再訪、国道121号線(旧)大峠 |
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国道121号線とは栃木県益子町から私の住む宇都宮市を通過し山形県米沢市までを結ぶ一般国道です。大峠とは福島県と山形県の県境にある峠のことです。制度上は現役の国道のこの旧道の峠道の荒廃ぶり、何かひきつけられるものがあります。 前回、訪れたのは半年前の5月。このときは、県境の大峠隧道付近は雪が残り車では入れず徒歩で到達しました。今回はあのトンネルを車で通りたいと、ただそれだけの理由で行ってきました。 今回は上りは写真を撮るための停車はせずに一気に駆け上りました。道は枯れた植物や笹などで狭く車体を何度もひっかきましたがもうあきらめてどんどんと高度を上げていきます。30分以上かけて上ります。この様子はビデオ(88Mbyte)で。ビデオのリンクは右クリックし「対象をファイルに保存」をしてから見たほうがよいです。 |
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大峠隧道を抜け山形県に入るとすぐにコンクリートブロックによる通行止。ここからはもう徒歩か自転車でしか進入できません。 と、いうことで徒歩でちょっとだけ進んでみました。この様子はビデオ(約16Mbyte)でご覧ください。写真もいくつか撮ってあります。折り返し地点から撮り始めたので紹介する順序は逆になります。 |
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これが実質通行止となるコンクリートブロック。この間を抜け先に進みます。先をちょっと進むとダートの路面にはコケが生え落石にもコケが・・・。 | |||||
この先を進むと右側に落石防護柵。左側に鉱山施設の廃墟があります。崖から下をのぞくと大峠隧道付近から下に伸びる鉱山用道路が見えます。この先何があるんだろ。 | |||||
さらに先を進むと落石防護柵が倒れている。。。車が通れる幅などなく人が歩けるだけの幅もちょっと斜めになっていて怖い。一応、手入れがされているのかビニールシートが路面に敷かれていました。といってもその上を落ち葉が覆っているんですけどね。 | |||||
次は、また謎の鉱山関係施設。道路とはいえ国道をまたぐなんて。。。 | |||||
このあたりで目をちょっと下に向けると道路災害復旧の杭が。一応、道路としての手入れはしているんですね。車が入れないのに。 | |||||
さらに先を進むと落石防護柵が完全に倒れている。徒歩での通行も可能そうですがここで折り返すことにしました。自転車も持ち上げないと通行できませんね。横にはひしゃげたガードレール。本当にここに10年ほど前まで車が通っていたのか。コンクリートブロックからここまで徒歩で約6分。 | |||||
探索を終え、降りるときにも写真を撮ってみました。 | |||||
九十九折の続くカーブでミラーのない物体が・・・。ミラーは下に落ちていました。 | |||||
ん。なんだこの標識は。のっぺらぼう。 | |||||
道路はこのような感じです。写真は走りやすいほうで場所によっては植物が攻めてきて車幅分に満たない道路も多くあります。道路全体が沢になっている場所まである始末。 | |||||
ひさびさに見ました。警笛鳴らせの標識。 新規での設置は現在はないとか。そりゃこんな山奥ならいざ知らず民家のある場所などではうるさいですからね。 |
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そしてなんとか脱出。 | |||||
新道の大峠トンネルなどを通り、山形県側へ向かいます。さて5月に見たあのど派手な崩落はどうなっているのか。行ってみると看板が変わっていました。 | |||||
道を先に進むと・・・。前回閉じていたゲートが 開いている!ラッキー! | |||||
ところがこの先、工事中で通行不能でした。 喜多方市内でラーメンでも食ってくるか。駅前でラーメンマップをもらい適当にラーメン食べてきました。890円。 |
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大峠から喜多方市内へ行く途中、ナビに日中線記念館なる文字が。ラーメンを食べた後に行ってみました。 | |||||
日中線の詳しいことは上の写真をクリックしてみていただくとして栃木県今市市から山形県米沢市まで鉄道で結ぶ計画があったそうな。しかしまぁあの峠道を上ってみると鉄道であの峠越えなんかできたのだろうか。よほどの資金があって長大トンネルでもなきゃ無理だろうなぁ。結局、全線開通せず廃線となったわけですが。 | |||||
その後、道の駅「喜多の里」の温泉で休憩し帰宅しました。 | |||||
その帰り、見かけた廃自動販売機。ジョージアオリジナル! スプライトのデザインもなつかし〜 この翌日、車を洗ったのですが傷だらけ。傷だらけ。 |
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