは、これで、志気が高いと言えるので
あろうか・・・
「飛行長、いつに成ったら、「ライオン」への攻撃にいけるのですか?」
59 :
山崎渉:03/05/28 15:54 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
「こいつは・・・・ちょっと・・・・難しいかも知れんぞ」
「何ですって?何故なんですかい、砲術長!!」
ポッシ砲術長の言葉に、サンソン・エーデンブロイ中尉は噛み付いた。発令所の砲術スタッフの
誰もが似たような気持ちだったが、サンソンの反応の速さに誰もが驚いた。
「おい、落ち着け、サンソン」
砲術長が言った
「いくらこの「ダンケルク」が31ノットの高速艦でも、追いつけないものは追いつけないんだ。
いくら射程41700mを誇る33cm砲でも、弾丸が届かないことは確かなんだ。出来ないものを
幾ら悔やんでも、時間の無駄というものだ」
砲術長は艦の作戦室にて、「ライオン」に追いつくのは難しいと言う偵察情報を得ていた。それを
砲術スタッフに伝えた途端の騒ぎだ。
「しかし、悔しいじゃありやせんか。ようやくこの『ダンケルク』がアジア最強の戦列艦だと言う事を
証明する矢先に、また空振りだなんて!!」
そうだ、そうだ、と、巻き上がった声をピエール砲術長が制した。
「悔しいのは俺だって同じだ。何度も地上の司令部には泣かされて来た。本音を言えば、ハラワタ
が煮えくり返っているんだ」
砲術長の言うとおりだった。
彼らの乗る「ダンケルク」は、ダンケルク級のネームシップだ。「トゥーロンの悲劇」の後、ブレスト
に浮揚・回航・修理・改装され、姉妹艦ストラスブールと同等の装甲と、最新型の射撃用電探を
装備した。その実力は確かでリシュリューを痛めつけた「ロイヤル・オーク」を撃沈している。
フランス海軍は対英開戦前はクールベ級二隻とブルターニュ級三隻、ダンケルク級が有った。
そのうち、クールベ級とブルターニュ級は1910年代竣工で砲力も弱い。1920・30年代に各艦
とも逐次近代化改装を行ったが、欧州のレベルでも一線級とは言い難い。
それに対し、欧州で覇権を狙うドイツ海軍の挑発が有ったが、厄介なのは陸軍くらいで、海軍は
前時代の遺物の前弩級戦艦しか保有していないので、大して危機感は抱いていなかった。
だが、ドイツがポケット戦艦『ドイッチュラント』級を竣工して自体は一変する。 戦艦並の主砲に
長大な航続能力、既存の戦艦では追いつけない速力。厄介な存在だ。
だが、これは「好機」となった。軍予算をマジノ線や陸軍の装備に持っていかれて、小艦艇の
整備しか出来ない仏海軍にとって、いいカンフル剤となった。 世論を上手く利用したフランスは
新型戦艦の予算を獲得し、『ダンケルク』級を起工させた。だが、これで均衡が崩れた。
当のドイツは強力な対抗艦が出現した事に驚愕した。待て、ポケット戦艦は防御力は軽巡並
だぞ、いきなり巡戦を持ち出してくる奴があるか。まずい、装甲巡洋艦では巡戦に勝てない。
結局、ドイツは「シャルンホルスト」級を起工せざるを得なかった。いい迷惑なのはイタリアで、
大慌てで旧式戦艦四隻の近代化改装に乗り出し、更に『ヴィットリオ・ヴェネト』級を計画、起工
して対処する羽目になった。
その後、中型戦艦の波は世界中に広がり、日本、アメリカ、ロシアが其れにならった。英国は
建艦競争に無関心を装ったが、R級の近代化よりも「レナウン」級と「フッド」級の近代化改装を
進めたのが答えだろう。
「おっと、肝心な事を言っておかなくてはならないな。まだ希望がなくなったわけではないぞ。
「ライオン」が足を引きずっているお陰でイタリア海軍が空母機動部隊を出撃させるそうだ。
連中が更に打撃を与えてくれさえいれば、こちらも追いつける。砲戦が出来るんだ。」
大砲屋にして見れば藁にも縋るような思いだが、希望には違いない。希望は捨てなければ
見続けられるものだ。発令所内の空気が緩和された。
ところが、そんな中に居ても浮かない顔をしているのが先ほどの中尉である。
「どうした、サンソン? 聞いていなかったのか?」
「いえ、そんな事はありません。」
「航空母艦(ポルタアヴィニヨン)の連中が信用ならないか、我が軍に比べて実績が無いのは
仕方がない。だが、こんな奴らでも活躍してくれなければ、奴らの存在意義がない。また空軍に
引き戻されたくなければ、奴らも必死になってやってくれるだろう・・・・とは思っている」
自国の機動部隊ならばまだ安心できるが、相手がイタリアなので語尾が濁る砲術長
必死。・・・・・・・・・・そう、確かにそうだろう。サンソンは飲み仲間の顔を思い浮かべた。
ガリバルディとアヴェーロフ。あいつらも死に物狂いになるだろう。こんな極東の港町にはまともな
女の居る酒場はそうはない。同じラテン系の血を持つ奴らのことだ。この時ばかりは本気になる
だろう。サイゴンで会った、『サラ・メロー』の為ならば。
もし、あの二人が「ライオン」を沈めてしまったならば? いや、そんな事はありえない。欧州では
航空攻撃だけで戦艦が沈んだ事は一度としてない。イタリア人にできる物か。 そうだ、奴らに
出来るのは精々が俺のアシスト役くらいの物だ。「ライオン」の足を止め、俺に花を持たせる役回
りに決まっている。そういや、もう一人居たな、ドイツのヴェルトか、あいつの出番はもう無いな。
奴の居る潜水艦が「ライオン」に魚雷を当てた功績は認めるが、足の遅い潜水艦ではもう追いつ
けない。芋潜水艦は港で控えていろ
「砲術長」
はらりと態度を変えるサンソン
「『スパルヴィエロ』の連中を信用していますよ、仲間じゃないですか!」
その酒場を先に発見したのは、ヴェルト・ケーニギン中尉だった。サイゴン港の奥でひっそりと
店を構えているのを、ドイツ人的探求力で発見したのだ。 他の三人を連れて行ったのは、ある
種の危険を悟ったのかもしれない。三ヶ月前の休暇の時に、四人はその店へと向かった。途中に
は、予想通りの障害もあったものの、店にたどり着いた途端に、そうした苦労は吹き飛んだ。その
店の看板娘の『サラ・メロー』は予想以上の上玉だったのである。
単にグラマーで、艶やかな女ならば本国の酒場からあぶれて来たので一杯いるが、目の前の
女は無邪気な10代と近寄り難いが、それが魅力な魔法のような魅力を称えていた。
「あたしを抱きたいならば、度胸は有るんだろうね? 敵の船を、自分の力で沈めてしまうような、
あんたらにそれが出来る度胸はある?」
こういわれた瞬間に、四人は敵同士になった。
もっとも、それは表面上で、水面下でイタリア組は結託していたようだ。理由は、「枢軸派」か
「準枢軸派」かだ。イタリアはドイツと手を組んでいたが、ドイツにとってイタリアは貴重な兵站を
無駄使いする厄介者で、むしろ資源と施設を持つフランスの方が相棒にふさわしい。だが、最初
に同盟を組んでいたイタリアにはフランスとドイツがくっつくのが面白くない。
それは、幹部同士の付き合いから下士官同士のつき会いのあいだまで及んでいた。
「シチリアの泥棒猫め、奴ら二人が水面下で手を組むならば、俺は本当に水面下で勝負して
やる」
潜水艦U−54に乗り込んでいるヴェルトは、そうやって闘志を燃やしていた。もちろん、「ライオン」
追撃戦の話は知っている。サラを振り向かせる好機だ。
独逸東洋艦隊は、独地中海艦隊司令部から情報を受け取ると、直ちに哨戒網を展開した。
基地航空隊は言うに及ばず、通商破壊に繰り出した潜水艦隊にも、ライオン探索の指令が飛んで
いる。水上部隊も、全力出撃に近い物だった。
ポケット戦艦「リュッツォー」重巡「ザイドリッツ」を中心とする第一グループ。前弩級艦「シュレヴィ
ヒ・ホルシュタイン」「シュレージェン」「ツェーリンゲン」を中心とする第二グループが出撃をして
いた。(第二グループがやたら旧式艦ばかりだが、砲艦と宿泊艦代わりに本国から派遣されて
来たものであり、略奪した船団の護衛として使われている)
ところが、ろくに情報の集まらない段階で第一グループは引き返されてしまう。「ライオン」の補足
が困難と判断し、第二グループをも撤退命令が飛んだが、すぐにまた「スパルヴィエロ」艦載機に
よる攻撃要請が発令された。二転三転する命令は、三軍に少なからず混乱をきたしている。
「まぁ、今に始まった事ではないがな」
発令所で海図を睨みながら、潜水艦長のブレイラウ少佐が言った。
「司令部は大鑑を大事にしすぎる。まるで硝子細工の様に。危なくなると直ぐに撤退させる、軍艦
の仕事が危険な事は当たり前なのにな(苦笑」
「まったくです、戦艦は船団が運んできた貴重な油を食いつぶし、空母だって空軍の借り物を
乗せている連中です。いつ返してくれ、と言われるか、解ったもんではないです」
ヴェルトが言った。例の三人に対する敵視は恋敵だとか、枢軸国としての派閥だけに限らない
らしい。
「自分たちは、連中とは別の線から当たってみる。多分、こちらの方が確実だが、中尉には危険
な仕事を押し付けてしまうな」
「艦長、軍艦の仕事に危険な事は・・・」
「当たり前だったな(笑」
ブレスラウはヴェルトの背中を「ポン」と、叩いた。
実際、開戦以来、ドイツ海軍で戦果と呼べる成果を着実に上げているのは潜水艦隊のみだった。
開戦時に東洋に24隻と言う多数の潜水艦を派遣したドイツ海軍は、大型艦と違ってそれらを惜し
み無く戦場に投入していたからだ。
ブラスラウ艦長の指揮する「U-54」は今年だけでも九隻の獲物を屠っており。その中には英国
巡洋艦「カヴェンディッシュ」も含まれている。10隻目の獲物が敵主力艦。それも「戦艦」と
来ればいうことはない。
「自分たちは、連中とは別の線から当たってみる。多分、こちらの方が確実だが、中尉には危険
な仕事を押し付けてしまうな」
「艦長、軍艦の仕事に危険な事は・・・」
「当たり前だったな(笑」
ブレスラウはヴェルトの背中を「ポン」と、叩いた。
実際、開戦以来、ドイツ海軍で戦果と呼べる成果を着実に上げているのは潜水艦隊のみだった。
開戦時に東洋に24隻と言う多数の潜水艦を派遣したドイツ海軍は、大型艦と違ってそれらを惜し
み無く戦場に投入していたからだ。
ブラスラウ艦長の指揮する「U-54」は今年だけでも九隻の獲物を屠っており。その中には英国
巡洋艦「カヴェンディッシュ」も含まれている。10隻目の獲物が敵主力艦。それも「戦艦」と
来ればいうことはない。
68 :
やン:03/05/28 19:42 ID:???
ヒューベリオン
荒らすなよ軍事板の二大良小説スレッドだぞ
(両方ともマイナー艦だが)
>69
RNが不思議な事に芋よりも蛙よりもアルマダよりも念入りに間抜けなのが
「味」もしくは「あく」ですが。
これって田中芳樹の下層戦記なの?
前スレによると
英オーストラリア・カナダVS独伊フィンランド仏露と言う鬼のような設定
日本とアメリカは傍観・・・
漏れも傍観…
この小説では「条約型戦艦大和」が出てきます!こうご期待!
「機影を発見! 敵機330度方向!!」
レーダー員の慌しい声が、司令塔に聞こえる。敵だ! ここはすでに大英帝国軍の制空権だ。
「急速潜行! 防水処置急げ!」
ブレスラウ艦長が叫ぶ。
北西の空から現れたのは、珍しい複葉機だった。布張りの翼がバタバタ揺れている。恐らくは
哨戒任務を帯びた空母艦載機だろう。
曇天を背に、爆撃機の姿がみるみるうちに大きくなってくる。まるで、死を運ぶ怪鳥の様に
ドイツ海軍の潜水艦にレーダーを装備している物は未だ少ない。敵機に気付くのが送れ、撃沈
された同胞は数が知れない。幸い、この艦は試験的にレーダーを装備できた。水上艦に搭載され
ているものより精度は劣るが、無いよりずっとマシだ。
>「条約型戦艦大和」
KGXモドキの大和など全然見たくねえ。
糞第二次ロンドン条約なぞ守った日には世界中で
駄作戦艦が大量生産された悪感。
第二次ロンドン条約における戦艦建造制限
@1艦辺り35000トン以内に制限
A新型戦艦の主砲は36cm以内
以下略
どーみても創意工夫で全く補えません(w
個艦性能での優劣すら完全に否定する内容だとヘタリアでさえ
本気で激怒しかねない脅迫に満ちた条約ですが
>78
装甲艦枠ならば16インチまで詰める点に注意。
史実でさえ18インチを「50口径16インチ」と言い張った日本ならば
18インチ三連装二基とかを見込めると思われる。
それに、通常は燃料や弾薬の積載量を減らして吃水を浅くすれば誤魔化せるし
有事には満載排水量状態にバルジ追加してやりゃ充分
>79
言い張る事と現実の重量計算は全くの別物。「18in砲」1門が砲身だけで
160tもあるんですぜ。砲塔全体では3、254tが史実モードだ。それ
でいて命中弾を公算射撃で期待するには6門はお説のとうり要るんだ(ハッ
シュハッシュ式に公算で命中を期待しないならもっと少なくできるが)。兵
装重量だけでとんでもない重さにすぐになる。お説は砲塔2基であって史実
モードではない、シャルと装甲艦の砲塔の関係のような薄皮バージョンだろ
うが、もとよりその重さでは戦艦のイロハ(砲にみあった装甲)もできない
し、有事にバルジを付けるというが、施工としては比較的簡単でも数ヶ月は
どう頑張っても船渠入りで、その間に米太平洋艦隊は本土近海に来てしまう。
だいたい、まず冷静に考えてみてくれ。そんな投射弾量だけが特大の特大巡
洋艦を本土近海での迎撃作戦1本に搾った帝國海軍が必要とするだろうか?
国費の無駄使いとして艦政本部の建物の中で消滅するだろう。
もっとも外交達者の英国が欧州全て敵にまわして海洋国家群日米と組んでな
いという愚策を演じる世界なら帝國の地政学的位置付けから始まって帝國海
軍の整備方針自体が違うという話もあるがね。
>80
前スレッド読めよ
日本は既に対米戦やっていて、国力が疲弊している世界なんだよ(旭日旗、逝くみたいな)
しかも、海戦で帝國は金剛榛名霧島比叡扶桑山城伊勢日向長門陸奥のうち残っているのは
金剛・比叡・伊勢・長門の四隻。その代わり、米国は太平洋艦隊が壊滅してて大西洋艦隊の
一部をハワイに駐留させている状態で、米国民は余りの酷さに反戦モード。
そんな日米とどうやって英国が組めるんだ?
82 :
80:03/05/31 15:52 ID:???
>81
前スレ?吹っ飛んだ時なくなったんちゃうのん。
まあそれはいい。
戦艦の数のみで海洋国家の総合戦力は測れるもんじゃないよ。少なくとも
この3国が海運の主導権をにぎり手を組まないまでも相互の背中は「とり
あえず安泰らしい」という状態なら交易路保護の手間は随分減る(WW1
とほぼ同条件で本国水域に主力を集中できる。少なくとも米のケースレッ
ドを想定しないでいいだけでもめっさありがたいぞ)。これだけでも交易
なくして一日も浮いていられない英国としてはデカい。
まして日米を頼れないなら尚の事全欧州と敵対するような愚策を外交達者
の英国がとる筈も無い(伝統的に大陸の最強国に対抗し他の強国を抱き込
み自らの海軍力とあわせてバランスを取るのがセオリーだ。唯一例外がリ
アルの今くらいのもんだ)。少なくとも離間策はとる筈。
捻るのはもちろん自由だがあまり現実と乖離すると新巻鮭になりますよ。
せめて大ちゃんレベルにもってこうよ。
あと18in装甲艦についてだが、日米とも酷い事言ってしまえば主力艦の
在庫一掃で維持費も掛からないフリーハンドの状況を得、かつさらに金が
掛かるという文脈でいうならその「歴史」だと「戦艦」が勝利を保障でき
る兵器体系で無い対抗戦力としての保険でしかない事(どちらも作戦レベ
ル以下で壊滅しただけで太平洋を挟んで対峙する戦略状況が大筋で何も変
わらない)までも証明してしまっている。という話になる訳だ。こういう
状況下ではますます18in砲装甲艦など意味が無い。
えー、空気の読めない馬鹿が一匹紛れ込んでいますが、どうします?
菊水でアボンさせますか?
>78
>どーみても創意工夫で全く補えません(w
イギリスの新戦艦が(>43)「45口径16インチ砲三連装三基」と言うのが気に掛かる。条約を
執り行う立場の英国が条約を違反していると言う事が気に掛かる。バレたならば外交及び国際的
信用を失う行為ではないか?
国際的に「信用なら無い国家」という印象を海軍をもつ国に思れかねないと思う
>80
>もっとも外交達者の英国が欧州全て敵にまわして海洋国家群日米と組んでないという愚策
>81
>米国は太平洋艦隊が壊滅してて(略)、米国民は余りの酷さに反戦モード。
その疑問は今スレッド(>47)の
「今一、欧州戦に乗り気でない世論の為に、英国への支援を大っぴらに行えないアメリカ〜」
を読めば解る筈。
だけど、アメリカはまだ英国を見捨てていない。(>45)で
「幸い、アメリカとの裏取引によって、大巡「アラスカ」級の砲塔・砲身を秘密裏に輸入する事が
出来た。」
とあるように秘密裏に英国を支援しているようだ。そして、傀儡として亡命オランダ艦隊に残存
艦艇の一部をくれてやって戦線に送り込んだりもしている。だから君の言ったことも半分はあって
いるのだろう
ただ、作品でいまだ日本が全く出ていないのが気に掛かる。仏印サイゴンをヴィシー・フランスと
ナチスドイツが使用している点から考えると早期講和を結んで枢軸から脱退している事も考えら
れる。その際に南洋から引き上げているのかもしれない
>83
やめろ、もう慶祝の時代ではない。つまらん馬鹿のために弾を無駄にするな
ビッグ7は史実と同様に存在するみたいだね(w
87 :
名無し三等兵:03/05/31 19:08 ID:XSXoRD5+
ソ連も条約加盟国か・・・・
クロンシュタットもソビエツキー・ソユーズも条約を違反している悪寒
この小説って昔あった
【日独仏露】今度はイタリア抜きで行こうぜ! 第四巻【米英伊】
の続きでしょう?
89 :
82:03/05/31 23:48 ID:???
>83,85
雰囲気?!
1のスレ立て趣旨からいえば「中型戦艦」に類似のまがいモノが、あくまで
まがいモノにすぎず「戦艦」にならない。そしてその戦艦の存在意義さえ「
小説」のシチュでは怪しいと切って捨てただけだ。
まあいまだ航空攻撃で沈んだ戦艦が存在していない世界なのだが
>82
>まがい物
ドレをさすんだ?スペイン海防戦艦か?英国大型船団護衛艦か?
92 :
89:03/06/01 11:26 ID:???
>91
79氏提案の18in砲装甲艦の事。もっともリアルの装甲艦や超甲巡系統は
皆そうだが(装甲艦を海防戦艦的に使用する等限定的な状況下を除く)。
「小説」については戦略以上のレベルにちと「?」なところがあるよって
だけです。
これは、つぶクリ先生のご指示です。
371 名前: つぶクリ 投稿日: 01/09/05 19:56 ID:6u3Sw0.c
残念ながら今の気力では、
10行読むのがやっとですので、みなさんすいませんが
10行以内でよろしくお願いします。
>>93 誤爆?
初めはしっかり節約せんとまた勤務医に逆戻りだぞ。
コンサルに勧められて変なモン買うなよ。
人手が足りなきゃカミさんを使え、カミさんを。
・・・と一応マジレスしてみる。
yamatoha「最小の船体に最大の主砲を」dana
米国の条約型装甲艦もレキシントンの考えを受け継いだ
「50口径16インチ3連装砲塔二基」「速力34ノット」の艦だしな
前スレッドではお互いに14インチ砲戦艦と門数の足りない16インチ艦の激突で決定打が
ないままに潰しあいになって戦艦アボーン
空母も条約の絡みで二万トンサイズので、航空攻撃でダブルノックアウト。残存艦艇も日水雷戦隊と
米条約型巡洋艦隊が熾烈な潰し合いをやってアボーンで、双方司令官と参謀もアボーン
今の聯合艦隊司令長官が豊田で、向こうの司令長官がリーと言う点が凄まじいな(w
「機影を発見! 敵機330度方向!!」
レーダー員の慌しい声が、司令塔に聞こえる。敵だ! ここはすでに大英帝国軍の制空権だ。
「急速潜行! 防水処置急げ!」
ブレスラウ艦長が叫ぶ。
北西の空から現れたのは、珍しい複葉機だった。布張りの翼がバタバタ揺れている。恐らくは
哨戒任務を帯びた空母艦載機だろう。
曇天を背に、爆撃機の姿がみるみるうちに大きくなってくる。まるで、死を運ぶ怪鳥の様に
ドイツ海軍の潜水艦にレーダーを装備している物は未だ少ない。敵機に気付くのが送れ、撃沈
された同胞は数が知れない。幸い、この艦は試験的にレーダーを装備できた。水上艦に搭載され
ているものより精度は劣るが、無いよりずっとマシだ。
英国人もヘタレだ。・・・
昭和17年5月 英国本国艦隊が北氷洋船団の護衛中に戦艦キングジョージX世が
駆逐艦バンシャビに衝突。バンシャビは真っ二つに折れて沈んでしまう。
その上、後続していた戦艦ワシントンが衝突現場を乗り切ろうとした時、
水中でバンシャビの爆雷が爆発。
ワシントンは死傷者はでなかったけれど、その衝撃で・・・
・主砲の射撃方位盤と砲塔の測距儀がすべて狂う
・はずみでモーターが動きだしてブレーカーが落ちる
・捜索用レーダーと三つの射撃指揮用レーダーが使用不能
なんていう珍被害が発生した。
>98
まあ、戦術レベル以下の過誤なんかどこの国も腐るほどあるけどね。
同じような衝突話なら最上に衝突グセがあった事はよく知られた話(生涯2度
も同格艦に当たってる)。独逸ではライプツィヒとPオイゲンが衝突したりし
てます。
しかも後者なんか「イ」の字のような居置関係でライプツィヒのどてっ腹にモ
ロに艦首を突き刺して竜骨をへし折ってる(当然以後作戦不能)。
戦術レベルでの過誤まで含めるなら独逸はシャルンホルストが護衛の駆逐艦部
隊とはぐれたままみすみす孤立無援の体で戦闘、喪失という珍被害が発生して
ます。
良スレ保守
防水が確認されると、「U-54」はベントを開いて潜行を始める。海水の流れる音が司令塔に響き
、動力は既に電気推進に切り替わっており、全力稼動中だ。
「深度10メートル、20メートル・・・・」
震度計の針がじりじりと回る。相手が飛行機だと、魚雷を撃って反撃するわけにも行かない。
去ってくれるのをじっと待つしかない。
「艦長、いざとなれば『荷物』は捨ててもらっても構いませんが」
「心にも無い事を言うな、大丈夫。俺のカンならすぐに居なくなる。終ったらさっさとずらかろうじゃ
ないか」
ブレスラウは今度は、ヴェルトの背中に手型がつくほどの力で背中を叩いた。
危険と隣り合わせ、船底一枚、その下は地獄。同時にそれは潜水艦乗りの誇りだった。
「着水音を確認」
聴音手が報告する。怪物の咆哮のような音が聞こえてきた。爆撃機が投下した対潜爆弾の炸裂
音だ。水中爆発の不気味な振動が船体を揺さぶる。ヴェルトはじっと息を殺して待った。
「RDFはまだ回復しないのか?」
ベンボー司令が苛立ちながら叫んだ
「はっ、後少々で・・・・・・・・・・・25分以内には完了するものと・・・・・・・・」
エドワード・グロッグ艦長もまた、苛立たしい声で答える
「それまでは周囲の見張りを厳戒に、特に対空監視を怠るな。いつ、何時にフランスの爆撃機
が襲来するか解らんからな」
ベンボーは念を押した。もちろん、そうした司令は三十分前に艦長が下したのだが・・・、乗員達は
前夜からのダメコンで疲れ果てている。集中力の途切れた時が一番怖い。せめて、電探が回復
すれば少しは乗員の負担が軽減するのだが・・・。
グロッグ達を憔悴させているのは、時折傍受できる枢軸軍の通信だった。イタリア海軍やフラ
ンス海軍をけしかけて、この「ライオン」を追わせているらしい。
巧緻に長けた独逸軍のことだ、単純なイタリア軍上層部や威信回復を望むフランス海軍は
競って付けねらう事だろう。
それとも、わざと解読できるような欺瞞情報をながしているのか? 平文はともかくとして、解読
できる文章が3/5にも達するのが気に掛かる。それでも、追っ手の中にフランス海軍の
「ダンケルク」、ドイツの「リュッツォー」+前弩級艦四隻が混じっているのが気に掛かる、今の
「ライオン」は12インチ九門。13インチ8門と11インチ6門+16門を擁する敵艦隊に劣勢を強じ
られている。
ベンボーは窓の向こうを、ぐるりと目を向けた。冬の海原に僚艦たちが波頭を切っている。軽巡
「ダイドー」「エメラルド」 駆逐艦「エクスプレス」「エレクトラ」「エンカウンター」。 対潜警戒の
「のの字航行」をしている駆逐艦群、昨日の戦いに生き残った艦らだが、「ライオン」同様に被弾し
傷付いているものが殆どだった。巡洋艦が搭載している電探は信頼性に乏しい旧式で、最新型を
搭載している「ライオン」の物が故障しているのが正直、痛い。
「追っ手の中に本当に仏海軍の「ダンケルク」が居ると思うかね?艦長?」
「違う索敵海域の情報を故意に流すというのは考えられなくも無いですが、「ダンケルク」に関して
は欺瞞の必要もないかと思われます。追っ手が「ダンケルク」であろうと無かろうと、今の我々の
選択肢はシンガポールに帰還するしかないのですから」
「それはそうだ」
「ほかの可能性としては、「ダンケルク」の名を強調する事によって本艦を振り向かせようとして
いるのかもしれません。それにより逃げた場合は「英海軍恐れに足らず」として貴下植民地での
奴らの宣伝材料となってしまいます。」
「私はウグー中将とは違うよ」
ベンボー司令は吐き捨てるように言った
故人を悪く言う気は無いが、半年前に戦艦 レゾリューションを指揮していたウグー中将は戦闘
指揮官として無能だった。 レヴェンジ級の姉妹艦で、輸送船団を率いていたレゾリューションを
女王陛下より預かっておきながら、ビスケー湾沖の戦いから戻ってくる事は無かった。せめてもの
救いは、別行動にしていた船団が無事に帰港出来た事だが、それは残りの士官の優秀性を示す
だけの物であって、ウグーの中将の有能さを示した物ではない。
「ベアルン」を沈めようと、護衛の旧式巡洋艦と護衛の駆逐艦と共に突っ込みすぎたために、
「ベアルン」から飛来した雷撃機隊により雷撃され、一時的に行動不能になってしまった。
その結果、足の遅い残存輸送船団がスペイン艦隊により壊滅させられ、その汚名を注ごうと
躍起となってスペイン艦隊を追いまわし、独仏通商破壊艦隊の包囲網に入り込んで撃沈させ
られてしまった。
WW1型の戦艦では、最新鋭のクレマンソーや改ダンケルク級、シャルンホルスト級に集団で
撃たれてはたまるまい。
「今は敵と戦うときではない。艦長は一戦交えてみたいかね?」
「性能面で引けをとるとは思えませんが、昨日のダメージが残っております。乗員達の疲労もあり
ますし、提督の決断に意義はありません。」
「あちがとう、エドワード艦長。 ・・・・・・・・・・決断か、私はウグー中将のことを悪くはいえないかも
しれない」
ベンボーは、もう一度、並走する僚艦に目をやった。「エメラルド」の第一砲塔のあった場所には
スクラップが乗っていた。弾火薬庫に注水したお陰で誘爆は免れたが、吃水が下がり、足は遅く
なっている。「ライオン」も艦首に飲み込んだ海水のお陰で舵の効きが悪い。機動力の低下は
電探の損傷よりも深刻といえた。
「被った損害の割には、戦果は皆無だ。ましてや独船団壊滅という目的は果たせなかった。今回
の襲撃は大失敗だな」
「ひとつやふたつの負け戦を気にしては、戦争などは出来ません。」
「私は失敗と言ったのであって、敗北を認めたわけではないよ。 いかんな、ウグーの霊にでも
取り憑かれたか」
心霊主義者の様な事を行って、苦笑いをするベンボー中将。
インド洋での戦いは基本的に英国の輸送船団を壊滅か拿捕し、奪った物資を本国へ送る事への
繰り返しである。その為、互いに足の引っ張り合いをする事になる。当然、輸送船団の規模やスケ
ジュールは伏せられるのだが、逆にわざと情報を流して敵を誘い出すと言う手もある。
こうした作戦が成功した例を挙げれば、もっとも多く語られるのは46年後半に生起したオラン沖
海戦であり、その立役者となったルミラ・ディプレ中将であろう。中将は高速戦艦 「ダンケルク」
に将旗をかかげ、三隻の戦艦を伴って、誘い出されて来た英地中海艦隊と交戦した。この戦いで
ダンケルクは巡洋戦艦レナウンを射距離3万から初弾夾叉・撃沈して各国の注目を浴びた。
勝因として水中から英艦隊を翻弄した独逸のU−ボートや、肉薄し魚雷を叩き込んでくる伊の
水雷艇の存在(ウォースパイトに距離500mから魚雷を叩き込んだ猛者も居る)もあるが、やはり
ディプレ中将の作戦立案能力による所が大きい。英仏両軍の海上兵力を比べてみると、質的に
は互角だが、量では英海軍が有利であることは明らかである。その点が英側の慢心に繋がり、
足元を掬われる事と成った。仏側がこの一点に戦力を集中してくる事が考えられなかったのだ。
今回は別のパターンだ、シンガポールへのタンカー護衛を終えたライオンは、現地で新たな
作戦命令を受けた。仏印へ向かう輸送船団を攻撃せよ、と言う物だった。仏印に配備される
新型小型戦車を載せていると言う。
ベンボー中将は危険を嗅ぎ取ったが、本国からの命令には従うより無かった。
良スレ期待age
この世界ではソ連の対独戦が無いから、ソビエツキー・ソユーズが普通に竣工しそうだ
地中海と違って、未だインド洋では陸上兵力による対決は行われていない。だから、こちらでは
前世紀の遺物と言うべきインディペンデンス重戦車と言う物も配備されていたりするが、仏印に
いる諜報員からの報告では、独逸の四号戦車や仏のシャールD1Bis(四号戦車ノックダウン生産
版)が少数だがドイツ−ソ連−サイゴン経由で続々と配備されており、着々と陸上戦力で押され
つつある。もし、奴らが強化された陸上戦力に物を言わせてタイを落とし、陸伝いにシンガポールに攻め込んでこられたら、弱体な陸軍では到底防ぎきれまい。だからこれ以上奴らを強化させ
ないためにも危険を顧みずに向かわなければ成らなかったのだ。
ベンボー中将は、東洋艦隊の主力から余裕のある戦力を率いて北進。空襲の心配が無いように
深夜、突入を試みた。戦艦「ライオン」の他に重巡「エクゼター」「コーンウォール」「ドーセットシャー」防空軽巡「ダイドー」駆逐艦「エメラルド」「エクスプレス」「エレクトラ」「エンカウンター」の
合計9隻の有力な艦隊である。装甲艦が一隻と巡洋戦艦が一隻しかない独東洋艦隊など、一蹴
できうるだろう。と、思われていたのだが、悪い予感はやはり的中する。
ドイツ・イタリア・フランス艦隊が待ち受けていた。リンガ泊地で停泊中のライオンを、現地人の
スパイが独東洋諜報部に通報されていたのだ。儀装網くらいで大艦を隠すことは出来なかった
のだ。第一次ライン演習時の仇を取る機会をドイツ海軍は待っていたのである。
>107さん
>ソビエツキー・ソユーズが普通に竣工しそうだ
史実の通りの「普通に」は残念ながらこの小説ではありえないです。
「>2」でソ連も東京条約締結に参加していますので、戦艦は14インチ艦になってしまいます。
ちなみに史実よりもイタリアとの結びつきの高いソ連はガングート級の近代化改装をイタリアに
頼みます。イタリアは「コンテ・ディ・カブール級」「アンドレア・ドリア級」での改装実績が有るので
二つ返事で了承し、代金として石油と鉄鋼を得ています。その為に満足できる海軍活動が出来る
のは別の話・・・
ソビエツキー・ソユーズは14インチ砲3万5千トン戦艦として竣工しますが、主砲としての
16インチのテストヘッドとしてシェイプアップされた船体を持つクロンシュタット級を選びます。
ちなみにこの時代のソ連はスターリンが外洋艦隊を望んだ為に資材と人材が海軍よりに行き
渡った結果。史実よりも機甲兵力が減衰しております。
多分、ドイツと袂を違えば冬将軍を待つ事無く首都が陥落するでしょう(爆)
スターリンは悩んでいました。彼の配下であるソ連軍は陸戦では欧州の大国フランスにも互角
以上に戦える世界最大最強クラスの軍隊を保有した居ましたが、海上兵力では大きく見劣りが
しました。原因は解っています。日露戦争にてバルチック艦隊が日本の聯合艦隊に敗れたため
に海軍は零落の一途を辿り、更に追い討ちをかけるように帝国主義崩壊に伴う革命で優秀な
海軍軍人が国から、あるいはこの世から去ってしまったです。彼が今の座を確保するのに邪魔
だった人間を粛清した時に多くの経験豊富な海軍軍人が含まれていたからです。今残っているの
は内陸部に左遷された者や海外に駐留していた者ばかりで、どちらも長く海に出ていなかった
海軍軍人として半人前ばかりです。
国家としてこの先、海洋国家である英日と資本主義の権化アメリカと覇権を競う事になれば強力
な海軍は必要です、となると陸軍の強化は一先ず置いておいて、海洋戦力強化を最優先にして
置く事が必要なってくる。海軍にはあまり造詣の深くないスターリンではあったが、既存の海軍
だけで世界に名立たる英日米の海軍に勝てるとも思えなかったのです。
当ては、ありました。かなり旧式とは言え、接収した旧露西亜帝国の戦艦を始めとする少なく
ない軍艦はありましたし、数次に渡る五ヵ年計画で重工業化も開花し始めています。民間に資本
を投入し、革命的労働者の力を持ってすれば決して不可能では無いでしょう。
スターリンが海軍の強化を推し進めたの理由が有ります。先の海軍条約締結の折に英米が
自国らが有利になるように条約を改正しようとしていたのです。他国の軍艦保有枠を1/2に固定
し、海軍力では対抗不能にする為でした。幸い、試案が日仏伊にリークし、条約決裂為の裏交渉
をイタリアが持ちかけ、フランスと共に乗った為に資本主義者と帝國主義者の悪意から海軍を
救えましたが、そんな幸運が何度も通用するわけがありません。やはり、ここは自分たちの力で
解決する必要があったのです。
「我れらがソ連軍に新世代の戦艦を造り、帝國主義者の海軍を一蹴できうる海軍を付くなら無け
ればならない!!」
ここは「記念艦 やまと」スレッドの姉妹スレですか?
かくして明けて1935年冬、ソ連海軍大増強計画がスターリンの鶴の一声によって開始された。
中小艦艇の大規模な増強及び新型戦艦の建造など、多岐にわたる建艦計画がスタートしたの
だ。当初の目的は「ソビエツキー・ソユーズ」級戦艦を5隻、「クロンシュタット」級大型巡洋艦を
16隻を目標としていた。その他にもかつて接収した旧ロシア帝国艦の近代化改装等が盛り込ま
れていた。1935年と言えば、東京条約の戦艦代艦規定より日英米が代艦建造を開始した年
である。ある海軍関係者によるとスターリンは日英米三国の代艦建造に触発された、という噂
まであった。(海学社 「世界の戦艦 5月号 ソ連/東部ロシア帝国戦艦の100年」より)
投入された艦艇は次の通りである。
超弩級艦
「ダンケルク」「コンテ・ディ・カブール」
前弩級艦
「シュレヴィヒ・ホルシュタイン」「シュレージェン」「ツェーリンゲン」
装甲艦
「リュッツォー」
重巡
「ザイドリッツ」「シュフラン」「コルベール」「デュプレ」「ザラ」「フゥーメ」
軽巡
「エムデン」「ケーニヒスブルグ」「エミール・ベルタン」「ラ・ガリソニエール」
「ルイジ・ディ・サヴォイア・デュカ・デグリ・アブリッチ」「ライモンド・モンテクッコリ」
駆逐艦
14隻(護衛駆逐艦・大型駆逐艦含む)
艦隊に前弩級艦が入っているのは、練習艦であった「ホルシュタイン」と海防戦艦兼護衛艦隊
所属であった「シュレージェン」「ツェーリンゲン」を独東洋艦隊が本国に無理を言ってかき集めた
ためだ。(実際は物資を引き取りに来た護衛艦隊を無理やりに編入させた物だった。)
護衛駆逐艦は船団護衛用の簡素な装備と充実した対潜装備を施した低速の駆逐艦である。
大型は伊仏が巡洋艦の補助戦力として整備した排水量2000トン前後の駆逐艦で、砲力と
雷装、凌波性で他国の駆逐艦の性能で凌駕していた。
・・・・
まあ、下層戦記とはいえ、
タダだ
>113
たまに作者以外の人が書いているのに律儀にあわせて書いてくれると言う・・・
いい人だ・・・
お前は作者とネタ荒らしの区別はついているよな?
スターリンのOVERは2スレ目の
>>1だな。
第二次聯合艦隊VSバルチック艦隊の燃える話を書いてくれた人。
再UPキボンヌ
荒らしは放置
118 :
名無し三等兵:03/06/20 16:11 ID:Z3efGa9A
荒らしは放置にしてレス不が基本
のちに「サイゴン沖海戦」と呼ばれたこの戦いは、立ち上がりから枢軸側に有利だった。
戦艦が5対1、11インチ18門+12.5インチ10門+13インチ8門に対し、英国側は12インチ
9門(枢軸側にはまだ16インチ9門と思われていた)と言うハード的優位に加えて基地戦闘機に
よる弾着確認というソフト的な優位にも立っていたからだ。
ライオンも射撃管制レーダーを備えているが、この時点で電探が不調で、本来の性能を出し
切れて居なかった。その為、この海戦では結果として現れた。独仏戦艦が射距離3万から射撃
開始するまで、イギリス側は枢軸艦隊を発見できていなかったのである。たちまちのうちに露払い
を務めていた「ケント」が炎上し、旗艦「ライオン」も水中に包まれた。枢軸艦隊の攻撃は熾烈を
極め、巡洋艦と駆逐艦は雷撃を仕掛けてきた。英国艦隊は崩壊してもおかしくはなかったが、
そうはならなかった。
ベンボー中将の冷静かつ的確な指揮ぶりと、「ライオン」の轟陣な防御力による所が大きい。
もしも旗艦が最初の一撃で指揮不能になっていたり、戦闘不能になっていれば英国東洋艦隊の
命運はそこで終わりになっていたはずである。だが、「ライオン」が浮いていたからこそ、「高速
列車が鉄橋を通過するような雄叫び」の様な音を出して降り注ぐ砲弾の雨の中、ベンボーは落ち
着いて『撤収』命令を出す事が出来た。彼は「レゾリューション」の指揮官のために自分のプライド
の為に傷を広げるような事はしなかったのだ。
金剛級代艦が大和級を名乗る世にも珍しい小説
そうした指揮官の意をくんだのか、英国海軍士官の冷静な仕事振りは見事なものだった。
敵の巨弾が降り注ぐ中を、追射しつつ後退。沈没しつつある「ケント」を陰に駆逐艦が素早く
横付けし、乗員を救出しつつ敵軽巡に対し追射して牽制すると言う「離れ業」を行い、撤収を
無事に完了させたのである。
賞賛に値する。実際、戦後に発刊された第二次大戦海戦記の多くがこの「サイゴン沖海戦」に
頁を割いているのだ。
結局、「サイゴン沖海戦」で沈没した英国艦は重巡「ケント」、駆逐艦「ミストラル」「ミレイユ」
の三隻のみで、枢軸側は重巡「ザイドリッツ」が左舷後部に駆逐艦の雷撃を喰らって大量浸水、
中破と言う有様だった。(偶然に艦尾の接合部に命中)
朝日と共に終結した枢軸艦隊は、あまりの戦果の少なさに驚愕した。
だが、「ライオン」を始めとする英国艦の無数のダメージを帯びている事は確かである。
枢軸艦隊司令ハンス・ノルトマン中将は、直ちに追撃を命じた。ドイツ海軍の狡猾さとヴィシー
フランス海軍の恨みの深さには定評がある。仏基地航空隊の航空機を総動員させ、U−ボート
による哨戒網を強化させた。ついには訓練中だったイタリア空母「アクィラ」までも動かした。
死地を脱したかに見える英国艦隊だが、枢軸軍の魔の手からはまだ逃れられたわけでは
なかった。
「主砲は9門共に使用可能か。・・・・・・だが、今のこの艦は戦闘できる状態ではないな・・・今は
『逃げの一手』に徹するほかあるまい」
修理状況を知らせる報告を受けたあと、ベンボー中将はそう呟いた。
「まったくですな」
エドワード・グロッグ艦長が溜息をついた。
対16インチ用の装甲を被せられた「ライオン」は先程の海戦で喰らった無数の砲弾の多くを
ことごとく弾き返したが、「ダンケルク」か「リュッツォー」のどちらかは知れないが、中距離から
放たれた砲弾が一旦、艦の手前に着弾し、驚くべき事に水中を魚雷のように進み、水中のバルジ
を突き破って機関区にダメージを負わせたのだ。(戦記では「悪夢の一弾」「ビスマルクの怨念」
「黒い悪魔」と、紹介されている) そのため、速力は24ノットまで落ちた上に、振動で射撃管制用
電探が故障し、独仏に比べ性能の劣る測距儀による光学砲撃に切り替えなければならなかった。
艦の水上部に厚い装甲を張り巡らした代償として、対水雷防御は御世辞にも優れた物とは
言えず、ネルソン級に比べれば進化したと言っても、中々に設計どおりの防御力は発揮してくれ
なかった。
「もっとも、そのおかげで対艦防御能力は卓越した物となっておりますが、それでも痛し痒しと
言ったところですな」
艦政本部もその点を考え直しているようだ。現在建造中のライオン級の第二番艦「サンダラー」は
同設計だが、第二グループは舷側装甲を若干減じて、艦の幅を増やし、速力を犠牲にして対水雷
防御をより強固な物になるらしい。こうなると同型艦とは呼べない新型艦である。
124 :
名無し三等兵:03/06/28 14:37 ID:lc03Jwwm
期待age
「後から追ってくる敵か・・・」
ベンボーは指で海図をなぞる指を止めた。このまま何事も無く、セレター軍港に逃げ込めれば
万歳だ。しかし、このままやられっぱなしでは『見敵必殺(サーチ・アンド・デストロイ)』を必定
とする英国海軍の名に恥じる気がする、それに、一手をしかける余地も有りそうだ。
「『ダンケルク』を我が制空権下におびき寄せるわけですか。乗ってくるでしょうか?意外と彼らは
大胆かつ、慎重ですが?」
「立ち往生しているように見せかける。それでも乗ってこなければ諦めるまでだ。上手くすれば
怠慢な空軍の艦載機つきで帰れる。奴らもキング・ジョージ五世の時には絞られたからな・・・
それに、『居候』も使おう。貴重な資材をただでくれてやっているわけでもないのでね。」
PoWが東洋艦隊に編入された当時、空軍は護衛するはずだったが、たどり着いた
時には独伊攻撃隊により海中に没した戦艦を探す羽目になり、英国首相直々の叱咤を受ける
事になった。(「私の生涯に置いて、これほど無能な空軍は見た事が無い」)
ちょっとした思い付きのつもりだったが、それはベンボー自身にも思いもよらない展開を齎した。
あと、『もう二息』で英勢力下に達する地点で、「ライオン」は待ち構えた。将兵たちも一丸と
なって、前夜の借りを帰そうと、意気込んでいた
「対水上・対空監視電波探信機。復帰いたしました!」
テレトークによる報告が入ると、ライオンの艦橋が沸いた。が、長くはつづなかった。
「接近中の編隊を確認! 二方向からやってきます。方位は・・・」
「たしかに治ったようだな・・・」(−□卅;)
突然に入った報告に、ベンボーは空を見上げた。
「釜の圧力を上げろ! 総員、対空戦闘配置!急げ!」
126 :
名無し三等兵:03/06/28 15:58 ID:lc03Jwwm
スパルヴィエロ艦載機キター
===========( ゚∀゚ )============!!!
メディタレニアン・ブルーと呼ばれる地中海独特の青には敵わないが、インド洋の海も悪くは
無い。これが哨戒中ならばピクニック気分の彼らだが、じっと海面を見詰めていたガリバルディ
中尉は、ついに目指す目標を見つけた。
「二時の方向に戦艦のマストを発見!」
興奮を抑えきれない声だ。ガリバルディの報告を聞いた編隊各機は、機首をそちらに向けた。
訓練の時には見せなかった機敏な動き。皆、ガリバルディと同じ気持ちなのだ。
近づくに連れ。輸送船や標的艦などではない、軍艦独特な艦影がはっきりしてきた。巨大な
箱型艦橋と舷側にズラリと並べられた対空火器。見間違えようの無い、「ライオン」だ!
索敵機からの情報を元に、母艦「スパルヴィエロ」を発艦しておよそ30分。なんとか目標に
たどりついたようだ。第一関門突破に、ガリバルディはほっと胸をなでおろした。
イギリスもそうだが、空軍が設立されると飛行機に関する運用権はすべて空軍に移管されて
しまう。洋上偵察に使用される機体さえも空軍の管理下におかれ、海軍にとって不都合極まり
ない。 航空母艦を持つイギリスでもそうなのだから、母艦の持たないイタリアでは更に深刻で
あった。
(20年間の暗黒の時期を経た後、艦隊航空隊を復活させ、自分達の翼を取り戻した。だが、その
間のツケは大きく、現在も艦載機の調達には苦労している。)
艦隊上空に到達できただけでも上出来ですな。それに艦種を間違えずに個艦まで
認識できた事も(つか触接機が優秀なのですかね)。日米英海軍でさえ難しい事
なのだが。
イタリア海空軍の連携、運用能力からいえば、「ほっと胸をなでおろす」をおお
いに既に超えてる訳だが。
B・ムッソリーニの後押しを受けた空軍は、独自に海洋航空部隊を持ち、それは偵察部隊、爆撃
部隊、戦闘機部隊の三つに分かれて編成されていた。地中海に長く伸びた半島と言う地理的
条件により、長らく基地航空隊で充分とムッソリーニは考えられていたが、指揮系統の違う地上
基地からの運用では解決できない問題があり、肝心なときに間に合わない事が多い。何年にも
わたる協議の結果、イタリア海軍は艦船搭載の水上偵察機と地上の偵察部隊の指揮権を得る
事が出来た。そして、航空母艦(ポルタエーレイ)「アクィラ」「スパルヴィエロ」の就役にあわ
せて、ようやく艦載機の調達にも成功したのである。
したがって、ガリバルディ中尉たちも元は地上基地勤務出身であるが、海洋航空部隊勤務
だったので、洋上航法そのものには自信があるが、動かない地上基地と揺れつつ走る洋上基地
からの発進には大きな違いが有り、会敵できるか不安があったのだが、その不安も一掃できた。
「ライオン」は見るからに韜晦行動は取っていない所を見ると、わが軍の索敵機には気付いて
いなかったと見える。恐らく、電探にダメージを受けていたのだろう。
「よし、これでサラの唇はいただきだ」
「そうは簡単にいくか、15度方向、上方に敵機だ」
つけっ放しだった無線機からアヴェーロフ中尉からの肉声が流れてきた
「貴様、アヴェーロフ! 寝言もいい加減にしろ、15度だと?」
確かに幾つもの機影が近づいてくる。二十機はいそうだ
「どうせ、フルマーだろう」
位置的に考えて、イギリス空軍の短発攻撃機だろう。だが、予想を裏切られたのは以外にも、
最初に気付いた英国側だった
「デファイアントだと!!!空軍の連中は何を考えているのだ!!!!」
叫ぶベンボー中将。無理も無い、ボールトンボール・デファイアント戦闘機は名こそ戦闘機だが、
主な武装は背面に付けられた7.7mm四連装動力機銃塔だけだった。英国空軍の新戦術構想
において、『戦闘機に動力旋回銃座を搭載することで操縦士は操縦に専念でき、また前方固定
火器よりも広い射角を持つため攻撃・防御両方に使用できる』といった着想により前面機銃は
取り付けられなかったと言う曰くつきの欠陥機だ。(流石に実戦で使用するにはあんまりなので
現地改良で翼面下に7.7mm単装機銃を二丁追加している)
それと、フルマー副座戦闘機も六機ばかり付随しているが、焼け石に水であろう事は容易に想像
できた。
「戦闘機隊に告げよ、『当艦は独自に対空砲火を打ち上げるので、射程距離に入らぬように
戦え』」と、あの旧式機では逆に撃墜しかねん」
額の汗をぬぎつつ、支持を出すベンボー
131 :
名無し三等兵:03/07/08 13:48 ID:hapvOWF1
落ちているので上げ
イタリア戦闘雷撃機隊も思わぬ敵の弱体から落ち着いて指示を出す
「各隊、攻撃態勢に移れ。いいか、獲物を下ろしたら速やかに上昇に転じて味方のフォローに
回れ、一人二役だ。忘れるなよ」
攻撃隊長の声を聞いて、ガリバルディは舌を出した
「いけねぇ、いけねぇ、獲物を忘れていた」
今回、「スパルヴィエロ」を発艦した二十機は全て最新鋭のフィアットG55Sだ。フィアットG55S
はフィアットG50の性能向上型である。最高速度は630kmを記録し、なおかつ旋回性能も高く
バトル・オブ・マルタに参加したG55は数多くのスピットファイアを地中海に落とした。
S型はそのG55の機体強度と速度に注目した軍が重量930kgの魚雷を抱けるようにした、その
艦上雷撃機型である。
戦闘機を雷撃機の代用をさせる事により、欧州空母共通の弱点である「艦載機の数が少ない」
と言う欠点を補う事が出来た。
「とは言え、重い獲物を抱いた状態ではフルマーやデファイアントでさえ厄介だ。ここは早い者
勝ちだな」
敵機との遭遇の可能性が低い事、いざとなれば魚雷を捨てて戦闘機に早変わりできる事から、
二十機で雷装していないのはたった二機である。この二機が副座戦闘機を抑えている間に
攻撃を済ませる必要がある。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
列機にバンクサインを送って、スロットルを引くガリバルディ。ところが、考える事は皆一緒で、
攻撃隊はいっせいに高度を落として英国戦艦に群がっていく。
いかに魚雷を落とせば無敵状態になれると入っても、雷撃直後は無防備状態に近い。上空
から覆い被されれば高速機のG55Sでも振り切れない。それを解っているからこそ、皆が皆、
攻撃を急いでいた。
最も、別の不純な動機から突進していく物も二名ほど居たのだが。
「ガリバルディ! 手前ェ!ゴルァ!! チームワークと言う物を知らねーのか!」
「知るか! 早い者勝ちだォルァ!アヴェーロフ!」
「ライオン」から対空砲火が上がってきた。
「ライオン」を中心に輪形陣を組んだダイドー級巡洋艦や駆逐艦が一斉に対空砲火を撃ち上げて
くる。13センチ連装両用砲弾やポンポン砲が火を噴き、舞い降りてくるイタリア機の間で炸裂
する。
「砲術長、対空要員は何しているのだ、雷撃態勢に入っている機があるではないか!」
叫ぶベンボー中将。しかし、砲術長は余裕を持って答える。
英国海軍、まだ
余 裕 だ な
G55Sは単座だから機体操作と照準を同時にこなさないといけない罠
「ご心配には及びません!。雷撃は回避できますし、その間にのろまの雷撃機も落とします」
「しかし、敵は我が国のアルバコアよりも優速だぞ」
「新兵器があるのです!」
自信満々に答える砲術長。そして、部下に伝声管で命令する
「UP ファイア!!」
箱型の射出機から一基辺り9個の筒状のロケット弾が発射される。それは雷撃機の頭上で
炸裂。パラシュートを尾部に付けた筒状の物がバラ撒かれる。
「UP−−−Unrotated Projectileです。中将閣下」
「空中機雷・・・・? 対雷撃機用の爆雷か?」
「面白い試みだが、エドワード艦長。こいつは当らないぞ」
「えっ」
UPが完全に展開する前に雷撃機はすり抜けてしまい、編隊の最後部でもたついていた一機が
尾翼を引っ掛けて木っ端微塵になっただけであった
「OH! 一機だけだと!!」
「着想は良い、だが相手がシュツーカや爆撃機相手だと思ったのが間違いだ。砲術長、ここは
膠着状態の地中海と違い、実質の最前線なのだ。生ぬるい大西洋や地中海の常識はここでは
通用せんぞ。」
>>138 伊吹秀明の作品からパクってきたなをぃ。
>139
PAM!PAMPAM!!!
あ、本部。空気の読めない馬鹿を始末した。回収ヨロシク
ここは伊吹先生のオマージュです
141 :
名無し三等兵:03/07/20 10:09 ID:+yrrp+tK
前スレはどこで読めるんですか。
ポケット戦艦大和を希望
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
「ライミーも必死だな」
そんな攻撃ではイタリア雷撃機の突進を食い止めることは出来ない。これまでイギリス戦艦を
襲う雷撃機といったら、Ju87や双発爆撃機のSM79等だったのだが、それらに比べて、フィ
アットG55Sのスピードは桁違いだった。そのために射撃指揮がどうしてもワンテンポ遅れて
しまう。
弾幕の密度でカバーしようにも、昨晩の枢軸艦隊との戦闘で稼働対空火器の数が半減して
しまった。もし、日米艦隊決戦時の両雄の対空砲火の現場に居たら土砂降りと小雨ほどの差に
思えただろう。どちらにしても一弾とて当れば雷撃機にとっては致命傷に違いないのだが・・・。
射点に達したと見るや、G55Sは次々と魚雷を投下する。空母艦載機としては新参だが、魚雷は
信頼性の高いホワイトヘッド社製のもので信頼性は高い。
雷跡を発見した大戦艦ライオンは、左右に艦首を振りながら疾走する魚雷を交わしていった。
エドワード艦長の見事な操艦だった。海面に刻まれたリヴァイアサンのウェーキ(航跡)が、
鮮やかな回避運動を海原に映しこんでいた。
そのウェーキを追うように突っ込んだのがアヴェーロフ中尉率いる三機小隊だった。
「野郎、推進器を狙う気だな」
沈めて仕舞え!!!!!
147 :
毘式:03/07/25 01:57 ID:/jRDRw4r
パーソンズのタービン積んだHMSビクトリーか海軍式3胴缶ねじ込んでポムポム
砲押し込んだカティサーク。
かかってきやがれ。
撃ち合いしませう。
148 :
名無し三等兵:03/07/25 01:58 ID:5dYUMS2t
>146
単座雷撃機なぞという搭乗員に酷く負担をかける機材で、しかも3回雷撃を
行ったヤツはいないと俗に言われるほど激烈な損害を不可避的に受ける肉薄
雷撃戦術で大きな期待は抱かぬが吉。せめて多方向からの同時雷爆撃なら可
能性も上がるがアクィラの搭載機数ではそれも難しいからな。
今の「ライオン」は主砲がアラスカの12インチな反面、高角砲の数が倍増しているから
対空砲だけでスパルヴィエロの艦載機を追っ払えるかも
未だにデファイアントやフルマー使っている極東空軍・・・・・
バトルオブブリデンで余裕ないのね
151 :
149:03/07/25 20:47 ID:???
>150
多少速度が合わなくても肉薄雷撃では一度雷撃体勢に入ったら変針、回避ができ
なくなりますからいずれ砲側照準の機銃に補足されちゃうし。その上、機関の健
状な中速以上の戦艦にとって単一方向からの小隊規模の雷撃なんぞ操艦だけで、
かなり確実に回避できますからねぇ。しかもどうやら日本式の一斉攻撃でなくア
メリカふうの五月雨式攻撃では同時攻撃数が少ないから尚更。それでも米正規空
母群の量があれば五月雨式も休み時間を与えないという利点も出てきますが、ア
クィラとスパルヴィエロの艦載機数及び、それから導き出せる攻撃隊機数ではそ
れも望み薄ですね常識的には。
出遅れたガリバルディは舌打ちをした。いかに大戦艦といえども推進器や舵には装甲は貼れない
、その存在こそがアキレス腱なのだ。
海面スレスレの超低空高度から、アヴェーロフ小隊は果敢に接敵していく。その中の一機が、
まるで見えない拳に打ち据えられたかのように、墜落。水しぶきをあげて波間に消えた。
40mmの機関砲弾を喰らっては一たまりも無い。ライオンは主砲が小型な反面、それを補うかのごとく両舷に13.3cm両用砲と船体後部甲板に中小火器をずらりと並べ、帆船時代の舷砲を
思わせる様相に成っていた。さらに艦尾には機関銃を積み、艦尾を防御していた。その機関砲
回廊の一弾に打ち据えられたのだ。その仇を討つがごとく、残った一機とアヴェーロフ中尉が、
魚雷を投下。シュルシュルと、雷跡が艦尾に向かって伸びていく。機関砲を操作する対空要員も
雷跡めがけてさかんに機関砲弾を打ち込んでいくが効果が無い。
すわ命中か、っと・・・ガリバルディ中尉は息を飲んだ。
だが、二本の魚雷はイギリス戦艦の艦尾を掠めていくに留まり、波間に消えた。艦尾と言う小さな
目標に命中させるなど、そうそうドラマみたいな事は起き得無いのだ。
>150
まだわからんぞ、イラストリアスのシーファイアや空軍基地主力のシーハリケーン
が救援にやってくるだろうし、各国の事情氏が言う「居候」というのはなんかありそうだから
それに賭けよう。
「雑な攻め方をしやがって・・おっと、それで良いんだアヴェーロフ(笑)」
恋敵の失敗に思わず本音が出てしまうガリバルディ。
両軍共に歯痒い戦いだった。高性能戦闘雷撃機G55Sを与えられたイタリア軍パイロットだが、
いかんせん空戦の技能はあっても雷撃機として技能が足りなかった。空戦ならば取るに足らない
フルマーやデファイアントが絶えず上空をチラついていてはどうしても集中力散漫になるのも致し
方ないことだった。
目標に対しての両舷同時攻撃(アンヴィル・アタック)、攻撃後にもう一度雷撃態勢に入っての
牽制攻撃など、コンビネーションを多用すれば勝機もあったろうが、それを実行するだけのゆとり
がないのだ。これではせっかくの性能も猫に小判だった。
いや、それでも敵戦艦撃沈に闘志を燃やす男が居た。
「艦尾は無駄だ!前に回るぞ!」
ガリバルディは列機に指示を出した。
「大丈夫だ!あの馬鹿でかい大砲は俺らを打つためのものじゃない!」
半ば、マインドコントロールのように喋り捲るガリバルディ。誰だって怖いのだ。理屈から言えば
正しいのだが、小山のような30.5cm砲塔に向かっていくのは度胸が居る。
(欺瞞の為に砲塔に木製のカバーを付けている。砲塔の大きさに比べ、主砲が細長く見えたが、
バレなかったようだ)
「俺に続け!」
フットレバーを蹴って、ライオンの前方に回りこんでいく。防空巡ダイドー級の前マストをかすめ
ながら通過。対空砲火をかいくぐり、左舷前方からの攻撃位置につける。
通常の射点1000mよりも更に迫って600mまで突っ込み、照準機を覗き込む。円形の窓の中で
英国戦艦の主砲がこちらに向いているのが見えた。いま撃たれたら・・・。思わず喉が干上がって
唾を飲み込む。首を振れ・・・首を・・・・・・振った!!
「投下ァ!」
投下レバーを引いて、ホワイトヘッド社製魚雷を射出した。獰猛な破壊力を持つ水竜が雷跡を
艦首めがけて突き進んでいく。ライオンが左に艦首を振り始めている。良い判断だ、右に回頭
すれば無防備な腹を晒す事になる。しかし、ガリバルディ達は目標が取り舵を選択する事を
見越し、浅く射角をとったのだ。機銃で威嚇射撃しながら戦闘機群は急上昇する。砲塔上部の
ポンポン砲の要員と目が合った、ひきつっている。
「沈みやがれ!!」
中尉の瞼にサラの美しい顔が浮かぶ、あの晩以来、頭にこびりついてしまったイメージだ。彼女
は妖しく笑っていた。だが、どこか嘲しい笑みだ
「何がおかしいんだ?」
突然、心臓をわしづかみにされたような悪寒がした。頭上を見るとフルマーが上に覆い被さって
いる。しまった! 雷撃に集中していて、後方への注意をおろそかにしていたバチが当ったのだ。
行ったー
英国戦艦一隻撃沈だ!!!
157 :
名無し三等兵:03/07/31 15:45 ID:mB6q/O5X
>149
相手が英国戦艦だから大丈夫では??
PoWもワンショットライター一式陸攻にアボンされたヘタレだし。
159 :
151:03/07/31 17:17 ID:???
>156,157
甘い。まず投下した魚雷は一度かなり深くまで沈降する。肉薄しすぎたら
魚雷はあさってのかなたに逝くだけ。さらにそれをクリアしても艦首方向
からの雷撃では艦首波で魚雷は早期自爆するのがオチ。
KGV級を随分なめてるようだが、エアカバーの無い水上打撃部隊は何で
あれWW2においてはぶざまに泳ぐ家鴨にすぎん。別にKGV級が特に劣
るという技術的根拠は無い。逆にドイツ御自慢のビスマルクなんぞもっと
劣速でもっと少数の攻撃機に死命を制されたではないか。まあソレ以前に
彼は一個の戦闘システムとしての出来が悪すぎるという技術的傍証が余り
に豊富だがw。
「ライオン」の被害状況
>>49〜51
「U−44」による魚雷四本発射。二発は回避成功し、一本は艦首波により自爆するも
左舷艦首一本命中小破
枢軸側判定「魚雷二本命中」(誤認。一本が命中しただけ)
速力28ノット→20ノット
>>102〜123
独仏伊連合艦隊による夜間逆襲(枢軸側公称「サイゴン沖海戦」)
艦隊僚艦「ケント」炎上、沈没。
駆逐艦「ミストラル」「ミレイユ」撃沈。
「エメラルド」小破
「ライオン」水中弾により艦中央部機関区に浸水。一時速力24ノットまで低下。
不調であった対艦電探、本格的に壊れる。
対空火力、敵艦船との交戦により半数が大破。
戦果
枢軸側 独重巡「ザイドリッツ」大破
堅いな・・・・英国戦艦
>160
流石は排水量45000トン強の戦艦。魚雷の一本や水中弾の一発くらいは屁でも
ないらしい。
>159
この世界のPoWは排水量を35000トンに抑える為に真ん中の14インチ連装砲塔を無くして
全長をつめているので若干浮力が犠牲になっているやも。
その分副砲を8基から12基に強化しているけど。
この世界のビスマルクは無事に逃げおおせたらしいな
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
フィアットG55Sならばフルマーなど一撃で撃墜ですな
165 :
159:03/08/02 14:09 ID:???
>164
真上に覆い被さられるまで見張りをお留守にするようではタダでは済まんよ。
しかも雷撃針路に入ってる間は回避機動できないんだから。7,7mmの弾幕
射撃を浴びるのは確実。まあモノが7,7だけに運が良ければ防弾鋼鈑で搭乗
員だけは直撃免れるかもね(もっとも小口径銃を使う搭乗員はそのへんは心得
てるから往々にして情け無用でキャノピーを撃つが)。といっても雷撃高度で
は脱出もできんけどね。よほどフルマーがどんくさくないかぎり。
>165
青いなw
魚雷投下完了した雷撃戦闘機が上についているんだぜ?
おちおち自分よりも早い戦闘機を追いかける暇があったことに突っ込むべきだ
偶然、逃げ惑っているうちに敵機の上に来ただけに過ぎん。次のコマには
死なばもろとも道連れで突っ込んでいるだろうがな
取り合えず、ライオンもこれでお陀仏だ魚雷二本に水中弾一発喰らって浮いて
られる戦艦はそうはいない
>165
>雷撃高度
なんで? 雷撃終ってライオンの前部甲板掠めて急上昇したんじゃないの?
高度とっている状態じゃないの?
169 :
165:03/08/02 18:25 ID:???
>166
それこそ青い。
戦術レベル以下の事をまず言いたいなら高角砲が撃ちまくってる状態の中
に直援機がやってくる事の方がまずおかしい。
作者氏の意図からすればそれを踏まえた上であれだけ暗示的表現が提示さ
れている以上末路は明らかでしょう。
そんな作戦レベル以下の事でなくもっと根源的なトコロを考えてもらいた
いね。最高速度と航続距離にどっこいの数字が並ぶ欧州単座機(しかも単
座戦闘雷撃機などという珍品)が肉薄雷撃なぞという経済速度を超え最大
航続距離の条件に反した作戦をした後で悠々と直援になんか当たれる訳が
ない(日米の航法士がいた機体でさえ長距離作戦ではよく落ちてる。単座
でそんな悠々した事してる余裕は無い)。機材と搭乗員を使い捨てにして
全部海水浴させてももいいと腹括るか少なくともマルタマルジのように母
艦で迎えに行くかするくらいの覚悟がないとそんな小賢しい事はできない。
そして知ってのとうり伊海軍の大型艦や大艦隊の士気は排水量に反比例す
る。このへんは優れて伊海軍の戦略上の立ち位置からくる以上G55が戦
闘機だろうが雷撃機だろうがそのあたりの状況はかわりはしない。変わる
時はイタリア自身の立ち位置が大きく変わっている。
>168
現状、高度をとりつつある状態にすぎない。たいして先もちらっとふれた
ように対空戦闘中直援機はちと離れたトコロにいる以上、余程のトンマな
搭乗員でないかぎり肉薄雷撃から離脱中のヤツよりは高度も取っている。
「アゴスティーニ!!」
二番機をつとめていた上飛曹の機体が一瞬にして蜂の巣になって落ちた。フルマーの主武装は
主翼に装備された7.5mm機銃八丁だ。戦闘機の武装に30mm機関砲が登場している今では
大火力とはいえないが、それでも風防に打ち込まれたらひとたまりもない。アゴスティーニ機は
コクピットを真っ赤に染めて落ちていった。
「くっ!!」
ガリバルディはスロットルを開けた。急上昇に転じる為だ。上昇能力はこちらが上のはずだが、
それでも立ち上がりの位置が悪かった。振り切る間に、フルマーの機銃弾が追いかけてくる。
「当るかよォ!」
届かない、縦の旋回荷重がかかっているために弾丸がおじぎしている。イギリス軍パイロットも
それに気付き、さらに肉薄してきた。発砲!!
曳光弾がすぐ脇を抜けて飛んでいく。何も痛みを感じない即死だったろうが、アゴスティーニの
ような最後は御免だ。幸いコクピットは無傷だが翼面に何発か食らったらしい。いやな弾着の
衝撃を感じた。
一気に引き剥がして反撃に転じようとしたのだが、計算が狂った。機体が思ったように動かない。
舵の効きが悪くなっている。そこに曳光弾の帯が飛んできた。
殺られる!
ガリバルディは喉が干上がるのを感じた。せっかくイギリス戦艦をやっつけたのに、こんな所で
死ぬのは御免だ。目を閉じると、またあの女が現れた。こんな状況だというのに妖しく笑って
いる。
>機材と搭乗員を使い捨てにして全部海水浴させてももいいと腹括るか少なくともマルタマルジ
>のように母艦で迎えに行くかするくらいの覚悟がないとそんな小賢しい事はできない。
多分、搭乗員は後で潜水艦で迎えに来るだろう。機材は仏印に配備されているので補充は効く
だろうけど搭乗員は補充が利きにくいので例によって攻撃隊を迎えに敵艦隊近くまで接近して
居そう。藻前さんはどうやら過去小説呼んで事情は知らんみたいだけど「スパルヴィエロ」は
「タラント沖追撃戦」の時にイラストリアスと砲戦を挑んだ艦長の乗る艦だぞ。
>マルタマルジ
角田さんな、一瞬、「第11話 バトル・オブ・マルタ」の時の話をしているのかと思って焦ったぞ。
今は「10人の追跡者」な
>169
考察正解オメデト。考察どおり、ガリバルディ小隊の一機が撃墜されましたな。
英国戦艦の水雷防御はイタリアについで劣るから、コレで撃沈だろ
173 :
169:03/08/05 19:34 ID:???
>171
う〜ん。へたりあという遅れて来た近代国民国家兼産業国家に地球を半周する
兵站線の重さは大概なモノと思われマスが。
相手が英空母なら二の矢が放てるかどうか不明な以上遮二無二GO!で仕掛け
る事にも合理性ありますが、相手は戦艦にすぎません。戦艦には戦艦で対抗で
きる以上、空母が存在価値をなくすまでの航空隊の損耗を許容するとはおもえ
ませぬ。潜水艦で搭乗員のみ回収というのも米のサーチ&レスキューという近
似例はありますが、ありゃ保険にすぎません。だいたい単座機では予め定めた
回収ポイントに着く事が既に至難です。米軍のばやい4発機や戦爆連合だった
デスからね。
あとアクィラな艦長が有馬さんみたく熱血しても司令官以上が「却下であ〜る」
といえばそれまでデス。
>172
だから命中とかぎらんしって言うてるやんか。
何がおかしいんだ?サラ!!( T∀T )
「呼んだか??」( ゚∀゚ )
「お前なんか呼んでない! アヴェーロフか?」煤i ゚□゚♯ )
無線機から聞こえてきた悪友の声に我に返る。本来のフィアットG55Sはフルマーなど足元にも
及ばない戦闘機だ。アヴェーロフ中尉はガリバルディ中尉機を追いかけていくフルマーに20mm
一丁、12.7mm機銃二丁の火力を集中させたのだ、受けたほうは溜まった物ではない。
つかの間でも死神のようにおもえたフルマーは火炙りとなって海に落ちていった。
「大丈夫か?ガリバルディ、錯乱しているようだったが」
「錯乱だと? いまごろしゃしゃりでてきやがって。まあ、いい。アシスト代金として手ぐらいは
握らせてやる。何の話かはわかっているだろうな?」
「解っているさ、だからお前のはしゃぎっぷりが滑稽なのさ」
「何だと?」
「見てみろ、しぶとい事に奴は未だに浮いたままだ」
ガリバルディは下を見下ろして絶句した。イギリス戦艦は未だ健在だった。速度こそ落としては
いる物の、盛んに対空砲火を撃ち上げている。
>173
>だから命中とかぎらんしって言うてるやんか。
命中しちゃったね(笑
後、雷撃機は直雁の任務を果たしていたみたいだよ??
残念でした
次はドイッチュラントVSライオンか!!
海の藻屑にしてくれるわ!!
独仏伊の東洋艦隊での主力艦は「ドイッチュラント」「ダンケルク」「コンテ・ディ・カブール」
イタリア戦艦は航続距離が短い関係で追撃してくるのは「ドイッチュラント」「ダンケルク」
辺りだろう。
次の場面の主役はフランスのサンソンだな。
>173
は逃げたね(笑
ドイッチュラントに対艦戦闘能力は皆無だろう
良スレ期待age
しかし173みたいな厨房がいなくなってせいせいした。
人のレスにけちつけるだけでネタ提供しないタダの馬鹿は
せめて「ケーニヒ・アルベルト」だったらなあー
対ダンケルク級三番艦を目的に造られたシャルンホルスト級改良と言っても、全然違う
13インチ50口径三連装二基、速力29ノット、基準排水量25550トン
最大排水量32500トンのドイツ初の集中防御の高速戦艦。
奴はまだ「イタリアは抜きで行こうぜ!! 第三スレ」で建造中だけど、そろそろ
出てきても良い頃だろう。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
184 :
173:03/08/15 21:03 ID:???
>178
お呼びかな?
>182
わざわざWW2型戦艦(うすらでかい対空直援艦)としては正解と思われる
アタマからしっぽまでひろく薄くの方針を捨てますので?
今更集中防御なんか芋が研究してるとも思えないが。
>182
>ケーニヒ・アルベルト
>集中防御
あれ??全体防御じゃなかったっけ??たしか、マッケンゼンの14インチ砲を改設計した
14インチ48口径三連装二基で、速力31.5ノット、基準排水量27000トンの高速戦艦
じゃなかったん??
最初、作者さんがビスマルク級とシルエットを似せるために主砲を連装二基+単装二基にしよう
としてたけど、「ビスマルク級と思わせて大艦隊を引き連れてこられるより、ポケット戦艦だと思わ
せておいて、小艦隊をボコった方が美味しい」と言う69式さんの意見を取り入れて変えたという
曰く付きの艦。
良スレッド期待上げ
>173さん
>174に対しての突っ込みは今回はありますか??
188 :
184:03/08/18 08:14 ID:???
>175&187
「大変運がよいですね」としか言いようがないね。
常識なら初めから直援の機体と雷撃の機体を準備しておくもので、直援がフルマー
だから多少の犠牲(現に何機かは落ちた)で「当たったらしい(英側からの命中に
関する被害の確認はまだない)」状況が現出したがシーファイアとかマートレット
とかまともな戦闘機でも直援にいたら虐殺ショーのご開帳になるところだぞ。もし
この作戦が成功裡に終われば、単座雷撃機による雷撃オンリー戦術の有効性という
ミスリードな戦訓が導き出されるワケで、そうなったら巨視的に見れば欧州軍にと
ってはより不幸な事態ですな。
あと悠長にかまえている彼らがこれから母艦に帰れるかどうかはまったく別の問題
で見物ですな。
お察しの人もいるかもしらんが漏れはWW2レベルではRN以外の欧州海軍は全く
信用してないのでね。鑑賞品としてはへたりあ海軍や仏軽艦艇などは大好物だが。
189 :
187:03/08/18 13:18 ID:???
>184さん
>シーファイアとかマートレットとかまともな戦闘機でも直援にいたら虐殺ショーのご開帳になる
>ところだぞ。
むう、バトル・オブ・マルタの英国空軍虐殺ショーの正反対の結果になるわけですね?
これでスパルヴィエロ攻撃隊が殲滅されたならば「やっぱり空母は駄目だ」と言うことになって
ドゥーチェが地中海に引っ込めて仕舞うかもしれませんねぇ。
>単座雷撃機による雷撃オンリー戦術の有効性というミスリードな戦訓が導き出されるワケで、
そうなったら巨視的に見れば欧州軍にとってはより不幸な事態ですな。
そうでしょうか? フランスでの「ジョッフル」での雷撃機と艦爆機による同時攻撃+「ベアルン」に
よるで戦闘機でのエアカバーの連携でHMS「レゾリューション」を一時戦闘不能に追い込んだ
(今スレ冒頭のスペイン艦隊追撃戦の前段階で「空の向こう側」と言う話アリ)んですので、一概に
は言えないでしょう。(どっちみち欧州空母の搭載機の少なさでは英仏伊では似たり寄ったりです
が)
考察有り難う御座います。さて、運悪く被雷数を増やして速力を大幅に落とした英国戦艦「ライ
オン」が仏伊の高速戦艦に捕捉されて生き残れるかどうかが見物ですな。
インドにいるロイヤル・サブリンと重巡二隻が間に合うと良いのですが・・・・
リンガ泊地には前スレッドにて独仏爆撃機の攻撃で大破したQ級がいますが・・・・
現在の亜細亜の海上戦力主力
大日本帝國
戦艦
大和級
「大和」「武蔵」「信濃」「甲斐」(儀装中)
基準排水量:32186トン
基準排水量:34650トン
全長:223m
全幅:31m
吃水:不明
速力:30.5ノット
機関出力:135000馬力
武装:35.6cm(45口径)三連装三基、15.5cm(55口径)三連装四基、
12.7cm(40口径)連装六基、25mm三連装機銃十基
防御
舷側装甲:300mm(15度傾斜)、140mm(VP以外)、80mm(水密区画装甲)
甲板装甲:180mm(ヴァイタルパート内)
砲塔:340mm(前盾)、210mm(側面)、195mm(天蓋)、80mm(後盾)
同型艦:4隻
長門級
「長門」
伊勢級
「伊勢」
金剛級
「金剛」「榛名」
空母
「鳳翔」「瑞鶴」「純鷹(元インドミタブル)」「神鷹(シャルンホルスト)」
191 :
190:03/08/19 18:42 ID:???
ありゃりゃ、大和の基準排水量が二つある。失敗失敗
戦艦
大和級
「大和」「武蔵」「信濃」「甲斐」(儀装中)
基準排水量:32186トン
満載排水量:34650トン
全長:223m
全幅:31m
吃水:不明
速力:30.5ノット
機関出力:135000馬力
武装:35.6cm(45口径)三連装三基、15.5cm(55口径)三連装四基、
12.7cm(40口径)連装六基、25mm三連装機銃十基
防御
舷側装甲:300mm(15度傾斜)、140mm(VP以外)、80mm(水密区画装甲)
甲板装甲:180mm(ヴァイタルパート内)
砲塔:340mm(前盾)、210mm(側面)、195mm(天蓋)、80mm(後盾)
同型艦:4隻
旧スレよりサルベージした条約戦艦大和だよ
>159
フルマーよりもデファイアントの方が数が多いんだが・・・・(汗
>>191 燃料弾薬で2500dしか積んでないのですか 航続距離なんぼだよ
基準状態には弾薬は含まれてる筈。
それでも燃料は少ない気が・・・。
>193
戦闘時には+8000トンですな
>条約型戦艦大和
ストラスブールよりも若干装甲が厚いに過ぎない・・・・・。
ダンケルクの使う「特殊徹甲弾(重さ889kg)」を受け切れるのか??
>>191 某架空機の館のSUDOさんの35,000d級戦艦の仮称壱號艦の方が卑怯くさくて好きです
>某架空機の館のSUDOさんの35,000d級戦艦の仮称壱號艦
この世界では、条約違反した英国のように、一世紀は外交で叩かれそうな艦ですね
中国海軍マダー?
良スレ期待age
201 :
191:03/08/30 17:44 ID:???
米国太平洋艦隊(ハワイ)
戦艦
サウス・ダコダ級
「サウス・ダコダ」「インディアナ」「アラバマ」
基準排水量:33302トン
公称満載排水量:34890トン
全長:218m
全幅:32m
吃水:9m
速力:29ノット
機関出力:125000馬力
武装:35.6cm(50口径)4連装2基、
12.7cm(38口径)連装10基、40mm(56口径)4連装機銃6基、20mm連装機銃10丁
防御
舷側装甲:310mm(水線部18度傾斜)、220mm(VP以外)、100mm(艦首尾部)
120mm(水密区画装甲)
甲板装甲:190mm(VP内)、100mm(VP外)
砲塔:363mm(前盾)、240mm(側面)、189mm(天蓋)、70mm(後盾)
同型艦:3隻(マサチューセッツはジャン・バール&ストラスブールとの戦いで轟沈)
コロラド級(コロラド、ウィスコンシン戦没)
「メリーランド」
(条約以前の14インチ艦は被害甚大のために本国回航かハワイにてドック入り。それ以外は
港内着底→浮揚中)
202 :
191:03/08/30 17:52 ID:???
大型巡洋艦
アラスカ級
「アラスカ」「ハワイ」
公称基準排水量:30270トン
公称満載排水量:34890トン
全長:246.2m
全幅:27.7m
吃水:9.4m
速力:32ノット
公称機関出力:150000馬力
武装
30.5cm(50口径)3連装3基、12.7cm(38口径)連装12基、40mm(56口径)4連装機銃
12基、20mm連装機銃17丁
防御
舷側装甲:228mm(水線部15度傾斜)、222mm(VP以外)、127mm(艦首尾部)
120mm(水密区画装甲)
砲塔:325mm(前盾)、152mm(側面)、127mm(天蓋)、130mm(後盾)
同型艦:2隻
203 :
191:03/08/30 17:54 ID:???
巡洋戦艦
グアム級
「グアム」
公称基準排水量:32460トン
公称満載排水量:36800トン
全長:248m
全幅:30m
吃水:10.7m
速力:31.5ノット
公称機関出力:150000馬力
武装
40.6cm(45口径)連装3基、12.7cm(38口径)連装12基、40mm(56口径)4連装機銃
12基、20mm連装機銃17丁
舷側装甲:270mm(水線部15度傾斜)、155mm(VP以外)、87mm(艦首尾部)
100mm(水密区画装甲)
甲板装甲:195mm(VP内)、38mm(VP外)
砲塔:380mm(前盾)、122mm(側面)、170mm(天蓋)、100mm(後盾)
同型艦:1隻
ちなみにグアムに積むはずだった12インチ砲はライオンが積んだはずです。
空母
ワスプ級
「ワスプ」
ヨークタウン級(エンタープライズ戦没、ホーネット事故により爆沈)
「ヨークタウン」
インディペンデンス級
「インディペンデンス」「カウペンス」
空母は海戦中に夜間に水雷戦隊に見付かって、ほぼ壊滅しました
ソ連太平洋艦隊は過去スレのログから折を見て発掘します
魚雷の命中により激しく揺さぶられる「ライオン」の艦橋で、羅針盤や艦長席にしがみつく
エドワード艦長とベンボー中将。艦首を水中が覆い、機銃員を波が洗っていく。
「おのれ・・・・単座戦闘機に雷撃をさせるとはなんと言う奴等だ・・・・ 敵ながらあっぱれと言う
ほかは無いな」
「被害知らせ!」
「艦首水線下に魚雷一避雷!! 進水量大!! 現在ダメージコントロールパーティーが応急
処置を行っておりますが、反対舷でも先の避雷個所から再び進水が始まっております!!」
「やむを得ん。後部注水区画に注水!! 艦の平衡を保て!! 機関長、速力は何ノット出せ
る?」
伝声管に叫ぶエドワード艦長。
「現状芳しくありませんね、機関を振り絞って20ノット。これが精一杯です。機関は3/4残って
おりますが、艦首の抵抗が激しく。無理に出せば進水が悪化するでしょう」
「そうか、すまない。基地に帰還するまでの辛抱だ、頑張ってくれたまえ」
英国戦艦の機関は燃費が悪く、また機関出力も計画時の性能が中々でなかった。今回は吃水が
沈降している上に艦首に破口が開いているのでなおさらである。
「まずいな・・・・泊地に帰る前に枢軸艦隊が追いつくか、こちらが沈むかのどちらかだ不味い
ぞ・・・」
>188
「当たったらしい(英側からの命中に関する被害の確認はまだない)」状況
当りましたね・・・・・
210 :
188:03/09/01 00:43 ID:???
>209
やっとこさ命中確定ですな(当たってほしかった人オメデトウ)。
ただしコレはかなりの僥倖(常識的には無理のある単座雷撃機のみの肉薄雷撃、
しかも艦首方向からという投影面積が小さい非常に当たりにくい角度からの雷撃
であり、しかもわが酸素魚雷にさえその実例のある艦首波による過早爆発さえ起
こさずにすむという)に恵まれてる事もお忘れなく。
そうそう何度もこんな幸運は起こらんものだよ。新巻鮭の世界ならともかくね。
>188
泊地に帰還する前に自沈しそうな勢いなのですが・・・・・
ところで日米も新戦艦出ていますね。米国は明らかに条約違反している木が・・・
>210
>しかもわが酸素魚雷にさえその実例のある艦首波による過早爆発
それは信管を鋭敏にしすぎた為では?? 雷撃機を、この世界の日米よりも多く
運用しているイタリアにはそれはありえないでしょう。
それに巡洋艦からの雷撃と航空雷撃とは投下するスピードも違うと言うのもお忘れなく
213 :
210:03/09/01 19:14 ID:???
>212
帝国が史実で艦首波で過早爆発をくらったのがソロモンキャンペーン。
ソレ以前にも蘭印作戦で信管の調整で悩んでいる。
米軍も凝り過ぎた磁気信管で不発の山を築いた。
鋭敏なら自爆し易いし鈍くすれば不発になりやすい。調整深度が浅けれ
ば波頭から飛び出し弾体を破壊或いはあさっての彼方へ走り去り、深す
ぎれば海底につきささったり艦底を潜り抜ける(こいつを利用しようと
してアメは失敗こいたワケだが)かほどに信管の調整は難しい。
このあたりまでくるともう職人芸とか経験とかなんとかではない。総合
的な国力(技術力)と戦略を反映するもので(本気で艦上機体系に雷撃
機を含むつもりなら複座以上で機材を捻るハズですがソレをしない以上
たいして艦隊航空には国家の体力を注いでないようですけどね)、そう
であればこそ「後発工業国へたりあ」のやる事である故「正気か?」と
思わざるを得ないところなのですよ。
>208
>艦首沈降ライオン
ギリシャ×トルコ戦争のハミディエを思い出しますな
「さすがは我がヴォットリオ・ヴェネト級の対抗艦だ。魚雷の一本では沈む気配も無い・・・
もっとも、吃水が激しく沈降しているが・・・」
「感心している場合か、サラはフランスのサンソンか、もしかしたらジャガイモのヴェルトの物に
なったら・・・」
すべての攻撃は終了していた。「ライオン」に命中していたのはガリバルディの放った一本だけ。
空の戦いは一段楽しており、駆逐艦は撃墜されたフルマーやデファイアントの乗員を拾うのに
手一杯だった。八つ当たりの相手もいないこの場所にこれ以上留まる理由もなかった。
貴重な燃料を消費するだけだ。
「大丈夫だ、サンソンにしろ、ヴェルトにしろ、上手く行くとは限らない。」
「いやにあっさりしているな」
「帰投命令が出ているからな、命令違反にでもなれば休暇も取れなくなる。サイゴンの酒場に
いけなくなれば元も子もないからな」
「違いない」
「それには命あっての物種か」
「機体は大丈夫か?」
「あちらこちら風通しがよくなったが飛行には問題ない。それよりも機位を失ってないか」
「母艦の位置は見失っても、あの女の店の場所は覚えている」
「違いない」
初陣を終えたスパルヴィエロ戦闘雷撃隊は、翼を翻して一路、スパルヴィエロ目指して
飛んでいった。
「ガリバルディにアヴェーロフ、いいアシストだったぜ。あの女の手は握らせてやろう。
ヴェルト? やつは自分の指でも噛んでいればいいさ」
サンソン・エーデンブロイ中尉はご機嫌だった。
スパルヴィエロ戦闘雷撃機隊の攻撃によって、枢軸艦隊はついに「ライオン」を補足する事に成功
したのだった。
ガリバルディ中尉が命中させた魚雷は、「ライオン」の艦首に破口を生じさせていた。浸入した
海水は当然、英国戦艦の動きを鈍らせる。無理の速度を上げようとすれば、より多くの海水を
飲み込むことになり、内部隔壁を破損させる恐れが有った。ボイラーのダメージとあわせて、
「ライオン」は二重の足枷をはめる事になったのだ。
触接機からの報告を受けた戦列艦「ダンケルク」は、速力31(公称値29.5)ノットの快速を飛ば
して追撃。護衛の巡洋艦や大型駆逐艦さえ振り切ってしまうかのような勢いだった。
すでに独仏伊の双発爆撃機と戦闘機の出撃が報告されている。慎重な本国の司令部はダンケ
ルクに撤収命令を下すに違いない。それが発令される前に決着をつける。欧州最強条約型戦艦
の座を護る為に。艦全体からそうした気迫がみなぎっていた。
なかでも、一番に燃えているのはエーデンブロイ中尉であることは言うまでも無い。
「わたしは度胸のある男が好きなのさ。そう、敵の一番でっかいモノを一人で沈めちゃうような・・・
あなた達にそれができる?」
サラ・メローの艶やかな唇はそう言った。
ダンケルクVSライオン
ひとりで・・・ もちろん一人でだ。俺がいなけりゃ、ダンケルクの主砲は真価を発揮しないんだから
な。ダンケルクの艦橋トップ、主砲射撃指揮所に陣どるサンソンは胸を張った。
もちろん、ひとりでというのは思い上がりである。魚雷を当てたガリバルディにしろ一人の力ではない。乗機の整備員、攻撃機隊に参加した搭乗員ひとりひとり、窮地を救ったアヴェーロフなど
無数の人間の働きが背後にあった。中型戦艦ダンケルクといえども千人以上の人間がその働きを支えているはずである。と言っても、照準機の向うに敵艦隊を追うサンソンに今その話をしても無駄であろうが・・・・・。
ダンケルクに将旗を掲げるレジス・ジャンスール中将は、全艦に砲雷撃戦用意を発令。転回中の
英国艦隊に対して同航戦、右砲戦となるように指示した。
戦闘序列は「ダンケルク」を先頭とした重巡「シュフラン」「コルベール」「デュプレ」の単縦陣である。それに軽巡「エミール・ベルタン」「ラ・ガリソニエール」がそれぞれ大型駆逐艦を3+2隻ずつ
駆逐艦を四隻ずつ二派に率いて、敵艦隊に突撃していった。
対するアームストロング・ベンボー中将のイギリス艦隊は軽巡「ダイドー」「エメラルド」と続き、
駆逐艦「エクスプレス」「エレクトラ」「エンカウンター」が間合いを詰めるべく前進してくる。
旗艦の「ライオン」は最後尾だ。サイゴン沖の枢軸艦隊との戦闘よりかは戦力差は小さい。ほぼ
互角と言ってもよいだろう。だからこそ勝負を挑んできたと言うべきか。
そう言えば、サンソンは射距離三万米からレナウンの副砲弾薬庫に二発当てて
「初弾必中敵艦轟沈」を世界で始めて行った射手なんだよね。
レーダーに頼ってて光学測距に劣る英国海軍は戦闘中にレーダーが吹き飛んだら
レナウンやレゾリューションの三の舞になる悪寒w
220 :
213:03/09/09 21:39 ID:???
>219
安っぽいな。
>220
どこの国にも名射手と言うのは存在する。レイテ沖海戦で護衛空母相手に夾叉した
のもいる事だし、史実でも英海軍と互角の練度と日本戦艦張りの集弾率を持つ御フランス
超弩級戦艦なら可能。と、言ってみる。
理論的には連装よりも三連装、三連装よりも四連装と、多連装になればなるほどに
集弾率が上がっていく
KG5は知らんがリシュリューの集弾性能のよさは既に軍事板の常識
223 :
220:03/09/11 10:40 ID:???
>220
動作するパーツが増える分、信頼性も低下していくけどね。
KGXは史実ではそれを克服しえたが、、。
>223
リシュリューは竣工後は一回も故障していない
安易に採用した英国は痛い目にあったがなノルマンディー級で実際に四連装砲塔を組み上げて
テストした結果、ダンケルクは半年で連装砲塔と同じ実用性を得た
15インチ砲を二発受けてもストラスブールの砲塔は作動したことだし
>220
資料は良く調べてからカキコしような
英国式四連装よりも仏式四連装の砲が後のデーターで性能も信頼性も上だ
>223
そろそろコテ名乗れば?
内容にツッコミどころが散見するけれど、君の知識はゆうかさんやアルザス氏よりも少しした程度
の所にきていると思う。
SUDO氏ほどではないけどBUNさんよりもマシなほどだし
>224
>竣工後は
「完工後は」だぞ馬鹿w
NY工廠で完工させた後は大きな故障(砲撃不能とかの類)もなく、解体されるまでは砲身の交換とかで
特に故障らしい故障は無かったと思うぞw
元々リシュリューが連装砲塔を並列に置いたような配置を取っているのに対し、英国は馬鹿正直に四連装を採用して
信頼性を落としている。
フランスの初期不良は発射遅延装置の不具合やモーターの作動不良くらいで調整すれば解決する類だったと海外の資料で読んだw
大して英国のは交互発射したら砲が下がったまま戻らなくなった。砲塔が重くて回らない。最大仰角をとったら下りなくなった。
真ん中の砲弾が上がってこない。等の面白故障が続発。半年で問題解決した前者に比べ、英国は数年掛かった
コレは両者の設計の完成度による物で、英国がヘタレだと言う証拠じゃないぞw
「旗艦が殿か・・・・」
レジス・ジャンスール中将は、敵将ベンボーが臆病者では無い事を知っている。
「互角ではないさ。『ライオン』は昨晩からの一連の戦いでダメージを負っている。足を引きずった
ままでは味方巡洋艦の足さえも殺してしまうからな。だから殿なのだ。いざとなれば己を犠牲に
して巡洋艦隊を逃すつもりらしい。見事な覚悟だが、こちらもトゥーロンで散った仲間の仇を討たね
ばならんのでな・・・・この戦いは・・・・勝つ!!」
「敵前衛、煙幕を展開中」
「悪あがきだな、ロイヤル・ネイビーはもっと潔いと思っていたが・・・シュフランとコルベールに薙ぎ
払わせろ!!」
「弾着観測機、敵上空に到着」
飛んでいったのは双発戦闘機ポテ631だった。ブレゲーやモランソルノニに比べると鈍重だが、
弾着観測に用いるには贅沢な機体だ。それを「パンプルヴェ」から発艦した護衛戦闘機が護る。
何か間違った運用だと思うのは気のせいだろう。取り合えず、これで煙幕が有ってもある程度の
砲撃効果が見込まれる。
「畜生、晴れろ、晴れろ、晴れろォ!!」
こちらは飛行機に頼るつもりなど無い。照準機を覗き込むエーデンブロイ中尉は、洋上に張り付いた白と黒の煙に文句をいい続けた。そして・・・・
一陣の風が吹く
>228
>何か間違った運用だと思うのは気のせいだろう。
間違ってるw 間違ってるw
ダンケルクの主砲じゃライオンのバイタルパートにダメージを与え難いな
数字コテは居たら、レス返していけ
良スレ期待上げ
220は逃げたね
234 :
223:03/09/19 23:18 ID:???
>233
呼ばれりゃ出てくるが?とりあえず言う事が無いので。
強いて言えば見敵必殺で必ず食らいつくのがRN。「潔い」の基準が蛙
とライミーは違うのだということぐらい。
第46話
見えた! 煙幕の上から艦橋を発見した。風のおかげで煙突、後檣なども姿を表した。
ライオンだ!
エーデンブロイ中尉と旋回主は照準機のレンズの中の敵戦艦を睨みつつ、射撃装置を回す。
ハンドルの動きが、主砲の旋回角度と俯仰角度となって各砲塔に伝わっていくのだ。
「ライミーども! 旧式艦(ブルターニュ)を沈めていい気に成るなよ。このダンケルクが相手だ」
測距データが集められ、52口径の長砲身砲が敵戦艦を捕らえた。
「目標! ライオン! 距離28000」
一番、二番砲塔から弾んだ声が帰ってきて、ポッシ砲術長は頷いた。スゥ・・と息を吸ってから
艦長からの号令を復唱する。
「撃ち方始めェ!!」
この時を待っていた。射手エーデンブロイが警報ブザーを鳴らし、引き金を「引いたか引かない
か」の絶妙な力で引く。
四連装二基、戦列艦(バーティマン・ドリーニュ)ダンケルクの33cm砲八門が猛然と火を噴いた。
閃光で目の前が真っ赤になる。腹の底まで震えるような轟音に一瞬、息が詰まる。茶褐色の
膨大な砲煙が檣楼の脇を流れていった。
遥か二万八千米の空間を飛翔していった八発の砲弾は、海面を叩き割り、驚くほどの水柱を立ち
昇らせた。弾着修正のために水柱を凝視するエーデンブロイ。
「至近弾。上げ、三度。方位角そのまま」
「敵艦、発砲!!」
閃光を確認した見張り員が叫ぶ
こちらが再装填する間に、ライオンも撃ちかえして来た。砲弾が超音速で大気を切り裂きながら
落下してくる。ダンケルクの右舷前方、僅か420mのところに落下してくる。流石に初弾から近い
ところに落としてくる。
>234
>強いて言えば見敵必殺で必ず食らいつくのがRN
普通は逃げるでしょう。まー速力20ノットの今の状況では31ノット出せる改
ダンケルクに追いつかれてアボーンなので、迎撃態勢を整えて来たのでしょうが…。
>228
>「パンプルヴェ」
向こうさんも空母を引き連れてきたみたいですな。お互いに空母に関しては切磋琢磨し続けた
同士。航空決戦になりそうなヨカーン。
237 :
234:03/09/21 00:00 ID:???
>236
グロウウォームやエクセター。或いはグローリアスを逃がす為にシャル姉妹
に立ちはだかった駆逐艦2隻(結局この時は全く報われなかったが)のよう
な正反対の実例もある。
そしてその「無謀」とさえいえる勇気と決断力がRNの真骨頂でもある。成
功例も多い。ビーティーの突撃やウォースパイトのナルヴィク突入等々。
後段。それはそれで味があるが、せっかく大海獣同士で殺り合ってるんだか
らしばらくそっちを楽しみたい気がしますね。
ゴスロリチャーン(・∀・) ゴスロリチャーン(・∀・) ゴスロリチャーン(・∀・)
おまえら ほんとは俺をバカにしtるだろ
うれなくて野垂れ死にが関の山と思ってるだろ
チクショウ チクショウ バカにスルナ!!!!
軍事なんか嫌いだ 軍事板も嫌いだ おまえらみんな嫌いだ!!!!!!!!
ダンケルク、いきなり至近弾かよ
なりきり板のダソケルクタソはこのフネの艦魂だろう
>>240 えらい古い話してるな。
とっくに退役したらしいが。
ただお別れぐらい言えや、相棒が荒れてたぞ。
>ダソケルクタソ
背後は新人教育で忙しいそうです
朝の八時に夜勤が終り、その日の晩の9時から再び夜勤。14日にいっぺんの二日休みは寝るのと洗濯で過ごす
と言う派遣業界の厳しさを知らん馬鹿が
>>242にいるな
ダンケルクタソが眠たいというのにチャット終了時間を二時間超過するお子様には
付き合いきれんのだろうよ
>>243 その忙しい合間に、コテハンスレで遊んでたのは誰だ?w
とてもじゃないが、そんな話信じられん
大方、どっかで遊び呆けてるんだろうと推測されても、仕方ないぞ
>>244 ならそう言って安心させてやれ
変に望みをもたせるより、止めを刺した方が幸せだろう
以上、板違い雑談スマソ
>245
八月は仕事が少ない時期だったのだろう。
247 :
246:03/09/28 06:22 ID:???
パンテル君へ、もしも見ていたら言っておくが漏れはダンケルクタソじゃないからな?
なりきり茶をROMってるただの別スレのコテだ。
>245
>その忙しい合間に、コテハンスレで遊んでたのは誰だ?w
244も漏れだが、本人でもないのにそんな事言えん。メッサーの二の舞は御免だからな
コテハンスレは数日の間だろう? その晩にはパンテルとチャットで和解したとスレで
言っていた。外野が下手に口を挟む事じゃない。
248 :
名無し三等兵:03/09/28 13:18 ID:hIj4FlTN
249 :
247:03/09/28 21:41 ID:???
>248
コテハンスレの最終スレッドでスレマスとの会話でいっとったぞ
藻前もコテハンスレをROMってたらわかった筈
つうかここは中型戦艦スレッドだなりきり板じゃない!
話なら向こう行ってやれ
肝心の中型戦艦はどこにいったのですか?
「馬鹿な!初弾から至近弾だと!!」
驚くベンボー
艦全体を水柱によって起こったシャワーが降り注ぎ、甲板を洗う。
「信じられん。沿岸海軍とばかり思っていたフランス海軍の戦艦が我が英国戦艦に互角するほどの練度を見せるとは・・・・ オラン沖海戦でのレナウンの轟沈やブレスト沖海戦の話もあながち
デマではなさそうだな・・・。」
「フランスは我国のネルソン級と同様に、中央部に主砲を集中しておりますからな、集弾性は良好
のようです。」
「次はこちらの番だ。主砲、装填完了次第、射撃開始せよ。ロイヤル・ネイビーでは経験の無い
遠距離砲戦だがしくじるなよ。」
「植民地人どもの造った砲ですが、どれほど使えますかな? 植民地人どもめ・・・ 確かに戦艦の砲を融通してくれと言っては見たが、よりにもよって大型巡洋艦の主砲とは!!」
「憤るな艦長。彼らも黄色人種との戦いで、主力艦のほとんどがハワイの工廠入りか海の底だ。
損傷した戦艦を直す為に本国の工廠では嬉しい悲鳴だと聞く。最も、そのおかげで彼らの国の
経済は立ち直りつつあるそうだがな・・彼らは自分たちがよければそれでよいのさ。」
英国戦艦反撃キター
===========( ゚∀゚ )============!!!
ドイツ東洋艦隊(サイゴン)
装甲艦
「リュッツォー」
重巡
アドミラル・ヒッパー級「ザイドリッツ」
軽巡
「エムデン」「ケーニヒスブルグ」
護衛駆逐艦五隻
イタリア東洋艦隊
戦艦
「コンテ・ディ・カブール」
遠洋巡洋艦
「エンリコ・ダンドロ」
基準排水量:29200トン
満載排水量:33390トン
全長:224m
全幅:28m
吃水:9.2m
速力:32ノット
機関出力:132000馬力(全部の缶を重油で焚いた場合)
主缶:重油専焼ヤーロー缶4基+多種混焼缶4基
主機:ブルッゾ式オール・ギアード・タービン4基4軸
武装:38.1cm(50口径)3連装砲2基、
15.2cm(55口径)3連装砲4基、90mm(50口径)単装砲12基、37mm連装機銃10丁
防御
舷側装甲:300mm(250mm+木板100m+50mm。20度傾斜)、80mm(艦首尾部)
80mm(水密区画装甲)
甲板装甲:150+40mm(VP内)、80mm(VP外)
砲塔:363mm(前盾)、140mm(側面)、190mm(天蓋)、70mm(後盾)
同型艦:2隻
エンリコ・ダンドロ 1972年除籍
レジナ・マリア 1965年除籍
本級の骨子である主砲だが
イタリアの従来の12インチ砲では射撃管制装置の成長による遠距離砲戦における甲板打撃力
や散布界の増大に耐えられないために当初は砲身をボ−リングして砲弾重量を稼ぎ、威力を
稼ぐか方針で行くはずだったのだが、テストした結果、要求どおりの威力が出せず。また、散布界
の増大も過大になるとして32cm砲の搭載を諦めた。この結果、既存の弩級戦艦に12.5インチ
以上の主砲を載せていても仏の新戦艦に対抗するには不可能として、新戦艦を建造する事になった。
また、仏のダンケルク級に対抗可能なのかであるが
単位時間あたりの投射量で劣位なものの、一撃辺りの威力では余裕に勝るもので十分に可能で
あるとイタリア海軍では判断したとされ仰角を30度にまで引き上げ、射程距離を約37050以上に
設定した。主力艦を上回る主砲射程と同等の打撃力で並の装甲艦を退けられると公表されて
いた。実際には、投射弾量で大きく見劣りしているので、近距離砲戦を強く意識していたらしい・・・
イタリア艦としては例外的に強力な装甲は相対的に弱体な火力を補完する意味が強くザラ級
重巡と同様の扱いで、戦艦の補佐を強いられた結果と思われる。
水中防御はイタリア独特のプリエーゼ式で「無い」のが特徴である。実物模型まで作成して完成
されたプリエーゼ式は当時のイタリア艦の特徴でもあったのだが、建造期間圧縮を至上命題とし
た本級にはその建造に手間取ることが問題となり、また、船体幅の細い本艦では組み込むのは
内部容積を圧迫する恐れがあるため、折りよく米国より「多重縦隔壁による水雷防御」を学んだ
造成士官が帰濃くしたのとあいまって同方式を取り入れる事で済ませることになった。
プリエーゼを使えない事から防御性能に不安が出ることを未然に防ぐべく、隔壁の厚さ、多重化
は入念で、結果的に大戦時の戦闘艦としては最上の水中防御を持ちイタリア艦伝統の復元性
の良さとあいまって、沈みにくい戦艦となった。
副砲は、新戦艦と同様に、軽巡の副砲を流用し配置も新戦艦と同じである。でサイズの異なる
副砲を採用したことから来る運用面での不都合を考慮し、なるべく新戦艦と統一させることを
考えたものである。高角砲も同様に、新戦艦と共通であると共に配置方法も同じである。
見てのとおり、本級は、船体以外は新戦艦と共通であり取得コストの削減は不十分だったとの
見方もあるがよりコストのかかった改装戦艦よりはリーズナブルでイタリア海軍は本級に満足して
いたとも言われる
空母
「アクィラ」「スパルヴィエロ」
重巡
「ザラ」「フゥーメ」
軽巡
「ルイジ・ディ・サヴォイア・デュカ・デグリ・アブリッチ」「ライモンド・モンテクッコリ」
工作艦
「ヘロン」(一万トン級標準貨客船改造)
大型駆逐艦五隻
駆逐艦11隻
>255
>「エンリコ・ダンドロ」
>水中防御はイタリア独特のプリエーゼ式で「無い」のが特徴
不味い・・・・ プリエーゼ廃止式の戦艦が増えたら、タラ
ント夜週みたいに戦局の挽回が出来なくなるじゃないか。
どうする? 英国海軍!!
260 :
237:03/10/03 00:04 ID:???
>259
ありゃプリエーゼの問題だけでなく運用の問題も無かったかな?
寝込みを襲われて隔壁閉じてなければそりゃ魚雷くらったらへた
りこむというもので。
しかし倫敦条約受け入れても結構使えそうな船が続々と出てきているんだな
しかし
>主缶:重油専焼ヤーロー缶4基+多種混焼缶4基
つーのはひょっとして重油混焼缶か? 石炭で走らせるのかね????
>261
まったくだ。誰だ「駄作戦艦が続々と出てきそうな悪寒」とか言った馬鹿はw
263 :
255:03/10/04 15:20 ID:???
>261
エタノール、石炭、木炭、重油、灯油当を燃焼できる多目的燃焼缶です。石油事情に恵まれて
いないイタリアが選んだ一つの「道」ですな。
エンリコ・ダンドロ以降の伊大型艦&民間船は中東で石油が出るまでこの形式です。
>264
関係の無い物を張るんじゃねぇボケェ!!
266 :
255:03/10/07 18:20 ID:???
フランス東洋艦隊
戦列艦
「ダンケルク」
「トゥーロンの悲劇」の後、浮揚・修理された艦。戦訓を取り入れ、16インチ対応防御、
対空火器の強化、機関出力の向上を図り、より強力な艦となった。
オラン沖海戦にて英国戦艦3隻がかりで15インチ砲弾5発を打ち込まれたにも拘らず、
ただの一発も主要装甲を抜いた物は無く、逆に1隻を撃沈、返り討ちとした。
大戦間は「格闘の女王」「吸血后」「復讐の女神」と味方からは尊敬を、敵国から配布された。
大戦期に2隻追加竣工させ、三番艦「シャトールノー」は仏印政府から依頼された艦だが、
初陣で「レゾリュ−ション」を撃沈した武勲艦でもある。
基準排水量:26500トン
満載排水量:34800トン
全長:214m
全幅:33m
吃水:9.0m
速力:31.5ノット
機関出力:147000馬力
武装:33cm(52口径)四連装二基、13cm両用砲(51口径)四連装三基、
10.5cm(45口径)連装10基、37mm連装機銃10基
防御
舷側装甲:290mm(15度傾斜)、140mm(VP以外)、50mm(水密区画装甲)
甲板装甲:189mm(ヴァイタルパート内)、85mm(VP以外)、
砲塔:330mm(前盾)、210mm(側面)、190mm(天蓋)、80mm(後盾)
同型艦:4隻
「ダンケルク」 1998年永久保存
「ストラスブール」 1965年除籍
「シャトールノー」 2015年現役
「アミラル・アレイ」 1947年竣工
267 :
255:03/10/07 18:24 ID:???
艦隊装甲艦
「クールベ」
重巡
「シュフラン」「コルベール」「デュプレ」
軽巡
「エミール・ベルタン」「ラ・ガリソニエール」
大型駆逐艦五隻
駆逐艦八隻
ダンエルクは二度と沈まない
配布→は畏怖
ちなみにダンケルク級は特殊開発された重徹甲弾を持っています
重量:870kg
近距離砲戦では通常徹甲弾ですが、3万m付近では重徹甲弾で甲板貫徹を狙ってきますが
、砲身の磨耗度が激しく、命数が2/3になってしまうので優秀な射手のいる艦でしか使っていません。
先生! アラスカの12インチではダンケルクを抜けません!
しかしダンケルクの13インチでもライオンの装甲を抜くのは難しい。
イタリア戦艦の登場が待たれるな
超軽巡デロイテル希望
ライオン撃沈
ライオンを海の藻屑に変えてください
277 :
260:03/10/18 10:36 ID:???
>270
それは運用思想がさかさまではないですか?
そういう兵器。突き詰めればすれば「戦艦」というシステムそのものを最大限有効
たらしめんが為にその艦にとりより良いと考えられる兵器を備え(政治や財政から
妥協を往々にして強いられるが)、それをつつがなく運用する為、鉄砲屋の優秀な
のを集める訳で。
何せ国運を直に左右する存在なのですから「戦艦」というシステムは(現に仏軍が
そういう「奇特な」運用をしていたのなら当方が不勉強ってだけの事でつが)。
>271,272
装甲の貫通能力というのは厳密には相手艦の戦闘能力の喪失という視点からみてさ
え絶対必要条件ではありません(比叡や帝政独逸巡戦を参照)。非装甲部への被害
の累積が戦闘能力を喪失させればそれで事が足ります。
まして作戦レベル以上においては、自軍の作戦企図の継続と完遂(さらに高次では
企図の完遂による国策の遂行へと昇華していくが)こそがキモであり「撃沈」など
という行事は余技にすぎません(そもそも砲撃は「撃沈」には効率が良くない手段
なのですが)。損害の累積や指揮官の状況判断が作戦企図継続の不可を告げればそ
れまでの事なのです。装甲の貫通は諸要素の欠くべからずにあらざる要素の一つに
過ぎません。まあ戦力の相対的な力関係の中で、あれば望ましい事ではありますが。
それを踏まえた上で両指揮官がどんな意思と判断を見せてくれるかを期待しませう。
>277
>270で『優秀な射手のいる艦でしか使っていません』と書きましたが、数量
自体が少ない徹甲弾なので、各艦の艦長の強い要望でもない限りは通常時には
詰まれていない虎の子の『秘密兵器』と言う意味で書きました。
ちなみにフランス海軍上げての艦隊決戦!!と言うときには新戦艦全部に
積まれている事でしょう。
ちなみにこのスレッドでの仏海軍は志気も練度も日英海軍に勝るとも劣らない
最高峰の技術を持っています。
ちなみに重徹甲弾を常備しているのは「アレイ」で通常2発撃てる時間で1発しか
撃てないので使いどころが難しい所。
ちなみに四番艦で一番遅く竣工したため、戦訓を取り入れ装甲過多に。
速力も28ノット程度になってしまった。
英国は孤立している状況か・・・・
日本帝國悲願の小笠原海戦を行えたはいいが、相打ち状態とは情けない。
ソ連も過去スレ見るとドイツに敗北してフランス共々属国状態。
米国の世論が変化して英国支援に回らなければ、早々に壊滅ですな
>279
リーフファイトか?
>279
どうせなら増加装甲を鎧のようにモジュール装備するとかしてみないか?
283 :
279:03/10/24 18:37 ID:???
>281さん
はい、元ネタはそれです。ネタを出したときは皆さん、フランスにそう言う
将校がいると思っていたようでw
>282さん
WW3ネタで戦車装甲技術の応用で増加装甲を付けるという風に考えていましたが
・・・
>283
WW3まで続くのか・・・・ とすると大ちゃんみたいに英国は夜逃げで、日米英
VS独仏伊+欧州国家になるのか・・・
ダンケルクの主砲をヴェネトの・・・
じゃない、エンリコ・ダンドロの15インチ三連装砲塔に積み替えたらもっと強くなりそうだ(w
>285
>じゃない、エンリコ・ダンドロの15インチ三連装砲塔に積み替えたらもっと
>強くなりそうだ(w
三景艦みたいに横に斉射したら傾きそうですな。冗談はさておき、ギリギリ15インチ三連装
砲塔が乗りそうですが・・・命数の少ない砲身、遅い発射速度・・・・
そこまでのリスクを負ってまで交換すべきか・・・・ それが問題ですね
期待age
>283
確か現行MBTは中国のでさえ18インチ砲弾で貫徹不能らしいな
戦車先進国の仏独米日のはWW3だは不沈艦続出だな
>>288 戦車の場合、貫徹しなくとも構造が持たないと思うが…
でも艦船ならばある程度の補強でOK・・・
現実世界では大口径砲で打たれることは無いけど、この世界だと恐らくは列強は
戦艦を保有しているだろうから・・・・
291 :
270:03/11/01 15:48 ID:???
>285
ヴィットリオ・ヴェネトは14インチ砲戦艦として竣工しています。
史実の新戦艦は14インチ装備で、二等戦艦の方が主砲口径が大きい世界なのか
KG5は条約範囲内に納める為に14インチ八門らしいな
四連装砲をやめて三連装二基+連装一基
>293
2門減らして排水量を減らしたわけですな
条約型ソ連戦艦
ギリシャ戦艦希望
期待age
このライオンに搭載された305mm50口径砲は米国製なのだ。本来は米国に新型356mm
50口径砲をないし45口径砲を要求していたのだが、向うも台所事情も厳しいらしく。
やってきたのは大型巡洋艦の主砲だったのだ。
だが、射程の長い砲は大歓迎だ。
オラン沖開戦の時は3隻がかりで「ダンケルク」を撃ちかけていたのだが、いかんせんWW1型の
短砲身砲では25000mを超える遠距離では弾道が安定せず、夾叉したものの12斉射264発
中命中したのはたったの五発だった。
時代は違えどジュットランド海戦のウォースパイトとドイツ艦隊の関係だったにも拘らず。でも
ある。この時、ベンボーは装甲巡洋艦「マンモス(U)」の艦橋で水柱に包まれる「ダンケルク」を
駆逐艦隊と共に近距離で見ていたが、水柱は敵艦を包み込んでいる物の、日本でいうところの
「下駄に履き」とも言う状態で、命中弾は望むべく状態ではなかったのだ。唯一、「レナウン」が
着実に命中弾を出してはいたが、同時に33cm主砲弾1発を中央部に受けて煙突が倒壊し、
黒煙で後続艦を隠したその直後、火柱と共にこの世から消えてしまった・・・
「主砲弾、装填完了! RDF索敵完了!!」
ベンボーの回想は報告の声と共に脳内から消え去った。
「復讐の女神 ダンケルク」に沈められた幾多の同砲の仇を取る為に・・・この一声にわが命を
賭する。そして、叫んだ
「撃てェ!」
轟音!
英国製15インチ42口径や16インチ45口径の砲に比べれば、反動も火焔も控えめだが、確か
な"手ごたえ"とともに9発の12インチ砲弾は敵艦めがけて飛翔していった。
ダンケルクは、史実同様沈むのだろうか?
見たくないなぁ……。
>299さん
>266さんが旧スレッドより発掘してきた
>「ダンケルク」 1998年永久保存
と言う設定があるので、沈めない方針で行きます。ただ、あくまで「沈まない」
だけで時として大破に近いダメージを受けるかもしれません
>298
>短砲身砲では25000mを超える遠距離では弾道が安定せず、夾叉したものの
>12斉射264発中命中したのはたったの五発だった。
英国海軍御得意の接近砲戦を挑もうとしても、速力で5ノット以上の優位があるダンケルク相手では
弾が当る距離まで詰められないってか
しっかし、排水量4万トン強の船体に12インチ砲塔か・・・みっともない姿でしょうなあ
>301
前に仮装戦記の同人誌でライオン級の船体に12インチ砲塔を乗せた戦艦のシルエットを見たことがある。
なんかこう「違う」という印象だった。
ネルソン級の16インチ三連装砲塔は用意できなかったのか?
そう言えば遠距離砲戦はやっても2万幾つだねどして?
>>302 日本製12インチではなく米国製と言う所に作者の良心が見受けられるな
>301
射距離を詰めさせたくないということで反航戦すれば自分の砲塔配置
に苦しむだけの事なんだが。
>308
>射距離を詰めさせたくないということで反航戦すれば自分の砲塔配置
例にあげているオラン沖としては戦艦三の英国艦隊に対し、旧式戦艦三隻が
追いつくまで相手している状態で最後まで砲戦をする必要性なし。
相手が撤退しようとしたら最後尾の艦を「追撃」してボコってやればよいだけの話。
まあ旧スレでは英国艦隊が逃げつ追いつけずを繰り返しているうちに伊水雷戦隊と
独逸水中艦隊の領域に入ってしまい、「ダンケルク」の餌食になったのは一隻だけ
だったわけだが
国力
史実の二割増し。恐慌後、経済安定のために組織されたIRIの勧告により、アウタルキー
(自給自足)経済案を外し、生産性の向上を図ったこと、エチオピア侵略を断念したことが
結果的にプラスに働く。ファシスト政権の元、経済回復とと二重構造の解消を兼ねて南イタ
リア開発計画を推進。さらに合衆国から輸入された資源(特に石油)はイタリアにとって
慈雨の存在となった。
国際環境
国家社会主義ワーマール=ドイツとベルリン=ローマ枢軸を結んで英仏と対抗。
フランスからサヴォア、ニース、コルシカを奪回し、バルカン半島に勢力圏を築こうと
画策中。そのためソ連の進出に警戒している。
戦力
近代化の最中。装備の弱さと部隊によって士気の差が激しいのが悩み。
・陸軍(史実相応)
ムッソリーニの対外進出を影響で軍の機甲化が進み、L3系列の軽戦車による戦車師団も
編成されドイツの戦術思想も入ってはいるが、装備がそれについていっていない。
・空軍
リビア等での小競り合いから、「制空権の理論」を証明し、ドゥーエ理論による4発爆撃機も
試作され、R計画による近代的戦闘機の開発等、空軍力の強化は表向き進んでいる。
だがそれを支える航空機産業の育成が進まず、一見、同じように見えて実は各社独自の技術を組み込んだ為に互換性能低し、更に追い討ちをかけるように低性能エンジンと機関銃のパワー
不足を抱えたまま対仏戦争を迎える。
・海軍(史実+)
地中海中央部を決戦海域とし、そこでの局所的優勢を得る戦力を整備中。そのために旧式12インチ砲戦艦4隻の大改装ならびに旧式15インチ砲戦艦2隻の改装と平行し条約型装甲艦2隻と
新型戦艦4隻を新造。そして仏に対抗して巡洋艦・駆逐艦兵力の強化が行われている。
また新たに母艦航空隊を計画、そのために中立派の合衆国に調査団を派遣して艦上機の調達と技術指導を仰いでいるが、旧来からの万能戦闘機理論が航空機整備に足を引っ張っている。
航空母艦は船体だけ完成しているカラッチェロ級二隻と水上機母艦用に調達した客船を改装して
整備。
>235
>遥か二万八千米の空間を飛翔していった八発の砲弾
この距離のダンケルクの砲弾の貫通能力は垂直で247〜296mm。対するライオンは381mmで
甲板に対しては109〜120mmでライオンは138mmmなのでこの距離では抜けません。
対するライオンも史実のアラスカ級と同様に12インチ50口径なのでこの距離では垂直で210〜
225mm程度、甲板に対して130mmなので舷側290mm、甲板140mm+エボナイト50mm+50mm
に対し無力ですー。ここは18000mまで詰めれば抜けるのではないかと思います。但し、この距離では互いに身を切らせて骨も絶つの表現どおりになって防御に余力を残すダンケルクに対し、
もはや中破状態のライオンに分が悪いかと思いますー
独仏伊で袋叩きにあっていればいずれ大型艦が英国から消滅しそうな悪寒
空母は着実にU−ボートに食われてるし
313 :
277:03/12/08 23:11 ID:???
>278
一流ですか?蛙海軍が。
歴史は全て必然の流れによるとまではいいませんが、「現状」には過去に
それなりの理由が積み重ねられ、「現状」はそれに即する形を普通とるも
のです。何を言いたいのかズバリ核心を衝くなら、史実にほとんど違わぬ
ダンケルク級戦列艦を運用する蛙海軍が史実のWWU日米英海軍に比肩し
得る存在とはどうにも考えられないという事です。
故の無い話ではありません。
ダンケルク級は正式には「戦列艦(バーティマンドリ−ニュ)」です「戦艦」
と彼ら自身呼称しません。他の「艦隊装甲艦(キュイラッセデスカドール)」
とはその機動力、つまりは運用思想がまるで違う故ですが、従来の「艦隊装
甲艦」は基準戦艦の時代からブルターニュ級に至るまで一貫してクリンチで
どつき合いをする為の艦であり、大口径大装甲厚を追求しつつ、その時の最
善を良くも悪くも場当たり的に追及した結果が「艦隊」というユニットとし
て中途半端な基準戦艦群であり、それを継承する準ド級、ド級戦艦です。
しかもこの「艦隊」というユニットでのちぐはぐさは装甲艦>巡洋艦>駆逐艦
>水雷艇といった階層を重ねるとより深刻なものになります。装甲艦は先に上
げた場当たり的強化以外にも他国の最新事情に追随せず孤高を通し(編成単位
としての同型艦の少数傾向やド級艦整備の遅れ、大遠距離砲戦への無関心等)、
巡洋艦は戦艦と殆ど機動力の代わらない後続距離だけがとりえのような巡洋艦
を延々つくり続け(他列強の装甲巡洋艦に比べ排水量あたりの砲火力の少なさ。
巡洋戦艦への発展を逃した事、スカウト的任務に耐える艦がWW1後のラモッ
トピケあたりまでまるで存在しない事)、新生学派の頃に大量に水雷艇を整備
した為に駆逐艦に手が回ってない(おかげで日本は駆逐艦の大口発注にありつ
きましたが)そしてWW1後ニッチ狙いで超駆逐艦という軽艦艇どうしの闘い
で「?」な主砲を選択した艦を整備するに至ります。
314 :
313:03/12/08 23:13 ID:???
313続く
これら妙な建艦政策はどこから来たのか?という事になりますが、それはやはり
海上での覇権を争う気を無くした為と推定できます。
まあ、話を装甲艦に戻しましょう。海上の覇者、英国と正面から事を構えれば敗
れると判断したが故の新生学派であり、その所産の水雷艇が働いてくれる事が前
提での場当たり的強化の装甲艦という事でしょう(その構想が実現する時はトラ
ファルガーのように正面きって堂々の戦列どうしがぶつかる状況では無く。水雷
艇の襲撃により敵主力は分散する筈で、寧ろ分散してしまった敵を狩るには一艦
ずつが強力な方が組みうちに有利)。
しかしこの思考には重大な欠陥があります。
つまり初めから劣勢の戦力をもって相手にイニシアチブを預けてしまうという事
です(防御に徹して水雷艇で暫減しようがどうしようが結局のところ相手が来寇
するのを迎撃する構想なので)そんな戦略で勝てるものでしょうか?およそ劣勢
海軍が防備に徹して勝ったためしを寡聞にして聞きません。敗れた例なら米西戦
争の西艦隊や露の旅順艦隊、WW1独大海艦隊等々いくらでもあがります。
そう。「勝利」の為には自発的な意思に基づく攻勢的アクションが必要不可欠なの
です。ですが仏海軍はそういう兵力整備を延々とせずにその戦略、作戦構想を歪に
矮小化させ続けてきているのです。形は違えど相手の隙を窺うという考え方に。期
間としては鉄で船を作るようになってからWW2まで。その所産が「戦艦」でなく
「装甲艦」でもなく「戦列艦」と位置付けられるダンケルク級です。
こういう艦を運用する海軍のどこが一流といえるでしょうか?ダンケルクは確かに
良い中型戦艦ではあります。中型戦艦とカテゴライズする限りはまず一流といって
良いでしょう。しかしそれを操る側にそれを自発的に活用する気が無い限りそれよ
り遥かに強力な艦が実戦において事実上何ら寄与しなかった事またそれより遥かに
弱体な老嬢が大活躍した事を日本人なら知っている筈です。一流海軍か否かの一線
は艦やその他ハードよりもそのハードを生かして使う(戦争をする事とは限らない)
ヒューマンファクターの方にある。そこに欠ける戦略構想>作戦構想>建艦政策>
により創造された艦を運用する仏海軍が一流といわれても俄に信ずる気にはならな
いのですよ。
315 :
314:03/12/08 23:17 ID:???
>298
何が爆発すると煙突が倒潰したあと黒煙を発し火柱をあげ轟沈するんでしょうか?
ライオン級系統やデアフリンガー系統の艦なら構造的に中央部砲塔が存在するから
運が悪いと船体破断の上、そういう現象を呈して轟沈というのは十分起こり得るが、
レナウン級は中央部Q砲塔は無いですよね。
或いは機缶が破裂し船体が破断するような損傷が発生する状況なら一面の水蒸気爆
発というかなんというか、ともかく黒煙があがるという呈ではないのでは?
あと砲身長が長い事は、直射弾道で撃てる戦車と違って必ずしも良い事とは限りま
せん。例えばWW1で英国が使った12in砲は45口径砲より長砲身の50口径砲
の方が明白な失敗作でした(長砲身化による高初速の為砲口がブレて散布界が大に
なる。さらに高初速化の為、砲身命数が過少となる)。
あと些細ながら(ギャグなら失敬)「マンモス」でなく「モンマス」または「マン
マス」では?スペルでは「MONMOUTH」と思われるので。
>数字コテさん
私生活でイラつく事があったの?
文章が攻撃的ですよ
>314-316
御高説有り難う御座います。かつてこのスレッドに実力派コテハンの偽SUDO氏やアルザス氏
や世界史スレッドのお客様方に頂きました耳に痛くても驚きの新事実の指摘の数々を思い出し
ました。
>何が爆発すると煙突が倒潰したあと黒煙を発し火柱をあげ轟沈するんでしょうか?
この世界で起きた「オラン沖海戦」におきまして「レナウン」は煙突基部に一発当って煙突が倒壊
し、排煙が安定せずに排煙が艦後部を覆いましたがレナウンはなおも戦闘を続行しますが、
その直後に副砲弾薬庫付近に一発命中し炎上、更に次斉射でB砲塔前盾に一発命中し装甲を
抜いた砲弾は方向を変えて弾薬庫付近で爆発エネルギーに姿をかえ、役目を果たしました。
ベンボーの回想を一回の投降での文字制限に気を取られて文を省きすぎてしまったために316
さんの疑念をあおってしまったようです。今後は清書にもっと気を使うことにします。
>「マンモス」でなく「モンマス」または「マンマス」では?
これは失礼、素で間違えてしまいました。ご指摘の通りベンボーが以前乗っていた船は「マンマ
ス」です。
318 :
315:03/12/09 20:43 ID:???
>316
うーん。「攻撃的」か。まだまだおいらもとんがってるらしいな。
まあアレだ。散々な事を言ってはいるが、仏艦艇は好きなモノだけにその引き
ずった不安な足元も忘れないようにして愛でてやってくれと。そんな感じで。
キツかったならスマソ(漏れ、タンブルホームで角舷窓の頃の仏艦なんか大好
物なんですよ〜これでも。例えばオッシュとかマッセナとかフリアンとか。こ
のスレのテーマではちと古すぎだけど)。
>317
或いは前スレが気楽に見れれば何の問題もない事だったんでしょうね。
そういうさまざまな過程があればまあ爆沈する事もあるでしょう。少々装甲を
増厚しても基本はフィッシャー式純巡戦ですから。
それに「小説」じたてである以上本筋以外の回想シーンに行数を無闇に使えな
いでしょうからその意味でさらっと流すのも道理ではありますので。
まとまりの悪い長広舌のあとに丁寧なレス多謝です。
>318
過去スレッドに「仏製角窓タンブルホームギリシャ戦艦VSドイツ製トルコ前弩級艦」の対決が有ったんだがな
なりきり板より抜粋
663 :E-2C :03/12/09 23:15
全軍に通達
過日起こった、コテネタ雑談の張本人が判明した
軍事板荒らし69式◆cDIj6u5gc. および醍醐旅団長
上記二名は、戦列艦ダンケルクに対しストーキング行為を働いていると言う情報も入っている
厳重警戒の上、徹底した放置を求む
一連のヤークトパンテル騒動は、Me262シュワルベの犯行と推測され、こちらも要放置と見とむ
以上、送れ
なりきり板より抜粋
664 :以上、自作自演でした。 :03/12/10 20:19
>>663=unknown sold
>>320 貴様、他の板の話題をこっちに持ってくるな!!
消えろ精神障害者
>>321 こちらも持ってきたくは無いんだが。
だったら、しつこくキャラハンに絡むような真似は止めてもらえるよう、頼んでくれないか?
>322
誰に
324 :
318:03/12/11 21:03 ID:???
>319
イドラ&ハイレディンバルバロッサ(旧帝政独ブランデンブルク級)ですかな?
想像されるアイテムとしては。
そのあたりならおいらの大好物ですが。
しかしスレに全く絡まない話が五月蝿いですな。
>>323 とりあえず、語尾に「ニャ」の付く名無しと、
>>320で挙がってるコテ。
マジで何とかしてよ、一部そいつらに文句言われて逃げちゃったんだからさ。
328 :
名無し三等兵:03/12/11 22:17 ID:x8h0KAhE
>>327 さんくす。
スレッド利用者、ならびに関係者各位。
このような強攻策に出てしまい、大変申し訳ない。
本当ニゴメンナサイ、モウコッチニハキマセン。
他にはギリシャ海軍で
イタリア製改ピサ級装甲巡洋艦「イェロギオフ・アヴェロフ」
ttp://steelnavy.com/AveroffTour.htm と米国製「飛鴻(フェイ・フン)」型軽巡洋艦を購入した「エリ」や
www.gwpda.org/naval/images/helle.jpg
www.gwpda.org/naval/images/helle_1930.jpg
前述のイドラ級海防戦艦3隻
www.gwpda.org/naval/images/hydra_artwork.jpg
www.gwpda.org/naval/images/psara_1895.jpg
www.gwpda.org/naval/images/spetsai.jpg
エートス級駆逐艦四隻以下が英米の支援を受け、近代化改装されてWW2に参戦。
トルコもメスディエ型装甲艦、ハミディエ型軽巡洋艦軽巡洋艦、
www.battleships-cruisers.co.uk/turkish_navy.htm
ティナズテーペ級2隻以下が独仏の支援を受けてWW2に参戦。
>>325 フランスの旧式戦艦なんぞ買わずにブルターニュ級購入する計画があったのでは?
ヤウズの相手になるとも思えんが
331 :
324:03/12/14 23:11 ID:???
>325
三面図は初見です。見事な下膨れがありありとわかっていいですね〜。おも
しろいものをアリガトウございます。いつか模型にしてみたい見果てぬ夢の
物体です。当方モデラーでもあるので。
>330
ヴァシレフスコンスタンチノス(仏名サヴォワ)ですな。WW1で仏自身が
ノルマンディ級を投げた以上お買いものがうまくいく訳がなくなりました。
同じ理由で独逸に発注したサラミスもぽしゃりました。
或いはWW1がなければ2艦を揃える事もできたかもしれませんが、希臘が
そのお買い物建艦計画を実施できる時は土耳古にもそのチャンスはある訳で
こちらも計画どうりに進めばスルタンオスマン1世(英名エジンコート)と
レシャディー級(英名エリン)×3隻が最大限そろいます。少なくともネー
ムシップは確実です(竣工目前だから英に強制徴募という事になった訳で)。
土耳古への対抗という事ならブルターニュ級一隻ではとてもバランスしない
ものと推定できますね。
>331さん
しかし、ギリシャはドイツ戦艦とフランス戦艦では修理の時や武器弾薬の補充では規格の問題で
大騒ぎでしょうなあ
その点、トルコは英国製ですのでメンテナンスも楽そうです。
334 :
332:03/12/15 01:47 ID:???
>333
こっちのギリシャは残念ながらドイツ製サラミス一隻だけだ。ちなみに大砲はドイツが
根性で作った355mm(42口径)が付いている。このデータを元にして後のバイエルン
では381mm46口径を開発できたという設定。
トルコもエジンコートを偽装もそこそこに英国に遊びに行った王様共々トルコにきたので
接収はなかったと言う設定。
両者共にWW2で希土艦隊決戦でWノックアウト状態で、第二回戦として海防戦艦扱いだった
前弩級戦艦が雌雄を決するという話。
335 :
331:03/12/17 00:51 ID:???
>333
そのあたりも有りますが、どっちみち大規模補修(べつに戦闘しなくても自然消
耗でもいつかはオーバーホールしないといけないし)になると希臘土耳古ともそ
のお嬢さん方はお里がえりしないといかんでしょう。弩級戦艦の面倒を細やかに
見れる寝床を自分のウチに確保できる程カネも技術も無さそうですから。どちら
の国も。
>334
残してるなら主砲門数(釣っても中央部のは厳密には中間砲?)の多い赤髭海賊
の方が攻撃力で優位。一方アールヌーボーな希臘艦が防御面(赤髭の方は「砲塔」
でなくフードだし。改装すればそのかぎりでなくなるかもけど、しわ寄せをどこ
かに受けるからね)で有利ってトコですかね。想像できるところでは。
>レシャディー級(英名エリン)
海軍休日中に空母に改装されて、後に地中海艦隊に編入されてタラント攻撃戦に編入されて
おりますが、既出の通り。イタリア艦隊に捕捉されて地中海の藻屑になりましたな。夜戦と言う事
もあり、日本で夜間統制水雷戦をマスターしてきた駆逐艦隊司令のおかげですな。
諸般の事情につきしばらく更新を遅らせます。
史実
ギリシャサイド
「サラミス」「ヴァシレフス・コンスタンチノス」を購入するも、二隻同時に整備する金が用意できなくなり、やむを得ず「ヴァシレフス・コンスタンチノス」をキャンセル。後日、「サラミス」購入の為の
ローンをフランスの銀行に頼むが「我が国の戦艦でなく敵国の戦艦を買うとは何事か!」と追い
払われる。そうこうしているうちに二隻とも手に入らなくなるが、宿敵トルコは二隻の大戦艦を手に入れようとしている。やむを得ず米国製準弩級戦艦二席購入。
この世界
フランスから「スペッツサイ」級海防戦艦購入後、度々フランスで近代か繰り返したりフランス製
艦艇購入で史実よりも関係良。トルコ、ドイツより前弩級戦艦購入に合わせて「シャルル・マル
テル」と「ジョーギベリ」を購入して対抗。その後、ギリシャは「サラミス」「ヴァシレフス・コンスタン
チノス」を購入するも「ヴァシレフス・コンスタンチノス」は大戦中にフランスへ転売し、「サヴォワ」
となる。(「サヴォワ」は大戦中に独巡洋戦艦級「ゲーベン」軽巡「ブレスラウ」を撃沈)トルコは
「エジンコート」のみ獲得。(「レシャディ」は既出の通り)。ちなみに中小艦艇はギリシャは独仏伊
より購入。トルコは英国より購入。
次回は両国の整備と近代化を報告
>335
トルコはともかくギリシャは15000トン程度の浮きドックを持っています。
340 :
338:03/12/23 20:23 ID:???
>337
気長に待ちます。
今日は海軍休日中のギリシャ・トルコの艦艇の近代化改装の要目をば
まずは「バルバロス・ヘイレディン」「トゥルグイット・レイス」で近代化改装をワイマール共和国
(後のドイツ第三帝国である)に依頼。準弩級戦艦を近代化改装して主力艦として使用している
実績を買われての依頼であった。まずフード式覆砲塔は防御力に心細いのに加え、三基のうち
一基の砲の射程が短いのはドイツ的完全主義が許さない。これを倉庫にストックしてあった
「ブリュッヒャー」級二番艦に搭載される筈だった「21cm(45口径)連装砲」を流用するついでに
44度まで仰角を引き上げ射程を28000mまで延ばした。
ttp://photo.starnet.ru/Thematic_Wallpapers/Korabli_i_suda/Bronenoscy_i_monitory/Brandenburg/images/Brandenburg-93d.jpg www.warships1.com/Weapons/WNGER_827-45_skc05_Blucher_pic.jpg
副砲は装甲艦「ドイッチュラント」に採用された「1933年型10.5cm(65口径)連装高角砲」を
舷側に片舷に三基装備(艦橋横に二基ずつ、後檣直下に一基ずつ)し、両舷合せて12門という
侮り難い対空火力を得た。(後にアフリカ沿岸部にて真横にトルコ戦艦が航行しているのに悠々と
走行する英蘭国機甲部隊に対し、「ヒトラー閣下からの贈り物だ。受け取れ」と言葉とともに毎分
18発で砲弾を送り込んで地上を地獄絵図に変えた)。艦橋は単脚檣を棒檣に変更し、下段部
に艦橋と天井に20mm機銃二基を並列配置し、中段部に対空管制装置とサーチライト、最上部
に測距儀を装備した。機関は釜の一部を重油混焼缶に変更し、若干だが航続距離が伸び、速力
も向上した。同時に二本煙突を統合し一本煙突に変更した為に遠方からは「ドイッチュラント」級
装甲艦に誤認される事が多かったという。
●昔、ここが中型戦艦スレと同時にマイナー海軍スレも兼ねていた頃に皆で「どうすれば使い物になるか?」で競作した頃に出たネタ。作家さんがたがそれを元に話作ってくれたんだが今は
「各国の事情」さんだけになってもうた・・・
トルコ側の火力が低い気が・・・いや、対空砲の能力が高い分。地中海での戦いでは有利か?
342 :
340:03/12/24 00:18 ID:???
捕捉
「何で28cm連装砲の跡地が21cm連装砲なんじゃいゴルァ。せめて廃艦になったブラウンシュヴァイク級の主砲載せんかい」な意見の方もいますでしょうが。初期の前弩級戦艦の主砲塔は
後期の前弩級戦艦に見られるような深い砲塔は切られておりませんので、構造的に無理です。
(某三脚檣HPの「砲塔の進歩5」参考(伏せになってねぇ))
この世界。後期になると3万トン台でも「小型戦艦」に分類されるようになるんだよね
ドイツのの14万トン戦艦に日本の10万トン戦艦はともかく、イタリアの17インチ
7万トン、フランスの18インチ8門の78000トン戦艦も出てくるという・・・
いや、「中型」だからWW2で終るか
344 :
338:03/12/26 19:44 ID:???
>330
>ヤウズの相手になるとも思えんが
残念、WW1で改ブルターニュ級に捕まって地中海の藻屑になりました
>343
巨大化する艦に艦種がついていってない・・・
346 :
338:03/12/27 21:05 ID:???
>345
小説では
日本:極超弩級戦艦
英米:ウルトラドレッドノート
フランス:艦隊戦列艦
イタリア:R型打撃戦艦(7万トン戦艦「レパント」「リソルジメント」から世界的にモンスター戦艦が
出始めたため。後世日本では「零級」と表記される事も)
347 :
338:03/12/27 21:41 ID:???
次、ギリシャ
「シャルル・マルテル」と「ジョーギベリ」
「ヴァシリッサ・オルガ」「ヴァシレウス・コンスタンティノス」
トルコ海軍がドイツより旧式戦艦二隻を購入するより前に、練習艦となったタンブルホーム海防
戦艦三隻の代返として「シャルル・マルテル」と「ジョーギベリ」を購入した。
両者ともに、衝角をもつグラマラスな平甲板型の船体に、背の高い円柱に組み込まれた幾層の
ミリタリーマストと檣楼と低く小さい艦橋、煙突は2本、30.5cm単装砲2基を艦首尾に、27
cm単装砲を前後に15cm副砲塔に挟まれつつ両舷各一基ずつ配置にした。更に船体の
四隅に15cm単装砲塔四基を配し15cm砲は計8門と小型ながら強力であった、さらに
船体両舷に10基ずつの75mm砲とマスト頂部に前後四基ずつ計8門の47mm砲を配している
強力な艦だが、浸水時の復元性に問題があった。船体長に比して艦幅が広く、魅惑的な尻を持つ
安産型。「シャルル・マルテル」型のネームシップであり、前ド級戦艦としてはスタイルも良く、極め
て有力な戦艦である。ただし、実験的意味合いが強かったらしく、同型艦は建艦されず、続く
「ジョーギベリ」は武装は同じだが、副砲配置が異なり、15cm連装砲塔四基を船体四隅に
一基ずつ配置するなど配置やデザインの違うものが多かった。
ギリシャは第一次大戦以前にフランスから練習艦・予備艦となった旧式海防戦艦三隻の代艦と
して二隻の前弩級戦艦を購入した。フランスはこの取引の後にドイツ・ギリシャ間の超弩級戦艦
購入の際のローン契約に協力をした。それは後に記載をするとして。第一時大戦には二隻の戦艦は度々
トルコ艦隊を翻弄した。
348 :
338:03/12/28 14:29 ID:???
「ヴァシリッサ・オルガ」級は旧式艦ながらも武勲艦として、ギリシャ海軍の要と成ったのである。
そう言うわけで思い入れもあったのだろう。そして、隣国イタリアではC・D・カブール級やA・ドリア
級の近代化改装の報もあり、世界最小超弩級戦艦「サラミス」とともにこの旧式艦を1930年代に
近代化改装を施した。主な改装項目は艦橋部のファイティングトップ等の各種構造物の大型化を
施し、方位盤装置・副砲射撃指揮所・航海艦橋のクローズド化・7.2m測距儀を追加した。
砲装備に関しては二戦艦の砲配置の違いから装備が異なる。「ヴァシリッサ・オルガ」は30.5
cm単装砲二基を「ダントン」級準弩級戦艦にも採用された24cm連装砲塔二基に換装すると共
に、27.4cm単装砲二基副砲に関しては外洋航行時に波を被り、射撃不能になりやすい15cm
単装砲塔八基と共に撤去し、空いたスペースへ代わりに10cm連装高角砲に交換し、片舷三基
ずつの計12門。更に各種対空兵装の追加で、37mm連装機銃を両舷に3基ずつの計六基12
丁、13.2mm単装機銃4基を前後マストに二丁ずつと、同排水量の艦に比べて飛躍的に防空
力が強化された。「ヴァシレウス・コンスタンティノス」(以下「ヴァシレフウス」)の方は30.5cm
単装砲二基・27.4cm単装砲二基を24cm連装砲塔四基に換装。副砲に関しては15cm連装
砲塔四基を撤去し、10cm連装高角砲に交換し、四基ずつの計八門に、37mm連装機銃を両舷
に2基ずつの計四基八丁、13.2mm機銃単装4基を前後マストに二丁ずつと一番艦の改装方を
踏襲された。機関も缶を重油専焼缶に換装したが煙突は二本のままで、排煙キャップをつけ
た。改装により速力は21ノットに増速された。後檣も塔型化し、後部艦橋を新たに設け、その頂上
部に当時として珍しい対空射撃指揮所を設けられた。水上機運用の為のクレーンも新設し、後部
砲塔上には火薬式カタパルトが載せられ、水上機が載せられたが、大戦中には殆ど使用する
機会が無く、後に射出機・格納庫は撤去され、機銃等のスペースになったと言う。
349 :
338:03/12/28 14:29 ID:???
WW2は英仏米とともに連合国として戦ったが、大戦中期にトルコ海軍と激しい艦隊決戦を
戦った後、損傷して動けない「サラミス」を置いて行き、自由ギリシャ海軍として残存艦艇とともに
連合国に亡命した。大戦期は地中海での船団護衛に従事した。
350 :
338:03/12/28 14:37 ID:???
>338
>「どうすれば使い物になるか?」で競作した頃
もしかして戦艦張りに重たい装甲艦ダンケルクや当時の主流のプリエーゼを廃した
エンリコ・ダンドロもそうなのか?
どう考えてもあの排水量で収まらなさそうだぞダンケルクは
351 :
338:03/12/28 14:38 ID:???
ネタ投入シパーイ(アヒャ
うん、君が
>>335と同一人物だってことは割れているから。
旧スレッドからのネタはこの小説の世界観がわかるからどんどんお願い
>352
残念ながら同一人物ではないんだなコレが。
漏れは旧スレを知らん。だからこのスレよみかえしてもらえば判るが旧スレ嫁
みたいなレスつけられたことも多々ある。315〜318のレナウンの爆沈の件なん
かもその類の話だな。
数字コテ二人もまぎらわしいから昔使ったコテ使うわ、、。
>>310 >旧式12インチ砲戦艦4隻の大改装ならびに旧式15インチ砲戦艦2隻の改装と平行し条約型装甲艦2隻と
>新型戦艦4隻を新造。
多分に
13.5インチ艦
「コンテ・ディ・カヴール」「カイオ・ジュリオ・チェザーレ」「アンドレア・ドリア」「カイオ・デュイリオ」
15インチ艦
「フランチェスコ・カラッチオロ」「クリストフォロ・コロンボ」
「エンリコ・ダンドロ」「レジナ・マリア」
14インチ艦
「ヴィットリオ・ヴェネト」「リットリオ」「ローマ」「インペロ」
でしょうな。砲弾の調達が大変そうです。
>航空母艦は船体だけ完成しているカラッチェロ級二隻と水上機母艦用に調達した客船を改装して整備。
「マーカントニオ・コロンナ」「フランチェスコ・モロシーニ>」と「アクィラ」「スパルヴィエロ」でしょうな
これで戦艦16隻に空母四隻でフランスを大きく引き離しておりますな。
属領海軍如きでは対抗不可能
355 :
338:03/12/31 20:24 ID:???
>354
>これで戦艦16隻に空母四隻でフランスを大きく引き離しておりますな。
そうでもないんだなフランスは(笑
クールベ級
12インチ12門、23200トン、23.4ノット
「クールベ」「オセアン」「パリ」
ブルターニュ級
13.5インチ10門、23200トン、23ノット
「ブルターニュ」「プロヴァンス」「ロレーヌ」「サヴォワ」
ノルマンディー級
15インチ四連装二基八門、32500トン、28ノット
「ノルマンディー」「ラングドック」
ダンケルク級
13インチ8門、26500トン、31ノット
「ダンケルク」「ストラスブール」「シャトールノー」「アミラル・アレイ」
リシュリュー級
14インチ8門、32500トン、32ノット
「リシュリュー」「ジャン・バール」「クレマンソー」
空母は
ベアルン級
31200トン、30ノット、常用30機+分解12機、15.5cm12門+75mm8門+55cm水中魚雷発射管六基、爆雷60発
カタパルト一基
「ベアルン」「フランドル」
ジョッフル級
28200トン、34ノット、常用52機、10cm連装八基16門+5.7cm連装八基16門
「ジョッフル」「パンプルーヴェ」
で戦艦7隻+高速戦艦9隻=16隻、正規空母4隻で拮抗しとるよ。
世界恐慌が5年遅れるとこうも違うのか・・・
>355
ノルマンディー級がなんか違う・・・
つーか、この性能ならダンケルク級造る必要ないじゃん(w
>355,357
史実ノルマンディ級が34cm4連3基だから口径を上げるかわりに門数を
へらすとかんがえればできないこっちゃないでしょう(福井センセも妄想
しておられたし)。実例としてアイアンデユーク級とQE級&R級の例も
ある。ただしあの船体にそれができる冗長性があるのか。しかも28ノッ
トという優速とあわせてってトコロはよくわからないけど(アルザス氏く
らいか?知ってそうなのは)。
あとやっぱり超駆逐艦や空母とくみあわせる「戦列艦」のつもりならやは
りダンケルクは必要でしょう。WW1ならともかく、戦間期以降は28ノ
ットでは足の速い「中速戦艦」にすぎないので(まあこれでも他の艦隊装
甲艦に対しては「偵察部隊」の仕事ができる速度だろうけど)。
>356
WW1もいじってある筈。でないとそもそもノルマンディ級なんか浮いて
ない。
359 :
338:04/01/02 14:53 ID:???
>356
ハイ、過去スレで世界恐慌が五年送れた上にWW1で欧州各国共にダメージが少なかった世界
です。
>357
>ノルマンディー級がなんか違う・・・
ノルマンディー級は史実に有った「デュラン・デュール試案」30000トン、37cm砲八門が
日本では知られておりますが、旧スレッドにおいてアルザスさんが仏語の原文と訳文と一緒に
投下された情報を元に改変されました。ちなみにWW1の技術力では石炭混焼缶24ノットが
限界でしたが、ダンケルク級の起工と合せて第三次近代化改装で缶を重油専焼缶+タービン
に換装すると共に船体の延長・装甲配置変換・塔型艦橋・三段式測距儀を二隻に施しており
ます。この二隻の凝りまくった改装のおかげでリシュリュー級の起工が遅れる原因になったよう
です。
>つーか、この性能ならダンケルク級造る必要ないじゃん(w
この当時ではフランスの主力艦は24ノットが限界で、速力26ノット以上で戦艦並の砲力を持つ
ワイマール共和国の装甲艦に対抗すると言うのが名目で、へんくつ海軍好きさんの
「超駆逐艦や空母とくみあわせる「戦列艦」」と言うのが正解です。史実同様、通商破壊も
考慮に入れた編成で、英国の空母艦隊と連動して動ける物でなければなりません。
主砲も対戦艦戦闘も考えて14インチ砲に改変する案も有ったのですがアルザスさんの
「他国の14インチなど歯牙にもかけず、15インチに匹敵する砲をわざわざ重量増加と船体
サイズを肥大化させる14インチ砲を載せる意味が見付からないな。大体、14インチで有利に
なるならフランス海軍はダンケルクにもう乗せているはずだよ?」の一括でダンケルク級は
さほどいじらずにノルマンディー級に感心が行ったと言うのが裏事情で・・・
ギリシャ編は”解る人には解るネタ”満載で面白かったな・・・・
と英国工作空母「ユニコーン」艦長とギリシャ巡洋艦「アテネ」女性艦長とギリシャ艦隊司令その母娘の
70年に及ぶ儚い恋と純粋な献身のエピソードとか・・・
361 :
338:04/01/06 18:39 ID:???
ちなみにフランスの船はメルスエルスケビルとトゥーロンの悲劇や英国への亡命で
幾つかの大型艦は減っていることに注意。
フランス海軍もポケット戦艦に対抗するためのポケット戦艦もっていなかった(笑
あれはどなったの?(笑
>>360 >アテネとユニコーン
ネタは九割わかった
>364
ageるなバカモン
この間(↑参照)みたいな勘違い馬鹿が着たらどうする
架空機の館の「ヘルゴラント級 ゲルビクス設計所改装案」てココの世界のフィリピン海軍の
メイン級のパクリじゃん!
>>366 落ち着け、ヘルゴランド級の近代化改装など、出し尽くされたネタだ。
似ることは普通にありえる。つか、四年前のネタを知っているコ穴ファンがまだいたんだな
>366
それをいったらココの世界だってパクりは結構あるぞ(w
>368
>それをいったらココの世界だってパクりは結構あるぞ(w
帝国大海戦、佐藤大輔、北海の堕天使、葉鍵、聖闘士星矢(希臘関連)がかつて
出されたネタだな。
当時は各国の事情氏・アルザス氏の「帝国大海戦」派とエーリッヒ・レーダー氏と
エ・ルザス氏と佐百合嬢の「RSBC」派で話を作っていたな
>362
>364
コレっしょ
陸軍所属
巡洋モニター
「ジャスティス」
フランス海軍のモニター、「リベルテ」級の三番艦。第一次大戦で同海軍の非協力ぶりに呆れた
フランス陸軍が独自に開発・建造した陸軍所属の戦艦。
モニターは喫水の浅い船体に戦艦並の主砲を搭載した、沿岸目標に対する砲撃を専門とする
艦である。沖合の射撃位置に停泊して砲撃することを主任務とするため、速力は低く、航洋性も
低いのが一般ではあるが、マジノの横槍によって「リベルテ」級は無理やりに水上砲戦能力を
持たせられてしまった。彼は海上での戦いに、航空機の攻撃に耐えられ、短時間ならばドイツの
準弩級戦艦とすら戦える巡洋モニターが必要だと確信していたのである。
その「リベルテ」級は三隻が建造され、「リベルテ」と「デモクラシー」は「ブルターニュ」級と同じ
34.3cm連装砲を前後に一基ずつ装備している。しかし「ジャスティス」については再びマジノが
口を挟んだ。砲撃能力が不足しているというのである。それならば海軍から一隻弩級戦艦を購入
すれば良さそうなものだが、マジノは譲らず、「自称:ナポレオン以来の名将」である元帥の決定に
異を唱える者はいなかった。カタログスペックにこだわる国民性の弊害だった。
ために、「ジャスティス」は「1918年式38/45型列車砲」の42cm砲(注1)を装備することに
なった。さすがに連装砲塔二基は無理であるので一基だけとなっている。
その砲塔も新規開発され、期間も新型のベルリエディーゼル機関を採用し高価になった反面、
船体は商船構造を多用し建造費を削減する努力をしている。この経験は揚陸艦とそれを護衛す
る護衛艦艇の建造に大いに貢献した。ともあれ42cm砲による艦砲射撃の威力は凄まじく、マジ
ノは十二分に満足したのであった。
外見は平甲板型の船体の前部に42cm砲塔を前向きに一基搭載し、WW1の戦訓に基づいて
マストを三脚式にして高くしたが、元々そんなに全長が長くないために妙に頼りないというか、
見ていられない外見だった姉妹艦の経験を踏まえ、アルジェリー級を模したような塔型艦橋と
直立した煙突に組み込まれた後檣(MAC)。両側に陸軍の野砲を転用した15.5cm単装砲
4門を両舷計八門搭載した。(後に同砲を海軍は軽巡や空母の備砲に用いた)船体後部には
爆雷30発か上陸用船艇のスペースとなっている。外観は姉妹がブルターニュ級を模していた
のに対し、ダンケルク級に近く、当艦は下手な戦艦よりも威風堂々としていた。後にダンケルクと
共にスピッドヘッドに赴いた時には大西洋の波頭をものともせず、終始安定した航海だったと
伝えられている。WW2には不活発な海軍と打って変わって、姉妹と共に船団護衛や輸送に
活躍し「裏方」としての役割をこなし続ける反面。艦砲射撃でその猛威を振るった。
停戦時には「リベルテ」と「デモクラシー」はプリマスに、「ジャスティス」は「ジャン・バール」と共に
トゥーロンにあった。
注1:対外的(海軍にも!)には38cmと喧伝された。後に「カサブランカ攻防戦」において火を
吹き、「マサチューセッツ」に一撃を与え、機関区で炸裂した砲弾は両用砲火薬庫と機関区の
3/4を吹き飛ばして大破させている。
基準排水量:10000トン
満載排水量:13100トン
全長:171m
全幅:31m
吃水:6m
機関:ベルリエ72/80ディーゼル四基二軸
機関出力:44000馬力
速力:23ノット
航続力:16ノット/12000海里
兵装:42cm45口径連装砲一基、15.5cm50口径単装砲八門、37mm50口径連装二基
13.2mm単装機銃二丁
元ネタはRSBCのメッテルニヒ級とフランス陸軍の装備に詳しいアルザスさん
提供の17インチ列車砲(2門作ったところで大戦終了、戦間期に溶かされて廃棄
処分)の情報を足して二で割ったもの。
「リベルテ」「デモクラシー」
基準排水量:12500トン
全長:178m
全幅:26m
吃水:7m
機関:重油専焼缶八基+パーソンズ・ギヤードタービン2基2軸
機関出力:49850馬力(過負荷で56000馬力)
速力:26ノット(過負荷で28ノット)
航続力:8ノット/9000海里
兵装:34cm45口径連装砲ニ基、15.5cm50口径単装砲八門、37mm50口径連装砲二基
13.2mm単装機銃二丁
>自由級
ポケット戦艦を叩き潰すのに使えそう・・・つか、「正義」はメッテルニヒ?
>海軍の非協力ぶりに呆れたフランス陸軍が独自に開発・建造した陸軍所属の戦艦。
すごいな、ここのフランス陸軍は大日本帝国陸軍と同じ結論を出している(w
もっとも、こっちは空母だがあちらは戦艦だが(w
戦艦
クイーン・エリザベス級
15インチ連装四基八門、34000トン、24ノット
「クイーン・エリザベス」「ウォースパイト」「バーラム」「ヴァリアント」「マレーヤ」
クイーン・エリザベス級
15インチ連装四基八門、33500トン、23ノット
「リヴェンジ」「レゾリューション」「ラミリーズ」「ロイヤル・オーク」「ロイヤル・サブリン」
レナウン級
15インチ連装三基六門、32500トン、31ノット
「レナウン」「レパルス」
フッド級
15インチ連装四基八門、46880トン、31ノット
「レナウン」「レパルス」
ネルソン級
15インチ連装三基六門、32500トン、31ノット
「ネルソン」「ロドネー」
キング・ジョージ5世級
14インチ三連装三基九門、35200トン、29ノット
「キング・ジョージ5世」「プリンス・オブ・ウェールズ」「デューク・オブ・ヨーク」「アンソン」「ハウ」
ライオン級
14インチ三連装三基九門、37200トン、30.5ノット(諸外国にはそう喧伝された)
16インチ三連装三基九門、46500トン、29ノット(起工時にスペックがバレ、全世界の信用を
なくす)
「ライオン」「サンダラー」
空母は
フューリアス級
27250トン、30ノット、常用30機、カタパルト一基
「フューリアス」1940年「第二次北海海戦」において「U-54」の雷撃を受けて撃沈される
アーガス級
14550トン、20ノット、常用20機、カタパルト一基
「アーガス」
イーグル級(【】はエリン)
26200トン【22300トン】、24ノット、常用20機、
「イーグル」
「エリン」1940年11月12日に「コンテ・ディ・カブール」の砲撃により撃沈される
ハーミズ級
13200トン、25ノット、常用20機
「ハーミズ」1941年12月10日インド洋にて戦没
カレイジャス級
27000トン、29.5ノット、常用48機
「カレイジャス」
アークロイヤル級
28100トン、31ノット、常用60機、カタパルトニ基
「アークロイヤル」
イラストリアス級
28600トン、31ノット、常用36機、カタパルトニ基
「イラストリアス」「ヴィクトリアス」「フォーミダブル」「インドミタブル」
ユニコーン級
20300トン、24ノット、常用36機、カタパルトニ基
「ユニコーン」
英国もこれだけ空母があれば、欧州海軍など鎧袖一触だな
>379
でも雲行きが全然悪かったり・・・
英国ってどの仮想・火葬戦記でも「自国だけで状況を解決」をしたことないし(w
一対一のタイマンに持ち込まないのがイギリスのしたたかなところであり、恐ろしいところである。
>379
>英国もこれだけ空母があれば、欧州海軍など鎧袖一触だな
水を差すようで悪いが、アークロイヤルと鰈ジャスはNY工廠で修理中だぞ(w
米英間の船団護衛中に独仏伊の潜水艦エースの賭けの弊害で大破中だ
英国空母7隻と言う事は御フランス空母四隻とヘタリ・・いや、一泡ふかしてるし
イタリア空母四隻で枢軸八隻で数では優位しておりますな
ただ、練度で
英>仏>伊>独
と、英国に分があるのでわからんが
ヘタレ日本がとっとと停戦して仏印と新嘉坡と蘭印から手を引いたために枢軸は
大被害だ
多分、こっちの世界では
「今度は日本抜きで行こうぜ」と言うスレが立っているに違いない(w
>384
前スレッド読めよ
日本は既に対米戦やっていて、国力が疲弊している世界なんだよ(旭日旗、逝くみたいな)
しかも、海戦で帝國は金剛榛名霧島比叡扶桑山城伊勢日向長門陸奥のうち残っているのは
金剛・比叡・伊勢・長門の四隻。その代わり、米国は太平洋艦隊が壊滅してて大西洋艦隊の
一部をハワイに駐留させている状態で、米国民は余りの人的・物的損害の酷さに反戦モード。
車椅子の老人は大統領から引き摺り下ろされた(爆笑
立派に役目は果たしたぜ?
インドミタブルは陸攻の雷撃を受けて漂流中に霧島に拾われて「純鷹」に
>370,371,373
海軍の「ジュスティス」「リべルテ」「デモクラティ」とどう整合させた
んでしょうか?
>374
主砲門数が少なすぎ、公算で命中弾が出せません。イコール基準戦艦と同
じクリンチで組み討ち以外処置がなく、双方の速力が装甲艦とどんぐりの
背比べである事からそれもまず無理でしょう。とても「狩る」事はできま
せん。輸送船の護衛(史実で英R級がやってたような)くらいには惜しげ
なく使えそうですが(足の伸びるかぎりにおいて)。これならやってくる
のを「待ちうけ」でよいし。
>376、377
二つ目のQEは明らかにRですね?フッド級も二隻ありますがR級BCと
ダブってます(伊仏がカラッチョロ級やノルマンディ級を何らかの形で戦
力化できる余裕があるならフッド、アンソン、ハウ、ロドニーと同型4艦
の方がよほど揃いそうなものですが。なにせ海軍命の海老野郎ですし、も
少しミニマムにみるとコレはマッケンゼンのカウンターパートです。史実
でさえマッケンゼンは二隻が進水までいってます)。
ネルソン級が余りにも新味がなさそうですが(レナウンと同じ数値が踊っ
てます)、或いはこの世界のWW1がBCだけが役に立つ展開(まあ史実
も殆どそれに近いですが)だったのなら史実と全く違うBC的性格の艦を
造る事も理解できますがそれなら蒸し返しになりますが、何故フッド級が
4艦揃わないのでしょうか(まあそれに限らずWW1の負担が軽い展開に
しては海軍命の英国の戦備増強が殆どみられないのが「?」と思えます。
もちろん主力艦よりもよほど重要な護衛作戦や権益保護といったここに上
がらない巡洋艦以下に注力してるのかもしれませんが)。
>378
グローリアスは無しの方向で?
グローリアスはスカパ・フロー
>388
というかスカパが云々以前にWW1の負担が軽い状況ならハッシュハッシュシ
リーズは存在しないのではないかと思う罠。
負担が軽いという事はシュリーフェンプランやプラン17が何を間違ったか成
功するか、或いは史実どうり失敗して海への延翼運動がつつがなく行われ、側
面迂回による包囲という最後に残った機動戦で勝負が早期に決まる可能性が喪
われた事を各参謀本部が正しく認識して妥協による手打ちを各政府させてしまっ
た時以外ないかと思われます。
こうなるとジャッキーの趣味のベルリン直撃バルト海作戦用艦艇たるハッシュ
ハッシュクルーザーは登場の余地はなくなるのではないかと、、。西部戦線が
長対陣になった故の構想ですから(まあ余り物の大口径砲を有効活用したいと
いう側面も建造理由にはあるから可能性ゼロとは申しませんが)。
>へんくつ海軍好きさま
戦艦
クイーン・エリザベス級
15インチ連装四基八門、34000トン、24ノット
「クイーン・エリザベス」「ウォースパイト」「バーラム」「ヴァリアント」「マレーヤ」
ロイヤル・サブリン級
15インチ連装四基八門、33500トン、23ノット
「リヴェンジ」「レゾリューション」「ラミリーズ」「ロイヤル・オーク」「ロイヤル・サブリン」
レナウン級
15インチ連装三基六門、32500トン、31ノット
「レナウン」「オラン沖海戦」にて「ダンケルク」の砲撃を受けて爆発轟沈。生存者二名
「レパルス」
フッド級
15インチ連装四基八門、46880トン、31ノット
「フッド」1941年 5月24日 独戦艦「ビスマルク」追撃戦に参加。「ビスマルク」の砲撃を受け
沈没
「ロドネー」「アンソン」ジュットランド沖海戦に一部未試験・未点検のまま出撃、撃沈される
「ハウ」設計による脆弱性が発覚し、建造計画廃棄へ
ネルソン級
16インチ連装三基六門、36500トン、31ノット
「ネルソン」「ロドネー」
ネルソン級
16インチ三連装三基六門、32500トン、20ノット
「ネルソン」「ロドネー」
キング・ジョージ5世級
14インチ三連装三基九門、35200トン、29ノット
「キング・ジョージ5世」「プリンス・オブ・ウェールズ」「デューク・オブ・ヨーク」「アンソン」「ハウ」
ライオン級
14インチ三連装三基九門、37200トン、30.5ノット(諸外国にはそう喧伝された)
16インチ三連装三基九門、46500トン、29ノット(起工時にスペックがバレ、全世界の信用を
なくす)
「ライオン」12インチ三連装三基九門大型装甲艦として竣工。
「サンダラー」15インチ連装三基六門戦艦として竣工
空母は
フューリアス級
27250トン、30ノット、常用30機、カタパルト一基
「フューリアス」1940年「第二次北海海戦」において「U-54」の雷撃を受けて撃沈される
アーガス級
14550トン、20ノット、常用20機、カタパルト一基
「アーガス」
イーグル級(【】はエリン)
26200トン【22300トン】、24ノット、常用20機、
「イーグル」
「エリン」1940年11月12日に「コンテ・ディ・カブール」の砲撃により撃沈される
ハーミズ級
13200トン、25ノット、常用20機
「ハーミズ」1941年12月10日インド洋にて戦没
カレイジャス級
27000トン、29.5ノット、常用48機
「カレイジャス」
「グローリアス」
アークロイヤル級
28100トン、31ノット、常用60機、カタパルトニ基
「アークロイヤル」
イラストリアス級
28600トン、31ノット、常用36機、カタパルトニ基
「イラストリアス」「ヴィクトリアス」「フォーミダブル」「インドミタブル」
ユニコーン級
20300トン、24ノット、常用36機、カタパルトニ基
「ユニコーン」
>へんくつ海軍好きさま
>「リべルテ」「デモクラティ」「ジュスティス」
海軍より同名の戦艦を譲り受けた後、代艦枠で作ったようです。ちなみに各国に三万トン前後の枠で練習艦を造る枠が有り、比叡やユタ独準弩級戦艦はこれにあたります。
>輸送船の護衛(史実で英R級がやってたような)くらいには惜しげなく使えそうですが(足の伸び
るかぎりにおいて)。これならやってくるのを「待ちうけ」でよいし。
はい、上で370さんがコピーしたとおり。「航空機の攻撃に耐えられ、短時間ならばドイツの準弩
級戦艦とすら戦える巡洋モニターが必要だと確信していたのである。」の通り、似たような門数を
持つ独準弩級戦艦や海防戦艦相手の船です。ポケット戦艦を相手取るようには後世の歴史家が
勝手に解釈したもので仏陸軍は「巡航モニター」として価値を求めていました。
>二つ目のQEは明らかにRですね?フッド級も二隻ありますがR級BCとダブってます
スイマセン。ダブりました。コレも過去のスレッドを見れば一目瞭然なのですが・・・ジュットランド
海戦の折に、英国海軍はアドミラル級三隻を未完成のまま出撃させました・・・
結果は・・・バイエルン級三隻+「マッケンゼン」「グラフ・シュペー」撃沈と引き換えに連合国は
「ロドニー」「アンソン」撃沈。「フッド」「ウォースパイト」「バーラム」「ベアルン」大破「ノルマンディー」
「ラングドック」小破という、決して安くは無い代償を払いました。ちなみに続いてN3級・G3級は
自国巡戦の思わぬ脆弱性と戦艦の鈍足に恐怖した議会が建造撤回否決させました。
(設計自体は英国最後の装甲巡洋艦「デボンシャー」級に引き継がれる)代わりに植民地警備の
軽巡洋艦や戦訓に基づいた大型艦の改装費用に当てられました。海軍休日中は巡戦は逐次、装
甲の強化と水雷防御の強化を施しましたが、フッドは改装する前に沈んだのは史実どおりです。
一部の戦艦は大戦前に無事に近代化改装が終了した艦も有りますが、大戦中期でも改装のおか
げか?生き残っております
ちなみにネルソン級は16インチ六門31ノット艦としか決められておらず。R級の高速版か
ネルソン級のY砲塔なしVerかは外見が決まっておりません。
>390〜394
小五月蝿い客に長々と丁寧にスマソです。
特に394について、、。
条約も条文自体、違うという事ですね。WW1の流れが変わったならそれも
アリでしょう。それにいくらなんでも同じ名前の同じようなフネが二隻ずつ
ってのもまぎらわしいですからね。
そうですねえ。基準戦艦か海防戦艦が本来のカウンターパートでしょうね。
ジュトランドの時点でマッケンゼンはともかく(本来これに勝てるよう造っ
た訳だし)バイエルン級と刺し違えたならロドネイアンソンも以って瞑すべ
しですな。
また全体としてみると英海軍は戦略以下レベルではそれなりに賢明な施策を
とったようですね。新戦艦の建造中止はこれまでの戦艦戦力の蓄積が膨大に
ある事や15in砲純戦艦が失われなかった事を考えたら妥当としてもいいと
思います。また戦略以上レベルでの海上交通と権益の保護に意を用いている
ようですし(まあそのくらいでないと太平洋沿岸の大国以外の対英大同盟が
できちゃうような状態で戦争なんかやってられないでしょう)。
因みに「デボンシャー」は話の流れからして、WW1の改カウンティ級でも
条約型重巡でもなく超甲巡的なものでしょうか?守護聖人級等から引き継ぐ
ものがあるという事は。すこぉし前にでてたモンマスとかもお仲間で。
>「モンマス」と「デボンシャー」
はい、同型艦です。ノルウェーとオランダへの輸出艦ですが、両国とも契約を破棄
してイタリアより強力な船を購入したので英国海軍が植民地警備用に改設計して
使っておりました。
>日本は既に対米戦やってる
第一次海戦で戦艦同士決戦!
「長門」中破後離脱(山本五十六重傷)
「霧島」大破「伊勢」「日向」小破
「加賀」(「コッドフィッシュ」の雷撃、五本)「龍驤」(250kg爆弾三、魚雷一本)撃沈
「ノースカロライナ」大破後に自沈(キンメル以下参謀死亡)
「テネシー」「カリフォルニア」「ウェストバージニア」大破
「コロラド」小破「サラトガ」小破
指揮官不在のまま艦隊決戦第二ラウンド開始
角田暴走により航空決戦開始
「陸奥」「霧島」「扶桑」「山城」撃沈「伊勢」「金剛」大破「比叡」中破
「赤城」「蒼龍」「飛龍」「隼鷹」(雷爆換装の隙を着かれる)撃沈
「飛鷹」「翔鶴」中破
「テネシー」「カリフォルニア」「ウェストバージニア」撃沈
「ニューメキシコ」「ミシシッピ」「アイダホ」中破
「コロラド」「ペンシルヴァニア」「アリゾナ」小破
「サラトガ」撃沈「レキシントン」「レンジャー」中破
「ヨークタウン」「エンタープライズ」「ホーネット」小破
日没後、双方共に残存艦艇を率いて帰還。
南雲中将護衛の中小艦艇を率いて夜戦に突入するも、日空母機動部隊へ
オランダ艦隊突撃
「飛鷹」「翔鶴」撃沈
「レキシントン」「レンジャー」「エンタープライズ」「ホーネット」撃沈
「ヨークタウン」中破
「デ・ロイヤル」「ジャワ」中破
同海戦にて航空攻撃により撃沈された戦艦存在せず。「戦艦には戦艦」「空母は脆弱で
主力にはなり得ず」の戦訓が生まれる。
「戦闘時の雷爆装転換は危険」「対空電探の開発を急ぐ」「指揮官不在時の行動マニュアルの
作成徹底」「艦隊の対潜水艦・対水雷戦隊への対策」
が世界中の海軍への戦訓になりました
日米も一気に三流海軍に下落か・・・・
>401
日本には
「金剛」「榛名」「比叡」「長門」「大和」「武蔵」「信濃」「甲斐」
と「鳳翔」「瑞鶴」「純鷹」「神鷹」がある
アメさんも
「ニューヨーク」「テキサス」「ネヴァダ」「オクラホマ」「メリーランド」
「ノースカロライナ」「ワシントン」「アラバマ」
「ラングレー」「ヨークタウン」「ワスプ」「ロング・アイランド」
で冷戦状態にあるぞ
>ノーカロじゃなくてコロでしょ
>398〜
補足しとく
「ニューメキシコ」「ミシシッピ」「アイダホ」「ペンシルヴァニア」「アリゾナ」真珠湾帰還途中に日水雷戦隊の奇襲に遭い、米巡洋艦・駆逐艦の奮闘犠牲により大破ですむも真珠湾内部で着底。
もしくは浅瀬に座礁
「コロラド」大型駆逐艦「雪風」の魚雷一本命中により中破
ちなみに14インチ砲五戦艦は旗艦「コロラド」を庇って酸素魚雷の飽和攻撃を受けるという感動
的なエピソードあり
>402
「金剛」「榛名」「比叡」「長門」「大和」「武蔵」「信濃」「甲斐」
訂正
「金剛」「榛名」「比叡」「伊勢」「長門」「大和」「武蔵」「信濃」
「甲斐」は一昨年に装甲空母にするか戦艦にするかで揉めていなかったっけ?
「ニューヨーク」「テキサス」「ネヴァダ」「オクラホマ」「メリーランド」
「コロラド」「ワシントン」「アラバマ」
「ラングレー」「ヨークタウン」「ワスプ」「ロング・アイランド」
は大西洋艦隊所属でおいそれとは太平洋に持ち込めない罠。
オランダ人をそそのかして「ネヴァダ」級二隻を送り込んだは良いが、独伊仏土ソ枢軸に戦艦が
プカプカ浮いてちゃあそれ以上の支援は当分できまいよ。
405 :
404:04/01/24 21:08 ID:???
ちなみに巡洋艦以下は編纂困難な位に沈んだり、途中の島で座礁したり動けなく
なったりしてる
そのために予備浮力の少ない艦艇ほど沈んでるので軽巡や駆逐艦よりも戦艦の方が
数が多いという状態になってる。
ナイスな感じに双方沈んでおりますな
期待age
>394
>植民地警備の軽巡洋艦
通称「星座」級だろ?20隻もこしらえた
>398〜404
これだけ見事にダブルノックアウトだと誰か真の正解(海軍航空の充実)に近づ
くか間違った正解(軽艦艇による水雷襲撃)に近づくかしそうでつな。
随分前に82レスでもレスったが、ダブルノックアウトといえども太平洋を挟ん
で睨み合う戦略以上の状況に何ら変化はなく、戦艦に対抗するのは戦艦が一番安
心確実とはいえ、航空機や軽艦艇の雷撃にも端倪すべからざるのあるところを示
しており、結局、戦艦は日露のときのように戦略レベル以上の勝利を担保できる
兵器体系から滑り落ちた事を証明してしまった訳で(充分な護衛がいないと容易
に航空機や軽艦艇の肉薄襲撃を許してしまう。かつての戦列艦や航洋装甲艦がもっ
ていたような自己完結性とでもいうのか、「一人歩きできる能力」が喪われている
上にその戦果がダブルノックアウトという体たらく)。飛行機や軽艦艇と違い莫大
な財力と工数(最も痛いのは時間)の消耗を強いられるにもかかわらずね。
それなら誰か、めはしの効く香具師が航空機という卵自体をマスプロで大量供給
し空母の脆弱性には卵のバスケットの数自体を増やせばよい。或いは戦艦の主砲よ
りも魚雷の方が数を投入できるならよほど当たりやすく効果も直接的(直に浮力を
奪うからね)でかつ安くて工数もかからない事に気付いたとたん巨大戦艦はやはり
過去のものになっていくでしょうな(まあどこまで延ばしても戦艦の命脈はSSM
が出てくるまでだが。費用対効果の点で)。
水雷襲撃という方向性がとりあえず無駄で無かった事に味を占めた日本はカネと時
間の無いお家事情故(同じ時間かけて戦力の再編してたら金持ちの米に勝てない。
すばくダブルノックアウトの虚脱状態から先に立ちあがり戦略以上レベルでの見せ
札または掛け金即ち戦力を再構築して先手をとらねばジリ貧が待っている)、史実以
上に水雷戦隊の充実に走りだしそうな悪寒が、、。
>408
まあ英国は条約が無ければ新タウン級やコロニー級みたいな大型軽巡は欲しくも
なんともない訳で。こいつらこさえなきゃアリシューザ級みたいなちっこい娘を
たくさんたくさんが英国の理想ですんで(20人姉妹でも最多記録じゃないけどね
アポロ級21人姉妹が過去にあるから)。
410 :
404:04/01/31 01:49 ID:???
>409
>航空機や軽艦艇の雷撃にも端倪すべからざるのあるところを示しており、結局、戦艦は日露の
>ときのように戦略レベル以上の勝利を担保できる兵器体系から滑り落ちた事を証明してしまった
航空攻撃は互いの空母から護衛機に落とされて戦艦は一隻も沈められんかったよ。(急降下爆撃で「扶桑」と「ウェストバージニア」に500kg爆弾落としているけど小破程度だし)
水雷戦隊による攻撃の脆弱性は賛否両論。ノルウェー攻撃における「ウォースパイト」のドイツ
駆逐艦隊殲滅や「マサチューセッツ」vs「リシュリュー」で大破したマサを守ろうと巡洋艦と駆逐艦
が突撃かましたけど結果は水雷戦隊壊滅という有様で「十分な副砲を持ったならば軽艦艇の
攻撃阻止は容易い」つー戦訓がw(欧州では1930年代後半に半自動砲の開発が史実よりも
進んでるみたいで、5インチクラスの砲は大型化はするが半自動砲に切り替わってる。自動砲
だけでなく、真空管やら電子技術も発展しているが)
>史実以上に水雷戦隊の充実に走りだしそうな悪寒が、、。
ご明察。
排水量4025トン、速力44ノット、61cm四連装魚雷発射管四基片舷12射線つーバケモンを
作っています。南雲さんが米空母殲滅した戦訓からですな。
甲型駆逐艦「天津風」
基準排水量:4025トン
満載排水量:5710トン
全長:148m
全幅:11m
吃水:5m
機関:ロ号艦本式専焼缶5基+艦本式オールギヤードタービン2基
速力:44.7ノット
機関出力:110000馬力
航続距離:25ノット/3000海里
武装:12.7cm(50口径)連装3基、武礼打式37mm連装機銃三基、7.7mm機銃単装4基
61cm四連装魚雷発射管四基(自発装填装置つき)
>410
え〜っとですね。それでも何がしかの打撃を飛行機は戦艦に与える事に成功
している訳ですよね。それに豊富な上空直援機もしくはVT信管がないかぎ
りそうそう撃墜できるものではありませんから、与えた損害(このさい実際
の打撃の大きさは問いません)に要した手間数(機数やら搭乗員等の消耗や
らカネやら)は戦艦で同じ量の弾量を当てる事と比較すれば安上がりについ
ているものと思われます。つまり「撃沈」という素人さんにもわかる形にな
らなかったのは、戦艦か航空機かという根源的な問題ではなく、単に母艦群
が早々に大打撃を受けた事等により集中豪雨的に数を投入できなかった事に
よる「数の問題に過ぎない」という事に気付く者がいずれ現れると思うんで
すわ。まして作戦レベル以上における戦闘に要求されるべき「結果」は自軍
の意図を貫徹しつつ相手の意図を断念させる事であって「撃沈」というのは
全く要求される本質ではありません。「撃沈」はこの意図のやりとりの過程
において発生し得るイベントの一つに過ぎません(実例をあげましょう。史
実において伊海軍水上部隊はほんの僅かのずだ袋の襲撃により戦艦が危険に
瀕するだけで全艦隊がその作戦意図を中断し退却している例がいくつかあり
ます。撃沈などなくても英軍は自軍の意図を伊軍に強制させ得た訳です)。
その点を考えれば実際の航空機の「有効性」というもののラインは「撃沈」
の有無によらない随分低い手近なところにあるものの筈なんですけどね。
、、随分モノ狂いな駆逐艦ですねェ。日英海軍は軍艦のスペックにフカシは有
害無用と考えてまつから戦術レベル以下では超駆逐艦も真っ青ですな(帝國海
軍だと航洋性にも留意されてる筈だし)。しかし陣笠の駆逐艦がコレだと水戦
旗艦の軽巡はスゴイ事になりそうですね(笑)。
南雲さんも史実よりは随分満足のいく戦をしましたようで(水雷襲撃やりたく
て仕方なかったでしょうからw)。
>甲型駆逐艦「天津風」
イタリアのカピターニ・ロマーニ級が元だな砲塔一個外して61cm四連装魚雷発射管増やしたみたいだな
この世界のイタリア、巡洋艦クラスの船は手広く商っているよな
チアノ級軽巡をギリシャに、南米とソ連にモンテクッコリ級を、13.5インチ海防戦艦を
ノルウェーに
414 :
410:04/02/04 20:11 ID:???
>411
>このさい実際の打撃の大きさは問いません
日米航空攻撃に関して言えば費用対効果ではこの時代の人間はそんな評価は出せんと思うぞ
練度の高い搭乗員や将兵を満載した日七空母、米五空母が海に消えて与えた戦果が対空火器
が吹き飛んだだの、炊事所に火災発生じゃあ・・・
しかも当時は艦隊決戦の真っ最中で両者単縦陣で速力20ノットかそれ以下で腰をすえてうち
当っている絶交の[標的]にも関わらず。だ
その唯一の[戦果]も下手すれば「自軍戦艦砲弾によるもの」で斬って捨てられる可能性が高い。
(近距離で双方、面白いように当る当る。砲煙と火災煙で結果確認を出来ていたかも不安)
とりあえず、この世界は真珠湾奇襲成功もタラント空襲成功もないので航空機の有効性に
気付く人が現れるにはイベントがないと・・・
415 :
410:04/02/04 20:12 ID:???
>集中豪雨的に数を投入できなかった事による「数の問題に過ぎない」という事に気付く者が
>いずれ現れると思うんですわ。
それはご心配なく。本作品で既に気付いた士官が出たんで。惜しむべくはそれが太平洋の国の
士官では無い事・・・ 現在のドイツでは接収した客船を改装して空母を作ってる真っ最中です。
一応、日本でも客船や潜水母艦を改装して航空母艦に仕立て上げる動きが有りますが、「手っ
取り早く嫌がらせの出来る戦力を」と言う事で気付いているかどうかは疑問です。これに修理
成った金剛級二隻を護衛につけて・・・と言う所で第二スレ終了。ただ、アメリカが大西洋艦隊を
送り込んでこられたら改装空母と戦艦の修理が間に合うか?また、シンガポールに残る英国海軍
が攻めて来たらどうする?という問題が生じたんだが・・・
(初期WW2は独伊露VS英仏+日本VS米蘭で、英国は外交努力で日本とは交戦なし)
そこでフランスを落とし、英国本土の戦艦の半数を工廠送りにして余裕の出たドイツが同盟国
日本の支援として艦隊を送る事を約束、イタリア・フランスも続いて仏印にという流れ・・・
脱線しましたな、航空機の「有効性」については小説の書き手さんや住人も十十承知ですが、
それに安易に走ってしまっては巷の駄小説と同じです。ですんでそれ以外の別の方向を模索して
いるんですな。ただ、あまりに日米英マンセーに走ると大ちゃんレベルなんでちょくちょく他の国を
いじってます(アフリカでモントゴメリーを破るドゴールとか
米空母四隻しかないのかよ
英国のアルバコアやソードフィッシュもこの世界ではタダの的
>へんくつさん
410の言った事はキニスルナ
410の言っていることはあくまで一国での立場の話だ。全体としては航空攻撃による優位は
十十承知しているんだ。ちなみに漏れはドイツsideで高速客船を軽空母に仮装させているが
搭載機の調達に苦労している。
ちなみに漏れは南米と北欧担当だ
420 :
410:04/02/13 01:17 ID:???
>419
は漏れな
>410
>へんくつ海軍好きさん
>実際の航空機の「有効性」というもののラインは「撃沈」
の有無によらない随分低い手近なところにあるものの筈
この世界の「ノルウェー攻略戦」において軽空母「マックス・インメルマン」のたった六機の攻撃で
トルステイン戦艦「フリッドスキャルフ」を撤退させておりますな。お忘れか?
南米はイロモノ海戦が多かったな・・・
自由フランス海軍「リベルテ」「デモクラシー」VSドイツ海軍モニター「メッテルニヒ」
の海戦とか(本家VSパラレル)
>418
>ちなみに漏れはドイツsideで高速客船を軽空母に仮装させているが
ということはオイロ−パとかを改造するワケですね?史実と違って遠隔地に他国
と計らって兵力派遣の要があるであろうこの世界の独逸だと少しもったいない気
もしますけど(Qメリーみたく軍隊輸送船に使えば師団は無理でも旅団くらいい
けそうな気がするなぁ)。もっともWW1の展開が違えばインペラトール級とか
が強奪されちゃう事も無いかもだからそのへんも有意義に使えるかもしれません
ね。場合によったらWグストロフとかもUボート学校の宿舎にならなくていいか
もですし。
しかし大型高速客船を空母にしちゃうという事だと伊のレックスとか仏のノルマ
ンディも危ない?このへんのブルーリボンホルダーやそれに匹敵するような立場
の船(浅間丸型とか)や大きさの船(英のエンプレス級とか)がどうなっちゃっ
てるのか興味ありますね。迂闊な戦艦や空母よりも。
>421
旧スレでの話でせうか?だとしたら知りませんですた。
しかしトルステインって吉岡ぺーのあのトルステイン公国ですか?
とするとフリッドスキャルフは確か事実上英R級(超弩級の方)でしたっけ。
>423
シャルンホルスト型客船3隻を改造した模様。
オイローパだのノルマンディーは対英上陸戦用に相当命令で温存
フリッドスキャルフ
「ビフレスト」購入以前のトルステイン公国海軍主力戦艦。英国「クイーン・エリザベス」級の拡大改良型。
最高速力が26ktと原型よりも高速である。
主砲は38cm連装4基。トルステインが枢軸陣営に参加する以前にヴィッカースに発注された。
419=インゲボルゲ女王=トルステイン公国&南米連合side
423=エーリッヒ・レーダー=ドイツ担当
アルザス氏=フランス担当
超甲巡マンセー氏=イタリア担当
偽SUDO氏=英国海軍に詳しい(後ろの人は海自勤務?
>426
日本&アメリカ担当がいないな(w
>427
昔はいたんだけどね(苦笑
「大隊指揮官」「葛城」と名乗るトリップ付きのコテに荒らされて出てって
しもうた
>428
そうそう、最初は名無しで荒らしにきていたのに、深夜にきてて頭もボケていたのか
トリップ月で書き込んで正体がばれちゃった(w
慶祝スレッドの重鎮だった人だったよね(w
別スレでアルザス産か偽スド氏に論破されて頭にきて嵐に北みたい
>陸軍モニター
コンドルセとかじゃダメだったの?
>430
ダントン級?だとしたら従来からの缶詰型の主砲塔&中間砲塔が大仰角が取れない
からモニターとしてはイマイチって事なんじゃないでせうか?
>430
ダントン級コンドルセは海軍が練習艦任務に使用しており、代わりのフネは海軍より前弩級戦艦のリベルテ級三隻の前弩級戦艦を買い受けましたが・・・老朽化を理由にモニターを新たに作る
ことにしたようです。
余談ですが欧州とアフリカを手にしたヒトラーが長大な海岸性を防備する為に本級を参考に
「メッテルニヒ」級モニターを作ったという流れに成っています。
>へんくつ海軍好きさま
考察通りです。旧来の砲塔構造はコンパクトすぎて新規に砲塔を設計するくらいならばもっと
使いでのあるフネを! と言う事であのカタチになったようです
落ちているので浮上
米国は植民地海軍と南米の戦艦徴収すりゃあ失った分なんて速攻補充できるだろう
フィリピンのジョン・C・ペンパートンとかチリのウィリアム・C・クァントレル級
とかなら貸してくれるだろ
>434
>ウィリアム・C・クァントレル級
スーパーメッテルニヒか
>434
>ジョン・C・ペンパートン
ヘルゴラント級改装案の結果か
>へんくつさんへ
露戦艦クニャージ・スワロフ
www.h3.dion.ne.jp/~yumematu/suvseisaku04.htm
ジョン・C・ペンバートン級(ヘルゴラント・オストフリート)
WW1終戦直後に連合軍から購入。1930年代に仏印共和国が購入したダンケルク級戦艦二隻
に対抗すべく近代化改装を行った。フィリピン海軍主力戦艦。
基準排水量:26200トン
満載排水量:29700トン
全長:175m
全幅:32m
吃水:6m
機関:重油混焼缶八基+ギヤードタービン4基4軸推進
機関出力:86000馬力
速力:26ノット
航続力:15ノット/5100海里
兵装:30.5cm(50口径)連装六基12門、15cm(45口径)単装砲12基、
12.8cm(45口径)連装高角砲四基、40mm四連装単装機銃機銃12基、
20mm単装機銃四基、55cm水中単装魚雷発射管4基、カタパルト1基、水偵2機
装甲:160mm〜50mm(甲板装甲)、305+15mm(舷側装甲)、300mm(司令塔)、
150mm(砲塔前盾)
同型艦:2隻
「ジョン・C・ペンバートン(南軍の将軍)」
1922年就役 1932年に近代化改装実施し1935年に終了。
「ジョージ・E・ピケット(南軍少将)」
1922年就役 1934に近代化改装実施1938年に終了。
>438
150mm(砲塔前盾)は300mmで150mmは副砲砲郭な
>434
フィリピンとチリは南米連合の所属戦艦なんだがな(笑
日独仏伊露を敵に回した上に南米5州も敵に回したら米国も本気でつぶれますぜ?
南米海軍の戦艦と巡洋艦を教えてください
何倍と北欧には条約に参加していないので自由な艦を作れるが、大部分が列強からの
購入艦でさほどズレたフネはないはず
南アメリカ連合国
ブラジル州海軍
トーマス・J・ジャクソン級(改ダンテ・アリギエーリ)
基準排水量:22390トン
満載排水量:25000トン
全長:158.4m
全幅:27m
吃水:9m
機関:重油混焼缶八基+ギヤードタービン4基4軸推進
機関出力:32000馬力
速力:23ノット
航続力:10ノット/5000海里
兵装:30.5cm(46口径)三連装四基12門、12cm(50口径)単装砲20基、
12.8cm(45口径)単装高角砲四基、40mm連装機銃四基、
装甲:50mm(甲板装甲)、250mm(舷側装甲)、250mm(司令塔)、280mm(砲塔前盾)
同型艦:2隻
「トーマス・J・ジャクソン(南軍が誇る名将(少将))」
1914年竣工、1922年航空母艦へ改造しフィリピン州海軍へ編入。
「ネーサン・B・フォレスト(終戦時中将)」
1914年竣工、1923年航空母艦へ改造しブラジル州海軍に在籍
↑ちなみに同クラスは2000年代でも現役である
(流石に親善砲門や観艦式への参列以外はフィリピン海軍司令部として軍港に繋がれているが)
>ジョン・C・ペンバートン級
対抗敵のシャトールノー級には安全距離は25000m〜40000m。対してこちらから攻撃する
ときには相手の安全距離は20000m〜31000mとなるので距離三万を越える距離で戦うの
が吉ですね。ただ、シャトールノーは欧州戦艦最速の31ノットを誇る足を持っているので丁字に
持ち込まれないようにする苦労がありそうです。
>444さん
それはJ・C・ペンバートン級の事でしょう。シャトールノー現る時にはこのタイプが必ず居合わせ
ますので
>へんくつ海軍好きさん
もうおらんの? とりあえず南アメリカ海軍についてのコメントよろ
>446
呼ばれりゃ出てきますけどね。
アメリカの子会社?みたいな面々についてって事ですが史実とは全然違うの
で敢えてコメントしてなかったんですよ。
ヘルゴラント級(ヘルゴラント&オストフリースラントですよね?)は別人
28号になってるし(身長が伸びて水平面も大分硬くなってるような、、。)、
インペラトリッツァマリーヤの従兄弟が南米に浮いてるし。敢えてツッコミ
どころを探すと、ヘルゴラント改は主砲を2基くらい諦めないとその大量の
40mmはキツそうに思えるかな?ってくらいで(もちろん重量でなく甲板上
のスペースの問題で。ドレッドノート式に一つの口径の砲が撃つときは別の口
径の砲は基本的に手待ち時間っていう運用するなら別ですが)。
>447
>アメリカの子会社?
いや、米南北戦争で負けを認めていない将校・資産家が武器・兵・軍資金を伴って南米に逃げ
込み、国を乗っ取ったり、帰化した非米国派国家連合。WW1ではひたすら中立を貫いて双方へ
輸出に励んだんで前大戦後に急成長した。いわば戦争成金。今大戦前でも落ち目の英国に対し
て食料や非戦闘物資を売りつけると共に、英国から対価として購入した石油を枢軸に売りつけて
外貨を稼いでいる。
40mm四連装単装機銃機銃12基
は
40mm四連装機銃12基
ね
>447
>へんくつ氏
12インチ主砲天蓋部に爆風カバーつきで背負い式に乗せ取るけど?これならどの方向にも
大量の射撃ができるからね。滞空方は煙突中段に砲架を据えつけて揚弾筒を兼ねた円筒に
乗っけている片舷斉射門数四門は少ない気がするが、大量の40mm対空機関砲で補わせて
いる。
>447
>へんくつ氏
期待上げ
>448
ボフォース40mmの4連砲架って下手な4〜5inクラスの砲と同じ位の重量
と機器を要しそうなんですが。私もアレについての詳しいところは知りません
がアイオワ級のお尻やギアリング系駆逐艦見てるとそのように推測できます。
アレだけ砲架全体が大きいとエリコンや保式みたいな20mmクラスの人力と
違って追従性を確保しようと思えば当然機力旋回でしょうし。
んで改ヘルゴラント級のばやい主砲塔天蓋部というのはすごくしんどそうな気
がするんですが。シールド付きだと只でさえ重い重量が更に上乗せで重心上が
りそうですし(身長のびた分ヘルゴラント級原型よりは条件改善されてるんで
しょうけど)。
あと天蓋上ということは背負式というかキアサージとかの積み上げ式に近い状
態になるんでしょうけど、12in砲の発砲爆圧で40mmの方が逝ってしまい
ませんかね?この辺数値データ的なものを私は持ってないので色々な事物から
の推定つか感想に近いですが。
>450
>へんくつ氏
>改ヘルゴラント級のばやい主砲塔天蓋部というのはすごくしんどそうな気がするんですが。
>シールド付きだと只でさえ重い重量が更に上乗せで重心上がりそうですし
当方図に起してみたのですが設計図では上手く収まったのですが、ハワイでアイオワ級に乗った
事のある方がメジャーで計った所。縦に並べても横に並べても納まらない事が判明し、小説では
前部銃塔がが爆風を受けて機関砲が故障し、戦訓を元に六基を撤去して艦尾に四基、艦橋と
煙突の間に二基ずつ移設しました。
オーストラリア級 大型軽洋戦艦
「卑怯艦」「条約をかいくぐった巡洋戦艦」「重い軽巡」「厚塗りババァ」
フィッシャー大将の発案による「戦艦の攻撃力と、巡洋艦の速力」を備えた巡洋戦艦「インビン
シブル」型3隻の改良型として計画され、「インディファティガブル」と「ニュージーランド」「オース
トラリア」の3艦が竣工した。ユトランド沖海戦では、ビーティ提督の巡洋戦艦部隊に所属した
が、独巡洋戦艦「フォン・デア・タン」の最大射程の射撃を受けて砲塔天蓋を貫通され轟沈した。
同海戦で存在価値が著しく低下した本艦は戦後、主砲を撤去し「大型軽巡洋艦」として再就役
し、オーストラリアとニュージーランドに戻された。なお、本級は第一次軍縮条約(注一)では
軽巡洋艦として扱われた為に廃棄を免れた上にオーストラリア政府に売却されている。この為
に同条約で主力艦の一部を空母に改装させられた米仏からは侮蔑の念をこめて「卑怯艦」と
呼ばれた。しかし購入したオーストラリア政府にしてみれば本級はジュットランド沖海戦で独逸
高海艦隊と砲火を交えた武勲艦であり、そんな言われはされる覚えはないと憤慨していた。
1930年代に近代化改装を行い、対水雷・空防御を強化すると共に新型の電探を装備して
太平洋戦争に参加した。
注一:米国は「サウスダコダ」級、「レキシントン」級を、フランスは「ノルマンディー」級の半分と
「リヨン」級巡洋戦艦を廃艦ないし他種別艦に改装する羽目に成った。
基準排水量:15150トン
満載排水量:16840トン
全長:179.8m
全幅:24m
吃水:7.8m
機関:アドミラリティ重油専焼缶10基+パーソンズ式四基四軸推進
機関出力:85000馬力
速力:28ノット
航続力:15ノット/2100海里
兵装:15.2cm(50口径)単装砲24基、10.2cm(45口径)単装砲8基、4連装ポンポン砲
8基、55cm4連装魚雷発射管2基
装甲:64mm(甲板装甲)、152mm(舷側装甲)、254mm(司令塔)、
同型艦:2隻
「ニュージーランド」「オーストラリア」
>389
>へんくつ海軍好きさん
>というかスカパが云々以前にWW1の負担が軽い状況ならハッシュハッシュシリーズは存在し
>ないのではないかと思う罠。
それは南米海軍がエゲレスに「ウィリアム・C・クァントレル」級と言う物を英国に発注したが、大戦
勃発に伴い、英国が接収した。戦後、必要の無くなった英国から返却の申し出があったが、同大
戦での英国大型艦の沈みっぷりを見た南米海軍が受け取り拒否。
(後にドイツからD級装甲艦の設計を買って「ウィリアム・C・クァントレル」級を配備)
結局、史実のハッシュハッシュシリーズが揃った罠。
フィリピンに改ヘルゴラント級二隻
仏印に改ダンケルク級二隻、オランダに海防戦艦四隻(旧米国準弩級戦艦)
シンガポールにR級3隻、中国に13.5インチ戦艦二隻・・・・
大国以外の国で日本以外でこれだけフネがある・・・・。
史実と違って、陸軍が仏印だけしか占領できなかったのはさもありなん
(アルザスさんの対日本軍侵攻プランのせいで日本軍が弾薬の九割を仏印戦で消耗
し、海軍が艦隊決戦で消耗しきったと言うのもあるだろうけど)
オランダの防衛プラン
本国:要港を機雷と水雷艇で防御
植民地:優先的に主力艦を配備し、きな臭いアジア情勢に備える
194X年現在
本国:枢軸国支配下
デ・ゼーヴェン・プロイツェン級軽巡一隻と駆逐艦四隻を配備。
植民地
米亜細亜艦隊の面倒も見ていたことにより、史実よりもドック関係は充実。3万トン級の戦艦が
入渠出きるドックが一個、1万五千トン級の乾ドック二基保有。(米工作船二隻が武装解除されて
いる)
準弩級戦艦4隻(うち二隻はスラバヤ沖海戦で中破、もしくは大破しドック入り)
軽巡二隻(「スマトラ」「トロンプ」)、駆逐艦五隻
砲艦四隻
シンガポールに自由オランダ海軍あり
「デ・ロイテル」「ジャワ」
>南米
>419式
条約に加盟していないからって巡洋艦に10in砲を積むのはいかがなものかと
>456
10インチ六門+11インチ完全防御で実質巡洋戦艦みたいな艦ですね
期待age
最強の巡洋戦艦はキーロフに決まっておろう。
へんくつさん消えた?
保守
「トンブリ」VS「シャトールノー」の対決をもう一度
>463
タイ海軍VSベトナム共和国海軍の対決の事?
各国巡洋艦の外観
日本:重厚な塔型艦橋と誘導煙突が特徴。5500トン軽巡は三脚檣
北米:三脚檣だと南米軽巡・装甲巡洋艦と誤認しやすいので1937年代前は籠マスト中心、
38年以降はニュー・メキシコ級に準じた六角形艦橋とシフト配置の為離れた煙突が外観の
ポイント
南米:1910〜1940年代まで内部に螺旋階段を持つ主脚に二本の副脚の三脚檣中心。
WW1後に連合軍から購入した大量のドイツ製軽巡と大型巡洋艦を大小改良を
繰り返しつつ使った為に個艦の相違が見極め易い。
英国:基本的に塔型艦橋。
仏国:平べったい箱を三脚檣の間に挿したような独特の艦橋構造が特徴。アルジェリー級重巡、
ド・グラース級軽巡洋艦以降は塔型艦橋。
独国:最上部に測距儀と方位盤を持ったチューリップ型艦橋が軽巡の特徴。タイプが新しくなる
度に、艦橋構造が大きくなる。重巡洋艦は艦形誤認を狙って戦艦に似せている。
伊国:幅の狭い三脚・五脚檣が伊重巡の特徴。軽巡もルイジ・カドルナまでは同様だが、モンテ
クッコリ級以降は円柱型艦橋が特徴となる。
タイ:日本に準ずる
15インチ2門×2VS33cm16門の砲弾のぶつけ合いは凄かった。
トンブリ級
基準排水量:19400トン
満載排水量:22390トン
全長:230m
全幅:27m
吃水:8.5m
機関:MAN2サイクル9気筒ディーゼル8基
機関出力:110000馬力
速力:26ノット
航続力:10ノット/15000海里
兵装:38.1cm(47口径)連装二基、15cm(55口径)連装砲6基、
10.5(50口径)連装高角砲四基、40mm連装機銃四基、
装甲:135mm〜50mm(甲板装甲)、260〜75mm(舷側装甲)、203mm(司令塔)、260mm(砲塔前盾)
同型艦:2隻
へんくつ海軍好きは逃げたね
>468
呼ばれたら出てくるがナにか?別に「逃げる」必然性も無いし。
漏れが自分から話振るタイプでない上にスレが不活発な状態なので
ROMってるだけでね。
ああ漏れの趣味が最近WW2から遠ざかってるってのもあるな。
>>463 >トンブリ
15インチ連装三基、25000トンてサラミス原案か?
史実でもダンケルクと同じ位の排水量では横にならぶ高性能艦も無かった事だし、ダンケルクが最強では?
そりゃダンケルクが一番新しい上まっとうな戦艦として建造されている唯一の3万トン艦だから当然といえば当然。
シャル? 何それ?
>>471 ダンケルクは、キャラネタ(だっけ?)の一件以来気に入らない
故に、姉妹艦のストラスブールに一票(ぇ
>>473 ここではその話は厳禁。やるならキャラネタ板に行って。
漏れは距離二万で砲戦行うならストラスブールに一票。
架空艦ありならばシャトールノーに一票。砲戦で小ビスマルクと言えるトンブリ
大破させて、レゾリューション沈めた実績があるし。
個人的には、ダンケルクの方が強いだろうと思う。
鈍い奴より早い奴の方が、的になりにくいし……。
ゴメソ。名前欄ミスった(苦笑
>474
467のスペックをして「トンブリ」なら「小ビスマルク」てえのは無理でしょう。
性能的に「戦艦」ではないもの。
主砲門数が少なすぎ公算で命中が期待できない&装甲が自艦主砲に耐えられない
という時点でWW2水準でいう「戦艦」とは到底言えませんな。
史実トンブリより三廻りくらいでかくなってゴージャス化しただけで海防戦艦的
性格は全然変わりません(或いはポケ戦的性格とも)。「シャトールノー」なる
艦がどうやら知りませんがまっとうな「戦艦」ならそりゃ大概の場合勝つはなあ。
>477:へんくつ海軍好きさん
>シャトールノー
>>41 >>266 フランス東洋艦隊
戦列艦
「ダンケルク」
「トゥーロンの悲劇」の後、浮揚・修理された艦。戦訓を取り入れ、16インチ対応防御、
対空火器の強化、機関出力の向上を図り、より強力な艦となった。
オラン沖海戦にて英国戦艦3隻がかりで15インチ砲弾5発を打ち込まれたにも拘らず、
ただの一発も主要装甲を抜いた物は無く、逆に1隻を撃沈、返り討ちとした。
大戦間は「格闘の女王」「吸血后」「復讐の女神」と味方からは尊敬を、敵国から配布された。
大戦期に2隻追加竣工させ、三番艦「シャトールノー」は仏印政府から依頼された艦だが、
初陣で「レゾリュ−ション」を撃沈した(
>>41)武勲艦でもある。
基準排水量:26500トン
満載排水量:34800トン
全長:214m
全幅:33m
吃水:9.0m
速力:31.5ノット
機関出力:147000馬力
武装:33cm(52口径)四連装二基、13cm両用砲(51口径)四連装三基、
10.5cm(45口径)連装10基、37mm連装機銃10基
防御
舷側装甲:290mm(15度傾斜)、140mm(VP以外)、50mm(水密区画装甲)
甲板装甲:189mm(ヴァイタルパート内)、85mm(VP以外)、
砲塔:330mm(前盾)、210mm(側面)、190mm(天蓋)、80mm(後盾)
同型艦:4隻
「ダンケルク」 1998年永久保存
「ストラスブール」 1965年除籍
「シャトールノー」 2015年現役
「アミラル・アレイ」 1947年竣工
シャルンホルスト級に一票。
47口径15インチ6門でドイッチュラントから発展した船体構造のお陰で対水雷防御も史実の
ドイツ戦闘艦の比ではないし。
>シャトールノー
仏印陸海軍を預かる大臣が対トンブリ級対抗のために「リベルテ」級モニター四隻を購入
する筈が、ついでに立ち寄った海軍のほうでダンケルク級の設計を特別に見せてもらい、
急遽改ダンケルク級二隻に変更して、ついでに新型軽巡洋艦3隻と1個駆逐艦戦隊分6隻を追加発注
した。
結果的に
トンブリ級超海防戦艦2隻
タク・シン級軽巡洋艦2隻
カルロ・ミラベロ級駆逐艦2隻(砲艦として購入し、日本で再び駆逐艦として儀装)
でタイ有利だったインド洋のパワーバランスを仏印優勢に覆す事になり、南米フィリピン州総督の
警戒をあおる結果になったんだよね
各国の事情さん期待上げ
デロイテルまだー?
>481
仏印はフランスに売りつけられた改ダントン級二隻あるだろう
まあ、12インチ16門と15インチ8門では微妙だが
>483
軽巡一隻で今しも撃沈されるライオンを救うことは出来ん
>>484 12インチと15インチの差ともなれば、倍の門数程度で勝てるかは・・・
>486
史実で12インチ四門+10インチ6門だったダントン級をクールベ級への過渡期モデルとして
十二インチ連装砲を菱形配置(首尾線・左右方向に六門が斉射可能)と13.9cm副砲の採用
竣工後に3連装測距儀とヴィッカース式方位盤を載せた三脚檣を立てる第一次改装で、トンブリをアウトレンジ砲撃可能になっておりますな
>486
在フランス陸軍の砲艦は?
17インチ連装砲1基搭載のモニター一隻と1250トン程度で155mmカノン砲四門搭載の
護衛砲艦が十隻近くおりますがな。
>478、479
ようするにストラスブール改か。そりゃ海防戦艦相手なら勝てますよ。
>487
仏が過渡期モデルとしてもダントン級の時点で菱形配置で単一巨砲とい
う発想に立ち至るかどうかかなり強い疑義があります。
キュイラッセは近接戦闘でのどつき合いを身上とした艦であって、単一
巨砲で公算射撃をせねばならない必然性がほとんどありません。
どつき合いの得物はデカイ方がよいだろうって?明らかに仏はそう考え
てはいても単一巨砲でなければならない必然性はまるで認めてません。
30cmと27cmの混載で重装甲といった形式の艦をどれだけ造った事か。
>488
その手合いにまともな対艦戦闘を期待しても無駄です。強力な火力とそ
れに応分の防御または構造をもつ代償として機動力が低いのがその手合
いの欠点で、ガチに投入しようとしてもついてこられない(それですめ
ばまだ良い。うかうかすると他の艦の文字どうり足手まといになる)又
はすりぬけられて、対艦戦力として機能する事はほぼ考えられません。
>489
いや、ダントン級の二隻までは史実と同様に12インチ4門+10インチ6門で作っちゃって、
残りの三隻は各国がドレッドノート級戦艦を作り始めたのを見て泥縄的に改設計したという
裏設定がw
これって史実のナッソー級設計案をフランスで行っただけなのよね
(11インチ4門+7インチ20門→11インチ連装砲2基+11インチ単装砲4基→
11インチ連装砲4基→史実のナッソー級
とゆー一連の流れを
ちなみにフランスもいきなりクールベ級になったわけではありませんぜ?
旦那
まあ、昔はここも小国海軍による防護巡洋艦や海防戦艦に萌えるスレだったからなあ
タイ海軍はその名残で玉突きで水雷艇や砲艦が駆逐艦に、防護巡洋艦が軽巡に、レンデル
式海防戦艦がトンブリに成長したからなあ
確かにモニター四隻と超弩級戦艦二隻だったら戦艦を選ぶよなあ
御隣みたいに大型海防戦艦(大ちゃんのメッテルニヒ強化版)をドイツに買わされんで良かったね
>>489 >ようするにストラスブール改か。そりゃ海防戦艦相手なら勝てますよ。
いや、ダンケルク級の最終選考第三案が元ネタらしい。史実では防御装甲が強すぎる
(対16インチ級)ために、より安価な13インチ防御案が選択されたとアルザス氏が言ってた。
ちなみに仏印艦とフランス艦との違いはフランス版は10.5cm(45口径)連装高角砲10基
を仏印艦は6基に留めて4連装副砲を一基ずつ装備してる。絵師さんが中央部副砲も4連装だと誤解
したため
>>491 白猫島2を楽しんで読んでいた身としてはそっちのがイイ
>494
向うでのへんくつさんはカッコよかったです
>494
スレの話題としては終了しております
マサチューセッツ級も中型?
あれってかっこいいよね〜
>489
砲の数は命中弾数には比例しません
少数の大砲を載せた方が効率は良いのです
では何故多数を搭載するのか、それは狙って撃たないからです
公算射撃では投入数が射撃効果に大きな影響を齎しますから
但し、数量は絶対的に重要なのではなく
散布界の広さ/投入数=命中確率ではないのです
通常の戦闘では艦艇と言う三次元構造物を対象にしますから
砲弾の突入してくる角度(落角)や目標のサイズも大きな影響を齎します
また、4門や2門でも公算射撃が出来る事は
日本海海戦やリガ湾で証明されています
どちらも命中を出して有効な戦闘を行っています
つまり、少数の大砲でもあまり落角が大きくないなら
散布界構成弾数は少なくても有効弾を期待できるのです
落角が小さくするには射程が大きい大砲で比較的近い距離を射撃すればよい
破格の大口径を搭載した大型軽巡洋艦はこれを満たしているのです
戦闘距離の延伸法としては多数の砲を投入する公算射撃と
砲の性能を向上させる方法が存在し>戦車なんかはコッチですね
条件次第ではどちらの有効性が上なのかは判断が難しい部分も有ります
特に北海、バルト海では戦闘距離を長く取れる保証は無く
砲性能による戦闘距離延伸でも充分にカバーできるともいえます
1万mやそこらなら18インチ2門でも楽勝でしょう
500GET
>モニター四隻を超ダンケルク級二隻新型軽巡洋艦3隻と1個駆逐艦戦隊分6隻に
モニター任務にするにはもったいない船ですよね。
旧スレでは「シャトールノー」を容赦なくモニター任務につかせていましたけど・・・
ちなみに、一番艦の艦長は陸軍よりで、二番艦の艦長はヴィシー・フランス海軍よりで二人の
会話は面白かったです。
この世界だとアメリカはアイオワ級やエセックス持てないんだよね
装甲巡洋艦「出雲」の南雲艦長復帰キボンヌ
>502
新大統領が人命尊重を第一に考える人柄だからだろう。
「武装は半分にして、乗員を守る為に装甲に回せないかね?ああ、そう。条約は絶対だ。
条約違反の船を作ったら英国のように排水量制限を受けることになるからね。我が国のこれから
のモットーは国際協調だ。頼んだよ」
ツーことで依然として中型戦艦と二万トン台の空母を造ることになるという・・・
もちろん、大量破壊兵器の研究はなし
ノエル・エーアリヒカイトは?
>506
>>191を見れ
日本は「やんごとなき御方」の一声で設計の粋を尽くして条約型として竣工している
>条約違反の船を作ったら英国のように排水量制限を受けることになるからね〜
英国戦艦「ライオン」と「サンダラー」で二隻三万トンの超過は第一次大戦型軽巡
を廃棄処分する事と10年間の大型艦の製造禁止と言う重い足枷を受けました。
銀魂を熱く見守る板
対空兵器としては日本海軍の三式弾と同じくらいフランスの「対空榴散弾(弾頭内に
鉛球が詰めてあり、時限信管により適度な撒布界を作る」が活躍してたりする。
アルバコア、アベンジャー、マートレット、B−17、B−24、B−29(!)
対艦電探はドイツ、対空電探はフランスと、枢軸国では規格が大変だろうなあ・・と、思います。
英国も16インチ(50口径)3連装砲塔積んだ船が遭難などしなけりゃあねー
しかも、よりにもよってフランスに漂着するなんて・・・・
「シャトールノー」の艦長は仏人と日本人のハーフで外見は日本人、性格と体格はフランス人と
言う事で兵学校では相当に浮いていたんだろうな・・だから、砲術操作の授業中に「顔面が抉れる」ような事故に遭ったという・・・旧軍の陰湿さが伺える。
「第5次スラバヤ沖海戦」のエピソードが好きだったなあ・・・
切れすぎて持つ手も切れるという「出雲」の艦長と同期で、仲がよいという設定は好きだった。
身障者多いよな、いや悪い意味でなく。
火傷
「シャトールノー」艦長 京紗(読めない)彦大佐(右顔面の眉から頬に渡る表皮焼失)
「出雲」 艦長 南雲 鷹之進大佐(左腕にケロイド)
右腕欠損
仏印航空艦隊司令ベアルン中将(WW1時にU−ボートの雷撃のため、右ひじから先を失う)
右眼球失明
仏印陸軍アルザス中将(WW1塹壕戦でドイツ兵23人を相手にしたときに銃剣でかする)
小説期待age
>489
>30cmと27cmの混載で重装甲といった形式の艦をどれだけ造った事か。
五隻、たった五隻だ
レッピュプリク級やリベルテ級やダントン級に比べれば一クラス分程度の数だ。
>515
競作型(ジョーレギベリ、マッセナ、ブーヴェ、カルノー、シャルルマルテル)
の事ですやろソレ。30cmと27cmの組み合わせという事でいえばその5隻さね
でもね。漏れが言いたいのは「単一巨砲で公算射撃をせねばならない必然性」に
反する「巨砲混載艦」という設計の方向性(つまりは要求仕様や戦術思想という
事になる)ががっちり定着しちまってるという事なんだが。
それこそ競作型以前にクールベまでの洗面器をふせたような典型的キュイラッセ
から始まってそれに近い時期としてオッシュなんかもそうだな。マルソーにもそ
の匂いはある。それこそそちらの曰くのリベルテやダントンなんかも全くもって
そういう流れの中にあるんだが。
競作型5隻でも十分結構な数だと思うがこれらを合わせたら何隻作ったものやら。
>それこそそちらの曰くのリベルテやダントン
違うね。レピュプリク以降のは口径は大きくなってもあくまでも「副砲」だ。
主砲の代わりなんぞ期待していない。相手は小うるさい水雷艇や軽巡洋艦だ
それを言うならブラウンシュヴァイク以降のドイツ艦は何を目指したものだろうね
と言うことになる。
>516
>巨砲混載艦
12隻だねちなみに「戦艦」が5隻で「装甲艦」が7隻だが
ちなみに「装甲艦」と「戦艦」の間には「単一巨砲搭載艦」が挟まっているをお忘れなく。
>定着しちまってるという事なんだが。
『定着』しちゃってるかな?間に別のモデルが挟まる「定着」の仕方など皆目例が見られないんだが・・・
ちなみに「副砲強化型」は21隻だ
米国前弩級戦艦は一クラスごとに副砲のサイズが6インチだったり8インチだった
りで忙しいよね
>アレイ
「ルミラ」「イビル」「エビル」はどの船ですか?
>516
>へんくつ
>519
>米国前弩級戦艦は一クラスごとに副砲のサイズが6インチだったり8インチだったりで忙しいよね
米国も「巨砲混載艦」の概念に凝り固まっていたのか?
>517
あんな速射性能の落ちるものを?取り回しの悪いものを?副砲として軽
艦艇だけに使う?共和制万歳系戦艦頃の中口径砲は中間砲でないかい?
ブラウンシュバイク?17cm砲とは正気とは思えませんね。現に誰も
真似しないし発展もない(ドイッチュラント級は同一戦隊編成用だから
類似装備であたりまえ。あんなものは発展とは言わん)。
>518
まずその「装甲艦」と「戦艦」の間の時期というのを明確にせにゃならん
かと。仏に「戦艦」は存在しませんので。「戦艦」のようなものが誕生し
た時期が二つあります故。
まず戦間期のブルターニュ級あたりまでの「艦隊装甲艦」からダンケルク
級以降のような「戦列艦」に転換した事をもって「戦艦」とするというの
がありますが、この時期は外しましょう。まず巨砲混載艦が造られてない
ので。
次にこちらの事を言いたいのでしょうが一般に「戦艦」という概念が成立
した基準戦艦が出来た19世紀末をしてその時期とするなら「単一巨砲艦」
というのは「素面で言ってますか?」のレベルですが。
フォルミダブルだとかは確かに主砲は単一口径だけどね。でもね。独逸の
ブランデンブルク級とかも含めて「単一巨砲艦」という事になりますか?
そうは呼ばんでしょう。
また基準戦艦時代の主砲装備方針については漏れは「許される排水量の中
で一撃の威力を大きくする」という線で固めた故に口径が一定しないと考
えるが、そうではない。その程度のコンセプトさえも決められなかったと
いう事なら蛙は想像を絶する間抜けという事になりますが如何にお考えで。
このスレはまとめサイトないの?
かなり独特なフネが出て来てるんで追っかけるのがいっぱいいっぱいだったりするw
>523
昔は艦形図込みで紹介していたサイトがあったんだけどね・・・
DQNに荒らされたとき抹消しちゃったみたい。
>522
海軍破壊主義海軍大臣やら、前時代的思想万歳が暴れていた時期だからねー
複数の建艦思想が入り乱れるのも致し方ないかと
526 :
外野:04/08/23 02:36 ID:???
>共和制万歳系戦艦頃の中口径砲は中間砲でないかい?
中間砲という概念すらなかった時期と思われ
千巻として語るならロイヤル・サブリンやジュマプとかの戦艦としての体裁を持ったときから論ずるべきかと
>526
あのですね〜522でのおいらのレス前段は517にアンカーうってます。
そしてソコで517氏はレピュブリク(このあたりからしばらく共和制志向
の艦名が襲名艦名を拒絶して続くので「共和制万歳系戦艦」とおいらは
522レスで表現した)以降の艦の中口径砲は「副砲」と言っとります。
レピュブリクに関しては16cmだから「副砲」でもいいでしょうが、
レピュブリク以降というなら当然リベルテやダントンも入ってきます。
そしてこいつらの「副砲」は8in弱と10in弱というデカ物です。
だから522レスで「中間砲だろ」と言った次第。
それにそもそもは後段は518へアンカーうってますんで前段とは切り離して
お考え下さい。当然、基準戦艦が成立しようとしてた時期には中間砲という
考え方はないですわな。独ブランデンブルク級のような2巨砲混載艦でもね。
この世界のインド洋は偉い戦力設定になっているな(汗
タイ
トンブリ級モニター
満載排水量:22390トン
速力:26ノット
兵装:38.1cm(47口径)連装二基、15cm(55口径)連装砲6基、
同型艦:2隻
タク・シン級軽巡洋艦2隻
カルロ・ミラベロ級駆逐艦2隻(砲艦として購入し、日本で再び駆逐艦として儀装)
仏印
改ダントン級
満載排水量:22250トン
速力:21ノット
兵装:30.5cm(45口径)連装4基、13.9cm(55口径)単装砲24基、
同型艦:2隻
シャトールノー級
満載排水量:34800トン
速力:31.5ノット
武装:33cm(52口径)四連装二基、13cm両用砲(51口径)四連装三基
同型艦:2隻
ド・グラース原案型巡洋艦
基準排水量:9400トン
速力:33ノット
武装:15.2cm砲(55口径)三連装三基、10cm半自動高角砲(50口径)連装四基
同型艦:2隻
改モガドル級大型駆逐艦
基準排水量:3480トン
速力:41ノット(公試:45ノット)
武装:13cm半自動両用砲(51口径)連装四基、55cm魚雷3連装発射管3基
同型艦:6隻
フィリピン
ジョン・C・ペンバートン級(ヘルゴラント・オストフリート)
満載排水量:29700トン
速力:26ノット
兵装:30.5cm(50口径)連装六基12門、15cm(45口径)単装砲12基
同型艦:2隻
6000トン級3本煙突軽巡
同型艦:4隻
1350トン型駆逐艦
同型艦:5隻
青猫島
20000トン級砲戦獣巡洋艦
仏印のはWW2までは本国政府に貸与して返済らしい。
タイのは何で返済する気なんだろう?
531 :
名無し三等兵:04/09/04 00:54 ID:6mxpwsN0
インディアナポリスは?
>531
巡洋艦じゃーん
>532
誤爆??
>>530 枢軸国への属国化じゃない?
過去スレで仏印共和国艦隊によりタイ艦隊壊滅+駐留独仏陸軍によりタイ陸軍大敗北
で日本が間に入って1999年まで日本の保護国になったんじゃない?
フランスは戦艦が18隻か剛毅な話だ
>535
立派に一流海軍だな
カエル海軍よりもイーグル姉さんの活躍が再び見たい!
5500トン軽巡を屠り、武蔵を返り討ちにする姉さん御姿を!
いや、ソ連重巡洋艦の活躍の方が
>ソ連重巡洋艦の活躍
10インチ砲26000トン小ビスマルク級か12インチ巡洋戦艦の弐種類が有るな
何でロシア海軍はフランスの艦艇を接収しなかったの?
>541
大丈夫。後にイギリスが陥落した時はネルソンとかアーガスとか護衛空母とか
おこぼれに預かっているから
542 :
540:04/09/24 02:21:12 ID:???
>541
戦艦以外、使えないのばっかじゃん!
>>540 ・ヒトラーが自国戦艦の変わりに極東や太平洋で英国への牽制に使えるんで却下
・トゥーロン占領の折にソ連義勇戦車小隊が制動も聞かずに戦艦確保の為に突撃して
不用意にフランス将兵への不審を買ったため(ちなみに戦車隊は戦艦の副砲・機銃の反撃を受けて壊滅。
・もう少しで御宅新戦艦就役するやんでNO
>>540イタ公の高速戦艦分捕ったまでは良かったが回航途中に海の藻屑に・・・
獅子の雄叫びののような「ライオン」の砲声が消えぬうちに、「ダンケルク」は第三正射を行った。後続の重巡洋艦「コルベール」「デュプレ」も砲撃を開始し、敵二隻の巡洋艦も応射で返礼してきた。
戦艦同士が巨弾を投じあう間に小中口径砲弾の激しい応酬が巻き起こった。
数多の砲声が重なり合い、インド洋の空気を研ぐその様は地中海の戦いにも引けを取らない。幾多の水中と水煙の中をエーデンブロイの眼は的確に弾着を見分け、修正の報告を聞き分けた。
「こん畜生!」
せっかく挟叉弾を送り込んでいるというのに、ダンケルクが回頭を始めた。緒元の変更を迫られ思わず悪態をつくエーデンブロイ。巡洋艦同士が打ち合いを始めたときは水柱の大小で見分けがついたが、砲のプラットフォーム自体が動いては台無しだ。
原因は敵前衛の放った数本の魚雷であった。緒元を一定にするためにも双方。巨弾の中でもじっと耐えてきたが、さすがに魚雷を食うとなると回避せざるを得ない。英国製魚雷はダンケルクの航跡を掠めて消えていった。
「こっちの前衛は何をやっている!」
もちろん遊んでなどいない。軽巡「エミール・ベルタン」と大型駆逐艦三隻は「ダンケルク」に接近
する不届き者に鉄拳制裁を与えている真っ最中であった
「この島国の夜這い野郎が!うちのお嬢さんに手出すとはいい度胸だ!!」
「このカエル食いの裏切り者が!田舎娘に教育してやる!馬の骨はすっこんでろ!!」
双方、快速を利して突っ込んでくる。接近戦だ。フットワークが決めてのライト級ボクサーが互いに
無数のパンチを叩き込む。八インチ六インチ、果ては高角砲や機銃までも動員しての撃ち込み合いで
ある。敵はやはり旧式駆逐艦三隻を従えた軽巡「ダイドー」「エメラルド」。大西洋を舞台に覇権を
競う双方海軍の対照的なポリシーがかいま見える戦いの構図であった
「性能は二の次でも質よりも数」(英国・北米・南米)
「その戦場において質で相手を凌駕する」(フランス・イタリア・ドイツ)
条約による制裁により第一次大戦において大量に作った駆逐艦・軽巡洋艦をライオン級三隻の船体と
引き換えに失った英国は往時より心細い予算で列強とは一線を画す量産性重視の艦船を整備して優位
を保ってきた。一方、地中海を挟んで「遅れて来た戦闘国家」イタリア海軍に対抗して「ブリキ艦」
と呼ばれた旧来の設計理念を捨て去り続々と革新的な艦艇を増やしたフランス。ここの戦いの趨勢に
よって何が正しいかが決まるかに見えた
英仏の巡洋艦は船体を白く塗っており、外見は優雅だが戦いは熾烈を極めた。数と火力で押し潰さ
んとする仏巡洋艦に対して武装のすべてを総動員して勇気と肉薄で対抗する英巡洋艦。何時しか
ライト級ボクサーの戦いは第六ラウンド、クリンチで殴り合う様へと変化した。軽巡「エミール・ベルタ
ン」と大型駆逐艦三隻の砲撃を浴びて、軽巡洋艦「エメラルド」が炎上してみるみるうちに足を落とし
ていく。「ダイドー」も至近弾の水柱で艦長以下、濡れ鼠だ。シャワーの返礼、とばかりに応射。
一弾が「エミール・ベルタン」の煙突を吹き飛ばし、排煙効果の落ちたため機関出力が落ちた。さらに
破片が射撃を狂わせた。急速に速度と発射速度が落ちたフランス軽巡に対し、二隻の駆逐艦が
接近、昨晩に沈められた「ミストラル」「ミレイユ」の仇とばかりに砲弾と魚雷が放たれた。パリモードを
誇ったフランス軽巡は魔法の切れたシンデレラのようによたよたと僚艦の後ろへと姿を消した。
その隙をついて英国重巡洋艦「コーンウォール」「ドーセットシャー」の二隻はダンケルクに向けて突撃して来た。そうはさせじと、仏重巡「デュプレ」は隊列を乱すのを覚悟で抜け出してきた。
船体後部に主砲塔を持たない旗艦を庇うためだ。煙幕を展開しつつ,盛んに八インチ砲弾を打ち込ん
で来る。「コーンウォール」「ドーセットシャー」も応射する。だが、昨晩の戦いで電探に損傷を受けて
いるために的確なパンチが出ない。煙幕の切れ目を探しているうちに、より多くの砲弾が降り注いで
きた。ダンケルクが船体後部に装備した三基の13cm四連装副砲のうちニ基を向けたのだ。
こちらは20.3cm砲8門に対して向こうは13cm8門。火力では優位に立ってはいるが射撃指揮
装置は後部艦橋でも列強主力戦艦並みの測距儀と射撃指揮装置が奢られているのだ。さらに
高初速砲弾を半自動装填機で毎分20発で打ち込まれ、「華奢そうなレディを悪戯しようとしたならず
者が、何時の間にやら襟首締められ往復ビンタの後、鳩尾に膝蹴りを連続で叩き込まれた」かの
ように艦橋といわず主砲塔、煙突、後部マスト、に砲撃を打ち込まれ、砲弾は機関区を突き破った。
さらに「膝が崩れた所に横っ面に回し蹴り。そのまま川に”飛ぶ”」かのように舵機装置が壊れた
「コーンウォール」はダンケルクから離れるように急速蛇行、そして火炎が魚雷に遊爆して「沈んだ」。
その有様に双方の巡洋艦と駆逐艦の乗組員は余りの惨さに息を呑み、一瞬、射撃が止んだという
逸話が残っている。そして、ダンケルクの後部測距儀がこちらに向き始めているのを見た「ドーセット
シャー」はろくに狙いもつけずに魚雷を放って撤退。魚雷はかすりもせずに明後日の方向を泳いで
いった。そう遠くない所には「ライオン」の12インチSHS砲弾が水柱を上げている。これ以上の肉薄
は味方の砲撃の散布界に巻き込まれては危険。と、「ダイドー」以下のE級駆逐艦も倣う。結局、英仏
の最前線での砲戦は互いに命中弾を上げただけで、決定打がないままに終わった。だが、「ダンケルク
の恐怖」は口伝によって駆逐艦乗りの胸に刻まれたという。
昔、スレッドに「ドーセットシャー」のエピソードを書いたときはダンケルクが
第二砲塔を回して
「うるさいですよ」
と、33cm砲弾を打ち込んで真っ二つにする展開でしたが
アルザスさんに「ダンケルク級の二番砲塔は「4時から8時方向の間に向けて
打つと方位盤を壊す」と指摘を受けたので副砲で始末しました。
各国の事情さん弩等の更新!
期待上げ
すげぇ・・・
デュプレ救援に向かう必要なかったじゃん
ここの小説に出てくるダンケルク級って「羊の皮をかぶったティラノサウルス」って
言葉が似合うと思う
いやすみませんごめんなさi?(暴打
お久しぶりの投稿、乙でございます。
おいらのキャラなので早速重箱スミつつきさせて頂こうかと。
>547
クリンチになるようではベルタンは遁走程度で済むかな?
ボックスシタデルでたかが30mmのスプリンター防御なので英艦の
4in砲クラスでも辺りかまわずズタズタにされるが(この世界の
ベルタンは違うのなら多少はかわりますが機銃まで撃ち合うような
有様ならはっきり言って戦艦のバイタルパート以外何でも団栗の背
比べでして、まず中口径砲弾の貫通力の方が上です。)。
>548
高初速も良し悪しの事態が軽艦艇を相手にすると起ったりするもん
ですがどうでしょ?ブリキ相手に高初速で撃っても貫通するだけで
炸裂しないなんてのは良くある話。
またカウンティだけどあれだけ発射管の装備位置が高い上甲板配置
でそれが致命傷で即時爆沈するかな?日本の重巡には発射管が艦内
配置でさらに酸素をしこたま持ってる為に致命傷になった香具師が
いたとは思うが。
>547
>島国の夜這い野郎
タラント夜襲のことかな?
へんくつさんおかえりー
>508
>二隻三万トン
35000トン×2=70000トンだろ
七万もの排水量、巡洋艦でまかなうんだったら廃艦にした方が良かっただろう。
まあ、締め上げたドイツが五十年は復活しないという「希望的観測」をしていたんだろうが
今の状況みたら哀れだが
>へんくつ海軍好きさま
>お久しぶりの投稿、乙でございます。
ご無沙汰をしておりましたお久しぶりです。ようやくHDDの中身もサルベージ出来ましたので更新再
開でございます
>クリンチになるようではベルタンは遁走程度で済むかな?
表現不足でした。全艦スクラップと化したエミール・ベルタンは戦闘能力と航行能力を失った浮かぶだけの存在となり。戦場から遁走したと言うよりは『置いて行かれた』というのが正しいです。
ちなみに大型駆逐艦三隻は急遽ダイドーとE級駆逐艦ニ隻の相手することによって、気をとられて
英国製重巡洋艦の接近を許してしまいました。
後にベルタンは重要な役目を果たすことになります
>ブリキ相手に高初速で撃っても貫通するだけで炸裂しないなんてのは良くある話。
仮装巡洋艦や駆逐艦ならいざしらず、巡洋艦ですのでそこの辺りは大丈夫だと思います。
>上甲板配置でそれが致命傷で即時爆沈するかな?
自分のイメージでは機関区爆発の火炎で火災発生、それが魚雷発射管に延焼して遊爆というイメー
ジでしたが・・ 空気式魚雷が酸素魚雷の如く鋭敏かは考えておりませんでした。
>556さま
「星座」級軽巡洋艦やオーストラリア・カナダ海軍に売却した巡洋艦や装甲巡洋艦を買い戻して
対処しておりますが・・・
イタリアやフランスから続々と生産される巡洋艦に圧倒されそうです
>557
装甲部分に当たればもちろん遅動信管は動作します。こんなクリンチになる
射距離ではカウンティの舷側装甲(デフォ1in改装して4,5in弱位)
なんか中途半端なもんで、口径5in以上の砲弾には遅動信管に作動場所を
教えてやるだけの効果しかないでしょうな。
554レスで問題にならないかな?と思ったのは寧ろ非装甲部分に当たった方
でして、非装甲部分ならあまり貫通力が大きいと貫通するだけでオシマイに
なる事は良くあります。そしてもちろんながら大概の軍艦は非装甲部分の方
が多いワケでして。
あと英魚雷の炸薬についてはおいらも本気で詳しいトコロはしらないんです
が、魚雷の自爆で酷い事になった例としてF4Fの機銃掃射が魚雷弾頭部に
命中した為、ウェーク攻略作戦時に瞬時に爆沈した疾風(だったか?ともか
く大正生まれの峯風系のヤツ)の例なんかがあります。さすがにコレは一大事
と当局も考え炸薬を少々の破損程度では自爆しないように改良しました。んが
英国がこの類の施策をしたか或いはそもそもそんな必要無かったかは浅学にて
知りませぬ。
あと自爆したとしてその被害程度ですが、上甲板に剥き出し配置なんでたとえ
自爆しても、その爆発エネルギーは殆ど空中に四散するんじゃないかなぁと考
えた次第でして。
因みに554レスで「香具師」と呼んだのは鈴谷の事。爆撃による火災のために
まず発射管の魚雷が爆発しその後消火が追いつかず予備魚雷も自爆(この時
推進用の酸素も被害を大きくした筈)。艦内配置の為爆圧がその上下甲板を
破壊し高角砲群や缶室機械室を破壊航行不能となり「致命傷」になりました。
これはダメコンの失敗、艦内配置、予備魚雷、酸素と悪条件がイヤになるほ
ど重なってますけどね。
上甲板に火災発生するとあの時期の英国重巡洋艦は高射砲のベルトコンベアが
・・・・
ちなみに廃艦になったのは
カレドン、カリプソ、カリドク、カーディフ、シアリーズ、コヴェントリ、
キュラソー、カーリュー、カイロ、カルカッタ、ケープタウン、カーライル、
コロンボ、ダナイー、ドーントレス、ドラゴン、ダニーディン、ダーバン、
ダイアミード、ディーダラス、デアリング、デスペレード、ドライアド
であったと思います
>廃艦軽巡
防空巡や船団護衛用の船が一気に消え去っていますな
こりゃあ、ポケ戦やダンケルク相手に船団襲われるは
ヤウズ希望
WW1でサヴォワに撃沈されました
ドイッチュラント級出てこないよー
>>561 世界最小の弩級戦艦にも殲滅されています
>星座級巡洋艦
88隻作るのか?
「獅子座」とか「鷲座」とかの名前は既に埋まってるんじゃ?
「獅子座」は戦艦「ライオン」、「鷲座」は航空母艦「イーグル」。
他には植民地警備砲艦「サーベラス(地獄の番犬座)」、工作空母「ユニコーン」
アンドロメダは水雷学校補助艦だったダイアデム級防護巡洋艦から名前を引っこ抜いて来たって
書いてあった。
獅子の名を持つ戦艦もダンケルクには勝てなかった。と、
黄道十二星座全部はいくら英国でもつくらないだろ
青銅や白銀の実力は巡洋艦や空母どまりだとしても
しかし・・・この世界だと戦艦は黄金クラスなんだなw
まあ史実でも「アークエンジェル」級とか名前だけ立派な戦艦が実在するし
>569
いや、アークエンジェルったら、かなりの下っ端なんだが……
参考:
上級第1位 熾天使:セラフ
上級第2位 智天使:ケルブ
上級第3位 座天使:ソロネ
中級第1位 主天使:ドミニオン
中級第2位 力天使:ヴァーチャー
中級第3位 能天使:パワー
下級第1位 権天使:プリンシパリティー
下級第2位 大天使:アークエンジェル
下級第3位 天使:エンジェル
>569
ヲイヲイ。☆矢っすか(笑)。
>570
下っ端つーてもメジャーキャラの「ミカエル」の出身階級でつから。
>571
米国製英国軽巡が星座の名前がついくのは旧スレで決まっちゃってるんで・・・
その代わりにインフラガタガタの英国ではなく重工業景気のアメリカで作るんで
早期に22隻が揃いますよ。史実のボロ軽巡洋艦よか役に立つはず
この世界ソ連支援する必要無いし
>アークエンジェル
アルハンゲリスクだなw
R級の貸与戦艦の分際で大天使とは剛毅な話だ
支援age
上がってねーよ!!
ハイメ一世でレゾリューションを大破させるなんて腐っても弩級戦艦か・・・
金剛が最強だろ
>576
まあ、あまたの艦艇の中でも有数の「硬い」名前ではありますね。
>576
日米主力艦が一夜にして消耗した「悪夢の一夜」でも二隻が生き残った幸運な
クラスですしね
この世界でアルハンゲリスクやるとしたらR級の替わりに何を貸与されんだろ?
ってーか、枢軸国で戦艦貸すほど余裕こいてる国あったっけ?w
能力的にはカラッチェロ級かノルマンディー級辺りで無いと釣り合わんが
こいつらは能力的に条約型新戦艦に匹敵するために貸してくれなさそうだw
過去スレでイタリア戦艦にデ・モイン級が瞬殺されたな
イワンに戦艦かす酔狂なクニ無いだろうw
>カラッチェロ級かノルマンディー級
こいつら互いに史実の「ヴィットリオ・ヴェネト」級や「ガスコーニュ」級に
準じる近代化改造を施されているし、貸すなんて事は考えられないだろう。
>>579 イタ公がガングート級の近代化改装をやってやってるみたいだぞ
旧スレで大いに盛り上がったネタだが完成策がないという(笑
ソ連は大粛清がなければまともな将兵が少しは残っていたのにな・・・
旧スレでは最も動かしにくい国だったと思う。ガングート級の近代化改装にしたって
時間伸ばしにしかならなかったし
陸軍は陸軍でトゥーロン制圧をしかけた「街道上の化け物」KVシリーズがコンドルセや
プロヴァンスに壊滅されたりと良いところがまるで無いからな。
>「街道上の化け物」KVシリーズがコンドルセやプロヴァンスに壊滅されたりと良いところがまるで無いからな。
信じられん!そんなポンコツが独逸戦車兵が血と汗で撃破した怪物をたやすく撃破したなどと!!
相打ちにしろ!!
>>584
ポンコツっていってもプロヴァンスの副砲は13.9cmの55口径。下手な重戦車の大砲よりも
デカくて強力なんだけどな(笑
コンドルセに載っていた対空砲にしたって45口径ながら10cmという、下手な重戦車なら一発食らえば
撃破されれかねない口径だ(笑
倒したければT−80を1千両持ってきな(爆笑
対英戦で活躍したドイツのハチハチにしたって88mmで高射砲の性能から言えば
末端の最下級なんだよな・・・
旧茶で日本陸軍外洋砲艦とかあったな
改装で取っ払った敷島の12インチ連装2基と一式中戦車の砲塔8個乗った奴
コーチャン沖海戦でサイゴン級に撃破されたけど
航空母艦ベアルンとイーグルが主砲で撃合ったらどっちが勝つんだろ?
どっちも元は戦艦だから防御はそれなりにありそうだし
>>588 個人的には本格的な航空戦をやって欲しい。
武装で
「イーグル」(旧:「アルミランテ・コクラン」)
www.warship.get.net.pl/WBrytania/Aircraft_Carriers/CV_1923_Eagle_class/Drawings/Eagle_1931.gif
排水量:26200トン
速力:24ノット
武装:15.2cm(50口径)単装砲九門、10.2cm単装高角砲四門、7.62cm(45口径)単装高角砲四門、20mm単装機関砲12門、12.7mm四連装機銃四基、53cm魚雷発射管六門
舷側装甲:25mm〜114mm
水線下装甲:102mm
甲板装甲:102mm(主甲板装甲)、38mm(飛行甲板)
主砲盾装甲:25mm
「ベアルン」
www.warship.get.net.pl/Francja/Aircraft_Carriers/CV_1927_Bearn_class/Drawings/Bearn_1938.gif
排水量:31200トン
速力:30ノット
武装:15.5cm12門+75mm8門+55cm水中魚雷発射管六基
舷側装甲:83mm
水線下装甲:70mm
甲板装甲:70+25=95mm(主甲板装甲)、25mm(飛行甲板)
主砲盾装甲:70mm
イーグルは主砲を舷側へ5門、
www.warship.get.net.pl/WBrytania/Aircraft_Carriers/CV_1923_Eagle_class/Eagle_21.jpg
艦首へは2門、
www.warship.get.net.pl/WBrytania/Aircraft_Carriers/CV_1923_Eagle_class/Eagle_07.jpg
、艦尾へ3門向けられるのに対し、
www.warship.get.net.pl/WBrytania/Aircraft_Carriers/CV_1923_Eagle_class/Eagle_01.jpg
www.warship.get.net.pl/WBrytania/Aircraft_Carriers/CV_1923_Eagle_class/Eagle_31.jpg
ベアルンは舷側4門、
www.warship.get.net.pl/Francja/Aircraft_Carriers/CV_1927_Bearn_class/Bearn_06.jpg
艦首方向に4門、
www.warship.get.net.pl/Francja/Aircraft_Carriers/CV_1927_Bearn_class/Bearn_04.jpg
艦尾方向に4門向けられる。
www.warship.get.net.pl/Francja/Aircraft_Carriers/CV_1927_Bearn_class/Bearn_01.jpg
反航戦だと火力は一対ニで仏空母有利だが同航戦だと五対四で英空母が僅差だが有利となる。
射程だがイーグルに搭載された「マーク11型15.2cm(50口径)」だと仰角20度で14800mと
なる。ベアルンの「モデル1920年式15.5cm(50口径)」はデュゲイ・トルーアン級軽巡洋艦にも
採用されており、単装砲架仰角40度で25000m飛ぶ。一昔前の軽巡洋艦ならばサシで相手出来
る戦闘能力を双方持っている。実際問題どちらが勝つかは解らんね
>589
枢軸側の空母かき集めても英国側の全隻数に及ばないんでシコシコと潜水艦で数を減らす
必要があります(日米はフランス・イタリア以下だし
しかし戦艦系スレッドでの英国戦艦の凋落っぷりはすさまじいな
日本のメディアがフランスやイタリア戦艦に押しつけていたイメージが実は
大英帝国戦艦の性能だったという事がようやく皆に認識されただけ
昔はそれがわからん英国厨や独逸第三帝国厨が荒らしに来たっけ(ハァ
ただしそんな「難あり」ぞろいから旨みを絞り尽くして実際に味わってたのは
英国人であって日仏伊独等ではないというのがスレ的にミソだと思うがね。
使う者に戦機を見る目と喪失リスクに対するきっぷの良さが必要だからねえ。
戦艦というヤツは。
前者については仏が特に無いように思えるね。決断すべき時に茫洋と過ごし
て大損害というパターンが多いように思える。その究極の姿がトゥーロンだ
ろうけど。日本は後者が無かったな。その結果が「決死」と「必死」の捷号
作戦だとか菊水とかの殆ど「蛮勇」になっちまう訳ですが。独の髭の伍長に
ついてもある程度やむ得ない戦略的環境下ではあるがリスクを恐れてあまり
に口出ししすぎ。
そういう「使う側の問題」も大きいんだって事は随分前にも言ったけどね。
それを考えるとここの戦艦達は良く出撃しているよね
出不精のフランスとヘタレアがインド洋で艦隊戦なんて史実だとありえないw
597 :
名無し三等兵:04/12/02 13:57:59 ID:LfiDp4lx
名スレ&SS支援age
ここの英国の失敗は
・南米国家設立時に横槍を入れすぎて現地民に反英感情を持たせてしまった。
・第一次大戦時にオーストラリアと英領地から現地民を強制連行して陸戦に投入させ、自国兵は
控えとして残しつづけた。
・第一次大戦後、ドイツの水上艦の独り占めを計った。
・ワシントン条約締結時に宿敵フランスと新生イタリアを締め上げすぎて悪感情を持たせた
・東京条約締結後に水面下で条約違反の16インチ戦艦を建造していた。
不可抗力としては
・ワシントン条約締結前に水面下で仏伊独露が結託して条約破棄を企てた
・米大統領交代により対英支援反対米国名誉有孤立主義派の大統領が就任した。
・欧州での中型戦艦建艦競争に出遅れて建艦技術の向上が史実と変わらなかった。
・メルセルケビル事件後急速にフランスが親独派に変わった。仏領の多くがヴィシー政権に
変わった。シャルル・ド・ゴールがフランスに帰ったために自由フランス軍に中心的人物が
なくなった。
・米国が弩級戦艦を派遣、活発ながら成果の無い行動で本国の重油を食いつぶした。
>571
>下っ端つーてもメジャーキャラの「ミカエル」の出身階級でつから。
この手の「天使の階級」の類は後付けのこじつけだろう?
単に「普通の天使でない、偉大な天使」というくらいの呼び方をされていた
のを、後人が適当に階級をわりつけただけのことで、取るに足りないと思うが。
そ言えば旧スレでダグラスSBDドーントレス・TBDデバステーターが
独仏艦体に襲いかかったときに、いち早くダンケルク級が反応したのをビスマルク艦長が
「さすがはサリエルの娘!」て叫んだけどコイツも天使なの?
レーダーに関連する能力を持った天使とか
という事は!フランス戦艦は邪眼使いという事だな!
幸恵対空レーダーで察知したのかもしれんが
ドイツもフランスも10m以上の大型の測距儀を艦橋に搭載していたね
だから目が良いのかな?
>サリエル
邪眼の力をを跳ね返す能力を持つ天使。一般には堕天使に属するらしい
連合国側から寝返って、優れた対空探索能力で連合国攻撃機をことごとく察知する
海戦初期のフランス艦隊を良く示した表現だと思ふ。
今のライオンは↓URLの第三状態かも
www.madlab.gr.jp/~takayama/old-deta/deta/sphie-bb.gif
ライオンがダンケルクに負ける理由ってなんだろ?
確かに今の魔までが打撃力不足だが
「『エメラルド』炎上!」
「やつら、数を頼りに袋叩きか・・・ メルセルケビルの意趣返しか!」
しかし、英国巡洋艦隊は錬度の高さを見せて、「エミール・ベルタン」を袋叩きにする。
「手すきになっている重巡洋艦二隻にあのフランス戦艦を攻撃させて、巡洋艦隊を二分しましょう!」
意見具申を行うグロッグ。無言でうなづくベンボー。直ちに並走していた重巡「コーンウォール」
「ドーセットシャー」2隻も前方に展開している戦いに突っ込んで行く。こちらの意を察知したの
か、「ダンケルク」に追従していたシュフラン級重巡洋艦が隊列から抜け出して旗艦の前に出てくる。
「馬鹿め、押しつぶされるのが落ちだぞ」
悪鬼のような笑みを浮かべるグロッグ。だが、それに呼応して「ダンケルク」の後部測距儀が英国重
巡を睨むように旋回を始め、それに追従して副砲塔も狙いを定める。
「愚かな、貴様の副砲は旋回速度が遅いことはすでに知っている。無駄なことを・・・」
しかし、グロッグの予想に反して、測距儀と副砲塔は流れるような動きで敵重巡洋艦を」を補足し、
ついに射撃を開始した。敵戦艦の艦尾が爆発したかのような火炎と硝煙が噴出すとともに、副砲弾は
「コーンウォール」に大多数が突き刺さった。浮かぶ廃墟と化しつつある巡洋艦の艦尾で立て続けに
爆発が起きると、蛇行をはじめ、急速に「ダンケルク」から離れて、ついには火柱とともに爆沈して
果てた。ライオンの艦橋の首脳陣は絶句していた。先ほど,前衛部隊が軽巡洋艦「エミール・ベルタ
ン」を撃破して溜飲を下げたばかりだった。
「『コーンウォール』・・・撃沈されました・・・・」「『ドーセットシャー』避退して行きます!」
「馬鹿な!完全に死角からの突撃だった! アイツの副砲が対応できないことはメルスケルエビルで
証明済みだった筈だ!」うろたえるグロッグ。
ダンケルク級の弱点・・・。後部に集中した副砲を叩けば遊爆により推進・操舵系統にダメージを
与えられると目論んで突撃を命じたが・・・、ダンケルク級の13cm四連装半自動砲は砲塔に重巡
並の防御を与えたために航空機の速度に追従できないことがネックであったが、大修理の折に砲塔
旋回モーターを強力なものに変えた為に機敏な追従が可能になった事を情報部がつかんでなかっ
たのだ。禿頭に血管を浮き上がらせながらベンボーが叫ぶ。
「くっ、巡洋艦の砲が駄目ならば戦艦の主砲でカタをつけてくれる!サルヴォー!!サルヴォー!!
(斉射!!斉射!!)、砲身が焼ききれても構わん!!ダンケルクを仕留めろ!!」
焦りでセオリーには無い命令を下すベンボー。しかし、突然の衝撃につんのめり、さらに次の衝撃で
引っ繰り返る。
「何事だ!」
>605,606
新作乙でござりまする。
えっと。547,548レスの改訂版という事ですよね?そういう事なら私のキャラ
の「ツッコミ」は取り立てて無いかなと。水平弾道で副砲打ち込まれるような
射距離ならカウンティの防御力では只では済みませんし。もっともその辺は弾
をくらえばお互い様ではあるのですけど。
強いて上げれば砲塔の旋回速度の弱点を突こうというトコまで肉薄できたのな
らば避退するのでなく食いついてくる可能性の方が英海軍なら高そうに思える
というのがツッコミどころ?としてはあるんですが、まあその時々の戦闘状況
やヒューマンファクターでも変わりますからね。戦場心理としても僚艦が一瞬
で火達磨になっても突撃を続けるなんてのはかなり高い士気を要しますから。
hosyu
もう少しで英本土撤退戦が控えているんだから無駄に艦失いたくないんだろ
いや、各国の事情さんが大ちゃんネタで行くのか解らないが
ライオンが沈むのか気になる。英国戦艦にしてはタフだ
「命中!! 命中です!!」
ダンケルクの艦橋が、トップの射撃指揮所が沸きかえった。ひっきりなしに響く砲声の中、眼を測距儀に
、耳を報告に集中していたエーデンブロイ中尉は一瞬、何の事かわからなかった。
だが、測距儀の中の敵艦中央部が激しく黒煙を上げているのに気付いた。ライオンに直撃弾を与え
たのだった。
「やったぜ!」
生まれてから今までに味わったことの無い高揚感を感じた。ライオンの速力は確実に落ちている。こちら
の攻撃が損傷を与えている証拠だ。勝てる。大英帝国最新鋭の戦艦を屠るのはこのダンケルク。痛快だっ
た、栄誉と賛美は我がフランスのものだ。
ブザーと共に次斉射を送り込む。水柱が天に届かんと立ち上る中、火炎が後部甲板を舐め始めたライオン
に三番砲塔に命中の爆炎を確認。今や獅子の名を持つ戦艦は艦後部を覆い尽くす程の黒煙をたな引かせ
ながら懸命にAB砲塔で応射していた。いける。ライオンを沈めれば、あの女も約束を果たすしかない
だろう。エーデンブロイの脳裏にサラ・メローの美しい顔が蘇る。あの時以来、脳裏にこびりついて離れない
イメージだ。彼女は笑っていた。だが、どこか悲しい笑いだ。
「何が悲しい?!! もう一歩なんだぞ!!!」
「どうした、中尉!」
エーデンブロイの異常に気付いたポッシ砲術長が怒鳴った
「あの女が・・」
「女? 戦闘中に何をitte・・ぐわっ!!」
ポッシの声は衝撃にかき消された。鈍い金属音の後に突き上げられるような衝撃。手応えからして中小
口径の砲弾と言うことが解った。軽巡洋艦の砲弾が立て続けに当たったらしい。
だが排水量3万トンになろうかというダンケルクには対したダメージにはならない。
「しっかしりしろ中尉、女のことを考える前にライオンを沈め・・・・うぉっ!!」
またも衝撃がやってきた。先ほどとはけた違いだ。エーデンブロイやポッシ、射撃指揮所の誰もが床や
壁に叩きつけられた。怒声やうめき声があちらこちらから聞こえてくる。
>トンブリ
>トンブリ級モニター
あれ?おかしいな
漏れが知っているのはトンブリは「亜細亜で二番目に小さい弩級戦艦」だったはず。
12インチ砲10門、速力23ノット、カブールの中央砲塔省いて、その分、全長短縮型だったはず。
613 :
名無し三等兵:05/01/23 15:42:57 ID:Ue+/J3Ez
支援上げ
タイの国力だと頑張っても弩級戦艦一隻もかえないんじゃ?
なんで? 枢軸国でサイゴンを取ってて航空攻撃でトミー艦隊を撃滅しないんだろ? 一式陸攻で魚雷と爆弾抱かせて停泊地攻撃すりゃ一日で撃滅できるでしょ?
”海魔”ダンケルクの撤退か・・・
>615
北部仏印も取れていない日本が、どうやって爆撃するんだ? 唯一南部仏印に飛行場
を持っているドイツ・フランスも航続距離が短いのに
空母は『悪夢の一夜』で軒並み沈んじゃってるから、フランスやイタリアに土下座して極東に持って
来て貰っているんだろうが
へんくつさん、魂に還った?
これが終わると再び大西洋の戦いになります。
ジュットランド海戦を友として戦った二隻の大戦艦の激突!
ライオンの30.5cm超重量級鉄鋼弾一発が艦橋の基部に命中したのだ。至近弾によって跳ね上げられ
た海水が、海面から30mくらい有る射撃指揮所にまで降り注いできた。彼我の距離は既に23000m
を切っていたが、この距離でのUSA製12インチ(50口径)砲の水平貫通能力は約102mm、対す
る「ダンケルク」の甲板装甲は改装により合計厚は160mmを越えており強固な装甲に覆われた艦橋
基部は粉砕されてはいないが、その周辺にあった副砲塔や対空機関砲は大きなダメージを受けていた。
慌ててダメコンに水兵が走り回る。戦闘艦橋にいた司令部や艦首脳部たちも無事と言うわけには行かない。
激しく振り回された幕僚達が戦闘艦橋から担架の上や背負われて運び出されて行った。
その中で、歴戦の有志たるレジス・ジャンスール中将はあれほどの衝撃でも両足でしっかりと立って
おり、前を見据えながらも冷静に命令を下した。「撤退」とただ一言。
水煙と水柱の中で「ダンケルク」は回頭を始めた。前衛部隊の「ラ・ガリソニエール」と五隻の駆逐艦
も煙幕を展開しつつ呼び戻され、敵艦隊は遠ざかってゆく。
「もう一息で勝利出来るに!!」
なおも吹き上がる水柱の彼方に小さくなって行く「ライオン」の背を睨んで、エーデンブロイが吼える
「腰抜け提督がァ!!!!」
「馬鹿者!!」
ポッシがエーデンブロイの頬を殴り飛ばした。
「本艦の後ろをよーく見てみろ」
砲術長が背後を指差した。切れた唇から血を吐き捨てつつエーデンブロイは眼を見張ることになる。
地震すごかったねー
へんくつさん死んだ?
何でー 何でライオン沈めないの?
625 :
名無し三等兵:05/02/20 00:41:00 ID:2JA9x8Be
長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門
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後部砲塔潰れされたライオンじゃダンケルクを攻撃できそうに無いね
後残るカードはイーグルvsノルマンディーか
ノルマンディーって34cm砲12門だっけ
>629
ここの設定で言うと38cm8門。デュラン・デュール案を採用しております。
良スレ支援
632 :
名無し三等兵:05/03/16 19:38:29 ID:hvyaz0K2
ダンケルクを長砲身36cm砲に換装したら何dになるかなあ?
>>632
旧スレでは32000トンのフネになるという試算が出た
634 :
名無し三等兵:05/03/16 21:54:44 ID:hvyaz0K2
d楠! すくなくとも金剛より強そうです。速力は原型−1ktというところですかね。
635 :
799:2005/03/23(水) 17:36:16 ID:???
戦艦スレッド本家でこっち向けの話題振っちゃった(反省
中型戦艦・・・とってもカコイイけど戦艦に比べてあまりにもコスてうわおまいなにwhtjjjhgfghtfdgあd!!!!!!!!!
戦艦「コスタリカ」
>638
この世界だと南部連合共和国の一国なんだよな。ちなみに戦艦は南北戦争時代の武将名が基本で、国名とかは装甲巡洋艦だぞ
都市名や山が軽巡とかだな。
640 :
今後の設定:2005/04/05(火) 15:07:14 ID:???
オランダ海軍戦艦 ウィレム・フォン・オラニエ(旧:モルトケ)
●大英帝国 ドイツ製艦船大バーゲン
第一次大戦に辛うじて勝利したものの、国自体の国庫が傾いた大英帝国は自沈に失敗したドイツ海軍の
艦艇を中立国に販売することで負債を埋めようとした。(※1)その大きな顧客は南アメリカで、軽巡
洋艦の多くと装甲巡洋艦の一部と巡洋戦艦「モルトケ」を購入した。しかし、英国が優先順位で連合国
(アメリカ・フランス・イタリア・日本・オランダ)に有力艦を振り分けた(※2)ことから、同型艦
だけで揃えることができなかったのを不満だった。状態の悪い艦はドイツから「出稼ぎ」(亡命)して
きた技術者達に直させればよいが、形の違いまではどうする事も出来ない。北米海軍との差を埋めるの
に躍起になっていた南米海軍は日露戦争時に装甲巡洋艦を融通したカドで戦艦「オストフリードラント」
を購入できていた。この頃オランダは状態は良い物の火力と速力と居住性に不満が残る「ヘルゴラント」
を持て余していた。そこに、南米から「モルトケ」との交換を打診された。英国から貰った船よりも
速力も段違いで、しかも、船体も大きくて居住性も良さそうだ。南米にしても同型艦で揃えることが出来
るし、双方が得する商談だった。
●大きい子はお金がかかるかかる
巡洋戦艦「モルトケ」を入手したオランダだが、購入後は港に繋ぎっぱなしだった。理由は機関の調子を
取るのに苦労したためと、南米で修理したはずの二番・三番砲塔の調子がおかしいのである。撃っている
最中に揚弾機が止まってしまうのは可愛い物で、砲塔が旋回不能になってしまったりした。治すにも第一
次大戦後で国自体が財政的余裕がなく、せっかくの巡洋戦艦を走らせるお金が無い。それでも、大戦後の
好景気の下でコツコツと予算を貯めて年に二回は本国海軍で演習を行ってオランダ海軍の威信を欧州に
知らしめた。しかし、七年目に演習中にあろうことか三番砲塔が爆裂し、大破してしまった。幸い沈没に
は至らなかったものの、よたつきながら軍港に帰還した。即座に事故調査委員会が組織されて、原因が
究明された。事故原因は装薬を通常の倍、装填してしまったことによる装填ミスだった。
●貧乏なシンデレラ
事故後は砲塔は撤去され、砲塔跡には6インチ平射砲を3門増備した。火力は4/5残っているが見た
目のバランスが悪い上に、何となく右肩下がりに見えて、格好が付かない。その後、砲塔の跡は缶の一部を
重油噴射できる様に改良した事に合わせて、重油タンクを新設した。その後、練習艦扱いとなり、後に
軽巡洋艦乗り組みとなってインド洋や大西洋で活躍する多くの水兵を育て上げた。
●お金は意外なところから舞い込んで
1930年代に入り、各国が旧式戦艦の近代化改装を始めた時期に「ウィレム・フォン・オラニエ」は何ら変わ
っていなかった。変わる事が出来ないのだ。既存の艦艇の整備・修理、植民地の整備、復興しつつ、更に
凶暴になってきたドイツ陸軍への対抗として陸軍が予算を主張してうるさい。更に植民地の方では日本が
植民地のゴムと石油を虎視眈々と狙っている。団結した戦うべき植民地海軍は給料の未払いで海防戦艦の
乗員がストを起こして、慌てて航空爆撃で鎮圧して列強から嘲笑される始末。貴重なビッグガンたる海防
戦艦を修理するどころか、軽巡洋艦を整備するドックさえも無かった。本国は役にも立たないドンガラなど
とっとと廃棄して、こっちに予算と給料をよこせと、植民地人もうるさい。本国にしても見た目にも「年増」に
なってきたみすぼらしい巡洋戦艦を廃棄して、もっと巡洋艦を整備したいところであった。哀れな老嬢は
解体の危機に晒されていた。
スペインのハイメ一世にしろ、オランダのオラニエにしろ、二等国家が弩級戦艦を維持していくのは
大変なことなんだな。大抵、平和な時代に廃艦の危機に陥る。
それを考えるとギリシャやトルコが第二次世界大戦まで弩級・超弩級戦艦を保有できた
この世界はけっこう幸せな世界なのかも
フランスやイタリアがWW1で既に15インチ砲戦艦を保有できるほど景気が良いわけだし
そう考えると日本っつーのは無茶苦茶な国家だったんだなぁ
>643
当時の国家財政の半分をつぎ込んでいましたからな
>643
コッチの世界の摂津級は船団護衛に活躍しています(イギリスから貰った戦艦を標的艦にしている為
しかし、そこを救ったのは北アメリカ合衆国、時の大統領は海軍を「my navy」と公言するルーズベルト、彼は
北アメリカ合衆国が極東にろくな根拠地を持っていない事を憂慮していた。北米vsスペイン戦争でフィリピンを後一歩の
所で、乱入した南米の介入により奪い取ることが出来ず、食指を伸ばしていた中国は日本がガッチリ握ってしまった。
仏印はフランスから独立したと言うのは条約逃れの方便で金と兵器でしっかりと手綱を取っている。取り損ねた
フィリピンは南米連合から弩級戦艦(※3)を二隻も派遣してしっかりと守っている。英国はシンガポールとセイロン島で
しっかりと利権を見張っている。
唯一残っていて、手薄だったのがオランダが持つ蘭印地帯だった。
「石油の産地地帯と言う、列強にとって喉から手も足も出るほどの好条件の癖に、僅か一隻の海防戦艦と数隻の軽巡洋艦
しか無いですな。これなら極東の黄色人種でも簡単に奪い取れるでしょう。もしよろしければ、そちらの港を使わせて頂ける
ならば、黄色人種の戦艦を鎧袖一触できる分の戦艦も巡洋艦をお貸ししますよ?」
・・と、甘言渋言葉巧みにオランダを絡み取り、まんまとハワイに続いて第二の寄港地を確保してしまった。
これに対し、植民地を近辺に持つフランスと南部連合国は猛然と攻撃したが、のれんに腕押し、北米人は聞く耳を持たなかった。
おや、本家の方でコンコード級なるこちらの「星座級」の設定酷似のものが出ましたよ?
>>648 問題なし
こちらでも書き方とか大いに参考にしているし
こっちは生産性能に特化したアリシューザ級とサウサンプトン級の合いの子を
車田風味の戦歴で味付けした代物だし
あの、本家ってなんですか?
だから時々擬人化するんですね
653 :
651:2005/05/12(木) 17:11:48 ID:???
そういう事
学研の連中は軍事板から知識を盗んでいくばかりだが、ここのサイトは与えてくれる
メイド割烹の中の方ら、イギリスに対する評価は漏れらと一緒だぞ(w
つ[人類誕生からやり直せ]
>>655 アルザス氏がIRCで事あるごとに「〜そして人類の未来のために英国は滅ぼすべきだと思う」と締めくくったのを思い出した
>656
昔のローマの偉い人の台詞をパクったな(w
さっそく、スラバヤの港湾施設を北米の資本で拡充する一方、四本煙突型駆逐艦や軽巡洋艦を派遣してきた。ドックは既存の
7000トンドックに加えて、分離式の浮きドックを派遣し。戦艦級も入渠できる乾ドックを新たに建設される事になった。港には建設
作業員や水兵を楽しませる娯楽施設や住居が次々と生まれ、かつての活気を取り戻した。
さらに、本国でも港で繋がれるままだった「ウィレム・フォン・オラニエ」を近代化改装する為にNYに回航した。船体の上部は取り
払われ、旧式な吹きさらしの艦橋と単脚檣は二重構造で頂部に測距儀を持つ近代的な塔檣へと更新され、前部機関区をタービンと
補助機関区に当てたため、一番煙突が不要になり艦橋構造を二番砲塔跡まで後退させ、替わりに二番砲塔から三番砲塔跡までの
スペースを新たに重油専焼缶とタービン二基を収め、二軸推進に改めた。(このため、中央スクリュー部分は大型の一枚舵に変更
され、操艦が容易になった)大型のファンネルを持つ直立煙突と後檣の間は航空機運用のためのカタパルトと格納庫施設に充て
られた。後檣の単棒檣は撤去され、そこは12.7cm(52口径)単装砲を十字型に四基装備し、中段部に張り出しを設け、機関砲
スペースとした。その背後には背負い式で主砲塔二基が配置された。主砲は45口径から新たに50口径の長砲身砲に超重量砲弾との
組み合わせで門数の減少を補ったが、砲力に不満を持つオランダは一番砲塔の背後に8インチ連装砲塔を1基、舷側背中合わせで
二基ずつの計5基を装備した。砲塔は新規に設計されたが、オランダの工業水準に合わせて複雑な加工は避け、箱型の簡略なタイプと
された。尚、本級の改装時に得たノウハウを基にデ・ロイテル級を設計したために、本級と同軽巡は遠方からの見分けが非常に困難だった
という。(※4)
(配置(左が前)○:主砲、■:艦橋、●:煙突 =○:副砲)
竣工時:モルトケ
=○
< =○■● ● ○=○= )
○=
↓
竣工時:練習艦時代
=○
< =○■● ● ○=○= )
-○ -○ ○-
↓
1940年時:ウィレム・フォン・オラニエ
=○○=
< =○=○ ■ ● ○=○= )
=○○=
>>646
コロッサス級か何かだと思う
>658
>本級と同軽巡は遠方からの見分けが非常に困難だったという。
メルセルケビル以降でもダンケルクとアルジェリーを間違えるポカやっておりますな
英国海軍は
遅レスだけど
「ミストラル」と「ミレイユ」って何?そんな駆逐艦あった?
※1:自沈の阻止に成功したものの、機関は海水に漬かり、状態不良で一々直して使ってられない状態が
多数だった。仕方なく、ドイツが保有し続けられたはずだったヘルゴラント級を更に接収し、各国に振り分けた。
※2:振り分けは以下の通り
アメリカ:オルデンブルク(爆撃実験大失敗)
フランス:チューリンゲン(標的艦。水中弾発見に繋がる)
オランダ:ヘルゴラント(モルトケと交換)
日本:オストフリートラント(南米へ売却)
※3:ヘルゴラント&オストフリートラント改めジョン・C・ペンパートン級である。当時の北アメリカではオルデンブルクに
対する航空雷爆撃攻撃失敗によりこの二隻を恐るべき防御を持つ戦艦としてマークしていた。
※4:スラバヤ沖海戦ではデ・ロイテルと四本煙突駆逐艦と本艦とオマハ級と分けて組んだ事が功を奏し、日本
側は見事に誤認し、8インチ砲に換装した最上級でアウトレンジを狙うはずが、逆に撃たれ続けて各個撃破され
てしまうハプニングがあった。また、酸素魚雷の早期自爆で有効な打撃を与えられなかったために小沢艦隊は
蹴散らされ、緒戦でオランダの産油地帯を奪うと言う目論みは崩れ去った。
この世界の日英は弱すぎ。仏印は海軍力提供だし、蘭印攻め失敗だし、そうこうしているうちに
米太平洋艦隊やってきて、相打ちするし、残りの兵力かき集めたらイタリア以下だし。
イギリスはアメリカの援助受けられていないし、巡洋艦や駆逐艦廃艦させられているし、地中海はイタリアが牛耳っているし
大西洋はドイツとフランスに押されっぱなしだし
>>662 ドットハックサインのコレクター親子にかけているのだと思われ
ミストラルはブーラスク級三番艦にあるね。
ミレイユは見つからなかったorz
>666
悪魔の数字、おめでとう。でもイギリス駆逐艦だけどなー
改装後のワイオミング級(常備29000トン)はこのスレではどういう扱いを受けますか?
架空戦記スレだったとはorz
帰ります・・・
>>668 アイオワ級というデカいのがありますから中型戦艦になりますね
>590
>イーグル
>武装:15.2cm(50口径)単装砲九門
イーグルのは解体したカヴェンディッシュ級のヴィンデクティブから取ってきた
19.1cm(l45)単装9門に大戦中に換装しています。
イギリスはオーストラリアの巡洋戦艦と南米に売った装甲巡洋艦練習艦から復帰した防護巡洋艦を持っているはず
>672
マルタ島救援輸送船団の護衛に使ってる。マンマス級とデヴォンシャー級とアラガント級だったはず
(国籍不明にするために星座の名前付けている
タイ海軍の船を教えてください
トンブリ級超海防戦艦2隻
タク・シン級軽巡洋艦2隻
カルロ・ミラベロ級駆逐艦2隻(砲艦として購入し、日本で再び駆逐艦として儀装)
ラーマ5世による近代化政策と領土割譲で欧州からの植民地化政策を退けたシャム王国はアジアに
拠点を確保したい北米合衆国の援助を受けつつ地道に近代産業の育成の努力を続けた。 1910年代には
イタリアに弩級戦艦「トンブリ」を注文し、フランスが駐留させていた装甲巡洋艦に対抗した。
(しかし第一次世界大戦の勃発によりイタリア海軍に編入させられたが、大戦後は無事に戻ってきた)
その後、1920年代の民主化運動の結果、早くも1920代後半期に立憲君主制に移行、以後安定した
政党政治が続き、第一次大戦後、フランスから独立を遂げたものの、独立保証金と駐留フランス軍により
未だフランス色の濃いインドシナ共和国(通称:仏印共和国)を仮想敵国 に定めた。その後、米国の航空機
のライセンスを受けられるまでに成長し、首都バンコクには海軍本部と海軍基地がおかれ、近代海軍を育成するに
至った。フランスは1930年代にリベルテ級外洋砲艦と陸軍砲艦艦隊を送り込んだことから、タイ海軍は再び、
軽巡洋艦をイタリアに注文すると共にカルロ・ミラベロ級駆逐艦二隻を購入した。
タイ海軍はぶっちゃけ、やられ役だからねー
677 :
675:2005/06/13(月) 13:30:38 ID:???
カルロ・ミラベロ級
水線長:-m
全長:103.75m
全幅: 9.7m
吃水:3.3m
基準排水量:-トン
常備排水量:-トン
満載排水量:1383トン
兵装
竣工時:10.2m(45口径)単装砲8基、40mm単装機関砲2門、45cm魚雷連装発射管2基
砲艦時:10.2m(45口径)単装砲4基、40mm単装機関砲6門
売却後:12.7cm(40口径)連装砲2基、エリコン20mm連装機銃6基、53cm魚雷連装発射管2基
機関:重油専焼缶4基+スティーム・タービン2基2軸推進
最大出力:35000hp
航続性能:12ノット/2800海里
最大速力:35ノット
装甲
舷側装甲:-mm
甲板装甲:-mm
主砲塔装甲:-mm(前盾)、-mm(側盾)、-mm(後盾)、-mm(天蓋)
司令塔:-mm
パーペット部:-mm
航空兵装:-機
乗員:158名
カルロ・ミラベロ:1916年8月24日竣工、1937年タイに売却「バンガー」と改名、コーチャン沖海戦にて沈没
アウグスト・リボティ:1916年8月24日竣工、1937年タイに売却「サムイ」と改名、コーチャン沖海戦にて沈没
やっぱりこの小説は英国は本土を失っちゃうの?
679 :
名無し三等兵:2005/06/15(水) 15:53:08 ID:mcUuUPKN
>678
現時点でマルタ島失陥していますね。戦艦や巡洋艦殺られて地中海はほぼイタリアのもの。
イギリス東洋艦隊もU-ボートにやられてシンガポールで軒並み修理中です。
とりあえず、米国から輸送船や客船動かせるだけの燃料が手に入ったら、陽動で本国艦隊を
ドイツに向けて邀撃させて、カナダ脱出作戦発動かも。
旭日の戦記系シナリオだとそう。
>>673 装甲巡洋艦なんて第二次世界大戦で役に立つの?
>680
英国ならば絶対的に巡洋艦が足らないから船団護衛に使うと思う。機関も石炭・重油混焼缶だから問題
ないし、門数は少ないとはいえ軽巡並みの火力は持っているから。
しかし、サン・ジョルジョ級やプリンツ・ハインリヒだの貸さないのは嫌われていたんだな、英国の中の人。
>681
史実では早々にお払い箱にしています。
潜水艦相手には、如何に装甲巡洋艦という旧世代の艦種が脆いものか
という実例をアブキールクレッシーホーグの3艦を1日1海戦1艦で
喪失する事で堪能する程に味わったのだから。
船団護衛というならブリッジウォーター級とか新花級をマスプロした
方が余程手数がそろって役に立つのだから。それに要するマンパワー
まで考えれば愚策としかいいようがない。あんなものをWWU水準で
運用するのはな。
>680
史実のイタリアは海防戦艦扱いで保有しております。トブルク港に装甲巡洋艦「サン・ジョルジョ」を派遣して
いるのが唯一の実戦投入実績でしょう。また、自由ギリシャ海軍所属の装甲巡洋艦イェロギオフ・アヴェロフ
が地中海での船団護衛に投入されており、現在も浮かんでいます。
>>681 他にアメリカからオマハ級数隻と四本煙突駆逐艦を十数隻借り受けています。で、南米担当の人も「じゃーうちも軽巡融通するから使って」とチャットで・・・
その後にスレッドで「ブラジルより大型軽巡洋艦三隻がイギリスへ向け旅立った」(旧マンマス級ベリック・コーンウォール、デヴォンシャー級カーナヴォン・ロックバラと思われる)とカキコがあって
英国の中の人が「いらない!むしろ返す!!(笑」というやりとりがあったのを覚えている。
ちなみにH級駆逐艦12隻(英国製6隻+南米産6隻)をちゃんと派遣していた。
>684
どうやっても「3隻」にならんぞい。
新カウンティ級でもお馴染みの艦名前2艦はともかくカーナヴォン(Carnarvon)
とロクスバラ(Roxburgh)は馴染みが無いですかな?続き名ではありません。
また無理に条約を当て嵌めれば改造無しの素ではデヴォンシャー級は「重巡」です。
「軽巡」ではありません。
686 :
684:2005/06/22(水) 18:31:07 ID:???
ベリックとコーンウォールとカーナヴォンとロックバラのいずれかのうち三隻という意味で書いた
>また無理に条約を当て嵌めれば改造無しの素ではデヴォンシャー級は「重巡」です。「軽巡」ではありません。
とすると、こちらの記憶違いか。英国って南米に軽巡洋艦輸出していたっけ?
688 :
685:2005/06/22(水) 23:47:45 ID:???
>686
あくまで史実ベースでレスすると、
デヴォンシャー型はその名が示すとおり前作モンマス級と同じ命名方式
の「カウンティ」であるのに示されるが如く、モンマス級の改良型だが
改造の骨子は前級が6in砲多数装備で安く小さくばら撒ける通商保護型
装甲巡洋艦だったのに対してデヴォンシャー型は本格的な艦隊戦闘をも
視野に入れ主砲19,1cm砲を菱形に配置してどの方向にも3門カタログ
の上では向くようにしたもの。主砲は6inオーバーであり無理に条約を
適用すれば「重巡」となる。ソ連のキーロフや赤カフカス、亜爾然丁の
ヴェインティシンコデマーヨなんかと同じぢゃの。
英巡洋艦の南米への輸出はブラジルにラアルヘンティーナ級をセールス
してますナ(リアンダー級と新タウン級を足して2で割ったような艦)。
>688
>英巡洋艦の南米への輸出はブラジルにラアルヘンティーナ級をセールスしてますナ
そんなマイナー艦をしっている貴方は只者ではありませんね?勉強になりました
>装甲巡洋艦
この世界だと第一次大戦後に海軍の不協力さに喘いだフランス陸軍がジャスティス級戦艦と装甲巡洋艦デュプレクス級「デュプレクス」「ドゥゼ」を
購入しております。戦艦のほうはモニター艦に使用するのに不適合だったので、1930年代に陸軍モニター艦に名前を譲って解体されましたが、装
甲巡の方は主砲以下の備砲を撤去し、37mm高角機関砲を増設しましたが1930年に陸軍外洋砲艦にとって変わられ、仏印海軍に売却されて
そのまま第二次大戦で使用されています。この世界ですとWW2終了間際でタイ・インドシナ戦争でタイ海軍のタクシン級軽巡洋艦に倒されて
両艦とも大破しています。
Chateaurenault最強
何でインドシナで発注した戦艦のネームシップがシャトールノーなの?
>>692 本当はインドシナ政府の考えた名前があったけど、「シャトールノー」時代の武勲の名声の
が多すぎたんだと思う。通商破壊戦で五度出撃して計69万トンの船舶を撃破・拿捕した際に
英国大型客船「エンプレス・オブ・ブリテン」を霧中で航空母艦カレイジャスと誤認し、対空
榴散弾で水線から上をズタズタにされ、乗っていた兵隊・将兵の8割を半死半生に追い込んだ。
(トドメに大型駆逐艦で雷撃させようと接近させた所、大型客船と判明して「すまない」と打電して
見逃したが・・・。英国陥落時はドック入りしており、元通りになったが機関までは元通りには
ならず、高速は出せなくなってしまった。そのため、空母やへの改装は見送られて戦後も生き残った。)
大型艦では先の「エンプレス・オブ・ブリテン」大破、HMSレゾリューション、弩級戦艦フロリダ、サウス・ダコダ、超弩級戦艦トンブリを大戦で撃破しております。
>>692 作中でシャトールノー大通りというのがあるからそこから取ったのかも
また、アレイは清仏戦争で装甲艦バヤールで二等戦艦定遠を屠った将の名前だと
書いてあった。(ちなみに第二次・三次大戦には孫アレイが参戦してる)
696 :
693:2005/07/01(金) 13:51:40 ID:???
>693
ちなみにこの時のトンブリ級は15インチ(40口径)連装3基6門でした(純イタリア製
● ルミラ=D=ディプレ(フランス海軍中将)
昔は広大な領地を持つ大貴族だったが、産業革命の波に押し流されて今は海軍の給料で細々と実家の
邸宅を直しつつ、借金返済に励んでいる没落貴族。インドシナ海軍の「アレイ」艦長は祖父の時代の上司=
部下の関係からの付き合い。同大戦で軍功を立ててディプレ家を復興しようと頑張っている人。1946年後期
の「オラン沖海戦」で巡洋戦艦「レナウン」を撃沈し、一躍栄光を浴びる。
● 「アレイ」艦長
フランス海軍では「シャトールノー」の京紗大佐に次ぐ力持ち。
ルミラが生まれたデュラル家は過去に領地を守護する私設の軍団を有していて(現在は領地の殆どが売却
された)その時の軍団長がアレイの曾祖父でした。
また、アレイの祖父は仏清戦争にはドイツ製二等戦艦「定遠」を屠った功績でダンケルク級戦列艦の四番艦に
名前が載りました。彼が艦長を勤める事になったのも英雄的艦長の孫が抜擢されるという政治的意味合いもあり
ましたが・・・
祖父から、凄かった時代のディプレ家の話を聞かされて育ったので、ルミラのことを熱烈に尊敬しています。
ヴィシー・フランス時代は竣工目前だった「ジャン・バール」をダカール沖まで護衛したりする程です。
ルミラはルミラで、アレイに対しては、知り合いの弟を預かっているくらいの感じです。
真面目で礼儀を重んじる性格ですが、隙あらばルミラに自分を売り込もうとするなど、結構ちゃっかりしている
ところもあったり。同僚の京紗大佐に対しては嫌味とかも言う。ガチガチの艦隊決戦派ですが、京紗大佐との
付き合いで通商破壊戦や船団護衛等の「バイト」も出来るフランス海軍貴重な将官に成長中。
日本海軍の戦艦はどうなったの?
>695
>夜の向かい側で使用しました
使用したって、装甲巡洋艦を?WW2で?
>698
4隻くらいは残っていたはず
>698
この時点で使えるのは
「金剛」「榛名」「伊勢」「長門」と条約方大和級「大和」「武蔵」ですね。
空母だと
「瑞鶴」「神鷹」「純鷹(旧「インドミタブル」)」
巡洋艦は重軽巡合わせて11隻、駆逐艦は16隻で枢軸海軍ではフランス・イタリアに劣り、ドイツよりかは
マシ程度です。
二線級ならば大井さん率いる海上護衛艦隊でも戦艦(海防艦?)はあります
「肥前(旧「レトヴィザン」)」「敷島」
他に航空機運搬船
「氷川丸」「日枝丸」
護衛巡洋艦
「常盤」「吾妻」「出雲」「磐手」
他に哨戒艇として樅型駆逐艦が十数隻に商船構造のコルベットが十二隻です
まだ三隻しか完成してませんが
701 :
688:2005/07/04(月) 01:17:44 ID:???
>699
史実でも日本は66艦隊生き残りの装甲巡洋艦を海防艦から一等巡洋艦に復帰させ
たりしとる。もっとも益体のない主砲塔そのものをおろしちまったヤツも多いが。
ドイツに至っては帝政時代の防護巡洋艦さえまわりまわって(売却→交戦→捕獲)
使ってる。他にも標的艦等で余生をWWU時代に送った基準戦艦もいくらかある。
ただしどれも共通して言えるのは正気でそいつら中古で戦闘する気は無いって事。
条約型重巡とサシでガチすればもう間違いなく基準戦艦でさえ一方的に蹴散らさ
れるのだから。
>700
どうやってそんな中古をワシントン条約ないし相当の条約を潜り抜けさせたのやら。
それをクリアしても費用対効果が芳しくなさそうだけどねえ。
>701
>どうやってそんな中古をワシントン条約ないし相当の条約を潜り抜けさせたのやら。
戦艦「肥前」はハルクとして使用していたのを目ざとい少佐が見つけて来て、練習特務艦だった「敷島」と
組ませました。他の艦は史実でも戦後近くまでこき使われたのを編成し直しました。
費用対効果というよりも深い理由がありまして
さる「財閥の跡取り」を乗せる艦(条約型戦艦「大和」)が公試中に機雷数発を触雷して「あわや沈没寸前」
という事になり、海軍に強い影響力を持ち、資金援助もしてくれる財閥の方が「安全な戦艦に子を回してくれ!!」と・・・・
で、安全な場所といえば制空権の取れた後方支援の方だと言うことで、海上護衛隊に・・・・
なおかつ寄付をしてくれる財閥さんへの「戦艦に乗せる」という約束があるために、先述の「肥前」と控えに
日露戦争で活躍した「敷島」を艦隊旗艦に据え、練習艦だった四装甲巡洋艦を甲型巡洋艦に復帰
させると共に、護衛駆逐艦(史実の松型)が揃うまでのつなぎとして哨戒艇を駆逐艦籍に・・・・
また、一号艦の触雷は自軍の機雷の係留位置ミスだったが、折りしも日米間が風雲急を告げていた時期だったので
「連合陣営の潜水艦の仕業だ!!」という事にして、第一次大戦の時に船団護衛の経験の有る少将を復帰させたり、
や船団護衛を研究していた中佐を組み入れた結果できた艦隊です。人員の方も成績優秀者ばかりを引っ張り込んで
来ています(一号艦に乗ってた人員+成績は優秀だけど、直接戦闘には関係ない部門の方々)
>645
あ、摂津は引き取られました。河内はWW1の地中海でU-ボートでボカチン喰らったんで
さらに金剛を貸す替わりに殺ッサス級のハーキュリーズを貰いました。
704 :
703:2005/07/06(水) 15:22:06 ID:???
>あ、摂津は引き取られました。
史実では標的艦になった『摂津』ですが条約で保有艦に組込まれ、大きさが半端な30.5cm(45口径)副砲は
ハーキュリーズの30.5cm(50口径)砲に換装しつつ泣く泣く保有しています。日米艦隊決戦には鈍足な上に
低火力だったために置いて行かれたために全損を免れました。史実で廃艦の憂き目にあった「陸奥」や「コロラド」
は倫敦条約が締結されなかったので建造が続けられ、ノルマンディーとカラッチョロの残り二隻も建造が続けられ
東京条約締結時は船体のみ完成していました。
結局のところ東京条約で日本は前・準弩級戦艦の現役稼動艦と加賀以降の計画艦、アメリカはデラウェア級以前
の艦とサウス・ダコタ級とレキシントン級を、フランスはノルマンディー級二隻とリヨン級(リヨン級+ジル案)、イタリア
はカラッチョロ級二隻を、ソ連はボロディノ級を、航空母艦に改造ないしは廃艦と決まりました。
英国はキング・ジョージ5世(初代)級を廃艦とする替わりに16インチ砲戦艦二隻の建造が認められました。
結局の所、真の勝者は英国で保有艦を全て超弩級戦艦に出来た上に、長門級やコロラド級よりも進んだ艦を建造
できたのですから。他国は史実よりも多額の海軍予算が必要になり、フランスはマジノ線を諦めて代わりに「移動
要塞防御案」に路線変更せざるを得ず、イタリアもエチオピア出兵をキャンセルし、最大動因時250万人を誇る陸軍
師団を平時6個師団、戦時18個師団まで縮小する羽目になりました。
SS期待上げ
707 :
703:2005/07/10(日) 18:14:04 ID:???
>>706
「三笠」を護衛艦隊旗艦に使うとは恐れ多い。ここの田中大佐だったらさぞかし凶器乱舞するでしょうな(誤字にアラズ
>>704 >移動要塞防御案
なーる、だからドゴールがシャール戦車を集団運用して電撃戦を弾いてリシュリュー級の竣工時間を稼ぐことが
出来たんだ。事前に避難民を国中央部に鉄道・バス輸送する手はずを整えていたから道路塞ぎが無かったという事も
あったんだろうけど。
>704,708
わざわざ要塞に頭をぶつけてくれるのを期待するのも変な話で、実際のところ
マジノ線に期待されたのは、独軍の攻勢をマジノ線の無い所に誘導しそちらで
戦略予備を鉄道輸送で独軍の戦場機動よりも早く投入して、後の先をとり従深
防御で食い止めた後で反撃に出るというWW1における必勝パターン再現の為
の演出装置としか期待していなかったフシが仏軍にはあるから、いくら彼らが
戦車をはじめとした陸軍の機械化に熱心だったという事実があっても、ソレら
は根本的にトーチカとかマルヌ会戦におけるルノータクシーの代わりとしての
ものであって、戦車の集中使用による遅滞防御というような基本的に機動戦の
発想に至るのかどうかは疑問なしとしないがね。
>704
わざわざダメ砲だとわかってるのに英軍の50口径砲(砲口初速過大の故に
砲身命数寡少&砲口がブレる為に散布界が過大の弊有り)に換装するの?
それから史実で廃艦になったのはワシントンでコロラドも陸奥も存命。
710 :
703:2005/07/14(木) 15:05:23 ID:???
>709
>わざわざダメ砲だとわかってるのに英軍の50口径砲(砲口初速過大の故に
>砲身命数寡少&砲口がブレる為に散布界が過大の弊有り)に換装するの?
>それから史実で廃艦になったのはワシントンでコロラドも陸奥も存命。
英国担当の方から貰ったのがコロッサス級で、標的艦にするんだったら摂津とコロッサスで弱い方を
潰すでしょ? 例え練習艦でも全砲の口径を合わせたかったんで、命数減少覚悟でのっけました。
日米16インチ艦のほうが御指摘感謝です。でも・・・・アルザス氏やスレ主に上手い事やられたなあ・・
この世界のカラッチョロやノルマンディーってQEやリシュリューに匹敵するものじゃん。長門級に加賀級を
付けてもらうんだったなあ・・・・・
こちらは自業自得とはいえ、戦艦が四隻に減っちゃったし・・・・・・・
711 :
709:2005/07/14(木) 23:45:08 ID:???
>710
明快にコロッサス級の方が良いと断定できるかは微妙だと思うけどね。
50口径主砲の問題はひとまずおこう。それを抜きにしてコ級の方が、
河内型より良いとするならその最大の点は片舷指向門数が最大10門
と多い事だが、アンエシュロン配置とフライングデッキの故に多分に
カタログデータ的なものでしかない。また艦載艇を搭載するという点
でフライングデッキを全廃もできないし、ましてや砲塔配置も変えら
れないからこの点に改善は望めない。
また神風系から特型等強力になる一方の駆逐艦、軽艦艇の襲撃に対し
純ド級のコ級は10,2cm砲を主砲に遠慮しながらのせているだけ
なので正直、自衛火力には不安たっぷりだ。
また自分の要求仕様で建造したものではないから「痒いところに手が
届かない」的な事態が様々の局面で容易に生起すると考えられる。
とはいえ河内型も問題の多い艦ではあるから、こと日本海軍がコ級と
どちらを取るかとなればどんぐりの背比べだとは思う。
まあ明快にコ級の方がイイとはいいきれないヨってだけです。
もっともギリシャとか南米あたりの国が当の2隻を手に入れたならば
問題なくコ級を選ぶだろうけどね。アフターケアの上でも。
>>710 >戦艦四隻空母零
一時の享楽に任せスレッドを一晩で潰した報い。甘んじて受け入れろ
713 :
710:2005/07/15(金) 22:19:02 ID:???
>711さん
>コ級
河内を沈められた時に、英国担当の方に弩級戦艦以上の戦力の貸与をお願いしたら、竣工年の近い
コ級だったわけです。下手すりゃ聖ヴィンセントやベレロフォンだったわけで、当初案だとロードネルソン
だったりしました。
おっしゃる通りにアフターケアの問題で「河内(旧:ハーキュリーズ)」は標的艦にされました。
>>710 長門に伊勢に金剛・榛名ならばよい方と思われ。それに一年後には陸奥と比叡と日向が治るんだし
トラックに扶桑・山城・霧島が大破着低か座礁しているんだし、復活の望みはあるんだし
空母も五隻残ってりゃ上等でしょう。
空母戦力はどうなん?
716 :
697:2005/07/18(月) 22:01:29 ID:???
>>715
>空母戦力はどうなん?
現時点で「米4:英10VS日5:仏4:伊4:独0:露0」で連合国優位です。
日米両陣営ともに連合・枢軸ともにトップクラスの空母保有国でしたが、「悪夢の一夜」のために一夜にして正規空母を失い、
「空母の、ようなもの」を保有する国になってしまいました。
日本はこれまでの個艦優秀主義はひとまずおいて、数をそろえるための海軍に転換した一方で、アメリカは軽巡洋艦どころか
駆逐艦にさえ撃ち負け、撃沈されるような弱体な空母から爆弾や砲撃を受けてもへこたれないイギリスの「イラストリアス」級に
準じた装甲空母案に傾倒します。勿論、軽巡や商船改造の空母などもってのほかで造っちゃった分は、他国民が死ぬのは
構わないらしく、イギリスと自由フランス海軍に貸与しています。(英:「アーチャー」「アベンジャー」「アクティブティ」「アクション」、自由仏:「ディズミュド」
フランスは長らく艦載機の調達に苦労してましたが、米国から輸入した「F4Fワイルドキャット」と「SBDデバステーター」
「SBDドーントレス」を「ベアルン」と「ラングドック」に積み込んで来ましたが、フランスに着いた直後に降伏したんで「ジャン・バール」と
共にカサブランカに逃げ込み、そこで訓練を続けました。カサブランカ攻防戦では同じ国の機体が敵味方に分かれて乱戦になりました。
イタリアも艦載機の導入までを戦闘雷撃機「フィアットG55S」で繋いでいますが、艦爆としての「ブレダ Ba.65攻撃機」の配備が待た
れています。
>716
ラングドックはお供に付いてきた装甲艦だろ。拿捕しようと追ってきた英軽巡を
殴り倒す役の
ランゲドークはベアルンと同じノルマンディー級で、史実でさえ進水までは
こぎつけた「艦隊装甲艦」です。「装甲艦」というと随分チンケなイメージ
になりますが、、。某お芋の国のおかげで。
>718
御指摘の通り、「ラングドック」はノルマンディー級の二番艦で、この
世界ではオーストリアの「モナーク」に対抗するために34cm砲12門から
デュラン・ヴィール(フランスの平賀さん)B案を採用して正38cm四連装
8門、タービン4基4軸、速力24ノットの艦として竣工しています。
「ノルマンディー」と「ベアルン」はジュットランド海戦に参加しています。
英米VS日独伊仏の大所帯も
第三次世界大戦では
北米露自由イギリス・自由フランスVS日英独伊仏の大所帯でソ連が裏切ってドイツ侵攻した所から始まるんだよね?
>693
>エンプレス・オブ・ブリテン
前スレッドでは名前は決まってなく、「カナダよりの兵隊輸送中のイギリス大型客船」だったんじゃ?
722 :
693:2005/07/22(金) 20:42:19 ID:???
メンゴ
本家より取ってきました
大型客船と言えども、高初速散弾喰らったらズタズタじゃ?
シャトールノー相手じゃ仮装巡洋艦に勝ち目ないぞ
>724
何か勘違いしとるようだが、とりわけ英国の仮装巡洋艦は「海戦で勝つ」
なんて狂った事なんか考えてないYO!あれは船団の教導の為にいる。
最悪の非常事態における捨てがまりで船団を逃がす時間をかせぐ為という
のもあるけどな。せいぜい戦闘的な任務としては。
独逸のような不効率な運用(通商破壊)も考えたりはしてないし。
>724
>カナダよりの兵隊輸送中のイギリス大型客船
確か、連合側の護衛はフリッドスキャルフ(改QE)とシグムント(ザラ級輸出版)と
フューリアスで、電探射撃は互角、砲術はフランス優勢、速力フランス優勢で北欧艦隊が蹴散らされて
仮装巡洋艦は及びがかかってないぞ
中国から巡洋艦や戦艦を融通してもらえばよいのに
>中国戦艦
セント・ヴィンセントの13.5インチverだっけ?機関を増やして24ノット出る代わりに
主砲菱形配置のせいで真横にしか8門で実質片舷指向砲数が6門つー
確か近代化改装でヴィッカーズ13.5インチをフランス製13インチに換装したとか
田中さんの海上護衛艦隊に参加していたはずだぞ
>728
Stヴィンセントの砲配置はこんなかんじですが、、。
上面 側面
=○
← =○□ ○= ○= −△□
=○ −△ △−△−
アンエシュロンではないから実質6門というほど、後ろから2番目の砲塔の
射界は狭くない。
砲塔の大きさも12インチと13,5インチでは当然バーベットの大きさが
かわるので安直に変更なんぞできるとは思えませんがね。
730 :
729:2005/08/03(水) 09:07:33 ID:???
ありゃ、側面だけズレてる、、、。鬱死
731 :
728:2005/08/03(水) 13:05:21 ID:???
>>729 いや、中国戦艦は四番砲塔撤去してそこも機関区に充て、その後に13.5インチ砲塔に設計変更したから
=○
<=○■●● ■●○= ○= )
○=
↓
=○
<=○■●● ■●○= )
○=
>砲塔の大きさも12インチと13,5インチでは当然バーベットの大きさがかわるので安直に変更なんぞ
>できるとは思えませんがね。
船体が出来上がっちゃってるなら無理だが、まだ紙ベース状態ですんで。大英帝国にはオライオンのテストヘッドに使用されたと言う
裏話が(w
732 :
728:2005/08/03(水) 13:33:11 ID:???
プギャーズレた!
=○
<=○■●● ■●○= ○= )
○=
↓
=○
<=○■●● ■●○= )
○=
>13.5インチ砲
それでも真・金剛級の14インチ砲には対抗できないのが悲しい。実力ではタイのトンブリ級とインドシナのダントン級の中間を行く戦闘能力だな
でも石炭専焼缶時代で24ノットつー事は機関を換装したらもっと行くんじゃないか?
クールベ級の設計図でプロヴァンス級が出来たのを知らん奴がいるな
>728
開国とは、この国と海を挟んだ隣国である。統一王朝としては世界でも例を見ないほどの長い歴史を持つ、現代では
数少ない、皇帝を頂点とした中央集権制を維持する王政国家である。また、広大な国土と豊富な資源を持ち、それを
背景にした強力な力を持つ軍事国家として知られている。
前王朝である清王朝に対し、辛くも日本は勝利した。しかし、旧清王朝とロシアが手を結び、中国が「開」王朝として
日英と結んだ後、中国は南北に分裂したその時、日本は朝鮮併合を諦めた。いや、諦めざるを得なかった。
この時点で朝鮮は旧宗主国に倣い、親ロシア政権が芽生えつつあったのだ。無理に朝鮮併合を推進すればロシアのより強い
介入が予測された。
一方、中国も日本の近代化を目の当たりにし、以降は近代化政策を推し進めて速やかに国力を回復した。
1904年の李王朝と中国を支援するロシア・フランス、日中を支援するイギリス、という関係で日露戦争が勃発し、約二年に
及ぶ戦いを経て、日中英の辛勝という形で集結した。
っていうことなんだけど、判った?
ちなみに南中国の皇帝様は幼少のときの文官の教育で、大艦隊を夢想する方で、中規模ながら有力な艦隊編成を推進してます。少なくても日本海を
日本の代わりに守るくらいはOk
女性よりも艦船、のマニアな皇帝様、堅物ながら幼少のころから皇帝を育てた軍師、豪放磊落を地で行く将軍、若いときに世界を見てきた文官と、皇帝を誘惑する寵姫三姉妹の
やり取りが面白かったです。(藤崎竜版封神演義系キャラ
738 :
730:2005/08/04(木) 10:57:50 ID:???
>731
主砲そのものと砲塔&機関の配置が違う?そりゃもうStヴィンセントの
改型というよりも、別の級というべきだと思いますが。
史実におけるアイアンデュークとクインエリザベスの関係に全く同じで。
>>732 インディファディガブルの13.5インチ&防御強化版ですな。
元が戦艦ですから廃艦所要弾数は12インチ砲弾10発ってところですか
>セント・ヴィンセント
そもそもの間違いは艦の写真がセント・ヴィンセントの写真をアイコラしたから紛らわしくなったんだと思う。
>>739さんの言うとおりにインデファデガブルの装甲強化バージョンというのが正しいところかと。
741 :
738:2005/08/05(金) 18:31:10 ID:???
>739,740
それも違うのでないか?Stヴィンセントとインディは船体形状が違う。
端的に言えばLB比がまるで違う(各々約6,4と7,4)。
つまり本質的に戦艦と巡洋艦の違いがあるという事で、その本質の違いに比べれば
砲塔配置が舷側配置かアンエシュロンかなぞはうわっつらの違いに過ぎん。純戦艦
船体に少々の機関強化をしても当時の機関では、たかが知れたモノにしかならん。
そんな事するよりは、おとなしく船形をファインにした方がてっとり早いと思われ
るし、それ故インディファティガブル改でもStヴィンセント別Verでもなく、
別の級だと思うんだが。
>それ故インディファティガブル改でもStヴィンセント別Verでもなく、
別の級だと思うんだが。
なるほど、確かに738さんの言うとおりだ
大型巡洋艦「經遠」
1911年に中国が英国に発注した艦隊型巡洋艦で、1913年に竣工された。
<=○■●●●● ○= )
水線長:-m
全長:137m
全幅:14.7m
吃水:4.9m
基準排水量:4900トン
常備排水量:5400トン
満載排水量:-トン
兵装:19cm(50口径)連装砲2基、12cm(45口径)単装速射砲12基、47mm単装砲10基、45cm単装魚雷発射管水中2門
機関:重油:ヤーロー式重油・石炭水管缶12基+パーソンズ式直結タービン四基四軸推進
最大出力:22000hp
航続性能:10ノット/5500海里
最大速力:23ノット
装甲
舷側装甲:102mm(VP内船体中央部)
甲板装甲:63mm(主甲板)
主砲塔装甲:102mm(前盾)、40mm(側盾)、40mm(後盾)、63mm(天蓋)
司令塔:-mm
パーペット部:40mm
航空兵装:-機
乗員:450名
同型艦:「經遠」「来遠」
中国も二分割されても流石はかつての眠れる獅子。超弩級戦艦と装甲巡洋艦を仕入れるとは流石だ
この世界では清仏戦争で戦艦定遠を沈められた清が仲直りに購入した仏製防護巡洋艦が日清戦争では
高速を売りに日本艦隊を翻弄し、史実よりもやられたフネが少なく、中国の戦略的勝利に。海外は
「眠れる獅子を起こしたか(w」と再評価。
ちなみに仏製防護巡洋艦は松島の原案だったりする(w
HmS ネルソン
≡□
< ≡○ ■ ○≡ ●●□≡□≡ )
≡□
(主砲塔:≡○ 副砲:≡□ ゜艦橋:■ 煙突:●)
☆条約違反戦艦?!
大英帝国海軍の主力戦艦。本来の後継ではなかったが、主力艦としての重責をよく果たしている。平面で
構成された主砲塔の扁平ぶりと、「G3」計画巡洋戦艦に匹敵する絶大な攻撃力で知られ、世界七大ヒロイン
(BIG7)の二つに数え上げられる武勲艦である。また、第二次大戦終盤に劇的な変化を遂げ、ダークサイド
的人気を誇る艦である。
1930年に決裂されたワシントン条約会議は大英帝国に大衝撃を食らわせた。アメリカは楽観主義者な
こと、フランスはあてにならないこと、そしてさらに強大な戦艦が必要だということ。そして新設計の砲の
開発が進んでいることが唯一の救いだった。それを完成後に搭載できるようにターレット径は助長性を持た
せて設計し、トップヘビーを招きかねない大きさと重量になるので三基搭載は諦め、主砲塔を艦橋を挟んで
背中合わせで二基を前甲板に並べた。(注1)
船体は公式には35000トン型と公表されたが実質4万トンを超える巨艦として設計された。見た目は散々
検討された「N3」の縮小型と言ってしまえばそれまでだが、大英帝国の建艦技術を駆使して成しうる限りの
軽量化と防御力の向上を目指している。(注2)
BIG7たる本級の最大の特徴である「1922年型 40.6cm(45口径)砲」はWW1での戦訓とドイツの賠償
艦のデータを踏まえ、軽量砲弾を高初速で発射するタイプが選択され、これを新設計の三連装砲塔に収めた。
砲塔の形状は傾斜部が皆無で、背が低くて側面部が切り立った形状だが、これは従来のように強く傾斜させては
遠距離砲戦時に大落角弾と装甲の角度が合致する恐れがあるため、再び強い角度で張られたのである。(注3)
砲塔重量は英国海軍にとって未曾有の1480トン。この三連装砲を二基6門搭載した。これは、「大口径砲塔集中
配置による防御区画短縮」と「大口径多連装砲塔による砲塔の巨大化」を天秤にかけたギリギリの線である。
この砲のバーペットは後で45.7cm三連装砲塔(モデル1922)との換装を想定してやや余裕を持たせて設計されて
おり、正に「視線の及ぶ限りのものを(砲撃により)燃やし尽くす」攻撃力を得、これにより門数の不足を補って余りある
ものであった。(注4)
これを艦橋を挟んで背中合わせに一基ずつ前甲板と中央甲板に配置した。最大仰角は40度、俯角は3度で、砲塔
駆動機構は経験豊富な水圧方式を引き続き採用し、実戦でも確実な動作を保障した。
副砲はこれまた新設計の「1925年mark5型 15.2 cm(50口径)3連装砲」を採用し、対空攻撃も可能な
ように最大仰角が75度、対潜水艦攻撃用に俯角が10度に設定された。また、砲弾はドイツ式の薬莢式を選択し、
多種多彩な砲弾を用意され、各砲弾には用途により英国紳士らしい詩的な名称を付けられた。(注5)
門数の足らない主砲を補う役目から、A砲塔背後に間隔をあけて並列に二基、煙突の背後に背負い式で二基の
計四基12門を装備し、前方方向に6門、左右に9門、後方に向けて6門が指向できた。
18インチ砲6門か・・・超大和級縮小verの上に速力30ノット・・・プラス英国製高性能電探・・・
下手な大和級よりも達が悪い。
不沈のビスマルク、北海の姫ティルピッツ、復讐姫ダンケルク、豪腕シャトールノーでも相手が悪いな・・・
ネルソン=遠野秋葉 改装後ネルソン=紅赤主 秋葉
ビスマルク=アルクェイド
ティルピッツ=アルトネージ
だと、ダンケルクとシャトールノーはなんだろう?「先輩」?
フランス組は『独自の物語』をつくっているからなー
フネの背後に人物は余り居ないはず。「アレイ」はリーフファイトの、「クレマンソー」は月姫のシエルだな
>紅赤主 秋葉
遠野秋葉が紅赤朱(鬼みたいなもん)に変貌した姿。人間としての理性より鬼種としての本能が
強く表れている。タブーを犯すことを厭わず、日本製の吸血鬼として血を好むんだったな
確かに「条約型は14インチまで、装甲艦は基準排水量26000トンまで」というタブーを犯す事を厭わず
血を好んだ艦だな(w
欧州最強戦艦という二つ名を「略奪」するために生まれた艦だな
おいおい13インチや14インチ砲戦艦でどうやって18インチ砲戦艦二隻と戦うんだよ
元が16インチ砲戦艦だから大丈夫。
>752
13インチや14インチ砲戦艦側が数量的に優勢で一定の被害を容認し得る
のなら何とでもなる。所詮「有力な戦艦」の優位はその程度のもの。
18in砲艦ならそれに応じた対応防御は当然為されるだろうが、防御重量
から範囲は当然一定に留まり、軽、非装甲部への被害が累積し18in砲艦
側が戦闘継続を望まない又は不可能になる損害を艦またはそれが難しいんら
首脳部の作戦企図に与えれば良いだけの事。
史実第三次ソロモン海戦の比叡と米巡洋艦の関係を少し大きくするだけの事
にすぎない。
755 :
747:2005/08/22(月) 15:02:28 ID:???
頂上部には艦橋構造を塔型にしたために大型の測距儀を置く事ができ、主砲用の8m測距儀を装備する方位盤は爆風避け
の弓形のカバーをかぶせられその形状から「カチューシャ」とあだ名された。それは厚さ35mmの装甲で造られ、機械式
計算機アドミラリティ・ファイア・コントロール・テーブル(略してAFCT)は機銃弾等から守られ、そのためにどの様な状況下
でも冷静な判断が下せると喧伝された。(注6)
これらの装備を詰め込んだ四万トン近い巨艦を30ノットの高速で走らせるために、B型駆逐艦で採用された海軍式重油
専焼缶に、パーソンズ式直結タービンを組み合わせた結果。12万馬力を発揮し、四枚羽で直径10mある巨大なスクリュー
を回し公試で31ノットを発揮した。しかし高出力な半面、信頼性を欠き。度々、缶の蒸気管破裂や長距離航海時のタービン
異常振動が多発した。ために、行動時は黒塗りの工作艦が付随する必要性があったという。
しかし、高速を小さい機関で得るための代償として燃費は決して良くは無く、速力16ノットで4900海里と、同世代の新戦艦に
比べて半分から2/3程度の航続性能しかなかったが、燃料補給ならば世界各地に散らばる植民地で行えるために心配無用と
された。そのため、燃料補給の頻繁さから艦隊内部では「ざる」「酒豪」と呼ばれた。
なお、英国戦艦として当然の装備として、全士官室に紅茶ポットを暖める電気加熱器が標準装備されている他、水兵用の喫茶
室が艦橋内部に設置された。ティー・タイムをゆるりと過ごすのが英国海軍軍人の嗜みであり、それは戦場においてもかわりはない。
なお、本艦のために茶葉のブレンドを趣味とする軽巡洋艦「アンバー」艦長が度々、お茶の用意を戦地(!?)でも行った。
756 :
755:2005/08/22(月) 15:03:12 ID:???
注1:二番砲塔の旋回角度は首尾線で左右170度もあり、近代海戦では敵に横列陣で突撃する事はなく、近距離砲戦では縦列
陣での左右砲激戦の為に問題はないと設計側で判断された。しかし、やはり運用側にとっては艦首方向に主砲が3門
だけというのは不安だったらしい。
注2:艦橋構造材には積極的に軽合金を、水線下構造にはH鋼鉄が採用され、船体サイズを考えれば異常に高価なものだった。
注3:「第一次ライン演習」において、ビスマルク救援に来たリシュリューの高初速重量弾はほぼ水平に近い角度で飛んできたために
、前盾に被弾し『煉瓦を砕くように』叩き割られてしまい、思惑通りの防御にはならなかったようだ。
注4:第二次大戦末期に新設計45.7cm砲の特殊砲弾「対艦炸裂焼夷徹甲弾」が間に合い、装甲を抜いて敵艦の内部から焼き
尽くす凶悪な攻撃力を得た。砲弾内部には赤い紐状の炸薬が詰まっており、メドゥーサの髪のように炎のワイヤーが檻の様に伸び
る事から「メドゥーサ・ケイジ・レッド・メイン」と呼ばれた。
注5:対空炸裂弾の「鳥を落とす」、対地用焼夷弾の「獣を焦がす」、軽量高初速型弾の「月を穿つ」等。
注6:実際は発熱がはげしく、ささいな出来事(障害)で冷却器が真っ赤になり、それほどでもなかったらしい。その瞬間上昇速度たるや
「食事中での水兵の食器の音で上昇する」と揶揄された。
757 :
756:2005/08/22(月) 15:08:32 ID:???
水線長:-m
全長:221.5m
全幅:31m
吃水:10.0m
基準排水量:34.000トン
常備排水量:38.000トン
満載排水量:-トン
兵装:1922年型40.6cm(45口径)3連装砲2基、1925年mark5型 15.2 cm(50口径)3連装砲4基、
1925年mark8型 12cm(40口径)単装高角砲8基、1923年型4cm(40口径)ポンポン砲4連装8基、
1923年型mark 1 62.2 cm水中魚雷発射管6基
機関:ヤーロー式重油専焼缶8基+パーソンズ式直結タービン4基4軸推進
最大出力:136000hp
航続性能:16ノット/4.900海里
最大速力:31ノット
装甲
舷側装甲:356mm(VP内、傾斜角18〜22度)、75mm(VP外)
甲板装甲:159mm(VP内)、76mm(VP外)
主砲塔装甲:406mm(前盾)、203mm(側盾)、228mm(後盾)、203mm(天蓋)
パーペット部:381mm
司令塔:355mm
航空兵装:-
乗員1.314名
この世界のネルソンはブスじゃなさそうだ
16in6門は少なすぎじゃ?速力をダンケルク並にするために砲塔一個減じたのは仕方ないにしても四連装砲塔を真似ればよかったんじゃ?
この世界ではノルマンディークラスが浮かんでいるんだし、同じ連合ならば設計図くらい入手できそうなのに。
>759
6門あれば最低限の公算射撃はできる。問題視するなら艦首方向に
3門しか指向できんという事の方だわな。
長門やヴァンガードの時代でも前方指向4門だし、3門でもいけるんじゃないか?
ガングートやダンテアリギエリもそうだし
長門やヴァンガード(U)は4門を砲塔2個に分けてるのが味噌。
3門1砲塔では一発の被弾で3門が全滅するものと考えねばならないが、長門
とヴァンガード(U)は2門で済む可能性がそれなりにある。
しかし、英海軍的に最大の問題はやはりどうせ艦隊保全主義になる戦略的弱者
の露農奴海軍や伊着想屋海軍とちがって覇権海軍、特に「見敵必殺」の観点から
敵に向ける前向きの砲が少ないという精神的な部分が一番問題かもしれんが。
う〜んいいと思ったんだけどな・・・
じゃ、速力は25ノットで16インチ連装三基にする
>763
外野一匹の意見でコロコロ外見を変えるな。今のままのほうがずっと使える。
英国新戦艦を作る場合は高性能機関が無いために艦形か砲塔数が制約される罠。
英国新戦艦を作る場合は高性能機関が無いために艦形か砲塔数が制約される罠。
3門を単装+連装にするのはトンブリ@第二次改装でやったネタだからな。
巡洋艦以下の事実上フードでしかない砲塔ならいざしらず対応防御と
弾庫や揚弾筒で重量がかさむ戦艦の設計で、主砲3門を単装+連装の
2砲塔で積み上げるのは基本的に無駄が大きすぎますがね。砲塔数が
増えるのはヴァイタルパートが長くなる事でもあるし防御重量は更に
増える。実例としては背負式の元祖アンリW世があるくらいじゃね?
>768
>巡洋艦以下
うんにゃ。この世界のトンブリはカイオ・デュイリオがベースになっている超弩級戦艦。
れっきとした戦艦。
ちょっと旧html漁ってくるから待ってて
アンリW世は副砲単装+主砲単装です。
771 :
769:2005/08/27(土) 15:38:53 ID:???
超弩級戦艦「トンブリ」級
●出世魚?
列強からの植民地争奪戦を自らによる領土割譲によって国体を護り切ったタイ王国はWW1より少し前、仇的フラ
ンスの装甲巡洋艦を含んだ有力な艦隊の駐留に対してそれに対抗できる戦力の整備を目論んだ。
始めは装甲巡洋艦を二隻の予定であったが、巡航タービン機関を戦艦で始めて積んだ「ダントン」級を国威
掲揚としてトゥーロン=マダガスカル=サイゴンまで見せびらかしに来たため、これに対抗しうる戦艦を、と
焦ってしまったのも頷ける。そのため、当初の装甲巡洋艦二隻に加えて、弩級戦艦二隻を計画に加えた。(注1)
発注先は当時地中海を挟んでフランスと対峙するイタリア王国。イタリアにしても大型艦整備で忙しい時期
であったが・・・ 地中海よりも先に食指を伸ばしたいという安易な理由で了承してしまったのはラテン系という
べきか。艦名は「トンブリ」と「スリ・アユディア」である。当初は「コンテ・ディ・カブール」級の設計を流用する筈
だったが、タイ側の購入資金集めの遅延により設計の方が進んでしまい、ようやく頭金が用意できるようになった
1913年に「カイオ・デュイリオ」級の改良型として起工した。しかし、次の年からの第一次世界大戦の勃発で船体
の進水式を行った所で工事は超ローペース。しかし、律儀というか後先考えないというか、二隻の建造は遅々と
だが着実に進んでいった。(注1)しかし、不況の影響でタイに資金を貸してくれるはずの銀行がそれどころではない
と、貸し渋りで大弱り。何とか船体部分だけの金額は捻出できたが、肝心の大砲を積む金が無かった。排水量では
ダントン級をを上回っていたが、肝心の主砲塔が載っていないのではただのドンガラである。イタリアにしても「金が
用意できないのであれば」と、主砲塔や備砲は容赦なく「レオナルド・ダ・ヴィンチ」に流用されてしまった。哀れタイ
弩級戦艦は解体の憂き目に逢うかと思われた。しかし、イタリアから申し出があった。
772 :
771:2005/08/27(土) 15:59:34 ID:???
「戦力として一隻でも大型艦が欲しいので、残金は後で良いので大戦の間だけイタリアに貸してほしい。その間の
リース代として代金の半分はこちらで持ちます。そうすれば一人前の戦艦にして見せます。」という有りがたい
申し出。二の言もなく貧乏国タイは頷くしかなかった。イタリアとしても「フランチェスコ・カラッチョロ」「クリストフォ
ロ・コロンボ」は何とか載せる主砲塔は開発した物の、肝心の船体が未だドックの中であり、海のものとも山のもの
ともつかない物(注3)だったので、建艦のリソースを完成寸前のトンブリ級に投入、急ピッチで偽装を進める途中、
オーストリア=ハンガリーの「モナーク」が35cm砲10門との情報を受けたので対抗上としてカラッチョロとコロンボ
用だった「1914年式 38.1cm(40口径)砲」の連装砲塔を12インチ三連装砲塔跡に載せる事に決定、12
インチ連装砲塔跡は単装砲塔を開発する余裕などないし、舷側装甲を増厚した(注4)ので、重量軽減のために
装甲板で埋められ、上に7.6cm(40口径)高角砲砲架を四基ずつ計八基装備した。
こうして超弩級戦艦「ベネデット・ブリン」「ヴェネツィア」として竣工し、同時に改サン・マルコ級装甲巡洋艦は
「フィレンツェ」「ナポリ」として就役した。イギリス人曰く”やっつけ仕事”と言われたが15インチ砲6門、6インチ砲
16基、7.6cm単装砲14基という中々の火力を持つ艦でよく纏まったといえる。竣工後は訓練期間を経てアドリア
海へ派遣されたが大事なくWW1を乗り切った。
しかし、イタリアとして初の15インチ砲塔は故障続きで旋回途中で止まってしまったり、弾が昇らなかったり、爆風で
司令塔上の測距儀が飛ばされたりと”ぽんこつ”ぶりを如何なく発揮。しかし、三等国家相手に「一人前にしてみせる」
と大見得を切った手前、実用にしないと話にならない。旋回用モーターを強力なものに交換したり、揚弾機の構造を
解析したり、測距儀と射撃方位盤を前部四脚檣の頂上に設置したりと、問題点を着実に改善しているうちに終戦に
なってしまった。
773 :
772:2005/08/27(土) 16:05:11 ID:???
■ぐーすか練習戦艦
第一次大戦の終結後は当初の約束どおりに、引き渡される・・・かと、思いきや思わぬ問題点。一緒に注文した
装甲巡洋艦二隻の代金を要求された。建造途中に超弩級戦艦に変わってしまった「トンブリ」級の回航費用を払うだけ
でポケットは空っぽになったタイは代金を払えない。
しかし、そこへ救いの手が、WW1を貿易と兵隊派遣で外貨を稼いだ南米連合国が是非とも装甲巡洋艦を譲って欲しい
と申し出たのだった。当時の南米は稼いだ外貨を使って連合国から兵器や軍艦を買い漁っていたのだ。イタリアから要求
された代金と南米から提示された金額を照らし合わせた結果、三方共に特をする取引が成立した。そしてめでたく「トンブリ」
はタイへ。しかしタイには戦艦を自由に動かせるだけの資金的余裕はなく、係留練習艦兼司令部としての役目が待っていた。
○嵐来るインド洋
1935年に締結された東京条約(フランス曰く「正当なる権利」)によってフランス主力艦は英国の55%(注5)を獲得された
上に条件を突きつけられたが不幸中の幸いとして「クールベ」級3隻や「プロヴァンス」級4隻に加えて「ノルマンディー」「ラング
ドック」級合わせて9隻の保有が認められた(注6)。して、その条件とは当初は保有艦に入っていた準弩級戦艦「ジャスティス」
級の保有は免れたものの、石炭焚き弩級戦艦「ダントン」級を保有し続けること。しかし、肩書きは弩級であっても12インチ砲
8門というフランス海軍としての最低火力艦、持て余したフランスは、軽巡洋艦をつけてインドシナへ追いやってしまった。
更に、海軍が陸軍にモニター艦として売り飛ばした「ジャスティス」級は名前はそのままに外洋モニターに姿を変えて植民地や
委任統治領へ、そのため、旧式装甲巡洋艦2隻に対し超弩級戦艦2隻で形式上はタイ有利であったインド洋のパワーバランスが
微妙なものになってしまった。(注7)慌てたタイは軽巡洋艦2隻をイタリアに発注して排水量上の優位を保とうとした。しかしトン
ブリは動かない、どうせ相手は旧式戦艦にモニター。超弩級戦艦トンブリに恐れるものではない。そして仏印が枢軸側に寝返っ
ても、イギリス東洋艦隊がU−ボートに沈められても、ひたすら惰眠を貪っていたのである。
774 :
773:2005/08/27(土) 16:22:36 ID:???
▲コーチャン沖の悪夢。
第二次大戦の終結間近にタイは国境を破ってインドシナに侵攻した。すでにドイツ・フランスの駐留軍は撤退した、残っているの
は旧式兵器しか残っていないインドシナ軍だけである。空からはカーチスP−40キティーホークとノース・アメリカンB−25ミッチ
ェル爆撃機が襲い掛かり、陸ではフィアット3000軽戦車(注8)が善戦していた。海はというと、訓練を重ねた「トンブリ」「スリ・ア
ユディア」率いるタイ海軍がタク・シン級軽巡洋艦とバンガー級駆逐艦や、アメリカから購入した四本煙突駆逐艦多数を従えて
出撃した。それに対し、フランス東洋艦隊はダントン級弩級戦艦「ディドロ」と「ヴェルニョー」と軽巡洋艦「ラモット・ピケ」に、現地で
臨時に編成した第七戦隊、通報艦「デュモン・デュルヴィル」「アミラル・シャルネ」砲艦「ツール」「マルヌ」というなけなしの持ち
合わせで迎撃した。
第七戦隊は15ノットに増速しつつ陣形を組替えた。ダントン級の火力を有効に使用するために、キュイラッセを左右に並べて
「ディドロ」と「ヴォルティール」を中央に、左舷側に軽巡洋艦以下を配置した。なんと単横陣。これでコーチャン島脇を南下してきた
タイ艦隊を迎え撃つ。まずは単縦陣を取るタイ艦隊(ビラバン少将)「トンブリ」と「スリ・アユディア」が15インチ砲で先手を取る。
相手は単横陣。どうやらインドシナ海軍は艦隊も子供サイズなら戦術も骨董レベルか。
米泰艦隊に滅茶苦茶にされる仏印第七戦隊旗艦「プリモゲ」は避退しようにも湾口の両側を米水雷艇と駆逐艦隊に包囲されて
逃げ場なし!勢いに乗る泰米艦隊!しかし、背後で天を突くような火柱が立て続けに立ち上る!!
ピラバン少将「一体何事だ!!」
ルアン大佐「わっわかりません!!」
火柱の回廊を抜けて、正体不明の戦艦が出現 その姿は西洋の城砦を思わせ、船体前部に二基の四連装砲塔を装備する艦だった
ピラバン少将「なっ、なん、何だ!!あれは!!」
775 :
774:2005/08/27(土) 16:27:15 ID:???
正体不明の戦艦は硝煙を纏いながら二隻に増え、二番艦は紅い『眼』を思わせるサーチライトを左右に照らしている。(注9)
その脇を地獄の騎兵を思わせる塔型艦橋を持つ軽巡洋艦と槍兵の様に連装砲塔を振り上げた大型駆逐艦を従えて30ノットを超える高速で湾内に突き進んできた
ルアン大佐「戦、戦艦のようであります!! 信じられないほどの畏怖感を振りまいておりますが・・・・!」
そこへ、半泣きの水兵が転がり込んでくる。
水兵「海峡入り口の義勇米水雷艇隊より入電!! 正体不明の艦隊の攻撃を受けて軽巡洋艦全艦撃沈!!水雷艇二隻を残して撃破!!
壊滅状態です!!!(泣」
ピラバン少将「・・・!!!! そんな!! アメリカから聞いていないぞ!!!!あんな化け物艦隊の存在の報告など!!」
「プリモゲ」の燃え盛る艦橋から救出されたベアルン中将とそれを支える老大佐が艦載艇から二戦列艦を見る。
ベアルン「おお・・・・あれが大西洋で猛威を振るっているという「シャトールノー」と「アレイ」か!! 本国はあのような怪物を二隻も誕生させたのか!(涙」
二隻の戦艦が電話で会話する
京紗大佐「どうやら・・・間に合ったようだね、アレイ君」(帽子の奥から鋭い右眼光を敵艦隊に向けながら
アレイ大佐「・・・だが、「ディドロ」「ヴォルティール」も「プリモゲ」も酷い有様だ!!無理も無い!旧式装甲艦や寄せ集めの砲艦で大兵力の艦隊に立ち向かえば!!」
(噛みしめた犬歯から血が流れるのを拭いもせず叫ぶ
776 :
775:2005/08/27(土) 16:28:20 ID:???
京紗大佐「どうやら・・・間に合ったようだね、アレイ君」(帽子の奥から鋭い右眼光を敵艦隊に向けながら
アレイ大佐「・・・だが、「ディドロ」「ヴォルティール」も「プリモゲ」も酷い有様だ!!無理も無い!旧式装甲艦や寄せ集めの砲艦で大兵力の艦隊に立ち向かえば!!」
(噛みしめた犬歯から血が流れるのを拭いもせず叫ぶ
京紗大佐・アレイ大佐「だが!!この「シャトールノー」(「アレイ」)が到着したからにはそうはいかん!!! 必ずインドシナ艦隊の失った同胞の血、それを上回る対価を
支払って貰うぞ!!」(風が鳴るほどの右正拳を突き出す京紗、勢い良く右足を踏み込み床を踏み鳴らすアレイ
その気迫に押されたか、思わず後ずさりするピラバン少将
「ヌゥッ!! 怪物と言ってもたかが14インチ砲以下の戦艦二隻!!! 撃て撃て撃てェェェエエエエイイイイイ!!!!! 集中砲火で木っ端微塵に粉砕退治
してくれるワァアアアアア!!!!!!!!」
旗艦「トンブリ」「スリ・アユディア」以下、軽巡洋艦「タク・シン」「ナレスアン」重巡「ルワン(旧「ペンサコラ」)」「ラーマ五世(旧「ヒューストン」)」6隻の集中砲火を
仏印戦列艦二隻に浴びせ、水柱に包ませた。とりわけ、先頭を走る「アレイ」には大中口径弾の命中弾が見られた。
それに驚愕する「プリモゲ」大佐とベアルン中将。
「!! 敵艦隊の集中砲火が!!!!」
「いかん!!!! いくら防御に秀でるダンケルク級と言っても、14隻の大中口径砲弾の乱打を喰らっては!!」
777 :
776:2005/08/27(土) 16:32:44 ID:???
艦橋で調子に乗るピラバン少将。
「フハハハハハハハァ!!! 見たか蛙共ォッ!! 我輩に逆らえばこの様な目に遭うのだァアアアアアア!!!!私は無敵なのダァアアアアア!!!!」
そして、水煙と爆炎が止み、その中から平然と出てくる「アレイ」
「??!! 馬鹿な!!! 15インチ砲弾を喰らって無傷だというのかァアアア!!!!」(注9)
アレイ大佐「我が鎧は決意の証!! 弱者をいたぶり、血に訛った槍で我が鋼盾を抜けると思うな!! この愚か者!!!!!!!!!!」(拳を敵艦に突きつけながら
京紗大佐「それで?”素振り”は終わったかい?では、こちらからも殴らせて貰おうか」(帽子のつばを直しながら一歩前に踏み込む
二隻の戦列艦の主砲身が、ヒドラが獲物を定めるかのように上下し、哀れな小物に狙いを定め、砲撃を開始する。
ピラバン少将は砲撃を再開させようと、口を開きかけた瞬間。火柱を立て続けに立ち上るのを眼にする
「 「ラーマ五世」が!!「ルワン」が!! 「タク・シン」が!! 「ナレスアン」がぁ!!!!!(涙」
かつて、この地にこれほどの傲慢な戦いがあっただろうか。戦列艦は二基の砲塔で一基ずつ、別々の目標を照準し、四つの砲身の内二基ずつの計4回の射撃だけで
巡洋艦を折れ曲がり、燃え盛る松明に変えたのだった。
水兵「巡・・・・!!!巡洋艦が壊滅です!!!」
778 :
777:2005/08/27(土) 16:33:56 ID:???
ピラバン「畜生!畜生!! 何をしているか!残っている駆逐艦と水雷艇を突撃させろ!!」
慌てたかのように敵艦隊に突撃する泰水雷戦隊、しかし戦艦と大型駆逐艦から立て続けに13cm砲弾が発射され、僅か十数分で泰水雷戦隊は壊滅した。
艦橋に届く断末魔を伝える電文をBGMに発狂寸前で叫ぶピラバン
「何故だ!何故だ!!何故!!! 奴らよりも我らの砲が数が上なはず!!!何故!!!負けねばならないのだ!!!!」
数としては上だが泰海軍は旧式艦が多く、米義勇敢隊もウェーク島海戦での損傷を工業力の微弱なタイの工廠で修理したため、本来の性能の半分も出ていなかった。
さらに、仏印艦隊との戦闘で機械も乗員も疲労していた。最も、地中海から駆けつけた派遣仏印艦隊も疲労している事は同じだが、こちらは大西洋や地中海で連合軍
艦隊相手に渡り合った結果、乗員は一兵たらず一級の戦士として鍛え上げられた。そのため、地方艦隊と舐めてかかった米義勇艦隊は鎧袖一触されたのだ。
そして、海戦はフィナーレと・・・・
「シャトールノー」「アレイ」から放たれた砲弾は狙い間違えずに半数が「トンブリ」と「スリ・アユディア」に命中し、ピラバン少将以下将兵達を上部構造物ごと焼き、微塵に
砕いた。そして、タイは再び敗北した。不幸中の幸いと言うべきか、上部構造はズタズタでも水線下に大した被害を受けなかったトンブリ級は残存艦を率いてコーチャン島に
座礁し、沈没を免れた。枢軸国に敗北したタイは日本の仲介のもと、日本とドイツの保護国入りを果たした。
779 :
778:2005/08/27(土) 16:40:10 ID:???
注1:予算増大に対する批判派に王は「戦艦ならば国を守れるが、パゴダでは守れない」と一喝し、退けた。
注2:これによりフランチェスコ・カラッチョロ級4隻の予定が2隻にせざるを得なくなったという資料がある
注3:戦争終結一ヶ月前にようやく二隻とも船体は完成
注4:250mmから300mmへ
注5:英75万トン×0.55=41万トン
注6:「ベアルン」と「フランドル」は航空母艦へ改造、「ガスコーニュ」は解体処分
注7:タイ:(24800×2)=49600トン 仏印:(4960×2)+(19500×2)+(12500×2)=73920
注8:インドシナ警察が使用しているルノーFTソックリだったために発砲されるまで気がつかない珍事が発生した。
注9:最初は「シャトールノー」が先陣を切っていたが、湾口に立ちふさがる米水雷艇隊を大型駆逐艦隊と蹴散らしたときに「アレイ」と入れ違ったためである。
>トンブリ
>15インチ連装6門
改装しない方が強いんじゃ?
>京紗大佐・アレイ大佐
何か格闘ゲーに出れそうな方たちですね。つうかダンケルク級強すぎ
782 :
763:2005/08/27(土) 21:44:21 ID:???
>762
問題は主砲の指向門数が三門ということだけですか?
>>780 ショボイ旧式12inが倍の門数あったところで意味ないし。
史実のアラスカ並みのSHS対応の新型なら、また違う結論だろうけど。
>780
確かに爆沈属性英製短砲身15インチ連装三基よりも長砲身独製15インチ6門のほうが強そうではある。
ただ、それでもダンケルク級に勝てるかと言うと・・・・微妙・・
>781
>つうかダンケルク級強すぎ
そりゃあWW1型超弩級戦艦とWW2型超弩級戦艦じゃ後者の方に分が有り過ぎる。
それにシャトルノー級は大戦期に改良型対空用サティ・レーダーとドイツ製対艦レーダー積んでる上に
方や砲戦のエース、方や艦隊戦のエースだし。
錬度や実力からいえば天地の差が有ると思われ
>つうかダンケルク級強すぎ
そんなに安直に装甲と火力「だけ」で勝つのなら作戦以上の苦労は要らんのだがな。
史実で比叡が自決する事もなかったであろうからして。
>781
>786
艦船紹介で海戦の詳細は省いているからダンケルクが鬼強く見えているが
実際はそこそこやられている。
あと、増加装甲を貼っている「アレイ」が先行していると言うのが話しのミソ。彼奴は巡洋艦程度の砲撃にはある程度耐えるだけの増加装甲を貼っているんで
14隻からボコられてもある程度は耐える。
そんで、あまり撃たれていない「シャトールノー」が緒言を出して反撃して、アレイが追従。というパターン(史実でも有ったよね?先行艦が打たれている隙に
後続艦が反撃して調子に載ってる敵艦しとめたケースが
>786
過去スレッド読め馬鹿
>787
「運が良かったですね」それだけ。
相手の砲撃が当たらないならともかく、当たって上部構造物を薙ぎ払われる
という事がどれほど深刻な打撃になるか日本海海戦でのアリョ−ルやサボ島
あとの青葉の惨状を見ればよく判りそうなもんだろうに。砲塔や司令塔等の
重装甲部分でさえも往々にして各種のスリットから何かが飛び込んだり砲身
そのものなんかをかっとばされ戦闘能力が直接削がれていくものだし何より
あたりかまわず撃たれれば火災が間接的ながら確実に戦闘能力を削ぐ。
にもかかわらず、1砲塔4門単位でのテキト−な射撃と戦術。交互撃方でも
してた日にゃ公算で命中なんて出ようも無いから基準戦艦時代と同じくよく
狙ってぶっ放すだろうけど。そんな戦術でも相手をけちらせたのはまさしく
「運がいい」だし、15inくらって痛撃が無いのも「運がいい」だし、軍艦
なんて物はサマール島沖で第弐艦隊に追い回された米艦のように構造防御だけ
でもそうそう沈みやしないもんだが何かのゲームのようにざくざく沈んでいる
のも「運がいい」だわな。
>789
史実でも「運よく敵艦が背中向いている所に遭遇し優勢な敵艦四隻中三隻撃破」とか「四空母が兵装転換中に運よく自軍の攻撃機が突入」とか
「手薄な湾内に向かう、優勢すぎる敵艦隊が何故かUターン」とか「運がよかったですね」というパターンは無数にありますよ?
落ち目の国は運が無さ過ぎ
>789
>へんくつ海軍好きさん
まあ「トンブリ」の紹介文章だとゲームみたいに進んでいるしな。それにまだ
文師さんがたが書かれていない「歴史」だから(w
文章が厨くさいのは勘弁してあげてください。
「運が悪かったですね」という事象ならこの世界で北欧海軍に護衛された「エンプレス・オブ・ブリデン」が航空母艦に誤認されて
榴弾や対空砲弾で上部構造スクラップにされたことが最大だな。
タラント航空戦で攻撃隊を哨戒艇に発見された上に、嵐で荒れた軍港の防衛体制が心配性のドゥーチェの命令で速やかに復旧されて
疎塞気球網や対空砲火に落とされて戦艦四隻が無傷だったとか。
挙句に足の遅い戦艦改装空母のおかげで追いつかれて砲戦で一隻がしとめられたとか
>挙句に足の遅い戦艦改装空母のおかげで追いつかれて砲戦で一隻がしとめられたとか
エリン公か。
「イーグル」の二番艦的扱いでタラント襲撃戦に参加したが、イタリアの潜水艦「デルフィーノ」のアルカディ少佐の
手により魚雷4本で撃沈されています。水雷防御の甘いイギリス製のおかげですな
>790
運ですまないヒューマンファクターがたっぷり入ってる希ガス。
「爆弾魚雷音頭」とか「疲れた頭で考えると碌な事無し」とか。
落ち目になると運が逃げていく感は無くも無いが、そもそも戦場での運が
どうこう以前に戦場の外の努力で勝敗が付いてしまっているから戦場での
運が悪く見えるだけというのを軽視してはいかんな。
WWU日本海軍の42年以降なぞはその典型で、運ではなくて実力がまず
負けている必然の結果いうべきだが。
>793
1本とかいうならともかく、4本もくらって水雷防御が甘いもなんもない
希ガス。そんなに食らっても大丈夫かもよ?な化け物は大和くらいじゃろ。
WW1生まれに言うには酷。
イーグルの運命をエリン公が引き継いでくれたというか・・・
やはり魔鈴さん(パン
>>700 この条約の跡に残された戦艦と巡洋艦の名前をお願いします
後、新造艦の名前も
大日本帝国
戦艦
摂津型
「摂津」
金剛級
「金剛」第一次ウェーク島沖海戦で大破
「榛名」第一次ウェーク島沖海戦で小破
「比叡」トラック島で座礁
「霧島」第二次ウェーク沖海戦にて戦没
扶桑級
「扶桑」トラック島で座礁
「山城」トラック島で座礁
伊勢級
「伊勢」第一時ウェーク島沖海戦で中破
「日向」トラック島内で着底
長門級
「長門」第一次ウェーク沖海戦にて「コロラド」の砲弾を艦橋基部に受け、艦橋倒壊。大破
指揮官山本元帥重傷のため戦線撤退。
「陸奥」第二次ウェーク沖海戦にて「テネシー」「カリフォルニア」を撃破するも大破
練習艦
「敷島」「河内(旧コリンウッド)」
アメリカ合衆国
ワイオミング級
「ワイオミング」「ユタ」大西洋艦隊所属
ニューヨーク級
「ニューヨーク」「テキサス」大西洋艦隊所属
ネヴァダ級
「ネヴァダ」自由オランダ海軍に貸与
「オクラホマ」自由オランダ海軍に貸与
ペンシルヴァニア級
「ペンシルヴァニア」「アリゾナ」日本海軍水雷戦隊の雷撃により撃沈
ニューメキシコ級
「ニューメキシコ」撃沈
「ミシシッピ」「アイダホ」日本海軍水雷戦隊の雷撃により撃沈
テネシー級
「テネシー」「カリフォルニア」撃沈
コロラド級
「コロラド」第一次ウェーク島沖海戦で「長門」の主砲弾を艦橋に受け中破、キンメル司令長官重症につき撤退後ハワイにて大修理中。
「メリーランド」第一次・第二次ウェーク島沖海戦で大破。ハワイにて大修理中。
「ウェストバージニア」撃沈
練習艦
デラウェア級
「デラウェア」「ノース・ダコタ」主砲門数削減の上、本国艦隊配置
フロリダ級
「フロリダ」「ユタ」主砲門数削減の上、太平洋艦隊配置
イギリス
戦艦アイアン・デューク級
「アイアン・デューク」東京条約により保有枠に組込まれ練習戦艦に1946年英仏海峡で撃沈
「マールバラ」東京条約により保有枠に組込まれ練習戦艦に1946年英仏海峡で撃沈
「センチュリオン(旧ベンボウ)」衝突事故で失った艦から艦名を変更。1946年賠償艦としてソ連に渡り「アルハンゲリスク」と改名
クイーン・エリザベス級
「クイーン・エリザベス」「ウォースパイト」「ヴァリアント」「マレーヤ」
「バーラム」地中海にて独U−ボート「U−331」の雷撃を受け撃沈
ロイヤル・サブリン級
「リヴェンジ」「ラミリーズ」「ロイヤル・サブリン」
「ロイヤル・オーク」スカパ・フローに停泊中、独U−ボート「U−47」の雷撃を受け撃沈
「レゾリューション」「ブレスト沖海戦」にて「シャトールノー」「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」の
砲撃を受けて爆発轟沈。生存者百二名
レナウン級
「レナウン」「オラン沖海戦」にて「ダンケルク」の砲撃を受けて爆発轟沈。サマーヴィル中将戦死、生存者二名
「レパルス」「マレー沖海戦」にて大破後シンガポールにて修理中。
フッド級
「フッド」1941年 5月24日 独戦艦「ビスマルク」追撃戦に参加。「ビスマルク」の砲撃を受け沈没
フランス
ダントン級
「コンドルセ」「ディドロ」「ヴォルティール」
クールベ級
「クールベ」「オセアン」「パリ」1940年6月自由フランス海軍に所属。
ブルターニュ級
「ブルターニュ」「サヴォワ」「トゥーロン港の悲劇」事件後修理完了。地中海艦隊所属
「プロヴァンス」1940年7月3日「メル・エル・ケビル港海戦」で撃沈(英艦隊)
「ロレーヌ」1940年6月自由フランス海軍に所属。
ノルマンディー級
「ノルマンディー」「ラングドック」
練習艦
ダントン級
「コンドルセ」「ディドロ」「ヴォルティール」
イタリア
コンテ・ディ・カブール級
「コンテ・ディ・カヴール」「カイオ・ジュリオ・チェザーレ」
カイオ・デュイリオ級
「アンドレア・ドリア」「カイオ・デュイリオ」
フランチェスコ・カラッチオロ級
「フランチェスコ・カラッチオロ」「クリストフォロ・コロンボ」
練習艦
「ピサ」「サン・ジョルジョ」「サン・マルコ」
ドイツ
ドイッチュラント級
「ドイッチュラント→リュッツオウ」「アドミラル・シェーア」
「アドミラル・グラフ・シュペー」1939年12月17日英艦隊に追いつめられ、ラプラタ川にて自沈
ナッソー級
「ラインラント」「ポーゼン」
練習艦
「ツェーリンゲン」「エラース」「ヘッセン」「シュレージェン」「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン」
ソビエト連邦
インペラトール・パウェル一世級
「レスププリカ」排水量確保の為に艦籍復帰。バルト海艦隊所属
ガングート級
「オクスチャブルスカヤ・レヴォルチャ→ガングート」「マラート」「パリスカヤ・コンムナ→セヴァストポリ」
インペラトリツァ・マリーヤ級
「ノヴォロシースク(旧:アレキサンドル三世)」1924年多連装砲研究艦としてフランス海軍に移譲、「フォルフェ」と改名。1932年、ソ連に返還されて改名。
練習艦
クニャージ・ポチョムキン・タウリチェスキー級
「ポレツ・ザ・スヴォボドゥ」「戦艦ポチョムキン」撮影後は係留練習艦として黒海艦隊所属。
保有艦船が他国は弩級艦や準弩級戦艦がミックスされているのに英国は超弩級戦艦で占められている
所が姑息だな。
しかし旧式戦艦だけでも9隻もまだ残っているのか英国は
レナウンは沈んで、レパルスだけは沈んでいないんだよな。
ちなみにベンボウがセンチュリオンに改名されているのは、ベンボウがセンチュ
を衝角攻撃で大破させてしまい、名前を引き継いで残される事になったから。
>804
当時の英国の中の人の手腕によるな。ネタでネルソン級が18インチ砲戦艦に改造されるのは
旧スレッドで決まっているからな。
(占領後の英国で16インチ以上の艦を開発する国力は英連邦の連合側独立、アイルランドの独立運動騒ぎ、賠償金の支払いで無い
>>746のネルソンでイギリスは充分な気がする。力不足はレーダーとジョンブル魂でカバー
ただ、条約違反戦艦だからネルソン・ロドネー二隻分の排水量と等価ぼ巡洋艦を廃棄させられるだろうから
ますます戦艦と巡洋艦の比率が奇形化しそうなキガス
まあWW3は植民地を護る必要が無いからそんなに巡洋艦もいらんのだろうが
>>801 >ナッソー級「ラインラント」「ポーゼン」
保有できたのか・・・
まあガングートやクールベやスヴァイリゲよか強いだろうし
ww1でエジンコートや摂津ニューヨークらに三分の四殺しの目にあった上に、状態ガタガタだからイギリスも接収を諦めたようだ
>「ラインラント」「ポーゼン」
状態不良艦をだましだまし使うもやっぱり新造艦には適わないため、ナッソー級代艦D・E級装甲艦
「ケーニヒ・アルベルト」になりました。
810 :
名無し三等兵:2005/09/12(月) 18:32:21 ID:zCxRiXPb
>807
単純にそうも言えん。
ガングートもクールベもナッソウ級より投射弾量も弾数も素で多い。
スペックデータ的にはスヴェレージ級海防戦艦を上回りはするが、そもそも
海防戦艦は機雷原や海岸要塞による海域管制と合わせて用いるものなので、
総合的にはたかが「基準戦艦崩れ」ときってすてるには剣呑すぎる相手だ。
何せ主砲口径はナッソウ級と変わらん。
そして独逸海軍にはその組み合わせに最新鋭重巡洋艦を沈められた恥ずか
しい実績が史実において存在する。舐めない方がよかろうて。
定期上げあんがと
ダンケルクのいい写真集とか無いのか。
>>812 個人的にはフランス戦艦で丸々一冊な本が欲しい
細かいスペックとかワカンネェ
光人社の日本海軍艦艇集なんか、年表まで付いてるのに・・・・・・
>>812 >813
世界の艦船別冊 フランス戦艦史でも買いなさい。
まあここのスレで魔改造攝津でニューヨーク級潰せたし
>>816 それはあるから第二次大戦のフランス・イタリア戦艦をやって保水。
>>815 コラを見る限りでは艦橋構造がモンテクッコリ級軽巡、後檣がカブールの三脚檣、その両脇にOTO10cm連装高角砲が二基ずつ
というものだった。
820 :
名無し三等兵:2005/09/27(火) 11:57:43 ID:yZ/bSNUZ
あげ
>820
保守サンクス
>ガングート大改装
2番砲塔か3番砲塔外して機関をキーロフのと換装して速力30ノットオーバーを狙うと共に
主砲をボーリングして32cm積むか独製14インチ積むかソ製長砲身12インチ積むかで相当揉めた。
823 :
名無し三等兵:2005/10/06(木) 01:47:33 ID:g8BJLm4D
age
陸奥か……うちのじいちゃんが乗ってたな
>>823 >陸奥
史実じゃ爆沈しましたが、貴方が残っているということは爆沈の瞬間には立ち会わなかったようですな
この世界だと修理されて欧州に行ってきます
>陸奥
旗艦長門がコロラドの主砲弾を艦橋に受けて司令部が継戦不能になった後に陸奥艦長の栗田”大佐”が
式を継続して二番砲塔に命中弾を受けつつも一昼夜戦闘を継続して米国太平洋艦隊を撃滅した武勲艦です。
日本に帰りついた時は廃艦一歩手前でしたが戦艦戦力が1/4に減少した手前易々と解体するわけにも行かず、
大和級四番艦の資材を長門と分け合って復活しています。
太平洋艦隊を倒した甲斐有って米国と停戦できた後は同盟国支援のために比叡を伴って欧州に赴き、英国艦隊を
砲火を交えました。
>825
帝国大海戦 第三巻「三大海軍 何回の大決闘」が元ネタだな
陸奥:プリンス・オブ・ウェールズ
比叡:レパルス
インドミタブル:純鷹(インドミタブル)
「青葉」「五十鈴」「川内」甲型駆逐艦6隻
何回→南海
>ネルソン18インチ艦
世界の艦船別冊 イギリス戦艦史の96ページに「460ミリ砲の最大射程は〜」という誤植ネタだったな(w
>830
そりゃあ航海性能無視して防御と火力に回していますしな
同世代のセント・ヴィンセントやフロリダ辺りと比べてると違う時代の船に見えますな
>>830 そのかわり三連装砲のくせに揚弾機が二セットしかないんで実質8門だけどな
>832
どうせ砲戦たけなわになればサルボなんて碌にしないんだから致命的問題でも無い。
>833
だったら何でヘタリア戦艦のはちゃんと三基あるんだろうな?
バカかね。そりゃ1門あて1基ある方がもちろん望ましいからだ。
836 :
832:2005/10/24(月) 00:45:45 ID:???
>>835 じゃあ三門辺り二基しかないオーストリア=ハンガリード級戦艦は欠陥艦だろう
って言う事を言っているんだよ間抜け
つ「交互撃方」
「力を合わせて」の「欠陥」を云々するなら安定性不足でもあげた方が通っぽくていいぞw。
>835
>837
ダブルスタンダートかね馬鹿か
>837
どうせ連中アドリア海から出てくる気ないだろうし、所詮は沿岸海軍。
それを言えばバルト海にへばりつく大海艦隊、地中海から出る気さらさら無しの
伊海軍はもちろんだが、戦略的攻勢の為の構成が全く無い帝國海軍や冷戦ソ連邦
海軍も壮大な沿岸防御海軍にすぎない。仏蘭西?いうまでもなく沿岸防御海軍だ。
通商破壊しか攻勢に出る能力が無いようなのは大洋海軍とは言わない。新生学派
以降完全にそれは固定化している。
大洋海軍と言えるのはこのスレで評価芳しくない戦間期以降米&英しか残らんぞw。
問題の本質はその海軍が何を目的に構築されその役目にそった使い方が出来てる
か否かにある。二重帝國の海上権益の程度とアドリア海の地政学的位置を考えれ
ば沿岸海軍で何が悪い?費用対効果を考えんか阿呆。というところだなw
>>840 アルザスさんが光臨なされた!!
( 人 )ハハー
アルザスさん、IRCと違って攻撃的な文章だね(w
フィリブス・ウニーティスもダンテ・アリギエーリと比べて強いのかわからない
”あの”イタリア海軍相手に惨敗した連中だし
大雑把に大局を総括すれば双方特筆するような事は何もしてないのだが。
ただ、へたりあ海軍のMASやフロッグメンの部隊は文字どうり世界最精鋭
なのでそれにやられたからといって「惨敗」でもない希ガス。
そもそもイシュト&うにの撃沈は既に戦争の帰趨が見えた後のおまけみたい
な出来事だし、誇るなら「何も無かった」という演出に見えてしまう戦略的
封鎖をつつがなく?実行できた事だろう。
地中海という箱庭的艦橋だからこそ、アドリア海艦隊はあの排水量で強力な艦が出来たわけで、
同じくプリミティブなトルコ・ギリシャ海軍の小競り合いやイタリア海軍の安泰があったわけだ。
しかし、日沈む側にはフランスとイギリス地中海艦隊という強力な艦隊があったわけだが・・・
それに対抗するにはWW2まで待たなければいけなかったのは悲しい性か
ようするにでかい海防戦艦と>フィリブス・ウニーティス
>>747 しかし、蒸し返すようで悪いがリシュリュー並みの艦体で18インチ3連装2基9門なんて載るのか?
史実と違って、高出力の機関の開発に成功して30ノット出るようだが
まあ、あればあればで、大抵の超弩級戦艦相手ならば一、二発当てれば大破確実だし。有用っちゃ有用だが・・・
日本海軍と違って使い倒すんだろうな・・・英国海軍
>847
>18インチ3連装2基9門
三連装二基ならば六門だろう。
オーストリア海軍の戦艦
□フィリブス・ウニーティス級(ド級戦艦)
「フィリブス・ウニーティス」「テゲトフ」「プリンツ・オイゲン」「セント・イシュトヴァーン」
□エルツヘルツォーク・フランツ・フェルディナント級(準ド級戦艦)
「エルツヘルツォーク・フランツ・フェルディナント」「ラデツキー」「ズリーニ」
□エルツヘルツォーク・カール級(前ド級戦艦)
「エルツヘルツォーク・カール」「エルツヘルツォーク・フリードリヒ」「エルツヘルツォーク・フェルディナント・マックス」
□ハプスブルク級(前ド級戦艦)
「ハプスブルク」「アルパード」「バーベンベルク」
□モナーク級(海防戦艦)
「モナーク」「ウイーン」「ブダペスト」
□その他(砲塔装甲艦)
「クロンプリンツ・ルドルフ」「クロンプリンツェシン・ステファニー」
モナーク代艦造るんならオクラホマを売ってもら(ry
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
('A`)
ノヽノヽ
くく
この世界ではモナーク代艦は砲塔載せていない船体のまま南米まで旅をして
35.6cm砲戦艦として完成して就役しています。
条約を厳守っていうけど、その世界ではどこの国も排水量の制限を守ったの?
日本やドイツやアメリカは普通に超過しそうなんだけど(笑
保守
>>855 いや、日仏伊は設計の妙や造艦技術の粋を尽くして基準排水量以内に収めています.。
違反国は海軍休日中に造艦技術にアシが出ていたイギリスとイマイチ軍縮の何たるかを理解していないアメリカ。
日本は、「同条約は朕が世界に対して約束したものであり、条約を破棄せんと画策する者は朕に対する逆賊と同義である」と公言した
史実と違ってカリスマある”やんごとなきお方”の鶴の一声で、条約内で最高の性能を求める方針に転換。重巡は雷装を減らす替わりに
軽巡で主砲を減らして雷装を増やしたりして戦力差を補っています。
フランスは条約よりも先に議会での予算問題が先に立つので、小さいに越したことは無く、技術革新に助けられて排水量制限のギリギリ
を攻めています。門数を増やせないジレンマを半自動砲化で解決しようとする姿勢はイタリア・ドイツと同じです。
イタリアは重巡洋艦は高速軽防御型と中速重防御の史実ベースで排水量内に収めるとドゥーチェから高級娼館へのチケットが貰えるので
収まりました。軽巡洋艦は史実どおり小さいものから順に大きくなっていくので問題はありません。
続きです
ドイツも予算が先に来ます、ただでさえ軍備拡張予算を陸空に奪われているので条約排水量違反どころの話ではありません。とりあえずは
(日米に比べれば)小さい軽巡洋艦のタマ数を揃えてから重巡洋艦を作りました。途中でイタリアから重巡洋艦建造のノウハウが技術交換で
入ってきたので、ヒッパー級は基準排水量に収まりました(アルジェリーを圧倒する性能にはならなかったのは史実どおりです)
イギリスは史実どおりに高性能機関や効率の良い装甲配置方法を確立できず、火力や防御よりも航洋性能と居住性を重視して建造したために
微妙にアシが出ています。軽巡洋艦は安くて量を!の方針の下、小さいのをたくさん作りますが、日米の一万トン大型軽巡洋艦に対抗するために
泣く泣く大型軽巡洋艦を作る羽目になっています。更に「ライオン事件」で旧式軽巡洋艦を戦艦二隻分失ってしまったために、船団護衛能力や対空
巡洋艦を強化したために益々重い軽巡洋艦になってしまいました。しかし、排水量違反は持ち前の三枚舌と詭弁で乗り切る算段でしたが、本土を
枢軸国に占領されたときにバレてしまい、違反金を各国から徴収される羽目になってしまいました。
アメリカはイギリスと同じく欺瞞書類と三枚舌で排水量違反艦を堂々と大戦期まで作り続けました。しかし、大戦中に大統領が変わった時に排水量
制限が厳守される方針となったために、建造途中のものはスクラップに、建造してしまったものは過多だった武装は削られて制限内に収まるように
改装され(結果的にトップヘビー解消、速力アップ)、新造艦は性能的に大人しいが大量に量産され始めましたが・・・
反戦デモやストライキが発生したために生産数は予定の1/3に落ち込んでしまいました。
>アメリカ
南米の10インチ砲大型巡洋艦に対抗するために8インチ12門になったんだっけか?
>南米大型軽巡洋艦
10インチ砲8門、速力31ノット、排水量15000トン、8隻という反則だった奴か?
東京条約でハブにされた南米が裏手にとって「火力と防御力と速力を重視」したポケット高速戦艦
になっちゃった奴。
後はエムデンの船体で武装配置がデュゲイ・トルーアンの通称保護軽巡洋艦が20隻という・・・
派手さは無いが堅実な設計だな
10インチ砲って300kgぐらいか?
11〜12インチの450〜550kgに比べるとかなり非力なんだよな…
>>861 長砲身8インチとか造れない国は手っ取り早く大口径砲を作るもんです。日本の超甲巡とか(w
>>862 つ[三号20糎砲(試製55口径20.3サンチ砲)]
史実の日本では、実際に長砲身砲を幾つか試作した上で得失を考慮し大口径化を指向しているよ。
自分の技術の劣ったところを見て移行しているので、この辺の日本技術陣の判断はそう悪いものじゃない。
超甲巡は、中型戦艦の無い史実ではコンセプトそのものが間違っているとは言えるだろうがなw
(このスレのような世界では、無条約化後の新型艦戦力化までのストップギャップ程度には役立つかも知れんw)
南米連合はアメリカにとって嫌な国だろうな。戦の度に急成長をしてて、着実に自分達の脅威になっててるんだから。
日本と太平洋を挟んでにらみ合っている時じゃなければ、潰すのは日本で無くてコッチだろう
カリブ海艦隊は高速戦艦揃いだし、フィリピンに配備しているのは沈みにくい
ドイツ式設計戦艦だし・・・
攻めるに硬い編成が特徴だな
★復活のトンブリ級
第二次大戦終結後、ドイツに隷属化することにより、どうにかフランスから巨額の賠償の支払いを一括支払
いから長期分割払いしてもらったタイは「トンブリ」の修理と改装を依頼した。ドイツとして来るべき無条約
時代に向け、新型戦艦のテストヘッドとして引き受けた。要求性能は「インドシナ海軍の「シャトールノー」級
と互角、もしくは撃破可能な戦闘力」というものだった。第一次大戦型の戦艦にそれを求めるのは酷という
ものだが、ドイツ人はそうは思わなかった
何故ならばドイツの建艦技術は世界一!! そうでなくてどうするのだ。
本級の存在意義はインドシナ海軍の撃破、そのために主力艦を撃破出来る性能で無ければならない。
交戦距離は中近距離にせざるをえず、そこに行き着くまでの防御力を課す必要性がある。そのため
には、敵艦隊行動に追従できる高速が必要である。また、中距離砲戦では砲弾は低落下角弾になる。
ならば水平装甲はそれほど重視せずとも良い。また、シチュエーションによっては敵に追撃されることも
あるだろう、ならば後方射撃能力は欠かせない。また快速を出すには重量をすこしでも削減しなくては
いけない、そのためには防御区画を縮小し、無駄なスペースをなくす必要がある。
幸い、ドイツには優秀な諜報部が入手した各国の戦艦の資料があるので、それを参考にすれば良い。
本艦の主砲塔は船体中央部に15インチ連装主砲塔を配置したことから、弾薬庫が三箇所に及び
無駄なスペースが多い。ならば主砲を前後部に配して中央部は機関区に充てれば、弾薬庫の分散を
避けられ、機関出力を稼げる。そのためには無茶な要求を、無茶な工夫で何とかする。それこそが
設計の醍醐味なのだと考えた。彼らはドイツ人なのだ。
まずは高角砲台となった連装砲跡を攻略する必要があった。ここに15インチ連装砲塔を載せるにはター
レット径が足らない、ならば28.3cm(52口径)三連装砲塔を乗せてみるか?しかし、要求はダンケ
ルクを撃破可能な超弩級戦艦なのだ。準弩級戦艦などではない。結果的に選択されたのは旧12インチ
連装砲塔跡に15インチ単装砲塔を載せる。これならば前型と同じく6門を確保できるし、砲塔一基を潰さ
れたときの被害門数を縮小できる。しかし、初めての単装主砲塔の開発には懸架装置や駐退機の開発
が付きまとう、ターレットの強化。砲身振動など解決しなくてはならない問題はたくさんある。
しかし、彼らには大した問題ではなかった。面倒なことを進んで選ぶ民族。
彼らはドイツ人なのだ。
主砲はシャルンホルスト級に採用された「1934年型 38.1cm(47口径)砲」を採用し、連装砲塔と
単装砲塔に収めることにした。副砲はこの頃、開発に成功した「15cm(55口径)両用砲」を採用した。
対水上砲と高角砲の両立を目指したこの砲はフランスの13cm連装両用砲のデータをもとにクルップ社が
イタリアのOTO社との共通開発で実用化されたばかりの新製品で、戦艦ビスマルク級の近代化改装の
前に本艦で試験的に搭載が決まった高性能砲である。これを、左右舷側に37mm四連装高角機関砲を
挟んで二基ずつ計4基が配置された。
上部構造部はビスマルク級の設計が流用された為に、横から見たときは見分けがつき難くなっている。
しかし航海艦橋と司令塔の構造には特色があり、装甲司令塔が大型化したかのような円形をしており、
砲戦時は厚さ250mmの半円形装甲シャッターが旋回して艦橋を覆うという徹底ぶりである。(注11)
その背後に三層の解放見張り所を持つ塔型艦橋の頂上部に伝統の10.5m測距儀を一基、艦橋の両側
に両用砲用の5m測距儀が左右一基ずつ設置された。この測距儀は対空兼用で、半球形のカバーがかけ
られているが、戦前のプラネタリウム式の全天候高角射撃指揮装置の故障が激しいという戦訓から構造を
大型にしたついでに旋回モーターを強力なものに変えると同時に省力化に勤めたものになっている。
船体中央部は全て機関区にあて、機関はMAN社の新型ディーゼル機関を採用した。航空機用の排気ター
ビン技術と戦車用の機械式吸気タービン技術を組み合わせたもので、機関出力は従来の1.7倍に対し、
重量も1.2倍の増加でで押さえられると触れ込みであったが、信頼性に懐疑的な海軍は導入を見合わ
せていたものであったが、試験的意味合いからタイ海軍戦艦に導入が決まったものであった。これをシフト
配置で配置し三基一軸で9基を搭載し最大出力156000馬力を発生し、そのまま速力30ノットを達成した
が、ターボチャージャーを使用する事により短時間ならば33ノットを出すことが出来た。燃費は18ノットで
8000海里と、ドイッチュラント級の20ノットで一万海里に比べて物足りなく感じるが、ハイチューンによる
燃費の悪果のためであった。
ドイツ 日本 アメ エゲレス イタ公
この中でどこが一番戦艦の発注価格が安くなる?
注文国は南米。1930年代で
ポケ戦だろうが大和だろうがカテゴリーは「戦艦」なのだからな。
要求仕様も無しにどうせいと?
カネを食う部品、主砲と機関(速力)くらいはキボンを出せ。
>>871 じゃあ経済がまあま豊かなアルゼンチン海軍で「リバタビア」級の代艦。
要求要目
14in砲8門以上できれば10門。(チリ「A・ラトーレ」に対抗)
装甲は当然対応防御。(重量抑えて傾斜装甲推奨)
速力26kt以上。
隻数2隻。
できれば日本の金剛ぐらいの価格(物価上昇率相応)で。(政府利益は30%前後?)
>>870
戦艦スレッドでもあったが、KG5をクリーブランド軽巡並みの値段で造れる英国の人件費の安さは魅力。
ハード・ソフトともにトップクラスだからね。
英国>日本>アメリカ>イタリア>ドイツだろう
アドミラル・ヒッパーの馬鹿高さに驚いた記憶が(二隻でストラスブールが造れる
>アドミラル・ヒッパー
艦体がでかいからじゃない?
>>872 じゃあKGXの主砲を無難に連装4基したやつを発注でほぼ決まりか?防御は2000dぐらい削ってもいいとか?
元々KG5の防御は過大に過ぎる上近距離番長の仏伊独には効果が薄いんで
相手が14インチ砲以下ばかりの南米には充分な気が・・・
ここんとこの南米は『連合』の形を採っているが、近代まで自国で艦艇を建造できなかったために
アルゼンチン(米国)やチリ(英国)やフィリピン(独逸)で戦艦の建造国がまちまちだから一緒
に行動する際は支障が出そうだ。
名前も南米に亡命した南軍将校の名や南米出身の将校の名が混じってさらにややこしくなっている。
1920年代1930年代前半までは戦艦を日本みたく英国からパーツ取り寄せて自国建造して
1930年代後半からは15インチ砲戦艦を六隻揃えて一流海軍国の仲間入りを果たしてはいるがな。
まあ基本は通商保護海軍なわけだが。(米国に隣接した海域には通商破壊型だがな)
通商破壊巡洋戦艦を発注したらフィッシャーに大型軽巡洋艦にされたというアレか
そりゃ南米も受け取り拒否するわ。あんなかたわ船
>南部連合
教師がドイツ海軍だったから潜水艦や水雷艇技術が発達してるんだよな・・・。
>876
でもフィリピンのジョン・c・ペンバートンは元がドイツ戦艦だから防御力ではトップクラスなんじゃないかな?
改装で主砲の仰角増したり、装甲上増ししたり、全長全幅伸ばしたりして頑張っている。
長砲身12インチに大重量徹甲弾を組み合わせた破壊力は金剛級に負けていないと思う
>877
まあ、フィッシャー卿の我侭のお陰で英国は空母を史実どおり手に入れることが
出来たんだし悪いことばかりじゃあない。
>876
戦艦作ってりゃ「一流海軍」なぞとは到底胃炎もんだが。
ソ連や西班牙は「一流海軍」でしょうか?
挙句、艦型はもちろんの事、海軍の師匠やもとからの戦略方針といった
考え方や言語までが違う。齟齬をきたし、支離滅裂となる原因なら幾ら
でも見つかりそうだが「一流海軍」の要素はとんとみあたらん希ガス。
>879
所詮今更の元ナッソウ〜ケーニッヒとかなんでしょ?
WWU水準でやっていくには基礎体力が所詮低すぎ。
もちろん長所を生かす改装というのはある訳だが長所がWW1水準での
防御力では知れてます罠。構造自体が古いんだから。そこに大幅な改善
をしようと思えばそれこそ金剛、カブール並魔改造を要し、自力でイチ
から作れる国でないとやりおおせない改造になるが。
>>881 まあ一流は米英日独仏伊ソの何処があたるかはわからんが、自国の通商路を護れるくらいの戦力と
攻撃の意思を躊躇させる戦力は持っているだろう。
日米の艦隊決戦で著るしく消耗した米国が手土産持って同盟に入ってくれるように頭下げにくる程度は
>著るしく消耗した米国が手土産持って同盟に入ってくれるように頭下げにくる
そんな思考をする国は「勝ち戦」をする資格は無いけどな。
先に同盟を持ちかけタッグマッチを決めてから戦場というリングに上がるもんだ。
それが「戦前外交」ってもんで19世紀以降まずこの段階で戦争の勝敗なぞ9割方
付いてる。戦場で勝敗を決めようとするような阿呆な国は、その戦争で国そのもの
を失う羽目になるのがオチである。WW1&2独逸とかWWU日&伊とか。
アメリカがそのくらい阿呆な国なら世界史はガラッと大きく変わるんですがねェ。
この世界のドイツ・フランスが景気良くイギリスを攻めれるのは大戦前に
南米経由で鉄鋼石や石油やその他戦略物資の支援を受けれたからだっつーの
もあるんではないかと。
WW1でシュペー艦隊追撃で南米の港に逃げ込んだドイツ軽巡を湾内で撃沈したり
疲労していたとは言え、シュペー艦隊と間違って南米の装甲巡洋艦大破させたり
フィリピンで軽巡洋艦で海賊行為働いた後、ろくな対応をしなかった大英帝国が
悪いんだが・・・
>884
>フィリピンで海賊行為
戦争始まっているのにエムデンに上質石炭や食料を売ったからではないんかと
いや、フィリピンの中の人が戦争始まっているのを知らなかったつーのもあるが
>884
つまるところ「孤立化」という「戦前外交」の失敗につきるハナシではないか。
戦略物資云々なぞはソレに比べれば瑣末事項にすぎんのだ。
海戦云々なども所詮戦略以上レベルでは戦力対消滅の「誤差」にすぎんし。
>>884 >この世界のドイツ・フランス
ドイツ・イタリア・ソ連な(w
イタリアがカブールからカラッチオロまでの近代化改装を大戦始まる前に終わらせられたのは
南米連合が高純質燃料や鋼材の提供の替わりにエチオピア侵攻諦めたからだし、ドイツのUーボート
生産台数が史実よりも揃っているのも、戦前からの南米への付き合いがあってのこと。
逆に商売敵つぶしに躍起になっている英国の外交的失敗がWW3でアメリカの支援を受けているのに
イギリス本島の奪回が適わないという現実に・・・。
史実においてもドリーマーだった米国はともかく「老獪」な英国がこうまで
独逸やWW2日本並の阿呆に成り下がっているのはどうした訳なのやら。
阿呆にせにゃ、中型戦艦というカテゴリに属する軍艦が活躍出来る環境じゃなくなるからってとこだろ。
>>888 昔、このスレッドにいた英国側のプレーヤーがドキュンだったから。
スレの規定で”条約を厳守”とあるのに、米国のプレーヤーを結託して
18インチ砲艦とかライオン級作ろうとしていたから、追い出された。
追い出されるまでにも、ライオン級を存続させる替わりに旧式軽巡廃艦したり
自分から巡洋艦の排水量狭めてネルソンを18インチ艦にする裏取引をしている。
その前の段階のWW1の時代でも横暴極まりない小説書いていたから・・・・阿呆
や間抜なのはその名残。
典型的な我田引水系英国厨
ちなみに英国厨房ほどでもないが、日本と米国側のプレーヤーも厨で立てたばかりのスレッドで日米艦隊決戦を平日にやって
各国の事情さんやアルザスさんが関与しないうちにほぼ使いきった上に、手持ちの艦船もスレ内で沈めてしまった。
日本厨は満足したらしく途中で消え、米国厨房もほどなくしていなくなった。
だから日米の海上戦力が低いのもそいつらのせい。
本家とは逆か・・・
>893
せっかく史実よりも各国のWW1での負担を軽減して大型艦や補助艦艇の計画に下駄をかましたのに
日米英の連中が与太者ばかりだったせいでインド洋くんだりまで枢軸艦隊が出張る羽目になった。
まぁ、上が無能だったおかげでドイツ・イタリアでマルタ島を攻略できた上に人間魚雷で英地中海艦隊を
アボーンできたんだけど。
この世界での自由フランス、自由オランダ他亡命陣営の戦力はどないだ?
なんだかオランダがネヴァダ級やインディペンデンス級空母持っていたりと
豪勢だが
>>893 ぶっちゃけ本家は終わりだろ?
こっちと違って、路線決まった後から伊仏厨が穴つついて矛盾つくって
あとは投げっ放しだから戦力バランス取れずに他の人が本筋書けない
企画全体と読者を見れねぇ阿呆がのさばってる限り、向こうは駄目だね
まあ本家は大本の佐藤の馬鹿が遅筆な上に典型的な日独最強厨だから伊仏に詳しいのを
引っ張り込んだらああなるのは自明の理。
本家はオーバーテクノロジー過ぎる気がするが
>>897 あちらはどうも、90年代の第四次大戦と湾岸戦までに各国のRMA化を間に合わせる為
わざとオーバーテクノロジー化を推進しているみたいだな。
40年代末以後は進化し過ぎてて、このスレの参考にはしにくい。
あと本家のは「この企画では日独最強路線で行く」と参加者全員が同意した後から
自分の思い通りになるよう変えろと言い出すのは、知識の有無以前の問題だと思うがね。
最近持ち直してるようだが、その辺の本は読んでていきなりつまらなくなるから萎える。
こっちにも
>>890-892みたいな経緯があるから気をつけないとな。
まあ部外者がヲチするのも何だし、ここいらで止めるか。
亡命オランダは幼女女王が出てくるのが他と違うところか(w
補助輪付き自転車で軍港の水兵さんを見舞う描写に萌えた
つか、オランダ海軍工廠。作ってる暇有ったらマーブルヘッド直せよと言いたい
>つか、オランダ海軍工廠。作ってる暇有ったらマーブルヘッド直せよと言いたい
→つか、オランダ海軍工廠。子供用自転車作ってる暇有ったらマーブルヘッド直せよと言いたい
>>899 だがな、ちちゃい子まで総出でキコキコ激励して回るんだろ?
郷里に家族残してきた親父どもの士気は天を衝くかも試練。
・・・確かに補助輪つけた奴は小一時間説教物だが、心理的には案外あなどれないなw
>901
女王皇女陛下直々に見舞ってくれた後のスラバヤ沖海戦では「やるぞ手前ら!」な
史実の悲観的なムードを一新して、日本側の魚雷不調も相まって撃退しちゃったからなあ
上のウィレム・フォン・オラニエを軽巡と見誤って旗艦に12インチ砲弾ブチ込まれたってのも
あるけど(w
>>902 いくら最上を15.5cm15門から20.3cm8門に火力アップしていてもSHS30.5cm6門には
勝てないからな(w
鳥海も馬鹿でかい艦橋が災いして米重巡の20.3cm砲弾喰らって司令部重軽傷では引き返す
他あるまいて
しかも、その後の日米艦隊決戦で南洋攻めが事実上空転しちゃったから未だオランダ東洋
艦隊健在成り
>895
オランダは戦前から北アメリカ合衆国べったりなんで、史実よりもかなり潤沢です。(w
戦艦
「ウィレム・フォン・オラニエ」
28.3cm(50口径)連装砲3基・20.3cm(55口径)連装砲5基、26500トン、30ノット(公試時32ノット)
軽巡洋艦
「ジャワ」級
15cm(50口径)単装砲10基、8078トン、30ノット
「ジャワ」:1916年5月31日起工、1921年8月6日進水、1925年5月1日竣工、1946年ビンタン島沖海戦で撃沈(仏艦隊)
「スマトラ」:1916年7月15日起工、1920年12月29日進水、1926年5月26日竣工
「デ・ロイテル」
< =○―○■ ● ○=○= )
15cm(50口径)連装砲三基+同単装砲一基、7822トン、32ノット
トロンプ級
<=○=○■ ● ○= )
15.2cm(50口径)連装砲3基、3350トン、32.5ノット
「トロンプ」:1936年1月17日起工、1937年5月24日進水、1938年8月18日竣工
12.7cm(38口径)連装砲3基、3800トン、31.5ノット
「ヤコブ・ヴァン・ヘームスケルク」:1938年10月31日起工、1940年進水、1941年竣工
エヴェルトセン級駆逐艦
<―○―○■ ● ●○―○― )
「エヴェルトセン」「ピート・ハイン」「ヴァン・ゲルト」「コルテノール」
「ヴァン・ガレン」「ヴィット・デ・ヴィット」「バンケルト」「ヴァン・ネス」
アムステルダム級
<―○■● ●―○ ●○―○― )
「アムステルダム(旧ハーヴィ)」「ロッテルダム(旧ロング)」
貸与艦艇
ゼーゴイセン級戦艦(旧「ネヴァダ」級)
「悪夢の一夜」後に修復した戦艦を借り受けた。速力を除けば新戦艦並みの性能に仕上がっている。
<≡○=○■●○=○≡)
30900トン、45口径35.6cm3連装砲2基+同連装砲2基、12.7cm(38口径)連装両用砲8基
21ノット
「ゼーゴイセン(ネヴァダ)」
マコマ級航空母艦
13000トン、搭載機45機、12.7cm(38口径)連装両用砲2基、32ノット
建造中の軽巡洋艦を改造した補助空母。装甲空母を求める米大統領の一括により廃艦にされかかる
が、亡命軍へ貸与された艦。
「マコマ」「ガディア」
アムステルダム級
第一次大戦下に大量生産された四本煙突駆逐艦を貸与された。
<―○■● ●―○ ●○―○― )
「アムステルダム(旧ハーヴィ)」「ロッテルダム(旧ロング)」
新年明けましておめでとうございます
>897
>本家はオーバーテクノロジー過ぎる気がするが
こっちもWW1でフッドやマッケンゼンやバイエルンを前倒しで竣工させているし、本土が戦地に
なってるフランスが15インチ砲8門搭載ノルマンディーを竣工させ、ハンガリーがモナーク代艦を就役させ
イタリアもフランチェスコ竣工させたりと凄い事になっている(w
だから各国も余裕があってワシントン条約よりも厳しいのを呑んでいるわけだが。ソ連とドイツがちゃっかり
条約に紛れているのも、当分は戦争なんて起こしませんと言うポーズ。
欧州では副砲の半自動化が進んでいるのはイタリア・フランスの駆逐艦と巡洋艦競争でコミケでのオタの
群れの様に群がってくる水雷戦隊を手早く片付けるために手数が必要ってことで前倒ししている。
本家がやっていないので近日中にネタを出します
本家がやっていないねたと言うと「おとボク」か?
戦艦が空母に化けるのか?艦隊の「お嬢様」ばかりいる空母機動部隊で「お姉さま」と慕われるのか?
>>909 >戦艦が空母
逆なら可能そうだが、それは無理っぽくないか。
竣工時の金剛あたりなら、マスト取り払って張りぼて乗せればいけそうだけど。
ところで「おとボク」って、勘違いオカマ野朗が、レズの幼馴染を陵辱する話だっけ?
>910
おおむね間違いない
駆逐艦
ジャグアー級 大型駆逐艦
<−○−○■●● ●○−○−○− )
13cm(40口径)単装砲5基、75mm(50口径)単装高角砲2基、35.5ノット、2136トン
「ティーグル」
「レオパール」1943年 5月27日 ベンガジ沖にて荒天のため遭難。放棄後沈没する
機関シフト配置、効率の良い機関、軽巡並みの兵装等の後の仏大型駆逐艦の基礎となった艦
ブーラスク級 駆逐艦
<−○−○■● ●●○−○− )
13cm(40口径)単装砲4基、75mm(50口径)単装高角砲2基、33ノット、1320トン
「ミストラル」「ウーラガン」「シムーン」「タンペート」「トロンブ」
ジャグァー級大型駆逐艦の縮小型。最古参の中型駆逐艦だったが、大西洋を縦横無尽に働いた。
ラドロア級 駆逐艦
<−○−○■● ●●○−○− )
13cm(40口径)単装砲4基、37mm(50口径)単装機関砲2基、33ノット、1378トン
「ル・フォルテュネ」「ラルション」「シムーン」「バスク」「フロンデュール」
ブーラスク級の改良型。大西洋を縦横無尽に働いた。
ル・ファンタスク級 大型駆逐艦
<−○−○■● ●−○○−○− )
13.8cm(45口径)単装砲5基、37mm(50口径)単装高角砲4基、37.0ノット、2570トン
「ル・マラン」「ル・トリヨンファン」
仏大型駆逐艦の中で最も武運に恵まれたクラス。
艦隊装甲艦クールベ級
30.5cm(45口径)連装六基12門、23200トン、23.4ノット
=○
<=○=○■●● ● ○=○= )
=○
「クールベ」「オセアン」「パリ」
艦隊装甲艦プロヴァンス級
34cm(45口径)連装4基8門、12.7cm(38口径)連装6基、24200トン、23ノット(1945年時)
=□=□ □=
<=○=○■● ● ○=○= )
=□=□ □=
「ロレーヌ」
貸与空母「ディズミュド」
艦載機42機、12.7cm(38口径)単装砲4基、7800トン、18ノット
デュケーヌ級
20.3cm(50口径)連装四基8門、12200トン、34ノット
「デュケーヌ」「トゥールヴィル」
アルジェリー級
20.3cm(55口径)連装四基8門、10000トン、31ノット
「マダガスカル」
軽巡洋艦
ジャンヌ・ダルク
15.5cm(55口径)連装砲四基、6500トン、25ノット
>>909 それも本家でねたになっていぞ兄者
高速貨客船の船団のなかに、仮装巡洋艦が紛れ込んで船団護衛をするという話だ。
船団護衛話というと、こちらの世界では大井さんと田中大佐の第七艦隊ネタか?
装甲巡洋艦「紅”鎮東”美鈴」
(紅 美鈴/東方紅魔郷 Stage3ボス/上海アリス幻想団)
< =○=○■●● ○=○= )
開国海軍が英国に発注した装甲巡洋艦。外見は同世代に竣工した英巡洋戦艦「フッド」に似ていると
いう印象が強いため、「あれ?名前なんだっけ?」「えっとー(汗」「よっ、中国」と・・・、本来の名前が身内
にも呼ばれない艦。その後、皇帝陛下直々に”中国”を名乗ることを許された。(注1)
艦形は、今までの英装甲巡洋艦と違って馬蹄型の8インチ主砲塔四基を背負い式で二基ずつ前後に
均等に振り分け、旗艦設備や測距儀施設を強化したため多層化した艦橋に本格的な三脚檣を備え、二
本煙突を中心とした均整の取れた大きい船体、そして艦首に「龍の紋章板」を張られ、しなやかなシアを
持った彼女はたとえるなら妖艶。しかし美しさと隠しようもない攻撃性を発していた。更に、弩級巡洋戦艦
ばりの装甲を奢られた彼女は、幾度ものの敵の攻撃をしぶとく耐え抜き、最後には撃退する能力を
持ち、『門番』に対する主の信頼を充分に得ている。赤毛が特徴の歴代の艦長は何故か全員が気孔の
達人で武術にも秀でいた(注2)だが、それを感じさせない物腰と、開国海軍で最も大きい巡洋艦という
アピール性から、帝都の玄関としての紅魔館(注3)を守る”門番”としての砲艦外交と言う、機転と気配
りの要求される仕事を当然の如くこなす様から「気を使う程度の能力」を持つと賞賛され。役割を立派に
勤めて上げている。
後に、イギリスから軽巡洋艦「十六夜”威英”咲夜」とお雇い英国人の艦長とも中々上手くやっている仲
である。(注4)気になる装甲巡洋艦としての戦闘能力だが、巡洋艦相手に21cm砲8門は充分な攻撃
力であり、高所に配置された測距儀から敵の位置を正確に捉え、打ち据える能力は各国の巡洋艦設計
に深い影響を与え、後の重巡洋艦が彼女の様式を真似するところからもその完成度は疑いようも無いだ
ろう。また、1932〜1934年の近代化改装で主砲を仰角80度まで上げられ、対空能力を持つ英国製
「Mark1 20.3cm(50口径)」連装砲塔四基に換装すると同時に、副砲の4インチ単装速射砲9基を同
単装高角砲9基に換装し、47mm対水雷艇砲はボフォーズ社の40mm機関砲12門に換えて飛躍的に
弾幕を強化している。その、対空砲火は「まるで花火を見ているかのような」様々な色の曳光弾を放ち、
敵機を捉えた。(注5)
機関は当初はヤーロー缶24基と直結式タービン二基四軸の組合せの予定であったが、建造中に第一
次世界大戦が勃発し、機関を巡洋戦艦ライオン級に流用されてしまったために、戦後になってから海軍
式重油・石炭水管缶12基とブラウン・カーチス式直結タービン四基四軸推進の組合わせで建造再開と
なった。巡洋戦艦「フッド」級四番艦の流用だが、84000馬力、公試において速力31ノット、実用速力
30ノットを叩き出し、ライバルの日本海軍の装甲巡洋艦をリードした。しかし、10ノットで/3900海里し
かない航続性能に、周りからは「大喰らい」と呼ばれたが、中国と日本の間の内海を行動するには充分
な性能であった。
注1:観艦式において、皇帝直々に各艦の艦長を労った際に「紅”鎮東”美鈴」の艦名だけが名前が出て
こず、周りの艦長が「中国!」「中国!」と囃したため、中国最大の巡洋艦ということもあり、愛称に
『中国』と呼ばれるようになってしまった。
注2:各国の砲艦の集う桟橋で「紅”鎮東”美鈴」艦長が『型』の練習をしていた所、砲艦「ジェルジン
スキー」艦長が力量を見抜き、手合わせを申し込んだが砂煙を立てながら突っ込んでくる相手を
ひらりひらりと交わして、気孔でくるくる投げ飛ばす様はさながら手品のようだったと「出雲」艦長の
日記に残されている。
注3:中国海軍南洋水師上海本部は赤に塗られていたため、魔の都上海の赤き館より紅魔館と呼ばれ
ている。なお、一階には「十六夜”威英”咲夜」艦長指揮のもと、本場英国式メイド喫茶があり、外国
人女学生の安全で貴重なバイト先になっている。
注4:お雇い英国人を快く思わない水兵もいたのだが、「手痛い洗礼」を与えようと青龍刀や小銃を持ち
「十六夜”威英”咲夜」を襲撃しようとした所、「紅”鎮東”美鈴」艦長に「口で言っても解らない相手
には、拳で答えましょう(笑顔(手パキポキ」で全員、軍病院送りにされたという。水兵達も生まれ
故郷では相当の手誰であったが、先祖伝来の青龍刀や槍で立ち向かったものの、まるで相手に
ならなかったという。
注5:進化する航空機相手に弾を命中させるのは容易な事ではないと、「十六夜”威英”咲夜」から対空
射撃法を教わった結果であった。中華三千年の歴史を持つ花火技術を曳光弾に応用し、複数の砲
で混同しないための工夫であった。
==竣工時==
水線長:179m
全長:185m
全幅:21.4m
吃水:7.5m
基準排水量:12500トン
常備排水量:14500トン
満載排水量:-トン
兵装:20.3cm(50口径)連装砲4基、10.2cm(40口径)単装速射砲9基、47mm単装砲4基、53.3cm単装水中魚雷発射管2門
機関:海軍式重油・石炭水管缶12基+ブラウン・カーチス式直結タービン四基四軸推進
最大出力:84000hp
航続性能:10ノット/3900海里
最大速力:30ノット
装甲
舷側装甲:229mm(VP内船体中央部)、152mm(艦首尾部)
甲板装甲:76mm(主甲板)
主砲塔装甲:229mm(前盾)、229mm(側盾)、127mm(後盾)、102mm(天蓋)
司令塔:279mm
パーペット部:76mm
航空兵装:-機
乗員:830名
本家でやっていないネタって東方シリーズか!
しかし、中国かよ!
鎮東=東を鎮(しず)める か・・・
当時、イギリスを差し置いてドイツ高海艦隊の巡洋戦艦を撃破した日本海軍は最高に調子に
ノッっている時でしょうから
それでこの艦名なのでしょう。
スペックから言うと、条約型重巡洋艦の元祖になっていそうですね。外見形状がマイティ・フッドならば
そりゃあ、本当の名前は思い出されないでしょう(w
>915
巡洋戦艦がわが世の春を謳歌している時代にそれには逆立ちしても勝てない装甲巡洋艦
をわざわざこさえる了見が「ハア?バカジャネーノ?」ですが。
いやね。帝国海軍と豪州さえいなければ鳥無き里の蝙蝠を気取れるスペックではあるん
だけどサ(もっともその装甲厚でその排水量では装甲装着範囲もフッド卿のバッタもん
でしょうが。背負式砲塔も首尾線方向に機能するのか充分時期的に怪しいし)。
>920
逆だろう。こういう益体の無い主力艦に絶対勝てないスペックだからコレをスタンダード
に「条約型巡洋艦」を制定するという流れになるだろう。
922 :
915:2006/01/21(土) 01:03:26 ID:???
そうですか、じゃあ次スレッドでは消します
>>921 造る英国も英国だ(w 相変わらずの人の悪さは健在のようで(w
まー登場時は30ノットの俊足を生かして金剛から逃げさるか、格下の相手には8インチ8門の火力で叩きのめすとゆーポヶ戦的存在だな
モデルとなったキャラも四面ボス程度の能力で、美人さんだからフッドていうのは有っているかも
>オーストラリア
そういえば、この世界だと巡洋戦艦を保有できている訳だな。
条約非加盟をいいことに、保有が出来ているわけだが。
>>195 >装甲巡洋艦
5桁目を1から2にせんと収まりつかない装甲厚だぞ、ソレ
ドイツに
>>921 >背負式砲塔も首尾線方向に機能するのか充分時期的に怪しいし
できそうな国とゆーと、フランスかアメリカくらいでしょうかねえ?
>>922 次スレッド上がった時でいいから、書き直しておいで。
本家でもネタ化していない作品を書いた点は評価できるから。それと、史実の計画であった艦を
参考にすれば完成度は上がる。
>>915 >>921 「鎮東」のステータスはズバリ”ポケット戦艦”でしょう金剛級巡洋戦艦(確か竣工時は30ノットの俊足は得ていないはず)でも
追いつけない速度と、既存の巡洋艦でも太刀打ちできない火力。
それでいて上海の軍港に浮かべておける大きさ。
後世のイタリア重巡洋艦ザラ級やドイツのドイッチュラント三姉妹の先祖的役割ですね。
それに日本と英国は同盟国であるので、大して危機は抱いていなかったのでしょう。
>927
>既存の巡洋艦でも太刀打ちできない火力
エジンバラ公、ウォーリア、ミノタウアー、筑波、鞍馬、ピサ、サンマルコ
エドガーキーネ、リューリックU、シャルンホルスト、サンクトゲオルグ
上記あたりは主砲またはプラス中間砲の火力だけで対抗できるか上回る火力がある。
米ビッグ10あたりも副砲火力と運用能力といった総合では火力のみとればいい勝負
になてしまうだろう。所詮、装甲巡洋艦て事です。
あとザラ級CAはポケ戦ではなく戦艦不在時に戦艦の代わりにガチする「代用戦艦」
であって性格が全く異なる。ポケ戦の装甲は巡洋艦とのガチに耐えられんがザラは
耐える為に魚雷と2軸をすてて条約型最高厚水準の直接防御装甲が施されている。
ザラ級は最後の装甲巡洋艦と言えそう
フランスとイタリア、優秀な装甲巡洋艦を造った国がザラとアルジェリーを作ったのは
やはり老舗というだけはある。
同意。ケント級やロンドン級は戦闘艦ではなく客船に見える。
1943年の近代化改装後はキングジョージのデコイに見えるし・・・
最近は、枢軸軍加盟後の英国と自由英国軍の編成を考えたりします
南部連合国は同盟国のスペインを支援する、スペインは同盟国のドイツに輸出する
の流れで、北米合衆国の高品質燃料と南部連合国で生産された部品(組み立てると
メサーシュミットに・・・)がバトルオブブリテンを枢軸国勝利に導いたというのは
過去スレで見ている。
国同士の付き合いって大切だよね?
>929
>ザラ級は最後の装甲巡洋艦と言えそう
イタ公自身が「装甲巡洋艦」と一時的ながら自称しとる。
>932
燃料とか機械部品の品質とかいう「瑣末事項」が史実における敗因ではないのは如何に?
この世界だと、1946年夏から食糧難による抵抗力低下と医療品不足により疫病が
イギリス南部に蔓延している上、1947まで頑張れる武器弾薬の備蓄があるが、一般
人を、食べさせる食料が無くなるために英国放棄になってしまいます。
1942〜3年にはマルタ島失陥しているからなあ。ジブラルタルも翌年失っているし
輸送船団は喜望峰大回りで行くか、U-ボート跋扈する大西洋を行くかで
しかも、史実と違って米国は英国への支援は消極的だし
とりあえず、アイアン・デューク萌えな俺は英仏海峡での艦隊決戦で砲術練習艦で残っている
三隻がカブールやナッソー相手に獅子奮迅の活躍を見せてくれることを期待している。
同世代艦の金剛や陸奥の空気読めない特攻もありえるがorz
>陸奥金剛
欧州枢軸勢にはインド洋まで戦艦と空母出してもらっている”恩”を史実と違って
カリスマある”やんごとなき御方”をないがしろにする訳ない。
陸軍がアフリカに九七式中戦車改や一式戦を出している現状で、「海軍には船は無いのか?」と
のたまって慌てて欧州派遣だろう。
と言っても、主力ではない金剛級と損傷で門数が六門(それでもネルソンとガチ)の陸奥は
欧州戦艦と派互角に戦える戦力だが。
>大日本帝国大西洋打通
「悪夢の一夜」で船の数をソ連並みに減らされた帝国海軍が派遣するとなると二戦級ばかりか?
本国決戦と言うことで出し惜しみしない英国と復讐を狙う仏国と独国が主流で、他の三国はチョイ役でしょうな
>>938 陸奥と金剛はガチ、他には空母は純鷹(元インドミタブル)、重巡は妙高
どれも英国にゆかりのある設計のがやってくるんだから最悪の冗談です。(笑
940 :
名無し三等兵:2006/02/13(月) 08:53:07 ID:6lOjRqFB
「デヴォンシャー」
=□ =□
< =○=○■○=○=●● )
=□ =□
(四連装主砲塔:≡○ 副砲:=□ ゜艦橋:■ 煙突:●)
■超海防戦艦
ワイマール条約によりドイツは往時とは比べようもない弱小海軍になったと言われる。確かに時代遅れ
となった準弩級戦艦五隻と最初期の弩級戦艦二隻を保有しているに過ぎないし、砲塔形式では無い
軽巡洋艦6隻を持つでしかないドイツは三流海軍に墜ちたと言えるだろう。
しかしバルト海では、革命の影響で稼動大型艦が皆無になったソビエト連邦。そもそも大型艦など欠片
も保有していない北欧諸国に対しては以前として、有力な戦力であった。(注1)
さらに、1933年にデビューした装甲艦「ドイッチュラント(二代目)」は軽合金と電気溶接を巧みに組み
合わせた軽量な船体、長砲身11インチ三連装砲、軽量高出力高燃費のディーゼル機関を組み合わ
せた「ポケット戦艦」として世界各国の注目を浴びた。排水量一万トン台ながら、「ジュットランド海戦」で
恐るべき耐久性能を見せ付けたドイツ海軍の軍艦だから「防御能力もそれなりにあるのだろう」と諸外国
に思わせてしまう出来であった。ドイツとしては海防戦艦を造るつもりであったが、軽量化を狙ってディー
ゼル機関を積んだために要求性能よりも航続性能が向上してしまい、攻撃力と高速性能を併せ持ち、防
御もそこそこ有るフィッシャー式巡洋戦艦もどきが出来上がってしまったのだ。
しかし、諸外国は「ポケット戦艦」としての性能ばかりに目が行ってしまい、この小さな装甲艦を自国の
艦艇を脅かす存在として認識してしまった。「砲撃力と防御で巡洋艦を圧倒し、速力で戦艦から逃げる
嫌な艦」。そういう評価を下してしまったのだ。そして諸外国は対応策に忙殺される事になった。(注2)
■無い物は出ない
だが対応に苦慮する国々もある。それは先述の北欧諸国。列強諸国なら対策はいくらでもある。だが
彼らには超弩級戦艦も強力な巡洋艦もない。希少な鉱物資源に恵まれ、資金力もあるトルステインは
世界中に強力な巡洋艦と大型駆逐艦を発注したし、スウェーデンはスヴェレージ級の経験を元に、巡洋
戦艦と大型巡洋艦の建造に着手した。しかし、艦艇の多くを輸入に頼るノルウェーには金に物を言わせ
て発注競争をしたり、自前で大型艦が建造できるわけでもない。
慌てて軍備拡張宣言を出して取り揃えるしかない。しかし飛行機や戦車や水雷艇はイタリアから購入
して何とか体面が付いたものの、大型艦はそうはいかない。何しろ大型艦を作るには年数が要るのだ。
デンマークは日本に発注したが、ノルウェーはどこに頼る?フランスとイタリアは子供の喧嘩みたいに
建艦競争を繰り広げていて、とても頼めそうに無い。頼むべきはこの世界で一番に大型艦を造って輸出
しているところ・・・イギリスだ!!!
英国政府や造船所は快諾してくれた。イギリスでも先の大戦で、自国の戦艦はグルグル回って標的艦
になるし、巡洋戦艦は造っても造っても片っ端から撃沈されてしまい、戦艦先進国としての諸外国からの
信用丸つぶれで、大手顧客の南米海軍からの巡洋艦の依頼(注3)だけで輸出部門は食い繋いでいる
状態であった。そのため、”小口”のノルウェー海軍の依頼にも快く応じてくれたというわけである。
要求性能は「主砲は30.5cm砲以上で防御は独11インチ砲に耐えうるもの。速力は26ノット以上、排
水量は一〜二万トン台、そして安く!」という物であった。これは、ナッソー級の28.3cm砲、ガングート
級の長砲身30.5cm砲よりも威力のある主砲に対抗するには必要最低限な要求であり、それに献金し
てくれる国民に対しての視覚的効果も狙った。
943 :
941:2006/02/14(火) 17:41:34 ID:???
艦形図の
>(四連装主砲塔:≡○ 副砲:=□ ゜艦橋:■ 煙突:●)
は(連装主砲塔:≡○ 副砲:=□ ゜艦橋:■ 煙突:●)です、スンマソン
それに対する英国の回答はオライオン級の解体により余った「Marks I 34.3cm(42口径)砲」、
これを連装砲塔形式のままで前甲板と中甲板に背負い式で2基ずつの計4基8門搭載することとした。
これならば倉庫に予備砲身のストックが山積みになっているし、信頼性も問題無しで砲塔も何十基組み
上げたか解らない程の実績がある。
副砲は被弾時の被害軽減を考え、ケースメイト式配置をやめて軽巡洋艦「リアンダー級」で搭載した
「MarkXXIII 15.2cm(50口径)砲」を連装砲塔形式で4基を、艦橋と機関区の両脇に一基ずつ搭載
した。他に対空兵器として12cm(40口径)単装高角砲を艦橋脇に一基ずつ、煙突と後部砲塔の間に
一基ずつの四基とした。
防御装甲は、東京条約後に解体された戦艦の装甲を使用することで低コストに抑えた。舷側装甲は
16度傾斜した254mm装甲を水線部に張り、その上端に合わさるように水平装甲も102mm装甲を
張った。装甲板は再利用に辺り、被弾や割れがないものを選び、これをヴィッカーズ社にて表面焼入れ
処理を再度行った物を使用した。水雷防御は装甲下端部からバルジが設けられ、三層構造とされた。
機関は重巡洋艦ケント級の物を若干改造したものを用いてコスト削減に努め、出力100000馬力、速力
31ノットを発揮した。航続性能は狭いバルト海で迅速に行動するために17ノットで5500海里程度に
設定された。艦橋構造はレナウン級に模した六角形の箱型艦橋の上に三脚檣を組み合わせたシンプル
なものとし、全長が199mで全幅は26mと、排水量に比べて全長が長く、巡洋艦のような優美な印象
はタイプシップとされたレナウン級を凌ぐ物であった。
竣工した艦は「ハラルド・ハールファレ」と名づけられた、優れた直進性能とバルト海一の巨砲はノル
ウェー政府を満足させ、ドイッチュラント級に対抗するために二隻が追加発注された。しかし、その後の
鉄鉱石の値段割れで資金難となり、船体だけ完成された「トール」と「スコジョルド」は結局は英海軍に
売却され、「デヴォンシャー」「マンマス」と改名された。
船体は既存の英国巡洋戦艦よりも小型ながらも、船体構造は「ネルソン級」が現れるまで最新型で、
防御力にも優れていたこの艦を、巡洋艦戦隊を率いて敵通商破壊艦を追尾する艦として建造再開する
こととした。その事はWW1において、シュペー艦隊に追撃をかけ、華々しく散った装甲巡洋艦の艦名を
引き継がせたことからも伺える。旧式になりつつあった三脚檣を持つ艦橋は最新型の塔型艦橋へ、砲塔
形状も馬蹄型から垂直に切り立った箱型に変更された。この艦の建造資料は後にクイーン・エリザベス
級やレナウン級の近代化改装に応用される事となった。(注4)
注1:赤化ソ連をバルト海内に押さえておくための戦力として連合国側は妥協したようだ。条約締結後の
ナッソー級は未だジュットランド海戦の痛手が癒えておらず、戦力外も同然で、ワイマール・ドイツ
海軍は準弩級戦艦が主力であった。
注2:イギリスは福祉予算四割を主張する議会を抑えて既存の巡洋戦艦の近代化改装に走り、フランス
は予算を渋る議会を説得して「ダンケルク」級を獲得し、イタリアは薮蛇で弩級戦艦の近代化改装に
奔走する羽目になった。
注3:それさえも1930年代中期には南米で亡命ドイツ海軍技術士官指揮のもと、巡洋艦や駆逐艦の
自力調達が可能になってしまい、注文が来なくなくなってしまった。しかし、駆逐艦や砲艦の設計
依頼や貨客船の注文は第二次大戦まで続いた
注4:凝ったマンマス級の設計変更が無ければ、ロイヤル・サブリン級の近代化改装は遅れなかった
だろう。との最近の研究で指摘されている。
「デヴォンシャー」竣工時
水線長:199m
全長:206m
全幅:26m
吃水:7m
基準排水量:18.300トン
常備排水量:20.170トン
満載排水量:-トン
兵装:Mark V 13.5インチ(45口径)連装砲4基、MarkXXIII 15.2cm(50口径)連装砲4基、
1925年mark8型 12cm(40口径)単装高角砲4基、1923年型4cm(40口径)ポンポン砲4連装8基、1923年型mark 1 62.2 cm水中魚雷発射管6基
機関:アドミラリティ式重油専焼三胴缶8基+パーソンズ式オール・タービン4基4軸推進
最大出力:100000hp
航続性能:17ノット/5500海里
最大速力:31ノット
装甲
舷側装甲:254mm(VP内、傾斜角16度)、76mm(VP外)
甲板装甲:102mm(VP内)、38mm(VP外)
主砲塔装甲:279mm(前盾)、109mm(側盾)、109mm(後盾)、109mm(天蓋)
パーペット部:381mm
司令塔:355mm
航空兵装:-
乗員1.314名
■同型艦
「デヴォンシャー」 1943年1月1日竣工 1950年中国に引渡し、「斉遠」と改名、1977年除籍
「マンマス」 1952年4月23日竣工 1952年航空母艦に改造、1975年除籍
>デボンシャー
いま一歩のダンケルク級って所か?
主砲の射程の短い旧式砲だし、バルト海でポケ戦やヒッパー相手なら通用する出来だな。
高速海防戦艦て所か
>デボンシャー
確かこいつ等、アイアンデューク二隻を練習艦にして取得した装甲艦扱いのフネだよな
相変わらずいい取引している。
>949
IRCからサルベージした設定を元に現代風に改竄してみた。昔の戦艦スレッドではアイアン・デュークでさえ火力は扶桑型並と言われてて、コイツは6門しか積んでなかった
少々艦形を肥大化させて門数と速力を上げてみた。
ネルソン原案+ヴァンガードコンセプトが元ネタだな
>デヴォンシャー
ベンボーさんの乗ってた装甲巡洋艦まがいはこのフネでしたか
これはよい超弩級海防戦艦ですね
941からの設定によればそのスペックは技術的には「戦艦」以外の何者でもありませんが何か?
超弩級海防戦艦?海防戦艦の意義と特徴と欠陥判ってますか?ましてや装甲巡洋艦では絶対に
ありません。いやまあ設定にビジュアルが付いてないしある数値がスペックにも無いのだから
「海防戦艦」でないと断定はできんが。
>944
仰角を上げていない(w
仰角を上げないと射程が伸びないし、対甲板貫通性能が上がりません。
舷側装甲も10インチで甲板は4インチと来たもんだ(w
>舷側装甲も10インチで甲板は4インチと来たもんだ(w
いーじゃん。どうせ相手はドイツのポケット戦艦なんだし
史実シャルンホルスト相手でもなかなかの戦いが出来る巡洋戦艦だと思うけど?
>954
馬鹿スペック厨乙。
仰角上げると砲塔構造の大改装になり「高い部品を流用で安く上げる」という
眼目がパアになるだろうが。
そもそも何処の国もが「最強戦艦」をものす必要なんかないのだ。その身の丈
にあった道具があればよいのであって、そもそもフネである必然性さえ無い。
貧乏海軍にとって戦艦ほどアホらしい装備もそうは無い事をわきまえよ。
これは良い劇的!ビフォーアクターですね。廃材を使用して驚きの現代風戦艦に!
新戦艦が軒並み14インチ砲のこの時代ならば13.5インチ砲でもそこそこハッタリが効きますね。
霧の深いバルト海ならば近距離での咄嗟砲戦や水道に紛れ込んだ重巡洋艦を水柱に包むことも出来ます
ね(w
ただ・・・測距儀はもしかしてケントとかが積んでいる巡洋艦程度の能力を持つものでしょうか?射程も
伸びていないでしょうし、ジュットランド以降の新戦艦の必須である遠距離砲戦への対応がスッポリ抜け
落ちているように見受けられます。これならば旧スレにあったジャスティス級航洋モニター艦4隻と機雷敷設
高速駆逐艦の組合せの方が有効に感じます。ノルウェーの小さな財布では超弩級戦艦一隻とイタリア製
戦闘機数十機、水雷艇6隻買うのが精々でしょう。
958 :
名無し三等兵:2006/03/16(木) 15:19:36 ID:P7G6iMjA
ほしゅ
>>956 >貧乏海軍にとって戦艦ほどアホらしい装備もそうは無い事をわきまえよ。
まあ戦後の好景気にファビョってスウェーデンは巡洋戦艦建造始めるは、デンマークは日本に海防戦艦発注するは、トルステインは列強七カ国に大型巡洋艦発注するはの
バルト海世界状況でノルウェーも遅れてはならんと遅すぎる腰を上げたんだろう。
age
>トルステイン
希少鉱物を産出するが故に、スウェーデンのように”中立国”なりえなかった北欧の国家か・・・
タングステンやウラニウムまで出るんだからな
>トルステイン
北欧の小国ながら豊富な鉱物輸出&優れた金属加工技術から派生した精密化学工業を武器にWW2参加時点で
枢軸陣営と連合陣営から買い集めた優秀艦がウリの国。しかし、規格が英米日伊独仏入り混じり、工員はメンテ
ナンスに苦労する羽目に。
戦艦
「フリッドスキャルフ」
常備排水量:31535トン、195.3m× 31.7m×9.5m、
武装:38.1cm(42口径)連装砲4基、15.2cm(45口径)単装砲16基、10.2cm(50口径)連装高角砲4基、40mm(60口径)連装機関砲10基、
最大出力:81000hp、速力:26ノット、航続性能:10ノット/4500海里
大英帝国のクイーン・エリザベス級をベースに改良型として発注。海の守りの要として平和な時期に近代化改装を
繰り返しながら第二次・第三次大戦に君臨した。
航空母艦
「ブリシンガメーン」
常備排水量:18800トン、234.4m× 24.4m×5.92m、
武装:10.2cm(50口径)単装高角砲8基、40mm(60口径)連装機関砲12基
最大出力:53500hp、速力:30.3ノット、航続性能:15ノット/7000海里
航空設備:航空機86機
艦上戦闘機ブリュースターF2Aバッファロー12機
艦上攻撃機TBDデバステーター36機
北部アメリカ海軍の「レンジャー」級航空母艦の2番艦を購入した艦。当初は近距離砲戦の可能性を
考慮し備砲は8インチ砲6門の予定であったが、重巡洋艦の充実から純粋な航空母艦として改設計
された。
他に自国組立ての日米英仏伊独計7隻の重巡洋艦と独仏英の軽巡洋艦、日本の特型駆逐艦12隻を持っています。
>>962 小国が”敵”を作らないためには大変なんだなと思いました(w
age
>964
上がってないぞー
966 :
名無し三等兵:2006/03/29(水) 12:22:48 ID:N43uJdEH
ほしゅ
>>962 北海の堕天使って飯島のオリジンだっけ?
よくあすこまで妄想できるよな。
>>967
吉田直
>967
北海の堕天使でググれ
5月10日。ドイツ軍の西方電撃戦が開始された。フランス戦役はそれからわずか2週間で勝敗がついて
しまい、英仏連合軍はダンケルクへと追い詰められる。ダンケルクからの撤退は英国海運力の総力を
上げて5月26日から6月4日の10日間に断行された。その折にはフランスから「シャトールノー」と「アレ
イ」で英国にピストン輸送を行った。しかし、そうした苦労もむなしく、1941年6月22日にフランス共和国
はドイツに降伏したのだった。
ここで問題となったのが、フランス艦隊の処遇である。ペタン元帥を立てて発足したヴィシー・フランス
政府は艦隊をフランス海軍の支配下に留め、ドイツに引き渡さないことを休戦条約に明記した。ヒトラーも
また、フランス艦隊を自国艦隊に組み入れないことを明言した。しかし内容保証能力を持たない傀儡
政府や、ヒトラーの言を信ずるほど英国のチャーチルはお人好しではない。現に、そうこうしている内に
メルス・エル・ケビルに駐留していた仏印艦隊は脱出してしまったではないか、これ以上の情けは無用
、「疑わしき隣人は罰せよ」だ。
英国地中海艦隊はジブラルタル部隊を中心にフォースHを編成、指揮は一年後には「ビスマルク」
追撃戦で失敗して名を落とし、オラン沖海戦で命を落とすサマーヴィル中将だった。彼は修理なった
「ウォースパイト」を「レゾリューション」「ヴァリアント」と共に艦隊に組込んだ。さらに万全を期すために、
北アメリカ合衆国の遣英艦隊から戦艦「テキサス」と軽巡洋艦「シンシナティ」と四本煙突駆逐艦を引っ
張ってきた。
6月27日。サマーヴィルはメルス・エル・ケビル港に停泊するフランス地中海艦隊に5個の選択肢から
なる最後通牒を突きつけた。それによれば、「英国側につく」、「英国の港に艦艇を預ける」、「西インド諸
島に移動して武装解除する」、「6時間以内の自沈、戦う」、のいずれかを選ばねばならないのである。
現地時間の9時から交渉が開始されたが、フランス艦隊のレジス・ジャンスール中将の態度はなかな
か決まらなかった。懊悩するフランス艦隊に対し、北米国艦隊からはニューヨークに移動してはどうかと
いった提案がされたものの、植民地人の世話にはならぬと、にべもなく拒否している。北米としては、昨
日の友は今日の敵という余りにもあんまりな英国の態度に、かつての「横暴な主人」な姿を思い起こして
辟易していたが故の提案だったのだが。
そうこうしている内に返答の期限は過ぎ去った。サマーヴィルは戦闘を命じた。となれば同盟国として
北米艦隊も付き合わざるを得ない。17時54分、H部隊は旗艦「フッド」の砲撃を合図に攻撃を開始した。
「ウォースパイト」も無惨とは思いつつ、身内さえも敵となる戦乱の時代であるからには戦わなければなら
なかった。フランス艦隊は無言の返答「戦わず」として防波堤に尻を向けてただ蒸気だけを溜めた状態
だった。そのため、「ダンケルク」級二隻は主砲を指向することが出来ず、射程二万mを持つ副砲で応戦
を始めた。意外にも主砲射撃を戦闘開始から僅か90秒で間に合わせたのは旧式の「プロヴァンス」で
ストラスブールの後檣越しに旗艦「フッド」を狙った。そして四斉射後に見事、「フッド」の艦首に命中弾を
出して行き足を封じた。幕僚達に肩を借りて立ち上がったサマーヴィルは「プロヴァンス」に砲撃を集中す
ることを配下の戦艦三隻に命令した。その結果、「プロヴァンス」には四隻32発の38.1cm砲弾が集中
し、全艦火達磨となり、水線下に命中した砲弾の炸裂により艦尾から沈み込んでいった。しかし、完全
沈む前に二番砲塔を貫通した主砲弾が弾薬庫で炸裂した「プロヴァンス」は爆沈し、濛々たる黒煙を上
げて沈んだ。しかしその間に、レジス・ジャンスール中将の座乗する旗艦「ダンケルク」を殿に
「ストラスブール」、「ブルターニュ」の順に湾口へ出ようとしていた。
水道に入って17ノットに増速したストラスブールはたまたま居合わせたイギリス駆逐艦に「ハイハイ
ちょっとどいててね」とばかりに33cm砲弾を叩き込んだ。水柱に包まれたイギリス駆逐艦は慌てて煙幕
を展開して遁走に入った。逃亡に気付いたイギリス艦隊は「ブルターニュ」と「ダンケルク」に砲撃を集中
させ、ブルターニュの機関を大破させ、ダンケルクの水線部を抜いた砲弾は主装甲とエボナイト・ムース
層の境界を突き抜けるという「ありえなーい!?」弾道を描き、機関を半減させた。足の遅くなった僚艦を
庇っては全艦逃げ遅れると判断したジャンスール中将は「ダンケルク」と「ブルターニュ」を浅瀬に故意に
座礁させ、海上砲台として「ストラスブール」の撤退を支援する策に出た。
しかし、そうはさせじと「フッド」はT字を斬って退路をふさいだ。更に「テキサス」もストラスブールの背後
から砲撃を開始した。砲弾のサンドイッチ、後部主砲を持たないストラスブールは「テキサス」に副砲で
対処するのが精一杯だった。38.1cm砲弾8発と35.6cm砲弾10発を交互に打ち込まれて徐々に
艦体のあちこちに黒煙を上げるストラスブール。
サマーヴィルは拳を固めながら「いける!」と確信した。その直後に、真横に吹き飛ばされた。「何だ!」
と、腰掛に手をかけながら這い上がるサマーヴィル、割れたガラス越しに見れば。水平線に未だ残る
夕焼けを背後に砲弾がやってきた。その距離三万m、恐ろしいまでの至近弾。まさか、砲戦オタクと呼ば
れた日本戦艦ではあるまいし・・・そんな遠距離砲戦ができる敵は・・・。いた。
東洋からの”留学生”。仏印海軍からフランスにシャトールノー級戦列艦と一等巡洋艦フォルバン級と
大型駆逐艦12隻の半分を配下に、速力30ノットで突撃して来たのは仏印より派遣された京紗マサヒコ
大佐率いる義勇仏印艦隊。(注1)
彼らが「シャトールノー」受領後は仏大西洋艦隊に配属され、ポケット戦艦捜索戦に参加したり、仏陥落
後にこの地に落ち延びた後も塞ぎこむ「先輩」たちを引っ張り出して、砲術演習や艦隊訓練を教授して
貰っていた。(注2)しかし、彼らは数日前にジャンスールに見送られて中立国の南米経由で仏印に帰っ
たはずではなかったのか?しかし仏印遣仏艦隊は、かけてもらった恩を返すことなく自国に逃げ帰る
卑怯者は京紗大佐以下、一人もいなかった。彼らは大西洋に出た後、迂回行動を取り、尾行していた
北米巡洋艦隊を体よく撒いて、再びこの港に帰って来たのだ。途中で「テキサス」が不用意に出した通信
を拾い、増速してやってきたと言うわけである。
怒れるサマーヴィルは炎上する「ストラスブール」を「テキサス」に任せ、「シャトールノー」を相手取ること
にした。同時に軽巡洋艦と駆逐艦には雷撃を命じ突撃させることにした。「アリシューザ」は熟練した猟
犬の様に洋上を駆けた。が、目の前に砲弾が降ってきた。見れば眼前に「アルジェリー」に似た巡洋艦
二隻と、それを挟むように「モガドル」級大型駆逐艦に似た駆逐艦隊が横列陣で向かってきた。
何だコレは?
所詮は植民地人の海軍、敗北者に旧式の戦術でも教わったのだろう。よろしい、「ブルドック」の一噛み
で哀れな子兎を「安らかに」狩ってやろう。
単列陣で突っ込む英国水雷戦隊に対し、敵仏水雷戦隊は一斉に砲火を開いた。先頭の英駆逐艦がた
ちまちのうちに穴だらけになって炎上した。続いて二番目・三番目の駆逐艦も次々と撃ち込まれる砲弾
に機関銃で撃たれるブリキ缶さながらに次々と穴だらけになり、哀れな水兵が叫ぶ
「機関砲の怪物!!」
何のことはない、エクレール級大型駆逐艦は主砲を「シャトールノー」級の副砲と同じ13cm(45口径)
半自動砲を採用し、それを艦首に背負い式で二基、艦尾に一基積んでいる。重量を取る半自動砲塔の
ために四千トン近い満載排水量で6門しか積めないが、毎分辺りの投射弾重量だけならアリシューザ級
と互角だ。言わば軽巡洋艦6隻対駆逐艦7隻の戦い。しかし、流石は英国駆逐艦隊、ならばと散開して
乱戦に持ち込んだ。これなら無闇滅多に相手も撃てないだろう。しかし、これで「アリシューザ」と「メルボ
ルン」が丸裸になってしまった。まあいい相手は見る限り三連装砲三基9門が二隻18門でこちらは
6門+12門で18門。火力が同数ならば錬度の高いこちらが有利だ。両巡洋艦隊はほぼ同時に砲撃
を初め、先に「メルボルン」が敵一番艦に命中弾を出した、流石は英国海軍、幸先はこちらがよろしい。
しかし、相手の軽巡洋艦はこちらが当てるごとに「ガキン」「ゴキン」と、砲塔や舷側に当った命中弾が
弾かれてしまっている。そして気が付けばこちらも夾叉されてしまっている。何だコレはどうなっている。
フォルバン級は「ブリキ艦」と馬鹿にされていた仏巡洋艦の悪評を一新した重巡洋艦「アルジェリー」級
の流れを汲む軽巡洋艦である。平甲板型の船体に、「ラ・ガリソニエール」級にはない近代的な塔型艦橋
、全長をほぼ覆う舷側装甲帯。「頑丈で長持ちしていて、それでいて直し易いものを」という要求を見事に
フランスは回答したのである。(注3)舷側一杯に舷窓を開けた旧来のソレとは違い、舷窓は上甲板側だ
け一列しかない。しかも、測距儀は戦艦並みの8m測距儀を持ち測距能力は引けを取らない。
「メルボルン被弾!」「メルボルンより”第一缶室に火災発生、出しうる速力16ノット”!!」
防御に秀でるエジンバラ級とは言え二隻がかりで撃たれてはたまらない。さらに、18本もの水柱に包ま
れる。水柱の中から第一砲塔が飛び上がり、煙突の一本が吹き飛び、艦中央部の破口から激しい黒煙
と、時折、高角砲弾の炸裂するらしい爆発が見える。
「メルボルンより”主砲弾・高角砲弾薬庫に注水、戦闘不能。出しうる速度8ノット。離脱する。援護必要
なし”!!」
アリシューザ艦長ベンボーは決断した。
「これより本艦は「メルボルン」を支援しつつ本隊に合流する。それと、駆逐艦隊を呼び戻せ。だいぶ数が
減ったな・・・。水雷長、威嚇の為に、扇状に魚雷発射してくれ。なるべく奴らに当るようにな」
すでに7隻から4隻に減ったものの、指令を受けた駆逐艦達は敵艦に向けて魚雷を射出し、ジグザク航
行で「フッド」へ向かった。それを、「アリシューザ」が炎上する「メルボルン」を庇うように仏印水雷戦隊
へ向け応射しつつ下がった。
仏印水雷戦隊の方も足止めは済んだ。とばかりに、各艦どこかしら損傷しているものの、フォルバン級を
殿に全艦が縦列陣を取って、「シャトールノー」へ向け戻っていった。
「何だ、奴ら、縦列陣も出来るんじゃないか・・・一杯、食わされたか。後はサマーヴィルの手腕に頼むと
しようか・・・」
サマーヴィルは射距離2万5千mまで近づいた敵艦に向け、射撃を開始した。敵艦も左に舵を取り、同
航戦の形をとった。しかし、度重なる砲撃のショックでレーダーが損傷しているのと、強烈な夕焼けを背に
する敵艦が測距儀による照準を妨げているため、思うように夾叉が出ない。対する「シャトールノー」は
二基ある砲塔の左列と右列の左砲と右砲を交互に撃って、発射速度をあげていた。果たして、「フッド」
の船体後部に被弾の閃光が走り、次いで黒煙が吹き上がった。怒号が艦橋を行き交う、
「舵機室に被弾!火災発生!!」「舵効きません!操舵不能です!!」「人力操舵に切り替えろ!」
さらに、シャトールノーは舵を切って後ろに回り込もうとしていた。巧みに舵と速力を変えて、「フッド」の
背後に「追い立てるように」専移する。
「やめろ、フランス海軍は敵の背後を突く卑怯海軍か!」
思わず「フッド」艦長が叫んだ言葉を、通信兵が平文で「シャトールノー」に打電する。
「その言葉、一字一句違わずに、貴様らめがけ、砲弾を付けて返す!!」
京紗大佐が電気メガホンで叫び返すと同時に、砲撃が放たれ、水柱が「フッド」を包み込み、一発が後檣
を倒壊させる。水兵や幕僚が怒号を交わす艦橋内でサマーヴィルは呟いていた。馬鹿な・・・こんなはず
では・・・。ついさっきまで、フランス艦隊を各個撃破して勝利の余韻を味わっていたはずなのに・・・。
だが、「フッド」の他にも、手負いのストラスブールを叩いている仲間がいるはず、協力して叩けば「シャ
トールノー」を戦闘不能に出来るはずだ。そういえばさっき、後ろで爆音が聞こえたな。そろそろ「ストラス
ブール」が沈む頃合だろう。サマーヴィルは後ろを振り返り、目をひん剥いた。
サマーヴィルの目線の先に「テキサス」が黒煙を吹き上げながら傾いていた・・・・。射距離1万6千m、
この距離のフランス製33cm砲の装甲貫通能力は412mm。まさに「現世の”鉄壁”や”神の盾”さえも
貫く鋼の槍」とフランスが喧伝するだけのある高初速砲である。それに対し、「テキサス」の舷側装甲は最厚部でさえ305mmでしかなかった。斉射された8発の砲弾のうち5発は空を切り裂いただけに留まっ
たが、一発が中央部を貫いてタービンを破壊し、一発が二番砲塔パーペットを貫いて炸裂し火災を発生
させ、最後の一発が四番砲塔前盾を易々と貫通、角度を変えた砲弾は装填作業中の砲兵を衝撃波で
肉隗に変え、装薬と35.6cm砲弾を道連れに炸裂した。爆ぜた四番砲塔の破片は、並走する軽巡洋艦
「シンシナティ」に降り注ぎ、砲身の一本が四番砲塔員の墓標のように甲板に貫き立った。サマーヴィル
が見たのはこの光景だったのである。
見れば、「ストラスブール」は六隻の大型駆逐艦を引き連れて速力を上げて北方に撤退を成功させつつ
あり、「レゾリューション」は海底に潜んでいた仏潜水艦「ページル」に魚雷を命中させられ、「軍艦が要塞
と戦うのは得策じゃない」とぼやきつつ撤退を援護する「ウォースパイト」は残存艦艇と共に「ダンケルク」
と「ブルターニュ」に散発的な砲撃を交わしつつダンケルクの艦尾、南側へ下がっていっていく。
おい、待て。なんでこっちとは反対側に逃げていく。今や僚艦にも見捨てられ、孤立無援となりつつある
サマーヴィルは作戦の続行不可を悟り、「カタパルト」作戦の中止を宣言し、ベンボー率いる軽巡部隊と
護衛される側となった北米艦隊と共に撤退した。「シャトールノー」は数回ほど、「フッド」に斉射を見舞っ
た後は、駆逐艦や軽巡を引き連れてメルセルケビル港に凱旋した。
連合軍はこの後もダカールやカサブランカ沖でも似たような戦闘を重ね、結果的にフランスを枢軸側へ
参戦させる決意を固めさせてしまったのである。そして、勝負勘を狂わされたイギリス海軍は”あの”イタ
リア海軍相手に思わぬ苦戦を強いられる事になるのである。
損害
フランス側
沈没「プロヴァンス」
大破「ダンケルク」「ブルターニュ」
小破「ストラスブール」「シャトールノー」
喪失 駆逐艦2隻
連合側
大破「レゾリューション」「テキサス」「メルボルン」「シンシナティ」
中破「フッド」
小破「ウォースパイト」「アリシューザ」
喪失:駆逐艦4隻(英:3隻、米1隻)
注1:残り半分はアレイ大佐と共に「ジャン・バール」と「クレマンソー」を護衛してダカールにいる。
注2:彼はポケットマネーで演習後の宴を催したり、技量に勝る者には賞品を出したりしていて志気を
煽った。また、燃料や物資は”実家”を通じて南米経由で送ってもらっていたためにこんな事が出来た
のだ。
注3:仏印は東京条約に加盟していないため、フォルバン級の満載排水量は12000トンに達し、主砲
前盾と舷側装甲帯の厚さはイタリアのザラ級と互角の150mmにも達した。更に、構造を脆弱に
する舷側の舷窓を減少化し、クレーン基部を兼ねた通風筒から各種フィルターを通して吸排気を行う
という徹底した弱点廃棄処置を行った。なお、空調の良い本級は赤道直下でも北海でも内勤者は
体調を崩す物は皆無だったという。
京紗大佐の実家って確か、陸軍とつながりの深い財閥だったよな。長男が陸軍に入った関係で主な取引先が陸軍中心となり
トラックの大量生産や九七式中戦車コンペに参加して75mm砲装備の重戦車を提案したりと面白い会社だった。
金は持っている模様。
>>980
フランスと深いコネクションがあって、爺さんが装甲艦「東」の買い付けに一枚噛んでいたり、蘭学研究で日本から逃れて清国に渡った曾爺さんが
清国の近代化政策に関わったりと何気にフランス側の設定に関わる家系ではある。