【続け】ここはパイロット養成所100【その意志】

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1通常の名無しさんの3倍
2赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI :2005/09/18(日) 03:00:49 ID:???
>>996
「?」

【流石にこの辺りになってくると、お互いの意思疎通の齟齬に気付き始めるエリクシィな訳で】

>>997
「分かってる……分かってるよ、本当はフラガさんが悪いんじゃないって。
 ちゃんと分かってるから。

 上手くできなかった、私のほうが悪いんだって……」

【儚げな微笑を、泣き顔に浮かべる】

>>998
「私は何も嘘なんて言ってないよ……。
 ただ、あの日の朝、フラガさんが突然私の体の中に入って……。

 その、色々お手入れとかしてなかったし、すっぴんだったし……」

【そんな自分の恥ずかしいところを、よりによって一番大好きな相手に見られるか触られるかした。
 魂の入れ替わりという事件のせいで、実感を持ってマジマジと。
 それがショックだったという事、つまりはそんな単純な、けど当人にとってはヒドク重大な悩みだった訳だ。

 まあ、色々変な方向に歪んだりもするけど、根は16歳の女の子な訳で】
3可能にする教官 ◆iJoflLagas :2005/09/18(日) 03:07:11 ID:???
>998
僅かな可能性でも、しがみつきたくなる時はあるでしょう?
今の俺の様に('A` )

>999
おい、ロッソ。

俺が、そう言う、男だと思う、って受け取って良いのか、それは?

>2
頼むから一番肝心な部分をハッキリ言ってくれ。
「エリクシィの体に俺の魂が入ったのがショックだった」って……('A` )
4赤毛:2005/09/18(日) 03:12:38 ID:???
>2
 最初でいきなりうまくできる子なんていないってば。
そのへんはふたりの問題なわけで・・・・・・

 ま、なんていうのかな。
 そういう言い方をするってことは、まぁちょっと騒ぎすぎじゃない?
 いくら初めての体験だからって、そこまで取り乱すとさ、彼氏のほうも
やっぱショックでしょ。
>3 
 ?どういう意味?
5店長代理シュバルト@天馬:2005/09/18(日) 03:16:23 ID:???
>2赤髪
「なるほど、つまりはそういうことか
 ……言われてみれば、リリィも同じようなことを言っていたな」

>3可能にする
「しがみつくなら言語にしがみつけ
 ほれ、フタを明けてみれば大したことは無かった」

>4赤毛
「理解しろ男女関係暴走特急、つまりは至極単純なオンナゴコロとか言うものだ
 以前あった災害というか事故というか異常現象を思い起こせ」
6赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI :2005/09/18(日) 03:19:05 ID:???
>>3
「え……あっ!!」

【自分の説明に、肝心な言葉が抜けていた事にようやく彼女は気付いた】

>>4
「あ、えっと、違うの、そうじゃないの。
 多分アンジェさんが考えてるそっちの方の事じゃなくて、つまり何て言うか……」

【アセアセと語り始めるエリクシィ。
 店長に語った内容とほぼ同じ】

「だから、その……ひょっとしたら、フラガさんに幻滅されたんじゃないかって思って。
 そう思ったら、もう、凄いショックで、何が何だか分からなくなって……」
7赤毛:2005/09/18(日) 03:30:06 ID:???
>5
 へ?
>6
 あ、なに。その。

 そういうこと。
 

 なーんだ。てっきりもっと深刻な悩みかと思ったわよ(’・∀)

 
 ま、別な意味で深刻ではあるけど。

 んー、それにしても・・・・・・意外ねー。
8可能にする教官 ◆iJoflLagas :2005/09/18(日) 03:32:38 ID:???
(三人の反応を見て嘆息。無言でソファーの一つに横になってしまった)
9赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI :2005/09/18(日) 03:35:22 ID:???
>>7
「意外……って、何で?」

>>8
「あ……」

【視界の端に、その様子を捉える】

「……あの、フラガさん。
 ひょっとして、怒ってる?」
10赤毛:2005/09/18(日) 03:39:24 ID:???
>8
 下ネタokな人かと思ってたけど、意外ー。


 ・・・・・・っていうか本気ですねてる?
11店長代理シュバルト@天馬:2005/09/18(日) 03:46:27 ID:???
>7赤毛
「そういうことだ」
はぁ、とため息

>8可能にする
「ここで寝るな、寝るなら自分の部屋に帰るんだ」
12可能にする教官 ◆iJoflLagas :2005/09/18(日) 03:48:54 ID:???
>9
……良いか?

(視線を明後日の方向に向けたまま、明瞭に語り出した)

確かにエリクシィのルックスは非常にレベル高いさ。
だが俺はエリクシィの見た目に惚れた訳じゃない。
俺が惚れたのはお前の内面であって、その上で外観も良いから尚嬉しいってだけだ。
だから俺が幻滅するとしたら、エリクシィの内面が醜くなりはじめた時くらいだ。

分かったか?

分かった上で悪いと思うなら、今からひと眠りするからひざ枕してくれ。

>10
相手が下ネタOKなら、俺もOKなんだけどな……

>11
注文がいつまで経っても来ないから客が寝ちまうんだって。
よって俺は悪くない。寝る。
13赤毛:2005/09/18(日) 03:58:13 ID:???
>11
 納得いったけど・・・・・・


 そういや店長の彼女って。
>12
 ・・・・・・ok、あたしが悪かった(苦笑)

 ・・・・・・そういや20過ぎてから着々と
オバサン化が進行してるかも・・・・・・


 ・・・・・かといって今さら戻れない道よね('A`)

(なぜだか遠い目)
14店長代理シュバルト@天馬:2005/09/18(日) 04:02:14 ID:???
>12可能にする教官
つ【際限なく濃いめの珈琲】

>13赤毛
「俺には今彼女なんて居ないぞ?」
15赤毛:2005/09/18(日) 04:04:33 ID:???
>14
 なんとなく聞いただけだけど・・・・・・
 
 ・・・・・・店長、侘しくありません?
16赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI :2005/09/18(日) 04:05:23 ID:???
>>12
「!!」

【その言葉に、不安の色は一瞬で消え去り後に残るは恥ずかしげな微笑み。
 はにかんで頷くと、ソファへと歩み寄り、深く腰掛けてスカートの裾を直してからポンポンと膝の上を叩いてみせる】

「フラガさんはやっぱり大人だなぁ……」

【けど、大人だから私は時々不安になるんだよ――
 声には出さぬその想いを、苦笑しながら胸の中にしまい込む】

「なまあしじゃなくて残念でした♪」

【クスリ、といつもの悪戯っぽい笑みで、膝の上の青年の瞳を見つめるエリクシィ】

「膝枕で、今回の一件はおアイコ……だけど」

【何か、飛びっきりの悪戯を思いついた子供のような笑顔で続ける】

「私の体を見た分の代価は、ちゃーんと徴収するからね……『ムウ』さん♪」

【つまるところは、そう呼ぶ事が代価。
 最後の名前の部分だけ、耳元に唇を寄せて囁きかけるように告げ。
 周囲の視線と自分の台詞に真っ赤になりながらも、迷惑を掛けた分の代価をしっかり支払い続けたのだった】
17可能にする教官 ◆iJoflLagas :2005/09/18(日) 04:09:31 ID:???
>16
…………その大人を手玉にとっておいて、良く……言うぜ。

(不意打ち故か微かに耳は赤く、しかしそれも束の間。すぐに寝息が響き始める。
 何のことはない。この男はこの男で懊悩していたのだ)

>15
(壮絶に無視。と言うか気付いてないぽ)
18店長代理シュバルト@天馬:2005/09/18(日) 04:12:19 ID:???
>15赤毛
「? 全然そんなことは無い
 ここの生活は異常に充実しているからな
 ……それに、俺は思い出の持ちが良いようでな」

19赤毛:2005/09/18(日) 04:14:29 ID:???
>18
 そういうことですか・・・・・・・

 
 なんか悪いこと聞いちゃいましたね。

(小さく苦笑して、目の前で展開されるほほえましい風景を見つめつつ)

 ・・・・・・ま、充実してるんなら、いいことですよね。多分。
20店長代理シュバルト@天馬:2005/09/18(日) 04:31:37 ID:???
>19赤毛
「いや、もう過去の事だ」
そう、もう既にあの女性はこの世界に存在していない
けどそれでも、忘れたくない自分が居る
……そういうのも良いんだろう、俺は人間だからな

「さて、時間的に飯組が来る頃合だ
 ………第一種戦闘配備」
袖をまくり、厨房へと入っていくシュバルト
その直後に養成所の生徒が団体で現れて、各々が想いのまま席に座っていった
21ちんぴら@公園:2005/09/18(日) 22:59:35 ID:???
(人格混線による混乱がひとまず落ち着き、養成所での授業も
再開された。
 しかし、一人だけ授業に顔を見せようとしない男がいた)

(まだ日も高いというのに、公園のベンチで一人、何をするでもなく
茫と腰掛けている。 
 紙袋に入ったままのウィスキー瓶をあおりながら、何をなすでもなく。
何をするでもなく。
 表情には何も浮かんでいない。ガラスのように澄み切った瞳で、
ただ空を見上げながら、また酒を口元に運んでいる。
 人間というよりも、むしろ人形のような動作)
 
22カトリ:2005/09/18(日) 23:05:04 ID:???
>21
(そのちんぴらの腰掛けているベンチに
 別段なにか気にすることもなく、近付いて行き
 腰をかけて、ポケットから煙草を取り出してふかし始めた)
23ちんぴら@公園:2005/09/18(日) 23:08:33 ID:???
>22
 ん・・・・・・あんたか。
 企業に雇われた、って聞いてたけどな。
 いいのか?こんなとこでうろうろしててよ。
24カトリ:2005/09/18(日) 23:11:44 ID:???
>23
ん、まぁ。ね。
雇われる予定で履歴書ださなきゃいけないんだけどさー。
ぶっちゃけ、無一文で履歴書買う金も穏健派本部まで行く交通費もないんだよね。
あははははははー。

っつーことで、今ここで会ったのも何か縁。
金貸して!!
出世払いで色つけて返すからさー。
25ちんぴら@公園:2005/09/18(日) 23:18:12 ID:???
>24
 やれやれ、しょうがねえな・・・・・・年下に金たかってんじゃ
ねーっつーの。
(苦笑いしながら、財布から100アード札を取り出す)
 こんで足りるか?
26カトリ:2005/09/18(日) 23:21:38 ID:???
>25
いやー。さんきゅー、さんきゅー。
足りなかったら、足りなかったでどうにかすんから大丈夫さ。

(なんか、物凄くありがたそうに両手で受け取って
 ポケットにしまいこむ)

んで、質問を返すようだけど
へーちゃんはこんなところで何してるん?
もう、養成所の授業は再開してんじゃないのか。
あ、聞かずとも分かった!!
やっぱ、顔は嘘つかない。
授業サボって遊んでやがるなこんちくしょー♪
27ちんぴら@公園:2005/09/18(日) 23:25:06 ID:???
>26
 ま、もとからちんぴら呼ばわりされてる不良生徒だからよぉ。
 今までがちょいと頑張りすぎだったのかもしれねぇ。
 前期で進級できる単位は取ってんだ、別に後期の間
さぼったってなんてこたぁねえさ。

 一度、真昼間から酒、飲んでみたかったんだよ。
 悪くねえな。へへ、悪くねえ。こうしてぼーっとするのは・・・・・・
悪くねえよ。

 
 
28カトリ:2005/09/18(日) 23:29:39 ID:???
>27
うわっ。
マジかよ!!
冗談で言ったのになぁ。
この前の時のへーちゃんの性格から言えば
そーんな事言わへん奴だと思ってたのになぁ。

で、マジで昼間から酒飲んでみたかったから飲んでるだけなん?

(そういって、目をジーっと覗き込む)
29ちんぴら@公園:2005/09/18(日) 23:35:35 ID:???
>28
 そうかぁ?人間の気分なんて、天気みてえなもんだ。
  
 ちょいとばかり張り詰めてたモンが、不意に抜けちまった感じでよぉ。
 なんつーか・・・・・・なぁ。
 
 だから、こうして酒飲んでるわけだ。ほかに何やりゃいいのかさっぱり
わかんねぇ。
 
 なんつーか・・・・・・空っぽ、なのな。
 詰めるもんがねえから、代わりに酒飲んでる、っつうのはあるかもしんね。 
 
30カトリ:2005/09/18(日) 23:42:37 ID:???
>29
酒なんていくら飲んでも、全部ションベンになって下から抜けちまうさ。
無くなった物の変わり詰める事なんざできりゃしないぜ。
もし、落とし物が自分に大切なモンだったら早く探しに言った方がいいぞ。
もしかしたら、二度と手に入れる事はできず
このまま、酒を詰めては下から出すだけの肉の固まりになっちまうかもしれねぇよ。

って、まぁ。えっらそーに言っても俺はへーちゃんのこと
なーんも知らないんだけどなぁ。
あはははははははは。
31ちんぴら@公園:2005/09/18(日) 23:55:34 ID:???
>30
 ・・・・・・ん、まぁ・・・・・・
 たしかにそうなんだけどな。

 ・・・・・・落としたモンがなんなのか、それが俺に必要な
もんなのか・・・・・・・それが一向わかりゃしねえ。
 
 ・・・・・・あんた、パイロットやってた、っつったよな。

 ・・・・・・ひところしたこと、あるかい。
32カトリ:2005/09/19(月) 00:02:56 ID:???
>31
ん〜。まぁ、落としたものが何か分からないからほっぽっておくよりも
分からないからこそ必死に探してみる事も大事だとは思うけどなぁ。

ああ。パイロットさ。
これからも企業でパイロットをやる予定さ。
っつか、詳しい仕事内容はまだ知らんけど
タブンパイロットだと思う。うん。

で、人を殺したことがあるかって?
そりゃ、あるさ。
パイロットだもの。
パイロットの仕事は一口で言ってしまえば、人殺しさ。
国に、組織に、そして自分に仇為す者を殺す。
それが、仕事。
おまいさんだって分かってるんだろ?
養成所で習う事っていうのは人の殺し方さ。
どれだけ効率的に自分への損害無く殺す方法を習う。
どこにいってもパイロットの養成というのはそんなもんさ。
33ちんぴら@公園:2005/09/19(月) 00:19:50 ID:???
>32 
 ああ、そのとおりさ。 
 そんために努力もしてきたし、まぁなんだ。
 思いのほか、おれはうまくやれたみてぇだ。
 
 ・・・・・・
 だがよぉ。スカッとしねえんだ。
 ぜんぜんスカッとしねえ。
 
 戦いってのは思いもしねえアクシデントの連続。
 昔からそいつは味わってきたぜ。そして、その
ほとんどは・・・・・・悔しいが、俺の力じゃ
乗り越えられなかった。
 ・・・・・・ふみちゃんや、赤毛のやつ。エンネアに
あのぽや野郎。グレイ教官・・・・・・
 
 なんのこたぁねえ。おれぁ突っ張ってるつもりで、実ぁ
守られてるただのがきんちょに過ぎなかったのさ。

 ・・・・・・ニュースで聞いたろ。
 テロリスト集団が、国会議事堂占拠して大騒ぎしたって奴。
 あれつぶしたの、俺と、あのファンネル使いの女と、少尉と、
グェネビア。そして、橙目の奴さ。
 んで、おれは港に入港してたテロリストの潜水艦を撃破する
ことにきめた。国会のほうは、ファンネル女にまかせてよ。

 ・・・・・・結果から言えば、おれぁやり遂げた。
 損失はジム一機とフライングアーマー一機。
 それで潜水艦撃沈3、だ。
 
 ヴァリアントで一方的に砲撃して、んで・・・・・・
浮上してきたとこに、ミサイルぶち込んで沈めてやった。
34ちんぴら@公園:2005/09/19(月) 00:36:16 ID:???
 
 砲戦用潜水艦っつうのは計算外だった。
 おかげでGMは大破、海のそこに沈むことになっちまったが、
奴らの意図は挫けた。
  
 ・・・・・・満足すべき戦果だろ?
 ああ。誇ってもいいぐらいかもしれねえ。

 ああ。そうだ。誇っていいんだよな?
 けどよぉ。それって結局人殺しなんだよな。
 
 皆殺しにしちまったよ。俺。
 何もあそこまでする必要はなかったんだよ。
 
 海ン中でよ。ふらふらふらふら、浮いてんだよ。
 人がよ。ねじれてよ。ちぎれてよ。
 
 今思えばサメもきやしなかった。あんだけ人が死んでんだ。
肉くいにきたっていいのによ。
 ヴァリアントってのは・・・・・・すげえ威力だよ。
 人間どころか、海の中の生き物まで、みんな、みんな
殺しちまったんだ。おれが。おれがそう決めて、そうしちまったから
死んじまったんだ。
 必死でもがいてよぉ。海の上に浮かぼうとしたらよぉ。
 17くらいだよな。女の子がよ。俺のほうむいて浮かんでんだよ。
 そう、ずーーーっと俺を見てんだよ。俺を。
 なぁ。おれ、そのとき、ノーマルスーツ着てたから、息もできたしよ、助かったしよ、
だけどよ、その子は、うすぎたねえ軍服一丁でよ、マスクもつけずによ、
俺をよ、ずーーーっと、ずーーーーーっと・・・・・・・

 う・・・・・・・うぇぇえええええええええッ!!

(急激に顔色を青ざめさせ・・・・・・・そして、胃の腑から
何もかにもを吐き出した)
35カトリ:2005/09/19(月) 00:49:13 ID:???
>33-34
あーあ。
下からじゃなくて、上から戻しちまったか。
全く。

(ちんぴらが吐き出すのをずっと見ている。
 そして、吐き出し終わってから再度口を開いた)

で、それで?
その程度の事が吐く事なのか?

(何事も無かったかのように聞き返す。
 まるで、ちんぴらの体験した事が
 自分であれば一歩家の外に出れば
 遭遇する日常の一部かのように。)
36ちんぴら@公園:2005/09/19(月) 01:02:23 ID:???
>35
 その程度・・・・・・か。
 
 ・・・・・・・一言で言っちまえば、そりゃそうなっちまうだろうさ。
 ああ。そうさ。
 その程度、なんだろうよ。

 それで済ましちまえば、楽でいいさ・・・・・・

 だがよぉ・・・・・・あいつらぁ、あんな目にあわなけりゃならねえ
ようなことを、やっちまったのか?
 
 戦場だから。連中をとめなけりゃ、平和に暮らしてる連中が、ひょっとしたら
死んじまったかもしれねえから。
 
 そいつはそうなんだよ。そうなんだけどよぉ。
 
 まだ子供だぜ。子供だ。
 
 連中の腕は大したこたぁなかったんだ。
 あせらなけりゃ・・・・・・グレイ教官や、あんた、少尉・・・・・・・
 戦なれした人間に、一言俺は聞くべきだったんだよ。

 だが・・・・・・おれぁ、とんだ英雄気取りで、てめえの力で
片付けちまおうってよ。
 カッコつけたかったんだよ。カッコつけて・・・・・・やりすぎちまった!!
 あそこまでやる必要なんざぁ、なかったんだ!
 水陸両用MS使ってた連中なんざ、まともに海をすすむこともできやしなかったんだよ!
 
 連中、逃げようとしてた、だから、機雷を使うなり、なんなりして封鎖して、その上で
じっくり圧迫かけて、降伏させるっつう手もあったんだ・・・・・・
 テロリストってのは犯罪者だ、だが・・・・・・そいつには理由だってあるんだろ。
 
 あんな死に方、させる必要なかったんだよ・・・・・・・なかったんだよ・・・・・・
 
 ・・・・・・これがよぉ、軍隊なら・・・・・・オレぁ、上の命令だってよ、納得もできたさ。
国のためだと思えたさ。だがよ、こいつはお偉いさんの「お願い」でよ。
 そのお願いを受けたんであって・・・・・・
 あとは全部俺もちだ。やりくちもなにもかも。
 畜生、畜生・・・・・・

 あんたは・・・・・・・あんたなら、納得できたかい。
37カトリ:2005/09/19(月) 01:18:29 ID:???
>36
今の俺なら納得できる。
今の俺ならな。

(あっさり言い切る)

どんな理由があろうともな、
相手はこっちを殺そうとしてきたんだ。
だから、こっちだって殺す権利はある。
自分が殺されない為にだ。
そして、自分の後ろにいるべき人たちを守る為にだ。
俺はその為に殺した。
昔の仲間を、殺した。

(事実とは本当は違う。
 だが、殺したという事実だけは間違いは無い。)

陣営が分かれてしまえばな。
大人だろうと、子供だろうと、
名前の知らないやつだろうと、昔の仲間だろうと。
戦場にいた以上は、殺すべき標的でしかない。
お前も、それは例外じゃないだろう。
養成所を卒業して、パイロットへとなり、
何処かへと勤めた時に、同級生が敵かもしれないぞ。

38ちんぴら@公園:2005/09/19(月) 01:38:53 ID:???
>37
 ・・・・・・ああ、そいつはそのとおりだ。理屈だ。
 そいつはなぁ、「正しい」んだ。
 そいつでまちげえねえんだ。
 
 だからもう戦うのがいやだ、なんて抜かすつもりはねえ。
 
 ねえ、んだ。

 ねえんだがよ。ねえんだがよ。

 くそ。畜生。畜生。うまく言えねえ。 
 くそ。なんだ。くそ。
  
 手抜きをするつもりはねえんだ。やらなきゃならなかったことは
わかってる。だが、どうしても納得できねえんだ。
 友達同士、殺しあうことになるかも知れねえ。そいつは
わかってる。
 アンジェの奴ぁ・・・・・・戦ってきたんだ。
 何もいわねえが。ケロリとしてやがるが。
 あいつぁもともとAEMAなんだ。
 だがあいつは、昔の仲間と殺しあう道を選んだ・・・・・・
 逃げる手もあった、引退する手もあった、アズフィートの
野郎にゃそれだけの甲斐性があらぁ、しかしあいつぁ、旦那
一人戦わせて手前だけ逃げる、なんて真似はしなかったんだ。

 そういう背中を見ちまったらよ。やるしかねえときに
甘ったれ抜かすのがどれだけ温いか、いやおうなしにわかっちまう。
 

 今までだって殺してきたんだ!AEMAの連中が、養成所に攻めてきて!
殺した!殺したぜ!殺すしか生きる道がなかったからよ!
 急所はずすなんて器用な真似、できるわけねえ!
 いつだって奴らはおれよりスゴくて、だから生き残るために
手段なんて選んじゃいられなかったんだ!!

 だってのに、オレァ、あの、あれだけにゃ、納得できねえんだ!!
 くっそ・・・・・・そういや俺は死体を今までろくに見てきや
しなかったんだ。MSだから、殺した気になってなかっただけか・・・・・・

 わけわかんねえ・・・・・・

 なぁ・・・・・・ 
 あんたぁ、こういう風になったことないか。
 うまくやれてたのか?
 おれぁ、もしかして女が腐っちまったみてぇに甘っちょろいか?
 
 教えてくれ。たのむ、教えてくれ。
 
 殺すのが正しいんだよな。な、正しいんだよな。
 俺は正しかったんだよな。ああしてよかったんだよな。

(普段、この男はこういう弱音など吐かぬ男だ。
 埋葬船団を敵に回してすら、おびえることなどなかった男が、
今幼児のように不安げにしている・・・・・・・
 
 確実にいえるのは、この男が今まさに、迷っているという
ことなのだ)
 
39カトリ:2005/09/19(月) 01:52:15 ID:???
>38
バーカ!
甘ったれんなよ。

(相手の言葉を軽く鼻で笑った)

じゃ、お前は俺が正しいと言えば納得できるのか?
ひとまずは納得できるだろうな。
で、その後どうなる。
そのまま人の言葉に従う奴隷となるか、
後で後悔し、俺が正しいと言った言葉を呪うか二つに一つ。
俺が今、正しいといってもその言葉は酒と同じで
どっかに出て行って終わりだよ。

アンジェは自分で選んだろ。
その道を。
自分で答えを出したんだ。
だから、迷わない。
だから、強いんだ。
不殺を選んだ奴だって同じだ。
自分で答えを選んだんだ。
分かるか。
そいつらにあって、今のお前に無い物が。
40ちんぴら@公園:2005/09/19(月) 02:19:44 ID:???
>39
(その言葉に・・・・・・
 男は、ずいぶん沈黙していた。
 返す言葉など見つかるはずもなかった。
 己のうちに何者も見出せなくなっていたから。
 
 酒に濁った頭の中、己にも意味のわからぬ思考が
渦を巻いてゆく。
 ただひとつ、わかることがあった。
 俺は・・・・・・虚仮にされている。
 見下されている。
 お前はアンジェリーナ・ロッソより、リーディス・沢渡・ラザフォードより、
確たる道を見出しておらぬという一点ゆえに、ことごとくにおいて劣った存在なのだと。
 お前はまだ本当の人生を知らぬのだと、生きてはおらぬのだと。
 
 こいつは。この男は。この野郎は・・・・・・・!!
 
 幼児のそれのようにただ透き通っていた瞳に、
徐々に光が宿り始める。
 それは憤怒、激情の輝きだ。
 睨み殺せるならば睨み殺してやりたい。
 そう思う。純粋に。
 殺してやる。こいつを。この糞親父を。
 なにもわかっちゃいねえくせに。 
 あの海を見てもいねえくせに。
 てめえにいったい何がわかる。
 俺から金借りて、なにえらそうに抜かしやがる。
 気づけばこぶしを握り固めている。 
 殴れば晴れる。殴っちまえ。殴っちまえ。
 ガン飛ばして、ぶちのめしちまえ。秒殺だ。
 蹴りくれてそいつで仕舞いだ。頭蓋骨へしくだいて
一生後悔させてやる・・・・・・
 
41ちんぴら@公園:2005/09/19(月) 02:26:55 ID:???
 だが椿はカトリに視線を合わせない。 
 違う。 
 ただ・・・・・・今ここで荒れ狂っちまったら。 
 そう。第一養成所の連中がきたばかりのころか。
 あのアズフィートの野郎に負けたくなくて、
ただ粋がっていたあのころの俺から、俺はまったく
成長してねえ、っつうことになる・・・・・・
 悔しい。腹が立ってしょうがねえ。むかついて
しょうがねえ。

 もう俺は何に対して腹を立てているのかすらもわからねえ!
 俺のことなんぞろくに知りもしねえ癖に、わかったようなことを
ぬかしやがるこのくそ親父にか! 
 だが、この野郎の言ってることにゃあ、理がある。正しいとか
そういうんじゃねえ。わけわかんねえ。
 頭でわかってんのか。くそ。てめえの頭がどれだけたりねえか、
てめえでよくわかってんじゃねえか。
 糞、糞、糞、糞、糞、糞っ!!!!
 糞。畜生。糞。糞!糞!!糞!!!糞!!!!糞!!!!!!)





 っ が  ああ あ  あ あ あ あ ああ あ あ あ あ ああ あ あ あ あ あ あァァァァ!!!!!!!




(ぐぢぃっ。
 鈍く重く濡れて、しかしそれでもなお激しさを秘めた衝突音。
 椿はアスファルトに己の頭をたたきつけた。
 死んでしまえといわんばかりに、己の憎悪とも怒りともつかぬ
激情に任せ、体に眠る懇親の力のことごとくを振り絞り。
 
 一度ではすまない。
 
 二度、三度。
  
 四度。五度。六度。
 
 額が打撃の激しさに裂け、瞬く間に血があふれ出し、それでもなお。

 けだもののように喚きながら、目に血が流れ込むのにもかまわず
目を見開いて、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も)
42カトリ:2005/09/19(月) 02:39:07 ID:???
>41
(頭をコンクリートへと何度も何度もぶつける音。
 それを聞きながら、ベンチから立ち上がり、
 何時の間にかフィルターだけになっていた煙草を捨て
 新しい煙草を取り出し、加えて火をつける。
 一息。押し出した白い煙が大気へと霧散していく。
 そして、ちんぴらを見下したように見ながら言葉を吐いた)

見つかったか?
探し物がな。
43ちんぴら@公園:2005/09/19(月) 02:59:19 ID:???
>42
(頭蓋への、最後の打撃。
 ふらつき、前へと倒れこむ・・・・・・
 自然、ひざをつく姿勢となった。
 
 へ、どこまでみっともねえんだ、俺ぁよう。
 わけわかんねえ。
 まったくわけわかんねえし、意味なんぞまったくねえ。
 痛ェ。糞痛ェ。
 目に血が染みやがる。
 額に触れる。連続した打撃に頭蓋骨が耐えたのが不思議で
しようがない、というほどに額の皮は擦れ肉は裂けている。
  
 だが、そいつがどうした。
 
 おそらく晴れ上がっているであろう頬。なんか引きつっちまってる。 
 妙な具合にぶつけちまったか。だがどうしても笑っちまう。

 そして椿は立ち上がった。よろめきながらも、自分の足で)

 ・・・・・・へへ。見つかるわきゃねえだろ。
 こんなもんで見つかっちまうなら苦労なんざぁするわきゃねえ。

 オレァ、オレだ。オレからぁ、逃げられねえ。
 だから、やっぱり納得はできねえ。あれに納得しちゃいけねえ。
 気持ちじゃねえ。頭でもねえ。なんだかよくわからねえ、
だがよ、絶対に納得なんぞできねえ。

 殺さなきゃならねえ時はある。逃げられねえ瞬間はある。
 そっから逃げるつもりはねえ。
 殺らなきゃならねえ瞬間は、俺は全力で殺る。

 だがよ、納得だけはしねえ。
 絶対に、できねえ。
 
 
 
44カトリ:2005/09/19(月) 03:16:09 ID:???
>43
そりゃそうだ。
そう簡単に見つかる答えなら苦労はしないな。
なら、今なら分かるだろう。
お前とその答えをすでに見つけた奴の違いが。
お前とそいつらの立っている場所の違いがな。

ほほぉ。納得できない。と。
それで、結構だ。
誰にだって譲れない物がある。
お前にとってはそれがそうだったという事だ。
ならば、そのお前が殺した名前も分からない少女の事を忘れるな。
それがきっとお前にとっての道標だ。
無くしたら路頭に迷い、野垂れ死にだ。
そんときゃ俺は知らねーぞ。

(そして、鼻でヘヘンと笑う)
45ちんぴら@公園:2005/09/19(月) 03:32:23 ID:???
>44
 立ってる場所が、違うってか。
 わっかんねえな。
 頭ぶつけてなにもかも忘れッちまったらしい。
 小難しいのは苦手でよ、へへ、馬鹿だからな。
 
 だから、わかんねえ。まだわかんねえ。
 ひょっとしたらそのうちのたれ死ぬかもしれねえ。
 馬鹿だからな。馬鹿だからよ。

 へへ。
(飄然と笑うと、紙袋に手を突っ込みウィスキーのボトルを
手に取ると、残りを思うさま頭にぶっ掛ける)

 っかぁーーーーーーーーーーーーーっ!!
 
(ひどく沁みるのだろう。馬鹿のように叫びを上げる。
 だがそれは先ほどのような激情からではなく、
むしろ痛快さそのものの響きを持って、公園中に
響き渡った)

 へ、みっともねえとこ見せっちまったな。
 だっせえったらありゃしねえ。
 
 おっさん、愚痴聴きサンキュな。
 すっとしたわ。

(先ほどまでの煩悶なんぞ欠片も残さぬほどに
けろりとした表情でそう告げると、椿は
しっかりとした足取りで歩き始める。

 しばらく歩いて、ずいぶん背中も遠ざかったころ、不意に椿は振り向いて)

 おっさん、皮肉屋きどってっけどよ、案外あんた、
親切なのな!
 
  
46カトリ:2005/09/19(月) 03:39:52 ID:???
>45
自分で馬鹿って言う奴ほど
身の程が分かってるもんだ。

(そして、立ち去っていこうとする
 ちんぴらをそのまま見送ろうとするが
 途中で振り向き、かけてきた言葉に返答を送る)

ん、まぁ。
今回はたまたまさ。
ついでに金借りた礼の前払いな。

(口に手を当ててニヒヒヒと笑う)

じゃ、しっかりと歩いていけよ。
自分の道をな。
47ちんぴら@公園:2005/09/19(月) 03:59:40 ID:???
>46
 あんたは嫌味くせえほどに正論言ってたがよ、最後の
そいつだけぁ間違いだぜ?おれぁあんたと違って若ぇ
からよ!
 てめえの身の程なんぞ、なんぼでも膨らむ気がしてしょうがねえんだ!

 それじゃ、またな!
(聞き苦しいほどに大声で叫びながら、男は一人歩いていく)
48カトリ:2005/09/19(月) 04:03:04 ID:???
>47
いやー。俺も一応は若いんだけどなぁ。

(ブツブツと小声で文句を言う)

ま、気を取り直して自分の用事済ますか。
履歴書買って、穏健派本部へこれから直行っと♪

(そして、鼻歌を歌いながら公園を出て行った)
49Z乗りの教官リリィ@公園:2005/09/20(火) 23:45:13 ID:???
公園で、両手にハンドグリップを握りながらウォーキングをしている
ジャージ姿にポニーテールで遊歩道を歩くこと数時間
汗だくになりながら、公園の芝生に寝転がった
「あいらぶぴーす! なのだよ」
50お人よし:2005/09/20(火) 23:52:30 ID:???
>49
「アレ?教官。
 こんな所で何しているんですか?」

(片手に本を持った、少女が近付いてきて話し掛ける)
51Z乗りの教官リリィ@公園:2005/09/20(火) 23:55:07 ID:???
>50お人よし
「んー?
 ああ、鍛えてるのだよ、鬼になるために」
腕だけ上げてハンドグリップをニギニギ


「……冗談なのだよー」
52お人よし:2005/09/20(火) 23:56:56 ID:???
>51
「鬼になるって流石に冗談だって分かりますよ〜。

 でも、凄いですね。
 今でも十分に強いのに、まだ鍛えてるなんて。
 僕なんかはこっちに来ちゃうとちょっと怠け気味ですね。」
53Z乗りの教官リリィ@公園:2005/09/21(水) 00:02:35 ID:???
>52お人よし
「いやー、あっはっは」
そう乾いた笑い声で返し、今度は自嘲気味に笑った
「今はダメダメ、あちこちボロボロで
 生きてるだけで体がギシギシ軋んでる」
ゆっくりと、掲げた手中にあるハンドグリップを握っていく
「……でもまだ、パイロットやっていたいのだよ」
54お人よし:2005/09/21(水) 00:04:36 ID:???
>53
「え?じゃ、鍛えてるってワケじゃなくて
 リハビリなんですか?

 失礼ですけど、なんでそんなにパイロットで
 あり続けることに拘るんですか?」
55Z乗りの教官リリィ@公園:2005/09/21(水) 00:11:58 ID:???
>54お人よし
黙って、空の方を指す
それは雲ひとつ無い、透き通るような青空
「空が好きだから、だからパイロットになりたいと思った
 ……その夢を捨てたら、リリィ・ハルジオンはこの世界から消え去ってしまうのだよ」

半身を上げ、青空へ目線を向ける
56お人よし:2005/09/21(水) 00:14:56 ID:???
>55
「あはは。
 やっぱりそうですよね。
 夢を叶えたいから頑張ってるんですよね。
 やっぱり、みんな同じですね。」
57Z乗りの教官リリィ@公園:2005/09/21(水) 00:15:58 ID:???
>56お人よし
少女の方に振り返る
「君には、夢とか無いの?」
58お人よし:2005/09/21(水) 00:21:41 ID:???
>57
「もちろん、あります。
 一人前のピアニストになって世界中を回ってみたいっていう夢があります。
 でも、とても難しいです。
 今の立場とか、そういうのがついて回って来ちゃって……
 夢を捨ててしまって、父さんの仕事を手伝ったりした方がいいのかとか
 思ったりする時もありました。
 でも、やっぱり捨てきれないんですよね。夢って。
 1分でも叶う可能性があると、捨てる事が出来ないんですよね。」
59Z乗りの教官リリィ@公園:2005/09/21(水) 00:31:34 ID:???
>58お人よし
「だったらYOUかなえちゃいなよ〜、なのだよ」
おどけた表情で、少女を指差す
「捨てられない願いなら、いつかきっとかなえられる
 そう信じたから、私はまだパイロットなんだ
 それと

 世界中、だなんて言わずに太陽系を回っちゃえ!」
60お人よし:2005/09/21(水) 00:36:45 ID:???
>59
「そうですね。
 もし、夢が叶えられたら
 世界中と言わず、太陽系中。
 いえ、宇宙中をまわっちゃいましょう。」

(身振り手振りで明るく笑いながら喋る。
 だが。)

「でも、そのハードルの高さがちょっと問題なんですよね。
 世の中がもうちょっと平和だったら……
 そう、思ってるからこそパイロットにもなったんですけど……
 やっぱり、夢って叶えるのは難しいですね。」
61Z乗りの教官リリィ@公園:2005/09/21(水) 00:47:23 ID:???
>60お人よし
「おう、それじゃあおねーさんが
 世界をもうちょっとだけ平和にしてあげるのだよ」
芝生から勢いをつけて立ち上がる
「でも、平和に出来るのは私ひとり分だけ
 それ以上の平和を私は作り出せないし、作り出そうとも思ってない」

背伸びをして、再び青空を見上げた
「それが軍人の、戦う人のお仕事なのだよ」
62お人よし:2005/09/21(水) 00:56:40 ID:???
>61
「あはは。
 では、お願いします。
 僕も、僕なりの方法で平和になれる方法を頑張ってみます。
 僕も、今は軍人ですから。」

(そして、ふと腕時計を見る)

「あ、もうこんな時間。
 それじゃ、ちょっと別に用事があるので
 ここらへんで、失礼させてもらいます。
 リハビリ。頑張って下さいね。」

(それだけ告げて、公園から出て行った)
63Z乗りの教官リリィ@公園:2005/09/21(水) 01:11:27 ID:???
>62お人よし
「まったねー!」
思い切り手を振り、彼女を見送る
そしてその少女の姿が見えなくなった瞬間、リリィはその場に崩れ落ちた
「……っづ!」
体は軋み、悲鳴を上げている

長年、ZプラスのGに耐えてきたこの体は、限界を迎え始めている
リニアシートの進化を持ってしても、超えることの出来なかったダメージの蓄積
ソレが告げるのは、間違いなく己の―――
「なめるんじゃねぇ……っ!」
拳を芝生にたたきつけ、歯を食いしばりながら立ち上がる

両足が砕けてしまいそうな悲鳴を上げる、だがそんなものを意に介するわけには行かない
「飛ぶんでしょ、リリィ・ハルジオン!
 クルプ・ルースが死のうが、フィン・フィリスが死んでも尚!」
悲鳴が、唐突に止んだ
これ以上はムダだと、彼女の神経が告げたのだ
けど、これはあくまでひと時だけの―――

「…………」
決意を瞳に宿らせ、公園をしっかりとした足取りで出て行く
64青の女:2005/09/22(木) 22:42:32 ID:???
(ランチタイムも過ぎ、人気もまばらな午後のひと時。
 コーヒーを優雅に傾けながら、静かに時を過ごしている
女性がいる。彼女は一冊の詩集を読みふけっていた)

『物語の中にいて、人の世には俺は別れを告げたのだ

また見つかった、 何が、 永遠が、 海と溶け合う太陽が

もう秋か。 それにしても、何故に、永遠の太陽を惜しむのか、
俺達はきよらかな光の発見に心ざす身ではないのか、
季節の上に死滅する人々からは遠く離れて。

暁が来たら俺達は、燃え上がる忍辱の鎧を着て、
光輝やく街々に這入ろう』

(どこか物憂げに、しかしそれでも楽しげに。
 矛盾に満ちた静かな微笑を、整いすぎた美貌に浮かべて。
 
 イリア・コバルトドール。
 ドールスの女。
 養成所を訪れて以来、何をなすでもなく、ただ街にある、不可解なる女……)
 
65ライズ:2005/09/22(木) 22:46:56 ID:???
>64
「コーヒーのおかわり如何ですか?」

(相手が誰であろうと、通常通りの業務をこなす。
 だが、ただたんに相手がドールズとは知らないだけでもある)
66青の女:2005/09/22(木) 22:50:41 ID:???
>65
 ありがとう。おねがいするわ。
(微笑みながらうなずく)

 平和というのは、まったくすばらしい。
 そうは思いません?
 こうして午後のひとときを、何をするでもなく漠然とすごせるのだから。
67ライズ:2005/09/22(木) 22:56:12 ID:???
>66

そうですね♪
平和じゃないと、お客様にくつろいでいただくことも
できないですから。

(コーヒーをこぽこぽと注いでいく)
68青の女:2005/09/22(木) 22:59:02 ID:???
>67
 ええ、まったく。
 あなた自身も、本当にそう考えているのかしら?
 
(なぜか、見透かすような笑みを浮かべて)

 人形としての、あなたは。
69ライズ:2005/09/22(木) 23:04:24 ID:???
>68
(内心ドキリとしたのを感じ、必死に手の震えを自制しつつも
 コーヒーカップを静かに、テーブルの上に置いた)

お客様ってばお世辞がお上手ですね。
お人形さんみたいに奇麗だなんて。
困っちゃいますよ〜。

(適当に言葉を濁す。
 自分がドールズであると知っている人間は
 企業内部を含めても数えるほどしかいない。
 だからこそ知っている者がここにいるとは考えにくい。
 そのために相手の正体を明らかにする為に言葉を濁した)
70青の女:2005/09/22(木) 23:17:24 ID:???
>69
 お世辞、そうね、お世辞には値すると思う。
 あなた、いえ、あなたたちは。

 人形としてのヴィクターを否定するがゆえに、ヴィクトリアとして繰り紐を
切った彼は、果たして人間になれたのかしら。
 その彼を追ったあなたは?

 そう、繰り紐は切れているの。
 あなたがこのように時を過ごすようになって、もうずいぶんになる。
 あなたの物腰、あなたの言葉。
 そのすべてが物語る。 
 うそをついても、鼻が伸びないものね?
71ライズ:2005/09/22(木) 23:23:58 ID:???
>70
いやですわぁ。お客様〜。
そんな、小難しい事をイキナリ聞かれても
お返事に困ってしまいます〜。
えーと、ちょっと待っててくださいね〜。

(そう返事をし、店の奥へと消えていく。

 しばらくし、店のドアが開いた。)

それでは、お客同士として話しをしましょうか。

(仕事を強引に切り上げて、
 店員としてでなく、お客として同じテーブルへとついた)
72店長代理シュバルト@天馬:2005/09/22(木) 23:27:06 ID:???
>71ライズ
「注文は?」
そこに現れるのは、黒いエプロンを着た長身の男
喫茶『天馬』の店長代理にして、嘗てブラックドールと呼ばれていた男だ
「……まぁ、休憩時間としてタイムカードは切っておいたんだろうな?」

>70青の女
「……そっちは、珈琲のお代わりを用意している
 どうするんだ?」
73青の女:2005/09/22(木) 23:29:00 ID:???
>71
 ありがとう。
(それはもう、にこやかに)
 
 私個人としては、何をどう、というつもりはないの。
 ただ、あなた自身が今何を考え、どう思っているのかを知りたいだけ。

 気のせいかもしれないけれど、今のあなたは幸せそうに見える。
74青の女:2005/09/22(木) 23:30:16 ID:???
>72
 いえ、先ほどいただきましたから。
(にこやかに)
 それにしても・・・・・・あなたも、やはり幸せなのかしら?
75ライズ:2005/09/22(木) 23:31:30 ID:???
>72
ちゃんとタイムカードは押してあるので問題ないです。
あと、それじゃ長居をするつもりはないので水だけというのも
失礼ですから、オレンジジュースを。

>73
それを私が答える前に、質問をさせてもらいます。
あなたはドコのダレで、ダレの命令でここに来ているのか。
それを答えて下さい。
76青の女:2005/09/22(木) 23:37:55 ID:???
>75
 繰り紐は切れたの。つまりそういうこと。

 でも、それでも仕事は仕事。あなたという存在を補足したならば、
それなりのものは持ちかえらなければならない。

 意味はわかるかしら?
77店長代理シュバルト@天馬:2005/09/22(木) 23:40:23 ID:???
>75ライズ
「わかった、Sサイズで良いな?」
カウンターに戻り、オレンジジュースを持ってくる
ちなみにここは喫茶店である、あしからず

>74青の女
「最上ではないが、今まで生きてきた人生の中では
 もっとも“マシ”だ」
78ライズ:2005/09/22(木) 23:42:06 ID:???
>76
79ライズ:2005/09/22(木) 23:47:01 ID:???
>76
ああ、もう。
イマイチ要領のつかめない。
こちらの聞きたい事は、
あなたが私を連れ戻しに来たのか。
それとも、私だけといわず全員をどうにかするべく来たのか。
そして、それは誰の命令なのかという事です。
さぁ、答えなさい。早く!!

(実は内心彼女の中で危惧していた事。
 ドールズの脱退届けも書面で送っただけにすぎず
 いつか、彼女自身を連れ戻す。
 もしくは機密保持の為に処分しにくるのではと考えていた。
 そのため、いつもよりもピリピリとしているようだ)

>77
それで結構です。

(そして、店長の持ってきたオレンジジュースを
 ひったくるように鷲掴みし、一気に胃の中へと流し込んだ)
80青の女:2005/09/22(木) 23:53:59 ID:???
>77
 ええ、そうね。
 最上、などというものは夢の中にしかないから。
 だから、あなたの認識の正しさは疑いないもの。
 
 人は平穏な日常をつまらないものというけれど。
 つまり、それは平穏の価値もわからぬほどに平穏に
暮らせているということ。
 ・・・・・・あなた、いえ、あなたたちなら、それが
忌々しいほどにわかっているのだろうから。
 あのおぞましい『蟲の煉獄』。
 わたしとて帰りたいとは思わない。
 予想通りだわ、あなたの言葉。
 来て良かったわ、本当に。
>79 
 そういえば、思わせぶりなのは嫌いだったわね。
 武の灰色、燻し鋼の刃。あなたらしいわ、ライズ。
 なら、あなたの流儀で答えるけれど、
 これはただの面接よ?

 辞めますから、で簡単に辞められる会社などないでしょう?
 辞める理由なり何なり確かめておかなければ、組織というものが
成り立たない。
 
 追討されるとでも思った?(笑顔で)
81店長代理シュバルト@天馬:2005/09/22(木) 23:58:28 ID:???
>80青の女
「単刀直入に聞こう
 ……お前は一体何をしにここまで来たんだ?
 できれば正直に言ってくれ
 俺としては、ただ珈琲を飲みに来た、というのが最良の理由だがな」
82ライズ:2005/09/23(金) 00:03:27 ID:???
>80
もちろん、私もそうだとは考えていません。
ですから、あの日から一切戦場には立たず、
このNZの片隅の喫茶店でウェイトレスで生計を立てていたのですから。
ですが、全く見つからない保証が無い事も分かっています。
その時は場合によっては始末まで考えられる、追討計画が立てられていても
なんら、不思議ではありません。
なんといってもドールズなのですから。

ああ、それとついでに先ほどの質問にも答えてあげましょうか。
私は、ライズ=ヴィクトリア。
スチール・ドールという傀儡ではありません。
この、甘い生活に溺れているか弱い人間でしかありません。
83青の女:2005/09/23(金) 00:10:57 ID:???
>81
 さきほど彼女に言ったとおり、ただの面接・・・・・・では、信じてもらえないかしら?
 
 私自身は・・・・・・あなたたちが『帰還』するよう説得しろ、と命じられているわ。
 いい?「繰り糸は切れた」の。意味はわかる?  
 私たちをすべるものが、沈黙してしまったということよ。
 すべては投げ出されてしまった。
 人形たちも沈黙してしまった。沈黙せざるを得ない、私たちの
主はもう何も告げようとはしない。
 だからといって、安穏とかつての主の下へと戻るつもりは毛頭ないの。
私には。

 なのに、時代は速度を増しながら、結末を出すべく驀進し続けている。
 そう。
 私自身の目的は・・・・・・あなたたちが何を望み、何を考えて
動いているのか、それを確かめること。
 
 守らなければならないものを、あなたたちは持っている。
 ではそれをなぜ守るの?
 あなたたちほどの力を持つものが、守る価値があるものなの?

 あなたたちほどの力があるのならば、今ひとつ大きな立場から
動くこともできるはず。

 この狭苦しい平和の箱庭を護ってよしとするのかしら?あなたは。
「無明の黒」。
 
 いい、動き始めている。時代は。
 10年の混沌に、ひとつの終止符を打つために。
 練り上げられた二つの力の相克、そのときが迫っているの。
 先日の木星帝国による月面へのテロ、ごぞんじない?
 いえ、あなたたち自身もすでにさらされているわね、
彼らの脅威に。AEMAとともにあらわれた、あの異形のモビルスーツたち。 
   

 護らなければならないのはなにかしら。
 戦わねばならない敵は?
  
 それともそれは敵ではない?
 AEMA、埋葬船団、木星帝国。
 それともあなたたちの敵は、私たちのかつての主・・・・・・企業好戦派かしら?

 ただの一人の存在として、沈黙するのもひとつの手段。

 
84店長代理シュバルト@天馬:2005/09/23(金) 00:28:23 ID:???
>83青の女
「……俺は、今ここに居る
 養成所の近所に存在し、生徒教官職員部外者問わず歓迎する空間にな
 繰り糸が切れたのならそれで結構だ
 あのヒトと呼ぶにはおこがましい、外道どものイトなど知ったことではない
 俺は、いやおそらくは俺たちは、死んでいった連中が欲しかった平穏を
 自由を叶えているだけで十分だ

 “平和の箱庭を守って良しとするのか?” そう聞いたなイリヤ・コバルト
 ああ、俺はそれで結構だ
 世捨て人を気取るつもりかと言われ様とも、俺はこの箱庭を護るさ
 己の我侭で、己の欲望を満たすために
 
 戦わなければならない相手など、軍にでも任せておけばいい
 ……俺は、そうして生きていくつもりだ
 この命が、あの死んでいった連中の所に行くまでな」
静かに、そして燃えるような口調でゆっくりと言葉を紡いだ
85青の女:2005/09/23(金) 00:33:07 ID:???
>82
 自らの意思で動くならば、それはもはやクグツなどではありえない。
 それは私も認識していますとも、ライズ・ヴィクトリア。
 あなたは紐を引き千切っていったのだものね。

 いずれにしても・・・・・・私は問う。
 
 護るために戦わなければならないときも、あるものよ。
 甘い生活?冗談ではないわ。それの価値を私は認めている。
 人が自らの意思で自らの思うがままに感じるままにあれる、
ということ以上に価値あることなどどこにもない。
 そしてあなたは価値を規定した。

 ならば、その価値あるものを失うわけにはいかないでしょう。
 これは警告。あなたたちへの。
 
 きな臭い風が吹き始めている。あなたたちは覚悟を決めなければならない。
感じない?はるか深遠から進みくる憎悪の塊を。
 
 そう。平和の中だから、気づかない。虐げられた人々の声無き声を。
 あるいは避けられたのかもしれない戦、でももう逃れられない。
 
 彼らには信じる正義がある。
 そして・・・・・・それは「私たち」も同じだわ。
 企業は、この危機を座視しない。 
 混戦から3年。血を流して成り立ち、ほしを護るために生まれた
私たち「企業」は、このほしをおびやかすなにものをも許しはしない。
 
 そう、あなたたちから見てわたしは所詮人形かもしれない。
 けれども、私はそう在ることに誇りを抱いている。
 
 彼らは戦うべき敵。彼らの憎悪の過ちを、たとえどれほどの
血をもってしても正すのが私たち企業。

 いい。私は警告したわ。自らの意思もつ人形・・・・・・いえ、
人間であるあなたたちに。
 共に戦ってほしい、これは私の本音。もう白金の君は私たちを
導いてくれない、彼女は沈黙してしまった。彼女が繰ってくれるなら、
私はこうも惑いはしない。
 動けないから、意思を持つしかなかった。そうなれば、もう
私は動くしかない。自らの思考で。
 手がかりも無く動くわけにはいかなかった。
 だから、あなたたち・・・・・・自らの意思を得るにいたった
先達の言葉を聴こうと思った。
 私の行動規範を再定義するために。
86青の女:2005/09/23(金) 00:43:57 ID:???
>84
 
 外道どものイト。ええ。確かにそのとおり。
 切り離してしかるべきものかもしれない。
 ・・・・・・あなたたちは、私のような存在、
 流血の上に流血を積み重ねた「企業」、外道の中の外道、
そのクグツの言葉など一顧だにしないのかもしれない。

 企業好戦派の首魁。彼が何を考え、何を望んでいるのかは
わからない。けれども・・・・・・

 AEMA、および木星帝国が危険な存在であることには変わらない。

 非人道の煉獄によって、私は生み出された。
 それを、あなたたちのようにのろったことも在る。 
 私と同じ存在を、うらやんだことも在る。
 
 けれど。あの煉獄、あの苦痛によって生み出されたこの
呪わしい血肉に、意味があるというのなら。
 カルネアデスの問いに、わたしは流血を持って答えようと思っているの。

 そう。私は人形。私は兵器。兵器とは何のためにあるもの?
 人を殺すためにあるもの?いえ、それは目的ではない。
 それがどれほどまがまがしいものであれ、所詮兵器は道具にほかならない。
そして道具とは人のために存在する。でしょう?

(そして、彼女は一遍の詩を口にした)

 『物語の中にいて、人の世には俺は別れを告げたのだ

また見つかった、 何が、 永遠が、 海と溶け合う太陽が

もう秋か。 それにしても、何故に、永遠の太陽を惜しむのか、
俺達はきよらかな光の発見に心ざす身ではないのか、
季節の上に死滅する人々からは遠く離れて。

暁が来たら俺達は、燃え上がる忍辱の鎧を着て、
光輝やく街々に這入ろう』
87青の女:2005/09/23(金) 00:44:58 ID:???

 いまだ人形でしかない私にすら、この街は神々しすぎて、
息苦しいくらい。こう在れたらよかった、という可能性が
目の前に拓けてくる。
 そうすごそうとすれば、そう過ごせるのでしょうね。
 でも、私には、それはできない。
 なぜなら・・・・・・こんなにも平穏で平和な暮らしの
なかでも、きっと私は人形であったことを思い出さずには
いられないの。

 ライズ・ヴィクトリア。むしろ、弱いのは私のほう。
 可能性を目の前にして、安楽へと逃げるしかない。 
 そう、ただただ人形として、本来の機能を果たすという、
単純明快な思考停止に。
 
 私は外道を行くことにする。
 苦痛に満ちた希望より、安楽な諦観のほうが気が楽だし・・・・・・
 それに。
 こういう世界が存在するなら、こういう世界のために血を流すのは、
決して悪くは無いと思う。 
 彼らが彼らのままに在れるなら、私は人形のままでいい。
 いずれ焼かれて捨てられる、ただ一介の人形のままで。

 ・・・・・・ありがとう、美味しいコーヒーだった。
 お会計だけれど、カードは使えるのかしら?
 
88ライズ:2005/09/23(金) 00:50:19 ID:???
>85
一つだけ答えましょう。レディー。
私は、あなたたちの考えは、そしてあなたの考えなどは知らない。
あなたたちの感じる危惧などは関係無い。
あなたに言われずとも、護る為に戦わなければいけない時があることなどは分かっている。
だが、その時にはあなたたちの掌の腕でなく、私の意思で戦う。
私の居場所を護る為に。
私、ライズ=ヴィクトリアは喫茶天馬をNZの大地を愛するものの一人として戦う。
たとえ、それが独り善がりの自己満足であろうと構わない……

ですから、あなたの行動規範を再定義には私の言葉などは
何の役にも立たないと思いますよ。

>店長
すいません。
少し、外で頭を冷やしてから仕事に戻ります。


(そういって、彼女は天馬から出て行った)
89青の女:2005/09/23(金) 00:54:46 ID:???
>88
 ええ、だからこそ、私は私の決断の意味を知ることができる。
 ありがとう。
 また、逢えるといいのだけれど、私は立場が立場である以上、
それも難しいかもしれない。
 
 独り善がりの自己満足。
 ええ、それはそうかもしれない。
 けれどそれを持たずに生きていける人など、果たしてどれほど
いるのかしら?
 私はむしろそれをこそ欲していたから、あなたに会ったの。
 スチール・ドールは名簿から抹消するわ。
 人間でしかないのなら、人形のみを記すリストにあなたの名は
必要ない。

 心から、お礼を言わせてもらうわ。ありがとう、ライズ。
90赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI :2005/09/23(金) 00:55:22 ID:???
(何か凄い場所に居合わせちゃった……)

【店の隅で縮こまりながら、ちうーっとグレープフルーツジュースを飲んでるミニスカ一名】
91店長代理シュバルト@天馬:2005/09/23(金) 00:57:31 ID:???
>87青の女
「外は寒いぞ、町の暖かさを知ればな
 ……往くのなら止めはしない、だがコレだけは言わせてくれ
 血を流すのは決して悪くは無いと思う、そう言ったなイリヤ
 人形には、そんな感傷も決断も選ばせてはくれない、だから

 お前はその道を選んだ時点で、既に人間に成れている」

「ウチはカードは断るようにしているんだ、特にお前みたいな客はな
 ツケておくぞ、必ず返しに来い」

>88ライズ
「あと45分だ、それまで休んでおけ
 ……忙しくなる時間になるからな」
92青の女:2005/09/23(金) 01:13:34 ID:???
>91
 ・・・・・・そう、ありがとう。極力、返しにくることにするわ。
 
 ・・・・・・もし、もう一度コーヒーを飲みにくることができたなら、
そのときはこんなつまらない話ではなくて、いま少し色気のある話を、
したいものね。
 では、さようなら。ミスター・シュバルト。
 これから暑くなるけれど、お体、大切に。

>90
(見慣れない女は、店長たちに別れを告げ、店を出ようとして、
ふと彼女に目を合わせた。そのまま目をそらすのではなく、彼女は
微笑みながら小さく会釈をして、そのまま歩み去っていく。

 エリクシィはニュータイプだ。ゆえに、彼女の心の中にある
ものが、おぼろげにだが見えた。
 彼女は、エリクシィを知っている。感覚で、それがわかる。

 悲嘆、懐旧、絶望、羨望。
 そうしたもろもろの負の感情が澱となって結晶したようなイメージ。
 そして、その澱の上に確として在るのは、誇りに満ちた決意。
 
 言葉が、走る。声ならぬ言葉、エリクシィに、いや、エリクシィを
含む人々すべてに、彼女は語りかけていた。





 『護って、あげる』



 エリクシィは彼女の過去を知らない。ただの、通りすがりの赤の
他人に過ぎない。店長や、ライズにとっても、なにか特別な
関係であることを察することはできこそすれ、互いの心の間には、
見知ったばかりの他人同士に過ぎぬことを示す、明確な断絶がある。
 何を、何から護るのか。彼女は何を考えたがゆえに、このような
思いを発したのか。
 エリクシィには、わからないだろう。わかる必要も無い。
 雑踏の中すれ違う人と人のすれ違いのようなものなのだ、
この一瞬の交錯は)


(一瞬の邂逅。異なる人生と人生、物語と物語の交差点。 
 
 養成所の人々と、イリア・コバルトドールの物語は、
わずかひと時重なり合って・・・・・・そして、離れてゆく)
 
93店長代理シュバルト@天馬:2005/09/23(金) 01:16:55 ID:???
>90赤髪
「エリクシィか……いや、すまないな
 ろくな接客も出来ずに」

>92青の女
「生憎と風邪を引くような体じゃあない
 ……まぁ、その一点は得をしたというべきか

 ああ、また会おう」
94赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI :2005/09/23(金) 01:39:27 ID:???
>>92
「え?」

【その気高さは確かに届いた。
 語りかけられた言葉に、其処に視えた光景に戸惑うエリクシィ。

 あの女性は誰なのか。
 どうしてそんな言葉を抱くのか。
 どうして、そんな光景を心に抱えるのか――

 浮かぶ疑問は泡沫の如く、直に消えてしまうような類いの重みしか残さないだろう。
 けれどもきっと。
 いつか、自分は今日のことを思い出す。

 そんな直感めいたものを、少女は同時に感じ取っていた】

>>93
「ううん、構わないよ。店長さん、お取り込み中だったみたいだし。
 それにホラ、オーダーしたものはちゃんと出して貰えてるしね」

【首を振って笑ってみせる】
95店長代理シュバルト@天馬:2005/09/23(金) 01:52:06 ID:???
>94赤髪
「そうか、それは良かったな
 ……最近はどうだ? ここの連中と揉めてなきゃ良いんだが」
96赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI :2005/09/23(金) 01:59:53 ID:???
>>95
「んー……特にこれといって……ん、大丈夫かな。
 ありがと、心配してくれるんだね」

【ちうーっとジュースを飲んでから】

「正直人間同士だし、養成所や近所の全員と好き嫌い無くってのは無理だけどさ。
 でも、アンジェさんは話せる人だし、他にも良い人は一杯いるし、ムウさんはいつでも素敵だし。
 大丈夫、『エリクシィ・ハイマンは今日も明日も元気です』ってね」
97店長代理シュバルト@天馬:2005/09/23(金) 02:07:32 ID:???
>96赤髪
「まぁ大丈夫だとは思っていたがな
 ここは新参者にもやさしい、良い土地だ
 ……多少戦闘が多いが、些細な話だな」

「ところで、最近はAEMAも動かないな
 あれが最後の攻勢、というわけでも無さそうだが」
98企画第1課課長補佐:2005/09/23(金) 02:10:46 ID:???
(企画第一課資料室。その実態は、諜報によって得られた情報を
会席するために設置された、情報解析のための空間にほかならない。
今、そこに一人の女性の姿がある。 
 彼女はひどく幼い顔立ちをしていた)

『目標、天馬を出ます。追跡を続行』

 んー・・・・・・そうですね、でも人数は最小限で。 
 たぶん、あまり得るものはないでしょうから。

『は、しかし……ドールス、です』

 ドールスだから、どんだけ人使おうが撒かれるときは撒かれちゃいますよ。
 話聞いた感じじゃ、所詮最後の休暇に来た程度のものでしょうし。
 大体、もう企業軍は離脱したドールスの連中の尻追い掛けまわすどころじゃ
ないでしょうから。
 ルナ3の戒厳レベル、アップルジャックですもん。 
 ま、低調に空港までお見送りしてあげてくださいな。

(食い下がる部下の言葉を受け流しながら、企業穏健派の
闇の手たる企画第一課、そのナンバーツーたる彼女は、
誰にも聞こえぬ声でつぶやいた)

季節が流れる、城塞が見える。
無傷な魂が何処にある・・・・・・

『なにか、おっしゃいましたか?』
 
 ・・・・・・いえ、なんでもないですよ。
 状況終了後、報告をまとめてください。
99企画第1課課長補佐:2005/09/23(金) 02:13:12 ID:???

(交信を終え、一人、物思いにふける)

 ……地獄の季節。
 殺人人形とはいえ、人間なんてのは、殺すだけじゃ生きてけない、
ってことですか。
 
 ……醜の御楯。所詮、あたしも。
 
(察しはついていた。
 イリア、彼女の言葉が誠意からのものであるのなら。
 彼女は企業好戦派が忌むべきことを数多く為し続けた存在であることを
思い知り、またそのことを好ましく思ってはいない。
 暴力を持って7年を君臨し続ける、月を住処とする暴竜。
 
 地球とその周囲に住まう人々は、いまだ互いに争いあう中、迫りくる
木星帝国とAEMAの脅威を打倒しうるのは、最大戦力たる企業好戦派しか
存在しえぬ。
 おそらく彼女はそう判断したのだ。
 
 あまりに世界が輝かしすぎて、その中に住まうことなどできない。
 彼女は人形。あまりにおおくの悪を成し過ぎた存在。
 
 利用されるだけ利用され、ついには使い捨てられるだろう。
 広場で処刑される罪びとのように、人々から罵倒されるさだめに
あるのだろう。
 あるいは、プラチナ・ドールはまた別の思想があったのかも知れない。
しかし・・・・・その彼女は、姿を消してしまっている。 
 政治的存在として強大を誇った彼女が消えた以上、ドールスは
再び企業好戦派の木偶として存在するほかない。
 
 罪という罪を背負わされ、おそらくは使い捨てられることだろう。

 ドールスは・・・・・・あまりに罪を背負いすぎたのだ。
 そして、企業に取り、あまりに強力すぎる道具と成り果てた。
 いずれ、何らかの理由をつけられて、滅ぼされることだろう。
 過去の歴史において、そうした存在が常に葬られてきたように。
 
 だが、それでもかまわない・・・・・・企業好戦派の兵士として、
今、彼女がすばらしいと思える人々、その暮らしを護ることができる
とするなら、いかなる汚辱もしのぶことができる。
 難局去りなば、哂われ下げずまれよう。 
 戦乱の闇が去り、平穏の光が差し込めば、その血塗られた刀身は
あまりにまがまがしく照らされるのだろうから。
 そう思われてもかまわない、と彼女は決意したのだ。 
 護るべきを護れるならば、何を失おうがかまわない。
 どう思われようがかまわない。
100企画第1課課長補佐:2005/09/23(金) 02:14:33 ID:???

 誰にとっても醜い、しかしそれは誰もを護ろうとする楯。
 何が彼女をそうさせるのか。何が彼女にそう思わせるのか。
 それは課長補佐にはわからない)

 ・・・・・・武力として自分を存在させたら・・・・・・
 そういうふうに、自分を運用するほか無い。
 
 ・・・・・・コバルト。

 ・・・・・・金属を腐らせるもの。

 ・・・・・・あなたは企業にとって、ドールスにとって
なんだったんでしょうね。

(彼女は、戦いに赴こうとしているのだろう。
 任務などではなく、彼女自身がそれを望むから。
 企画第一課課長補佐、坂口フミにはよくそれが
理解できた。
 所詮・・・・・・それ以外になにものも持てなかった
ものは、そこにおもむくしかない。
 だとするなら・・・・・・せめて、納得していたい。
 純粋に武力であるために、己の心を揺るがしたくない。

 彼女は木星帝国と戦う。彼女の言葉からして、それは疑いない。
 そして、どうあろうとも彼女が挙げる戦果、功績は評価されない
ものだろう。なぜならドールスとは「汚れた」任務をこなすために
作り出されたものなのだから。元をたどるなら。
 
 その汚れをのろわぬために、彼女は幻想を欲したのだ。 
 人々のために戦っているという幻想。
 平穏を得ることかなわぬ実だからこそ、今そこに在る平穏を
護りたい。
 幻想なのだ。所詮は。だが、それを信じねば戦うことすら
できはしない・・・・・・・
 イリア・コバルトドール。人形でありながら、人でありすぎる
もの。
 それを哀れとは思わない。 
 フミは再び仕事を再開した。
 彼女にもまた、彼女の戦いがあるのだから)
 

 
 
101赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI :2005/09/23(金) 02:17:10 ID:???
>>97
「ま、ある日突然喫茶店の天井から人間が降ってくるような場所だし」

【クスクスと笑ってから、真顔に戻り】

「嵐の前の静けさ……そんな気がするよ。
 何か、とんでもない事をやろうとしてる気がする。

 ……って、この前テレビでカズコ・ホソキが言ってたね。
 私も何となくそうじゃないかなって思ってたんだけどさ。
 あの人と一緒の予感だって知って、一気に自分の予感に自信持てなくなった」

【いかにもゲンナリしたような顔で、最後のジュースを飲み干し】

「それじゃ、お会計。
 この後図書館で調べモノしなきゃいけないから、この辺で失礼するね」

【そう言って彼女は会計を済ませ(小切手ではなく現金で)、天馬を後にしたのだった】
102店長代理シュバルト@天馬:2005/09/23(金) 02:29:56 ID:???
>101赤髪
「気をつけろ、そろそろ雨が降りそうだ」
会計を済ませ、出て行くエリクシィにそう声をかけた

曇り始めた空を見て、TVをつける
天気予報は曇りだが、降水確率は28%
「……一雨、くるかもしれないな」

エプロンを〆なおし、そろそろくるであろうラッシュの準備を始める
ふと、窓から外を見る
まだ雨は降りそうに無いが、その雲は雨雲の黒さであった

「嵐の前に来るのは静けさじゃない
 嵐の前にはな、暴風雨(テンペスト)が来るんだ」
103カトリ@穏健派本部:2005/09/23(金) 22:55:20 ID:???
(受付嬢へと話し掛けてる)

ん、つーことで来るのが遅くなっちまったけど
カトリ君只今参上って、フミさんの連絡とって欲しいんだけどー。

(どちらからというと話し掛けてるというよりも
 絡んでいるというほうが正しいような状況である)
104受付嬢:2005/09/23(金) 23:04:42 ID:???
 はい・・・・・・本日面会の予定は入っておりませんね。
 失礼ですがアポイントメントはお取りに「あーカトリさん、
こっちですよー」

(不意に現れるょぅじょ。穏健派の本社勤務ということで、
今日着用しているのは高そうなスーツである。
 仕立てのよさからいって、特注品なのだろうが・・・・・・

 良くも悪しくも七五三で神社におまいりに来たおませな
お子様にしか見えない)


 課長補佐、面会の予定があるのなら私どもに連絡してください!

「急な予定ってやつなんですよあまり気にしないでください。
 はいはいこっちですー」


(と、ちょいちょいと指で差し招くふみさん)
105カトリ@穏健派本部:2005/09/23(金) 23:05:53 ID:???
>104
はいはーい。そっちすねー。

(特にあくびれた様子も無く、
 手招きされたままに小走りでそちらへ向かう)
106ふくかん:2005/09/23(金) 23:17:47 ID:???
>105
 ま、受付上なんてのは官僚みたいなもので、手続き手続きとうるさいもんですから。
 今の時代はセキュリティが大事だから、余計そうなっちゃうのも無理は無いんですけどね。

 っと、ここでーす。

(廊下を通り過ぎる人々。ふみには敬礼していく人間はまばらだ。
 よく見れば、敬礼していく人間は肌の色艶がよく、敬礼していかない
人間はすべからく肌つや悪く顔は油でギトギト髪はぼさぼさ無精ひげ、
シャツの襟も微妙に黒い、といった有様の連中ばかりだ。
 穏健派軍事部門においては、仕事中は上官に敬礼せずとも良いという
伝統が在り、先ほどの半ば人間を辞めてゾンビと化しつつある人々は、
廊下を歩いている間にもいわば脳内で作業を進めているため、べつに
ふみも文句をつけようとはしない。

 通されたのは、面接室)

 はいはーい。それじゃ履歴書見せてくださーい。
107カトリ@穏健派本部:2005/09/23(金) 23:22:01 ID:???
>106
うひゃー。ここで本部かー。

(そんなのん気な事を言いながら
 案内されるまま、面接室へと入る。)

ういっす。ドゾ。

(そういって、履歴書を出す。
 だが、それには氏名【グカーイル=カトリ】と年齢【25】。
 それと特技としてMS操縦。
 程度としか書かれていないもの。
 はっきりといえば、ほぼ白紙に近い状態でしかなかった)

いやー。これぐらいしか書けることがなくてー。

(妙にあかぬけた笑顔で頭の後ろをぽりぽりと掻く)
108ふくかん:2005/09/23(金) 23:32:47 ID:???
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ

 志望動機ぐらい

 かきましょうね

 なにが魅力だとか

 いちおう形式ってやつなんですから




 
109カトリ@穏健派本部:2005/09/23(金) 23:35:28 ID:???
>108
あ、うっかりしてました。
にゃはははははははは〜♪

(自分の失敗を笑い飛ばしつつもペンを取り出して
 希望動機の欄へと書き込む)

希望動機
 御社の仕事へと興味を持ち、
 仕事をして見たい環境が揃っているので希望しました。

(かなり適当である)
110ふくかん:2005/09/23(金) 23:49:34 ID:???
>109
 ・・・・・・ま、形式ですから。形式。

 そういえば、モビルスーツの扱い方。
 あれ、連邦軍系の扱い方でしたよね。

 どこで学んだんですか?
111カトリ@穏健派本部:2005/09/23(金) 23:52:38 ID:???
>110
なんかの施設っすね。
いや、なんかというのは俺自身にも良く分からないっつー事です。
南米にあることだけは確かなんですけどー。
俺みたいななんつーか生まれたときから収容されて、
徹底的な訓練をされるっていう施設です。はい。
112ふくかん:2005/09/23(金) 23:55:34 ID:???
>111
 ドールスみたいですねぇ。
 ・・・・・・
 連邦にそういう組織が存在していた、というのは
聞いたことがありませんが。
 それで、なんでまたルンペン同然の状態になっちゃったんですか?
113カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 00:02:53 ID:???
>112
たぶーん、非人道的な所だったからじゃないっすか?
なんか、ナノマシンの実験とかやってた見たいですから。

んまぁ。
なーんか、誰かが暴れまわってその施設が壊されちゃったんですよ。
んで、運良く俺は生き残れたんで、その場から即効で逃げたんですよ。
でも、もちろん身よりもなけりゃ、なんも無いワケです。
だから情けないことに今の状態なんですよ。うん。

(実際に彼が話した施設は実在するものでもある。
 イーグルへと投与されたナノマシンを開発していた施設。
 それが、そこであった。)
114ふくかん:2005/09/24(土) 00:09:51 ID:???
>113
 なぁるほど。
 ひどく期待できそうですねぇ。ええ、いろいろと。

 ・・・・・・

 ・・・・・・(彼女にしては珍しく、迷いの表情を浮かべるが)
 
 その施設について、詳しい話は聞けませんか?
115カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 00:19:28 ID:???
>114
ええっとですねぇ。

(先に述べた事を含めて、話す。
 場所は南米の何処か。詳しい位置は分からない。
 施設の名称は不明。
 施設内に何人いるかも把握できない。
 施設でやっていた事は、ナノマシンでの人体改造と
 徹底的なMS操縦や艦船操縦の教育らしい。
 また、一時的に実験として、小さな傭兵部隊へと送り込み
 研究成果の確認もしていたようだ。
 元の体も、元々ナノマシンを投与されており
 抜け出すときに持っていた薬を定期的に飲まないと
 事故崩壊を起こすらしいなど。)
116ふくかん:2005/09/24(土) 00:33:22 ID:???
>115
 ・・・・・・
 なるほど、了解しました。
 南米、ということは連邦か・・・・・・ 
(Dg騒ぎのおかげで、足場を作ることは出来ましたから、
探りを入れてみますかね・・・・・)

 で、例の騒ぎの後、元の体に戻れなかった、ということは。

 ・・・・・・元の体は、どこにあったんですか?
 
117カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 00:38:23 ID:???
>116
うーん。どっかの港っすね。
あーんまり大きな声で言えないんですけどー。

(声のトーンを低くして小声で喋る)

実は密航なんでー。
どこの港かよく分からないんですよ。
とりあえず、港の近くで野宿して一泊してて
目が覚めたらこーんな感じですから。
118ふくかん:2005/09/24(土) 00:47:11 ID:???
>117
 港の近く・・・・・・

 ・・・・・・

 どこのみなともわからない、と。

 ・・・・・で、いちおう確認しときますけど。
 その体のもともとの持ち主を調べるための、手がかりになりそうな
ものはありますか?
119カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 00:56:02 ID:???
>118
ないっす。

(キッパリと言い切る)

財布とかも地下で流されちまったせいでなーんも無いんですよ。
あははははははは♪
そうだ、手がかりかどうかは分からないんすけど
カスミ・アワジって名前だけなんかぽわーんと出てきたんです。
もしかしたら、前の体の持ち主の記憶かもしれないんですけど。
120ふくかん:2005/09/24(土) 00:59:30 ID:???
>119
 全然無し、ですか。
(特に驚いた様子も無い)

 カスミ・アワジ?

 淡路かすみ?

 人名でしょうか。その辺から手がかり探ってみるしか
ないですかねー。
 ま、一応元の体、見つけられるならあなたとしても
見つけたいでしょ。

 
121カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 01:01:33 ID:???
>120
そりゃ、もちろんです。
なんっつーたてもとの体ですけど……
でも、最悪の場合はさっき言ったっ通りに自己崩壊であぼんですねぇ〜。
不用意に反乱をおこされないようにする為の仕掛けなんすよね。
つことでなるべく早急にお願いします。
122ふくかん:2005/09/24(土) 01:13:07 ID:???
>121
 
 ま、一応・・・・・・人命がかかってますからねぇ。
 そっちの専門のほうに、まわしてみます。
 あんまり期待しないでくださいね、と。
 今日はこの辺にしておきましょうか。

 えーと待遇ですけど、後日詳しく。
 寮には今日から入居できます。
 六番通りのとこの、茶色のビルがあるでしょう。
 そう、天馬から少し歩いたところの。
  
 あそこが寮です。これ、鍵ですね つ鍵
 寮の管理人さんには話を通してありますから。
 電気も水道も通ってます。 
 あと、これ。

 つ携帯

 連絡取れないと困りますから、肌身離さず持っててくださいね。
123カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 01:17:19 ID:???
>112
ういっす  つ鍵⊂
ういっす つ携帯⊂

(渡された物を両方受け取る)

で、これがわたされたという事は
受付完了、就職完了っつことでいいんすね?
仕事はあとは指示を待てばいいんすね?
ぃやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
これで借金返せるよ。・゚・(ノД`)・゚・。

(なんか一人で盛り上がって大喜びである)
124ふくかん:2005/09/24(土) 01:22:10 ID:???
>123
 んー、そうですね。

 借金・・・・・・あ、そういえばぜんぜんお金ないんでしたっけ。
 それだと大変ですよねぇ。
 でも前金制度利用しようにも、ある程度働いてからじゃないと
難しいし。

 そうですねぇ。
 それじゃ、早速ですけど、仕事します?
 誰でも出来る簡単な仕事があるんですけど。
 一応前金で200アードくらい。
 どうします?
125カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 01:23:38 ID:???
>124
是非お願いします!!

(その仕事へと飛びつく)
126ふくかん:2005/09/24(土) 01:40:09 ID:???
 はいはいー。
 んーとですね。
 とりあえず、企業軍基地ちかくの港湾の記録映像があるんですよ。
 さしあたって48時間分ぐらい。
 それ全部見てですね、資料渡しますから、それとつき合わせてレッドスペースや
ブルーアースあたりの船が妙な取引やらかしてないか調べてください。
127カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 01:43:46 ID:???
>126
らじゃ(=w=ゞ

(意味も無く敬礼を返す)

んじゃ、さっそくその資料とか
仕事に必要な物があるところへ案内お願いします!
128ふくかん:2005/09/24(土) 01:50:54 ID:???
>127

 ■■■■■
 ■■■■■
つ■■■■■←資料の山および仕事用諸機械の山


     
129カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 01:56:31 ID:???
>128
.._ .......、._    _ /:/l!  またまたご冗談を
 :~""''.>゙' "~ ,、、''‐'、|         _     
゙、'、::::::ノ:::::::_,.-=.  _〜:、         /_.}'':,
 ``、/:::::::::__....,._ `゙'Y' _.ェ-、....._ /_゙''i゙ノ、ノ
 ,.--l‐''"~..-_'.x-='"゙ー 、`'-、 ,:'  ノ゙ノブ
"   .!-'",/  `'-‐'') /\ `/ でノ-〈
 .-''~ >'゙::    ‐'"゙./  ヽ.,'   ~ /
   //:::::       ',    /    ,:'゙

(という心境はとりあえず隠し)

らじゃ(=w=ゞ
それじゃ早速仕事に取り掛かります。

(機材の山からして、他に移動は困難とみて
 その部屋で早速資料へと目を通し始めた)
130「エンジェル・フォール」:2005/09/24(土) 23:32:06 ID:???
 その日、養成所の授業はすべて休講となった。
 
 企業、そしてニュージーランド軍と合同で開催される統合軍事演習、
「エンジェル・フォール」に参加するためである。
 
 この演習は、軌道上からの降下作戦を行い、本土上陸・制圧を実行せんとする
「ブラック・フォース」と、それを迎撃、意図を挫かんとする
「ホワイト・フォース」に分かれて行われることになる。
 養成所は、ホワイト・フォース側に参加が決まっていた。
 
 ホワイト・フォースの作戦は、次の段階に分かれている。
 
 第一段階、軌道上に集結したブラック・フォースに対する、地上からの対空砲撃。
 第二段階、大気圏突入を開始したブラック・フォースへの、可変モビルスーツおよび
フライングアーマー装備のmsによる航空迎撃。
 最終段階、地上への降下に成功したブラック・フォースをトーチカ・および
機械化歩兵、戦車、モビルスーツによって一斉反抗、分断の後各個撃破する、という
ものになっていた。

 無論、だれもそううまくいくとは思っていない。

 戦場には混乱がつきものであるからだ。
 
 まして、これまでやすやすと本土上陸を許してきたという事実が、それをなおさら
強く裏付けていた。
 
 そうした不安を一蹴するため、という意味が、この演習には与えられている。
 少なくとも、公式にはそう発表されていた……)
131ふみからのメール:2005/09/24(土) 23:36:25 ID:???
>>カトリ

『統合火力演習・エンジェル・フォール実行のため、ひとまず現作業を
中断せよ。
 貴官は養成所部隊指揮官の一人として、ホワイト・フォースに参加する
ことが決定されている。

 養成所部隊と合流の後、モビルスーツを受領されたし。

                『企業』穏健派企画第一課課長補佐 フミ・サカグチ』
132物静かな教官@グレイ・ガスト:2005/09/24(土) 23:41:10 ID:???
>130
「…さて、どうした物かな。
 (……正直…こういうのは気に入らないが…仕方あるまい)」」

(地上にて、待機。
 航空迎撃に参加するには、少々武装が足りない。
 通常の作戦高度まで目標が降下すれば、始められる――)
133整備兵@格納庫:2005/09/24(土) 23:41:49 ID:???
 やれやれだ。
 あの騒ぎが終わったと思ったら、今度は統合火力演習の
準備かよ。
 忙しいもんだ、たまには休暇ぐらいとらせてほしいもんだけど、
そうもいかないだろうな。
 
 急げよ!演習は待っちゃくれないんだからな!」

(つぎつぎに演習武装を整え、戦艦に積み込まれていくモビルスーツ。
 実戦さながら、というより、実戦そのものの多忙さに、彼率いる
整備班は圧倒されていた。
 なにしろ、大気圏離脱→再突入、までもが演習プロセスに組み込まれている。
極めて危険な内容である。
 ゆえに、わずかの手抜きも許されなかった。大気圏は、人間の小さなミスを
容赦なく突き、パイロットごと戦艦を、モビルスーツを焼き払ってしまうのだから)

 ・・・・・・ったく・・・・・・
 きな臭くなる一方だな、世の中!
 ちょこちょこ襲撃かけてきたころが、妙に懐かしいってのはどういうことだ?
 
 ろくなもんじゃない・・・・・・まるで、グリプス戦役のころにもどっちまった
みたいだぜ・・・・・・
134ちんぴら@ジェガン:2005/09/24(土) 23:44:09 ID:???
>132 
 やれやれ、教官。派手な騒ぎになっちまったな。
 ったく、のんびりしてる暇もねえぜ。
 
 モビルスーツがねえ、だから参加できねえ・・・・・・
 っつうのも許されねえらしい。
 おかげで今日は、企業軍のジェガンだぜ?
 ったく、いつになったらおれぁタンクに乗れるんだってんだ。
 
 ・・・・・・ま、俺らの出番はしばらく後だ、ハラァくくってこうぜ!
135カトリ@穏健派本部:2005/09/24(土) 23:44:39 ID:???
>131
「うふふふふふふ、うわっはっはっはっはっはっ!!」

(過酷な就業に早くも精神がぷっつんしてしまったようだ。
 そこに、そのメールが届く。)

「あー、はいはいはい。
 うし。この仕事から一旦抜けられるぞ。」

(そして、周りの人に声をかける)

「みなさーん。
 すいませんけど、フミさんに緊急呼び出しをくらったので
 この作業すんごい続けたいんですけど
 涙を忍んで!!一旦中断し、入ってきます!!
 んで、あとヨロシク♪」

(そして、意気揚揚と部屋を出て養成所へと向かって行った)
136長髪の女生徒@蒼天:2005/09/24(土) 23:44:46 ID:???
「さぁーて……一応、実戦経験は豊富な方なんですけどねぇ……」

(一方こちらは、高高度迎撃群に参加する養成所の航空部隊。
 本来MSで構成されている訓練のシナリオには組み込まれてはいないが、
 急遽参加が決定した兵種でもある。)
137物静かな教官@グレイ・ガスト:2005/09/24(土) 23:48:38 ID:???
>134 ちんぴら
「…俺の方も急な要請で驚いていた所だ。
 おかげで折角の休みも返上だよ………」


「…そうだな、航空迎撃群に任せるとしよう…その後だ、その後。」
138赤毛@ケルベロス:2005/09/24(土) 23:48:44 ID:???
 いーい、あんたたち。
 大気圏を離脱した後は、一気にウェーブライドして艦隊の
わき腹を突くことになるからね。
 パラライシスビームや模擬弾とはいえ、かなり派手に弾が
飛び交うことになるから。
 びびんないで、ついてきなさいよ!

(ふみに、比較的経験の浅い、しかし一応実戦はくぐった
生徒のms一個分隊を押し付けられた赤毛は、ふみのことを
内心でのろいながら、生徒たちに訓辞をしていた。
 愛機ケルベロスは、すでにゲタに搭乗させてある。 
 大気圏脱出→攻撃→再突入のプロセスは、マシーンがやって
くれるとはいえ、まだ熟練したとは言いがたい生徒たちを率いて、
このような荒事をこなすのは、正直なところ恐ろしかった)

>>グレイ
『教官、あたしらは上で敵をたたくことになるそうです。 
 なるべく減らすつもり。

 ま、演習とはいえ・・・・・・半ば戦争みたいなもんですし、
勝たなきゃだめですよね。

 ともかく、頑張りましょう・・・・・・

 それにしても、なんか、やですね。こういうの。
 aemaに戻ったみたいで、ちょっと落ち着かないッス』
139整備兵@格納庫:2005/09/24(土) 23:55:00 ID:???
>135
 よう、来たな、うわさのエース。
 cpu制御とはいえ、ブラック・ウィドウを撃墜したってんだから
たいしたもんだな。
 
 さて、あんたの愛機になる機体だが、一応新型だ。

 っていっても、ジェガンだけどな。
 ジェガン・タイプe。
 ジェネレータ出力、スラスター推力が強化された新型モデルだ。
 世論の関係上、パワー・ゲインは従来型の1・2倍、ってことに
成ってるが、俺の見た限りじゃ倍にはなってるな。
 なにしろ、ビーム・シールドがドライブできるぐらいだ・・・・・・
装甲は胸部および腹部のみgγ・ラミネート装甲が採用、ほかの部分は
従来のジェガンとあまりかわらんね。
 武装だが、ジェガンの通常タイプのものに加えて、連射性は低いが、
ビーム・シールドすら突破可能な出力を誇るビーム・バズと140ミリ
長砲身レールカノンが選択可能になってる。
 レールカノンのほうは、基本的に単発タイプだが、ps装甲以外の
装甲なら大抵のものはぶち抜ける仕様。

 単純性能だけなら、リ・ガズィの上を行くかもしれないな。
 ただ、新型だ、扱いにくいのは覚悟してくれよ。まだosがこなれてる
とはいいにくい。だいぶ、混線で得られた技術が叩き込んであるからな。
 
140介護課の女学生@前線仮設病院:2005/09/24(土) 23:56:55 ID:???
「…まさか私たちまで参加とは、驚いたわね……
 (まぁ、ライズさんも大分落ち着いた様だから大丈夫よね)」

(仮設病院を想定した陣地の中で、野戦軍装に赤十字の腕章を付けた
 女生徒が一人愚痴る。
 病院には十分な人員を残しているが…どうも腑に落ちない、
 しかもこんな本格的な軍装である…気にもなる。)
141操舵娘@アークエンジェル:2005/09/24(土) 23:57:30 ID:???
『アークエンジェル、発進します。
 セイラム、フォン・ゼークトは続いて発進してください』

(ミノフスキードライブを発進出力で起動しながら、思う。
 これほどの演習。危険を犯しての演習。
 ・・・・・・いやな、感じ。
 これまでも、戦ってきたけれど・・・・・・
 それは、自分の意思で、であって。
 
 こういうのは、なんだか取り込まれた感じがする。
 
 ・・・・・・軍隊って、そういうものだけど。
  
 ・・・・・・でも、なんだか・・・・・・本当に、嫌。
 戦争は、見てきたはずなのに・・・・・・

 何で?)

 
142カトリ:2005/09/25(日) 00:02:39 ID:???
>139
「いやぁ。まぐれですよ。マグレ。
 撃墜したけども、こっちもやられる寸前だったんすから。

 ほほうぉ。なかなかヨサゲな機体ですねぇ。
 んじゃ、今回はバズーカの方が作戦的にあってると思うんで
 そっちで行きますよ。
 あー、それとOSがまだダメ〜ンなんすか。
 じゃ、ちと出る前に調整しますわ。
 時間なったら呼んでください。」

(そういって、がさごそと搭乗しOSの調整を始める)
143ブラック・フォース:2005/09/25(日) 00:04:37 ID:???
『時計合わせ。3・2・1・今』
(軌道上、眼下に広がる青い星を見下ろしながら、
 ガモフ・バクーニンブラックフォース総司令は思う。

 さてと、僕が提案し、フミちゃんが手がけたニセモノの戦争。
 次の戦争に備えるための、ニセモノの戦争。
 
 僕たちが勝てるかどうかを探るための、戦争。
 まったく、僕は天馬で女の子でもくどいていたいのに。
 居るのはオッサンばかりじゃないか。
 
 いやだなぁ。ああいやだ。自分の提案とはいえ本当に嫌だ。
 のんびりしているのがすきなんだ。本当に。
 でも、やらなきゃならないんだから、たのしむしかない)
(いつものように韜晦した表情のまま決意を固めると、いつものように
のんびりした口調で訓戒をぶち始めるガモフ)
 
 さーて、諸君。戦争のお時間だ。平和ボケのニュージーランドの諸君に、
ひとつ脅威というものが存在していることを思い出させてあげようじゃないか。
 容赦はいらない。われわれには強力なる兵器があり、闘魂がある。
 平和が怖い、戦争を楽しもう。戦争、戦争、戦争だ!
 僕らは戦争が大好きなんだ。
 少なくともいまは、そのつもりで居てくれ。
 全力でなければ意味はない。やつらを憎め、それこそ全力で。
 
 では、征くよ、諸君。
 統合軍事演習「エンジェル・フォール」を開始する!

(号令一過。無数の艦艇はまるでひとつの生き物のように、行動を
開始する。
 
 偽りの、しかし限りなく本物に近い『戦争』が、幕を開けた)

 
144整備兵@格納庫:2005/09/25(日) 00:06:48 ID:???
>142
 調節してる時間はほとんどない、急いでくれよ。
 予定じゃ、ぼちぼち雲の上のそのまた上で、戦争がおっぱじまる
はずだからな。
 
 ・・・・・・まぁ、予定つきの戦争、ってのは白々しい限りだが、
一応「試して」おかなけりゃ、それこそなんかあったとき最悪ってね。

 予定は戦術コンピュータの中に入っている、そいつを閲覧してくれ。
145物静かな教官@グレイ・ガスト:2005/09/25(日) 00:09:14 ID:???
>ちんぴら・赤毛
「…始まったな…。

 この空気、確かに何か……糞、上手く説明出来ん…


 だがこれでは、確かに………」

(確かに、AEMAの様だ。
 自分が過去に居た時も、この様な演習ばかりだった。
 …一体上は、何をしようとしているのだろう…?)
>143ブラックフォース
「はっ! まったくだ
 ……さぁ戦争だ、地面にさっさと取り付いて
 さっさと狩り潰してやらぁ!」
赤いジムが、その瞳をさらに紅く染める

戦争が始まるのだ
敵と味方がではなく、味方と味方が戦う戦争が
147カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 00:12:09 ID:???
>144
「了解。了解。」

(ちらりとOS基部情報を確認をし、
 ブースト圧のみ少し高めに調整した)

「あとは現場で状況を見ながら臨機応変にと。
 んじゃ、グカーイル=カトリ。
 ジェガン・タイプE、出るぞ!」

(出撃し、自分が指揮する部隊へと合流していく)
148第一段階:2005/09/25(日) 00:17:16 ID:???
(演習は、ブラック・フォースによる熾烈な対地艦砲射撃によって
幕を開けた。
 マゼラン改が、サラミス改が、バーミンガムが、クラップが、
アーガマが、地上めがけてメガ粒子と大型対地演習爆弾の雨を
叩き落し始める。
 
 流星雨、などという生易しいものではない。

 光の豪雨。

 次々にトーチカ、モビルスーツ、艦艇に損害判定が下り始める。
 しかし、それは風景の壮絶さに比べて、予想外に小さなものだった。
 穏健派、そしてニュージーランド政府、スペシャルズが構築した
防衛システムは、その威力を十二分に発揮していた。
  
 今度は、べトンで固められた沿岸要塞に備えられた対空砲・対空ミサイル
陣地による応射が開始される。 
 
 ブラック・フォースの対地制圧攻撃を光の暴風雨とするならば、こちらは
さながら火山の噴火のごとき有様だった。 
 つぎつぎに空へとビームが駆け上り、続きミサイルの群れが雲を引いて
青空を引き裂いていく。
 宇宙からは、さながらニュージーランド全土が炎に燃え上がったように
見えるのではないか、と錯覚されるほどのものであった。
 企業軍のザメル改、水中用ドッゴーラといった砲撃用モビルスーツ群が
射撃を開始したことにより、光景の壮絶さはさらに度を増していく。
 いや、それだけではない。海上に展開したu級、m級潜水母艦が上空に対し
迎撃用ミサイルを放ち始める。

 宇宙のブラック・フォースも、それに対し対地映像誘導型衛星爆雷を
投下し始めた。
 さらに光の雨も濃度を増していく。 

 それは、幻想の戦争に過ぎない。これは演習だ。
 しかし・・・・・・幻想にしてはあまりに生々しすぎた。
 人々の眼前に広がっていたのは・・・・・・可能性として、
誰もが脳裏に描きながら、しかし心の中で否定し続けてきた、
国家と国家の総力戦、そのものの具現だった)
 
 
149Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 00:25:35 ID:???
「初出撃がリアリティ高杉の模擬戦
 ……いや、このレベルだと戦争となんら変わりないのだよ」
ぽつりと、先日受領した愛機のコクピットで呟く

駆る機体はMZA-006、Zクロス
本来可変MSであるZガンダムを、可変MA、つまりウェブライダー主体へと
改装を施した機体であり、WB形態時の推力は通常のZを上回っていた
その特徴として、通常のWBとは裏表が逆になっていることがあげられる
ちなみにコールネームは、“ゼクロス”となっている

「TMS及びTMA、他航空可能戦力
 出撃、迎撃、帰還、全てを迅速を持って行いなさい!
 殿はリリィ・ハルジオン養成所教官が勤める!
 
 トリガーアウト!」

地上に設置された、対空戦力配備用リニアカタパルトが
ゼクロスを、リリィ・ハルジオンを宇宙に蹴り飛ばした
その数瞬の後、他の航空戦力もリニアカタパルトや、増加ブースタで
成層圏まで蹴り飛ばされていく
150カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 00:26:57 ID:???
>148
(自分が指揮官として預かった部隊へと通信を送る。)

おまえら、覚えておけよ。
この光景を。
これが、戦争だ。
この世界が俺たちのこれから先、生きる世界だ。
この光景を無くす為に、この中で戦うのが仕事だ。

と、まぁ。俺は教官じゃないからこんなこと言う必要もないんだけどな。
あははははははは。
んじゃ、各機迎撃準備。
パターンはC。
行くぞっ!!」

(そして、こちらへも光が落ち始め、
 迎撃線が始まりを告げた。)
151第二段階:2005/09/25(日) 00:27:03 ID:???
『アースシャフトよりウィングナイツ1。
 対地砲撃のため、対空砲火効率15パーセント減少。
 敵艦隊、降下陣形を編成しつつ、強行降下を図る模様。
 大気圏を打通される、至急迎撃を開始してくれ!』
『ウィングナイツ1、了解。
 全機、ブースター点火。一気に大気圏を抜け、降下に入る
敵艦隊の側面を突く!無防備な間に、どれだけつぶせるかが
鍵だ!腹くくれよ!
 演習とはいえ、舐めてると大気圏に焼かれてあの世行きなんだからな!』
「「「「「了解!!」」」」」

赤毛『あたしたち養成所隊は、ウィング・ナイツ攻撃隊の後詰よ。
   あたしたちがどれだけがんばれるかで、グレイ教官たちがどれだけ
   楽をできるかが決まってくる。
   
   あたしは、実戦を知ってる。だから、なんてことないわ。
   あたしについてこれば、生き残れる!いいわね!』

「「「はい!」」」

(生徒たちのけなげな声を聞きながら、赤毛は思う。 
 本当にそうならいいんだけど。
 実戦知っててどうにかなったなら、そもそもあたしは養成所に居ない。
 いまごろaemaで、ろくでもないことやらされてた。
 
 そんなあたしが、人を率いる・・・・・・
 下っ端のほうがよっぽどいいわよ。
  
 ・・・・・・はやく結婚したいなぁ。なんか、そんな気分)

(対空砲火に押し上げられるようにして、無数の飛行機雲が青空を
切り裂きながら、その向こう側に広がる闇の宇宙へと走り抜けていく。
 z+、リ・ガズィ、ギャプラン、アルバトロス。
 ゲタに乗ったジェガン、そして養成所のマラサイ改やストライクダガー、
gm3。
 光の雨を縫うようにしながら、青空にぼやけて現実感を欠いた無数の巨鳥は
徐々に姿を消していく)
152長髪の女生徒@蒼天:2005/09/25(日) 00:31:54 ID:???
>149
(号令に続き、上空へと射出される航空戦力の群れ。
 その中に、蒼の翼を持つ蒼い戦闘機は存在していた。)

「アレグレットリーダーより各機、編隊間隔を維持しつつ攻撃を行います。」

(脇を固めるは、セイバーフィッシュ改型高高度航宙要撃機が四機。
 いや、全体のスケールは…そんな物では無い!
 見渡す限り、何処にも…隙間など見えない!)
153企業軍大尉@クロスボーンX1:2005/09/25(日) 00:35:06 ID:???
>151
「流石に敵は多いな……だが、養成所の全てが一騎当千のエースではあるまい
 Xセイバーズ全機前進、ビームシールドは常に展開しておけよ!
 ……行くぞ、我らとて伊達や酔狂でこんなMSに乗っているわけでは無い
 ヤツラに、Zブレイズに後れを取るなよ!」

高速で大気圏突入の最前線に入りこむのは、クロスボーンガンダムを旗機とした一個中隊
その全ての機体が前面に強化型ビームシールドユニットを展開し、大気圏突入してくる
154第二段階@リリィ:2005/09/25(日) 00:36:03 ID:???
(水色の空が、徐々に蒼さを増し、それが黒みを帯び始める。
 成層圏を抜けて電離帯の向こう、そこはもはや宇宙。
 そして、そこは・・・・・あまりに懐かしくも呪わしい情景に
満ち満ちていた。

 ブラック・フォースに所属することとなった、zプラスを主力とする
tms部隊、精強を持って成る「ダモクレス」隊。
 彼らのその異名が、伊達ではないということを、迎撃部隊先鋒・ウィングナイツ
隊は早くも思い知らされつつあった。 
 大気圏突破のため、直線的な機動になったところに、ビームスマートガンの
奔流が降り注ぐ。
 翼下パイロンのくびきを断ち切り、襲い掛かるショットランサー改対ms質量
貫通弾は、まさに部隊の名にふさわしいすさまじさで放たれ、つぎつぎに
ウィング・ナイツ隊のtmsに「撃墜判定」という名の死をもたらしていく。

赤毛「どうやって、艦隊までたどり着けっていうのよ・・・・・・これじゃ、いい
   餌じゃないっ!」

(赤毛の絶叫は、もはや空気が希薄な大気圏外では響きはしない。
 むしろ幸運とすらいえるだろう。
 仮にエーテルが空を満たしていたのなら、この宇宙は耳を弄する
砲声と、爆発音に満たされているのだろうから)

>>z乗り
 教官、あと少しであたしたちは大気圏突破できます!そのまま敵に喰らい突いて
ください!あたしたちは大気圏上層をウェイブ・ライドしながら、突入を支援します!
155ウィングナイツ:2005/09/25(日) 00:38:18 ID:???
>地上部隊
「っちぃ・・・・・・ms部隊、先鋒降下!
 我、艦隊攻撃機動中のため、迎撃不能!
 くっそ・・・・・・阻止できないっ!
 誰か何とかしろ!畜生!
 たとえ嘘だろうと!こんな現実、許せるかよっ!!」
156カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 00:40:14 ID:???
>155
「了解。
 降下予測ポイントは分かるか?
 分かるようであればよこしてくれ。
 至急迎撃に向かう」
157ウィングナイツ:2005/09/25(日) 00:42:34 ID:???
>156
 敵、ビームシールドを展開しつつ降下!
 コースからしてニュージーランド東方20キロ地点から、
東岸防御地域の打通を図ると推定される!
 黒いガンダム・・・・・・クロスボーンだ!
 あんなものまで演習に投入してきやがるなんて、聞いてない・・・・・・
 気をつけろ!オーバー!」
158Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 00:43:20 ID:???
>154赤毛
「了解! この領域はまだ私にとっては空
 自殺志願者には遅れを取らないわ
 でも、急ぎなさい!」

>ダモクレス
「空を捨てたダイバーが、この私に勝てるかぁ!」
機体下部――本来のZなら上部にあたる場所――のビームカノンが
破裂の閃光を次々と吐き出す

上昇しながらローリングマニューバによる回避運動
生粋のZ乗りであるリリィ・ハルジオンならばこその荒業

迫るビームスマートガンを機首のABCシールドでいなし、さらに連射を続けながら上昇していく
翼下パイロンからマイクロミサイル発射、たった一機で戦列を乱さんとして撃ちまくる
159カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 00:45:28 ID:???
>157
「聞いていない?
 いや、了解。
 そちらへと至急向かう。
 そちらも大変だろうが健闘を祈る。
 オーバー!」

(返答を返した後に、
 ジェガン一個中隊を率いて連絡をうけた
 敵機降下予測ポイントへと向かって行く)
160赤毛隊@軌道上:2005/09/25(日) 00:48:38 ID:???
 ・・・・・・抜けたっ!
(一息に大気圏を突破。大気圏表層を、超高速で駆け抜け、衝撃波を
発生。それに『乗る』。
 ウェイブ・ライド。
 巨大な大気の海に波を自ら巻き起こし、それを乗りこなす。
 右に左に、ふりそそぐ対空砲火を避けながら、赤毛は慎重に狙いを定める)

 やるしかない・・・・・・・

>>リリィ・長髪・ウィングナイツ
 進路、拓きます!一気に抜けてください!
 
 チャージは・・・・・・済ませてあるのよ!
 ゲタの出力を上乗せした飛び切り・・・・・・
 かましてあげる!
 百花繚乱、宇宙に咲きなさいっ!!

 『犬狼牙』ッ!!

(ケルベロスが、携える巨大なレールキャノンから、そして肩にそびえる
ビームスラストキャノンから、無数の火線を吐き出し始める。
 ピケットを防御する、ジェガンの数機が巻き添えを食い、次々に
破損判定、撃墜判定を喰らう。
 敵機が回避を行ったことで、進路が拓いた・・・・・・突入できる!

 長髪、リリィの進路、その先には、クラップ級を主力とした艦隊が
まさに突入を開始しているところだ。 
 計画では、無防備なところを横腹に一撃食らわせて、離脱することになっている・・・・・)
161企業軍大尉@クロスボーンX1:2005/09/25(日) 00:52:28 ID:???
>159カトリ
「予定ポイントに到着、一番乗りだぞ良くやった
 セイバーリーダーから各機へ、コレより最終段階に入る
 ……ここからがある意味本番、見せてもらおうかな
 養成所の、カオスブレイカーの実力というヤツを!」

『前方に感あり! これは敵MS……ジェガンです!』
EWAC装備を施したフリントが、大尉に告げる
「了解した、アルファチームは俺とジェガンを
 ベータチームは迂回して突破、ガンマチームはバックアップを
 重力なんぞに溺れるなよ、スペースノイドの力を見せてやれ!」

クロスボーンX1を先頭に、フリント一個小隊がソレに続く形でカトリの中隊へと肉薄してくる
その手に持っているのは、高出力のメガビームライフルだ
162ダモクレス隊:2005/09/25(日) 00:55:59 ID:???
>158
 z・・・・・ちがう、新型か!養成所だな!
 各機散会っ!包囲しつつ・・・・・・二番機が直撃!?
 
 撃墜判定か・・・・・・急いで帰還しろ、半端な軌道を取ると重力に
飲まれるぞ!
(リリィの猛射は、闇雲でありながらしかし一撃一撃がプレッシャーを
伴うほどに正確!
 ダモクレスに属するほどの隊員が駆るゼータプラスが、ビームカノンの
猛射に翻弄された隙に、後詰のミサイルの嵐を浴び、まともに撃破される!)

 養成所の機体は、単機で空間を支配するというのか!?
 いかん、突入進路を開かれる・・・・・・
 
 セイバーフィッシュが来るか!
 
 セイバーはジェガンに当たらせればいい!
 あの凶鳥だけは、断じて抜かせるな!
 大気圏突入プロセスの戦艦など、羽をもがれたガチョウのようなものだ!
 食わせるかよっ!!

(zプラスが高速散会、各機ループ軌道。
 リリィのzクロスを中心に、それぞれが描く弧はさながら花弁、直上から見れば
大輪の花のように見えるだろう。
 
 そして中央のリリィめがけ、放たれるショットランサー改、そしてビームスマートガン
の嵐!)
163長髪の女生徒@蒼天:2005/09/25(日) 00:56:13 ID:???
>160 赤毛
 アイウィル コンプリート
「I will complate!
 各機、荷物を届けて…早々に戻りますよ!」

>ウィングナイツ・リリィ
「防空戦闘群アレグレット、対艦攻撃を開始します!」

「各機散会、全弾投下の後進行ルートα-6より大気圏に再突入!
 各機の幸運を祈ります、グッドラック。」
「「「^Roger.了解!」」」
(機体が悲鳴をあげる。
 加速する機体、前方には艦影。

 各機、大型対艦ミサイルを発射。
 全力で離脱する。
>161
「敵機確認……
 総員迎撃態勢。
 スリーマンセルだ。
 一人で突っ込もうとするな。
 三人で一機をふくろにする方が楽なんだからな。
 Aチームは前に出て、迎撃。
 Bチームは後方からの支援だ。
 俺は、臨機応変に動く。
 それじゃ、迎撃開始!!」

「「「はい」」」

(その合図とともに、腰裏のラッチへとマウントしていた
 ビームバズーカを外し、構え、隊長機と思われる
 X1へと照準を合わせ、打ち込む。
 それと同時に、ジェガン中隊は二手に分かれ、
 一つはそのまま前へ、もう一つは散開しビームライフルを
 敵小隊へと打ち込んでいく)
165赤毛隊@軌道上:2005/09/25(日) 01:02:26 ID:???
 っちぃ・・・・・・降下に入られたっ!!
(主力であるウィングナイツ隊の苦戦により、一部艦艇が突入を開始していた。
その先頭を征くのは、無論ブラック・フォース旗艦「ハンニバル」!)
 
 大気圏突入を開始するっ!全艦、我に続け!
 冷却フィールド展開っ!バリュートなんてあくびのでるもんなんぞ、
使っちゃ居られないっての!
 さて・・・・・・ちょいと危険だが、かますとしますかッ!
 全艦、砲撃を続行せよっ!!

(第101機動連隊は、ここに来てその錬度の恐るべき高さを
証明していた。
 大気圏突入しながらの、艦砲射撃!
 砲身を俯角に据えながら、艦の進路を地上対空砲火地帯に
向け、立て続けにビームの嵐を叩き込む!
 対空砲火はさらにその威力を減じ、突入のための「道」が、
今まさに拓かれようとしていた・・・・・・・)

通信、軌道上迎撃部隊
『敵艦隊、大気圏突入を開始!各機、攻撃後、反転し敵艦後方から
攻撃を実行!そのまま離脱し、地上部隊と合流、迎撃戦闘を実行せよ!』
 
166Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 01:08:44 ID:???
>160赤毛
「こっちも何機か抜かれてるわ
 貴方は降下して最終防衛ラインを形成、意地して
 ……動ける高速機はこっちに回して頂戴、横腹をサリッサで突き抜ける!」

>長髪の女生徒
「アレグレットリーダー、聞こえる!?
 ここからは競争よ、殺られる前に殺りなさい!」

>162ダモクレス
「流石、こっちをスカウトしに来るだけの技量はあるわね
 ……けどね、Zにしては曲がり過ぎてる!」
脚部のみを変形させ、前方にメインスラスターを展開
機体が軋まんばかりの急減速を持って、ショットランサーとビームスマートガンが
Zクロスの鼻先を掠めて行く

「ロックは曖昧、されど外れないと思う
 喰らえ!」
ミサイル全弾発射、模擬誘導弾の雨でZをまとめて一掃せんとする
爆発後、再加速して爆煙を抜けていく
167ブラック・フォース後続艦隊:2005/09/25(日) 01:09:55 ID:???
>163長髪
ウィングナイツ
『ウィングナイツ了解!
 そちらは攻撃後離脱してくれ、俺たちは反復攻撃をかける!』

(ぎりぎりまで接近して放たれた対艦ミサイル、突入プロセスに
入ったクラップ級にはよけるすべなどない。
 艦を守るべく、機体を割り込ませ大破判定を喰らうジェガン、
 ミサイルめがけてビームの猛射を浴びせるz+。
 しかし、放たれたミサイルの群れはクラップ級二隻のエンジンを、
まごうかたなく捕らえる。
 クラップ級二隻は、大気圏突入中に操縦不能に陥ったとみなされ、
撃沈判定・・・・・・!
 離脱していく中、ウィングナイツが「ハンニバル」めがけ、一気に突入していく
のが、見える。あれならば、確実に撃沈できるだろう。 
 対空射撃は、さすがに沈黙してしまっていたのだ。

 だが・・・・・・次の瞬間、ウィングナイツの全機が撃墜された、という
表示がモニターに現れる。
 何がおきたのか、まったくわからない。
 唯一、その現象をとくための手がかりとなりそうなものは・・・・・・
一瞬見えた黒い陰。
 ハンニバル後尾第三砲塔の上にたたずんだ、黒いモビルスーツの姿だった。
その手が、かすかに十字を描いた・・・・・・
 錯覚かもしれない。
 次の瞬間には、長髪のセイバーフィッシュは大気圏突入プロセスにはいったため、
外部視界が完全に0になってしまったのだから)

168企業軍大尉@クロスボーンX1:2005/09/25(日) 01:14:11 ID:???
>164カトリ
その4本のスラスターを展開させ、ビームの奔流を
身をよじるようにして回避する
「ビームバズーカ、それも高出力!
 セイバーリーダーよりアルファーへ、あのバズーカ持ちをやるぞ
 アイツさえやれば、こっちは安心して盾を使える!」

全機前進し、アルファチームは正面の小隊へと向かっていく
ビームライフルはシールドで防御、散開した小隊へ
ベータチームは遠距離からビームライフルによる制圧射撃を加えた

ガンマチームは続く降下部隊のバックアップを行うらしい
169長髪の女生徒@蒼天:2005/09/25(日) 01:15:56 ID:???
>167 ウィングナイツ
「………今の影は……蒼天…!?」
[不明、ウィングナイツは全機撃墜された。]

「…歯がゆいですね………ッ!」
>リリィ
<通信>
「教官!何か…やるのが、一つ!
 敵影は…黒い…」

(通信途絶。
 大気圏突入中では、通信は届かない…)
170ダモクレス隊:2005/09/25(日) 01:16:35 ID:???
>166リリィ
「変形、だと・・・・・・あの減速、大気圏に飲まれかねんっ!!」
「やる・・・・・・見切っているのだ。おそろしい女だよ!!
 クレイジー、なんてものでは説明にならんほど、イカれている!!
養成所・・・・・・単独でaemaに、ブルーアースに抗い続けた威力とは、
これほどかっ!!!」
(猛烈なミサイルの嵐。その一基一基が、獲物を視界に納めた雀蜂の
敏捷さでz+に襲い掛かる!
 mフィールドの中、誘導性は低い・・・・・・だが、大気圏真近での
戦闘というプレッシャーの中、正気と狂気の境界にあるがごとき機動を
取る敵が放った予測射撃という要素が伴えば、もはや回避は不能に等しい!
 次々にミサイルが、zプラスを捕らえていく・・・・・・!!
==================================

 ダモクレス隊はその戦力の30パーセントを失い、降下援護艦隊の元へ
交代。残る機体も破損していることから、降下作戦への参加は不可能と
判断された。
 それがただ一人の女によるものであることを、信じられるものは少なかった)

171第三段階:2005/09/25(日) 01:19:39 ID:???
(第二段階、迎撃プロセスはダモクレス隊の戦線離脱、ウィングナイツ隊の
全滅を持って幕を閉じた。
 ブラックフォース艦隊のうち、戦力の20パーセントが戦力を喪失。
 だが、ブラック・フォースはそれでも作戦続行を決断。
 統合戦闘演習は、いよいよ本土防衛最終防衛ライン死守、第三段階へと
突入していくこととなる・・・・・・)
172ぽややんな教官@??? ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 01:20:30 ID:???
「最終チェック終了まであと642秒!それ以上は何が起きても伸ばせねぇぞ!」
喧騒が行き交い怒号がぶつかりあう格納庫で、それは初陣を待ち構えていた。

「OK、ハニー!ご機嫌よろしく腰振ってくれよ!?」
外部の喧騒に触れ、むしろそれ故か余りにもその人は静かだった。

「いいか、教官の実力は疑うまでもない!この模擬戦で教官の戦績が悪かったら、
 それは俺達の責任だ!!減給ものだぞ!?」
それは買いかぶり過ぎた、と答えようかと思ったが、外の頼もしき面々は
その言葉に志気を高揚させている様なので黙っておく。

「システムオールグリーン!教官、いつでもどうぞ!!」
そしてその時は来た。
                               で
「素早い仕事をありがとう。アズフィード・クラウン、出撃ます!!」
人が目を開け巨人は双眸に光を灯す。
敬礼で見送る整備員達に見せつけようとばかりに、不可視の翼は全力で羽ばたく。
そして「彼」は戦場に向かう。憑りつかれたように、只一つの境地を求めて。
>168
「おっと。やるねぇ。
 悪くない動きだ。」

(更にその場から動かず、ビームバズーカを打ち込んでいく)

Aチームはアルファーチームへと接近しつつ
ビームライフルを打ち込み、少しでも相手の動きを束縛しようと試みる。
その攻撃の最中にもベータ小隊からの横やりが入り、
回避行動に専念する事となり、攻撃の手を休め動きが止まる事となる。
だが、Bチームが引き続き遠距離からアルファーチームへとビームライフルを打ち込んでいく
174旗艦「ハンニバル」:2005/09/25(日) 01:25:59 ID:???
 悪くないねぇ、うん、悪くない。
 まったく、敵も味方も地獄の中に居る。 
 これほど愉快なことは、ないよねぇ。
 ビルの代わりに地獄を作るなんてのは、神様だって
やっちゃいない。
 ま、ニセモノなのは、がまんしなきゃいけないとこだけど。
 さて・・・・・・
 いよいよ、本番だ!全艦、タマはグレープ・ショットだ!
 戦艦の怖さを思い知らせてやろう!
 
 ジェガンスタンバイ!アッシマー強襲機、発艦開始!!

 気合入れていこうかっ!

(東の空に、やがて無数の黒い点が見え始める。
 降下を開始した、モビルスーツ・・・・・・そして、戦艦群!
 傷ついた対空砲火が、それでもなお反撃を続行する。
 対空ミサイルを放ち続けたm級が頭上から大型対潜弾を叩き込まれ、
撃沈判定を喰らう・・・・・・
 
 画像モードをシミュレーション・グラフィックにすれば、
地上はどこもかしこも燃え上がり、森林は吹き飛び荒野と化し、
丘は砕けて陥没しているのが見えるはずだ。 
 撃破判定を受けた艦艇があげる噴煙が、海のいたるところから
立ち上り、降下し損ねたmsの焼け爛れた破片が、つぎからつぎへと 
地表に降り注ぎ、その下にあるものを破壊していく有様が見えるだろう)

175Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 01:26:55 ID:???
>170ダモクレス
「足止め完了、なのだよ
 ……さっさと帰って……!」

>169長髪
「黒いだけじゃ情報なんて……っ!
 推進剤残量は十分だけど、やる必要の無い戦闘なんて
 ……まぁ形式だけでも」
コホンと咳払いをして

「アレグリットリーダー、返事をしなさい!
 ……ダム、カタキは取ってあげるわ」
ペダルを蹴り飛ばし、ハンニバルへと向かっていく

「……うむ、我ながら名演なのだよ」
176物静かな教官@グレイ・ガスト:2005/09/25(日) 01:29:59 ID:???
>171
(灰色の巨人が、巨大な掩蔽壕の中、身をひそめている。
 上空に見える美しい光とは、また対照的な物だ。)

「…そろそろ行くか。

 …全機、これより攻撃を開始する。
 …前を見て、敵を見て、隙を見ろ。
 目標到達後は小隊単位に離散、相互支援しつつ敵艦を攻撃しろ。

 …何、やる事は何時もと同じだ…行くぞ!」
(従える機体は、M1アストレイ。
 降下するソレを目指して、^それらは舞い上がった。)
177アッシマー隊:2005/09/25(日) 01:30:22 ID:???
 さて・・・・・・俺たちの仕事は、進路にあるものすべてを
焼き払うことだ。
 中世に、シュツーカという、禍禍しいサイレンを響かせながら、
地上にはだかるものすべてを吹き飛ばした爆撃機があったという。
 
 俺たちは、その再来だ。
 
 いや・・・・・・それ以上だ!
  
 俺たちの仕事は、何だ!?

「守らなければ、何が失われるかを知らしめること!」
 
 俺たちは何を思うべきだ!?

「明日は知らず、今日ははだかる全ての命を焦がし焼き滅すること!」

 上等だ!さて、狩りの時間だぜ・・・・・・
 全て焼き払えッッ!!タリホーっ!!

(艦隊上空で編隊を組んだ、無数の奇怪なモビルアーマー。
 それはまさに、宇宙人の襲来だった。
 部隊名「インベーダー」。
 コールサインは、マーズである・・・・・・!)

 目標、東岸要塞地帯!艦砲射撃で叩ききれなかった部分を、徹底的に
叩き潰すっ!!
 
178アークエンジェル:2005/09/25(日) 01:31:50 ID:???
>176
 アーク・エンジェルよりグレイ。
 敵モビルアーマー部隊の接近を確認しました!
 
 なお、映像解析の結果、敵艦隊艦砲射撃開始まで、
あと数分と思われます!
 注意してください!
179Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 01:33:50 ID:???
>173カトリ
「……フン、波状攻撃のつもりか
 ならば、こちらの流儀を教えるまでだ」
ビームライフルを右腰ラッチに装備し、左腰のザンバーへと手を掛ける
左腕のビームシールドを正面に展開、そして
「アルファチーム各機へ告ぐ
 全機、抜刀!」
ビームザンバーを構え、さらに距離を縮めていくフリントとクロスボーン
ライフルをビームシールドで防ぎながら、Aチームへと肉薄していく

そして接近、まずクロスボーンがカトリ機へと切りかかった
続いて後続のフリントも、他のジェガンへ切りかかっていく
ベータからの援護攻撃も以前継続

後方からのMSおよび艦隊の反応増大
どうやら、攻勢の準備は整ったらしい
アッシマーを初めとした航空戦力は、すでにカトリの頭上を越えて行っている
180物静かな教官@グレイ・ガスト:2005/09/25(日) 01:37:15 ID:???
>178
「了解アークエンジェル。
 これより敵MA部隊の撃破に向かう。」

「各機、低空より目標部隊へ接近する。
 俺が先頭に出る、支援射撃はパターンα-トロットだ。」

「行くぞ!」

(敵モビルアーマー部隊、マーズへと進行する、アストレイ隊…!)
181企業軍大尉@クロスボーンX1:2005/09/25(日) 01:39:59 ID:???
>>179は企業軍大尉@クロスボーンX1です

>>179続き
一方こちらはガンマチーム
「こっちの戦力は確認してるだけで72パーセント
 他の降下チームはルートを違えたらしいな」
「ダモクレスらしき影は確認できず……これからの時代は俺たちってことか!」
「気を抜くな、俺たちはバックアップを続けるんだ!
 それが、殿の役目だろ?」
「「了解!」」
182「ハンニバル」:2005/09/25(日) 01:40:07 ID:???
ガモフ「来たな・・・・・・単機であの『ダモクレス』を蹴散らした
   やつだ。君のやつより、新しいが・・・・・・やれるかい?』

 無用。我今は、殺戮の使徒なれば。
 主命を受諾したからには、もはや滅ぼすのみと知る。

ガモフ「あんた、ノリいいなぁ。
    どう?うちに来ない?給料は倍出すけど」

 ・・・・・・仕事が残っている。それが終わらん限りは、
 無理な相談だな。

ガモフ「残念。クレアちゃんが抜けて、けっこう痛いんだよ。
    あんたなら、男だってことを我慢できるほどに買えるん
    だけどねぇ」

 ・・・・・・守るすべは、戦うのみにあらず。

 しかし、今は・・・・・・戦うのみよ。
 
 今ひとたび、黒と緋の衣をまとうとしよう。 

ガモフ「悪いね、どうも。
    恩に着るよ。
    あんたぐらいのやつが居ないと、このシミュレーションは
    完璧にならないんだ」

 では・・・・・・埋葬の手管、とくと見るがよい。

 ・・・・・・出る。

>175リリィ

(黒い影が、再びハンニバルの艦上に現れる。 
 それは、緋色の眼差しでもって、迫るZプラスをにらみ据えた・・・・・・
 その左の手が、神々しくも禍禍しく輝く。
 その右の手が、忌まわしいほどに黒く闇に沈んでいく・・・・・・)

 昨日、そして明日は朋輩たるとても、今日のみは不倶戴天と知れ。
 全ては、主の御心のままに!

(識別コード・不明。
 機体名称・シャイニングガンダム=アポカリプス。
 パイロット・ヨハネ=エゼキエル。
 
 ブラックフォースは、その黒の名にふさわしく・・・・・・
 埋葬の輩までをも、この戦闘演習に投入していたのだ・・・・・・!!)
>179
「ずいぶーんと威勢がいいみたいだね♪
 んじゃ、こっちもそれに合わせてあげないとね。」

(切りかかってくるX1に対して、ワザと一テンポ回避行動へ入るのを遅くし、
 ギリギリのところをバックステップでかわす。
 そのまま、頭部のバルカンを掃射し打ち込んでいく。
 その姿はまるで初めて前線に出てきて、動揺した兵士のようだ)

「駄目だ!やられる!」

Aチームの一機がベータの援護射撃に踊らされ
アルファの一機に胴を薙がれ、撃墜判定。
その場に崩れ落ちる。
残り二機は後ろへと下がり、撃墜は免れたが
各所に当たり判定が下り、半壊に近い状況へとなっている。
ここで、オフェンスとディフェンスの交代。
Aチームがグレネードをお見舞いしながら後退し、
Bチームがビームライフルを打ち込みながら、一気に前進していく。
184赤毛隊@軌道上:2005/09/25(日) 01:43:02 ID:???
 っ・・・・・・あたしたちも、戻るわよっ・・・・・・!!????

(ウェイブ・ライド機動で離脱したがために、nzまでの突入進路を取る
のに手間取った赤毛たちは、ようやく大気圏に突入を開始していた・・・・・・

 だが。
 その視界に、なにか黒い、槍のようなものが移る。
 それは瞬く間に毒蜘蛛のような形状に変じる。 
 間合いが詰まるのは、一瞬だった。
 白いひらめきが、モニターに移る・・・・・・)

 アンジェリーナ分隊、全機撃墜判定。
>地上部隊
「こちら地上第72中隊。
 東岸部防衛ラインを敵機が突破したのを確認。
 主にTMS部隊のようだ。
 こちらだけでは押さえきれない。
 応援を求む。」
186「インベーダー1」@アッシマー×3:2005/09/25(日) 01:46:16 ID:???
>180
 ・・・・・・灰色のやつが来たか。
 養成所、容赦をするつもりはないようだな・・・・・・!
 ・・・・・・目くらましをかけるぞ!
 
(アッシマーのうち、3機がグレイ隊の方向へ進路を変え、
複雑に起動しながらビームの雨を降らせてくる・・・・・・
尋常な出力ではない・・・・・・現世界のそれを超えている!
 混線が、この奇怪なモビルアーマーに、更なる力を
与えているのだ・・・・・・
 ジェネレータ出力、スラスター推力、そしてビーム出力、
連射性能・・・・・・ことごとくが旧型のアッシマーを
超越している!)
187Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 01:49:11 ID:???
>182アポカリプス
「ちょ、おま、反則っ!」
ミサイルは撃ちつくし、ビームカノンの弾数はまだあるが冷却中の
ため連射は効かない

「じ、尋常じゃなく拙いのだよ……っていうか
  闘 気 は 判 定 で す む の ? 」

スラスター歪曲によるパワースライド、それを使って
側面からアポカリプスへと切り込んでいく
188ぽややんな教官@「Pioneer」 ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 01:50:15 ID:???
>177
無数の機影に臆することなく、アッシマー隊に接近する機影がある。
大勢の部隊を率いる訳でも無く、しかしその速度は挑発でも偵察でも無く明らかに衝突を望んでいた。
余りにも無謀なその行動。
しかし、彼を知りそしてその背を見るもの達に疑問は無い。
「自惚れを持つ愚かさを知りながら、尚も抱え続ける意味を教えて上げよう!
 それは只一人に求められ、只一人が故に負わされる幻想だ!
 故に道化は迷い無く踊る!人々を惑わし、幻想の実在を錯覚させる為に!!」

彼の前に道は無く、彼の背を追って道が成る。
それを願い、実現する為にその決意は生まれた。
「踊り手の名はアズフィード・クラウン!
 有りもしない「最強」の幻想に捕まった愚か者が相手しよう!!
 ここより先に通る者、その五体が残ると思わない事だ!」
故にその名を「開拓者(パイオニア)」。先頭に立ち、斬り拓く者に送る名前。
189ちんぴら@ジェガン:2005/09/25(日) 01:53:08 ID:???
>185
 任せておけってよ!
 ま、この程度で借りを返せるたぁ思っちゃいねぇがっ!

 まだだ、まだ撃つなよ・・・・・・
 砲撃ってな、ひきつければひきつけるほどいいんだよ!
(森林地帯の塹壕に、機体を隠していたチンピラ以下養成所ジェガン隊。
 静かに狙いを定め、そしてトリガーを引き絞る!)
 
(ただの一撃で、アッシマーの一機に撃墜判定が下った。
 いかなジェガンとはいえ、改良され続けてきたのだ。
 まして、大型のmsである。内部容積が巨大な分、
機体の発展する余地は大きかった、ということだ・・・・)
 
 一機、やったぜ!
 
 だが・・・・・・なんだ、あいつら!腹に、なんか下げてやがるっ!
 映像解析・・・・・・っ!!
 
 な、なんつうもん下げてやがるっ!!
(チンピラは驚愕した。
 アッシマーが搭載しているのは、大型対地焼夷弾「ハイパー・ナパーム」。
 模擬弾であるから、実際に威力を発揮することはないにせよ。

 かつて、グリプス戦役の折、ダカールにおいて運用された本兵器は、
直径3キロの破壊半径を誇り、3000度の炎で持って範囲内の
全てを焼き尽くした。
 
 ガモフ・バクーニンは、この演習において、本気でnzを壊滅させようと
しているかのようだ・・・・・・!!)
 
190企業軍大尉@クロスボーンX1:2005/09/25(日) 01:56:36 ID:???
>183カトリ
無論、ビームシールドが頭部バルカンに抜かれるはずは無い
振りぬいたザンバーをそのままに、シールドを解除
「もらっ――た!」
ブラインドマーカーで、カトリ機の頭部を吹き飛ばさんと
その左拳を振るう

グレネードの出力に、すでに限界であったシールドジェネレータが停止する
そこに入るのはBチームのライフル、破壊の光が3機のうち二機を貫き
残る1機の右腕をもがれた
アルファチームはほぼ壊滅、ぎりぎりで生存した残る一機も後退していく
入れ違いで後方のベータチームが前進、まだ完全にオフェンスとディフェンスは入れ替わっていない
どうやら彼らは、ベースボールをやるつもりは無いらしい
191ちんぴら@ジェガン:2005/09/25(日) 01:57:33 ID:???
>188
 ・・・・・・やべぇ、こいつら、まじでヤベエ!
 ハイパー・ナパームだ!戦術核クラスの威力がある
ナパームなんぞ携えてやがる!
 こんなもん、防衛ラインに落とされたら、ただじゃすまねぇ!
 とっとと撃墜ししまってくれっ!!

 くそっ!!
 頭の上をぶんぶん飛ぶんじゃねぇっ!!
 
 があああああああ!!
 アンチビームシールドが一撃で大破判定だぁ!?
 あいつらどういう出力のビーム装備してやがるんだ!
 判定が狂ってんぞっ!!

(悲鳴のような通信が入ってくる。
 そして、その数秒後・・・・・アッシマー隊が、アズフィート機の
射程に収まる。
 ・・・・・・なるほど、腹部パイロン下に、二つの爆弾を抱えている。
ハイパー・ナパーム。ティターンズの圧制の象徴。
 地球を守るためならば、地球をも焼き払う狂気の集団、その
象徴のごとき兵器・・・・・・

 そんなものを搭載しているためだろう、推力強化しているにもかかわらず、
爆弾を抱えたアッシマーの動きは鈍い・・・・・・

 しかし、無論護衛はついている。
 6機の爆弾を抱えていない護衛のアッシマーが、やや遅れて
アズフィート機を発見、進路を変更し始める!)
192神父@アポカリプス:2005/09/25(日) 02:00:28 ID:???
>187
(通信)
 心配はいらん。峰打ちにしておく。

(跳躍。
 その速度あまりにも早く、それはもはや飛翔に近い。
 両手の闇と光が、ものすごい勢いで伸びていく・・・・・・
 豪!
 流れる二本の刃が、切り込んでくるzめがけて振るわれる!)
 
 シャイニング・アンド・ダークネス!
 闇と光の乱舞剣・・・・・・切り返せるか!
193物静かな教官@グレイ・ガスト:2005/09/25(日) 02:01:01 ID:???
>186^ アッシマー
「…三機しか食いついてはくれんか……」

<通信>
「アストレイ隊、進行しつつあるアッシマー隊に制圧射撃!
 当てなくていい…面制圧だ、教えたとおりにやれば…大丈夫だ。」

(掌のビームシールドを展開、直撃コースの^一撃を相殺する。
 …一撃で、ただの一撃で回線が焼きついた。^
 これでは、なかなかどうして…キツそうだ。)

<通信>>アークエンジェル
「敵可変MAの火力・速力は非常に強大。
 こちらの兵力では正面からでは太刀打ち出来ん、
 そちらに進行した分はそちらで対処してくれ^…オーヴァ!」

「…よし…!」
(アスト^レイ隊の制圧射撃が途切れる。
 あらかじめ決めておいた突撃のタイミングである。

 直情のアッシマーに向けて、飛翔!
 既に刀は抜き放たれている、トップスピードには程遠いものの、
 ガストの圧倒的な加速が生み出す刺突の威力は、強烈…^ッ!^^)
>190
「はい。ご苦労さんっと。」

(先ほどとは打って変わって素早い動き。
 まるで、頭部へ向けての攻撃が分かっていたかのように、
 足を前後へ大きく開き、腰を沈め
 相手の攻撃の下へともぐりこむ)

「んじゃ、これで終わりにさせてもらおうか。」

(その肉薄した状態から、肩へと担いだままのビームバズーカを
 無防備な腹部へとぶちこんだ。)

「やった!!」

(敵機を撃墜した事に調子の乗ったBチームが
 そのままビームライフルを打ち込みながら
 深く切り込んで行こうとする。
 Aチームが散発的にビームライフルやバルカンで援護が入っているとしても
 少々危険な行為である)
195ぽややんな教官@「Pioneer」 ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 02:10:37 ID:???
>191
通信は聞こえている。アッシマー隊の挙動も既に捉えている。
動きが鈍いならば、行動は一つしかない。
脇構えで操る長い獲物を爆撃機に向け、その狙いを定める。
明らかに長距離戦を意識した獲物でありながら、護衛役の接近を厭わない行為だ。
「────墜ちろ」
トリガーが二回引き絞られる。
無造作に思えてその実、周囲の気流さえ読み解いた上で必中の機を突く二発。

火を噴いたフォールディング・ロングライフルを軽く構え直し、
その双眸が既に迫った護衛役達を確かな自信と共に見返す。
告げているのだ、「さぁ来い」と。
196Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 02:10:50 ID:???
>192アポカリプス
「ああ、峰打ちなら安心
 …………出来るかぁ!」
脚部メインスラスターを前部に展開し、急減速
アポジモータと翼のAMBACを応用し、すり抜けるように回避していく

だが、相手はあのヨハネ・エゼキエル
闘気の剣が右翼をかすめてゆく
「右翼損傷判定……! 
 ていうか本当に判定!?」
続けていくうちに余裕が出来たのか、ビームカノンを連射する
197アッシマー×2:2005/09/25(日) 02:11:25 ID:???
>193
アークエンジェル
「了解!
 椿機から報告あり、敵モビルアーマーは広域破壊兵器を搭載の模様!
 繰り返す、広域破壊兵器を搭載の模様!
 地上多点観測システムから、敵機の目的は貴機に対する遅滞防御に
在り!
 ・・・・・・
 敵戦艦、発砲!!」

ガモフ
『よし・・・・・・海岸を焼き払え!』

(グレープショット・・・・・・放たれるのは、大口径の拡散弾頭。
 雨あられと降り注ぎ、次々に地上で爆発していく・・・・・・
 無論シミュレートされた映像だ、現実ではない・・・・・・!
 だが・・・・・あれをあのまま放置しておけば、大事に触る!
 
 アッシマー隊はアズフィート機が迎撃に向かったようだ、
アズフィート機と共同戦線をはるか、あるいはアッシマーを撃破の
後、迫る戦艦群への迎撃を行うか・・・・・・

 そうしている間にも、アッシマーはすさまじい速度で蛇が水中を
泳ぐような生物的機動で迫る!
 制圧射撃を弾き返しながら、猛烈な勢いで・・・・・・
 体当たりで弾き返そうというのか!
 
 だが、その速度が命取りとなる・・・・・・刃はたやすくアッシマーに
のめりこみ、それを両断。
 装甲が倍加しているにもかかわらず・・・・・・
 恐るべきは、ガーベラストレートのさえた刃と、グレイ・ドールが
剛剣技!!
 シミュレーション映像とはいえ、あまりにも壮絶な光景に、残る
アッシマー二機のパイロットは息を呑む。
 だがそれも瞬間のことだ。
 即座に敵せずと判断したか、不規則奈良線を描きながら急上昇、急降下!
えぐりこむような機動でアストレイ隊へと襲いかかり、ビームライフルを放つ!
 いな、もはやそれは艦砲のそれに匹敵する大出力っ!!)
 残る
198企業軍大尉@クロスボーンX1:2005/09/25(日) 02:17:35 ID:???
>194カトリ
ブラインドマーカーが届く、完璧なクロスレンジ
それは間違いなくクロスボーンガンダムというMSにとって
もっとも得意とする領域、無論そこから放たれる攻撃は必殺でしかありえない

「な、にぃ!?」

だが男は更なる懐に潜られ、そして撃たれた
それもビームバズーカというこの距離においては絶対的不利な武装で、だ

「脱出は、間に合わない!」
油断したわけではない、性能に大差があったわけではない
故にコレは
単純な実力の差

大破判定を受け、後方に倒れるクロスボーンガンダム
しかしベータチームの攻撃はやまない
既にリーダーの移行は、大尉の撃破を持って済んでいたのだ

ベータチームは一定の距離を取り、回避しながら散発的かつ的確に射撃を行う
狙いは全てAチーム、Bチームは回避するだけで攻撃しない
199通常の名無しさんの3倍:2005/09/25(日) 02:18:53 ID:???
>195ぽや
(超大威力を誇るハイパー・ナパームは、それゆえにあまりに重い。
 そのようなものを二発もつんだアッシマーが、まともな機動を取りうるはずもない。 
 瞬間、空間をひらめいた二条の輝きが、アッシマーを貫き、ハイパー・ナパームもまた
吹き飛ばす!
 空中に咲いた大輪の業火、周囲のアッシマーをも揺るがしている・・・・・・
 シミュレーションとはいえ、いかなる花火も及ばぬ輝きを、この真昼に見せるのだから、
強烈なものだ。
 
 護衛のアッシマーの群れが、
 鎌首をもたげる蛇のような機動を取る。
 プガチョフス・コブラ。戦術機動の古典。
 しかしそれをアッシマーがなすならば、それはまさに毒牙秘めたコブラを
思わせる圧倒感!
 一気に上空に舞い上がると、急激にひねりこみながらダイブしつつ、ビーム砲の
猛射を浴びせてくる!戦意には事欠かぬようだ、鉄壁アズフィートと知りつつ、
恐れもせずに接近してくる!
 正面、12時、3時、降下した後突き上げるように4時から、
遅れて波を描くような機動で6時から、今ひとつたちを切り下げるような鋭さで
11時方向から!)
 
200物静かな教官@グレイ・ガスト:2005/09/25(日) 02:20:26 ID:???
>197 アッシマー
「…艦砲射撃か……だが!

 今はコイツらを抑えんことには、どうにもならん…!」

<通信>アストレイ
「各機、ブロークン・F・ランニングの要領で交代しろ。
 アッシマーの斜線から外れている物は…後退を^援護しろ、
 狙う必要は無い、当てても構わんがな…!」

(空中にそのまま静止、降下していくアッシマーの姿を見やる。
 右腕に携えたビームマシンガンの出力なら…どうにかなるだろうか?)

(まず一機、複数の予測進路上にビームマシンガンの砲射開始!)
201アポカリプス:2005/09/25(日) 02:24:28 ID:???
>196 
 この乱撃を、かわすか。
 良い機体を手に入れたようだな・・・・・・良い翼だ。
 
 だが・・・・・・
 このアポカリプスにも、翼が在ると知れぃ!!

(その背から瞬く間に生え伸びる、4条の光翼!
 アポカリプスを覆い包むように閉じ、ビームカノンの射撃を
ことごとく受け止める!)

 すさまじい出力だが、あたらなければどうということはない・・・・・・!

(だが。瞬間・・・・・同じ箇所を直撃したビームが、光翼を
貫く!瞬間左手の輝きで、ビームを弾くが・・・・・・
 その指が、はぜはじけ飛ぶ!)
 
「イフリート」そして、シャイニングフィンガーをもってしても
はじけぬ砲か!
 それが貴様の、「決意」なのだろう?
 
 面白い! 
 全力を持って、当たらせてもらうっ!

(その掌を突き出し、追い討ちをかけるがごとくに放つは無数の光弾!
 その速度、その制圧力、ガトリング・ビーム砲に匹敵するか!)
>198
「はい。終わりっと。
 んで、つぎー!」

(ベータチームへの側面へと回り込みつつ、
 左手に携えたビームライフルを弄ぶように
 器用にくるりと回しながら、打ち込んでいく。
 そのいかにも遊んでいるような態度とは裏腹に
 狙いは非常に正確だった。)

「俺たちだってやれば出来るんだ。
 訓練の成果をみせてやる!!」

(Bチームはそのままビームライフルを打ち込みながら
 果敢というよりも無謀に相手の懐へと飛び込んでいく。
 相手の機体の最も得意とする格闘戦のレンジ内へと。

 Aチームは弱っている所を狙い撃ちにされている。
 援護の手を止め、回避行動に専念するが
 お互いの動きを把握しきれておらず、
 お互いに接触し、バランスを崩したところを撃たれ
 両機とも撃墜判定。
 Aチームがこれで壊滅となった。)
203アッシマー×1:2005/09/25(日) 02:30:03 ID:???
>200
(直撃はしている、装甲も溶かしている、何発かは内部に
飛び込んでいるはずだ、だが、アッシマーは依然機動を続けている!

 アッシマーというものは、おそるべきタフさを誇る
巨人として生み出されたもの、しかし改良を経てその
タフさは数倍に及ぶか!
 
 まったく通じない・・・・・
 しかし、そう思われたせつな、不意に推進剤爆発を起こし
炎上、墜落していく・・・・・・
 そのまま地上に落下、大爆発を起こして残骸を撒き散らしながら
クレーターを作った。
 残る一機が、反転しながら突進してくる!
 ms形態・・・・・・白兵戦を挑むつもりか!)
204ぽややんな教官@「Pioneer」 ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 02:30:21 ID:???
>199
「ふ──」
知らず呼気を吐く。その瞬間に全てを見据え判断する為の癖だ。
そして吐いた分の息を吸い込んだ後に訪れるのは、肺を押しつぶしかねない高機動による高G。

足裏のスラスターが一度火を噴き、空に有りながら跳ぶ様な機動。
そして直後には連続して飛来する光条の隙間を縫う曲芸機動が始まる。
だがそれは「回避」ではなく「機動」。戦術上の優位を得る為の動き。
最接近したアッシマーに向かい自らも進む。
各機の機動が集中する先に留まる道理は無いのだから。

そして虚実すら見切れぬ機動がアッシマーの目前に迫り、
すれ違う一瞬に合わせその背を殴る様にして、左手盾に内臓されたビームランチャーが放たれる。
205Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 02:32:50 ID:???
>201アポカリプス
「ミノフスキードライブ!?
 なんて、出鱈目」
そう言ってため息をつく

「けどね、こっちも負けてやるつもりは皆無
 私には、プライドがあるんだからぁーーー!」

全速で制圧された空間を機体ごと離脱させる
そして再びパワースライドして旋回、今度は真上から迫った

「名づけて、ゼロタイムアタック!」
機体を加速させたまま変形、ビームサーベルを抜刀して
十文字に切りつけた
それはMFに接近戦を挑むという無謀にして、唯一致命傷を与えうる“奇策”
206物静かな教官@グレイ・ガスト:2005/09/25(日) 02:38:57 ID:???
>203
「(…出力を向上させたのは正解だったな…)」
<通信>
「アストレイ隊、お前達は後退して遊撃戦を展開しろ。
 予定より早いが、どうやらあの男[ガモフ]、本気らしい…!
 ここに残っても構わんが、船を沈めたい限り…艦砲射撃が来るぞ!」
「「「「「「了解!」」」」」



「…さぁて、企業軍のエース、か。
 ハイパーナパームとは恐れ入るが……本当に遣われても困るんでな。


 …全力で否定させてもらおう、その戦い方も、戦法も…!」
(銃器を、廃棄する。
 手に残っているのは、只^一振りの刃のみ。

 突進するアッシマーの鼻先に、右腕で^払うように一振り。
 そして恐らくはそこに居るであろうアッシマーに対して
 胸部ビームショットガンの一斉発射。
 更には左掌部ビームシールド展開、思い切り殴りつける。)
207フリントチーム:2005/09/25(日) 02:39:27 ID:???
残存戦力
ベータ3機、ガンマ3機

>202カトリ
「くぅ、まだやられてやるわけには!」
シールドユニットは既にオーバーロードを起こしている
回避行動を取るが、一機がカトリの犠牲になった

そしてそこに飛び込んでくるBチーム
普通ならそこで壊滅だが、残る二機のフリントは
ビームザンバーで、まるで居合いのように
Bチームの機体へと薙ぎ払った


そのタイミングに呼応するように、不動だったガンマチームが動いた
EWAC装備機とキャノンパック装備機二機から編成された部隊
インレンジでは決して協力ではないが、アウトレンジならばその性能を遺憾なく
発揮できる

EWAC機によるカトリ機の補足、そこにキャノン機二機の砲撃が合わさり
カトリ機を、正確無比な自己鍛造弾の嵐へと巻き込んでいく
208アッシマー×5:2005/09/25(日) 02:43:45 ID:???
>204
(企業によって改良が加えられたアッシマーの航空機動特性は、
旧来のmaに懸絶する。
 6機のアッシマー、その蛇が絡み合うようで、しかし相互の
射界を犯さず、なおかつ敵の回避を妨げるその機動・・・・・・
何人たりとも、防ぐことなど不可能に見えた。
 圧倒的な猛射、大木よりもなお太く、太陽よりも光り輝く
破壊の光柱が、新たな世界を開拓せんとする意思など、一顧だに
せず滅ぼすように見えた・・・・・・
 だが、直撃するはずのビームは遠く空を切り、次々に虚空に
走るのみ。その光芒に輝くモビルスーツは、静けさすら感じるほどの
優雅さ、しかしいかなる刃も及ばぬ鋭利さで、たやすくアッシマーの
背後を捕らえる。
 たたきつけられたシールドからの、ビームによるゼロ距離射撃!
 奇怪な円盤の腹から細く、しかしアッシマーのそれより輝く光が
突き抜ける・・・・・・! 
 一瞬の戦技、一瞬の撃破!
 アッシマーのパイロットは、あるいはそこで避退を行うべきだったかもしれぬ、
しかし彼らとて意地がある・・・・・一機はmsに変形、ライフルを拡散モードに
切り替え、さらに広く太いビームで撃墜をはかり、別の三機は空中で
高速反転しながら照準を合わせ、一機はけん制射撃、二機が遅れて直撃を狙う!
 残る一機は、高速で上空からパワーダイブ、その質量と装甲でふきとばさんと
図る!)
>207
「隊長さんだけじゃなくて
 こっちもなかなかやるねぇ。
 それに比べてこっちは……」

(不用意に近付いたBチーム。
 その結末は非常に簡単だった。
 油断したまま一瞬で切り裂かれる。
 即座に三機とも撃墜判定。
 挽回のチャンスすら与えられる事も無く倒れ付すしかなかった。)

「ま、各自の判断でやらせてたんだから
 仕方無いっちゃー仕方ないんだが……
 一人で残ったのの全員の始末か。
 うーん。まぁ。やるか。」

(最も相手がしてこないだろうと思われる行動。
 彼等の打ち込む銃弾の嵐をそのまま素通りしているかのように
 通り抜ける事である。
 それをそのまま実行に移した。
 まるで、踊っているかのような挙動。
 銃弾の嵐のわずかな隙間を縫うように、するりと抜ける。
 もしくは、直撃かと思われるものはシールドで寸前で弾く。
 まるで銃弾の飛び交う場所が予定調和のように分かりきっているような動きだった。
 その、銃弾の嵐の中に身を置きながら更にビームバズーカを一発撃つ。
 その閃光は、飛び向かう銃弾を一部掻き消しながら
 ガンマのEWAC機へと向かって行った。
210アポカリプス:2005/09/25(日) 02:54:27 ID:???
>205
 否、そのようなものではない。

 ・・・・・・・可変ビームシールド。 
 翼にして翼にあらず、盾にして盾にあらず、剣にして剣にあらざるもの・・・・・・

 来るというならば、拒まぬ!
 
 我に痛打を浴びせられぬでは、闇の中歩み来る彼奴等を敵として
ついには防ぎえぬぞッ!
 
 しかるに、我に白兵を挑む迂闊・・・・・・おろか!愚か! 
 鉄拳を持って、制裁してくれるっ!!

(背の翼が前方に展開、高速で乱舞を開始する。
 ビームシールドは、大気圏突破能力をmsに付与させる現象から
見てもわかるとおり、空力特性を変化させうる。 
 全推進力でもって、突進・・・・・・乱舞する光の翼ではなく、
その鋼鉄の鉄拳を、全力で叩き込む!

 モビルファイターたるアポカリプスの放つその鉄拳は正しく必殺・・・・・・

 だが、その一撃が、たやすく胸部を打ち抜き、破壊し去るはずの
最強無比の鉄拳が、通らぬ・・・・・装甲で弾かれる!

 否・・・・・違う。
 装甲ではない。防いだのは・・・・・大気だ。
 ウェイブライダーの速度で突進し、msに変形したリリィのz
の機体の正面には、巨大な圧縮された大気の壁が生じていたのだ・・・・・

 その大気の壁に阻まれて、必殺の鉄拳はもはや必殺にあらず!
 次の瞬間ひらめく二条の刃!
 翼を持って受けんとするも、しかしリリィの意思の強さか、
あるいはzクロスという名の刃を研ぎ上げたものたちの意地か!
 刃は翼をなぎ払い、アポカリプスの両の腕を肩口から切り落とす!)

 ・・・・・・これはっ・・・・・・
 何たる意思か・・・・・・

 それほどの意思、それほどの覚悟。

 どうしたというのだ!その、魂の炎は・・・・・・
 何もかもを圧して焼かんばかりのその炎は!
211アッシマー×0@グレイ方面:2005/09/25(日) 03:03:54 ID:???

>206
 ・・・・・・グレイ・ドールか!
 やるやつだ、これほどやるやつか!
 養成所・・・・・・やはり、ガモフ司令の
言ったとおりか。
 追い詰めるほどに、その戦力を発揮する・・・・・・
 追い詰めるほどに何もかにかにもを守り通そうとする!
 これほどの極大戦力を・・・・・・真っ向正面、戦うとはな!
 
 こいつぁ、一生の宝だな・・・・・・
 燃えてやがる。俺ぁ、あのグレイ・ドールの本気を見ようと
してるんだ・・・・・・
 なら、俺も全力でやってやる!!

(放たれた一閃、左腕で受け止め、軌道をそらす。
 演習である、無論cpu制御で直撃はしない、しかしcg上には
確かに吹き飛んだ腕が見える。
 否、もはやそれは現実に等しい。
 彼は敵であらねばならぬ。脅威であらねばならぬ。
 刻み付けねば成らない・・・・・・脅威の存在を!
 全力を持って・・・・・・!!
 撃たねばならない敵だ!俺は!

 ビームショットガンの直撃が、胸部装甲を焼く、アッシマーの
強靭は、その恐るべき一撃を、0距離で放たれた一撃を、耐える。
 撃破判定、下らず・・・・・・まだだ、まだ放てる!
 まだ、終わっちゃ居ない!
 敵でなけりゃ、ならねえ・・・・・・
 憎め・・・・・・憎め、司令が言ったとおりに!
 やつらのように、憎んで・・・・・・徹す!
 この、一撃!
 
 残る右腕、思うさま叩き込む。
 左掌ビームシールドと、鋼の拳が交錯し、スパーク・・・・・
解け砕かれながら、かなわぬと知りながら、右拳を、えぐりこみ、
叩き込んでいく・・・・・・
 くそ・・・・・・なんで、苦戦させられねえ・・・・・
 こいつらはなんでいつもこう、こうも、強い・・・・・・
及ばない・・・・・及べないっ!!

 パイロットの意地、右腕全て砕け散り、そしてグレイガストの
左掌が胸部に到達した瞬間に、終わる。
 撃破判定。
 cgにはアッシマーが咲かせる大輪の花、
 それを見ながら生き延びる、皮肉・・・・・・

 こいつが、養成所かよっ・・・・・・
 思い知る。その、強さ・・・・・)
212Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 03:04:09 ID:???
>210アポカリプス
「誇り、なのだよ
 何よりも速く、高く、遠く、強く在れ
 たったそれだけのために込められた安っぽい誇り(チープ・プライド)
 ――それが、Z乗り(ライダー)が普通のTMS乗りとは隔絶される所以よ!」

変形レバーを引き、MSからWBへとZクロスを変形させ
その天地を逆転させる

「ついでに言うと、“強さ”の項目はMSを倒すことだけじゃあないのよ
 ―――じゃあね、おたく離れすぎよ、護衛すべき旗艦からっ!」
そのまま、燃え尽きるギリギリの角度で大気圏に飛び込んでいく
向かう先にあるのは、ブラック・フォース旗艦“ハンニバル”!
「フル加速のZに追いつけるかしら!?」
213ぽややんな教官@「Pioneer」 ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 03:05:24 ID:???
>208
精密な動きには称賛と感嘆を覚えた。
故に、それを壊してみせようとも。
「──こっちだ!!」

左の盾からビームシールドを展開しつつ自らもダイブ。
MSの放った拡散ライフルの避けきれない範囲をシールドで防ぐ。
他の三機が反転し、照準を向けるのに合わせ更にスラスターで降下速度を上げる。
その速度はもはや空気抵抗を推力で強引に突き抜けるレベルだ。
そして三機が射撃するタイミングに合わせ、可能な限りの推力を横と下へ向ける。
寸前までのパワーダイブに、今度は全力で抗う形になる。
パワーダイブをしかけた一機からすれば、パイオニアが回転しながら空に戻る様に見えただろう。
そしてアッシマーが飛び込むのは、パイオニアが居るはずの空域。
二機分の本命射撃が訪れる空域だ。

そして降下速度を打ち消しきる前にパイオニアは右手の折り畳まれたライフルを構える。
高速機動の最中に扱えるはずの無い獲物が、知れぬ内に機動戦に適したサイズに変じていた。
そして可変MSが変形を解いたとき、その瞬発力はMA形態に比べ否応でも劣る。
足元から突き抜ける奇襲が三度直線を描く。
214アポカリプス:2005/09/25(日) 03:07:59 ID:???
>212
 なんともまぁ、安く単純なものだな、貴様のプライドというものは。

 しかし・・・・・・なんと、早く。まるで、流星のようではないか。

 ・・・・・・流星の命は、儚いものよ・・・・・・

 生き急がねば、ならぬゆえんでもあるのか。

(・・・・・・意思。その、ただひとつの意思。
 それに敗れた、という実感がある。
 
 ・・・・・・どうにも・・・・・・
 怠慢が過ぎたかもしれん。 
 
 鍛えなおさねば、ならんかもな。 
 思えば、平和になじみすぎた・・・・・・

 我も、刃に立ち戻らねばなるまいよ。
 だが、まだ・・・・・・今日は。
 ・・・・・・純粋戦士、なんと潔いことか。
 ・・・・・・うらやましい、ものよなあ。
215???:2005/09/25(日) 03:09:53 ID:???
>212 リリィ
ハンニバルに向かうZクロス。
その操者たるリリィ・ハルジオンに、ほんの一瞬だけ背を押す様な錯覚が訪れる。
本当に、瞬き一つの何分の一かと言うほどの一瞬。
それが何なのか、きっとリリィにも他の誰にも分かるものは居ないだろう。
だが、彼女の錯覚には一つの感覚があった。
例えるならそれは、ささやかな応援。少女が浮かべる微笑みのような。
216ガモフ@ハンニバル:2005/09/25(日) 03:11:55 ID:???
>212
 あの「神父」を、破るかね。
 ・・・・・・おっそろしいねぇ。
 どこまで隠し玉を持ってるんだか。

 さてと・・・・・・わがマゼランは、旧式の中古もいいところ。
 あの速さ、あの強さ、直援のアルバトロスでも、防ぎきれんね。

 となれば・・・・・・
 頼みになるのは、わが脳漿、ってわけだ!
 どこまで奇術を使えるやら・・・・・・
 さてもさても、困ったもんだ。
 理屈無用に、理屈じゃ勝てないかも。
 
 ま、やるだけだけどね。

「接近中のzに、左舷対空砲火を集中せよ!
 ほかのザコどもは、アルバトロスに狩らせればいい!」

(zの進路を阻むように、ビームと対空砲火の嵐が吹きすさぶ!)
217物静かな教官@グレイ・ガスト:2005/09/25(日) 03:14:44 ID:???
>211 アッシマー
「そう、それだけが、今の俺の強さだよ。それだけが。」


(ビームショットガンのバイパスが焼き切れている。
 ビームシールドのエネルギーゲインもダウンしている。
 更には左腕各部の間接も同様である。 
 どれも、アッシマーの装甲を打ち抜く為だけに被った損害。)

「…やるじゃ無いか、機体の扱いも悪くない。
 惜しむべくは……いや……」

(…既に、戦闘能力は残っていない。
 艦に戻れば補給も受けられる、歯痒いが…それが現実だ。

 後退。)
218フリントチーム:2005/09/25(日) 03:15:16 ID:???
残存戦力
ベータ2機、ガンマ3機

>209カトリ
ベータ
「コイツ、5対1をひっくり返すつもりかよ!?
 ……っ! ベータリーダーより各機へ
 ガンマリーダーを取らせるな!」
後方から足を止めて、カトリのジェガンへと集中攻撃を加える
射線を重ねられているため、思い切り良くは出来ないが
牽制としては十分すぎる火線だ

ガンマ
「回避は……間に合わないッ!?」
「あきらめるなよ、隊長!」
EWAC機の前に、残る二機がビームシールドを展開したまま
シールドユニットを放り投げる
EWAC機が展開したものとあわせて、3枚分のビームシールドが
ビームバズーカの行く手を阻んだ

一枚目と二枚目は簡単に抜けたが、EWAC機本体に装備された
最後のシールドが抜けることはない
「こういうことが出来るって利点があるんだよ、XM-Xシリーズにはな!」
「助かったな……各機、ビームライフルを構えて移動
 十字砲火を仕掛けてやる!」
ガンマチームが移動し、5機がかりで一機のジェガンへと十字砲火を仕掛ける
219アッシマー×3(アズフィート方面):2005/09/25(日) 03:25:14 ID:???
>213ぽややん
「シールドを・・・・・・帆に、したかっ!!」

(迂闊さを呪う。
 眼前の戦闘存在は、空間に存在する全てを武装と変ずる
のではないか。
 ビームの圧力をビームシールドで帆のように受け、
異常とすらいえる速度をさらに加速させて見せる。
 その矢のような突進。 
 むしろ、好餌。
 あれほどの速度なら、回避はできまい!
 放たれる射撃、しかし、推力を瞬間に逆方向に
切り替え、機体が持ちこたえられるのが信じがたいほど
の急減速。
 飛び込んだアッシマの突進は空を切り、
 一瞬にして二条のビームに刺し貫かれる。
 次の瞬間には、ms形態に変形していたアッシマーが、
真下から、もずのハヤニエがごとく、ビームの槍に
くしざされ。
 最新鋭が、わずか数秒で3機撃墜・・・・・・
幻に過ぎぬシミュレーション映像、最悪の幻像。

 蜃気楼・・・・・・あのモビルスーツは、本当に
存在するのか?

 否・・・・・・あれほどの戦力が、本当に
この世に存在しうるのか?
 
 勝つすべは・・・・・勝つすべは!

 ・・・・・・・っ!!!

 全速力で、避退していく。
 アズフィート機のはるか上空。
 パワーダイブを仕掛ける二機の機影。

 退避していた爆撃部隊、そのうちの二機が全力で上昇し、
位置エネルギーを蓄え・・・・・・落下という形で
それを開放した・・・・・・!
 くだりであれば重量は関係ない、最大限に加速できる!

『護衛たちの敵は討たせてもらう・・・・・・
 炎の海に、焼かれて沈めッ!!』

(パイロンから、合計4つのハイパー・ナパームが切り離される。
 アッシマーが全力推進することによって加速された
4機の恐るべき爆弾は、アズフィート機の周囲で炸裂するだろう・・・・・

 爆発まで、わずか1秒を残すのみ!
 
 されど・・・・・・一秒!)
220カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 03:26:27 ID:???
>218
「あ、んーもー。
 メンドクサイな。
 一気にやっちまうか。」

(未だ、銃弾の嵐の中へと身を置き
 それらを全て防ぎ続ける。
 その中の一瞬の合間を縫って
 フリントチーム全員へと通信を送った)

(通信)フリントチーム
「行くからかわせよ?」

(その通信が相手に伝わりきるか否かのタイミングで
 その場で左足を軸に一回転する。
 その、回転の間に幾度も光を放つ。
 ビームライフル七発ととビームバズーカ一発の複合射撃。
 一回転するわずかな時間で五機全てに
 何かしらの攻撃を浴びせ掛けていた。)
221ガモフ@ハンニバル:2005/09/25(日) 03:28:36 ID:???
 港湾部防衛ライン、打通・・・・・・


 ・・・・・・残存戦力、50パーセント?

 ・・・・・・敵も味方も、もうめちゃくちゃだな。
 しかし、あの・・・・・弱兵で知られた、nz軍が、
思った以上に粘るねぇ・・・・・・

 養成所、か。
 あれだけの真似をされたなら、男だったら燃えてくる、ってもんかね。

 だけど・・・・・・ねぇ。
 そんだけじゃ、だめさ。
 
 砲撃を、市街地に向けろ!

 

 
 さてと・・・・・・


 それじゃ、行こうか。

222Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 03:30:20 ID:???
>215???
自然と、顔がほころぶ
なんか背中がこそばゆいなぁ、なんて思ってみる
「ありがと」
その感覚に返す言葉はそれだけ、まぁ十分なのだよ
「それじゃあ、行きますか!」
機体、上下反転

>216ガモフ
「対艦ミサイル無し、右翼無し、Eキャプは味噌っかす
 ……これは体当たりでもしろって暗示かしらん?」
エアブレーキで減速しつつ、同時に加速して機体のバランスを取る
「ちっ、このままじゃ攻撃適正速度にした瞬間失速する!
 だったら、これで!」
さらに加速、音速を超えたままで、対空砲火の届きにくい
ハンニバルの下部を、超音速で通過する

ただそれだけの行動、しかし大気圏内における現象が一つの爪を生み出した
ソニックブーム、超音速が出せるMAにのみ許された、文字通り空気すら引き裂く牙!
223ちんぴら@ジェガン:2005/09/25(日) 03:30:44 ID:???
>221ガモフ
 ・・・・・・やりすぎだろう!
 あいつら・・・・・市街地に、砲を向けやがった!

 ・・・・・・こんの野郎・・・・・・っ!
(激戦に告ぐ激戦。もはや残弾皆無・・・・・・!
 だが・・・・・・燃え盛る怒りは、どうにもこらえられぬ
ものがある)

 たとえ嘘だろうが・・・・・・そいつが、軍隊のやること
だってんなら・・・・・・
 この俺がっ止めっ・・・・・!!

(瞬間。椿は、頭上が光に染まるのを見た。

 椿機、撃墜判定・・・・・・)
224ガモフ@ハンニバル:2005/09/25(日) 03:37:45 ID:???
>222
 ・・・・・・悪いな。そいつは・・・・・・
 計算どおりだ。
 
 このハンニバルは、大気圏に突入できる・・・・・

 mクラフト、全力機動!緊急上昇!
 2秒後に最大速力で推進!!
 補助翼展開! 
 ウェイブ・ライドをかけるぞ!

 レーザー通信、射撃データ送信開始!
 アッシマー、および本艦の索敵データを元に!
 地上への制圧射撃を開始せよ!

(そう。それしかない。それしかないからこそ。
 執念の一撃は、読まれ・・・・・・そして、逆用された。
 マゼランの両脇から、斜め下方向に突き出す三角翼。
 ウェイブ・ライド・・・・・・
 強大な戦艦の推進器が炎を吹き、猛烈な勢いで
加速を開始するハンニバル!
 
 そして・・・・・リリィ機の直上から、恐るべき出力の
ビームが降り注いだ・・・・・
 天蓋を見通せるなら、そこに無数の竜を確認できただろう。
 ドッゴーラ隊。
 
 ガモフが伏せ札が、今開かれる・・・・・・
 
 椿をなすすべもなく滅ぼし去った悪魔の光・・・・・・
偽りとはいえ、圧倒的な質感を持ってzに襲い掛かる!)

・・・・・・
でも・・・・・・

正直、突っ込まれたら、アウトだったな。
実際、突っ込みかねない機動だったよ、ありゃあ。

どうしたってんだ、あの人。
 ・・・・・問いたださなけりゃ、ならんかもねぇ。
225フリントチーム:2005/09/25(日) 03:41:07 ID:???
残存戦力
ベータ2機、ガンマ3機

>220カトリ
「な」
「んだとぉ!?」
両チームのリーダーが驚愕すると同時に、その嵐は巻き起こった
迫るのは8発の閃光、受けるのは五機

ベータリーダー、コクピット付近への直撃弾で大破
ベータ2、既に大破
ベータ3、ジェネレータに直撃を受け中破、頓挫する

ガンマリーダー、EWACシステム大破
ガンマ2、3、右腕およびキャノンパック脱落停止、戦闘能力剥奪

「嘘だろ……あんな一瞬で
 ダム、これ以上はやれないな
 ……ガンマリーダーより各機へ、全機後退する」
「ベータチームはどうするんですか!?」
「全滅だ、EWACシステムが破壊される直前に捉えている
 アルファも隊長もやられた、俺たちの負けだよガンマ3」

リーダーを前面において、撤退を始めるガンマチーム
226アークエンジェル@操舵娘:2005/09/25(日) 03:43:32 ID:???
 ったく・・・・・・!
 ドッゴーラなんてものまで・・・・・
 
 ・・・・・・艦隊を突っ込ませて、迎撃を地上に集中させたのは、
ドッゴーラ隊をぎりぎりまで隠匿するため!?
 
 ・・・・・・味方まで犠牲にして・・・・・・汚いっ!
 
 ・・・・・・ヴァリアント砲撃による、迎撃を具申します!

(具申は直ちに通る。成層圏の向こう側、そのはるか遠くにまで届く
射程を誇るがヴァリアント。
 恐るべき砲火が、ドッゴーラ隊へと襲い掛かる!
 一機、二機、徐々に数を減らしていくドッゴーラ・・・・・・だが)

『敵機、接近・・・・・・!黒いモビルスーツ・・・・・・早い!』

 イーゲルシュテルン、迎撃急いで!


『だめです、弾かれます!』

(次の瞬間、ブリッジ直前に突き出されるは、刃)

 戦艦なんて、脆いもの。脳髄を絶てば、もう戦えない。
 機動性を過信しすぎましたね。

(・・・・・・単機、無数のピケット・ラインをかいくぐり、アークエンジェルを
制圧するは・ブラック・ウィドウ・・・・・・フミ・サカグチ。

 アークエンジェル、艦橋を破壊され、無力化判定・・・・・・)
227Z乗りの教官リリィ@Zクロス:2005/09/25(日) 03:45:35 ID:???
>224ガモフ
「ドッゴーラ部隊だなんて……
 絶対NZの戦力じゃあないのだよ、コレ」
既に撃破判定を受け、MS形態に変形して地上に落下していく
「あは、やられちゃったのだよ〜」




「……シミュレーションモード、解除




 やっぱり右翼もげてるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?
 アンの極悪神父ぅぅぅぅぅう!」
228カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 03:48:51 ID:???
>225
(撤退行動を開始し、下がり始める相手へと通信を送る)

(通信)フリントチーム
「いやー。なんか反則臭い真似しちまってすまんね。
 でも、実戦だったら負けたら死んじまうわけだし
 手段は選んでられないわけだ。
 で、その状況判断の速さと確実さもお見事。
 感服に値するよ。
 そうそう。自己紹介を忘れていたな。
 俺の名前はグカーイル=カトリ。
 今度会う時はタブン味方だろ。
 そんときゃよろしくな。」

(軽軽しくもフレンドリニーに話し掛けた)
229ぽややんな教官@「Pioneer」 ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 03:50:42 ID:???
>219
一秒。
時計が一度音を鳴らす間隔。
セシウム原子一三三の基底状態の二つの超微細準位間の遷移によって発する
光の振動周期の九一億九二六三万一七七○倍の時間。

── それだけ有れば十分

ダイブしつつ直下の海面に右のライフルを撃ち、その最中に四発のナパームは爆発。
最速で迫る爆炎に左手のランチャーを合わせその流れでシールドを展開。
だが戦術核級の業火がその程度の小手先で防ぎきれる筈も無く、シールド範囲外の部位が欠損判定を受ける。
そして熱が機体を蝕み、あと一歩で撃墜かと言う時に白い守りがパイオニアを包む。
ビームを撃ち込まれて海面が起こした小規模の水蒸気爆発だ。
決して温度の低い存在では無いが、爆炎に比べればぬるま湯に近い。
そして何よりその比熱は熱のダメージを一歩和らげてくれる。
そしてパイオニアはそのまま海中へ。
無傷では無い。むしろ戦闘続行さえ危ういレベル。

だが、まだ戦える。
230グェネビア@ソア・キャノン:2005/09/25(日) 03:51:31 ID:???
・・・・・・
ガモフさんって人、意外とやる・・・・・・・
でも・・・・・・位置がわかっているなら、感じられるっ!
 この間合いなら・・・・・・はずさないっ!!!

(生き残ったわずかなソア・キャノンに取り付く、一機のジェガン。
 射撃指揮所に射撃データを送信し、ソア・キャノンによる対空射撃を
再開する!
 
 ニュータイプによる対空射撃管制。
 すさまじい、のレベルを超していた。
 ドッゴーラは射撃エリアからの退避を余儀なくされ、
地上への猛攻はやむが・・・・・・
 しかし、アークエンジェル無力化、さらにはms多数撃墜。
 攻撃側、防御側ともに損害多大。
 艦砲射撃により、市街地内に配置された対空陣地も破壊されつつある。
 しかし、ブラック・フォースの艦隊もまた、養成所部隊がその主攻を
ひきつけたがゆえに、nz軍・企業軍のジェガン隊、tms残存部隊の
猛攻により多大な損害をこうむっていた。
 ブラックフォースもホワイトフォースも、もはや全滅を通り越した
段階で戦いを繰り広げている。
  
 つまるところ・・・・・・この戦いの決着は。
 養成所。
 そして、第101機動連隊に、ゆだねられている。 
 そう言っても、過言ではなかった・・・・・・)
231カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 03:52:00 ID:???
>ホワイト・フォース部隊
「こちら地上大72中隊。
 敵機を撃墜するも、こちらも7機中6機と被害甚大。
 救助部隊を要請する。
 それと、現在状況を知りたい。
 簡単で構わない、現在状況の教えてくれ」
232ふくかん@ブラック・ウィドウ:2005/09/25(日) 03:56:37 ID:???
>277
(アークエンジェルを撃沈した後、上空で状況を俯瞰する女が一人)
 ふーん、爆撃部隊は75パーセントが損耗・・・・・・

 
 ・・・・・・養成所にひきつけられすぎましたねぇ。

 ・・・・・・かといって、放っておいても、側面攻撃を
かけてくるのは疑いない。一機で中隊に匹敵するって言うんだから
いんちきですよねぇ。

(通信;リリィ)
 あれは、穏健派の部隊ですよ。 
 容赦するつもり、なかったので♪

 さーてと・・・・・・それじゃ、あたしはもーちょっと暴れてきますね。
(・・・・・・養成所教官系のmsとの正面戦闘を避け、nz軍や企業軍の、
それも錬度の低い部隊や、隙を見せたアークエンジェル、赤毛隊を狩るその
スタイルは・・・・・・
 いってみれば、イビリに近い。
 
 ・・・・・・フミ・サカグチ、24才。戦場においては、いくらでも
卑怯にも邪悪にもなれる女・・・・・・

 ある意味、神父よりよっぽどたちが悪いといえよう)


 
233アッシマー隊:2005/09/25(日) 03:58:09 ID:???
>229
 ・・・・・・殺ったな。

 ・・・・・・あの、鉄壁アズフィートを、俺たちが。
 
 ・・・・・・だが・・・・・・
 後退するほかあるまいな。

 ・・・・・・目的は、果たせたのだろうか。
 ・・・・・・果たせたのだろうな。
 この情景。地獄、そのものだ。
 
 あの司令官が、告げたとおりに。
234企業軍大尉@クロスボーンX1:2005/09/25(日) 04:03:13 ID:???
>228カトリ
「ああ、お前みたいなヤツ味方じゃなきゃ困る」
返事をしたのは、通信をした相手ではなく
さきほどから倒れている隊長機のクロスボーンX1
「幾ら新型とはいえジェガンでそこまでやられるとはな
 ………グリフレット、ヘンリー・グリフレット、階級は企業軍大尉だ
 味方だというならそれで良い、また会おうカトリ」
そう言って、男は通信を切った
235ぽややんな教官@「Pioneer」 ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 04:04:37 ID:???
>233 アッシマー
機体に一度吹かせてみた。
意外ではあったが、シュミレーターモードのままでも機体は推力を生じた。
海面から浮上するまでの僅かな猶予に、機体の各部チェックを行なう。
推力は背面のメインスラスターと左脚部の二カ所。腕は右腕のみ。
武装はフォールディング・ロングライフルが折り畳んだ状態でのみ可。
各種センサーは補助光学のみ有効
あれだけの攻撃を受けてこれだけの戦力が残っている。
それはぽややんに喜びの一念を与えた。我ながら良くやるものだ、と。

「それじゃあ、まぁ、もう少し頑張ってみようか?」

少し強くペダルを踏み込む。
十分戦闘に足ると判断できる加速度でパイオニアが海面から飛び出した。
236カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 04:05:41 ID:???
>234
ヘンリー・グリフレットか。
ああ。覚えておくさ。
倒した相手は覚えて置くようにしているからさ。

(と、胸中で呟いた)
237ホワイト・フォース司令部:2005/09/25(日) 04:05:43 ID:???
>231
(しばらく、通信がつながらない。
 30秒ほどして、第4機甲ms旅団の司令部に通じる)

 総司令部、敵砲弾の直撃を受け、沈黙!
 ただいまより司令部機能は本旅団司令部が代行します!

 アークエンジェル、敵msの攻撃により艦橋破壊、戦闘不能!
 第42養成所モビルスーツ大隊、ドッゴーラによる地上掃射を受け、全滅!
(羅列、羅列。損害の羅列。
 全滅、壊滅、戦闘力喪失、という言葉が次々に連ねられていく)

 損害増えました!
 ソア・キャノン対空陣地、マゼランからの艦砲射撃を受け、完全に沈黙!
 敵艦隊残余マゼラン級六隻およびms少数!首都に向けて進撃中!
 これより本旅団は敵艦隊への迎撃に移ります!

(恐るべきは、これほどの損害が出てもなお、組織的戦闘が継続されている、
という点にあった。指揮機能が移動されるまで、わずか30秒。 
 しかし、もはやその司令部の機能を果たしているのは、師団ですらない。
 
 敵も味方も、なにもかにもが・・・・・・死んでしまうような。
 現実では、ありえないような戦闘。
 後退するべき場所もなく、首都めがけて驀進を続ける第101機動連隊。
 もはや占領など不可能な戦力なのに。まるで、人間をただただ蹂躙するが
ために進撃を続けるようにも、見える)
 
238カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 04:09:00 ID:???
>237
「了解。こちらも首都へと向かう。」

(そこでひとまず言葉を区切り、次の言葉を紡ぐ)

「で、一つ質問だ。
 この演習の終了となるのはどういう時だ。
 どちらかが降伏をしたときか。
 それとも……一機残らず叩き潰した時か。
 返答を頂きたい。」
239アッシマー隊:2005/09/25(日) 04:10:01 ID:???
>235
 後方に・・・・・

(驚愕した。
 生き延びていた。あの煉獄を。
 ありえるはずがなかった。
 撃墜判定は確実だろうに。
 
 なのに、cpu統裁官は、撃墜判定を下さなかった。
 すなわち、アズフィート・クラウンは、まだ戦える・・・・・
 このシミュレーションを生き延びる。すなわち・・・・・・
仮に実戦であっても、生き延びる、ということだ!)

 不死身・・・・・・か・・・・・よ・・・・・・!!

(驚愕しながらも訓練によって叩き込まれた習慣が、機体を振り返らせようとする。
だが重い。あまりに機体の反応が重い。
 いや、重いのではない。アズフィート・クラウン、その神技を、その機動を
目にするならば・・・・・・アッシマーとても、重く、かつ、重くしか機体が
動いてゆかぬ・・・・・・
 一瞬は、一秒に。一秒は、一分に。一分は、一時間に。
 感覚だけが加速していく中、そのモビルスーツに対してアッシマーは現実の
速度でしか動かぬ・・・・・・)
240司令部代行:2005/09/25(日) 04:12:46 ID:???
>238
 はい。その点に関しては・・・・・・

 統裁官に伺わないと・・・・・・

 もう、正直両軍ともに、戦闘能力を失っていると判断しても良いと思うのですが。
 ・・・・・・


 殲滅?

 ・・・・・・うそ・・・・・・そんな戦争、あるわけない・・・・・!
 
241カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 04:15:57 ID:???
>240
「もう一つ。尋ねてくれ。
 この演習は何と戦う事を想定しているのか。
 降伏勧告のひとつもこちらもださなきゃ相手も出してこない。
 そんなんは戦争じゃない。
 ただの虐殺だ。」
242ぽややんな教官@「Pioneer」 ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 04:17:12 ID:???
>239
彼らの感覚の中でその動きはどれほどの時間がかかったのだろう。
パイオニアが右手を上げて、ライフルを構え、そのトリガーを引くまでの間に。
その動きを見切れただろうか?
その挙動が掴めただろうか?
それが適ったならば、この模擬戦に参加した意義もあると言うものだろう。
彼の境地の一端でも、伝えられたのならば、それで。

「ま、油断大敵……と言うのには酷だろうけどね」

そして光条が迫る。
243ふくかん@ブラック・ウィドウ:2005/09/25(日) 04:20:34 ID:???
>238
(通信)
 それにかんしちゃ、あたしが答えておきましょうかね。
 
 殲滅、といいましたし、たぶん、それも時間の問題でしょう。
 
 ・・・・・・

 予想より、遥かに・・・・・・ひどい結果になってます。

 ・・・・・・やっかいですよ。本当に。
 まったくもって、厄介です。
(ため息混じりに、そう告げる)
 
 総力を挙げたわけじゃないです。
 でも、計算はしてます。
  
 ・・・・・・そして、実戦では・・・・・・
 もっと悪いことになるかもしれません。

 これじゃ、だめです。これじゃ、だめなんです。

 ・・・・・・守るだけじゃ、守り続けるだけじゃ、
やっぱり限界がある。

 ・・・・・・
 防衛線は、空の向こう側。
 そこに張るしかないですね。
244カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 04:23:03 ID:???
>243
これだけの戦力さ。
酷いことになるさ。
でも、これは全て味方だけだ。
すなわち、この全ての戦力で総力戦を挑む必要がある。
そんな相手がいるから、この演習が実行に移された。

と、俺は予想するんですけどね。
245アッシマー隊:2005/09/25(日) 04:32:32 ID:???
>242
(人間が相手ならば、あるいは超えられたかもしれない。
 いかなる手段を用いてすら、生存の可能性がある、と判断し、
油断しなければ、あるいは反応できたかもしれない。

 だが、人間の反応速度を上回る速度で思考判断を下し、
狙いを定め、そして放つ相手に何ができるというのだろう。

 まして、背を向けていたならば。 
 操縦桿を引き、回避機動を取ろうとした瞬間には、すでにコクピットを射抜かれている。
 スラスターが退避のための運動エネルギーを生み出そうとした瞬間には、推進剤タンクが
爆発してしまっている。
 
 最後の一機が撃墜された瞬間ですら、アッシマーは砲口をpioneerに
向けることすらできずに居た・・・・・・)

(撃破判定が下ったコクピットの中。
 呆然とする、アッシマーのパイロットたち。

 あいつは・・・・・本当に。

 おれたちとおなじ、人間、なのか?

 心に芽生えるは畏怖。 
 彼が敵でなかったことへの安堵。

 鉄壁、の所以をようやく彼らは知る。
 鉄の壁。貫くことも乗り越えることもできぬ、絶対の「壁」。
 
 彼なら。そして彼らなら。

 ・・・・・・あるいは、奇跡を。

 そう、思ってしまえるほどに・・・・・・
 
 だが、それは


 望んではならぬ、ことなのだろう。
 戦いの始末は・・・・・・引き起こしたものたちこそが、つけるべき
ものなのだ)
246ふくかん@ブラック・ウィドウ:2005/09/25(日) 04:40:22 ID:???
>241
 そういう対象が、次の仮想敵の思考ロジックである、という
前提を元に演習プログラムを組んであります。
 
 正義を握ったと確信する、何一つ手段を選ばない敵。
 エトルリアを、カルタゴをそこに住まう人々、そして
記憶もろとも滅ぼした古代ローマすら青ざめるような
 
 ・・・・・・ご存知ありませんか?
 そういう敵が、存在することを。

 あたしたちは、それを再現するために、そこに属していたものまで
演習に投入している。

 ・・・・・・覚悟、決めなきゃならないってことですよ。
 終わらせなきゃ、ならないってこと。
 
 ・・・・・・核テロ。オーバーテクノロジーによる虐殺行為。
 彼らは何一つ躊躇しませんでした。
 
 ならば、彼らを敵と想定するなら、このような演習と
なるほかない。
 
 ・・・・・・たしかに、総力戦になるでしょう。
 でも・・・・・・あたしは。

 養成所の子たちに、こんな戦争は・・・・・・

 いえ、こんなのは、あなたが言ったとおり、戦争ですらない。
 ただの儀式。人間の死体を量産するための儀式。

 埋葬船団・・・・・・木星帝国。aema
 そのためになら、自らの命すら顧みない狂信者ども。

 ・・・・・・糞野郎ども。何もかもを滅ぼして・・・・・・
それで何が楽しいッてんですか。
 糞野郎ども。糞野郎ども。糞野郎ども。
247ぽややんな教官@「Pioneer」 ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 04:42:49 ID:???
>245
「…………ふぅ」
周囲に敵影無し。僅かに体を脱力させる。
戦況は既に遠い所で動いていた。
司令部に通信を送り、指示を待つ間に陸に移動する。

「さて、他は何がどうなってるのやら……」

彼とて、単機で戦場の全てを相手取る訳では無いのだから。
248ガモフ@ハンニバル:2005/09/25(日) 04:46:51 ID:???
ガモフ「さて、本艦はたどりつけるかね、首都まで」
幕僚「不可能でしょうな。ついにアズフィート・クラウンを撃墜することは
  かないませんでした。
   さらに、一部部隊が根強い抵抗を繰り返しています。
   ・・・・・・異常です。
   演習とはいえ、やつら完全に頭に血が上っています。
  仮想とはいえ・・・・・・
   自らの暮らしを破壊するものに対する、これが怒り
  なのでしょうか。
   正直、戦艦に突っ込まれかねません。
  実戦なら何の迷いもなく、突っ込んでくるでしょう」
 

ガモフ「よし・・・・・・こんなとこで、いいだろう。
    
    総員に告ぐ、状況終了。
 
    繰り返す、状況終了。
    
    皆さん、お疲れ様です」
249カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 04:48:17 ID:???
>246
了解。
すなわち、人間であって人間でない奴等と
殺し合いが起こるという事ですね。
それじゃ、この道化芝居に最後まで付き合いますか。

以上連絡を終わります。

(そして通信を切り、市街地へと向かって行った)
250カトリ@ジェガン・タイプE:2005/09/25(日) 04:51:08 ID:???
>248
と、付き合いきる前にここで終わりか。

(一旦足を止めて、ポケットから煙草を取り出して一息つける)

んじゃ、帰るか。

(それだけ呟いて、養成所の格納庫へと向かって行った。)
251ぽややんな教官@「Pioneer」 ◆NkobservNo :2005/09/25(日) 05:05:19 ID:???
帰投する。
終わってみれば実際の問題は特になく、あれだけの機動に
新造の機体が良く耐えたものだと感心する。
コクピットを降りて、整備員達と挨拶を交わしながら数歩を歩いた時──
「…………ぐ!?」
体が膝から落ちた。
完全に転倒する事だけは避けたが、直立出来る様になるまでは時間がかかりそうだ。
周りの整備員達が騒ぎだすのを遠く感じながら、支えられた体が得た余裕の淵で想う。

──もう来るのか?
 
 
252赤毛 :2005/09/27(火) 19:31:56 ID:???
 さぁて、状況終了、ってわけよね・・・・・
 
 ・・・・・・あとで説明してもらえるのよね?もちろん。
 このわけわかんない演習。
 
 あまりにも切羽詰りすぎた感じの。
 
 ・・・・・・何の説明もなしだったら・・・・・・マジで切れるわよ?


(帰還しながら、つぶやく。 
 襲撃も、再突入も、あまりに危険なタイミングだった。
 犠牲者が出なかったのは、奇跡に近い。
 あるいは、あたしが知らないところで、何人か死人が出ているかも。
 それぐらい・・・・・・危険極まりない、演習内容だった。
 
 消費された推進剤、弾丸、その他もろもろ。 
 それらを考えるなら、軽く一度決戦戦闘をったに匹敵するほどに
物資を消耗したということが、かつてAEMAに在って実戦を経験し、
そして補給の何たるかを身をもっておもいしらされた彼女にはわかる。
 
 何かを、なそうとしている・・・・・・
 それが、彼女にはひどく気になるのだった)
253Z乗りの教官リリィ@天馬:2005/09/27(火) 23:50:41 ID:???
「つーかーれーたーのーだーよー」
天馬のカウンターで、かつて無いほどにだらけている

先の超大規模演習で、かなりの無茶をし
しかも珍しくほとんどシリアスで(?)戦っていたため
彼女の体は疲労とか恥ずかしさとかでボドボドなのだ
254カトリ:2005/09/27(火) 23:55:58 ID:???
>253
「いやっはっはっはっは。
 疲れた。疲れた。」

(同じく、カウンターでおもいっきしだらけてた奴一人。)

「なんかー、そちらさんもかなりおつかれでー。」
255ふくかん:2005/09/27(火) 23:56:19 ID:???
>253
 あ、リリィさんおつかれさまでぇす(川^□)ノ
               

                フラァ
                (川 □)


                ドシャア

(天馬にきてテーブルに着席早々意識を失う女約一名)
256Z乗りの教官リリィ@天馬:2005/09/28(水) 00:03:13 ID:???
>254カトリ
「疲れたもなにも、しばらく実戦したくないくらいなのだよ
 ……ていうかどちらさまー?」

>255ふくかん
「おう、お疲れなのだよ企業の人
 ……起きて〜」

店長
「………寝るな、起きろ」
お冷を耳につーっとたらしてみる
257管制室 ◆9yyDY2Jc2w :2005/09/28(水) 00:06:32 ID:???
>255
「ゲッ。
 チョットダケキュウケイイレテルノバレテシマウ。」

(こそこそとそちらを見ないようにする)

>256
「さすがにあれだけ大規模だと
 確かに嫌になっちゃうかも〜。

 どちら様というかこちら様〜。じゃ、駄目だね。
 今度、企業第一課に入った新人のカトリでーす。
 よーろしくー。
 あーなたに話し掛けたのは、体だけ見かけたことあるから
 本当の中身はどーなのかーなってちと思ったのさー。」
258ふくかん:2005/09/28(水) 00:07:35 ID:???
>256
 
 ビクブルリ

(返事がない。なかば屍のようだ)
259神父:2005/09/28(水) 00:11:40 ID:???
 いやなにいろいろと疲れているのだろうほうっておいてあげたまえよ。

(いつのまにやらぬるりと現れる)

 その、なんだ。穏健派は今相当に忙しくてな。
 どれぐらい忙しいかというと、出エジプトぐらい大忙しだ。
 
 ほれ。あのように。

(見れば、何人か穏健派の社員だか軍人だかの連中が、何人か
一服入れに来ているのだが。ドイツもこいつも顔色悪い。
 ちうかあと一時間、あと一時間だけ、と亡霊のようにつぶやきながら
コーヒーをすすりつつ目を見開いたままどうも昏倒しているらしいもの、

 おかあちゃんおかあちゃんもう死ぬかもしれん
 実家帰りたい帰りたいわと携帯の向こうの相手にかたりかけつつ
沈没まぎわの船さながらに徐々にからだを横に傾けつつあるもの、
まぁさまざまである)
260カトリ:2005/09/28(水) 00:21:08 ID:???
>259
「うはー。」

(微妙に、演習前の自分もあんな感じな気がしてきた。
 そして、自主休憩が終わった後にああなる運命も感じ始めた。)

「うーん。他人事とは思えないねぇ♪」
261Z乗りの教官リリィ@天馬:2005/09/28(水) 00:22:47 ID:???
>258ふくかん
店長
「む、ダメか
 ……仕方ない、今日は放置しておこう」

>259神父
店長
「……企業軍基地には休憩所の一つも無いのか?
 数日前から生徒の何人かが引いて入れないんだが
 ………いや、今は寝かせてやろう」

「ていうかおたくもしかするとあのヘンなガンダムのパイロット様でぇ?
 ……なんか通信とかで見た顔だからおぼえてるのだよぅ」
262Z乗りの教官リリィ@天馬:2005/09/28(水) 00:24:10 ID:???
>257カトリ
「りりぃ・はるじおん、永遠の17歳
 こう見えても養成所TMS科の教官様なのだよー」
注・どう見ても20代前半にしか見えません
263カトリ:2005/09/28(水) 00:25:54 ID:???
>262
「うはー。
 十七歳で教官なんて素敵♪
 尊敬しちゃうなー。」

(あっさりと信じたよ。この人は)
264Z乗りの教官リリィ@天馬:2005/09/28(水) 00:35:51 ID:???
>263カトリ
「信じるモノは救われるのだよー
 ところでカトリ様はどっち陣営で戦果はー?
 ……私は正直数えてないのだよ、ていうか報告待ちぃー」
265カトリ:2005/09/28(水) 00:38:02 ID:???
>264
「養成所側だねー。
 戦果は対したものじゃないよー。
 6機だけだし。
 それよりも、率いてた部隊を全滅さちゃって
 そっちのほうがイタタだねー。
 自分たちの判断だけじゃなくて
 もうちっと細かい指示を出しておいたほうが良かったかなーっと反省ー。」
266Z乗りの教官リリィ@天馬:2005/09/28(水) 00:46:07 ID:???
>265カトリ
「単機で6機なら十分エースなのだよ
 しかしぃ、部隊全滅して自分だけ生き残るような指揮官は極刑モノなのだよ
 ……まぁ、率いてた部隊が養成所ならこっちの責任も十分だけど
 しかし率いてた部隊ってどれくらいの規模なの〜?
 相手は〜?」
267カトリ:2005/09/28(水) 00:50:59 ID:???
>266
「えーと、俺がジェガンの改造機でー
 部隊は六機ともノーマルのジェガンだねー。
 相手はクロスボーンガンダムX-1が一機と
 フリントがー、えーと。
 九機だったかなー。」
268Z乗りの教官リリィ@天馬:2005/09/28(水) 01:03:07 ID:???
>267カトリ
「二個中隊全滅……自分が上官なら軽く粛清モノなのだよ
 けどクロスボーンX1とフリント9機……ってことは、Xセイバーズかな
 確かヘンリーのヤツが所属してたっけ……」
天井を見て、物思いにふける
「っていうか、フリント6機を撃墜て
 結構凄まじい戦果ではないのかと」
 
269カトリ:2005/09/28(水) 01:10:56 ID:???
>268
「ん、みゃあ、演習だからねぇ。
 難も指示を合えて与えず、戦場の雰囲気を叩き込み
 負けたことを糧に更に強くなってくれれば
 こっちも粛清されがいってものがあるかもーん。

 んにゃ、X1一機とフリント五機だねー。
 せっこい真似しちゃったけどね。
 X1相手には素人のフリして、油断してくれたところで
 一気にあぼーん、と。
 フリントは纏めて五機だったから、めんどいんで
 わざーと相手に通信入れて、一瞬だけ判断を鈍らせて
 動きを止めたところで、ちょちょいと。ってね。
 そういうせっこい真似しなくちゃ無傷なんかで生き残れなかったさね。

 さてっと。
 そろそろフミさんがフカーツする前に、本来の仕事に戻らないと
 かなーり怖い事になっちゃいそうなんでお先に失礼させてもらいますよー。
 今度なんかお世話になるときがあったらそんときはヨロシクですよ。
 りりぃ教官さん♪
 それではー、ごきげんよ〜。」

(そう告げてお会計を済ませて天馬から出て行く。
 そして、死に掛けの仲間が待つオフィスへと向かって行った)
270Z乗りの教官リリィ@天馬:2005/09/28(水) 01:23:01 ID:???
>269カトリ
「X1一機ってーことは隊長機撃破か……無茶苦茶強いですのだよ
 まぁ、演習って割り切ればよい結果だけど……だったら自分が撃墜
 されるのも手だと思うのだよ

 ま、終わったことはともかくお仕事ガンバなのだよ」
ノシ、と手を振って見送る


「けど……あの精鋭が素人のフリなんかで落ちるとは思えない
 しかもX1だけじゃなく、他の5機も撃墜してる、か
 カトリ……下の名前は聞き忘れたけど、油断できないわ、ね」
271会議:2005/09/29(木) 01:16:49 ID:???
(穏健派本部企画第一課会議室)

偵察中
「ほな各自、発表せえ」
ガモフ
「ひとまず前回の演習だけど。
 ふみさんと僕とで作り上げたレーザー通信・M通信併用式ネットワーク
を用いた指揮管制システムは、ほぼ予定通りの成果をあげてるね。 
 両軍ともに、全滅通り越して壊滅寸前まで言ったのに、
防衛体制に破綻をきたしていない。
 総司令部がつぶれて、各艦・各施設に戦術情報処理機能が
移行してアレだから。
 それこそ、全部の艦艇、全部の指揮官MSがぶっつぶれない
限りは、相当にやれるんじゃない?
 外征に関しても、かなりの効果が期待できると思う。 
 陸上に設営した通信施設の変わりに、艦やMSのレーザー通信を
リンケージすればいいだけのことだから。
 あと、新型MS配備もかなり進んできたし、ここのところAEMAの
襲撃もなかったから、新兵で編成された師団もほぼ戦力として
期待できるレベルにまで錬度が向上しているのもプラス・ファクター。
 正直、大気圏突入・再突入プロセスで、2〜30人は死人が出る
ことを覚悟してたけど、驚きの死傷者ゼロを達成。
 いいね。かなり、いい。
272会議:2005/09/29(木) 01:18:42 ID:???
 ただ、不安要素はある。大量破壊兵器による飽和攻撃を受けた場合、
現状の防空網では完全迎撃は困難だと思う。
 NT能力保持者、どうしてもMSパイロットのほうに充填される傾向が
あるんだけどさ、射撃管制官や防空管制官のほうにもまわしてもらえ
ないかなぁ。
 養成所の子、グェネビア君だっけ?彼がもうぼろぼろのソア・キャノン
陣地で射撃管制をやってから、効率が一気に向上、僕の切り札だった
MSによる対地砲撃意図を頓挫させられたからねー。
 なんとかなんないかなぁ」

偵察中
「NTを『生産』できるわけやないんや。
 そうそうまわせるもんでもあらへんし、NTは大抵MSパイロット志望
やからな。
 努力はするよって、期待せんでまっとけや」

ふくかん
「でー。あたし的には専守防衛方針でことを続けるのは難しいかなぁと。
 埋葬船団や木星帝国による広域破壊兵器を用いた飽和攻撃にたいして、
どれだけ持ちこたえられるの?と。
 いえありえないんですけどね、普通の国で、普通の戦争をやらかすなら。
 でも、木星帝国にしてもAEMAにしても、そのへん超えちゃいけないラインを
へーぜんと超えちゃうよーな連中ですし。
 まして、連中の場合、補給線が延びきってるどころか、地球圏到達の時点で
補給線がぶった切れてるも同然。
 AEMAの連中、かなり拠点を失ってますし、暗礁宙域に設営できる規模の
基地には到底、大規模な作戦を長期間にわたって行うだけの能力はありません。
 連中に友好的な都市なんてのはほっとんどないし、その数少ない拠点だった
マダガスカルもつぶれましたし。

 おそらくタイプ・ジュピトリスに搭載された物資だけで戦争やらかす
つもりかもしれません。あれには確かに、コロニー何ハイ分もの補給物資が
積載できますから。
 
 こういうせっぱつまった連中がどういう戦争をやらかすかって言うと・・・・・・
まぁあらゆる手段を用いてくる、としか思えません。 
 あたしのご先祖みたいに、人間を誘導装置代わりに使うぐらい平気でしょう。
 ま、面倒というか、しゃれにならないというか。
 
 逆に言えば、好都合です。
 あっちに隠れこっちに潜みしてて、たたくにたたけなかった連中が、どうやら
まとまってくれそうな気配ですし。 
 ゲリラは肥大化させまとまったところを一撃で殲滅する。
 今のAEMAは総軍でゲリラやってるようなもんですから、この原則は適応
できると思います。
 総力体制での殲滅戦のほかに、選択肢はないんじゃないでしょうかね。
273会議:2005/09/29(木) 01:20:02 ID:???
 今度はNZの港が核で吹っ飛ぶ、ぐらいじゃすまないんですよ。
 統合演習の結果、NZ軍とあたしら穏健派軍の共同作戦レベルはかなりの
高みに達しています。
 補給艦その他に関しても穏健派が所有する商業船舶を回すことで、十分に
対応可能。レーザーリンク戦術管制システムにも同様です。あれはもともと、
商業ベースの技術を応用したやつですから。
 
 あとは、やるか、やらないかだけなんですよ」

偵察中
「あー、わーっとるがな。 
 そのへんは工作中よって、あわてるなや。
 相楽、アナハイムその他諸勢力と談合中や、結果を待てぃ」

ふくかん
「結果待ちって。状況はそれより早く動こうとしてるんですよ!
 連中の意図を挫いて、その上で木星帝国本土への侵攻を!
 欧州連合、アメリカ新興国、レッドスペース、ブルーアース、
混線で生まれたこれら諸大国のヘリウム消費量は年々増える一方
なんですよ。
 試験運用が開始されたミノフスキー・クラフトネットワークが
本格的に運用され始めれば、もっと増える一方。
 地球圏全体にとっての死活問題です。
 月のHE3生産量だけじゃ、とてもまかないきれません!」

ガモフ
「うは、さすが元好戦派所属。
 いうことが過激だねぇ」

偵察中
「わーっとる、わーっとるちゅうねん。
 だから諸勢力と談合中、ゆうたろが。
 ほかの国の連中にも、非公式レベルで参戦を打診しとるんや。
 なにせぇ、地球圏にとって始めての「外敵」になるかもしれん
のやぞ。ここを政治的に利用せんでどないする。
 うまくここで立ち回れば、嬢ちゃん、そしてワイらの戦略目標の
ひとつである、国際政治機構を構築できるかもしれんのんや。
 ただ勝つだけならだれでもできるわい」
274会議:2005/09/29(木) 01:21:11 ID:???
ふくかん
「負けてしまったら意味なくなります!
 一年戦争、そして第一次混線の悲劇を繰り返すつもりなんですか?
 宣戦布告もしないで、かわりにテロぶちかまして言い訳もしない
連中ですよ?そもそも、地球圏の国家を交渉対象としてみなして
ないんです!
 スペースノイド国家を標榜するレッドスペースに対してさえ、
外交的アプローチを行った形跡が認められない!
 デブリピープルの対企業感情も悪化の一途をたどってます、
数十、数百万の連中が暴走して地球になんでもかんでも落とし始めたら、
どうにもならない!
 火種は燃え広がる前に消火しなければ、すべて灰になるかもしれないのに!」

偵察中
「それも含めて考えとるっつうねん。
 まず落ち着けや。
 最大限に急いでさえ、どうにもならんのや。
 例の人格混線現象のせいで、貴重な時間が失われてもうたからな…… 
 そうでのーたら、今頃なにかしらの協定のひとつは立てられたんやが。 
 
 ま、死んだ子の年を数えてもしゃーないわい。あわてずさわがずや。
 すでに、企業好戦派第一陣は地球外軌道の拠点ルナVに展開を開始
しとる。穏健派一部艦隊もな。
 
 連中に二の矢はないんや。侵攻部隊をつぶしきって、講和っちゅう手も
ある。
 外征案については、保留させてもらうで」

神父
「それで、だ」

ふくかん
「なんであなたがいるんです」

偵察中
「ワイが呼んだ」

ガモフ
「・・・・・・またイロモノが増えたわけかい」
275会議:2005/09/29(木) 01:22:20 ID:???
神父
「イロモノ、と言われてもな。早々甘く見られては、困る」

ふくかん
「ま、呼ばれた以上はなんか言うことあるんでしょうから、
ちゃちゃっと済ませちゃってくださいよ」

神父
「うむ。ネオヴァチカンに古い知り合いがいるからな。
 どうにか法王を動かせそうな雰囲気になってきた」

ふくかん
「……よりにもよって、いまどきイエス様だのみですかぁ?
 いえ、まぁ、たしかにこの世界にもキリスト教徒はばかに
ならないぐらい多いし、艦艇にも結構な数の従軍神父だの牧師
だのがいることは知ってましたけど……っていうか、あなた、
異端指定」

神父
「なに。いろいろとあるのだよ方法は。弱みとか」

ふくかん
「ああ、そういうこと」

ガモフ
「……神に仕える人間のやることかぃ?」

偵察中
「つまりはこういうことや、フミ、ガモフ。
 昔ながらのヴァチカンルートでもって、各国に対する交渉能力の
強化をはかっとる。 
 欧州三国については、ほぼ話がつきそうや。
 ほかの国に関しても……まぁ、ぼちぼち、や」

ふくかん
「よりにもよって、十字軍。人類が宇宙に出て何年たちましたっけ?」

偵察中
「ヴァチカンの外交・諜報能力にゃあ、千年単位の伝統があるんや。
利用せんほうがヘンやろ。そーでのーて、このご時世にネオヴァチカン
なんちゅう独立国家なんぞ形成できるもんやないわい」

神父
「まぁ、そういうことだ。
 もっとも、そちらのほうは副題にすぎんがね。 
 私はそもそも、もっと別の理由でこの穏健派に雇われているのだ。
 そう。例の『塔』の調査だよ。
 紀元前の伝説からなにからをあたって、混線による事象変化が過去に
発生していないか、またあの『塔』の出現が、この時代に限るもの
なのか。
 何しろ情報が足りぬ。 
 おまけに予算も限られているときては、まずはたまったものでもあるまい。
そもそもヴァチカンにまで話を持ち込んだのは、キリスト教徒のネットワークを
利用して、物理学者や考古学者、歴史学者に航空宇宙学の権威、さらには
心理学者まで動員したシンク・タンクの設立が目的だったのだよ。
 ヴァチカンは大層興味を示している。
 なにしろ神の実在を証明できる可能性があるのだからな。当然だ」


276会議:2005/09/29(木) 01:26:32 ID:???
ガモフ
「……またえらく話が飛んだねぃ」

神父
「しかたなかろう。連中があの事象に何らかの形でかかわっているのは、
先日のレミングシステム事件でも明白なことだ。
 木星帝国による侵攻にも、連中がかかわっている。
 思考不明意図不明、それがモットーの連中相手に、手段を選んでいる
暇などあるまい。
 私は、ヴァチカンから秘匿指定されている古文書を引きずり出して
研究させるところまでやらせているのだよ。

 ……もっとも、なにしろ対象が対象だ。混線の理由にまで至りかねない
巨大な研究へとなりつつある。そもそも考古学と物理学、歴史学がここまで
相互に関係しあったのは歴史上初めてとも言えるのではなかろうか。
 もっとも成果が出るのは相当先らしい。まぁ、気を長くして待つことだな」

ガモフ
「……どれぐらい待つんだ?」

神父
「早くて5年といったところか」

ふくかん
「たぶん対木星帝国戦争が終わってますが何か」

神父
「わかっている。だからこその演習だろう? 
 ……いずれにせよ、良好な『実験結果』を得ることができたのは、
行幸と言えるのではないかな、諸君」

ふくかん
「あ。演習予定を前倒ししたのって、もしかして!」
277会議:2005/09/29(木) 01:28:51 ID:???
神父
「そういうことだ。私の仮説を確かめるために、あえて利用させて
もらった。 
 同時にできることならば、やっておいて損はあるまい?」

ふくかん
「道理で、なんかみーんなささくれ立ってるなー、っておもったら、
あなたもしかして低出力でサイコ・ジャミング使いやがりましたね?

 バレたらどうするんですかっ!!大問題ですよ大問題!!
 人体実験を何十万オーダーで!しゃれになりません!」

神父
「他に方策がなかったのだ。
 大量の『感情』を動かすには、他に手段がな。
 
 そして成果は得られた。あとは貴女等の仕事だろう。
 隠ぺい工作の手腕を期待したい」

ふくかん
「なにさまのつもりですかーーーーー!!」

偵察中
「まず、ええ。話、きこか」

神父
「うむ。では……」

(そして男は話を始めた。ものの数分とせぬうちに、全員の顔が引きつり始める。
そして会議は、無言のうちに終幕を迎えた)
278通常の名無しさんの3倍
種スタッフの涙の叫び
そして読者の全員が賛同と同情

http://blog.drecom.jp/nao73/archive/60