うんこライター大集合!!!!!

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102チンチン ◆rx7XbMrXJU
第244話 ペニスの章 鎮守府

軍隊の行進に驚くイシドロ&パック。
「ぬひょおおおおおおおお」

・煽り文句
「地平を埋め尽くすかのような大軍団 たどり着いたガッツ一行は?」

・軍隊を見て驚くガッツ一同
「すっげぇ・・あれが全部軍隊か?アホみてぇな量」(イシドロ)

「まるで法王庁教圏の軍隊の見本市どすえ」(セルピコ )
「チューダー定刻とバルデン王国の列強の騎士団」(セルピコ)
「東のモルガン公国、ワラトリア公国の騎士団」(セルピコ)
「新興のランデル共和国の国軍、パネリア同盟のラーナの国軍と」(セルピコ)
「ファリス、ニーセそしてヴリタニスの傭兵団 その他もろもろ」(セルピコ)

「どうしてわかんだよ?」(イシドロ)

「セルピコは紋章官でしたから」(ファルネーゼ)
「国や諸侯騎士団などの紋章は全て頭に入っているのです。」(ファルネーゼ)

ボーっと軍隊を見つめるシルーケ。

「どうした?」(ガッツ)

「いえべつに・・・」(シルーケ)
「ただ野蛮だなぁと」(シルーケ)
103チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/09/08 18:23
「うおおおお血がたぎらいでか!」(目を燃やすイシドロ&パック)
「なぁ、何処の軍隊がいっちゃん強ええんだ?」(セルピコにたずねるイシドロ)

「そ〜ですね」
「ミッドランド軍が事実上壊滅状態の今となっては、やはり常識的にはチューダーの性器軍でしょう」
「あれほどの重装備の騎士団を、あの数も常備できる国は他にありませんからね」
「バルデン軍も装備においてはチューダー軍に後れはとりませんが」
「あの国は現在国内に農民による内乱を抱えていますからこの戦にそれほどの数の兵を割けないはずです。」
「ランデルは近年バルデンから独立を勝ち取ったばかりです。元は咎人を送り込んで湿原を開拓した植民地で」
「気の荒いお国柄ですので、この戦において教圏諸国内に確固たる存在感を示したいといったところでしょう」
「モルガルとワラトリアは小国ながら法王庁教圏最東部に位置しているために」
「今まで幾度となくクーシャンと刃を交えてきた古強者です。」
「パネリア諸国は同盟とはいっても、ごく最近まで領土をめぐり小競り合いを続けていた都市国家群で」
「領域国家と違い国力が小さくラーナ以外は常備軍を持たずに、戦の都度傭兵団を雇っています。」(セルピコ)

「すげーなお前。ただの召使じゃなかったんだ」(イシドロ)

「ただの召使だったんですね あなたたちのなかでは。 あえて否定はしませんけど」(セルピコ)
104チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/09/08 18:24
軍隊を見つめるガッツ。
{・・・・・・}
{この物騒なきな臭さ}
{体に馴染む 戦場の臭い}(ガッツ)

人の込み合っている市場らしきとこに入るガッツ一堂。

「すげぇ、まるで兵隊の国だぜ」(イシドロ)

「もともとヴリタニスは法王庁教圏でも屈指の貿易都市として栄えていますけれど・・」
「これでは都市が丸ごと酒保にでもなったみたいですね」(セルピコ)

ヨタヨタするシルーケ。
「人ごみに酔いそうです。うぷっ。色々な臭いが混ざって気持ち悪いですぅ」(シルーケ)

「大丈夫ですか?」(ファルネーゼ)

「これだから田舎者はよー!ぴしっとしねぇとなめられるぜ!」(イシドロ)

「けど、こんだけ人間がうじゃうじゃしてると・・・」(パック)
ホケーっとしてる兵士にいたずらするパック。
パックが兵士の唇をつねっている光景を目にしファルネーゼが
{なぜか身に覚えがあると}思いをめぐらす。

場面はかわりある兵士が何かを叫けんでいる。
「聖戦に集いし兄弟たちよ!!腕に覚えあらば我等とくつわを並べよ!!」
「我等 暁の牙の団!!彼のランデル独立戦争において無敵を誇りし」
「バルデン重装騎士団を撃ち破りし武勲は 諸君等の御存知の通り!!」
105チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/09/08 18:25
その光景を見守るガッツ一堂。
「何だぁ?あのケバい連中は? ちんどん屋?」(イシドロ&パック)

「募兵の呼び込みだ」(ガッツ)
「傭兵団ってのはああやって兵士を募るんだ お立ち台の上の奴が団長だな」(ガッツ)

「団長自ら客引きすんのか?」(イシドロ)

「傭兵団を選ぶにはまず団長を見るんだ」(ガッツ)
「頼りになりそうか 金はありそうか」(ガッツ)
「そして肝心なのは兵隊どもとよろしくやっているかどうか {ありゃお高くとまりすぎだな}」(ガッツ)
「傭兵団には御国のためだの 御大層な大儀はねぇ 要は食い扶持にありつけるかどうかだ」(ガッツ)
「傭兵団が強いに越したこたねぇが、まず団長が兵隊側か雇い主側か見極めるのさ」(ガッツ)

「確かに傭兵にとっては、戦はただの商売それも大抵は戦乱で故郷を追われたり貧しさで暮しが立ち行かなくなった者が」
「仕方なくやってる場合がほとんどですものね」(セルピコ)
「兵を厭わず勝利する名将より兵を惜しんで敗走してくれる凡将の方がありがたいということですか」(セルピコ)

「同じ命張るにしたって 捨て駒にされるのと仲間のためってんじゃ張り甲斐も違うってことさ」(ガッツ)

「要は強くって人に慕われるカリスマ団長ならい〜んだ」(パック)

「男なら己の腕一本で成り上がるもんよ!」(イシドロ)

「そうそう一人いました カリスマが」(セルピコ)
「グリフィス卿 率いた傭兵団は鷹の団」(セルピコ)
「ミットランドチューダーの百年戦争においてチューダー軍相手に無敗を誇り」(セルピコ)
「鷹の団がミットランド性器軍と成った後には難攻不落で知られるドルドレイ城塞を」
「陥落せしめ チューダー軍最強とうたわれた紫犀騎士団を撃ち破り」
「遂には戦乱を終結に導いた伝説の傭兵団の団長です。」(セルピコ)
106チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/09/08 18:26
「グリ・・・」(パック)

{その名・・何時だったかガッツさんが口にしたことが・・}(ファルネーゼ)

黙り込むガッツ。

「おおおおーーーー!!それなら俺も知ってるぜ!!男の常識!!」(イシドロ)
「なんせその話を聞いたお陰で おらぁこの道に入ったと言っても過言じゃねぇもんなぁ」(イシドロ)
「そのグリフィスってのもすげぇけどよぉ・・・」(イシドロ)
「鷹の団のなんとかっつー、斬り込み隊長がアホみてぇに ど強えぇのよ!!」(イシドロ)
「なんせ一人で百人から千人からぶった斬っちまったってんだからよぉ!!」(興奮するイシドロ)
「そのサイのサイキョー団もそいつが一人で壊滅させたって話だぜ!!」(イシドロ)

ガッツを見るパック。
頭をかくガッツ。
{尾ひれついてる}(ガッツ)

「しかし皮肉なことに、そのグリフィス卿と国王との確執がミッドランドが今日に到る運命の原因だとも言われています」(セルピコ)

「成り上がんのも落ちぶれんのもスケールでけぇ!!燃えるぜ!!」(イシドロ)
「なぁ、そういやガッツの兄ちゃんも昔傭兵だったんだろ?」(イシドロ)
「何処の傭兵団にいたんだよ?」(イシドロ)

虚ろな表情のガッツ。
「昔のことだ 忘れちまった」(ガッツ)
107チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/09/08 18:26
「その後鷹の団は国王の謀略で壊滅したのだとか あるいはミッドランド国内に留まりクーシャンと戦っているのだとか様々風評が流れていますが」
「性格なところはわかりません」(セルピコ)

ガッツがドラゴンを思い出す。
{鷹の団の一武人として 黒い剣士に一騎撃ちを所房する}(ドラゴンの言葉)
{・・・・・}(ガッツ)

場面はかわりシルーケが兵士に尋問されている。
「なんだその恰好は?」(兵士)

「私ですか?」(シルーケ)

「先生!」(ファルネーゼ)

「そういえば忘れていました慣れっこになってしまって」(セルピコ)

「あちゃ〜〜〜〜〜。ぱくられた」(イシドロ&パック)

「ここは法王庁教圏の牙城」(兵士)
「今や聖地も同然だ!」(兵士)
「その様なふらちな形で立ち入ることは許さぬ!」

ムスッとするシルーケ。

「お役人さん。それは芸のための扮装でして・・・」(セルピコ)

「旅芸人か?たとえ旅芸人であろうと罷りならん」(兵士)

シルーケが杖で兵士に術をかける。もわ〜ん。
108チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/09/08 18:28
「どうした?こいつら固まってるぞ?」(他の兵士)

「さ、行きましょう」(シルーケ)

「いくらなんでも今のはまじぃんじゃないのか?」(イシドロ)

「大丈夫です。私には気を操り人の注意を逸らすことができますから」(シルーケ)

じろじろと他の兵士にも見られる。また同じ術をかけるシルーケ。この行為を
繰り返しているうちにシルーケの周りに人だかりが。

「魔女丸出し」(イシドロ)

「注目の的ですね」(セルピコ)

「ちょっとこい!!」(イシドロ)

「なんですか?」(シルーケ)

「やっぱその恰好はまずい!何処かで普通の服買わねぇと・・・」(イシドロ)
109チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/09/08 18:28
「私にはこれが普通なんです」(シルーケ)

「火あぶりになっちまうぞ!!」(イシドロ)

「そんなドジは踏みません!あなたじゃあるまいし」(シルーケ)

「何、意地はってんだよ!」(シルーケを軽く押すイシドロ)
シルーケの帽子が地べたに落ち、荷車に弾かれる。

「あ、いや ・・・・悪い」(イシドロ)

「・・・・・・酷い」(シルーケ)

「な、なんだよそんなボロ帽子 おめぇが人の忠告を・・・」
涙ぐみ、一人駆け出すシルーケ。

「バカ!そんなんで街中うろついたら・・!!」(イシドロ)
「ったく、何考えてTんだよ あの魔女!」(イシドロ)

「ちょっと、どろっぴ あんたサイテー」(イバレラ)
「あの帽子も服もフローラの手作りなのよ!!他は全部燃えちゃったんだから!!」(イバレラ)

「手作り・・・・」(イシドロ)

「形見よ!形見っ!!」(イバレラ)
「女の子泣かしてほんとにサルっ!シルーケ待ってぇ〜!!」(イバレラ)

「イシドロさん・・・」(セルピコ)
黙りこくるイシドロ。
110チンチン ◆rx7XbMrXJU :04/09/08 18:29
「俺たちは宿を探している」(ガッツ)
「念話もあるし、本物の魔女をどうこうできるやつがいるとも思えねぇが・・」(ガッツ)
「晩飯が冷めちゃ困る お前連れて来い」(ガッツ)

「俺もつきあっちゃる」(パック)

場面が変わって、シルーケに追いつくイバレラ。

「待ってよ〜シルーケ」(イバレラ)

「あははは、 何あれ可愛い〜w」(村人)
「ちょっと、あれごらんよwヒソヒソ」(村人2)

「何処いくの?」(イバレラ)

「人のいないところ」(シルーケ)

「あたし なんかここきらーい 人はウヨウヨ 気はケバケバしてるし」
「周りが全部石だなんて、息苦しいったらないわ あ〜〜〜森が懐かしいなぁ」(イバレラ)

路地裏で奇妙な人影?(細長く薄気味悪い影?ドラクエの木偶人形みたい)
を見つける二人。
「なに?あれ・・・」(イバレラ) 次号につづく >>102-109