映像の宇宙世紀

ここは、サイド１の３０バンチというコロニーです。
このコロニーは、グリプス戦争直前に、ティターンズによって完全に破壊されました。
その悲惨な記憶を忘れないために、今でも廃墟のまま残されているのです。

これは宇宙世紀0084年 7月の日曜日、
平和な３０バンチの夏の一日を写した、当時のホームムービーの映像です。

一年後の宇宙世紀0085年7月31日、ティターンズのG3ガスがこのコロニーを襲い
無抵抗の住民のほぼ全員が殺されました。

宇宙世紀0087年から0088年にいたるまでの1年間、
世界は地獄さながらの光景に覆いつくされました。

グリプス戦争は連邦軍内部勢力同士の戦いだけではなく
ジオンの残党であるアクシズをも巻き込んだ凄絶な戦いでした。

映像の宇宙世紀、五回目の今日は
宇宙世紀に移行してから2番目の戦争となった、グリプス戦争をえがきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山根基世ナレーションより

■まとめサイト・映像の世紀テンプレート集
ttp://freett.com/2chimage/
ttp://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~saito/eizou/index.htm

関連スレ
映像の世紀のガイドライン　第８集
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1183996951/l50

ふ〜ん

673 ：水先案名無い人：2008/04/14(月) 22:10:27 ID:aGPGBazJ0
■シャア・アズナブル

我々はアースノイドではない。全てのスペースノイドを連邦から開放すべきだ。

我々はフィフス・ルナ、そしてサイド�Uで、あるいはロンデニオンで、アクシズで、

あらゆる場所でスペースノイドを、そして人類を正しい道に戻そうではないか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出撃前演説より

鉄板の鎧に身を固め、長い列を作って歩いてくるロボット。
その鎧武者のような姿。
人間を押しつぶし、傷つくことのない鋼鉄のけだもの。
僕らはこのモビルスーツを見ると、自分の薄い皮膚の中に小さく縮こまるような気持ちになった。
その驚くべき破壊力の前には、僕らの小銃は藁のようにか弱いものだ。
対戦車ミサイルは、マッチぐらいだ。
このモビルスーツと言うヤツは、何よりも戦争の恐ろしさそのものに見えた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　従軍したドイツ人作家レマルク
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ルウム戦線異常なし　より

テレレレーーーーン

テレレレレレーーーーーーーン
テレレーーーン


テレレレーーーーン

テレレレレレーレーーーーン
テレーーーーン

敵の兵隊が悠然と歩いてくるのには仰天した。
歩兵の中には、小銃しか持っていない人もいる。
私たちは砲撃を開始した。あとはどんどん120mm砲弾を撃ち込むだった。
連中は100人単位で倒れていく。
狙う必要などない。彼らに向けて、引き金を引けばそれで済んだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ジオンのMSパイロットの手記より

逃げ惑う　敵　宇宙戦艦！
我が　ザクバズーカ命中　アナンケの　巨体　揺らぐ
アナンケの　噴射ノズル破壊して　速力低下
慌てふためく　敵兵為すところを知らず

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ジオン宣伝省提供

我々に敗北主義の考えは無用です。
ジオンに兵はいない。
彼らが理解できるのは早期休戦という言葉だけです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――レビル将軍「ジオンに兵なし」演説より

カイ「戦闘中にリック・ドム12機撃墜したって本当？」
アムロ「ばかげた伝説のひとつです。命を縮めますよ」
カイ「ごもっとも」
アムロ「3分間に12機は死神になります」
カイ「当然だな」
アムロ「あなただってそんなうわさ信じてないでしょ？」
カイ「ああ…でも本当はいくつ墜としたの？」
アムロ「9機！」

――　アムロ・レイとカイ・シデン

このスレたまらん
こういうの凄い好き

本日、宇宙機動軍はソロモンを放棄しました。
ソロモンは連邦軍の拠点となることになります。
ジオン防衛線を突破され、痛恨の極みであります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドズル中将の通信
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ソロモン放棄

暴虐飽くなき敵連邦は今やその厖大なる物資と
生産力とを擁し、あらゆる科学力を動員し、我に対して
必死の反抗を試み、決戦相次ぐ戦局の様相は日を追って、
熾烈の度を加え、事態ますます重大なるものあり。

生等、今や、見敵必殺のMSを引つ提げ、積年忍苦の精神研鑚を挙げて
悉くこの光栄ある重任に捧げ、挺身もって頑敵を撃滅せん。

生等もとより生還を帰せず、在学学徒諸兄、
また遠からずして生等に続き出陣の上は、屍を乗り越え乗り越え、
邁往敢闘、もってジオン独立戦争を完遂し、上宸襟を安んじ奉り、
公国を富岳の寿きに置かざるべからず。

かくの如きは公国学徒の本願とするところ、
生等の断じて行する信条なり！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ジオン学徒出陣式演説より

ザビ家には神秘的な力で我々を魅惑し、
熱狂させる何か違ったものがあったのです。
それは旗をなびかせ、じっと前方を見つめ、太鼓を鳴らしながら進む
若者たちの一糸乱れぬ行進でした。
この共同体には何か心を揺さぶる圧倒的なものがありました。
しかし、私の父がザビ家について語る時、その言葉に感激や誇りが無く、
それどころかひどく不機嫌な響きがあるのが理解できませんでした。
父は「連中の言うことを信じるな、連中はオオカミだ。ザビ家はジオン国民を
恐ろしいかたちで誘惑しているのだ」
というのです。
しかし父の言葉は、興奮した私たち若者の耳には入りませんでした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ジオン秘密警察官の手記より

コ　　　　　　　　　　　　　　ニ
　ロ　　　M　S　-　0　6　　ﾕ
　　ニ　　　　　　　　　　　　│
　　　ー　　　　ｲ憂小生　　タ
　　　　　落　人類生存説　イ
　　　　　　 と　　　　　　　　プ
G3ガス　　　 し　ジオンに兵なし

戦争に、きらめきと魔術的な美がついに帰って来たのである。
ロンメルやパットンやモントゴメリーが、兵士たちと危険を分かち合いながら、
ジープで戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する。
そんな日々がまたやって来た。
これからの英雄は、危険で狂騒的な、宇宙戦艦の艦橋にいて幕僚たちに囲まれて座る。
一方、何万という兵士たちが、電話一本でソーラ・レイの光によって殺され息の根を止められる。
これから先に起こる戦争は、愚かな連邦の官僚主義者とその支持者全体を殺す事になるだろう。
やがて、スペースノイドは大規模で、限界のない、アースノイドには制御不能な
破壊の為のシステムを産み出すことになるであろう。
人類は、ふたたび自分たちを絶滅させることが出来る道具を手に入れた。
これこそが、人類の栄光と苦労の全てが最後に到達した運命なのである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ギレン・ザビ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地球圏の危機　より

カッコイイがすぐネタが切れそう・・・

この鉱山はキシリア様しか使う事はできない。
私は61式戦車から木馬そしてレビルの乗っているビッグトレーにいたるまで綺麗に片づけるつもりだ。
我々が南極条約を締結しているからといって核を発射しないと思ったら大間違いだ。
私はキシリア様に歯向かう者は何でも殺してやる。
それがたとえギレン総帥であっても
キシリア様の嫌うものは浄化しなくてならないのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――マ・クベの証言より

蛇が見えた。生け捕りにされて傷ついた者の長い長い蛇だった。クネクネと長いやつ、地平線にむかって一列に進んでいく、どれが先頭なのか見分けがつかない。
列の後ろの方に道に倒れて動けなくなったジオンの中尉がいた。中尉は狼のような声で泣き叫ぶんだ。「バイス待ってくれ。ラング見捨てないでくれ。」ってね。仲間は、肩をすくめて歩いていく。一度も振り返らずにね。
一オデッサ作戦に参加した連邦軍兵士の手記より



これら十万人の捕虜の内生きて祖国ジオンに帰ったのは、僅か六千人でした。

鉄板の鎧に身を固め、長い列を作って飛んでくる機械。
その人のような姿。
戦艦を押しつぶし、傷つくことのない鋼鉄のけだもの。
僕らはこのMSを見ると、自分の薄い皮膚の中に小さく縮こまるような気持ちになった。
その驚くべき重さの前には、僕らの腕は藁のようにか弱いものだ。
巡洋艦は、マッチぐらいだ。
このMSと言うヤツは、何よりも戦争の恐ろしさそのものに見えた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　従軍した連邦兵
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西部戦線異常なし　より

nuru

0079年1月4日。
ブリティッシュ作戦で地球に落とされたコロニー　アイランド・イフィッシュです。

核パルスエンジンの装着です。

1月10日、朝。

コロニー落下直後のシドニーです。

たった１つのコロニーで大都市を抹殺する究極の兵器を
人類は手にするに至ったのです。

同日、北米上空。

コロニーの衝突による衝撃波がすべての生き物を吹き飛ばしました。

一年戦争の犠牲者の数は55億人に及ぶという推計があります。
そして、その内30億人以上が最初の1週間で殺されたといわれています。
一年戦争は億単位で人間を殺戮するという、
永遠に消すことのできない傷跡を人類の歴史に残したのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山根基世ナレーションより

私は自己暗示をかけて、やっと殺人者になれた。
いわば、リモートコントロールだった。

私達がやったことといえば、核パルスエンジンをつけただけ。
私は自分が殺した相手は誰一人見ていない。
自分がつけた火は見てもだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ジオン軍MSパイロットの回想より

age

久々に復活したのか？このスレ。

age

これがサイド2だ。
コロニーの８０％は連邦軍の支配下にある。
市民は連邦の秘密警察によって監視されている。　
サイド2にあるのは連邦軍の隊員募集ポスターばかりである。

一方、こちらはサイド3。
ここにはポスターは無い。
そのかわり、人々は自由に暮らしている。
これが、ジオニズムに基づく政治の成果である。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ジオン公国制作映画「二つのコロニー」より

ジオンは初戦においてスペースコロニー人類として初めてエリートである我々地球人類に勝利した。そしてジオン人は地球人を憎んでいる。しかし問題なのはジオンが統一されたスペースコロニー全てのリーダーとなることだ。



ゴップ大将の手記より

映像の宇宙世紀

第1集 宇宙世紀の夜明け
第2集 移民という名の棄民
第3集 それはサイド3から始まった
第4集 ギレンの野望
第5集 地球圏は地獄を見た
第6集 ティターンズの旗の下に
第7集 ジオンの亡霊
第8集 シャアの叛乱
第9集 木星圏からの衝撃
第10集 宇宙移民者の非劇果てしなく
第11集 スペースノイド

今度、ジオンを統合する新政権が、私とザビ家により樹立された。いまや私の過去数年間の闘争はその目的を達成した。この数百万人による運動の目的は周知のものだ。今一度、この運動の経緯について、そして闘争の第二段階について、大まかに述べようと思う。（中略）
いったい連邦政府はジオンをどこへ導いたのだ。コロニー財政を混乱させ、夥しい資源を収奪し、何億とあったサイド３の金はすっかりなくなった。
コロニーは荒れ果て不当な利子が地球から突きつけられた。旧世紀ならいかなる国家でも処罰されるほどの高い利子も当たり前のことであった。（中略）
失業者は次々と増えた。百、二百、三百、四百、五百、六百、今日では七百から八百万人だ。
私は我が民族の繁栄が自然にできるとは約束しない。国民自らが全力を尽くすべきだ。自由と幸福は突然宇宙から降ってこない。全ては諸君の意志と働きに懸かっている我々自身の国家のみが頼りになる。ジオン国民の未来は我々自身の内にのみ存在するのだから。
国民自身が国民を向上させるのだ。勤勉と決断と誇りと屈強さによって、サイド３に移民した祖先と同じ位置に上ることができる。
〜ギレン総帥によるジオン公国独立宣言

http://www.youtube.com/watch?v=9lXKcToLfPE&feature=related

ジオン 我らの祖国
武器をとれ
モビルスーツに乗り戦うのだ
祖国を守れ
敵を破壊せよ
今こそ勝利の時だ
今こそ勝利の時だ
死力を尽くせ
戦え 戦え
戦え 戦え
死ぬまで戦え
祖国を救うのだ
ＷＡＡＡＡＡＲ！！
ズムＴＶ制作

私がホワイトベースに来たのは、この艦（フネ）では安全が保証されていると聞いたからでした。
しかしここに着いて三つのことを知りました。

まず第一に、
艦に安全は保証されていないということ、
次に、
そもそも周囲が敵だらけであること、
そして最後に気付いたのは、
この艦を防衛する役目は私に課せられているのだということでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――アムロ・レイの手記より

あのころ、人々はまだ疑うことを知らなかった。
ロマンに溢れた遠足、荒々しい男らしい冒険・・・。
戦争は一週間――出征すれば息もつかぬうちに、すぐ終わる。
大した犠牲を出すこともない・・・。
私たちはこんなふうに、0079年の戦争を単純に思い描いていた。

　始業式までには家に帰ってくる。

新しい兵士たちは、笑いながら友人に叫んだ。

　　　　「始業式にまた！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　従軍したズムシティ大学学生ツバイク
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――――――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨日の世界　より

アムロよガンダムに乗れ　さあ　すぐ戦場へ行け
君の父さんを喜ばせてやれ　いい息子を持ったと
あの娘にも言ってやれ　泣いたりせずに誇りに思えと
ギレンにこう伝えてやれ　今から僕が行くと


　　　　　　　　　　　　　――「オーバーゼア」より（一年戦争時に流行した戦意高揚歌）

我々はこの凍てつくような飢えの中で、一歩一歩最終目的に近づいてはいるが、
全部隊は物資の補給困難な状況で苦しんでいる。

燃料が無ければザクは動かない。
寒さのため、テレスコープ照準が役に立たなくなった。
一個連隊につきおよそ500人ずつが既に戦意を喪失している。
物資欠乏のため、もはやマゼラアタックの分離攻撃も不可能となり、
我が方の270mm対物機関砲も、連邦軍の量産モビルスーツに対して無力なことも分かった。
我がモビルスーツ部隊の戦闘価値もこれで終わりだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ジオン軍指揮官　グーデリアンの回想記より

街の到る所、炎上している家が煌々と通りを照らしていました。
目の前にはモルタル、石材、コンクリートの塊が瓦礫の山と化し
その下から生き埋めになっている人の悲痛な喘ぎ声が聞こえて
きました。

何もかも燃え尽きていく・・・

イギリス製の織物、高価な革製品、愛用した家具、大事な思い出の品、
そして、希望も・・・。 何もかも・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――シドニー市民の手記より

私はこの目で何千という女や子供の死体が、線路や公道沿いに散らばっているのを見た。
彼らは、ジオンのはげたかどもに殺されたのだ。
女子供の涙が、私の胸の中で煮えくりかえった。
殺人鬼ギレンとその一味には、その涙を、奴らの狼の血で償ってもらう。
憎しみに燃えた復讐者は、容赦しない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　連邦軍軍人　バスク・オム　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「散文詩」より

そのコロニーに入ると、最初に臭いがしてきました。
人間の臭いだってことはすぐに分かりました。
恐ろしいことが起こったんだ――とすぐに気づきました。

すごく静かでした。
近づくにつれ、ここの人たちに何が起こったか分かってきたんです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――連邦軍少尉　シロー・アマダの回想より

私はじろじろ見られていた。
宇宙港職員は私がスペースノイドであることを確かめると、
「ちょっと来い。お前は貨物機の方へ移るんだ。」と怒鳴りつけた。
私はシャトルの切符を持っていると抗議した。
「駄目だ。お前は客室から出て行け。」
職員は無理やり私の腕を掴み、荷物もろともシャトルから放り出した。
身に凍みるような厳しい真空だった。
私は、宙ぶらりんの状態で震えていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ダイクン語録より

ダイクンはあくまで、人類を引き裂いてはならないと言う。
しかし地球連邦は我々がどんな妥協を示しても、
自分達のルールを押し付けてその立場を譲らない。
コロニー各地で起きている血まみれの惨劇はエスカレートしていくばかりである。
スペースノイドは頭痛から解放されるために、敢えて頭を切り落とさなければなりない。
もはやダイクンのような中道の立場は非現実的である。
残念ではあるが、ダイクンは今、政治の中心からそれてしまっている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――デギン語録より

ジオン公国は今、人類の歴史上有数の強国であり、
その技術力は我々よりもはるかに勝っている。
しかし、連邦にあってジオンにはないものがある。
長期戦に備えられるだけの広大な国土と莫大な人口、
そして正義である。
したがってこの戦争は三つの段階をたどる。

第一段階
ジオンは緒戦で大勝利を収めるが、連邦を降伏させるには至らないだろう。

第二段階
ジオンは降下作戦をおこなって物資の確保をはかるが、
我が方の持久戦によって消耗するであろう。

そして第三段階
十分な力を蓄えた我が軍は、ジオンを地上から追い出し、
戦争は終わるであろう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――レビル将軍の演説「ジオンに兵無し！」より

戦いはまさに悪夢だった。
ろくに整備もされていないザクの機内で、我々はすぐにでも攻め込んできそうな連邦軍を待ち受けていた。
彼らはいつも同じやり方だ。
まず、若い兵士がガンダムに乗って突っ込んでくる。
続いて、艦砲射撃の嵐の中をジムに乗った兵士たちがビームサーペルをきらめかせ襲い掛かる。
そして最後に、ソーラ・システムが要塞を焼き尽くす。
連邦軍の攻撃は、絶え間なく続いた。我々は、死を待つことしかできなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──ジオン軍兵士の証言より

》39　　　　　　　　　　いきなりガンダムかよ

ジオン人が、アースノイドの総督に宛てた抗議の手紙が残されていました。

アースノイドは我々スペースノイドを常に嫌悪し、我々を野蛮人とさえも考えていない。犬や豚同然と考えているのだ。
一方スペースノイドはアースノイドをあたかも隕石のごとくおそれている。スペースノイドに道で会った時も蹴られたり殴られたりしないようただただ逃げ出すばかりである。

ジオン人の子供たちにお菓子をばらまくアースノイドの貴婦人。
この時期ジオンでは令状なしに逮捕され、裁判なしに投獄されていました。

この映像からは、ダイクンの唱えた独立闘争の姿を見ることができます。

アースノイドが作った壁を突破しようとする丸腰の民衆。しかし、よく見ると民衆はたとえ殴られても蹴られても一切の抵抗を示しません。これがダイクンが説いた非暴力闘争です。

非暴力は、暴力の不正に対して真理を代表する力です。非暴力は純潔な生活の泉としてこんこんと湧き出る魂の力です。私はサイド３が弱いから非暴力を説いているのではありません。ただ、サイド３が暴力を振りかざす地球のやり方を真似るべきではないと思うのです。
剣を手にしたとき、サイド３はもはや私の心の誇りでは無くなるでしょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──ダイクン語録

祖国サイド３の命運を担い、独立交渉のために地球に降り立ったダイクンです。これはダイクンが地球市民に宛てた演説です。
「我々は、地球と対等な友人になりたい。これまでのように我々を搾取し利用した支配者としてではなく、良き助言者となってほしいのです。」
しかし連邦にとってサイド３はコロニーの一つでしかありませんでした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ロンドンでの会議に招かれ熱烈な歓迎を受けるダイクンです。
時の地球連邦首相ヤシマ、彼はダイクンに対抗する秘策を用意していました。連邦は、ダイクンの他に各スペースコロニーからの８７人もの代表を招待していたのです。
ダイクンは会議では、８７分の１の存在でしかありませんでした。
これは、会議後のヤシマ首相の演説です。それはダイクンに対する事実上の勝利宣言でした。
「私はここで宣言する。サイド３に与えられるのは、独立ではなく、あくまで地球連邦の傘下における自治領としての地位のみである。」
会議の席上、独立を訴えたダイクンは孤立し、全く相手にされませんでした。さらに連邦はサイド３総督に帰国したダイクンを逮捕するよう命じました。罪状は不当に国民を煽りたて煽動した罪でした。

月植民地二徴兵制施行セラレテ、月同胞ノ輝カシキ入営ノ時キタル。コノ晴レノ栄誉ニ備エル、月若人ノコノ練武ノ姿ヲ見ヨ。我ラ、ジオン軍ニ列セント、ヒタスラ修養研鑽ニイソシムソノ意気ヤ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──宇宙世紀００７９年ジオン映画社『月同胞も戦列へ』


これも、戦争末期ジオンによって作られた国策映画です。訓練を受けているのは、月植民地から徴用された若者達です。
彼らの多くが激戦地となったソロモンやア・バオ・ア・クーへと、送り込まれました。

ゲリラ戦とは、まず敵を精神的に追いつめる事から始まる。平穏に食事をする事も、そして寝る事も出来ない様に、時間を問わず攻撃を仕掛けるのだ。
敵に休息を与えてはならない。何処にいても機雷に当たり、ねらい打ちされる。そんな恐怖感を敵に植え付けるのだ。そうすれば、敵はやがて疲れ果て最後には死滅する。
宇宙に送り込まれてくる連邦の兵士はやがて本国の家族に宛てる手紙に、こう書くようになるだろう。『宇宙では、ありとあらゆるコロニー、ありとあらゆる宇宙要塞、ありとあらゆる艦、どこにでも死が待ち受けている』と

　──『ゲリラ戦術について』ランバラル語録より

戦争にきらめきと魔術的な美がついに戻ってきた。
安全で静かで物憂い事務室にいて書記官達に囲まれて座る。このような英雄は、もういなくなった。
これからの英雄は一機のモビルスーツで、何十隻もの戦闘艦を沈めるシャアやアムロのように、国家の運命を決するニュータイプの時代になるだろう。
一方何千という一般兵士達は、一機のモビルスーツやモビルアーマーに息の根をとめられるだろう。
これから先に起こる戦闘は、一般市民全体を巻き込むことなく、それぞれの側で大規模で限界のない一度発動されたら制御不可能となるような破壊の為のシステムを生み出すことになる。
これこそが人類の栄光と苦労の全てが、最後に到達した運命である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　−−ソロモン攻撃作戦を前にしたレビル将軍の訓示

あの頃ジオン軍は何のために地上にいるのか、
ということが話題になると、
我々は人類を覚醒させるために来ている、
というのが決まり文句だった。
だが人類を覚醒させるという夢は時として神話となり、
自分についての幻想を生み出す。
私は我々の側が勝利することを願っていたし、ダイクン的価値も信じていた。
だが公国軍は勝ってはいなかった。
ジオン軍人は平等を謳い、民主主義を信奉し、連邦勢力と戦う人々を助けようと躍起になっていた。
が地上の農民の目に映るジオン軍人は金持ちのエリートであり、
かつて地球を捨てたスペースノイドたちの末裔なのだ。
我々が思い描くジオン公国の姿は彼らの目にはまったく逆のものに映っていたのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――クランプ中尉　 娘への手紙より

「…公王の表情はひきつり、目は苦悩のため、ほとんど灰色に見えた。
　彼は、戦争を長引かせる色々な誤算について語った。
　
　我々が戦いたくないのと同様、連邦も戦いたくないのだ。
　彼らは我々との戦争を望まないし、我々も彼らとの戦争を望まない。

　しかもなお、ここ数日来の出来事が今後も続けば、
　戦いは全人類を巻き込み、世界を破壊してしまうだろう。

　公王を一番悩ませ、戦争の見通しを恐ろしい物にしたのは、
　公国と、全世界の子供たちが死んでいく幻影であった…。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ドズル・ザビの回想より

我々はこの凍てつくような寒さの中で、一歩一歩最終目的に近づいてはいるが、
全部隊は物資の補給困難な状況で苦しんでいる。

燃料が無ければMSも動かない。
寒さのため、照準が役に立たなくなった。
一個連隊につきおよそ500人ずつが既に凍傷によって失われている。
寒さのため、もはや機関砲は発射不可能となり、
我が方のザクも、連邦の新型に対しては無力なことも分かった。
我がMS部隊の戦闘価値もこれで終わりだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ジオン軍指揮官回想記より

これは、ウクライナ人の健康診断をするジオン軍です。しかしその実体は、徴兵検査でした。オデッサを占領したジオン軍はウクライナ人を自国の軍隊に組み込んだのです。
ジオンに占領されたオデッサ鉱山は、当時連邦の鉱物産出量の約半分を占めていました。オデッサ鉱山の利権を手に入れることが、ジオン覇権拡大への目的だったのです。

私はこの目で見てきました。オデッサの市場では公然と、塩漬けにされた人にくが売られています。ウクライナでは今数百万もの人間が、残酷なほどゆっくりと最後の時を迎えているのです。
今我々は一人になって考えるべきです。何もしないでただ見ていることが、果たして許されるのでしょうか？もう一刻の猶予もないのです。
これ以上議論するのはやめて戴きたい。こうしている間にも、ウクライナの人々は息絶えているのです。みなさんも家族がおられるでしょう。自分の妻や子供達が飢えているのを見ているのは、どんな気持ちでしょうか？
それでもジオン政府を助ける位なら、２０００万人もの人々が餓死したほうがいいと言い切れる人がいるでしょうか？もしそうなら、この場ではっきりと申し出て戴きたい。


〜サイド６の人権活動家による連邦議会での演説より

我々は、優秀なるジオン民族にふさわしい領土を確保すべきである。自らの民族の為に流す血は必ずや正当化される。たとえ今一人の血が流されても、将来においてジオンを担う千人の子供の血が流されないのであれば、それは必ずや賞賛される。
責任ある政治家というものはたとえ現代において攻撃されようとも、いつかは無罪判決を勝ち得るのである。

〜ギレン・ザビ『我が戦争』より

ジオン兵はあのとき、地下壕に隠れていた私たちを見つけると、手榴弾を投げ込みました。
煙が立ちこめ父が外に出た時、銃声が聞こえたのです。血の海にうずくまっていた父、母と私は声を上げていつまでも泣いていました。

〜サイド７難民の証言より

ジオン人の子供達が合唱しているのは『覚醒』という歌です。この歌は後にジオンの国歌となります。

　　　我らの胸にジオンの魂が脈打つ限り
　　　我らの目が宇宙の中心ジオンにそそがれる限り
　　　我らの覚醒は決して失われることはない
　　　我らが希望は父の地、地球を支配することだ

ガルマが死んだ。
弟の死は恐ろしい悲劇のように思われた。
私は何か悪いことが後に控えているのではないかと恐れていた。

我々は非常に弱い立場になった。
連邦は当時、公国に対して攻撃的な政策を取り、
優越さを示す機会を絶対に逃さなかった。
連邦の全力を挙げての攻撃が、今にも始まりそうに思われた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ドズル・ザビの回想より

ドズルがスペースノイドの敵を恐れていた頃よりは、我々ははるかに進歩した。
ドズル・ザビの恐れはもはや我々にはなかった。
今や我々の敵が恐怖に震えおののく番だった
もちろん私は最初にコロニー・レーザーを発射した事実を、
最大限軍事的に利用するつもりだ。
連邦の軍国主義者に圧力を加え、我々に対する扱いを改めさせようと思った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ギレン・ザビの手記より

公開の演説で、我々はどんな距離の物体にもソーラ・レイを命中させることが出来る、
と言うのはいつも気持ちの良いものだった。
しかし実際は、我々のコロニー・レーザーはまだ性能が不完全で、発射回数も少なかった。
我々は技術開発では連邦より進んでいたが、
国力の面では完全に劣っていた。
試作品のコロニー・レーザーだけでは、連邦にとって大した脅威にはならなかったのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――キシリア・ザビの日記より

連邦はスペースノイドの自治権を決して容認しないだろうと我々は確信していた。
しかし、もし、我々が自治を失ったならば、
それがスペースノイドに対する手痛い打撃になり、人類の革新は頓挫する。
我々はサイド３への連邦の介入を効果的に食い止める措置を講じなければならなかった。
その答えが防衛隊創設だった。

我々の軍隊は、連邦が好んで口にする力の均衡の釣り合いを取ってくれると思われた。
地球連邦は我が国を軍事基地で包囲し、艦隊で脅かしているが、
敵の核ミサイルが自分に向けられていればどんな気がするか、
今や彼らが知るべき時だった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――共和国防衛隊設立に関するギレン・ザビの覚書より

我々は核ミサイルも宇宙艦隊も持っている。
新型機動兵器も開発した。
もし愚か者が我が国やスペースノイドを攻撃すれば、
我々は連邦政府を地上から抹殺できる。
戦争は連邦の軍国主義者ばかりか、地球上の全人類を滅ぼすでしょう。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ギレン・ザビの議会演説より

大衆へ情熱を込めて語ったのは彼だけでした。
私たちは何か新しいことを聞くために、
なんでもいいから新しいことを聞く為に集会に出掛けたのです。
サイド３の状況は悪化する一方でした。
人々の日常生活を支えていたものが根底から無くなり、
自殺する人が溢れ、風俗は乱れました。
経済状況に絶望していた私たちには、ギレン・ザビの語る新しい社会は
素晴らしいものに思えました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――当時のサイド３市民の手記より

私は、繰り返し次のようなボードを読んでいた。
「ジオン公国成る。共和国は公国へ」

私の傍らの、頭髪の薄い紳士が語りかけてきた。
「少年よ、君は誇りに思っていいんだぞ。我々は偉大な時代に生きているのだ」
私も、そのように感じた。ジオンの国力の増大に、私達は感嘆の念を抱いていた。
私達は、偉大な時代に生きていた。
そして、その時代の創造者、その保証人はギレン・ザビその人であった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　――当時仕官候補生だったアナベル・ガトーの回想録より

人々はザビ家に対し、全く無批判でした。
「精神の自由」など大多数の人々にとっては、価値のある概念では全くありませんでした。
公王制に疑いを差し挟むと、次のように反論されました。
「ギレン・ザビが成し遂げたことをぜひ見て欲しい。
我々はようやく、アースノイドと対等の立場になれたのだから」
ギレン・ザビが独立を成し遂げたことこそ、私達にとって重要な点だったのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――サイド３社会民主党員の手記より

グラナダ進駐後の４８時間は、自分の一生で最も神経を痛めた時間であった。
連邦軍がグラナダに艦隊を派遣すれば、我々はしっぽを巻いて撤退しなくてはならなかった。
我が方の手中にあった軍事資源は、ごく控えめな抵抗をするにも全く不十分であった。
私は、平然としている振りをしなければならなかった。
我々を救ったのは、テコでも動かない「頑張り」であった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ギレン・ザビの談話より

今日、我らスペースノイドは地上で滅亡する危機、あるいは奴隷種族として連邦政府に奉仕することになる危機に陥っている。
我々は我が祖国の存続のために、我々の子供達の毎日のパンのために、格闘しなければならない。
闘争によって、武力によって、最後の精神力まで緊張させ、人類の覇者となり、
独立を達成することによってのみ、我らスペースノイドは偉大な種族として生存することが出来る。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ギレン・ザビ　「優性人類生存説」より

サイド５・ルウムに求する。既に約束したことを実現せよ。
戦争か平和か、ルウム自身が決めるのだ。
我々の申し入れを承諾して公国軍に自由を与えるか、
それとも我々が自分で自由を求めるか。

いまや私は最初の兵士として、我が祖国の先頭に立つ。
我が祖国は、連邦に隷属していた時とは違う。


　　　　　　　　――ギレン・ザビ　「公国軍ルウム進駐要求演説」より

ジオン公国の総帥として、ソロモンの公国編入を歴史の一ページに書き加える。
スペースノイドにとって最も古いこの資源衛星を、ただ今をもって最も新しい砦とする。

　　　　　　　　　　　　　　　――ギレン・ザビ　「ソロモン衛星恒久要塞化演説」より

ここは、ラグランジュ・ポイント１にある観光用コロニー、通称テキサス・コロニーです。
―――ここに、サイド５・ルウムはありました。
サイド５は、ジオン独立戦争の緒戦に、ジオン軍によって完全に破壊されました。
その悲惨な記憶を忘れないために、このコロニーは廃墟のまま残されているのです。

これは0078年 7月の日曜日、
平和なルウムの夏の一日を写した、当時のホームムービーの映像です。

一年後の0079年1月16日、ジオン軍がこの村を襲い
無抵抗の住民のほぼ全員が殺されました。

0079年から0080年にいたるまでの1年間、
世界は地獄さながらの光景に覆いつくされました。

ジオン独立戦争は、戦場での軍隊同士の戦いだけではなく
アースノイドとスペースノイドの運命を巻き込んだ凄絶な戦いでした。

映像の宇宙世紀、五回目の今日は
人類史上最大の戦禍となった、ジオン独立戦争をえがきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――山根基世ナレーションより

第1集 宇宙世紀の夜明け
　〜トミノが歴史の断片を語り始めた〜
第2集 移民という名の棄民
　〜宇宙に上がった人々は凄まじい環境に直面した〜
第3集 それはサイド3から始まった
　〜スペースノイドの要求が社会を動かした〜
第4集 ギレンの野望
　〜人々はスペースノイドの解放を唱えたザビ家に未来を託した〜
第5集 人類は地獄を見た
　〜モビルスーツ、コロニー落とし、そしてソーラ・レイ〜
第6集 ティターンズの旗の下に
　〜人類の生存のため、ジャミトフは独裁をふるった〜
第7集 ジオンの亡霊
　〜地球圏の混乱にハマーンは動いた〜
第8集 シャアの叛乱
　〜二人の英雄はアクシズを挟んで対峙した〜
第9集 木星圏からの衝撃
　〜クロスボーン・バンガードの襲来〜
第10集 宇宙移民者の非劇果てしなく
　〜絶え間ない戦火、スペースノイドの慟哭があった〜
第11集 Universal Century
　〜世界が見たガンダム、宇宙世紀、トミノ〜

・音楽　タカシ=カコ

「ジャブローは燃えているか」

和平交渉を求めるデギン公王をスクリーンで見たとき、彼は非常に落ち着かない様子だった。この時の彼の表情を私は生涯忘れることができないだろう。私は、いささか気の毒な気持ちを禁じえなかった。
しかしどうすることもできなかった。ジオン公国は、健康な肉体にできた腫物のように膨れ上がってきている。
この腫物を取りのぞくことが、いままでより一層重要になっていた。


〜レビル将軍のブログより

連邦の偵察機デッシュが、オデッサで建設中のミサイル基地を発見します。航空写真には、ミサイルの発射台などがはっきりと映っていました。
ジオンは密かに水爆ミサイルをオデッサに運びこみました。


『連邦はマクベのオデッサが存在するという事態を、決して容認しないだろうと我々は確信している。しかしもし、我々がオデッサを失ったならば、我が国の威信は失墜する。
我々は、黒海への連邦の介入を効果的に食い止める措置をこうじなければならない。その答えが水爆ミサイルなのだ。敵のミサイルが自分に向けられていればどのように感じるか？今や彼らが知るべきだ。』（キシリア・ザビの声明より）

これは、一年戦争後の地球連邦で作られた国策映画です。
ホワイトベースを、役者の演じるレビル将軍がオデッサ作戦終了後に訪れるという設定です。


セイラ　　「我が父、レビル」
ブライト　「レビル、万歳！！」
アムロ　　「レビルに栄光あれ」
カイ　　　「レビルよ、永遠に」

映像にはレビル将軍を歓喜で迎える役者の演じるホワイトベース乗員の姿がありました。


ミライ　　「祖国解放の英雄であるあなたに、敬服のキスを送ってよろしいでしょうか？」
ビバー！ウラー！


これが連邦政府の掲げたアースノイドとスペースノイドとの関係のあるべき姿でした。

オデッサを占領したマクベによって、全ての子供達を親から引き離され、ジオンの管理のもとで集団労働を強いられました。
当時マクベが子供達に掲げていたスローガンです。


「我々は、独自の世界を建設している。新しい理想郷を建設するのである。従って伝統的な形をとる病院も学校もいらない。貨幣もいらない。たとえ親であっても敵と思えば微笑んでジオンに引き渡せ。
今住んでいるのは、新しい故郷なのだ。我々はこれより過去を切り捨てる。泣いてはいけない。泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。笑ってはいけない。笑うのは、昔の生活を懐かしんでいるからだ。」
〜マクベの指令文書より

本日をもって貴様らはクソ虫を卒業する
本日から貴様らはボール乗りである
兄弟の絆に結ばれる
貴様らのくたばるその日まで
どこにいようとボール乗りは貴様らの兄弟だ
多くはソロモンへ向かう
ある者は二度と戻らない
だが肝に銘じておけ
ボール乗りは死ぬ
死ぬために我々は存在する
だがボール乗りは永遠である
つまり―――貴様らも永遠である！

チェンバロ作戦直前？の記録ビデオより

当時の代表的なサイド６の新聞は、この戦争中にこう伝えています。

ジオン人は地球の学問の成果を全て集め、そして地球の成果を応用し組み合わせて使いこなしている。この民族は我々の育んだ複雑な文明を僅か一世代あまりのうちに掌握している。
地球人は、地球人最高の武勇を発揮している。しかしそれを攻撃するジオン人はもっと偉大と言わざるをえない。粘り強く機転がきき、すばらしい勇気厳しい状況への知的な対応。
今世界中が興奮している。ジオン人は誇り高い地球人と並びたつ、列強であることを宇宙に示したのだ。

　　　　　　　　　　ー
　　　　　　　　キ
　　　　　　ス
　　　　フ
　　ノ
ミ

我々が今日持っている人類文化、芸術、軍事技術及び科学技術の成果は、ほとんど全らジオン人が創造したものである。
ジオン人は人類のプロメテウスであって、その輝く額からサイド３入植以来、常に天才の先進的な火花が飛び出し、神秘の夜を明るくし、人類をこの宇宙の支配者とする道を登らせた。
ジオン人にもっとも激しい対象をなすものがアースノイドである。この世界にアースノイドしかいなければ、彼らは泥や汚物に息が詰まるか、憎しみに充ち満ちた争いの中で、互いに騙し合おうと努めるだろう。
我々民族主義国家は、人種を一般生活の中心に据え、人種の純粋維持の為に配慮しなければならない。


〜『ギレンの闘争』より

主体思想みたいだなあ

（；＾ω＾）今、映像の世紀（5集）見てるんだけど、ﾛﾝﾄﾞﾝ市民がﾓﾋﾞﾙｽｰﾂみたいだお

北米やオデッサでの戦闘の間に連邦は、ジャブローの地下に中央管制室を築き防空体制を整えていきました。
当時の最新技術であるミノフスキー粒子の実用化によりレーダーが使えなくなったため、見張りによる目視で敵の動きをとらえるとオペレーターがそれをを示します。
ジャブローの入口は秘密にされていたため空爆の効果が出ず、ジオンはモビルスーツによる進入を試みます。情報は守備隊に伝えられ、地下に入ったモビルスーツを待ち伏せすることが出来るようになりました。
一ヶ月以上毎日続いた攻撃の結果ジオン軍は１７００機もの攻撃機やモビルスーツを失い、その損害の大きさに地球での戦闘をあきらめます。

デギン公王「省みれば、我らは今日まで隠忍自重、最大限を重ねたのでありまするが、敵の挑戦を受け、自尊自衛を全うする為、断固として立ち上がるのやむなきに至ったのであります。」

〜ジオンニュース『対連邦宣戦布告』

これは、ジオンの映画会社が制作し、グラナダで上映したニュース映画です。一年戦争が始まるとジオンは、連邦の支配下にあったグラナダを植民地支配から解放するとして占領し、軍政下においていました。
これは、デギン公王のグラナダ訪問を特集したものです。

『デギン公王は多忙の中、グラナダの国民学校を訪問します。公王は子供が大好きです。子供達はジオンの歌や踊りが上手です。』

ジオンの軍政が続くと、グラナダの人々はジオンを連邦に替わる支配者とみるようになり、次第に反ジオン感情が高まっていきました。

「ジオンの占領が始まったころ、ジオン人は私たちグラナダ人に対して兄の様に親密な態度で接しました。しかし新聞にジオン軍勝利の記事が少なくなるにつれ、ジオンは弟の私たちグラナダに向けて苛立ちを爆発させる様になりました。
馬鹿野郎とビンタが頻繁に飛び出す様になり、憲兵隊は傍若無人になっていきました。主人であるジオンが馬、鹿野郎の原住民を監視しなければならないという態度に替わっていきました。」

この映画には、グラナダ人がジオン軍の兵士にだけお辞儀する様子が写されています。

宇宙世紀0068年
非暴力運動がかつての勢いを既に失っていたこの時期、ダイクンの突然の死は、一つの時代の終わりを象徴するものでした。

次のUCﾓﾉの音楽は加古隆でよろ

これは、一年戦争の終結を世界に印象づけた映像です。宇宙世紀００７９年１２月３１日地球連邦のモビルスーツ部隊がア・バオ・ア・クーに突入しました。
一年戦争は、宇宙戦争の生々しい映像が初めてテレビ中継された戦争でした。人々は茶の間から宇宙戦争を生中継で見ることができたのです。
そして一年戦争の現実は、地球連邦を揺さぶり、変貌させることになったのです。膨大な戦費の支出は連邦経済を圧迫し、戦争の是非をめぐって国内は分裂、既存の体制への抵抗は、さまざまな価値観の崩壊に繋がりました。
『映像の宇宙世紀』９回目の今日は、一年戦争下超大国としての地位が、大きく揺らぐ事になった地球連邦を描きます。

私には夢がある。
いつの日にかジオンの丘で
かつての支配者であるアースノイドと棄民であるスペースノイドの子孫が、
兄弟として同じテーブルに座る時が来るという夢がある。
私の二人の子供達がいつの日にか、
出身地ではなく、人格で評価されるという国に住むという夢がある。


〜ダイクンの演説より

ギレン総帥は、ｱ･ﾊﾞｵ･ｱ･ｸｰで戦闘指揮中に悲劇に見舞われたのです。この事件の目撃者は生存しておらず、総帥は名誉の戦死を遂げられたといわれています。
しかし映像は、司令部外から決定的な瞬間をとらえています。
銃声は二発、画面上方向、つまりギレン総帥は右上から撃たれたといわれていました。
しかし、のちに公開されたこの映像は、胸を撃たれ前にのけぞるギレンを写しています。ギレンが後方つまり画面の左側から撃たれた可能性をうかがわせる映像です。

一方北米では、解放勢力がキャリフォルニアベース周辺で攻勢を強めていました。これはジオン軍司令部が、解放戦線のゲリラに爆破された時の映像です。解放戦線は政情が不安定な北米をこうした攻撃で揺さぶります。
そしてニューヤークでの連邦軍最新鋭艦のホワイトベース攻撃作戦では、ジオン軍北米指令官ガルマと多数の部下が戦死しました。
ジオンはただちに報復を指令、最精鋭部隊を送り込みます。、これがいわゆるガルマ仇討ち作戦の始まりでした。

地球連邦軍の全権を委任されていたレビル将軍は、Ｖ作戦の発動に踏み切ります。
レビル将軍「宇宙の非ジオンコロニーは、ジオン勢力の拡大を自分たちの力で阻止出来ません。
連邦軍の力こそが頼りなのです。もし我々が宇宙から退くならば、連邦の約束や保護を信用する国はなくなるでしょう。
親愛なる地球連邦国民のみなさんだから我々はジオンを攻撃するのです。」

アースノイド至上主義勢力、ティターンズが戦争に勝ち、連邦軍がアースノイド至上主義に染まるようなことになれば、
やがて各コロニーもアースノイド至上主義者に侵略され、スペースノイドの血で真っ赤に染まっていくに違いない。
ティターンズは地球連邦軍の支配を目論んでいる。

我々はスペースノイドは、このようなアースノイド至上主義の横暴を決して許してはならない。
今、対抗措置をとらなければ、数年後にはもっと恐ろしい結果を招く。
平和を勝ち取るために今、エウーゴは敢えて危険を冒さなければならないのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――クワトロ・バジーナ（シャア・アズナブル）の演説より

保守

hage

あの頃ティターンズは何のために存在しているのか、
ということが話題になると、
我々はジオンの残党を駆逐するためにある、
というのが決まり文句だった。
だがジオンの残党の駆逐という任務は時として神話となり、
自分についての幻想を生み出す。
私は我々の側が勝利することを願っていたし、ジオンも憎んでいた。
だがジオンはいなかった。
ティターンズ軍人は平等を謳い、民主主義を信奉し、ジオン勢力と戦う人々を助けようと躍起になっていた。
が地上の農民の目に映るティターンズ軍人は金持ちのエリートであり、
かつて地球かつて地球に居残ったアースノイドたちの末裔なのだ。
我々が思い描くティターンズの姿は彼らの目にはまったく逆のものに映っていたのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――アジス中尉　 フィアンセへの手紙より

ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm4624861

割り込み失礼。これは良スレなり。

保守age

勇敢なる連邦兵士達よ、進め！
私も先頭を切るから負けはしない
そして必ずや勝利する事を皆に誓おう
アバオアクーなどオデッサに比べれば至極簡単な目標だ
進めば道は切り開かれる
私はそうして将軍にまでなった男だ
レビル

age

ﾚﾋﾞﾙ｢あなた達の方が優れているものも確かにある。
例えばﾓﾋﾞﾙｽｰﾂ開発がそうです。戦闘用のね。
しかし、例えばこのﾐﾉﾌｽｷｰ粒子を利用したﾋﾞｰﾑ技術。
これは我々の勝ちです。でも、とにかく我々双方のためには…

ｷﾞﾚﾝ･ｻﾞﾋﾞ｢いやいや。いずれにせよ我々はあなた達を完全に追い抜いたんです。
ﾓﾋﾞﾙｽｰﾂでね。ﾓﾋﾞﾙｽｰﾂの開発技術でね。これは譲れません。

ﾚﾋﾞﾙ｢いやぁ、ちょっと待ってください。これなんですよ。私が言いたいのは。
おわかりですか？ここで使っているﾋﾞｰﾑ技術というものは、
ﾐﾉﾌｽｷｰ粒子下においても妨害されることなく通信として利用できるのです。
つまり、ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝが増える。
ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝが増えれば我々が学ぶこともあるだろうし、あなた達が学ぶこともあるでしょう。
あなたは何でも知ってますか？

ｷﾞﾚﾝ･ｻﾞﾋﾞ「私に知らないことがあるとすれば、あなたはどうなんです。
ｽﾍﾟｰｽﾉｲﾄﾞについて何もご存知ない。ただ恐れているだけです。
我々の国ができてまだ10年も経っていない。
しかし、あと５年もしたら我々はｱｰｽﾉｲﾄﾞと肩を並べることになるでしょう。
そして連邦政府を追い抜いていきますからね。
追い抜く時にはこうやってね、挨拶しようではありませんか。
ｼﾞｰｸ･ｼﾞｵﾝ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――南極会議における非公式ﾄｯﾌﾟ対談より

0085年7月31日

重苦しい日だ。
サイド1・30バンチで市民たちがデモをしたために、深刻な暴動が起こった。
軍隊は毒ガスを散布せねばならず、多くの人が殺され、負傷した。
何とも重苦しく、心の痛む出来事だった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ジャミトフの日記より　30バンチ事件当日

age

保守age

ttp://m.youtube.com/watch?v=Ph22s4hr6QE&rl=yes&client=mv-google&gl=JP&hl=ja&guid=ON

何か、光り輝く異様なものが空をよぎった。
同世代の人々とは何も共通点を持たないかに見えた一人のサイド３出身の男が英雄的行為を成し遂げた。
しばらくの間人々はカントリークラブで、もぐり酒場で、グラスを下に置き最良の夢に思いをはせた。
そうか、コロニーを落とせば抜け出せたのか。
我々の定まるところを知らない血は、コロニー落としによってフロンティアを見つけられたかもしれなかったのだ。
しかし、我々はもう引き返せなくなっていた。
演説は続いていた。
我々はまた、グラスを上げるのだった。

――コロニー自治運動活動家の手記　　

カス共が…

死んじゃえ！！

age

宇宙世紀（U.C）の世界の技術力

�@ミノフスキー・クラフト：擬似反重力技術。超重量物をも浮遊させる。
�Aミノフスキー・ドライブ：�@の改良・発展技術。理論上は亜光速域までの加速が可能。
�Bビーム・シールド：実体弾・ビーム兵器も防御する無敵の盾。
�Cハイ・メガ粒子砲：コロニー・レーザーに匹敵する火力を誇る最強兵器。
�Dミノフスキー通信：サイコミュを介して意志を伝達するテレパシー通信。通信速度は光速。
�Eルナ・チタニウム合金：通称・ガンダリウム合金。120mmマシンガンの直撃にも耐え、大気圏突入の際の超高温にも平気。
�Fミノフスキー・イヨネスコ型核融合炉：ヘリウム3と重水素の核融合反応で発生したエネルギーをほぼ100％電力に変換する。MS（モビル・スーツ）に搭載できるほど小型・高出力。

地球連邦政府に求する。既に約束したことを実現せよ。
隕石落としか平和か、連邦自身が決めるのだ。
我々の申し入れを承諾してネオジオンに自由を与えるか、
それとも我々が自分で自由を求めるか。

いまや私は最初の兵士として、我が祖国の先頭に立つ。
我が祖国は、一年戦争で敗北した時とは違う。


　　　　　　　　――シャア・アズナブル　サイド1・ロンデニオンにおける連邦との秘密会談より

全財産を車に乗せ　あるいは背負った人々が
街のあらゆる地区から現れ　それがひとつの大きな河となり
押し合い圧し合いしながら　ざわざわと流れていった・・
そこは、まさにカオスの世界だった・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――ホンコン在住　ミライ・ヤシマの日記

∩( ・ω・)∩　ガンダム　ばんじゃーい
　　テム・レイ

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宇宙に飛び出すのは冷たい海に飛び込んでいくみたいでなんだか怖かった。
ハッチが開いて叫びながら射出されて振り返ると、サーチライトみたいなビームがひゅうひゅう飛んでいる。
腕を伸ばせば取れるんじゃないかという気がする。
自分がどこにいてこれからどこにいくのかという現実が初めて見えてきた。
これは戦争なんだ。
僕は本当にこんなとこで死んじまうかもしれない。
悪夢のようだった。
とにかくショックだった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――エウーゴのパイロット・カミーユ･ビダンの手記より

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