何気に「スポーツ王国」群馬県について語りましょう！14

PART14です。

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第６４回秋季関東地区高校野球大会県予選（県高野連主催、毎日新聞社など後援）は１１日、安中市の西毛運動公園球場と伊勢崎市のあずまスタジアムで３回戦４試合が行われ、１６強が出そろった。前橋工−樹徳の実力校同士の一戦は、前橋工が七回、一挙７点を挙げ１０−５で逆転勝ち。市伊勢崎−伊勢崎は息詰まる投手戦となり、延長十二回の末、市伊勢崎が２−１で競り勝った。４回戦８試合は１７日に行われる。

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Ｊ２第27節の11日、ザスパ草津は埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場でホーム戦を行い、東京ヴェルディと対戦。前半は攻め込まれながらもしぶとく守って折り返し、後半は攻勢を仕掛けた。しかし、決定力に欠いてゴールを奪えず、０―０で引き分けた。通算成績は10勝３分け11敗（勝ち点33）で順位は11位に下がった。次節は第28節。ザスパはアウェー京都市の西京極総合運動公園陸上競技場で京都サンガＦＣと対戦する。

９日開幕したラグビーのワールドカップ（Ｗ杯）で日本代表は16日、世界ランキング１位で開催国のニュージーランド・オールブラックスと対戦する。本県のパナソニック（旧三洋電機）ワイルドナイツからは現在５人が代表入り。初戦のフランス戦は敗れたが、後半に一時４点差まで追い上げた。19年のＷ杯は日本で開催され、16年のリオデジャネイロ五輪では男女７人制が正式種目に。Ｗ杯初優勝で人気沸騰の女子サッカーのなでしこジャパンに続けとばかりに、本県のラグビー関係者は代表の活躍に期待を寄せている。

　世界ランキング13位の日本は同４位のフランス相手にテンポよくボールを回す“高速ラグビー”を展開。ワイルドナイツからは３人が先発した。ナンバー８のホラニ龍コリニアシ選手はけがで途中交代（登録抹消）したが、フッカーの堀江翔太選手は攻守に奮闘、スクラムハーフの田中史朗選手は素早い球さばきで好機を演出した。

　ワイルドナイツの地元、太田市のラグビースクールに所属する戸崎龍馬君（14）＝太田生品中３年＝は「日本で開催されるＷ杯に日本代表として出場したい」と、フランス戦の雄姿に夢を膨らませた。

　館林市のラグビースクールに通う奥田北斗君（９）＝館林十小４年＝は三洋ラグビー部でプレーしていた父親の浩二さん（39）とオールブラックス戦をテレビで応援する予定で、「フランス戦のように頑張ってプレーしてほしい」と好勝負を期待した。

　高崎市八島町のスポーツプロショップＢ＆Ｄ高崎店は１日から日本代表グッズなどを紹介するコーナーを設置。店長代理の高橋光広さんは「強豪国との力の差が縮まっているせいか、代表に対する期待が高まっている。大人用のジャージーが人気で品薄状態」とＷ杯効果を喜んでいる。

　日本代表の活躍でラグビー人気の復活を期待する声は多い。県ラグビー協会によると、本県の競技人口（登録者数）は１９９４年の２９６４人をピークに現在は２１４５人まで減少。同協会の山口和男理事長は「なでしこジャパンで女子サッカーに注目が集まったように代表が強ければ、ラグビーの普及につながる」と指摘する。

　オールブラックスは優勝候補の最有力。日本は１９９５年のＷ杯で17−１４５の歴史的大敗を喫している。高崎ラグビークラブの有阪純一理事長は「あの時より進化した日本ラグビーを見たい」と話し、明和県央高ラグビー部の成田仁監督は「フランスが日本の速さについてこられない場面があった。オールブラックスにはパワーで引けはとるだろうが、速さで勝負してほしい」と期待した。

梨田監督の今季限りでの退任表明にも、日本ハムの選手は動揺を見せなかった。エースのダルビッシュは「選手が監督のことを言うのはおかしいし、それ以上のことはない」と話し、今後の戦いにも「気持ちはいつも一緒です」と普段と変わらない力投を誓った。新人の斎藤は残念がったものの、すぐに気持ちを切り替えた。１６日のソフトバンク戦に先発する予定の右腕は「いい形で退いてもらいたい。少しでも役に立てるように頑張りたい」と話した。

サッカーをテーマにしたイベント「ＪＦＡフットボールデー　ｉｎ　ＧＵＮＭＡ」が前橋市の県営サッカー場などで開かれ、園児から社会人までの61チーム７５１人が参加、ミニゲームやスピードガンコンテストを楽しんだ。

　イベントは日本サッカー協会（ＪＦＡ）が毎年９月10日をＪＦＡフットボールデーとしていることにちなみ、県サッカー協会（大理淳一会長代行）が２年前から実施。県民にサッカーに親しんでもらい、競技人口拡大につなげることが狙い。

佑ちゃんが勝てない。日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が５敗目を喫した。ソフトバンクとの直接対決３連戦の初戦を任されたが、制球が定まらず苦しい投球。初回に先制され、２回も２四球に２安打で２点を失った。その後は立ち直ったものの、序盤の失点が響き、５回８安打４失点で自身３連敗。優勝争い、そしてクライマックス・シリーズ（ＣＳ）でも対戦する可能性があるライバル相手に結果を残せず、今後に不安を残した。今日１７日の第２ラウンドの結果次第でマジック点灯を許す、厳しい状況に追い込まれた。斎藤が決め球を打たれた。１回、内川の先制適時打。５回、松田の適時二塁打。ともに追い込んでから打たれた。この日に浴びた８安打のうち５本は追い込んでからのものだった。５回４失点で自身３連敗。首位ソフトバンクとの天王山初戦を落とす痛い１敗だった。試合後、斎藤は「追い込んだ後のボールが甘い。ウイニングショットを身につけないと」と力不足を実感するように、課題を口にした。心に期するものがあった。「緊張はしてなかったですが、意気込みはいつも以上に強かった」。首位決戦というだけではなく、前日１５日に梨田監督の勇退が発表された。退任会見で口にした「まだ日本一になっていないので、日本一を取るということをみんなでやっていきたい」という思いは、斎藤の胸にも響いた。梨田監督のためにも結果を残したい。「それはもちろんありました」。ブルペンでの調子は悪くなかったが、試合では制球が定まらなかった。いつも以上の気合が空回りした。ソフトバンクに勝てない。この日に勝利すれば、球団の新人では９０年酒井以来、２１年ぶりとなるパ全球団からの白星だった。５月８日の初対戦では故障降板。８月１４日は５回２／３を２失点でしのぐも勝敗はつかなかった。優勝争いのライバル。さらにＣＳでも対戦する可能性が高い。日本一への道のりで、どうしても倒さなければならない相手だ。ローテ通りならば公式戦の登板は残り４試合。「粘り強さがありました」と印象を口にしたソフトバンクとの対戦は１試合になる見込み。シーズン中にリベンジしなければ、ＣＳ登板に影響が出る可能性もある。ただ、梨田監督は、いつも通りに斎藤を責めなかった。「今日は良い状態で、ブルペンから臨めた感じがあった。援護できなかったね、全然」。２月の春季キャンプから先発で起用する方針を貫いてきた。この起用法を疑問視する声もあったが「ピッチングを知っている」、「戦力になる」と常々言い続けてきた。それは注目ルーキーにとって何より力になった。この日、５回で交代を告げられた後も、梨田監督から声をかけられた。「調子はよく見えたし、次はがんばってくれ」。この日は結果という形でこたえられず、痛い１敗を喫した。だが、まだチャンスは十分に残る。優勝争い、そしてＣＳ、日本シリーズ。高校時代の甲子園や大学時代に見せた勝負強さを発揮して恩返ししたい。

日本ハム・斎藤佑樹投手（２３）は１６日のソフトバンク戦（ヤフードーム）に先発したが、５回で１０５球も要し、８安打４失点ＫＯを喫した。自身３連敗で今季５敗目（５勝）を喫した。「三振を狙いに行ってもファウルにされ、改めて（ソフトバンクには）いいバッターが多いなと感じました。コンディションやストレートに関しては、自分としては良かったですし、変化球で打ち取れなかったことが課題として残りました」と本人が認めた通り、現時点では、優勝を争うチームの先発の柱としてはまだ物足りないと言わざるをえない。ルーキーには荷の重い試合でもあった。チームは３連勝中で、首位ソフトバンクに５・５ゲーム差。絶対に負けられない首位攻防３連戦の初戦の先発を担った。しかも前日の１５日には、梨田昌孝監督（５８）が今季限りの退任を発表。「（自分がプロに入って）初めての監督ですし、やりやすい雰囲気を作ってもらいましたので、正直寂しい」とショックを受け、「いい形で引退してもらいたい。どうしても優勝したい気持ちが、より強くなりました」と、ある意味で別の重圧も加わっていた。実際、梨田監督はスターの器である斎藤の育成には苦慮してきた。斎藤が「ケガをした時、『もう１回鍛え直してこい。ケガが治ったらすぐ（１軍に）呼ぶようにするから、それまで頑張れ』と言われて、うれしかった」と感謝した通り、５月上旬に斎藤が左脇腹を痛め出場選手登録を抹消された時が最大の危機だった。崩れそうで大崩れはしない、調子がいいように見えても頻繁に走者を出す、危なっかしい投球内容が続き、指揮官は斎藤の交代時機にも頭を痛めてきた。そんな中、この日の試合では、チームリーダーの稲葉篤紀外野手（３９）が右ひざ痛を訴え、大事を取って３回の守備から交代。味方打線は相手の先発、大隣憲司投手（２６）の前に沈黙し、“持っている”はずの男が、この日だけはツキもなく、重圧ばかりが増すことに。５回１死三塁では、カブレラをプロ入り後初の敬遠で歩かせた。前回登板の１０日・楽天戦では、宿命のライバル田中将大投手（２２）との対決が実現。１失点完投の田中には投げ負けたものの、斎藤も４失点でプロ初完投を果たした。「これが４年間の差」と認めながらも、「この差は追いつけないものではない」と、意地とプライドをのぞかせた。プロの一線級への道は険しいが、クライマックスシリーズを含め、今季中に勉強できることもまだまだ多そうだ。

本日の試合結果をお知らせ致します。

球場：三條機械スタジアム　　13時00分

■□123456789 R
群馬000000000 0　　　　
新潟02001000× 3

第６４回秋季関東地区高校野球大会県予選（県高野連主催、毎日新聞社後援）は１７日、桐生市の桐生球場など４球場で４回戦８試合が行われ、ベスト８が出そろった。好カードとなった桐生第一−前橋育英は、前橋育英が１０安打を放ち９−０でコールド勝ち。市伊勢崎は６−５で前橋工を降し、２試合連続で延長戦を制した。２４日には沼田−市伊勢崎（９時半）、前橋育英−高崎（１２時）の準々決勝２試合が同球場で行われる。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）は１９日、吉井投手コーチの指導のもと、スライダーを投げる際の手首のひねりなどをブルペンで確認した。ここ数試合、追い込んでから痛打を浴びることが多く、三振への思いは募るばかり。決め球として「ずっと使っているので、こだわりを持って投げたい」という縦のスライダーを選択した。課題はキレ。早実高時代から最大の武器だった“伝家の宝刀”に磨きをかける。

球場：高崎城南球場　　　
13:00試合開始

■■123456789 R
信濃000000240 6
群馬000100000 1

２４日オリックス戦（札幌ドーム）で先発予定の日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が２０日ブルペン入りし、力を込めて４５球を投げ込んだ。前日から、決め球としてプロの打者に通用するよう、縦スライダーを意識して練習している。「感触は良くなってきている。あとは実戦で出せるか。この前もブルペンでは良かったので…」。中学時代から慣れ親しみ、最も自信のある球種に磨きをかけて４戦ぶりの白星を狙う。

オリックス駿太外野手（１８）が「算数トレ」で試合に備えた。フリー打撃中に打撃投手を務めた水口栄二打撃コーチ（４２）から「二等辺三角形の面積は？」と質問が飛ぶと「ええっと、底辺×底辺×…」と珍解答で爆笑を誘った。しっかり？　緊張をほぐしバットからは快音を響かせていた。ゲームはベンチスタートとなった。

韓国オープンシングルス１回戦に挑んだ森田あゆみ（２１＝キヤノン）はクララ・ザコパロバ（２９＝チェコ）に３−６、４−６で敗れた。

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開幕一軍だったのにな

第８２回都市対抗野球大会（毎日新聞社、日本野球連盟主催）の組み合わせ抽選会が２２日、東京都千代田区の毎日ホールで開かれ、北関東第２代表で２年ぶり２３回目の出場となる富士重工業（太田市）は、１０月２４日の大会３日目第２試合で、東京第１代表で２年連続１４回目出場のＪＲ東日本と対戦することが決まった。

　水久保国一監督は相手チームについて「予選でも圧倒的な力で勝ち上がっており、非常に力のあるチーム。挑戦者という気持ちで全力でぶつかりたい。（相手の）投手陣が充実しているので、少ないチャンスをものにできるかがポイントになる」と分析。大会に向けては「先を考えるチームではないので、一戦一戦全力で戦いたい」と意気込みを語った。

　大会は１０月２２日に京セラドーム大阪で開幕し、１１日間にわたって３２チームが熱戦を繰り広げる。

第５２回秋季関東高校軟式野球大会県予選（２３日・高崎貝沢野球場）
　▽準々決勝

前橋商　９−１　桐生第一

太田　　５−０　前橋南

第６４回秋季関東地区高校野球大会県予選（県高野連主催、毎日新聞社など後援）は２４日、桐生市の桐生球場で、準々決勝２試合を行った。沼田は８−６で市伊勢崎を降し、高崎は延長戦の末、前橋育英に４−３で競り勝ち、それぞれベスト４に進出した。２５日は同球場で、高崎商−桐生市商（９時半）、館林−健大高崎（１２時）の準々決勝２試合が行われ、４強が出そろう。

群馬ダイヤモンドペガサスｖｓ信濃グランセローズ　第11回戦

球場：松本市野球場　　13時00分

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群馬100310103 9
信濃000000202 4

手応えと、悔しさが入り交じった１１９球だった。日本ハム斎藤佑樹投手（２３）の表情は、こわばったままだった。「先に点をやってしまったことはもったいない。チームとしても自分としても、勝ちが欲しかったけど、それが出来なくて悔しいです」。６回１／３を１失点も打線の援護に恵まれず、４連敗で６敗目（５勝）を喫した。２回までパーフェクト。４回に３安打を集められ１点こそ失ったが、５回２死一、三塁のピンチでは、Ｔ−岡田をスライダーで空振り三振に仕留めた。この日投じたスライダーは４２球。これまでは極端に空振りが少なくファウルで粘られることが多かったが、この日は直球とスライダーのコンビネーションで７つの空振りを奪った。ただ、目標としていた空振り三振は、わずか１つ。「完全な自信にはなっていない。もっと三振を取れるような球種になってくれたらなと思う」と今後の課題とした。前回ソフトバンク戦後、「三振を取りたい」という思いから、吉井投手コーチに縦のスライダーを磨くための練習を直訴。制球、キレともにレベルアップを求めて、手首のひねりなどに若干の修正を加えていた。課題を設定し、乗り越える能力はピカイチ。「収穫はあったし、次のステップになれば」。次戦は中５日で３０日ロッテ戦の登板が濃厚だ。

球場：伊勢崎市民球場
13:00試合開始

■■123456789 R
信濃000000120 3
群馬30001000x 4

好投報われず前日２４日に６敗目を喫した日本ハム斎藤佑樹投手（２３）だったが「だんだん押し込めているかな、というのはあります」とあらためて手応えを口にした。９安打されたが長打は０本。「心がけているので、大きいですよね」と最少失点でしのいだ前日の投球を振り返った。登板日はスポーツニュースなどが気になるかと思いきや「見ませんね。（翌日の）新聞を見る程度です」とクールだった。

球場：三條機械スタジアム　　18時30分

■□123456789 R
群馬000000000 0　　　
新潟20005003× 10

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が、勝負球のスライダーのチェックにいそしんだ。次回登板予定の３０日ロッテ戦（ＱＶＣマリン）に向けてブルペン入り。通常より短い距離からの投げ込みを行った。変化球のリリースポイントを確認するためのルーティンで「ショート（投球）です」と言葉少なも、感触は上々の様子。見守った吉井投手コーチも「基本的な確認です」とだけ話し、フォームを含めた調整に余念がなかった。

　Ｊ２ザスパ草津は伊勢崎市のサンデンフットボールパークで行うＵ―15チームとＵ―18チームのセレクションの参加者を募集している。
　対象はＵ―15が現小学５年生から中学２年生で、Ｕ―18が現中学３年生から高校２年生。合格した際にＵ―15、Ｕ―18チームへの入団が可能なことが参加条件。日程はＵ―15が10月15日、Ｕ―18が11月19日。ともに午後６時開始で、ゲーム形式の練習を行う。
　参加希望者はザスパ草津ホームページから所定用紙をダウンロードし、必要事項を記入してファクス（０２７・２８９・５２２３）でザスパ草津アカデミー事務局に申し込む。参加費はともに一人２千円。締め切りはＵ―15が10月９日、Ｕ―18が11月15日。問い合わせは同事務局（電話０２７・２８９・５２２２）へ。

ザスパはアウェイで鳥取と1-1のドロー。

横浜の先発小林太志投手（２８）が７回途中まで２失点で踏ん張り３勝目をマークした。チームの連敗を４で止め「絶対に勝つんだという気持ちでマウンドに上がった。バタバタしてしまったが、途中からストレートが良くなった」と、粘りの投球を振り返った。

ザスパはアウェイで熊本に0-1で敗れる。

中国オープン　シングルス１回戦で森田あゆみ（２１＝キヤノン）はクリスティナ・マクヘール（１９＝米国）に２−６、６−０、３−６で敗れた。

登板翌日の日本ハム斎藤佑樹投手（２３）は、ランニングなど軽めのメニューで体を休めた。前日ロッテ戦でＱＶＣマリン初登板。これでパ本拠地すべてのマウンドを踏んだことになる。６勝目こそならなかったが「屋外というのもあって楽しいマウンドでした。それぞれの球場で雰囲気が違って楽しいです」。ＱＶＣマリンの風を嫌がる投手が多い中、苦手球場を作らず、前向きに考えるところが斎藤らしかった。

秋季関東地区高校野球大会県予選は２日、桐生球場で決勝戦が行われ、今夏の甲子園に出場した健大高崎が高崎を圧倒し、初優勝した。戦績が来春の選抜大会の判断材料となる関東大会は２９日から山梨県で開かれ、健大高崎が群馬１位、高崎が群馬２位として出場する。

日本ハムがクライマックスシリーズ（ＣＳ）に進出した場合、ルーキーの斎藤佑樹投手（２３）がリリーフに先発にフル回転するプランが浮上していることが３日、分かった。第１ステージではベンチ入りして中継ぎ待機し、ファイナルステージでは先発が濃厚。第１Ｓ（２９〜３１日）とファイナルＳ（１１月３〜８日）の日程が詰まっているため、起用法が大きな鍵となる。ＣＳ第１Ｓへ進んだ場合、斎藤がベンチ入りし、緊急時に備えて中継ぎ待機する作戦が浮上。短期決戦で勝ち抜くためには、エースからつぎ込んでいくのが常とう手段。２戦先勝の第１Ｓは最大３試合が行われ、ダルビッシュ、武田勝を投入する可能性が高い。シーズン後半は“５人目の男”として先発ローテを守っている斎藤は、球宴で２度、中継ぎで好投するなど、先発、リリーフとフル回転も可能。そのため、第１Ｓは後方待機し、ファイナルＳで先発するプランが浮かび上がった。５試合連続で白星から遠ざかっている斎藤だが、投げるたびに投球内容は良くなっている。残り２試合の登板が確定的で、この日は完全休養日。前回９月３０日ロッテ戦（ＱＶＣマリン）では５回２失点にまとめたが「もっと抑えられた中で点を取られたという感じだった」と振り返り、まだまだ伸びしろを感じさせた。鶴岡も「４、５番手として十分な投球」と太鼓判。アマチュア時代から大舞台になればなるほど力を発揮してきた“持っている”投手だけに、期待できそうだ。

さいたま市長杯第１８回ＪＡＢＡ選抜クラブ対抗野球関東大会（日本野球連盟関東地区連盟主催、埼玉県野球協会主管、さいたま市・毎日新聞さいたま支局後援）が８日、埼玉県営大宮公園球場などさいたま市内３球場で開幕する。関東８都県の代表１６チームがトーナメントで争う。

今日６日楽天戦で先発する日本ハム斎藤佑樹投手（２３）は５日、ブルペンで４０〜５０球を投げ込み調整を終えた。楽天の先発は、東京６大学リーグでしのぎを削った１学年上の戸村だが「普段通り、いつも通りに投げられたらいい」と意識はしない。シーズン中の登板機会は今日を含めて、残り２回。「プレッシャーをかけないようしているけど、チームがこういう状況なので」と、必死に６勝目を奪いにいく。

ハンカチの新人王は無理か・・・

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が、７回４安打無失点の好投で８月２７日西武戦以来となる６勝目を挙げた。最大のピンチは１回。１死から安打２本と四球で満塁とされたが、中村を空振り三振、銀次を三ゴロで抑え、波に乗った。毎回となる８奪三振は自己最多と、危なげない投球で、自身６試合ぶりの白星をつかんだ。札幌ドームでは８月２０日オリックス戦以来のお立ち台にも上がり「勝てていなかったので、今日は勝ってホッとしています。我慢して投げていれば、得点を取ってくれるんだなと、あらためて思いました」と、打線の援護にも感謝した。

リーグ参入から常勝を誇ってきた群馬ダイヤモンドペガサス。だが、観客動員数は落ち込んでいる。今季はリーグ戦終了時点で２５９９７人。リーグでは下から２番目で、昨年度の４４２５６人から41・３％の大幅減となった。
　「県民に浸透しきっていないということだろう」とペガサスの堀口芳明球団社長。秦真司監督が今季で退任、選手も大幅に陣容が変わることが想定される。選手補強は喫緊の課題だが、他球団が独自に選手を囲い込むことで、合同トライアウトやリーグドラフトはすでに有名無実化。どんな選手を獲って、どんなチームをつくるのか。来季の展望はまだ描き切れていない。
　球団も手をこまねいているわけではない。チームは独立リーグ共通の課題である選手のセカンドキャリアの確保に乗り出している。「新卒選手にとって入団は就職とほぼ同じこと。だとしたら仮に夢破れたとしても路頭に迷うことがないようにしないといけない」（堀口社長）
　新人選手をスポンサー企業に雇用してもらい、チームが預かる形で選手として育てながら社会人の基本を教える。選手は引退しても第二の人生をすぐにスタートできるプラン。「野球は続けたいが独立リーグにはためらいがある」というような県内の高校生の受け皿になれれば、地元ファンの拡大につながるはずだ。
　発足から４年。岐路に立つペガサスはどこに進むべきなのか。秦監督は「地域球団として根付く方法を探してほしい」と提言する。球団には明確なビジョンの発信が求められている。

ＪＦＬで今季１６位に低迷するアルテ高崎が、Ｊ１クラブ相手に大健闘だ。後半１６分に先制されたが、同２４分にゴール前のこぼれ球をＦＷ土井良太（２４）が右足で押し込んで同点とし、延長戦に持ち込んだ。

　試合後、選手が川崎Ｆのサポーターが陣取るスタンドに近寄ってあいさつすると、大歓声と拍手を送られた。同点ゴールの起点となったＦＷ松尾昇悟（２４）は「結果がすべて。あそこまでやっても、最後は負けたら意味がない」と自分に厳しかった。

横浜ＦＣのＦＷカズ（三浦知良＝４４）は「松田選手がいたら、もっとすばらしかった。思い入れを持たないように、試合に集中していた」と振り返った。後半２３分からＭＦで出場。クロスで好機は作ったが、得点につながらなかった。「カズさんがやめない限りやめたくない」。それが松田さんの目標だった。「（会場は）良い雰囲気でしたね。うちにとっては最悪の結果。完敗です」と悔しさをみせた。

天皇杯（2回戦）
草津　0-1　岡山

サッカー・Ｊ２のザスパ草津の選手が子供たちに技術指導し、保護者らから義援金を募る「東日本大震災復興支援チャリティーサッカー教室」が９日、練習拠点のサンデンフットボールパーク（伊勢崎市）で開かれた＝写真＝。前日、天皇杯を戦った直後にもかかわらず、けがで戦列を離れている２人を除く選手２４人全員が出席。チーム広報によると、シーズン中に全選手がイベントに顔をそろえるのは異例という。

　サッカー教室は、同パークを所有する自動車関連機器大手のサンデン（同）の主催で、伊勢崎市内のサッカーチームに所属する小学１〜４年生約２００人が参加。ドリブル競争やミニゲームが行われた。

　その後、サイン会も開かれ、松下裕樹主将ら主力選手の前には長蛇の列。選手らは付き添いの保護者らに募金を呼びかけた。チームは震災以降、街頭募金を実施したり、片品村に避難した福島県南相馬市の子供たちを慰問したりするなど、復興支援の取り組みを続けており、副島博志監督は「子供たちが元気になってほしい」と話していた。

女子テニス世界ランキング（１０日付）が発表された。森田あゆみ（２１＝キヤノン）は５５位で、前週４０位から大きく順位を下げた。

春秋連覇を目指す東洋大が、首位の亜大に先勝した。２７日に迫ったドラフト会議の目玉左腕、藤岡貴裕投手（４年＝桐生一）が７安打９奪三振で完投勝利。通算２５勝、３０３奪三振とした。高橋昭雄監督（６３）は１部リーグ通算５００勝に到達。連勝すれば、６勝３敗の勝ち点３で亜大に並ぶ。藤岡は「監督さんの５００勝もできたし、自分も勝てたので良かった。連勝して優勝に望みが出るように頑張りたい」と抑えでの連投に意欲を見せた。

＜女子テニス：ＨＰジャパン女子オープン＞◇２日目◇１１日◇大阪市靱テニスセンター

　シングルス１回戦で第６シードの森田あゆみ（２１＝キヤノン）と予選から勝ち上がった瀬間詠里花（２２＝フリー）はともにストレート勝ちで２回戦へ進出。

桐生第一高サッカー部のＦＷ鈴木武蔵選手（１７）がＪ１・アルビレックス新潟への入団を決め、１１日、仮契約を結んだ。

　みどり市笠懸町阿左美の桐生大学で会見に臨んだ鈴木選手は「アルビはフォワードを基点に中と外をうまく使うチーム。早くプロのスピードに慣れて戦力になりたい」と抱負を語り、アルビの神田勝夫強化部長は「内に切れ込むスピードに磨きを掛けてサポーターを沸かせてほしい」と話した。本採用は身体検査などを経て１２月ごろの見通しという。

　鈴木選手はジャマイカ生まれ。身長１８４センチ、体重７１キロ。太田市立太田北中を経て桐生第一に進学した。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が集大成の１０４球で、チームを２位確定に導いた。今季最後の登板は７回を６安打２失点。勝敗はつかなかったが、チームは延長１０回の末引き分け、ＣＳの本拠地開催が決まった。「初回の２点が悔やまれるけど、あとはいつも通りできました」。規定投球回には３７イニング届かずも、６勝６敗の五分で１年目を終えた。いつものように、立ち上がりは制球に苦心した。１回２死二塁から、Ｔ−岡田、バルディリス、赤田の中軸に３連打を浴びて２点を先行されたが、ここから立て直した。縦のスライダーやフォークボールなどが低めに決まるようになり、２回以降は無失点。７回７奪三振で、相手エースの金子千と堂々渡り合った。斎藤は「慣れたことでの成長であって、実力が上がったとは感じていない」と言うが、開幕直後の課題だった直球は確実にレベルアップした。芝草投手コーチは「回転がすごくかかるようになった」。直球に磨きがかかり、最大の武器スライダーが一層輝いた。今後はＣＳへ向けた調整に専念する。「まだ日本一になる可能性も残っている。今日の投球がＣＳにつながるように練習していきたい」。休む間もなく新たな挑戦が始まる。

２２日に開幕する第８２回都市対抗野球大会の出場チーム・都市の応援キャラクターが、毎日新聞のホームページ「毎日ｊｐ」で人気を競う「都市対抗野球キャラクター選手権２０１１」で、富士重工業の本拠地・太田市の「おおたん」が１３日、１回戦を突破した。

　４回目になる同選手権には２０体が参加。おおたんは１回戦でＪＸ−ＥＮＥＯＳ（横浜市）の「エネゴリくん」と対戦し、１１日午前１０時〜１３日午前１０時に行われた人気投票の結果、９５１票−５４２票で勝利した。２回戦の相手は住友金属鹿島（鹿島市）の「ぼくでん」で１５日午前１０時〜１７日午前１０時に人気投票が行われる。

　おおたんは、前回出場した０９年の選手権で準決勝に進出。太田市の広報担当者は「２４日の初戦を盛り上げるためにも２回戦を突破したい」と話している。毎日ｊｐのアドレスは（http://mainichi.jp）。

第６４回秋季関東地区高校野球大会（関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援）の組み合わせ抽選会が１４日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社であった。

　抽選会には山梨、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川の各県大会を勝ち抜いた計１５校（開催地山梨県は３校出場）の主将や部長が参加。各校の主将は緊張した面持ちで抽選札を引いていた。

　大会は山梨県営小瀬球場で行われ、県勢は１回戦で、健大高崎が大会初日（２９日）の第１試合（午前１０時半開始）で栃木２位の文星芸大付と、高崎は３０日の第１試合（午前９時開始）で千葉２位の東洋大望洋とそれぞれ対戦する。

　決勝は１１月４日の予定。大会成績は来春に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる第８４回選抜高校野球大会への出場選考の重要な資料になる。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が初体験の本拠地最終戦のセレモニーを堪能した。「新鮮でしたね」とプロ１年生らしい第一声。「１番の思い出というのはない」と言うが、振り返れば、札幌ドームで異例の入団発表を行い、初登板初勝利もこの球場だった。今季の映像が場内に流れると「初勝利の映像が出ていたので懐かしかった。でも、あれから５勝しかしていないと思うと、少し寂しい」としんみりしていた。

日本女子ソフトボールリーグ２部が１４日でリーグ戦の全日程を終了し、ペヤング（伊勢崎市）は１４勝２敗で、アドバンスセクション１位となった。２２、２３日に静岡県伊豆市の天城ドームで行われる順位決定プレーオフに駒を進め、１部昇格をかけて戦う。昨年は初戦で涙をのんでおり、チームは雪辱に燃えている。

　「足、動かせよ」「気が見えないんだよ」。リーグ戦を終えてわずか２日後の１６日、伊勢崎市境保泉のグラウンドで、田上(たのうえ)美和監督（３６）がノックの嵐を浴びせていた。一人の選手がミスすると、全員が外野１周の罰走を課せられる。練習からプレッシャーをかけ、心身を追い込んでいるのだ。

　苦い記憶がある。昇格１年目の昨年、序盤から快進撃をみせて２位でリーグ戦を通過したが、プレーオフでは全く力が及ばず、０―４で完封負けした。田上監督はこの１年、「恨まれようが何しようが、練習からとことん追い込んだ」と語る。

　今年は序盤に２敗を喫したが、その後は９連勝と地力を見せつけた。１位通過を決め、チームの士気も高まっている。それでも、プレーオフで相対するライバルは難敵ぞろいだ。

　ホープセクション１位の戸田中央総合病院は、昨年まで１２年連続で１部を戦った強豪。中国人のエース李?投手は、２部で唯一、防御率０点台を誇る。田上監督は「ミスをしたら負ける。守りからリズムを作り、攻撃につなげたい」と、プランを練る。

　勝負を分けるポイントはどこにあるのか。村中梢主将（２８）は「勝ちたいという執念」と語る。

　不況下でチームを解散する企業が多い中、２００９年に創部したペヤングには、ソフトボールに打ち込める環境を求めて多くの選手が門をたたく。

　「上手な選手はいないし、泥臭いプレーしかできないけれど、気持ちだけは絶対に負けない」と村中主将。

　ハングリー精神を胸に、新たなステージへの扉をこじ開ける。

「第８８回東京箱根間往復大学駅伝競走」（箱根駅伝）の予選会が１５日、東京都立川市の国営昭和記念公園をゴールとする２０キロのコースで行われ、県勢では上武大（伊勢崎市）が１０時間１２分８秒で初の１位になり、４年連続４回目の本大会出場を決めた。２年ぶりに出場した高崎経済大は３７位だった。予選会は各校１２人までエントリーでき、上位１０人の合計タイムを競った。本大会は来年１月２、３日に行われる。

　強い雨が降りしきる悪条件の中、落ち着いたレース運びが光った。予選会独特の雰囲気にのまれる他校の選手たちを尻目に、上武大の選手たちは集団走で我慢を貫き、４回目の箱根路の切符をつかんだ。

　前半１０キロの通過順位は、通過ラインぎりぎりの９位。だが、１５キロで５位に浮上すると、ゴールではトップに躍り出た。上位１０人全員が１００位以内で、１時間２分を切るという層の厚さも見せつけた。

　全体の９位で、チームトップだったエースの氏原健介選手（３年）は、「後半粘るのはチームの持ち味。みんな自分の走りが出来ていた」と総合力アップに手応えを感じていた。出場した全ての１年生の中でトップタイムをたたき出した佐藤舜選手（１年）は、「先輩に引っ張ってもらい、後半もうまく走れた」と、長距離にも不安はない様子だ。

　一方、首脳陣は前半のペースが上がらないことに少し焦りもあった。花田勝彦監督は「全員が手堅く走ってくれた。私以上に、選手たちは落ち着いていた」と安堵(あんど)した表情で語った。

　ただ、本大会では各選手が個人走で力を発揮しなければならず、予選会の１位が直接本大会の上位進出に結びつくものではない。上武大は過去３回、全て５位以上で予選会を通過しているが、総合順位は２１位、１４位、１９位とシード権（１０位以内）争いにすら食い込めていない状況だ。坂口竜成主将（４年）は「ここで満足せず、もう一段レベルを上げなくてはいけない」と気を引き締めた。

　惨敗だった今年の箱根駅伝の反省を生かし、夏合宿では個人走の練習を多く取り入れ、本大会を強く意識してきた。「もう立川（予選会）に来ないようなチームにしなくてはいけない」と花田監督。初のシード権獲得に向け、本当の戦いはこれから始まる。

女子テニス世界ランキング（１７日付）が発表された。前週５５位の森田あゆみ（２１＝キヤノン）は１つ順位を上げて５４位となった。

「都市対抗野球キャラクター選手権２０１１」で、富士重工業（太田市）の応援キャラ「おおたん」が１７日、２回戦で住友金属鹿島（茨城県鹿嶋市）の「ぼくでん」を８９３票−２４９票の大差で破り、準々決勝に進んだ。

　次はベスト４進出をかけて日本生命（大阪市）の「ゆめまるくん」と対戦する。投票は１８日午前１０時〜２０日午前１０時、毎日新聞のホームページ・毎日ｊｐ（http://mainichi.jp）で行われる。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が、ＣＳでの登板を熱望した。１８日、レギュラーシーズンの全日程が終了。「まだ日本一も残っている。投げるタイミングがあれば、がんばりたい」と、ＣＳ、勝ち上がっての日本シリーズに向け意欲を見せた。今日１９日に、フェニックスリーグが行われている宮崎へ移動。２１日広島戦（天福）で調整登板する予定だ。ルーキーイヤーは、１９試合に先発し６勝６敗、防御率は２・６９という成績だった。「目標のイメージは、もっと高いところに置いていたので、納得はしていない。できれば８勝以上したかった」と満足はしていない。５月には左脇腹痛を発症し、約１カ月半離脱した。「先発ローテーションを１年間守ることが、すごく大変だと分かった」と、得た経験を今後に生かす。

Ｊリーグは１８日の理事会で、８月４日に心筋梗塞（こうそく）で亡くなった故松田直樹氏（享年３４）に功労選手賞の表彰を決定した。同賞で故人が表彰されるのは初めて。９５年から１０年まで横浜でプレー。今季からＪＦＬ松本山雅へ移籍していた。出場試合数はリーグ３８５、リーグ杯８２、天皇杯２５の計４９２試合で、基準となる４００試合をクリア。日本代表でも９６年アトランタ、００年シドニーの五輪を経験し、０２年日韓Ｗ杯ではトルシエジャパンの「フラット３」を支えた。国際Ａマッチは４０試合など代表で通算６２試合。クラブと合わせた総出場５５４試合で基準の５００試合も満たしている。

１軍に帯同していた日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が１９日、クライマックスシリーズ（ＣＳ）進出へ向けた調整のため、第１陣で宮崎入りした。前日１８日に全日程を終了し、他の選手らとともに東京から空路で移動。リラックスした表情で「ＣＳへ向けて最後の調整ができれば」と話した。日本ハムは１軍選手が３陣に分かれ、随時、宮崎入りしてフェニックスリーグで調整を行う。斎藤は２１日広島戦（天福）で実戦登板を予定している。

ザスパ、今季最多の４ゴール―。東日本大震災の影響で順延となったＪ２第６節の19日、ザスパ草津はホーム前橋市の正田醤油スタジアム群馬でＦＣ岐阜と対戦。前半から相手を圧倒して２―０。後半25分に１点返されたが、同28分にＭＦ戸田、同40分にＦＷ万代がゴールを奪い、岐阜の反撃を終了間際の１点で抑えて４―２で勝利した。４カ月ぶりの連勝で通算成績は12勝５分け13敗（勝ち点41）で11位に上がった。次節は第32節。ザスパは23日午後５時から、同スタジアムでギラヴァンツ北九州を迎え撃つ。

第８２回都市対抗野球大会の「キャラクター選手権２０１１」で、富士重工業（太田市）の応援キャラクター「おおたん」が２０日、１票差で日本生命（大阪市）の「ゆめまるくん」を振り切り、０９年以来２度目の準決勝進出を決めた。投票は、２０日午前１０時の締め切り間際まで接戦となり、おおたん２６８７票、ゆめまるくん２６８６票。次は「出世大名家康くん」（ヤマハ・静岡県浜松市）との対戦で、投票は２３日午前１０時〜２５日午前１０時。

ＭＦ細貝萌が所属するアウクスブルクはホームでブレーメンと１−１で引き分けた。前半を０−０で折り返したアウクスブルクは後半４分、べリングハウゼンが決めて先制したが、後半２３分、ＣＫからボルフが頭でファーサイドへ流したボールをピサロに今季７得点目のゴールを決められ、同点に追いつかれた。細貝は守備的ＭＦとしてフル出場した。

第５２回秋季関東高校軟式野球大会（関東地区高校軟式野球連盟主催、毎日新聞横浜支局など後援）の組み合わせが決まった。大会は２８〜３１日、横浜スタジアムなど神奈川県の３会場で開かれる。７都県の予選を勝ち抜いた上位２校に開催県の２校を加えた１６校が、関東の頂点を目指して熱戦を繰り広げる。

第９１回全国高校ラグビーフットボール大会（毎日新聞社など主催）の県予選決勝トーナメントが２２日、高崎市の高崎八千代グラウンドで開幕した。１回戦１試合が行われ、高崎が５３−０で伊勢崎を破り、２回戦に進んだ。決勝トーナメントには予選リーグを勝ち抜いた８校とシード４校の計１２校が参加。花園出場をかけて１１月１２日の決勝まで熱戦を繰り広げる。２３日は同グラウンドで、桐生−渋川工（１１時）、前橋−桐生第一（１２時１５分）、樹徳−伊勢崎興陽（１３時半）の１回戦３試合が行われる。

２２日（土）はＶ・ファーレン長崎とアルテ高崎が「佐世保」で対戦。前半は長崎やや優位も先制は高崎が２８分に松尾昇悟が決め前半を折り返す。後半長崎は８７分に佐藤由紀彦が決め追いつくが終了間際に高崎は得意のセットプレーから益子義浩が押し込み決勝点、高崎が今季初の連勝となった

Ｊ２第32節最終日の23日、ザスパ草津はホーム前橋市の正田醤油スタジアム群馬でギラヴァンツ北九州と対戦。前半６分にＤＦ有薗のヘディングシュートで先制したが、後半３分、５分と立て続けにゴールを奪われて逆転された。しかし34分、ＦＷリンコンの２試合連続ゴールで同点とし、２−２で引き分けた。通算成績は12勝６分け13敗（勝ち点42）で順位は11位のまま。次節は東日本大震災の影響で延期となった第７節。ザスパは26日午後７時から、同スタジアムで横浜ＦＣと対戦する。

ラグビー・トップリーグのパナソニックワイルドナイツ（太田市）は２９日、東京・秩父宮ラグビー場で、サントリーサンゴリアスとの開幕戦に臨む。チームの名称から三洋電機が消え、カラーも一新した今季。精神的支柱だったトニー・ブラウン（３６）がコーチ専任に退くなどチーム環境は激変したが、昨季、目前で逃したトップリーグと日本選手権の初の２冠達成にしっかりと照準を定める。

横浜は２５日、横浜市内の球団事務所でドラフト会議へ向けた編成会議を行い、東洋大の藤岡貴裕投手の１位指名を決めた。

ザスパは今日ホームで横浜FCと対戦。

ロッテ西村徳文監督（５１）は自然体で東洋大・藤岡貴裕投手（４年＝桐生一）を引き当てる。最大７球団の競合も予想されるが「験担ぎはまったくない。あれば教えてもらいたいぐらいだよ」とリラックスムード。球団として６月に１位指名を発表した即戦力左腕の獲得へ「当たれば最高だよね」と笑顔で話した。

>>68
ザスパ引き分け

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）はＣＳファイナルステージへ向け、宮崎で調整を続ける。２６日朝は今年一番の冷え込みとあって「涼しいですね」と話し、気持ちよさそうに体を動かした。チームとともに北海道へ戻った吉井投手コーチは「２、３週間分の計画でトレーニングメニューを渡してある」と、あえて何も指示は出さなかった。しっかりと自分の出番に合わせてくれるという信頼の証しだ。

今年のドラフトは群馬県出身者が豊作だったな

県関係選手は以下の通り。

　ロッテ１位　藤岡貴裕（２２）（東洋大―桐生第一高）▽オリックス１位　安達了一（２３）（東芝―上武大―榛名高）、７位　小島脩平（２４）（住友金属鹿島―東洋大―桐生第一高）▽楽天４位　岡島豪郎（２２）（白鴎大―関学大付高）▽日本ハム７位　大嶋匠（２１）（早稲田大―新島学園高）▽阪神育成１位　広神聖哉（２２）（群馬ダイヤモンドペガサス）▽ソフトバンク育成４位　清水貴之（２７）（同）

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が、クライマックスシリーズファイナルステージへ向けた調整登板を終えた。韓国・ＬＧ戦に先発し、６回５安打１失点の投球内容だった。前日２８日から降り続いた雨の影響もあり、掘れやすいマウンドだったが、直球にキレがあり、５三振を奪った。「いい感じで最後、いけたかなと思います」と、手応えをつかんで、登板後は北海道へ戻るため球場を後にした。

アウクスブルクＤＦ細貝萌（２５）は、ＤＦ槙野智章（２４）が所属するケルン戦にフル出場したが、チームは敗れた。細貝は左サイドバックと守備的ＭＦでプレーした。槙野はベンチ入りしたが、出番はなかった。

第６４回秋季関東地区高校野球大会（関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援）は３０日、甲府市の県営小瀬球場で１回戦３試合を行い、２９年ぶり５回目出場の高崎は４−２で東海大望洋（千葉２位）を降した。高崎は先制を許したものの、打線が１０安打と奮起し、逆転で初戦を飾った。準々決勝は、１１月２日第２試合（午後０時半）で、東海大甲府（山梨１位）と対戦する。

Jリーグ２部（Ｊ２）第33節の30日、ザスパ草津は水戸市のケーズデンキスタジアム水戸で水戸ホーリーホックと引き分けた。前半に２点を失ったが、後半にＭＦアレックスとＤＦ御厨貴文がゴールを決め追い付いた。ザスパの引き分けは３試合連続。通算成績は12勝８分け13敗（勝ち点44）となり、順位は13位のまま。次は第34節の11月６日午後１時から、前橋市の正田醤油スタジアム群馬でカターレ富山と対戦する。

第９０回全国高校サッカー選手権県大会決勝トーナメントが２９日開幕し、県内４会場で１回戦８試合が行われた。

　６連覇を目指す前橋育英は、前橋東を９―０で圧倒した。Ｊ１のアルビレックス新潟に入団が決まったＦＷ鈴木武蔵選手を擁する桐生第一は共愛学園を２―０で下した。

　準々決勝は１１月３日、あずまサッカースタジアムと前橋総合運動公園で行われる。

第９１回全国高校ラグビーフットボール大会（毎日新聞社など主催）の県予選決勝トーナメントは３０日、高崎市の高崎八千代グラウンドで２回戦２試合が行われた。高崎商はパワーで４８−１３と樹徳を圧倒、太田も高崎を２７−７で降し、シードの２校が準決勝進出を決め、４強が出そろった。準決勝は１１月５日、前橋市の県営敷島公園サッカー・ラグビー場で行われる。

関東地区大学野球選手権は１０月３１日、横浜スタジアムで開幕。同２７日のドラフト会議で日本ハムが交渉権を獲得した東海大（首都１位）菅野智之投手（２２＝東海大相模）が、指名後初戦で白鴎大（関甲新１位）を４安打１０奪三振完封と今季一番の快投を見せた。日本ハム斎藤佑樹投手（２３）がこの日、ドラフト１位指名された東海大・菅野に“ラブコール”を送った。「一緒にやりたい気持ちはあります」と、全日本大学選抜のチームメートとして戦った１学年下の後輩が入団してくれることを期待。ただ、菅野が大学最後のタイトル奪取に燃えていることを理解しており「まずは大学野球が残っているので、頑張ってほしい」とも付け加えた。ちょうど１年前、明治神宮大会決勝で対決。斎藤は胴上げ投手となり、菅野は５安打２失点完投も敗退。試合後、斎藤は「来年頑張れよ。ナイスピッチング」と菅野の肩をたたいて激励した。大学の垣根を越えて菅野の活躍を願ったのは、その実力を認めているからにほかならない。菅野が上回っている部分はと聞かれると「すべてですね。頭もいいし（年齢が）１つ下ですけど人柄もいい感じ」と、人間性にも一目置いている。一方で、日本ハムから指名されて間もない心情も察した。「本人の意思もあるだろうし、周りの意見もあるので、じっくり考えてほしい」と熟慮して決断することを勧めた。この日は、ミーティングやロッカー整理などで札幌ドームを訪れた。明日２日まで休養し、３日から千葉・鎌ケ谷の２軍施設で秋季練習に参加する。

来春のセンバツ出場校選考の重要な資料になる第６４回秋季関東地区高校野球大会（関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援）はベスト８が出そろい、１日から甲府市の県営小瀬球場で準々決勝が行われる。健大高崎は１日の第１試合（午前１０時開始予定）で千葉英和（千葉１位）と、高崎は２日の第２試合（午後０時半開始予定）で東海大甲府（山梨１位）とそれぞれ対戦する。

　健大高崎は１回戦の得点がソロ本塁打２本の２点だけで、打線のつながりに課題を残した。しかし計９安打を放っており、４番内田遼汰選手（２年）は「ヒットは打てている。好機で落ち着いて打席に立てれば問題ない」と話す。千葉英和は破壊力ある打線が特徴。守備のミスをなくしてリズムに乗りたいところだ。

　高崎は県予選で得点力不足に悩まされたが、関東大会１回戦は１０安打と奮起した。金子裕紀主将（同）は「挑戦者の気持ちで、思いきりよくプレーができた結果だ」と振り返る。シードの東海大甲府は高崎が初戦。投打のバランスに定評がある。高崎としては投手陣を序盤から攻めてリードを奪い、守り勝つ野球が理想の展開だ。

第64回秋季関東地区高校野球大会第４日は１日、山梨・小瀬スポーツ公園野球場で準々決勝２試合を行い、夏春連続の甲子園を目指す健大高崎（群馬１位）は千葉英和（千葉１位）を７−０のコールドで下し、４強入りを果たした。試合内容も良く、過去の例に照らすと、来春のセンバツ出場がほぼ確実になった。２日には、県勢の残る１校、高崎（群馬２位）が第２試合（午後０時半開始予定）で東海大甲府（山梨１位）と４強を懸けて対戦する。

　健大高崎は二回１死一、二塁から、三木敬太選手（２年）の２点三塁打と秋山浩佑（こうすけ）選手（同）の左犠飛で３点を先制。三回にも大沢攻行（よしゆき）選手（同）に２点適時打が飛び出し、序盤から試合の主導権を握った。投げては先発三木選手が７回をわずか１安打、無失点に抑え、圧勝で準決勝に駒を進めた。

　３日の準決勝第１試合（午前10時開始予定）で健大高崎は浦和学院（埼玉１位）と対戦する。

　センバツ大会の出場校を決める選考委員会は来年１月27日、大阪府で開かれる。出場枠は関東・東京地区から６校で、秋季大会の関東４強が選ばれる可能性が高い。ただ、試合内容や地域性なども考慮される。

公立の進学校、高崎（群馬）と今夏甲子園４強の作新学院（栃木）が準決勝へ進出、来春センバツ出場を有力にした。高崎は０−１の６回１死三塁から３番主将の金子裕紀内野手（２年）の同点右前打を皮切りに３連打で３点と試合をひっくり返し、８０年以来３１年ぶりの４強入りを決めた。

　高崎が集中打で強豪をねじ伏せた。文系で学内トップのヒューマンサイエンスクラスに在籍する金子主将は東大志望。「ノックバットを振って、力が入り過ぎないよう感覚をつかんだ」と限られた練習時間での工夫を語った。３１年前の快進撃はスポーツライター故山際淳司氏の「スローカーブを、もう１球」で知られる。境原尚樹監督（４８）は当時の選手で、同校唯一の甲子園出場となる８１年センバツは７番センターで出場した。「山梨だけに、ほうとう（孝行）息子です」と、開催県の特産物にかけて選手たちをたたえた。

日本ハムの秋季練習が３日、千葉県鎌ケ谷市の２軍施設で始まった。秋季練習には斎藤佑樹投手（２３）や中田翔内野手（２２）ら若手を中心に参加。午前中に約２時間の全体練習を終えた後、午後からは個別練習などでそれぞれ汗を流した。ルーキーイヤーの今季６勝を挙げた斎藤は「今年以上の成績を残したい」と来季を見据えて、スタート。「今持っている力を伸ばしていきたい」と抱負を述べた。秋季練習は１５日までの予定。

秋季関東高校野球大会は３日、甲府市の小瀬スポーツ公園球場で準決勝を行い、健大高崎（本県１位）は浦和学院（埼玉１位）に７−11、高崎（本県２位）も作新学院（栃木１位）に３−６で敗れ、県勢６年ぶりの決勝進出を逸した。両校ともリードを許しながら終盤まで反撃した。

　健大高崎は初回２死一塁から４番内田遼汰選手（２年）の左越え２ランで先制したが、三回に逆転を許した。６点を追う五回に２点、八回には敵失と竹内司選手（同）の右前打で２点を返したが及ばなかった。

　高崎は４点リードされた六回１死一、三塁から暴投と７番内堀雄斗選手（同）の右前打で２点。七回には３番金子裕紀選手（同）の投手強襲安打で２点差に迫ったが、最終回に追加点を献上した。

　センバツの選考委員会は来年１月27日に開かれる。両校は出場が有望視される４強入りし、準決勝も善戦した。県内から２校同時出場が実現すれば、２００９年春以来となる。健大高崎は初、高崎は31年ぶり２回目の吉報を待つ。

女子テニス世界ランキング
日本人トップは森田あゆみ（２１＝キヤノン）で、前週から１つ下げて５４位。

第９０回全国高校サッカー選手権県大会決勝トーナメントの準々決勝４試合が３日、前橋総合運動公園などで行われ、６連覇を狙う前橋育英のほか、常磐、新島学園、桐生第一が勝ち進み、４強が出そろった。準決勝は６日、県立サッカー場（前橋市敷島町）で、前橋育英―常磐、新島学園―桐生第一の２試合が行われる。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）は５日、千葉・鎌ケ谷の秋季練習でブルペン入り。シーズン終了後、初めて本格的な投球練習を行った。全球種を投げ込んだ斎藤は「来季、しっかりとしたフォームで投げられるように、フォーム固めという意識です」。この日は土曜日とあって、内野スタンドを一般に開放。ファンの熱い視線が注がれる中、４５球を投げた

女子第２３回、男子第６２回全国高校駅伝競走大会県予選（県高体連、毎日新聞社など主催）が５日、伊勢崎市の市陸上競技場を発着点に行われ、女子（５区間２１・０９７５キロ）は常磐が１２年連続１２回目、男子（７区間４２・１９５キロ）は東農大二が２年連続２３回目の優勝を果たした。ただし両校とも目標タイムに大きく届かず、１２月２５日に京都・都大路で開かれる全国大会に照準を合わせ、スピード強化に取り組む。県予選には女子２３校、男子３０校・混合３チームが参加した。

栃木ウーヴァＦＣとアルテ高崎は「栃木市」で対戦。前半はスコアレス。試合を通じてシュート数では上回る栃木だったが決めることが出来ず。逆に高崎は６１分に土井良太が決め、これが決勝点となり高崎の勝利。再び１５位に勝ち点で並んだ。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）がシーズン終了後、初めて本格的な投球練習を行った。ブルペン入りして全球種、４５球を投げ込み、これまでのフォームを確認。「実戦の予定が当分ないので…。今のうちにしっかりフォームを固めたい。いいフォームのままで１００％投げられれば、実力も伸びると思う」。新しいフォームなどに取り組む予定はなく、今季得た経験を来季へしっかりつなげることを優先する。

第９０回全国高校サッカー選手権県大会決勝トーナメント（６日・県営敷島公園サッカー・ラグビー場）
準決勝
前橋育英　４−０　常磐
桐生第一　２−０　新島学園

リーグ２部（Ｊ２）第34節の６日、ザスパ草津はホームの正田醤油スタジアム群馬（前橋市）でカターレ富山と対戦、前半はＭＦ山田らが好機を得たが決めきれず０−０で折り返し、後半は猛攻を受けたが、しぶとく守りスコアレスドローに持ち込んだ。引き分けは４試合連続。通算成績は12勝９分け13敗（勝ち点44）で順位は13位のまま。残り４試合で３位との勝ち点差が14となり、来季Ｊ１の可能性は消滅した。次節は第35節。ザスパは13日午後１時から、アウェーの長良川競技場（岐阜市）でＦＣ岐阜と対戦する。

第43回全日本大学駅伝が６日、熱田神宮（名古屋市）-伊勢神宮（三重県伊勢市）の８区間、１０６・８キロに27チーム（うちオープン参加２）が出場して行われ、初出場した上武大は５時間23分44秒で６位入賞、来年の大会出場権（シード権）を獲得した。

オフは完全に雲隠れ！？　日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が６日、年明けの自主トレなどを報道陣に公開せず、来年２月のキャンプインまで隠密トレを行うことをほのめかした。誰と、どこで、どんな練習をするのか。すべてをベールに包んだまま、沖縄・名護市でのキャンプを目指す。「ぼや〜と考えているものはあります」。年明けの自主トレに話題が及んだ時だった。プランがあることをほのめかした上で「表には出てこないようにしようかな…と。自分のことに集中したいですね。トレーニングの場所は４７都道府県、どこでもあり得ます」と雲隠れ宣言。ひそかに心技体を磨き、来季へ向けてトレーニングを積みたいという考えを示した。この日は、千葉・鎌ケ谷の２軍施設で行われている秋季練習で、強めのキャッチボールやランニングなどで調整した。秋季練習は１５日まで。その後、１２月前半まではファンフェスティバルなどの球団イベントに参加し、以降は姿を隠す。例年、元日からボールを使った練習をしてきた。来年の正月も休むつもりはないが、この１年は常に注目を浴びてきただけに、心身ともにお疲れ気味。「課題をクリアするために、自分のやりたいことや、試してみたいことがある」。オフぐらいは誰の目も気にせずに、練習に打ち込みたいというのが本音だ。自主トレ期間を含めたオフは「体を休めないようにします」とキッパリ。今年１月には同じマネジメント会社に所属する米大リーグ、マリナーズ・イチローとの合同トレが実現したが、夢のコラボ再現は未定。情報を封印したまま、プロ２年目を迎えることになりそうだ。

　硬式野球未経験ながら、プロ野球・ドラフト会議で日本ハムが７位指名した早大ソフトボール部の大嶋匠捕手（２１）＝前橋市出身＝に注目が集まっている。大嶋選手の母校で中高一貫の新島学園（安中市）は、過去５度の全国高校総体制覇を誇る男子ソフトの強豪校。母校の関係者も「ソフト界の新たな歴史を切り開いてほしい」と今後の活躍に期待をふくらませている。

　大嶋選手は高校１年で全国高校総体、国体で優勝を経験。早大進学後も０８年に１９歳以下日本代表で４番を務め、「左の大砲」として知られる。１０月に日本ハムの入団テストを受けており、７位指名は「合格通知」だ。

　新島学園男子ソフト部で主将を務めた講堂隼一さん（３年）にとって、大嶋選手はあこがれの先輩。実際にその打撃を見ている講堂さんは「パワー、体、飛距離とどれも桁違いにすごかった」と話す。

　男子ソフト部は元教頭の岡賢さん（７３）が６６年に創部し、３年後に初の全国制覇を達成している。指導者の草分けとして、多くの選手を育ててきた岡さんも「野球の硬球に対応するには時間はかかるだろうが、大嶋の身体能力は抜群だ」と高く評価する。

　岡さんによると、ソフトは野球に比べ投手と打者の距離が短く、体感速度も速い。またボールは硬球よりも飛びにくくなっている。しかし大嶋選手は高校時代から、野球では時速１５０キロ以上に匹敵する球を９０メートル以上飛ばしていたという。

　大嶋選手を中学２年から高校卒業まで指導してきた田中徹浩監督（３３）は「大嶋は器用さも兼ね備えた選手だ。潜在能力からみれば、ドラフト指名も驚く話ではない。あせらずにじっくり実力をつけてほしい」と教え子の活躍を願っている。

横浜に松田さんの魂が戻ってくる。急性心筋梗塞のため８月に死去した元日本代表ＤＦの松田直樹さん（享年３４）の追悼試合が、来年１月２２日に横浜市の日産スタジアムで開催されることが８日、分かった。出場するのは古巣の横浜ＯＢチームと松本山雅。さらに松田さんと横浜時代に同僚だった安永聡太郎氏（３５＝解説者）を中心とした元Ｊリーガーチームの３チームの予定となっている。

　追悼試合の要望は各所から出ていた。松本山雅の大月社長も以前、「追悼試合をしてほしいという要望も来ている。横浜さんとも話し合い協力できることがあれば」と話していた。古巣の両チームが話し合う中で、松田さんと横浜同期入団の安永氏を中心とした元Ｊリーガーたちの３チームの参戦も決定。それぞれ２０〜３０分ずつの試合を計３試合行う。

　安永氏は松田さんの親友で、告別式では弔辞を涙ながらに読み上げた。式では「迷惑ばかり掛けられたが、どうしても憎めないやつだった。もう１度だけでいいから会いたい」としのんでいたが、古巣の本拠地で「再会」が果たされることになる。他のメンバーは松田さんとともに０２年の日韓Ｗ杯で日本代表入りし、ベスト１６に貢献したＯＢたちが中心となる予定だ。

　またチャリティーマッチとして、チケットの売り上げなど収益は寄付される見込みだ。縁のある３チームの熱い戦いを、松田さんも天国から見守るに違いない。

佑ちゃんにとっては「人間教育」に励む秋となる。日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が、１１月いっぱいは千葉・鎌ケ谷の２軍施設で、座学を含めた合同トレーニングに参加することになった。秋季練習第２クール初日の８日、約６０メートルの遠投などを行った斎藤は「（秋季練習最終日の）１５日の後は、ここでやれって言われています。講義付きで…。人間教育されるみたい」と小首をかしげた。球団にとっても初の試みだ。若手選手が３勤１休でトレーニングを行う“ミニ合宿”。本村選手教育ディレクターが毎日約１時間、トレーニング前に栄養学やリスクマネジメントなどを指導する。プロ１年目の選手は特に、解放感から生活が乱れがちになる秋。本村ディレクターは「せっかく積み上げてきたものを崩さないよう、オフの過ごし方を学ばせたい」と意図を説明した。

女子テニスの森田あゆみ（２１＝キヤノン）が７日に発表された最新の世界ランキングで、４７位に７つ順位を上げた。６日に台北市で行われたツアー下部大会の決勝で、クルム伊達公子（４１＝エステティックＴＢＣ）を破って優勝していた

Ｊ２ザスパ草津の植木繁晴代表取締役兼ゼネラルマネジャー（ＧＭ）と元ザスパのＧＫで元日本代表の小島伸幸さんらによるパネルディスカッションが８日、高崎市問屋町のビエント高崎で開かれ、県内の企業関係者ら約１２０人がザスパについて理解を深めた。
　パネルディスカッションは富士ゼロックス群馬（古川利正社長）が主催する「元気な群馬応援フェア２０１１」の一環。プロスポーツを通じて本県に元気になってもらおうと企画した。
　植木ＧＭと小島さんはクラブ発足からの軌跡を自身の経験を交えながら振り返り、小学校でのサッカー教室など最近の地域に密着した活動を紹介。「サッカーを通して群馬を元気にしていきたい。ぜひ一度、スタジアムでサッカーを見てほしい」と観戦を呼び掛けた。

花園まであと１勝−−。第９１回全国高校ラグビーフットボール大会（毎日新聞社など主催）の県予選は１２日、前橋市の県営敷島公園サッカー・ラグビー場で決勝が行われ、東農大二と明和県央が対戦する。両チームとも準決勝を接戦で制して勝ち上がっており、好ゲームが予想される。

　３年ぶり２５回目の花園出場を目指す東農大二は、バックスの多彩な攻撃が持ち味。ＳＯ高橋亮太選手（３年）の巧みなパスさばきで相手の守備を崩し、俊足のＷＴＢ茶木仁輔選手（同）や斎藤浩太選手（１年）がトライを奪う展開が理想。準決勝ではフォワードの守備の乱れから２トライを許したが、各選手のタックルは強力で守備力も高い。

　一方、３年連続３回目の優勝を狙う明和県央は、得意の「展開ラグビー」で臨む。バックスでのパス回しから、ＣＴＢ黒崎将斗主将（３年）やＦＢ高悠也選手（同）が縦に抜け出し、トライにつなげたい。またフォワードはＮＯ８矢島拓実選手（同）を中心に運動量が豊富。守備からカウンター攻撃につなげるパワーも持ち合わせている。

第９１回全国高校ラグビーフットボール大会（毎日新聞社など主催）の県予選は１２日、前橋市の県営敷島公園サッカー・ラグビー場で決勝を行い、明和県央が２８−１１で東農大二を破り、３年連続３回目の優勝を飾った。県央は序盤にミスが目立ったが、中盤から持ち味の展開ラグビーで農二の組織的な守備を振り切りトライを重ねた。県央は１２月２７日に東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。

日本ハムの栗山英樹新監督（５０）が１３日、秋季練習が行われている千葉・鎌ケ谷の２軍施設で斎藤佑樹投手（２３）と面談。ブルペンでは投球練習を見守った。斎藤の投球を見た栗山監督は「良かった。気になっているところがあったんだけど、それがスムーズになっていた」と満足そう。練習後の面談では「今年１年どうだったかという思いを聞いた」という。高校時代から取材してきた斎藤に「自分も取材者として見ていての思いはぶつけた」と熱い口調で話した。

第９０回全国高校サッカー選手権の群馬県決勝は、桐生一が延長戦の末に３−２で前橋育英を破り、全国初出場を決めた。

　８月に急性心筋梗塞で死去した元日本代表ＤＦ松田直樹氏（享年３４）の母校である前橋育英が延長戦の末、桐生一に敗れ６年連続出場を逃した。「松田もいつも全国優勝してくださいって言っていた。葬式で顔を見たときに今年はやるぞと伝えたんですが…」と山田監督は肩を落とした。２点リードの後半２８分、ＭＦ白石が２枚目の警告で退場。その後、立て続けに２失点して延長に持ち込まれ、結局２−３で敗れた。ベンチには選手が作製した「マツさんと共に！」などの寄せ書き入りのＴシャツを持ち込んだが、無念の敗戦となった。

　日本ハム栗山英樹新監督（５０）が１３日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設で、斎藤佑樹投手（２３）と「青空面談」を行った。約５分間、今季の反省などを聞いた上で、闘志をむき出しに投球することを求めた。斎藤のプロ１年目は６勝６敗、防御率２・６９。栗山監督は「僕は納得していない。もっとボロボロになる姿を、必死な姿を見たい。『そういう方向にいけるよう、頑張ろう』と話しました」。斎藤の高校時代から、スポーツキャスターとして取材を繰り返してきた。「抑えても打たれても、もっと楽しそうだった。そういう表情が見たい。もっと破天荒になってほしい」と続けた。今季は１９試合に先発して、登板回数１０７回。１試合平均６イニングに満たない。闘志を表に出し、“試合の決着は自分で決める”というくらいの強い姿勢を望んでいる。「本質として、こんなところで終わってほしくない投手」（栗山監督）だからこその、ゲキだった。

県高野連は１４日、来春の第８４回選抜高校野球大会（日本高野連、毎日新聞社主催）の「２１世紀枠」の県推薦校に、県立高崎高校（高崎市八千代町２）を選んだと発表した。同校が推薦されるのは、０１年大会の２１世紀枠創設以来初めて。

　県高野連によると、高崎が準優勝した秋季関東地区高校野球大会県予選を受け、１０月１９日の理事会で推薦を決めた。高崎は（１）「自主自立」をモットーに自分たちで練習を考え実践（２）野球の技術だけでなく、礼儀、マナーなども重視し、地域からの信頼が厚い−−などが高く評価された。羽鳥進一校長は「高校生らしく、一生懸命ひたむきに頑張る姿勢が評価されて大変光栄です」と語った。

　２１世紀枠は、県予選などの試合の成績に加え、施設面でのハンディの克服、学業との両立などを考慮して選ばれる。関東地区では１２月１５日、１都７県の推薦校８校の中から１校に絞られ、来年１月２７日の選考会で全国９地区の候補校９校から、センバツに出場する３校が決まる。

日本ハムは１５日、２軍施設のある千葉・鎌ケ谷で３日から行ってきた秋季練習を打ち上げた。今日１６日から初めてのオフに突入する日本ハム斎藤佑樹投手（２３）は気を引き締め直した。この日、秋季練習をケガなく無事に完走。課題としていた体力強化を重点に、順調にメニューを消化した。今季は５月に左脇腹痛で戦線離脱したが、２年目の来季は１年間通してローテーションに入ることが目標。そのためにも「１回目のオフなので、意味のあるものにしたい」と、レベルアップを誓った。

ＢＣリーグの群馬ダイヤモンドペガサスの新監督に決まった五十嵐章人氏（43）の就任会見が15日、前橋市の球団事務所で行われた。五十嵐監督は「また群馬で野球ができてうれしく思う。ファンを熱くさせるような野球をお見せしたい」と意気込みを語った。背番号は84に決まった。

　就任会見で五十嵐監督は「群馬で暮らすのは25年ぶり。監督は初めてなので不安と期待がある。自分でしっかり考えて取り組んで、マイナスを恐れず積極的にプレーできる選手を育てたい」とあいさつ。心機一転の思いを込めて自ら選んだ背番号84のユニホーム姿を披露した。

　五十嵐監督は今季、５年間務めたソフトバンクホークスの２軍外野守備走塁コーチを退任。10月に新監督を探していたペガサスからオファーを受け、就任を受諾した。ホークスでは日本シリーズでも活躍している長谷川勇也や福田秀平といった若手を育て上げた。

　球団事務所での会見には五十嵐監督とともに、糸井丈之会長、堀口芳明社長が同席。糸井会長は「五十嵐監督は適任だと思っている。彼の持つ若さと情熱で５年目のペガサスをさらに飛躍させてほしい」と期待を寄せた。

　プロ野球でただ一人、全ポジション出場、全打順での先発出場と本塁打を達成している五十嵐監督。来季はロッテ時代の恩師である八木沢荘六投手コーチと覇権奪回を目指す。「全てのポジションを知っているのは自分の強み。八木沢さんからアドバイスをもらいながら力を合わせて独立リーグ日本一をつかみたい」と決意を述べた。

オリックスからドラフト１位指名された東芝・安達了一内野手（２３＝上武大）が１６日、東京都内の東芝本社で仮契約を結んだ。契約金は１億円プラス出来高５０００万円、年俸１５００万円で、背番号は「３」に決まった。

　安達は「オリックスは強打のチームというイメージがあります。あこがれの選手はイチローさん。プロでは、日本を代表する投手のダルビッシュ投手と対戦してみたい。これまで投手以外はすべて経験してきたので、試合に出られるならどこでも守りたい」と、緊張した顔で語っていた。

女子テニス世界ランキング（１４日付）が発表された。森田あゆみ（２１＝キヤノン）は４７位、クルム伊達公子（４１＝エステティックＴＢＣ）は１００位で前週と変わらず。１位のキャロライン・ウォズニアッキ（デンマーク）ら上位にも動きはなかった。

Ｊ２ザスパ草津は17日、元日本代表のＭＦ戸田和幸（33）、前橋育英高出身のＤＦ佐田聡太郎（27）ら７選手と来季の契約を結ばないと発表した。戸田は２００２年日韓ワールドカップ（Ｗ杯）の４試合にフル出場、ザスパ躍進のけん引役と期待されたが、在籍した２年ともけがで十分な働きができなかった。佐田は今年８月、Ｊ２通算２００試合出場を達成したが、今季は出番が減っていた。
　戸田は気持ちを前面に押し出したプレーで、センターバックやボランチとして活躍。加入１年目の昨年は第４節の千葉戦で移籍後初ゴールを記録したが、左ひざの故障で５月８日の東京ヴェルディ戦を最後に12試合に出場したのみ。今季も左右のひざの負傷で10試合の出場にとどまっている。　戸田は「（ザスパの）２年間はけがに泣かされ続けた。サポーターの期待が大きかっただけに、応えられなかったのが残念。残り３試合でチームのためにできることをしたい」と悔しさをにじませ、今後については「まだ考えていない」と語った。
　前橋市出身の佐田はＪＦＬ時代の04年にザスパに加入した現役最古参選手の一人。攻撃にも積極参加するサイドバックで、「蒼き疾か風ぜ」の愛称でサポーターに親しまれた。今季は永田拓也、古林将太ら若手選手の台頭で、12試合の出場にとどまっていた。
　そのほかＧＫ伊藤拓真（25）＝前橋育英高出身＝、ＤＦ田中淳（28）、ＦＷ前田雅文（28）、ＭＦ山田晃平（22）、ＧＫ橋田聡司（29）の各選手が契約満了となる。

アルテ高崎とＨｏｎｄａ ＦＣは「群馬サ」で対戦。前半は高崎が１７分に松尾昇悟が決め先制し前半を折り返す。後半は一転Ｈｏｎｄａ優位のペースとなり４８分、７４分、８６分と立て続けに決め逆転勝利。高崎もチャンスを作るが決められず、今季初の３連勝とはならなかった。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）がオフの自主トレを母校の早実、早大で行う計画があることが２０日、分かった。日程はこれから詰めることになるが、１年目のシーズン報告も兼ねて訪問することを検討している。これまでは雲隠れ宣言するなど、来年２月の沖縄・名護キャンプまでの動向はベールに包まれていたが、原点回帰で来季に備えることになりそうだ。斎藤が温めていたプランの一部を披露した。「（母校で自主トレを）考えてはいます。あいさつ程度かもしれませんが、行くとは思います」と明かした。シーズン終了後はオフの予定について「ぼや〜と考えているものはあります」と話し、明言を避けてきた。１２月前半までは球団イベントなどに参加するが、それ以降の予定に関しては未定を強調してきた。ぼんやりと思い描いていたことの１つが、母校での自主トレだった。高校、大学では日本一を勝ち取るなど、数々の栄光をつかんできた。厳しい練習に耐えてきた、思い出のグラウンドで再び汗を流すつもりだ。尊敬する先輩とのコラボも実現するかもしれない。今オフにポスティングシステム（入札制度）で大リーグ移籍を目指す早大の先輩、ヤクルト青木も母校で練習する意向を持っている。合同トレの誘いは今のところないが「誘われれば行きます」と“共演”も期待している。６勝６敗で終えたルーキーイヤーから注目の２年目へ向け、着々と準備を進めている。

女子テニスの２１日付世界ランキング（２１日付）が発表された。森田あゆみ（２１＝キヤノン）は４７位、クルム伊達公子（４１＝エステティックＴＢＣ）は１００位。ともに前週と順位は同じだった。

ザスパ、４位札幌に逆転勝利―。Ｊ２第36節の20日、ザスパ草津はホーム前橋市の正田醤油スタジアム群馬でコンサドーレ札幌と対戦。後半10分に先制ゴールを献上したが、終了間際の同45分にＤＦ中村のゴールで同点とし、直後のロスタイム２分にはＦＷアレックスが逆転ゴール。２―１で勝利し、Ｊ１昇格争いをしている札幌に痛い１敗を負わせた。今季５度目の２連勝で14勝９分け13敗（勝ち点51）の10位。次節は第37節でザスパは27日午後１時から、アウェー松山市のニンジニアスタジアムで愛媛ＦＣと対戦。勝てば最終節を待たずにＪ参入後初のシーズン勝ち越しが決まる。

>>115
来年こそ昇格！

千葉・鎌ケ谷で練習中の日本ハム斎藤佑樹投手（２３）は２３日、グラウンドが少年野球大会で使用中だったため、室内練習場で軽めに体を動かした。この日、球場で行われていたのは関東学童軟式野球秋季大会。くしくも決勝戦は、佑ちゃんの地元群馬代表対千葉代表に。「プロ野球選手がスタンドで応援していたら驚かれますよね」と、ランニングの途中で足を止め、外野後方から楽しそうに試合を観戦していた。

高田保則選手現役引退・・・・。
お疲れ様でした。

日本代表ＭＦ細貝萌（２５）の所属するアウクスブルクが、日本代表ＭＦ長谷部誠（２７）のウォルフスブルクに勝利した。チームの今季２勝目、ホーム初勝利となった。細貝は中盤の底としてフル出場。激しい守備で相手の攻撃の芽を摘んだ。ブリンクマンの先制ゴールの場面では、だれよりも早く同ＦＷに飛びついて祝福。相手との小競り合いでも先頭に立って闘争心を見せた。一方、守備的ＭＦとして先発した長谷部は、後半４１分に交代した。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が今日２８日、札幌市内の球団事務所でプロ初の契約更改に臨む。どんな金額が提示されてもサインするつもりでいる。「社会人１年目なので、わからないことがたくさんある。評価の仕組みなども聞けたら」と、初体験となる交渉を楽しみにしている。２７日は、千葉・鎌ケ谷で自主練習後に北海道へ移動。球団からどのような評価が下されるのか、注目が集まる。

ザスパはアウェイで愛媛に2-1で勝利。
今シーズンの勝ち越し確定。

日本ハムのルーキー斎藤佑樹投手（２３）が２８日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸の２倍となる１５００万円増の３０００万円（金額は推定）でサインした。斎藤は「初めてだったので、いろいろ分からないことはありましたけど、無事にサインしました」。今季は１９試合に登板して６勝６敗も、シーズン終盤は安定した投球で、来季の飛躍を予感させた。「高い評価をしていただいて、また来年、一生懸命に頑張りたいという気持ちになりました」と笑顔いっぱいだった。

第９１回全国高校ラグビーフットボール大会（毎日新聞社など主催）に県代表として出場する明和県央高校ラグビー部の選手ら２９人が２８日、県庁と毎日新聞前橋支局を訪れ全国大会の出場報告を行った。

　県庁では、選手一人一人が自己紹介をした後、成田仁監督が「皆さんの期待に応え、群馬が盛り上がるような試合を見せたい」とあいさつ。黒崎将斗主将（３年）は「自分たちのベストのプレーをして、先輩たちが届かなかった全国８強の目標を達成したい」と力強く抱負を述べた。

　池本武広副知事は「日本中が注目している大会で、県民も大きな声援を送っている。花園では力を存分に発揮し、一つでも上位を目指して頑張ってください」と激励した。

　組み合わせ抽選が１２月３日、毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、同２７日、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開幕する。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）がドラフト７位の早大ソフトボール部・大嶋匠捕手（２１＝新島学園）の相談役に名乗りを上げた。「分からないことがあったら、何でも教えたいです」と話題性あふれる大学の後輩をできる限りサポートしていく。すでに、大嶋との初対面を果たしていた。先週、斎藤は早大関係者の会合に呼ばれて参加。大嶋も出席しており、あいさつされたという。「体がとても大きかった」と１８０センチ、９５キロの体格に驚いた。チームに早く溶け込んでもらうための労は惜しまないが、技術的なことまで言うつもりはない。「それは中嶋（兼任）コーチに任せます」と、自分が責任を持って言えることだけを伝える。困ったことがあれば、遠慮なく聞いてほしいというスタンスだ。プロに入って初めてチームメートとして、所属クラブは違うが早大の後輩がやって来る。「すごい楽しみですね」と今から心待ちにしている。ソフトボールからの挑戦で、戸惑いも多いであろう後輩の良きアニキのような存在になるつもりだ。

日本ハムの若手選手が３０日、合同トレーニング前に清掃活動を実施した。２軍施設のある千葉・鎌ケ谷の「勇翔寮」に住む選手らが対象で、午前９時３０分から１時間、寮内外をそれぞれの担当に分かれて実行。中田翔内野手（２２）はゴミの分別作業、斎藤佑樹投手（２３）は風呂掃除を担当した。合同トレで行われてきた講義の一環。斎藤は「４、５人できれいにしました」と、他の選手と協力作業で汗を流した。

１２月３０日に開幕する第９０回全国高校サッカー選手権大会（読売新聞社など後援）に県代表として初出場する桐生第一の選手や小林勉総監督ら２９人が県庁を訪れ、池本武広副知事に大会への意気込みを語った＝写真＝。磯部亮太主将（３年）は「県代表としての誇りと責任を持って、試合に臨みたい」と話した。桐生第一は来年１月２日に神奈川県のニッパツ三ツ沢球技場で、島根県代表の大社と対戦する。

女子テニス世界ランキング（２８日付）が発表された。日本勢の最高位は森田あゆみ（２１＝キヤノン）の４９位

Ｊ２ザスパ草津は１日、副島博志氏（52）が来季も監督を続けることが決まったと発表した。
　副島体制２年目の今季、チームはここまで15勝９分け13敗（勝ち点54）の10位にあり、３日の最終戦を待たずにＪ参入後初のシーズン勝ち越しを確定させた。クラブ側はこうした成績面に加え、継続して指揮することで選手により戦術が浸透し、来季はさらに上位を狙えると判断。続投を要請した。
　副島監督は１日の練習後、今季ここまでの戦いを振り返り、「大崩れしないゲームができるようになり、勝負強くなってきた」とチームの成長を強調。「今年は今年のチームであり、来年は来年のチームになるが、来季に向けてベースは出来上がってきた」と継続してチームを指揮する意欲を示していた。

館林高出身で、昨年の広州アジア大会レスリング・フリースタイル７４キロ級銀メダリストの長島和幸選手（３０）が急性骨髄性白血病と診断され、東京都内で闘病生活を送っている。日本レスリング協会を通じて１日に公表した。長島選手は同協会のホームページで「必ず復帰するので、温かく見守ってください」とコメントしている。

　ロンドン五輪の代表選考会を兼ねた全日本選手権が今月２１日から開かれ、長島選手には６連覇がかかっていたが欠場する。このため五輪出場の夢は絶たれる。

　長島選手が所属するクリナップの今村浩之監督によると、長島選手は五輪出場を目指し、母校の早稲田大（東京都新宿区）で練習を行っていたが、９月上旬に体調不良を訴え、急性骨髄性白血病と診断された。現在は抗がん剤による治療中で、来年２月に双子の兄の正彦さんから骨髄移植を受ける予定という。

　長島選手の母校の館林高レスリング部顧問の針谷豊教諭は「病気を打ち明けられた時は、驚くしかなかった。教え子ながら好青年で人間的にも尊敬できる。必ず病気に打ち勝って復帰してほしい」と語った。

　治療には多額な医療費が掛かるため今村監督がカンパを募る支援事務局を発足させた。同協会も「白血病なんかに負けるな！闘え！長島和幸選手」と支援を呼びかけている。今村監督は「本人と話し合って病気の公表を決めた。骨髄移植がうまくいけば、３月には社会復帰ができる。彼の闘病を全力で支えたい」と話している。

　支援の申し出や寄付金の振込先の詳細は同協会のホームページ（http://www.japan‐ｗｒｅｓｔｌｉｎｇ．ｊｐ／）を参照。

サッカーＪリーグ２部（Ｊ２）のザスパ草津は３日、前橋・正田醤油スタジアム群馬で今季最終戦を行い、栃木ＳＣに４−０で大勝。通算成績は16勝９分け13敗（勝ち点57）で９位になった。２００８年の９位以来３年ぶりに一桁に入り、サポーターから拍手を浴びた。

アウクスブルクがアウェーで、シャルケに完敗した。日本代表ＭＦ細貝萌（２５）は、フル出場したが、無得点。アウクスブルクは２勝８敗５分けの勝ち点１１で最下位に低迷している。

日本ハムは４日、札幌ドームで「ファンフェスティバル２０１１」を開催した。斎藤佑樹投手（２３）が初のファンフェスティバルを堪能した。ルーキーのお披露目が恒例となっているが、昨年は明治神宮大会出場のため入団交渉が遅れ、参加できなかった。ラジコンカーのゲームでは、コースを脱線するなど四苦八苦。ハイタッチ募金や写真撮影会などでファンと触れ合い「シーズン中はなかなか出来ないことなので、こういう機会に交流できてうれしいです」と話した

天国の松田直樹さん（享年３４）に功労選手賞が贈られた。８月４日に急性心筋梗塞で急逝。今季の所属はＪＦＬの松本山雅だったが横浜で公式戦４９２試合、日本代表で国際Ａマッチ４０試合などに出場した実績は文句なし。クラブと代表の総出場は５５４試合で表彰基準の５００試合もクリアしていた。何より、パワフルなプレーぶりと勝利を追い求める姿勢が認められた。同賞で故人が表彰されるのは初めてだ。

　映像で在りし日の姿とともに紹介されると、大きな拍手が起きた。代役として記念品などを受け取った姉の真紀さんは母正恵さんからのメッセージを代読し「サッカー人生を突っ走ってきた息子に、身に余る賞を頂きました。厚く御礼を申し上げます」とあいさつ。４日には松本山雅が今季４位以上を確定させ、来季のＪ２加盟を決定付けたばかり。天国の松田さんが笑顔になれる、うれしいニュースが続いた。

あるぞ！　佑ちゃん、開幕投手−。日本ハムの来季開幕投手候補に、斎藤佑樹投手（２３）が急浮上した。栗山英樹新監督（５０）は５日、エース・ダルビッシュがポスティングシステム（入札制度）での大リーグ移籍が取り沙汰されている現状を踏まえ、開幕投手は来春のオープン戦などを見て決める方針を明かした。首脳陣は大舞台で力を発揮する斎藤を高く評価しており、順調に調整が進めば２年目で大役を務める可能性が出てきた。チームで１人しか許されない開幕戦のマウンドに、斎藤が立つ可能性が膨らんだ。栗山監督はこの日、自らが栗山町につくった「栗の樹ファーム」で、来季開幕投手について口にした。「ケッペル、ウルフだって実力は分かるけど、性格はまだ分からない。（来春のキャンプ、オープン戦で）実際に見てみないと決められない」。先発候補の状態、実績、調子などを判断材料に、大役を任せる投手を決定していくつもりだ。その方針は、現在のチーム事情にも影響されている。今季まで５年連続で開幕投手を務めたダルビッシュは、ポスティングでのメジャー移籍がうわさされており、いまだ明確な態度を示していない。「ダルビッシュがいてくれることが一番」と話す栗山監督だが、万が一のことを考えれば、計算することはできない。開幕投手は早めに決めることを理想とするが「今は状況がそうじゃない」と頭を悩ませている。仮にダルビッシュが抜けた場合の開幕投手有力候補が、来季２年目を迎える斎藤だ。ルーキーイヤーは６勝６敗に終わったが、大舞台での勝負強さは折り紙付き。アマチュア時代には高校、大学で日本一となり、プロ入り後も４月１７日のロッテ戦で初登板初勝利をマーク。日本中が注目した９月１０日の楽天田中との投げ合いでも、８回４失点で初完投を果たしている。来季開幕戦（３月３０日、札幌ドーム）でぶつかる西武とは、今季３度対戦して２勝０敗。パ・リーグで唯一負けていないチームと相性もいい。総合的に判断し、首脳陣は開幕投手の有力候補の１人として考えているようだ。栗山監督も「ダルビッシュとはタイプが違う。でも、試合をつくっていくのがエースの仕事。佑樹はそれが出来る」と期待した。来春キャンプ中の練習試合やその後のオープン戦で、ただ１つの椅子を懸けて武田勝、ケッペル、ウルフらと争うことになる。「先入観を捨てて」（同監督）目を凝らす指揮官の前で順調な調整を見せられれば、西崎幸広以来となる、入団２年目での開幕切符が手に入る。

日本ハム武田勝投手（３３）斎藤佑樹投手（２３）が７日、北海道・帯広市内の結婚式場で「ニッポンハム　プレゼンツ　プレミアムトークライブ２０１１」に登場した。抽選で当選した１５０人の観客には、選手名は伏せられていたため、名前が呼ばれると大歓声が起きた。斎藤は「やっぱり緊張しますね」と、プロ入り初のトークショーに戸惑いながら楽しんだ。先輩の武田勝は「佑ちゃんを扱うのはむずかしい」と苦笑いしながら、「初めてだったので、これを機に慣れていってもらえれば」と話した。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が８日、大阪市内で行われた「プロ野球オールスタースポーツフェスティバル」に参加した。楽天田中と３輪車走で激しいバトルを繰り広げるなど、プロならではの華々しいイベントを満喫した。この日、ダルビッシュがメジャー挑戦を正式に表明。「何も聞いてなかったので、びっくりしました」と驚きながらも「もっと勉強させてもらいたい気持ちはありますが、メジャーで投げる姿を見てみたい」と期待していた。

ＢＣリーグのドラフト会議が９日、石川県金沢市の北国新聞会館で開かれた。群馬ダイヤモンドペガサスは地元・前橋工の内山哲次郎投手やフランス代表のフェリックス・ブラウン内野手ら、今回のドラフトで最多となる大量15選手を指名。来季の巻き返しに向けてスタートを切った。

　今季限りで16選手が退団したペガサスの指名選手は将来性豊かな高校生から即戦力の独立リーグ経験者、さらにはフランス代表と多彩な顔ぶれとなった。内訳は投手４人、捕手２人、内野手２人、外野手７人。

　糸井丈之球団会長は「ほとんど予定通りの指名ができた。欲を言えばもう一人狙っていた投手がいたんだが…」と実りのあるドラフトだったことを強調。五十嵐章人監督は「自分がトライアウトで見ていいと思った選手を取れた。適性を見ながら育てていきたい」と話した。

　ドラフトではまず、本県関係者を指名できる「地元枠」で内山哲次郎投手と古川翔輝捕手（群馬大）の２人を確保。日本野球機構（ＮＰＢ）に２選手を送り出したことで与えられた「優先枠」で菅原健人外野手（埼玉・南稜高）と納谷嶺太捕手（前石川ミリオンスターズ）の２人を指名。続く通常指名で高田兼大投手（福岡オーシャンズ９）ら即戦力の11人を獲得した。

　菅原は走攻守三拍子そろった将来性豊かな大型外野手。ＢＣリーグの村山哲二代表が「間違いなく今回のドラフトで１番」と太鼓判を押す逸材だ。３、４位で指名された石突広彦と萩島寿哉の城西大コンビはともに俊足巧打の選手で、打線のけん引役を期待される。聖哉と川村修司が抜けて最大の補強ポイントだった捕手は古川と納谷の２人がただ一人残った八木健史と正捕手の座を争う。

　今回のドラフトは全体で48選手が指名され、本県関係では関東学園大の佐々木啓介投手が新潟アルビレックスＢＣから４位指名を受けた。最少は信濃グランセローズの３人だった。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が８日、大阪市内のホテルで行われた「ミズノアンバサダーズミーティング」に出席した。公の場に姿を現すのは年内最後の予定。この日は、スポーツメーカー「ミズノ」と契約する多くの有名選手が一堂に会し「緊張しますね。気持ちが高まります」。５班に分かれた分科会では、同い年の広島前田健太投手（２３）らと同じ組になり、来季の商売道具について企画開発担当者と意見交換などを行った。

アウクスブルクの細貝萌はホームのボルシアＭＧ戦に守備的ＭＦでフル出場し、１−０の勝利に貢献した。ボルシアＭＧの大津祐樹は後半３０分ごろに投入された。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が１０日、来季の目標としてエース級の活躍を掲げた。黄金ルーキーに与えられた背番号「１８」は、日本プロ野球界ではエースの象徴的数字。期待を背負った１年目は６勝６敗で防御率２・６９と、自身も納得できない数字に終わった。「１８に似合う成績を残さないといけないと思う」と、２年目へ向けて気持ちも新たにプロ初のオフを迎えている。斎藤は激動のルーキーイヤーを終え、背番号の重さを実感していた。「他の球団でもエースの方が付けている番号なので、そういう活躍を目指したい」。今季、最も輝いた１８番は楽天田中だった。０６年夏の甲子園決勝で投げ合ったライバルが、投手として最高の名誉である沢村賞を受賞した。昨季は広島前田健が受賞するなど、同じ番号を背負う同級生が華々しい成績を残している。１年前、球団から背番号「１８」が用意されていると聞いた時は「プレッシャーには感じますけど、それに負けないくらいの投手になりたいです」と、決意した。理想はレッドソックス松坂。西武時代の９９年から、０６年オフにメジャー移籍後も「１８」を背負い続ける。ここ３年は故障もあり苦しんでいるが、プロ通算１３年間で２ケタ勝利を９度記録。チームを引っぱる姿が、斎藤の目指すエース像だ。具体的な目標数値は「言いません」と、掲げないポリシーがある。それでも来季は最低でも２ケタ勝利はクリアする意気込みだ。言葉にしなくても求められるものは分かっている。

Ｊ２ザスパ草津は10日、伊勢崎市のサンデンフットボールパークで今年最後の全体練習を行った。
　この日はウオーミングアップをした後、３対１とミニゲームを実施。和やかな雰囲気で１時間ほど体をほぐした。今年最後の練習のため、約１００人のサポーターが見学に訪れ、今季活躍した選手やチームを去る選手たちを温かく見守った。
　ＭＦ松下裕樹主将は「オフは普段鍛えられない部分をしっかり鍛え、新しいシーズンに備えたい」と早くも来季に向けてやる気満々。今季限りでチームを離れる前橋育英高出身のＤＦ佐田聡太郎は「まだ（チームを去る）実感が湧かないが、プロとして次の挑戦に集中したい」と13日のトライアウトに向けて気持ちを切り替えた。来季から湘南ベルマーレに復帰することが決まっているＤＦ古林将太は「多くの経験ができ、とても勉強になった１年だった。来年のザスパ戦では、感謝の気持ちを込めて全力でぶつかっていく」と宣言した。
　来年は１月上旬に新入団選手の記者会見を行い、同月中旬から全体練習を開始する予定。

日本ハム栗山英樹新監督（５０）が来季、佑ちゃんに楽天田中へのリベンジ試合を設定することを明かした。１２日、都内で行われた「ジョージア魂」賞の年間大賞の表彰式に選考委員として出席。「その（対戦の）ときにどういうメンバーかというのはあるけど、佑樹にとっても全然違う意識があると思う」と話した。今季、斎藤が田中と投げ合った０６年夏の甲子園決勝の“再現”は、９月１０日（Ｋスタ宮城）の１試合。今季開幕前、栗山監督が評論家として楽天星野監督を訪れたとき「斎藤　ＶＳ　田中」の話題になったという。「お互いの監督がそういう話をしていかないとできないよな、と。当然、そういう話になってくると思う。ファンが望む形ですしね」。試合の日程やローテーションの順番を考慮しながら、星野監督と事前に話を進めていくことになる。栗山監督は斎藤に奮起を促すことも忘れなかった。「まずは僕が、じゃなく、そういう状況を自分でつくってもらわないと」。言葉の裏には、今季沢村賞に輝いた田中と投げ合うのにふさわしい投手になってほしいという願いが込められている。斎藤が８回４失点だった第１ラウンドは田中の貫禄勝ちだったが、新指揮官は第２章の勝負を楽しみにしている。

女子テニスの１２日付世界ランキングが発表され、森田あゆみ（キヤノン）は５０位、クルム伊達公子（エステティックＴＢＣ）は８８位で、ともに前週と変わらなかった。

内藤圭祐選手　カターレ富山より完全移籍加入。

群馬ダイヤモンドペガサスは15日、９日のドラフト会議の地元枠で指名した内山哲次郎投手（前橋工）と古川翔輝捕手（群大）の２人に指名あいさつを行った。糸井丈之会長は両選手にペガサスのレプリカユニホームと「努力にムダは無し」と書かれた五十嵐章人監督からの激励の色紙を手渡し、「１年目から活躍してほしい」とエールを送った。

　今夏の県大会を沸かせた内山哲次郎は前橋工の校長室で松下繁一校長、小暮直哉監督らとともに指名あいさつを受けた。１年目の目標に「ローテーション入り」を掲げた内山は「厳しい世界だと思うが、気負わずに自分らしくプレーしたい。キャンプインまでにはプロとして恥ずかしくないような体を作り上げたい」と宣言した。
　内山は変化球を巧みに使う緩急とピンチにも動じない強気の投球が持ち味。現在は一人で自宅近くの伊勢崎市野球場周辺を走り込むなどのトレーニングに励んでいる。
　背番号については、ヤクルトスワローズに所属した父親の憲一さんと同じ「47」を希望した。松下校長は「前橋工からは初のペガサス入団。下級生の励みになるように頑張ってほしい」と激励した。
　２００９年に巨人の育成枠で指名された神田直輝（前橋東高―群大）以来、群馬大準硬式野球部で２人目のプロ選手となる古川翔輝は前橋市の同大荒牧キャンパスで指名あいさつに臨んだ。武器は二塁への送球が１・９秒を切る強肩と頭脳的なインサイドワーク。糸井会長は「ガッツあふれるプレーでチームを引っ張っていってほしい」と期待を寄せた。
　あいさつに同席した上条隆監督は古川が２年時に当時エースだった神田のボールを捕りきれずにパスボールを連発し、怒られたエピソードを披露。「４年間で１番成長した選手。短いイニングでもいいからコンスタントに使ってくれれば必ず期待に応えてくれるはず」と太鼓判を押した。
　神田が巨人からもらったメニューに基づいて自主トレ中という古川は「元気さなら誰にも負けない。早く堤（雅貴）投手の球を受けてみたい」と意気込んでいた。

女子テニスの１９日付世界ランキングが発表され、森田あゆみ（キヤノン）は前週から１つ順位を上げて４９位、クルム伊達公子（エステティックＴＢＣ）も１つ上がって８７位になった。

高校バスケの頂点を決める「全国高校バスケットボール選抜優勝大会」が２３日から、東京体育館で始まる。県内男子代表の前橋育英高（２年連続６回目）は、運動量と攻撃的な守備を生かした「スモール・バスケットボール」で、身長の低さをはね返し、悲願の県勢初優勝を狙う。（酒井圭吾）

　１５日夕、最終調整に入ったチームは、試合形式の練習をせずに、ゾーンディフェンスの練習を繰り返していた。狙いは、ゴール付近（ローポスト）の守備強化だ。

　「相手の前に立て！　裏（後ろ）はいいんだよ！」。安西智和監督（３６）の怒号が体育館に響く。ゴール下で相手にボールを持たせないため、守備は前面に張り付く。ボールが入れば、２人がかりで詰め寄る。木村啓太郎主将（３年）は「外からシュートされるのは構わない」と言い切る。

　リスクが高く、見方によれば「賭け」ともなる守備は、今夏のインターハイ後に取り入れた。敗れた準々決勝では、身長２メートルのセネガル人留学生を擁する沼津中央（静岡）に、高さと跳躍力で屈し、ゴール下からの大量得点を許した。２回戦で優勝候補を下し、優勝が見えていただけに衝撃だった。

　今大会もセネガル人選手が主力の高校は少なくない。しかし、前橋育英のレギュラーの平均身長は１メートル７９。安西監督は「全国では相当低い。セネガル人対策をしなければ優勝はない」と戦略を練り直した。

　攻撃的な守備を支えるのは、前橋育英が全国に誇る「一歩目の早さ」だ。全員で初動からトップスピードに入る。木村主将は「少しでもさぼれば、監督にむちゃむちゃ怒られます」と小声で話した。

　各選手が全ポジションを担えるのも強みだ。１８歳以下日本代表でセンターの船生誠也選手（３年、身長１メートル９１）は３点シュートまで放ち、ガードの選手もゴール下に入る。船生選手は「３年間、死ぬほど走り込んできたからできること」。県予選では、速攻で他チームをねじ伏せた。一方で、ルール改正で３点シュートのラインが約５０センチ遠くなるが、安西監督は「コートを広く使うようになる。うちのようなチームには好材料」と話した。

　全選手が「今年は絶対に優勝する」と誓う。来シーズンからは、プロバスケットボール・ｂｊリーグに参戦が決まった群馬県。前橋育英の躍進が、県内のバスケ熱を高める。

＜今季の主なルーキーの契約更改＞

【日本ハム】
斎藤佑樹（１位＝早大）３０００（＋１５００）
※１９試合、６勝６敗、防御率２・６９

京都・都大路で２５日に行われる男子第６２回全国高校駅伝競走大会（毎日新聞社など主催）の県代表、東農大二陸上部の壮行会が１９日、高崎市石原町の同校体育館で開かれた。

　松本兼太郎校長は「体調管理に気をつけ、練習の成果を十二分に発揮して下さい」と激励。佐藤泰弘・生徒会長（２年）は「全国の舞台でも全力を尽くし、東農大二の代表として頑張って下さい」とエールを送った。また毎日新聞販売店で組織する県毎日会の岡野高久副会長から、選手一人一人に必勝祈願のだるまが贈られた。

　周防俊也主将（３年）は「都大路でサプライズを起こすので、皆さん応援よろしくお願いします」と抱負を語った。選手は２１日、京都に向けて出発し、コースの下見や試走をして最終調整する。

プロバスケットボール男子のｂｊリーグに来秋参入する「群馬クレインサンダーズ」のチームロゴが２０日、発表された。公募に寄せられた１９１点から、中央工科デザイン専門学校１年、木暮優さん（２７）の作品が選ばれた。

　木暮さんは「躍動感があり、他のチームにもひけを取らないマークにした。日本一を目指してほしい」とエールを送り、同チームを運営する「群馬プロバスケットボールコミッション」の大平雄伸社長は「このロゴで大勢のファンを獲得し、群馬を盛り上げたい」と話した。

　チームは来年６月ごろまでにメンバーを正式決定し、１０月にシーズン開幕を迎える。

来春の第８４回選抜高校野球大会（日本高野連、毎日新聞社主催）の「２１世紀枠」関東・東京地区候補校に選ばれた県立高崎高の表彰式が２１日、高崎市八千代町２の同高で行われた。

　野球部員ら３６人が参加し、県高野連の松下繁一会長が「候補校に選ばれたのは、日常生活すべてが評価された結果。今後も練習に精進してください」と激励し、表彰盾を贈呈した。

　羽鳥進一校長は「今後も他校の模範として、個々の技量と人間としての魅力を磨いていきます」とあいさつ。金子裕紀主将（２年）は「今回の表彰に浮かれることなく、冬場に厳しい練習を積んでさらに成長したい」と話し、気を引き締めていた。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が、来季の交流戦で打席に立つことを想定し、用具メーカーのミズノにバットを特注したことが２２日、分かった。６勝６敗の今季は左脇腹痛で交流戦の出場はなかったが来季は打席に立つ機会もある。９日に行われた同社の会議の会場で巨人小笠原、阪神新井貴、ソフトバンク小久保らのバットを実際に手にして好感触を得たのが、中日井端のモデル。それを若干改良したものを注文した。用具担当者は「重さは８９０グラムほど。扱いやすい、アベレージタイプのバットです」と説明した。一般的に木製バットは、重さのポイントが先端に近いほど長距離打者向けで、斎藤が選んだのはそれが手前側にあるタイプ。打率３割超えを３度記録している好打者モデルのバットで、２年目のプロ初安打を目指す。

大震災の復興支援に向け、上武大硬式野球部員30人が23日、センバツ21世紀枠候補の石巻工高（宮城県石巻市）を訪れ、合同練習を通じて交流した。上武大ＯＢの阿部裕太さん（25）が石巻工高コーチを務める縁から、被災地で頑張る野球人を少しでも元気づけようと企画した。石巻工高部員29人と一緒に練習し、応援メッセージを描いた絵手紙を贈った。

　「今でも信じられませんが、ここが１・３メートルほど水没しました」。多少のでこぼこが残るものの、現在は練習に支障がないという石巻工高野球部グラウンド。阿部さんは３月11日の大震災で海岸から約３キロ離れた石巻工高に押し寄せた津波を振り返った。水抜きや整備でグラウンドは２カ月ほど使えず、野球部員の自宅も約７割が被災したという。

　９月の台風で学校近くの堀があふれ、地盤沈下していたグラウンドが再び浸水。それでも部員たちは「元気なプレーで石巻を盛り上げたい」と逆境を乗り越えて秋季宮城県大会２位となり、東北大会に初出場した。

　合同練習では、上武大の部員から冬場重要になる入念なウオーミングアップやストレッチ、ランニングを学んだ。打撃練習をはじめ、投手や内野手、外野手のポジション別にアドバイスを受けた。

　「今回教えてもらったことはどれも確実に次へつながり、野球が楽しくなるきっかけにもなった」と、石巻工高の阿部翔人主将（２年）は満足そう。松本嘉次監督（44）も「選手にとって良い刺激になった」と感激していた。

　練習後は群馬からトラックで運んだ食材を使い懇親会。上武大の渋谷朋子理事長が、野球部員と絵手紙サークルの学生計45人の制作した絵手紙をつなぎ合わせ、24メートルに及ぶ巻物を手渡した。上武大の谷口英規監督（42）は「これからも多くの人に勇気と感動を」と激励、ネックウオーマーやボールを贈った。

　絵手紙でグローブの絵に「夢をつかめ」と記した上武大の加藤翔平主将（３年）は「日ごろ整った環境で野球ができることに感謝の気持ちが強まった。ステージこそ違うが、目指すのはお互い日本一。気持ちが新たになった」と話していた。

京都・都大路を駆け抜ける「男子第６２回、女子第２３回全国高校駅伝競走大会」（毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催）の開会式が２４日、京都市右京区のハンナリーズアリーナで行われた。県勢の男子・東農大二（２年連続２３回目）と女子・常磐（１２年連続１２回目）は、両主将を先頭に堂々と入場行進。２５日の本番に向けて気持ちを引き締めた。レースは、女子が午前１０時２０分、男子が午後０時半に西京極陸上競技場をスタートする。

第９１回全国高校ラグビーフットボール大会（毎日新聞社など主催）に出場する明和県央は２６日、坂出工（香川）との１回戦を２７日に控え、東大阪市の近畿大グラウンドで最後の調整を行った。ストレッチなどで体をほぐした後、バックスのサインプレーやフォワードのラインアウトなど攻撃の確認を中心に、約１時間半にわたり軽めの練習で汗を流した。

　成田仁監督は坂出工について「自陣からでも積極的に攻めてくるチームで、個々の選手の能力も高い」と分析。県央としては、ＮＯ８矢島拓実選手（３年）やＬＯ柳沢孝恒選手（同）を中心にフォワードが走り回り、相手守備の乱れをついてバックスがトライを奪う展開が理想的という。

　矢島選手は「１年間取り組んできた展開ラグビーを６０分間通して見せつけたい」と話し、黒崎将斗主将（同）は「調整も順調で開幕が楽しみ。一つ一つのプレーを大切にすれば結果もついてくる」と意気込んでいる。

　１回戦は午後１時１５分から近鉄花園ラグビー場第１グラウンドで。

Ｊ２草津は２７日、Ｊ２水戸からＦＷ遠藤敬佑（２２）、ＤＦ保崎淳（２４）を完全移籍で獲得したと発表した。

第９１回全国高校ラグビーフットボール大会（毎日新聞社など主催）が２７日、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開幕し、明和県央は１回戦で香川県代表の坂出工と対戦。１３トライの猛攻で８１−８と大勝した。明和県央は序盤からバックスを中心に積極的な攻撃を展開し、個々の突破力でトライを量産。スタンドには保護者やＯＢら約３００人が駆けつけ、声援を送り続けた。２回戦は３０日午後２時から高知中央と対戦する。

上州路を舞台にした元日恒例の全日本実業団駅伝（ニューイヤー駅伝）で、本県の郷土芸能を全国に発信しようと活動する上州八木節街道実行委員会（新井和夫委員長）が今大会から桐生、みどり両市に加え、太田市まで上演地域を広げて準備を進めている。３市から16団体が参加予定で、関係者は「全国の人に踊りやリズムを知ってもらうチャンス。大会をにぎやかに盛り上げたい」と意気込んでいる。

　実行委はテレビ中継を地域活性化と観光客誘致につなげようと、昨年11月に市民らで結成。「点から線へ」を合言葉に協力団体を募り、前回大会からまとまって踊り始めた。コースの沿道８カ所に桐生、みどり両市の14団体が分散。鮮やかな法被を身にまとった約２７０人の愛好者らが踊りやおはやしでランナーに声援を送り、選手同様に八木節の“たすき”をつないだ。

　今大会は桐生９団体、みどり５団体に加え、太田から沢野八木節保存会と太田八木節連合会有志の２団体が参加する。リレーする距離は約16キロだった前回のほぼ２倍で、約30キロとなる。

　16団体の中には、子ども八木節チームも２団体。今年９月に結成したチーム八木節フォー（みどり市）も初参加する。鼓を担当するみどり笠懸北小５年の関口愛佳（まなか）さん（10）は「みんなで演奏を楽しみたい」と話し、山同彩音さん（11）は「八木節でしっかりと選手を応援する」と力を込める。

　一方、前々回から「上州八木節ロード」と称し、愛好者が前橋市内を中心に思い思いの場所で踊る取り組みをしており、実行委事務局長の田中おさむさん（56）＝桐生市清瀬町＝は「将来は前橋の団体とも連携して活動を全県に広げたい」と抱負を語る。

第９０回全国高校サッカー選手権大会（読売新聞社など後援）は３０日、東京・国立競技場で開幕する。初出場となる県代表の桐生第一は１月２日、８回目の出場の大社（島根）に挑む。５連覇中の前橋育英を県大会決勝で破った新鋭校は、Ｊ１・アルビレックス新潟に入団するＦＷ鈴木武蔵（３年）を軸に、「初出場初優勝」を狙っている。

　Ｕ―１８日本代表で、５０メートル５秒９の俊足が武器の鈴木は、今大会ナンバーワンＦＷの呼び声が高い。だが、県大会では足のけがで途中出場が多く、無得点に終わった。

　選手権では、鈴木に相手のマークが集まるのは必至だ。そうした中で、小林勉総監督がキーマンに挙げるのは、攻撃の起点となるＭＦの金田理央、池田稔樹（ともに３年）。キープ力に優れた２人にボールを持たせて、攻撃のリズムを作る狙いだ。前橋育英戦では、鈴木がドリブルでサイドを駆け上がり、２人が積極的に攻撃参加する場面を作った。

　初の選手権切符を手にした桐生第一イレブンだが、秋口までは結果の出ない日々が続いた。インターハイ予選では高経大付に初戦敗退。８月の練習試合でもほとんど勝てなかった。「どうして勝てないんだ」。練習試合後のミーティングで、控え選手から不満が噴出したこともあった。

　だが、互いの思いをぶつけ合ったことで、チームの雰囲気は変わり始めた。県大会では、選手たちが自発的に円陣を組む回数が多くなり、ベンチからも厳しい声が飛ぶようになった。

　精神面でもたくましさを増した。前橋育英戦では２点差をはねのけ、頂点をつかんだ。ＭＦ磯部亮太主将（３年）は「育英を倒した自信がある。必ず結果を残したい」と闘志を燃やす。

あけおめ。
ことよろ。

東福岡（福岡）が１７トライの猛攻で圧勝した。開始１０分で３トライを挙げてリズムをつかむと、先発メンバーの大半を代えた後半も６８点を奪って、さらに突き放した。

よろ

女子テニスの２０１１年最終となる世界ランキングが発表され、森田あゆみ（キヤノン）は前週と同じ４９位、クルム伊達公子（エステティックＴＢＣ）も８７位で変わらなかった。

初の１６強入りを果たした明和県央フィフティーンに、大会３連覇を目指す東福岡の壁が立ちはだかった。第９１回全国高校ラグビーフットボール大会（毎日新聞社など主催）の３回戦が１日、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で行われ、明和県央は持ち味の展開ラグビーを封じられ、０−１１６で完敗した。東福岡の波状攻撃にタックルで応戦したが、勢いを止められなかった。しかし、チームの歴史を塗り替えた選手たちに、スタンドから温かい拍手が送られた。

歴代最高位タイの１２位に−−。ニューイヤー駅伝２０１２ｉｎぐんま「第５６回全日本実業団対抗駅伝競走大会」（日本実業団陸上競技連合主催、毎日新聞社、ＴＢＳ、県共催）が１日、県庁前を発着点とする７区間１００キロのコースで開かれ、県勢のＳＵＢＡＲＵは１２位でゴールした。順位を一時、２４位まで落としたものの、６区の小島康彰選手が７人を、７区の塩川雄也選手が５人を抜く好走を見せ、地元ファンの期待に応えた。

全国高校サッカー選手権大会（読売新聞社など後援）の２回戦１６試合が行われた２日、初出場の桐生第一は横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で大社（島根）と対戦。Ｕ―１８日本代表の鈴木のハットトリックで３―０と快勝し、３回戦進出を決めた。

　桐生第一は前半、鈴木が高い身体能力とスピードを生かして相手の厳しいマークをかいくぐり、２７分、宮崎のパスを右足で決め、先制点を奪取。鈴木は後半も、開始早々に池田からのパスに右足で合わせ、さらに４分後にはＰＫを冷静に決め、突き放した。

　鈴木は「県予選でなかなか点が取れなかったので、全国では絶対に点を取ろうと思ってやってきた。明日も他の選手との違いを見せつけて、勝ちに行きたい」と話した。

２日に行われた第８８回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）の往路で、上武大は５時間３９分３３秒で１６位だった。シード圏内の１０位関東学連選抜とは４分２５秒差で、初のシード権獲得に向けては厳しい状況に追い込まれた。花田勝彦監督は「復路は一つでも順位を上げ、過去最高の１４位は上回りたい」と巻き返しを誓った。３日の復路は、午前８時１０分に芦ノ湖から一斉繰り上げでスタートする。

ＡＳＢクラシック
シングルス１回戦を行い、森田あゆみ（キヤノン）は鄭潔（中国）に６−４、３−６、４−６で逆転負けした。

第90回全国高校サッカー選手権大会第４日は３日、４会場で３回戦８試合を行い、本県の桐生第一は横浜市のニッパツ三ツ沢競技場で奈良育英と対戦、４−１で勝利し、初出場ながら８強進出を決めた。スタンドには同校生徒と保護者ら約５００人が陣取り、力いっぱいの声援を送った。「夢の国立競技場まであと１勝」。５日の準々決勝、尚志（福島）戦に向け、応援団も闘志をみなぎらせる。

全国高校サッカー選手権大会（読売新聞社など後援）で準々決勝進出を果たした桐生第一は４日、さいたま市の埼玉スタジアム第４グラウンドで約１時間半、軽い練習で汗を流し、５日の尚志（福島）戦に備えた。

　練習では、田野豪一監督から「集中しろよ」という声が飛ぶ中、相手のセットプレーからボールをカットする守備を入念に確認。「筋肉痛だが調子はいい」という今大会４得点をあげている鈴木武蔵選手（３年）は、ＧＫとの１対１から強烈なシュートを決めて笑顔を見せるなど、リラックスした様子だった。

　小林勉総監督は「選手たちは順調に成長している。自分たちの『つないで崩す』サッカーを試合でやるだけ」と初のベスト４進出に向けて意気込んだ。

桐一　残念だったな

初出場での４強入りはならなかった。０−２で迎えた後半２２分、途中出場のＤＦ川田勝也（２年）が１点を返したが、同３３分に尚志に３失点目を許し、試合を決められた。新潟入りが決まっているジャマイカ人とのハーフ、Ｕ−１８（１８歳以下）日本代表ＦＷ鈴木武蔵（３年）が尚志の徹底した密着マークにあい、本来の力を発揮することができず。小林勉総監督（５２）は「（チームで結果を残せなかった）今までの武蔵に戻っちゃった」と苦笑いを浮かべた。３試合連続得点を狙った鈴木も「自分の力不足。これを励みにプロで活躍したい」と、新潟でのさらなる成長を誓った。

スケートのショートトラックで活躍した伊勢崎市の木村享平選手（22）がオートレーサーに転身し、地元の伊勢崎所属で出走している。過去の競技実績を考慮した特例枠で２０１０年に合格し、現在30戦６勝と奮闘。「幼いころから家族に連れられてきたオートレース場で走ることが夢だった。早く活躍できる選手に」と語る。

　第31期生の１次、２次試験をクリアし、受験者９８６人に対して合格者20人、49・３倍の難関をくぐり抜けた。選手養成所に入るのと同時に国学院大を中退。養成期間９カ月を経て昨年７月に伊勢崎オートレース場でデビューした。新人のため、クラスはまだ最下位のＢ級。

　小学４年の時、リンクを駆け抜ける迫力やスピードに魅了されてショートトラックを始めた。伊勢崎商高当時の２００７年に群馬国体少年男子１０００メートル５位入賞。大学進学後は08年JOCジュニアオリンピックカップ１５００メートル２位に入った。

　大学２年の時に受けた目の手術で視力が良くなり、高校卒業当時にあきらめていたオートレーサーの夢が再び膨らんだ。31期生募集を目にすると迷わず応募。「幼稚園の文集に書くなど、昔から憧れていた。一度きりの人生、やりたいことを職業に」と決意した。

　周囲からはショートトラックとオートレースは似ている部分があるといわれるが、スピード感覚の違いやオートバイの扱いなど悪戦苦闘の日々が続く。「実力と真剣勝負の世界であることはスケートと同じ。日々の努力を積み重ね、最高グレードのＳＧ競走で走りたい」と大舞台を目指す。

成人の日（９日）を前に、日本赤十字社が献血を呼びかける「はたちの献血キャンペーン」のイベントが７日、太田市石原町のショッピングセンター「イオンモール太田」で行われ、ラグビー・トップリーグのパナソニックワイルドナイツの主力選手が献血を呼びかけた。

　イベントには、地域貢献を掲げるワイルドナイツから霜村誠一主将ら４選手が参加。県内の献血ＰＲポスターに起用されている山田章仁選手は「若者に献血に協力してほしい」と呼びかけた。

　現在、リーグ２位のワイルドナイツは９日、同６位のヤマハ発動機ジュビロと太田市運動公園陸上競技場で対戦する。午後１時キックオフ。小中高生無料。

硬式野球未経験にもかかわらず、北海道日本ハムファイターズにドラフト７位で入団した早稲田大ソフトボール部の大嶋匠選手（２１）（新島学園高卒）。プロ野球にあこがれ、不退転の決意で臨んだ昨年１０月のプロテストで潜在力を見せつけ、異例の指名を勝ち取った。一躍、注目を浴びる存在となったが、臆するところはない。（竹内元）

　「プロテストに落ちて、ソフトボールを続けるのは嫌だった。自分なりの区切りにしようと思っていた」。昨年暮れ、早大所沢キャンパスで大嶋選手はプロ野球への熱い思いを明かした。

　小学３年で軟式野球を始めたが、中学校は野球部のない新島学園に進学した。高校進学時は、他校を受験して甲子園を目指そうか「めちゃくちゃ悩んだ」が内部進学し、全国制覇を達成。早大にはスポーツ推薦で合格し、１０年間ソフトボール一筋だった。

　世代別の日本代表では主軸を担い、早大の公式戦では１３試合連続の本塁打を放ったこともある。同じゼミの先輩だった硬式野球部の福井優也投手が広島東洋カープに入団。「プロに挑戦して、野球の影に隠れてきたソフトボールの力を見せたい」との思いを強くした。

　昨年４月から社会人チームの練習に参加し、準備を重ねてきた。「バットの芯でボールの真ん中を打つ基本は一緒。戸惑いはない」。テストの打撃内容は「あまり良くなかった」と振り返るが、ドラフト７位指名という「合格通知」が届いた。栗山英樹新監督から「競技間の架け橋になるため、結果を残せ」と激励され、球団の期待も大きい。

　早大ソフトボール部の吉村正監督（６６）は、大嶋選手に「事あるごとに、プロ入りを意識させてきた」と語る。９０メートル以上の本塁打を放つパワーに、大柄な体格に似合わない守備と走力。０５年に同部を世界一に導いた指揮官の目にも「飛び抜けた存在」に映っていた。

　１２月中旬に提出した卒業研究のテーマは「ソフトボールと野球の打撃の比較」。スイング軌道やミートポイントなど様々な面から解析した。「データは武器になる。だから、内容は秘密です」。にやりと笑った。

ブリスベーンモーリーラ・ホバート国際
シングルス１回戦を行い、森田あゆみ（キヤノン）はヤルミラ・ガイドソバ（オーストラリア）に３−６、４−６で敗れた。

Ｊ２ザスパ草津は６日、ブラジル・サンパウロ州１部のパウリスタＦＣからＭＦフェルナンデス・デ・アンドラーデ（23）＝登録名・ヘベルチ＝、Ｊ２京都から元北朝鮮代表、ＦＷ金成勇（キムソンヨン）（24）をともに完全移籍で獲得したと発表した。
　ヘベルチはブラジル・サンパウロ州出身。ブラジルの名門クラブ、ヴァスコ・ダ・ガマやジュベントスなどを経て、昨年８月からパウリスタＦＣでプレーしていた。今月16日までにチームに合流予定。１７３センチ、72キロ。
　金成勇は東京都出身。東京朝鮮中高級学校、朝鮮大を経て、２００９年に京都入り。ゴール前のスピードと体を張ったプレーが持ち味で、昨年はリーグ戦８試合に出場した。Ｊ１通算25試合出場４得点、Ｊ２通算８試合出場。１８６センチ、77キロ。
　また昨年ザスパを戦力外となった元日本代表ＭＦ戸田和幸（34）がＪ２に昇格するＦＣ町田ゼルビアに完全移籍すると発表した。戸田は２０１０年にザスパ入り。昨年はけがのため、リーグ戦11試合出場１得点、天皇杯１試合出場にとどまった。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）とフリーアナウンサー小林麻耶（３２）が三重県伊勢市の伊勢神宮にそろって参拝していたことが１０日、分かった。１１日発売の週刊文春が報じた。同誌によると、昨年末の１２月２８日、斎藤の両親、もう１人の男性も一緒に計５人でお礼参りの参拝をしたという。小林は同誌の取材に「（男女交際は）絶対にない。ハンカチ王子になるかならないかの頃から仲良しなんですよ」などと話している。また、小林の所属事務所も日刊スポーツの取材に「（小林と斎藤は）５、６年前からの友人で、伊勢神宮に昨年末、行ったことは事実です。しかし、男女交際はありません。もちろん結婚の話もありません」と２人の交際を完全否定した。

佑ちゃん苦笑い。早実硬式野球部のＯＢ総会が１１日、都内のホテルで開催され、ソフトバンク王貞治球団会長（７１）が日本ハム斎藤佑樹投手（２３）と対面した。斎藤がフリーアナウンサー小林麻耶と昨年末に伊勢神宮に参拝したという週刊誌の報道に、王会長は「伊勢神宮だ何だと騒がせているけど、そういう話題があった方がいい。堅い話ばかりじゃね。大人なんだから、放っておいてくれと言えばいい」と助言。記者には野球以外の質問が制限されていたが、思わぬ展開に斎藤は苦笑いを浮かべるしかなかった。プロ２年目を迎え、オフのトレーニングは順調に進んでいる。昨年１２月にはマリナーズ・イチローと合同自主トレを３度行い「勉強になることが多かった。野球に対する意気込みを昨年以上に感じた」。ランニングを中心に年末年始も無休で練習。オープン戦開幕投手について「難しいけど、争いには入りたい」と語るなど、キャンプ初日からブルペン入りする意向だ。

　Ｊ１横浜は１０日、２０１２年シーズンからＪ２の福岡からＭＦ中町公祐（２６）が加入すると発表した。

日本ハムのドラフト７位大嶋匠捕手（２１＝早大ソフトボール部）が、いきなり栗山英樹新監督（５０）をうならせた。１２日、千葉・鎌ケ谷で新人合同自主トレがスタート。監督、コーチ陣が視察する中、ソフトボール出身の異色ルーキーは、物おじすることなく初日のメニューを終えた。「まず、しっかり体を作っていきたい」と、緊張の色を見せなかった。異競技への挑戦という不安をみじんも見せなかった。ティー打撃では、バットを１度振って構え直してからボールを打つなど、自ら考えながら練習に取り組んだ。慣例や常識にとらわれず、自分のペースを崩さない姿勢に栗山監督も驚いた。「みんなに合わせようとすると意味がない。自分のスタイルでやろうとしている。そういう新人は久々に見た感じ」と評価した。初日ということもあり、全体的に軽めのメニューだったが、今後は「スキを見せずに、やっていきたい。この寮での過ごし方も大切」と、気を緩めるところはない。キャスター時代に多くの新人を取材してきた栗山監督も舌を巻かせた“ソフトボーイ”が、堂々のスタートを切った。

　サッカーの日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）は１３日、東京都内で理事会を開き、アルテ高崎から申し出のあった退会を承認した。２０１２年シーズンは１７チームで実施する。

　ＪＦＬによれば、昨年１２月にアルテ高崎から資金難で活動が困難なため、チームを移管したいとの要望があった。ＪＦＬは準備を進めていたが、不成立となった。

　アルテ高崎は１１年シーズンはＪＦＬで１８チーム中１６位だった。

>>180

残念。。。

堀越学園の経営不振の影響か

日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）に加盟する「アルテ高崎」の退会が１３日、同リーグ理事会で承認された。アルテの代表は、学校法人堀越学園（高崎市、王豊理事長）に創造学園大学長を解任された堀越哲二氏。

　ＪＦＬの発表によると、同チームの運営会社で、堀越氏が社長を務める「Ｊ・Ｓ」から昨年１２月、活動が資金難で困難なためチームの移管先を探したいとの要望が出ていた。しかし移管は成立せず、この日の同リーグ理事会に退会したいとの文書が提出されたという。

　ＪＦＬはＪ１、Ｊ２に次ぐ全国リーグで、昨季は１８チームが加盟。アルテは０４年から「群馬ＦＣホリコシ」の名称で加盟し、０５年に「ＦＣホリコシ」、０６年に「アルテ高崎」にチーム名を変更し、昨季は９勝１７敗７分けでリーグ１６位だった。シーズン終了後、土井良太選手がＪ２のザスパ草津に移籍することが発表され、今月１０日には１０人の選手の退団が発表されている。

　後藤義一監督は「代表などから何の連絡もないが、選手たちには退会を報告した。残念としか言葉がない」と語った。

Ｊ２ザスパ草津は12日、今年のキャンプを２月５日から16日まで宮崎県西都市の清水台総合公園多目的広場を拠点に行うと発表した。
　練習試合の日程は９、12、14、16の各日。時間、会場、対戦相手は未定。練習は休養日と練習試合の日を除いて、午前９時30分からと午後３時30分からの２回行う。問い合わせは西都市商工観光課（電話０９８３・４３・３２２２）へ。

全豪オープン
世界ランキング５２位の森田あゆみ（キヤノン）は第３２シードのペトラ・チェトコフスカ（チェコ）と対戦。６−３、１−６、５−７で敗れた。

「全国高校総体第６１回全国高校スケート競技・アイスホッケー競技選手権大会」が２０日、県内で開幕する。スピードスケートとアイスホッケーは県総合スポーツセンター伊香保リンク（渋川市）で、フィギュアスケートは同アイスアリーナ（前橋市）で行われる。同大会が県内で開かれるのは９年ぶり５回目。

　競技が始まる２１日から４日間、県内選手約４０人を含む約１０００人が氷上で熱い戦いを繰り広げる。

Ｊ２ザスパ草津は16日、伊勢崎市のサンデンフットボールパークで今年最初の全体練習を行い、今季の活動をスタートさせた。練習前のミーティングで、副島博志監督（52）は今季の目標を、Ｊ１昇格の可能性がある６位以内とし、「昨季後半の結果を胸に全員が自信を持ってプレーしてほしい」と呼び掛けた。Ｊ２は３月４日開幕。17日にホーム開幕戦の対戦相手と会場が決まる。
　ミーティングには15日に来日したばかりのＭＦヘベルチ、ＦＷリンコンのブラジル人コンビを含む選手26人が出席。今季のスタッフや背番号を発表したほか、新主将にＤＦ御厨貴文、副主将にＤＦ中村英之、ＦＷ後藤涼を選んだ。
　御厨新主将は「Ｊ２で選手同士が公私ともに一番仲の良いチームを目指す。試合では自分が言わなくても、全員でチームを引っ張れるようにしたい」と抱負を語った。
　練習で選手たちはストレッチやランニング、ミニゲームなどで約２時間汗を流した。副島監督は「全員で初練習を迎えることができ、良いスタートが切れた。全員がお互いにコミュニケーションを図れるようにして、２月の宮崎キャンプに臨みたい」と語った。
　この日、初めてチームメートと対面したのがＭＦヘベルチ。群馬の寒さに驚いた様子ながら、ミニゲームでは巧みなボールさばきを見せた。ヘベルチは「当たりの強さとスルーパスには自信がある。15ゴール、20アシスト以上を目標に、チームのＪ１昇格に貢献したい」と意気込んだ。

日本ハムが、早大ソフトボール部出身でドラフト７位で入団した大嶋匠捕手（２１）を、プロでも通用する捕手として徹底的に鍛え上げる。トレーナーの“捕球強化プログラム”のもと、今日１７日には、いよいよ初のブルペン入り。同期入団の投手相手とはいえ、プロの球を実際に多く受けさせることで本格的な育成に着手する。１６日、千葉・鎌ケ谷で行われている新人合同自主トレも第２クールに入った。体幹トレーニングやティー打撃など地道な練習を続けてきたルーキーたちだが、今後はより実践的なメニューが加わってくる。大嶋の“捕手デビュー”の相手は、都市対抗で大会史上２人目の完全試合を成し遂げたＪＲ東日本東北出身の森内に決定。「森内さんの球を受けさせてもらいますが、立ち投げなので大丈夫だと思います。乞うご期待ということで」と不敵な笑顔を見せた。硬球の周囲はソフトボールの公式球と比べ、約７センチほど小さい。上手と下手で投げ方も違えば、ボールの軌道も違う。「慣れたら問題ない。ソフトも沈む球種はありますし」と大嶋。プロ入りを目指し、昨年４月から社会人野球セガサミーの練習に参加。新人合同自主トレ開始後も、室内練習場でマシンの球を捕球する練習を繰り返してきたが、経験不足は否めない。プロの投手の球を、数多く受ける機会が必要となる。“完全男”と“ソフトボーイ”のバッテリー。異色の捕手を本物へと育てるために、いよいよ原石を磨く作業が始まる。

日本ハムのドラフト７位大嶋匠捕手（２１＝早大ソフトボール部）が１７日、新人合同自主トレが行われている千葉・鎌ケ谷で、初のブルペン捕球に臨んだ。立ったまま、ドラフト５位森内壽春投手（２７＝ＪＲ東日本東北）の球を３０球。普段の陽気な性格は影を潜め、真剣な表情で１球１球、丁寧に捕球した。「まだボールを追いかけちゃうんですよね」と硬球のキャッチングに慣れない様子だったが、同期入団の近藤健介捕手（１８）から「僕もそうですよ」と慰められ、笑顔を見せていた。

　米プロリーグＭＬＳの追加ドラフトが１７日（日本時間１８日）に行われ、昨季までＪ２草津に所属していたＭＦ山田晃平（２３）が、３巡目（全体５２位）でコロラド・ラピッズに指名された。山田は野洲高時代、ボーフムＭＦ乾貴士らと全国高校選手権に優勝した。大阪経大を経て１０年に草津入りし、２シーズンで３４試合に出場。今オフは、ＭＬＳの合同トライアウトに参加していた。ラピッズでは、ＤＦ木村光佑とチームメートになる。

女子ダブルス１回戦で森田あゆみ（２１＝キヤノン）、藤原里華（３０＝北日本物産）組は苦しみながらも、クセーニャ・ペルバク（カザフスタン）スローン・スティーブンス（米国）組に７−６、６−４でストレート勝ちし初戦を突破した。１６日のシングルスで初戦敗退した森田は、悔しさを晴らし「前を向くしかないなと思って切り替えた」と笑顔だった。風がある中で、相手の速くて重いショットに苦しんだ。なかなかサービスゲームをキープできなかったが、第１セットはタイブレークで奪うなど勝負強さを発揮し、森田は「状況に応じていいところは出せた」とコンビネーションに手応えをつかんだようだ。４大大会ダブルスで２００７年全米オープン以来の勝利となった藤原は「森田さんのランキングが高いおかげで出場できたので、すごく勝ちたかった」と満足感を漂わせた。

ＢＣリーグは16日、今季の開幕日と２戦目まで対戦カードを発表した。昨季上信越地区プレーオフで敗れた群馬ダイヤモンドペガサスは４月21日に昨季の同地区後期２位の信濃グランセローズと激突する。22日も信濃と対戦する。開催球場や開始時間、公式戦の全日程は２月下旬に発表する。

冬の高校総体スケート・アイスホッケー大会（全国高体連、毎日新聞社、県など主催、特別協賛＝コカ・コーラ）１日目の２１日、渋川市の伊香保リンクでスピードスケート競技が始まった。

　雪が降りしきる悪条件の中、スピード競技女子五百メートルに出場した前橋商の千葉捺美選手（２年）が３位と１００分の１秒差で４位に入賞した。千葉選手は１０年の全国中学校スケート大会同種目で優勝しており、今大会の活躍が期待されていた。

　惜しくもメダルを逃した千葉選手は「地元開催でメダルを取れなかったのは情けない。力不足だった」と残念そう。「２本目の最初の入りがうまくいかず、いい姿勢が取れなかった。歩数が合わず、体が浮いてしまった」と悔しがった。

　千葉選手は２２日に行われる千メートルにも出場する。気持ちを切り替えて、上位入賞に挑む。

森田あゆみ（キヤノン）藤原里華（北日本物産）組は第７シードのペアに３−６、６−３、２−６で敗れた。森田のコメント。「タフな試合だったが、互いのいいところを引き出せた。勝ちたかったので悔しいが、今後に向けて可能性が見えた」。

　昨年８月４日に急性心筋梗塞で亡くなった松田直樹氏（享年３４）の追悼試合（松田直樹メモリアルゲーム）が２２日、日産スタジアムで行われた。Ｊ２横浜ＦＣのＦＷ三浦知良（カズ＝４４）中田英寿氏（３５）ら、松田氏が現役時代、日本代表や横浜、松本などでともにプレーした仲間が８６人集まった。

　メーンのＮａｏｋｉ　Ｆｒｉｅｎｄｓ−横浜・ＯＢ（４５分ハーフ）戦は、安永聡太郎氏（３５）の得点で横浜・ＯＢが１−０で勝った。前座試合の横浜・ＯＢ−松本（３０分１本）戦は、松本が１−０で勝利し、場内を沸かせた。

　プロとしてファンを大事にしたこともあり、この日は４万４７５人のファンが集まり「直樹コール」をこだまさせた。カズは「マツのことをみんな覚えているから、これだけの人が集まった」。横浜の後輩・中村俊輔（３３）は「これだけの選手とファンが集まったのは、マツさんの人望ですね。一緒にプレーしたことを誇りに思う」。中田英氏は「今日、みんなと会えたのは、アイツの存在が大きいから」と続けた。

　４万人を超える観客が駆け付け、諸経費を支払って残った約１０００万円の収益は、遺族に渡すことになる。追悼試合の実行委員長・安永氏は「アイツが死んだ８月４日前後に、今度は松本で追悼試合をやりたい。みんな賛同してくれるはず」と、松田氏をしのぶ仲間の集まりは、今後も続く。

社会人野球の富士重工業硬式野球部と、全日本実業団対抗駅伝競走大会（ニューイヤー駅伝）で常連の陸上競技部が２３日、太田市下浜田町の野球部室内練習場で、今年の戦勝を祈願。

　富士重群馬製作所の笠井雅博所長をはじめ、選手ら約７０人が参加。鎌倉時代末期の武将・新田義貞ゆかりの新田神社（同市金山町）の青木繁徳宮司が神事を行った後、野球部の水久保国一監督と、陸上競技部の奥谷亘監督が玉串をささげて一年の無事と健闘を祈った。

　野球部は昨年の都市対抗野球大会で２年ぶり２２回目の出場を果たし、陸上競技部は今年のニューイヤー駅伝で過去最高タイの１２位だった。小塚幸裕運動部長は「野球は日本一を、陸上競技部は８位入賞を目指す。社員と地域に感謝しながら挑戦する」とあいさつした。

日本ハムドラフト７位の大嶋匠捕手（２１＝早大ソフトボール部）が２２日、初めて防具を装着してのブルペン捕球を無難にこなした。同５位森内壽春投手（２７＝ＪＲ東日本東北）と３度目のコンビは、初めて座って３０球を捕球し「最初（１７日に中腰での捕球）より、よかった」と笑顔。しかし、ヘルメットが髪を切る前にサイズを測り発注していたためブカブカで、「ズレて見えづらかった」と、苦笑いだった。

テニスの全豪オープンで、錦織圭選手（２２）がベスト８入りの快進撃をみせる中、８０年前に同大会ベスト４の記録を打ち立てた渋川市（旧子持村）出身の故佐藤次郎選手（１９０８〜３４年）が脚光を浴びている。佐藤選手の足跡を振り返った。

　佐藤選手は世界ランキングで最高３位。１９３３年の全仏ではファッションブランドに名を残す英国のスター選手、フレッド・ペリー選手を破ってベスト４になるなど世界４大大会で計５回ベスト４入りした。

　小学校時代の母校、渋川市立長尾小では、佐藤選手が旧制中時代に軽石だらけの校庭を自ら整備し、テニスコートを作り上げたと伝えられている。同小はこの逸話を道徳の教材として長年使っており、上原篤彦校長は「再びスポットが当たっている今、子供たちには、世界に羽ばたいた名プレーヤーの先輩がいた話を改めて伝えたい」と話す。

　高校時代を過ごした渋川高（生形優校長）では、佐藤選手の胸像が校庭の入り口近くに鎮座し、台座のプレートには略歴と戦績が英語と日本語で刻まれている。また校舎内には直筆の書などゆかりの品が飾られている。

　同市では偉業をたたえるため「佐藤次郎杯争奪ソフトテニス大会」が１９４６年から毎年開催されている。昨年９月の第６６回大会には３５２人が参加し、同市教委体育課は「市から出た名選手が再び注目を浴びるのはうれしい。錦織選手は準々決勝もぜひ頑張ってほしい」とエールを送る。

　輝かしい記録を残した佐藤選手だが、生涯の最期は強烈な印象を残す。３４年４月５日、国別対抗戦「デビス杯欧州ゾーン」に参加するために乗った船がマラッカ海峡を通過中、船上から海に身を投げた。東京日日新聞（現在の毎日新聞）は夕刊１面トップで佐藤選手の死を報じるなど日本中に衝撃を与えた。

「開幕投手」に照準を合わせた。日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が２５日、千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開。室内練習場でキャッチボールを終えるとブルペンへ直行し、捕手を立たせたまま変化球も交えて３５球を投げ込むと、笑みがこぼれた。キャンプ初日から夢の実現へ向けてガンガン投げ込む。「できれば（ブルペンに）入りたい」とアピールを開始する。栗山監督から候補の１人として挙げられている開幕投手について「それが夢というのはあります。自信はない。でも、それは今、生まれるものではない。キャンプからですよね」。ダルビッシュが５年間、誰にも譲らなかった“指定席”を巡っての競争になる。「まずは、その争いの段階に加われれば」と、スタートダッシュをかけるつもりだ。オフのトレーニングは順調だ。昨年末と１月中旬には鳥取のスポーツジム「ワールドウイング」を訪問。早大時代から興味を抱いていた同ジムの小山代表が提唱する「初動負荷理論」を学ぶのが目的だった。その場では、現役最年長投手の中日山本昌と一緒になった。キャッチボールの相手もした。投球フォームも「今はいろいろ試行錯誤していて、今は具体的に（変更点を）言える段階ではないが、手応えは感じています」と、２年目の飛躍へ準備は整っている。

伊香保最低
温泉も最低ならスケートリンク役員も最低

侍ジャパンを指揮する昨年日本一のソフトバンク秋山幸二監督（４９）はタイトルホルダーだけでなく将来性を踏まえたチーム編成を強調した。２６日、加藤良三コミッショナー（７０）らと都内で会見。代表メンバー２４人の発表では真っ先に日本ハム斎藤佑樹投手（２３）の名前が読み上げられた。秋山監督は「１番はタイトルホルダー。その中で将来性も見据えた。国際試合に出る機会はなかなかない。侍ジャパンのユニホームを着て経験をすることで成功するんじゃないか。そういう可能性を秘めた選手を選出した」と明かした。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が２８日、都内で開かれた球界関係者の結婚パーティーに出席し、松井秀喜外野手（３７＝アスレチックスＦＡ）と再会した。高校３年夏の日本代表でヤンキースタジアムを訪れた時以来６年ぶり。「あいさつだけしました。話は何も…」と松井のオーラに圧倒されたようだ。ＤｅＮＡ中畑監督とも初対面し「よろしくお願いします」とあいさつを交わした。「すごい方たちにお会いしたので、気を引き締めてキャンプに臨めます」と真面目な表情で話した。今季はエース・ダルビッシュが移籍し、栗山監督が就任した新体制で主力としての期待がかかる。パーティー会場ではあいさつを行い、今年１月に一部週刊誌に掲載された女子アナウンサーとの交際報道について、「いろいろ書かれていますが、そういう状況ではありません」と身を削ったネタで存在感を示した。

第84回選抜高校野球大会（センバツ、３月21日から12日間・甲子園）の出場校選考委員会が27日、大阪市内で開かれ、一般選考枠で健大高崎と高崎が選ばれ、本県からのダブル出場が決まった。健大高崎は初、高崎は31年ぶり２度目のセンバツ。２校出場は１９７８年（桐生、前橋）と２００９年（高崎商、前橋商）に続いて３度目で、同一市内からの選出は県内初の快挙となった。

　健大高崎は昨秋の県大会で優勝し、センバツ選考の重要資料となる秋季関東大会で４強入り。本県では桐生第一（06年夏、07年春）以来となる夏春２季連続で甲子園切符をつかんだ。

　県大会準優勝の高崎は、29年ぶりとなった秋季関東大会で東海大望洋（千葉２位）、東海大甲府（山梨１位）を逆転で撃破し、４強の一角に食い込んだ。

　一般選考枠は「関東・東京」で６校。例年、関東４校、東京１校を選び、さらに両地区を比較して６校目を決める。健大高崎、高崎はともに秋季関東大会で結果を残しており、高崎は21世紀枠でも最終選考（９校）に残っていたが、両校とも一般選考枠で順当に選出された。

　両校に電話で出場決定の連絡が入ったのは午後３時10分すぎ。健大高崎では、須藤賢一校長がグラウンドで練習中の選手を集め、無事選出されたことを告げた。一方の高崎は、３時半の授業終了を待って全校放送で31年ぶりの吉報が伝えられ、選手にはその後、羽鳥進一校長が報告した。両校のグラウンドには野球部員や関係者、生徒らが集まり、歓喜の声が響き渡った。

　県勢は09年、10年（前橋工）、11年（前橋育英）に続いて４年連続の出場となった。組み合わせ抽選会は３月15日に大阪市内で開かれる。

１７戦連続スタメン出場となったアウクスブルクの日本代表ＭＦ細貝萌（２５）が、ドイツ移籍後初アシストを決めた。１−２の後半２１分。敵陣ペナルティーエリア近くでボールを持つと、ＤＦ裏にスルーパス。これをＦＷハインが右足で決め同点。最下位アウクスブルクは勝ち点を１６とし、１７位のフライブルクに並んだ。

初のセンバツ出場に沸いた健大高崎は２９日、高崎市中大類町の同高グラウンドで、出場決定後、初めての本格的な練習を行った。選手たちは喜びもつかの間、約２カ月後の本番に向け気持ちを新たに練習に臨み、一日かけて体幹や体のバランスを鍛える基礎的なトレーニングに汗を流した。

　大きなかけ声で練習を引っ張った小林良太郎選手（２年）は「まだ甲子園に立つ実感が湧かないが、今できることを精いっぱいやって強豪に挑みたい」と気を引き締めた。

　また、野球部員の保護者ら約２０人もグラウンドを訪れ、昼食にはセンバツ決定を祝い、赤飯を炊いて振る舞った。秋山浩佑選手（同）の父敬一さん（４３）は「あと２カ月でまだまだレベルアップできるはず。甲子園では２回以上校歌が聞けることを期待しています」と話した。

午後３時半、授業終了を告げるチャイムが鳴ると、野球部員たちが小走りでグラウンドに姿を見せる。平日の練習時間は約３時間。限られた時間を有効利用するため、練習前のグラウンド整備などは先輩、後輩の区別なく手際よく進めていく。

　他の強豪校に比べて選手たちの体格は見劣りし、昨秋の県予選開幕当初、センバツ出場は有力視されていなかった。しかし、勝ち進むにつれて、多くの大会関係者が「台風の目になるかもしれない」と思うようになった。

　まず県予選２回戦。倉金宏輔選手（２年）のサヨナラ２点本塁打で伊勢崎商を３−１で降した。準々決勝は昨春のセンバツに出場した前橋育英との対戦になり、選手たちは「この試合を境にチームが大きく変わった」と話す。

　九回土壇場で同点に追いつかれ、延長十回、スクイズで勝ち越した。しかしその裏、再び１死三塁のピンチを迎えると、マウンドに内野手全員が集まり、ベンチからは監督の伝令が送られた。「いつも通りにいこう。あと……。勝ったら監督がたこ焼きをごちそうしてくれるって」

　新チームになって一番プレッシャーがかかる場面だったが、選手には笑いが広がった。島田智史投手（同）は「あの一言で緊張が消えて『どうにかなる』と吹っ切れた」と話す。後続を三振に打ち取り、最後はファウルフライで試合終了。金子裕紀主将（同）は「準決勝以降は、厳しい試合を楽しむ余裕も出てきた」と振り返る。

　関東大会は劇的な勝利を重ねた。１回戦の東海大望洋（千葉２位）戦は五回に２本の長短打で逆転に成功し、４−２で勝利した。準々決勝の東海大甲府（山梨１位）戦も六回、三塁打２本を含む４安打を放ち４−２で逆転勝ち。「逆転の高高（たかたか）」と呼ばれた。

　３１年ぶりのセンバツに浮かれることなく、金子主将は「まだ何も勝ち取っていない。センバツに出るのは自分たちより強い学校ばかり。ここからが本当の勝負だ」。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）は注目ルーキーとして騒がれた昨年とは違い、静かなキャンプ地入りとなった。何もかもが手探りだった１年目と違い「落ち着いてキャンプインできるかな」と穏やかに話した。既に投球練習でも捕手を座らせており、キャンプで最初の実戦が予定されている２月７日の紅白戦から登板できる準備はできているという。昨年のような騒ぎにはなっていないが「寂しくはない。高校、大学もそうだったが、２年目は絶対にそうなるもの」と気負いはなかった。

サッカーＪ２ザスパ草津の本拠地「正田醤油スタジアム群馬」（前橋市）について、県は新年度、Ｊ１規格への改修に取り組む方針を固めた。収容人数５千席増の１万５千席とする設計に取り掛かり、今季の成績次第で年内にも改修する方向だ。県は現在、座席の拡大などＪ２新規格への改修準備を進めているが、ザスパが昨季好調な成績を収め来季のＪ１昇格も視野に入ってきたことから、早急な対応が必要と判断した。

　Ｊリーグは今季から３〜６位が３番目のＪ１昇格を争うプレーオフを導入する。昨季、最高タイの９位となったザスパと、６位ジェフユナイテッド千葉との勝ち点差はわずか１で、Ｊ１へ期待が高まっている。

　ただ、県が進めているＪ２新規格に改修しても、Ｊ１規格に対応していないためプレーオフに進出できない。Ｊ１昇格が現実味を帯びる中、県は「ザスパの後押しはしても足を引っ張ることがあってはならない」と判断。Ｊ１規格化には工事が数カ月かかるため、設計を進めた上で改修時期を見極めることにした。

　Ｊ２新規格への改修は、ライセンス申請期限の６月末までに主に座席幅を国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）基準に合わせ現状の40センチから45センチに広げる。これまでと同じ１万席を確保するため、現在は芝生となっている両ゴール裏にある南北サイドスタンドの前半分を座席にする計画だ。

　さらにＪ１規格に対応するには、立ち見席を含め全体で１万５千人以上（芝生席除く）収容できることが条件になる。県はサイドスタンドの後ろ半分や、スタジアム東にある二つの出入り口をスタンド化することなどを検討している。

　ザスパ草津を運営する草津温泉フットボールクラブの植木繁晴代表取締役ゼネラルマネジャーは「（Ｊ１規格化は）非常にありがたい。期待に応えられるように、チームとしてもＪ１昇格という目標達成に向け、今まで以上に頑張っていきたい」と話した。

日本ハム栗山英樹監督（５０）が佑ちゃんに対して厳しい姿勢を打ち出した。１日、沖縄・名護キャンプで背番号８０のユニホーム姿をお披露目し、精力的にグラウンドを動き回った。初日からブルペンに入って猛アピールした斎藤佑樹投手（２３）について「僕はあんまり褒めたくない」と辛口。わが子を谷に突き落とすライオンのように、期待の右腕に試練を与えた。指揮官として初日を迎えた栗山監督は、すべての選手のもとに足を運び、動きを自らの目でチェックした。「みんな状態がいいですよね。うれしいです。（監督交代で）体制が変わるとチャンスが生まれる。いい方向にスタートできているなあと思います」。栗山スマイル全開で、手応えを示した。しかし、「斎藤」という一言で表情が変化した。２年目を迎える期待の右腕は、ブルペンで３１球を投げ込んだ。充実のオフをアピールするかのように、すべて直球で捕手のミットをうならせた。「今年はちょっといけるかなあと思いました。キャッチャーまでのラインが見えますね」。本人は納得顔で初日を振り返っていたのだが…。栗山監督は「僕は公式戦でどれくらいの球が投げられるかを求めている。（この日の評価は）吉井コーチに聞いてください。僕はあんまり褒めたくない」と厳しかった。さらに、初日からブルペン入りしたことについても「当たり前。自分が求められているものを考えて、やらなきゃいけない。高いレベルを求めているのでね。（この日ブルペンに）入らなかったら、“さようなら”というくらいだった」と、厳しい言葉を並べた。もちろん、それだけ期待が高いことの裏返し。「今年はやるんだというものはしぐさで感じた」と、胸の内では評価している。「何げなく『頑張ろうね』って声を掛けるのが、いいときもあれば悪いときもある。自主トレの疲れが残っていれば、頑張ってしまってケガをすることもある」。ただやみくもに激励することが、プラスになるとは限らない。同様に、開幕投手候補として期待する斎藤だからこそ、厳しい態度で手綱を締めたのだ。監督デビューを「戸惑いました。５０点くらい」と控えめに自己採点した栗山監督だが、前任の梨田監督が褒めることが多かった斎藤への“トゲ”は、新鮮に映った。

Ｊリーグは１日、Ｊ１が３月10日、Ｊ２が３月４日に開幕する今季の詳細日程を発表した。Ｊ２ザスパ草津はホーム戦21試合のうち、19試合を前橋市の正田醤油スタジアム群馬で、８月12日の第26節対岐阜、同26日の第31節対京都の２試合は埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で実施する。
　今季Ｊ１のオールスター戦はないが、７月21日に東日本大震災の復興支援を目的とした「スペシャルマッチ（仮称）」を実施する。チーム構成など詳細は未定。
　原則的にＪ１は土曜、Ｊ２は日曜開催で、３月７日にアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）のアウェー戦がある昨季Ｊ１覇者の柏は横浜Ｍとの開幕戦を11日に実施する。７月下旬からのロンドン五輪期間中も試合を行う。
　Ｊ１は18チーム、Ｊ２は町田と松本が加わって22チームとなり、ともにホームアンドアウェー方式の２回戦総当たりで優勝を争う。Ｊ２の最終節は11月11日で、同18日と25日にＪ１昇格プレーオフを実施。Ｊ１は12月１日に全日程を終了する。
　３月20日に１次リーグが開幕するヤマザキナビスコ・カップは11月３日に決勝を行う。

今年初実戦はオール直球勝負？　日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が２日、ブルペンで軽いキャッチボールを行いフォームを確認した。先発予定の１１日広島との練習試合に向けて「（早大で同僚の）福井出てこいや！　って感じですね。全部直球勝負で行こうかな、と考えていますが…。その日の気分かな」と笑み。開幕投手の候補にも挙がるが「今年の目標はローテを守ること」と冷静だった。

日本ハムの２年目、斎藤佑樹投手（２３）が３日、キャンプ３日目にして２度目のブルペン入りで４５球を投げ込んだ。これまで直球一本で投球練習を行っていたが、この日は縦のスライダーも時折、交えた。「前回よりもコースだけを意識しました。もう少ししたら、高さを意識していきたい。監督にはちょくちょく声をかけてもらっているので、ありがたいです」と話した。練習試合初戦となる１１日広島で先発する予定。２イニング限定だが「結果を求めていきたい」と意気込んだ。

唐川、藤岡よ、「江川−西本」のような名ライバルになれ！　ロッテで昨季チーム最多１２勝の唐川侑己投手（２２）と、ドラフト１位左腕で新人王候補の藤岡貴裕（２２＝東洋大）が３日、ブルペンで初共演した。初ブルペンの唐川が投げ込んでいると、４つ隣で藤岡が３連投となる投球を開始。互いの投球を観察することはなかったが、唐川が５６球、藤岡が９４球と投げ合いが実現した。

　唐川は「今日はあまり（藤岡を）見ていない。でもゆっくり見て研究して、いいところを取り入れます」と吸収するつもりだ。実は同い年の２人はあまり会話を交わしていない。高校時代、唐川は「ＢＩＧ３」と言われたスター選手だったが、無名の外野手兼投手だった藤岡はセンバツで、唐川に記念撮影をお願いしたほどだった。藤岡は「自分が上でやれると考えなかったし、まさか同じチームになるとは。向こうは先輩と仲がいいし、これから徐々に打ち解け合えば」と言う。

　西本投手コーチはライバル関係を歓迎する。「僕も江川さんは１歳上だったけど存在は大きかった。２人も刺激し合えばいい」。エリート江川、雑草西本の緊張感を持ったライバル関係は巨人黄金時代を築いた。藤岡も「いいライバルになれれば。お互いが頑張ればチームも上に行ける」と、唐川と高みに登る。

元サッカー日本代表として活躍し、昨年８月に急性心筋梗塞（こうそく）で死去した松田直樹選手を「偲（しの）ぶ会」が４日、前橋市のホテルで開かれた。県内のサッカー関係者ら約１３０人が参列した。

　松田選手は、桐生市出身で前橋育英高校を卒業後、横浜マリノス、横浜Ｆ・マリノス、松本山雅ＦＣで活躍。日本代表のＤＦとしては、０２年の日韓ワールドカップにも出場し、１６強入りに貢献した。

　偲ぶ会では冒頭、ホイッスルに合わせて、出席者は黙とうをささげた。会場のスクリーンには、現役時代の試合やインタビュー映像が流され、高校時代の恩師、前橋育英サッカー部監督の山田耕介さんが「マツはサッカー小僧をそのまま大人にしたような選手。どんな困難にも、真っすぐ真正面からぶつかっていた。高校３年間、怒ってばかりだったので、一度くらいはほめてあげれば良かった」と、言葉を詰まらせながら語りかけた。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が５日、春季キャンプ３度目の投球練習で１２８球の熱投を見せた。昨年のキャンプでの投球練習や公式戦の球数を含めて、自己最多となった。当初は「５０球くらいを予定していました」というが、２１度を記録した暖かさもあり「感じが気持ちよかったので、投げちゃいました」と、笑顔を見せた。練習後には、名護の海岸沿いを約１５分間ランニングするなど、第１クール最終日は精力的に汗を流した。

日本ハムのドラフト７位大嶋匠捕手（２１＝早大ソフトボール部）が６日、イルカの調教に挑戦した。キャンプの休日を利用し、同５位森内寿春投手（２７＝ＪＲ東日本東北）と一緒に沖縄・本部町の「もとぶ元気村」を訪問。合図を送ってジャンプをさせたりしたが、ダイナミックな動きには腰が引け気味だった。それでも「本当にリフレッシュになりました」と癒やされた様子。森内も「いい休日になった。イルカって、結構柔らかいんですね」と触れ合いを楽しんだ。大嶋は今日７日の紅白戦に出場する。名護の１軍キャンプに、午前練習から参加する予定。実戦でのアピールはもちろん「盗めるものは盗みたい」と、先輩選手の一挙手一投足を目に焼き付ける構えだ。

千葉ロッテなどで活躍し、プロ野球歴代２位の連続救援登板６００試合を誇る左腕の藤田宗一投手（39）が群馬ダイヤモンドペガサスに加入することが６日分かった。既に契約面で合意しており、投手コーチ兼任でプレーする。さらに昨季まで西武ライオンズに所属した山崎敏（30）＝勢多農高−平成国際大＝が投手コーチ補佐、元横浜ベイスターズ２軍監督の中塚政幸（66）も育成総合コーチとして加入。手厚い陣容で今季、覇権奪回に挑む。８日午後から前橋市の球団事務所で会見を行う。

　藤田は千葉ロッテマリーンズ在籍時から“左キラー”の中継ぎ投手一筋で活躍し、１９９９年、２０００年には２年連続でリーグ最多登板を果たした。ロッテのクローザーの薮田安彦、現役を引退した小林雅英とともに「ＹＦＫ」と呼ばれ、２００５年のリーグ制覇、日本一に貢献した。

　その後は08年から読売ジャイアンツ、11年に福岡ソフトバンクホークスに移籍したが結果を残せず。同年11月に球団から戦力外通告を受け、現役続行を目指していた。同じく昨季限りでソフトバンクを退団し、今季からペガサスの監督に就任する五十嵐章人監督が声をかけ、年末から契約交渉を進めていた。

　選手兼任でプレーするペガサスではクローザーとして起用される見込み。ホームゲームのみの帯同となる八木沢荘六投手コーチに代わって、常時選手と接する投手コーチとしても手腕が期待される。

　昨年、リーグ参入後ワーストの防御率３・17を記録したペガサス投手陣。埼玉西武ライオンズを引退した山崎も投手コーチ補佐に就任し、チームをてこ入れする。山崎は西武に８年間在籍。故障に泣かされ、１軍での実働は４年にとどまったが、その経験や技術を後進に伝える役割を担う。

　ＰＬ学園高から中大に進み、大洋ホエールズで活躍した中塚は指導者として豊富なキャリアを誇る。大量15人が加わった新人の指導を中心に、チーム全体の底上げを図る。山崎と中塚は小中学生を対象にした野球塾「ペガサスアカデミー」をメーンにする予定だが、キャンプやホームゲームなどで指導できるようにコーチ登録もする。

　糸井丈之会長は「充実した指導体制をつくれた。若い投手陣は藤田の投げている姿から学ぶことは多いはず。山崎、中塚には発展途上の選手たちの育成をお願いしたい。一人でも多くＮＰＢに行ける選手を育てて、ＢＣリーグ制覇を果たしたい」と話している。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）は第２クール初日の７日、雨天のためノースローで調整。今キャンプ中、練習日では初めて投球練習を行わなかった。室内練習場で３００メートル走を６本こなし、筋力トレーニングでこの日の練習は終了。明日８日のフリー打撃で打撃投手を務めることになった。確認したいのは、進化した直球の手応えだ。「打たれることを前提とした役割ですが、真っすぐの切れを確かめたい。早く試してみたいですね」と、ワクワクしていた。

経営悪化問題が表面化し、サッカー・日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）を退会した、アルテ高崎は４日、当面の間活動を休止すると発表した。２０１２年シーズンの県社会人サッカーリーグに参加せず、下部組織を手放すため、関係者からは「事実上の解散」という声も上がっている。

　　アルテの運営会社「Ｊ・Ｓ」（堀越哲二代表）は、昨年１２月から別組織への移管を目指していたが、候補先との交渉がまとまらず、今年１月１３日にＪＦＬの理事会で退会が認められた。

　ＪＦＬの規定により、退会後は下部リーグである関東リーグに所属することができない。チームを存続させるために、更に下部の県リーグへの参戦が考えられ、アルテの対応に注目が集まっていた。

　アルテや関係者によると、後藤義一監督らが２日、県サッカー協会を訪れ、昨年の天皇杯出場を決めた際に贈られた県サッカー協会長杯などを返還し、県リーグの参戦を見送る意向などを伝えた。しかし、アルテは同日、読売新聞の取材に対し「やっぱり考え直す」と答え、迷走していた。

　アルテは、まだ移籍先が決まっていない５、６選手については、引き続き移籍先を探すとしている。下部組織のＵ―１５、Ｕ―１２については、指導者は同じままに、「Ｊ・Ｓ」ではなく、別組織がチーム名を変えて引き継ぐことになるという。

　あるサッカー関係者は「運営会社の問題で、後藤監督などチームスタッフは、退会した後も選手たちが困らないよう、移籍先を探すなど奔走していた」と話し、別の関係者は「今後チームに入る選手もいないだろうし、事実上の解散だ」と話した。

　アルテの広報担当者は「活動を再開する時は報告したい」としている。

日本ハムのドラフト７位ルーキーの大嶋匠捕手（２１＝早大ソフトボール部）が紅白戦でプロ初本塁打を放った。８番・ＤＨでスタメン出場し、プロ初打席となった３回１死、６年目右腕の植村祐介投手（２３）からバックスクリーン直撃の“プロ初アーチ”をマークした。カウント２ボールからの初スイングで直球をとらえたソフトボーイは「詰まったんですが思ったより伸びてくれました。自分のスイングができたと思います」と、幸先のよいスタートを喜んだ。

高校野球は少年犯罪塗れのカスだし
斉藤はマスコミがミーハー取り込む為に作り上げたエセスターだけど

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が９日、サッカー界からの熱烈オファーを歓迎した。沖縄・名護キャンプに、Ｊ１昇格を決めた東京の阿久根社長が来訪。早実野球部ＯＢの突然の訪問に、佑ちゃんも練習の合間を縫って猛ダッシュであいさつに向かい、言葉を交わした。阿久根社長は早実の和泉監督の同級生で、斎藤とも旧知の間柄だ。「常に新しい試みをしたい」と言う阿久根社長にとって、球界のニューヒーローとして注目を浴びる斎藤は、魅力的な存在。試合前イベントなどで斎藤を起用する案に「サポーターが喜ぶなら、ぜひ」と意欲的で、斎藤も「興味あります。サッカーは得意なほうじゃないけど、見るのは嫌いじゃない」と、ノリノリだ。斎藤はこの日、ブルペンで３７球を投げ込んだ。休養日明けの１１日には広島との練習試合で先発予定。「スライダーの切れはもう少し。あとは、実戦でどうなるかですね」と、今年初の対外試合を心待ちにしていた。

ロッテのドラフト１位左腕、藤岡貴裕投手（２２＝東洋大）が１１日の紅白戦で先発し、実戦初登板でベールを脱いだ。直球はコンスタントに１４０キロ台をマークし、最速は１４５キロ。スライダーのキレもよく、３回２死から伊志嶺翔太外野手（２３）に右越え弾を浴びたが、内容のある投球を見せた。３回２安打２奪三振１失点。それでも「プロは甘い球をしっかり振ってくる。打者の雰囲気も打ちそうと思わせる。打たなくても、相手にそう思わせるだけでも違う」と肌で感じ、気を引き締めていた。

日本ハムのドラフト７位ルーキー、大嶋匠捕手（２１＝早大ソフトボール部）が１３日、７日ぶりに２軍キャンプに合流した。８日の紅白戦から４試合連続で１軍の沖縄・名護で練習、実戦に参加していたが、この日は練習のみ。１軍では「緊張もあって、疲れもあった」というが、笑顔で久々に国頭で汗を流した。

早大ソフトボール部出身の日本ハムのドラフト７位ルーキー、大嶋匠捕手が１４日、２２歳の誕生日を迎えた。栗山英樹新監督（５０）が球場入りすると、目の前でアップをしていた大嶋に「誕生日だよね、おめでとう」と握手で祝福された。「ありがとうございます」と恐縮していたが、この日は韓国ＬＧ戦に「６番・ＤＨ」でスタメン出場することが決定。栗山監督は「今日は、（大嶋が）誕生日だからね」と、アピールチャンスをプレゼントした。

Ｊ２ザスパ草津は25日、前橋市のベイシアワールドスポーツ前橋みなみモール店前駐車場で今シーズンの決起集会とファン感謝祭を開く。
　決起集会はシーズン開幕前に選手とサポーターの交流を図り、結束を強めようと毎年開いている。今回は昨季のファン感謝祭が中止になったことから、同時開催とした。
　当日はトップチームの選手、スタッフ全員のほか、元選手の高田保則さんらが参加。選手によるトークショーをはじめ、ＪＴＢ旅行券（３万円分）やベイシア商品券（１万円分）など豪華賞品が当たる抽選会、２０１２シーズンの新グッズ販売など多彩なイベントを行う。
　時間は午後１時から３時まで。入場無料。問い合わせは草津温泉フットボールクラブ（電話０２７・２６９・３７３２）へ。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が１４日、沖縄・名護キャンプでブルペン入りし、変化球を織り交ぜて５８球を投げ込んだ。この日はバレンタインデーとあって、練習終了後にはファンからもらったチョコレートをさっそく「少し食べました」と味見した。投球練習ではフォークボールを除き、すべての球種を確認。「手応えはありました。スライダーは、もうちょっとですけど」と、振り返った。１５日は休養日で、１６日のＤｅＮＡとの練習試合（名護）で先発する予定。

エース育成プログラムが、静かに進行している。日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が今日１６日、ＤｅＮＡとの練習試合（名護）に先発する。前回１１日広島戦（名護）に続き今季２度目の実戦で、３イニングを投げる予定。次回は中６日で２３日ヤクルト戦（名護）に登板する可能性が高い。今キャンプでは実戦１０試合のうち、紅白戦や韓国球団との練習試合が６試合組まれている。斎藤は、よりシーズンに近い形で調整可能な国内３球団への“練習登板”をこなし、オープン戦までの準備を整えることになる。前回１１日の広島戦では直球を多めに投げた斎藤だが、今回のＤｅＮＡ戦は「変化球をひと通り使ってみたい。いろいろ試しつつ、結果を残したい」とポイントを挙げる。ＤｅＮＡの中畑監督とは、今年１月、知人の結婚式で対面。「元気。現役時代の映像を見ても常に全力」と印象を口にした。「一緒に球界を盛り上げようと言われ、その気持ちが伝わってきました」。キャンプでも話題独占中の真のエンターテイナーから、きっちりとプロ魂を伝授。自身に課された使命を、あらためて胸に刻んだ。練習休日の１５日、斎藤は午後からキャッチボールやランニングで汗を流し、ＤｅＮＡ戦に備えた。栗山監督は「調整しながらも、抑えてくれないと。完璧というか、１００％で。スカッと爽やかに投げてほしいね」と、コカ・コーラのキャッチコピーを引き合いに、背番号１８の投球に期待を込める。新世代のスターとして、投球内容でも、アピール面でも、スカッと中畑ＤｅＮＡをねじ伏せてみせる。【

県社会人野球連盟（佐田玄一郎会長）の定時総会がこのほど開かれ、１２年度の事業計画が承認された。

　県内で開催される１２年度の大会は次の通り。

　春季県大会兼全日本クラブ予選大会＝３月３１日〜４月２日、高崎城南球場と太田市運動公園野球場で。９チームが出場し、クラブ上位３チームがクラブ北関東大会に出場。

　第８３回都市対抗野球県大会＝５月５、６、１２、１３日、太田市運動公園野球場で。９チームが出場し、上位３チームが北関東大会に出場。

　第８３回都市対抗野球第２次予選・北関東大会＝６月６〜１０日、太田市運動公園野球場で。群馬３、栃木２、茨城３チームが出場し、優勝・準優勝の２チームが都市対抗野球本大会に出場。

　第３５回県クラブ野球選手権兼関東連盟クラブ選手権予選大会＝９月９、１６日、伊勢崎市営野球場で。８チームが出場し、優勝チームは関東大会に出場。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が１７日、今季２度目の実戦となったＤｅＮＡとの練習試合（名護）で、３イニングを投げて５安打４失点。１、２回は０点に抑えたが、３回、２ランを含む４長短打を浴びた。１１日広島戦（名護）に続いて、２戦連続の被弾となったが「本塁打は打たれましたけど、いいところに行って打たれたボールで納得はしている」。カットボールや、チェンジアップなど、テーマに掲げていた変化球に対する打者の反応を確認し「収穫もあった」と振り返った。

５日に始まったＪ２ザスパ草津の宮崎キャンプが終盤に入った。14日は延岡市の西階陸上競技場でＪ１ベガルタ仙台と練習試合を行い、キャンプの成果や課題を再確認。45分のゲーム３本で計３―７と敗れたが、若手中心のメンバーで臨んだ３本目に２―１と勝ち越すなど収穫も目立った。日程序盤は午前と午後の２部練習でチーム力の底上げを図り、９日からは大学や社会人との練習試合で実戦感覚を養ってきた。この日を含めてキャンプは残り３日。宮崎からチームの仕上がり具合をリポートする。

ザスパ草津は15日、ニット製造の松井ニット技研（桐生市）とタイアップして製作したニットマフラー１５０枚を限定販売すると発表した。
　昨年に続いての企画。紺と黄色を基調したザスパカラーのストライプ柄に赤色を加え、２０１１年モデルよりもカラフルに仕上げた。
　サイズは１８０センチ×15センチで、価格は５９８０円（税込み）。25日に前橋市のベイシアワールドスポーツ前橋みなみモール店前駐車場で販売する。

パナソニックは持ち味の堅く、粘り強い守備でＶ２に王手をかけた。前半９−３から後半開始早々にモールでトライされたが、８分にカウンターからＷＴＢ北川が自らパントを抑えて初トライ。その後はゴール前に攻め込まれながら、積極的な守備、タックルを浴びせる。ＣＴＢフーリーがこぼれ球を拾い、１１分に５０メートル、２２分には９０メートルの連続独走トライを挙げた。

　「チームでの守備で頑張った。たまたまボールが転がってきた。前に出た守備がトライに結び付いた」とフーリー。中嶋監督は「次もしっかり準備し、我慢して我慢して勝ちたい」。決勝の相手はサントリー。リーグ開幕戦で敗れた雪辱での優勝を狙う。

ソフトボーイにとって、悪夢の１日となった。日本ハムのドラフト７位ルーキー大嶋匠捕手（２２＝早大ソフトボール部）が人生初の“２打席連続三振”を喫した。１９日、沖縄・国頭で行われた紅白戦で白組の「６番ＤＨ」でスタメン出場。４打数無安打に終わり、「最悪でした。ありとあらゆることが、情けないです」とうなだれた。野球の厳しさを痛感した。紅組先発の大塚から、第１打席は外角低めの直球に手が出ず、３回の第２打席はフォークを振らされ連続三振。ソフトボール時代は「なかったですね」という２打席続けての屈辱。積極性を欠き、スイングすらまともにできなかったことを悔やんだ。守備では、野球人生の“初マスク”もかぶった。「５回くらいに、中嶋コーチから『（守備の出番が）あるから』と言われました」。９回、４３歳の木田とバッテリーを組んだ。経験豊富なベテランに引っぱられながら、自らサインを出して３者凡退で切り抜けた。「木田さんに、おんぶにだっこでした。まだまだ試合でマスクをかぶる実力はない」。守備のことで頭がいっぱいだった試合後半は、打撃も集中できなかった。この日は、早大ソフトボール部の吉村正監督（６６）も観戦に訪れた。恩師は結果を出せなかった教え子に「プロの難しさ、怖さを感じ取ったのでは。そんなに甘いものではない。謙虚にやってくれれば」と、厳しい言葉でエールを送った。次戦の２２日韓国ＳＫ戦（名護）も呼ばれることが濃厚で「次は栗山監督の期待に応えたい」と、失敗をバネに巻き返しを誓った。

ロッテのドラフト１位藤岡貴裕投手（２２＝東洋大）が紅白戦に先発した。３回を投げ、スクイズで１点を失った。この日は変化球の制球に苦しみ、ボールが先行する苦しい展開。「バランスが悪かった」と反省を口にした。次の登板は予定通り２６日の巨人戦。相手の先発沢村拓一投手（２３）とは、大学時代は１勝１敗だ。「次は勝ちたいというか、そこまでのイニングは投げないと思うので、自分の思うような投球をしたい」と話した。

３月１０日に東京ドームで行われる東日本大震災復興支援試合（対台湾代表）の日本代表「侍ジャパン」の背番号が２０日、発表され、日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）は、ＷＢＣでダルビッシュ有投手（２５）がつけていた「１１」をつけることになった。自チームと同じ背番号をつけることが基本線だが、「１８」は楽天田中将大投手（２３）もおり、斎藤は「１１」に決まった。「今までにつけたことがない背番号なので少し不思議な感じもします。ただ、番号をあまり気にすることなく、日の丸を背負う代表選手として精いっぱいプレーしようと思います」とコメントした。

Ｊ２ザスパ草津の新体制発表会が20日、前橋市の前橋商工会議所で開かれ、スポンサーや報道関係者約２００人を前に、３月４日に開幕を迎える今季の新ユニホームやチームスローガン「龍翔(りゅうしょう)」を披露。悲願のＪ１昇格を目標に、全力でシーズンを戦い抜く決意を表明した。

日本ハム春季キャンプ（２１日、名護）ソフトボール出身の日本ハムのドラフト７位、大嶋匠捕手（２２）＝早大＝が２１日、沖縄・名護市の１軍キャンプに正式合流した。キャンプを２軍で迎えた大嶋は、これまで１軍練習に呼ばれるたびに、国頭（くにがみ）村の２軍宿舎からタクシーで片道約４０分かけて１軍練習に参加していた。しかし正式に１軍昇格が決定。前日２０日に名護球場に隣接する１軍宿舎へ引っ越しを済ませ、この日は他の１軍メンバーと同様に徒歩で球場入りした。「練習開始までにストレッチをする余裕があるのでありがたいです。プロはこっち（１軍）でプレーしてなんぼ。打撃面で必要とされて１軍に呼ばれたと思うので結果を残したいです」この日は捕手としても精力的に動いた。ブルペンで武田勝、斎藤ら４投手のボールを受けた。武田勝の制球力に驚いたようで、「８割くらい構えたところにきた。すごいです」と感心しきり。また、打者では左の大砲スレッジに関心を抱いており、「つまっても本塁打にするパワーと技術がすごい。打撃の話を聞きたい」と目を輝かせていた。

前橋市長選で初当選した山本龍氏（52）は21日、県庁で大沢正明知事と会談し、市政運営に協力を求め、公約に掲げていた県との協調をアピールした。山本氏はスポーツ振興を目的に、Ｊリーグ２部（Ｊ２）ザスパ草津など県内プロスポーツチームのフロント機能誘致構想を伝え、拠点として旧前橋東商高（前橋市上大屋町）を市に貸与するよう大沢知事に要請した。前橋工高跡地（同市岩神町）の土壌汚染問題に絡む訴訟については会談の中で「司法の場で結論を出すべき」との考えで一致した。

　大沢知事は市長選で山本氏を支援。現職の高木政夫市長は県と対立してきた背景もあり、山本氏は「県との連帯」を公約に掲げていた。

　構想では、ザスパ草津（運営会社本社・草津町）のほか、プロ野球ＢＣリーグの群馬ダイヤモンドペガサス（同・前橋市）、プロバスケットボールｂｊリーグに今秋から参戦する群馬クレインサンダーズ（同・伊勢崎市）のフロント機能を誘致する考え。

　旧前橋東商高の校舎を選手寮として利用し、グラウンドや体育館を整備、練習施設として活用するという。

　前橋東商高は１９５０年、前橋商高定時制課程の大胡分校として開校。59年に現在地に校舎が建設された。前橋商高との統合に伴い２００９年３月に閉校。現在も残る校舎や体育館、グラウンドは県教委が管理しており、閉校後は使用されていない。

　山本氏は「市民が支えるプロスポーツチームにし、子どもへのスポーツ教室などを通じ街の活性化につなげたい」と意図を説明した。ただ各チームは独立経営で実現には課題も多い。

　県との土地交換で前橋市が取得した前橋工高跡地の訴訟について、山本氏は20日、県と和解に向けて努力する考えを示していた。しかし大沢知事との会談で「土地取引のずさんさを明確にしたい」との考えで一致したという。その後の対応は前橋地裁の判決後に協議する方針だ。

　会談ではこのほか、東武伊勢崎線のＪＲ線乗り入れについても県や伊勢崎市などと共同で積極的に働き掛けていく考えを示した。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が今日２３日の練習試合ヤクルト戦（名護）で先発し、増渕との同期生対決に挑む。「８８年生まれは多いけど、意外と１軍にはいないんですよね。（増渕と）絡みはないけど、高校時代から知っていましたよ」。今キャンプ２度の実戦ではともに本塁打を許しており「去年の今ごろは内野ゴロが多かった。真っすぐが、より低めに決まれば…。本当にゼロを狙いたい」。アーチ封じで、三度目の正直なるか。

Ｊ２ザスパ草津の選手らが21日、県庁を訪れ、大沢正明知事を表敬訪問、日ごろの支援に対する感謝を伝え、３月４日に開幕する今季はＪ１昇格を目標に戦うことを誓った。
　訪問したのはＤＦ御厨貴文主将ら５選手と副島博志監督、植木繁晴代表取締役ゼネラルマネジャー（ＧＭ）、武尾誠会長。武尾会長や植木ＧＭは正田醤油スタジアム群馬のＪ２規格への改修工事などについて感謝を述べ、「今年はなんとかＪ１に上がりたい」と今季に懸ける思いを述べた。
　大沢知事は今季から始まるＪ１昇格プレーオフ制度を見据え、「（スタジアムが）Ｊ１規格じゃないと、成績が良くてもプレーオフに参加できない。（順位の）状況を見つつ、いつでも（Ｊ１規格に）できるように工事の設計をしている」と県としての支援を約束。副島監督から今季のチームスローガン「龍翔」が記されたタペストリーを手渡されると、「Ｊ１昇格を期待しています」とエールを送った。

開幕投手の有力候補、日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が２３日、沖縄・名護で行われたヤクルトとの練習試合で、４回３安打１失点だった。３度目の実戦で初めて被本塁打０に抑え、直球も今年最速の１４２キロを計測したが“大役”を確定させるほどの快投とはならなかった。開幕投手を早めに決めたいとしている栗山英樹監督（５０）も、評価は「ものすごくグレーな感じ」と表情は渋く、開幕争いは結論が出ないままオープン戦に突入する。ダルビッシュから受ける開幕投手というバトンを、またしても斎藤は手繰り寄せることができなかった。「ずっと点を取られていたので、結果を目指して投げた」。３度目の登板で無失点を目標に掲げたが、４回を３安打１失点。開幕投手の有力候補としては、物足りなさが残った。ボール球が先行し４四球を与えたが、そこはコーナーを狙う意図があったため。角度のある直球は今年最速の１４２キロを計測し、内容は前回、前々回を上回った。だが３回、「不用意に投げてしまった」という高めの真っすぐを、９番山田に左中間へ二塁打されると、四球も絡んで２死一、三塁。中軸のミレッジにはカウント２ボール２ストライクから、外のスライダーを左前へ運ばれて失点した。「ボール２個分くらい下を狙っていたんですけど…。続けて四球を出すのは嫌だという気持ちでいたので、スライダーが少し浮いてしまった。あそこは、抑えたかったですね」。結果的には、この１球が、首脳陣を不安にさせた。武田勝、ケッペルと争わせる形で開幕投手候補に推している栗山監督は、「ものすごくグレーな感じ」と、この日の投球を評した。２戦目のＤｅＮＡ戦でも、走者をためて長打を浴び３回４失点。ピンチでこそミスをしないというイメージが、ぐらつき始めた。「前には進んでいるけれど、ユウキの立場なら、点を取られたらダメでしょ」。内容も、結果も求められる立場だからこそ、指揮官の言葉は厳しかった。ここまで３試合９イニングを投げて６失点。「（開幕投手について）頭の中で固まりつつある」、「本当は早めに伝えたほうがいい」と話してきた栗山監督も、結局は「白紙」のまま、オープン戦に突入することになる。総合的に見て、首脳陣は、この日の時点では斎藤に太鼓判を押すことができなかったようだ。次回はオープン戦での登板が予想されるが、登板日は未定。吉井投手コーチは「これじゃあ、オープン戦の順番も決められないよね。これまで３回決めたけど、３回白紙になったから」と、苦悩の色を隠せなかった。首脳陣の不安を拭い去るには−。背番号１８が求められているものは、文句なしの快投を演じることだ。

みどり市笠懸町出身の女子プロゴルファー、茂木宏美さん（34）＝赤城カントリー倶楽部＝が20日、同市の観光大使に就任した。任期は３年間で茂木さんはツアー先など全国で地元のＰＲ役を務める。

　観光大使は、市内の魅力ある観光資源を県内外に広くＰＲし誘客を図ろうと本年度新設された。昨年12月には同市大間々町出身の万歳コンビ、アンカンミンカンを任命しており、今回が第２弾。

　ながめ余興場で行われた委嘱式では、石原条市長が観光大使のたすきを掛けたり、市の観光パンフレット一式を手渡したほか、わたらせ渓谷鉄道のマスコットキャラクター「わ鉄のわっしー」グッズや地元の特産品を贈呈した。

　茂木さんが「みどり市を日本中に知ってもらえるよう、たくさん優勝したい」と大使としての決意を表明すると、会場から盛んな拍手が送られていた。

　茂木さんは笠懸南中、桐生女子高卒。２００４年の初優勝以来ツアー通算５勝。03年以来、９年連続でシード権を獲得している国内有数のトッププロ。

ロッテのドラフト１位左腕、藤岡貴裕（２２＝東洋大）が巨人長野に挑戦状をたたきつけた。キャンプ打ち上げの２３日は、ブルペンで３４球。対外試合初登板となる２６日の巨人戦に備えた。大学時代に当時ホンダの長野と練習試合で対戦。「長野さんと対戦したい。対戦成績は…まぁいいじゃないですか。抑えていた感じです」と照れながら答えた。

３月１０日に東京ドームで行われる東日本大震災復興支援試合（対台湾代表）の日本代表「侍ジャパン」のユニホームが２５日、沖縄・名護で日本ハムから選出された３選手に贈呈された。高校、大学でも日本代表に選ばれている斎藤佑樹投手（２３）は「（代表経験は）自分の財産になっています。最大限の力を発揮して頑張りたい」と気持ちを込めた。また侍ジャパンという愛称にかけて、好きな武将を聞かれると「織田信長です。ここぞという場面で勝ってきた。自分もここというところで勝てる投手になりたい」と話していた。

日本ハムのドラフト７位ルーキー大嶋匠捕手（２２＝早大ソフトボール部）が２５日、腰の張りを訴えて楽天とのオープン戦（名護）を欠場した。疲労によるもので、２３日から違和感を感じていたことを明かした。「一番痛かったときに比べればマシです。全然大丈夫です」と回復をアピールしたが、オープン戦初戦が痛いスタートとなった。試合前練習でフリー打撃をこなし、「それなりにできた」と話していた大嶋だが、首脳陣からストップがかかった。栗山監督は「バッティング中も大丈夫かなと見ていた。トレーナーにちゃんとケアしてあげてとお願いした」。守備練習などを回避し、腰に負担のかからない体幹トレーニングのみで練習を終えた。試合が始まると、すぐに宿舎へ引き揚げた。２０日に１軍昇格するまでは、２軍キャンプ地の沖縄・国頭から名護まで、往復約４０分のタクシー移動を続けた。初キャンプでの心身の疲労も重なった。福島チーフトレーナーは「全く動けないわけではない。様子を見ていきたい」と見通しを話した。今日２６日のＤｅＮＡとのオープン戦（宜野湾）も無理をさせない方針。栗山監督は「腰が悪い状態でバスで連れて行っていいのか。相談します」と、宜野湾への約１時間の移動を避け、名護に残留させる可能性も示唆した。体調優先。万全にして１軍生き残りへ再び走りだす。

ラグビー・トップリーグのプレーオフ決勝が２６日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、パナソニックワイルドナイツはサントリーサンゴリアスに４７−２８で敗れ、リーグ２連覇はならなかった。

　先制されたワイルドナイツは前半、ジャック・フーリーのトライなどで逆転したが、後半は相次ぐミスで大量リードを許した。それでも、ロスタイムにバツベイのトライと野口のＧＫで一矢報いた。スタンドには地元の大泉町や太田市から多くのサポーターが詰めかけて声援を送ったが、ノーサイドのホイッスルとともにスタンドはため息に変わった。

　ワイルドナイツはパナソニックとの再編・統合で今季から名称を変更。リーグ連覇と日本選手権優勝の２冠を目指して今シーズンに臨んだ。主力選手の引退や故障などに苦しんだが、リーグ戦を３位で通過。今月１９日のプレーオフ準決勝・東芝ブレイブルーパス戦ではリーグ最終戦の大敗をはね返して決勝に駒を進め、スタンドは両チームのサポーター約約１万５００人で埋まった。応援団長の井上浩一さん（４７）は「主力を欠いたシーズンで、よくここ（決勝）まで進んだ。まだ日本選手権を奪還するチャンスがある」と試合を終えた選手を励ましていた。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が２８日、沖縄・名護キャンプをチームとともに打ち上げ「去年より充実したキャンプが送れた。ケガしないで、１カ月を過ごせたのが良かった」と振り返った。この日は午前中に室内練習場でキャッチボールやランニングを行い、練習を終了。「３月は実戦が入ってくるので、その中でコンディション作りをしていきたい」と話し、札幌へと移動するため沖縄県名護市の宿舎を出発した。

サッカー・Ｊ２のザスパ草津は、３月４日の開幕戦に向けた宮崎県内でのキャンプを終え、県内で最終調整に励んでいる。プレーオフ制導入元年の今季は、リーグ戦で６位以内に入ればＪ１昇格のチャンスがあり、チームの目標は「最低でも６位以内に入り、Ｊ１昇格」。辰(たつ)年にあやかったチームスローガン「龍翔」を掲げ、Ｊ１への飛躍を誓うザスパイレブンの戦いがもうすぐ始まる。

　「けが人が出なかったことが一番」。２４日の練習後、就任３年目の副島博志監督はキャンプでの成果に「順調な仕上がり」を挙げた。

　ここ２年は開幕までに負傷者が相次ぎ、出足からつまづいた。２０１０年は開幕５連敗し、１１年は開幕戦の栃木ＳＣとの北関東ダービーを落とした。「本番になってメンバーが入れ替わり、落ち着きがなかった。欠員を出さない重要さが身にしみた」（副島監督）。

　対照的に今季は、２６人中１１人が新加入だが、団結した練習で連帯感が生まれており、指揮官は「（状態の良さは）必然的に結果につながる。初戦は勝ちにいく」と強気だ。

　選手の布陣も「可能性」を感じさせる。

　総得点５１の３分の１を稼いだＭＦアレックス、ＦＷ万代宏樹が退団し、突破力低下は否めないが、終盤戦負けなしの快進撃を支えた「４―２―３―１」システムの核となる選手は残る。ＦＷ陣は１８５センチのリンコンに、補強組の１８６センチ金成勇、１９０センチ土井良太らが加わり、高さを生かした攻撃が期待できる。新戦力のブラジル人ＭＦヘベルチのチャンスメークがチーム浮沈の鍵を握りそうだ。

　また、新加入は２２〜２４歳が中心で、主将、副将も一新し、「若返り」を印象付けた。植木繁晴代表取締役ゼネラルマネジャーは「リーグで大活躍した選手はいないが、ベースは残っている。若い選手が多く可能性はある」と期待する。

日本ハムのドラフト７位ルーキー大嶋匠捕手（２２＝早大ソフトボール部）が、中田からの“金言”を胸に１軍生き残りを懸けたラスト１戦に挑む。２８日、沖縄・名護キャンプが終了。１年目から無事完走したソフトボーイは、３月３日ヤクルトとのオープン戦（札幌ドーム）で左の代打として最終テストされる。同い年の４番候補から受けたアドバイスを生かし、結果につなげる構えだ。実戦９打席連続無安打と後がなくなった大嶋が、中田翔内野手（２２）から１軍へ生き残るための３カ条を伝授された。「翔（中田）からは、本当にいろいろ教えてもらった。参考になる話が聞けた」。３月３日の最終テストを前に、１軍投手を相手にした打席での心構えをたたき込まれた。（１）真っすぐでガンガン攻めてくる　左の代打として、１打席勝負を懸ける大嶋。キャンプ中の実戦は、自分と同じく１軍を目指す投手との対戦だった。今後のオープン戦では主戦級がどんどん登場してくる。中田はこれまでの経験をもとに対戦投手のイメージを植え付けた。（２）変化球を無理に打つ必要はない　ソフトボールにはない横の変化への対応など、本人も意識していた部分。「最初は当たって砕けろというか、結果を求めずにいったのが良かった。後半は結果を欲しがってしまった」。配球などを考え込んで直球を見逃すなど、らしくない打撃を繰り返した。「うまく変化球を打とうとするな」というひと言で悩みもぶっ飛んだ。（３）直球を打てれば１軍でも通用する　８日紅白戦で見せた“初打席初本塁打”は、直球をとらえたものだった。前日２７日の練習試合、韓国サムスン戦で見逃し三振に終わった外角低め１４５キロ直球を「１３０キロくらいだと思いました」と振り返るほど、球筋は見えている。安打を重ねてきた直球をきっちり打つことで、他の球種も対応できると説かれた。この日、プロ初のキャンプを打ち上げた。ルーキーながら、全日程を完走。「本当にこの１カ月が非常に早く終わっちゃったな、と。今ごろは鎌ケ谷で練習していると思っていた」。貴重な経験を積んだ２８日間で、急速に仲を深めた４番候補からのアドバイスを胸に、左の代打候補が結果を残してみせる。

第８４回選抜高校野球大会に出場する高崎高校で２８日、グラウンドに描かれた人文字の撮影とセンバツ旗授与式が行われた。

　人文字には生徒約６４０人が参加し「８４　センバツ　高高（たかたか）」の文字を描いた。数字以外のデザインは３１年前のセンバツで初戦敗退した当時と同じにし「今度こそ甲子園初勝利を」（生徒会）との思いを込めた。午後１時４５分、上空を毎日新聞社のヘリが旋回して撮影し、同社の朝比奈豊社長のメッセージと記念ボールが投下された。

　センバツ旗授与式では、大会の入場行進で掲げる旗が金子裕紀主将（２年）に手渡された。三野雅弘・毎日新聞前橋支局長が朝比奈社長のメッセージを代読し「『逆転の高高』の異名は全国に響いている。プレッシャーをはねのけて、持てる力を発揮してください」と激励。また、毎日新聞販売店でつくる県毎日会の関口知会長から、必勝祈願のだるまが贈られた。

　境原尚樹監督は「甲子園では、アルプス席の皆さんに感動というプレゼントを届けられるように頑張るので、大きな応援をよろしくお願いします」とあいさつ。金子主将は「ここ一番で集中力を見せて全員で１勝をつかみ取りたい」と決意表明し、応援団からはエールが送られた。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が２８日、沖縄・名護キャンプを打ち上げ「１００％できました。２年目の成長を見てもらいたいし、自分でも楽しみ」と今シーズンへの期待を口にした。昨年は腹痛で途中、別メニュー調整を余儀なくされたが、今年は元気にキャンプを完走。「今年は（１月の自主トレ期間中に）自分のやりたいことを０から１０まで出来た状態でキャンプに入れた。去年より充実したキャンプを送れた」と満足そうだった。本拠地・札幌ドーム“開幕戦”となる３月３日ヤクルトとのオープン戦で先発予定。「真っすぐの手応えは感じているが、実戦で使えないと意味がない。フォームも改善の余地がある」と、まだまだ課題は残る。「２年目のジンクスという言葉があるが、そういう言葉があるのはいいこと。だからこそ２年目の成長があるし、逆に落ちていく人もいる」。ジンクスに負けず、進化の１年にするつもりだ。

プロ野球ＢＣリーグの合同トライアウトが25日、埼玉県加須市の平成国際大野球場で行われ、全国から43人が挑戦した。終了後、ドラフト会議が開かれ、群馬ダイヤモンドペガサスは３人を指名した。昨季の16人の退団に伴い、昨年12月に15人を指名したドラフト会議に続いての新選手補強となり、今季の巻き返しに懸ける「新生ペガサス」の布陣が大筋で固まった。

　指名を受けたのは投手の北井頌太（22）＝日本ウェルネススポーツ専門学校＝、内野手の山田京介（22）＝上武大＝、外野手の伊藤彰大（22）＝東洋大＝。
　ドラフト会議に臨んだ糸井丈之球団会長は「地元を重視した。３人とも十分に活躍できる力があり、レギュラー争いに加わってくる」と期待を寄せた。五十嵐章人監督も「いずれも楽しみな選手。それぞれの持ち味を生かして頑張ってほしい」とエールを送った。
　指名を受けた３人は上毛新聞社の取材に対し、いずれも入団する意向を明らかにした。１４０キロを超える力強い直球が武器の北井は「プロ野球選手は長年の夢。入ってからが本当の勝負なので、活躍できるよう頑張りたい」と意気込んだ。
　50メートル５秒８の山田は「塁に出たら、必ず盗塁を狙いたい。ＢＣファンに一日も早く覚えてもらうよう積極的なプレーを心掛けたい」と闘志を燃やした。左右へ器用に打ち分けることができる伊藤は「チームに貢献し、応援者に元気を与えられるように頑張りたい。群馬の活性化につながるプレーをしたい」と活躍を誓った。
　トライアウトは１次、２次テストの２段階で実施、全員が50メートル走と遠投を行った後、打撃や守備、投球で球団関係者に実力をアピールした。参加した43人のうち、投手４人と野手７人の計11人がドラフト会議の対象となり、このうち９人が指名を受けた。

　きたい・しょうた　１９８９年12月、桐生市生まれ。樹徳高―城西国際大―日本ウェルネススポーツ専門学校。右投げ右打ち。１８１センチ、81キロ

　やまだ・きょうすけ　１９９０年１月、東京都生まれ。静岡・常葉学園菊川高―上武大。右投げ左打ち。１６５センチ、58キロ

　いとう・あきひろ　１９８９年４月、太田市生まれ。桐生第一高―東洋大。左投げ左打ち。１８０センチ、75キロ

女子テニス：マレーシア・オープン　クアラルンプール　シングルス２回戦で第６シードの森田あゆみ（キヤノン）が土居美咲（ミキハウス）を７−６、６−２で下し、準々決勝に進出した。

Ｊ２ザスパ草津は４日、前橋市の国際交流会館と前橋プラザ元気21内ザスパーク前橋で今季の開幕戦となるアウェー大分トリニータ戦を大型スクリーンで放送する。試合は同日午後３時キックオフ。入場無料。
　国際交流会館では、開幕特別企画としてザスパ草津アンバサダーの高田保則さんとスタジアムＤＪの波立紀夫さんによる実況中継を実施。ザスパーク前橋では午前11時から放送終了まで、今季の新グッズを販売する。
　問い合わせは草津温泉フットボールクラブ（電話０２７・２６９・３７３２）へ。

初の開幕投手を目指す日本ハム斎藤佑樹投手（２３）に、高い「ノルマ」が課された。栗山監督は札幌ドームでの練習を終えた２日、今日３日のヤクルト戦（札幌ドーム）で５イニングを投げる佑ちゃんに対し“０封プラスα”のハードルを設けた。斎藤の及第点について問われた同監督は「５回２安打…」とニヤリ。口調は冗談交じりも「無失点？　まずはね。もちろんゼロに抑えなきゃなんだけど、抑え方もある。ファンの方や野手たちに、今年はいけるんだと思わせる投球を見せてほしい」と言い切った。予定の５回を０封。さらに、周囲を安心＆納得させる絶対的な投球を求めた。首脳陣は３月３０日西武戦（札幌ドーム）を任せる開幕投手について、武田勝か斎藤に絞っている。今季初登板だった２月２５日の楽天戦で、２回１安打無失点と安定した投球を見せた武田勝に対し、斎藤は２月の実戦３試合で９回を投げ６失点。栗山監督は、明日４日に武田勝が登板した後に開幕投手を決定する意向を示しており、斎藤にはラストチャンスとなる。斎藤本人も、監督の思いはひしひしと感じている。前日１日に７５球の最終調整を終えているが「ブルペンじゃなく、本番で結果を残さなきゃいけない段階にきている」と気を引き締める。そして「監督が困らない状況をつくりたい」と続けた。５年連続でダルビッシュが守ってきた“定位置”を争うチーム内競争も、いよいよ最終章。斎藤が、実績、安定感で分がある武田勝に食らい付くには、栗山監督が目の前に置いたハードルを飛び越えてみせるしかない。

日本代表ＭＦ細貝萌（２５）のアウクスブルクは敵地でハノーバーに２−２で引き分けた。細貝は中盤の軸として先発フル出場。激しいプレーと豊富な運動量で終盤に同点に追いついたチームに貢献した。

期待にこたえられなかった。開幕投手候補に挙げられている日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が３日、ヤクルト戦で先発し、５回を８安打３失点（自責２）。４戦連続失点と結果を残せず、栗山英樹監督（５０）も開幕投手についての結論を先送りせざるを得なかった。今日４日ヤクルト戦（札幌ドーム）では、もう１人の候補、武田勝投手（３３）が先発予定。斎藤の開幕投手は厳しい状況になった。表情からは何も読み取れないほど、登板後の斎藤は冷静だった。開幕投手の資格を問われた一戦。斎藤は「反省すべきところがたくさんあります。求められるものに応えられず悔しい」と、５回８安打３失点（自責２）で不完全燃焼に終わったマウンドを振り返った。「久しぶりの札幌ドームのマウンドというのもあるし、緊張で体が思うように動かなかった」。１回、二塁打と四球で１死一、三塁とされ、打席には４番畠山。今年初めて実戦で解禁したフォークボールをとらえられ、さらに打球が斎藤の右すねを直撃した。これが適時打となり早々に１点を失った。３回は２連打に味方のミスも絡んで無死満塁とし、連続犠飛で２失点。毎回走者を許し、４回を除いて得点圏に走者を進めた。５イニングで要した球数は、昨年の自身１試合平均に迫る８７球。「去年の今頃と比べると、明らかに手応えはあります。ただ、もっとスッキリした形でシーズンに臨みたいなって…」。４戦連続で失点中。言葉には、苦悩がにじんだ。栗山監督の心も晴れないままだ。「点数を付けるなら０点」と言いながら「内容に不満はあるけど、球自体は良くなっているんだよね。もんもんとする」と煮え切らない。今日４日ヤクルト戦に先発する武田勝が好投を見せれば、斎藤が開幕マウンドに立つ可能性は低くなる。揺れる指揮官の心を、斎藤は“一発快投”で定めることができなかった。

ブラジル人コンビ大活躍−。Ｊリーグ２部（Ｊ２）は４日開幕、ザスパ草津はアウェーの大分銀行ドーム（大分市）で大分トリニータと対戦し、終始先手を取って３−２で勝利を収めた。

　ザスパは後半10分、ＦＷリンコンのゴールで先制。26分にＭＦヘベルチがＦＫを直接決めて２−１とし、再び追い付かれた直後のロスタイムにヘベルチが決勝ゴールを奪った。

　ホーム開幕戦となる第２節の11日午後３時から正田醤油スタジアム群馬（前橋市）で湘南ベルマーレと対戦する。

早大ソフトボール部出身の注目ルーキー日本ハム大嶋匠捕手（２２）が５日、都内のホテルでＮＰＢ新人選手研修会に出席した。午後０時半から約４時間半に及ぶ長丁場も「全ての講義が、今後の野球生活に大事」と、熱心にメモを取りながら真剣なまなざしで受講した。この日は講師の１人、元巨人の桑田真澄氏（４３）がプロ野球選手の使命の１つとしてファンサービスを挙げた。「ファンから愛される選手を目指したい。ファンサービスもやりたいけど、しっかり結果を残してファンから認められるようになってからですね」と、まずはプレーでファンを魅了できる選手になることを誓った。

第８４回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高野連主催）に出場する健大高崎で５日、センバツ旗の授与式が行われ、集まった生徒約８７０人がエールを送った。

　授与式では、甲子園の入場行進で掲げる旗が須藤賢一校長から長坂拳弥主将（２年）に手渡された。

　毎日新聞社の朝比奈豊社長のメッセージを三野雅弘・毎日新聞前橋支局長が代読し「創部１０年で２季連続の甲子園出場を決めたことは素晴らしいこと。先輩の汗と涙を忘れず、それぞれの得意とするプレーに一層の磨きをかけてください」と激励した。

　青柳博文監督が登録選手名を紹介した後、長坂主将が「群馬県、そして関東地区の代表として、その名に恥じぬように一丸となって全国制覇を目指して戦うので、応援よろしくお願いします」と決意表明。毎日新聞の販売店でつくる県毎日会の岡野高久副会長から必勝祈願のだるまが贈られた。同日予定されていた人文字の撮影は、雨で中止になった。

　選手たちは７日から４泊５日の沖縄合宿を行う。対外試合の解禁に合わせ、全国制覇の経験がある沖縄尚学や興南との練習試合に臨み、実戦経験を積む。

ＮＰＢ新人選手研修会が５日、都内で行われ、最終講義の「先輩プロ野球選手からプロ野球の後輩へ」で巨人ＯＢの桑田真澄氏（４３＝野球評論家）が登場した。日本ハム大嶋匠捕手（２２＝早大ソフトボール部）は、桑田氏の「私生活４禁」を聞き入った。「１軍で試合にも出ていないのに、たばこを吸ってる場合じゃない。お酒を飲んでる場合じゃない。高級車を乗ってる場合じゃない。ひげをのばしている場合じゃない。僕はそう思うんですよね」との講義内容が、２軍落ちしたばかりだけに痛いほど響いたようだ。桑田氏が早大大学院時代にも授業で講義を受けており「肝に銘じて生活していきたい。改めて勉強になりました」と、金言を再び心に深く刻んだ。

ＢＮＰパリバ・オープン　米カリフォルニア州インディアンウェルズ
女子シングルス１回戦でクルム伊達公子（エステティックＴＢＣ）は６−１、６−３でポーリーン・パルマンティエ（フランス）を破り、２回戦に進出した。森田あゆみ（キヤノン）はバルボラ・ストリコバ（チェコ）に６−２、１−６、４−６で敗れた。

Ｊ２ザスパ草津の副島博志監督やＤＦ御厨貴文主将らが７日、ホームスタジアムのある前橋市の山本龍市長を表敬訪問、Ｊ１昇格など今シーズンの抱負を語った。
　訪問したのは副島監督と御厨主将のほか、植木繁晴代表取締役ＧＭ、武尾誠取締役会長、前橋市出身のＤＦ星野悟選手の５人。
　副島監督は「最低でも６位以内は確保する。もちろん、最大の目標はＪ１昇格」と意気込みをみせた。
　副島監督直筆の２０１２年チームスローガン「龍翔（りゅうしょう）」と、選手のサインが入ったタペストリーを贈られた山本市長は「練習場など環境整備はできる限り応援したい。ホーム開幕戦は観戦に行くので頑張ってください」と御厨主将らを激励した。

センバツに向けて沖縄合宿中の健大高崎は８日、高校野球の対外試合解禁に合わせて練習試合２試合を行った。

　０８年のセンバツ優勝校の沖縄尚学には内田遼汰選手（２年）の２打席連続本塁打などで３−２で逆転勝ち。地元の美里にも５−４で競り勝ち、連勝で好スタートを切った。青柳博文監督は「課題だった打撃力が向上し、勝負強いバッティングができた」と話した。

　合宿は１１日まで。練習試合を中心に実戦感覚を養う。

ロッテドラフト１位、藤岡貴裕投手（２２＝東洋大）が今日１０日の楽天戦（倉敷）で、先発ローテ入り合格を勝ち取る。対外試合３戦目は先発で最長となる５回の予定。９日の最終調整後に「先発ローテに入るためには今回の試合が重要になる」と決意を示した。西村監督も「意味合い的には大きい。よければ先のことは見えてくる」と慎重に言葉を選びながらも、好結果なら先発当確ランプを与える考えだ。

テレビ画面に目を光らせる。日本ハム栗山英樹監督（５０）が、今日１０日の東日本大震災復興支援試合に出場する侍ジャパンの斎藤佑樹投手（２３）について、同戦も開幕投手争いの評価の対象であることを明かした。「評価の対象？　もちろんもちろん。打たれたら殴り倒すしかない。そのくらいのつもりで投げないと」と、暴力行使も視野？　に厳しいゲキを飛ばした。斎藤を開幕投手の最有力候補として考えている栗山監督だが、今季の実戦登板は４試合、１４回を投げ９失点と結果を残せずにいる。アピールの機会が限られていく中で、指揮官は侍ジャパンの一員として参加する同戦も、斎藤のアピールの場としてとらえている。「マー君だっている。ガムシャラに戦っていかないと。『ひくなよ。ガーッと。これが斎藤佑樹だって、投げてこい』とは伝えた。そういう思いで投げてほしい」と期待している。今日１０日は甲子園で阪神とデーゲームを戦った後、岡山まで移動することが決まっている。斎藤は午後６時２５分プレーボールの、６回から登板が予定されている。「（テレビを）見てから移動するか、早く移動して見るのがいいか…」。ファンとは違う目線で、指揮官にとっても注目の一戦になる。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が１１日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設でキャッチボールなど軽めのメニューをこなした。前日１０日の東日本大震災復興支援チャリティーベースボールで、１イニングを０点に抑えて日本代表デビューを飾った。「初対戦というのもあって、シーズンで一緒に戦っている相手より怖かったですね。いい勉強になりました」。遠征中のチーム本隊とは離れ、この日から鎌ケ谷へ。次回１６日ＤｅＮＡ戦（横浜）の登板へ向けて準備を進める。

Ｊリーグ２部ザスパ草津のホーム開幕戦が１１日、前橋市敷島町の正田醤油スタジアム群馬であり、湘南ベルマーレに１−３で敗れた。

　ザスパは後半３分、ＤＦ杉本裕之選手がシュート、キーパーがはじいたこぼれ球を杉本選手がヘディングで押し込み１点を奪ったが勝利できなかった。

　スタジアムでは午後３時の試合開始直前、サポーターらが震災の犠牲者に黙とうをささげた。ザスパの副島博志監督は「選手のモチベーションは高かったが、気持ちと裏腹のゲームになってしまった」と話した。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が１３日、２軍施設のある千葉・鎌ケ谷でブルペン入りした。「いい感じで投げられました」と、６４球を投げ込んだ。１０日の東日本大震災復興支援試合（対台湾）で中継ぎ登板後、初の投球練習。１回無失点と好投した感覚を継続できたようで「次の試合が楽しみです」と、先発予定の１６日ＤｅＮＡとのオープン戦（横浜）へ手応えを得ていた。

１０日のドルトムント戦にフル出場し、香川真司をマークしたアウクスブルクのＭＦ細貝萌（２５）が１２日付の専門誌キッカーで初めてベストイレブンに選ばれた。採点方式は１が最高、６が最低。細貝はキッカーから２、地元紙から１の高評価を受けた。キッカーは「高い走力と競り合いの強さで、香川という名のドルトムントのエンジンを切った」と評価し、香川への採点は５だった。

プロ野球ＢＣリーグは、４月21日に開幕する２０１２年度シーズンの公式戦日程を決めた。群馬ダイヤモンドペガサスの上信越地区（群馬、新潟、信濃）と北陸地区（富山、石川、福井）の計６球団は年間72試合を行う。　リーグ戦日程は前期が４月21日から７月１日、後期が７月14日から９月23日まで。横浜ＤｅＮＡ２軍が今季からＢＣリーグと対戦する30試合の交流試合のうち、前後期合わせた18試合を公式戦として実施。ペガサスは前期で４月30日と６月22日、後期で８月11日と同22日に対戦する。
　全日程の決定を受け、ペガサスの五十嵐章人監督は「足を絡めたスピード感のある野球をやり、一戦一戦を大事に優勝を目指したい」と語り、ＤｅＮＡ戦については「得るものがたくさんあると思う。思い切り戦いたい」と意気込んだ。
　ペガサスのホーム38試合は県内７球場で行う。上毛新聞敷島球場が17、藤岡市民球場は７、伊勢崎市野球場５、前橋市民球場４、高崎城南球場３で、太田市野球場と渋川総合公園野球場は各１となっている。
　プレーオフシリーズは同地区内の前期と後期の優勝チームが争う地区チャンピオンシップ（全３戦、２戦先勝）が９月29日〜10月１日、上信越と北陸地区の優勝チーム同士が年間優勝を懸けて対戦するリーグチャンピオンシップ（全５戦、３戦先勝）は10月６、７日、同13〜15日に予定されている。

春の選抜高校野球大会に出場する健大高崎（高崎市中大類町）の選手たちが１４日、ＪＲ高崎駅から甲子園に向けて出発した。

　駅で行われた出発式には、選手の保護者ら約１００人が集まり、富岡賢治高崎市長も激励に駆けつけた。青柳博文監督は「冬場の練習を自信に、うちらしいスピード感あふれる野球をやりたい」と述べ、長坂拳弥主将は「全国制覇を目指し、チーム一丸となって戦いたい」と力を込めた。

　選手たちは練習試合を４試合こなした後、１８日に甲子園球場で練習を行う。大会は１５日に組み合わせ抽選が行われ、２１日に開幕する。

日本ハムは１５日、２軍施設のある千葉・鎌ケ谷で練習を行った。１６日のＤｅＮＡ戦（横浜）に先発予定の斎藤佑樹投手（２３）は、ブルペンで６８球を投げ込んだ。「結果を求めていきたい。変化球でカウントが取れるようにしたいですね」と、目標の開幕投手へ向けてアピールすることを誓った。栗山英樹監督（５０）は「（１０日に）侍ＪＡＰＡＮで投げたことはプラス。どう生かすか。すごく楽しみにしている」と“侍効果”に期待した。

日本ハムの２年目右腕、斎藤佑樹投手（２３）が今月３０日西武戦（札幌ドーム）で開幕投手の大役を任されることが１８日、決まった。栗山英樹監督（５０）がこの日までに決断し、開幕投手に斎藤を指名する旨を首脳陣に説明。ヤクルト戦（神宮）後「今から（投手陣に）話をします」と話し、この試合で先発した武田勝らに開幕後の登板日を正式に伝えた。栗山監督は、ダルビッシュの移籍が決まった時から「開幕投手＝斎藤」という青写真を描いていた。武田勝を２戦目以降にしてエース同士の対戦を避け、確実に勝ち星を増やすという戦略的な意図もある。また、斎藤に将来のエースとして自覚を持って欲しいとの願いも込められている。ただ、現実は甘くはない。昨年は６勝６敗にすぎず、今年も日本代表戦を除く実戦５試合全てで失点と結果を残していない。２月には開幕戦の対戦相手、西武のエース涌井が「僕は（日本ハムの開幕投手が）武田勝さんだと思っている」と発言。ダルビッシュもこの日、ツイッターで「あまり現状はわかりませんが、開幕は武田勝さんじゃないんですかね？」とつぶやいた。周囲の納得を得られる状況には至っていない。開幕日が近づく中で指揮官の迷いは深くなる一方だった。「親の心、子知らずっていうね…。でも、そろそろ決めないとね」。あえて厳しい宿題を斎藤に課すことを決めた。この日、斎藤はブルペンで１５５球を投げ込み、オープン戦最終登板となる２２日ソフトバンク戦（札幌ドーム）に備えた。指揮官の思いに応えるためには、精いっぱいのパフォーマンスを披露するしかない。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が３０日の西武戦（札幌ドーム）で開幕投手を務めることが１９日、正式に決定した。栗山英樹監督（５０）が東京都内のホテルで経緯などを説明。関係者によると、前日１８日、同監督から直筆の手紙とともに伝えられた斎藤は目から涙をあふれさせたという。「２０１２年　斎藤で開幕　頼んだぞ！共にチームのために」。墨汁で丁寧に書かれた一文字一文字が、胸に迫った。栗山監督は２人の間のやりとりについて詳細を語らなかったが「（斎藤の反応は）個人的にうれしかったし、一生忘れられない。どんな結果になっても後悔はしないし、やってくれると信じている」と語気を強めた。斎藤は今季、日本代表戦をのぞく実戦５試合すべてで失点した。実績が乏しい中で開幕投手候補に挙げられていることへのプレッシャー。ふがいない自分へのいら立ち。複雑な感情が、手紙を読んだ瞬間、一気にあふれ出たようだ。球団を通じて「経験したことがないほど身の引き締まる思いがしました」とコメントした。栗山監督は斎藤を開幕投手に決めた理由について、エース同士の対決を避けるなど戦略上の理由のほかに次のことを強調した。「高校時代からずっと見てきたけど、まだ本当の良さが出てない。追い込むほど力を発揮する。ユウキの潜在能力を引っ張り出すという使命感があった」。大舞台での経験をきっかけに飛躍してほしいとの思いを、２年目の右腕に託した。

Ｊ２第３節の17日、ザスパ草津はアウェー岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場でＦＣ岐阜と対戦した。ザスパは雨でぬかるんだピッチにパスを寸断され、ゴール前での決定力も欠いて０―０のスコアレスドローに終わった。通算成績は１勝１敗１分け（勝ち点４）。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が２０日、開幕投手としての決意を口にした。オリックス戦の試合前練習でブルペンに入り、オープン戦最終登板の２２日ソフトバンク戦（札幌ドーム）に向けて調整。休養日の前日１９日に発表された開幕投手について「やるしかない。去年はダルさんがいて、実力では劣るけれども（試合では）何が起きるか分からない。力を精いっぱい出したい」と決意表明した。栗山監督は新エースを育成する第１歩として斎藤を開幕投手に指名。斎藤も「１年を通して投げることが大事。自覚を持ってやっていきたい。３月３０日の１日で、どれだけチームに勢いをつけられるか。そういう勝ち方をしたい」と、３０日の西武との開幕戦に目を向けた。

開幕投手を任された日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が、オープン戦最後の登板として、今日２２日のソフトバンク戦（札幌ドーム）に先発する。２１日、札幌ドームのブルペンで３０球を投げ込み「不安を少しでも取りのぞいてから（開幕に）臨みたい。全力でシーズン中と同じ気持ちで投げようと思います」と決意を口にした。１０日の侍ジャパンでの中継ぎ登板以外、実戦５試合すべてで失点している。「去年より不安は大きいですし、プレッシャーもすごくかかる。プレッシャーをどんどん自分にかけてやっていけたら、何か見えてくるかな、と思います」と、壁を乗り越えた先に、希望を見いだす。栗山監督は「開幕投手のプライドを示さないといけない。ファンや周りのみんなが期待できる何かを見つけてくれたら。（開幕投手の経験が）意味があったと証明してほしい」とハッパをかけた。

Ｊ２第４節の20日、ザスパ草津はホーム前橋市の正田醤油スタジアム群馬で徳島ヴォルティスと対戦。ザスパは前線でのコンビネーションに精彩を欠き、２戦連続のスコアレスドローでホーム戦初勝利を飾れなかった。通算成績は１勝２分け１敗（勝ち点５）。第５節は25日午後４時から、アウェー東京都調布市の味の素ス関連記事　30面
タジアムで東京ヴェルディと対戦する。

日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が初の開幕戦登板に向けて及第点を取った。オープン戦最終登板で７回５安打３失点。今季実戦最長の７回１０５球を投げ、１点リードで後ろにつないだ。直球は今年自己最速タイの１４３キロ。「全体的に今日は思ったところに投げられました」。栗山監督は「納得いかない」と内容には手厳しかったが「先発は７回以上というのがあるので、そこは最低限よかった」と、評価もした。

第84回選抜高校野球大会第２日は22日、兵庫県西宮市の甲子園球場で１回戦３試合を行い、第２試合で天理（奈良）と対戦した初出場の健大高崎は持ち味の機動力野球を存分に発揮して終盤に大量得点を挙げ、９−３で勝った。昨夏に続いての初戦突破。県勢は第68回大会（１９９６年）から11校連続で初戦敗退が続いており、前橋工が８強に進出した第67回大会以来となる17年ぶりのセンバツ勝利となった。

　先攻の健大高崎は二回、無死一、三塁から神戸和貴選手（３年）の遊ゴロ併殺の間に１点を先制。五回に２失点して逆転されたが、六回に内田遼汰選手（同）の中前適時打で同点とし、七回には秋山浩佑選手（同）の左中間適時二塁打で勝ち越し、さらに相手守備の乱れに乗じて２点を加えた。長坂拳弥主将（同）の内野安打などで３点を奪った。九回にも打者８人の猛攻で４点を追加した。

　先発の三木敬太投手（同）は低めを丁寧に突き、打たせて取る投球で天理打線を３失点に抑えて完投した。

　健大高崎の２回戦は第７日第１試合（27日午前９時開始予定）で、神村学園（鹿児島）と対戦する。

　第３日の23日も１回戦３試合を行い、第３試合（午後２時開始予定）では31年ぶり２度目の高崎が悲願の甲子園初勝利を目指し、近江（滋賀）と対戦する。

第８４回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高野連主催）第３日の２４日、高崎は第３試合で近江（滋賀）との初戦に臨んだが、０−０の同点で迎えた三回途中に雨が激しくなり、ノーゲームになった。再試合は２５日の第４試合（午後４時開始予定）。選手たちは、２日連続の雨天延期にも「甲子園初勝利のために全力を尽くすだけ」と気持ちを切り替えた。

　この日の阪神甲子園球場は、雨脚が時折強くなり、ぬかるんだグラウンドに選手たちは足をとられ、ユニホームは瞬く間に泥にまみれた。

　高崎の応援団約４０００人が集まった三塁側のアルプススタンドは、試合前から同高の生徒やＯＢが肩を組んで応援歌を熱唱し盛り上がった。高崎は三回まで、全て３者凡退に倒れたが、初球から迷わずフルスイングする積極的な攻撃にスタンドからは「ナイスバッティング！」と大声援が響いた。

　先発の島田智史投手（３年）は、雨の影響もあり二回までに被安打２、与四球１とやや不安定な立ち上がりながら、バックの好守備にも助けられ無失点で切り抜けた。

　三回裏の近江の攻撃時、雨脚が強まったため試合が中断。午後３時４６分、ノーゲームが告げられた。野球部ＯＢの橋谷龍さん（１８）は「良いグラウンド状態でベストの力を出してほしかったので、再試合になって良かった。仕切り直して、甲子園初勝利を目指してほしい」と話していた。

　ノーゲーム後、境原尚樹監督は「経験の多い近江に対抗するためにも今日の三回は有意義だった。選手は力を出し切ってくれると期待している」。金子裕紀主将（３年）は「前日の雨天順延に続いて日程が延びたことで逆に気持ちが落ち着いた。コンディションは良くなっているので、雨が有利に働くと思う」と話した。島田投手は「雨の影響もあり制球が少し乱れた。直球のキレは良かったので自信を持ってマウンドに立ちたい」と語った。

開幕投手を務める日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が率直な心境を吐露した。開幕まで、あと５日と迫った２５日、現在の緊張感を問われ「ちょっとずつではなく、ＭＡＸです」と、早くも気持ちが高ぶっていることを明かした。試合前練習ではブルペン入りし、６５球を投げ込んだ。「まだまだ試合までに修正する部分がある感じです」。登板２日前となる２８日に最後の投球練習を行い、自身初の大役へ向かう。

第84回選抜高校野球大会第４日は25日、兵庫県西宮市の甲子園球場で１回戦４試合を行った。前日降雨ノーゲームとなった高崎は第４試合で近江（滋賀）と対戦。31年ぶり２度目の大舞台で粘り強く戦ったものの２−７で敗れた。１８９８年創部以来の甲子園１勝を逃し、同時出場の健大高崎に続く初戦突破はならなかったが、積極的な打撃や最後まであきらめないタカタカらしい爽やかなプレーがスタンドを沸かせた。

　高崎は初回、金子裕紀選手の左線二塁打で幸先よく先制した。近江に逆転を許して迎えた四回、この日４打数４安打と活躍した倉金宏輔選手の適時二塁打で２−２の同点とした。

　直後の四回裏、エースの島田智史投手がつかまり、２番、３番、４番の連続適時打などで一挙４点を献上。変化球主体に切り替えた相手投手を五回以降は打ち崩せず、自慢の集中打も封じられ無得点に終わった。

　最終回は三振振り逃げなどで１死一、三塁とし、「逆転の高崎」への期待から最後まで目の離せない試合をみせた。守備でもファウルボールを追い掛け、カメラマン席に飛び込むなど気迫あふれるプレーをみせた。

　２日続けて順延となり、スケジュール調整が難しい日程の中、アルプススタンドはこの日も生徒やＯＢらで熱気十分だった。待望の１勝を信じて最後まで声援を送ったが実らなかった。

　県勢の２校同時出場は今回が３度目。桐生と前橋が出場した１９７８年は両校が初戦を突破し、２００９年の前橋商と高崎商はともに初戦で敗れている。

　22日に初戦を突破した健大高崎は大会第７日第１試合（28日午前９時開始予定）で神村学園（鹿児島）と２回戦を行う。

日本ハムのルーキー大嶋匠捕手（２２＝早大ソフトボール部）が、同期生から刺激を受けた。２６日、都内の早大・戸山キャンパスで行われた卒業式に出席。自身は選ばれなかったが、優れた成果を挙げた学生に授与される「小野梓記念賞」を受けた同期生を見て「それぞれの種目ですごいやつらばかりで、いつも刺激を受けていた。今はファームですけど、必ず１軍に上がって、みんなに刺激を与えられたら」と決意を新たにした。

富士重工業の陸上競技部と硬式野球部の選手が子どもにスポーツの楽しさを教える「ふれあい教室」が25日、太田市長手町のぐんまこどもの国で開かれた。約２００人がミニ駅伝競走や野球を通じて、全国区のトップアスリートと交流した。

　県内を拠点に活動するトップ選手からスポーツの魅力を学んでもらおうと、県児童健全育成事業団が初めて開催。両部の38人が指導に当たった。

　「こうした教室の講師を務めるのは初めて」（奥谷亘監督）という陸上部からは、選手やスタッフ計７人が参加し、本格的なストレッチや走り方の基礎を教えた。

　参加者と講師陣を９人１チームに分けて行ったミニ駅伝では、ことしのニューイヤー駅伝で使った紫色のたすきが登場。子どもたちは興味津々の様子で手に取っていた。

　駅伝を走り終えた太田旭小５年の梅沢月さん（11）は、「選手は足が速くて、優しかった。指導も分かりやすくて勉強になった」と息を弾ませた。陸上部の山崎敦史さん（25）は「子どもに教えるのは新鮮。これからも走るのを好きでいてくれたらうれしい」と目を細めた。

　走った後には豚汁が振る舞われ、参加者と選手が一緒に味わった。子どもたちはサインや握手をねだったり、記念撮影を頼んだりと、交流を楽しんでいた。

佑の術中にはハマらない。３０日の開幕戦で日本ハムと対戦する西武渡辺久信監督（４６）が２７日、先発予定の斎藤を警戒した。昨季は３度の対戦で１度も勝てず「塁は埋めるんだけど、あと１本が出なかった。やっぱり何かを“持ってる”よ」と、実力を認め「序盤のチャンスで打っていかないと」と、斎藤のペースに引き込まれる前に一気に打ち崩す展開をイメージした。土井ヘッドコーチは、のらりくらりとかわされた昨季を振り返り「あまり怖さはないが、何となく抑えられた」と詰めの甘さを反省した。開幕戦は独特の緊張感があり、経験豊富な投手でも立ち上がりに苦しむことが多い。斎藤も初めて体験する雰囲気に慣れるまでに時間がかかるはず。同コーチも渡辺監督と同様に「やはり最初のチャンスだね。ランナーを出してからのバッティングでしょう。孝行息子が出てきてくれれば」と、序盤に主導権を握ることをポイントに挙げた。リーグ屈指の強力打線が、初回から目の色を変えて斎藤に襲いかかる。昨年９打数６安打と相性の良かった中島は「（斎藤に対して）いいイメージはない。たまたまヒットになったんでしょう」と、慢心を捨てて難敵に挑む構え。中村も「斎藤はいい投手。大崩れしないし球も低めに来る。幸いにも（敵地で迎える）開幕戦は表の攻撃。初回に点を取れればうちのリズムになる」と、１打席目から勝負をかける意気込みを示した。

第１８回熊谷市高校女子サッカー大会「めぬまカップ２０１２」（埼玉県熊谷市・日本サッカー協会など主催、毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社など後援）は２７日、同市内で予選リーグ（２日目）６０試合が行われた。全４８チームを８組に分けた各組内での順位が決まり、県勢は、健大高崎２位▽太田女子４位▽太田市商５位▽桐生女子６位。２８日は順位別トーナメント戦計４８試合がある。

２年目で初の開幕投手を任された日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が、尊敬する米大リーグ・マリナーズのイチロー外野手（３８）の活躍に刺激を受けた。２９日、札幌ドームでキャッチボールやダッシュなどを行い、本番前の調整を完了。今日３０日の西武戦（札幌ドーム）で先発マウンドに立つ。「体と心の準備はしてきました」と準備は万端。いよいよ、新たなシーズンの幕が開く。本番を翌日に控え、斎藤に本来の笑顔が戻ってきた。全体練習のためグラウンドに現れると「緊張は前から高まっていて、ずっとそのままです」と身ぶり手ぶりで心境を説明した。「緊張感もあるけど（本番が近づくにつれ）楽しみという気持ちも増えてきました」。ここ数日と比べ、表情はどこか明るかった。前日２８日のメジャー開幕戦をテレビ観戦した。「めちゃくちゃ刺激を受けましたよ。ああいう舞台で活躍できるのは、さすがです。何かの縁で同じマネジメント会社でやらせてもらっているので、自分も後を追って、開幕戦でいいピッチングを見せたいですね」。オフは合同自主トレを行った。大舞台に強く、周囲の期待を裏切らない。そんな姿に憧れ、尊敬している。イチローの後を追うべく、準備は整えてきた。西武各打者のイメージも出来ている。「中島さんには、いいイメージがない。抑え方がすごく難しい選手。西武打線はプロとして経験を積んでいる人がたくさんいるので、とにかく挑戦していく気持ち」と昨季３戦２勝も警戒心は緩めない。斎藤を開幕投手に指名した栗山監督はこの日夜、生出演したテレビ番組内で「斎藤には今年１勝も出来ないかもしれないよと言った」と明かした。開幕戦で投げれば、その後も他球団のエースとぶつかり続ける。その覚悟を問う厳しい言葉の一方で、「それも越えてくれると思っている」と期待した。いばらの道は斎藤も十分に承知。早実時代は夏の甲子園３７年ぶりの決勝再試合、早大時代は５０年ぶりとなる早慶での優勝決定戦と、球史を刻むマウンドに立ってきた財産がある。「プロ野球の開幕投手には重大な責任がある。大役をいただいたからには、覚悟を持って今年１年やっていこうと思います。言い訳をつくらないよう、一生懸命やりたい」。今年を「勝負の年」と位置づけた背番号１８の戦いが、始まる。

おっ！　健大高崎が初出場で４強
何気にすごいやん

第１８回熊谷市高校女子サッカー大会「めぬまカップ２０１２」（埼玉県熊谷市・日本サッカー協会など主催、毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社など後援）は最終日の２９日、同市内で順位別トーナメント戦計２４試合があり、参加した全４８チームの順位が決まった。

　決勝は常盤木学園（宮城）が十文字（東京）を５−３で降し、２大会連続５回目の優勝を果たした。３位は鳳凰（鹿児島）に決まった。得点王に１０得点を決めた荒谷香帆選手（健大高崎）が選ばれた。

健大やるな。
次勝てばひょっとするかも。

裕ちゃんもやるねw。

　初出場した昨夏の甲子園では機動力で１勝を挙げたが、パワー不足を痛感した。冬場は機動力と破壊力を合わせた造語「機動破壊」をスローガンに朝、昼、晩に分けて１日３０００スイングをこなした。「最初は腕がパンパンになったけど、どんどんバットを重くした。打球の飛距離が伸びた」と長坂は振り返った。

　記録員の柴山が「漢（おとこ）とは長坂のこと」と言うほどの頼りになる主将は「目標は全国制覇。明日から切り替えたい」と、４強入りにも気合を入れ直した。

第８４回センバツで県勢３４年ぶりの４強入りを果たすなど躍進を続ける健大高崎。三塁コーチャーの斎藤義弘選手（３年）が「機動力野球」を支える。俊足ぞろいの選手に的確な指示を送り、チームを勢いづける。

　昨秋の関東大会までは外野手のレギュラーだったが、打撃の調子が上がらず、控えに。大阪入り後に三塁コーチャーを任された。機動力野球の司令塔。試合の流れを左右する責任の重さに、当初は不安しかなかった。それでも仲間から「お前の判断なら信用できる」と声をかけられて覚悟ができた。

　１回戦の天理戦。試合前の相手のノックを食い入るように見つめて、一人一人の特徴を目に焼き付けた。同点で迎えた七回、秋山浩佑選手（同）の左中間二塁打に、「レフトは肩が弱いから絶対行ける」と、迷わず手を振り回して一塁走者の小林良太郎選手（同）をホームに突っ込ませ、勝ち越しの１点を挙げた。「お前のおかげで勝てたよ」。小林選手の一言に、充実感がこみ上げてきた。

　あこがれの甲子園の舞台。選手としてグラウンドに立ちたい気持ちもあるが、今は「チームの勝利のために自分の役割を果たすだけ」と割り切っている。準決勝の大阪桐蔭戦に向け、「行けると思ったら迷わず走らせる。健大らしくどんどん足を使って、相手を翻弄（ほんろう）したい」と自信を見せる。

日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が３１日、自身の“不思議な力”を分析した。前日３０日の開幕戦でプロ初完投勝利。高校、大学時代と舞台が大きくなればなるほど、勝負強さを発揮してきた。秘訣（ひけつ）は、本番を迎える前のイメージトレーニングに隠されているようだ。「具体的に、いいイメージを思い浮かべます。昨日（３０日）は３−０で７回までいって、その後、増井さん、（武田）久さんにつなぐというイメージでした。ヤマ場は１度。二塁打を打たれるというもの」。ピンチの場面も盛り込んだ詳細なイメトレで、大一番に備えた。大役を終えて「気持ちが楽になった」と、ほっとした表情。「オープン戦では考えることが多かったけど、シーズンに入って（打者との対戦に）集中することが出来ている。メンタル面で変わりましたね」と心境の変化を口にした。

張本勲氏が佑ちゃんに「あっぱれ！」。１日のＴＢＳ系テレビ「サンデーモーニング」で、３月３０日の開幕戦で１失点完投勝利を挙げた日本ハム斎藤佑樹投手を絶賛した。「あっぱれ！　だ〜れが、完投すると思いました？　いいボールを投げていました」。ゲストの吉村禎章氏（元巨人）は「栗山監督にあっぱれ！　斎藤に『キミがこれからチームを背負っていくんだよ』ということを示した」と話した。

佑ちゃんが真のエースとなるために“邪念”を封印！？　３月３０日西武戦（札幌ドーム）で開幕投手を務めプロ初の完投勝利を挙げた日本ハム斎藤佑樹投手（２３）が、次回先発予定の６日ロッテ戦（ＱＶＣマリン）へ向けて投球に全神経を集中する。当日は、かつて佑ちゃんへ好印象を口にした女優長沢まさみ（２４）が始球式を務める。人気女優の登場にも興味は示さず、２戦連続の快投を誓った。“邪念”を封印し、打者との勝負だけに集中する。開幕戦で、強打の西武相手に４安打１失点でプロ初完投勝利をマークした佑ちゃん。興奮さめやらぬ周囲をよそに、本人はいたってクールだった。２日は完全休養日で、斎藤も次回先発予定の６日ロッテ戦に備えた。実はこの試合、女優の長沢まさみが始球式に登場し、ロッテの本拠地開幕戦に花を添える予定。長沢といえば、斎藤が“ハンカチ王子”としてブレークした６年前、ＣＭの記者発表会で「斎藤投手はすごく好き」と発言。その後も、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で「ハンカチ王子という人が大好きで…」と、斎藤のファンであることを公言していた。以前、好意を寄せてくれてい相手と同じマウンドに立つことになった佑ちゃん。さぞかし、気になるかと思いきや「昔、そういう発言があったことは知っていますが…、そんなこと考えている余裕はないでしょ」と一笑に付した。ロッテ戦では２戦連続の完投勝利という期待もかかる。前エースのダルビッシュ（レンジャーズ）からもツイッターで「７〜１０完投」を要求されたが「完投はずっとしたいと思っていたけど、まずは規定投球回を投げることが目標。１イニングずつという感じで投げていきたい」と、足元を見つめた発言。開幕戦同様、立ち上がりから全力投球で敵をねじ伏せに行くことに集中する。開幕投手を務めたことで、順番通りなら今後も相手エースとの対戦が続く。不利な状況に変わりはないが「プレッシャーをひとつプラスできる」と、前向きにとらえているところが斎藤らしい。“持ってる”を卒業した背番号１８は、１歩ずつエースへの階段を上がっていく。

日本ハムは試合前にランドセルカバーの贈呈セレモニーを行った。地域まちづくりの一環で、安全な登下校ができるよう４月から小学校に通う新１年生に無償配布する。セレモニーには栗山英樹監督（５０）と斎藤佑樹投手（２３）が登場。球団マスコット・Ｂ☆Ｂのキャラクター入りの黄色いカバーを小学生に手渡した。今年と来年の２年間で札幌市内の２１２校に配布予定で、今年は１０１校、約７０００人の新入学生に贈呈される

もうすぐ300だ。

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