【小説】古畑任三郎vsAKB48

　あるスレから着想を得て書きました。
　ところどころ雑な部分がありますが、読んでいただけたら幸いです。

犯人はヤス

ズンのヤス

カモン

古畑任三郎対スマップというのもあったしな

ここまでエロなし

めぐのヤス

はよはよ

指原がやらかして捕まるな。指原が悪い

いつ始まるんだ？

ペロｯ
これは...立て逃げｯ!

犯人が実はめっちゃ大勢とか面白そう

48メンバーの完全犯罪で秋Pを…

期待あげ

第一話完






第二話へつづく

バックが黒い部屋
立っている古畑任三郎。そこにスポットライトが当てられる。

古畑「えー、みなさん、お久しぶりです。古畑任三郎です。
　　　　私自身こうやって皆さんの前に戻ってくることになるとは思ってもみませんでした。
　　　　もちろん私がこうして戻ってきたということは、とても難しい事件が起きたということです。
　　　　殺人事件の難しさには色々あります動機・・・殺害方法・・・アリバイ崩し・・・
　　　　でも、一番難しいのは、容疑者が複数いることなんです。
　　　　今回は４８人もの容疑者が私を苦しめました、正確には５０何人いたとのことですが・・・
　　　　えー忘れましたー。
　　　　えー特に年配の方、どうぞ最後まで諦めないでご覧ください」

オープニングBGM
タイトル：古畑任三郎

テロップ：田村正和　前田敦子　大島優子　AKB48　秋元康

これからドラマがはじまるのにいきなりオープニングでネタばれかよｗ
そんなことを言うわけないじゃん
それにオープニングが何秒あるのか計って書いたら？
こんな長いわけないじゃん

>>1
古畑48ならFRH48のはず

>>17
釣りか？

皆さんすみません。代行で立てていただいたので、確認が遅れてしまいました。

それでは、どうぞ。



オープニング

「ご無沙汰をしております。古畑任三郎です。
えー、人生において信頼というのはとても大切なものです。
たとえば、みなさんが何か大きな失敗をしたとき、助けに駆けつけてくれる人は何人いるでしょうか。家族？友人？同僚？
…えー、そういう意味では、今回の犯人ほど周りの人間に信頼されている人物を、私は知りません」


※オープニング「古畑任三郎」を聴いてから読むと少しだけ楽しめます。

Ｓｃｅｎｅ１


―７月 ＡＫＢ４８劇場―

「おはよ〜」
　高橋みなみは鞄を楽屋のロッカーに突っ込むと、前田敦子の隣に腰かけた。メイクの手が髪に伸びてくる。前田の「おはよう」がないので、隣を見る。少し驚いた。いつものように寝ていると思っていたからだ。
　前田はぼんやりと鏡を眺めていた。
「あっちゃん、元気ないね」
「そんなことないよ」
　前田はおもむろにペットボトルの水に口をつける。
「そっか。なんかあったら、いつでも話きくからね」
　前田は「うん」と頷く。それきり二人は黙った。

>>1
再放送見て影響されたのかｗ？

>>16
お前西村雅彦の名前ないとかバカにしてんのか？

>>21
人少ないうちにトリつけた方がいいよ

Ｓｃｅｎｅ２

　公演後。
高橋が着替えを鞄に詰めていると、か細い声が肩にかかった。
「たかみな。話あるんだけど」
「ん。どうした。敦子」
　高橋は笑顔を返したが、前田の思いつめた様子に鼓動が早くなった。前田は人が聞いていないかを確認してから、小声で話し出した。
「最近、なんか見られてる気がするの」
「見られてる？」
「そうなの。視線を感じるっていうか、つけられてる気がする」
「ストーカーってこと？」
「たぶん…」
　前田は俯き気味にこたえる。
「私のほかに誰かに言った？」
「まだ。誰にも」
「そう」
「でも、麻里ちゃんには言おうと思ってる」
「麻里子様はいいかも。大人には？マネージャーさんとか、戸賀崎さんとか」
「言ってない。まだ、確信じゃないし、メディアに流れて大事になるのも迷惑になるし」
「でも…」
　高橋が口を開きかけたが、前田がその肩を掴んだ。
「今は大事な時期じゃない。もう少しで東京ドームなんだよ」
　前田の目は強かった。高橋は知っている。こういうときは何を言っても無駄だ。
「わかった。じゃあ、私もほかの人には絶対言わない。でも、また何かあったら必ず教えて」
「うん。わかった」
　前田はしっかり頷いた。高橋は笑顔で前田の頭を撫でてから、「帰ろう」と肩をたたいた。

オレ犯人知ってるけど
複数っちゃ複数

Ｓｃｅｎｅ３


　―二週間後 撮影スタジオ―

　スタジオを出た前田は、高橋の小さな背中に飛びついた。
「たかみなー。今日一緒に帰ろう」
「うおっ。どうしたあっちゃん。珍しいね」
　高橋は嬉しさを滲ませて言う。その様子に前田も笑顔になる。
「なんか、久しぶりに二人で話したいなって」
　二人はほかのメンバーを見送ったあと、二人で駅に向かった。
「電車大丈夫かな」
　高橋が言う。
「大丈夫だよ。完全防備だし」
　前田は深めに被ったキャップのつばとマスクを指差した。
「そうだね」
「たかみなはリボン外したら誰だかわかんないしね」
「ちょっと。どういう意味だよそれ」
「うそうそ。高橋みなみめっちゃ有名人」
「適当だな〜」
　冗談を交わしながら連れだって歩く。
「そういえば、たかみな腕大丈夫？」
　高橋は先日の公演で腕を怪我したのだ。
「大丈夫。まだ少し力が入らないけど」
「そうなんだ。気をつけてね」
「ありがとう。あっ、私切符買うわ。小銭すげーたまってるんだよね」
「わかった」
「あっちゃんこの鞄持っててくれる？」
「うん。あっ、たかみなもう電車来るよ」
「マジで！？」
　高橋が切符を受け取るのを見るなり、前田は走り出した。
「ほらたかみな早く！」
　二人は全力疾走で電車に駆け込んだ。

Ｓｃｅｎｅ４

　二人の会話は弾んだ。列車は、あっという間に前田の最寄り駅に停車した。
「送るよ」
「ありがとう。でも改札まででいいよ。明日も早いし」
「あの、あっちゃん」
　高橋は控えめに訊いた。
「なに？」
「ストーカーのこと…」
「あっ、それね。大丈夫。最近は何もないし、優子の霊感が一瞬うつっただけだったのかも」
「それなら、よかった」
　高橋は心から安心した顔で胸を撫でた。
「ごめん。なにも言わなくて」
「いやいや。とりあえず安心したわ」
「あのさ、たかみな。まじめな話していい？」
「私たちがいなくなったあと、ＡＫＢどうなると思う」
「続いてると思う」
「ほんと？」
　高橋は大きく頷き、続けた。
「うん。私が何としてでも続かせてみせる。それに、私たちはテレビとかだけが輝ける場所じゃないし。劇場の質は何が何でも落とさないように。それまではちゃんと見守る」
「ありがと。私も安心した」
「じゃ、また今度ね」
「うん。じゃあね」

Ｓｃｅｎｅ５

　高橋は前田の背が夜の闇に見えなくなるまで見送った。
　踵を返してホームに向かう。電光掲示板によると、次の電車は１５分後だ。

　高橋はトイレを済ませ、時計を見た。まだ電車の到着には８分ある。
「この時間は都内でも本数ないなー。そうだ、お母さんにメール」
　そこで、高橋ははっと気付いた。

　前田は足取り軽く自宅マンションに向かっていた。暗い道は人影もなく、街灯がぽつりぽつりと寂しげなスポットライトを路肩に落としているが、高橋との会話を反芻していると恐怖はなかった。
　しかし、マンションの前の児童公園に差し掛かった時だった。左腕を誰かに掴まれた。叫ぶ間もなく口に手が回る。そして、首に何か冷たいものがあてられた。耳元で身の毛がよだつほど低い声がした。
「叫んだり、暴れたりしたら殺す」

Ｓｃｅｎｅ６

　高橋が気づいたのは鞄の存在である。
　切符を買う時に前田に渡してそのままだ。列車に急いで飛び乗ったあと、会話も盛り上がっているうちにお互い忘れてしまっていた。携帯電話は確かあの中だ。
「やっべ。携帯はまずいよね」
　高橋はホームから引き返し、有人改札を通って駅から出た。
「はぁ。また、走んのか」
　愚痴を言いつつも、高橋は走り出した。

　少し走っただけで、街灯の下に前田のシルエットが小さく見えた。声をかけようとした、次の瞬間、前田の影が消えた。それも誰かに引き込まれるように。
　高橋の頭には、先日のストーカーのことが真っ先に浮かんだ。慎重に、かつ素早く敦子が消えた場所まで距離を詰めていく。
　間もなく、男の腕で、後ろから木に押さえつけられている前田が見えた。男の右腕がその腰のポケットに伸びた。その手が取りだしたものを高橋が見たとき、彼女のなかで何かが切れた

　耳元で脅され、前田は死を覚悟した。
　その時、男の後ろのほうで甲高い声が上がった。鈍い音。男のうめき。その体が力なく前田の足元に倒れる。
　そして、その後ろには親友の茫然自失とした姿があった。

なんてこった！

HRH48です。

私用で出かけるので、次は11時過ぎになります。
申し訳ありません。

今夜はとってもひやしんす〜。

Scene 373

古畑「あなたはどうしてもBirdが歌いたかった…だから高橋さんをライブ前に殺害したー…
　　　えー、いかがでしょうー？」
峯岸「…古畑さんにはかなわないなー。何でもお見通しなんですね」
古畑「光栄ですーうふふふ」
峯岸「でも、これはさすがに知らないと思うけど…実はあの曲、元は私のための曲だったんですよ」
古畑「…」
峯岸「秋元先生が、私をイメージして詞を書いてくださったんです…
　　　だけど、歌唱力の問題で、急に変更になって…
　　　たかみながいなければ…たかみながいなければ、私はっ…！」
古畑「…峯岸さーん…あなたは、ひとつ重大な勘違いをしていますー…
　　　高橋さんは、Birdを、他ならぬあなたに向けて歌っていたんです」
峯岸「えっ…？」
古畑「小嶋さんがー、わたしに教えてくれましたー…
　　　『元々みぃちゃんの曲だから、私はみぃちゃんのためにあの曲を歌わないといけないんだ、
　　　だからこの曲だけは絶対に手抜きはできないんだ』って、日頃から高橋さんは言っていたそうですー…」
峯岸「うそ…私には全然そんなこと…」
スタッフ「峯岸さーん、そろそろ出番です！」
峯岸「古畑さん…Bird、歌いに行ってもいいですか…？これが最初で最後のチャンスなんです…！」
古畑「(頷く)」
峯岸「あ、ありがとうございますっ！」
スタッフ「峯岸さーん、スタンバイお願いしまーす！」

そしてBirdを熱唱する峯岸…

完
(※動画　http://www.youtube.com/watch?v=h21OHQc9Gk0)

今泉「ぼ、僕、フレッシュレモンちゃん推しなんですよ。サインもらえないかなあ・・・ﾌﾋﾋ」

良スレ発見！！！
作者頑張れー
応援してるぜー！！

ほ

し

東京ドームコンサート前に古畑にオトされるオチが分かっていても
何故か楽しみ

最後は古畑が今泉の一言を引用して終わるんだろうな

期待あげ
vs古畑シリーズはどこ行ってもはずれないよな

>>34
そのオチでも別に構わないと思った
意外とセンスあるなお前

実際、見てみたい気もするけどまあ無理だろうなあ

>>34
こういうの好きw

みんながもっと演技上手くなったらいつか観てみたい

Ｓｃｅｎｅ７

　高橋は持っていた石を取り落とし、暗闇でもわかるぐらい蒼白な表情で、その場にへたり込んだ。前田も倒れた男を凝視したまま、固まっている。
しかし、高橋はしばらくして、石から手を離し、頭を抱え込んだ。
「どうしよう！わたし、わたし…！そうだ、救急車…」
　高橋は動転したまま、前田の足元に転がった鞄に手を伸ばした。と、前田がその手を掴んだ。
「あっちゃん？」
　戸惑う高橋には答えず、前田は男の首筋に指先を当てた。
「死んでる」
「え？」
「脈がないの」
「そんな…。じゃあ、警察に…」
「待って。そんなことしたら、たかみなどうなるの？」
「それは…」
「絶対だめ。ねぇ、今たかみながいなくなったらどうするの？」
「でも…」
「絶対だめだよ。とりあえず麻里子に電話しよう」
「もしもし？」
　前田が篠田と通話しているあいだ、高橋はずっと石を見つめていた。
「麻里子来てくれるって」
「うん…」
　朧げに答える高橋の横で、前田は散乱していた荷物をまとめ出した。
　

CM明けたか

なんてこった……

待ってた

もう何シーンかで自転車に乗った古畑が現場に駆けつけるんですね

きたあああああ

倒叙ミステリーは伏線やら証拠やら上手く書くの難しそうだね

Ｓｃｅｎｅ８−１

　死体を隠してから、二人は前田のマンションで沈黙のまま篠田を待った。どのくらい経ったか定かではないが、
長い時が過ぎた。

　インターホンが鳴った。前田は勢いよく立ちあがり、玄関に向かう。
「お待たせ」
　前田がドアを開けると、篠田がいつになく深刻な顔を下げて入ってきた。そのあとから秋元、小嶋、大島、板野が続く。その面々を見て、前田が訊いた。
「あれ、みぃちゃんとなっちゃんは？」
「二人は実家だから、まずいかなと思って」
　篠田が答える。二人は相談して一期生と大島・秋元を呼んだのだった。
「そっか」
　前田が頷く。それきり、沈黙が降りた。皆経験したことのない、いやな沈黙だった。
　破ったのは高橋だった。
「…やっぱり自首するよ」
「それはダメ！」
　小嶋が声を荒げた。全員の視線が注ぐ。
「ごめん」
「でも、にゃんにゃんの言う通りだよ。私たちそのために集まったんだからさ」
　板野がフォローする。
「まず、遺体をどうにかしなきゃね」
　大島が言う。

ほうほう

Ｓｃｅｎｅ８−２

「事故に見せかけるっていうのは？」
「いいね」
　小嶋の提案に秋元が頷く。
「凶器はどうする？」
　篠田が訊ねる。
「それなら、私今度Not yetの撮影があるから、近くの湖に捨ててくるよ」
「指原とかに言って大丈夫かな」
　前田が呟く。
「大丈夫でしょ。意外にしっかりしてるし、きたりえとゆいが脇固めてるし。協力者は多いほうがいいよ」
　篠田が大島に頷く。
「そうと決まったら行動だね」
　秋元が立ち上がる。
「うん。そうだ、たかみなはたかみなのママに電話しておいて。私の家に泊まるって」
「う、うん」
　前田の指示に高橋は曖昧に頷き、おぼつかない動作で携帯を取り出した。
「よし。わたしと陽菜と優子で死体の細工をしに行く。あっちゃんも一緒に来て死体の場所を教えて。
ともは残ってみなみのサポートをお願い。才加はみぃちゃんと佐江に連絡しておいて」
「うん。わかった」
　篠田が玄関に向かいながら言う。前田と板野が頷き、小嶋と大島が篠田に続いた。

豪華メンツw

面白い！
たのしい！

ﾃﾚﾃｰﾚﾃﾚ♪ﾃﾚﾃｰﾚﾃﾚ♪ﾃﾚﾃｰﾚﾃﾚﾚﾚﾃｯﾃｯﾃｯﾃｰ♪

まんごろう

これ今夜中に終わるかな

>>59
シナリオはそんな短くないでしょう、恐らく
連日続くよ

Ｓｃｅｎｅ９−１

「ほんとに死んでる」
　小嶋がぽつりと呟く。
「しょうがないよ。隠すって決めたんだから」
　小嶋の迷いをさとったのか、篠田が言う。
「そうだね。やろう」
　大島はシャツの腕を捲りあげると、死体の脇から胸前に腕をまわした。
「高校の保健で習った」
「この土手から滑り落ちたことにしよう」
　篠田の提案を聞くと、優子は気合を入れて男の死体を引き摺り出した。
「あっちゃんは石をもって部屋に戻って。指紋ついてるかもしれないから、処理しないと」
「わかった。よいしょ」
「重い？」
　小嶋が気遣う。
「そんなに重くないよ。大丈夫。でも、すごく変なにおいがする」
　と、前田は顔をしかめた。

Ｓｃｅｎｅ９−２


　土手の下では、篠田と大島が死体の頭を落ちていた大きな石に乗せている。
　小嶋はそっと土手を下りてくると、ふと声を上げた。
「この人ってさ、あっちゃんのストーカーだったんだよね？」
「そう。それが、どうかした？」
「じゃあさ、あっちゃんの写真とか画像とかたくさん持ってるんじゃない？」
　小嶋の鋭さに、二人は死体の頭に手をあてたまま息を呑んだ。
「事故に見せかけるんだったら、わたしたちと接点があったらまずいでしょ？」
「にゃんにゃん…」
「…そうだね。画像か。パソコンとか携帯とか？」
　篠田が言う。
「パソコンって家にあるんじゃないの？」
　と小嶋。
「そうだ。鍵は？外出してるんだから、鍵持ってるんじゃない？」
　大島が興奮して言う。
「ジャンパーとジーンズのポケット探って。持ち物はとりあえずみんな出そう。指紋はつけないようにね」
　篠田の指示で、三人は死体を探り出した。

読んでるよ

脚本なのか小説なのかはっきりしろよｗｗｗ
脚本としてなら書きすぎだし、小説としてなら書かなすぎ。

やるならしっかりやれ

でなければ粗筋だけ書いてくれよ

スレタイに小説ってあるからそうなんだろ

かなり続きが気になるから期待してる

SMAPの時のように古畑AKBめっちゃ詳しいんだろうな
小ネタ色々はさんでほしいな

面白い！
優子だけなんか処理に慣れてるw

いいねー

続けてよ

まあどうせ選抜常連メンしか登場しないんだろｗ
ミーハーもいいとこ

俺はミーハーでも何でもいいから楽しみにしてるぞ

普通に面白い

Ｓｃｅｎｅ１０−１


―翌日 公園―

　サイレンがまだ薄暗い住宅街に響く。テープで仕切られた向こうから、一人の男がセリーヌブランドの自転車に乗って現れた。
男はひとしきり鈴を鳴らすと、ブレーキを握り、とめた自転車をチェーンでテープにくくりつけた。
「古畑さん。お疲れ様です」
　パトカーの間から一人の小男が現れた。古畑は小男に手を振ると、ゆっくりとテープをくぐった。
「あぁ、西園寺君。困るよ。今何時だと思ってんの」
「４時８分です」
「そうでしょ。まだ暗いじゃない。眠くて仕方ないよ」
　と、古畑は大きな欠伸をした。
「それで、事件と事故どっちなの？」
「現場の状況からだと、事故だと思われます」
二人は死体発見現場に向かって歩を進める。
「被害者の身元は？」
「まだ特定できていません」
「なんで？」
「身分を証明するものは持っていませんでした」
「持ってない？」
「はい。今、携帯電話から個人データを照会しています」
「続けて」
「被害者はここの土手から滑り落ちて、あの石に頭を強打したみたいです」
　西園寺が土手と石を、順に指差して説明する。
「ふうん」
「通報者の話は聞きますか？」
「いいよ。事故なんでしょ。帰るよ。眠いんだから。それよりこの時間に通報者がいたことにびっくりだよ」
　古畑は大きく欠伸をした。

Ｓｃｅｎｅ１０−２

「ランニングが早朝の日課だというお年寄りが発見されたそうです」
「えぇ。早朝にもほどがあるよ。体内時計がおかしくなっちゃってるんだよ」
「しかし、早期に発見できたのは、その方のおかげです」
「まぁ、そうだけどさ。…あいつは何やってんの？」
　古畑は親指を立てて後ろを指した。その先では一人の男がテープのなかから、
野次馬の向こうを見ようと背筋を伸ばしている。どう見ても、傍目からは挙動不審だ。
「今泉さんですか。向かいのマンションに有名人の方がすんでいるそうで、その方が現れるのを待っているみたいです」
「それって誰？」
「前田敦子さんです」

Ｓｃｅｎｅ１０−３

「あれ。なんか聞いたことあるね。なんだっけ、あのえー、えー、えー…」
「ＡＫＢ４８」
「言っちゃだめだよ。もう少しで出そうだったのに」
「すみません」
「それで、なんだっけ。えー…」
「ＡＫＢ４８」
「そうそう。前田敦子って総選挙１位だった娘だよね」
「そうです。よくご存じですね」
「ニュースで見たんだよ」
「そうでしたか。今泉さんは彼女のファンだそうです」
「知ったこっちゃないよ。今は職務中なんだよ。西園寺君、引っ張ってきて」
「わかりました」
　西園寺ははきはきと答えると、踵を返し今泉に近づいていった。

いいよ〜
おれに構わず続けたまえ

面白い
まじ見てみたいね

今考えたらSMAPとかイチローが出てたとかとんでもないなｗｗ

古畑っぽすぎてニヤニヤしてしまうｗｗ

これはまとめんばーに載る

生粋の古畑ヲタの俺にはBGMまで完璧に流れてくるぞw

Ｓｃｅｎｅ１１−１

しばらくすると、西園寺が今泉の腕をしっかり押さえ、文字通り引っ張ってきた。
「ねぇ。離してよ西園寺君。事故なんでしょ。鑑識に任せればいいじゃない。こんなことしてる間にあっちゃんが行っちゃったらどうするの？」
「古畑さん。連れてきました」
　抗議する今泉を無視して西園寺が言う。
「ご苦労様。…今泉！」
「はいっ！」
　古畑は小気味よく今泉の額をはたいた。
「いたい」
「なにやってんだよ、お前は」
　古畑の叱責に、今泉が弁明を始めた。
「だって、こんな機会めったにないんですよ。アイド…」
「ちょっと待って」
　ふと、傍らを過ぎようとした担架に古畑が反応した。

Ｓｃｅｎｅ１１−２

「はい」
　鑑識官が足を止める。
「ちょっとここに下ろして。カバー外して」
「ねぇ。古畑さん。僕の話聞いてます？」
「古畑さんどうかしましたか？」
　今泉を手で制し、西園寺が訊く。
「ん〜。何でこんな格好なんだろうね？」
「服装ですか？」
　男は黒のジーンズとジャンパーに身を包んでいる。
「だってもう７月だよ。昨日暑かったよね？」
「はい。最高気温３２度でした」
「だよね。それにしては厚着だと思わない？」
「確かに。言われてみればそうですね」
「まして黒なんて暑くてしかたないよね？」
「古畑さんだって黒づくめじゃないか」
　今泉が口をはさむ。古畑がいかにも不愉快そうに今泉の方を見た。
「今泉さんちょっと黙っててください」
「ほんとだよ」
「なんで君に言われなきゃなんないのさ」
　西園寺に噛み付く今泉を再び無視した古畑の目が、一点で止まった。

それでそれで

ドラマ化キボンヌ

Scene 17254

前田「…あーあ、全部お見通しかー…やっぱ古畑さんは怖いなー」
古畑「んふふー、はいー」
前田「せっかくダンディで素敵な刑事さんなのに、ちょっぴり嫌いになっちゃたー…なんてね」
古畑「えー、私のことが嫌いでも、警察のことは嫌いにならないでくださいーうふふふ」
前田「…こりゃ一本取られちゃったな。…でもね、古畑さん」
古畑「はい？」
前田「1つだけ間違ってる。『泣きながら微笑んで』の曲順を変更したのは、
　　　優子を呼び出すタイミングを作りやすかったからじゃない」
古畑「？？と、言いますとー…」
前田「…古畑さんは、捜査は得意でも、女の子の気持ちを読むのは苦手みたいですね」
古畑「すみませんーうふふふ」
前田「あ、あとあそこの色紙、あのおでこの広い刑事さんに渡してあげてください。
　　　私のサインが欲しいって、ずっとうるさかったので」
古畑「あーありがとうございますー。きっとあいつも喜ぶとおもいますーうふふふ」
前田「…じゃ、行きましょうか。もうここにも未練はないし」

頷く古畑。連行される前田。

完

>>84
なかなかやるじゃねえか

Ｓｃｅｎｅ１１−３

「あれ。これなんだろうね」
　男の着たジャンパーの肩口から、白い繊維のようなものが飛び出している。
「ちょっとひっくり返してみて」
「はい」
　そばに控えていた鑑識官が、仰向けだった死体の体勢をうつ伏せに変える。繊維の正体は、ジャンパーの穴から飛び出た中綿だった。綿は肩口から飛び出している。
「随分大きい穴だね」
「そうですね」
「滑り落ちるときに木にでもひっかけたんじゃないの？」
　と、今泉。
「でも木はあるけど枝はあんなに高い所にあるんだよ」
　古畑が宙を仰ぐ。
「ねぇ。ちょっと」
　今泉が西園寺の耳元に話しかける。
「ねぇ。古畑さんはまた事件にしようとしてるの？」
「まだ確定したわけではないみたいですが、気になってはいるみたいですね」
「ねぇ。事故でいいじゃない。今度の休みに握手会に行くんだよ。行けなくなっちゃうよ」
「西園寺君」
　古畑が呼ぶ。
「はい」
「もう…」

Ｓｃｅｎｅ１１−４

　そのとき、鑑識官の持っていた携帯電話が鳴り出した。電子音ではなく、メロディが流れた。
「待って。そのままにして。貸して」
　切ろうとした鑑識官を止めて、古畑が携帯を取り上げた。
「これ誰の携帯？」
「遺留品です」
　そこで携帯の音楽が切れた。
「あれ。切れちゃったよ。今の曲わかる？」
「わかりません」
　急に今泉が元気な顔になって手を上げた。
「僕知ってます。あっちゃんのソロデビューシングルのカップリング曲だよ」
「あっちゃん？」
「前田敦子さんの愛称です」
「あぁ。…これ、誰から掛かってきたんだろうね」
　と、古畑は携帯を開いた。
「なんだ、アラームだよ」
「それにしても早い時間ですね」
「仕事のアラームじゃないみたいだね」
「何で？」
「この時間に仕事のある人がこの時間までこの格好で外出していないでしょう。結局、どちらでしょう？事件か、事故か」

>>86
今泉握手会まで行ってんのかよ
ﾜﾛﾀ

Ｓｃｅｎｅ１１−５

「事件でいいんじゃない。気になることが多すぎるよ。…にしても、お腹減ってきちゃったな」
「時間経ちましたからね」
「今泉、パン買ってきて」
「えぇ。僕ですか。西園寺君でいいじゃないですか」
「いいから買ってきてよ。お腹が減り過ぎて痛いんだよ」
「わ、わかりました」
「あ。僕のもお願いします」
「なんで君のまで買ってこなくちゃならないの」
「いいじゃないですか。ついでですし」
「そうだよ。買ってきてあげなよ」
「わ、わかりましたよ」
　今泉は渋々頷くと、テープをくぐっていった。

ふむふむ

ストックに若干ビビるw

古畑の笑い方を「うふふふ」から「フヒヒヒ」に変えただけで腹筋崩壊したｗｗｗｗ

うまいなー支援
俺も勝手に脳内でBGMが…

ほ

し

ゅ

Ｓｃｅｎｅ１２

　２０分ほどして、今泉は帰ってきた。
「遅いよ」
「随分時間かかりましたね」
　古畑と西園寺が口々に言うが、今泉の表情はなぜか満足げだ。
「どうかしたんですか。そんな顔して」
「いやぁ。あっちゃん見れたんだよ。かわいかったなぁ」
「だからこんなに時間かかったの？」
「そうですよ」
「なに。５分くらいで買って、１５分見張ってたの？」
　今泉が頷く。古畑はあきれたようにため息をついた。
「いいじゃないですか。ついでなんですし」
　今泉が、古畑の批判的な目から避けるように言う
「普通、時間をかけなかった方をついでと言うんですよ。ですから、今泉さんの場合、ついではパンの方です」
「西園寺君も細かいことはいいじゃないか」
　古畑は少し目を伏せてから、手を差し出した。
「パンは？」
「あっ。はい。どうぞ」
　古畑は今泉の手からパンを奪い取ると、素早く包みを開け、中のあんパンをちぎって口に入れた。

うむ。脱いだぞ次早く

更新の間隔がかなり空くけど、もしかして今まさに書いてるの？

ほ

Ｓｃｅｎｅ１３−１


―同日 午前７時過ぎ　テレビ局 楽屋―

「おはよ〜」
　前田は楽屋に入ると、篠田の隣に座った。
「どうだった敦子？」
「それ関係の車は止まってたけど、まだ人は来てないよ」
「いくら早くても明日か明後日でしょ」
「今誰が知ってるの？」
「昨日いた７人と、みぃちゃんとなっちゃんと佐江。あとNot yetの三人かな」
「ゆきりんは？」
「まだ言ってない」
「ゆきりんは大丈夫だと思う。キャプテンで全体のこと考えてるし、それなのに教えて
もらえなかったら拗ねそうだし」
「敦子が言うならそうしよう」
「にゃんにゃんあたりに話してもらおう。現実味でそう」
「そうだね」
「石は？」
「Not yetがこの番組収録のあと撮影に直行だから、今日中に処理できるよ」
「あとは…。あっ。男の自宅は？」
「才加とともが朝のうちに行ってきた。やっぱり大量にあったみたいだよ」
「おはよ」
　篠田の険しい顔の後ろから、板野が顔を出した。
「あ、おはよう」
　二人が口をそろえる。

Ｓｃｅｎｅ１３−２


前田が続いて訊く。
「それで、処分できた？」
「写真はね。ただ、パソコンが問題かな。パソコンって削除しても復元されちゃうってい
うでしょ」
「それ、聞いたことある」
　前田が頷く。
「だから、才加が持って帰って処分することになった」
「ごめんね」
「ううん。なるべく分散させたほうがいいと思うし」
「そうだね」
　篠田は同意を示してから続けた。
「ほかは大丈夫だよね。携帯のＳＤカードは処分したし、メールもチェックしたしね。あ
とは…」
「そうだ。スケジュール帳は？」
　板野が訊く。
「今はみぃちゃんが持ってるけど、今日中には処分するって言ってた」
　前田が答える。篠田が顔をしかめた。
「ほとんど完璧に書いてあったよね。スケジュール」
「うん…」
「そうなんだ。…でもそれって流した奴がいるってことでしょ？」
「間もなく時間でーす」
　スタッフから声がかかる。
「この話はまたあとで。収録がんばろっか」
「うん。またね」

いいねいいね

保守

Ｓｃｅｎｅ１４


　篠田から話を聞いた小嶋は、収録が終わってすぐに柏木を呼びとめた。
「かしわげちゃん」
「はい」
「ちょっと話があるの。大事な話。歩きながらでいいから聴いてくれる？」
「はい…」

　小嶋の話が終わると、柏木は迷いのある表情で小嶋を見た。小嶋の目はいつになく本気
だ。
「ほんとなんですね」
「うん」
「たかみなさんが…。正当防衛とかにはならないんですか？」
「なったとしても、コンサートの自粛は避けられないと思う。お願い。ゆきりんの協力が
必要なの」
　柏木は少し間を置いてから、力強く頷いた。
「はい。わかりました」
　ちょうど話が楽屋の前で終わり、二人はいつもの雰囲気で楽屋に入ったが、その足はド
アを開けたまま止まった。楽屋には華やかな衣装に混じって、黒いスーツの男と小男が立っていた。

おっ
おっ
おっ
キタな

おまけ

　２０分ほどして、森泉は帰ってきた。
「おしょいよ」
「じゅいぶんじがんがかりまちたね」
　高畑と山寺が口々に言うが、森泉の表情はなぜか満足げだ。
「どうかしちんですか。そんな顔して」
「いやぁ。あっちゃん見れたんだよ。ブサイクやなぁ」
「だきゃらこんなにじかんかかかっちゃの？」
「そうでちゅよ」
「なに。１分くらいで買って、１分見張ってたの？」
　森泉が頷く。高畑はあきれたようにため息をついた。
「いいじゃないでちゅか。ちゅいでなんですし」
　もけけが、オメコの批判的な目から避けるように言う
「ふちゅう、ちかんをかけなかっちゃぼうをちゅいでとゆうんでちゅお。でちゅから、森泉さんの場合、ちゅではバンバン」
「山寺君も細いことはいいじゃないか」
　山畑は少し目を伏せてから、手を差し出した。
「んは？」
「あっ。クッ。ぐはっ」
前は泉手らパン舐め取ると、素早くしこしこ、あんあん口に。


ﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝﾌﾝ

遂にあのお方のおでましか…

寧ろ秋Pには死んでほ(ry

いよいよ古畑とメンの初対面か

干されメンが秋Pをやっちゃう話も面白そう

>>105
すばらしいヒキだ

でも創作物くらいは西園寺なしのがいいな
それとも書き手にとっては使い勝手がいいキャラなのかな

おいこれ、どうなるんだ？
一応、１０００までには完結って事でいいのか？

書きためてあるんかと思ったらなんだよこれ

Ｓｃｅｎｅ１５−１

　「どうも、警視庁の古畑と申します」
「同じく、西園寺です」
「このなかに前田敦子さんはいらっしゃいますか？」
　警視庁。緊張と衝撃が走る。前田は脇にいた篠田に視線を飛ばした。篠田は軽く頷いた。
「…はい」
「あなたが前田さん。先日の総選挙、おめでとうございます」
「あ、ありがとうございます」
「あと…、これ、差し入れです」
　古畑は、西園寺の提げていた二つの紙袋のうち、一つを前田に渡した。大島が前田から
受け取る。大島は中身を覗いた。
「やった。クッキーだ」
「えー。お気に召しましたでしょうか？」
「はい。甘いものはみんな大好きなので。ね？」
　周りのメンバーも頷く。
「それはよかったです。えー。突然、おしかけてすみません。今日は捜査に協力していた
だきたくて、私たち参りました。前田さん。今朝、あなたの自宅マンションの近くで男性
の死体が発見されました。ご存知ですか？」

Ｓｃｅｎｅ１５−２

「パトカーが止まっているのなら見ました」
「それだけですか？」
「はい。急いでいたので」
「そうですか。えー。それで、昨夜の事件についていくつか訊きたいことがあります。よ
ろしいですか？」
「事件？事故じゃないんですか？」
「あれ。よくご存じですね」
「見物してた人たちが言ってるのを聞いたんです」
「急いでいたのに？」
「はい。耳はいいんです。それに、気になりましたから」
「結構です。えー。昨夜、不審な人物を見たり、物音を聞いたりしていませんか？」
「いいえ」
「そうですか。西園寺君メモした？」
「はい」
「あの。なんで事件になったんですか？男の人が倒れてるだけって聞きましたよ」
　前田はあえて質問した。
「んー。知りたいですか？」
「はい」

Ｓｃｅｎｅ１５−３

「…いいでしょう。えー。前田さん以外は出ていただいても結構ですよ？」
　前田の後ろですっかり黙っているメンバーに古畑が提案する。篠田が首を振った。
「いえ、私たちも聴きます」
「わかりました。まず、私が気になったのは、被害者の服装です。みなさん、昨日の東京
の最高気温覚えてますか？…では、そこの方」
　古畑が振ったのは大島だ。
「私？」
「そうです。お名前は？」
「大島優子です」
「大島さん、昨日の最高気温教えてください」
「３２度、だったかな？」
「えー、正解です」
「やったぁ」
　大島は無邪気に拳を握り、差し入れのクッキーに手を伸ばした。
「はい。昨日はとても暑かったんです。しかし、被害者の男性は黒のジーンズに、綿の入
った黒のジャンパーを着ていました。皆さんは、最高気温が３２度の日にこんな恰好をし
ている人を見たことがありますか？」
　近くのメンバーに古畑が話を振る。板野は首を横に振った。
「あなたは？」
「ありません」
　峯岸は声に出した。
「大島さん、あなたは？」
　大島は考える顔をしてから、冗談めかして言った。

ほうほう

Ｓｃｅｎｅ１５−４

「私、見たことあります。まあ、スーパーの冷凍庫の前でですけど」
　古畑は笑った。
「なるほど。それはあるかもしれません。しかし、まだ、気になる点はあります。えー。
彼の遺留品に鍵がなかったことです」
「見つかったんですか？」
　大島が訊く。
「はい。彼の自宅にありました」
「じゃあ、家に忘れていったんじゃないですか？」
　と、大島。
「あー。私も初めはそう思いました。しかし、鍵をかけ忘れることはあっても、鍵を家に
忘れる人はなかなかいません」
「それが事件と何の関係があるんですか？」
　前田が訊く。
「えー。服装の話もひっくるめて話させていただいてよろしいですか？」
「どうぞ」

ダイエットで厚着してジョギングしてたんだよ

ふむふむ

うん。
段々緊迫感出てきたね。
いいよいいよ。

Ｓｃｅｎｅ１５−５

「ありがとうございます。あくまで仮説ですが、私は、こういう風に考えています。えー、
さっきも説明しました通り、被害者は全身黒ずくめでした。彼の死亡推定時刻は深夜１２時
過ぎです。その時間帯、前田さんもご存じでしょうが、あそこの通りは街灯の明かりだけで、
真っ暗なんだそうです。そこにあの黒ずくめの格好でいれば、ほとんど気づかれません」
「それって…」
「そうです。つまり、彼は公園で誰かを待ち伏せしていたのではないでしょうか。そして、
彼はターゲットに接触はできました。しかし、ターゲットは彼の予想を超えて暴れん坊でした。
挙句の果てに、彼はターゲットに殺されてしまいました。犯人になったターゲットは自分が狙
われていたことを隠すために、つまり自分が犯人であることを隠すために、自分との接点を消
し去ろうとしました。そして、思いつきます。犯人は被害者の鍵を奪い、被害者の自宅にある、
自分との接点を処分しにいきました。そして、成功しました」
「想像力が豊かなんですね。古畑さんって」
　前田が言う。
「それはお褒めの言葉として受け取っておきます。私の話は以上です。みなさんご協力ありがと
うございました。あ、そうだ。西園寺君」
「はい」
「あれを書いてもらって」
「すみません。ここにいるみなさんのサインを頂けますか？」

え〜 御無沙汰してます〜
古畑です〜 ハイ〜

本日も保守させていただこう

ＡＫＢは全員本名で出てるのか、凄いな・・・・・。ヲタ発狂確定やなｗｗｗｗ

ヲタが発狂すると思い込むとかどこからきたお客さんだよ（＾０＾）

一期生だけでやるほうがリアリティはあるな。殺人なんていう重大事を関係ないノットイェットに打ち明けるわけない

これだけ様々なメンバーがいるんだから裏切って通報するやつが必ずいるはず
たまたま話を聞いちゃった干されとかさ

やべえ楽しみ過ぎるぞｗｗ

Ｓｃｅｎｅ１６−１

「サイン？」
　大島がクッキーで口をもぐもぐさせながら訊き返す。
「えー。すみません。これは捜査とは何の関係もないのですが、私の部下に今泉という男
がいまして、そいつがみなさんのファンなんです」
「あぁ。じゃあ。その方のために？」
「はい」
「優しいんですね。古畑さん」
「いえ。わたしにできることはこのくらいなので。それで…、よろしいでしょうか？」
「はい。全然大丈夫ですよ。ペンもこっちにありますから。じゃあ、みんな色紙もらって」
　大島は色紙を受け取ると、鞄からペンを取り出した。大島の号令で、メンバーもペンを手
に、西園寺から色紙を受け取る。
「あ。その、今泉さんでしたっけ」
「はい」
「その方って。誰推しなんですか？」
「え？…ねぇ。西園寺君」
　古畑が小声で訊ねる。
「おしってなに？」
「おそらく、応援しているという意味だと思います。てへんにふるとりです」
「あぁ。えー。前田さんです」
「じゃあ、あっちゃんに名前書いてもらいましょうか？」
「あぁ。それは結構です。皆さんのサインだけでいいと言ってました」
「そうですか」
　そのとき、古畑の後ろのドアが開き、体格のいい男性が入ってきた。

tgskキター

ｓｃｅｎｅ１６−２

「何してるんですか？」
「あなたは？」
「劇場支配人の戸賀崎です」
「劇場って秋葉原のですか？」
「そうです。みんなは早く次の現場に行かないと。もう時間ないぞ」
「はーい」
　楽屋に古畑が支配していた音が戻り、戸賀崎は古畑に向き直った。
「いくら殺人事件の捜査でも、我々に話を通していただかないと困ります。大事な
時期なんですから」
「大事な時期？なんですか。また総選挙ですか？」
「コンサートです。総選挙は一年に一回です」
「あれ。総選挙って一年に一回なんですか」
「はい」
「参ったなぁ。まだ、前回の総選挙から半年ぐらい経っていると思ってました。えー、こ
の年になると、年度の感覚が早くなってきてしまうんです。あなたもそろそろですよ」
「はぁ」
「それで。あぁ。コンサート。どこでおやりになるんですか？コンサート」
「東京ドームです」
　次々と楽屋を出ていくメンバーに道を開けながら、戸賀崎が答える。
「東京ドーム？すごいですねぇ」
「はい。彼女たちの念願なんです。最高のステージにしようと努力してるんです」
「そうでしたか。いつなんですか」
「六日後です」

Ｓｃｅｎｅ１６−３

「間もなくですね」
「はい。リハーサルで忙しいんですよ。ただでさえ、スケジュールが過密ですから」
「あぁ。大変ですねぇ。ぜひ私も拝見させていただきたいものです。…あれ。あの方たち
はご旅行ですか」
　古畑は、周りのメンバーより荷物の多い四人を指して言った。
「いいえ。これから撮影なんです」
「なるほど。何泊ですか？」
「一泊二日だと聞いてますけど」
　急な質問に、戸賀崎が怪訝そうに答える。
「それにしては、荷物が多くないですか？」
「そうですか？」
「はい。スポーツバッグ一つですみそうなところ、大島さんなんてキャリーケースですよ？」
「何かかさばるものがあるんじゃないですか？」
「えー。私もそう思います。大島さんは力持ちなんですか？」
「え？」
「いえ。あのキャリーケースを片手で持ちあげていたものですから」
「比較的に筋肉はついているほうだと思いますが」
「そうですか」
「もういいですか。私も仕事があるので」
「大変失礼しました。ご協力ありがとうございます」
　古畑は、怪訝な顔のままの戸賀崎に会釈した。
「西園寺君」
「鑑識に問い合わせて、わかったことをまとめておいてくれる？」
「わかりました」

そんなでけえ石で殴ってたんか
なんとなく、灰皿大くらいを想像していた

なんかここ読んでたら本物が観たくなってきた。
借りてくるか。

朝に再放送してるが名古屋だけか？

札幌は夕方だけど

イチローは普通に演技上手かったよな。
殺しのシーンなんてかなり迫真だった。
あと、藤原竜也の回も良かった。

>>137
各地方で今再放送ラッシュ
三谷映画告知かな

ちなみに関東も関西も今日は2002年以前までの再放送ではカットされがちだった
キムタクの「赤か、青か」を放送

再放送って何でちょっとだけ短くするの？

スレと再放送のおかげで古畑のDVDが欲しくなってきた
VS SMAPがまた見たい

今から関西
キムタク編
久しぶりに見るのでこれ楽しみだわ
録画保存したときの再放送ではカットされてたから久しく観てない

Ｓｃｅｎｅ１７−１


―東京駅 新幹線ホーム―

「ねぇ、さっしー」
　北原里英は隣で携帯電話を打つ指原莉乃に声をかけた。
「何？りえちゃん」
「あの古畑って刑事、異様に鋭くない？」
「思った。半日も経ってないのに被害者がストーカーとかじゃないかって気づいたんだ
よ？」
「そうだよね。これだとあっちゃんとの接点もすぐに見つけそうだし」
「やばいよね。ほかの人は知らないけど、指原、隠し通せる自信ないよ」
「私もだよ。絶対、顔に出ちゃう」
「やっぱ、優子ちゃんはすごいよ。あそこで出ていけるんだから」
「あ。噂をすれば」
　ちょうど、大島と横山由依がトイレから帰ってきたところだった。

Ｓｃｅｎｅ１７−２


「なんですか。噂って」
「いやね。よくあの刑事さんの前で、優子ちゃんが普通にしてられたなぁって」
　横山の質問に、北原が答える。
「普通？私めっちゃ緊張してたよ」
「いやいや。めっちゃ普通でしたよ」
「指原がびびりすぎなんだろ」
　大島が笑う。しかし、その横で深刻そうな顔の横山が呟くように言った。
「でも、真面目な話、あの刑事相当鋭いですよね」
「でしょ。私目があったら絶対ばれる」
　北原が言う。
「大丈夫だよ。話さなきゃいいんだから」
「え？」
「刑事の話はなるべく私が受けるようにするから。だから堂々としてて」
「ありがとうございます」
「よし。この話はこれまで。撮影楽しもう」
　大島の言葉に、三人は笑顔を返した。

「えーあなたのようなタイプがもっともボロを出すということを
　私は経験で知ってます」
罠にはめられるのは優子か

あの謎解きの時の白々しい態度とチャリンコ乗って現場に現れる姿結構好き

まぁコロンボのオマージュなわけだが

>>146
キムタク優子かｗ

ｖｓSMAPは面白かったなあ
吾郎のキャラの使い方が絶妙で

Scene345

西園寺「今回の被害者は指原莉乃さん、女性。職業はアイドル。一部のマニアから熱狂的な人気があるようです」
古畑　「ふーん。で？例のアレは」
西園寺「はい。やはり、一連の事件と同様、肛門におみくじが詰められていました」
古畑　「あっそう…ちなみにその内容は？」
西園寺「『大凶。ラッキーカラーなし。唯一の冠番組が突然終了する。』」
古畑　「気の毒な仏さんだ」
西園寺「はい」

>>144
新幹線でどこ行くんだ？撮影って名古屋か？

どうやって落とすかな
あっさん誤認逮捕でみなみ自供パータンか

事件現場を去るシーンをもう一度よく見返してみよう
そう、そこにはわざと自分だけに疑いがかかるように
リボンを落としていく高橋が映っている

>>152
ごめんｗ
パータンで笑ってしまったｗｗ

誤認逮捕で真犯人自供て。落としてねえｗ

遅すぎ

トリックとかはないんだから
凶器みっけて口滑らせるための誘導尋問って展開しかないんだよな

>>152
福山の時パターンか
戸田菜穂を署に任意同行させたことにして
再び古畑が登場する

>>153
SMAPの時の中居か

警察（古畑）を欺くためのトリックとか工作があったら、まさに対決って感じになるな
今んとこ単に証拠を処分しようというだけみたいだけど、実は他に何かあるかな？
携帯電話をわざわざ死体に戻したのはわざと？

>>152
イチローの時もこの「パータン」だったなｗｗｗ
だけどそれじゃ東京駅のシーン１７−１はいらんな。

深読みしてるのは俺だけなのか？
それともみんな言わないだけか…

>>161
石坂浩二、藤原竜也パターンっていいたいのか
あれも秀逸だったな

会話の文章が自然で上手いなあ
さしこの喋り方が本物っぽくて脳内再生できるｗ

>>159
だけどＡＫＢってそんな知能犯ってイメージないけど？
古畑に出てるのってみんな知能犯だよね。

ＡＫＢ相手だったらコナンの山村刑事でも十分解決出来そう。

>>162
そういうのとは少し違うんだよな〜

ただ、ここで展開予想とかオチ予想してもいいものなのかなと思ってさ。
>>1が続き書きづらくなるんじゃないかと思ってしまった

>>165
仮に全部書きあがってなかったとしてもいくらなんでも
大まかな筋書きは組み立て終わってるでしょう

確かにその出来上がってる骨子がここで書き込まれてたのと被ってたら
作者がどういう風に思うか分からないけど
まぁ作者は最後までコメはせずにそのままアップしていけばいいと思うよ

>>166
なるほど、それもそうだな。
ありがとう。

俺的には殺したのはたかみなじゃない気がする。

>>167 とどめをさしたのが別にいるって感じか？

>>168
そうそう。
あっちゃんが冷静過ぎるかなあと思ってさ。

そういえば、たかみなは腕を怪我してたね
そんな腕で人を撲殺できるのか云々てのはあるかも

今のところ気になったところ
・たかみなの腕のケガ
・あっさん「変なにおいがする」
・誰かがスケジュールを流している
・皆に書かせたサイン
やっぱり黙って支援のほうがいいかな

別にいけないとはいわないけどネタ予想はやめね？
万が一作者のとかすっていた場合のことを考えると・・・

んだんだ、とりあえず終るまで待たないか？このスレ見るの結構楽しみになってきたぞw

>>171
まだ言っちゃってもいいなら、気になるのは
シーン１６−３で、大島だけキャディーバッグ？
その後の言動から恐らく高橋が使った石を隠し持っている。
しかし古畑が「大島は力持ちですね」って驚く程重たい石を
大島よりも力弱いと思われる高橋が持って操れるのか？
しかも腕を怪我してるのに。

しかもシーン１５？で、
「前田敦子さんはいますか」と古畑に聞かれ、
前田は篠田に目をやった。と書かれており、その後、「はい」と返事をしてる。
篠田が前田のフリをしている？

>>172
ドラマとかアニメだって次回予告を参考にしながら今後の展開予想するだろ。
だから別に問題ないと思うけど？「個人的には」ね。
視聴者？参加型の小説って事でいんじゃね？

>>ID:OQReMflK0
お前のレスどれも的外れだし、もう黙ってた方がいいんじゃね

>>174
うーん。優子は自ら｢凶器は湖に捨ててくる｣と発言してるよ
あと西園寺くんはAKBの知識ある程度あるみたいだし、まりこがあっさんのフリはしてないかと

確かに展開予想されたらやりにくいと思う場合もあるな
こういうスレって普通は黙って支援する感じ？

連投すまん
予想は書きこまずにひっそり色々考えてニヤニヤしとくよ
今泉はやっぱりいいキャラだわ

なんか>>ID:OQReMflK0見てると、読解力と国語力と空気を読む力は連動するんだなと思った

＞前田は篠田に目をやった。と書かれており、その後、「はい」と返事をしてる。
＞篠田が前田のフリをしている？

会話文の頭にメンの名前が書かれてる厨小説ばっかり読んでるとこうなるんだろうか･･･
古畑「このなかに前田敦子さんはいらっしゃいますか？」
前田「はい」
みたいな

Ｓｃｅｎｅ１８−１


―喫茶店―

　「古畑さん、こっちです」
　古畑と西園寺はテレビ局とはす向かいにあるカフェにいた。
「外暑いねぇ」
「今日も最高気温３２度だそうです」
「異常だよ。地球も終わりだね」
「何になさいますか？」
　店員が古畑に訊く。
「アイスコーヒーちょうだい。君も何か飲めば？」
「ありがとうございます。僕もアイスコーヒーを」
「かしこまりました」
「さっそく報告ですが、被害者の男性は古畑さんの推測した通り、無職でした。親からの
仕送りで生活していたそうです」

>>178

＞会話文の頭にメンの名前が書かれてる厨小説ばっかり読んでるとこうなるんだろうか･･･

マジレスするとスマソ基本的に小説は滅多に読まない。字が小さすぎて頭痛くなる。
あのぐらいのフォントで最後までついてけるのはゲームの攻略本だけ。

古畑任三郎はドラマよく見てたしここは字がデカいから頭痛くなることもないんでちょっと寄ってみた。
意外と面白かった。今後どうなるかな〜。

無職でドルヲタでストーカーか
カスだな。殺せよ

Ｓｃｅｎｅ１８−２

「続けて」
「被害者宅と同様に、携帯電話のメールや着信履歴もすべて削除されていました。しかし、
復元した通話記録をしらべたところ、男性は両親以外にある人物と連絡をとっていることが
わかったそうです」
「誰なの？」
「今、電話番号から特定しています。それと凶器ですが、現場近くの花壇にある、形が同じ
１５個の置き石の一つが不自然になくなっていて、打撲痕から見ても、その置き石が凶器と
いう可能性が濃厚です」
「その置き石って、みんな同じ形なんだよね？」
「はい」
「大きさも？」
「はい。おそらく」
「重さも？」
「重さ、ですか？」
「わからないの？」
「はい。確認してみないと」
「あぁ、そう。その凶器もう少し知りたいな。現物が欲しいね」
「わかりました。手配します」
「うん。そういえば今泉は？」

Ｓｃｅｎｅ１８−３


「今泉さんなら、出待ちしてますよ。ほら、あそこです」
　西園寺が指差した先には、テレビ局の入り口で色紙を抱えている今泉がいた。
「ほんとだ。あいつもバカだねぇ。正面から出てくるわけないじゃないか」
　古畑は言いながら、紙袋から先程その場にいたメンバー２０人が書いたサインを取り出した。
「こうなると４８人分欲しくなってくるねぇ」
　一枚一枚に目を通しながら古畑が言う。
「はい。次会うときにもお願いしましょうか」
「そうだね。頼んだよ」
「あれ、今泉さん？」
　店の入り口に現れた今泉は、残念そうな顔でこちらに近づいてきた。
「さっき警備の人が来て、行っちゃったよって。って、古畑さん！？」
「なに」
「なんですかそれぇー」
「なにって見ればわかるだろ。サインだよ」

Ｓｃｅｎｅ１８−４

「二人ともいままで会ってたんですか？」
「そうだよ」
「何で僕も連れて行ってくれなかったのさ」
「捜査に行くのを断ったのは今泉さんじゃないですか」
「だってＡＫＢを捜査するとは一言も言ってないじゃないか」
　今泉はもう泣きそうだ。
「言ってないよ」
「古畑さん！せめてさしこのサインだけでもください！」
「さしこ？」
「指原莉乃ちゃんですよ」
「前田敦子さんではなかったんですか？」
「あっちゃんも好きだけど推しじゃないんだよ」
「知らないよ。欲しいなら自分でもらいなよ」
「そんな。捜査だからってズルい…。え。待ってください。古畑さん。もしかして彼女た
ちを疑ってるんですか？」
「お前にしては鋭いじゃないか」
「何でですか？彼女たちに何の関係があるっていうんですか？」

Ｓｃｅｎｅ１８−５

「お前に話すだけ無駄だよ。行こう西園寺君」
　古畑は手早く荷物をまとめると、立ちあがった。西園寺も続く。
「はい」
「そんな、ひどいよ。なんでいつも僕だけ…」
「あ、そうだ。今泉くん」
「はい？」
「明日の握手会、行っていいよ」
「え？ほんとですか？」
　今泉の顔に明るさが戻る。
「その代わり、僕も連れて行ってくれる？」
「えぇ…」
「嫌なの？」
「い、いえ。大丈夫です」
「じゃあお願いね。あ、それ立て替えておいて」
　古畑は席に残されたレシートを指差して言う。
「よろしくお願いします」
「そんなのないよ…」
　今泉は今まで古畑が座っていた席に、力なく腰かけた。

>>183
出た、SMAPパターンと同様全員のサインゲットできるるか

>>184
いよいよ今泉の何気ない一言が出そう

握手会に来る田村正和を想像したらフイタw

こりゃ面白いな。
伏線も張られてきたし。
久しぶりに楽しみが出来たよ。

>>187
んー…と言ってる間に剥がされそうw

>>189
そこでまさかの100枚出しの鍵締めですよ。

大量の握手券を持った古畑。
握手しながら事件についての質問をする。
痛いところを突かれた前田がスタッフに目線を送る。
剥がされる古畑。「あれ、もうですか？こんなに券あるのに？」

俺が古畑vsAKBを妄想するとき出てきたシーンだ。

続き楽しみにしてるよー

>>191
前田さんは忙しいので取り調べをしたければ握手券を購入してください

何を聞かれても「本当ですか？ありがとうございまーす」としか答えない前田

お前らｗｗｗ

面白いなｗ
他メンの役回りが楽しみだわｗ

きたりえに聞こうとして目も会わせて貰えない古畑

ちなみに関東では今日の昼間にファイナルの第一夜やります
藤原竜也石坂浩二の

Ｓｃｅｎｅ１９−１


―事件から二日後 握手会会場―

　「あぁ。おはよう。今泉くん」
「おはようじゃないですよ。古畑さんが遅いから、入れなくなっちゃったじゃないですか」
「入れなくなった？」
「入場制限ですよ」
「入場制限？」
「二万五千人以上入ったから制限されてるんです」
「そんなに入ってるの？すごいんだねぇ。ＡＫＢって」
「感心してる場合じゃないですよ」
「握手できないの？」
「握手はできますよ。でも、イベントが…」
「だったらいいじゃないか」
「そんな…」
「そういえば、握手には券みたいなものが必要だって聞いたんだけど」
「握手券…」
「そう。今泉くん持ってる？」
「え？古畑さん持ってないんですか？」
「持ってないよ。だからついてきたんじゃないか」

これは今泉は怒っていいｗ

Ｓｃｅｎｅ１９−２


「そんな。僕二枚しか持ってないんですよ」
「二枚？十分じゃないか」
「十分じゃないですよ。さしことあっちゃん一回分ですよ」
「さしこって、指原さんだっけ？」
「はい」
「その人が推しなんでしょ？」
「まぁ、はい…」
「君は指原さんにも握手して前田さんにも握手するんでしょ？」
「…はい」
「そんなの指原さんに失礼じゃないか」
「…はい」
「だから君はいつまでも結婚できないんだよ」
「ふっ、古畑さんだって結婚してないじゃないか」
「そうだよ。でも君みたいに色々な女性に目移りはしないよ。ほら」
　古畑は今泉に掌を差し出した。
「わ、わかりましたよ」
　今泉は渋々と、券を手渡した。

>>201
あぁ、前田の券とられちゃったよ今泉www

>>202
いや、間違えて指原の券渡しちゃったのかも。
今泉ならやりかねん。

今泉でも2枚ｗ
前田と指原なら一次で突っ込んだ感じか

ちょっと待て、これ全握だろｗ
どう考えてもｗ

ああ言われてみればそうだｗすまんｗ

そうか作者は指原推しか
だから選抜常連メンに限定せずに不自然にノイエのメンバーを加えたんだなｗ

こういう小説とか何か作る人って指原推しのイメージがあるんだがｗ
前も何か書いた人が指推しだった希ガス

とりあえずここまでの謎

・シーン５、男の右腕がその腰のポケットに伸びた。
　その手が取りだしたものを高橋が見たとき、彼女のなかで何かが切れた
→暗くて灯りもない児童公園で、何故高橋はその「もの」がはっきり見えたのか？
　仮にナイフだったとして、暗いと近くからじゃないと見えん。

仮に見える程近くにいた、或いは灯りがあったとしたら、男の側も高橋が見えてる筈。
大声出されたら終了の状況で、何故逃げなかったのか？

・秋元だけは未だ古畑に会ってない？
→凶器で殴って倒れてどうしようってなって他のメン呼んだ時、
　秋元が確かに呼ばれてＰＣ処分する係になったのにその後出てこない。
　古畑が劇場に押しかけて戸賀崎にウザがられた時も秋元いたという描写はなかった。

・何故何の前触れもなくノイエが突然登場するのか？
→207の言う通り1が指原推しでおｋ？

>>209
もうお前は出てくるな
半年ROMれ

面白いねー

続けたまえ

確かにノイエがでてくるのは不自然
証拠隠滅のために、初期メンバーに声掛けたのは理にかなってるけど、ゆきりんとノイエに話てもなんも得にならない

不自然なことは色々あるだろうけど
これから解消されるかもしれんし、展開を見守ろうや
柏木やノイエに話した理由も、これから具体的に書かれるのかもよ？

ぼろを出すための要因にしか思えんわぁ

柏木ノイエどころじゃないぞ
正規メン全員絡んでくるのは最初から決まってること
今は前田が疑われてるけどAKB全員に容疑がかけられる流れが必ず出てくる

正規メン全員がたかみなを守るために一気団結するなんて陳腐な流れになりそうでイヤだｗ

Ｓｃｅｎｅ２０−１


「ありがとう。また来てね〜」
　前田が手を振って振り返ると、見覚えのある黒づくめの男がいた。
「こんにちは」
「あ、古畑さん。並んでくれたんですね」
「はい。たくさん並んでましたねぇ。お疲れ様です」
「いえ、そんな」
「事件についてわかったことがあります。お仕事の後、また会いにいきます」
「そうですか。ありがとうございました」
　前田は笑顔をくずさず、古畑に手を振った。

Ｓｃｅｎｅ２１−１


　古畑は、控室から少し離れた廊下で、前田に話を切り出した。
「お疲れのところすみません。少し長くなります。よろしいでしょうか？」
「はい。少しなら」
「ありがとうございます。えー。被害者が無職だったことは先日お伝えしましたね？」
「はい」
「えー。彼はほとんど外に交友関係がありませんでした。しかし、彼の着信履歴に両親以
外にもう一つの電話番号があったんです。しかも、かなりその相手と頻繁に連絡をとって
いました」
「それが、私と何の関係があるんですか？」
「んー。はい。実は、その方の顔写真があるんです」
　古畑はジャケットの内ポケットから、写真を取り出した。
「えー。見覚えありませんか？」
　前田の眼前にかざす。前田の顔色が変わった。
「ご存じのようですね。はい。あなたの事務所の方です」
「そうです。でも、これで何が？」
「まだ、わかりませんか？えー。これはあくまで仮説ですが、今回の事件の被害者はあな
たのストーカーです。彼は何らかの方法であなたのスケジュールをこの写真の男から強請
っていたんです」
「古畑さん」
「はい」
「私を疑ってるんですか？」
「えー。理解が早くて助かります」

Ｓｃｅｎｅ２１−２

「仮に被害者の方が私のストーカーだとします」
「はい」
「その方が私の事務所のスタッフから、情報を得ていたとします」
「はい」
「どうやって訊き出していたんですか？」
「あー。それは、痛い質問です。…実は、写真の男性、行方不明なんです」
「行方不明？」
「はい」
「それじゃあ、被害者の方が私のストーカーだっていう話も証明できないじゃないですか」
「はい。そうなんです」
　と、古畑は笑いだした。前田も白い歯を見せる。
「古畑さん、驚かさないでくださいよ。そこまでわかってるものだと思ってました」
「とんだ買被りです。しかし、まだ犯人についてわかったことがあるんです」

Ｓｃｅｎｅ２１−３

「前田さん」
「はい？」
「仮に。仮にですよ？あなたが犯人だとして、１２時過ぎに人を殺し、死体の処理をし、
凶器や接点を処分して、４時半ごろにマンションを出て、８時の収録に間に合うのは、ほ
ぼ不可能です」
「それが、何か？」
「えー。犯人には協力者がいたということです。しかも、かなりの人数です」
　古畑の眼が、控室の方に動いた。ドアは開け放たれ、メンバーがせわしなく出入りして
いる。
「メンバーだって言うんですか？」
「はい。私はそう考えています」
「そんな…」
「あぁ。もう、こんな時間だ。えー。明後日また西園寺と伺います。リハーサルに支障が
出ないよう、一日かけて一人ずつ取り調べようと思っています」
「そう、ですか」
「はい。それでは失礼します。お疲れのところ大変ありがとうございました」
　古畑は丁寧にお辞儀すると、立ちすくす前田に背を向け、颯爽と帰っていった。

さぁ、いよいよ古畑が容疑者を追い込むシーンが始まったね。
ここからが面白いんだよ。
作者さん期待してます〜

段々古畑らしくなくなってきてるぞｗ おい！

ここからの一人一人のメンバーの聴取の描写が面白そうだな

あなたを疑ってます、って言っちゃうのかよｗ

古畑はあなたを疑ってますとは言わないよね

古畑はもうたかみなが犯人って分かってるんじゃない？
でもそれをメンバーに気付かせないためにわざとあっちゃんを疑ってるふりをした…とか

言うよww

自分から疑ってるとは絶対言わないけど、相手が聞いてきたら「はい〜」とか言って答える場合もあるよな。

取調べを予告するんじゃ刑事失格やなｗ

もう飽きちゃったのかｗｗｗ

イメージ的には

「古畑さん、私を疑ってるんですか？」
「とんでもありません」
「いいですか古畑さん、私にはアリバイがうんたらかんたら」
「ん〜うふふふふ・・・おっしゃる通りです」

こんなん

田村正和がまだ出来るなら本当にAKBとやってもらいたいね
お正月ＳＰあたりで

10/23の「新堂本兄弟」で三谷が「Beginner」熱唱するからお見逃しなく

２人の男…
たかみなが殴ったのはどっち…？

今再放送ラッシュだからこのやりとりがリアルに脳内で再現できて楽しい

続きがすごくたのしみだわ
もし本当にvsAKB48が実現するなら
AKBは本人役じゃないほうがいいよ

>>231
もうやんないけどね

>>236
もうやんないってマジか？
カムバック希望
是非AKBで採用してくれフジテレビさん

正和はもうろれつが回らない
歳なんだよ

はよはよ

さんまには決定的なものを掴むより前に「あなたが殺したんだと思っています」と言っている。
キムタクとも「(赤か青かは爆弾を)作った本人しかわからないですよ」「だから訊いてるんです」というやり取りがあった。
「分かったら真っ先にお知らせします」というほのめかしはしょっちゅう。

>>237
視聴率爆死確定だろｗ

48人全員がそれなりに美味しいようにするには次々に取調べで処理していくしかないな

AKBのメンバー数は48人じゃないもっと多い
全員がひとことセリフを言うだけでも数分かかる

>>237
とりあえず次回の「新堂本兄弟」で三谷が何故「Beginner」を
チョイスしたかのトークの放送待ち

まぁ、三谷がAKBに興味持ったところで田村正和が首を縦に振ってくれなければ
元も子もないけど

すぐに続編があるかと思われた「古畑中学生」すら続編が放送されてないしね

>>242
47人で１人セクシー刑事だな

>>245
フェロモン刑事じゃなくて？

>>246
そうだったか
名前忘れてたわ

写真の男性(事務所の人)が行方不明って言われたら
もっと前田は動揺してくれよｗｗ

警部、あの女クソですね！が好きなのでよろしく頼む

>>249
あきちゃかww

前田敦子 ｢ハンマ〜カンマ〜！｣

前田はおいつめられたら眠そうな顔するとか
古畑が「お眠いでしょうがもう少しお付き合いできますか？」
とか言うとかな

あー古畑やんねーかな
古畑よく出来たドラマだわ

>>244
古畑中学生は数字が思ってより期待ハズレだったからね
数字主義のフジじゃなく日テレやTBSとかなら続編やりそうな数字だったけど

宮澤「古畑さん、さやかはやってないっすよ」

まだかな〜(´･ω･`、、、

菊池には教えるなよ

きくぢブログ「取り調べまだかなー^^」

>>251
ザコシショウｗ

ワロスｗ

秘密を共有するのは人数は少なければ少ないほどいいはずなのにわざわざ当事者でないメンバーにまで話しまくるとか頭おかしいのかこいつら

ほ

Ｓｃｅｎｅ２２−１


―事件から三日後 楽屋―

「どうする？」
　秋元が椅子の一つに腰かけながら言う。楽屋は事件当夜のような沈黙に閉ざされていた。
「二期生には言ったんだよね？」
「うん」
「拡げて大丈夫かな？」
板野が続いて疑問を出す。
「あまり、現実的じゃないよね」
　と、峯岸。
「うん。でも、このままでも時間の問題じゃない？メンバーのほとんどが、刑事に付きま
とわれてるあっちゃんを目撃してるし、噂も広まってるし、明日刑事が来たら何にもしな
いでもバレると思う」
　優子が弁を振るう。
「確かに。そこで、取り調べなんて受けたら絶対ぼろ出そう」
　宮澤が頷く。
「でも、本当のことを言ったら誰かが漏らさないって保障もないんでしょ？」
　小嶋が冷静に言う。
「賭けだよね。みんなの天秤にかけて、重いのは正義か東京ドームか」
　秋元が呟く。
「麻里子は？」
　板野が訊く。篠田はずっと考え込んでいる。
「私は…、言うべきだと思う」

Ｓｃｅｎｅ２２−２

　篠田の意見は続く。
「これはみなみの口から話すのが妥当で説得力あるし、でもそのことでまたみなみに負担
がかかるのも事実だけど」
「どう思うゆきりん？」
　板野が訊いた。
「私、ですか？」
　柏木は少し驚いたが、すぐに口を開いた。
「私は言った方がいいと思います。あの、気持ちの問題だと思うんです。事前に告白され
るのと、バレてから言われるのと。こんなこと言いたくないですけど、もし、仮に、裏切
り者が出るおそれがあるんだったら、私とNot yetの三人は監視役をやるつもりでいます」
「それは…」
「わかってるんです。私たちは期もバラバラで、チームも分かれていて、由依ちゃんは４
にパイプがある。４人で相談しました」
　楽屋は再び沈黙に閉ざされた。しかし、小嶋がため息をついた。その顔は笑顔だ。
「ゆきりんに言っといてよかった」
「決まりだね」
　才加が手を打つ。
「今日中にみんなを集めよう」
「心配しなくても平気だよ、ゆきりん。今の私たちから裏切り者なんて出ない」
　大島が自信満々に言う。
「はい」

ゆきりそかっけえ

裏切り者フラグきたで

茶番劇茶番劇！！

そういえば一年位前にもどこかで聞いたことあるような気が（＾０＾）

そういえば昔小説書いてた人がいたな
快速小嶋とかいう人だったかな

事件から3日てことはあと3日間くらいか…
クライマックスになるであろう東京ドームが楽しみすぎるw
支援！

ラストは前田がステージに古畑誘って一緒に踊るとかあったらいいな

そうか作者は東京ドームコンのステージに古畑を登場させるつもりだなｗ
だから無理やりにでもメンバー全員が共犯である必要があったわけだ

・・・だがそこに姿を現したのはいつもの戸賀崎支配人ではなく、古畑任三郎だった・・・

誰が裏切るのか……wktkが止まらぬ

VSスマップみたいに犯人だとわかってもステージに立たせる古畑の粋な計らい
ってのはありそう

今泉を誘惑する柏木とかな

>>272
でもSMAPパターンを踏襲するならステージに上がるのはtgskだよな

監視役で急にノイエの３人登場したなｗ

終わってもなお熱狂冷めやらぬ東京ドーム…
「んー…素晴らしいステージでした」
「ありがとうございます」

ここでシーン4の回想
「私たちがいなくなったあと、AKB続いてると思う？」
回想おわり

｢行きましょう、古畑さん｣

チャッ♪チャチャッ♪チャッ♪チャチャ♪(エンドロール)
て来たら泣く

>>276
本当に見たくなるのうTVで

Ｓｃｅｎｅ２３

―事件から三日後 事件現場―

「そういえばさ。西園寺君。凶器の重さわかったの？」
「はい。2.3キロでした」
「2.3？随分と軽いんだね」
「はい」
「なんでそんなに軽いの？」
「特殊な素材でできているそうです」
「へぇ」
「ただ、その素材、ものすごい刺激臭なんです」
「刺激臭？」
「はい。紫外線の影響で設置してから一週間後には臭いが無くなるそうです」
「えー。花壇が設置されたのはいつ？」
「五日前の午後です。ちょうど、事件の前日です」
「んー。そう。西園寺君」
「はい。ちょっと頼みたいことがあるんだけど」

変なにおい の伏線回収キター！！

SMAPの香取にやったみたいに誰かに古畑が「数学の授業（算数の問題）」やる展開希望
トリックに数字がからむようなネタでないと厳しいかもしれないけど

稲垣的ポジは誰になるかな

Ｓｃｅｎｅ２４


―事件から四日後 東京ドーム―

　「よし。そこまで。２コーラス目のサビの入り、遅れてるよ。もう一回！」
「はい！」
　高橋はステージ上で檄を飛ばしている。その背中に戸賀崎から声がかかった。
「高橋」
「はい」
「警察の方がお見えだ。前田を呼んでくれるか？」
「…はい」
「ちょっとストップ！…あっちゃん、警察の人が」
「…わかった」
　前田は置いてあったタオルで汗をふき、飲料を口に含んでから、裏に向かった。

Ｓｃｅｎｅ２５

―東京ドーム 外―

　「お疲れ」
　走ってくる西園寺に古畑が言う。
「なんか出た？」
「何も出ませんでした。全員、知りません、やってません、の一点張りです」
「そう」
「こんな取り調べ意味あったんですか？」
「西園寺君」
「はい」
「僕のすることに意味のないことなんてないよ」
「じゃあ、何かわかったんですか？」
「西園寺君」
「はい」
「あと一日待ってくれる。まだ確認しなきゃいけないことがあるんだよ」
「わかりました」

>>274
ラストはマネが挨拶にいったっけか、勘違いしてた

でもtgskが出てきたらヲタ達はサプライズだと思うんだろうなw

>>283
確か幕が上がったらSMAPではなくマネ役の戸田恵子が出てくる・・・
っていうのを引きで撮りながらのエンドロールだった
AKBの場合はoverture後にtgsk登場って感じか？

面白い

なんか無理矢理感がハンパないな
全員が共犯者っていうコンセプトに縛られたんだろうけど

ほしゅ

何か三谷幸喜を見てると別にミステリー大好きでなくても書ける人はミステリー書けるんだなって思って何だかなあって感じ

こんなスレあったんだ
めちゃ面白いよ
一年ぐらい前に何かのスレで
「古畑任三郎vsAKB48」年末か年始スペシャルドラマやらんかな？って
レスしたの思い出したよ
ドラマ実現難しいと思うけどさ
これは、これで楽しいぞ

ttp://epcan.us/jlab-ep/10160024431/ep317120.png
こんなのあった

Ｓｃｅｎｅ２６


―事件から五日後 東京ドーム―

　戸賀崎は向こうからやってきたシルエットに肩を落とした。
「戸賀崎さん。おはようございます」
「今度は何ですか？」
「ご心配なく。今日は横やりを入れるつもりはありません。リハーサルが終わるまで大人
しくしてます。ただ、ひとつお願いがあります」
「なんですか」
「リハーサルの様子を見せていただけないでしょうか？」
　戸賀崎はしばらく考えていたが、やがて渋々頷いた。
「いいですよ。こちらへ」

　戸賀崎はなるべく目立たない席に古畑を案内した。
「ここでよろしいですか？」
「ありがとうございます」
「くれぐれも、彼女たちの気を散らすようなことをしないようにお願いしますよ」
「はい。肝に銘じておきます」

　戸賀崎が去ったあと、古畑はリハーサルが終了するまで彼女たちを見つめ続けていた。

Ｓｃｅｎｅ２７−１


　高橋がリハーサルを終え、ステージを下りると、一人の男が立っていた。
「どうも。はじめまして」
「は、はじめまして」
「警視庁の古畑です」
「あ。警察の。メンバーから聞いてますよ」
「忙しいところ。ご迷惑をおかけします」
「いいえ。刑事さんの仕事はこういうことなんですから、仕方ないですよ」
「理解していただけると、助かります。腕の調子はどうですか？」
「ご存じなんですか？」
「はい。支配人の方からうかがいました」
「そうですか。でも、もう大丈夫です。それより、犯人は捕まりそうですか？」
「はい。おかげさまで」
「そうですか。よかった。やっとみんなが楽しく仕事できます」
「楽しく？」

Ｓｃｅｎｅ２７−２

「はい。リハーサルはみんな真剣で、頑張ってくれてます。でも、楽しんでないんです」
「楽しむ、というのは？」
「そのままの意味です。私たちのライブは、お客さんを楽しませるんじゃなくて、お客さ
んと一緒に楽しむものだと思ってるんです。まず、私たちのステージに立つ喜びとか楽し
さがあって、それがお客さんに伝わって一体感が生まれてくると思うんです」
　古畑は笑顔で拍手をした。高橋が首をかしげる。
「えー。キャプテンなんですか？」
「はい。一応」
「さすが。素晴らしいことをおっしゃいます」
「それほどでも。ですから、犯人早く捕まえてくださいね」
「わかりました」
「私は次の仕事があるので、これで失礼します」
　高橋は頭を深く下げると、リボンで上げた後ろ髪を揺らしながら、走っていった。

脳内再生されまくりﾜﾛﾀ

「えー。いま観ている人のなかにＡＫＢ４８のファンの方がいれば、謝っておこうと思い
ます。すみません。しかし、これだけは言っておきます。私は必ず犯人を必ず捕まえます。
さて、今回の事件のポイントは、私がなぜ証言なしで被害者が前田敦子さんのストーカーだ
とわかったのか。そして、私は実際に被害者を殺した人物が前田さんではないことも、殺し
た人物が誰なのかもわかっています。えー。もう一度最初から見直してみてください。
古畑任三郎でした」

なんか意外とあっさり終盤まできたな

>>295
wktkすぐるううう

BGMまで脳内再生できるのが魅力の一つだな
やはり知ってるドラマシリーズの小説ってのもいいね

普通の小説を勝手にイメージ膨らませるのとはまた違う楽しみだ

当事者以外のメンバー全員に打ち明けた意味がねえええええええええええええええええええ

実際にドラマで作るとしたら本当に公演のリハーサルが終わったあと即撮影とかありそうｗ

全然わかんねえよおおどうなるのか

まさか、今日はここで打ち止めじゃないよなw

終盤までくるの早いなぁ〜、面白いからもっと続いて欲しいw

あっさり終わりそうだな

なんだよｗレギュラー放送かよｗ

支援
早く続きがよみてえや

>>295
言われた通りにもう１度始めから読み返してみたけど分からんな。
ただ最初に謝ってるって事はメンの中の誰かで確定？

期待あげ

ほ

原作でもそうだけど、
実は今泉の行動って事件の解決につながってる部分があるんだよね。
今回もそうかも？？

古畑は誰を崩すんだろ
麻里子あたりか……うー楽しみ過ぎるぜ

おれ読解力なさすぎワロチ。たかみながストーカー殺したんじゃないのか

刺激臭がすることを知ってるのは5日前に石を触ってる人物だけ
→なんか引っ掛けてボロ出させる
ってパータン？

犯人秋Ｐ→逮捕→詞が書けない→ファンの皆さんゴメンね

かと思った俺寝不足

今泉の気持ちになって読んでます

めっちゃ続きが気になる！

年末にスペシャルドラマとかでやらんかな･･･。
三谷幸喜の感じたAKB48が見たい。

･･･古畑が元気なうちに･･･。

Ｓｃｅｎｅ２８−１


―事件から六日後 東京ドーム―

　コンサート当日。
古畑は最後のリハーサルが終わったあとで、戸賀崎に頼んでメンバー
をステージ裏に集合させた。
「はじめましての方。警視庁の古畑と申します。さて、みなさんにはコ
ンサートの前にお話ししておきたいことがあります」
「事件のことですか？」
　大島が訊く。
「はい。えー。今回の事件は特殊です。一人の犯人に対して非常に多く
の協力者がいます」
　古畑の前にいる少女たちは口をつぐんでいる。古畑は続けた。
「協力者は様々な工作を行いました。…特に私が気になったのは、凶器
です。凶器は石でした。えー。被害者が殺害された公園には、花壇があ
ります。その花壇は、このような石で囲まれていました」
　古畑は花壇の写真をメンバーの前に掲げた。
「何かお気づきになりませんか？えー。大島さん」
「一つ、ありませんね」
「そうです、一つありません。んー。この石はどこへいったんでしょうか。
…えー。もう見つからないでしょうが、私は知っています。おそらく、湖の
底です。…大島さん、指原さん、北原さん、横山さん。あなた方四人は事件
の翌日、琵琶湖畔で撮影がありました。一泊二日で。そして、大島さん」
　古畑は大島を見据えた。さすがの大島も表情がひきつった。

Ｓｃｅｎｅ２８−２

「はい」
「あなたの荷物だけが、キャリーケースでした。そして、あなたはそれを、軽々と持ち上
げていました。それも、えー、片手で。普通、あのキャリーケースのなかにまともな荷物
が入っていたら、男性の力でも片手では相当な力が要ります。それをあなたは片手で持ち
上げていたんです。私は驚きました。しかし、あなたに男性並みの力があるわけではあり
ません。そうなると、キャリーケースのなかには、軽く、そして大きくてかさばるような
ものが入っていたと考えるのが自然です。…西園寺君」
「はい」
　古畑が呼ぶと、西園寺が滑車に凶器と同じ石とダンボールを乗せて現れた。古畑はダン
ボールを滑車から下ろし、石だけが乗った滑車をメンバーの正面に移動させた。
「はい。見てください。公園にあったのと同じものです。この石ですが、実は非常に軽い
んです。女性でも簡単に持ち上げられます。そして、えー、普通の旅行鞄には入らないサ
イズです。あなたはこれをキャリーケースに入れていたんです」
「それが私の荷物に入ってたとして、そのことをどうやって証明するんですか？」

きた

何だかつまらないぞ

犯人はＳＤＮ
よってメンバーは全員卒業

Ｓｃｅｎｅ２８−３

　大島が食い気味に訊ねる。
「はい。実は、この石。特殊な素材を使ってこの軽さを実現しています。しかし、この素
材…」
　すると、古畑は言葉を切って石に鼻を近づけた。しかし、まもなくむせて顔をそむけた。
そして笑う。
「えー。まったく強烈な臭いです。いくら外に置くものだとしても、私はいただけません。
しかも、この臭いは、一回移るとなかなか消えてくれません。西園寺君」
「はい」
　再び西園寺が持ち運んできたものに、大島の顔から血の気が引いた。古畑は得意の笑みを浮かべる。
「えー。どこかで、見覚えがありますか？」
　古畑はキャリーケースを持ち上げながら訊く。
「西園寺君。これ誰の？」
「大島さんのものです」
「どこにあった？」
「ごみ捨て場です」。
「ありがとう。西園寺君。外で待っててくれる？」
　西園寺は一礼し、去って行った。

昨日やってた藤原竜也の話面白かった

Ｓｃｅｎｅ２８−４

「お聞きになりましたか、大島さん。西園寺君に頼んでおいて正解でした。ぎりぎり間に
合ったそうです。それで、このキャリーケース捨てられていたんです。まだ、問題なく使
うことができるのに」
　古畑はキャリーケースの持ち手を伸ばし、引っ張って見せた。
「えー。あなたには、どうしてもこれを捨てなければならない理由があったんです」
古畑はキャリーケースを開けると、石にしたように鼻を近づけ、鋭い笑みを浮かべた。
「えー。なかなか強烈な臭いがします。この中に荷物を入れようとは誰も思いません。確
実に、臭いが移ってしまいますから。では大島さん、嗅いでみますか？」
　大島は驚いてはいたが、言葉を返した。
「いいですよ」
　古畑は無言で頷き、紳士的な動作で大島を誘導した。大島はキャリーケースを開け、中
の臭いを嗅ぎ、そのまま表情を変えず、石の臭いも嗅いだ。
「同じ臭いがします。でも…、でも、私がこのキャリーケースを所持していたとは証明で
きませんよ。私はこの石を持ってませんから」

キャリーケースくっさいのかｗ

これこのまま終わらないよな？
>>16が誇張すぎる

>>1
折からの古畑再放送ですぐ思いついたよ年末スペシャル古畑VSAKB48の図
センター争いが土台で神7のなかに犯人が…？っていう
基本SMAPと同じやつだけどさｗｗ
みるのになあ、hshsするに違いないのに

古畑は本当によく出来たドラマだわ
田村正和はもう出来ないだろうが…残念だ

>>327
テロップの最後の人・・・

俺は江口が犯人でいて欲しいと思う

>>327

>>16は別のやつだろ？

>>327

オープニングは>>16じゃなくて>>20だぞ

それにしてもマジにつまらない
こんなので終わらせるつもりか

またあぼーんが来てる

Ｓｃｅｎｅ２８−５

「では、この臭いがする石をあなたとまったく同じキャリーケースに入れて持ち運び、そ
して破棄した人物がいたということですか？」
「はい」
　大島が答える。古畑は舌を鳴らした。
「えー。なかなか面白いことをおっしゃいます。…いいでしょう。これがあなたの所有物
だと証明する最も強力な証拠は、指紋です。もし、これが本当にあなたのものなら、あな
たの指紋がいたるところについているはずです。違いますか？」
　大島は頷く。
「えー。さて…。大島さん。みなさんも、これ覚えていらっしゃいますか？」
　そう言って古畑がダンボールから取り出したものに、大島は息を呑んだ。
「そうです。私の差し入れしたクッキーの空き箱です。これを差し入れした日に、これに
触れていたのは、大島さん、あなただけです」
　と、古畑はクッキーを指で弾いた。大島は言葉を失くした。

Ｓｃｅｎｅ２８−６

「大島さん。えー。あなたは、感心できる行動力の持ち主です。あなたは私が鋭いと感づ
くと、わざと目立つように行動しました。えー。緊張で口が回らないメンバーを私の追求
から守るためです。私が皆さんにサインをお願いしたときに、あなたは指紋を採取される
ことを警戒して、ほかのメンバーに私のペンを触らせませんでした。あれには感心しまし
た。しかし、あなた、自分のことを忘れていました」
　メンバーの視線が大島の背中に注ぐ。大島はうなだれた。
「古畑さん」
　前田が声を上げた。
「なんでしょう」
「接点の話の前に、被害者が私のストーカーだってことを証明していただけませんか？私の事務所の男は捕まったんですか？」
「えー。実はその男性非常に逃げるのが上手なんです」
「まだ捕まってないんですか？」
「はい」
「じゃあ…」
「でも、…証明はできます。えー。まず…」
　古畑は先程西園寺が運んできたダンボールのなかから、携帯電話を取り出した。

おもしろすぐる

これで仮に落ちがたとえいまいちでもオープニング作品として申し分なし

十分楽しめた。これからもおまいら力作シリーズたのむぞ

>>327だけど勘違いしてた
>>16ありきでどんでん返しに期待してたがなさそうだな
もう東京ドーム当日だし
イチローパータンね

Ｓｃｅｎｅ２８−７

「犯人たちは、かなり丁寧に処分をしていました。被害者の家にあったであろう写真、パ
ソコン。そして、この携帯もそうです。犯人たちには運が向いていました。携帯の画像は
すべてカードに保存されていました。そのため、犯人たちは、カードを処分するだけで済
んだんです。えー。しかし、接点は画像や写真だけでしょうか？」
　古畑は携帯を開き、中央のキーを人差し指で押した。軽快な音楽が、静まりかえったド
ームを走り抜けていった。
「はい。この曲。前田さん、ご存じですね？」
「…はい」
「曲名をうかがってもよろしいですか？」
「この胸のメロディー…」
「ありがとうございます。これはあなたのソロデビューシングルのカップリング曲です」
　そう言って古畑は、キーを打って、音楽を止めた。
「それが、何か？」
「はい。この曲私も聞いたことあるんです。えー。殺人現場でです。私が聞いたのはアラ
ームでした。被害者はこの曲をアラームに設定していたんです。では、最初のアラームを
見てみましょう。４時１５分です。念のため言っておきますが、午後ではありません、午
前です。えー。前にもお話しした通り、被害者は無職です。アルバイトもやっていません
でした。そんな彼が、４時１５分にアラームを設定していたのはどうしてでしょう。前田
さん」

おもしろいお

支援あげ
どんどん頼む

>>338
イチロー「パータン」だと誤認逮捕来るよね？
これはどちらかと言えばＳＭＡＰパータン？

時間空くから仕方ないけど
石が強烈な臭いって言ったから
優子から落とすのがバレバレｗ

つまんない
所詮素人のお遊びだな

確かにそこまでじゃないけど頑張って書いてくれてるんだからそういうこと言うなよ。

その通り

俺は応援してるぞ

>>344
とかいいつつずっと見てるよな

>>344
じゃあ次お前が書けよ

充分すげぇよ

楽しいよ！頑張れ＼(^o^)／

ここからがもっと面白いんだろう？
じらすなようじらすなよう

おもろいと思うぞ
はよう次投下してくれ

やべえ一気読みした。
続き楽しみ

期待あげ

コンサート当日、メンバーの前で事件について話をしながら古畑は思い出していた。

事件翌日以降、メンバーが話をしている様子を楽屋の隅でじっと聞いていた一人のメンバーがいた。
携帯電話をいじり、ゲームをやっているだけにみえたが、しっかりと聞いていた。
周囲のメンバーも誰も彼女に話かける事はなく、彼女は存在感すら消していた。

古畑が前田をはじめメンバーへの事情聴取を終え帰ろうとした時、後方から声が聞こえた。
「あの...待って下さい」
後ろを振り返ると見覚えのないメンバーが立っていた。
古畑は思った。こんなメンバーいたかな？
「えー、あなたは？」
「私はSKE48の松井玲奈といいます」
「松井さん？S...SKE？AKBではないんですか？」
古畑は西園寺に目をやった。
「西園寺君、説明してくれる？」
「はい。SKE48というのは、名古屋の栄を中心に活動していまして、AKB48の姉妹グループです。松井玲奈さんはAKB48の選抜としても活動されています」
「AKBじゃないのにAKBをやっているって事？何だか混乱してきたよ。で、私に何か？」

松井は周囲を見渡し、誰もいないのを確認すると静かにそして力強く話し始めた。
「私、聞いちゃったんです」
「聞いたというと？」

その様子を見ていた松井珠理奈が篠田の所に駆け寄ってきた。
「玲奈ちゃんが黒いスーツを着た人と何か深刻そうな話をしていたんですけど、何かあったんですか？あの人誰ですか？」
その場にいた篠田、前田、大島は表情を曇らせた。
「玲奈...」

規制に巻き込まれたので、代行をお願いしました。

Ｓｃｅｎｅ２８−８

「えー。最初のアラームが鳴った約１５分後にうちの今泉があなたを目撃しました。そして、ちょっと気になって調べてみました。彼はかなりの量アラームを設定しています。４
時１５分の次は、１２時１５分、その次は２２時４０分。これを見ていて、私はあることに気づきました。そして、私はあなたのマネージャーさんに確認しました。何を。あなた
のスケジュールです」
　古畑は胸の内ポケットから、一枚の紙を取り出した。
「えー。この日、あなたの最初の仕事は６時に集合です。あなたはいつもタクシーを使うそうですね。あなたのマンションから、最初の仕事場まで余裕をもって向かうには、４時
半ごろ、家を出る必要があります。えー、最初の仕事が終了するのは１４時５分です。そして、次の仕事、この日は最後の仕事になりますが、これが終了するのが２３時５５分で
した。えー。彼のアラームに戻ってみましょう。んー。一見関係のないように見えます。 しかし、彼のアラームに設定された時刻は、彼の自宅から、あなたの自宅や仕事場まで、
電車で余裕を持って向かうのにちょうどいい時刻なんです。えー。さらに、彼は駅で使わ れているＩＣカードの機能を携帯電話に入れていました。そして、彼はそこに２万円が入
っていました。彼が頻繁に電車を利用していたことがわかります。えー。彼は仕事を終えたあなたを追うために、このアラームを設定していました。この法則は残りの六つのアラ
ームにも当てはまります。…はい。これが、被害者があなたのストーカーだったという証
拠です」

裏切り者は玲奈か･･･

変なニセモノが出た直後だしトリつけないと本物かわからん

なんか文章が荒くなってきてないか

ここは古畑が語気を強めて一気にまくしたてる
ダイナミックなシーンだからこれでいいんだよ

50人ぐらいで古畑と今泉をボコボコにする

ほしゆーーー

作者は本当に規制に巻き込まれたっぽい

http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1317003263/


どうする？誰かがトリつけて代行するか？
そうしないとオチがしばらく拝めないことになるかも
まぁ、この代行するで確認していくのもありだけど

>>357
＞ そして、彼はそこに２万円が入っていました

ってちょっとおかしくないか

さてボロくそに叩かれだしたわけだが

面白いけどね。

代行でもなんでも結末までがんばってほしい。
楽しみにしてるんだから！

>>365そんなの気合で補完せい

読んでないんだが、誰か流れを教えてくれないか？

>>356
ややこしいことしないで。
オリジナルストーリーは本物（１）が終わるまで待ってくれ。

その通り

作者はモリタポアカウント(http://p2.2ch.net/)持ってないの？
年間5,000モリタポ（＝500円相当）で規制を回避して書き込める

http://www.oshiete-kun.net/archives/2008/08/janep2proxy.html
p2proxy使えば専ブラからP2の書き込み機能だけを利用できる

age

DION軍とかの長期規制かな

書き込みだけならなんとでもなるだろ

ほしゅ

引き続き、代行からです。ご迷惑おかけします。
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1318739742/


Ｓｃｅｎｅ２８−９

「えー。被害者は事件当日もこのアラームの通り行動しました。しかし、実際に犯人を殺害したのは違う人物です」
　古畑は一度言葉を切った。
「えー。殺したのは高橋さん。あなたですね？」
　高橋はまっすぐに古畑を見つめた。
「説明してください」
「もちろんです。…えー。これ、見てください」
　古畑はダンボールから、ビニールで包まれた被害者のジャンパーを取り出した。

頑張れ！
保守ならいくらでもしてやるぞ

はよう次貼るんや

おお

いいね
今夜中に最後までいくといいな

続きが読みたいが眠いから寝ます

更新頑張ってください

俺の推しのまゆゆでてほしかったけどしょうがないか〜

ほしゅりんぐ

古畑「犯人はどう考えてもあの仁藤という男でしょー。えー、だって、あんなコソ泥顔いないよー。決まりだよー」

代行さんもトリップ付けた方がいいと思うよ

作者のトリップ知ってるなら使わせてもらっても構わないと思うな

文体でわかることはわかると思うけど、ニセモノが現れないとも限らないしね

>>386
今のところ代行してくれてる人は代行スレの住人であってこのスレの住人ではないので
通常の代行どおり文面そのままをレス代行してるだけ

小説と銘打ってるわりには語彙の乏しさだけが目立つな。
小説？としての完成度は相当低いけど
ネタとして楽しめる人がいるならいいのかもな

同じ物書きとして許せないんだけど…
のコピペと同じ匂いがする

ほしゅ

捕手

おもろ

シーン分けで書いていく手法がゴルゴ13を思い出す。

( ﾟ∀ﾟ)o彡ﾟ今泉！
( ﾟ∀ﾟ)o彡ﾟ今泉！

フェロ畑「えー、あなたが嘘をついているかは、体に聞けばわかりますーうふふふ」

引き続き、代行からです。ご迷惑おかけします。
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1318739742/99

Ｓｃｅｎｅ２８−１０

「被害者が着用していたジャンパーです。ここ、見てください。破れています。かなり大きな穴です。中の綿が出てきているので、鋭利な刃物ではなく、なにか引っかかりのあるもので破いたことになります。そこでピンと
きました。…そして、臭いを嗅いでみました。案の定、あの強烈な臭いでした。つまり、このジャンパーの穴は、その位置から見ても、犯人がこの石で後頭部を殴った後、その重さに耐えられず、落とした際に破れた穴だと
考えられます。しかし、凶器に使われたこの石は非常に軽いんです。女性でも、両手ならあの程度の重さは振りまわすことができます。しかし、犯人は耐えられなかったんです。つまり、腕に力の入る状況ではなかったとい
うことです。そこで、私はあなたに目をつけました。あなたは左腕を怪我していました。あなたがこの凶器で被害者を殴り殺したんです」
　水を打ったように静かになった空間で、一つの声が上がった。
「その通りです。古畑さん。私が…」
「違います！私がやったんです！」
　前田が高橋を遮る。興奮する前田を、古畑は手で制した。

違います！私です！

きましたねー
ご苦労様です
さてさてどうなるかな

「古畑さん、なんなら間に入りましょうか？」
背後からの声に振り返る古畑。そこに立っていたのは秋元総合プロデューサーだった。


保守支援

ぜんぶ古畑の想像の域を出ないじゃないかｗ

>>399
ナイナイのANNネタw
古畑=岡村かよw

たかみな怪我してたってどっかにあった？

>>27に書いてある

引き続き、代行からです。ご迷惑おかけします。
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1318739742/

Ｓｃｅｎｅ２８−１１

「えー。前田さん。私は犯人はあなたではないと断言できます」
　古畑の語気が強まる。
「このジャンパーの穴は左肩に空いていました。普通、人は物で人を殺害するとき、利き手で凶器を持ち上げもう一方の
手で支えます。その体勢が一番力の入る体勢だからです。そして、被害者の打撲痕は頭の右斜め後ろでした。つまり、犯
人は凶器を右上から左下に振りおろしたということで、これは右利きの人間が殴打したことを意味しています。えー、私
握手のときに確認しました。前田さん、あなたは左利きです」
　前田は今度こそ項垂れた。
「古畑さん」
　高橋は前田の肩に手を置くと、古畑を見て、一歩前へ踏み出した。

たかみなーーーーーーーーーーーーーーー

つまんねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

あっちゃんにサインもらってたからな左利き
たかみないよいよ……

>>403
ありがとう

篠田「私がやりました」
大島「いや私が」
指原「じゃ私も」

>>409
高橋「どうぞ、どうぞ。」………言うかあw

>>410
そして滑るというね

きっと続きが、大どんでん返しがあるんだ！

でも実は共犯だからダチョウにならないんだよな
古畑「はい知ってますぅ・・・ﾑﾌﾌあなた達も共犯ですぅ」

高橋「…私の負けね…さすが古畑さんですね」
古畑「うふふふ、光栄ですー。………では柏木さん、署の方へご同行願えますか？」
柏木「ええーっ！？あたしー！？」
前田「ゆきりん…うっ…うっ…」
高橋「ゆきりん、達者でな…」
渡辺「チームBは、私達で守っていくからっ…！」
柏木「ちょっとーっ！おかしいでしょー！？」

ゆきりんの、裏切り者が出ないように監視します(ｷﾘｯ は前フリじゃなかったのかああああああ

てかそんな軽い石で死ぬのかな？製造されたものなら角もないんだろうけど

引き続き、代行からです。ご迷惑おかけします。
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1318739742/

Ｓｃｅｎｅ２８−１２

古畑は先程までの鋭さのない、柔らかい笑みを返した。
「えー。私が最も気になっていたのは、前田さんとストーカーとの接点でも、殺害した人
物が誰かということでもありません。あなた方は犯罪を行うには若すぎます。今まで私が
話したことは、事件から三日後の時点でわかっていました」
「じゃあ、何が？」
「はい。協力者の数です。えー。たとえ、同じグループのメンバーでも、一人の人物のた
めにこれほど大勢が動くということが、私には信じられませんでした」
「そんなことですか」
「いいえ。滅多にないことです。そこで、私はみなさんに挑戦をしました」

「まさか」
「えー。そうです。あの取り調べです。普通、警察の取り調べに予告なんてありません。
私はあえて予告したんです。取り調べとなると、どこかから綻びが生まれるかもしれませ
ん。その事態を逃れるには、全員の口裏を合わせるしかないんです。しかし、離反者が出
ても、終わりです。えー。あなたたちは見事にそれをやってのけました。これには感動す
ら覚えました。そして、確信しました」
「そうなんですか…。はめられたんですね。わたしたち」
「いえ。結果的にはそうかもしれませんが、あれは私からの挑戦です。あなたたちは見事
私に勝利したんです」
「そうかもしれません」
　高橋は口角を上げた。

意味が分からん

残念な流れ

いいや、エッセンスは受け継がれてる

つまらないし意味がわからん

ひどいラストやな

いやいや、絶対大どんでん返しがある！…と、思いたい

古畑はこんなセリフ言わねーよwwwwww

自分の頭が悪くて理解出来ないからって、つまらんって事にするバカ多過ぎw

理解不能というより単に描写不足じゃね
殺人に加担するなら普通もっと考えるだろみたいな…

ん？終わったのか？

誰か5行でまとめて

証拠は自白だけ？

高橋が言ったのかな。>>418の嵌められたって台詞がよう分からん

古畑は取り調べを予告して嵌めようとしたってことでは？
でもメンバーがボロださなかったから古畑は負けたって言ってるのかな

>>34
これよく出来てたなw

古畑
「犯人は高橋みなみさん…あなたです」
高橋
「そ…んな」
古畑
「隠しても無駄ですよ。アリが恐竜に勝てると思ってるんですか？
高橋
「く…」
古畑
「マックスパワーの半分であなたを逮捕しますよ」
高橋
「ハッタリであってくれ！」

引き続き、代行からです。ご迷惑おかけします。
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1318739742/

Ｓｃｅｎｅ２８−１３

「じゃあ、私に会いに来たのは、何のためですか？」
「それは、あなたとお話ししたかったんです」
「私と？」
「はい。えー。この言い方は少しおかしいかもしれませんが、あなたは犯人にふさわしい方で
した」
　高橋はため息をついた。
「さすがです。すごい推理でした。到底、私たちが敵う人じゃありませんね」
「とんでもございません」
「でも、古畑さん」
「一つだけ、間違ってることがあります」
「なんでしょう？」
「犯人が私以外でも、メンバーは同じことをしていたと思います」
　古畑は粛々とお辞儀を返した。高橋はメンバーに振り返った。
「みんな、私のためにありがとう。私がいなくなることを、みんな心配してくれてたみた
いだけど、こんなことがあってもステージに集中できるんだったら、私がいなくたって大
丈夫。この六日間で、それがよくわかった」
高橋は清々しい表情で古畑に向き直った。
「…古畑さん。お願いします」
　古畑は指を組んだ。
「ちょっと待ってください」
　篠田が進み出た。

ここにきての麻里子様

ほしゅ

麻里子の事務所の力でもみ消してやって。

引き続き、代行からです。ご迷惑おかけします。
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1318739742/

Ｓｃｅｎｅ２８−１４

　篠田が進み出た。
「この件は今日の最後で必ず発表します。だから、私たちに高橋と一緒にステージに上が
るチャンスをください。東京ドームは、私たちの夢なんです！お願いします！」
　深々と頭を下げる。
「お願いします！」
　ほかのメンバーも篠田にならう。
「みんな」
　古畑が高橋を見る。古畑が頷く。高橋も深々と頭をさげた。
「お願いします！」
　古畑はメンバーに背を向け、一二歩足を進めて、止まった。
「実は、私にはまだひとつ気になっていたことがあります」
　古畑の口調に、メンバーが顔を上げる。
「えー。それは…」
　古畑が向き直る。
「みなさんのステージです」
　古畑の一言に、メンバーは一瞬固まった。
「楽しみにしています」
　古畑は笑顔を見せると、再び踵を返した。メンバーはその背中に思い切り頭を下げた。
「ありがとうございます！」
「あと何分？」
「十分ぐらい」
「みなみ、円陣組もう」
「うん」
　古畑は背中に明るい喧噪を聴きながら、観客席につながる階段へ向かった。

東京ドームでエンディングって何かであったな

犯人は秋元

ああ……もうすぐ終わるのか…

ふｍ　うまいことまとめおった
すばらしいじゃまいか

物的証拠なし

やっつけ感満載のまとめ方

引き続き、代行からです。ご迷惑おかけします。
(p)http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1318739742/

>>439で終わりになります。

みなさん、長い間温かくお付き合いいただき、ありがとうございました。
一応ミステリーでしたが、自分の力が及ばぬところばかりでした。

また、何か機会があれば、ＡＫＢを文章にしたいと思っています。

応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

>>446
よくまとめた！十二分に楽しめたよ！
オープニングテラーとして申し分なし！！

乙
解決編から失速した感は否めないが、なかなか楽しめた

楽しかった
GJ

>>446
おお、お疲れ様
あれで終わってたか
次回作も読みたいものですなあ

せっかくメンバーたくさんいるから
古畑と会話して欲しかったな
うっかり口滑らしたりして

>>446
おつかれさまでした
BGMまで脳内再生できる古畑VSAKB
最高でした

おもしろかったよ！
乙でした

お疲れ！次回はユニットくらいの小さめの単位で読んでみたい

うん。良かったよ。
ここはこれからどうなるんだ？
作者さんの次作待ち？
それとも誰かが引き継ぐの？

乙ですd(^_^o)

乙

最高でしたo(^▽^)o

面白かったよー！乙！！！

>>455
古畑および三谷とAKB48について語るスレとして暫く継続するとか
語ることが続けばの話だけど

とりあえず10/23に三谷が「新堂本兄弟」に出て「Beginner」熱唱するみたいだから
なんとかそこまでは保守頑張ってみようと思います

乙
古畑詳しいね！面白かったよ

乙でした
１つ疑問があるんだけど、前田のスケジュールを漏らした事務所のヒトって別にどーでもいい存在なのね？

なにはともあれ一段落したんだ。

まとめんばーよ、うまくまとめちゃもらえんかね？

書き手が才能のない人で安心した

乙。
そして>>462の疑問を解決してほしい

おもしろいAKB小説教えて2
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/akb/1318248182/

ここで紹介してもいですか？

つまらないAKB小説だから駄目

>>1
乙
普通面白かった
次作に期待してる

>>1
大丈夫だ おらも作者だぽ 色んな意見があるぽ 大丈夫だろうけど、面白くないという意見にただただ落ちこんじゃだめぽ 自分が書きたいなら書き続けるんだぽ

------------CM--------------
？
？
え〜皆さんこんにちは。古畑任三郎です。
実は、私、このスレッドで展開された複雑怪奇な物語に登場した
古畑とは同一人物であり別人でもあります。
うふふふ…何を言ってるんだって？
えぇ。実は私、違う脚本家によって書かれた古畑なんです。
あ、今「パクリか？」「二番煎じ？」と思われた方。
はい。その通りです。いや、ちょっとだけ違います〜
実は、この脚本家、以前から私をこの場に登場させたかったんですね。
ところが、どうやら先を越されてしまったみたいです。
それで、ここでの作者さんのお話が終わったのを見てのこのこ現れたよ
うです。私が推理するに、新しいスレッドを立てることも出来ないので
、前作の好評さに便乗しようとしたものと思われます。
どうでしょうか？もし、ここの皆さんと>>1さんがお許し頂けるような
らこのまま私を再登場させていただけませんでしょうか？
？
もし、>>1さんが次回作を用意されていないようなら…というお話ですが。
？

以上、厚かましいお願いをしました〜
古畑任三郎でした。

>>466
もう紹介されてるよ
誰も話題にしてないけどね

>>470
スレ立ててやれば？
他のスレでもあったが、便乗する奴は完結させないで終わる中途半端なやつばっかだったし

>>472

え〜もっともなご指摘です。
ただ私、スレが上手く立てれないようでして。

>>473
どうぞ

新しく立てると重複扱いされるからここでやった方がいいと思う

同じくここでやったほうがいいと思う

どうせ駄作だろうからやらなくていいと思う

Scene 93

仲川「でも、わたしには完璧なアリバイがあります。だって昨日の晩は、公演に出てたんですよ！？」
古畑「ええ、確かに出ていました…えー、…矢神久美さんがー」
仲川「！！」
古畑「えー矢神さんはー、ダンスが得意で、覚えるのも非常に早いそうですね。
　　　なので、あなたは矢神さんに代役を頼んだー、えー非常に顔も似ていますからねーうふふふ」
仲川「そ、そんなの証拠がないじゃないですかっ！！」
古畑「えー、しかしですねー、矢神さんはひとつ、重大なミスを起こしてしまったんですー。
　　　えーこれはですねー、昨日の公演の模様を録音したカセットテープなんですけどもー、
　　　よーくお聞きくださいー」
テープ「(カチッ)…『わくわくーみん。きらめくーみん。きっと明日もにゃはっぴー！17歳の仲川遥香です！』…」
古畑「はい。…えー、えっへっへっへ。バレバレですーうふふふ。もう癖なんでしょうねー。
　　　振り付けは完璧でしたー、えーしかしこれはいただけません」
仲川「そんな…」
古畑「昨晩、AKBカフェで4月8日限定特製ケーキを盗み食いしたのは、あなたですね？」
仲川「はあ…やっぱりダメかー…だって、1日限定だったし、どうしても食べたかったんだもん…
　　　ちなみに、最初に私が怪しいと思ったのはいつだったんですか？」
古畑「初めてお会いした時からですー」
仲川「えっ、どうして！？」
古畑「私が、AKBカフェで盗み食いの被害があったという話をした時、あなたは、
　　　『私甘いものが好きだからみんなに疑われちゃいますね』と冗談をおっしゃったー、
　　　えー、しかしー、私その時まだ一言も盗み食いされたのがケーキだなんて一言も言ってないんです。
　　　パスタもオムライスもあるのに、なんで盗み食いされたのが甘いモノだったって分かったんだろうって。
　　　えーあなた口を滑らせましたねーうふふふ」
仲川「そっか、最初からずっと疑われてたんですね…」
古畑「…支配人の部屋へご同行頂けますか？」
仲川「…はい」

完

花瓶ネタやんかｗ

えっと>>470です。
賛否両論あるようですが、とりあえず始め
させていただきます。

古畑任三郎　　48人の共犯者

黒いジャケット、黒いパンツ。
スポットライトに浮かび上がる男の姿。

え〜みなさん、こんにちは。古畑任三郎です。
強い組織というものが成り立つためには様々な要素が必要になります。
その中でも重要なものの一つは、強い指導力を持ったトップの存在だと
私は考えます。トップの姿勢が揺るがない組織というものは簡単には
崩れないものです。

しかし…大きくなりすぎた組織は往々にして小さな綻びから崩れていく
ものなんです。あたかも、そう砂の城のように。
強くなりすぎたトップの影響力も時として大きくなった組織の中では、
反発を呼びそしてそれは破滅への引き金となってしまいます。

今回の事件はそんな事を私に教えてくれたような気がします。


古畑任三郎でした。

シーン1　秋葉原AKB48劇場
？
狭い劇場内には、200名を超える人数の人がいた。
観客席にいるのは、AKBグループのメンバーたち。一部を除き
ほとんどのメンバーが顔を揃えていた。

突然かかったグループ全体への集合通知。メンバーたちは少し
不安を感じながらも、久しぶりの全体集合に和やかなムードでいた。
そんな中、総合プロデューサーの秋元康が拡声器を持ちステージに上がる。
？
「えー、みなさん、お疲れ様です。今日は重要な話があって
集まって頂きました。正式な発表は1月のセットリストベスト
100の会場で行いますが、AKBグループ全体の解体そして再構築を
行う事にしました。」
？
「え？先生、どういう事ですか？」
真っ先に立ちあがって声を発したのは高橋みなみだった。
？
「言ったとおりです。AKB、SKE、NMB…グループ内すべての体制を
見直します。移籍もあるでしょう。中にはグループから離れていく
メンバーもいるかもしれません。」
秋元は静かに、しかし強い口調で言い放った。
「では、今日話せるのはここまでです。」
？
劇場内が一瞬で凍りついた。

シーン2 秋葉原48劇場　スタッフルーム


「秋元先生。本気ですか？」
戸惑ったような表情でいるのは劇場支配人の戸賀崎だった。
「本気だよ。何かおかしいかね？」
「いえ…あまりにも急な話で。チームシャッフルだけであれだけ
混乱したのに、今度はグループ内全部で…ってなると…」
「予定調和は好きじゃないんだよ」
「SDNのメンバー全員卒業も今回の構想の一環なんでしょうか？」
「そう思ってもらって構わんよ。」

秋元はそれ以上の質問を拒むように静かに目を閉じた。
戸賀崎は諦めてスタッフルームを出た。

つまらなそうな臭いがプンプンする

シーン3　秋葉原AKB48劇場

「ど…ど、ど、どどーなっちゃうんですか。たかみなさん！」
重苦しい空気を引き裂くような指原莉乃の声が劇場内に響いた。
「どうなるって、秋元先生が言った通りだと思う。きっと、
これは私たちがまた大きくなるために必要なステップなんじゃないかな。」
高橋は自らを納得させるように言った。

「でも、これじゃ…」まくしたてようとする指原を制し、篠田真理子が
口を開いた。「とにかく、こんな大人数で言いたい事を言い合っても
収集がつかなくなる。チームごとにわかれてちょっと話し合おう。
そしてキャプテンが集まって意見をまとめる。それでいいね？」
篠田の諭すような視線に、秋元才加、柏木由紀は無言で頷いた。

「私たちはどうすればいいんですか？」
立ち尽くすSKE、NMBのメンバーに「あなた達には私が話をするわ」と
いつの間にかその場にいた浦野一美がほほ笑んだ。

Cindyｗｗ
期待

突然のシンディーわろた

あはは〜

とりあえずこの作者がAKB好きだというのはヒシヒシと伝わってくるぞw

篠田真理子というのは架空の人物ですか？

シーン4　秋葉原AKB48劇場

戸賀崎は劇場内で話し合うメンバーを遠巻きに見ていた。
そんな中、誰も口を開かないチームBの輪から柏木を自分のところに呼ぶ。
「どうした？全然話出来てないじゃないか？」
「はぃ。なんて言い出せばいいかわからなくて。それに、ゆったんと
ちゅうとかなちゃんが居なくなっちゃって…」
「そうか。ちょっとみんなに飲物でも取ってきたらどうだ？
給湯室にコーヒーサーバーがある。」
「そうですね。そうします。」
柏木はメンバーに声をかけて、姿を消した。
戸賀崎は、それを見て何かを決意したような表情でスタッフルームに
戻った。相変わらず秋元は目を閉じたままだ。

「先生、何かお飲物でも？」
「ん…？ああ、そうだな。牛乳が飲みたいな。」
「牛乳ですか？わかりました。」
戸賀崎は冷蔵庫から牛乳を取り出し、戸棚からカップを2つ取り出し
そこに牛乳を注いだ。両手には白い手袋をつけている。
一つは真新しいカップ、もう一つには「柏木」と名前が書いてあった。

お、どうなる

シーン4　秋葉原AKB48劇場スタッフルーム

「先生。どうぞ。」
「お、ありがとう。」
秋元は差し出されたカップの中身を一気に飲み干した。
牛乳の味に違和感を感じたのは一瞬の事だった。
のど元を押さえもがくような表情をしたあと、その体はソファーの
上で動かなくなってしまった。
戸賀崎は遠くのものを見るような表情で秋元の体が動かなくなるのを
確認すると、部屋を出て隣の給湯室へ向かった。コーヒーの匂いが
漂い始めていた。
コーヒーサーバーに向かう柏木の背後から手を回し口をハンカチで覆う。
一瞬で柏木はその場に崩れ落ちた。

※続きは夕方以降になります。

面白そうだけど戸ケ崎が犯人ってテレビ的にあかんやろw

tgsk犯人でゆきりんに罪をなすりつけるんか
被害者秋Pw

シーン6　秋葉原AKB48劇場ロビー

各チームに分かれての話し合いが続く劇場の外、
コインロッカーの列の間に隠れるように、増田
有華、河西智美、小林香菜の3人が集まっている。
増田が声を殺して話す
「なぁ。やばいって。うちらの計画ばれたんちゃうか？」
ひきつった表情の河西も自分の感情を押し殺すかのように
小さな声を出す。
「でも、それだけの事で秋元先生あそこまでやる？いくら
佐江と才加が動くって言っててもそれを防ぐためにグループ
全体をなんて…」
「うち、誰にもしゃべってないからね。」小林はもう泣きそうだった。

「おぃ。どうした？何してるんだ？」
突然戸賀崎の大きな声がかかり、3人は飛び上がった。
「いや、ちゃいますよ。うちら、ちょっと怖ぅなって…
あんな事言われたら、首になるの誰やろなって不安になりますやん。」
「だったら、こんなところでこそこそ話してないで、先生に直接
聞きに行くくらいの事をするヤツはおらんのか？」

戸賀崎の大きな声を聞きつけて、劇場の中から高橋と秋元が姿を見せた。
島田晴香と篠田、浦野の顔も見える。
「やっぱりなかなか話がまとまらないので、一回代表で先生に話を聞きに
行こうって事にしようと思うんです。戸賀崎さん、どう思います？」
高橋の問いかけに「うむ。俺も一緒に行こう。お前たちがもう一度直接
聞けば先生も真意を話てくれるかもしれん」戸賀崎も同意した。
「でも、ゆきりんがいないんですよ。まゆゆに聞いてもずっと姿が
ない って。」
「どうしたんだ。柏木は。仕方ない、とりあえずこのメンバーで行ってみるか。
面々はスタッフルームへと足を向けた。

今きたがこれは期待

戸ケ崎をだれでもいいが香川照之とかにやらせればむしろドラマとして現実的な気がしてきた。いけるぞ

シーン7　スタッフルーム

「先生？秋元先生？おかしいな。いるはずなんだが…
先生、入りますよ。」戸賀崎はスタッフルームのドアを開けた。
すぐに異様な光景が目に入る
「きゃ----ぁああ！」
高橋が大きな叫び声をあげた。
ソファの上でひっくり返るようにして目を見開いて動かない秋元の
横の床には、仰向けで天井を見上げる姿勢で倒れている柏木の姿があった。
浦野と戸賀崎が二人にかけよる。秋元の様子をうかがっていた戸賀崎が
静かに首を横に振った。
「いやあぁあぁぁ----っ」篠田の叫び声は悲痛だった。
その声を聞きつけたメンバーが大挙してスタッフルームに駆けつけてきた。
ただならぬその場の雰囲気にメンバーはすぐに事の重大さに気付いたようだった。
秋元才加が年少のメンバーを遠ざけるように梅田彩佳に指示を出す。

「ゆきりん、生きてる！息があるよ！」浦野が叫んだ。
「救急車！急いで！」

「それから…警察だ。」
戸賀崎が静かに言った。

続きは夜になります。

これも面白そうだ

秋Ｐを殺してくれたのは個人的に嬉しい展開w

私はかまわんよ、続けたまえ。

シーン8　事件発生から3時間後　劇場スタッフルーム

7階で封鎖されたエスカレーターを上がって一人の男が姿を見せた。
黒いジャケット黒いパンツ。男はやや背を丸めて手を軽く上げた。
「古畑さん、お疲れ様です。」
「うん、お疲れ。西園寺君。しかし、何なの？ここは。
劇場って言うから洒落たエントランスやらから入ると
思ったのに。」
「ドンキホーテというお店です。何でも置いているみたいですね。」
「そんな事よりやっぱり事件なの？」
「そのようです。」
「では、説明を。」
「はい。被害者は秋元康、55歳。職業は作詞家。いや、AKB48の…と
いったほうがわかるかもしれません。死因は薬物による中毒死。かなり
強い薬物のようでほぼ即死だったようです。それから秋元氏の隣に
倒れていたのが柏木由紀、20歳。AKB48のメンバーです。今のところ
命には別条ありませんが意識不明が続いております。体内からは
秋元氏が服用したものと同じ毒物が検出されています。」

「毒物は何か判明したの？」
「鑑識によればテトロドトキシンの一種と思われるとの事です。」
「第一発見者は？」
「劇場支配人の戸賀崎氏、メンバー数名です。まとまって部屋を
訪問しようとして発見した模様です。」

「ところであの男は一体何をやっているんだね？」
古畑は通路まで溢れた若い女性ね間で飛び跳ねる男の方を
見て苦々しく呟いた。
「あ、今泉さんですね。メンバーに事情聴取をしています。」
「彼に？あの顔はどうみたって事情聴取してるって顔じゃないだろう。
何？にやにやしちゃって。」
「すみません。何しろ事情を聞かなくてはならない関係者が多すぎて…
メンバーはどうしても俺に任せろってうるさいものですから。」

シーン8-1

「古畑さん古畑さん！」
「何だね。うるさいんだよ。そんなに大きな声を出さなくても聞こえるよ。」
「今回は古畑さんの出る幕はありませんよ。もうこの僕が事件を
解明しちゃいましたから。」
「君が？」
古畑は今泉のおでこを手のひらで弾くようにたたいた。
「いてっ。はい。この僕がですよ。」
「ふぅん。で、西園寺君。まだ事件当時いた人はみんなここに？」
「古畑さん、聞いてくださいよ。いてっ。」
「はい。グループメンバー約200名とスタッフ6名。今日は公演が
無かったようですのでスタッフは少ないですが、秋元氏の召集で
ほとんどのメンバーが集まっていたようです。」
「200人？そんなに？西園寺君。私だってAKBは48人だって事くらい
知ってるよ。」
今泉が古畑に得意げな表情で話しかける。
「古畑さん、何も知らないんですね。AKBグループにはSKE、NMBって
姉妹グループがあってです…いてっ。もういい加減おでこ叩くの
やめてくださいよ。」
「だって、君うるさいんだもん。」
「古畑さん、犯人はゆきりんです。最近、思いつめてる事が多かった
って、まゆゆやらぶたん、それからさっしーから証言を得ています。」
「うん？らぶたん…？さっしー？まゆ…ゆ？」
不可解な表情の古畑に西園寺がメモを取り出し説明する。
「らぶたんと言うのは多田愛佳さん、さっしーは指原莉乃さん、まゆゆ
は渡部麻友さんの事ですね。みなさんAKB48のメンバーです。」
「そのまゆう…がどうしたの？」古畑は発音しにくそうに聞いた。
「事件直前、秋Pさんがメンバーに解散を臭わせるような発言を
したそうです。ゆきりんは、アイドル命なんです。AKBにすべてを
ささげているんです。だから、将来を悲観して秋Pに毒を盛って
自分も死のうとしたんです。」
「秋Ｐ？西園寺君？」
「はい。秋元氏の事ですね。プロデューサーのＰを取ってファンが
そう呼ぶ事があるようです。」

「え〜君はずいぶん詳しいようだけど、ファンじゃないの？
ファンとしては 、そんな悲しい事があったら…」
「大丈夫です。僕はあっちゃん推しですから。」
「西園寺君…こいつの言う事を誰かに訳させてくれないかな？」
「はい…でも、実は私も今泉さんと同じような事を考えていました。」

続きは夜遅くになりそうです。

ふむふむ。

小説としては前任者より良く書けているが古畑らしくない

古畑はBINGOを毎週録画してみてそう

西園寺「…ということは、柏木さんのアリバイは完全に証明されたことになります」
今泉「やったぁ！やったよゆきりん！」
古畑「じゃあ、ゆきりん？だっけ？彼女は捜査対象から外してもらって」
その時、古畑たちの背後に黒い巨体が現れた。
「はたして、本当にそうでしょうか？僕はそうは思いません」


保守支援

俺は逆に古畑、今泉、西園寺のやりとりは原作っぽい感じがして好きだなあ

みなさん、ありがとうございます。
今夜遅くにもう何シーンかUPする予定です。
スレ落ちしないためにも、みなさんからの
ご意見をどしどし頂ければ幸いです。
もちろん厳しいご意見でも結構です。


それでは、また後ほど。

面白いよーage

やっぱり古畑っぽすぎてニヤニヤしてしまう

これは良スレ
本当にいろんなストーリーが作れそう

とりあえず四谷バージョンの続きに期待する

シーン8-2

「西園寺君？君までそんな事言うの？ん〜どうしたんだい？」
「すみません。ただ…」
「まぁいい。第一発見者の方々には集まってもらってるね？」
「はい。スタッフルームの方に。」

古畑と西園寺はスタッフルームのドアを開けた。
一斉にいくつかの視線が二人に注がれた。

「どうも。警視庁の古畑と申します。こちらは…」
「西園寺です。」
「はい。西園寺君です。みなさんよろしくお願いします。」

最初に大柄な男が頭を下げた。
「戸賀崎です。劇場支配人をやっております。」
「え〜…支配人と言いますと…？」
「秋元先生とメンバーのパイプ役というか、お守り役というか…
あと広報みたいな事もやったり。平たく言うと中間管理職のようなものです」
「いえいえ、亡くなった秋元さんの最大の理解者であり、片腕のような存在と
聞いております。このたびは…お察しいたします〜」

「あとの方は…」
西園寺がメモを取り出して説明する。
「最初に現場に駆け付けた…こちらから、秋元才加さん、高橋みなみさん、島田晴香さん。
それぞれチームK、A、チーム4のキャプテンです。」
「秋元です。」「高橋です。」「島田です。私はキャプテン代行ですけど。」
それぞれ、頭を深く下げた。
「それから、篠田麻里子さん、浦野一美さん。チームの最年長の方と…」
「浦野です。元AKBのメンバーでチームBのたち上げメンバーでした。今はSDN48の
メンバーです。もうすぐ卒業しちゃいますけど。」
「みなさん、こんな遅い時間まで申し訳ございません。みなさん、さぞかしお気持ちを
落とされてる事でしょう。今日はお帰り頂いて結構です。事件当時のみなさんの状況は
すでに詳しくお聞きしておりますので。」

「え？古畑さん？いいんですか？」
西園寺が驚いたような目を向ける。
「構わないよ。ただ、戸賀崎さん。あなたとはもうちょっとお話したいのですが。」
「結構です。外にいる他のメンバーも帰して構いませんでしょうか？明日、朝早くから
撮影の者もおりますので。」
「はい〜。ただ、明日以降何人かの方にはお話を伺う事になるかもしれません。」
「解りました。高橋、後は頼むぞ。全員に必ず連絡がすぐつく状態にしておくよう、
それから今日の事はくれぐれも口外しないよう徹底してくれ。」
「はい。解りました。」
高橋は強くうなずき、他のメンバーと部屋を後にした。
「いいんですか？戸賀崎さん、あなたからみなさんに説明しなくても？」
古畑の問いに「ええ。私から言うより高橋からのほうが全メンバーに徹底出来ますから。」
「なるほど〜。全幅の信頼という事ですね。素晴らしいです。」
「亡くなった秋元先生も高橋の事は信頼していましたしね。」

ところで古畑さん、やはり先生と柏木は心中を図ったのでしょうか？
私にはとても信じられません。まさか、柏木が…」
「おや…？戸賀崎さん、どこでそんな話を？」
「さっき話を聞かれた刑事さんがおっしゃってました。
その線が濃い…と。」
「うふふふ。戸賀崎さん、彼の話は信用しないでください。
私は必ずしもそうではないと思っています。まだこの事件には
裏があるように思えてならないんです。」
「ところで、戸賀崎さん、秋元さんとは長いお付き合いで？」
「ええ。AKBがスタートしてもう5年以上経ちましたしね。
色んな事を一緒に乗り越えてきました。」
「最近何か変わったような事はありませんでしたか？」
「最 近というか、いつも何を考えておられるか解らないところがあって。
いつも突然のサプライズに驚かれています。今回も…」
「なんでも、グループを解体するような事をおっしゃったと？」
「ええ。幹部も何も聞かされていませんでした。現状維持を良しとしない
方でしたが、まさか今このタイミングでここまで大胆な改革を考えていた
なんて…」
「あ〜メンバーの皆さんは驚かれていましたか？」
「それはもう。以前チーム間のシャッフルを行った時にはショックで
倒れる者もおりました。それなのに、今回は規模が違います。」
「今回の件で、得をする人損をする人…いえ、もっとはっきり言いましょう。
この事で秋元さんをお怨みになる 方もいらっしゃるのではないでしょうか？」
「古畑さん…何をおっしゃりたいんです？」
「うふふふ。すみません〜。」
古畑は笑いながら下から戸賀崎の顔を覗き込んだ。

シーン8-5

その時、今泉がよろめくように駈け込んできた。
「古畑さん！頼まれたもの、全部持ってきましたよ。
全部僕の私物ですからね。くれぐれも…痛っ！何するんですか。
急いで持ってきたのに。」
「うふふふふ。いや、ありがとう今泉君。しかし、すごい量だね。」
「えっと、こっちがＤＶＤ。これが出たばかりの見逃した君たちへのBOX。
こっちがAX。2008年から2010年まで揃ってます。
それからサプあり、秋祭り、薬師寺…」
「おっしゃって頂ければ、全部用意しましたのに。
ショップにも在庫ありますし。」
「いえ〜それは申し訳ありません。あ、そのジャケット、
戸賀崎さんにお返しして。」
「鑑識から帰してもらいました。ご協力ありがとうございます。」

「ところで、この事はやはり公開されるのでしょうか？私どもとしては…」
「はい…やはり事件性がある以上は情報は公開されるでしょうね。被害者の方が
著名人となればなおさらです。こればかりは私の方ではなんとも…」
「そうですか。私もそろそろ失礼して宜しいでしょうか？
これから明日以降の対応について幹部スタッフで協議しなくては。」
「はい。お手を煩わせてしまいまして申し訳ございません。」
「では、失礼します。」

「あ、戸賀崎さん。」
部屋を出ようとした古畑が振り返り言葉を発した。
「この事件、実はとても奥の深いもののように思えてなりません。
なぜかそう思います。
でも…うふふふふ。必ず私があぶり出してみせます。
必ずです。うふふふ。」
「今泉、重いんだよ。はい、これ持って。」
部屋を出て行く古畑を見送る戸賀崎の顔から笑いが消えた…

今日はここまでです。
古畑の描写が難しいですね。
文字ではなかなかあの独特の感じか出せません...

また、 明日書き込みますので宜しくお願いします。

おつ！
明日も楽しみにしてるよ

おつです！
自分も明日仕事だから逆に助かるｗｗ

今泉がさらに生粋のAKBヲタになっててワロタw

なかなか良いねえ
今泉wヲタすぐるw

今泉＝ガチヲタ
西園寺＝まあまあ詳しい
この構図は>>1と変わらないなｗ
>>1よりも深い話を期待している

ただ渡部麻友とか誤字は読んでて萎えるから

>>524
誤字は確かにダメですよね。
すみません。これから十分気をつけますね。
ご指摘ありがとうございます。

>>524
スマップの時は
今泉＝ミーハーな感じのファン
古畑＝過去の細かな出演番組まで把握してる
って感じだったな
AKB版でもこれで見たいなw

長寿スレの予感

>>五谷幸喜、>>六谷幸喜。
原稿の準備にとりかかってくれ。

心配が一つ。
レスが1000まで埋まったら...
ワタシ、スレ立てした事ないんですよ。
どなたか立ててくれるものでしょうか？

四谷氏、続きを楽しみにしてます！3人の喋り方雰囲気出てますよ

今回の戸ヶ崎さんって直ぐに秋ピー殺しにいったけど、これって前々から殺そうって思ってないと、こんなに早くは決断出来ないよね？

>>528
スレなら立てますよ。心配せずに執筆に集中してください。

捕手

捕手しやす

みなさん、おはようございます。
今日もよろしくお願いします。

仕事の合間をみながらになりますが、
午前中には何シーンかUPできれば...
と思っております。

>>530
だね。そこらへんがカギになるんじゃないかなあ

>>534
自分も仕事の合間見ながら見に来ますｗｗ

鍵はシンディー

シーン9　事件翌日A.M.7:30 銀杏並木が見えるオープンカフェ
？
テラスの椅子に腰かける古畑。
耳にはイヤホンが、目線はテーブルの上に置かれたポータブルの
DVDプレーヤーに落とされている。
西園寺が一人の女性を連れて現れる。

「古畑さん、前田さんがお越しになりました。」
「おはようございます。前田敦子です。場所を指定させて頂いて
すみませんでした。」
やや気だるそうな表情で前田が挨拶した。
「おはようございます。私、警視庁の古畑と申します。こちらこそ
こんな朝早くから大変申し訳ございません〜…」
「あの…あまり時間がないので朝食をとりながらでもいいですか？
私、朝ごはんを食べないと調子が出なくって…。
「はい〜。構いません。どうぞ召し上がってください。」
前田は手慣れた様子で店員に「いつものお願いします…」と声をかけた。
？
「あれ…それ…」
前田の目線がDVDプレーヤーに落とされた。
「あぁ。はい。これうちの今泉という部下に借りて見ていました。ミュージック
ビデオを集めたものみたいですね。言い訳Maybe、素晴らしい曲です〜」
「私が初めての総選挙で1位になってセンターになった曲です。」
「そう聞いています〜。確かにあなたの為に作られた曲のようです。
途中の好きだ〜ってところがいいです〜。」
「うれしい。刑事さん、目の付けどころがいいですね。」
前田の表情が明るくなった。

シーン9-2

「さて、このたびはとても残念な事になってしまいました。」
「はい…昨日の夜遅く。たかみなから連絡をもらって知りました。」
「前田さん、昨日は現場にいらっしゃいませんでしたね。どちらへ？」
「ええ。ソロイベントのリハーサルがあって参加できませんでした。
集合がかかったのが直前だったので、どうしても変更出来なくて…
あの…刑事さん。本当にゆきりんが…？」

「いえ、まだ何もわかっていません。そんな噂もたっているようですが。
実は、私、今回の事件、ものすご〜く奥が深いもののように感じています。
殺人事件というものは、多くは被害者と加害者の間に何らかの利害の
不一致があるものです。」
「利害の不一致…？ですか？」前田は眉間に皺を寄せる。「わかりやすく言うと、被害者が居なくなると誰か利益を得る人が必ずいる
…という事でしょうか。私は実は柏木さんも被害者として考えてみました。」

シーン9-3

店員がテーブルいっぱいにサラダや卵料理を並べ始めた。和食の皿もある。
「え〜すみません。私どもは食事は…」
「あ。ごめんなさい。これ全部私が食べます。」
「こんなに？ですか。」
「ええ。朝はしっかり食べないと調子でなくって。それで、ゆきりんがいなく
なって得をする人って…？」
「得をするというか、柏木さんの存在を脅威に思ってると申しますか…」
「？」
「前田さん、あなたは先日の総選挙で1位になられたそうで。
おめでとうございます。その選挙で柏木さんは前回から大幅に躍進して
3位になった。前田さんに肉薄してきた事になりますね。」
「ええ、最近ゆきりんの人気って実際すごいと思いますよ。
「しかし選挙の票差はまだまだ大きい。あなたのセ ンターの座は暫く揺るぐ
事のないもの…誰もがそう思っていたと思います。ところが…
次のシングル…もうすぐ発売になる…」
「風は吹いている」

「そうそう。その風は吹いているのシングル。個別握手会というのがあるん
ですよね。メンバーを指定して握手出来るという…その一次抽選申込で
柏木さんの枠はすべて完売になってしまった。1位のあなたでさえ、若干の
売れ残りがあったというのにです。」
「ゆきりんの握手ってすごいですからね。神対応って言われるみたいですよ」

「もう一つあります。先日まで放送されていたあなたが主演したドラマ。」
「ゆきりんも共演してましたよ。」
「そう。全１０話中、放送中の瞬間最高視聴率が高かったのは9回も柏木さんが
登場されているシーンでした。主役のあなたを差し置いて…です。」
「つまり古畑さんは、私がゆきりんの事を脅威に感じてる…と？］
［うふふふふ。ただのデータです。」
古畑は子供のような笑顔を前田に向ける。

？「でも、それ、ちょっと間違ってますよ。私、センターにふさわしいのは
私じゃなくてゆきりんだっていつも思ってますから。それに、センターで
いるって私が望んでる事じゃないし…。あ、こんな事言うから、自覚がない
とかやる気ないとかファンに言われちゃうんだろうなぁ。」
「ご苦労が多いんでしょうね。お察しします。」
「でも、古畑さんが私の事を疑っているってことはわかりました。なぜ？」
「うふふふ。刑事のカンってヤツでしょうか。」
「カン…ですか？」
「ええ、私の最も嫌いな言葉です。うふふふ。」
「でも、素敵ですよ。あ、そろそろ時間なので…」
「ありがとうございます。西園寺君、お送りして。」
「大丈夫です。あ、今度ライブのDVDも見てくだ さいね。言い訳Maybeが1位に
なった時のなんか私頑張ってますから。」
「かしこまりました。」
古畑は腰をかがめて前田の後ろ姿に一礼した。
？

すみません。改行のトコで？マークが出てしまってます。
色々あって職場のPCではここにアクセスできないので
一旦原稿をiphoneに送ってコピペで投稿してると...
読みにくくてすみません。次回以降気をつけますね。

次はお昼休みかな？

うわあ、急につまんなくなってきたw
テレビドラマとしてリアリティがあるかどうかを気にしちゃうからかな

そもそも現場にいなかった前田敦子にわざわざ個別に話を聞くとか不自然すぎる

そもそも、なんで一回書き終えて推敲してから投稿しようと思わないんだろ？考えながら話かいてきゃ辻褄があわなくなって当たり前やわ

シーン10　事件翌日A.M.11:00 都内某スタジオ

スタジオの隅、丸くなって小声で話す4人。
「こんな事になってまうなんて…グループ解体の話が出たのはヤバいと
思うたけど、もっと困ったことになってもうた…」増田の声は今にも
消え入りそうだった。
「でも、まさか、ゆきりんが…」宮澤にもいつもの元気がない。
「やっぱり私たちがあんな計画を考えたから、そこから何かが…」
梅田が表情を曇らせた。目には涙があふれている。
「もうすぐ古畑って刑事が来るんでしょ？私たちに何を聞きたいんだろう…？」
秋元才加が視線をスタジオの入り口に向けた時、男が二人ドアを開けて入ってきた。
古畑の手にはポータブルのDVDプレーヤーが。
視線はそのモニターに向いたままだった。

古畑は耳からイヤフォンをはずしながら4 人に声をかける。
「お忙しいところを失礼します。警視庁の古畑と申します〜」
「秋元才加です。こちらは、メンバーの宮澤、増田、梅田。」
4人は一斉に立ち上がって深々とお辞儀をした。
「いや〜、ここに来るまでライブのDVDを見ておりました。見逃した君たち…
というのですか。会場の熱気がすごいですねぇ。転がる石になれという曲。
素晴らしい名曲です。あと、最終ベルが鳴るですか。歌詞が素晴らしいです〜」
「あ、その曲、どちらも旧チームKの曲です。ここにいる4名とも旧Kのメンバー
なんですよ。」
「そうでしたか。今旧？とおっしゃいましたね。今は別々のチームなんでしょうか？」
「ええ。うちだけチームBに移籍したんです。」増田が答えた。
「チームＢというと、確か柏木さんがキャプテンをされている？」
「ええ。ゆきりんがあんな事を…」宮澤の目から涙が零れ落ちた。
「意外です〜。チームＢというのはアイドル路線が強いほんわかした
チームと聞いています。増田さんはどちらかというとアーティスト志向が強い方と
お見受けします〜」
「刑事さん…」
「古畑と呼んでください。」
「古畑さん、よく調べてるんですね。この4人で組んでいるDiVAってユニットは
そういう志向なんですよ。」梅田の口調がやや強くなった。

「ところで、事件の時秋元さんは現場を見られてますよね。」
「はい。戸賀崎さんやたかみなと一緒に秋元先生のところへ行こうとして…」
「その直前にグループ解体の話があった…増田さん、あなたはどう思われましたか？」
「うちですか？ただびっくりしてもうて…」
「ご自分の志向と異なるチームから離れたいと思われた事は？」
「いや、志向も何も、うちＢの事嫌いやないし。いやむしろ好っきやと…」
「有華の事を何か疑ってるんですか？」秋元が古畑を睨む。
「いえ〜。ご気分を害されませんよう…私は単に可能性の問題を言ってるだけですので。」
「可能性？」
「ええ。増田さん、あなたは事件直前、チームごとに分かれて話合いをする
という時にご自分のチームの輪 に入らず、違う場所にいらっしゃいましたね。
小林さん、河西さんも一緒だった。皆さん、旧チームＫの方々ばかりです。
あ〜すみません。ここに来るまで皆さんのライブをDVDで見ながらふと、
そういえば…と思っただけの事ですのでお気になさらないよう…」

「すいません〜そろそろレッスン再開します〜」
「おや、これは失礼しました。ところで、支えという曲、あれも素晴らしいです。
皆さんがどれだけ仲間を大事に思っているか、そしていつまでも一緒にいたい…
という気持ちが痛いほど伝わって参ります。」
4人は何かを見透かされたような気がして、顔を見合わせた。

シーン11　事件の翌日P.M.1:00 秋葉原AKB48劇場


観覧席の椅子に腰かけステージをぼんやり見つめる戸賀崎。
古畑が現れ、隣に腰かける。手にはDVDプレーヤーを持ったままだ。
「タキシードお似合いですね。」
「え？ああ、その映像は新チームの発表の時のものですね。
ふぅ。あまり見たくない映像です。」
「そういうものですか？私などドッキリなら仕掛けられるより仕掛ける側で
いたいと思ってしまいます〜」
「私は逆ですね。騙されたほうが楽な事って多いじゃないですか。」
「今まで前田さんと、DiVAの皆さんにお話しを伺っておりました。」
「前田？敦子ですか？彼女は昨日ここにいなかったじゃないですか？」
「はい。そうですね。」
「なぜでしょう？」
「いや、昨日も言ったように、私はこの事件相当深く色んな糸が絡み合ってる
ように思えて仕方がないのです。そう、誰かが後ろで絵を描いている…
と言ったほうがいいかもしれません。」
「絵を描く？そんなまさか。」
「ですから、昨日あの場にいなかったからと言って、私の中では捜査の
範囲から外すという事はあり得ません。物事は可能性の一部を捨てる事で
本質から遠ざかっていくという名言もあります。」
「誰の言葉ですか？」
「うふふふふ。忘れてしまいました〜」
その時、西園寺の携帯電話が鳴った。
「はい。はい…え？本当ですか？古畑さん、柏木さんが意識を取り戻したそうです。」
「話は出来るのかな？」
「はい…大丈夫なようです。」
「では、すぐに向かう事にしよう。」
「私も行きます。」
古畑と戸賀崎は慌ただしく劇場を後にした。

いいね

シーン12　事件翌日P.M.1:35 タクシー内

タクシーの後部座席に並んで座る古畑と戸賀崎。
西園寺は助手席にいる。
「古畑さん、今度は何を見てるんですか？」
「え〜、見逃した君たちのDVDです。柏木さん、綺麗な歌声です〜」
「あぁ、夜風の仕業ですね。AKBの中でもソロの公演曲を歌うメンバーは
限られているんですよ。「
「しかし、歌詞が実に繊細です。空き缶の一つ蹴りたくもなる…なんて
とても女性の心情を上手く表現しています。失礼ですが、私と年の近い
秋元さんが作詞されたとは到底思えません。一方で、この曲です…」

古畑は持っていたオーディオプレーヤーのイヤフォンを外し曲を流した。
「おに〜ちゃんコレクション〜おに〜ちゃんコレクション〜」
「ぷっ。」助手席の西園寺が思わず噴き出した。
「西園寺君、失礼だよ。君。この曲はアルバムに入ってるものだ。
戸賀崎さん失礼しました。でも〜私も最初聞いたとき思わず笑えてしまいました。
さらに…」
古畑がプレーヤーのボタンを操作する。
「何も出来ないすぐに出来ないだから僕らに可能性があるんだ…」
「こんな素晴らしいメッセージソングもあります。失礼を重ねて申し上げますが
とても同じ人が書いた曲とは思えません。」
「それが、秋元康という人の奥深さだと思います。」
戸賀崎は顔を真っ直ぐ前に向けたまま答えた。

タクシーが総合病院のエントランスに滑り込んだ。
「では、参りましょう。」

シーン13　事件翌日 P.M.2:05 病室

古畑たちが病室に入ると、そこには上半身を起こしたベッドの上の柏木由紀の
姿があった。ベッド脇には今泉が。
「今泉、また何をやってるんだね。君は。」
「ひどいなぁ古畑さん。ゆきりんについてろって言ったじゃないですかぁ。
意識が戻ったからすぐに連絡したのに。」
「そうだったっけ？まぁ、いい。君は外に出ていなさい。」
「え〜なんでですか？僕だってゆきり…痛っ。だから…」

「柏木大丈夫か？」戸賀崎が駆け寄り話しかける。
「はい…。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。」柏木の声は細々しかった。
「実は…秋元先生が…」
「はい。さっき、そちらの刑事さんにお聞きしました。」
「今泉！また余計な事を…あ〜柏木さん、大変失礼しました。私は警視庁の
古畑と申します。こちらは西園寺君。」
「はい。」
「実は、大変心苦しいのですがいくつかお聞きしたい事があります。」
「わたしがやりました。」
「え〜、実はあなたの体内から亡くなった秋元さんとおな…え？今なんと？」
「はい。ですから、私が秋元先生を殺しました。」

「…」黙り込む古畑。
「柏木…お前…」戸賀崎の声も震えている。
「戸賀崎さん、ごめんなさい。全部私が 自分で考えて、一人でやった事です。」
柏木は静かに目を閉じた。

「古畑さん…これは自供と考えてもいいのではないでしょうか。鑑識の結果は
出てませんが、現場状況から考えると…」

「…」
古畑は指先を眉間に当て黙り込んだ。

前任者より全然いいじゃまいか (^o^)／

そうか？
とてもテレビドラマにならないと思う
そういうリアリティがない

キモw携帯まで使って粘着とかw

>>551
じゃあ見なけりゃいいじゃんwww

シーン13-2

「古畑さん、古畑さん」
「…」
西園寺の呼びかけにも答えない古畑。
仕方なく西園寺が柏木に話かける。
「柏木さん、あなたが秋元康さんを殺害したというのは本当でしょうか？」
「はい、間違いありません。」
「一体なぜです？」
「実は、グループ解体の事は秋元先生から聞かされていました。発表の
1週間前です。この事を話すのは私だけだとおっしゃっていました。」
「先生が？なぜ柏木だけに？」戸賀崎が聞く。
「わかりません…ただ、次にAKBを引っ張っていくのはお前だからって。もう
頼れる者はいなくなるから気持ちを入れ替えろって…」
「それでなぜ秋元さんを殺そうと…？」西園寺の口調が徐々に熱を帯びてくる。
「私…もう嫌なんです。みんなが悲しむのも 、自分が苦しむのも。私、今の
新しいチームになってずっと苦しかったんです。キャプテンなんて向いてないし…
前みたいに楽しく歌って踊っていたかった。私は単なるアイドルでいたかったんです。
それに、みんなの悲しい顔はもう見たくなかった。知ってます？まゆゆなんて、
ショックで倒れちゃったんですよ？大好きなAKBがまた動揺するなんて見たくなかったんです。
だから…」
「秋元さんを殺して自分も死のうと思った。」
「はい。」
「秋元さんのカップと自分のカップに毒を…」
「西園寺君〜」
「は、はい？」
「今日はそこまでにしよう。まだ意識が戻られたばかりだ。無理をさせちゃ
いけない。」
「いえ…しかし…」
「それでは私たちはこれで失礼します。柏木さん、また参ります。」
不満そうな西園寺の手をひっぱり古畑は病室を後にした。

シーン14　事件翌日　P.M.4:40？ 某ラジオ局

ミキシングルームからDJブースを覗き込む西園寺。
古畑の視線は、またDVDプレーヤーのモニターに注がれている。
「それではCinDyのCinDy Syndrome、またお会いしましょう。
お相手はCinDyこと、浦野一美でした。じゃ〜ね〜バイバイ。」
収録を終えた浦野が二人の前に立つ。
「お待たせしました。」
「いや〜ラジオの収録というのはなかなか面白いものですね。私、初めて
見させて頂きました〜。あ、ご挨拶が遅れました。警視庁の…」
「古畑さんと西園寺さんですね。昨日お目にかかってますよ。」
「そうでした。昨日現場にいらっしゃったんですよね。失礼いたしました〜」
「ところで、初日という曲は、本当に感動します〜。投票で1位になった時の
皆さんの姿にも思わず目頭が熱くなってしまいました。」
「お詳しいんですね。」
「はい〜。お待ちしてる間DVDを見ておりましたので。浦野さんの円陣での
あの呼びかけ、涙なしでは見れません。うふふふ。」
「あの曲は私たちにとって、特別なんです。あのときは、あのメンバーで
あの曲を歌う最後のステージだったんで…」
「そうでした。チームは組みかえられたんですね。旧Ｋの方もそれを残念がって
おられました。」
「旧チームはＫは2期生、Ｂは3期生っていう風に同期中心の構成でしたからね。
思い入れが強かったんでしょう。」
「あなたは、早い時期の加入にも関わらず途中でＢに加わったと 聞きました。」
「はい。最初は左遷とか冗談で言ってたんですけどね。今ではチームＢの
立ち上げに関わった事が私の誇りなんです。」
「そして、グループ内のSDNへと移籍された。そのSDNも来年3月で…」
「はい。全員が卒業する事になっています。」
「その先はどうされるんですか？」
「まだわかりません。出来れば、こうしてラジオのお仕事を続けていければ…」
「もう一度AKBに戻るという事は考えていませんか？」
「え？それはないですよ。私秋元さんには評価されてなかったですから。
SDNでも選抜から漏れたくらいですからね。」
「という事は、秋元さんが亡くなった事はあなたにとって、都合の悪い事ではない…」
「古畑さん、何がおっしゃりたいんですか？」
「うふふふ 。失礼しました。ただの憶測です〜」
「確かに、そうかもしれませんね。私には秋元先生を殺す十分な動機がある…
しかも、一人だけ呼ばれていないにも関わらずあの場にいた…怪しいですね」
「確かに怪しいです。そして、あなたは実はすごく鋭いお方だ。」
「あら？褒めてもらってます？」
「ええ。もちろん。そして、あなたはかなりの野心家です。どうですか？」
「何か怖いくらい。」
「浦野さん、次の収録に向かいますよ。」
マネージャーから声がかかった。
「お忙しいんですね。」
「ええ、まだ仕事があるうちは頑張らないと。失礼します。」
「あ、浦野さん…」
「はい？」
「私にはどうやら、あなたのつけているティアラが見えるようです。」
「あら。古畑さんは心が綺麗な方なんですね。」
浦野は笑ってスタジオを後にした。

あのさあ「私が殺しました」って自供してるのに正式な取り調べもせず供述調書も取らずそれどころか途中で切り上げて去って行くっていくらなんでもデタラメすぎるだろ

毒を飲んで死にそうだった病人に自供したとはいえいきなり取り調べはしないんじゃね？

>>556
暇人か

>>556
ご意見ありがとうございます。
確かにリアリティという意味では欠けてますね。
もっともなご指摘です。まだまだ話の作り込みに
甘さがある事を痛感しております。
テレビのようにきちんと全て検証して書いてるわけではなく、
気に障る部分めあるかて思います。
お詫びいたします。

シーン15　事件翌日　P.M.6:15 喫茶店

相変わらずDVDのモニターから視線を外さない古畑。
西園寺が入ってくる。
「古畑さん、鑑識から報告が来ました。しかし…」
息を切らせ興奮した口調だ。
「うん…うん…やはり…」
「しかし、古畑さん。その報告だと…」
「いや、私の思っていた通りだ。」
「では、さっそく」
「いや、ちょっと待ちなさい。今回の事件、こんな表に現れた事象だけでは
本当の姿にたどりつく事は出来ないよ。」
「古畑さんには、一体何が見えているのでしょうか？」
「うふふふふ。まだ、わからない事だらけだよ。」
古畑はコーヒーカップを口元に運んだ。
「あれ？これコーヒーにミルク入ってるじゃない。私はコーヒーは
ブラックじゃないと飲まないんだよ。
嫌いなものは頼まれても飲まない…そうじゃない？西園寺君？」
「ええ。それはそうですが…」
西園寺は意味がわからないような顔で頷いた。

シーン15-2　

「今泉、さっきからえらく静かじゃないか。ノートパソコンとにらめっこして。
始末書でも書いているのか？」
「古畑さん、失礼ですね。捜査資料を集めているんですよ。」
「捜査資料？なんだこれは。怪しいインターネットの掲示板じゃないか。」
「馬鹿に出来ないんですよ。ここで貼られた過去のプリクラの写真のせいで
解雇されたメンバーもいるんですから。」
今泉は得意げな表情になった。
「そんなの単なるゴシップ…
いや、今泉君…ちょっと君に頼みたい事があるんだが。」
「なんですか？古畑さんが僕に頼みごとなんて、ぐふっ。」
「気持ち悪い笑い方するんじゃないよ。ぱしっ。いいかね？」
古畑は今泉に耳打ちをした。
？

今泉w
2ch見てるんかw

続きは夜になります。

ほしゅ

今泉の扱いが悪すぎなくて嬉しい

シーン16　事件翌日　P.M.8:15 AKB48劇場
「またこちらでしたか。」
「ええ。ようやくプレスへの対応がひと段落しましたので一息つこうと…
なぜでしょう。ここが一番落ち着くんですよね。」
「先程発表を公式ブログで読ませていただきました。
しかし、戸賀崎さん、あなたの文章はいささか読みづらいです〜。
あ〜いや、大変失礼な言い方で申し訳ございません。」
「いや、いいんです。僕は本当に文才がなくて…いつもファンの方に言われる
んですよ。秋元先生にもよく怒られていました。」
「ところで、柏木の事ですが…やはり逮捕されてしまうのでしょうか？
今のところ、先生と柏木が被害者という事でマスコミは報道していますが…」
「え〜残念ながら。」
「そうですか…。柏木はもうこの世界では生きていけないでしょうね。」
「アイドルにスキャンダルはあってはならない事かと思います。しかも、
問題が大きすぎます〜でも…」
「でも？」
「戸賀崎さん、私の悪い癖でして。こう綺麗に終わるように見える事件を
何か疑ってかかってしますんです。そして、その癖は時々実に意外な
事実を見つけてしまう事があるんです。」
「まだ、何かある…と？」
「ええ。思っています。また参ります。」
古畑は立ち上がった。

やっぱり古畑でもあのブログわかりづらいんだなｗｗ

今日はここまでです。
明日もよろしかったらお付き合いください。

ご意見ご感想お待ちしております。

>>568
乙、結構楽しいです

古畑って、今泉を呼ぶとき「君」付けなかったっけ？

まちまちだったような

2chで小説を発表するには
こまかいどうでもいいような指摘ｗや意見ｗを無視する能力が必要
楽しみに読んでる人はその何十倍もいる

時間が取れたので、ほんの少しだけUPしますね。

シーン17　事件翌日P.M.8:50 某テレビ局楽屋

Notyetと書かれた楽屋の中、古畑が椅子に腰かけている。
目線はテーブルの上のＤＶＤプレーヤーだ。
そこに賑やかに女性3人が入ってくる。
「あれ〜誰かいる？」
「お邪魔いたします。警視庁の古畑と申します。こちらは西園寺君。」
「け、けけ、けけけ刑事さん？わ、わわ…私たちに何かご用でしょ…」
「さっしー落ち着いて。古畑さんこんばんは。私は北原と申します。
こちらは指原。そしてこちらが横山です。」
「こんばんは。みなさん。指原さん、驚かせてすみません。私、そんなに
怖くないので安心してください。今、皆さんのDVDを見ていました。
波乗りかき氷ですか〜スゴイ発想のタイトルです。」
古畑の意外な切りだしに指原の緊張も解けたようだ。
「いえいえいえいえいえ。指原、なんでもお手伝いさせてください。こう
見えても秋元先生には放送作家に向いてるって言われてましたから。
事件の推理とかも得意かもしれません！」

「はい〜ありがとうございます。しかし、残念ながら今日お話を聞きたいのは…」
「私ですよね？」
髪をかき上げながら大島優子が部屋に入ってきた。
「え？ でも、優子さん、昨日あそこにはおられんかったやないですかぁ？」
横山が首をかしげる。
「才加から聞いてます。相当に鋭い刑事さんだって。そろそろ私のところに
来るんじゃないかなって思ってましたよ。ちょっと外に出ましょうか？」
「これは、なかなか好戦的ですね。お供いたします。」

シーン17-2

テレビ局屋上。強い風に古畑と大島の髪がなびく。
レインボーブリッジの夜景が瞬く時間だ。
「あ----気持ちいい〜今日はずっと中にこもりっきりだったからなぁ」
「ドラマの撮影ですか？」
「そう。昨日もそれで劇場行けなかったんですよね〜。そしたら、あんな
事がおこっちゃって。で、柏木ちゃんは犯人じゃないんでしょ？」
「おや？どうして？みなさん、柏木さんがやったと思われてるみたいですが」
「う〜ん。わからないけど、何となくかな？」
「うふふふ。あなたは面白い人だ。」
「よく言われますよ。」
「ところで、才加さんから私の事を？」
「ええ。連絡ありましたよ。私たちの計画がばれてるかもって。」
「計画というのは…？」
「チームＫの独立ですよ。」
大島のあっけらかんとした答えに、古畑は思わず苦笑する。
「ほう、それは穏やかな話ではなさそうですね。しかし、意外です。
そんな風にあっさり秘密を打ち明けてくれるなんて。他の皆さんは
隠したいような素振りに見えました。」

「そうね。何しろ、秋元先生に反旗を翻すようなものですからね。
でも、そろそろ何か事を起こさないと…焦ってるメンバーも多いし。」
「独立に参加されるのは…やはり旧Ｋメンバーの方なんでしょうか？」
「すげー。古畑さん。旧Ｋなんて言葉が出てくるのって相当コアなファンじゃ
ないと。びっくりしたなぁ。」
「この計画、もちろんあなたも？」
「私は正直、どちらでもいいんです。でも、やっぱり仲間は裏切れないなって。
それに、今のままじゃどっちに してもいずれダメになるんじゃないかって。
そんな危機感のほうが強かったかな。でも、秋元先生、気づいちゃったのかなぁ？」

シーン17-3

「秋元さんはあなた方の独立を反対されると？」
「う〜ん…実は、私はあの解体宣言って、私たちと狙いは同じじゃなかったの
かなって思ってるんですよ。形は違うかもしれないけど。
なんか、動きを察知されて潰しにかかられたって思ってるメンバーいますけど。」
「なるほど。面白い推理です。」
「で、そうなると拙いって思った人が秋元先生を殺した…そして、柏木ちゃんを
罪を着せた。ねぇ、古畑さん。私今ドラマやってるから、思考回路がそんな風に
なっちゃってるのかなぁ？」
「いえ、実に参考になりました。ところで、チームＫの独立計画を考えたのは、
あなたではないようですね。むしろあなたは…」

「さっすがだなぁ。やっぱり才加がコワイって言ってたのが解る気がする。」
「おほめの言葉と受け取っておきます。うふふふ。」

「でも、柏木ちゃんは絶対に犯人と違うと思う。彼女がいなくちゃAKBじゃない。」
「前田さんも同じような事をおっしゃってました。」
「じゃ、そろそろ私撮影に戻ります。あ----今日は朝までコースかなぁ」
「お身体には気をつけて…」
「ありがと。じゃ失礼します〜」
大島は笑顔で去っていった。

シーン18　事件２日後 A.M.7:40 AKB48劇場スタッフルーム

「西園寺君。ここにはまだ誰も入れてないね？」
「はい。昨日まで立ち入り禁止にしてありましたので。今日からは劇場公演も
再開するとの事ですので開放しますが…」
「良かった。どうしてもひとつ確認しておきたかった事があってね。」
古畑は部屋をくまなく見て回り始めた。と、間もなく部屋を出て給湯室へ向かった。
給湯室の中を一通り見て回った古畑は、再びスタッフルームへ戻る。
泳ぐように動いていた視線が、冷蔵庫に止まる。中を開ける。
「え〜、この中もその時のまま？」眉間に指を当て古畑がたずねる。
「ええ。そのままにしてあります。」
「なるほど。」
次に古畑は冷蔵庫の隣にあった食器棚へと視線を移す。
「なるほど…集団生活のルール…という事か。」古畑は、誰にという訳でなくつぶやく。
「西園寺君。病院に連絡してもらえるかな？」
「柏木さんですか？」
「いや。今泉に。さっきメールで送ってきたものを持ってくるようにと。
うふふふ。西園寺君。あの男にも取り得というものがあったようだ。」
古畑は嬉しそうに笑った。

西園寺は携帯を取りだした。

シーン19

暗転。スポットライトが古畑に当る。

「え〜みなさん。今回の事件、実は早い段階で犯人が判明しておりました。
そう、戸賀崎さんです。彼はいくつか決定的な証拠を残していました。
致命的と言っていいかもしれません。しかし、私はこの事件は彼を逮捕するだけでは
本当の解決に繋がらないと思ったのです。
この事件は、私が謎を解かなくとも一通りの解決を見る事が出来たでしょう。
これから、真相が関係者の口によって語られる事になります。
事件の謎を私が解明していくという期待を持たれたファンの方には誠に申し訳ありません。

古畑任三郎でした。

すみません。シーン19はこちらに差し替えお願いします。
こんな事してると、またお叱りを受けそうですが...


暗転。スポットライトが古畑に当る。

「え〜みなさん。今回の事件、実は早い段階で犯人が判明しておりました。
そう、戸賀崎さんです。彼はいくつか決定的な証拠を残していました。
致命的と言っていいかもしれません。しかし、私はこの事件は彼を逮捕するだけでは
本当の解決に繋がらないと思ったのです。
この事件は、私が謎を解かなくとも一通りの解決を見る事が出来たでしょう。
しかし、それはあくまでも表に見える事だけです。

これから、本当の意味の真相が関係者の口によって語られる事になります。
とても悲しいお話です。

事件の謎を私が解明していくという展開を期待されたファンの方には
誠に申し訳ありません。

古畑任三郎でした。

今日はここまでです。

明日もよろしくお願いします。
ご感想ぜひ聞かせてくださいね。

いよいよラストか！
悲しいのか〜
でも楽しみだ！

シンディーが鍵！

全員が殺意持ってていつか殺ってやろうと思ってたんだろ
それを察した戸賀崎が先に秋元を殺した
「君たちの手を汚させるわけにはいかない…それが支配人の役目だ」でしょ

と思ったけど違うな
ラスト期待支援

なんか今回、HRH48さんみたいな
なかなか続きがアップされない焦らしが無いのが
逆に寂しく感じたりして
またあ〜もう終わっちゃうのかという一抹の寂しさ

なんかあの焦らしがHRH48さんは上手かったんだよなぁ
最後は巻き込まれ規制にまでなってレス代行までしてもらってたから
なおさら続きを読みたいという願望に駆られた
四谷さんももう少しもったいぶってもよかったんじゃない？

まぁ、人それぞれ考え方はあるかもしれないけど
また楽しみが一つ終わってしまうのは寂しい感じだわ
もうちょっと連日引っ張ってもよかった感じ

次回作があるならそんな感じで毎日、新聞に連載してる
みたいな感じで小出しにしていく体も期待したいです
ラストに向けて頑張ってください

シンディ犯人だと勘違いしてゆきりんが庇ったという感じかな

うぉ、ここでw明日楽しみにしてます！

期待あげ

おはよう

みなさん、おはようございます。

今日は会議があったりで昨日よりはペースが
上がらないかもしれませんが、頑張ってUP
していきたいて思います。
たくさんの励ましレスありがとうございます。

古畑が複数の人物に疑っていることをアピールするパターンってあったっけ？
普通なら初めから１人に絞り込んで追いつめていくもんな

シーン20　事件2日後　P.M.6:00 AKB48劇場

劇場内は異様な熱気に包まれていた。
特に追悼という言葉は使われていなかったが、特別公演である事、AKB48
正規メンバー全員が柏木以外出演する事がアナウンスされていた。
むせ返るような空気の中、3列目中央の招待席には古畑、西園寺、そして
今泉の姿があった。

冒頭1分間の黙とうが捧げられた以外は、誰からか特別なMCが入るわけではなく
一見公演は淡々と進行しているように見えた。
しかし、いつもと違うのは次々と各チームの公演代表曲が披露されていく事
だった。メンバーの声を震わせ涙を流しながらのステージが観客のボルテージを
一層高めていく。
「タイガー！！ファイヤー！！サイバー！！ファイバー！！ダイバー！！
バイバー！！ ジャージャー！！」
「何だね…今泉。騒々しいよ。まったく。」
「古畑さん、何言ってるんですか。Mixじゃないですか、Mix。あれ？
サイリウムも持ってないんですか？今日は特別公演なんだから持ってなきゃ。
ほら、僕のを1本あげますよ。」
「まったく、付き合いきれないよ…ねぇ。西園寺く…」
「いや〜古畑さん。まゆゆ可愛いですねぇ。」
「さぁ〜いおんじ君…」古畑は首を横に振り、そして眉間に指を当てた。


「悲しい事件がおきました。正直まだ、私たちも何が起こったのか気持ちの
整理をつける事ができません。でも、秋元先生はきっとこう言うと思います。
前に進みなさい…と。だから、私たちはこれからもここで夢を追いかけ続けて
行こうと思います。それでは最後の曲です。聴いてください…」
高橋がまるで何かを睨みつけるかのような強い視線で語りかけた。
ラストソングは涙で途絶えながらも、それでも観客の心を強く揺さぶった。

誰もが涙を流していた。
そんな中、一人古畑の目は暗い輝きを増していた。
？

たかみなの行為は緊急避難にあたる
おそらく実刑はない

シーン１０で古畑が、シーン６（ゆっぱい、ちゆう、ＫＫがいなかったこと）を知っているのにちょっと違和感。

シーン21　事件2日後 P.M.9:30　AKB48劇場

観客席にはステージを終えたメンバー達が座っている。
何かに取りつかれたような熱狂の波は去り、放心したような顔があった。
これから起きる事に不安を隠せず手を取り合うメンバーもいた。
古畑が照明の落ちたステージの上に上がる。
戸賀崎も壇上に上がり、やや下手に離れた場所で腕を組む。

「え〜皆さん。今日は素晴らしいステージをありがとうございます。
私は今の感動を上手く表わす言葉を知りません。うふふふ。残念です。」
「さて。今日は皆さんに大切なお話をしなくてはなりません。ご存知の通り
プロデューサーの秋元さんがお亡くなりになりました。」
メンバーの中からすすり泣く声が漏れる。古畑は静かに言葉を続ける。
「また、皆さんのお仲間の柏木由紀さ んも、意識を失い病院に運ばれました。
しかし、幸い一命を取り留め意識も戻っております。」
「本当ですか！ゆきりんもう大丈夫なんですか？」
立ち上がって叫んだのは渡辺だった。
「はい。命に別条はありません。数日で退院する事が出来るでしょう。」
メンバーからほっとしたような溜息がこぼれる。しかし、柏木の無事を聞き
歓喜の声が上がらないのは、全員がある想いに支配されている事を物語っていた。

「古畑さん…秋元先生を殺したのは…やっぱり…」
高橋が重い空気を恐る恐る手繰るかのように言葉を発する。
「はい。残念ながら秋元さんは、何者かの手により殺害されました。
しかし、犯人は皆さんが想像されている方では…ん〜ありません。」
ざわめきが起きる 。お互い顔を見合すメンバーたち。
「じゃあ、一体だれが…？」高橋の問いに古畑は直接答えず、眉間に
指を当てたままそっと視線をステージ下手のほうに向ける。


「戸賀崎さん。秋元先生を殺したのはあなたです。」
戸賀崎は腕を組んだまま目を閉じ、大きくため息をついた。

>>594
痛恨のミスです。
最後の古畑のセリフ、「秋元先生」ではなく、「秋元さん」ですね。
キメのBGMが入るような大事なシーンなのに...
すみません、チェックが甘くて。

期待あげ

シーン21-1

戸賀崎は暫くの間目を閉じたままだった。
ざわめく劇場内。長い時間をおいて目を開けた戸賀崎が穏やかな顔つきになった。
「古畑さん。いくつか聞きたい事があります。」
「はい。何でしょうか？」
「まず、僕が先生を殺した…そう思われた根拠をお聞きしましょうか。…
証拠…と言ったほうがいいかもしれませんね。」
「お答えしましょう。まずは現場に残された二つのカップです。西園寺君。」

西園寺がビニール袋に入ったカップを2つ持ってステージに上がった。
古畑は白い手袋をつけ袋からカップを取りだす。
「こちらのカップ、一つは真新しいもののようですが、どちらにも名前が
書いてあります。ん〜メンバーの皆さん、食器棚に入れている自分のカッ プに
名前を書いていらっしゃるようです。一つはわかりづらいですが…ここ…
ここに書いてあります。柏木…と」
「それ、間違いない。二つともゆきりんのカップ…」渡辺が指をさす。
「ええ。その通りです。こちらはどちらも柏木さんのカップです。
このカップと共に秋元さんと柏木さんが倒れていた。カップの持ち主が
何らかの毒物をカップに入れ一緒に死のうと計画した…と思うのが一番
自然でしょう。」

戸賀崎は腕を組んだまま古畑から視線を外さない。
「当然、このカップには犯人の指紋がついている…そう思いますよね？
戸賀崎さん？」
「カップに僕の指紋がついていた…と？」
「いえ。指紋はついていませんでした。こちらの新しいカップについていた
秋元さんの 指紋以外は。」
戸賀崎の表情が曇った。

シーン21-3

「え〜。不思議なお話です。なぜカップの持ち主の柏木さんの指紋が
ついていないのでしょう？証拠を隠滅しようとしてふき取った？
それも不自然です。カップの持ち主も自らのカップに毒を入れたのですから。」
いつの間にかざわめきが収まっていた。誰も言葉を発することなく古畑の話に
聞きいっている。
「犯人は、柏木さんのカップを使い柏木さんにも毒を飲ませる事により
罪をきせる事が出来ると考えた。当然カップは手袋か何かをして触ったのでしょう。
でも、まさかカップに持ち主の指紋がついていないなどと考えもしていなかった。」

「戸賀崎さん。仮に柏木さんが犯人だとしたら…
カップの中身は牛乳ではなかったと思います。」
「？」戸賀崎が表情だけで古畑に尋 ねた。
「彼女は牛乳が飲めません。嫌い…というよりは体質的に飲めなかったようです。
最後に口にするもの…しかも毒と一緒に飲むのは辛すぎます。それに…
高橋さん。皆さんがご自分の名前を書くのはカップだけですか？」
「いえ。お菓子や飲物…全部書くことになっています。」
「私が皆さんを見て感心する事はルールをきちんと守る…という事にあります。
遅刻などはもっての他…そんな空気を感じました。他人のものを無断で食べたり
飲んだり使ったり…は？」
「しません。絶対。」高橋は答えた。

「こちらは冷蔵庫に入っていた牛乳パックです。カップの中に入っていたものと一致
する事はわかっています。名前が書かれてますね…篠田…と。仮に、秋元さんが
牛乳を飲 みたいと言っても柏木さんは、今無い…と答えたでしょうね。」

シーン21-4

「え〜、うふふふ。この事は大したことではありません。単なる推測です。
ひょっとしたら土壇場で混乱したらそんなルールなんて無視したかもしれません。」
「ただ、カップに指紋がついていなかった事は柏木さんがこのカップを事件の
直前に持っていなかった事を証明するには十分です。どうやって彼女はカップを
持たず二つのカップに毒を入れ、秋元さんにそれを飲ませ、そして自分もカップの
中身を飲む事が出来たのでしょうか？」
戸賀崎は相変わらず腕を組んだままだった。
「戸賀崎さん。あなた、まさか持ち主の柏木さんの指紋がついていなかった…とは
考えていませんでしたね？なぜ指紋がついていなかったか？彼女はカップを洗う時
必ずゴム手袋をつけて洗うんです。 こちらがそうです。
ここにも名前が書いてあります。食器棚の隣のキャビネットにありました。
おそらく洗い物をした後、手袋をしたままカップを棚に戻したのでしょう。
彼女、特に手が荒れやすいというわけではなかった
ようですが指先のケアには神経質なくらい気を配っていたようですね。
なぜかわかりますか？戸賀崎さん。」

戸賀崎の表情がわずかに変わった。何かを思い出したように。
「そう。握手会です。柏木さんは握手会をとても大事にしていました。ファンと
触れあう握手会で少しでも荒れた指で臨みたくない…彼女は普段料理もあまり
されないようですね。私、そんな彼女にプロの姿を見たような気がします。」

「柏木が犯人ではない…何となくそれは僕にもわかりました。古畑さん。
でも、だからと言ってそれは僕が犯人という証拠にはなりますか？」
「いいえ。もちろんなりません。」
古畑の姿勢が一段と前かがみになった。

ゆきりんさすがだ

続きは夕方以降になります。
たまにはちゃんと仕事しなくちゃw

>>601
お疲れ様です
楽しみが少しでも先延ばしになるので大変歓迎です

さらに期待あげ

ふむふむ

ゆきりんすげーw

シーン21-5

「あなたが犯人だと決定づける証拠は別にあります。
というより、こちらを先にお話すべきだったかもしれません。
しかし、私は戸賀崎さん。あなたが先に真実をうち明けて
くれるのでは？と思っていたのですが…西園寺君。」

古畑は一枚の紙を西園寺から受け取る。
「こちらは、カップの中から見つかったテトロドトキシンの
成分表です。同じものが別の場所から発見されました。
…え〜戸賀崎さん、事件当日あなたが着ていたジャケットの
右のポケットからです。」

戸賀崎は目を閉じた。表情は先ほどまで見せていた穏やかな
ものではなく、明らかに動揺のあとが感じられるものだった。

「柏木さんがカップから毒物を摂取したのではない事は、先ほど
説明した通りです。恐らく 戸賀崎さん、あなたはハンカチか何かを、
水に溶かしたテトロドトキシンで濡らし、柏木さんの口にあてたのでしょう。
ハンカチは処分したのでしょうが、その成分はポケットの中に残ってしまって
いたのです。」
戸賀崎は目を開いた。
しかし、その表情は観念した…というものではなかった。
むしろ、何かを決意したような強い目の光を伴ったものだった。

「戸賀崎さん、ちょっとドラマの見過ぎでしょうか…
テトロドトキシンは猛毒ですがハンカチに含ませて口をふさぐだけでは
…ん〜人は殺せません。もっとも、彼女はリアクションの大きな方です。
口をふさがれて驚いてハンカチに噛みつき気絶する位の量の
テトロドトキシンを摂取してしまったようですが。」

戸賀崎はステージの中央へと歩み寄った。
「古畑さん。僕は…」戸賀崎がそう言おうとした時だった。
「待ってください！」大きな声が劇場の後方から聞こえた。
平嶋夏海が押す車椅子に乗って表れたのは柏木由紀だった。

シーン21-6

「ゆきりん！」「大丈夫なの？」「ゆきりん！！」
メンバーが一斉に立ち上がる。
その声には答えず、柏木は平嶋に目配せをし車椅子を
ステージ前へと進める。
「古畑さん。私です。私がやったんです。」
柏木は声を振り絞るように叫んだ。
「え〜柏木さん。あなたの優しいお気持ちは理解できます。
…ですが、嘘はいけません。」
「柏木、すまなかった。」戸賀崎は頭を下げた。
「戸賀崎さん！なんでなんですか？なんで先生を…なんでぇ！」
高橋が膝を床について叫ぶ。
他のメンバーも涙で濡れた目をステージの上に向けている。
「だって、仕方なかったんだよ。俺の言う事なんて聞く耳を持たないんだよ。
どんどん新しいグループ増やすって言うかと思えば 、今度は解体するとかさ。
あちこち面接行かなきゃいけないし、告知する事はどんどん増えるし…
おまけに尻拭いはいつも俺。仕事ばっか増えて…もう限界だったんだよ。」

「ひどい…私たち…戸賀崎さんの事信じてたのに…」立ち上がった指原の
言葉は嗚咽で良く聞き取れなかった。
「なんで、ゆきりんまで…？」
「ああ、それはな。誰でも良かったんだよ。俺が上手く逃れられたらな。
ちょうど柏木が上手く一人になる機会があった。ただそれだけだよ。
古畑さん、さぁ、もういいだろ？連れて行ってくれないか。」

古畑は静かに首を振った。
「え〜戸賀崎さん、あなたも嘘はいけません。
あなた方は、誰かを守るためには自分の事はどうなっても
いいと思うようです。しかし…それは…。
実に、いただけません〜」

ｺﾚ普通にTVでやってても可笑しくないﾚﾍﾞﾙ(´･ω･｀)

普通に面白い

面白い！クライマックスだなー

どこまでノンフィクション？
・劇場に名前付きのカップがある
・ゆきりんの手荒れ防止策
古参の皆さん教えてください

なんでゆきりんがかばうんだ？次回以降でわかるの？

なんでなっちゃんがゆきりんの車椅子を…？

秋P監督の戸賀崎殺人事件久々に見たくなったわ
問題のある卒メンも出まくりだからDVD化出来ないだろなぁ

シンディろこーw
いいねえ　続きが楽しみだあ

>>612
別にそこはいいでしょ

殺されかけてるのにかばうってことはそれなりに理由ないと納得できんよ？

>>615
なっちゃんはゆきりんが病院から劇場に来るのを知ってたわけでしょ？

>>617
なんか破綻する？

>>617
ゆきりんがなっちゃんに電話とかで頼んだ、でいいだろ
どうでもいいところを気にするな

>>619
なっちゃんであることに意味があったら…って深く考えすぎてしまったかもしれん
不快にさせてたなら謝る

シーン21-7

「え〜私は色んな方のお話を聞いているうちに
ある一つの計画の事を耳にしました。
最初はいささか現実味のない話のように思えたのですが、
これが実に巧妙に進められているものだとわかってきました。
もっとも、計画を進めていると思ってる本人達のあずかり
知らぬところで事は動いてるようでしたが。」

古畑は秋元才加、宮澤らの方を見ながら言った。
彼女たちに驚きの表情が浮かぶ。


「浦野さん。こちらへお越し頂けませんか？」
古畑は観覧席の一番奥の隅にいた浦野に声をかける。
浦野は何も言わず、ゆっくりと歩み寄りステージの上に上がった。


「ある計画...とはチームＫの独立です。…その計画を考えたのは...
浦野さん、あなたと戸賀崎さん。お二人です。」

「独立？」「え？どういう事？」 ざわめきが広がる。
「この話は浦野さんの口からあるメンバーに伝えられました。
恐らく今回の計画を実行する上で一番重要かつ影響力のある
メンバーです。しかし、え〜快諾したかに見えたそのメンバーは
全く違う事を考えていたようです。」

「大島さん。そうですね？」古畑は観覧席の一番後ろにいた大島に声をかけた。

シーン21-8

「参ったなぁ。見破られたのかぁ。
やっぱ私女優には向いてないのかなぁ？」
大島がゆっくり立ち上がった。
「6月かな？リバイバルやったでしょ？んで、
久しぶりに昔のチームで公演やった。
その時、みんな言ってたでしょ？
やっぱＫはこのメンバーだよね〜とか。
私、思ったんだ。何みんなヌルい事言ってんだろって。
いつまでも同窓会ごっこでいたんじゃ成長できねーだろって。
このままじゃ…って思ってた時かな。
ちょうどCinDyから話聞いたのは。」


「ちょっと待ってくれ。」戸賀崎が大島の言葉を遮った。
「そんな計画、実現なんて出来るわけないじゃないか。
考えてもみろ。第一俺はただの劇場支配人だ。
それに浦野だって、単なるメンバーの一人じゃな いか。
そんな大それた事なんて、秋元先生だって気にもかけないはずだ。
それが俺が秋元先生を殺した動機って言うのか？
古畑さん、あまり俺の事を買被らないでくれ。」

「戸賀崎さん、そして浦野さん。あなた方はその途方もない計画を実現する…
その力を持ってらっしゃいます。え〜そして、秋元さんはその力を恐れた。」
「そんな。古畑さん。言いましたよね、私はＳＤＮの選抜すら選ばれなくなって
元ＡＫＢって看板にしがみつくしか出来ないただの女ですよ。」

「そうでしょうか。では、面白いものをお見せしましょう。今泉？」
今泉がこれ以上ないといった得意顔でステージに駆け上がった。

？

今日はここまでになるかもしれません。
時間が取れたら夜遅い時間にUPするかもしれませんが...

>>623
お疲れ様です
その焦らし最高ですw
続き楽しみにしてます

>>623 まじかよ…

>>623
ここまできてw
また、楽しみにしてます！

>>624
どMかw

>>623
無理すんなよ

みなさん、こんばんは。
仕事の関係でやはり今夜はUPできそうにありません。
スレ落ちしてしまいそうなので、なるべく早く完結まで
進めたかったのですが...
また、みなさんのご感想お聞かせくださいね。
ツッコミ、あら探し歓迎です...が、どうかお手柔らかにw

>>629
保守頑張りますよ

超面白い！本物の脚本家が書いたみたい。

>>608のいう通り。
推敲すればほんとにＴＶで使えると思う。

面白いんだけど、なんか登場メンバーが広く浅く出てて「伏線かな？」って
思って見ててもなんかそのまま終わりそう（まだわからないけどね）

あとドラマ小説だから仕方ないんだけど、メンの家族とか、ヲタがあまり登場
しないのも各作品共通だね。

あ、保守ですｗ

秋元が殺されるの書いてくれ

無理にメンバーたくさんださなくても、古畑っぽさを追究してくれたほうがいいと思う。ゆきりんが罪を被ろうとしたことについてはちゃんと回収してね。

お前さんたち注文多すぎwww
楽しみにしてるよ。四谷さん。

保守！

みなさん本当にありがとうございます。
残念ながら私の中ではもうお話は完結してしまっているので
ひょっとしたらみなさん全ての方に納得していただけるものでは
ないのかもしれません。
でも、ここまでは自分の思い描いた事を曲げずに書かせていただいたので
最後までこの姿勢でいかせてください。

先程帰宅しました。
明日も仕事がありますので、今日はさすがに休ませていただきますが
明日こそラストシーンをお届けしたいと思います。

それでは、おやすみなさい。

>>637
むしろ、出来上がってるのを崩しちゃう方がいやだな
だからこのまま頑張って下さい！

>>637
無理せず自分のペースでやってくれ！
楽しみにしてる

>>637
楽しみにしてるよ！

>>637
乙〜

期待してるよ

保守

みなさん、おはようございます。

今日はいよいよラストシーンへとお話を
進めてまいります。
どうかお付き合いください。

>>643

おはよ〜
ちゃんと寝てんのか？
楽しみにしてるけど、無理はするなよ！

>>643
レスが多いから緊張すると思うけどリラックスぽー

ほす

シーン21-9

今泉は何枚かの紙を古畑に手渡した。
「ありがとう。…今泉？戻っていいよ？」
今泉は嬉しそうな笑顔を見せたまま古畑の隣に立ち続ける。
「今泉。戻って。…戻りなさい。」
「古畑さん。ここからは僕が…え〜あ、痛っ。何するんですか！」
「いいから戻りなさい。」
今泉は渋々ステージから降りた。

「え〜失礼しました。このプリント…どなたか…ん〜渡辺さん。
すみませんが、付箋の貼ってあるところを読んでいただけます
でしょうか？」

「私がですか？」渡辺が立ち上がる。
「お願いします。」古畑はプリントを手渡した。
「教室に陽が差し込んできた。僕はそっと斜め前の席の君を見つめる。
ふと夢の気温が上がったような気がした。好きなんて 言えないよ。
言えるわけないんだ。僕は君の背中にそっとつぶやく…」
渡辺が顔を上げる
「これって…ポニシュシュ…？」
「他の付箋のところもお願いします」
「あ…はい。君の事を抱きしめちゃいけないんだ。サヨナラが言えなく
なっちゃうから。僕は靴の紐を直すふりして愛しくてたまらない気持ちを
隠していた。」
「それ…」梅田と仲川が顔を見合わせた。

「ありがとうございます。もう一枚の方もよろしいですか？」
「わかりました…。桜の花びらたちが咲くころ、どこからか鐘の音が
聞こえてくる。私たちに明日への勇気、そして自由をくれる。
そして、どこかで桜の花びらがはらりと風に舞うように誰にも
羽ばたく時がやってくる。そしてみんな一人きりで歩き出す んだ」

シーン21-10

「古畑さん…これは？」渡辺がまだ理解できないような顔で聞く。
メンバーも顔を見合わせるばかりだ。
「ありがとうございました。では、こちらを…こちらは増田さん。
あなたにお願いしましょうか。」

古畑は別の紙を渡す。五線譜に殴りかかれたような文字が見える。
「…夜明けの駅のホーム、片道切符握りしめ僕は汽車に乗り込む。
僕の生まれた町の明かりが届かない先。そこには何が待っているのだろう。」
「ベルですやん。ちょっと歌詞違うけど。」

「もう一つのほうもお願いします。」
「友よ。歩いていこう。はるか彼方へ。僕たちの知らない世界へ。
友よ。歩いていこう。心の地図は自分の願いで描くものさ。」
「古畑さん、私たちの曲の歌詞やないですか？これ全部。」
「はい〜その通りです。ですが、これは秋元さんが書かれたものでは
ありません。」
浦野の表情が変わった。

「渡辺さんに読んで頂いたもの…最初はある中学校の文芸クラブが出版した
詩集。そして、もう一つは卒業文集からの抜粋です。どちらも
作者にはCinDy…とクレジットがあります。
そして、増田さんに読んで頂いたもの。こちらは今から15年も前、
あるアマチュアバンドのオリジナル曲の歌詞です。作詞作曲tg…
戸賀崎さん。あなたの所属していたバンドです。」

「こ…これをどこから…？」浦野が聞く。
「はい〜。今泉が見つけてきました。彼が私の捜査でこんなに
役にたったのは初めての事です。うふふふふ。インターネットと
いうものは実に便利な ものです。色んな情報が手に入ります。
ですが、私はとても怖いと感じます。もし…私自身の卒業文集がネット上で世界中に発信されてると考えると…うふふふふ。
怖くて夜も眠れません。」

戸賀崎は組んでいた腕をほどき綿のパンツのポケットに突っ込んだ。
額には大粒の汗が浮かぶ。
「秋元さんのパソコンから作詞作業用のフォルダが見つかりました。
しかし、そこにはここ5年でほんの30曲程しか制作をしていなかった
事実が残されていました。戸賀崎さん、浦野さん。世の中にあの
素晴らしい名曲たちを送り出していたのは、あなた方2人だったんですね。」

康ｗｗｗ

現実にありそうな話だ

秋元さん……ｗｗ

ハンマーカンマー

シーン21-11

「浦野さん…あなたの計画は…」
浦野は古畑の言葉を遮って話はじめた。
「私の本当の目的はチームＫの独立なんかじゃなかったんです。
本当に独立というか、復活させたかったのはチームＢなんです。
6月のリバイバル公演、久しぶりにB4thのステージに立って、やっぱり
私が輝いていられるのはＳＤＮじゃない。ここなんだって。
私は本当のアイドルグループを作りたかった。旧Ｂはその理想に近い
チームだったんです。指原もらぶたんもスター軍団のＡにいるよりは
きっとこっちのほうが活きるはずだし、萌乃だってアイドルバリバリの
中にいてこそあの鋭いキャラが生きるはずだって。
そして…その中心にいるのは私でありたい…
そのためには、今のチーム を切り崩す必要があった。野心の塊っていう
メンバー揃いのＫは格好のダミーになってくれると思ったんです。」
「そして、その計画を戸賀崎さんに持ちかけた…」
「ええ。戸賀崎さんはすぐに賛成してくれました。」
「迷う事はありませんでしたよ。」
戸賀崎がポケットに手を突っ込んだまま話し始める。
先ほどまでの荒ぶった表情は穏やかになり、口調も元の丁寧なものに
戻っていた。
「浦野はいつも損な役回りを演じてきました。チームＢ発足の時は
指導役として移籍し、嫌われ役に徹してきた。いつも厳しくメンバーに
接していた。周りが気ごころ知れた中で厳しい態度をとる高橋よりも
もっと辛い立場だったと思います。僕にとってもチームＢは浦野と
一緒に作り上げた 一つの完成形のように思っていましたし。
でも、秋元先生は浦野を完全な裏方として使い始めた。作詞活動に
時間を割けるよう自身がステージに立つ機会を少しづつ減らして
いったんです。」
「そして、あなた方はその計画を実行に移すために一人のメンバーに
声をかけた。」

21-12

「ええ。優子です。彼女が動けば影響力は間違いなく大きい。
そして、彼女は一番の野心家です。きっとこの計画に乗ってくる。
そう思ったんです。
でも…秋元先生にこの事をばらしたのはお前だったんだな？」
「そうですよ。私は、二人が作る曲は大好き。心からそう思います。
でもね。やっぱりこの世界はプロデュース力だと思うんですよ。
まだ今は二人では到底秋元先生の力には及ばない…でも、この計画を
秋元先生が知ったら…きっとＡＫＢは大きく変わる。何かが大きく。
そう思ったから私が秋元先生に話したんです。」

「大島さん、先ほどあなたはご自分を女優にむいていない…
そうおっしゃいました。いいえ〜そんな事はありません。あなたの
演技を お二人は見破る事ができませんでした〜」
「でも、古畑さんには通じてなかったでしょ？」
「うふふふふ。それは相手が悪かったです。私は人を疑う事が仕事です」
「さみしいお仕事ね。」大島は笑った。
「はい〜残念ながら。」
「そうか…だから、秋元先生はこの計画を潰そうとあんな事を…」
「え〜戸賀崎さん…それは…」古畑が言いかけた時、突然大声をあげて
泣き始める声がした。柏木だった。

？

お！なるほどな〜

おおー
いいねいいね

ふむふむ

21-12

「え〜柏木さん。私には一つだけわからない事があります。
なぜ、あなたがお二人の事を庇おうとしたか…という事です。」
「私…私…」
「落ち着いて。ゆきりん。」車椅子の背で平嶋が優しく微笑む。
「うん。ありがとう…。古畑さん、私、秋元先生がみんなに発表する
ちょとと前にその話を聞かされたって事を言いましたよね？」
「ええ。お聞きしました。」
「あれは本当の話なんです。でも、その前に聞いちゃってたんです。
CInDyと戸賀崎さんが話してるのを…」

シーン0-1　----回想ＡＫＢ48劇場スタッフルーム----


柏木「やっべ。携帯忘れてきちゃった。ブログの更新出来ないよぉ〜
ん？誰かいる？」
戸賀崎「ＳＤＮ全員卒業って一体どういう事だ？いよいよお前を
ステージに立たせないつもりなのか？あの男は。ちっ…選抜を
外すだけではダメだというのか。」
浦野「わからないけど…もし、この計画潰しにかかられたら？
まだ私たちには足りないものが多すぎるわ。お金も支援者も。」
戸賀崎「その時は…」
浦野「秋元先生に居なくなってもらうしかない…わね。」
戸賀崎「お前…」
浦野「私にはそれくらいの覚悟はあるわ。あの華やかなスポットライトを
浴びるためには何だってやる。」
柏木「…」

21-13

「きっと私のせいだ…私がいたら、CinDyが戻ってこれなくなる。
それに、私は自信がなかった。私がＡＫＢに加入してから、CinDyは
ずっと私のそばにいてくれた。辛い時も悲しい時もうれしい時も。
いつも隣で励ましてくれた。私が思うキャプテンの理想ってCindyだった。
でも、新チームになっても、私は全然公演にも出れなくて、チームの
キャプテンどころかお荷物になっていた。
そんな時、秋元先生からグループ解体の話を事前に聞かされた…
新しいチームの中心はお前だって。私はもうどうしていいか
わからなくなっちゃったんです。」

柏木は流れ落ちる涙をぬぐう事もせず話続けた。
「だから…病院のベッドで目が覚めて、刑事さんから話を聞いて思った。
私がこのままいなくなれば…きっとCindyは私の大好きなCinDyでいてくれる。
私はアイドルでいる事も好きだけど、大好きなアイドルを見ているのが
もっと好きなんだって。私のアイドルは今も昔も…ずっとCinDyなの…」

「ゆきりん…」
堪えていた何かが堰を切ってあふれるように、浦野の目からは涙が
零れ落ちた。そのままその場にしゃがみこんでしまう。
戸賀崎もその場で大きく息をつき、天井を見上げた。

これはいい展開

あれ、目から汗が

21-14

「古畑さん…僕らは何か間違っていたのでしょうか？」
「いえ…あなた方は多少方向こそ違えども、皆さんがＡＫＢを愛してる。
それは間違っていません。あなたの浦野さんへの感情も…」
「何でしょうね。僕と浦野…そう戦友って感じなんでしょうかね。
しかし、秋元先生には理解はしてもらえなかった…それが残念です。」

「はたして、本当にそうなのでしょうか？」
古畑は数枚の紙を取り出して戸賀崎に渡した。
「秋元さんのパソコンから見つかりました。秋元さん…あなた方の
計画を決して潰そうとしたわけではなかったのではないでしょうか？」
戸賀崎は 2012？新生ＡＫＢ48第1段シングル企画書
とタイトルがついたページを手繰っていく。何枚目かで手が止まる。
そこにはこう記載があった。

3枚同時リリース
ＡＫＢ４８チームＡ　
「タイトル未定」作詞/秋元康　作曲/未定
メンバー/前田敦子、高橋みなみ、小嶋 陽菜…
ＡＫＢ４８チームＫ　「Hard Rain Hard」
作詞/戸賀崎智信　作曲/松本孝弘
メンバー/大島優子、増田有華、松井珠理奈、…
ＡＫＢ４８チームＢ　「もう一度あの場所で」
作詞/浦野一美　作曲/桜井和寿
メンバー/柏木由紀、渡辺麻友、浦野一美…
「こ…これは…」
「はい〜。秋元さんの最後のサプライズでしょうか…
あの方はあなた方を表舞台に登場させるおつもりだったようです。
もう少し他の方に打ち明けていただけていたら、
こんな悲しい事件は起きなかったかもしれません。」

作曲者ワロタ

ラストシーン

「戸賀崎さん…私たちはこれからどうすればいいんですか？」
高橋が聞いた。他のメンバーも全員が立ち上がっている。
「高橋…今までお前たちは俺たち大人が敷いたレールの上をひたすらに
走ってきてくれた。それが自分たちの夢を叶えるためだと信じて。
…そろそろ、お前たちの出番だよ、高橋。もう、大人になってもいい…
いや、大人にならないといけない頃だ。高橋。これからは、お前たちが
俺の…俺たちの夢だ。」

戸賀崎の声は最後まで堂々としたものだった。
「西園寺君…お二人をご案内して。」
西園寺が戸賀崎に頭を下げる。浦野もよろよろと立ちあがった。
劇場の出口に足を向けた戸賀崎が思い出したようにその歩みを止めた。

「古畑さん。 いつから僕が犯人だと気づいていたんですか？」
「うふふふふ。え〜実は恥ずかしながら証拠が出てくるまでは。あなたが
犯人と思う事は出来ませんでした。力不足を実感しております。
でも、一つだけ…柏木さんが犯人ではない。これだけは確信しておりました。」
「なぜです？」
「え〜うふふふふ。え〜。実にお恥ずかしい話です。私、実は握手会に
参加した事がありまして。その時の柏木さんの澄んだ瞳の事が強く
印象に残っておりまして。あんな澄んだ瞳の方が人など…
殺せるわけがございません。」

「なんだ。古畑さん、そんな前からＡＫＢの事を知っていたんじゃ
ないですか。」
「ええ。これもお恥ずかしい話ですが、前回の総選挙、私も少なからずの
枚数を柏木さん に投票させて頂きました。」
「そうでしたか。これからも柏木の事を？］
「はい〜推させていただきます〜うふふふふ。」
「次の総選挙が楽しみだ。」
古畑はほほ笑みを浮かべ、右手を劇場出口の方へ差し出した。

古畑ｗｗ

この物語はフィクションです。
実在する人物・団体とは一切関係なく
古畑任三郎は架空の刑事です。




脚本　四谷幸喜（浦野一美推し）

おいさすがにラストが雑だぞ

古畑www

Aはやはり康作品かw

>>667
お疲れさまでした
オチ最高
この作品も最後までBGMまで脳内再生で堪能することができました

読んでないんだが読む価値あり？

>>667
おつでした！
すごい良かったです
毎日このスレ貼りついてましたｗｗ
そうか、四谷さんはCindy推しか…
ゆきりん推しだと思ってた読みがはずれたなｗｗ

古畑さんは女の子48人＋チーム４＋栄と難波からの出張推されの名前なんて覚えられませんｗｗｗ

>>667
乙
面白かったよ

よかったよ！お疲れさま

この2作品読んだおかけで
明後日の三谷出演の「新堂本兄弟」が楽しみすぎるwww

みなさん最後までお付き合いくださって
本当にありがとうございます。
色々とご不満もあるかとは思いますが
何卒ご容赦くださいませ。
みなさんのご感想をお聞かせいただけたら
嬉しいです。ご要望があればご質問にもできる限り
お答えしたいと思います。

>>667
乙です
古畑がゆきりん推しw
作詞シンディ作曲ミスチル桜井とか……聴いてみてえ
シンディ共犯だったか　楽しめたよー

読み応えがあった　御苦労さま　牛乳でも飲んでゆっくり休んでください　
だがフィクションではなく本当に今起こっていることのように思える
まさに今が過渡期なんだろうと

私も仕事中に読んでましたので遅れた分今日は残業です

チームKにじゅりながいるw
いつかありえそう

これはいい作品

>>667
お疲れ〜

楽しかったぜ

おもしろかったです！
Kの独立計画とかある都内のバースレ思い出したw

あー、結局ゆきりんが庇ったの回収できなかったな
そんなことで自分が殺人者になるようなかばいかたするわけないじゃん

>>678
お疲れ様！楽しませてもらいました！

さて五谷幸喜は誰だ？

>>678
vs.AKB48ではなかったですが、楽しかったです！

いやいや面白かった
四谷さん乙

保守

五谷の出現に期待

四谷おつ ドラマ性があって面白かったー！楽しかったわ

ここをこうすれば…って思う人は是非五谷幸喜になってくれ
まだまだ読みたい

一気読みした。

突っ込みどころはあるが悪くはない。

みなさん、もったいないお褒めのコメありがとうございます。
謎解きの部分なんか、古畑ファンの人には不満も多いと思います。
>>685さんがご指摘されたように、ゆきりんが庇った理由は、
ちょっと弱かったですかね？実は1番悩んだ部分ではあったのですが...
あと、あっちゃんと古畑の絡みは意味合いが無かったかも...
反省点ばかりです。

次回作も考えていきたいのですが、きっと皆さんも(ワタシもですが)
違った方の作品が読みたいのでは？と思います。

どなたかいらっしゃいませんかね？

>>693
ぜひツッコミところ聞きたいです。

よつや？よんたに？

>>696
自分では「したに」のつもりでした。

よんたにの方がパチモノっぽくて好きだなー

それでも未来へ風は吹いている

>>698
では「よんたに」でw
特にその辺りのコダワリはありませんので。

古畑というより土曜ワイド劇場だなこれは

>>695
古畑がゆきりんヲタだったら、ゆきりんが古畑のことを覚えている気が…

それと、ゆきりんの「自白」から、彼女が犯人ではあり得ない証拠を紡ぎだすほうが、古畑らしかった気がする。

まあROMの戯れ言と思ってください。

今再放送してる古畑を相当見てたら
なんでも疑ってかかるそれが職業病だと・・
目を見て〜〜を思うなんてことは絶対にやらないそこが違和感でありラストの雑さを感じるところ

古畑の犯人って意外と自分勝手な理由で殺人犯すよね
他のドラマだと犯人も生い立ちとか犯罪理由に同情すべき点があることが多いが

>>703
そんな古畑をも骨抜きにしてしまったゆきりん
恐るべし...って意外性を出そうと思ったのですが...
いじってはいけないところだったですかね？
意外性=違和感...難しいです。

>>702
なるほど。その展開のほうが面白そうですね。
それに、古畑が並んでたらすぐ認知されそうですねw

>>704
う〜ん...
ワタシ、基本DDなんで誰かを思い切り悪者に
する勇気がありませんでした...
実はとがちゃんも嫌いではありませんw

四谷さんお疲れ
楽しかった

楽しかった！四谷さん乙

わがままだけどいつかメンバーがメンバーを殺っちゃうの読んでみたいな

>>708
ありがとうございます！
>>709
それ書いてみたいんです、実は。
でもキャスティングをどうするか...
殺す方も殺される方も、悩ましいです。

干されが選抜をやっちゃう話は見てみたい

みぃちゃんがたかみなを…

やっぱ推しとかあるじゃないですか。みなさん。
で、今回は加害者とがちゃん、被害者秋P...逃げかな？
もっと冒険してみたいんですけどね。

古畑が握手会並んでてあの音楽が流れてすぐに剥がされるシーンがみたい

>>710>>713
別に殺人にこだわる必要もないと思いますよ
キムタク編のように未遂に終わるものや
江口洋介編のように全く別の目的が理由ってパターンもあったわけですから

キムタクも警備員殴り殺してるよ

人が死んでないのは津川雅彦の回だけかな？

先に犯人が誰かを明かしておいて、そのトリックを
暴いて行くという古畑スタイルは難しいですよね。
犯人は誰か？でサプライズを出せない分話の作り込みに
気を遣わないといけない...
ワタシのはまだまだですが...

犯人を一人に絞るのは正味45分の間に大物ゲストも田村正和も美味しくする為の必然だと思う

ここでは倒叙にとらわれず、例えば「48人全員が犯人だった」という結末で意外性を出すのもアリかと

あーなんか、誰かの新作読みたいですねぇ。

48人全員が犯人だけど誰が実際に手を下すのかみんな分からないまま犯行に及ぶとか

面白かった！！
四谷君、お手柄だよ。フフフフフ

皆さん、古畑好きですね〜
でも、今回ワタシが結構考えたのが、メンバーの姿と
いうかキャラ設定や話の展開なんです。犯行の
トリックで読ませる力がないので、そちらのほうで
サプライズを作り出したというか。
その辺りの出来はどうでしたでしょうか？

五谷幸喜と申します…
私も古畑作品作ってみました…
ちょっと長くなりそうですが、良いですかね？

>>723
どうぞ〜

まってました！

1/885！？

>>723
やったー！
よろしくです！

>>723
わあ〜楽しみ！

書き終わったやつは酉外せよ

今のこの感じ...
影アナあってoverture始まるの待ってる、
ライブの時の感覚に似てる。

>>718
ファイナルの石坂浩二がそれに近いな

パーティーが始まるか？

私はかまわんよ、はじめたまえ。

>>723
まじで！？見たい！

四十八谷は俺が貰うからな！

今夜は始まらないのかな？

>>735
何スレまでいくつもりだよｗ

>>723
まだですか？

やっと読み終えた
めっちゃ面白かった
次回作も期待してるよ

保守

期待あげ

構想中支援あげ
今スレ中に終わるか？

いま再放送してるんだっけ？
これだけ支持されるのは、古畑が凄いのかＡＫＢがでっかくなったのか
感慨深いものが

五谷さ〜ん。
いつ頃開始かだけでも教えてくだせぇ。

-Scene 29-

「何でもないよ。珠理奈は気にしなくても大丈夫だよ」
篠田が前田と大島にアイコンタクトをし、珠理奈を連れてスタジオに入っていった。

大島が前田に話始めた。
「玲奈は私たちの話を聞いていた？玲奈が楽屋にいたの知ってた？」
「全然気付かなかったよ。もし私たちの話をあの刑事にしゃべってたらやばいね。どうしよう...」

「どうしたの？」
楽屋に戻ってきた小嶋が大島に話かけた。
「玲奈が私たちの話を聞いてたらしい。あの古畑っていう刑事に私たちの事しゃべってるかも...
今、あっちゃんとどうしたらいいか考えてたところだよ。何かいい案ないかな？」
「んー...じゃあ、プリクラでも流出させて辞めさせちゃえば...」
大島と前田はさすがだと顔を見合わせ感心した。

「こうなったら玲奈もやるしかない」
大島が強い口調でしゃべりだした。
「え？やるって？」前田が小さい声で大島に聞き返した。
「一人やるのも二人やるのも一緒だよ」
「でもすぐに私たちだってばれるんじゃ...」
「私の知り合いの男たちに頼んで何とかしてもらうよ。玲奈とはメル友だし、うまく誘いだしてみる」

-Scene 30-

「刑事さん、私怖いんです。殺人者の人たちと一緒に仕事するなんて...」
松井は古畑たちの前で嘘泣きをしてみせた。
「えー、大変貴重なお話聞かせて頂いてありがとうございます」
「私の事守ってくれますか？」
古畑の手を取り、両手でギュッと握りしめた。
「それはご安心ください。必ずお守り致します。ねえ、西園寺君」
「はい。お任せ下さい」

松井は古畑に楽屋での様子をすべて話終えると、スタジオに向かって行った。
これであの人たちは終わり。あの人たちがみんないなくなれば48グループのNo.1は私。
みんないなくなっちゃえばいいのに...松井の脳裏に浮かんでいた。

「古畑さーん」
「何だ今泉君。君は来なくていいって言ったじゃないか。もう帰る所だよ」
「いやー、きたりえのサインもらっちゃいました」
「きたりえ？」
「北原里英ちゃんですよ。今度握手会に行く約束もしちゃいました」
「君はたしか指原さんじゃ...」
「指原？あいつ最近調子に乗ってるんですよ。僕は最初からきたりえだけですよ」
「君みたいなのに好かれるなんて、北原さんも災難だね」
「今泉さん、それ指原さんに失礼ですよ」
「うるさい西園寺！お前は黙ってろ」

>>745
>>746
これは？五谷氏の作品？
面白そうだけどなんで途中から？

>>356の続き？

いい感じでこれから面白くなりそうなんだけど
途中からだし説明もないしコテハンじゃないし
愉快犯なのかなぁ
もったいないな

えーってそんなに言うか

もったいつける場合に言うのかな

古畑毎日再放送してるな

古畑のセリフ回しは文字で現すのが難しい...
え〜、はい〜、うふふふ...

メンバーでこのスレの小説読んでるのいないかな
北原あたりがこの存在を知ればはまりそう

新作スタートしませんねぇ。
このままスレ落ちするのはさみしい...

今頃執筆中だよ

実況で古畑の犯人役やってほしい人ってスレがあってAKBという意見があったのでもしやと思ったら
やっぱりこっちにもスレ立ってたのか
SMAPの時のイメージでなぜか草なぎポジションにはるごんが思い浮かんでしまったけど、
古畑もAKBもそんなに詳しくないのでそれ以上は思いつかない…

AKBがAKB役じゃない小説も読んでみたいなぁ

四谷です。
前作では沢山の方に作品を読んでいただきありがとうございました。
五谷氏が新作公開を表明されており、どうしようかな？と
思ってはいるのですが、そろそろ私も第二弾のほうが
出来上がりつつあります。もし、五谷氏はじめ他の方が
新作スタートの準備中であると言う事でしたら、しばらく
遠慮しようとは思いながら...
五谷さん、皆さん、いかがでしょうか？

>>758
待つ必要なんかない
書いていいよ、もう残りレス数が少ないから新規スレ立てるのがいいと思うけど
立てられないなら１０００行ったら誰か立てるだろ

四谷さんどうぞ

>>758
いいと思う

2作品混ぜこぜにならないといいんだけどなぁ
五谷さん長くなりそうって言ってるし、先に始めてもいいのでは？
wktk

真っ暗な部屋。
振り向いた古畑の顔には白い仮面。
それを外しながら、スポットライトが当たる。

「え〜皆さんお久しぶりです〜。古畑任三郎です。

オペラ座の怪人という有名な小説を皆さんご存知でしょう〜…
オペラ座の女優クリスティーヌと、『ファントム＝怪人』ことエリックの、悲しい物語です〜…
私も大好きな小説です…

え〜、劇場での悲劇という意味では、
今回の事件も似た様なものなのかもしれません〜
今回の犯人は非常に素晴らしい歌声をお持ちでした〜
んふふふ〜そう、「天使の声」の持ち主、エリックの様に…
そんな彼女だからこそ、多くの仲間達が彼女の為に協力したのでしょう〜…

…オペラ座の怪人のラストは、皆さんご存知でしょうか？
クリスティーヌは「ファントム」に銃を向け…」

暗転。
オープニングテーマが流れる。

五谷さん、作品が始まると長くなるっていう
意味で作品はもう出来上がってるって事かな？
って思ったんですが...
せっかく準備されてて、私が邪魔したみたいに
なるとどうかなって。
今夜いっぱいくらいまで待ってみましょうか？
2作品まぜこぜは私も避けたいので。

自分では書けないけど思いつきで読んでみたくなったのがあるので投下

『〜グアムで恋したら』のシチュエーションで話が見てみたいです
メンバーにとって消さなければならない男（例えばメンバーの誰かか康あたりをゆすってる）がメンバーの海外遠征中に居合わせてて
メンバーはゲーム内容のように全員が個別で接触して（一度に複数名もありで）男を油断させて殺害
陣内、幸四郎の回のように古畑がたまたま現地にいて事件に挑む
年少者もいるので主犯、計画を知っているは一部なんだけど捜査線上は容疑者が文字通り48人（チーム４を含むのも可）

サブタイトルは
『殺意のデートコース』
またはゲーム主題歌からとって
『抱きしめてはいけない』

なんてどうでしょう？

これなら従来の劇場、握手会などとはまた違った場面やパターンが描けそう
幅広くメンバーのことを描けないと難しそうだけど
何かピンときた方いたら書いてほしいです

とりあえず今は五谷さんの新作楽しみに待ってます！

なんか始まったぞｗ

ホントですね。
ちょっと待ってみます。

ん、八十二谷が始まったのか？
それとも単発で始めの方だけ書いたのか…まぎらわしいw

古畑「えー 犯人は このスレを見ているあなたたちです」

古畑の笑い方は小説家泣かせぽ
うふふ ウフフフ フフフ しっくりこないぽ ここをどう表現するのか 楽しみぽ

八十二谷氏は単発なのか?w
けっこう、先を読みたくなるプロローグだぞ

八十二谷氏、確かに先を期待したくなる書き出しですね。
出来れば次の展開を待ちたいところですが...
先程申しました通り、私も新作の用意ができましたので、
今夜24時に発表させて頂きたいと思います。

それまでに、ちょっと待てよというご意見が
ございましたらご指摘ください。
他の方の発表を邪魔するつもりはありませんし、
ご指摘を優先いたします。このスレを維持する
為には安定した掲載が必要かと思って故の
この提案です。宜しくお願いします。

>>四谷氏
ここに拘らずブログとかではダメなの？

>>773
出来ればここで。
皆さんからのダイレクトな声が聞けますし。
ダメですか？

>>774
YOU やっちゃいなよ

>>774
多分次スレ立つでしょ
このスレ残りは四谷さんに任せて
五谷さんと八十二夜さんは次スレってゆうのはだめですか？

>>776
残りを考えると、四谷氏だけでも足りない気がする。

スレ立て職人スタンバイよろしく！

今日は三谷書き下ろしコントに大麻も参加か

>>776
ゆとりはROMってろ

まさかの三谷が康役
www

それでは、そろそろ始めさせていただきます。
スレまたぎになるかもしれませんが...
その時は、どなたかお助けくださいませ。

古畑任三郎　神を殺めた女神

スポットライトに浮かび上がる男の姿。
長身を誤魔化すような猫背のシルエットは黒いスーツに
包まれている。

え〜みなさん、またお会い出来て光栄です。古畑任三郎です。

今回の主役は、国民的アイドルと言われるグループの方々です。
もちろん、このお話はフィクションで実際の彼女たちとは
何の関係もありません。
当初は、グループ名も登場人物の名前も架空のものにしよう…
そんな意見もありました。
御徒町48…浜松町48…う〜ん、どれもしっくりしません。
やはり、彼女たちのホームタウンはここから動かす事が出来ません。
ですから、このお話では本物そのまま、ＡＫＢ48として彼女たちは
登場します。

お話の中で、彼女たちはいがみ合ったり憎しみ合ったりします。
これももちろんフィクションの中の事。作り話です。

…そして、本物の彼女たちは…決して人は殺しません。

古畑任三郎でした。

シーン1 1st.Day 21:17 ＡＫＢ48劇場

「ぐわぁ----------づかれたぁ〜」
島田晴香は汗だくになった顔を拭おうともせず、通路の床に座り込んだ。
「いや〜やっぱ劇場公演は楽しいねぇ。」
「ホントほんと。私たちの原点はここって感じするもんね。」
久しぶりの目撃者公演出演となった前田敦子と篠田麻里子から笑顔が
こぼれる。二人の顔には清々しさがあった。
「あ、はるぅ〜お疲れ〜。仲俣、今日の二人の炎上路線、良かったじゃん。
もうアンダーって感じじゃ全然ないよ。ね、にゃんにゃん。」
高橋みなみが声をかける。
「ホントだね〜うん。良くわかんないけど〜」小島陽菜が携帯に視線を
落としながら他人事のような相槌を返す。

「ったく、超選抜様はお気楽なものよね。こっちは、毎日毎日アンダーに
駆り出されてフラフラ。せっかく始まった自分たちのチーム公演も
ままならないって言うのに。」仲俣汐里は、島田の腰をさすりながら
苦々しく呟いた。
「でもやるしかないよ。今私たちに出来る事を必死に…ね。」
島田が力なく笑った。
「だって、昨日はＲＥＳＥＴ、その前はシアターの女神公演をだったし。
こないだの僕の太陽公演は２公演で、その前も…いくらはるぅだって
限界だって。見なよ。目の下クマできちゃって…」
「ワタシ、体力しか取り得ないからさ。よいっしょっと。」島田は手すりに
つかまりながら腰を上げた。「お疲れ様っっしたぁ！！」
小嶋が思わず携帯から視線を上げる位の大声で島田が叫んだ。
「ね？」そして仲俣の方を見て舌を出して笑った。

シーン2 2nd.Day 16:42 AKB48劇場

♪泣かないで〜僕の太陽〜♪

レッスン着に身を包んだ島田。ターンの足元がふらつく。ステージを降り
気合いを入れるように両手で自分の頬を張り、水を一口飲んでステージの
上に戻る。「ごめんね。もう一回最初からいこう！」
イントロが流れ出す。今日のレッスンもあと30分しか時間がない。

ふと観客席に目をやると、宮崎美穂、石田晴香、佐藤すみれの姿があった。
今日はシアターの女神公演。島田は加西智美のアンダーとして今日も
ステージに上がる事になっている。
もっともっと時間が欲しい。もっとやらなきゃいけない事は幾らでもある。
自分たちが力をつけなくちゃ…じゃなければ、選抜メンバーどころか、
あそこでのんびり自分たちのレッスンを眺めてるあの子達にすら追いつけない…

シーン3 2nd.Day 22:37 AKB48劇場

照明の落ちたステージの上。放心した表情でたたずむ島田の姿。
やがて、思い出したようにステップを踏み始める。
♪キャンディひとつさぁ、口に入れて、舌のその…
「これじゃダメだ。とも〜みさんみたいな甘い声出せないし。パンチのある声だと
増田さんとかぶっちゃうし…」
「そうだ、全体曲も全然バランス取れてなかった。B推しでは前に出るの遅れたし…
よし。帰ってDVD見よっと。あ、明日はＫ公演だから、そっちの予習が先か。」
両手を頭の上で組み、背伸びを一つ入れて島田はステージから袖に消えた。

そんな島田の姿をモニター室から覗き込むようにして見る二つの影があった。

今回はこんな感じの始まりです。
後ほどもう少しUP出来るかもしれません。

ハンマーカンマー

楽しみっす

おおー
はじまりましたねえ　今回はチーム4絡みかな
楽しみにしてます

シーン4 3rd.Day 21:21 AKB48劇場

「はるぅ、明日って夜スケジュール入ってる？」
大島優子が島田に声をかける。
「いえ、明日は公演お休みですし、なるハイのロケも夕方には終わると思います。」
「じゃ、あっちゃんち行かない？あ、なかまったーも一緒に。」
「え？私と島田…とで？ですか…？」
仲俣は突然何を言ってるんだろう？と言った表情で答えた。

「そう。今度あっちゃん引っ越したんだけど、明日ちょっとご飯食べない？って
話になってね。たかみなとか陽菜とか、麻里子様も来るし、あとともちん、
みぃちゃんそうそう、ゆきりんも来るかな。」
「あの…そんなメンバーの中に、私たち二人ってなんか恐れ多いんですけど…」
島田が遠慮がちに言う。
「いいんだって。昨日二人Ａでアンダーで出てたでしょ？
たかみなが、呼ぼうよって言ったみたいで。」
「でも、島田はちょっと体調が…」仲俣の声を遮って
「行きます！ぜひ行かせてもらいます！」島田が笑顔で答えた。
「ね？こんな機会無いよ！せっかくだもん。ね？」
「そう…ですね。無いですもんね。なかなかこんな機会も…」仲俣も同意した。

今日はここまでで。
明日まではちょっとゆっくりペースの更新に
なります。ちょっと外出しますので。
ちなみにもちろんヲタ活動ですw

何話かはUP出来ると思いますが...
皆さん、保守の為にもご一緒、ご感想宜しくお願いします。

チーム４好きだから絡めてくれて嬉しいっす
また楽しみにしてます

チーム４は島田、仲俣の他にも出る？
おもろいから出さんでもいいけど

今日は握手回だっけか

おはようございます。
今日も宜しくお願いします。

ただ今日はヲタ活動に出かけておりますので
UP出来る数が少なくなると思います。
残りレス数が気になってきましたが、スレ落ちも
もっと気になるなります...
なるべく早くレス消化して次スレ移行→冒頭に
今作のコピペ貼り付け...のほうがいいでしょうか？

>>795
構わんよ

スレ落ちは気にしなくて大丈夫
半日レスなくても残ってるから

シーン5 4th.Day 19:05 某駅前広場

「ごめんごめん、５分遅刻しちゃった。」島田が改札から走ってくる。
「大丈夫。前田さんちには、７時半集合だから。ここからなら歩いても５分だし。」
仲俣が笑顔を返す。「あ、まゆゆさんも来る事になったんだって？」
「あ、さっきもう着いてて…あれ？どこ行ったんだろ？」仲俣が周りを見回す。
「持ってきた？」島田が仲俣に小声で聞く。「あ、うんうん。手土産でしょ？これ。」
仲俣が小さな箱を見せる。「何これ？」「アイス。普通のハーゲンダッツだけど。」
「いいんじゃない？みんな好きだし。あんま凝っちゃうと、なんか好みとかあるじゃん？
ハーゲンダッツなら外しないかな？って思ってさ。」
「なに？わざわざクーラーBOXに入れてきたの？」「今日暑すぎだし。」
「そっかぁ。相変わらず気が利くよね。」「まぁね。」

「お待たせ〜」渡辺が現れた。「あ、こんにちは。」島田が頭を下げる。
「行こう〜！」３人はすっかり暗くなった中を歩きだした。

シーン6 4th.Day 19:45 前田敦子宅

「みんな気兼ねしないでつくろいでね〜」前田が笑う。今日は格段に機嫌が良さそうだ。
テーブルの上には乗りきれないほどのご馳走が並んでいる。前田の母親が作ってきた
ものだ。前田は多忙になるスケジュールに対応する為に、都内の高層マンションに
居を構える事にしたが、食事は母親が作りに来る事が多かった。今日も朝から
豪華なゲストの為に豪華な食事を用意し、先ほど自宅へと帰って行ったところだった。

食事が進むにつれ、島田は段々と居心地の悪さを感じるようになった。
何かを言われた訳ではない…いや、むしろ、みんなの話題に全く入っていけないのだ。
前田、篠田、柏木、高橋、小嶋、大島、板野、峯岸…自分がＡＫＢに入る前からもう
各方面で活躍してる…雲の上のような存在だ。こんなトップアイドルと同じ
空間にいれる幸せを感じながらも、目の前で繰り広げられる華やかな
日々の事についての会話には、到底入っていけるものではない…

シーン6-2

ふと周りを見ると、渡辺と仲俣の姿が無い。
島田がきょろきょろしてると、ふと篠田が島田に話題を振った。
「島田ちゃん、今何人のアンダーやってるの？」
「え？あ、はい。えっと…公演だと5人…テレビに呼んでもらえる時入れると…
えっと…」島田は指を折りながら考えた。
「はるぅはスゴイよねぇ。いつも一生懸命だもん。はるぅみたいな子がアンダーで
いてくれるから私たちの公演が支えられてるんだよ。」高橋が褒める。
「あ、はい。そんな…もったいないっす。」
「えぇ〜、島田ってそんなキャラじゃないでしょ〜？」峯岸みなみが笑う。
…まだ、この人たちにとって、自分は研究生レベルにしかみられてないんだ…
アンダーとしては褒め称えてくれても、チーム４のメンバーとして、キャプテン代行
としては誰も何も言ってくれない…

寂しい気持ちになってると渡辺と仲俣がいつの間にか部屋に戻っていた。
「どこ行ってたの？」仲俣に小声で言う。仲俣が戻ってくれてちょっと
ほっとした気持ちになっていた。
「うん、ベランダ出てた。すっごい綺麗な夜景だったよ。」
「そうなんだ。ワタシも出てこようかな…？」
「みなさん〜、なかまった〜が持ってきたアイス、そろそろいただきませんか〜？」
渡辺の声にみんなから歓声が上がる。「あ、私と島田からのお土産です。
今日お招きいただいたのでそのお礼に…」
「アイス、食べたい食べたい〜」小嶋が手を叩いた。
「あ、自分達用意します。前田さん、冷凍庫
開けさせて頂いていいっすか？」
「うん、お願い〜。」前田の顔はワインで赤くなっていた。

続きは後ほど...
夜になるかもしれません。

長編の予感

wktk

ちょっと休憩中。
保守させていただきます。
あげ。

シーン7 4th.Day 21:07 前田敦子宅

「あ、いっけね。」冷凍庫にから箱を取り出しながら仲俣がつぶやいた。
「ん？どうしたの？」
「アイス一個足りないや。
まゆゆさんが来るって最初聞いてなかったから。」
「あ〜どうしよ？でも、いいよ、ワタシ食べないから。
ほら、ちょっとダイエットしないと…ね？」島田は舌を出して笑った。
「え〜それはさぁ…あのぉ、すみません。アイス一個足りなかったんですよ。
下のコンビニで買ってきていいですか？」
「あ、私が急に来たからでしょ？ごめんなさい〜」
渡辺が申し訳なさそうに言った。
「じゃ、私買ってきますんで。」「あ、ワタシも一緒に行くよ。」
「島田ちゃん、いいじゃん〜。話の途中だよ〜」篠田が引き止めた。
「あ、じゃ私いっしょに行ってくる〜。自分で好きなの選びたいし。」
渡辺が席から立ち上がった。
「行ってらっしゃい〜まゆゆ〜。」柏木の顔も少し赤い。
「あ、ごめ〜ん。ついでにワインオープナー買ってきてくれるかなぁ？
さっきのワイン手で回して開けれるのだったんだけど、
これ栓がコルクなんだ。裏口のとこの酒屋さんにあると思うから。」
前田が言った。
「あ、解りました。」「これ持ってって〜」
前田が鍵の束を仲俣に投げて渡した。
戻ってくるとき裏口からだとインターフォン無いから
鍵で入んなきゃいけないからさ。」
「ありがとうございます。じゃ、行ってきます。」
仲俣はアイスの箱を冷凍庫に戻し、渡辺と二人で部屋を出て行った。

シーン8 4th.Day 21：22 前田敦子宅

話題の中心は島田の事から謹慎中の大場美奈の事に移っていた。
「みなるんって、いつ戻ってくるの？」こういう話題になると俄然峯岸が乗ってくる。
「まだその事はわからないっす。戸賀崎さんは年内は…って言いかたしてましたけど」
「実際、あれはキツイよねぇ。オトコだけならまだしも、他にも色々出てたしねぇ」
「はぁ…そうですね…」こういう話題は正直辛い。確かに大場のやった事は許される
事ではない。でも、今の彼女はそれを心底悔やみ、そして心から反省している。
毎日のように交わすメールや電話の中でそれを一番知っているのは島田自身だった。
「でもさぁ、やっぱ最近入った子ってさぁ…」大島が始める。
大島もかなり酒が入ってきているようだった。口調が強い。

やっぱり二人と一緒に行けば良かった…そう思ってる時、島田の携帯が鳴った。
「あ、すみません。仲俣からです。」島田は席を立った。ほっとした表情が浮かぶ。
「もしもし？うん？どうした？」「あのね、ちょっと来てくれるかなぁ？氷とか
色々買おうと思うんだけど、荷物すっごい多くなりそうだから。」
「あ〜行く行く。あ、でもまた止められちゃうかなぁ…」「そうだ。あのね…」
「うん。うん...うん。解った。じゃあすぐ行くね。」
「あの〜ちょっと荷物が多くなりそうって言ってるんで、私取りに行ってきますね。
先にアイス召し上がっててください。」島田は冷凍庫からアイスを出しトレイに
乗せてテーブルに運んだ。
「あと、すみません、ちょっとだけ照明落としていいですか？」
島田はテーブルの上に平皿の上に乗せキャンドルを置いた。
周りには花びらがあしらわれている。
「では、ここに…」島田は皿にそっと水を注ぐ。
皿からは煙が流れ、キャンドルを置いた小皿が水に浮かびゆらゆらし始めた。
「綺麗〜！どうなってるのぉ？」一同が声を上げた。
「しばらくコレでお楽しみください。」島田はそう言って部屋を後にした。
メンバーは美しい演出に目を奪われ、誰も島田の事を引き止めようとしなかった。

続きは夜になります。
ちょっと遅い時間になるかもしれません。

>>807
どうなるんだ〜
握手会楽しんでこいｗｗ

>>808
あれ？
握手会ってばれちゃいましたw？
では後ほど〜

保守

本当にwktkですねえ
アイスが鍵かな

これ古畑じゃなくただのミステリーだろ

飽きたよ、もう

>>813
それなら見なければいいだけ
何も言わず立ち去れ

>>812
実際の古畑も最初こんなんあったんじゃなかったかな？

2時間スペシャルだとなかなか出てこないとかはあるな

シーン9 4th.Day 21:40 マンション下コンビニ

「うまく行ったでしょ？」仲俣が笑う。
「うん、よく考えたね。あんな事。」「あはは。後でやろうかなって思ってた。
色々考えてるんだよ。私も。」「そうだよね…」
仲俣の頼もしさに島田の目からは急に涙がこぼれてきた。
「どうしたの？」渡辺が心配そうに島田の顔を覗き込む。
「すいません…すいません…なんかワタシ…」島田の返事は言葉にならなかった。
「なんかイヤな事言われたの？」渡辺がそっと島田の方に手を回す。年下だが、
渡辺はこうしていつも優しく声をかけてくれる。「いえ…そんな事では…」

「大場の事とか…でしょ？
アンタは自分の事をどんなに言われても泣くような子じゃないもん。」仲俣が言った。
「うん…ねぇ。やっぱり私たちってまだ努力が足りないの？いつになったら
あの人たちから同じ目線で認めてもらえるの？」島田の涙は大粒になっていた。
「ちょっと落ち着こう…ね？」３人はコンビニの前のベンチに腰を下ろした。

シーン10 4th.Day 22:20 マンション下コンビニ

「そろそろ戻ろうか？落ち着いた？」仲俣が島田に優しく言う。
「気にしない気にしない。ね？」渡辺の声も優しい。
「はい。もう大丈夫。ねぇ？目腫れてない？」「う〜ん、目の下にクマ出来てるけどね」
「もう、やめてよ〜」島田と仲俣は笑った。

前田から預かった合鍵で裏口のドアを開けマンションに入る。
部屋のドアを開ける。と瞬間的に島田はなにか例えようのない違和感を感じた。
静かだ。あれほど騒がしかった部屋からは何も音がしない。
リビングは真っ暗だった。電気を点けた瞬間、島田の目に異様な光景が飛び込んできた。
全員が突っ伏したように倒れている。
「ベランダ！誰かいる！」渡辺が大声で叫ぶ。島田は走った。窓を勢いよく開け
ベランダへ飛び出す。広いベランダには人の姿は無かった。見回すと階下へ伸びる
非常用の梯子が下がっている事に気がついた。迷うことなく島田は梯子を使って
階下へと降りて行く。胸騒ぎが収まらない。
下の階は空室だった。窓が一つ破られて開いている。島田は部屋の中に飛び込むが
そこには誰の姿もなかった。

シーン11 4th.Day 22:30 前田敦子宅

島田は部屋に押し入るように飛び込んだ。
玄関のロックは閉まっている。
部屋をひとつひとつ恐る恐る開けていく..
いない...誰もいない...と、その時バスルームで
何かの音が聞こえた気がした。
「誰かいるの？」島田は自らの危険も顧みずドアを開けた。

そこに人の姿はなかった。

島田が外に出て行ったあと、渡辺と仲俣は顔を見合わせ、示し合わせていたかのように
動き始めた。渡辺が倒れてるメンバーの脈を一人一人確かめていく。無言でうなずく。
仲俣はバッグから小さな瓶を取り出し、中の液体をスポイトで吸い上げテーブルの上に
あった食べかけのアイスのカップに数滴ずつ落としていく。
二人の動きには全く無駄が無かった。その間、一言の会話も二人の間では交わされなかった。

島田が慌ただしく戻ってきた。「誰もいなかった…みんなは？」

「…」渡辺が涙を浮かべて首を振った。仲俣は崩れたように座り込んでいる。
「イヤだ…イヤだ…嘘…こんなの嘘…だよね？ね？ね？」
島田の悲痛な叫びが広い部屋に響いた。

今日はここまでです。
すみません。明日は古畑でてきますのでw
お待たせして申し訳ないです。

お疲れー
いよいよ古畑登場か　まゆゆ仲俣が犯人かあ
楽しみにしています

ちょっと手が込み過ぎてる気もしますが、続き楽しみにしてます

うおおお楽しみだ

事件やっと発生したwktk

四谷さん握手会おつ
楽しみにしてます がんばって

やびゃあ＼(^o^)／

保守　保守

やっべ、面白い！
楽しみに待ってますわ！

仲俣が用意してたキャンドルから毒が出てみんなを殺した。
その後島田が持ってきたアイスに毒を入れる事で島田を犯人に仕立て上げた。

って感じ？

>>828
ミスった
アイス持ってきたのは仲俣だった
じゃあ仲俣がアイスに入れた液体はどうなるんだ？

上位メン全員逝ったｗｗｗｗｗｗ

たまげたなあ

まゆゆがゆきりんを殺すとは思わなかった・・・・・

http://www.youtube.com/watch?v=GhlZVTohsvc

トリックは何となくわかる気がする・・・ってところが絶妙

しかし今回は酌量の余地ない。殺伐としたラストにならないように
持って行くのが腕の見せ所かな？

まゆゆとナカマッターの組み合わせが新鮮でいいわ

自分の思ってた展開と違ってたからwktkすぎるｗｗ

みなさん、おはようございます。
今日も宜しくお願いします。

残りレス数が少なくなってきました。
新スレの立て方がよく理解出来てないところが
ありますので、その際はどなたかお助けくださいませ。

では、午前中にUP出来るようできれば...
と、思っておりますので、しばらくお待ちください。

>>836 です。

コテ付け忘れました。

シーン12 4th.day 23:34 前田敦子宅

広いリビングを慌ただしく動き回る捜査関係者。
ダイニングテーブルの周囲にはシートが掛けられた
8つの死体があった。
鑑識員も捜査員もみな一様に緊張の為強張った表情だ。
何しろ、8人もの人間の同時死。明らかに殺人事件の
様相を示している。恐らく犯罪史上稀にみる程の大事件に
なるであろう、この現場からほんの僅かな犯罪の痕跡を
見逃すまいとしていた。

しかも、被害者はあの国民的アイドルと称されるグループの
主要メンバー。これから始まるであろう半狂乱のような
騒ぎをその場にいた誰もが確信していた。

そこへ一人の男が現れた。男の顔には軽い苛立ちの表情があった。
一人の小柄な男の姿を見つけ、声をかける。
「西園寺君。」
「あ、古畑さん。お疲れ様です。」

シーン12-2

「西園寺君、もう10月も半ばだよね？何なの、この暑さは」
「ええ。今日の最高気温は28度だったそうです。夜になっても
全然気温が下がってないみたいです。この時期としては
異常ですよね。明日からはまた涼しくなるみたいですが」
古畑はそう言いながら涼しい顔で部屋の中を見渡した。
黒いジャケットを着込み、シャツのボタンは律義に一番上まで
留められている。

「しかし、豪勢なマンションだねぇ。一体家賃は幾らくらいなの？
このご時世こんなマンションに住めるって羨ましいじゃないか。」
「古畑さん…そろそろ説明させて頂いてよろしいでしょうか？」
西園寺が遠慮がちに聞く。
「…」古畑は無言で手のひらを西園寺の方に差し出し頷いた。
「 まず被害者ですが、8名です。前田敦子さん、高橋みなみさん、
柏木由紀さん、板野友美さん、4名は20歳。篠田麻里子さん25歳
大島優子さん23歳、小嶋陽菜さん、23歳、峯岸みなみさん18歳。
いずれも人気アイドルグループAKB48の主要メンバーです。
古畑さん、AKBの事は？」

「もちろん知ってるよ。あ〜西園寺君、何？私がそういう方面
全然興味無いと思ってるでしょ？」
「ご興味あるんですか？」
「続けて。」古畑は西園寺の質問には答えず言った。