【柊】ナイトウィザード クロスSSスレ【NW!】 Vol.5

アニメでも大活躍し、過去リプレイ作品で異世界慣れした我らが“下がる男”柊蓮司……
そんな彼や他の登場人物達がもしも○○の世界に飛ばされたら or ○○キャラが第八世界にやって来たら…？
そんなナイトウィザードのifストーリーを語るスレです。

■　注意事項　■
・不要な荒れを防ぐ為に、sage進行で御願い致します。
・冥魔（荒らし）に反応するあなたも冥魔です、スルーしましょう。
・次スレは>>975を踏んだ方、若しくは475ｋbyteを超えたのを確認した方に御願い致します。
　また、重複防止の為に次スレを立てる人は立てる前に宣言を御願い致します。
・荒らし、カッコ悪い。
・Q.ナイトウィザードって○○のパクリ？
　A.とりあえずほぼ全て何かのパクりです。初版が2002年3月発売なのでそこから判断してください。

■　SSを投下する方へのお願い　■
・NWキャラをクロスさせたい作品世界に送り込むも良し、
　逆にクロスさせたい作品のキャラをファー＝ジ＝アースを中心とした
　きくたけワールドに招いてNWキャラ達と掛け合い活躍させるも良し、
　SS創作者の想像の赴く儘に楽しめる物語を書き込んで下さいませ。
　但し、NW関連スレと云う事で片方は「ナイトウィザード」で御願い致します。
・801等、特殊なものは好まない人も居るので投下する場合は投下前にその旨を伝えましょう。
・各作品の初投下時は、クロスする作品名を最初に御願い致します。
　そうすれば読者も読み易いでしょう。
・SSの内容が18禁の場合は地下スレ（検索ワードは「卓上ゲーム」）へ。
・NW側からのホストキャラはNW公式作品に登場しているキャラを主軸として、
　SS創作者オリジナルのキャラをストーリーに絡める場合はあくまで脇役としての
　立場で参加させて下さいませ。
・御互いの作品を尊重しましょう。一方的なクロスは荒れる原因ですよ。

■　前スレ
【柊】ナイトウィザード クロスSSスレ【NW!】 Vol.4
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1201681967/l50

■　関連スレ
ナイトウィザード -Night Wizard!- セッション36
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1201617717/l50
【ネタバレ】ナイトウィザードその13【卓ゲ雑談】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1200501675/l50
菊池たけし セブンフォートレス ナイトウィザード46
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1201220023/l50

■関連リンク
http://www.fear.co.jp/nw/（原作ナイトウィザード公式）
http://www.nightwizard.jp/（ＴＶアニメ公式）
http://www42.atwiki.jp/nightwizard/（アニメ版まとめWiki）
http://www32.atwiki.jp/nwxss/（過去SS保管庫）

こっちでいいの？

こっちでいいんじゃないかな？
しかし、前スレは全てリレーＳＳで使い切ったｗ
あんまり無いよな、こういうこと。

>>2
いいんでは？あっちには誘導貼っておきました。

とりあえず改めて乙カレーと言っておこう

そして同時に前スレに関わった全ての人にGJ(GOD・JOBの略)！

全員、乙カレー。
燃え尽きたぜ、みんな……


とりあえず思ったんだが、前スレのリレーだとどのシーン（作者別）ではない。
が好きだった？
自分は、中の人のダイヴと天使の声シーンが熱かったと思う。
ラスト近くだから当たり前だといえば、当たり前なんだがｗ

あ、忘れてた。職人の皆様ＧＪでした！
またなんかこんな感じのイベントやりたいですねーｗ

投下した奴も、支援した奴も
読んだ奴もみんな同じ卓の仲間だｗ

いまはただ、この≪小さな奇跡≫に感謝しようぜ！

>>6
俺的には対U-1キャラ戦が好きだったな
対HARI-MAとか対E-MIYAとか対KAZUMAとか

そういわれると王子を介入させたかいがあったなぁ(実はFEAR関係者ネタの５分の２を書いてたり

自分を含め、SS職人じゃない人の投稿が多かったように思う。
1〜2レスで収まるようなシーンも多かったしね。

視覚的にも此方の使用が優先って判り易い様にageとくか。

>>7
イベントっつか、今回は式神ネタになのはネタを
便乗繋げやがった奴が発端のハプニングだぜ、その真相は！？ｗ
けど、今回のこの無差別暴走リレーSSで
初めてSS書いてみた人も何人か居た様だから、
SS初心者の間口を拡げた意味でも意義は有ったねｗ

あ、因みに俺は大統領にシビれたぜぇ！ｗ
後、ベホイミ関連は笑い燃えた！♪

【対蜘蛛戦で柊に（直後にへし折らせる為の）絶望フラグ立て
　＆大統領見参！をやったのは自分っす！ｗ】

>>11

色んな世界と繋がったからねえ。
各作品のキャラを書く練習にもなったかも？

今のところ、ある人が舞―ＨｉＭＥとのクロスを書く気になってくれたし。
これでこのスレが活性化すれば万々歳だな。

ディスガイア組とか、さりげに3人くらいに転がってるし。（自分もだが）

結局、サイキックフォースとパロディウスとエグゼリカは放置だったな。

お祭り騒ぎも好きですが
安西先生、そろそろじっくり落ち着いたものが読みたいです。

さて、だがまぁロスタイム的と言うか後夜祭的に
エピローグは未だ投下容認されてるみたいだかんね。
このスレ序盤でも充分余韻は楽しめそうだ♪

にしても、NW!SSスレで初めて容量割れスレ終了見たぜ？　前スレｗ

では、それまではアフターシーンという事で、それぞれの日常を短編で書くとか。

小夜とくれはとあかりんのお買い物とか
柊と光太郎と日向とナイトメアの危ない（？）探偵物語とか！

日付が変わったあたりから、落ちがついてないクロス先のデウスエクスマキナチャートを振るのはどうだろう、
と無責任に言い捨ててみる
とりあえず、現状まだ続きを書いてる人がいるのかどうかは気になるかな

いってみりだくなら次はフライ・トゥ・ザ・ムーン関連で月を舞台にしたいな。
ラスボスの肉体は残ってるしネタは広げられそう。

自分もやっぱり天使の声からの流れが熱かったです。
中の人ネタとかアルファっぽい盛り上げ方もよかったですよ。
……なんか、やり切っちゃった感がしなくもないですが。

残ったキャラは一行ずつ「▲▲で◆◆を行って無事に世界に戻っていった」
みたいな感じでもいいような気がしてきた

>1
乙。

ネタを一つ忘れてたのに気が付いた。

「ユーノ君、あなたは最強には成れないの」
「ははは、何を言うんだ？なのは。
　現に僕は、君を打ち負かそうとしているじゃないか。
　それとも、君の兄や父を倒せと言うのかい？香港まで行くのかい？」
「そんな事じゃ……無いの。
　今の名前は“Ｕ−ＮＯ”、つまり、『Ultimate にNo』なの」

……アイデンティティを自ら否定する形になった、哀れと言えば余りにも哀れな、淫獣であった。

無事終了お疲れ様。
果たして、この戦いで何人の絢爛舞踏が生まれたことやら、うひひ
ＳＴＧらしくキャラごとの撃墜数やポイントランキングや各賞ＭＶＰとかどんなもんだろうね

>>23さん

それはおもしろそうですね。
マサキとかラハールあたりが無茶なことになりそうwww

前スレでも話題振られてたけど、
まともなSS書きなら見掛けるだけで鼻と眉をしかめる
U-1系な邪気眼キャラ達に敢えて正面から向き合って
その有り様や存在命題を問いながら戦いに織り込んだSS
ってのも珍しい、ってかこれが初か！？
最近はU-1って単語は話題の中で認識してても
その実態が如何なるものかは知ろうとせずにスルーしてる
人も多いから、今回でU-1が実際に如何なるものか
トラウマにならない形で垣間見られた事も有意義だったんじゃないかな？

みなさんお疲れ様でした。
リレーＳＳに参加するのは初めてだったんで、いろいろと勉強になりました。

で、ちょっとまとめサイトで確認していたら、参加させといて名前出していないキャラがいるorz
勢いで書いていたから気付かなかった。
次の機会では気をつけます。

結局U-1が何かすらわからなかった。

>>25
俺も書いてた一人だけど、
Ｕー１と真っ向からぶつかりあって、その理論と戦い合うのが凄い楽しかった。

最強の幻想だとか、そういう言葉でＵ−１をかっこよく説明して、
それらと戦い合う各キャラが素敵だった。

>>27
さあ、今からスコップの用意をするんだ！

>29
ますます分からん単語がｗｗｗ

>>25
以前はスコップ片手にSSを読み
読んだSSを横目に俺TUEEEキャラのPLやってた身としては、
今回のリレーはものすごくなじむSSだった

>>30
まずはマイルドな時ナデとその三次創作から始めてはどうか？

前スレで東方からませた話をほんの少しだけ書かせていただきました。
ＳＳはロクに書いた経験がありませんでしたが、いい機会に恵まれました。

またＮＷと東方絡めた話とか、さらに式神とアルシャード関連の話とか。
ネタ的には書きたいモノが出てきました。挑戦できる機会があったらいいなぁ。

しっかしＮＷといい式神といい、煮え切らない感じの馬鹿主人公に、
実は尽くしたがってる巫女ヒロインってまさに対存在か同一存在か。

とりあえず今回のＳＳはＵ−１に対して、ドリルで掘り進めた作品が多かったな。
真っ向から岩石を打ち破っていく猛者ばっかりだったというか……

色々とありえないな、マジで（褒め言葉）

>>33
実はNWの参考文献に式神の城があるということは内緒

SS歴が短いからよくわかんないですけど…

えーと、U-1ってよーするに自分の正義に固執して、それでいて無駄に強いから勘違いして自分が、唯一無二の存在だって思ってるクソヤロウのことですよねぇ？

>>24
はっはっは　宇宙部隊を４人で壊滅させたAまほゲストリプチームが単純な
撃墜数ならたぶんトップだと。

プロの作家がわかってて作った厨二キャラだからなぁ、あいつら。

>>33
＞挑戦できる機会があったらいいなぁ。

「「“出来る”“出来無い”じゃねぇ、“遣るんだ”よっ！！」」

by民明書房刊『世界を救った突撃馬鹿二人が言いそうな台詞大全』より抜粋

>>36
そんなのまだまだ善人だな。

>>36
ちがうおｗｗ
Ｕ-1ってのは何言ってもその世界正義であり、意味もなく回りはそれに賛同して。
にこって笑うだけで女の子ホイホイ吊り上げて、主人公は世界最強で。
実は神の転生体だったり、魔王の息子だったりと、所謂超越存在の血縁であり。
死とか滅とか激とかが異常に好きで、技の名前によくつけてたり。
なでぽ、にこぽを装備していて。
剣とかナイフとか銃とか刀とかをよく装備していて。
あとがきでＳＳの作者と対談してたり。
！　を多用してたり

あと、主人公＝世界意思＝正義
って感じだと。

>36
それじゃまるで、某空導王様の養子ではありませんか。

>>40
鋼線を忘れるな！あと黒い服装も。

>>36
平たく言うとそんな感じ
あと無駄にハーレムだったり
強大な敵キャラを「自分はもっと強い！」と話が一切盛り上がりない状態なのに一撃で葬ったり
シナリオ的に死ぬべきキャラ(悲劇ヒロイン)をてきとーな理由(「自分の力ならなんとかなる」など)で回復させたり

まぁくわしくは「主人公最強モノ」で検索したものを読むほうが実感できると思う

>>36
まぁ本当はそう（無意識的に）思ってるのは
U-1系を実際に書いてる職人の方なんだけどね。
今回はそんなU-1系職人の無意識的精神まで
表に顕在化させてキャラのアイデンティティに乗せてたからね、代弁的に。

>>42
ブギーポップは実にいいスタンダード厨二キャラだよね！

結局、作者の文章力・構成力の問題なんだろうけどね。

世界最強で都合よく偶然がおきて、男にも女にも惚れられても、
一夢庵風流記の前田慶二郎をU-1呼ばわりする人はいないっしょ？

書きたいものと書けるものの間の差が大きくて、自分にそれが書けない
ことが理解できないとU-1が誕生しちゃうんだと思う。

>>27
○U-１
簡単に言うと、ファンに過剰な愛情を注がれて超常パワーアップ、欠点消失をなされた二次創作キャラ。
語源としてはKANONの祐一（だっけ？）
あまりに厨房趣味丸出しな強化・無敵・活躍（というより蹂躙）っぷりに、真っ当なファンの興ざめを誘う。
U-1以外にも様々なキャラが同じように扱われるが、総じてハーレム配置されているキャラが多い。

○スコップ
上記のようなキャラが出演する作品を一般に地雷と呼ばれ、地雷掘り起こしになぞらえて
「地雷作品を読む／掘り当てる」こと、あるいはそのための「読み続ける気力」を指す。


こんな感じだと思った。

>>44
しんでキャラ自体は悲劇的な過去をくっつけるよなｗｗｗ
そのせいで本気を出すのを嫌っているとかよくある設定ｗ

>>48
ああ、あるあるｗｗｗ

とりあえずあれだ。

多分これで間違ってないと思う。
種○命のキ○。
認識間違ってないよね？

うん。間違ってはない。
○ラ知らんけど・・・

>>50
キ○に固有○界と直○の魔眼とＦＦとドラクエの魔法が使えるようになったようなのじゃね？

んで、女の子が傷つけられるとぶち切れて、でも俺は殺したくなかったとか終わったあと言うのよね

>>37さん

あー…あ、あの人らは……観戦でもしてて下さいと。
でもあのリプはマイベストの一つです。


は〜、なるほどなー。
つまり、ひたらく言うと某三期のヒロインみたいな感じなんですね。
みなさんこんなゆとりに優しく教えてありがとうです(涙)

今バイトから帰った俺、参上。

いろいろあったけどとりあえず楽しかったー！
ネタ落としたり拾ったりまさに空中ブランコのような一週間だった！


あ、それから。久しぶりに投稿なんかしたけど、いろんな励ましがあって嬉しかった。ありがとう。
……ちょっと高い評価してくれてる人がいっぱいいすぎる気がしてなんか怖いくらいだ。ドッキリじゃないよな、これ？

それと前スレ>>858。ネタ拾ってあれだけのもん書いてくれてありがとう。嬉しかった。

>>52
「カ○リは今泣いているんだ！」

もうちょい上手く描ければいい感じになれたんだろうな、と思うと惜しいキャラではあるな
もしくは最終的に負けてればいいラスボスだったんだが……

>>50
うむ、正にそれだｗ
故に、その公式扱いへの反発と主役の座を降ろされた
半官贔屓故に、SS業界ではシン・アスカがU-1化して
SHlNになってしまっている事が多いのだよ。

>>52
他作品キャラの能力持つのはよくあるよなあｗｗ

>>57
トールとタケミカヅチとガイアとかな！ｗ

大和君だって、描かれ方さえ違えばそうはならなかった……
いや、それを言ったらどんな奴だって描き方次第か

作者＝主人公として直接登場、作品の女性キャラ全員と結婚、娘（もちファザコン）もできるよ！というのもある。

あと、他作品の主人公をオミットして挿げ替えるとかはもはや常套手段と化している

>>54
え、えっと、レス番間違えてないよね？(困惑

こちらこそ、ネタを拾ってくれてありがとう！！
王子介入の導入のみしか考えてなかったんで嬉しかった！

よく強さをランクで表してて
本当はSSSランクだけど面倒くさいからBランク（でも隠す気0）とかも

うむ、返すがえすに（敵キャラ扱いだったとは言え）
U-1系まで温かく迎え入れたNW!スレ住人と式神の作品ポテンシャルは
規格外で異常と言うしかないな！良い意味でｗ

>>58

それって柊じゃないかｗ
あいつはＵ−１なのか？　否、そんなことはありえない！
何故ならば奴は下・が・る・男、だからだ！！

>40
考えてみたら、うちのマジカル金剛機なんかU-1の対極にいるなぁ。
天羅でも厄介者な金剛機なので発言が自動的に却下されたり、
女の子にホイホイこき使われたり主人公どころか戦闘力の低い狂言回しだったり、
廃人になった無力な少年を部品にしていたり、
名前を付ける程の技なんか無くて、
ついでに恋愛対象外で、
装備は筆ペンと盾、
後書きに出演した事なんか無い……

『！』は……自己評価は当てにならんか。

……別の意味でU-1か。

僕が割と意識して指向するのはアメコミによくある、『たった一つの異能を武器に戦うヒーロー/ヴィラン』だからなぁ。

>>65
それに、防御力薄いから良く死にかかってるしな。＜柊

というか、皆歴戦のスコッパーだなｗｗｗｗｗ
どんだけスコップを研ぎまくったんだよｗｗｗ

かのんＳＳ−Ｌｉｎｋｓはお気に入りに入れてたと見た。

テッペンにメテオドライヴ突き立てるくらいだな

毎夜毎夜スコップの手入れの怠りはありませんぜ

俺TUEEE演出のために、別の意味で常に手入れしてるぜ

発狂の果てに発狂して正気に戻る程度には磨いているぜ

ドリーム小説ややおい小説も発掘済みはスレ住人の嗜み。

>>62
間違えてないッスよーww

ども、クライマックスフェイズ突入させた超本人です。
「天使の声」とか「魔法少女vs○○」とか「戦闘員vs○○○」とかすごい評価されててビビり気味。

あと鈴蘭・ノーチェ・マユリ、活躍させてあげられなくてゴメン。愛してるぜ。

>>70さん

ブラックフェンリル？


てか、話を聞いてると自分のキャラ設定にU-1傾向があって軽くへこみますww

え？　俺、敵ＴＵＥＥＥＥＥＥＥＥのために読んでるよ？

それをどうやって打ち破るか研究を怠らない男だ。

>62
あ、そう言えば、『先日事故にあった同僚』って、じゅんいっちゃんはFEARの社員じゃないよ。

>76
勘違いしているかもしれんが、U-1傾向があると面白くならないわけじゃないぞ。
スコップと共に感性も磨くのだ。

>>75

戦闘員ＶＳ○○○　書いたのはあなただったのか？！
ありがとうございやす、某風の機械仕掛けの神操者では、台詞を引用させていただきました。
すごいかっこよかったです。

自重できるようにするため……かな。
とりあえず月や葉鍵はスコップを持って嗜んでいる

>>76
ディーン、じちょうしてください

だが、最近はU-1にさせるに足るアニメが少ないのが寂しいのぉ……。
伊藤誠（MA☆KO☆TO）も期待外れだったしのぉ。
NW!キャラはU-1化させるには
オリジナルのそのぽんこつ部分をこそ
削ぎ落とすのが勿体無いからなぁｗ

>>78
しまった、間違えた。
時間なくて急いでたからなぁ

>>67
ドリームマンの戦術講座

いいか至宝エリスくん。
我々はインペリアルクロスという陣形で戦うどりぃ〜む。
防御力の高いエリスくんが後衛
両脇を赤羽くれはくんと緋室灯が固める。
柊連司くんは私の前に立つどりぃ〜む。
柊くんのポジションが一番危険でどりぃ〜む。
覚悟して戦うんでどりぃ〜む。

こうですね。

>>79さん

それはわかってるつもりです。
そもそも必要ならヒロイン殺すし、主人公ボコボコにするし趣向的には少し違うかなと。厨設定は大好きですが。

ただこう…卓ゲ民の奥深さを垣間見た気がして。

>>86

とりあえず血反吐を吐いて、足掻くことは忘れないように。
足掻いて、頑張って、諦めないで、
それでやり遂げるところがカッコイイものとＵ−１の差だ。

>85
ところでエリスって防御力が高いのか？

>>87
今回のSSがまさにそんな感じだったなぁ
というか、全体的に圧倒的大人数でセッションやってるような気分で楽しかった

>>88

箒があるから、アインソルオウルが。
あれ硬いでしょ、キリヒトの攻撃防いだし。

>>86
まぁ、卓ゲ民は普通のアニメ観るだけ民とは違って
TRPGでPLやGMを務める＝自身で脚本家や演出家も務める
だからね。しかも、常に他人からの批評（同席PLが楽しめてるかどうか）
を意識してるからね。感性も磨かざるを得なくなる訳よ、好きだからこそｗ

とりあえずこのリレーＳＳは、ここの住人全員の大多数セッションだったんだよ！
プレイする代わりに、ＳＳというシーン演出をしてだな。

ということはあれか？
新ジャンル　ＳＳ・ＴＲＰＧってかｗ

>>88
ＡＳＯで鉄壁ｗ

しかしあれだな、祭りが終わってから気がついたが
ダンバインの「東京上空」＆「閃光のガラリア」を絡めたり、
ケロロ軍曹とか出してもよかったかもしれんなぁ
あと、魔人学園組出し損ねたｗ

>>86
卓ゲ民は、どいつもこいつも「情況を見たら、それでいかに自分のキャラを立たせるのに
利用するか」を考える連中ばかりだからな。

>>92
っつか、置きレス型なりチャに近かろうよ？

>>86さん

はい、精進します。
目の前で相思相愛のヒロイン殺されて、ついでに遺産も壊されたあげく、異世界に飛ばされて。
ヒロインがラスボスとして復活して、世界のためにヒロインをもう一度殺さなければいけないという、NWの小説もどきを書きましたがまだまだ温いですね。

>>80
こちらこそ、ありがとうございます。
そうやって言ってもらえるのが一番うれしいです。

場だけでなくて、ＰＣすらみんなで共有するんですね。
わかります。

まさしく「柊はみんなのものだ」ったｗ

アルファ的に言うと儀式魔術だな

>86
卓ゲ者はU-1あまり作らないんじゃないかな？
短所を増やしたりしてリソースを集中させ、不足は他のキャラに補って貰うとか多いから。

>>96

そうか。
俺は世界を救うために戦って、ボス敵倒したら異世界に飛ばされて、
そこで元仲間と一緒に巨大怪獣と戦って、倒したりしたら謎の刺客に命狙われて、
さらには世界中の人間から命を狙われて、血反吐吐いて頑張ることになりそうな男の物語を書くよ。

>>75
うわｗｗｗ俺が続けてたの全部アンタのだｗｗｗ


さて、個別エピローグの一端、一人分を投下しますよー

>>101
くれは「ほら、ひーらぎ、早くウチの神社掃除の作業に戻るよ〜」

>>101
じゃあ、俺は主我魔器アバターとＯＶＬ：エレメンタルアバターを相棒にした時給255円のサクセサーを主人公に書こうとするか。

　東京上空に城が浮かんだことが発端となった多重異次元連結現象
あのあと次元連結は無事に元に戻り、世界結界にも深刻な歪みは無く、事件は終結した

　その後、次元だけ元に戻って元の世界に帰れなくなった、言わば『次元難民』を全て帰す作業を、アンゼロットは一週間ほどぶっ通しで続けていて、丁度終わったところだった。
流石に疲労困憊といった様だが、
「大変だったわね、アンゼロット。まあ、私としては面白い世界の場所が色々とわかったし、これから当分は暇を持て余すことも無さそう」
――この、アッサムティーを上品に口にする次元跳躍を容易く行う妖怪の補助により大分楽をできた。
正直な話アンゼロットとしては、もしもこの仕事を一人でやらねばならなかったらと思うと目眩がする。
無限のレベルがあろうと、世界を越えるのは相当に魔力を使うことに変わりは無いのだ。そんな常識を無視してひょいひょい世界の穴を開ける八雲紫は、あらゆる意味で例外だ。
「それにしても、最初に出された時とはまるで別物ね。香りが全然違うわ」
「ええ、よい従者を得ましたから」

　そうして目を向けるのは、赤い外套を纏った長身の青年。
ボロボロになっていたアンゼロット宮殿をもの凄まじい速度で修復し、あまつさえ武装の増強まで行ったバケモノ
その後も宮殿の隅々までを清潔に保ち、あらゆる外壁を『強化』し、痛んだ調度品を修復し、アンゼロットの紅茶を淹れ、お茶請けの菓子を田作りし、
「ぬおおおおっ！？　またお前かアンゼロットォォォ！」
八雲紫が開けた穴に鎖を投影し、アンゼロット大のお気に入りの、皆のおもちゃ柊蓮司を引きずり出す。
―――アルティメット・ワン、あらゆる最強と言う要素への歪んだ幻想の結晶、アバター・E-MIYAである。
何だかんだと彼はクリミアと37564号、両名と戦闘し、倒せはしなかったものの結果的に生き残っていたのだ。
――ただ一度の勝利も無く、ただ一度の敗走もない、E-MIYAそのものの在り方だ。
「柊さん、次の任務です♪」
「だぁぁぁっ！　ついこの前あんなことがあったばかりだろうがっ！」
「いえいえ、それとは全く別件なのですが、ある場所に下級エミュレイターが大量発生しておりまして」
「そんなの他の奴に頼めよっ！？」
「行っていただけますね？」
「人の話を聞けええええええぇぇぇぇぇぇぇっ！！」

　しかし、アバター・E-MIYAはこれで満足している。
あの、希望に満ち溢れた音楽。常人でさえ心を奮わすあの音色。
人々の幻想、つまり想念の塊たるE-MIYAは、それをより微細に、大きく感じ取ることができた。
　それは、奥に潜れば潜るほどに細分化された、人類ひとりひとりが抱いた希望『太陽のカタチ』……。
それごと、自分はこの世界を踏み潰そうとしたのだ。
自分を呼んだ存在が消えたことを感知したときは、正直ホッとした。己を絶対正義と信じながら、絶対に切り捨ててはならない１を切り捨ててしまうところだった。
それを止めてくれたあの悪と、救世主候補に心から感謝を。

――さて

この身は最高の幻想アルティメット・ワン、誰も追いつくことなど出来はしない

――さあ、この世最高の晩飯だ

『冷蔵庫よ、―――食材の貯蔵は充分か？』

おおぅGJ！実はE-MIYAがどうなってたか実はかなり気になってた

>>101さん

柊さん家の蓮司くんの生涯みたいな話ですねwww
って先に言われたorz

ととと、とりあえずなんか下げとけばいいですよねっ？

完全に存在を忘れてたｗｗ

>>103

だから、なんでわかるんだよ？！
ここの住人知りすぎ！！　知名度低いはずなのに！
正直そんな良作でもないはずだと　思うのに

>92
シャア板で似たような事をやっていた過去が。
参加者が作って持ち寄ったキャラとガンダムシリーズに登場したキャラがくんずほぐれつ。

宇宙忍者の頭領という仮の姿なシャア。
キラの本命を主張して105ダガーに乗るフレイ。
明らかに無能な編集長もといガルシア。
虎の愛人は娘を出産。

そういった原作有りに混じって、

一人スーパー若本大戦な教官と一人スーパー神谷明大戦な教官。
実は女の子なニコルとイザークを取り合った筈がミネバにかっさらわれた女拳士。
謎の陰謀大佐と謎の忍者崩れ。
サイボーグに近接型あかりんにグィードもどき……

>>105　ＧＪ！

E-MIYAが生き残ってたか。
……さすが、ギル様と戦ってちゃっかり最後に出てきた奴の幻想だｗ

>>107

とりあえずキャラのアイデンティティーは最後まで貫いておけｗ
なんか普通に反応されたけど、あれってそれなりにここで有名なのか？

確かにガチ柊サーガの集大成として、書いているつもりだったけど……

そう言えば今日は節分だったな。
因みに俺は50D6を室内に撒いたｗ

ちょｗｗｗ多いなｗｗｗｗ

俺は雪を玄関で投げた

むう、考えることは皆同じか

ちなみに俺は43D10だったｗ

>>114
それって単なる雪合戦じゃないｗ
鬼って雪に弱かったとは知らんかったよｗ

>>115
それって部屋が豆まみれになるだろ！？
あれか？！　お前の部屋には鬼が住みついてんのか！？

……某（元）上がらない男の中の人風味の突っ込みでした、まる。

そう言えばダイス撒いた奴は鬼へのダメージを計算したのか？

>112
ここでは日本人の常識です。他では知らん。
>113
つ　テンダイス・ソード。
>114
ねぇ道民、こっち向いて。
>116
北海道では捨てる事を投げるというのです。

固定値も重要なポイントだな。
目刺と柊の葉は用意したかｗ

>>105
お茶うけのお菓子は田作りですか。

アンゼなら本当にやりそうだなぁ。

>>120
勿論、玄関先に「下げて」有るぜ！ｗ

……ってか、節分をキーワードにNW!キャラと
どっかの作品クロス出来ねぇかなぁ？

>>105
GJでしたー。

自分、あんなん書いちゃったけどオリジナル（原典的な意味で）のエミヤさんはめっちゃ好きなんで、うれしい締め括りでした。
まぁ、それ以上に士郎が好きなわけですが（酷）。

（チラシ裏）
好きだからこそ、最近の業界の最強っぷりに対するうっぷんを晴らしたかったというのもあったり。

柊スレだけにsage推奨か…

エミヤGJ
家事U-1って情けないなwww

ところで、俺は千葉県民だ。
だから落花生を撒いたのは正しいんだよな？と言うか拾って殻を割って食えるからすっごく便利！

>>122
霊夢「……と言う訳で、紫さんの伝手て貸し出して貰えた
　　　今年の節分の鬼役の柊蓮司さんでーす。みんな、『遠慮無くヤっちゃって下さい』ね♪」
柊「Σって、何で俺幻想郷に居るんだよっ！？　貸し出しって何だよっ！？
　　っつか『ヤっちゃって下さい』って何でカタカナなんだよっ！？；」
霊夢「それじゃあ、始めー！（ピーッとホイッスル吹く）」

取り敢えず自分で書いてみた。

>117
マジレスすると棲み着いてるんじゃないかな。
所属していたTRPGが今年潰れたり、今年のJGCは風邪引いて行けなかったりを筆頭に厄年かといわんばかりの酷さだったし。
だからこそダイスの神様頼って持ってる10面ダイス全部費やしたんだが。


そんな数日前に3スレ目のSSを保管庫に補完していた住人のつぶやきでした。

>>122
「ヤッちゃって」っていうから、幻想郷のみんなの慰み者にされる柊を幻視した。
もちろん、性的な意味で。

>>128
綺麗なこーりんをわすれるなｗｗｗ

>>127
どこにも似たような話はあるんだなぁｗ　＞所属していたTRPGが今年潰れたり

>>129
違うよ！こーりんも柊「を」慰み者にするんだよ！ｗｗ

>>128
何か『ふんどしが…』とかうめいてるが何かあったのか？

>>127

ち　ょ　っ　と　ま　て。
４３Ｄ１０分の”豆”じゃなくて、４３Ｄ１０分の”ダイス”を撒いたのか？
ダイスの神様を呼ぶ儀式ですかｗ

>>132
卓ゲ民の間では割と伝統的儀礼。
原点は『RPG一代男』でググってみて下さいませ。

>>132
うんにゃ、撒く豆の個数をダイスの神様に算出してもらった。結果は283個だった。

余った豆はしばらくの間夜食になる予定、狂っくー。

>>133
ググった、調べた。
儀式はわからなかったけど、そいつのことはよくわかった。
うん、さすがにそこまで人生捨てれないｗ
とりあえずダイス撒きはやるけど（部屋にダイスを投げつつ）

>>134
……く、狂ってやがる（鳥のような鳴き声を聞いて）
豆はほどほどにね。

あとそうだ。
補完庫の管理人が大変そうだから、リレーＳＳの登場人物どうなったかまとめない？
正直書いてて、誰かどうなったのか三分の１くらいわからん。

とりあえず把握してる脇キャラは、
ベホイミとレッド　地上掃討→VS　E-MIYA→乗り込み→俺に任せて先に行け！→崩壊に巻き込まれたのかすら不明
戦闘員37564号　地上掃討→VS　E-MIYA→俺に任せて先に行け！→クリミア乱入→膠着、そのまま終了

ベホイミは「バケツがなかったら即死だったっス…」
とか言いながら瓦礫から出てきそうだがｗ

とりあえず書いておいて報告しないのも悪いので。

舞ＨｉＭＥ組　魔導炉でベルを倒した→デュランとカグツチ弱体化→リオンに襲われピンチ！
魔装機神組
　グランゾン　地上組のゲート展開→ＳＨＩＮアバターを滅殺　そして終了
　サイバスター　地上組のゲート展開→ＫＡＺＵＭＡアバターを、風の聖痕組共に撃破
風の聖痕組
　和麻　Ｕ−１化　→神凪　綾乃と神凪　燎と風巻　美琴にアバター状態解除
　綾乃＆美琴＆燎　ＫＡＺＵＭＡ撃破　そのまま終了
種運命
　ＳＨＩＮ（アバター）　和麻をＫＡＺＵＭＡ化→グランゾンに撃破される

把握してるのはこんなもんか？

すまん、今日は作業できそうに無い。
明日レポート提出終わったら代理保管作業もしくは援護に入る。

そもそも4-290辺りからまだ読んでないから状況把握もまだなんだ……

日付が変わったから提出は明日じゃなくて今日だった。
あと、一応前スレは保存してあるから今日の夜全力で読解･作業に入る。

それではそろそろ失礼。

ようやく前スレ読み終わった、戦闘員37564号とかネオグラとかかなりニヤニヤしちまったｗ

横島忠夫　イギリスにてマユリ＆ノーチェに召喚→式神の城にてベルに追いかけられる→百合子(幻影)の気配を感じて怯えて悲嘆している所をベルに慰められる。
でいいんでしたっけ？

そういえば、結局フットワーカーってどうなったんだ？

>>143
あしきゆめに侵食されて、なんか凄い神様達に消されてた

プリキュア５とのクロスＳＳでのネタを提案･･･。
プリキュア原作の最終話での絡みネタを･･･。
ベル様とリオン様もブラッディ同様カワリーノに絶望の闇に鎮められたが･･･。

カワリーノ「デスパライア様は貴様ごときが気安く手を触れてよいお方ではないわ！
消えうせろ！」
ベル「･･･あんたがね」ドォンッ！
カワリーノ「な･･･お前達は･･･ベール＝ゼファーに･･･リオン＝グンタ！？
馬鹿な･･･お前達は私が･･･」
ベル「えぇ･･･大変だったわよ。あなたに沈められた闇から抜け出すのはね･･･」
デスパライアに振り向く
ベル「デスパライア･･･あんた部下の管理がまるでなってないわよ。
そんな事だから、こんな下衆に勝手な行動を許してしまうのよ」
デスパライア「どういう事だ･･･？"蝿の女王"よ」
ベルがデスパライアとプリキュアの前で、カワリーノが今までして来た事を全て暴露。
ベル「まぁ別に私は、あんた達が和解しようがどうしようがどうだっていいの。ただ･･･」
ギラリ！(カワリーノを睨む)
ベル「この私をあそこまで侮辱してくれた償いは･･･きっちりしてもらうわよ。あんたの命でね！」

※私はあのSSの作者ではありません。
よってこれはただの妄想です。

まー、ＳＳ読んだ感想として
台本形式は辛い。読みづらいんじゃなくて、キモいので今後気を付けて、とか
ロボ出す時はしっかり考えて使わないと独りよがりでしかない、とか
メインテーマがしっかりあるんだからメインテーマの方のルールを守る、とか
　
何より大事な　「終了時間や落しどころを見た上で進めましょう」がホンマ大事だと思いました。
　
とまれお疲れ様でした。

>146
最後の2つは同意。

メインテーマを守ろうというよりは、把握しづらかったというのはあるんじゃないのかな。
例えば今回中心となった作品（式神となのは？）を知らないと、正直なんとなくしか把握できない。
自分みたいに、U-1とかリミット後に説明されるまでサッパリ分からなかったヤツもいるし。

まあ、どこまでがメインテーマを守ったSSで、どこからが逸脱していたのかは判断しにくい。
前線で戦っているSS以外は全てルール違反なのか？という話にもなっちゃうし。


あと、台本形式でもいいとは思うんだけどなあ。
少なくとも自分はキモいとか感じたことは無い。書き方によって読みづらいとかはあるのかもしれないけど。
そもそも公式が台本形式（リプレイ）だったりするしね。

個人的には、きくたけの読参のような文体が一番書きやすいんじゃないかと思う。

>146みたいなレッテル張りでは参考にならんのは確か

>>147
……あれ？なのは連中ってなにしてたっけ。
いや、なんか印象が薄いだけだと思うんだけどぱっと思い出せん

>149
なのは勢は殆ど何もしてないね。
精々Ｕ−ＮＯと戦ったくらいで。

＞なのは組
あと、アバターＫＹＯ−ＹＡとかシューティングゲームのボスとかと戦ってた。
パロディウス組が合流してなかったっけ？
つか、Ａ’ｓ後なのかＳｔＳ後なのか最初わかんなかったｗ

>151
スレ違いネタからしてStsのような気がする

台本形式のメリットは誰でも参加できることだけど、デメリットとして行動面の描写や状況説明がおろそかになることなんだよな。
逆に言うとそのデメリットを克服できるなら、台本形式もありじゃないか？

>151-152
じゃあ、StS後で。

……書いてても何時の話かなんて意識してませんでした。
スレ違いネタだって時系列よりメタ視点に比重を置いてたし。
ただ、何となく、戦っているＵ−ＮＯはローティーンかな？と。
後、アルフはちっちゃいワンコの方で。

それより、作者オリジナルキャラのマジカル金剛機に批判は無いのかと。

>154
でっかいユーノなんてほとんど動いてないから、ローティーンユーノで十分です

>>154
＞マジカル金剛機
そこは敢えて触れないでおく優しさを感じて欲しいｗ


さあ早く大統領に次元世界を蹂躙させる仕事に戻るんだｗ

>153
キャラがひたすら会議するって時には有効かもしれん
ほら、ゼーレみたいな感じで
あれを行動面の描写や状況説明のための地の文をつけろと言われたらかなり至難の業だと思う。

>153
楽しきゃいいんだよ。

たしかパロディウス組合流時にフェイトがダブルザンバー使ってたんでＳｔｓ後だってわかった。
マジカル金剛機については…知らなかったからこれから読んでくるｗ

どーにかしてＺＯＩＤＳを出してみたかったなぁ
【馬鹿の無茶はとどまることを知らず】

これは次のリレーSSに期待していいって事かな

アルカナハート組が放置プレイだったのが残念だ。俺にSS力があれば・・・

>>157
そりゃ、行動も状況も何もないものを説明するのは難しいけどさｗ

例えば

「君の言うとおりにしてみよう」
　楽しそうな――心底楽しそうな声を残して、無機質な通信は途絶した。


「君の言うとおりにしてみよう」
　無機質はずのな通信はプツリと切れた。その声に絶対の信頼と、誇りをみなぎらせて。


　こんな感じで、声の質とかで状況を描写できるんじゃない？

>162
そりゃ、その程度の会話だったらできるよ。
120くらいやりとりする会話やってみ。
しかも、互いに落ち着いて理詰めで物事を考えているシーンを。

俺が下手くそってのもあるが、以前アンゼロットと会話するシーンってのを考えたら、アンゼロットがすごい勢いで紅茶をがぶ飲みして笑える会話シーンになってしまった経験がある。

まぁ、次にリレーやるとしたら
事件バックボーンは完全オリジナルにして
其処にNW!キャラ中心にして色々な奴等が
思惑や使命や任務含みで関わったり巻き込まれたり
した方が遣り易いだろうかね？
正直、式神の城以上にNW!と馴染んで且つ他作品も乱入しても
野放図に受け入れられる既存作品内事件を自分は知らないｗ

それと、次が有れば開催事前告知の上で
ストーリー主要キャラオープニングフェイズ投下期間は
明確に区切った方が良いと思う。
じゃないと今回みたいに後々メイン級のキャラが参戦して来て
主要キャラへのスポットの当て方や物語整合性がぼやけると思うからね。
その代わりに、主要キャラOP.Ph投下期間以降に乱入させたキャラは規定了解の下に
全てゲストやエキストラとして捉え扱って“味の有る脇役”として
皆に料理して貰う、って規定考えたんだけど如何かなぁ？　

完成度を求めるか、カオスさを求めるかだよな。
前者ならそんな感じなんだろう。

>>163
　俺そもそもそんな長い会話シーン書かないしｗ
　理詰めってのは会話に向かないと思うよ。会話ってのは他者と自分（や他者）が互いの感情を交流させ
るものだから。だからこそ会話文という形で話し手の個性を示す意味が出てくるわけだし。
　逆に言うと、理詰めの話は示されるべき個性が薄いから、地の文でその論理展開・状況説明だけをしてしまう方が良いと思う。

とはいえ。おまいさんが下手かどうかは知らんが、そんな面白いシーンに出来るんならすごいと思うぞｗ

俺はカオスさを求めたいな。
完成度を求めるんなら、普通にSS書けばいいんだし。
多人数参加による独力ではできないカオスが醍醐味だと思うんだが。

多人数でやる場合はカオスより読みやすさ、ルールを定めておかないと
後々過疎になった方がマシな状況になりかねないと思います。

今回は城の内と外で主題が違うような感じだったな
中は希望、外は絶対視点とその被害

…しまったなー。
トリガーハート（ａｎｄトリガーニート）ネタが来てたんなら…

タダの永遠の１９歳、海腹川背さんも呼ぶべきだった。

そう言えば、スカがいるから……
>156
いいんだよ、いぢられに来たんだからw

と言うか、あっちでもこっちでも大統領ネタを書いた覚えはない。
>159
ZOIDSか!! 魔物使いが乗り込むのかなぁ。

後、マジカル金剛機は大したネタじゃないんだ。
天羅WARにおいて、本来オウガ由来のシャーマンというクラスを、オウガでもないのに取得してイメージ壊れないのかと聞いたら、機械人形のシャーマンもいたとレスがあり、
ならば、こんなん出来ました、という一発ネタだったの。
そこら辺のやり取りは前スレだから、ちょっと読めないよ。

>>169
そこは主に書いてる人が違ったせいだろうな。

つーかほんとよく崩壊しなかったな。途中で絶対崩壊すると思ってたが。
なんか、物語が崩壊してなんかでむちゃくちゃなオチがつけられそうになる度に誰かがそれを強引にもとのルートに戻してた印象が。
カオスっぷりを出してる連中は物事の収拾なんて絶対考えてなかっただろうし。

……こうやって考えると、なんとか核の事件終わらせた人ってすごいよなと思ってしまう。

ああ、裏でみんなExパラメータ振ってたからな。

すみません、収拾とかぜんぜんまったく考えてませんでしたww

とりあえずSSの方は前スレ530まで保管完了ー

すまん、昨日一昨日と徹夜だったから一旦仮眠を取る。
夜中ごろには保管再開予定です。


後流れてしまったら困るので

あと3スレ目の273-276さんへ
＞3-273〜276のネギまネタは合計容量にひっかかった為、作品一覧の方に追加させていただいてよろしいですか？
一応保管庫のコメント欄にも保管希望が来ているので出来れば早めにお願いします。

というかあの長さは小ネタというより単発SSだと思う。

或る日、事件に巻き込まれる事も無くアンゼロットに無理矢理に
招聘される事も無く、呑気に卒業後の春休みを満喫してのんびりと
寛いでいた柊の元に、薔薇の刻印が彫り込まれている古めかしい鞄が
唐突に窓を突き破って飛び込んで来て序でにベッドでごろ寝していた
柊の水月に鋭角に鞄の角をめり込ませながら激突した後に、静かに
部屋の床に独りでに降り置かれた。
暫く激突の痛みに悶絶していた柊では在ったが、鞄が視界に入ると
どうにも気になって、近寄って鞄の蓋の留め具に手を伸ばしてみた。
すると、留め具はすんなりと柊の手で開き、鑑定には素人の柊から
見てもとても美麗で高級そうなゴシックロリータ風の紅いドレスを
纏った美少女型のビスクドールがまるで眠っているかの様に納めら
れていた。
一緒に鞄の中に納められていたゼンマイの螺子に気付いた柊は、
ビスクドールを手に取ってその背に有った穴にゼンマイの螺子を
差し込んで慎重に回してみた。
最初は何の変化も見られなかったので、拍子抜けして御約束の如く
その人形のスカートを摘んで中を覗こうとした時に、いきなりその
人形の足が動いて柊の顔面中央に見事な蹴りを突き込んだ。

「ぶへっ！？　な、人形が動いただぁっ！？」

蹴りに因って柊の手から溢れ落ちた人形は両足を揃えて優雅に床に
降り立った後に柊に向き直り、手にしていたお洒落な西洋傘の先端を
柊に向けて突き付けながらその整えられた眉をしかめつつ柊を睨み付けて
大声で批難をぶつけた。

「ちょっと！　いきなりレディのスカートの中を覗こうなんて失礼じゃ
　有りませんこと！？　幾ら私(わたくし)の螺子を巻いてくれた方とは
　おっしゃっても、赦せる事と赦せない事が有りますわ！
　さぁ、今直ぐ土下座して私に謝りなさい！」
「な、いきなり何だよ！？　っつか、謝ろうにも御前、名前何だよ！？」

いきなりな事態にうろたえる柊に対して、柳眉を逆立てていた美少女人形は
居住まいを正して自身のスカートの裾を両手で摘んで軽く上げながら
優雅に頭を下げて挨拶する。

「そう言えば自己紹介が未だでしたわね。
　私の名は深紅、稀代の人形師ローゼンの造りし
　薔薇乙女(ﾛｰｾﾞﾝﾒｲﾃﾞﾝ)の第三ドールですわ。
　して、無礼な人間、御前の名前は？　そして、早く私に謝りなさい。
　今なら、私の下僕にしてあげる事で赦してあげるわ」

此処まで聞いて、柊は直感で察した。
この深紅とか云う人形、アンゼロットと同種の奴だ！と。

こうして、柊と薔薇乙女との奇妙且つ優雅且つ過激な日常が始まった……。

いきなりの投下で済みません！
何やら過疎ってるローゼンSSスレ見たら妙な哀愁に駆られて
つい勢いで書いてしまいました。
けど、一応はこの先の展開は考えてはいます。
ですが他にもSSを書いているのが同時進行な上に遅筆ですので、
もし宜しければ気長に御待ち下さいませ。
因みに、アニメ版登場キャラに薔薇乙女達は居候する予定ですｗ

Wikiにしとくと勝手に誰かが更新してくれて楽だなあ ははは

人形が動いた程度で柊が驚くわけが……

そういえばノエルの中の人がローゼン出てたんだっけ？
他にもいそうだけど。

期待しているが、投下前には予告があった方がいいと思う。
投下時間がダブるって事がよくあるし。

しまった、深紅は第五ドールだった……orz
保管庫に収めて下さる方、良ければ修正して置いて下さいませ。

>>180
はい、次回からそう致します。

アニメオンリーも参入しやすいように柊や他のキャラのテンプレがあったほうがいいかもな。
以下の感じで。
（柊の例）
何があってもどこに飛ばされてもすぐ馴染む。
言語に困ることは無い。
魔剣に名前は無い。
以下略

え？このスレってそんなに行儀よかったか？
なんかみんな好き勝手なこと言ってて、そのくせ空気読んでた気が…

>183.
ああ、それはリレーSSだったからじゃーないかと
単発の時は予約している人の方が多くなかったっけ？
俺の勘違いかな？

リレーSSが楽しくて単発SSの頃の空気を半ば忘れかけている……
余計なことだったらすまん

>>179
いや、柊も最初は警戒してたっぽいけど
ぜんまい巻いても直ぐには何も無かったから
油断したんじゃね？
実際、文中に「〜拍子抜けし」ってあるし

>>182
アニメのWikiで十分過ぎないか？

NW的には人造人間を経由した夢使いのキャスターってとこかな？ ＞薔薇人形

とりあえずこれからの展開に期待

>>147
ちと遅レスになるが

逆に「リプレイじゃないんだからちゃんとssらしく仕上げろ」ってことなんだと思うぞ>>146の言いたいこと

というか、このスレって「批評」できないんだよな。
しようとすると「せっかく話書いてくれた人になんてこと言うんだ！」って感じで反論する奴必ずいるだろ？
そんなんじゃまともに作家は育たないし、まともな作家はマンセー臭を感じて逃げていく。
当然だろ？がんばって書いたものもそうでないのも同じように評価されちまうんだから。

そんなじゃここ腐ってくだけだぞ？

>188
はっきり言うがこの手のスレは基本素人の集まりなんだから空気読まずに上からモノ言うヤツが一番有害。

>>188
自称「批評」と自称「批評に対する反論」で荒れる未来しか見えん

というわけで、誰か流れを無視してＳＳ投下きぼん

『感想は書く』『荒れない程度に(誤字や矛盾点を)指摘する』
｢両方｣やらなくちゃあならないのが｢読み手｣の辛いところだな…

なぁに、「書き手」の苦労に比べたらたいしたものじゃないさ。

覚悟は出来たか？

>192
SS投下スレでは書き手と読み手は基本的に等価だと思うんだよね。
TRPGでGMは一方的にPLをもてなす役割でないのと同じように。
少なくとも読み手がさあ楽しませてくれたまえとふんぞり返っているようなスレにはかなり投下しにくいと思う。
両方やるのはPLががんばってセッションを盛り上げようとする努力と同じようなものだと考えればいいんじゃないかな。

>>188
その批評が的外れだから批評されてるって事をわかれ。
批評に対する批評を「逃げ」とか言ってる奴も逃げて、自分の批評に対する批評を
全否定している。
批評家こそ批評される対象であることを忘れるな。

>>189
上から目線でカンに障る物言いだったっていうなら謝る。すまん。
だから、あなたの「なんだから」の前と後ろがどういう理屈で繋がってるのか説明してもらえないだろうか。何度読んでもわからない

>>192
気付いてるか？このスレほとんど誤字報告ないんだぜ。
そりゃ「誤字なんか気にしなくてもいいんだ」って思う奴が出てもおかしくないくらい

>>195
だが、GMは事前に自分の時間を割いて準備する。セッション中の立場は等価かも知れんが、かける時間と手間は等価じゃないだろ
そしてセッション終わったら反省会するプレイグループだってあるよな？
批評も自分の糧にできなきゃ成長なんかないって言いたいだけなんだが。
そもそもTRPGと違って物語作るのは一人なんだから作り手と消費者が一緒になんかするわけじゃない。
書き手がエライって言いたいわけじゃなくて、努力を正しく評価してやってほしいってこと。難しいけどな。

原作組に誤字を気にする奴がほとんどいないからな
アニメ組が誤字に気付かなきゃ指摘される訳がない

反省会とか言っちゃってる時点でオモロにしか見えんな。
「遊び」なんだから技術の向上は各人が心に持っていればいいことで、他人がどうのこうのと言うもんじゃない。

ふと思い出したが、この間本当に「変態」を「変熊」って書いてるのが居たな。
なんかﾈﾄｹﾞで「変態」がNGワードにされてるらしくてそうやって表現するようになったらしい。

>>198
誤植はルールブックではよくあることｗ

結局ＳＳなんて授業中ヒマだったんで先生の顔をノートの端に描いてた
てのと似たようなもんだからな。
落書きに美術的な作法やらデッサンやらを論じられても白けるだけだろ。
似てる、似てねー、特徴は出てる、んな所にホクロはねーよｗとかそんなもんで十分だろ。

同じような二次SSやクロスオーバーSSのスレでも、
ノートの済みの落書きじゃなく、漫研や美術部だったりするところもあるだろうから、
どちらも正しいとはいえないんだろう。

>200
変熊は実はきくたけ関連のTRPGでは伝統ある言い回しでもあるんだよな。

最近知ったが、変熊ってきくたけのあだ名なんだってなｗ

少なくとも自分は批評や批判は有って然るべきだし
此方も受ける覚悟はしているよ。
実際、選り良く読み探れば参考になる意見も多いし。
それに「批評する事こそを楽しみにしている」批評家ロールプレイな方だって
それも「楽しみ方の一形態」だと自分は捉えているから、
おおらかに許容しても良いんじゃないかな？

但し、此処はネット内、分けても２ちゃんなんて混沌上等！な所なんだから、
主観のみで客観視観が無い独りよがりで見当違いな批評や批判が来たとしても、
此方は「スルー出来る権利」をしっかりと持っているんだから、
いざ相手にされなかったとしても「相手が逃げたｗ」みたいなファビョる様な事は
此方としては紳士的精神を期待している批評側にはして貰いたくはないだけですね。
……偶に居るんですよね、U-1書きみたいな雰囲気の批評家が。

ルールブックにも、ディスカッションは良いが反省会は良くない、とあるしな。

>>206
実は私、あなた様の作品に付きまして、またひとつアイディア案を出してしまったのですが…
こういうのはいかがでしょう？ナイトウィザード12話での絡みなんですが･･･。

　エリス「私が…シャイマールだから…？」
キリヒト「そう…君がシャイマールだから、周りのみんなが迷惑するんだ･･･。
よくお聞き、エリス。全部君がシャイマールだったせいで、こうなったんだよ･･･」
　エリス「･････････」
　のぞみ「エリスさんのせいじゃない･･･。エリスさんはちっとも悪くない」
キリヒト「プリキュア･･･そう言えば、まだ君達がいたんだったね」
　のぞみ「悪いのはエリスさんの気持ちを踏みにじったあなたよ！
エリスさんは手紙のおじさんに･･･あなたに会える日を、皆で誕生日のお祝いをする日を
ずっと楽しみにしてたんだよ！そんなエリスさんの気持ちが、分からないの！？」
　エリス「のぞみ･･･ちゃん」
　のぞみ「柊先輩を傷付けて、くれはさんの命を奪ったのはあんたでしょ！？
自分でやっておいて、何でエリスさんのせいにするの！？」
キリヒト「君達だって知ってるだろう？エリスは破壊神シャイマールの･･･」
　のぞみ「そんなの関係ない！エリスさんは私達の大事な友達だもん！」

>>208
確かに有りそうな遣り取りだｗ
因みに、今回は此方の構想にちこっとだけ擦ってる
とだけ言って置こう。

>197って、どんだけ人を見下した物言いしているかわかっとらんのかな
これで批評だなんだと言われても荒らしの下準備にしか見えない

>>210
別に良いっしょ？
言うだけ言わせてスルーしとくのが紳士淑女の嗜み。
見ていて楽しいの反対は不快では無く無視無関心だぜ。

とりあえずリレーSS＋薔薇乙女SSの保管完了しました。

乙なんだぜ！

>>210
たまに天然で偉そうな態度の人間ってのもいるもんさ
俺とか

そーゆー時はあれだ。
家は金持ちだが、仕事が忙しい両親の愛を知らず育ち、周囲に同年代の友人がおらず、他人とどう接したら良いか分からずつい偉そうな態度になってしまう不器用で寂しがり屋な性格の金髪縦ロールのロリっ娘像を思い描くんだ。

>>214
スレ的には要するにあれだ
ロリっ娘化して涙目な今のルーさまを想像汁、と。

テニヌの人たちはいよいよウィザード染みてきたな。

空中ボレーバトルしたり分身したり全開の半分以下の威力で人を吹っ飛ばしたりラケットがそれこそ素材不明なほど丈夫だったり球斬ったり
前からあからさまにウィザードじみてたじゃないか

というか昔読んだときもうすでにドラゴンボールだったような

あのテニスは有り得ないほどに表現がオーバーだからなｗｗ

ところで、ハルヒの面々ってナイトウィザードに当て嵌めたらどんなクラスになると思う？
ハルヒは裁定者だとは思うんだが。

アレはおとなしくALGでやっといた方がいいんじゃないかｗ

誰かワイルドアームズ２とのクロス書ける人いないですかね。
いい感じに世界の危機だし異世界設定あるし、ボケ要因(某トカゲ)いるし。
え？自分で書け？書く実力がないです。ので、スルーしてくれて
構いませんよ。というか、やっぱりこういうのはマナー違反ですかね？

>>221さん
書けない事はないですが…今は投下用に設定ねってるからなぁ。
実プレイでナイトブレイザーと侵食異世界ネタでGMをやったのは秘密ww

自分の書いたＳＳがwikiに収録されていた、ちょっと恥ずかしいが感動。
ああ、なんだかもっと書きたくなってきたぞ〜♪　この感情はいったい？　

ところで玖珂光太郎をＮＷのクラスで表現するとどうなるんだろう。
転生者／勇者　ってところですかね？
ＡＬＧだったら　ファイター　レジェンド　オーヴァーランダーあたりですか？

柊蓮司と玖珂光太郎がどこぞの世界に拉致　or 召喚される話を考えたけど……

>>223
たまには魔物使いのことも思い出してあげてください……

光太郎はもともとほかの世界に旅に出たような。

>>181
亀レスなんだがあんたローゼン見たことないだろ。
深紅じゃなくて真紅だし口調からして違うし。
せめてキャラくらい把握してから書けよ

はい、またきました。
捨てプリネタなんて書いてる場合じゃなか(ry
そもそも芳香剤はNWじゃ(ry
というわけで、テレビ的には第二話のAパートをお送りします。
若干どころか、コスモス荘分はほとんどありませんが、それでは。

　輝明学園。
　一部の界隈では有名なその学園の高等部では、今日も今日とて世界の危機が―――

「な、なにするんだよう！出れないじゃないかぁ！」
「へっへっへ…てめえが悪いんだろ？」
「高校生にもなって学校でトイレに行くなんて馬鹿な奴だぜ」

　―――失礼。
　世界の危機ではなく、悪質ないじめがが起きていた。

「ぼ、僕の勝手じゃないかぁ！？
　っていうか小学生とか中学生ならともかく、普通高校生ならおっきい方のトイレぐらいくだろ！？」
「知らねえなあ」
「水を上からぶっかけてやるぜ！」
「はっはっは！
　今日は体育もないから着替えも持ってきていないはず！」
「濡れた制服で授業に出るがいい！」
「すこしすっぱい臭いをさせて女子に引かれるんだな！！」
「や、やめろおおおおおおおおおおお！？」

　個室トイレに閉じ込められ、涙目のいじめられっ子。
　扉の外では、数人のいじめっ子達がドアを抑えているのだろう、非力な彼がいくら頑張っても扉は開かなかった。

　いじめられっ子は、世の不条理を嘆く。
　なんで僕だけいじめられるのか。
　なんでいじめっ子達は僕を標的にするのか。
　僕を守ってくれるヒーローはいないのか。
　ちょっと気になるあの子の料理はもう少しうまくならないのか…！

　そう、思ったときだった。

「おい。
　そこまでにしておけ」

　どこか、頼もしげな声が男子便所に響いた。
　いじめっ子には姿が見えないが、その声だけで十分だった。

　その男の人は間違いなく、かっこいいに違いない。
　そんな、どこか的外れな思いをいじめっ子は抱く。

「そ、その微妙に悪い目つきと微妙にいいガタイ、そして身からあふれ出るどうしようもない不幸なオーラ…！
　てめえは…！？」
「し、知っているのか瀬田！」
「へ…何やらいろいろ気になるが…俺のことを知ってるとはな。
　なら、悪いことは言わねえ。
　痛い目みねえうちにとっとと消せな」
「…噂の二年生…！ひいら「二年生じゃねえっ！？」

　打音。打音。打音。

「げ…げふっ…間違った…ちゅうが「いい加減にしやがれっ！！」

　さらに打音。

「へへ…お前のことは知っている…世にも不幸な男が「ちっくしょう…！！」

　何やら地団太を踏みつつ、しつこく打音。
　と、そこでようやくいじめっ子達は駆け出して行った。

　結果的にいじめっ子を助けた男は、しばし息を切らせていたが、間もなく、落ち着いた声でこう彼に呼びかけた。

「…あいつらはもういねえ。
　出てくるんなら今のうちだぞ」
「…あ」

　今更ながら、いじめられっ子は扉を開く。
　ぎい、という錆びた蝶番の音とともに、彼は個室トイレの外にでる。
　扉の前には、彼の言うとおり、いじめっ子の姿はない。
　そこにいたのは、一人の男。

　目つきが悪く。
　どこか不幸そうで。
　あるいは、どこか苦労性な雰囲気が漂い。
　そして何より。

「…ああ…やっぱりかっこいい…」
「…は？なんか言ったか？」
「い、いえ何も！」
「…変な奴だな。
　ま、とにかく今度から気をつけろよ」

　じゃあな、と言葉を残して去っていく男。
　いじめられっ子は、その背中に向かって声をかける。

「あ、あの！！お名前は！」
「…名乗るほどのもんじゃねえさ」

　軽く片手を上げ、男は去っていった。
　少年の心が、ずきん、と痛む。

　その胸の痛みは、切なくて、重い。
　それを紛らわすように、少年は。

「…貴方の背中…すごく、大きいです…」

　頬を染め、つぶやいた。

　ヒーローは、確かにいた。
　少年―――真行寺命は、自分のことを助けてくれたヒーローの顔を、しかと、その眼に焼き付けたのであった。

「…何してるの、命」
「うわっ！？」

　突如かけられた声に、命は文字通り飛び上がった。
　慌てて声の元を探ると、トイレの入り口に、彼の知った顔があった。

「あ、あかりん？どうしたの？」
「…命が、いじめられてたから」

　ああ、と言って、顔見知りの少女に向かって命は笑う。

「大丈夫だよ…名前は知らないけど、僕を助けてくれた人がいたから」
「…そう。よかった」
「？あかりん、どうしたの？」
「…なんでもない」

　あかりん、と呼ばれた少女はそうとだけ言って命から視線を外す。
　そこに表情は浮かんでおらず、彼女が何を思っているかは読み取れない。

「…それより、次の任務がはいったわ」
「え…？」

『任務』、という言葉に命が目を瞬かせる。
　命が何かを言うより早く、少女はこう言った。

「今回は、命にも手伝ってもらうから」
「…え」

　少女の言葉に、命はどこか不安を覚えた。
　そして、その不安は―――的中することとなった。


■■■

「おい…あれって…？」
「三年の柊だ…」
「え？俺は二年って聞いたけど？」
「そんなことはどうでもいい。
　問題は奴の隣にいる中等部の女の子だ」
「妹だってよ」
「義理の妹だって！」
「外国にいたんだけど、最近一緒に暮らし始めたみたい！！」
「しかも二人きりで！！！」
「同棲！？」
「柊くんのこと、かけがえの無い人って言ってたわよ！」
「な、なんだってー！？」
「義理の妹で外国人でお嬢様でお兄ちゃんっ娘だと…！？」
「おのれ柊蓮司…！なんであいつだけ…！」
「赤羽さん、二年の真壁さん、最近見てないけど七瀬さんに…女の敵め！」
「あ、中等部の志宝ちゃんともべったりだよな。さりげなく」
「学園の美少女をなんだと思ってやがる…！」

　輝明学園の放課後。
　一人の男と、一人の少女を取り囲むように、人だかりがあった。
　男と少女が歩くと一定の距離をおいて、人だかりもまた、動く。
　それはまるで油にはじかれる水のようである。
　確かに、男の方にも少々近寄りがたい雰囲気があったが、人だかりが距離を置く最大の理由は少女であろう。

　着ているものこそ中等部の制服だが、その一挙手一投足は洗練されたものが感じられる。
　姿もまた、本当に人かどうか、疑いたくなるような容であった。

　そんな、絶世の美少女―――かもしれない―――の傍ら。
　人だかりの中心で。
　周囲で聞こえる話に耳をふさぎたくなる衝動を抑えながら、柊蓮司は隣に歩く少女―――のようにも見える存在―――に話しかけた。

「お前…何言った？」
「さあ、なんのことでしょうか、お兄さま」
「だから止めろっつってるだろうが！？気持ち悪いんだよ！！」
「あらあら…そんなことを言って…いいんですか？」
「はあ！？何がだよ！」
「単位。あげませんよ？」
「うぐっ…」

　それ以上の言葉を飲み込み、柊蓮司は諦めたように歩く。
　まあ実際諦めてるわけだが。

　柊蓮司は、とある事情により、つい最近まで全く学校に出席できていなかった。
　ここ一週間ほどはまともに学校に出ているものの、どう考えても出席日数も単位も足りない。

　それを一発逆転できる鍵を、妹を名乗る、彼の隣を歩いている女は握っているのだ。
　鬱屈した思いを抱えながらも、柊蓮司は無理やり言葉を絞り出した。

「…しかし、その名前どうにかなんなかったのかよ」
「あら。気に入りませんか？」
「柊小蓮ってなんだよ…外国から来たんだろうが」
「ですから、日本名は柊小蓮で、外国名がアンゼロット、というわけです」
「…わけわかんねえよ」

　首をかくり、と折り、彼は溜息をつく。
　不愉快だ、というのを隠そうともしない。

　と、その時。

「…ちょっと、話があるんだけど」

　周囲の人だかりの中から、一歩歩み出てきた者がいた。
　なぜか巫女服を着た少女。
　彼女の姿をみとめて、柊蓮司は尻ごみするように手をあげ。
　彼の自称妹は、優雅に一礼した。
　そしてさらに。
　その少女が、柊蓮司とアンゼロットに歩み寄った途端、ざわめきが一挙に大きくなった。

「ま、まじか…」
「これは…」
「何が起こるんだ、一体…！」
「頑張れー、赤羽さーん！！
　あんなぽっと出の小娘なんかに負けるなー！」
「しゅ、修羅場…！！」

　緊張感があたりを包む。
　固唾を飲んで、周囲の人々が彼らを見つめる中。
　巫女服姿の少女。
　柊蓮司の幼馴染である彼女は、静かに口を開いた。

「ひーらぎ、晩御飯どうする？」

　かくて人だかりは散ってゆき。
　柊蓮司、アンゼロット、そして赤羽くれはは共に家路をゆくこととなった。

　観客達はのちにこう語る。

「まあ、なんていうか？
　古女房の貫録を見せつけられた、って感じかな」
「それでもさりげなく眉毛がぴくぴくしてたぜ」
「やっぱ嫉妬してたんだろーなあ」
「個人的には小蓮ちゃんに頑張ってほしい」
「あのあまりにも強固な壁を突き崩せるかなあ」
「胸も最近大きくなったしね」
「アンゼロット様のためなら死ねる」

　さてはて。


■■■

　そのころ、校舎の片隅では。
　ひと組の友達以上恋人未満な男女がこんなやり取りを繰り広げていた。

「あ、あかりん…本当に、これ、やるの…？」
「…」
「あかりんの、格好…もそうだけど、僕、こんなもの持たされてもどうすればいいのか…」
「…大丈夫。命なら、できる」
「む、無理だよ！？」


　…後半に、つづくっ！！

気持ち支援

ここで終わりです。
前回から若干設定を強化、ある程度クロスオーバーにできるようにしてみました。
はっきり言って後付けです。
とはいえ、本家コスモス荘の方々の出番はやはり少ないかと思います。
それでは、また明日の夜に。
…投下できるかなあ…

>227-232
支援いらんかったか。とにかく乙。

今時小学生でもやらない苛め受けてるの誰かと思ったら命かよｗ

乙でーす。
あ、ひとつ。エリス中等部って小説設定？
いや、小説は読まずに放置してましてww

いや、小説エリスは高三だった。
だから、学園生活は1ヶ月程度。

>>237
おっ、ご丁寧にどうもです。
つまりエラッタかオリジナル設定って事ですね。

>>234乙です。
声同じ人同士なラブ（ぱっと見わからないけど）かよっ！倒錯的にも程があるだろっ（爆）！？
柊逃げてー（笑）！そいつは好きな人相手だと実妹すらどうでもよくなるある意味手の付けられないPC1よー！？

まぁそれはともかく。まともに不良っぽい行為してる柊ってはじめてだなぁ。
公式ですら不良設定はスルー気味なのに。
面白かったです。次回更新お待ちしてます。

乙は乙だけれど・・・
ああああああああきくたけんじにぞっこんだった状態の命きたあああああああああ
柊を取り巻く不幸事情は止まりませんね。もうブレーキ？なにそれ食えるの？というくらいに

>>226
それなら誤って書いてる人が改めてきちんと
キャラを把握出来る位には資料やら台詞口癖の参考例文やらを
充分な量揃えて提示すべきなのが素人作家と素人批評家との間
での礼節なり。
話はそれが為されてからだな。嫌なら読まなければ良いし。

>>241
さすがに資料の提示はないわｗどんだけ過保護なんだｗ
原作くらいは見ておくのが素人とはいえ二次創作書きの礼儀だと思うがね
ただ嫌なら見なけりゃいいってのは同意。

ファンブックのCDドラマ聞いてたら「レーヴァテインが多すぎる」ってのを思いついたがシグナムが動かしにくすぎて絶望した

シグナ無「絶対に働きたくないでござる！！」

>>242
けど実際、「自分が好きな作品とのクロスSS書きたいんだけど
文章力に自信が無い」って良く言う人達と同じ様に逆に
「最近興味を抱いた作品とのクロスSS書きたいんだけど
文章力自体はそれなりに自信は有るけどクロス先のキャラ達を
把握し切れてないから書きたくても書けない」ってSS職人は
実は結構多いぜ。
もし、○○とのクロスSS書いて欲しいってリクエストするつもりなら、
クロス先の出演推薦キャラの見易い資料サイトや
口調口癖なんかをレスに書き込んで置いて大まかに分かる様にして置くのも
ひとつの手だと思うぜ。

まぁ批判するだけ批判して「じゃあどうすれば良くなるか」に
言及しないってなぁ、上でも言われてるみたいな
無責任に批判を言い捨ててるだけだかんな。
いや、こりゃもう只一方的に良し悪しのレッテル付けしてるだけ
の『評論家様』って奴かｗ

>>245
一つの手ではあるけど、義務や仕事で書いてるんでなし、
「書き手が自分でキャラ把握できている程度には興味を持っている作品を
クロス題材に選ぶ」の方が色々の意味で合理的じゃないかな。

>>246
>>226がそうだってこと？
それはおかしいだろ。

>>241の超発言に吹いたｗ
ちゃんと、キャラを把握しろって言ってるじゃないかｗ

>>245
提示されても好きでもない作品とのクロスなんて書きたいと思わないし、
好きだったら原作は最低限持ってて他の資料も自分で集めてるから意味ないと思うが。
それとも原作では資料として不適切なのか？

つーても、>>248-249みたいな事言ってたら
そもそもやって欲しい系なネタレス投下って無意味じゃね？
どれだけネタ振り投下しても、結局はSS職人が詳しく知ってる範疇での
クロスSSしか期待出来ないぜ？
それとも、職人の方に資料集めの出費強いるんかい？
ま、職人の方は嫌になったら書かなきゃいいだけだから
俺にゃ関係無いけどｗ

>>251
何か問題あるのか？

よく知りもしない作品の二次創作なんかやられても、U-1化が進むだけだろ。

>>251
つまり原作そのものを全部ローダーにうｐしろということですか？

>>252
それもそうだよな
ま、知識に自信の無い初心者はクロスSSになんざ手ぇだすなってこったなｗ

>>243
シグナム、妹様、芳香材、舞、美景、魔探偵、フルメタ、レバ剣こなた
とりあえず思い付いただけ書き出してみた

>>251
> つーても、>>248-249みたいな事言ってたら
> そもそもやって欲しい系なネタレス投下って無意味じゃね？
うん、無意味だしむしろ無い方がいいだろ。

別にあってもかまわんとは思うがな
歓迎する必要もないが、追い出す理由もない

>>256
けど、雑談時のクロスSSスレって
そんなやって欲しい拾って欲しい的ネタレスの塊じゃね？

>>251
>　どれだけネタ振り投下しても、結局はSS職人が詳しく知ってる範疇での
>　クロスSSしか期待出来ないぜ？

それで十分だし、それ以上を要求するのは筋違いだと思う。

なんかこの前からこのスレにSS職人は目を血走らせて向上しなければならないってなかんが絵のやつがいるような気がする。
別にカツカツしなくてもいいだろうに。

>239
多分、不良と無縁だった王子がどう不良をやっていいか分からなかったのかと。

かと言って、NWのアニメしか知らない人はSS投下するなとも言えんしのう。

>>260
2次創作書く際に原作読むのってそんなにハードルが高い、しなくてよいことだったのか…

>>262
原作読め理論で言やぁ、少なくとも柊サーガ関連は
全て網羅して手元に置いとかなきゃならなくなるしなｗ
一体幾ら金掛かるよ？

>263
そうは言わんがべき論を語るのが妙に多いと思ってな。
お前さんの言うことは正論だし正しいとは思うが、時期が悪かったというか。
そんな感じ。

といっても、ＮＷは原作が二次創作の主流であるライトノベルやアニメと比べかなり特殊な状況にあると思う。
ＮＷに限って言えばアニメだけ見ていればＯＫ。できたら、ルールブックやサプリメントも買ってね。財布のダメージにならない程度で。
と言うスタンスでいいんではないかと思う。

>>263
つーか今回の発端から解決させるなら、
ローゼンメイデンが好きで良く知ってるこのスレ住人の誰かが
薔薇乙女と夜闇の魔法使い書いた人よりも
より「キャラ崩れ・キャラ壊れの少ない同じ題材のSS」を書いて
投下連載すりゃ良いんだよな。
プロとアマの垣根なんて無い素人同士なんだから
「じゃあ手前ぇが書いてみろよ！」って理屈も通らない訳じゃ無いだろうしな。

>>266
それは完全に本題からずれてるだろｗ

>>264
つまり柊サーガはわざわざ買って読む価値なしと…

ここの職人は、読み手側にクロス元の資料を提出しろって事か?
それを指摘すると読み手側に書けと……

資料を元にして書くのが普通なのに
ここでは違うらしい。

>269
職人はそんなことを言い出してないと思うんだが。
いったいどこがどうなってるんだ？

昨日問題提起した奴には最終的に「何をえらっそーに。うぜぇんだよ」って感じの、
教師に反抗する思春期みたいな答えしか返してない奴もいたしな
確かに腹立つ物言いだったけどさ

とりあえず、作品に対する意見への意見をローカルで禁止しとくのがいいんじゃないか？
普通は言うまでもないことだけど、やっておかないとまた荒れるし
あと、職人に名指しでこういうことしてくれってのも止めたほうがいい気がする
考えたなら自分が形にするべきだ。リクエストする場じゃないんだしな

別に下手なら書くなって言ってる訳じゃないんだけどな。
あのローゼンのSSは正直キャラ崩れとかいうレベルじゃなくてもはや別人だよ。そのキャラの要素を微塵も感じない。
ロクに作品も知らずにSS書かれたらその作品バカにされてる気になるよ。

>>271
>>251>>258とあるだろ。
ルイズスレでもこいうの書いてくれ!というリクエストレスは一般的。

>271
意見への意見を禁止すると書き手がサンドバックになる可能性が大だからおすすめできない。
どんなアホな意見でもまかり通ることになるからな。

こうやってくれってのは、ここ独特の風習だな。
ＰＬの言ったことをＧＭが拾うという元ネタに由来したものだ。
それにリクエストをする場ではないのは確かだが、一切禁止という場でも無かろう。
リクエストも頼むのも拾うかどうかは書き手次第だしな。
こっちは続けたところで大きな問題になるとは思えんのだが。

>>272みたいなのが確かに大半なんだろけど、
それに対して「なら叩き潰すんじゃなくて上手くなるように読み手で導いてやれよ」
ってのと「なら叩き潰す代わりに他の奴がもっと上手いの書けよ」ってのと
二つの代案が出てんじゃね？
で、読み手の回答としちゃあ「何もしたくない。けど面白そうなSSは読みたいから
職人が勝手に頑張れ！けどヘボなSS投下は問答無用で許さねぇ」って事じゃね？

下手なＳＳはたたき出すってのも怖いスレだよな。
ヘボだと思ったら感想書かない、スルーでいいんじゃないか。
積極的にたたき出す必要はないだろう。

>>275
そうじゃなくてな････。

二次創作をやるんなら原作に対して敬意を払うべきだろと。
で、敬意を払った結果が資料の収集とか、原作への熱意だったりするわけだ。

ＳＳとして上手い下手は問題じゃない。二次創作である以上、原作のことを忘れるなと。

別に下手だから叩きだしてる訳じゃないと思うんだけどなあ…
そこの所の解釈が食い違ってる気がする

>277が言ってる原作ってのはＮＷのことか？それともそれクロス先のことか？
ＮＷとそれ以外ではかなり状況が違うと思うんだが。

まあ皆、ここは俺に任せて落ち着こうぜ！

それはそれとして>>234GJ！小蓮なアンゼ様可愛いよ
そして次回の変態に期待

>>276
＞ヘボだと思ったら感想書かない、スルーでいいんじゃないか。

いや、それじゃ書き手伸びねぇし
ま、結果的に薔薇乙女と夜闇の魔法使いの人がもう投下やめりゃあ
この揉め事も時間が経つに連れて忘れられる形で終わるだろよ。

>>279
クロスである以上どっちもだろう。当たり前のことじゃないか。

>>279
両方だよ。

ＮＷのクロススレなんだからＮＷへの敬意は当然の前提。無いなら他所逝け。
その上でクロス先作品にも敬意を持たなきゃダメ。じゃないとヘイトとかU-1とかろくでもない二つ名がついて回るんだからな。

>281
俺はその考えがどうしても理解できん。
書き手伸びねえって、どういう事よ。
伸び無ければならない義務があるわけでもなければ、ＳＳ書きとしての技量を伸ばすことを目的としたスレでもないだろ
ＳＳ書きの技量を伸ばすための感想というのなら、それは傲慢すぎるというものだ。

ま、もう論争はこれまでにしとこうや？
結局、書き手がクロス先の原作すら良く把握してないSSは
手ぇ出すなってこったな。

　こ　の　他　の　ス　レ　よ　り　も　Ｓ　Ｓ　職　人　が　少　な　い　現　状　で　な

ハァ、いつからここは文芸部や美術部になったのやらｗ
どっちかっていうと光画部やＳＯＳ団だと思ってたんだが…

まぁ確かにネットで資料の検索が比較的楽になってるのに
原作を自分で調べなおしたりしないってのは論外だな。
リプレイを読まずにアニメのみで柊を書いても良いけど
それならアニメをもう一度見返すぐらいは最低やっておけって話だ。

まあ、あきらかにうろ覚えのキャラ持ってきて『○○でござい』ってやられちゃ、たまらんわなｗ

避難所でも作ってそこに議論スレ立てたほうがいいかもね。
俺が言うのもなんだけどちょっとピリピリしすぎじゃないかな。
飯でも食ってまずは落ち着こうぜ。

>283
経緯の表し方を資料の収集という形で表すというのに違和感があってな。
ＮＷのクロス書くなら、ルールブック、サプリメント、リプレイ、小説、アニメ全部買わないと経緯表したことにならなぬ、言われるとおいおいと言うしかないだろ。

>>285
だなｗ
ここで流れを変えるために、俺が一発ネタを････

ゴメン無理時間無いorz

>>289
キャラを掴めるくらい資料集めてればいいんじゃね？
というか二次創作の場合、小説書こうとする→資料集める→ＳＳ書くっていう流れじゃないだろ。
作品が好きだから読む→ＳＳ書こうとする→書く。こうなんだから。

>>288
リレーSSが書き手読み手全て巻き込んで盛り上がり過ぎたかんな、
その反動もあるんじゃね？

>>273-274
「名指しの」って書いてあるだろ。別に雑談時のネタ振りまで否定してないって
もしそれがこれからの展開に沿ってたら書き手がやる気なくす可能性も考えられるじゃないか


ローゼンのssに関してはなんで知らない作品に手を出そうかと思ったのか、って感じだな
理由は書いてあるけど、ローゼン好きなら最低限キャラくらい把握してるもんだし作品好きな人に叩かれるのも仕方ないと思う
巧拙じゃなく、最低限の知識もないのに好き勝手するなってこと

>>289
ごめん、全部買っちゃった＆予約しちゃったんだけど余計なことだったかな(´・ω・`)

>>293
だな。
さて、話変えちまうけど
戦隊やライダーやウルトラマンとのクロスはここでのネタレスでも
他のスレでも良く見るけど、メタルヒーローとのクロスってあんま無いよな？
俺的にはジャンパーソンやエクシードラフトとNW!のクロスなんて
かなり面白そうだけどなｗ

>>291
読む→ＳＳ書こうとする→書く
　　　　　　　　　　　　　　↑
　　　　　　　　　　　原作見直して設定の把握

SS書こうとすると書くの間にこれが必要だと思うんだ。

>>292
こう言っちゃなんだが三スレ目にしてリレー始めるSSスレなんて始めて見たよ。
しかもしっかりと終わらせちゃうんだから良い意味で異常だよ。

>>289
いや、自発的な「気に入った」の結果なら問題無いだろ
むしろ推奨！ｗ

>294
いや、全く問題なし。
お前はすばらしい。

>>296
････世の中には新作ＳＳ読んで上がったテンションのまま一本ＳＳ上げちゃうときだってあるんだぜ？

そーいう場合は出来はお察しだがorz

ふむ、場を和ます一発ネタか…じゃあ
多次元同一生命体の絶対存在、イハドゥルカと戦うために
柊蓮司がイ・プラセェルに召喚された。
式神の城事件を超える超☆大作クロスオーヴァーＳＳのはじまりはじまり〜♪
【馬鹿はより強大なカオスを呼び込もうとした】

と、>>298は>>294宛てな

>298
たとえばアニメ見始めてＳＳ書きましたと言うのがでたとするだろう。
それに対して敬意が足らん、ルールブックとサプリメントと……を買ってよめ。
それまでは投下するな。
とか言い出すと行き過ぎかな、と思ったんだ。

自発的なら問題なし。
むしろ同好の士としてそこまで好きになってくれたかと嬉しい限りだ。

>>301
スマン、クロス先が何なのか分からねぇｗ

>>304
封神領域エルツヴァーユだ。
ゲームも攻略本も持ってるぜ。
妙に設定が凝ってるんだわ、これ。

完全懲悪ダンザイバー

世に出るのが速すぎた神のクソゲーそれが封神領域エルツヴァーユ。

>>305
ああ、タイトル名だけなら情報誌で見掛けた事あったの思い出したわｗ
で、ふと思ったけどゼノサーガとNW!でクロスさせても
案配良さそうじゃね？
グノームがファー・ジ・アースに侵攻して来ても良いし、
柊達がユニバースに召喚か時空越えで迷い込んでも良いし。

グノーシスな。
まあなんというか、なかなか高尚な間違え方だとは思う。

グノームじゃ無ぇグノーシスだよ……orz
Wizardlyの小説読みながら書き込むモンじゃ無ぇな

NWとエルツヴァーユは親和性が高すぎて、クロスさせても全くクロスしている感じがしないｗ

久遠の絆とNW!も親和性が高過ぎるなｗ
そう言えば、何処ぞの同人小説で
NW!と月は東に陽は西に（舞台ははにはに側）を
クロスさせてたのがあったなぁ

>>312
kwsk

>295
クロスというか芳香剤込みだと柊がわりとメタルヒーローっぽい立ち位置ではあるような。鎧無いけど。

>301
普通にSANチェックに失敗したのかと思ったw

もちろん録画は標準だよな？

>>313
今や山と積まれた購入同人誌の山に埋没してしまって
即時発掘は困難だけれど、
大雑把に言えばNW!のキャラ達がはにはにの舞台の高校に
任務で転校してお約束通りに事件に遭遇して、
そこにオーガスタの他作品のキャラ達も絡んで来る構成だった。
タイトルも直ぐには思い出せないから
　ナイトウィザード　月は東に陽は西に　　同人　小説
でぐぐってみてくれ。運が良ければ見付かるかも

>>313>>316
と思ったら結構簡単に発掘出来た。
タイトルは「オーガストV3=P」、因みに表紙は
スターダストメモリーズをインスパイアして
マサトの替わりにはにはに主人公の広瀬弘司が
中央でウィッチブレード1st構えてるｗ

平凡な日常を描く作品以外となら大抵クロスできそうな気がする1行(*ﾟдﾟ)屋#e5%\DWjｦ

>>316-317
桶把握
クロス先が18禁なんで、てっきり夜ノ森クロスかとｵﾓﾃ聞いたw

すばやい返事感謝
ｳﾘも探してみる

>>318
トリが…

悪い、>>317は久住直樹と書こうとして
素で贔屓キャラと間違えて書いてしまったorz
オーガストファン及び久住ファンの方々、許して下さいませ！＞＜

>320
詳しい説明は省くが卓ゲではそこそこ有名な公開トリップなんだ。

Ｒ−ＴＹＰＥとのクロスを考えたが俺にはＲ戦闘機型箒という発想までが限界だった。

対バイド用新型箒「Ｒ-9/0」のコックピットには
見た目１４歳の強化人間が直結されてるとな？

というかフォースが魔王の欠片を使って作られるとか、無茶なことになりそうだぜｗ

バイドは魔道力学も使ってるからあり得る話だｗ

流れを読まずに……
NWとROとのクロス

アンゼロットのレベル上げの手伝いに無理やり、拉致された柊。

しぶしぶ、新規アカントでアコライト(男で名前はシグ)を作るのも非難される始末。
そして、プロンテラで他のメンバーと合流して狩りに行く。

というシナリオを考えた。

それはクロスなのか！？　クロスなのか！

らきすたクロスはまだかなあ。大詰めっぽいとこで止まってるから気になってもう。

>>326
それなら、柊と羽i…もといエリスが
フォーチュンクエストの世界に行って
ＪＢの所でパステルとトラップとキットンと一緒に
TRPGをプレイした方が良かないか？

因みに、クレイはもう一卓でGM務めてて
ノルとルーミィとシロちゃんをPLとしつつ
英魔さm…もといあかりんと何故か交ざっている最狂筋肉神父とも
PLとして迎えてセッションしてるんだよｗ

バイドとかバクテリアンとかヴァーミスとか禁止ｗ
瞬く間にこのスレがエログロスク水に侵食されちまう。
……書いてて思ったが侵食型ってなんかバ（ヴァ）で始まってるな。

>>329
＞ルーミィ、あかりん、グィード

何その地獄の面子ｗ

>>330
まぁ、濁音系は異形や異星からの敵種族の名前に
用いるには最適だからね。
（他例：ゼントラーディ、ダグバ、バグズ、グノーシス等）

ショートコントその１

　　ベル 「ぱーるぅ、おなかぺっこぺこだおう」
　パール「いい気味ね！」


ショートコントその２

　　　JB 「ころころ……クリティカル」
コボルト「「「うわーだめだー」」」

>>303
最低限柊を出すなら柊サーガ数冊、あかりん出すなら赤味噌は買っておくべきかと思うんだがいかがなだろうか
>>329
＞＞ノル、ルーミィ、あかりん、グィード
クレイ不幸すぎるｗｗｗ
幼児+斜め上英麻様+天スタイルとか死ぬｗｗｗ
ノルも穏便に進めるが一気に流れを戻す力も無いし

ショートコント３

ミモザ姫「今日はTRPGで遊びたいと思いまーす」
クレイ「わっほぅ♪」
ミモザ姫「じゃあパステルさーん、ルールブックを買って来て下さーい」
パステル「Σえー、そこからですかぁ！？；」
ミモザ姫「はーい！」

　ナイトウィザード　ルールブック　2nd EDITION
　大好評発売中！

>>333
いや、心底から優良PLなシロちゃんの存在を忘れてはならぬっ！
……まぁ、あかりんとグィードに乗せられたルーミィに吊られて
イカ王子な白矢薙化しそうだがｗ

ショートコント４

キットン「ひゃっはっはっはっはっ！」
グィード「げひゃひゃひゃひゃひゃ！」

ショートコント５

シロちゃん「シロちゃんデシ」
　あかりん「あかりんです」

「「 ないとうぃざーど 」」

ショートコントその５

シロちゃん「……それでボクはどんな人をやればいいデシか？」
グィード「……ふむ、やはり戦士系がお薦めかな。
　　　　　Σおお、こんなところに丁度良いハンドアウトとキャラクターシートが！
　　　　　ふむふむ……推奨クラスは『柊蓮司』と」
シロちゃん「はいデシ！♪」
（隣の卓の）柊「Σなんで俺！？っつか俺はクラス名か！？；」
グィード「あまり細かい事に拘るな、ボーイ」
あかりん「……シロちゃん、かっこいー」
シロちゃん「そうデシか！？　じゃあボク『柊蓮司』やるデシ！♪」

グィード＆あかりん「「（（　計　画　通　り　ｗ　））」」

糞、先越されたか……>>338はその６扱いで！

その７

普通に活躍する『柊蓮司』。
シロちゃん「ボクは攻撃で……あ、当たったデシ！」
GM「ん、その攻撃で敵は倒れたね」
グィード「見事だボーイ！」
シロちゃん「えへへ、やったデシ！」
灯「……萌え」


（隣の卓）柊「なぜだ……下がりもしない、弄られもしない、普通に活躍してるだけだっていうのに、
　　　　　　　　なんで俺はこんなにもあの『柊』に嫉妬している？！」

>>340
柊としては「下がらない」「弄られない」「ちゃんと活躍してる」は最高の待遇だから嫉妬して当然ww

まぁ下がらない・弄られない柊なんて柊じゃないが

>>332
ちょｗなにそのアンフォーチュンクエストｗ

>>341
いや、ハンドアウトで柊蓮司と指定されてる以上は
シナリオギミックとしてやっぱ何か下げられたんだろう、
シロちゃん演じる『柊蓮司』も。
只、激しくツッコミ返すオリジナル柊とは違って
シロちゃんならエリスみたいに素直に受け入れて
めげる事無く健気に前向きに頑張るだろうから、
弄って爆笑釣るよりもほのぼの和気藹々な雰囲気の
卓になったんじゃないかい？ｗ

>>341
柊らしさが下がる

シロちゃんが柊のお面を被ってる姿を想像して和んだ。

TRPGのキャラをクロスして更にTRPGをさせる・・・

フォーチュンってよく考えるとすごかったんだな

ウィンカスターフォーチュン海砦

>>305
キミがその名を出したから、思わずアマゾンで中古のソフトと設定資料集買っちゃったじゃないか！
PS3でハイレゾ表示された粗いポリゴンにどきどきすることにするよ…

あの当時秋葉原でプロモされていたけど、あまりにおなかいっぱいすぎて当時はスルーしていたんだよなぁ。
でも、カオスフレアを面白く感じられる今の俺にはきっと面白く遊べる！

そういえば、フォーチュンクエスト本編でもリアルTRPGを実際にしていたっけ、パステル達。

>>349
おう、しかも全員性別逆転PC使用で、対戦ウォーシミュと勘違いしたGMのもとでだ！
最後にそのGMと遊びたがったプレイヤーの作ったキャラが俺TUEEEEEのオチつきだ！

トラップも大概なくされPLだけどな。
黒ちゃんのTRPG千夜一夜でも読んでるような気持ちになったぞ、あの辺。

記憶をなくした幼女をつけ狙う連中からクロス先（指定なし）の主人公が
幼女を守るという妄想を思いついた。え？そんなのクロスじゃなくて
良いって？いや、付け狙っている連中が魔王陣営とロンギヌス達なんだよ。
そいつらの襲撃や下駄箱とかから何故か出てくる手とか、何故か出てくる
鉈女とかから守るという。別に無理やりつなげなくていい？その幼女って
TISかって?いいや違う。なぜなら……　その幼女は……
幼　女　化　し　た　柊　蓮　司　だからだ！！
ちなみにアンｚ、ゲフンゲフン。敵から逃げる際に大気圏落下し、
その際に柊力の暴走で精神年齢が下がった＆記憶喪失という設定だ。
あと、彼を幼女にしたのもコグレｔゲフン、敵の仕業だ。
というくだらない妄想を垂れ流しているバカはほおっていてもらって
かまわないです。・・・でも、幼女柊は見てみたいかも。

盛り上がってるところなんだが、それって別に幼女化した柊レンでいいんじゃね？

>>353
柊力の自家中毒で年齢が「下がった」というあたりでひとつ。

ショタらぎとロリスはいいものだ。

>>355
実際アニメ版でも、あの回からスタッフがノって来たのか面白みが増してきたしな。

>>353
352です。
いや、レンはどちらかというと柊の危機を知って助けに行く役どころ
だと思うんだが。それに、記憶を取り戻して元に戻ってからの
主人公？とのやり取りがより面白くなるから蓮司のほうでないと。
あと、ショタじゃなくて　幼　女　であることが重要だ。

>>352
それは美味しい是非やろう俺は他の書いてるから無理っぽいが
幼女を躊躇無く救う善人か…
禁書の上条当麻ならおにゃのこを見境無く助けてはフラグ建てまくるし、
Fateの衛宮士郎ならとりあえず助けてくれるだろう。
あとはようじょならデモベの大十字く……はっ！ロリらぎの純潔が危ない！

いやいやここはおんにゃのこ主人公も面白かろう。

バトルはできんがARIAの灯里なんかいいんじゃなかろうか？
名前に引っ掛かるロリらぎとか戦闘覚醒ロリらぎとか猫に助けられる灯里とかいろいろと面白いと思うぜ？

>>357
なるほど、そこまで考えてならそう在るべきだな。

>>359
もちもちポンポンがウィザードとなｗ

脳内が暇なバイト中にネタを思いついたのだが、文字にする時間が(ry

ハルヒとか

↑ロリらぎの話ね

ちょっと世界観と言うか時代が激しく違うが、星くず英雄伝とかどうだろう？
そこの主人公、性転換して思考も女性的になってそれで暴れまくった挙句、
男に戻った後でそれを激しく自己嫌悪してた経歴があるから、
その辺を共感させたら面白いかも。

宇宙船と激突した結果一端死亡判定まで持ち込まれた柊。
その結果生き返ったは良いが、宇宙船の乗組員が染色体をXXをベースに肉体を再生したために女性に…


って展開は、似たような事があったな、ラジオドラマで…

>>365
それなんてかしまし？ｗｗｗ

最終回がある意味とんでもないことになるんだな

>>365
アゼルさんなにやってんのｗｗ

―――それは、抹消された戦いの記録。

「仕事だ、エージェント緋室灯」
「…はい」

人によって造られた強化人間（へいき）　―緋室　灯―

彼女に下された指令。
それは、いつものように当たり前の侵魔殲滅のはずだった。

「浸魔の反応…消失(ロスト）。同地点にてプラーナの異常活性化を確認…」
「気付かれた…ッ？ こんなところでウィザードと鉢合わせするなんて、ツイてない…」

現われた、燃えあがる焔のような髪をもつ少女。

「属性…不明。存在率、浸魔に酷似。所属…不明。…あなたは、誰」
「――フレイムヘイズ。贄殿遮那のフレイムヘイズ」

フレイムヘイズとなるべく育て上げられた純粋なるフレイムヘイズの少女

「敵じゃない…って言っても、信用してもらえそうにないか」
「敵対行動を確認…これより迎撃に移る…」

それは、彼女達が自身の宿命と出会う前の物語。
二人の出会いは、偶然か、はたまた必定か。
それを知るのは、ただ頭上に浮かぶ紅い月のみ。

劇場版ナイトウィザードｘ灼眼のシャナ。
＜ナイトウィザードＸＦ（クロスファイア）〜紅き月の輪舞曲（ロンド）〜＞

「はぁぁぁぁぁぁぁっ！！」
「ガンナーズブルーム…ッ！」

紅い月が昇る時、二つの『紅（しょうじょ）』が交錯する―――

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「……舞衣！ こいつ猫じゃない！ 柊だ！」
「はいぃぃ〜？！」
「…やっと分かってくれる奴に会えた…」
同時上映、
＜柊連児の下がる日々〜風華学園ネコネコ大混乱（ぱにっく）？！〜＞

２０００８年春、全国同時ロードショウ！
「今前売り券を買うとガンナーズブルームストラップがもらえる…」
「贄殿遮那ストラップもあるんだからっ！」
※数量には限りがございます


…本編一時間半、同時上映３０分くらいの勢いで

某所で……とらハ３×ＮＷのクロスを見たが……
こいつはスコップが必須になりそうな気がしてならない……
まだ1話だけだが……ヒロインがあかりんなのか？　ッテ感じだ
アニメ新参で命の存在をあんまり知らんのかもしれん

とらハ３×ＮＷとはどこですか

アニメだけでも灯に彼氏がいるくらいは分かると思うんだが……

とらハ３と聞くだけで護身が発動しそうになるぜ

>>370
とらハのSSが大量にあるサイトのあれか？
あれならヒロインはなのはじゃないか？StSともクロスするらしいし。

余所のクロスといえば、KANONとのクロス見つけたんだけど見た人いる？
「雪の街の魔法使いたち」ってヤツ
サイトがサイトなんで、なんだかみる気にならないんだよな…

Kanonとのクロスか……
「市民、雪とはなんですか」で始まるヤツならどこかで見た

ダブクロとのクロスなら見たことあるな＞Kanon

>>374
コンピューター様、とらハのSSが大量にあるサイトが分かりません。
検索ワードだけでも教えていただけると嬉しいです。

実はいっそあかりんはホモ野郎を放っとくべきだと暗に指摘しているんじゃね？

>>378
いや、命はあかりんの御陰で嗜好改善出来てるじゃないか
……ＢＬから両刀程度に迄は

もういっそのこと初代ToHeartとクロスしてダブルあかりんしようぜ！

そしてあかりん弁当が取り違えられて大惨事に。

>>375
あー、自分もそれ見た記憶がある。
「市民、頭に雪が積もってるよ」
「市民、雪とは何ですか？」(ZAPZAPZAP)
で始まる奴だな。

プロローグの内容は思いついたんだけど文章化が出来ません。orz
文章化能力がないのが無念で仕方ない。ちなみに考えた内容は、
いつものごとく拉ｔ、もとい呼び出された柊にアンゼが、「次の任務には
幼女化しなければいけない」と言われ抵抗するも気絶させられその間に
幼女化させられる。時間に余裕があるからと幼女柊を着せ替えさせて
弄ｂ、もとい出撃の準備をさせるアンゼ。あと、いつの間にか来ていて
混ざっているベル様。目が覚めた柊は自分の状況に愕然とするも
次に何を着せるか言い争っている二人の隙をついて部屋から脱出。
城から逃げようとするが何らかのイベントが起きて大気圏突入。
小さくなった身体のせいで衝撃に耐え切れず記憶を失う。逃げたことに
気づいたアンゼの部下(個人的には中身が柊だとは知らされていないほうが
面白そうだと思う)が捕獲しに来る。アンゼの名前を出されたことで記憶が
ないが危険を感じ逃げる柊。捕まえて玩具にしようと考えるベル様の手下、
前に計画を邪魔されて柊に恨みを持つ魔王の手下などが追いかけてくる中
追い詰められた柊はあるひとりの人物と出会う。
というところまでは考えたんだけどなぁ。

>>381
スレとはカンケー無いが禿藁w
ﾏﾁﾞ吹いたわwww

そこに居たのは…
A→相良宗介
B→大十字九郎
C→探耽究求ダンタリオン

A　射殺
B　ロリコン
C　実験
どれだ！？

　　　|/＿_
　　　|　　　ヽ
　　　|ﾉ ﾉ） ））　　>380
　　　|(┃┃|ゝ 　どうせなら、その1つ前の作品の方が。
　　　|~.ワ" 　
　　 ⊂_ノ
　　　|_l_ゝ
　　　|ﾉ

>385
「髪の長い人が作った料理」二択でどっちに行っても地獄行きと申したか

世界結界的に考えると千鶴さんはエミュレイターの末裔ってとこだろうか。

遅レスだが
>>329
>>333
ルーミィはリプレイ基準だとけっこうクレバーなんだぜ。
ただ周りの暴走はあまり止めようとしないというかたまに燃料投下するけど。

【クレイが不幸なのには変わりがない】

>387
どっちかというと吸血鬼みたいな感じじゃないかな

セガールのクラスは何が似合うんだろうか？

千鶴さん：人狼
梓：人狼
楓：魔物使い
初音：転生者

実にナイトウィザード

【近接前衛が多すぎる】

>390
セガール

>>377　見つけた
PAINWEST　リレーSS　とらいあんぐるウィザード　StrikerS

>>390
裁定者
「ごんぶと先生最強」を世界結界に認めさせているが故に最強


・・・ごめんギャグシナリオで一度やった
ゲーム中映画パロディでバカ受けしまくった
「沈黙の七要塞」なんてアホネタは多分二度と出来ないw

>>393
そこは最新式のスコップブルーム必須のサイトだな。

>390
“セガール”とは、サムライを入れた料理人に与えられる二つ名です。

同じ様に、サムライを入れたアンラッキーマンやスーパーズガンを、“ヒイラギ”と呼びます。

>>393
ありがとうございます、コンピューター様。

>>374
読んできたよ。
鍵キャラをNWデータで作って、大暴れさせる趣旨っぽい。
とりあえず、期待のU-1君は、ロンギヌスだったけど、柊に憧れて脱退。
アンゼロットの信頼篤く、重用されてる。
データ上は火/虚Lv.10の転生者/強化人間/ATで遺産で天叢雲剣取得らしいよ。
OPで魔王級を一刀両断してた。
どうみても以下略。

……でもこのシナリオ、普通にセッションに耐えうるんじゃね？　と、ふと思った。

触れてはならぬものに手を出してしまったか…

>>395
そのブルームってデフォルトで土竜もついてそうだｗ

>>391
せめて、上の二人のどっちかを龍使いで

先生！　上の方で言っているそのＳＳ、これが真のU-1君？　
クロス作品に出てきたU-1達の原型にして狩猟格という認識でおｋ？

スコップ必須ってのがよくわかった気がする…大昔のＳＳ−Ｌｉｎｋ思い出した。

>>401
はっきり言って>>397はまだまだ小物です。

U-1に詳しくない俺でも、>>397ならたいしたことないレベルだと感じられる……！

な、なんだってー？　大体Ｋａｎｏｎ自体化け物と戦う話だったかな、ほんとに。
ああ、一部シナリオではそうだったかな。でも基本的にほのぼのした世界の住人が
何でいきなりエミュレイターやらと戦う世界の話になったんだ。　
つーかまあ、恋愛ＡＤＶの世界がいつから魔物が襲ってくる世界に変わったの？
夜が来る！　とかデュエルセイヴァーあたりならクロスしても違和感なさげなのに。
よりによって鍵ゲーと合わせる感性が、ってこれがまさにU-1？

U-1はよくガンダムやバンプレオリジナルに乗って戦争していたりするので驚くほどのことじゃない。

葉鍵月のSSを読むのならばスコップの常備は当たり前

良く磨いたスコップで掘り起こし。
極めて稀に、素晴らしい宝石を見つけたときの喜びといったらもう……

心から腐り落ちるぜ。

関係ないが、おすすめの中に…
【想いを込めて】如月千早23【バレンタイン】 [ゲームキャラ]
とあるのが気になる年頃

――そうか。神(アンゼロット)様はアイマスとのクロスSSを書けと申してらっしゃるのだなっ！？

>>408
つまり露木椎果と閣下の夢の競演が見られるのですね！？

【ざ・非愚民アニメ組おいてけぼり】

>>388
や、そらルーミィをロールしようと思ったら中の人は相当クレバーかつベテランの必要
があるだろう。
特にFQリプのバランスはかなりガチだからな。原作準拠でほのぼのしてたら全滅必死。

この場合あくまで原作ルーミィのRPGプレイヤーとしての資質を問うているのであるから。

痕とのクロスを考えてみたものの。

公式が出してるクロスネタに、似たようなものがあるんだよなあ。
ファンタジー世界の勇者たちがやってくるっちゅう。

リーフファイトは無茶苦茶だったな
面白かったが

あれの浩之ちゃんがU-1の源泉になったと信じて疑わない俺。

耕ちゃん強かったな、あのゲーム

これまでの流れでなんとなく某多妻ＳＳを思い出した。

>>415
……正直な話、多すぎて特定できんな＜多妻SS

結論：葉鍵系とのクロスは鬼門過ぎる。でおｋ？

>>416
私立了承学園のやつ。

葉鍵とのクロスが鬼門なのではない
メアリ・スーこそが憎むべき真の悪なのだ





そんな事を考えて、今度やるセッションに最強無敵の魔王メアリ・スーを出すことにした。

アラン・スミシーはまだですか？

>>416
じゃあ、きゃんでぃそふと

【大差無いとゆー】

>>418
やめろ・・・ソイツは・・・世界結界の歪みが生み出した新たな魔王・・・
全てを改変する、勇者の天敵として望まれた存在ッ!!


ってーか、そういう話やんの？w

>>419
アラン・スミシーはなんというか、どこの誰でもない誰か、というか、日本で言うなら
「名無しの権兵衛さん」とか「某氏」みたいなもんだからな

>>421
「確かにお前は強い、俺たちより強い力をもってる…だがな。
　 ・・・・・・・・
　勝ち方は知らないだろうッ？！」

こんな勢いで。

っていうかメアリ・スーの多くはスペックでの勝利だけしかなくて、
「勝ち方」というか、「どうやって勝つのか」が書けないからこそ
メアリ・スーなのだと思うのさ

ジョン・スミスと柊でも絡ませればいいじゃない。
　
（ＢＧＭと他メンバー省略）
たったかたったったー、たったかたったったー！おっす俺柊蓮司！
通称下がる男！魔剣の腕は天下一品！朴念仁？フラグスルー？だから何。
　
こんな感じで！
【馬鹿はキョンじゃない方を選んだ】

どきどきすいこでんとクロスして108人にフラグを立てるんだ柊！

>>425
幻想水滸伝の天魁星になるわけではないんですね
よく分かりません＞＜

>>426
ttp://www.irem.co.jp/contents/gallery/aprilfool_01/index.html
まあ、これなわけだがｗ

>>427
え、なにこの地獄？
いや、でも柊なら、柊ならやってくれる！　…そのあとのスルーもお約束

それではアイレム様、まずはどきどきすいこでんを発売してください

【一休みした後の面で】

>>427
ごめん、名前以外区別方法が分からないｗ
つうかマジで地獄だＹＯ☆

俺なら逃げ出すな、あんなに大量の女性に囲まれたら。

今さっきレンタルマギカの夢見たんだけど、何故か社長と穂波が輝明学園に登校していて、エリスが巫女服を着て校門前で部活の勧誘していた。
どんだけエリス好きなんだよ俺ｗｗｗｗｗ

TGSのアイレム物販コーナーでエキドナ下さいと言った俺がポップ。

絶対絶命都市とのクロスも行けそうな気がする。

凄い遅レスだが…ロリらぎにしたいのだったらクイーンズブレイドか
ヴァリアブル・ジオに参加させればいいじゃない、という毒電波が届いた。

>>431
ちなみに、エリスの袴は青(ガンガンの藍蘭島のあやねの着ている巫女服)でしたｗｗｗ

レンタルマギカをNWのクロスにするとそのまんまが多いな。
猫屋敷やみかんそこらへん陰陽師でひとくくりにされそうだが。
社長はなんだ龍使い/大いなるものか？

社長は能力で言うと、聖職者のホーリーワードとか吸血鬼の邪眼とか、勇者の浄化の波動とか、打ち消し能力これでもかと積んでるような印象。

ところで、遅レスだけど>>408、
それ、私の常駐先。
SSとか書けなくて読む専だけどな！

>>435
アディリシアが菊田先輩を呼ぶんですね
わかります＞＜

何か魔王都市ベル林という電波を受信した

裏界の魔王は当然として、ドラクエ歴代やなのはさん、空目恭一などなど魔王という詞を持たねば存在できない都市

>437
でも呼ばれてきたのはアゼル。何故か声が隣にいるケルトの魔女と一緒。

>>439
アディリシア嬢はソロモン72柱を呼ぶのだから、アザゼル、イブリースが元ネタのアゼルは呼べねーよ＞＜
呼べるのは
アスモデート
「海の魔女王」フォルネー=ルシウス
「魔騎士」エリィ=コルドン
「風雷神」フール=ムール
「温泉女王」クロウ=セイル
「殺戮伯爵」グラーシャ=ロウロス
このあたりのはず

レンタルマギカを当て嵌めるのならば

社長：異能者/龍使い
穂波：魔術師
猫屋敷：陰陽師
みかん：聖職者
黒羽：使徒？
隻蓮：聖職者/龍使い
オルトヴィーン：魔術師/人狼
アディリシア：侵魔召喚師
ユーダイクス：人造人間/錬金術師
ラピス：人造人間

でしょうか？

>440
いや、単に横にいる穂波が呼び出されるという。

　社長 ：夢使い
みかん：人狼

>>442
なんと、その発想はなかった
魔王　穂波=高瀬=アンブラー　…か

「あたしっ、魔王っ！？」

よくあることだから困る

>>442
出てきても使えない子なんですね！わかります！

>441
一人、忘れているぞ。

カイザー：魔術師／裁定者

空気読まずに>>374のSS書いた俺が通り過ぎますよ、と

DOTCH

雪の方。

捕捉されたときにマジで肝が冷えた。

歴戦の魔スコップ使い達を侮ってはいけない。

確かにｗ

しかし、本気でこの状況、どうしたものやら……

>>452
別に気にする事は無かろう？　今迄とする事が変わる訳で無し。
自前サイトが捕捉されたとか言うなら確かに問題は有るが
彼処には間借りしてSS寄稿してるだけっしょ？

>>453
ん。一理ある。
じゃあ、気にしない方向で行こうか。
THX

柊が軍勢を率いてラ・グースとの戦いに参戦するのは何年ぐらいだ。

ベタネタ

つ「私立リ裏界女学園が舞台の『世界結界(バリア)様がみてる』」

型月板某所だが、Ｕ−１をラヴォスになぞらえたクロノトリガーパロがあって妙に笑った。
セイバーの台詞が一見普通に格好いいんだが元ネタはエイラだったりして更に笑った。

>>456
そのネタは萌魔王総合スレでちょうど話されていたなw

>>455
ＡＣ（アフターケイオス）５万年ぐらいじゃなかったか

そこには―――

女の柊がいた。
モヒカンの柊がいた。
カニアーマーの柊がいた。
原始人の柊がいた。
機械仕掛けの柊がいた。
銀河皇帝の柊がいた。
下がる柊がいた。
上がる柊はいなかった。
無数の、数え切れぬ数の、無限の数の柊がいた。

その全ての柊から放たれる無限の下がる力――――

アンゼロット「無限下降（ヒイラギチカラ・アインソフ・オウル）―――」




ごめん、やってみたかっただけ。

>>460
むしろ、アンゼロットは、レベルの貯蔵は十分か？　って言われる方だと思う。

>>460
なんかどっかのネタでそんな感じの無限のナントカ持ってる柊がベルに挑んでるのがあったよーななかったよーな

>>462
それって、今まで行ったことのある世界のルールを持ち込むってやつか？

>>463
いや、某所のssじゃなくて。
たぶんかなり前の卓ゲ板本スレにあったネタだと思う。ラストはダイ大ネタだっけ？

ダイ大ネタってことは
「柊の魔剣の宝玉が光を失っていないから〜」か？

ハローキッズに居候キャラとして“柊蓮司”が登録されました。

エリス「（息急き切ってHK59号店に駆け込んで来て必死の形相で）
　　　　この柊蓮司って言うキャラ、是非ウチに居候させて下さい！！」

誰もいなさそうなのを見計らってＳＳ投下いきます
とりあえず短めで・・・

居ない様で居るのさ……ｸｹｹｹｹｹｹｗ
支援

実は皆、隠密状態でいるんだぜ？
支援

　




　その夜、少年は一人で街の中を歩いていた。
　少し前に時間を確認した時から考えれば、そろそろ日付が変わった頃だろうか。
　年明けの喧騒が幾分収まった時期とはいえ、本来ならこの街にはもっと人がいるはずだった。
　だというのに、今この街を闊歩しているのは少年ただ一人だけ。
　どちらが異常かと問うのならば、それは恐らく少年の方が異常と言うべきだろう。
　なぜなら、昨年の暮れ頃からこの街では行方不明者が続発しているからだ。
　原因は不明、被害者の共通点もなし。
　まるでダイスを振るかクジを引くようにして街の人間がぽろぽろと消えていく。
　日常の隣でそんな事態が発生すれば、人の溢れる昼間ならまだしも夜の街には誰もいなくなるのが道理というものだ。
　肌寒い夜の空気に少年は身体を震わせて、空を見上げる。
「うわ、すげえ……初めて見た」
　少年は場に相応しくない感嘆の声を上げる。
　静寂を吸い込むような夜空の闇に、鮮やかな紅の月が一人きりで浮かんでいた。



　少年は目的なく夜の街を歩いている訳ではなかった。
　彼の目的は正しく、今この街で起こっている行方不明事件だった。
　つい最近身に起こった出来事によって、少年はこのような異常な事態に足を突っ込む事になってしまったのだ。
　しかし彼はその事に別段後悔している訳ではない。
　むしろ、自分の得たモノが彼の周りにいる人達の助けになるというなら、喜ぶべき事だった。
　そういった縁で今彼――厳密に言えば、彼ともう一人――は夜の街を彷徨っている。
　一般に知られる事はない、行方不明事件の犯人と目される存在を。

　




「――！？」
　静寂の中に紛れ込んだノイズを耳にして少年は振り返った。
　耳をすまして様子を窺うと、再びノイズが響く。
　聞き間違いではない。しかも、それは尋常のモノではない。
　そう認識した瞬間、彼は既に走り出していた。
　がらんとした車道を一気に横切り、ビルの隙間から路地裏へと入り込む。
　次第に大きくなっていくノイズ――もはや雑音というより爆音だ――を頼りに彼は迷路のような路地を駆け抜け、そこに辿り着いた。
　そこは迷路の行き止まり。
　もはや先のない壁にもたれている女性。
　そして少年に背を向けて、彼女の逃げ場を塞ぐようにして立つ一人の男。
　背格好からして少年と同年代の男のようだった。
　ただ、その男は手に無骨な大剣を携えていた。
　見ればその周囲一帯はそこかしこが崩れていて、戦闘の痕跡が見て取れた。
「さあ、もう終わりだぜ」
　男が大剣を振り上げる。僅かに差した月光に、剣の柄にはめられた宝玉が鈍い光を放った。
　恐怖におののく女の顔を見たと同時、少年は渾身の力で地を蹴った。
「やめろっ！」
「――なっ！？」
　驚くほどの速さで少年は男に組み付き、壁に押し付ける。
　不意を打たれたのか男は驚愕の表情を浮かべて少年を見た。
「――っ」
　少年の闖入を機と見たのか、女性は身を翻して走り出す。
　男は逃げ出した女を舌打ちして睨み据え追おうとしたが、しがみ付いた少年がそれを許さない。
「お前、何やってんだ！？」
「それはこっちの台詞だろ！　お前こそ何やってるんだ！」
「何言ってんだ！　"ココ"にいるってこたあお前も『ウィザード』なんだろ！　アイツは『エミュレイター』だぞ！」
「……うぃざーど？　えみゅれいたー？」
　聞いた事のない単語に少年は思わず眉をひそめ、男を掴んだ腕の力を緩めてしまう。
　途端、襟首を捕まれて身体を引き剥がされ、投げ捨てられるように放り出されてしまった。
「くそっ、ごちゃごちゃ言ってる暇はねえ！　今日中に片付けねえと……！」
　少年が起き上がる間に男は既に女を追って駆け出していた。
　ぐんぐんと遠ざかってく男の速さに驚きながらも、少年は唇を噛む。
　事情はよくわからないが、このまま見逃してしまえる訳がない。
　咄嗟の事で、しかも久しく慣れていないかったために忘れていた動作を思い出す。
　己が左胸に手を添えて意識を集中する。身体の奥に眠るモノが彼の意識に呼応するように動悸し、輝きを放つ。
　湧き上がってくる衝動と噴き出してくる力に呼びかけるように少年――武藤カズキは咆哮した。



「―――武装錬金！！」

　




　世界を照らすような輝きに、少年に背を向けて走る男――柊蓮司も思わずそちらを覗き見た。
　そして自分に向かって疾走してくる輝きに眼を見開き、身体を捩ってそれを回避する。
「くっ……！？」
　擦過する光をどうにかやり過ごし、蓮司は自分の前に立ち塞がった少年を観察した。
　先程はいきなり揉み合いになったので判別しかねたが、今眼の前で見るにその立ち居も、やや小ぶりな槍を構える姿も堂に入っていて、
明らかに素人ではなかった。
「……どういうつもりだ、お前」
「どういうつもりもない！　今女の人を襲ってただろ！　お前がブラボーの言ってたホムンクルスなのか！？」
「ほむ……何？」
「え？」
「……いや待て！　それ以前に俺がアイツを襲ってたってのはどういう事だ！
　お前もウィザードならあいつが何なのかわかってるはずだろ！」
「……さっきも言ってたけど、その『うぃざーど』とか『えみゅれいたー』ってなんだ？」
「はぁ……！？」
　カズキの質問に蓮司は大きく眼を見開き、肩をがくんと落とした。
　そして彼は所在なさげに手を彷徨わせながら何事かを言おうと口をぱくぱくさせ――そしていらついたように頭を掻き毟った。
「くそっ、訳がわからねえ……俺は色々と切羽詰ってんだよ！　覚醒したてなのか知らねえが邪魔するな！」
「ふざけるな、訳がわからないまま見過ごすなんてできる訳ないだろ！」
「〜〜〜っ」
　なおも立ち塞がるカズキに業を煮やしたのか、蓮司は手にしていた大剣を握り締めた。
　僅かに緊張した空気を感じ取ったのか、カズキもまたランスを握る手に力を込める。
「イチイチ説明してる暇はねえ、今日中に終わらせないと追試――とにかくちょっと眠っててもらうぞ！　詳細は後でアンゼロットに聞け！」
「アンゼロットって誰だよ！　そんなんで退けるか――！」




　両者は同時に地を蹴る。
　蓮司の持つ魔剣の宝玉が力を灯し、カズキの持つランスが展開して光の奔流を放つ。
　夜闇の静寂、紅の月の下。
　二人の戦士が衝突した。

支援

今回は以上です
読めばわかるとおり武装連金のクロスなんですが
引っ張るためにあえてルール（クロス先提出は投下前）を破りました、申し訳ない

>>474
ふむ、しかし充分に引きの効いた面白い書き方だ。
それに、勘違い擦れ違いからのクロス先キャラとのホットスタートは
実はスレ通じて初投下なのでは？

あ、フルメタクロスもホットスタートだったか。
けど、あれとこれとは大分趣きが違うからなぁｗ

ＧＪ！前々からクロスして欲しいと思ってたんだ！

しかし、アレだ。いきなりぶつかる辺りが実に柊らしく思えるのは柊の属性が相当おかしい証明なんだよなぁ

>>474
GJ、同じく自分も見てみたかったんだ。

後、クロス先は明言すれば後でも先でもいいんじゃないかな？

>474
そのルールはあくまで推奨だから無問題。
むしろ、柊が人造人間(ホムンクルス)を聞き返したのがおかしいかと。

「時に、カズキさん。彼のクラスはホムンクルスではなく柊蓮司です」
「ちげーよ！ソードマスターだよ!!」

柊は不良(品、学生として)なので人造人間とホムンクルスが＝で結びつきません。

空気を読まずにこんにちは。こんなん書いてみました。

・舞ｰHiME(漫画)とのクロスです。
・どちらも時間軸は原作終了後。
・主人公はエリス。柊も活躍する予定。
・リレーSSをほんのちょっとネタにしてます。
・オリキャラをふたりほど投入。一応舞ｰHiMEの原作設定を踏襲。
・基本グダグダ長文書きなのでちゃんと完結するかは不明。

と、こんな感じなんですがどうでしょ？
ていうか、誰かいるのかなww

>>481
ふむ、興味深いな。よし、支援準備！

──アンゼロット宮殿、バルコニー。碧く輝く美しい星を一望できる特等席では、お茶会が開かれていた。

「…今日の紅茶もいい煎れ具合です」
丸いテーブルを囲むのは、この城の主アンゼロット。側に控えていた赤い騎士は何やら誇らしげだ。
「はわ〜、このチーズレモンカスタードチーズシフォンパイおいし〜」
チーズ(中略)シフォンパイを幸せそうに摘む赤羽くれは。
「……マフィンも美味しい…」
ペットのどんぺりと戯れるのは緋室灯。
──そして…、
「皆さん、たくさんあるのでゆっくり食べてくださいね」
紫色の制服もすっかり着なれた志宝エリスだった。
シャイマールの力を失った彼女であったが、その調理スキルは未だ健在のようである。

と、このお茶会に参加する者がもう一人。
「ぜー、はー…や、やっと戻ってこれたぜ…」
息も絶え絶えで現れたのは、言わずと知れた下がる男、柊蓮司。どうやら"エミュレイター"と戦っていたようだ。
「あら、柊さん、ずいぶん遅かったですわね」
「お疲れー、ひーらぎー」
「柊蓮司…今日も遅刻……情けない」
「柊さんお帰りなさい。お菓子をどうぞ」

支援

「お前ら、それが苦労して帰ってきた奴に対する態度か！？──エリスありがとな」
「い、いえ」
よほど疲れていたのだろう、柊はエリスから渡されたお菓子にかぶりつく。
「…柊さん、少々お行儀が悪いですよ？」
「ほっとけ」
そんな柊に、アンゼロット以下、女性陣はみんなして苦笑だ。
「こほん」
そんな空気を変えるようにアンゼロットが咳払いをした。
「柊さんもいらした事ですし、そろそろ本題に入りましょう」
と言って手にしたカップを置く。
「任務の話、だね」
さすがは歴戦のウィザード達。皆、即座に神妙な面もちとなった。
「今回の任務は、"高次元物質化能力者"の養成機関である風華学園への潜入調査です」
聞き慣れない単語に柊が首を傾げた。
「高次…何だって？」
「"高次元物質化能力者"──"媛星"という…有り体に言えば古代神の落とし子で、マジカルウォーフェア中に覚醒した"媛星"を倒すために尽力した方々です」
「そんな事件…あったっけか？」
「あったんです！」
強く言い放つアンゼロット。その気迫に圧されて柊は返す言葉もないようだ。

支援

「……え、えーと、その人達って確か、あかりんがこの前の事件で会った人たちだよね？」
「ええ…一緒に"秘密侯爵"リオン＝グンタと戦ったわ。…倒せなかったけど…」
　灯の言葉には僅かだが悔しさを感じさせる。
普段から感情を出さない彼女がこうなのだから、逃がしたのがよっぽど悔しいらしい。
「で、その風華学園がどうしたんだ？」
「周辺で低級エミュレーターの活動が確認されているのです。今のところは大した被害は出ていませんが、捨て置くわけにはいきません」
「…魔王が関わっているかも知れないから？」
「その通り。ですから風華学園の二年生として潜入し、原因を調査していただきます」
「はわっ、二年生？じゃあ、あたしたちも柊と一緒で下がるのか〜」
「下がるって言うなよっ！？…潜入か…」
　学校に潜入と聞いた柊は何やらそわそわしている。
「…柊蓮司、なんだか嬉しそう…」
「う、嬉しいわけねーだろ！もう俺は高校を卒業してるんだからな！」
口先ではこう言っているが、柊の口元は緩んでいる。きっとあまりに授業に行かせて貰えなかった反動で、学校大好き人間になってしまったのかもしれない。

支援

何やらしたり顔のアンゼロット。
「…皆さん何か勘違いされてるようですが、今回潜入するのはエリスさんだけですよ？」
「そうそうエリスちゃんが……って、はわっ！？エリスちゃんが？」
「エリス…？」
くれはと灯の視線を受けたエリスは無言で笑顔を返した。
「ちょっと待て、ウィザードでもないエリスを、そんな所に送り込むのは危険じゃないのか？」
「いいえ、今のエリスさんはウィザードですよ。先日の一件で、どうやら"志宝エリス"としての力が目覚めたようなのです」
「はい、アンゼロットさんの元でバッチリ勉強しました！」
はきはきと言うエリス。
その瞳には強い決意の色が見て取れた。そんなエリスの様子にくれはと灯は嬉しそうだ。
「でも、エリスだけじゃ大変じゃないか？新米みたいなものだし…」
ひとり、尚も食らいつく柊。よっぽどエリスの事が心配なのだろう。
「それはご心配なく。現地に手練れのウィザードを派遣しています。それに後ほど柊さんと合流していただきますから」
「そうか、それなら安心……後ほど？」
「ええ、後ほど」
と、言って手のひらサイズの赤いスイッチを取り出した。

「…あ、アンゼロット？それはいったい何だ？」

支援

脂汗を額に浮かべて青ざめるのは通称"下がる男"。

「これですか？これは、柊さんの足下に穴を開けるためのスイッチですよ？」
純真無垢に見えるとびきりの笑顔で見返すのは"世界の守護者"。
「柊さん、私の事なら大丈夫ですから、安心して任務がんばってきてくださいね」
ついでにとびきりの笑顔を送る元"裏界帝国皇帝"。

残った"星の巫女"と"紅き月の巫女"は我関せずといった風で残ったお菓子を口に運ぶ。

「ままま、待てっ！まさかそれを押す気じゃないだろうなっ！？」
椅子からずり落ち後ずさる"下がる男"。
「まっさかー☆…ぽちっとな♪」

──ガコン。

"下がる男"柊蓮司の足下に開いたのは虚空の奈落。

「やっぱりかぁぁっ！？ぁぁァアンゼロットォォぉぉぉぉぉぉーーーっっっっ！！！！」

叫びながら落ちる柊蓮司。
アンゼロットはどこから持ち出した拡声器で、落ちる柊に呼びかけた。
「ひーらぎさぁーん！！エリスさんの事はこちらに任せて、任務に専念してくださいねーーーっっ！？」
「ちっくしょぉぉぉーーーーーっっっ！？」

徐々に遠ざかっていく声。
「はわーお約束だねぇ」
「…さすが柊蓮司、下がる男は健在……」

柊蓮司、あんまりな言われようである。

「さて、エリスさん」
「はい」
奈落から向き直ったアンゼロットはエリスに告げる。
その表情は真剣だ。
「現地の戦力は豊富ですし、任務としてはさほど難しいものにはならないでしょう…しかし、油断は禁物です」
「わかってます、アンゼロットさんの教えはしっかり守ります」
「よろしい。ふふっ、いい教え子を持ってわたくしは幸せ者ですわ」
エリスの答えにアンゼロットはほほえんだ。
「一緒に行けないけど…応援、してるから……気をつけて」
灯の表情は複雑だった。
やはりエリスを送り出すのは心配なのだろう。 「エリスちゃん、頑張って！何かあったらあたしとあかりんがすぐに駆けつけるからね」
逆にくれはは元気いっぱい。我が子の初登校を送り出す母親の心境、といったところか。
「灯ちゃん、くれはさん…ありがとう！──それじゃあ行ってきます！」



──こうして、"ウィザード"志宝エリスの、本当の意味での初任務が始まったのだった──

支援

これで終わりです。
クロス成分がほとんどないので0話、TRPG的に言うとオープニングフェイズでしょうか。
ちゃんと完結できたらいいな〜ww

>>494
ふむ、綺麗に纏まっていて実に良いね♪
まぁ、フリーのSS投稿は同人活動と同質なんだから
そう気負わず楽しんで気長に書けば良いさねｗ
只、自前サイトでSS書いてるのとは違って
此処なんかだと常に他人の見る目が有るし
批評も的確だけど厳しいものから勘違い煽りまで
種々雑多に遠慮無く寄せられるから、それは意識してな？

>>495
はい、それはもうしっかりばっちり覚悟してますよ(苦笑)

てか、途中から書式が変わっちゃってるorz
あーうー、不思議現象発動したーwww

>>496
それにしても、高次元物質化能力者と云う単語を見て
HiMEと同時にアルター使いまでも連想してしまった俺はスクライド信者ｗ

>>志宝エリスと双子の貴石
もしや、式神の城リレーSSの続編！？　(考えすぎ？)

エリスって、小説じゃイノセントになったけど、アニメじゃアイン・オフ・ソウルと宝玉を失っただけで、シャイマールやウィザードの力は持っているんですよね。

どうしても>495みたいに批評したいヤツがいるみたいだな
どうなっても知らんけどね

感想とか構成とか評価とか批判とかそれなりにあった方が面白い。
それとも上の流れのように、２ｃｈ外のＳＳしかどーこー言っちゃいけないのかしら。

>>499
別に言いんじゃね？
>>495だって内容的には好意的な批評＆どんな批判来ても潰れるなよ？
って応援の意思が込められてる様にしか読めないが。

よくない。他のまともなことにかこつけて>495は勘違いあおりを容認している。
勘違いあおりをするようなやつは荒らしと呼ぶのが普通だろう。
荒らしを容認するようなやつを容認できると思うか？

例によって上から目線だし前にいたあいつなんじゃね

２ちゃんのよいところは好評価、悪評価をむき出しで聞けるところにある。
そこから何を読み取るかは作者次第。
周囲いる人間が口を出すのは無様のきわみ。




エロパロ板の名言だ。

なあ、板ごとに空気の違いがあるって事わかってるか？
エロパロ板の空気を勝手に全部に拡張するんじゃねーよ。

あと、評価と勘違いあおりの荒らしは違うからな。

>>502
別に容認はしとらんのじゃないか？>>495は。
でなきゃ、わざわざ悪意有る批判も来るかも知らんぞ？とは釘刺さんだろ。
俺等の自治でシステムからの支援も受けられて荒らしシャットアウト出来るなら別だけど、
いざ荒らしが来ちまったら俺等にはスルーする以外の対処手段は無かろ？　実際問題。

>>503
威丈嵩な勘違い野郎なら確かに気に食わないけど、
それなら完全に対等表現なのや下から見上げ目線な批評って
どう云う感じになるの？

>506
釘指すふりしてるだけじゃね？
あと、荒らしが来たらすルー以外無いからと言ってわざわざ荒らしOK、書き手殴り放題と言った空気を作る必要もないと思う。

>>508
そこは他のスレ住人が節度保って
批評加減調節しながら荒らしに付け入る隙を与えない
雰囲気空気創って行くしか無かろうよ。

>>505
まあ、マジレスするとだ。
こういうスレに作品を投下する人間として一番哀しいのは

「悪評すらされない事」

って琴田。
悪評でもそれは少なくとも読んでくれたって証拠だ。
そして、その悪評から得る物だってある。
好評以外認めない住人しかいないスレは、すぐに閉塞して消えてくぜ？

逆に、荒らしじみた輩しかいなくて投下したら悪評がほとんど、好評わずかなスレもすぐに書き手が逃げて消えていくぜ
それに、悪評から得るものがあるとも言うが、得るものがある悪評ってのはほんとに極々わずかだぜ。
だからこそ>509の言うように加減調節な雰囲気がいるんだろうけどな。

今の流れのように、活発にみんなで擁護できれば書き手も居残りやすいんじゃないかな。
問題があっても書き手そっちのけで揚げ足取りや、曲解しまくる事に気をつけるぐらいだろう。

>>512
だね、同意。

ＲＯＭしてないでちゃんと褒めよう、ってことだね。とりあえず。

>>514
後、こき下ろすだけじゃ無くて
「どうすればもっと良くなりそうか」のアドバイスだな。

誉めよう　×
感想を言おう　〇

誉めるだけでは成り立たない、思ったことはガンガン垂れ流すべきだとおもー
かと言って全て読まずになんのかんの言いがかるのはアウトだが、
正直誉めしかしないとダメなんじゃないかと思う訳で

>516
言っておくが、誉めるってのは難しいぞ。
人間長所より短所の方が目が着くものだしな。
「GJ]「面白かった」を誉めるというのなら簡単だが、あそこが面白かった、ここがよかったと言うようにすると難易度が途端に上がる。
誉めしかないとダメとか言うのなら、読んだ作品をまず誉めるところから初めてその難しさを体験してから言ってはどうかな？
やってみれば、誉めしかダメというのがいかに難しいかよく分かり、批評OKにしたら悪評があふれかえって書き手を叩きのめす状況がいかに起こりやすいかがよく分かると思うぞ。

うーむ……語り合われるべき事は語り尽されたみたいだし
後は真面目故に主張のぶつけ合いに突入してしまいそうな
きな臭さを感じて来たから、話題を変えていつもの駄弁り調子に戻ろうよ？

で、リレーSSの時にアンゼロットがエリスをアイドルデビューを画策してたけど、
そこでゲーム版のアイドルマスターをライバルとしてクロスさせて
壮大な芸能界サクセスストーリーは如何だろうか？ｗ

>>494
GJを言わせてもらおう。
NWも舞-HiMEも大好きな作品なので楽しみです。
だれも気づいてないみたいだからあえて言ってみる。
＞「チーズレモンカスタードチーズシフォンパイ」

中の人のネタktkrwwww

そろそろいいかなー。

>>498
続きって言うとおこがましいけど、一応そういう事です。他作品の固有名詞は出さないようにしてますけどね。

>>518
あのライブネタ(笑)、実はDear...の子らをゲスト出演させる伏線だったんですよ(超断言)
アンゼの前例云々って台詞はメタ的にはマクロスですが、主八界的にはDear...の事なんです。
てか、普通にアイマス使えそうw

>>519
あれがわかる強者がいるとはwww
お察しの通りでございます。

>>520
そうすると、柊の出番はエリスのマネージャーか付き人か？ｗ
あかりんやくれはやマユリとも組ませて四人ユニットでデビューも行けるか？

>>521
それでラストはベル様ご登場、と。
ぽんこつボイスに違う意味で勝てなさそうww

でもチーズ一つ多くね？

>>523
いや、其処がネタとしてのミソだ。察せ？

>>517
いつもやってるが、特に難しいとも思わない俺は異端なのか？
ワクワクや違和感をそのまま出力してるだけだが

さて、歌声『弾いたッ！』タイムに期待してもいいんですね？

そろそろおすすめ２ちゃんねるで如月千早スレ見てるあの人の出番か！？ｗ

>523-524
つまり、
「チーズレモンカスタードスパムチーズシフォンパイ」や、
「ベーコンチーズスパム入りチーズスパムグラタンのスパムとチーズ和え」
「スパムスパムチーズとスパムのチーズスパムサンド」
「スパムチーズスパムチーズスパムチーズスパムチーズスパムチーズスパムチーズ」
と言った目に言うが！

>>527
それ、なんて6人連携？

ｷｭｫｫｷｭｫｫｷｭｫｫｷｭｫｫｷｭｫｫｷｭｫｫ！！

【スパムチーズスパムチーズスパムチーズスパムチーズスパムチーズスパムチーズ」】

チーズ大好きな俺にはおいしさ二倍に聞こえるな

>>528
『跳弾跳弾跳弾跳弾跳弾』ですね？わかります！

…はっ！唐突にサガフロとのクロスという電波を受信しました。
いや、書かないけど。

スパムって普通においしいと思うんだけど、俺。
焼いたスパムとコーンパンとコーヒーがあればそれで大体ＯＫ。
ビタミンなんてサプリでとればいいし。

スパムにも色々あるからな。だがその食生活は塩分過剰で繊維質が足りんと思うぞ。

あれ？　dear...のキャラ紹介が付録であったリプレイって黒皇子だっけ？

黒

黒かー。明日にでもちょいと友人にでも借りてこよう。
気になってみてみたいと思ったら、丁度もってない巻だったよ。

概略しか書かれてないけどね。
キャラの方もV3ルールで綺麗にまとまりすぎている感じはする。

あ、ただ、各キャラの現在のスタンスというのは「Dear...」の原作組から見ても新情報かな。

ＳＳを書こうと努力したができなくて、とりあえずセッションの
ハンドアウトもどきが出来上がったので載せてみる。基本的にアニメと
リプレイぐらいしか見てないので変なところはご指摘下さい。
ＰＣ１　推奨クラス(？)：異邦人
　コネクション：少し前にあった幼女(柊蓮司)
　君はこことは別の場所から来た存在だ。それに気づいたのは先ほどだ。
少し前にあった幼女(柊)に貰った飴を食べながら(飴でなくとも何らかの
関わりを持てばOK)どうするか考えていると先ほどの幼女が何者かに
追われている場面に遭遇した。

ＰＣ２　推奨クラス：無し
　コネクション：アンゼロット
　君は今アンゼロットの前にいる。彼女から依頼が来たのだ。彼女の依頼は
渡された写真に写っている幼女の確保と、城に連れてくるかそのまま幼女と
一緒にある魔王を倒しに行くこと。その幼女でないとその魔王は倒せない
らしい。何処か怪しく思いつつ君は写真の幼女を探しはじめた。

ＰＣ３　推奨クラス：無し(あえて言うなら魔王関係)
　コネクション：魔王(今回の敵)
　君は困惑していた。ある奇妙な依頼を受けたからだ。その依頼はある
人物を依頼主の元にに期限以内に連れて行くこと。ただし生きたまま。
それだけなら普通だが、依頼主が言うにはその人物は依頼主をを倒せる
存在らしい。詳しい話は聞けなかったがその人物を倒さないと世界を
滅ぼしきることが出来ないらしい。眉唾な話だが依頼は依頼、君は
問題の人物・柊蓮司を探しに秋葉原に降り立った。

ＰＣ(？)４またはＮＰＣ　クラス：魔剣使い・柊蓮司
　コネクション：ＰＣ１
　君はある路地裏で目を覚ました。しかし記憶をなくしてしまっていた。
とりあえず自分を知る人物を探しに街を歩き出した。途中でとても困った
顔をした人に会ったが力になれないのでとりあえず飴を渡しておいた。
更に歩くと怪しい仮面を被った連中に遭遇する。彼らの話で自分の苗字が
柊だということは分かったが、怪しい上に連中の口にしたアンゼロット
という名前に危険を感じた君は逃げ出した。
と、こんな感じです。

幼女になった柊蓮司を柊リンと名付けるというのはどうだろう
そして、柊レンとコンビ組ませてロードローラーに乗せる

>>539
サンプル異能者も出てきそうな感じだな

…ハッ！？まさかそれが今回の魔王に繋がるのか？！

コスモスを書こうとしてたらこんなネタが出来上がってしまいました。

■■■

　今日も今日とて世界を危機から救うため、戦う柊蓮司。
　だが、その日彼の前に立ちはだかったのは、謎の剣を持った魔王。
　柊の魔剣は、魔王の振るう剣にあっさり砕かれてしまった。

　ウィザードとして戦える唯一の武器であり、そしてまた彼の体の一部ともいえる存在をなくしてしまった柊蓮司。
　途方に暮れ、どこか名も知れぬ荒野を歩く彼の前に現れたのは、黒い服を着て、銀色の棍を持った男だった。

「よう、どうした兄ちゃん。
　こんなところでぼうっとしてると死んじまうぞ」

　さてはて現れたその男。
　柊蓮司の話を聞くにつれ、徐々に厳しい顔つきになっていった。

「剣か。愚断の旦那といったところか？」
「何を言ってんだ？」
「ま、兄ちゃんには関係ないこった」

　当初はつっけんどんな態度だったその男。
　が、柊の身の上と、勝機を逃し、剣を失った理由―――仲間のウィザードを助けようとしたため―――を聞くと、徐々に態度が変わっていった。

「わかった。
　柊蓮司とやら、ちいとばかし、俺の力を貸してやらんでもないぞ。
　砥石の宝貝ならば、もしかしたらお前の刀を修理することができるかもしれん」

　そう。
　それは。
　使い手がいない、一本の刀と。
　魔剣を失くした、魔剣使いの物語。

『ひいらぎさあああああああああああん！？
　何か失礼なことをおっしゃいましたねええええええええええええええええ！？』
「あ、あれはなんだ蓮司！
　あんなものがいるとは聞いてないぞ！」
「俺が知るか！？
　つかアンゼロットてめえ、何使ってやがる！？
　何でそんな速く走れんだおい！？」

　新たなる力を得た柊に、嬉々として次の任務を持ってくるアンゼロット。

「ズビャラ」
「今度はなんだっ！？」
「はわ！？」
「くれはさん！？危ない！？」
「……綜現。あなたが助ける必要なんてないわ。
　ここには、武器の宝貝と、腕利きの魔剣使いがいるのだから。
　ああ、魔剣はもう持ってないのね。
　じゃあただの使いね、使い。
　ほら、使いなら使いらしく盾にぐらいなりなさい」
「ちっくしょう…！」

　赤羽くれはに迫る魔の手。

>>541
一瞬ウルトラマンコスモスか？とオモタ。

「ギー。柊蓮司が殷雷刀と手を組んだ確率が半分。
　柊蓮司に姉がいない確率が半分。
　どちらが正解かは、シラヌ。シラヌ」
「私の本にも、柊蓮司が殷雷刀を手にしたと書いてあります…」
「…宝貝と言っても、あまり役に立たないわね。
　ちょっと、聞いてるの、導果筆」
「はははっは。知ったこっちゃないな。
　秘密になんて、興味はないからねえ」

　そして大魔王の手に渡る、最高にして最強の宝貝。


　某スレの卓ゲ民総出でお送りする、破滅的中華クロスSS！
　封仙ウィザード奔走録・爆走編　『下がる男に気をつけろ』


「蓮司、お前は引っ込んでろ。
　わかっちゃいたが、相手が悪すぎる」
「ふざけんな！そんな言葉、聞けるかよ！」
「お前も素人ではあるまい。
　ついこの間あったばかりの、人間ですらない存在に、そこまでする必要がどこにある。
　お前は生きてここから逃げ出すことだけを考えろ」
「俺はな…仲間を見捨てたりは絶対にしない！
　仲間を助けられねえ奴が、この先あいつらを倒せるはずがねえんだ…！！」
「…策はあるんだろうな」
「ああ。とっておきのをぶちかましてやるぜ！」


　…どう考えても無茶である。負け。
　いやほんとごめんなさい。

ハンドアウトや予告編だけでも一作品を見なされるのがこのスレの特徴である。

嘘予告はスレの華…くらいの気持ちで見ています。

>>539
スイマセン、元ネタが分かりません(汗)。しかしその名前は貰ったぁぁ！
あと、設定を少し付け足すと、ある期限内にある魔王を倒さないと
世界は滅びないが、世界結界がとんでもなくヤバイダメージを受けることに
なる。その魔王はある儀式で世界を滅ぼそうとしているのだが、そのまま
儀式を完成させると自分は滅び、裏界の魔王たちも被害を受けてしまう。
慌てて解除しようとするが間違って起動させてしまう(ちなみにこの魔王、
ドジッ娘である)。しかも自分が儀式の核になっているため破壊もできない。
仕方ないので柊を倒して柊力で被害範囲を世界結界のみに下げようと
柊を探すことにした。というところまでは妄想できた。

>>547
つ「ヤマハ」「クリプトン・フューチャー・メディア」「音声合成エンジン」
「VOCALOID ２」「鏡音リン・レン」
「とかちろいど」でも可w

>>548
見て来ました。ありがとうございます。

>>541
ソバを旨そうに食う宝貝か！！
あの４本の兄弟刀は揃って≪魔器人化≫の効果付いてるんだよな
どっちかというとアマちゃんの殷雷より、深霜の方が相性よさそうだが
うっかりフラグ立てると後が怖いしな…ｗ

ヤベ、そういや刃を砕く〜の上巻から読んでねぇや

柊クロスオーバースレ盛り上がりすぎだろｗｗ
放送が終わったのに凄いなお前ら

作者が病気の間にあきらめて単行本売っちまったなぁ。

>>551
なぁに、卓ゲはノリと勢いで面白ければなんでも許す強者ぞろいでなければ楽しめないからな
美味しいネタがあればいつだろうと盛り上がる…それが卓ゲ民クオリティ

>>551
個人的には
「楽しい盛り上がりでなのはやゼロ魔のクロススレに追い付き並ぶぜっ！
」
って意気込みで参加してるからねｗ

>554
なのはクロスの住人として、待ってるぜ！


……ライダー共闘スレもこの位盛り上がってくれていたら……

>>552
おまいさんが殿段階で売ったのかわからんが、刃〜の下巻と最終章の上巻がなんとか発売してるぜ。次がいよいよ最終巻だ

リレーssのラスト、ラストステージファイナルを今更読んだ。

……Erinuesが驚くほどシンクロしてるんだが、なんだこれ

スペル違うぞｗ

「えーりん！」「イエス！」　だ

>>557
更に驚くには、意図してErinyesにシンクロする展開にした訳じゃ無いんだぜ、これ。
「思い思いに他の書き手の想いを読んで各々が全力で繋ぎ書いてった結果の偶然」だかんな。

しかもU1組と内部組ほとんど分かれてやってた感があるもんな

U1組ってのある意味いい仕掛けだったよな。
あれのおかげでそれなりに強そうで、煮えた台詞回しのやられ役を脈絡もなく出して全然OKだったんだし。

>>561
あれって元々は、冗談めかした煽りレスをマジ拾いして
邪気眼四天王なんてモンを投下したのがそもそもの発端だもんなｗ
……怖ぇ怖ぇ、これじゃ下手な煽りも出来無いぜ？ｗ

気をつけろ。
お前らの雑談はいつも狙われているぞ。

どこに世界の危機が転がってるか分からないように
どこにネタが転がってるか分からないからなｗ

拾えるものは地雷でも拾う(そして使い道を考える)のは
ある意味卓ゲ民として欠かせない根性だからな

>>560

あれ？たしかこのスレの最初の方に
U1組をまともに潰したの書いた人とラストステージ書いた人が同じだって説なかったっけ？
自己申告に過ぎないけどさ

もしも本当だったら相当なヒマ人だよなあ（誉め言葉）

改めてリレーSSの登場人物欄読んだけど…カオスってんなぁwww
まとめに載せた方ほんとご苦労様でしたorz

>>566
そもそもSS書く暇がある時点で結構なヒマ人だと思うんだがどうよ？

TRPGやるよりはリーズナブルな趣味だろうｗ

>>555
そりゃおめえ、
クロスオーバーやるような厨が
いまだに赤箱最高なんていってるみたいな
連中の中入ろうなんておもわんだろ
ガチで俺の親父より上とかいるもんあの板…

>570
まぁ、現代教養文庫版T&Tを骨壺に入れる気でいるので、D&Dには触らない事にしている俺もいるぞ。

やっぱり格段に拡張されて世界が広がった青箱が最高だよな。

　 　 _ 　∩
(　ﾟ∀ﾟ)彡　　緑！緑！
　⊂彡

厨くさいウエポンマスタリーと領地経営ルールｻｲｺｰ
　↑
自重しろ

前回レスくれた人ありがとうでした
ホムンクルスに関しては完全に作者のミス
すまん柊・・・

とりあえず次ができたので投下いきます

　



「臓物を、ブチ撒けろっ！！」
　咆哮と共に刃が一閃する。
　章印とを言わず身体総てを微塵に切り刻まれて、その異形は四散して消えた。
　崩れて欠片になったホムンクルスを革靴で踏みつけて、津村 斗貴子は安堵の息を吐き出す。
　多少錆び付いてはいるが、戦士としての勘そのものを失った訳ではなかった。
　恐らくは戦士として生きてきた時間の方が長かったためだろう、久方ぶりに武装錬金を纏い
戦いに身をおいた時、彼女の心に沸いたのは高揚感だった。
（……身に沁みついたモノはそうそう取れるモノではない、か）
　斗貴子は知らず憂いを帯びた苦笑を漏らしていた。
　ごく普通の学生として、ごく普通の生活を送っている現在よりも、ホムンクルスに対する憎悪を胸に
武器を振るっていた過去に郷愁を感じてしまう。
　自分と同じ――いや、それ以上の力を背負った経験を持ちながらなお普通の人間と同じように生きる少年に
時折羨望と憧憬を抱いてしまうのも、その辺りが理由なのだろう。
　度し難いと自分では理解しているものの、斗貴子は未だにそれを完全に取り払う事ができないでいた。
　斗貴子は迷路に入りかけた思考を払うように頭を振り、空を見上げる。
　静寂を吸い込むような夜空の闇に、鮮やかな紅の月が一人きりで浮かんでいた。



　――昨年の十月、ヴィクターに関する一連の事件に終幕を迎え、彼女の属する錬金戦団は段階的に行動の
凍結を行った。
　その際に彼女を始め錬金の戦士達は自らの持つ核鉄を戦団へと返却――といっても武藤カズキは核鉄が
生命と同化してしまっているので不可能であったが――し、一般人として生活を始めたのだ。
　だが、年の暮れから銀成市で行方不明事件が発生し、それがホムンクルス絡みであろう事が調査の末に
明らかになった。
　行動凍結の指針を世界に発表して間もない手前、ブラボーや火渡といった戦士長クラスの人間がそうそう
現場に立ち入り動き回る事は憚られる。
　加えて、活動凍結に前後して行われたホムンクルス勢の制圧作戦が概ね終わった現状、今回蠢動している
何者かもそれほどの脅威ではないと予想された。
　そこで行方不明事件の調査に借り出されたのが、地元の学校に通っており力量も十二分にある斗貴子とカズキ、
剛太の三人だった。

　年が明けてから三人で――正確にはホムンクルスの嗜好上狙われやすい寄宿舎に一人が残り、二人が別行動で
街を捜索している――調査を始めてから約二週間。
　端的に言って成果は芳しくなかった。
　ホムンクルス自体は三日ほどで確認されその場で撃滅された。
　しかし行方不明事件は依然収まらず、ホムンクルスも出没する。
　これまで対処したホムンクルスは総て人型ではなく動物型であり、敵自体は戦団の予想通り大した脅威でない事は
判明していた。
　だが、最大の問題は日毎に増えていく行方不明者に対して出没するホムンクルスが少なすぎる事。
　敵の姿が見えないにも関わらず、消えていく人間だけが増えているのだ。
　

　



「……妙だな」
　斗貴子はひとりごちて周囲に眼を走らせる。
　彼女の佇む場所はビル街の隙間の路地裏で、人気がない。
　行方不明事件が起きているのだからそれ自体はさほど不思議な事ではないが……
違和感を感じるのは、まさにその点だった。
　人気がなさすぎる。
　それはもはや人の気配がないというレベルではない。
　人の存在そのものが欠落している雰囲気。
　まるでこの場一帯が通常の世界から切り離されているような感覚。
　斗貴子はもう一度空を見上げ、天に聳える紅の月を凝視しながら昔の記憶を呼び覚ましていた。
　戦団に所属して訓練を積んでいた時に、彼女はとある話を聞いた事がある。
　それは確か――
「誰だ！」
　斗貴子は天を見上げたまま誰何の声を投げかける。
　影のように伸びる黒いビルの塔、その屋上。
　紅い月を背負うように、一人の少女が立っていた。
　背格好はおそらく斗貴子と同年代。見た事のない服（恐らくは学校の制服だ）を着用。
　何より特筆すべきは、その少女は自らの身長よりも大きな筒を携えている事。
（アレは……まさか）
　つい先程まで呼び覚ましかけていた記憶を探り当て、斗貴子は眉をひそめた。
　同時に屋上の少女が動く。手にしていた筒を軽々と振るい、斗貴子へと向ける。
　紅い月の光が揺れて、少女の顔が映った。
　およそ表情を感じさせない無貌。まるで機械のような目つき。
　斗貴子はその少女を見た瞬間、鏡を――かつての自分を見ているような錯覚を感じた。
「――！」
　筒の先から光が溢れる。ルーンの描かれた魔方陣が浮かび上がり、同時に静寂を切り裂く轟音。
　飛来してくるソレを斗貴子は一足でとびすさりつつ、疑惑を確信に変えて叫んだ。
「ガンナーズブルーム……貴様、ウィザードかっ！」
「……」
　少女は答えない。同時に二射目が斗貴子に向かって放たれる。
　更に飛び退こうとして背後が壁であった事を思い出し、斗貴子は横に飛んでそれをやり過ごした。
　壁に衝突した弾が爆ぜて壁を吹き飛ばす。爆風に呷られて僅かに体勢を崩した所に、続く三射目。
「ち……バルキリースカート！！」
　印象通り機械のように精密な攻撃に斗貴子は舌打ちし、待機状態にしていた武装錬金を起動させる。
　このまま避け続けるだけでは、狭すぎるこの場で鴨撃ちにされるだけだ。
　即座に決断して斗貴子は地を蹴る。
　疾風を思わせるような速さで上空からの斉射を潜り抜け、壁を跳ねながら斗貴子は紅の月へ昇っていく。
　瞬く間にビルを上り詰めると、少女の頭上を飛び越えて屋上の中央へと着地した。
　その瞬間、爆炎が斗貴子を包み込む。
　巨大な箒を扱いながらなお精密な射撃を行うその少女が、着地の瞬間の隙を見逃すはずはなく――

「――聞いておくぞ」

　――着地時の無防備を容易に晒すほど、斗貴子は愚かではなかった。

　



　放たれた弾を瞬斬した刃を紅い髪の少女――緋室 灯に向けたまま、斗貴子は彼女の無機質な瞳を睨みすえる。
「お前達ウィザードが戦う敵は異界の侵略者――エミュレイターと聞く。それが何故私を狙う？」
「……」
　灯は答えない。
　彼女の手にする箒の砲口が、その意思を示すように斗貴子に向けられた。
　ソレを見て斗貴子は僅かに顔を俯ける。
　彼女の纏う四つの刃が、意思を示すようにきちりと鳴いた。
「答えないのなら別にいい。だが、事情も聞かずに討たれてやるほど私は人間が――できていないっ！」
　灯が引鉄をひく。斗貴子が地を蹴る。
　今の今まで斗貴子が立っていた場所が砲撃に砕ける。
　しかしその瞬間、斗貴子は既に灯を間合いに捉えていた。
　灯は僅かに眉を歪め砲を斗貴子に向ける。だが、その箒は長大であるが故に動きが遅い。
　箒を切り裂くつもりで放った斗貴子の斬撃は、しかしその砲身を弾く事しかできなかった。
　だが、それで十分。
　斗貴子は更に踏み込んで必殺の領域に侵入する。
　その刹那――弾いたはずの砲口が、斗貴子の腹部に向けられていた。
　完全に反らしたはずの箒がまるで踊るようにして跳ね上がり、斗貴子に照準を合わせたのだ。
（私の方が疾い！）
　四つの斬撃が灯に殺到する。砲口から光と共に力が放たれる。
　そして――


「な……っ！？」
「……！？」
　声の有無はあったが、二人の少女が浮かべたのは同じ驚愕の表情だった。
　斗貴子の斬撃は間違いなく灯を捉えていた。そして灯の射撃もまた、同様に斗貴子を捉えていた。
　にも拘らず、両者の攻撃――攻撃はおろか、互いを身体さえも"すり抜けて"通り抜けてしまった。
　背中合わせに二人は対峙する。不可解な事象ではあったが、今だ戦闘が終わったわけではない。
　二人はほぼ同時に思考を切り替えて振り向き様に己の得物を振るう。
　――が、

「……らしくないな」

　二人の目の前には、視界総てを覆うように掌が添えられていた。
　少女達の間に立ち塞がる一人の男。外套を纏い眼帯を嵌めた男は、それだけで二人の動きを完全に止めていた。
「貴様……！？」
「ナイトメア……？」
「……普段は静謐を保っているだけに、一度波立てば収まりがつかん、か。致し方ない」
　言って男は僅かに唇を震わせる。
　何事かを囁いているのだろうが、その響きは小さすぎて誰にも聞き取れない。
　闖入した男の素性を知っている灯はともかく、彼の事を全く知らない斗貴子はその行動を黙認するいわれなどなかった。
　だが何故か、彼女は目の前に翳された掌から意識を外せない。
　魅入られたように完全に広がる闇を凝視しながら、斗貴子は頭の中枢にまで沁み込むような声を聞いた。
「……どりぃ〜む」
（ばか、な）
　力が抜ける。抵抗しようとあがいたが、その意思すらも闇に呑み込まれる様に溶けて混濁していく。
　自分が床に膝を付いた事だけは、かろうじて認識できた。
　だが、気付いた時には既に身体ごと倒れこんでしまっている。
　男を挟んで反対側にいる灯も、自分と同じように倒れているのが見えた。
　そこで斗貴子の意識は完全に途絶した。

　



「うおおおおっ！！」
「でやぁああっ！！」
　裂帛の咆哮が夜の静寂を打ち砕く。
　二人の少年が鏡面のように突進し、魔剣とランスが衝突する。
　正にその刹那に、
「――待ていっ！！」
　その二人の気迫をなお凌駕する怒号が響き渡った。
　二人の少年を烈風とするなら、その影は暴風。
　割って入ったその影――青銀のコートを纏い帽子で顔を隠したその男は、カズキのランスをその脚で以って地面に叩きつけ、蓮司の魔剣をその手で以って受け止める。
「なっ！？」
「えっ！？」
　渾身の一撃を受け止められた二人が驚愕に強張る。一瞬だけその動きを止めた両者に、拳と脚が飛んだ。
　蓮司は頬に、カズキは胸に痛烈な衝撃を受けて吹き飛ばされて地面を派手に転がる。
「今度はなんだ…っ！？」
「ブ、ブラボー？」
　カズキの呆気に取られた声にコートの男――キャプテンブラボーは頷いて返すと、振り返って反対側にいる蓮司に手に持っていた何かを放り投げた。
「柊 蓮司君だな？　アンゼロット嬢から伝令を賜っている。任務を中断し宮殿に帰投するように、との事だ」
「なっ……」
　蓮司は呻きながらブラボーに投げ渡された物を受け取り、それを確認する。
　それはアンゼロットの直属部隊であるロンギヌスの印章だった。
「アンタ……ロンギヌスの？」
「いや、違う。ソレは俺の言の証左として彼女から借り受けた物だ」
「……」
　幾度かブラボーと印章に目をやってから、蓮司は諦めたように息を吐いて魔剣を月衣に収めた。
　頭をかきながら立ち上がる蓮司を見届けてから、ブラボーは今だ状況を飲み込めず呆然としているカズキに顔を向けた。
「カズキ。我々も彼と共に宮殿に向かうぞ」
「へ……宮殿？」
「行けばわかる。諸々の説明もそこでだ。……今回の一件は我々だけの問題ではなくなってしまった」
　言ってブラボーは空を見上げた。
　蓮司とカズキも彼につられるように天を仰ぐ。
「……丁度時間も切れたようだな」
　夜闇に浮かんでいた紅の月は既にその座を辞し、白く光る三日月がそこに漂っていた。

以上です
ちなみに作中にも書いてますが時期は一月中旬
武装の方は作品終了後、ＮＷの方は紅巫女四話前
サンライトハート＋を使うには原作の展開上１０月以降しかなく
しかもその頃あかりんは紅巫女三話で絶賛時間旅行中、戻ってくるのは数ヵ月後（ただし二月前）
よってこの位置に
２ｎｄ時間軸だと柊の単位追試ネタが使えなくなっちゃうんだもんなあ・・・

ワレシエンスル

>>573
兄弟、ウェポンマスタリーは黒箱だ。

にしても金箱は今日本で幾つ残ってるのかのぉ。
この年になっても実物を拝んだ事が無いわい。

まあイモータルセットは翻訳されてないしな
地道にイエローサブマリンを回るしかないだろうな



ってそろそろスレ違いなんで止めようなww

>>579
ぐっじょぶ
時間設定とかよく練りこんでるあたり、これからの展開にも期待してしまう

ダブルで変態介入

と書くと面白くなってしまう罠

>584
ダブルクロスの変熊？

>>585
ブラストハンドと申しましたか？

　　　 几 実 変
　 ／７"￣ﾞ＼　 に　態
　ｊu 　J　 ハ　け　共
　|u　二`/__i|　し　め
　|ｙ/ o)(o )|　か　！
　|( `ーハ-"ノ　ら
　ヽ`ｙnrrrnリ　ん
　_Lu ﾋﾋﾋﾋﾋﾜ |_ !!
＿L‖ i　ii　ﾑ‖
二＼＼ v |　/ｲ//>､
　＼ヽＮ＿／ // ハ
　　ヽ) ﾉ　 〃／ノヽ

スーペス入れてから文字入れたのに消滅してズレてる……。 orz

鬱だ…。

>>586
「呼んだかえ？」

>>589
「俺が、オリジナルだ」

>>590
「俺が、オリジナルだ」

　 ヽ)
`<⌒4"⌒ヽ4⌒>
　ﾚfﾐ/"ﾊ"ﾘ〉)わらわが
　∞|^∩ﾟﾉ∞　真祖・
　ﾉﾊ⊃し| ﾊ　ﾌﾞﾗｽﾄﾊﾝﾄﾞ
　　(/＿)　　　じゃ!!
　　 しｿ

何を、こっちは本家ブラストハンドだ

ブラストハンドが多すぎる

あと、正調ブラストハンドとか真ブラストハンドとか心ブラストハンドとか真心正調ブラストハンドとかがいます

誠なるブラストハンド

力のブラストハンド１号！　技のブラストハンド２号！

ヴォイドスナップの人も同じような能力だよね。

黒の核金のエナジードレイン能力はアゼルとなんらかの関係があるとかないとかという妄想

アゼルは人造人間。
つまり、アゼルは黒い核金で作った人造人間の武装練金だったんだよっ

ＡＺＥＬパンツァードラグーンとな？

空気読まずに推参！

極少数の御待ちの方々、御待たせ致しました。
前話からの続きを投下したいのですが宜しいでしょうか？
尚、この前からなのはSSスレでさるさん規制の
容赦の無さを目の当たりにしましたから
投下には慎重を期する為に投下速度が遅くなってしまいますが
予め御了承下さいませ。

待ってたＺＥ

楽しみにしていましたｗｗ

「――って、ンな事が有って今俺は此処に居るんだよ」

柊は一通り語り終えると、一息吐いてベッドの頭側の柵に上体の背を預けた。
もう陽は殆んど街並みの向こうに没してしまい、宵の明星が空に瞬き始めていた。

「で、悪ぃけどちっと寝かせてくれっか？　未だ体力(HP)も魔力(MP)も
　プラーナも回復し切って無いんで…な……」

そう言いながら柊はずるずると身体全体を擦り下げる様に布団に潜り込み、
数秒もせずに穏やかな寝息を立て始めた。

更に何かを柊から聞き出したがったココで在ったが、柊の無警戒な寝姿を見て
仕方無いと云った風情で柔らかに微苦笑を浮かべ肩を竦めて椅子から立ち上がって
寝室から出て行く。

柊が肩に掛けていたブレザーをうららが寝入った柊の下から引き寄せて
きちんと畳んでサイドテーブルに置いた後に、のぞみ達やナッツもココに続いて
足音を忍ばせて静かに退室して二階のリビングへと降りて行った。


■□■□■


改めてのぞみやココ達はリビングに集まって
静かにお茶を煎れ直していた。
静かと言っても気不味い類のものでは無く、
先程柊から聞かされた話に呆気に取られつつも
各々に思いを巡らせていると言った感じで在る。
そんな中で、シュークリームを両手各々に掴んで
ぱく付いていたのぞみが自身の口の中に入れた分の
シュークリームを食べ下した後にうららに話し掛ける。

支援？

シュークリーム支援

「それにしてもさー、うららは何であんなに熱込めて
　柊先輩の力になりたがってたの？
　そりゃ、ナイトメアに襲われてたんだから放って置けないけどさ
　……あ、もしかしてうららぁ〜？♪」

この年頃の乙女特有のラブコメ的思考回路に脳内リンクしたのぞみは、
嬉しそうなそれでいて明らかに面白がってる笑みを浮かべて口許を緩ませる。
その眼差しは恋愛的好奇心に彩られ、端から見れば半分は下世話なオヤジめいている。

注がれた紅茶の半分程を飲んだティーカップをもう片手に持っていたソーサーに置いて
最初はキョトンとのぞみの話を聞いていたうららだったが、のぞみが何を考えているのか
察した途端にティーカップの持ち手から右手を外して顔を朱くしながら
右掌を忙しく左右に振りつつ慌てて声を上げる。

「いえ！　のぞみさんが考えてる様な事じゃ…有りません…けど…
　…似てる様なものなのかな……？」

台詞の後半になるに連れてうららの声は思慮を帯びて落ち着いて行き、
遂には顔を軽くうつ向かせて自問自答しているかの様に考え込んでしまった。

「……どう云う事なのかしら？」

かれんがうららに問い掛けて話を促そうとする。
うららはそれに応じて顔を上げ、皆を見回した後に落ち着いた口調で話し始める。

「――わたし、今度とある大きな劇団の舞台に役者として参加出来る事に
　なったんです。て言っても、台詞も少ない脇役も脇役なんですけど」
「あら、おめでとう、うらら♪」

こまちがうららに向けて御祝いの言葉を述べる。
いつかこまちの小説を原作とした舞台にうららに主演で演じて欲しいと
密かに約束し合った二人で在ったので、うららと柊とのコイバナ疑惑から
何故唐突に舞台デビューの話が出て来たのか疑問に思いながらも、
夢へ向けての一歩がまた踏み出せたと云う報告に関しては素直に喜びを贈る。

そんなこまちに微笑みながら軽い会釈で応じたうららは、そのまま話を続ける。

「それで、そのお芝居の中でわたしの演じている村の女の子が大きなカニのお化けに
　襲われてる所を旅の騎士がわたしとカニの間に颯爽と入って来て、振り下ろされた
　カニのハサミを剣を抜いて受け止めてわたしを助けてくれるシーンがあるんですよ。
　それで、さっきコワイナーから蓮司先輩に助けて貰った時がまんまそのシーンに
　ぴったりで、それで蓮司先輩はもしかしたらわたしの運命の騎士(ﾅｲﾄ)さまなんじゃないかな、って……」

語りの最後の方になると、うららも何やら自意識を感じ始めて来たらしく
再び顔を真っ朱にして、ソーサーに乗せたティーカップをテーブルに置いた後に
手近に有ったクッションを手早く掴んで自身の顔を隠す様に両腕で抱え込んだ。

「……じゃあ何、お芝居と同じシチュエーションで助けられたから
　運命感じてひと目惚れした、って事？」
「悪いですかぁ？！　ぶぅ〜」

呆れてツッコむりんの台詞に対し、抱えていたクッションを僅かに下ろして
顔の上半分だけを覗かせたうららがややぶうたれて文句の呻きを洩らす。

その遣り取りを見てくすくすと愉しそうに笑うかれんとこまちを背景に
「それってとっても素敵だよっ！♪」とのぞみがうららの手を取って
きゃいきゃいとはしゃぎ、その光景をテーブル上のパルミエ形態のココとナッツが
各々にシュークリームと豆大福をぱく付きながら和やかに見上げる。

メタボ支援

そんな和気藹々とした空間の中で
独りりんだけが思案深げに眉根を寄せて、
柊が眠る寝室の有る上階を見上げていた。


■□■□■


明くる翌日、柊は朝早くに目が醒めると着ていたパジャマを脱いで
制服に着替えた後に、回復したプラーナを体内で変換して体力と魔力の
回復に費やして身体を全快させていた。
尤も、その為に回復したプラーナの殆んど費やしてしまったので、
無茶な行動は今日は控えようと柊は自身に念押しして置く。

寝室から出て階段を降りようとした柊は、「ミル！ミル！」と云う掛け声と共に
何やらフサフサと長い毛に被われた小動物が
階下から階段を一段一段跳ね上がって来るのに気付いた。

何だぁ？と思って柊が階下に視線を向けると、程無くしてキャリーバッグを後ろ手に引いて
二足歩行している白いマルチーズみたいな生き物が柊の足元に両足を揃えて着地した。
その生き物は鼻唄など歌いながら勢いのままに片足を上げて機嫌良くその場で一回転し、
その動きに振り回されたキャリーバッグが強かに柊の向こう脛に叩き込まれる。

「痛っ！……って、あっ！？」

油断して向こう脛を殴られた柊は痛んだ右足を上げた拍子にバランスを崩し、
二階踊り場も通過して一階にまで派手な音を立てて転がり落ちて行った。

「あ、大丈夫ミル〜？」

柊を転げ落とさせた張本人が、振り向いて階下を覗き込んで
悪気の欠片も無く柊に声を掛ける。

一階の突き当たりに天地逆転した体勢で転がり落ちた柊は直ぐ様復活して
ヘッドスプリングで起き上がり、階上のフサフサな生き物に向けて
右手人差し指を突き付けつつ大声で非難を上げる。

「おい、ちったぁ悪気感じて先ずは謝れよ！
　っつうか、オマエ誰だよ！？　見たトコ、
　ココやナッツの同類みてぇだけどよ」

自分の落ち度は一切考慮しないで柊の態度に気を悪くした白い生き物は、
倍する文句を柊に向けて捲し立てる。

「何言ってるミル！ぼぉっとしてて避けられなかったアンタが悪いミル！
　それにミルクはオマエなんかじゃ無くてミルクって立派な名前があるミル！
　それとココ様とナッツ様を呼び捨てにするなミル！
　この階段から下がる男ミル！」

「……テメェ……」

ミルクと名乗った相手に対して柊が反撃の文句を上げようした所で、
洗顔歯磨きを終えて丁度洗面所から出て来たパルミエ形態のココとナッツが
二人に向けて爽やかに声を掛けて来る。

「やぁヒイラギ、おはようココ！　もうベッドから出ても大丈夫ココか？
　あ、ミルク、ヒイラギは大切なお客様なんだから失礼の無い様にするココよ？
　それじゃあ、朝御飯にするココ♪」
「はい、ココ様ナッツ様！　今朝は栄養と美味しさを考えて卵料理中心に……」

「って、俺放置かよっ！？」

朗らかな朝の空気に包まれたナッツハウスに、柊のツッコミが木霊した。

test

済みません、どうやら此方の機械の調子が悪いらしく
今回の投下は此処までにさせて載きます。
本当はもう少し長く文章が用意して有って
柊とりんの(熱血的な意味で)熱い絡みへと続く
引きが有るのですが、本当に残念です。
機械の調子が良くなりましたら、また明日にでも続きを
投下致しますので、その際には宜しく御願い致します。

　おぉ、更新お待ちしておりました。
今回はミルクが登場しましたか。
しかし･･･ミルクにまで「下がる男」と呼ばれてしまうとはねぇ･･･。
所で、ナイトメア社はブンビーさんが担当している第1部署で動いてるんでしょうか？
それとも、ハデーニャさんとブラッディさんが動いてる第2部署でしょうかね
しかしつくづく思うんですが･･･ブンビーさんは柊に並ぶ二人目の「下がる男」の様にも思えます。

所で、魔王達に付いてなのですが、もし可能であればベル様以外にも登場候補に入れていただきたいのが何人かいるのです。

アゼル＝イヴリス エイミー シアース＝キアース マルコ リオン＝グンタ パール＝クール

それで、その中の一人、アゼルに付いてなのですが、彼女についてのネタが一つ思い浮かんだのですが、
こんなのはいかがでしょう？

カワリーノがアゼルに接触し、彼女の力を利用＆捨て駒にしようと画策。

カワリーノ
「どうです、アゼルさん。もしよろしければ、あなたのその素晴らしい力を
我々ナイトメアの為に役立てて頂きたいのですが」
アゼル
「私の･･･力を？でも、私の力は･･･」
カワリーノ
「今まであなたは理解者に恵まれなかっただけです。私だったらあなたの事を
もっと理解してあげられると思いますよ･･･ねぇ？(アゼルの肩に手を置いて)」
アゼル
「私の事を･･･？あなたが･･･？」
カワリーノ
「これを使って上手くプリキュアとウィザードを倒せば、あなたの事を誰もが
受け入れてくれる筈ですよ(アゼルに黒い紙を手渡す)」
アゼル
「みんなが私を･･･。もう一人ぼっちじゃなくなる･･･」
カワリーノ
「(邪魔者を始末出来さえすればいい･･･あなたがどうなろうともね)」

多分カワリーノは真っ先に吸われて終わると思うｗ

そういえば、天文部って現在はエリスだけなんだよな？
柊とくれはは卒業したから。

エリスが学校に居るかどうかだな、まずは（笑）

>>615
カワリーノ……手を置いちゃだめだ……（汗
そいつは近くにいるだけで存在が削れる……！

>>618
すまん、アニメ版の話だｗｗ
小説じゃ一緒に卒業しているからなｗｗ

>>614
ブンビーさんに関しては次々回以降に近々登場の予定、
とだけ行って置きましょう。
その他諸々の質問も、二回目辺りのナイトメア側のシーンで
明らかになりますよ。

待ってる人がいるかはわかりませんが続き投下です
なんだか連投気味になってるけどいいのかな・・・

>>622
ＯＫ！　どんどん行きなさい！
と、職場の休憩中からＧｏ！サイン。
……はぁ、お客の女の子と呑むのも辛いわぁ……。

　


「まことに申し訳ありませんでした」
　そこは次元の只中に浮かぶ宮殿。
　豪華な調度に包まれたその一室で、宮殿の主たる銀髪の少女――アンゼロットが静かにテーブルを囲む四人に頭を垂れた。
「こちらの不手際でお二人に迷惑をかけた事、依頼主として謝罪します」
「……いえ。私はともかく、カズキの方の落ち度はこちらにあります。
　必要な知識でなかったから話さなかったのですが……そちらの任務の邪魔をしてしまった」
　好奇心丸出しでしきりに周囲を眺めているカズキの肘を突付いて、斗貴子はアンゼロットに返す。
　正直に言えば斗貴子自身、この不可思議な空間に興味はあったのだが、カズキがこういった調子である以上彼女はそれを
納める側に立っていなければならない。
　アンゼロットは斗貴子の言葉に僅かに微笑むと、蓮司をちらりと見やって頭を振った。
「いいえ、知らなかったのなら仕方ありません。むしろ責められるべきは功を焦って荒事に持ち込んだ柊さんの方です」
「くっ……」
　蓮司は悔しそうに表情を歪めると、
「……ああ、その通りだよ。その点に関しては全面的に俺が悪かった。それは認める。ホント、すまねえ」
「いや、別にいいよ。最初に突っかかったのはオレの方なんだしさ。何を隠そうオレは早とちりの達じ痛っ！？」
「威張るな。あとそれは隠してないだろう」
　一瞬の間もおかずに脇腹に肘を叩き込まれてカズキが身体を折り曲げて身悶える。
「まったく……いくら追試に間に合わないからって野蛮すぎですよ柊さん？」
「その原因を作ってるお前が言うな！？」
　ふうと溜息をつくアンゼロットに蓮司が食ってかかる。
　しかし彼女は憤る彼を一顧だにせずに先程から沈黙を保っている灯に目を向けた。
「それにしても、柊さんはともかく灯さんまで先走るなんて……何かあったのですか？」
「………」
　アンゼロットの言葉に灯は僅かに顔を俯け、視線を彷徨わせる。
　目の前に置かれているティーカップをしばし見つめた後、彼女は小さく声を出した。
「……がっこう」
「？」
「最近調整が多くて、学校に行ってないから……」
　それだけを零すと、彼女は再び黙り込んでしまった。
　強化人間として任務に従事する彼女が蓮司と同じ理由で先走った戦闘を行ってしまった事に疑問を感じるのか、
アンゼロットは端整な眉を僅かにひそめて灯をみやる。
　だが、それに答えたのはアンゼロットの背後に控えているナイトメアだった。
「絶滅社で請け負っているミッションの影響だろう」
「絶滅社の……ああ、確かあの真行寺 命さんの――」
「命は関係ない。調整が不十分だっただけ」
　言いかけたアンゼロットの言葉を遮るようにして灯が口を開く。
　普段は冷静を保っている彼女には珍しく、その声は感情的だった。
　だからなのか、発言を遮られた形になったアンゼロットは僅かに目を丸くし、背後のナイトメアは小さく笑みを浮かべる。
　そんな時声を上げたのは斗貴子だった。

支援

　


「……話を元に戻してもらっていいでしょうか？」
「ああ、すみません。それでは話を元に戻しましょう」
「それと、申し訳ありませんが貴女がたの事をカズキに説明しておいて貰いたい。
　彼は事情が特殊でこちら側の事をあまり知りませんし……私も正直、理解しているとは言い難い」
「……。わかりました。それではかいつまんで説明しましょう」
　こほん、と一つ咳をしてアンゼロットは居住まいを正す。
　それに釣られるようにして姿勢を正した斗貴子とカズキを確認した後、彼女はゆっくりと語り始めた。
　世界の常識の裏にある、真実の世界の形。
　裏界からこの世界を狙う侵略者、エミュレイター。
　それに抗して戦う夜闇の魔法使い、ウィザード。
　およそ普通の人間が聞けば一笑に伏すか真剣に相手の正気を疑うであろう話を、二人はただじっと聞き続けた。
「――大体こんな所ですね。詳しい部分まで突っ込んでしまうと一週間では足りなくなってしまいますから」
　概ねの説明を経て、アンゼロットがそう締めくくった。
　話し続けて喉が渇いたのか、彼女は紅茶を口に含みながら二人を観察する。
　斗貴子の方は眉をひそめて思案するように顎に手を添えていた。
　彼女自身も武装錬金を始めとする常識の枠外にある世界に触れているとはいえ、ウィザードの世界は彼女の
生きてきた世界よりも遥かに常識を逸脱したモノだ。
　斗貴子の不審そうな態度はある意味で妥当な所だろう。
　一方でカズキはと言えば。
　事情を理解したのかしていないのか、呆然としたままアンゼロットを見つめ返していた。
　僅かに拳が震えているのは気のせいだろうか。
　手にしていたティーカップをソーサーに置いてアンゼロットが口を開きかけると、それより早くカズキは何故か
喜色を称えて弾けるように叫んだ。
「すげえ……ファンタジーだ！」
「いや、錬金戦団（わたしたち）の世界も大概ファンタジーだと思うが……」
「でも魔法とか異世界とか、すごいじゃん！　ねえ斗貴子さん、オレ達にもその魔法とかって使えるのかな！？」
「い、いや、それは……？」
　カズキの興奮に半ば呑まれたのか、斗貴子は普段の凛とした表情を崩して戸惑いを浮かべる。
　もっとも彼の疑問の答えは知らないらしく、彼女は助けを求めるようにアンゼロット――その背後でナイトメアと
並び控えているブラボーに目を向けた。
「……残念だが、俺達は使えないな」
「残念なんですか、戦士長……」
　場が場だけに帽子を外し素顔を見せているブラボーは苦笑を浮かべた。
「我々は柊君等ウィザードが分類する所の『力なき者』――イノセントにあたる。故に魔法は使えない。
　それでも先だってのように結界――月匣に侵入し行動の自由を得られるのは、我々が彼等と同じく常識の枠の外に
　あるモノ……核鉄を保有しているからだ」
「核鉄を？」
「そうだ。逆に言えば、核鉄を手放した時点で我々はエミュレイターに対して無力になってしまう」
「武装錬金の力そのものはエミュレイターに抗し得る力ではあるのですが、そういった弱点を抱えているのでわたくし達
　ウィザードは基本そちらには不干渉を保っていたのです」
　もっとも不干渉の主な理由は別の所なんですけどね、とブラボーの言を引き継いだアンゼロットがそう締めた。

支援

　



「なあ、一つ聞いてもいいか？」
　そこで声を上げたのは、それまで黙って説明を聞いていた蓮司である。
「武装錬金っていうのは俺達の使ってる魔導具なんかとは違うのか？　確か灯の使ってるガンナーズブルームも錬金術を
　使ってたと思うんだが……同じ技術なのか？」
「……中々鋭い質問ですね。丁度良いのでざっくり説明してしまいましょう。本題にも少々かかることですし」
　アンゼロットは言いながら何かを操作するように指先を動かした。
　するとテーブルの中央にディスプレイが浮かび上がり、画像が次々と表示され始めた。
　「おお！」と一人喝采を上げるカズキはとりあえず置いておいて、アンゼロットは静かに語りだす。
「端的に言ってしまえば、わたくし達ウィザードの錬金術とブラボーさん達錬金戦団の錬金術は『同じだけど違うモノ』です」
「同じだけど違う？」
「はい。錬金術の分野においてのみで論じますが、両者の錬金術は元々その袂を同じくしているのです」
　元来一つであった錬金術の組織が分かれたのはおおよそ中世辺りにまで遡る。
　当時において『科学』という常識が構築され現代に連なる世界結界が安定され始めた際に、その組織は方向性によって二つの派閥に分裂した。
　一つは錬金術を『神秘』としてオカルティズムを容認し常識から逸脱した者達。
　そしてもう一つが錬金術を『学問』としてリアリズムを追求し常識と共存した者達。
　前者はウィザードとして常識の裏側に赴き洗練を重ね、後者は現代の科学の礎となり、またはその影に隠れて更なる研鑽を重ねた。
「……対極とも言える方向性であるが故に両者は反目しあい、不干渉を貫きました。
　時を経て我々ウィザードは錬金術の極みたる『賢者の石』にまで到達しましたが、錬金戦団の方は未だ到達できず……
　むしろ先を越されたという事実によって更に強硬に我々との接触を拒みました」
　語りながらアンゼロットはカズキと斗貴子の二人を見やる。
　『賢者の石』という単語に反応したのか、カズキは知らず己の胸に手を添えていた。
　なぜなら彼の身体の中には、錬金戦団が到達しようとした『賢者の石』の試作となっていたモノが埋まっているからだ。
　彼の様子を見てアンゼロットは一つ息を吐き、少しだけ声を調子を抑えた。
「結果としてわたくし達はヴィクターの叛乱に端を発する一連の事件に関しても何ら干渉を行う事ができませんでした。
　世界の守護者を名乗る者としてこの不始末……改めてお詫び致します」
「お気になさらず。ヴィクターの件は我々錬金戦団が引き起こした事。であれば……いえ、だからこそ我々の手で終結させなければならなかった。
　それに貴女にはもう十分に報いてもらっています」
「……戦士長？」
「最高責任者とはいえ、戦闘部門の長でしかない大戦士長の提案した活動凍結が受理されたのはアンゼロット嬢の後押しがあってのものだ。
　それに前後して行われたホムンクルスの制圧……今まで戦団がなし得なかった作戦が速やかに実行されたのも、彼女等の協力による」
「そうだったのですか……」
「最上層の歴々とは違って、照星さんは現場向きでしたからね。もっとも、彼も一線だけは越えさせてくれませんでしたが」
　アンゼロットはくすりと微笑を漏らすと、再び表情を引き締めてテーブルを囲む四人を見回した。
「……あの」
　それまで黙って話を聞いていたカズキが発言を求めるようにおずおずと手を上げる。
　彼はアンゼロットの視線を受け止めると、彼女を真っ直ぐに見返してから口を開いた。
「今戦団の方でやってるっていうホムンクルスの人間化の研究って奴……アレはアンゼロットさん達の技術でどうにかならないんですか？」
「……残念ながら。話した通り、わたくし達と彼等の技術は類似はあれど既に道を違えて別物になっています。
　技術提供はしていますが、問題を解決するためにはしばらくの時間が必要でしょう」
「……そうですか」
「今回の一件に関して私達ウィザードが錬金戦団と接触したのも、その違いに起因します」
「貴女達が戦うエミュレイターが、我々の錬金術の者と接触した、と？」
「はい、その通りです」
　斗貴子の推測にアンゼロットは首肯して答えると、カズキと斗貴子二人を見据えてから小さく微笑んだ。
「そんな訳でカズキさんに斗貴子さん。これからするわたくしのお願いにはいかＹＥＳで――」
「わかった。オレ達は何をすればいい？」
「お、答、え……」
　アンゼロットの言葉を遮るようにして発せられたカズキの言葉に、彼女は笑顔のままで固まってしまった。

支援

　



　彼女の反応が予想外だったのか、カズキは首を傾げて彼女を見やる。
　するとアンゼロットは、
「――貴方は素晴らしいっ！」
「え？　ええ？」
「なんて素直な子なんでしょう！　どっかの捻くれて下がり気味な柊さんとは大違いです！」
「捻くれたって何だよ！　っていうか、素直になって欲しかったら普段の態度を改めろ！」
　だん、とテーブルに拳を叩きつけて蓮司は叫ぶ。
　そして不貞腐れたように彼は椅子に背を預けると、ぽつりと声を漏らした。
「まったく……初対面の受け"だけ"はいいんだよな」
「……えい」
「！」
　アンゼロットが手元にあるボタンを押すと同時に、蓮司の足元に唐突に穴が開く。
　しかし、暗闇に向かって消えていったのは主を失った椅子だけだった。
　瞬間反応した蓮司は素早く飛び退り、勢い余って壁に激突しながらも勝ち誇った笑みを浮かべて見せた。
「いつもいつも俺がやられてばっかりと思ったら大間違いだぜ……！？」
「そうですか」
　しかしアンゼロットは動じずもう片方の手に握ったボタンを押し込んだ。
　同時に蓮司が張り付いていた壁がぐるんと裏返り、彼を暗闇の中に引きずり込む。
「うおぁあ！？　て、てめえアンゼロットぉおぉおぉぉぉ……！？」
　蓮司の悲鳴がフェードアウトしながら響き渡る。
　そして部屋には何事もなかったかのような静寂が戻った。
　そのやり取りに慣れている灯とナイトメアは一切表情を動かす事はなく、ブラボーも全く動じる様子はない。
　斗貴子はなかば呆然として蓮司の消えていった壁を凝視し、
「…………すげえ！」
「なにぃ！？」
　カズキは嬉しそうに叫んだ。
「こんなのまであるんだ、まさに秘密基地！」
「あらあら、中々的を射た発言。せっかくですのでカズキさんもやっていきますか？」
「え、いいの？」
「ええ、勿論。好評を受けてわたくしとても嬉しいですから」
「せっかくだから斗貴子さんも――」
「断るッ！！」　
「えぇ……」
「えぇ、じゃない！」
「……一回やってみれば、意外とやみつき」
「なるか！　あと哀しそうな顔をしてスイッチを弄くるな！」
　息を荒らげてアンゼロットを指差す斗貴子。
　そんな中、ブラボーが思い出したようにふと声を出した。
「……時にアンゼロット嬢。今の穴はどこに通じているのですか？」
　すると彼女はふふ、と微笑を漏らし、
「それは秘密です。
　何故ならそちらの方が面白いから！」
「…………」


　斗貴子はアンゼロットを差した指を小さく震わせながら、

”……帰ってもいいか？”

　という台詞が出てきそうになるのを必死に堪えるのだった。

支援

すげぇ、アンゼロットがカズキたちに馴染みまくっている…っ！支援

今回は以上です
設定すりあわせで説明台詞満載、ややこしい事に
結構似通ってるんで戦団をウィザードの一組織、にしようかとも思ったんですが
それをやると賢者の石に到達し得ないがゆえに起きたヴィクターとカズキのドラマが台無しになっちゃうんですよね
鼻歌交じりで到達してそうなんだもんなあ、ウィザードの連中・・・

>>633
御疲れ様です。
此方、仕事に戻らねばならないので
残念ながら朝方にじっくり読ませて載きますね。
よし、活力取り戻したし御客様にも癒しを分けねば、ね！

>>633
実際、アニメじゃ月まで行きましたしね、柊達は。
ふと思ったんですが、月ってジョー・ガのテリトリーですよね？
ホムンクルス達ってどうしているんでしょう(汗)
あの白い悪魔達もいるし。

投下ＧＪ！
柊と斗貴子さんはツッコミキャラ同士気が合いそうだなｗ

>>635
カズキとヴィクターが闘ってる時にまとめて栄養にされちゃったんじゃね？

>>635
カズキとヴィクターの激戦見て
流石に棲み分けに至ったろうよ。＜ジョー＝ガ

ヴィクター体のエナジードレインは月匣に篭れば或る程度は防げるだろうし。

GJ
カズキの異常事態への適応力は変態的なものがあるな

>>635
相手がヴィクターじゃ食えないし、しかも脅威になる。しかし相手は敵じゃないと言うかこちらと関係ない。
よし、隠れよう
こういうことじゃね？

>>633
乙です。うまくキャラが馴染んでて素晴らしいｗ
賢者の石に関して、両者のメンツを保つなら
NWサイド：エミュレイターに対抗するための道具として、ある程度実用に耐えうるもの
武装錬金サイド：NWサイドと同等程度には到達しているが、真理の追求と言う目的のためには
　　　　　　　　　　まだ未完成で、通過点でしかないためその名称を避けている
とかにしてみてはどうでしょ。

例えるなら、「すごく速い車」の開発に際して、まぁF2クラスが出来たら十分だよねなNW、
いやF1クラスまで完成させないとダメなんじゃー！な武装錬金、みたいな。

>>635
適当な理由付け：幾星霜の時を月で過ごすジョー・ガも、ずっと活動状態でいる事は出来ず、
　　　　　　　　　　　ヴィクター事件の際はちょうど休眠状態だった。
大人な態度：HAHAHAファンブック３で月そのものが巨大な冥魔の封印とか言われてるくらいだし、
　　　　　　　　その辺は触れてはならないのさジョニー！

>>633
ＧＪ！設定のすりあわせ上手いですねｗ
そして錬金メンツとアンゼロット馴染みすぎｗ

>>638
逆に月を訪れた柊一行がホムンクルスに出会わなかったのは…まあ、月って行っても広いからか。
ホムンクルス全部入れても１万人いないだろうし。

ブラボーは実は龍使いだったと言われたら、逆に納得しそうだｗ

己の肉体のみであの破壊力だからな

えーと、ところで空気読んでないけど自分も投下してよきかな？
リレー後に「こいつとNWクロスまた見たい」って言ってた人がいて、
アドレナリン的なものが刺激されちまって書いたんだけど。

最初にこいつ出して大暴れさせてたらうっかり楽しくなっちゃって。
ダメカナ？

五分待って投下したいです。

今は人も少ないし、俺も支援できなくなるけどそれでもよければどぞ

１話　再会　　-HOME SWEET HOME-


時に。「魔法少女」というものをご存知だろうか？
魔砲少女ではない。魔女っ子でもない。「魔法少女」という存在だ。
「魔」とはこの世の常識で測れぬもののことをさし、「魔法」とはそれを縛る法則という意味を持つ。
では、「魔法少女」とはこの世の常識で測れぬものを操る少女なのか？
それは少しニュアンスが違うと感じる方も多いだろう。

とある少女に聞いたのなら、こんな答えが返ってくることだろう。

「魔法少女は、困ってる人を助けたり人の夢を叶えたり―――人を笑顔にすることが仕事っスよ」

そう、少し照れたように、しかし満面の笑顔で答えてくれることだろう。

ここ。桃月町には、一人の魔法少女がいる。
誰かを守るために奔走し、誰かのために拳を握る、
ある意味もっとも魔法少女らしくなく―――しかしピンチの時は魔法少女たろうとする、ある意味もっとも魔法少女らしい魔法少女が。

＊＊＊


黄昏時。
だんだんと夜になるのが速くなりつつあるこの時期、すでに外にいる子供達は家路についている時間帯。
先ほどまで子供達が集まり、わいのわいのと騒いでいたにぎやかな公園は今、とても静かだった。
しかし、誰もいないから静かなわけではない。
公園は今、「異界」となっていたのだ。
青い世界。
太陽が沈みかけ、琥珀から宵青までのグラデーションが不思議に彩る美しいキャンバスと化す空の時刻を無視するように、公園の内部は青く染まっていた。
けれど、常人ならばそれを知覚することはできないだろう。それはこの空間―――月匣が「常識外」の存在であるからだ。
「常識」とは世界を守る法則。ゆえに、それに守られている多くの者は「常識の外側」について覗き見ることはできない。
逆に言えば、「常識外」の場に存在することができるのは同じく「常識外」の者のみ。

異界となった公園に立つのは、長い剣を持った若い男だった。
彼の足元には、いくつもの赤い宝石が転がっている。
東京のど真ん中で、近代兵器ではなく剣をもった若い男、というのは確かに常識で考えるのなら異常な事態だ。
まごうことなく、男は「常識外」の存在―――魔法使い（ウィザード）だった。

と。軽く息をつく彼の背中に、声がかかった。

「こんなところで、何してるっスか」

声の主は公園にある高い街灯の上に立っていた。
この異界の中で平然と動くその存在も、また「常識の外側」の存在、ウィザードでしかありえない。
ピンクを基調とする、この近くにある桃月学園の制服のバリエーションの一つを身に着け、青い石のはまったブローチを胸に着ける少女。
風で短いスカートがばたばたとひるがえるが期待してはならない。スパッツがあるから。
ともあれ、少女は―――この街を守る魔法少女は、侵入者に対するためにここに現れた。
彼女は内心嘆息する。ことのはじまりは、昼間の学校での級友との会話が原因だった。

＊＊＊
昼時。

桃月学園１−Ｄは、普段盛り上がらない少女の周りにたくさんの少女達が集まっていた。
発端は簡単だ。普段ぼうっとしているわけではない少女が、そうしていたのが原因だ。
朝のホームルームで、こんなやり取りがあった。
担任の、もう何歳になるのかもわからない仙人のような風貌の教師が、様子のおかしいその少女にたずねた。

「これ、宮田。お前さんが朝から考え事とは珍しいのぅ。
　ただでさえお前さんは危なっかしいんじゃから、悩み事ならこのワシにして解決しておけばよいのではないかな？」

お前に話しても解決しねーよ、とクラスの何人かは思ったらしいがそこはスルー。
宮田―――宮田 晶は、少し思い悩んで答えた。

「先生、名前も知らない男の人の名前を知るにはどうしたらいいですか？」

一瞬、クラスが凍りついた。
今まで浮いた噂の一つもなく、ラブという言葉からもかなり縁遠い生活をしていた晶に男の影だ。
ホームルーム中ということも忘れ、女子はすぐさま飛びついた。

「え、なになに晶ちゃん初恋かーっ！？」
「ちょっと晶、あんた何があったのよ！吐け！今すぐ吐きなさーい！」
「誰か！誰かＣ組の橘呼んで来い！あいつならすぐ調べがつくはずだ！」
―――合点承知ケロ！

宮田の友達のオオサンショウウオすらがその騒ぎに参加し、すでに戦場の様相を呈しているＤ組。
……ネタを振ったのに無視されて寂しいおじいちゃん先生を、犬神が（うっとうしいと）強制的に外に出しているのはまぁお約束だ。
ともあれ、朝からそんなことがあったＤ組の熱は、いくつかの授業を終えてもなお冷めることはない。
今、取調べ室のように机をはさんで腕を組み晶に問うのは、隣のクラスであるＣ組の橘 玲。桃月学園内で最も敵にまわしたくないと言われ、「魔女」と呼ばれる少女だ。
彼女はなるほど、と呟いて晶のこれまでの言葉をまとめた。

「つまり。宮田は昨日変なことに巻き込まれかけて、それをなんかかっこいい人に助けてもらって、その人の名前も知らないから知りたい、と。
　……どんな漫画の中の世界だそれ」
「そんなこと言われてもホントなんですっ！こんな出来すぎた事が本当に私の人生に起こっていいのかって思うくらいホントなんです！」
「いや、お前結構波乱万丈に人生送ってる気がする。
　オオサンショウウオの相方になったり無人島に放り出されたりしないぞ普通の人生って」

冷静にツッコミを返す玲の発言をスルーし、宮田のクラスメイトの芹沢 茜が問う。

「けどさ、晶ちゃんその人の顔しか知らないんだろ？それで見つけられるもんなのか？」
「ふむ。確かにちょっと情報が少なすぎるか……じゃあ、似顔絵でも描いてみるか？」
「美術０には無理だろ」
「芹沢、お前の恥ずかしい写真と秘密をネット上に―――」
「すみませんでした以後気をつけます玲様」

本気でやりかねないと思ったのだろう、がたがた震えながら土下座する芹沢。
そんな状況をスルーして、メイド服の娘が話に加わる。

「素敵ですねぇ、危機を颯爽と助けて去っていくなんてまるで王子様みたいじゃないですか」
「もしくは正義の味方みたいなもんっスかね」

それにつられて加わるのは地味な眼鏡少女。ブロンドのメイドと地味な眼鏡少女の組み合わせは異色だが、このクラスでは日常的な光景である。
顔を上げた芹沢が不思議そうにその二人に問う。

「ベホイミにメディア。お前らもこういう話に興味あんの？」
「だって素敵じゃないですか。女の子の夢でしょう？」
「いや、そりゃそうかもしれないけどさ。
　まぁいいや。ともかく、似顔絵って案は悪くないかもしれないな。皆で書いてみよう。んで、晶ちゃんに選ばせてみればいいじゃん」

口は悪いが芹沢は結構友達思いである。
猫耳のようにぴんと立つ髪の毛を揺らしてそう言った彼女に、宮田は感動したように目を潤ませた。
芹沢の音頭にクラスに集まった人間が皆ペンと紙を取り出した。
意外とこのクラス結束が固かったようだ。いや、面白がってる連中もいるんだろうが。
芹沢が言う。

「それで晶ちゃん、その人どんな人だったの？」
「えぇっとですね。髪が茶色くて、そんなに長くなくって、両手に指だし手袋してて……」

宮田の言葉にかりかりかりかり、と鉛筆の音がクラス中に響く。
芹沢は眉を寄せつつ、その先を促した。

「……なんかアキバ系っぽいな。まぁいいけど。続けて？」
「それで。目つきが悪くて、なんか不幸そうで」

その言葉にベホイミがぴくりと反応する。
もっとも、芹沢は気づかずにその先を聞いた。

「不幸そうな顔ってどんなだよ。……まぁいいや、他には？」
「それで、えーと……」
「えーと？」
「……か、かっこいい人でした！」

ぴたり、と鉛筆の音が止まる。その時、Ｄ組の皆の心は一つになった。

『そんなんでわかるかぁぁぁ―――っ！？』

やっぱり、宮田 晶はダメな子だった。

＊＊＊
ベホイミは学校を終えてバイトを終え、夜の巡回を開始する。
最近思うところがあって、巡回が必要だと判断したゆえだ。
リズミカルに走りながら、桃月町中をぐるりと一周するベホイミ。それだけの運動をしながら、息は切らせていない。
日頃の訓練と昔取った杵柄だ。色々あったが、そのおかげで街を守れるならそれもまた無駄ではなかったのだろう。
今日は何もなかったか、と思い一旦自宅に帰ろうと思ったその時だった。

ぴん、と何かを感覚が感じ取った。
ベホイミはヘアゴムを一つづつ腕にはめ、それを胸の前で腕ごとクロスさせる。
打ち合わされたヘアゴムから、ふわりと白い輝きが生まれて彼女を覆う。
右の拳を腰溜めに構え、左腕は手の先までぴんと伸ばして右肩の上へと掲げるように。
左腕をぐるりと顔の前を通るようにゆっくりとまわしている間に髪の色が変わり、瞳の色が変わり、服の形状も変わっていく。
某蹴りで敵をぶちのめす特撮ヒーローのようにポーズを決めて、変身を完了した。

「―――魔法少女ベホイミ」

誰にかわからないが宣言し、彼女は近くの塀に足をかけて近くの家の屋根に飛び乗り、そのまま屋根と電柱を飛び移り駆けながら現場に急行する。
現場は、すでに子供のいない公園だった。彼女の身になじんだ感覚は『敵』が現れている証だ。
ならばすぐにでも駆除しなくてはならない。

そして―――今に至る。

そこには、ある意味彼女がほんの少しだけ予想していた光景があった。彼女が到着するとそこはすでに戦闘が終了した後らしく、一人の男が息をついていた。
彼女は一つ嘆息し、街灯の上からほんの少しの呆れをこめて、知人である男にたずねた。

「こんなところで、何してるっスか」

相手はこちらを向くと、少し首を傾げた。

「……なんか聞いたことある気がすんだけど微妙に覚えてねぇな。お前誰だっけ？」

知っている相手に対してはものすごく失礼な発言だが、彼女は今変身している。理解できなくても無理はない。
ぴょい、と街灯から飛び降りながら彼女は変身を解く。敵がいないのなら変身する意味もない。
ピンクの魔法少女から地味な眼鏡娘に戻った彼女を見て、相手はぽんと手を叩いた。

「あー、あの時の！久しぶりだな、っつーか何でお前こんなとこにいるんだよ」
「それはこっちの台詞っスよ。秋葉原離れて世界漫遊してるんじゃないんスか柊さん」

ものすごく嫌そうな顔で言うベホイミ。
彼―――柊 蓮司とは幾度か『前の職場』にいた時に敵としても味方としても会っているが、その度に何か不幸な出来事に見舞われていたような気がする。
ベホイミが東京に来た時には、前年に卒業できたとのことでもう会うことはないと思っていたのだが。
柊はベホイミの問いに答えた。

「いや、姉貴がどっか行くのはいいけど盆と正月くらいは帰ってこいって言っててな」
「今１０月っスよっ！？」
「しょうがねぇだろ東京着いたと思ったらなんかの月匣展開されて終わったと思ったらアルゼンチンにいたりとか色々あったんだよっ！？」

……やっぱり何かあったらしい。学生卒業しても不幸なのは変わらないようだ。
それで？と彼は不機嫌そうにベホイミに問い直す。

「お前の方はなんでこんなとこにいるんだよ。あそこの仕事か？っつーかさっきの珍妙なカッコはなんだ」
「とっくにあんなとことは縁切ったっスよ。今はこの街で学生やってるっス。さっきのは……まぁ、触れないでほしいっス」

まさか宇宙人から与えられた装備で変身ヒーローっぽい魔法少女やってますとも言いづらい。
そもそも宇宙から現れた存在というのはこの世界の「常識外」であり、下手をすれば侵略者とも取られかねない。

―――ベホイミも知らないことだが、実際彼女にこの装備を与えた相手はもともとは侵略者なのだが。

閑話休題。
今の彼女にとっては大事なものを守るために力を与えてくれ、また彼女を「魔法少女」にするために力を貸してくれた相手である。
むげに扱うことは考えられないが、この世界―――ファー・ジ・アースの人間が受け入れてくれるかどうかは別だ。
最近は「訪問者」と呼ばれ、侵略者として扱われない者もいるのだが、それもここ一年ほどのこと。
もう少しはっきりした制度ができなければ宇宙人達も堂々と現れることは難しいと考えているようだ。
ベホイミの様子を見て、少し哀れに思った柊が地雷を踏んだことを理解する。

「なんつーか……お前も大変だな」
「哀れなものを見る目で見ないでほしいっスっ！？」
「あー、うんわかるわかる。俺も魔法少女にされたことはないからわかんねぇけど、なんか世界中から悪意とかそーゆー感じの目で見られてるような感覚、わかるぜ？」

この二人、意外に波長が合うのではなかろうか？
ともあれ、ベホイミは考えた。

「それじゃあ、今は何かの任務中ってわけじゃないんスね？」
「おう、単に実家に帰省する途中だ。それがどうかしたか？」
「だったらちょうどいいっス。少し付き合ってくれないっスか？」
「は？あ、おい人の返事聞く前に引っ張んなっ！？引きずるなっ、っつかどこに連れてく気なんだよっ！？」
「あーはいはい聞こえない聞こえなーいっスよー」

ずるずるずるずる、と後ろがうるさいがまったく無視して引きずっていく。
ベホイミにとっては柊がこの街にいたことはある意味で確かに嫌ではあったものの、普通に戦力として数えられるという点ではとてもありがたかったりしたわけで。
その戦力を手放すわけにはいかないと引きずっていく。
目指す場所は、色々考えた上で一番いいと思われる―――商店街のとある喫茶店だ。

＊＊＊
喫茶エトワール。それは、桃月商店街にある個人経営の「売れない」喫茶店。
同名の全国チェーン店がありますが何の関係もありません。ご了承ください。
ここでならある程度常識外の会話をしても問題はない。

「おやいらっしゃいベホイミちゃん。そっちの人は彼氏さんか何か？」
「なによ、この神聖な男の城でイチャつこうっていうわけなのね！？邪魔してやるー邪魔してやるニャー！」

店長とともに迎え入れるのは、マスコットを自称するなんだかよくわからない二足歩行する猫耳つき生物（ナマモノ）。
常識外に触れることの多い柊も、はじめて見る生物に対して少し目を丸くしているようだった。
ベホイミは店長の声を笑って叩き落す。

「あっはっは、冗談もたいがいにしてほしいっスよ。誰がこんなろくでなしの甲斐性なしと彼氏彼女の関係になりたがるっつーんスか」
「笑顔で酷ぇこと言うなお前っ！？」
「何か反論があるっスかー？東京に大事な人たち残してぽんぽん世界周ってる放蕩野郎が」
「悪意が見え隠れどころか隠す気もないだろお前っ！？」
「待たされる側も大変っスよねぇ、どんだけ根気あるんだか。
　と。とにかく、久しぶりにあったんでちょっと秘密の話がしたいんス。奥のテーブル行っていいっスか？」

笑顔で柊をさんざんいじり、それでも話をすすめるベホイミに、表情を固くしつつも店長は答える。

「あ、あぁうん。どうせここ人入らないしさ、お客さんならありがたいくらいだよ」
「じゃあ、とりあえずアメリカン二つよろしくっス。あー……そういえばくるみさんはどうしたっスか？」

ベホイミは今気づいたようにたずねる。実際今気づいたわけだが。
くるみ―――桃瀬 くるみは桃月学園１−Ｃにいる、彼女の同窓生だ。
本来、桃月学園はアルバイトが禁止されている（ベホイミは留学生扱いなので別だが）が、その中でくるみはこの店でアルバイトをしている。
……ちょっとうっかりバイクの運転中にこの店に突っ込んでしまい、その弁償の代金を払うためにはじめたアルバイトが続いているだけだったりはする。
店長は得心したように答えた。

「くるみちゃんなら今ちょっとお遣いに行ってもらっててね、会いたかったらもうちょっと待ってればいいよ」
「わかったっス。それじゃ、くるみさんにコーヒー運んでもらっていいっスか。だいたいそれぐらいには話も終わってると思うっス」
「うん、わかった。それじゃごゆっくり」

奥のテーブルに陣取って、ベホイミはお冷に手を伸ばす。水を運んできたのは謎のナマモノだ。
それを見送って、柊が不思議そうにベホイミに聞いた。

「なぁ。アレ、なんだ？」
「見ればわかるじゃないっスか、『妖怪』っスよ」

『妖怪』というのは、ウィザード達の間でエミュレイターではない『人外』のもののことを指す用語だ。わかりやすいものには人狼や吸血鬼やＵＭＡが挙げられるだろう。
もともとこの世界に存在する人外のことを『妖怪』と呼ぶわけなのだが、これらの存在は常人の持つ『常識』の中にはない存在である。
世界結界が強かった時代は、人間の少ない土地に行くことで世界結界からの干渉を抑え、細々と生きていた彼らだが、２０年前の第三天使の喇叭より事情が変わる。
強力に氏族ごとに統治されている吸血鬼や人狼と違い、結界が薄れたことで自然発生してしまったＵＭＡなどのはぐれ妖怪が街中に迷い出ることが多くなったのだ。
けれど、それは世界結界を揺らがせる事態に発展しかねないため、こういったはぐれ妖怪に関しては各地の地方団体がそれぞれで対処する決まりになっている。

それを知っている柊は、何を今更、という感じのベホイミに問い詰める。

「それくらい俺だって見りゃわかるっつーの。
　そうじゃなくてなんでああいうのが東京で平然と生活してんだよって聞いてんだ、まずいだろ」
「そっか、柊さんここには偶然で来てたんスよね。
　ここは『交流区域』なんスよ。柊さんも『桜新町』は覚えてるっスよね？」

そう言われて柊も理解した。『桜新町』は彼とベホイミがはじめて会った場所であり、任務でしばらく滞在した場所だからでもある。

確かに、はぐれ妖怪に対して世界のあり方の説明をして人の町に下りてこないよう指導するのは各地のウィザード組織が行っている。
けれど今現在人間の手の入らない秘境などには限りがある。そこに今いる妖怪たち全てを入れておくわけにもいかず、また妖怪のうちにも人間に興味を持つものも多い。
よって、世界魔術結社の日本支部と典礼庁外典儀式課が組み、背教者会議などの協力を得て始めたのが『交流区域』という地域政策であった。

てす

妖怪を一定のルールを守るという条件をつけて人間の街で暮らすことに許可をするというこの政策は、開始当初はたくさんの問題を抱えていた。
妖怪の住む場所の確保、生きるための糧を得るための方法を身につけるための講習会、なにより、住人の常識がゆらぐことに対してどのように対策をするのか。
世界で一番最初の交流区域である『桜新町』の苦労は山のように存在した。
しかし、『桜新町』の町長は頑張って頑張って全ての問題を克服する。
住居の確保ははじめは町役場の部屋を開放し、住人達が住むことを許可したり生活ができるようになって自分で住む場所を借りられるまでそこを使用し続けた。
講習会には忙しい合間を縫って自分が演説しに行ったり、ルールを無視してただ自分勝手に生きようとする輩には自身が鉄槌を下しにいった。
世界結界への常識による干渉は、知人の魔術師や大いなるものに教えを請うて、町の各地に『意識区画の拡大』を行う装置を配置することで解決した。
『意識区画の拡大』というのは、個人個人の「常識」の範囲を、人格が崩壊しない程度に広げる―――つまりは「常識」が広がるようにしたのだ。
それが世界結界への悪影響を与えないように、通常の常識から逸脱しながらも区画内でははみ出ていない部分のズレが起きないよう、
その部分の余剰をエネルギー化し、半永久的に稼動できるように装置に組み込んだ回路があるため、そこまで激しい乖離は起きていない。
そうやって数々のハードルを乗り越えた今、『桜新町』は上手く運営されている。

今ではまだ日本の数箇所にしかないが、これからも増えていくだろう妖怪の数を考えればこれからも増えていくだろう区画だ。
ここ、桃月町もまた、ウィザードや妖怪といった存在に寛容な町長がいるため、その事業に乗り出した。ゆえに、この町には多くの不思議な生物が存在する。

「へぇ、全然知らなかった」
「そりゃ柊さんっスからねぇ……っていうのは冗談としても、あまり有名な話じゃないっスからね。
　もっとも、日本で仕事してる場合はこういうこと把握してないと現地でいらない誤解を招くことになるんスからちゃんと広報すりゃいいのに」
「今度会ったらアンゼロットの奴に言っとく。
　あ。そういやここに来る途中にあの町に寄ったぞ、町長さんがお前に礼言っといてくれってよ」

懐かしい話題が出て、ベホイミの頬が緩んだ。

「槍桜さんスか。比泉さんとかアオさんとかは元気だったっスか？」
「あぁ、相談所の連中はみんな元気だったぞ。五十音だけは『大鑑巨砲主義に学ぶ欧州の旅』とかいうツアー旅行当てたらしくて会えなかったけどな」
「それは……なんていうか、ことはさんらしいっスねぇ」

苦笑するしかないベホイミ。昔の友人が元気なだけで、よしとするべきだろうと納得させる。
そんな彼女に、柊は話を促した。

「それで？結局人を引きずって連れてきたのにはちゃんと理由があるんだろうな、これでなけりゃほんとに斬るぞ」
「度量の小さい男っスねぇ。
　ま、それはさておき―――実は、最近妙な事件が桃月町周辺で起きてるんスよ」

ベホイミが真面目な顔になる。
彼女が言うには、最近この町で起きているのは通り魔事件であるらしい。
対象に人間、妖怪の区別がなく、襲われた対象は軽い傷とともに多量のプラーナを抜かれ、死にはしないものの昏睡状態に陥っていることから普通の事件ではないと判断。
また、後を追うようにエミュレイターの出現が頻発。だからこそここ最近彼女はずっと夜の見回りを行っていたわけだ。
が、宮田が昨日何かに襲われているところを柊が助けたという話を聞き、トラブルに引き寄せられる彼がいるなら絶対に大事件に発展すると考えて協力を求めたのだった。
そのベホイミの説明に、一瞬不思議そうな顔をする柊。

「……あきら？」
「はい。ウチのクラスの宮田 晶さんっス。昨日危ないところを助けたの柊さんじゃないんスか？」

そう説明すると、得心がいったらしくあぁ、と頷いた。

「そうか、昨日助けたおかっぱの。あの子晶っていうのか」
「そうっス。それがどうかしたっスか？」
「あ、いや気にすんな。こっちの話だ。それより、協力って言ったって俺金ないからそう長く泊まれないぞ？」

困るのが、彼が協力しなければならないとベホイミの中で決定していることではなく、滞在が金銭的な面で心もとないという理由なのがこの男らしい。
柊 蓮司という人間は、求められた時「応えない」という選択をまずしない。
周りが無理矢理にでも求めに応じさせる人間ばかりだったというのもこの性格形成に一部荷担しているのだろうが、
彼自身が見過ごすという結果を受け入れたくない類の人間―――要は諦めるのが嫌いな往生際の悪い人間であることがその選択をさせないのだ。損な性格である。
ベホイミもそれを考えていなかったのか、うーんと唸りだす。
これで世界の守護者が関わっているのだったら、彼の年齢を下げたり彼の学年を下げたりして強制的に学校に通わせたりもするのだろうが、
生憎今回は（宇宙人の関係上）あまり彼女に関わりたくないベホイミが個人的に彼に依頼しているわけなので、そういう無茶苦茶もできない。

「私の家ってわけにもいきませんっスしねぇ」
「あったり前だっ！？若い娘が何考えてんだ！」
「いえ、別に私はいいんスよ。どーせ柊さんに手ぇ出すような甲斐性ないっスし。
　ただ大家さんがちょっと最近疲れてらっしゃるみたいなんで心臓に悪い光景をこれ以上見せたくないだけっス」

そう言われて男としてちょっと自信をなくした柊は部屋の隅っこに行ってさめざめと泣きはじめるが、ベホイミはそれを完全に無視。
と、そこでコーヒーを持った茶髪に二本のお下げの少女がコーヒーを運んでくる。
彼女は笑顔でベホイミに話しかけた。

「ベホイミちゃんいらっしゃーい。こんな流行らない喫茶店に来てくれてありがとうね」
「あぁ、くるみさん。おかえりなさいっス」

コーヒーを運んできたのはさっき店長と話していた時に出てきた桃瀬 くるみだった。
なお、店長がやはり店の角でさめざめと泣いているがまぁそこもスルー。
彼女はコーヒーを置くと、邪推の混じった底意地の悪い目でベホイミを見る。

「で、ベホちゃんにも彼氏さんができたのかな？今日は晶ちゃんといいベホイミちゃんといい大豊作だねー、秋はラブの季節か？うん？」
「言い方がオヤジっぽいっスよくるみさん……。
　コレはそんなんじゃなくて、昔の知り合いっス。くるみさんだって犬神くんと恋仲って言われたらイヤでしょう？」
「あー……うん、無理だね。絶対無理。そっか、そんな昔の友達なんだー。
　けど、なんかこの人すごい落ち込んでるみたいだけど、なんかあったの？」
「泊まる場所がなくて困ってるんスよ。金もないしどうしようかって話をしてたとこっス」

勝手に話を改竄するベホイミだが、柊としても話をややこしくする意味がないため、特に否定することはない。
それを聞いたくるみがふぅん、と呟いて―――ある一言を口にする。



―――その日、喫茶エトワールに新しいバイト（住み込み）が加わった。

支援。この柊はアンゼロットに

「柊さん柊さーん。学校を卒業したことによって
高校生から『ザ・無職！』に華麗なるクラスチェンジを果たし、
それにより世間一般に対する社会的立場が『成り下がった』柊さーん！
今日も今日とて楽しいお仕事の時間ですよー？」

こんなこと言われてこき使われてそうだなぁ…。

HOME MAID 家族。
ベホのスイートホームはあの町だと思う。

ともあれ、新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃんとのクロスオーバーです。
ベホイミだけじゃなくてまろまゆとぱにぽにと○○がネタ的に散らばってます。桃魔的日の中身はノリノリです。
あの怒涛のリレー終了後、「ベホイミとナイトウィザードのクロスやってくんねーかな」という意見をどっかで聞いた。
こりゃ、ベホイミをあそこに出した人間としてやらねばと思い立ち書き倒したわけですどうも>>566さんのいうところのヒマ人です。

一応なくてもわかるように書いたつもりですが補足。

・ベホはＰＣ１。
・氷川作品とＮＷ以外のキャラはネタとしてはともかく正式参戦しません。
・ベホと柊が昔会ってることについての外伝的なものは書きません。ぱにぽにの空気から外れすぎるんで。ご自由にご想像ください。
・ＰＣは４人です。ＰＣ３と４は遅刻してます。

キャラクター紹介・その１
ベホイミ　ＰＣ１　　クラス：アタッカー／竜使い
東京都大田区桃月町にある桃月学園１年Ｄ組の留学生。地味眼鏡な魔法少女。
学校に来てからすぐの頃は癒し系魔法少女として頑張ろうとしていたものの、とある生徒の心無い一言により魔法少女への夢を断念。地味眼鏡少女に。
しかし、そんな彼女の様子をずっと宇宙から見ていたとある宇宙人たちに不憫に思われたことが原因で、
科学の力で宇宙用コンバットスーツを魔改造したどピンクの制服を着て宇宙犯罪者達の手から地球を守る、魔法少女とはおよそ思えない魔法少女になることに。
割と酷いことを平気で言い、やや短気であるものの、義理堅く情に厚い。
なお、この町に来る以前はどこかの戦場で傭兵をやっていたらしい。その頃の経験的なものを生かし、拳で宇宙から来る敵を殴り倒す魔法少女をやっている。
……癒し系魔法少女ってなんですか？

注意：このお話は全６話＋エンディングの構成で、すでに書きあがっています。ご了承ください。

これから一話ずつ毎日更新していく予定です。
少しでも皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。ではではまた明日。

チラ裏
家にネット回線ないって超☆不便……。
あと、人のいない時にちょっと長いの入れるのはやめましょう。いや、今までも何度か泣かされ続けてきたけどさ。

ぐっじょぶー！
気付くの遅れて支援できなくてごめんよ。
つづきたのしみにまっちょうけーねー

ベホイミか・・・ドクロ仮面で遭遇したら面倒なことになってただろうなぁｗ

ベホイミの人乙。リレーのも熱かったぜ！

すり合わせにやはり凝るなぁ。それでいて違和感が無いベホイミの過去も随分アレだとは思うけど
しかし、柊はやはり不幸そうなのかwww

ベホイミの人、乙です！
実はあの時にいの一番にリクエストレス書いてたのは
自分だったりします！ｗ
いやぁ、それにしても上手いし読んで面白いしで
一挙三得ですわぁ♪　【増えた一得何処から来た！？】
ベホちゃんだけでは無く他のキャラ達も動きが直ぐにイメージ出来て
「ああ、正にへきる空間だなぁ」ってニマニマしながら読んでましたよ。
読んでてちと気になったのは、くるみがコーヒー持って来る所のコーヒーみたいに
整理すれば一度の用いで充分な語句が直ぐ近くで繰り返しで使われてた
所ですかね。それだけ整理すれば更に読み易い文になりますよ。

次に、武装錬金の人。此方もＧＪ！です！
斗貴子さんの微妙にNW!側に馴染めてないっぷりが
カズキやブラボーの馴染み過ぎテンション高杉ｗを更に引き立てていて
相乗効果で面白みが乗算されてましたよ♪
この先で斗貴子さんが如何にNW!側に対する遠慮が無くなって
素を剥き出しにしてツッコミ捲る“とっきゅん化”して行くのか
とても楽しみです！♪

乙。
『あきら』に反応したのは、スルトの彼女の事を思い出したか。

七瀬晶か。
晶の魔剣ってやっぱり今は柊が持っているのかな？

皆に幾つか御題。

1)FINAL FANTASYシリーズのどのタイトルに
　柊始めNW!キャラ達を送り込んでクロスさせたら
　面白く映えると思う？
2)Tale's ofシリーズのどの（ry
3)DRAGON QUESTシリーズの（ry
4)スターオーシャンシリーズ（ry

因みに、自分としては貝獣物語やサンサーラ・ナーガ
とかとのクロスを模索してたりしているもにょ。

>>664
１：基本的に６以降。ある程度の文明レベルが一致しないと一々カルチャーショックの描写が。
２：テイルズやったことないんで飛ばす
３：敢えて３．職業の色が一番濃いから親和性高そう。
４：2ndが一番好きと言うだけで2nd。

>>664
ＦＦはやはりジョブチェンジが熱い５があってるかも。

乙！
がんばるがいい我が友よ！

……いやもうがんばった後なんだけどな。

>>664

1.7･8･9。特にジタンと柊とかいいかも。
2.D･L･A。テイルズの中でも世界観がラース・フェリアに近い感じが。
3.6･7で。理由は異世界に放り込まれる系だから。
4.2nd。柊×アシュトンで不幸コンビとかww

ところで「志宝エリスと双子の貴石」の二話が出来たのだけれども、載せてもいいでしょうか？

>>668
いいとも！！

作戦：ガンガンいこうぜ

作戦：いろいろやろうぜ

日差し強く、木々青く茂る文月──蝉の元気な合唱が楽しげだ。
ところは日本のとある県、時は日も傾き始めた昼下がり。

「『我が私立風華学園は、小中高一貫教育のもと…』」
てくてくと緩やかな坂を歩く少女がひとり。手に持った一枚のパンフレットを熱心に読み込んでいる。
「『自由な校風は、生徒たちの自主性を伸ばし…』」
そう、少女の名前は志宝エリス。
明るい橙色した風華学園の夏服に身を包み、頭にはトレードマークの白い帽子。新しい生活を前に意気揚々にと言った様子だ。
「『社会の荒波に打ち勝つ人間を育てる』…かぁ…どんな学校なんだろう？」
坂を上りきる。そこには白亜の学び舎がそびえていた。
広大な敷地にいくつもの建物が建ち並んでいて、中でも特異なのは中央に建つ"水晶宮"と呼ばれる建造物だろうか。
その説明は後ほどに回すとしよう。
「うわぁ…」
思わず立ち尽くすエリス。無理もない、彼女の知る"学校"とは輝明学園秋葉原分校だけなのだから。
まあ、あそこもたいがい特異なのは言うまでもないが。
「こんにちは、志宝エリスちゃん…だよね？」
「えっ？」
不意に呼びかけられ、エリスは声のした方…青々とした木々を見上げる。

「やあ♪」
そこにはペーパーバックを片手に、にこやかに微笑む少年がいた。
常闇に似た黒い短髪、瞳は明るい茶色──背丈は自分よりも小さいだろうか。
──エリスはなんとなく彼の事を"道化師"だと思った。
"道化師"……いや、少年は軽快に木の枝から飛び降りる。
「っと。初めまして、僕の名前は……」
そして、エリスに自己紹介をしようとした、その瞬間だった。
「──貴様ッ！？炎凪！！」
「えっ？」
とぼけた声を上げたのは目の前の少年。
怒声を張り上げるのは青みがかった美しい長髪の少女だ。
「久我…なつき？」
「そんな髪を染めたくらいの変装で、私の目が欺けるとでも思っているのか！？今度は何を企んでいるっ！！」
久我なつきと呼ばれた少女の握る青い短銃の銃口が少年に向けられた。
「ちょ、企むだなんて何の事だかわからないよっ！人違いじゃないの！？」
「うるさい！問答無用ッ！！」
銃声と共に弾丸が吐き出される。
「うわぁっ！？」
少年のこめかみをかすった弾丸が後ろの木を叩き折った。
その威力、普通の人間…いや、ウィザードだってまともに喰らえばただではすまないだろう。
「チッ！」
「ちょっと！人の話はちゃんと聞こうよっ！」

「貴様に言われる筋合いはない！」
続いて吐き出される弾丸。地面を転がりながら避ける少年の横を穿っていく。
「エリスちゃん！」
器用に弾丸を避けながら少年が叫んだ。
「は、はい！？」
「ゴメン！詳しい話はまた後で！！」
と、脱兎のごとく森の方へと走り去る。
「逃がすかっ！！」
少女もその後を追いかけて森の中に入っていった。
「あ、あの…」
一人取り残されたエリスは呆然としていた。
彼女がイノセントなら「共学ってすごいなぁ」くらいは言っていただろうが、そこは曲がりなりにもウィザード、状況を冷静に把握していた。
（さっきの女の人、たぶん"高次物質化能力者"──"HiNE"よね）
それはここへ到着する前に読んだ資料で知っていた。
少女はおそらく"チャイルド"デュランの主、久我なつきだ。
なら、あの少年は？
久我なつきは彼の事を知っていたようだが、何か様子がおかしい。
（柊さん……ううん、ウィザードならこんな時どうするだろう…？）

しばし考えた後、エリスは二人を追って森へと駆け出した。


-+--+--+--+-


風華学園の周囲は、鬱蒼と生い茂る豊かな自然に覆われている。

支援魔法コールチャンス

探せばきっと遺跡の一つや二つどころか、ごろごろと行列をなして出てきそうな…そんな森の中──少年と少女はおいかけっこを続けていた。
「逃げるな！」
「拳銃振り回す人に追いかけられれば誰だって逃げるでしょっ！？」
「貴様が逃げるから追いかけるんだろう！」
「だーかーらーっ！」

以下、堂々巡りである。


-+--+--+--+-


「う〜…、さっきの人たちどこに行ったんだろう…？」
エリスは文字通り迷っていた。勢い勇んで追いかけてみたものの、二人の健脚にあっさり巻かれてしまった。
とぼとぼと、当てもなくさまよう。
「きゃっ！？」
木の根に足を引っかけ顔面から盛大に転ぶ。
「ったた〜…」
地面に座り込んで打った鼻をさするエリス。彼女は僅かに瞳を潤ませている。
「…ダメダメ、こんな事でへこたれちゃダメよ、エリスっ！」
そう言って自分に叱咤激励すると立ち上がり森の奥へと進んでいった。


-+--+--+--+-


「ぜーっ、はーっ…い、いい加減諦めない？」
大木を背に息も絶え絶えな少年。獲物を追いつめたのが嬉しいのか、追跡者は意地悪な笑みを浮かべて答えた。
「貴様が何を企んでいるか吐けば、諦めてやらない事もないな」

なつきは油断なく銃を構える。もちろん、銃口は少年に向けて。
「…それ、論理破綻してるよね」
「フン、相変わらず減らず口の達者な奴だ」
「何度も言ってるように、君に直接会うのは初めてなんだけど」
なつきが微かに怪訝な顔をする。
「どういう意味だ？」
少年は小さく嘆息を漏らした。
「そのままの意味だよ。君と顔を合わせたのは今日が初めて。そもそも…僕の名字は"炎"なんかじゃない」
「？？ 何のつもりか知らないが、戯言につき合うつもりはない！」
短銃の引き金が引かれたその刹那──
「ダメですっ！」
少年の前に少女が、エリスが庇うように躍り出た。
「ば、バカ！」
発射された弾丸は一直線でエリスを襲う。
「──！！」


堅い金属の弾ける音が森に響きわたった。


「な、に……？」
なつきは驚いていた。
エリスが飛び出してきた事ももちろんだが…一番驚いたのは、自分の撃った弾丸がもう一発の弾丸に弾かれ、それを撃ったのがエリスの背後に立つ少年だった事だ。
「"エレメント"…？いや…」
黒い巨大な銃器──拳銃と呼ぶには大きすぎ、ライフルと呼ぶには短すぎる、不恰好としか言えないその銃を軽々と担ぎ、少年は言った。

「ふぅ…危機一髪…。志宝エリスちゃん」
「は、はい」
「いくらウィザードだって死ぬ時は死ぬんだ。いきなり飛び出すなんて無茶な真似、もうしないでね。いい？」
「わかりました…え？ウィザード…？」
続いて少年はなつきの方に向く。
「それから、久我なつきちゃん」
「な、何だ」
「とりあえず、人の話はちゃんと聞こうよ。僕は君の言う"炎凪"なんて人じゃないから」
「いや、しかし…本当か？」
少年は非難の眼差しを向け無言で頷く。
「わ、悪かったと思っている」
なつきは頬を紅に染めて申し訳なさそうにしている。

──じぃー。

「ご、ごめんなさい」

──じぃーー。

「ちゃんと謝ってるだろう！？」

──じぃーーー。

「くっ、くそ！覚えていろっ！」
そう悪役じみた捨て台詞を残してなつきは走り去った。
「あらら、ちょっといじりすぎたかな」
少年はいくらか溜飲を下げたらしく、苦笑してなつきの背中を見送った。
「えっと…」
「ああ、ゴメン。やっと落ち着いて自己紹介ができるね」
少年は、居住まいを正しエリスに向き直る。
「僕はナギ、火渡那岐。アンゼロットの依頼で、君のサポートをする事になったウィザードだ」

支援。それともう一つ。
＞HiNEじゃなくてHiMEだぜ旦那。
細かいミスでも致命的になることもあるから気をつけような。

少年──那岐は優しい笑みを浮かべ、手を差し伸べた。
「…あなたが？」
「そう、よろしく」
エリスは那岐の手を握り返した。それから元気いっぱいで"相棒"になる少年の挨拶に答えた。
「えっと志宝エリスです、まだまだ頼りないとは思うけど精一杯がんばります！」

──握った少年の手はほんのりと暖かかった。


-+--+--+--+-


「こっちだよ、エリスちゃん」
エリスは那岐に連れられ、この私立風華学園の理事長のもとへと向かっていた。
校門から見て学園の奥の方、緩やかな坂道になっている遊歩道を抜けていくと、学園の理事長の家があるそうだ。
「学園の敷地内にお宅があるなんてすごいね」
「そうだね、でも、実物を見たらたぶんもっと驚くんじゃないかな」
訳知り顔の那岐。
エリスは不思議そうに訪ねる。
「火渡くんもここに来たばかりじゃないの？」
「いや、一足先にこの辺りを一通り調べておいたんだ。一応、理事長にも挨拶したよ」
「そうなんだ…私も早く来て手伝った方がよかったかな？」
「いや、気にする必要はないよ。エリスちゃんのフォローをするのが僕のお仕事だしね」

と、そうこうしているうちに二人はそれらしき建物にたどり着いた。

「これが、理事長さんのお宅？」
「そうさ」
それは趣のある洋館だった。エリスの想像よりもずっと大きく、しかもなんだか由緒ありそうな感じだ。
（これ、いったい何人くらいが住んでるんだろう？）
広さからイメージするに、お手伝いさんが十人以上はいそうである。
古めかしく、時代がかった邸宅は通り抜けてきた学園の建造物のどれよりも歴史を感じさせた。
「さて、と」
那岐が呼び鈴のボタンへ指を伸ばした。古めかしいブザー音が館内に響き渡るのが聞こえる。
ほどなく、二人は桃色の髪のメイドさんに応接室へと案内された。

「火渡さん、どうなさったんですか？そんなにボロボロで」
応接室の扉を開けた途端、那岐は車いすの少女から開口一番、そんなことを言われていた。
身体でも弱いのだろうか？ 肌は色白で、日向にはほとんど出ていません、と言った感じだ。
「どうもこうもないよ。さっき久我なつきちゃんに会ってさ。初対面の時の君と全く同じ反応されたんだ」
「まあ、それは大変でしたね」
親しげに話す那岐と少女。エリスは幼い少女の大人びた口振りが、どこかの"守護者"っぽくてちょっとおかしかった。

「ていうか、君の方から"HiME"の子たちに、僕の事を伝えてくれるんじゃなかったの？」
「ああ、ごめんなさい。忙しくてつい伝え忘れちゃいました」
可愛らしくぺろっと小さな舌を出す少女。存外この少女は見た目相応な所もあるらしい。
「……はぁ、まあいいや。エリスちゃん、紹介するよ、彼女がこの学園の理事長、風花真白ちゃんだよ」
「えっ、この子が理事長さん？」
少女が居住まいを正し静かでありながら、よく通る声で言った。
「はじめまして、風花家第1024代目当主、現風華学園理事長と風花真白と申します」
そう言って、その雪のように白い少女は小さく頭を下げた。
「志宝エリスです」
一礼するエリス。
その反応に真白は何やら不満のようだ。
「志宝さんは驚かれないのですね。…皆さん、私が理事長だとわかると目を丸くして驚くのに」
「そりゃ、ねぇ」
「う、うん…」
苦笑いで見合うエリスと那岐。おそらく二人とも考えていることは一緒だ。


「くしゅん！……誰かわたくしの噂でもしているのかしら？」


「ああ、そうだ、真白ちゃんはこう見えて"HiME"の一人なんだ。これがそりゃもうえげつない能力でね…」

「あっ、火渡さん、今それをバラしちゃ…」
那岐の発言に真白が慌てだした。
「ついでに言うと、車いすに乗っているけど自力で歩けたりするんだよ」
「え？どうしてそんな事を？」
「あっ、あのっ…それは…その…」
恥ずかしそうに俯く真白。白い肌を真っ赤に紅潮させて照れる様は、正に子供のそれだった。
「と、ともかく！お二人にはこの学園の生徒として、事件解決まで過ごしていただきます」
「私は高等部の二年生…なんですよね？」
「ええ、既に寮の方にお部屋をご用意してますよ。同室の方がいらっしゃいますが、よろしいですか？」
「はい、もちろん」
「よかった…あっ、一つ言い忘れていました」
真白はふわっと和やかに微笑んで、二人にこう告げた。

「ようこそ風華学園へ──」


-+--+--+--+-


那岐と別れたエリスは風華学園女子寮を訪れていた。
寮母さんに案内され階段を上がる。
（ルームメイトか…どんな人なのかな）
「さあ、ここがあなたの部屋よ」
寮母さんがノックすると中から元気のよい返事が返ってきた。
「はーい、今開けまーす」
とてとてと足音がした後、勢いよくドアが開く。隙間から覗いたのは赤い髪の少女だった。

実はチャンピオン漫画版派だが支援してやろう。

うなじから伸びる二本の特徴的なおさげが可愛らしい。
「志宝さん、彼女が今日からあなたと同室になる中等部二年の夢宮さん、仲良くしてあげてね」
「ゆ、夢宮ありかですっ。よろしくお願いします！」
そう言って、おさげを揺らして礼する。
「志宝エリスです。こちらこそよろしくね」

部屋はダイニング兼寝室の一部屋のみだが広々としており、バストイレ別はもちろん、システムキッチン完備。
学生寮にしては少々豪華すぎるが、エリスが以前住んでいたマンションに比べれば大した事はないし、何よりエリスにとってはこれぐらいが丁度いいのだろう。
上機嫌で先に届いていた荷物を片づけながら、エリスはありかと雑談を交わした。話を聞くと、どうやら高等部の先輩が卒業してしまい、今学期は一人でこの部屋に住んでいたらしい。
「へぇー…エリスさんは、東京から転校してきたんですか？」
「そ、そうなの。私、身体が弱くって、空気のいいところで勉強したいなって」
「あたし、そこまでして勉強したくないなぁ」
苦笑するありか。エリスは申し訳ない気持ちで笑い返した。

「身体が弱い」と言うのはもちろん真っ赤な嘘だ。

正直に"エミュレイターを退治しに来ました！"なんて事は言えない。
──それでもやっぱり嘘をつくのはいい気分じゃない。
エリスは陰鬱な気持ちを振り払うように、少々強引に話題を変えた。

「そ、そうだありかちゃんお腹空かない？」
「あ、うん…ちょっと……」
恥ずかしそうにするありかに微笑むと、エリスはバッグの中からマドレーヌを取り出した。
「わぁ、これエリスさんが作ったんですか？」
「うん、お口に合うかどうかわからないけど」
「あむ、もぐもぐ…ほんなほとないでふほ。ほっへもおいひいでふ、もぐもぐ…」
「ふふっ…たくさんあるから慌てないで」

とまあ、こんな具合でどうやらルームメイトとも打ち解けられたようである。



夜も更け──エリスは疲れた身体をベッドに横たえた。
目の前に広がるのは見慣れない天井。

いろいろとあった今日ももう終わる──
エリスの胸の内には明日への期待とは別に、僅かな不安が去来していた。
（柊先輩…今頃何してるかなぁ……）
左手を天井に掲げる。寝間着の袖からブレスレットが覗いた。
ブレスレットには光を失った七つの玉が納まっている。

支援支援

──砕けてしまったこの"ツバサ"は、何の因果がエリスのもとへと舞い戻った。
この"意味"を彼女は知らなければいけない。そして、造物主を否定して手に入れた未来が──間違っていない事を。
（明日も…頑張らなくっ、ちゃ……）
徐々に忍び寄る睡魔に身を委ね、エリスは瞼を閉じた。


-+--+--+--+-


──紅き闇の世界にひとりの少女がいた。

「まさか…志宝エリスを寄越すだなんて」

──少女は紅き闇の中で愉しげに嗤った。

「ふふっ…アンゼロットにしては気が利く計らいじゃない」

──彼女が嘲うと闇もまた揺らめく。

「あの子たちに借りを返すだけ、"アレ"を使ってファー・ジ・アースを滅ぼすだけ、じゃあ簡単すぎてつまらないもの」

──そう、彼女自身が紅き闇そのものなのだ。

「ふふふ…今度も愉しいゲームになりそうね」

──少女の名は、ベール＝ゼファー…空飛ぶものあまねくを従え、人心を闇で縛る"蠅の女王"。
ウィザードの最大の宿敵にして、裏界帝国第一位の大魔王。

──闇が揺らめいた。

そこに少女の姿はなく……、

紅の闇は今宵も深く、混沌を孕みまどろむ──

昏き願いを夢見て。

DQ3とのクロスっていうと、こんな感じの。

│││┝┥┌──────────────────┴┐＼　 ／￣￣￣￣￣￣￣
││││┝┥┌──────────────────┴┐＜　わたしたちは
│││││┝┥ 　　　　　柊さん、お願いがあります...　　　 [×]｜　 ＼／￣￣￣￣￣￣￣
┤│││││┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━|＼ｶﾁ＜　 わたしたちは
└┤│││││　|　|: :　 |: :　¨T弋|- ＼ : :|＼��-＼---｜　　 |_:.|_|.ｶﾁ 　＼ ／￣￣￣￣￣￣
　 └┤││││　ヽ ヽ: :｜: :＼|《下;:�_ ＼| r　rｧ＝マ=z |　: :　K│ ｶﾁ　　＜　　地球を守っています
　 　 └┤│││　　＼ﾄ､: :＼ : :!、 ゞ夕　　　　 弋ゝダ�� |　: :　ﾚ/|　ｶﾁ　　　 ＼ ／￣￣￣￣￣￣
　 　 　 └┤││　　　　　＼| `ト-`　　　　　 　 　 ¨¨¨　　 |　: :　|' :.|　ｶﾁ　　　　＜　地球を守っています
　 　 　 　 └┤│　　　　　　 　 |　人　　 ` _＿__,　 　 　 　 | : :　/: : |　ｶﾁ　　　　　＼＿＿＿＿＿＿
　 　 　 　 　 └┤　　　　　　 　 |　 /:＞ ._　 ￣　　　　_,　'"]: :　/ﾉ: ｜ ｶﾁ
　 　 　 　 　 　 └─────────────────――┘ ｶﾁ

以上です。
携帯なので長くなりました。陳謝。

※補足
・那岐くんは知る人ぞ知るレアキャラです。
ウィザード化してるのでオリキャラですが。
・ありかは漫画だと高等部なのですが、舞衣と同級生というのは…。
なのでアニメ版の設定を採用しました。

>>679
ぐはっ！タイプミスったですorz

>>690
エリスメインは今のところ貴方だけなんで期待してる。
そしてベル様はいつものようにポンコツになるのか
それとも珍しく魔王らしいベル様なのか、どっちに転ぶかｗｋｔｋ

とある遺跡に封印された魔法具を賭けて、
絶滅社から回収任務を受けたあかりんと
アーカムから回収任務を受けた御神苗優が激突するというねたを思いついたが、
書き上げる根性がない

あの2人なら互角のガチバトルが盛り上がりそうだよな

おつ。
ありか、打ち解けたと言うよりは餌付（ｒｙ

乙ですー。
この調子なら命も餌付けできそう。
…はっ！舞衣と料理対決！？

>>693
そして柊vs.御神苗のガチバトル

すなわち
「出席と単位を賭け明日への逃避行」

なんて情景が目に浮かぶようだ……

聖闘士星矢とのクロスを考えてみた。
だが柊にあの美形軍団に混じれと言うのは酷すぎるだろうか。
しかも柊が一番年上というある意味恐ろしい事態になるし。

エピソードＧならいけるやもしれぬ。

柊は美形じゃないけど格好いいと思うぞ…。

>>688
ベル様って確か第二位じゃなかったか？
それともルー様が長期療養中なので上がったのか？

>>700
一応、スクイズがソースです。
「実質第一」が最も正しいんでしょうけど…これだと何かぽんこつチックでwww

ルー様は傷を癒すために隠居中だろうからなぁ

縁側に座って、茶をすすりながらヨーカン食べてるルー様を見たような気がする

そうなのか……
ルー様が再び一位に返り咲くことはできるのかな？

このままルー様が黙って引っ込む方が想像できん。
今は療養がてら充電中なんだよ。
そのうちあのドリルをぎゅんぎゅん回して出てくるに決まってる。

>>697
盟をファー・ジ・アースへ飛ばせばいいんじゃないか？
あいつはカニアーマーを喜んで纏いそうだ。
冥／地　アタッカー／竜使い／転生者あたりで。
実際、海産物アーマーも聖衣もアトランティスやムー所縁のオーパーツだしな。

タイトル通りのものを書いていたんだ。
そして最近祭に手を出した

そうしたら致命的にトリックが成立しないことに気付いたんだが、打ち切っていいかなぁ…

そこは赤巫女のように途中から修正をだな・・・

>>698
ページぶち抜きの見開きで

解　　　魔


放　　　器

ってやってる柊が思い浮かんだんだぜ

ネギまとのクロスで七瀬晶が転生者として３-Aの生徒の誰かに転生してるのを
書こうと思うんだが‥‥‥。誰がいいだろう？

>>710
本命：亜子
対抗：円
大穴：さよ

>>710
ちゃぶ台返し：七瀬晶そのものがいることにする

そこはやはり出席番号1の人で。
【転生なのかそれは】

>>712
それは超の代わりにリターナー：晶がいて、茶々丸のポジで芳香剤って意味か？

とりあえず茶々丸の姉は芳香剤。

間違えた。茶々丸は芳香剤。修学旅行でやりたいことがあってたぶん超は無理

田中さんの代わりにマシンヒイラギ軍団

>>709
あかりんだったら

埋　　死

葬　　体

でシリアスシーンをぶち壊しにしてくれるわけか

俺もネギまクロスしようと思ってるんだが、別に被っても問題ないよな！？
某クロススレとかオーフェンいくつかあったりするし

>>707
どうでもいいけど、ひぐらしでたびたびでてくるサイコロの目の話ってNW的に考えると笑えるな。

問題なし！！

100年近くファンブりまくったわけか……

>>697
むしろ美少年チームものに「あれ、なんか一人だけ浮いてる……」ってキャラが入ってるのは基本だぜ。
サムライトルーパーの秀麗黄とか、ダグオンの黒岩激とか、リンかけの香取石松とかな。

第1話だかに出てきた仮面ロンギヌスは？ｗ

>>709
深夜にホットミルク噴き出したじゃないかｗ

>>707
根底から覆ってしまったのなら
幾等辻褄を合わせようとしてもｇｄｇｄになるだけだからね。
打ち切るのも止むをえ無いだろうし、
もしまた気が向いたのなら祭での背景やギミック込みで
最初から仕切り直すのも良いと思うよ。

だれもいない、小ネタ投下なら今のうち・・・
（ファンブックをみなかったことにしつつ）

私には、３つの名前がある。

裏切りのワイヴァーン。最も不名誉な名であると共に、私の始まりとも言える名だ。
その名を与えられたときに私を振るっていた主は、星の巫女と呼ばれる女に仕えている騎士の１人だった。
名は飛竜。優しく、誠実で、責任感の強い男だった。
だが、それ故に不幸な結末を迎えることとなった。
「私を斬って下さい、飛竜。ルー・サイファーの陰謀を止めるには、もはやそれしか無いのです」
主と共に戦いを続けてきた女神は、主にそう懇願した。もし、今彼女を斬らねば、魔法使いが消え、この世界が魔王の手に落ちる、と。
勝手な話だ。そのような大事なことを、何故他に仕える人を持つ主に頼むのか。ましてや自らに忠実な使いもいると言うのに。
だが、主はそれを承諾した。もし時雨、彼の女神の使いにやらせれば、彼は自らを許せず、命を捨ててしまうだろう。
それは余りにも哀れだ。だが、別に仕えるべき人を持つ自分ならば、例え貴方を斬ってもそれほど心は痛まないからと。

女神は、私に呪いを掛けた。
「神は人の手では決して滅ぼされない」と言う運命を上書きし、死を与える呪い。一柱の神である彼女を殺すための呪い。
主はせめて苦しまぬようにと一刀のもとに女神を斬った。そして、世界が主の敵となった。

金色の巫女、人の姿をとった魔王は、激怒した。矮小な人間ごときに、自らの企てを潰されたことに。
魔王はそのいらだちを主にぶつけた。巫女や女神に仕える者たちに命じたのだ。
女神を手に掛けた、忌まわしい裏切り者を抹殺せよ、と。
主は、反撃どころか言い訳すらしなかった。半ば暴徒と化した騎士と使徒たちに主は私を抜くことすらなくなぶり殺しにされた。

私の中には疑問と怒りが満ちていった。何故、主は何も言わぬのだ。何故、あの女の身勝手な願いのために主が死なねばならぬのだ。
何故、主は私を振るわぬのだ。何故、生きようとせぬのだ！

そんな思いを悟ったのだろうか。今際の際、主は初めて私を抜き、語りかけた。
「なあ、友よ。俺はな、俺を殺した連中を恨んじゃいない。誰かがやらなきゃいけなかったんだなんて言って何になる。
　後悔する奴なんて少ない方がいい。復讐して、気が晴れて明日へ向かうための気力が沸くってんなら、それでいいじゃないか」
そう言って、主は笑った。もうすぐ死ぬのだと言うのに、この男は笑ったのだ。
「それに…俺は俺自身が許せない。あがくのを忘れ、誰かの犠牲を受け入れてしまった俺自身がな。
　だから、友よ。もしも次の星の巫女の騎士が、世界のために誰かを犠牲にしろと言われたならば、教えてやってくれ。
　それじゃ、駄目だ。どんなときも最後まであがけと。あがくのを忘れたら、誰かを犠牲にしてしまったら、後悔しか残らないんだと。頼むぜ、友よ…」
最後にそう言い残して主は逝った。主の名は忌むべき者として忘れ去られ、私には忌むべき剣としての銘が与えられた。