うんこライター大集合!!!!!

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126チンチン ◆rx7XbMrXJU
第246話 トンビと梟とSEXY小坊主

桟橋の上で対峙するイシドロとミュール。
・「教えてくれ その魔女とはいったい何処に?」(ミュール)

・「・・・あんだよ お前・・? やぶからぼーに・・」
・「人に物を尋ねたいなら 高いところでふんぞり返ってんじゃねーぞ!」(イシドロ)

・「・・・これはすまない」(馬からおり、メットをはずすミュール)

・「・・・・」(ミュールを上から下までなめ回すように見るイシドロ)

・「人を捜している」
・「その魔女について何か知っていたなら教えてくれないか?」(ミュール)

・「・・・どうしてお前みたいなのが魔女なんか捜してんだ?」(不振そうに見つめるイシドロ)
・「! はは〜ん、読めたぜ。魔女を取っ捕まえて役人に引き渡すつもりだろ??」
・「てめぇのお株を上げるために!!」(指を刺すイシドロ)

・「かぶ?」(ミュール)
127チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/10/06 20:55:17
・「とぼけてんじゃねぇ!」
・「お前のその形!騎士見習いの貴族のボンボンかなんかだろ!」
・「手柄の一つでも立てて、騎士に取り立ててもらおうって腹だぜ!」
・「セコイぜ!」(イシドロ)
・「そうはさせっか!ぺっぺっ」(ツバを吐きながら桟橋から飛び降りるイシドロ)

・「ちょ ちょっと待て!人の話を・・・」(ミュール)
桟橋から逃げるイシドロを目で追おうとした瞬間、パックが襲いかかる。

・「挿す!!!」(パック)
寸前でよけるミュール。スカっ!
・「うわっ!」(ミュール)
・「・・・今のは」(ミュール)

逃げるイシドロとパック
・「なぜ避けられたのだ?ステルスモードなのに」(パック)

・「やべぇぜ!!あんにゃろより先に魔女見つけねぇと!」(イシドロ)
・{マジ!!火あぶり}(イシドロ)
128チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/10/06 20:55:48
場面が変わって、夕暮れの港でたたずむシールケ。(周りにカモメが集まってる)
・「シールケ、おなかすいたー戻ろー」
・「!誰かこっし来る」(イバレラ)

シールケたちに近づくターニャ。
・「すごォい 魔女ってほんとにいたんだ」(ターニャ)
振り向くシールケ

・「あなた 魔女でしょ?」(ターニャ)

・「・・・そう    見えます?」(シールケ)

・「うんうん だってとんがり帽子に杖でしょ 動物とお話してるし それにー」
・「その子」(イバレラを指差すターニャ)
・「妖精つれてる女の子なんて魔女しかいないわ」(ターニャ)

・{・・・・この人}(シールケ)

・「それにさっきのあれ」
・「あのつるされてたクーシャンの人達
・「あなたが解き放ってあげたんでしょ?」
・「まるで夕空を泳ぐお魚みたいキレーだったなー」(ターニャ)

・「あなた あれが見えたんですか?」(シールケ)
129チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/10/06 20:56:38
・「カッコよかったよ 大の大人を手玉にとって 見ててスカッとしちゃった」
・「あれは魔法なの?」(ターニャ)

・「あれはそんな大したものじゃ・・暗示みたいなものです」(顔を赤らめ照れるシールケ)

・「でも魔女って森や山に住んでるんじゃないの?」
・「どうしてこんなところに?」(ターニャ)

・「・・旅の途中なんです」(シールケ)

・「一人で?」(ターニャ)

・「いえ・・・」
・「この都に来てから色々ありまして・・・」(悲しそうな顔のシールケ)

・「・・・・・ふーん」(同情するターニャ)
・「大変だよね」
・「他の人と違うのって」(ターニャ)
130チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/10/06 20:57:10
・「・・・あなたは?この都の人ですか?」(シールケ)

・「ううん」
・「私もちょっと色々あってね そう喩えるならー」
・「あるところに醜いアヒルの子がいました!」
・「醜いアヒルの子はみんなと違っていたので仲間はずれです。」
・「なぜなら 醜いアヒルの子は・・・」(ターニャ)

・「白鳥だったから!」(イバレラ)

・「トンビだったからです!」(ターニャ)

・「へ?」(イバレラ)

・「ある日アヒル達の巣を イジワルなカラスの群れが襲ってきました」
・「弱いアヒル達は飛んで逃げることもできず ガーガー泣き喚くばかり」
・「みんな捕まってしまいました。」
・「トンビの子も自分は変なアヒルだと思い込み 飛び方を知らなかったので捕まりました」
・「その時 アヒル達を救ったのは鳥の王様」
・「白い鷹だったのです」(ターニャ)

・「鷹・・・」(驚くシールケ)

・「白い鷹は家来の龍達を引き連れて、あっという間にカラス共をやっつけてしまったのです」
131チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/10/06 20:57:40
・「鷹とトンビは親戚みたいなものです」
・「トンビの子はこの時初めて仲間と出会い 自分が飛べることを知りました」
・「白い鷹は国中を荒らしまわるカラスの群れを退治していきました」
・「龍だけではなくアヒル達 なかには心を入れ替えたはぐれカラス達までもが」
・「白い鷹に付き従いました」
・「トンビの子は得意でした。自分だけが鷹と同じ空を飛べることが」
・「同じ風を感じることが」
・「それは荒々しい龍にも 弱々しいアヒルにもできないことだから」
・「ところが ある日のことです」
・「カラスの王に捕らえられていたアヒルの女王様が」
・「鷹によって救い出されたのです」
・「小心者のアヒル達は 白い鷹とアヒルの女王様をツガイにすることで自分達と」
・「鷹との強い絆をほしがりました」
・「トンビの子は面白くありません 鷹と同じ空を飛べて 同じ空を感じられるのは自分だけなのに」
・「それなのに・・・・」
・「むくれたトンビの子は 海でも眺めて気を紛らわそうとさ」(ターニャ)

・「ねー それからそれから??」(イバレラ)
132チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/10/06 20:58:10
・「んーとね トンビの子は海でカモメに囲まれた 森のフクロウの子に出会いました」
・「トンビの子は思いました こんなカモメに囲まれてるのに そのフクロウの子は なんだか淋しそうだなぁと」
・「同じ夕日を眺めながら」
・「私たちはなんだか似てるなぁ」
・「友達になれるかなぁと・・・」(ターニャ)

・「ふ・・・」
・「フクロウも そう思いましたとさ」(シールケ)
照れる二人

場面が変わり、イヒドロサイド
都人にシールケのことを尋ねるイシドロ。
・「その子ならさっき埠頭の方へ行くのを見かけたぜ」(おっさん)

・「本当か!?」(イシドロ)

・「お前の連れか?だったら急いだ方がいい」
・「あの辺りは日が暮れると物騒だからな」
・「海賊まがいの武器商船だのがしょっちゅう停泊してる」
・「下手したら拉致られて外国に売り飛ばされて・・・」(おっさん)
話を最後まで聞かずにダッシュで駆け出すイシドロ&パック
133チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/10/06 20:58:40
場面が変わってシールケサイド。
・「ねぇ あなたにはいるの?」
 「あなたのこと理解ってくれる人」(ターニャ)

・「そ そうですねぇ」
 「私の連れはみんな普通の人ばかりだから 魔術使いの気持ちは・・・」
ガッツの姿を思い浮かべ顔を赤らめるシールケ。

・「んふふふふふふふふー」(ターニャ&イバレラ)

・「は はもってる」(シールケ)

・「ずばり恋ね!」(ターニャ&イバレラ)

・「そんなんじゃ・・・」(照れながらカモメをひねり潰すシールケ)
 「・・・ただ 大人の人だから気を使ってくれて・・・」
 「だからつい甘えてしまっただけです」(顔を赤らめるシールケ)

・「・・・ふーん」(シールケの顔を覗き込むターニャ)
 「ま 海を見て心が広ォーくなったら」
 「帰ってあげなきゃね 気になる人や 気にしてくれる人のいるところへ」(タ−ニャ)

・「・・・・そーですね」(シールケ)
134チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/10/06 20:59:56
・「待ちやがれこのガキども!!!」(???)
大声でカモメが逃げ出す。

・「何?人さらい?海賊?」(ワクワクするターニャ)

・「!あれは」(シールケ)
子供たちを追い回す海賊たち
・「逃がすか!!」
・「手間取らせやがって」
・「ピーピー泣くな!!」
・「どうあがいたところで てめらに逃げ場なんてありゃしねぇんだよ!!」
・「とっとと戻るんだよ」
・「たっぷりムチをくれてやるぜ」(海賊たち)

・「お待ちなさい」(シールケ)

・「ああ?」(海賊たち)

・「もうこれ以上見苦しいものを 私の前に晒さないでください」(シールケ)

つづく >>126-134