【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その108

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1Haruhi
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の超ヒロインにしてSOS団団長! あたし涼宮ハルヒについて語りあうスレよ!
じゃんじゃん語りなさい! 過疎になんかさせたら許さないんだからねっ!
ただし【荒し】【荒しに反応する人】はダメ! もし見かけたら生暖かく見守るとよいでしょう。
SS、あたしとキョンのカップリングネタは、名前欄に「SS」「ハルキョン」と書くように…。
あたしが恥ずかし……くは別にないけど、部室のPCのNGワードに入れといてあげるから。

次スレは960が立てること。スレの進み具合によってはスレ立てが早まることもありうるから、臨機応変に対応しなさいよ!

前スレ
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その107
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1236049423/

ハルヒスレSSまとめ Wiki
http://wikiwiki.jp/haruhi/
2Kyon:2009/03/28(土) 21:18:10 ID:d7R4j++r
やれやれ……皆聞いてくれ、団長命令だ。
最近、荒らしのような発言をする奴が目立つが、そういうのはまず下記リンク先に目を通せとのことらしい。
それが出来ない奴は王様で団長なハルヒのスルー対象にされちまうので、気をつけるように。

【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/comic/3935/ (PC用)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/comic/3935/ (携帯用)


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.:.:.;:;:;/`>、:;:;:;:;:|;:/i l:::::illii;:::::リ //  '  "   l.|;:;:;:;:;!/f=‐'゙ /
:.:./ /,/lヽ;:;:;:;レト{ ヽっ::ノ:::{      ゝ   ノ.|:;:;:;/ .|   /       いい?
:.;:.ヽ'. >  >ヽ;:;:ヽ   ヽ;;;;=''"    _,,ィ  /_=!:;:;/  .l  /        優雅に、そして華麗にスルーしなさい
\;:;:,\へ!  ヽ;:;.`、、      l ̄ ヽj ,イ.!='' /;/ヽ、 /  〈_/i        じゃないとあたしを語らせてあげない
  ヽ;:;:;.,\   ヽ;::;:ヽミ'''ー- ,,,._`ー_'',/.//  /:'   )^''、  `ヾf゙〉     あたしが王様なんだから
   ヽ;:;:,<¨ヽ、  ヽー-≧ニェェ‐-=,,_ //   '  // i  `''、ー-'       王様の言うことは絶対っっなんだからねっ♪

3Haruhi:2009/03/28(土) 21:18:31 ID:d7R4j++r
SSやAAを投下する前に注意!

投下が複数レスにまたがる事が確実な場合は別のテキストファイルに纏めておいた方が無難かしら。
その場合、分割数が予め解っている場合は、名前欄に書いたタイトルの後に分数表記しておくとみんなも安心だと思うわ。

1行の最大文字数は全角で125文字、1レスの最大行数は60行ってことになってるから気をつけなさいよ。
また、1レスの最大書き込み容量は4096バイト、つまり全角換算にして2048文字分ってわけなの。
でも改行コードがただのテキストファイル場合の2バイトと違って6バイトってことには要注意なんだからね。
専用ブラウザの中には書き込み容量計算をしてくれるものもあるから、それを利用するのもアリかもね。

まあ、別に1レス/1行ににギリギリまで詰め込むような必要は全然ないとあたしは思うんだけど。
でも一応レス数を無駄にしないって意味では頭のどこかで意識してくれた方が嬉しいわね。
ちなみに1行全角60文字ぐらいに収めるようにしてる職人さんもいるみたいだし、要は読み手のことを考えてあげてよね。

あと、スレの容量には一応気を配っておいた方がなにかと角が立つことはないと思うけど、あまり神経質になって萎縮する必要なんかは全然ないからそこのところよろしくね。

まだなにかあったかしら?
え、なによキョン、大事なことを忘れてるって?

このスレではメール欄に半角で「sage」と入れる事、良いわね?
うっかりageちゃったりしたら、暇を持て余した荒らしやアンチが来るって言うから気を付けなさいっ!

…………。ねえ、キョン。何でこんなこと言わないといけないのよ。あたりまえじゃないの。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 21:21:00 ID:unp3QFxo
>>1
乙であります
5名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 21:39:29 ID:fW4RlDSG
>>1
スレ建て乙!
6名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 22:09:06 ID:MdtbJKoT
あたしね>>1乙!って重要だと思うのよね。
7名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 22:20:35 ID:IQZGxX61
あたしは>>1乙に関しては、はっきりイエスと言える女なのよっ!
8名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 22:31:57 ID:x2oz1JfI
             ___
          ,.. ‐ : : : : : : : : : `丶、
    r‐ 、 /: : :/-――――‐-\:\ _ィァ┐
    } - 7:/: :.:/ _.. -――、┬--ヽ: ∨  }
    フ¨ヒl.:l: : :/7´ .:{: : : : : : :.:!:}:.ヽ:.:ヽ :|‐<
   〈 / ,イ:{: : :!.:|: :.:∧: : : : : .:,|∧: :}: : ! ト、  〉
    V>ー|:.ヽ: |:A .:L_ ヽ: : : :/リ.斗:什:リ ト、}/
    く  ハ: : ト{ ,z≧ミヽ\/イz≦、ノイ: :ト、 >
     「: : l: : l 《 トィ::.:}`    ´トィ::.:} 》l: : |:.:「|
    | :l:ヽ:ハ  辷.ソ   、   辷:ソ .リ: : ! !: !
      ! .:|「`i:.ヽ    r --┐    /:/ /:ハリ   >>1
      ヽrヘ jー、:\.. _ `ー‐ '_ _..ィ7イイ/ ′   乙
        ドニ{_フ iドヽ: : ト ̄ イ: :ト、_  ′
      `弋__ム__j|: : :l´ ̄| : |_ j
           j  !: : ヽmj : [`/
            /  \: : V∠{='
          〉、    >ヒj二!
         /: `:`ニ〈.イFへ`7
        く : : : : : / : : :|_ト、: :`}
         ` ┬<!_:_ : イ´
              |`:ー/   |‐:´:|
              |:::::/    !::::::|
          ト-j      ビニ>
9名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 23:01:16 ID:P8PP9iRh
あたしは>>1乙よ!だってそっちの方が面白そうじゃないの!
10名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 23:21:59 ID:vydS6qBo
                 。・ 。・゚。・゚。・゚。゚・.・。゚゜。゚・。.゚・。
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   ∧_,,∧  。・゚ 。・゚ 。・゚     ・。・゚・ 。 ・゚。
  ( ;`・ω・ ) 。・゚ 。・゚ 。・゚。・゚・。 ・゚・。 ・゚・。・゚ ・。・゚・。・゚・ 。・゚ ・。・。・
  /   o━ヽニニニニニニニニニニニニニニニニニニフ
  しー-J


IDに矢印を合わせると不思議と>>1乙になる馬鹿にはできない魔法のコピペ
11名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 23:28:11 ID:HpzgOyo3
出来てないぞw

                 。・ 。・゚。・゚。・゚。゚・.・。゚゜。゚・。.゚・。
              。・゚ 。・゚ 。・゚。・         ・゚.
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         。・゚ 。・゚ 。・゚       。・゚・。・ ゚・
   ∧_,,∧  。・゚ 。・゚ 。・゚     ・。・゚・ 。 ・゚。
  ( ;`・ω・ ) 。・゚ 。・゚ 。・゚。・゚・。 ・゚・。 ・゚・。・゚ ・。・゚・。・゚・ 。・゚ ・。・。・
  /   o━ヽニニニニニニニニニニニニニニニニニニフ
  しー-J


IDに矢印を合わせると不思議と>>1乙になる馬鹿にはできない魔法のコピペ
12名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 23:30:31 ID:MdtbJKoT
お前も出来てないぞw
13名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 03:27:07 ID:UtdQRYRu
                         ___
          /⌒ヽ く ̄ ̄ ` <´   ____ `\
            {    | j___, / /_____`\ \
.           '、   j\.///  ./ i  ,|   \\ \
          f⌒ヽ r‐ V |  i X! / !   i | \i   ヽ
           {    r′ },_|  |/ |ハ 从 八|  |  i ├┐
.         {   人_ノ/∧    |=ミ、   }/≦ハ  |  |ヘト、!
         `でー一'_/  '.i  |    んィ} }}| ハ l |┐
.            ‘《 ̄    ':  l ,.ヘ、 , ヒtツ〃|/ |ムl、|
            \       ' |{   `>    ハ|i/}ノ
                ヽ.    }小ー‐'__,ノ  ||     >>1乙よ!
               \ |{ マニ||}  }i リ
                  }\ヽ\{ |//‐'_八/
                    入   \∨/}ン′
                     〉 {`ヾ==「{ヾコュ
                     \    └\},ノ
                      `ヾー‐┬f }
                        \人{ン′
                        \)
14名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 03:48:16 ID:gf41C0O3
これは>>1乙でポニテじゃないとかなんとか
15名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 03:52:44 ID:LIx0nzlq
前スレ
「ハルヒ の ポニテ テラ萌え!」
こんな時間にテラGJ。

そして>>1
16名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 07:57:16 ID:38oSrcFC
.       ,. ‐-ー- .―‐- 、
      ノ /    ヽニヽヽ
 .     ノハハハハハ !リ从|゙t
      !|─ ─;iリ)! ┃ i |     
俺も乙だ ’ 、っ ノル´ヮ''ノリl >>1乙よっ!
      ○┯○イ〉|{H}l'ilつ
      [柵]\〈`<=ヾ^ヾ^ヽゝ
      || /|= じ'l|ニヾニ>ニ)
      ゝ.ノ    ̄.ゝ.ノ
17名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 09:50:54 ID:lmW2GXr1
>>1
乙ですたー。
ハルヒスレももう108か…
18名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 09:51:37 ID:lmW2GXr1
すまんsage忘れた
19名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 10:46:42 ID:LreqtGa2
背中に目がある、ミサイルよけの魔法を使う、血管にジェット燃料が流れている、心臓がビス止めだ
等と言われ恐れられている傭兵部隊SOS団
20名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 12:41:35 ID:g4zd3St3
>>1乙だっぜ!
21名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 13:08:43 ID:F362rWqK
気付いたらキョンが自分よりランクの高い大学に行ってしまい、落ち込むハルヒ
22名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 13:24:51 ID:S5QR/AH3
>>21

お互いの志望校を受験した訳ですね。
23名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 13:31:47 ID:T6agrAYk
「あんた、何でそっちの大学受験してるの言わなかったのよ!」
「後でお前を驚かせてやろうと思ったんだ!そっちこそなんで急にランク落としてるんだよ!」
「キョンと一緒の大学に行きたかったのよ!」
「俺だってそうだ!」

…数日後。キョンが合格した大学とハルヒが合格した大学が電撃的に合併されたというニュースが舞い込みましたとさ。

「…まさかこれもハルヒが望んだから、か?」
「そうですね。我々もお膳立てに苦心しましたがその必要もなかったようです」
「6年前の七夕以来の大規模な情報フレアが観測された。情報統合思念体も大層喜んでいる」
「ふえええ…また時空のひずみが〜〜未来からの要請で今後も涼宮さんから目を離すな、といわれましたぁ〜」

「…やれやれ」
「キョン!何やってんの!入学式始まるわよ!!」
24名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 13:37:58 ID:janKIIg5
みくるの痴呆化が進んでるな
25名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 14:58:22 ID:LIx0nzlq
そうか…もう春なんだな。社会人になってから季節とか気にしなくなってきたぜ
26名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 15:19:00 ID:AAjBP/sl
花見のイベントが待ってるぜ!
27名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 15:22:12 ID:riMDCj2d
春か…大学生の俺にとっては進級できるか留年になるか気になる季節でもあるな。
花見もあわせて何かSSを書けないものか…。
28名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 15:50:25 ID:Nj1UhbdS
春はハルヒの季節って感じだな
29名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 16:33:47 ID:g4zd3St3
順番入れ替えて次のハルヒちゃんは花見が来ると見た。
30名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 18:03:12 ID:JKV20Lo9
ネタ切れのあまり関係ないハルヒちゃんの話を開始w
31名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 18:08:43 ID:dZPPpySY
ハルヒ「あんたの穴と言う穴に、矢を撃ちこんでやるわっ!」
キョン「恐ろしい事考えるなっ!」

              ↓

キョン「お前の穴と言う穴に…」
ハルヒ「何言ってるの、このエロキョン!」
32名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 18:11:22 ID:W1wz8AGp
遅れましたが>>1乙!

花見SSかぁ〜

頑張れ!オイラ
33名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 18:48:36 ID:AAjBP/sl
キョンをなだめながら風船を持って震えてるハルヒがテラ愛しかったw
34名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 19:17:47 ID:mYx6Uas8
最初は吹き矢の筒は一本しかないと思ってたんだぜ。
ドサクサでお互いが使ってた分が入れ替わった可能性もありそうだしな。
35名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 19:21:55 ID:6s6LoBAD
むしろ最初にキョンに渡したのが……おやだれかきた
36SS:ツンデロイド:2009/03/29(日) 19:45:13 ID:lx5kqX50
 このどうみても人間にしか見えない、いやもうはっきり言ってしまおう、あの涼宮ハルヒに
しか見えないロボットが、俺の部屋で今、目を閉じて床に横たわっている。何故かは分からん。
とりあえずマニュアルを読むぞ。

「これはツンデロイドよ。そこ、間違ってもロボットなんて呼ばないように。呼んだら死刑だ
からね!
 新型のアンドロイドと考えてもらって間違えじゃないわ。従来型とは、人間っぽさが段違い
だけどね。入手したら、まずリセットボタンを押してちょうだい。これで再起動するわ。
 再起動して間なしのツンデロイドは、簡単に言うとツン成分が100%の状態ね。愛情を注
いでやさしく接してあげると、次第にデレ成分の割合が増えていくというわけ。デレ100%
までいくと、地上に一組バカップルが誕生することになるわ。
 とにかくやさしく接すること。わかりにくいのはダメよ。ストレートでないと通じないんだ
からね。あと他の女の子にやさしくしたり、妙に親切だったりすると、むくれてツン度がアッ
プするからそのつもりで。
 なお、このマニュアルは自動的に爆発したりはしないけど、内容を頭に叩き込みなさい。い
いわね!? くれぐれもやさしくよ! 以上」

 なんなんだ、このマニュアルは。書いた奴の顔が見たいぞ。いや、もう見てるだろ、なんて
ツッコミは無用だ。どういうわけか激しく落ち込みそうな気がするからな。
「あんた、誰よ?」
 再起動したそいつ、ツンデロイドは目を開けてむくりと上半身を起こすと、不機嫌そうな目
で俺を見た。マニュアルによると、いまはツン100%状態らしいが、ごあいさつな奴だな。
俺の名前はな・・・・
「わかった!あんたキョンね」
 はい、本名で呼ばせる作戦、頓挫。おおむね「既定事項」だとは思っていたが、試みさせて
もくれないのか。
「だって、あんたはキョンだ、ってPRAMに書いてあるわ」
 貴重なメモリをそんなことに費やすなよ。リセットといっしょにPRAMクリアすればよかっ
た。
「あたし?あたしはハルヒよ。決まってるでしょ。あ、ちなみに試作機よ。モニターの評判が
よければ量産されることになるわ」
 絶対やめとけ。万一そんなことにでもなったら、「機関」の資金を全部吐き出させても、そ
れが無理なら長門に上限なしのブラック・カードをつくってもらってでも、量産機を全部買占
めないといかんだろうな。
           * * *

 この、どう見ても「あいつ」にしか見えない、そうよキョンにしか見えないロボットが、あ
たしの部屋で、目を閉じて床に横たわって、どうやら今にも起動しそうな感じ。とりあえずマ
ニュアルを読むわよ!

「あー、これはツンデロイドだ。まあ、別にロボットと間違えてもらっても一向に構わん。俺
にだって、どう違うのか正直わからんくらいだしな。
 とりあえず新しいアンドロイドみたいなものとでもしておいてくれ。従来型とは、人間っぽ
さが違うということらしい。入手したら、とりあえずはリセットボタンを押してみてくれ。こ
れで多分、再起動するはずだ。
 再起動して間なしのツンデロイドは、言うなればツン100%の状態といった感じだ。やさ
しくしてやれば、次第にデレ成分の割合が増えていくことになっている。デレ100%までいっ
ちまうと、地上に一組バカップルが誕生することになっちまうが、くれぐれもそんな恐ろしい
ことはしないでくれ。頼む。
 なお、このマニュアルは自動的に爆発したりはしないし、そんな装置を組み込む予算もない。
まあ適当にとっておいて、気が向いたら見てくれ。どうせマニュアルなんか読まずに、壊れた
機械は殴ればいい、なんて奴のところにいく気がするんだがな。以上」

 何よこれ、マニュアルを書いた奴の顔が見たいわ! もう、見てるだろ、とかいうツッコミ
は却下よ。と、起動したみたいだわ。
「ん・・・何だ、ハルヒか」
「何だとは、何よ? それにいきなり呼び捨てってどういうつもり!?」
「何怒ってるんだ? 帰りにアイスでもおごってやるから機嫌なおせ」
ああ、頭来るわね。このあたしのご機嫌をアイスごときで取ろうとするなんて生意気よ。とり
あえず、アイスはおごってもらうけどね。あ、あんた、お金は持ってるんでしょうね?
37名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 19:57:21 ID:H8eZAEZR
いつものキョンとハルヒじゃねーかwww
38名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 20:08:30 ID:F362rWqK
いつも勉強を見てるうちにキョンの学力がハルヒを越えてしまう、なんてのありそうだな。
学力テストの結果発表で上位の名前欄のハルヒの上にキョンの名前が載ったりとか
39名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 20:37:48 ID:TvRL0MS7
>>36
リセットボタンが唇にキス、だと思ったのは自分だけでいい……GJ
40名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 21:07:31 ID:mYx6Uas8
お互いのツンデロイドを連れた状態で鉢合わせしたハルキョン
すわ一大事!?

しかし本人たちよりも先に痴話喧嘩を開始したのはツンデロイド二体であった。
41名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 21:19:16 ID:lmW2GXr1
>>40
「これ…あたしたちをモデルにしてるのよね?」
「そうらしいな」
「他人から見たあたしたちって、こんな風に見えてるの…?」
「そう、なのか?」
「「……………」」
42名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 22:24:52 ID:BC852TsE
>>38
キョンの場合、やる気が無いだけで頭は割りと良さそうだよな。
43何故こんな方向に…:2009/03/29(日) 23:03:16 ID:W1wz8AGp
3月29日マリモの日

ハルヒ「…人に黙って旅行に行くなんてどういうつもり?」
キョン『仕方ないだろ?家族旅行なんだからさ。あぁ土産はちゃんと買っていくから。』
ハルヒ「…そうじゃなくって。」
キョン『?…あぁ任せろちゃんと北海道らしく「マリモ」買っていくからんさ。』
ハルヒ「だからそうじゃないって言ってるでしょ!」
キョン『違うのか?まさか「洞爺湖」って彫られた木刀か?流石に無いと思うが。』
ハルヒ「だから『家族旅行』なのになんで“あたし”も連れて行かないのよ!」
キョン『は?ちょっとまてハルヒ言っている意味が分からん。』
ハルヒ「あんたじゃ話にならないは“お義母さん”に代わって話があるから。」
キョン『なんでそこで俺の母親が出てくるんだよ。』
ハルヒ「いいから代われー!」

電話の向こう側

キョン妹「キョン君もちゃんとハルにゃん誘えばよかったのにね〜。」
キョン母「来年は一緒に来れるわよ。」
キョン妹「これで私にもお義姉ちゃんが出来るんだ〜。」
キョン母「…でもこの歳でお婆ちゃんは少し早い気もするわね。」
44名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 23:06:19 ID:Cr/X1Mm4
マリモかw あれ育つとでっかくなるんだよな。
45名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 23:53:33 ID:g4zd3St3
なぜかモリゾーの格好をしてるハルヒの姿が浮かんだw
46名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 23:57:41 ID:Cr/X1Mm4
そしてキッコロの格好をしている長門の姿が俺の脳裏にw
47名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 00:05:12 ID:T6agrAYk
>>38
学力テストの結果発表。
最近じゃ個人名を張り出すなんてのはやってないらしいが、我が北高では、未だに成績上位の名を張り出している。
俺もつい最近までここに名前が載ることなんて考えもしなかったから見ることもなかったがな。
ただ、毎日ハルヒにしごかれていたせいか、この間のテストが妙にスラスラ解けたので、ほんのわずかの望みを持って、あの掲示板を覗いてみたのさ。

「…さすがハルヒだな。また上位か」
「さすが涼宮さんですね」
古泉いつからいた。
「本当に偶然あなたがここにやってきたものですから」
果たしてどこまで本当かね。朝比奈さんの一件(@涼宮ハルヒの陰謀)の時も最初から張っていたっぽいしな。
まぁこいつのことはどうでもいい。適度にハルヒのちょい下に名前があるのもどうでもいいことだ。
…平然と長門の名前が1位の場所にあるのもさすがというか当たり前と言うか。

「おや?」
「どうした古泉」
「いえ、いつもなら長門さんと涼宮さんで1.2位を独占していたはずなのですが、今回は違うようですね」
「へー」
あの二人の間に割って入れるほどの奴がこの学年にいたと言うのか。
これはかなり珍しいことだ。まぁ俺にはどうでも…?

「…って信じられん」
本当に信じられんものを見てしまった。
「おや、この名前…どこかで聞いたことがあるような名前ですね」
悪かったな。
俺も本当に驚いたのだが…信じられんが、長門とハルヒの間にある名前は、実は俺の名前だ。

「ああ、あなたの名前でしたか。あまりにも長い間ニックネームのほうで定着されていたのですっかり忘れましたよ」
「白々しい。俺のことは機関で調べ済みじゃなかったのか」
「それだけあなたと近いお付き合いをさせていただいていたということでしょうね」
「気色悪いことを言うな」

さて、5組の教室では、ハルヒが不機嫌な顔をしていた。
テストの成績ごときで目くじら立てるような玉じゃねえだろお前は。
「そうなんだけど釈然としないのよ!誰よあの○○って奴!有希に負けるのは別にいいけどどこの馬の骨とも知らない奴に負けるのは納得がいかないわ!」
さて、俺はこいつに真実を言うべきなんだろうかね。
まあ9割方はお前のおかげなんだがな。
というより、どいつもこいつも俺の本名覚えてくれってんだ…やれやれ
48名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 00:28:24 ID:vqiJN3VS
>>47
GJ! キョン本名ネタ、おみごと!
49SS:ツンデロイドその後:2009/03/30(月) 00:34:20 ID:vqiJN3VS
ツンデロイドその後

 そんなこんなで俺とツンデロイド「ハルヒ」との、奇妙な「同棲」生活は始まった。
 ああ、あの後、一応こいつの意向は確認したぞ。
「おまえ、これからどうするんだ? どこか行くところはあるのか?」
「あんたとここで暮らすに決まってんでしょ! リセット・ボタン押したんだからね、ちゃん
と責任取りなさい!」
って、これなんていうワン・クリック詐欺? リセット・ボタンなんて「なかったことにする」
ボタンじゃなかったのか。
 かといって、こいつをこのまま放り出す訳にも行かないだろう。第一、こいつが偶然にも、
あのハルヒに出会ってしまう可能性だってある。こいつがあいつのコピーのようなものなら、
その行動パターンも同じなはずであり・・・
「なにブツブツ言ってんのよ!?」
なんでもない。なんでもなくはないが、今おまえに話す訳にはちょっといかない。それと、な
んだ、あいつそっくりな顔を、そんなに近づけるな。いろいろ、やばいんだよ。
「だって、そういう『仕様』だもの。しょうがないじゃない」
とぷいと横を向いて、口をアヒル的にとんがらせる「ハルヒ」。
やれやれ。『仕様』なのか。しょうがない。山田君、歌さんの全部持っていきなさい。
「暮らすのはいいとしても……」
ああ、数多のSS職人も通った茨の道だ。主に俺の理性にとって茨の道なんだが。
「寝るときは、その、どうするつもりだ?」
けほん。けほん。
「押入れに客用布団があるじゃない」
なんでそんなことまで知ってるんだ?
「うっさいわね。なんでもいいでしょ。PRAMよ、PRAM」
 やっぱりPRAMクリアすればよかった。
 こいつ、あんなことやこんなことも、知ってるんじゃないだろうな。

           * * *

 というわけで、今あたしはツンデロイド「キョン」と、一緒に居る訳だけど。なんか落ち着
かないわね。
「どうした、ハルヒ? 腹でも痛いのか? 確かお前のは、月の初め……んがあ!!」
な、なんでそんなこと知ってんのよ! ああ、答えなくていい。答えたら、もっかい蹴るから
ね。

 とりあえずアイスでも買いに行かせようかと思ったんだけど、よく考えたら、こんなものが
うろうろしてて、キョンとばったりとなったら、まずいわ。何がどうまずいかは、複雑なとこ
ろだけど。
 こいつと部屋にいてできること……ね。勉強を見てやって、ツンデロイドの成績を上げても
しょうがないしね。
 ……。
 ……。
 ……。
 ……!!
 ちょっと、そんなこと考えてないわよ! ドキドキなんかしてないわよ!
「どうしたんだ、ハルヒ?」
わー、その顔を近づけるな!
50名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 01:47:57 ID:sTbrWSDD
>>47
お約束w GJ!

>>49
GJ! まったくおまいらときたら……w
51名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 07:49:23 ID:yUmTApGo
ハァハァハァハァwww
52名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 10:41:52 ID:sTbrWSDD
おはようハルヒ。
え、寝すぎだって?お前が寝かせてくれなかったからだろうが。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 11:29:19 ID:v2ms2o49
徹夜でゲームは控えた方がいいぜ?
54名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 11:45:30 ID:GsTsnqrv
昨夜はハルヒとシャミセンが入れ替わって一騒動だったのか
55名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 11:58:09 ID:aZdqfjyX
徹夜でゲームして、
ハルヒ「みょーー!」
ってなってるハルヒもいいもんだ。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 12:12:17 ID:1+99TQnn
それはハイテンション……なのか?w
57名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 12:30:13 ID:nyOUicFI
いったいどんなゲームをしたんだww
58名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 12:50:08 ID:CcU8Vf/n
あちゃくら「寝れっ!」
59名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 13:20:55 ID:v2ms2o49
長門「おおっ!」
60名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 13:34:45 ID:wpXNrhV/
>>58-59
なぜだろう。あちゃくら&長門のマグネットパワー!な映像が脳裏に。
61名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 15:22:06 ID:v2ms2o49
ザ・ツンデレズとしてタッグを組むハルキョン
62名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 15:53:51 ID:GsTsnqrv
暇だから長門に向けてデジカメを回すハルヒ
63名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 18:02:24 ID:v2ms2o49
過疎なら1時間ハルキョン
64名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 18:06:29 ID:90Pr46Ca
シャッターを切る瞬間だけポーズをとる長門
65>>62に捧ぐSS:2009/03/30(月) 18:07:21 ID:9vhggSO4
カメラのレンズを通した彼女は、不思議と春先に降る雪のように、小さくか細く今にも消えてしまいそうな存在に見えた。
ハッとして目からカメラを外す。そこにはあるのは普段どおりの物静かに本を読んでいる有希の姿だった。

と、視線に気づいたのか、彼女が顔を上げる。
静謐さをたたえながら、こちらを見つめる双眸の中に、わずかにいぶかしげな表情が浮かんでいるのが見てとれた。

「何?」
「ううん、何でもない…けど」

それで話は終わりだったはずなのに、どうしてだかわからないけれど、言葉がとっさに口をついで出た。

「有希、あんたはこれからもずっとSOS団の一員なんだからね」

って、あれ、あたしは突然何を言っているんだろう? だって、そんなことは当たり前じゃないの。
もともと、SOS団はあたしの団で、有希はその栄えある一員なんだもの。
ほら、古泉君もキョンも、あたしのことを狐につままれたような顔で見ているわ。
なぜかしら、みくるちゃんだけは、いつもと変わらない、いいえそれ以上?の微笑みを向けてくれているけれど…。

気恥ずかしさから外してしまった視線をおそるおそる戻すと、有希の大きな瞳がじっとこちらを見つめていた。
視線を交わす、とても長いような短いような一瞬。

「そう…わかった」

それだけ言うと、彼女は再び視線を手元の本に戻し、いつもの読書を再開させてしまった。
それで、あたしはどこかすっきりした気分で、外の景色でもとろうかと窓の外にカメラを向けた。
校庭には大きな桜の木が、風に花を飛ばしていた。

(散っても悲しくない、きっとまた会えるから)
耳元で、誰かの声がそういっているような気がした。
66名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 18:38:32 ID:90Pr46Ca
GJ!!
しんみりくるじゃねぇか…
67名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 19:21:20 ID:2A9GMrKh
寂しさの中に暖かさがあります。
GJ!
68名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 20:12:43 ID:OqQBO2sE
ちょっと話それて悪いんだが、ちょっと前にニコ動だかなんかで上がってた
平野綾そっくりの声の女がずっとハルヒ声で淫語とか喋ってるやつのタイトル覚えてる人いないかね?ww

69名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 20:53:58 ID:2A9GMrKh
(のど)ちんこを連呼ししてるのならテラ本人だなw
70名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 21:07:08 ID:GykSazgd
>>65
GJ!
俺こういうの大好きなんだぜ。
71SS:ツンデロイドその後^2(修羅場ルート):2009/03/30(月) 21:33:05 ID:vqiJN3VS
(キョン・サイド)
 そういう訳で、俺はツンデロイドを部屋に置いて一夜を過ごすはめになった。
 なお、ツンデロイドは人間のようには食事を必要としないらしく、夕食時にはこいつには部
屋にいてもらったので、家族はツンデロイドの存在にまだ気付いていない。
「ちょっと、キョン!」
なんだ? 急ぎじゃないなら明日にしてくれ。
「急ぎよ!可及的速やかに対処しなさい」
だから、なんだよ?
「あたしが座ってるこの布団は客用よね?」
ああ、そうだ。おまえがそうしろ、と言ったんじゃないか。
「つまり、あたしはお客扱いということよね?」
まあ、そういうことに、してやってもいい。
「客のあたしが下に寝て、しもべのあんたが上に寝るってのは、どういう了見かしら?」
はあ?なんだベッドに寝たいのか? じゃあ、かわってやるから。そういうことは最初に言え
よ。
「そうじゃないわ。あんたは問題の本質を全然理解してないわね」
なんだよ、問題の本質って? っと、だれだこんな時間に・・・ハルヒ!?
「もしもし、キョン? 起きてるなら1コールで出なさい。寝てても認めるのは3コールまで
よ!」


(ハルヒ・サイド;少しだけ手前から)
 そういう訳で、あたしはツンデロイドを部屋に置いて一夜を過ごすことに……なった。
 ……。
 ちょっと待って。
 こいつは、あいつそっくりだけど、あいつじゃないのよ。
 あいつだったら、その、ちょっとは考えないこともなくはないけど、これって、あいつ以外
の男と一夜を過ごすってことじゃないの!?
 
 ……って、そうだわ! 

 もしもし、キョン? 起きてるなら1コールで出なさい。寝てても認めるのは3コールまで
よ!
 電撃的に唐突だけど、あんたの家で合宿をするわ!
 そう、あたしとあんたが。そうよ、い・ま・か・ら。何度も言わせないで。ええ、あんたと
あたしが、よ。
 なんのため? あんたね、そうやって理由をさがしてる間にも、地球は回ってるの! 事件
は現場で起きてんのよ! 動機探しなんてミステリーの3流探偵だけでたくさんよ。
 とにかく、あたしは今から出るから、あんたは出迎えの用意をしておくように。くれぐれも
家族のみなさんにはご迷惑かけないようにね。
 なによ?なにが「今はまずい」よ? あんたが避けようとするなら、それだけでもあたしが
乗り込む理由になるわ。首を洗って待ってなさい!

(再びキョン・サイド)
 まずい。非常にまずい。
「何がまずいのよ?」
 ハルヒが来る。それも今から。多分、全速力で。
「ハルヒはあたしでしょ?」
おまえも「ハルヒ」だが、ツンデロイドじゃない方のハルヒだ。いわば、おまえのオリジナル
というか。
「あたしが、コピーみたいな言い草じゃないの。おもしろい、受けて立つわ」
いや、待て待て。いくらおまえが「ハルヒ」だと言ってもだ、向こうはあのハルヒなんだぞ!
「何言ってるのか、わかんないわよ」
ああ、俺にもわからん。わからんが、何かとてもよくないことが起きるような気がするだろ。
「しないわよ」
おれはする。……隠れろ、とにかく隠れろ、いますぐ隠れろ。そうだ、押しいれに入ってろ。

「キョン」
うわ、もう! って、窓から来やがった。どうやって登ってきたんだ、おまえ?
72SS:ツンデロイドその後^2(修羅場ルート):2009/03/30(月) 21:34:02 ID:vqiJN3VS
「テレビでフリークライミングっての、やってたわ。あれの軽い応用ね。あたしにかかれば、
これくらいなんでもないわ」
わかった。よおく、わかったから、次からスカートでやるのはよせ。
「どっこいしょ、っと」
ああ、こいつ、ほんとに窓を乗り越えてきたよ。
「キョン、この布団、何?」
何って、客用布団だ。何のへんてつもない。
「あんた何もわかってないわね。合宿と言ったら徹夜でしょ!最初から寝る姿勢でどうすんの!?

って、そんなハルヒ・ルール、誰も知らないぞ!
「ん?この布団、暖かいわ」
あ……ああ、念のため、俺が暖めておいた。
「キモいことすんな!」
い、いや、わるかった。ほんと、すまん。
「……キョン、あんた、何か隠してるわね? 『今はまずい』とか言ってたし」
いやいや。それは、おまえの、気のせいだ、きっと。
「……女のにおいがする」
な、な、なにを言いだすんだい、ハルヒ君?
「なに、その、あからさまなうろたえ様は? さっさと白状しなさい! 隠すとためにならな
いわよ」
といって、隠さなくてためになった例が古今あるだろうか?
「む、……・そこよ!」
ハルヒは、止めようとする俺を振りきり、おもむろに開いた……洋服ダンスのなかを。
「なんで、こんなところに北高の女子の制服があるのよ? さては、キョン、あんた変態ね?
それとも闇のブローカー?」
いや、そこまで希少で貴重なものでもないだろう。っていうか、これはおまえのだろ!
「あ、そうか。あたしがいざというときのために『置き制服』していった奴ね」
どんな「いざというとき」だよ!?
「そ、それは……怪しい奴を尾行していて、正体がばれないように、ここで変装していく時よ。
ほら、シャーロック・ホームズだって、ロンドン中にそういう隠し部屋をいくつも持っていたっ
ていうわ!」
俺の家の前をわざわざ通り過ぎて行く「怪しい奴」って、どんな奴だよ!? というか、北高
の制服に着替えたら正体ばればれだろ!
「そ、そこは臨機応変、ケース・バイ・ケースよ。だから、あらゆる事態を想定して、他にも
『置きブルマ』とか『置き勝負下着』とか……」
……誰と何の勝負をするつもりか知らんが、やめておけ。
「むっ、あんたねえ!……そうよ、あたしの下着はどうだっていいのよ。 いい、キョン、今
や世界中の疑惑の目が、あんたにそそがれてんの! さあ、その押しいれを開けて、自分の罪
を白日の下にさらしなさい!」
それが真夜中に窓から入ってきた奴のいうことか!?
「えーい、問答無用!」
やめろ、争いからは何も生まれないと学んで来ーい!

 だが奮戦もむなしく、俺は客用布団の上に投げ飛ばされ、ハルヒはおもむろに押し入れを開
けた。
「「あんた、誰?」」
押し入れの中には、膝を抱えて体育座りで隠れていたツンデロイド「ハルヒ」が、上目づかい
で涼宮ハルヒをにらんでいた。

(つづく)

いい感じのSSの後にすまん、筆がノっちまったよ。しかも修羅場前で引き。
73名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 21:46:31 ID:nyOUicFI
>>65
GJ!
しんみりするいい話だ。

>>71
GJ!
続きがマジで気になる展開だw
74名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 21:50:26 ID:luIvnTKl
さすがハルヒさんや……用意周到準備万端やで……!
75SS:Switch of solitude 1/2:2009/03/30(月) 22:42:55 ID:V8kAZcR6
 色の無い世界――光を感じないという意味だけでなく、雰囲気自体がどんよりと暗い。
 誰もいない学校、なんてのは怪談なんかのシチュエーション的にはありがちだと思うんだけど、不思議とあたしは怖いとは感じなかった。
 理由はハッキリと解る……以前にもあたしはこれと同じ光景を目の当たりにしていたの。
 ただし、今のあたしは一人ぼっちだ。前はほら、傍にあいつが――あいつ、って誰? 全然思い出せない!
 どうしちゃったの、一体? 喉元まで出掛かっている、あいつの呼び名がどう足掻いても言葉にならない。何だか頭が痛くなってきちゃった。
「もう、何なのよ、これって?」
 苛立ちを声に出してみたところ、別に喋れなくなっていたわけではなかったみたい。

『――あたし――』

 えっ? 今のは一体?
 ……気のせいかしら、なにか声みたいなのが一瞬聞こえたような気がしたんだけど。
 まあ、とにかくこうして一人でじっとしていても仕方ないわよね。行動あるのみだわ。
 あたしは校舎に忍び込んで、職員室の窓を破って、鍵束を手にした。一応電話も調べてみたんだけど、あの時みたいに通じてなかったし、
 あの時、あたしは一体誰と一緒にいたんだっけ?
 おかしい、今ちょっとだけ目の前が揺らいだような……、

『――間違――』

 勘違いかしら? でも、何だか少し嫌な気分。
 そうね、そういえば五組の教室に行って外の様子を確認したんだっけ? まあどうせ代わり映えはしないんだろうけどね。
 でも、あたしはその五組の教室に足を踏み入れて、思わず絶句した。

『――みんな――』

 教室の中はほぼ空っぽ――ううん、窓際の一番後ろ、つまりあたしの席の位置にだけ机と椅子の一組が鎮座していた。
「なにこれ、どうしてこんなことに……イヤ!」
 あたしは思わず廊下に駆け出していた。
 自分の記憶がどんどん削られて失われていくような、あたし自身があたしじゃなくなってしまうような恐怖感。
 いつの間にかあたしは旧館の三階まで来ていた。目の前には文芸部の部室――違う、あたしはここで――なにしてたのかしら?

『――ダメ――』

 ダメだ、もう何一つ思い出せない。それ以前に頭がまともに働いていないわ。
 それでもあたしは、鍵束の中から文芸部室のものを探り当てて、その施錠されたドアを開いた。
 ある意味、予想通りよね。部室の中には備品はおろか机や椅子までもがどこかに消え去ってしまっていた。

『――消え――』

 力なくドアにもたれ掛かったその弾みでドアが閉まり、なんとなくあたしは床を見下ろした。
 どうしたらいいんだろう? ここでこのまま待ってても、誰も来ないに決まってるじゃないの。

『――誰も――』

 そう……あいつが来てくれるはずなんかないんだから!
 目を閉じて必死に考える。あいつって誰? あたしは一体なにをしたの?
 ああ……そうだ。きっかけは些細なことだった。あたしがつまんない意地を張って、あいつがいつもの毒舌でそれを揶揄して、売り言葉に買い言葉、結果はいつものパターン。
 でも、言い過ぎたのは。きっとあたしの方なんだと思う。決定的な言葉、それは……、

『あたしが間違ってるんじゃなくって、世の中のみんなの方がダメなのよ! フンだ、そんなのクソ喰らえだわ、いっそキレイさっぱり消えてしまって誰もいなくなっちゃえばいいんだから!』

 あいつの悲しそうな表情――みんなの心配そうな顔をよそに、あたしはそのままこの部室を飛び出して――みんな? 確かこの部室にはあいつ以外にあと三人いて……、一体あれは誰?

『やれやれ。そうやって後悔するぐらいなら、最初から変なこと言い出すなよな、ハルヒ』

 なにか聞こえた。ああ――このマヌケ声はあいつだわ。何だかメチャクチャ腹立つのに、あたしったら何でこんなに安心してんのかしら?

「ええ、そうよ。うるさいわね、もう! あたしが謝ればいいんでしょ……みんな、ごめん……ほんとに、ごめんなさい……だから、いつまでも隠れてないで、さっさとあたしの目の前に出てきなさいよ、このバカキョン!」

 不意に目の前が急に明るくなって、あたしは眩しくて目が痛いぐらい……。
76SS:Switch of solitude 2/2:2009/03/30(月) 22:43:16 ID:V8kAZcR6
「よう、どうしたハルヒ? お前、目が真っ赤だぞ。寝不足か?」
「フンだ。キョンなんかの知ったこっちゃないわよ。それに――あんたこそ、その寝癖はみっともないから直してから家を出なさいよ」
「ああ、誰かさんのせいで寝坊寸前だったもんでね」
「誰かさんって――誰のことよ?」
「ノーコメントだ」
「……ねえキョン」
「なんだ?」
「そ、その……ありがと」
「はあ?」
「って、ホラ。岡部来ちゃったじゃない。さっさと前向けこのアホキョン!」
「へいへい」









「ふう……どうやらまた世界は救われたようですね」
「ふえぇ、涼宮さん、帰ってきてくれてよかったですぅ……ぐすっ、も、もう二度と会えないかと……えぐっ」
「……今回はわたしたちにも手の施しようが無かった。でも、事態を解決に導いたのは彼のおかげ。感謝する」
77名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 23:02:38 ID:1+99TQnn
GJ! 
78名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 23:17:07 ID:EutPLYWF
最初からクライマックスだぜー!!だなw
GJ!
79「涼宮ハルヒと侍」:2009/03/30(月) 23:45:16 ID:ZEwN4csH
今から10年以上前、当時幼かったハルヒのエピソード
 
「じゃあママ、いってきます!」
「ハルちゃん、車に気をつけてね」
当時保育園児だったハルヒはいつも早めに家を出て近所の公園に寄って行くのが日課だった。
いつもは友達と遊んでいるのだが、その近くで毎日1人の背の高い青年がトレーニングをしている。
青年は遠い距離を走ってこの公園に通っているらしく冬の寒い日も汗をかいている
一通りの準備体操を終えると一心不乱に野球のバットを振っている、しかしそのスイングはハルヒが父親とテレビで見ているプロ野球選手達とはすこし違う
日曜日の朝、保育園は休みであり小雨がぱらついているがその青年の事が気になったハルヒは長靴とお気に入りの傘、そしてタオルを持って公園に朝早く出かけた。
 
青年はいつものようにバットを振っていた。小雨が降る寒い朝なのに青年のトレーニングウエアからは湯気が立ち上っている
やがて青年が休憩を取るためベンチに座るとハルヒと目が合う
「おはよう、今日は公園で遊ぶのは止めたほうがいいよ」
ハルヒは持参したタオルを青年に渡した。
「お兄さんはなんでここで野球の練習をしてるの?」
「合宿所からランニングして身体が暖まった頃にちょうどこの公園があるからさ」
「野球選手なの?」
「一応ね、入団して二年経ったけど未だに一軍と二軍を行ったり来たりさ、俺のスイングを普通に直さないと試合で使わないって監督に言われてさ・・・」
「あたしは良くわかんないけど、お兄さんのスイングって振り子みたいで面白いと思うわ」
「振り子か・・・よしじゃあ振り子打法と命名しよう、試合に出れなきゃ意味無いけどね」
「大丈夫、お兄さん毎日頑張って練習してるんだから、いつか絶対試合に出れるわ!」
「ありがとう、頑張ってみるよ、今度監督が仰木さんって人に変わるかも知れないからなんとか試合出して貰えるかもしれない」
「試合にでるだけじゃダメね、大活躍して大リーグに行って日本をワールドカップで優勝させるぐらいの目標を持ってね」
「やれやれ、厳しいな」
「当たり前よ、だってあたしはお兄さんのファン一号なんだから!約束して」
「プロ選手が出られる国際試合は無いけど、いつかそんな大会が出来たら出場して日本を優勝させるか・・・夢のような話だけど、何故か君と話をしていたら出来そうな気がしてきたよ」
「じゃあ、指きりげんまんしましょ、指きりげんまん嘘ついたら針千本のーます、指切った」
 
「そう言えば名前を聞いてなかったね、ファン一号さんの名前を知らないのは失礼だ」
「ハルヒ、涼宮ハルヒ、お兄さんの名前は?」
 
 
「なんか普通の名前に普通の苗字ね、でも覚えやすいわ」
「チームメイトはいつも下の名前で俺を呼ぶんだ、だから君もそうして欲しいな」
「わかったわ×××―」 
 
 
やがて春が来て青年は公園に姿を見せなくなり、小学校に進学したハルヒも早朝公園遊びを止めてしまった。
そして十年以上の月日が流れた。
 
80「涼宮ハルヒと侍」:2009/03/30(月) 23:48:35 ID:ZEwN4csH
春休み前の文芸部室、何処からかテレビを運び込んだキョンが必死に声援を送っている
 
さあ、同点で迎えた延長十回の表、侍ジャパンの攻撃はツーアウトランナー二塁三塁で一打勝ち越しのチャンス、韓国バッテリーはどうするか!
 
キョン、古泉、みくるは緊張の面持ちでテレビを見ている長門も本を読みながらそれとなく見ている
「打てよイチロー!やれやれさっきダルが打たれなきゃこんなことには・・・」
「過ぎたことを悔やんでも仕方ありません、それにこんな名勝負は二度と見れないかも知れませんよ」
「朝比奈さん、この勝負・・・」
「きっ、禁足事項ですぅ、て言うかしりませ〜ん」
「・・・イムチャンヨンの誘い球をことごとくカットしてファールにしている、彼は失投を待っている」
「解説の長門さん、ありがとうございます」
 
ハルヒはそんなメンバーを尻目にネットサーフィンをしている
「バカじゃない?みんな何で興奮してるのよ、自分が試合に出てるわけじゃないのに」
 
「うおおおおおおおおおおおおおおお!イチロー!」
「うっさいバカキョン、静かにしなさい!」
「冷静になれるか!?イチローが打って二点勝ち越しだ、コレで勝ちだろ、やっぱイチローは凄いよ、不調だとぶつくさ言ってた俺がバカだった!」
「あんたがバカなのはあたしはとっくに気づいてたわ、静かにしなさい!」
「涼宮さん、イチローをご存知無いのですか?」
「知らないわよ、プロ野球選手なんて」
「そうでしたか、しかし日本優勝ともなれば日本は大いに盛り上がります。我々SOS団も負けてられませんね」
「古泉!余計な事を言うな!」
「スイマセン」
 
 
そう言えば、昔公園であった野球選手はどうしたかしら?すっかり忘れてたわ
流石に大リーグは無理だったかも知れないけど今頃テレビをみながらキョンみたいに大騒ぎしてるかもしれないわね、なんて名前だったかしら?
 
 
終わり 
 
 
おまけ 
 
 
「俺は一朗、鈴木一朗」
「なんか普通の名前に普通の苗字ね、でも覚えやすいわ」
「チームメイトはいつも下の名前で俺を呼ぶんだ、だから君もそうして欲しいな」
「わかったわ、イチロー!」
81名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 23:58:17 ID:jNkBoItx
>>71
GJ!

何気ないセリフの中に、二人の関係が暗示されててナイス
82名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 23:59:40 ID:EutPLYWF
なんかカオス分を感じるぜw
「「あんた、誰?」」
「「……あたしはハルヒよ」」
 衝撃の、そして最悪のご対面である。
 ツンデロイドでない方の、つまり事態を予想していなかった方のハルヒが、ぎ・ぎ・ぎと機
械仕掛けな効果音をつけたくなるようなモーションで首を曲げ、俺の方を見た。
「キョン、ちょっと、これ、どういうこと?」
 ツンデロイドの方のハルヒも、押し入れの中から、「ほら、なんとか言ってみろ」的な目で
俺の方を見る。
「あー、その、つまりだ、・・・・・・二人は生き別れの……」
「「姉妹なんかじゃないわよ!!」」
 ダブル・ハルヒによるダブルつっこみ。当然、威力は2倍、いや2乗である。
 しかもツンデロイドでないハルヒの激情のボルテージは一気にMAXへと達した。古泉すまん。
今夜の閉鎖空間は史上最悪最大のものになりそうだ。墓参の花は少し高い奴にする。もしも地
球が、というかこの宇宙が、残っていたらの話だが……。
「あ、あんたは馬鹿でスケベで気が効かなくて、その上みくるちゃんにはデレデレしてるし、
有希にはさりげない気遣いだってするくせに、あたしにはいつもいつも文句ばっかり言って!! 
それでもね!……それでも、信・じ・て・た・のにィ!!」
 ハルヒの悲痛の叫びは、俺の真ん中にあったものを吹き飛ばし、俺の第二胸椎から第一腰椎
まで達する大きな風穴をあけた。ぼろぼろ大粒の涙を落とすハルヒを見る日が来るなんて。し
かも、よりによって、俺がそんな日をつくっちまうなんて……。
 ……だが、ツンデロイド「ハルヒ」よ、その「そうそう、あたしもこいつには何度泣かされ
たことか」的にうなずいて、ハルヒの肩をぽんぽんと叩くのはよせ。傍観者になるな。一端で
いいから責任を感じろ。

 しかし、この時空間すらねじれまくった修羅場に、更なる新手が現れようとは、いかなる深
遠なる知を有する神ですら予測不可能であった。
「キョンく〜ん。うるさくて眠れないよお」
妹よ、兄は大人の、というか、どちらかというと男と女の大切な話をしているところだ。うる
さくしたのは悪いが、そのまま引き返して、再び眠りについてくれないだろうか。
「あー、ハルにゃんがふたりもいるー」
ああ、兄は、それだけには気づいて欲しくなかったぞ。それに気付かないなら、おまえの成長
を心配していたかもしれないが。
「キョン君だけ、ひとりじめ、ずるいー」
妹よ。その、わだつみのように大らかな現状認識を、今はうらやましく思うぞ。……ツンデロ
イド、なにを「ここはあたしにまかせて」的な目くばせを送る? あ、ああ、なんで妹と手を
つないで出て行くんだ?
「じゃあ、妹ちゃんはあたしと寝よっか?」
「はーい。でも、あっちのハルにゃんはいいのー?」
「キョンと大事な話があるんだって。だから、邪魔しないの」
「わかったー」
その聞き分けの良さを、いつか兄にも向けてくれ。そんな機会があったなら……。

 妹たちが出て行き、ドアが閉じられ、俺の部屋の中をしばし沈黙が満たした。
 ハルヒは顔を伏せたままで、今は泣いているのかどうか、俺からは見えなかった。
「……あんたが」
「ハルヒ……」
「あんたが連れこんだのが他の女ならまだ良かった。それが何? どうして、よりによって『
あたし』なのよ!?」
 いや、まて。落ち着け、ハルヒ。あれはお前の姿形はしているが、おまえじゃない。おまえ
じゃないんだ。
「わかってるわよ! あんたがあたしを選ばないことくらい!」
ちがうんだ、聞いてくれ、ハルヒ!
「今日、なんでこんな時間にあたしが来たとおもってるの? 今、うちには、あんたそっくり
のツンデロイドってのがいて、それはあんたそっくりで、でもあんたじゃないから! ……だ
からあたしは、ここに来たのに。だからあたしは、ここにいるのに!!」
! ……ハルヒ、今の話、ほんとか?
「嘘言ってどうするのよ!」
ハルヒ、聞け。聞いてくれ。今、妹と出て行ったのは、おまえそっくりのツンデロイドだ。こ
こにマニュアルもある!
「えっ……」


 それから、ハルヒと俺が、どんな言葉を交わし、自分の体験を打ち明け合って、誤解の結び
目を解いていったかは、物語をもう一度語りなおすだけになってしまうので割愛したい。
 付け加えるべきことがあるとしたら……朝になるとツンデロイドは煙のように消えてしまっ
たことだろうか。
 この件についての第一発見者はうちの妹だった。
 こいつは早朝、いつものようにノックなしで俺の部屋に侵入し、自分なりにあれこれ見分し
た上で、結論をこう告げた。
「キョン君! ハルにゃん! 起きて、ね、起きて。あたしといっしょだった方のハルにゃん
が、いなくなったよ。押し入れも見たけど、お布団しか入ってないし……」


おしまい


85名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 03:02:11 ID:xErnvWol
GJ
86名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 03:56:09 ID:HzFAw3qe
まさかツンデロイドというのはお互いの……!?
87名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 06:58:22 ID:bFoySs//
ハッピーエンドきたこれ
88名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 08:06:28 ID:7dHyk+gE
ハルにゃん信者式朝の挨拶はこれだっけ?


オハルニャンっ!!wwww
89名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 11:02:35 ID:q+tBAt2+
桜が散ってしまわないうちにお花見に行くハルキョン
90名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 11:26:49 ID:HzFAw3qe
そういや一度聞きたかったんだけど、専ブラって皆なに使ってる?
俺はなんか面倒気がしてブクマしてるだけなんだけど。
91名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 11:31:31 ID:SqAugh6v
いくつか乗り換えてきたけど結局janeに落ち着いた
たぶんjane、ギコナビ、live2chあたりを使ってる人が多いんじゃないかな
92名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 11:31:45 ID:WxeETn48
使命を果たし、機能解除された長門の抜け殻にいつかまた目覚めるまでずっと付き添うハルキョン
93名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 11:33:20 ID:+kMShFuq
>>90
7、8年前にJaneの海外サッカー板ヴァージョンを使ってた事あるけど
今は何も使ってない
なくても支障はないしね
94名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 11:40:38 ID:bCaBmNPS
携帯だとw2chオススメ。
95名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 11:42:35 ID:HzFAw3qe
皆ありがとう。
janeが比較的多いのかな。
96名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 11:44:27 ID:+kMShFuq
>>92
衝動的な欲望を抑え切れず、その長門の抜け殻の顔に落書きをするハルキョン
97名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 11:53:09 ID:x8AF0fJy
>>83
GJ!
ツンデロイドより本物がいい!…ということか。
98SS:万年筆:2009/03/31(火) 12:06:01 ID:uzHYN9+T
 朝のことである。HR前にギリギリ二年五組の教室へと飛び込んで来た我らがSOS団団長は、俺の後ろにつくなりこう言った。
「あんた、今万年筆持ってる?」
 第一声がそれか。しかしまた、何で万年筆なんだ?
「今日の天秤座のラッキーアイテムが万年筆だったのよ。ちなみに三位ね」
 そんなところだろうとは思ったけどな。
「お前、星座占いなんか信じてるのか?」
 ハルヒは当ったり前じゃないの、と顔を輝かせるや否や、
「いい、キョン。星の動きってのはね、とっても神秘的な上に超がつくほど不思議なのよ!」
 こいつがこの手のものを否定することは天地がひっくり返っても有り得ないと思われるが、その理論で行くと俺に万年筆よこせと言うのはいささか酷いのではないだろうか。お前は知らんかもしれんが俺も天秤座だからな。正確に言えばお前の三日後だ、俺の誕生日は。
「そんなのどうでもいいわよ。で、万年筆持ってるの、持ってないの?」
 普通に普遍的な男子高校生であるこの俺がそんなもの持ってるわけないだろ。
「ま、そうだとは思ってたけどね。あんたももうちょっと、団長の役に立てるよう努力しなさいよ、まったく…」
 へーいへい。


「有希、みくるちゃん、万年筆持ってる?」
 放課後になってもハルヒの万年筆探しは終わらずーー実はその間に谷口や国木田、阪中といったクラスメイト等に聞いてはいたんだか、まあここでは割愛させてもらうーー、朝比奈さんの極上茶を一気飲みした後ハルヒはそう告げた。
「持っていない」
「万年筆ですかぁ?ご、ごめんなさい、あたしも持ってないです」
 長門はともかく朝比奈が万年筆を持っているとは思えない。というか、似合わない。
 それはハルヒも同じだったようで、特にリアクションすることもなく、俺の目の前でニコヤカにオセロの駒を置く副団長に向き直った。
「古泉くんは?」
「こんなものでよろしければ」
 ミスタースマイル日本代表になれそうなヤサ男は、ブレザーの胸ポケットからそれはそれは立派な万年筆を取り出した。つーかこれ、学生が持つようなシロモノじゃねぇぞ。
「ねえ古泉くん、これちょっと借りていい?」
 骨の髄からイエスマンである古泉がそれを断るはずもなく、かくしてハルヒの手には大企業の社長が持ってそうな上等の万年筆が握られた。さすが古泉くんね、と百ワット笑顔。
 そしてハルヒは隅から隅まで真っ白な紙を団長席に広げると、たった今手に入れたばかりの万年筆で何やら書き始めた。
「SOS団の今後の活動予定を書いてるのよ」
「パソコンじゃダメなのか?」
「だから、今日のラッキーアイテムがこれだって言ったじゃない」
 そういやそうだったな。
 何となく、敗北感に似た何かが俺にのしかかっていた。


 翌日のことになる。
 自宅の引き出しから万年筆を引っ張り出してきてハルヒに渡した俺は、クラスメイトに注目されながらハルヒの説教をくらうことになった。
「あんた馬鹿じゃないの?次の日に手に入るラッキーアイテムなんて、気の抜けたコーラとか二月十五日に貰うチョコと同じくらいにマヌケだわ!」
 ハルヒは俺の手から古泉のそれには程遠いくらい古びた万年筆を引ったくると、
「仕方ないからこれはあたしが没収するわっ!」
 何が仕方ないのかさっぱり解らんが、

 ーー何となく、気分が晴れたのは何でだろうね。



ハルヒたちの誕生日は戸惑で使われていた中の人のそれを使用しました。
でもそれがいいと思うんだよね。十月八日と十一日。狙ったわけじゃないのに三日違い。
99名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 12:06:37 ID:q+tBAt2+
その事をみくる(ゴッ○ゥーザ様?)から厳しく注意されるハルキョン
100名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 12:09:29 ID:h5Q88pua
>>90
専ブラの利点は個人的にはNG機能だと思ってる。
他のはよく知らないがJaneの場合だと、
NGName:登録した名前を自動あぼ〜ん(コテ使用者にはこれ)
NGAddress:登録したメールアドレスを自動あぼ〜ん(あまり実用性は無い)
NGWord:登録した文字列、AAを使用したら自動あぼ〜ん
NGID:IDを手動であぼ〜んする。僅か3回クリックであぼ〜ん出来る(自動あぼ〜んされてない荒らしにはこれ)

これら全て一度でもNG対象になったら終始自動で透明にあぼ〜んしてくれる

上記の強化板
NGEx:特定の文字列を含むスレタイで特定の文字列・AA・名前・メールアドレスを使用したら自動あぼ〜ん
(特定のスレタイのみで適用なので大量に登録しても、人口の多い実況板やVIPで困るということがない)

応用すると無駄に改行した文章・デフォルトの名前以外・sage以外のメールアドレス・携帯電話からの書き込みも消せる
NG対象になったレスにアンカーを付けてる人(荒らしに反応してる人)も連鎖的に消せる
101名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 12:11:47 ID:h5Q88pua
うおw しまった。

>>98
GJ!
そうなのか。誕生日三日違いって、なんかそれっぽいなw
102名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 13:01:23 ID:x8AF0fJy
>>98
GJ!
原作で誕生日の時期がわかるのはキョン妹ぐらいだからな。
にしても、たった三日違いなのに運命を感じてしまうのはやっぱハルキョンだからか?
これもハルヒの願望の結果ということかw
103名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 13:39:48 ID:9aJ+XxpJ
メタなネタからでも運命的な感じがするよなw

>>92でコッペリアな感じで寂しい気分だったのに、>>96>>99で長門の即時復活エンドで脳内スクリーンに完の文字が踊った。
104名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 14:46:11 ID:q+tBAt2+
リロってなかった

>>98
GJだぜ!
105名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 15:14:22 ID:9aJ+XxpJ
ロリってないと聞いて、ゴスロリハルヒ人形思い浮かべた俺はちょっと吊ってくる。
106名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 15:22:49 ID:x8AF0fJy
>>105と同じく俺もゴスロリハルヒを想像してしまったw
俺も吊ってくるか…。
107名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 15:31:25 ID:+kMShFuq
なぁ、ハルヒ…ちょっとおっぱい触っても良いか?
両方とは言わん、左だけで良いんだ。
108名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 15:37:14 ID:q+tBAt2+
>>107
フィギュアに変な事してないで激動やろぜ
109名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 15:45:29 ID:x8AF0fJy
洗濯物と一緒に自分を吊ってきた。

激動は絶妙なとこでカメラアングルが斜め上からになるからな。
見えそうで見えない、このもどかしさw
110名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 16:37:45 ID:h5Q88pua
だがそれがいい(AA略
111名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 16:46:57 ID:HzFAw3qe
フィギュアといえば並列の海賊ハルヒが言い出来だぞ。写真より実物の方がいいな。
112名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 17:46:27 ID:uzHYN9+T
誕生日で思い出したんだが、超月刊シリーズにその手のパーソナルデータはでるんだろうか。公式にはなかったからな。
個人的に>>98で使った誕生日が気に入っているので、いまさら言われてもな感じはある。ハルヒAB型、キョンA型とかいう血液型もそれっぽいし。
そういや競演買ってきたが、ありゃオフィシャルのノリじゃないな。なにを血迷った角川ww
113名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 18:21:49 ID:xErnvWol
実は誕生日が同じ日なハルキョン
114名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 18:33:05 ID:BZmcN+yW
まあ元DNA出版とかのアンソロジー本みたいなもんじゃね。
ゲームももう3つ目だし、その手のアンソロ本も出せばいいのにな。
115名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 18:33:08 ID:WxeETn48
閉鎖空間と共に消滅、行方不明になったハルキョン
世界に平穏が戻りそれぞれの場所へ帰った長門、みくる、古泉
ある日古泉が夜空をふと見上げると流星が2つ、寄り添う様に流れていた
116名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 18:37:24 ID:q+tBAt2+
>>112
アンソロジーでかつて成功した物は見た記憶がないな
オフィシャルとか銘打って奴では
117名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 18:50:22 ID:0xjy5hxx
出版社企画のアンソロジーより評価の高い同人を再編集したもののが売れそうで困る
118名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 18:53:22 ID:BZmcN+yW
公式!って変に力入れるから駄目なんだろうな。
公認ってくらいがちょうどいい。
119名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 20:04:30 ID:ttqYElMl
キョン「力を抜けってことだな」
ハルヒ「……なんかいやらしいわね」
120名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 20:49:38 ID:wyYFP/Hs
チアfigmaが届いたよ。
当初、バットのグリップエンドが外れるのに気付かなくて
もう少しで手のパーツ破損するところだった……\(^o^)/
121名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 21:06:16 ID:uzHYN9+T
figma、二人並べたいがためにハルキョンは全部買うんだが、トナカイはどうしよう…並べたいだけだから正直朝比奈さんいらない
122名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 21:15:25 ID:0xjy5hxx
よし、じゃあその朝比奈さんを俺にくれ
123名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 21:16:36 ID:bCaBmNPS
みくるボディにキョンヘッド!

あ、胸に星形のアザがっ!?
124名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 22:13:52 ID:q+tBAt2+
figmaシリーズも多くなったよな〜

ハルヒだけでも
超勇者・冬服・ポニテ・夏服(番外サンタコス)
って全部購入及び予約済みだな

キョンもバリエーション増やして欲しいな
125名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 22:15:39 ID:q+tBAt2+
間違った。ポニテじゃなくてチアだった
126名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 22:51:23 ID:i0+DoaL6
チアは凄く楽しみだぜ……くそう、なんだジャージがないんだ
127名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 23:15:26 ID:xEc5CQu3
俺のジャージを着るな!!
128名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 23:19:01 ID:G+/05Nbe
じゃあ学ランをよこしなさい!
129名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 23:30:10 ID:bVs6wHPW
長ランに力襷、夕日町応援団の腕章を装着したハルヒが頭に浮かんだ
130名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 23:36:58 ID:q+tBAt2+
バニーとかそんな物ではなくジャージを切望する



そんなオマエラが大好きだ!
131名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 23:37:39 ID:WxeETn48
もしキョンをもっとノリを軽い男にしてみたらを考えてみた

「おはよう涼宮さーん」
「・・・・・」
「あれ、また髪型変えたんだ?今日はポニーテールか、へえ〜」ジロジロ
「・・・・・」
「せっかく美人なんだから正面からも眺めていたいや、窓の外ばっか見てないでさぁ、こっち向いてよ、ね?」
「・・・・・」
「も〜しょうがないなぁ」カシャ
「ッ!ちょっと、勝手に携帯で撮るなっ!」
「アハハ、振り向いてくれた。じゃもう一枚」ニヤニヤ
カシャ
132名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 23:51:13 ID:9drxLTvI
ハルヒのジャージ姿はなんか元気で明るくてイイんだ…うん。
133名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 00:39:22 ID:mp5Tzs3w
エイプリルフールに「私達結婚しました」と画像付きでクラスメイト達にメールを送るハルキョン。

そのメールに対する返信
「どうせなら子供が出来ました!にしろ!」18%
「そんな画像作ってまで手の込んだ嘘をつくお前らマジうぜえよ!本当に結婚しちまえよ!」1%
「涼宮さんのウェディングドレス姿、とっても綺麗なのね。末永くお幸せに!」1%
「それ、嘘になってないよ」80%
134名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 00:46:47 ID:aPdhB39V
>>133
そのメール俺のところにも来たぜ
俺も「それ、嘘になってないよ」に挙手
135名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 01:07:31 ID:eLSvBdbs
肉体を無くしても意識をハルヒのPCに移した長門
PCを立ち上げるとのっけからカレー食べてる最中の長門が画面に出て来る

 「ところでキョン君、鹿撃ちにいかないか?」

 次の日の朝。
 俺たちが宿泊したコテージのベランダにでかいダイニング・テーブルを引っ張り出して、4
人で朝食をとった後、コーヒーを飲みつつ、親父さんは、その気楽な格好のように、気楽に言っ
た。
「今、なんと?」
「こんな小島に、鹿なんてでかいものが生きていける生態系がないでしょうが」
と突っ込むハルヒ。
「ではキョン君、カジキマグロを釣りに行かないか?」
「それはどこの港町ラハイナよ!」
と突っ込むハルヒ。
「ではハルヒ、キョン君はもう食ったのか?」
「ぶっ!ごほごほ」
と咳きこむ俺。
「このエロオヤジ!どうしてあたしに聞くのよ!こっちに先に来くのが筋ってもんでしょ!」
いや、それも筋が違うぞ、ハルヒ。それにその話題を引きずり戦線を拡大すると、このSSが
全年齢対応でなくなってしまうんだ。
「いや、なんでも地元の漁師によると、夜な夜な日本語で愛の言葉を絶叫し合う生き物が現わ
れるらしくてな。難儀しているということじゃった」
「『じゃった』はないでしょ!」
そこもつっこみどころじゃないぞ。スルー、スルーだ、ハルヒ。
「それに『夜な夜な』じゃないし……」
ハルヒ、それはもう100%罪を認めているに等しいぞ。
「へえ。じゃあ、あんたとのことは、『罪』なんだ、ふーん」
ああ、意地になっている。ヘソを曲げている。堪忍袋の底が抜けている。
「えーと、俺の言いたいことを一言で言うと、だ」
ああ、いっそひとおもいに・・・
「お父さん、今日はキョンと遊びたいな」
「こんなので良ければ、いくらでも持っていきなさい」
ああ、こんな簡単な計略に引っかかって一山いくらで売られていくのか、俺。ドナドナドナドー
ナー。
「……そのかわり、壊さないでよね」
使用上の注意をよく読んでお使いください。


 思えば、その夜の(正確には朝方の)夢見は最悪というのに近かった。逃げ回る親父さんに
拉致され、追っかけるハルヒには撃たれる、という奴だ。
 

「ハル、よかったの? あんなに簡単にキョン君をお父さんに引き渡して」
「『引き渡して』って、そんな捕まった宇宙人みたいに」
「まあ解剖したり何か埋め込んだりはしないでしょうけど……肉体的には」
「ど、どういうことよ?」
「お父さん、最近、コールドリーディングとか妙なものに凝ってるから」
「べ、別に聞かれてまずいことなんて、何もないわよ」
「うん、お父さんも、二度も聞きたくはない、って言ってたわ」
「か、か、か、母さん?」
「ふふ……若いっていいわね」
「うわあ。……母さん、あたし、海につかってくる」
「海を煮立てないでね。あと、波にさらわれないように」


 俺と親父さんは、借りてあるヨットがあるという小さな船着き場までの道をゆっくり歩いて
いた。
「ディンギー(dinghy)っていってな、ヨットといっても長袖の紳士がシャンパン・グラス片
手に船長気取るような奴じゃなくて、キャビン(船室)のないちっちゃい奴だ。バランスをと
るのに、しょっちゅう自分の体を船から外に乗り出す。優雅には程遠いが、スポーツなんてそ
んなもんだ」
「二人乗りなんですか?」
「今日やるのはそう。自然だけとやるより、他人が混じる分おもしろい。まあ、相手がいれば、
の話だけどな」
「はあ」
「なあ、キョン君。率直に聞くが」
「はい……」
「あいつ、もてるのか?」
「は?」
って、そっちですか? 黙っていればAAAプラス、なんてのは、どう翻訳すればいいんだ?
「さあ、どうなんでしょうね、はは」
「親が言うことじゃないが、あの見た目にあの性格、あの言動だろ? 普通、後ろから刺され
るぞ」
「いや、でも」
「身を守る仕方は一通り教えたけどな。俺も心得がない訳ではなかったし。だが精神面まで手
が回らんかった」
「それは……」
「……あいつ、変わったよな?」
「はい」
「うん。『一発殴らせろ』と言うなら、このタイミングかな?」
いや、ここはちょっと海面からの高さがすごいというか、15mの高さから落ちたコンクリー
トの硬さに相当というか……。あと、さっきの「心得」の中身も聞いてないし。というか、聞
きたくないし。
「……うちは親父の方もツンデレでな。ほんとは『感謝してる』と言うべきなんだろうな。……
言わないけどな」
「……」
「笑ったな?」
「い、いえ。そんなことは」
「じゃあ、母さんとの惚け気話をたっぷり聞かせてやろう。そして俺たちが、ハルヒに日々ど
んな目に合わされているか、思い知るといい」


「あらハル、もう帰ってきたの?」
「水がしょっぱくて」
「海ってそういうものよ」
「どこまで行っても足がつくし」
「遠浅の海ってことね」
「なんか、つかれた」
「お昼まで休む?」
「そうしようかな」
「お父さんがハンモックを吊ってたわよ」
「……いい。部屋で寝る」


「……という訳で、うちはバカップルだ。ツンデレ娘からは再三苦情が寄せられるが無視だ。
親の幸せな姿を子に見せつけて何が悪い? 親の仲の不幸を子供に心配されるより、呆れられ
バカにされた方が何倍もいい」
 ヨットのあるところに着くまでの間、親父さんは本当に本気で惚気続けた。内心、拍手を送
りそうになるくらいのものだった、とここでは言っておこう。
「さあ、着いた。ヨットは始めてか?」
「はい」
「じゃあ、呼び名だな。まず艇体のことを『ハル』と呼ぶ」
「ほんとに?」
「ほんとに」
「世界中で?」
「ヨット屋ならな」


「あら、もう起きてきたの?」
「何が悲しくて、南の島に来て、昼間から部屋にこもって膝を抱えてるんだと思うと、おもし
ろくなくて」
「それもそうね。膝は抱えなくてもいいと思うけど。何か飲む?」
「レモンっぽい奴がいい」
「座ってなさい。持ってくるわ」
「うーーーー」
「はい……キョン君、連れて行かれて、そんなに退屈?」
「……」
「あるいは、まともに顔見れないから好都合?」
「……」
「まあ、少しお待ちなさい。母さんの勘では、午後は天気予報、外れるから」
「?」
「潮の香りがね、教えてくれるのよ」


親父さんは、ビート板に旗を突き刺して海に浮かべた。
「最近はこうやってリクツを説明するそうだ」
「理屈ですか?」
「知っての通り、ヨットは帆に風を受けて進むが、見ての通り、帆があるだけじゃ風に翻弄さ
れるばかりで前に進まない」
そういって、ビート板をすくいあげ、裏側に小さな下敷きのような板を突き刺した。
「こうすると船はくるくる回らなくなる。そればかりか、帆が風を受けて生じる力とこの板が
進むまいとする抵抗力が合わさって、斜め前から風が吹いても、ヨットは何故か前に進む。合
力って奴だ。力の平行四辺形とか、習ったろ? なに、理系はからっきし? じゃ往年のカン
フー・スターのやり方で行こう。『考えるな、感じろ(Don't think, Feel!)』。さあ、海へ
出るぞ」

 * * * *

「キョン!キョン、キョン! 親父! キョンに何したのよ!」
「鍛えた」
「何それ!? 仕返しのつもり?」
「仕返ししなきゃならないようなこと、何かされたのか?」
「そんな訳ないでしょ!」
「俺の答えと同じだ。……おい、キョン君、眠っているところ悪いが、そろそろ起きてくれ。
俺の家庭内地位が公的支援も間に合わんぐらい劣化しそうだ」
「…う…すみません。面倒かけて」
「キョン、バカ親父に何されたの?あたしの親なんてことは銀河の果てに追いやりなさい。海
に突き落とされた?海水を煮え湯にして飲まされた? あたしが3倍返しにして敵をとってや
るから!」
「親の敵とはよくいうが、親が敵とは。ははは、こりゃいい」
「親父ギャグ、禁止! さあ、キョンを降ろしたら、それがゴングよ!」
「娘よ、最近また腕を上げたらしいが、今日は勝ち目がないぞ」
「何故よ!?」
「戦う理由がないからだ」
「ハルヒ……やめとけ」
「あんたの頼みでも、これだけは聞けないわ!」
「母さん、しぶい日本茶が飲みたい」
「はいはい。用意してありますよ」
「なに、ふたりして、和んでるのよ!」
「ハルヒ……。おれは、ただの……船酔いだ」
「親父、あんたのヨットに乗せたのね!?」
「うむ」
「あんなもの、はじめてなら吐くほど酔うに決まってるじゃないの!」
「うん。その上、夕べはほぼ寝てないみたいだしな」
「それがしごきって名の暴力以外のなにものだっていうのよ?」
「強いて言えば、愛、かな?」
ハルヒは露骨に「これ以上話しても無駄だ」という顔をして、親父さんからさっさと俺の身柄
を奪い取った。
「こいつ寝かせてくる」
「ハル、キョン君の吐き気が続くなら、室内より風通しのいいところがいいわ」
「うん、母さんの、借りるね」
ハルヒの母さんが読書につかっていたやつだろう、リクライニングできる籐製の大きな椅子に、
ハルヒは俺を座らせた。
「まだ胃液が上がってくるかもしれないから、頭は下げすぎない方がいいわ」
そういいながら椅子の調整を済ませ、ハルヒは「ちょっと待ってなさい」と言って、再び親父
さんがいるジャンボ・パラソルに戻って行こうとした。いくな、と手をつかんで振り向かせた
が、ハルヒはポンポンと握った俺の手の甲を叩いて、俺をあきらめさせた。
 ハルヒと親父さんの、冗談と呼ぶには激しすぎる言葉や技の応酬は何度か見てきたが、俺が
知る限り、ハルヒが親父さんに向けてここまでの怒りを向けているのは始めてだった。いつも
は、じゃれるというか、やり取りを楽しむというか、二人のどちらにも、何かしら余裕のよう
なものがあった。今のハルヒにそれが感じられない。それどころか、いつでも、何もかもを冗
談と化すことができるような、いたずら坊主のようなまなざしが、親父さんの目からも消えて
いる。それが俺を不安にさせた。唯一の頼みは、そんな雰囲気さえも、当たり前に受け流しつ
つ、すべてを見守っているハルヒの母さんだけだ。彼女だけが、俺が知っている、いつもの涼
宮家の雰囲気を今もまとってくれていた。
「言いたいことがあるなら聞いてやるぞ、小娘」
親父さんの声には、明らかに挑発の色が乗っている。
「言葉だけで済ませるつもり、ないから」
ハルヒの両方のつま先が、リズム良く砂を蹴り、こいつの体を上下させる。
「性懲りもなく打撃系か?」
「下が砂だってことを感謝しなさい」
 ハルヒは、ゆっくりした口調で発した、その言葉の音と音の間に蹴りを潜ませて、放った。
素人の俺には、何時どんなタイミングで蹴られたのか、完全にわからなかった。
 親父さんの側頭部あたりで乾いた音がして、はじめてハルヒの足元で蹴り足が踏み切った砂
が舞っているのに気づいたくらいだった。
「軽い」
 親父さんは椅子に座ったまま、左手を上げて蹴りを受けとめたようだった。
 「ようだった」というのは、親父さんの言葉が聞こえた時には、蹴ったはずのハルヒの右足
はもう、足元にもどっていて、トーントーンと体を揺らすリズムに復帰していたからだ。
 親父さんは軽いと言ったが、もとよりそれは、ハルヒの蹴りの本質ではない。その証拠に、
蹴りを受けた親父さんの左腕には、何かで切ったかのような傷に血がにじんできていた。
「今時、イベリア船籍の安全かみそりだって、ここまでなまくらじゃないぞ」
 言葉自体は冗談以外の何ものでもないが、声の調子にも、目に浮かぶ色にも、そんな様子は
カケラもない。あと冗談のキレもない。
 事実、親父さんはすでに立ち上がって構えをとっているが、ハルヒの蹴りがいくつもまとも
に入っている。最初の左から蹴りのように、右からの蹴りを裁き切れていない。
 親父さんの右のこめかみから血が流れ始める。
「減らず口も減ったようね」
その言葉の内にも蹴りが飛ぶ。今度は、脇腹に入った。親父さんの体が歪む。
「待ってろ。今、正義の怒りを貯めてるところだ」
「月並み! あと誰が正義よ!」
「安心しろ。少なくともお前じゃない」
 親父さんの前に出そうとした右足がもつれる。体が傾く。それを見逃す今のハルヒではない。
 だが、俺の中で唯一、非凡人的的に発達した「ヤバいことセンサー」が全然別の方向を指し
ていた。
「やめろ、ハルヒ!」
・・・・
・・・
・・

 「簡単そうに見えるだろうが、今のも楽じゃないんだぞ。これが野郎相手ならボコボコにし
て終わりなんだが、アザでもつけると母さんが怖いからな。……あ、恋女房としてじゃなく、
武人としてな。ここ、必ず書いとくように」
 親父さんが、ハルヒの膝でのフィニッシュに合わせた技は、「簡単そう」どころか、何をやっ
たのか、まるで分からなかった。
 しかし、結果を見て何を狙ったものかは分かった。瑕ひとつつけず、ハルヒの意識を奪うこ
と。それと、もうひとつ。
「最初の蹴りはフェイクでな、この馬鹿、足で俺の右目に砂を《投げ》やがった」
「ハルヒが?」
「きたねえ手だ。反吐が出る」
 親父さんの顔には、ハルヒがこのことを自分で話す時、おそらく浮かべるだろう自己嫌悪す
る表情が浮かんでいた。
「だから、ちょっと、ほんの少しだけ、怒っちまった」
親父さんは、いつもの悪ガキのなれの果てのまなざしに戻ってそう言った。俺は、うまく言え
ないが、その表情にどこか安心したような気持ちになった。
「そうまでして勝ちたいかね?」
と息を吐くように親父さんは嘆いた。
「どちらも勝ちたい、負けられないと思うから戦うのでしょ?」
とハルヒの母さんが言葉を引き取った。
「ちがいない」
「それだけ?」
「反省してる」
と愛すべきバカ親父は言った。
「馬鹿だって時には反省したっていいんだ」
自分に、それとも誰かに、言い聞かせるように親父さんは言った。
「さて、後は戦後処理だけかしら」
ハルヒの母さんの視線をすごく感じる。言いたいこともすごく分かる。どっかの機関内超能力
者に教えてやりたい。顔なんぞ近づけなくたって、ひそめた声なんぞ使わなくたって、伝える
べきことは伝わるのだ。そう、真っすぐ相手の目を見さえすれば(澄みきった瞳限定、但し長
門は別考の余地あり)。


 ハルヒが真ん中の寝室のベッドで目覚めたのは、……正確には「自分はもう起きている」と、
ベッドの端に座っている俺に気付かれてもいいと踏ん切りをつけたのは、もう午後10時を回っ
ていた。
「いつからいたの?」
「胃液を吐くのがおさまってからだ」
「なんでそんなとこに座ってんの?」
「ありていに言えば、そうしたいからだ。邪魔なら出てく」
「親父と闘ってるの、見てたわよね」
「ああ」
「……ざまないわ」
「すまん」
「なんであんたが謝るの?」
「おまえを止められなかった」
「止めてたら、あんたから倒してたわ」
「それでも止めるべきだった」
「無茶言わないで。あれを止められるのは、止めていいのは、母さんだけよ」
「……」
「でも、あんたはそういう奴だったわね。……知ってたわよ」
「すまん」
「なんであんたが謝るの?」
「おまえを止められなかった」
「止めてたら、あんたから倒してたわ」
「それでも止めるべきだった」
「無茶言わないで。あれを止められるのは、止めていいのは、母さんだけよ」
「……」
「でも、あんたはそういう奴だったわね。……知ってたわよ」
「すまん」
「あやまるな!!……ん、く、キョン、お願いだから、今すぐ向こう向いて、3分、ううん2
分でいいから、意識を止めてなさい!!」
 おれは両肩をつかまれ、180回転させられて、背中にハルヒのかるい頭突きを食らった。
 だから、その後しばらくのことは俺は知らない。
 俺が知っていて良いのは、ハルヒが頭をずらして、俺に語りかけ始めてから後のことだけだ。

「なんで、あんたは怒んないのよ……。あんたとオヤジの間だけで話がついてるみたいで、あ
たしひとりが悪者じゃない」
「そういうんじゃない」
「何よ、何がそんなにおかしいわけ? あたしは今も怒ってるんだからね!」
 俺の肩まであがってきたハルヒの頭に、ぽむと犬がお手をするみたいに手を乗せる。
 ハルヒは払いのけないで、首を少しだけ縮めた後、首の力だけで俺の手を振り落とそうと挑
戦する。
「俺のために怒ってくれたんだろ? だったら、俺はおまえに感謝してるぞ、ハルヒ」
 首の奮戦が中断する。表情は見えないけれど、声の調子は怒りを乗せたそれから、ぶーたれ
モードへと切り替わる。
「そりゃ、どうもお」
 ハルヒの言い方が、あまりにしぶしぶといった感じだったので、俺は思わず吹き出した。
「やっぱり、あんた笑ってるじゃないの!」
「いや。だが楽しい時に笑っちゃいかんのか?」
「楽しいじゃないでしょ! あたしは笑われてるのに腹立ててるの!」
「おまえがどの口でそれを言う?」
いつも人を指差して、本当に楽しそうに笑ってる奴が。
「この口よ」
だが、いまは、わざとらしく威張ったアメリカお化け(ドロンパ)の口だ。
「この口か」
「……んん!……あ、あんた、どさくさにまぎれて!」
「お、おまえも目を閉じただろ?」
「キスしといて、うろたえるな!」
「おまえこそ、今のおまえの顔を見せてやりたいぞ」
「……なら、動かないでよ」
「動くもんか」
「……こら、キョン、目、閉じるな! 見えないでしょ!」
「いや閉じるだろ、普通! こんだけ至近距離になったら!」
「……あんた、雰囲気に飲まれすぎよ」
「お、おまえのその目を、これ以上凝視できる奴がいるんだったらな!」
「なによ!?」
「……古泉の携帯の番号を売ってやる」
「どの口で言うのよ、まったく」
「この口だ」
「この口ね」

 ごほん、ごほんと、わざとらしい咳払い。
 これが本物なら、隔離した方がいいぐらいのレベルだ。
 壁の向こうからでも聞こえる大きなため息。そして声。
「おまえら、絶対、わざとやってるだろ。……バカ娘と格闘してな、デレが腰に響くんだ。聞
こえないところでやってくれ」

「キョン♪」
「なんだ、ハルヒ? うれしそうに」
「そうよ。なんか、めちゃくちゃうれしいわ。あんたがヤギでここがアルプスなら、ぐるぐる
振りまわして地球を七回転半してるところよ!」
 俺を光の速さでぐるぐる振りまわすかわりに、ハルヒはこれまで誰も見たこともないような
見事なガッツ・ポーズをきめてみせた。
「そうよ、あたしはあいつの娘だもの。自分を人質に取ればいいのよ。なんで、こんな簡単な
ことに気づかなかったのかしら?」
「いや、それは気付いたとしても、人としてどうかと思うぞ」
俺の立場で、こう言うのも何か違う気がするが。
「あたし今、はじめて親父に勝てた気がしたわ」
聞いてないし。
「構うことないわ。それとも、……あんた、あたしが、嫌なの?」
実は聞いてる上に、ボイス攻撃まじえて時間差で答えてるし。
「お、おまえ、その声は、……いろいろ、いろいろ、まずいって」
ああ、そうとも、テキストデータでお伝えできないのが、実に喜ばしいぞ。
「あら、キョンにも効いてるわねー」
 やっぱり主標的はあっち(親父さん)かよ。
 しかも、なんだ、瞳の中の大星団の数は? やばい、ハルヒのギヤが「ハイ」の2つ上に入っ
てる!
 つまり、今現在ハルヒの「ストライク・ゾーン」は最悪最大規模の閉鎖空間を上回る勢いで
絶賛拡大中だ。
 手遅れになる前に、やるしかないのか。
 耐えられるのか、おれの胃腸とか内分泌系。持つのか、おれのジョン・スミス。
 ええい!吹けよ風!呼べよ嵐!
「ハルヒ!」
「待ってました!」 何をだよ!?
「に、にげるぞ!!」 どこへだよ、俺!?
「じゃあ、地平線を追い越すわよ、キョン!!」 それは誰かの新しいキャラ・ソンか何かか!?

 手をつないだ俺たちがコテージを飛びだすのと、滞在中の涼宮夫妻の寝室になっているベッ
ドルーム(大)の木製のドアが、親父さんの貫き手の演舞によって破壊されたのは、ほとんど
同時だった。


 その7へつづく
143名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 01:25:18 ID:kMfqqgDG

エイプリル・フール早々、投下、失礼しました。
144名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 01:58:20 ID:mp5Tzs3w
寝る前に良いものをありがとう!GJです
145名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 02:30:30 ID:czZtQJ+r
GJ!!
いいねいいねw
146名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 02:52:24 ID:DnIJWnV9
イイ夢見れそうだ。GJ.
147名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 11:08:12 ID:qzxjODsx
エイプリルフールの嘘に転校する事になったと伝え
二人で閉鎖空間に閉じ込められたハルキョン


ってネタしか出ない俺はまだまだケツが青い
148名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 11:27:54 ID:eLSvBdbs
朝倉と仲良く話してるキョンを見て浮気者、と呟くハルヒ
149名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 11:35:19 ID:DnIJWnV9
エイプリルフールなので「嘘だよー」とか言いながら惚気まくるハルヒとキョン。
150名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 11:51:25 ID:czZtQJ+r
エイプリルフールって休み中なのがまた使いにくいイベントだよな。
そのせいか学園モノなんか相性が悪い。
151名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 12:12:20 ID:r3cCnr73
キョンに
「嘘よ。まったく、すぐ騙されるんだから」
と言いつつ、しっかりと12時過ぎたのを確認して告白するハルヒって電波が。

※エイプリルフールは午前中
152名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 14:43:05 ID:c94PnB0H
ハルヒ「キョンなんて大っ嫌いー」
キョン「俺もハルヒなんて嫌いだぁ」
ハルヒ「あたしの方がもっと嫌いよぉ」
キョン「なにおぅ。俺の方が嫌いだっぜぇ」
153名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 14:54:02 ID:IYvkLxiJ
4月1日
キョン「ようハルヒ今日も綺麗だな」
ハルヒ「ふごっがっ…キョンもいつもどおり素敵よ」

みくる「涼宮さんかんじゃいましたね」
古泉「あれでごまかせたと思っているようですね」
154名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 15:57:01 ID:NuM2D957
>>152が午前で>>153が午後ということか。
そして夜中に愛の言葉を囁きあう二人。
155名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 16:39:13 ID:r3cCnr73
明日のハルヒは再放送じゃなくて新規放送なんだぜー!
156名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 16:47:51 ID:OnRvtOT2
しかし午前中だけってなるとますますネタが難しいなw
157名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 16:57:35 ID:e8zi/lZX
なんかハルヒは嘘っていうのは嫌ってそうなイメージがある
158名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 17:13:39 ID:IUy/xNCO
「キョン!まだ寝てたの!いい加減起きなさい!」

4月1日を迎えた今日、世間じゃまだまだ春休みだってのに、俺は朝の6時からこいつに叩き起こされた。
「なんだ?不思議探索なら土曜日までまだ時間はあるぞ」
「何言ってんのよ!今日が何の日か、あんたわかってて言ってるわけ?」
今日か。
最初に言ったが今日は4月1日だろ?それが何だってんだ。
それを言ってやったら、ハルヒの奴、心底あきれ果てた顔で
「はぁぁぁ〜〜〜〜…」
なんて盛大なため息をつきやがった。
ため息つきたいのはこっちだぜ。せっかく春休みに相応しい惰眠をむさぼっていたところなのにな。
「あんた、この日がどんな意味を持っているかわかってて言ってるわけ?」
わかるわけがねえだろうが。お前が何も説明しないんだから。エイプリルフールが何だって言うんだ。
「それよ!1年中でただ一日嘘ついても許される日なの!」
「だから何だよ。ご近所さんたちに嘘ついて回れとでも言うつもりなのか」
「あたしとしたことが、こんな簡単なことを見落としていたなんて失態だわ」
いい加減要領がわかるように説明してくれ。それと出来ればそのまま家に帰ってくれ。
俺は春休みの学生らしく昼まで惰眠をむさぼるつもりなんだからな。
そうしたらいきなりハルヒの奴、俺のパジャマの胸倉引っつかんで、
「あんたそれでもSOS団の一員なの?」
「それとSOS団のどこにつながるのか全くわからんがな」
「いい?あたしたちはこの世の不思議を求めて結成したのよ。今まで思うような成果は上がってなかったけど、
今日のこの日のことを知って、初めて気付いたの」
「何にだ?」
「この嘘をついてもいい日だし、みんな嘘ついて回ってるわ!その嘘に乗じて不思議もやってくるっていうものなのよ!
あたしたちがこの日を見逃してしまったら、もうやってこないかもしれないじゃない!キョン、これは大いなるチャンスなのよ!」
そのために朝の6時に俺を叩き起こしたわけか。
「タイムリミットは今日の正午!本当は0時になってから今までの時間すら惜しかったくらいよ!わかったら今から起きなさい」
「言いたいことはわかったから俺は寝…」
寝ようとして布団を被ろうとして。
瞬間、俺の意識は強制的に覚醒した。
しょうがないだろう。気付けというレベルじゃねえ。
このまま寝てしまったら本当に永遠に寝させられそうだ。そんなオーラをあいつは纏っていたんだからな。

こうですか?
159名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 19:29:30 ID:TTcT0DFQ
160名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 19:32:47 ID:kifHqqRA
>>158
GJ!
>>159
やるな……
161名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 19:41:46 ID:ggR/qI9T
>>158
おぬしなかなかやりおる

>>159
古泉の名前はわざとなのか?
162名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 19:56:42 ID:TTcT0DFQ
>>161
素で間違えてたw
163名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 20:20:13 ID:laVdSqPg
そのポーカーやってみてぇw

>>158
うむ……そこまで書いたなら続きがあるんだろうな?
164名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 20:53:58 ID:IUy/xNCO
続きまでは考えてないわ。
ってかここまで長い話になるなんて書いた俺本人でも予想しなかったんだ。
でも考えてみる。がんばって。
165名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 21:01:30 ID:laVdSqPg
言ってみるもんだ。
正座して待ってるw
166名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 22:11:17 ID:0EX13Dj5
ネクタイは締めておきなさいよっ!
167名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 22:40:48 ID:GHxZKxOD
靴下もなっ!
168名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 22:54:15 ID:965K00iP
ハルヒとしたいと願いながら過ごしてたよ。
169名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 23:42:18 ID:YjU/TvxW
俺としたことが今日はハルヒといっしょに風呂に入るのを忘れてたな。
よし、もう一回入ろうか。
170名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 01:09:22 ID:foksVi5g
俺は毎晩ハルヒと寝てるよ
171名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 01:16:23 ID:VVI7P2XC
じゃあ俺の隣に居るこのハルヒは……一体!?
172名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 01:17:02 ID:KhdxXuMu
まったく、どいつもこいつもキョンのふりをしやがって。うざいったらありゃしない。
なあ?ハルヒ。



「そんな事どうでもいい?それよりもう一回して欲しい?はあ、やれやれだ。じゃあ後ろ向けよ!」

明日は仕事なんだ。お手柔らかに頼むよ。ハルヒさん?
173158の続き:2009/04/02(木) 01:40:20 ID:AM82/rHV
で。
俺とハルヒは今、いつもの待ち合わせ場所にいるわけだ。
二人っきりでな。
「で、俺だけか?」
「何よ?」
「他に呼ぶべきメンバーがいるんじゃねえのかよ。古泉とか、長門とか、朝比奈さんとか」
「キョン、あんたの役職は何?」
「雑用係だが?」
「古泉くんは副団長、みくるちゃんは副々団長、有希は文芸部部長なのよ!あんたは平団員!
他に何か言うべき事はある?」
理由になってるのかどうかわからんがこれ以上反論することは、まさに旧日本軍の二等
兵が大将に意見する行為に等しいので、心の中で「やれやれ」とつぶやきつつ、
「お前がそう言うんだったらそうだろうさ」
とだけ言っておいた。
考えれば朝比奈さんにこんな朝早くから起きろなどと言えんし(ハルヒだったら構わず言うんだろうけどな)
長門だったら気にしないでついてきてくれそうではあるがやっぱり一応あいつも女の子なんだし気にせざるを得ない。
古泉はどうでもいい。寧ろ俺がここで行かなければ奴が例のバイトに呼び出されることになるんだろうからな。
「わかったら今日はSOS団特別不思議探索強化版、始めるわよ!さっきも言ったけどリミ
ットは今日の正午!いい?いつもみたいにサボってないでビシッと探しなさい!」
「それはわかったけどどこを探すんだよ?」
「あんた何を聞いてたの?あたしたちに残された時間は少ないのよ!どことかどうとか言
ってる暇あったらちゃきちゃき動く!」
「へいへい」
「返事ははい!そして1回!」
「はいよ」
「何よその気のない返事は!」
逆になんでそんな無駄に気合入れてるんだお前は。
「いくわよ!」
わかったからその手を離してくれ。早朝だし人目が殆どといっていいほどないのが救いだ。
でなければ恥ずかしい。ハルヒの奴はそんな他人の目など全く意に介さないだろうがな。

で。
俺たちがいつもの待ち合わせ場所に着いたのは、ハルヒに叩き起こされてからわずか1時間後、つまり早朝7時、だ。
こんな時間に開いている店なんて、24時間営業のコンビニとかファミレスくらいのもんだろう。
外に出ている人間なんてのも、夜勤帰りのお兄さんか早朝出勤のサラリーマンくらいのものだ。
「そのくらいのほうが不思議も安心して出てこれるってものなのよ」
そんなハルヒ的理論で、やっぱりどう見ても当てずっぽうに探して回ってるだけに過ぎないのは気のせいなんだろうな。
いや、そこは突っ込んじゃいけないところなんだろう。

そんなこんなで、結局何も見つからないまま、時刻は朝の8時過ぎ。
普通の会社勤めのサラリーマンとか部活の学生とかがぞろぞろと出勤、登校のお時間だ。
まぁ、俺たちも一応「SOS団」という名の部活動をしているのだから、これも部活と考えて間違いないんだろうけど、
それは人によって意見の分かれるところだろうから多くは言わないで置こう。
やってることはいつもの不思議探索と何ら変わりない。
しかし、こうも朝早くからの景色を見ていると、何となく新鮮な気分になってくると言うものさ。
だけど、あれだけ色々やってまだ街に出て1時間程度かよ。いい加減疲れてきたぞ。
「何よ、キョン?休んでいる暇なんてないのよ!タイムリミットまであと4時間しかないんだからね!」
汗一つかいてないこいつが忌々しい。ああ忌々しい。
「なあハルヒ」
「何よ?」
「お前の意気込みも結構だが、いい加減そろそろ一服しないか?朝から何にも食ってねえ
んだ。こんなんじゃ見つけたくても不思議なんて見つかりゃしねえぞ」
「だから午前中しか時間が…まぁいいわ。せっかくあんたが乗り気になろうとしてるのに、
あたしがそれを挫くのも悪いから。じゃ、いつもの喫茶店行きましょ。ただし。モーニング食べたらすぐ行くわよ!」

予想外に長くなりそうだけど頑張ってオチまでたどり着くつもりです。もうエイプリルフール的にアウトだけど…
174名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 02:25:29 ID:VVI7P2XC
ガンガレw
175名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 07:20:08 ID:CIWZcdWT
ハルヒが自分の膝を枕に寝てるから立つに立てないキョン
176名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 09:21:05 ID:bUfiGGG3
お花見SSなんかは今週末位に投下しないと時期外れになるかな?
177名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 09:54:44 ID:hh0acnZ3
もう散り始めてるからな。まあ、少しくらい遅れるのは構わないと自分は思うけど。
178名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 10:29:27 ID:AM82/rHV
花見シーズンに出遅れたのでまだ開花してない北海道へ旅行する話にしてしまえば問題なし!だと思う。
179名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 10:31:16 ID:gZpgmcAt
桜前線にあわせて47回お花見するわよ!お金は国、じゃなくて古泉君が出してくれるって!
180名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 11:07:10 ID:VVI7P2XC
時事的に考えれば4月中は大丈夫なんじゃねw
181名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 11:26:32 ID:hOiJe0dy
人形劇をしながら旅費を稼ぐSOS団を想像してなんか吹くと同時に和んだw
182名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 11:39:28 ID:bUfiGGG3
何故か古泉が寂れた港町で行き倒れてる姿がうかんだ


やっほーーー!○崎最高ーーー!
183名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 11:45:01 ID:AM82/rHV
>>173の続きを何事もなければ投下させていただきます。
タイトルは「涼宮ハルヒのエイプリルフール」ということにしてください。
3レス使用予定で完結します。
184名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 11:47:58 ID:AM82/rHV
「どうやらお前が期待しているほど、街は嘘にまみれていないようだな」
「何言ってるのよ?人が殆どいない今の時間帯なら嘘もつきようがないじゃないの?」
…だったらこんな朝も早くから人を叩き起こす必要などなかったんじゃないのか、なんて
文句は今更なので言わないことにしよう。ていうか、こいつの不思議基準なんてこの長い
付き合いでも未だにわからずじまいだしな。
「そうよね。こんな時だからこそ、地球人の嘘に乗って宇宙人とか何か不思議な得体の知れないものに出会えると思っていたんだけど、
ここまで人が増えてきたら逆にわからなくなりかねないわ」
そんなもんに乗ってやってくるような単純な連中なら普段の不思議探索でとっくの昔に見つけちまってるはずだろうさ。
何せ現実にお前のすぐ近くに存在しちまっているんだからな。そんな連中は。
そんな事をハルヒの目の前で言うわけには行かないけどな。やれやれ。
今こうやってお冷のお代わり持ってきたあの生徒会書記だってその一員なんだからな。
ああ、今これを口にしてもあいつにはエイプリルフールとしか取られないんだろうさ。

「じゃ、朝ごはん食べたわね。行くわよ!」
「ちょっと待て。食ったばかりですぐ動くのは体に悪いんだぞ。もう少し休んでいかないか?」
「何言ってんのよ!あんたがグダグダやってるからもう時間はあんまり残ってないってのに…
ん、まぁいいわ。あんたの頭がまともに動く状態になったらいつでも言いなさい。ただし、こっからはあんた持ちだからね!」
へいへい、何を今更。おかげで大分時間を潰すことも出来たし、こいつもそろそろ飽きてくるだろうよ。

なんて考えてた俺が甘かった。
「じゃもう落ち着いたわね。エイプリルフールももう後半戦!これからは今まで以上に気を引き締めてかからなきゃいけないの!
ただでさえ時間食ってるんだから、あんたもビシッと探しなさい!」
ああ、こいつはそういう奴だったな。しかしビシッと探すつったって、二人でくっついてるより、手分けした方がよくないか?
「あたしが見てないと、あんたどっかでサボるでしょ!今日は古泉くんも有希もみくるちゃんもいないんだから!」
じゃあいつらも呼べよ。れっきとしたSOS団の活動なんだろう?そろそろあいつらだって起きてる頃だろうしな。
「今日はあんたの強化訓練もかねてるの!いい?今のままじゃいつまで経っても平団員から昇格できないんだからね!」
そんないかにも「今思いつきました」みたいな理屈付けられてもな。
てか、明確な格付けなんざ、団長たるお前以外に意味なんてないだろうが。
昇格なんぞ望んじゃいないが、果たしてこいつにその意思があるのかすら怪しい。
まぁそんなわけで。
あいつの言う「後半戦」もずっと二人で街の中を回ることになったわけだ。
185名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 11:50:42 ID:AM82/rHV
後半戦は店も通常の営みを見せ始めていて。
普段は決して見ることがなかったあちらこちらの店の開店直後の状況とか、まぁ新鮮な
発見と言うのもなかったわけじゃない。
あいつが望む不思議とはかけ離れた発見ではあったけどな。
ハルヒなんざ、途中開店直後のガラガラのゲームセンターに入り込んで、
「いつもはこんなこと出来ないからね」
って連コインプレイまでしてたくらいだぞ。
で、何だかんだでもう11時。
「…何か朝早いと、まだ11時って感じがしないでもないけどな」
「あと1時間しかリミットはないのに、全然見つからないなんてー!エイプリルフールの
嘘にまぎれて本当に不思議が舞い込んでくるものと期待していたのに!」
落ち着けハルヒ。結局やってることはいつも通りじゃねえか。
これまで数時間探し回ってそれでも見つからなかったんだ。諦めてもう帰ろう。てか眠いし。
「それこそ何眠たいこと言ってるのよ!こうなったら意地よ!最後の1分まで付き合いなさい!キョン!」
やれやれだ。そしてこの台詞はそっくりそのまま俺に返してくれ。何だかんだで結局付き合ってるんだからな。

「やあ、キョンと涼宮さんじゃないか」
この不思議探しの最後になって、やっと見つけた。てか出てきた不思議と言うか、思わぬ人物。
「随分久しぶりのような気がするが、君達も朝から熱心だね。世間は春休みだと言うのに。
いや、中身のない惰眠をむさぼっているよりははるかに建設的な行為、と形容するべきかな」
それは俺に対しての当てこすりか佐々木。俺だって本当は中身のない惰眠をむさぼっていたかったさ。
「いや、気を悪くしたのならすまない、キョン。僕も本当はそんな行為を久しぶりに楽しめていたところなのだからね」
「佐々木さんは確か、進学校だったっけ?」
「そうなんだよ涼宮さん。今日は数少ない完全休暇、という奴さ。久しぶりに街に買い物にでも、
と思って出てきたらそこに見知った顔がいた。僕がこうしている理由なんてそんなものなんだよ」
ヒマなんだったら、丁度絶好の暇つぶしがあるぞ。ハルヒに振り回されるのは業腹だろうが、
俺なんかよりずっと役に立つだろうし、付き合わないか?
「遠慮しておくよ。今の状況を鑑みるに、僕はどう見ても『邪魔者』だからね。馬に蹴られて死んでしまうには、
僕はまだ自分の人生にそれなりに執着はあるんだよ、キョン」
「そうよ!佐々木さんには悪いけど、これはれっきとしたSOS団の活動中なんだから。ありがたい申し出だけど、
部外者を巻き込むわけにはいかないの。じゃ、佐々木さん、また今度」
「ああ、その時はよろしく頼むよ、涼宮さん」
ってちょっと待て。そこで何故俺の袖を引っつかんで行くんだ。やめろ服が伸びる。わかったから人を引きずって歩くのはやめなさい。
186名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 11:53:05 ID:AM82/rHV
「結局、見つからなかったわね」
「ああ。思わぬ闖入者はいたけどな」
「そりゃ同じ街に住んでるんだもの。知り合いの一人や二人会わないほうが不思議なくらいよ」
「よかったじゃねえか、不思議が見つかって」
「そんな次元の不思議じゃないわよ!…そうね、不思議といえばあんたの態度よ」
「何だよ、俺のどこが不思議だというんだ」
そうしたらいきなりハルヒの奴、俺の顔をじー、と見つめて、ってか睨んできやがった。
「あんたって、色々な意味でマヌケよね」
「は、何だそりゃ。いくらなんでも…」
と、言い返そうとしたところで、ハルヒの奴、あらぬほうへ指を差した。
あれを見ろ、という意味なんだろう。俺もその方向へと視線を泳がせる。

時刻は12:00。

「…嘘よ」
「は?」
「これはあたしが一部始終仕込んだあんたへの大掛かりな嘘だったの。途中から気付いてくれるって思ってたんだけど、
結局最後まで付き合ってくれたわね」
なんだそりゃ。
てか、何か。俺を朝の6時から叩き起こしたのも、
他のメンバーを一切呼ばなかったのも、
佐々木の協力を拒んだのも。
全部このときのための仕込だった、ってことか?
「言ったでしょ?今日はエイプリルフールだって」
…言葉も出てこねえ。
つまり、不思議探索自体がエイプリルフールのネタだった、ということか。
「佐々木さんに出てこられた時は肝を冷やしたわよ。彼女、その手のネタに詳しそうだったし。
ちょっと考えればわかりそうなものではあったけどね」
いや、多分あいつは別の解釈をしていたと思うぞ。
「別の解釈、って何のよ」
言えばお前はきっと怒る。
「言わなきゃ怒るわよ」
どっちなんだ。まぁ、俺もうすうす騙されていた、とは思っていたんだけども。
それでも怒りとかそんな感情が一切浮かんでこなかったのは。
「なんだかんだで、楽しかったぜ」
これは嘘偽りのない心境って奴だ。エイプリルフールは午前中。つまり12時を回った今、これは嘘でもなんでもないって奴だな。
「ふ、ふん!まぁ騙されるのを楽しめるだけでもキョンも大人になった、って言うことなのかしらね!」
失礼な。俺は十分に大人だ。と思う。多分。そこで赤くなりながら言ってるお前の方がずっとガキっぽいぞ。
「あ、赤くなんてなってないわよ!ってことで、今日はこれで解散ね!朝早くから起こしてしまったのは謝るわ!土曜日遅刻するんじゃないわよ!」
遅刻なんてしたことないんだがな。いつも来るのが一番遅いってだけだ。
てか、それだけで終わらせるには、まだ俺の気が済まない。
「ハルヒ」
「何よ?」
「昼飯でも食いに行かないか?」
「…あんたが言い出したんだから、当然あんた持ちよね?」
エイプリルフールは終わったけども、まだ今日という一日は前半を終えたばかりだ。
さて、どんなネタであいつに一矢報いてやろうかね。
187名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 11:53:52 ID:AM82/rHV
以上です。
まさかここまで長い話になるとは思っていなかった…1日遅れではあったけどご笑納を。
188名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 11:59:11 ID:hOiJe0dy
GJ! いい日常だっぜ
189名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 12:00:16 ID:BLIe98JO
これなんてデート? GJ!
190名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 12:03:10 ID:a6E4GTUq
GJだ!
別の解釈って…俺にも新年度の初っ端からデートしてるようにしか見えんw

あと、一日遅れたとこで問題はないぞ。
191名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 12:18:18 ID:hh0acnZ3
流れ切ってすまんが、まとめの「スレッド別作品一覧」って1から99までは見れないのかな?100からは見れるんだが。
192名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 12:33:05 ID:3ZJ//IjF
>>191
JavaScript無効になってるんじゃね?
193名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 12:46:06 ID:hh0acnZ3
>>192見れた。ありがとう。
194名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 14:08:17 ID:0Uhcjmqr
うちの近所の桜公園はまだまだ咲きまくりで絶好の花見状態を維持してるぜ!
195名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 14:31:55 ID:IofO9H7k
俺の住んでるとこはまだ桜咲いてない。例年ならとっくに咲いてるのに
まさかアニメ放送開始を待ってるのか
196名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 14:52:29 ID:CIWZcdWT
桜の木の下でひとり寝るハルヒ
197名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 15:49:31 ID:0Uhcjmqr
起きたとき、そばに冴えない男がそばに居るんですね
198名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 15:56:43 ID:a6E4GTUq
>>196>>197のせいで、
俺の家の近くの公園の2本ならんで咲いている桜の木の下で、キョンに膝枕されて寝ているハルヒを幻視した。
199名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 16:06:28 ID:hh0acnZ3
本スレはバカみたいにヒートアップしてるのにここの住人ときたら…でもそんなおまえらが好きさ!

>>198幻視してしまったのは自分だけじゃなかったのかw
200名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 16:46:31 ID:BLIe98JO
(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)ナカーマ
201名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 16:55:15 ID:1kn2jggG
じゃあ俺はハルヒに膝枕されて寝る夢を見てくるぜ!
202名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 18:04:19 ID:cw2JPZrv
それは俺の膝だ。
203名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 18:32:48 ID:a6E4GTUq
ハルヒに膝枕されるのはキョンだけだ。
204名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 19:00:05 ID:foksVi5g
ハルヒとキョンの子供に生まれ変われば俺にも膝枕してくれるよね
205名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 19:01:24 ID:cw2JPZrv
俺が弟に膝枕してやるやさしい兄として先に誕生してやるから安心しる!
206名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 19:31:54 ID:rFKz2nsj
ハルヒのふとももにちゅっちゅっ!ちゅっちゅっ!
207名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 20:53:13 ID:H1Yth02v
残念それは俺のふとももだ
208名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 22:33:39 ID:+iJBa5/s
207のふとももが魅惑的過ぎる件について
209名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 22:37:04 ID:poSWLO7U
ハルヒはフトモモというか、腰から下の曲線が神の生んだ奇跡
210名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 22:54:06 ID:1kn2jggG
太いとも言えず細いとも言えないあのたまらなさ……たまらん!
211名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 22:55:34 ID:Nt7RWUTu
そんな魅惑のふとももがあと1時間半で見れる……!!
212名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 23:03:51 ID:M4oy47Vv
もまいらがそんな事言い出すので
我慢できずにDVD見はじめた
213名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 23:36:09 ID:QYkggxNZ
しかし時系列ならともかく、放送順ならふとももが……
214名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 00:01:48 ID:PPrE6KRw
我々は三年待ったのだ!
215名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 00:07:54 ID:MxfuhCo4
たくあんと玉子焼き、それに沢山のおにぎりを用意して畑へ向かうハルヒ
216名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:04:39 ID:QD3RyVNi
あれ、アニメって0話カット?
時系列?
217名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:12:24 ID:NrvUKJf3
前に貼ったハルヒのポーカー、どうにか完成しそうだ。
テキサスじゃなく、普通のクローズドポーカーになったが。

どこかUPロダないかな。
LZHで圧縮しても無駄に7メガとかある。
218名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:14:13 ID:+zYcpGM5
今テレ玉観てるけどDVD版になってるみたいだ
219名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:14:49 ID:3sN1c7z5
次回予告なしでいくのか?
220名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:25:32 ID:UkU6/Lm4
>>217
おお、乙w
このへんとか、このへんとかどうよ。
ttp://www.axfc.net/uploader/
ttp://kissho.xii.jp/


次回予告がない、とは。
あの夫婦漫才が……!
221名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:30:25 ID:/llWoNht
久しぶりにTVで見るハルヒは良かった
つか冒険でしょでしょはやっぱいい曲だな
222名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:37:07 ID:NrvUKJf3
>>220
ありがとう。多分、明日あたりにUPするよ。

ttp://www.uploda.org/uporg2136165.jpg
223名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:41:33 ID:F2r0HCkZ
>>209-210
あれはたまらんよな。

あとハルヒの膝の匂いを是非嗅いでみたい。
224名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:43:34 ID:psWN/dKW
225名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:46:01 ID:F2r0HCkZ
>>224
本当にエロイ体してんな。そりゃあキョンもいちいち言及するはずだ。
226名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:55:31 ID:psWN/dKW
227名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:57:31 ID:HNBUZu+b
神様、仮団員なんだ
228名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 01:57:56 ID:UkU6/Lm4
ガクランハルヒいいなあw
ttp://makoup.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/up/s/85746.jpg
ハルヒを探してるキョン。谷口の話も聞いてやれw
ttp://tv.dee.cc/jlab-maru/s/maru1238687250718.jpg
229名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 02:00:11 ID:F2r0HCkZ
それにしても初期のハルヒの朝比奈さんに対する行為はフォローしがたいものがある。
何らかの形で埋め合わせというか、罰というか、そういうものを期待している俺はアンチなのだろうか。
いや、だとしたら上の書き込みはありえない。アンチだったら膝の匂いを嗅ぎたいなんて思わないはずだ。
一体これはどういうことだ。
230名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 02:13:01 ID:6u4RS0d8
罰という意味でなら
『宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶ』
という願望を達成していながらも、ハルヒ本人がそれを感知することが無いことが
ペナルティになっているってのはどう?
(キョンが申告してもそれをハルヒ自らが否定してしまうという状況も込みで)

みくるに対するハルヒの振る舞いは、子供っぽさというか
ガキの頃に好きな異性をいじめちゃうってのに似てると思うんだが、こういうのはおいらだけ?
いや、同性だってのは解ってますよ?
231名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 02:15:51 ID:HNBUZu+b
>>229

朝比奈さんに対する無神経な扱いに対する報いは、鶴屋邸にてキョンより受けます。
232名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 02:20:10 ID:F2r0HCkZ
>>230
>『宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶ』
>という願望を達成していながらも、ハルヒ本人がそれを感知することが無いことが
>ペナルティになっているってのはどう?
それは思いつかなかった。ただそれだと、なんかすっきりしないというか、
朝比奈さんとあまり関係がないという気もしないではない。

>みくるに対するハルヒの振る舞いは、子供っぽさというか
>ガキの頃に好きな異性をいじめちゃうってのに似てる
ってか、ハルヒは能力やら知識やらに比べてアンバランスなんだよね。
それは長門にも言えることだけど。

>>231
やっぱりそこになるのかな。キョン視点で描かれるから、あの後どうなったか不明瞭だけど。
233名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 02:24:55 ID:dN+UY9TO
ハルヒの再放送って時系列順なんだな
てっきり、あのみくるの酷(ry歌から始まると思ってたwwww
あと、次回予告が無かったけど、これはサプライズな展開が用意されてるかもしれないなwww
234名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 02:26:45 ID:F2r0HCkZ
俺は期待半分かな。

出来ればエンドレスエイトの日焼けハルヒを見たいな。
しかし日焼け止め塗らないとか…もっと自分を大切にしてくれw
235名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 07:29:42 ID:gFIqBwN8
動かなくなった長門の車椅子を押すハルヒ
236名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 08:01:52 ID:MxfuhCo4
お腹はしっかり鳴る長門
237名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 10:47:41 ID:UkU6/Lm4
>>232
ファンだからといって全肯定ってわけじゃないしね。
俺もちょっと思う。イキスギなんだよね。
しかし溜息のアレである程度受けているとは思うのだけど、やはり秋は遅すぎる。
もともとは夏休みの予定だったらしいし、せめて夏の間に遣って欲しかったイベントだと思った。

>>233
次回予告がないってのは確かにアヤシイけど、単純に従来のでは合わないからって理由だろうなぁ。
憂鬱が終って次の回まではドキドキして待ってるつもり。
238名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 10:52:39 ID:tixKwGHM
野球の前にいきなり笹の葉が始まったら歓喜どころか発狂するw
239名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 12:10:43 ID:758MdJdf
笹の葉はありうるかもよ。
元々作る予定だったらしいし、DVDが出るときも「もしかしたら」って噂もあったくらいだし。
とは言え全部噂なだけだけど。
無いだろうな、でも合って欲しい。なんて最大公約数的な云々〜
240名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 13:32:59 ID:AOrfkcFp
>>238
時系列順なら笹の葉は退屈の後だな

>>239
1期でやる予定だったのはエンドレスエイト
笹の葉は消失と繋がってるからやらなかったとか
241名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 13:41:53 ID:758MdJdf
そっちか。勘違いしてた。
エンドレスは前後編でがっちりやって欲しいな。
242名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 14:17:15 ID:xiVWes5h
俺もアニメでエンドレスエイトをやって欲しいな。
並列は本編に入れていいのかわからん。

>>234
俺も、ハルヒはそこらへんはしっかりしてそうなイメージがあるんだがな。
五人のなかで日焼けしたのがキョンとハルヒだけみたいだから、キョンと同じくらいに日焼けしとくことで、
周囲に、夏休み中はキョンとずっと一緒にいたとアピールしている、と俺は勝手に解釈してる。
243VZ ◆gY3U.KkFx. :2009/04/03(金) 15:38:34 ID:NrvUKJf3
例のポーカー、一応UPします。

ttp://kissho6.xii.jp/14/src/1yon19611.lzh.html

DLKEY 808

10ラウンド勝負して、最後に点数の高い人が勝ちです。
CPUの強さは、ハルヒ≒長門>みくる>>>>古泉、ぐらいの強さにしてありますけど、
偶然性が高いゲームだから、あまり実感できないかも。


画像
ttp://www.uploda.org/uporg2137200.jpg
244名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 15:54:02 ID:tixKwGHM
乙かれさまw

ハルヒ 160
みくる  90
キョン  80
古泉   60
長門   20

ハルヒ強すぎワロタ&長門やる気なさすぎ吹いたw
245名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 16:08:29 ID:7QuWYCEw
GJ!
結構ちゃんとしてるなw
246名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 16:27:42 ID:zVZiRBox
いきなり声が出てびっくりしたw
GJ!
247名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 17:21:20 ID:/llWoNht
>>243
GJ!!
ハルヒ強いなw
248名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 17:28:18 ID:xiVWes5h
GJだ!!
ハルヒがマジで強いw
249名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 19:11:32 ID:758MdJdf
唐突に脱衣ポーカーをするSOS団の姿が見えた。
ディーラーが必要なので1対1でトーナメント式みたいな。
250名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 20:10:14 ID:4qMZ7POr
キョンにハルヒの好きなタイプってどんなヤツだと思う?と聞いてみた

キョン「あぁ・・えーと、宇宙人未来人超能力者・・だったはずだぞ」

嫌いなタイプは?

キョン「あー・・・そりゃ俺みたいな普通のやつだな、あいつはそういうのを一番嫌う」
251名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 20:17:13 ID:c9LSnn4Z
カードで盛り上がってるところ話戻してすまんが

もしやるなら自分はきっと溜息のクライマックスで泣きそうだなと思う
コトのいい悪いは別にして鬱なハルヒってのがどうにもこうにも
憂鬱の線路際とか何とも形容しがたい
252名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 20:17:14 ID:F2r0HCkZ
>>242
ハルヒは焼けると黒くなるタイプなのかね。普段は色白なのに。
朝比奈さんは焼けると赤くなって見た目にも痛そうな感じになりそうだ。

しかしキョン視点におけるハルヒの外見的要素のべたぼめっぷりは
改めて読むとウケるな。
253名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 20:19:19 ID:F2r0HCkZ
>>251
鬱ハルヒはたまらんよな。普段がああいう感じなだけに。
溜息はどうにかやってくれないかなあ。
254名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 20:49:22 ID:zVZiRBox
溜息は多少の改変はともかく、しっかりとハルヒの調子のり過ぎ(悪ノリ?)なところは表現して欲しいよな。
その後のカタルシスやらたまらん。
255名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 21:55:44 ID:JC0hm10/
並列ようやく買ってきたよ。
フィギュアのほうもけっこういい感じじゃないか。これ本編でもでるんだっけ?
ハルヒは海賊ルックだから分かるんだが、長門のバルタンルックはどういうワケなんだ、これw
256名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 22:07:31 ID:OAKXSVBT
>>243
GJ!ハルヒよりみくるが強かったww
257243:2009/04/03(金) 22:23:18 ID:NrvUKJf3
どもです。

また様子を見て何か作りますね。
258名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 22:29:43 ID:wIBQx/I3
ハルヒちゃん更新来たぜ
16話いい感じだ
259名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 22:36:02 ID:WFG4LX/s
>>243

早速遊んでみたが、

長門   220
ハルヒ  160
みくる  120
キョン  90
古泉   90

長門が急にアノ呪文を唱えて、
長門の手札が全部ジョーカーになって、
ロイヤルストレートフラッシュになったときには笑ったぞw
こういう遊び心はかなり嫌いじゃないw GJ
260名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 22:55:06 ID:/wWevDAV
おはよう……てすごい寝てしまった。昼ねしすぎた。
261名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 23:31:29 ID:758MdJdf
ハルヒちゃんすっかり金曜更新だな。
そして今回もカワユス(*´Д`)
262名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/03(金) 23:46:53 ID:uTk9a385
ハルヒとキョンの簡単クッキングいいなw
 真夜中にはまだ間がある時間にコテージを飛び出し、結局、空の一角が明るくなるまで、ハ
ルヒと俺は、東を向いて歩いた。
 俺には自分たちがどこに向かっているのか、それにどれだけ進んだのかさえ、見当もつかな
かったが、俺の手を引くハルヒの手は、大丈夫こっちで間違いない、とずっと言い張っていた。 
 あとで知ったことだが、俺たちが歩いていたのは、この島の一番長い道だった。
 元はレールが敷いてあったらしい砂利道で、今はなくなった鉄道は、最初の夜に食事をした
繁華街の外れにあるセントラル・ステーションを発着駅にしていたそうだ。

「キョン、お腹がすいたわ。しかも小腹ってレベルじゃなくて」
「俺も腹ぺこだ、ハルヒ。ここで『だから、おまえの太ももをよこせ』といえないのが全年齢
対応のつらいところだ」
「言えたら、それはそれで、別の意味でつらいことになりそうね」
「ぐあ!!」
「……」
「……ハルヒ。おまえの蹴りで意識と体力の残量をほとんど失ったが、自分を取り戻した」
「よかったわね。さあ、あんたにあげたパスポート・ケースを出しなさい」
「ここでか? ん……ほら」
「……なんで、そんなところから出てくるのよ?」
「最初は首から下げてたんだが、そうもできない時と場合があるだろ。首から下げるのはいい
アイデアだと思うが、未成年とか枯れた夫婦向けだと思うぞ」
「あたしたち、未成年なんだけど」
「……」
「はやく正気に戻りなさい。それと、とにかくケースを出して」
「ああ」
「中を見て」
「俺のパスポートが入ってる。そっちは?」
「はい、これがあたしのパスポート。それから、布製ケースを裏返すと、お約束だけどもうひ
とつポケットがあって」
「クレジットカード……と、そっちは?」
「国際テレフォンカード。まあ、クレジットでかけられる公衆電話もあるけどね。はい、あん
たの分も出して」
「といっても入れた覚えがないものを……あれ?」
「あんたが寝てるうちに入れといたわよ。テレフォンカードはあたしのだけど、クレジット・
カードはあんたのを。……うっとうしいから、子犬のような濡れた目でこっちを見ない。とに
かく、何か食べに行くわよ.その後は、どこかで少し眠らないとね」


「おはよ、お父さん」
「おはよう、母さん」
「部屋の入り口に立って、何をしているの?」
「部屋の扉の気持ちになって、人生の意味を考え直してた」
「顔を洗いに行きたいわ」
「どうぞ、通ってくれ。自動ドアなんだ。『オープン・セサミ(ひらけゴマ)』と言ってくれ
さえすればいい」
「オープン・セサミ」
「ウイ・マダム」
「できれば、木製の扉に戻って来てもらえないかしら?」
「話してみる。だが難しいと思う。多分、話をするのも難しい」
「反省してる?」
「反省している」
「ひさしぶりに、お父さんの朝食が食べたいわ」
「ウイ・マダム」
「それを食べたら、あの子たちを迎えに行きましょう」
「母さん。できればケンカ両成敗という言葉も、思いだしてもらえるとありがたい」
「親子ケンカにも適用できるのかしら?」
「あとで調べてみる」
「じゃあ、それぞれ、やるべきことにとりかかりましょう。……今日もすばらしい一日になり
そうね。そう思わない?」


「うがらがえしゃえがが!」
「ハルヒ、食べるのか、しゃべるのか、どっちかにしろよ」
「……んぐ。これ、おいしいわね、キョン!」
「ハルヒ、食べるのに、しばらく専念して良いぞ」
「そうする」
 街に入ると、開いている店は少なかったが、通りには屋台がけっこう出ていた。
 いつかとおなじように「目に入った最初の店」に入ることを事前に決めていたので、どの屋
台で食べるかはすぐに決まったが、メニューが「山賊」と「海賊」しかないので少し焦った。
 ハルヒは迷うことなく「海賊」(定食なのだろうか?)を選び、俺はなんとなく「山賊」(
ランチというには時間が早い)を選んだ。
 ハルヒは一瞬、気に食わない、という目になったが、「パイロットと副パイロットは違うも
のを食うんだ」と説明したら納得して機嫌をなおした。
「らがえしゃえうががが!」
「ハルヒ、食べるのか、しゃべるのか、どっちかにしろよ」
「……んぐ。さっき言い忘れたけど、当然副パイロットはあんたの方だからね、キョン!」
「わかってる。ほら食え」
「そうする」
 出てきたものは、どちらが「海賊」か「山賊」か、もう一度出てきても当てられなさそうな
くらい、同じくらい濃い味のついた、とんでもない量のふたつの炒めものだった。
 途中で、ハルヒの例の悪い癖が出て、俺の分を横取りして食べだしたので、おれもハルヒの
分を食べた。
 それでも正直どちらが「海賊」で「山賊」なのか、区別がつかなかったが
「きらがへえしゃうがが!」
「ハルヒ、食べるのか、しゃべるのか、どっちかにしろよ」
「……んぐ。何いってんのよ!両方とも全然違うわよ。目をつぶっても区別がつくわ」
「じゃ、どっちの方がうまいんだ?」
「なかなかいい勝負ね」
「……俺の分も食っていぞ」
「言われなくてもそうするわ」

「ああ、よく食べたわね。眠くなったわ。ほら、キョン」
「なんだよ」
「眠るから、膝を貸しなさい」
「なぜ?」 俺も眠いから、宿とか探したほうがよくないか。
「雑用係の膝は、団長の枕となるために作られたのよ」 誰にとってだ?神か?それともお母
さんか?
しかし、言うが早いか、ハルヒはいきなりその頭で、おれの膝と太股を占拠する。
「これよ、これ。さすがSOS団クオリティね」
「よくわからん」
「じゃあ、おやすみ」
「ちょっとまて。せめて屋台の椅子はやめたらどうだ?」
「なによ、あたしたちは客よ。客が屋台で寝てどこが悪いのよ!」
客のつもり満々だが、理屈はヤクザ以下である。
「じゃ、おやすみ」
「おーい!」
 困っていると、店主が「タイヘンネ。コレ、ワタシノオゴリ」という顔をして、頼んでない
ホット・コーヒーを持ってきた。
 ひょっとすると、俺はいま壮絶な勘違いをしているのかもしれないが、南の島の人たちは人
情に厚い。親切だ。いい奴らだ。そうでも思わないと、おれまでテーブルにつっ伏して寝てし
まった言い訳が立たない。


 「かあさん、ネットカフェに寄って何を見てたんだ?」
「ん? ちょっとブログに旅の記録と、あとクレジット・カードの使用照会をね」
「クレジット?」
「あの子たち、お財布を置いて行ってたでしょ」
「どこで使ったかまで、分かるのか?」
「きちんとしたシステムを使っているところなら、大まかには、ね。まあ、そんなお店も、キャッ
シュ・ディスペンサーも、この島だと、この街にしかないけれど」
「この先、絞り込むのがめんどくさい、もとい、やっかいだな」
「ハルは携帯もってるから、電話して聞いてもいいわ」
「……電源を切ってるみたいだ」
「あとは水を引っ掛けられるか、海に飛びこめば、お父さんの携帯に緊急信号が入ることになっ
てるの」
「すごいサービスだな」
「もともとは、迷子とか徘徊老人用に開発されたそうだけど」
「そこまで知ってりゃ、捨てて逃げないか?」
「それはないわ」
「どうして?」
「モノと思い出を大切にする子だもの」
「親父も大切にして欲しいよ」
「子供もそう思っているのよ」
「わかったよ。反省している。……なんか、俺、こればっかりだな」
「たまにはそういうのも素敵よ」
「『親父のくせに生意気よ』なんて言われてる親父なんて、おれくらいだぞ、きっと」
「親父の星ね」
「黒星だ」


「キョン、いいかげん起きなさい!」
耳元でがんがん響く声。つづいて布団(?)がはぎとられる。
「それだけは!それだけは!」
「あんたはどこの多重債務者よ?」
 目が覚めた。
 しかし、いま俺がつっ伏しているのは、あの屋台の油っぽいテーブルではない。
 冷たい床に投げ出されたハルヒの足だ。
「……ここ、どこだ?」
「あたしの膝の上」
「じゃあ、そのおまえがいるのは?」
「知り合いの家ね。正確には船だけど」
「おまえ、ここに知り合いなんているのか?」
「昔、来た時のね。お互い子供だったわ」
「今だって未成年だ」
「根に持ってるの?」
「いいや」 まさか。
「ああ、忘れてたわ。あんたのこと、しつこく聞かれたから、『日本人のお金持ち』ってこと
にしてあるの。そのつもりで振舞いなさい」
「なんだと?」
身代金の支払いになんて応じてくれないと思うぞ、うちの家。
「金持ちがなんで手ぶらで、知らない奴の船だか家で、膝枕で寝てるんだ?」
実際に1銭も持ってないぞ。
「財布を落としたことにしてあるわよ」
と言うハルヒ。
「お金持ちだって、時には金のない時もあるわ」
「説明なら、『団長と雑用係』でいいだろ?」
「現地の言葉、そんなに知らないの」
ハルヒは横を向いてアヒル口になる。
「団長はともかく、雑用係なんて」
「英語ならオール・アット・ワークでいいみたいだぞ」
「あんたがなんでそんなこと、知ってるのよ?」
「雑用係についての、おれなりの誇りだ。プライドといってもいい」
ほんとは、某著名本格メイドまんがで読んだトリビアだが。
 ハルヒは一瞬、こいつ突然何を言いだすんだ、という顔になったが、すぐにそれをおし殺し
て、
「ま、まあ、あんたにしちゃ立派な心がけだわ。もちろん団長と比べたら、足元にも及ばない
けど」
と早口でまくしたてた。
「そんなことはわかってる。だから説明しなおしてこい」
「あーもう、そういう訳にはいかないの! あたしの演技に合わせなさい。ほら」
ハルヒは、ぽんと自分の太股をたたく。
「な、なんだよ?」
「膝枕のつづきよ」
「起きたから、そういうのはいい」
「そういう訳にはいかないの!」
「どうして?」
「日本のお金持ちは、膝枕が好きだという設定よ」
そりゃどこのバカ殿だ?

 ハルヒと、あーだこーだをやってると、ひょっこりと部屋の入り口から小さな女の子が顔を
出した。
 ハルヒと俺の顔をかわるがわる見ている。
「あの子がお前の知り合いか」
「前に来たときは、あの子はまだ生まれてなかったと思うわ。知り合いは、あの子の姉さんよ」
 試しにその女の子に笑いかけてみたら、彼女はいきなり火がついたように泣き出し、逃げて
いった。
「ハルヒ、いま俺、どんな顔してる?」
「まぬけ面」
「子供には般若の面に見えたのか?」
「あんた、自分は子供に好かれるとか思ってたんでしょ?」
「……悪いか?」
「随分とへこんだようね」
ハルヒは、ぽんと自分の太股をたたく。
「ほら」
「な、なんだよ?」
「言っとくけどね、あたしは意地の張り合いでも、あんたに譲る気はまったくないわ」
「ああ」わかってるさ、そんなことは。「だが、向こう向くぞ」
「上等よ」
俺はしぶしぶハルヒの膝の上に頭を置いた。ハルヒには背中を向けてだ。
「……これでいいか?」
「それでいいわ」
「……何にも言わないのか」
「何か言って欲しいの?」
「いらん」
「……子供に笑いかける大人が善人じゃない世界もあるわ。大人に笑いかける子供の方もね。
そういう場所で生きている人たちもいるの。あ、言っとくけど、これはあたしの独り言だから
ね」
「……」
「この近くに、外国人観光客が多い海水浴場があって、今日みたいに晴れた日は、そこに行く
とあの子の姉妹に会えるわ。手口はこうよ。姉妹のうち、一番泳ぎのうまい娘が、溺れてみせ
る。砂浜では、彼女の妹たちが、大人たちの手を引っ張って、助けてくれと頼むの。大人たち
が飛びこんでいくと、その騒ぎのあいだに、もう少し離れたところにいた別の姉妹が、放って
ある荷物を持っていくというわけ」
「……」
「前にこの島に来た時にね、『溺れてる』彼女を助けたことがあるの。あの親父に母さんだか
ら、盗られたものはなかったけどね。それどころじゃ、娘のあたしが飛びこんでるのに平気で
談笑してた、って彼女たちからは、ボロクソに言われたらしいわ」
「ボロクソって」
「しかも親父が乗っちゃって、『やかましい!俺が300ドルで買った娘だ。生かすも殺すも
俺の勝手だ』とやったもんだから、あたしは騙されたあの子たちにまで同情されて、帰る日ま
で『客人』扱い、迷惑もいいところよ。最後の日にみんなに手を握られて『お金ためたら、あ
の悪魔から買い戻してあげる』だって」
ハルヒは話しているうちに、その時の感情がよみがえったような顔をした。
「街で寝てるあんたと一緒にいたら、彼女たちに再会したの。何言われてたと思う? 『この
若い男が、あたしを買い戻したのか?』って」


 「ホテルにも泊まってないとすると、あの娘たちのところかしら?」
「ん?」
「お父さん、覚えてない? ハルが、溺れている女の子を助けたの」
「ああ、例の置き引き姉妹団な」
「だから、またこの島にしたんだと、思ってました」
「いや、正直忘れてた」
「お父さんって、愉快なことは一回で覚えるのに、そうじゃないことはおもしろいようにねじ
曲げて覚えるから。いなかった人が出てきたり、誰も言ってない話が混ざってたり」
「しかも自分が言ったことは、たいてい覚えてないんだ」
「ハルは覚えてるわ」
「だろうな。だが水上生活してる連中は、ここらには多いし、いつも同じところに停泊してる
とは限らん。こりゃちょっと骨だな」
「寝泊まりするところは違っても、お仕事の場所はかわらないわ。明日は、例の海水浴場に行っ
てみましょう」
「さすがだ、母さん」
「疲れてますね、お父さん」
「そうだな。それと、少し世をはかなんでる」
「そうなの?」
「ちょっぴりだけどな」
「ハルとお父さんは似てるわ。だから折り合わないのかしら?」
「あいつにも守りたいものが一つや二つあるだろう。俺の方には二つか三つある。だが、この
違いがわかった時に、あいつの隣にいるのは俺たちじゃない」
「そうね」
「その時が来たら、あのバカ娘も、せいぜい焦って悔やめばいいさ。その時は、遠くから笑っ
てやる」
「じゃあ今は?」
「間近で笑ってやる。これもそう何時までもできることじゃないけどな」
「……明日はあの子たちに追いつきましょうね」
「ああ」
「私も本気を出します」
「だったら鬼に金棒だ」
「どっちが鬼なんです?」
「金棒じゃない方だな」


 夕方になると船の家には、海水浴場から引き上げてきた姉妹たちが帰って来た。
 彼女たちはハルヒを取り囲み、一斉に笑ったり話しかけたりしていた。
 現地の言葉は俺にはさっぱりわからないが、ところどころでハルヒという言葉が聞こえた。
 ハルヒは笑ったり驚いて見せたりしながら、しばらく思い出話に付き合ったが、早々に「今
日は帰る」と切り出した。
 姉妹たちは、一斉に俺の方を見た。ものすごい目つきで。

「悪かったわね」
ばつが悪そうにハルヒは言った。
「なんだ?」
「さっきの。あそこを出てくる時、すごく睨まれてたでしょ。あんたを悪者にしたみたいね」
「気にするな」
どうせ今日の俺は般若か鬼だ。
「親のところに帰る、と言ったら、よけいに揉めたんだろ?」
なにしろ親父さんは「あの悪魔」だからな。
「多分ね」
ハルヒは追い越すようにして、俺の腕をとった。
「それより、今日はどこに泊まるの?」
「クレジットが使えるところなら、どこでもいい」
俺はあわてて付け加えた。
「屋台は駄目だぞ」
「当たり前でしょ。最後の夜よ」
「もう一泊あるだろ?」
「それは『家族旅行』の話でしょ?」
「そうだな、明日は合流しよう。安心しろ、一緒に謝ってやる」
「あんた、その態度は良くないわよ。あくまで共犯なんだからね」
「親父さん、あの後、絶対に寝室のドア壊したぞ」
「母さんにこっぴどくやられてるわ。モノを大切にしない人、嫌うから」
「それはそれで、かわいそうだな」
「あんた、いま誰と一緒に居るのか、それを考えなさいよね」
「正直に言うが、それしか考えてないぞ」
「う。それもちょっと嫌かも」


その8へつづく
269名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 01:22:53 ID:tQuOJDxF
乙&続きwktk。

16話のハルヒちゃん、かわいいな。
目が15話までと違う気がするのは気のせいか?
270名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 01:39:33 ID:uZ3YrZYh
GJ!
うーんいいねw
271名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 02:12:56 ID:9ZpZ5FTh
あーなんか旅行行きたくなるなーw
272名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 04:51:44 ID:jCIvGlQE
日本ポニーテール協会というものがあって毎年七夕の日にポニーテール大賞を決めているらしく
受賞者の中に涼宮ハルヒの名前があったのですが、いつ受賞した等詳しく分かりませんか?

ググると以前は協会のサイトがあったけど今は消えているみたいです
1995年から始まって第一回の受賞者は倉木麻衣らしいです
アニメキャラが受賞したというのがびっくりなのです
273名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 11:37:17 ID:fsOKa7Vr
GJ!
いいぞいいぞぉ、続き気になる!

>>272
俺も調べてみたが詳しくはわからん。
俺はアニメキャラの受賞より協会の代表だった人のほうが驚きだ。
どこまで本当なんだろw
ttp://d.hatena.ne.jp/negirin/20070423/1177323249

>>255
あの格好はパーティでの正装のつもりなんだよ。
キョンと古泉はフォーマルな格好なんだが、ハルヒたち三人は浮きっ放しだw
274名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 11:58:00 ID:n1UKUp21
>>268
ネタ切れでオリキャラw
ハルヒって完全に落ち目だな
275名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 12:01:14 ID:gtwOrxMm
仮装パーティだったのかw
それにしても宇宙忍者長門は冒険しすぎだ。

>>272
そして受賞してたのは知らないな。というかアニメ漫画キャラでポニテなんて結構いるし。
ポニテの使い方っていうのポイントなのかな。
276名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 12:04:27 ID:R9B7YuuF
確かにあのポニテの使い方には感嘆せざるを得ない…………(*´Д`)ハァハァ
277少年の無駄日記:2009/04/04(土) 12:47:09 ID:bXBdvXox
5月13日水曜日 天気 晴れ

思い立ったが吉日。気分的に日記を始めようと思う。
理由か?そんなもん決まっているだろ。ただの暇潰し以外にあるかってんだ。
俺の場合、家でゲームしてりゃ十分暇を殺せるのだが、持っているゲームは全て網羅している。
買えばいいという話ではあるが、毎週土曜というハイスペースで俺の財布から偉人が逃げていく。最悪だ。
そんな中でこんな大学ノートを買ったのだ。たった数百円と侮るない。俺には十分効くのだ。
んー、何か意味もなく喋り口調になっている。日記なのに。
おっと、今午前3時を回っている。
そろそろ一人でモンハンやるのも飽きてきた。
谷口とやりたい。
つう訳で寝る。
お休み。


5月14日木曜日 天気 晴れ

今日は学校だった。当たり前だが。
朝来るなり、ハルヒの機嫌が悪かった。なんでかは知ったこっちゃない。
それよりもあれだ。4限目の英語で先公から英文を和訳しろと当てられた。
まず俺の学力じゃそんなハイレベルなことはスラスラ頭に浮かばない訳で正直に
「分かりません」と答えたら「毎日涼宮とイチャイチャしてるから分からないんだ。立ってろ」とどやされた。
クラスの奴等はクスクスと笑う。
つかイチャイチャなんてしてねえよ。付き合ってすらいない。
何か思い出しただけでイライラするから裸でディアブロスでもいくか。
角二本折るの面倒だ。マオウだな。


5月15日金曜日 天気 曇り

思わぬ臨時収入が手元に転がり込んできた。
地方から叔父がやってきて5万置いていった。
マジでありがとう、助かった。
やっと龍が如くとバイオ買える。
と思いきやゲオの目の前でハルヒと邂逅。ついてない。
ハイエナ(ハルヒ)はどうやら死臭(金の匂い)を嗅ぎつけたようで、缶コーヒー奢らされた。最悪だ。
おかげで龍が如く買う金が足りなかったが、ハルヒが小さい声で「ありがとう」って言ったのが偶然聴こえてしまった。
しかも俯きながらなのがまた何とも言えない興奮感を覚えてしまう。僕の悪い癖。
ゲームはまた今度買えばいいから別にどうってことはない。
今バイオはチャプター2に入るが、
AIが無駄に弾を使いやがる。ショットガン持たせなきゃよかったと今更後悔している。
あー書くの疲れた。止めるか。


5月16日土曜日 天気 晴れ

毎週恒例不思議探索は勿論あった。
午前の相手は●。最悪だ。
まあしかし、何だかんだで結構会話は弾むのだが、"閉鎖空間"とか"神人"とかいう単語ばかりだ。
●が「昨夜も発生しましてね。結構疲れるんですよ」と言う愚痴に対して俺は
「メロンパン少女に任せればいいだろ」と言っちまった。
うん、冗談とか妄言の類だ。
午後は長門。行き先は問答無用で図書館。
特別読みたい本も無かった為、近くのツタヤでファミ通読んでた。
一つ棚を挟んで向こうで谷口が鼻息を荒げながら食い入るように何かを凝視していたが見なかったことにする。
あいつらしいと言えばあいつらしい。
あ、飯だ。

278少年の無駄日記:2009/04/04(土) 12:49:09 ID:bXBdvXox
5月17日日曜日 天気 雨

雨にも関わらずハルヒが午後から家にやってきた。
理由は何とも馬鹿らしく「休日に団員が怠けてないか観察しにきた」とか。
妹は「ハルにゃん大好きー」とか歓喜してたから、あの二人で遊ばせておいた。
当の俺?バイオやってたに決まってんだろ。
それで一休みしてたら案の定、ハルヒが俺の部屋にズカズカと足を踏み込んできた。
「何してんの」つったから「17禁生物テロゲーム」って言った。
俺がハンドガンでヘッドショット(頭撃ち抜くこと)決めてやったらハルヒが「きゃ!」なんて声出して俺に抱きついてきやがった。
何だ、コイツはグロゲー苦手なのか。意外性MAXだ。
後ろで「二人ともラブラブだねー」と抜かしやがる妹には後で俺が直々に処刑しなければならない。


5月18日月曜日 天気 曇り

特に何も無かった。
強いていえば、ハルヒがポニテだったこと位だ。
昨日「結構髪伸びたな。ポニーテールにしたらいい感じに纏められそうだぞ?」と言ったからかもな。
いやーそれにしても可愛かったな…と言うのは妄言です、ハイ。
おかげで今日一日気分がよかった。
先住民がうざったい事に関しては気分が良いとはいえないがな。


5月20日水曜日 天気 晴れ

今日はとんでもない所を見た。
天気もいいし、屋上でジャンプ見ながら弁当も悪くない。と思って階段を昇ってたら声が聞こえた。
見ればそりゃあ、違うクラスの男子がハルヒに告白してたんだからな。驚いたぜ。
いや、驚いたのもあるが結構冷や冷やした。なんでだろうな。
何ていうか告白にOKしてほしくなかったって言うか…。
んー。それにしても、
バイオでスタンロッドっちゅう電気ビリビリの武器を使う度、ドゥリンダルテが脳裏をかすめる。こりゃ重症かもな。


5月21日木曜日 天気 晴れ

まず眠い。昨日は徹夜でゲームやって、ついさっきクリアした。お疲れ俺。
いや、それよりもだ。
今日部室で、ハルヒが久々に朝比奈さんを剥いでいた。
それをやめさせた俺。んでこういってやった。
「たまには朝比奈さんじゃなくてお前が着ろ」とね。
勿論冗談半分でリクエストしたまでだ。
そうしたら、こんな結末が俺を待っていた。
ハルヒがマジで着替え始めた!
もう馬鹿野郎と言うしか無かった。
とっさに部屋から出たが、少しハルヒの裸を見たいと思ったのは、あの状況にいて俺だけが思うことでもないだろう。
あ、何か初代ポケモンやりたくなった。


279少年の無駄日記:2009/04/04(土) 12:50:34 ID:bXBdvXox
5月22日金曜日 天気 曇り

今日はSOS団の面子とカラオケ行った。
ハルヒが「たまにはいいじゃない」と言ったから、最早反論の余地はない。
しかもハルヒは終始アニソンと来た。うまいが聴くに絶えない。
朝比奈さんも強引に歌わされていた。可哀想に。
そして俺にも「アニソン歌え」という団長直々の命令が下り、どうしようか悩んだ。
生憎、声優が歌っているようなオタク系は知らないんでね。
 (ここまで読んで俺の言うオタクアニメをにおわせる様な単語は無視してくれ)
が、一応アニソンは歌った。何って?アカギだよ。
ハルヒの奴はそんなマイナーなアニソンは知らないって言ってたが、何をいう!この野郎。
仕方ないから絶望ビリーもおまけで歌った。
デスノートだから文句ねえだろ。
空き時間はポケモン緑。


5月24日日曜日 天気 快晴

昨日ハルヒとあったばかりなのに今日も誘われた。
なんと俺だけが、である。
どういう風の吹きまわしなんだか。
「皆都合で休み」なんてハルヒは言っていたが、待ち合わせ場所に着く前に朝比奈さんと鶴屋さんに出くわしている。
ハルヒから連絡は来ていないそうだ。多分長門も●もきてないだろう。
面倒くさいような嬉しいようなって感じだった。
で、何も話すことがなくてただ街を道なりに進んでいるって感じだったから4日前の告白のこと聞いてみた。
今思ったら俺って結構デリカシー欠けてるよな。
したら案の定、ハルヒは不機嫌になって帰っちまった。最悪だ。
ついさっき●からも連絡がきた。封絶…じゃなくて閉鎖空間がでたらしい。
あーもうやだな。
タケシ強えし。ヒトカゲがイワークに勝てるかっちゅう話だぜ。
フシギダネにすりゃよかったかな。


5月25日月曜日 天気 雨

一応ハルヒには謝っておいた。
本当にスミマセンデシタ。
BY THE WAY、今日は国木田にサイレントヒル貸してもらった。久しぶりのプレイだ。
俺は鉄パイプの操作がかなり得意で、エスカリボルグと呼んでいる。その為ハンドガンは全くと言っていいほど使わない。
今も絶賛プレイ中で、もう学校裏世界に行った。うん、良好だ。
…思った。俺日記とか言って、内容が何気に喋り口調になってるし、ゲームの途中報告が多い。
つかもう喋り口調でいいや。どうせ誰も見ちゃいない。
書くの止めた。


5月26日火曜日 天気 曇り

最悪だ。破滅到来だ。もう生きていけねえよ。
さっき学校でこんなことが起こった。
6日前の男子が振られたにも関わらずハルヒについて回るようになってしまっていた。
とうとうその男子は強行…いや、凶行手段に出たようで、人気のないところでハルヒを襲ったのだ。
まあ、そこに偶然俺が通りかかったわけで、助けたと。
これのどこが生きていけないほど最悪なのかというと、その助け方にあった。
俺が野郎を殴り飛ばし(クリスのパンチをイメージした)、こう言ったのだ。
「俺の女に手をだすんじゃねえ!!」なんてね。
よく、ドラマとかでありそうな展開と台詞。誰かショットガン持ってないか?
おっと、そんなことよりも後はチャンピオンロード抜けるだけなんだ。
ついでにファイヤー捕まえるのも悪くは無い。面倒だしな。
280少年の無駄日記:2009/04/04(土) 12:54:31 ID:bXBdvXox


5月27日水曜日 天気 晴れ

今は暇だし、龍が如くをやっている。
キャバツクがどうもうまくいかない。ふざけるな。
ああ、あと今日で日記をやめる事にした。
何か途中から糞面倒になったのだ。
三日坊主精神の俺にはよく持ったもんだ。
それに書いたって一日の文章がキリがないほど多くなる。多分これからは毎日何かしら起こるからだ。
なんでって?ハルヒが俺の彼女になったからに決まってんだろ。
ま、今日の出来事だ、それは。
さて、終わったらハルヒとどっか行くかな。

終わり




ライバル強え。
281↑の作者:2009/04/04(土) 12:56:45 ID:bXBdvXox
まあ…元ネタが分からないという方もいるとは思います
すみませんでした
以上です
とほほ
282名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 13:12:26 ID:pUACtbOl
こっちでは全28話確定と出たけど、真相は?
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1238816871/l50
283名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 13:41:17 ID:E0hyW1mu
>>281
おいその後!大事よ、それ!その後!
元ネタは知ってるがツッコミがむずいなw

>>282
公式で発表するまで確定とは言えないが、イヤでも期待が高まるな。
284名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 14:15:18 ID:jCIvGlQE
>>273
協会は解散した可能性が高いみたいですね
アホみたいな代表者だしw
285名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 14:26:34 ID:fsOKa7Vr
>>275
火葬パーティではなく花嫁コンテストだ。
俺の言い方が悪かった。
長門の格好はキョンもかなり驚いてたぞ。

>>281
GJ!
元ネタ知らないが、なかなか面白い。
つか終わりの後が気になる。

>>283
公式の確定発表でもないかぎり、期待半分でテレビ見てる。
286名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 14:33:39 ID:n1UKUp21
アニメに登場もしてないオリキャラを勝手に作ってそいつを語ってるようじゃ板違いだな
次スレから創作板逝けよ
287名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 14:55:45 ID:LUQ7NILM
宇宙忍者・・・バルタン星人かw
288名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 15:09:38 ID:yWkct7pD
ハルタン星人とメガッサ星人が暴れている。
仕方が無い、カプセル怪獣ミクルス、頼んだぞ!
でゅわ!
289名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 15:44:35 ID:fsOKa7Vr
やべっ、変換ミスってた。
火葬じゃなくて仮装だ。
ハルヒは死人がでる展開は望んでないよ…。

>>288
その二体が相手だとミクルスでは余計に暴れそうだw
むしろウルトラキョンが青くなってハルタン星人をなだめて、それで無理なら赤くなって叱りそう。
290名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 16:05:05 ID:E0hyW1mu
ハルタン星人吹いたw
291名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 16:49:05 ID:R9B7YuuF
>>284
というか協会ってそんな感嘆に作れるものなのか?
誰かキョン名義で再興してくれw
292名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 16:49:58 ID:LUQ7NILM
リアルSOS団をだれか・・・w
293名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 16:50:48 ID:gtwOrxMm
>花嫁コンテスト
あーそういえばそんな話だって発表されてたな。すっかり忘れてた。
もうWiiごと買おうかな。
294名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 17:01:48 ID:5wjUbV3k
俺も>>281に負けず劣らずなゲーマーなんでな。Wii買っちまったぜ!
しかし限定版は高いな……通常版も安くはないし、限定買うか。
そして海賊ハルヒをPCの前に飾りまくるか!
295名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 18:54:22 ID:UCpqTiwt
並列ってオリキャラが出てきてるみたいだけど、大丈夫?
自分情報封鎖してたんだけど、このスレ的に評判いいようなら買おうかな。
296名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 19:31:51 ID:fsOKa7Vr
並列は金に余裕あるなら限定版をオススメする。
フィギュアがけっこう良い出来だ。
オリキャラは…人によってどう感じるか違うと思うからあまり断定は出来んな。
俺は男の方はかなりムカつく性格だと思う。ハルヒも罵倒しまくってるぐらいだし、国木田も良い感じはしないと言ってる。
あとこのオリキャラたちが原作やアニメに出てくることはないと思うぞ。理由はゲーム終盤でわかる。
花嫁コンテストに参加するのはオリ女がオリ男に話があってそれに協力するため。

システムは既読スキップがかなり速いから、同じシークエンスになってもすばやくすっ飛ばせる。
297名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 19:34:44 ID:LUQ7NILM
Wii本体は居間にあるからやりずらいんだ。
PSPに移植されねえかなあ、天誅4みたいに。
298名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 19:55:28 ID:MYE1tGyn
PS2とPSPな関係にあるならいざ知らず
移植されるためには並列がある程度の実績あげないとならないジレンマ
299名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 20:07:38 ID:UCpqTiwt
>>296
ふぅむ、なるほど。
スキップがきちんとしてるならシステム的にも助かるな。戸惑のスキップは微妙だったから。
ありがとう。
300名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 20:20:01 ID:p4IGAKN1
>>295
快適さ:テキスト量は多いけど1度見た文章は既読スキップで飛ばせるのでそこそこに快適

オリキャラ:男の方はあまり好感の持てるキャラではないけど敵キャラと割り切れるなら
      そこまで気にならないかと。女の方は比較的当たり障りない性格。

ストーリー:物語途中に本筋(花嫁コンテスト関係)から外れたシナリオが用意されており
      割と内容がバラエティに富んでるので原作ファンなら楽しめるかと。

個人的には結構お勧めです
301名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 20:25:47 ID:p4IGAKN1
>>300
書き込む前に更新してなかった…。今更なこと書き込んで申し訳ない
302名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 20:42:01 ID:n1UKUp21
女なのに軟弱な男に顔面を殴られかけたキャラがいるらしい…
303名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 20:47:08 ID:zadCLpxM
wiiじゃなきゃなー
次があるならPSPで宜しく。それかPCで
304名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 20:47:28 ID:yWkct7pD
>>301
いやいや、十分参考になりましたよ。ドンマイ

ところで、激奏ハルヒがついに届いたぜ!
ハッキリ言って、こいつはスゲー!
305名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 21:17:28 ID:Zza87UuY
>>303
直列はDSだぞw
306名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 21:20:43 ID:zadCLpxM
>>305
DSの次があればって事ね
307名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 22:32:33 ID:5wjUbV3k
ちょっと聞いてくれんか。
前に専ブラオススメって話があったけど、別にブラウザでもいいやーなんか面倒だしーとか思ってたんだ。
でも今日なんかたまたまそういう気分だったんで使ってみたんだがこれすげー快適だな。
いや食わず嫌いしないで使って置けばよかったw
308名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 22:41:12 ID:BcJC+tPd
二期が終ってしばらくすればまた出るかもねw >ゲーム
309名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 23:34:18 ID:7ktDIVFD
先の長い話だw
310名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/04(土) 23:48:11 ID:/XWd5Cg3
なんか夢にチェンゲ調になっているハルヒ達が出てきた……
311名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 02:23:20 ID:mBAPAibA
「虚雲命」とか「獲巣王獲巣団団長」という刺繍がしてある特攻服に身を包みバイクを乗り回すハルヒ、という処理に困る電波が……
312名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 02:52:18 ID:WwLoMLVB
ハルヒが原付に乗ってるAAを昔見たのを思い出したw
313名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 07:49:41 ID:G7JoJy9u
あらためて放送だけど
鬱→お日様
まさにハルヒ
 ‖ ‖              ┌──────────────────┐               ‖ ‖ ‖
\/‖              │     前会長追いフェス企画 第5弾       |               ‖\/‖
 ‖ ‖              |  文芸部+α文芸誌 2000部完配達成! . |               ‖ ‖ ‖
\/‖              └──────────────────┘               ‖\/‖
 ‖ ‖   __ _                                      ,. ‐-ー- 、.,.-,へ‖ ‖ ‖
\/‖, '´ ,ゞ、\                     , -‐- .     ,.-‐―‐-.、 ノ /    ヽ,Kヾ‖\/‖
 ‖ ‖ハeッ"  `ヽ,)    , -、ー ,、 .          ン       ヽ  ノンニニヾソ、ヽハハハハハ !ヽ `‖ ‖ ‖
\/‖.(リ ‐‐ ‐-l.|  〃へヽ/ンヽ         ノハノハ从ハN. ! オl|ノメ从从|.芥ハ─ ─ ,iリ)!⌒| ‖\/‖
 ‖ ‖ハヘ、 ー ノヽ __{ミ(〈ヾ"リjキ! _____ i.!┰ ┰ | |) i  |li ┃ ┃ | |).l |.、 -  ノル゙.、ー‖ ‖ ‖
\/‖ ('リ |{H}li) )〉 { (iト匸lf匸i!          リ、 - ,ノリハ'  ハl、'' ー ''ノN从! (とス)}. 〈i゙|{†‖\/‖
 ‖ ‖ く_/_i_l_ゝ   !iN、 −,ノ            i:l{H}l::{')     〈i'l{H}| {l'>   i´T `i.   .l´'T‖ ‖ ‖
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.    | 予め言っておくがね。私としては極めて不本意だよ  | )(    )(    )(    )
.    | 生徒会長を勤め上げた人間としての最後の仕事が、 . |
.    | よりによって、きみたちへのプレゼンターとは      |    |\
     \__________/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄\
                    |  消え去る老兵のくせに ウダウダ言わない      \
                    |  鷺を見習って 後を濁さず さっさと寄こしなさいよ  |
                     \_____________________/
315ハルキョンAA (2/4) ◇RAXLFIwrP6 (代理):2009/04/05(日) 11:57:44 ID:7wAbLRN3
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
   | この期に及んでも、先輩をリスペクトしようという気構えはないようだね  |
   | まあいい。愛すべき生徒会の後輩がせっかく設けてくれた、私の花道だ |
   | 潔く きみたちの壮挙を認めるとしよう。きみとの器の違いというものかな. |
   | ……少ない予算から捻出された、ありがたい賞金だ                 │
   | せいぜい有意義に使いたまえ                            │
    \___  ____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ‖ ‖       \|   ┌ |  もちろん、来年度のSOS団の活動資金として、 |     ‖ ‖ ‖
\/‖              │ |  有効に使わせてもらうわ!                |     ‖\/‖
 ‖ ‖              |  \_________   __________/       ‖ ‖ ‖
\/‖              └───────────\|─────┘               ‖\/‖
 ‖ ‖   __ _                                       ,. ‐-ー- 、て.  ,.-,へ‖ ‖ ‖
\/‖, '´ ,ゞ、\                                ノ / u  ヽ て K ヾ.‖\/‖
 ‖ ‖ハeッ"  `ヽ,)    , -、ー ,、         , -‐- .     ,.-‐―‐- 、  ノハハハハハ !. ノiリノ\‖ ‖ ‖
\/‖.(リ ‐‐ ‐-l.|  〃へヽ/ンヽ     ン       ヽ  ノンニニヾソ、ヽ !| | | ,iリ)! イ!⌒| ‖\/‖
 ‖ ‖ハヘ、 ー ノヽ __{ミ(〈ヾ"リjキ! __ ノハノハ从ハN. !__オl|ノメ从从|.芥ハ ’ 、ロ ノル´__..ル、 D‖ ‖ ‖
\/‖ ('リ |{H}li) )〉 { (iト匸lf匸i!     i.!┰ ┰ | |) i  .|li ┃ <| |).l | ⊂i゙|†とi゙}    . とi゙|{†‖\/‖
 ‖ ‖ く_/_i_l_ゝ   !iN、 −,ノ      リ、 - ,ノリハ'  .ハl、'' ワ''ノN从!  i´T `i  .    l´'T‖ ‖ ‖
\/‖  (__j_,)     <'}`|{†}|゙!つ□   とi:l{H}l::{')    とi'l{H}| {l'つ   〈_,八__〉.     〈__ノ'‖\/‖
 ‖ ‖.          `l^´T`'!         </_i_l_j,ゝ     く/_i_j_,ゝ               ‖ ‖ ‖
\/‖            |___,l__,!          (_i__)   .   (__八__)   .             ‖\/‖
 ‖ ‖                                                    ‖ ‖ ‖
 _/____________________________________\_/

∧_∧ ∧_∧   /|  _∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧  ∧_∧ ∧_∧
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ∧_∧  ∧_∧
∧_∧|  ほほう、SOS団?                                 |   _∧ ∧_∧
.     )|  そのような反生徒会非合法組織などに 貴重な予算は割けんな  |  |\  )(    )
      |  この金は現生徒会に返 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄\
     \___________|  待った!                          \
                      | その金は、長門が、文芸部の補正予算として、      \
                      |  721リットルの義援米くらい有効に運用するはずだぜ \
                      | 俺らの活動資金は、バイトやって、個人で工面してるんだ . |
             /|.        | 生徒会からの金なんか、びた1ジンバブエドルも使ってねえ |
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_________/
 | なるほど、それは殊勝なことだ。しかし、                    \
 | アルバイト行為は原則禁止、学校への届け出が必要ではなかったかな |
  \_______________________________/
316ハルキョンAA (3/4) ◇RAXLFIwrP6 (代理):2009/04/05(日) 11:58:17 ID:7wAbLRN3
.        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
         | (バカキョン! 何でバイトのことなんか言っちゃうのよ!?) │
         | いいじゃないの! もともと高校生のアルバイトってのは、. |
         |      学校に隠れて、こそっと健気にやるもんでしょ.     │
         | バレても、顧問の先生が責任とってくれればいいだけだし  │
 ‖ ‖   | すごく大変なのよ、高校生が二人で暮らすのって!     . │         ‖ ‖ ‖
\/‖   | 家賃だけでもバカ高いのに、光熱費に食費……もがっ!.  │         ‖\/‖
 ‖ ‖    \______________  _________/          ‖ ‖ ‖
\/‖              └─────────\|───────┘            ‖\/‖
 ‖ ‖   __ _               .  -‐-                       ,.-,へー-‖ ‖ ‖
\/‖, '´ ,ゞ、\            〃.     ヾ                    ノ.,K.ヾ、ヽ‖\/‖
 ‖ ‖ハeッ"  `ヽ,)    , -、ー ,、 .   ! |ノiノハ从ハヽゝ     U-‐―‐- 、,. ‐-ー- 、   ノiリノ\N‖ ‖ ‖
\/‖.(リ ‐‐ ‐-l.|  〃へヽ/ンヽ   i (| |┰ ┰iイ     /rシ/ニニヽヽ/  u  ヽ.  イ!⌒| ⌒‖\/‖
 ‖ ‖ハヘ、 ー ノヽ __{ミ(〈ヾ"リjキ! __ 'ハリ、 - ノリ __ ハ芥.lノメ从从|゙tハハハハ ! _ル、〜 ,.‖ ‖ ‖
\/‖ ('リ |{H}li) )〉 { (iト亡lf亡i!    ('}:|{H}l:i)      i l (| |> ┃i |-- -- iリ)!  ⊂}゙|{†}|´‖\/‖
 ‖ ‖ く_/_i_l_ゝ   !iN、 −.,∩    くソ_i_li;ゝ       i Oリ、 '' )どヽ'つ( ''' ノルO .   l´'T`^i‖ ‖ ‖
\/‖  (__j_,)     <'}`|{†}|゙iソ .     (__i_)      ○ニ} |{H}l'i乂i゙|†'|´{'ニ○   . 〈__八__‖\/‖
 ‖ ‖           l^´T`'!            .    O'く_/_i_l_ゝ i´T `i`O          ‖ ‖ ‖
\/‖            |___,l__,!            .      (__八__). 〈_,八__〉         ‖\/‖
 ‖ ‖                                                    ‖ ‖ ‖
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.    ;)(   ;)(    ;)(   ;)(   ;) (   ;) (   ;)(   ;)(   |\  .  ;)(   ;)
                      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄ ̄\
                     | (おい、同棲してることまでバラすな!)            \
                     | あのその、こいつの言うこと 気にしないでやってくれ    \
                     | 昨日 歳ごまかして婚姻届出して、内輪挙式披露宴やって、 |
                  /| . | それで浮かれて、さっきから笑えん冗談を言……ぐっ!?..|
           / ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_________/
          |  ちょ、ちょっと!! どこまでしゃべっちゃう気っ?    |
          |  あんた まだ昨日の酒残ってんじゃな……ぃつっ!? |
           \______________________/
317ハルキョンAA (3/4) ◇RAXLFIwrP6 (代理):2009/04/05(日) 11:58:56 ID:7wAbLRN3
                        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                        | ど、どうした ハルヒ? |
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____  /
            | いたっ、痛、いたいぃ〜!!   |    ∨
            | 赤ちゃん きちゃったかも…… . |
             \__________/ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ‖ ‖              ┌───────| 何っ!? 古泉、救急車だ 頼む! |   . ‖ ‖ ‖
\/‖              │    前会長追い\_______  _____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ \/‖
 ‖ ‖              |  文芸部+     〃,ィVヾ、.0部完売達\| . |   | 了解 只今! |‖ ‖
\/‖              └─── (Y´`ヾ) トl_L{"}」,!  ──────‐┘  \__  __/ \/‖
 ‖ ‖   __ _  .            iヽ._,).ドl.|’ヮノl|  ナマエ フタツ ドッチカ キメテナーイ!! ∨    ‖ ‖ ‖
\/‖., '´ ,ゞ、\  モウ ドーニデモ /´,'U J  UUヾ   アカチャン フタリ ダッタラ イイノニ        ‖\/‖
 ‖ ‖ハ.eッ"  `ヽ,)   ナリヤガレ  ゝ! |ノiノハ从ハヽゝ   ., -‐―‐-.、‐-ー 、              ll ‖ ‖
\/‖.(リ ‐‐,, ‐-l.|    , -、ー ,、 .   i (| |┰ ┰iイ    :/rシ/ニニヽヽ u ヾ オイ…イマカラ フヤスナヨ? /‖
 ‖ ‖.ハ'ヾ.゚p゚) ノヽ __ 〃へヽ/ンヽ ) _'ハリ、 - ノリ ____ :ハ芥.lン从从|゙tバハ> ______ ll ‖ ‖
\/‖∩ヾ二と) 〉)〉 {ミ(〈ヾ"リjキ!(    ('}:|{H}l:i) .  :i l (| |。> <i! | |i    ,.-,ヘー.、   ‖\/‖
 ‖ ‖ ´く_/_i_l_ゝ   { (i ー イ i! )   くソ_i_li;ゝ     :i从リ、''' 〜''ノ (7 ノ’  ノ 八ヽ`ヽヾ  ll  ll.  ll
\/‖  (__j_,)   . !iN、 C┯・´       (__i_)         O.ヾH/、とニi゙}    i ハヽ リノバリゝ ザイコウセイ ノ
 ‖ ‖     ∧∧ .   /'}`|{†}|゙i/                  :く/_ヽ(ン/ T. <   イ(l|⌒ |⌒リ<].  カタノ ナカニ
\/‖    ( ゚ x゚) ...(_,<.と'ス,>                  :(_,/ノ 〈_,/.ヽ__〉   Yル、 ロ ノO サンフジンカイ ハ
 ‖ ‖  〜(  w         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\            ○`|{†}|゙i<].  イラッシャイ
 _/_________  | よっしャ! 間に合った    | ___________  l^´T゙ヽ __ マセンカ?
                   | 涼宮団長 後ろ乗んな!. |              〈__/、_/
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧__\_  ________/ ∧_∧ ムチャブリ… ∧_∧ ∧_∧
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧. , ‐-ー- 、 |/_∧  ∧_ ア…アサヒナサン? _∧ ∧_∧  ∧  ∧ ∧  ∧
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧;'    ;'  ヽ _∧ ∧__∧ ∧_∧  ∧_∧ ∧_∧ ボクタチノ シラナイ アイダニ
lll ・3・) (;´_ゝ`)(lll・∀. !.ヾ((八从リ)ロ `;)(゚〜 ゚;)(´∠_`;)(    ;)(    ;) セカイハ ススンデイタンダネ
∧_∧ ∧__∧ ∧_. j. (||┰  i ____  ∧__∧  ノノノノノ ∧_∧ ((( ))). /⌒\ , -ー- 、
;`Д´ )(;  ̄_J ̄)(;_ ノ ハヽ''' ワノ.\   \・ω・´) (゚∈゚*;)(^^  ∧__∧ロ`;) , -(ー-.、,  / i \
    )(      )<   'ノノノリソ ,二iつ─) ̄ ̄。\  ∧__∧⌒ヽ(   r(;   )と 〃, ゞ Vンヽソハノバリ)
 | | | | |ロ\_人  l/フ ̄_ロ\ O0/ (   x) .∧_∧ 〉   .つ i彡ハ'〈"ゾハ! │ │ |ソ
_)(_) (__)( ‐=≡.ヘ / 〉_ン/  >ロ=/| ̄/ とヽ# つ(; ・∀・)こ、  ノ)(_リ'(!‐‐' ‐-|、u ヮ ノ
          ‐=≡/\\.し'    / /.--| |---  と_,ノ ⊂   つ ∧_∧  ヾ!、u ワ,ノ'}´゙i†!'i)
     ⌒`)  ‐=≡( [/\/|> ◎   |( ( * ) )☆ ∩ ∧_j__∧ ノ ⌒つ."Д")ニ <'}`|{†}|゙i〉i´ T`i
  .;;;;⌒`)⌒`)  ‐=≡\_ノ/――――┘\__,ノ ⊂⌒ ( > Д<) ドウゾ        ゙l´`T`'i j__/ヽ_,>
                                 `ヽ_つ__つ ゴユックリ〜 ダナ j__,ハ_,>

318名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 12:05:01 ID:gLpLf8WR
>>314マジ乙!
ハルヒ妊娠してるのかwww
319名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 12:06:30 ID:OnDsqakL
>>317



      AAスレでやれカス



320名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 12:12:31 ID:hKv/vzPH
>>317
GJ!
ゴトゥーザ様がw
321名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 12:15:49 ID:cgaXLDQV
思わず逆算してしまったwww
よし、赤ん坊は俺が責任を持って取り上げるから安心しろ
322名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 12:18:19 ID:t+wCiIQH
>>317
すげー、キミドリとあちゃくらさんまでいるよw
323名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 12:58:17 ID:TkR9MZw2
アメリカンジョークって俗に言う「シャレにならない」ネタが豊富だよなw
文化の違いかな。
大作乙!
324名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 13:25:00 ID:4S+EbJXH
乙!そしてGJ!
このAAの展開になるまでの話とその後も詳しく知りたいw
325名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 13:47:50 ID:dcQtv+Fx
>>317GJ!


ハルヒと消失ハルヒがキョンを取り合ってる夢を見た

目が覚めて「…夢か…」と少し残念だった。
326名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 13:49:43 ID:QDXPhE0j
あちゃくらさんの隣は風船犬か
芸が細かいなw
327名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 14:35:15 ID:TkR9MZw2
ホントだ。気づかなかった。
あと貼ってなかったから貼っておくぜ。

「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」第15話
http://www.youtube.com/watch?v=Em0ZMj1cSPU
「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」第16話
http://www.youtube.com/watch?v=XWRE0Pi-QF8
「にょろーん☆ちゅるやさん」そのはちっ
http://www.youtube.com/watch?v=L6PuVdUu2RU
328名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 15:49:10 ID:OnDsqakL
ネタ切れのあまりつべ動画宣伝スレに落ちぶれてやんのwwww
329名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 15:54:49 ID:XMo/QFlD
乙。
忘れてたw
クッキングハルヒカワユス
330名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 16:12:57 ID:OnDsqakL
お前らハルヒが好きだったら捨てられてるゴミを見掛けたらちゃんと拾えよ!w
ゴミと言われたハルヒの仲間なんだからな!ww
331名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 16:19:35 ID:7IiLxD+J
よく見たら袋がチキンラーメンなのね
宇宙空間から兵庫県西宮市付近へのフレームインといい、仕事細かいわ京アニw
332名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 16:28:17 ID:7wAbLRN3
変なところで凝ってるなw
333名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 16:41:55 ID:oICmsfVp
お気に入りのSSサイトさんが立て続けに閉鎖…
今さらながら、見るだけじゃなくコメントとか送れば良かったと後悔orz
ここ見てるかわかりませんが、完全閉鎖(削除)ではなく、ページは残していただけないでしょうか…?
334名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 17:27:45 ID:FQtvJ8sY
便乗して。

ごく最近、「おまえの書いたSSの感想をみつけたぞ」と教えられた。
が、すでにそのサイトさんも閉鎖されていて、わずかにコメント欄だけがgoogleのキャッシュに残っていた。

ああ、なんて書いてあったんだろう?
335名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 18:20:27 ID:nFpzruBK
春は別れと出会いの季節だなぁ……。
また会えるさ、きっと。
336名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 20:25:36 ID:DdiqmsZ6
16話のエプロンハルヒちゃんが可愛過ぎる
337名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 21:01:16 ID:O2kmRQuN
うむ……。

イイよな。
338名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 21:04:50 ID:nFpzruBK
制服+エプロン=破壊力
だよな。
あれはイイ。
339名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 21:18:32 ID:g2rbEgVo
そういや、さっきテポドン発射されたよな
今これをネタに電波を受信中
340名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 21:45:33 ID:sPbItZc7
聖地巡礼の旅に出るハルキョン
341名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 21:48:05 ID:7IiLxD+J
徒歩でリュックサック背負って髪型はポニテにするんですね、わかります><
342名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 21:48:53 ID:DT49Uwq1
俺らには聖地が多すぎる!!!
343名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 22:05:30 ID:dcQtv+Fx
こんばんわ。
時期が怪しくなったのですが
思いついたネタでSSデッチあげたので
流れ無視して投下します。

相変わらずなSSですがどうか宜しく
急いで本編仕上げないと『改めて放送』も終わっちまう・・・
【始まりの季節を彩る花の精。遠き東方にては稲の神が憑依する座と謂われる。いと淡き櫻の花】

『狂気の山脈』を後にし一行は一路『央国』へと足を進めていた。
目指すは海の向こう、最も古き国。
旅を始めて季節は巡り、辺りは春の装いを見せていた。
日に日に日差しは暖かくなり、草木は新たな息吹を芽吹かせていた。
そして一行の見渡す限りに見えあるのは一面の『櫻』の花。

「へぇ〜凄いわね〜。もうコンナ季節になってたんだ。」

そう龍の背より辺りを見渡しながら感嘆の声を上げるのは『ハルヒ』。龍と共に旅する予言の少女である。
何時もはゴーイング・マイ・ウェイな彼女だが季節感を大事にする正確なのか行事ごとは欠かさない。
この時期は春のお祭りの季節である。しかし、龍と旅する彼女では今は祭りは遠くより眺めるしかないものであった。

【あん?桜の花がどうかしたのか?】

そういって背中の少女に話しかけたのは少女の旅のお供こと地龍の『キョン』である。
いまだ真名無き龍であるが何時の間にか少女がつけた名が定着していた。
以前は嫌がっていた龍も最近は全く気にしていないようである。

「もう、キョンこの一面に咲く桜を見て何も感じないわけ?」
【ん〜 まぁ綺麗だとは思うが それなら夏だろうが秋だろうが変わらないだろ?】
「全然違うわよ!全くあんたの感性ってのは一体どうなってるのかしら。あたしは悲しいわ。」
【へいへい悪うございましたね 大体な俺達ドラゴンにそういった季節感を求める方がどうかしてるんだぞ】
「何よそれ。」
【なんなら他の連中にも聞いてみろ 似たような反応が返ってくるはずだ】

そういって共に旅する他の龍達を見た。

(…“コレ”食べられるの?)

と花びらを摘まんで聞いてきたのは『氷龍のユキ』。
北の霊峰出身のこの子龍にとって植物は珍しいものであるが、季節を感じることの無い地に住んでいたためその様な情緒は
持ち合わせていないようである。

(確か、この花が咲いた後に実る果実は食べられると聞いていますが。只我々の胃を満たすだけの量となりますと可也の量を
 必要としますね。ここの木が全て実をつけてもはたして足りるでしょうか。)

花びら舞う中を飛びながら話したのは『飛龍のイツキ』。
彼も南方の火山島出身であり、又しても季節感とは無縁の存在であった。その地も又植物の少ない場所である。
そもそも龍に情緒を求める方がおかしな事なのかもしれない。

(もうナガトさんもコイズミ君も風情がないですよ〜。こんな綺麗な桜が咲いてるんですから、此処はお花見なんかするのが良いと
 思います〜。)

と他の3匹と違う反応を返してきたのが『雲龍のミクル』。
此処より東方の地よやってきた龍である。他の龍達に比べれ季節などに関する感性は人のそれに近いものを持っていた。
東方の地は他とは違う文化・歴史を持つ地域であった。

(そうさね〜。折角だし花見でもしよっか〜。)

と元気な声を返してきたのが新たに一行に加わった『竜のツルヤ』。
ミクルと同じく東方の地を出身とする地龍達とは種を別とする竜である。
東方の地においても特殊は地『ジャポング』を出身としており、この地には『伝説の黄金郷』と伝えられる地である。
東方に住まう四竜の命を受け一行に加わった。
「ツルヤさん、その『花見』って何?」
(そっか〜こっちじゃ花見とかやらないんだったね〜。よっし!此処はお姉さんが一つ『ジャポング』仕込みの花見を御見せするよん!)
「本当!あたし、お祭りって村でやってたのしか知らないから他のお祭りって一回やってみたかったのよね〜。」
(ほうほうハルにゃん、さっそく乗り気だね〜。よっし、そうと決まれば先ずは買出しに行かないとね。)
「買出し?何かいるの?」
(特別な物は必要なけどっさ。折角だし『ジャポング』式を堪能してもらいたいじゃないっか。ハルにゃんも来るか?)
「勿論行くわ!あたしは楽しいことは何でもやる主義ですもの。『ジャポング』式でしょうが“百”式でしょうが何でもやってやるわ!」
【おい 百式は違うだろ】
「あれ?違ったけ?」
【それはこの前闘った仮面野郎のゴーレムだ!】
「そういえばそんな事もあったわね。まぁいいわ。ところで何を準備するの?」
(おっとハルにゃん、こっからは企業秘密っさ。そうさね、キョン君ちょろんとお手伝いねがえないっかい?)
【は?俺ですか?】
(そうそう君っさ。)
【しかし 俺は花見自体何か知りませんよ?それなら花見をしってるアサヒナさんの方が良いんじゃないですか?】
(いやいや、此処は如何してもキョン君じゃないとダメっさ。)
【如何してもですか?】
(もっちろん!)
「……ね〜ツルヤさん、何もキョンを手伝わせなくても良いんじゃない?ミクルちゃんも知ってるみたいだし…。」
(そうもいかないっさ。何たって人の町まで行って買い物するんだからね。人化出来ないミクル連れて行っても荷物持ち位にかならないのさ。しかも帰り道のね。だから人化できるキョン君をご指名するのさ。)
「う〜〜〜〜〜」

新しく加わったツルヤは少女や他の龍達に比べて中々の人格者(?)であり、あの少女ですらも瞬く間に意気投合したほどである。
だからこそ少女にとって目の前の一枚も二枚も上手な竜が地龍に変な気が無いか心配であった。
つい先日もその事柄実で大事件があったばかりである。
しかし、この様な事はサプライズの方が良いのも確かであり、しぶしぶ少女は承諾した。
勿論龍に念を押すのは忘れなかった。
そして人化したキョンとツルヤは近くの町まで出かけていった。
ツルヤの人化した姿は少女の眼か見ても魅力的な女性であった。

「……キョン達何時まで買い物してるのよ!」
(…買い物に出かけてまだ半刻も経っていない。此処から町までの距離を考えても未だ時間が必要と思う。)
「う゛。それはそうだけど。」
(まぁ彼がツルヤさんと間違いが有るとも思えませんし、そう心配されなくても良いんじゃないでしょうか?)
「…コ・イ・ズ・ミ・君。何か言った?」
(いえ何でも有りません。)
(でもお花見なんて久しぶりです〜。何か楽しみですね〜。)
「ミクルちゃんはした事あるの?」
(向こうにいた頃は毎年春の季節になるとやってましたね〜。特に宮廷の方々と年に一度嵐龍王様が謁見する席にもなっていましたから〜。…でも酔った嵐龍王様をなだめるのに一苦労した記憶ばかりですけど〜)
「…酔っ払ったドラゴンってのも珍しそうだけど。よくソンなのなだめられたわね。」
(…えぇ。四竜様に四獣様総出で押さえつけてましたから。・・・正直、この季節は嵐龍王様の酔っ払うせいで大風が吹くことでも有名でして・・・)
「・・・結構大変ね東方の地も。」

そんな他愛も無い話をしながら地龍の帰りを待つ少女達。
しかし、そんな自分達を見つめる存在に誰も気が付いていなかった。
そうして二刻もした頃、大荷物を馬車の荷台の載せた地龍とツルヤが帰ってきた。
可也の大荷物であり、又人化したまま引いて来た為地龍はバテバテであった。

「・・・ツ・・・ルヤ・・・さん・・・・・・せめて元の・・・戻って・・・運んでも・・・問題・・・・・・ないんじゃ・・・」
「何いってるっさキョン君。男子たるものこの位引っ張れるくらいじゃないと家族は養えないよ!」
「か・・・家族・・・・・・って・・・・・・」
「おやん?ハルにゃんの事お嫁に貰うんじゃないのかい?」
「な!何言ってるのよツルヤさん!あ、、、あたしは別に、キョンなんか!」
「おや、そうなのかい?それならお姉さんが貰っても問題ないかな?」
「それもダメーーーーーっ!!」
そうな遣り取りをしながらも着々と準備は進んでいった。
まぁ花見といっても特別な料理が出るわけでもなく。寧ろ東方の料理が食べれるといった感が強かった。
特別なものとしたら『花見団子』だろうか。コレも東方の菓子であり、この辺りの地域では先ず口にしない食べ物であった。
そして欠かせないのが

「・・・ツルヤさん、コレって・・・」
「うん?もちろんお酒っさ。やっぱり花見には欠かせないからね〜。」

そういって振舞われた『お酒』であった。
しかも、この地域一体で飲まれているものではなく、矢張り東方の地の物であった。
果実から作るのを基本とするこの地の酒と違い、その酒は『米』を基本としていた。
人間である少女と人化したままのキョンとツルヤには普通の器で配られ、龍であるユキ達には樽で振舞われた。
しかし、特別な交易都市でもないこの町で東方の酒等どうやって手に入れたのであろうか。
答えは直ぐに分かった。

「ところでツルヤさん。」
「ん?なんだいキョン君。」
「この酒どうしたんですか?確か買い込んでたのは只の水だったと思いますが。」
「よくぞ聞いてくれました!これぞ魔術と異なる流派の力、仙術の集大成!水を酒に変えるの神秘に『桃』っさ。」

そう言って懐から取り出したのは大きな『桃』であった。
それは少女や地龍から見れば只の桃であったが、ミクルはそれを見て驚いていた。
仙術を形にした『桃』。それは竜でもあってもそうそう持ち出せない物であった。

(ツルヤさんいいんですか〜。それてって四竜様達の秘蔵の品なんじゃ〜。)
「な〜に問題ないっさ。あんなに沢山生ってたんだから、『仙桃』の10個や20個。」
(そんなに勝手に持ってきたんですか〜。)
「う〜ん、何か今一理解できないけど、まぁ良いわ!お祭りにお酒は付き物だしね。・・・余り飲んだこと無いけど。」
「?何か言ったか?ハルヒ。」
「別に。さっ、では早速『SOS団主催・第1回大花見大会』を始めるはよーー!」
「・・・そういえばそんな団体名だったよな俺達。」

こうして宴が始まった。
しかし、この宴が後の悲劇に繋がるとは誰が予想しただろうか。

事の起こりは後にも先にもツルヤだ持ち込んだ仙桃によって作られた『酒』が原因であった。
元々は東方の特殊結界地域『桃仙郷』にて咲く桃であり。特殊な力をもった一種の霊薬である。
その為、この実を食す事自体が特別な力を得るものと信じられたいた。
それはある意味正しいことであった。そして先ず変化があったのは龍達であった。

(キョンく〜〜〜ん。)

花見の席も進み酒も料理もある程度消費された時に事件はおきた。
キョンは自分を呼ぶ声を聞きながら、その甘ったるい声はミクルだろうと予想した。
しかし次の瞬間人化した自分に全体重を乗せてきたのは子龍のユキであった。
注意しよう、如何に相手は龍でもお酒は二十歳を過ぎてからである。

「ちょ、、、ナガト、、、オマエ、、、如何したんだ、、、」
(うふふ、何でもないよ〜〜〜〜。只キョン君の背中があったから乗っかってみたの〜〜〜〜。)

何時もと様子が違いすぎる。身の危険を感じた龍はいち早く助けを求めた。
しかしその目に映ったのは

(あぁ〜ん、オマエ私が誰だか分かってんのか、オラ!)
(あぁん。なんと後無体な。でもそれが何故か快感に。お願いですコンナ役立たずな僕をもっと罵って。)
「にゃははははは〜〜〜〜!!ミクルもイツキ君もやれやれ〜〜〜〜」
阿鼻叫喚の地獄絵図。
子龍とは言え自分より大きいユキに圧し掛かられて、身動きが取れないキョンであったが、それ以上に
周囲の惨状は悲惨であった。正確が反転したミクルに、そのミクルに弄られて恍惚の表情を浮かべてるイツキに
その惨状を見て笑い転げてるツルヤ。
最早この惨状を止めるものはいなかった。
このままではナガトに押しつぶされる。そうキョンが思った瞬間不意に背中が軽くなった。
見るとユキは横に寝転がり眠ってしまっていた。ナンダカンダ言ってもまだまだ子供であったという訳だ。
そこでキョンは少女がハルヒが居ない事に気が付いた。
さっきまで皆と一緒に花を見ていた少女。もしかしたら彼女の酔って何処かに行ってしまったのか。
慌ててキョンはハルヒを探した。
暫くして少女は見つかった。辺りに咲く桜の中でも一番の大木の根元。そこに佇み少女は木を見上げていた。

「ハルヒ!此処に居たのか。急に居なくなるから心配したぞ。」
「・・・キョン?」
「あん?俺が他の誰に見えるってんだ?それよりオマエ大丈夫か?」
「大丈夫って何が?」
「何がって、オマエ酒は余り強くないようなこと言っていただろ?『仙桃』で作った酒がやたら強いみたいで皆無茶苦茶に酔ってるんだよ
 だからオマエも酔ってないか心配で・・・」
「・・・キョンはさ、あたしの事どう思ってるの?」
「は?」
「キョンはあたしの事どう思ってるかって聞いてんの!答えなさい!」
「どうって、旅の道連れで、ほっとけない奴で、手のかかる奴と言うか・・・」
「・・・じゃぁササキさんと比べてどうなのよ。」
「は?ササキって、オマエ一体どうしたんだ?やっぱ酔ってるんじゃないか?」
「良いから答えなさいよ!大体あんたって何でそうなのよ!」
「おいハルヒ。」
「最初はあたしと2人だったのに何時の間にか人数増えてるし。まぁそれは別に良いんだけど、ユキやミクルちゃんに優しすぎる。
 それに新しく加わったツルヤさんにだって色目使うし、そもそもササキとあんたの関係って一体なんなのよ!」
「それは話せば長くなるんだが。」
「大体、何よフィアンセって。あたしが1人でのぼせ上がってたみたいで馬鹿みたいじゃない。」
「・・・・・・ハルヒ。」

酒の影響なのかいつも以上に饒舌な少女。
しかも今まで言いたくても言えなかった事が次から次えと噴出してくる。
『龍と旅する。』
言葉にすれば夢物語のようなそんな話。それが現実として目の前に現れた時少女は躊躇い無くそれを選んだ。
最初は本当に物語のような事を夢見た幼い行動だったかもしれなかった、しかし時と共にいつも見続けたその背中を
いつしか少女は掛け替えの無いものに感じていた。その背中が何時までもそこに在る事が何時しか当たり前になっていた。
しかし、ユキやミクル更にツルヤが加わる事でその認識が揺らいできた。なにより地龍にフィアンセを自称しるササキの存在は
少女の心に暗い影を落としていた。そんな色々な思いが酒の勢いを借り噴出していた。

そんな少女達を見詰める影があった。

〔だったら、自分の気持ちをちゃんと伝えないとダメだよ〕

不意にかかった声。
2人は慌てて辺りを見渡した。

〔ここだよ、ここ〕

その声を頼りに見上げると其処には1人の女の子がいた。
髪を一束結んだその姿は、年のころ10歳程に見えた。
何時から居たのか、そもそも本当に女の子は其処に居たのか。
いろんな疑問が浮かんだが答えは出てこなかった。
戸惑ってる2人を他所に女の子は桜の木より飛び降りた。
「「あ、危ない!」」
「よっと。」

慌てて受け止めようとアタフタと動く2人を尻目に女の子は難なく着地した。
桜色の服を纏った女の子。この近所の子供だろうか。
人懐っこい笑顔で女の子はこう語った。

「どっちもどっち。」
「「え?」」
「話は聞かせてもらったよ。お兄ちゃんもお姉ちゃんも御互いの気持ち伝えてないのに分かって欲しいなんてむしが良すぎるよ。」
「でもキョンが・・・」
「大体お姉ちゃんは、お兄ちゃんに如何して欲しいの?其処のところちゃんと伝えないと幾らそんな事言ってもお兄ちゃんには伝わらないよ。」
「しかしハルヒが・・・」
「お兄ちゃんもお兄ちゃんで大問題だよね。そもそも女の子にだらしないよ。そんなんだからお姉ちゃんが不安になるんだよ。いい?ここはお兄ちゃんが謝るの。コレで大体の問題は解決するんだから。」
「・・・あう。」
「・・・えっと。」

行き成り現れて説教を始めた女の子。よく見るとその頭の上には猫が乗っかっていた。
何とも無愛想は三毛猫である。その三毛猫も口を開いた。

「まぁお前さん方、痴情の縺れ何ぞ大概は些細な行き違いが原因だ。最もお前さん方はそれ以前にも見受けられるがな。」
「そうなのシャミ。」
「まぁ年長者としての意見だが、そもそもオスとメスといったものはだなツガイになる存在居ないと意味を成さん。
 その点で言ったらそこの少年と少女は互いにツガイと思っとるのに無理にその事から目を逸らしているとも言える。
 いわばちょっと素直になれば良いだけの話だ。」
「ふ〜ん、そうなんだ。じゃあ簡単だね。」
「そう簡単なことだ。」
「う、えっと。」
「あ〜、その、なんだ。」

行き成り現れ行き成り説教を始めた女の事三毛猫。
しかし、始めて会った割には龍と少女の事をよく知ってる風である。
そして多くの諸問題の解決の一番の近道も。
女の子と三毛猫を見ながら少女はある決意を固めていた。
それは酒の勢いかもしれない、女の子に諭されたせいかもしれない。どっちにせよもう少女の答えは決まっていた。

「・・・有難う。何かウジウジ悩んでた自分が馬鹿みたいに見えてきたわ。そうね答えは最初からあたしの胸の中にあったのよね。」
「うん、そうだよ。」
「なんか怒られてスッキリしたわ。ねぇ貴方名前は?」
「・・・名前?・・・う〜〜ん、確かあったと思うけど忘れちゃった。」
「何それ、まるでキョンと一緒じゃない。」
「おいおい、一緒にしないでくれよ。」
「キョン君?」
「そ、コイツの名前はキョン。」
「仮だがな。」
「そしてあたしはハルヒ。」
「ふ〜〜ん、えっとキョン君にハルにゃん?」
「あら貴方もハルにゃん呼ばわり?」
「でもそっちの方が良いもん。」
「まぁ良いわ。そうね何か名前の無いところなんかキョンの妹みたいに見えるから、そうね差し詰め『妹ちゃん』って事でどう?」
「どう?も何もそもそもその発想がオカシイだろ。」
「何?あたしに文句あんの?」
「ある!良いかそもそも」
「くすくす。」

そんな龍と少女の遣り取りを見ながら女の子は笑い出していた。
本当に愉快だと言わんばかりに、楽しいそうに笑っていた。
それを見て急に気恥ずかしくなった龍と少女が言い争いを止めた。
なんか本当に妹に痴話喧嘩を見られた兄や姉の気分になったからだった。
「もう、妹ちゃんそんなに笑わなくてもいいでしょ?」
「ごめんなさ〜い。でもコレで大丈夫だよね。」
「え?大丈夫って?」
「キョン君の事。ハルにゃんはこの後何をしたら良いか分かったよね。」
「えっと、それは。」
「よいか先ずは相手の気持ちより自分の気持ちだ。先ずはそれを伝えん限りは何時までたっても1人相撲だからな。」
「・・・なんかお前たちだけで話が纏まってるが俺を無視するなよ。」
「「キョン(君)は関係ない(の)」」

龍の言葉に対して全く同じタイミングで声が重なった少女と女の子。
それが可笑しくて互いに笑いあった。
何時しか少女の中にあったしこりの様な暗い気持ちは消えてなくなっていた。
さっきまでの自分がおかしな位にすがすがしい気持ちであった。
今自分が何をすべきか、それはもう分かっていた。答えは最初から分かっていたことだ。後は行動するだけであった。
その少女の表情を見て女の子は不意に歩き出した。

「ちょっと、何処に行くの?」
「帰るの。此処に来たのはキョン君とハルにゃんに興味があったからだから。もうあたしは此処に居られないから。」
「・・・此処に居られないってなんだ?お前は一体。」
「それはコレからのお楽しみだよキョン君。じゃぁあたし行くけどハルにゃんと仲良くね。あたしが見た感じキョン君には
 ハルにゃんがあってるよ。ハルにゃんもササキさんに負けないようにね。それによって世界が変わっちゃうから。」
「世界が・・・おいお前は一体何もんだ!」
〔あたしはキョン君とハルにゃんの妹だよ。それ以上でもそれ以下でもないよ。〕
「ちょっと待って、もっとその事教えてよ。」
〔残念だけど時間切れなんだ〜。また会おうキョン君、ハルにゃん。〕

そういい残し不意に女の子は龍と少女の前から姿を消した。それどころか辺りは不意に桜の花びらで覆いつくされ見えなくあった。
見えるのは互いの存在だけであった。
不意に先ほどの遣り取りが思い出される。
急に気恥ずかしくなった龍と少女であったが。意を決して少女は龍に語りかけた。

「キョン聞いて。あたしの、、、あたしの本当の気持ち。」
「・・・ハルヒ。」

その紡ぎだされた言の葉は桜の花びらに乗り龍の心に染み渡った。

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
いち早く酒の酔いからから醒めたツルヤは姿を消した龍と少女を探していた。
先ほどから不可解な力場が発生し詳しい場所を掴めずにいた。
そんな時不意に一陣の風が吹き辺りの花びらを舞い上がらせた。
その花びらの向こうに一瞬ある者の姿を見た

「・・・あれは・・・『花龍』に『白虎』?・・・何故こんなところにいるっさ?・・・おやん?2人で姿を消したと思ったら、仲が良い事で。」

ツルヤが見たものは桜の大木のしたに寄り添いながら眠る2人の姿であった。
その手は確りと繋がれいた。まるで気持ちが通じ合ってるかのように。


翌日、一行は一路『央国』へ向けて歩んでいた。
いや正しくはキョンがその背に『二日酔い』になっているハルヒとユキとミクルを乗せ、木で作った台車にイツキを乗せ引っ張っていた。
唯一無事なのはツルヤだけであった。

「う゛〜〜気持ち悪い〜〜〜。」
(・・・喋らないで・・・頭に響く・・・)
(ふみぃ〜〜〜〜吐きそうですぅ〜〜〜〜。)
(すみません・・・・・・せめて羽が擦れない様に・・・引っ張って・・・・・・もらえませんか?)
【うるせーー!贅沢言うな!大体俺とツルヤさん意外全滅じゃないか!ハルヒは兎も角ドラゴンのお前達まで何でグロッキーなんだよ!】
(いや〜〜流石銘酒『竜殺し』。ヤマタノオロチ退治に用いられたとの伝説は伊達じゃないっさ。)
【何ですか!今かなり物騒なこと言いませんでした!?そんな伝説のアイテムばりの物もって込んでください!】
(いや〜キョン君メンゴ。)

一夜明けた一行は二日酔によって身動きできない者だらけになっていた。
そんな中で動けるのは龍とツルヤだけだったが、体の大きさもあり他の連中を背に乗せたり引っ張ったり出来るのは龍だけであった。
龍の背で子龍に作ってもらった氷を頭に当てながら少女は龍に話しかけた。
昨日の出来事を

「・・・ねぇ、キョン。」
【なんだ】
「・・・・・・昨日の事なんだけどさ・・・・・」
【あぁ】
「・・・お酒飲んで。桜の木の中で一番大きい木の下まで行って。そこでアンタにいろんな事いってそれから・・・それから如何したんだっけ?」
【・・・実は俺も全然覚えてない】
「・・・なんか凄いこと言った気がするんだけど。」
【・・・俺もなんか凄いこと言われた気がする】
「・・・でも何て言ったか覚えてないのよね。・・・・・・あたし何て言ったのかしら。」
【・・・さぁな】
「・・・それに誰かにもあったような気がするのよね。誰だったのかしら。」
【俺が覚えてるわけ無いだろ 俺もお前を探しに行ってからの記憶が無いんだからな】
「う゛〜〜〜コンナ目に会うなんて思っても見なかったわ。・・・決めたあたし禁酒する!」
【あぁそうしろ 今後もこんな事してたらこっちも身が持たん】
「・・・でも結局なんだったのかしらね。」
【さぁな 憶えてない以上なんとも言えん】
「・・・そうよね。」

そう言って懐より取り出した栞。
それには桜の花びらをあしらっていた。
櫻色の記憶の中に2人は未だ見ぬ妹が見えた。そんな感覚を纏っていた。

それは此れから出会い誓いなのか。それとも泡沫の幻なのか。
それはこの旅の先に分かる。そんな気持ちがしていた。
旅の終着駅はもう間もなくである。
351名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 22:20:45 ID:dcQtv+Fx
以上レスお借りしました。

皆さん花見行きました?自分は行ってません
ってか寝て覚めたら夜ってどんなマジックですか?
オイラの休日何処いったん?

さて『競演』かったんですが・・・
読む前に背表紙の作者陣を見てあらかたの内容が予想できてしまい
ワクワクもドキドキも無くションボリしてしまいました。
ごく一部を除き畑違いが多すぎ・・・

無難にぷちやえれっろ氏に書かせたら?とか後ハルヒ同人の大御所呼べば?とか
そんなんばっかり思いながら『直列・並列』のボーカルアルバム永遠ながしてます。
正直SEGAのフィギュアは良いから値段下げてほしかったな〜並列
では
352名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 22:24:38 ID:s+E6t01z
花見ktkl!
まさかの妹ちゃん登場とはw
うちの地方はまだ桜は8分咲きだからもうちょっとだな。
353名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 23:03:46 ID:O2kmRQuN
GJ!
すっかり花見のことを忘れてたぜ
354名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 23:08:29 ID:DT49Uwq1
>>351

乙ですう

妹ちゃんの再登場お待ちしています。
355名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 23:48:26 ID:aB0Unp73
GJ!
ゲームの曲はプレイする前に聞かないようにがんばって自生してる俺w
356名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/05(日) 23:55:48 ID:iEaWTbaP
なんか「火葬」の頃からか、しばらくスレ内に誤字が蔓延してるな。
俺も気をつけよう。
357名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 00:20:27 ID:7GfLQeTs
たまにみくるちゃんが降臨したかというくらいドジっ子が増えるからなw
358名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 00:30:38 ID:2zuczaCT
>>351
GJ!

俺の誤字が感染拡大してしまってるのか…。
侵食汚染しないように今後気をつけねば。
359名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 02:05:48 ID:6tGTvtK2
4月6日 新聞をヨム日
日本新聞協会販売委員会が2003(平成15)年に制定。
「よ(4)む(6)」の語呂合せ。
4月は転勤や入学等で住いを移す人が多いことから、
「これを機会に新聞を読み始めませんか」というキャンペーンが行われる。


キョン「…なぁハルヒ。」
ハルヒ「…何?」
キョン「…新聞を読むのは大いに結構だ。いやむしろ積極的に読むべきだ。」
ハルヒ「…それで?」
キョン「…読むのは構わんから。…人の膝の上に乗って読むのは止めないか?」
ハルヒ「い・や・よ。此処が一番落ち着くもの。」

一方その頃

キョン妹「ハルにゃん今日も着てるの?」
キョン母「今日は昨日から泊まってるからその言い方は正しくないわ。」
キョン妹「じゃあ何が正しいの?」
キョン母「そうね、この場合『嫁入り』の準備かしら?」
キョン妹「ふ〜ん。」
360名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 02:38:25 ID:7GfLQeTs
>「これを機会に新聞を読み始めませんか」というキャンペーンが行われる。
なんか珍しく素直に納得できる理由だな
361名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 02:51:10 ID:mVQOR6mz
>>359
>キョン妹「ハルにゃん今日も着てるの?」
じゃあいつもは裸なのか

とか一瞬思いましたすみませんwwww
362名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 02:54:24 ID:6tGTvtK2
ふっ

まぁみくるが降臨したと思ってくれやorz
363名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 02:57:56 ID:mVQOR6mz
>>362
いや、そんなに落ち込まないでorz
記念日ネタは好きですから凹まないで。
364名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 03:22:58 ID:X7f9tkZP
>キョン妹「ハルにゃん今日も着てるの?」
で何着せてんだキョンkwskと思った。
単に俺がエロいのと深夜で妄想が蔓延っただけだ。気にスンナ
365名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 07:45:55 ID:kd1jrxlT
>>362
ハルヒちゃん「YOU CAN DO IT!」
366名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 10:51:49 ID:+DV9St73
くそう、気づかなかった。
お前らの妄想チカラを俺に分けてくれw
367名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 11:44:00 ID:G7k12OaT
ああようやく俺の住んでるところにも花見のシーズンがやってきた。
ハルヒと一緒に花見してる気分でも出して遊びにいってくるか。
368らりるれろ:2009/04/06(月) 11:48:12 ID:GQ1nP6O6
みんな結局どのキャラが好きなんだww´д`
369名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 11:59:54 ID:viBKEGY0
↑age注意

俺はハルキョンだ。
二人の日常の中のやり取りがたまらん!
370名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 12:52:21 ID:yGPlJTh5
今書き込もうとしたら、巻き込まれて規制掛かっちまった。 ケータイって便利だな。
暫く待つか。
371名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 13:44:02 ID:5iJ6jjuA
俺もだ。
不便だと思ってたけど慣れてくると結構いけるもんだ。
372名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 14:53:01 ID:viBKEGY0
放課後、手を繋いで一緒に帰るまでは良かったが、
緊張の余り会話が成り立たないハルキョン
373名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 15:21:02 ID:5iJ6jjuA
思わず「そういえば桜の木の下には〜」と無体な話題を振ってしまうキョン
374名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 15:31:01 ID:SCTigR+d
目を輝かすハルヒを見てしまったと思うキョン
375名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 16:01:07 ID:NKUGKGVw
ハルヒと谷口って五分だけ付き合ってたの…?
376名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 16:41:49 ID:G7k12OaT
桜が擬人化して現れるんですね、わか(ry
377名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 16:52:52 ID:Uu8naORL
俺も諸兄にならって並列を始めたんだが、よく出来てるな。

とりあえず最初の船に乗り込むシーンからにやにや脳内補完してる。
炎天下の中、わざわざキョンに豪華客船の招待券を自ら手渡しするというサプライズを企画したハルヒがかわいいw


ハルヒ「きっと当日に何も言わずに呼び出して、豪華客船のチケットなんか渡したら驚くだろうなって。キョンの驚く顔が見れると思ったらもう他のことはあんまり……」
キョン「お前は出たての芸人か!」
と思わず脳内で四コマ漫画で再生されてしまった。
378名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 17:59:46 ID:IA65qFAU
キョン「常に最悪のケースを想定しろ。あいつは必ずその斜め上を行く!」
379名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 18:44:36 ID:viBKEGY0
斜め上・・・


サムデイのラスト付近での部室でのやり取りは
「キョンは涼宮ハルヒを好きになる」
と暗示をかけてたとか?
380名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 18:55:19 ID:UBZVzUI8
斜め上に行くなら……逆に自分に暗示を掛けるってのはどうよ。
いや掛けてどうするって話なんだがw
381名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 19:06:47 ID:sDADKy90
ハルヒ「キョンは涼宮ハルヒを好きになるキョンは涼宮ハルヒを好きになる好きになる好きになる」
キョン「ん、うう」
ハルヒ「!」
キョン「ZZZ...」
ハルヒ「寝言?驚かせないでよ。えーと、好きになる好きになる好きになる」
382名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 20:03:52 ID:2zuczaCT
キョンに睡眠学習は効きそうにないけど、ハルヒからの暗示はどうだろ。
例え効かないとしても、必死に暗示をかけようとしてる>>381のハルヒを想像するとすごい萌える。

>>377
超同意。
俺も最初からニヤケっぱなしだったw
383名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 20:30:37 ID:iC3QrA2j
>>381
その手の暗示って「キョン」でもいいのか?ハルヒはフルネームなのにww
まあでも可愛いから許すけどな!
384名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 20:31:27 ID:S/hsFkSK
長門スレより転載

42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/04/06(月) 14:02:06 ID:GnINikMp
こういう情報を拾ったんだが、本当だろうか? 全28話という噂もあるが


テレ玉放送分

04/02 第01話 涼宮ハルヒの憂鬱1
04/09 第02話 涼宮ハルヒの憂鬱2
04/16 第03話 涼宮ハルヒの憂鬱3
04/23 第04話 涼宮ハルヒの憂鬱4
04/30 第05話 涼宮ハルヒの憂鬱5
05/07 第06話 涼宮ハルヒの憂鬱6
05/14 第07話 涼宮ハルヒの退屈
05/21 第08話 笹の葉ラプソディ  → 新作
05/28 第09話 ミステリックサイン
06/04 第10話 孤島症候群(前編)
06/11 第11話 孤島症候群(後編)
06/18 第12話 エンドレスエイト  → 新作
06/25 第13話 涼宮ハルヒの溜息1 → 新作
07/02 第14話 涼宮ハルヒの溜息2 → 新作
07/09 第15話 涼宮ハルヒの溜息3 → 新作
07/16 第16話 涼宮ハルヒの溜息4 → 新作
07/23 第17話 朝比奈ミクルの冒険 Episode00
07/30 第18話 ライブアライブ
08/07 第19話 射手座の日
08/14 第20話 サムデイ イン ザ レイン
08/21 第21話 涼宮ハルヒの消失1 → 新作
08/28 第22話 涼宮ハルヒの消失2 → 新作
09/03 第23話 涼宮ハルヒの消失3 → 新作
09/10 第24話 涼宮ハルヒの消失4 → 新作
09/17 第25話 涼宮ハルヒの消失5 → 新作
09/24 第26話 ヒトメボレLOVERS  → 新作
385名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 20:32:48 ID:0Tsx2qNX
通報されたら規制されるよ
386名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 20:40:07 ID:UBZVzUI8
26話しか無いのにはツッコんでいいのかw
387名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 21:36:46 ID:viBKEGY0
ソース自体の信憑性も微妙な感じだから
完全に信用は出来んな。


DVDとかわらんなら今のうちに復讐・・・もとい復習しておくか
388名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 21:37:51 ID:iefX3uGj
それ放送前の妄想だし
389名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 22:12:33 ID:2K8Ms7uP
なんにせよ再放送をサプライズに期待しながら見てしまうのだ……
390名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 22:24:30 ID:2zuczaCT
ただの再放送でも新作込みでも俺は見るぞ。
新作ならエンドレスエイトは前後二話でやって欲しいな。
フィルター解除気味でハルヒを褒めまくってるキョンが見たいぜ。
391359の続き?:2009/04/06(月) 23:35:33 ID:6tGTvtK2
>>361>>363−366
OK!

>キョン妹「ハルにゃん今日も着てるの?」

これを誤字ではなく正しい会話に練成しえやんよ!

============================

何処にでもある普通の一般家庭の朝の会話。

キョン妹「おはようハルにゃん。」
ハルヒ 「あら妹ちゃんおはよう。今日も早いはね。キョンは?」
キョン妹「キョン君ならまだ寝てるよ。後で一緒に起こしにいこ。」
ハルヒ 「良いわよ。折角だから今日はこの間教えた技を試しましょうか。」
キョン妹「あの『マグネットパワー』っていうの?」
ハルヒ 「ええ、そうよ。コレでキョンもその厚い面の皮の下が拝めるってものよ。」
キョン妹「でもキョン君の仮面取ったら『フィルターが解除』されたキョン君になっちゃうよ?」
ハルヒ 「う〜ん、それも問題ね。流石に毎日キョンに愛の囁きをされたら………やだ、もぉ〜キョンたら〜(//∇//) 」
キョン妹「ところでハルにゃん今日も着てるの?」
ハルヒ 「ええ、そうよ。」
キョン妹「寒くない?」
ハルヒ 「大丈夫。見た目は『エプロン一枚だけ』だけど。」
キョン妹「だけだけど?」
ハルヒ 「・・・キョンへの熱い思いで燃え上がってるから(//∇//)キャー」
キョン妹「ふ〜ん。」


そんな何処にでもある朝の団欒風景。


キョン 「言っておくが、ハルヒはランニングシャツと短めのホットパンツ穿いてるからな。」



392名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 23:41:09 ID:Uu8naORL
妹ちゃんが「なんだまたか」みたいな冷静な目で吹いたw
393名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 23:46:10 ID:2zuczaCT
キョン妹がそんな冷めた反応するということは、見飽きてるくらいいつも通りのことになってるのかw
394名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 00:49:41 ID:reX6mam8
さあハルヒ、日付も変ったことだし……

寝るぞーーーっ!
395名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 00:50:40 ID:bIilq0nS
4月7日 世界保健デー(World Health Day)

世界保健機関(WHO)が1949(昭和24)年に制定。国際デーの一つ。
1948(昭和23)年、世界保健機関が発足した。
WHOは、世界保健機関憲章によって設立された国連の機関である。
『すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること』を目的としている。

===================================

ハルヒ「と言うわけで、我がSOS団も“この”主旨にのっとり『世界最高の健康』になろうと思います。」
キョン「言わんとする事は分からんでもないが、今一意味が掴みきれんぞ。」
ハルヒ「兎に角、何か健康によさそうな物を提供しなさい。行動でも可。」
キョン「そう言ってもな。…そうだな此処は体力作りの為に走るのはどうだ?短距離みたいに全力で走っても疲れるだけだが
     長距離を一定のリズムを作って走るのは有酸素運動にもなって良いらしいぞ。」
ハルヒ「こ、、このエロキョン!!あ、、、あんたコレ以上体力つけてあたしを殺すきなの?」
キョン「ま、、まてハルヒ。エロキョンって一体なんだ。そもそも体力つけんといけない事させてるのはお前だろうが!大体昨夜だって・・・」


外野


副々団長 「健康の為に今から走りにいこうかの〜。」
副団長  「まって下さい。『はしる』の意味が違いませんか?」
文芸部部長「・・・歌う事もカロリーを消費する。健康にいい。」
委員長  「・・・いい加減な事言わないで下さい。昨日も徹夜でゲームしてただけじゃないですか。」
名誉顧問 「いや〜それよりもお姉さんは『昨夜』の運動の事が気になるっさ。」
396名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 01:55:25 ID:/6PvPsGE
みなさんはハルヒのどこが好きなのですか?
397名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 02:33:28 ID:xC8x02MT
嫌いなところももちろんあるが、それも含めて好きだ。
そして一番はあのはちきれんばかりの笑顔だな。
398名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 02:35:04 ID:fpd/piZS
すべてだ!
俺はハルヒのすべてを愛している!!
だからハルヒ、俺の嫁になってくれ!
399名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 02:37:43 ID:5ly5FzLn
>>396
そんな質問しても誰も具体的に答えられないよ
だって原作じゃ団員を虐待犯罪者、のち空気だからwwwww
400名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 02:44:40 ID:/yhxQ9rP
自演も賢くなってきたなw

キョンよう、そういうことは直接言えよな……。
401名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 02:49:55 ID:5ly5FzLn
空気という事実に言い返せなくて虚しく自演自演ッ!とかしか言えない雑魚ハルヒ厨惨めwwww

悔しかったらいつでも反論どうぞ^^
402名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 03:21:34 ID:Gs0ru7I7
ハルキョンの桃色空気が明日への活力です
403名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 03:41:47 ID:H9hBDzxL
帰りの電車で突拍子に思い付いた超短編ネタ投下します。
面白さは保証できません。
404名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 03:49:29 ID:H9hBDzxL
[涼宮ハルヒの自動車内放送]

もしも、阪急電車の自動車内放送の声がSOS団だったら…
長門「次 大阪梅田 降りて」
みくる「え〜とぅ JR線と阪神電車、市営地下鉄は乗り換えですぅ。」
ハルヒ「忘れ物に注意しなさい!もし忘れ物をしたら死刑だからね!」
キョン「ハルヒ、それは言い過ぎだ。ともかく、今日も阪急電車のご利用ありがとうございました。」
ハルヒ「また利用しなさいよ!」
古泉「ちなみにお出口は右側ですね。」

電車は大阪梅田に到着し、ドアが開いて数分後…

谷口「WAWAWA忘れ物〜!」
405名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 05:48:16 ID:6SCeIOXj
>>396
周囲の人間を幸せ時空に引きずり込みそうな明るさ、溌剌さ
まばゆいばかりの笑顔がその魅力なのね
406名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 08:03:12 ID:1HP5Qm/7
>>397

キョン乙
407名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 08:22:18 ID:tB7i/GUa
>>404
発想は面白いよ。
でも落ちが数年前の一発芸人ばりにあきがきてる感があるね


>>405
阪中乙
408名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 08:31:20 ID:lYfayuCV
鶴屋さんて牙が生えてる気がする
409名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 09:25:53 ID:XhGhIzW+
4月7日か。
昨日か今日じゃないか?記念すべきハルヒとキョンが出会った記念日は。
410名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 09:52:19 ID:j6xn9E8n
ちょっと教えてくれないか?ハルヒの魅力とらを。
411名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 10:18:49 ID:lYfayuCV
>>410 体で教えてあげるから、服を脱いで


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            lr―く_Y二7: /: : : : : / / |: : : j: : :_j_:. :|: : : ∨二/
.          lヽ_∠7: : : :.:l:´: ̄ :7 メ l: : /:|:´:/|: :`ト : : : }\
          l : :/ /: : : : : i: : : /j:/ /: :/ j: ,:斗_、/: : : /|  ',
            |: :/ /|: : : : : :l: ィ示テミ //  /ィチ仔Y: :/: |l │
            |: | l:从 :l: : : : Yノ゚::ハ      iトイj アイ: : : :l|  |
            |: | |: : :N: : : : : V仁ソ      `'ー" |: :!: : : : | /
            |: | |: : :| |ヘ: : : : :'、::::::     '  :::::: ,': :.!: : : : |Y
            |: |__j: :.:.| |い: : : : :}   ー  '   イ: ノ: : : :l l: !|
            |: :|: : : i:|_|: :j: : : :l }≧=ー----‐=≦┴┐/):!:|ノリ
          !: :l : : :{.:rー|: :l: :乂           /::::/: リ
         \ゞ / ̄`j: ノ人_:\    _, -‐ '´.:::∠xく
           厂        _斗‐<,_,  -=ニ二厶- \___
             /  /⌒ ー==ミ/      _ ___.::::::::::::::_:_ノ
         / 〃       /  rc       `ヽ、 ̄ノ入
        / /i{        `Y    ゚ー'    ノ:::.    .::/ /  'ヽ
       /   f::リ        ゞ ___ ,r-<::   .::_/___    }
       {    |{        V)/ ,`ヽ、 \.:::::/ \  \  j
412名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 10:35:28 ID:s2QuTBMl
>>409
毎年高校生の入学式の時期になるとニヤニヤする俺。
さすがにちょっとやばい人のようなのでこっそりニヤニヤしてるが。
413名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 11:17:31 ID:FADFf2C7
>>412
俺は花粉症でマスクをつけてるのでこっそりすることもない。
そういやハルヒとキョンって花粉症になったりするのかね。

この時期は高校入学の他に、
大学に入学したばかりのハルヒとキョンが電車の事故でいきなり遅刻するのを妄想してみたりする。
414名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 11:46:56 ID:/6PvPsGE
じゃあ,実際にハルヒのような人が自分の近くにいたら…

ハルヒみたいな性格の人を好きになれますか?
415名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 11:57:50 ID:n06oAAlM
うん♪
416名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 11:58:50 ID:pvqAK6nC
>>409
カレンダーに印つけとかないとな
417名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 12:50:37 ID:/6PvPsGE
415
それはハルヒの性格が問題ないという事ですか?
それともあなたがドMだからですか?笑
418名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 12:57:22 ID:5nlwQM+i
ロングヘアハルヒのフィギュア出ないかな。
消失バージョンでもいいが、北高入学直後のロングヘアハルヒ。
替えパーツでいろんな髪型のハルヒが楽しめれば尚よろしい。
毎日髪型変えているハルヒを想像すると動悸息切れがするぜ(*´д`*)
419名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 14:03:33 ID:c+nhZKlr
ド☆キ☆ド☆キ☆恋患いっ!

そうかここ二、三日はハルキョン記念日だったな。危ないとこだったぜ。
420名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 14:09:48 ID:j6xn9E8n
417
ハルヒ好きなんざ全員ドM野郎さ。
421名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 14:41:19 ID:c+nhZKlr
>>418
ロングはアニメでも登場してるし、出てもおかしくはないよな。
フィグマの方はハルヒの顔パーツが豊富だから色んなハルヒの表情が楽しめるぜ。
422名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 14:49:25 ID:FADFf2C7
>>418
俺も同感だ。
毎日髪型変えれるなら今日はポニテだな。
でも替えパーツで髪型変えるとなると、えらく数が多くなりそうだな。
423名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 15:00:03 ID:PSywQvPJ
俺はハルヒは好きというよりも
憧れてるカンジかな
424名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 15:00:05 ID:PSywQvPJ
俺はハルヒは好きというよりも
憧れてるカンジかな
425名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 15:10:50 ID:dKSTSsY4
>>418
あれだけバリエーション展開してるから出るでしょ
個人的にはねんどろで出て欲しいけど
426名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 15:19:54 ID:5ly5FzLn
ここまで具体的なハルヒの良いとこ一例も無しwww
やっぱり二次創作でしか語れないキャラなんだね^^
427名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 15:49:46 ID:c+nhZKlr
制服が多すぎるよなw
憂鬱ラストのデートハルヒも欲しい。
428名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 16:53:31 ID:4W0pBop6
冬になったらサムデイハルヒが出ると信じている!
429名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 16:59:27 ID:pvqAK6nC
無いんだったら作ればいいのよ!
430名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 17:06:17 ID:tB7i/GUa
どっかのリボみたいに終わった感のあるフィギュアはいらないけどな
431名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 17:30:30 ID:j6xn9E8n
424
お前は人のパソコンをパクったり、女を池に突き落としたりしたいんか。
432名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 17:44:11 ID:fxl9LrrI
>>427
デートハルヒ最高だよなw
そんなに気合い入れんでも…
433名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 17:58:24 ID:LrE3SdDC
私服なら第一回不思議探索のときのハルヒもイイ。
キョンと一緒になれなくてむくれてるとことか、帰りにキョンにフォローされながらも「とりあえず」怒ってしまうハルヒとかたまらん。
434名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 18:55:21 ID:6wfsomn4
エンドレスがアニメ化されれば色々なハルヒの私服姿が拝めるに違いない。
今から楽しみだ。
435名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 19:15:13 ID:oBgn09cW
めぼしい服はほとんど版権で描かれてそうな気もするから
俺はキョンにたこやきを差し出すハルヒとか
みくると姉妹のようにすやすや眠るハルヒとか
そっちの方に期待するぜ
436名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 19:19:21 ID:3C2/brsO
あと真っ黒に日焼けしたハルヒだな。
浜辺で真っ赤になったのはあったが、まだ真っ黒にはなってなかった。
437名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 19:23:31 ID:/6PvPsGE
はっきりとした答えはやっぱないですね…笑


そっか〜
ドMだから,あ-ゆ-キャラが好きになるんですね☆
謎が解けました(^ω^)
438名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 19:53:37 ID:6wfsomn4
>>436
それで思い出した。
市民プールでジャリボーイたちと戯れるハルヒは是非やってほしい。
439名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 19:59:49 ID:3C2/brsO
みくるの逆襲を受け、突然のことに対処できずになすがままになる
ハルヒとか妄想してるけど具現化する能力がorz
440名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 20:11:52 ID:6jwF6spC
みくる「うるさい!あんた何時までも調子こいてんじゃないわ!あなた一人のために
    団員がどれほど苦労してると思ってんのよ!」
ハルヒ「ちょっと、みくるちゃんどうしたの急に?」
みくる「急にじゃないわ、あんたには怒りが鬱積してるのよ!」
(ビビビビビビビン!とビンタ8連発)
みくる「こないだはよくもやってくれたわね。腫れた顔で変な顔攻撃よ。
    全校生徒にこの顔を見てもらうがいいわ」
(ハルヒビビッて失禁。ミニスカートから尿筋がチョロチョロ)。
パソ研「おお!これはナイスショットだ。パシャパシャ」
441名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 20:20:45 ID:3C2/brsO
みくるじゃねえ!却下!
442名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 20:23:40 ID:oBgn09cW
>>439
みくるから逆襲するにはかなりキャラ改変しないとだから難しいな

んーと、
悪ふざけが過ぎてみくるに泣かれてしまい、
ハルヒ「ごめんね、みくるちゃん、お詫びに何でも言うこと聞くわ」
みくる「ほんとですかあ、じゃあ、○○をしてください」
ハルヒ「ええっ、いくらなんでもそんなの無理よ無理無理」
みくる「でも、何でも言うこと聞くいてくれるっていいました」
ハルヒ「ううっ」

こんな妄想はどうだ
443名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 20:28:59 ID:3C2/brsO
>>442
おk。
444名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 20:33:45 ID:6wfsomn4
水木ビンタ吹いた
>>442
アリだなw
445名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 20:47:58 ID:3C2/brsO
個人的には
みくる「涼宮さんも巨乳になって変な目で見られればいいんです〜」
ハルヒ「ちょっとなにするのみくるちゃん!」
というようなですね…
446名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 21:02:03 ID:HcFhv06b
今のみくるならそれくらいなら出来そうだなw

同人の朝比奈みくるの大逆襲ってのが、みくる(大)が未来からやってきてハルヒに復讐するって話なんだけどなかなか面白かった。
やってることは辛子入り饅頭やら椅子に接着剤とか子供のイタズラレベルだったけど。
447名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 21:14:39 ID:3C2/brsO
>>446
それ全部みくる(小)が引っかかってたじゃねえかよw
 シャワーの音が止まった。
 少し経って浴室のドアがゆっくりと開く。
 俺はベッドの端に、そっちには背を向けて座っていた。
「スケベなこと考えてる顔ね」
「そんなことはない」
「だとしたら失礼な話よね」
こっちに近づいてきた奴が、後ろから俺の首に両手を回してくる。
「だいたい、うしろからじゃ見えないはずだろ」
「あんた、背中までポーカーフェイスのつもり?」
「ただの仏頂面だ」
「ホテルの最上階。二人っきり。邪魔が入る恐れなし。タオル一枚の美女が背中に体重をかけ
てくる。これで何が不足か、聞こうじゃないの?」
 俺はゆっくりと口を開いた。
「子供の名前を考えてた」
「うっ。……なかなかやるわね」
「うそだ。最悪のタイミングで、ムードぶち壊しのことを言うことになるかもしれんが、この
旅行ももうすぐ終わりだ。だから率直に聞くぞ」
「……いいわよ。あんたが空気を読めないで不躾なことを聞くのは、べつに今に始まったこと
じゃないわ。どうせ……」
「あのケンカの後、親父さんはめずらしく本気で怒ってた。おまえ、『足で砂を目に投げた』っ
て、意味わかるか?」
「その通りの意味でしょ。あのとき、あたしははだしだったし、足の指で少しくらいなら砂を
つかめるわ。手でするみたいに、足を振って握ったものを離せば、投げるみたいなことはでき
るわね」
「それは、涼宮ハルヒがやることか?」
「どういう意味よ」?
「買いかぶりならそう言ってくれ。俺の知ってるハルヒは、そりゃ時にはめちゃくちゃなやり
方をすることはあるが、それでもおまえなりの筋ってものを守る奴だ。あれは親父さんのいう
とおり『汚い手』なのか?」
「そうよ」 ハルヒは挑むような目で言った。「だから、何?」
「何故だ?」
「勝ちたかったからよ、当たり前じゃない!」
「当たり前じゃない。お前と親父さんのケンカはそういうんじゃなかっただろ?」
「何も知らないくせに、勝手なこというな!」
「ああ、何も知らんさ。だけどな!」
「うるさい!うるさい、うるさい!」
「ハルヒ!」
「どうせガキっぽいひがみよ、あんたが!……あんたはひどい目にあっても親父をかばって……、
あんたはそういう奴よ。あたしの親で無くても、そうするだろうって、分かってる、でも……」
「おまえの母さんや親父さんこと、俺は正直すごいと思ってる。まあ、おまえの親じゃなくて
も、そう思うかもしれないが……、あの人たちに会ったり話したり昔のことを聞く度にな、俺
がまだ気付いてないハルヒに光があたって、今まで見えなかったハルヒが見えるような気がす
るんだ」
「あたしはあんたにむちゃくちゃ言って、むちゃくちゃさせて、でもそういう風に許されるの
は、甘えられるのは、あたしだからだ、って思いたかった。だから、だからあんたが親父をか
ばって、あたしは完全に頭に血がのぼったわ。あんたをどんなことをしてでも取り返さなきゃ、
どんな手を使っても勝たなきゃって。あんたにだってわかるように、親父とのケンカは勝つと
か負けるとか、そういうんじゃなかったのに。親父が怒るのも、悲しく思うのも当然よ」

「あーもう、ぼろぼろ泣いて、めちゃくちゃ。……こっちみるな!」
「どうして?」
「あんた、変態? どS? 人泣かしといて、楽しむなんて」
「べつに楽しくはない。……ちょっと抱きしめていいか?」
「このエロキョン! いいに決まってんでしょ!!」


 「雨になりそうね、お父さん」
「気圧の変化か。つらいのか?」
「少しはね。でも、起きられないほどではないわ」
「置き引きシスターズも雨天は休業か」
「人気のない浜辺も悪いものじゃないけど。一緒に歩く?」
「その前に朝飯だ。いや、起きなくていい。ベッドに持ってくる。フランス人も裸足で逃げ出
すような、甘いカフェオレ付きだ」
「そんなの、いつ用意したの?」
「これからだ」
「ベッドで食べるのが好きね」
「だらしがないのが好きなんだ。このまま雨が上がるまで、ぐずぐずしていよう」
「帰りの飛行機が飛んでいっちゃうわ」
「それもいいな」
「ふふ。そうね」
「残念ながら明日には止むさ。いや、今日中かもしれない」
「天気予報?」
「いや、これ」
「てるてるぼうず。そんなの、いつ用意したの?」
「夜なべした。リビングのソファは占拠したぞ」
「お父さんって、何でもありね」
「『一途』と『馬鹿』は、ちょっとした綴りの違いなんだ」


 「キョン?」
「ああ、すまん。起こしたか?」
「うん、ううん、ああ、そうね」
「どっちだよ?」
「もしかして雨降ってる?」
「ああ。窓から外見ると、水の中にいるみたいだぞ。……調子よくないのか?」
「そうじゃないわ。昔のことを思い出しただけ。……夢を見たんだけどね」
 ハルヒは言葉をつづけた。
「小さい頃、溺れたことがあってね。親父が飛びこんで、母さんが人工呼吸してくれたんだっ
て。覚えてるわけじゃないけど」
「……だから、おまえも助けに飛び込んだのか?」
「そうじゃないわ。泳ぎは得意だと思ってたし、そんなことで泳げなくなるのも悔しいから、
ちょっとムキになってたこともあるけど。助けたのには理由なんてない。気付いたら、やっちゃっ
てた、って感じね」
「そうか」
「溺れたのは覚えてないけど、その後、自分が謝ったのは鮮明に覚えてる。親父に謝ったのな
んて、あんたからしたらバカみたいだと思うかもしれないけど、あれっきりよ」
「……」
「親父があたしの頭にぽんと手を置いて、『間違えたと気付いたら、ごめんなさいと言えばい
い。それだけだ』って。どれだけ泣いたか分かんないし、どれだけ謝ったかもわからない。た
だ延々と涙が止まらなくて、繰り返し繰り返し『ごめんなさい』って言ってた」
 
 ポットから聞こえる音が変わって、お湯が沸いたことを知らせていた。
 二人分のコーヒーを入れて戻ってくると、ハルヒはベッドの端に座って、窓の外を見ていた。
 ホテルはこのあたりで一番高い建物で、座ったまま窓から見えるのは雨雲と窓ガラスを叩く
水滴だけだった。
「飲むか?」
「ん」
「……あとで、海に行かないか?」
「どうして? 今日みたいな日に行ったって、あるのは砂と水だけよ」
「こっちに来て、まだおまえと泳いでない」
「でも水着も何もないわよ」
「水着どころか傘だってないぞ」
「買いにいく? でも、この土砂降りの中、泳ぐの?」
「泳がなくてもいいさ」
「何しに来たのよ、あたしたち」
「さあな。だが、なんでここにいるかは俺にだって分かる」
「なんでよ?」
「おまえがここにいるからだ」
450名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 21:41:52 ID:j6xn9E8n
上げられるやつが一人もいないからスルーしてんだろ。みんなドMと認めたくないのさww
 ハルヒは軽く衝撃を受けたように軽く口を開いて、すぐに、このバカ何を言い出すんだ、と
いう顔になった。
「キザキョン」
 はて、おれは何かキザなことを言ったか? おまえが連れてきたから、おれはこんな亜熱帯
の島に来たんだろう。
「はあ。わかんないのが、あんたよね。それはもう、よーく知ってるはずなんだけど」
 ハルヒは、となりの部屋にいたって聞こえるくらい、大きなため息をついた。
「もう、こうなったら海でも何でも行くわよ!」


 「ごちそうさま。おいしかったわ」
「朝からカツカレーはなかったかもしれんが」
「ベッドでとる朝食向きじゃなかったかも。出張中、いつもこんなの食べてるの?」
「海外旅行も7合目くらいになると、急に日本食を食べたくならないか?」
「カツカレーを?」
「よそでまずい寿司なんか食うよりはな。どういう訳だかトンカツよりもうまいと感じる」
「おいしいと思うものを食べる方が、食事は楽しいわ」
「何を食べるかより、誰と食べるかじゃなかったか?」
「時には一人で食事をしなきゃならないこともあるもの」
「それはそうだ」
「故郷を甘美に思う者はまだ嘴の黄色い未熟者である。あらゆる場所を故郷と感じられる者は、
すでにかなりの力をたくわえた者である。だが、全世界を異郷と思う者こそ、完璧な人間であ
る」
「なんだ、それ」
「昔の誰かが言った言葉ね、きっと」
「俺のくちばしは黄色いな」
「誰だって、完璧にはほど遠いわ」
「完璧な奴は、どこからも何からも遠い訳か」
「そして誰からも、ね」
「好きなものくらい、好きに食わせろ、だ」
「お腹もふくれたわ。仕事にかかりましょう」
「雨なのにか?」
「雨だからよ。人が少ない方が探しやすいわ」
「母さんだけが分かってることがある気がするんだが。教えてくれないか?」
「そうかしら? 私が思ったのは、意外と簡単なことよ」
「というと?」
「溺れている真似というのは結構難しいわ。何しろ泳げる人相手に嘘をつく訳だから」
「そりゃそうだな」
「ぶっつけ本番では無理だと思わない?」
「なるほど」
「練習するなら、カモになってくれる観光客のいないときにむしろ、やりたくないかしら」
「合点がいった」
「今日は私を信じてみません?」
「いつだって信じてる。出掛けよう」


 「で、なんなのよ、このデカイ傘は?」
「ゴルフ用らしいぞ」
「あたしが言ってるのは、そういうことじゃなくて」
「ホテルが貸してくれたんだ。傘なんて、この辺りじゃ売ってないとさ」
「だから、そういう……」
「ゴルフをやる外国人ぐらいしか、この島じゃ傘なんてささないんだと。雨が降ったら街も道
も人も濡れる。当たり前じゃないか、と言われた」
「その通りだわ」
「その通りだけどな」
「あんた、泳ぎにいくんじゃないの? どうせ濡れるじゃないの」
「水着も売ってないそうだ」
「この辺りじゃみんな裸で泳ぐ訳?」
「さっきからビービー鳴ってるのは何だ?」
「持たされたケータイよ。電源は切ってあるけど、濡れると救難信号が出るそうよ」
「それくらいの音で周囲に聞こえるのか?」
「ずぶぬれになれば、ワンワン鳴り出すらしいわ。雨くらいじゃ周りも助けようがないでしょ?」
「やっぱり傘があって正解じゃないか」
「音だけなら、ビニール袋にでも入れておけばいいのよ」
「ケータイをか?」
「そう」
「この辺りじゃ、雨の日は、みんな着衣で泳ぐんじゃないのか?」
「どうせ濡れるから?」
「そうだ」
「晴れの日は、大抵トップレスだけどね」
「なんだと?」
「水着の跡が残るように日に焼けるのが嫌なんじゃないの?」
「俺が言ってるのは、そういうことじゃなくてな」
「じゃあ、どういうことよ?」
「……目の毒だ」
「はあ? 毒はあんたの頭にたまってんじゃないの?」


 「かあさん、当たりだな。おきびきシスターズだ。雨なのにご苦労なこった」
「あら、ほんと」
「びっくりしてるのか?」
「少しね。あてずっぽですもの」
「母さんのあてずっぽが外れたことなんてあったか?」
「そりゃありますよ。じゃないと、生きていても楽しくないでしょ?」
「人生には他にも楽しいことがいろいろあるぞ」
「そうね。『たとえば?』って聞いていい?」
「もちろん」
「じゃ、たとえば?」
「水泳とか」
「お父さん、泳げたの?」
「海外か、でなきゃ人命救助のとき限定だけどな」
「そういえば、小さい頃ハルが溺れたこと、ありましたね」
「自分の指や腕を無くしても、最初から無かったことにすればいいし、忘れる自信もあるが、
女房や娘はそうはいかん。だから、ちょっと本気出したんだ」
「どうして、いつもは本気出さないの?」
「知ってる奴に見られたら、恥ずかしい。あ、水泳の話だぞ」
「わたしも、お父さんとこうして話すのは楽しいわ。これも人生の楽しみのひとつね」
「俺がどういうことを話すかくらい、母さんなら分かるだろ?」
「いい映画やお芝居は、結末が分かっていても、何度見たって、楽しいのよ」
「ちがいない。……車はこの辺りにとめておくか」
「彼女たちがいる波打ち際まで、砂浜を歩いて行くの?」
「うん。なんか、まずいかな?」
「お父さん、遠くからでもすぐ分かる方だから、多分彼女たち、蜘蛛の子散らすように逃げて
行くと思うわ」
「悪魔の親父だからなあ。『ハルヒを出せ〜。隠すとためにならんぞ〜』って感じか?」
「うずうずしてる。やってみたいのね?」
「悪役ほどおもしろいもんはないぞ、母さん」
「人生、楽しくって仕方がないって感じね」
「悩み事は、時間と精力があり余ってる若いやつらにまかせよう」
「とりあえず、どうします?」
「やっぱりこの手しかないか」
「何に使うの、このバット?」
「やりたいのは「矢ぶみ」だったんだが、拳銃はそこいらでいくらでも買えるのに、弓矢とか
手に入らなくてな。とりあえず、このバットをあいつらの近くまでぶん投げるから、バットに
油性マジックでハルヒ宛のメッセージを書いてくれ」
「なんでバットなの?」
「非常識だし目立つだろ。あと重心が端のほうにある長いものは遠心力をその分使えて、より
遠くへ投げられるんだ」
「文面はどうします?」
「そうだな。『ハルヒへ、夕刻、この浜で待つ。おまえも女なら一人で来い。親父』でいいだ
ろう。そうそうハルヒはHARUHIと書いといてくれ。でないとシスターズの連中が、あのバカ娘
のことだと分からんかもしれん」


 察するに、災難だったのは、置き引きの姉妹たちだった。
 彼女たちは、この街の路地という路地、水路という水路を知り尽くしていたが、大きな街で
たった二人の人間を(たった半日で)捜し出すのは相当な苦労だった。
 俺たちを最初に見付けたのは、昔ハルヒが「助けた」このある少女だった。彼女が姉妹たち
を呼び、一番小さい女の子が俺たちにバットを差し出した。
 ハルヒはそれを左手で受け取った。


 「来たわよ、バカ親父。なんか用?」
「よく逃げずに来たな。ご褒美にハンデをやろう。泳ぎで勝負なら、そっちも異存あるまい。
但し、俺は「人命救助」じゃないと本気が出せんから、誰かに『溺れる役』を頼むことにしよ
う。指名はおまえにまかせる」
 さすがに悪魔と呼ばれるだけの親父である。罠が何重にも仕掛けてある。
 相手に選ばせるように見える個所はすべてまともな選択肢ではない。しかも選択の前提とし
て、一方的な条件が提示されている。選ぶためにはそうした前提を飲まねばならず、普通なら
自由意思を発揮できる選択という行為自体が、どちらの選択肢を選んだにせよ選択者を拘束し
ていくのだ。
 最後の「おまえにまかせる」も同様にえぐい。その含んだ意味は「まかせる」とは名ばかり、
この勝負を受けるなら、危険な目に合う役割をハルヒが選ばなければならないという、命令な
き命令、強要なき強要だ。
 ハルヒの母さんは、親父さんの言葉を、おきびきシスターズに同時通訳していた。ワンテン
ポ遅れて、その意味を理解したシスターズたちは激高し、そして二人の少女が前に歩み出た。
 ひとりは、ハルヒが「助けた」ことのある、ベテランの「溺れ役」だった。
 もうひとりは、ハルヒとシスターズたちの家である船にいたとき、部屋を覗いていた、あの
少女だった。
 ハルヒの母さんが事情をおれに説明してくれた。
「人見知りらしいの、彼女。だから浜で大人たちの手を引くより、泳ぎがうまくなって、次代
の「溺れ役」を目指しているそうよ。今日も先代のあの娘に稽古をつけてもらってたですって」
 気付くと、おれも一歩前に出ていた。どう考えても、彼女たちを巻き込む話じゃない。シス
ターズの義侠心には心打たれるが、その手のものこそ、悪魔親父に狙い打たれるだろう。
 ハルヒは前に出た3人を見て、ため息をついた。
「落ちたものね、他人を巻き込まないと勝負もできないなんて」
「ふん、さすがに引っかからんか。頭は冷えたようだな」
「おかげさまでね」
「その目……泣いたか。なるほど、ちっとは見れる面になった訳だ」
「言ってなさい。わかってるだろうけど、ハンデはいらないわよ」
「母さん、風向きが変わった。こりゃ、ひょっとすると、ひょっとするぞ」
「お赤飯なら準備してありますよ」
「だそうだ。思いっきり来い」
「言われなくても!」

 勝負は一瞬でついた。それが勝負と呼ぶべきものだったとすれば。
 いつもはハルヒのすべての攻撃を受け切ってから動く親父さんが、先に突きを放った。
 ハルヒはそれを知っていたかのように左側に倒れながらよけ、親父さんの腕が伸びきったと
ころで、それを鉄棒の要領でつかみ、腕を軸にして一回転した。回転の最中にもハルヒのカカ
トは、親父さんの顎とみぞおちを打った。親父さんは膝を突き、後ろ向きに倒れた。

「親父、ごめん」
「おいおい、マウント・ポジションとってから言うセリフじゃないぞ」
と言いながら、親父さんはハルヒの打ち降ろす掌打を、残った腕一本で奇跡的にさばいてる。
「あたし、あいつといっしょになる。そして幸せになる」
「まさか、こんな情けない状態で聞くことになるとはなあ。娘の顔とセリフは感動的なのに」
ハルヒは打ち降ろす手は止めないまま、涙を流していた。期待と不安と感謝の気持ちでいっぱ
いになった、明日の式を控えた花嫁のように。多分、ハルヒと親父さんの間で何かが終わり、
また変わろうとしているのだろう。
 掌打がひとつ、ふたつ、とクリーン・ヒットした。さすがの親父さんも、表情を歪ませる。
 とどめだった。ハルヒの両手が親父さんの側頭部をつかむ。親父さんもこの機会を待ってい
たのか、ハルヒの手を払うかわりに、ブリッジのため頭の横に手をつく。ハルヒが自分の頭を、
親父さんの鼻先に叩きつけた、ように見えた。ハルヒの体重がその瞬間前に移るのに合わせて、
親父さんは足を突っ張り脱出をはかろうと目論んでいたのだろう。しかし親父さんの全身から
力が抜けた。ハルヒの唇が、親父さんの額に「決まった」ので。
「やれやれ、おでこ、か」
「あ、あたしとしては最大限の努力と妥協の結果よ」
ハルヒは跳ね起きて、ぱっと立ち上がった。
「さあ、敬意は払ったわよ」
「オーケー。それで手を打とう」
親父さんは仰向けに倒れたまま、肩をすくめた。
「あー、もったいねえ。こんないい女に育って他人にやることになるんなら、あの時、死ぬ気
で助けるんじゃなかった」
「なによ、それ」
「しかたがないか。思わず飛びこんじまったんだから」
「ツンデレよ、ハル」
ハルヒの母さんが、あの透明な笑顔で笑った。
「お父さん、照れてるのよ」
「母さん、あっさりとどめを刺さないでくれ」
いや、それはここにいる誰もが知ってると思います。
「あー、もったいねえ、もったいねえ」
「うるさいわよ、そこ。もっと他に、先に言うべき言葉があるでしょ?」
「ちぇっ、わかったよ……。ま・い・り・ま・し・た。 ……これでいいか?」
「結構よ……それと」
ハルヒがちらっと俺の方を見た。おれはうなずく。ハルヒもうなずき返す。
「それとね。……ふう、あの、いろいろ、その……ありがとう、お父さん」


 その日の夕食は、すばらしいものだった。ハルヒの母さんが「本気」を出したのだ。

「赤飯まで!ほんとに準備してあったんですか?」
「昔の人の知恵って偉いわね。ほら、お手玉。」
「へ?」
「あれの中って、小豆が入ってるの。もち米だとか、蒸すためのせいろとかは、中華街に行く
と手に入るし。中華街なら世界中の大抵の都市にあるわ」
「ってことは、お手玉をいつも?」
「旅行って、待ち時間ばっかりでしょ。手を動かすとまぎれる退屈さもあるの。うるさいのが
二人もいて、私は退屈しないと思ってた?」
「いや、そんなことは」
「キョン君は、明日みたいにお天気のいい朝を寝坊するのが幸せなタイプね」
「ははは。そうですね」
「ちょっと、キョン!いつまで食べてんのよ! 花火するって言ってあったでしょ!」
いつもの奴が、いつものようにズカズカとやって来た。
「ほらほら」
とハルヒの母さんは笑う。
「もう食べ終えたさ。ちょっと話をしてただけだろ」
「なに、母さんに見とれてたの? 何度もいうけど人妻よ」
「おまえはおれに、あの人と死闘しろっていうのか」
「悪魔の親父よ。手加減しないわよ」
「花火をやろう。その話は、夢に見そうだ」
俺はハルヒの手を引いて、コテージのベランダから、夜の砂浜へ出た。コテージの光が落ち着
くくらい暗くなるところまで言って、なにかずるい手で持ち込んだのだろう、火薬の固まりの
袋を取り出した。
「あんた、線香花火なんてベタなもの、いきなり出してどうするつもりよ」
「どうするって、火をつける」
「それは最後にするもんでしょ。で、じーっと火の玉を見て、自分のが落ちたらがっかりして、
相手のが落ちたらバカにすんの」
「それこそベタだろ」


 そして、「家族旅行」の最後の日の朝。
 目が覚めると、ベランダにひとり親父さんが残っていた。
「何か、食うか? サンドウィッチなら作れるぞ。あと時間さえあれば大豆から豆腐もつくる」
「親父さんが?」 片手でか?
「人間、不便すると、なんとかするもんだ。実をいうと、ここに作った奴がある。サンドウィッ
チだけだが、好きなの食え。……母さんの大好物なんだぞ」
 親父さんは、トレイを俺の前に置いてくれた。俺はひとつ食い、二つ目に取りかかろうとし
た。
「うまいです。……あれ、その本?」
「ん?ああ。昔、読んだことがあるんだがな。昨日、置き引きシスターズにもらったんだ。連
中は、悪魔がいつも日本語に飢えていると思ってやがる。つまりお供え物って訳だ」
「おもしろいんですか?」
「穴があったら飛び越えて、どこかに走り去りたくなるほどだ。猫マニアのロリコンが、コー
ルド・スリープとタイム・マシンを使って、出会った時には6歳だった女の子を『俺の嫁』に
する話だ。今なら発禁ものだな。福島正実入魂の訳だと、こうだ。『もしあたしがそうしたら――
そうしたら、あたしをお嫁さんにしてくれる?』。萌えるだろ?」
「ええ、まあ」と俺はあいまいな返事をした。誰だって、この場合、こうするだろ?
「なんだ、つまらん」
 俺が乗ってこないのがわかると、親父さんはテーブルの上に本を投げ出した。
「食えるだけ食ったら、ちょっと歩かないか? ここの海もしばらくは見おさめだ」
「また来たいです」
「今度はおまえらが、おれたちを連れて来い。海外でやると余計な奴を呼ばなくていいから、
意外に手間も楽らしいぞ。ちなみに俺の兄貴は神主をやってる、本職は教師だが。よくある話
だな」
「実家、神社なんですか?」
「俺も資格だけはとったぞ」
 絶対にちがう神様のにしようと、この時の俺が硬く誓ったとしても、誰も責められまい。


 親父さんと二人、海に添って歩いた。
「あれで腕、折れてなかったんですね」
「途中で手を離しやがったんだ。娘に手加減されるようじゃ、おしまいさ。まあ、いい時期だ。
子離れ、親離れ。俺たちにも時間はたっぷりある」
 親父さんはにやりと笑って言った。
「ボコられながら、あんなセリフを聞いた親父なんて、世界で俺くらいだぞ。ほんとに、あん
な奴でいいのか?」
「はい」
「まあ、どうしようもないバカだが、あれでも大事な娘なんだ。よろしく頼む。……返すといっ
ても、引き取らんぞ」
「はい」

 その後、聞いた話をひとつだけ記しておきたい。
 いつもはハルヒに先手を取らせる親父さんが、なぜあの時に限って先に動いたのか?
「勝ち急いだんだ。小便に行きたかった」
親父さんがゲラゲラ笑ったので、おれもつられて笑った。この話はこれで終わりにした方がい
いという意味だと思ったので、俺は思うところはあったけれど、それ以上聞かなかった。
「まあ、なんといおうと負けは負けだ。そうだろ?」

 砂浜をしばらくいくと、二人分の足跡が残っていた。足跡の先には、美しい母親とその娘が
歩いていた。おおきな身振りをまじえて、髪をくくった娘の方が何かを熱心に話している。
「ハルヒたちだ」
「キョン君、伏せろ」
 親父さんに、いきなり砂浜に押しつけられるように倒された。
「ててっ。……どうして隠れるんですか?」
「あー、つまり……」
 親父さんは小さく咳払いした。
「いい絵はな、少し離れて見るのがいいんだ」
 そして横を向いて、アヒルの口になる。どこかの誰かにそっくりだ。
「……つぶされて倒れてる俺一人カッコ悪いですね」
「ひがむな。そのうち、おまえの時代が来る」
「……」
「その時がきたらメールででも教えてやる」

  * * * *

 旅から帰った次の日はもちろん、一日中眠った。
 ハルヒからは再三、俺の安眠を妨害するメールや電話が矢のようにかかってきたが。その度、
眠そうに対応したせいか、ハルヒの電話の声はいつも怒っていた。
「なんで、あんたは、そんなにグーグー、いつも寝てるのよ! どんなのび太よ! 今のあた
しほど、暗記パンとどこでもドアを必要としている人間はいないわね。もちろん食べるのはあ
んたよ!」
 まあ、いつもと、ホンの少し違っているという程度だと、その時は思ったのだが。
「要するに、端的に言い換えて、短く言えば、独り寝がさびしいって言ってんのよ、あたしは! 
……げ、親父、なんでそんなとこに立ってんのよ!」
「よお、キョン。時代がきたな!じゃ」
「こら、親父!待ちなさい! キョン、いまのどういう意味? 後でしっかり聞くからね!」

 「そのうち」ってのは、早速ですか! というより、帰ってきていきなりですか、親父さん。
 電話の向こうで、遠ざかる二人の足音を聞きながら、あの親父さんに一矢報いるためにあい
つにまた「逃避行」でも持ちかけたらどうだと、不意に頭を占拠したアイデアを、俺は心の中
で両手をクロスしながら、懸命にダメ出しするのに忙しかった。


ーーーおしまいーーー
457名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 22:03:28 ID:HcFhv06b
GJ!
親父の言い訳がいちいちカッコイいわw
458名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 22:32:14 ID:n024eFUy
旅行編終了乙!!
楽しかったぜw
459名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 22:32:43 ID:oBgn09cW
ほんに大作だったねえ、お疲れさまでした。
感想はひとこと「おもしろかった」。
460名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 22:36:03 ID:FPJpj/gt
GっJ!!
親父はかっこいいしハルヒも可愛い。
461名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 22:49:33 ID:/6PvPsGE
スル-ですね…(´∀`)

みなさんのハルヒへの愛もたいした事ないんですね☆笑
462名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 22:52:08 ID:FADFf2C7
GJ!!
家族旅行編ついに終わってしまったか…。
こーゆう人間関係見ててうらやましい。
読んでてすごい楽しかったよ。
この後のキョンの時代もみてみたいw
463名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 23:08:02 ID:baDh+6mm
本当に映画が好きなんだなぁと感心するw 興味沸いてくるよ
464名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 23:32:44 ID:TulxgnYs
おつかれさまでした!そしてGGGGGJJJJJJJ!!あれ?Jが多いが気にしないでくれ。

会話のテンポの良さ、切り返しが凄いと毎回思う。次回作も期待してます

465名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 23:48:55 ID:3Hd8flNw
GJ!!
今日はぐっすり寝れそうだ
466名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 23:50:20 ID:3Hd8flNw
ふんぬがああああああ!!!!!!
復活!規制から脱出した俺!
…すみません、このスレに書き込めたうれしさがこみ上げてきて…
つい叫んでしまいました
467名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/07(火) 23:55:58 ID:TulxgnYs
スマン、書き忘れ。
「このエロキョン! いいに決まってんでしょ!!」
に激しく萌えた。
468名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 00:06:23 ID:EMJz2JUV
解除おめw
469名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 01:17:32 ID:oS9I+HJW
実はファザコンのハルヒ。
キョンを観察し「あ……今の仕草、親父に似てる」とか「今の言い回し親父にそっくり」と、いちいちトキメキながら親父と似ている箇所を探すハルヒ。
470名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 01:27:02 ID:45jagyRw
家族旅行編完結GJ。
しかし親父さんのセリフ回し、嫌味にならない程度のわざとらしさと
可笑しさを絶妙のバランスで調和させてるな。
キョンやハルヒのツッコミも、お袋さんの冷静な指摘も、親父さんとの
会話をテンポ良く進行させていて面白い。
471名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 02:01:42 ID:HoDTvwkZ
毎月8日は『歯ブラシの交換日』

ハルヒ「あら、キョンおはよう。」
キョン「おはようハルヒ。相変わらず早いな。」
ハルヒ「まぁね。あんたの分とあたしの分のお弁当作んないといけないし、主婦は結構朝は大変なの。」
キョン「ん〜、そうか。ちょっと顔洗ってくるわ。」
ハルヒ「あ、待ちなさい。今日はコッチの歯ブラシを使いなさいよ。」
キョン「ん?これってお前の歯ブラシだろ?」
ハルヒ「今日は何日?」
キョン「え〜と今日は8日だから、あ〜『歯ブラシの交換日』に日か。忘れてた。」
ハルヒ「確りしなさいよね。」


外野2

妹「やっぱり意味違うよね?」
母「本人達が納得してるからいいんでしょ。」
472名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 02:13:59 ID:EMJz2JUV
ということは……こっそりキョンと俺の歯ブラシを交換しておけば!
473名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 06:13:07 ID:5vYF7Xsl
>>448〜 の親父書きです。

SS投下し終わったあと、何故か書けなくなって、コメント遅れました。

たくさんのレス消費に陳謝、
読んでくださった人達に感謝、
コメントいただいた方々、ものすごくはげみになりました。

途中、何度か座礁しましたが、
いろいろ「やり過ぎた」と思うところもありましたが、
無事(?)終わりまで行きました。

ありがとうございました。
474名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 07:19:30 ID:tPYde/zK
>>473
次回作にも期待してるぜ!
お疲れさま
475名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 11:10:56 ID:EMJz2JUV
乙乙。
楽しい時間だったよ。
476名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 11:26:42 ID:yaj3TrTY
おつ〜
また書いてね!
477名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 12:11:40 ID:3p6ZRHB7
俺もなんだか旅行したくなってきたぜ。
よし行くか、ハルヒ!
478名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 12:21:00 ID:VHPIyIWn
暖かい陽射しの下。
木陰でお昼寝をしてるハルヒと妹ちゃん。
それを見つけてやれやれと言いながら優しく見守るキョン
479名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 12:40:02 ID:QTh17Qn+
>>478
その電波はなかなか良いな
480名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 13:43:50 ID:hl5RPdEM
ハルの陽気に惑わされそうだ
481名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 14:29:35 ID:5bpjoaUU
解除されている間にもうネット繋いでないノーパソで書いてた。
親父シリーズが終わってしまって何処と無く悲しいな。
じゃあテポドン発射
482ss Dark Side 第5話:2009/04/08(水) 14:30:51 ID:5bpjoaUU

第5話 臨界点

血で血を洗うと言う言葉が適当かと思うほどの死闘。
正直横から傍観していたってその凄まじさはビリビリと俺の身体に響き渡る。
お互いに数十メートルは吹っ飛びそうな蹴りをいれたって怯む事はなく、ひたすら殴り合っている。
一人は地球というこの星を護る為、一人は星を支配する為の殺し合い。
次の一瞬には勝負がついてもおかしくないこの闘いを俺はただ、見る。
見る以外何もできないからだ。
しかし、逃げる事もできる。
でも結局は、今海外に逃げたとしても何も変わることはない。
なぜなら、侵略者がこの闘いに勝利を収めれば、即地球は滅亡するだろう。
滅亡するんならどこに居たって同じだろ?
長門は拠点を建造するとか何とか言ってたが、敵さんもここまでコケにされれば興味を無くしてるな。

確か。
確か宇宙人がここ一帯に張り巡らしたバリケードの向こう。
そこに"俺"がいる筈だ。
フリーザの猛攻を巧みに回避しながらそんな呑気な事を考えていた。
ちらりと目線を移動させると案の定、人影がこちらの様子を伺っている。
因みに過去の俺があそこにいるのを仲間には伝えていない。
俺だけの秘密だ。
もしも、仲間に知られてしまえば、俺は多分強制保護されてしまうんでな。
その方がいいってか?いいや、それじゃあ駄目なんだ。
今はそんな理由を述べている暇は全くない。つか、集中しなければ殺られてしまう。
第一はこの世界の為だ。人類をこんな所で途絶えさせてはいけない。
だから俺はここで死ぬ気で踏ん張らなければならないんだ。
そしてなにより…我が家で待っている団長さんと娘の為にもな。

未だ両者は拳を絡ませ、闘いは続行している。
「こんなまでに埃を被ったのは初めてだ」
空いた片手でフリーザは口についた血を拭う。
「そんな不愉快そうな口調なのに、面は笑ってるぞ」
「…ああ、貴様が俺の前に平伏す姿を想像すると、どうもにやついてしまってな」
その言葉を合図としたかのようにフリーザは後ろへ大きく飛退く。
「?」
「そういえば…貴様の名を聴いていなかったな」
「"K"とだけ言っておけばいいだろ?地球人の名は無駄に長ったらしいんでな」
「フッ…ではK…どうかな?俺の下で働いてみる気は無いか?」
目前の敵の実力を認めるやいなや、勧誘を試みたが
「無いな。テメエの部下になる位なら死んでやるよ」
「…そうか…馬鹿なヤツめ。折角与えてやったチャンスをみすみす蹴るとは。ならば貴様に用は無い」
哀れみの目をKに投げかると、手の甲を向け指を二本立てる。
「あと2回だ。俺はあと2回更なる変身を残している。
 その度に気が変身前を遥かに上回るのは貴様も既に知っていよう?」
「…」

「では行くぞ!!!!!!!!」

最初変身した時よりも異常なほどにどす黒いオーラが立ち昇り、
フリーザは大きく叫び声をあげると、背中から長い刺が二本、一気に伸びる。
低く唸りながら間髪を入れず、両肩がバカッと開きショルダーパットの様な形で原型を留め、
頭から生える天を突くような漆黒の双角は身体のベースと同じ色になっている白に包まれた。
挙句は頭が後ろへ大きく伸び、それはまるでエイリアンを彷彿とさせる姿へと変貌を遂げる。
「ぐぐぐううううう…」
そしてゆっくりと顔を上げた。

「…お待たせしましたね…さぁて、第2回戦と行きましょうか…」
483ss Dark Side 第5話:2009/04/08(水) 14:33:26 ID:5bpjoaUU
突然、激しい殴り合いの応酬が止んだと思えば、フリーザの周りの地面が砕けて捲り上がり、奴の姿形が一気に変わった。
頭がエクレアみたいだと言うのはあえて突っ込まない。
だが、雰囲気ががらりと変わった。こんなバリケード越しでも十分なほどにだ。
前の形態では物凄い怒気と威圧感が渦巻いている様な感じだったが、
この形態は以下の二つに加えて不気味さも追加されたな。
さっきまでの闘いでほぼ互角の勝負を展開していたから、更に進化したとなると…。
考えたくもないぜ。
…そういえば思ったぞ。宇宙人はさっきから一体何をやってやがる?
あいつらのとんでもパワーだったらフリーザをコテンパンにできねえのか?
んー、ただ実行に移さないとも見て取れるが…。
これも情報(ry の方針ってやつか?

あたしは意味も無く膝をついた。
何なのかしらこの…嫌な空気…体が重い。
前来たときも確かに気味の悪い場所ではあったけれど、これは全く違う。
そう、言うなれば殺気。
多分これは100人いれば100人が感じ取れるほどのものかもしれない。
本当にこんな所に何の用があるってのよ、キョン。

ちっ…やはりこの姿になりやがったか、コイツ。
「私がこの姿になったからには…勿論パワーは跳ね上がっていますよ。
 まあ最も、あなたが命乞いをしたところで許す気はさらさらありませんがね」
「…そうかよ、やってみなきゃ分からねえだろ?」
口では威勢がいいと見受けられるが、実際の所勝ち目はほぼ0に近いだろう。
実際、数年前近くで見てたんだからな。
「フッフッフ…やってみなければ分からないと。では、私からいかせてもらいますよ!!」
超低空飛行でフリーザが接近する。
…大丈夫だ。的確に攻撃を避け、当てる。ヒットアンドアウェイを繰り返せばなんとかなる。
頭の中で戦闘イメージを繰り広げつつ、フリーザの最初の攻撃を待つ。
「反応が追いついてませんね?」
「え?」
焦りの声を出した直後、強烈なパンチによって俺は大きく吹っ飛ぶ。
「がはぁ!?」
そこからフリーザの怒涛の如き攻撃が始まった。
信じられないことに俺が吹っ飛んでいるスピードを遥かに上回る速さで追いつき、
片腕で強制的に地面に叩き付けられる。
最早、呻き声すらでねえ。
しかも一瞬の間も置かず、思い切り踏みつけられ、更に深く埋って行く。
「おやおや、まだ寝る時間じゃありませんよ」
首根っこを鷲掴みにされ、埋まった体を引きずり出せれ。
俺の体はどんどん浮いていき、終いには足が着かなくなる。苦しいぜ。
「先ほどは私も随分とやられましたからね…ちょっとした仕返しですよ」
ドムン!と腹に鋭い拳がめり込む。
反射的に口から血反吐を吐き出す。
コイツ…言った通りさっきよりも確実にパワーアップしていやがるぜ。
「もう一発行きますか」
またドムン!と強烈なパンチが腹を圧する。
「うぐはあああ!!!!」
あまりの苦痛で、叫び声を張上げた俺をフリーザは空高く放り上げる。
この野郎…何をする気だ?
地上へとまっ逆さまに落ちる俺を待っていたのは、華麗な回し蹴りだった。
またもや吹っ飛んだ俺は辺りに転がっている大きな岩に当たり、止まった。
484ss Dark Side 第5話:2009/04/08(水) 14:35:09 ID:5bpjoaUU
多分薬を使わなかったら絶対死んでいただろうな。
ぶつかった衝撃で岩が崩れ、砂煙が宙を舞っていてお陰で姿が隠れている。
数秒間を置き、奇襲をかける作戦だ。
今ので大分食らったが、大丈夫だ。まだ行けるぞ。
俺は一気に飛び出し…あれ?奴がいねえ!
「何処を見ているんですか?私はここですよ」
声の発せられる方向は俺の斜め上にあった。
「今のを食らってまだ動けるとは…なかなかタフな体を持っていますね」
「ハッ…どうも」
「さて、お次はどうですか?」
「何!?」
空中に浮かんでいるフリーザは中指と人差し指を立てK目掛けて振り下ろす。
何の真似だ。
「ひゃあ!!」
奇声と共に紫色の小さな光弾が発射される。
異常な速さのため、俺は避けることができずもろに食らう。
「うぐ!」
「ひゃあひゃあ!!」
次の攻撃に俺が対応する暇も与えず、再び光弾が炸裂する。
この化け物が…マジ勝てる気がしねえぜ。
日頃から真面目に鍛錬に身を注げばよかったな…。
「ひゃっひゃっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!!」
最早捉えきれるほどの量ではなかった。
フリーザの指先からどんどん光弾が生産され、全弾俺に命中。
衣服を削り取り、その下の生身をも抉り、血が露になる。
こりゃ、もう、駄目だ…。
485ss Dark Side 第5話:2009/04/08(水) 14:36:04 ID:5bpjoaUU
ヴー ヴー ヴー
ポケットの中に忍ばせておいた形態が痙攣する。
…どうやら長門からのようだ。電話ではなく、メールで。
―――――――――――
From長門 有希

あなたは逃げてはな
らない
―――――――――――

逃げる気は毛頭ねえよ。
それより宇宙人は戦わないのか?

―――――――――――
From長門 有希

一応この空間内は私
達の情報制御下にあ
り、フリーザの動き
を大幅に抑制する事
も可能。しかし、彼
特異な自立進化によ
って得られたその力
は私達でも及ばない
かもしれない。今は
周囲を情報変換する
のに手間取っている。
―――――――――――

そうか…。やっぱあいつマジでヤバイ奴なのか。
でだ、俺が逃げちゃ駄目ってのには何か理由がついてんだろ?

―――――――――――
From 長門 有希

この戦いの鍵があな
た。そして涼宮ハル
ヒだから。
―――――――――――

俺はそこでメールをするのを止めた。
俺とハルヒが鍵だって?
なんだよ、今回は俺ら関係ないんじゃなかったのかよ?
486ss Dark Side 第5話:2009/04/08(水) 14:37:08 ID:5bpjoaUU
力の差は歴然。立ち上がる気力すら奪われちまったら後は殺されるだけだ。
薬の効果もとっくの前に切れちまってるしな。
「たかが地球人がこのフリーザ様に立てついたことが運の尽きですよ。
 最初から大人しく全員殺されていればいい話だったのです」
胸倉を掴まれる。
フリーザは空いている腕を俺の頭に密着させると、ビーンと音を上げ光始めた。
どうやら俺もここまでのようだ。
向こうで部下達が必死に叫んでいる。
悪い、皆。

ヒュン

と何かが風を切るような音が俺の上でした。
「一体…何の真似でしょうか?」
既に俺の頭の上にあった掌は無くなっており、奴は変わりに金属のような棒を掴んでいた。
…ああ、そうか。
「やっと情報結合の操作に成功しました。
 少々、手間取っておりまして。すみませんでした」
そう、宇宙人だ。正確には対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース。だったか?
「…あなた達は戦力外だと思ってましたが…見誤りましたか。
 こちらの方を殺すのはまた後にします。まずは小五月蝿い蝿共を掃除するとしましょう」
立ち上がったフリーザは間もなく宇宙人のほうへ突撃していった。
…助かったのか、俺。
「大丈夫?」
横からまた違う声がした。
「長門、か。大丈夫じゃねえぜ…こりゃあ」
血まみれになった体を無理に起す。あー、痛え。
「しばらく休んでいたほうがいい」
「ああ、そうするよ。それにしても、大丈夫か?任せておいて」
「心配ない。それよりも私はあなたに感謝する」
「感謝なんていらないって。これも規定事項なんだろ。多分」
一気に緊張が解けてきた。くそ、今日に限って古傷が痛みやがる。

「何か奇怪な技を使いますね…。
 さっきから気になっていたのですが、この空間…普通ではないでしょう」
四方八方から飛んでくる槍を弾きながらフリーザは怪訝な顔をする。
「小賢しい!」
掌からエネルギー光線を放出すると槍は全て一掃される。
「そろそろこちらも本気で…ぬ!?体が?」
「この空間内ではすべての有機生命体は私たちの情報操作によって自在に操ることができます。勿論、あなたもね」
「何を訳の分からない事を…」
フリーザは目を疑う。
斜め上には既に大量の槍が自分目掛けて飛んできていた。
「…フッフッフ。甘いですねぇ。私だって超能力位なら使えますよ?」
突然、地面が大きく抉り出され、フリーザを守る様に巨大な岩壁が生成される。
ガガガガガガガと槍はマチ針のように岩に刺さる。
「くっ…」
「フウー。そろそろ飽きてきた」
「!?」
「この形態でもこうも終わらないとは…。
 もう少し時間を掛ければあなたたち雑魚を殺せるのですが…生憎、急いでいるんでね。
 ここで終わらせてあげます。大サービスでご覧にいれましょう!
 私の最後の変身を…私の真の姿を…」
静寂が訪れた。

続く
487名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 14:40:13 ID:5bpjoaUU
すみません
見事に日本(本スレ)に直撃して雰囲気ぶっ壊していきましたね
テポッちゃん(俺のss)。
488名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 15:16:38 ID:hl5RPdEM

春は人を惑わす季節だからな…
489名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 15:51:59 ID:qSktkuTX
俺は年中ハルに惑わされてるけどな……
490名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 16:15:23 ID:3p6ZRHB7
うまいこと言ったつもりか
491名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 16:47:11 ID:q6N50FsV
春、という単語だけで惑わされる俺参上。
492名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 17:27:39 ID:dz/HHcOv
ハルヒはテンプテーションを繰り出した!
しかしキョンには効果がなかった!
493名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 18:05:29 ID:zvqdC+C8
「なんであたしのテンプテーションが効かないのよ!」
「わからんか。俺はもうとっくの昔にお前に魅了されてしまってるんだよ!」

なシーンが浮かんだ俺死んで良し
494名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 18:17:21 ID:lTG7yX++
>>493
そのようなシーンを想像した人は他にもいるはずだ。
俺もその一人。
効果がなかったというより出会ったときからキョンは魅了されてるからな。
495名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 19:15:15 ID:qSktkuTX
そんな二人に魅了されたやつがここにも居るぜ
496名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 19:37:06 ID:VHPIyIWn
今日は俺ばっかりだな
497名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 19:38:53 ID:Euh9LhhA
人類みな俺だ
498名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 20:11:36 ID:tPYde/zK
>>497
人類みな俺ってお前…っw
お前も俺だ!
499名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 20:27:33 ID:9Eoy6q67
いや俺がガンダムだ
500名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 20:39:35 ID:aRHrUk51
ハルヒはキョンの嫁
501名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 20:47:19 ID:HoDTvwkZ
>>500
うん、その通りだ。
502名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 21:25:10 ID:9Eoy6q67
むしろキョンがハルヒの嫁
503名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 21:28:03 ID:HoDTvwkZ
>>499
ちょっと北極基地まで逝ってくら〜
504ハルヒと親父 外伝 ― 親父の一番長い日:2009/04/08(水) 21:36:36 ID:5vYF7Xsl
>>314-317に元気づけられたので、短いものを。
-------
親 父:おちつけよ、キョン。
キョン:いや、大丈夫、大丈夫です。
親 父:まあ男は結局気をもむくらいしかできんけどな。
キョン:大丈夫、大丈夫。
親 父:おいおい。そんなに心配なら、ラマ−ズ法とかあったろ。中に入って手でも握ってやればよかったんだ。
キョン:「あんたがいたって役に立たないんだから」って言われて。
親 父:まあ、実際、そうだけどな。
キョン:(ぶつぶつ)
親 父:まだ何時間か続くぞ。そんなに気を張ってたら、痩せこけて腹も引っ込んじまう。
キョン:大丈夫、大丈夫です。
親 父:時間つぶしに、何か面白おかしい話でもしてやろうか。たとえばあいつが生まれた日のこととか。
キョン:ハルヒが?
親 父:あんときは、どっちか片方は死ぬとか、物騒なこと言われたなあ。

男 :どっちか、あきらめろ? それが医者のいうことか!
医者:おまえだからいうんだ。このままだと両方が危険だ。
男 :選べっていうのか?
医者:すまん。だが、絶対に助ける、奥さんはまだ若い。次の機会・・・
男 :……子供を頼む。
医者:おい、涼宮!
男 :約束しろ。子供はお前が絶対に助けろ。女房はおれがなんとかする
医者:なんとかするって、おい。
男 :励ましてでも祈ってでもなんとかする。おまえは子供に集中しろ。

男 :こんなときに悪いが、頼みごとで来た。
女 :……ん、なんですか?
男 :わがまま放題の俺達の子供だ。俺一人で育てる自信がない。医者は医者で、二人とも助ける自信がないらしい。だから自力で帰ってきてくれ。あとはおれがなんとかする。
女 :もう、あなたは……難しいことばっかり。
男 :できないって、いつも言わないだろ?
女 :あなたのその顔を見てたらね、……言えなくなるの。
男 :すまん。
女 :何でもできるのか……何にもできないのか、ほんと、わからない人ね。
男 :すまん。
女 :手を……握っていてください。でも、ふたりとも「向こう」に転がり落ちるのはなしですから。
男 :約束する。

キョン:それで……?
親 父:母さんは一命は取り留めたが2年入院したな。その後もいろいろあったが、生まれた奴はバカみたいに頑丈に育った、というわけだ。
ハル母:なんのお話?
キョン:あ、お義母さん。
親 父:男の話なんて8割は女の話、半分は昔話だ。
ハル母:昔の女の人の話をしてたの?
親 父:そうじゃないよな、キョン?
キョン:え、ええ。ハルヒが生まれたときの話を。
ハル母:あらあら、すごい昔話ね。
親 父:いい話なんだ、これが。
ハル母:私もその場にいましたよ。
親 父:主役級の扱いだぞ。
ハル母:あの娘は大丈夫よ、キョン君。こんなに運のいい私と、こんなに頑丈なお父さんの子供だもの。
キョン:はい。
ハル母:それにこんなにやさしいキョン君が待っているんだもの。元気な赤ちゃんともうすぐ出てくるわ。
505名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 22:18:43 ID:9Eoy6q67
GJ!
506名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 23:06:32 ID:lPXd1aNm
男らしい会話だなw
507SS:「figma チアガールver.」の陰謀 1/3:2009/04/08(水) 23:08:29 ID:kN+52gtI
 どうしたことか、世界は真っ赤だった。


 って、変だぞ。
 何も見ていないのに、ただそのように感じられるのはどういうことなのだろう?
 見ていない――つまりそれは俺が今目を閉じているからなのだが、だったらさっさと開けて目の前を確認すればいいじゃないか? ってツッコミも至極当たり前だろう。
 だが……何故か出来ない。瞼が妙に重い――まるで接着剤みたいなものでくっついているみたいに。
 思わず手の甲で顔面を乱雑に拭う。ベットリとした不快な感触を我慢しながら、猛烈にゴシゴシと擦り続ける。
 やがて、なにやら生乾きのようなものがポロポロと崩れ落ちるのと同時に、ようやく目を開けることに成功した俺……、
「こ、これは?」
 地獄なんてものがどういう所か、もし知っている奴がいたら教えてもらいたい、なんてことはどうでもよくて、目の前の光景はまさに地獄絵図と呼んでも差し支えないぐらい酷さに違いあるまい。
 壁も、床も、机も――何もかもが一面真っ赤! そこは血の海であった。
 反射的に俺が自分の手を――身体を確認すると、当たり前なのかも知れんが、やはり血塗れ状態である。
 ああ、これなら目が開けられなくても仕方なかったんだろうな、などと冷静なんだかマヌケなんだか解らんようなことを考えていると、
「……いけない」
 足元からか細い声が耳に届いた。
「な、長門?」
 そこには正視できないほどに殴打されてボロボロになった長門が倒れていた。
 衣服はあちこち裂けており、腕の関節がありえない方向に曲がっていた。頭部からの出血も激しい。
 おいおい、あの長門がこんなにもメッタ打ちにされてしまうだなんて、一体どんな敵の仕業なんだ?
「……違う」
 へっ?
「敵ではない。……とにかく、危険」
 お、おい長門、それはどういう意味……、
「早く逃げて……お願い」
 それっきり、動かなくなってしまった……。
「やれやれ、これは何の冗談なんだ?」
 力なく後退りする俺の足が何かに引っ掛かり、そのままよろけて倒れこんでしまった。
「痛ってーな……う、うわぁ!」
 俺が躓いたのは、やはり全身を血だらけにしてぶっ倒れてピクリとも動かない古泉の身体であった。おそらく、もう既に事切れているに違いない。
 ふと、全方に気配を感じた。って、さっきまで他に誰もいなかったはずじゃないのか?
「あらキョン、あんたこんなところに隠れてたの?」
 冷ややかな声の方向に俺が顔を向けると、そこにはハルヒが能面のような表情をして仁王立ちしていた。その手にはボコボコ状態で所々返り血を浴びてドス黒く汚れた金属バットが構えられている。
 な――ハ、ハルヒ、お前まさか……。
「覚悟しなさい、キョン。今度はあんたの番なんだからねっ!」
 唇の端だけを器用に持ち上げてハルヒが恐ろしいことを宣告しやがった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
 部室のドアに体当たりすると、俺はその場から逃れようとした。
 だが、腰が抜けちまったのか、まともに立てない。バランスを崩して、そのまま階段を転がり落ちて行ってしまった。
 一階まで転落したところで床にしこたま背中を打ち付けて、俺の身体はようやく止まった。
「う、うぅぅ……」
 だ、駄目だ――足を妙に捻ったのか、立ち上がることも出来そうにない。
「キョンくん、大丈夫ですか?」
 朝比奈さんの声がする。マズイな、今の俺は他の誰かを守るどころか、自分の身の安全すら確保できん。
「ああ、朝比奈さん。俺に構わず早く逃げてください」
「いいえ、そんなのダメですよぉ」
 何故か朝比奈さんは、まるで何もかも諦め切ったかのような口調でポツリと呟いた。
「朝比奈さん?」
「キョンくん――ごめんなさいね」
 へっ? どうして俺に謝るんだ?
「そ、そんな……まさか……」
 見上げた俺は、そのまま絶句した。
「だって、わたしはキョンくんを見逃すわけにはいかないんです……」
 目の前の朝比奈さんは、何故かいつぞやの野球大会のときのチアガール姿であった――先程のハルヒの格好と全く同じのな。
 そして、手にしたその鈍く光る金属バットを高々と掲げると、呆然とする俺の顔面にそいつを振り下ろして――、


 世界は、やはり全て真っ赤になって、その後は漆黒に包まれちまった。

ttp://upload.jpn.ph/upload/img/u37379.png
508SS:「figma チアガールver.」の陰謀 2/3:2009/04/08(水) 23:08:50 ID:kN+52gtI
「なるほど、それはなんとも恐ろしい夢でしたね」
 坂を下りながら、隣を歩いている古泉はまさに他人事だというような感想を述べただけだった。実にあっさりとしたモンじゃないか?
「ああ、申し訳ありません。どうやら僕は世間一般の方々よりも、生命に関する執着が薄いようですね。これは多少反省の余地があるのかも知れません」
 ああ、そうかい。しかし……それにしても、何でまたあんな妙な夢を見ちまったんだ?
「一つ考えられるのは、涼宮さんと朝比奈さんご両人のコスチュームは、これから僕たちが受け取りに行くモノが反映されたのではないかと」
 そうだったっけ。なんでも朝比奈さんの特訓だとかで、ハルヒ共々着替えってことで部室から退去した俺と古泉は、ついでだからということでハルヒがホビーショップに注文していた品物を受け取りに出向いているところなのだ。
 しかし、お揃いの格好ねえ。そういえばバニーガール姿といい、ハルヒはなんだかんだで朝比奈さんと一緒のコスプレをしてるんだよな。
 いつだったか、「みくるちゃんがいないとつまんない」とか抜かしてやがったしな。
 ああいうのを一人でやるのは恥ずかしいけど、朝比奈さんと一緒なら、という心理ってことでもなさそうだ。純粋に楽しんでいるのだろう。巻き込まれた朝比奈さんは……ご愁傷様です。


 ◆◇◆◇◆◇


「みくるちゃん、もう着替え終わった?」
 その声と同時に、涼宮さんが背後から抱きついてきちゃいました。
「ふえぇっ! す、涼宮さん! 一々どうしてわたしの胸を揉むんですかぁ?」
「うーん、まあそこにみくるちゃんの胸があるから、かしら」
 って、調子に乗っていつまでも弄らないで欲しいです、ぐすん。
「あ、あの……それにしても、どうしてチアガールさんの格好なんですか? それに、特訓って……」
「まあ、制服のままってのもつまんないし、それとも、バニーガールの方がよかった?」
「い、いええ、こ、これでいいですぅ」
「そう? まあいいわ。じゃあ、始めましょっ!」
 はあっ……これからわたし、どうなっちゃうんだろう?

 ………
 ……
 …

 なにか考え事をしていると、ついつい周りのことが見えなくなっちゃうのって、どうしてなんでしょうね?
「……はぁ……」
「やっぽ〜、みっくるちゃ〜ん! 元気ぃ?」
「ほにゃー! す、涼宮さん!」
「どうしたの、みくるちゃん。なんか悩んでるみたいだけど、なにかあったの?」
「えーと、その……実は」
 わたしは涼宮さんに、ついさっきもドジをしちゃって落ち込んでいたことを打ち明けました。
「あら、みくるちゃん、むしろそれはナイスだわっ! あたしが特に指導しなくても、こうして着々とドジっ娘メイドへの道を確実に究めつつあるなんて、実に素晴らしいじゃないの」
「えっ? えっ?」
「まあでも、確かにただドジっ娘なだけじゃなくって、もっと上を目指そうって向上心は立派だわ。ほんと、どこかの雑用係も見習って欲しいわよね」
「どこかって、ハルヒ。それは俺のこと名指ししてるのと同じじゃねーか」
「そうだわ、みくるちゃん」
 キョンくんの抗議の声なんて聞こえてないみたいに、涼宮さんはわたしの方を見てニッコリ微笑みました。あー、なんだか、ちょっと嫌な予感です。
「これからあなたの反射神経をアップさせるための特訓を開始しましょう。ほら、善は急げっていうじゃない。さあ、早く着替えて着替えて!」
 そう叫んで涼宮さんはホワイトボードの後ろの衣装を探り始めました。キョンくんと古泉くんはお互いに顔を見合わせて、部室から出て行こうとしています。
「ああ、キョン。ついでだから今日発売のアレ、今からあんたが受け取ってきてくれない?」
「おいこらハルヒ、お前今朝は自分で帰りに取りに行くって言ってたじゃないか」
「ああ、たった今気が変わったの。ほら、とっとと行ってきなさい!」
「やれやれ、全く……」
「まあまあ、なんでしたら、僕もご一緒しますよ」

 …
 ……
 ………

 というわけで、涼宮さんとわたしはチアガールの衣装を着て向かい合って座ってます。ちなみに長門さんはずっとわたしたちに構わず読書中のようでした。
「じゃあ、これからみくるちゃんの反射神経を常人の十倍にまで高めるための特訓を開始するわね」
「ええっ、じゅ、十倍ですかぁ? そ、そんなの無理ですよぉ」
「いい、みくるちゃん。最初から諦めてたらなにも実現なんて出来っこないわ。大丈夫、あたしに任せて。絶対に上手くいくこと間違いなし!」
「ふえぇ……」
 はあっ、根拠のない自信が涼宮さんらしいです、ほんとに。
509SS:「figma チアガールver.」の陰謀 3/3:2009/04/08(水) 23:09:10 ID:kN+52gtI
 ――しばらくして。

「……みくるちゃん、改めて言うのもなんだけど、あなたってちょっと……ううん、かなり……その……」
「うぅ、す、すみませ〜ん」
 涼宮さんは言葉を濁してますけど、解ってるんです。わたしがどうしようもないぐらい運動神経が鈍いってことを。
 しばらく色々テストをしてたんですが、そのどれもが我ながら惨め過ぎる結果に終わっちゃってます。長門さんもきっと見て見ぬ振りをしてくれてるに違いありません。
「じゃ、じゃあ、今度は簡単なゲームをやってみることにしましょう。あたしとみくるちゃんで『あっち向いてホイ』をやって、勝った方がこのビニールバットで叩きます。負けた方はそれより先にこのヘルメットでそれを防ぐの。いい、解った?」
「ふえ? は、はい」
「それじゃ開始っ! じゃんけんホイ、あっち向いてホイ」
 ええっ、ええっ、わたし、負けちゃったから、えーと、えーと、ヘルメット、ヘルメットなんですぅ!


 ◆◇◆◇◆◇


「すみません、只今戻りました」
「おーいハルヒ、この『figma チアガールVer.』ってのでいいんだよな? 無事に二体とも回収してきたぞ……って、何してるんだお前?」
 俺たちが部室に戻ってきたところ、ハルヒはfigma と同じチアガールの格好で、
「あが〜、鼻が……鼻が潰れる、痛ひ……」
 と、顔面を押さえて悶絶しており、
「ふえぇっ、す、涼宮さん、ゴメンなさい、あのあの、わたし……」
 同じくチアガールな朝比奈さんは、ヘルメットを抱えたまま涙目でオロオロとうろたえていらっしゃる。
「おい長門、一体何があったんだ?」
「朝比奈みくるが涼宮ハルヒの顔面をヘルメット上部で強打した。軽微な打撲。深刻な問題には発展していない」
「はあ? 一体なんでまた?」
 訊いたところによると、どうやら『あっち向いてホイ』の結果で勝った方のバット攻撃を負けた方がヘルメットで防御、ってのをやってたらしいが、のっけから負けた朝比奈さんがパニックを起こして、ハルヒの顔面をヘルメットで……ということらしい。
「やれやれ。おいハルヒ。お前が普段から朝比奈さんに無茶ばかりしてた罰が当たったんだな」
「むぅぅ、なによキョン、その言い種は? 腹立つわね。いいわ、じゃあ、今度はあんたがあたしの相手しなさい!」
 あのーハルヒさん? これって、朝比奈さんの特訓だったんじゃ?
「それとこれとは話が別なの! ほら、そこに座んなさい。覚悟しなさいよ、あんたのことボッコボッコにしてやるんだから」
 おいおい、この展開って……、まさかアレは予知夢だったんじゃ? まあ、バットとは言ってもビニール製のおもちゃだし。血を見るような事態には……、
「って、ハルヒ。お前……鼻血出てるぞ!」
「あっ!」

 幸いにしてチアの衣装は汚さずに済んだからよかったものの、ハルヒの鼻血が止まるまでには結構待たされた。
「さあキョン、さっきは気勢をちょっと削がれちゃったけど、絶対手加減なんてしてやんないんだからね。真剣勝負、行くわよっ!」
 やれやれ、もうどうにでもなーれ。AA省略な。










「はあっ、はあっ……ふふっ、キョン……あんたも中々やるじゃないの」
「ぜー、はー、お前こそ大したもんだぜ、ハルヒ。って、いい加減俺はもうくたびれたんだが」
「なに言ってんの、勝負はこれからよ。さあ、今度こそ覚悟なさい!」
「ふうっ、そろそろ勘弁して欲しいんだがな……」


「あ、あのぅ、もう下校時刻とっくに過ぎちゃってるんですけど……」
「じゃんけんの勝敗は涼宮ハルヒの側から見て千とんで十二勝八百九十七敗、あっち向いてホイは的中率が三割飛んで八厘対二割七分五厘、攻撃はお互いに成功なし、防御は完璧」
「要するに、お二人の呼吸はバッチリ合っていてお互いの行動パターンを完全に把握している、ということだけは証明されたのではないかと思います。まあ今更ではありますけど」


 ところでこのSS、figma なんてもう関係ないような気もするんだが……つーか、俺たちまだ帰れないのか? 一体こりゃ何の陰謀なんだ、おい?
「なにゴチャゴチャ言ってんの? ほら、行くわよっ!」
510名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 23:35:03 ID:v7O5eiwG
おお、フィグマシリーズきたw
GJ!
511名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 23:39:42 ID:9Eoy6q67
GJ!
そういやチアハルヒまだ買ってなかったぜ
512名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 00:18:57 ID:z0zPIsLS
GJ!
俺もまだチアハルヒ買ってないな。
夢で殴られないように早めに買うか。
513名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 00:35:44 ID:qAUZ3XrU
>>509 GJ!!
うぉーーーーーっ!!待ってました!!
figmaチアハルヒver!!!

サンタコスの時投下されなかったので止められたのかと変な心配してしまった。

次回は夏服ポニテverの憤慨かな?
あれ?その次は戦うウェイトレスverと文化際メイドverのどっちだ?
は!分裂か
514名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 02:00:29 ID:/7+ZAMA0
メタネタてんこ盛りだなwGJ.
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
         | ハルヒが先週うちに忘れてった歯ブラシ 教室で返したら、  |
         | あいつ 顔真っ赤になって、ハイキックしてきたんですが…….|
         | 朝比奈さん、あいつが怒るような心当たり、ありますか?.. |
          \_____________  ___________/
─┬┬─┬┬┰┰────── >┴< ___\| ____________
==││==└┘┗┛==========ll ‐(,゚台゚,)‐                        | |
  └┘            ┌─┐ |.  >┬<                         | |
┌─┐ ┌┐ ┌┬┐│  │ | |f| |   アルバイトにつき早退します   | |
│三│ |│ ├┴┤└─┘ | |f| |                   古泉#.  | |
└─┘ └┘ └─┘       | |f| |           ,. ‐-ー- 、    __ | |
      -‐-          ,ィ'i^i^i`r,、 ________ ン; /  u ;;;ヽ . _[l_l]__|_|
==== 〃.     ヾ =====.;'#;¨~¨`ヾ'ヽ ──────ノハハバハハ ! ───‐┘
.    ! |ノiノハ从ハヽゝ.  ((/八从リ)). ! シネバ        !|─ × ,iリ)! シカモ ナゼカ
    i (| |┰ ┰i |     i | ┃ ┃ | |)| イインジャ     ’ 、 -(::;ノル´ ウチノクラスノ
     'ハリ、 - ノリ     jハ、'' ヽ'''ノバ ! ナイデスカ?     (とス)}   ダンシ ジョシ カラモ
.     Ol⌒ll⌒D    (( と(`x´)リ')リノ           i;;'T `i   フルボッコ サレタンデスガ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ .〈_,八__〉∧∧
.                                 \    (-x-;) )〜
516名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 02:05:31 ID:qaZxUn6V
>>510>>511>>512>>513>>514
同一人物丸分かりなスレだな
517名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 02:05:45 ID:/7+ZAMA0
こらキョンwww
518名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 02:26:19 ID:KhVOCQnw
さて、そろそろ寝るかな。
おいで、ハルヒ。
519名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 02:30:17 ID:VqV4hWPw
さっきから俺の腕を引っ張ってるやつは>>518、お前かっ!
520名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 11:18:05 ID:5phuqarL
桜が散って少し残念なハルヒとキョン
521名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 11:20:38 ID:tkLrwCOt
しまった!寝過ごした!
ハルヒ、なんで起こしてくれなかったんだ!?
522名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 11:22:47 ID:/7+ZAMA0
あんたがマヌケ面でグースカ寝てるからでしょ!
523名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 12:02:14 ID:uVwhITYt
あんたの…幸せそうな顔みたら……起こせ、なかったのよ…っ
524名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 12:16:23 ID:3vrLA4MA
>>523
気管支から十二指腸、右の掌の真ん中に締め付けられるような圧迫感がでる
ハルキョンの甘いもん見てたらいつもこうなる
何なのだろうか?
525名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 16:05:50 ID:5phuqarL
おや?

一時間ハルキョン
526名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 16:33:04 ID:K8viHdCw
なら、柱の影から見守る
527名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 16:58:51 ID:WzUsV0gV
俺は部室のロッカーから見守るぜ
528名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 18:06:47 ID:DmQ57rWF
俺はすでにパソコンの中に居るぜ
529名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 19:08:58 ID:oJorgLCr
池田さんは二期の作画に参加するのかな?
再放送見てると、やっぱり一期の方がハルヒらしくていいんだけど・・・
530名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 20:12:04 ID:eC3FZtpF
俺は思うに動いてる姿はまた別って気もするし、なんとも言えないなぁ。
531名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 20:21:41 ID:7OLJNXAo
ふむ
このスレにはパンツ先生を慕う輩はおらぬのだな
532名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 20:32:45 ID:eC3FZtpF
パンツ先生についてkwsk
533名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 21:02:18 ID:7OLJNXAo
kazuharoom
今日の一枚
でググると新たな世界が
534名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 21:02:18 ID:9KxzhD6b
パンツ先生のクオリティの高さは異常
535名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 21:04:41 ID:+7L7UNeR
ムゲフロの戦闘システムで暴れまくるハルヒ達が見たくなった。
536名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 21:34:24 ID:cwBh2iEo
figmaチアハルヒを買おうと思うのだが、ここの住人はどこで買ってる?amazon?
537名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 22:49:37 ID:t3OYv1pD
>>533
d。いいパンツだ。
538名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 22:49:39 ID:JMANmYeg
                 -─……──-
                /                `ヽ、
            /-‐─……───- 、        \
      , -==ァ フ´              `ヽ、  ヽ   ヽ
    , '    | /                  i: : :: :. i    ヽ
.   /     | | _, -─……───- 、_   |:::::::::.:.:i:.:.: :.:. i
    '        |/   ,       ハ      `丶`ヽ`ヽ、::::i:::: ::::: |
   i     / /  /  {   i 、 、 ヽヽ、   ヽ.  ヽ i:::: ::::: |
   i    / 〃   { _ハ :: ::|  ヽヽ \><二ハ ::: i:} r 、::::: |
       i :: ,{{   /ハ {二辷_{    >,ィてノ`; }ゝ }:: ,'ノ iム ::::: !
       l :: iハ:: { ト、くfて万ャ`    ´ 、`ー 'ソ  ノイ,':: jアj }::: i
       、 {  lヽヽ::::ヽ 、__ノ         ̄` ´ /;:::: ' ノ:::: |
        、  ! i :: 「lハ ,,   ノ       "      //:::: 爪i::::::: |
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.          i i :: i |  ゝ 、   丶     ,.イ/::::::/i:: !:: iヽ::::ハ
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            ', ::、::、   _ノ__ノノ ::/弓   /:: /l i i:::ハ:: ヽ:: ヽ:: \
            ヽ::ヽヽ //  ̄7´{ } __//  ノ>、 ヽ  ヽ:: ヽ ` ー--
ハルヒ、あなたも退屈、退屈って言ってないで私と一緒に水泳頑張りましょう
539名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 22:50:09 ID:t3OYv1pD
>>536
俺は近所のジョーシンのキッズランドで。
540名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 23:47:59 ID:qAUZ3XrU
>>536
ホビストや尼をその時々で使ってる。
店頭で買ったのは古泉だけ(買う予定はなかったが)
541名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 23:50:44 ID:cwBh2iEo
>>539
>>540
サンクス
田舎なんでamazonでチアハルヒと超月刊ポチってきた
542名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 23:57:45 ID:xEYU8/Da
しまった超月刊!
一応明日発売なんだっけ。フラゲしたひとも居るみたいだが。
543名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 23:59:40 ID:B0YDcAb7
544名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 00:28:02 ID:s7m7J1kE
これはいいハルヒ。
545これでいくか:2009/04/10(金) 00:47:11 ID:ob3uZBZ7
4月10日 駅弁の日
日本鉄道構内営業中央会が1993(平成5)年に制定。
4月では駅弁の需要拡大が見込まれる行楽シーズンであり、
「弁当」の「とう」から10日、さらに「4」と「十」を合成すると「弁」に見えることから。
駅弁が日本で初めて売り出されたのは1885(明治18)年7月16日であるが、
7月は季節がら弁当がいたみやすいため、4月に記念日が設定された。

=========================================

ハルヒ「今日のお昼は駅弁にしてみたわ。」
キョン「成る程な。一見手抜きに思われそうだが意外に旨い駅弁となると遠いところの
    名物だったりするから、コレはコレで贅沢だな。」
ハルヒ「まぁ今日は近場の神戸駅の奴なんだけどね。」
キョン「『神戸の和牛ちらし』に『あぶり牛めし』か、どっちも肉ばっかだな。」
ハルヒ「そっちの方が精がつくでしょ。」
キョン「まぁそうだな。じゃぁ頂くか。」
ハルヒ「めしあがれ。」


外野3

国木田「・・・・・・変なこと想像した僕もまだまだだね。」
阪中 「何を想像したかだこの後の運命がきまるのね。」
あしゃくら「しまった〜〜〜〜〜〜」
546名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 00:49:19 ID:ob3uZBZ7
神戸駅じゃなくて山陽新幹線新神戸駅だったorz
547名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 00:51:59 ID:hFZ77npJ
佐々木「変なこと、というのは何かな?国木田。これはなかなかに僕の知的好奇心を刺激してくれそうだ」
国木田「わぁ!佐々木さんなんでここにいるの?」
佐々木「何でだろうね。でも、それを何故、と問うよりも先に、僕の質問に答えてもらおうかな?物事には順序というものがあるわけだ。
それは君もわかってると思うのだがどうだろう?」
国木田「…」
548名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 00:54:34 ID:ob3uZBZ7
お礼を言い忘れてた
>>515氏素晴らしいAAを有難うございます
549名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 01:04:28 ID:8PMQ1s71
>>543
はあああああああああああああああああああ
抱きしめたいよおおおおおおおおおおおおおお
制服スーハースーハーしたいよおおおおおおお
550名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 01:36:05 ID:NIUeI9Tr
>>543は超月刊巻末の絵だな。
巻頭にはアニメ絵のうわなにすwふ3おfbps
551名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 02:43:04 ID:vkebqR/J
さぁハルヒ、寝ようか。
ん?なんだ?まだ寝たくない?
おいおいワガママ言うなよ。俺は明日も仕ご…ちょ、おいや、やめ…
552名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 03:47:19 ID:7qTy6SyE
本格的に過疎ってネタ切れしてきたね…
もうハルヒって完全に落ち目だね…
553名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 06:50:57 ID:kc/PT1yK
もともとグッズ集める性分でもないから
超月刊とりあえずハルヒだけ頼んだわ
個人もいいけどさっさと超月刊ハルキョンが出ないかな
554名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 07:40:04 ID:beQYxdfj
激しく同意
555名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 09:15:36 ID:DPEAI2Hl
>>535
最終決戦で自身の精神「孤高」とハルヒの精神「祝福」によって第三形態となるキョン、
それと同時にBGMが「God knows... (Orche)」に

という展開を想像してしまった
556名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 09:35:38 ID:gPZOp5uW
>>552
産めや増やせばいいじゃないですか
557名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 09:53:01 ID:s7m7J1kE
ペアフィギュアとか出ないものか。
と思ったけど、フィグマとか可動モノならある程度再現できるんだよな。
558名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 10:03:01 ID:g/jplttY
さらにリペ技術や、すげかえ技術を習得すれば敵なしだぜ……
559名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 10:06:39 ID:4A2/YhK+
アニメOPの自転車二人乗りバージョンのフィギュアが欲しいです
560名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 10:34:44 ID:nA3cMbd8
フィグマ用の自転車を入手して自作し、
ここにうpしる!
561名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 13:07:00 ID:Oj5FnZ73
ホビストならねんどやfigmaに合う小物関係も扱ってたな
562名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 14:21:05 ID:NnFF5z11
figmaで消失版が出たら、初登場ハルヒにするんだ…
563名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 15:26:38 ID:L/7mEt9c
ねんぷちを初登場ハルヒに改造してるひとが居たなw
俺もやってみるか。
564名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 18:02:29 ID:sdsjvoQz
>>563
失敗するなよwww
565名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 18:16:21 ID:g/jplttY
ねんぷちならコスト的にチャレンジしてみる価値はあるかもなw
566名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 18:38:22 ID:OINE5gDv
超月刊買ってキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
思ったよりもよかった。そしてなんとハルヒのスリーサイズが……
567名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 18:48:11 ID:pm2lHI7i
ハルヒのスリーサイズだと・・?
今から買いに行くわ
568名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 18:57:15 ID:bPmkF9rR
>>567
載っていないよ。数字では
まあ、だとしたらわかるだろう

で、超月刊を見ていて思ったけど(というか版権見ていて思い出した)
ハルヒの頭につけているのって、カチューシャなの?
リボンなの?
原作ののいぢ絵→リボンっぽさが強い
アニメ絵→版権で、はずしているものがあり、カチューシャにリボンがついていたww

原作は、絵がころころ変わることからも設定がないというからいいとして
アニメは設定あるのかな?
はずしている版権は誰の原画だったか忘れたけど、池田さんじゃなかった気がするから、全体で設定があるか不明だけど・・・

どう思う?
569名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 19:03:09 ID:OINE5gDv
カチューシャだよ。
原作でもロングの髪型のときに着けている。
とはいえリボンはもちろんついてないし、その後もカチューシャの描写はない。
でものいぢセンセーの中では「ハルヒはリボン付きカチューシャ」と脳内で固定されてしまったらしい。
570名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 19:03:29 ID:4+ZdQwL9
ポニテ作り中な版権絵なら池田さんだったはず
571名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 19:03:31 ID:bPmkF9rR
あと追加。

アニメではバニーの耳もどこから生えているんだって状態だったよね
カチューシャかリボンの下から?みたいな

現実的な話、カチューシャって固いものだろうから、さらにその下にバニーの
カチューシャのような物体を入れるのは無理なのでは?
でないとすると、黄色のカチューシャの後ろからだが、バニーのカチューシャが見えない
髪に隠れているだけかもしれんが。ハルヒ髪多いみたいだしwこれも版権見ていて思った

京アニは結構細かいこととか設定しているところだから設定あってもおかしくないと思うんだけど
572名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 19:06:18 ID:bPmkF9rR
>>570
すません・・・今見たら池田さんだった・・・

だとすると、デザインが池田さんだし、京アニの設定もリボンつきカチューシャ
ってことか・・・
 それだと違和感があるところもあるけどねwどう見てもリボンなところとか
新作ではもうちょっと統一してほしいというのが、あくまでも自分個人の希望
573名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 20:10:00 ID:XMxLXt3Q
うさ耳は確かに気になるw
あれ、どういう風になってるのか。
574名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 20:13:16 ID:4A2/YhK+
既製品じゃなくてハルヒ手作りのウサ耳・リボン付きカチューシャだよ
575名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 20:15:09 ID:8eMTbB2u
なあ、超月刊どうだ?
今買おうかどうか結構迷っているんだが、皆の感想を聞きたいな
576名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 20:28:14 ID:2GYIf0Pl
>>575
買わなくて後悔するよ買って後悔する方がいいって言うよね?
577名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 20:42:57 ID:8eMTbB2u
>>576
?で、内容は良いのかい?
ハルヒ満載なんだろ?
578名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 20:48:31 ID:hJR8XtJJ
800円程度で何をそんなに迷ってんだ…
579名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 21:15:06 ID:2GYIf0Pl
いや、俺はぽちったけどまだ届いてない
でもハナハルヒと七夕の絵チラ見した感じだと全く後悔はない
580名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 21:19:30 ID:hC+CL0jQ
俺もまだ届いてないや
描き下ろしまだ見てないから楽しみだ
581名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 21:31:50 ID:UhqorNMi
俺はたったいま買ってきた。が、まだ開けてない。
楽しみはとっておくというか、寝る前ののんびりした時間に見ようと思ってたんだが、気になるのでさっさとあけるか。
582名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 21:54:46 ID:2YBdAfKr
>>578
確かにナ。俺が馬鹿だった。
>>579
それは本当か!

よし、買いに行くぞ
583名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 22:06:20 ID:2GYIf0Pl
ハルヒちゃんで、このスレ待望のアレがキター
584名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 22:11:06 ID:vkebqR/J
4月14日は「オレンジデー」

オレンジの花言葉は「花嫁の喜び」
欧米ではオレンジは多産のシンボルで、新婚のカップルなどに贈られる。これに着目した企業等が、2人の愛を確かなものにし、オレンジやオレンジ色のプレゼントを贈る日としてPRし出した。
(wikiediaより)


ハルキョンでオレンジデー…と妄想してたら、オレンジをポッキーゲームのように端と端でくわえて……なハルキョンしか思い浮かばない。
585名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 22:17:36 ID:9KNaTvA+
超月刊欲しいけど表紙はいまいち気に入らないなあ・・・
586名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 22:20:41 ID:beQYxdfj
なぜハルヒだけ表紙が雑誌風なんだろう…?
可愛いから許すけどな!
587名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 22:52:18 ID:t/YsDUBE
ついにきたぜ!

「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」第17話
http://www.youtube.com/watch?v=D8FIsPyMLwc&fmt=18
「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」第18話
http://www.youtube.com/watch?v=GJDZ50Gyiq4&fmt=18
「にょろーん☆ちゅるやさん」そのきゅうっ
http://www.youtube.com/watch?v=BUJPAw-jLz8&fmt=18
588名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 23:01:19 ID:MEo4J0Nu
今回のハルヒちゃんがすごく夫婦漫才だった件
589名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 23:13:02 ID:1JvJZBkp
17話のあのやりとりにニヤニヤ!
18話の私服ハルヒちゃんかわゆす!
590名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 23:16:44 ID:SrGI1Zmm
18話のリアル頭身ハルヒカワユス(*´Д`)ハァハァ
591名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 23:26:01 ID:TxtHZ7cn
絶対領域厳守! (*´ー`)
592名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 23:26:05 ID:4A2/YhK+
夫婦漫才だしリアル頭身だしネタもタイムリーだし言うことないな
593名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 23:32:25 ID:beQYxdfj
父さんだ!の言い方が良い意味で予想斜め上だった。
あとリアル等身のハルキョン、あれ反則。不覚にもかなり萌えてしまったじゃまいか
594名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 23:34:01 ID:L/7mEt9c
あのシーンはヤバいなw
かなりキたぜ
595名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 23:34:38 ID:bvqdFpzu
わさわさハルヒかわいいです
596名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/10(金) 23:47:49 ID:7JujNChw
意味がわからないとツンデレなキョンを殴りたくもなるw
597名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 00:08:11 ID:H/MxKRVE
新川さんも出てるし、豪華な回だったな。
タクシーの回転が凄すぎるw
598名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 00:35:12 ID:y3KJt4Kt
私服ハルヒが想像以上によかったぜ……
599名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 01:38:50 ID:hmzwHpmj
ハルヒちゃん、なかなか楽しめた。
ってか皆が見たかった話が声入り+リアル等身。
いい夢見れそうだ

>>584
・・・これで話を作るのか・・・
600名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 06:56:54 ID:7HtCLlHT
オレンジといえばハルヒの下g(以下キョンの検閲により削除されました)
601名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 09:07:20 ID:mBqu8OUZ
ここよりアンチスレの方がコイツのことちゃんと語ってるな
通りで過疎ってる訳か
602名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 10:22:45 ID:doSrCwqM
「今日はみんなで全力で走るわよ!全力で!」
「待て。その全力で、ってのが意味がわからん。てか何故2度も言う」
「大事なことだからに決まってるじゃないの!」
「どの辺が大事なのかが全くわからん」
「はぁ…これだからキョンは…」
「そのデキの悪い息子を見るような目はやめい」

(中略)

「で?何で全力で走るんだ?」
「オレンジデーだからよ!」
「…お前の考えることが全くわからんのは今に始まったことじゃないが…」
「あんたコー○ギア○も知らないわけ?」

…全く別のオレンジが浮かんだ俺は死んでよし
603名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 11:03:06 ID:y3KJt4Kt
お前は俺か。
604名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 11:50:21 ID:okt3lNMT
そういえば全力オレンジってあったな。忘れてたわw
605名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 12:10:01 ID:u5/t01yC
ハルヒにはオレンジが似合うぜ!
606名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 12:51:05 ID:R63f0/R5
赤だろ
607名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 13:47:32 ID:woZVE/fp
今年の4月14日は火曜日だからな。
ハルヒ的には赤でポニテ。
赤いカチューシャつけてポニテにして>>584の展開をしてるハルキョンが俺には見えるぞ。
608名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 14:12:52 ID:3zNS7yLL
ハルヒちゃんタイムリーなネタが来たな。
時間飛んじゃうけどエイプリルフールネタくるかなw
609名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 15:20:33 ID:+josHuX+
ついさっきのことなんだが
待ち合わせせてたんで、電車に乗って行ったんよ。一両編成でワンマンって奴。どんだけ田舎やねんって感じの。
で、終点の駅で降りたんだけど、なんか駅前にスゲー人が集まってるの。ありえないぐらい。ウジャウジャいる。邪魔だお前ら、どけよ。
その人ごみの中に結構な数で水色のセーラー着て頭に黄色のリボンカチューシャつけた女子どもがいたわけ。気のせいか男も一部混じってたような。
そいつら皆、手には超月刊ハルヒを持ってやがる。しかも甲高い声でキャーキャーギャーギャー叫ぶのよ。うるせー!
何でも、あと一時間ほどで始まるんだってさ。「あの人来るかな〜?」とか「気絶しちゃうかも」とか話してるし。
これってどういうこと?こんな辺鄙な駅前でハルヒ祭りかよ?オメデタイな!
ふと手元を見ると俺も超月刊を持ってた。目茶目茶恥ずかしくなって服の中に押し込んで隠した。俺もキンモー☆連中の仲間入りかよ!
それで、目の前の松の木に、コアラみたいな哺乳類と、30センチぐらいある巨大な蛾みたいなのがとまってて
コアラが口の中から白っぽいゼリービーンズみたいなのを吐き出してるのを蛾が必死で食ってた。グロはやめろってば。誰か助けてくれ!



呼び鈴が鳴った。目が覚めた。
ああ、さっきのは夢だったんか。まあ助かった。
玄関でたらアマゾンのダンボール持ったおっちゃんだった。ありがとうおっちゃん。
というわけで今日届いた超月刊ハルヒ、マジでお勧め!超月刊みくるもよろしくな!
610名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 15:57:41 ID:hmzwHpmj
今の時期ってハルキョンは席が前後ってだけで
特に接点がある時期でもなかったんだよな

全てはGW明けのお団子頭と水色のリボンか・・・

結構ハルヒの髪型とかはポニテ+黄色のカチューシャが鉄板だが
お団子頭とか他の色のリボンやカチューシャも良いかもな
611名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 16:00:44 ID:3zNS7yLL
おまいさんのテンションにさぞおっちゃんも驚いたことだろうなw

中学生ハルヒカワユス(^・^)
612名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 16:31:18 ID:78Yk9gy+
お団子は俺も好きだ。
613名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 16:37:55 ID:u5/t01yC
ツインテールもいいよな
614名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 16:53:05 ID:O8zyHS5B
中学生ハルヒもいいよなっ(いい笑顔で)
615名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 16:55:09 ID:rCtBAJU5
>>608
ハルヒはでてこんがあれはいいハルヒちゃん
文例「好きだ」「愛してる」「結婚しよう」行動例「キスで黙らせる」だったかw
ハルヒちゃんはいい方向にフィルター解除されてて大好きだ!

関係ないしスレ違いだがあの黒板の字って古泉が書いたにしては綺麗だよな。彼は字汚い設定があったような…?
616名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 17:16:12 ID:w09qK2fX
                    亠ァ厂|        `':,;..:..:.';.     ;'..:..:.,:'
                       ‐个 兀          `:;:.::.':.,   ,':.::.:,:'
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_/ ヾ ヽ、 Y ァ ヾイ    /{ { ヽ、ト、  \    ノ    .。 ゚ (⌒⌒ー-く ノノ,!j
 {.   \ Y巛〈  {  .ト{\ヽ',  メ __\  }  /      。 `〜<ヾヾ、,`⌒ 〜
_, ヘ、  ヾ{ ヾト、  ゝ  |"ひ)  \  イびゞ \ ヽ-            〉〉ノ `厂丁`
   \  \  ヽ、 ノ  ト、"´,.     ー ノ ///\'' ´      ////  ノ
─〜 ⌒ヽ、  \  /.  {   ゝ     /  レ//  }    _,,ノ,〆   /
    __,, へ、  {   ヽ  ヽ⌒>  /    レ´TT-‐‐ ''´     _ - ´  /
 ̄ ̄      \  V{   \ └ ´  / ,.イ/  /    _, -〜< -一 ブ
          ヽ、 .^ヽ   >ー┬|/  ! ,.イノ─ ´ ̄    _ -一 ´
617名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 18:32:53 ID:78Yk9gy+
キスで黙らせる……だと?
ちょっと立ち読みに逝ってくるッ!!
618名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 18:40:52 ID:vgSe+XM9
>>617にJOJOオタに共通の癖を発見したぜッ!
619名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 18:51:19 ID:H/MxKRVE
そこに痺れるっ!あこがれるっ!
620名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 20:06:20 ID:zGZe0niL
>>615
彼は、汚いんじゃなくて、意外と投げやり、じゃなかったっけ?
621名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 20:19:23 ID:O0v8kaRx
荒野を行くRPGかもしれないッ!

キョン「俺はこのままハルヒに秘密にしてやっていっていいのか?」
キョン「いや……本気で選んだ選択なら後悔はしないッ!」
622名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 20:21:07 ID:rCtBAJU5
>>620
笹の葉によると「意外にも乱暴な筆致」って書いてあった。汚い訳じゃなかったのな。

並列ってやった人間とやってない人間とで感想(?)がはっきり分かれるな。もちろんやった自分は自信を持って推薦できる。
まあ、どんなに酷い出来でも本当に好きな自分みたいなやつならプレイするだろうが。

ひとつ言いたいのは、戸惑のイベント数が何故長門>みくる>ハルヒ=古泉なんだ!
ハルヒはメインヒロインだぞ!!
623名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 20:37:14 ID:BX7WX3lV
ほんの数個の違いじゃん。イベント絵は確かハルヒの方が多いはずだし
それに戸惑いのイベントはニヤニヤ出来るのが多いから好きだ
624名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 21:05:32 ID:O0v8kaRx
個人的には並列はかなりオススメ出来る一品。
625華菜ちゃん!:2009/04/11(土) 21:14:56 ID:4Rd7EPoF
     /|        /巨人ファンヽ|  //ヘ  ,ィ
     | \      /         〃 ヽ  / /
     ヽ  `ー‐'´  ,  '´ ̄ ̄ ̄`ヽ、r‐、ヽ/ / /)
        >     /,  '´丁 ̄|``ヽ、_{  |__〃 /
    /       //     |  ll   ヽ `Y^Y )∠ ,
    /      / |  ||   |入 ヽ   ヽヽノ‐く__ノ
  /  〃    / |  lメ    |′l≧ヾニフ \_ノ
  / //    /   || X/\  ヽ   _ノ::::}}<  \!      〃
  | / /     |  _レ彳 _ノヽ`ー`  _):::j|  レT┬ヽ、__ノ/  
  |/  |   ‖  |二! ヽ::::!     `┴'″ y' /     /  
    l     ハ.  | `、 ヾソ '   __  r‐' \ `==イ 
     ヽ   |ヽヽ 「ヽ」 ̄ \ ̄  / /|___`フ ̄  <私は雨竜華菜ちゃん!巨人は本当に最強!!!!
      \| ヽヽヽ `丶、  \/ /             涼宮ハルヒや竜宮レナより私のほうが魅力あるぜ!!
                 `TT ‐イ /       いやだったらハルヒは死ね!
               /\ V /\
              /  \/  \
            /|  /\  | \ 
           / |       |  \
          O   |       |   O
626名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 22:33:48 ID:8E2wHjGc
超月刊届いたぜ。
遅れて参加した上に普段アニメ雑誌など買わない自分には、
転載jpgでしか見たことないような絵ばかりで既出とはいっても新鮮だ。

んで、書き下ろしは確かに良い。
二期でも絶対にこのシーンが来るかと思うとwktkだな。
627名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 22:58:01 ID:O8zyHS5B
今から中学ハルヒを愛でる練習をしないとなw
628みくるちゃん:2009/04/11(土) 22:59:41 ID:pFLBht/+
俺っちの学校にみくるそっくりの娘がいます!
629名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 23:00:18 ID:8E2wHjGc
小さいハルヒが
あれしなさい、キョン
これしなさい、キョン
だぜ
可愛くないわけがない

まあ名前は呼ばないんだけどイメージってやつさ
630名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 23:21:37 ID:O8zyHS5B
想像しただけで悶絶級のカワユサだ……
631名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 23:50:44 ID:O8zyHS5B
よしっ!
10分中学ハルヒ!
632名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 23:51:09 ID:BX7WX3lV
ss
633名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 00:06:45 ID:TpZbXFtz
何時の時代でも次元でも幼稚園でも小学生でも中学でも高校でも大学でも
社会人でも夫婦でもハルヒはキョンの嫁
634名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 00:09:53 ID:xKNOtoys
気が付いたら猫になっていたのでのんびりと日なたぼっこするキョンと
そんなキョンのあごを撫でたりお腹をモフモフしたりするハルヒ
635名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 03:12:07 ID:yb5rrQN3
>>633
夫婦な時点でそりゃ嫁だろ
636名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 03:42:31 ID:yJFWJCc/
俺もハルヒをもふもふしたいぜ……
637名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 04:08:31 ID:FBSTS11e
14pにロシアハルヒ
15pに中華ハルヒ
638名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 04:27:00 ID:kTQzqDIy
思ったんだがハルヒの人気ってハルキョン前提なのかな?
たとえば、ルイズは俺の嫁ってのに比べて、ハルヒは俺の嫁ってのはあんま聞かない。
そういう対象には長門がいるからか?
639名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 04:38:32 ID:wa2OozoQ
ハルヒがすき
幸せそうなハルヒがすき
ハルヒが幸せなのはキョンといるとき
結果ハルキョン、なきがする。
第三者ポジション。

長門の場合は
俺(キョン)の嫁
ってかんじで、キョンに感情移入してる感じ。
640名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 06:37:40 ID:4HG5NZJX
>>638
ボーイミーツガール大好きな俺はカップルの間に自分を割り込ませようなんて考えない。
ハルヒとキョンが二人で幸せになることが最高だな。

同様の例としては宗介とかなめでもいいし、トンボとキキでもいいし、ギルバートとアンでもいいが
とにかくお前等はおまいらはさっさと幸せになるがよいよ。
641名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 07:40:21 ID:TDK6jJeq
642名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 10:29:21 ID:yb5rrQN3
>>641
なんだこれは
しかしいろいろやってんのにハルヒが代表作か…
643名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 11:58:21 ID:VwKBKm4b
ハルヒに似た声出せるだけの人には興味ありません
644名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 12:19:31 ID:yJFWJCc/
>>640
うむ。そんな二人をにやにやするのが至上の楽しみ。
だがあえて言おう! ハルヒは俺の嫁!そしてキョンはハルヒの嫁!
645名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 12:24:30 ID:1sNUkXYW
俺もハルヒを嫁にしたい
真面目に好きだ、二次元なのに
646名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 12:40:55 ID:eNK0WZlk
西屋のハルヒはなんかえろい気がする今日この頃。
超月刊、なかなかイイモノだ。
647名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 12:52:24 ID:FKMpc3mY
>>644
俺も2次元ではハルヒが一番好きだが、
自分の嫁なんて考えたこと一度も無かった
ずっとキョンの嫁だとしか思ってなかったぜ…
648名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 13:00:38 ID:G4Uecqfa
確かに……ハルキョンは俺の嫁だとばかり思ってたぜ
649名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 13:04:22 ID:tLdmf327
最近ハルヒのファンになったものです!
いきなり質問なんですけどハルヒってキョンに顔面殴られたって本当ですか?!
信じられないです><
650名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 13:08:03 ID:INnUcZAT
今日もイイ天気だからハルヒといっしょにハイキングに行ってくる!
651名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 13:42:08 ID:JtVICfvj
たまにはドライブってのも悪くは無いわね!
652名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 13:44:50 ID:b2k6DfLd
ハルヒは麦わら帽子に白いワンピースを着ている。
まぶしいハルヒの笑顔を直視出来ないキョン。
そしてふたりは自転車に二人乗りして港の見える公園へ。
お昼にはハルヒお手製のお弁当をふたりで食べ…
いつしかハルヒの膝枕で寝てしまったキョン。
気がつくと夕方だったので、これ幸いといちゃいちゃちゅっちゅっ
653名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 14:16:10 ID:TpZbXFtz
ハルヒはキョンの嫁

此処は基本だ
654名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 14:23:39 ID:gDRjVqsy
ハルヒとのんびりと意味も無くブラブラと街中を散歩したいぜ…
キョンとハルヒみたいに色気のない会話をしながら散策なんで最高じゃないか。
655SSハルヒと親父 外伝 ― できちゃった (1/3):2009/04/12(日) 16:13:29 ID:j216eCSw
親 父:できたって何が?
ハルヒ:子供よ!
親 父:どこの?だれの?
あたしとキョンの、に決まってるでしょ、バカ親父!
親 父:おまえらが最初にうちに来たのが×月×日だろ。ちょっと待て、計算が合わん。
ハル母:お父さん、それは計算が合わないというより、前提が少し違うと思うわ。
ハルヒ:これからはあたしたちだって親なんだから、親ってだけで威張らないでよね。
親 父:母さん、こいつの言う理屈も変だと思わないか?
後で話しておくわ。本題に戻りましょう。
親 父:いいとも。で、おまえら、これからどうするんだ?
ハルヒ:一人っ子だとさびしいから、男女同じ数がいいわね。がんばるから、あんたもがんばりなさい、キョン!
親 父:母さん、こいつ、大丈夫か?
ハル母:お産は大変だから、ハイになる脳内物質が出るそうだけど。
親 父:おいおい、手に負えんぞ。キョン、おまえはどうなんだ?
キョン:ええ、ほんとに手がつけられなくて。
ハルヒ:キョン、あんたはだまってなさい!
親 父:やれやれ、母さん。バカップルが、単なるバカのカップルになっちまった。
ハル母:まあ、おめでたいことですから。
親 父:まったく、めでたい連中だよ。
ハルヒ:なによ、別に悪いことした訳じゃないわ!
親 父:ったく、「いいこと」ばっかりしやがって。
ハル母:お父さん、一度、二組に分かれませんか?
親 父:そうしてくれ。キョンと話もできん。


ハルヒ:母さん、あたし絶対に産むからね!
ハル母:そうね。で、SOS団のみんなには言ったの?
ハルヒ:……まだ。
ハル母:あらあら。
ハルヒ:だって……。
ハル母:ハル、子供を産むのは大変な仕事よ。でも育てる方はもっと大変。母さんは、とくにいろんな人に助けてもらってあなたを育てたけれど、人は人の間で大きくなっていくの。みんながお祝いも言えないというのは、母さん感心しないわ。
ハルヒ:うん……。
ハル母:ちっちゃいお式する?家族とSOS団のみんなで。近くの教会で式やって、あとはちょっとしたパーティね。
ハルヒ:うん。
ハル母:あとは、赤ちゃんが産まれた後の生活ね。住むところはともかく、進学やめて働くとか、キョン君なら言いだしかねないわね。
ハルヒ:そんなのダメよ! あいつ、バカなんだから、もっと勉強しないと。自分だけが責任とるとか、勘違いもはだはだしいわ!
ハル母:ハルはどうするの?
ハルヒ:あたしは……。
ハル母:そういうことを、キョン君とちゃんと話し合ってね。わたしたちは力は貸せるけど、借りるあなたたちが方向を決めないと何もできないの。
ハルヒ:うん。
ハル母:私からは、とりあえずこんなところかしら。キョン君がお父さんにいじめられてないか、見ていらっしゃい。


親 父:付き合うまでは随分かかったのに、付き合ってからはいやに早いじゃねえか。
キョン:すいません。歯止めが無くなったというか、なんというか。
親 父:娘の色香に惑いやがって。
キョン:すいません。
親 父:脛かじる身だろ、避妊くらいしろよ。
ハルヒ:大きなお世話よ! 
おいおい、もう戻って来やがった。
ハルヒ:別に計算間違いじゃないわ。むしろ狙い打ちよ!というより、ほんとは絨毯爆撃よ!
656SSハルヒと親父 外伝 ― できちゃった (2/3):2009/04/12(日) 16:15:40 ID:j216eCSw
キョンが「なか」にいなかった日なんて数えるほどしかなかったもの。 
親 父:何言ってんだ、こいつ? こんなの投下していいのか? 中学生だって読んでるんだぞ。
ハルヒ:キョン、こっちの話はついたわよ! さっさと終わらせなさい! 親父、キョンをいじめるなら、あたしが相手よ。
親 父:まあ、いいや。おまえも座れ。くっつくな。空気読んで、ちょっとは離れろよ。
ハルヒ:やだ。
親 父:やれやれ。こんな役回り、俺だって嫌なんだぞ。
ハルキョン:・・・。
親 父:でだ、おまえら高校生だろ。実際、どうしてくつもりだ?
ハルキョン:・・・。
親 父:世間体みたいなのは、この際、うっちゃるにしてもだ。おまえらの高校、託児所があるほど進んでないだろ?
ハルキョン:・・・。
親 父:おいおい、黙るなよ。なんだかおれがいじめてるみたいじゃないか。ハルヒからキョンに言いたいことはないのか?
ハルヒ:あるわ。キョン、あんたは大学に行きなさい。バイトとか就職とかお金の問題とかはとりあえず考えなくていいから。
キョン:そういう訳にはいかんだろ。心配すんな。おまえともうひとりの食いぶちぐらい、なんとかなる。
ハルヒ:あまい。カレーの王子さまもびっくりの大甘よ。いくら心がけが殊勝でもね、浮かばれるとはかぎらないのが現代社会なの。
キョン:カレーの王子さまがでてきた時点でびっくりだ。ハルヒ、だったら、おまえはどうするつもりなんだ?
ハルヒ:しばらくは出産と育児を再優先するわ。それから、できるようになったときに、借りは返すわよ。だから当分の間、たくさんの人の手と助けを借りるつもりよ。迷惑もかけるし、厄介にもなるわ。もちろん、キョン、あんたのも含めてね。
キョン:学校はどうするんだ?
ハルヒ:高校も育児休暇があればいいんだけどね。行けるだけは行って、お産近くなったら、後は休学でも中退でもどっちでもいいわよ。大検受けて入学資格ができたら、1年遅れであんたがいる大学に入るわ。これで完璧ね。
キョン:ハルヒ、お前他にやりたいことはないのか?
ハルヒ:何をいまさら。あたしがやりたいことはあんたの嫁になること、あんたと一緒に暮らすことよ。やってみて、他にもやりたいことが見つかったら、そのときやればいいわ。簡単なことじゃない。それより、あんたはしたいことないの?
キョン:……特にないぞ。というか、言葉にすると、ほとんどお前と同じになる。
親 父:はあ。三者面談とか、おまえらどうやり過ごしたんだ?
ハルヒ:あたしはやり過ごしてなんかないわ。第1希望から第3希望まで、ぜんぶ「キョンの嫁」って書いたもの。
親 父:はー。キョン、おまえさんは?
キョン:はあ。偏差値的になんとかなりそうなレベルよりちょっと上の大学で、なんかつぶしが効きそうな学部を、適当に。
ハルヒ:困ったものね。
親 父:お前が言うな。


親 父:あー、おまえらにその気があるんならな、バイトくらいは紹介してやる。
親 父:ハルヒはとりあえず在宅な。スポーツ番組の字幕翻訳くらいなら、なんとかこなせるだろ。くれぐれも言っとくがスポーツのルールはつくるな、覚えろ。
あとは、うちと、キョンのところの、家事手伝いな。今はとても嫁に出せるレベルじゃない。迷惑かけるだろうが仕込んでもらえ。ちゃんと二人で行って頼むんだぞ。
親 父:キョンには、そうだな、足と口を使うような仕事を探しとく。おまえさんは、なんのかんの言って、なんでもやっちまいそうだがな。
ハルヒ:えらく評価が違うじゃないの。
親 父:ひいきはどっちもしてないぞ。タイプの違いってやつだ。たとえばハルヒに仕事を頼んだとする。おまえは「完璧」な、言いかえれば自分が満足できるレベルの成果を持ってこようとするだろ。
一方、キョンに仕事を頼んだとする。こいつは今の状況や制約条件、無論使える時間やなにかも含めてだ、その状況の中で出せる、相手にとって一番ましな結果を持ってこようとするだろう。まあ、そういったことだ。
657SSハルヒと親父 外伝 ― できちゃった (3/3):2009/04/12(日) 16:16:38 ID:j216eCSw
ハルヒ:ちっとも悪くないわ。キョンがいるもの。
親 父:やれやれ。ツンデレにそこまで切れられちゃ、お手上げだ。


ハル母:なるほど、家事を、ね。
ハルヒ:うん。
ハル母:どっちかっていうと、うちの主婦はハルって感じがするけど。
ハルヒ:親父にはレベル低いって言われたわ。
ハル母:そうねえ。いま、「うちの主婦はハル」って言ったけど、じゃあ母さんは何だと思う?
ハルヒ:え? えーと、なんだろう?
ハル母:母さんはね、女主人なの(笑)。
ハルヒ:えーっ?
ハル母:その違いは、ゆっくりとね。さて、家事といってもいろいろあるけれど、じゃあ、まずキョン君の好物でもつくりましょうか。
ハルヒ:うん!それならね、@@でしょ、@@でしょ、@@でしょ、それから・・・
ハル母:ストップ。ハルは毎日キョン君のお弁当を作ってるでしょ?
ハルヒ:うん。
ハル母:最初は横から食べたり、キョン君のお母さんに教わったりして、作り方とか味付けとか覚えたのよね。
ハルヒ:うん、そうよ。
ハル母:でも、それはハルヒの味じゃないわね。
ハルヒ:え、でも。
ハル母:キョン君はやさしいから何作っても「おいしい」って言ってくれない?
ハルヒ:うん。でも食いつきが全然違うというか、本当に好きなものは食べているのを見れば分かるわ。
ハル母:そうね。……うちのお父さんは実家をケンカして飛び出してきたような人だから、最初ずっとね、母さん、お手本がなかったの。どうしたと思う?
ハルヒ:……。
ハル母:ふたりで、うちの味を作ったのよ。母さんも一生懸命工夫したし、お父さんも脂肪肝になるくらい食べてくれた。お父さんも「まずい」って絶対言わない人だから、最初は苦労したわ。
……レストランのシェフは、自分が絶対においしいと思うものを出すべきね。お客さんはわざわざその店を、そのシェフを選んでやって来て、お金を払ってくれるのだから。でも、私たちは、相手がおいしいと思うものを作りたいとは思わない?
ハルヒ:うん。


親 父:という訳で、おれはじじいになる。おまえが親父だぞ、キョン。
親 父:そうだ、これを渡しとこう。

 腕章だった。バカ親父と書いてあって、バカのところを×で消して「ただの」と書き加えられている。

親 父:今日からお前のもんだ。
キョン:そんなのいつ作ったんですか?
親 父:いまさっき。
キョン:そっちのは?
親 父:ああ、俺用だ。
キョン:「超親父」と、真新しい腕章には書いてあった。
親 父:あの、じじい、では?
キョン:よくみろ。

 「超親父」の上には小さな文字で「じじい」とふりがなが振ってあった。

=おしまい=
毎度すみません。親父書きです。
656と657の間に、次のを入れ落としました。
心の中で補完願います。


---------
ハルヒ:なんか納得いかないわ。
親 父:うちで言えば、母さんがハルヒのタイプ、俺がキョンのタイプだな。
ハルヒ:ますます納得いかない。母さんの方はわかるけど。
親 父:なぜかというとだ、おれは本来自分が面白ければなんでもいい人間だが、母さん限定で相手の満足を考える。娘相手には地まるだしで対応する。うまれた時代が悪かったな。
659名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 16:32:31 ID:wWGdEt1J
過疎り気味みたいだからお題を投下しようかな〜と思ってたら親父シリーズが…。
GJだ!
キョンにとって超親父なら産まれてくる子供からは超じじいかw
あいかわらず面白いおやじだ。
660YUKI NAGATO>:2009/04/12(日) 16:37:02 ID:oUIKa+NX
http://r16.bannch.com/bs/bbs/254770
涼宮ハルヒ専門の場所・・・
661キョン:2009/04/12(日) 16:46:49 ID:oUIKa+NX
662名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 16:52:52 ID:WeTq83aB
ツン

キョン「ハルヒ、似合ってるぞ。」

ハルヒ「やめてよキョン。セクハラよ。」


ハルヒ「こぉぉぉの、エロキョンがぁぁ!」

キョン「お前なんかにぃぃ!」

デレ

キョン「あ、お風呂入んない?一緒に。」

ハルヒ「はぁ!?ちょっとなに言ってんのよエロキョン(///)」


ハルヒ「なんでキョンはSOS団にいてくれるの?」

キョン「やれやれ、今更」(さりげなく近づく)
    「訊かれるとは・・・」(抱き寄せる)
    「思わなかったぜ。」(ここでキs→禁則事項です)

    がららっ

谷口「うぃーす。WAWAWA忘れもn、うおわ!」
   「・・・」
   「すまん、ごゆっくRYYYYYYYYYYYYY!!」


ガンダムNEXTのアカツキ紹介ページを見てこんな電波を受信した。
663名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 17:37:51 ID:gDRjVqsy
>>658
GJ! ておいこらwwww

>>662
なぜだろう? コスパのCMが脳裏をよぎった
664名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 17:45:18 ID:INnUcZAT
ハルヒの新居のために掃除をしてやるぜ
665名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 17:56:29 ID:tLdmf327
649です
質問に追記しますけど糞女と言われたのも本当ですか?
気になって夜も眠れません><
666名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 18:06:36 ID:McHYcZlE
コスパ吹いたw

キョン「……ん、長門?そんなとこで何やってるんだ?」
ハルヒ「引っかかったわね!キョン!」
キョン「うわあ!ハルヒ!」
667名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 18:22:47 ID:EpJj9Y6m
休日仲良く並んで歩いてるハルキョンを
魚屋に買い物に来たおばちゃんの「あらあらうふふ」目線で暖かく見守りたいですよね
668名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 19:35:46 ID:V53/HiNp
チアハルヒと超月刊届いたw
これでチアハルヒを眺めながらニヤニヤ出来るぜw
669名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 19:42:57 ID:yb5rrQN3
超月刊購入。
しかし公式でもハルキョンは確定なんだな。読んで思った。つか少しは自重しろよ、超月刊編集した人間。
でも個人的にはものすごくニヤニヤできたからまあいいか。
670名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 19:53:51 ID:b2k6DfLd
>>657
>スポーツのルールはつくるな、覚えろ。
吹いたw

>>669
な、なんだと?!
超月刊ハルヒは既出絵多いと聞いてスルーしようと思ってたんだが…。
ハルキョン成分多いのか?だったら買おうかな。
671名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 20:04:27 ID:hnxBD+IP
まあ、別にハルキョンな絵があるとかそういうんじゃないけどな
記事がハルヒという作品を
基本的にハルヒとキョンの関係を軸にとらえているということを
>>669は言いたいのだろう
672名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 20:36:45 ID:wa2OozoQ
え、それ以外の軸のとらえ方があるのか?!
673名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 20:38:32 ID:X/bZ+Wan
例えば俺のハルヒに対する熱き想いとかあるかもしれないぞ。
674名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 22:13:51 ID:vi+G1psU
超月刊ハルヒ。50ページで約800円。
高いと見るか安いと見るかは人それぞれといったところだな。
学生にはちと高いかもだが、値段など細かいことは気にするな。
675名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 22:18:35 ID:SG4rEr/O
>>671
うつ病:(親の死など)明確な原因があるもの
うつ状態:正当な理由もやむをえない事情もなく「ひとりでに」起こるもの

なので、「うつ病は甘え」は正確に言うと「うつ状態は甘え」という事になる。
後者の人たちの薬自慢や鬱アピールがキツいので2ちゃんだとほんとうに苦しんでいる人まで甘え扱いされているけど、
前者の人は厚生労働省も認めるれっきとした病気。
薬をキッチリ飲んで休養(後者の人が鬱を口実にサボっているのは単なる怠けだがほんとうにうつ病の人はこれが中々できない)を取れば必ず治る。
676名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 22:57:18 ID:qUKaRyz6
誤爆?
677名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 23:01:00 ID:wESSneQ4
「爆」
という文字だけでなぜかボンバーマンしてるSOS団が見えたw
678名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 23:16:12 ID:xKNOtoys
スーパーボンバーマン2の対戦ステージ11・12を手連打で出現させるハルヒとキョン
どちらの連打が上かハイパーオリンピックで対決する二人
679名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/12(日) 23:51:45 ID:wESSneQ4
ハルヒは連打速そうだw
680名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 00:08:57 ID:Yu59Wgdo
「キョン、あんたには負けないわ。なんたってこっちには、超必殺スーパーウルトラブレイブジャスティススパイラル連打があるんだからね!」
「ふっ、悪いが俺をなめてもらっちゃ困る。ハルヒ、俺とお前じゃやりこみの量が違うんだよ!」

「涼宮さんたち、たのしそうですねぇ…」
「なんとも平和な光景じゃないですか」
「………」
681名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 00:54:08 ID:ZrX2Nfty
せがれいじりのブラックホールを抜け出す連打力をもって乱入する長門
682名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 01:26:54 ID:JasOGWTO
なんか馬鹿馬鹿しいネタが浮かんだ

ハルキョンが幼馴染で家も隣同士で赤ちゃんの頃から一緒で
幼稚園・小学校・中学校・そして高校とクラスもずっと一緒で
尚且つ恋人同士で

・・・疲れてるんだな。ゆっくり休もう
683名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 01:49:46 ID:9blQuEv4
ふと朝目覚めるとハルヒがお隣さんであったというわけかw
684名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 06:52:07 ID:lrqIa5aX
キョン「そんな本当の歴史を取り戻すために、俺は戦う!」
685名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 08:35:41 ID:Ztq9/NLX
キョン「オレの戦いはこれからだ!」
686名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 08:52:10 ID:+OOuwcYW
谷口「ナンパ行こうぜナンパ!」
キョン「これから戦いがはじまるわけだな谷口」

ハルヒ「キョ〜〜〜ンンン!!!」
キョン「ひぃっ!」
687名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 13:02:36 ID:9AZcaXWH
文化祭で谷口とナンパするのを断ったキョンのイイワケを見るたびにニヤニヤする俺
688名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 16:27:57 ID:9blQuEv4
あの言い訳読むたびに「お前自覚してるだろ」と突っ込みたくなるw
689名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 16:37:37 ID:8r43Awp8
そういえばキョンの親御さんも妹ちゃんと一緒に文化祭に来てたんだよな。
さすがにハチあわすことは無かったのかなw
690名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 16:56:17 ID:8mv+Oa/e
それどころじゃなかったしなw
691名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 18:08:57 ID:5FDB3lX1
二年目はホントにSOS団バンドを結成するのかな。
なんか別のことしてそうな気もする。彫刻彫って展示とか。
692名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 19:30:05 ID:Yu59Wgdo
親御さんと妹ちゃんが来たのはライブアライブの翌日じゃなかったか?
なんだかんだありそうだからさー、って。
693名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 19:44:22 ID:+D1aLWC1
キョン「彫刻もやる、バンドもやる。両方やらなくっちゃあいけないのがSOS団の辛いところだな。覚悟は出来てるか?俺は出来てる」
694名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 20:03:11 ID:u8BIxIy0
みんなサウンドアラウンドはスルーしてるんかな?
695名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 20:23:04 ID:+D1aLWC1
あれは色んな意味でゲームよりも原作準拠じゃないのが辛い。
嫌いじゃないんだが。
696名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 20:32:37 ID:Yu59Wgdo
しかしハルヒは何を思ってFirst Good-Byeを書いたんだろう…未だに気にはなっている。

>>694-695
まあドラマCDだし未聴の奴もいるんでわ
697名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 20:38:27 ID:ZFYf77u7
買ったよ。
平野さんの一人五役が面白いよね。
まあ歌以外はせいぜいファンアイテムだけど。
698名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 20:40:37 ID:Q6l0XsjW
卒業ライブをオトモダチ(SOS団)と一緒に行ってしまったからなぁ(´Д`)
699名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 20:49:06 ID:Yu59Wgdo
>>697
キョンのモノローグはそのまま、そしてみくるに違和感ないのに吹いたなあ
700名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 22:16:26 ID:8mv+Oa/e
>>698
今度は大学デビューライブがあるかもしれないッ!
701名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 22:25:46 ID:gHIDsOSD
谷口「ナンパしようぜナンパ!」
キョン「ハルヒ、俺と一緒に・・」
谷口「ごゆっくり〜!」
702名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 22:28:34 ID:27Plz2/g
ある意味ナンパなのかw
703名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 22:32:31 ID:ZFYf77u7
一人もナンパできなかったキョン
罰ゲームで池に落とされようとした時
和服に身を包んだ美しい人妻が颯爽と現れる
704名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 22:36:43 ID:V/WKVxyv
なぜだろう、またしてもコスパのCMが脳裏をよぎった
705名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 22:52:25 ID:wENkfZZO
>>703
ふんもっふ!
706名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 23:02:42 ID:QSLXN9KX
ぽに〜っ!
707名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 23:07:11 ID:ZrX2Nfty
強化着ぐるみを着て爆発するパイナップルをポイポイ投げるSOS団か
708名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 23:48:40 ID:wZe4QjO+
ハルヒの育成ゲームが発売され、整理券待ちの行列の中にお互いを発見するキョンと親父
709名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 23:54:41 ID:QSLXN9KX
SOSプリンセスメーカーw
710名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/13(月) 23:57:49 ID:qa3TQhHn
そのゲーム発売されたら買うぞ。
711名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 00:12:48 ID:nB7BLdAJ
>>696
俺もあの歌をハルヒが書いたってのが少し引っ掛る
SOS団の仲間を見て書いた歌詞なんだろ

ただ、何も考えなければあれは歌詞も曲もものすごくいい歌だ
712名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 00:18:38 ID:NxCbAb7l
そうか、キョンの育成ゲーム、という発想もありか(商品化は難しい気もするが)。

誰が並ぶのか、並ばせるのか、いろいろ妄想するな。
713名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 00:20:05 ID:NxCbAb7l
SOSアンジェリークw
714名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 00:31:34 ID:FSoJKtJ6
うぉおおおお、超月刊ハルヒ注文したのに不在票だったぜちくしょおおおおおお
715名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 00:55:57 ID:QszWlmGX
超月刊といい、ここまでプッシュしてきてるんだ。
二期には期待してイインダヨな。
716名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 01:10:39 ID:JfUwuo2b
フリーイングのバニーハルヒエロ過ぎワロタw
欲しくなったけど流石に高いな
717名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 01:33:33 ID:6cn2dV4p
助手の有希と一緒に様々なスパイスの調合を試す料理研究家ハルヒ
718名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 07:35:42 ID:Ysy5fVC2
新たな味を追求したはずが、なぜか惚れ薬が完成していたのだった。
719名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 07:42:50 ID:g5UY+8RA
「キョン!味見…じゃなくて毒味しなさいっ」
720名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 12:25:26 ID:UFLu0Xtn
ハルヒのフィギュア多すぎて集めるの大変
隠す場所も無くなってきて更に大変
貯金も減ってかなり大変
それでも買っちゃう俺は馬鹿?
721名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 13:28:22 ID:FSoJKtJ6
やべえwwww
素足ハルヒがここまで破壊力抜群だとはwwww
722名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 13:49:56 ID:t5unXLwS
俺あるスレの過去ログ見てたらハルにゃん(笑)信者って奴が
キョンは変な女は眼中にないって証明してたよ!
よかったねハルヒ厨共^^これで晴れて公式に二次創作限定キャラに決定だぜ^^
723名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 14:08:07 ID:KF9DS3qk
そう言えば数日前に今日は『オレンジデー』ってカキコミがありましたね。



でも具体的に何をするんだ?
724名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 14:15:09 ID:VdPIAh/0
ハルヒー俺だ―
725名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 15:39:15 ID:qmmdVoYd
T、いきなり農家の皆さんにお礼を言い出す。
U、SOS団農場を作りだす。
V、とりあえずみんなでオレンジを食べる。
W、ついでにコタツを用意する。
726名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 15:44:11 ID:4GBZBr1N
X、全力でSOS団を見逃す。
727名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 16:08:48 ID:QszWlmGX
Y、ガウェインに乗りたいとか言い出す。
Z、「そういえば僕の知り合いのブリタニア人が」と古泉
728名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 16:33:24 ID:tm32Usaj
>>721
俺も見たぜー! やばい! かわいい! サイコー!
729名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 16:39:43 ID:Cg7xczbB
いつだったかのザスニの素っぴんハルヒは実にカワユス(*´Д`)だったな。
730名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 17:11:18 ID:KF9DS3qk
>>726-727が間違ってるはずなのに間違って無いように感じる件


どうやら新婚さんが関係あるようだ

新婚ハルキョン。
いいじゃないか
731名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 17:50:23 ID:JfUwuo2b
素足ハルヒについてKwsk
732名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 18:06:44 ID:rNr843+V
733名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 18:08:23 ID:ANHMVg62
>>731
超月刊ハルヒに載ってた。

あと超月刊みくるの日焼けハルヒはやっぱりよかった。
記憶にあるより赤っぽくなかったな。
2期で見れるのを楽しみにしています。
734名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 18:52:53 ID:GQaM91BG
な…んだ…と?
ちょっと月刊朝比奈さん買ってくる!
735名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 19:09:22 ID:j2H+/L8t
最近の制服は凝ってるよな。
アンミラ系の制服を着たハルヒが見たい(^・^)
736名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 19:30:55 ID:JfUwuo2b
>>733
サンクス
42ページのかと思ったら44ページにも素足ハルヒあったw
737名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 20:55:19 ID:t3rYroJ9
ハルヒエロいなぁ
738名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 21:09:40 ID:j2H+/L8t
けしからんな!
739名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 22:03:18 ID:vkAea4K0
>>723
[、可変MS型電池で最終回限定のアレハレユカイ
740名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 22:15:58 ID:Cg7xczbB
あたしたちの歌を聞けぇーっ!
741名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 22:22:04 ID:B6DfO7u5
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「キョン!銀河が歌ってるわ!」
742名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 22:25:44 ID:2+sNdcOx
ハルヒはリアルに白クジラと一緒に遊ぶとか言い出しかねないw
743名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 22:43:25 ID:XIQ9m9xn
イルカに乗ったハルヒ
744名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 23:01:29 ID:zobSYOtf
白いイルカに乗って七つの海を渡るのか。
745名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 23:13:38 ID:k4CcH37G
並列の海賊ルックがやたら似合ってたせいか、どうもそっちのイメージが沸かんなw
746名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 23:25:58 ID:zobSYOtf
言われれば確かにw
海賊姿ならイルカより海賊船に乗ってるほうがイメージしやすいな。
そして宝探しそっちのけで不思議探しの大航海に出航するのだ。
747名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 23:28:02 ID:Esa9E+Dk
なんだかんだで先ずはカタチから入るのがハルヒ流
748名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 23:29:22 ID:g5UY+8RA
ハルヒ:「不思議は永遠の宝物なのよっ!」
749名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 23:40:04 ID:PhdiwnuK
>>742
ムーの白鯨かっ
750名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/14(火) 23:59:29 ID:Esa9E+Dk
ハルヒと海に行きたいッ!
きゃっきゃっうふふしたいッ!
751リハビリ:2009/04/15(水) 01:50:10 ID:oAs1aQK8
毎月15日は『お菓子の日』
全国菓子工業組合連合会(全菓連)が1981(昭和56)年に制定。
お菓子の神様(菓祖神)を祀る和歌山県の橘本神社と兵庫県の中嶋神社の例大祭が、
制定当時4月15日に行われていたことから。

=====================================

ハルヒ「と言う訳でキョン、あたしにお菓子を献上しなさい。」
キョン「何が『と言う訳だ』、全然理由になってないぞ。」
ハルヒ「良いから〜。」
キョン「甘えた声を出してもダメだ。」
ハルヒ「こら〜キョン!いい加減にお菓子を出せ〜!!」
キョン「怒ってもダメだ。」
ハルヒ「う〜〜〜、この分らず屋!」
キョン「しょうがないだろ、虫歯で歯を痛めてる奴にお菓子なんてやれるか。」
ハルヒ「良いから甘いもの出せ〜〜〜。」
キョン「お前はどっかの『万屋』かよ。」


外野


メイド「そういえば何で私『酢コンブ』持ってたんでしょう〜」
ヲタク「・・・恐らく何かしらの力が働いた可能性が高い。」
レッド「まぁ良いではないですか。周りが甘い空気に包まれたらこっちが虫歯になりますから。」
752名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 02:30:07 ID:QGX37xTx
92スレにて「いつものカチューシャを付けていないせいでキョンに「偽物だ!」と疑われたので 「唇の感触」とか「胸の感触」で「本物の涼宮ハルヒ」だと証明するハルヒ」
という電波を落とした者です

自分の電波を受けて92-529氏が「赤いカチューシャ」
http://wikiwiki.jp/haruhi/?%C0%D6%A4%A4%A5%AB%A5%C1%A5%E5%A1%BC%A5%B7%A5%E3%A1%A1%A1%CA92-529%A1%CB
を書いてくださったのだが、結局電波を自己処理してしまったので投下。10ヶ月近く経っていることについては目を瞑ってください。

微エロ注意。4レス
「どういうこと?」
 どういうこともこういうことも、言葉通りだ。
「あたしはあたしよ! 他の誰でもない!」
 苛立つ尻尾が左右に揺れるのが気になって仕方が無い。
 悟られないように、わざとらしく意地悪く言ってやる。
「じゃあ、証拠を見せてもらおうか」
「証拠って何? そんなの見ればわかるでしょ!」
 上目遣いで俺を睨むハルヒを抱き寄せる。
「ちょっと……」


 目に見えるものが確かなんて証拠はどこにもないのさ。
 心が目に見えないように、な。
 だからこそ、いくらでも偽れる。いくらでも隠し通せる。
 そう、俺がどんなにお前をわかっているのかを。
 そして、わかっていないのかを。
 それらがどれだけ俺の心を蝕んでいるのかも────



 香る黒髪に口づけつつ、逃げられないように両腕でがっちりとその柔らかく細い身体を固定。
「は、離しなさいよっ」
 嫌だね。
 さて、と。まずはどうやって腕のなかのこいつが本物の涼宮ハルヒであるということを証明するか──だが。どうするかね。
 至近距離で見つめる。見れば見る程ハルヒに瓜二つだな。
 まっすぐで艶のある黒髪。陶器のような滑らかで白い肌。異様に長い睫毛に縁取られた、全宇宙の星が詰まってんじゃねぇかってくらいに輝く大きな瞳。形のよい薄桃色の艶やかな唇。白い喉…………。
「な、なによ……」
 ふっと視線を外したその顔はみるみるうちに赤く染まってゆく。
 ──ふむ、まずは唇の感触から確かめさせてもらおうか。
 くい、と顎を引き寄せ、唇を重ねる。
「……っふぅ」
 うーむ、なかなか上手い変装をしておるな。唇の柔らかさ、味、感触、温かさまでなにもかもそっくりだ。
あまりにも似ているものだから、つい長々と口づけてしまう。前言撤回。変装ってレベルではない。
これは禁断のクローン技術の賜物か、それとも誰かさんのトンデモパワーの産物か、それとも他の何か得体の知れないモノか…………
「…………キョン」
 俺のシャツの胸元を、最後の頼りのように細い指先でぎゅっと掴んでいるハルヒのふたつの瞳は、まるで闇夜に月を映す湖のようだ。
 見とれてはいけない。吸い込まれてしまう。
 溺れないように、湖の精に呪文を唱えられないように、その口を再び塞ぐのは仕方あるまい。
 


 一体どうしてこんなことになっているのか。
 そう、いつもと何ら変わりのない朝のはずだった。俺が教室に入るまでは。
 少なくとも俺にとっては、教室に入る頃には既に俺の席の真後ろに座っているはずのハルヒの姿が見えないというのは異常事態である。
 いつぞやのクリスマス数日前のあんなことやこんなことを思い出し、いやまさかそんなはずはないだろう。
 あの時とは事情が異なるのだ。なんせこっちにはいろいろ心当たりがあったりなかったり。
 さまざまなあんなことやこんなことがマッハの速さで脳内を駆け巡り、目眩を引き起こし胃がキリキリ痛み出した頃、ようやくハルヒが姿を現した。
 その姿に「ふぅ」と溜息を吐き出しつつもどこか違和感を感じていたのだが、とりあえず別世界に飛ばされたわけではないことは確かで、俺は胸を撫で下ろした。
「よぅ。どうした? 遅いじゃないか」
「まぁ、ね。いろいろ手間取っちゃって」
 そう言って、細く白い指が頬にかかる髪を弄ぶと、後ろでひとつに括ってある馬の尻尾が、飼い主に散歩に連れて行かれる犬のように、傾けた顔に合わせて揺れる。
「……そうか」
「心配、した?」
 にやりと小悪魔の笑みを浮かべるハルヒ。なんだか癪だ。
「してねえよ」
「ふぅん」
 艶やかな薄桃色の唇をほんの少し尖らせ、窓の外に視線を移すハルヒ。トレードマークである黄色いリボン付きカチューシャのリボンが揺れ……んん?
「お前、いつものあのカチューシャどうしたんだ」
「あぁ、あれ? 今日はなんだか付けたくない気分だったのよ。それがどうかした?」
「い、いや……」

 なんつーか……。落ち着かん。
 その揺れる尻尾の先に触れてみたいだとか、珍しく頭を括っているハルヒに対してナニか余計な感想を述べたくてうずうずしているわけではない。
 ハルヒの後頭部で揺れている尻尾でビンタされるのではなかろうか? という不安を抱いているわけでもない。
 今日のハルヒはなんだ? 何かが違う。でもそれが俺にはわからない。
 あのカチューシャが無いせいか? それともあのじゃじゃ馬の尻尾のせいか?
 いや、違う。それだけじゃない。他にも何かあるはずだ。
 そう、俺の知らない何か。
 その何かによって今日の涼宮ハルヒはいつもとは違って見えるのだ。
 しかし、それが何なのかは俺には見当がつかず、そのことに対して苛ついているのだ。
 何故なのかはわからない。だが、認めたくないのだ。苛つきに拍車がかかる────

 本当はすぐにでも確かめたかったのだが、耐えた。必死になって耐えた。
 おかげで授業どころではなく、まぁ授業に身が入らないことは日常茶飯事であるので……いや、これとは別の話だ。あぁこんなんじゃ身が持たん。

 何事も無く授業が終わり団活も終わろうという時、俺は何かに操られるようにハルヒに話があると告げ、部室に二人っきり居残ったのだった。



 おおっと。回想してる場合じゃない。こいつが本物の涼宮ハルヒかどうか証明する──だったな。
 背中をまさぐってみる。背中にファスナーが付いていないかどうか確かめるためだ。
「ん……。やだ、キョン……」
 俺のシャツの胸元にしがみつく腕がぷるぷると震えている。なんだ? 寒いのか?
「ち……がう、わよっ! あんたの撫で方がっ……いやらし……ん、だからぁ」
 いやらしいとは心外だな。俺は至って真面目に確認作業をしているんだぞ。
 うーむ、制服越しではよくわからん。
 そこで、だ。スカートにインしてあるセーラー服を引っ張りだし、その背中に右手を滑り込ませる。びくん、とハルヒの身体が跳ねる。
「ちょっ……キョン!」
 すべすべし弾りがあるハルヒの肌は触り心地がいい。俺の手なんかで触れて傷を付けやしないか心配になる。羽のように優しく背中を撫で回す俺の手の動きに連動するかのように、ハルヒが身をよじる。
「……っ、ふ。……ちょっと……くすぐっ…………や、やめ……! んっ!」
 瞳を潤ませ、身をよじるハルヒを見ていたら妙な気分になってきやがった。悟られないよう唇を重ねる。これで今俺がどんな表情しているのか、ハルヒにはわからないだろう。
 口を塞ぎつつも背中の探検隊は休まず進む。
 おっと、これは背骨か。……おや? なんだこれは。何か布のようなものに金具が付いているようだが……。
 ほほう。さてはこれを外すとそこから正体が飛び出してくる仕組みだな。よし、そうとなれば外すしかあるまい。
「……っはぁっ!」
 俺を突き飛ばすかの勢いでハルヒの身体が跳ねる。
「ふ、あ……な、なにす……」
 大声をあげられてしまうのはさすがにマズい。慌てて口を塞ぐ。両手が塞がってるから口でだが。
「んー!!」
 ……おかしい。金具を外したというのに中身が出る気配がない。他にも金具があるってことか?
 いかん、焦ってきた。落ち着け、俺! 唇を塞いだハルヒの頭を左手で抑え、背中を右手でさぐる。
 「……ふ、ぅ……ん……」と、塞いだ唇から甘い吐息が漏れる。
 まるで毒素か悪魔の囁きだ。聞いてはいけない。吸い込んではいけない。それなのに、もっと、もっとと俺の奥底にある何かがソレを欲しいと手を伸ばす。もっと聞きたい。もっと、もっと…………
 ハルヒの身体はスレンダーなのに柔らかく、弾力があり、肌触りも抱き心地も最高級だ。
 いつまでも抱いていたいと思わせる感触と芳香に意識も理性も腐食され、脳味噌さえも溶けてしまいそうな感覚が全神経全精神を犯してゆき、本来の目的どころか自分自身を見失いそうになる。
 だが、ここで負けるわけにはいかない。
 無我夢中で意識に縋り付く。まぁ実際にはハルヒの身体に縋り付いているんだがな。
「……っふぅ……ん……」
 どれくらい口づけていたんだろう。唇を離すとハルヒは吐息を漏らすと、力が抜けてしまったようで俺に身体を預けてきた。よしよし、ようやく大人しくなったか。

 ハルヒは朦朧としているのか、昨日初めて俺たち二人が抱き合い溶け合った後のように瞳を潤ませており、その唇は俺のあだ名を呼んでいるかのように動いている。
 そんなハルヒの柔らかく良い香りのする身体を支えながらも、さらに捜査は続けられる。調査隊はいつだって冷静沈着なのだ。
 ふと、白い喉が視界に入った。何かに突き動かされるようにそこに唇を寄せると、胃の奥が疼く。衝動に任せて吸い付き唇を離すと、そこには赤い印。
 これはもし他の偽者ハルヒが現れたとしても、今俺の腕の中にいるハルヒは調査済だという証明印だ。消えないように、そしてもしこの印が消えても支障が無いように、もうひとつ、ふたつ……と印していく。
「…………んっ…………ぁ…………はぁ……」
 おいおい、どうした? 息が荒くないか?
「……あ、んた……ねぇ……はぅ、ん…………ね、もう……いいで……しょ?」
「なにがだ」
「……ん、もぅ…………ほんものの……あ、たしだって……んっ……」
「いーや、まだ確信が持てねぇな」
「……な、んでよぉ……」
 そんなに潤んだ瞳で見つめてくれるなよ。思わずお前を釈放するかこの場で処刑してしまいそうになっちまうじゃねぇか。
 しかし金具ねぇな。まさかこれだけというはずは……。お、こんなところにもあるじゃねぇか。
 その金具はハルヒの腰の辺りにあり、先ほどの金具とは違い片手で外すのは難しそうだ。仕方なくハルヒの身体を支えている左腕を下し、金具に手をかけ外す。
「ちょ……! あんたいい加減にし……むぅ……」
 ばさり、と音をたて足元に何か布のようなものが落ち────
 









「おい、いつまで拗ねてんだよ」
 俺の3メートル後ろを歩くハルヒに声をかける。
 そんなに後ろ歩かれたら送っていく意味がないだろ。
「拗ねてんじゃないわよ! 怒ってるの!」
「そうか」
 思わず笑ってしまう。
「何がおかしいのよ! ぜんっぜん面白いことなんて言ってない!」
 そうだな。お前は何も言ってないし、してないよな。でも俺はお前と一緒にいるだけで楽しいんだぜ。
「……な!」
 ハルヒの顔がみるみる赤くなる。しかし次の瞬間には何かを思いついたらしくニヤリ。
 人間業とは思えない素早さで、接近しネクタイを掴まれる。お前はくノ一か。
「あんたまさかキョンの偽物じゃないでしょうね? 確かめなくっちゃ!」
 ……ほほぅ。そうきたか。
 さっき散々確かめ合っただろう? それともナニか。足りなかったのか?
「な、なにがよ……」
 おいおい、再確認しようと言い出したのはお前だろ。何狼狽えてんだ。それとも図星か?
「うるさい! キョンのくせに調子に乗るなんて生意気よっ!」
 ハルヒはそう叫ぶと、ネクタイを解放。ずんずんと歩き始めた。
「そんな怒るなよ」
「怒ってない!」
 おいおい、さっき怒ってるって言ったじゃねぇかよ。
 ……やれやれ。仕方がないな。あまりこういうことは言いたくないんだが……。
 駆け寄って追いつきハルヒの細い肩を抱く。
「明日もその髪型で来いよな」
「……バカキョン」
 やれやれ。素直じゃないな。だがそれでこそハルヒだ。


 え? ハルヒが本物か偽物かどうかの結果だって? 何言ってんだよ。ハルヒが本物か偽者かどうかなんてこの俺に見分けがつかないはずないだろうが!
 




757名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 02:53:39 ID:5VKtNnkt
GJ!
こんな深夜時間専用ネタだなw
758名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 06:41:57 ID:NmhQqShW
GJ!!

しかし、そんなエロキョンには当然ハルヒからの反撃(?)が予想され・・・

「あんた、ニセキョンね。いいから動かないで!」

ぎゅっ
ちゅっちゅっ
ぱくぱく

「俺が悪かったって。もう分かっただろう」
「いいえ、まだよ。もう少しだから、だまってなさい!」


・・・すまん、早朝から。吊ってくる。
759名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 11:28:07 ID:tkbKmtYs
あまーい!
なんというお菓子の日だよまったく
760名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 11:44:55 ID:8330tRcn
 
761名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 11:51:25 ID:+GXucgMQ
お前最初から分かってるくせにすっとぼけやがってwww
GJ!!!!
762名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 11:59:57 ID:ydWzUJwL
…………ふぅ。
ハルヒかわいいよハルヒ
763名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 12:23:02 ID:LqWQppSV
ハルヒエロいよハルヒ
764名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 12:57:48 ID:UjxApNxz
あれ?ハルヒってキョンの奥さんじゃね?
765名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 13:10:59 ID:YiHIqzeW
人妻
766名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 13:13:03 ID:g2pKWu4J
わっふる、わっふる!
767SOS海賊団:2009/04/15(水) 13:59:07 ID:QOHlWapK
おい、何なのだよこの手錠は?
「あれ、言ってありませんでしたか?万が一、盗みに入るものが来る事に備えて、万全の警護の体制を取る事になると」
だからって俺の手首と小型金庫を手錠で結ぶ事は無いだろうが。
「万が一、ですよ。大丈夫です、この航路は安全が確保されています、まさか海賊がこの船を襲うなんて事は…」

「海賊だ!海賊だぞ!」

げ。
「おや…珍しい事もあるものですね」
何落ち着いてるんだよ!お前は!

「抵抗するだけ無駄よ!あたしたち、SOS団は世界最強の海賊団なんだからね!」
「おとなしくしてください〜」
「乗組員を無力化した」

「困りましたねえ、どうやら我々以外はみんなやられてしまったようです」
こんなときでもそのにやけたフェイスを崩さないんだな、お前は。

「あ、お宝発見!…って何よあんた達、ちょっと邪魔よ、退きなさい。金庫が奪えないじゃないの」
そうは言ってもだな…。
おい古泉、こいつの鍵はどこにあるんだ。
「到着先の者しか持っていませんよ」
なんだと?
「えーい、まどろっこしいわね!有希、かまわないからこいつらごと金庫を運んじゃいなさい!」
「了解」
待てよ!俺をどこへ連れて行く気なんだ!

「ふふふ、お宝、ゲットだぜ!」
「ゲットです〜」
「奪取」

768名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 14:00:23 ID:QOHlWapK
- 続かない -
769名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 14:57:48 ID:BaxpnVnF
>>786
つまんね
770名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 15:39:25 ID:g2pKWu4J
続かないのかよwww
771名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 15:40:20 ID:g2pKWu4J
ん?これでは古泉が置いてけぼりになってしまうぞw
772名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 15:54:35 ID:UjxApNxz
それより>>786が気になるぞ
773名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 16:03:10 ID:UwO+h322
寝てる妻(ハルヒ)をやさしく見守るキョンの話になるのか?
774名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 16:15:49 ID:BaxpnVnF
ネタ切れ臭の凄まじいスレだな
775名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 16:25:09 ID:a/IEXaaf
>>786 のつまらなさ加減に期待
776名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 16:43:44 ID:ydWzUJwL
詰まらない……まとまらない、話、とか
小ネタ電波が大量すぎて鞄に入らないよっ!
777名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 16:46:51 ID:+GXucgMQ
心にタルを持て!
778名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 17:13:28 ID:NMTDcFB3
海賊にタル……スーパードンキーコングですか?
779名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 17:59:07 ID:FSYnqzfs
ハルヒのポニーテールスピンが見たいwww
780名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 18:57:02 ID:LqWQppSV
個人的にセミロングなハルヒが好きなのでポニーテールスピンはやめて頂きたい
781名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 18:58:37 ID:G+UgqHpT
ポニーテールなハルヒではなく、ポニーテールにするハルヒが好きだ!
782名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 19:03:57 ID:0Leu6vYp
俺あのめっちゃ髪の長い版権ハルヒ結構好きだぜ
783名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 19:47:01 ID:M8iJ8mY0
やはり動いてるハルヒを見たいな。
784名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 21:53:14 ID:y3Atdehe
動いていて、なおかつまだ見たことのないハルヒが見たいな

>>786 (¬д¬。) ジーーーッ
785名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 22:04:53 ID:QFU5hZ/L
腹減ったな。
ハルヒに飯作ってもらうか
786名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 22:04:57 ID:9r34+EU1
第一話配信始まったな
http://www.youtube.com/watch?v=f415zj47120
787華菜ちゃん!:2009/04/15(水) 22:08:43 ID:EVHw+06v
(人気者)雨竜華菜ちゃん>>>>>>>>ハルヒ(ブス)
788名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 22:11:19 ID:OyvZzaD1
お、来たか。
789名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 22:16:57 ID:k+w4bITp
来たな
790名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 22:19:31 ID:iqCmGCqO
画質いいなー
791名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 22:30:07 ID:QOHlWapK
もう過去に何回も見てるんだけど、
やっぱり面白いなあ。
792名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 22:43:38 ID:/iODPkKD
なんか昔のことを思い出してきたw
793名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 23:17:58 ID:LqWQppSV
改めてハルヒが好きになった
794名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 23:40:29 ID:k9w2yGms
ますます恋しくなったぜ。
早く体操服&ポニテでマラソンするハルヒが見たい
795名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 23:59:14 ID:NMTDcFB3
へばっているキョンにプラーナ補給の応急処置を施すハルヒ
796名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 23:59:18 ID:ase3RqBQ
二人の出会いで世界が色づく

文字にするとベッタベタだけど、こういう演出はやっぱり好き
797名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 01:03:13 ID:QRooaV7i
>>795
オプーナ、と読み違えたw
798名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 01:09:15 ID:MEscmdre
>>795
口移しか。
799名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 01:41:36 ID:6ym7pxoz
世界が始まったその瞬間からハルヒはキョンの嫁
800名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 01:50:16 ID:8LH6UuAO
1億2千年前からハルヒはキョンの妻
801名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 02:14:42 ID:NzEbgj4d
その為にはキョンは変な女(ブス宮)は眼中にないという公式設定を無視しないといけないね^^
802名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 06:12:34 ID:Fb6L0Z8P
ハルヒとキョンの出会いが運命的な関係にあることを示唆する笹の葉まで
あと何話くらいかなー?本当にサプライズでやってほしいぜ
803名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 11:32:33 ID:QRooaV7i
しかしこっちはもう全裸待機していつでもカモン状態だ。
中途半端なサプライズでは効果なんてないぜ。
804名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 11:36:11 ID:XMLagFAH
ネクタイは装備しとけよ。
805名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 11:53:22 ID:Ysly2K2w
>>804
紳士の嗜みだね
806名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 11:54:41 ID:W3NNT96l
ニーソもあれば尚よい。
807名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 11:56:05 ID:Gp5qUMuA
>>806
大事な萌え要素だね
808名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 12:27:49 ID:BGpa/lOJ
長門アンチスレがまた落ちたようですね。
なにやらコテハン叩きもやっていたようで…
次立てる時は最悪板に立てて下さいね。
809名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 12:34:27 ID:dbVLF8jA
キョン「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団をよろしく!」
810名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 15:46:46 ID:Ysly2K2w
1時間レスがあってもなくてもハルヒはキョンの嫁


略して1時間ハルキョン
811名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 16:09:11 ID:Gp5qUMuA
壁] ・・)じぃ?っ
812名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 16:10:48 ID:XMLagFAH
|゚∀゚)ノハーイ
813名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 16:45:01 ID:MgEV7SKJ
この時期はまだSOS団は無いものの、なんだかんだでキョンの無駄話に付き合うハルヒであった。
ちょっと興味が出てきたのか、暇つぶしだったのか、はてさて。
814名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 18:03:22 ID:eBLpVdXv
そうか、まだ四月か…
815名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 18:36:24 ID:hbCnzizf
キョンが話し掛けるようになったのはGW明けだろ?
この時期はまだハルヒをねっとり視姦してただけに留まってたはず。
816名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 19:13:01 ID:YOZ1Gg9V
まだそんな時期かぁ
俺もあやかってシカンするかな
817名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 19:18:15 ID:BGpa/lOJ
視姦とか…
すごい想像力ですね(笑)
818名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 19:55:53 ID:NLQWoOwB
確かにアニメ観ててもハルヒのことばかり目で追いかけ回してるよな。
819名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 19:57:46 ID:TD8zdqLU
ハルヒの外見に対する描写は異常に細かい上にかなり褒めてるからなw
820名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 19:58:42 ID:NzEbgj4d
もう語るネタがなくて捏造話しかできなくなったねw
821名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 20:01:22 ID:/cA//i+n
>>818
横で谷口が必死でハルヒの奇行を解説してるのに、窓からハルヒを眺めてるキョンにはワロタ。
822名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 20:03:35 ID:ZXU3V4Hq
視界から外れそうになって窓から乗り出してまでハルヒを追いかけるキョン必死だな
823名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 20:05:40 ID:YWqNxAHu
今ハルヒはロン毛なのか
ロン毛ハルヒは何も結ばないのがかわいいな
月曜日仕様だっけ?
824名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 20:12:58 ID:NLQWoOwB
気になって超月刊見直してみた。
p24に髪型34パターンってあったんだけど
絵は26個しかねーじゃんよ!

そういえばキョンに指摘されて髪切ったのが連休明けの翌日だとすると
日数的には34も確認できなさそうなんだけどどうなってるの?
825名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 20:13:32 ID:BGpa/lOJ
しかし酷いな…
826名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 20:32:00 ID:ZXU3V4Hq
そもそもこの超月刊の34って数字のソースって何よ?
827名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 20:43:32 ID:2zmeHxZ8
お前ら超絶キモイ
わかってんのか?キモオタってある意味すげー
828名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 20:45:37 ID:BGpa/lOJ
うわぁ…
829名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 20:59:14 ID:uwO00Mfs
なんで京アニ厨はキモいことしか言わないんですか?だからアンチが増えるんですよ?
僕も京アニ厨ですが、性的な妄想や、欲求などを書き込むのは見ていて情けないです。
830うわぁ…:2009/04/16(木) 21:09:52 ID:BGpa/lOJ
うわぁ…
831名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 21:13:42 ID:6ym7pxoz
入学してすぐって、ほとんどの学校でクラスメイトとの親睦を深めるようなレクリエーションがあるよな。
うちの高校(公立)は1泊の研修旅行があったんだが、北高にはそういうのなかったのかな。
832名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 21:17:04 ID:ZmjPuOMy
26ページにある記事を読む限り
アニメに登場したオールパターンと思われる
中学時代とかも含む
833名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 21:17:51 ID:ZXU3V4Hq
リアル北高だと去年の行事では4/28〜5/1が1年春季生活訓練合宿ってなってるな
834名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 21:23:41 ID:ZXU3V4Hq
リロってなかた

>>832
d!
中学含めてとはいっても、そもそも中学時代ってアニメで何シーンも出てたっけ?
今までの版権イラスト全網羅してってことなのかねぇ。
835名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 21:45:26 ID:eBLpVdXv
公式にも書いてある「曜日ごとの髪型の違いもきちんと映像化(髪を切るまでにハルヒが学校で見せた髪型は、なんと細かい違いも含めて34ものパターンが用意されている!)」。
片鱗その一、のくるくる髪型変わるシーンで数稼いでるんじゃない?
あと上の文的に(小)中学生ver.も含むとは考えにくい。
836名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 21:48:01 ID:YiJfjWFq
>>831
うちの高校にはそんなの無かったぜw
ただ体育祭が5月にあったから、そういう意味だったのかも。

超月刊はさり気に数字間違ってるっぽいところもあるし、完全には信用してはイカンのかもしれんな。
837名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 21:52:31 ID:ZXU3V4Hq
>>835
ああ、「公式」が元か。
しかし>>824の言う「日数的には」ってのが確かに辻褄が合わないような気も。
もしかしたら一日に二種類以上髪型変えてたってことか?
838名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23:06:52 ID:hl+iChJk
実は俺……まだ超月刊買ってないんだぁッー!
くそう、モリモリ欲しくなってきた……。
839名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23:25:12 ID:Sa1W5lwF
笹の葉の一枚は是非拝むべき。
840名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23:30:33 ID:Hrhm9BRc
笹の葉 さ〜らさら
841名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23:31:50 ID:eBLpVdXv
>>837
女子トイレの鏡の前で謎な髪型にセットし直すハルヒ…すごい光景だw

>>839
ちゃんとパンダで安心した。ジョン・スミス氏も申し訳程度に描かれてるし。
842名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00:12:01 ID:qTQy4fOC
ジョンは顔の上半分しか見えないんだよな…。
でも、笹の葉の絵があるとアニメの方の期待度が高まるな。
843名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00:37:26 ID:FoUxvs/z
キョンの体を使って灸の勉強をするハルヒ
844名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 01:22:00 ID:LOgByrIk
ここの人達気持ち悪い
845名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 01:42:17 ID:B9N5hAXr
再放送見たぜ。
この回のハルヒはあからさま過ぎるなw
846名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 01:44:54 ID:ZH1vYmnt
あんだけあからさまだったのに、表面上はスルーだからな
そりゃ閉鎖空間も生まれるわな

教訓。女の子からのアピールには照れずに応えてあげるべし
847名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 01:48:11 ID:/YO+tr5X
一日のうちにブルマ姿とバニー姿で二度も誘惑
その時点でどんだけ好きだったんだよw

あ、世界と引き換えにしてもいいぐらいか
848名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 02:04:04 ID:E+YUIT3I
世界と引き替え=「反則なまでに似合ってたぞ」&キス

ものっそい方程式だ。ハルヒいいねハルヒ
849名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 02:29:33 ID:B9N5hAXr
まぁこの時点では自覚はまるでしてないんだけどなw
だがそこがまたイイのだ。
850名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 02:59:54 ID:TByYbseN
ハルヒはキョンの嫁だからしょうがない
851名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 06:31:59 ID:WP/DG5U3
ハルヒのおかげで一人前のキモオタまで堕ちる事が出来ました^^
本当にありがとうございました。
852名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 07:50:20 ID:ZH1vYmnt
金曜日か……。
4つ結びのハルヒってなんかいいよな。あの妙な髪型カワユス(*´Д`)
853名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 10:13:37 ID:B9N5hAXr
あれ凄く時間がかかるような気がするんだよな。
まったく器用だな。
854名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 10:34:44 ID:8fXkXyB/
ゴールデンウィークが待ち遠しいっ!
855名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 11:49:03 ID:3amMwafc
ハルヒ×小泉はないかな?
856名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 12:04:59 ID:TjQfbnm7
元首相かよw

しかしみくるや朝比奈さんは目に見えて接し方が変っていくけど
古泉は本人がそういうポジションをしてるだけに、ハルヒの方も
特に扱いを縮めようとはしてないよな。
とはいえSOS団員的には一番積極的に見えるわけだけど。
857名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 12:59:37 ID:SJSPXQzg
そこまでみくるを強調せんでも
858名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 13:11:03 ID:Sx9l8AtA
ハルヒ×古泉はスレチです
VIPにでもスレを立ててそこでやってください
859名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 13:40:59 ID:SJSPXQzg
新規の方は>>1-3を熟読し、過去ログも見ていただきたい
860名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 15:07:50 ID:L10U6Wv7
古ハルでもいいじゃん、ハルヒが幸せなら
861名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 15:30:31 ID:mjAP+UUr
新規の方は>>1-3を熟読し、過去ログも見ていただきたい
862名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 15:38:41 ID:qwtaVV1n
古ハルネタは荒らしがスレッドを荒らす手段として用いてきた過去があるからな。
VIPの方で住み分けしているのが現状だよ。
それが一番波風立たない。
863名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 15:48:51 ID:ThictuPx
いつもの100%スルーはどうしたw

争いの種になるハルヒは俺が貰っていきますね(^^;)
864名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 15:50:37 ID:mjAP+UUr
だーめ
865名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 15:55:09 ID:ThictuPx
にょろ〜ん
866名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 16:46:28 ID:8fXkXyB/
/.:.:.:.:.:.:/二二二 \:.ヽ
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.:ヽj:.:.:',
:∠|.:.:.:i|:.:.∧:.:i:.:.ヽ:.:.ト、>:i
く/.!.:.:. |l/‐-ヽ{ヽt-‐!_j_〉!、
:/ ,|:.:.:.:| ‐‐   ‐-│:.:.:l/
_/{.!:.:.: |    |   l.:.:.:.| 
|i:.:ヘ.:.:.:l   ‐‐   /.:.:./  あたしが「にょろー」なんて言うわけ無いじゃない。
|N:.:.:\ヽ、 _ , イ:.:.:/
ヾ八/ ヽ{  ト、V:/
 ∧\  マ三ソ| \
./  \\ ヾ-〃 /∧
867名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 16:59:30 ID:v5QjcnhT
ついにWiiと並列を買ってしまったぜ。
よし、やるぞー!

868名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 17:28:13 ID:SJSPXQzg
キョンはきっとフラグブレイカーを備えてるんだ
869名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 17:50:33 ID:ZVliQa5e
>>858
お前アホか?w
スレタイ読めねえの?w
カプスレじゃねえだろカス
だったらブス宮×キョンのスレでも立てろや
運営に通報すんぞこの糞スレ
870名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 17:53:33 ID:ZVliQa5e
カプスレ・キャラ対戦スレは該当する2キャラの名前を明記したスレタイにしなければなりません

つう訳で今日からハルキョン厨はこのスレから出ていけよ(笑)(笑)
871名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 18:22:20 ID:Qo64HqM4
ハルヒがフラグブレイクされてる印象はないな
872名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 18:44:42 ID:K99moSkE
つべに2話が来てるな
873名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 18:45:41 ID:fFGFwkBv
874名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 18:48:23 ID:fFGFwkBv
被ったスマン。
しかし22時にはハルちゅるも来るんかねぇ?
875名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 18:51:49 ID:ZVliQa5e
ブス宮スレなのにハルちゅるの話とかどんだけネタ切れなんだよこの糞スレwwwwww
876名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 18:57:20 ID:K99moSkE
>>874
まあ来るんじゃないかな
でも何でこのタイミングで2話なんだろ
877名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 19:01:24 ID:8CsrQ979
第2話も配信か…
さて、早速PSPに入れるかな
878名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 19:16:56 ID:dvqsIK/v
てっきり毎週配信かと思った。
この調子だと早々に追いつくぞ。
879名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 19:22:04 ID:Qo64HqM4
どっか遅れてた放送局に配慮したんだと思う
でも、一週遅れでそのままだと思うな
880名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 19:38:44 ID:e+JHqpug
京都テレビが一番遅いんだよなw
881名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 21:21:38 ID:qwtaVV1n
確か、愛知かどこかは1話2話を連続で放送したらしいぞw
882名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 21:53:51 ID:1usBfQDH
みんなは今何話なの?
KBS京都は火曜25:00〜で2話終了
883名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 22:11:43 ID:r3D8WapJ
ハルちゅる更新

「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」第19話
http://www.youtube.com/watch?v=k4RF90YqzjA

「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」第20話
http://www.youtube.com/watch?v=A_cX7nmxEQE

「にょろーん☆ちゅるやさん」そのじゅうっ
http://www.youtube.com/watch?v=PDC5KGal2jA
884名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 22:13:58 ID:714skio8
ハルヒちゃんがいつもよりかわいく感じたよ
885名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 22:37:01 ID:AYrmQ6qN
サンタ発見の場面はよかったな。
しかし、この流れだと紙相撲〜ミステリックサイン2はスルーかな?
886名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 22:40:17 ID:v5QjcnhT
今月でハルちゅるも終わりになるのかな?
しかしハルヒ可愛すぎるだろjk
887名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 22:46:08 ID:TByYbseN
思わず繰り返しで見たぜw
あの子どもっぽい喜び方とか特にいい
888名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 22:46:53 ID:P3Ggy80C
カムバックサンタwww可愛すぎるwww
889名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 22:57:20 ID:/AAz63Rf
実に楽しそうでいいねwいいねw
890名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 22:58:51 ID:K99moSkE
おお来てるのか
ハルヒ楽しそうだなw
891名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 23:42:23 ID:MNWU/PUm
堪能させてもらったぜ……
892名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 00:26:16 ID:mm9ljxOz
谷口サンタを見つけた時のハルヒの表情がたまらん
893名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 00:36:35 ID:bEe5FvLw
894名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 00:56:01 ID:H9zKFGWP
ハルヒちゃんって古ハル臭がしてなんか好きになれない。
ハルヒがあんなにほほを赤らめて古泉と話すなんて完全に原作無視設定だし
895名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 01:39:15 ID:Nd99Y2da
マルチ乙。
>>892-893
情報爆発しまくりで吹いたw 宇宙ヤバイw
896名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 01:55:47 ID:SfPrUJNy
>>893
速攻で保存した
897名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 01:57:11 ID:BWCJFn6Z
>>894
だな!ちゃんと公式設定でいこうぜ!
ハルヒ=糞女=ゴミwww
ハルヒらしさ=ハルヒちゃん以下wwwwww
898ハルキョン&楽屋ネタ?AA ◆RAXLFIwrP6 :2009/04/18(土) 02:27:38 ID:YuQXLfqY
 
   パロディとはいえ
   原作のキャラクター設定は
   きちんと守らないといけない             デバン スクナイヨ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄             ジレッタイー!!
                 入|\         ( "ミ0 ̄`ヽ
                 ∠、゜ヽ.   ,、.    ))(八)ヽソ  , -‐-ー 、―‐-.、
                      ) )  ./ )     ヾ)`Oノ) 〃 u  ヽヾニヾu 、ヽ
.         まったくです   _(__(___/ノ''      O廿|⊃i ハハバハ>从|.芥ハ
         ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄  |___|         └ヽ.>☆(! > ||! ┃||).l |
      _ __U           ン       ヽ          ☆ゞハ、'' Д,ノD "ノN从!
     〃,ィVヾ、          ノハノハ从ハN. !            /`{iニづとニi'O
     トl_L{"}」,! .(Y´`ヾ)   i.!┰ ┰ | |) i           /` T`!く/_i_jン
     ドl.|’ヮノl|  /ヽ._,)   リ、 - ,ノリハ'          〈__/ン (_(_,/
.    l ('リ京ij)l ム_u-J.  | ̄ ̄|とニi:)
.    l.l ハううゞ        |――||ョ_l_iっ
                  ̄ ̄ ̄
                  ̄ ̄ ̄
899名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 02:34:20 ID:i4KMZi++
おまえらwwwwどの口で言うんだwwww
900名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 03:55:41 ID:bfSgGIOH
サンタだーが可愛すぎる
901名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 03:58:34 ID:VMBN46tr
決めた!俺、サンタになる!
ハルヒに輝く笑顔で「サンタだ!」って言ってもらうんだ。
そして満面の笑みでプレゼントを渡し、ハルヒの頭をナデナデするんだ!!
902ハルヒちゃん完全ネタバレAA ◆RAXLFIwrP6 :2009/04/18(土) 06:00:29 ID:YuQXLfqY
 
.    ,.-‐―-.、 __                        ______
    / , ―-,、ヽ ───────_______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.   l i.((ヽ バノリ         ______,,..-‐'''"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ i'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛`i!`i   / ,/   ,- 、 ・
   |(| | ┃ ┃ |.|  _ _.______,,,..-‐'''"´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              i||,ノ( _/(';\ /:-;/
   l | |''' l7''ノi.| _ __,,,..-‐'''"´                               __        || ;:;て  \:::::::::::ミ ∵
   ノ ○ |{H}l'仁二  _                              ,r´ `ヽ、  ,   ||Y⌒ヽ`   〉;;;;;;;;;ミつ
.  (. (. く_/_i_l_ゝ.ー.二 `゛ ‐- 、._                         i!     i!ン''"   ||  ∴ * (,(    )>>901
.     (_ノ ヽ_).      ̄ ̄ ̄`゛ ‐- 、.._______           i!   ノ´\    ||       ⊂ニニ⊃
                         ̄ ̄ ̄`゛ ‐- 、..____        \,     '   ||     O.i::::::::::;/
                       ── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     `゛ヽ、        ゛ヽ、、    ノ|      `ー-- '
                  __________ ────── ヽ、       `ヽ‐イ ノ
                              ______  \        ノ‐''''"
                             ̄ ̄ ̄ ̄ _____    = 、 _ /
                                          ̄ ̄ ̄



                                           .     , -、
           \人人                                   (,,,ノ i  /⌒ヽ
         _ノ_,_-‐v‐、_____                              ! |_/ ,ノ\,ノ
        ||   . {X^Xミ    |.                   ,.-‐―‐-.、    ! + +  .ヽ
        ||  | ̄ミ/\ミ.>>901|                   ノンニニヾソ、ヽ. (.,,,Y,,,, )   !
        ||  |.とZ;;;8;;Yつ_|  !                    オl|ノメ从从|.芥ハ. レハハハハヽ.j  コイツニ トッテノ
        ||   ̄ |#,#,#|\  __|                  |li ┃ へ| |).l |  !|─ ─;iリ)!   サンタ トハ?
.          ̄ ̄ ̄ |#,#,| ̄ \   .               Ol、'' ワ''ノN从!  ’ 、 - ,ノル´
                | |       \                 ヽi'l{H}| ∩     (とス)j
           .  | |  .    \           -‐-      く/_i_j_,ゞ     i !  i
.               || |        \     〃      ヾ    (_,/ \._)  .   !,,,ヽ.,,,}
.               || |       .   \.  ! .|ノiノハ从ハヽゝ
.               || |              \ i .(| |┰ ┰i |
              ̄ ̄              'ハiリ、 x ノリ
                               /○l⌒l_} て
                            とく/ン(___)J  て
903名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 06:48:08 ID:Fj09Obo2
ワロスwwww
ハル母:キョン君、いらっしゃい。ハルは部屋よ。「勝手にあがってきて」って言ってたわ。
キョン:いつもすみません。お邪魔します。


キョン:……って、おい、ハルヒ?
ハルヒ:ん?……あ、キョン、おはよ。
キョン:おはよって、もう昼だぞ。それと妊婦が床に寝るな。うつぶせで寝るな。腹出して寝
るな。ったく、よいしょっと。
ハルヒ:お、お姫様だっこ……って、もう終わり?
キョン:終わりって、ベッドに運ぶだけだから、これで終わりだろ。
ハルヒ:このまま町内を一周してみない?
キョン:しない。無駄に体を冷やすな。それより、なに散らかして寝てたんだ?
ハルヒ:、これ? 母さんの家事日記だって。もらったの。新妻と新米ママには参考になるだ
ろうって。読みふけってるうちに寝ちゃったみたいね。
キョン:おれには「ただの親父」腕章だったが。
ハルヒ:なんか、言った?
キョン:いや。それよりすごい量だな。
ハルヒ:親父と結婚してからずっと、らしいからね。
キョン:途中から3年日記、それから5年日記形式になってるのか。
ハルヒ:だんだん書くこともシンプルになってったみたい。あと、複年式の方が、去年とかお
ととしのを見れて、参考にしやすいんだって。去年の今日の献立はなんだったとか、そろそろ
カツオの初物が出てるかも、季節のものも分かるし。あと家族の体調の波とか、陥りがちな献
立のパターンなんかにも気が付きやすいって。
キョン:日記ってただ書くだけじゃなくて、使えるもんなのか。お、このあたりでハルヒが生
まれてるぞ。
ハルヒ:そこら辺りは、看護婦さんとか親父とか手伝いに来ていたおばあちゃんを尋問して書
いてたらしいわ。
キョン:尋問……。確かに根掘り葉掘り聞いて書いた感じだな。
ハルヒ:母さん、入院してたしね。書くことで一緒に居る、つながってるって感じたの、と言っ
てたわ。さびしいときは、ノートを抱きしめて眠ったりしたって。
キョン:……。体重とか体温とか便の色とか、書いてあるな。
ハルヒ:へんなとこ読むな!……赤ん坊なんだからしょうがないでしょ!
キョン:ここらへんのは新しいな。これ、最近のノートか。
こ、こら、見るな!触るな! ……プライバシーってもんがあるでしょ。
キョン:蹴るなよ。ああ、すまん。そういうつもりはなかったんだが。……ハルヒが中学から
高校の頃のか?……なぜ、胸に日記を抱えてあとずさる?
ハルヒ:あんた、やっぱり退場!ノート片付けるまで入ってくんな!!


ハル母:ハルが中高の頃の日記? そうね、あの娘もどんどん変わっていった頃ね。
キョン:いや、プライバシーと言われれば、確かにそうですし。
ハル母:それはあれね。キョン君をいつから男の子として意識したとか、どんなこと言われて
一喜一憂したとか、わかるからじゃないかしら?
キョン:そんなことまで書いたんですか?
ハル母:ふふ、母の日記は伊達じゃありません。
ハルヒ:もう! 母さんも余計なこと言わないで。 (ギロッ)キョン、絶対見せないからね。
ハル母:お式のときにタイム・カプセルにでも入れて、10年後にみんなで開けるというのは
どうかしら?
ハルヒ:(ギロッ)か・あ・さ・ん
ハル母:まあ、怖い。
キョン:人の日記を見る趣味はない。さっきは悪かったな。
ハルヒ:う、うん。あたしも、その、ちょっと悪かった。
905名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 10:57:43 ID:BWCJFn6Z
>>904
登場もしてないオリキャラ作ってんじゃねえよ
他所でやれカス
キョン:会ったときのハルヒがどうだったとか、会ってからのおまえがどう変わったとかなら、
俺だって全部覚えてる。俺が知ってる限りだけどな。それだけでもうお腹いっぱいって感じだ。
ハルヒ:なによ、それ。ひとを食べ物みたいに。
キョン:おまえを食べたわけじゃないだろ。時間とか、思い出とか、そういうのだよ。
ハルヒ:あんたは獏(ばく)か。この先の方がずっとずーっと長いのに、もうお腹いっぱいで
どうすんのよ。
キョン:獏が食べるのは悪夢だろ。俺が言ってるのは……
親 父:食っただろぉ、ひとのむすめをぉぉぉ
キョン:親父さん!?
ハルヒ:バカ親父、なんて時間に帰ってきてるのよ!? 太陽はまだ頭の上よ!
親 父:最近、勤労意欲が目っきり落ちてな。はっきり言って落ちこんでるんだ。
ハルヒ:いままでが無駄にテンション高かったんだから、その反動よ。しっかり収支をあわせ
なさい!
親 父:そういうこと言ってるとな、毎日押しかけて、孫に悪い影響を与えちゃうぞ。でたら
めな世界観を植えつけちゃうぞ。宇宙人と未来人と超能力者と遊びたがるような孫にしちゃう
ぞ。満員の甲子園球場に連れてって5万分の1の悲哀をトラウマにして刻み込んじゃうぞ。
キョン:親父さんに(負け惜しみ)怪人の自爆フラグが……。
ハルヒ:あんたにはうちの敷居は一歩だってまたがせないわ!
親 父:子供産んでも、しばらくうちにいるんだろうが。……そうだ、キョン!
キョン:はい!
親 父:バカ娘には、もうなーんにも期待しとらん。せめておまえが自重しろ。
キョン:はあ。
親 父:俺の目の黒いうちは、うちであんまりいちゃつくな。
ハルヒ:そんな目は、今すぐ白く塗りつぶしてあげるわ!
親 父:立候補すら取り消されたダルマか!?



------------------------

親父書きです。流れ止めてすみません。

そろそろハルヒスレ投下がつらい(親父の単独行動がめちゃ多いのとか)ものが
増えて来たので、安住の地を求めるべきか思案中。。。。
907名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 11:13:29 ID:1KqPBvcs
GJ!
そんなこと言わないでくれ。次も期待してるぜ!
908名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 11:20:33 ID:BWCJFn6Z
↓以下単発が GJ!団員想いなハルにゃん(笑)可愛いよ!レスの連続↓
909名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 11:27:15 ID:3Z8MMNRw
まんぽこー
910名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 11:35:22 ID:i4KMZi++
>>901
お前天才だな! と思ったら>>902で吹いたw 俺もちょっとヤられてくるわ。

>>906
GJ!
そういえばリフォームとは繋がってない…?
911名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 11:48:17 ID:RgOmxind
>>902
キョンの冷静なツッコミがw 確かにそうだよな。

>>906
親父のテンションの上下がリアルでなんか楽しいw
912名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 12:14:49 ID:odrNRQtz
>>906
こまけぇことはいいry
SS書きさんはあんまり自粛とか考えちゃだめなんだぜ。
むしろそういうのは誘い受け乙!とか突っ込まれるだけだ。
安住の地?そんなのここ以外にあるとでも思ってるのか?
そもそもシリーズものをここまで連載してきたんだ
最後まで責任とってくれんと俺が暴れるぞ!

まあなんだ、てなわけで、GJ!続きも待ってるからな
913名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 12:17:33 ID:odrNRQtz
WAWAWA忘れてた
>>898>>902もGJ!
最近各方面のスレでご活躍中ですね。応援してます。
914名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 13:02:57 ID:vKZXM5x1
>>907 >>912
ありがとうございます。
書いているときは(親父が暴れるのを止めるのに夢中で)全然考えないんですが、
書き上がるってみると、バレンタイデー当日だったり、なんか日がかち合うことが多くて、
(あと4月になってアニメが始まったんで見るのに専念しようとか)
このところ、いろいろ考えてました。


>>910
>リフォームとは繋がってない?

いちおうパラレルでお願いしますw

出産して退院すると、新母+乳幼児はしばらく実家に帰ってすごすようですが、
大きな家でみんなが寄ってたかって子育て、というのも捨てがたいシチュエーションなので、そっちも留保したいのでw
では、調子に乗って。

===========
親父の臨終

母 :お父さん、あと何か言いたいことはありますか?
親父:プロポーズのこと覚えてるか?
母 :ええ、もちろん。
親父:俺と同じくらい長生きしてくれ、って言ったっけな。
母 :こんなおばあちゃんになるまで生きられるなんて誰も思わなかったわ。お父さんのおか
げよ。
親父:俺が死んでも、合わせなくていいぞ。2倍ぐらい長生きしてもいい。
母 :一人でさびしくないんですか?
親父:娑婆がにぎやか過ぎた。さびしいってやつを思いだすのに時間が必要だ。
ハルヒ:にぎやかさの半分は、親父のせいでしょ!
親父:あとの半分はおまえだ。なあ、キョン、おまえもそう思うだろ?
キョン:はい。
親父:あとは頼むぞ。といっても、こいつら勝手になんとかするからなあ。
キョン:ええ。
親父:ああ。最後にかっこいいこと言って死のうと思ってたんだがな。
ハルヒ:いいわよ、最後ぐらい。聞いてあげるわよ。
親父:いや、普段から言いすぎて、肝心なときにネタ切れだ。
ハルヒ:あほ。
親父:キョン、おまえのでいいから、なんかくれ。
キョン:すいません。追い詰められないと、出てこないんで。
親父:義理とはいえ、親父が死ぬんだから、もうちょっと追い詰められろよ。
キョン:すいません。
親父:といっても、末期の言葉が『ポニーテール萌え』じゃあなあ。
キョン:すいません。高一の時の言葉はさすがに勘弁してください。
ハルヒ:カントの時世の言葉がいい、って前にいってたじゃないの?
親父:Es ist gut ! か? ありゃ日本語に訳したら、バカボンのパパだぞ。『これでいいの
だ』
ハルヒ:あんたは、もう、それにしときなさい!
親父:『あの世にも、粋な年増はいるかしら』じゃ噺家だしなあ。
母 :さびしさをおもいだすんじゃなかったの?
親父:失策だ。死ぬまで悔やみそうだ。
ハルヒ:いったい、いつ死ぬのよ?
親父:ほんとは話すのだって苦しいんだぞ。
ハルヒ:無理に話さなくていいのよ! そしたら周りで勝手に悲しむのに。
親父:……お前の孫に生まれ変わってやる。
ハルヒ:呪いをかけてどうしようっての? 最後ぐらい、さわやかにいきなさい!
母 :お父さん。
親父:ん?ああ。……おまえら、子に孫ども、ちょっと向こう向いてろ。
ハルヒ:なによ?
親父:いいから。

「……」

 振りかえると、ハルヒの母さんは、横たわった親父さんを抱きしめていた。さっきまで
彼女の背中に回っていただろう親父さんの手が落ちてしまわぬように握っていた。

「母さん?」
「うん。いっちゃった」
そう言って、ハルヒの母さんは、目を閉じた親父さんに口付けすると、一人娘を抱きしめ、そ
の背中をぽんぽんと軽く叩いた。 
「さびしくなるわね」

 ハルヒが泣き始める前に、俺は子供たちを連れて病室を出た。
「ねえ、パパ。ママとおばあちゃん、泣いてるの?」
子供の一人が尋ねる。
「そうだな」
「どうして?」別の一人が聞く。
「おじいちゃんが死んだ、もう会えないんだ。なんか泣きなくならないか?」
「なる」「ぼくも」「あたしも」
「こういう時は泣いたっていいんだ」
「パパは泣かないの?」
「泣いてるさ。泣き方が違うだけだ」
「どうして?」
「おじいちゃんに頼まれたからな。後を頼むって」

「ねえ、パパ.おじいちゃん、最後になんて言ったの?」
「ん?」
「向こうむいてろ、の後、おばあちゃんに何か言ってたよ」
「その後、おばあちゃんの声もした」
「聞こえたか?」
「うん。でもわかんなかった」「ぼくも」
「そうか。でも覚えとこうな。分かる日が来たら、その日はきっと大切な日になるから」



親父:I LOVE YOU.
母 :I KNOW.

917名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 14:25:53 ID:BWCJFn6Z
糞SSのせいで過疎ったwwwww
918名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 14:38:32 ID:odrNRQtz
>>916
うお、最近涙腺が緩くなってるとこに
こういうのはずるいんだぜ
ぅゎぁぁぁん!
919名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 15:16:34 ID:YR9iw25b
>>916
そんな、まさか親父が、親父がぁぁぁぁ。
貴様は俺の涙腺を崩壊させたいのか!!
涙で画面が見えなっ……うえぇぇぇぇぇぇん!
920名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 15:20:09 ID:kU1XBs7i
なんというエンディング……乙だっぜ
921名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 15:33:54 ID:RgOmxind
>>914
色々と違うジャンルの情報を集めるのも刺激になっていいぜwGJ!
922名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 15:36:57 ID:ZMw4fBue
>>914
ルート分岐みたいなもんか。この欲張りさんめw
923名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 18:11:11 ID:5tSALzxj
気持ち悪い
おたく
924名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 18:13:42 ID:glIqMpa6
ちがう、ハルヒ厨が気持ち悪いんだ。
925SS: Small talk:2009/04/18(土) 18:22:51 ID:vKZXM5x1
ねえ、キョン。
……なんだ、ハルヒ?
「どーでもいい話」だけど。
ああ。
「いい話」って、おおむね平凡よね。
そうか? まあ、そんな気もしないでもないが。
たとえば、人に親切にすると3倍になって返ってくるとか。
それは、どっちかっていうと「うまい話」じゃないか?
そうね。じゃあ、正義は必ず勝つ、とか。
それは、「そうあってほしい話」だろ。
んー、勇気を出して告白したら、相手も自分のことを好きだった、とか。
それが「よくある話」だったら、世の中バカップルだらけになると、おもうぞ。
時期を選べば、そういう場所もないではないわ。
お互い言葉にはしないけど、わかりあっている、というのはどうだ?
それはむしろ「虫のいい話」ね。実際は、わかっていても言葉にして欲しいもんよ。
言って欲しいというのも、わかっちゃいるが、だからこそ難しいんだ。
たとえば?
え?
ねえ、何を?
あー、たとえば、愛してる、とか、ずっとそばにいてくれ、とか。
……確かに、言われてみると、大した事ないわね。というか、あんた、なんでそういう「大事な話」を、すっと言っちゃうのよ?
「たとえばの話」だから、な。
それこそ「よけいな話」よ。
……なあ、ハルヒ、「青い鳥の話」って知ってるか?
あんた、前にもそんなこと言ってたわね。実はプロポーズ?
いいや。
あ、そ。じゃあ、隣の芝は青い、って知ってる?
知ってはいるが、最近、実感したことないな。むしろ、うちの芝こそ青い。
まあ、それならそれでいいわ。
……なんか、「コタツでみかんでも食べてするような話」だったな。
そうね。「お風呂につかりながらする話」じゃなかったわね。
そろそろ上がるか?
あー、……ううん、もう少し入ってる。
じゃ、先にあがるぞ。
うん。
のぼせるなよ。
……それはこっちのセリフよ。
……そういう意味じゃないぞ。
じゃあ、どういう意味?
……やっぱり、いっしょに行こうぜ。
最初から、そう言いなさい!
やれやれ。

(別府温泉、地獄湯めぐり、にて)
926名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 18:53:52 ID:1KqPBvcs
上手いなぁと思ったらオチ吹いたw
まったくお前らと来たらw
927名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 19:59:16 ID:X60o5Nae
このごろ新作SS滞ってたから今日はwktkが止まらない。
もう一本を期待してもいいのかな

……とは言いつつまとめから過去作品読んで昔の作品のあまりのカオスっぷりに爆笑している自分。
 ああ、親とケンカはいつものことだったが、いい頃合だし、18で勘当ってことになってな。
 ドイツの大学は学費がいらねえ、ってのを誰かに聞いてたんだ。
 ドイツ語どころか、英語も怪しいもんだった。知ってたのはハロー、プリーズ、サンキュー
だけ。金があるうちは、パック旅行の旅行者と一緒で、その程度でもなんとかなるが、金がな
くなるとな。ホワットとハウを知って、飛躍的に語彙が増えた。「今、なんて言った?」「そ
りゃ、なんだ?」「どんな風に(どこで、だれに、どんな場合に)使うんだ?」としつこく聞
くんだ。ヘボンって医者は、それだけで最初の和英辞典を作ったらしいが。

 ドイツ語はもうちょっとましで、大学に付属してる留学生向けの語学コースがあるんだ。そ
こで教科書とか先生がいる。
 とりあえず、飯をすませて下宿に戻ったら、教科書を毎日30回、あたまからしっぽまで大
声で読むわけだ。シュリーマン・メソッドだ。トロイヤ遺跡を掘り当てた奴がいたろ。このや
り方で7カ国語できたそうだ。まあ、最初はたどたどしくやってるから、時間もものすごくか
かって、おわると空が明るくなりかけてたりする。だんだんとうまく読めるようになると、1
時間くらいで終わるようになる。なんかハンター協会の会長みたいな話だな。
 大学は学費は無料で、奨学金まで出る。返さなくていい奴だ。贅沢はできんが、飢え死にす
ることもない。奨学金が入ったら、食堂へ行って、次の奨学金までの日数分の食券を買う。こ
れで食うには困らんわけで、残った金の使い方を考える。デートなら1回、映画なら3回とか
な。金はないから女に縁はなかったな。

 大学出てからは、通貨の高い国で稼いで、通貨の安い国で何もせず暮らして、金がなくなっ
たその国でバイトして、もっと通貨の安い国へ移る。そういうのを繰り返してたら、アフリカ
の真ん中辺りの国に来てた。そこの酒場で怒鳴りあいのケンカしてたら、後から声をかけてき
たおっさんがいた。
 おまえ、日本人か、という訳だ。
 そのおっさんは、日本の銀行から世界銀行に出向して、それから世界銀行が金を貸してる世
界中の小国に現場派遣された一人だ。一応、その国の中央銀行総裁だ。
 といっても、その国には銀行なんてそれっきりひとつだけだし、その銀行で帳簿のつけ方を
知ってるのは、総裁のおっさん一人だ。
 ヨーロッパから来てたスタッフとかいう連中はバカンスだと思って銀行にちっとも来やがら
ないし、現地採用した連中は内戦時代に育ったやつらで、やる気はあるが誰も学校へ行ったこ
とがなくて、字はおろか数字も書けない。
 銀行らしいものといったら、3度焼けた火事でも残ってたバカでかくてからっぽの金庫と、
総裁のおっさんが新人時代から使ってる自前のそろばんだけ、といった具合だ。

 総裁のおっさんは、俺が酒場でケンカしてたんで、最初通訳に雇おうと思ったらしい。おっ
さんは英語とフランス語ができるが、これだと国の偉いさん、要するにヨーロッパに留学した
連中だな、それとヨーロッパから来ているバカンス気分のお雇い外人としか話ができない。
 俺も言葉はいい加減だったが、アフリカに入ってからしばらくするうちに、ケンカはスワヒ
リ語でやれることがわかった。
 アフリカの連中はだいたい4つの言葉を使いこなして話ができる。出身の部族の言葉、アフ
リカでの商用共通語のスワヒリ語、宗教関係でアラビア語、それに白人や留学階層に媚をうる
のにつかう英語やフランス語だ。気の置けない間柄では部族の言葉ではなす。アフリカ人だが
よそ者とはスワヒリ語で商売からケンカだな。

 で、毎日、銀行に着いて行った。銀行の仕事なんざ何も分からなかったが、しばらく眺めて
いると、俺のやることがはっきりした。
 まず出勤簿をつくって、毎日やって来ている現地の連中に記入させた。これで連中の名前が
分かった。まあ、何て読むんだとしつこく聞いたんだが。それで、1ヶ月経ってもやってこな
いヨーロッパ人が遊んでるところを、ひとつひとつ借金取りみたいに回って「おまえは首だ」
と通告した。
 世界銀行には、先に総裁のおっさんから手紙と出勤簿の写しを送っておいたから、連中、泡
食ったな。そいつらの給料が浮いた分で、日本からそろばんを送らせた。そろばんが着くまで
は、地面に溝を書いて、そこに石ころ並べてな、ソロバンごっこだ。ついでにいうと、数字の
書き方も、地面の黒板で教えた。だから銀行のミーティングは、その後も、野外でお互い土に
何か書きながらやることになった。
 それから仕事の最後に、総裁のおっさんが一日中何か書きこんでる帳簿を、日がわりで順番
に読み上げさせることにした。これでようやく、総裁のおっさんが毎日、赤くなったり青くなっ
たりしてる理由を、連中も理解したって訳だ。

 この辺りまでは、俺には給料なんてなくて、総裁のおっさん宅に寝とまりして飯を食わせて
もらって、という感じで、まあ昔で言うと食客だな。日本がソロバンが届いたんで、おっさん
に退職金がわりの路銀を出させて、おさらばしようとしたら、今世界銀行から正式に事例が出
た、おまえに給料が出せるようになったから、もっといろ、と言うんだ。
 まあ、総裁のおっさんもずっと孤立無縁だったのが、行員が数字の扱いになれてきて、行員っ
ぽくなったんで、やる気がでてきたんだろ。現地の連中は元々やる気はある奴らだ。ところが
これまで来た外国人が自分の邪魔になるからと、何も教えなかったんだ。そのくせ現地人行員
をバカにしてたしな。それで最初にお雇い外人をクビにしたんで人気が出たんだ。

 給料は出るようになったが、俺には土の上のソロバン塾ぐらいしか仕事がない。それもちょっ
とどうかと思ったんで、総裁のおっさんに「あんたが一番困ってることはなんだ?」と聞いた。
「一番目と二番目は、君がもう解決した」
「そりゃなんだ?」
「顔も出さない外国人行員と、やる気のない現地人行員だ」
「なるほど。三番目を教えてくれ」
「こればかりはどうにもならない」
「ああ、そういうのが、俺は好きなんだ」
「インフレだ。物価が週ごとに倍になる。中央銀行の第一の仕事は物価の安定だ。君はここを
銀行にしてくれたが、私は自分のやるべきことができてない。できる見こみもない」
「あんたは、クソがつくほど真面目なんだな。だが、それはあんたの仕事の領分を越えてるぞ。
金を増やしたり減らしたり、いくらいじったってダメだ。この国の連中は腹をすかせてる。な
のにモノがない。そりゃ物価はあがり放題にあがる。あがると分かってればモノをもってる連
中は溜めこむからますますモノが足りなくなる。内戦時代よりひどいらしいじゃないか。理由
は簡単だ、国境を越えて入ってくる密輸品や国境付近で立っていた闇市を、盛大に取り締まっ
てるからだ」
「それは知ってる。大統領が一番力を入れている仕事だ。他の大臣は、外国人ぞろいの顧問団
に取り囲まれて思考停止しているが、大統領だけは自分の判断が出きるし、実行もできる」
「あんたはバンカー(銀行家)だ。今みたいな話を、大統領にすればいい。金の話だ、あんた
は専門家だ。それに、あんたらは真面目人間同士だ。きっと気が合うだろう」
「密輸を奨励しろ、というのか。中央銀行の総裁が?」
「だからクソ真面目だっていうんだ。ものは言い様だぞ。国境沿いに『公設市場』をつくれ、
でいいじゃないか」
「公設市場といっても何もないし、何かつくる金もないぞ」
「そんなのは商売やりたい奴らがなんとかするさ。俺たちはただ募集して名目だけの許可書で
も出せばいい。それも見境になしに制限なしにだ。真面目な国境警備隊にはこう言ってやれ。
これからは、おまえらが守るのは国境じゃない、国民の胃袋だ、と」

 結局、おれは総裁にくっついて大統領府に行き、今みたいな話を大統領にしてやった。こい
つは若いが頭はよさそうだし、なによりやる気があった。
「あなたの話は総裁から聞いている。あそこを銀行にしてくれた功労者だ」
「この国の連中は腹がすいているが、やる気がある。邪魔してたものを追い出したり、取り除
いたりしただけだ」
「日本人は世界一勤勉だと聞いている。日本人の君から、そう言ってもらえてうれしいよ」
「俺は経済に詳しくないが、総裁は詳しすぎるそうだ。俺みたいな奴から話したほうが、話が
シンプルになるかもしれない。おれたちの計画を話していいか」
「もちろん。ぜひ聞かせてくれ」
「物価がバカみたいに上がりつづけてる。こいつをなんとかしたい。物価が上がり続けると、
後で売ったほうが得だろうと思って、モノを持ってる連中はますます売らない。だからモノ不
足が続く。これをなんとかしたい」
「君の言う通りだ。そのために総裁も奔走してくれている」
「問題は金よりもモノだ。あんたの兵隊、とくに国境警備についている連中に協力してもらい
たい」
「おいおい、強盗や盗賊の真似はお断りだぞ」
「その逆だ。国境で市場を開く。盗賊や強盗から守られた、安全な市場だ」
「その市場には、どこから品物が入ってくるのだろうか? 君も知っての通り、国際収支を改
善するために、この国は貿易を止められている。それも、総裁を派遣してくれている世界銀行
からだぞ」
「物資がどこから来ようと俺には興味がない。大統領、あんたにだって興味がないだろう。俺
たちが関心を持つべきなのは、この国の連中の胃袋だ」
「密輸に目をつぶれ、ということかね?」
「繰り返し言うが、物資がどこから来るか、国の外からなのか、内からなのか、おれたちには
興味がない。この国にも人々が欲しがるものを持っている連中はいる。たとえば溜めこんでる
やつらだ。そういう市場ができるとなれば、もう物価は上がらない。それで損するやつらにも、
物資を吐き出す機会は与えるべきだ。買う奴らだって、それが誰からの物資なのか、興味はな
いだろう」
「私の軍隊に何をさせたいのだね?」
「国を守ることだ、ただし国境という国の皮じゃなく、市場という国の胃袋を守ってくれ。働
く場所は変わらない」
「このペテン師め!」
大統領は大声で笑いしやがった。
「私は留学して経済学を学んだ。そして何故私が生まれた国が貧しいかを研究した」
「その答えなら知っている。この国がヨーロッパやアメリカじゃないからだ」
「そのとおり。付け加えるなら日本でもない。君は本当に総裁と同じ日本人かね?」
「正直、自信はない。俺は日本から逃げ出してきた人間だ。この国に来たのはたまたまだ。日
本には、このおっさんみたいなクソ真面目な連中は割といる。だが、この国に来たのはこのおっ
さん一人だ。だから、俺を信じなくていい、このおっさんを信じろ。そしてあんたの国の腹を
すかせてる真面目な奴らを信じろ」
「私は国王の息子として生まれて教育を受けた。革命が2度起こって、現在の地位についたが、
いまでも、周りのもののうち誰が嘘をついていて、誰が本当のことを言っているか、はわかる
つもりだ。君はとんでもないことを語っているが、嘘を言ってもいないし狂ってもいない。君
の好きな通りやってくれ。私は邪魔はしない」
「どっちがペテン師だ。だが、あんたとなら組めそうだな」
「まだ何かあるのか?」
「あるとも。いま日本から、廃車になったオンボロバスと修理工具一式を送らせてる。中央銀
行前から国境の公設市場へは歩けば3日かかる。そこにバスを走らせる。大儲けだ。そしたら
またバスを買って、修理工具を買って、志願者に運転と修理を教えて、この国に公共交通って
のをつくってやる。完成したら、俺を国境までそのバスで送ってくれ。ここは悪いところじゃ
ないが、長いこと居過ぎた」
「まるで西部劇だな」
「うまくいけば、の話だ。こっちは命がけだぞ」
「私もだよ。ひとつだけ聞こう。なぜ中央銀行の前から出発する? 大統領府からにしない?」
「最初の質問の答えは、そのバスは俺が運転するからだ。後ろの質問への答えはこうだ。あん
たのところには、虫のすかないねたみっぽい外人顧問団がいっぱいだ。そんなところから走ら
せたら、おれはそいつら全員を国境まで運んで置き去りにするぞ」

 それから?大統領黙認の国境闇市はうまく言った。最初は行きは買い手でいっぱい、帰りは
品物と買い手でいっぱいだったが、そのうちバスに乗って売りに行く連中も出てきた。そのう
ちバス代をけちって中央銀行前で市が立った。金が国の中で周り始めたのを、目の当たりにし
た中央銀行総裁なんて、あのおっさんだけだろう。
 おっさんは任期が済んで世界銀行へ帰るとき、おれにヨーロッパの銀行を紹介してくれた。
肩書きが笑わせる、エコノミストだとよ。
 大統領からは、経済大臣と中銀総裁を兼任しろというオファーがあったが、そんなものは自
分とこの人間にやらせるもんだ、と断った。実際、土の上でそろばんを練習した若い奴らがそ
の席に付いて立派にやってたさ。しょうがないから勲章やら推薦状やらじゃまにならないもの
を気の済むまで送ってきたがな。
 あの総裁が紹介してくれた銀行はウィーンにあって、古くて小さいが、なかなかいいところ
だった。ところが2年もしないうちに、よりによって日本の銀行が買収しやがった。買ってみ
たら、銀行に元からひとり日本人が居るじゃないかと、なんか役職あてがわれたんで逃げよう
としたんだがな、その頃ちょうどに母さんに会ったんだ。運命だ。
 それから、母さんが未亡人になったと聞いたんで、銀行には辞表を出して駆けつけた。まあ、
実はそれからもいろいろあって、すぐに手に手を取り合って逃げた訳じゃないが、腹括って日
本に帰ることにしたんだ。ハルヒもその頃には母さんの腹の中にいたし、母さんの体調も芳し
くなかったんでな。


おしまい
ーーーーーーーーーーーーー

計算間違えて、少し残りました。すみません。
三たび、親父書きです。
余所を当たろうかと思うきっかけになった件のSSです。
今日は勝手に「親父祭り」と決めて、投下しました。ぺこり。
932名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 20:51:53 ID:BWCJFn6Z
>>931
もうハルヒとかどうでもよくなってる糞SSって気付けよ(笑)
933名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 20:58:38 ID:93G4+I7M
>>931
親父祭お疲れ様でした。
っ旦 オチャドゾー
934名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 21:08:33 ID:X60o5Nae
親父かっこいー
935名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 21:23:13 ID:mm9ljxOz
そろそろ親父SS自重してほしい
ハルキョンじゃなくなってるし、当たり前のように投下してるけど
オリキャラなんだから一言断ってから投下しようよ
936名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 21:29:13 ID:0qGd9Ijy
親父祭りwww
GJ!

>一言断ってから投下しようよ
確かにこれはあったほうがいいな

>>925
こういう掛け合いは好きだわー
937名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 21:35:53 ID:/FeZS4x3
>>932
頭悪そうだなおまえ
938名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 21:46:09 ID:/S53Wy9l
>>935
ハルキョンじゃないといけないという根拠がどこにもない

ただオリキャラがいるという注意書きはほしいところ。
でもまぁとりあえず乙。
939名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 21:46:22 ID:iDDbNjk4
たまにはこういう日があってもいいんじゃない?
は思わなくもないが、断りは最初の方がいいかも。

GJ!おつかれさま!
940名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 21:47:17 ID:n18HnFpA
タイトルに親父って入ってるからわかるんじゃね?
ああ、ご新規さんにってことか。

親父SSが集中っていうか他のSS職人さんが投下してくれないから
余計に目立ってるだけだと。

>>937
そいつ構うと喜ぶ変態だからスルー汁
941名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 21:57:50 ID:waTaJAe5
次からはヨロシクってことでいいじゃない。
俺も電波の受信を頑張るぜ。まずはアンテナを修理することから始めるか。

とりあえず直るまでハルヒと温泉行ってくる!
942名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 22:08:14 ID:SGwoyZkH
猫は温泉平気なの?
シャミセンやキョンのような性格の猫だったら温泉にまったりと浸ってそうだけど
943名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 22:16:59 ID:sjsJNOXb
ハルヒは熱い湯とか好きそうだw
944名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 22:24:47 ID:TsqdGduO
  ○    ○     ○ < 押すなよ!絶対に押すなよ!
  |こ   |こ   / ||〜〜〜〜〜|
  >ヽ   >ヽ  |⌒ |_____|
鶴屋さん ハルヒ キョン
945名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 22:30:52 ID:owVIe0WM
「そうだ。これよ!熱湯コマーシャル!」

「はあ?何ていった?」

「我がSOS団の告知タイムよ。うっかりだわ。こんな簡単な事に気づかないなんて」

「あの番組まだやってたっけ・・・」

「じゃあ。誰が出るか決めるわよ!」

「ひえええええええええ。こっち見ないでくださーい」




そのAAで何故かこんな妄想をしてしまった。ORZ
946名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 22:51:40 ID:vKZXM5x1
再々、親父書きです。
確かに、前もって「オリキャラあり」とお断りすべきでした。
ご指摘ありがとうございました。
947名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 22:51:44 ID:Qcrqv4tE
ハルヒとサウナにご一緒したいぜ。
どっちが先に出るかとか無言の応酬が行われるんだぜ、きっと。
948名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 23:01:21 ID:pmBHEXDw
のぼせたハルヒをお姫様抱っこで連れ出して
やれやれ、とか言ってるんだぜ、キョンの奴め!
949名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 23:04:16 ID:owVIe0WM
「・・・おかしい」

「何がです。長門さん」

「サウナのスチームはとっくに止まっていた筈・・・」

「え?100度いってますよ」

「おそるべし桃色空間」
950名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 23:21:14 ID:E9JwdyxQ
温度が上がるのはむしろ俺の方な件
951名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 23:22:18 ID:iDDbNjk4
俺もだから安心しろw
952名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 23:45:32 ID:X60o5Nae
福岡在住の自分。
自分のあたりは今日からけいおん!開始。だが。
ハルヒ:TVQ、二時四十分から
けいおん:RKB、二時四十五分から
けいおんみたいけど、何百回みてるハルヒをリアルタイムで見るために今から仮眠。何しろ今日はハルヒ私服だからな!
録画?全部壊れてるよ。買うor修理?自分中学生だぜ?それでなくてもハルヒ関連のグッズ多いし。

アニメ二期で編集長は無理そうだなあ。時間的にも、話的にも。
でもやってほしい。
953名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 23:50:17 ID:wKAuZ1VZ
編集長は最低でも3話はかけて欲しいな。短編というほど短い話じゃないし。
954名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 23:52:19 ID:X60o5Nae
というか、ハルキョンのマウントポジションが見たいw
955名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 23:54:31 ID:dDDRoS2e
「編集長〜」ってすごくもったいない作品だと思う。

文集作成の場面でメンバーそれぞれの
内面や過去を暗示させることができたのに。
ただの面白い話になってしまったね。

まぁ、長門だけはなにやら意味ありげな文章だったけど。
956名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 23:56:16 ID:sjsJNOXb
は…ッ!そういえばそういうシーンも!
でもヒトメボレはやるかも知れんし、似たようなシチュなら拝めるかもw
957名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 00:00:07 ID:X60o5Nae
>>956
あのシーン今月のエースでやったが酷かった
958名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 00:04:19 ID:vE3Ol7bM
まあツガノには期待すまい
959名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 00:11:00 ID:KdKf6DDG
さて、風呂入ってねるか、ハルヒ。
960名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 00:11:14 ID:wctyNres
再放送分に合わせて原作も復習がてらに読み返してみてるんだが
一々にやけてしまう箇所が多くてたまらん!
961名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 00:14:28 ID:iIbOX6mL
まあエースは付録とフィルター超解除のハルヒちゃんの為だけに買ってるからな。今月のハルヒちゃんは是非アニメにしていただきたい。ハルヒ出てこんが。
それはそうと来月の付録のマウスパッドがすごく楽しみ。「ハルヒだけ取り外して使える」とか何をやってくれるんだw
962名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 00:21:19 ID:bHrfKNPe
>>960
次スレよろ

>>961
なんだと! おいおい忘れないようにしないとイカンじゃないか
963名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 00:23:17 ID:wctyNres
次スレ
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その109
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1240068077/
964名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 00:30:43 ID:bHrfKNPe
おおう、乙。
965埋め電波:2009/04/19(日) 01:01:42 ID:uF7rmGry
ある朝目覚めると、一糸まとわぬ姿で見知らぬ部屋のベッドの上で寝ていたハルヒ。
すると、キョンを大人にしたような容姿の20代後半くらいの男が部屋に入ってきた。
「よぅ、今朝は随分お寝坊さんじゃねぇか」
ハルヒは思わず枕を投げつけ「出てけ、変態!」と怒鳴るが
その男は「自分の夫に向かって変態はねぇだろ」と軽くあしらう。
「夫」という単語にパニくるハルヒ。

そしてそのキョン似の男性と会話しているうちにハルヒは気付く。
どうやら自分は未来に来てしまったようだ、と──


---

続きが思い浮かばんので誰か頼むw
966名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 01:11:19 ID:0xm9zqOb
「って、お前ハルヒか?」
目の前のハルヒは高校生のハルヒだ。

「キョン?」
現状が分からず戸惑っているようだ。それはそうだ。
未来に飛ばされてきたのだからな。いや。飛ばされたのは正確ではないな。
無意識に飛んできたのか?

だとしたらまずいぞ。
俺の経験では、ハルヒはこんな不思議体験をしていない筈だ。
ごまかせ。何とかごまかすんだ。





つ、続かん誰か。お願い。
967名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 01:30:55 ID:3E06Ssb3
「ねえキョン」
「なんだ?」
「このブラジャー、ブカブカなんだけど」
「文句なら俺に何も言わない、用意もしなかったカミさんに言ってくれ」
968名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 01:41:21 ID:uF7rmGry
「ところでキョン」
 うん? なんだか嫌な予感がするぞ。
「さっき夫がどうって……え、き……キョンが……夫? ってことはあたしが…………」
 今更気付くなよ!
 
 って、そうじゃねぇ。
 そう、この当時──高校生の頃──の俺たちはまだ付き合っていない。お互いの気持ちどころか自分の気持ちすらハッキリと自覚していなかったはずだ。いや、少なくとも俺はしていなかった……はずだ。嘘じゃねぇって!
 それなのに、こんな未来を見てしまったら俺たちの歴史が変わってしまうかもしれない。ハルヒのことだからな。自分で言ってて哀しいが。

 しかしこれは死活問題である。
 俺はハルヒ以外の女と一緒になる気はないし、誰か他の男にハルヒが取られてしまうのなら世界を滅ぼしてしまいたいくらいなのだからな。
 どうにかして誤摩化すしかない。これはあの日と同じような悪夢なんだと思わせるしかない!
 俺はイチかバチか賭けに出た。
 これでうまくいくとは思わんが、どうかハルヒよ信じてくれ!

---

つづきを……た、たのむ……
969名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 01:41:29 ID:0xm9zqOb
ジョン・スミス

なんでだろう?こんな言葉が頭に浮かんだ。
目の前の男はキョンだ。今よりずっと年がいった大人のキョン。

何?

また、こうやって私を戸惑わすの。ジョン?

よし!問い詰めてやる。あたし、あんたに言いたいことたくさんあるんだから!!

「見つけたわ。ジョン・スミス・・・」

「ぐっ・・・・ハ、ハルヒ・・・・まっ待て・・・・・・」
970名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 01:49:04 ID:bHrfKNPe
く、ハルヒめ。なんてバカ力だ。
そして今こいつはなんて言った? ジョン・スミス? どうもハルヒ自身先ほどの疑問はどこかにやって、もっとも目の前の不思議を検分する気になったようだ。
夢にするなら好都合なのかもしれない。
だが先ずはハルヒを落ち着けなければ。とはいえ判断力をしっかりと取り戻すのは得策ではない。
さてどうするか。
俺はハルヒに圧し掛かられたまま、まだテンションの上がらぬ頭をフル回転させた。
971名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 02:07:41 ID:0xm9zqOb
ハルヒ(大)による逆マウントポジションは強烈だった。
一糸まとわぬその姿で、俺の腰に跨っている。

さらに「あんた。ジョンでしょ?」と
俺の首を絞めに来ている。

「ハルヒ・・・」

「な、何よ?」

「お前、今自分の格好分かっているのか?」

「///」
ようやく気づいたらしい。高校生のハルヒなら恥ずかしい筈だ。

「え?ちょ・・・違・・・・・ダメ・・・みな・・」

よし、もう少しだ。

「やれやれ、朝から積極的だな。ハルヒは?」
そう言って、俺は上着を脱ぎ始めた。


頼む!ここら辺で目覚めてくれ!!!
972名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 02:26:36 ID:S82GNlTO
「な、あ、あんたなに脱いで……何考えてんのよっ」
 ふむ。恥じらうハルヒか。懐かしいな。
 結婚してからはお風呂も一緒に入ったりしているからこれは新鮮
である。
 って、おいおい! 本来の目的失うなよ、俺!
 でもちょっとだけならいいだろ?

 俺はハルヒに近づくと、頬に手を添え……

973名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 02:39:18 ID:0xm9zqOb
「ハルヒ。俺が好きか?」
俺はハルヒを逆に押し倒しながら問いかけをする。

「え?あたしが?キョンの事を?」
真っ赤になるハルヒ。いいね。


「あ、あた・・・・あたし・・・・キョン・・・・こと・・・すっ・・・・」
戸惑い混乱した顔に変化している。

「もっもちろん。あたしは・・・・・」
あたしは?



「あんたの・・・・・・・・・・・・・すう・・・・すう・・・」
何かを告白しようとしたようだが、それは寝息に変わっていた。


何となく分かるも目の前のこいつは、俺の時代のハルヒだ。
あいつは帰ったのかな?
974名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 03:27:26 ID:iIbOX6mL
 しっかしまあ。
 俺は自分の隣で安らかな寝息を立てているハルヒのさらさらな髪を触りながら、
「俺って愛されてるんだな…」
 ハルヒが何を望んでこうなったのかは知らんが、とりあえずそれだけは解った。本当に幸せものだよ、俺。
 …ん?さっきのは高校時代のハルヒだよな?あいつが伝えようとした言葉は俺のことが好き、で間違いないだろう。そこ、自惚れとか言うな。
 だが…あの時代に俺はハルヒにそんなこと言われてないぞ……?
 まったく、未だにハルヒの考えることは解らん。あした古泉あたりにでも聞くか。
 やれやれ。

「俺も好きだよ、ハルヒ」

 当時なら絶対言わないようなクサイ台詞をハルヒに投げて、俺も再度眠りにつくことにした。まあ、今日は休みだし許してくれてもいいだろ。
 やれやれ。
975名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 03:31:12 ID:iIbOX6mL
しまった、やれやれ二回入ってる!
どっちか消しといてください。脳内で。
976名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 04:28:33 ID:bHrfKNPe
埋めネタ乙w
977名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 04:53:14 ID:aOz6Jape
夜分に失礼します。
埋めリレーの最中に申し訳ないです。
今からSSを投下します。
本来は前後編などにして分けて落すのですが
色々想ってまとめて落します

10レス良くと想いますがよろしくお願いします。
【遥か東方の地にて神の龍と聖なる少女が出会いしは、偉大なる四神にして春の来訪を告げる者。】

龍と少女の旅は一つの節目を迎えていた。
龍の名を知る手掛かりを求めて龍の故郷を訪れた一行。
そこで出会った地龍王より知らされた嘗ての出来事。
龍の名の次なる手掛かりを求めて一行は『央国』を目指そうとした矢先に出会った龍のフィアンセを名乗る少女の存在。
一行に見せつけた『聖なる少女』の証たる力の顕現。
その最中、龍はその姿を変じた。
伝説の『白金の神龍』へと
それは龍と少女が最早後戻りの出来ない事態に引き込まれている証でもあった。

「お願いよキョン、目を開けて!」

少女のハルヒの声が虚しく空へと吸い取られていく。
『狂気の山脈』を離れる『央国』へ唯一の船が出る港町まで後2週間程の位置まで移動した一行。
しかし、その代償に地龍はキョンは衰弱していた。

「ミクルちゃん、貴方の魔法で如何にか出来ないの?」
(御免なさいハルヒさん。私の魔法は小さな怪我を治す程度です。生命活動そのものを扱うことは出来ません。)

少女に問われ返答した風龍のミクルにの少女の気持ちは痛いほど判っていた。
しかし、元々治療系の魔法を持っているとはいえ龍の操る魔法の系統には人の神聖魔法の様な力はなかった。
己が力を絶対とする龍にとって魔法とは己が力の示すものであり、己が傷つくことを他人に曝すことは恥であった。
その為回復系統の魔法は発達する事が無かった。

「ユキ、こんな時如何したら良いか本に載ってなかった?」
(・・・すまない、如何なる書物にもドラゴンを甦らせる事は記載されていなかった・・・・・・『遺失魔道書』でもない限り現在手に入る書物には載っていない。)

少女も信頼する氷龍のユキ。
古代上位龍の幼体にして絶大な力を持ち、他の龍達よりも知識もある一行の頼れる存在である。しかし、彼女とて龍の蘇生法をしる術はなかった。
外法たる『死霊魔法』による不死化の法はある。しかし、それはドラゴンゾンビを生み出す事を意味する。
前回戦った黒龍のドラゴンゾンビ。目の前に横たわり身動きしない地龍に対して何故その様な外法が行なえようか。
子龍も又自分の力の無さに苦悩していた。

「・・・無茶を承知で聞くけど・・・・・・コイズミ君は何か知ってる?」
(・・・最初から期待されないのも寂しいものですが、残念な事に僕は治療系の事はカラッキシでお役に立てず申し訳ありません。)

少女から僅かな期待を込められながらもそれに何も応える術が無い事を飛龍のイツキはただただ事実を述べる事で応えた。
龍族の中で最も戦闘の特化した能力を有する火龍種に属する者はその絶大な力を持って相手を屈服させる事が至上の喜びである。
故に傷つく事を恥、戦闘にて安易に怪我を負う者は蔑まれて見られた。
まして他の者に治療を求める行為は種への侮蔑であり、治療に関する知識を最も持たない種族であった。

「・・・如何したら・・・・・・ねぇ如何したら良いの?・・・・・・応えてよ!・・・・・・ねぇキョン!!!」

しかし、何時もの様な『やれやれ』も優しい眼差しも還ってこない。力なく地に横たわり身動き一つしない地龍。
神龍へと変じた代償なのか。今地龍の命はつきようとしていた。
地龍がその姿を『白金の神龍』へと変じた。
その姿をまじかで見ながら2人の少女の反応は正反対であった。
1人は驚愕を1人は歓喜を
それは正に己が持つ力に由来する心情であった。

『伝説の神龍と聖なる少女は惹かれあっていた』

その事実と照らし合わせるなら自分は龍と共にある資格がない。
1人の少女ハルヒは正にその気持ちから来る驚愕と絶望に潰されそうにあった。
逆にもう1人の少女ササキは打ち震える歓喜と希望に見舞われていた。
神龍と共にあるのは誰が相応しいか。それは自ずと答えが出たかの様に見えた。
しかし、神龍のその手が差し伸べられたのは何も力を持たぬ筈の薬師の少女ハルヒへであった。

【何辛気臭い顔してんだお前は ほら急いでこいつ等ぶち倒して先を急ぐぞ 余計な道草喰い過ぎてんだからな】
「・・・ねぇあんた本当にキョンなの?」
【あん?何言ってんだお前は? 確かにこの姿は自分でも驚いてるが紛れも無く俺は“俺”だ 大体他の誰がこの場にいんだよ】
「・・・それはそうだけど・・・きゃ!」

そう言いながら神龍は少女を己が手に乗せ立ち上がった。
何時もとは違うその手に一瞬少女は驚いたが、その手かた伝わる温もりは紛れも無く龍のそれであった。
そしてその背に新たに備わった翼を広げ飛び立とうした矢先、もう1人の少女からの声が響いた。

「ちょっと待ってくれないか、大体僕を残すて君は何処行こうと言うんだ。」
【何処って『央国』に決まってるだろ?態々応えるまでも無い位に決まりきった事だ】
「ならば共にあるのは僕が相応しいんじゃないかい?」
【あ〜ササキ お前の言ってることが俺にはよく判らないんだが】
「くっくっくっ、此処に見て惚けるのかい?見ただろ僕に隠されていたこの“力”を。僕こそが神話の時代から君と共にあることを約束された存在なんだ。
 君が今手のひらに乗せている存在とは違うんだ。さぁ一緒に金龍王様の元に行こうじゃないか。」
【悪いが断らせてもらう この旅はハルヒと一緒に終わらせようと決めたんだ 例え俺が如何なる存在でもな そしてハルヒが如何なる存在でも
 これは俺とハルヒの問題なんだ他の誰にも邪魔はして欲しくないアノ出会いから今まで俺達で決めてきたんだ今更横槍は入れないでくれないか?】
「・・・キョン・・・あんた・・・」
「くっ君ってやつは・・・・・・ならいか仕方ないね。手荒な形になるけど力づくで君を連れて以降。この僕の『紅い神人』の力で。」

そういってもう1人の少女は己が分身たる『紅い神人』を操りだした。
その姿は龍と少女が地龍王の記憶の中で見た姿に良く似ていた。違うとするならその色が『蒼』ではなく『紅』ある事である。
しかしその違いこそが全ての間違いの証である事は今この場に居る誰も知る術はなかった。
その神人の腕は神龍の、嫌神龍の手に乗る少女に向かって振り下ろされた。
しかしその腕は途中から霧散し跡形も無く消えてなくなっていた。
その力事態が否定されているかのように。

【悪いがササキお前に応える術は俺にはない あの時の事は感謝してるがお前と俺はそんな関係じゃないはずだ それはお前が言った事だ
 だから今のお前が抱いている哀れな幻想を破壊させてもらう 偽りの神人では『闇』に遠く及ばない・・・だから今は消えろ怒りの神人よ】
「まって!私はただただ貴方と一緒に!だから!」
【偽りの神人よ今は消えろ!そして次出会う時は正しき姿で!】
そうして神龍の右手が『紅い神人』を薙ぎ払った。瞬間その姿霧散し消えてなくなった。
その姿を見てもう1人の少女に付き従っていた他の3匹の龍が動いた。
自分達が従う少女に従わない存在は敵である。相手が神であろうがそれは許されない事であった。
黒色のガスが、青い雷光が、丹色の火線が神龍を襲った。
しかしその攻撃は一瞬、左の翼を羽ばたかせるだけの行為に掻き消された。
『不浄を払う魔の左翼』
神龍の左の翼の力であった。そしてその返す刀で右の翼を羽ばたかせた。
『不浄を捌く聖の右翼』
その羽ばたきから先ほどの攻撃がそのままの形で龍達に向けて還ってきた。
天に唾するものは己に帰る。その避け様の無い攻撃に龍達は押し返された。

「・・・如何やら今日は引き返したほうが良いようだね。・・・でも之だけは憶えていて欲しい。」

形勢不利を悟ったもう1人の少女は撤退する事にした。此処の力では負けてはいなかった。しかし神龍の存在が全てを狂わせた。
自分達に無くかの少女に持たされたもの。もう1人の少女はある可能性を否定する為にも早々にこの場を去ることにした。
少女が懐より護符を取り出しそこに魔力を込めた。瞬間少女とその従者たる龍達に足元に魔法円が出現した。

「・・・僕は・・・私は、貴方の事を愛してるって。」

そう言い残し少女と龍達は姿を消していた。
『門(ゲート)』
失われた筈の古代魔法の一つ。遠くの地と地を繋ぐ移動魔法の一種である。
その言葉を聴きながら神龍と少女は互いを見詰めていた。
少女の表情には不安な気持ちが現れていた。その表情を見ながら神龍は何時もの表情になっていた『やれやれ』と。
その表情を見て少女は安堵していた。姿は変わっても矢張り目の前にいる神龍は自分の良く知る龍であると。

【さてハルヒ 悪いが先を急ぐ事になった】
「・・・急に如何したのよ。先を急ぐって何が有る訳?」
【・・・如何やら『央国』で異常が起きてるようだ 急がないと取り返しのつかない事が起きてしまう】
「・・・まさかササキに会いたいんじゃないでしょうね?」
【なわけ有るか さっきアイツと一緒に居た黒龍のゾンビと亜龍の事だ ナガト・コイズミ相手をして如何だった?】

そういって先程まで戦いを繰り広げていた仲間達に話しかけた。何れも大きな怪我をした様子は無く皆元気姿で居た。

(・・・私から見てあのドラゴンゾンビは異常。本来ならば死した体の筈だがあのドラゴンゾンビからは確かな意識を感じた。)
【そうか コイズミお前は?】
(そうですね。本来ならば我々上位龍とは勝負にも成らない筈なのですが力だけで見たら亜龍の域を外れていますね。之は由々しき事態です。)
【・・・矢張りな・・・・・・・・・・・・アサヒナさんが相手をした奴はどんな感じでしたか?】
(は、はい!・・・えっと〜何か嫌々戦ったる感じがしました〜、戦いたくないけど使命の為に仕方なくといった感じで〜、後本気じゃなかったですね。)
【そうですか ・・・・・・矢張り時間が無いのか】
「・・・ちょっとキョン?話が見えないんだけど?」
【ああ悪いハルヒ ・・・如何やら『色龍』達に異変が起きてるようなんだ】
「『しきりゅう』?・・・何?それあんた達と違うの?」
(・・・我々の様に世界に存在する『地水火風』の精霊と密接な関係を持たず『光』から産まれる『色』から力を引き出すドラゴン達の事。その代表が金龍であり
 その王が『金龍王』になる。我々とは異なり多種多様な力をもつ存在。しかしその反面個体数が少なく、神話の大戦以降は殆ど姿を見なくなった。)
「ふ〜ん、じゃあさっきの連中がそれなんだ。・・・で、急ぐって言っても如何すんの?まさか飛んで行く訳?」

そう言いつつも少女は期待を込めた目で神龍を見詰めていた。
龍の背に跨り旅する事も面白かったが矢張り空を飛び世界を旅する事を夢想した事は一度や二度ではなかった。
まして相手が今までは飛ぶ事の出来なかった龍である。諦めていた気持ちを抑える事が出来るだろうか?
しかし神龍の出した答えはあっさりとしたものであった。

【事態は一刻を争うからな 悪いがこっちも『門(ゲート)』を使う 気にするな『央国』は以前行った事があるから一っ飛びで着くさ】
「・・・あっそ。」
【・・・何怒ってるんだ?】
「煩いアホキョン!人も気も知らないで良いからさっさとやりなさいよ!」
【・・・分かったよ なら皆も俺の周りに集まってくれ】
神龍の言う通り龍達はその周囲に集まった。
伝説上に謳われた龍の神。それが今自分達の前に存在している。そしてそれは自分達の友人であった。
複雑な面持ちながらも龍達は円陣を組む。それを見て神龍は呪文を唱えた。瞬間浮遊感に包まれた後少女と龍達は強い力に引き寄せられる感じに囚われた。
気がついた時は全く見知らぬ丘の上に立ち尽くしていた。
辺りは既に夕闇に覆われていた。先程までいた『狂気の山脈』はまだ昼過ぎ位であり。確かに移動した事は判った。

「・・・此処が『央国』なの?ねぇキョン。」
【・・・・・・・・・・・・】

周囲を見渡しながら少女は神龍に尋ねた。しかし何時もの返答は帰ったこなかった。
しかし少女がイメージしていた『央国』とは些かかけ離れた光景であった。まるで何処にでもある町並みが見え。
周囲にある畑の光景も大して珍しいものでもなかった。

(おや?此処は。)
「コイズミ君何か知ってるの?」

そこで口を開いた飛龍に少女は質問した。今自分達が何処に居るのか知っておく必要があるからだ。
それに先程から神龍の様子もおかしかった。早急に手を打つ為にも今何処にいるか知る必要があった。

(此処は『央国』では有りません。『央国』への唯一の船が出る港町に2週間の距離にある町『キュウカン』です。)
「2週間?何でそんな所に居るのよ!ちょっとキョン如何いう事?」

そう問いただした時、不意に神龍の体が崩れ落ちた。一瞬落下する感じに囚われた少女だがユキに抱きとめられ無事であった。
しかし、事態は急変していた。
神龍のその姿が白金に輝いた刹那、まるでガラスが砕けるようにその姿が砕け散った。
その後に残ったのは何時もの地龍の姿であった。そのまま地龍は身動き一つする事はなかった。

「・・・ちょっとキョン・・・・・・なにあんた冗談やってるのよ・・・・・・そんなの良いから目を開けてあたしの質問に・・・ひっ!」

少女はその龍の異常を見ながら出来るだけ何時もの態度を取ろうとした。
頭を過ぎった嫌な予感を打ち消す為であった。しかしその龍の体表が異常な色に変色していくのを見て事の重大さに気付いた。

(・・・おかしい。彼の体の生命力と魔力が連結していない。)
「・・・ユキ、それって一体・・・」
(・・・私達ドラゴンは言わば生きた魔力。その生命が終わる時その体から先ず魔力が離れ次に生命が天に還る。彼は今その様な状態にある。)
「そ、そんな!一体如何したら良いの?ねぇユキ!」
(・・・すまない・・・)

一行に暗澹たる気持ちが降りかかった。
其れから少女達は自分達が行なえる全ての事を行なった。少女は薬を作り、龍達は己が魔力を注ぐ事で如何にかして龍を蘇生させようとした。
しかし、龍は一行に目を覚ます気配が無かった。刻一刻と時間だけが過ぎていく。
気がつくと既に2日の時間は過ぎていた。龍は生きてはいた。しかし何時事切れてもおかしくない状態であった。

(・・・こんな時『ツルヤ』さんが居てくれたら・・・)

ポツリと風龍のミクルがこぼした。まるで僅かな可能性が有るかのごとく。
その言葉は少女にとって藁をも縋る思いの中にあってやっと見つけた藁にも感じられた。
直ぐにその事を詰問した。その返答は矢張り希望を与えてはくれなかった。
遥か東方の地に住まう風龍種。その龍達とは異なる『竜』と呼ばれる存在。
同じく自然を体言しながらも人々の信仰を集める存在。東方の地は元々、他の地域に比べ異なる種が多く住まう地でもあった。
その姿形は少女が住む一体とはかけ離れ人々の想いが具現化した一種の神である。
その中にあって最高位にあるのが『竜』といわれる存在であり、風龍はその中の『四獣』の東夷『青竜』の娘『ツルヤ』と親しかった。
世界に広く知れ渡る魔術と異なる仙術を操る東方の竜ならばこの異常を治せるかもしれないと。しかし今から東方の地に向かうにしても時間が無さ過ぎる。
龍の命は今に消えようとしていたのだから。その時、書物を読み返していた子龍はある事に気付いた。
この『キュウカン』に錬金術の協会が存在する事、その錬金術の中に如何なる病気も癒す万能の霊薬があると謂われる事。
少女はその事を聞くが早いか早速行動を起こした。その少女に子龍もついていった。
周りの静止も聞かず錬金術の協会まで乗り込んだのだ。しかし結果は得られなかった。
所謂錬金術とは魔術の一種であり技術の塊である。そこに有る全ての物は世間から外れた者であり異質なものであった。
少女は錬金術の協会『コンピケン』に事の詳細を伝え尽力を願ったが錬金術師たちは寧ろ貴重な龍の死骸が手に入ると歓喜した。
その姿を見た少女と子龍の手により協会は一瞬にして灰燼と化した。
絶望に囚われながら一路帰路に着いた少女と子龍の前にある人物が現れたのはそんな時であった。

「おやおや、お二人さん。こんな時間に辛気臭い顔していったい如何したんだい?」

その場違いに陽気な声を聞いて少女と子龍はその声の方を見た。
そこには年の頃は少女とさして違わない女性は立っていた。髪は膝したまで伸びその色はまるで『青緑』の用であった。
異国の遠き東方の地の衣装を着たその女性。
少女と子龍は今はそんな事に構っている時では無いと思ったが女性の格好をみて即座に先程の風龍の言葉を思い出していた。
僅かな希望に縋る想いで少女はその女性に話しかけた。何より先程掛けられた言葉に違和感があったから。

「今あたし達に向かって『お二人さん』って言ったわね。あたしは人間でユキはドラゴンなのになんで其処で『お二人さん』ってなるのかしら?
 まるで人間とドラゴンの区別がついてないみたいじゃない。」

之は一種の賭けである。違っていたら意味がない。しかし子龍を見て驚きもせずに話しかけてきたことも踏まえて少女はある確信に近い物があった。

「あちゃ〜、これは初歩的なミスをしちゃったみたいだね。折角『謎の東洋人女性』を装って近付いたのに失敗、失敗。」
「そんな事は良いから貴方はいったい誰なの?言っとくけど今のあたしもユキも気が立ってるから変な事言うようなら大変な目に遭うわよ。」
「おっと怖い怖い。ま、まぁ落ちつくっさ。別に怪しい者じゃないよ。それに『お告げの少女』に手を出そう何て思ってないし『白の皇女』に喧嘩売る程馬鹿でもないっさ。
 そうだね〜しいて言うならミクルの友達かな?・・・あはは、流石に之だけの説明じゃ判らないか・・・えっとつまりあたしも竜なんだよ。ミクルから何か聞いてない?」

正に天の助けとはこの事言うのだろうか。それにしては都合が良過ぎる。まるで何か抗えない運命に流されているようでもある。
しかし、今はその様な事を追及している場合ではなかった。風龍が発した言葉と頼りに少女と子龍は目の前にいる女性(?)事の次第を説明した。
それを聞いた女性は今までの陽気さは何処へやら、神妙な面持ちになると急ぎその場へ案内するように告げた。

小高い丘の上に龍は横たわっていた。その姿はまるで硬い岩のように変じ。全く動く気配を見せなかった。
今も風龍が治癒に風を送っていたが焼け石に水に等しかった。
そこに現れたツルヤを見てミクルは喜んだ。何故この地にいるのか。思えが色んな事が浮かんでくるが今は目の前に横たわる龍が肝心であった。
その龍を観察し、ツルヤは答えをだした。

「残念だけど、今のままじゃこの地龍は助からないよ。」
「そ、そんな!ねぇ如何にかならないの?ミクルちゃんは貴方なら如何にか出来るって・・・」
「其処まで評価してもらうのは嬉しいけど、それは過大評価だよ。あたしだって出来るこっと出来ない事があるしね。
 それに彼にはあたしに仙術だけじゃ如何しようもないっさ。」
「そんな。」
その言葉を聞き少女は力なく崩れ落ちた。最早龍を助ける手立ては無いのか。
目の前が暗くないなり何も考えられなくなった。少女の目には龍しか映っていなかった。
共に旅した時間が、共に過ごした時間が。共に語り合った時間が、全て消えてしまう。
過去が崩れ去り未来が消える。ならばこの世界に如何様の価値があるのだろうか。
龍がいない世界など自分は望んでいるのか。否、自分はそんな世界は望んでいない。
ならば今の世界は間違いだ。龍が居ない世界などに価値はない。
何故この様な事になったのか。全てはユキが現れてからの一連の出来事。自分達がお告げにある存在と謂われてからだ。
ならそんな世界が間違っている。自分も龍もそんな事は望んでいない。自分も龍も旅をしていたかっただけ。ただ一緒に居たかっただけだ。
あぁ答えは簡単だった。最初から無かった事にすればいい。ユキと出会う前のあたし達は無いもなかった。
ササキの事も世界の事も。ならばそんな世界にしてしまえばいい。

少女の心が暗い物に囚われたいく。周りに居る龍達の声は届かない。
そんな少女中心に『蒼い』光が収束していく。その光はやがて少女と龍を包み込むと弾けた。
そして次の瞬間、龍達が見たものはその場から姿を消した少女と龍であった。

(・・・これは一体。)
(如何いうことですか?急に彼とハルヒさんが消えてしまった。何が起きてるんですか。)
(ツ、ツルヤさんこれは一体全体なんなんですか〜、キョン君とハルヒさんは何処行っちゃったんですか〜!)
「・・・みんな落ちつくっさ。確かに大変な事態だけど今はこうするしかなかったんだよ。彼女がハルにゃんが真の『聖なる少女』に目覚めて貰うにはね。」
(・・・彼女が・・・)
(真の)
(『聖なる少女』?)
「うん、そうなんだ。ミクルが旅立ってから少ししてあたし達は別の方向から調べたんだ。そこで判った事があってね。今『色龍』達がおかしな事。
 そして『偽りの器』を準備してる事をね。だからあたし達も急いだ。なるべく色龍達に悟られないように、しかし勘付かれて先に動かれた。
 近くまで来ていたあたしは事の詳細を見定めた後『神龍』の『ゲート』に便乗して此処に来たんだ。最初は仙術でどうにかなるかと思ったんだけど
 事態はより深刻だった。最早最後の手段を使うしかなかったのさ。」
(ツルヤさんそれって。)
「・・・最後の手段。ハルにゃんが真の『聖なる少女』に目覚める事で彼の命を繋ぎとめる事。それ以外もう方法はないっさ。」
(・・・そんな、じゃ今キョン君とハルヒさんは何処に・・・)
(・・・恐らく例の『閉鎖空間』の中に。)
(でも如何してその様な場所へ・・・治療ならば此処でも行なえる出よしょうに。)
「・・・今ハルにゃんの心は暗いモノに囚われている。それが原因で内に閉ざした『閉鎖空間』を作ったんだろうね。でもそれじゃダメなのさ。
 でも今は信じるしかないよ。二人に『絆』の深さを。」

その言葉を聞いて皆は黙り込んだ。『閉鎖空間』。
『紅い神人』を操った少女が作り出して亜空間。一種の結界でもあり世界から隔離した場所を作り出す。
その中に入り込んだ龍と少女。2人の帰還を信じるしかなかった。

龍が目覚めた時、最初に感じたのは違和感であった。
その原因は直ぐにわかった。今の自分は本来の龍の姿でなく人の姿をしていた。そしてベッドに横たわっていた。
辺りを見渡すが薄暗く良くわからない。家具などを見ても見覚えが無く今までの旅の途中で少女と一緒に止まった宿とは違っていた。
色々思うを馳せていると不意に扉が開いた。其処には水と食べ物を持った少女が立っていた。
「・・・キョン?」
「あぁ俺だが?・・・なぁハルヒ此処は何処なんだ?・・・アレから俺は如何したんだ?・・・ナガトや他の連中は外なのか?」
「キョーーーーーーーンッ!!」
「わっおい!」

事態がつかめずに色々質問をしていた龍であったがその答えが帰ってくる前に少女が飛びついてきた。
嫌、まるで縋りつくかのようであった。暫くそのままにして少女が落ち着くのを待ち龍は改めて質問した。
そして返って来た答えは驚きの物だった。
今居る場所は初めて出会った村である事。村人は誰もいない事。近くにナガト達もいない事。
龍は慌てて起き上がると外にでた。少女も慌ててその後を追った。
そして龍が目にした物は

『灰色に染められた世界』

であった。そして感じるモノには確かなモノがあった。ここは『閉鎖空間』である事。
そして之を創り出したのは紛れも無く目の前の少女であることを。

「もぅ慌てて如何したのよ。」
「・・・ハルヒ・・・これは一体・・・」
「う〜ん、如何説明したらいいのかしら。まぁ良くわからないけど、目の前が真っ暗になったら気がついたら此処にいたのよ。辺りは何か暗くて変だし
 しかもあたしが生まれた村に帰ってるみたいだけど、まぁいいわ!何たってキョンが目覚めたんだもの。あっお腹すいてない?あたし今からご飯作るわ。」
「ハルヒ・・・ここはお前が創ったのか?」
「何かそう見たいね、良くわかんないけど。でも之でもう誰も邪魔者はこないし良いんじゃない?」
「・・・邪魔者ってお前・・・」
「・・・そうよ誰もあたし達の間に入らなければ今だって一緒に旅ができてたのよ。でも皆がいるせいでキョンがアンナ事になる位ならあたしもう冒険とか如何でもいい
 この何もない村で一緒に過ごしたって構わない!」

龍はその少女の感情の爆発を受けて、今がどんな常態か理解した。
地龍王の記憶にあった『聖なる少女』の『閉鎖空間』は透き通るような『蒼』であった。しかし少女が創り出したこの『閉鎖空間』は灰色である。
その事が少女の心に暗い影を落としてる事を表してるのは用意に想像できた。しかし如何する。
自分にこの空間を壊す力は無い。だからと言ってこの世界に留まるつもりも無かった。
もし此処に留まってしまったら少女は一生この閉ざされた世界で生きる事になる。それは余りにも寂しいことだった。
龍は必死に自分の思いを語る少女に向かって語りかけた。

「・・・元の世界に戻りたいとは思わないのか?」
「・・・何故そんな事を聞くの?」
「見てみろよこの世界を俺達以外誰も居ない。こんな世界に居続けたら完全に飢え死に確定だぞ。」
「ん〜、なんかね。全然そんな気にはならないのよ、自分でも納得出来てないけど。でも今少し楽しいな。」
「・・・何故だ?」
「キョンと一緒にいるから。キョンが居れば何処でも楽しい。2人ならきっと何処にだっていけると思う!」
「そうか。」

そう語る少女を見詰めながら龍はある想いに行き着いていた。
そして此の侭でもいけない事も。
「・・・俺は還りたい。」
「キョン?」
「こんな状態になって気付かされた。俺はなんだかんだ言ってもアノ世界が好きだったんだ。ナガトやアサヒナさんにコイズミ。地龍王の爺にクニキダ達。
 そこにアサクラやキミドリさんも加えてもいい。」
「・・・何言ってるの?」
「俺は連中にまた会いたい。まだ話す事がいっぱい残ってるしな。」
「・・・会えるわよきっと。この世界だって何時までも暗闇に包まれたままじゃないわ。明日になれば太陽も昇る。きっと大丈夫よ。」
「そうじゃない。この世界の事じゃない。俺は元の世界のあいつ等に会いたいんだ。」
「・・・意味わかんない。」

そう言いながらも少女はまるで信じられないものを見るように龍を見詰めていた。
その瞳には悲哀と怒りが織り交ぜられた色が浮かんでいる。龍にも判ったいた。少女が今望んでいる物を。
しかし、それはこの様に逃げ出して得る物では無いはずだ。この世界はあくまでも偽り。少女の願望が産みだした自分の世界だ。
だが人は偽りの世界では生きては行けない。唯一世界を作り出した『創造主』より創りだす事を許された存在。
何より少女はこんな世界に居てはいけない。そして龍自身もそんな少女は見いたくなかった。
少女と自分の想いが一緒ならこんな世界を望まないはずだ。何故こんな世界を望んだのか龍には理解できなかった。
しかし、ある想いがあった。少女を夢から醒まし現実に還らせる方法が。
龍は少女に近付くとその細い肩をつかんだ。自分にとって少女とはハルヒとは如何なる存在であるか。
口下手で口の悪い龍にとってそれを伝えるのは躊躇われた。
だがその想いは龍をキョン自然と動かしていた。

「なによ・・・・・・。」
「俺、実はポニーテール萌えなんだ。」
「なに?」
「何時だったかのお前のポニーテールは反則なまでに似合っていたぞ。」
「バカじゃないの?・・・え?」

次の句は無かった。
その言葉を紡ぎ出す筈の唇は互いの唇で塞がっていた。
黒い瞳は驚きに彩られていた。しかし、そこには拒絶する意思は含まれていない。
永遠の様で一瞬の出来事。
少女が創り世界は刹那色を変える。何処までの澄み渡る『蒼』へと。
その黒い瞳はゆっくりと閉じられただその身を龍に預けた。
自分が何を想ったのか。自分が何を願ったのか。そんな物は最早少女にとって如何でも良いことであった。
自分と龍の『絆』は確かに存在する。ならば龍を信じよう。龍と2人の世界ではなく皆がいる世界で共に歩もうと。
その瞬間、閉ざされた世界は開かれた。

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

余りにも長くそして短い時間が過ぎていた。
ただ龍と少女の帰還の願い龍達は祈りを捧げていた。本来祈る事など無い神へと。
瞬間、再び『蒼い』光があつまり瞬間弾けた。
その光の後に残ったのは寄り添いあって眠る龍と少女であった。
皆は安堵の表情を浮かべた。そして次の瞬間龍の容態を確認した。
体内の魔力と生命力は力を取り戻していた。
『閉鎖空間』の内部で何があったのか判らない。
しかし、互いに寄り添いあう龍と少女を見詰めながら皆は確信していた。
2人は如何なる事が会っても離れないと。


しかし少女の『聖なる少女』への目覚めは新たなる試練への幕開けであった。
目的地の『央国』はもう目の前である。
986名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 05:06:20 ID:aOz6Jape
以上です。
夜中に読みづらい文章を大量にすみません。
興味ある方だけ見ていただけたら幸いです。

最近ちょっと色々有りすぎて又書けなくなる所でした。

決して別の作品に浮気していたわけじゃないですからね。ビリビリ
では又
987ハルキョンAA埋め ◆RAXLFIwrP6 :2009/04/19(日) 06:43:16 ID:nE6zIK+n
>>973
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_| ……何だったんだありゃ?.|. ハ芥.lノメ从从|゙t___l . ||       ||
  | 異世界人から暗号文か? .| i l (| | /////i |.\! .||    / ||
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988ハルキョンAA埋め(2/2) ◆RAXLFIwrP6 :2009/04/19(日) 06:46:31 ID:nE6zIK+n
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          /  あたしは、        /___//
        /  あんたのことが    / /   /
        /  すすすすすすすすす / /   /
       / すすすすすすすす  / /   /
      / すすすすすすすす  / /   /
    /. すすすすすすすす さ/   /   /
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/  /   /




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 ナンダ アレハ?    |_  _|__|  コ コイズミー!!     - + - キラーン
     っ           |_|___|        ●        // `
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           \____)__)       _ _  て
     キー!! キー!!  /#`ω´ \   _ .- ― .= ̄  ̄`:, 
        ,-‐'⌒" ̄::`Y"   '' ̄      __――人'
    、ハ,  〃−、_,-ュ ::::::::;   ノ _ - -―  ̄ ̄   ̄ <  >
  ^ <  て_:::::::::::::::::::} :::::;   イ   彡           Y "・;。 グフッ
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● ' テアー!!   /;".;": _.;.;__ j       // ;;:V从ゝ
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从へ从へへ从  ; ζ  | Γ从 | |;:.. |从Γ |.| モウダメダァ ____/|
    ( ⌒( ⌒ ) ζ | 从Γ | |.:;. |从Γ | |  ≡≡●.ΓΓ| |
(   ⌒ ⌒  ⌒ );  | ΓΓ | |.;;::|ΓΓ | |  . 从|从ΓΓ| |
 Σ( ⌒( ⌒ ) ζ  ( ( ) )⌒ ) ( 从へ从)__|Γ从Γ| |
 ( (( ( ⌒ )) )  从 Σ( ⌒(  从へ从) ∠___/|
Σ (( ( ⌒ )) ) )(( ⌒ ( 从へ从) .;".;:;|ΓΓΓ| |
 (( ⌒ ( ( ) )⌒ );:;   .;".;": ..;.;".;":|从ΓΓ| |
989名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 07:28:59 ID:nv2/wmag
キョン、なんてことしやがる
990名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 07:32:07 ID:HrfXZjmo
フラグクラッシャーにも程があるぞ、キョンよww
991名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 09:15:25 ID:dmiw9l4v
>>988
つまんねえAAだな
頭大丈夫か?w
992名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 10:35:59 ID:0xm9zqOb
>>986
乙です。

残りも頑張って下さい。
993名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 11:05:41 ID:eSBFZ4Ws
>>987-988
実はわかっててあとで返事するツンデレってことで
にしても古泉あわれなりw
994名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 12:13:01 ID:XMmKs/Sa
>>986
埋め乙&GJ! マイペースでやればいいさ〜
995名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 12:19:55 ID:eSBFZ4Ws
996名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 12:22:24 ID:iIbOX6mL
ムが食べたいハルヒ
997名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 12:30:07 ID:iIbOX6mL
「キョン!いつも起きれないあんたのために目覚まし時計を持ってきたわ!」
998名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 12:31:54 ID:iIbOX6mL
「あたしが特別に録音したおはようボイスが入ってるのよ」
999名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 12:34:19 ID:iIbOX6mL
「逆に寝てしまいそうだけどな」
「え…それってどういう意味……?」
1000名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 12:35:05 ID:iIbOX6mL
>>1000ならキョンはハルヒの嫁
10011001
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