新・一緒に暮らすならどの娘?part2(何でも有り)

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1名無し読者

 前スレ
  http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1000956932/

   \(・∀・)/ 祝!1周年!!
  
2猫じゃねー:02/01/16 20:04 ID:noOiIYfu
3かぼ師匠はいくつなんだ?:02/01/16 20:05 ID:RtnF5m12
2げっとぉ〜
4名無し読者 :02/01/16 20:10 ID:VKx3gAy5
sageでよろしく
5zwei:02/01/16 20:38 ID:K4ZrVAfu
作者のみなさん頑張って!
6名無し娘。suzuka:02/01/16 20:48 ID:+TQDvIsC
( ´ Д `)<がんばってね〜みんな。
7つなぎ役:02/01/16 20:52 ID:7AEIvQ1q
>>1
スレ立てお疲れ様&ありがとうございます。
8我輩は犬である。:02/01/16 21:57 ID:vuFin4uS
新スレおめでとうございます。
9名無し娘。α:02/01/16 22:12 ID:O1Edt781
新スレおめでとうございます。

>>1
1周年まであと、1ヶ月あんねんけど・・・。
ま、いっか。
101:02/01/16 22:36 ID:KNAE2z1t
>>9 スマソ
作者たちがんばってください!
11名無し募集中。。。:02/01/16 22:59 ID:3hUATvlc
新スレおめ&スレ立ておつ
12どらい:02/01/17 00:00 ID:BNW7xpTo
祝・新スレ&1周年
13MOROPAKURI:02/01/17 00:43 ID:+ROsYLRc
次の日の朝、トイレに行くとさらに書き込みがしてあった。

【ちょっと!誰がやったのか知らないけど自販機なんて壊して楽しいの? 金髪ギャル】
【悪い事はやめましょう。でも( ^▽^)さんって正義感強いですね H.Y】

この2つはもちろん事件についての書きこみだろう。しかし気になるのはその後に書かれた
書き込みだ。

【サギョウカンリョウ アキカンガナクナルヨイコト
キノウワタシハココデライターヲミツケタ】

作業完了って…一体何を考えてるのか?あ!もう授業の時間だ、昼休みにでも来よう。
昼食後、背の高い女がやってきた、飯田佳織だ。
『話があるんだけどいいかな?』
トイレに行きたかったが仕方が無い、二人で屋上に向かった。
『煙草を吸ったのは一度だけなの、私コーラス部だし喉を傷めちゃいけないって分かってる。
両親が別れて、北海道から一人ここの親戚の家にやってきて、ちょっと参ってたの』
何か別に聞きたくない事まで飯田は話してくる。話は続く。
『だから煙草を吸ったこの屋上に来るのも嫌なの、だからね…』
『あ〜別に誰にも言わないわよ。私、無干渉主義だし。逆にあの時あなたに声を掛けた事
少し後悔してる。それじゃ!』
あ〜金髪ギャルが余計な書き込みしてなければ、こんな事に巻き込まれなかったのに…
って変な逆恨み。
14MOROPAKURI:02/01/17 00:46 ID:+ROsYLRc
放課後になってトイレにやっと行けた。

【作業完了…ってさ!カタカナ野郎!許さないんだから〜もう!! 金髪ギャル】
【もしかしてここで煙草吸ってる人がいるんですか?将来健康な赤ちゃんが産めなく
なるかもしれません、是非やめて下さい。 ( ^▽^)
追伸 私は小さい頃にかなり太っていていじめられていました。そんな私を守ってくれた
正義感の強い女の先生がいました。その先生に憧れ強い人になりたいと思っています。関西弁
を聞くといつもその先生を思い出してしまいます。】

カタカナから新たな書き込みがあった。

【タバコスウヨクナイコト ハイジョスル】
【もう勝手にしなさい M.G】

今となってはこのトイレの書きこみに参加したのを少し後悔してる…。トイレから出て廊下を
少し歩くと。
『後藤さん、ちょっといいかしら?』
また福田だ、トイレから出てくるのを張られていたのだろうか?
『あなたの生活環境について親御さんとお話がしたいです。弟さんも煙草を吸っているという
話ですし…』
『分かりました、母に伝えておきます』
あ〜次から次へと…大変だ。
15それにしても:02/01/17 01:41 ID:7citXCFG
>>MOROPAKURIさん
マジ面白いっすよ!
でもこれってパクリなんですか?
ベースが同じってだけで話そのものはオリジナルなんじゃないですか?
とにかく更新楽しみです!!
16はきし:02/01/17 19:32 ID:w6W3TUe7
はよ加計や
17名無し:02/01/17 20:26 ID:jpnCDQRR
>>16
スレタイに(何でも有り)とあるが、何にも無いみたいだね。
18名無し:02/01/17 21:25 ID:sw5hlLf8
新スレ祭り!!
19MOROPAKURI:02/01/17 23:22 ID:DCjXySRr
次の日の朝、加護がやって来て小さな声で話し始めた。
『加護ちゃんです♪ってゆうてる場合ちゃうわ。後藤ちゃん、3組の飯田さん知ってる?
職員室で聞こえたんやけどな、昨日の夕方誰かに後ろから棒かなんかで殴られたらしいんやわ。
怪我はたいした事無いらしいないんやけど、一応入院したらしいで。多分もうすぐ先生来るから
何かしらの報告が有ると思うんやけど…』
『へぇ〜飯田さん?私あまり知らないからさぁ〜』
動揺を隠すのに必死だった。一体何がどうなってるのか?トイレに行けばその答えがわかるはずだ。

【イイダカオリハ ガッコウノオクジョウデタバコヲスッテイタ
ワタシガショバツシタ ガッコウノチツジョヲマモルタメ】

何てことだ!飯田は偶然にもカタカナに煙草を吸っているのを見られてしまったのだ!
だからってなぜ?決定的な要因など無いだろう、自販機を壊すような奴だから。
今までのトイレの書きこみ、落としたライター、飯田の喫煙、色んな要素が絡んでカタカナ
にこのような行動に走らせてしまったのだ。
私に直接の原因が有る訳ではないが、何か罪悪感がよぎった。カタカナを食い止めれたのではないかと。

【飯田さんの事はあまり知らない、優等生のイメージがあったね。煙草吸うなんて人は見かけに
よらないね。そうそう、学校が終わった夜8時頃カップルが忍び込んで、化学室でHな事してる
って噂だけどホントかな? M.G】

これは完全なうその書き込みだ、カタカナをおびき寄せればなんでもいい。私が直接この手で
捕まえてやる。
20つなぎ役:02/01/17 23:56 ID:KTPps8aC
冬の日没は早い。
まだ六時前だってのに真暗だ。
俺は寒さに震えながら家へと歩いていた。

「かわいい彼女ですね」
店員のあの言葉が頭の中でリフレインする。
うーむ…
でも向こうがこっちに対して恋愛感情ないだろうしなぁ…

ん?でも真里追っかけて戻ってきた時不機嫌だったよな。
もしかしてヤキモチとか?
……いや、単にほったらかしにされてたから不機嫌になってただけだよな…

『期待が大きければ大きいほど外れた時の反動は大きい』
俺がこれを考えるのは今日2回目だ。

よし!期待しないことにしよう!
これも2回目。

でも転校生の時は期待通りのかわいい子が来たんだよなぁ。
…ごっちんなんだけど……
……ごっちん…

頭の中で色々考えている内に家に着いた。

あれ?玄関先に誰かいる…?
21つなぎ役:02/01/17 23:57 ID:KTPps8aC
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

俺は自分の家の前でしばらく固まっていた。

頭の中は「?」で一杯だった。

なぜ「この人」がここにいるんだ?????????

「あ、おかえりー」

人影が俺に気付いた。

俺「た、ただいま…」

話しかけてきたよ。
どうやら幻覚や人違いではないらしいな。

よし、次は「夢」説を検証してみるか。

「あの…」

俺が古典的方法(ほほをつねるw)
で自説を検証しようとしている所に「この人」が話しかけてきた。

俺「え?」

「ちょっと話があるんだけど…中、いいかな?」

俺の家の玄関を指差して言う。

俺「あ、あぁ…」

とりあえず俺は家に招き入れることにした。

「この人」………ごっちんを。
22つなぎ役:02/01/17 23:58 ID:KTPps8aC
今日はここまでです。

ようやくスレタイトルに沿ったものになってきました。
何でもありだから別にいいんだけどw
23名無し募集中。。。:02/01/18 01:37 ID:kNExxJuV
まあ何でもありってのはエロもありって意味だけどね
24名無し募集中。。。:02/01/18 07:39 ID:+36+BtmH
俺はあいぼん。一緒にお風呂に入りたい。

「わ〜い」ザバッ!!
「こらっ10数えるまで上がっちゃだめ!!」
「・・・ はーい」チャプン
「じゃ数えるよ」
@  @
( ´д`)1〜2〜3〜4〜5・・・
25名無し募集中。。。 :02/01/18 10:20 ID:35F7Ka/5
>>24
1だ!!!!!
26名無し:02/01/18 17:22 ID:dgIMUqEU
懐かしい・・・よくこんなに続いたもんだ
2726:02/01/18 17:23 ID:dgIMUqEU
上げてしまった・・・沈んできます
28コンボ:02/01/18 20:40 ID:aBNqQDTt
「ただいま」
暑かったせいか、喉が乾いた。
冷蔵庫に飲みかけのアクエリアスがあったはずだ。
食卓のすぐ側に冷蔵庫がある。
食堂のドアを開けて冷蔵庫に目をやると、その脇で亜弥が必死で何か喋っていた。
ドアの音で俺に気付いたらしく、こちらに顔を向ける。
真っ赤だった。
「あっ、ちょっと、智哉」
亜弥は慌てた様子で俺に数歩歩み寄った。
「なに」
「あの、さっき、部屋で、あの、私が出たんだけど」
「なんだよ、はっきり喋れよ」
聞き返すと、亜弥は口を少し開いたまま手を泳がせた。
しばらくそうしていたが、突然横を駆け抜けて食堂を出ていった。
お袋は苦笑している。
「なあ、なんかあった」
「さーあ、なんでしょうねえ」
お袋のすまし顔が癪に障ったが、アクエリアスを喉に流す方が先決だった。
29コンボ:02/01/18 20:40 ID:aBNqQDTt
「ちょっと、晩ご飯できたから亜弥ちゃん呼んできて」
時間が経って、晩飯ができても亜弥は下りてこなかった。
階段を上って客間の前に立つ。
客間は襖だから鍵はない。
静かに襖を開けると、亜弥はクローゼットの中をしきりにのぞいていた。
よっぽど熱中しているようで、気付く様子は無い。
「おい、晩飯できたぞ」
声をかけると、亜弥はすごい勢いでクローゼットを閉め、こちらに向いた。
顔はみるみる赤くなっていく。
「わ、分かったからでてってよ!」
亜弥は即座に襖に手をかけると、音を立てて閉めた。

亜弥は数分で晩飯を終えると、さっさと風呂に入っていった。
お袋は、亜弥が風呂に入るのを見届けるとこちらに身を乗り出してきた。
「智哉、あんたの彼女は誰なのよ」
突き上げるように俺を睨む。
「ひとみ」
いくらかたじろいだ。
母親を相手にたじろぐのは、我ながら情けない。
「そうでしょ」
お袋は俺を睨んだまま茶を一口飲んだ。
「じゃ、なんで亜弥ちゃんに気持たせたりするの。
 なんでスパッとふってあげないのよ」
もっともな質問だ。
俺も茶を飲んだ。
30コンボ:02/01/18 20:40 ID:aBNqQDTt
俺の彼女はひとみだし、ひとみのことは好きだ。
しかし亜弥に、嫌いだとは言えなかった。
確たる根拠はない。
だが、言おうとすると言葉はいつも喉の奥につかえてしまう。
お袋は俺から視線を外さなかった。
静かな我が家に、携帯の着信音が響いた。
俺の部屋から鳴るのが聞こえる。
「俺の携帯鳴ってるみたいだから」
安っぽい家に感謝しながら、食堂から出た。
(あれは生き地獄だ……)
部屋に入り、机に乗っている携帯を手に取る。
「もしもし」
「ちょっと、智哉?」
ひとみの声は不気味に静かだった。


今日はここまでです。
31MOROPAKURI:02/01/18 23:00 ID:n0AUjaWp
6時過ぎに化学室に忍び込んで、1時間ほど経っただろうか。もう学校の電気はほとんど消されて
真っ暗な状態だ。
『待つってのも大変だね〜』
一人ぼやきながら、携帯のサイトを適当に見てまわる。さらに1時間ほど経っただろうか。
『あ〜携帯の電池が切れそう。やっぱりあんな書き込みじゃ来ないか〜』
真っ暗な化学室を歩き回りながら窓の方に向かい、街の夜景を見た。1〜2分程見とれていたその時。

ガツッ

何者かに肩を捕まれた。
『後藤さん?こんな時間に何をしてるのですか?』
『うわぁぁ〜福田先生!!』
普段はクールの私でもさすがに感情を表に出さずにはいられなかった。(相手にはあまり伝わって
ないだろうけど)
『え、あの〜無くし物探していたんです(懐中電灯も持たず苦しい言い訳…)』
『探し物なら朝でも出来ます。あなたも知っている通り同じ学年の生徒が何者かに襲われたのですよ。
部活が終わればすぐ帰る様に朝伝えたはずです。ヘタをするとこんな時間に学校にいるあなたが
疑われるのですよ。
この事は教頭先生に伝えます、明日何かしらの注意があると思います。とりあえず私と職員室
へ来なさい』

まずい相手に見つかってしまった、教頭に報告だなんて!ここで見逃してくれればいいのに。
でも、カタカナは現れなかったみたい。トイレの書き込みを見ただろうか?今すぐ消してくるのが
賢明だ。
『先生、ちょっとトイレに行ってきます。逃げたりしませんから』
例のトイレは遠いので行くのに時間がチョイかかる。階段を降りて…

きゃあぁぁーー!!

あれは福田の声!?


32つなぎ役:02/01/18 23:16 ID:avD8IcWO

後藤「あの、さ…」

俺「え?あぁ、はい?」

俺はまだちょっと……いや、かなり混乱していた。

後藤「暖かい飲み物ないかな?冷えちゃって」

俺「あ、あぁちょっと待ってて」

キッチンに行きかけて慌てて戻る。

俺「リビング行ってて。暖房つけていいから」

後藤「うん、ありがと」

改めてキッチンへ向かう。

・・・・・・

ようやく落ちついてきた。
お湯を沸かしながら思う。

話ってなんだろ?
今日の歓迎会に行かなかったから…?
…そのためにわざわざ家まで来るか?

・・・・・・

うーん、分からん…

・・・・・・

冷えたって言ってたよな。
ずっと家の前で俺を待ってたってことか?
どれくらい待ってたんだろ?

・・・ピーーーーーー!

お湯が沸いた。
さっきの紅茶を煎れてリビングへ向かった。
33つなぎ役:02/01/18 23:17 ID:avD8IcWO
俺「お待たせ」

後藤「あ、ありがと」

よく見るとごっちんの鼻の頭が赤い。
相当な時間寒空の下にいたのかもしれない。

俺「どうぞ」

ごっちんに紅茶を差し出す。

後藤「……あぁ、あったまる〜♪」

幸せそうなごっちん。…かわいい。

後藤「さとちん、相変わらず甘いの好きなんだね〜」

さとちん…懐かしい響きだ。
そういえば俺達はさとちん−ごっちんの仲だったな。

俺「え?あ、あぁ砂糖ね。よく言われるよ」

今回は1本半にしたんだが…

後藤「昔、饅頭の中の餡だけ食べてたもんね(w」

俺「そ、そうだっけ?」

後藤「そうだよ〜!私が皮の部分だけ食べてたんだから(w」

俺「そういえばそんな気もするな…」

後藤「あ、あとあれもそう。ホットケーキ食べる時も……

俺達はしばらく童心に戻って談笑した。
心配することなんてなかったな。
あんなに色々心配したのがバカみたいだ。
34つなぎ役:02/01/18 23:18 ID:avD8IcWO
後藤「アハハハハ!」

談笑はまだ続いていた。

俺「なんだよー!それならごっちんだって…」

後藤「ちょっと待った!」

俺「え?」

急にごっちんが話をさえぎる。
なんだろ?

後藤「『ごっちん』ってのやめてよ〜!w
   私もう高校生なんだしさぁ…」

俺「ん?そうか?別にいいと思うけど…」

後藤「だ〜め!そうだなぁ、『真希』って呼んで!」

俺「『真希』か…、おう、分かった」

なんかいいかも…真希…

俺「ん?でもさっき俺のこと『さとちん』って言ってたじゃん」

後藤「それは別にいいじゃ〜ん!w」

俺「なんだよ、それ…ずるいなぁ…」

後藤「分かった分かった!じゃあ『聰』でいい?」

俺「あぁ。みんなそう呼んでるしな」

後藤「さ・と・し♪」

俺「な、何?」

後藤「呼んでみただけ〜♪w」

俺「なんだそりゃ(w」

昔っからこんなキャラだったかなぁ?
……かわいいからいいけど。
35つなぎ役:02/01/18 23:20 ID:avD8IcWO
今日はここまでです。

最近忙しくてあまり書いてないや…
そろそろ貯金がなくなってきたぞ、やばいな(w
36どらい:02/01/19 00:09 ID:+Z+CHUed
>>24
懐かしい・・・

>>35
ゆっくりでいいよ
37名無し募集中。。。:02/01/19 00:19 ID:SzccavTt
 
38名無し募集中。。。:02/01/19 01:09 ID:3HSAHDTp
懐かしいついでに
L型の続きがみたかった・・・
39 :02/01/19 06:02 ID:oAruflG3
1・・・・・懐かしい・・・・・


(・∀・)イイ!!
408200:02/01/19 06:25 ID:q7LSylRe
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1000956932/675 からの続き

グツグツ・・・
「もういいかなぁ」
そういうと真希は鍋のふたを開けておでんの煮込み具合を確認した
その仕草はとても女の子らしくて俺はつい見とれてしまっていた
「じゃ食べよっか?」
「・・・・・・」
「どうしたの?お腹減ってない?」
「ん?いや、うん食べようぜ!」
「変なの」
そう言いながら真希は取り皿に適当におでんを取ってくれた
「はい。どうぞ」
「サンキュー。どれどれ・・・むぁ!っちぃ!!」
「あはは。バカだなぁ、熱いのに焦って食べるからだよー」
真希は烏龍茶を出してくれて、口を拭いてくれた
・・・・・・女の子っていいなぁ。
「今度はふーふーして食べてね」
「俺はガキじゃないって!まったく」
ちょっと俺は真希がふーふーしてくれるのを期待したのかもしれない
俺には愛しの梨華ちゃんがいるというのに

「なんかいいよね。楽しくて。久しぶりだよこんな楽しい晩ごはん」
「俺もかな・・・ずっと一人だったし」
「新婚さんってこんなのかな?」
「ゴホッ!グヘッ!」
「どうしたの?変なこと想像した?」
「ち、違うよ!いやーそれにしてもおでんが美味いなぁ!」
「・・・ふーん。アリガト。でもリョウちゃんさっきからむせてバッカなのにぃ・・・」
418200:02/01/19 06:26 ID:q7LSylRe

土曜日

俺達は何とか共同生活を過ごしていた

「放課後買いだし行くから付いてきてね」
「なんで?」
「なんでって・・・今日はアンタの家でパーティーだろ!」
俺を見上げて真里はそういった・・・ムニッ
「いてててて。ほっぺをつねるな!」
「いーい?わかった?また来るからね」

結局午後は真里と真希と俺で買い出しに行った。いや行かされた・・・

「こんなに買ってどうするんだよ!」
「さっきからうるさいなぁ」
「うるさいってお前、金は俺持ちだし荷物も持ってるし
 お前ら美味そうなたこ焼き食ってんのに俺にくれないまま食べ終わるし」
真希は俺のほうを振り返ってクスクス笑っていた
「まりっぺ、そろそろ荷物持ってあげない?ずっと上り坂だったしさ」
「お、真希いいこと言った!」
「〜。ごっちんはやさしいなぁ。ダメだよこんなヤツ甘やかしちゃ」
・・・こいつ絶対前世は魔界仕切ってたな
「だってもう家近いしさ。ほら見えてきたよ」
「ホントだ。ごっちんなかなかやるねぇ」
「でしょ?」
真希は悪戯っぽい笑顔で俺の荷物を手から取り早足で家に向かった
428200:02/01/19 06:30 ID:q7LSylRe
年末から最近までPCの調子がおかしくネットができない状況でした・・・

いつの間にか新スレ、作者さんも増えて賑やかになってますね
一読者としては嬉しい限りです
43名無し募集中。。。:02/01/19 07:47 ID:4tODdrAE
キタ━━━━━━(゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!!!!!!
44名無しα:02/01/19 08:09 ID:byPV/NEW
8200復活〜!!
45ねえ、名乗って:02/01/19 14:19 ID:wiokow/3
頑張ってください(・∀・)イイ!!
46なっき:02/01/19 15:00 ID:kmY+PJQj
synergyだね
47名無し募集中。。。 :02/01/19 20:43 ID:1uU6GAT9
 
48名無し娘。suzuka:02/01/19 20:53 ID:P2JdDFQI
ヽ(´ー`)ノ<がむばってね〜
49 :02/01/19 21:32 ID:oAruflG3
(・∀・)イイ!!
50名無し読者 :02/01/19 23:04 ID:qUL1k55j
>>48
suzukaさんM-seekも終わったことだし次回作はぜひここで!!
51コンボ:02/01/19 23:26 ID:+eUnLRQw
8200さん復活!
キタ━━(゚∀゚)━━!!

って>>43さんとモロかぶりやん……
52関西人Z:02/01/20 00:47 ID:AGyqnAtO
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1000956932/882の続き

次の日

梨華は朝早く起きると、貴子と一緒に従業員の朝食を作っていた。
「・・・・・・」
「なあ、なにかあったん?」
横にいた貴子が話しかけてきた。
「え、どうしてですか?」
「いや、なんか心ここにあらずって感じやから」
「そんなことないですよ」
と言いつつも、梨華の様子はおかしかった。
(怪しいなぁ)
貴子がそう思っていると、既に着替えを済ませたりんねとあさみがやってきた。
「「おはよう」」
「あ、二人ともおはよう。朝食の用意すぐするから」
そう言うと、梨華はキッチンの奥へ入っていった。
53関西人Z:02/01/20 00:49 ID:AGyqnAtO
「・・・なあ二人とも」
「「なんですか?」」
「梨華ちゃんなんかあったん?」
「え?別にないと思いますけど。どうかしたんですか?」
りんねが答える。
「いや、なんか様子がおかしいから。うーん、なんか気になるんやけどな」
「あ、あれじゃないですか」
りんなの横に座っていたあさみが思いついた。
「なになに?」
「倒れてた男の人いるじゃないですか。
 今日から私たち一日交代でお世話するんですけど、
 そのことに何か関係あるんじゃないですか」
「そういえば」
「何や、りんねも思い当たる節があるんか?」
「昨日の梨華ちゃんもちょっとおかしかったんです」
「おかしいって?」
「なんか、その男の人の顔をボーっと見てたんです」
「ボーっと見てた?」
「はい」
(・・・・・・もしや・・・)
貴子の中で一つの結論が出た。
(あとで確かめたろ)
54関西人Z:02/01/20 00:52 ID:AGyqnAtO
一応更新しときます。
なんか忘れ去られそうなので(w

完全復活は今月末の予定です。
・・・多分
55名無し募集中。。。:02/01/20 01:34 ID:5BfymXEa
(・∀・)イ!
56名無し:02/01/20 03:23 ID:gGqf5iTU
(・∀・)オイ!!
57ねえ、名乗って:02/01/20 13:35 ID:D/Y7WDyV
(・∀・)エイ!
58つなぎ役:02/01/20 21:46 ID:hjmQ39e8
俺「あれ、そういえばさぁ…」

俺は重要なことを思い出した。

俺「話って何?」

真希「あ、それね…」

真希の表情が曇る。
なんだなんだ???

真希「話ってゆ〜か『頼み』なんだけどさ…」

俺「うん…」

真希「ここ住んじゃダメ?」

俺「……………はぁ???」

真希は上目遣いでとんでもないことを言い出す。

真希「…いい?」

俺「い、いや、あの、いいとか悪いじゃなくて…(汗」

真希「お願い!ちゃんと家賃も払うし家事もするから!」

両手を合わせて頭を下げる真希。

何がどうなってるの?
なんでごっちんがウチに住むの?
・・・・・・
僕の頭ではもう処理しきれません…
59つなぎ役:02/01/20 21:47 ID:hjmQ39e8
真希「いい?」

真希が少し顔を上げて上目遣いで聞いてくる。

…かわいい…

じゃなくて!!

俺「ちょ、ちょっと待って!」
俺「何がなんだか…」

真希「そっか、そうだよね…。いきなりだもんね」

俺「いきなりっつーかなんつーか……とりあえず詳しく説明してくれる?」

真希「…うん」

真希が話し始める。
これまで両親の仕事の都合で全国各地を何回も引越したこと。
父親の次の転勤先が海外になったこと。
母親は父親について行くが自分だけ日本に残ったこと。

俺「…そっか。ごっちんの親も海外か」

真希「……『真希』!」

俺「ん?…あぁ悪い。」
俺「でもなんでごっ…真希だけ日本に残ったわけ?」

真希「え?う〜ん、日本好きだし」

それだけの理由で?

俺「そっか。でもよくおじさん達許してくれたね」
俺「めちゃめちゃ真希のことかわいがってたじゃん」

真希「もう高校生だしね」

母親の言葉が思い出される。
高校生ってそんなに大人か?
自分で自分を大人だとはとても思えないが…
60つなぎ役:02/01/20 21:48 ID:hjmQ39e8
俺「…で?」

真希「え?」

俺「いや、なんで俺ん家なわけ?ってか今まではどこにいたの?」

真希「五日に親が行っちゃって、私は昨日までホテルにいたの」

俺「普通アパートとか準備しとかないか?」

真希「……」
真希「とにかく行く所ないの!お願い!」

再び真希は手を合わせる。

俺「いや、悪いんだけど…ウチ今母親いないんだよね」
俺「去年親父ん所行っちゃってさぁ…」
俺「今、一人暮らしなんだ」

真希「知ってる」

俺「え?」

真希「昼間、真里っぺに聞いた」

昼間…歓迎会の時か。
………んん!?

俺「じゃあ俺が一人暮らしだって知ってて来たわけ!!!?」

真希「…そうだけど…なんかまずい?」

俺「まずいに決まってるっしょ!!」
俺「俺、男だよ?」
俺「ごっちん女だよな?」

真希「『真希』!」

俺「とにかく女でしょ?まずいって…」
61つなぎ役:02/01/20 21:49 ID:hjmQ39e8
真希「だって幼馴染じゃん…」

俺「いや、そうだけど男と女でしょ?」

真希「…どうしてもだめ?」

俺「だめに決まってるでしょ!!」

真希「………………グスッ」

へ?

真希「グスッ…グスッ…どこにも行くとこないのに……グスッ…」

な、泣いてる!?
お、俺のせい……なのか?

俺「いや、ちょっと……泣くなよ…」

真希「だって…だって…グスン…」

ワチャー!
どうしよう?
62つなぎ役:02/01/20 21:50 ID:hjmQ39e8
・・・・・・

…仕方ないよな?

俺「…分かったよ」

真希「グスッ……え?」

俺「とりあえず今日だけな」

真希「…今日だけ?」

…上目遣いだ。

俺「…分かったよ。アパートとか見つかるまでな…」

真希「やった〜!!ありがと〜♪」

真希がとびっきりの笑顔で抱きついてくる。
うおぉ…シ・ア・ワ・セ♪

……あれ?でもさっきまで泣いてなかったっけ?
涙の痕がないような……
うーむ…どうでもいいか(w
63つなぎ役:02/01/20 21:54 ID:hjmQ39e8
ここまでです。

>8200さん
お帰りなさい。お待ちしてました。
新入りのつなぎ役です、よろしくおねがいしますm(_ _)m
64おいっす:02/01/20 23:33 ID:0Ghd6h/o
            / | | | |ヽ
      ノハヽヽ (`〜` 川i、 はいはい
      (   ´)o⊂二、 ヾ
       )   _つo8o:' r'' ,__)
      (;;_(;;_)' | ̄ ̄ ̄|、_)丁了

65G1馬:02/01/21 00:19 ID:+dY1n46k
つなぎ役さんの大量更新、いいっす!!
次回も期待してます
66 :02/01/21 01:02 ID:DINkXhoA
>>64
この心温まるAAは何だ?(w
67名無し募集中。。。:02/01/21 01:28 ID:b8A71psy
(・∀・∀・)イイ!!
688200:02/01/21 08:12 ID:YQItVtUf
>>41からの続き

料理の準備は真希と真里がワーワーいいながら台所でやっている
俺は居間でセッティング係を 真 里 か ら 仰せつかっていた
ホットプレートに電磁調理器、テーブルクロスを引っぱり出してきて・・・
やっとセッティングが終わった。暇だし台所に行って様子でも見てくるか

「おーい。こっちはできたぞー。そっちはどうだ?」
俺はそういいながら台所へ入っていった

今日の献立はちゃんこ鍋と焼き肉で今ちゃんこに入れる具を調理しているらしい
ちなみに焼き肉は真里の強い希望で無理矢理献立に入れられたんだよな・・・
梨華ちゃんが焼き肉好きだからまぁ許したけど
低めの台に乗りながら一所懸命料理している真里は、まな板を見ながら俺に返事をした

「んーもう少しかかるかな?そっちはどう?ごっちん」
「こっちはだいたい終わったよー」
そういう真希は制服のブレザーを脱いだその上からエプロンをしていて
腕まくりをしてる。右手には菜箸をもっているようだ
「じゃあさ、ふたりでお鍋の用意してきてよ。もうそろそろ部活組も
 来る頃だし」
「はいよ。じゃ真希、俺鍋持っていくから具頼むよ」
「はーいOK!」

そこへ玄関の引き戸が開く音がした。ガラガラ・・・
「お邪魔しまぁーす!リョウきたよー!」
元気のいい、その声の主はひとみだった
「おーよく迷わず来れたなー。今、俺ちょっと手が放せないから勝手に上がってくれー」
俺がそういうや否や
「桜井〜!ゲスト呼んどいて出迎えもなしかぁ〜?」
・・・・・・中澤だ。また真里か・・・
俺は一瞬鍋を落としそうになったが気を取り直して答えた
「・・・今ホントに手が放せないんで勘弁してくださいよ〜」
「じゃあ勝手に上がるでぇ〜」
俺は急いで鍋を居間の電磁調理器の上に置き玄関に向かった
廊下に出て玄関へ小走りにいくと十中八九酒の入った袋をもつ中澤と平家先生
ひとみ、梨華ちゃんがこっちに来るところだった

「お邪魔します、桜井君」
テニスラケットを両手で胸に抱える梨華ちゃんが俺にそういった
698200:02/01/21 08:31 ID:YQItVtUf
ちょこっと更新です
久々に過去ログ読んでいたらとても面白かったです

>読んでくださってる方
お久しぶりです。またよろしくお願いします

>コンボさん
来ちゃいました(w
あいかわらず頑張ってらっしゃるみたいで何よりです

>つなぎ役さん
初めまして。こちらこそよろしくお願いします
・・・それと俺も新入りですよ(w
70( 0^〜)∽(д゜ ):02/01/21 09:22 ID:N1NAUbM7
吉「結婚したらジーンズ履くのやめてね。洗濯すると色移りするから」
俺「じゃあ、何履けばいいの?」
吉「ユニクロで安いチノパンとかあるじゃん?あれがいいよ」
俺「……」
吉「あと、ワイシャツも全部白にしてね。ニッキュッパで形状記憶つきでいいのあるから」
俺「…白ばっかなんて着たことないなぁ」
吉「だって洗うと色移りするもん」
71名無し:02/01/21 09:53 ID:qKZKhv+X
一番期待してるのはつなぎ役さんの作品。
ほのぼのしてて萌える!
他の作者さんも頑張って(・∀・)
72丸人:02/01/21 11:18 ID:gWODkrSY
コンボ・・・・◎
つなぎ役・・・◎
8200・・・○
関西人Z・・・×

という感じなのだがどうだろう?
73 :02/01/21 18:25 ID:nLQP6f0U
>>72
否定的な評価くだすな氏ね
74名無し?:02/01/21 18:59 ID:edK64JwP
>>72
sine
75つなぎ役:02/01/21 20:37 ID:m0HmKK34
いいのかな…?
…少なくともよくはないよな…
どう考えても「同棲」だもんな…

今は夕食後。(お互いあまりお腹すいてないし面倒なのでピザにした)
真希は風呂に入っている。
一通りの着替えはあるらしい。
さっきはそれどころじゃなくて気付かなかったが
真希はでかいボストンバッグを持ってきていた。

俺はリビングのソファーに寝転がっている。

うーん…仕方ないよな…
…そう!仕方ないんだよ!!
アパートが見つかるまでだし!
そうそう!条件付きだ!仕方ない!!

自分を正当化しようと必死だった(w

とにかくそうと決まれば特に問題はない!
俺が夜這いをかけたりしなけりゃいいわけだ!w

ひとつ屋根の下とは言え別々の部屋だし。
(ウチは客間もある)

・・・・・・

お、真希が上がったみたいだ。
足音が近づいてくる。
んじゃ俺も入るとしますかね。
76つなぎ役:02/01/21 20:38 ID:m0HmKK34
リビングのドアが開く。

俺「おぉ、湯加減どうだっ……た…」

な! な!!  な!!!

俺「なんでバスタオル1枚なんだよ!?」

ドアのところに真希がバスタオル一枚纏った姿で立っている。
湯上がり直後で……色っぽい…

真希「んぁ?あぁごめんごめん。下着忘れちゃってさ」

真希はリビングに入ると置いてあるボストンバッグをあさりはじめる。

うおぉお!!
しゃがむとお尻見えそうなんですけど!!

真希「…あったあった!んじゃ!」

俺「あ、あぁ…」

真希がリビングを出て行く。

・・・・・・

先生!夜這いかけちゃうかもしれません…(泣
77つなぎ役:02/01/21 20:41 ID:m0HmKK34
とりあえずここまでです。
もしかしたら深夜くらいに二回目の更新があるかも…?
(ないかもしれないので期待はしないでくださいw)

>8200さん
じゃあ自分は新新入りということで(w

>>65,>>71
ありがとうございますm(_ _)m
これからも頑張ります。

>>72
自分の評価が高いのは嬉しいのですが、
○×だけで評価というのはちょっと…
ただ×をつけるよりも、どこがダメなのか指摘するというかたちの方がいいと思います。
78:02/01/21 22:07 ID:Qn2xLKB3


〜七種を 一葉によせて つむ根芹〜
79ねえ、名乗って:02/01/21 22:16 ID:SxDN8LYT
>>72
否定的な評価もいいけど理由をつけたほうがいいと思う

みんな(・∀・)イイ!!
80関西人Z:02/01/21 23:34 ID:OwQQOv90
>72
( ´ Д `)・・・

( ´ Д `)・・・

( ´ Д `)zzz・・・

81名無し募集中。。。:02/01/21 23:41 ID:Y8Im7sMN
>>80
(0^〜^)<泣かないで
82 :02/01/21 23:53 ID:887O1E+i
>>80
基地外は気にすんな
頑張れよ
83 :02/01/22 00:33 ID:STxWE7xs
(イ!
84つなぎ役:02/01/22 02:51 ID:/yywQizq
真希「おやすみ〜」

俺「あぁ、おやすみ」

真希の布団は客間に敷いた。

自分の部屋に戻る。
ようやく就寝だ。
なんか今日はすごく長かった気がする。
疲れた…
とりあえずどっぷりと眠りたい…
ベッドに横になる。

・・・・・・

眠れねぇよ!
身体は疲れてるのに精神はフル稼動中だ…
セミダブルのベッドの上をゴロゴロ転がる。

真希……

…夜這い、か…

アホか!何を考えてるんだ俺は!!

…いや、でも俺が一人暮らしなのを知ってて来たんだぞ?
それってつまりOKってことなんじゃないの?

・・・・・・

んなこたぁない!
幼馴染だからだな、本人も言ってたし。
よく考えりゃ一人暮らしの家に泊めてもらうってのは理にかなってる。
家族で暮らしてるところにいきなり、お邪魔します!
って方が無理あるよな…
真希は無難な選択をしたわけだ。

・・・・・・

…本当にそれだけか?
それだけで男の一人暮らしの家に来るか?
いやいや、待てよ!実は………

こんなことを考えていたらいつの間にか眠りについていた。
85つなぎ役:02/01/22 02:52 ID:/yywQizq
・・・・・・

…ん?なんかいい匂い…

俺はボンヤリと目を覚ます…

んん?何かやわらかくて気持ちいいな…
なんだろ…?

まだ暗くて周りはよく見えない。

………人?

人!?

俺は慌てて身を起こす。

真希だ!
なんで同じベッドにいるの???
ってか抱きついてたよ俺!

や、やわらかかった……♪
86つなぎ役:02/01/22 02:53 ID:/yywQizq
俺「おい。おい真希!起きろって!」

真希「…んぁ〜?」

俺「お前なんで俺のベッドで…」
真希「…今何時?」

俺の質問をさえぎって真希が質問してくる。

俺「え?あぁ…」

時計を捜す。
まだ四時だ。

俺「四時だけど…」

真希「四時?まだいいじゃん、寝かせてよ〜」

俺「あ、はい。すいません」

思わず敬語になってしまった…

俺「ってそういうことじゃなくて…」

真希はもう寝ている。

・・・・・・

さて、どうしよう?

・・・・・・

…とりあえず寝るか。

俺は真希からできるだけ離れてベッドの端に横になった。

・・・・・・

当然朝まで眠れなかった。
87つなぎ役:02/01/22 02:55 ID:/yywQizq
というわけで2回目更新完了です。

>関西人Zさん
そ、そんなに気にしなくてもいいじゃないですか…
ねぇ、落ち込んでないで何とか言ってくださいよ。
…って寝てたんかい!!
さすが関西人(謎
88素晴らしい:02/01/22 03:17 ID:qRGL1VPs
つなぎ役さんのごっちん、いいですね
関西人Zさん、始まったばかりですからね、私は期待してますよ!
89感想者:02/01/22 18:28 ID:N1esr+nu
関西人Zさん、まさかあれだけいわれただけで止める気かよ
止めないでくれよ〜
90sage:02/01/22 19:51 ID:63P+UWJo
俺ならマジでへこむな
91 :02/01/22 20:21 ID:STxWE7xs
>>90
同意
92(・∀・)イイ!! :02/01/22 21:30 ID:XWNfCKa5
>>80
関西人Zさん、寝てないで続きを!!
待っている人もいる事ですし・・・?
個人的にはもちょっと改行多くしてくれると読みやすい<関西人Zさん
93:02/01/22 22:18 ID:ZRCo9YEM
  な 「夏衣 着つつ馴れにし 身なれども 別るる秋の ほどぞ物憂き」 

  む 「虫の音は 涙もよおす 夕まぐれ 淋しき床の 起き伏しも憂し」

  あ 「哀れげに 思うに連れず 世のならい 馴れにし友の 別れもぞする」

  み 「見るからに なお哀れ添う 筆の跡 いまよりのちの 形見ならまし」

  だ 「誰とても ついには行かん 道なれど 先立つ人の 身ぞ哀れなる」

  ふ 「吹きはらう 嵐にもろき 荻が花 誰しもいまや 惜しまざらめや」

94つなぎ役:02/01/22 23:30 ID:vVwFLeKB
俺「六時半か…」

俺は時計を見て呟く。

結局あれから眠れなかったな。
もう起きるか。
目覚ましより早く起きるなんていつぶりだろう?

目覚ましは七時にセットしてある。

俺は目覚ましを切ると、隣で寝ている真希を起こさないようにベッドを出た。

一階に降りてシャワーを浴びる。

ふわぁ…

あくびが出る。
眠れなかったからなぁ。
こりゃ学校で寝ること間違いなしだな。

バスルームから出てダイニングへ。
まだ45分だ。

とりあえず飯作るか。
二人分作るのは初めてだな…
95つなぎ役:02/01/22 23:31 ID:vVwFLeKB
トースターに食パンを二枚セットして冷蔵庫から卵とベーコンを取り出す。

スクランブルエッグにするか…

フライパンでスクランブルエッグを作り始める。

とその時、俺の視界が真っ暗になった!

俺「おわっ!」

誰かが目隠ししている。
いや、誰かもクソもないんだが…

俺「ちょっ…真希?」

真希「ピンポーン!」

後ろを振り返ると無邪気な笑顔の真希。

俺「危ないだろ!火使ってるんだぞ」

真希「ごめ〜ん」

かわいいから許す!

俺「今飯できるから座ってて」

真希「起こしてくれれば私やったのに」

真希はそう言いながらテーブルに着く。
96つなぎ役:02/01/22 23:32 ID:vVwFLeKB
俺「飲み物どうする?」

真希「さとち…と一緒でいいよ」

さとちんって言いかけたな、今。
別にいいけど。

俺「俺と?俺オレンジジュースだけど?」

真希「オレンジ〜!?」
真希「…あぁそっか、猫舌だったもんね」

よく覚えてるな…10年くらい前だってのに。

俺「紅茶とかコーヒーにする?」

真希「うん、寒いからあったかいのがいいな」

・・・・・・

俺「はい、お待たせ」

テーブルに朝食を並べる。

真希「いただきま〜す」
俺「いただきます」

真希「いつも自分で作ってるの?」

俺「めんどい時は菓子パンとか買って行ったりもするけど」

真希「ふ〜ん、えらいね〜」
97つなぎ役:02/01/22 23:33 ID:vVwFLeKB
俺「ところでさ」

オレンジジュースを飲みながら尋ねる。

真希「んぁ?」

俺「俺のベッドで寝てた…よな?」

真希「あぁ…うん」

俺「なんで?」

真希「寒かったから」

俺「は?」

真希「客間広くて寒いじゃん。私冷え症だからさ」

うーむ、理由になってるようななってないような…

俺「とにかく同じベッドはまずいだろ」

真希「大丈夫だよ」

何が大丈夫なんだ?
ってか、もしかして俺って「男」って認識されてない?

俺「とにかくもう勝手に入ってくんなよ?」

真希「…次からは気をつける」

俺「あぁ。……って『次』があるのかよ!?」

真希「アハハ!朝からテンション高いね〜」

誰のせいだよ……(泣
98つなぎ役:02/01/22 23:35 ID:vVwFLeKB
>>88
ありがとうございます。
自分も同じく関西人Zさんに期待してます。
>>89-92
関西人Zさんは今月末まで忙しいらしいですよ。
楽しみに待ちましょう^^
99G1馬:02/01/22 23:39 ID:zJzKOafk
>つなぎ役さん
続きあるの見るとなんか嬉しいね〜頼むから途中で止めないでください
100どらい:02/01/22 23:51 ID:3kIdukwa
他の作者はどうたんだ?
続きが読みてぇ。

やっぱり俺も関西人Zに期待。
同じ関西人だし。
101G1馬:02/01/23 01:00 ID:oVG3WXNM
コンボさんはどうしたのかねぇ
102D:02/01/23 02:07 ID:sH6hlHdz
つなぎ役グッドだよ!!
103コンボ:02/01/23 10:00 ID:j7YKIl67
朝っぱらからこんにちは。
>8200さん
お元気そうでなによりです。
どんどん来ちゃってください。(w
>関西人Zさん
関西の星(俺が勝手に命名しました)であるあなたが続けずに誰が続けるんですか!
今月末には完全復活してくれますよね、ね!
>つなぎ役さん
ハイスピードで羨ましい限りにござんす。
『聰』の字を見て倉本聰さんを思い出したのは俺だけでしょう、多分。

「ん、なんだ?」
嫌な予感をかき消すために、不自然なくらい陽気に聞き返した。
そうでもしないと身がもたない。
「あのさあ、智哉の家に今、松浦って子がいるよね」
「……なんで知ってんだ」
「ごっちんから聞いた……」
トーンが異常に低い。
夏休みに一度、寝過ぎてひとみとの約束に遅れたことがあった。
その時ひとみは今のようにテンションが低かった。
その場は昼飯のおごりで事無きを得たが、今回はそうもいかなさそうである。
「夕方に電話したら……松浦さんが出たんだけど」
茶を飲んだはずだが、喉はからからだった。
104コンボ:02/01/23 10:00 ID:j7YKIl67
「それってさあ、松浦さんの手が届くところに智哉の携帯が置いてあったってことだよね。
 どういうこと?」
「いや違う、俺の部屋に携帯置いてた」
「松浦さん、智哉の部屋で寝てるの!」
いささか裏返ったひとみの声が響く。
「違う!
 亜弥が勝手に出たんだ!」
「亜弥ぁ?」
明らかに敵意のこもった声だった。
「幼稚園からの付き合いなんだよ、一応。
 部屋で携帯鳴ってたから出たんだろ。
 亜弥って結構勝手な奴だからさ」
とりあえず、考えられる理由を述べた。
これでどうにか納得してもらえるはずだと思う。
唾を飲みこみ、喉を一時的に潤す。
ひとみはしばらく黙ったあと、いやに淡々と口を開いた。
「智哉と結婚の約束したって」
「え?」
「智哉と結婚するって言ってたよ、松浦さん」
唾を飲むと、余計に喉が乾いた気がした。
105コンボ:02/01/23 10:04 ID:j7YKIl67
事実を否定するよりは事実に対する解釈をしたほうが効果的だ。
意を決して、舌を動かす。
「分かった、実を言うと約束をした。
 あっ、いや、違うぞ、幼稚園のときだ」
かなり覚悟を決めた告白だったが、反論はなかった。
「亜弥は両親が家を出てるからうちに来ただけだ。
 ほらあの、母さん同士が仲いいから」
間に耐えきれず、どうでもいいことを口走った。
ひとみが息を吸い込む音が聞こえた。
息はすすり泣く声に変わっていく。
「ちょっ、なんで泣き出すんだよ、おい!」
問いただしても、返ってくるのはすすり泣きだけだった。
しばらくすると、ひとみは静かに口を開いた。
「ありがと……」
「えっ……いや、どうもないって」
誰も見ていないが、作り笑いをしてしまう。
俺の方がよっぽどどうかしてそうだ。
「ほんとのこと言ってくれてよかった……」
安心のあまり携帯を落としそうになった。


今日はここまでです。
ちょっと>>70さんへのリアクションが少なすぎませんか、皆さん!
俺だったら寝こみ、明くる日の朝にはすっかり全快していますよ!
とりあえず、使えそうなワンシーンだから参考に……と。

>>93さん、上手い!
スレとは関係ありませんが、とりあえずモニターの前で拍手。
106children:02/01/23 20:12 ID:FdJXXPsZ
>>70
たしかにうまい!!!!
107紺野:02/01/23 20:31 ID:xuEiA3Au
TV「・・・なんでやねん!(ワハハハハ・・・)」
紺野「山田さん、お茶はいかがですか?」
山田「あ、うん。ありがと」

トテトテトテトテ・・・(小走りにかけていく音)

山田(べつにゆっくり歩けばいいのに・・・(苦笑))

コポポポポポポ・・・

TV「せやけどなあ、お前はいつもいつも・・・」

トテトテトテトテ・・・

「お待たせしました・・・」
「あ、ありがと」
ズズー・・・

山田「・・・・・・」
紺野「・・・・・・」
TV「何を言うてんねん!(ワハハハハハハ・・・)

マターリ
108ねぇ、名乗って:02/01/23 20:48 ID:ntoNMHmw
>>107
ほのぼのしてますね、いいです。
109なぁ、名乗れよ:02/01/23 23:24 ID:k2UEwDWc
ふと考えたんだけど今はいくつの小説が生きてるんだろ?
>>70とか>>107は読みきりかな?
一周年だからなんとなく・・・
110nana shi:02/01/24 00:13 ID:Y8Zycsly
>>109
コンボ・つなぎ役・関西人Z・8200・MOROPAKURIあたりだろうか?
まあ最近見ない方もいるが…
あーS.A.SとかL型とか帰ってこねーかなー?
111つなぎ役:02/01/24 00:27 ID:4HHKAtww
俺「行くぞ?」

真希「は〜い」

学校へ向かうべく家を出る。

俺「…ってか一緒に行くの?」

真希「当たり前でしょ?何言ってんの?」

俺「いや、まぁ、そりゃそうなんだが…」

二人で「同棲」してることを他人に知られるのはまずいよな?

俺「あのさ、二人で一緒に住んでるってのは誰にも秘密な?」

真希「んぁ〜?なん…」
俺「秘密な!!」

真希「…分かった」

うーん、心配だ。
112つなぎ役:02/01/24 00:28 ID:4HHKAtww
真希「どうしたの?キョロキョロしちゃって」

俺達は駅のホームで電車を待ってるところだ。

俺「え?別に」

知り合いがいないか確認してるんだよ!
この駅で知り合いに会ったことはないから大丈夫だとは思うが。

真希「あ、電車来るね」

ホームに電車が入ってくる。

扉が開いて乗客が降り終わると乗り込む。
…のだが、やっぱりラッシュは苦手だ…

真希「さとしぃ〜」

真希が人を別けてこっちに来る。

俺「大丈夫か?」

真希「毎日こんななの?大変だね〜」

他人事みたいに…(w
お前もこれから毎日味わうんだよ。

俺「前の高校ではなかったの?」

真希「うん、田舎だったし自転車通学だったから…キャッ!」

不意に電車が揺れた。
真希が俺の体にしがみつく。

シャンプーのいい匂い…
同じシャンプー使ってるはずなんだが…

車内の人ごみのせいで真希はしがみついたまま動けないようだ。

俺「大丈夫か?」

真希「う、うん…」

より強く俺にしがみつく真希。

あぁ…今ほどラッシュが好きに思えたことはないよ…
113つなぎ役:02/01/24 00:35 ID:4HHKAtww
今日はここまでです。

>>99
ありがとうございます。
途中でやめる気はないんですが、終わりが全く見えてこない(w
まだ物語中では二日目だし…
とりあえず書いてて楽しいのでマッタリ続けていきます。

>>102
ありがとうございます。
こういう声を聞くとモチベーション上がります^^

>コンボさん
量はあるけど内容があまりないんですけどね(w
「聰」は友人の名前から取りました。
呼び捨てできる名前がよかったので…
(和也も同様)

>>109
まだ完結していない作者さん達のは生きと考えたいんですけどね…
ジャイさん戻ってこないかなぁ。
114関西人Z(後期試験期間中):02/01/24 01:47 ID:e5Si2wY8
>>81
( ´ Д `)<もう泣かない
>>82 >>90 >>91
( ^▽^)<ポジティブ♪
( ´ Д `)<・・・うん
>つなぎ役さん
( ´ Д `)<良い突っ込みありがとう
115関西人Z(後期試験期間中):02/01/24 01:50 ID:e5Si2wY8
>>88 >>98 >>100
( ´ Д `)<期待されると緊張するよ〜
>>89
( `.∀´)<キリキリやるつもりよ!
( ´ Д `)<・・・マターリやろうよ・・・
>>92
( ´ Д `)<改行のタイミングが難しいねぇ
>コンボさん
( ´ Д `)<関西の星はあなたの方だよぅ

( `◇´)<今まだ気持ちの整理が付いてないから
       完全復活はできへんと思う。
       でも来週中には絶対更新するから
       うちの事を見捨てんといてな。
       最後に、顔文字でレスしたんは別にふざけてるわけやない。
       むしろ真面目に答えたんや。そこらへん頼んます。
       長々とすんませんでした。
116 :02/01/24 03:18 ID:A4dnqG2Y
ガンガレ
117 :02/01/24 18:11 ID:ByQDfY9f
>>110
たしかS.A.Sさんは加護が義理の妹になって〜って話だったっけ?
L型とかごっちゃになってよく覚えてない・・・鬱ー

118 :02/01/24 19:32 ID:d6UuXEnA
SASは加護が妹になり現在はゴマキの恋人(役)
L型は家出した石川の物語
119 :02/01/24 22:03 ID:gVQ90R3T
漏れは今までの小説を作家別にメモ帳にまとめてるけど
未完結も含めて今まで50以上の作品が投稿されているようだ。
120つなぎ役:02/01/24 22:44 ID:B7n4A7BG
「あれ、二人一緒なんだ」

俺が幸せに浸っているところに下から声がした。
真里だ。

俺「おぉ、おはよう」
真希「おはよ、真里っぺ」

真里は俺のひとつ前の駅から電車に乗っているのだが、
いつも人ごみをするすると掻き分けて俺の所にやってくる。
小さいからこそできる芸当かな?

真里「おはよ〜!聰、ごっつぁん!」

…ごっつぁん?

真里「それでなんで二人一緒なの?」

俺「え!?…あぁ、さっき偶然会って…」

ちょっと動揺してしまった。

真里「ふーん。なんで抱き合ってるの?」

俺と真希はさっきの体勢のままだった。

俺「べ、別に抱き合ってるわけじゃねーよ!動けないんだよ!」

真希もコクンと頷く。

ちょっと顔が赤くなっちゃったじゃねーか…(照
121つなぎ役:02/01/24 22:46 ID:B7n4A7BG
真里「二人共もう普通に喋れてんだね」

俺「?」

どういう意味だ?

真里「昨日は一言も喋ってなかったじゃん」

やべ!そういえばそうだ!

俺「そうだっけ?喋ったような…」

真里「喋ってないよ!
   だから歓迎会であんたとごっつぁんを喋らせようと思ってたのに
   あんた突然急用ができたとか言って帰るし。
   挙句にカワイイ子とデートしちゃって…」

俺「な!?
  だからあれは違うって!!」

真希「カワイイ子?」

真里「昨日、聰がその子と喫茶店で一緒にお茶してるの見たんだ」

俺「だーかーらー!!」

真里「従兄妹らしいけどね…」

俺「…そうそう」
真里「…怪しいけど」

…こいつは!(怒

真希「それが急用だったんだ…」

俺「いや、だから違うんだって。真希聞いてる?」

真里「!……」
122つなぎ役:02/01/24 22:47 ID:B7n4A7BG
真希「別に言い訳しなくてもいいんじゃない?」

いつの間にか真希は俺から離れている。

俺「いや、言い訳じゃなくて…」

俺は昨日真里に話したのと同じ説明を真希にした。

・・・・・・

真希「ふーん」

あんまり聞いてもらえませんでした(泣

真希「あ、そうだ真里っぺ、今日の授業だけどさ……

・・・・・・

その後は普通に三人で喋って学校に着いた。
123つなぎ役:02/01/24 22:51 ID:B7n4A7BG
今日はここまで。

>関西人Zさん
とりあえず作品よりも試験頑張って下さいw
作品はその後で十分ですから。

>>119
すごいですね!
もしかして自分も入ってたりします?
124名無し募集中。。。 :02/01/25 00:37 ID:diqBAr/V
つなぎ役先生の作品が読めるのは2ちゃんだけ!
125名無し募集中。。。 :02/01/25 00:46 ID:GHal5rgp
━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━
126:02/01/25 02:29 ID:+PgH9KcI
「馬上少年過ぐ

 世平らかにして白髪多し

 残躯天の赦すところ

 楽しまざるをこれ如何せん」

「四十年前少壮の時

 功名いささかまた自らひそかに期す

 老来識らず干戈の事

 只把る春風桃李の巵」

127 :02/01/25 02:38 ID:uxKO+92E
「馬乗少女喘ぐ

 胸平らかにして白液多し

 男根天の赦すところ

 楽しまざるをこれ如何せん」

「思春期前少壮の時

 好色いささかまた自らひそかに慰む

 漏来堪らず千擦の事

 只把る春風桃李の巵」

128メンバー紹介:02/01/25 03:46 ID:XGey0vle
モーニング娘・・・正式名称「モーニング娘。」
〜メンバー〜
・いいだかおり(リーダー、身長高い、髪が長い、最近特に綺麗)
・あべなつみ(初代メンバー、初代人気bP、ちょと田舎者。)
・ごとうまき(ちょっとナマイキっぽいけど人気、うたばん総集編を見てやっぱり魅力あるなーと再確認。)
・やすだけい(不人気、歌は上手い、低音担当、メンバーがいじめられるとその相手にすごい勢いで怒る。)
・いしかわりか(アニメ声、お嬢様系、癒し系?ピースでセンター。)
・よしざわひとみ(男っぽい一面をもつ、カッケー、失敗を認めない   )
・やぐちまり(ちび、笑い声が特長、元気、ANNS)
・かごあみ(ちび、頭の回転が速い、面白いギャグも言える、結構人気)
・つじのぞみ(ちび、言語障害、踊るとすごく目立つ。食欲旺盛)
・たかはしあい(新メン、きれいな顔をしているかも、なまり)
・こんのあさり(新メン、ぼ〜としている、趣味空手、頭は良いらしい、13人がかりのクリスマスー。皆、間違ってるよ)
・にいがきりか(新メン、裏で入った?、オデコ出しヘアーは辞めたら人気が上がるかも)
・こがわまこと(新メン、田中麗奈のパクり顔、オーデションでは高得点、ソロデビューを夢見る)
129名無し募集中。。。:02/01/25 04:02 ID:9+EBOQsu
つなぎ役さん、すんごいいい感じ〜〜
これからも続けてね
130続きが楽しみ:02/01/25 04:09 ID:29aA+N3D
なんかむずかゆいかんじがするなぁ
でも(・∀・)イイ!!
131 :02/01/25 04:46 ID:QqHGPoXy
(・イイ!!
132名無し募集中。。。:02/01/25 10:40 ID:v4fLIkn8
名前間違えてるの4人か・・・
で?
133コンボ:02/01/25 18:43 ID:xDkTAv0E
>>128
こんのあさりにワラタ。
あさりちゃんを思い出しました。

>>126
小説を書いてくれるとさらに嬉しいです。
134名無し娘。:02/01/25 22:47 ID:M1bJOqVg
つなぎ役さん、いいっすねぇ〜。

コンボさん、萌えてますよぉ〜。
135つなぎ役 ◆Z9oYOSSY :02/01/25 22:59 ID:XCoI/cUE
眠い……睡眠不足なのは間違いないからな…
今は教室。真希は今日も大勢に囲まれている。
HRまであと10分あるな、寝よう。

・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・バシッ!!

俺「グェッ!」

なんだなんだ???
いきなり後頭部を叩かれた…?

俺は慌てて後ろを振り返る。
と、そこには真里。

俺「いてーなー!何すんだよ?」

真里「………ちょっと来て」

あれ?なんか妙にシリアスじゃない?

俺「なんだよ…?眠いんだけど…」

真里「いいから!早く!」

やっぱりシリアスです…
…いきなり投げ飛ばされたりしないよな?(汗

俺は人気のない階段の踊り場に連れていかれた。
136つなぎ役 ◆Z9oYOSSY :02/01/25 23:00 ID:XCoI/cUE
ここから投げられたら間違いなく死ぬな(w

俺「で、何?」

真里が近づいてくる。
え?まさか?…投げられる!?

俺はとっさに間をとる。

真里「…何やってんの?」

俺「え、いや、別に…」

投げるわけではないらしい。
…当たり前か。
投げられるようなことは何もやってないもんな。

真里「ごっつぁんのことなんだけどさ…」

俺「…ごっつぁん?」

真里「あぁ、ごっちんね。
   『ごっちん』は恥ずかしいっていうから『ごっつぁん』にしたの」
真里「…ってそうじゃなくて!」

俺「な、何?」

まさか…
まさか「同棲」がばれた!?
137つなぎ役 ◆Z9oYOSSY :02/01/25 23:01 ID:XCoI/cUE
真里「聰、あんた昨日ごっつぁんに会った?」

俺「な!あ、会うわけないじゃん…」
俺「歓迎会行かなかったんだからさ…」

真里「本当に〜?」

俺「あぁ、本当だよ!」
俺「今日の朝偶然会っただけだって!!」

真里「ふーん…」

俺「なんだよ、それだけか?帰るぞ?」

俺は教室に戻ろうと歩き出す。
心臓はバクバクだった。

あぶねー!なんでいきなりあんなこと聞いてくるんだあいつは…
138つなぎ役 ◆Z9oYOSSY :02/01/25 23:07 ID:XCoI/cUE
>>124
先生に励ましのお便りを出そう!!w
>>128
他の娘。も出せってことでしょうか?w
今のところ新キャラの予定はないですね…
>>129,>>130,>>134
ありがとうございます。
ダラダラと続けていきます(w

最近トリップ検索にはまってるのでトリップつけてみました。
(別に騙りが出たわけではない)
もっといいトリップ欲しいなぁ…
139 :02/01/26 16:37 ID:v+QHfdZO
iiiiiiiiii!
140くま:02/01/26 19:43 ID:iGH54ERW
まだですかい
141名無し@LOVE涙色:02/01/26 19:49 ID:eqaMsGfo
けっこ〜面白いなぁ。
これからもがんばってくれよ!(笑)
それよりスレ内容からかなりはずれているのは
気のせいか・・?
142 ◆vpeMyDTw :02/01/26 22:28 ID:/N2cW1mA
いっそのこと、スレタイトルを『男とモーニング娘。の生活』
みたいなのにかえたらどうだろう?
男が出てくる小説、ってことでネタの範囲を広くしたらもっと書き易いかな〜なんて
一緒に暮らすのはもうネタが尽きてきたような気がする・・・・・
バカレスすまそ
143  :02/01/26 22:52 ID:YD4PU/Ht
>>142
別にタイトルにこだわる必要は無いんじゃないの。
作者たちは「一緒に住む事が条件」というのを考えて書いてるの…?
わざわざ帰る必要は無いと思われ
144どらい:02/01/27 00:08 ID:1YZGBBKF
>>142
俺も変えない方がいいと思う。
なんつったって1年間の伝統(?)があるんだし。
145つなぎ役 ◆KAGOnw22 :02/01/27 00:17 ID:mAgCnxI0
真里「…『真希』って呼んでたよね?」

俺「え?」

俺は歩みを止めて振り返る。

真里「今日の電車で『真希』って呼んでたよね?」

俺「え、俺、真里と真希を間違えて呼んだりした?」

真里「そうじゃなくて!ごっつぁんのこと!!」
真里「あんた昔は『ごっちん』って呼んでたじゃん!」

俺「あぁ、だからそれはお前と同じだよ」
俺「真希が『ごっちん』ってのが恥ずかしいって言うから…」

真里「いつ?」

俺「は?」

真里「いつごっつぁんとそんなに話したの?」

あれ…もしかしてやばい?

俺「いや、それは、あ、朝だよ!!」
俺「朝、偶然会ってさ。
  『おはよう、ごっちん!』って挨拶したら
  『ごっちんはやめてよ』って言われて…」
俺「そうそう!ホームで結構喋ったんだよ」
俺「電車一本乗り過ごしちゃってさ…」

嘘つきは多弁になる。
146つなぎ役 ◆KAGOnw22 :02/01/27 00:18 ID:mAgCnxI0
真里「…電車の中で話している時もあんたとごっちん、妙に打ち解けてるし…」

俺「いや、だからホームで色々話したんだって!!」
俺「俺と真希が打ち解けてちゃまずいのかよ!」
俺「……」
俺「あ!もしかしてヤキモチとか?w」

真里「んなわけないでしょ!!」

やべ…怖い…(汗

俺「…あ、もうすぐHR始まるな…教室戻ろうっと…(汗」

真里「…じゃあ何も隠してないのね?」

真里がいつになく真剣な表情で聞いてくる。
いや、真剣というか……切なく…見えた。

俺「あ、あぁ…隠して…ないよ…」

語尾が萎んでしまった。
妙な罪悪感がある。
147つなぎ役 ◆KAGOnw22 :02/01/27 00:19 ID:mAgCnxI0
HR、休み時間、授業中。
俺はずっと考えていた。

絶対何か怪しんでるよな…真里の奴。

俺は犯罪者には向かないらしい。
たったあれだけの嘘でも心が痛む。
これからしばらく毎日騙し続けなきゃいけないのか…
ハァ……

・・・・・・

…いっそのことばらしちゃうか。
真里は親友だしな。

いや、ダメダメ!!
あいつはめちゃめちゃ口が軽いんだった。
あっという間に学校中に噂が広まりかねない。
絶対にばらすわけにはいかない!

でもこの罪悪感も辛いよな…

・・・・・・

なんか昨日から俺悩みっぱなしじゃないか?

・・・・・・

あぁ!もうやめやめ!!
悩むのがばからしくなってきた!
なるようになるさ!楽しくいこう!!
148つなぎ役 ◆KAGOnw22 :02/01/27 00:23 ID:mAgCnxI0
今日はここまでです。

>>141-144
自分もスレタイトルはこのままでいいと思います。
ちゃんと(何でも有り)ってあるし(笑)
一緒に住んでない小説も過去にいくつかありましたからね。
149119:02/01/27 01:02 ID:WNmk37Dw
>>123
もちろん入ってますよ。

歴代作家(敬称略)
200、8200、Ash、bevel、L型、MOROPAKURI、S.A.S、suzuka、いつかの24、えいじ
オフライン、さるぶんごう。、ジャイ、たいちゃん、ちっくり、つなぎ役、ど素人
ネオ生茶、ポケットの中の妖精、ホセ、ミニ合宿娘。加賀百万石、家庭教師
我輩は犬である、関西人Z、高校教師、三連コンボ、石熊、石川革命21、天使失踪
名前の無い作者、名無しさん、名無しっぺ、名無し娘。K、名無し娘。アキラ

抜け落ちがあったら申し訳ありません。
150名無しさん:02/01/27 07:01 ID:JHlxuz/T
今やつなぎ役が中心的存在だね。
他の人もがんばて!!
151MOROPAKURI:02/01/27 10:03 ID:omeYYfzK
>>31からの続き

確かに福田の声だ!!声は職員室の方だ、急いで階段を上がる。
『うぅ…』
『福田先生!大丈夫ですか!?』
職員室前の廊下に倒れ、気絶している感じだ。やったのはカタカナか?

パチッ

職員室に幾つか付いていた蛍光灯が消され真っ暗となった。ん!?人の気配。
その気配は凄い勢いで私に近づいて、棒のような物を振りかざしてきた。
(意外と良い)運動神経のよさので素早く避けるも、足首をひねって転んでしまった。

『ガッコウノチツジョ マモル』

カタカナは倒れた私に乗りかかり、両手で首を絞めてきた。
『うぅ、くるし…』
暗い苦しい状況の中、カタカナの顔が拝めた。
何と酷く老けた老婆の顔がそこにはあった。しかも着ている服装は学校の清掃員の服ではないか!!
胸の名札にはカタカナで「ナカザワ」と記してある。
カタカナは腕の力をさらに強めてきた。

シュッ

ポケットに有ったライターに火を付け、背中をあぶってやった!
『ギャアー』
さすがのカタカナも体を仰け反らせて、私から離れた。さあ、いよいよ反撃。
と、思いきやカタカナは凄い勢いでこの場を逃げ出してしまった。
『待て!あ!!福田先生は!?』
福田の元に行って大事を確かめる。携帯の電池は無いので、職員室の電話で救急車を呼んだ。

152MOROPAKURI:02/01/27 10:04 ID:omeYYfzK
とりあえず福田に別に異常は無かった。それよりもこんな事件になってしまったので、
警察をはじめ先生達からも色々尋問された。
単に忘れ物を取りに行ったら変質者に襲われた事にした。トイレの書き込みやカタカナの事は黙っていた。
なぜそうしたのかは自分でも分からない。
数日が経って、清掃員の一人に遠回しに話をした。ナカザワという人はいないし、最近やめた人も
いないと言われた。
じゃあ、あのカタカナは一体なんだったのか?学校関係者になりすまし、捻じ曲がった正義感を旗印に
狂った行動の数々…。確かに老婆だったし、なにか色々あってああなったのか?高2の私に考えられるのは
そこまでだった。ただもう学校には現れないだろうと思った。

あれ以来例のトイレには行ってないし、煙草もほとんど吸ってない。
月日も10ヶ月過ぎた。久しぶりにトイレに行くと。

【卒業しま〜す☆みんな元気でね〜♪ 金髪ギャル】
【大学が決まりました。キャスターも良いけど小学校の先生になろうと思います ( ^▽^)】
【じゃあ、ここの書き込みも終了だね。あ〜来年受験か H.Y】

金髪ギャルと( ^▽^)の書き込みはなかなか消せないよう油性マジックで書かれていた。
次の日に行ってみると、書き込みは消されていた。何度何度も異常な執念で消された痕が有り、1つ
だけ落書きがあった。

【ラクガキスルベカラズ】

私は久々に煙草に火をつけた。

153MOROPAKURI:02/01/27 10:11 ID:omeYYfzK
この小説は乙一という作家の作品をパクリました。
キャラ変え、ストーリーの強引な変更短縮は有ります。
次回はオリジナルでいきます。
154ソムデート:02/01/27 11:03 ID:NS83wQjH
噂(1)

後藤真希を初めて見たのは高校の入学式の時だ。
同じ中学から来た奴らが可愛いと騒ぎ立てていたからいまだに覚えている。
その時、俺は彼女になにか特別な思いを抱いたわけじゃない。
ただ印象に残っている事は周りの奴らがまだ話した事もない彼女の事を既に知っているかのように喋り合っていたことだ。

入学から1ヶ月が過ぎたある日、中学時代の友人の岸本から妙な話を聞かされた。
「やっぱ可愛いよ」
「なにが?」
「後藤」
「……」
「っつーか噂なんだけどさ、男いないらしいんだよ」
「へえ…」
「俺狙っちゃおうかな」
「お前またかよ?ちょっと可愛い奴見るとすぐそれだな。またいつもみたいになんじゃねーの?」
「いや!わっかんねーよお。中学ん時はすごかったらしいし男関係」
「なにそれ?」
「D組の藤田って奴知ってる?あいつから聞いたんだけど......」
岸本が藤田から聞いてきた話はこうだ。
中学時代、後藤は複数の男と付き合っていた。
その中には金で繋がっていた相手もいたらしい…
「人って見かけによらないよな〜」
岸本はそう言って一人納得したように頷いていた。



155ソムデート:02/01/27 11:06 ID:NS83wQjH
初投稿します
内容クソですけどすぐ終わらせるんでよろしくお願いします
156ボーズ:02/01/27 13:27 ID:nNpSrvw2
過去レスぶっ続けで見てきました。皆さんすごいですね。
MOROPAKURIさん次回作楽しみに待ってまーす
ソムデートさんそんな事ないですよ。これからどうなるのか楽しみ。
157ボーズ:02/01/27 13:29 ID:nNpSrvw2
sageわすれた・・・鬱だ氏脳
158まったり紺野:02/01/27 14:50 ID:GJKnsEv2
俺「・・・・・・」
紺野「・・・・・・」

TV「どっちの料理ショー!」

俺「・・・・・・」
紺野「あ・・・・・・」
俺「・・・?」

TV[今日はお餅対決です。お餅といえばこの人、本日のゲストは紺野あさ美さんです!」

俺「・・・・・・(チラッ)」
紺野「・・・・・・(顔真っ赤)」

TV「 紺野「あの〜・・・はい」 関口「な・・・何がですか?」(ワハハハハ)」

紺野「・・・・・・(ますます真っ赤)」
俺「・・・あ、そうだ。お茶飲みたいんだけど、いいかな?」
紺野「? ・・・ふぁ、ふぁい!」

トテトテトテトテ・・・

TV[ 関口「ところでモーニング娘に入ってみてどうですか?」 紺野「・・・え?はい、お餅おいしいです・・・」

俺「くっくっくっくっく・・・」
紺野「・・・あの〜・・・」
俺「あ、サンキュ」

ズズズズズ・・・

紺野「・・・あの」
俺「ん?」
紺野「私って、変ですか?」
俺「うん」
紺野「・・・・・・」
俺「でもそんな紺野ちゃんが可愛いと思うけどな」
紺野「・・・・・・(真っ赤)」

TV「スター覗き見白書〜!!」

俺「・・・・・・(ズズズズズ・・・)」
紺野「・・・・・・」


長くてスマソ
159関西人Z(後期試験期間中):02/01/27 15:19 ID:Nm7IKalX
>>53の続き

従業員が仕事に出て数時間後
梨華は貴子に言われた家事仕事を一通り終えると、
青年が眠っている部屋に向かった。
(どうしよう、一応ノックした方がいいのかな)

コンコン
「失礼します」

梨華は部屋に入った。
ベットを見ると、青年は昨日と変わらず眠っていた。
(そうだよね、そんなすぐに起きるわけないよね)

安心したような、残念のような、そんな気分になった。
ベットの横に座って、青年の顔を濡れたタオルで拭いてやる。
(・・・どうして傷だらけで倒れてたんだろう)

当然の疑問である。しかし青年は寝ているため理由は聞けない。
(そういえば、この人名前はなんて言うんだろう?)

ふと顔を上げベットの横にある棚を見ると、黒い鞄が置いてあった。
青年が持っていた物である。
誰もまだ中を見ていなかった。
(あれを見ればこの人がどういう人かわかるかも。
 でも勝手に触っちゃ怒られるかな)

そうは思って気になって仕方がない。
(・・・いいや、見ちゃえ)

手元に鞄を寄せる。以外に軽かった。
早速中身を見てみる。
そこには・・・。
160関西人Z(後期試験期間中):02/01/27 15:29 ID:Nm7IKalX
( ´ Д `)<試験なんかどうでもよくなってきたよ〜

>>92
( ´ Д `)<改行多くしてみたけどこれでいい?
>>149
( ´ Д `)<入れてくれてありがとう
>MOROPAKURIさん
( ´ Д `)<次回作期待してるよ
>ソムデートさん
( ´ Д `)<おもしろいよ
>まったり紺野さん
( ´ Д `)<シリーズ化してほしいなぁ
161 :02/01/27 16:11 ID:HN/zleHY
(・∀イイイ!!!
162我輩は犬である。:02/01/27 21:05 ID:ux1SBS9B
>>119さん
恐縮です。
自分まで入れてもらっているなんて。

今、懲りずに前回の続編を書いてます。
作者のみなさん〜がんばってきださいね。

163名無し:02/01/27 21:33 ID:bduB3WBj
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━(祝!)
164ベルゼブブ:02/01/27 22:00 ID:t//mxQUl
確か、m-seekだと記憶してるが、主人公平家が、多重人格とういう設定、
その人格というのが娘たちという、物語を見たことがあるのだが作者にやる気が無かったらしく、
すぐ放置になってしまった。どなたか知ってる人はおりませんか?過去ログ探してもないんです。
作者さん見てたら復活お願いします。
165ベルゼブブ:02/01/27 22:02 ID:t//mxQUl
すいません。あげてしまいました・・・。
もう二度といたしません。
166 :02/01/27 22:14 ID:qHDZLpXa
つなぎ役ってさ、前に田仲君と吉澤の話し書いてなかった?
間違ってたらスマソ
167コンボ:02/01/27 22:31 ID:D+hDLaFk
>>149
懐かしい!
もう一度過去ログを読みたくなります。
三連コンボ……誰だ?
>>153
乙一でしたか……
ほとんど読んだことはありませんが。(w
オリジナルのほうを書いてくださるとは、嬉しい限りです。
>>155
すぐに終わっちまうんですか!?
副題がついてるのは今までに(多分)なかったので、斬新だと思いました。
>>160
どうでもよくはないですよ……(w
試験をバカにして試験に泣いたアホがここにいます。(w
>>162
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
ってまたかぶってるし!
お便りを拝見できるだけでもありがたいです。
おやめになってないということが確認できますんで。
>>166
それはsuzukaさんです。
こっちでは名無しsuzukaさんと名乗っておられました。
話はm-seekのほうでこの間、完結しました。
16892:02/01/28 00:29 ID:7kn4KtFS
関西人Zさん、読みやすくなっております!!
その感じで試験もガン(・∀・)バレ!!
169つなぎ役 ◆GOMA974E :02/01/28 00:52 ID:vKU07zB1
キーンコーンキーンコーン・・・

教師「はい、じゃあ今日はここまで」

お、四限が終わった。
結局午前中はずっと考え事してたな…

和也「昼飯行こうぜ」

和也が話しかけてくる。

俺「おう」

和也「真里と真希っちも行こうぜ!」

真里「いいよ〜」
真希「うん」
俺「(……真希っち!?)」

みんな好きなように呼んでるんだね…
なんで『ごっちん』だけがダメなのかよく分からん。

四人で食堂へ向かった。
170ソムデート:02/01/28 00:52 ID:uUYrd9R+
噂(2)

「ばっかばかしいっ」
「……」
「どうして男ってそういう話気にするかね〜」
「ベ、別に気にしてるわけじゃ…」
「私に話してる時点で気にしてる証拠だよ」
帰り際、幼友達の飯田圭織にその事を話してみた。
圭織とは小学校から一緒でお互い異性を意識しない友人同士だ。
性格はキツイ所もあるが俺は圭織の歯切れの良さが好きだった。
今回も圭織の反応は予想通りというか俺を一刀両断するものなのだが。
「俺もまるごと信じてるわけじゃないよ。話の出所の藤田だって人聞きだって言ってたらしいし」
「ふーん。で?もしそれが本当ならどうしたいの?」
「どうって?なにが?」
「その後藤って子にちょっかいでも出してみるとか?」
「ばっ、馬鹿言ってんなよ!んなわけねーだろ!!」
「どうだか…」
焦って否定する俺に圭織は薄ら笑いを浮かべる。
別にやましい事など本当に考えていなかったのだがなぜか俺は圭織の方をまともに見る事ができなかった。
「結局さ、みんな大勢で作ったフィルターかけて相手のこと見てるんだよ」
別れ際、圭織はそんなことを言っていた。
その時の俺は圭織が何を言いたいのかがよくわからなかった。

171つなぎ役 ◆GOMA974E :02/01/28 00:54 ID:vKU07zB1
この学校には食堂が四つある。

・定食系の第1食堂
・洋食系の第2食堂
・ファーストフード系の第3食堂
・アジア料理からアフリカ料理まで無国籍の第4食堂

俺達はいつも第2食堂(通称:2食)に行く。

真希「わぁ!広〜い!」

そっか、真希は初めてだもんな。

和也「他にも3つ食堂があるんだぜ!
   明日は1食にでも行くか!」

真希「すご〜い!4つもあるんだ」

食堂内はそこそこ混み合っている。
この学校は他にもパンショップや弁当屋もあるのだが、
1食から3食はいつも結構混んでいる。
4食は人を選ぶ料理ばかりだからすいてるんだが。

俺「俺はパスタにするわ」
和也「俺はハヤシライス」
真里「じゃあ私はオムライスにでもしようかな…
   ごっつぁんはどうする?」

真希「うーん……パスタにしようかな…」

俺と真希は一緒にパスタコーナーへ向かった。
172つなぎ役 ◆GOMA974E :02/01/28 00:55 ID:vKU07zB1
俺「やっぱカルボナーラだな!真希は?」

真希「え〜と、ペペロンチーノ」

それぞれを注文し、列に並ぶ。

俺「なぁ、真希…」

真希「んぁ?」

俺「なんか真里が怪しんでるみたいなんだよ」

真希「何を?」

俺「いや、その…(一緒に住んでること)…」

周りに聞こえないように小声で囁く。

真希「え、なんで?」

俺「今朝、俺と真希が親しく話してたかららしいんだけど…」

真希「ふーん…」

なんかあまり重大問題と捉えられてないような…

俺達はそれぞれのパスタを受け取るとレジを通って席を捜した。
173つなぎ役 ◆GOMA974E :02/01/28 01:04 ID:vKU07zB1
今日はここまでです。

>>149
すごいですね。
歴代作家さん達と共に載ってるのが嬉しいです。
>>150
中心的というか、それが「つなぎ役」の仕事なので(w
>MOROPAKURIさん
面白かったです。お疲れ様でした。
結局謎は謎のままなんですね…
オリジナル作品期待してます。
>ソムデートさん
クソなんてとんでもない。
頑張ってください!
>まったり紺野さん
シリーズ物だったんですね。
ほのぼのしてていいです。
最近微妙に紺野萌え…w
>関西人Zさん
いや、そう言わずに試験頑張ってください(w
>我輩は犬であるさん
続編までしっかりとつなぎます!!
>>166
それはsuzukaさんですね。
自分の作品は結構suzukaさんの影響を受けている(と思う)ので
間違えてもらえて光栄です^^


174ソムデート:02/01/28 01:09 ID:uUYrd9R+
つなぎ役さんマジすいません!!!
間違って書きこんじゃいました。ほんっとすいません!!
これからは気をつけます。
175つなぎ役 ◆GOMA974E :02/01/28 01:13 ID:vKU07zB1
>ソムデートさん
自分も今気付きました(w
すごい偶然ですね〜
お気になさらず^^
一歩間違えば自分が割り込んでたし…(汗

あと忘れてたけど、
>ベルゼブブさん
残念ながら自分は知りません。
お力になれず申し訳ないです。
176ソムデート:02/01/28 01:23 ID:uUYrd9R+
>>ボーズさん
気使ってもらって嬉しいす
>>関西人Zさん
俺ホントは読む側なんで関西人Zさんの更新楽しみですよ
後期試験頑張ってください
>>コンボさん
長く書ける人マジすごいですよ俺ムリです。
未完避けようと何気にビクついてるんで

>>つなぎ役さん
邪魔してしまって重ね重ねすいませんでした。


177ベン:02/01/28 01:42 ID:oQ+eMLWb
ソムデートM16
178名無し募集中。。。:02/01/28 03:45 ID:9C5kGwZV
誰か飯田ので書いて下さい
179まったり紺野:02/01/28 10:38 ID:x8vrJ7zU
TV「続いてはB'zでーす」

俺「・・・・・・」
紺野「・・・・・・」
俺「・・・・・・(ぷにぷに)」←頬をつまむ
紺野「ふぇ?」
俺「くくくくく・・・・・・」
紺野「?」

TV「レコーディングが終わってから二人で映画に行ったんですよ」

俺「・・・・・・(ぷにぷに)」←頬をつまむ
紺野「ふぇ?」
俺「くくくくく・・・・・・」
紺野「・・・・・・」
俺「ごめんごめん、もうしないから」

TV「夢じゃない〜あれもこれも〜♪」

俺「・・・・・・(ぷにぷに)」←頬をつまむ
紺野「・・・あの・・・やめてください・・・」
俺「・・・怒った?」
紺野「・・・・・・」
俺「ごめんごめん、だって紺野ちゃん可愛いから・・・」
紺野「ぇ」
俺「・・・・・・」
紺野「・・・・・・」
俺「怒ってる?」
紺野「・・・お・・・怒ってません・・・」


マターリ
180名無し:02/01/28 14:47 ID:AmqTLVtA
マターリ、マターリ(゚∀゚)イイ!!
181名無し:02/01/28 16:31 ID:hi2r+pJL
まったり紺野 イイぞ〜!!
182脱MOROPAKURI:02/01/28 18:50 ID:5f8cB6Mq
【これは完全にオリジナルです、パクリではありません】

青い〜スイ〜トピ〜♪

佳織は目を潤ませている、俺は飯田佳織と松多聖子のコンサートに来ている。
最近売りだし中の松多聖子は、デビューした頃から佳織がファンであり、
俺は一緒に連れてこられたと言う訳だ。
しかし、正直この松田聖子には余り興味が無い、この曲ぐらいは分かるけど。
曲が終わり、また全然知らない曲へ…。

『佳織、ちょっとトイレに行って来る、漏れそうなんだわ』
『え〜ちょっと!すぐ戻ってきてよ正広!もうすぐ「赤い珊瑚礁」なんだから!』

会場は古めのホールなので、トイレの数が少なく、分かりにくい。
ようやく用を足し、またなにか飲み物でも…って早く戻らないと怒られるか。

ドンッ

トイレの出口付近で女の子にぶつかってしまった。
『おお、ごめんなさい』
『きゃあ、ごめんなさい…あ!コンタクト!!』
その娘は急いでコンタクトを探す余り、持っていたバックの中身もこぼしてしまった。
もちろん俺も一緒に探し始めた。とりあえず目の前に有る携帯を手にとって相手に渡した。
携帯には、その娘と姉であろうか?年上風の女性と一緒に写ったプリクラが貼られていた。
またカラペンで名前も記されていた。「圭」

183脱MOROPAKURI:02/01/28 18:52 ID:5f8cB6Mq
『ごめんさい、探してもらっちゃって。あ!コンサート戻った方が…』
『あ〜別にいいよ、連れに無理やりって感じだったし。そっちも早くコンタクト見付けて
戻らないとね』
『実は私もポップスあまり聴いた事無いんです、それで私も付き添いなんです。』

彼女は顔をクシャッとさせながら、笑顔でそう応えた。
『あ!見つかりました、よかった〜♪本当にありがとうございました。』
『いや、ぶつかったこっちも悪かったわけだし…とにかくよかったよかった』

彼女と別れ、再び会場に戻った。ヤベー佳織怒ってるだろうなー。
それにしても彼女の笑顔が印象的だったな〜。

「赤い珊瑚礁」は完全に見逃した、佳織は御立腹状態。(でもオーラス&アンコール
は見たからイイじゃんよ!)
帰り際、歩きながら謝り倒して今度ファミレスでおごる事を約束。
言っておくけど俺も佳織も高校3年生、学生さんはお金が無いなのだ。
交通量の多い大きな交差点に差し掛かり信号待ち。

『まあ許してやるか〜。でも「青いスイートピー」が聴けて良かったぁ♪ あの、あの歌を生で
観た男女はね、むすば…

プゥワ〜〜!! 目の前を通る大型トラックのクラクションが声を遮った。

…って噂なんだよ』
『え?何て言ったの?』
『ううん、なんでも無い。とにかく感動したな〜聖子ちゃん☆また一緒に行こうね』
184脱MOROPAKURI:02/01/28 18:53 ID:5f8cB6Mq
季節は7月、そろそろ受験勉強も本格化してきた。俺、工藤正広も夏季講習を受講するべく
予備校に登録を済ませてきた、第一志望は寺田塾大学だ!
幼馴染の佳織も誘ったのだが、佳織はヘアメイクになりたいらしく大学受験は考えて無い
らしい。家が隣同士という事も有り、佳織はよく遊びに来る。しかしそれでは勉強に身が
入らないので、予備校でしっかり勉強するつもりだ。

受講初日、さすがに古文や英語は人が多い、真ん中列の端に何とか席を見つけ座る。
もう一人誘った友達のまことは理系なので、上の階で数学、物理を受けてるだろう。
講義も終わりに近づき、ん!?あれは…。
人と人の間の斜めの角度から、1番前の席に座るあの娘(圭って名前だったかな)を
発見した。彼女はちょっと地味目のメガネを掛けて受講していた、コンタクトはしてな
いみたいだ。

『あの〜この前はどうも。僕の事憶えてますか?』
『え?あ、ハイ!憶えてます、この前はありがとうございました』
彼女はちょっと恥ずかしそうに顔をやや下目にして挨拶をしてくれた。
『え、あの、いつもはメガネしてるんです、コンタクトしたのはこの前で3回目だったんです』
さらに恥ずかしそうにこの前見せてくれた笑顔で微笑んでくれた。

『私、保田圭といいます』
『工藤正広といいます』
下の階に有るロビーでいくつか話をした。高校は俺が通う高校の隣り駅のらしい。
また、大学の第一志望校は同じ寺田塾大学というのも分かった。会話のイイ流れから
お互いの携帯メールの交換もし合った。
それで彼女はもう帰る時間、俺は講義がもうすぐ終わるまこと待ってその場で別れた。
185ソムデート:02/01/28 22:20 ID:uUYrd9R+
>>177
そっから貰いました
ランバーシットオー好きなんすよ(w
186ソムデート:02/01/28 22:22 ID:uUYrd9R+
噂(3)

「じゃあ問4を…今日は15日だから…出席番号15番の者、後藤」
「はい」

黒板の前で問題を解く後藤真希はすらっとした均整のとれたスタイルで後ろから見ても目を惹く。
後藤の背中を見つめながら俺はぼんやり考え事をしていた。
まだ後藤にはクラスに友達はできていないようだ。
同じ中学から来た人間もいないようだし。
そもそも彼女が誰かと親しげに話しているのを見たことがなかった。

(あの噂…やっぱり本当なのかな……)
「……原、萩原っ」
「…あ、ああ、なに?」
「問題あてられてるよ」

入学式の日、後藤の事を騒ぎ立てていた連中は日を追うごとに減っていった。
聞いた話では大半の奴が告白どころかまともに話す事すらできなかったそうだ。

美味くはないがその分安い学食のうどんをすすりながら、岸本は元からある眉間のしわをさらに寄せて俺の目の前でブツブツ文句を言っている。

「あれじゃ攻めようがねーよ。初めから完全拒否だもん」
「結局上手くいかなかったんだな」
「おー。それがちょっと携番教えてっつっただけなんだけどすっげえ目で睨まれてさあ」
「お前、後藤と話したことあったっけ?」
「あ?無いよ。そん時初めて」
「……あっそ」

後藤に接近しようとしていた奴らはどうもこんな感じのが多かったらしい。
噂が噂を呼んでその時俺の耳に入ってきていた後藤の話はかなり凄いものになっていたし、なにしろこの年頃の奴らはどうも自分に都合良く相手を見てしまう。


187名茄子ウィ:02/01/29 00:29 ID:b5hpSfVp
( ´ Д `)<更新あるまで起きてなきゃぁ

( ´ Д `)<・・・・・・・

( ´ Д `)<・・・・・・・ZZzzz
188氷菓まん:02/01/29 00:43 ID:rqIFeK3R
面白(・∀・)イイ!!
活気が出てきた感じ?

ところで誰か一周年カウントダウンしないの?
189名無し募集中。。。:02/01/29 02:25 ID:WvfnOkSP
みんながんばれー(・∀・)
190名無し募集中。。。:02/01/29 02:29 ID:kDirYsi2
あげてもうた・・・

鬱だまじでスマソ
191つなぎ役 ◆RIKAhfNs :02/01/29 07:37 ID:mwnsqLcl
真里「こっちこっち〜!!」

真里がこっちに向かって手招きしている。

真里が確保していた席に座り、四人で昼食を食べ始める。

・・・・・・

和也「そういえばさ、今日また真希っちの歓迎会やろうぜ!」

俺「なんで?昨日やったんだろ?」

和也「昨日は聰いなかったじゃねーか
   まだ真希っちとほとんど喋ってないだろ?」

俺「あ、あぁ…」

ごめんよ、きっとこの中で俺が一番たくさん喋ってるよ…

和也「それにやっぱ幼馴染だけで再会を祝いたいじゃん!」
和也「な?真里!」

真里「う、うん」

和也「…ってわけで、真希っち今日暇?」

真希「んぁ?……うん…」

和也「よし、じゃあ決定な!」

相変わらずこういう時はいい目してるね、和也くん。

にしても真里は微妙に元気ないな…
まだ疑ってんのかな…?
192つなぎ役 ◆RIKAhfNs :02/01/29 07:38 ID:mwnsqLcl
そして放課後。

和也「よし、行こうぜ!みんな!」

こいつ…さっきまで死んだような目してたくせに…

俺「おう」

真里「ちょっと二人は先行ってて〜」

和也「ん?」

真里「私はごっつぁんと『女だけの話』があるから」

真希「んぁ??」

女だけの…話?

和也「そっか、んじゃ例のファミレスでいいな?」

真里「OKOK!!すぐ行くから!」

和也「おう。それじゃ行くか!」

俺「あ、あぁ…」

何か引っかかったが、とりあえず先に行くことにした。
193つなぎ役 ◆RIKAhfNs :02/01/29 07:39 ID:mwnsqLcl
俺「遅いな…」

ファミレスに着いてもう30分はたっただろうか。
まだ真里達は来ない。

和也「なんだよ、まだ10分も待ってないだろ?」

あれ?
時計を見る。
本当だ(w

和也「でも『女だけの話』って何だろうな?」

俺もそれが気になっていた。

俺「さぁ…?」

何か胸騒ぎがする。

・・・五分後・・・

和也「お、来たぞ」

俺「本当だ」

真里とその後ろに真希がファミレスに入ってくる。

俺「遅いよ」

真里「お待たせ〜♪」

なんだ?
真里は怖いくらい笑顔だ。

(ゾクッ!)

…あれ?何か悪寒がしたような…?
194つなぎ役 ◆RIKAhfNs :02/01/29 07:40 ID:mwnsqLcl
真里「聰、ちょっと立ってくれる?」

俺「ん?あぁ…」

なんだ?こっちに座りたいのか?

俺は席をたって通路に出る。

…フッ…

真希「真里っぺ!!!」

あれ、視界が回っ………投げられてる!!??

俺は地面に叩きつけられる寸前で慌てて受身を取る。

ズドン!!!!

俺「ぐぁっ!!」
いってーーーーーーーー!!(泣

受身をとったとはいえファミレスの床は畳とは比べ物にならないほど硬い。

ウェイトレス「お、お客様!!??」

近くにいたウェイトレスが慌ててやってきて、店内が騒然となる。

俺「あ、すみません…。なんでもないですから…アハハ」

腰をさすって起きあがりながらウェイトレスに言う。

ウェイトレス「で、でも…」

俺「あぁ、俺達流のスキンシップなんですよ(w
  迷惑かけてすみません。
  あ!あとコーヒー2つお願いします」

俺は苦笑いしながら答える。

ウェイトレス「は、はぁ…」

ウェイトレスはどこか納得できない表情で戻って行く。

和也「ま、真里、いきなり何してんの?」

俺も知りたいです(涙
195つなぎ役 ◆RIKAhfNs :02/01/29 07:48 ID:mwnsqLcl
というわけで朝更新です。
(昨日あまりに眠かったので…すいません)

>>178
ソムデートさんの作品や、新連載の脱MOROPAKURIさんの作品に出てますよ^^
>まったり紺野さん
やっぱりいいですねぇ…ほんわかしてて。
紺野出さないって言ったけど出したくなってきました(w
>脱MOROPAKURIさん
こんなに早く新連載とは。
保田物ってここでは少ない(ど素人さんだけ?)ので頑張ってください!
あと飯田は「圭織」ですよ。
(曲名は意図的だと思いますが)
196 :02/01/29 11:02 ID:sF+6l7Nm
(・∀・イイイイ!!!!
197名茄子ウィ:02/01/29 12:42 ID:IFzT63yK
矢口、投げる!(・∀・)イイ!!
もしかして、急かしちゃいましたか?申し訳ないです。
作家さん自身のペースでマターリやってくださいな。

198関西人Z(後期試験終了):02/01/29 13:05 ID:+Cw2CmOK
「あれ?」

鞄の中には何も入ってなかった。
「何も入ってないのかな」

もう少し中を見ていると、ポケットがあることに気づいた。
探ってみると、何枚かのカードが入っていた。
「あ、あった」

その中に所々深い傷が付いている免許証が入っていた。
早速見てみる。
「えっと名前は・・・春斗(はると)、かな。んー傷で名字がわかんないなぁ。
 歳は・・・二十歳か」

傷のせいでわかったのはそれくらいだった。
「へー、春斗って名前なんや。それに二十歳かぁ。若いなあ」

不意に後ろから声が掛かる。
梨華が後ろを振り向くと、そこには貴子が立っていた。
「貴子さん!い、いつからそこに」

「いつって言われても、あんたが鞄の中あさってるところからやで。
 えらい熱心に見てたんやな」

「ノ、ノックくらいして下さい」

「したで。でもなんの返事もないから入ってきたんや」
199関西人Z(後期試験終了):02/01/29 13:07 ID:+Cw2CmOK
貴子はベットに近づいて青年の顔を見た。
「あらー、結構良い線いってるやんこの子。結構タイプかも」

梨華の方を向いて、
「なあ、そう思わん?」

「そ、そうですか?」

目を背ける梨華。気のせいか顔が少し赤い。
それを見た瞬間、貴子はにやつきながらこう言った。
「梨華ちゃんあんた、この男の子に一目惚れしたやろ」

「えっ!!?」

一気に顔が赤くなった。
「図星やな」

「そ、そんなことなですよ!」

「そうムキにならんでも」

「なってません!」

と言っても端から見ればムキになってるようにしか見えない。
「なあ梨華ちゃん、別に私はどうこう言うつもりはないんよ。
 ただ仕事さえキッチリしてくれればええから」

そう言うと、貴子は立ち上がりドアに向かって歩き出す。
「ま、頑張ってや」

梨華にそう言葉をかけると、貴子は出ていった。
「・・・別に、好きじゃないもん」

梨華は春斗を見ながらポツリと呟いた。
200関西人Z(後期試験終了):02/01/29 13:13 ID:+Cw2CmOK
( ´ Д `)<>>198>>159の続き〜

>脱MOROPAKURIさん
( ´ Д `)<L・O・V・E ラブリー圭ちゃん♪

( ´ Д `)<もういくつ寝ると一周年♪
( `.∀´)<ついでに200ゲットよ
201 :02/01/29 20:19 ID:sF+6l7Nm
(・∀・)イイイイイ!!!!!
202ベルゼブブ:02/01/29 21:08 ID:xi9E9rdb
 ミステリー小説プッチーモ
  
 登場人物紹介

 市井沙耶香・・・・IQ200オーバーの超天才少女、古流殺人術の流れを汲む格闘術「市井流」5代目継承者。ミステリ−好きがこうじてミステリー研究会「プッチーモ」を創設する。軍団のリーダー。
 保田圭・・・・・・市井と同じ日本最高峰の大学、T大に通う。数少ない創立当時のメンバー。パソコンや工学に対する知識は市井をも凌ぐ、ハッキングなど不穏なテクニックが得意。
 後藤真希・・・・・無愛想な私立三条橋高校一年生、市井に認められ何故かプッチーモ入り、いわゆる第六感がきわめて鋭い。
 吉澤ひとみ・・・・市井に格闘センスを買われ入会した、都立清水石高校一年生、全日本中学女子柔道選手権3連覇の経験あり。趣味は男とのガチンコの喧嘩。
 佐藤伸次郎・・・・後藤真希の同級生、研究会の秘密を知ってしまい、仕方なくに市井に研究会入りを認められた。一応主人公。
203ベルゼブブ:02/01/29 21:39 ID:thltzPh5
 いつもの日曜日・・・・
 プッチーモのメンバーは溜まり場である市井の家にいた。
何故か市井と後藤&吉澤はサンマーをし、保田は数台のパソコンと格闘し何かを調べている。
そして主人公の伸次郎は部屋の片づけを命じられていた。
後藤(以下 後)「ツモ!ダブリータンピン一発ツモ、オモオモ赤々ウラウラ!え〜と・・・」
市井(以下 市)「うーん一本届かないね・・・12000、6000だね!余裕の三連勝!はい精算!」
伸次郎(以下 伸)「ねぇその手牌、イーペーがあるから16000オールでまくってませんか?」
市「うるさい!我が家のルールじゃ数え役満はないの!」
そういうと、市井は、伸次郎の腹を殴った。
苦しみもだえる伸次郎に市井は、
市「ぐたぐた言ってないで早く片づけなさいよ!」
吉澤(以下 吉)「あぁ〜負けちゃったよ、蛾次郎お使い頼んでいい?キャメルとコーヒー牛乳買ってきて!大至急!」
市「私はマルメンと午後ティのレモンね。」
後「チェリオお願い!あっアト{甘栗むいちゃいました}もね。」
保田(以下 保)「いつもの。(KOOLマイルドと生茶らしい・・・)」
数分後・・・
伸「かってきましたよ〜」
吉「オイコラ!蛾次郎!テメー雪○のコーヒー牛乳なんて、危険で飲めるか!」
そういわれまた殴られる。
伸「吉澤さん!蛾次郎って言うのは、やめて下さいって言ったじゃないですか!」
と、その時!!(ガチンコ風)
保「やっと見つかったわ!三億円事件の当時の事件ファイルが・・・・!」
204zwei:02/01/29 23:46 ID:l8A7PPge
もうすぐ1周年だから、祝いを兼ねてなにか特別なことしてほしいっす。
例えば、今連載している作家さん達で合作小説とか(例えばですよ
どうですかね、みなさん?
205おろおろ:02/01/30 00:02 ID:Xl+Cb/cQ
>>202
ベルゼブブさん続きが楽しみだYO!
>>204
リレー形式なんてどう?テキトー言ってすみません!
やっぱ作家さんの意見を聞かないとね。
歴代作家さん復活キボーン!!
206つなぎ役 ◆v01xMARI :02/01/30 00:59 ID:nbyMLzbm
真希「だ、大丈夫?」

真希が寄り添ってくる。

俺「あ、あぁ。なんとかな…」

真里の方を見る。

・・・汗汗汗汗汗汗・・・

めちゃめちゃ睨まれてるっす。

俺「ま、真里?」

真希「ご、ごめん。私のせいなんだ…」

俺&和也「「え?」」

???
どういうこと?
207つなぎ役 ◆v01xMARI :02/01/30 01:00 ID:nbyMLzbm
真希「あの、さ。言っちゃったんだ…」

言っちゃった?
言っちゃったって……
まさか!?

真里「全部聞いたわよ!(怒」

真希「ごめん!」

ばれちゃったみたいです…(汗

和也「何?一体何?説明しろよ」

真里「聞いてよ和也!」

真里が和也に俺と真希の「同棲」のことを伝える。

・・・・・・

和也「マジで!?」

俺「ん、あぁ……」

真里「しかもね!私のこと騙したのよ!!(怒」

俺「いや、騙したっていうか…」

真里「騙したじゃん!!」

俺「…いや、ごめんなさい…(泣」

真里「もう超最悪ーー!!」
208つなぎ役 ◆v01xMARI :02/01/30 01:08 ID:nbyMLzbm
「女だけの話」ってのはどうやら真里が真希を問い詰めていたらしい。
真希は隠しきれなくてつい言ってしまったらしい。

真希「ホントごめんね…」

真希が俺に謝る。

真里「ごっつぁんが謝ることないよ!」
真里「隠そうとしたこいつが悪いんだから!!」

「だって言えるわけないだろ!」
なんて言えるわけもなく、俺はただ黙っている。

真里「あのねぇ、私は別に同棲してることを怒ってるんじゃないのよ?」
真里「私に嘘ついたことをおこってるの!!」

俺「…すいません…」

この状態の真里に弁解は不可能だ。
大人しく謝るしかない。

和也「…なるほどねぇ」
和也「んじゃ二人は付き合ってるんだ」

俺「は?」

和也「え?だって同棲してるんだろ?違うの?」

俺「いや、たしかに同棲…じゃなくて同居してるけど
  別に付き合うとかそういうことはないよ」

真里「そうなの?」

真里が真希に聞く。

真希「うん…」

俺「一緒に住み始めたのも昨日だし…」

和也「なんだかよくわかんねーな…」

はい、僕もよく分かりません…(泣
209つなぎ役 ◆v01xMARI :02/01/30 01:14 ID:nbyMLzbm
今日はここまでです。

>>197
ありがとうございます。
大丈夫ですよ、楽しんでやってますから^^
>ベルゼブブさん
ミステリー物楽しみです。
頑張ってください!
>>204-205
そういえば以前リンクしている作品がありましたね。
登場人物の関係で今回は難しいけど。
リレー形式は全然OKですよ^^
他の作家さん達が大丈夫なら、ですけど。
210ベルゼブブ:02/01/30 01:56 ID:7HSmY4x7
保「まず説明しなくちゃね(ここから三億円事件のクソ長いマニアックなうんちくが、30分ほど続いた。)という訳なのよ!」
市「つまり当時の真犯人グループはみんな死んじゃったって事ね、それで犯人のリーダーの娘だけが生きてると、」
保「うん、名前は松浦亜弥15才ちなみに名字は母親のね、現在神奈川県の孤児院で暮らしてるわ。」
伸「あの、それで・・・どうするんですか?」
保「ファイルによると当時の三億円は、全て金塊に変えられたらしいの、でもそれらの金塊が全く見つかってない。」
後「じゃ、まだどこかに・・・・?」
そういうと市井は、生き生きとした顔をし笑顔を見せた。
市「当時の三億円分の金塊・・・今だったら15億は堅いわね・・・。裕ちゃんに電話だわ!」

  登場人物ファイルbU 中澤裕子
 関西極道を初めて一つにした、最後のドンと言われる中誠会会長、中澤祐蔵の一人娘。
 祐蔵の死後、中誠会を2代目会長を継ぐ、表の世界にも様々な顔のきくコワーイ人。
 何故か市井達を妹のようにかわいがっているらしい。詳細は不明。

携帯を取り出し電話をかける市井。
市「げんきー?うんうん。わかった。それじゃお願いね!」
保「なんだって?」
市「ウチらは、その件に絡んでへんから好きなようにし!だってさ。あと、金塊は手数料特別サービス25%で換金してくれるってさ。」
吉「よし!まず、その孤児院にいくべ!」 
後「伸ちゃ〜ん、うちらの道具持ってきて、みんなぁ早く行こうよ!」
市「あぁ〜日本最大のミステリーと言われた三億円事件の真実が私を呼んでる!」
そして、5人は市井の運転するワンボックスカーに乗り込み、一路神奈川に出かけた・・・。
211名無し募集中。。。:02/01/30 01:58 ID:Tc0+mkn3
>>209
おー続きが気になる〜。こいからもがんばってYO!
212名無し募集中。。。:02/01/30 02:49 ID:arYiqkM9
つなぎ役さん
三角関係(?)(・∀・)イイ!!
ベルゼブブさん
おいらイチーちゃんが脱退した後にファンになったので
イチーちゃんどうなるか楽しみ!
213ベルゼブブ:02/01/30 03:49 ID:sSG497Xs
神奈川に行く途中の車の中
パソコンを手慣れた手つきで孤児院の施設を検索する保田。
保「出てきたわ。孤児院の名前は優愛園。住所は横浜の端っこね・・、って音楽うるさすぎ!それになんで山本ジョージなの?」
車内に取り付けられた特大スピ−カーから「津軽海峡冬景色」が最大限の爆音で流れている。
そんな悪状況の中でも眠る後藤、器具を持ち出し握力を鍛えるのに余念がない吉澤、女の隣には座らせてもらえず狭いトランクの中で身を縮めている伸次郎、そして、ノリノリで一般道を80キロで爆走する市井。
市「たと〜え〜、どんなに〜離れていても〜・・・いやーやっぱイイっす!ジョージ兄さんは!はは!」
(注、物語の設定上IQ200ですが、市井ちゃんは性格まで賢くありません。あしからず。)
西葛西についたところで、休憩することになり車を下りると、全身黒ずくめの少年達が絡んできた。
《説明、現実に江戸川区にある西葛西は黒ギャングのメッカです。彼らは、遠慮という言葉を知りません。はっきり言ってヤクザよりタチが悪いです。》
ギャング達は車に蹴りを入れるなどやりたい放題だ。
黒ギャンA「オイ!テメェらぁ!さっきから、バカみてぇに音がうっせーんだよ!?あぁ!?」
伸「ひぃ!!!」
しかし、その時吉澤の拳がギャングに顔面に命中し、ギャングは宙を舞った。
黒ギャンB「テメェらぁ、死にてぇらしいなぁ!」ギャングはナイフや鉄パイプを出し5人を囲んだ。
しかし、電光石火の吉澤の当て身が火を噴く。あっという間に、ギャング全員をノシてしまった。
なおも止めをさそうとする吉澤。しかし、市井がそれを止める。
市「大事の前の小事だよ、もういい、やめときな。」
吉「はい、市井さん・・・。」
黒ギャンのリーダー「はっ!その顔は、もしか市井・・・!?」
市「おまえらも、いい子だからもう帰りな・・。」
黒ギャン「(市井のバックには、中澤裕子が・・・・)は、はいっ!帰ります。ここらへん物騒なんで気をつけてください・・・。」
伸「あの〜市井さんは一体?」
市「どうでも、いいだろ。それより、か弱いレディ4人が暴漢に絡まれてんだから、男だったら助けろよな。もう!」
伸次郎は、少なくとも市井と吉澤はあのギャングどもより強い、絶対強い。と思ったが吉澤の目が戦闘モード入りっぱなしだったので言うのをやめた。だって殴られたくない・・から。
しかし、その表情で思考を読まれた伸次郎は、吉澤のローキックを食らった(殴られは、しなかったが蹴られようだ。)。保田はそんなことは意に介せずパソコンをいじり、後藤はやっぱり寝ていた。(こんなんでいいのか?プッチーモ!?)
そんなこんなで、予想外の無事(!?)トラブルがあったのだが何とか友愛園に着いた。
214ベルゼブブ:02/01/30 03:53 ID:sSG497Xs
施設名間違えました。正しくは「優愛園」です。スイマセン。
215ベルゼブブ:02/01/30 04:17 ID:sSG497Xs
>>213の訂正 
蹴られようだ。
  ↓ 
蹴られたようだ。

予想外の無事(!?)トラブルがあったのだが何とか友愛園に着いた。
               ↓
予想外のトラブルはあったものの何とか無事(!?)優愛園に着いた。
216名無しさん:02/01/30 05:22 ID:TtxHOHi9
>>213
難癖をつけるつもりはさらさらないんですが、その歌は
「みちのくひとり旅」っす。

217 :02/01/30 10:39 ID:lMcgEoz9
(・∀・)イイイイイ!!!!!
218コンボ:02/01/30 10:57 ID:mbLmaBcd
短編です。
長らく更新してませんが、思わず書いてしまいました。
勢いだけで書き上げたんで、読み飛ばしてもらっても一向に構いません。
(ああ、ヤバイ……早く書かなければ……)

僕の友人で、木村という男がいるんですよ。
木村は新聞の写真班なんですが……ああ、これはこの間も話しましたか。
それにしても、世の中に写真班ほど鬱陶しい存在はありませんね。
少なくとも私はそう思いますよ。
安倍侯爵のご令嬢が玄関から馬車に乗るところを撮るために、邸宅の塀を乗り越えようとするような奴らですから。
まあ、そういう連中は一部だということは分かっていますよ。
しかし、どうも私は写真班に好意を持てない。
そこへくると、木村は実に誠実で礼儀をわきまえている。
まだ二十を出たところなんですが、多くの著名人に好かれているんですよ。
なかなか撮らせてくれないお偉方相手のときには、そこの部長は必ず木村を行かせるそうです。
その木村が、一月ほど前の昼下がりに石川公爵の邸宅に出向いたそうです。
219コンボ:02/01/30 10:59 ID:mbLmaBcd
石川公爵は有能な方ですが……頭が堅い。
木村はまず玄関で掃除をしていた使用人に尋ねました。
「すいません、石川公爵はいらっしゃいますか」
「旦那の写真を撮るのはやめたほうがいいよ」
使用人は苦笑しながら答えたそうです。
木村も公爵の前評判は聞いていましたから、頼む、と言って使用人に頭を下げました。
使用人はしばらく渋い顔をしていたそうですが、駆け足で家に入って行きました。
木村が玄関に突っ立っていると、ふと庭のほうから人影が現れました。
人影は遠くにありましたが、それが公爵のご令嬢だとわかると、木村は緊張して目を逸らしたそうです。
ご令嬢はお美しいことで有名です。
あなたも、石川梨華といえば美人で知られていることはご存知でしょう。
私なら、食い入るように見ていたかもしれません。
そこで目を逸らせたところが、木村の良いところの一つかもしれません。
ご令嬢は……梨華嬢はお一人で、玄関に歩み寄ってきました。
木村は必死で見ないように努めましたが、どうしても横目で見てしまいます。
梨華嬢は木村に近寄ると、笑顔で木村に話しかけました。
「お父様のご客人でいらっしゃいますか」
「あ、いや、そんな大層な者ではありません」
慌てる木村を尻目に、梨華嬢はさらに微笑みかけました。
220コンボ:02/01/30 11:00 ID:mbLmaBcd
丁度その時、使用人が玄関に石川公爵を連れてきました。
公爵は和服でくつろがれていて、とても上機嫌だったそうです。
公爵は玄関に棒立ちしている木村を見つけると、珍しくも笑いかけたそうです。
木村は一礼して、新聞社の名前を告げました。
「上がりたまえ」
公爵は言うと、笑顔のまま先導するように奥へと歩いていきました。
木村は途惑っていましたが、後ろから梨華嬢が声をかけました。
「どうぞ、お上がりください」
梨華嬢は木村の脇をすり抜け、公爵について歩いていきました。
木村はなお困惑していましたが、そばにいた使用人が耳打ちしました。
「旦那はご友人と会談されたばかりで機嫌が良いんだ。
 機嫌が良いうちに撮らないと、いつ怒り出すか分かったもんじゃないよ」
木村は慌てて靴を脱ぎました。

邸宅内は実に美麗で、きらびやかな装飾がいたるところに施されていたそうです。
公爵は木村が追いついたところで梨華嬢と共に振りかえり、おっしゃりました。
「ええと君、どこで撮りたいんだね。
 この格好で良いのかい」
「はい、もちろん結構です」
和服の石川公爵など、特種中の特種です。
何しろ、あの人は軍服の写真しかありませんから。
木村が幾分興奮した声で答えると、公爵は左手の扉を開けました。
部屋は和風で、綺麗な緑色をした畳の上には、高級な桐箪笥や美しい木目の肘掛が置いてありました。
公爵は腰を下ろすと、肘掛にもたれかかりました。
「こんなものでいいかね」
木村は感激しながら写真を撮ったそうです。
その間、梨華嬢は木村の脇についてじっと座っていたとのことです。
221コンボ:02/01/30 11:03 ID:mbLmaBcd
写真を撮り終え、木村は礼を言って立ち去ろうとしました。
すると、公爵は立ちあがって木村をひきとめました。
「待ちたまえ、君のような好青年に会ったのは久しい。
 新聞の写真班にあって、君のようにがつがつしていないのは珍しい。
 私はこれから用があって出るが、君はしばらくくつろいでくれたまえ」
もちろん、木村は断りました。
木村だって美しい邸宅にはいたかったでしょうけど、公爵のお家でくつろぐなどという大それたことは到底できません。
困っている木村に、公爵は続けました。
「まあまあ、取り合えず娘を置いていくから、休んでくれたまえ」
公爵は始終笑ったまま部屋を出て行きました。
木村も公爵にあそこまで言われて横柄に断るわけにはいきません。
しばらく畳に正座して呆けていましたが、梨華嬢が木村の肩を揺すぶりました。
「どうされました。
 お昼に致しましょうか」
木村は梨華嬢の声にもなかなか気付きませんでしたが、不意に振り返りました。
「あ、いえ、お昼は結構です。
 私はお暇させて頂きます」
木村はまだ昼飯を食っていませんでしたが、そう言うと立ちあがり、部屋を出ようとしたところ例の使用人と鉢合わせました。
「おや、帰るのかい」
使用人は少し驚いた顔をして、言いました。
「旦那の機嫌を損ねるような真似は止めたほうがいいよ」
そう言われると木村はどうにもできなくなりました。
「今から昼飯の時間だから、お嬢さんと食っていきな」
使用人はそれだけ言うと、食堂らしき部屋に去っていきました。
流石に昼飯を食うしかないと思い、木村は梨華嬢に先導されながら食堂に入りました。
222コンボ:02/01/30 11:05 ID:mbLmaBcd
「お名前は」
木村が椅子につくと、梨華嬢が尋ねました。
「木村と言います」
「木村さんですか……」
昼飯の内容は聞かされませんでしたが、公爵のお宅ですから、それなりのものが出たのでしょう。
梨華嬢は食事中、木村に話しかけました。
「木村さんは鈴蘭をお好きですか」
木村はいきなりの質問で呆気に取られましたが、必死に平静を保っている振りをして答えました。
「はい、花の中では特に好きです」
これは世辞ではなく、木村は植物になどには滅多に興味を示さないのですが、鈴蘭だけは好ましいと言ったのを憶えています。
「それでは、この後鈴蘭畑に参りましょう」
梨華嬢は当然のように言いました。
木村はまたもや呆気に取られ、梨華嬢の顔をぼうっと眺めていました。
梨華嬢は嫌がるでもなく、木村に微笑みかけたそうです。

食事が終わると、梨華嬢は立ちあがりました。
「それでは参りましょうか」
木村もつられて立ちあがり、食堂を出る梨華嬢について歩きました。
邸宅の裏には広く鈴蘭が植えられ、景色は壮観だそうです。
梨華嬢に連れられた木村は、鈴蘭を見て思わず立ち尽くしました。
「これは……」
鈴蘭は白に輝き、風でうねっていました。
光の反射は様々な方向になされ、白もまた様々な色合いを見せていました。
223コンボ:02/01/30 11:06 ID:mbLmaBcd
「私が生まれたとき、お父様が植えてくださったんです」
梨華嬢は静かに口を開きました。
「ここは、私の一番の宝物です」
梨華嬢の言葉もまともに耳に入らず、木村はただ見惚れていました。
梨華嬢は鈴蘭の中に歩いていきました。
白色の海に梨華嬢が入りこみましたが、木村の目には自然と、前からそうであったように見えたそうです。
梨華嬢は鈴蘭の中にしゃがみこむと、数本を摘み取りました。
そうして梨華嬢は鈴蘭の海から上がり、未だにみとれている木村に鈴蘭を差し出しました。
「どうぞ」
木村も声をかけられてようやく気付き、鈴蘭を手に取りました。
梨華嬢は木村の顔を見つめて微笑みました。
木村は何か気の利いたことでも言わなくてはと思い、その場で必死に考えました。
すると、自己主張でもするように手の中の鈴蘭が風に揺れました。
木村はふと思いつきました。
「梨華さんは鈴蘭のような人だ」
突然、梨華嬢は頬を赤らめてうつむきました。
木村は慌てふためき、何が何だか分からなくなりました。
「あ、あの……なにか失礼なことを……」
「いえ、木村さんは……」
梨華嬢はそこで言葉を切ると、押し黙ってしまいました。
「いや、その、本当に申し訳ありませんでした」
木村はとにかく頭を下げました。
「そうじゃなくて……」
木村はいよいよ分からなくなり、顔を上げて不思議に思いました。
「木村さんは鈴蘭が花の中で特に好きだって……」
木村は赤面しました。
224コンボ:02/01/30 11:15 ID:mbLmaBcd
>ソムデートさん
いえいえ、俺の場合は長くしているのではなく、まとめられないだけです。
短くまとめられたほうが読みやすいですし。
>>180さん,>>181さん
同感だす。
>脱MOROPAKURIさん
松田聖子のコンサートに行く飯田……
何となく納得してしまいました。(w
>ベルゼブブさん
蛾次郎!?(w
>>202さん,>>205さん
オッケーでーす。
足引っ張ること確実ですが。
まあ、俺がこのスレに貢献したことなどいまだにありませんが……
2251周年記念委員会:02/01/30 19:36 ID:fS/uTSMt
もうすぐ1周年ということでそれを記念してリレー小説という
案が出されたので少し検討してみたいと思います。
まず、参加OKだったのがつなぎ役さん、コンボさん。
そして今連載中のベルゼゼフさん、関西人Zさん、ソムデートさん、
脱MOROPAKURIさん、8200さん。できれば返事いただきたいです。
あと内容をどうするか?とゆうことぐらいですかね。
とりあえずみなさんの意見待ってます。

あっ、勝手に仕切ってスマソ
226脱MOROPAKURI:02/01/30 19:44 ID:Ka6cS3VW
訂正 「佳織」→「圭織」です。


会話の流れとはいえ…いきなり携帯メールの交換し合うなんて。大体、予備校何しに
行ったんだ?出会いを求めて行った訳じゃないのに…う〜ん。
いつも圭織といるから女に緊張するわけじゃない、でもなんだろう?
まことと別れ、家までの道で一人そんな事考えていた。

『お帰り〜正広、勝手に上がらせてもらったよ。どうだった予備校?』
『ああ、ただいま。まぁまぁかな、そっちはどう美容院のバイトは?』
『まだまだ全然って感じ』

圭織はよく家に遊びに来る、昔は俺も圭織の部屋に行ってたのだが、中学頃からほとんど
圭織が俺の部屋に来るという形になっていた。

『ねぇ、明日予備校終わるの何時?買い物付き合って欲しいんだけど』
『受験生は忙しいのですよ、圭織殿』
『ファミレスでまだおごってもらってないで〜す!』

家から予備校までの道のりは、ジリジリと太陽が照り付け死ぬほど暑い。クーラーが効いた
予備校に入ると天国を味わえるのだが、30分いるとこれまた寒い。
講義中また前の席にあの保田圭って娘を見つけた。あれ!?今日はメガネして無いみたいだ。
講義が終わったらチョット話し掛けよう。


227脱MOROPAKURI:02/01/30 19:46 ID:Ka6cS3VW
『今日はコンタクトしてるんだね』
『あ、ハイ!ちょっと気分を変えてみたんです、これで4回目です』
『その4回中、2回拝見した者の意見としては、似合ってると思うよ、うん!』
『あ、ありがとうございます。また落としちゃわないか少し不安ですけど』

チャララ〜♪

圭織からメールだ、もう行かなくては。
『あ、あの、今度メールしてもいいかな?勉強の事も兼ねてだけど』
『ハイ、私でよかったらいつでもどうぞ』
彼女と別れ、圭織との待ち合わせ場所に向かった。

圭織のスタイルはかなり良い、足がすらっと伸びてモデルみたいな体系だ。二人で歩くと振り向く
のは男よりもむしろ女のほうが多い。ヘアメイクするより、される側の方が似合ってるのではない
かと思う。
『今日来たお客さんの一人が誕生日だったの。旦那さんと外で食事するからうんとオシャレするん
だって。圭織はまだ髪の毛洗うくらいなんだけどさ、それ聞くと気合入るじゃない!
しかもそのお客さん何歳だと思う?75歳なの!い〜よね〜憧れちゃうなぁ♪』

ファミレスで食事しながら、圭織はとにかく御機嫌だ。
『そういえば、圭織の誕生日もうすぐだったよな、来月だっけ?
あ〜拙者お金が無いのでござるよ』
『う〜ん、なんでもいいよ。 あ!すいませ〜ん、このケーキもうひとつくださ〜い』
なにか圭織が喜ぶプレゼントが有ればな、去年はTシャツだった…って今それ着てるじゃん!
228ちるどれん:02/01/30 19:54 ID:HIp8j00W
>>224
大変貢献してますよ!頑張って下さい。
229ソムデート:02/01/30 21:58 ID:jxrJOPox
噂(4)

探していた雑誌を買いに寄った本屋で、偶然圭織に出くわした。

「あれえ萩原じゃん。何してんのこんなとこで」
「何って、参考書買いに」
「…へー。最近の参考書は表紙にサッカー選手使うんだね」
「ああこれ?難しいっすよ」
俺は手にしていた雑誌の表紙を圭織に向けた。
圭織はもういいよ、といった感じで頷く。

「あんた脳みそ筋肉になりかけなんだからちょっとは頭使えば?」
「だから本読んでんじゃんよ」
「もっと活字いっぱーいのを読みなよ」
「帰って勉学に勤しむかな」
「その雑誌で?なんの勉強すんの?」
「…サッカー」

帰り道、雑談を兼ねて2人でファーストフードに寄り道した。

「ハンバーガーってさあ…なんの肉使ってんだっけ?」
「肉?ミンチ…何だろな?豚じゃない?」
「牛肉でしょ。見てみこれ」
ハンバーガーの包装紙を見せる圭織。
100%ビーフの表示。
「…知ってんなら聞くなよ」
「いやなんとなく。やっぱバカだねえ。注意力散漫なのかな」
「うるせえ、必要ない事は興味ないだけなの」
「うんうん。言い訳苦しいね」

しばらくの間どうでもいいような会話が続いた。
俺は背もたれに体重をかけて座る。
なんだか楽な気分だった。
圭織と話す時は話題を探す事に苦労しなくてすむ。
相性かな?どうなんだろう…。



230ソムデート:02/01/30 22:00 ID:jxrJOPox

それまでの雑談が途切れた。
ふと圭織が窓の外に目線を外して呟く。

「あんたが言ってた後藤さんの話さあ…」
「うん」
「すごいことになってるね」
「すごいって?なにが?」
「うちのクラスにも流れてきてるよ」
「……」
「噂話ってほんっとレベル低いよね。それでそういう話をまたみんな面白がるんだよな」

真顔で話す圭織の言葉に耳が痛かった。
決して楽しんでいるわけではないが俺は後藤のそういう話をなんとなく知りたがっていた。
気になっていたというほうが正しいか。
なんにしても圭織と違って俺はそういう話を聞くのが嫌だというわけではなかった。

俺は姿勢を正して席に座りなおす。
そして圭織に尋ねた。
「あのさ、お前はどう思う?」
「どうって後藤さんの事?知らないよ」
「なんかかわいそうじゃねえ?あること無いこと噂されてさ」
「かわいそう?」

圭織は呆れたような顔で俺を見つめる。
その後軽くため息をついた。
次いで頬づえをつくと何か考え事をしているのかしばらくの間黙っていた。
目線は机の上に向いている。
俺は圭織の反応をただ見ていた。
すると圭織はじろっと俺を睨むように目を動かして口を開く。
「くだらない」
「はい?」
「あんたはもう少しまともだと思ってたけど」
そう言って立ちあがると圭織は俺を置いてさっさと店を出ていってしまった。

「おい、なんだよ!?おい!」
なにがなんだかわからなかった。


231ソムデート:02/01/30 22:03 ID:jxrJOPox
>>225さん
えーっと俺はちょっと他の方達に較べて書く力がおっつかないので。
参加はちょっと無理なんじゃないかなと思います。
皆さんとチグハグな物を書いちゃいそうで怖いっす。

>>コンボさん
貢献どころかこのスレのリーダーなんじゃないすか?
俺はそう思って読んでました(w

232つなぎ役 ◆ESGomaKI :02/01/31 01:36 ID:grfhbyPu
ここまできたら仕方ないので、
俺達は「同居」の理由と経緯を洗いざらい説明することにした。

・・・・・・

和也「ふーん、そういうことなら仕方ないんじゃねーの?」

だよな?な?
そう!仕方ないんだよ!

真里「…別に一緒に住むことはいいんだけどさ…」
真里「なんで私に隠すかなぁ?」

俺「……ごめん」

和也「まぁ仕方ないっしょ?やっぱ言いづらいって!」

おぉ!和也、心の友よ!!(泣

和也「でも親友に秘密を作った罪は重いな」

え?

和也「というわけで今日は和也の奢りな!!w」
和也「な、真里。それでいいだろ?」

真里「…しょうがないなぁ…」

よかったぁーーーー!!
その程度ですむなら全然OKだ。

俺「ありがとうございます!」

俺は真里に深深と頭を下げる。

真里「その代わり!!」

俺「はい?」

真里「ごっつぁんに手出したらただじゃすまないからね?」

俺「………はい(汗」
233つなぎ役 ◆ESGomaKI :02/01/31 01:37 ID:grfhbyPu
和也「…あとサーロインステーキとカニ雑炊。あ、ミートソースも」

真里「私はフィレステーキとフライドポテトとサラダ追加ね」

甘かった!!!!

こいつらどれだけ食うつもりだ?(汗
全然「その程度」じゃねーよ…(泣
全メニュー注文しちゃうんじゃないか?

真里「ごっつぁんは何食べる?」

真希「私はいいよ、あんまりおなかすいてないし…」

ありがとう、真希…

真里「遠慮しなくていいよ!どうせこいつの驕りなんだしさ!」
真里「じゃあデザートとかにしたら?」

真希「いいって……あ、これおいしそう!」

あれ?

真里「これもおいしそうじゃない?」

真希「うんうん♪」

真里「あ、でもこれもいいな〜」

真希「じゃあ全部注文しちゃおう!!」
真希「すいません!デザート全種類ください♪」

ま、真希ちゃん???(泣
234つなぎ役 ◆ESGomaKI :02/01/31 01:38 ID:grfhbyPu
和也「はー、もう食えねー!!」

真里「おいしかった〜!」

真希「うん♪」

結局会計はン万円(泣
途中で銀行におろしに行ってきたよ…

まぁ最後にヤケになって食べまくった俺も悪いんだが…

真希「(ねぇ!)」

俺「ん?」

真希が小声で話しかけてきた。
真里と和也は前を喋りながら歩いている。

真希「私、半分払うよ」

俺「あぁ、いいよ別に」

真希「でも私のせいなんだし…」

俺「いや、内緒にしようとした俺が悪いんだよ」
俺「やっぱ隠し事はだめだな」

真希「でも…」

俺「それにこれくらいで友情が守れるなら安いもんだよ!(w」

真希「ホントごめんね…」

俺「気にするなって!」

真希「うん…」
真希「…じゃあ、別のかたちでお礼するから」

別のかたち???
…何してもらえるんだろう?
235つなぎ役 ◆ESGomaKI :02/01/31 01:48 ID:grfhbyPu
今日はここまでです。

>コンボさん
足引っ張る?
貢献したことない?
こんなすばらしい作品(>>218-223)書いておいて冗談はやめましょう!w
しかしすごい…
情景が頭の中に浮かんできましたよ。
ラストも微笑ましい感じで感動しました。
本編も期待してます^^
>>225
どうぞ仕切ってください(w
例えば作者さん1人につき1人好きなヒロインを選べる方式とかどうですかね?
リレー形式にし辛くなるんだが…(汗
>ソムデートさん
いや、自分も自信は全くないですよ(w
ちぐはぐになっても、それはそれで面白いのではないかと…(適当w)
どんな形になるか分かってからもう一度参加をお考えくださいm(_ _)m
236名無し読者。。。:02/01/31 08:33 ID:0KW85TAX
リレー企画は(・∀・)イイ!! と思う。
個人的には辻加護希望(w
237ベルゼブブ:02/01/31 20:13 ID:1mGzMamu
 優愛園に着いた五人は、早速、松浦亜弥発見の為 優愛園の前を張り込んでいた。
五時間経過・・・・
保「ふぅ〜〜〜、来ないね、松浦って子・・・・・。」
その時、重苦しい沈黙を後藤が破った・・・。
後「ねぇ、言おうと思ったんだけど・・・多分その子ここには、もういない気がするの・・・。」
市「早く言ってよ!もう!後藤は、ぼーっとしすぎなんだよ!」
後「ごめーん、言おうと思ったら眠たくなって来ちゃって・・・てへっ。」後藤はおどけて見せた。
保「あたしは、そんな非科学的なこと信じないわよ!!」
(解説 圭ちゃんはミステリー研究会に在籍してるくせにオカルト否定派なのだ。)
吉(しょうがない、蛾次郎!行って調べてきて!10分以上待たせたら、おいてくからね。(はぁと」
伸「えっ・・・・(吉澤の座った目つきにビビる)いってきましゅっ!」
 数分後・・・・、
伸「確かに、つい最近・・・後藤の言う通り園を出て今は飯田って人の養子になったらしいよ。」
市「また振り出しね・・・・。」


 そのころ飯田邸の秘密の地下室で亜弥は拷問を受けていた。
飯田(以下 飯) 「ねぇ、せっかくあんたみたいな野良犬を養子にしてあげたのに、「わかりません、知りません」の一点張りじゃカオリ ショックなんだよね。」
そういうと、真っ赤に焼けた金属の棒を亜弥に押し当てた。
亜弥(以下 松)「熱い!死んじゃうよ!助けて!」
飯「お母さんから、教えてもらったでしょ金塊の隠し場所、それ教えてくれたら許したげるから。ねっ!」
松「知らない、知らないんです、金塊なんて!ホントに・・・・。」
そして、また拷問を繰り返し受ける亜弥・・・・・。
亜弥は心の中でこう叫んだ、「誰か助けて!私・・・・、私ホントに死にたくない!誰か助けて!」
その時、その悲痛な思いは奇跡を起こした。
 再び横浜、
後「誰か呼んでる・・・聞こえる・・・・聞こえる・・・。」
吉「んん?なんも聞こえないけど。」
市「後藤!何が聞こえる?」
後「よくわからないけど、すごい痛そう、苦しそう。ホントに助けを求めてる。私たち、この声の人を助けなきゃいけない気がするの!市井ちゃん!」
伸「ん・・・・手がかりがない今、そこに行くしかなさそうですね!」
市「伸次郎!あんたは、黙ってて!よし、みんな行くよ!」
こうして、五人は後藤が聞こえる声を頼りにT県の郊外まで来たのだった。
238関西人Z(ネタ詰まり):02/02/01 00:35 ID:TcCcW8dq
>>199の続き

数日後
その日の世話係はりんねだった。
春斗が寝ている部屋を掃除しているときのこと。
コンコン
「はい?」

「あさみです。入っていいですか?」

「あさみ?いいよ、入ってきて」

作業服姿のあさみが入ってきた。
「どうしたの?」

「おばあちゃんが話があるらしいです」

「話?一体なんだろ?」

立ち上がり部屋を出ていく。
それに続いてあさみも出ていった。
239関西人Z(ネタ詰まり):02/02/01 00:36 ID:TcCcW8dq
(・・・・・・なんか、眩しい・・・)

「・・・ん」

瞼をゆっくり開け、周りを見渡す。
(・・・ここ、どこだ)

見慣れない景色に戸惑う。
「痛っ!」

動かそうとした腕に激痛が走った。
その痛みを我慢し、掛け布団を上げて自分の身体を見てみる。
すると、その身体は包帯だらけであった。
(何故こんな傷だらけなんだ?)

どうしても思い出せない。
「そういえば・・・」

そして、ある重大なことに気づいた。
「俺、一体誰なんだ?」
240関西人Z(ネタ詰まり):02/02/01 00:49 ID:PHX1JY33
( ´ Д `)<最近作者が一気に増えたね〜
>ベルゼブブさん
( ´ Д `)<いいね〜
>コンボさん
( ´ Д `)<おもしろいよ〜
>>205 >>225
( ´ Д `)<リレー小説か・・・

( ´ Д `)<おもしろそうだね〜

( ´ Д `)<参加してもいいの〜?
241名茄子:02/02/01 01:02 ID:49zvpMRr
>>240
目覚めた━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
是非、是非参加してくださいな!
242つなぎ役 ◆kfXTSUJI :02/02/01 02:30 ID:9Iadkna+
和也「じゃあなー!」

俺「おう!」
真里「また明日ね〜!」
真希「バイバ〜イ」

和也は原付で学校(正確には駅までだが)に通っている。
電車は「あんな混む乗り物に乗る奴の気が知れない」らしい。

残った三人でホームに降り電車を待つ。
もう八時過ぎだ。

真里「私今日、聰ん家行くから」

不意に真里がわけの分からないことを言い出す。

俺「はぁ?」

真里「泊まりに行くって言ってんの!」

俺「……なんで?」

俺と真希は呆気に取られている。

真里「行きたいから」

理由になってねーよ。

俺「いや、でも…」
真里「何よ!私が行くとまずいことでもあるわけ?」

俺「いや、ないけどさぁ…」

真希「いいんじゃない?多い方が楽しいよ!」

楽しいとかそういう問題ではないのだが…まぁいいか。
俺も真希と二人っきりだと色々大変だし。

俺「分かったよ。ちゃんとおじさんとかには連絡しとけよ」

真里「オッケ〜!」

真里は携帯で家に連絡し始めた。
243つなぎ役 ◆kfXTSUJI :02/02/01 02:31 ID:9Iadkna+
……眠い。

………眠すぎる。

さすがに昨日の睡眠不足が効いてきた。
元々俺は睡眠時間が人よりも多いタイプだ。

学校 → 帰宅 → ひと眠り → 夕飯 → 睡眠

という日も少なくない。
そんなわけで今は意識が微妙にふわふわしている…

目の前ではテレビでバラエティーをやっている。
俺はソファーに横になってそれを眺めている。

真希は座布団に座ってテレビを見ている。
真里は風呂に入っている。

しかし新学期早々生活が一変したなぁ…
冬休みまでは…マッタリした一人暮らしを楽しんでたのに……
突然…真希と一緒に暮らすことになって………
今日は……真里まで泊まりに来ている…………
明日…また一人…増えてたら……どうしよう……………
244つなぎ役 ◆kfXTSUJI :02/02/01 02:33 ID:9Iadkna+
・・・・・・

「……し、………としってば」

「聰!!!」

俺「んなぁあ!?」

なんだなんだ!?

……真里?

真里「やっと起きたか…」

ん?
あぁ、俺寝てたのか…
やべ、よだれ垂れてるし…(汗

俺「…真希は?」

俺はよだれを拭きつつ、まだ虚ろな頭で尋ねる。

真里「今お風呂行ったよ」

そう答えると真里はソファーの俺の隣に座った。

俺「そっか…」

・・・・・・

俺「ってかお前、何そのカッコ!?」
245つなぎ役 ◆kfXTSUJI :02/02/01 02:35 ID:9Iadkna+
急遽泊まりに来ることになった真里は
当然着替えなど持ってるわけもなく、
とりあえず下着は真希に借りて、
あとは俺のTシャツやらトレーナー、ジャージを貸してやったんだが…

今の真里は上はトレーナー、下は…ジャージをはいてない……素足だ。
トレーナーが大きいから(真里が小さいんだが)
太股の下くらいまではトレーナーで隠れているが。

俺「ジャージ貸してやっただろ?」

真里「だってこの部屋暑いじゃん!暖房効き過ぎだよ」

…そんなことはないと思うが。

真里「それにあのジャージおっきいからさぁ、
   ブカブカで歩きづらいんだよね〜」

にしても男がいる前で脱ぐか普通?

真里「どう?色っぽい?」
真里「男ってこんなの好きなんでしょ〜?キャハハ」

俺「…知らん」

うーん、確かに色っぽいかも…湯上がりだし。
トレーナーから覗く鎖骨も……
…つっても真里だからな…

真里「…この下もね、はいてないんだよ?」

俺「えっ?」

下って…何もはいてないってこと???

眠気が一気に覚めた。

真里「嘘に決まってんじゃん!キャハハ」
真里「今、一瞬期待したでしょ?キャハハハハ」

なんかすげぇむかつく…
246つなぎ役 ◆kfXTSUJI :02/02/01 02:38 ID:9Iadkna+
今日はここまでです。

>関西人Zさん
参加しても(・∀・)イイ!!
というか是非!w
2478200:02/02/01 05:12 ID:0ZRX9MG8
>>225
俺でも参加して良ければ全然構いませんよ
248 :02/02/01 07:58 ID:6S/61RDv
(・∀・)(イイイイ!!!!
249名無し娘。:02/02/01 14:42 ID:/6GdA6lp
>>つなぎ役さん
後藤の「別のかたちのお礼・・・」、は・早くちょうだい!!!
矢口ぃ〜、下はどーなってんの?ねぇどうなってんの?

以上、妄想ヲタの感想でした。

おもしろいです。ニヤニヤしながら読ませてもらっています。
今後のご執筆、大いに期待しております。
250ベルゼブブ:02/02/01 15:00 ID:xnHvOrm4
遊んでそうな矢口のふとしたときに見える純情な部分がたまらなくいいんじゃ−ねーか!
バ−ジン(英語では、童貞もバージンです。)どもは、だまってろと言いたい!
しかし、何故かブブカを5冊も勝った私w
2511周年記念委員会:02/02/01 17:46 ID:99diRAbf
関西人Zさん、8200さんありがとうございます!
さて、システムですがつなぎ役さんの作者さんが一人ずつヒロインを
選べるというの(・∀・)イイ!ですね。同じ世界で作者さんが選んだ
ヒロインがからむとか。けど確かにリレーは辛くなりますね。
まぁまだそれが決定じゃないんでまだまだ意見待ってます!
 
>>250 
俺もブブカ買っちゃいました…
252コンボ:02/02/01 19:54 ID:uUeaQqSF
本編更新するのはものすごく久し振り……

>>105より
「それでさ、明日からまた学校あるじゃん?」
「そうだな」
ひとみは機嫌を直して明るく喋り出した。
「私、弦楽部やめようと思うんだ」
当然のように言い放った。
「ええっ?」
「ほら、私が弦楽入ったのって智哉と会うためだったからさ。
 ギターも結構楽しいけどさ、ほんとはバレーしたかったんだ」
「バレーか……」
少し呆然として答えた。
(まあ、俺を目当てに入ってくれたのは喜ぶべきことなんだよな……)
「前も言わなかった?
 中学の時バレーやってたんだ」
「ああ、そういえば……」
聞いた覚えは微塵もなかった。
「だから、明日からバレー部入ろうと思うんだ」
「まあ、頑張れば追いつくだろ」
ようやく心が帰ってきた。
「サーンキュ、それじゃね〜」
電話はいたって陽気に切れた。
253コンボ:02/02/01 19:54 ID:uUeaQqSF
翌朝、亜弥は俺が起きる前に家を出た。
相変わらずお袋の視線は厳しかったが、気付かない振りをして出た。
登校途中は誰にも会わず、久し振りにのんびりと登校できた。
朝の爽やかな空気は気持ちいい。
校舎の窓からは朝日が差し込み、清廉な気分で教室に向かう。
教室は俺の心情に反して騒がしかった。
クラスの大半は黒板に集合していて、他のクラスの生徒まで混ざっていた。
大勢の頭からは白い紙が垣間見える。
紙には沢山の写真が張られているようだった。
さらに近付くと、誰かの腕に飛びついている亜弥と、くっきり写った俺の顔が目に入る。
丁度電車から出てくるところだ。
「やばい……」
清廉な気分はすぐに吹き飛び、こめかみを冷や汗が伝った。
油断し過ぎていたのだ。
「坂口!」
小柄な姿はどこにも見当たらない。
俺の声に気付いた生徒が振りかえる。
「おいおい、小野また不倫かー」
「いい加減にしとけよ、おい」
「吉澤は俺達に任せとけって」
人間は、人事だと勝手だ。
254コンボ:02/02/01 19:55 ID:uUeaQqSF
「おい、なんやねんこれ……」
教室に入ってくるなり、准一は呆れた声を出した。
「お前よっぽど死にたいねんな」
「死にたいわけないだろ!」
「見てみ、お前が心配かけるから俺の頭は真っ白や」
「茶髪だろ」
俺が椅子に座ると、准一も腰を下ろした。
「とにかく、言い訳を考えるんや」
准一は腕組みし、前傾姿勢になった。
「事実を否定してもしゃあない。
 どれだけ効果的な嘘をつくかがキーやな」
言いながら、顔を上げる。
「うわっ、吉澤!」
准一は椅子から落ちそうなほどのけぞった。
「え?」
何を見たのかは明らかである。
「智哉……」
振りかえると、目が黒板に釘付けになったひとみが立っていた。
255コンボ:02/02/01 19:56 ID:uUeaQqSF
一時間目の筧が来るまではひどかった。
ひとみは口を利いてくれない。
自分の席で女友達と話しこんでいる。
当然といえば至極当然だが。
亜弥は赤くなってトイレに駆けこみ、チャイムが鳴るまでは帰ってこなかった。
准一は「疲れるわ」とだけ言って、机に突っ伏して寝てしまった。
筧が来ても寝ていた。
始業のギリギリで真里がやってきた。
無言で手招きすると、真里は理解したようで来てくれた。
真里は近寄るなり俺の頭をはたいた。
「あんたバカ?」
「違う、あの写真は既成事実というやつだ」
「なぁに言ってんの」

早くよっすぃーのとこ行って謝りなさいよ。
矢口はそう言おうとしたが、口からは出なかった。
智哉が謝れば、吉澤は智哉のことが好きなのだから許すに決まっている。
そうなれば、吉澤は智哉と今まで通り仲良くなるわけだ。
そうなることを、矢口の心の奥ではかたくなに拒んでいた。
できれば避けたいことだと、無意識のうちに思っていた。
その時矢口はそういう自分に気付いていたが、その自分も否定したかった。
256コンボ:02/02/01 19:57 ID:uUeaQqSF
「な、な、なんじゃこりゃあ!」
筧は教室に一歩踏み入ると、バック転ですぐに廊下に舞い戻った。
体育の教師のほうがよほどむいていると思う。
筧は改めて教壇に上がると、俺達に背を向けて黒板の紙を熟読しはじめた。
「おい、小野……」
珍しくテンションが低い。
筧はこちらに振りかえって教壇を叩いた。
「授業はやめだやめ!
 小野と吉澤と松浦おまえらどうなってんだ!」
筧は鋭い口調で叫んだ。
顔は真剣そのものだが、どうしてもギャグにしか見えない。
「おいおい、どうなってんだよ」
「小野二股かー?」
「お前に吉澤と松浦はもったいないって」
教室はすぐに野次でうるさくなった。
いちいち反応していたらきりがないので、黒板の片隅を見つめた。
亜弥やひとみがどんな顔をしているのかは全く分からない。
筧は教壇に手を付いて喋り続けた。
「ここまでエスカレートすると、ちょっと問題がある。
 場合によっては三人のクラスを変えさせてもらうぞ!」
「おっさん、力みすぎやっちゅうねん」
准一がぼやく。
それと同時に椅子を引きずる音がした。
「ちょっと待ってください!」
257コンボ:02/02/01 19:58 ID:uUeaQqSF
「なんだ秋本。
 トイレか?」
後方の席で秋本が立ちあがったらしい。
(トイレなわけないだろ……)
「ええと、吉澤と小野は付き合ってないと思います」
教室は一瞬沈黙に包まれた。
しばらくして吹き出す声や秋本をとがめるような野次が飛んだ。
「いや、ちょっと聞いてくれ」
秋本は語勢を強めた。
教室はすぐに好奇の沈黙に戻った。
「吉澤は小野と付き合ってなくて、小野は松浦と付き合ってる。
 これだったら何もおかしいことは無いだろ?」
「でも、小野と吉澤は六月から付き合ってることは確実だ」
声は明らかに坂口のものだ。
いつの間に席についていたのか分からない。
「でも、夏休みの間に何があったか誰も知らないだろ?」
「そりゃあまあ……」
坂口がいささか気弱に返答する。
坂口が知らないことを他の生徒が知っていることはまず無い。
「昨日吉澤は休んでいたし、今日二人が話してるのを見た奴いないだろ」
秋本は勝ち誇ったように言った。
「ちょっと待てや、昨日智哉は俺と吉澤の家見舞いに行ったぞ」
突然、准一が顔をあげた。
教室中の静かな好奇の目は准一に集まる。
しかし、秋本は准一の方を見ようともせずに俺の方を睨んだ。
「小野、どうなんだよ」


今日はここまでです。
258コンボ:02/02/01 19:58 ID:uUeaQqSF
>>228さん
死なない程度に頑張ります。(w
>ソムデートさん
世にも情けないリーダーですが。(w
>つなぎ役さん
菊池寛とか武者小路実篤を読んでたら時代物を書きたくなりまして。
風景には意識的に力を入れたので、良くなっていれば幸いです。
>関西人Zさん
確かに増えましたねえ。
(完結してくだされば)非常に喜ばしいことだと思います。
そろそろ俺も消える時期ですか……

一周年記念について、俺も一つぐらいは案を出しておいた方がいいのではないかと思って無理矢理捻り出しました。
まず、オーソドックスにヒロインも統一する方式があります。
あるいは、一人のヒロインにつき作者の数だけ主人公を作ったり、逆に作者の数だけヒロインがいるようにもできます。
前者の方がやりやすそうですが、俺の他にもつなぎ役さんのアイデアもあります。
もちろん俺とつなぎ役さんだけの案で決めるのはどうかと思いますので、他にももっと案があればいいと思います。
ここら辺りでジャイさんや我犬さんが帰って来てくれればいいんですけどね……
259我輩は犬である。:02/02/01 21:14 ID:BRh9Nz2i
どもども、見てますよぉ〜
遅筆のため予定より掲載が遅れております。
このスレは幸い賑わっているようなので
安心してゆっくり書かせてもらってます。
と言っても、前の自分の作品を知らない人も多そうだ。
どうしよう・・・

ただ、皆さんのように文才もないのでリレーなんかやったら
足引っ張ってしまいそうです。

それにしても皆さん、すんげえぇよ。マジで。
260ジャイ:02/02/02 03:50 ID:LPmgG64p
忘れずにいただいて嬉しい限りです。
俺も見させていただいてますよ。

このスレも昔のような賑わいでファンとしては喜ばしいですね。
これも、頑張っている作者さん達のおかげですね。
自分の小説の方は構想はなんとなくできているんですが、
文字にはなっていない状況です(小説と呼べるか微妙なものでしたが・・)
他の作者さんの邪魔にならなければ、出来た時にでも載せれればと思います。

リレーなんですが、自分に参加する権利は無いですよ。
途中で逃げ出した身ですしね。文才も無いのでつらいです。
個人的にはsuzukaさんに参加して欲しいですね。見てるかな??

作者のみなさん頑張ってください。
261つなぎ役 ◆z0ooMAKI :02/02/02 09:52 ID:V13XYXRY
真里「ブラはつけてないけど」

…え?

俺「……元々ブラなんていらないだろ」

平静を装ってみた。
ってかなんでわざわざそんなこと言うかね?
なんか妙に意識しちまうじゃねーか…

真里「何よ〜!!(怒」

俺「おわ!ごめんごめん…(汗」

真里「………」
真里「…まぁたしかにちっちゃいんだけどさ」

俺「え?」

真里「ごっつぁんは大きいよね…?」

俺「ん?…あぁ、そうなんじゃない?」

どう答えていいか分からん。
どうしたんだ?
今の真里は妙にしおらしいぞ…?

真里「…ねぇ」

俺「ん?」

真里「私って女として魅力ないかな…?」

俺「へ?」

真里が少し潤んだ目で近づいてくる…!!
262つなぎ役 ◆z0ooMAKI :02/02/02 09:53 ID:V13XYXRY
俺「あ、いや、その……(汗」

真里は横になっている俺に半ば覆い被さるような状態になっている!!
たしかにブラしてない!

大きめのトレーナーから少し胸元が覗く!

心臓がバクバクいってる!
おおお、落ちつけ、俺!!!

俺「そ、そんなこともないんじゃ…ないかな?」

俺は少し顔をそむけた……が!

真里の顔が少しずつ俺の顔に近づいてくる!!

な、なに?
今から何が行われるの?
僕はどうすればいいの??

真里「…ホント?」

もう真里の吐息が顔で感じられる距離だ!!

落ちつけ!!!
相手は真里だ!!真里だぞ?
…え?まだ近づいてくるの??

今や俺がほんの少し顔を前に出せば唇が重なるような距離だ!!!

俺は思わず目をギュっとつぶった!!
263つなぎ役 ◆z0ooMAKI :02/02/02 10:09 ID:V13XYXRY
>>249
次分も妄想を書いてるだけなんで(w
しかし萌えシーンって結構難しいです。
これからもそんなに多くないと思うけどよろしくお願いします(w
>>251
まず「一緒に暮らす」設定なのかどうかが重要ですね(w
それならヒロインは1人が分かりやすいし。
というかリレー式だとヒロイン1人が書きやすくて無難かも。
>コンボさん
今回の部分も情景描写がよりパワーアップしてますね。
自分はそれが苦手なので勉強させてもらいます。

#今のところ、自分の作品を他の人が読んで状況がしっかり伝わってるか自信ないので
#その辺についてご指摘くださると嬉しいです>みなさん

>我輩は犬であるさん
「それにしても皆さん、すんげえぇよ。マジで。」という言葉はそのまま
我輩は犬であるさんに当てはまると思うのですが(w
是非参加してください!<リレー
>ジャイさん
初めまして!!
新入りのつなぎ役です。
ジャイさんの作品の続き気になってたんですよ。
いつまでも待ってるので、続きよろしくお願いしますm(_ _)m
あと「権利」は十分あると思いますよ。
…もちろん強制はできませんが。
264ベルゼブブ:02/02/02 13:29 ID:hh93TCGY
五人が着いた場所は、古びた洋館だった。
保「こんなところに、用なんてあるの?松浦亜弥を探す方が先決じゃないの!?」
後「多分・・・たぶんだけど、ここにその子がいる、いると思うのあたし。」
保田は渋々と後藤の妙に説得力のあるセリフに負け、パソコンを取り出した。
保「今検索するからまってて、ん?ここだよ!松浦亜弥を引き取った飯田って人の家!」
保「なになに・・・飯田圭織・・・20才、今注目ナンバー1の若手芸術家、だってさ。」
市井は飯田邸のインターホンを押した。するとインターホンから若い女の声が返ってきた。
市「あの〜私たち、松浦亜弥ちゃんの友達なんですけど・・・・・亜弥ちゃんいますか?」
そういうと、インターホンの女は、
女「亜弥は、まだ学校から帰っておりません。お引き取り下さい。」
そういうとインターホンは、切られてしまった。
吉「今、午後8時だよね・・・嘘ついてんじゃないの?この女!・・・強行突破しかないかな!?」
市「吉澤!やめときな!門が電子ロックされてて、いくらあんたでも無理だよ。圭ちゃん お願い。」
保田「まかせといて!」
保田が、インターホンのわきにある施錠された箱を開け自分のパソコンとつなげる。
そして保田がパソコンをいじくると、ものの30秒で強固な電子ロックの扉は、開いてしまった。
市「それじゃ、不法侵入しますか?」
265名無し募集中・・・:02/02/02 14:35 ID:cMNlB33I
>>つなぎ役さん
(・∀・)イイ!!

リレーに関しては今seekでやってる形式をとってはいかがでしょ?
結構考えてたみたいですし・・・

でも記念だし斬新なリレーとかのがいいのかなぁ?
266脱MOROPAKURI:02/02/02 16:13 ID:ZCmzJRhP
>>227から続き

今、圭織が着ているTシャツのプリント部分を凝視してしまった。
『ん!?Hね〜私の胸じっと見ちゃってさぁ』
『あぁ〜違う違う、お前が着ているそれ…』
『あ〜これ去年正広から貰ったやつね、お気に入りの一つなんだ♪洗濯する時は、縮まない様に
乾燥機には入れないの。大切に着てるんだからね♪』
本当に今日の圭織は御機嫌×2だった。

家に帰ってからもちろん勉強を始めた。今までの模試で、寺田塾大学のボーダーはあともう一つ
というのが俺の現状だった。そう言えばあの娘も寺田塾志望だし、いい参考書知ってないだろうか。
メールしてみる事にした。

《こんばんわ、工藤です。勉強中ですか?僕も勉強中ですが、何かいい参考書を知ってたら教えて
下さい》

返事が返ってきた。

《こんばんわ、保田です。加護社の参考書が分かりやすいと思います。私の使っている物
はもらい物ですから、もう新しいバージョンが出ていると思います。》
《ありがとう。もしよかったら、明日一緒買いに行くの付き合ってもらえないかな?》
《分かりました。高橋書店は大きいので必ず有ると思います。》

俺はいつも講習が始まるギリギリに教室に入る。大体同じグループが同じ場所を陣取ったりしてる。
高校では圭織やまこといつも一緒なので、やや寂しい気もする。
同じクラスの奴も何人か夏季講習に来てるのだが仲良しって事は無い、席が無い時入れてもらうけど。
あの娘は前の席に座ってる、かなり早く来ないと座れないだろう。
今日もメガネせずにコンタクトみたいだ。ん!?何か雰囲気が違うな〜斜めからじゃ分かりにくい。

『やあ、保田さん。昨日は急に無理言ってごめんね』
『あ、工藤さん、全然無理じゃないですよ私でよかったら。
それで、加護社の参考書の他に辻社の参考書も良いみたいですよ。』
『あ、そうなの。それで高橋書店だっけ、行こうか』

そうか、化粧をしてるんだ、今日は!目立つ位のメイクって訳ではないけれど、雰囲気は違う。
予備校から書店まで歩く道のりは、正直言って話した内容はあまり覚えていない。横顔をずっと
見ながら歩いていたような気がする。書店では加護&辻社の参考書を購入した。
267脱MOROPAKURI:02/02/02 16:14 ID:ZCmzJRhP
『今日はホントにありがとう、保田さん。御礼にそこの喫茶店でも』
『いえ、そんな。別に良いですよ、工藤さん。』
『あのさ、チョット「工藤さん」ってのはかしこまり過ぎかな。工藤君か正広でも良いよ』
『でも工藤さんも私の事「保田さん」って…』
『あ!そうか、女の子だから「さん付け」が当たり前にしてた。う〜ん、じゃあ、「圭ちゃん」で』
『じゃあ、わたしは「工藤君で」お願いします』

圭ちゃんは恥ずかしそうにまたあの笑顔で答えてくれた。
とりあえず近くの喫茶店に入った。

『工藤君はどうして寺田塾大学が第一志望なんですか?』
『え、う〜ん特に決め手は無いんだけど、家から通えるしね。みんな一人暮しにあこがれてるみたい
だけど自分は家が一番だなぁって。圭ちゃんは?』
『私は寺田塾に夏教授って人がいて、その人の講義が受けたいなって。』
『へえ〜すごいねそんな理由なんだね』
『あの…こんな話してもつまらないですよね…』
『え!?全然そんな事無いよ圭ちゃん!何も考えて無い俺なんかと比べたら…
そうだ、今度日曜日、水族館でも行かない?新しい所オープンしたでしょ、決まり決まり』

強引に約束を取りつけ、圭ちゃんと別れた。
家に戻ると圭織が部屋でバカボンドを読みふけっていた。
『なんでいつもいつも居るんだよ〜圭織』
『面白いね〜これ、最近の正広の武士言葉はここから来てたんだね。
あ!誕生プレゼントなんだけどさ、水族館がいいかなって、どう?』
『うぇ、あ、あぁいいんでないかいござるよ、圭織殿』
『アハハハ〜言葉遣い変だよ。水族館はナイターもやってるんだって、闇夜に淡い光と
魚達…(ウットリ)』
『お前の方が十分変だよ〜!(スケジュール調整しなくては)』
268脱MOROPAKURI:02/02/02 16:27 ID:ZCmzJRhP
私の小説は一緒に暮らしていないので、定義から外れてます。
リレー参加資格はあるのでしょうか?
269どらい:02/02/02 16:36 ID:D3jjqMZ+
久しぶりにここに来た。

つなぎ役さん
(・∀・)イイ!!

>>268
とりあえず参加しちゃえ!
270がったん:02/02/02 17:43 ID:mNHJU+j3
私が考えたリレー小説企画ですが、
まずはストーリー設定、ある街の物語・出来事。

主人公・ヒロインは一人ずつ。

それとは別に作者それぞれがキャラを一人ずつ作る。
学生であろうが社会人であろうが老若男女なんでもオーケイ。
視点はあくまで主人公ですが。
何故わざわざ作るのかというと、やっぱり作者の人達も自分のキャラを
作った方が思い入れ出来ていいんじゃないかと。

そのキャラが主人公・ヒロインと何らかの関わりを持つor持っている。
当然他の作者が考えたキャラを自分の所に出してもよい。
出しやすいように、前もってキャラを公表するのもいいのでは?

ヒロイン以外のモー娘。の出し方は自由。

主人公とヒロインの設定は作者さんたちで決める。
ヒロインを誰にするかは読者さんによる希望&多数決。

と長々と書いてみました。
まあ一つの案として考えて下さい。
271 :02/02/02 22:32 ID:yQFBfZYp
(・∀・)(・イイイ!!!
272リボルバー:02/02/02 23:50 ID:cMNlB33I
ちょっと書いてみたくなってしまったんでいいですか?下手ですけども・・・・・
返事を待たずに始めます(w



桜も散り散りになった5月、俺は先に2年に上がった友達より1ヶ月遅れで2年になった。
春休みに交通事故を起こして入院していたのだ(ただの骨折だったんだけどね)

クラス編成の紙や教科書は、お見舞いの時に友達が持ってきてくれていた。

「(うげーみんなクラスばらばらじゃんよぉ〜2、3人しか知らねぇよ・・・・・)」
新クラスを見たときに思ったことはこれしかなかった。

「(まぁ一番親しいやつと一緒になれたからいっか・・・・・)」
273リボルバー:02/02/02 23:51 ID:cMNlB33I
今日が今学期で初登校だ。
やはりあまりいい気分ではない、みんなと共有してない時間が1ヶ月もあるんだから当然か・・・
まわりは同じ学校の生徒の筈なのに、どうもそうは思えない自分がいる。

「(なんか転校してきたみたいだ・・・たはは)」
気分ブルーになりながら、なんてことを考えてると後ろで名前を呼ばれたので振り返った。
少しは気分が晴れる要素だ。

「よー准、久しぶりじゃん。」
そう声をかけてきたのは、野中優治という俺の一番親しい友達だ

「あぁ久しぶりだなぁ・・・教科書とか見舞いとか色々ワリかったね。」
「ハハ、気にすんなよ。滅多に行ってなかったんだしな?」
「確かにな(w」
「てか何か暗くねぇ?しょんぼりしてんぞ?」

うっ・・・・・図星・・・・・

「ほら俺久しぶりじゃん?しかもクラス変わってるから緊張してんだよ。」
「あぁ、んな事心配いんねぇって。俺と一緒のクラスじゃん」
「そだな・・・気晴れてきたわ。」
「だろ?それより急ごうぜ、初日から遅刻とかヤだろ?」
「おぉ!」
274リボルバー:02/02/02 23:52 ID:cMNlB33I
急いだ甲斐もあってかギリギリ遅刻せずに教室に滑り込んだ。
うわ・・・・・やっぱ周り知らない人ばっかりだわ・・・・・

元々は女子高だった私立の高校なので、男子の数もクラスで3分の1程しかいない。
クラスの大半が俺を好奇の目で見てくる・・・・・当たり前か、初だもんな。

そんな視線を無視して優治と喋っていたら担任の先生が入って来た。
中澤と言う、三十路前の恐そうな人だ。関西弁を巧みに操り話術に乗せてくるらしい(w

「え〜と、4月にも話したけど今日やっと嶋野准君が学校復帰になってます〜。
 みんな仲ようしたってや〜?んじゃ今日の連絡事項を――」

先生の話は続いているのだが先ほどからチラチラと見られてる・・・・・気になるなぁ。
女の子ってどうして珍しいモノ好きなんだろねぇ(w

先ほどから向けられる視線に気付かないふりをしながらボーっとしていると、
いつの間にか先生の話は終わっていて、教卓に先生の姿もなかった。

「(ボーっとしすぎだこりゃ・・・)」
真新しい教科書に目を通しながら考え事をしていた

「(あー部活どうしよ・・・やぐっさん怒ってるかなぁ・・・?)」
と考えてると、不安の張本人が来た!
275リボルバー:02/02/02 23:53 ID:cMNlB33I
「准〜矢口さん呼んでるぞ?」
トリップしてた俺を優治が引き戻した

「あ、あぁサンキュな」
慌てて教室の外まで駆けていく。
するとそこにはいつも通り背が低く、ロイヤルミルクティーの金髪の矢口さんがいた。

「あ、すんません。なんですか?」
「今日から復帰だって聞いたからさ。もういいのケガは?」
「はい、今日から部活にも出れそうですよ」
「そりゃ良かったじゃん!・・・部活って、もう走っても大丈夫なの?」

俺と矢口さんの所属しているのは陸上部だ。
俺も矢口さんも県では結構名前を知られるほどの成績をおさめている。
ちなみに矢口さんは今年で3年である
―閑話休題―

「全然平気みたいです。折ったの腕と指ですしね(w」
「そっかぁ〜1ヶ月のブランクがあるんだから無理しないでよぉ〜んじゃまたね!」
「はぁ〜い。」

まだクラスに馴染めてはないけど、授業が始まる頃には朝の鬱な気分が無くなっていた
これぞやぐっさん効果かな(w
276リボルバー:02/02/02 23:56 ID:cMNlB33I

全然本筋に入ってないですけどここまでです

更新も遅いかも知れないし、第一つまらんかも知れないので何でも言ってください
文章の回りくどさとかは勉強していきますのでご了承を・・・
277つなぎ役 ◆AI//ttt6 :02/02/03 00:03 ID:H5ZWELvz
・・・・・・

真里「キャハハ!!」

!?

真里「な〜に焦ってんのよ!w」

俺は恐る恐る目を開ける…

真里「私の魅力にドキドキしちゃった?w」

俺「な、なわけねーだろ!!」

俺は必死で平静を装った。

真里「私のフェロモンも捨てたもんじゃないな〜♪」

…クソ。
今でも胸がドキドキしてる…

真里相手に……一生の不覚だ。

俺「い、いいから早くジャージはけよ!!」

真里「あれぇ〜?私の足に興奮しちゃう?w」

俺「しねえよ!」
俺「飲み物とってくるから、その間にはいとけよ!」

俺は足早にリビングを後にした。

…だって股間がちょっとやばかったんだもん(泣
278つなぎ役 ◆AI//ttt6 :02/02/03 00:05 ID:H5ZWELvz
俺は冷蔵庫からオレンジジュースを取り出すと、
椅子に座ってしばらく股間がおとなしくなるのを待った(w

俺「くそー…真里相手にこんな状態とは…」
俺「何やってんだ俺は…」

ぶつぶつ独り言を言っている内に股間もおとなしくなってきた。
オレンジジュースをコップに注ぐ。

俺「ふぅ」

でもまた戻るとまずいな…(汗
今度はあの足だけでも危ないぞ……
どうするか?

真希「んぁ?何してんの?」

俺「お、おわ!!」

真希がキッチンの入り口から覗いていた。

俺「え?いや、ジュ、ジュースでも飲もうかと…」
俺「も、もうあがったの?」

真希「うん。私お風呂早いから」

俺「そっか、じゃあ俺も入ろっかなー」

俺はコップのオレンジジュースを一気に飲み乾した。

真希「うん。んじゃリビングにいるから」

俺「おう!」

正直助かった。
今はリビングに戻りたくないからな…

俺はそのままキッチンを出てバスルームに向かった。
279名無し募集中。。。 :02/02/03 00:06 ID:JxEKeefE
(・∀・)イイ!!
期待してるんでがんがれ
280つなぎ役 ◆AI//ttt6 :02/02/03 00:16 ID:H5ZWELvz
>>265
ありがとうございます。
リレーについて、SEEKの方式ってのがちょっと分からないので
詳しく説明お願いできますか?
>脱MOROPAKURIさん
「何でも有り」なので定義とかは関係ないでしょう。
参加資格は当然あるに決まってますよ^^
>>269
ありがとうございます。
状況とかうまく伝わってますかね?(不安)
まぁ、描写に自信がないので
最初から読む人の想像にかなりの部分を任せようとは思ってるんですが(w
>>270
なるほど。
それは分かりやすいしいいかもしれませんね。
>リボルバーさん
自分もこのスレを一気読みして衝動的に書きたくなった人間なので
お気持ちはわかります(w
お互い頑張りましょう^^
よろしくお願いします。

しかしこのスレも本当に賑やかになってきましたね。
しばらくはつなぎいらないな、こりゃ(w
281どらい:02/02/03 00:23 ID:873+Gbxy
再び登場。

>>280
ばっちり伝わってるよ。
描写に自信を持て!

「賑やかになってきました」から
「つなぎ」がいるんだよ。
もっと書いて。
282つなぎ役 ◆AI//ttt6 :02/02/03 00:53 ID:09G3YeOQ
>>279>>281
レス早っ!!w
ありがとうございます。
やっぱりまだ自信は持てないけど安心しました。<描写
賑やかゆえにつなぎが必要ですか、頑張ります!
283 :02/02/03 02:19 ID:2+8TC873
どいつもこいつも(・∀・)イイ!!
284 :02/02/03 02:50 ID:i4RCagXC
(゚Д゚) ミンナウマー
285名無し:02/02/03 07:56 ID:XDjTShUT
リレー方式は、指名方式にしたら?
下手に被ったら変になるし。
286名無しさん:02/02/03 16:22 ID:39ubwSlv
>>149
石川革命21の名前が・・・
パクリだと分かってもあの小説は忘れられないYo!
287名無しさん:02/02/03 16:32 ID:39ubwSlv
暇なので
自分も石川革命と同じ事をやってみる(要は名前を変えた転載もといパクリ)
不快に思った人は言ってください。
元の小説に感動した人は
http://teri.2ch.net/mor2/kako/987/987403157.html
からURL見つけてください。

くれぐれもお礼は私に言わないように(w

では、>>288から・・・
288名無しさん:02/02/03 16:39 ID:39ubwSlv
空を見あげると漆黒のカーテンの上に星と月が散りばめられている。

真夜中の公園は春だというのに冬のような冷気に包まれていて、外灯も凍えていた。

フラフラとおぼつかない足取りで歩く紺野に肩を貸しながら俺は溜息を付く。

 

辺りを見回すと桜の色だけがくっきりと浮かび上がり、その映像は胸の奥を押した。

 

「す、すませ・・・ん・・・うく・・・ちょっと・・・」

 

突然、紺野はそう言うと俺を押しのけて前に進もうとした。

つまずきそうになる紺野を慌てて横から支える。

 

「は・・・離して下さ・・・い・・・」

「何言ってるんだよ。一人じゃまともに立ってられないくせに」

「先輩に・・・お見苦しい所を見せてしまいます・・・」

「いいから」
289名無しさん:02/02/03 16:39 ID:39ubwSlv
俺がそう言うと同時に紺野は胃液と一緒にそれをぶちまけた・・・2度・・・3度と。

ほんの少しの軽蔑。きっと俺以外の男が今の紺野を見たら突き放された気分になるだろう。

普段絶対に見せないような汚さと醜さ。

しかし、嫌悪感というよりはそんな無防備な紺野を知ったことを嬉しく思った。

 

 

「はい、これ」

「・・・すいません」

 

差し出した缶ジュースを受け取るときも目を合わさない。

たぶん、男の前で醜態を見せたことを悔やんでいるのだろう。

 

「落ち着いたか?」

「・・・はい。あの」

 

一瞬、顔を上げ俺を見たがすぐに目を伏せた。

俺は何も言わず、紺野の隣にちょうど二人分の空間を空けてベンチに腰を下ろす。

こんなとき、何か軽い冗談でも言った方が良いのだろうが俺にはそんな器用さも持ち得ていない。

外気が身に染みる。タバコに火を付けた。

 

「軽蔑・・・してますよね?」

 

横から聞こえた声。俺は紺野の方を見ずに煙を吐きながら言った。

 

「少し。でも大したことじゃない」

 

眼前には薄暗い電灯に映えて、ボウッと夜桜が浮かび上がっている。

桜の木の下には死体が埋まっていて、その血が花弁をピンクにする・・・そう言っていたのは誰だっただろうか。

 
290名無しさん:02/02/03 16:41 ID:39ubwSlv
 

「嘘つかなくてもいいです。ものすごく軽蔑してるんでしょう?」

 

自嘲気味に言い放つ。

 

「別に」

「・・・嘘つき。軽蔑したなら軽蔑したと、汚いなら汚いとそう言って下さい」

 

酒のせいでもあるだろうがやけに今日の紺野は俺に突っかかってくる。

 

普段、酒の飲めない紺野がここまで飲んだ理由。

前々から聞かされていた彼氏に、ついに別れを告げられたから。

会社を休んだ理由を淡々と述べた声は予想と反して乾いたもので、

「少し付き合って頂けませんか?」と言う紺野に俺は2つ返事で承諾したのだった。

 

実際、俺が止めなければどこまでも飲んでしまうような勢いを持っていた。

それに女1人で酒をあおらせるほど俺は甲斐性なしでもない。

 

「どうなんですか?」

「『軽蔑している』、『汚い』と嘘ついて、紺野が満足するならそうしよう」

 

フゥーっと吐き出した煙が闇に溶け込んでいく。

そして紺野を見ると何故かその目は生き生きしていた。
291名無しさん:02/02/03 16:41 ID:39ubwSlv

「先輩は私のこと、好きなんですよね」

「何を・・・」

 

俺は思わぬ方向からきたパンチに一瞬たじろいたが平静を装う。

 

「酔ってるんだろう? バカなことを言うんじゃない」

「ずっと前から気付いてました。先輩、嘘付けないから・・・」

「・・・・・・」

「私を抱きたいですか?」

 

くわえていたタバコを思わずポロリ、と落とす。

紺野は笑った。

 

「私も先輩のこと、嫌いじゃないです」

 

足下に落ちたタバコを踏み消す。

そして新たに火を付けると煙を肺にため込み、空を仰いだ。

桜の枝を縫って十六夜が俺と紺野を見つめているのが見える。

 

「・・・・・・」

 

煙をゆっくり吐き出しながら見ると紺野はまだ俺を見つめていた。

 

「自分を大事にしろよ」

「壊されたいときだってあります」

 

体を預けてきた紺野の温もりを感じながら、俺はたばこを吸い続けた。
292 :02/02/03 18:33 ID:KBMSTakO
ほぉ・・・・・(・∀・)
293 :02/02/03 20:13 ID:WmvPfLaQ
ん?これで終わりなのか??
294名無し:02/02/03 21:19 ID:N+m5LrVz
Λ Λ
(゚д゚)<続きが楽しみー
《゚д゚》<紺野オオオオオォォォォ……イイ!!!
295つなぎ役 ◆KoNNoqZU :02/02/04 02:10 ID:WcGi3Sa7
あぁさっぱりした。
このまますぐに寝たいな。

風呂をあがった俺はキッチンでオレンジジュースをコップに注いでいた。

とりあえずジュースを三杯持ってリビングへ向かう。

俺「おっす!ジュース飲むか?」

リビングに入ると…

俺「二人して寝てるし…」

真里はソファー、真希は床に座布団二枚ひいて寝ている。

二人とも結構かわいい寝顔してるじゃん。

真希は仰向けで大の字…とまではいかないが、堂々とした眠りっぷりだ。
そういや真希は俺以上に寝るのが好きだったなぁ。
かくれんぼの時に隠れたまま寝ちゃってて大騒ぎになったこともあったなぁ(w

真里はソファーの上で小さい体を更に小さく丸めて寝ている。
こいつもおとなしくしてりゃかわいいんだよな。
ま、「三つ子の魂百まで」って言うし、無理な相談か(w

・・・・・・

っと、見とれてる場合じゃないな。
このままほっとくわけにはいかない。
起こそう。
296つなぎ役 ◆KoNNoqZU :02/02/04 02:11 ID:WcGi3Sa7
俺「おーい!二人とも起きろー!」

・・・・・・

ダメだ。
仕方ない、一人ずつ起こすか。

俺「真希!おい真希!起きろって!!」

俺は真希の体を揺さぶる。

真希「ん…んぁ…?」

俺「起き…!?」

その時突然真希が抱きついてきた!!

いや!

抱きついてきただけじゃない…

  「キス」

されていた……

俺は身動きできないまま床に崩れ落ちた。
297つなぎ役 ◆KoNNoqZU :02/02/04 02:13 ID:WcGi3Sa7
!!!!!!

その時俺は気付いた。

真里がこっちを見て固まっている!!

やばい!!

俺は真希を振りほどいて真里に釈明しようとした。

ゴン!!!

真希「あたっ!!」

やべっ!

真希が頭から床に落ちてしまった。

真希「…んん〜、んぁ〜???」

俺「あ、ごめん…」

真希「……」
真希「あ、あれ?寝ちゃってたんだ…」

マジですか???
今の覚えてないの?

真里「ごっつぁん、上(客間)行って寝ようよ」

え???

真希「うん…そうだね」

真里「じゃあね〜。聰、おやすみ〜」

あれ?

真希「おやすみ〜」

俺「あ、あぁおやすみ……」

あれれれれ?????

二人はそのままリビングを出て行ってしまった……
298つなぎ役 ◆KoNNoqZU :02/02/04 02:17 ID:WcGi3Sa7
今日はここまでです。

>>285
自分は勝手にそうだと思ってたんですが…
とりあえず最初とトリは絶対嫌だ(w
>>288-291
いいですね。
自分はこういう「雰囲気」を出すのが苦手で…
日々勉強ですね。
299逢をください:02/02/04 09:20 ID:jC8ykDjb
ギブミー( ゚д゚)チョコレート
300藤原基雄:02/02/04 15:44 ID:Bgt4osAn
皆さんいつも見せていただいてます。
m-seekが書けないからもしよろしければ
書かしていただけると光栄です。
301藤原基雄:02/02/04 15:46 ID:Bgt4osAn
すみませんageてしまって
302無責任男。:02/02/04 17:58 ID:eG02HRwh
>>300
書いちゃえ、まず書いちゃえ!
303 :02/02/04 22:26 ID:ivGI3es6
(・∀・)(・∀イイ!!
304関西人Z(ネタ詰まり):02/02/04 23:51 ID:vEqOG8RK
>>239の続き

「えっと、包帯と傷薬と・・・」

りんねはメモを取った紙を見ながら歩いていた。
「りんねさん、どうしたんですか?」

前からが歩いてきた梨華が声をかけてきた。
「ん?さっきおばあちゃんに呼ばれてね、明日辺りに色々と
 買ってきて欲しいって」

「何を買うんですか?」

「あの男の人の手当てに必要な物がほとんどだよ」

「まだ目を覚ましてませんか?」

「うん。いつ目を覚ますんだろうね」

二人は話しながら春斗の寝ている部屋に向かった。
コンコン ガチャ
ドアを開ける。そこには、
「あれ?」

「・・・いない」

寝ているはずの春斗がいなかった。
305関西人Z(ネタ詰まり):02/02/04 23:53 ID:vEqOG8RK
梨華とりんねはキッチンにいる貴子の元へ向かった。
バタバタバタ!
「貴子さん!」

「な、なんや?騒々しいな」

貴子はキッチンでテレビを見ている途中だった。
「春斗さん見ませんでしたか?」

梨華が切羽詰まった感じで尋ねる。
「春斗?ああ、あの怪我してる男の子のことか。知らんけど、どうしたん?」

「あの、部屋からいなくなったんです」

「なんやて!?」

貴子は思わず立ち上がった。
「どうしましょう、貴子さん?」

「どうするもなにも、とりあえず家の中全部捜さんと。
 あの傷の状態やったら遠くには行かれへんはずや」

「「わかりました」」


その頃・・・
「ハァ〜、身体が重てー・・・」

足を引きずる感じで歩く。
「でも、早く行かないと」

壁に手をつけながら必死である場所に向かった。
「どこにあるんだ、トイレは?」
306関西人Z(ネタ詰まり):02/02/04 23:58 ID:vEqOG8RK
( ´ Д `)<いつも更新少なくて申し訳

( ´ Д `)<一周年企画おもしろそうになってきたね〜

( ´ Д `)<まだ決まってないけど
307名無しの紺野:02/02/05 00:42 ID:wv8AwYFS
川o・-・)ノ<Zさん、そんな事ないです。マターリいきましょう。

川o・-・)ノ<読むだけ人間ですが、一周年企画たのしみです
308つなぎ役 ◆ie00RIKA :02/02/05 05:22 ID:olBOLesM
リビングの暖房と電気を消した。
歯を磨いた。
トイレに行った。
そして今は自分の部屋のベッドの上にいる。

・・・・・・

おかしい!!!

真里は間違いなく「あの現場」を見ていたはずだ。

なのになんで…?
なんで何も言わずに立ち去ったんだ???

そもそも真希は本当に寝ていたのか?
寝ぼけて…………するものなのか??

・・・・・・

分からん!!

全然全くさっぱり微塵も分からん!!!

うーむ……

実は夢だったとか?

とりあえず頬をつねってみる。
…痛い。

実はドッキリ企画だったとか?

ドッキリでキスまでするか?
ってか看板はどこよ?

うーむ………

今日もこんな風に色々考えている内に意識が遠のいていく…
309つなぎ役 ◆ie00RIKA :02/02/05 05:23 ID:olBOLesM
ガチャッ…!

・・・!!

俺の部屋のドアが開いた…
俺は半眠り状態から意識を戻す。

誰だ…?

俺「……」
俺「…真里?」

真里「…うん」

俺「…どした?」

真里「あのさ…」
真里「ごっつぁんに手出したらただじゃすまないって…言ったよね?」

!!!

やっぱり見てたのか。
っていうか、ただじゃすまないの?(汗

俺「いや、あれは……違う……」

俺はベッドから起きあがって真里に言う。

俺「あれは……事故、そう!事故だよ!」

真里「…問答無用」

おわぁ…時代劇かよ(汗
もう僕は助からないんでしょうか?(泣
310つなぎ役 ◆ie00RIKA :02/02/05 05:29 ID:olBOLesM
ここまでです。

いやぁ、自分がいる時は更新多いのに
いない時は少ないとはなんともタイミング悪いなぁ…(汗

>藤原基雄さん
もちろん大歓迎ですよ^^
でも完結させないとブーイングがすごい(らしい)ので
お互い頑張りましょう!w
>>306-307
一周年企画楽しみですね。
たしかもうすぐのはず。
そろそろ決めないとやばいかな?(汗

しかしバレンタインには作品内でもバレンタインの話書こうと思ってたのに
まだ一月始めとは…
がんばろうっと。
311 :02/02/05 10:33 ID:bsWEV1v9
(・∀・)(・∀・イ!
312名無し娘。suzuka:02/02/05 18:56 ID:wZvWBeVa
久々に来てみたら………

…まぁがんばってくださし

313リボルバー:02/02/05 19:50 ID:HQhV8VOD
放課後までの時間はすごく長かった。
新クラスの人たちとも二言三言交わしつつ、やっと放課後になった。

「よしゃ〜部活だ〜」
「おいおい准、復帰初日にして部活行くのかよ?大丈夫なのか?」
「あぁ、全然平気みたいだから余裕よ!」
「そか・・・無理すんなよ!んじゃまたな」
「おぅ」

部室に行くと、お馴染みの顔が揃っていた。
1ヶ月前まではお馴染みの顔だったんだけど、1ヶ月ぶりともなると何か懐かしい(w
事故のことなど色々と話しながらさっさと着替えて表に出た。

「准君〜」
グラウンドに向かおうとすると、後ろのほうでお呼びがかかった。この声は矢口さんだ(w
314リボルバー:02/02/05 19:51 ID:HQhV8VOD
「これ、今日のメニュー。病み上がりって事で特別メニューだってさ」
「げ!?マジすか?どれどれ・・・?ってこれ補強ばっかじゃないすか!?
 俺スゲ―走りたいんですけど・・・・・」
「コーチにそれ言ったら『まだ待て。』って言われた。」
「うえ〜コーチ直々命令かよ〜・・・・・じゃしゃーないすねぇ。」
「そんだけ期待されてるってことじゃん?ま、しばらくはイイんじゃない?」
「ですかね〜?」
「暇だったら矢口の練習も見にきてよ〜んじゃねぇ。」
「おいーっす。」

しっかし・・・・・【腕立て×50、V字腹筋×50、片足スクワット左右×50】×5
ってのはどうよ?腕折ってたのに腕立てって・・・・・配慮してくれよコーチよ・・・・・

みんなが黙々とメニューをこなす中、俺も黙々とメニューをこなした。
久しぶりに汗を流した。

「(これは失いたくない感覚の一つだわな(w )」
315リボルバー:02/02/05 19:52 ID:HQhV8VOD
みんながメニューの半分をこなしたところで、俺のメニューは終了した。
追加でやろうとも思ったが、与えられたメニュー以上の事をするのは良くない!と
コーチに教えられていたので、やめた

「やぐっさんでもからかいに行くかな・・・?」
出てきた汗をぬぐいながら、矢口さんのいる砂場に向かった。
矢口さんは幅跳びの選手なのだ。

砂場に行くと2、3人の女子の姿は見られたが、肝心の矢口さんの姿はなかった。

「なぁなぁ〜後藤さん、矢口さんは〜?」
話かけられた女の子は一瞬ビクッとした様子を見せたが、すぐこちらを向き

「やぐっちゃんなら水飲みにいったみたいだよ〜練習見に来たの〜?」
「うん、暇になったからね。」
316リボルバー:02/02/05 19:52 ID:HQhV8VOD
後藤という女の子は、最近陸上部に入ってきたにもかかわらず
幅跳びで矢口さんの後釜になりそうになっているスゴイ女の子だ。

「そ〜いや私嶋野君と一緒のクラスになったんだよ〜知ってた?」
「え、マジ?ごめん知らなかったや」
「もう〜ひど〜・・・・・梨華ちゃんも同じクラスなんだよ〜?それも知らないっしょ?」
「あ、石川さん?それは知ってた(w ちょっと話したし」
「うあ〜( ´д`)ますますひど〜い」

そんなことを話していると、矢口さんが帰ってきた。

「おっ?准君きてんじゃん!!もう終わったんだ?」
「補強だけですからね〜」
「すねないすねない!
 ところでちょっとフォームみて欲しいんだ〜」
「俺で良かったらいくらでも〜」

練習やってるより楽しいかも・・・(w
317リボルバー:02/02/05 19:56 ID:HQhV8VOD
少ないけど更新でございます。

>>suzukaさん
久々に来て見たら・・・・・・何ですか!?
レベルの低さに目を覆ったとかですか・・・?気になりまする!

レベル低いなら言ってくださいね皆さん
318 :02/02/05 19:58 ID:yOGat7en
ちくしょー共学の部活って良いなあ〜
男子校は地獄
319名無し募集中。。。:02/02/05 20:49 ID:i3GW8wG3
後藤の幅跳びイイ!
( ´Д`)<んあぁ〜
>>312
|-・)ノ<suzukaさんハケーン!
|-・)ノ<参加は無理でしょうか?
320つなぎ役 ◆FrPgMARI :02/02/06 00:07 ID:1yf2SZI1
真里「…目つぶって歯食いしばりなさい」

俺「……はい(泣」

ダメだ、今の真里にはどんな言い訳も通用しそうにない。
諦めよう…(泣

おとなしく俺は目を閉じて身構えた。

真里「…お腹に力入れて屈みなさい」

俺は言われる通りに屈んで腹に力を入れる。

あぁ…何されるんだろう?
ビンタ……なんて生易しいもんじゃないよなぁ…
この体勢からだと投げじゃないよなぁ…?
まわし蹴りとか…?(汗
うぅ…俺は悪くないのになぁ…(泣

色々考えていると、

真里「行くよ!」

来る!!

俺はより力を込めて身構えた…!

!!!!!!

真里の手が俺の首にまわった!!

く、首投げっすかぁーー??

俺はとっさに受身の用意をした。
321つなぎ役 ◆FrPgMARI :02/02/06 00:08 ID:1yf2SZI1
…ふっ……

え?

予想したのとは違う方向に力が……

・・・・・・

ってかキスされてる!!

俺はそのままベッドに押し倒された。

真里が力を込めて唇を押し当ててくる…!!

俺はあまりのことに何もできず……
……ただ……
…息を止めていた………

・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
322つなぎ役 ◆FrPgMARI :02/02/06 00:10 ID:1yf2SZI1
・・・・・・

「「ぶはぁっ!!…はぁっはぁっ…!」」

唇が離れ、二人同時に呼吸を取り戻す。

どのくらいの時間だっただろうか…?
俺達はずっと固まったままキスしていた…

とてつもなく長い時間だったような…
それでいて一瞬だった気もする…

真里「はぁ…はぁ…、こ、これくらいで勘弁しといてあげるわ…」


そう言って真里は部屋を出て行ってしまった…
323つなぎ役 ◆FrPgMARI :02/02/06 00:15 ID:1yf2SZI1
今日はここまでです。

>suzukaさん
な、なんですか?
何か問題あります?(汗
自分も気になるので続き言ってください…(泣
あ、あともしよろしければ一周年企画に参加されませんか?
suzukaさんはpart1から書かれてるんですもんね。
お暇でしたら是非お願いしますm(_ _)m
>>318
共学でも部活によっては(以下略
324(・∀・):02/02/06 00:29 ID:en7AjJbc
キタ━━(゚∀゚)━━!!
325裏・1周年記念委員会:02/02/06 00:36 ID:eSAh0vXp
誠に勝手ですが、1周年記念委員会さんのお手伝いをしたいと。

とりあえず決められることは決めておきましょう。
現在参加決定作者・コンボさん、つなぎ役さん、8200さん、関西人Zさん。
(抜けてる人がいたらスマソ)
それからジャイさん、脱MOROPAKURIさん、我犬さん。
お三方とも当然資格あります。
もし参加してくれるなら早めにご返事下さい。
それ以外の作者さんも、参加するならお早めに。

次に設定ですが、つなぎ役さん、コンボさん、がったんさんと
今のところ3つ設定案がでてきました。
これ以外にも案がある方、ぜひ出して下さい。
同時にどの案が良いかも決めれたらいいんですが。

上記全ての締め切りは今週中、金か土辺りにしようと思っています。

とりあえず参加作者、設定の2つを。
これが決まらないと、それ以外の事が決めれないと思うので。

以上です。
みなさん、盛り上がっていきましょう。
326名無し:02/02/06 02:02 ID:O99t2TyQ
つなぎ役は筆が早くて(・∀・)イイ!ね。
ガンガン書いて欲しいっす。
327sage:02/02/06 03:23 ID:7xxmxtKN
>>317
小説ならまだしも妄想にレベルも糞もあるか!
328我輩は犬である。:02/02/06 12:02 ID:m0it8Lwk
裏・1周年記念委員会 様

私は、遅筆の為連載が厳しいのと男女のラブストーリー系
を書いた事のない為話の筋を乱してしまいそうなので
辞退させていただきます。
もう少しスキルアップして次の機会に参加させてもらえるよう
頑張ります。

皆さんの作品とこの記念作品楽しみにしております。
329関西人Z:02/02/06 16:12 ID:o04bf2zi
>>305の続き

「うー、漏れそうだ」

「・・・ぁ」

「ん?今何か聞こえたような・・・」

後ろを向いてみる。そこには、
「見ぃつけたーー!!」
ダーーーー!!!

3人の女性がもの凄い形相で、もの凄い勢いで走ってくる。
それもこっちに向かって。
「こ、怖!」

あまりの怖さに走って逃げようとするが、気持ちとは裏腹に
身体が思うように動かず、
「おわっ!」

バタン!
コケた。
「イテテ。ハッ!?」

立ち上がろうと顔を上げたその目線の先には、
「やっと見つけた」

先ほどの3人の女性が立っていた。
「(ヒエ〜、こ、怖ぇ〜)な、なんでございましょう?」

恐る恐る訊いてみる。
「何でございましょう、やあらへん!
 あんた大怪我してんねんから動いたらあかんやろ!」

「早くベットに戻って下さい!」

関西弁の女性とアニメ声の女性はかなり怒っている様子。
「い、いや、あの、戻る前に訊きたいことが」

「なんやの?」

「ト、トイレはどこですか?」

『は?』

「いや、だからトイレは・・・。すごい行きたかったので」

「・・・そこ曲がったとこにあるわ」

関西弁の女性が呆れた感じで教えてくれた。
330関西人Z:02/02/06 16:13 ID:o04bf2zi
『記憶がない?!』

そこにいた人達は一斉に驚いた。
「はい」

「名前も覚えてへんの?」

「・・・はい」

「これ、あなたの持ってた鞄の中にあったんですけど、思い出せませんか?」

そう言って数枚のカードを見せた。
「・・・・・・」

じっくり一枚ずつ見ていく。その中に免許証が入っていた。
「・・・春斗・・・」

「あなたの名前だと思うんですけど」

確かに本人だろう、写真で確認できる。
「・・・分かりません」

「そうですか・・・」

「本当すみません。ええと」

「あ、自己紹介まだでしたね。私、石川梨華といいます」

「戸田鈴音です」

「木村麻美です。よろしくお願いします」

「よろしくお願いします。それから・・・」

「私か?私は稲葉貴子。ちゃーんと覚えといてや」

「は、はぁ」

「こらからどうします?貴子さん」

「そうやなあ。とりあえず義剛さんとおばあちゃんに報告しに行こか」

「そうですね」

4人は立ち上がり部屋を出ていこうとした時、
「あ、梨華ちゃんはここにいといて」

「え?な、なんでですか?」

「全員出て行くわけにもいかんやろ。一人くらい残って春斗君を見とかんと」

「別に私じゃなくても」

「まあいいやん。ほんなら私ら行くから、相手よろしく〜」

「ち、ちょっと」

梨華が止めようとしたが、3人は出ていった。
331関西人Z:02/02/06 16:22 ID:o04bf2zi
( ´ Д `) <珍しく夕方更新

>名無しの紺野さん
( ´D`)ノ<あーい、マターリするのれす
>suzukaさん
( ´ Д `)<なんか意味深だよ〜
>我犬さん
( ´ Д `)<残念だよ〜
332藤原基雄:02/02/06 20:25 ID:uDKiMzHZ
m-seekでかいてるけど・・・いつから無理なの書き込み
333脱MOROPAKURI:02/02/06 21:55 ID:RjqV7she
卒業研究が追い込みなので、辞退させていただきます。
すいません。
334脱MOROPAKURI:02/02/06 21:58 ID:RjqV7she
今書いている物はちゃんと完結させます。面白くないと思いますが…。
335我輩は犬である。:02/02/07 14:36 ID:6mzUUe/H
前スレで楽しみにしてくださった方お待たせしました。
ののたん&アレックスの物語が書き終えました。
遅筆の為ご迷惑致しましたが、完結しました。
ただ、前回と比べるとちょっと感じが違うかも?

これから一応チェックし直しますので
UPは明日したいと思います。
おひまな方やオメーなんかシラネェよ
でも読んでやるよ。って方は、前スレ 
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1000956932/
660-662・669・670・699−702・724−726・739−742
752-754・762・772-773・780-782・794・811-812
を読んでいただけると明日からの話がわかりやすいと思います。

それでは。
336 :02/02/07 16:58 ID:4caxe30m
(・∀・)(・∀・)イイ!!
337どらい:02/02/07 18:13 ID:JZLZJeuF
>>335
おっ!ついに帰ってくるあの話!
期待してますよ!

1周年記念辞退はちょいと残念。
338我輩は犬である。:02/02/07 21:46 ID:6mzUUe/H
うを。
ちょっと覗いたら、レスしてくれた人がいた。
どらいさん。ありがとう。
そんでは、今日は2部の本編前の部分UPしちゃいます。
339我輩は犬である。:02/02/07 21:46 ID:6mzUUe/H
〜そして1ヶ月が過ぎた〜

 既に辻とジャーマンシェパードのアレックスは
 もう何年も一緒に寄り添っているような空気を持ち合わせていた。
 ただその二人の関係は飼い主とペットと言う関係より対等な関係。
 親友と呼べる存在になのだろう。
 普段、怒る事もない辻だがアレックスを「たかが犬だろ?」
 とか「あんな犬」とか見下した言葉を聞くと、顔を真っ赤にして
 むきになって怒り出していた。
 そんな辻の様子を周りの人は驚いて見ていた。
 あんなに怒った辻を見ることは他にはないからであった。

 野外ロケの仕事とかには何度か連れてってもらったこともあったが
 文句を言う者は誰一人居なかった。文句どころか感謝された事もあった。
 アレックスは辻の気持ちを素早く読み取り自分がどうすれば良いか
 最良の答えを導き実行する。
 絶対に仕事の邪魔になるようなことはなかった。
 山でのロケの途中で崖に小道具が落ちた時なども活躍していた。
 特に新メンバーなどが緊張している姿を見ては、そっと近づき緊張をほぐしている。
340我輩は犬である。:02/02/07 21:47 ID:6mzUUe/H
 辻はそんなアレックスを誇りに思っていた。
 もちろん辻はアレックスと暮らしてから寝坊はもちろん
 以前より仕事をきっちりこなし、ダイエットの効果も出始めていた。
 そんな辻の姿を見て加護も少しシャープになり始め
 いままでのモーニング娘。からまた違った魅力が引き出されていた。
 もはや、アレックスは娘。には欠かせないメンバーの一員になっていた。

 いつもの朝の散歩。
 もはや散歩と言うよりジョギングに近い物があった。
 朝日に照らされた辻の顔はもともとの目の輝きと
 それプラス汗も輝いて見えた。

「アレックス〜ちょっとあそこで休憩ねぇ。」

 と言うといつもの公園のベンチで汗を拭いた。

「アレックスいつか二人でもっと広いところで遊びたいねぇ
広〜い、ひろ〜い原っぱでさぁ、いっぱい走ろう。
そのときまで、ののはもっと痩せて動けるようになりますからねぇ。」

「でも、どうやって二人でそんな所行こう?」

と言って困った様子だった。
ご主人様のそんな真剣な目を見ながら尻尾を振って答える。
どこでもいいよ。
遠くじゃなくたって、一緒なら。
341我輩は犬である。:02/02/07 21:49 ID:6mzUUe/H
それでは、明日から本格的にUPしてきますんで
ヨロシクです。

尚、ドラマとかのナレーション的に読んでほしいところは
行の頭が一文字分空白にしてあります。
 こんな感じです。
では。
342名無しの紺野:02/02/07 22:18 ID:xqELUa/S
川o・-・)ノ<我犬さん帰ってきてくれたんですね。

川o・-・)ノ<これからの更新楽しみにしてます。

川o・-・)ノ<マタ−リ待たしていただきます。
343一周年記念委員会:02/02/07 22:46 ID:aFsG7l6d
裏一周年さんすいません。仲間ができて心強いです。
これから頑張っていきましょう!
それで参加辞退が決まったのが脱MOROPAさん、我犬さん。
これで参加者がコンボさん、つなぎ役さん、関西人Zさん、8200さん。
そして裏一周年さんも言っていた三つの設定案。2月17日が一周年なので
それまでには決めたいと思います。なので皆さんよろしくお願いします。
344名無し娘。suzuka:02/02/07 23:11 ID:B3Q5d6go
>>312
>久々に来てみたら………
これは「久々に来てみたら何か企画が進んでいるみたいですね。
がんばってください。」

というのが面倒だったので省略して書き込んだら
何か誤解を招いたみたいですんません<(__)>

>>343
ぢつはあまりこのスレよく読んでいないので
何をするか分かっていないのですが、
参加する皆さんはがんばってください。

私のページに行くと今までの原文がありますんで
小説を書いている方もこれから書こうとしてる方も、
興味のある方は一読してみてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです。
http://silentsuzuka.hoops.ne.jp/
(さりげなく宣伝)
345つなぎ役 ◆NONOu4II :02/02/08 00:38 ID:u/W11JKq
チュンチュン・・・

・・・・・・

あぁ…朝か…

俺は時計を見る。

六時二十分。

結局一睡もできなかった……

・・・・・・

真里の唇の感触…

思い出しただけで恥ずかしくなる。

暗くてよく分からなかったけど、真里はどんな顔してたんだろう?

・・・・・・

ってか……

今日は真里にどうやって接したらいいんだ?

・・・・・・

俺は部屋に引き篭りたくなった。

しかしそういうわけにもいかない。

「とりあえず起きるか…」

俺はそう呟いてベッドから出た。
346つなぎ役 ◆NONOu4II :02/02/08 00:39 ID:u/W11JKq
いつも通りシャワーを浴びてダイニングへ。

「今日は三人分か…」

とりあえず昨日のことは考えないことにした。
といってもあと数十分以内に真里と顔をあわせてしまうのだが。

朝食を作りはじめる。

さっさと俺だけ先に学校に行っちゃうか。
と考えたりもしたが、結局同じクラス(しかも後ろの席)だからどうにもならない。

覚悟を決めるしかない。

というか何をどう覚悟していいのか分からない…

・・・・・・

色々考えている内に朝食はできた。

二人はまだ起きてこない。

うーむ…
起こしにいかなきゃダメかなぁ…?
できれば行きたくないんだが……
347つなぎ役 ◆NONOu4II :02/02/08 00:41 ID:u/W11JKq
五分ほど待ったが二人とも起きてくる気配がないので、
仕方なく俺は重い腰を上げた。

二階への階段を上り、客間の前に立つ。

・・・・・・

コンコン…コンコン…

・・・・・・

ノックしてみたが返事はない。

・・・・・・

俺「…よし!」

俺は意を決して客間のドアを開けた。

畳敷きの部屋に布団が二つ並んでいる。

……あれ?
手前の布団に誰もいない…

まさか真里はあの後帰ったのか??

そう思いながら奥の布団を見ると…

いた。

二人で仲良く同じ布団で寝ている。

うーん……
やっぱり起こすしかないよなぁ…

俺「(すぅー、はぁー…)」
俺「おい、朝だぞ」

俺は深呼吸してから二人に向かって言った。

・・・・・・

が、反応がない。

…仕方ない。

俺「おい!朝だ、起きろー!!」

ちょっと大声を出してみる。
348つなぎ役 ◆NONOu4II :02/02/08 00:42 ID:u/W11JKq
真里「…ん、んん……」

げ!真里だけ起きた。
最も嫌な展開だ。

真里「…おはよう…」

俺「あ、おはようございます…」

やはり喋りにくい。

真里「………!」
真里「ちょっと!何勝手に入ってきてるのよ!!」

俺「え?えぇ!?」

勝手にって…ここ俺ん家なんだけど。
しかも起こさないと学校間に合わないし…

真里「いいから!早く出てってよ!!」

真里が枕を投げつけて叫ぶ。

俺「あてっ!…は、はい!」

俺は慌てて後ろを向いて部屋を出ようとする。

真希「…んぁ?」

さすがに真希も起きたらしい。

とりあえず部屋を出てドアを閉めた。
349名無し:02/02/08 00:50 ID:7CjSlB+v
待ってたぜつなぎ役!!
350つなぎ役 ◆NONOu4II :02/02/08 00:53 ID:u/W11JKq
今日はここまでです。

>>326
それがそうでもないんです(w
構想はかなり先まであるんですけど、その間々の話を考えたり
頭の中のものをそのまま文章にするのが難しくて…
でもなんとか頑張ります!
>脱MOROPAKURIさん
卒研ですか、大変ですね。
頑張ってください。
>我輩は犬であるさん
辞退は残念です…が!
連載再開おめでとうございます!
これからも楽しみです^^
>一周年記念委員会さん・裏一周年記念委員会さん
自分としては主人公,ヒロイン固定、作者ごとに一人オリジナルキャラを出せる形が
いいのではないかと思います。(前の意見と違うけど(w)
それだと他の作者さん達も書きやすいと思うのですがどうでしょう?
>suzukaさん
とりあえず安心しました(w
ってか略さないでくださいよ(汗
あとsuzukaさんのHPはお勧めです>みなさん

ちょっとテスト期間で更新が不定期になるかもしれません(汗
申し訳ありません。
つなぎ役のつなぎ役募集!w
351つなぎ役 ◆NONOu4II :02/02/08 00:55 ID:u/W11JKq
>>349
ありがとうございます。
そしてお待たせしてすみませんm(_ _)m
352名無し募集中。。。:02/02/08 00:59 ID:D5a10j/l
つなぎ役さん(・∀・)イイ
353名無し募集中。。。:02/02/08 01:01 ID:D5a10j/l
スマソ・・・上げてしまった


逝ってきます
354我輩は犬である。:02/02/08 12:41 ID:vRxpzzm6
つなぎ役さん〜オレがつなぎますよ。
もともと前のスレではオレもつなぎで始めたんですよ。
もちろん他の人も書いてくれるとは思いますが。

あ。ちなみに、今回(前回のも含む)のタイトル
決まりました。(いまごろ・・・)
『波のように、風のように』です。
ベタかな?

355我輩は犬である。:02/02/08 12:41 ID:vRxpzzm6
 散歩を終えてマンションに帰るとマンションに
 置きっぱなしの携帯電話のディスプレイが
 着信とメールがあったことを知らせていた。
 履歴を見ると着信は飯田からだった。
 メールを見るとそれも飯田からだった。
 アレックスはただその行動を見ているだけだった。
 そんな様子に気づいた辻は



「いいらさんから電話とメールだ。なんだろう?」

思うことを口に出して言う。
これは癖なのか?自分に教えようとしているのかはわからない。
それでも、不思議なそうな顔をしている
ご主人様も見ていてとても楽しい。

そんな不思議そうな顔が一遍した。
356我輩は犬である。:02/02/08 12:42 ID:vRxpzzm6
『カオリだよ〜。(^o^)丿
電話したけど出ないから
メールにしたよ。もう起
きてお散歩かな?いい子
いい子。辻は少し大人に
なったね。(^.^)
でもカオリはちょっと寂
しいぞ(;_;)(うそうそ)
そうそう今日と明日の仕
事はキャンセルだからお
休みだよ〜ラッキーだね
。明後日の予定は明日の
夜にでもマネージャーか
カオリが連絡するからね
。カオリは昼間はヒマだ
からね。夜はお酒飲んで
いないかも。フフフ。』
357我輩は犬である。:02/02/08 12:42 ID:vRxpzzm6
不思議そうなご主人様の顔が、どんどん楽しそうな
顔に変わっていく。
しばらく電話を見ている。
うれしそうな顔で電話を見てると
しばらくして顔をあげると飛び跳ねた。

「やった〜〜〜休みだぁ〜〜〜しかも二日も!」

と言いながら抱きついてきた。

「アレックス〜今日と明日はお仕事お休みだって〜
あ〜どうしよう、どこ行く?どこ行く?」

ご主人様はうれしそうに叫んでいる。
どこでもいい。正確には一緒に居られればドコにも行かなくてもいい。
ただいつもより留守番がない事だけがうれしかった。

「行きたいところないの?」

とご主人様は顔を覗き込んでくる。
相変らず、ココロを読まれてしまう。

「そっか、じゃ〜 ののが決めま〜す。大きい公園に行こっか!
あの公園なら思いっきり遊べるもんね。あいぼんちも近いし天気もいいし。」

と言われたので尻尾を振ってOKの意思をハッキリ示した。
それを確認したご主人様は携帯で電話を始めた。
358我輩は犬である。:02/02/08 12:51 ID:vRxpzzm6

本日はここまで。
あんまりUPすると、つなげなくなってしまう。
それにしても、チェックしても誤字だらけだ。
スマソ。
>>355
ケツから2行目
誤:それでも、不思議なそうな顔をしている
   ご主人様も見ていてとても楽しい。

正:不思議そうな顔をしている。
  そんなご主人様を見ていると、とても楽しい。
359関西人Z(中継ぎ投手):02/02/08 16:47 ID:Gk3vJ8ah
>suzukaさん
( ´D`)<まあののはわかってたんれすけどね
( `.∀´)<辻、嘘は良くないわよ

>つなぎ役さん
(●´ー`●) <テストはいつまであるんだべ?ガンバるっしょ!

>我犬さん
( ´ Д `)/< 復活おめ

( ´ Д `)<一周年企画の設定はがったんさんので良いと思うよ

( ´ Д `)<今日の夜辺りにちょっとした短編載せるつもりなんだけど

( ´ Д `)<息抜き程度に読んでくれたら嬉しいな〜

( ´ Д `)<おもしろくなかったら申し訳
360関西人Z(中継ぎ投手):02/02/08 22:47 ID:QCC+4YB7
ユサユサユサ

誰かが俺の身体を激しく揺さぶる。
いや、誰だかはわかっていた。
「早く起きなよ。今日はスタジオ練習するんだから」

「わかってんよ」

全くうるさい女だ。仕方なく体を起こす。
「もうすぐご飯の用意できるから、早く着替えてよ」

「はいはい」

彼女は部屋を出ていった。
俺は布団から這い出し、着替えを始める。

彼女と言っても『恋人』ではない。
同じバンド仲間、ただそれだけだ。
俺はドラム担当、彼女はボーカル担当。
彼女の名前は『福田 明日香』

何故一緒に住んでるのか?
金がないから、それだけだ。

俺がドラムを初めて叩いてから4年が経つ。
始めた頃はただ叩いてるだけで良かった。
でも今ではプロになろうと頑張っている。
そのキッカケになったのは、今一緒にバンドを組んでいる『彼女』だった。

初めて明日香を見たのはある有名歌番組。
(このグループの中で一番若いのに良い歌声してるな)
これが第一印象だった。

そんな彼女と出会ったのは、母校での文化祭。
俺と友達は飛び入りで軽音部のライブに参加した。
俺達が演奏していると、生徒らしき女性が舞台に上がって歌い始めた。
そこで歌ったのが、紛れもない『明日香』だった。

正直、俺は身震いした。
明日香の歌声に、ステージで歌っている彼女のオーラに。
演奏が終わり、俺はステージを降りると、
「あの、ちょっと待って下さい」

明日香から声をかけられた。そして、
「私と一緒に、バンドをしませんか?」

続けざまに言われた言葉は俺に衝撃を与えた。
と同時に嬉しくなった。
今までそう言ってくれる奴はいなかったし、
なによりTVに出てて、俺が上手いと思っていた人が
俺を誘ってくれているのだ。
しかし俺はすぐには答えを出さず、次の日に茶店で合うことを約束した。

なぜ答えを出さなかったのか・・・。
俺の中で疑問があったからだ。
361関西人Z(中継ぎ投手):02/02/08 22:50 ID:QCC+4YB7
次の日、指定した茶店で明日香に会う。
そこで俺の中の疑問を彼女にぶつけた。
『なぜバンドを組もうと思ったのか』
『実力からいけばソロでもやっていけるんじゃないのか』
『過去のことを考えれば容易く芸能界に帰れるんじゃないか』
と。

それに対して彼女の返答は、
「・・・もう一度、1から音楽をしてみたい」

その一言に全てが詰まっている、そう感じた。
そして俺は最後にこの質問をぶつけた。
『何故俺なんだ?』

すると彼女は、
「んー、なんだろう・・・。直感かな?」

屈託のない笑顔で答える。

俺はバンドを組むことを承諾し、
そしてお互い誓い合った。

【プロデビューするんだ】と・・・。

明日香の覚悟は半端じゃなかった。
次の日に俺の住んでいる家にやってきたのだ。
「家、飛び出してきたの」

その手には着替えや日用品が詰まった鞄を持っていた。
お陰で明日香は高校中退。それほど音楽をやりたかったのだろう。

あれから1年。
俺達はメンバーを集め、インディーズで地道な活動をしている。
バイトをしながらの活動だが、やりごたえはある。
なにより、明日香の日々の努力とレベルアップは見ていて楽しかった。
これから彼女はどうなるんだろう・・・。
どんな歌手になっていくのだろう・・・。
いつまでも近くで見ていたい。
同じメンバーである限り。

「ほら、早くスタジオ行くよ」

「ああ」

簡単に荷物を積めた鞄を持つと、
俺は明日香の背中を追いかけた。
362関西人Z(中継ぎ投手):02/02/08 22:55 ID:QCC+4YB7
( ´ Д `)<おわり〜。

( ´ Д `)<題名は『彼女と出会って・・・』ていうの

( ´ Д `)<・・・やっぱりもうちょっと煮詰めてから出せば良かった

( ´D`)<いまごろこうかいしてもおそいのれす
363つなぎ役 ◆RIKAhfNs :02/02/09 00:26 ID:8DbpE0xN
??????

……あ!寝起きの顔を見られたくなかったのか。

俺はしばらくドアの前で考えて結論を出した。

…とするとこのままここにいるのはまずいな。
部屋の中はなんかドタバタしてるし。

俺「あのさ…」

恐る恐るドア越しに話しかける。

真里「なに〜?」

俺「飯できてるから。ダイニングにいるから。」

真里「分かった〜」

……うーん……

とりあえず俺はその場を後にした。
364つなぎ役 ◆RIKAhfNs :02/02/09 00:27 ID:8DbpE0xN
俺「スポーツ欄も特におもしろいのないなぁ…」

今はダイニングで新聞を読んでいる。
別に先に朝食を食べていてもいいのだろうが、
なんとなく二人を待ってみることにした。

真里「おはよ〜!!」

真里が大きな声で挨拶しながらダイニングに入ってくる。
テンション高いな、おい。

真希「…おはよ」

真希はまだ少し眠そうだ。

俺「おはよう。何飲む?」

新聞をたたみながら聞く。

真里「コーヒーある?」

俺「あぁ。真希は?」

真希「んじゃ私もコーヒーでいいよ」

俺「了解」

俺は二人分のコーヒーをいれるべくキッチンへ。
365つなぎ役 ◆RIKAhfNs :02/02/09 00:28 ID:8DbpE0xN
うーん…とりあえず普通に喋れてるけど……
昨夜の「アレ」はどう理解すればいいんだ???
うーん…

そんなことを考えつつコーヒーをいれる。

俺「おまたせ」

二人にコーヒーを渡し、席に座る。
四人掛けのテーブルで俺と真里が対面、真希は真里のとなりに座っている。

真里の目の前か…なんだかな……

真里「いただきま〜す!」
真希「いただきます」

俺「あ、あぁ、いただきます」

とりあえず朝食を食べはじめる。

真里「ねぇ、このオムレツって、中に何入ってるの?」

俺「ん?あぁそれはチーズとミックスベジタブルと………

結局、今朝はまるで昨夜は何もなかったかのように時間が過ぎていった。

俺はずっと心の片隅で気になってたけどね。
366つなぎ役 ◆RIKAhfNs :02/02/09 00:36 ID:8DbpE0xN
というわけでここまでです。

>>352
ありがとうございます。
矢口は人気高いのかな?
>我輩は犬であるさん
もったいないお言葉です。
ありがとうございます。
できる限り更新はしますので^^
しかし辻いいなぁ…
この前カテキョを読んだので更に想いは倍増です(w
>関西人Zさん
さわやかでよかったです。<短編
もっと福田が出てくると更によかったかも。
テストは来週一杯です(泣
がんばります!
367(・∀・):02/02/09 00:39 ID:sYnuVeGz
おつかれ!!
368(・∀・):02/02/09 02:52 ID:6Utnlxo+
(・∀・)イイ!!
369我輩は犬である。:02/02/09 12:04 ID:SXd9R5QR
「もしもし〜あいぼん?今から、あいぼんちの近くのね公園にね
アレックスと行くから。」

『アレックスと?どうやってくるん?』

「もちろんアレックスと走っていきます。」

『走って?結構あるで。大丈夫かぁ?気ぃつけや。』

「ところであいぼん、今日はひまですか?」

『なぁ。ののぉ〜。そういうことは最初に言わへんか?』

「あはぁ。そうですね。」

『うん。空いてるよ。急の休みだったからヒマしてたんだょ。
そんじゃ、公園についたら電話ちょうだい。』

「おっけ〜。そんじゃまたあとでね〜」

電話を切ると、こちらを見て大きな声で
「よっしゃ〜アレックスれっつご〜」


マンションからご主人様は、ほとんど走って
公園へ向かった。時間にして1時間ぐらいだろうか・・・

370我輩は犬である。:02/02/09 12:04 ID:SXd9R5QR
「アレックスと暮らしてから、ののはちょっとだけ体力ついたれすよ〜」

走っている時間がそう言えば長くなった。
前までは、すぐ休憩していいたが・・・
走りながらご主人様の以前とは違う少しとがった顎からは
汗がキラキラと陽射しに反射しながら落ちていった。

街中を走っている途中に
ご主人様の姿を見て何人かは驚いたように
「あ!あれって辻ちゃんじゃないの?」
なんて言って追いかけてこようとする人が何人かいた。
それもほんの何分かで、もう居なくなっている。
ご主人様は、そんな人にも笑顔を振り撒きながら
明るい顔で走っている。
男の人が追いかけても追いつかないペースだ。
371我輩は犬である。:02/02/09 12:04 ID:SXd9R5QR
公園には平日の昼間ということもあって
ほとんど人がいなかった。
ご主人様は携帯を取り出し電話をかけた。

「もしも〜し。あいぼん?ついたよ〜」

『もうついたんか?ほんとに走ってきたんか?
おけおけ、いまから行くよ。』

「あの芝生の広場の所にいますから」

『そんじゃ〜。待っててなぁ』

電話を切るとご主人様は公園の芝生にゴロリと寝転がった。

「ん〜〜〜気持ち〜〜い。
なんかひさびさに、草の上に寝たよぉ
アレックスと一緒に暮らさなかったら公園なんかで
寝転がって草の匂いを嗅いでお日様を浴びることなんて
しないで、家でゴロゴロしたりお菓子食べてすごしてたのかなぁ
もったいないところだったよ。
アレックスのおかげでこんな気持ちいいことしそこねるところだったよ。
ありがとう。アレックス。」

ご主人様は起き上がって頭を下げて恥ずかしそうな顔をしていた。
照れを隠すようにいきなり抱きついて押し倒してきた。
372我輩は犬である。:02/02/09 12:13 ID:SXd9R5QR
( ´D`)<ハァハァな展開?(うそ


( ´D`)<関西人Zさん あの話は終わりなの?
       続きがよみたいれす〜

( ´D`)<来週いっぱいですか、かんばって〜
       カテキョは、あの作品は凄いよね。
       ののヲタの漏れにはたまらんかった。
373裏・一周年記念委員会:02/02/09 14:37 ID:5X3HtYph
>一周年記念委員会さま
私たちで盛り上げまっしょい!

さてさて土曜日になったんですが、
参加作家は4名ということで皆様頑張って下さい。
設定や決め方(?)は、がったんさんの提案でいきます。

次に決めるのは、主人公・ヒロインとストーリーの中身ですかね。
ヒロインを誰にするかは読者さん達の投票です。
バシバシ投票して下さい。

ストーリーの中身、主人公は作家さん達で決めていきましょう。
作家さん達のオリキャラはどうしましょう?
公表したほうがいいですかね?
その辺りは作家さんたちの意見が欲しいっす。

何か抜けてるところ、修正するところがあれば
一周年記念委員会さま、よろしくお願いします

あと1週間!
374名無し募集中。。。:02/02/09 17:26 ID:3MwMwOOj
>>373
さっそく投票
ヒロインはいしよしで
できれば不幸な石川が見てみたい。
屈折したいしよしヲタです。逝ってきます。
375G1馬:02/02/09 17:34 ID:LvmaLoPt
>>374
同じ趣味っす
いつもいつもROMってます、ありがとうございます
376名無し募集中。。。 :02/02/09 18:24 ID:6LestNmA
いしよしはチョイ出過ぎじゃない?
たまには違うキャラでも、保田あたりはどう?
377 :02/02/09 19:54 ID:RNkQE0CQ
保田主役ものはど素人さんが書いてるし
ここはやっぱり娘。の顔なっちにしようよ
ナッチの小説って意外なほど少ないよ
378つなぎ役 ◆dNb.GOMA :02/02/10 00:19 ID:6k1Lcm0b
バシッ!
和也「おっす!!」

和也に頭を叩かれて目を覚ます。

俺「んん…おっす」

いつもの教室。
あと五分くらいでHRが始まる。

俺は学校に着いてからずっと机で寝ていた。
いくらなんでも眠すぎる…

和也「どうしたんだよ?めちゃめちゃ眠そうだな」

俺「ん、あぁ。昨日真里がウチに泊まりに来てさぁ」
俺「…色々あって全然寝てないんだよ」

さすがに「色々」については言えない。

和也「マジで!?真里も泊まりに行ったの?」
和也「なんだよ!俺も行けばよかったなぁ」

…勘弁してくれ(泣

和也「あ!じゃあ今日は俺行くよ!」

…頼むから勘弁してくれ(涙

俺「お前は俺を不眠症で殺す気か…」

和也「ハハハ!そっか」
和也「んじゃいずれ行くから」

俺「……はいはい。いずれな。」

キーンコーンキーンコーン・・・

HRを報せる鐘が鳴った。
379つなぎ役 ◆dNb.GOMA :02/02/10 00:21 ID:6k1Lcm0b
ふわぁ〜ぁ!!

四時間目が終わった。
結局俺は午前中はずっと寝ていた。

和也「よし!飯行くぞー!!」

和也がこっちに来る。

俺「あぁ、行くか!」

さすがに睡魔もおさまってきた俺は和也に負けないテンションで答えた。

和也「真里!真希っち!行こうぜ!!」

真里「おう!」
真希「うん」

げ!真里とはやっぱりまだ話し辛いなぁ…
今朝の電車の中でも俺はあまり話さなかったし。
(めちゃめちゃ眠かったってのもあるんだが)
380つなぎ役 ◆dNb.GOMA :02/02/10 00:25 ID:6k1Lcm0b
とりあえずちょい更新です。

>裏・一周年記念委員会さん
ご苦労様です。
投票って自分もいいのかな?
オリキャラは秘密で(というか全然考えてない(w)
381(・∀・):02/02/10 00:39 ID:94vgI9fN
無理だけはダメだよ
382名無しの紺野:02/02/10 02:12 ID:Prz6irzj
川o・-・)ノ<私たちの投票で決めちゃって大丈夫ですか?作家さん?

川o・-・)ノ<思い入れのある娘。の方が書きやすいって事ないですか?

川o・-・)ノ<大丈夫でしたら……

|o・-・)ノ<私達も出てみたいなぁ……

|・-・)ノ<……ナンテ……

|ミ ササッ
383(・∀・)イイ!!:02/02/10 02:39 ID:qKX5sH2A
(・∀・)イイ!!
384(・∀・)イイ!!:02/02/10 03:45 ID:AuHtqfZi
(・∀・)イイ!!
385ふお:02/02/10 04:48 ID:8iaMPUt+
(・∀・)イヒ!!
386我輩は犬である。:02/02/10 17:12 ID:ZxyUkYIt
「プロレスごっこ〜」

たぶん周りから見たら少女が犬に襲われているようにしか
見えないんだろうな・・・
ご主人様はヘッドロックをかけたりしてくる。
負けずに上に乗っかり押さえ込む。
もちろん牙をむくことはない。
ご主人様も体を入れ替え自分を倒そうとする。
プロレスごっことやらは楽しかった。

実は以前このような訓練を受けた事がある。
走っている相手のズボンの裾を噛んで相手を倒し
相手の襟元を噛んで上に乗り動きを制したり
ただ今はその時とは全然違う。
昔、まだ自分が仔犬だった頃に兄弟とじゃれて
遊んでいた頃のような楽しさ、懐かしさでいっぱいだった。
そんなことを思い出しながら遊んでいたら
ご主人様の上に乗り前足で肩を押さえ込んだとき
ご主人様がニッコリ笑って下から抱きついてきた。
387我輩は犬である。:02/02/10 17:13 ID:ZxyUkYIt

ご主人様の顔には芝生や泥が付いていて少年のようだった。
「疲れたよぉ、少し休憩しよぉ〜」
少し荒い息使いで訴える。
その息遣いを耳にしながら呼吸を整える。

「おまわりさん、あそこ!あそこ!!」

遠くで女の人がこちらを指差し叫んでいる。

「女の子が犬に襲われてるわよ〜〜〜〜」

ご主人様の顔には「?」と浮かんでいる。
状況が飲み込めないご主人様は下から抱きついたまま
自分を離そうとしない。
周りを見ると警察官が10mほど離れたところで
警棒などをそれぞれ手に持ち4人ほど構えている。
その後ろには車からまだ何人かやってくる。
陽射しをなぎ払うようにパトカーは赤いライトを撒き散らしている。
388我輩は犬である。:02/02/10 17:14 ID:ZxyUkYIt

ご主人様はやっと事態を飲み込めた様子で
手を離し不安な顔をしていた…
ご主人様が手を離したので立ち上がると
「今だ!」と言って何人か警官たちが走って向かってくる

ご主人様は慌てて立ち上がり

「ちょ、ちょっとまってくらさい!!」と言うと

警官たちは慌てて立ち止まった。
と、同時に顔を見合わせていた。

「この犬はお嬢さんのペットかい?」と一人の警官が聞いてきた。

ご主人様は首を縦に振る。

「そっかそっか、おまわりさんはてっきり襲われているもんだと思ってね。
近所の方もそう思って通報してきたもんだから。驚かしてごめんね。」

ご主人様は人に囲まれ少し不安がっていた。
ご主人様の隣に座り顔を見上げていた。
その時、知っている匂いを感じた。
一人の男が近づいてきた。
そしてこっちに向かって歩いてきた。

「アレックスか?」と声をかけてきた。
389我輩は犬である。:02/02/10 17:17 ID:ZxyUkYIt

今日はここまで。
三連休だから人少ないなぁ
390名無しの紺野:02/02/10 17:53 ID:2cy8DFNI
川o・-・)ノ<我犬さん……辻さんとアレックスどうなってしまうの?

川o・-・)ノ<この先楽しみです。マターリ待たせていただきます。
391ねぇ、名乗って:02/02/10 18:39 ID:x2e5iiLH
>>382
从#~∀~#从<出てみるか?というか出したるで〜

書いてもいいのかな?
392関西人Z(関脇):02/02/10 20:18 ID:oZbSZubI
>>330の続き

(ど、どうしよう・・・)

部屋には梨華と春斗の二人だけになった。
急のことなので、何をどうすればいいか梨華には分からなかった。
(と、とにかくなにか話さなきゃ)

そう思い春斗の方を見ると、
「・・・・・・」

先ほど見た免許証を真剣に見ていた。
その姿から何かを思い出そうという思いが感じられる。
梨華は一瞬躊躇したが、声をかけた。
「・・・あの」

「え?」

春斗が顔を上げた。
「あまり無理に思い出そうとしない方がいいですよ。
 精神的に負担が掛かると思うし」

「あ、ああはい。すみません」

春斗は免許証を棚の上に置いた。
「・・・・・・」

「・・・・・・」

お互い何を喋って良いか分からず沈黙。
「・・・身体の方は、大丈夫なんですか?」

その沈黙を破ったのは梨華だった。
「んー、大丈夫だと思います。痛いですけど」

「何かあったら言って下さい。私すぐ来ますから」

「そんな、いいですよ。自分でしますから」

「ダメです!!」

梨華はベットに身体を乗り出した。
「傷が悪化したらどうするんですか!?
 ちゃんと私に言って下さい。いいですね?」

「は、はい」

数pまでにせまり、迫力のないアニメ声の梨華に春斗は押し負かされた。
「あ、ご、ごめんなさい。怒鳴っちゃって」

急に恥ずかしくなり、梨華の顔は赤くなる。
その後またも沈黙が続いた。
393関西人Z(関脇):02/02/10 20:20 ID:oZbSZubI
「−ていうことなんだけど」

「そうかい、記憶喪失かい」

「うん、やっぱり病院に連れていった方がいいかな?」

りんねとあさみは春斗のことでおばあちゃんに報告を兼ねた相談をしに来ていた。
「ふむ、まあ多分それは一時的なもんじゃと思うが」

「そうなの?」

「ハッキリしたことは言えんがな。そのうち自然に思い出すじゃろ」

「その根拠は?」

「・・・ない。女の感じゃ」
(・・・ダメだこりゃ)

二人は黙って部屋を出ていった。
「どうしたんだ二人とも」

部屋を出たところに義剛と貴子が立っていた。
「ちょっと春斗さんのことの報告に」

「ああそうか。ところで、二人とも一緒に来るかい?」

「どこにですか?」

「その春斗君にちょっとした報告だ」
394関西人Z(関脇):02/02/10 20:23 ID:oZbSZubI
( ´ Д `)<短編読んでくれた人ありがとう。また考えてみようかな〜

つなぎ役さん
( ´ Д `)<やっぱりもうちょっと出せば良かった〜
        
我犬さん
( ‘д‘)<短編のこと言うてはるんかな?一応あれで終わりやねん。ゴメンな


( ´ Д `)<一周年記企画を考えなきゃいけないんだよね〜。

( ´ Д `)ストーリーは〜・・・

( ´ Д `)<zzz・・・

( ;`.∀´)<コラ後藤、寝るんじゃない!

( `.∀´)<とりあえず次の更新時までに考えるわ。
395 :02/02/11 00:36 ID:yyqT/igK
M-seekの月板治ったみたいです

http://hn.ws4.arena.ne.jp/moon/index.html
396リボルバー:02/02/11 01:52 ID:j+NH0dQI
ダッダッダッダッダッダッ、ダンッ、(ぅあちゃー)ズサァアアーーー

「ぷふぅ〜准君、フォームどうだった?」
 (なんか変な飛び方だったぞ今・・・・・)
 (右足上がってるけど左足下がってたし・・・・・)
 (飛ぶ前『ぅあちゃー』とか聞こえたし・・・・・ハピサマ?)
「あ、あぁスゴイ飛んでるからいいと思いますよ?やりやすいのが一番ですよ!」
「そう?自分では良くわかんないんだけど」
「とにかくスゴイスゴイ。改善の必要なし(w。」
「うーわ、適当〜ホントかよ・・・・・」
「本当すよ。てかそろそろあがりません?結構やってるでしょ?」
「そね、暇そうな准君のために今日は早上がりしてあげる。」
「わりーすね、じゃ着替えて待ってますんで。」

なぜ一緒に帰るのかと言うと、矢口さんはウチの隣のアパートで一人暮らしをしてるのだ。
スポーツ特待生ってやつで、わざわざ一人暮らしをしてまでこの学校にきている。
1人で帰るのは味気ないので、いつも2人で帰るのだ。
397リボルバー:02/02/11 01:53 ID:j+NH0dQI
「お待たせ〜よし、帰ろ〜。」

帰ろうと門を出かけたその時、後ろで声がかかった

「お〜い、やぐっちゃ〜ん!」
さっき幅跳びをしてた後藤さんだった

「お〜ごっちん、どしたの?今日もうあがり?」
「うん、そうなの〜だからごとうも途中まで一緒に帰っていい?」
「うん、帰ろー帰ろー。ほら准君、行くよ?」
「あいさー」

5月と言えども夕方になると肌寒い。空も薄暗いし・・・・・

「そうそう、今度またごっちんの家遊びに行くね?」
「あ、そだね〜またいつでもおいでよ。前楽しかったね〜」
「前は梨華ちゃんがさー・・・・・で・・・だったよね〜キャハハハ〜。」
「それだったらやぐっちゃんも・・・・・で・・・・・じゃん!?」
「ごっちんも・・・・・だったじゃ〜ん?」
「え〜そうだったっけ〜」

・・・・・入れねッス・・・・・

油断してるとイキナリ話を振られた
398リボルバー:02/02/11 01:54 ID:j+NH0dQI
「ねぇねぇ、今度はさぁ准君もごっちんの家行こうよ〜」
「「えぇっ!?」」

きれいにハモってしまった。

「なんで話がいきなりそうなるんな!?」
「え、いや、男の子いた方がたのしいかな〜って」
「んで一番手近なんが俺ってわけかい(w」
「いいんじゃない?親睦を深めるって意味でも。クラス一緒になったんでしょ?」

う・・・やっぱ知ってるんだ?

「准君1ヶ月も休んでたから新学期の気分だろうけど、もう1ヶ月経ってるんだよ?
 みんなのクラスぐらい知ってるってば!」
コイツ・・・俺の心を見透かしたように・・・・・

「いいじゃん、楽しいよ〜ごっちんも来て欲しいよね?」

・・・心なしか後藤さんの方を向いて合図してるような?

「うん、一回おいでよ?ごとうは構わないよ〜。」
「てことで、近いうちにお邪魔するから予定空けておきなよ、准君!」
「・・・わかったよ・・・悪いね後藤さん」
「うぅん、いーよ。(ほんとはちょっと来て欲しかったしね〜)」

はぁ〜やっかいな事に・・・
399名無し娘。:02/02/11 10:31 ID:DwKD5G+3
みなさん(・∀・)イイ!!

いつも読んでて、書いてみたいなと思ったんですが・・・
一周年のイベントが始まるみたいで邪魔かなとも思うんですよね。
書いていいんでしょうか?
最初は短編の読みきりを考えてます。
400我輩は犬である。 ◆N0E.Nono :02/02/11 12:29 ID:zdBbT1gj

その男は後から車から出てきてこちらに向かってきた男だ。
その距離10m。
知っている匂いは男から発せられる。
知っている匂い、そして声。
前のご主人様と共に一緒に働いた事のある人間だ。
名前は深野のといっていた。
同じ車から出て来たもう一人が深野に話し掛ける。
あの車。訓練所の車だ。
犬が人を襲ってると聞いて捕まえに来たわけか。

「知っているんですか?」

「あぁ。たぶんな。違うかな?いや、アレックスだ。」
深野が、じっと探るように目を見る。

車から一緒に出てきた男に話した。

「お前知ってるだろ、小橋さん。」

「小橋さん?小橋さんって前に聞いた自分の前にいた・・・」

「そうだよ、伝説って言えば大げさだけど、あの小橋さんだよ。
まぁオレの上司だった人だ。この前事故で亡くなったけどな。」
401我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/11 12:31 ID:zdBbT1gj
「その小橋さんがどうしたんですか?」

「アレックスは小橋さんの犬だよ。しかももっとも優秀な犬だよ。一部を除けばな」

「なんでその犬が、ここに?」

「さぁな。そこのおじょうさんに聞いてみないとな。」

「でも、警察犬がそこいらのおじょうさんに飼いきれますか?違う犬じゃないですか?」

「どうだろうな?オレが知っているアレックスだったらありえないんだけどな。
アレックスは優秀な犬だが、小橋さん以外の命令は利かないと言う難点、
難点かな?そのかわり小橋さんの言う事は完璧にこなす犬だったからな。
ただ危険なのはこのアレックスは警察犬としてトップクラスだが
戦闘能力も、ものすごく高い。軍用犬以上だな。
ひとたび、戦闘モードに入ったらあっという間に・・・」
402我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/11 12:32 ID:zdBbT1gj

「だったら、違う犬じゃないですか?あんな子供にはなつかないでしょ。」

「だからちょっと不思議なんだよ。」

「おじょうさん。その犬は本当におじょうさんの犬かな?」

「・・・はい。そうです。」

ご主人様は怯えている。ちいさな声が震えている。

「この犬は何歳?どこで買ったのかな?」

「・・・・・・・・・・」


後ろから誰来る。
ご主人様の友達だ。

「のの〜どないしたんや?」

ただならぬ雰囲気を感じたらしくご主人様の肩を抱く。

「あいちゃん・・・」

「どしたん?なにがあったん?」

そのまま警官たちに事情を聞いている。

「あの〜どうしはったんですか?私はこの子の友達なんですけど?
何かあったんですか?」

「あのねぇちょっとこの犬のことで聞きたいことがあってね。」

「?」

403我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/11 12:38 ID:zdBbT1gj

( ´D`)<今日からトリップつけて、HNも変えました。

>>390 の紺野ちゃん、長い目で見てやってください。
今はちょっとダラダラした展開ですけど、また〜りね。

( ´ Д `)<この話スレとずれてる?他で書いたほうがよかったのかなぁ?
404我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/11 12:42 ID:zdBbT1gj
>>399 とりあえず書いてみるのれす〜>(´D` )
405 :02/02/11 12:50 ID:1cRUrTgB
(・∀・)イイ!!
406名無しの紺野:02/02/11 16:23 ID:QAuw5mcn
川o・-・)ノ<リボルバーさん、待ってました!跳ぶヤグチさんイイッ!!

川o・-・)ノ<>>399さん。書いちゃえ、まず書いちゃえ!

川o・-・)ノ<我犬さん、そんな事無いです。すでにドキドキしています。

川o・-・)ノ<我犬さん、辻さんとアレックス、一緒に暮らしいているのでOK。
    <学園生活、一緒の仕事など生活の一部を共にすると言う事で宜しいんじゃないんでしょうか?
    <暮らす為のネタがつきかけている様なので……拡大解釈じゃ駄目ですか? 
407名無し娘。:02/02/11 19:49 ID:s0uhcfWt
(・∀・)<我犬さん、紺野さん、レスありがとうございます。
      とりあえず書いてみます。
      今、考えてるのはバレンタインネタなんで14日に。
      他のも考えてあるんで書き溜めます。よし!ガンガルゾ!!
408つなぎ役 ◆NONOaS6k :02/02/11 23:24 ID:97KxueBp
俺達は今日は1食(第1食堂)に来ていた。

和也と真里が真希に1食を説明している。

和也「ここは定食が中心なんだ」
和也「4つある食堂の中でも一番広いんだぜ」

真希「へぇ〜」

真里「レディースセットってのはコーヒーとケーキが付いてくるんだよ」

真希「そうなんだ」
真希「じゃあそれにしようかな」

真里「私もレディースセット」

和也「俺はやっぱ焼肉定食だな!」
和也「聰はどうする?」

俺「んじゃ俺も…うわっ!」

突然俺は誰かに「ヒザカックン」された。

振り向くとそこには…
409つなぎ役 ◆NONOaS6k :02/02/11 23:26 ID:97KxueBp
「テヘヘ…」

俺「辻ちゃん!?」

加護「加護ちゃんもおるで〜」

辻ちゃんの後ろから加護ちゃんもひょっこり顔を出す。

辻「びっくりしたれすか?」

この二人は、辻 希美と加護 亜依。
二人とも俺の1つ下で中学3年生。
苗字が違うが姉妹だ。
といっても義理の姉妹で双子とかではない。

俺も詳しくは知らないのだが、数年前にそれぞれの両親が離婚した後に
辻ちゃんの父親と加護ちゃんの母親、加護ちゃんの父親と辻ちゃんの母親、
それぞれが再婚したというのだ。
(というか再婚が決まってから離婚したらしいが)

しかもなんとそのまま二つの家族は一緒に住むことにしたらしい。
本物の「二世帯住宅」ってわけだ。

そんな環境だと子供達はひねくれてしまいそうだが、
元々仲がよかった辻ちゃんと加護ちゃんは
むしろ二人が姉妹になったことと一緒に住めるようになったことに大喜びだったらしい。

と、まぁドラマみたいな状況におかれている二人なのだが、
昔この二人も「紺野流道場」に通っていたということもあって
俺と真里とは仲がいい。
妹みたいな存在ってとこだな。
410つなぎ役 ◆NONOaS6k :02/02/11 23:27 ID:97KxueBp
真里「辻、加護、あんた達ここで何やってんの?」

辻「何って、お昼ご飯を食べに来たんれすよ?」

辻ちゃんはちょっと舌足らずなところがあって、「だ行」は「ら行」に聞こえる。
(時々「さ行」も「は行」に聞こえるが)

加護「うちらいつもここで食べてるからな」

辻「矢口さん達こそ珍しいのれす」

真里「私らはねぇ……

真里が二人に真希のことを説明する。

・・・・・・

辻「そうらったんれすか…」

加護「うちは加護亜依いうんや。『あいぼん』でええで」
   よろしくな!後藤さん」

辻「ののは『のの』れいいのれす」

真希「あ、よろしくね…」
真希「え…と、あいぼんちゃんと……ののちゃん?」

俺「辻希美っていうんだけど、あだ名が『のの』なんだ」

真希に説明する。

辻「そうなのれす。よろしくなのれす」

真希「うん、よろしくね〜。あいぼんちゃんとののちゃん」

加護「『ちゃん』はいらんで〜」

真希「じゃあ『あいぼん』、よろしく」
411つなぎ役 ◆NONOaS6k :02/02/11 23:33 ID:97KxueBp
今日はここまでです。

遂にぶりんこうんこ登場!w
最初から設定を考えていた娘。最後の二人です。
早く出したかったけど話が全然進まなかった(w

>名無しの紺野さん
最近紺野いいなぁと思ってるんで紺野に決まれば喜んで書かせてもらいます^^
でも、まったり紺野さんの作品のまったり感には敵わなそうだ…
>>407
短編楽しみにしてます。
412我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/12 12:55 ID:hSWaWfDv


「この犬ね。もしかしたら、警察犬なのかな?と思ってね。
おじょうちゃん、お友達なら知ってるかな?この犬はこの子の犬?」

「そうやで、ののの犬やで。こんなになついてるやんか。」


「そっかそれならいいんだけど、もしおじさんたちが知っている犬なら
ちょっと危ないからね。この犬物凄く賢いけど危険な犬だから?」

「危険?だったらちゃうわ。
この犬はめちゃめちゃ賢いのは同じやけど
吠えることもないし・・・全然危険ちゃいますもん。」

「そっか。じゃぁ違うのかな?ところでおじょうちゃんはこの子と昔からの友達?」

「昔って言うか、ここ2、3年ぐらいやけど。」

「そっか。そんじゃこの犬の仔犬の頃とか知っているの?」

「えっと・・・」

明らかに動揺してしまった。
ご主人様の友達はご主人様の方を見たが
ご主人様はもっと動揺して今にも泣き出しそうだった。

ご主人様が私を見てから、ひとつ息を吸い込むと

「・・・おまわりさん。ごめんなさい。」
413我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/12 12:56 ID:hSWaWfDv

「のの!」

「アレックスは私が・・・
前の飼い主さんが事故を起こして救急車で運ばれた時
一人ぼっちで待ってて、ののが・・・
・・・私が
連れて帰って
それから、一緒に・・・」

「なるほど。それでおじょうさんが代わりに育ててくれたんだね。」

「・・・はい。」

「育ててくれた事はとても良い事なんだけどね。
勝手に人のペットを飼ったりしたらダメなんだよ。
だけど、この場合は飼い主もいないし、どうなるんだ?」

と言うと男は周りの警官たちに聞いていた。

ご主人様はお友達にしがみつきながら私の方を心配そうに見ている。
正直、この状況ではどうすることが最善なのかがわからない・・・
ご主人さまとの生活はとても楽しい生活ではあったが
苦労をかけているのもわかる。
ここは、大人しく警察に自分が保護され以前のように
警察犬として働くか、それとも警察に抵抗して逃げるか。
この人数だったら簡単に倒して逃げ切る事も容易い。
ただご主人様にもう2度と会う事も出来なくなってしまう。
それ以前に抵抗したらご主人様に迷惑が掛かってしまうかもしれない。

話をしていた警官たちは話がまとまったのか
ご主人様のほうを向き話し始めた。
414我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/12 12:56 ID:hSWaWfDv

「おじょうちゃん、ちょっと今すぐに答えが出ないから
署の方で調べて、決まり次第連絡するから。
ちょっと住所と名前、連絡先を教えてくれるかな?」

「・・・アレックス連れてっちゃうの?」

「ん〜。警察犬っていうのは警察、国の財産だからね。
小橋さん個人の犬だったら問題はないと思うんだけど調べてみないと。
もし小橋さんの個人の犬だったらご家族もいないし
問題なくあなたに渡せるんだけどね。
ただ、警察の名義になっている場合は残念だけど返してもらうよ。
この犬がアレックスだったら仕事があるからね。
とても優秀な犬なんだ。
アレックスだっていい仕事するのが、生き甲斐なはずだから」

「・・・ぁい。」

と、返事すると。
ご主人様は悲しそうな顔で震える手で紙に住所などを書き込んでいる。
415我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/12 12:59 ID:hSWaWfDv

( ´D`)< 今日はこんな感じです。
        また明日〜
416名無し募集中:02/02/12 16:58 ID:UGHmZGtD
イイ━(゚∀゚)━━!!
417名無し募集中。。。:02/02/12 19:55 ID:KkFpBnrA
( ´D`)<じゃあ日本名に変えるのれす
     三都主アレサンドロにするれす
418リボルバー:02/02/12 21:40 ID:ih7D5g08
「じゃ、さっき言ってたことちゃんと考えててよ?んじゃまた明日ね〜」
「へいへ〜い、じゃあ。」

矢口さんとはもう2年間の付き合いなので、先輩後輩関係なくタメ口だ。
敬語を使われることを嫌い、使うことも嫌う人なのだ(オイオイw
一応学校では、まがいものの敬語を使ってはいるけども・・・・・

矢口さんと別れて、玄関に入る。・・・・・真っ暗じゃん。

「ただいま〜、玄関の電気ぐらいつけろよ〜」

・・・・・シーン・・・・・反応がない
というか家の中まで真っ暗だ。変だ・・・・・

玄関の電気を点け、居間に入ろうとした時だった。
2階からドタドタと言う音と共に、階段を下りてくる足音が聞こえた。
419リボルバー:02/02/12 21:41 ID:ih7D5g08
「あ、お兄ちゃんお帰り〜」
「おー、亜依いたんだ?母さんは?真っ暗だったぞ玄関。」
「あ、そっかぁ!電気点け忘れてたぁ、ごめんごめん。」
「別にいいんだけどさ。で、母さんは?」
「お父さんと一緒に出かけちゃったよ〜ご飯は適当に食べろってさ〜」
「またか・・・・・」

ウチの親はよくこういう事をする。何の予告もなくふらっと出かけるのだ。

「あぁ、じゃあ着替えてから何か作るからちょっとまっててくれな?」

そういって自分の部屋に行こうとした時、亜依から声がかかった
420リボルバー:02/02/12 21:42 ID:ih7D5g08
「ねぇ〜お兄ちゃ〜ん、今日矢口さん呼ぼうよ〜?」
「いいっ!?やぐっさん?」
「だって前来て作ってもらったぺペロンチーノおいしかったんやも〜ん。」
「騙されるなって!あれ、レトルト食品だぞ?ぺペロンチーノなのににチーズかかってたし・・・」
「ぺペロンチーノにちーずかけたっていいだろーー!!」
「お、おい?」
「とにかく楽しかったし、おいしかったもん!」
「でもとにかく今日は勘弁してくれ、何か疲れてるんだ。」

と言い残し、部屋を出ようとしたその時、

♪Prrrrrr♪ガチャ
「もしもし〜矢口さんですかぁ?亜依ですけど〜
今日〜ご飯作ってくれませんかぁ? ウチ両親出かけちゃったんですよ〜?
 ・・・・・え?オッケーですか?やったぁ、じゃあ待ってま〜す。」
ガチャ

唖然とした顔で亜依の方を見ていると、こちらを見てにやりと笑い

「矢口さん来てくれるって〜良かったねぇお兄ちゃん♪」

こいつ・・・・・いつの間に矢口さんの番号を・・・!?
421リボルバー:02/02/12 21:44 ID:ih7D5g08
「へへ〜ん、亜依も携帯持ってんのやからこれくらいお茶の子さいさいやわ!」

・・・父親譲りの妙な関西弁がやけに腹立つ・・・!!


俺の父親はこてこての関西人で、何故か亜依には関西弁を仕込んだのだ。
俺は普通に育てられたから普通に標準語だけど・・・(違う?

「どしたん、お兄ちゃん?怒ってるん?そんなイヤなん?」
「・・・そんなコトするようなやつには・・・・・こうだ!!コチョコチョ〜」
「キャ、ちょ、止めて!キャハ、ホンマ頼むから〜うひゃ〜」
「そら〜コチョコチョ〜」
「キャ〜やめて〜エッチ〜」


「・・・あの〜もう来てるだけどぉ〜」
「「ハッ!!?」」

いつの間にかそこに矢口さんがいるではないか!!

「兄妹仲がいいのはいいんだけど、傍から見たら・・・ヤラシイよ?」
「「ご、ごめんなさい・・・」」

俺と亜依は顔を見合わせて笑った。

でも妹をこそばすのに夢中になる兄ってのもどうなんだろう・・・?
1人でそう考えて赤くなってしまった・・・ヤバイなぁ(w
422リボルバー:02/02/12 21:49 ID:ih7D5g08
微妙に更新です〜

>>406、名無しの紺野さん
名指しでレスもらえると嬉しいもんですねぇ〜ありがとうございます

1周年記念までにもう一回ぐらい更新できるかも・・・です
1周年記念が始まったら、リレーの作品以外更新するのは気がひけるので・・・
批判とかあったら下さい(妄想ベタすぎ、とかw
423リボルバー:02/02/12 21:52 ID:ih7D5g08
誤解を招いたかもしれないですが、僕がリレー小説書くわけじゃないです!
他の作者さんの邪魔にならないために更新を控えるってコトです

上の自分のレスを見て変だな、って思ったので・・・失礼しました〜
424どらい:02/02/12 23:49 ID:NAO73RIL
整理すると
誰がリレー小説
参加するの?

リボルバーさん、おもしろいです。
我犬さん、あんた最高!すげぇ展開!
つなぎ役さん、自分が予想していた展開と違ってちょっと以外です。続きに期待。

最近コンボ・8200両氏を見かけないのだが・・・
沈んだ作者挙げたらキリないけどね。
カテキョとかSASとか石川革命21とか・・・
425ベルゼブブ:02/02/13 00:18 ID:UoTHHOzr
すいません・・・わたくし、ミステリー小説プッチーモを放置します。
色々な事情があり、かけなくなってしまいました。出来れば誰か引き継いで頂きたい。
自分勝手な言い分ですがどうぞお許し下さい。
426つなぎ役 ◆KAGOnw22 :02/02/13 01:01 ID:YysktBTk
真里「んじゃあんた達も一緒に食べる?」

辻「一緒に食べるのれす」
加護「ええで〜」

和也「二人は何食べるの?」

辻「ののは焼肉定食大盛りなのれす!」

真里「あんたは食べ過ぎだって!(w」
真里「太るよ?」

辻「う……れも、うんろうするかららいじょうぶなのれふ!!」

真希「(…うんろう?)」

俺「(運動するから大丈夫、だってさ)」

俺は真希にそっと耳打ちして翻訳する。

真里「分かった分かった!(w じゃあ加護は?」

加護「うちはAセットやな」

真里「Aセットはレディースセットと同じコーナーか…
   んじゃごっつぁん、行こうか」

真希「うん」

真里・真希・加護ちゃんの三人は2番コーナーへ行ってしまった。

和也「じゃあ辻ちゃん、俺達は4番コーナーに行こうか」

辻「はいなのれす!!」

俺達は4番コーナーに向かった。
427つなぎ役 ◆KAGOnw22 :02/02/13 01:02 ID:YysktBTk
加護「のの、食べ過ぎやで」

辻「そ、そんなことないのれす。甘い物は別腹なのれす」

俺達は昼食を食べ終わり六人で雑談している。
辻ちゃんは焼肉定食の大盛りを食べた後にケーキを食べている。

しかし……

俺はまだ昨夜のアノ事件が気にかかっていた。
真里とはまだそのことについて何も話していない。

あいつは全然気にしてないのかな…?
女心(?)ってのは分からない。
そもそもなんでいきなり「キス」なんだ?
お互いにそういう関係ではないはずなんだが……

・・・・・・!!

ぼーっと考えていたら真里と目が合ってしまった!

やべ!!

焦って目を逸らす。

……あ、でもすぐに逸らしたのはまずかったかな?(汗
428つなぎ役 ◆KAGOnw22 :02/02/13 01:03 ID:YysktBTk
真希「聰、どうかしたの?なんか今日元気ないみたいだけど」

不意に真希から鋭い質問が入る。
全員の目が俺に集まる。

俺「そ、そうか?そんなことはないけど………」

…いい言い訳が思い付かない。

辻「聰さん大丈夫れすか?」
辻「のののケーキ半分あげてもいいれすよ?」

加護「ののが自分から食べ物をあげるなんて珍しいなぁ」

辻「そんなことないのれす!」
辻「甘い物を食べると元気になりますよ?」

俺「いや、いいよ(w」

加護「ののは何を食べても元気になるからなぁ?」

辻「そ、そんなに単純じゃないれす!」
辻「あいぼんひどいのれす…」

「アハハハ」

辻ちゃんのおかげでこの場はなんとかごまかせた。
助かった。
429つなぎ役 ◆KAGOnw22 :02/02/13 01:09 ID:YysktBTk
今日はここまでです。
っていうかageてしまってすみませんm(_ _)m

>リボルバーさん
特に気にしなくてもいいのでは?
自分のペースで更新でいいと思います。
>どらいさん
予想ではどうだったんでしょうか?
実は最後までの構想はもうできてるんですけど(確定ではないけど)
なかなか話が進みません(w
全体で言うと10%弱かも…
>ベルゼブブさん
非常に残念です。
ミステリー物はこのスレでは珍しいので楽しみにしていたんですが…
事情があるなら仕方ありませんね。
もしまた書けるようになったら戻ってきてください。

そろそろリレーの順番とか考えないとまずいかな?
430 :02/02/13 01:20 ID:J6mrXf/G
辻加護萌え〜
431名無し:02/02/13 02:06 ID:8V4d4IoK
つなぎ役最高に(・∀・)イイ!
432名無し募集中。。。:02/02/13 04:11 ID:ZajW8rbo
みんながんばっちくび
433名無し募集中:02/02/13 12:06 ID:q5vuV8Q5
生き甲斐?ふざけるな。
生き甲斐は誰が決める?
オレは今の生活に生き甲斐を感じている。
自分の意志でご主人様を決められない・・・
なんで自分は犬なんだ?
なんで自分の意志でご主人様を決められないんだ?
せっかく自分で選んだのに・・・選んでもらったのに。
ご主人様と離れたくない。
この前すでに1度お別れをして、新しいご主人様が見つかったらと思ったら
また・・・
自分の運のなさを恨んだ。
いくら訓練をつんで優秀などと他人に言われてもうれしい事はない。
ご主人様がそっと頭をなでてくれる事の方がどれだけうれしいか。
この男どもはわかっていない。

「ええんか?のの?アレックスを見捨てるの?」
434我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/13 12:07 ID:q5vuV8Q5
( ´D`)<スマソ失敗。


生き甲斐?ふざけるな。
生き甲斐は誰が決める?
オレは今の生活に生き甲斐を感じている。
自分の意志でご主人様を決められない・・・
なんで自分は犬なんだ?
なんで自分の意志でご主人様を決められないんだ?
せっかく自分で選んだのに・・・選んでもらったのに。
ご主人様と離れたくない。
この前すでに1度お別れをして、新しいご主人様が見つかったらと思ったら
また・・・
自分の運のなさを恨んだ。
いくら訓練をつんで優秀などと他人に言われてもうれしい事はない。
ご主人様がそっと頭をなでてくれる事の方がどれだけうれしいか。
この男どもはわかっていない。

「ええんか?のの?アレックスを見捨てるの?」
435我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/13 12:08 ID:q5vuV8Q5
「見捨てるんじゃないです。
・・・アレックスはお仕事があるんなら、しょうがないです。
それに、ののにはわかるのれす。
ここで、ののが泣いたり叫んだりしたらアレックスはきっと
周りの人に襲い掛かっちゃう。
そしたら、もうののとは会えなくなっちゃうから。
だからののも、しっかり仕事してアレックスもお仕事ちゃんとしていれば
いつかは会えるはず。だから・・・
でもね、もしも会う事が出来なくてもアレックス、ののは絶対忘れないから。
それに、あいちゃん。
なんかね。
絶対大丈夫な気がする。理由はないけど。」

涙目で語る。
まっすぐな目。
すべて納得できる目。

「ののぉ・・・」

「ね!アレックス。ちゃんと仕事がんばるんだぞ。
ののも頑張るから・・・
・・・ね。」
436我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/13 12:08 ID:q5vuV8Q5
ご主人様はそう言うといつものように抱きしめてくれた。
ただいつもと違うのは、物凄く寂しそうなつらそうな・・・
震えているのがわかる。
それでも、不思議な温かさだけは伝わってくる。

離れたくなかった。
もう2度と離れたくなかったのにこんなに早くお別れがきてしまうとは・・・
ご主人様の決断に逆らわない。
いつまでたっても、自分のご主人様はこの小さな少女。
離れていたって、そばにいなくたって。
ご主人様と自分にしか見えないリード(引綱)は遠くにいても繋がっている。
そう信じて車に乗った。
また再会できる。
絶対に。
437我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/13 12:10 ID:q5vuV8Q5
「ののぉ〜いいんか?本当にいいんか?」
 と加護は辻に言った。
 加護の方が今は涙目で車を見送っている。

「あいちゃん。アレックスは大丈夫。
なんかね。絶対ののの所に戻ってくる気がする。
なんて言うのかな。お別れじゃないようなの。
・・・上手く言えないけど。」
 辻は気丈に笑顔で答える。
 加護には、辻の笑顔にムリがあるのを少し感じていた。
438我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/13 12:14 ID:q5vuV8Q5

( ´D`)<HNもつけてないし、ageちまった。
       もうしわけない

( ´ Д `)<今度は私が主役の作ってるみたい・・・
        でもね、すごく時間掛かりそう。
        今の2倍はかかるんだってさ、
        何でかって言うと・・・zzz...

( ´D`)<まだ終わらないから後藤さんの出番はないれすよ〜
439名無し:02/02/13 12:22 ID:mb7mCU6c
(・∀・)イイ !
うるうる〜
440裏・一周年記念委員会:02/02/13 13:47 ID:1DiNYH0I
>つなぎ役さん
投票していいですよ。

>どらいさん
参加者は、コンボさん・つなぎ役さん・8200さん・関西人Zさんです

ヒロインはやっぱりばらつきがありますね。
まとまらなければ、最終的には作家さん達に決めてもらおうと思っています。

あとは主人公、ストーリー辺りですか。
そのへんは作家さん達の返事待ちということで。
あ、誰から始めるかも決めないといけませんね。

あとコンボさん・8200さん最近見かけませんがどうしたんでしょうか?
ち、ちゃんと参加してくれますよね?

あと4日!!
441 :02/02/13 21:18 ID:Oumcuvdj
(・∀・)イイ!!
442関西人Z(頭痛信号):02/02/13 22:03 ID:yABt/Jfn
>>393の続き

「ここで働く?」

「その通り。しばらくここで働いてみないか?」

義剛はそう問いかけた。
今、部屋には義剛と春斗しかいない。
他の人達は廊下にいる。
「そんな事言われても・・・」

義剛の言葉に春斗は戸惑った。なにせいきなりのことである。
「今うちの牧場は人手不足でね。特に男手が少ないんだ。
 だから君が働いてくれれば助かるんだが」

「・・・」

「それに、今君は記憶喪失ときている。だから記憶を取り戻すため、
 言うなれば精神(こころ)の静養に、というところだ」

「・・・」

「どうだい、やってみないか?」

「・・・わかりました。やります」

「そうか、やってくれるか」

「手当てして貰った恩もありますし、喜んでやらせていただきます」

「ありがとう。じゃあ早く怪我を治してくれよ」

「はい」

義剛は部屋を出ると、廊下には梨華と貴子が立っていた。
「おじさん。春斗さんはなんて言ってました」

少し心配そうな顔をして訊いてきた。
「働いてくれるそうだ」

「ホントですか?」

一気に嬉しい顔に変わる。
「もし断ったらみんなで説得しようと思ったんだが、
 その必要はなかったみたいだな。
 まあ働くのは身体が治ってからだが」

「わかりました。一刻も早く怪我が治るよう私頑張ります!」

「あ、梨華ちゃん待って」

そう言うとどこかへ行ってしまった。りんねもそれについていった。
「どうしたんだ、あの娘?」

貴子に訊いてみる。
「どうもあの春斗君のことが好きみたいです」

「何?本当かそれは?」

「私の感だと80%の確率で」

「ふーん。それじゃなおさらここにいてくれないといけないな」

「そうですね」

そう言って、二人は笑った。
443関西人Z(頭痛信号):02/02/13 22:05 ID:yABt/Jfn
>>417
( ´ Д `)<じゃあ私はラモス留偉〜
( ;`.∀´)<・・・
>ベルゼブブさん
( ´ Д `)<気にしないで〜

(●´ー`●)<>>377が言ってたけど、確かになっち少ないべさ。
        ぜひリレー小説ではなっちをヒロインで!頼むべみんな
( ´ Д `)<まあ私は誰でもいいんだけどね

( ´ Д `)<リレー小説ねえ、ストーリーによって主人公変わっちゃうから
        まずストーリー決めないとね〜

( ^▽^)<多分みんな書きやすいのは定番の学生モノとかだと思うんだよね
       でもせっかくの企画だし、
       また違った世界観を書くのもおもしろいんじゃないかな?

( ´ Д `)<具体的なことは?

(;^▽^)<え?そ、それはみんなで決めようと思ってたんだけど。

( ´ Д `)<なーんだ、結局他力本願なんだ

( T▽T)<そんな言い方しなくても・・・ウエエーン
       
こんな梨華ちゃんに愛の手を!
444ねぇ、名乗って:02/02/14 00:11 ID:iPM1fIGI
あえてルールを決めないのも手かと。かなり難しいと思いますが。
445 :02/02/14 00:23 ID:/VaSqJ4U
>>443
川 ’ー’川ノ<高橋愛やよ〜
446ボビー:02/02/14 00:29 ID:lpTHRx/b
この前>>407で書きたいと言ってた者です。
全然筆が進まず、苦労しましたがまず1作うpします。
まだまだうpしますんで暇だったら読んでみてください。
447ボビー:02/02/14 00:32 ID:lpTHRx/b
2月14日 バレンタインデー

安倍なつみの場合
「なつみはどんなチョコくれるのかな?やっぱり手作りなんだろうな〜。」
なつみとは付き合ってもう半年経つ、俺の自慢の彼女だ。
「なつみ、『楽しみにしててね!』って言ってたからな〜楽しみ〜!!」

・・・そして翌日。
俺の家に5:00にくることになっている。
俺が今日のためにめずらしく掃除をしているとなつみが来た。
「来たよ〜。ちょっと早かった?」
「あっ!なつみ。まだ4:40だぞ〜。」
「掃除してたんだ!?ごめん。」
「まあいいや。まだちょっと汚いけど上がって。」

なつみと食事の準備に取り掛かる。
『やっぱりなつみは手つき良いな。』
「ほら、手が止まってるよ。」
「は〜い。・・・これでいいか?」
「うん。あとは私がやるから座って待ってて。」

なつみが料理を運んでくる。
「なっちの手料理、た〜んと召し上がれ。」
「お〜うまそう!!いただきま〜す。」
あまりの美味しさにあっという間に食べ終わってしまった。

「じゃあ、お待ちかねの食後のデザート。はい、チョコ。」
「待ってました!!」
パク。・・・うまい!!
「うまいよ!なつみ。」
「そう!?よかった〜。」
なつみが満面の笑みを浮かべる。

どうかいつまでもなつみと笑顔で過ごせますように・・・

448ボビー:02/02/14 00:35 ID:lpTHRx/b
この前>>407で書きたいと言っていた者です。
全然筆が進まず、苦労しましたがまず1作目をうpします。
暇だったら読んでみて下さい。あと2作はうpする予定です。
449ボビー:02/02/14 00:39 ID:lpTHRx/b
2重カキコすいません・・・カキコ失敗したかと思って2回やりました。
スマソ・・・(;.;)
450関西人Z(頭痛信号):02/02/14 03:26 ID:O2yAeGsj
短編第2弾「バレンタイン編」

「あー疲れた」

一仕事終えた俺は帰宅についていた。
「そういえば今日はバレンタインやったな。
 圭の奴、チョコ作るって張り切ってたけどホンマに作ってんのかな?」

圭は家事全般はそつなくこなす。ー料理以外。
「ま、今は考えないでおこう」

軽い足取りで家に着いた。
鍵を差し込み・・・、
「あれ?」

鍵は開いていた。
「?圭の奴帰ってんのか?」

ドアを開ける。と、

タタタ、ドンッ

誰かが俺にぶつかってきた。
(泥棒か!?)
瞬間そう思った。

しかしぶつかってきたのは、
「貰って(ハート)」

・・・リボンを体中に巻いた圭だった。
「・・・お前アホか」

俺は思ったことを口にした。
「あ、あれ?うけなかった?」

俺の今の表情は予想してなかったのだろう、焦る圭。

「つーかさ、何してんの?」

「あ、あのさ、チョコ頑張って作ってたんだけど、失敗しちゃってさ」

「うん」

「その代わりになる物は何か考えたら・・・」

「出た答えがそれか」

「・・・うん」

頬を赤らめ答える圭。

451関西人Z(頭痛信号):02/02/14 03:27 ID:O2yAeGsj
(なんか俺まで恥ずかしくなってきた)

俺は恥ずかしいのを紛らわすため、圭を抱きしめた。
そして耳元で言った。
「ホンマお前アホやなぁ」

「えっ?」

「今やったこと、冗談やったとしてもおもしろい。本気やったとしても嬉しい。
 だから、えっと・・・」

自分で何言ってるのか分からなくなった。
圭もきっと?マークが頭に出ているであろう。
口べたの辛いところである。
「そやから俺が言いたいのは、その、圭の気持ちは、ちゃんと伝わってるから・・・」

最後の方は呟く感じになった。
それでもその言葉を聞き取った圭はさらに頬を赤らめ、
「・・・・・・うん」
と答えた。


「さて、晩飯はなんやの?」

「あ、あのさ」

何か言いづらそうな顔をしている圭。
「何?」

「チョコ作るので必死だったから、夕食無いの」

「ウソ!?」

「だから、夕食代わりにこれ食べて」

そう言って出された物は、皿一杯に乗った失敗作のチョコだった。
「・・・これを食えと?」

「うん。はい、たーん召し上がれ」

そう言って圭は強引にチョコを口の中に入れてきた。
「ちょ、ちょっと待って。そんないらモガガ」

その後、失敗作のチョコが俺の胃袋に収まった。

次の日仕事を休んだのは言うまでもない。
452関西人Z(頭痛信号):02/02/14 03:38 ID:XWxmHXqF
从#~∀~#从<どうやった?短編第2弾は?

( ‘д‘)<今回一番書きたかったのは、矢口さんが某番組で言っていた
       『リボンを身体にグルグル巻き』保田さんバージョン!

从#~∀~#从<あと男の関西弁。今回はある意味挑戦やったんやけど、
      アホにも色んなニュアンスが含まれてるのを書きたかってん。 
      まあ即興で書いた割には、・・・やっぱり出来悪いな。

( ‘д‘)<オリンピック見ながら書いたから、そら出来も悪いですわ。

从#~∀~#从<・・・ほんまやね。次から気をつけるわ。
453ボビー:02/02/14 10:52 ID:LCL2nM4P
関西人Zさん(・∀・)イイ!!おもろいっす。
某番組とはF○nですね。
俺ももう1作品バレンタイン関係であげます。
あともう1作品はちょい長のをあげます。よろしくおねがいします。
454ボビー:02/02/14 11:02 ID:LCL2nM4P
2月14日 バレンタインデー

矢口真里の場合
「真里の奴、どんなチョコくれんのかな?」
真里と付き合い始め約1ヶ月。俺達にとって初めての大きなイベントだ。
「あいつ『チョコ期待しててね!キャハハ☆』って言ってたけど大丈夫かな?」

・・・そして翌日。
駅前に7:00に待ち合わせ。
俺が10分前に到着すると真里がめずらしく先に来ていた。
「おっ!めずらしいじゃん。遅刻しないなんてさ。」
「むぅ、そんなこと言うな!いつも遅刻してるわけじゃないだろ〜。」
その場で少し話して、2人でファミレスに入った。

「それでさ〜超むかついてさ〜・・・」
『おかしい・・・真里の奴、チョコの話を全くしない。
 だからといって俺から切り出すのも嫌だしな〜。』
そんなことを思っている間に飯も食べ終わり、ファミレスを出てしまった。
『まさか真里の奴、今日がバレンタインデーだってこと忘れてんのか?』
ここまでいくとどんどん悪い方向に考えてしまう。

「そうだ。渡すものがあったんだ。」
『やっときた!待ってました!!』
「はい、チョコ。」
「おう、ありがと!開けていいか?」
「いいよ。」
「どんなのかなぁ〜。」
「・・・」
何故か真里は黙っていた。

「あっ・・・。」
普通の市販のチョコだ。
「ごめんね。本当は手作りあげたくて作ったんだけど失敗しちゃって・・・。」
『あの元気な真里がへこんでる・・・』
「あっ、いや別にいいよ。こういうのは気持ちだから。」
「・・・ありがとう。」
チュ。
真里にキスされた。
「これで特別になったでしょ?」
突然のことで声が出ない。
「じゃあ、これからカラオケ行こう!カラオケ!!」
「・・・お、おう。いいね〜、久しぶりだからいっぱい歌うぞ!」

手をつないでカラオケにむかう途中。
「でもさ真里、来年は失敗しないで作ってくれよ〜。」
「むぅ、そういうこと言うなよ!」
来年も真里と過ごせますように・・・
455我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/14 12:19 ID:xr+j4wLg
 
辻が書いた紙を見ながら警官が声をかける。
「それじゃ、もしあの犬が警察の管轄外か
警察の登録犬だったかわかったら・・・
ん〜辻さんのお家に連絡するから。
お母さんにも連絡しておこうか?お家にいるかな?」

「そこに書いてあるところにはいません。一人暮らしですから。」
「君はいくつ?」
「14歳です。」
「それで一人暮らし?」
「はい。」
「そっか・・・それで犬も飼ってんだ。偉いねぇ。
それじゃ連絡は携帯の方がいいかな?」
「お願いします。」
「それじゃ、これからキミのお家までパトカーで送るよ。」
「いえ。結構です。」
 辻は断ったが、加護はパトカーに乗ってみたかったみたいで
 辻より大きな声で、「お願いします。」と言って乗り込んだ。

 乗り込むと加護は辻に
「こんな事めったにないよ。それにこれから、ののの家行くから。
ウチこれから一人でいてもしょうがないし。な?」
明るく努めて強引に辻を言い伏せた。。

 辻は窓の外に流れる町並みをぼんやり見ていた。
 また絶対に会えるって、思っていても不安がある。
 根拠がない自信にはいつでも不安が残る。

 自分が勝手にお別れすることはない。って思っているだけで、
 警察にある書類にアレックスが登録されていれば、もう戻ってくることはない。
 それは絆が深かろうと浅かろうと関係なくただ非情に決まってしまう。
456我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/14 12:19 ID:xr+j4wLg
加護は気がついていた。
 辻がアレックスとの別れ際に大丈夫と気丈に言っていたが
 あれは、普段の辻と違っていた事を。
 いつもの素直な感情むきだしの辻とは違っていた。
 まっすぐ見ているような視線は実は何も見ていない。
 いや、見れていなかったと思う。

 自分には出来ない、オトナの感情?振る舞い?
 辻の成長に驚き、何故かそれでいて少し羨ましくも思った。

「なぁ、ののぉ。ののはオトナになったなぁ。」
「そんなことないですよ。あいちゃん」

「なんか今までの・・・アレックスと暮らす前の
ののやったら、絶対泣いてたで。
っていうか、うちは泣いてもうた。
それなのに、のの泣かなかったやんか。」

「なんか、ののが泣くとアレックスが悲しむの。
家でもね。上手く振りが覚えられなくて、泣いた時があったの。
その時に、凄く悲しそうな顔でののの事見るの。
多分、アレックスが自分に出来る事探しても
見つからなくて困ってて悲しくなってるみたいで。
違うかもしれないけどね。
アレックスは、言葉を話すことできないんだっけど、
何故かわかるような気がするんだ。
勝手に、ののがわかっているって思い込んでいるだけかもしれないけど。」
 と、言うと、はにかみながら涙目になっていた。。
457我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/14 12:20 ID:xr+j4wLg
「のの。ウチ、うらやましいわ。
なんか、ヤキモチ焼いちゃいそうや。
ののとウチ喧嘩するやん。
たいていすぐ仲直りするけど。
喧嘩するほど仲が良いって言うけど
アレックスとののは喧嘩もせんと、仲良しやもんな。
ウチはののと喧嘩なんかしとうないのになぁ。」

「ののもあいちゃんと喧嘩したくないですよ。
アレックスとはアレックスがオトナだから喧嘩なんないのかな。」

 パトカーから見る窓の外はさっき走ってきた道とは
 違う道のように目に映る。
 
 アレックスと走るより早い時間でマンションの前についた。
 それは、時計の刻む時刻であって、体感時間はとても長かった。
 車から降りる時、若い警官がサインをねだりそうな顔してたが
 加護が「そういうのって、まずいんちゃいますか?」っていうと、
 あきらめた。
458我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/14 12:27 ID:xr+j4wLg
( ´D`)<今日はここまでれす〜
〜独り言〜
前のスレで書いたものが約9,000文字
そして今回のが約23,000文字
あと番外編で9,000文字くらいかな。
全部足すと約41,000文字!
400字詰め原稿用紙で100枚以上か。
ただ、そのうちどれだけ無駄な文があることか・・・

読んでくださる方の一行感想や、
他の作家さん方の感想とかが
励みになってここまで書けたんやなぁ。

459どらい:02/02/14 18:38 ID:53ZC575M
>>458
それが自分の実力でもあるんやで。
460我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/14 21:34 ID:/XxWXnaz

エレベーターに乗ると静かにモーターの動く音がした。
狭い密室の中は、どんよりとした重い空気を詰め込んでいる。
そんな空気を払拭するように
「ののの家ひさしぶりやなぁ〜。
アレックスと暮らしてから、全然呼んでくれなくなったしな。」
ちょっと意地悪そうな顔して明るく加護が言った。

「そんなことないですよ。・・・?
・・・そう言えばそうですね。ごめんなさい」
と言ってうつむいた。

「あはは、冗談やねん。気にすんなや
うちかて遊ぶヒマなかったねん。」
「?」
辻は意味がわからないまま玄関のドアをガチャリと鍵を開け
中に二人は入っていった。
ソファーに座ると加護が遠くを見ながら言った。
「ののぉ。痩せたなぁ。でもうちも痩せたやろ?」
辻は不思議な顔して自分の体を見て、それから加護の体を見てうなずく。

「ののがアレックスと暮らしてから痩せてってんのみてな
うちも仕事終わってから一生懸命ダイエットしたんやで
ののに追いつこうとして。」
461我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/14 21:35 ID:/XxWXnaz
「ののに追いつく?」

「そやねん。のの気づいてないんか?めっちゃ、痩せたで。
みんなも言ってたで。今度の曲の振りだってメチャメチャかっこ良かったよ。
くやしいから言わんかったけど。」

「そうですか?あんまり気にしてなかったです。
それに振りもなんか、なかなか覚えられなかったたから・・・」

「ののぉ〜、ホンマどんくさいなぁ。
アンタの今度の振りメチャメチャむづかしいんやで。
だからや。覚えられないのは。」

「そんなんですか?のの人の見ている余裕ないから
自分だけ中々出来なくて困ってたんです。」

「あのなぁ。あんたの振りだけや夏センセが息切らしてたのは
それを、ののは歌いながら踊ってんやから。正直まいったわ。
ちょっと・・・っていうか、凄く悔しかったよ。」

「いいらさんは、前までは上手く出来た時は誉めてくれたりしてたのに
全然誉めてくれないから、ダメだと思ってた・・・」
「この際やから、教えたる。みんな、あせってたんよ。
安倍さんも、矢口さんもおばちゃんに、みんなみんな。
のののダンスに。
ののがアレックスと暮らしてから、ののは仕事終わるとすぐ帰ったやんか。
最初は、残ったみんなでダラダラしてたんや。
一緒に暮らし始めたばかりの時なんて、何日で投げ出すか勝負してたんやで。
楽屋とかでは大盛り上がりや。
それが、投げ出すどころかみるみるののが痩せてって・・・
462我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/14 21:36 ID:/XxWXnaz
みんな、焦りだした。
そしたら、ののの体のキレにみんな驚いてののが帰った後
おばちゃんが、仕事終わってからレッスン行くって言い出して
梨華ちゃんもダイエット始めるし。
後藤さんも、ジム行き始めるし・・・」

「誰もそんなこと・・・知らなかった」

「このことは秘密やったんやで、飯田さんがののに教えると
調子に乗るからって・・・」

加護は辻のTシャツのお腹の所をめくった
「なにすんですかぁ〜」
「見てみぃ。自分のお腹。」
「?」
そのお腹は無駄な肉ひとつ付いていないダンサーのお腹
「梨華ちゃんが痩せてた時と同じくらい、ほっそいけど硬いで。」
というと、指で突っついた。
「くすぐったいですよぉ〜」

「あぁ〜なんか悔しくなってきた、ウチ帰るで。
ののに負けてられん。トレーニング行ってくる。」

と言うと立ち上がってドアに向かっていった。
「え〜、あいぼ〜ん」
ガチャン。
463我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/14 21:36 ID:/XxWXnaz
ドアが閉まった後、辻はシャツをめくり自分の腹筋を指で突いた。

「アレックスのおかげで、ののは痩せたんだ・・・」
全然気がつかなかった。
少し体力が付いた事はなんとなく実感していたが
こんなに変わっていたとは。
正直言うとダンスがかっこよく踊れなくてもいい。
かっこ良くなくたっていい。
アレックスといっぱい遊べれば・・・
久しぶりにひとりぼっちの部屋は物凄く広く感じた。
464我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/14 21:44 ID:/XxWXnaz
( ´D`)<ヒマだからまたUPしちゃいました〜

どらいさん
( ´D`)<ありがとうれす〜
       お世辞でもそう言われるとうれしいれす。

さて、今度こそまた明日〜
465ボビー:02/02/14 22:36 ID:pFU7k4fs
今回UPするのはちょい長です。
暇であれば読んでやって下さい。
466ボビー:02/02/14 22:41 ID:pFU7k4fs
「それじゃ、いってくるね。バイバイ☆」

それが彼女の最後の言葉だった・・・
寒さ厳しい冬、しとしとと長く降り続く雨の日。
彼女は車にはねられて帰らぬ人となった。

なぜあの時俺はいっしょに行ってやらなかったのか?
風邪気味だったから?それとも面倒臭かったからか?
そんな事は何千何万回も考えたさ。
だからといって彼女はもう帰ってこない。
俺が行かなかったから彼女は、梨華は死んだ・・・
俺が梨華を殺したんだ・・・俺が悪いんだ・・・

あれから何ヶ月経っただろうか。憶えていない。
そもそも今の俺に時間なんて意味があるのか?
ただ飯を食って寝る、生きているだけの俺。
時間なんて意味をなさない。梨華が死んでから俺の時間は止まった。
もう学校には行かない。梨華がもう行けないというのにどうして俺が行ける?
もう何もいらない・・・もう何も望まない・・・

467ボビー:02/02/14 22:46 ID:pFU7k4fs
「それじゃ、いってくるね。バイバイ☆」

それが彼女の最後の言葉だった・・・
寒さ厳しい冬、しとしとと長く降り続く雨の日。
彼女は車にはねられて帰らぬ人となった。

なぜあの時俺はいっしょに行ってやらなかったのか?
風邪気味だったから?それとも面倒臭かったからか?
そんな事は何千何万回も考えたさ。
だからといって彼女はもう帰ってこない。
俺が行かなかったから彼女は、梨華は死んだ・・・
俺が梨華を殺したんだ・・・俺が悪いんだ・・・

あれから何ヶ月経っただろうか。憶えていない。
そもそも今の俺に時間なんて意味があるのか?
ただ飯を食って寝る、生きているだけの俺。
時間なんて意味をなさない。梨華が死んでから俺の時間は止まった。
もう学校には行かない。梨華がもう行けないというのにどうして俺が行ける?
もう何もいらない・・・もう何も望まない・・・
468ボビー:02/02/14 22:49 ID:pFU7k4fs
たびたび、すいません・・・これUPしたら逝ってきます・・・
469ボビー:02/02/14 22:54 ID:pFU7k4fs
ある日、電話が鳴った。
俺は何も反応を示さない。いつものことだ。
母親が急いで出る。なにやら喜んでいるがどうでもいい。
電話を切った母親がすぐにこっちにきた。

「円!亜弥ちゃんが帰ってくるって。よかったじゃない!」

「・・・。」
亜弥?誰だっけ?亜弥・・・

「もう忘れちゃったの?中学校の途中まで近所に住んでて、すごく仲良かったじゃない。」

「・・・。」
ああ、確かにいたな。亜弥、松浦亜弥・・・

「明日こっちに越してくるって。」
そう言うと母親は忙しくそうに家事に戻った。

そして俺はまた浅い眠りについた・・・
470関西人Z(頭痛信号(強)):02/02/15 01:39 ID:Hae4AXvm
>>443
( ´ Д `)<愛よりも亜依
( ‘д‘)<ん?

>ボビーさん
(0^〜^0)<そうそれ!ノリカチェーック!!
川 `〜`)<読んでくれてありがとね。あなたのもおもしろいよ。
       梨華ちゃんが死んでるのはビックリしたけど。

( ´ Д `)<あのね、リレー企画のストーリー強引に考えたんだ。ちょっと聞いてくれる〜?
( ´D`)<きょねんおもいついたものなんれすけど、おおはばにせつめいするのれす。
( ‘д‘)<主人公は大学生の男の子で、ヒロインが天使やねん。
       物語は、この天使がある事情により人間界に落とされんねん。
       ほんでそこで出会った主人公に助けを借りて天界へ戻る、ちゅー話やねん。
( `.∀´)<これ考えたときはかなりイケてるって思ってたんだけど、
        色んな事情で止めたのよね。
(●´ー`●)<でもせっかくの記念だし、案として考えてほしいべさ。
(〜^◇^〜)<案だから好きに変更していいしねー。キャハハー!!
( ´ Д `)<そこが重要だよ〜。変更できる、ていうか変更しようか〜。

( ^▽^)<皆さんのご返事まってます。
471USB:02/02/15 02:11 ID:RrRbq1mP
リレーの方もちゃくちゃくと進みつつあって非常に楽しみです。
普段の作品も面白いのですが、リレーとなると
皆さんそれぞれの違った味がでてくるのではないかと。

私は江国香織と辻仁成の『冷静と情熱のあいだ』が好きなんですが、
あんな風な「静と動」、「明と暗」みたいな相反する雰囲気がでれば
非常に面白くなるのではないかと思います。

横槍プラス生意気なこと言ってすいません。

私も皆さんの作品を拝見して自分でも書いてみたいと思ったので、
挑戦してみることにします。処女小説です。
駄文で申し訳ありませんが少しばかりお付き合いください。
472USB:02/02/15 02:13 ID:RrRbq1mP
「大きくな〜れ。」


ジリリリリソ
万国共通のこの朝の不快な音で矢口は目を覚ました。
「うるせ〜」
叫びつつ、彼女は目覚まし時計を放り投げた。
ガシャーン
放り投げた目覚ましが派手な音を立てる。どうやら硬いところに
ぶつかったらしい。
「あっ、やべ〜」
さすがの彼女もこれには顔を真っ青にして飛び起きる。
見ると目覚ましはつなぎ目から完全に真っ二つになって、ばねやら
何やらが飛び出してしまっている。壁紙が一部はがれているところをみると、
そこにぶつかったことは明白である。
「あぁ、よかった。とりあえず時計以外に壊れたものはないみたい」
そうひとりごちながら、彼女は散らばっている時計の中身であった
それらをまとめてゴミ箱に放り込んだ。
473USB:02/02/15 02:21 ID:RrRbq1mP
「真里。ご飯できてるけど、どうする〜?」
「行くいく、行きます。食べるから」
彼女は1階の母親に向かって叫んだ。
以前一度、寝ぼけてて答えなかったことがあるのだが、10分後に彼女が
見たものは空っぽの皿と使い終えたフォークとスプーンだった。
『だってあなた食べるって言わなかったでしょ』
それ以来、彼女は朝食をとる意思を明確に表すことにしている。
まあもっとも、今朝の場合は母親の問いかけから3分とたっていないので
さすがの彼女もこの間に食べることはできないだろう。
ともあれ、席についた彼女は何故か目の前においてある牛乳をのけつつ、食べ始めた。
「真里、なんかさっきすごい音したみたいだけど?」
「ああ、あれね。なんでもないよ。ちょっと目覚まし壊しちゃっただけ」
「そう。それならいいんだけど」
そう言って母親はパンにバターを塗り始める。
(よくはないと思うんだけどなあ。無関心すぎないかな、チョット)
「……わよ」
「え?」
「よくないわよ」
「え、何急に。どうしたの、お母さん?」
「真里、今そう思ったでしょ」
「…………」
何気に彼女は鋭い。しかも、何故か(?)お笑いに詳しい。
一時期『三村ツッコミ』が気に入って連発していた彼女に「突っ込み」をいれて
やめさせたのも母親である。
474USB:02/02/15 02:23 ID:RrRbq1mP
「そういえば真里、ちょっと大きくなってない?」
「何言ってるのよ、お母さん。身長なんてもう何年も前から変わってないよ。
なんたって『ミニモニ。』なんだからね」
「そういう意味じゃなくて、なんかあんた一晩の間にグイっと引き伸ばされた
みたいな感じがするんだけど」
「ちょ、ちょっと何それ。そんなことあるわけないじゃん」
「う〜ん、でも絶対勘違いじゃないと思うんだけどなあ。じゃあ真里、そこの棚の
上の缶、とってみてよ」
「え〜、取れるわけないじゃん」
「いいから」
「分かったよ。まったく、朝から何をわけのわかんないことを……」
言いながら矢口は立ち上がった。その棚というのは、何の変哲もない、
いたって普通の棚なのだが、「普通でない」矢口には届かないことはもう
5年以上かけて証明済みの棚なのである。
475USB:02/02/15 02:24 ID:RrRbq1mP
「ホラ、届くわけ……届いた?」
「でしょ、母さんの勝ち。100ペリカげっと〜」
「ちょっと、そんなこと言ってる場合じゃないよ。どうすんのよこれ」
「どうするって……欲しかったらあげるわよ」
「要らないよ、海苔なんて!ていうか海苔くれるんならご飯炊いてよ!」
「いいけど、仕事間に合うの?」
「だから、ご飯を炊いて欲しいわけじゃなくて……」
「分かってるわよ。」
彼女は冷静な顔でそう言った。
(まったく、こんなときにまでいちいち『ボケ』ないでよね)
矢口がそう言おうとしたが、母親の言葉にさえぎられた。
「でもまあ、そんなに大きくなってるわけじゃないし。
毎日見てなきゃわかんないんじゃない?」
「いや、ヲタってのはそれこそ毎日のように見てるんだけど」
「あらそうなの。それは大変。」
(ハァ、何か身長伸びたってどうでもいいことのような気がしてきたよ)
476USB:02/02/15 02:24 ID:RrRbq1mP
内心疲れてる矢口の考えを知ってか知らずか、彼女は続けた。
「でも、辻加護ちゃんと同じぐらいじゃないの、それで」
「まあ確かに。5cmぐらいかなあ、伸びたの」
母親のおかげで、早くもこの状況を受け入れてしまっている矢口。
お笑いは血だ、と彼女は確信している。
仕事に行くために着替えと化粧をすまそうと部屋をでようとした矢口の背中に、
母親の能天気な声が聞こえてきた。
「じゃあ大丈夫じゃない。『ミニモニ。』脱退せずにすみそうだし。
がんばってらっしゃい。」
477USB:02/02/15 02:27 ID:RrRbq1mP
とりあえずこんな感じです。
感想とか聞かせてもらえるとうれしいです。

今から仕事にいってきますので(というか今も仕事中なんですがw)
5,6時間後にまた少し更新できると思います。

うぜ〜、とかの類のレスばっかだったらどうしよう・・・・・・
478つなぎ役 ◆NDekonno :02/02/15 04:10 ID:yTgNpfRW
和也「よし、そろそろ戻るか!」

食器を片付けるために返却コーナーへ移動しはじめる。

俺は真里が行ってから間をあけて立ちあがった。
と、そこへ

真希「本当に大丈夫?」
真希「風邪でもひいた?」

真希が話しかけてきた。

俺「あぁ、大丈夫だって!」

食器返却コーナーに向かいながら答える。

真希「そう…ならいいけど」

・・・・・・

「聰ちゃん!!」

二人並んで歩いていると後ろから声が。

俺「ん?」

振りかえると、そこには愛ちゃんがいた。

俺「おぉ、愛ちゃん」
479つなぎ役 ◆NDekonno :02/02/15 04:11 ID:yTgNpfRW
愛ちゃんは友達と四人でご飯を食べているみたいだ。

ん?
嬉しそうな顔で自分のコートを指差してるな…

…あ!!あのコートか!
よっぽど気に入ったんだな。

俺「似合ってるよ」

と声をかける。

なんか下を向いちゃったけど嬉しそうだな。

俺は愛ちゃんに手を振って再び歩き出した。

真希「誰?」

真希が聞いてくる。

加護「4組の高橋愛ちゃんやな」

俺が答えるより早く加護ちゃんが答える。

ってかいつからいたんだ?
てっきり真里や辻ちゃんと先に行ったと思ってたんだが。
480つなぎ役 ◆NDekonno :02/02/15 04:12 ID:yTgNpfRW
真希「高橋……愛?」

俺「うん。俺の従兄妹なんだ」

加護「そやったんか…」
真希「へぇ…あの娘が…」

あの娘が?どういう意味だ?
ちょっと気になったがそれよりもっと気になったことを
加護ちゃんに聞いてみる。

俺「加護ちゃん、愛ちゃんの知り合いなの?」

真希「(…愛ちゃん…ちゃん付けなんだ…)」

加護「別にそうじゃないけど有名人やからなぁ」

俺「有名人?なんで?」

加護「美人や美人や言うて、クラスの男子が騒いでるし」
加護「文化祭の美人コンテストで準グランプリ獲っとったし」
加護「ま、ウチほどではないけどな」

美人コンテストか…懐かしい。
去年は真里が出たけどあまりの騒がしさに10票くらいしか入らなかったんだよな(w
しかし準グランプリはすごいな…

真希「じゃあグランプリはあいぼんだったの?」

加護「ウチはあんなもん出ぇへんよ」
加護「辞退したってん」
加護「6組の松浦さんって人がグランプリやったらしいけど
   ウチが出てればぶっちぎりやったな」

うーんすごい自信だな…
たしかに加護ちゃんはかわいいけど。
481つなぎ役 ◆NDekonno :02/02/15 04:29 ID:yTgNpfRW
今日はここまでです。

>>430
同意(w
この二人はめちゃめちゃ書きやすいです。
残念ながらそんなに出番はない(はず)だけど…
>>431
ありがとうございます。
最高とまで言われると恐縮です…
>我犬さん
激しく同意!w
感想あると凄い嬉しいですよね。
読んでくれてる人がいると思うとモチベーションも上がります。
しかし怒涛の更新ですね…辻(・∀・)イイ!!
>関西人Zさん
川 ’ー’川<亜依よりも愛やよ〜
それはそれとして、ストーリーよりヒロイン決定が先の方がいいのでは?
…いや、そのストーリーだとヒロインはアノ人になると思うけど(w
というわけで「なっち」に1票。
>ホビーさん
短編よかったですよ^^
今度は長編みたいなので頑張ってください。
>USBさん
面白いです。
なんか「間」がいいですね。
ヤグ母萌え(w

ようやく今日でテスト終了なんで徐々に更新ペースを戻して行けたらいいなと思ってます。
ところでリレーの方式なんですが、指名制はどうでしょう?
最初に書いた人が次に書いてほしい人を指名して、それをどんどん繰り返して
2,3周したら終わり、とか。
しかしコンボさんと8200さん最近どうしたんだろう?
これを見たらレスくださいね。
482USB:02/02/15 08:04 ID:RrRbq1mP
仕事終わった。ちょっと更新しよう……

>>481
つなぎ役さん、ありがとうございます。
「間」と言っていただけると非常にうれしいです。
ネタとしては『ますだ・おかだ』とか『ハリガネロック』風のつもりなんですが。
私がシリアスをやろうとしても失敗しそうな気がするんで、
ネタをからめて書いていこうと思っています。

横レスですいませんが、リレーは指名でやっていくと
確かにかぶったりしなくてよさそうですね。
もしくは最初に順番決めて、一人3レス書いたら次の人に、みたいな感じで
ループしていくのもいいのでは?
順番は決めておいたほうがスムースに行くと思います。
ともあれ、楽しみにしていますので頑張ってください。

というわけで自分のを少し。
USBはUniversal Serial Bakaと読んでくださいw
483USB:02/02/15 08:06 ID:RrRbq1mP
満員電車に揺られ仕事に向かっていた矢口に、中学生ぐらいの男の子の声が
聞こえてきた。
「おい、あれ『ミニモニ。』の矢口じゃねぇ?」
その声で矢口の周りにいた人々の視線が一斉に降り注ぐ。
(はぁぁ、気づかれたよ。しかもそんな声で叫ぶなよなぁ。
だいたい、『ミニモニ。』の、ってなんだよ。『モーニング』の、って言えよ!)
多少げんなりしながらそう思っていると、それに答える女の子の声が聞こえてくる。
「ちがうよ、絶対」
(よっしぁ、えらいぞ!女の子その1)
「だって大きすぎるよ、あの子」
(やべ〜、ばれてるよ。どこがばれないんだよ、お母さん!)
しかし、その声のおかげで周りの視線を避けることができたので、とりあえず
彼女は女の子その1に感謝することにした。
484USB:02/02/15 08:06 ID:RrRbq1mP
「ん〜でもすっげぇ似てるよなぁ。あれを上からつぶしたらほんとに矢口じゃん?」
「確かに似てるね〜。でもあの子、なんで矢口の真似なんかしてるんだろう」
(よけいなお世話だよ)
「あんなに足も長いのに、もっと大人っぽくしたらすごくかっこよく
なるんじゃないかな〜」
「お、大人っぽい矢口!ま、マンセ〜!」
男の子の意味不明な叫び声はともかく、女の子の言葉には同感だった。
服を着替えるときに分かったのだが、上半身は昨日と全く変わっておらず、
ただ足だけが5cmほど伸びていたのである。
(これ以上伸びちゃうと『ミニモニ。』は無理になっちゃうかもしれないけど、
でも足だけ伸びるんだったらいいかもなあ……)
485USB:02/02/15 08:07 ID:RrRbq1mP
しかし、次に聞こえてきた言葉で矢口は再び現実に引き戻されることになる。
「ねぇ、矢口って身長いくらだったっけ?」
「145、だけど」
「そっか。あの子155はあるよねえ」
(え、ちょっとまってよ。あの棚にぎりぎり届いたんだから、5cmぐらいしか
変わってないはずだよ)
確かに、矢口がずっと届かなかった棚というのは、あと5cm程度で届くという
高さだった。それゆえ、矢口も母親も5cmぐらい伸びた、と考えていたのだが。
女の子の声にあわてて下をみた矢口だったが、スカートの裾の部分を見て愕然とする。
それは家ではいてでてきたときと比べ、明らかに5cm程度上にあがっていた。
(やばい。さすがにこの身長じゃ『ミニモニ。』ってわけにはいかないよ。
しかも今日Mステじゃん。生だよ、どうしよう)
思案に暮れる矢口だったが、学生たちの「厚底だったら?」「ちがうみたいだけど」
「そっか、ザソネソ」という会話を聞いて、あることを思いついていた。
486USB 3:02/02/15 08:31 ID:RrRbq1mP
次から章番号いれます。というわけで第3章です。


「矢口さ〜ん、じゃんけんぴょ〜ん」
そう言いながら走ってきたのは、『モーニング娘。』で2番目に『ミニモニ。』
が似合わない長身女、吉澤ひとみである。
(まてよ、よっすぃ〜よりは圭ちゃんの方がきついから3番かな?)
そう思いながら何気なく吉澤を見ていた彼女は、あることに気づく。
「ちょっと、よっすぃ〜。何で厚底なのにいつもと変わんないのよ?」
目の前に現れた吉澤ひとみは、彼女より20cmほど高い、いつも通りの吉澤である。
厚底ブーツを履いているのに。
「へへ〜ん、すごいでしょ〜。これなら私でもじゃんけんぴょ〜ん
できますよねえ?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?」
「はいはい、できるできる。で、なんでなの?」
(だいたい、あんた本当に『ミニモニ。』がやりたいのか?
小一時間ほど問い詰めるぞ、まったく……)
487USB 3:02/02/15 08:32 ID:RrRbq1mP
「実はこれ、『逆シークレットブーツ』って言うんです。これを履くと、
厚底を履いてるように見えるけど背は高くならない、というどらみチャンもビクーリな
ブーツなんです。通販で見つけたんですけど、結構したんですよ〜」
「ああ、そうなんだ。(なんでコンビニで水も買えないやつがこんなもの買えるんだ?)よかったね〜。でも今日の収録には出してあげられないよ」
「え〜、ひど〜い」
「だってそうでしょ〜。仮に身長だけの問題だとして、10cmの厚底を履いて163cmの
よっすぃ〜が厚底を脱ぎました。さて、身長はいくらですか?」
「153」
「正解。じゃあ駄目じゃん」
「え〜、でも辻加護だって152,3は……」
「ダマレぇ!他の人に聞かれたらどうするんだ。そのことは秘密なの、分かった?」
「は〜い。じゃあ吉澤は帰ります。頑張ってください」
そういって厚底(?)を脱ぎ捨て、吉澤はとぼとぼと歩いていった。
(ていうか、あいつはほんとに『ミニモニ。』やるつもりだったのか……)
488USB 3:02/02/15 08:33 ID:RrRbq1mP
吉澤が『厚底ブーツ』を置いていったのは一昨日のことだったので、
まだおいてあるかと期待していた矢口だったが、そこには矢口の求めるものはなかった。(どうしよう〜。このままじゃあ出られないよ〜)
その時、遠くの方から吉澤らしき声が聞こえてきた。
(あ、よっすぃ〜だ。あれ持ってるかどうか気いてみよう)
部屋をでた矢口はその光景に唖然とした。吉澤は、例の『厚底ブーツ』を履いて
『ミニモニじゃんけんぴょん』を歌いながら歩いているのだ。
廊下をすれ違う人々は少し遠巻きに、少々不安げな顔をしてその光景をながめている。
(はぁ。なんだかんだ言ってあれ、気に入ってるのか。手間がはぶけたというか……
でもあれと同じ仲間だ、って思われるのはやだなぁ〜。しょうがないか)
489USB 3:02/02/15 08:33 ID:RrRbq1mP
「お〜い、よっすぃ〜。ちょっと急いでこっち来てくんな〜い」
「Oh〜、おはようございます、テメエラ!」
(ちくしょ〜、人が急いでるのにふざけやがって。だいたいテメエラって、
矢口一人じゃんか〜。よ〜し、)
「Would you mind lending me your boots?」
「すいません。もうふざけないので許してください」
「分かればよろしい。……ってそんなことよりさあ、そのブーツ貸してくれない?」
「え〜、矢口さん、これ以上小さくなったらなくなっちゃいますよ」
「それがなくならないからこまってるんじゃないの。
私大きくなってると思わない?」
「そうですかぁ。ちっちゃい可愛い矢口さんですよ」
そういって吉澤は矢口に抱きついた。
「ちょっとよっすぃ〜、やめてって。みんな見てるでしょう。
……ねえ、本当に気づかない?」
「分かりませ〜ん。よっすぃ〜は矢口さんのオパーイに夢中で、それどころじゃ
ありませんよ〜」
(はぁ、なんでこんなのばっかなんだ……)
490USB 3:02/02/15 08:41 ID:RrRbq1mP
と、そこに辻、加護、ミカとマネージャーがやってきた。
さすがにマネージャーはすぐに気づいたのか、血相をかえながら叫んだ。
「ちょっと矢口。どうしたのよ?」
(はあ、やっとちゃんと話ができる奴がでてきたよ)
「レズネタはネットだけだと思ってたのに……」
「矢口さん、やらし?のれす」
「あ、でもよっすぃ?はええ顔しとるで?」
「ゴルァ!ふざけんのもいい加減しろ、てめえら!」
「ちょっと矢口、冗談よ、冗談」
「そうですよ、落ち着いてくらさい」
「落ち着けるわけないでしょ、どいつもこいつも。」
「でもこれじゃあちょっと『ミニモニ。』やれないわねえ。どうしよう」
やっと話ができる状況になったので、矢口は吉澤の頭をどけながら
マネージャーに言った。
「このブーツ見てください。これは普通とは逆の『シークレットブーツ』で、
これを履いて出れば小さくみえると思うんです。」
「なるほど。じゃあみんなには普通の厚底ブーツ履かせるのね。」
「ええ、それでお願いします。」
「じゃあ厚底3つとってくるから、ちょっと待ってて」
そう言ってマネージャーは走り去った。
491我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/15 11:29 ID:2iXIFOmr
 
夕飯の時間。

一人の食事。

気温は昨日までと変わらないのに、なんか寒い。

この部屋にはいつもアレックスがいた。
アレックスの方向を見れば必ず自分に視線を向けているアレックス。

だけど、今はどこを見てもその姿はない。

絶対に泣かないと思っても、アゴには涙のしずくが今にもこぼれそうになっていた。
アゴにたまった涙のせいで、くすぐったくてアゴの先に手を触れる。
指先が濡れている。
492我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/15 11:29 ID:2iXIFOmr
濡れた指先を見つめ、そこで自分が涙を流している事に気が付いた。

今まで我慢していた分の涙が一斉に流れ出てきた。

たまらず立ち上がり、子供のように泣きながらベットに行って
声を出して、泣きじゃくった。

泣きながらベッドからはアレックスの匂いがした。

匂いを嗅いだら余計に涙が出た。
ただアレックスの匂いは、辻をどこか安心させる匂いでもあった。

窓の外には満月が見えている。
涙で歪んだ満月だったが、アレックスの眼差しにどこか似ていて
少し悲しげに見える。
「泣かないで。どうすればいいの?」とアレックスが言ってるよに・・・
493我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/15 11:33 ID:2iXIFOmr

( ´D`)<つなぎ役さん、テスト終了おめでと〜
       どうだった?テストかぁ〜なつかしいなぁ〜

USBさん。いい感じのイイペースで書いてますね。
がんばっていきまっしょい。

時間があれば、もう一回ぐらいUP予定です。
494関西人Z(たっきゅうどう):02/02/15 14:40 ID:ny5y4C6E
>>442の続き

ある日の春斗と梨華
コンコン
「梨華です。入っていいですか」

「あ、はい」

部屋に入ってきた梨華はお盆を持っていた。
「ご飯持ってきましたよ」

「すみません、いつもいつも」

「そんな気にしないで下さいよ」

お盆を棚の上に置く。
「身体起こしますよ」

食事をとるために春斗の身体をゆっくり起こす。
「はい・・・イテテ」

「大丈夫ですか?」

「まぁなんとか」

起きあがらせると梨華はお盆に乗っていた皿を取る。
中身は雑炊。
それを見ていた春斗は、
「あの」

「なんですか?」

「『はい、あーん』ていうのは無しですよ」

梨華は驚きの表情を表す。
春斗の予想はズバリ的中していたらしい。
「何でですか?」

ぶーっ、とふくれっ面の梨華。
「いや、だって恥ずかしいから」

すると春斗の眼前に人差し指を立て、ビシッと一言。
「怪我人は看護してる人の言うことをちゃんと聞くべし!」

「は、はぁ」

そう返事すると、途端に笑顔になって、
「じゃあ食べましょうね。はい、あーん」

「・・・あーん」

恥ずかしながらも、仕方なく口を開ける春斗。


「いい感じじゃないか?」

「ほんまですね」

その光景を廊下からそっと見守る義剛と貴子。

−あんたら、仕事はどうした?
495関西人Z(たっきゅうどう):02/02/15 14:44 ID:ny5y4C6E
( ´ Д `)<ひっそり更新

>USBさん
( ´ Д `)<相反するか・・・、リーダーとやぐっさんみたいな感じだね。
川 `〜`)<どういう意味?
( ´ Д `)<チビとノッポ
(〜^◇^〜)<あきらかにまちがってんじゃん! 
( ‘д‘)<『まずだおかだ』『ハリガネロック』て聞いて思ったんやけどUSBさんて関西の人?

>つなぎ役さん
( ^▽^)<ストーリー出したの早かったかな?
( ´ Д `)<ヒロインは誰がやってもおもしろいと思うんだけど〜
        あいぼんの関西弁の天使とかののの舌足らずな天使とか・・・
( `.∀´)<そんな事言ったらキリ無いじゃない!
( ´ Д `)<紺野のマターリした天使とか高橋の訛った天使とか
        新垣の・・・Zzz
(ё)<何よ!何が言いたいのよ!

从#~∀~#从<リレー方法なんやけど、私は順番決めてやっていく方法やね。
      均等になっていいと思うンやけど・・・。
      まあどうやるにしてもコンボさんと8200さんが帰って来てくれんと。
      意見も聞きたいし。
496我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/15 20:21 ID:ttbgnO62

オリのついた車は30分ほど走ったあとにどこかの敷地についた。
懐かしい匂い。
訓練所だ。
たくさんの犬の鳴き声が聞こえる。
そんなに前じゃない昔にはよく来た場所。
ここでしばらく暮らすのか。
自分が警察 所有の犬であった場合はしばらくどころか
何年?自分が老いぼれるまで働くのか・・・
訓練所がなんだか、留置所のように思えてきた。
悪い事してないのに、捕まったみたいだ。

暴れて噛み付いて脱走しようと思ったけど
警察の所有じゃなければご主人様とまた一緒に暮らせる。
だからその結果が出るまでは大人しく言う事を利くか。
そうじゃなかったら、こんな奴にリードすら触って欲しくない。
もし結果が悪かったら・・・
そのときは、脱走。
でも、ご主人様に怒られるかな?迷惑かかるかな?
泣かれるかな?それとも、もう忘れ去られてるかな?

497我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/15 20:22 ID:ttbgnO62

すべてはご主人様が決めたこと。
絶対また会えると言った。
それを信じる。
ご主人様と暮らすと決めてからこの命はご主人様のもの。
だから信じる。
裏切らない。
信じる。
絶対に。

外の狭いオリに入れられ血を採られた。
殺風景な、オリの中。
今ごろご主人様は何をしているのだろう?
泣いてるのかな?
自分の事思って泣いてくれるかな?
自分の事想ってくれてると思うとうれしいけど
泣いてほしくないな。
498我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/15 20:22 ID:ttbgnO62
でも忘れられるのは、もっと嫌だけど。
そんなことを何時間考えていたのであろう。
外は暗かった。
寝るとするか。
いつもなら温かくて柔らかいベッドの上で
ご主人様のやさしい香りを感じながら寝れたのに。
今は硬く冷たいコンクリートの上。
天国と地獄だ。

目線を上げると満月が見えた。
なんか満月がご主人様の「てへっ」とした
笑顔に見えて、涙が出た。
会いたい・・・
499コンボ:02/02/15 20:45 ID:p44qPLOc
お久し振りです。
>我犬。さん
むちゃくちゃ遅いですが、復活おめでとうございます。
何がおめでたいのかよくわかりませんが。
このスレにあって異質の光を放っている作品が読めるのは大変嬉しいです。

リレーについては俺も関西人Zさんと同様、順番を決めるのが良いと思います。
>関西人Zさん
関係無いですけど、ますだおかだもハリガネロックもM1で全国区にのし上がったと言えそうです。
ってこの話見てない人には何のこっちゃわからないですよね……
500裏・一周年記念委員会:02/02/15 21:26 ID:sspjGhhb
ヒロイン投票途中経過
いしよしセット 2票
安倍 なつみ  2票
保田 圭    1票
紺野 あさみ  1票

・・・投票率悪いっすね。
やり方がマズかったのかな・・・。
17日まであと2日ですが、とりあえずギリギリまで投票します。
皆さん、リレー小説でヒロインにして欲しい人を投票して下さい!
明日締め切り!!

書く順番は先に決めるということでほぼ確定です。
後は誰から書くのかですね。

ストーリーはZさんの案が出ましたがどうしましょう?
意見、変更点などがあれば明日まで!!

明日全てまとめます。

コンボさんが帰ってきてくれたのは嬉しい限りです。
あとは8200さんが帰ってきてくれれば言うこと無し。
個人的には一周年記念委員会さんが帰ってきてほしいんですが・・・。

ていうか明日締め切りでいいのだろうか?
作家さん達に負担がかなり掛かりそうな気がしてきた・・・。
501ボビー:02/02/15 22:40 ID:oqwfGjtu
>>469から

次の日、電話の音で目が覚める。
例によって母親が出た。

「もしもし。あら、亜弥ちゃんどうしたの・・・そうなの!?」
母親の声が大きくなった。
「じゃあ、よかったら家に来る?・・・じゃあ迎えに行くわ。」
電話を切ると母親がこっちにくる。

「円。亜弥ちゃんを家に住ますからね。じゃあ迎えに行ってから。」
何を言ってるんだ?まあ、いいや。

少し時間が経った。下が少しうるさい。

「狭い所だけど上がって。」

「おじゃまします。」
亜弥の声だ・・・何故だかわからないけれどそんな気がした。

「じゃあ亜弥ちゃんは2階の部屋を使ってね。」

「はい。これからお世話になります。」
階段を上がる足音が聞こえた。
502ボビー:02/02/15 22:45 ID:oqwfGjtu
「まー君。久しぶりだネ。これからよろしくね。」
ドアの向こうで声が聞こえる。

「ああ・・・。」
・・・返事をしたのなんていつぶりだろう?
なぜかいきなり声が出た。勝手に・・・。なんで・・・?

・・・足音、母親が2階に上がってくる。・・・隣の部屋に入ったようだ。
「あの亜・・・」
ドアが閉まった。何故か俺は聞き耳を立てている。

「・・・かをよろしくね。亜弥ちゃん。」
「はい!」

母親がまた下に降りていく。
なんだったのだろう?少し気になってしまう。
・・・もう、いい。もう寝よう。

503ボビー:02/02/15 22:53 ID:oqwfGjtu
翌日、亜弥が学校から帰宅した。

『コンコン』
ドアをノックする。

「・・・。」
俺は返事をしない。

「入るよ?まー君。」
亜弥が制服のまま入ってきた。

「まー君久しぶりだね。中2の夏以来かな?」
亜弥が笑顔で話しかけてくる。

「お引越しする時、お別れ会やったよね。憶えてる?」

「・・・。」

「その時、私悲しくて泣き出しちゃってさ。」
ああ、そんなこともあったな・・・

「そしたらまー君が『亜弥。また会えるだろ!?』って私をなだめて。
 それで『また会おうな。絶対だぞ!』って最後に言ってくれて・・・。」

「・・・。」

「あの時まー君のおかげですごく安心したんだ。
 あと・・・ホントに嬉しかったよ。ありがとね。」
亜弥は少し涙していた。

「ごめんね。いきなりこんな昔話して。」
亜弥は無理矢理笑顔をつくってそう言った。

「じゃあ、もういくね。」
亜弥はすっと立ち上がると部屋を出た。

「・・・。」
少し昔のことを思い出した。
「・・・亜弥。」
504ボビー:02/02/15 23:22 ID:vXF7u349
>関西人Zさん
 レスありがとうございます。いつもの顔文字レスおもしろいっす。
 チャーミーの「はい、あ〜ん。」萌え〜!!いいな〜春斗・・・

>USBさん
 おもしろい!!読みながら笑いました。ヤグ母(・∀・)イイ!!
 頑張って更新続けてください。

>つなぎ役さん
 流石!!俺的には高橋がイイ!!新メン一押し。だから出てくると嬉しいっす。
 レス、ありがとうございます。駄作でしたが読んでくださって嬉しいっす。

>我犬さん
 更新早くて、内容も良くて見習いたいです。
 アレックスからの視点の描写だと想像力が働いて良いです。
 ののちゃん、泣いちゃってかわいそう・・・けど面白いっす。

>コンボさん、おかえりなさい。新参のボビーです。よろしくお願いします。

>裏・一周年記念委員会さん、頑張って下さい!!これぐらいしか言えませんが・・・

これからもUPしますんでよろしくお願いしまっす。
505M・P・D:02/02/15 23:56 ID:qMT8B5JT
あのー小説おもいついちゃったんですけど
一周年企画始まっちゃうみたいだしやめといたほうがいいんすかねぇ
506つなぎ役 ◆KaGOm/Ek :02/02/16 00:44 ID:fQTq5y8m
キーンコーンキーンコーン・・・

ふぅ、今日も無事終わったなぁ。

真希「聰、ちょっといいかな?」

俺「んぁ?どした?」

真希「今日まっすぐ家帰る?」

俺「うん、そのつもりだけ…」
和也「聰!」

会話を遮って和也が話しかけてくる。

俺「なんだよ?」

和也「今日哲也の家行って麻雀しようぜ!」

俺「麻雀?……別にいいけど」

和也「よし!決定だな!!」

相変わらず目が輝いてるなぁ…

和也はそのまま教室を出て行ってしまった。

あ、やべ!真希のこと忘れてた…

俺「あ!そういうわけでまっすぐは帰らないけど…
  何か用事あった?」

真希「ううん!全然!(…むしろそっちの方がいい)」

俺「ん?むしろ?」

真希「ううん!なんでもないなんでもない!」
真希「じゃあ私帰るから!」

俺「あ、あぁ…」

真希は笑顔で行ってしまった。
……なんだ?
507つなぎ役 ◆KaGOm/Ek :02/02/16 00:46 ID:fQTq5y8m
哲也「いやぁ、四人目がいなくてさ。助かったよ!」

太一「麻雀久し振りだなぁ…」

俺達は学校を出て哲也の家に向かっていた。
こいつらはは斉藤 哲也(さいとう てつや)と加藤 太一(かとう たいち)。
同じクラスの友達だ。
哲也の家は学校から近い上に、昼間は親がいないので溜まり場になっているらしい。
俺や和也もたまに麻雀しに行ったりする。

和也「で、レートはどうする?ピンでいいか?」

俺「お前は張りきりすぎだよ(w」

ピロリロリンピロリロリン・・・

と、そこへ携帯が鳴った。

俺のじゃないな。

哲也「はい、もしもし?」

哲也のか。

・・・・・・

哲也「え?……あぁ、分かった。うん…」

哲也は数十秒で電話を切る。
そして俺達の方に向き直ってこう言った。

哲也「悪い!今日の麻雀中止な!!」

………は?
508つなぎ役 ◆KaGOm/Ek :02/02/16 00:47 ID:fQTq5y8m
太一「…どうする?」

和也「どうするって言われても……どうする?」

俺「俺に振るなよ」

哲也に突然のデートが入ったらしく、俺達三人は路頭に迷っていた(w

和也「三麻?」

俺「どこでやるんだよ?」

和也「…だよなぁ」

和也の沈みっぷりが激しい。
あれだけ張りきってたんだから当然か。

太一「…帰ろうぜ。元々麻雀も乗り気じゃなかったし…」

俺「そうだな。帰るとするか」

和也「えー!」

ごねる和也をなだめつつ俺達は歩き出した。
509つなぎ役 ◆KaGOm/Ek :02/02/16 00:48 ID:fQTq5y8m
太一「あーあ、俺も彼女ほしいよ…」

急に太一が呟く。

和也「…だな」
俺「うん」

和也「聰!お前はいいじゃん!!」

俺「え?なんでだよ?」

和也「お前は家に帰ったら女神がいるわけだろ?いいなぁ…」

な゛っ!!??

太一「女神?」

俺は素早く和也の腕を極めた。

和也「アイタタタタタタタタ…!!!」

俺「(真希のこと喋ったら殺すぞ?)」

腕に力を込めつつ和也の耳元で囁く。

和也「分かった!分かったから!!イテテテ…!」

和也の腕を解いた。

ふぅ、危ない危ない…
そういや口止めしてなかったっけ?(汗

太一「なぁ、なんだよ女神って?」

俺「忘れろ」

俺は冷たく言い放った。
510つなぎ役 ◆KaGOm/Ek :02/02/16 01:04 ID:fQTq5y8m
>我犬さん
テストはめちゃめちゃ疲れました。
でもなんとか乗りきった(と思う)のでこれからも頑張ります。
>関西人Zさん
いや、ストーリーからヒロインを考える人もいれば
ヒロインからストーリーを考える人もいますしね。
人それぞれです。
前回は決め付けてかかったような発言ですみませんでした。
それとは別に今回は「なっち」推しなことについては変わりありません。
ちょっと面白い展開を考えてみたり…(謎
>コンボさん
お久し振りです!!
更新はしばらくお休みですか?
楽しみに待ってます^^
>裏・一周年記念委員会さん
大まかなストーリーは第一話担当の方に一任します。
それがリレー式の面白い所だと思うので。
負担については自分の場合は大丈夫だと思います。
テスト終わったし(w
>ボビーさん
お、高橋推し仲間ですね!
一緒に応援して行きましょう。
あと、駄作だなんてとんでもないですよ。
もっと自信を持ってもいいと思います。
>>505
このスレでは新規作者さんを常時募集している(と思う)ので
問題ないでしょう。
ただし、途中で投げ出さない覚悟は必要ですよ!
 (↑自分も最初にコンボさんに言われた言葉)
ちゃんと書ききれるなら一緒に頑張りましょう^^
511まなね:02/02/16 02:01 ID:RDrq+jk1
ほぜむ
512USB:02/02/16 02:14 ID:gE19ON+F
>>495
元関西人ですw
5年前に高校を卒業して以来東京人となりました。
高校時代は『すんげ〜』とかよく見てたんですけど、あれも終わっちゃいましたしねw

>>499
おお、やっぱり二組ともあがってるんですね。そりゃそうか。
ちょっと見られない環境なんで残念です。
でもこいつらを若手と呼ぶと周りが可哀想な気がするけどw
私の一押しは「アンジャッシュ」なんで、今のが終わったら
アンジャッシュ風で書いてみようかと今考えています。
できるかどうか分かりませんが。

更新はまたのちほどです。予想以上におもしろいと言っていただけて光栄です。
513名無し募集中。。。:02/02/16 04:43 ID:Rayb0AO+
みんな(・∀・)イイ!
514我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/16 11:51 ID:F10V3Ax5

テーブルの上にはたくさんの書類があった。
深野のは注意深く資料に目を通す。
あの時現場にいたもう一人の深野より若い男も
棚の奥の方の資料をガサガサと探している。

「深野さん。アレックスが小橋さんの個人の犬ってことありえるんですか?
基本的に警察の物じゃないんですか?警察犬って。」

「岡部。アレックスは、そりゃ凄く優秀だったよ。
だがな欠点として小橋さん以外の命令は利かないんだよ。
だから元々警察の物として登録してあっても、抹消したかもしれん。
小橋さん以外操れないなんて警察犬としては失格だよ。
それで、前に小橋さん揉めた事があったんだよ。」
515我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/16 11:52 ID:F10V3Ax5

「それでも、勤務でアレックス使ってたんですか。
抹消されたら警察犬としては」

「だから困った事に凄く優秀だった。だから特例で使ってた。と思う。
ハッキリ聞いたことないから。だからこうやって調べてるんだろ。」
と言うと深野は資料に目を落とした。

「だったら、もし登録されてても抹消しちゃえばいいじゃないですか。
そうすれば、あの子の犬になるんじゃないんですか?」

「お前はあの子に飼ってほしいのか?アレックスを。」

「え。えぇなんとなく。それに警察犬として使えないんなら
アレックスいても意味ないじゃないですか。深野さんは渡したくないんですか?」
516我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/16 11:52 ID:F10V3Ax5

「オレは渡してやりたいよ。だから資料を探している。
登録抹消するには時間がかるんだよ。お役所ってとこはよ。
早くしないと、アレックス脱走するかもしれん。
そのときに、なにかしら犠牲が出たら困る。
それに・・・」

「それに?」

「あの女の子の目、見たら一緒にさせてやりてーじゃねーか。」
と、深野が言うと岡部もうなずいた。
517我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/16 11:59 ID:F10V3Ax5

( ´D`)<コンボさんご無沙汰です。 
       異質な物でこのスレに合わないような
       気がしてたんですが、みなさんが目を
       つぶってくれたおかげで、続けております。
       コンボさん待ってまっせ。

( ´D`)<ボビーさん。更新が早いのは
       すでに書き終わってコピペだけですから。
       もともとは遅筆なんで。そうしないと穴開けまくりになっちゃう。
      
       いい感じで書いてますね。
       がんばって!!
518 :02/02/17 00:23 ID:MFRttvvf
だれかーいねーのかー?
519名無しの紺野:02/02/17 00:28 ID:rqt+kjVX
|-・) コソーリ

|ミ 川ノ・-・)ノ<一周年バンザーイ!

|  川ノ・-・)ノ<………

|  (・-・; 三;・-・)

|ミ ササッ

|・-・)<寂しいです……
    我犬さん、最近涙腺弱くって……これから先、とても泣かされそうです。
520ボビー:02/02/17 00:31 ID:yRD1OsWs
それから亜弥は学校から帰るとすぐに俺の部屋にきて話しかけた。

「私ね、あっちの学校ではね・・・」
・・・
「そしたら、なんか言ってきてホントにムカついたんだよ〜。」
・・・

毎日毎日、俺が返事もしないというのに亜弥はずっと話しかけてきた。

「っていったらさ・・・」
突然亜弥の声が止まった。
そして亜弥の目からは大粒の涙が流れていた。

「ご、ごめんね!いきなりどうしたんだろう。」
亜弥は涙を抑えようと必死に拭っていた。

「ホントどうしたんだろう?あれ?おかしいな〜・・・」
それでも亜弥の涙は止まらない。

「ごめん。もういくね・・・。」
亜弥が立ち上がって部屋を出て行こうとした時、
「亜弥・・・。」
俺は無意識に亜弥の名前を呼んでいた。

「!!・・・まー君!?」
亜弥が振り返った。

「亜弥ごめんな・・・。」
俺の口から言葉が出る。

亜弥の目からまた涙が溢れる。
「まー君!まー君!まーくん・・・」
亜弥はいつまでも俺に泣きついていた。

「亜弥、ごめんな・・・」
俺はその時こんな言葉しか言えなかった。
521ボビー:02/02/17 00:37 ID:yRD1OsWs
少しですが更新です。ちょっと暗い感じですがどうですか?
批評やら何かレスがあると嬉しいデス。
今後の参考にもなるんでお暇なら一言お願いします。

>我犬さん
 そうでしたか。更新のペースを守ろうという心意気素晴らしいです。
 レスありがとうございます。お互いに頑張りましょう。
522つなぎ役 ◆z0ooMAKI :02/02/17 01:22 ID:4l+nGJf2

俺は今駅のホームでぼけっとしている。
いや、一応電車を待ってるんだが。
和也たちとは駅に着いたところで別れた。
和也はゲーセン行こうとかうるさかったがあんまり乗り気じゃないので断った。

そうだ、真里にもちゃんと口止めしとかなきゃなぁ。
…でもやっぱ話し辛いよなぁ…

…でも話さなきゃなぁ…

…うーん…

「聰さん!」

俺「んぁ?」
俺「おぉ、加護ちゃん」

後ろからの声に振りかえると加護ちゃんが立っていた。

加護「今日はよう会いますね」

俺「そうだね……………あれ?辻ちゃんは?」

二人はいつも一緒にいるのだが。

加護「あぁ、ののは生徒会の引継ぎです」

俺「生徒会!?……誰が?」

加護「せやから『のの』が!」

俺「辻ちゃんって生徒会入ってたの!?」

加護「一年間書記やったで」

信じられん…
辻ちゃんが書記って、大丈夫なのか、ウチの学校は?(w

加護「そんで今学期から下の学年に引き継ぐらしいで」

そういえば冬休み前に高等部でも選挙をやってたな。
523つなぎ役 ◆z0ooMAKI :02/02/17 01:23 ID:4l+nGJf2
しばらく加護ちゃんと雑談していると電車が来た。

うーん、微妙な混みっぷりだ。
ラッシュじゃないだけいいけど。

加護「ところで聰さん」

俺「んぁ?なに?」

加護「もしウチが聰さんのこと好きや言うたら…どないします?」

俺「は!!??」

え?

なに?

どういうこと?

これってもしかして告白されてんの???

ちょ、ちょっと待て!!
加護ちゃんが俺に告白!?

そんなの全然考えてなかったぞ…

どうする?
どうする俺!?

落ちつけ!落ちつけ!俺!!

加護ちゃんは…………………かわいい。

…じゃなくて!!付き合う気があるのか俺は?

妹みたいな存在だろ?

いや、敢えて妹みたいな存在だからこそ………
524つなぎ役 ◆z0ooMAKI :02/02/17 01:24 ID:4l+nGJf2
加護「も、もしもーし!!」

俺「え、あ!はい?」

加護「なんかえらい考えてるみたいやけど、『もしも』の話ですよ?」

俺「ん?あぁ」

加護「別に告白とかやないんで…分かってます?」

俺「ん、あぁ。もちろん!(汗」

俺は無理やり作り笑いして答える。

なんだ、告白じゃないのか…
焦っちゃったよ…

加護「聰さんはウチのこと好きですか?」

俺「え、いや……別に嫌いじゃないけど…」

加護「恋愛的には?」

俺「いや、それは……」

加護「ないでしょ?」

俺「…うん。ごめん」

加護「なんで謝るんですか!w
   なんかウチ、振られたかわいそうな子みたいやん(w」

俺「ごめん…」
525つなぎ役 ◆z0ooMAKI :02/02/17 01:25 ID:4l+nGJf2
加護「あのなぁ、好きでないんやったらちゃんとはっきりと断らなあかんで」

俺「…はい」

加護「聰さんは昔からそういうとこ優柔不断やからなぁ…」

俺「…はい」

加護「(…あかんわ、こりゃ)」

加護「(これじゃあ矢口さんも苦労するわけやな。)」
加護「(…それに後藤さん、やったっけ?あの人も)」
加護「(更に高橋愛ちゃんか…………………………そしてもう一人……)」

加護「(…とにかく!状況悪化してるで…)…矢口さん…」

俺「ん?真里がどうかした?」

加護「え、いや、なんでもないですよぉ」

ん?なんだ今の慌てようは?
……まさか俺が真里とキスしたの知ってるんじゃ……(汗
…んなわけないか。

しかし…辻ちゃんと一緒の時は気付かなかったけど…加護ちゃんは大人だなぁ。
本当に中学生か?
話してる内に頭が上がらなくなっていくんだが…(汗

そうこうする内に電車が俺の降りる駅に着いた。

加護「優柔不断はあかんで!!」

俺「分かった分かった!w」

最後まで言われちゃったよ(w

…しかし、なんであんなに優柔不断に拘ってたんだろう?
526つなぎ役 ◆z0ooMAKI :02/02/17 01:34 ID:4l+nGJf2
今日はここまでです。

遂に1周年ですね!!
偉大なる作家さんたちと読者の方々あってのことですね。
自分もこのスレの1年にほんの少しだけでも貢献できたと思うとうれしいです。
これからも頑張ります。
そして楽しみにしているので頑張ってください!>他の作者の方々

さて、リレー小説についてですが、ヒロインとストーリー、そして順番の
どれもまだ決まってないんですよね(w
とりあえずなっち物ならばちょっと構想があるんで先頭でも行けます。
(天使ストーリーじゃないけど)
その他だとヒロインやストーリーの展開次第なんですけど…
1周年記念委員会さん、裏1周年記念委員会さんがまとめてくれると嬉しいかも。
527裏・一周年記念委員会:02/02/17 02:12 ID:eiksLEWt
ちょっと遅れましたがもうまとめることにします。
勝手なことは承知です。

・ヒロインは作家投票のあった安倍なつみさんでいきましょう。

・ストーリーは・・・えっとですね、どうしましょう?
 つなぎ役さんが案あり先頭で行けると言うことで、
 つなぎ役さんにお願いしましょうか。
 
 ということで、これを見たら早速書き始めて下さい。お願いします。
 
・順番は1番つなぎ役さん、2番Zさん、3番コンボさん、4番8200さん
 と勝手に決めさせていただきます(決めた方が書きやすいと思うので)。
 ただ8200さんが最近ご返事がないので、
 応答がなければ、すみませんが飛ばしてつなぎ役さんお願いします。

以上ですかね。ほんま勝手でスマソ。
個人的には1周年記念委員会様が帰ってこられないのが少し痛かったんですが。
私ももうあと一回来るぐらいでお役ご免ですね。
みなさん、頑張って下さーい!
528 :02/02/17 03:08 ID:KQubVBR3
(・∀・)イイ!!
529名無し募集中。。。:02/02/17 04:01 ID:IjjrLEOZ
つなぎ役さん、あんた(・∀・)イイよ。これからもがんばってちょい
530つなぎ役 ◆gJGYOSSY :02/02/17 12:25 ID:qeJGC2cV
>>529
ありがとうございます。
そういう声が力になります^^
頑張ります!
>裏・一周年記念委員会さん
色々大変じゃ状況になってしまって、ご苦労様です。
ではなっちヒロインで書き始めますね。
なんとか今日中にアップできればいいんだが…
間に合うように努力します。
531我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/17 12:55 ID:PEk57qSq

窓には陽射しが差し込んでいた。
その陽射しが辻の寝顔を照らし出している。
まぶしくて目を覚ます。
どうやら、泣き疲れて寝てしまったようだ。
泣くと体力を消耗する。
そのせいでぐっすり寝ていたのだろ。
「・・・・・・・あれっくす。」

起き上がると、今日は仕事が休みなのを思い出して
もう一度寝ようとした。
その時携帯が鳴った。
取る気が起きない。
もしかしたら警察からかもと思い手に取ると
ディスプレーには中澤からの着信を伝えている。
「中澤さんだ。」
ボタンを押して
「もしもし?」

『おはよ〜辻!ひさぶりやな。元気か?』
「あ。おはようございます。元気です。」
532我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/17 12:55 ID:PEk57qSq
『うそこけ。元気な声じゃあらへんやんか。』
「今起きたところですから。」

『そっか。起こしてもうたか?すまんすまん。』

「いえ。起きてました。だいじょうぶれす。」
体を起こしながらベッドの淵に腰掛けた。

中澤は急に声のトーンを落として優しく話し掛けた。
『加護から聞いたで。大変やったな。
それに泣かなかったんやってな。ええ子になったなぁ
ゆうちゃんうれしでぇ。ホンマ。でもな、当てたろか?』

「なにをですか?」

『泣いたやろ?正直に言いい』

「へい。いっぱい泣きました。」

『いいんやで、泣きたい時は一人で泣き。
泣いて泣いてたくさん泣いて、涙出ぇへんようなったら
今度は、そこから先の事考えやぁ』

「そこから先?」
533我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/17 12:56 ID:PEk57qSq
『そうや、これからどうすらかや?
抜け殻のようになったらな、アカンで。
いつアレックスが帰って来てもいいように準備しときや。』

「じゅんび?」

『辻、お前体つきも体力もついたみたいやんか。
それを維持してな。アレックスが帰ってきたときに
思いっきり遊べるように、今の体のままでいることや。
せっかく帰って来ても辻の体がボロボロやったらアレックス悲しむ』

「悲しむ?」

『そやで、アレックスは辻の元気な姿見たくて帰ってくるはずや
元気がなかったら悲しむでぇ。
ゆうちゃんもな、元気な辻が好きやで。
ムリに作った元気やない。お前の本当に元気な姿や。
み〜んな辻の元気な姿が好きなんやで。』

「そうなんですか?」

そして、なにかに納得したように大きな声で。
「頑張ります!」

『よっしゃ。ほな。あ。最後にな。甘えたかったらゆうちゃんの
ヒザの上においでぇ。今の辻なら軽いみたいやから、待ってるでぇ。』

「中澤さん。ありがとうございます。」

『ほな、またなぁ〜』

電話が切れた。
534我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/17 13:03 ID:PEk57qSq
( ´D`)<紺野ちゃん、ありがとうね。 
       晴れの日があるから、そのうち雨も降る〜
 
(0^〜^0)<ラブストーリー物ってムヅカシイネ

535どらい:02/02/17 13:25 ID:VcSPyLAa
>505
俺もそうなのよ。
1周年企画を始めるって決まったときに
思いついたんだが。
企画が終わってから書かせてもらおう。
536関西人Z(祝1周年):02/02/17 14:20 ID:z/aPIDEK
>>494の続き

数週間後
「ふむ・・・」

春斗はおばあちゃんに怪我の経過を見てもらっていた。
「どうだ、具合は?」

後ろで立っている義剛が尋ねる。
「これぐらい治っていれば、今日から働いても問題無いじゃろ」

「そうか」

義剛は春斗の方を向いていった。
「じゃあ早速で悪いんだが、今日から働いて貰う」

「は、はい」

「これに着替えて外へでてくれ。りんねがいるはずだ。
 仕事内容は全てりんねに聞くように」

そう言って作業服を渡した。
「わかりました」

部屋を出ていく春斗。
「・・・若いとは羨ましいのぉ」

「どうしたんだよ?」

「いやな、あの傷は1ヶ月以上かかると思っておった。
 しかし、あやつは数週間で治した。若いとはすばらしい事じゃ」

「ふーん」

(いつもは憎まれ口を叩くばあさんがこんなこと言うなんて珍しいな)

おばあちゃんの後ろ姿を見ながら思う義剛だった。
537関西人Z(祝1周年):02/02/17 14:24 ID:z/aPIDEK
( ´ Д `)<一周年めでたいね〜〜〜。
(;`.∀´)<全然めでたさが伝わってこないんだけど・・・。

>コンボさん
( ‘д‘)<久しぶりです〜。そうか、二組ともあれで全国区になってんなぁ。
( ´ Д `)ノ<目ー離れてまっすー!
( ‘д‘)<・・・ユウキロックのマネ?
( ´ Д `)<・・・うん
(;〜^◇^)ノ<わかるのかな〜?

>ボビーさん
( ^▽^)<顔文字レスは私も気に入ってるんだ。
( ´ Д `)<・・・小説よりレスの方がおもしろいって言われる日も近いね。
( T▽T)<・・・

>つなぎ役さん
( ´ Д `)<哲也って伝説の黒シャツ!?

>名無し紺野さん
( ´ Д `)<最近なにげに出現を楽しみにしてるんだよね〜。

>我犬さん
从#~∀~#从<うちめっちゃ良い役やん。うれしいわ〜。
( ´ Д `)<実物とは違うね〜。
从#~∀~#从<・・・後藤、後で楽屋においで・・・話あるから。
(;´ Д `)<Zzz・・・ 
538つなぎ役 ◆ABEw.VW. :02/02/17 16:22 ID:XjuO6nEc
というわけで書き上げました。
急いで書いたのでボロが結構あるかも(汗

では一周年記念企画・リレー小説スタートです!!
539リレー小説:02/02/17 16:22 ID:XjuO6nEc
・第1走者 つなぎ役

〜プロローグ〜


『今日こそ告白するぞ!!』

俺は気合十分で家を出た。

右手には小さな薔薇の花束を持っている。

そう、麗しいあの人にふさわしい真紅の薔薇だ。

時刻は午後11時すぎ。
吐いた息が霧のように夜空に昇っていく。

俺はコートの襟元を締め、気合を入れ直して歩き出す。

−今日は2月14日…バレンタイン・デー

日本では恋する乙女がチョコレートを持って愛を告白する日だが、
欧米では、むしろ男性が愛する女性に贈り物をする日らしい。

いや、そんなことすら俺には関係ない。
俺はただきっかけがほしかっただけだ。
この胸の想いをあの人に伝えるきっかけを。


近所のコンビニに着いた。

あの人はこのコンビニでバイトをしている。
もうあと10分くらいで出てくるはずだ。

俺は近くの路地であの人を待つことにした。

いよいよか…
いよいよ勝負の時だな。
初めてあの人を見た時…1ヶ月前から俺の恋は始まった。
はっきり言って「ひとめぼれ」ってやつだった。

そして…そしていよいよ今日告白するんだ。

あの人……飯田圭織さんに。
540リレー小説:02/02/17 16:23 ID:XjuO6nEc
「お疲れ様でしたー!」

来た!!
飯田さんの声だ!!

待つこと12分30秒、ついにその瞬間を迎えようとしていた。

勝負だ!!

飯田さんがコンビニから出てくる。

俺は2回深呼吸してから歩き出した。

と、その時!

赤いスポーツカーが走ってきてコンビニの前に止まった。
運転席から男が出てくる。

男「おまたせ」

飯田「ううん、迎えに来てくれてありがとう」

男「行こうか?」

飯田「あのねー、圭織チョコ作ってきたんだ!!」

男「お、バレンタインか!サンキュー!」

飯田「後で一緒に食べようね!!」

・・・・・・

飯田さんを乗せて赤いスポーツカーは行ってしまった……
541リレー小説:02/02/17 16:24 ID:XjuO6nEc
お、終わった……

俺の「勝負」は戦うことすらできずに敗北に終わった………

俺は力なく道端に座り込んだ。

ポケットから煙草を取り出し、そのうちの1本を咥える。

…しかしライターが見つからない。

俺は咥えた煙草をそのまま吐き捨てた。

そのままうなだれる……

自然に涙が流れる………

・・・・・・

…そうだよな。
あんな美人に彼氏がいないわけがない。
俺が甘かった……

・・・・・・

自分なりに納得したつもりでも…立ち上がる元気は出てこない。
そのまま目を閉じて座り続ける。


「あの…大丈夫ですか?」

そんな俺に突然誰かが声をかけてきた。
542リレー小説:02/02/17 16:25 ID:XjuO6nEc
涙を拭って顔を上げると、そこには知らない女性が立っている。

…いや、見たことあるぞ。
………………誰だっけ?

女性「…あ!ギタリストさん…」

ギタリスト?

女性「あ!いや、ごめんなさい…その…」
女性「よくうちのコンビニに買い物に来てくれる人ですよね?」

……あ!思い出した。
飯田さんと一緒にそこのコンビニでバイトしてた娘だ。
えーと……名前はなんだっけ?

俺「え、えぇ…」
俺「えーと……あなたは?」

女性「あ、私は安倍…安倍なつみっていいます」
女性「そこのコンビニでバイトしてるんだけど……覚えてないかな?」

安倍……そういえばそんな名前だった気がする。
……どうでもいいけど。

俺「いや、覚えてますよ」
俺「それで…安倍さん……ギタリストって?」

全然興味はなかったが、特に話すこともないので聞いてみた。

安倍「あ、いやその…」
安倍「一緒にバイトしてる娘…圭織って言うんだけど…
   その娘と私でバイト中に常連さんにあだ名みたいなのつけてて…
   それであなたが、なんか…バンドでギターやってるっぽいから……」

それでギタリストか…
ギターなんて友達のをちょっと触ったことしかないよ。
543リレー小説:02/02/17 16:26 ID:XjuO6nEc
俺「コンビニのバイトってそんなことしてるんだ」

安倍「あ、ごめんなさい!」

安倍さんは深々と頭を下げる。

俺「いや、別にいいんだけどさ」

飯田さんも俺のこと見てくれてたんだな…
ま、ただの客としてだけど。

安倍「あの…それで……大丈夫ですか?」

ん?

安倍「気分が悪いとか?」

あぁ…俺がこんな道端に座り込んでるから心配してくれてるのか。

俺「いや、大丈夫だよ」

俺は尻の部分をポンポンとはたいてゆっくりと立ち上がる。

安倍「そうですか……じゃあ」

安倍さんはそう言うと軽く会釈をして歩き出した。

俺「…ちょっと待った!」
544リレー小説:02/02/17 16:27 ID:XjuO6nEc
安倍「え?」

俺は右手に握り締めていた花束を差し出す。

俺「もしよかったらこれ持ってってよ」

安倍「わぁきれい……」
安倍「でも、いいんですか?」

俺「あぁ、いいんだ。もう…いいんだ……」

安倍さんはちょっと不思議そうな顔をしたが花束を受け取ってくれた。

安倍「ありがとう」

にっこりと笑顔で答えてくれる。

この人には薔薇じゃないな……もっと明るい元気な花…向日葵が似合うよ。

俺はふとこんなことを考えていた。

俺「じゃあ…」

俺がそう言って行こうとすると、今度は安倍さんの方が呼び止めてきた。

安倍「あー、ちょっと待って!」

安倍「じゃあお返しにこれどうぞ」

安倍さんは鞄から小さな包みを出して俺に差し出してくる。
545リレー小説:02/02/17 16:28 ID:XjuO6nEc
安倍「ほら!今日ってバレンタインでしょ?
   コンビニのみんなとか店長のために
   チョコレート作ったんだけど余っちゃって。
   『なっち特製チョコレート』だべさ!」

俺「…だべさ?」

安倍「あ!いや…気にしないで!!」

安倍さんは顔を真っ赤にしている。

どっかの訛りなのかな?

安倍「チョコレートとか嫌い?」

ちょっと不安そうに聞いてくる。

俺「いや、全然。ありがとう」

俺は笑顔でチョコレートを受け取る。
安倍さんもとても明るい笑顔だ。

安倍さんの笑顔はとても不思議だ。
さっきの失恋のショックで2,3日は沈んでいそうな俺だったが、
今はもう自然に笑えている。

周りを明るくする笑顔……やっぱ向日葵だな。

俺「じゃあ」

安倍「うん」

俺達は笑顔でその場を後にした。


この時はまだ考えもしなかった。
安倍さんと俺が一緒に暮らすようになるなんて…


         〜つづく〜
546つなぎ役 ◆ABEw.VW. :02/02/17 16:31 ID:XjuO6nEc
というわけで、こんな感じです。

次は関西人Zさんですね、頑張って!!

一応主人公となっちは詳細を自由に決められる状態にしてあります。
(主人公は名前すら決めてない(w)
自分のオリジナルキャラクターは2周目にとっておくということで。
というか何周するんだろう?w

あ、あと哲也のモデルはご指摘の通り雀聖です。
もう出てこないと思うけど(w
547関西人Z(執筆中):02/02/17 21:58 ID:mBNNuTQ2
( ´ Д `)リレー小説今一生懸命書いてるからもうちょっと待ってて〜。
548M・P・D:02/02/17 23:24 ID:iR9OunN/
えーと505で予告した者です。
とりあえずちょっとだけかいてみます
549M・P・D:02/02/17 23:26 ID:iR9OunN/
今日、おれは会社をやめた。
周りの連中は必死で止めようとしたが
もうどうでもよかった。
なにか冷めてしまったんだ・・・・・。
会社では真面目な会社員だったと思う。
出世コースにも乗っていた
でもそれだけだ・・・・・。


同僚達が送別会を開いてくれた。
最初は行くつもりなんか無かったけど、強引に連れていかれた。
ただ飲む口実が欲しかったんだろう。
最後のわがままぐらい聞いてやろう。それが餞別だ。


・・・・・・・・


送別会もお開きとなった
結構飲まされたな・・・・・。
同僚は泥酔状態である。歩くことさえままならない。
「おい、お前大丈夫かよ」
「でええじょうぶだよぉぉ」・・・・・全然大丈夫じゃなさそうだ。
「ほれ送っていってやるから」
おれは近くでタクシーを捕まえ、奴と一緒に家路についた
550 :02/02/17 23:26 ID:KQubVBR3
・・・・・もうこれしか言えねえぞゴルァ


(・∀・)イイ!!
551M・P・D:02/02/17 23:27 ID:iR9OunN/
結局、家に着いたのは午前2時
まあ明日から何もないので別にいいんだけどね。
「寝る前にもう一杯ぐらい飲むか」
なんてつぶやきながらマンションに入っていく。
おれの部屋は8階にある。
親の遺産と俺の貯金で購入したマンションの一室。
昨日からこっちに引っ越してきたばっかりだ。



部屋の前に立ち、鍵を回す。
ガチャ・・・・・ガン!。
「・・・・・?」
鍵が掛かっている・・・?。
「今朝閉め忘れたか?」
軽い疑問を感じながら部屋へはいる

・・・・・なにかおかしい

部屋に入ったら妙な違和感がある
とりあえず部屋の中にはいって電気をつける。
が何もない・・・・・。あれ?

一応ほかの部屋も確認してみよう
552M・P・D:02/02/17 23:28 ID:iR9OunN/
リビング・キッチン・トイレ・風呂・そして空き部屋2つは異常なし。
泥棒でも居るんじゃないかと思ってドキドキしたがなんにもなかった
まだ部屋になれてないだけと違和感をそう解釈しようとした。
「最後に寝室か」まあ何もないだろうと思いつつドアをあける

・・・・・おかしい。妙な違和感はここにきて一層ふくらみはじめる
部屋のベッドに人の気配がするのだ。

俺は内心ビビリながらベッドに近づく。
ドクン・・ドクン・・ドクン
自分の鼓動の音がやけにうるさく聞こえる。

耳を澄ましてみると「スー・・・スー・・・」と寝息が聞こえてきた。
それを聞いた瞬間全身から力が抜けた。
でも安心はできない。そぉと顔のほうを伺おうと枕元の方へ移動する

しかし反対を向いていて顔は見えなかった。
髪は・・・・金髪?
俺は意を決して布団をめくり上げた。
ガバッ



そこには全裸の女が寝ていた。
553名無し募集中。。。:02/02/17 23:30 ID:P+eRgfVL
M・P・D
というのは「Metoroporitan Police Department」の略ですか?
554名無し天使:02/02/17 23:31 ID:P+eRgfVL
Metrpolitanのまちがい
555名無し募集中。。。:02/02/17 23:33 ID:P+eRgfVL
Metorpolitan
556M・P・D:02/02/17 23:35 ID:iR9OunN/
一応ここまであげときます。よんでくれるといいな
>>535さんどうも。おれも書き込むのやめようとおもったんですが
勢いがないと書き込めないような気がしたんで書いちゃいました。

邪魔だって人がいたらやめますんで。なんかレスください。
557 :02/02/17 23:37 ID:KQubVBR3
すみません・・・・・
558どらい:02/02/17 23:39 ID:YaOg18R1
>556
リアルタイムで更新見てました。
邪魔じゃないと思いますよ。
どんどん書いちゃって良いスレなんで。
頑張ってください。期待してますよ。

俺はもうちょっと書き溜めてから
書き始めようと思います。
559どらい:02/02/17 23:41 ID:YaOg18R1
>558
書き始めよう ×
載せ始めよう ○
560つなぎ役 ◆v01xMARI :02/02/17 23:43 ID:YMb9uAcp
>関西人Zさん
よく言えば自由度が高いんだけど
悪く言うと次の人任せな内容でごめんね。
楽しみにしているので頑張って!!
あ、でも無理はしないように。
>M・P・Dさん
全然邪魔じゃないですよ。
どんどん書いちゃってください!
ところでこの話のモデルってもしかして「例えば君が帰宅したらベッドの中に...」ですか?


ちょっと本編の方は今日の更新はなしでお願いします。
明日は必ずアップするんで。
楽しみにしてくれていた方がいたら申し訳ありません。
561M・P・D:02/02/17 23:44 ID:iR9OunN/
>>553・554さん
えぇそうです。もう一つの意味である「多重人格」の略でもありますが。
これ書くとある漫画の影響バリバリわかるかも。
まぁど初心者なんで暖かい目で見てやってください。
562M・P・D:02/02/17 23:55 ID:iR9OunN/
>>560
これ「君が帰宅したらベッドにつんくが裸で寝ていたら」とゆうのをみて
あるドラマ(ギ○ト)をおもいだしたんです。
もしかしてにたようなスレッドがあったんすか?
563ボビー:02/02/17 23:55 ID:42oIWkRf
ついに一周年記念リレー小説開始!!
リレー作者さん頑張って下さい。楽しみにしてますから。

>つなぎ役さん(・∀・)イイ!!
 トップをうまく始めましたね。流石!!
 なっちいいな〜・・・(俺は軽いなっちオタ)

564つなぎ役 ◆v01xMARI :02/02/18 00:00 ID:B8zpv/SA
>>562
これだけど。
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1010852092/l50
「君が帰宅したらベッドにつんくが裸で寝ていたら」の元ネタね。
金髪の女性が矢口なのかな?と思って。
別にだからどうだというわけではないけどね。
>ボビーさん
そう言ってもらえると嬉しいです。
どういう風になってまわってくるか今から楽しみです。
565コンボ:02/02/18 00:30 ID:1nDSF0zW
ベッドにつんくが裸で寝ていたら嫌だな……

俺はかなり楽な三番ですね。
テストが近いので場合によってはかなり足を引っ張るかもしれませんが、ご了承のほどを。
あんまりヤバイ時は飛ばしてもらうよう言いますんで。
566M・P・D:02/02/18 00:43 ID:nTvtsQek
>>564
なんじゃこりゃぁぁぁぁ。もろカブってるじゃねえか。
しかも設定までほぼ一緒だよ・・・・。
どうしよう。おれ三分の一ぐらい書き上げちゃってるのに・・・。


知らなかったとはいえ、似たようなものがあるとは思いませんでした。
一応むこうの作者さんに聞いてみてこれからどうするか考えます。
むこうの許可が得られたら続けるようにします。
567どらい:02/02/18 00:46 ID:2X9mbgjY
よく見たらageてたんですね。
再び来て気付きました。

逝ってきます
サヨウナラ
568リレー小説:02/02/18 01:01 ID:jlLV98oZ
・第2走者 関西人Z

「・・・で、結局失敗やったってわけか」

俺は黙って頷いた。

「ほんで、しょぼくれてんの」

「別に、しょぼくれては・・・ないけど」

「まあそんなけしょぼくれんのもわかるけどな。
 あれだけ意気込んでたし。はい、コーヒー」

「ありがと」

俺は今友人の家に来ている。
この関西弁混じりで喋る友人の名前は佐久間健太。
高校の時に知り合ってからの仲である。

健太は色々と相談に乗ってくれて、告白の後押しをしてくれた。
だから結果がどうなろうと報告に行くと約束していたのだ。
・・・結局告白できずじまいだったが。

「悪かったな、相談に乗ってもらったのに」

「気にせんでもいいよ。でも悲惨やな。せっかくのバレンタインやったのに、
 現実を見せつけられ、チョコも貰えず、買った薔薇もゴミ箱行きになったんやろ?」

「え?ああ、うん・・・」

一瞬ドキッとした。

そう言えば薔薇の代わりに貰ったんだよな、チョコ。

俺は昨日のことを思いだしていた。
569リレー小説:02/02/18 01:03 ID:jlLV98oZ
あれから俺は家に帰って風呂に入り、全てを洗い流すことにした。

飯田圭織さんのことを・・・。


風呂から上がって酒飲んで寝ようと思いながら部屋に戻った。
テレビも点けず酒を飲んでたら、チョコを貰ったことを思い出す。

(せっかくだし、食べようかな)

上着のポケットから箱を取り出し開けてみると、
小さく丸いチョコがいくつも入っていた。

1つ摘んで食べてみる。

(・・・甘くておいしいな)

そういえば彼女言ってたっけ
『なっち特製チョコ』って。

全部食べるのがもったいなく思い、2,3粒食べ、残りは冷蔵庫に入れて置いた。

その後俺は安倍さんの、あの笑顔を思い出しながら眠りについた。
570リレー小説:02/02/18 01:06 ID:jlLV98oZ
「−おい、どうしてん!?」

「え?」

健太が目の前で大きい声を出したので、ビックリした。

「なんだよ、いきなり大きい声出して」

「お前が急に黙るからやんけ。なんか怪しいなぁ、ほんまに昨日失敗したんか?」

怪しむ目つきで見てくる。
健太は妙なところに勘が働く。

「う、ウソついてどうすんだよ」

そう、ウソはついてない。・・・言ってないことはあるが。
別に黙っている必要はなかったが、何となく言いづらかった。

「ふーん、まあええけどな」

その時、健太の携帯が鳴った。

「誰や一体?・・・はいもしもし?」

健太が電話に出ている間、俺はコーヒーを飲みながら外を見ていた。

雲一つない青空、いい天気だ。
とマターリとしていると、

「マジっすか?・・・はぁ、了解」

ため息をつきながら電話を切った健太。

「どうした?」

「悪い、急に呼び出しくらったわ」

「誰から?もしかして、圭さんか?」

「ああ、逆らったらどうなるか」

言葉とは裏腹に少し顔がニヤついている。

保田圭、健太の世話焼き姉さん女房(恋人)である。
人は彼女を鬼軍曹と呼ぶ、ていうのは言い過ぎだが
常識に厳しいっていうのかな、遅刻などのマナー違反をすると必ず怒る。
それが怖いから鬼だとかなんだとか色々言われてる。
・・・極一部だけど。
それに対して健太は、
「ああ、そうかもしれんな。まあそれでも好きやから」
と言って笑っている。

二人はバイト先で知り合ったと聞いた。
昨日も仲良く過ごしたらしい。
俺からすれば羨ましいことだ。

「じゃあ俺はどこかで心を癒すことにするよ」

「ほんま悪いな。今度連中集めて酒でも飲もうや」

「ああ。じゃあな」

俺は健太の家を出た。

空を見ると、とてもいい天気である。

「せっかく晴れてるし、久々に遠出でもしてみようかな」

気晴らし程度には丁度良いだろう。

俺はどこに行くわけでもなく、気の向くまま歩き出した。
571関西人Z(息切れ):02/02/18 01:08 ID:jlLV98oZ
( ´ Д `)<書けたよ〜。遅れてゴメンね〜
( `.∀´)<これでいいのかしら?なんか勝手にオリキャラ出るし、私も出ちゃったけど
( ´ Д `)<いいんじゃない。こうでもしなきゃ多分誰も出してくれなかったよ
( ;`.∀´)<失礼ね!!
(●´ー`●)<ていうか私が出てないべさ!

( ‘д‘)<自分なりに気ぃ使って書いたつもりやねんけど、おかしいとこあったら申し訳や
( ´D`)<いいわけはしないのれす

川 `〜`)<あと少しだけ書き方を変えたわ
(0^〜^0)<ちょっとは見やすくなったと思うよ

( ´ Д `)ノ<それじゃあコンボさんにたすき渡すね〜
( ^▽^)<頑張って下さいね
572リボルバー:02/02/18 05:54 ID:MdDXF9eC
その場を離れ、部屋着に着替えて台所に行く。
すると、亜依はソファーで横になっている。矢口さんは台所で準備をしているようだ。

うちの親が適当なので、矢口さんとご飯を食べることはもう何度もある。
だから慣れた様子で調理用具を出し冷蔵庫を開け、食材を漁っている

「亜依ちゃん、今日は親子丼でいいよね〜?」
「うん!早くしてな!!」

どうやら今日の献立は親子丼に決まったらしい。
これまたえらく簡単な料理を選んだもんだ(w 

「准君〜ちょっと手伝ってぇ〜」
・・・・・親子丼ごとき、何を手伝う必要があるんだ!?

「この鶏肉と玉ねぎ切っちゃって!矢口はダシとるから。」
「ダシとるって・・・・・手に持ってるそれは明らかに即席ダシじゃねぇ?
 沸騰した湯に入れるだけの物じゃん・・・・・」
「いや、だから湯加減とか・・・?」
「・・・・・。」
573リボルバー:02/02/18 05:55 ID:MdDXF9eC
コンコンコンコンコンコン・・・・・・
包丁とまな板が起こす小気味良い音が、一定のリズムで玉ねぎを刻んでいく。

刻んでいるのは当然俺だ。

(結局こうなるのか・・・・・)

玉ねぎのおかげで浮かんできた涙を堪えつつ、それをきざむ。

(包丁使えねんだったら料理できねーじゃん・・・)

涙がにじみでてきた時、不意に矢口さんがそれを拭いてくれた。

「いやぁ〜悪いね〜准君。」フキフキ。

(あ、こういうのはいいかも〜)←アホか俺・・・

そんなこんなで親子丼は完成した。    
結局矢口さんは、ダシをとって卵をといただけだった(何しに来てんだかいつも・・・)
574リボルバー:02/02/18 05:55 ID:MdDXF9eC
さっきまでソファーで転がっていた亜依は、丼の上に盛り付けをした瞬間に
ソファーから食卓に移動していた。(スゲー鼻だなオイ。w)

「いただきま〜す!」



・・・

・・・・・・

「ぷふぅ〜ごちそーさんでしたぁ!矢口さん、またご飯作りにきてなぁ?」
「うん、ありがとね亜依ちゃん。」

亜依はそれだけ言うとさっさと自分の部屋に上がっていってしまった。

「無責任な奴だなぁ・・・自分でやぐっさん呼んだクセに。」
「でも可愛いじゃない?ご飯食べてる時の無邪気さとか・・・・・・」

うーん・・・可愛いって言ったら可愛いのかな?よくわからん・・・
575リボルバー:02/02/18 05:57 ID:MdDXF9eC
「話し方とかも子供っぽいし。矢口にはない可愛さだよあれは・・・・・」
「ワオッ!?自分のことを可愛いって言いますかアナタは!?」
「キャハハハハハ!可愛いんじゃないの〜?どうよ准君?」
「はいはい、可愛い可愛い。さて後片付け後片付け〜と。」
「ちょ、・・・適当〜感じ悪〜」

そそくさと台所まで食器を運び後片付けをする。これは矢口さんも参加するのだ(w

「洗い物は結構手つきいいんだけどなぁ?」
「いいお嫁さんになりたいからね!今から花嫁修業だよコレ。」
「でも料理できねんだよねぇ〜」
「うるさいなぁ〜?包丁怖いの!それも今修行中!!」
「どうだか・・・」

そうこうしてるうちに洗い物が終わった、3人分ぐらい知れたものだ。

「今日はどーするの?もう帰るの?」

矢口さんは大した用事がないと、いつもウチでのんびりして帰るのだ。

「今日はゆっくりして帰るよ。いいでしょ?」
「アイサー。ごゆっくり〜俺部屋にいますんでなんかあったら呼んでね〜」

そう言い残し2階へ上がった。
576リボルバー:02/02/18 05:59 ID:MdDXF9eC
呼ばれてもないのに更新です。

量も質も他の作者さんに比べて希薄だとは思いますが、長い目でみてください。
1周年記念リレー、頑張って下さい!!ではでは
577つなぎ役 ◆ABE/A0.o :02/02/18 12:22 ID:nMBz5KQr
駅を出て家に向かって歩きながら携帯の画面を眺める。

ディスプレイには真里の名前が出ている。

……さて、口止めは早くしないとだめだよな……

コールボタンを押す。

・・・・・・ピッ!

すぐに切る。

やっぱだめだ!
…うーん…そうだ!…メールにしておこう…

俺はメールを書きながら歩みを進めた。

・・・・・・

メールが書きあがるとほぼ同時に家の前に着いた。

俺「よし、送信っと!」

送信を確認して家のドアを開ける。

俺「ただいま…」

一呼吸おいてリビングのドアが開き、真希が顔を出す。

俺「あ、ただい…」
真希「なんで帰ってきたの!?」

え?なに?
……帰ってきちゃまずかった?(汗
578つなぎ役 ◆ABE/A0.o :02/02/18 12:23 ID:nMBz5KQr
俺「なんでって……帰ってきちゃダメなのかよ?」

いきなりの真希の言葉に一瞬呆気に取られたが、とりあえず反論してみる。

真希「いや、そうじゃないけどさぁ…」
真希「麻雀やるんじゃなかったの?」

真希が何かそわそわしながら言う。

俺「あぁ、そうだったんだけど、
  哲也が突然デートらしくて中止になったんだよ」

真希「そ、そうなんだ……」

俺「全く勝手な奴だよ…」

俺はそう言いながら二階の自分の部屋へ向かった。

・・・・・・

真希「………………どうしよう?」
579つなぎ役 ◆ABE/A0.o :02/02/18 12:24 ID:nMBz5KQr
部屋に入ると荷物を置いて、着替えをすませ一階に降りる。

と、ロビーに真希がいる。

俺「何やってんの?」

真希「あ、いや、別に…」

俺「寒いだろ?リビング入れよ」

真希「……うん」

二人でリビングに入る。

・・・・・・

しばらくテレビを見たり新聞を読みながらまったりしていると、

真希「…ねぇ」

真希が話しかけてきた。
580つなぎ役 ◆ABE/A0.o :02/02/18 12:25 ID:nMBz5KQr
俺「んぁ?なに?」

真希「いや、その……夕食どうする?」

俺「そうだな、何か食べたいものある?」

真希「え、特には……あ!カ、カレー!!」

俺「カレー?」

真希「うん!カレーが食べたい!」

俺「そっか、じゃあカレーにするか」

後で買い物行かなきゃな。

真希「じゃあ…ほら。買い物行ってきて!」

俺「え、今すぐ?」

真希「うん。今夜は私が作るから」

俺「そう?んじゃ今日は真希に頼むよ」
俺「それじゃ行くか!」

真希「え、私も?」

俺「作る人が行かなきゃ材料分からないじゃん」

真希「え、適当でいいよ。普通の材料で」
真希「ほら!私寒いの苦手だからあんまり外出たくないんだ」

俺「ふーん……分かった」

よく考えれば二人で買い物してる所を誰かに見られるとまずいしな。
一人で行ってくるか。

なんか様子がおかしい気もするけど…
581つなぎ役 ◆ABE/A0.o :02/02/18 12:33 ID:nMBz5KQr
というわけで更新です。

>コンボさん
期待してますよ、頑張って!!
というかテスト近いのか…
実は自分も三月に少し残ってたりする(w
>M・P・Dさん
いや、向こうの作者さんもスレタイトルを元ネタにしたみたいなので
別に構わないとは思いますが。
別にパクリってわけでもないしいいのではないですか?
>関西人Zさん
書くの早いですね…
こんなに早くあがってくるとは思ってませんでした。
主人公はちょっとなっちに傾き始めたかな。
>リボルバーさん
矢口一人残して部屋に戻るなよ!!w>准
5828200:02/02/18 16:19 ID:U14IsT0V
>>42からの続き

「桜井!挨拶は?」
「は?」
「は?やないやろ。ここはあんたの家なんやからあんたが挨拶しぃ」
何で俺が挨拶しなくちゃならん・・・まったく真里め、余計なゲストまで呼びやがって
!?何だあの嬉しそうな顔は!!!してやったりみたいな顔しやがって
あとで思い切り飲ませてやる!!!
「ちょっとぉ〜。さ・く・ら・い・く・ん・あ・い・さ・つ・はぁぁぁ?」
歯を食いしばりながら中澤は俺をにらんでいた

「え、え〜ただいまご紹介に預かりまあsじょいふぉうぃ・・した・・・」
・・・ププププ。アイツ噛んでるよ超おかし〜キャハハハ!!!
桜井君て結構上がり症なのかな?ヒソヒソ・・・梨華ちゃんまで!!ガ━━(゚Д゚;)━━ン!

「も、もう、か、かんぱ〜い!!!」
必死だった・・・

わけのわからん宴の序盤、俺はウェイターに徹していたというより無理矢理・・・鬱
「リョーウ!お肉まだ〜!」
「桜井ー!氷たれへんでぇ!」
「リョウちゃん!取り皿足りないよー!」
うるせー!いっぺんにできるか!タコ共がぁ!と心の中で叫んで、
台所で肉と氷と取り皿を用意してると梨華ちゃんがやってきた
5838200:02/02/18 16:20 ID:U14IsT0V
「大丈夫(w?桜井君」
そう声をかけてくれた梨華ちゃんは髪を後ろで縛って掛けてあったエプロンを付けていた
「もう必死さ・・・あいつらうるさいし。ってこれは内緒ね」
「うん。内緒にする。でもみんな無茶苦茶いうよねぇ」
「まぁ慣れたといちゃ慣れたけど。特に真里は。アイツときたら・・・」
「ねえ桜井君・・・」
「ん?なに?」
「えーっと・・・真里ちゃんのことどう思ってるの?」
「どうっていわれてもなぁ。別に悪友って感じかな」
「じゃ、後藤さんは?」
「えっ?何で?」
「だって・・・・・・一緒に住んでるじゃない?幼なじみだっていうし・・・」
もしかして梨華ちゃん俺にヤキモチ焼いてるのか?

「一緒に住んでるのは真希の都合だし、幼なじみっていうのもそれだけ。何もないよ」
俺は舞い上がっていた。あの梨華ちゃんが俺に気があるかも知れないということに
「・・・・・・ホントに?」
「マジだって」
俺がそっけなくそういうと梨華ちゃんは少しうれしそうだった。イケるかも知れないと思った
「あのさ、今度映画見に行かない?」
少し上目づかいに梨華ちゃんがたずねてきた
「い、いいよ。いつにする?」
心の中では動揺していたが返事はすぐにできた。
「じゃ、じゃぁ来週の日曜日にしよ!」
こうして俺は梨華ちゃんとデートすることになった。知り合ってから1年くらいたってようやく・・・
5848200:02/02/18 16:28 ID:U14IsT0V
>>582
リンク間違ってますね・・・スマソ
とりあえずネットできるようになりました
585我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/18 16:54 ID:I23Ay1zb
ひとつ大きく息を吸い込むと自分で両手をはさむように
パチンと叩いてスクッと立ち上がった。

昨日外出た時の着の身、着のままだったので
顔をざっと洗って玄関に向かうと散歩用の運動靴を履いて
キャップを被り、鍵をもって玄関から出た。

外に出ると、ゆっくり走り始める。
そのうち徐々にスピードを上げていく。
「アレックスは走るの大好きだから体力落ちないように・・・」
いつもと同じスピード、いつもと同じ風景。
ただ左側には、いつもいたアレックスの姿はない。
それでも、頭の中でアレックスの姿を作り出してドンドンペースをあげていく。
自分にしか聞こえない、アレックスの地面を蹴るツメの音。
リズミカルにそれにあわせて走っていく。

泣いてばかりだとアレックスの悲しい顔を見ることになる。
悲しい顔のアレックスは見たくない。
アレックスとたくさん走りたい。
だから、泣いてるヒマはない。
一生懸命、仕事もがんばっていつ帰ってきてもいいようにしっかりしなきゃ。
586我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/18 16:55 ID:I23Ay1zb

家に帰ると、シャワーを浴びて朝食を作った。
昨日は夕飯も食べないで泣き、そのまま寝てしまった。
それなのに、朝から走って正直食欲もなかったが無理して食べた。
体調崩すわけにはいかない。
食事を終えてからは、掃除をして洗濯をして
部屋で振りの練習を一人で鏡を見ながらした。
途中で、明日の予定を書いたFAXが届いた。
どうやら、自分が落ち込んでると思い、電話しずらくて
FAXでよこしたのだろう。
それに目を通すと、いつもより早めに就寝。


「はぁ〜。大丈夫かなぁ?辻〜。カオリ心配だよ。
ゆうちゃん電話したみたいだったから、電話しなかったけど」

「大丈夫でしょ。あの子最近変わったじゃない」
マネージャーは車の運転席から声をかけた。

飯田は窓の外を見ながら憂鬱になっていた。
587我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/18 16:58 ID:I23Ay1zb

( ´D`)<今日はここまで。
       みなさんのコウシンペースも作品数も上々なので
       少しずつにしておきます。
       
       リレーもいい感じっす。
       やっぱオレ、辞退して正解だったや
       間違いなく足引っ張るようになってたよ(アブネ〜)
588名無し生徒:02/02/18 17:47 ID:zMvuTkzo
>>582
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

8200さんも我犬さんもみんな
(・∀・)イイ!!
ゴメンね、同じことしか言わなくて
589リレー小説:02/02/18 17:53 ID:1nDSF0zW
車道が十字に交わっている。
歩道にはレストランやコンビニが建ち並び、車に乗った客をつかみとるべく苦心していた。
俺は横断歩道を歩き、店へ向かった。
見渡すと蛍光色が目に飛び込んでくる。
オレンジや黄色が輝く中で、ベージュ色に塗られた布のひさしはかえって目立っていた。
明るい店内は遠目にも伺うことができる。
深緑の机が規律正しく据えられて、同色の椅子がその脇に鎮座している。
今日はよく晴れているから、机は店の外にも置いてある。
私服なのか制服なのかよく分からないような服を着ている女の子が、白い布巾で机を拭いている。
「おはよう」
顔がよく見えないが、真希ちゃんであろうと予想をつけて話しかけた。
女の子はゆっくりと振り返って、微笑んだ。
「おはようございます」
「もう開いてるかな」
「誰も来てませんけど、開いてますよ。
 どうぞ」
真希ちゃんは布巾を傍らのバケツに入れ、先だって店の中に入った。
590リレー小説:02/02/18 17:53 ID:1nDSF0zW
カウンターにいた主人は、俺を見つけると椅子から立ちあがった。
「珍しく早いな」
俺は主人の向かいに腰を下ろした。
真希ちゃんは店の奥に入っていった。
「ちょっと遠出しようと思ったんだけど」
「思わずここに来てもうたと。
 これでええな」
主人は頼みもしないのに俺にコーヒーを突き出した。
俺はコーヒーをすすりながら、店の奥を眺めた。
「なんや、変なことでもあるんか」
主人がいぶかしげに尋ねてきた。
「変なことねえ……」
特に何もない。
しかし、意識せずに真希ちゃんの行った方向を見ていた。
主人があんまり疑る顔をするので、その頭に目を移して話しかけた。
「前から言おうと思ってたんだけど」
「なんやねん、水臭いな」
「寺田さん、金髪似合ってない」
「うっさいわボケ」
591コンボ:02/02/18 17:54 ID:1nDSF0zW
主人の寺田さんとは、高校の時に知り合った。
二年の頃、健太が圭さんと険悪なムードになったと相談に乗ったときに連れてこられたのがここだ。
コーヒーがうまく、何度も来るうちに寺田さんと仲良くなった。
寺田さんは三十を回っているというのに流行に詳しく、よせばいいのに髪を金髪に染めている。
真希ちゃんはここのウエイトレスで、中学生の時からここでバイトをしている。
「結構この髪評判ええねんけどな」
寺田さんは髪をいじりながらぶつぶつと言っている。
そのうちに俺はコーヒーを飲み終わり、席を立った。
「あれ、もう帰っちゃうんですか」
奥から真希ちゃんが顔を出し、声を上げた。
寺田さんも髪をいじる手を止めた。
「どうせ行くとこないんやろ、座っとけや」
「なんか知らんが腹の立つ言い方だな」
俺はレジに歩み寄り、財布を取り出した。
「真希ちゃん、お勘定」
「えーっ、もうちょっとゆっくりしてって下さいよ」
真希ちゃんはやる気のない様子でレジに立つと、レジスターのボタンを押し始めた。
「税込み280円になりまーす」
「はいどうぞ」
財布から小銭を取り出し、台の上に置いた。
「……ピッタリ280円ですね。
 あんまり細かいと女の人に嫌われますよー」
真希ちゃんの言葉は時々胸に痛い。
592リレー小説:02/02/18 17:54 ID:1nDSF0zW
「あっ、こいつ誰かにふられよったな」
寺田さんがカウンターに乗り出してにやにや笑った。
「そうなんですかー」
真希ちゃんも小銭を片付けながら聞いてきた。
「ふられてない!」
「うわ、図星や図星。
 誰にふられてんな、おじさんに言うてみ」
「うるせえな、ふられてねえよ!」
俺は力任せにドアを開けた。
後ろで寺田さんが明かに笑っていたが、気にしない。
外に出ると車の往来が前よりも増していた。
店の客も増えそうだ。
店を出てすぐに右に曲がる。
丁度信号が青になったらしく、前から人が大勢やって来る。
その中に、見覚えのある顔が一つ、あった。
昨日チョコレートをくれた女性だ。
赤いパーカーを着て、こちらに歩いてくる。
向こうも俺に気付いたらしく、右手を大きく振った。
正直言って手を振るのは気が引けたが、いつのまにか向こうに負けないほど手を振っていた。
女性は小走りに駆け寄ると、俺の目の前で立ち止まった。
「こんにちは!」
満面の笑みを浮かべている。
何を言っていいのか分からなかったが、取り合えず会釈をして挨拶をした。
「こんにちは、真壁さん」
女性の顔が少し引きつった。
593コンボ:02/02/18 17:59 ID:1nDSF0zW
ちょっと名前間違えましたが、ご容赦のほどを。
思いのほかスピードが速くて焦ってしまいました。
全く推敲してませんから、少々強引な展開です。

リレー小説は話を一貫させるのが目的ではないと思います。
他の作者さんが「おいおいなんだよ、てめえ殺すぞ」ぐらいに話ががらりと変わるのも一興だと考えています。
というわけであえて俺は文体を変えずにやってみることにします。
などと言い訳してみたり。
594ちっくり:02/02/18 21:07 ID:6JAbBrQt
小説保全HPってモノツクーテいいでしょうか?
作者さんごとに話をまとめたり。
いかかなものでしょう?
595 :02/02/18 21:16 ID:G4D/Gm+J
イイイイイイイイイイ!
596ギャップ:02/02/18 21:38 ID:ntWHmK1p
(((( ;゚Д゚)))いぎゃああああぁぁぁあああああぁぁ!!!!!!

m(_ _)m取り乱してすいませうこれからも小説楽しみにしております。

597名無し? :02/02/18 21:44 ID:K0FHYl5u
そーゆーのもイイイイイイイイね!
598M・P・D:02/02/18 22:04 ID:nTvtsQek
昨晩は失礼しました。
むこうのほうで「まぁ、気にせずにいこうやってこった。」
と粋な言葉をいただいたので続けさせてもらいます。
599M・P・D:02/02/18 22:05 ID:nTvtsQek
「!!!!!!!!」
俺は驚きのあまり布団を元に戻した。
なんでおれのベッドで女が寝てるんだ!?
しかも全裸で・・・・

そんなことを考えパニクってるおれを後目に彼女は寝返りを打つ。
顔がこちら側に向く。

そぉーと顔を覗き込んでみる。

あれ・・見たことがある顔だ。だれだっけなあ?
その時彼女が目を開けた。
「!!」おれは一瞬たじろいた。
600M・P・D:02/02/18 22:06 ID:nTvtsQek
「ん・・・・」まだ寝ぼけているのか目の焦点が合っていない。
しかしすぐに自分の目の前にいる男に気づいた。
「あなたいったい誰!!」
「きゃああああああああ!!!!」と声を上げながら枕を投げ付けてきた。

「ちょっちょっと待て」俺は必死で彼女を落ち着かせようとした
しかし彼女は声を上げながら手の届くものすべてを投げ付けてくる。

「ちょっと落ち付けって!」とキレかかった時、ガツンと頭に衝撃が走る。
目覚まし時計が眉間にヒットした。
「痛!」そして眉間が熱くなり俺は押さえてうずくまった
どうやらカドが当たり流血したらしい。

「あ・・・」彼女もそれに気づいたのか物を投げる手を止めた。


「とにかく落ち付けって・・・」俺は眉間を押さえながらいった


そして俺は部屋のあかりをつけるためかべに近づきスイッチを入れた。
蛍光灯の光が部屋全体を浮かび上がらせる。



彼女は布団で顔を隠しながらこちらを窺っていた
601M・P・D:02/02/18 22:08 ID:nTvtsQek
「ふうっ」とおれは一息入れなるべく優しい口調で話しかけた。
「とりあえず落ち着いてくれ。おれは君に危害を加えるつもりはない」。

彼女はおびえながら
「あなたは誰なの」
「ここで何しているの」
「私の部屋で何をしているの」と聞いてきた。

「それはこっちの台詞なんだケド・・・」
「え・・・」彼女は周りを見わたし自分の部屋で無いことに気づいたらしい。
「なんでこんなところに・・・」彼女は不安げにつぶやいた。

「とりあえず此処はおれの部屋だが・・・」と眉間をハンカチで押さえながらこたえ
段ボールを開け中から新しめのスウェット上下を出した。
「とりあえずそれでも着てくれ。目のやり場に困るから」
彼女はその言葉で自分が裸であることに気づいたのか「きゃっ」悲鳴を上げて
布団にうずくまった。

「おれはリビングでキズの手当してるから落ち着いたらきてくれ」。
そう告げおれは寝室のドアを閉めリビングに向かった。
602M・P・D:02/02/18 22:10 ID:nTvtsQek
とりあえずここまで。
細かく更新していきます。
603絶叫型ギャップ:02/02/18 22:57 ID:ntWHmK1p
(((( ;゚Д゚)))ぼんぶぁいえああああぁぁぁあああああぁぁ!!!!!!

>>594
m(_ _)m取り乱してすいませうぜひぜひおながいします。
604ボビー:02/02/18 23:32 ID:8JwC36li
それから亜弥の話しは独り言じゃなくなった。

「それでね、私1等になったんだよ。すごいでしょ!!」

「ほんと、頑張ったな。」

まだ俺は一言二言相槌をうつので精一杯だった。
でも亜弥はそんなことは気にしないで楽しそうに話す。

そんなことが続いたある日。

「そうだ!まー君、今日からいっしょにご飯食べようよ。」

「・・・。」
思わず黙ってしまう。

「別に下で食べようっていうんじゃなくて私がこの部屋で食べるの。ダメ?」

「・・・別にいいけど。」

「じゃあ決まりネ!やった〜まー君とご飯☆」

誰かと飯を食べるの何ヶ月ぶりだろう。

亜弥といると少しずつではあるが凍てついた俺の心が解けていくのを感じた。

605ボビー:02/02/18 23:35 ID:8JwC36li
今思えばその日を境に俺は次第に人間らしさを取り戻していった。

亜弥との話しに笑顔で反応できるようになった。

飯が美味しく感じられた。

何ヶ月も入ってなかった風呂にも入った。

荒れ果てた部屋の掃除も亜弥といっしょにやった。

そして亜弥といると幸せを感じるようになっていった・・・。

606 :02/02/18 23:38 ID:7m7d0JO9
(・∀・)イイ!!
607ボビー:02/02/18 23:46 ID:8JwC36li
他の作者さん達も更新しているので、一日空いてしまいましたが更新です。
途中で放棄ということはしませんので。

>リレー小説の作者さん達
 いいです。盛り上がってきましたね。
 楽しみに読ませてもらってますから頑張って下さい
608名無し:02/02/19 01:25 ID:DyAwdGEZ
つなぎ役、先が気になるから早く書いてー
609(・∀・):02/02/19 08:15 ID:WCBa2wMK
610(・∀・):02/02/19 08:16 ID:WCBa2wMK
611 :02/02/19 10:30 ID:ivkgEYCz
seek行けないの俺だけ?
612我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/19 11:56 ID:uERFagVb


(あの子変わったけどそれはあのアレックスのおかげでしょ。
それがいなくなったんだから。
もしカオリだったら、絶対に落ち込んじゃう。
ゆうちゃんもあの子は大丈夫だって言ってたけど、心配だなぁ)

「あれ?辻もうマンションの前で待ってる・・・
よかったぁ。元気そうだ。」と言うとマネージャーは車を止めた。

ガラァ〜とドアが開くと
「おっはようございま〜す。」
と、大きな声が聞こえた。

飯田はびっくりして【LOVEマシーン】のイントロの時の
歌い出し前のような顔していた。

「どうしたんですか?いいらさん?」

ふと我に返って
「あぁ、あ、なんでもない。おはよう辻。」

飯田は、驚いた。
落ち込んでいるとばっかり思っていたのが、いつもと同じ辻に。
もしかして、アレックスが帰ってきたのか?
613つなぎ役 ◆HgEYOSSY :02/02/19 11:57 ID:mT+Wh22p
…重いな。

ちょっと買い過ぎたかな?
いいや!二人ならこれくらいだろう。

近所の商店街からカレーの材料を両手に持って帰ってきた。

ピリリリリリ・・・

家の前につくと同時に携帯が鳴った。
メールを受信したみたいだ。

お、真里からだ…

メールの内容を表示する。

『言うわけないでしょ!
 あたしだって言っていいことと悪いことくらいわかってるわよ!
 あと、アンタも昨日の夜のことベラベラ喋るんじゃないわよ!
 アンタがごっつぁんにデレデレしてるからお灸をすえてやったの。
 勘違いしないでよね。
 
 *まりっぺ*』

……はぁ、そうですか。

状況が改善されたんだか悪化したんだかよく分からないな…

まぁいいか。

家のドアを開ける。

俺「ただいまー!」

真希「もう帰ってきたの!?」

真希がリビングから出てくる。

俺「うん。俺買い物に時間かけるの嫌いだから」
俺「材料キッチンに置いておくな」

真希「あ、うん……」

俺はキッチンに向かう。

・・・・・・

材料を冷蔵庫に入れてリビングに行こうとすると家の前にトラックらしい車が止まる音がした。

なんだろう?
614我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/19 11:57 ID:uERFagVb
「辻?もしかしてアレックス帰ってきたの?」

「いいえ。まだです。なんでですか?」

「そうなんだ。そのわりには、なんていうか
落ち込んでないって言うか。まぁ、元気そうでよかった。」

「落ち込んで、アレックス悲しませないように・・・
みんなにも、心配かけたくないし。だから頑張るんだ。
いつも以上にがんばるの。」

元気よく答えた目にはうっすら涙が見えたけど
決して落ち込んでいるようにみえなかった。

楽屋でもそんな辻の一生懸命な姿を見て周りのメンバー達も
ほっとしている感じがした。

「なんか、カオリ寂しそうだね。」
「そんなことないよ、圭ちゃん。辻が元気だったらいんだよ。
もし辻が落ち込んでたら、今ごろこの楽屋はどんだけ暗いことか。」
615我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/19 11:57 ID:uERFagVb
「でも、本当は慰めてあげたかったんじゃないの?カオリ?」
「まぁね。でもゆうちゃんに取られちゃった。加護がカオリに電話するより
ゆうちゃんに先に電話すっからさ。」

「加護だって別に悪気があってゆうちゃんに電話したわけじゃないし、
カオリの事、信頼してないわけじゃなく、たまたまなんだから。」

「でも、加護の判断正しかったよ。あたしだったら一緒になって
辻と泣いてただけかも。」

「ゆうちゃんは、やっぱ人生経験豊富だわ。」

少し離れたところで腕相撲大会をやってるようで騒がしい。。
「のの、つえぇ〜〜」と吉澤の声も聞こえる。
616つなぎ役 ◆HgEYOSSY :02/02/19 11:58 ID:mT+Wh22p
ピーンポーンピーンポーン♪

俺がリビングのドアを開けると同時にチャイムが鳴り響く。

やっぱりウチの客か、誰だろう?

と思う俺の横をすり抜けて真希がリビングを出ようとする。

俺「おい!どこ行くんだよ?」

真希「え……玄関。私出るから」

俺「は?」
俺「いや、ダメだって!一緒に暮らしてるのばれるとまずいだろ!」

真希「…でも……」

俺「いいから!リビングから出てくるなよ?」

俺はぐずる真希を無理やりリビングに押し込めて玄関に向かう。

俺「はーい!どなたですか?」

「白鳥さん、宅急便でーす!」

宅急便???
617つなぎ役 ◆HgEYOSSY :02/02/19 12:00 ID:mT+Wh22p
ドアを開けると青い服を着た配達員が立っていた。

配達員「白鳥さんのお宅ですよね?」

俺「はい」

配達員「すいません、遅くなってしまって……」
配達員「ではこちらがお荷物となりますので…」

そう言って配達員は大きなダンボール箱を差し出してくる。

俺「あ、どうも…(ってでか!)」

俺はその大きな荷物を受け取り廊下に置いた。

配達員「ではハンコお願いします」

俺「あ、サインでいいですか?」

配達員「はい、いいですよ」

俺は配達員が差し出したペンと受け取り票を受け取りサインした。

俺「…はい」

配達員「はい、ではありがとうございましたぁ!!」

俺「どうも」

ドアを閉めるとしばらくしてトラックが走り去る音が聞こえた。

さて、この荷物はなんだろう?
618我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/19 12:00 ID:uERFagVb

( ´D`)<うわ。バッティングした・・・
       ごめんね〜つなぎ役さん。
       今日はここまでっす。
619つなぎ役 ◆HgEYOSSY :02/02/19 12:01 ID:mT+Wh22p
しかしでかい荷物だなぁ……

俺は荷物に貼ってある配達票を確認した。

受け取り人は、白鳥聰様方………後藤真希ぃ!!??

なんで真希の荷物がここに届くんだ???

差し出し人は?

えーと……後藤清十郎?

真希の父親ってこんな名前じゃなかったよな?

ん?

差し出し人の住所……同じ市内だよ。
隣の地区じゃん。

一体どういうことだ???

俺がそう考えていると真希がリビングから出てきた。
620つなぎ役 ◆HgEYOSSY :02/02/19 12:02 ID:mT+Wh22p
俺「あ、真希。なんか真希に荷物だぞ?」

真希「……うん」

真希「部屋に運んでおくからリビング行ってていいよ」

真希が笑顔で答える。

俺「いや、っていうかなんでウチに真希の荷物が届くの?」
俺「それに差し出し人の後藤清十郎って誰?」
俺「なんか住所が隣の地区になってるんだけど?」

俺は矢継ぎ早に質問をぶつける。

真希「いやその……………………アハハ」

アハハじゃないっつーの。

真希「う〜んと、あのね……っていうか、その……」

なんだ?わけが分からない……

真希「え〜と、その……………………ごめん!!!」

突然真希が顔の前で手を合わせて謝る。

ごめんって……どういうこと???
621つなぎ役:02/02/19 12:11 ID:mT+Wh22p
>我犬さん
申し訳ありません!!m(_ _)m
まさかこんな時間にかぶるとは…
不注意でした、以後気をつけますので。

ちょっとミスってしまいましたがここまでです。

>8200さん
おかえりなさい!
ずっと不在だったから心配してましたよ。
帰ってきていきなりリレー小説では大変だと思いますが頑張ってください!
>コンボさん
相変わらず情景描写がかっこいいですね…
真似したいけどできない(w
ってか書くの早いですね…
こんなハイペースで回るものだとは思ってなかった…(汗
>ちっくりさん
ちっくりさんってあのちっくりさんですか?
保全HPは自分は構いませんが、
他の作者さん達の分は別に許可をとる必要があるかと。
>M・P・Dさん
よかったですね^^
頑張ってください!!
>>608
お待たせして申し訳ありません。
構想は頭の中にあるんですがそれを文章にする能力が…w
これからも頑張って更新していきます。

最後にもう一度、我犬さん本当に申し訳ありませんでした。
622我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/19 12:14 ID:uERFagVb
つなぎ役さん。
お互いにこんな時間にぶつかるとは(笑)
こっちはかまわないけど、読んで下さる方は
ビックリやろうね。

これから昼飯食ってくるのでこの辺で。
623我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/19 12:17 ID:uERFagVb
を〜そうだ
ちっくりさんへ

うちも全然かまわへんで〜(載せてくれるんなら)
ただな。誤字脱字だらけやねん。
それがメッチャ恥ずかしいぃ〜
624名無し募集中。。。:02/02/19 12:20 ID:KU1evFHZ
ちっくりさん
続き書いてチョ
625つなぎ役 ◆HgEYOSSY :02/02/19 12:54 ID:mT+Wh22p
>我犬さん
いや、完全に自分の確認ミスなんで。
本当に申し訳!!

>コンボさん
そういえばさっき書き忘れたけど喫茶店のマスターって
オリジナルキャラクターかと思ったら
「金髪の寺田さん」だったんですね…w
626名無しの紺野:02/02/19 20:14 ID:bqcsUKq+
|・-・) コソーリ

|・-・)ノ<完全に乗り遅れてしまいました……

|・-・)ノ<作家さんはやっぱすごいです。リレー小説この先も楽しみに待ってます。
627(・∀・):02/02/19 21:20 ID:MoeoS4pE
つなぎ役さん
密かにトリップイパーイ
628ちっくり:02/02/19 21:35 ID:tWH9RrOl
>>我犬さん
賛同ありがとうございマッスル。
さっそく我犬さんのは掲載させていただきます。

>>作者の皆さん
小説保全HPツクーリたいと思いますので
掲載しても(・∀・)イイ!!という方は
レス下さいお願いします。

それでは、ちっくり逝きましょう。
ちっくり、ちっくり、ちくーりと。
629 :02/02/19 22:38 ID:ivkgEYCz
(・∀・)イイ!!
630コンボ:02/02/19 22:57 ID:+QqnHQaA
>ちっくりさん
拙作でよければ掲載しても構いません。
でも、ど素人さんやL型さんは正味の話、帰ってきて下さらないかもしれません。
復帰を切に願いたいところですが、了承した物しか掲載しないのではかなり数が少なくなるような気がします。
それでも何ら悪いことはないですが……
>つなぎ役さん
俺もびっくりしました。
Zさんがあんなに早く続きを書き終えるなんて思いませんでしたから、焦って書きました。
それゆえに話が無茶苦茶です。
非常に無粋ですが、最後のセリフは主人公が安倍に向かって言ったものです。
分かりにくいかと思って補足です。
遅ればせながら、8200さん、続きをお願いします。
631つなぎ役 ◆A/9uRIKA :02/02/20 00:02 ID:dN28OL5g
俺「どういうこと?」

真希「うん……ちゃんと説明するね」

真希「まず、その荷物の差し出し人、後藤清十郎ってのは私のおじいちゃんなんだ」

おじいちゃん……
なるほど、おじいちゃんか。

真希「それで私、この家に来た時に着替えとか持ってきたんだけど、
   やっぱり足らなくてさ。
   それでおじいちゃんに着替えとか日常品とかを送ってもらったの」

このでかい箱の中身は真希の私物か。
確かにあのボストンバッグはいかに大きいといっても、
一人の人間が暮らしていくのに必要な物全部が入るとは思えない。

・・・・・・

あれ?
でもちょっと待てよ!

俺「なんでおじいちゃんが真希の着替え持ってるの?」

真希「……うん」
真希「私小学生の時に転校したじゃない?
   あの時まではおじいちゃんと一緒に住んでたんだ。
   それでお父さんの仕事の都合で私とお父さんお母さんだけ引っ越して…」
真希「その後も全国を転々と……」

俺「……でもおじいちゃんはずっとこっちに住んでいた…?」

真希「…うん」

俺「…ということは?」

真希「………」
真希「ここに来るまでは……おじいちゃんの家に住んでました」

…やっぱり。

俺「ってことはホテル暮らししてたってのは?」

真希「嘘です…エヘッ」

「エヘッ」じゃないっつーの!!
632つなぎ役 ◆A/9uRIKA :02/02/20 00:03 ID:dN28OL5g
俺「まさか親が海外行ったってのも作り話?」

真希「違う!それは本当だよ!」

俺「………ふぅ」
俺「とりあえずリビング行こう。ここ寒いし」
俺「それで今度は嘘なしでちゃんと説明してくれ」

真希「……うん、分かった」

俺達はリビングに入った。

テレビを消してお互いに向き合う。

俺「…さて!説明してもらおうか?」
俺「なんで嘘ついたわけ?」

真希「う〜んとねぇ……」
真希「嘘ついたのは…そうじゃないと一緒に住むこと認めてくれなかったでしょ?」

俺「そりゃな」
俺「…なんでそこまでしてここに住もうと思ったの?」

真希「それは……その…実はおじいちゃんのこと嫌いでさ…」
真希「………………」
真希「…ごめん、今のも嘘」

どっちだよ。

真希「…嫌いではないんだけど、やっぱりちょっと苦手って言うか…」
真希「それに自立した生活?みたいなのをしてみたいってのもあって……」

俺の家に来て自立も何もない気がするけど…

真希「そんな風に考えてたら聰が一人暮らししてるって話聞いて、
   じゃあ私も一緒に住まわせてくれないかなぁ?って思って…」

真希「(…嘘はついてないよね…?)」
633つなぎ役 ◆A/9uRIKA :02/02/20 00:07 ID:dN28OL5g
>>627
たまにトリップ検索しているので。
今度は飯田さんでも検索してみようかな。
>ちっくりさん
自分も構いませんよ。
前回のレスでも言ったと思うけど念のため。
ところでちっくりさんの作品って途中ですよね?
もう書かれないんですか?
>コンボさん
焦らないで行きましょうよ。
ゆっくりでいいじゃないですか(w


明日はちょっと更新できないっぽいです。
すみません。
634(・∀・):02/02/20 00:13 ID:hXCvi+Pg
お疲れ様です。
更新に立ち会いまくってます。
無理のない様に           でも放置はいやずら(マサカネ
635M・P・D:02/02/20 00:20 ID:dMMnZ78B
懲りずに更新
>>601の続きから



おれはキズの手当を終えてお気に入りのワイルドターキーを飲み始めた
「なんなんだいったい・・・」おれは今の状況を考えた。
部屋に全裸の女がいた。しかもその女が何者か今は理解している。
彼女はモーニング娘。の「矢口真里」だ。



疑問は数多く浮かんでくるが何一つ解決できない。
おれはこのままでは犯罪者になるかもしれない。冗談じゃない
彼女に嘘をつかれたらおしまいだ。何とか自分の無実を証明しなければ
いらつきが募る一方なので酒もうまくない。
おれはいったいどうなるのだろう。


グラスに3杯目のワイルドターキーを入れはじめたとき
寝室のドアが開いた。
636M・P・D:02/02/20 00:22 ID:dMMnZ78B
懲りずに更新
>>601の続き



おれはキズの手当を終えてお気に入りのワイルドターキーを飲み始めた
「なんなんだいったい・・・」おれは今の状況を考えた。
部屋に全裸の女がいた。しかもその女が何者か今は理解している。
彼女はモーニング娘。の「矢口真里」だ。



疑問は数多く浮かんでくるが何一つ解決できない。
おれはこのままでは犯罪者になるかもしれない。冗談じゃない
彼女に嘘をつかれたらおしまいだ。何とか自分の無実を証明しなければ
いらつきが募る一方なので酒もうまくない。
おれはいったいどうなるのだろう。


グラスに3杯目のワイルドターキーを入れはじめたとき
寝室のドアが開いた。
637M・P・D:02/02/20 00:24 ID:dMMnZ78B
彼女はぶかぶかのスウェットを着ていた。
その姿は非常におもしろく、また可愛くもあった。

「落ち着いた?とりあえず座っていて」。おれはそう声をかけキッチンへむかう
そして普段自分では飲むことがない来客用のハーブティーをいれた。



「まず何から聞こう・・・どうやって君はこの部屋に入ったんだ」
彼女は俯いたまま「・・・わからない」とつぶやいた。わからない?
「いつからいたんだ」「・・・・わからない」
「ここでなにがあったんだ」「・・・・・わからない」
うーん なんの回答も得られない。なにを聞けばいいのかわからん。
二人の間に沈黙が漂う



「あの・・・」彼女が沈黙をやぶり話しかけてきた。
だがその言葉をおれは理解できなかった
「えっ ごめん。もう一度言ってくれる?」


「あの・・・わたしは誰なんですか・・・・」
638M・P・D@泥酔中:02/02/20 00:30 ID:dMMnZ78B
今日はここまでです。
なんか自分の文章みてたら「ガチンコ!」の
ナレーションばりの文章のヘタさになさけなくなってきた。

まあ処女作?なんで見逃してくださいな。
639ボビー:02/02/20 00:50 ID:nbr5BfPY
亜弥が家きてから俺は確実に変わっていった。

「母さん、いままで色々迷惑かけてごめん・・・。」

「円!?・・・まどか。うぅ・・・」

亜弥のおかげで母さんとも何ヶ月ぶりかに話せた。

「母さん泣いてたな・・・。すごく苦労かけたもんな・・・。」
階段を上がりながらうなだれる俺。

「そうだね。でも、そんなことよりまー君とお話できた事が嬉しかったんだよ!きっと。」
そんな俺を亜弥の言葉はいつも救ってくれる。

「いつもありがとな・・・。」

「な、何言ってるの。恥ずかしいじゃん・・・。」

俺は失った時を埋めるように急速に回復していった。
『もう俺は独りじゃない・・・』
640ボビー:02/02/20 00:53 ID:nbr5BfPY
夏の気配を感じられるようになったある日。

もう俺はすっかり回復して、平穏な生活を送っていた。

しかし、ただ1つだけまだできない事があった。
学校に行く事・・・これは、できない。
梨華との思い出が詰まっている学校は、恐い・・・

亜弥との生活は幸せだ。でも梨華を忘れる事はできない。
・・・梨華を殺したのは俺なのだから。

そうだ・・・俺だけが幸せになってどうする?

そうだ。俺だけがのうのうと暮らして良い訳が無い。

そうだ!俺だけが・・・
「・・・。」
641ボビー:02/02/20 00:59 ID:nbr5BfPY
毎日更新は思ったより大変ですが頑張ります。
つなぎ役さん、我犬さんなど長期の連載が続いているのに、
更新のペースが殆ど変わらないのには本当に感服します。
642名無し募集中。。。:02/02/20 05:58 ID:9l37npIl
みなさん(・∀・)イイ!がんばれ〜!
643名無し募集中。。。:02/02/20 05:59 ID:9l37npIl
ageてしまった・・・鬱だ
ほんとゴメンなさい


644我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/20 11:16 ID:Z+Tu93gb

「辻?もしかしてアレックス帰ってきたの?」

「いいえ。まだです。なんでですか?」

「そうなんだ。そのわりには、なんていうか
落ち込んでないって言うか。まぁ、元気そうでよかった。」

「落ち込んで、アレックス悲しませないように・・・
みんなにも、心配かけたくないし。だから頑張るんだ。
いつも以上にがんばるの。」

元気よく答えた目にはうっすら涙が見えたけど
決して落ち込んでいるようにみえなかった。

楽屋でもそんな辻の一生懸命な姿を見て周りのメンバー達も
ほっとしている感じがした。

「なんか、カオリ寂しそうだね。」
「そんなことないよ、圭ちゃん。辻が元気だったらいんだよ。
もし辻が落ち込んでたら、今ごろこの楽屋はどんだけ暗いことか。」

645我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/20 11:17 ID:Z+Tu93gb
「でも、本当は慰めてあげたかったんじゃないの?カオリ?」
「まぁね。でもゆうちゃんに取られちゃった。加護がカオリに電話するより
ゆうちゃんに先に電話すっからさ。」

「加護だって別に悪気があってゆうちゃんに電話したわけじゃないし、
カオリの事、信頼してないわけじゃなく、たまたまなんだから。」

「でも、加護の判断正しかったよ。あたしだったら一緒になって
辻と泣いてただけかも。」

「ゆうちゃんは、やっぱ人生経験豊富だわ。」

少し離れたところで腕相撲大会をやってるようで騒がしい。。
「のの、つえぇ〜〜」と吉澤の声も聞こえる。

数日後
午後からの仕事では3つの班に分かれて仕事だった。
そして帰りの車の中。
渋滞中。
車の中には、マネージャーと飯田、石川、保田、辻が乗っていた。
割と静かな車内。
そこに、携帯電話の着信音。
「だれ?ののじゃないの?」とアニメ声。
646我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/20 11:19 ID:Z+Tu93gb

登録されてない番号。

警察?

ドクン。

心臓が高鳴った。

周りの人間も気がついた。

緊張が走る。


震える指で着信に答える。

「もしもし・・・」

647我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/20 11:24 ID:Z+Tu93gb


( ´D`)<とりあえず、ここまで。
       ボビーさん、ある程度書き溜めておくと
       ラクですよ〜

从#~∀~#从<うちなんか今、ここで少しづつUPしているうちに
        新しいの書き始めてるんやで〜

( ´ Д `)<オチがつけられなくてダラダラして筆止まってるけどね
648名無しの紺野:02/02/20 12:43 ID:KQQeOOhQ
川;・-・)ノ<辻さん……電話……(ドキドキ)
649つなぎ役 ◆HwvKAORI :02/02/20 13:04 ID:IfqR7hkn
俺「……ふぅ」

さて、どうするか?
…って決まってるよな。

俺「今日はもう仕方ないけど明日からはちゃんとおじいちゃん家帰れよ?」

帰る所がある以上、真希がここに住むのはまずい。

真希「え……?」

俺「おじいさんも真希のこと心配してるだろ」

真希「おじいちゃんにはちゃんと言ったよ!」
真希「荷物も送ってもらったし……」

俺「でもおじさん達にも俺の家に住むこと言ってないんだろ?」
俺「おじさん達は真希がおじいさんの家にいると思ってる。そうだろ?」

真希「……うん」
真希「でも!おじいちゃんにはちゃんと口止めしたし…」

俺「そういう問題じゃないだろ」
俺「やっぱちゃんと家族で暮らすべきだよ」

真希「………」
真希「そんなに私がここにいるのは迷惑…?」

俺「え?」

真希「そんなに私は迷惑なの?」

俺「え、いや、そういうことじゃなくて…」
真希「やっぱり邪魔なんだ……そっか。そうだよね……グスッ」

なんかこんな光景、前にも見たことあるような…(汗
650つなぎ役 ◆HwvKAORI :02/02/20 13:05 ID:IfqR7hkn
真希「そりゃいきなりこんな女に来られちゃ迷惑だったよね…グスッ」

わぁ……泣いてますよ奥さん(汗

俺「いや、別にその迷惑…ってわけじゃないんだけど……」
真希「本当!?」

真希が突然顔を上げ、潤んだ瞳で見つめてくる。
なんだかとてもその瞳を直視できない。

俺「いや、本当だけど…でもな…」
真希「じゃあここに住んでもいい?」

俺の話を遮って真希が聞いてくる。

俺「いや、それは…」
真希「だって私の今の保護者はおじいちゃんだよ?」
真希「そのおじいちゃんの許可があるんだからいいじゃん!!」
真希「何の問題もないよ!」
俺「あ……う…」
真希「ね!お願い!!家事とか頑張るから!!」

一言も喋れない…

しかし、真希が言ってることも一理あるな。
保護者の許可はあるわけか。

いやいや!そうじゃなくて倫理的にまずいだろ!?
やっぱりここはきっぱり断らなきゃな!!

俺「真希!!」

真希「…はい…?」

俺「…………………とりあえずしばらくだけな」

真希「本当?やった〜!!」
真希「聰大好き〜♪」

真希が抱きついてくる。
…や、やわらかい…………しあわせー……

結局俺は真希のあの瞳の前に断ることができず、
この生活をしばらく続けることにしてしまった……
651つなぎ役 ◆HwvKAORI :02/02/20 13:09 ID:IfqR7hkn
よくよく考えれば昼間更新でいいんじゃん(w
というわけでちょこっと更新です。

>>634
放置する気はないのでご安心を(w
>ボビーさん
いや、自分は確実にペース落ちてますよ(汗
お互いに頑張りましょう^^
>名無しの紺野さん
IDかっこいいですね。
652関西人Z(申し訳):02/02/20 17:14 ID:grQ2B4F/
( ‘д‘)<リレー小説なんかうちのせいで焦らしたみたいやね
|Д `)/<申し訳・・・
|ミ ササッ

>ちっくりさん
( ´ Д `)<んあ〜、私もOKだけど、私の駄文載せてもいいの?

( ´ Д `)<みんなに質問なんだけど、カン娘との恋愛関係望む人いる〜?
        一応書いてるんだけど、望む人がいないなら
        このままクライマックスに向かって行くつもりなんだけど・・・。
从#~∀~#从<あんまダラダラ書いてるのを見るんも嫌やろうし。
653我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/20 17:43 ID:Z+Tu93gb
( ゚∀゚)<アイ探のDVDみてからりんねが気になって気になって・・・
       ここで辞められたら、いく瞬間に足がツルぐらい嫌だ。
654名無し娘。:02/02/20 22:11 ID:n/2ox5TK
>>649-651
つなぎ役殿、

そりゃ、ごっつぁんにそんなこと言われたら、断れませんよねぇ〜。(w
655ボビー:02/02/20 23:24 ID:YAGu9bEV
「まー君!ただいま。」
いつもの様に学校から帰った亜弥が部屋に入ってくる。

「疲れた〜今日は暑かったね〜。もうすぐ夏だネ。」
亜弥は笑顔で話す。

「でてけ・・・」

「え?聞こえないよ。まー君?」

「でてけ。」

「え・・・なんで?どうしたの?」

「いいからでてけ!!」
俺は思わず怒鳴る。

ビクッと亜弥は驚く。目には涙が浮かぶ。
「なんか悪い事したかな、私。」

「・・・でてけ。」
冷たく言い放つ。

「ごめんね、まー君・・・」
そう言うと亜弥は部屋をでていった。

『これでいい。俺は独りでいい・・・』
656ボビー:02/02/20 23:25 ID:YAGu9bEV
それから亜弥は俺の部屋にこなくなった。

飯の時間もしゃべらなくなった。

当然母親にどうしたのか聞かれるのだが、
「別に何でもない。」
と言う。亜弥も同じ様に答える。

俺と亜弥は完全に他人になった。
657ボビー:02/02/20 23:32 ID:YAGu9bEV
更新です。けっこう話が進んできました。

>我犬さん
 アドバイスどおりに書き溜めたら少し楽になりました。ありがとうございます。

>つなぎ役さん
 そんなことないっすよ。リレーもあるのに毎日頑張って更新してるのは偉いっす。
658 ◆HiPYagUc :02/02/21 00:53 ID:hCv+dJDZ
>>638
向こうのスレから飛んできました。
まじでもろかぶりですね。
ここまで細かい設定が同じとは・・・
いやはいやびっくり。でもMPDさんの方が面白いかも。
こっちのことは気にせずにきっちりと書き上げてください。
659 ◆HiPYagUc :02/02/21 01:03 ID:hCv+dJDZ
かなりのsage進行だったみたいですみません
660(・∀・):02/02/21 03:29 ID:GTLPEe+9
ゴーゴーつなぎ役!
661名無し募集中。。。 :02/02/21 05:57 ID:UsTW0ox0
>聰
もて過ぎだ、コノヤロー!!
にしてもごっつぁんのおっぱい…ハァハァ
662 :02/02/21 10:24 ID:Cco4eaqu
(・∀・)イイ!!
663我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/21 10:54 ID:0yf791ng
『あ〜もしもし、こちら─警察─2丁目の交番の巡査の工藤と言います。
辻さんですかね?』

電話から聞こえる物凄く事務的な声

「・・・はぃ。」
『え〜こちらの交番にですね。おたくの犬がね。
来るそうなんですよ。
今、連絡がありましてですね。たぶんあと30分後には
着くと思いますので、引き取りに着てくれますか?
その時に身分証かなかあれば。』

辻の顔に満面の笑みが浮かんだ。
それを見ていた。メンバー全員の顔に安堵の声が漏れた。
飯田と石川は手を取り合って喜んでいる。
辻の隣の保田は腕組みをして車窓を眺めながら口元を緩めた。

「はい。わかりました。なるべく早く行きます。
えっと、場所は、はい。ハイ。わかります。ありがとうございました。」

電話を切ると、背もたれに倒れ込むように電話を胸に抱きしめ
大きく、息を吐き出した。
「・・・よかった・・・」
思わず辻の口から出た言葉は涙も一粒連れてきた。
そんな辻の姿を見た保田は辻の頭をグシャグシャにして
「よかったな。」って声を掛けて、また窓の外に目を向けた。
辻は一言。
「ハイ」と言うと目をつぶりアレックスに掛ける言葉を捜していた。
664我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/21 10:55 ID:0yf791ng
飯田と石川は携帯で他のメンバーに今あった電話のことを伝えていた。
まるで、自分のことのようにうれしそうに。

早くアレックスに会いたい辻の気持ちを知ってか知らずか
道は混んでいて全然動かない。

赤いテールランプが延々と続いている。
少し動いたと思うと、また車は止まる。
「辻イライラしてもダメだよ。
昨日も待ってたでしょ。今回はちゃんとこれから一緒だって
わかってるんだから、我慢して待ちなさい。」

「はぃ。」
「ねぇ、ののちゃん。アレックスに掛ける言葉は決まったの?」

「まだ決まらないよぉ。なんていえばいいんだ?梨華ちゃん。」
「そぉ〜ね〜。あくまでもさりげなく。それでもってすべてを
包み込むような。感じかな。」

「だから、なんて言えばいいの?」

訳のわからない会話が続く。

そんな時間つぶしもすぐに終わってしまう。
665我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/21 10:56 ID:0yf791ng
その時辻は、見たことのある建物を発見した。
すかさずマネージャーに道を聞く。
そうすると、
「ののココで車降りていいですか?」

「はぁ?何言ってるの?」驚いて飯田は言った。
「降りてどおすんの?」
「走って帰ります。」
「走って帰るって言ったて、道わかるの?」
石川は辻を見て

「前、散歩でここの近く通ったことあります。
あの建物見覚えあるし、道聞いたら知ってる道みたいだから。」

「知っている道ってまだ遠いじゃない。ってあんたこんなところまで
散歩きたことあるの?」

「へい。40分ぐらいで来れますよ。」

「40分って・・・」飯田は呆れてた。

「行かせてあげれば。」保田は相変らず窓の外を見ながら言った。

「圭ちゃん。危なくない?」飯田は心配そうだ。

「まだ、全然道空きそうにないよ。
辻〜。大丈夫だよな?だったら、気をつけて帰るんだぞ。」

「大丈夫です。おばちゃん。ありがとう。」
666ダーッシャ小川:02/02/21 14:02 ID:Qs4iysDW
>つなぎ役さん
(・∀・)イイ!!俺も抱きつかれてー!

>Zさん
誰も答えてくれてないっすね(w
俺はカン娘も好きだから書いて欲しいけど、他の人はどうなんでしょうね?

>ボビーさん
そ、その先どうなるんですか?気になります。

>我犬さん
とうとう再会ですか!?

リレー小説終わってからでいいから、過去の未完成小説も含めて
どの作品がおもしろかったのか人気投票とかしてほしいな。
無理っすか?
667名無し娘。suzuka:02/02/21 20:43 ID:6fHCo364
>人気投票
だめ(w

いろんな意味で。
668関西人Z:02/02/21 21:03 ID:uy5DdkJ+
短編第3弾 「通学電車での出会い」

電車通学で、朝のラッシュ時の登校ほど辛いモノはない。
しかし僕は、ある女の子と出会ったお陰で辛い登校も楽しくなった。
その娘は僕が乗る駅の次で乗ってくる。

プシュー、ガララ(電車が駅に着きドアが開いた音

「・・・おはようございます」
「あ、おはよう、紺野さん」

この娘の名前は紺野あさみ。
僕が通ってる高校の近くの中学に通っている。

知り合うキッカケとなったのは、半年前。
いつも通り満員電車に乗っていると、誰かが袖を掴んできて、
一体誰だと思い見てみると、顔色を悪くした紺野さんだった。
「どうしたの?」と訊くと「・・・気分が、悪いんです」と答えた。
汗もかいていたので、額に手をやるとすごい熱があり、
次の駅で急いで連れて降りた。
家まで送りたかったが、僕も学校があったので、
駅員に後のことを頼んで、次に来た電車に乗って学校へ行った。

1週間後、僕たちは再会し「あの・・・、あの時はありがとうございました」と
頭を下げられた。

それ以来、お互い毎日同じ時間に電車内で会うくらい仲良くなった。

「どう?最近体調悪くしてない?」
「・・・はい、大丈夫です」

こう言うのもなんだけど、紺野さんはテンポが少しズレている。
そこがかわいいんだけど。

しばらく喋っていると、
「!!」
紺野さんの顔つきが変わり、僕の服をギュッと握ってきた。

どうしたの?と声をかけようとすると、『助けて』と目で合図を送ってきた。
(もしかして・・・)

僕は紺野さんの後ろに慎重に目線をやった。

サラリーマン風の少し禿げた男が片手に新聞を持って読んでいる。
しかし空いたもう片方の腕は、
「・・・・・・」
少しわかりにくいが、紺野さんのお尻の辺りにあると思えた。

そう思うと同時に、男の腕を掴んだ。
「おい、あんた今痴漢行為したろ」
そう言うと、男は明らかに動揺した。
「な、何を言ってるんだ君は。そんな事するはず無いだろ」
その騒ぎは満員電車なので、当然すぐ大きくなってくる。
「言い訳は後でいい。紺野さん大丈夫?」
「はい・・・、ありがとうございます」
少し涙目だが、笑顔で言ってくれた。
669関西人Z:02/02/21 21:05 ID:uy5DdkJ+
駅に着くと、僕は男を引っぱり出した。
「いい加減にしろ!私は何もやってないといってるだろう!!」
「しらばっくれんな!さっさと来い!」
駅員室に連れていこうと、力を込めて引っ張っていると、
「クソガキがー!!」

ガツッ!!

捕まえている左腕の反対、つまり空いている右で僕は殴られた。

「ぐあ!」
殴られた反動で手を離してしまった。
すると男は走って逃げようとすると、その先には紺野さんがいた。

「ガキが、どけー!!」
殴ろうと拳を握っている。
「紺野さん、逃げるんだ!」
僕は叫んだ。

「・・・ゆるさない」
呟くと、紺野さんはある構えを見せた。
そして、
「チェストー!!」
男が殴りかかる寸前に、紺野さんは男の腹に1発拳を入れた。

「ぐ!」
あまりに苦しいのだろう、男は声もあまり出ない。

騒ぎを聞いて駆けつけた駅員によって男は連れて行かれた。

「大丈夫ですか?」
ボー然としている僕の所へ、紺野さんがやってきた。
「え?あ、うん大丈夫。でも」
「?」
「紺野さん、強いんだね」
「あ・・・」
恥ずかしいのだろう、顔が赤い。
「何かやってたの?」
「あ、えっと・・・、空手を少々」
通りで強いはずだ。

「でも僕格好悪いよな。殴られた上に逃げられかけてるし」
「そ、そんなこと、ないですよ」
「え?」
「だって・・・、私が痴漢にあって、あなたがそれを止めてくれた時、
とても格好良かったです」
顔を赤くしながらそう言ってくれた。
「あ、ありがとう・・・」
嬉しいやら恥ずかしいやら。

『2番線電車が到着いたします』
アナウンスが聞こえた。
「と、とりあえず学校行こうか」
「・・・はい」
僕たちは電車に飛び乗った。

いつもと変わらないはずなのに、いつもと違った。

それは、僕と紺野さんが手を繋いでいたから・・・。

〜エンド〜
670名無しの紺野:02/02/21 21:39 ID:PwqDzTlm
川o・Д・)ノ<ゆるさない!!

川o・-・)三○)゚Д゚) ウマー!
671M・P・D@土俵際の魔術師:02/02/21 22:57 ID:IRIXo1MN
>>635-636
二重カキコしてしまった・・・・すんません。


>>637の続きから

まったく予想もしていない言葉がでてきた。
「まさか記憶が・・・・」
「私さっきから思い出そうとしてました・・でもなにもでてこないんです」
「・・・・・・」おれは返答に困った。記憶喪失だなんて・・・・
彼女は俯きながら泣き始めた。



・・・・見ていて可哀想になってくる。
少しでも彼女の不安を取り除いてあげよう。

「おれは一応君の名前はしっているよ・・・」。
「えっ・・」。彼女は驚き顔を上げた。
「私はあなたの知り合いなの」。「いや違う・・・」。
「君の名前は、矢口真里だ。 モーニング娘。の矢口真里さんだよ」
「モーニング娘。・・・?」「そうアイドルグループのね」

彼女は理解できていなさそうだ・・・
そりゃそうだろ自分がいきなりアイドルだったなんていわれたってわかるはずもない。


「そうだあれをみれば・・・」おれはノートパソコンを取り出しネットにつなげた
そしてモーニング娘。の公式ページにアクセスする。
672M・P・D@土俵際の魔術師:02/02/21 22:59 ID:IRIXo1MN
「みて・・・これがきみだよ」。
彼女はパソコンに映る自分の画像を食い入るように見ている。
まるで無くした体の一部を探すかのように。
「私は矢口真里・・・」

おれはパソコンを見ている彼女の顔を見ていた・・・やっぱしかわいいよなあ。
彼女は大人と子供どちらともいえない魅力をもっている。
それが絶妙なバランスで今の彼女を形成しているんだと思った。
やっぱし芸能人てかんじだなぁ そんな人が目の前にいる。


ふと視線を下げると首にアザが出来ている。まるで犬の首輪のように。
それを見た瞬間、緊張感が全身をつつむ。



もしかしたら彼女はこの部屋で・・・・・殺されそうになっていた?



673M・P・D@土俵際の魔術師:02/02/21 23:02 ID:IRIXo1MN
彼女は自分に視線を向けられているに気づいたんだろうか顔を上げた。
視線がばっちりおれと合った。あわてて彼女から目をそらす。
「どう?少しは思い出すことがあった?」動揺を隠すように質問を投げかける。
彼女は寂しそうに首を横に振る。

何とか力になってあげたい。単純にそう思った。


「とりあえず朝になったら事務所に連絡しよう。みんな心配しているだろうし」
「・・・です」
「え?」
「ごめんなさい・・・わたし戻りたくない」
「戻りたくないて何で・・・ 」
「わからない・・・でも戻りたくないんです」
まいったなぁ。でも彼女は涙目で訴えてきた
・・・・そんな目で見ないでくれよ。
「わかったよ・・・とりあえずこれだけは信じてくれ。 俺は犯人じゃない。
だからおれを信用して欲しい」
「・・・・・・はい。あなたが犯人じゃないことは薄々感じていました」
よかった。なんとか信用は得られたわけだ。
「ありがとう・・正直ドキドキもんだったんだよ。犯人だと思ってんじゃないかって」
「今わたしはあなたを信じるしかないから・・・それに親切にしてくれたし」
「まあ困ったときはお互い様ってやつだよ。」
「よかった。あなたがいいひとで」といって彼女は少し微笑んでくれた。

674M・P・D@土俵際の魔術師:02/02/21 23:07 ID:IRIXo1MN
今日はここまで。

みんなすごいペースで書いてってるな。
とても真似できん。
おれはゆっくりやっていきます。
675M・P・D@土俵際の魔術師:02/02/21 23:27 ID:IRIXo1MN
>>673
すんません間違えてました。

×「とりあえず朝になったら事務所に連絡しよう。みんな心配しているだろうし」
○「とりあえず朝になったら事務所に連絡しよう。行方不明なんてなったら
  みんな心配するだろうし」

です。ちゃんとチェックしろよなおれも。
676名無しの紺野:02/02/21 23:32 ID:ZZnOpNMH
|川o・-・)ノ<M・P・Dさん、ドキドキな出だしですね。

|川o・-・)ノ<矢口さんの裸……

|川o・-・)ノ<……………………

|川*・-・)ノ ポッ

|ミ キャッ

|・-・)ノ<マターリマターリ行きましょう
677つなぎ役 ◆HTEkonno :02/02/22 00:18 ID:p2jv43BU
真希「おいしい?」

真希が上目使いに聞いてくる。

俺「…………」
俺「…うん、うまい!!」

ちょっと大袈裟に答える。

真希「よかったぁ〜♪」

真希は満面の笑みだ。
めちゃめちゃかわいい。

真希「じゃあ私も。いただきま〜す」

というわけで俺達は今、真希が作ったカレーを食べている。

結構時間がかかっていたので心配したのだが、お世辞じゃなく本当にうまい!
一杯をあっという間に食べ終わってしまった。

真希「おかわりする?」

俺「あ、あぁ…」

真希が皿を持って炊飯ジャーへ向かう。

ご飯をよそっている姿がこれまたかわいい。
母親が使っていた花柄のエプロンがよく似合ってるし。
あぁ……なんか幸せ…

結局俺はこの後カレーを4回おかわりした。
678つなぎ役 ◆HTEkonno :02/02/22 00:18 ID:p2jv43BU
俺「ふぅ…さすがに食べ過ぎたなぁ…」

風呂にも入って今はテレビを見ている。

・・・・・・

お、真希も風呂をあがったみたいだな。

リビングに足音が近づいてくる。

そしてドアが開く。

真希「んぁ〜、いいお湯だったぁ」

真希は昨日までと違ってピンクのパジャマに着替えている。
今日届いた荷物の中にあったものだ。

うーん、パジャマって結構色っぽいかも…

真希「んぁ?どうかした?」

おっとと!見とれてたよ(汗

俺「いや、別に?」
俺「何か飲む?」

真希「う〜ん、そうだなぁ…お風呂あがりは牛乳かな」

俺「あいよ」
679つなぎ役 ◆HTEkonno :02/02/22 00:20 ID:p2jv43BU
・・・・・・

二人でまったり過ごしている内に、時計は十二時を回っていた。

俺「そろそろ寝るか?」

真希「…んぁ〜…うん……」

真希はそうとう眠そうだ。

そんな眠そうな所がまたカワイイ…

そういえば電車の中で座ってる女の子が眠気でコックリコックリとなっちゃってて、
途中で目を覚まして必死に起きてようとするんだけどまたコックリとなっちゃって、
そういう女の子が眠気と一生懸命戦ってる姿ってめちゃめちゃカワイイよなぁ…
おっさんとかならウザイだけなんだが。

真希「…寝るんじゃないの?」

しまった!こんな所で妄想に嵌まってる場合じゃない…

俺「あぁ、寝る寝る!」

真希「?」
680つなぎ役 ◆HTEkonno :02/02/22 00:30 ID:p2jv43BU
今日はここまでです。

>関西人Zさん
よく分からないのですが、カントリー娘。じゃなくて石川だけの恋愛話にするってことですかね?
関西人Zさんが書きたいままに書いていただければいいと思いますが、
カントリー娘。との絡みも見たいかも…
あと短編の紺野いいですね〜
>>654,>>661,>>666
激しく同意!!w
なんだか書いてる内に後藤・矢口のことを加速度的に好きになっていってます。
よっすぃの牙城危うし!w
>ボビーさん
構想(というか妄想)はたくさんあるので(w
>>660
ありがとうございます。
頑張ります!!
>我犬さん
辻はさり気に保田を「おばちゃん」と言ってますね(w
>suzukaさん
お久し振りです。お元気ですか?
人気投票はちょっと嫌ですね(w
681我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/22 11:02 ID:VPXb2Wi0

マネージャーはハザードを点け左側に車を寄せた。

おりる間際、飯田と石川は声を掛ける。
「辻は明日お休みだからね。ゆっくりしなよ。」

「あぃ〜わかってます。それじゃ〜おつかれさまでしたぁ」

ドアを閉める間際、保田は辻にウインクをした。
それを見た辻は投げキッスで答えた。

「だれに?投げキッス?圭ちゃんに?いつもなら『ヲエ〜』なのに。」
保田はちょっぴりうれしそうにまた視線を窓の外に向けた。
窓の外には小さな体がぐんぐん車から離れていき、小さくなっていく。

思わず石川が「すごい。速いね。」
「陸上選手か?アイツは・・・」

682我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/22 11:03 ID:VPXb2Wi0
「待っててねアレックス。もう少しだよ。」
大きなカバンを肩に掛けてぐんぐん走る。
車道は渋滞しているが歩道にはほとんど人はいない。
車から見えた知っている建物の角を曲がると見かけた町並み。
カバンの重さが気にならないぐらい一生懸命走った。
もちろん、車などには気をつけながら。


オリを載せたワゴンタイプの車の中。
「あの子、喜んでむかえにきてくれるんでしょうねぇ」
「だろうな。そうしないとオレ達の苦労がむくわれないさ。」

「でもいいんですか?あんな事しちゃって。」
「大丈夫さ。責任はオレが持つ。どうせ、アレックスを
操れる奴なんていないんだ。それだったら早く自由にさせてあげた方が
みんなのためさ。お前アレックスと仕事してみろ?自信なくすぞ」

「やっぱ。オレなんかじゃそんなに言う事きいてくれないんですか?」

「あぁ。そりゃもう。あきれるぐらいにな。」

「それなのにあの女の子には言う事聞くのか。一緒に仕事しなくても
自信なくなってきましたよ。」

「しょうがねぇ。あの犬は特別だ。気にすんな」
683我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/22 11:03 ID:VPXb2Wi0


交番に着いてオリから出すと堂々とした姿でアレックスは
邪魔にならなそうな場所で、伏せをした。
リードは念のために柱に結び付けられていた。
二人の訓練師は交番内の警察官と話をしながらお茶をすする。
「連絡はしておいてくれましたか?」
「はい。こちらには向かってると思います。」
「そっか。そんじゃしばらく待たせてもらってから
感動のご対面を見学させてもらうとするかな。」

アレックスは伏せの格好のままピクリとも動かない。
気配すらけしているように。
話すことのない男たちはただ腕組みして座っている。
警察官の一人は書類になにやら書き込みをしているようだった。
時計の針の刻む音と警察官のペンの音だけが静かに響き渡っている。
684我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/22 11:09 ID:VPXb2Wi0

(´D`)<ここまで。

( `.∀´)<おばちゃん、おばちゃん言うんじゃないわよ。

( ´D`)<あ〜い、わかりました。            おばちゃん。

685モーコー2002全肯定:02/02/22 12:37 ID:ugP8pU4b
>>684
早く逢わせてあげて〜!!
686ボビー:02/02/22 12:55 ID:clu1qXtl
亜弥としゃべらなくなってから1週間がたった。

その日はしとしとと雨が降っていた。気温も低い。
そんな天気の日は気分が悪くなる。

母親が下で夕食の準備をしている。

俺と亜弥はいつも通り別々の部屋にいる。

「お醤油がなくなっちゃったから買ってきて〜。」
いきなり母親が2階に向かって言った。

「俺はパス。」
ドアから顔だけ出して返事をする。

「私、いきます。」
亜弥が部屋からでてきた。

「あら、そう。悪いけど頼んだわね。」

「いえ、いいですよ。」

「じゃあお願い。雨が降ってて暗いから気をつけてね。」

バタンとドアが閉まった。
687ボビー:02/02/22 13:02 ID:clu1qXtl
・・・10分たった。
まだ亜弥は帰ってこない。

さらに5分。・・・おかしい。
家からスーパーまではどんなに遅くても12、3分で往復できる距離だ。

嫌な予感がした。それを必死で振り払おうとする。
しかし、どうしても不安が拭えない。

「はぁ・・・はぁ・・・」
息が荒くなる。汗が出てきた。

あの日もこんな雨だった。しとしとと・・・
「亜弥!!」
俺はいてもたってもいられなくなった。
688ボビー:02/02/22 13:13 ID:clu1qXtl
昨日分の更新です。今晩もまた更新します。

>ダーッシャ小川
 遅くなってすいません・・・m(__)m
 読んでくれてありがとうございます!!
 どうぞ最後まで読んでくださいね。

>関西人Zさん
 短編おもしろかったっす。紺野(・∀・)イイ!!
 これからも短編出してくれると嬉しいデス。

>我犬さん
 引きますね(w 続きが気になります。
 いいですね〜何気に保田が良い感じ〜♪
689リレー小説は:02/02/22 17:31 ID:oFzCb4yz
止まってしまったのか!?
690ボビー:02/02/22 23:39 ID:9K5UmfQL
雨の中、必死に走る。

すぐにスーパーに着くが亜弥の姿はない。

「亜弥!!亜弥ぁ!!」
買い物客が振り向くが亜弥の返事は無い。

「くそっ!!」
俺は力の限り走った。
途中つまずいた。車に轢かれそうにもなった。
それでも走った。走り続けた。

不意に遠くで救急車のサイレンが鳴る。
『亜弥!嘘だろ亜弥!!』
俺はもうパニックだった。
691ボビー:02/02/23 00:28 ID:B7cr8LTK
「亜弥!どこだ!亜弥ぁ!」
幾度も叫んだが辺りには声だけが虚しく響いた。

『こんなことになるんだったら・・・なんで俺が行かなかった・・・。』
そんな事を思っていると雨音の中から微かにネコの鳴き声がする。
『ネコ?亜弥が大好きだったな。もしかしたら・・・』

どこで鳴いているのか耳を澄ます。

「・ニャー・・二・ャ・・」

「・・・よしよ・・さむ・ない?かわ・・うに。」

どこからか人の声が聞こえる。
692ボビー:02/02/23 00:33 ID:B7cr8LTK
今日はここまでです。
だんだんクライマックスに近づいてきました。(予定)
最後までよろしくお願いします。
693つなぎ役 ◆gc/5MAKI :02/02/23 00:40 ID:4ULYLlwF
さて、寝ますか。

部屋に戻った俺は自分のベッドに入った。

・・・・・・

ちょっと待てよ!

一昨日のことを考えると、また真希が勝手に俺の部屋に入ってくるかもしれないな…

さすがにこの年代の男と女がひとつの布団で寝るのは問題だろう。

念のために鍵をかけておくか。

備えあれば憂いなし!
今日こそは熟睡したいしな。

よし!

・・・・・・

・・・・・・

でもせっかく俺の部屋まで来たのに鍵かかってたらかわいそうかなぁ…?

そんな気もするなぁ…

っていうか絶対そうだ!そうに決まってる!!

そもそも来るって決まったわけじゃないし、
そんなに気にして色々しなくてもいいんじゃないか?

ちゃんと一昨日の朝に注意したし、真希も懲りただろう。

うん!


結局なんだかんだ理由を付けて鍵はかけずに眠ることにした…
694つなぎ役 ◆gc/5MAKI :02/02/23 00:41 ID:4ULYLlwF
「……とし…」

「…さ………」

ん?

「…さとし……」

んん?

「……さとし」

俺「…え?」

俺は熟睡状態から意識を戻し目を開ける。
目の前には俺を呼ぶ声の主…真希がいた。

俺「…真希…どうかした?」

真希「私、聰のこと好き…」

真希の目は俺の目を見つめて離さない。

俺「え?」

真希「好きなの」

より一層力がこもった…それでいて柔らかい視線が俺を包む。

俺「…俺もだよ」

真希「本当?」

俺「あぁ」
695つなぎ役 ◆gc/5MAKI :02/02/23 00:42 ID:4ULYLlwF
真希「じゃあ…ちゃんと言って」

俺「え?」

真希「私のこと好きだって……ちゃんと言って」

真希が少しはにかみながら言う。

俺「なんか……恥ずかしいなぁ」

真希「いいじゃん!言ってよぉ!!」
真希「私もちゃんと言ったんだからぁ!」

ふくれてしまった。

俺「分かった分かった」

俺「………………きだよ」

真希「聞こえな〜い!」

俺「す……すき、だよ…」

真希「もっとちゃんと言って!」

俺「……」
俺「す、好きだ!!」
俺「真希のことが好きだ!!!」

ピピピ・・・

真希「嬉しい♪」
真希「もっともっと言って♪」

ピピピピピピ・・・

俺「好きだぁ!!好きだ好きだ好きだ!!!」

真希「聰大好き!!」

俺は思いっきり真希を抱きしめる。

俺「好きだ好きだ好きだ……」
696つなぎ役 ◆gc/5MAKI :02/02/23 00:42 ID:4ULYLlwF
ピピピピピピ・・・

俺「…きだしゅきだしゅきだぁ……」

ピピピピピピ・・・

!?

俺「好き………んん?」

ピピピピピピ・・・

目覚ましが鳴り響いている。
外はもうかなり明るい。

・・・・・・

俺は目覚ましを止めて辺りを確認する。

俺の部屋。
ベッドの上。
布団を思いっきり抱きしめている。
ちょっとよだれがたれている。
そして…

そして真希はいない。

・・・・・・

……夢か……

俺はなんとも言えない虚無感に包まれた。

学校休みたい(泣
697つなぎ役 ◆gc/5MAKI :02/02/23 00:45 ID:4ULYLlwF
今日はここまでです。

>>689
今は8200さんが書いているところです。
あまりに回転が早いと作者さん達が大変なのでマターリいきましょう!
(主に自分が大変だからだけど(w)
698 :02/02/23 04:01 ID:zeXRv59b
さとし・・・俺とおんなじ名前だ。
なんか変な気分だ。
699んあ:02/02/23 04:05 ID:Qd/Qf9Rt
(・∀・)イイ!!
700我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 10:14 ID:+SN3BX/H

岡部が何気なくアレックスを見ていたらピクリとも動かなかった
アレックスの耳がクッっと動いたのを見た。

「深野さん、彼女そろそろくるかも」
「はぁ。どした?なんでわかる?」
「アレックスの耳が動きました。」

それからしばらくするとアレックスは伏せの姿勢から
お座りの姿勢に変えた。

二人の男は顔を見合わせた。
そんな男達にお構いなくアレックスの尻尾が動き出した。
そして立ち上がる。
外に向かおうとする。
リードがあるため、前に進めない。
床とツメが擦れる音がする。
深野がリードを取ろうと立ち上がろうと
彼女は入ってきた。
701我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 10:15 ID:+SN3BX/H


聞こえる。
あの足音はご主人様の足音。
一生懸命走ってくれてる。
もう伏せの姿勢で待ってられない。
早く。会いたい。
どんどん足音が近づく。
思わず立ち上がった。
ご主人様の走っている息使いが聞こえる。
いてもたってもいられなく、吠える。
短く、一回だけ吠える。
ここに、いるよ。と教えるように吠える。
迎えに行かなきゃ。
交番の外に向かう。
グッ
リードが付いてた
それでも、無視して外に向かう。
首が絞まる。
苦しい。そんなことより早く会いたい。

そのとき・・・
外に、まるで陽が差したように
明るく見えた。
702我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 10:15 ID:+SN3BX/H
あと少し、あそこの角を曲がって
そう思うと走るペースも上がる。
流れ落ちる汗も気にならない。
角を曲がった時、見覚えのある車が目に入った。
アレックスを連れてった車。
あそこに、アレックスが・・・
あと、80m・・・50m・・・10m
交番から聞こえた。
アレックスの声。
もう2度と、もしかしたら聞くことが出来なくなるかもって
思っていたあの鳴き声。
交番の前に着いた。
交番の置くにはアレックスの姿が。
リードが引き千切れそうなほどビーンと張って
こちらに一生懸命来ようする。
「アレックス〜〜〜〜〜〜〜」
703我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 10:16 ID:+SN3BX/H
抱きしめる。
抱きしめられる。
走って熱くなった体で抱きしめる。
走って熱くなった体で抱きしめられる。

少女には根拠のない自信があった。
根拠のないぶん不安もたくさんあった。
たくさん泣いた。

ご主人様を信じた。
自分にできることはご主人様を信じる事。
ただそれだけ。
それでも、どこか不安があった。

走ってきた疲れなど微塵もない。
リードを引っ張った苦しさもない。
あの夜の涙も
月の光も
すべてが過去になった。
704( ´ ー ` ) :02/02/23 14:50 ID:UYTPdshB
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
会えたのね〜
705 :02/02/23 16:56 ID:tyt6f96P
会えてよかったー!
706ダーッシャ小川:02/02/23 18:21 ID:Exjng8dZ
感動だよ・・・
7078200:02/02/23 18:37 ID:aJokD9HL
リレー小説もう少しお待ちを・・・今日中には必ず載せますので
708我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 20:00 ID:fQN1UrB0

( ´D`)<今日は静かですぅ〜
       もう一丁更新しちゃおうかな

>>704-705 
  やっと会えました。 
  まどろっこしくてすんません。

>>706
そう言ってもらえてうれしいです。

>>707 
慌てなくていいからね〜
でも楽しみにしているよ

そんじゃ、つなぎます。
709我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 20:01 ID:fQN1UrB0
警官を含めた3人の男には
まるで映画やドラマのワンシーンのように映った。
でも、それは映画やドラマではない。
そこはもっとリアルな生きる物としての自然の
感情のぶつかりあっている場面。
子供と動物のウソや偽りのないまっすぐな姿。
アレックスの事を知っている深野にはとても信じられない光景だった。
アレックスのうれしそうな姿は、前の飼い主の小橋とアレックスの時とは違っていた。
まるで、この少女との再会のシーンではアレックスは仔犬のようだった。


「これで、もうこの犬はキミの犬だよ。」
警官が辻に声を掛けた。
「これで、以上ですよね。」
と深野に声を掛ける。
「あぁ。OKだ」
「それじゃ、アレックスを頼んだよ。」
「はい。ありがとうございました。」
ペコリと頭を下げて何度も、お礼を言った。
710我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 20:02 ID:fQN1UrB0

警察官と深野と岡部は笑顔を浮かべ交番の外まで見送った。
少女と犬の後姿を見えなくなるまで。
「・・・これでよかったんだ。」
「ですね。」
「犬は物じゃない。犬にだって飼い主を選ぶ権利があったていいじゃないか。」
岡部は黙ってうなずいた。


家に着いた頃にはすっかりお腹がすいていた。
「アレックスお腹すいたね。ご飯にしよ。だからちょっと待っててね。」
優しく声を掛けてくれると、パスタを茹で始めた。
伏せの姿勢でそれを見つめる。
小さな体で一生懸命な姿。
時折、こちらを見て微笑をくれる。
その微笑をみると尻尾が動く。
711我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 20:02 ID:fQN1UrB0

この視線がないだけで、どんなに寂しかったことか。
「明日お休みだからまた遊びに行こうね。
アレックスと遊ぶ為に、いない時だって走って鍛えてたんだぞ」

ご主人様といる時の時間はあっという間に流れる。
テレビを見たら、ご主人様の姿が映っている。
仕事をしている姿はなんども見ていたが
テレビで実際に映る姿ははじめてみた。

テレビの中のご主人様は真ん中で踊って歌っている。
まわりでは物凄い歓声がしているように聞こえる。
いつもとは違う、輝き方をしているご主人様の姿が見えた。
「アレックス。ののだよ。これ。なんか恥ずかしいな。」
凄くキラキラして見えた。
ご主人様はテレビなどでいろいろな人に、
このキラキラしたものを配っているのかな?
キラキラしたものは勇気にも、元気にもなる。
712我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 20:07 ID:fQN1UrB0

( ´D`)<こんな感じです。
       多分来週には最終回を迎えそうです。
       その後に、オマケがつくかもしれないですけど。

今、次回作、作成中。
現在27000文字です。
オチはどうする〜
同時進行で全部で3作書いています。
どれも、オチが決まらず、苦しんでおります。
でわでわ〜。主役は誰だ?
713名無し募集中。。。:02/02/23 20:22 ID:FD78YOJb
ちょっとばかしスレ趣向と違うかもしれないけど、書いても宜しいでしょうか?
714名無し募集中。。。:02/02/23 20:54 ID:FD78YOJb
「ん…んんんーー」
いつの間にか寝ていてしまったらしい。俺はグッと伸びをした。
しかし高校ともなると自習時間に真面目に課題をやるヤツはごく少数だ。大抵が騒ぐか、俺のように寝ているのが現実だ。
「あれ?」
そこはいつもの見慣れた教室ではなかった。かといって美術室でも理科室でも、勿論体育館でもない。あ、それから保健室でもない。俺は仮病は使わない。えらいから。
会議室?まさかねぇ。会議室は放課後自習室として開放されているのだが、今はまだ昼前だ。
「どこだここ?」
と、その時女の声がした。ここは男子校。オンナといっても数人のババア先生しかいない。
「女子高生でも来てんのかな?」
と、言った俺の声に女の声がシンクロした。女子高生が男子校に来て『女子高生でも来てんのかな?』なんて言うか?
異変に感じた俺は、改めて部屋を見回した。何処だここ?全く見覚えがない。
意識的に腕時計を見たとき、おれはパニックに陥った。
時計をしていない!それだけじゃない。ガクランを来ていたはずの俺の腕は、薄い色のドレスの様な袖に通されていた。
「ああ?」
その時気がついた。俺の声だったんだ。さっきの女のような声は。
「風邪でも引いたかな?」
そんなことより今の格好だ。視線を下に落とすと、やはりだ、どう見てもガクランじゃない。
715名無し募集中。。。:02/02/23 20:55 ID:FD78YOJb
「え?あ?うあ?い?」
混乱状態の俺は、司会の隅に鏡を見つけ、近づいた。
「――――なんじゃこりゃあ」
どっかの刑事が殉職した時みたいな声をあげたが、ムリは無いという物。
そこに移ってるのは俺じゃなかった。女だった。
それも良く知った女だ。
クラスで、
「モームスで誰が1番好き?」
と聞かれたら必ずこの女の名を答えている。――吉澤ひとみだった。
右手を挙げてみた。鏡の中の吉澤ひとみは左手を挙げている。
口を開けて見た。彼女も口を開けた。
その場でツイストを踊ってみた。彼女も踊った。
握り拳を股間の前で前後に動かしてみた。彼女も同行為を行う。
――いたずらでもこんな恥ずかしいことしないよな。
第1、芸能人でもなく、なんの接点もない、せいぜい同じ埼玉県民という俺にこんなイタズラする訳がない。
両手で顔にさわってみても間違いなかった。
716名無し募集中。。。:02/02/23 20:55 ID:FD78YOJb
「どうなってるんだ」
と言う声は、TVやラジオで聴く彼女の声そのものだった。
「よっすぃー!」
反射的に振り向くと、ドアを開け、矢口真里が立っていた。
「なにんしてんのよ?もう本番始まるよ」
彼女は、どう見ても俺に向かって言っていた。
「オレっすか?」
「そーよ。なにオレとか言ってんの、早くね!」
とだけ言うと、すぐに行ってしまった。
しばらくの間オレはポカンとしていた。
我に返ったのは、再びドアが開いたときだ。今度は、
「忘れた。忘れた」
後藤真希は、そう言うと、なにやら荷物をゴソゴソし始めた。それをポカンと見つめていると、
「よっすぃどうしたの?一緒にいこ!」
「え」
彼女は、とまどう俺の手を取った。
「早くいこ」
異変には当然気が付いていない。俺は、なすすべもなく、彼女に手を引かれていった。
717名無し募集中。。。:02/02/23 20:58 ID:FD78YOJb
すいません。あげてしまいました。

いかがでしょう?1人の人間の中で一緒に暮らしているということで、
今後、本物のよっすぃと心の中で会話とかします。
ちょっと趣向がちがいますが。

邪魔だと思われるならやめますが、どうでしょう?
718M・P・D@壊れかけの木魚:02/02/23 21:20 ID:X5v5sOep
>>713
どのように趣向と違うのか分かりませんが、
一応「一緒に暮らす」ことを前提としてなら大丈夫だと思われます。

おれも現在書いてますが、ほかの作者さん達とかなり違っています。
(かなり異物なものですね。もしかして嫌われてるかも)

個人的にはここは雑誌のように複数のものが共存しているのが
魅力だと思っています。
(新人が偉そうなこと言って申し訳ない)

あたらしい作家さん(713)待ってます。一緒に頑張っていきましょう
719我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/23 21:24 ID:fQN1UrB0
いいんじゃないですか。

オレなんて犬だし。<一緒に暮らす相手

( ´D`)<ただ、ハンドルなり誰の作品かわかるようにしてくらさい
720リレー小説:02/02/24 00:03 ID:BNSoq+F1
>>592より@8200

「?どうしたの?俺変なこと言った?」
「いや、名前をね、覚えててくれたんだぁと思って・・・」
パーカーの長めの袖で顔を隠してそこから少しだけ見える顔は照れ笑いをしているようだった。
「そりゃ覚えているよ。それとチョコ美味しかったよ。ごちそうさま」
「だべ?美味しかったべ?やっぱりな〜自信作だったんだよ!」
「いや、そうでもなかったよ」
「もう〜さっき美味しかったって言ったじゃん!」
俺の左腕を何度も軽くたたく。その仕草がとてもかわいかった。

しばらくしていると信号が赤に変わりかけていた。横断する人の群れも足早になっていく。
俺たちも歩道へ向かった。
「冗談!冗談!ホント美味かったよ」
「よかった!なっちね料理得意なんだ」
歩きながら少し胸をそらす。なんか天真爛漫だな・・・
「なっち?」
「あ、ごめんね。なっちっていうのはね、下の名前がなつみで・・・」
「ああ、あだ名ね。で、なっちって料理が得意なの?」
「きゃぁぁぁーーー!!!なっちって!!!」
突然大声でそんなことを口にしたものだから俺たちの周りを歩いてる人もこっちに視線を向ける。
721リレー小説:02/02/24 00:04 ID:BNSoq+F1
「ええええ???」
「ごめんね。なっちね、男の子からあだ名で呼ばれるのなれてなかったから・・・」
そういいながらサイドの髪をかけた耳を真っ赤にしている。小さい耳にはピアスをしているようだ。
「そういうことか。じゃ、真壁さんにするよ。馴れ馴れしかったね」
「ううん、全然そんなことないけど・・・」
「っていうか呼び止めたみたいでごめんね。なんか用事あったんじゃないの?」
「本屋さんに行こうと思ってただけだよ。でもなっちが呼び止めたんじゃん」
「そうだった?」
「そう。で、ギタリストさんはこれからどこかに行くの?」
「特に・・・当てもなくブラブラと」
「じゃ、バイト始まるまで付き合ってくれますか?」
そういうと彼女は腕を引っ張って歩き出した。俺たちはわけもわからず近くのファミレスに入っていった。
「えっ?本屋は?」
「いいの。いいの」
結構強引だなこの子・・・
722リレー小説:02/02/24 00:06 ID:BNSoq+F1
いらっしゃいませー!

元気な声で出迎えたのは俺より30cmは低いであろう身長のウェイトレスだった。
どっかで見たことある顔だな?・・・・・・あ、同じクラスの矢口じゃないか!
やべ〜俺この子苦手なんだよな。クラスじゃあんまりいい噂聞かないし。
俺と住む世界が違うっていうか、ハデっていうか。もしかしたら口きいたことないかも。

「あ・・・・・・」
真壁さんは矢口を見て少し驚いていた。そして後ずさりをして俺の後ろに隠れてしまった。
「あれ?浅野君!?」
「あ、ああ」
あの矢口が俺の名前を知っていたことに少し驚いた。
あれ?一緒にいるのは・・・
といって矢口は俺の後ろに隠れた真壁さんを覗き込む。
「なっちじゃない!どうしたのいつこの町に帰ってきたの?」
「ギタリストさん出よっか・・・・・・」
俺の袖をつかむ手は出入り口に向かって力強く引っ張っている。
「え?いいの?なんか知り合いみたいだけど」
「ちょ、ちょっとなっち!心配したんだよ!何の連絡もよこさないで勝手に・・・」
矢口が強引に話しかける。
ま、真壁さん?
俯いたままじっとしている。俺の服の袖の力が抜けていく。
「ごめんね。ギタリストさん。また今度・・・」
そう言うなり突然すごい勢いで店を出た。

数瞬遅れて真壁さんを俺は追っていった。
7238200:02/02/24 00:13 ID:BNSoq+F1
>読者のみなさんと作家さんたち
遅れてしまいましたが書かせていただきました

皆さんすごいペ-スで更新されているので作者さんたちの作品読むのが
追いつきません(w

>我犬さん
どうもありがとうございます。8200です。
これからもよろしくお願いします
724L型:02/02/24 00:19 ID:YxTwV0gO
他愛のない会話を続けながらも一杯、また一杯と飲み干すジンの量が増えている。
「そんなに飲んで大丈夫ですか?」
既にアイスを食べ終えた梨華は心配そうにこちらの様子を伺っている。
「別に、いつもこんな感じだから」
徐々に頭の中が痺れてくる。
「余計なお世話かもしれないけど、あんまり飲み過ぎない方がいいですよ。体に良くないですから」
「それもそうだな」
グラスを横にどけるとオレはテーブルに頬杖をついた。

「さて、とりあえず鍵渡しておこうか」
オレは立ち上がると隣の部屋に行き、机の引き出しから合い鍵を取り出した。
鍵には、くまのプーさんのキーホルダーがついている。
(そういえばこれアイツのだ…)
一瞬、はずしてしまおうかと考えたが、鍵は二つあるので結局そのままにしておく。
「私が合い鍵もらっていいんですか?」
「いいも何も鍵を持ってないとオレが出かける度に留守番だろ。ほら、なくすなよ」
鍵を彼女に渡した。
「このキーホルダーかわいいですね、こういう趣味があったなんて意外です」
「それ前につき合っていた彼女が置いていったものだから別にオレの趣味じゃないよ」
余計なことを言ったかなと思った。
彼女はじっとキーホルダーを見ている。
「そうですか…合い鍵にそのキーホルダーがついているってことは、ひょっとして一緒に暮らしたりしてました?」
ギクリとした。
どうしてこんなにも女の勘というのは鋭いのだろう。
「ああ、一緒に暮らしてたよ」
オレは正直に答えた。

そういえばアイツは今どうしているのだろう?
725L型:02/02/24 00:20 ID:YxTwV0gO
「別に気になるなら、そのキーホルダーはずしていいから」
「このままでいいです。私もプーさん好きですし」
梨華は鍵をポケットの中にしまった。

このまま色々聞かれても気まずかったので、話を変えることにする。
「それから、うちの電話番号だけど…手帳とか持ってる?」
「はい、ちょっと待ってて下さい」
彼女はバッグの中から手帳を取り出した。
「番号は、XX-XXXX-XXXXだから」
彼女はオレの言った番号をメモした。

「あの…」
「何?」
「家賃とか…お金のことはどうすればいいですか?」
隣に座っている彼女は心配そうにこっちを見ている。
「無職だろ?」
「はい、でもすこしなら貯金があります」
「そういうことはとりあえずバイト見つかってからでいいよ、貯金は何かの時のためにとっておきな」
「はい」
彼女は頷いた。
「あとは何が必要だっけ…そういえばこの辺りのこと全然知らないだろ?明日会社休みだから買い物を兼ねて案内するよ」
「本当に何から何までありがとうございます」
彼女は深々と頭を下げた。
「困ったときはお互い様だよ。もう夜も遅いし、そろそろ寝るか」
オレはソファーから立ち上がるとあくびをした。
「梨華はまた隣の部屋のベッド使って」
「ちょっと待って下さい、今日から私がこっちで寝ますよ」
彼女も慌てて立ち上がった。
「いいよ別にこれだって延ばせばベッドになるんだし」
「そうはいきませんよ、私が居候なんですから!!」
「そこまでいうなら換わるけど…居候って言い方は何か嫌だな、せめてルームメイトくらいにしておいて」
「ルームメイトですか?」
「そう、そっちのほうが聞こえがいいだろ?」
「そうですね」
ルームメイトという言葉の響きが気に入ったのか、彼女は微笑んだ。
726L型:02/02/24 00:22 ID:YxTwV0gO
とりあえず、ここまで。

一年近く放置して本当にすいませんでした。
投稿されているみなさんの文章を読んでいたら、
今更ながらもう一度書いてみる気になりました。
今後も、遅筆ながら話をしっかりと完結できるように頑張るので
よろしくお願いします。

自分が過去に書いたものは
http://members.tripod.co.jp/typel/index.html
にまとめ、手直しを加えてUPしておきました。
もしよかったら目を通してやってください。
7278200:02/02/24 00:24 ID:BNSoq+F1
L型さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
こりゃ祭だヽ(´ー`)ノワショーイ
728G1馬:02/02/24 00:31 ID:V1gcw9CG
L・・・L・・・・L型さんだーーーーー!!!
やったーーーー
729D:02/02/24 01:57 ID:XY0N/jhO
(・∀・)うわーーーーーーーーーーーーーーーーーL型の降臨だーーーーー
スゲーぞスゲーぞ!!!!
730 :02/02/24 02:20 ID:BWUPQyRm
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
こんなことが信じられるだろうか!?
長い時間待った甲斐があった!!!!!!!!

誰か過去ログ紹介してあげたほうが知らない人のためにもいいかも


>8200
なっちモエ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
731つなぎ役 ◆NONO3yXc :02/02/24 05:39 ID:OVJQz0Bf
>我犬さん
よかったなぁ…
なんて心温まる物語なんだろう。
もうすぐ最終回なのが少し残念です。
>>713
(何でも有り)なんで気にしなくてもいいと思いますよ。
精神入れ替わり物は自分も考えてたん(妄想してたん)ですよね…
あれ?でも後々心の中で喋るってことは入れ替わったわけじゃないのか。
とにかく続き期待です。
>8200さん
お疲れ様です。
次はいよいよ自分ですね。
難しいなぁ…
UNOでDRAWを使ったら1周してまた自分に戻ってきたような気分だ(w
えーと、すこし時間ください…

そして
>L型さん
お久し振りです…じゃないや、初めまして。
作品の再開とても嬉しいです。
なんかうまく言葉で表現できませんが、とにかく嬉しいです。
続きも期待してます!!


えーと、諸事情でしばらく旅に出るので捜さないでください(w
2,3日で戻ってくると思います。
途中放棄や放置の心配だけはないことは硬くお約束しますので。
732名無し君:02/02/24 07:28 ID:wCTNoJo1
L型(・∀・)キター!!

>>730
>誰か過去ログ紹介してあげたほうが知らない人のためにもいいかも
L型さんの、ホムペに書いてあるだろ。
\(^▽^)/<ちゃんと、見なさいよ!!


733我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/24 11:07 ID:W6zUhHcI
「アレックスはののが歌ってるところとか踊ってるところ好き?」
短く吠えて答えた。
ご主人様の歌は大好きだ。
凄く透き通っていて、まっすぐで繊細。
耳に気持ちが良い。
そして踊っている姿は美しい。
見とれるほどに美しい。
「?珍しいね、吠えて答えるなんて。そんな好きなのか?
うれしいぞぉ〜、でも照れるなあ」
と言って抱きついてくれた。

「それじゃそろそろ寝ますか。明日も元気に頑張りましょう!」
と言うと電気を消してベッドに入る。
そして、同じ布団に包まって寝る。
温かくて柔らかくて、優しい香りのするベッド。
カーテンの隙間から月が見える。
満月よりやや欠けた感じの月。
その月の光がご主人様の顔を照らしている。
寝ながらご主人様が目を細めながら頭をなでてくれる。
それが気持ちが良くて、意識が遠くなる。
意識が途切れる瞬間、ご主人様の寝息が聞こえた。
安心して、寝ることにした。
734我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/24 11:07 ID:W6zUhHcI
朝。快晴。
目覚まし時計が鳴る。
ご主人様は、すくっと立ち上がると
「おはよう。アレックス。ちょっと待ってて着替えるから」
と言って、着替えにを始めた。
寝起きでのどが渇いたので水を飲む。
いつもピカピカの食器。
鏡に映る自分の姿。
首には蛍光ピンクの首輪。
少し汚れてきたかな?
窓の外を見てる。
すずめが鳴いている。
雨が降る心配もなさそうだ。
ご主人様の着替えが終わったらしく、玄関から声が聞こえる。
首輪とおそろいのピンクのリードをくわえて玄関に向かう。
首輪にリードをつけてもらい、散歩に行く。
いつもの道。
最初はゆっくり。
段々ペースが上がってくる。
あっという間に公園に到着。
始めてここに散歩でつれて来てもらった時の
半分の半分ぐらい時間ぐらい。
公園内はゆっくり散歩。
途中でお水を飲む。
735我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/24 11:08 ID:W6zUhHcI
ご主人様は公園内では体操などしていた。
その間、草の匂いや陽射しを浴びて楽しむ。
「お腹すいたね。帰ろうか?」
と言って帰ることになった。

帰り道の商店街はいつもはゆっくり走る。
今日はいつもより人が少ないので少しづつ
ペースが上がってきた。
歩道を駆ける。
なるべく他の人の邪魔にならないように端を走る。
ご主人様の左側。自分の特等席。
走っていると、不意に大きな音が聞こえた。
ジリリリリリリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

736我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/24 11:12 ID:W6zUhHcI

( ´D`)<おはようございます〜

昨日の夜は、リレーも順調に進み
L型さんも大復活ですね。

今まで繋いできてよかったです。
私の仕事は繋ぐ事。
手持ちの駄文が続く限りがんばって繋ぎます〜


737関西人Z:02/02/24 16:40 ID:QmgTxDN8
短編第4弾 「人を好きになる理由」

中学教師になって2年目。
まだまだ新米だが俺は俺なりに頑張ってるつもりだ。
今日も小テストの採点を放課後を使ってしている。
ちなみに担当は国語である。

「んー、この答えは微妙だな」
数学と違いキッチリした答えがないから、たまに迷うことがある。
そこが俺にとって国語のいいと思う所なのだ。
人からは変わり者呼ばわりされるときもあるが。

「あの、先生」
「ん?」
呼びかけられ振り返ると、一人の女子生徒がノートを持ってやって来ていた。
(確かこの生徒は・・・高橋だったかな)
「どうした?」
「宿題で出された所なんですけど、どう答えていいかよく分からないんです」
「ほう、ちょっと見せて」
高橋はノートを開き指をさした。
「ここなんですけど」
「ああここか、ここはな―」

一通り教えると、高橋は理解したみたいだ。
「ありがとうございました」
「ああ、他に質問はないな」
そう言うと、高橋は少し躊躇いがちに答えた。
「・・・あの、実はこれ以外にも質問があるんです」
「何の質問だ?」
「勉強以外のことなんですけど・・・」
(勉強以外?一体なんだ)
ふと時計を見ると、6時を回っていた。外も暗い。

「外も暗くなってきたな、送ってやるからその間に答えてやろうか?」
「は、はい」
「よし、じゃあ帰る準備しな。門の所で待っててやるから」
「わかりました」
高橋は急いで職員室を出ていった。 
738関西人Z:02/02/24 16:43 ID:QmgTxDN8
10分後
門前で待っていると、高橋が走ってやって来た。
「はぁ、はぁ、待たせてすみません」
「いいよ。じゃあ帰ろうか」
俺達は歩き出した。

「・・・で、聞きたいことは何だ」
一瞬の沈黙のあと、高橋が話し出した。
「あの、人を好きになるってどんな感じなんですか」
「は?」
思いがけない質問だった。
「何故俺に訊く?」
「・・・先生じゃないとダメなんです。教えて下さい」
真剣に俺を見ている。
(真面目に答えなきゃダメか)
少し頭が痛い。
「答えてもいいが、理解できないと思うぞ」
「それでもいいんです。教えて下さい」
俺は少し考え、話し始めた。

「好きになるってことはな、国語と一緒だと俺は思っている」
「?」
頭に?マークを出している。当然だろう。
「ちゃんとした答えが無いんだよ。たとえばある物語を100人読んだとするだろ。
 そしたら100人分の感想があるんだ。それと一緒で人を好きになる理由は
 人それぞれにあるって事だ」
「人それぞれ・・・」
「ああ。顔を好きになる人、性格を好きになる人、スポーツ姿を好きになる人、
色々ある」
「・・・」
「でもな、人を好きになる理由なんてあってないようなもんだ。
だから好きなら好きってだけでいいと思う。ま、俺の勝手な考えだが」
そう言い高橋の顔を見ると、ジッと俺の顔を見ていた。
「何だ?俺の顔に何かついてるか?」
「い、いえ。なんでもないです」
暗がりでよく見えないが、少し恥ずかしがっているように見えた。

「・・・あと、もう一つ訊きたいんですけど」
(まだあるのか・・・。もうこうなれば何でも来いって感じだな)
「憧れと好きはどう違うんですか」
「こりゃまた難しい質問だ」
俺はまた、少し考えて話し始めた。

「あくまで俺の考えだが、基本的には一緒だと思ってる。
ただ憧れってのは理想的というか『ああいう人になりたい、付き合いたい』
ていう願望が強いんじゃないかな」
「願望、ですか」
「うん。でも、無責任かもしれないけど、あんまり気にすることないと思うぞ。
 お前はまだ若いんだし、色んな経験を積めばいい」
「・・・はい、分かりました」
元気良く答える。その顔は恋愛の悩みに対して少しだけ理解したのか、さっぱりしていた。

「じゃあ私すぐそこなんで、ここで」
「おうそうか。・・・なあ」
「なんですか?」
俺は疑問に思ったことを言葉にした。
「何で俺に訊いたんだ?別に俺じゃなくてもよかっただろ」
そう言うと、高橋は笑顔でこう言った。

「私、先生のことが、好きだからです」

俺は、ドキッとした。
「じゃあ先生、さようなら」
「お、おう」
高橋は走って行ってしまった。

「・・・何中学生相手にドキッとしてるんだ、俺は」
まだ心臓が少しドキドキしている。
「・・・帰ろ」

夜もだんだん更けていく中、俺は高橋の笑顔が忘れられない状態で家に帰った。


〜END〜
739 :02/02/24 17:16 ID:+en8ZLnt
(・∀・)イイ!!
740L型:02/02/24 17:20 ID:KGnOHGyj
-28-
翌日、梨華を連れて近所のファミレスに行った。
「ごちそうさまでした」
「ああ、それじゃ行こうか」
近所のファミレスですこし遅くなった朝食を済ませたあと、梨華と二人で駅まで歩く。
「今日も暖かいですね」
梨華が何か嬉しそうに話しかけてくる。
「そういえば、そうだな」
週末は朝方まで飲んでいることが多いので休日の昼間から外を歩くなのは久し振りだ。
「この商店街を抜けて真っ直ぐ行くと駅に着く」
あれこれ説明しながら、のんびりと駅前通りを歩く。
「結構にぎやかなところですね」
にぎやかというより、ただ単に混雑しているだけのような気もする。
目の前をお年寄りやパンクの兄ちゃん達が通り過ぎた。
オレたちは人の波を避けて歩く。
気がつけば今日も梨華と手をつないでいた。

「ここがK駅、ここからJRと私鉄に乗ることが出来る…梨華と初めて会った日、寝過ごさなかったら、ここで降りていたわけだ…」
駅に向かう階段の手前にはティッシュ配りの兄ちゃん達がたむろし、バスターミナルの手前では外国人が露店を開いてなにやらアクセサリーを売っている。
「大きな駅ですね」
梨華は珍しそうに辺りを見回している。
「ここが北口で…駅前で待ち合わせするときは、あそこなんかいいかもしれない」
オレは駅ビルの中にある本屋を指さした。
「本屋だったら時間つぶせるし、雨に濡れることもないからな」
「あの、ちょっとだけ寄ってみてもいいですか?」
駅ビルの前を通り過ぎようとすると、梨華は急に立ち止まった。
「いいけど、何か欲しい本でもあるの?」
「バイト探さなきゃいけないじゃないですか…だからそういうのが載ってる雑誌を買おうと思って」
「わかった、それじゃ行こうか」
オレたちは駅ビルに向かって歩きだした。
741L型:02/02/24 17:22 ID:KGnOHGyj
-29-
本屋に入ってすぐのところに梨華の探しているバイト雑誌はあった。
「これでいいんじゃないの?」
何種類かあるうちの一冊を手に取る。
(そういえば学生の頃はこの手のものをよく買ったな…)
ふと懐かしくなりページをパラパラとめくった。
沿線で探す、業種で探す、といった感じに分けられ様々な種類のアルバイトが掲載されている。
「それと同じのにしますね、ちょっと待ってて下さい」
そう言って梨華は、オレが読んでいる隙にもう一冊を手に取り、レジへ持っていった。

その後、そのまま駅ビルの中を二人で歩き、色々と見て回ったが、これといって彼女の目を引くものはなかった。
「ちょっとどっか店に入って休憩しようか?」
ふと立ち止まり梨華に問いかける。
「そうですね、ちょっと歩き疲れたかも、でも平気ですよ」
「別に無理しなくていいよ」
オレたちはエスカレーターを上がるとビルの一番上にある喫茶店に入った。
窓際の席に座ると、窓の外に沢山の人や建物が見える。
「今日はあの道を歩いてきたんだけど、わかる?」
「ええ、何となくですけどわかります」
ゆったりとした曲が流れる中、オレは窓の外を眺めながら、おおまかにどこに何があるかを梨華に説明した。
「私、もう少しだけこの辺を歩いてみたいです…案内してもらえますか?」
「ああ、ならそろそろ行こうか」
会計を済ませると、オレは梨華を連れて外に出た。

喫茶店の中で説明したうちの何カ所かを案内して、気がつくと辺りは薄暗くなっていた。
「だいぶ歩き回ったけど、大丈夫?」
「全然平気ですよ、とっても楽しかったです」
相変わらず通行人の数は多く、オレたちはしっかりと手をつないで歩いた。
「もうそろそろ暗くなってきたし、帰ろうか…でもその前にスーパーによって食料品とか日用品を買っておかないと…」
喧噪の中、梨華に話しかけながら、行きに通りすぎた商店街を戻る。
と、その時、前方からどこか見覚えのある女性がこっちに向かって歩いてくる。
(梨華を連れているし…今会うのはまずいな…)
思わずとっさに梨華の手を引き、近くにあった100円ショップに入ろうとしたが…遅かった。
742L型:02/02/24 17:24 ID:KGnOHGyj
とりあえず、ここまで。

>G1馬さん、Dさん、730、名無し君
いまだに自分のことを憶えてもらっていて、すごく嬉しいです。
どうもありがとうございます。

>8200さん、つなぎ役さん、我犬さん、関西人Zさん
初めまして、みなさんが続けてきてくれたおかげで
自分も再びこの場に投稿することが出来ました。
みなさんほど更新ペースは早くないですが今後ともよろしくお願いします。
743名無しの紺野:02/02/24 18:40 ID:ryJOHu2E
  ハハつヽつ
 __川ノ・-・)ノ  ♪L型復活だんしんぐ♪
(_     /
  ̄\_)
744名無し募集中。。。:02/02/24 20:00 ID:c/aTgEWC
L型さん(・∀・)イイ!!
745名無し募集中。。。:02/02/24 20:01 ID:c/aTgEWC
スマソ・・・ageてしまった

逝ってきます・・
746 :02/02/24 21:58 ID:CW4a2K/W
L型イイ!!
747 :02/02/24 23:00 ID:+f/6WpvV
L型のHPってどこにあるか教えてー
748名無し募集中。。。:02/02/24 23:43 ID:JxizaHNJ
>>747
・・・726のアドレスなんだけど、
ちゃんとログ読んでからカキコすれよ。
749 :02/02/25 00:06 ID:DtPkAYws
ホントだ興奮し過ぎて見落としていた
750(・∀・)イイ:02/02/25 04:26 ID:W8iBNYqW
L型さん、すんばらしい〜〜!
751 :02/02/25 04:54 ID:l5tycjTh
L型さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

皆(・∀・)イイ!!
752我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/25 08:49 ID:aU5hpKKH


「?」
ご主人様と顔を見合わせる。
その時、誰かが自分にぶつかった。
走り込んできたみたいで。
避けられず蹴られるような格好になった。
脇腹を蹴られて息が詰まって動けない。
その時、走り込んで来た男がご主人様を抱きかかえて走り始めた。
「アレックス!」
!!!
しかし、ご主人様が抵抗したせいでその場に止まった。
それでも、男が出てきた建物の隣の駐車場にご主人様を引きずっている。
軽く、体を振ると特にケガしてないみたいなので、
ご主人様を救出する事にした。
こんなことは、得意中の得意だ。
ただ、蹴られたからちょっと仕返ししてやる。
それに、ご主人様をこわがらせたお返しもな。

駐車場には駆けつけたガードマンなどが犯人とご主人様を囲っている。
ただ、取り押さえられないでいる。
男の右手には包丁が握られていた。
左手でご主人様の首をスリーパーホールドのようにして
ご主人様を盾のようにして犯人は身を守ろうとしている。
753我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/25 08:50 ID:aU5hpKKH

「近づくな!!このガキの命はねぇぞ!!!」
犯人が、がなりたてながら包丁を振りかざす。
ご主人様をガキだと?
カチン。どこかでスイッチが入ったのがわかった。
ただ冷静に、綿密に、高性能の機械のように計算する。
犯人の向かって左側に回り込む。
車の陰から間合いを計る。
頼むから、周りの人達は邪魔しないでくれよ。
オレの大事なご主人様なんだからよ。
犯人は興奮しているみたいで、前方のガードマンを威嚇する。

素人が。
刃物をそんなに振り回してくれるなんて
取りやすくしているだけだぜ。
ご主人様が気がついた。
目で合図を送る。
(ダメ!きちゃダメ。ののは大丈夫だから。)
なんで?
大丈夫だよ。
(絶対にケガさせちゃ、ダメだよ。それと気をつけて)
わかった。
ケガさせないよ。
ご主人様には逆らえない。
仕返しはあとだ。まずは救出作戦だ。
754我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/25 08:50 ID:aU5hpKKH

次に犯人が包丁を振りかざした時に行く。

姿勢を下げて少しずつ前進。
包丁を振りかざした。
「!」
今だ。
ご主人様がちゃんと走らせてくれたから
体のキレは衰えてない。
目指すは、犯人の右手首。
口をあけて犬歯を手首に当てる。

「ガチン」
手首の骨と犬歯がぶつかった。
「あ、うわぁ〜〜」
〜カラーン、カキン〜
乾いた木の音と金属がコンクリート当たる音がした。
犯人は尻餅をついた。
ご主人様が犯人から離れた。
ご主人様と犯人な間に体を滑り込ます。
振り返るとご主人様と目が合う。
ケガさせないようにするよ。
そのかわり恐怖を味あわせてやる。
ご主人様が感じたような恐怖をな。
犯人を目に据えて飛び掛る。
「うわああ。助けてくれ〜」
情けない声出すなよ。
だったら最初からこんな事しなきゃいいものを。
そう思いながら、犯人の洋服の襟をしっかり噛み付いて
左右に思いっきり振る。
そうすることによって、呼吸が出来なくなって気絶する。

755我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/25 08:56 ID:aU5hpKKH

( ´D`)<関西人Zさん なんかいいねえぇ〜
       くぅ〜、言われてみたいなぁ。
      

      L型さん 舞台設定は吉祥寺?なんとなくね。
      そう思っただけですけど。

未熟なもんで上手く文を区切る事できなくて、
1レスに長文になってしまうことをご了承ください。
すんません。(今日もちょっと長いけど明日はもっと長いかも・・・)
756名無し募集中。。。:02/02/25 12:12 ID:AllTZ6Xo
皆さんどの作者さんの話がおすすめっすか?
757モーコー2002全肯定:02/02/25 14:41 ID:08oPYFad
>755
ハッピーエンドを願わずにいられません。
最後はほのぼのであってくれ〜!
758(・∀・):02/02/25 14:57 ID:t5O9Xg+Q
>>756
全部最後にまとめて読むこれ最強!
759名無し募集中。。。:02/02/25 18:15 ID:XjsDa0u4
ちっくりさんのHPってどこ?

犬飼いたいぞー
760コンボ:02/02/25 18:24 ID:kJSmJbKU
皆さんに触発されて書いてみました。
テスト明後日なのに……

「俺は……」
顔を上げて辺りを見まわすと、俺の顔にクラス中の視線が突き刺さっていた。
亜弥は赤い顔をしているが、懇願するような目でこちらを見ている。
ひとみは亜弥とは違い、ふてくされたように窓の外を眺めていた。
「どうなんだよ」
秋本は鋭い視線を弱めようとしない。

少なくとも、ひとみと俺は別れていないつもりだ。
昨晩の電話でどうにかなったと思う。
しかし、ここで付き合っていると言っても、状況は変わらない。
取り合えず別れたと言えば、この場はどうにか凌げる。
今は肯定しておいて、後で謝っておけばなんとかなるだろう。

「俺は……吉澤とは付き合ってない」
761コンボ:02/02/25 18:25 ID:kJSmJbKU
教室はすぐさま騒がしくなり、秋本は満足げな顔で椅子に腰を下ろした。
教室の奴らからはすぐに目を逸らしたから、ひとみや亜弥がどんな顔をしたかは分からない。
「つまり小野は、松浦と付き合っているということだな」
筧が言い聞かせるように、返事を促した。
「そうです」
俺は顔を少し上げ、黒板の端を見つめながら返した。
「なるほど……これ以上細かいことは詮索しないほうがいいな」
「できればそうしてもらいたいです」
俺は大袈裟にげんなりした様子を見せた。
筧は俺の態度に気付いたらしく、話題を亜弥に振った。
「松浦、本当だな」
亜弥の返事は聞こえてこなかった。
教室の野次では、赤面してうつむいているらしかった。
筧は何とも言わない亜弥に痺れを切らせたらしく、今度はひとみに尋ねた。
「吉澤、そうだな」
「そうです」
ひとみは即答だった。
声の調子から、不機嫌なのがよく分かる。
回りの連中はおどけて「怖えぇー」などと言っているが、声が引きつっていてあながち冗談ではない。
「岡田、何か知ってるか」
「知ってるわけないですよ」
准一も同様、気に食わない調子で答えた。
筧が腕組みをしたところで授業終了のベルが鳴り、教室はさらに騒がしくなった。
762コンボ:02/02/25 18:27 ID:kJSmJbKU
まずは、ひとみに事情を説明しなければいけない。
薄々勘付いているとは思うが、本当は別れていないことを明白にしておかなければどうなるか分からない。
立ちあがろうと顔を上げた途端、数人の友人が寄ってきた。
「おい、何で別れたんだよ」
真っ先に来た奴が薄笑いを浮かべながら尋ねてきた。
「何でもいいだろ」
「いいわけないんだよなあ、俺としては」
(てめえの事情なんか知らねえよ)
よっぽどそう言いかけたが、危ないところで踏みとどまった。
「別にいいじゃねえかよ、やめてやれよ」
急に、それまでとはトーンの違う声が横から入ってきた。
「何でだよ、秋本」
「理由聞くだけなんだから、なあ」
数人が反論したが、秋本はそいつらを有無を言わさず押し退け、俺の前の椅子に陣取った。
准一はトイレに行ったらしくいない。
俺は秋本と二人で向かい合う形になった。
まだ何も話していないが、一人がこんなにも心細いものだとは思わなかった。
「……小野」
秋本はローテンションで切り出した。
視線は厳しく、俺を見下げるようにしている。
「相談したいことがあるんだ」
「……なんだ」
「俺、吉澤と付き合いたいんだ」
763コンボ:02/02/25 18:39 ID:kJSmJbKU
どこからコメントすれば……

>L型さん
かつての黄金期(勝手に命名しました)に活躍された方が復活されたのはむちゃくちゃ嬉しいです。
これを機に多くの方の再来があれば、と思います。
>我犬。さん
次回作の予定を聞けるっていうのは楽しいものです。
しかし、書き溜めといってもそれだけの量を書き上げられるのはすげえ、と思います。
>関西人Zさん
短編ももう四本目ですか……
俺は短編どころか普通にも書けないじゃん!
>>713さん
新人さん到来ですね。
俺もそろそろ過去の人になる準備をしなくては……

リレーは一周してつなぎ役さんですね。
さて、俺は3/5までテストなので、それまでに俺の番が回ってきたら飛ばしてください。
764M・P・D@時計仕掛けの麒麟児:02/02/25 23:02 ID:98tu/mEI
>>673の続きから


ほんの少しだけ張りつめた空気がゆるみ、二人の間に安堵感が漂った。

「あの・・・そういえばあなたの名前まだ知らない」
「ん?あぁそうか・・・おれの名前は木島英慈(きじまえいじ)元サラリーマンだ」
「元?」
「今日付けで会社辞めたところなんだよ。だから元サラリーマンなんだ」
「そんな日に・・・ごめんなさい迷惑かけてしまって」
「いいからそんなこと。それより考えるべきことは山ほどあるんだ」


俺達はこの後どうすべきかを話し合った。
彼女は事務所への連絡は拒否し続けた。
どうも恐怖を感じているらしい。なにかあったのか?
でもどうしても彼女のことを連絡しなければならないだろう。

警察は・・・あまり信用できないしな・・・・。
彼女も警察はできれば行きたくないと言っていた。これは後回しだ。
765M・P・D@時計仕掛けの麒麟児:02/02/25 23:03 ID:98tu/mEI

そしておれが一番気がかりなこと。記憶と体だ。
体は首以外怪我はしていないようだ。問題は記憶のほう。
記憶喪失は簡単に分けて2つの原因が考えられる。キズか心理的なものか。
脳の傷害による記憶の喪失の可能性もゼロじゃない。
これは医者に診てもらうしかないだろう。
「おれの知り合いに医者がいる。そいつに診てもらった方がいい」
「でも・・・」
「大丈夫。おれとそいつは腐れ縁なんだ。幼稚園からのね。一番信用できる医者だよ」
「・・・わかりました」
これは朝電話をいれておこう。


あとは彼女の衣服の調達。いつまでもおれの服じゃいられないだろう。
どうみてもでかすぎるしな。彼女にサイズを紙にかいてもらおう。



「さてとりあえずはそんなとこかな・・・」
「本当に迷惑ばっかりかけてすいません」
「きにすんなって。それに一番大変なのはきみのほうだしね・・・。
さてと、少しでも寝よう。朝からいそがしくなるしね」

そして彼女には寝室で、おれはリビングのソファで寝ることにした。
766M・P・D@時計仕掛けの麒麟児:02/02/25 23:08 ID:98tu/mEI
少ないけどここまでです。

仕事が忙しくなってきてしまいました。
ちょっと間隔が空きますがちゃんと更新してきます。
767名無し読者:02/02/25 23:19 ID:vRfvaRQB
>>764-766
個人的に知好きなんで期待してます!
768L型:02/02/26 00:02 ID:WOBHQ8bw
-30-
「あら、久しぶりやないの」
むこうの方がこちらに先に気付いていたようで、お店に入るより一足先に呼び止められた。
「こんなところで会うなんて偶然ですね、裕子さん」
とりあえず、たった今気付いたかのように装う。
「なんや白々しい態度とって、私なんか100mも前からあんたに気付いてたわ」
「100mってまたおおげさな…」
裕子はジロジロと物珍しそうにオレたち二人を眺めている。
「ところで…最近別れたって聞いたけど、何…もう新しい彼女できたわけ?」
「…真里に会ったんですか?」
「ヘアサロンで偶然隣同士やって…いろいろと聞かせてもらったで」
「そうですか…」
裕子の口から真里の話が出たことに驚いたが、それ以上色々と聞く気にはなれなかった。
「話戻すけど、この子は?」
裕子の視線が梨華に突き刺さる。
「ええと、彼女は親戚の子で、ちょっと事情があってしばらくうちで預かることになったんです」
とっさに答えると同時に梨華の手を少しだけ強く握る。
一瞬梨華はオレの顔を見たが、すぐに状況を理解したのか
「そうなんです、先日この街に引っ越してきました」
そう言って、オレに話を合わせた。
「なんや、そうやったんか…てっきりつき合っているのかと勘違いしたわ」
とっさのアドリブが通用したのか、裕子は金髪をかき上げながら笑った。

このまま話し込むと色々つっ込まれそうなので、梨華の手を引くと、裕子の前からさっさと退散することにする。
「すいません、買い物の途中なので…今日のところはこのへんで失礼します」
「ちょーっと待ったぁ」
その時、いきなり裕子がオレの腕を掴んだ。
「ええと、なにか?」
「あのな、久しぶりで積もる話もあるし、飲みにいかへん?私、友達に約束キャンセルされてちょうど暇してたとこやったん…」
裕子は上目遣いでオレを見ている。
「いや、裕子さんのお誘いについて行きたいのは山々なんですが、彼女の身の回りのものとか買い揃えないとまずいので」
遠回しに断りの態度を示し、つられて梨華も無言で頷く。
「冷たいなあ…あんた明日も仕事休みやろ?あとまわしでええやん、そういえばこの子…名前なんていうん?」
「…石川梨華です、初めまして」
「梨華ちゃんか…ええ名前や、私は中澤裕子、裕ちゃんって呼んでな」
裕子が梨華にウインクをする。
「3人で梨華ちゃんの引越祝いしよ、な?」
裕子がオレと梨華の手を引っ張る。
こうなってはもう止められない。
仕方なくオレたちは彼女について行くことにした。
769L型:02/02/26 00:03 ID:WOBHQ8bw
-31-
裕子に連れられ、オレたちは雑居ビルの3階にある居酒屋に入った。
「いらっしゃいませー」
入り口に愛想の良さそうな店員が二人立っている。
「お姉ちゃーん、3名様お座敷な」
そう言って、裕子は店員より先にどんどん店の奥へと進んでいく。
オレは入り口で立ち止まり、梨華の耳元で話しかけた。
「ごめんな、さっきは話し合わせてくれてありがとう」
「いえいえ、気にしないで下さい…それより中澤さんってどういうお知り合いなんですか?」
梨華もオレの耳元に顔を寄せ小さな声で喋る。
「ほらーそこの二人!!こっちやで」
今のうちに裕子のことを梨華に説明しようとしたが、間に合わなかった。
オレたちも言われるまま座敷に上がり、裕子とテーブルをはさんで向かいに座る。
「あんたはビールでいいとして、梨華ちゃんはどないする?」
「ちょっと待って下さい」
慌てて梨華はメニューを見回す。
「ええと、ウーロン茶でお願いします」
「ウーロン茶って何?お酒はいっとらんやん」
裕子は口をとがらせた。
「裕子さん、この子未成年なんで…」
「うっさい!!、真里には未成年でも飲ましてたやろ、あんたはだまっとき」
まだ飲み始めてもいないというのに、完全に裕子の独壇場と化してきた。
「梨華ちゃん、あんたいくつ?」
裕子はテーブルの上に身を乗り出した。
「17歳です。」
蛇に睨まれた蛙のように梨華はじっとしている。
「17か…若いってええなぁ…ってそれはさておき、私は15の頃から普通に飲んどったよ…お酒はな、早いうちから慣れとかないといかん、後々になって苦労するで」
そう言って、裕子は急にまじめな顔をする。
「そうなんですか?」
裕子の迫力にすっかり梨華は押されている。
「もちろんや、ここは裕子お姉さんがアルコール初心者でも飲みやすいのを梨華ちゃんのために選ぶから、それ飲んでくれるか?」
(断れないだろうな…)
先程から裕子のターゲットにされている梨華を少しだけ不憫に思った。
「…はい、よろしくお願いします」
「よーし、よく言った、梨華ちゃんのこと好きになってしまいそうや、あはははは」
梨華が気のせいか少し涙目になってオレの方をちらちらと見ている。
「お姉ちゃーん、とりあえず大生2つに青リンゴサワー1つ、大至急よろしくなー」
裕子が良く通る声で叫んだ。
770L型:02/02/26 00:09 ID:WOBHQ8bw
とりあえず、ここまでです。
改行に気を遣ってませんでした、すいません。
次回からはもっと読みやすいように心がけます。

>名無しの紺野さん
復活ダンスありがとうございます。

>我犬さん
イメージ的には三多摩地区あたりの街をごちゃ混ぜにした感じです。
誰かに気付いてもらえるとは思っていなかったのでびっくりです。

>コンボさん
今も黄金期じゃないですか? 投稿している人の数は
あの頃より今の方が多いと思いますよ。
771つなぎ役 ◆ABE/oU06 :02/02/26 00:09 ID:Da3Qx0VD
おいおい、一体どうなってんだ!?

俺は突然走り出した彼女を追って店を出た。
ちょっと遠くに赤いパーカーで走っていく姿が見える。
俺も全力でそれを追いかけた。

が、ちょうど交差点の信号につかまってしまった。
彼女はもう横断歩道を渡り終えてさらに走っていく。

くそ!!

交通量が多すぎて信号無視もできない。
俺はイライラして地面を蹴りながら信号が変わるのを待った。

長い時間の後、ようやく信号が変わった。
俺は勢いよく走り出す。

もう見つからないかもな……

そんな考えが頭を霞めた、その瞬間!!

いた!!全然進んでねーじゃん!!

彼女はもう走るのをやめて歩いていた。
これなら追いつける。
俺はさらにスピードを上げた。
772リレー小説:02/02/26 00:10 ID:Da3Qx0VD
「ちょっと待って!!」

俺は後ろから彼女の手をつかんだ。

「ハァ…ハァ…」

「ど、どうしたの?」

彼女はまさか俺が追いかけてくるとは思っていなかったのだろう。
俺の顔を見て驚いている。
俺は少し息を整えて喋りはじめる。

「いや、突然走り出すからさ……」

「あ、ごめんね。それでわざわざ追いかけてきてくれたんだ」
「別になんでもないから」

申し訳なさそうに答える彼女。

「わざわざってほどでもないけど……」

二人の間に沈黙の空気が流れる。

そういやなんで追いかけてきたんだろう?
追いついて何するつもりだったんだ?
…何も考えずに飛び出しちゃったなぁ…
………どうしよう?
773リレー小説:02/02/26 00:11 ID:Da3Qx0VD
「…じゃ、じゃあなっちはバイトがあるから」

沈黙を破って彼女が気まずそうに話しはじめた。

「あ、あぁ……」

そうだよな、ただ顔見知りってだけだし。
それについ昨日知り合ったばかりだ。
内面に深く関わるのはよくないな。

そんな気持ちから出たのがさっきの情けない言葉だった。

…しかし
それと同時に俺の中で何かモヤモヤしたものもあった。
このまま別れていいのか?
彼女をほっといていいのか?

そしてその気持ちが歩き出そうとしていた彼女を呼び止めた。

「あ、あのさ!」
「別の店でお茶しない?」

「え?」

彼女は意外そうな顔で振り返った。

しばらくの間があってから、彼女はあの「向日葵」の笑顔で答えてくれた。

「いいよ」
774リレー小説:02/02/26 00:12 ID:Da3Qx0VD
「バイトまでまだ時間あるし」

俺は時計を見る。

「そうだな、あと2時間もあるじゃん!」

そう言った俺をなぜかキョトンと見つめる彼女。

「あ、あれ?どうかした?」

「…え、なんでなっちのバイトの入り時間知ってるのかな?って」

あ、しまった!

俺「え?あ、いや…俺も前にコンビニでバイトしてたから…」

苦し紛れの嘘をつく
まさか
「飯田さんのバイト時間とか調べてあってさ、君もそれと同じだと思って」
と正直に答えるわけにもいかない。

「あぁ、なるほど」
「じゃあ、どこの店行く?」

「近くに知り合いの喫茶店があるんだけど…」

と、ここまで言いかけて気付いた。
あそこでいいのか???

「じゃあそこにしよう!行こ!」

時既に遅し。
彼女は俺の手をとって歩き始めていた。

「…いや、逆方向なんだけどね」
775リレー小説:02/02/26 00:13 ID:Da3Qx0VD
「いらっしゃーい!…ってなんや、戻ってきたん…(女連れ?)」

「寺田さん、コーヒー2つね」

俺はこっちを見て唖然としている寺田さんにあえてそっけなく注文した。

「あ、あぁ…」

寺田さんは鳩が豆鉄砲食らったような顔をしている。

そりゃそうか。
女に振られたばかりのはずの男が店を出て数十分で女連れで戻ってきたんだからな(w

俺達はいつものカウンターではなく、奥のボックス席に座った。

「あ、ごめん。勝手に注文しちゃったけど……いい?」

「うん、大丈夫だべさ」

「だべさ」ねぇ…どこの訛りなんだろ?
と考えてる内に真希ちゃんがコーヒーを運んできた。

「お待たせしました〜」

真希ちゃんはコーヒーを置きながら俺の顔を覗きこんでくる。

なんだよ?俺が女連れだとまずいのかよ?
とりあえず顔を背けておいた。
776リレー小説:02/02/26 00:14 ID:Da3Qx0VD
「ナンパやな、あれは」
「え〜浅野さんってそういう人なんですか〜?」
「人は見かけによらんのやて」
「でも意外〜」
「せやな、あいつもやるもんやなぁ…」

寺田さんと真希ちゃんがひそひそ話をしている。
丸聞こえだっつーの!!

「ねぇ、ギタリストさん」

彼女が話しかけてきた。

「え?あぁ、なに?」

「前から聞きたかったんだけど……ギタリストさんの本名って聞いてもいい?」

そういえば俺はまだ名乗ってなかったなぁ。
ギター弾くわけでもないのに「ギタリストさん」ってのもおかしいし。

「あぁ、俺は浅野、浅野大介っていいます」

「浅野さんか…そういえば浅野忠信に似てるべさ」

「はぁ!?似てないよ!!w」
「っていうか『そういえば』って使い方おかしいし(w」

「そ、そうかなぁ?なっち変かなぁ?」

「いや、変ではないけど…アハハハ!!」

『浅野忠信』が妙にツボに入ってしまった。

なっちか…周りの人を自然と明るくさせる不思議な力を持ってるなぁ。
こんな女の人、初めて会ったよ。

俺は彼女に強い興味を持ち始めていた。


〜つづく〜
777つなぎ役 ◆ABE/oU06 :02/02/26 00:18 ID:Da3Qx0VD
最初名前ミスりました。すいません。

とりあえずただいまです。

>アレックス
そんな奴はめちゃめちゃ痛めつけてやりなさい!!w

さて、自分もちょっとテストやらなんやらで更新が不定期になると思います。
申し訳。
春休みに入ったらその時こそは…
778名無し:02/02/26 01:19 ID:CdlYQKdb
すげー!!
L型さんの話にも矢口さん登場ですねぇ。
このスレ最近矢口さん大人気ですね?闇で嬉しい(w
779 :02/02/26 01:45 ID:nE97W7UM
(・∀・)イイ!!
780ねえ、名乗って:02/02/26 04:41 ID:s3WETC1i
最近またにぎわってきて嬉しいですね、作者の皆様がんばってください
781名無し募集中。。。:02/02/26 04:56 ID:OEbYqadi
(・∀・)イイね!
782我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/26 08:29 ID:BvbECMYE
おはようございます。

モーコー2002全肯定 さん
最後は今日中にアップします。
たのしみにしてくださいね。ありがとうございます。

コンボさん
おかえりなさい。
コンボさんの作品がUPされるとなんかホッとします。

つなぎ役さん
旅から帰ってきたのね。
がんがれ〜

今日、昼過ぎに最終回をUPします。
本当は、あと2回ぐらいに分けようかと思ったんですけど
作者の自己満足の為、一気にUPさせてもらいます。
連続投稿になってしまいます。すんません。ヨロシク
783我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/26 13:00 ID:BvbECMYE

手足をジタバタさせても無駄。
オレは離さない。
右脇腹に衝撃が走った。
それでも離さない。
そんなへなちょこパンチは効かないぜ。

それから、5回ぐらい振ったところで犯人がグッタリした。
それを確認してから口を離す。
アレ?
襟元に血がついてる。
牙当てちゃったかな?

「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

振り返ると真っ青な顔したご主人様が叫んでいる。
どうしたの?
慌ててご主人様の方に走る。

あれ?
力が入らない。
おかしいな?
ご主人様、誉めてよ。
ちゃんとケガさせないで犯人取り押さえたよ。
あれは気絶してるから。
大丈夫。ケガじゃないよ。
でも、ちょっと牙が当たったかな?
襟元に血がついてたけど。

はぁ〜
久々だからかな。失敗したのかな?
784我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/26 13:01 ID:BvbECMYE

ちょっと息苦しいや。
ねぇ。ご主人様いつもみたいに抱きしめてよ。
どうしたのそんな青い顔して。
怖かったの?
なんか歩きにくいな。
自分の体を見る。
右脇腹になにか生えてる。
なんでこんなところに、木が生えてるんだ?
これのせいで、歩き難いんだ。
邪魔だな。
あれ、届かない。
いいや、早くご主人様のところに・・・
ちょっと興奮しすぎたかな。
妙に体が重い。
あれ?
口からなんか出てきた。
血?
そんなに犯人に牙当てたっけ?
なんで?
ちょっと休憩。
のど渇いたな。
歩くの疲れた。
はぁ、はぁ、はぁ。
ひさびさの散歩で飛ばしすぎたかな。
呼吸が・・・
ご主人様。
そんな、真っ青な顔してどうしたの?
どうしたの?
震えて、大丈夫だよ。
785我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/26 13:01 ID:BvbECMYE

「アレックス・・・」
そうこの手。
温かい。
抱きしめてくれると疲れが飛ぶよ。
なんか、目がかすむなぁ。
どうしたの?

ねぇ、ののちゃんって呼んでいい?
これからも、ずっと一緒だね。
「・・・ばか」
なんで?
ごめんなさい。
ちょっとやりすぎたから?
だってアイツののちゃんの事、ガキなんて言ったんだよ。
それにののちゃんの事、脅かしてさ。
だからね。
もう大丈夫だよ。
「だれかぁ〜。ね〜たすけて〜。アレックスが!アレックスが〜」
どうしたの?
もう怖くないよ。
ボクが倒した。
だから誉めて。
もっと抱きしめて。
あったかい。
いい匂い。
やさしいにおい。
しあわせだなぁ。
786我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/26 13:01 ID:BvbECMYE

・・・
・・

─あれ?
前のご主人様がいる。
どうして?
なんで??
怒ってるのかな?
ボクが前のご主人様以外の人の言う事聞いたから?
怒ってる?

(怒ってないよ。お前は良い犬だ。でも約束をやぶったな)

約束?

(あぁそうだ。オレはお前に「お前は長生きしてこの世の為になるような
立派な犬になるんだぞ。」って言ったの覚えてるか?)

覚えてるよ。
だから犯人捕まえたのさ。
これでいいんでしょ?

(世の為になるような立派な犬になった。)
えへへ。
まぁね。
(だが。)

(長生きしろと言ったではないか。)
え?
(お前、死んじゃっちゃーだめだよ。)

787我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/26 13:05 ID:StrZR7eb
え?死んでないよ。
(しくじったんだよ。調子に乗って油断したんだな。)
油断?

─した。かも。

(右の脇腹に包丁が刺さっちまったんだよ。)
あの木?
体から生えてた木のこと?
(あぁ。そうだ。アレは包丁の柄だ)
うそ。
それじゃ、もうののちゃんに会えないの?
(あぁ。そうだ。)
なんで?
せっかく、これからずっと一緒だと思ったのに。
もう会えないなんていやだよ。
せっかくこれから、ののちゃんってたくさん呼ぼうと思ったのに。

(しょうがないさ。ただな。いずれはこうなる。
元々、人間より犬の方が寿命が短い。
オレの時は事故だけどな。もう、わかるな。)

・・・うん。
最後の時。
ののちゃんの胸の中だったんだから
ボクはしあわせだった。

(そうだな)
788我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/26 13:06 ID:StrZR7eb

一人じゃなくて大好きなののちゃんと
一緒だったから
よかった。一人はやだよ。

ありがとう。

ののちゃん。

ののちゃんと会えてよかったよ。



ボクの最後のご主人様。
ありがとう。ののちゃん。


〜「波のように、風のように」〜 ─終わり─


789我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/26 13:15 ID:StrZR7eb

以上
「波のように、風のように」
本編が無事?終了しました。
読んでくださった方ありがとうございます。
初めて書いた物なので、唐突な終わりになってしまいましたが。
それは、処女作ってことで許して下しさい。

一応、ののサイドからのラストシーンと
その後の番外編も2本ほど書いてみましたが
スレタイトルと離れてしまうので、死んでいるスレにでも
書こうかなと、思っています。

最後に本当に読者の方、作者の方、感謝しております。
みなさんのおかげで書き上げられましたし、書く楽しさがわかりました。
ありがとうございました。
790名無し募集中。。。:02/02/26 14:16 ID:b22mf/t4
(;T▽T)<感動しました(涙)
791モーコー2002全肯定:02/02/26 15:33 ID:Loi49L1A
ウワァァァーーーーーン!
アレックス〜!!

番外編で救いを〜!!!!
(誘導してくださいね)
792名無しの紺野:02/02/26 17:26 ID:fXp76c4W
川o・-・)ノ<泣かない、私は泣きません

川o・-・)ノ<………………………ウッ…グスッ

川oT-T)ノ<泣かないんだからー

|ミササッ

|<アレックス……辻さんと幸せになれると思ったのに……

|<最後の『ありがとう』これが救いです。私も番外編、誘導お願いします。
793 :02/02/26 18:06 ID:WKvNjPIB
そんな〜アレックス〜〜〜!!!
794名無し募集中。。。:02/02/26 18:24 ID:K08pFnC+
え〜〜〜〜〜〜〜
ヒサブリ泣いた。
795名無し募集中。。。:02/02/26 18:25 ID:K08pFnC+
スマソageてしまった。
アレックスのところに逝きます。
796名無し娘。:02/02/26 18:27 ID:JpnZuXx2
>>我犬殿
うっ・・・うっ・・・ぐす・・・・。
思わずほろっと来てしまいました。
どうもお疲れ様でした。
797名無し募集中。。。:02/02/26 19:06 ID:3aIYhH9w
こんな短時間の間にみなさんありがとうございます。
>790さん
モーコー2002全肯定さん
名無しの紺野さん
>793さん
>794さん
名無し娘。さん

ありがとうございます。

↓のスレをジャックしましたので
明後日のmusixの収録に
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1014105874/

そちらの方に番外編を載せていこうと思っていますので
よかったらまたよろしくお願いします。

今回の感想の方もそちらに書き込んでくださると
他の作者さんの作品の邪魔にならないので、よろしいかと・・・

798我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/26 19:10 ID:3aIYhH9w
↑すいません

名前が名無し募集中。。。 になってました。
やべぇ、他のスレの書き込みバレたら恥ずかしいー
スレ汚してスンマセンでした。
以上、我犬。でした。
799つなぎ役 ◆sMtunAGI :02/02/26 19:46 ID:VCsdqUdJ
俺「…ふぅ、起きるか」

五分くらいの軽い鬱状態を十分に味わった後ベッドを出る。
いつものように階段を降りてバスルームへ向かう。

しかしこっぱずかしい夢だったなぁ。
なんか前半部分はよく覚えてないけど、なんか真希と抱き合ってたよなぁ…

ちょっと顔が熱気を帯びてしまう。

・・・・・・

…ん?

ダイニングキッチンの横を通りかかった時、中に人の気配がした。

俺はそっと中を覗いてみる。

真希「あ、おはよ〜」

俺「あ、あぁおはよう」

中では真希が朝食の準備をしていた。

俺「なんだよ、飯なら俺が作るのに…」

真希「いいの、私が作るんだから」
真希「居候の身だしね(w」

ウインクのように片目をつむって笑いかけてくる。

ちょっとドキっとしてしまう…かわいい。

真希「シャワー浴びるんでしょ?」

俺「あ、あぁ」

真希「出てくるまでには作っておくからね♪」

俺「ん、分かった」

俺はドアを閉めてバスルームに向かう。

なんかすごいかわいいよなぁ…
「夢」のせいであんまりまともに見れなかったけど(汗
800つなぎ役 ◆sMtunAGI :02/02/26 19:47 ID:VCsdqUdJ
あぁ!今日はいい一日になりそうだ!!

真希と二人で駅への道を歩く。

今日は雲一つない青空だが、そのおかげで空気はとても冷たい。
二人して白い息をはいている。

だが俺の心はとても暖かかった。
なぜかって言うと……やっぱり真希のおかげなんだろうな。
朝からあんなにカワイイ笑顔見せられたら気分もよくなるってもんだ。

真希「なんかすごい機嫌よさそうだね」

そんな俺の心を知ってか知らずか、真希が話しかけてくる。

俺「ん?そうか?別にそんなことはないけど…」

真希「嘘だぁ!なんかニヤニヤしてるじゃん」
真希「何かいいことでもあったの?」

俺「べっつにぃー!!」

さすがに面と向かって真希のおかげだとは言えない。
っていうかそんなにニヤニヤしてるかな?

真希「あぁ寒いなぁ…………あっためて!」

そう言うと、突然真希が腕を組んできた。

俺「おいおい……」

と口では言いつつも気分は最高だ。

あぁ…このまま学校行かずに遊びに行きたいなぁ……
801つなぎ役 ◆sMtunAGI :02/02/26 19:51 ID:VCsdqUdJ
今日はここまでです。

>我犬さん
遂に最終回、お疲れ様でした。
アレックスが…アレックスが…(泣
番外編でののに犯人に復讐してもらうしか!!…嘘です(w
ののはアレックスとの生活で学んだ優しさを忘れずに幸せになってもらいたいです。
番外編、そして新作に超期待です!
>関西人Zさん
前回言い忘れましたけど、リレー2周目頑張ってくださいね!
…焦らなくていいからね(w
802ベーグル:02/02/26 20:18 ID:DmxxabpX
>>713です。続けてみます。
803ベーグル ◆PkZ2h.ro :02/02/26 20:20 ID:DmxxabpX
どうしよう…。
俺はトイレに座って悩んでいた。
地獄に仏とはこのことか、機械の不具合で撮影が延び、早めの昼休憩になったのだ。
男子トイレに入ろうとした自分に気が付き、少々テレながら女子トイレに入り、今にいたる。
「どうなってんの?」
あれ?何だ今のは。
いまよっすぃーの声がした気がする。っていま俺がよっすぃーなんだが、俺は声を発していない。
「今の何?」
と、声に出してみる。
「こっちが聞きたいわよ」
お?もしかしてこれは――
「もしかして…吉澤ひとみさんですか?」
『あたりまえじゃない。あんた誰?』
「名乗るほどのもんじゃないです」
804ベーグル ◆PkZ2h.ro :02/02/26 20:20 ID:DmxxabpX
つまりだ。吉澤ひとみの体の中に、本人と俺と両方の意志が入っちゃってるわけだ。
その後の会話で、なんとか、実際他人にも聞こえるのは、俺が発した言葉だけ、俺の声は実際にじゃべらないと、よっすぃーには聞こえない、体を動かすなどの動作は俺の感覚、5感中視覚・聴覚は共有、味覚・臭覚・感覚などは俺のみということが判った。
『どうしてこんなことになってんの?』
そんなの俺の方が聞きたい。
「さあ」
『さあって…男でしょ!』
「関係ない気がするんですけど…」
『ともかく…早く出て、何時までもトイレ入ってるわけにも行かないでしょ』
「でも」
『いいから。私が言うようにじゃべりなさいよ』
「はい」
――たっくもう。さっき言ったように心の中までは聞こえていないようだから、口に出さずに愚痴った。
805ベーグル ◆PkZ2h.ro :02/02/26 20:20 ID:DmxxabpX
「あ」
個室を出ると、目の前にいたのは石川梨華だった。
「よっすぃー何ぶつぶつ言ってたの?」
「べ、別に…」
「今日のよっすぃー何か変だよ」
「んなことないよ」
『もっと自然に』
んなこと言ったって…。
「なんか悩み事?」
出た。すぐそう言う話に持っていく女っているんだよな。石川なんかもろそのタイプだと思ってたけど。
「何でもねーから」
『もうちょっと女の子っぽくじゃべりなさいよ』
もう、頭の中でうるさくすんじゃねえ!
「よっすぃー?」
「うるせえな!ほっとけっつてんだろ!!」
あ、やばい!非常にヤバイ!!
「よっすぃー…なんで…あたしただ…」
今にも泣き出しそうだ。俺の頭の中でパトランプが点灯した。
『ちょっとなにやってんのよ!!』
「す…すいません!」
俺は慌ててトイレから飛び出した。
806ベーグル ◆PkZ2h.ro :02/02/26 20:24 ID:DmxxabpX
うざかったら言ってください。
即刻中止しますので。

多分他の皆様の作品にめおとりしてしまうので
807名無し募集中。。。 :02/02/26 20:48 ID:8f7F03uG
>806
うざいなんて全然そんなことないっすよ
楽しみにしてるんでじゃんじゃん書いちゃってください
808ボビー:02/02/26 21:17 ID:Dw/tstVa
お久しぶりです。3日間インフルエンザにかかって死にかけてました。
きてみたらL型さんの復活やリレー小説の更新などめまぐるしく状況が変化していてビクーリです。

>L型さん
 復活おめでとうございます。始めましてボビーっす。よろしくお願いします。

>我犬さん
 一気に読ませていただきました。読み終わった瞬間、涙が・・・
 とても素晴らしい作品でした。次回作も期待しています。

それでは更新します。
809ボビー:02/02/26 21:19 ID:Dw/tstVa
「亜弥・・・よかった・・・」

橋の下に捨てられているネコといっしょにいる亜弥を見つけた。

「まー君・・・」

「亜弥!!」
思わず抱きつく。

「やっと『亜弥』って呼んでくれた。」

「ごめんな・・・ごめんな・・・」

「もう、いいよ。」

「もう傷つけたりしないから・・・」

「うん。」
亜弥の声は穏やかだった。
810ボビー:02/02/26 21:21 ID:Dw/tstVa
それから何分経っただろう?

「・・・ご、ごめん!」
ふと我に返り、急いで亜弥から離れる。

「う、うん。」
亜弥の顔が真っ赤になる。

「と、ところでまー君傘は?」
傘が無い。全身びしょぬれだ。

「そういえば・・・へっ、へくしょん!!」

「ほら、まー君風邪引いちゃうよ。」

「そうだな。早く帰ろう。」
俺が歩き出すと亜弥が腕をつかむ。

「ちょっと待って。この子達飼えないかな?」
ダンボールに入れられている子猫を指差している。
「こんなところじゃ死んじゃうよ。」

確かにこんな場所じゃ誰も気付かない。

「そうだな・・・じゃあ家で飼おう!」

「ホント!?やった〜まー君ありがと!」

俺達はダンボールを持って家路を急いだ。
811ボビー:02/02/26 21:24 ID:Dw/tstVa
「もう、こんな時間までなにやってたの!
 それにどうしたの?その格好。早くお風呂に入りなさい!」
当然俺達は母親にこっぴどく叱られた。

「もちろん、その子猫達もね。」

「母さん・・・」
この時ほど母親を寛大だと思ったことはない。

「亜弥ちゃんも待ってたら風邪引いちゃうからいっしょに入ちゃいなさい。」

「母さん!?それは・・・」

「何慌ててんの?円。亜弥ちゃんになんかしちゃダメよ。」

亜弥は顔が真っ赤だ。

「さあ2人とも早く!」
この時ほど母親をある意味尊敬したことはない。
812ふろぉ?!:02/02/26 22:31 ID:0SkgdBMC
うぎゃあ!!お母さん・・・・!!
813ねえ、名乗って:02/02/26 23:24 ID:UmQqyF88
>>821
うざいなんてとんでもない、最初見たときから更新を楽しみにしてましたよ。
814スーパスー:02/02/27 02:08 ID:vcuuWW8n
つなぎ役さん、(・∀・)イイね!これからもがんばってよ
815 :02/02/27 06:36 ID:sDQf+eu4
(・∀・)イイ!!
816L型:02/02/27 08:24 ID:boyQIJNA
裕子は一杯目のジョッキを空けると、今度はすぐさま
焼酎のボトルとお湯を注文し、一人でガンガン飲んでいる。
「どうした? 二人ともペース遅いで」
「そんなことないですよ、裕子さんのペースが速いんです」
裕子のヤジをかわしつつ、オレは目の前にあった枝豆に手をつけた。
「じゃあ、私が一気しちゃいます」
そう言って、梨華は立ち上がると片手を腰に当て、
勢いよく半分ほど残っていた青リンゴサワーを飲み干した。
「ぷはぁ」
「おお!! 梨華ちゃん、ええ飲みっぷりやわ」
裕子が拍手をする。
「大丈夫か?」
座り込んだ梨華の顔を覗き込む。
「平気ですよ、全然大丈夫です。おかわり頂けますか?」
あまり顔が赤くなってはいないが、どうも目がとろーんとしてきている。
本当に大丈夫なのだろうか?
817L型:02/02/27 08:24 ID:boyQIJNA
「そういえば、お二人はどういったお知り合いなんですか?」
裕子に焼酎お湯割りを作っていると、唐突に梨華が口を開いた。
「見ていてわからん? 元恋人同士、ねっ、ダーリン」
そう言って、裕子はオレ向かって投げキッスをした。
「ええっ!?」
梨華は両手を頬に当てた。
「そういう冗談はやめてくださいよ裕子さん、はい」
焼酎お湯割りを裕子に渡した。
「ごめんごめん、本当はな…この人にナンパされたんやわ」
「それも嘘、そっちが酔っぱらってオレに絡んできたんじゃないですか」
焼酎だけ入ったグラスを呷った。 喉から食道にかけて熱くなる。
「初めてあったときにこの人、すごく酔っぱらっていて、
 たまたま隣の席で飲んでいたオレや友達に絡んできたんだよ」
梨華の方を向き、裕子を指さした。
「うわっ、何でそんな昔のこと憶えているかなぁ?」
「忘れませんよ、あの時オレだけ裕子さんに次の日の朝まで拉致られて、
 ずっと愚痴を聞かされたんですから」
「しゃあないやろ!! あの時はフリーで仕事始めたばかりで色々切羽詰まってたんやから」
裕子も負けじとグラスを呷る。
梨華は胸の前でグラスを抱え、オレと裕子のやりとりをじっと見ている。
「その後も、たまに会って話して飲んで…飲み友達ってやつやな」
と言って、裕子は残っていたお湯割りを飲み干した。
818L型:02/02/27 08:30 ID:boyQIJNA
とりあえず、ここまでです。
どうも納得のいく改行の仕方が決まらず、困ってます。

>ボビーさん
こちらこそ始めまして、今後ともよろしくお願いします。
819我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/27 11:46 ID:oTDIF78+
オレの名前は高崎弘樹(タカサキ ヒロキ)高校2年生だ。
隣に居るのは、石川梨華。歳は一つ上の3年生だ。

梨華とは元々幼馴染で家族ぐるみの付き合いをしている。
だが幼馴染と言っても中学校に入学するか、その前ぐらいになってからか
いわゆる思春期になってからだと思うが
梨華を異性として相手を見るようになったオレは梨華を避けるようになっていた。
それ以外にも友達の付き合いとかで家族から離れていく時期だし。
まぁ、それも今ではもう多少大人になったのかな?
普通に接するようにはなったけど。

そうそう、梨華の家は改築するのでしばらくうちで居候する事になった。
梨華の両親はお母さん方の実家にいる。
梨華も最初は両親と一緒にそこから学校に通っていたが、
学校までの道のりが遠いので大変だからと言ってうちにから通うことになった。


─朝、駅で電車を待っている時に不意に梨華が訊ねてきた。

「ねぇ。ヒロキはさぁ。もうひとみちゃんと付き合ってどれくらいになるの?」

820我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/27 11:48 ID:oTDIF78+
今日で梨華と一緒に通学するのは3回目。
初めて一緒に学校に行ったときに、オレの彼女のひとみや
親友のシンゴ。そしてその彼女のごっちんを紹介していたが
一緒に暮らしてはいるが、家であまり話す事のない梨華には、
詳しい話は当然していたない。
「まだ、5ヶ月ぐらいかなぁ」
「ふ〜ん。結構長いんだね。それでもまだまだラブラブだね。」
冷やかすように言ってきた。

「まぁな。」

とは言ったもののあんまり余裕はない。
家が少し離れていたり、ひとみは部活で日曜日も試合や練習があったり
オレも道場に通ったりしているせいで学校以外ではあまり会う機会が少ない。

「そういえば梨華の方は、彼氏は?」
梨華は幼馴染のオレから見てもかわいかった。

「ん?いないよ。」
考えるわけでもなく即答するわけでもなく、
なんとも微妙な間があった。
821我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/27 11:52 ID:oTDIF78+


と、まぁ、今日からさっそく新作です。
よろしくです。

ベーグルさん
おもしろいですよ、特にその設定。
続けて〜

ボビーさん
体調には気をつけてくださいね〜
素晴らしい?いやいや、オナニーです。

L型さん
改行納得いかないんですか?
なんで?
かちゅーしゃ使っているからか
わからないですけど
問題ないようですけど。

822関西人Z:02/02/27 16:18 ID:0mUMTiI/
短編第5弾 「社長は若い女性」

「みんな、ちょっと聞いてほしいんやけど」
部屋内に彼女の声がこだますると同時に、緊張が走る。
「最近たるんでるんちゃうか?もっと頑張って業績伸ばさなリストラされるで」
椅子から立ち上がり、歩きながらみんなに言いかける。
「これは社長命令や。しっかり働け!」

彼女の名前は中澤裕子。30歳を前にして社長になった人だ。

中澤さんが社長になってからかなり厳しくなったが、業績は確実に伸びていた。
しかし、その厳しさが故にほとんどの人が彼女を嫌っていた。
俺は別に嫌いではなかった、むしろ尊敬している。
だが、少しだけ苦手だったりする。

俺はまだ2年目だが、しっかり働いてこの会社に貢献できればいいと常に思っていた。

昼休みのこと。
数人の仲間と昼飯を食っていると、その中の一人が言い出した。
「なあ、中澤社長のことどう思う?」
「何だよ急に」
「だってよ、今日もそうだけど厳しすぎねーか」
「まあな、確かに厳しい」
「関西弁がまた厳しさを増してるよな」
『だよなー』
俺以外の奴らが同意している。
確かに関西弁はキツく聞こえるだろう。
俺も関西生まれで、東京に引っ越してから何年か経つ。
だから関西以外の人が関西弁を聞くと、言葉がキツいと言うのがそれなりに分かる。

その後も話は続いたが、俺はその話題には入らず飯を食い続けた。 
823関西人Z:02/02/27 16:20 ID:0mUMTiI/
「ただいまー」
誰もいない部屋に帰ると寂しい。
しかし時間が経つと慣れるもんだ。男だからだろうか・・・。
寝間着に着替え、オレンジジュースの缶を手にベットに座る。
タバコも吸えない、酒も好んで飲まない。
他人から見れば子供だろうな。

午後10時を過ぎた辺り。
風呂でも入ろうかと思い立ち上がると、携帯が鳴った。

「もしもし」
「おー、我が部下!元気かー?」
「え?な、中澤社長ですか?」
「そうや、中澤社長やでー!」
一瞬誰だか分からなかった。
「一体どのようなご用でしょうか?」
「今な、新年会の3次会で使ったカクテルバー覚えてる?そこで飲んでんねん」
少し嫌な予感がする・・・。
「はあ・・・」「ほんでな、あんたも今すぐ来てくれへん?」
「今すぐですか?」「うん、ええやろ?」
「いや、でもですね−」「ほな待ってるから」
プッ ツーツー
言い返す前に電話を切られてしまった。

あまり行きたくなかったが、逆らうと後が怖い。
「・・・着替えて行くか」


到着したのは家を出てから20分ぐらいだろうか。
店に入るとカウンターで一人飲んでいる中澤社長を見つけた。
「遅くなってすみません」
一言謝りながら、隣に座る。
「・・・」
何の反応も示さない。
「?社長、どうしたんですか」
そう訊くと、こちらを振り返って言った。

「社長やと?誰が社長やねん」
顔がほんのりと赤い。
(よ、酔ってるよ・・・)
「私は裕子って名前やろ、忘れたんか?」
「ちゃんと覚えてますよ」
「ほんならちゃんと名前で呼ばんかい!」
だんだんと言葉が荒れてくる。
静かな店だけに声が響き、当然みんな見てくる。
「わ、わかりましたから、どうか落ち着いて下さい裕子さん」
名前を言うと、急に笑顔になり
「ん、わかった」
と答えた。

俺は既に嫌な汗をかいていた。

「にしても、この店も飽きたな。別の所に行こか」
「別の所って?」
「せやなぁ・・・、あんたの家なんてどうや?」
「ぼ、僕の家ですか?」
「何や、彼女とかおって都合悪いんか?」
「いや、別に彼女とかはいないんですけど・・・」
「ほんならええやん。よっしゃ、すぐ行こ」
勘定を払うと、裕子さんは僕の腕を引っ張っていった。
(マジで行くのかよ、ハァ〜)
824関西人Z:02/02/27 16:21 ID:0mUMTiI/
「なんや、素っ気ない部屋やな」
(人の家に来て速攻で文句か)
帰ってくる途中コンビニで買った酒をテーブルの上に置いて座る。
「ほな早速飲もか。かんぱーい」
既に酔っているためテンションが高い。

酒をあまり飲まない俺にとって、酔える人が少し羨ましかった。

「そういえばあんた、関西出身やったよな」
「ええ、そうですけど」
酎ハイを少し飲みながら答えた。
「何で関西弁で喋らへんねん」
「何でっていわれても」
「関西人やったら関西弁で喋らんかい。男やろ!」
ここでまたとやかく言うと怒り出すと思ったので素直に従うことにした。
「わかりました、そうさせて貰います」
「そうか、素直に言うこと聞く子は好きやでー」
そう言ってニコニコしながら俺の頭を撫でた。
あまり嬉しくない・・・。
「で、どこの生まれなん?」
「僕はですね−」


しばらくたわいのない話をしていた。
その時、
「・・・グスッ」
裕子さんが急に涙を流した。
「ど、どないしたんすか?」
「いや、久しぶりに関西弁が聞けたから、なんか嬉しくて。
 すまんな、社長が泣いたらあかんわ」
涙を拭きながら続ける。

「私はな、いっぱい頑張ってん。頑張って頑張って、そしたら社長にまでなった。
 社長になったらなったで今度は部下を引っ張っていかなあかんから余計に頑張った。
 でもな、私が頑張れば頑張るほど、みんな私を避けていくんや」
「・・・」
「知ってるんよ、私が社内で何て言われてるんか。
『女のくせにでしゃばるんじゃない』『あいつのやり方は厳しすぎる』って。
 あんたもその口やろ?」
「いや、僕はそんなこと−」「ウソつけ!!」
立ち上がり、大声を出す。
「なんや、あんたもあの人みたいに良いように言うて去っていくんか!?」
(え?)
「私が社長やからってだけで近づいて、合わへん思たら離れていくんか!」
(何か話が滅茶苦茶になってきたな)
いまいち話が見えてこなかったが、とりあえず今は落ち着かせないといけない。

「もう辛い事は嫌や!こんな辛いんやったら社長辞めたる!」
「とりあえず落ち着いて、座って下さい」
肩を抱きなだめながら座らせようとした。
「離せアホ!私に触るんやない」
と言いだし暴れ出した。
あまりに言うことを聞かないので俺は・・・。
825関西人Z:02/02/27 16:24 ID:0mUMTiI/
―プチッ

キレた。

「ええかげんにせえ!」

パンッ

俺は裕子さんの頬を叩いた。

「・・・」
叩かれた左頬に手を当て、俺を睨み付ける裕子さん。
しかしそれにひるまずに言った。もう歳上や社長なんて関係ない。

「ちゃんと人の話を聞け。俺はな、確かにあんたのことは苦手や。
 でもな、避けてるつもりはない。俺は俺なりに尊敬してる」
「・・・」
「ほんでな、辛いんやったら泣けばええやろ。社長やから泣いたらあかん?
 誰が決めたそんなこと!泣く場所がなかったらここに来ればええやろ。
 俺がいくらでも慰めたるわ!」

(ハッ!!)
そこまで言って俺は冷静さを取り戻した。
この時ほどキレたのを後悔したことはない。
1度キレるととんでもない事を言ってしまうのだ。

恐る恐る裕子さんの顔を見てみる。
「・・・」
黙って俯いていた。
(しまった!どうしよう・・・)
急いでどうフォローしようか考ていると、

「・・・」
裕子さんが無言で近づいてきた。

(しばかれるかなぁ)

俺は覚悟を決めた。

「・・・なあ」
「は、はい?」
「しばらく、あんたの胸で泣いていい?」
「え?」
突然言われ、すぐに反応できなかった。
そんな俺の返事を待たず、裕子さんは俺に抱きつき、
「ウッウッ・・・ウワー!!」
大声で泣き出した。

俺は少しビックリしたが、裕子さんの頭をずっと撫でていた。
826関西人Z:02/02/27 16:26 ID:0mUMTiI/
「・・・半年前に彼氏と別れてん」
裕子さんがポツリと喋りだした。

「付き合って2年くらいやったかな。
 そのあと私は仕事に打ち込んだ。でもな、ほんまは辛かってん。
 どこに行っても社長という仮面が外されへんかったから」

少しぬるくなったビールを喉に流し込む。
「誰かに甘えたかった、私を支えて欲しかった。それが正直な気持ち。
 だからさっきあんたが『泣けばいい』て言うてくれたんが嬉しかった。
 ありがとうな」
「別に、御礼を言われることをやったわけやないんですけど」
「まあいいやん。ところで、今何時?」
「えっと」
壁に掛けてある時計に目をやる。

「3時ですね」
「そうか、もうそんな時間か・・・。泊まっていっていい?」
「へ?」
何かの聞き間違いか?
「どうせ明日は会社休みやし、酒飲んだから車乗って帰られへんし。ええやろ?」
上目遣いで言ってくる。
(確かに休みやけど、マズイんちゃうかな)
などと思っていると、
「何よー、さっきの優しさはなんやったんよー」
と今度は怒りモード。
「わ、わかりました。泊まっていっていいです」
結局押し切られてしまった。

「じゃあですね・・・」
タンスから、Tシャツと寝間着に使えるズボンを出した。
「これ使って下さい。いつまでもスーツ姿は辛いでしょうし」
「お、ありがと。気が利くな」
「じゃあトイレ行ってきますから、その間に着替えといて下さい」
そう言い残し、部屋を出た。

トイレに行き、意味もなく台所の片づけをして時間を稼いだ。

5分以上経ち部屋に戻ると、着替えを済ませた裕子さんがベットにもたれ掛かり眠っていた。
多分泣いたのと今までの疲れが一気に出たのだろう。
「スー・・・スー・・・」
(・・・ベットで寝かせるか)
抱きかかえると、以外に軽くビックリした。

そっとベットの上に寝かせ、掛け布団をかけてやる。
「スー・・・スー・・・」
その寝顔は、こういうのもなんだがとても可愛いらしかった。

(すごい疲れてたんやろうな。あれだけ厳しいのも社長としての重圧、
 彼氏と別れてからの頑張りと孤独、他にも色んなモノを抱えてやってきたんやろうな)
「俺が少しでも手助けすれば、負担も軽くなるんかな・・・」
827関西人Z:02/02/27 16:27 ID:0mUMTiI/
しばらく寝顔を見ていると、こっちも眠くなってきた。
「ふぁぁ、もう寝よ」
欠伸をかみ殺し、電気を消して、ベットにもたれ掛かり眠りについた。

・・・・・・

「くー・・・くー・・・」
「・・・優しい子やな、ほんま」
「くー・・・くー・・・」
「あんたみたいな人が側にいてくれれば、私は頑張れる」
「くー・・・くー・・・」
「いつまでも・・・、私の横におってな」

 ―チュッ

「ん・・・・・・くー」
「起きたらデートしよな。・・・おやすみ」

・・・・・・

〜END〜
828(・∀・):02/02/27 17:27 ID:5WUttqQj
こうゆうのダイスキ
829モーコー2002全肯定:02/02/27 19:02 ID:1Ph+35dE
>関西人Z
(・∀・)イイ !
やはり関西人だけに、ねーさん編は特に(・∀・)イイ ! 。
830名無しの紺野:02/02/27 19:55 ID:/Y6gDjzQ
|o・-・)ノ<中澤さん……

|*・-・)ノ<かわいい(ポッ
831 :02/02/27 20:19 ID:4ownGNQe
(・∀・)イイ!!
832我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/27 21:58 ID:h9HtOlx4
関西人Zさん

いいねぇ〜中澤姉さん。書き方も上手いし。
勉強になります。

オレも作品中で中澤姉さん使うけど怖さと優しさとかわいさを
同居させた最高のキャラだと思ってます。
833M・P・D:02/02/27 23:02 ID:Rp7sJS6g
>>765の続きから


習慣とは恐ろしい物できっちり七時に目が覚める。もう会社はいかないのにな。
昨夜のことが夢だったらなと思ったけど、眉間のキズが現実に戻した。
やっぱり夢じゃなかったんだ・・・。煙草をくわえ火をつける。
朝飯の用意しなくちゃな。冷蔵庫の中身は何もない。
彼女はまだ寝ているよな・・・ 今のうちにコンビニで買ってこよう。



部屋に戻ってくると彼女が起きてきていた。
「あぁ、起きてたんだ。おはよう」
「あ・おはようございます」
「どう、少しは眠れた?朝食買ってきたから一緒に食べよう」


朝飯はトーストとコーヒー。独身男性にとっての定番メニューてところか
「ごめんね朝飯パンで良かったかな」
「はい大丈夫です」
「それはよかった」朝食をたべながら軽い会話を交わしていく。
「それで・・・何か思いだしたことはあるかい」
「・・・いいえ」
「そうか・・・まぁ焦らない方がいい。きっと記憶がもどるよ。」
「はい」彼女はそういってすこし笑ってくれた。
強い子だな。明るく振る舞ってくれている。
たぶんおれが想像する以上に不安だろう。何とかしてあげたい。
834M・P・D:02/02/27 23:03 ID:Rp7sJS6g
「今日とりあえず午前中は外にでてきます。病院は午後からになるだろうからね
だから矢口さんは部屋に居てもらうことになる。」
「はい」
「それで留守番をしてもらうんだけど、来客は全部無視してくれ。危ないからね
電話はおれがかけるとき以外はでないでくれ。
おれからかける時は三回コールして一回切る、そして再度かけ直すから」
「はい」
「あと、もし記憶が戻った時や、ここにいたくなかったら」
おれは合い鍵と三万円を渡した
「それをつかってくれ。合い鍵は郵便受けにいれておいて」
彼女は複雑そうな顔をしてうなずいた。
「まぁあとは好きにすごしてくれればいいよ。といっても何もないけどね(笑)
まだ引っ越しの荷物もそのままだし」
835M・P・D:02/02/27 23:05 ID:Rp7sJS6g
おれは朝食を終え、電話をかける。幼稚園からの腐れ縁の平野一紀だ。
「・・・・もしもし、一紀か」
(なんだよ英慈か。ひさしぶりだな元気か)
「あぁ。」
(どうした。なんか用事か、もう出なきゃいけないんだよ)
「じつはお前に頼みがある。」
(何だよあらたまって。)
「ちょっと問題が起きてな」
(・・・どうゆうことだ)
「訳はちょっといえないんだ。力になってほしい」
(まるで犯罪者みたいだな。・・・・こまってるのか)
「あぁ。それに非常にデリケートな問題だ。だからお前に頼みたい」
(・・・・・わかった。昼にもう一度連絡してくれ。)
「すまない」


「とりあえず病院はまたあとで時間をきめることになる。まあ午後からだろうね。」
「すいません」
「謝らないでいいよ。昨日から謝ってばっかりだよ(笑)」
「ごめんなさい・・・・・あ」彼女と顔を見合わせて笑った。
「そう笑ってよ。女の子は笑ってなんぼだよ」
「はい」
836M・P・D:02/02/27 23:09 ID:Rp7sJS6g
今日はここまでです。

ちょっと洒落にならないくらい忙しいぞ・・・
更新ペースが落ちますが最後まで書きますんで
生暖かい目で見てやってください。

837(=・=∀=・=):02/02/28 00:23 ID:0rpt+vtW
ふふふ
838L型:02/02/28 07:14 ID:3+yKkCyq
>我犬さん
なんとなくなんですけど、読みづらいかなって考え出したらキリがないんですよね。
早速新作開始されましたね、楽しみにしています。

>関西人Zさん
中澤さんかわいいですね。
自分は関西に住んだことがないので、
一つ一つセリフの言い回しが勉強になります。
839我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/28 10:35 ID:XB8+RQNs

「なんで?」
疑問に思ったことをそのまま口にしてみた。

「ど〜してだろ〜?告白されたことあるけど
その人の事好きじゃなかったしー
 部活で一生懸命だったから。
同時にいろんな事出来ないんだよね。」

「まぁ梨華ならすぐ彼氏の一人や二人すぐできるだろ。」

「ん〜。別に焦ってもしょうがないし、それに私は─」
電車がホームに滑り込む。
最後まで梨華の言葉を聞くことは出来ず電車に乗り込んだ。

ここから学校まではおよそ40分。
途中で親友のシンゴが彼女と、この電車に乗ってくる。
シンゴ達が乗ってくる駅の次の駅で、ひとみが乗ってくる。
それで、そのまま学校まで5人で行く。
その日によって途中で仲間が増えたりする時もあるが
まぁここ3日ぐらい前からはこの5人がほとんどだ。
梨華がうちに来る前、先週までは4人だったが。
840我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/28 10:35 ID:XB8+RQNs

電車に乗ってからさっきの梨華の言葉を聞こうと思ったけど
なんとなく、聞くタイミングを逃したのであえて聞かなかった。

「ねぇシンゴ君と真希ちゃんだよね。
あの二人は付き合ってどれくらいなの?」

「あいつらは、2ヶ月ぐらいじゃないかな?」

「真希ちゃんってかわいいねぇ。ひとみちゃんとはまた違った感じだね。」
確かに顔のつくりは違った感じで二人ともかわいい。
ついでに梨華もまたかわいいと思う。

「あ〜、そうだなぁ、ごっちんかわいいよなぁ。シンゴにはもったいねぇな。」

「そんだったら、ひとみちゃんもヒロキにはもったいないよ。」

「うるさい。」
まぁ、そう言われてもしょうがないくらい、ひとみはかわいかった。
なぜ自分と付き合ってくれるのかは不思議だった。
それも・・・

「ねぇ。今日帰り遅いの?」

「うん。たぶんな。シンゴと一緒に学校帰りに道場行くから」
841我犬。 ◆N0E.Nono :02/02/28 10:35 ID:XB8+RQNs
シンゴとは同じ格闘技の道場に通っていた。
元々は二人とも高校の空手部に所属していたのだが
二人とも空手が好きと言うよりも格闘技好きだったのが災いして、
それから段々いろいろな格闘技を見ているうちに関節技などに
興味を持ち始めて総合格闘技の道場に通うようになった。
部活はその時辞めた。

「怖くないの?殴られたり、蹴られたりして」

「怖いから、上手くなろうと思って練習するんだよ。」

「ふ〜ん」

つま先から頭のてっぺんまで女の子している梨華には理解できないようだった。
前にひとみは「あたしも、やりた〜い」って、なんて言っていたっけな。

電車はシンゴ達が乗ってくるM駅に着いた。
ドアが開くとたくさんの乗客と一緒にシンゴ達が乗り込んできた。
842コドモナー:02/02/28 16:22 ID:OMouN/Jp
スレッドのサイズが512KBを超えると読めなくなるので、そろそろ新スレの準備を
しておいたほうが良いのではないでしょうか?
843つなぎ役(失格)申し訳ない:02/02/28 21:54 ID:Z+z1U1OI
>ベーグルさん
うざいどころか自分も期待してます。
頑張って^^
>>814
ありがとうございます。
ちょっと今は別のことに頑張ってるんですが(汗
>>842
そうなんですか?
どなたか立てて頂けると嬉しいです。

えー、ちょっと「試験」という名の地獄巡りに行ってくるんで(w
しばらく消え去ります。
楽しみにしてくださる方がいるのに本当に心苦しいのですが、
幸い今はこのスレもものすごい活気なので、当分「つなぎ」
が必要になることもないと思います。

ぶっちゃけ留年がかかってるので勘弁してくださいm(_ _)m
リレーの方も自分の番は飛ばせるようなら飛ばしてください。
いなくなるのは4日までの予定ですが、余裕があったら
顔を出したいと思います。
自分勝手な行動で申し訳ないのですがよろしくおねがいします。

あ、言うまでもなく「放置」は絶対ないんで^^
844ちっくり:02/02/28 22:10 ID:aVh0jXBN
今やっと作者さまごとのまとめが終わりました。
明日あたり保全HP逝きます。
ちっくり逝きますんで。
845(・ ∀・ ):02/03/01 00:25 ID:dcLfAGjl
ヤホーイ
846L型
次のスレたてときました。
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1014922137/