Q&Aその1
・守とマリアってどうやって死んだの?
→原作でも不明 2人の骨が届けられたのは失踪から2、3年後という以上のことはわからない
・サイコバスターと一緒だった手紙の内容ってなに?
→超能力者は悪魔だやつらをぶち殺す最高の兵器が我らが神のみわざにより完成したハレルヤ
・スクィーラはバケネズミがもとは人間だったって知ってたの?
→アニメ、原作共に明確な描写はない
原作には早季の疑問として下記のようにあるが、最終的な判断は読者に任されている
『彼は人間に対して激しい憎悪を抱いてたはずではなかったか。
それがなぜ自分たちを示して「人間」などと言ったのだろう』
・悪鬼が奇狼丸殺して愧死したけど、奇狼丸の部隊全滅させた時はなんで無事だったの?
→悪鬼がやったのは武器を取り上げただけ。殺すのはスクィーラ配下の軍勢がやった。
・奇狼丸が最初から顔出し突撃していればもっと簡単にやれたんじゃね?
→悪鬼単体で行動していた時ならやれたけど、バケネズミの護衛が側についてしまったらもう無理、
丸腰の奇狼丸が射殺されるだけ
Q&Aその2
・奇狼丸に死んでくれという作戦をあっさり言う早季ってひどくね?
→原作ではあそこに至るまで散々追い詰められて、起死回生の最後の策として思いついたもの。決してあっさりなんてもんじゃない。早季の策を奇狼丸も絶賛している
・悪鬼たちが早季を追ってくるの早すぎね?
→そんなことはない。
早季たちが寺へ逃げこんだのは午後、それから食事して手紙読んで乾さんや奇狼丸に会って準備して夜になってから出航してる。
一方、早季の両親が不浄猫解放したのはまだ明るい時間帯、悪鬼が護摩で放心してたのも夕方前。そこから人間を拷問して寺の存在を知り襲撃した、という原作の流れからすると
実は早季たちの出航はギリギリだった。
あと少し遅かったら、出航前に悪鬼たちの襲撃を受けていた。
・なんで鏑木肆星氏はやられたの? 呪力の漏出とどう関係が?
→呪力では、呪力で飛ばしてきたものは止められても、呪力そのものは防げないから。
また、あの場面で呪力の漏出が起きていたわけではない。
あの早季の台詞は、正確には「呪力の漏出・・・(それが起きた時には肆星氏ほどの術者でも逃げ出した、つまり呪力では呪力を防げないということ・・・)」という内容。
・奇狼丸の最期の言葉は何?
→原作ではバケネズミ語で「Πγガ…▼Ё…凵c」それを聞いて悪鬼が言ったのが「ΠγガV▼Ё…◎凵v
悪鬼は鏡を見せられた時も「ΠγガV▼Ё◎凵vと言っている
なおバケネズミ語については夏季キャンプでは、スクィーラが「私どもβ★ё◎Å…バケネズミが」
「地下にいるβ★ё◎Å…私どもの同胞は」というシーンもある
新世界より 神栖70町より
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1381678569/953-955 953 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/12/25(水) 18:32:09.49 ID:axJBkpzS0
なお、公式に生原画の保存方法について聞いてみた
一番注意すべきことは、
強くこすれるような場所に置かないで下さい
湿気の強いところはよれが生じるので不適
額縁などに入れて飾っていただければとの由
フィキサチーフについて
一般的にアニメの現場では使っていない
スプレーで湿気を生じるという時点で基本的に施さない方がいい
とのことでした
954 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/12/25(水) 19:22:54.57 ID:mObFq9j/i
ある程度通気性のある無酸性の箱に入れて紫外線は避けること
押入れとか湿気のこもる場所にしまうのはカビやヨレの原因になる
よくわからないビニール被せたり日光や蛍光灯に晒しっぱなしは退色変色の原因になり最悪なのでやめておけ
955 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/12/25(水) 19:23:36.04 ID:mObFq9j/i
と学芸員資格を持つ俺が提言してみる
※パズル用額縁"ウッディーパネル エクセレント"エポック社 品番:65-123
がUVカットで好適
6 :
5:2014/03/01(土) 17:55:48.66 ID:DjF99O1n0
※テンプレ訂正項目
>>5 953 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/12/25(水) 18:32:09.49 ID:axJBkpzS0
誤:なお、公式に生原画の保存方法について聞いてみた
正:公式に生原画の保存方法について聞いてみた
「なお、」は不要w
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/04(火) 20:41:13.09 ID:Mkt4LQB80
BDの表紙美麗じゃな
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/05(水) 01:59:14.21 ID:KBxpRPjl0
02
花澤香菜って矢島晶子に声似てる
種田梨沙も矢島晶子に声似てる
そして矢島晶子本人も共演してる
みんな声似てて大根乱です
もし守が処分の対象にならずそのまま大人になっていれば
マリアと結婚出来たのかな?
当番委員に選ばれた時点で普通にそうなってたんじゃないかな
あの世界での同性愛は異性愛の前座に過ぎないし
守の一途さにマリアが絆されたってのは早季も認めてたし
覚は例外がいい
覚が女の早季も愛したなんて気持ち悪くて嫌だ
覚が愛したのは瞬だけ
真理亜も守もあの町で大人になれてたら
その世界では普通の女の子な悪鬼ちゃんと
早季覚の息子だか娘だかとの恋もあったかもしれんね
人口維持しなきゃいけないし子供2人の家庭とかもあんのかな
>>15 >早季覚の息子だか娘だかとの恋もあったかもしれんね
そこは早季瞬だろ
瞬だって業魔化せず町で大人になれていたらそのペアは無かったんだから
>>17 >>15さんはおそらく瞬死んだ後のもしも…の話だったんだろう
話の仕組み的には瞬業魔化死亡なら
瞬死亡→早季の追及→守精神不安定
瞬死亡→教育委員会の焦り→守脱走
早季と教育委員会への影響力大きくて回避できなさそうだけどね
ねらーとか大量に悪鬼になりそう
プロローグの現代で暴れてたサイコパスの悪鬼はほとんどがねらーなんだろうな
スーパーソニ子の第7話が新潟県胎内市だった
ちなみに隣の新発田なら大学のサークルの旅行で泊まったことがある
サイキッカーが現れてもう3年になりますね
私はまだ幸いベチョって殺られてませんが
みなさんはまだ安全ですか?
お祭りやってるヒマがあるなら携帯電話でも開発すれば良かったのに
福島の震災はサイキッカーが起こしたんや!
今後はとりあえず胎内84町を目指すのか?
いいねえ、それ
それ、いいな
正直66まできたらすぐ終わると思ってたけど、いつの間にか72か
矢島晶子って誰かと思ったらしんのすけの声の人か
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/06(木) 22:41:20.69 ID:cID0Th310
新世界よりっていうより
新世界へor旧世界よりっていうタイトルの方があってるんじゃない
曲名に無理矢理合わせたのかもしれないけれど
わたしたちは人間だ!!
新世界より新新世界へ
新世界(暫定)より
渡辺早季
ペンネーム:新世界
キャラデザ原案:依り
依りさんはプロのイラストレーター?
違う
趣味でピクシブやってたところを監督に目を付けられた人
そうなんだ
どうりで、プロの小慣れた感が無くて新鮮な感じがしたんだな
ピクシブPVすごいね
オリジナル一本って感じの人がなのか
プロのイラストレーター使うと高くつくから、ピクシブとかで安く使えそうな人を調達してくる
なんて話もある
http://news.nicovideo.jp/watch/nw816774 pixivなどのイラストSNSを通じてアマチュアのイラストレーターに依頼することも可能。
『高価なプロの絵よりも、安価なアマの絵』というクライアントは少なくない。
「名の売れたイラストレーターならともかく、駆け出しのイラストレーターは
報酬だけでなく実績がほしい。たとえギャラが安くても『この雑誌で描きました!』
という実績があれば、それが認められて大きな仕事につながるかもしれない。
今見てるんだけど土屋先生は自爆したの?
もっとも、新鮮な感じがしたのは事実だが、今後伸びるかどうかは未知数だなー
まあイラストは趣味でやってたみたいだし
アニメ界やイラスト界での今後はそんなに期待できないかも
正直イラストそのものは美麗でいいと思うけど
新世界より見てアニメ向きじゃないなと思ったよ
あの絵の雰囲気そのままに動かすならもっとお金と時間がいるんじゃないの?
その辺詳しくないからよくわからんけど
>>44 デザインセンスは凄いから、あとはやっぱり予算だよなあ・・・
最近初めて見た
ちょっとホラーテイスト?の作品は好きじゃないんだけどこれは楽しめたぞ
見るたびに続きが気になった
色々と考えさせられるような話で 普通に名作だと思ったけど。
あまり売れてないって聞いたけどこれは仕方ないね
悲しいがこういう暗い話は売れないよ
ISがあの内容で売れてる様に今は萌え萌えしか中々売れないからね
でももったいないなって思った もっと評価されるべきと思うね。
小説は売れたけどアニメが売れなかったという形なんで
作品としての評価はされてるかと
漫画は売れてるのかどうかわからんが
>>46 ISがあの中身で売れてるって…
きんいろモザイクはストレートにかわいいから許すが
小説は売れてるのか
>>48 ISは話が糞陳腐でつまらなかったと俺感じた
でもキャラ萌えだけはできる
それが受けて買ってる人がいるんじゃないかと
売上はまずまずなんだし
ごめんね 他作品の話はこれで最後だから許して。
過去スレ見たけどループだったか
さっきの質問はなしでw
てか進展ないからからかもしれないけど同じ話題ばかりだね
自分は最近DVDで見てるからあんまネガネガした流れは嫌だなぁ
早季と真理亜がイチャイチャしてるのが好きだったのに
雪山から一切出てこなくなったのが悲しかったなぁ
これでトゥルーエンディング迎えるとは思わなかった
手紙にもまた会える日を願ってるとか書いてあったのに
悲しい
漫画版ではサキとシュンがしっかり両思いしてるから辛かったわ・・・
>>38 違う違う
新世界依り
これが言いたかったから選ばれた
名前違ったら選ばれなかった
BDかなにかで見たけど原案の人は小学生の頃からのうす毛のファンで読者だよ
と言うか選ばれた経緯は公式にある通りだろう
スクイーラ視点で読みたい
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/07(金) 17:14:43.36 ID:z+6utrFm0
アニメで残念なのは声の印象がスクイーラが年寄りでキロウマルが若い印象を受けることだな
最終回でスクイーラが「キロウマルのじじいは・・・」と話したとき違和感あったわ
化けネズミって寿命いくつくらいなの
浪川にしては頑張った方だった
私たちは人間だ!
>>59 そりゃ人間以外の動物がアニメを作ったという話は聞かないな
放送直前特番の矢口真里のアフレコが上手すぎて驚いた
落ち目のハロプロタレント業続けるより声優に転身したほうが活きるのに
アッペルバウムsage
ラーマン・クロギウスsage
ハレルヤsage
呪力欲しいなあ
でも妄想癖とかある人だと大変そうだな
妄想力がすべてを変える
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/10(月) 08:18:53.05 ID:fmEiBA9M0
呪力よりもボノボ型遺伝子だろ
20話の空中に飛ばされた時のカメラアングル凄いね
ボノボは遺伝子じゃなくて文化だっていってんだろ
誰とでもボノボして精神を安定させよう…
とか無理だな
真理亜みたいな綺麗な子ならいいけど、クラスメイトとボノボしてくださいって言われても絶対無理w
クラスメイトとボノボとか無理wっていう概念がそもそも無い世界なんだから大丈夫だろ
クラスメイトとボノボ=クラスメイトと遊ぶくらいの感覚じゃね?
んだんだ
>>70 分かる
あと、サキが走りながら記憶を取り戻していく所もお気に入り
カメラアングルというか吹き飛ぶまでの枚数が多くてぬるぬるだった印象
ボノボは文化だと言い張る人がいますが
これは誤りです
ボノボってるのは思春期の遺伝的要因によります
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/11(火) 07:49:01.81 ID:hUMIRa930
ボノボ習慣って特定の人間じゃなくてもやってくれるのか特定の人間の間だけなのかどっち?
サトルがサキに抜いてくれるように頼んだときはストレス感じたら誰とでもやれるのかと思っていたけど
14歳編ではマモル以外は特定の恋人を作っていたからマモルはマリアに抜いてもらうことは出来ないの?
>>73 だからそれはわかった上で現実世界じゃ絶対嫌だなって話です
近年稀に見る良質アニメだったなぁ
俺が無職じゃなけりゃBD買ってた
>>80 働いて初給料で買ってカーチャンにボノボ見せてやれ
>>78 特定の人間じゃなくてもやってもらえるよ
彼らにとってボノボは当たり前の行為だから
>>79 とんでもないブスやブサイクだと無理そうだよな
でもそういう個体も淘汰されてんのかな?
それとやっぱおっさんおばちゃんもボノボってるんだろうか
富子様に心酔してるような水車回して放送流してたなんとかさんっていたけど
あの人と富子様もボノボってたのかな
>>78 別に誰でもいいと思う
特定の相手を作ってるのは単に特に仲のいい人とか相性のいい人ってだけで、
ボノボの相手が限定されるわけではないんじゃね
富子様は何か神格化されてそうでボノボ的目線で見られなさそう
化けネズミは人間だって気づいたのって覚とサキだけなの?
>>87 個人的には瞬は夏季キャンプの出来事から気付いていたと思ってる
瞬業魔化話もバケネズミ=元人間のネタがはっきりして
早季がミノシロモドキと瞬のやりとり思い出してやっとあ〜そういうことか…完結って感じ
悪鬼に対する最後の対抗手段として自らを酩酊・混乱・幻覚状態にしようとは
考えつかなかったのか
業魔に毒盛ったり、猫やバケネズミに殺人指示したりできるんだから、自分たちに薬を盛ることもできたはず
薬とか使わなくても12歳の覚みたいに殺戮や破壊によってフォックス・イン・ザ・ヘンハウス状態を作り出せるのなら
そういう状態になってから悪鬼戦に挑むという手もあったと思う
それに加えて、リジン師のように、人だかバケネズミだかわかんない殺戮の仕方すれば、間違って悪鬼を殺せたかも
(このとき、当人には悪鬼の間違った位置情報を教えておく)
呪力は想像力の賜物らしいが、呪力を活かす想像力には恵まれてなかったね
>>90 余裕があればそういう作戦も練れただろうが、スクィーラがそんな暇を与えず猛攻してきたからなあ
例えば手に銃を持っていたとしても、包丁を持って猛突進してくる相手に冷静に狙いを定められるかってレベルだと思う
悪の教典を読めばわかるが
この作者はやりたいことありきで整合性とか無いからしょうがない
>>91 悪鬼Kに襲われて森に逃げた人々も、Kに森の周囲に火をつけられるんだけど、
なぜか呪力で火を消して逃げ道を作ろうとしないんだよな
人々のパニックを描いた作品だから、冷静に対処されるとまずいんだろうけど、
それにしても、肝心なところで呪力の使えない人々の多いこと
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/11(火) 22:36:15.03 ID:hUMIRa930
>>89 あれは最終回まで見てからの方が共感できるようになってて感心した
若くして真実を知りすぎると潔癖な考えが出て受け入れられないけれど
大人になってからだと世の中の汚い部分も許容できるようになってるって事でしょ
本当に良くできてると思った
>>90 昔はともかく、物語の時点では人への攻撃しないように徹底的に洗脳されてるから具体的な作戦考えるのも難しいかと
酩酊状態じゃまともに呪力使えず、人殺してしまって愧死するだけになりそう
>人だかバケネズミだかわかんない殺戮の仕方すれば、間違って悪鬼を殺せたかも
実際、間違えて人殺して愧死した人も多数居るから殺せる
だから病院での奇襲と、明るくなって人だとわかる状態ぐらいでしか使わなかった
というより、バケネズミの護衛居なけれは普通に猫で処分できてた
>>94 精神未成熟で思春期の一番敏感な時期だったのも不運だね
富子様の弱い環の話からわかるように誰かに容易に言える内容ではない
あくまで推測で確定した事実でもないしね
早季も真理亜守脱走の件から教育委員会にかなり反感持ってたけど
大人になって悪鬼に遭遇してやっとあの人達の気持ちがわかったと言ってるんだよね
瞬はキャンプ後既に大人をかなり警戒してた様子が書かれてたが
自身が業魔になった時26歳早季と同じように大人の気持ちも色々察しただろうね
だからこそ死ぬのは怖くて首輪作ったりはしたが大人から逃げたり隠れたりはしなかったんだと思う
原画集の通販開始してるよ
ラリイ・ニーヴンのリングワールドで、種族の違うヒューマノイド同士が
交尾することで摩擦を防ぐという「リシャスラ」というものがあったので
ボノボは割とすんなり受け入れられた。
てかこれ夫婦生活そものだよな。元々違うファミリーの他人同士が
新たなファミリーを形成するわけだし。夫婦生活がなきゃ円滑に進めるのは難しいだろう。
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/12(水) 08:24:36.36 ID:Yua9APuc0
>>92 この作品を見てから余韻が残って本当に色々考えさせられたのでこの原作者の作品を次々読んでいる最中だが同じ印象を受けた
面白くて入り組んだ展開を考えてたらこの作品はたまたま重厚な作品になってしまったって感じだ
>>90 たしか原作には悪鬼対策としてそういう試みをしたけどだめだった的なことが
早季の母親の手紙に書いてあったと思う
面白くて入り組んだ展開=重厚という気もする
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/12(水) 21:49:46.38 ID:Yua9APuc0
>>102 すごいと思う
でもこの作品のようにあれこれ考えたくなるものは原作者の主眼においてるものでないのだから
もう出てくる可能性は少ないと思うとちょっと残念に感じただけ
>>103 よく出来ていても「あ〜面白かった」で済んでしまう作品も多いからさ
原作者はこちらのタイプだと思う
新世界よりはその後もあれこれ考えたくなるほど後をひくから特別に感じたんだ
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/13(木) 07:20:41.91 ID:UMLmqrChO
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/13(木) 07:31:24.40 ID:+llynY/w0
自分でゲームを作ってみたい人必見。
「ウディタ」とは?
・ダウンロード完全無料のゲーム作成ツールです。
・自由度が高いです。その分初心者には難しいかも。
・作成したゲームは自由に配布したり、コンテストに投稿することも可能。
■作り方しだいでパズル・シミュ・アクション・ RTS・他なんでも作れます。
■「コモンイベント」を利用すれば、自分では難しいシステムも実現できます。
■この作品で作られたゲームは短いものや体験版を含めれば1000作以上です。
大部分が無聊で遊べるのでやってみよう(このツールで作られた商用作品もあります
>>71 はあ!?ふざけんじゃねえ
ぼのぼは遺伝子でも文化でもねえ
ラッコだ
あんまりなめたこと言ってるとしまっちゃうぞコラ
それはぼのぼの
また懐かしいものをwww
>>104 >よく出来ていても「あ〜面白かった」で済んでしまう作品も多いからさ
なんかわかる
>>103-104 本なり映画なりをみる時に深く深く思考が必要だと、内容自体が分厚く見えてくるよね
新世界よりは観終えた後でも知的好奇心を刺激する、
まだ何かありそうな不気味さが全体に漂ってる気がする
>>110 新世界より以外は全部そのタイプだな
青の炎なんか多感な学生の時に読んだらよかったかもしれないけど
>>89 >>94 なるほど、瞬は若くして気づくほど聡明すぎたから、精神を病んでしまったと。
ふかいわー。
議論よめて嬉しいよこのスレ
全人学級で教わる伝承の業魔はハスミンみたいなやつだったけど
瞬はそういうタイプじゃないよなあ
あれ、わざと違うこと教えてるのかね
業魔はパターンが色々あるんじゃね
きっかけが「業」とか結構抽象的だし
業魔と悪鬼まちがえてねーか
少年ハスミンが伝承の業魔の説明に重なるんだよ
誰が見ても模範生なんだけど、心の中では人を見下してるところとか、誰も信じないところとか、誰にも共鳴しないところとか
何がいいたいかって言うと、伝承の業魔は瞬と違って最初から心が壊れてたってこと
知ってはいけないことを知って業魔になるって知ったら、伝承聞いただけで業魔になるかもしれないから
わざと違うこと教えてたのかもしれない
悪鬼の話は大人が都合の良いように作ったのかね
自己犠牲の精神を植え付ける…って、宗教だよなぁ
無理も一週間続けたら無理じゃなくなる!くらい勝手な
>>118 そういう方向性で考えるなら戦前戦時中の児童への教育を連想する
何度も繰り返し刷り込まれたらお国のためなら喜んで死にます的な
今でも大陸や半島では似たような教育してんじゃん
それが作者の本意かどうかは別として
あと、進学塾で受験生に刷り込んでる思考操作も一種の宗教的暗示が入ってるから怖いぞw
>>119 私学の進学校はそうだな
塾はむしろ大手になるほど、あくまで合格は通過点でその後が大事って事をちゃんと教えてる
>>118 あの学校で教えてた悪鬼の子供に分かりやすいような話を創作したんだろうけど、
でもあれって富子様が生きてた時代に遭遇した悪鬼の話をベースにしてると思うよ
富子様が当時看護婦として勤めていた病院の医者が自分の身を犠牲にして
悪鬼に毒物を注射して悪鬼を殺して自分も頭を吹っ飛ばされて死んだ事実。
それを富子様も「貴い犠牲」って言ってたよね
千人単位の虐殺を行った悪鬼を一人の自己犠牲で退治出来てその結果助かった人間も
いるという事実の歴史から考えた話なんで
いざとなったら「自己犠牲で悪鬼を退治しましょう!」っていう中身からっぽの
宗教的な話とは言えないと思う
子供用には八丁締めの外に出てはいけないという教訓
もう少し大きくなると、自己犠牲の精神
だが真の目的は悪鬼の実在を説く
原作で言及してたような気がしたから見てみたけど
悪鬼話の目的をこんな風に書いてるな
悪鬼なんて遠くから銃殺すればいいじゃん
この物語は馬鹿
攻撃抑制と愧死機構どうすんの
「バカって言う方がバカ」が成立した
『ダーウィンが来た』でミノウミウシを結構詳しく紹介していた
新
垣
勉
(37)
はい
なかなか完成しない(困惑)
はいじゃないが
もうだめかもわからんね
塩屋虻sage
守の苗字が佐村河内だったらあれほどの悲劇は起きなかった
大嘘つき繋がりか
守はいらない子って書いて守アンチガーって騒ぐ守ファン発狂の流れ
守はほんとにいらない子だった
そもそも設定としても話の流れとしても守はいらない子として
描かれてるのにその事実を指摘しただけで守アンチガーって言う奴は頭がおかしい
守アンチ乙
こうですかわかりません><
作者が登場させたからにはいらない子なんておらんよ、と釣られてやるよ
守はいる子だよ
守の代わりに町から出て行く男は覚にしたら良かったのに
真理亜は守について一緒に町を出てしまったが、
出て行くのが覚なら真理亜も早季も誰もついて行かないで終われるし
144 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/03/21(金) 04:25:42.41 ID:1i9o/sam0
イケメンで優れた能力をもつ覚が
出て行く理由がなんもないんだが
だよなー
ビクビク怯えて確認もせずに不浄猫をやっちまうような守が
教育委員会から処分される決定を下された守=いらない子
メンタル強くて能力も安定してる覚がそんな決定下される訳が無い
なんで覚を追い出せばいいと思ったのか意味不明
アニメの内容ちゃんと把握してないのかもな
イケメン?誰が?
覚は瞬と比べて平凡で地味扱いされてただろ
>>145 覚が瞬の代わりに業魔になって死ぬ、でもいいぞ
守と瞬には死んで欲しくなかった
そりゃあ瞬と比べたら誰だって…
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/03/21(金) 10:20:33.88 ID:1i9o/sam0
原作では覚もすっかりイケメン青年に
成長しました的な描写あったかと
瞬が超絶美形ってだけで
守は爆発天パとだけ何度か書かれてた
体格的にも貧弱うんぬんともあったかも
超可愛いナルシスト怜きゅんがずっと覚に片思いしてたんだから
覚はなかなかのイケメンだと思うぞw
早季は瞬と比べて覚を下げまくりだけど、呪力も学力も優秀で
明るくて協調性もあるし学校でもモテてたんじゃないか
覚って瞬が生きてると存在価値ないよなw
瞬が死んだから結果的に主人公のパートナー役になったようなもんだし
お互い違う人を選びたかったのにパートナーにせざるを得ない状況になったのは不幸だな
覚は当番ペアで主人公を書くつもりはなかっただろうし他の女子の名前書いとけよw
話を合わせて主人公の名前書く必要はなかった
…。
>>148 ほんと良さんからしたら迷惑な話だったな
早季さんの品定めがリアルっぽかった
瞬は誰かと比較したら皆ミスキャストになるよう設定されてるからな
決して良さんが駄目だったわけではない!
アニメは良さんの明るくてクラスでも人気がある(早季談)描写がない!
良さんは夏祭りの日も雪の結晶探してて無事だったんだよな?
可哀想(;_;)
覚が騙すから...
14覚もクッソ性格悪いからなw
覚より良のほうがマシだったな
なんだ?
こんどは瞬ファンが必死で覚を叩く流れか?
と思ったけど守ファンが守がいらない子って叩かれたのにキレて
今度は覚を叩く流れに持って行ってんのかなw
あのゴミクズみたいな守よりは覚の方がマシだし生き残ってるしってみんなが言ったら
それ書いてるのが覚ファンだと思い込んで標的を覚に変えた流れかよw
腐女子っぺえくせえ匂いしかしない
覚叩かれてブチギレて守をゴミクズ呼ばわりしてるお前も同じようなもんだろ
実際守って良い場面なかったばかりかマイナスばかりだしなあ
キャラアンチしてる連中は何のお話が所望だったの?マジウザイ
>>161 それはお前が守を叩かれてブチギレて覚を叩き出したから
そう思うだけだってことになんで気付かないかなあ
この物語の主人公は早季だから覚なんてオマケなのに……
って言ったら今度はもっとブチギレて早季を叩き出すのか?w
やっぱ守はゴミクズでいらない子だから死んだんだよ
人の足を引っ張る事しか出来ないゴミに存在意義なんてないんだよなあ
お前らどうしても誰かを否定しないといけないのか
取り組んでいた課題
瞬 卵を二時間で孵化させる(超むずい)
覚 空中に鏡を作る(瞬の課題を除くと超むずい)
早希 割れたガラス瓶を熱で溶解させることなくつなぎ合わせる(富子様しかできない技レア)
真里亞 身体浮遊(目立つかっこいい)
守 覚えてないほど地味な課題(雑魚)
これだけ見ても守はゴミクズなのがわかるな
ID:a/87g3mG0 こいつ頭大丈夫?
>それはお前が守を叩かれてブチギレて覚を叩き出したから
守叩きを指摘すると覚叩きしてたことにされるらしい
瞬 卵を二時間で孵化させる(超むずい、呪力の成績だけでなく人格的にも認められた選ばれし者が出来る課題)
覚 空中に鏡を作る(瞬の課題を除くと超むずい、成績上位グループの課題)
早季 割れたガラス瓶を熱で溶解させることなくつなぎ合わせる(行く行くはテロメアをも修復出来るようになる富子様しかできない技超レア)
真理亜 身体浮遊(熟練の呪力の達人も修行積んでやっと浮遊出来るようになる技、真理亜は浮遊の素質がありレア素材)
うろ覚えだけど補足してみたw
守は課題は忘れられたけど芸術的なセンスは早季も褒めてたよ…
あと探し物を見つけるのが得意だったから
キャンプの時流されかけた舟発見も守のお手柄だって褒めてたよ…
ちょっと地味なエピソードだけどw
無駄な人物増やしまくる下手なラノベでもないんだから
作者が登場させるということは話の上で必要だったということ
守がいなければ(または有能なら)失踪することもなく悪鬼に町を襲われることもなかった
作中で何らかの事件が起こらなければ物語としては成立しない
よって物語を楽しむ立場ではない、物語中の人物
つまり真理亜を失ったことを今も恨む早季が守叩きの犯人
>>168 守の探し物を見つける能力は瞬探しの時にも役立ってたなw
割れた瓶をつなぎ合わせる事自体は特に難しいってわけでもなく
それがテロメア修復への練習になるってだけだろ
昨夜と今、NHK総合でNHKスペシャル「超常現象」(BSで放送してたもの)を
リピート放送してるんだがこっちに垂れ込むのが遅かったか
173 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/03/24(月) 02:55:41.23 ID:fkK011gA0
サキ視点の物語では守は扱い悪いわな
はっきりと明言はしなかったものの
足手まといの邪魔者くらいに思ってたフシがある
真里亞が生まれた事で・・・みたいな言い回しにしたのも
守を物語の中心人物にしたくない、極力存在を無視したい
という意図が感じられたし
そして覚瞬のために守を叩き早季叩きに繋げる腐女子
キャラdisは荒れるもとなんだから即NGだな
不毛な煽り合いが続くだけだわ
本当は瞬はサキに「ずっと好きだった」なんて言ってないんだよなw
サキが勝手に書いたフシがあるw
サキ視点の物語だから死人に口無しで言われたことにして
瞬が恋して愛したのは覚だけなのにサキが勝手に書いた
読解力が問われるね
なんかとみこ様は諦め早すぎ
あんなにおこだったのに…
あの村って八丁標の外から巨人来たら戦わずにもう死を覚悟しそう
関係ないけど巨人来たら騎士機構働くのかね
騎士機構か…かっこいいなwww
巨人は人として認識されないんじゃないかな…
作画修正されたBDBOXが出るなら十万出してもいいわ
守ももっとボノボしとけば精神が安定したかもしれんのに。
宏美さんあたりが「うふふ教えてあげる」みたいな感じでだな……
守はむしろいまの現代人と近い感じがした
サキもだけど
いまの現代人が異質な世界が神栖村なんでしょ
過去現在ミクロマクロありとあらゆる支配構造(身分制度)の上側を人間、下側をバケネズミに当てはめて人の原罪そのものを皮肉っている
日野さんも少年時代はイケメンだったのだろうか
>>181 守は現代人があの世界にいたらどうなるか、というのを表現してるキャラだな
あの世界の異常性を際立たせるための役回り
185 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/03/25(火) 03:44:22.11 ID:QRr44Mw30
>>178 八丁標の住人はメンタル弱々だからなあ
そういう風にスポイル、選抜されてきたんだから当然だけど
>>184 守は現代人にでもかなり気弱で臆病な部類じゃない?
ボノボ公認となったら大半の中高生はヤッホーだろうし
良くも悪くも状況に適応しよう、立ち向かおうという
狡猾さ野蛮さを持ってるのが人間だと思うよ
サキは生きる力が強い
逆に守は生きる力が弱いんじゃないかと
生きる力というか感性?と言うか現代人寄りのモラルを持って感じがした守は
サキは現代人そのもの
だから神栖の調教された新人類より感情移入出来る
>>185 守が現代人の象徴なのは性格じゃなくてあくまで価値観ね
同性のパートナーを見つけるのが一般的な世界で、あくまで異性のパートナーを貫いてたっていう
守の場合、良くも悪くも状況に適応しよう、立ち向かおうって思った結果が
「町からの逃亡」だったんだと思うぞ
逃げたのは一見臆病に感じるが、町にいる状態でどうこうできるような環境じゃないなら出てくしかない
今いるとこがブラック企業だって気づいた時、
そこをどうにかしようなんて思わずに黙って出てくのは「臆病」じゃなく「正しい判断」だろ
立ち向かったというのには違和感だな
パニックになっただけなような
まあ、町にいれば100パー殺される状況、それも間近に迫ってるとなれば後先考えずに逃げ出すしか手はないけど
守って町にいても消されるし詰んでるよな
どう転んでも消えちゃう運命だったのか可哀想に
俺がなんとなく感じたのは、芸術家肌の人間と統制社会の相性の悪さ、みたいなもんかなあ。
芸術家って不安定さみたいなもんも肥やしの一つのような気がするし。
芸術がどうこう言ってた日野さんも、言動がアレだしw
守ってびっくりするほど存在感ないよな
アニメでは5人組の1人としてしっかり絵になっててよかったじゃないかw
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/03/25(火) 11:14:10.73 ID:QRr44Mw30
>>191 俺もそのへん作品のテーマなのかなあと思ってた
想像力が全てを…とある一方で
守や町の住人のようなスポイルされた脆弱さを描いている
理想主義の潔癖症で繊細なだけじゃ駄目だよ
清濁併せ呑む、したたかなたくましさが必要だ
そのうえで感性を研ぎ澄ませ
ってのが作者のメッセージなのかなと
守がパニックになる状況自体が異常で、それに気づいた時点で真理亜はじっとしていられなくなったんだよな
臆病さを絶対に許さない場所って、感情ですらシステムに組み込んで、機能的にしか人を見ないから
自分の気持ちが既にシステムへ組み込まれていたと改めて真理亜は知ってしまって、
守を追い詰めたのと同じシステムに、自分が向き合ってきたサキへの気持ちを全否定された
媚薬と毒薬を併用するような統御を真理亜は受け入れられず、サキへの気持ちを大事にした
でもその結果サキは、抵抗し続けたシステム通りの、最後の引き金を引いてしまった
守の絵が来た時もうね、なんとむごいことをとしか言い様がない
いくら呪力があったって言っても14歳の子供が一人で生きようとしたんだから
そこまで臆病だとは思わなかったな
せっかく一途に思ってた女の子にペアに選んでもらった直後なのにかわいそすぎた
>>187 それは放映中も守は現代人と同じ感性だと似たような意見よくみたよ
現代人 守>早季≧瞬>真理亜>覚 新世界人
>>189 パニックであってると思うw
ただその判断自体は正しいと富子さんも褒めてる
>>191 超管理統制社会ディストピアでは感性の高い天才肌、芸術家肌は相性悪いと思うw
社会体制によく言えば順応、悪く言えば洗脳されやすい者が生きやすい環境
まあ早季は新世界では特殊な人材なんだよね
だからこそ富子さんにトリックスターとして選ばれてるんだろうなと
「同性のパートナーを見つけるのが一般的な世界」じゃないだろ…
なんつーか……腐女子って作品の世界観まで捻じ曲げるのかよ
199 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/03/25(火) 13:47:37.62 ID:zZD/DNJT0
ガキの頃は大人たちに対していちいち細かいな〜と不満に思っていたのが
大人になると万が一が起きない為に口うるさくなってしまう
現代の人間に通じる心理はうまくかけてるな
>>199 子供の時にはわからない
大人になって社会に出てわかることもあるんだよなあ
前も書いたけど早季は子供の頃は今の体制教育委員会のやり方に不満を持ってたが
悪鬼に遭遇してやっとあの人達の気持ちがわかったと言ってるんだよね
真理亜に残れと言ったのは良かったな
守は自分がみんなと違うことにも気づいていそうだった
真理亜がサキと添い遂げたいくらいに想っていたかで解釈がかなり変わるよね
あれだけ子どもの出生と性格形成に神経質だった町が、
異性以外のパートナーを認めていたなら一生もののストレスの原因が一つ減る
問題は、そこにボノボる慣習を含ませた上で、異性以外のパートナーを認めていなかった場合、
異性以外と恋人として付き合ったあとに、想い人になれない異性をパートナーにされる、って生涯のストレス要因ができあがる
真理亜が守の価値観を知ったことで、サキへの気持ちがボノボる慣習と切り離されたと考えれば、守が贈った絵の意味が変わるんだよね
>>202 >異性以外と恋人として付き合ったあとに、想い人になれない異性をパートナーにされる、って生涯のストレス要因ができあがる
覚には生涯のストレス要因ができあがってたのか!
覚は可哀想だなぁ
覚は一生瞬とずっと一緒にいたかっただろうになぁ
早季は革命家すぎてちょっと怖い
停滞した世の中を変えるのはそういう人間じゃないとダメなんだろうけど
真理亜が言ったように、みんな早季のように強くはないし
崖から落ちても自力で這い上がってこれる人間ばかりじゃないのに
真理亜は女王様のようでいて弱い者への慈愛が強い聖母様気質
早季より守を選ぶのは本人にとっては順当だったんじゃね
覚は良くも悪くも合理主義者
生存能力が高いというか、自分が弱くて崖から這い上がれない事をわかってるから
最初から崖には近づかないタイプ
間違って近づいちゃったら、あれは崖じゃなかったと自己暗示で回避だろう
早季が将来指導者になると思ったから真里亞は遠慮したんだろ
真里亞はもともと逐電する気満々で道連れを探してたんだが早季は道連れにする訳にはいかないと思ったから
守を選んだって設定じゃなかったか?
守一人じゃ生きられないってのはまぁ表向きの理由
早季を巻き込む訳にはいかないってのが本音
仮に早季にこの話を持ちかけた場合、承諾していた可能性が高いと思う
体制への疑問は両者に共通していたと思うし
>>203 あの5人に関して言えば真理亜以外と付き合えるか不明な守以外、
全員が異性同性双方と本気で付き合える、あの世界の典型的な人だった
5人全員自分の気持ちをあの世界のシステムから外れた途端に一度壊されてる
真理亜と瞬は言わずもがな、守はそもそも価値観が合ってなかった
最後の2人が一度各々壊された後、仮面の関係か清濁呑んでようやくか、
また両方かは、人により解釈が異なってくる
207 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/03/25(火) 18:13:05.24 ID:zZD/DNJT0
14歳の恋愛と26歳の恋愛は別物だろう
この作品は年齢による人間の変化も描いていると思うから14歳の時のことは思い出として消化してると思うな
>>197 言葉が足らんかったな
「当番委員が決まるまでは」同性のパートナーを見つけるのが一般的な世界
腐がうざいのはわかるが何でもかんでも腐女子認定しないでくれ、
俺もどっちかっていうとこのスレに沸く腐がうざいと思ってる口だ
>>204 ドッジボールだとこんな感じか
早季はどんなボールもキャッチする
瞬は早季と同じだが体力が持たない
覚はキャッチできるボールはキャッチ、できないものは避ける
真理亜は覚と同じだが逃げ惑う仲間が当てられそうになったら庇う
守は常にボールから逃げる
麗子は運動オンチで開始早々当てられる
クラスに守や麗子ちゃんみたいな子必ずいて面白いよね(´・ω・`)
>>206-207 一生仮面の関係に決まってるだろw
瞬が生きてれば覚はずっと瞬一筋でいれたんだし、思い出として消化なんてするわけがない
そもそも覚は瞬>>>>>その他とサキ でサキはどうでもよかったじゃんw
覚は一生瞬を唯一の最愛の人として生きるから思い出として消化なんてありえない
覚がサキと一緒に居るのが気持ち悪くて仕方ない。覚は最愛の瞬と生きたかったのに
覚はサキに産ませた子供に瞬の名前付けるため仕方なく結婚しただけだからw
用が済んだら覚はさっさと離婚して子供の瞬と二人で暮らしたらいいww
>>210 常識的に考えるとあまり現実的ではないが
真理亜や瞬の名前を付ける辺りが少し気になるね
>>207 ボノボ以外に、自分のセクシュアリティがわからなくて、異性や同性との付き合いの中で確認していく、
って段階をモデルにしてるんだと思うけどね、男女関係の刷り込みも含めて
あの世界の遺伝子操作その他が、パートナー選びにどう影響したかはボノボる以外あまり書かれてないし
守以外の4人が両性愛者か、そう言われて育った異性愛者か、始めからどちらにもなるように遺伝子が設計されているのか
守の件で逆に、真理亜がサキと仮に26歳までパートナーを続けられるかの問いを意識して、
耐えられなかったとしたら、あの町で規範通りの性的態度でない守が真理亜に一番近い立場になるんだよ
ボノボを認めない守の人格や価値観の自由を、わざと視界に入れて認めなければ、
自分がサキと先々までパートナーを続ける自由を、無意識に見逃して、システム通り守と結ばれてしまう
結果だけ見れば最後の2人は結ばれたけど、結局その26歳までサキは瞬や真理亜を引きずってる
あれじゃ思い出どころかトラウマの描き方だよ
目視することなく猫攻撃したり、逃げるためとは言え八丁標越える辺り
守は殆ど洗脳効いてない
ここまで処分されなかったって事は遺伝レベルで欠陥有るとは考え辛い
遺伝子レベルでは同性含めたボノボ行為は組み込まれてないと思う
教育委員会が過敏になりすぎたんだよな
守は芸術家肌だったようだし、人とは違う感性を持っていたのかも
その結果気付かなくていいことに気づいてしまった
そりゃ委員会としては乗り気ではなかった実験班が次々とタブーな状況を引き起こして来たからな
富子さんは成果があったと考えているけど、委員会はとてもそうは思えない
これで情緒不安定な子供が出てきたんだから、業魔事件の後でもあるし過敏に反応してしまうのは仕方ないよね
基本的に同性愛は思春期の一時期だけのものだろ
だからこそ、当番委員が決まるまでと明言されているんだから
>>217 覚は例外だよね
覚は死ぬまで瞬最愛だから
覚の瞬への愛は思春期の一時期だけのものじゃない、一生ものだから
新世界よりの教育委員会は行き過ぎだが
義務教育を問題児の発見と厚生機関への引き渡しくらいの役割を持たせてもいいと思うが
まともじゃない大人になる人も少なくなるだろう
事件記事読んでると犯人なども学生の頃から問題行動おこしてる人も多い
早期発見早期対処が一番犠牲が少ないと思う
>>219 同時期にアニメ化してたサイコパスがまさしくそのテーマ(犯罪者予備軍を罰する)を扱ってたな
>>220 でもサイコパスって笑っちゃうぐらいゴミみたいな設定と糞みたいな話だったよな……
映画化する人気アニメと比べても不毛だな
猫だまし制度はこれからどうなるのか気になったね
アニメはいい雰囲気で終わったけれど、根本的なところは何も変わってない気がした
サキは悪鬼もどきが産まれたら猫だましで殺すんでしょう?
ある意味、サイコパスと同じくループしているだけのような。とみこ様がサキになっただけで。
ああいうのはすぐには変われるもんじゃない
問題点を認識して、変わろうって思う事が第一歩
その第一歩の段階に到達したのがサキの世代でしょ
富子様の時代はそれすらなかったんだから
>>223 悪鬼や業魔なら殺すけど悪鬼「もどき」なら殺さないよw
呪力が捨てられないうちは悪鬼や業魔は殺すしかないのはもう仕方ない
まずは殺す基準の見直しとかから始めるんじゃないのかな
>>220 >>222 こういうサイコパスみたいなゴミ作品のファンはこないで欲しいんだよなあ
まあわからないからサイコパスみたいな作品に心酔して褒めちぎってるんだろうけど
サイコパスも新世界よりも両方好きだから喧嘩腰でレスするのはやめてほしいね
まあ愉快犯なんだろうけど
アニメしか見てなくて原作未読なんだけど覚ってクズだったんだね
>>210みたいなことを腹の内で思っていたなんて…知らなかった
クズも何もあの世界じゃ上手く渡っていける得な奴だと思うが
自演じゃないの?
あのレスを真に受ける人がいるとは思えない
原作ではこのままじゃ根本は解決しない、そのためにあーしたいこーしたい、
今は口に出せないが考えてますと早季は語り
実行したら確実に変わる、けど辿り着くまで相当荒れるだろうな、どうやるのかと
想像させる考えだったしループとは違うけど
アニメは雰囲気を重視しいつか変われたらいいわ〜な部分しかやってないから
映像としては素晴らしいしめ方だったけど内容はふわふわした超薄味で物足りなかったかも
両方を見ることでより満たされる
そういう心情が原作にあるんじゃないの?
すぐ下のレス
>>211で名前について触れてるからさ
最終話のラストは感慨深かったのに…と思ってね
>>232 ないないw
たしかに原作には子供には女なら真理亜男なら瞬と名前をつけたいとあるけど
覚だけの気持ちじゃなく早季と二人で決めたことだし
別に
>>210のようなことは何も書いてないよ
>>210はもう1行目からして間違ってるからな…
お馴染みの覚×瞬以外は認めない腐女子様だろ
どうもありがとう
>>229が言うようにあの世界で上手く渡る奴には210で普通なのか…と納得するところだった
アニメラストはそんな風に感じなかったし…間違いで良かったです
瞬が生きて成長してたら、瞬も覚も普通に同性ボノボを卒業して
異性との交際に移行してたと思うよ
覚の中で気持ちの整理がつかなかったのは、瞬の記憶が封じられてて
美しい思い出として昇華できなかったからだろう
大人になった覚の言葉だからややこしいね
良さんは惨劇の後生き残ってたっけ?
覚がサキに恋愛感情抱いたりするのは気持ち悪い
思い出として昇華しなくていいよ
しなくてもよかっただろ。何で昇華させる必要があったんだ?
覚が女と結婚とか気持ち悪い
>>217 当番委員決定で終わり、なんて慣習がわざと語られるくらい存在してるから疑わしいんだよ
ストレス管理にあれほど神経質な管理者が、
よりによってそのはけ口とした慣習でストレス要因を作りうる状態のまま放置してる
中途半端に付き合いだけさせといて、はい別れてね、なんてことしてたら、
パートナーに異性でない恋人を望む人間が自棄になりかねない
大雑把に異性同士をくっつけることを制度化した上に、思春期の〜で思考を塗りつぶして、
異性愛以外の概念を大人や閲覧できる文献からも排除すれば、
異性以外と付き合う慣習だけが残って、異性以外をパートナーにする考えが無意識に消失する状態が出来上がる
どの道過去の恋愛とどう向き合うかはまた別の話だけど、
あの5人の恋愛にボノボのシステムが何をしたかで、あの慣習が出生にどう機能して、
26歳までのサキにどんな思考、どんな順応を要求したか見えないかな、と
このスレで新世界より好きにオススメの作品で獣の奏者挙げられてたから読んでみたら傑作だった
薦めてくれた人に感謝
>>240 全人学級で異性との付き合いを禁じてるだけで、この世界は老若男女のボノボ推奨だぞ
別に成長後の同性ボノボが禁じられてるわけじゃないし
成人の同性ボノボがあるって描写あったっけ?
でも普通に考えれば未成年のうちに同性間の抵抗は限りなく少なくなってるんだし
成人してストレスかかって同性しか周りにいなかったらアウトじゃまずいんだから
成人してからも同性ボノボはありなんだろうな
異性ボノボで万が一婚外子ができても大変だし
>>242 ボノボが自由でもパートナーを異性に固定されていたら、サキと真理亜は恋人のまま一つの家族の枠に入れない
それを担保している慣習が当番委員なら、恋人は必ず一度引き剥がされることになる
そして、そこまでが全て設計された慣習だとあの5人は知っている
自分の恋人と別れる義務を学び舎で課されるよう設計された状態が、26歳のサキからではなく、
守やサキと接している真理亜から異常に見えないと思う?
>>243 夏季キャンプのミノシロモドキの時に
完全なフリーセックス社会(思春期は同性同士のボノボ推奨)
男の子と女の子、女の子同士、男の子同士、大人と大人、子供と子供、大人と子供、とボノボる
あらゆる局面で他者と触れ合い人と人の親密な交流は善とされている
妊娠の可能性がある行為は所定の条件を満たした上で更に許可が必要
と書いてあった
>>243 推論というか妄想に近いけど
あの社会夫婦別姓が普通なので(早季の父母は苗字が違う)
夫婦の繋がりも現代リアル社会よりはリベラルだと思われ
そもそも思春期の異性交際禁止・同性推奨は異性愛がタブーとかじゃなく
うっかり子ども作られたら困る、けどボノボでストレス発散してもらわないのも困る
という理由でしかないからなあ
教育委員会の把握してない子どもが生まれることがないという理由で
成人しても同性交際は普通に認められそう
ただあの町めちゃくちゃ人口少なくて、その中で更に生まれた子どもを
ぽんぽん間引いてるので、バケネズミが何もしなくても普通に滅びそうだから
成人したらできればちゃんと届け出して子ども作ってね、みたいな
雰囲気はあるのかもしれない
「妊娠の可能性がある行為は所定の条件を満たした上で更に許可が必要 」
これがこの世界での結婚って制度なんだろうね
もし小さい時異性同士好きになって子供出来ちゃったらどうするんだろう
やっぱ殺すのか?
全人学級の処女検査に引っかかった子が消されたって話があったような
子ども出来なくても異性とやった時点で規則違反でアウトかと
250 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/03/27(木) 20:50:55.58 ID:8QobQUzAO
非処女は死ね!とかひどいな
まるでイ○○○社会じゃん
あの世界は男遊び、女遊びの概念がなさそうではある
その代わり出生管理がこっちの現代よりもはるかに厳しいから、実質同性しか相手にできない
たぶんあの制度だと積極的に管理しなきゃ少子化するね、子ども一人当たりの育児の負担が現代の比じゃない
ボノボの慣習を成り立たせた結果、逆に異性と付き合う敷居が高くなってる
こうして見ると出生管理以外はかなり旧い家族制度だと思う
戦国時代の武士は一人前と認められる嫁探しで苦労するのと同時に、命がけの仕事を共にする家臣同胞との男色もあったらしい
この時代に検査まではしなくても、武家の娘が密通なんてしたら処刑されたり、家を追い出されたりすることもあったとか
ボノボ的社会についての理解が間違っていないか
>>250 違う、多分規則を守らない子供は死ね、ってことだと思われ
管理社会だからな
パートナー見つけた後も同性にしか目がいかないなら欠陥があるということで猫さんがやってくるんだろうな
定められたシステムを守れないってことだしな
呪力や暗示使った完全避妊法とかないもんかな。
正式に結婚して坊さんに暗示を解いてもらわないかぎり、
無意識に発動した呪力が精液中の精子を全部だめにするとか、
卵子をブロックして受精できないようにするとか。
そういう方法があれば、思春期だけのホモレズパートナーなんて
精神的なトラブルを誘発しそうな制度にしなくてすみそうなのに。
>>255 テロメア延長からして、自分自身に対しては呪力を使うことは精神的負荷がかからないみたいだから、自己避妊ってのはもしかしたら可能なのかもしれない
とはいえ受精卵に作用させたり堕胎的なものは下手したらキシ機構に抵触しそうだし、精子や卵子に遺伝子レベルで作用させるのはタブー視されてそうだから実質不可能じゃないかな
>>257 キシ機構組み込めるなら遺伝子にある作業しないと
妊娠できないようにすることもできたんではとも思える
最初期にキシ機構を真っ先に組み込んじまったからいじれなくなったんだよw
さっさと呪力抑制しないと滅亡だから他に余力さいてるわけにもいかなかったろうし
テロメア修復は限られた者だけが出来た能力だしな
>>259 それでブラックボックスになっちまったってか
排卵できないように調整するのも機構に触れるのか?
卵巣から卵細胞摘出して成熟させて人工受精なら技術的に可能ではとも思うが
目視出来ないから無理じゃね?>>呪力で摘出
遺伝子改造だから数カ所変えて試すってのはどんな障害でるかもわからんし
と書きつつも、人間以外には遺伝子改造とか変容を簡単におこなえるみたいだしなぁ
人間の遺伝子改造→間違って死なせてしまうかもと無意識に考える
→愧死機構(攻撃抑制?)発動で改造できない、とか
人を傷つけるだけでキシ機構発動で死なないまでも呪力発動が困難になったり精度が低下したりするから、人体に作用させるのは無理そう
それから考えると注射クラスは出来ても手術で開腹とかは不可能なのかもな
とにかく生んで育ててみてダメそうな子だったら処分、
っていうシステムが確立してるんだから
卵子とか受精の段階で操作したり調整する考え自体が無いと思う
遺伝子異常とか受精段階で調べようがないし
そこまで高度な呪力の操作は無理なんじゃない?
科学の知識がない奴がドヤ顔で語る貴志機構w
>>264 外科手術ってどうなってんだ
手術自体全部呪力なのかな
手段が何にしても、医者は死なす気で手術してるわけじゃないからキシ機構は発動しないと思うよ。
発動したらそりゃ医者失格だわ。
誰か死なすかも、っていう状況での作業は限られた人間しかできないだろうな。
医者失格って…わざとじゃなくてもキシ機構は発動するでしょ
手術が失敗して患者が亡くなったら無意識に「自分のせいで亡くなってしまった(=殺してしまった)」って思うんじゃないか?
愧死機構は認識次第だから
早季みたいな神経の強い人間は医者向きかもな
流石に直接手を下したとなれば自分も死ぬだろうけど
1年ぶりくらいにスレ覗いてみた
まだ頑張ってたんだなw
初期段階のキシ機構である体調不良などの警告発作は起きそうな気もするな
そんな状態で単純な作業でも難しいだろうし、命がかかってる手術となるとね
押さえ込めるとなると、悪鬼関連で問題でそうだし
困った時は不浄猫で……
にゃんにゃんお!
もし守があのまま不浄猫に消されてたら
X(エックス)の時みたいにY君としてみんな心の中に生き続けたのかな。
麗子と同じぐらいか、少しだけ印象が強い程度かと。
1班の中で覚だけ死ねば良かったのにな
守のことでは真理亜が、瞬には早季が必死になってたが
覚に関して必死になるような女キャラいないし、面倒なことにならないから殺すには丁度良い
そういばホラ吹きがいたな程度の印象で終わっただろう
なんか瞬キチの守キチが覚叩きに目覚めたらしいなw
覚なんて空気キャラで誰からも好かれてないけど
話の都合上どう見ても生き残る丈夫なガサツキャラだから
いくら死ねば良かったって願ったって話の展開や結末は変わらないのに…w
覚が死ぬ必然性がどこにもないよw
瞬は出来がいい子だったから死んだのは残念だし
早季の心の中で美しい思い出になってるけど
守なんてほんとみそっかすで守一人だけ死んだ方が良かったと思われてて
本当に死んだからなー。
しかも守さえいなければ死ななかった真里亜も巻き込まれて一番迷惑で
お荷物な存在だったのが守だよね。
真里亜も別に守のことが最愛だった訳じゃなくて最愛の存在は早季だったけど
守が一人だと死んじゃうから泣く泣くついていってあげただけなのに……。
覚は最初から最後まてわサキのパートナー的位置にいたからなあ
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/04/04(金) 10:06:33.27 ID:BCLHnKl00
ハリウッド映画に合いそうな気がするわ
アニメではバケネズミとの戦闘がしょぼかったがもっと派手にすれば指輪物語ぐらいの評価は得られる
指輪物語ってw
こんな話がそれはねーわw
そういや守だけは頑なに瞬の事を思い出そうとしなかったな。
まぁ瞬と守の会話シーン無いし友達ではなかったのかも。
守はマリアだけいればそれで良くて
他の人の事は友達とは思ってなかった訳か。
もういなくなったやつより今生きてる友達の方が大事ってだけだろ
14歳編で5人揃うことが少なくなって寂しがってたし
>>279 それ気持ち悪いんだけど
別に覚はサキのパートナー的位置にいたかったわけじゃないし望んでないし
覚が女の近くにいるのは気持ち悪いから一緒にいないで欲しかった
最後女と結婚してるのが気持ち悪い
覚が女に恋愛感情抱くようになるのが気持ち悪い
覚はずっと一生瞬だけ愛してた方がいいのに
覚は瞬が生きてたら瞬とずっと一緒にいたかったのに
業魔が出たぞー
286 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/04/04(金) 18:54:27.08 ID:6z+J4/mw0
瞬は死にゆくキャラだから美しく作中描かれたけど
覚は生きぬき活動するキャラだから
ガサツさや無神経さも併せ持っていただけだろ
>>275 真理亜が気付いて絶対に思い出すと諦めず意気込んでくれたらY君になれる可能性もある
早季はXのことで真理亜に今いる友人が大切だ大人しくしてと注意された時反省しながらも
心の中でXをいなかったことにしない、誰よりも愛してたから絶対思い出すんだと諦めず意気込んでた
>>282 元々真理亜にべったりな奴だったしXの事は禁忌に触れ教育委員会に目をつけられるんじゃないかとかなり恐怖してた
危険だと思ったらなるべく近づかない、錯乱してシャットアウトする様子は過去にあった
長文ニキとキャラアンチは即NGよー
瞬にとって覚は性欲解消の相手でしかないでしょw
>>289 悪いけど、理解が足りないと思う
瞬は誰よりも覚を愛してたでしょ
何だこの展開
瞬は誰よりも覚を愛してたっていう展開だろ
うん事実だよね
瞬は誰よりも覚を愛してたもんね
>>277 原作では始まって3ページ目に覚が出てきて生きてるのがわかる
早季と覚が生き残ってるという前提あっての物語なので
君には気の毒だが、覚が死ぬ展開は最初からあり得なかった
最初からあり得ないとか、だからなんだ?
覚だけ死んで瞬守真理亜麗子が生き残ってれば良かったって話に、
最初から生存前提だったことなんてどうでもいいんだよ
死ぬ役回りになった人たちが生きて、覚が死ねば良かったんだ
自分で本でも書いてろよ
覚瞬厨の気色悪さ
仲間の誰かが悪鬼になって敵にすればよかったんだ
新世界よりを知るまでは腐女子の何が悪いのだろうと思っていたが
早季叩きしている覚瞬厨を見て、腐女子のキモさを思い知った
原作で恋人同士なんだから問題ないでしょ。
とやかく言われる筋合いはないよ。
だったら俺らもとやかく言われる筋合いねーなw
>>298 守がその中で一番いらないメンツって事実は変わらないから諦めろよ
守が一人で勝手に死んでれば真里亜は死ななかったのは事実
守厨の気持ちの悪さは異常
原作でも真里亜は早季を一番愛してるって書いてあったのになあ
守なんて誰からも相手にされてない
早季さん落ち着いて
岡野さんの下の名前って出てきてる?
対バケネズミのとき早季たちと病院に向かったかわいい女の人
あの娘も悪鬼ちゃんにミンチにされたと思うと悲しくなるな
原作だと早希は守の事を邪魔者とか鬱陶しい存在でしかないとかぼろカスだな。
早希は真里亜にべったりな守を白い目で見たり
守を無視して平気で真里亜と話したり…
女の子にこんな事されたら男なら死んだ方がマシと思うだろう。
BDオクで落札したんだが5巻の表紙いいなw
つかどれも美し過ぎてアニメの作画ェ…
アニメも後半は安定してたやん
真理亜と守が脱走から出産死ぬまでの話って原作に詳しく載ってますか?
想像しただけで悲しくなるですが
誰か309知ってる人いないのか?
>>314 原作には載ってないけど作者がインタビューで脱走した後はスクィーラに匿われて
生活の世話してもらって油断してるところを殺されたんじゃねとか言ってた
もしもしだから仕方ないね
319 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/04/10(木) 00:22:27.29 ID:BieMT/dY0
>>316 原作でも岡野さんとしか呼ばれてないから不明
早季も、守が神栖で生きることのできるようにと大人と交渉したり、努力していたんだけどな
早季をディスりたい人には主人公の善良さまで見えなくなっているんだろう
>>312 手前に覚がいなければ最高の一枚だった
覚は瞬の後追い自殺でもして死ねば良かったのに
ちょっとやばいのが居るな
一班のメンバーって全員凄い才能の持ち主の集まりだったんだな。
仮に瞬も麻理亜もそのまま大人になってれば
サキや覚みたいに町の幹部クラスの役職に就いていたんだろう。
一班のメンバー4人が神須66町を動かしていくはずだったのか。
あの4人は本当にバランスの取れた良い4人だな。
みんな長所も別々で個性的だし、互いの短所を補いあってて
友達でもあり恋人同士でもあるから信頼関係という意味でも申し分無い。
みんなどっかの国みたいに洗脳教育されてるだけだよね
>>322 いるいる
守いらない子って言われ過ぎて狂った守ファンが覚を攻撃対称にしてるらしいw
誰も覚のことなんて気にしてないのにw
意味不明なカプ論争で暴れてるのが全員やばい奴だろ
他の組合せを排除しようとする覚瞬厨がヤバい
守を叩き早季を叩き、あいつらホント碌でもねえ
守が残した「捜さないで下さい」という置き手紙は
要するに「捜しにきて下さい」って事なんですか?
それとも本当に捜してほしくなかったんですか?
>>329 半々じゃないかな
マリア達に迷惑かけたく無かっただけだろうけど、探してほしい気持ちが無かったとは断定出来ない
「殺されたくない、でも1人ぼっちで未知の地で生きるのは怖い」
そんな所では。
かまくらのシーン最初見た時は気づかなかったけど、後に事後だって言われて気づいたら気分悪くなったわ。
寂しい時に、目の前で慰めてくれる男がいたら誰でも構わずホイホイやるのか。なんで抱き締めて落ち着かせてたのがそこから事に発展するのか意味がわからない。
>>332 早季だって慰めてくれる男は瞬がよかっただろうよw
でもあれは二人して精神的に限界だったからあのタイミングでストレス解消ボノボだろ
早季は恋人の真理亜がいなくなって、その前に想い人の瞬も消えて精神的に疲弊して限界で
覚も恋人の瞬がいなくなってるしさ
なのでかまくらは途中から二人して瞬を思い浮かべてる
覚は瞬を思い浮かべながら早季とヤって、早季も瞬を思い浮かべながら覚とヤってる
それがお互いに対して裏切りだとわかってたし、先に裏切ったのは覚で、早季も裏切り返してお相子に見えるけど
お互いそうするのを承知して望んでたらしいよ
>>332 何のためのボノボ設定だよ
ちゃんと説明聞いてたのか
あの辺は切ないけどちょっと歪んでる気がしてうわぁ…ってなったな…w小説だと…w
あれは333が言ってるような意味もあるけど
簡単にそういうことをする→真理亜達も…?
と匂わせてるようで
設定とその後の展開の秀逸さに感心した
痔とか性病が怖そうな世界観
病気についてKは風邪ひいたっていうのしか書かれてないよな
>>336 この世で二人だけ取り残されたって気分になった早季と覚がすることで
ホントに二人だけになってる真理亜達の事も連想できるんだよな
町に帰る早季たちは妊娠したら困ると思ってるけど
帰る気がない真理亜達は…って事も
341 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/04/15(火) 12:56:23.25 ID:sDgkEJ+j0
STAP細胞の実験マウスでバケネズミを思い出す今日このごろw
>>317 守は呪力があれば何とかやっていけるって言ってなかったっけ?
結局バケネズミ頼み?
呪力あれば生きてはいけるけど
村の追跡(猫やバケネズミ等含む)まいて隠れ続けるのは守達だけだと限界有ると思う
直前に化けネズミに命助けられてるし精神不安定でつい頼ってしまってもおかしくないな
町としても管理から外れた呪力はテロリストに核兵器が渡るようなもんだから
必死で抹殺しようとするだろうなあ
346 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/04/16(水) 11:37:38.67 ID:GkOh6/jY0
虚弱な守とお姫様な真里亞じゃ
いくら呪力あっても生きてけないでしょ
>>346 意外にも原作者の考えはスクィーラの計画が発動しなければ
何十年か生きれただろうみたいな感じだったはず
円盤特典で話してた
もし守と真理亜がバケネズミの手に落ちてなかったら、
呪力で野生動物を狩って、木の実を落として、
材木を組み立てて家を作って…そんな感じで生きていってたのかな?
割と原始時代に近い形?
呪力そのものが強力かつ便利すぎるからな。
>>345 精神不安定で処分決定した守はいつ業魔になってもおかしくないと見なされてたんだろうし
生かしておくと何らかの害がありそうだから必死で探そうとするだろうな
そもそもバケネズミが匿ってなかったら捜索によって発見されてたかも知れないし
バケネズミに肩入れしている人っています?
いくらなんでも主人公たちの最後の台詞がひどいなかぁって・・・
あんな気持ち悪い奴と分かり合えるわけがないみたいなこといってましたよね・・・
気持ち悪くてもなんでも話し合えるだけの理性があるのだから、上手くいけば
対等に共存していけると思ったのに
過去に同じ人間同士で理解しえなくてバケネズミが作られた歴史の世界だからねぇ
覚瞬カプ厨が他の組み合せのファンを潰していく現状を見るに、理性だけで共存していけるとは思えないw
>>351 放送終了後はたくさんいたよ
ログあさってみるといい
貴志さんは奇狼丸とスクィーラは英雄として描いたと言ってたよ
現実の人間同士だって肌の色が違うだけで平気で殺したりするしなあ
今でこそ学校の道徳でそういうのは習うが、俺らもちゃんと教育受けずに黒人や白人を見たら「気持ち悪い」って感じていたのかもしれない
いや文化によっては決定的に価値観が違うのもいる
少なくともシオヤーブとオオスズメバチのバケネズミはそこまで価値観は違わなかった
ツチグモはわからんが…
気持ち悪くて〜って言うのは絶対に同じ人間に見えないようにご先祖様が考えてやってるし
子孫のその結論はご先祖様の狙い通りなんだよね
別に同種に見えなくてももう少し優しさを見せればなー野蛮だなーとは思うけどそれは現代の日本で暮らす自分の価値観で
人種差別みたいなもんでそれが当たり前だと生活、教育された人々の価値観と考えると仕方ないとも思う
あの世界ではバケネズミに比較的穏健派である早季が変わり者の立場だしね
早季っていくら洗脳弱めと言っても普通なら環境に染まると思うけど子供の頃から根っこのそういうとこブレなかったよなぁ
358 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/04/18(金) 15:11:16.26 ID:G+Th7cps0
呪力なしがバケネズミ化されたのって
何年前だっけ?
バケネズミが誕生したのは
暗黒時代終焉後、科学グループが人間に攻撃抑制と愧死機構組み込んだ時期(2011年+600年位+数十年〜)だけど
数百年前(物語の舞台は1000年後)としかわかんないんじゃなかったっけ?
王朝があった時代は別々だったし
その後もヒャッハーな奴らが殺し合ってたし
1000年でも中盤以降と推測するかなあ
でも富子様が生きてた2百数十年前はもうバケネズミを使役する社会が確立されてたから
400年ぐらい前ぐらい以前かなあ
361 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/04/19(土) 12:40:50.94 ID:3YQ86XWO0
400年も奴隷、それ以下扱いなら
そりゃ同等の人格とは扱わないのが当たり前になるわな
録画だけしておいて本放送の時見てなかったんだけど、ハードディスクの容量が
不足してきたので、削除するためいま1話から最後まで一気に見た
途中、イマイチかなって思った時もあったけど最終回のエンディングで泣けた
ディスクからは削除するが、DVDに焼いて保存しよう
「全く……信用出来ないん だから…!」
364 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/04/20(日) 18:29:46.48 ID:T+JPdybe0
新世界よりを観て以来、スーパーとかで「品種改良」「遺伝子組み換え」の字を観ただけでゾッとするようになった。
新世界よりの世界って浮気の概念とかあるのかね
付き合ってる状態=メインは特定の人とだけど他の人ともやっていい、ってこと?
結婚したら異性同性関係なく相手は一人に限定するんだろうか
このスレの240あたりからそういう話してた
>>365 子作り以外の肉体関係は誰とでも普通な世界だから
許可なく配偶者以外と子作りした時は問題になりそう
現代の浮気とは意味合いがかなり違うだろうね
逆に言うと、ズバリ子供が出来る行為以外の性的接触はOKなんだよな
成人のボノボ描写は描かれなかったからなぁ
攻撃抑制・精神安定の為にボノボ機構を取り入れたのだから、成人間でもスキンシップは結構奨励されてそうな感じなんだけどな
親が思春期のころのホモレズパートナーが誰だったかって
知りたいような知りたくないような複雑な気分になりそう
ボノボって名称を出した時点で成人のことにわざわざ触れる必要は
ないという判断なんじゃないかな
これおもしろいのにBlu-rayの売上悪すぎだろ
お前らちゃんと買ってんのか?
作画修正されたBDBOXが出るなら買いますけれど
覚が死んでたら全巻買ってた
覚は奇狼丸に殺されていれば良かったのになw
売り上げ枚数少なくてもBOX出せるのもんなの?
作画修正は今出してるブルーレイDVD用に修正したので終了と思うけど
>>374 フランダースの犬(主役死亡)的エンドだったらよかったのか
BDの収納BOXオクに出てるけどあの値段は…
最初からBOXなら売れてたと思う
新世界よりが終わってから、他の新作アニメや漫画があまり面白く感じられない・・・今期は唯一ブレイクブレイドがそこそこ面白いけど
おまいらのオススメおしえてくれ
守って存在するだけで迷惑案存在だから真里亜を巻き込まずに
一人で死ねば良かったのにw
>>380 ・ボボボーボ・ボーボボ
・涼宮ハルヒの憂鬱
・ひぐらしのなく頃に/解
・らき☆すた
・Panty & Stocking with Garterbelt
・未来日記
・STEINS;GATE
・進撃の巨人
>>367 なるほどなーありがとう
原作で瞬への気持ちの整理がついてないから…って早季と覚が言ってる所見て
ん?ついてないとダメなん?って思ったからあの世界での浮気と結婚の概念が気になったんだ
>>380 極黒のブリュンヒルデ・・・じゃなくて同作者の前作品エルフェンリート
呪力持ちが世に発生したときの状況に思いを馳せることができる
但しグロ注意
新世界よりがこけた理由はアニメって最初意味不明でそのまま最後まで意味不明というような作品が多いからじゃないか?w
だから序盤で見限られてさっさと切られたんだと思う
覚が結婚したのが気持ち悪い
こいつが女とくっついてるのが気持ち悪い
キャラアンチスレ無いの?
喰霊知ってる奴珍しいな
あれはほんとにおもしろいからもっと評価されるべきだと思う
てか新世界よりって作画が批判されてるけどBlu-ray版ではある程度修正されてるんじゃないの?
>>389 喰霊はそれなりには売れてるから不遇って意味じゃ新世界よりの足元にも及ばんよ
来期には同一作者の東京ESPもはじまるしな
>>380 極黒のブリュンヒルデだけは絶対に見ない方がいいと思う
一話だけでも見ればわかると思うが
作者が低学歴中卒みたいな頭の悪さで設定も話も展開も構成もセリフの一つを取っても酷すぎる
そもそもこの作者には小学生程度の一般常識と知識しかないと思う
エルフェンリートっていうリョナ作品の過去の遺産でリョナ好きマニアがついてるだけ
女の子が血を流したり四肢切断するのを喜ぶマニアがついてるだけで
話の構成や設定も展開も全てがゴミのような作品。
本当にセリフの一つを取ってみても小学生が考えたようなレベルの低さで視聴に耐えられない
この貴志作品みたいな緻密な設定と構成で見る物を圧倒するような作品が好きな人には
見るに耐えないゴミだよ
今期はシドニアの騎士見てる
原作は読んでない
>>391 新世界よりみたな話のレベルの作品にはアニメではまだ出会ってない
ブレブレはそこそこ面白いと思うが原作読んでないしまだ完結してないから評価はしかねる
漫画なら小畑が作画してるAll You Need Is Killは面白いのでおススメ
岡本倫のよさがわからないとは
>>391は恐らく小学生であろう
実際、極黒のブリュンヒルデの評価かなり高いからな
アニメは脚本が批判されてるけど漫画は間違いなく良作
>>391 そんな長い感想文書いて相当好きなんだね
380だけどありがとう
名前あがったやつ見てみるわ
新世界よりのおかげで、初見切りせず最後まで見る癖もついたし
>>395-397みたいに単発で持ち上げてる奴が多いから
今期のアニメ始まって見てみたんだよ
1話で酷すぎてどうしようかと思ったが頑張って2話まで見てみたが
あまりにも酷すぎたので怒りが収まらない状況
新世界の見事に構築された世界と比べられるようなレベルではない
同列に語ること自体が失礼極まりないぐらい酷いレベル
ああいう小学生が考えたような酷い話でも満足出来る奴って
新世界の無いようなんてほとんど理解出来てねえだろうな
ブリュンヒルデの評判が高いって一体どこで?w
リョナもエルフェンリートも興味が無いまともな頭持った奴は呆れ返って
とっくに見放してるわw
良作じゃなくて駄作も駄作、もうお話しにならないぐらいの駄作
おつむのレベルが低すぎる低学歴馬鹿のお陰で2話見て1時間も無駄にしてしまったわ
死ね
>>399 煽りに乗せられてる時点であんたも同レベルだと早く気付けよ
>>399 好きな人もいるだろうからあんまりヘイトしないであげてな
同じ新世界より好き同士仲良くしようぜ・・・
>>399 1話2話はまだ序盤の序盤だからな
好き嫌いはあると思うけど3話からはおもしろく感じられると思う
原作の評判は間違いなくいいよ
ボノボってアニメでやっちゃうとやっぱヲタ臭くなると言うか、ヲタの特殊性壁としては通常運転過ぎて新鮮味なかった感じだな
エルフェンリートはBGMが良かっただけの駄作
南米のオタにはうけたけどあの地域グロならなんでもうけるからなw
ブリュンヒルデは問題外
>>393 アニメには新世界と比べられるような作品は存在しないが
ゲームには凌駕する作品がある
「この世の果てで恋を唄う少女yu-no」だ
日本SFの最高峰だと思う
これ以上の作品はいまだに見た事が無い
死ぬまでに見る事もないだろう
日本のエロゲ業界が生み出した奇跡の一作だ
頼む誰かアニメ化してくれ
しつこい
シュタインズゲート、喰霊、狼と香辛料はおすすめ
ジャンルばらばらだけど
というかさおすすめ聞かれてるのに批判とかする馬鹿なによ
批判ならアンチスレでやってくれ
小説だけど玩具修理者に収録されてる酔歩する男がおすすめ
これと比べてスケールは大きくないけどパンドラの箱を開けちゃったような話
方向性は違うけど悲惨度的にはどっこいどっこいかもしれない
ただホラーSFだから注意なんやな
世にも奇妙な物語テイストな感じがあるから頼む誰か実写映画化してくれwwwwwwwwwww
玩具修理者読んだ事がある奴がいるとはw
確かキャラ原案の人も昔ツイッターで感想呟いてたような
やっぱ貴志祐介のファンは角川ホラー読破してるような人が多いのかね
>>408 ゴミみたいな酷い作品を勧める馬鹿がいたらそりゃ見るだけ時間の無駄だって止めたくなるわw
ゴミ作品の話したいならその作品スレで閉じこもってやってろよ
批判ならアンチスレでやれ?ゴミ作品を誉めるレスしかしちゃいけないの?
つかそのゴミ作品アンチスレまでわざわざ出向いて行って文句書き込むほど
その作品自体に興味なんかないって気付けよ馬鹿
お前は馬鹿だからその作品批判する奴はアンチしかしいない!って本気で思い込んでるんだろうけど
勧める意見と批判意見を両方読んで選ぶのもレス読んだ奴の自由だろ
>>411 誉めるレスしか駄目っていうか
嫌いなら話題に出さなくていいんだよ考えろ馬鹿。嫌いならここで語らないでくれ
お前が嫌ってる作品を好んでる人も少なからずいるんだよ。その人らからしたら不愉快なの
文句はアンチスレで言え
馬鹿に真面目な返信しちゃって馬鹿馬鹿しく思えてくる
>>412 「ぼくの大好きなアニメ」を批判されたくないならここで語らないでくれ
信者スレにこもってそこで信者同士で語り合ってろよ馬鹿。
だからアンチスレにわざわざ行って書き込みするほど興味がないって言ってるのが
わからない馬鹿って何言っても理解出来ないんだな
お前が大好きな作品の事をお前が大好きな作品信者が集まるスレ以外で
書き込みするなら批判書き込みぐらいあっても当たり前だって気付けよ
ネット初心者じゃあるまいし
お前が大好きな作品を大嫌いな人間もいるって何度言えばわかるの?
馬鹿には何度言っても理解出来ねえか
だから馬鹿なんだからな
エルフェンリートやブリュンヒルデみたいな
内容がゴミクソの小学生で脳の成長が止まってるような奴が書いたような
低知能丸出しのゴミ作品でも
女の子が残酷に殺されたり傷ついたり強姦まがいの扱いを受けてエログロ作品なら
興奮して大喜びして信者になって布教する馬鹿が多いってのはわかったが
貴志雄介のファンにそんなもん勧めるなよ
求めてる系統が違うわアホのクソが
お前はスクイズでも見てろや
つかスクイズの方がまだマシだわ
ブリュンヒルデの作者に親でも殺されたかbNH8Jd7p0は
>>413 語ってないだろ。尤もおすすめを聞かれて答えただけなのに何が悪い。
しかも俺は極黒のブリュンヒルデを挙げたわけじゃないから。
>>407のとおり。俺は極黒の信者ではないが嫌いではない。
俺が気にくわないのはおすすめ聞かれてるのに批判した文章を並べてること。場の空気読めよ。
そもそもまだ2話なのに見切るのは時期尚早すぎるんだよ。3話から本題に入った。気に入るかどうかわからないが。お前も新世界より見終えたんだから忍耐力はあるんじゃないのか?まだ序盤の序盤なのにボロクソ言われても頭にくるよ。
もう無意味な言い争いはやめにしよう。馬鹿には何べんいっても理解できないだろうし
エルフェンリート見てちんちんおっき
>>380 屍鬼なんてどうかしら
私はマンガ版しか見ていないけど
>>414 きがくるったのですか?
>>414 作者は神奈川大学出身でお前なんかがアンチについたって痛くも痒くもないくらい信者つけてるから、正直お前が喚こうが関係ないが。
人気漫画家ゆえに妬かれるのは仕方ないだろうな。
黒バスの脅迫事件も加害者が作者に嫉妬してたからあんなことしたんだよな。
>>414もそれと同じ類いだ。
長文うぜえ
どっちも自重してくれよ
しかもスレチ
新世界よりの代わりになる作品なんてないよ
ゼロ年が駄作すぎて辛いわ
あれアニメ化するくらいならクリムゾンとか天使の囀りとかあるだろ
後者は映像的に規制がかかるのは必至だが
新世界の時点で規制されてたからなぁ
グロ描写NG、エロ描写NGっぽかったし
グロ描写NGに関してはpupa見てると非常にわかりやすかった
>作者は神奈川大学出身でお前なんかがアンチについたって痛くも痒くもないくらい信者つけてるから、正直お前が喚こうが関係ないが。
>人気漫画家ゆえに妬かれるのは仕方ないだろうな。
>黒バスの脅迫事件も加害者が作者に嫉妬してたからあんなことしたんだよな。
>>414もそれと同じ類いだ。
こいつの文章読んでるだけで低知能だってのがわかるわ
作者本人かってぐらいゴミみたいな酷い文章w
そもそも興味が無いゴミみたいな漫画しか描けない作家に誰が嫉妬するんだよw
こういう女の四肢切断を見てちんちんシコシコしてるゴミみたいな信者があちこちで大声でわめくから
うぜえんだよ
エルフェンリートの作者は氏賀Y太と同類でしかねえわw
お前はコンクリ殺人漫画読んでもチンチン勃起させてシコシコしてる変質者信者だろw
二度とこのスレに現れるなよ
>>414>>419 だからアンチじゃなくてお前みたいにゴミ作品勧めるゴミ信者がうぜえから消えろって言ってるだけなのに理解出来ねえのな
さすがゴミクズ作品信者だわ
アンチスレなんかにわざわざ出かけたり黒子の事件みたいに作者に嫌がらせするほど
作者になんか全く興味がないって何度言っても理解できないんだな
ガチの知的障害者
改行出来ないスマホでシコシコ打ち込んでるド底辺
死ね
そして消えろ
貴志ファンにあんなゴミクズ作品を推薦しようとすんな
お前みたいなゴミ信者ばかりで形成されてるってのはよくわかったから
大人しく死ねよ?
428 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止@転載禁止:2014/04/27(日) 22:17:48.93 ID:2Lwq5p2A0
主人公の早季を始めとする町の連中が、最後まで悪いのはバケネズミであり、自分達には
落ち度がないと言っているのは冗談抜きで胸糞悪い。
早季と覚に至っては、町のやっているバケネズミに対する非道を非難すらしていないし。
大体、真理亜と守が町から逃げたのだって町の連中が原因だし、町の行っている子供に対する間引き、
バケネズミに対する仕打ちはスルーして、反乱起こしたスクィーラに「謝れ」なんて抜かして
るし。人間に忠実な筈の奇狼丸でさえ人間の支配に対して不満を持ってたことを聞いていた癖して
バケネズミの方が一方的に悪だと最後まで考えていたし、早季と覚は救いようのないクズだと思う。
所詮スクィーラ達を家畜程度にしか見ていない、呪力を振りかざして神を気取る町の連中と微塵の違いも
見られないカスだな。俺は二次創作小説の投稿サイトに町に対する断罪を書いたSSを投稿したけど、
集まる感想は非難ばっか。町の連中に対して因果応報の末路を与えてるだけなのに、それの何が不満なんだか。
「自分の二次創作が評価されなくて悔しい」
wwwww
×「自分の二次創作が評価されなくて悔しい」
○「自分の二次創作の内容を理解できない奴が多いだけ」
お前のオナニー作品が理解されて当然だと思ってるのかw
二次創作の愚痴は自分のブログでやってろよ
これは新しいタイプのキチガイ
それは単に伝える力(才能と努力)がないということです
読者が理解力のある人達ばかりではありません。作品の中に描かれる内容の意味すらも分からず、
単純につまらないモノと捉える読者は大勢います。
せっかくだから俺の作品を投下するか。
新世界よりと、Dies iraeのクロス作品だが、Dies iraeのことをよく知っていないと
分からないことが多いから、あらかじめDies iraeについて調べておくといい。
全てが「既知」だった。
何をしようにもそれが付きまとってくる。
刺激を求めている自分にとってそれは酷く退屈なことだった。
このまま凡人と変わらない人生を歩むよりも自分がより自分でいられる生き方をしたかった。
選択肢の総当たりというものだ。
自分の親友達との高校生活、つまらないわけではないが珍しくもない。
そんなことは日本中の同年代の者達がリアルタイムで経験している。
何より親友の一人と自分は気楽に学園ドラマをしている身分ではないのだ。
このままつまらないレールに沿った人生を送り続けること事態が自分にとって何より我慢ならなかった。
そんな思いが積りに積もったある日、それが一気に暴発した。
学校の屋上で無二の親友と意見の相違から殺し合いじみた喧嘩の後、病院にかつぎこまれた
黙ってNG
マジキチ
そして病院を抜け出し、病院を出る時にそこの病院の院長の娘と知り合い、意気投合すると、その娘と共に地元のギャンググループのボスとなった。
そうする方がより楽しいと思ったから、そうする方がより「生きている」ということが実感できると思ったから。
スリルと刺激と興奮こそが自分の求めているものだった。
あのまま学校生活を送っていたら恐らく味わえないであろう。
そしてそんなある日のこと、「奴等」は自分達のいる街にやってきた。
過去の大戦が生んだ闇の超人、正真正銘の地獄の悪魔と呼ぶに相応しい魔人達だった。
_
\ヽ, ,、
_ `''|/ノ
\`ヽ、|
\, V
`L,,_
|ヽ、) ,、
.| ヽYノ
/ r''ヽ、.|
/ ,.. -──- .、 `ー-ヽ|ヮ
.| , ‐'´ __ `ヽ、 `|
| / , ‐'"´ ``''‐、 \ |
| / / \ ヽ |
ヽ, y' /` ‐ 、 ,.. -'ヘ ヽ. }ノ
ヽ,' / /`,ゝ' ´ ヽ Y.
. i ,' { { ヽ `、
l ,イ─- 、.._ ヽ ,, _,.. -─:} !
. | r‐i| ー=ェェ:ゝ ,.∠ィェェ=ー' |r 、. l
| {ト」l|. : | " ``: |!トリ |
. │ ヽ、| ;.」_ |'ソ !
. │ ヽ r──ッ /ノ |
| lヽ  ̄ ̄ / イ │
. ! 丶ヾヽ ~ , ' ノ │ !
ト. ミ.ゝ ヽ.____./ / l /
ヽ ヽ イ ,' / , ' ┼ヽ -|r‐、. レ |
\. ノレ'/ d⌒) ./| _ノ __ノ
シロッコwww
聖槍十三騎士団
奴等の属する組織はそう呼ばれていた。
積極的に自分はそいつらに喧嘩をふっかけた。
正義感からではない、ただ純粋に「楽しめそう」だったからだ。
だが騎士団は余りにも人間の常識から外れすぎた化け物の集まりだった。
銃、スタンガン、火炎瓶、液体窒素のいずれも通じない。
漫画の中からそのまま出てきたような馬鹿げた連中。
しかし自分はそんな連中と対峙しようが恐怖などというものは感じなかった。
絶望的なまでの力の差、覆せない戦力差、どうしようもない実力差。
余りにも連中と自分との「差」は開いていた。
しかし連中の持つ「力」を自分の無二の親友が持っていることを知ると、早速親友と再会、そして自分も戦いに身を乗り出した。
親友との喧嘩の後もつきまとってきた「既知感」だが、騎士団との戦いの際にはそれが大きな武器となった。
邪魔な存在でしかなかった「既知感」が連中との戦いでは大いに役にたった。
そして自分も奴等の持つ「力」を得ることに成功した。
自分と連れの娘は奴等の一人との戦いで相い討ちにまで持ち込んだ。
自分は死ぬのだ。
そう思った。
死ぬのであれば連中との戦いは中々に楽しかった。
短いながらも始めて「生きている」感覚を得られた一時。
できればもう少しの間だけそれが長く続いていれば。
そう思った刹那
『司狼』は目を覚ました。
目を覚ました司狼は自分の周囲を見渡す。家の中だ。多少小ぢんまりしてはいるものの、
暮らしていくには充分過ぎる程の広さがある。昔ながらの木で出来た
和風の家だ。家の中央には囲炉裏がある。外からは小鳥の囀りが聞こえてき
た。自分は今まで床に敷かれた布団で寝かされていたことに気付いた司狼。
「……どこだここは?」
司狼は立ち上がり、床に畳んであった自分の服を着る。
「あの白髪の坊主にトドメの一撃与えたとこまでは覚えてるんだけどな」
「つーか、俺はまだ生きてるってことだよな。まさかここがあの世ってわけでもねぇだろうし」
諏訪原市の上空に現れた聖槍十三騎士団の本拠地である「ヴェヴェルスブルグ城」。死んだ者の魂はそ
こに行く筈だ。まさか自分が今いるこの場所が「そこ」だとでもいうのだろうか?
急いで司狼は家の外に飛び出す。今更どんな超常現象が起きようが驚きはしない。
諏訪原で戦った黒円卓の面々は存在そのものが天災のような連中だった。自分の魂が奴等
の本拠地である城に運ばれたとでも言うのだろうか?
そうだとするならば戦うまでだ。ここが奴等の本拠地であるならば
奴等の首魁であるラインハルトの首を獲るしかない。
そういやスクィーラってやったら目ん玉でっかいよね
目の大きさの割合すごくて脳みそ圧迫しないのか(;゜ロ゜)
諏訪原タワーで戦った時はどうしようもない程の力の差だった。自分
一人だけでどうにかできる相手ではないのは分かっている。
しかしそれで諦める司狼ではない。そう思いつつ、外にでた司狼の目に
飛び込んできたのは実に予想外な物だった。
「あ、気が付いたんですか? 森の中で貴方が気を失っていたのを守が見
つけてくれたんですよ。あの子ったら「呪力」でここまで運んでくれたんですよ」
目の前にいるのは雪のように白い肌、長いストレートヘアに赤い髪の毛をした十四?五歳の少女が水に入った桶を持って立っていた。正に「美少女」という一言が似合う少女だ。
彼女は見たこともない服を着ている。昔の日本人が着ていた和服を現代風にアレンジしたような服装だ。
「森の中で倒れてたのか、助けてもらって悪ぃな。俺はこれから急がなきゃなんねぇんだ」
「神栖66町に御帰りですか? あの……、お願いなんですけど私と守がこの森にいることは内緒にしていただきませんか? 倫理委員会や教育委員会に知られたら私達……」
神栖66町? 倫理委員会? 少女の口から出てくる単語は司狼にとっては何のことだかさっぱり理解不能だった。
「この場所は諏訪原市から遠いのか?」
「諏訪原市? そんな町聞いたことありませんけど……」
「何?」
この娘は何を言っているのだろうか? ここは日本で西暦2006年の筈だ。司狼は少女の着ている服を見て何か引っかかる物を感じた。
「お嬢ちゃん、少し詳しく話聞かせちゃくれねぇか?」
司狼自身も真理亜の見せた「力」を目の当たりにし、思わず苦笑いが零れてしまった。また諏訪原での戦
いの続きなのかとか、「呪力」は聖遺物の力によるものなのかとか、いよいよここは
ヴェヴェルスブルグ城の中に広がる超空間なのかという考えが司狼の頭の中を駆け巡っていた。
目の前にいる真理亜も黒円卓の本拠地が作り出している幻影の可能性も否定できない。何せあれだけ
の馬鹿げたファンタジー集団だ。真理亜の家や周りの森林も全て聖遺物の力で作り上げられた
超次元空間なのではないか? というのが司狼の考えだった。
いきなり「呪力」という超能力を見せられたのだ。目覚めた時は日本のどこかの片田舎にでも
飛ばされたのかと思っていたが、真理亜の持つ得体の知れない力を目にし、真理亜も聖遺物の使徒なの
ではないかという疑念が生じていた。
しかし真理亜自身からは黒円卓の面々が発していた人外の物とも言うべき「鬼気」は感じられない。
ヴィルヘルム=エーレンブルグ、ヴォルフガング=シュライバー、ルサルカ=シュヴェーゲリン
等の騎士団の面子と目の前の真理亜を比較してみると分かる。
真理亜は到底そんな大それた存在には見えないし、第一自分を助けてくれた。
先程生まれた真理亜への疑念は僅かではあるが和らぐ。
「凄ぇな。どうやってこんな力覚えたんだ?」
「えっと……、『呪力』を知らないんですか?」
「悪ィが知らねぇんだ。少しそれについて聞きたいんだけどよ」
真理亜と共に家の中に戻った司狼は真理亜から『呪力』の簡単な説明を受ける。
──────────呪力
それは簡単に言ってしまえばPK(サイコキネシス)だ。真理亜の住んでいた神栖66町の人間は
全員この力を持っている。脳内でイメージを描くことによってそれを具現化し、
様々なことに応用することができる。物体を動かすことを始め、木などに火をつける、空気中
の水分で鏡を作り出すことすら可能だという。
中でも神栖66町で最強の能力を持つと言われる鏑木肆星は地球そのものを真っ二つに割る程の強大
無比な呪力を持つと言う。十二歳になる頃には「祝霊(しゅくれい)」と呼ばれるポ
ルターガイスト現象が起こるのを機に発現する。
司狼も呪力の持つ力を間近で見た為、改めてその強大さが理解できた。
「凄ぇ能力持ってんだな。ま、俺が戦ってきた連中も負け劣らずなのばっかだったけどな」
「?」
真理亜は司狼の言葉にキョトンとした顔をする。今自分のいる世界は元いた自分の世界とは全く異なる世界
なのだろうか?司狼は薄々思い始める。
「所でお前は何でそんな歳で自活してんだ? まさかその若さで自立したってわけでもねぇだろ?」
「それは……」
司狼の問いかけに真理亜は暗い顔をして視線を落とす。どうやら何かワケ有りなようだ。
「もう一度聞きますけど……、本当に貴方は神栖66町の人ではないんですね?」
「ああ、誓うぜ。俺は断じてそんな町は知らんし」
真理亜は射抜くような視線で司狼の目を見つめてくる。
「おいおいそんなに睨むなよ。誓って言うぜ、俺は神栖66町なんて知らねぇし、聞いたこともねぇ」
司狼の言葉に真理亜は暫らく沈黙した後、ゆっくりと口を開く。
事の発端は二年前、真理亜が通っていた和貴園の夏季キャンプでの出来事だった。一班の仲間達と共に森に入っていき、
そこで『ミノシロモドキ』という生き物を見つける。ミノシロモドキは国立国会図書館つくば館の端末機械である。
ミノシロモドキに記録されていた内容は真理亜を始めとする一般の皆の耳を
疑う内容だった。
それは先史文明、今の時代になるまでの血塗られた歴史の数々だった。真理亜の時代に呼ばれる「呪力」は元はPKと呼ばれ、
世界各地でPKを持つ人間が現れ始め、その数は全人口の0.3%に達した。PKを用いた犯罪が多発し始め、PK能力者に対して人
々は恐怖を抱き、やがて弾圧を加え始めた。やがてそれに政治的、思想的思惑が
複雑に絡み合い、全世界で大規模な戦争が勃発。その末に文明が崩壊したのだという。
歴史はそれで終わらない。大規模な戦争の末、全世界の人口を全体の僅か2%程にまで激減させ、
社会体制、文明は崩壊した。そしてPK能力者と非能力者の争いは尚も続いた。それから約500年に渡る
「暗黒時代」が幕を開け、そこでも血と肉と屍で築かれた歴史が紡がれた。この時代は「奴隷王朝の時代」
と呼ばれた。
奴隷王朝が終焉した後も能力者と非能力者の抗争が絶え間なく続き、ついにそれまで傍観者に徹してきた者
達が解決に乗り出し、現代の社会体制が築かれたと言われる。
今の神栖66町があるのも傍観者であった者達がいたからこそだろう。
「何とまぁ、凄い歴史っつーか。黒円卓の連中も大概だったがこれの前じゃあいつらも霞むわな」
真理亜から語られた余りにも凄惨かつ血生臭い歴史の数々に司狼は思わず溜息を漏らす。
「特に「奴隷王朝」だっけ? その時代の歴代皇帝はあいつらにも劣らない変態揃いときたかよ。まぁ、あんな凄ぇ力を操れりゃ
それを試してみたくもなるわな。けど能力を持ってない普通の人間殺しまくって何が楽しいのかね。凄い力振り回して『俺TUEEEEEEEE』してるだけじゃねえか」
「暗黒時代」に存在した「神聖サクラ王朝」の歴代君主の暴虐非道ぶりは騎士団に
も精通するものがある。この世界も大概まともな世界ではなさそうだ。
「所でお前は何で神栖66町を離れて暮らしてんだ?」
司狼は再度真理亜に尋ねる。真理亜が神栖66町を離れて暮らしている理由。大分前置きが長くなってしまったものの、
夏季キャンプの時にミノシロモドキを捕まえ、ミノシロモドキに記録されていた歴史を知ってしまったことは本来
であれば処分の対象になってしまう所を一班の仲間である朝比奈覚の祖母にして倫理委員会の委員長である朝比奈
富子が不問にしてくれた。
だが同じく一般の仲間である伊東守は精神面が不安定な上、呪力も弱く、いつ「処分」の対象にされ
るか分からなかった。
「「処分」? 何か悪ィことでもしたのか?」
「ううん。そういうわけじゃないんです」
神栖66町で暮らしていく上で必要なのは「他人との協調性をとれる人間」、「問題を起こさない人間」、
「呪力を使える人間」だ。これは何かと言うと、呪力がない、若しくは弱かったり、
問題を起こしそうな子供は『不浄猫』により処分されてしまう。
なぜこの程度のことで処分されるのかと言うと、精神面が不安定だったり、問題を起こす子供は
「悪鬼」、或いは「業魔」となる可能性があるからだ。
町の平穏を乱したりする異分子は子供の内から摘み取っている。現に守は二度も不浄猫に襲われてる。
奇跡的に不浄猫を撃退した翌日の朝に家を飛び出したのだ。守のことが放っておけず、真理亜は守のそばにいるべく、神栖66町を去った。
自分達と異なる存在を排除する神栖66町の方針に抗うようにして守と共に逃亡したのだ。
高々呪力が弱い程度のことが処分の対象とされてしまう神栖66町。全ては「悪鬼」、
そして「業魔」を出さない為らしい。子供一人を消すことを日常茶飯事的に行っているのだ
とすれば既にかなりの数の子供が「間引かれている」ということになる。
「私はあのまま町の都合で死ぬなんて嫌でした。何の悪いこともしていない守が呪力が弱い
だけで処分されるなんて納得がいきません」
真理亜はそう言うと僅かに唇を噛みしめた。司狼から見た真理亜の目には微かな怒りが宿っていた。
「あー、分かる分かる。ムラ社会の反吐が出る部分を残らず掻き集めて鍋で煮りゃこういう町が出
来るんだろうよ。呪力っつー名前の調味料を加えれば出来上がり、と」
軽い口調で返すものの、司狼自身も神栖66町に対する感情は最悪のそれだった。
「いつか蓮にも言った言葉だけど、この国の悪い部分の集大成みたいな町だな。
出る杭は打たれる、天才は孤独、ハブられる馬鹿、イジメカッコ悪い。ま、今更泣き言言っても
始まんねぇけどよ。ちったぁ痛い目に遭えば委員会の連中も納得するんじゃねぇか? 逃げてばっ
かなんて俺には性に合わねーからな。俺をその神栖66町に案内してくんねーか?」
「え!? 行ってどうするんですか?」
「決まってんだろ。委員会の連中に灸を据えてやんのさ」
司狼自身、正義感の持ち主というわけではない。しかし厄介事、もめ事に首を突っ込みたがる生来の性分故、
神栖66町のことについて詳しく知れば知る程その町を引っ掻き回したく
なった。反吐が出る程の全体主義、虫唾が走る程の村社会、異分子、異端者は容赦なく排除。司狼自身の嫌いな物を全てぶち込んだような町。
自分があの町で生まれたのだとしたら真っ先に処分の対象にされるだろう。そんなものはゴメンだし、お断りだ。
「あの……、貴方は『呪力』を持っていないんですよね? だとしたら『攻撃抑制』も『愧死機構』もないってことになりますけど……」
「『愧死機構』?」
真理亜が『愧死機構』について教えてくれた。、あらかじめ人間の遺伝子に組み込まれている機構であり、
同種である人間を攻撃しようとした際に作用する。 対人攻撃を脳が認識すると、
無意識のうちに呪力が発動し、眩暈・動悸などの警告発作が起こる。それでもなお警告を無視し攻撃を続行した
場合には、強直の発作により死に至るという。
「それがある限り連中は俺を殺せねぇってことだわな。なんだ、案外楽に終わりそうな仕事だぜ」
そのような機構が作用すれば神栖66町の連中は司狼を呪力で攻撃できないということになる。今
の司狼の力を考えれば適当に殴り込んでそれで終わりということになるだろう。
諏訪原での戦いの際、騎士団の一人にして黒円卓の一員、ルサルカ=シュヴェーゲリンから奪い取った
「血の伯爵夫人」がある限り司狼は聖遺物の使徒としての力がある。
「ま、俺は呪力とかいうモンは持ってねぇけどよ。変わりにこんなことならできるぜ。来な、エリー」
何かあぼーんが連続しているな
そう、ルサルカの体内にいる時、連れの女であるエリーこと本城恵梨依の魂と司狼は文字通り『融合』している。
そして司狼の横にはエリーが『形成』されていく。
「ん?、久々に外の空気吸った気分だよ。あ?よく寝た」
「え……?、あ……?」
真理亜は驚いて二の句が継げないという顔をしている。シュライバーとの戦いの際に呼び出し、一緒にこっちの世界まで来たということだ。最も、今のエリーは司狼の聖遺物の
ようなものなのだが。
強靭な魂を持つ故に出来ることであり、ルサルカの体内に取り込まれた時も体内にいる司狼と「血の伯爵夫人」の奪い合いになってしまった程だ。
「あら? この娘は誰?」
「ん? この娘は秋月真理亜。俺を助けてくれた嬢ちゃんさ」
司狼は大方の事情をエリーに説明する。
「うげー。あたし的にそんな町お断りだわ」
露骨に嫌そうな顔をして神栖66町への嫌悪感を口にする。
「ってなわけだ真理亜。俺達を町に案内してくんねぇか?」
「でも……」
真理亜は明らかに困惑していた。
「何迷う必要あんだよ。お前だってあの町が嫌いだから逃げてきたんだろ? この先あの町はこれからも何も知らんガキ共を処分しまくるだろうぜ。『悪鬼』?『業魔』? 安全対策
の為とか言って今まで何人殺したんだろうな。正に恐怖政治&民主主義(笑)だろ」
困惑する真理亜が何かを言おうとした時、家の扉が開く音がした。入口の方に目を向けると、爆発したようなくせっ毛にあどけなく、大人しそうな容姿の真理亜と変わらない年代の
少年が立っていた。
「あ、守。おかえりなさい」
「ただいま真理亜。えっと……、お客と言っていいのかな……?」
よく見ると守の後ろにはやけに背丈の低い者達が数人いる。1メートルにも満たない身長からしてまだ年端もいかない子供だろうか? 小さい者達をよく見てみると司狼は仰天した。
お伽噺やファンタジーに登場するゴブリンやオークの類かと一瞬錯覚したが、よくよく見てみると動物の『ネズミ』に似ていた。口には齧歯類特有の大きい歯が生え、鼠色の肌に
二足歩行。RPGなどにそのまま出てきても何ら不自然ではないモンスターだ。
あたまおかしい
同じ言葉を喋るから理解し合えるなんてのは幻想だっていう実例
スレが伸びてるから何事かと思いきや
>>463 まったくだな
バケネズミのような思考の奴とは永遠に理解し合えないんだろうな
>集まる感想は非難ばっか。
たとえ非難でも、読んで感想寄せてくれる人がいるだけで感謝すべきだなこれは。
いや、バケネズミに失礼かw
「おいおい……! そいつら何だよ?」
流石の司狼も守の後ろに控える数匹のネズミ型のモンスターには度胆を抜かした。姿形まで怪物めいた姿の者は騎士団にはいなかった。いや、トバルカインという者は存在した。だが人型な分、
奴の方がまだ人間だと思えた。
「バケネズミよ」
「バケネズミ?」
「そう、人間に対して穀物とかを提供したり、肉体労働をしたりする代わりに生存することを許されている存在なの」
真理亜はバケネズミに慣れているようだった。この世界ではバケネズミという存在は珍しくないというのだろうか?
「真理亜……、塩屋虻コロニーから野狐丸っていうバケネズミが話がしたいって……」
「野狐丸?」
守は家の中に入ると、守の後には昔の平安時代の貴族が着ていたような着物を身に付けたバケネズミが入ってきた。他のバケネズミとは違い、桃色に近い肌をしていた。
「お久しぶりでございます。秋月真理亜様。二年前にお会いしたスクィーラと申します」
「あ! 貴方はあの時奇狼丸と一緒にいた!」
「左様でございます。わたくしはあの時あの場にいたスクィーラです」
そういえば真理亜の夏季キャンプの話に真理亜達一般の子供達を助けてくれたバケネズミがいたと聞いた。今目の前にいるバケネズミがその内の一匹であるスクィーラか。
「今は野狐丸という名前を授かっております」
慇懃とも呼べる態度で深々と真理亜にお辞儀する野狐丸。見た目に似合わず随分と理知的だった。
「えらく馬鹿丁寧なんだな」
「秋月様。このお方は?」
「あ、この人は森の中で倒れていたのを守が助けたの名前は……」
「司狼だ、遊佐司狼。こっちは俺の連れのエリー」
「よろしくね」
「こちらこそ」
「秋月真理亜様、並びに伊東守様。今日は私達塩屋虻コロニー、いや、バケネズミ全体に関わる問題の相談の為に来ました」
司狼、エリーは真理亜、守と共にバケネズミのコロニーである「塩屋虻コロニー」に連れていかれた。司狼自身、バケネズミのことについて知りたいと思ったのもあるが、
それよりコロニーの奏上役を務める野狐丸に興味があった。言動こそ慇懃無礼を地で行くものであったのだが、司狼は野狐丸に何か引っかかるものを感じたからだ。
真理亜と守、そして自分とエリーに対する態度は一貫して丁寧であるものの、腹の底で思っていることがあると司狼は感じた。人を見る目はある方だ(人間ではないが)。今までの
経験から来る奇妙な「違和感」と言って良いだろう。
考えすぎだとも思ったが、司狼自身は妙に野狐丸が気になった。
「野狐丸だったっけ? お前等バケネズミは人間に服従してるんだよな?」
「ええ、おっしゃる通りです遊佐様。我々バケネズミは神である人間を崇め、地球上で神様の次に高い知能を持っております」
「そうだな、他のバケネズミを見ても言葉で会話してるし、服だって着てる。そんじょそこらの類人猿じゃできない芸当だわな」
やはり何かが引っかかった。腹の底で何を考えているのか分からない者というのは態度や言動、表情に現れる。野狐丸は如何にも「胡散臭い」というレベルに
値した。
真理亜や守には分からないだろうが、聖遺物の使徒としての力が付いた為か「そういうこと」に関しても人間の状態だった頃より鋭くなった気がした。
森の中を歩いていく内に、塩屋虻コロニーの居住区に辿り着いた。その様は正に「町」と呼ぶに相応しいものがあった。
コンクリートで出来た家々が立ち並び、街中を歩いてみると、コンクリートを製造する工場まで存在していた。ここまで発展している光景を見ると「知能が高い」という野狐丸
の言葉にも納得がいく。
「なぁ、野狐丸。他のバケネズミのコロニーもこんな感じなのか?」
「いえ、まだこのように発展しているコロニーは少数でございます。未だに木々で作られた家々に住む上、未だに地中を住処とする他のコロニーも少なくありません」
「ってことはお前のコロニーはそん中でも「先進国」って意味だな。どっからこんな技術を編み出したんだ? 純粋にすげぇじゃねぇか」
地上には粗末な木の家、或いは穴を掘り、暗い地中の中で暮らすというのがバケネズミには似合っていると思っていた司狼であるが、ここに来てバケネズミに対する評価を改めることとなった。
知能が高いというのはあながち嘘ではない。いや、ここまでくればもう人間とさほど変わらないではないか。
そう思っている内にコンクリートで出来た巨大なドーム状の建物に辿り着いた。
「ここが我々塩屋虻コロニーの政治を司る場所です。各コロニーの代表60名がここで議論を交わし、最終的な決定を下す場所でございます」
「おいおい議会制の政治かよ。随分民主的じゃねぇか」
「えっと……、バケネズミのコロニーにはそれぞれ女王がいる筈じゃ……」
「さ!、こちらです」
真理亜の疑問の言葉に慌てるように、野狐丸が建物の中に案内する。何か知られたくないことでもあるのだろうか?そんな疑問を抱きつつ、建物の中に入っていく司狼。
広々とした建物の内部に設置されてある階段を上り、会議室のような部屋に来た。どうやらこの会議室がコロニーの政治の中枢部なのだろう。
円卓状に出来た巨大な石のテーブルがある。
「さぁ、こちらにおかけになって下さい」
野狐丸の言葉に甘え、石で出来た椅子に座る司狼、エリー、真理亜、守。石の机に茶のような飲み物を出され、それを口に運んだ。
「では、早速本題に入りましょう。今日皆さんに集まっていただいたのは他でもありません。そこにいる司狼様にお力添していただきたのです」
「俺に?」
「はい、先程真理亜様と守様の家に来た時は司狼様を初めて見るようなことを言いましたが、それは大きな間違いです。我々のコロニーの者が森の中で光に包まれて
光の中から現れた司狼様を見たのです。そして私は部下の報告を聞いて確信しました。この方は「メシア」だと」
「おいおい、俺がメシア?」
「はい、我々バケネズミの未来を救う「メシア」です」
「冗談言えよ。何で俺がお前等のメシアなんだ?」
「言葉で言うのは簡単です。しかし貴方様にはこれを見ていただきたい」
野狐丸は部下のバケネズミに何かを命ずると、暫らくして部下のバケネズミが何かを持ってきた。それは金色に輝く何とも形容し難い形の
生き物だった。四足歩行に、蛸の吸盤のような口、身体は金色であり、何か他の星系から持ってきた地球外生命体だと司狼に思わせた。
「こりゃどこの星から掻っ攫ってきた生き物だ?」
「ミノシロモドキ!? バケネズミがこんな物を持っていたなんて!」
守が驚いたように声を上げる。
「ミノシロモドキ?」
「はい、二年前の夏季キャンプの時に私と守を含む一般の皆で見つけた物です。あれに記録されていた歴史を知ってしまったんです」
家で真理亜の話に登場したミノシロモドキ。テーブルの上に置かれたこの奇妙な生き物がまさかそれだとは。
「つーかどー見ても記録を保存するモノに見えないよね?」
エリーはミノシロモドキの身体を指で突っつく。
「わたしは国立国会図書館筑波館です。自走型アーカイブ自立進化バージョン。すべての情報はアーカイブに搭載されている容量890ペタバイトのフォロ グラフィック
記憶デバイスにおさめられています」
「うわ!? いきなり喋った!?」
「このミノシロモドキの話を聞いていただければ遊佐様の御心も動かれるかと」
「へぇ。楽しみじゃねぇか」
司狼はミノシロモドキから語られる歴史を聞くことにした。ミノシロモドキが話す内容に関しては大方真理亜
の家で聞いた通りの内容だ。違いと言えば真理亜の話をもう少し濃密にした感じだ。血みどろの歴史を聞かさ
れるのは今日で二回目だ。エリーは露骨に嫌な顔をしているが、司狼にとっては一度聞いた話なので殆ど聞き流している状態だ。
が、ここで司狼はある「違和感」に気付く。能力者と非能力者、つまり呪力をもっている者と持たない者に分かれて戦争して
いた筈だ。神栖66町に住む人間全員は「前者」に当たる。だとすれば残りの呪力を持たない人間達はどこに行ったのだろうか?
人数的に考えれば呪力を持たない人間達の方が圧倒的に多いだろう。
「ちょっと待ちな。呪力を持っている人間「しか」いないんだとしたら呪力を持っていない人間
ってのはどこに行っちまったんだ? まさか全員死滅したってわけでもねぇだろ」
「PKを持たない者達とPK能力者との間には変えられない「溝」がありました。PK能力者達には
『攻撃抑制』並びに『愧死機構』が備わっているのに対し、PKを持たない者達はそれら二つの機構が
備わっていません。同じ「人間」を攻撃すれば発動する『攻撃抑制』と『愧死機構』は非能力者の集
団に対しても働く為、非能力者の集団は見境なしにPK能力者を殺すことができます。ただしこれら
二つの機構に関しては相手を「人間」と思うことにより発動します。つまり人間ではない「存在にし
ておけば」よいわけです。歴史の傍観者に徹してきた第四の集団、科学技術文明の伝承者達によって
非能力者の遺伝子にハダカデバネズミの遺伝子を掛け合わせることによりバケネズミが生まれました。それらは五百
年前から行われ、現在に至る歴史の中で元人間、非能力者の集団の子孫はバケネズミ
ということになります」
ミノシロモドキの言葉を聞いた瞬間司狼は絶句した。まさか人間とはほど遠い存在に「変える」ことにより
『攻撃抑制』と『愧死機構』を克服していたとは。
この真実を神栖66町に住む者達に言った所でどうなるだろう?いや、ミノシロモドキを
管理しているのだとすればとうに知っているだろう、バケネズミ達は呪力を持たない人間だと。
「いかがでしたでしょうか司狼様。我々はよくよく考えれば貴方達人間と余りにも
似すぎている。高度な文明を作り、言葉を話し、家を作るなど他の動物にはできることでしょうか?
私はこの真実を知った時には途方もない虚しさ、そして悔しさで頭の中が一杯になりました。
今の今まで同じ人間に奴隷として家畜以下の扱いを受けてきたのだと思うと……。人間達に奉仕
することで生存を許されているとは言ってもいつ風向きが変わるか分かりません。不可解な理由で
コロニーが丸ごと消滅することも決して珍しくないのです。このまま死ぬまで畜生以下の扱いに甘んじるなど私にはとても……」
スクィーラの怨念にも似た言葉は確かに司狼の心を動かした。神栖66町、見せかけの平穏の裏で
は数えきれない程の子供達とバケネズミの屍が出来ている。事実司狼にとって自分がそんな町で生きてい
くなど願い下げだった。呪力を持たない、呪力をコントロールできない、性格に問題がある、頭が悪い、
素行が悪い、協調性がない、周りを合わせられない。それら全てが一緒くたにされ、排斥され、駆除され、
始末される。所謂異分子はいてはならない、存在してはならない、町の平穏を
乱すから、秩序が壊されるから。そういうやり方を長年神栖66町の教育委員会はしてきたのだ。
ミノシロモドキの情報によればバケネズミ達は呪力を持たない人間の末路。それら元人間達が呪力を持
つ人間達の奴隷にされ、家畜にされている。姿形まで変えられているのは人間だと思わせない為か。散々こ
き使った挙句、少しでも町の人間の不興を買えば即座に駆除の対象となる。何をするにも
町の委員会の許可が必要だ。知能を持つ生き物であればこんな自分達の境遇に不満を抱かないわけがない。
要するに自分達は呪力という強大な力を持っているから人間の姿ではない元人間の
バケネズミを幾ら酷使しようが、幾ら殺そうが、罪悪感など抱くわけがない。ああ、そうだ。
自分達より弱いから、呪力を持たないから、醜いから、弱いから、汚いから。
「今、俺は人生で一番胸糞悪ィ気分だぜ」
元の世界で戦った聖槍十三騎士団はこれほど不愉快な気分になる相手ではなかった。
それ程自分達とは違う人間が恐ろしいか、自分達と違う考えの者が嫌いか、自分達に従わない者を処分したいか。
溜まりに溜まった不満をぶち撒ける時は今しかない。一度生まれ変わる必要がある。いつの時代も革命は浄
化作用を持つ薬なのだ。溜まった膿は排除しなければならない。神様気取りでバケネズミを酷使してきたこと、そのバケネ
ズミが呪力を持たない人間だったこと、全て丸ごとその身で一度味わうべきだろう。
残酷な真実を叩きつけられて尚、それに抗おうとする野狐丸。神と崇めていた人間からの脱却を望む野狐丸は司狼に
とって嫌いなタイプではない。寧ろ応援したくなる存在とも言うべきか。
「野狐丸。いや、スクィーラ。人間から与えられた名前なんて捨てちまえよ。
誇らしく元々あった名前を名乗りな。お前みたいな奴、俺は嫌いじゃねぇぜ」
「遊佐様……」
スクィーラの目から涙が零れた。
「お前は正真正銘の人間だ。だから胸を張りな、お前等バケネズミの不満ってヤツをあの町の連中に思い知らせてやれ。使い捨ての道具じゃねぇってことをよ。単なる家畜が
こんな凄ぇことできないだろ? 今日で神の名を騙る連中からは「卒業」でいいだろ?」
「本当に感謝します……、貴方が……、貴方こそがメシアだ……!」
椅子から降り、司狼の両手を固く握り締めるスクィーラ。
司狼の胸は高ぶっていた。お膳立ては全て揃っている、町の連中に一泡吹かせてやろう。ツケを清算する時が来たのだ、と。
その時、けたたましい鳴き声で会議室に入ってきたバケネズミ。
「ちょ!? 何々?」
エリーも飲んでいたお茶を思わず噴いてしまった。
会議室に入ってきたバケネズミは全身傷だらけで見るからに痛々しい姿だった。よく見れば片足の骨が折れているようだ。ボロボロのバケネズミは、
スクィーラに縋り付き、必死に何かを訴えている。
「こいつ、何言ってるんだ?」
「遊佐様、この者は他のコロニーの者です。どうやら町の不興を買ったようで、今現在この者のコロニーが五人の「死神」によって攻撃を受けているんだとか」
「死神?」
「ええ、我々バケネズミが少しでも町に対して反抗したり不興を買ったりした場合には町から「死神」が差し向けられることになっているのです。「死神」と呼ぶ
のは単なる比喩に過ぎませんが、我等にとってはそう呼んだ方がいいのかもしれません。連中は我等バケネズミを「監視」する役職の者達です。バケネズミのコロニー
を丸ごと消滅させる為に五人一組でチームを組んで、コロニーを攻撃するのです」
「へぇ……、じゃあ俺はちょっくらそいつらに「挨拶」に行ってくるわ」
「え?」
スクィーラの呆気に取られた顔を尻目に、司狼は会議室を出ようとする。
「遊佐様! 危険です! お戻りください!」
「心配いらねぇって。所でそいつのコロニーはこっからどれ位だ?」
「……おおよそ北東に二十キロ程だそうです」
「サンキュー。それじゃちょっくらひと暴れしてくるわ」
自分をバケネズミと見せかける為に大きめの布を借り、自分の身体に身に着ける。『攻撃抑制』並びに『愧死機構』が呪力を持つ人間達に備わっているのだとすれば、戦いにすら
ならないだろう。司狼にとっては少々物足りない気もしたが、連中の力を見る為にあえてバケネズミのふりをすることにした。
間違って攻撃された場合は聖遺物の力を持つ自分がどこまえ耐えきれるのか試したかった。
スクィーラの呆気に取られた顔を尻目に、司狼は会議室を出ようとする。
「遊佐様! 危険です! お戻りください!」
「心配いらねぇって。所でそいつのコロニーはこっからどれ位だ?」
「……おおよそ北東に二十キロ程だそうです」
「サンキュー。それじゃちょっくらひと暴れしてくるわ」
自分をバケネズミと見せかける為に大きめの布を借り、自分の身体に身に着ける。『攻撃抑制』並びに『愧死機構』が呪力を持つ人間達に備わっているのだとすれば、戦いにすら
ならないだろう。司狼にとっては少々物足りない気もしたが、連中の力を見る為にあえてバケネズミのふりをすることにした。
間違って攻撃された場合は聖遺物の力を持つ自分がどこまえ耐えきれるのか試したかった。
司狼は森を走り抜ける。聖遺物の使徒としての力は身体のあらゆる面を強化させていた。超人的体力に加え五感の
鋭敏化という能力が加わったのだ。コロニーの方角に近づくにつれて爆発音やバケネズミの悲鳴のような声が聞こえてくる。
どうやら目的地は近いようだ。
時速に換算すれば二百キロは超えているだろうか? 新幹線にも匹敵する速度で目的地である攻撃を受けているコロニーに向かう。
それから数分後、ようやく司狼は目的地のコロニーに到着する。が、そこには凄惨を極める光景が広がっていた。
コロニーの周囲一帯はバケネズミの血と臓物が無造作に散乱、鼻腔を突くような血の臭いが充満し、さながらスプラッタホラーのワンシーンを思わせる惨状だった。
逃げ纏うバケネズミの兵士達の悲鳴が辺りに響き渡り、町の人間達による虐殺(ホロコースト)の舞台と化している。
逃げ回るバケネズミ達は一人、また一人と肉体が破裂し、周囲を更に血で染める。
もはやその光景は「戦い」にすらなっていなかった。圧倒的なまでの力、「呪力」を使い、バケネズミ達を虫ケラのように殺していく。
スクイーラの言ったことは本当だった。町の人間達はバケネズミの命など家畜と同等程度としか思っていない。幾ら知能があろうが連中に
とってはそれは何の躊躇いの要素にもならない。
自分達と違って醜い「化け物」の姿をした者達に何の情けをかける必要があるだろうか?
所詮使い捨ての道具をいつ捨てようが構わないのではないか?
町の人間の思考回路は所謂こんなものだろう。スクィーラの話を聞いていても町の人間に対する憤りを覚えた司狼だが、実際にその目で見てみると
その憤りが更に増していく。
黒いフードを被った五人は無慈悲にバケネズミ達を殲滅していく。そこには一切の躊躇も情もない。機械的にバケネズミを「駆除」しているだけだ。
「た、たすケて……!」
人間の言葉でハッキリとそういったバケネズミは司狼の足元で力尽きる。
その瞬間、身体に衝撃波が走る。軽くのけぞったものの、直ぐに体勢を立て直す司狼。
その衝撃で羽織っていたフードが取れ、司狼は身体を曝け出す。
司狼の姿を見て、黒衣の監視官達は一様に驚いた様子だった。
「ば、馬鹿な……。人間だと!?」
「に、人間を攻撃してしまった……。ん? 『攻撃抑制』と『愧死機構』が発動しない……!?」
人間を攻撃したことを認識したのならばそれら二つが発動する筈である。しかしフードが取れ、
司狼が「人間」だと分かったにも関わらず、監視員達は苦しむ様子すらも見せない。
二つの機構が発動しないことには司狼自身も驚いていた。
「おいおい……! 何が『攻撃抑制』と『愧死機構』だよ……。俺には全っ然働かないじゃねぇか」
「君は町の人間なのか……? それにしては見慣れない服を着ているな」
「ん? ああ、これは俺なりのスタイルなんだ」
監視員の一人が、司狼に話しかける。
「アンタら、このコロニーを潰してるんだってな?」
「ああ、そうだが?」
「今すぐ退いちゃくれねぇか? こいつらが何したかは知らねぇけど、コロニーごと滅ぼすのはちっとばかしやりすぎじゃねぇの?」
「君には関係のないことだ」
「ああ、そうかい。そう言うと思ったぜ。ちなみに俺はバケネズミの救世主って言えばいいんだっけか? ま、どっちみちお前ら
とは敵対する関係には違いねぇけどな」
「君はバケネズミに味方しようと言うのか?」
司狼は監視官の一人に答える。
「こいつらは昆虫とは違う、そこいらの動物とも違う。言葉を話すし、服も着る。
家も建てるし、武器も鎧も作れる。ああ、感情表現だって豊かさ。そういう奴等は
自分達の今置かれている状況をどう思っているのか知ってるか? 感情も痛覚もない
昆虫共じゃねぇんだぜ? 違いといえばせいぜいが姿が違うか、呪力を持っているかだ。
あんだけ知能のある生き物をよくもまぁこんだけ殺せるもんだわな。これが人間とかなら恨
まれようが文句言う資格なんてないんだが、バケネズミはこうやって虫ケラみてぇに
殺されることに関して何の不平不満も恐怖も抱かないロボットみたいな存在だとでも思ってんのか?
まぁ、お前たちの頭ン中じゃそんな程度しか考えてねぇだろ」
司狼の問いかけに監視官の一人が答える。
「我々人間は「呪力」という崇高な力を持っているのだ。薄汚い家畜共と一緒にされるのは迷惑も甚だしいな」
「おいおい! 単なる念動力を崇高な力だとよ! 傑作だなこりゃ、バケネズミ共虐殺して『無双ゲーム』してる気分か? どうだ、図星だろ?」
単なる物体を動かすテレキネシスを操り、非力なバケネズミ達を良心の呵責なく殺せる町の人間。
単なる牛や豚といった家畜とバケネズミは明らか違う。単なる家畜があそこまでの文明を作れるのだろうか? 牛や馬が家を建て、工場を立て、自分の服を作れるか?
違う、断じて違う。自分が会ったスクィーラは今の現状を憂いていた。自分達は使い捨ての道具であり消耗品。役に立たなければ殺され、不興を買えば殺され、
酷い場合はコロニー全体が消される。
こんな関係を町の人間達は「良好な関係」だと本気で言っているのだろうか? 所詮獣は獣だから幾ら使い捨てようが罪悪感など湧くわけがない。
ああ、そうだ。姿は醜く、土の中に住む卑しい生物、バケネズミをどんなに酷く扱おうが構わない。なぜなら「人間とは違う」から。
寧ろそんな卑しい生き物に「役割」を与えているのだから感謝するべきだ。町の人間に対して無制限の「奉仕」と「服従」をすることこそ町の人間達にとっての「良好」なのだろう。
「労働を与えているから生存を許してやっているのだ。連中がどんな不満を抱いていようが、反意を持つのであれば「駆除」するだけだ」
「あー、スクィーラの言うことも最もだわな。こんな程度の低い連中に支配されるのは我慢になんねぇだろ」
これ以上の話し合いは無駄だと悟った司狼は、懐から愛用の銃、デザートイーグルを取り出す。
「ったく。何が『攻撃抑制』と『愧死機構』だよ。俺に対しては全っ然効果ねぇじゃねえの」
「私達も驚きだ。まさか君に敵意と殺意を向けてもそれら二つが全く働かないとは」
「ま、俺としちゃその方が楽しいんだけどな。来いよ、チンケな念動力で俺を殺せるんならな」
司狼が身構えるのとほぼ同時に、五人の監視員も臨戦態勢をとった。
ブリュンヒルデとエルフェンリートのファンが発狂して荒してるのか
ほんとクズだな
いい加減にしろやゴミ
「乾さん、あいつは呪力を受けても死にませんでした」
「ああ、皆、油断するな!!」
その声と同時にまたしても司狼の身体に衝撃が走る。
「ちぃ!!」
司狼は、森の中に逃げ込み、呪力による攻撃から逃れる。五人の「死神」の繰り出してくる呪力を避け続ける司狼。
「喰らいやがれ!!」
森の中を移動しつつ、右手に持つデザートイーグルを五人に向け、トリガーを引く。
銃弾は確実に五人に当たった筈だ。が、銃弾は五人の目の前で「停止」している。呪力による防御壁だ。
「へぇ! 面白ぇじゃねぇか!!」
呪力の力を目の当たりにした司狼は更に銃撃を五人に浴びせる。しかしそのどれもが呪力により防がれてしまう。
呪力を持つ者と戦う上で、必要なのは視界に入らないようにすることだ。最も、聖遺物の使徒としての力
がある今の司狼をあの五人は未だに殺しきれないのだが。
司狼は常人を遥かに上回るスピードで森の中を縦横無尽に駆け巡る。木から木へ飛び移るのか
と思わせておき、飛び移る寸前で足で木を蹴り、反対方向に飛ぶ。
さしもの呪力使い達も司狼のスピードを捉えきれていないようだった。素早さの上では
諏訪原で生死のやり取りをした「カズィクル=ベイ」には劣るかもしれないが、
それでも形成段階に達した司狼の速さはバケネズミの監視官達を見事に翻弄していた。
真理亜の話によれば、神栖66町の住人達は全員視力が良い。なぜかというと呪力という力は、
それを行使する上で目標を視認する必要があり、より遠くの物を見ることが不可欠なのだ。
バケネズミは今の司狼程のスピードで動き回れる筈もなく、バケネズミ退治に慣れた連中にとっ
て今の司狼は予想外の強敵というべきだろう。
先程バケネズミ達の身体を破裂させた力も司狼にとっては身体に軽い衝撃が走る程度だった。
「ルサルカ=シュヴェーゲリン」から奪い取った魂の数はおよそ一個連隊分の人数。
それだけの人間の魂から生成される不可視の霊的装甲は呪力でも壊すことが容易ではないようだ。
単純に多くの魂を吸収した者程、その強度は高くなる。教会でのベイとの戦いでは劣勢を強いら
れはしたものの、通常の銃火器などでは殺すことなどできないレベルには到達している。
しかし視界に入った段階で、あの五人に銃撃を浴びせることは意外に困難だった。
銃撃を浴びせても、呪力によってそれが防がれてしまうからだ。呪力使いを殺すには「不意打ち」、
これしかない。
視覚外からの攻撃、もしくは意識していない場所からの攻撃には呆気ないという程脆い。
強大な呪力を使うとはいえど、肉体的には生身の人間。
司狼の攻撃をまともに受ければひとたまりもない。
脳天か急所に一発でも銃弾を入れることができればそれで勝利は確定するのだが、五人は円陣を組んで、死角を作らないようにしていた。
更に、司狼が森の中を尋常ではないスピードで逃げ回っているとはいっても自分の身を隠せる木々は次々と呪力によって叩き折られるか、燃やされていく。
余りにも多くの木々を燃やしたせいか、司狼達の周囲一帯は森林火災になっている。最も、単なる火で司狼が死ぬわけもないのだが。
が、司狼は周囲が火災であることを利用しようとした。聖遺物の使徒である自分は只の火などで死ぬ身体ではない。周囲に燃え広がる火の中からの
攻撃は防げるだろうか? 自分の身を隠せる程度には大きな火も多い。周囲に漂う煙、燃え広がっていく火は自分の姿を隠す上で最高のカムフラージュ効果を果たすだろう
(馬鹿が、俺は単なる火なんかじゃ死なねぇんだよ。俺を直接殺そうとする余り、周囲の状態に目を配ってねーからだ)
それに司狼には聖遺物の使徒としての力がある。
デザートイーグルでただの銃弾しか発射できないわけではない。ルサルカから奪い取った「血の伯爵夫人」の拷問器具の数々。それらを銃の弾丸に込め、発射することができる。
鎖。針。車輪。桎梏。短刀。糸鋸。毒液。椅子。漏斗。捻子。仮面。石版。
多岐に渡り、その総てが人を責め苛むように設計された刑具たち。司狼が手に入れた聖遺物は、すなわちそういうものだった。名を血の伯爵夫人。
血を抜き、集めることに特化した、狂った伯爵夫人のコレクション。
司狼は、燃え広がる炎の中に気付かれないように慎重に移動する。
どうやらあの五人は自分の姿を見失っている状態のようだ。
このまま更に十分程炎の中で息を殺しながら、五人を見守る。
五人は司狼が攻撃してこないのを見て、逃げたのではないか? などと会話している。五感の超鋭敏化により、数十メートル離れた所の会話でも聞き取れるようになった。
(甘ぇよ馬鹿が!!)
司狼は五人が警戒を解いた一瞬の隙を突く。
好機はこれ一度きりだ。これ以上炎の中にいると五人が周囲の炎を呪力で消してしまう可能性がある。
僅かに五人が安堵の表情を見せたその刹那だった。
炎の中からデザートイーグルの銃口を五人に向け、トリガーを引く。
50AEの弾丸が爆ぜたかと思えば、巨大な車輪が五人目掛けて突進していく!
完全に不意を突かれたせいか、突然の攻撃に五人は何が起こったのかも分からず、巨大な車輪は五人の内三人を無慈悲に轢殺する。
司狼はこの隙を逃さなかった。全速力で炎の中から飛出し、残り二人目掛けて発砲、発砲、さらに発砲。
弾丸は派手に爆ぜ、今度は数十もの針と化し、気が動転している二人を襲う。
「ぎゃぁぁぁ!!??」
「ぐがぁ!?」
数十もの針は二人の体中に突き刺さり、一人はそのまま息絶えた。
もう一人に関しては両目に針が刺さり、視界が完全に絶たれていた。
「うわぁぁ!! 目が! 目がぁぁぁぁ!!!」
刺さった針を抜き、潰された両目を覆いながらのたうち回る。
潰された両目から夥しい血が流れている。確か「乾」と呼ばれていた監視員の一人だ。
「ど、どこだ!? どこにいる!?」
すっかり気が動転している乾の腹に軽く蹴りを入れる司狼。
「げぼぉ!?」
軽く蹴っただけのつもりだったが、乾は数メートルも吹き飛ばされ、身体が大木に叩きつけられた。
「げぼっ! ごぼっ!」
血が混じった嘔吐物を口から吐き出している。
乾さんはそんなことしない
「よぅ。人の命を貪りつくす狂気も、強烈なまでの渇望も、バケモンじみた凶悪さも、人外としか思
えねぇ頑丈さも何もかもが足りなすぎんだよテメエ等。神様気取んなら最低限これ位のレベルになっとけや」
「く! 糞! 何故バケネズミなどの味方をする!?」
「あいつらの味方するっていうより単にお前等町の連中が気に入らねぇだけなんだけどな」
「今まで良好な関係を築いてきたのに、それを裏切ったのはバケネズミ共だ!!
そいつらのコロニーを消して何が悪い!?」
「今の今まで散々あいつらのこと奴隷扱いしといて何が『良好な関係を築いてきた』だ? ギャグにもなんねぇよその言葉」
これ以上話しても無意味と悟った司狼は、銃口を乾に向ける。と、司狼は、森の中からこちらの様子を見守る、乾
達に潰されかけていたコロニーのバケネズミ達の生き残りに気付く。
「よう! お前等! こいつをお前等の好きにしていいぜ!!」
そう言うと、数十匹のバケネズミ達が森の中から出てくる。そして誰もが殺気を孕んだ眼光をしていた。そして乾の所まで来ると、縄で手足を縛り上げ、洞窟の中に連行していく。
「なっ! 何をする!? 汚らわしいバケネズミ共! 私が誰か知っているのか!? 私を殺せば町が黙っていないぞ!?」
「せいぜい吠えてろアホが。殺す覚悟はある癖して殺される覚悟がねぇヘタレが喚いてんじゃねぇよ」
洞窟の中に連行され、喚き散らす乾にそう言うと、司狼は塩屋虻コロニーに帰っていった。
乾さんはそんなこと言わない
503 :
作者@転載禁止:2014/04/29(火) 02:17:18.30 ID:HiTkrx3E0
ちなみにここからルートが二つに分かれます。町征服ルートと、正史ルートです。
その後にももう一つの分岐がありますが、まずは町征服ルートから先に投下します。
明日に決戦を控えているせいか、内心興奮している司狼は眠れずに、塩屋虻コロニー内を散歩していた。
コンクリートでできた家々を散歩のついでにじっくりと観察した。見れば見るほどバケネズミ達が元は
人間であったことを理解できる程の技術力だ。
コロニー内に存在する住宅にしても工場にしても、それらはミノシロモドキに記録されていた情報や知
識を元に作られたことを考えても十分に納得がいく。
それまでは洞窟内に巣を作り、そこで暮らすという原始的な生活だったにも関わらず、一度知識を吸
収すればこれだけ発展できる。しかも一つのコロニーにはそれぞれ女王がいたにも関わらず、女王から
権威を簒奪し、民主的な議会制の政治までする程だ。
これだけのことができて人間ではないという方が不自然ではないか。しかし幾ら知識を吸収しようと、どれだけ発展した
コロニーを作ろうと、呪力を持つ町の人間達とスクィーラをはじめとするバケネズミ達との間には絶対的な「壁」が存在している。
真理亜や、ミノシロモドキから聞いたこれまでの歴史を知った上で司狼が考えた結論は、呪力そのものの存在が、今日に至るまで
の世界を歪ませた元凶だというものだ。
そんな力を人間が持たなければ、存在していなかったのならバケネズミという人間に虐げられ、使い捨てられる存在が生まれなかったのではないだろうか?
今日、他コロニーを襲っていた監視員五人は何の躊躇いも見せずに淡々と掃除でもするかのようにバケネズミ達を殺していった。
全く馬鹿げた話だ。さして自分達と変わらぬ知性を持つバケネズミ達を殺すのには何の躊躇も見せないのに、いざ自分達が殺される側と
なったらあれ程までに情けない醜態を晒すとは。
司狼の撃った針で両目を潰された監視員の一人の乾は今頃あのコロニーのバケネズミ達に細切れにされているだろう。強大な
呪力といえど対象を認識できなければ役に立たない。
もし町の人間達の、ひいては世界中に存在する呪力使いがもし「人間」に戻るとしたらどうなるのかと司狼は考えた。
呪力が存在しなければ悪鬼や業魔という存在も生まれず、町の委員会に抹殺される子供達もいなくなる。
超能力程度の力を持った程度で神様を気取る町の人間には心底反吐が出る気分だった。
神を名乗るにしても余りにも矮小で、余りにも臆病すぎる。こんなレベルで神を名乗ること自体が神に対する冒涜だろう。
司狼自身も神の傀儡、玩具という立場は願い下げだった。しかしこの世界の神栖66町という町の委員会、
ひいては住人達を神と呼ぶには無理がありすぎる。
持つ力もかつて自分が戦った聖槍十三騎士団の首魁、ラインハルト=ハイドリヒには遠く及ばない。
いや、そもそもラインハルトと神栖66町の人間を比較すること自体がラインハルトに対する侮辱だ。
ラインハルトの持つ圧倒的な力の前には今日戦った監視員達など、塵のように消されるだろう。いや、下手をすれば対峙しただ
けで勝負が決まるかもしれない。
彼自身と一戦交えた司狼自身が痛い程分かる。諏訪原タワーで戦った時などはこちらが全力でもラインハルトはまるで本気ではなかった。
笑いたくなる程に力の差が開いていたのだ。神栖66町の人間達も神を名乗るのならば最低限ラインハルト位の力を持っているべきだろう。
所詮呪力に頼っているだけで、身体そのものは生身の人間には違いないのだから。
司狼が考えていると、不意に後ろから声がした。
「遊佐様」
振り返ると、そこにはスクイーラが立っていた。
「眠れないのですか?」
「ああ、ちょっと興奮してるみたいでな。明日の夜には決戦だろ? そんでテンション上がってるっつーかそんな所だ」
事実、明日の夏祭りに乗り込むことで司狼は興奮していた。自分の身体は事故の影響でアドレナリンが過剰
分泌している。そんな身体のせいで短命なのだが、そんなことは聖遺物の使徒の力を得た今ではどうでもいいことなのだが。
この人
将来枕に顔埋めて足バタバタするのかな
NGしてるんだから名前変えないでくれよ
キチガイはネット使うなよ
511 :
神栖66町征服ルート@転載禁止:2014/04/29(火) 20:49:20.98 ID:HiTkrx3E0
しかし司狼自身、「神を気取る」連中の巣窟である神栖66町に殴りこむことに対して普段以上に気分が高揚していた。
呪力という力で神を気取る町の人間、そして町の人間に支配されるバケネズミ。しかしバケネズミ達は自分達の真実を知り、
町の人間達に反旗を翻すことを決意する。
司狼自身、自分達の置かれた状況に抗うバケネズミ達と自分を重ねる。
元の世界にいた時の「既知感」は既にもうない。この状況は今の司狼にとっての「未知」なのだ。
既知感という呪いから解き放たれ、今の司狼はかつてない開放感に酔いしれていた。
「スクィーラ、一つ聞きてぇんだけど」
「何でございましょう?」
「素性も分からねぇ俺を自分の陣営に入れて大丈夫だったのか?
俺の聖遺物が具現化して周りの森を破壊したんだろ? よくそんな奴を
仲間にしようだなんて思ったな」
「我等バケネズミと、町の人間にはどうしようもない力の差、「呪力」があります。単なる念
動力と思うかもしれませんが、これが如何ともしがたい力の差なのです。呪力という力は核兵器にも
匹敵する程の絶大な破壊力を持ちます。我等は数こそ多いですが、呪力という力
の前には赤子に等しいのです。遊佐様を仲間にすることは我等にとっても「賭け」でした。
絶対的な力の差を埋めるにはどうしてもそれに対抗しうる力を持つ者が必要だったのです」
得体が知れず、町の人間かも分からない自分をバケネズミの陣営に入れたスクイーラに疑
問を持っていた司狼だったが、ここに来てようやく納得した。スクィーラにとって自分を味方に
することは博打だったというのだ。
しかしそれにも納得がいく。監視員達の呪力を間近で見たが、想像以上の強大な力だった。
あの力に対抗するにはやはり現状のバケネズミ達の力だけでは心許ない。
そういう理由で自分を仲間に引き入れる為、一か八かの賭けをしたということか。
「なんだそういうことか。いや、嫌いじゃねぇぜそういう賭け。最後に勝ちを狙う
んならそれ位危険な綱渡りも必要だろ」
「これも我等バケネズミにとっては必要なことだったのです。町の人間達に……いや」
──────────偽りの神に抗う為に
夕暮れ時、塩屋虻コロニーの広場に集まった兵士達は優に数千を超えている。エリーは
祭りで賑わう神栖66町に「間者」として入っている。まさか人間がバケネズミの仲間になっているとは
考えもしていないだろう。色々と町の中で「工作」をしてくれている。
身支度を整え、司狼は会議室を出ようとする。
「あの……、司狼さん」
「ん? どうしたんだ」
真理亜と守が不安そうな顔で司狼の元に来る。
「実はお願いがあって来たんです。町への攻撃をする際に私達の友達、
渡辺早起と朝比奈覚を見つけたら、その二人の命を助けてくれませんか?」
真理亜の話に登場した一班の仲間にして、真理亜と守の親友の二人だ。
「ま、それが出来ればな。だが生憎とこれは「戦争」だ。見つければその二人を生かし
ておくかもしれねぇが、その二人が無事に俺に出会える保証はねぇぜ? ま、そこんとこはスクイーラにも
話を通しておくけどよ。そいつらが俺達と戦うってんなら二人は立派な俺達の「敵」だ」
司狼の言葉に真理亜は唇をかみ締める。
「守も消されそうになってようやく分かっただろ? あの町にいれば神様気分でいられ
るかもしんねぇが、その裏にいる「あぶれ者」の側に運悪く入っちまったんだ。ひでぇ話じゃねぇか。
お前は何の悪さもしてねぇのに処分対象になったんだぜ? それに納得できねぇから町を出たんだろ?
今までの「ツケ」を払う時が来たんだよ、あの町は」
司狼の言葉に、守は頷く。
そう、これは紛れもない「戦争」なのだ。尊厳を奪われ、家畜同然の扱いを受けてきた
バケネズミ達の怒りを込めた「反逆(リベリオン)」。
そして人間であるという自分達の誇りを掛けた「戦い」。
司狼は会議室を出ると、広場に集まったバケネズミの軍隊を率いて、神栖66町に向けて進軍する。
後ろからは数千のバケネズミの軍団がついてくる。そう、町の人間達は思い知る必要がある。
自分達が虐げてきた者達の真の怒りを。
そして今日はバケネズミ達の……。
──────────怒りの日(ディエス・イレ)。
エリーがしてくれた工作によって、神栖66町は混乱の坩堝と化していた。持ってきた大量の火
薬を町の至る所に設置し、合図と同時に爆破したのだ。
案の定、町は大混乱に陥り、夏祭りで賑わっていた町は人々の悲鳴で埋め尽くされた。
先遣隊のバケネズミの部隊が広場に集まった人々を攻撃していた。が、ここで思わぬ障害が立ちはだかる。
神栖66町の中でも「最強」と「最高」の呪力者二人によって、優勢から一転、劣勢に立たされていた。
スクィーラ率いる数百の部隊と共に町の広場の近くまで来た司狼は、家屋の屋根から広場の方を覗く。
そこには信じ難い光景が広がっていた。二千を超えるバケネズミ達が互いに殺し合っているのだ。
しかし直ぐに同士討ちの原因が「呪力」であると分かった。
理由は広場の中央にある櫓の上で太鼓を叩きながら歌っている男だった。その男は真理亜の話に聞い
た日野光風、神栖66町「最高」の能力者であり、鏑木と双璧を成す男だ。
「ずーいずいずっ殺ばし、脳味噌ずい。茶壺に追われてドンピッシャン。抜うーけたら、どんどこしょ。
裸のネズミが泡喰ってチュー。あソレ、チューチューチュー」
呪力で浮かせた太鼓を叩きつつ、聞くに堪えない歌を民衆に披露する日野光風。
操られたバケネズミ達は持っている槍を味方に振るい、操られていないバケネズミ達は操られてい
る仲間の攻撃に応戦している。
しかしそれ以上に司狼の気を引いたのは、集まった町の人間達が、バケネズミ同士の戦いを楽しそうに見ていることだった。
大きな歓声が上がり、バケネズミ同士の殺し合いを完全に見世物として見ていた。
そんな民衆や日野光風の様子を家屋の屋根から見ていた司狼は、自分が生きてきた中でも最高に不愉快な光景に思えた。
幾ら知性があろうとも連中はバケネズミ達を人間などと見なしていない、対等などと思っていない。
単なる知能があるだけのケダモノ、家畜としか思っていない。
真理亜の話に聞いた神栖66町最高の呪力者、日野光風。筋肉質な肉体に、自分の首と両手首には数珠を掛け、
僧侶のような服装をしていた。禿げあがった自分の頭を撫で回しながら日野光風は呪力でバケネズミ同士の戦いを見て舌なめずりをしていた。
そして物見櫓の一番上にいる仮面の男が神栖66町最強の呪力者、鏑木肆星。日野光風が行う悪趣味なバケネズミの同士討ちショーを静かに見守っている。
「遊佐様。どうしましょうか?」
スクィーラが尋ねる。
「ここは俺に任せな。俺一人であの二人の相手をする。お前は離れてろスクィーラ」
司狼はそう言うと、手にしたデザートイーグルの銃口を日野光風、鏑木肆星のいる櫓に向け、引き金を引く。
只の銃弾ではない、聖遺物の特性を込めた魔弾だ。
魔弾は一直線に日野、鏑木の両者に向かっていく。が、魔弾は呪力の壁で防がれてしまった。
そして鏑木は二百メートル程離れた家屋の上にいる司狼に視線を合わせる。
「そこかぁ!!」
その瞬間、司狼のいた家屋は呪力の力により粉砕された。
「うわぁ!?」
スクイーラはその衝撃で家屋から転落するも、なんとか着地し、急いでその場を離れる。
「できるだけ離れろスクィーラ!! あの野郎、とんでもねぇ視力をしてやがる!!」
間違いない。司狼が銃弾を放った際には鏑木は日野のショーを見物しており、銃弾を「意識していなかった」。
しかし飛んでくる銃弾に気付き、呪力でそれを防いだ。恐るべき動体視力だ。
「そこにいるのは分かっている!! 出てくるがいい!!」
鏑木の言葉を受け、足早に広場に来た司狼。その瞬間、生き残っていた数百匹のバケネズミ達は一瞬で爆発、
四散した。恐らくは日野だろう。
櫓の上から司狼を見下ろしていた。バケネズミよりも目の前にいる司狼に興味が移ったようだ。
「馬鹿な……! 人間だと!?」
「人間がバケネズミの側に付いているなんて!!」
「もしかして「悪鬼」じゃないか!?」
広場に集まった民衆は司狼の姿を見て相当に動揺しているようだ。バケネズミに味方をす
る人間が存在すること自体が信じられないといった様子だ。
「何をそんなに驚いてんだ? 人間がバケネズミに味方しちゃいけねぇってか?」
司狼は野次馬をどかせるべく、鎖を具現化させる。
融合型、肉体と聖遺物を一体化させる攻撃力に特化した戦闘スタイル。自分の身体を融合させ
た鎖を周囲に展開させ、群集を薙ぎ払うように振り回した。
「うわぁぁぁ!!」
「こいつ、人間じゃない! 化け物だ!!」
司狼の聖遺物の使徒としての力を見ただけで群集はパニックに陥り、広場から離れていく。
幾らなんでも呪力で鎖を展開するなどできはしないだろう。
「驚いたな、呪力とも違う。君の力は一体何なのだ?」
「今はそんなことどーでもいーだろ? お前等バケネズミを軽く扱い過ぎなんじゃねぇか? 少
なくともあいつらには「知能」がある。町の人間に服従を強いられて、尚且つご機嫌取りしなきゃ
コロニーごと消されるってのはどう考えても平等じゃねぇだろ?」
「がははははは!!! 下等なバケネズミ如き、神の中の神である我等人間の従っておれば
よいだろう!! 所詮獣でしかない連中と我等が平等だとでも思ったか!?」
日野光風が品性下劣な高笑いを上げながら言う。
「人間並みの知能持てば自分達の境遇に不平不満も持つだろうしな。けどこの町
の連中は皆バケネズミを言葉を話す獣程度としか見ちゃいないってわけか」
「先程君を攻撃しても『攻撃抑制』と『愧死機構』が発動しなかった。幸運と呼ぶべきか、
不運と呼ぶべきか。此度のバケネズミの反乱の首謀者が君だというのならば遠慮なく
排除させてもらおう」
「おっ、そうこなくちゃ面白くねぇぜ。かかってこいよ、「最強」と「最高」さん」
神栖66町、最強と最高の呪力者二人に相も変わらず軽佻浮薄な口先だった。
挨拶代わりとばかりに銃口を二人に向け、トリガーを引く。しかし呪力で出来た壁の前に、銃弾は
止められる。そして次の瞬間、司狼の身体に衝撃が走った。
昨日の監視員達が使ったバケネズミを破裂させる技か。司狼は全速力で広場の周囲にある家屋の
屋根に飛び移る。ひとまずは距離をとった方がいいだろう。
司狼は鏑木と日野という二人の能力者を同時に相手にしなければならなくなった。赤毛の魔女から奪
い取った聖遺物のお陰で今では聖遺物の使徒としての力を有する司狼。呪力は確かに強大な力ではあるもの
の使い手自身は生身の人間だ。対して司狼は聖遺物の使徒として普通の銃火器や爆弾
などでは殺せない身体となっている。
地球すらも破壊できる程の力を有してはいるものの、脳天に銃弾の一発でも入れればそれでお陀仏になる。
問題は鏑木自身の動体視力の異常性だ。通常の人間の範疇を超えるレベルの反射神経、360度全方位を見渡せ、遮蔽物
すらも見通す視力。
スピードこそエイヴィヒカイトの力の影響によって強化されてはいるものの、予想以上の反応速度を持つ鏑木に司狼は内心で舌打ちをした。
しかしそれでも身体そのものは普通の生身の人間な分、元の世界で戦った黒円卓の第四位、ベイのような出鱈目な身体の作りをしていない分
幾らかマシな相手といえる。それに先程から身体に衝撃が走ってくる。恐らくはバケネズミを破裂させて殺す技だろうが、数千人分の魂を保有している
聖遺物の使徒の強度を考えれば心地良いマッサージでしかない。聖遺物の使徒は同じ聖遺物を持つ者でしか倒すことも殺すことも傷を負わせることも
できない。
憂いがあるとすれば鏑木自身の視界の広さ故に攻撃を繰り出しても呪力で防がれてしまうということだけだ。
何か決定打になる技でもあればよいのだが、今の自分の持つ技の全てを総動員しても恐らく呪力で止められるだろう。
遮蔽物すらも見通す鏑木の目はどこに回り込もうと発見される。今使用しているエイヴィヒ
カイトの力でゴリ押ししようとも考えた。だがそれらを使っても恐らく止められる。
二人は先程から司狼の身体を破裂させる為に呪力による攻撃を仕掛けてきているが、それと同時に司狼の身体の自由を奪おうと金縛りのような技まで仕掛けてきた。
しかし司狼は力づくで呪力による拘束を振りほどく。多くの魂を保有している分、腕力やその他の力は軒並み強化されている聖遺物の使徒を単純な念動力で縛ることは
できないだろう。しかし問題は拘束と衝撃波が交互に司狼に降りかかるせいで司狼のスピードが殺されていた。拘束を振りほどくには案外力が必要で、その度に
動きを止められているのだ。時速数百kmの速さで二人の周りを駆け抜けているにも関わらず捉えられているということは恐らく鏑木がやっているのだろう。これ程の
速さを易々と捉えるとは脅威の動体視力と言える。
呪力は単純に言えばサイコキネシスなのだが、その応用性の高さたるや司
狼自身も驚嘆する程だ。火を放ったり地面を砂に変えたりと千変万化の攻撃手段のせいで
司狼自身も手を拱いていた。
呪力は強大無比な力なれど使用者が人間なので不意打ちには驚く程弱い。しかしそ
の不意打ちをするにしても鏑木の持つ目のせいで中々仕掛けられないでいた。
大量の木と石で構成されたミサイルが恐るべきスピードで司狼に襲い掛かる。休む間もなくそれは続き、
司狼の足場である家屋が無残に粉砕されていく。呪力を応用した絨毯爆撃とも呼ぶべきか。
家屋から家屋に飛び移りつつ、二人に向けて銃弾を放ち続ける。発砲。発砲 さらに発砲。
一発一発に聖遺物の特性を付加させた弾丸だ。しかしどれもが呪力の盾で悉くが防がれてしまう。
単なる念動力かと思えば実に応用の利く異能だ。物体を動かすだけでなく、呪力を使って防御壁を作り出し、
バケネズミ達を操る。単なるサイコキネシスと馬鹿にしていた司狼であるが、
ここに来て見方を改める。攻防一体を絵に描いたような能力だ。
司狼は一旦広場に戻り、二人がいる櫓に向かって一直線で向かっていく。
鏑木と日野は呪力で周囲にある材木や石を持ち上げ、司狼目掛けてそれを一斉に放った。
司狼は自分の顔面に迫る漬物石を軽く首を捻って避けるのと同時に宙を蹴って自分の腹目掛けて
弾道ミサイルの如き速さで飛んできた長さ十メートル前後の材木の上に飛び乗り、材木の上を走りつ
つ、鏑木と日野目掛けて猛然と駆け抜ける。
両手にはデザートイーグルが握られており、銃口を二人に向けると人間離れした早業
で銃弾を放つ。が、放たれた銃弾は呪力の壁に阻まれてしまう。そして日野光風がにたりと不気味か
つ野卑な笑みを浮かべる。元々暑苦しく醜いとも思える顔ではあるがそんな顔が更に酷くなったように思えた。
材木から降り、地面に着地するのと同時に左から巨大なダンプがぶつかってきたのかと思う程の衝撃が司狼を襲う。
が、直ぐに状況を理解できた。
直径数メートルはあろうかという巨大な岩が自分の真横から襲ってきたのだ。今思えば呪力
同士は干渉する。先ほど二人が周囲にある材木やら石やらを呪力で持ち上げた
かに見えたが、実際に呪力を使用していたのは日野か鏑木のどちらか一人だけで、その一人
が周りの物体を動かしていたのだろう。互いの呪力が干渉するのを避けたのか。今自分の真横から
ぶつかってきた岩は二人の内誰かがやったのだろう。しかし巨大な岩の攻撃も今の司狼にとっては致命的な痛手とはならない。
聖遺物の使徒は聖遺物の使徒でしか殺せないのだから。ルサルカから奪った魂の数、並びに保有する魂から換算し
た霊的装甲を考慮するのならば単なるサイコキネシスを用いての物体ミサイルは司狼を殺すことはできない。
魂の数が多ければ多いだけ「格」は上がる。聖遺物の使徒たるベイの放つ杭と比べれば微々たるダメージに過ぎない。
呪力が干渉し合うのを避けるということは、二人同時に呪力を発動できないということだ。
超人的な速さで二人の周囲を走っているのだ。360度全方位をカバーできる視力を持つ鏑木が防御担当、そして日野が
多数の物体をミサイルにし、司狼目掛けて放つ攻撃担当ということになる。
つまり、攻撃と防御を行う際、必ず合間に「隙」が生じる。鏑木が防御を解いた瞬間、日野が呪力を発動し、攻撃を仕掛
けてくるのだとすれば、攻撃担当の日野から、防御担当の鏑木に移行する瞬間に決定的なチャンスが訪れる筈だ。
呪力同士がかち合うのを避けることは学校の授業で習うと真理亜が教えてくれた。
しかしながらその「隙」を突いた所で超人的なまでの動体視力を持つ鏑木に防がれてしまうのではないだろうか? 司狼
がそう思っていると不意に背後から声が聞こえた。
「遊佐様! 助けに来ました!!」
スクイーラの声だ。
ここで腐女子がひとこと
↓
後ろを振り向くと、崩れた家屋の陰から火縄銃と弓矢を持ったバケネズミの兵士達が銃口を鏑木と日野に向けていた。
「放て!」
しかしそれらの攻撃は悉く呪力で防がれてしまった。
「薄汚いバケネズミ共めが! 神たる我等に反逆したことを思い知るがいい!!」
バケネズミの兵士達は呪力の力で空中に浮かび上がり、次々と四肢をもぎ取られていき、兵士達の悲鳴が広場に響き渡る。
「そーれ! ほいほいほいほいほいほい!!」
日野光風は奇声を上げながら、呪力の力でバケネズミ達の身体を引き裂いていく。
「あーい、あいあいあいあいあいあいあい!!!!」
塵くずのように散っていくバケネズミ達の姿を見て、恍惚とした表情を浮かべている日野。
一片の慈悲も戸惑いも情けもなく、遊び道具のようにバケネズミ達を殺していく。そう、目の前にいる存在は
「神」などという大それた存在ではない。
呪力という能力を得て、万能の神になった気でいる「だけ」の人間だ。そう、自分の力に酔いしれている。自分が
神と崇められることが何よりも楽しいのだ。
この町の人間達にも言えることだ。呪力を持たず、獣のような姿、獣のような生き方をするバケネズミ達を酷使し、命を弄び、辱める。
そしてそれが当然のことだと思っているのだ。どんなに知能があろうが獣は獣、所詮呪力を持つ自分達人間に従うだけの「道具」だと。
思えばこの世界の歴史を真理亜とミノシロモドキから聞いた時にも思った。この世界が歪んだ根本たる原因、「呪力」。
そんな力が生まれなければ、今の世界はここまで変化しなかっただろう。バケネズミなどという存在も生まれてはいない。
呪力を持たない者達はバケネズミへと変えられ、辛酸を舐めさせられてきた。悲惨とも呼べる自分達の
歴史を知り、立ち上がったスクィーラ。
そのスクィーラが今、日野の呪力で空中にいる。身動きが取れない状態だ。
「お前は確か野狐丸。それ程恵まれた地位にいながら我等人間に反旗を翻すか」
「私は野狐丸ではない!! スクイーラだ!!」
「ほう、我々から貰った崇高な名をいらないと申すか」
「呪力があるだけで本当の神になった気でいるのか!? 我等の姿かたちを変えて、
尊厳も自由も踏みにじる「神」など私は絶対に認めない!!」
スクィーラが鏑木に啖呵を切る。
「はははは!!! 貴様らバケネズミに尊厳も自由も最初からないわ!!
我々人間に「生かされている」だけの穢れた存在が何を抜かすか!!」
スクィーラの叫びを日野があざ笑うかのように切って捨てる。
スクィーラの魂からの叫びに呼応するかのように司狼の中にある「渇望」が目を覚ましていく。
「所詮貴様等バケネズミは我等に従っておればよいだけの話だ。獣風情の誇りなど知ったことかぁ!!」
日野のバケネズミの尊厳を、誇りを否定する言葉を吐いたその瞬間、司狼は爆ぜた。
「ふざけんな、笑わせんな、舐めんな! テメェ等みてぇな屑神、俺は絶対認めねぇ!!!」
司狼の中で自身が持つ神への計り知れない程の憎悪と憤怒が爆発した。そして気づけば呪詛の言葉を口にし始める。
そう、そんな能力で奢るのならば、その程度の力で神を気取るのなら、お前等の能力を全て残らず消し
去ってやろう。神の名を語る者達への果てしないまでの怒りと憎しみが言葉となって紡がれていく。
「アセトアミノフェン アルガトロパン アレビアチン エビリファイ クラビット クラリシッド グルコバイ
ザイロリック ジェイゾロフト セフゾン テオドール テガフール テグレトール」
これこそ司狼の渇望(ねがい)、矮小な念動力程度の力で神を気取る者達へ送る狂気の呪い。
そしてこれは自分達を家畜と蔑む神の名を語る者達からの脱却を望むバケネズミ達の願い。
「デパス デパケン トレドミン ニューロタン ノルバスク レンドルミン リビトール リウマトレック エリテマトーデス」
今こそその身をもって思い知るがいい。何の能力も異能も持たない只の人間に「戻る」ことを。
それこそが神栖66町の人間へ送る最大級の復讐だろう。呪力こそがお前達のアイデンティティー
であり尊厳だろう? ならばその力を全て根こそぎ奪ってやる。呪力を取り除けばお前達も単なる
「人間」だということを思い出させてやる
「ファルマナント ヘパタイティス パルマナリー ファイブロシス オートイミューン ディズィーズ
アクワイアド インミューノー デフィシエンスィー シンドローム 」
さあ、呪力を持たざる存在に「戻る」がいい。
――Briah(創造)――
「悪 性 腫 瘍 ・ 自 滅 因 子
<マリグナント チューマー アポトーシス >!!!」
狂気的なまでの渇望により、創造位階にまで達した司狼。
そして司狼の渇望である「自滅因子」は神栖66町全体を覆い尽くしていた。この範囲にいる限り、司狼が作り出す世界のルールを強制される。
神の名を騙る者達への確かな呪い、怨念にも近い渇望から生み出された力は広場にいる日野にも鏑木にも効いていた。
宙を浮かんでいたスクィーラと数十の部下の兵士達は司狼の創造が発動した瞬間、地面に落ちた。理由は簡単だ、
日野の呪力が「なくなった」からだ。
「ば! バカな!? じゅ、呪力が……!」
「あ、ああ……! く、糞!! 何故呪力が発動しない!?」
二人は自らの身に起きている異常事態に気づき、激しく狼狽し始める。今までは呪力のお陰で
「神」として振舞ってきた。そしてその力があるからこそ、数の多いバケネズミ達は従ってきたのだ。
だが絶対的な力である呪力が消失している状態の今はどうだろうか? 櫓の上にいる二人は
呪力を持たない「人間」に過ぎない。
正に牙をもがれた狼という言葉が似合う。
「どうだ、自称「神様」さんよ? 呪力のない今のお前等二人をあいつ等は「神」として見てくれるか?」
司狼は物見櫓の近くに来て、地を蹴ってジャンプする。そして動揺する日野光風の前に立ちはだかる。
「く! 糞! 呪力さえあれば……!」
「どうした? 呪力がなきゃ何にもできねぇかタコ助」
司狼は、日野の首を掴み、日野の巨体を持ち上げる。
「が……、ぐ、苦じい……!!」
日野は足をばたつかせながら必死にもがく。だが聖遺物の使徒の力を持つ今の司狼の力の前では無力な人間に過ぎない。
「おいスクィーラ!! こいつ、お前の好きにしていいぜ!!」
司狼はそう言うと、日野を掴んだまま、櫓の下に飛び降りる。そしてスクィーラとその部下達の前に日野を放り投げる。
スクィーラは頷くと、部下に日野を縛り上げるように命令する。
「よ! よせ! 私を誰だと思ってる!? 神の中の神たる日野光風だぞ!! やめろ! 寄るな! 放せ! 穢らわしいネズミ共め!!」
スクィーラの部下達は、じたばたと暴れる日野を押さえつけながら、手足を縄で縛り上げる。
「あ、念のために両目潰しとくか」
司狼は縛られている日野に近づき、日野の両目に自分の指二本を深々と突き刺す。
「うぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!???? 目が! 目がぁぁぁぁぁぁああ!!??」
司狼に両目の視力を奪われ、絶叫する日野。
「連れていけ」
スクィーラが命令すると、喚き散らす日野を担いで、部下達は広場を去っていった。
「さて、と」
司狼は、物見櫓の一番上にいる鏑木の所まで一気にジャンプする。
「おい、どこに逃げる気だよ。「最強」の呪力者さん」
「う!?」
鏑木は、気づかれないようにこっそりと櫓を降りようとしていた。
「くっ、糞! よせ、寄るな! 化け物め! 呪力のない人間を殺すのか……? 今の私は何の力もない「人間」だぞ!?」
先ほど見せていた最強の呪力者としての余裕は消え失せ、すっかり目の前の司狼に怯えきっていた。
「アホが。生かしとくと思ってんのか?」
司狼は銃口を鏑木に向け、おもむろに引き金を引く。生半可な苦痛でこいつは殺さない。そう、司狼が所持する聖遺物の中でも
最上級の苦痛を与える拷問器具がある。
「……は!?」
鏑木の背後には、巨大な穴が開いていた。外周に無数の牙を生やしたそれは、さながら魔物の口である。
そこにはいった者は串刺しになり血を搾り取られ、比喩ではなく食い殺される死の咢 血の伯爵夫人
の代名詞とも言うべき、最悪の拷問処刑具その名を、鋼鉄の処女(アイアンメイデン)。
「あばよ」
「あっ……!」
司狼は鏑木を軽く蹴り、鏑木の背後に開いた巨大な魔物の咢の中に落とす。そして魔物の口はゆっくりと閉じていく。
「だ! 出してくれ!! やめろ! よせ! 痛い! ここから出せ…………ぐべ!?」
鏑木は文字通り鋼鉄の処女に「喰われ」てしまった。情けない断末魔を上げながら、神栖66町最強の呪力者は実に呆気なく死んだ。
町の人間達は、自らの呪力が消失したことを知るやいなや、襲い来るバケネズミの軍勢の前にどうすることもできずに殺されていった。
呪力という圧倒的な力を行使できない今、戦争慣れしているバケネズミ達の相手になる筈もなく、瞬く間に形勢は逆転した。
町の至る場所でバケネズミ達による虐殺が始まっている。司狼は、自分に助けを求めてくる町の人間達を尻目に、教育委員会の本部をスクィーラの部隊と共に急襲する。
本部に避難していた教育委員会の面々は、抵抗虚しく殺されていき、議長の鳥飼宏美は司狼のデザートイーグルにより、頭を吹き飛ばされ死亡。
どうすることもできないまま、教育委員会の面々は皆殺しにされた。
次に倫理委員会の議長である朝比奈富子の屋敷を襲った。
「気をつけて下さい遊佐様! 「不浄猫」です!!」
屋敷を襲った司狼達の前に立ちはだかったのは、数頭の虎程の大きさの猫、「不浄猫」だった。真理亜の話に登場した「あぶれ者」の子供達を殺す為に用いられる化け猫の類。
守もこの猫に襲われ、辛くも危機を脱した。
しかし不浄猫達はあえなく司狼のデザートイーグルにより肉片と化した。聖遺物の使徒の力を持つ司狼の前には不浄猫の力など虚しい抵抗にしかならなかった。
そしてついに倫理委員会の議長である朝比奈富子を捕えた。
倫理委員会の面々、並びに生き残った教育委員会の面々は、残らず町の広場に集められた。
呪力という自分達のアイデンティティーがない今、バケネズミの命令に従うしか道はない。
「お前等! このミノシロモドキの話を聞いておいた方がいいぜ!!」
司狼は、スクィーラに、塩屋虻コロニーからミノシロモドキを持ってこさせ、ミノシロモドキに記録
されているバケネズミは元は人間であるという真実を語って聞かせる。
委員会の面々は皆、面食らったような表情をしている。一部の委員会の人間はこの事実を知っていたのであろうが、
それを知った上で今までバケネズミ達を殺してきたのだ。
しかし今は完全に立場は変わっている。呪力はなく、残るのは「人間」である自分の身体のみ。バケ
ネズミと人間達との違いといえば「姿形」しか残っていない。呪力がなければ何もできず、
実に無力で弱い存在だった。
これまでバケネズミ達に対し、高圧的な態度で服従を強いてきた人間達が、今はバケネズミ達を恐れている。
「形勢逆転」という言葉がこれ程似合う時はないだろう。
「貴方達の処遇に関しましては、我等バケネズミを「人間」だと認めるか否かによって変わります。
このミノシロモドキに記されていた記録が正しければ我々は元々人間でした。しかし私達は五百年もの間、
呪力を持つ人間、即ち貴方達に服従を強いられてきました。そのことは変えようのない事実です。しかし
我等も鬼ではございません。皆さん方が私達バケネズミのことを「人間」だと認めてくれさえすれば、
今後も共生していくことを約束しましょう。ただし、我々のことを人間と認めない場合、「死」という運命が待っている
ことをお忘れなく」
スクィーラは両委員会の面々にそう宣告する。
「ふざけるな! 貴様等を人間と認めるものか!!」
「そうだ! 罪もない町の人達を殺しておいて!!」
「薄汚い鼠風情がえらそうに言うな!!」
委員会の面々はスクィーラやバケネズミの兵士達に対して罵詈雑言を浴びせ付ける。五百
年もの間自分達に服従してきたネズミの化け物を人間だと認めることなど町の
人間達には不可能なことだったのだろう。
「ゴチャゴチャ五月蠅ェよ、テメエ等。散々こいつら殺してきた癖して自分達がやら
れれば嫌だってか? スクィーラはお前等にチャンスを与えてやったんだぜ? そのチャンスを自らフイに
しちまうとは救えねぇよ、お前等全員」
そう言うと司狼は、朝比奈富子の前に近づき、額に銃口を突きつけ、引き金を引く。
富子の頭は吹き飛び、割れた頭蓋骨の欠片、脳味噌が周りにいる委員会の生き残り達に飛び散る。
「スクィーラ、こいつらダメだわ。生きるための最良の選択肢があるのに、テメエでその選択肢を捨てやがった。後はお前の好きにしな」
「はい……」
スクィーラはどこか寂しそうな表情をしながら部下に生き残りの委員会の面々の処刑を命じる。
「やめてくれ!! 死にたくない!」
「地獄に落ちろ! バケネズミめ!」
「やめろ! よせ!」
委員会の面々は、バケネズミの兵士達に連行されていく。
「遊佐様……、私達は貴方達人間と余りにも姿形が違い過ぎる……。今更我等を人
間と認めさせるには町の人間達には無理な話だったのでしょうか?呪力がなくなった今、
我等と町の人間達との違いといえば姿形だけになりましたが、醜い我等は到底人間とは
見做されないのでしょうか?」
「気にすんなよスクィーラ。姿形が人間のままでも「人間とは思えねぇ」奴だって俺の世界
にはいたぜ? 自分や仲間の境遇に怒れる心があんなら立派な人間ってモンだろ?」
司狼の言葉にどこか安堵したような表情を浮かべるスクィーラ。
「貴方が初めてです。私を……、我等を「人間」と見てくれたのは……」
スクィーラの目から大粒の涙が流れる。自分達の真実をミノシロモドキから聞き、
自分の真実を知り、そして人間に立ち向かったスクィーラ。
バケネズミの服従の歴史に終止符を打ったスクィーラは世界の歴史に刻まれる英雄になるだろう。
「ご機嫌は如何でございましょうか? 渡辺早起様、朝比奈覚様」
バケネズミと神栖66町との戦いが終わり、町の人間達は完全にバケネズミの支配下に下った。
秋月真理亜の親友であり、一班の仲間である渡辺早起、朝比奈覚は衣服を全て剥ぎ取られ、
牢屋の中に放り込まれていた。真理亜から聞かされた要望をスクィーラに
伝えた結果、快くそれを承諾したスクィーラ。二年前の夏季キャンプでこの二人と出会い、縁が出来たのだ。
しかしこの二人は最後までバケネズミのことを人間とは認めなかった為、自由を許されず、こ
の冷たく暗い牢屋に閉じ込められているのだ。
「……何の用? 貴方に伝える言葉なんてあるわけないでしょ……」
「貴方達が我等のことを「人間」と認めればそれでいいのです。認めさえすれば直ぐにでも貴方達二
人を自由にしてさしあげるのに」
「ふざけるな!! 罪もない町の人々を殺した癖に!! こんなことが出来るお前は最低のドブ鼠だ!!
人間などと認めるか!!」
覚が牢屋の柵を掴みながら、スクィーラに吠える。
「ったく、町の連中は皆それを言うぜ。お前等もミノシロモドキの記録を聞いただろ? 誰が何と言
おうとこいつらが「人間」だったのは事実なんだからよ。いい加減認めたらどうだ?」
司狼はもう十日以上も牢屋の中にいる早起と覚に呆れていた。
ちょぉ・・・汚い文章読みたくないからNGしてんのに
名前かえんなよウンコ
「お前等がしたことは畜生にも劣る所業だ! 殺された人達に謝れ!!」
「……るせぇよ」
「え?」
「ごちゃごちゃ五月蠅いんだよ糞餓鬼。こいつらバケネズミは人間様に服従する
ロボットだとでも思ってんのか? 自分達の境遇がどんな悲惨なものだったかをこの
スクィーラは知ったんだよ。なら聞くがお前等町の人間が今ままでこいつらをゴミのよう
に殺してきた事実は嘘だってか? 平然とコロニーごとバケネズミを消すってやり方してきた癖して
自分達がやられればそれかよ。消されたバケネズミ共の中に何人今のお前みたいな考えの奴がいた
だろうな。「今まで従ってきたのになぜ殺されなければならない?」って考える奴
が一人もいないとでも思ってんのか?」
司狼は苛立ちを抑えきれず、覚を睨みつけながら言う。
「遊佐様……」
「何よ……! あんなことが平然とできるネズミ共なんか消えて当然じゃない!! 町をあんなに滅茶苦茶にして何言ってるのよ!!」
早起が司狼を見ながらヒステリックに喚き散らす。
「貴方達は負けたのです、それを認めなさい」
「煩い! この汚らわしい化け物!! お前なんか地獄に落ちろ!! 」
早起は尚もスクィーラを罵倒し続ける。
「五月蠅ぇんだよクソガキ」
「あぐぅ!?」
ヒステリックに喚き散らす早季の口を鉄格子越しから喧しいと言わんばかりに右手で塞ぐ。
「せいぜいほざいてろ。テメェ等町の連中がしてきたツケをそのまま返してやるよ」
司狼は聖遺物の力で拷問器具の鎖を具現化し、早季と少年の身体に鎖を何重にも絡み付かせる。
「ぐ!? 苦しい!?」
「いや! 離して!! 痛い!」
二人の身体に巻きついた鎖はギリギリと二人の体を締め付ける。その光景はまるで獲物を自分の身体で締め付け、窒息死させる大蛇のようだった。
「スクィーラの味わった苦しみと恐怖をお前等にも受けてもらうか。数日掛けて絞め上げ、全身の骨を粉々に砕いちまうぜ。せいぜい死ぬ瞬間まで恐怖と激痛を堪能しな」
「ぎゃぁぁぁぁあああ!!」
「い、嫌! 死にたくない!!」
牢屋の中は二人の絶望に彩られた悲鳴が響き渡り続けた。
「……遊佐様。我々のことを心の底から人間だと認める者達が現れるでしょうか?」
「今はそれを期待するっきゃねぇわな。ま、後数百年も経てば生まれて来るだろ」
古い顔馴染みの死を目の当たりにし、暗い表情のスクィーラに励ましにもならない言葉を言う司狼。
いつかはきっとバケネズミを人間だと真に認める人間が生まれて来ることはスクィーラの願いだった。
そう、いつかはきっと……。
548 :
作者@転載禁止:2014/04/30(水) 01:07:59.29 ID:MEyeZp180
これにて征服ルートは終わりです。次は刹那ルートを投下していきます。
ちなみに刹那ルートは、
>>537から分岐しています。
コテつけて
これ小説サイトに乗ってるSSのまるごとコピペ転載じゃん
これ貼り付けるのどうやったらやめてくれるの?
エルフェンリートとブリュンヒルデはどうしようもないゴミ作品で
作者もゴミクズ、信者もゴミクズだから二度とこのスレに来るなカス
……って言えばコピペ貼り付けケ荒らしやめてくれるのかな?
どうでもいいけど
ここに投下した作品って著作権2chに持ってかれるんじゃないのか?
著作権放棄同然の行為を作者自身にできるのか?
>>551 やっぱりいたのかエルフェンリートとブリュンヒルデみたいなゴミ作品の
ゴミ信者
このスレから永遠に消えろよ
ブリュンヒルデやエルフェンリートみたいなグダグダのゴミで褒めちぎって喜んでる
低知能のお前が貴志作品の内容を5%も理解出来てるとは思えないからな
>>553 好きだけど信者ではないよ
お前は作者に恨みでもあるのか?意味不明な投稿繰り返してさ
>>554 作者に恨みとか馬鹿なのか
お前がこのスレであんなゴミ作品を必死で宣伝してるから気持ち悪いから消えろって
言ってるだけだわ
マジでバカって話が通じないな
意味不明なのはお前の書き込み
お前が好きな作品を馬鹿にされたからってコピペでスレを荒らすのはやめろよ
ゴミ作品信者
「ゴミみたいにつまらない作品をゴミだと言う=作者に恨みがある」
こんな馬鹿な考えしか出来ないゴミ信者の短絡的思考には呆れて物が言えんわ
お前がこのスレから消えてこのスレを荒らすのをやめて
エルフェンリートやブリュンンヒルデの宣伝を二度とこのスレに書き込まなければ
俺だって書き込まんわ
だから黙って消えろよゴミ作品信者
つか「好きだけど信者ではないよ」
ってさ
好きなんだろあんなゴミみたいなグダグダの酷いゴミ作品を
その時点で終わってんだよゴミ
>>555 好き嫌いあるからな。君みたいな健気で豆腐ハートの坊やには刺激が強すぎるだろ
あと勘違いされてるからいうけど、このスレでエルフェンリートとブリュンヒルデをおすすめしたの俺じゃない
俺が挙げたのは
>>407っす
>>555 いい加減にしてくれないかしら
あなたのおかげで嫌な気分になる
せやかてくとう
560 :
永遠の刹那ルート@転載禁止:2014/04/30(水) 23:05:28.33 ID:E6tJPVgJ0
司狼の創造により、呪力を封じられた神栖66町の人間達は呆気なくバケネズミ軍に降伏した。
町民達はバケネズミの軍に投降し、広場は大勢の投稿者達で埋め尽くされた。
スクィーラは兵士達に町民に対する虐殺を禁じ、一旦全町民を広場に集め、自分達バケネズ
ミの真実を町民達に伝えようとした。
兵士達にコロニーからミノシロモドキを持ってこさせ、町民達に自分達バケネズミの正体と、
過去をミノシロモドキを通じて伝える。
町民達はバケネズミが元は人間であったという事実に驚き、誰もが面食らっていた。
これまでバケネズミ達に対し、高圧的な態度で服従を強いてきた人間達が、今はバケネズ
ミ達を恐れている。
「形勢逆転」という言葉がこれ程似合う時はないだろう。
「貴方達の処遇に関しましては、我等バケネズミを「人間」だと認めるか否かによって
変わります。このミノシロモドキに記されていた記録が正しければ我々は元々人間でした。
しかし私達は五百年もの間、呪力を持つ人間、即ち貴方達に服従を強いられてきました。そのこ
とは変えようのない事実です。しかし我等も鬼ではございません。皆さん方が私達
バケネズミのことを「人間」だと認めてくれさえすれば、今後も共生していくことを約
束しましょう。ただし、我々のことを人間と認めない場合、「死」という運命が待っている
ことをお忘れなく。我々は貴方達と「対等」の関係を結びたいと思っております」
スクィーラがそう集まった町民達にそう告げると、町民達は次々にスクィーラに罵声の言葉を浴びせ付ける。
「ふざけるな! 貴様等を人間と認めるものか!!」
「そうだ! 罪もない町の人達を殺しておいて!!」
「薄汚い鼠風情がえらそうに言うな!!」
町民達は口々にスクィーラ、ひいてはバケネズミの兵士達を罵倒する。
それまで黙っていた司狼は、町民達の前に乗り出す。
「ゴチャゴチャ五月蠅ェよ、テメエ等。散々こいつら殺してきた癖して自分達がやられれば嫌だってか?
スクィーラはお前等にチャンスを与えてやったんだぜ? そのチャンスを自らフイに しちまうとは救えねぇよ、
お前等全員」
そう言うと、空に向けてデザートイーグルを発砲する。すると民衆のバケネズミ達に対する
罵詈雑言、野次はピタリと止まった。
「今はお前等は何の能力もない単なる「人間」だってことを忘れんな。何の能力も持たねぇバ
ケネズミ共が如何に呪力を持ったテメエ等町の人間に怯えてきたか考えてみろや。今のお前たちが
俺やここにいるスクィーラを恐れているのと同じ気持ちなんだよ」
司狼の言葉に、集まった投降者達は黙り込む。暫らく静寂が続いたが、突如としてそれを破る者が
集まった群衆の中から現れる。
神栖66町、倫理委員会の議長である朝比奈富子だった。
「悪いけど貴方達の要望は聞き入れられないわ。薄汚れたバケネズミ風情を人間と見
るなんて天地がひっくり返ったって無理なお願いよ。ケダモノの分際で私達と対等にしろなんて冗談でも笑えないわね」
「我等は歴史を知りました。そして自分達の真実を知り、それを打破するべく今回の行動をしたのです。
貴方は我等が人間だったという事実を知っていたのですか?」
「ええ、勿論」
「では私達をなぜ人間とは見ないのですか?」
スクィーラの言葉に朝比奈富子は嘲るような笑い声を上げながら答える。
「ふふっ、呪力も持たない薄汚くて醜いバケネズミなんか端から人間として見るわけないじゃない?
貴方達は私達町の人間に従ってさえいればいいのよ」
塵でも見るかのような目でスクィーラを見る富子。
そんな富子に対し、スクィーラは唇をぐっと噛みしめている。
「私達にもプライドがあります。貴方達みたいな下等な生き物を認めることなど…………あべ!?」
次の言葉を発する前に富子の頭部は頭蓋骨と脳味噌を撒き散らして四散した。
「つまんねぇよお前。そういう考えならさっさとくたばれや」
司狼は、愛銃デザートイーグルで富子の頭を吹き飛ばした。これ以上この女の戯言
など聞くだけ無駄だと思った。
「と!? 富子様!!??」
「きゃああああ!!!!」
「あいつ! よくも富子様を!!」
町の長とも呼ぶべき存在が殺されたことにより、民衆は怒号を発する。
「黙れや!! 何ならお前等全員ここで死ぬか!?」
司狼が一喝すると再び民衆は黙り込む。強みであった呪力を封じられている今、諾々と従
う他はないのだ。自分達の命はバケネズミの兵士達と司狼に握られている状態
だ。下手に逆らえば死が待っているということは町民達も理解しているようだ。しかしス
クィーラの要求である「対等の関係」並びに「バケネズミを人間として見る」ということが
如何に難しい課題かを思い知らされた。ミノシロモドキに記録された真実をそのまま民衆に
伝えたはよいが、中々それを受け入れてはくれそうもなかった。五百年という長きに渡り、
支配者と服従者の関係だったのだ。急にそんな事実を告げられても都合よく納得してくれる
展開にはなりそうもない。
「遊佐様……、私は彼等に「人間」だと認めてもらえれば良いのです……。しかし彼等は我々を
受け入れようとはしてくれそうもありません。この戦いが始まる前、部下達の間で
町の人間達を皆殺しにしようと言う意見が多数ありました。しかし私は町の人間達との
「平等な関係」が築ければそれでよいのです。1人残らず虐殺すればそれこそ過去の暗黒時代
に存在した暴君達と変わりありません。私は自分の姿が……、この身が憎い……」
うれしいなあ
いやほんと
唇を噛みしめ、涙を零すスクィーラ。何か良い解決策はないだろうか?今は司狼の創造が展開
している状態とはいえ、これを解除すれば町の人間達の呪力は元に戻ってしまう。
町の人間達はスクィーラを、バケネズミ達と対等な関係を結ぶことを頑なに拒絶している。
恐怖で従えたり、ここにいる群衆を殲滅させても根本的な問題の解決にはならない。
どうすればよいのだろうか……。
その時、空から「何か」が来る気配がした。
尋常ではない気配と圧迫感だ。地球の重力が何倍にもなったかのような圧
力が司狼を含む広場にいる者達に襲いかかってくる。
まるで天そのものが地上に降ってきたかのような感覚だった。そう、これは諏訪原
で戦ったラインハルトと比べても全く引けをとらない程の超存在。
しかしどこか懐かしい感じがする。そう、司狼自身が最もよく知る「あの男」に似ている。
いや、この気配は自分の無二の親友、藤井蓮だ!!
すると夜空が刃物で切られたかのように切断され、切り口がぱっくりと開き、
異次元のような緑色の空間が空に広がっていく。
そしてその空間の中に人影が見えた。そして人影は真っ直ぐこの広場
に降りて来るではないか!
「な! 何だ!?」
「と、突然空が!!」
「あいつは何者だ!?」
町の群集は分けも分からず混乱し、パニックに陥っている。しかし降りて来る人影
の姿を司狼はハッキリとみた。
「あいつ、こっちに降りてくるぞ!!」
人影は広場の中央、群集が集まる真っ只中に降りてきている。町民達は大急ぎで、広場の中央にスペースを作った。
そして広場の中央に降りてきた青年は司狼にとっての親友、諏訪原で共に騎士団との戦いを繰り広げた藤井蓮だった。
最後に会った時と寸分違わぬ姿で降臨してきたのだ。
「よぅ、司狼。元気そうだな」
「お前もな」
司狼は友との再会を喜び、蓮の所まで来ると、蓮とガッチリ手を組む。
「それより大変なことが起きた。今はラインハルトとメルクリウスがマ
リィを護っているが、「奴」相手にいつまで持つか分からない」
「奴?」
「詳しい話は後だ。急いで俺と一緒に来てくれ」
どうやら蓮は緊急事態のようで、司狼に助けを求めているようだ。
「幾多の平行世界を回ったが、ここの世界のお前が一番強い。お前の「創造」の世界を見
ても分かる。ここにいるだけで息苦しい気分だ」
蓮に対しても自らの創造である「自壊因子」が効いているようだ。司狼はこの世界での事情を大方
蓮に説明した。神栖66町のこと、バケネズミ達のこと、そしてこの世界が歪んだ根本の原因、「呪力」
という存在のことを。
「……そうか、わかった。なら俺はお前の「創造」をこの世界に広げ、それを「停滞」させる。バ
ケネズミと人間達を「棲み分け」させる為の空間凍結を国境線代わりにする。それで文句ないな?」
「ああ、それでいいだろ? スクィーラ」
「……はい」
司狼は、この世界で起きているバケネズミと人間、ないし能力者と非能力者の争いに終
止符を打つにはこれしかないと考えた。
蓮の能力である時間停止と空間凍結。司狼の創造である「自壊因子」を世界中にまで広げ、
呪力という力そのものを封じる。蓮の能力である「時間停止」を使い、恒久的に「自壊因子」が働くようにする。
次にバケネズミの居住区と町との間に「空間凍結」による「境界線」を設け、両者が二度と出会わない
ようにする。バケネズミと人間との課過去五百年の関係は容易に覆るものではない。司狼の創造も
永久的に続けられるものではないし、解除すればまた町の人間に呪力が戻り、バケネズミとの戦
いを再開するかもしれない。そんな可能性を踏まえた上での司狼の結論にスクィーラも納得したのだ。
「それじゃ蓮、頼んだぜ」
「ああ」
572 :
永遠の刹那ルート@転載禁止:2014/05/02(金) 01:21:03.78 ID:6lM/Miq10
蓮は司狼の要望を適えるべく、詠唱を開始する。
「海は幅広く 無限に広がって流れ出すもの 水底の輝きこそが永久不変
Es schaeumt das Meer in breiten Fluessen Am tiefen Grund der Felsen auf,
永劫たる星の速さと共に 今こそ疾走して駆け抜けよう
Und Fels und Meer wird fortgerissen In ewig schnellem sphaerenlauf.
どうか聞き届けて欲しい 世界は穏やかに安らげる日々を願っている
Doch deine Bnten,Herr, verehren Das sanfte Wandeln deines Tags.
自由な民と自由な世界で どうかこの瞬間に言わせてほしい
Auf freiem Grund mit freiem Volke stehn.Zum Augenblicke duerft ich sagen
時よ止まれ 君は誰よりも美しいから
Verweile doch du bist so schon―
永遠の君に願う 俺を高みへと導いてくれ
Das Ewig-Weibliche Zieht uns hinan.
――Atziluth(流出 )――
新 世 界 へ 語 れ 超 越 の 物 語 ! ! !」
Res novae ―― Also sprach Zarathustra
今この瞬間、司狼は己の創造を限界まで広がらせ、その創造を蓮の流出により停止させた。
そしてバケネズミの住む地域と、神栖66町の間に空間凍結による国境が完成した。
バケネズミの兵士達とスクィーラが帰る為に、一時的に今は出入り口を開かせている。
「早くいけよスクィーラ。急がないと空間が閉じちまうぞ。あ、それより真理亜と守もこの町
に戻そうぜ。急いでコロニーからあの二人を連れてこねーとな」
「大丈夫だ司狼。出入り口は二、三日は開いたままだ。ある程度余裕を持たせたからな」
「サンキュー蓮。気が利くじゃねぇの」
笑いあう司狼と蓮。
「スクィーラ。本当にこれでいいんだな?」
「はい。私共と町の人々では余りに姿形が違う。これまでの歴史を考えれば我等が受け入れられるのは
困難でしょう。やはり姿形、力が違い過ぎる者達が必ず手を取り合えるとは
限らないのですから……。遊佐様、本当に……、貴方には感謝しています」
「いいってことよ。こうでもしなきゃ解決できなかっただろうし」
司狼は蓮に連れられ、天に昇っていく。
「お元気で!! 遊佐様!!」
「おう!! 真理亜と守によろしくな!!」
手を振るスクィーラに親指を立てながら答える司狼。そう、これも一つの解決方法なのだ。考えも姿も違う者達が
出会わない方が幸せな時もある。出会ってしまったことによる多くの悲劇が過去に世界中で起きたのだから。
これもまた違った「平和」の形でもあるのだ……。
575 :
作者@転載禁止:2014/05/02(金) 01:48:05.26 ID:6lM/Miq10
これにて永遠の刹那ルートは終了です。次からは正史ルートを投下していきます。
>>504からの分岐となります。
明日に決戦を控えているせいか、内心興奮している司狼は眠れずに、塩屋虻コロニー内を散歩していた。
コンクリートでできた家々を散歩のついでにじっくりと観察した。見れば見るほどバケネズミ達が元は人間であったことを
理解できる程の技術力だ。
コロニー内に存在する住宅にしても工場にしても、それらはミノシロモドキに記録されていた情報や知識を元に作られたこ
とを考えても十分に納得がいく。
それまでは洞窟内に巣を作り、そこで暮らすという原始的な生活だったにも関わらず、一度知
識を吸収すればこれだけ発展できる。しかも一つのコロニーにはそれぞれ女王がいたにも関わらず、
女王から権威を簒奪し、民主的な議会制の政治までする程だ。
これだけのことができて人間ではないという方が不自然ではないか。しかし幾ら知識を吸収しようと、
どれだけ発展したコロニーを作ろうと、呪力を持つ町の人間達とスクィーラをはじめとするバケネズミ
達との間には絶対的な「壁」が存在している。
真理亜や、ミノシロモドキから聞いたこれまでの歴史を知った上で司狼が考えた結論は、呪力そのものの存
在が、今日に至るまでの世界を歪ませた元凶だというものだ。
そんな力を人間が持たなければ、存在していなかったのならバケネズミという人間に虐げられ、
使い捨てられる存在が生まれなかったのではないだろうか?
今日、他コロニーを襲っていた監視員五人は何の躊躇いも見せずに淡々と掃除でもするかのよ
うにバケネズミ達を殺していった。
全く馬鹿げた話だ。さして自分達と変わらぬ知性を持つバケネズミ達を殺すのには何の躊躇も見せないのに、い
ざ自分達が殺される側となったらあれ程までに情けない醜態を晒すとは。
司狼の撃った針で両目を潰された監視員の一人の乾は今頃あのコロニーのバケネズミ達に細切れにされているだろう。
強大な呪力といえど対象を認識できなければ役に立たない。
もし町の人間達の、ひいては世界中に存在する呪力使いがもし「人間」に戻るとしたらどう
なるのかと司狼は考えた。
呪力が存在しなければ悪鬼や業魔という存在も生まれず、町の委員会に抹殺される子供達もいなくなる。
超能力程度の力を持った程度で神様を気取る町の人間には心底反吐が出る気分だった。
神を名乗るにしても余りにも矮小で、余りにも臆病すぎる。こんなレベルで神を名乗ること自
体が神に対する冒涜だろう。
司狼自身も神の傀儡、玩具という立場は願い下げだった。しかしこの世界の神栖66町という町の委員会、ひい
ては住人達を神と呼ぶには無理がありすぎる。
持つ力もかつて自分が戦った聖槍十三騎士団の首魁、ラインハルト=ハイドリヒには遠く及ばない。いや、そ
もそもラインハルトと神栖66町の人間を比較すること自体がラインハルトに対する侮辱だ。
ラインハルトの持つ圧倒的な力の前には今日戦った監視員達など、塵のように消されるだろう。いや、
下手をすれば対峙しただけで勝負が決まるかもしれない。
彼自身と一戦交えた司狼自身が痛い程分かる。諏訪原タワーで戦った時などはこちらが全力でもラインハ
ルトはまるで本気ではなかった。
笑いたくなる程に力の差が開いていたのだ。神栖66町の人間達も神を名乗るのならば最
低限ラインハルト位の力を持っているべきだろう。所詮呪力に頼っているだけで、身体そのものは生身の人間には違いないのだから。
司狼が考えていると、不意に後ろから声がした。
「遊佐様」
振り返ると、そこにはスクイーラが立っていた。
「眠れないのですか?」
「ああ、ちょっと興奮してるみたいでな。明日の夜には決戦だろ? そんでテン
ション上がってるっつーかそんな所だ」
事実、明日の夏祭りに乗り込むことで司狼は興奮していた。自分の身体は事故の影響でアドレナリン
が過剰分泌している。そんな身体のせいで短命なのだが、そんなことは聖遺物の使徒の力を得た今ではどうで
もいいことなのだが。
しかし司狼自身、「神を気取る」連中の巣窟である神栖66町に殴りこむことに対して普段以上に気分が高揚していた。
呪力という力で神を気取る町の人間、そして町の人間に支配されるバケネズミ。しかしバケネズミ達は自分達の真実を知り、
町の人間達に反旗を翻すことを決意する。
司狼自身、自分達の置かれた状況に抗うバケネズミ達と自分を重ねる。
元の世界にいた時の「既知感」は既にもうない。この状況は今の司狼にとっての「未知」なのだ。
既知感という呪いから解き放たれ、今の司狼はかつてない開放感に酔いしれていた。
「スクィーラ、一つ聞きてぇんだけど」
「何でございましょう?」
「素性も分からねぇ俺を自分の陣営に入れて大丈夫だったのか? 俺の聖遺物が具現化して周りの森を破壊したんだろ?
よくそんな奴を仲間にしようだなんて思ったな」
「我等バケネズミと、町の人間にはどうしようもない力の差、「呪力」があります。単なる念動力と思うかもしれませんが、これが如何ともしがたい力の差なのです。呪力という力
は核兵器にも匹敵する程の絶大な破壊力を持ちます。我等は数こそ多いですが、呪力という力の前には赤子に等しいのです。遊佐様を仲間にすることは我等にとっても「賭け」でした。絶対的な
力の差を埋めるにはどうしてもそれに対抗しうる力を持つ者が必要だったのです」
メ
ソ
ポ
タ
ミ
ア
文
明
ただしつけもの、テメーはダメだ
長期休暇にはどこにも変なのが出てくるものだ
一部のキチを除けば、このスレ好きだったのにどうしてこうなった・・・
基地外が独りで暴れてるだけで大方まともなスレだよ思うよ
586 :
正史ルート@転載禁止:2014/05/03(土) 01:01:41.27 ID:F1avTiuV0
得体が知れず、町の人間かも分からない自分をバケネズミの陣営に入れたスクイーラに疑問を持っていた司狼だったが、
ここに来てようやく納得した。スクィーラにとって自分を味方にすることは博打だったというのだ。
しかしそれにも納得がいく。監視員達の呪力を間近で見たが、想像以上の強大な力だった。あの力に対抗する
にはやはり現状のバケネズミ達の力だけでは心許ない。
そういう理由で自分を仲間に引き入れる為、一か八かの賭けをしたということか。
「なんだそういうことか。いや、嫌いじゃねぇぜそういう賭け。最後に勝ちを狙うん
ならそれ位危険な綱渡りも必要だろ」
「これも我等バケネズミにとっては必要なことだったのです」
「スクィーラ、お前自身望むことは一体何だ?」
司狼の問いかけにスクィーラが重い口を開く。
「私は……我等の真実を町の人間達に伝えられれば……」
スクィーラは意志の篭った表情でそう答える
「遊佐様、私はミノシロモドキを持って部下と共に明日、町へと赴こうと考えております」
「何する気だ?」
「決まっております。ミノシロモドキに記録された真実を町の人間達に伝えるのです。こ
の事実を知れば町の人間達も我らのことを考えなおすやもしれません」
スクィーラの考えは平和的かつ理想的に思えるが、隠された真実を知ったということで町の者達に
「消されて」しまう可能性がある。いや、確実に消されてしまうだろう。これまででも多くのコロニーを潰し、
多数のバケネズミ達を抹殺してきた神栖66町という存在が真実を知った塩屋虻コロニーを消すのは火を見るより明らかだろう。
500年もの間、非能力者の子孫であるバケネズミ達に対して自ら呪力者を「神」と称し、君臨し続けた町
が今更バケネズミ達のことを「元」人間だと認めるだろうか?否、どう楽観的に考えても町の人間達がミノ
シロモドキの記録を見たスクィーラ率いる塩屋虻コロニーのバケネズミ達を生かして返すとは思えない。そんなこ
とは最初から分かりきったことの筈だ。
「おいおい、本気かよ。考えてもみろ、どうでもいい理由だけでバケネズミのコロニーを
何の躊躇も戸惑いもなく消しちまう連中だぞ? んな連中がミノシロモドキに記されてることを
知ったお前らを生かしておくと思うのかよ? 少し考えれば分かるだろーが」
司狼もスクィーラのやろうとしていることには流石に驚きを隠せず、又内心呆れていた。バケネズミ達を
これまで散々家畜として扱ってきた連中に何を期待しているのだろうか?
「遊佐様……、我々は確かに町の人間達にゴミ同然に扱われてきました。ですが我々バケ
ネズミの真実だけは伝えなければならないのです。500年もの間辛酸を舐め続けてきた我等の苦しみに
満ちた歴史を、人間達からいつ消されるか分からない恐怖に怯え続けた日々を、我等バケネズミは何の疑
問も抱くことなく人間に殺されていくだけの存在ではないということを余す所なく町の人間達に伝えるつもりです」
スクィーラの決意に満ちた表情を見て司狼はスクィーラの持つ「覚悟」を理解できた。
「最初から武力で解決しようとするなどそれこそ町の人間と大差のない存在に成り下がってしまいます。
ですから我等はミノシロに記された真実と、我々バケネズミの悲惨な歴史について話す腹積もりです」
「分かったよ……、お前がそこまで言うのならな。けど町の連中がお前の言う真実を一蹴して、お前のコロ
ニーを消しに来た時はどうすんだ?」
「……その時は……」
スクィーラは少しの合間沈黙し、軽い深呼吸して語り始めた。
早朝、スクィーラはミノシロモドキと十名前後の部下達と共に神栖66町に向かっていった。出発するスクィーラを見送る司狼
の目にはスクィーラの姿は死地へと向かう戦士の姿に見えた。司狼の力を利用してすぐに戦争を仕掛けようとせず、「対話」による解決を望むスクィーラ。
碌な話し合いすらもせず、バケネズミ達のコロニーを好きなだけ抹消してきた町の連中とは違うと言いたいのだろうが、無謀にも程がある。
だが確かにバケネズミ達を問答無用で「駆除」していく町の人間よりかは理性的とも呼べる選択だ。散々自分達に忠誠を尽くさせておきながら、少し
でも機嫌を損ねればコロニーごと消滅させるというやり方はお世辞にも理性的とは呼べない。強大な呪力を見せつけ、バケネズミ達に服従を強いてきた神栖66町。
やっていることは蛮人のそれだ。自分達呪力者は絶大な力を持つから「神」。呪力を持たず、醜いバケネズミは「家畜」。呪力を初めて見た時はその力に驚いた
司狼だが、使い手によってはこうも違って見えるのか。呪力を使って好き放題にバケネズミを蹂躙していく町の人間は司狼からすれば「幼稚な子供」にしか見えなかった。
子供に強大な力を与えれば碌なことにならないという良い見本だ。呪力という強力なPKが使用者
によって汚されている感じすらする。
「あんな連中にはこんな凄ぇ力、勿体無さすぎだろ」
司狼は呪力という力を誇示し、バケネズミを支配下に置く町の人間達に呆れつつ、貴賓室にある寝床に戻り、
横になる。昨夜スクィーラから託された「願い」を思い出す司狼。自分はもしもの時の「最終兵器」という
役割が与えられている。最も、十中八九動くことになるだろうが。
「以上がミノシロモドキに記録されていた我等バケネズミの始まりと、この世界の真実です」
スクィーラは自らの額を強く床に擦り付けつつ、力強い響きで神栖66町の教育委員会、並
びに倫理委員会の面々にそう言った。
教育委員会が行う査問場に立つスクィーラは、自分達バケネズミに対する待遇の改善、ひい
ては町の人間への隷属的服従の撤廃を呼びかけた。自らの種族の未来を案じるスクィーラは、ミノ
シロモドキに記録されていたありのままの事実を町を支配する者達に余す所なく見せた。
今日に至るまでの暗黒の歴史、能力者と非能力者との絶え間ない争い、自分達バケネズ
ミが生み出されるまでの過程は余りに血塗られており、非能力者の子孫であるバケネズミに対する
非道とも呼ぶべき扱いの数々をやめるようにこの場に集った人間達に涙ながらに訴えた。
査問場までスクィーラについてきた数名の部下達は嗚咽を上げて床にへたりこみ、目から大粒の涙を流
している。ミノシロに記されていた真実を知らなければ人間達に服従するだけの家畜のままで終わっていただろう。
しかし自分達に関する真実を知ったスクィーラは今のままでは自分達の種に未来はないと考え、
決死の覚悟で町の人間達に真実を話し、自分達の窮状を訴える。
町の人間の気分次第でいつでも抹殺されるような状況が満足できるはずがなかった。いつ
風向きが変わるかもしれない中、消されるかもしれないという恐怖と日夜戦い続けてきたのだ。
所詮バケネズミは町の人間のご機嫌を取っているだけの存在だろうか?
家畜として扱われ、人間達に奉仕を続けるだけがバケネズミの価値なのだろうか?
町の人間達に理不尽な仕打ちを受けようが文句を言うことすら許されないのだろうか?
非能力者の子孫は未来永劫、能力者に支配されなければならないのだろうか?
否、断じて否。
このような状況を、延々と続く自分達バケネズミの家畜としての人生を受け入れら
れないからこそ今日この場に来たのだ。
ブランチで千明さまがおすすめの一冊に新世界あげてた
>>595 もちろんアニメも見てくれてたんだろうな
惚れるわー
598 :
正史ルート@転載禁止:2014/05/03(土) 22:15:31.02 ID:F1avTiuV0
「どうか我等バケネズミも元は人間だったという事実を認めてください。能力者と非能力者の今日に至るまでの凄惨な歴史を見たでしょう?
このような状況に我々は満足などしておりません。真実を知った上でお願いしているのです。我々は非能力者の子孫というだけでこのような醜い
姿に変えられ、土の中を這いずる卑しいケダモノにされたのでしょうか!? 我々は自分達の祖先が能力者達に対してした行いを見ました。ですが
もうよいでしょう!? こんな状況を続けた所で何の意味がありましょうか!?」
599 :
正史ルート@転載禁止:2014/05/03(土) 22:19:34.68 ID:F1avTiuV0
「我々は呪力を使えません。我々は貴方達に比べて余りにも無力です、ですがそんな存在が貴方方の不興を買ったというだけでコロニーごと消されるとい
うのは余りにも理不尽ではありませんか! 貴方達に牙を剥いたわけでもなく、単に気分次第で消されてしまうということがどんなに生きた心地がしない
か貴方達に理解できますか!? 我々はいつ自分達が不用になってしまうのかという恐怖と常に戦い続けてきました。ですがそんな暮らしには、そんな生活
にはもう沢山です! 私は自分達の真実を見た時にハッキリとそう思いました! 私達は貴方方人間達と左程変わらない知能を持っています。そんな知能
の高い生き物が、より強い存在にいつ消されるかも分からない恐怖と戦い続けるという感情がどういうものか想像はつく筈です。だからお願いします!
我々は元は同じ人間なのです! 自分達よりも非力な存在である非能力者の子孫が我々なのです! ここで血塗られた私達の歴史に終止符を打ちましょう!
真実を知った者としてお願いします!」
それは今日までバケネズミとして人間達に服従してきたスクィーラの魂からの咆哮だった。
「汚らわしいケモノ風情が何を言っているのですか?」
しかし教育委員会議長鳥飼宏美はスクィーラの心からの叫びを鼻で笑いつつ一蹴した。
「い、今なんと?」
「分かりませんか? 貴方達のような土の中で暮らす物の怪の類が自分達の境遇に不満を抱く
ということ自体がおこがましいと言ったのです」
スクィーラの問いに答えたのは倫理委員会議長、朝比奈富子だった。冷たく切り捨てるという
表現が合うだろう。ここまでのミノシロモドキの真実を知って、スクィーラの涙ながらの訴えを聞い
て、その上での言葉だった。
「そもそも貴方達非能力者は私達能力者に対して何をしてきましたか?
あんなことをしておきながらよくもそんな要求が出来るものね。醜い姿に変えら
れても、「生かされている」ということに感謝すらしないなんて、まさに醜悪な化
け物ならではの思考だわ。自分達の境遇に満足しているのが貴方達の存在意義よ。
それに不満を覚えるなんて随分と偉そうに言えるのね。所詮は家畜という所かしら」
朝比奈富子の言葉はスクィーラの、いやバケネズミ達の苦渋に満ちた過去、悲しみを無惨にも
踏みにじるものだった。スクィーラ自身は自分達の境遇を訴えれば町の人間も心を動かされると思って
いた。しかし現実はこうだ、こうも見事に切り捨てられるとは。
「わ、我等は単に自分達の置かれた境遇を変えたく」
「黙りなさい! 醜いネズミ風情が! お前達のような者でもわたし達町の人間に奉
仕できるだけでも感謝するべきことなのよ。どこまで愚かしい考えなのかしらねぇ。
これもミノシロモドキに記録されたことを見たからかしら?」
嘲笑するような笑みを浮かべながら朝比奈富子はスクィーラに吐き捨てる。
「非力だから何? 当然でしょう、貴方達非能力者の子孫と私達呪力使
いとは格そのものが違いすぎるわ。そんな力の差のある者同士が対等な関係を築け
るとでも? 今日まで貴方達バケネズミが生きてこれたのは私達の慈悲故よ。その慈悲を踏みにじる行為を今お前はしているのですよ?」
「なぜ貴方達は分からないのですか!? 我々は貴方達に尽くしてきました! ですが私達とて自
分達の未来を考える権利位はある筈です!こんな対等ではない関係で明るい未来など我々バケネズミ
が想像できますか!? いつ消されるのか分からない恐怖と隣り合わせで希望に満ちた
未来を考えられますか!?」
「お黙りなさい!」
「ぐぁ!?」
朝比奈富子は呪力でスクィーラの身動きを取れなくし、スクィーラを空中に浮かび上がらせる。
「な、なぜ分かってくれないのですか?」
「これ以上私達人間を侮辱すれば即刻処刑しますよ?」
富子の言葉にスクィーラは理解した。町の人間達は最初から自分達と手を取り合う気などないということを。
「お前達は狂っている! 何が神だ! 貴様等こそケダモノだ!!」
スクィーラの胸からは押さえきれない怒りがこみ上げる。
「決定ですね。お前は今夜、町の広場にて処刑します。ああ、それと貴方の
コロニーもついでに潰しておきましょうか。二度と貴方のような薄汚い
考えを持ったバケネズミが現れないように」
半日程経っただろうか。横になり、浅い眠りについていた司狼だが、突如として貴賓
室に入ってきたバケネズミの悲鳴にも似た声に目を覚ます。
「ユ、遊佐さマ! 町ノ人間達が攻めテきましタ!!」
ややたどたどしい人間の言葉を話す甲冑を着込んだバケネズミの兵士は全身血まみれの状態だった。
「やっぱりかよ!」
司狼は兵士の言葉を聞くやいなや貴賓室を飛び出し、外に出てみると、コロニー内
は阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。コンクリートの建物、地面、木というあらゆる場
所に爆殺されたバケネズミの兵士達の血肉臓物が無造作に散乱し、グロテスクな光景を作
りだしていた。更には周囲一帯は鼻を突くような血の臭いが充満している。昨日の監察官に襲撃
されたコロニーと全く同じ状態になってしまっている。
「話し合おうとした結果がこれかよ!!」
司狼は怒声を発すると、直ぐに襲撃者を探し始める。聖遺物の使徒の力には五感の強化も含まれて
おり、遠くから聞こえるバケネズミの兵士の悲鳴を耳で捉え、そこに向かう。
向かう途中には手足をもがれ、地面を這いずり回る者や、すでに事切れた者、悲鳴を上げて逃げまわる者などが多数いた。
「上等だぜ……!」
僅かに歯軋りをした司狼は百メートル程先でバケネズミを呪力で虐殺している数名の黒服の町の人間を見つ
ける。幸いこちらには気づいていないようだ。電光石火の疾さで司狼は聖遺物の使徒としての身体能力を生かした
脚力で間合いを詰め、黒服の者達目掛けてデザートイーグルの銃弾を放った。
向かっていく銃弾は全て黒服の者達に当たり、それぞれ胴体、頭、両手両足を吹き飛ばす。余り
の速さ故、自分が死んだかどうかすらも分からないだろう。
「お前は甘すぎんだよスクィーラ!!」
司狼は「対話」などという手段を選んだ、ここにはいないスクィーラに一喝すると、コロニー
内を蹂躙する残りの人間達を探し始める。
黒服の人間達は司狼の姿を見るやいなやバケネズミ達に対する攻撃をやめ、
司狼に近づいてくる。司狼は近づいてくる町の人間達に向かって躊躇なく引き金を引き、
コロニーの地面を町の人間達の血で染め上げた。
「仕掛けてきたのはテメエ等が先だぜ」
司狼は黒服の人間達の死体に唾を吐き捨てると、更にコロニー内を探し回った。コロニー
内に侵入した町の人間達は計10名。この者達は司狼の姿を見るやいなや攻撃を中止し、司狼の方に
近づいてきたのだ。同じ人間だから攻撃を止めたのだろう『攻撃抑制』と『愧死機構』を持つ故か。
最も、昨日の監視官達との戦いで司狼自身にはそれら二つは働かないことが判明したが。
コロニーを襲った全ての人間を殺した司狼は生き残りのバケネズミ達を広場に集める。
「いいか! 町の人間達の出した「答え」がこれだ!! こんなことされて黙っていられる程お
人好しでもねぇだろ!?」
司狼は集まったバケネズミ達を鼓舞する。バケネズミ達は司狼の言葉に歓声を上げ、
町の人間達と戦う意思を示した。
「それじゃ決まりだな!」
この小説書いてる困ったさんは一旦規制かけてもらうよう通報すべきではないでしょうか
そう、これは紛れもない「戦争」なのだ。尊厳を奪われ、家畜同然の扱いを
受けてきたバケネズミ達の怒りを込めた「反逆(リベリオン)」。
そして人間であるという自分達の誇りを掛けた「戦い」。
司狼は広場に集まったバケネズミの軍隊を率いて、神栖66町に向けて進軍する。
後ろからは数千のバケネズミの軍団がついてくる。そう、町の人間達は思い知る必
要がある。自分達が虐げてきた者達の真の怒りを。
そして今日はバケネズミ達の……。
──────────怒りの日(ディエス・イレ)。
これだけ酷いと普通に規制してもらえると思うけど
町の外にバケネズミ達を待機させた司狼は、一人町の中央の広場の様子を見ていた。町の広場の中央に
は柱に縛られて、身に着けている衣類を剥ぎ取られた傷だらけのバケネズミがいた。
そう、スクィーラだ。分かりきっていた筈だ、予想できていた筈だ。なのになぜ町の人間達と
「対話」するなどという選択肢を選んだのだ? 町の住民達は柱に縛られているスクィーラを取り
囲み、嘲笑し、冷笑し、罵詈雑言の嵐を浴びせ付け、指を向けて笑っていた。そう、縛られているのは人
間ではない、「バケネズミ」なのだ。
だから何をしてもいい、何せ「バケネズミ」なのだ。人間の不興を買ったから始末される、どうせ「バケネズミ」だからだ。
町の人間達の心の根底はこんな考えだろう。司狼自身も分かっていたことだが目の前で繰り広げられる光景は司狼の生きてきた中
で最高に不愉快なものだった。
「皆さん! ここにいる愚かで醜いバケネズミはあろうことか我等に対して反逆を働いたのです! 我等と
の信頼関係を破壊し、最悪な裏切りを働いたこのウジ虫には相応の罰を与えねばなりません!!」
仮面を付けた男が柱に縛られているスクィーラを指さしてそう言った。
何のことだろうか? 「反逆」とはスクィーラが持ちかけた「対話」のことを言っているのだろうか? あれが「反逆」?
「ギヘヘヘヘ!!! さぁさぁ!! 悪いバケネズミには相応の「お仕置き」をしなければなりませんねぇ!?
悪い悪いバケネズミちゃんはこれから死ぬよりも悲惨な運命を辿ります!!」
両手に扇子を持つ禿頭の太った男が、柱の周りを道化がかった踊りをしながら周り、民衆に向かって叫ぶ。
「日野様! 鏑木様! どうかその世にも悍ましいバケネズミに制裁を!!」
「そうだ! 俺達人間に反逆を働きやがって!!」
「そいつには地獄を! そいつには苦痛を!!」
禿頭の男に扇動された民衆が歓声を上げる。皆口々にスクィーラへの制裁、罰を叫び始めた。町の住民
達のスクィーラに対する目は完全に虫ケラでも見るかのような目だった。蔑みと嘲笑の入り混じった
歓声が広場中に響き渡る。そんな町民達の歓声を聞く司狼の胸の中から確実に「ソレ」は沸き上がってきた。
単にスクィーラは「対話」をしようとしただけだろう? それが「反逆」だと? 「裏切り」だと?
自分の危険も顧みず、ミノシロモドキに記録されたバケネズミの真実を伝えようとしたスクィーラ。町の人間達に自分
たちの「歴史」と「真実」を知ってもらおうとしただけの筈だ。
その仕打ちがこれだろうか? 分かっていた、司狼もこうなることは大方予想がついていた。そう、知っていた、知っていた筈だ……。
「わ! 我々バケネズミの歴史を聞いた筈です……! 我等の「正体」もミノシロモドキに記された筈です……!
なぜそれを理解……でき……ないのですか!」
スクィーラが嗚咽にも近い声で咆哮する。それはまさしくスクィーラの魂からの叫びだった。
「皆さん! このバケネズミの言葉に耳を貸してはなりません! こいつは我々に妄言を吹き込んで混乱させようとしています!!」
「はぁ〜い! バケネズミちゃんには少し黙っててもらえますかぁ〜!!」
日野という禿頭の男がそう言うと、スクィーラの口から血が噴き出る。そして口から何かが出てきた。
「舌」だ。呪力によって舌を抜き取り、スクィーラを喋らせなくしたのだ。
「ゲボォ!! ゴボォ!!」
スクィーラは血反吐を地面にぶち撒ける。それを見た町の住民達は益々熱狂し、歓声を上げる。
「ヒャハハハ!! ざまあみろバケネズミめ!!」
「我等に逆らうからそうなるのだ!!」
住民達はスクィーラが苦しめば苦しむ程熱狂し、歓声を上げた。傷めつけられている姿を見て心底楽しんでいる。
「スクィーラ。お前はこんな奴等と話し合おうとしたってか? こんな連中がバケネズミを認めてくれると思ってたのか?」
ここまで原作キャラレイプしてる二時創作も珍しいな
作者は才能の無さを自覚してとっとと失せろよ
スクィーラとの「約束」を思い出す司狼。自分の命を投げ捨ててまでやり遂げようという意
志と覚悟を汲み取り、この「作戦」を承諾したのだ。広場の中央では呪力によるスクィーラへの蹂躙劇が
繰り広げられていた。司狼は黙ってそれを静観していた。そしてそれは確実に司狼の心の中の
「火山」を爆発させる原動力となった。「火山」が爆発した瞬間、自分でもどうなるか分からなかった。
広場の中央のスクィーラは、住民達から呪力による石つぶてを身体中にぶつけられ、更には熱湯を浴びせられ、挙句には全
身の関節を外されたり繋げられたりされていた。その度にスクィーラは悲鳴を上げ、
スクィーラが身体に受ける痛みに苦しむ度に住民達の歓声が上がる。
617 :
作者@転載禁止:2014/05/04(日) 00:46:12.76 ID:fsseWt/+0
>>615 どこが原作キャラをレイプしてんだよ。町の人間のバケネズミに対する考え、
スクィーラの思いを捏造歪曲しているつもりはないんだが。
お前こそ新世界よりの原作も見ずに、俺のSSを見て「原作レイプ」だとかほざくのか。
住民達スクィーラが死なないギリギリの所で呪力を調整しているようだ。苦しみを長引かせる為、もっと痛みを味合わせる為、住民達によるスクィーラへの「刑罰」はさらに1時間以
上も行われた。呪力によって傷口が塞がれ、さらにそれを開き、また塞ぐというサイクルを延々と行なっていた。司狼はそれでもひたすらスクィーラとの「約束」を果たすべく
見守り続ける。そして自身の心に煮えたぎるマグマが噴火する「瞬間」をずっと待つ。
スクィーラの身体は呪力によって不自然な変形をしていく。呪力は遺伝子レベルでの干渉が可能だと真里亜
から聞いた。それがこれだろうか?
「ギャアアアアアアアア!!!!」
広場に何百回目か分からないスクィーラの絶叫が響き渡った。スクィーラの手足から蚯蚓のような触手が伸びた
かと思えば、口からヘドロのような液体を吐き出し、更に腹から虫の幼虫の卵に似た生き物がボタボタと零れ落ちる。広場の中央で
苦しむスクィーラは最早バケネズミの姿形を留めていなかった。グロテスクで、軟体動物かも昆虫かも分からない「生物」に変容を遂げていた。
>>617 お前に対する他の人のレスを見ろよ
好意的な物が一つでもあるか?つまりそういうことだよ
作家気取りでいっちょまえに転載禁止とか書いているが、スクィーラのキャラ側を贔屓して美化している時点でお前の方が原作を読み込んでないのはバレバレなんだよ
ほら、才能ない荒らしはとっとと消えな
それでもひたすらにに司狼は「待つ」。自身の中に眠る「渇望」がいつ爆発するかも分か
らない中、ひたすら司狼は爆発する「その時」をじっと待つ。
「皆さん! どうやらこのバケネズミには相応の「最期」を与える時が来たようです!
こいつのトドメに関しては渡辺早季さん! 貴女にしてもらいましょう!」
鏑木の言葉に、群衆の中から十四歳前後の少女が現れる。
「渡辺さん、できますね?」
「ええ」
渡辺早季という名の少女は不気味な生物へと変わり果てたスクィーラの
身体を呪力で「火葬」する。
──────────この瞬間を待ってたぜ!!!
621 :
作者@転載禁止:2014/05/04(日) 00:59:19.89 ID:fsseWt/+0
>>619 新世界よりの内容と結末を見て、バケネズミ側の勝利に終わらせるSSを書いただけだ。
というか、あの結末を見て、町側に正義があるとか思い込んでいるクチかよ。
俺のSSを批判している奴ほど、原作の結末を知らず、あまつさえバケネズミのことも
よく知らないアホなだけだ。
というわけでお前も俺のSSを理解できなアホの一人だ。アホは俺の作品のよさなんて分からないからさっさと消えな。
広場まで劈くかの如き大声を発した司狼。ようやくスクィーラとの「約束」の時が来た。
1時間以上も広場での拷問を見続けた司狼は自身の「渇望」を爆発させた。
司狼の中で自身が持つ神への計り知れない程の憎悪と憤怒が爆発した。そし
て気づけば呪詛の言葉を口にし始める。
そう、そんな能力で奢るのならば、その程度の力で神を気取るのなら、お前等の
能力を全て残らず消し去ってやろう。神の名を語る者達への果てしないまでの
怒りと憎しみが言葉となって紡がれていく。
>>621 あーあ、自分の作品が理解出来ない奴は全員アホ呼ばわりしちゃう系かあ
別に町の人間が正義とか俺は一言も言ってないよな?クズな町側と、それに対してクズな手段をとったバケネズミ達の胸糞ストーリーを書いたのが原作だろ
消えるのはお前だよ。何度も言うが、お前はこのスレの誰からも必要とされてないんだよ
二次創作オナニーするなとは言ってない、このスレじゃなくテメーのブログでも作ってそこに投下しろや
624 :
作者@転載禁止:2014/05/04(日) 02:01:44.84 ID:fsseWt/+0
>>623 だから、そんな胸糞ストーリーである原作を、勧善懲悪カタルシスに変えてるだけの俺のSSの良さを
理解できないアホが多いだけっつーのが分からないのか?というかバケネズミを恐怖で服従させていたから
その結果反乱起こされたのを知らないんだねwwww
最後まで裁かれないままだった町側に報いを与える内容がそんなにおかしいかよ。まぁ、アホの知能じゃ
こういうことすらも理解できる脳味噌がないんだろうなぁwww
単純な逆転劇も理解できない、しようともしないお前みたいなアホはこのスレに必要とされていないんだよ。
分かったか糞餓鬼。この小説はお前みたいな脳足りんには分からない代物だ。分かったらこのスレから失せな。
>>623 読んでやった上にレスまでするとは優しいな。
ブログというか小説サイトにアップしてあるものの転載みたいだよこれ。
リンクはれば済むものをいちいち投下してるあたり、荒らし目的なのは明らかなんで構ったら負け。
「アセトアミノフェン アルガトロパン アレビアチン エビリファイ クラビット
クラリシッド グルコバイ ザイロリック ジェイゾロフト セフゾン テオドール テガフール テグレトール」
これこそ司狼の渇望(ねがい)、矮小な念動力程度の力で神を気取る者達へ送る狂気の
呪い。そしてこれは自分達を家畜と蔑む神の名を語る者達からの脱却を望むバケネズミ達の願い。
「デパス デパケン トレドミン ニューロタン ノルバスク レンドルミン リビトール リウマトレック
エリテマトーデス」
今こそその身をもって思い知るがいい。何の能力も異能も持たない只の人間に「戻る」ことを。
それこそが神栖66町の人間へ送る最大級の復讐だろう。呪力こそがお前達のアイデンティティーであり
尊厳だろう? ならばその力を全て根こそぎ奪ってやる。呪力を取り除けばお前達も単なる「人間」
だということを思い出させてやる
「ファルマナント ヘパタイティス パルマナリー ファイブロシス オートイミューン
ディズィーズ アクワイアド インミューノー デフィシエンスィー シンドローム 」
さあ、呪力を持たざる存在に「戻る」がいい。
――Briah(創造)――
「悪 性 腫 瘍 ・ 自 滅 因 子
<マリグナント チューマー アポトーシス >!!!」
狂気的なまでの渇望により、創造位階にまで達した司狼。
そして司狼の渇望である「自滅因子」は神栖66町全体を覆い尽くしていた。
この範囲にいる限り、司狼が作り出す世界のルールを強制される。
「な!? 何だ!?」
「うわ!?」
広場の町の住民達は司狼の叫びに気づき、司狼のいる屋根に目を向ける。
「お前らぁ!! 今だ!!」
司狼は天に向かってデザートイーグルを数十発以上も発泡した。そう、これは町の外にいるバケネズミ達への「合図」だ。
スクィーラとの約束は塩屋虻のリーダーである自分が殺された場合、司狼に復讐をするように頼んだのだ。そう、自分の命
と引き換えに神栖66町への復讐をするという「約束」を交わしていたのだ。あくまでもスクィーラが死んだ瞬間に「発動」
するシステムになるという約束であった。それ故に広場でスクィーラが呪力による拷問を受けても司狼は手を出さなかった。
話し合いを拒絶し、自分の命を絶とうというのであれば、最早対話など通用しない、
「最終手段」としての作戦を司狼と密約していた。
約束とはいえ、スクィーラが苦しみ、藻掻く姿を見てもひたすらに耐えなければならなか
った。スクィーラの命が絶たれた「瞬間」にしか動いてはいけないとスクィーラから忠告されていたのだ。
そしてその命が消えた今、もう神栖66町の連中に対して「対話」という選択肢などは与えない。町の人間
達には「報い」という末路を辿ってもらわなくてはならないのだ。
司狼の合図から三十秒も経たない内に町の中にバケネズミの軍勢が雪崩れ込んできた。広場に集ま
った人間達に襲いかかり、槍や弓で手当たり次第その生命を刈り取っていく。
「た! 助けてくれぇぇ!! バケネズミが攻めてきた!!」
「ば! 馬鹿な! なぜ呪力が発動しない!?」
「きゃああああ!!」
町の人間達の悲鳴が町中に響き渡る。先程までバケネズミへの嘲笑と侮蔑に彩ら
れていた顔が一転してバケネズミへの恐怖に変わった。
呪力も発動できないこの空間では町の人間達は単なる「人間」でしかない。戦争慣
れしたバケネズミ達の相手など務まりはしないのだ。
ある町民はバケネズミの兵士の槍で突き殺され、ある町民は無数の弓矢の的にされ、
ある町民はバケネズミ兵士の群れに「解体」され殺された。
所詮は「呪力」という超能力に頼っていただけの連中だ。今の町民達
は牙をもがれた狼でしかない。
「なぜだ! なぜ呪力が発動しない!?」
日野はバケネズミの兵士達から必死で逃れようと走っている。
「逃がすかアホ」
司狼は数百メートルは離れた先を走る日野の両膝をデザートイーグルで撃ちぬく。
「ぴぎゃぁぁぁああああ!?」
両膝を撃ちぬかれた日野は派手に転んだ。そして群がってくるバケネズミ
の兵士達に呑まれていった。
「や! やめろ! 助けてぇぇぇぇ!!!???」
日野の発した言葉はそれっきりとなった。
「や! やめろ! 私を誰だと思っている!!??」
屋根の上からはバケネズミの兵士達に命乞いする鏑木の姿も見えた。先程までは威厳のある
態度だったのが今や怯えているだけの単なる人間でしかなくなっている。
頼りの呪力がなければこうも容易くメッキが剥がれるのか。
「ああ、アイツにはこれをくれてやっか」
司狼は銃口を鏑木に向け、おもむろに引き金を引く。生半可な苦痛でこいつは殺さない。
そう、司狼が所持する聖遺物の中でも最上級の苦痛を与える拷問器具がある。
「……は!?」
鏑木の背後には、巨大な穴が開いていた。外周に無数の牙を生やしたそれは、さながら魔物の口である。
そこにはいった者は串刺しになり血を搾り取られ、比喩ではなく食い殺される死の咢 血の伯爵夫人の代名
詞とも言うべき、最悪の拷問処刑具その名を、鋼鉄の処女(アイアンメイデン)。
「じゃあな」
「うわ!?」
鏑木は足を滑らせ、背後に開いた巨大な魔物の咢の中に落とす。そして魔物の口
はゆっくりと閉じていく。
「だ! 出してくれ!! やめろ! よせ! 痛い! ここから出せ…………ぐべ!?」
鏑木は文字通り鋼鉄の処女に「喰われ」てしまった。情けない断末魔を上げながら、
神栖66町最強の呪力者は実に呆気なく死んだ。
スクィーラにトドメを刺した少女も、同じ年頃の少年と共にバケネズミの兵士達から必死で逃げていた。
「ああ、アイツもいたんだっけな」
司狼は屋根から降りると、兵士から逃げ回る早季と少年にあっという間に追いつき、二人の前に立ち塞がる。
「お前がスクィーラにトドメを刺したんだよな? ならお前は俺が直々に殺してやるよ」
「な、なんでバケネズミの味方なんてするの!? あんなケダモノ共の味方をするなんて!」
早季は怯えた表情で司狼に言う。
「はぁ? さっきまでスクィーラをよってたかってリンチにしてた癖してよく言うぜ」
こんな年頃の少女でさえバケネズミに対する感情はこんなものなのだ。思えば当
然だろう。自分達呪力のある人間は神の如き存在で、バケネズミは単なる消耗品の家畜。
こんな町で暮らしていれば自然にこのような考えが染み付く。バケネズミの受けてきた
苦しみなど微塵も考えられないだろう。
「あんな家畜共の味方をするなんて貴方それでも人間!? そんな考え……、あぐぅ!?」
「五月蠅ぇんだよクソガキ」
ヒステリックに喚き散らす早季の口を喧しいと言わんばかりに右手で塞ぐ。
「せいぜいほざいてろ。テメェ等町の連中がしてきたツケをそのまま返してやるよ」
司狼は聖遺物の力で拷問器具の鎖を具現化し、早季と少年の身体に鎖を何重にも絡み付かせる。
「ぐ!? 苦しい!?」
「いや! 離して!! 痛い!」
二人の身体に巻きついた鎖はギリギリと二人の体を締め付ける。そ
の光景はまるで獲物を自分の身体で締め付け、窒息死させる大蛇のようだった。
>だから、そんな胸糞ストーリーである原作を、勧善懲悪カタルシスに変えてるだけの俺のSSの良さを
なんだこれ
マジキチっているもんだなw
>>416 >>419 >>434 >>435 >>621 >>624 SSコピペ転載荒らししてるのってこいつ?
文章がクソな特徴がそっくりだな
ものすごく知能低そうで学歴がゴミっぽい
朝鮮学校出身なのかな?
糞みたいなSS転載されても読まないからさっさとスレから消えろや
まあ荒らす為に貼ってるんだろうけど
俺は読んで無いけど読んだ奴のレスによるとスクィーラを美化してるみたいだけど
被差別者側に感情移入するのはやっぱり
常に被差別意識と被害妄想が強い朝鮮人だからなのかな?
ばかばかしい
母でもある女王にロボトミー手術を行いただの産む機械として使い
多量の仲間を犠牲にするだけでなく、道具型のミュータントを作り文字通り道具として使う
そんな生き物が本気で善だと思うのか
さらに言うと
呪力を持つ者の力を恐れ自らに攻撃抑制、愧死機構を埋め込み
悪鬼、業魔を恐れて子供を間引き
呪力を持たない者を恐れて化け物に変え、それでも反逆を恐れて管理、抑圧を続ける
恐怖に対抗するのは当然のことだと思うが、それを悪だと決めつけて良いの?
「連投やめろ」ぐらいならともかく、書き込み内容に関するレスがあると
議論とみなされて削除依頼通らないんだよな…
最近見たけど面白かった 原作も買ってみようか悩み中
>>640 原作読むと細かい設定もわかって、より面白いよ
おすすめ
643 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/05/04(日) 21:20:11.98 ID:yI8vqPD80
>>637 つーか作者はバケネズミが善だなんて一言も言ってないだろ。さらに言えば、
強大な呪力持ちの町の人間にに立ち向かう為と、自分達の種族が危機的状況だから女王を
ロボトミーにしたまでだし。というか女王が精神状態が不安定だったことを見てないんだねww
だったら女王を放置して、あのままコロニーのバケネズミが全員女王に殺された方がよかったってか?
お前の言うことは、バケネズミ達に自分の価値観を押し付けて非難してた覚の屑と同じだわ。
キチガイの親に殺されても、何をされても文句を言うなってか? 町の人間が最後まで裁かれないまま終わってる
のは俺だって納得していない。
多数の仲間を犠牲にとは言うが、それは納得の上で犠牲にさせていただけで強制ではない。
バケネズミの将軍が「大義の為には自分達の命など鴻毛のように軽い」と言っていたのを都合よく
無視かよ。ミュータントにしても、人間に勝利する為に作っているだけであって、呪力持ちの人間が
楽に勝てる相手なら、そもそもこういう戦法なんてとらねーよ。
>>638 へ〜、町側のバケネズミに対する扱い方に問題があって、その結果反乱起こされているのは都合よく無視ですか?ww
自分達の気分次第でいつでもバケネズミのコロニーを潰していくやり方で不満がでない方がおかしいわ。人間に忠実な
筈の奇狼丸でさえ、人間に勝利できるなら反乱起こしていたと言っていただろ。あんなやり方じゃ奇狼丸でも町側に
不信感を持つのは当然の話。旧人類の子孫達をいいように扱って、悦に浸っているのと同じだっつーの。
作者は、バケネズミが正義だとか言ってるんじゃないだろ。最後まで裁かれなかった町側を断罪しているだけだ。
645 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/05/04(日) 21:23:49.07 ID:WvvbHX2C0
新世界よりって、どういう意味だったん?
一応、全話みたけど、
社会体制は元の木阿弥だし、
結局主役世代の前にきまっとった掟を守るのが正解やったし、
つまりなんだったんや??
>>646 職業:アニメ解釈
じゃないんで教えてくれよー
「スクィーラの味わった苦しみと恐怖をお前等にも受けてもらうか。数日掛け
て絞め上げ、全身の骨を粉々に砕いちまうぜ。せいぜい死ぬ瞬間まで恐怖と激痛を堪能しな」
「ぎゃぁぁぁぁあああ!!」
「い、嫌! 死にたくない!!」
二人が司狼に命乞いするが、そんな二人を尻目に司狼は残る町の人間達を片っ端から殺し始める。
そんな司狼に呼応するかのように。町の至る場所でバケネズミ達による虐殺が行われていた。司狼は、自
分に助けを求めてくる町の人間達を射殺しつつ、教育委員会の本部を急襲する。本部に避難していた教育委員会の面々は、
抵抗虚しく殺されていき、議長の鳥飼宏美は司狼のデザートイーグルにより、頭を吹き飛ばされ死亡した。
町に戻った司狼は悪鬼の如く町民を殺し回った。
目の前を逃げまとう数名の町民の男女に向けて銃弾を放つ。銃弾は男女の身体を悉く
貫き、周囲に町民の肉片や鮮血が飛び散る。
「おらぁ!!」
振り向き様に司狼は銃口から拷問器具の車輪を放ち、一箇所に十名前後で固まり、バケ
ネズミの兵士に武器を持って応戦する町民達目掛けて突進する。
「ぐわぁ?」
「ぎゃぁぁあ!?」
彼等が築いていた簡素なバリケートは聖遺物の力が宿った拷問器具にとっては紙屑同然だった。
車輪は全員を無慈悲に轢殺し、生温かい血肉の轍を作りながら町の納屋に勢よく激突し、
一撃で建物を倒壊させた。
「まだまだだぜぇ!!」
バケネズミの兵士をサポートするかのように次々と逃げまとう町民
を血祭りに上げていく司狼。
司狼が銃弾や拷問器具を轟音と共に放つ度に町の地面は町民の血肉と
臓物で彩られていく。
「この町のボスを見つけなきゃな」
事前にバケネズミの兵士から聞かされていた町の実質的なリーダーである朝比奈富子のことを聞いていた。
すごいな。アニメが終わって随分と経つのにこのスレはどこまで続くんだw
猛烈な速さで朝比奈富子の屋敷を急襲する司狼。
屋敷を襲った司狼の前に立ちはだかったのは、数頭の虎程の大きさの猫、「不浄猫」だった。真理亜の話に
登場した「あぶれ者」の子供達を殺す為に用いられる化け猫の類。
守もこの猫に襲われ、辛くも危機を脱した。しかし不浄猫達はあえなく司狼のデザー
トイーグルにより肉片と化した。聖遺物の使徒の力を持つ司狼の前には不浄猫の力な
ど虚しい抵抗にしかならなかった。
そしてついに朝比奈富子を発見した。
「誰です貴方は!?」
「バケネズミの救世主ってとこだ」
驚き、狼狽する富子に歩み寄る司狼。
「近づくな!」
富子は司狼を睨んでくる。
「な、なぜ呪力が……!?」
「俺の持つ力だ。ま、呪力しか頼れねぇお前等にとっては地獄だろうけどよ。
お前等自身がバケネズミとの共存を拒否したんだからな」
「私はこの町を守る義務があるの! 薄汚い化け物のネズミなど不要なのよ!」
「へっ、所詮お前等町の人間の思考回路なんてそんなモンだろ。狭苦しい町に
いるせいで頭ン中に蛆でも湧いてんだろうな」
「な……!?」
「つーわけだ。もう死んどけ」
そう言うと司狼は即座に富子の頭を吹き飛ばす。
朝日が昇る頃には町の人間達は全員消された。もう町には誰もいない、バケネズ
ミ達により徹底的に破壊し尽くされ、町には人々の骸が横たわるだけだった。
司狼は破壊された町を見ながら呟く。
「スクィーラ、仇は取ってやったぜ……」
そして重い足取りで塩屋虻コロニーに帰っていった。
653 :
作者@転載禁止:2014/05/04(日) 22:39:00.03 ID:fsseWt/+0
とりあえずこれで完走です。神栖66町に鉄槌を下すDiesキャラは書いていて楽しかった
>>647 だからそれを考えるのが楽しい作品なんだってばよ
ほらね、同じ人間同士ですらこうも分かり合えないんだ
見た目がグロテスクで能力も自分達より遥かに劣る生き物とそう簡単に仲良く出来るわけがないんだよ
656 :
作者@転載禁止:2014/05/05(月) 02:14:59.91 ID:nXqv7iR+0
そういう思考回路の町の連中の最期を描いたのが俺のSS。
どのみちああいう思想の連中の未来は明るくあるまい。
657 :
作者@転載禁止:2014/05/05(月) 02:18:19.29 ID:nXqv7iR+0
新世界よりのIFストーリーとして、町の連中がバケネズミに滅ぼされる末路を辿るのは自然の成り行きだよ。
658 :
作者@転載禁止:2014/05/05(月) 02:25:25.43 ID:nXqv7iR+0
最後まで自分達がバケネズミに攻撃されたかも分からない、愚かで浅ましく薄汚い、人間の皮を被った腐れ外道の集まりである
神栖66町の連中は未来永劫地獄の業火で焼かれるべきだね。
どっちも、自分が正しいと思ってるよ。
戦争なんてそんなもんだよ。
ドラえもんでも知ってることなのに。
660 :
作者@転載禁止:2014/05/05(月) 02:39:36.14 ID:nXqv7iR+0
>>659 今回は、町側が負ける結末にしたまでなんだが。というか因果応報って言葉も知らないのか?
ドラえもん以前の問題だねそりゃ。
見るからにクオリティの低い、気持ち悪いSS()を並べ立ててんじゃねーよ
きもいんじゃボケ
気持ち悪いやつにキモいって言ったら失礼じゃないか
結局、あいまいなまま説明責任を視聴者にまるなげしたエヴァ形式の糞アニメかよ・・・
最近見終わったけど、20話くらいからの展開がやばいな
途中までつまらなかったのが全部チャラになるくらい観る価値がある
今まで観たアニメの中でも上位に入るくら面白い、切らなくて良かった
665 :
作者@転載禁止:2014/05/06(火) 00:03:08.65 ID:nXqv7iR+0
>>661 脳足りんのテメーから見たら質の低いものにしか映らんだろうなwww
そんなに俺の作品が嫌いなら見るなよwwwww
>>665 いや、お前が出て行けよw
だぁれもお前の文なんて読みたくないみたいだし
なんか変なのが湧いてると思ったらコテが変わってたのか
くっそキモいゴミがわいてるけどなんなのこいつ?
2chの書き込みに句読点付ける奴って知能が低い奴しかいないよな
朝鮮人とか
ゴミ付き文章書く奴の文章もゴミっていう見本
自己陶酔してるキモいだけの中二文章
こんなんで悦に入れるような低学歴って気持ち悪いわ
669 :
作者@転載禁止:2014/05/06(火) 02:23:38.24 ID:AHqi4lyc0
はぁ? 文体からして低学歴ド低脳丸出しの癖して粋がるな糞が
知能指数からして朝鮮人にさえ及ばない分際で俺の小説の悪口抜かすな
所詮2ch思考に凝り固まったクソガキの知能で俺の作品の良し悪しなんて
わかるわけねーんだよ
自分の知能指数を理解してさっさと消えろや
SS流し読みしたけど、文章の基礎からしてなってない。もうちょっと勉強してから来たほうがいいよ、真面目に
まあお前みたいな初心者が自分の文章晒したくなるのは分かるけど、(かつて俺もそうだったからww)スレに迷惑だからもう止めな?
2ch初心者みたいだから、控えめに言ったつもりだけど、傷付いたらスマソw
低学歴とか知能指数の問題じゃなくてこいつ犯罪者予備軍のキチガイだろ
金庫の中にサイコバスターと一緒にあった手紙はなんだったの?
使用説明書?
手紙の中身が放送されていたらシュールだったなww
> 手紙の中身が放送されていたらシュールだったなww
死のずいずいずっころばしが歌われていたらシュールだったなww
文章全く読んでなかったが
>>670読んで1レスだけ読んでみたら
本当に文章の基本すら出来てないゴミみたいな文章だな
ラノベ以下だわ
漫画とラノベしか読んだ事が無いような低学歴が書いた文章
そういう池沼だからこんなゴミカスみたいな文を延々とスレに貼り付けるなんて
キチガイ行為が出来るんだな
マジできめえわ
いいからもう引っ込んだんだから相手すんな
678 :
作者@転載禁止:2014/05/06(火) 20:43:07.36 ID:AHqi4lyc0
>>676 その低学歴が書いたような文章すらも生み出せないカスが何ほざいてんだ?
2chの小説スレで書かれるようなゴミカス小説の一つすらもまともに
作ったことのない、作れる能力すらもない厨房の分際で俺の作品の評価を
下してんじゃねぇよ気持ち悪い。テメェの文体もド低脳丸出しの
池沼の書いた文章そのものだわ
池沼如きが批評家気取るんじゃねぇよ気持ち悪い
荒れすぎ
笑える
北米版BD上巻が尼で6000円くらいで買えますよー
>>678 じゃあ小説スレでやれよ
スレ違いを平気でやっておいて池沼でないとでも?
>>678おいおい、あんまり怒るなよ笑
お前の気持ち分かるよ、いやだって昔の俺にそっくりだもん(マジでw)
まあ初心者は何にでも噛み付きたがるもんだからなwそこは皆通る道かも試練ww
自信満々の文章を否定されてムカつくのは分かるけど、そういう感情を隠すのも大事だぞ?(コレ、大人になるための第一歩なw)
自分だけが高尚だと思ってる所とか、マジで昔の俺みたいで見てラれねえわwwwww
>>678 こいつ、同じ言葉を繰り返すか相手の言葉を真似してでしか言い返せていないからなw
語彙力が無いんだよな
なんか、あれだな。微笑ましいな
要するにゴミ人間のクズ
今の世界の平和も簡単に壊れそうだよね
要するにこういう低学歴丸出しのラノベ以下の文章しか書けないキチガイの池沼が好むのが
エルフェンリートとブリュンヒルデ
まあこの程度の知能じゃないとあのゴミ作品は楽しめないよなw
破綻だらけで整合性のかけらもないただのリョナ作品だから
普通の日常パートの部分ですら破綻だらけでまともな頭を持ってる奴が見るのは
バカバカしくてついていけないし
美少女エログロやってりゃこいつみたいな池沼ファンが食いつくのはわかった
>>687 お前友達いないだろ
構ってほしいんだろうけど飽きたわ
689 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/05/07(水) 22:20:32.73 ID:E/I5cgVH0
真理亜も守がどうやって殺されるのか
子供が奪われるのかOVAが欲しかった
>>689 超能力バトルになればバケネズミなんかひとたまりもないし
寝込みを襲うか毒を盛るぐらいしか手がなさそうだから
絵としてはあまり面白くなさそうな気がする
それより悪鬼ちゃんがどう育てられたのかが興味あるな
692 :
作者@転載禁止:2014/05/07(水) 23:34:59.63 ID:/nfLKGhS0
>>682 お前さんこそ顔真っ赤なのに必死でそれを隠そうとしているんだろ?w
ああそうか他人の才能が妬ましくてこうして俺に絡んできているんでしょ?
自分に才能が塵ほどもないという劣等感は痛い程分かるぜ
僻み根性丸出しはみっともねぇぞ?
他人の作品を批判する攻撃性の裏側はコンプレックスがあるってやつだな(人間特有の現象ねwwwww
お前さんの自分に才能がない故に他人の作品を攻撃することでコンプレックスの解消する
奴は程度の低い奴と思われるだけだぜ?
もっとちゃんと自分の才能を磨いたらどうだい?
最もお前に才能があったらここで俺に絡んでなんかいねぇよなぁwwwwwww
ひっしじゃのぅ
本日のNGIDか
NGネームに登録した方がいいよ
新世界ゼロ年って単行本いつくらいになりそう?
そこまで自分の才能に自信あるなら
こんなところでタダで公開するなんてもったいないことしてないで
さっさと出版社に持ちこむといい
原作者以外の人間が書いた公式スピンオフというのは今や珍しくないし
きっと商業出版されて高く評価してもらえるに違いないよ
読んでないけどなw
俺の才能に嫉妬してる ニダ
つかwebで公開しても糞SSすぎて誰からも反応がないから
わざわざ新世界ファンがいるここに貼り付けに来たんだろうけど
貴志作品ファンはラノベ読んでる層の方が少ないから
こんなゴミみたいなラノベはボロカスにけなされるって想像出来なかったのかな?
低地脳に嫉妬なんて誰もしないのに………
ディエズイレ?のファン可哀想
こんな気持ち悪いSSがあるなんて
やっと小説おわったか
見えないレスがどんどん増えていくのは恐怖だったわ
大人編の覚、かっこいいんだけど髪型がチャライ・・・早希ちゃんはおとなしめなのに
最終話の覚がキモすぎるから生き残らないで欲しかった
覚が死んでいれば良い話だったのにな
結局さきは何がしたかったのか、
何をするつもりになったのか。
だからなんやねんという感想しかうかばんかったなー
あれだけ死んでなんもかわってねーとか。
そう、あれだけ死んでもなんも変わりゃしねーのよこの社会は
だから早希ちゃんがんばるのっていう結末なんだろう
実際変えようとするのは大変だろうしなぁ
決して良いとは言えないけどある意味あの社会のシステムは完成してるし
子作りするより優秀な人のクローン作り続けるほうが
統治安定すると思う
疫病は知らん
>>704 ゴミラノベ貼り付けてたゴミクズくん乙
ゴミの文章ってすぐわかるね
すまぬー。漫画組でテレビ見てないんだけど、アニメの悪鬼って女の子?
漫画版だとずっと女の子だと思ってたら今月男だと発覚してガッカリしてるんだが。
原作 男
アニメ 女
漫画 男
ありがとう。
性別がどっちでも本筋には影響ないけど、なんで変えたのか謎だね。
漫画版早季タンもいよいよ完結か
スクイーラってあそこで悪鬼が死ななかった場合、その後は奪った赤ん坊を育てて悪鬼量産作戦があったんだよな。
それで疑問なんだけど、仮に赤ん坊を複数育てて悪鬼化が成功したとして今後は悪鬼同士は姿が見れるから
最初の悪鬼みたいに人殺すの無理じゃね。
一人だけなら良いけど、二人以上だと仲間悪鬼がいるから人間殺すと愧死機構働くんじゃないか?
>>711 早季にとってより思い入れの強い真理亜に面影を重ねて
ドラマチックにしたかったからかなと想像してる
>>705 >>706 だからこそバケネズミ勝利で終わる結末にするべきだったんだよ。
自分の肉親や、友人が町のシステムの犠牲になったにも関わらず、町の方針に何の疑問も抱かない
狂人早季と覚を極刑に処すべきだったのさ。最後までバケネズミ側にだけ非があると
思っていたからなwww こういう連中の末路は無惨な死だろ
遊佐司狼という救世主が現れてくれれば変わっていた。
キモッ
他作品のキャラを紛れ込ませて無双させるなんて、原作に対する最大級の侮辱だわ
>>716 バットエンドに終わる作品の世界に救世主として現れ、ハッピーエンドにすることの
どこが気持ち悪いんだよ。
それを言うならまどマギと仮面ライダーのクロスも認めないってことか?
まどマギと仮面ライダーのクロスのことなんて知らない
糞小説を貼る行為はは夜道に出没する露出狂といっしょ
汚いもの見せられて、顔しかめて見ないようにするだけね
粗末なものを、ありがたがる人なんていないし
まどマギと仮面ライダーのクロスってなんだよwww
早季や覚や乾さん達の性格を醜悪に捻じ曲げてでもその遊佐とかいうキャラクターを活躍させようとしているのが気持ち悪いって言ってるんだよ
まあ実際は遊佐に自己投影した俺TUEEなんだろうけどねwキモッ
>>719 >早季や覚や乾さん達の性格を醜悪に捻じ曲げてでも
はぁ!?www その三人のバケネズミに対する姿勢も見方も何一つ捏造なんてしてねーからww
奇狼丸の人間に対する不信感を聞いていた癖してスクィーラに謝罪を要求しているカスを忠実に
再現したまでだが?ww
つーかお前は原作見てないだろ。最後まで早季と覚はバケネズミを家畜と見下したままだっつーのに。
そういう連中に制裁を与えてどこが悪いんですか〜?www
ラノベみたいに無双するキャラがいなくて
不条理なところが「新世界より」の魅力なのにね
ここはすでにある「新世界より」が好きで集まってる人たちばかりだから
どんなに素晴らしかろうが愚作だろうが二次創作には興味ないんですよ
どうか他のもっとふさわしい場所でやってくださいね
原作での理不尽な結末を変えられるキャラが救世主として
現れて、カタルシスを与えられるのもクロスオーバーSSの魅力なのにね
SSを書くのは全く否定しないが
ここはSSの発表の場じゃない
俺も俺もってみんなが投稿し出したら収拾つかないだろ?
>>713 ヒトモドキみたいな人型のバケネズミと言い聞かせるとか
一人一人隔離して育てる説とかあったな
>>720 原作を読んでいないのはお前だろ
早季がスクィーラを燃やした時の心情描写を百回読み直してもそう思うのならお前は読解力が0だな
つかすげえよ、ここまでスレのみんなに嫌われているのにレスし続ける勇気があるとはなw
相手する奴がいるもんな
反応が楽しいから居つくわけだ
すまん、NG使えるブラウザ使うわ・・・
>>715 >>717 >>720 低学歴池沼の文章ってなんでこんなにわかりやすいのかね
なんか健常者とは違った知性の無さが文章にも内容にも現れてて戦慄するわ
でも自分が頭が悪いからこそ自分が頭が悪いって事に一生気付けないんだな
池沼の世界って永遠にそんな感じなんだろうな恐怖だわ
ネットがなけりゃリアル世界じゃこういう池沼と関わる機会はないからな……
>>725 バケネズミが反乱を起こしたそもそもの原因は町のバケネズミに対する姿勢にあるのに、
なぜ早季と覚は町に対する抗議も悪口も言わないんですか?
自分の姉妹や友人も町のシステムの犠牲になり、バケネズミの反乱するきっかけを作ったのも
町の上層部のせいと言ってもいいのに、何一つ町が犯した落ち度を責めもせずに町の長に収まってる
のはおかしいだろが。
バケネズミのこと、スクィーラのことを思うんなら町に対して何か言えっつーの。早季町側には何も非
はなく、反乱を起こしたバケネズミにだけ原因があると考えてるようにしか見えねーわ。
こういう狂人を二次創作で殺して何が悪いの?ww
自己満足なら、別の所でやって
他人のオナニーを無理矢理見せられても困惑と嫌悪感しか感じないから遠慮してほしい
サイコバスターは早季が死んでたらどうなったの?
お母さんは早季が死んでる世界なんてどうでもいいな考え方だったの?
漫画版もついに次で最終回みたいだな
なんだかんだでそれなりに楽しめた
小説はラノベみたいに挿し絵あったほうがいいな
設定が独特だから挿し絵あって想像しやすいほうが取っつきやすい
友達に勧めたら序盤60ページくらいで切られたからそう思った
漫画は早季が爆乳すぎるのが
エロゲじゃないんだから
>>755 それ勧めた友達の知力が低かっただけじゃない?
漫画やラノベしか読めない奴には普通の小説読むのは無理らしいぞ
小説も読めないような奴ならアニメ見せればいいじゃん
何の為のアニメ化だよw
合わなかっただけじゃねーの
アニメだろうが漫画や小説だろうが関係ない
なんで風船犬やバケネズミを作れて、自らに愧死機構を組み込める呪力を持った人間は呪力のない人間に愧死機構を組み込まなかったの?その方が確実に安全を担保できそうなもんだけど。
>>740 愧死機構は呪力によって本人を死に至らしめるものなので
呪力のない人間には組み込めない
>>741 愧死機構=主に視覚情報をトリガーにして自殺する機構でわ?
別に呪力が動力として存在しなくても、ある種の光なり音なりで、普段は頭蓋骨の裏に引っ込んでいる尖った骨が筋力で出てくるとか、そういった遺伝子操作をすればいいじゃない。
キシ機構は人を殺したという認識によって発動するもの
五感の入力によるものじゃなかったかと
呪力を持った人間は、普段の生活の際に唐突に愧死機構が発動しても困るから、発動条件を限定する為に呪力による視覚情報なり意識情報の解析を経て発動するように、 愧死機構を設計したのだろう。
とはいえあれだけの遺伝子操作ができるのだから、バケネズミ(元普通の人間)側の多少の不都合なんて無視して、シンプルな愧死機構を組み込めば良かっただけのように思う。例えば130dB以上の音を5秒以上聞くと愧死する、とかね。
ぼくのかんがえたすごい新世界より
このアニメの好きな人は作品それ自体の考証より、バックボーンになってる思想や作者が好きなんだろうな。
↑
過去ログ見れば今まで作品や設定の考証ばかりスレで散々遣り尽くされて来たってわかるはずなのに
ぼくの考えたすごい新世界よりが受け入れられないとすぐにこういう事を言い出す馬鹿って
今北ばっかりの新参なのかな?
つか考証や考察ならいいが
ここは「ぼくの考えたすごい新世界より」の二次創作発表の場ではないから
そういう賞賛求めてるなら消えて、よろしく
>普段は頭蓋骨の裏に引っ込んでいる尖った骨が筋力で出てくるとか
もうこういう馬鹿みたいな恥ずかしい中二設定で
突っ込むのも恥ずかしいからスルーされてんのに察しろよ
それでは聞くけど、何故呪力を持った人間は、バケネズミ達に反抗できない仕組を付与しなかったの?
風船犬やスミフキはバケネズミ自身の微弱な呪力で作られたんじゃなかったっけ
そんな話はどこかで見たけど、風船犬やスミフキ自身を呪力を持っていないよな。ただ自爆はできる、と。
ここで言う「バケネズミ自身」はバケネズミの女王の事だと思うよ
あとバケネズミが反抗できない仕組みなんて作らなくても呪力だけで十分と思ったんだろ
実際、スクィーラも悪鬼ちゃんを手に入れなければあの反乱は起こさなかっただろうし
>>753 呪力を過信してバケネズミをなめていた、作中ではそう表現されているよね。
面従腹背なんて言葉をサキに教えるくらいには、人間もバケネズミを警戒していながら、またトミ子が悪鬼の説明で、存在する脅威には事前に手を打っておく必要性があると説きながら、バケネズミにはただただ油断していたとしか説明されていない。
いくら人口減少したとはいえ、それなりの文明を維持している人間社会が何故にそう間抜けなのだろう?
いつでも即殺せるバケネズミなんかより悪鬼や業魔対策の方が重要だからだろ
今回のだってバケネズミが怖かったんじゃなく
悪鬼ちゃんがいたから大変だったんだから
図書館やミノシロモドキの存在がバケネズミを人間に戻し
神栖の人たちはバケネズミが元人間であることを忘れている
物理的には即殺せても、人語を解して社会を営む結構な数のバケネズミ集団。対策する期間はゆうに2、300年あったはずなのに、ただ油断してましたって人間ってどうよ。
>>756 そこも引っかかるところで、イルイ管理課でバケネズミを監視していながら、なんで知能レベルを見誤るなんてことになるだ?と。油断していたにも程があるよ。
能力者に対する攻撃抑制なりキシ機構なりをバケネズミに埋め込んじゃったら
不適格能力者を始末するという役目を押しつけられなくなるからじゃないのか。
ターゲットをただ殺害するだけならネコを使うけど、もっと複雑な調査や追跡が必要なときは
バケネズミくらいの知能がなきゃできない。
(奇狼丸はミノシロモドキと接触した1班の子たちを始末するよう命令されていたようだし、
守とマリア探索のときにもバケネズミを使おうとしていたらいし)
特定の音や光で死なせるというのは可能かもしれないけど、
能力者ばかりじゃなくバケネズミ同士でもその手が使えてしまうから
能力者の圧倒的な優位性を保つ手段としてはあまりうまくない。
まあこんなところじゃないのかな。
>>759 下働きとして必要な存在なら、なおのこと決定的な優位性を持とうとするのがあの世界の人間だよ。
それが呪力だとしても、子供は襲われるかもしれないことも知っていたし、悪鬼ちゃんがいなくても原始的な武器で徒党を組んで不意打ちされたら何人かの犠牲は出そうなことくらいは分かっていただろう。
それにあの世界の少なくとも大人の人間の価値は現代より尊重されていそうなもんだよな。犠牲は仕方ない、その時はコロニーごと殲滅すればいいやなんて発想は、悪鬼や業魔の念の入った対策に比べてあまりにアンバランスかと。
平和ボケしていたんだろうけど。
何となく大丈夫だろうって考えてて
実際に問題が起こらないと対策もしないなんて
まさに日本人じゃん
だからこそ神栖66町は断罪されなきゃならないんだよ。
旧人類の子孫であるバケネズミを道具同然に扱い、彼等がなぜ反乱を起こしたの
かさえ理解できないまま、彼等の尊厳を踏み躙り続ける神栖66町。
「本当の敵はバケネズミではない」などとほざいていた癖に、最後まで町を支配
する委員会連中に逆らおうとしなかった渡辺早季。特に早季は、奇狼丸の人間に
対する不信感、バケネズミの真実を知っていたにも関わらず、最後まで自分達人
間の非を認めないまま、スクィーラ達バケネズミを見下し続けた。
そもそも町のバケネズミに対する扱いに問題があったらから反乱を起こされたのに、町の側の非を見て見ぬふりをし、挙句にはスクィーラに対して「謝罪しろ」
などというふざけた台詞を吐く始末。
自分の姉妹、友達も委員会による粛清の犠牲になったにも関わらず、そんな組織
に尻尾を振り、悲惨な状況に置かれているバケネズミ達を一切認めないという姿
勢には怒りを通り越して失笑モノ。ここまでいけば狂人の領域に入っている。
日本人でも自衛隊くらいは用意してるがな。その何倍も無為無策なあの世界の人間の知能に疑問を呈してみたくもなるわけで。
>>760 というか、あの世界は悪鬼と業魔を取り除くことだけに特化した世界だからなあ。
個人の尊重なんてそれに次ぐものでしかない。
もしラーマン・クロギウス症候群を発症した子が出たら、何代か前にさかのぼって
大人だろうが子供だろうが血縁を皆殺しにしなきゃならないくらいで。
その手段としてバケネズミを使うことが有効なら、そりゃどんなことでもするだろうよ。
極端な話、人類(能力者)を滅亡させないためであれば他のどんなことでも容認する。
あの町の人口が三千人くらいだっけ?
それしかいないのにぽんぽん子供間引いてたら放っておいても絶滅するしかないと思うけどな
>>765 そりゃ絶滅するべきだろうな。バケネズミの手によって
>>762 持つものと持たざるものには差があると思うけどな。もし人間がバケネズミに対して同格として扱ったら、結局はバケネズミは図に乗って奇狼丸やスクィーラとは別なタイプのバケネズミが反乱起こしたんじゃないのかな。
>>764 とはいえ長年悪鬼も業魔も出ていなかったんだから、さすがに他の事も考えられそうなもんだよ。何のために社会を営んで役割分担してんだってことになる。
この前のSS連投キチガイには触らない方がいいぞ
レス内容ですぐ判断できる
俺の書く神栖66町への断罪SSを批判している奴に限って町の連中に方を持っているだけだろ。
超能力に胡坐をかいて思考停止してる町の連中の醜い本質を知らないんだからなw
あくまで人間が作ったフィクションつう前提で客観的に見たらどうだよ。
客観的に見ても最後まで町が裁かれない結末に納得できないだけだ。
好き放題してきた町に対する因果応報の結末をつまらないとか言う奴って分かりやすいなwwwwwwwww
>>769 だからサキが人間社会を変えうる希望になるんじゃない。安易に既存の社会に歯向かったり、バケネズミに傾倒しちゃう奴には絶対無理な仕事だw
>>767 図に乗る以前に、人間がバケネズミを自分らと同格と認識してしまったら
バケネズミに対してもキシ機構が発動してしまう可能性があるもんな。
そうなったら数で劣る能力者は完全に詰む。
サキもそれを心配して、バケネズミの起源について思い悩むのをやめた。
「悪鬼が長年出なかったのは今まで続けてきた方法が正しいから」と思ってるんじゃない?
だとしたら、わざわざやり方を変えようとは思わないかも。
ただ、バケネズミに対してはムチばかりでアメが極端に少ないのは良くなかったね。
まあ「神様と関われる名誉」以外の何を与えることができたかというと、
ほとんど何もできなかっただろうけど…。
>>772 だからさ、何で早季は町側の過ちを見て見ぬふりをしてバケネズミの起こした戦争だけ一方的に非難してんの?
裁判でスクィーラを嘲笑っていた町の連中見て何の疑問も抱かなかったと同じだろうが。
バケネズミに対する町側の扱いは華麗にスルーしてる時点で底が見えとるわ。
こんな狂人が統治する町なんて滅んだ方がいい。というか神栖66町に対する擁護ならもっと上手く言えよ
お前が狂人早季が好きなのは分かったからさww
>>773 だからそういう町は滅ぼされても文句は言えないと俺は言ってる。贔屓目に見ても
褒められるような統治方法ではないし、報いが来てもなんら不自然ではないんだよ。
俺はそういう町と狂人早季に対する報いを書いたSSを出したのに、これを批判する
奴が多いのは心底呆れたが。
バケネズミがいようがいまいがおそかれはやかれ滅亡は避けられない
この世界の人間たちは
>>764が言ってるように滅亡を少しでも先延ばしできるよう悪あがきをしてるだけにすぎない
だから町の存続以外のことは考えないように幼い頃から徹底的な洗脳教育をされてきている
余計なことを考えたりしたら村が混乱してだましだまし隠してきた攻撃衝動等が表出したり村に疑問を持ち村民たちの統率がとれなくなる可能性が出てくるから
かといって輪の中に閉じこもりすぎれば完全に村の機能等が麻痺してしまうから早季たち次代の指導者候補に柔軟な教育をさせたと
結果大混乱が起きたわけだけど
>>773 バケネズミの習性を十分観察しきれなかったイルイ管理課の職務怠慢だね。人間がバケネズミを殺せなくなるってのは確かにありそうだ。よい発見。
>>774 > 何で早季は町側の過ちを見て見ぬふりをしてバケネズミの起こした戦争だけ一方的に非難してんの?
サキはバケネズミじゃなく人間だから。覚も言っていただろう、同胞と思えるか?と。サキも同様に思えないんだから仕方がない。
> 裁判でスクィーラを嘲笑っていた町の連中見て何の疑問も抱かなかったと同じだろうが。
同じではない。苦悩したし、町人と違った行動に出ている。
とはいえこの程度のレスは既にされてんだろうな。やっぱり触っちゃいけない人なのかも。俺、たまたま立ち寄っただけなのに。
>>776 呪力という強大な力を持ちながら何ら生産的なことはせずに、呪力という力に胡坐をかいて、
神様気取りしているだけの思考停止集団がかつての文明を取り戻そうとしているわけ
でもなく、ただバケネズミという旧人類の末裔を虐げている日々を送っている時点で底がミエミエだろ。
そこらのカルト教団と何ら変わらないキチガイでしかない町の連中を擁護する奴の多いことで。
大震災があっても海から離れない地域の人間とか
やっぱ数百年に一回程度の災厄じゃ運が悪かったくらいにしかならないのか日本人なんだろうな
数百年同じ状態でやってきたら、人類滅亡については核戦争や隕石衝突に対して個人がガスマスクとかシェルター備えるのと同じくらいに的外れな対策になって当然だと思う
>>777 >サキはバケネズミじゃなく人間だから。覚も言っていただろう、同胞と思えるか?と。サキも同様に思えないんだから仕方がない。
バケネズミを見下し続ける町の連中と結局同じ所に行き着いてんじゃねぇか。そんな思考回路ならバケネズミを虐げるだけ
の存在に成り下がるのが関の山。
>同じではない。苦悩したし、町人と違った行動に出ている。
だったら町のバケネズミに対する姿勢を嗜めるようなことをしたのか? 町の落ち度を
糾弾するなりすればいいのに、それをしているようには到底見えなかったわ。最も、奇狼丸の
人間に対する不信感を聞いた後にスクィーラに「謝れ」なんて抜かしてる時点で町の人間と
何ら変わらない屑だろうがな。
>>780 そんなことしたら町人はサキの言うことを聞かなくなるだろう。結果、指導者ではいられなくなり、社会を変えることも不可能になる。マリアと同じ道を辿ることになるんじゃないのかな。
それにスクィーラに謝れ言った段階では、人間を改変したものがバケネズミだったなんて知らなかったわけだし。
結局、サキが指導者でいられなくなると、サキが人間社会をより良いものに変えようとするきっかけを作った、覚以外の1班の犠牲や、奇狼丸スクィーラの死、悪鬼ちゃんやら町人やらの犠牲も全て無に帰することになる。何しろサキと覚以外は改革などそもそも望んでいないからな。
だからサキは自ら既存の社会に、少なくとも表立って歯向かうことはできない。
それに人間が滅んでバケネズミが天下とっても、結局過去の人間の歴史を繰り返し戦争ばっかやるだけだよ。それに呪力は二度と現れないかもしれない。
>>782 女王バケネズミなんか限定的に呪力を持ってるわけだけど
仮にバケネズミが人類滅ぼした後で、何等か情報を得て自らの呪力について何か操作を加えようとするだろうけど
なんかまた能力者と同じ轍を踏みそうな予感がする
>>781 結局見て見ぬふりをすることと同じだろそれ。それなら今後バケネズミを幾ら虐げようが黙認続けるつもりなのかよ。
人間に忠実な筈の奇狼丸でさえ、人間に対する不信感が強いということを聞かされていただろ。
気分次第でコロニーごと潰されるということが、同じ立場にならなきゃ分からんのかね。
そういった事が積み重なって、スクィーラの反乱を招いたんだろ。間違いなく反乱を起こされた
原因は町の姿勢そのものにあるのに、それを一切非難も糾弾もしないとか本気で分からん。
結局早季も町の人間と同じ、バケネズミを虐げていくだけの屑に成り下がるわけだ。こんな奴が統治する
町がまともな所になると本気で思ってるのか?正義感の欠片すらもないカスだからしょうがないかww
>>782 少なくとも町の人間共よりは生産的だろ。強大な呪力を持ちながら何の発展も進歩もない町と、ミノシロモドキの情報から
文明を進化させまくったバケネズミ達とは格が違うっつーの。
戦争なんて昔からしてるだろ。それに呪力そのものの存在が人間の世界を歪めた元凶だろ。二度と出てきて欲しくないわ
町の長になったんだから少なくとも発言権はあると思うんだが。
ま、バケネズミを家畜としか思っていない思考回路なら町の方針に逆らうわけないよなwwww
早季は裁判に不快感を抱いてたしスクィーラを無間地獄から解放した(これは元人間と知る前から決めていた)
その後奇狼丸と約束したコロニー以外を殲滅する話にも1人反対したが「多数決」で負けてしまった
早季は行動で自分の意思をはっきり示してたよ
しかし行動を起こしても全て早季1人の思い通りに簡単に変えたり解決する問題ではない
同じ経験をした覚でさえ早季の考えよりも町側の考えに近かったからね
そのくらい町の思想を変えることは難しいんだよ
あと、色々経験し見てきて呪力に対しても神の力という盲信をやめ
今まで町の人達が創り上げた社会秩序も肯定せず「間違っている」とはっきり早季は書いているよ
そして今の秩序を壊して真っ新なところに新しく創り直したいそのために色々したいんだ〜と考えを述べてる
ただそれはゆっくりなテンポの町の人に配慮して(弱い環)まだ口に出せる段階ではないとこで幕を閉じた
>>783 人類文明にとっては呪力の謎を解くことが第一だわな。
>>784 それはあなたが他人や後継をそもそも信用していないから、そう思うんだろう。
サキはそうではないから、全てを一人でこなそうとは思わず、トミ子から託された使命を繋ぐことのみを考え、改革はできるところまでやる。残りは他の人にやってもらうってスタンスなんだよ。
だから一人で突っ走って、社会を変えると力む必要もないし、それがうまく行くとも思っていないわけさ。
>>785 ミノシロモドキの知恵は、全ての人間が過去に生み出し残したもの。バケネズミはその足跡を辿っているだけで、新たな価値は少なくとも作中において生み出していない。
呪力はそれこそ人類がいよいよ地球を離れて生存圏を広げなきゃならなくなったら必須じゃないかな。科学でもそれは可能かもしれんけど、隕石やら太陽の変動はいつ来るか分からんからね。早く広げられるならそれにこしたことはない。
>>787 あのさ、狂人早季を擁護するならもう少し上手く言えよ。スクィーラの無念も理解できずに
家畜と終始見下しているのと同じだろ。スクィーラがどんな思いで反乱起こしたかも知らずにさ。
人間だと知った後でさえ、最後までスクィーラを人間だと認めなかったし。コロニー殲滅に反対する
のはいいが、肝心の町のバケネズミに対する姿勢の糾弾も非難もしないって言う時点で底が見えてるね。
バケネズミを真に思いやるんなら、彼等を解放するなりすればいいだろ。これじゃ以前のままと何ら変わらない状態だ。
町のバケネズミに対する姿勢を根本から変えようともしないで何が「改革」だよww
>>788 町側の所業を非難も糾弾もできない長だからしょうがないだろう。そもそも早季はバケネズミを人と認めていないし、
スクィーラの気持ちさえも理解していない。バケネズミがどんな思いで人間に支配されていたかも
分からないし、町の支配を間違ったことと思ってすらいないだろう。
本当にバケネズミを思うんなら、バケネズミを解放するなり、町との接触を禁止するなりしてみろよ。
そんなことすらできないんだから早季は狂人なんだよ。理解してくれると助かる。
>>790 反乱の際、大義の前には一個体の生命などチリ(だっかな?)のように軽いってのはバケネズミの言葉だ。バケネズミの気持ちなど大した問題ではないとバケネズミが言っている。
スクィーラの戦術はサキの態度にイチャモンつける根拠も同時に失わせているんだね。
でわ、おやすみ。
>>791 そんな戦法を取らざるを得ない程に戦力差が開いているとは考えないのかね?
バケネズミが反乱を起こさざるを得なかった程に人間のバケネズミに対する姿勢が過酷なもの
であるとは考えないの?
町の人間が散々バケネズミを追い詰めている癖して町側に非はないと言っているようなものだよ。
少なくとも狂人早季の態度からすればww
当然の報い、因果応報を町に与えている内容の俺のSSに文句を言う人たちって特徴が似てるよなwwwwwww
基地外は構う方が負け
悪鬼や業魔を治療しようと頑張っても自分が害を受けて終わるだけだ
アスペが書いた文章の一例↓
夜。
ベッドで布団上に寝転がって、スマートフォンで小説を書いていた。
とは言いつつも、小説を書き始めてから日が浅い。なのでよりリアリティーのある文章を書く為に、練習も兼ねて、現在起こっていることをそのまま小説にして書いている。
この文章もまた、今起こっていることをそのまま文章にしたものだ。
書き始めてから早々だが、さっそく書くことが無い。
やはりベッドに寝転がっているだけでは何も起こりやしないようだ。
何かしなくてはと思った俺は、ベッドから立ち上がり両手を広げてカーテンをピシャッと開く。
窓から見えるのは、三日月。スカイツリー。不死鳥くらいだ。
>>793 スクィーラも言っていたように、追い詰められてたから反乱したわけではないぞ。
もうさわんなって
>>797 監察官が塩屋虻コロニーを消そうとしてただろ。
>>798 過疎ってるんだから、大目に見てよ。
>>799 スクィーラも言っていたように、コロニーのために反乱したわけではない。
このアニメ面白いのにあんまり人気ないのが惜しいな
もっと評価されるべき作品1位だわ
>>802 町に対しての報告を怠っただけでコロニー殲滅する町側がやり過ぎなだけだろ。
>>799 追い詰められるも何も鼈甲蜂コロニー兵襲撃事件から始まる一連の事はスクィーラの策略だよ
町の人間側に味方する大雀蜂コロニーの壊滅、対バケネズミ戦に
手慣れた鳥獣保護管の殲滅は反乱計画の一部で有り始まりでしかない
つまりスクィーラは追い詰められて反乱した訳ではなく予め計画された事だった
そもそも反乱の10年以上前にマリアと守を匿い殺して二人の子供を
奪っているのによく追い詰められてなんて考えられるなぁ
スクィーラはもともとみすぼらしかったし、出世しても奇狼丸には及ばず、人間とは更なる力の差があった。劣等感を強く持っていたことは想像に難くない。
そんなおり悪鬼ちゃんを手に入れ、奇狼丸にも神栖66町にも勝てそうだとなったことで、自己変革の為の道具が揃った。だから反乱したんだよ。なりたい自分になるって感じで。
>>804 >>805 そういう面では確かにスクィーラの劣等感、コンプレックスがあったのは間違いないけど、
人間に最も忠実な筈の奇狼丸でさえ人間達による支配体制に不満を持っていたことも間違いないよ。
現に勝てる見込みがあるのなら戦いを挑んでいたとも言っているし、人間側の気分次第でいつでも
バケネズミのコロニーが殲滅されるような状況なんて、幾ら奇狼丸とスクィーラが出世して巨大な
コロニーを率いようとも結局は人間の支配下の下でのものなんだし、こういった状況に対する不満が
なかったとは思えない。所詮バケネズミの中での出世なんて人間からすれば使える便利な道具としての
見方しかされていないだろ。で、その道具が少しでも主である人間の気分を損ねただけでコロニーごと
潰されるなんて状況は生殺与奪権を常に町に握られている状態に他ならない。バケネズミはこうした支配
体制の中に生きているんだよ。いつ自分達が人間に消されるかどうか分からないなんて状況は立場が高かろうが
低かろうが変わらん。こんな支配体制で不満が出ない方が不自然だわ。こんな状況は常に追い詰められているのと一緒だろ。
スクィーラは同胞にも冷淡で、もともと種への尊厳など感じていなかったんじゃないのかな。戦術の一環うんぬん関係なく、彼の同胞への想いは女王やスコォンクらにキツく当たっていたことに現れている。そんな彼が何故、同胞の為に働く?
部分部分ではもっともらしい理屈も、総じて見れば筋の通らない彼の言い分は、言ってみれば場当たり的な知識の寄せ集めだからだ。本来はそこまでの知識も無かったのだけど、ミノシロモドキがそうさせているのだろう。
ちなみに奇狼丸はコロニー第一なんで、場合によってはコロニーの防衛に必要になるかもと考え、大量破壊兵器を探しに行ったのだろう。
スクィーラ→個人的な視点
奇狼丸→コロニーの長としての視点
人間→生命体の長としての視点
の順にスケールがデカくなっている。
本当に自分の同胞を案じていないのならば、裁判の時に聴衆に対して啖呵を切れると思うのか?
自分は人間だとか言うか?
謝罪を要求する早季に対してスクィーラが「お前等が今までバケネズミ達を消してきたことを謝罪しろ」と言えるだろうか?
自分の同胞であるバケネズミを本当に軽んじているならば上記の台詞を言えるとは思えないけど。
塩屋虻コロニーの将軍が「大義の為には必要なことだ」と言っていたし、捨て駒として
扱われることを承知の上だっただろ。スクィーラが人望の欠片もない奴だったなら、従う奴なんていないし、
捨て駒にされることを承知で戦争に参加したりしない。女王に関しては精神病を抱えた恐竜を抱えておくことは
コロニー崩壊の危機になるし、やむをえない措置をしただけだ。仮にお前の親が精神に異常をきたして
お前を含む兄弟家族全員を皆殺しにされても納得できるの? バケネズミ側の事情も理解できずに一方的にスクィーラを
「自分の親に何てことしてんだ」と非難していた屑覚の理論と同じだろ。
本当に自分の仲間を軽んじるならば人間達に反乱を起こしたりしないし、謝罪を要求する狂人早季
の言葉に対して自分の同胞達を殺してきたことを謝罪しろと言えないっつーの。
810 :
作者@転載禁止:2014/05/19(月) 22:58:54.60 ID:Q9tuQbs90
しょうがないから、俺のもう一つの新世界よりとDies iraeのクロス作品を投下することにするか。
町側に肩を持つ奴ばっかなのが笑えるwww
今日もまた苦痛と回復のサイクルが繰り返される。無限地獄の刑を言い渡されたスクィーラは自分の身体に襲い掛かる想像を絶するレベルの激痛と苦痛に苛まれていた。
バケネズミの隠されてきた真実を知り、神の名を騙って自分達を虐げる町の人間達に戦いを挑んだ。
が、結果は敗れた。切り札であった少年の愧死機構は自分達バケネズミに大して働き、それを察知され、奇狼丸の捨て身の作戦により少年は命を落とした。
裁判の傍聴席の人間達の自分を嘲笑う声が頭から離れない、自分達バケネズミに対する人間達の蔑みの視線が目に焼きついている。
スクィーラの抱く無念、悔しさ、怒り、憎悪が呪力によって蝕まれ、破壊されていく過程で受け続ける苦しみと痛みを幾らか和らげていた。
最後まで自分達バケネズミをケダモノとしか見れない渡辺早季、朝比奈覚。
特にこの二人に対する怒りは日に日に激しさを増していく。
この刑を受けて数日の間はただひたすらに襲いかかる苦痛の嵐に叫び声を上げ、涙を流していたスクィーラ。
だが日が経つにつれて自分の中に宿る人間達に対する憎悪、憤怒が受ける苦痛を少しづつではあるが上回りはじめたのだ。
呪力により受け続ける苦しみと激痛を町の連中に対する怨念に変換している。
自分の全細胞、全神経を呪力によって蹂躙され続けるスクィーラの精神は憎しみと怒りによって保たれている。
並みのバケネズミであればとうの昔に発狂して精神が崩壊しているに違いない。
「この世のいかなる生物も味わったことのない苦痛と恐怖の刑」とはよく言ったものだ。
スクィーラは心の中で、町の人間達に対して嘲笑していた。
スクィーラにとって、町の人間達が自分に与えるのは「この世のいかなる生物も味わったことのない苦痛と恐怖の刑」などという大それた刑罰などではない。
現に今のスクィーラの精神は崩壊してもいないし、発狂もしていない。
スクィーラに呪力を送り続けている拷問官はスクィーラの目が死んでいない、恐怖に怯えていないことが腹立たしいのか、呪力を強め、スクィーラの身体中の細胞を暴走させる。
自分の身体がグロテスクに変形していく過程での激痛と苦しみは今までよりも一層激しくなる。
しかしそれと同時に人間達に対する怨念、怨嗟、憤り、憎しみは増していく。
例え自分が今とは違う生物にされようと、どんなに拷問しようと、絶対に自分は折れたりはしない。
スクィーラ胸には神栖66町の者達に対する地獄の業火の如く燃え広がる赫怒の念が確かにあった。
休む間もなく続けられる拷問であるが、スクィーラは自分の身体に奏でられる蹂躙と激痛の協奏曲が暴走している時に不可思議な言葉が聞こえてきた。
それはここ数日の間に続けられている言葉だった。
最初は何を言っているのかが聞こえなかったが、今はハッキリを何を話しているのかが分かった、そしてこの言葉は自分に語りかけていることも知った。
例えば、己の一生がすべて定められていたとしたらどうだろう
人生におけるあらゆる選択、些細なものから大事なものまで、選んでいるのではなく、選ばされているとしたらどうだろう。
無限の可能性などというものは幻想であり人はどれだけ足掻こうとも、定められた道の上から降りられない。
富める者は富めるように。貧しき者は飢えるように。善人は善人として、悪人は悪人として。
美しき者醜き者、強き者弱き者、幸福な者不幸な者
――――そして、勝つ者負ける者。
すべて初めからそうなるように……それ以外のモノにはなれぬように定められていたとしたらどうだろう。
ならばどのような咎人にも罪はなく、聖人にも徳などない。
何事も己の意思で決めたのではなく、そうさせられているのだとしたら?
ただ流されているだけだとしたら?
問うが、諸君らそれで良しとするのか?
持てる者らは、ただ与えられただけにすぎない虚構の玉座に満足か?
持たざる者らは、一片の罪咎なしに虐げられて許せるか?
否、断じて否。
それを知った上で笑えるものなど、生きるということの意味を忘れた劣等種。人とは呼べぬ奴隷だろう。
気の抜けた勝利の酒ほど、興の削げるものはない。運命とやらに舐めさせられる敗北ほど、耐え難い苦汁はない。
このような屈辱を、このような茶番劇を、ただ繰り返し続けるのが人生ならよろしい、私は足掻き抜こう。
どこまでも、どこまでも、道が終わるまで歩き続ける。遥か果てに至った場所で、私は私だけのオペラを作る。ゆえに、諸君らの力を借りたい。
虐げられ、踏み潰され、今まさに殺されんとしている君ら、一時同胞だった者たちよ。
諸君らは敗北者として生まれ、敗北者として死に続ける。その運命を呪うのならば、私のもとに来るがいい。
百度繰り返して勝てぬのならば、千度繰り返し戦えばよい。千度繰り返して勝てぬのならば、万度繰り返し戦えばよい。
未来永劫、永遠に、勝つまで戦い続けることを誓えばよい。
それが出来るというのならば、諸君らが"術"の一部となることを許可しよう。
永劫に勝つために。獣のたてがみ――その一本一本が、諸君らの血肉で編まれることを祝福しよう。
今はまだ私も君らも、そして彼も……忌々しい環の内ではあるものの。
これから先、ここでの"選択"が真に意味あるものであったと思えるように
いつかまたこの無限に続く環を壊せるように
さあ、どうする。諸君ら、この時代の敗北者たちよ。私に答えを聞かせてくれ。
戦うか、否か――。
「た、戦う……!」
スクィーラは自分に語りかけてくる何者かの問いかけにそう答えた。
今の自分……いや、バケネズミ達はこのまま人間に蹂躙される側で終わるのか?
他のバケネズミ達は自分達が人間であったことを知らずに一生人間達に酷使されるのか?
自らの人生に希望も未来も持てず、人間達に生殺与奪権を握られたままでいいのか?
自分達のコロニーは神である人間達の好きなようにさせていいのか?
否、断じて否。
そんな未来は認めない、そんな一生は認めない、そんな結末は決して認めない。
スクィーラは謎の言葉を聞き、益々人間達への怒りを募らせていった。
ミノシロモドキに記録されていた自分達の真実に気がつかなければ自分は一生町の人間達を神を崇め、種族の未来など考えられなかっただろう。
念入りに計画し、人間達に反旗を翻したはいいものの、人間達に最終的には敗れた。
こんな結末は受け入れたくない、こんな結果は認めたくない。だが今の自分の状況を変えるのは不可能だろう。
スクィーラは呪力によって弄ばれ続ける自分に対しても怒りと悔しさを滲ませる。
拷問を受け続ける日々が更に一ヶ月程続く。自分の身体は最早バケネズミの原型を留めてはいない身体になっているだろう。
自分が何者なのか、それすらも分からなくなる程思考回路が鈍っていた。
しかしそんな中でハッキリと分かることがあった。
町の人間に対する途方もない憎しみ、怨念、爆発しそうな程の怒りは確かに自分の身体に刻まれていた。
何の生き物になったのかは自分でも分からない、町の人間達から見ればおぞましき「何か」に映ることは確かだろう。
しかしそんな姿になっても町の人間達に対する感情は聊かも揺らいでいなかった。
例え違う生き物になってしまおうと、脳をいじられようが、細胞をいじられようが人間達に対する怨嗟の念は確かに存在していた。
生きているのか死んでいるのかも実感が沸かない、自分の手足が存在しているのかも、周りの景色が何なのかも分からない。
しかしそんな状況の中でさえ「憎しみ」は死んではいなかった。
今の自分に残っている思考はただそれだけなのだが。
どう足掻こうと今の自分に何かできる筈もない、呪力がある人間達と自分達バケネズミとの差は歴然としている。
本物の、正真正銘の「神」でもない限りこの状況は覆せまい。
そんな絶望的な状況の中でも「怒り」、「憎しみ」は決して絶やさなかった。
それがなくなれば「負け」となるだろう。苦痛からの解放という名目で「死を望む」など絶対にしない。
自分の存在意義、それは町の人間達に対する純粋なまでの殺意の塊となることだった。
そんな中自分の意思に語りかけてくる声が聞こえた。今までの声とは違う、もっと優し気な……、自分を労わるような……哀れむような声だ。
この声は聞き覚えがあった。そう、自分もよく知っている古い馴染みの声にそっくりだった。
そしていい終えると、スクィーラは自分の「意思」が消えていくのを感じた。
>>809 言えるよ。彼は私念によって行動し、自身のコロニーも女王も目的達成の為の道具なんだよ。全ては戦術の一環だ。
裁判は心の叫びだろう。しかしそれは誰の為か?といったら個人的な想いの発露であって、同胞の為ではない。もし彼に同胞への愛があるのなら、作者はそういった描写を必ず作中に盛り込む。
あれだけ言っても基地外を構うからまたこれだ
では最後に、
それでも反乱する権利はある。ただスクィーラは同胞だ尊厳だと言い訳を考える暇があったなら、より洗練された戦術を考えるべきだった。その辺が敗因なんじゃないのかな。もっとも神栖66町の人たちも随分弱っちく描かれていたわけでバランスの取れた結果になった。
作者はID:Q9tuQbs90みたいな、ネット(ミノシロモドキ)を手にした知識偏重型の劣等感のある人(別に珍しくもない)をモチーフに、スクィーラというキャラを作ったんだろう。 ID:Q9tuQbs90が共感するのも当然だ。
マータハジマーテタ
>>818 新世界よりの物語はあくまでの狂人早季だけの視点で語られている物語だ。
同胞への愛がないように見えるのは早季だけの視点から見た推論であり、確実なものではない。
目的達成とは言うが、その目的達成の為の作戦にバケネズミの兵士達は合意の上で参加していた
のを都合よく見ていないことにしてるな。そもそも捨て駒作戦だとて呪力という強大な力を町民全員が
持っており、バケネズミ達との戦力差が大きいからであって楽に勝てる相手であればそんな作戦など行わない。
呪力使いに比べて力の小さいバケネズミが最大限に勝利することを考案した上での作戦だ。
町の人間達がそんなに楽に勝てる相手ではないからこそ、こういう作戦にする必要があったんだよ。
823 :
作者@転載禁止:2014/05/19(月) 23:24:12.45 ID:Q9tuQbs90
>>820 反乱する権利があるというのなら、俺の書くSSの批判をして欲しくないね。
バケネズミ側に異世界からの救世主が助力し、町を打ち倒す物語にケチを付ける低脳が多くてウンザリして
いるんだよ。
より洗練された戦術とは言うが、バケネズミの作れる武器や戦術から考えて選択肢はそう多くはないだろう。
知恵者であるスクィーラ自身でさえこれ以上の戦術は考えられなかっただろうし。
そんなバケネズミ達に対して力を貸した遊佐司狼という救世主がいたわけだがw
気がつけばスクィーラは見知らぬ場所に蹲っていた。どこかは知らない、だが周囲を見渡してみればどこかの玉座らしき場所だった。
それにしてもなんと荘厳な場所だろうか。この場所にいるだけで押しつぶされる程の圧迫感だ。
自分のような者には不釣合いな場所だと言える。
赤いカーペットのような絨毯が玉座の場所にまで伸びている。どこかの宮殿だろうか?
だがそもそも自分は確かに消えた筈だ、なぜこのような場所にるのだろうか?
自分は二足歩行で立ち、服も着ている。
バケネズミ以外の生き物に姿を変えられたと思っていたが、今の自分は拷問を受ける以前のままの五体満足の姿だ。
解放されたのか? それはありえない。自分は町の人間達を大勢殺した。そんな重罪人である自分が釈放などされようか?
だとすればここは「死後の世界」というものだろうか? スクィーラがそう考えていると、玉座から声が響いてきた。
「成程……卿がスクィーラか?」
それは何と重く、何と神々しき響きだろうか。言葉の重みそのものが町の人間達とは比べ物にならない。
言葉一つだけでも押しつぶされてしまいそうな感覚だ。
スクィーラは玉座の方角に目を向ける。玉座に「ソレ」は確かに座っていた。
単なる人間が玉座に座っているなどという次元ではない、威厳、佇まいの何もかもが凡百の人間とは一線を画している。
長く伸ばされた金色の髪の毛は眩いばかりの輝きを放っていた。見慣れない服を着ているものの、そんなことなどスクィーラにとってはどうでもよかった。
「こちらへ参れ」
その一言だけで玉座の方まで歩いてきた。戸惑うことなく、躊躇いもなくスクィーラは玉座の男の言葉に従った。
この男は一体何者なのだろうか? 単に玉座に座しているだけにも関わらず、自分の命が握られているような感覚だった。
町の人間達にこれ程の存在の者はいなかった。いや、そもそも金色の髪の男が「人間」であるかどうかすら怪しい。
この男を「人間」などとういうカテゴリーに置けるのかどうかすら分からない。
だとすればこの男は……。
「貴方様は……、「神」でございましょうか……?」
町の人間達に対する憎しみも、怒りも忘れ去ってしまう程に玉座の男の放つ圧倒的なまでの存在感。自分に掛かる重力が何倍にもなったかのような感覚。
間違いなく今の自分は玉座の男を恐れている。自分の体に存在する全細胞が目の前の男には逆らうなという警告を発していた。
この男が「神」というのならばスクィーラ自身も納得がいく。
無意識の内に玉座の男に向けて深々と頭を垂れるスクィーラ。
違う、余りにも違う。この男は自分とは何もかもが違いすぎる。
「ふっ……、そう見ても構わぬが。卿の魂、中々に面白いのでな。カールが拾ってきてくれたそうだ」
「魂……?」
男の言葉にスクィーラは自分が本当に死んだのではないだろうか?という疑念が生まれる。
この玉座の間にいること、自分が五体満足であることなど、捕らえられて拷問を受けていた状況から考えれば説明が付かない。
「卿は「戦い」を望むか?」
「……はい」
826 :
名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止:2014/05/19(月) 23:34:47.50 ID:jehPUikv0
お、またいつもの初心者くんかww
また名前変えて始めてるのかよ
いちいちNG登録させるな
誰にも読んでもらえない感想も聞けない長文書いてて楽しい?
構うからまたこんな事に・・・
不毛だな〜
|
| 彡⌒ミ
\ (´・ω・`)また髪の話してる
(| |)::::
(γ /:::::::
し \:::
\
自己中なやつは、より自己中かつ成功した者を信望するもんだよ。そうやってカルト教団は成立する。
そんな成功者は現実にはなかなかいないし、いてもしょぼかったりするけど、フィクションの中では格好良く描かれていたりするからなw
現実のスクィーラ側の人間は、作中とは違いショボく、サキ側の人間はより強力故にそもそも戦らしい戦にならない。その辺が接戦になっているところが、この作品の醍醐味かと。
なんでアスペの書く文章ってここまで特徴的なんだろうな……
玉座の男の言葉に、スクィーラは答える。
自分が拷問を受けている時に語りかけて来た言葉はこういう意味だったのだろうか? スクィーラ人間達の勝利に終わるという「結末」を認めなかった。
語りかけてきた言葉の中の問いかけにスクィーラは「戦う」ことを望むと答えた。
「卿は「人間」として認めて貰いたかったのだろう?」
「ええ、私達バケネズミの現状を打破する為に町の人間達に戦いを挑みました……、しかし結果は敗れました! 私は悔しい! 我等バケネズミはこのまま永遠に人間達に酷使されることを! 我等は同じ人間である筈なのに!!」
スクィーラの中に溜まっていた町の人間達に対する嫌悪、憎悪、憤怒の感情と戦いに敗れた後悔の念と合わさり、一気に爆発する。
「私は総てを愛している。無論卿もだ、スクィーラ。我が愛は破壊の慕情、そこに例外などない。卿も我が総軍の一つとなるがいい、卿の部下達の魂も全て回収済みだ」
スクィーラは玉座の男の言葉に胸を打った。この男の言葉に嘘などないとスクィーラは確信した。根拠至々の話ではない、真実玉座の男は心からそう言っているのだと直感で理解できたからだ。
「戦わせて下さい……! 我等の……我等バケネズミの誇りを守るために……!」
玉座の男は町の人間達のような「偽りの神」ではなかった。神として敬うならば、従うならばこの男を迷わず選ぶ。
男が自分を見つめる眼は町の人間達のように蔑みの目ではなかった。
「いいだろうスクィーラ。グラズヘイムは間もなく卿のいた町に顕現する。卿も我が総軍の一つ、獅子の鬣の一本となりて戦いに参ぜよ」
「喜んで……!」
自分達の未来が変わるのなら……、例え悪魔にだろうが魂を売る。自分達は「人間」なのだ。ただ、その思いを胸に戦うとスクィーラは誓った。
スクィーラは上空千メートルに浮かぶグラズヘイムから、地上にある神栖66町を睥睨していた。
自身が神と呼ぶに相応しき存在から授かった「力」を存分に発揮したく、胸が躍っていた。
そう、自分達バケネズミを存分に虐げ、搾取し、恐怖と絶望と死の象徴であった町の人間達に思い知らせてやらねばならないのだ。
スクィーラはそんな神を称する存在に戦いを挑み、そして敗れた。
敗れたスクィーラは裁判にかけられ、延々と続く呪力による無限地獄の刑を受けることになったのだ。
その時のスクィーラの無念たるや到底言葉などで表現しきれるものではなかった。
五百年にも渡る自分達種族の苦しみの歴史を捕らえたミノシロモドキを通じて知った時の衝撃は今でも忘れられない。
自分達は非能力者の人間の子孫であり、五百年前に科学技術を持つ集団によりその姿形を醜いバケモノに変えられた。
これまでの自分達の生は一体何だったのだろうか?
ミノシロモドキに記された真実を知るまではひたすらに神に忠誠を誓い、神の為に働くことこそが自分達の役割だと信じていた。
しかし真実はどうだ? 自分達は元は人間であり、先祖の犯した罪でこうして醜いケモノに作り変えられ、今日に至るまで延々と抑圧され続けてきた。
呪力を持たないから、それだけの理由でこんな姿になったというのか?
スクィーラは自分達がこのまま紛い物の神達に踊らされたまま終わるということを当然良しとはしなかった。
当然だろう、こんな真実を知れば町の人間達を心の底から神などと敬うことが出来るだろうか?
断じて自分達は消耗品の家畜などではない。
スクィーラが町の人間に反旗を翻す決意をしたのはミノシロモドキの真実を知ってから数十分後のことだった。
そして悪鬼の少年、メシアを用意し、緻密かつ用意周到な計画を十年以上にも渡って練ってきた。
全ては自分達の未来の為、偽りの神に抗う為にだ。
が、同じバケネズミである奇狼丸の裏切りとも呼べる行いにより、スクィーラは敗れることとなった。
長年に掛けて作り上げた計画が奇狼丸一人によって脆くも崩れることとなってしまった。
全てが終わったと思った
自分達バケネズミの未来はそこで潰えたかに思えた。
が、思わぬ助けの手がスクィーラに差し伸べられることになる。
そう、町の人間と比較することすらおこがましいと思える程の隔絶した『存在』に。
黄金の化身を思わせる金色に輝く髪の毛、その場にいるだけでその男の周囲の全てが陳腐な装飾品とすら思えてくる存在感、
言動の端々から感じる重厚感、彼が目の前に存在しているだけで自然と地べたに額を擦り付けてひれ伏したくなる。
何もかもが違いすぎるのだ。例えばこの男が自分に「死ね」と言えば何の躊躇もなく即座に命を捨てているだろう。
本物の、正真正銘神の化身としか思えない玉座に座る黄金の男に救われたスクィーラ。
そしてその男から『力』を授けられたスクィーラ。
そう、その力を使って自分達の未来を切り開かねばならないのだ。
この力は正確に言えば玉座の男の隣に佇む黒衣の影法師から贈られた物であるのだが。
「スクィーラよ、私は卿がこの世界を作り変える光景が見たいのだ。わかり易く言えば卿の世界は牢獄のようなものだろう。
私は卿を見込んで、この世界に終止符を打つ大役を任せたいのだ。出来るか?」
「元よりそのつもりです。貴方達から贈られたこの力、存分に使わせていただきます」
下界に広がる神栖66町を見据えながら背後にいる黄金の男に言うスクィーラ。
「獣殿、彼をこのグラズヘイムの一員としてお迎えにならないのですか?」
「ああ、カール。私はこの者が歪んだ世界を壊す瞬間が見たくてな。我等がこれからしようとしていることと何の差がある? 我等と同じく牢獄に囚われている
者こそ、我等の持つ苦しみも理解できているというもの。この者がこの世界でシャンバラを築く姿も、目的を果たした我等の姿と重なるとは思わんか?」
「その通り。真に惜しい人材ではありますが、獣殿がそう言うのであれば」
「それでは行って参ります」
「健闘を祈るぞスクィーラ」
後方の神に別れを告げたスクィーラはグラズヘイムから飛び降りる。そしてそのまま町目掛けて凄まじいスピードで急降下していく。
「町の人間共よ!! 我等バケネズミを苦しめてきた償いをしてもらうぞぉ!!!!」
地上の町目掛けて落下しながら咆哮するスクィーラ。
それは巨大な猛獣の轟吼を思わせる程の響きであり、確実に下の町にまで届いているに違いない。
そしてついに町の中心部である広場に両足で着地するスクィーラ。
着地時の衝撃により自分の周囲数メートルが陥没する。
「な! 何だぁ!?」
「こ、こいつはスクィーラだ! そんな馬鹿な!?」
広場には数十名程の町の人間がいた。今の時間では自分が死んでから一年程の歳月が流れているらしい。
バケネズミの反乱による打撃からようやく回復してきたという所だろうか?
町の人間達も一年前のバケネズミの反乱時にバケネズミに対する恐怖を植えつけられたに違いない。
自分達に従っていた家畜に手を噛まれたのだ。
「お久しぶりです町の神様方。いや、最早貴方達は神などではない、神になった気でいるだけの無力な人間様ですね」
スクィーラは周囲の人間達を見回しながらゆっくりと近づく。
「バ! バケネズミめ!! 死ね!」
案の定、恐怖に駆られた町の人間の一人がスクィーラを呪力で殺そうとしてくる。スクィーラも自分に呪力が降りかかってくるのを感じた。
が、呪力でスクィーラを拘束することはできず、スクィーラは容易く呪力による『縛り』を引きちぎる。
「そ! そんな馬鹿な!?」
「ありえない! 呪力を振りほどくなんて!!」
町の人間達の間で動揺が広がっている。
無理もないだろう、呪力が通用しないバケネズミの相手などしたことはないのだから。
「それでは私の番ですね」
そう、町の人間達に絶対的かつ絶望的なまでの力の差を思い知らせる為にわざと呪力を受けたのだ。
そして神より授かった力をスクィーラは解放する。
スクィーラの口から呪いの響きを思わせる程のおぞましく、聞く者に恐怖を与える歌声が紡がれていく。
『かつて何処かで そしてこれほど幸福だったことがあるだろうか
Wo war ich schon einmal und war so selig
あなたは素晴らしい 掛け値なしに素晴らしい しかしそれは誰も知らず また誰も気付かない
Wie du warst! Wie du bist! Das weis niemand, das ahnt keiner!
幼い私は まだあなたを知らなかった
Ich war ein Bub', da hab' ich die noch nicht gekannt.
いったい私は誰なのだろう いったいどうして 私はあなたの許に来たのだろう
Wer bin denn ich? Wie komm'denn ich zu ihr? Wie kommt denn sie zu mir?
もし私が騎士にあるまじき者ならば、このまま死んでしまいたい
War' ich kein Mann, die Sinne mochten mir vergeh'n.
何よりも幸福なこの瞬間――私は死しても 決して忘れはしないだろうから
Das ist ein seliger Augenblick, den will ich nie vergessen bis an meinen Tod.
ゆえに恋人よ 枯れ落ちろ
Sophie, Welken Sie
死骸を晒せ
Show a Corpse
何かが訪れ 何かが起こった 私はあなたに問いを投げたい
Es ist was kommen und ist was g'schehn, Ich mocht Sie fragen
本当にこれでよいのか 私は何か過ちを犯していないか
Darf's denn sein? Ich mocht' sie fragen: warum zittert was in mir?
恋人よ 私はあなただけを見 あなただけを感じよう
Sophie, und seh' nur dich und spur' nur dich
私の愛で朽ちるあなたを 私だけが知っているから
Sophie, und weis von nichts als nur: dich hab' ich lieb
ゆえに恋人よ 枯れ落ちろ
Sophie, Welken Sie
創造
Briah―
死森の薔薇騎士
Der Rosenkavalier Schwarzwald』
スクィーラが持ってたミノシロモドキと、工場類は破棄させられたのか?
ていうか将来の日本がミノシロモドキ的な有機っぽいデザインの機械つくれるんだろうか
もっと萌っぽいデザインになるような気がする・・・
バケネズミがレスしてくれるスレはここですか?
いいえバカネズミです
スクィーラが呪歌を終えると、神栖66町は闇に飲まれた。
深く、暗く、闇く、底なし沼の中を思わせる暗黒が町全体を覆い尽くした。
中に存在する生きとし生ける存在の全ての精気生命を搾取し、略奪する黒き魔界。
そんな闇一色の空間の上には血の色を思わせる朱色の満月が不気味に輝いていた。
あたかも人間の持つ血を全て絞り尽くし、それをエネルギーにしているかのように
「がぁ!?」
「ち、力が……! 抜けていく……」
スクィーラの創造した空間の中にいる町民達は地面に次々と倒れていく。
「どうしたのですか? 『神様』方? まだこんなものは私の力の一端に過ぎないのですがねぇ」
思わずスクィーラは自分の口元を歪める。
散々自分達バケネズミを弄び、搾取し、気にらなければ皆殺しにしていた町の人間達が地べたに這い蹲りもがいている。
それがたまらなく爽快だった。
「貴方達には学んでもらいましょうか……。我等バケネズミの五百年にも渡る苦渋の歴史というやつをね……」
スクィーラは自分の身体の至る所から魔界の木々を思わせる杭を発射する。
「グベェ!?」
「ぎゃぁぁぁ!!??」
その杭は周囲の町民の悉くを打ち抜いていった。
「ハハハハハハハ!!!!!!」
死森の薔薇騎士の創造を解除したスクィーラは猛獣の咆哮を思わせる哄笑を上げた。
そしてスクィーラは凄まじいスピードで町内を駆け回る。
一年前のバケネズミの反乱の際に生き残った人間は意外に多かった。
そしてその悉くを屠り、殺してくスクィーラ。
前方に二十名前後の町民が必死に逃げている。
「逃げられると思いか?」
そしてまたスクィーラの口から呪いの歌が紡がれた。
『ものみな眠るさ夜中に
In der Nacht, wo alles schlaft
水底を離るることぞうれしけれ。
Wie schon, den Meeresboden zu verlassen.
水のおもてを頭もて、
Ich hebe den Kopf uber das Wasser,
波立て遊ぶぞたのしけれ。
Welch Freude, das Spiel der Wasserwellen
澄める大気をふるわせて、互に高く呼びかわし
Durch die nun zerbrochene Stille, Rufen wir unsere Namen
緑なす濡れ髪うちふるい
Pechschwarzes Haar wirbelt im Wind
乾かし遊ぶぞたのしけれ!
Welch Freude, sie trocknen zu sehen.
創造
Briah―
拷問城の食人影
Csejte Ungarn Nachatzehrer』
詠唱を終えると、スクィーラの足元から暗黒を思わせる影が生き物のように地を流れていき、前方の町民の動きを
止める。
「う、動けない!?」
「た、助けてくれ……!」
スクィーラの放った影から一歩も動き出せずにいる町民達に近づくスクィーラ。
「た、助けてくれ……!」
「我等バケネズミの命乞いを聞いた貴方達が、我等の命を助けてくれたのですか?」
「ひぃ!?」
そう言うと、スクィーラは命乞いをしてきた壮年の町民を暗黒の影の中に引きずり込む。
「た! 助けてくれぇ!! 死にたくない!!」
「後悔は地獄でしなさい」
スクィーラはそう言うと、残りの町民全員を残らず影の中に引きずりこんだ。
「さてと、残りの者達も始末していきますか」
スクィーラは暗黒の影を更に広げていき、町全体にいる町民達を片っ端から捕らえ、暗黒の池の中に沈めていった。
暫く歩いているとスクィーラは一人の女を見つけた。
「あの女は……!」
「ち、力が……! 抜けていく……」
スクィーラの創造した空間の中にいる町民達は地面に次々と倒れていく。
「どうしたのですか? 『神様』方? まだこんなものは私の力の一端に過ぎないのですがねぇ」
思わずスクィーラは自分の口元を歪める。
町の人間達の間で動揺が広がっている。
無理もないだろう、呪力が通用しないバケネズミの相手などしたことはないのだから。
「それでは私の番ですね」
そう、町の人間達に絶対的かつ絶望的なまでの力の差を思い知らせる為にわざと呪力を受けたのだ。
地上の町目掛けて落下しながら咆哮するスクィーラ。
それは巨大な猛獣の轟吼を思わせる程の響きであり、確実に下の町にまで届いているに違いない。
そしてついに町の中心部である広場に両足で着地するスクィーラ。
着地時の衝撃により自分の周囲数メートルが陥没する。
「スクィーラよ、私は卿がこの世界を作り変える光景が見たいのだ。わかり易く言えば卿の世界は牢獄のようなものだろう。
私は卿を見込んで、この世界に終止符を打つ大役を任せたいのだ。出来るか?」
「元よりそのつもりです。貴方達から贈られたこの力、存分に使わせていただきます」
下界に広がる神栖66町を見据えながら背後にいる黄金の男に言うスクィーラ。
「獣殿、彼をこのグラズヘイムの一員としてお迎えにならないのですか?」
「ああ、カール。私はこの者が歪んだ世界を壊す瞬間が見たくてな。我等がこれからしようとしていることと何の差がある? 我等と同じく牢獄に囚われている
者こそ、我等の持つ苦しみも理解できているというもの。この者がこの世界でシャンバラを築く姿も、目的を果たした我等の姿と重なるとは思わんか?」
「その通り。真に惜しい人材ではありますが、獣殿がそう言うのであれば」
スクィーラが町の人間に反旗を翻す決意をしたのはミノシロモドキの真実を知ってから数十分後のことだった。
そして悪鬼の少年、メシアを用意し、緻密かつ用意周到な計画を十年以上にも渡って練ってきた。
全ては自分達の未来の為、偽りの神に抗う為にだ。
が、同じバケネズミである奇狼丸の裏切りとも呼べる行いにより、スクィーラは敗れることとなった。
長年に掛けて作り上げた計画が奇狼丸一人によって脆くも崩れることとなってしまった。
自分達は非能力者の人間の子孫であり、五百年前に科学技術を持つ集団によりその姿形を醜いバケモノに変えられた。
これまでの自分達の生は一体何だったのだろうか?
ミノシロモドキに記された真実を知るまではひたすらに神に忠誠を誓い、神の為に働くことこそが自分達の役割だと信じていた。
しかし真実はどうだ? 自分達は元は人間であり、先祖の犯した罪でこうして醜いケモノに作り変えられ、今日に至るまで延々と抑圧され続けてきた。
呪力を持たないから、それだけの理由でこんな姿になったというのか?
そう、忘れもしない。裁判の時にスクィーラの魂からの叫びを嘲笑したあの女裁判長だ。
影に捕らえられた女裁判長は必死でもがいていた。
「お、お前は!?」
「お久しぶりですねぇ、貴方の笑い声が未だに耳から離れませんよ……」
女裁判長を拘束していた影を解除するスクィーラ。
「ハァハァハァ……! た、助けてくれ!」
「おやおや? 一年前とは立場が逆転しましたねぇ?」
女裁判長の惨めな姿を見てスクィーラは笑いを堪えるのに必死だった。
「神を称するのならこの状況を打開したらどうですか? 目の前にいるバケネズミ一人に怯える神など滑稽でしかありませんねぇ! ハハハハ!!!!」
「な! 舐めるなぁ!!」
女裁判長は呪力でスクィーラを殺すと試みる。
が、聖遺物の使徒としての力を得た今のスクィーラに効果などあるわけがない。
自分に与えられた力……、黄金の男に仕える使徒達の持つ力の幾つかがスクィーラに譲渡されている。
数万にも及ぶ人間の魂の霊的装甲は到底町の人間の呪力で崩せるようなものではない。
「散々我等が恐怖していた呪力がこんなものですか……。こんな程度でよく神など名乗っていたものですね」
「あ、ああ……!!」
自分の持つ呪力が通じないことに恐怖する女裁判長。
ガタガタと震える女裁判長を見下ろすスクィーラは嘆息する。
「貴方には創造の力を使う価値すらありません。形成程度で十分でしょう」
スクィーラはたった一言、詠唱した。
『形成
Yetzirah』
するとスクィーラの手から無数の目に見えない程に細い糸が伸び、そしてそれは女裁判長の身体を絡めとる。
「な!? これは!?
「ああ、これは辺獄舎の絞殺縄と言いましてねぇ……。私が持っている力の中では特に取るに足らない力ですよ。ですが貴方程度を殺すのなら
これで十分でしょう」
「や! やめて!? ぐぇぇぇぇえええええ!!??」
スクィーラは糸を操作すると、女裁判長の身体を締め上げ始めた。
この辺獄舎の絞殺縄は鉄すらも両断する鋭利さを誇る強度の糸であるが、本来は絞殺用の代物だ。
じっくりと数時間かけて女裁判長の全身の骨を砕いていく。
自分が味わった地獄の苦しみを存分に味わって貰いたいのがスクィーラの考えだ。
そしてスクィーラは自分の目の前に佇む一人の女を目にする。
「渡辺様……」
「スクィーラ……、これは貴方がやったの?」
狼狽した様子で尋ねる渡辺早季。
スクィーラが生きていた中で最も馴染みのある人間だった少女だ。
夏季キャンプでの出会いが始まりであり、それを機にこの女と縁を持った。
「私が生きていたことが驚きですか?」
「ええ……。貴方達バケネズミが一年前にしたことを覚えてる? 何の罪もない町の人々を大勢殺したのよ!?
あんなに酷いことをしてまだこんなことをするの? 姿形に違わず心もケダモノね!」
スクィーラに向かって吼える早季。
「貴方達だとて我等バケネズミの命を虫ケラ同然に消してきました!! それで我等が何の疑問も恐怖も抱かないと思っているのですか!?
我等を踏みつけにしておいて被害者気取りのつもりですか!?」
「当然でしょ!! 呪力も持たない貴方達バケネズミは使い捨てにされるのは当たり前よ!! ええ、そうよ。呪力がある私達と貴方達とじゃ
格が違うわ!! 先祖のしてきたことを反省も後悔もしていない被害者気取りの貴方達バケネズミが思い上がらないで!!」
所詮こんなものだろう。自分達バケネズミの境遇など端からこの女に理解できる筈もない。バケネズミの命を消費することに関して何の疑問も躊躇も
持たない。
「ええ、確かに私達は貴方達バケネズミを役に立たなければ始末するわよ。だけどだからどうしたの? 最初からバケネズミと人間が対等になれるわけがないし、
貴方は単に支配者になりたい一心で町に反乱を起こしただけでしょう!? 身の程をわきまえずに身勝手な欲望で町の人たちを殺してきたケダモノの癖に!!」
「貴方は町の委員会に命を狙われたでしょう……? 自分の命を狙った者達にそこまで肩入れする理由は何ですか?」
「決まってるじゃない。あんな委員会でも薄汚いバケネズミよりはマシって意味よ」
「そうでしょうね……。元は人間であった我等の過去の歴史を見ても貴方は眉一つ動かさないでしょう。所詮は呪力を持っているだけの神様気取りでいる女には
バケネズミの何たるかなど分かる筈もないですからね! 渡辺様、いや渡辺早季!! 貴様と貴様等呪力使いは本日を持って日本列島から滅びる!! 新人類という
癌細胞をこの国から私が残らず消し去ってくれるわ!!」
そう、これは自分独自の創造であり、黄金の男から渡された能力の中で最大の力を持つ。
これこそが神栖66町、並びに呪力使いである新人類をこの国から一掃する絶対的切り札。
スクィーラはかつてない程に気力と魂をこの詠唱に込める。
『神を埋葬する墓掘り人たちの叫び声を、まだ我々は聞いていないのか?
Horen wir noch Nichts von dem Larm der Todtengraber, welche Gott begraben ?
神の死骸が腐敗している臭いを、まだ我々は嗅いでいないのか?
Riechen wir noch Nichts von der gottlichen Verwesung ?
あらゆる殺害者中の殺害者である我々は、どうやって自分を慰めたらよいのか?
Wie trosten wir uns, die Morder aller Morder ?
世界がこれまで所有してきた最も聖なるもの、最も力強いもの、それが我々の小刀によって血を流しているのだ。――誰がこの血を我々から洗い流してくれよう?
Das Heiligste und Machtigste, was die Welt bisher besass, es ist unter unseren Messern verblutet, --- wer wischt diess Blut von uns ab ?
どのような水によって、我々は自分を洗い清めることができよう?
Mit welchem Wasser konnten wir uns reinigen ?
創造
Briah―
神は死んだ
Gott ist todt 』
自分の有する最も強力かつ激烈、凄烈、絶大な創造が瞬時にして日本列島を覆い尽くした。
それは神を称する者達へ贈る最大級の呪いだった。
この創造の中にいるだけで呪力を消失する。元の人間に戻るのだ。
呪力を持つ人間達の存在そのものを根絶やしにしたいというスクィーラの渇望が国全体を飲み込む程に広がったのだ。
「え……? な、何!!??」
「渡辺早季、これで貴様も単なる人間の女になったわけだ」
「そ! そんな馬鹿な!?」
スクィーラは同様する早季を尻目に、黄金の男から受け取った能力の一つである拷問器具を形成する。
「鉄の処女、アイアンメイデンだ」
「な!? 何をするの!? 離しなさい!!」
スクィーラは地面にへたりこんだ早季を強引に立たせると、大きく扉を開いたアイアンメイデンの中に放り込む。
アイアンメイデンはその名の通り、入れた者の血を残らず吸い尽くす目的で作られた中世時代の拷問器具だ。
扉にびっしりとついた鉄の棘が入った者の身体中に突き刺さる。
「嫌!? 開けて!! お願い!!」
「我等を軽んじた罰だ。地獄の業火に焼かれながら後悔するがいい!!」
懇願する早季の願いを一蹴したスクィーラは、アイアンメイデンの扉を勢いよく閉めた。
「ぎゃ!? ぎゃあぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!」
早季の絶叫が鉄の処女から響き渡る。
「クハハハ!!!! 呪力使いは皆殺しにしてやる!!!」
早季の絶叫を聞いて溜飲を下げたスクィーラは町の生き残りを探し始めた。
すると遠くで走っている若者の姿がある。よく見れば朝比奈覚ではないか。
スクィーラは素早く辺獄舎の絞殺縄を形成すると、走る覚の首目掛けて糸を走らせる。
「ぐげぇぇぇ!?」
覚は首に巻きついた糸に引っ張られて勢いよく転倒する。
そしてスクィーラは一瞬で覚との間合いを詰める。
聖遺物の使徒としての力は純粋な身体能力も飛躍的に向上させていた。
「お! お前……はぁ!?」
「お久しぶりです朝比奈様……」
スクィーラは聖遺物の糸を覚の全身に絡みつかせる。
「ぐ! 苦じい!?」
細い糸でありながら、その様はさながら獲物を締め上げる大蛇にも似ていた。
「これから一週間掛けてじっくりと貴様の全身の骨を粉々に砕くでしょう。精々地獄で我々バケネズミを殺してきた
ことをしろ!!」
「こ! これを解いてくれスクィーラ! お願いだぁぁ!!」
自分の全身に食い込んでくる糸による激痛のせいか、命乞いをしてきた。しかし今のスクィーラにとっては
覚の命乞いなど心地よい音楽にしか聞こえなかった。
「貴様等神様気取りの町の人間達がそういう顔をするのが見たかったのだ! ハハハハ!!!!」
スクィーラは酔いしれていた。自分達バケネズミを蹂躙し、搾取してきた町の人間達が消えていくのを。
呪力という歪みそのものを浄化するという自分の使命にどこまでも……。
858 :
作者@転載禁止:2014/05/21(水) 23:13:30.44 ID:JPDSHbBq0
以上で終了です。ご感想を頂ければ幸いです。
>>843 キャンプで遭遇したやつがパナソニック製で、東京に持って行ったやつが日立製なんだっけ
ヒタチモドキ付属の取説のシロモノ家電感は正直吹いた
分かるwwwww
なんか結構スレが伸びたな。73町も近いぞ
ミノシロモドキが作られたのは、まだ住民票やパスポートが機能してた時代らしいけど
間もなくそんなもの意味がなくなると思ったからこんなアーカイブ作ったんだろうにな
まあ「壊す」と脅迫すれば簡単に認証してもらえるんだが
コンパクトなミニミノシロモドキ欲しい
iMinoshiro
スクィーラはかわいそうだとは思うけど、
自分の母親生む機械に改造したり罪のないカップル殺して子供兵器にしたり人間殺しまくったりしてるし、
断罪されるのは仕方無いと思う…
ミノシロモドキが保身を優先するのはバックアップが無いから?
後に生産者が居なくなるのを見越してそう設計したのか
いっそ自己増殖する機能とかがあってもよさそうだ
しかしミノシロモドキっていつごろ製造されたんだろうね
製造元がPanasonicやHITACHIだったり
登録に住民票やらなにやらが必要とか言ってるところを見ると
そう遠い未来のことでもなさそうなんだけど
>>866 コロニーの女王については精神異常だったのを見てないのか? あのままじゃコロニー崩壊の危機だし、
やむをえない措置だったとスクィーラが言っていただろが。
呪力持ちの町の人間に対抗する為に悪鬼使用するのも仕方のないことだと思うし。
というか町の人間を擁護するつもりならもう少し上手い言葉を使えよwwwwww
最後の
「想像力こそが、すべてを変える」
とかいうのはいらないところだな。
なんで最後にそんなしょうもない格言がきて終わりなのか。
なにかでしめないとしょうがないけど。
サイコバスターも結局は殺すのに、愧死機構がまったく発動しないのも
意味不明。
医師が悪鬼に毒物注射したときは直後に殺されたから愧死機構が発動したのかどうかわからないけど
少なくとも攻撃抑制に邪魔されることなく殺人を実行することはできたんだよな
>>871 細菌兵器だから発症を直接目撃せずその場を離れることは十分可能
だから自分が手を下したことを実感しにくい
本人の気の持ちようでは死に至るかもしれない
サキは少し動悸を起こしてなかったっけ?
>>871 全部説明されてたのに意味不明ってそらお前がちゃんと見てないだけだろ
離れの指令室でミサイルのボタンを押すとか
上空遥かから爆弾を落とすとか
多人数を救うために少人数をあきらめるとか
処刑を言い渡す役人とか
複数人で死刑執行の簿案を押すとか
殺人の実感が湧かない手段を考えたきっかけがあのハレルヤ
似たようなことで
悪鬼ちゃんがバケネズミ殺して愧死機構働くなら
奇狼丸の軍隊全滅させたのはスクイーラの軍隊ってことになっちゃうよね
いくら武器を呪力で奪われたんだとしてもそんな綺麗に負けちゃうかね
奇狼丸側も順当な作戦で攻め込むところ、いきなし丸腰にされるなんて想定もしてなかっただろうから
一つに纏まって並んでるところ弓矢や火炎の海に晒されたら一溜りもなさそう
クスリでイケイケ状態にさせてるような戦法だから一斉退却のようなフォーメーションは用意されれなかったと思うよ
死を直接目撃しなければOKなら、
地雷をしかけておくとか、
遠くからだれかの合図で爆弾を爆破させるとか
いくらでも殺せるじゃないかよ。
催眠ガスを「これはぐっすり眠れる良いお薬」と自分に言い聞かせて悪鬼に浴びせれば、
あとはいかようにも料理できるわな。
「未必の故意」ならどうも警告発作止まりで済むみたいだし。
サイコバスターより話が早い。
作品の時代はすでに爆弾とかガスとか作れなさそう
手づくりできるようなトラップなら・・・トラバサミでばちーん→傷悪化で死ぬとか
科学文明的にはネズミのほうが先なのか
科学の方もあぶないから制限してるのか
キシ機構の抜け穴についてよく確信を持って行動できたな
>>878 そうだよ
だからダメだと判定された子供はネコダマシに殺させてる
お前アニメちゃんと見てなかったの?
内容理解してないで文句言ってる奴多すぎ
>>884 だからこそ神栖66町は滅ぶべきなんだよ。
旧人類の子孫であるバケネズミを道具同然に扱い、彼等がなぜ反乱を起こしたの
かさえ理解できないまま、彼等の尊厳を踏み躙り続ける神栖66町。
「本当の敵はバケネズミではない」などとほざいていた癖に、最後まで町を支配
する委員会連中に逆らおうとしなかった渡辺早季。特に早季は、奇狼丸の人間に
対する不信感、バケネズミの真実を知っていたにも関わらず、最後まで自分達人
間の非を認めないまま、スクィーラ達バケネズミを見下し続けた。
そもそも町のバケネズミに対する扱いに問題があったらから反乱を起こされたのに、町の側の非を見て見ぬふりをし、挙句にはスクィーラに対して「謝罪しろ」
などというふざけた台詞を吐く始末。
自分の姉妹、友達も委員会による粛清の犠牲になったにも関わらず、そんな組織
に尻尾を振り、悲惨な状況に置かれているバケネズミ達を一切認めないという姿
勢には怒りを通り越して失笑モノ。ここまでいけば狂人の領域に入っている。
>>884 悪鬼にもそれで対応すればいいんじゃないかって話じゃない?
まあ例の悪鬼ちゃんについてはバケネズミのサポートもあったから難しいかもしれないけど
>>885 僕はアスペです
までしか読んでないからレスしなくていいよ
>>886 守ですら一瞬で捻り殺せたネコダマシに悪鬼を倒せると思う?
だから愧死機構は認識次第だって…
殺すつもりで作ったトラップも引っかかる
>>887 実際バケネズミの護衛がいなければ倒せてたって書いてある
でも早季は明らかに悪鬼ちゃんを殺すつもりで奇狼丸というトラップをしかけてたよね
それが成功して悪鬼ちゃんは死んだけど早季は警告発作止まりで助かった
ネコダマシをけしかけて子供を殺した太陽王とかも普通に生きてる
それで死なずに済むなら何らかの武器やトラップが使えるんじゃないかと思うんだけど、
悪鬼を出さないための執念に比べて、悪鬼が本当に出ちゃったときの退治方法が
ほとんど考えられてなかったのはちょっとアンバランスかな
武器とか、逆に悪鬼に利用されるからおかないとか。
その場合、武器やトラップは悪鬼一人分殺せるだけの威力があればいいわけだし
人間を殺傷する目的で呪力を行使できる悪鬼がその程度の武器をとったところで
状況は大して変わらない
>>889 悪鬼が出現したら打つ手がないから悪鬼を出さないことに全力を注いできたって富子さんが言ってる
ただの悪鬼なら猫で倒せてたんだから対策としても十分だったと思うな
奇狼丸作戦で早季が生き残れたのは
まさに早季だからじゃなかろうか
精神の図太さは町一番というw
教育関係の人間は人権が17までないことを知ってるから子供を処分できた
その理屈も強引な気もするが
逆に処分して生きていられる人間が教育委員になったんだろうな
>>892 なるほどw
下手すりゃ愧死機構が効きにくい人間として処分されちゃいそうな気もするが、
そこはやっぱり人格面や攻撃性とかを総合的に考えて残すんだろうな
悪鬼がバケネズミと共闘するなんてことは完全に想定外だったわけだしね
この世界では愧死機構の働かない人間は早々に処分されるが
いざとなったら自分を騙して愧死機構の発動を抑えられる人間こそが重宝されるんやな
正義の仮面と悪の仮面を使い分けられる人間・・・といってもいいかもしれない
サキは自分の中に瞬という別人格を作り出すことで人を殺す作戦を立案できたのだと思う
作中では瞬によって意識が植え付けられたかのように語っているけれども
ってかサキ達のグループは特別なんじゃなかったっけ?
愧死機構をコントロールできる=他人を傷つけても平然としてる
なら処分対象だろうけど
偶然の事態でも動揺しないとか合理性のある判断ができるみたいな
そういう判定を上から下されれば目を付けられるのかも
上層部からして後々都合がいいかを測ってたのが
恐らく人格指数だよね
悪鬼は鬼で人間ではないと教え込めばあまり愧死機構が働かないかもしれないけどね。
悪鬼だと思って殺したら人間だったので死んだ人もたくさんいたみたいだし。
エピローグ
サキの産んだ子供が悪鬼となって
町をほろぼす。
結局、キロウマルのコロニーが日本を支配した。
>>899 息子だとすると、最も新しい業魔と悪鬼が同じ名前になるのか…
>>870 取って付けたような教訓っぽくてちょっと冷めたよな
そんなのなくても十分面白いのに
あれは呪力=想像力、人間の業みたいなことなんかね
イソラを参考にしたら
早季が作り出した瞬、瞬が早季の中に入った
どちらも可能性はある
またあの軸の書としての出来がぼちぼちなんだよな>想像力こそが
中学生が書いた習字みたいだった
最後は、サキがペンをおいて終了でよかったのでは?
これはサキが書いた1000年後への手紙という設定でしょ?
しかしながら原作(早季の手記)の最後の一文が、「想像力こそが、すべてを変える」だからなw
原作が原因とはおもわなかった
原作読めよ
アニメは頑張ってるなって思うから
原作はまたあとで。
アニメのイメージがこわれるかもしれないから。
どっちかというと原作のほうが面白いと思った
いやいや、アニメもなかなかがんばった
原作→アニメだったけど
逆だったらどんな感じかな、もっと楽しめたかなと思う時もある
登場人物、特に男は名前が名前だけにもっと野暮ったいイメージしてて
アニメになってこんなみんな美形でいいのかとびびった
克明な残酷描写や嫌悪感満載の洞窟シーンはさすがの貴志祐介で面白かったけどね
原作読んでがっかりもあるかもしれんのが怖い
原作読んでがっかりって意見は聞いたことないな
自分はアニメ→原作だけど、かなり面白かった
ミノシロモドキや富子さんが過去に起こったことを詳しく話してくれる部分だけでも読む価値あると思う
自分もアニメ→原作だけどどっちも補完しあってていいよ
アニメで省略されたとこの詳細分かると面白いし
原作だけじゃ分かりづらいビジュアルはアニメで見れて良かったし
俺もアニメ→原作
原作よんで一番驚いたのは覚の一人称と印象だな
原作は子供時代はアニメより悪ガキっぽさが少ないし、大人になってからはアニメより頼りなくて大丈夫かこいつって感じた
原作が面白いのは完全同意
これで覚が死んでれば完璧だったんだがな
気持ち悪い男を生き残らせるなよ
マンガのほうは、いいのか悪いのか知らないけど、まったくイメージが違うらしい。
>>917 いいか悪いかは分からんが、個人的には面白かったよ
二次元だと理解してても鍋を落とした後の事後のシーンで鬱になる。何度か見ればマシにはなるが。俺だけ?
たまたまやったエロゲーでも主人公と喧嘩して泣いてるヒロインを慰めるために他の男がヒロインとやるシーンとかあったが、ああいうシーンは描かないでほしい。
鍋を落とした後の事後のシーンってなんだったっけ?
>>920 その気持ち、全く分からない
私が女だからかなw
最終的にくっつくのは早季と覚なんだから別にええやん
瞬お亡くなりになってるし、原作じゃ早紀が覚と
途中で送信してしまった
瞬はお亡くなりになってるし、原作じゃ大人早紀が覚と好い仲なのが最初に分かるからNTR的意味ではショックはなかったな
二人とも瞬を想ってしたってのはしんみりしてしまったが
>>921 おそらく16話かまくらセックスのこと
原作で早季と覚が相手を瞬だと思いながらやってたやつ
>>920 ボノボ社会だし早季も覚も瞬好きで全く寝取り臭しないけどな
26歳の時瞬の事心の底から愛してた覚の事も大好きよと言ってるし
36歳の今でも瞬との思い出が光輝を放っているらしい
早季の中の瞬は特別なまま覚とくっつけてる
覚は早季のことは元々好きじゃなかっただろ
瞬がいなくなったから成り行きでペアになって、結果でくっついてしまったようにしか見えない
その程度の理由で結婚までしなくていい
26歳編でも瞬瞬言ってたホモ男が、最終回で何故か好きな描写もなかった女と結婚してる
もう気持ち悪くて
覚は悪鬼もどきに頭ふっとばされて死ねば良かったと思ってる
早季と覚は、スミフキの襲撃で自分の命が危ないって時に
咄嗟の判断でお互いの体を飛ばして助けてるんだよ
ときめくような恋心じゃなくても、それだけ信頼しあえる相手なんだから
結婚するのも自然な成り行きだろ
このスレで覚死ね死ね言ってる頭おかしいのが一人いるけど
そいつが現れたのって
スレのみんなが守はいらない子
守のせいで真里亜が死んだ
守が一人で死ねば良かったのに
て言ってたすぐ後に現れたんだよねえ
覚死ねってなぜこいつが覚をターゲットにしたのかイミフだけど
こいつ守ファンだろ
守はいらない子 守死ね
あっ 実際死んだけどw
>>928 ”瞬が死んだからそうなるしかなかっただけ”だろ
成りたくてなった関係じゃない
なにが”お互い助けたから信頼しあてって結婚は自然な成り行き”だよ
スミフキの爆発時に咄嗟に助け合ったぐらいのことで信頼してるし結婚!なんて思うかよ馬鹿馬鹿しい
14歳編で成りたくてなった関係じゃないのを見せられてるから余計気持ち悪いとしか思えない
現代人の感覚を取り去って文章を読まないと
理解が難しい部分の多い小説だ
>>930 瞬が死んでしまった時は、とっさに瞬が早季を飛ばして救ってる
瞬も家が崩れたときに親に救ってもらった話をしてた
そのうえで、二人がお互いを助け合うシーンを入れてるんだから
作者からすれば意図があっての記述だろ
早季と覚の恋愛感情は薄いが仲間意識は強くその結びつきは肉親以上だろう
真理亜の置手紙にも書かれていたが自分たちが処分されようとしても親達は悲しむだけで諦めるが
1班の仲間なら阻止しようとしたり逃がしたりする 心を許し信頼出来るのは1班の仲間だけだ
その仲間も二人だけに成ってしまったのだから二人が結ばれるのも自然な流れだと思う
二人が互いを想い合っているのはサイコバスターを使う時で分かるはず
覚はサイコバスターで死ぬのは自分だけにしようとしたし
早季はサイコバスターで覚を失うことに耐えられずサイコバスターを無力化している
殆ど差はないと思うけどやはり班>肉親なのかな
乾さんも班ではないが家族よりも固い絆でむすばれてる隊と説明してた
隊を失った自分は亡霊とまで言ってた
サイコバスターももちろん覚を失うことが耐えられないんだが
早季は1班が自分1人になってしまうじゃないかという班メインの考え方を持ってた
仲間意識を重んじる教育ならではの考え方かな
>>933 ほら結局”二人だけになってしまったから結ばれた”、だろ
二人が互いを想い合うw
それも瞬がいなくなったから、そうなるしかなかった結果ってだけだ
瞬が生きていても二人がお互いを想い合う()ようになってたか?
なるわけないだろ
>>935 いやそれはそうだろw
誰も瞬が生きてても2人が結ばれるなんて思ってないと思う
瞬がいれば多分早季と瞬が結婚して覚とはずっと親友でってなるだろう
ただ14歳とかで死んでしまった相手をいくら心から好きでもその思いだけでは生きていけないから
同じく幼馴染みの信頼し合えて激しい恋じゃなくても穏やかに思い合える相手と結婚したんでしょ
そういう意味では早季だって真理亜もいたんだから瞬だけどうこうじゃないし
>>931 まあ、ミノシロモドキに出会う前までは違和感がすごいよな
まあ瞬や真理亜がいないわけだから残り物の二人が寄り添うのは自然だろうが、もし瞬が生きてても
同じなら豆腐メンタルの俺は
耐えられないよ。
>>935 そのたらればは全く意味がない
状況が変われば人の心も関係も変わっていくのは当たり前
パートナーを亡くした人間は一生誰とも付き合うな再婚するな気持ち悪い、
そういう考えなら自分が少数派だと理解した方が良い
いなくなった人達の思い出を共有しながら
14歳の時からずっと二人で支えあって生きてたんだろうし
残された二人なりの愛と信頼は育まれたと思うよ
と言うかそんなの分かってる事だよな
覚も早季も瞬が好きだったけどその人や他の仲間も喪って
2人だけになったから寄り添って生きてきたって
それをドヤ顔で生きてたらなってたか?とか言っちゃう方がどうかしてるわ
どう見てもいつものさとしゅん厨さとるさきアンチ
こいつはアンチのふりした煽り屋なのバレバレ
バケネズミ厨が去り久々の登場
「最愛の人以外と結ばれる展開なんて認めない!物語として間違ってる!サイテー!」
みたいな恋愛脳ってこういうところにも湧くんだな…
>>942 >バケネズミ厨が去り
去るわけないだろがww 俺はこうして定期的に戻ってくるぜww
原作では徹底的にバケネズミに救いのない終わり方なのが納得いかない。
家族や友人が委員会の手により犠牲になり、バケネズミの真実を知っている癖して町の上層部を
全く糾弾すらもしない早季なんていう狂人が町を統治する終わり方で明るい未来なんて万に一つも作れるわけがない。
呪力なんて歪みから生まれた怪物共による都合の良い楽園が続くだけで何の解決にもなっていない。
こういう終わり方だから俺はDiesとのコラボSSを作ったんだがな。
厨の自覚はあるんだな
>>944 こんなところに落とさないで作者にでも送って俺が正しいって主張したらどうよ
呪力繋がりでAKIRA読んだんだけどゼロ年のエンディングはAKIRAみたいになんのかな
カオススレになっとるw
人を狂わせる何かがこの作品にはあると考えるしかないな
>>943 ああそうか!
xQPZPAsU0ってきっと彼女いない歴30年をとう過ぎたどう○いなんだな
そう考えれば、943さんが書いたような偏った恋愛観に執着しちゃうのも頷ける
早季は流産か死産しないかなぁ
覚の子供なら気持ち悪くて嫌悪対象だ
∩___∩ |
| ノ\ ヽ |
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| ∪ ( _●_) ミ j
彡、 |∪| | J
/ ∩ノ ⊃ ヽ
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
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もしかして一班て超優秀な人物の集まり?
でも守は違うか…
麗子…
瞬→鏑木クラスの超天才
覚→卒業時にはクラスで三指に入る秀才
早季・真理亜→中の上レベル
守→中の下〜下の上レベル
麗子→落ちこぼれ
瞬がいなかったら普通の班。いたら超優秀な班
麗子ちゃんなら俺と一緒に町から脱出したよ
ハンターハンター見てたら新世界よりまた見たくなってきた
そういやスレ立ての時期ですけど950は・・・
美男美女ですな
そういうメタファーや現代社会との関連性みたいなものって、読んでる時に気づくからいいのであって、他人に解説されてどうこうなるもんでもないと思うけどな
いろんな分野の人が違う目線で考察するのがいいんですよ
的はずれなことばっかり言ってるな。
お前の頭じゃ理解できないんだろうな