ディアナ・ソレルのよしなに日記 in2005

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1通常の名無しさんの3倍
よしなに。

よしなに。皆の衆。
2:2005/08/17(水) 13:23:53 ID:???
すいません、自己解決しました。
3通常の名無しさんの3倍:2005/08/17(水) 13:43:46 ID:???
ディ穴さんの穴見せてよ
4通常の名無しさんの3倍:2005/08/17(水) 18:05:03 ID:???
アナル剥き出しディアナさん画像希望
5通常の名無しさんの3倍:2005/08/17(水) 19:32:52 ID:USCSjbD7
ネットがまだ市内料金だったときの名スレだったんだが。
6通常の名無しさんの3倍:2005/08/17(水) 22:03:00 ID:???
2002のスレを建った時、まだ2001年だったのは黒歴史。
7通常の名無しさんの3倍:2005/08/17(水) 22:20:03 ID:???
本日は大変驚きました。

ロランが「ビシニティまで散髪に行ってきます。少し遅れるかもしれません
が、ディアナ様の夕食までには戻りますので」と言ったので、わたくしは親
心のつもりで「羽を伸ばしてきなさい。よしなに」とさわやかな笑顔で送り
出しました。ええ、それはもうさわやかな笑顔で。

言わなきゃよかった。

ロランはお昼ごろ帰ってきたのですが、帰ってきたロランを一目見たわた
くしは腰を抜かしてしまいました。

ロランの髪型は、何を失敗されたのか、前髪パッツンカットになっていた
のです。

一瞬絶句したわたくしは、次の瞬間、あることに気がついて真実、言葉を
失いました。

なんと、ロランの髪型はよく見ると、キレイなおかっぱ頭になってういた
のです(泣)。彼のしなやかな銀髪は酷いほどにバッサリと肩口で切られ、
ロランのトレードマークだった(と、わたくしが勝手に思っていた)カチュ
ーシャさえ、もうどこにもありません。

彼は恥ずかしそうな顔で帰宅が遅れたことを詫びたのですが、わたくしは
それどころでなく、わたくしはロランがこんなカットになった経緯を訊く
ことがなによりも先決でした。ロランは恥ずかしそうな顔で、こんなこと
になった経緯を話し始めたのです・・・・
8通常の名無しさんの3倍:2005/08/18(木) 14:45:40 ID:???
続きキボンヌ
9通常の名無しさんの3倍:2005/08/18(木) 17:52:09 ID:???
なんかディアナ様、毎日楽しそうですね
10通常の名無しさんの3倍:2005/08/18(木) 22:32:03 ID:???
ああ、なんということでしょう! わたくしのかわいいかわいいロランが、こ
んなどこぞの子供ともつかないヘアースタイルになっていようとは! 

わたくしの心の中で、ロランの銀髪をいやというほど触ることができたでしょ
う美容師への嫉妬心と、激しい怒りがふつふつとたぎり始めたのです。そう、
ロランから事の次第をしっかりと聞き及んだ後、ビシニティへ赴いて変態ショ
タ趣味の美容師をしばき倒さねばならないでしょう。

ですがわたくし自身、非常にガダブルとなっていましたので、ロランはもじもじ
しながら(まあ、そのしぐさが愛しいのですけれど)語りだしました。

美容師は無垢な子供のように純粋なロランが

「今流行のカットにしていただけませんか?」

とお願いしたところ、「かしこまりました」とうやうやしく言った後、いきな
りハサミを入れたとの事。それからは・・・・

なすがままされるがまま触られるがまま(あら嫌だわ、わたくしったら)だった、
と?

美容師は「軍の方なんでしょう? さっきいらっしゃった軍の方はいつも
この髪型にして行かれるんですよ」と口走ったとか。

その方の服装を尋ねると、銀髪のおかっぱ、白い軍服を着た方だたっとか。
11通常の名無しさんの3倍:2005/08/18(木) 22:36:41 ID:???
わたくしはそのことを聞き及んだ後、怒りも嫉妬も身を潜めたことに気がつきました。

わたくしとロランは長い間山地での隠棲生活が長かったためか、いまの流行にしっかりと
乗り遅れていたのです。わたくしは愕然としたあと、妙に感傷的な気分にひたりました。

ロラン、流行にはちゃんと乗るようにしましょうね?

そういうとロランは、しっかりはっきり頷いたのでした。

いまの流行はとりあえず、おかっぱなのだということが判明したことだけでも
僥倖というものなのでしょう。ね? ロラン?




無理やり種とくっつける文才内俺。
12通常の名無しさんの3倍:2005/08/18(木) 22:54:27 ID:???
イザークヘアー?
13通常の名無しさんの3倍:2005/08/18(木) 23:06:10 ID:???
俺、種見てねーからわかんなかったす
14通常の名無しさんの3倍:2005/08/18(木) 23:22:02 ID:???
ディアナ様、このままでは本スレと被ってしまいます。
15通常の名無しさんの3倍:2005/08/19(金) 02:23:05 ID:???
おかっぱ最高。
ロランもいいがディアナ様には絶対似合う。
16通常の名無しさんの3倍:2005/08/19(金) 23:38:52 ID:???
誰か盛り上げろ! 黒歴史を復活させる気か!
17通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 14:22:33 ID:???
○月×日 

ついにわたくし、やってしまいました。
最初はほんの出来心、出来心だったのです。
ですが、あまりにも・・・・ あまりにも・・・・
ロランが、その、可愛くて。
あらいやだ、わたくしったらなんてことをヒャァァァ!

その日ロランは、ロッジの前に積もり積もった雪の除雪作業をしてくれていました。
ああわたくしの愛しいロラン・・・・ 手伝ってあげたいのはやまやまですが、あなたはいつも、
「ディアナ様のお手を借りるなんてとんでもございません! 僕に任せてください!」
と言ってスコップを取り上げてしまうんですの。わたくしも、その、一応、ど、どどどど
どどどど同棲、しているんですから、やることぐらいはやってあげたいのですが・・・・ 
わたくしの細腕では、あなたを余計に煩わせることになるのでしょう?
あなたにはかける言葉もございません、ロラン。

除雪作業がおわった頃には、もう日はお山の向こうに隠れてしまいそうな時間でした。
ロランは薄いコート一枚で「ディアダさば・・・・ ゆぎがぎおわりばしだよ・・・・」と
ズビズビ鼻を鳴らしながら誇らしげに言ってくれたのです。ああロラン、あなたはどうして
わたくしの為にそこまで・・・・ 
わたくしはぐったりと疲れきっているロランに、つとめて優しく声をかけました。

「ロラン、今日はご苦労様でした。今日は早くお休みになって・・・・」
18通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 14:41:44 ID:???
ロランは「とんでもございません」という顔でわたくしを見つめてきたのですが、
わたくしはそれよりコンマ何秒か速く、釘を刺しました。
「ね、ロラン? わかりましたね?」
我ながらなかなかの気迫で凄むと、ロランは捨て犬のように「はい・・・・ わがりばしだ・・・・
おさぎに失礼しばすディアダさば・・・・」と別室へ引っ込んでしまいました。
「ロラン、また明日」
わたくしはロランが別室に消えた後、思わず握りこぶしを握ってガッツポーズを
決めてしまいました。イェア!

わたくしはそれからだいぶ夜更かしを決め込みました。
そう、わたくしのほうが遅くまで起きているなんて、なかなかないんですものね。
いつもなら必ずロランが「ディアナ様、また明日」と言ってわたくしを寝かしつけて
くれるのですが、今日は、今日ばっかりは立場が逆転したのです。

わたくしはパソコンで2ちゃんねるでROMったり、ドラマを観ながら
だらだらと時間をつぶしました。そろそろいいでしょう。ロランは完璧に
寝てしまったはずです。

わたくしはかつてない恍惚と期待に胸を膨らませながら、ダイニングの洒落たデスクの
引き出しから、新品のデジカメを取り出し、足音を立てないように注意しながらロランの
部屋への侵入を開始しました。


19通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 15:12:54 ID:???
わくわく
20通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 16:26:09 ID:???
なんだかんだ言って、ディアナ様は毎日楽しそうですね。
21通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 17:24:23 ID:???
そう、わたくしはディアナ・ソレル。卑しくも月の女王・・・・ なのですが。
ああ、今日は一段とシルバーステッチが綺麗な様な気がします。わたくしは
月光に顔半分を照らされながら、不気味にほくそ笑む変質者の体をキープしつつ、
ロランの私室のドアノブを慎重にひねりました。

ガチャ、と渋い音がして、ロランの部屋の全貌が私の目の前に現出されます。
綺麗さっぱりと片付けられているのは彼の性格なのでしょう。ああ愛しのロラン。
ロランタソ激萌ハァハァ。わたくしはしばらくの間、ロランの部屋に漂っている香りを
肺いっぱいに吸引しました。

ロランは部屋の片隅のベッドで、無防備に寝ています。ああ・・・・ 布団がはだけて
ロランタソのナマ足が・・・・ わたくしのデジカメを握った手はガタブルと震え、鼻腔の奥に
鉄の香りを嗅ぎとったわたくしは、両鼻から鼻血を出していることにしばらく気がつきませんでした。
わたくしは慎重にベットに近づき、ロランのベッドの枕元に置いてあるティッシュを数枚
拝借して、鼻の穴にねじ込みました。衆目からはほとほと間抜けな格好なのでしょうが、
今は恥も外聞も女王としての威厳も気品もあったものではありません。とにかく、わたくしの
目標は、愛しのロラン・セアックの寝顔をカメラという文明の利器を使用し、恒久に残すことに
あるのですから。

そこでわたくしはふと、あることに気がつきました。

ロランの枕元にティッシュ、ということは・・・・ 
ここでロランは毎夜毎夜drftgyふじこ。

その瞬間、いけない想像がわたくしの全身を駆け巡り、ぶよぶよになった鼻栓を
押し流す勢いで、再び鼻血の大出血が始まったのです。ああロラン、かわいいですわよ
ロラン。もうロランタソテラモエスハァハァ。わたくしは頭に血が昇ったその瞬間、足元がぐらりと
揺れ、上半身がどんどん前に傾いで行くのを知覚しました。手遅れになる前に間一髪
正気を取り戻したわたくしは、咄嗟に前足を出して転倒を防いだのですが、その瞬間、
手に持っていたデジカメが床に落ち、甲高い音を部屋に響かせたのです。

22通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 18:05:57 ID:???
ディアナ様はしわわせな性活を送ってらっしゃるw
23通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 19:16:20 ID:???
わたくしは驚きのあまり、「ひっ!」と声を漏らしてしまったのですが、なんと
ロランは無反応でした。なんて鈍い子なんでしょう・・・・ まあ、鈍感なロランも
素敵ですわよ。

多少大きな音を立てても平気だと知れたわたくしは、デジカメをそっと拾い上げて
損傷が無いのを確かめると、フラッシュのスイッチを入れました。キュィィンンと
頼もしい音がして、物凄い勢いで電気を吸っているのがわかります。わたくしははやる気持ちを
抑えながら、ロランに向けてピントを合わせます。
ふと、わたくしは思い出しました。
「夜中の夜明けなどあってはならない・・・・」
いや、この場合はいいのです。全て赦されるはずです。ロランの部屋だけはあらゆる
乱痴気騒ぎが赦されるのです、よしなに、よしなに過去の自分、とわたくしは
無理やり自分に言い聞かせ、ともすれば唇の端から流れ落ちそうな生唾をごくりと飲み込みました。

さあ、フラッシュの光よ。愛しのロランを明るく照らせ!

バシュッ! と物凄い閃光が発して、ロランの生足がカメラの中に納まりました。
ああ・・・・ この足は・・・・・

すらりと伸びた細い線。ともすれば闇にとけこんでしまいそうな褐色の肌。彫像の
ように整った形。あ、いけない、鼻血が・・・・

ああ神よ! わたくしはあなたに死ぬ気で感謝します! ネ申GJ!

ロランを生んでくださってありがとう。わたくしは夢中でシャッターを切り続けました。
ロランは起きる気配を見せません。ああ・・・・ このまま布団にもぐりこんで添い寝して
あげたい・・・・! 

100枚ほど写真を撮ると、いつのまにか鼻栓から血が滴っていました。あらいやだ。わたくしは
ロランが毎晩励んでいるかも知れないといけない想像をしながら新しい鼻栓をねじ込みます。





疲れた・・・・
24通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 20:08:00 ID:???
GJ
25通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 21:43:12 ID:viCIrOaW
いやー素晴らしいものですな
26通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 22:03:11 ID:???
と、次の瞬間、ロランの体をかろうじて隠していた布団がベッドからずり落ちて・・・・
失神しそうになる自分を御すことがこんなに難しいと思ったことはありません。
ロランは意外に寝相が悪く、着ているシャツからおへそが覗いていました。まったく
予想してなかったところにアッパーカットを喰らったわたくしは、思わず赤面してしまいました。


きゃああああ! わたくしの鼻の栓がさらに赤みを増します。ああ・・・・ おまけに
寝るときは全裸に近い寝方をする人なのでしょうか、ロランの生足の露出度がさらに
上がっています。というかもう一糸も纏わぬ格好より、チラリズムを追求したこの格好の方が
かえって扇情的かもしれません。わたくしはついに我慢できなくなり、いけないこととはしりつつも、
ロランの太腿を手のひらでそっと撫でてしまいました・・・・

ああ・・・・ 今、わたくしは世界で一番幸せ者です・・・・

すると突如ロランが「うう・・・・ん」と寝返りを打ちました。わたくしは驚きすぎて
尻餅をついてしまいました。まさかこんなところで田代していたなんて・・・・ わたくしは
最低の女です・・・・ ああロラン・・・・ わたくしはなんて変態的な女なのでしょう・・・・
27通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 22:51:29 ID:???
山荘に移ってから、ディアナ様は本当にお元気になられましたね。
28通常の名無しさんの3倍:2005/08/20(土) 23:23:53 ID:???
ディアナ様を見てるこっちが赤面しそうですw
29通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 18:46:01 ID:???
○月×日

きょうはディアナさまのようすがなんだかよそよそしかた。
ぼくがはなしかけようとすると、「ロラン…」とうっとりしたひょうじょうをして
おかおがまっかになる。
ごびょうきなのだろうか。ぼくはとてもしんぱいだ。ディアナさまになにかあったら
ぼくはいきていけない。ディアナさまのおからだがしんぱいだ。

そういえば、けさおきたらぼくのパンツがぜんぶなくなっていた。ぼくがまちがって
すててしまったのかもしれない。そういえばごみばこのなかみもぜんぶなくなっていた。
けさへんなゆめをみた。カメラのフラッシュがぼくのねているところを
ぱしゃぱしゃととっているゆめだった。へんなきぶんだった。
あと、へんないきづかいがきこえて、あさおきたらゆかにちがてんてんとついていた。
だれだろう。おけがのぐあいはだいじょうぶなのだろうか。
とてもしんぱいだ。
30通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 19:57:11 ID:???
俺にとってシャアのスウィートウォーター日記以来に次がワクワクするスレだ
31通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 20:41:29 ID:???
わたくしは一応、月の民を統治する立場として、冷凍睡眠と復活を繰り返して、
1000年という時間を生きてきたという過去があります。ですから、実際は
19年しか活動できていなくとも、精神的にはかなりの達観ができるようになって
不思議は無い、と自分なりに思っていたつもりでした。

少なくとも今日までは。

昨日、わたくしとロランは珍しくぼーっとテレビを見ていたのですが、テレビ
は退屈ですね。ロランは時折「ディアナ様、チャンネル変えてよろしいでしょうか?」と
いちいち伺いを立てていたんですけれど、三十分も経つと、さすがになにも
言わなくなりました。嫌ですわこの沈黙。

そのうち、なにか騒々しい番組が始まりました。けいわん? というらしいですが、
なんだか頑強な男の人たちがわらわらと出てきて、殴る蹴る・・・・ 

「ディアナ様、教育上よろしくないですよ」

まぁロランったら。わたくしを子ども扱いですわよ。まぁそこが萌なのですが。

「ロラン、どうかこのままよしなに」

わたくしはいつしか画面に釘付けになってしまっていました。
なにか・・・・ こう、体の奥から熱いものが湧き上がってきて・・・・
それが長らくムーンレィスの中に眠っていた闘争本能なのだとしたら、わたくしは
否定する言葉さえもはや持ち合わせていないでしょう。

なんてことでしょう。わたくし、ディアナ・ソレルは19歳にして、格闘バカだったのです。
32通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 20:53:08 ID:???
「いけっそこだ! ボディーブロー! そこはローで下半身!」

一ヵ月後、メガホンとハチマキで完全武装したわたくしを、ロランがオロオロと見ています。
「なーにやってんだ! プロだろうが! どうやってメシ食ってく気だ!」
わたくしはメガホンをバカバカと打ち鳴らしながら、テレビの前で一人ごちました。
ロランはそんなわたくしを恐面の父親でもみるようなおびえきった目で見ます。
「ディアナ様・・・・ だから・・・・ 教育によろしくないって・・・・」
ほとんど泣きそうなロラン。ああ、わたくしの愛しいロラン・セアック。あなたには
このK−1の奥深さがわかっていただけないのですね・・・・

応援していた選手が判定負けしてしまったので、わたくしはおせじにも
いい気分とは言えず、夕飯の支度をしてくれているロランのお尻を掴んだり、
耳元に息を吹きかけて弄ってみたり、「ねぇ見てくださいましロラン。わたくし
舌でサクランボのヘタ結べますのよ」とモーションかけしながらなんとか平静を保っていました。

夕飯を食べ終わった後、わたくしはふと思ったのです。
・格闘技
  ↓
・絡み合い
  ↓
・触りまくり
  ↓
・わたくし
  ↓
・ロランと

「ロラン・セアック! 今からプロレスしますわよプロレス!」

わたくしがこう言うと、ロランはあっけにとられたような表情でわたくしを見ました。
33通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 21:10:14 ID:???
「プロレス・・・・ っていいますと?」
ロランは困惑した表情でわたくしを見ます。わたくしは事細かに説明して差し上げます。
「なんでもよろしいのですロラン。わたくしはただあなたと絡み合い触りあいしたいだけ・・・・ って違いますわねオホホホ!」
わたくしはなんとかごまかすと、さっさとテーブルを片付け、部屋をリングにめたてました。
「そんな・・・・! ディアナ様相手にプロレスなんてできませんよ・・・・!」
泣きそうなロランを、わたくしはなんとかだまそうとします。
「わたくしは冷凍睡眠を繰り返してきたために虚弱体質なのです。体力づくりの一環だと思って、ね? ロラン?」
わたくしがそういうと、ロランは涙を浮かべて
「そういうことでしたら、僕は喜んで!」
と言ってくださいました。

嗚呼・・・・ 自分自身に禁忌と課してきたことが、ついに・・・・
わたくしは毎夜ロランの寝室に入り浸っては、ロランの寝顔を鼻血を出しながら
観察していますが、今回は好きなだけ触れるし撫でれるし舐めれるしなのです。

ああ神よ。わたくしには身に余る僥倖をありがとう・・・・

わたくしは口から出そうになるよだれを拭い、両手を挙げました。

「さぁ、愛しのロラン! かかってきなさい!」
34通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 21:11:54 ID:???
ディアナ様SUGEEEEEEEEEE!!w
35通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 21:20:36 ID:???
○月×日

きょうはディアナさまがプロレスをしようとおっしゃったのでびくりした。
とりあえずぼくが「うわあー」とさけんでディアナさまにつっこんでいったら、
ディアナさまは、
「ああロラン・・・・ 愛しのロランがこんなに近くに・・・・ ハァハァ」
とうっとりしたり、やたらとぼくのおしりをつかんだり、くびすじをなでたりしてこられた。
じゅっぷんかんくらいころげまわると、ディアナさまがはなぢをだしていた。ディアナさまの
おめしものがまっかになっていた。なぜかよだれもたれていた。ぼくはなきながらあやまった。
もういきていけない、とおもっていたら、ディアナさまは
「なかなかヨかったですわよロラン・・・・ 明日もよしなに・・・・ ハァハァ」
といってくれた。ぼくをゆるしてくれるディアナさまはなんておこころのひろいひとなんだろう。


ところで、ディアナさまがぼくのじょうはんしんをぬがしたのはなんでだろう。
これがプロレスのはやりなんだ。きっとそうなんだ。


なめられたときはさすがにびっくりしたけど。
36通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 21:23:33 ID:???
さすがに俺ひとりで書くのは辛いな。
職人様が光臨してくれたら冥利に尽きるんだが。
37通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 22:14:51 ID:???
今年のディアナ様は積極的だな
GJ
38通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 22:17:23 ID:???
>>36
GJ
昔はちまちま投下してたけど最近さぼってたわ
気が向いたらなんか書かせて頂く
39通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 22:22:07 ID:???
ぐじょぶです。

流れ的には
GoGoディアナ様+ギャグ+微エロ
みたいですが、流れを無視して投稿してもいいものか……
40通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 22:41:58 ID:???
>>39
頼むよー来年∀劇場公開するらしいからヌルく盛り上げようぜ。
よしなに。
41通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 23:28:18 ID:???
よしなに
42通常の名無しさんの3倍:2005/08/23(火) 23:35:38 ID:???
>>40
詳しく!
43通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 00:03:01 ID:???
>>40
詳しく!!
間違いか釣りでない事を祈って
44通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 00:21:21 ID:???
>>40は4年前の世界から迷い込んできた人
45通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 00:29:13 ID:???
ごめん>>40、コールドスリープの解除忘れてた。
46通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 01:02:33 ID:???
久々に心躍ったのに!やっぱ釣られたーヽ(`Д´)ノウワァァン!!
47通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 01:12:04 ID:???
   / ̄ ̄\
  (_、◎ ,__)
  .|.ロ 〒~〒.ロ.|
  |.| |ゝ. - ノ| |.|  ・・・・・・嘘つき>>40
 /| .|. ̄^ ̄| .|\
.▲. | |<○>| | .▲
48通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 01:18:16 ID:???

   .., -ー-、.
  <___,-=◎=〉
  i’ |-|*゚ー゚)| それでわ続きをよしなに〜。
  ゝ,|,.|()円,こllつ
  |^| ,∪ ==|
  y ゝ、__〉,_〉
    ∪ ∪
49通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 16:35:32 ID:???
>>43〜47
少なくとも40も釣られた可能性大。
なんか2ちゃんねるで、『地球光』『月光蝶』の間を補完する
完全版が製作中とか書いてあった。なんか『神話王』とかいう
もっともらしいタイトルがついてたから漏れも信用できる話だと思ってた。
50通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 16:51:13 ID:???
地球光と月光蝶の間を一体どう補完するというので?
ものの10分で終わると思うんだけど。
51通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 17:16:08 ID:???
ロラン! いつまで寝てらっしゃるの?

早く起きないと牛になりますわよ!

…ロラン! もう怒りましたよ!




…し、死んでる…
52通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 17:19:13 ID:JA7Fve3h
ここにいっぱいある
http://plaza.rakuten.co.jp/watarudiary
53通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 17:28:12 ID:???
今日は久しぶりに晴れたので、ロランにおねだりしてみることにしました。

「ロラン、わたくしを海まで連れて行ってくださりませんこと?」

ロランは予想通りポカーンとした顔をしてわたくしを見ています。
わたくしはそれより何秒か早く重ねます。

「わたくしはいまだに海というものがよくわからないのです。どうか… ロラン、お・ね・が・い」

そういいながら耳元にフッ、と吐息をかけると、ロランは直立不動のまま倒れてしまいました。
あらあらロラン。わたくしが思っていたのよりもだいぶウブなんですね。モエーン。

まあ、わたくしの海行きは決定したわけですが。

わたくしはイヤッホゥイと叫びたいのを我慢しながら、鼻の奥が鉄臭くなっていくのを感じていました。

これで、これで…

ロランの水着姿が…

わたくしは顔を真っ赤にして倒れているロランを介抱するフリをして
さわりまくりながら、エヘヘヘヘとほくそ笑みました。

もちろん、一人で。

暑い太陽、白い砂浜、ロランの裸。よしなに、よしなに夏の太陽。
54通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 17:40:54 ID:???
>50
アステカの王と
ハリーはあれをダンディだと思ってるのです。頭がおかしいでしょう。
があるではないですか
55通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 20:56:00 ID:???
それだけで映画一本作れと?



面白いかも。
56おそらく1/3:2005/08/24(水) 22:09:03 ID:???
ある夏の日

今日は私達のコテージにお客様が来る日です。
お客様はソシエさん。
ロランとの最後の別れの彼女の取り乱し方を思うと、
会うのは本人が一番辛いのではないかと思いましたが、
ソシエさんは手紙に「友人として2人に会いたい」と
言葉の中に、彼女の中で心境の変化を見て取れました。

それでおもてなしの用意に数日前から、ロランは大張り切り。
こんな料理はどうでしょうか?部屋の飾りは?
わくわくした少年のようなロランに、私の心も思わず躍りながら、
それはいいですね、こうしたらどうでしょう?などと用意を進めるのでした。
そして、私はおもてなしの料理の担当を買って出たのでした。
最初は、僕が作りますよと行っていたロランも、私の熱の入った
説得に、そうですね。僕も楽しみにしておきます、とにこやかな笑顔で任せてくれたのでした。

そして、ソシエさんが起こしになる日。
朝早く、ロランはソシエさんを迎えに車で出かけていったのでした。
57おそらく2/3:2005/08/24(水) 22:23:00 ID:???
ロランは部屋を綺麗に飾り付けていました。
私も負けてはいられません。
おいしい料理を作って、ソシエさんを驚かせて
あげようと奮起しました。
普段、料理はロランに任せっきりなので、
なれない手つきで、どじをしてしまうものです。
包丁で指を何度も切りながら、
お皿を何枚も割りながら、
ロランの器用な手さばきとは、遥か遠い
ぐずぐずした段取りで、あっという間に時間は過ぎていきましたが、
なんとかほとんどの料理を作り上げることができました。

そして、最後のデザートにと用意するはずだったドーナツ。
それを揚げているとき、私は
興奮して昨日、寝付くのが遅かったせいでしょうか。
それとも、朝早く起きたから。
あるいは、料理がほとんど出来上がり、油断したせいでしょうか。
うとうとと、ほんの数分。眠りこけてしまったのでした。
58通常の名無しさんの3倍:2005/08/24(水) 22:57:38 ID:???
エロディアナ様ワロスwww

続き読みてえ
59通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 08:17:21 ID:???
続きマダァー?
60通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 16:34:49 ID:???
>>53
都築。

暑い・・・・ いや。これはもう熱いですわ・・・・ 
一応、ここはプライベートビーチということになるのでしょうか。とにかく、
運よく見つけた未開の砂浜でわたくしとロランは燃え盛る愛の炎・・・・
わたくしはそんなのを期待していたんですが、 

わたくし泳げない。

したがって、カナヅチのわたくしはひたすらパラソルの下、双眼鏡を使ってロランの体を
上から下まで舐めるように見るしかないのです。

「ディアナ様ー! 海は楽しいですよー!」

そうやって上半身裸のロランは手を振ります。わたくしはロランの胸板や乳首に
ひたすら食いついて視姦しまくりです。ロランの長い髪から水の雫が滴り落ちる
様なんか、思わず失神しそうなほどに萌えてしまいます。
でも、観ているだけではやっぱり物足りないですわね・・・・

そのとき、暑さでほしけていたわたくしの頭に、ふとある案が浮かんだのです。
わたくしは浮き足立ち、ロランを呼びました。

「どうかなされましたか? ディアナ様?」

ああロラン・・・・ あなたの体ははじけそうにフレッシュさんですわよ・・・・ わたくしは
暑さと萌でくらくらする頭を抱え、ロランに言いました。

「ロラン、わたくしを背負って海を泳いでいただけないでしょうか?」
61通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 16:41:34 ID:???
ロランはいつものようにポカーンとした表情をしました。このごろわたくしはどうも
積極的になりすぎてロランがついてこれないようですわね・・・・
わたくしは再度、細かに説明します。
「ロラン、わたくしは恥ずかしい話、泳げないのです。でもこうして黙って観ているのは
もう我慢の限界・・・・ いや、すみません、とにかく、わたくしをエスコートしてくださいません?」
ロランにそういうと、ロランはもちろん恐縮したように両手をぶんぶん振り回しました。
「ととととととんでもない! ディアナ様を負ぶって海に入るなんて・・・・!」
ロランの顔が真っ赤になります。可愛いですこと。いけない想像をめぐらしてるのかも知れませんね・・・・
わたくしはTシャツを脱いで水着一枚になります。この日の為に目たてた水着・・・・ ついにこれを使う日が・・・・
わたくしはロランに飛びつきます。
「ロラン・セアック? これは命令ですよ?」
わたくしはそう言って首にてをまわして囁きます。
62通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 16:52:15 ID:???
ロランは耳まで真っ赤になって恥らいます。ふふふ・・・・ 可愛いですわよロラン。
わたくしは「さぁ行きますよロラン! いざ大海原へ!」と言いながら、しっかりとロランの体のラインを確かめます。
ほぅ・・・・ 意外と首細いんですのね・・・・ それでいて筋肉質・・・・
そうこうして『くくくくチョーヤッベテラモエス!』とか騒いでるうちに、よろよろとわたくしたちの体が海に没入してゆきます。
意外と海水は冷たいんですのね・・・・ わたくしは女の子らしく、「キャッ! 冷たい!」とか言ってロランの体にさらに密着します。
そのたびにロランは「ディディディディアナ様・・・・ ああああああんまり密着しないほうが・・・・////」と恥らいます。やはりそこは男の子
ですのね? わたくしは腰の辺りまで来た海水を心地よく感じながら、ロランの耳元に囁きました。
「ろ・ら・ん? わたくしはいつでもOKですのよ?」
「あ、ああああー」
その瞬間、ロランの体がぐらりと揺らいで・・・・
興奮のあまり気が触れたロランの背中から、わたくしは放り出されてしまったのです。 
63通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 17:08:44 ID:???
職人さん続きマダー?おながいします
64通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 17:14:29 ID:???
ロランの一本背負いワロタ
65通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 19:24:53 ID:???
保守age
66通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 19:29:09 ID:oW7bvGrw
ロラン、ガウォーク状態に変形age
67通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 20:16:04 ID:???
「あ、あああああああ!」
本来なら足がつく深さなのですが、わたくしは泳げないのです。
当然、月にも≪銀の縫目≫という運河があって、そこで泳いだりすることもできるのですが、わたくしは卑しくも女王。
太陽光の降り注ぐ運河では泳いだことはありません。
つまり、ロランのいないわたくしは、海の中では全くの無力なのです。
わたくしは顔にまで迫ってきた水に無条件で恐怖を覚え、めちゃくちゃに四肢を動かしますが、どうすることもできません。
呼吸だけでもしようとしますが、鼻腔から塩からい水が容赦なく浸入し、わたくしは激しく咳き込みました。

ロラン! ロラン!

わたくしはロランに助けを求めますが、ロランもぐったりとして動きません。どんどん沈んでゆきます。
わたくしは沈み行く自分を差し置いて、ロランが死ぬかもしれないという恐怖に取り付かれました。
ああ! わたくしはなんておバカさんなのでしょう! おふざけで愛しのロランが死なせてしまうなんて!
とにかく、ロランに呼吸をさせなけば!
わたくしは何とか水をかくと、ロランの唇に自分の唇をあてがい、残りの酸素を思い切り吹き込みました。
68通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 20:19:45 ID:???
ロランの目がぱちっ、という感じで開き、わたくしを驚いた表情で見つめました。
わたくしは残りの酸素を使いきってしまった影響で意識が朦朧とし、ぼやける目でロランを見つめました。
ああロラン。気づいたのですね? よかった…
わたくしはふっと微笑むと、口から泡を出し、気絶の泥沼に身を落としてゆきました…
69ロラソ:2005/08/25(木) 20:25:50 ID:???
ディアナ様が奮戦したって本当ですか?
70ロラソ:2005/08/25(木) 20:27:10 ID:???
追記
夜に奮戦したってことですよ?
71通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 20:49:23 ID:???
おほう!
オラすっげえワクワクするぞ!
72通常の名無しさんの3倍:2005/08/25(木) 21:01:10 ID:???
僕は気がつくと、ディアナ様の顔が目の前にあった。
僕は正直びっくりして顔が真っ赤になったけど、ディアナ様をほっぽりだして
気絶してしまったことを思い出して、血の気が引いた。
ディアナ様は、僕を助けようとして・・・・
僕は死に物狂いで沈んでゆくディアナ様を抱え上げ、水面に浮上した。
新鮮な空気を吸うと、僕は泣きながら砂浜に上がった。なさけなかった。砂浜にディアナ様を抱え上げる。
ディアナ様は息をしていない。
このままでは死んでしまう。僕は覚悟を決めて、ディアナ様に人工呼吸をした。
73通常の名無しさんの3倍:2005/08/26(金) 19:15:49 ID:???
職人さん今日は来ないのかな
74通常の名無しさんの3倍:2005/08/26(金) 21:09:06 ID:???
哀月 めぐりあい日


月下・塩の砂漠

ディアナソレルは我が愛しのロランと共に今日、砂丘見学に参った。
前の海水浴の失敗を心掛け、今回はあまり調子に乗らないようにした。

しかし私はまた過ちを犯してしまった。
髭のモビルスーツで砂丘に向かい、普通に見物してたら良いものを。
髭から降りてロランと散策していると、そこの砂丘の大きい窪の中に一つの東屋が見えた。
私がロラン自身と彼の肉体を欲するあまりに、またゲスな策を立てた。

あの東屋は気になりますねロラン。探索してみましょう。
それがいけなかったのだ。そして私が腑甲斐ないばかりに。

ロラン君と窪を降りて東屋に入ったもの、その東屋と窪の中から出れなくなってしまったのだ。
75通常の名無しさんの3倍:2005/08/26(金) 22:32:20 ID:???
・・・orz
76通常の名無しさんの3倍:2005/08/26(金) 23:58:36 ID:???
続きが気になるんだが…
どうしたの?職人さんドンマイ☆
77通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 01:33:27 ID:???
私はまた過ちを犯してしまったorz
78通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 08:57:01 ID:???
72の都築は帰宅後にしますよ腐腐腐。
79通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 09:18:02 ID:???
よしなに。
80通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 13:02:06 ID:???
最近このスレをお気に入り登録した
書籍化まだまだ?
81通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 13:02:28 ID:???
哀月 めぐりあい日

月下 塩の砂漠


私とロランは閉じ込められてしまったのだ。窪の中に
82通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 14:21:53 ID:???
職人が帰ってくるまであげ続けてやる!
83通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 15:31:32 ID:???
>>82
さげてるよ
84通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 16:52:32 ID:???
>83
鋭いツッコミだ。ありがとう。
あげるぜ
85通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 17:05:34 ID:???
軽文学 

月下 塩の砂漠


原作 機動戦士∀ガンダム 安部公房著「砂の女」より


この物語は海浜の砂丘にある大きな窪にある小屋に
閉じ込められた白雪色な月の女王が
銀髪で褐色の美少年との哀と愛、めぐりあいとなぶりあいを印した日記文学である
86通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 17:08:39 ID:???
今から24時間以内に1000逝ったらうpします
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1125066139/l50
87通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 19:48:11 ID:???
都築。

僕は人工呼吸をしようと思って、はははは恥ずかしいんだけどくくくくくく唇をああああああ合わせた
訳なんだけど、僕は重要なことに気がついていた。

人工呼吸ってどうやるんだ?

僕は勢いで口付けしてしまったことを悟って、思わず頭がくらくらするくらいに真っ赤になった。
そういえば、人工呼吸って言うのは確か胸を何回も、こう、押すんじゃなかっただろうか? 
そそそそっそれはつまりディアナ様にせせせせせセクハラすることになdrftgyふじこ。
当然僕にはそこまでする勇気も度胸も無いわけで。
つつつつつ月の女王様の唇を奪ったなんて、ことが大尉に知れればディアナ・カウンター総動員で僕は殺されるだろう。

僕は慌てて唇を離そうと思って顔をあげようとした。
その瞬間、ディアナ様の両手が僕の頬をしっかりと掴んだ。
「!!!???」
と僕がびっくりしていると、唇を離してくれたディアナ様が僕に抱きついてきた。
「ああロラン! ついにわたくしの気持ちに気づいてくれたのですね!!」
僕は全く意味がわからなかった。ただ凄く恥ずかしいことをしてしまったという思いだけがあった。
88通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 20:30:08 ID:???
age
89通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 22:36:42 ID:???
職人乙age
90通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 22:41:54 ID:???
>>87


キス?・・・・あっ・人工呼吸はこうするの
91通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 22:52:48 ID:???
バカだなあ、ロラン。

人工呼吸は、舌を使うに決まってるじゃないか。
92通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 23:05:00 ID:???
舌をからませつつ手で胸や更にその下を攻略するのが一般的だろ?
尊い人命を救う為なんだから正しい手順でやらなきゃw
93通常の名無しさんの3倍:2005/08/27(土) 23:33:09 ID:???
俺はいつも人工呼吸は下の口からやってるよ
94通常の名無しさんの3倍:2005/08/28(日) 02:11:26 ID:???
>>85
砂の女読んだことアルヨー。
95通常の名無しさんの3倍:2005/08/28(日) 02:20:17 ID:???
「ディアナ様からファイナルフージョン承認要請です!」

「しかしフュージョンに失敗すれば(ロランとの関係は)粉々に吹き飛ぶ。」

「ディアナ様(の我慢は)もう限界です!!」

「よし!ファイナルフュージョン承認!!」

「プログラムドラーイブ!!!」
96通常の名無しさんの3倍:2005/08/28(日) 02:25:17 ID:???
なんか日記じゃなくなってきたよ( ̄△ ̄;
97通常の名無しさんの3倍:2005/08/28(日) 04:11:00 ID:???
誰だ ガオガイガーを連れてきたねは
98通常の名無しさんの3倍:2005/08/28(日) 11:37:33 ID:???
○月×日
今日はやっとこさロランがわたくしの気持ちに気づいてくれたのかと思って欣喜雀躍したのですが、
ロランが両手をぶんぶん振りながら、「ああああアレは人工呼吸のつもりだったんですぅ」と
必死になっていうんですもの。わたくしはガッカリして半べそかいたんですが、ロランがそのあと
「よかった、ディアナ様が死んじゃうかと思って・・・・」とわたくしに抱きついてくるものですから、
わたくしはついつい許してもいいか、という気になっちゃったんです。
今思えば、やりようはいくらでもあったのにですよ? 
たとえば、『ロラン、わたくし寒いんですの・・・・』とか言って抱きついたり、『あーヤッパまだダメだわ』とか言って
もう一度人工呼吸していただくとか。なのにわたくしがそうしなかったのは、泣きじゃくるロランが不意に
可哀想になってきたからなのです。これ以上ロランを苦しめるなら・・・・ とわたくしは自分を制し、
「帰りましょうか、ロラン?」と泣きべそをかき続けているロランの頭を撫でながら、わたくしは帰路につきました。

でも寝る前になって、「やっぱりもうちょっとあのままにしておけばよかった」と思ったのも、偽りではないのです。
今日はご苦労様、これからもよしなに。ロラン?  
99通常の名無しさんの3倍:2005/08/28(日) 12:32:02 ID:???
どんまい
100通常の名無しさんの3倍:2005/08/28(日) 13:05:46 ID:???
100ゲット。
101通常の名無しさんの3倍:2005/08/28(日) 14:18:17 ID:???
おおっしゃあああああああああ!!!
職人タソが帰ってきたああああああああ!!!

のか分からんがよかったよかった。
102通常の名無しさんの3倍:2005/08/28(日) 18:55:53 ID:???
職人様マンセー!\(*^Д^*)/
103通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 04:59:29 ID:???
保守age
104通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 05:02:31 ID:???
夜中のage保守など在ってはならない歪みです
105八頭身のディアナ・ソレル様はキモイですよ:2005/08/29(月) 10:22:20 ID:VupSJZc/
女王様 キモイキモ過ぎますよ
106通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 10:25:03 ID:S1DtWMzZ
朝起きたら、ロランの横でソシエが眠ってました。
いや、ソシエの横でロランが眠ってたのか。


                            よしなに。
107通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 11:08:17 ID:???
3日後はロランが初めて地球に降りた日らしいのです。
これをきっかけに関係を修復したいと思っておりますの。
というのも先日の海での騒動以来は何かとお互いに気を使い合っています。
半裸同士で体を密着させ体温を伝え合った事や唇を重ねた事を思い出すと鼻血が……ではなくてお互いに恥じらいが生まれるのでしょう。

ああロラン、今はあなたの凛とした、それでいて可愛らしさが残るお顔を視姦するだけであなたは逃げてしまいます。……それは元々そうだった気もいたしますが。

とにかくここでお祝いする事でわたくしがマメな女の子という事をアピール、ひいては関係の修復をしたいのです。

しかしながらどうお祝いすればよいのか見当もつきません。
残り時間は雀の涙ほどしかありません。なにか…なにか考えなくては。


108106と107をリンクさせてみる:2005/08/29(月) 11:31:58 ID:???
「そうですわ。ロランの部屋を見て好みを探れば」
(ガチャッ)
「嗚呼、いつ見ても良いものですわ。ここは少しロランをじっくり視姦してかr・・・・・・・
な、な、なんですの!?ロランのベッドに別の女性が!?これはソシエさん」
「う・・・・・んっ・・・あっ、ディアナ様こんな時間に来るなんで何かあっt・・・・う、うあああああああっ!!!!!」
「んんっ・・・・どうしたの?起きちゃったじゃない。あ、ディアナ様、コンバンワ」
「コンバンワ。じゃないですわ!あなた何故この部屋に!!?確か、私の隣の部屋に寝ていたはずでは!!?
まさか、ロランとあんなことやこんなことを!?あああああああっ!!!(妄想力大暴走)」
「ディアナ様落ち着いて下さい!何もしてませんから!!(多分)」
「そうですよ。"まだ"何もしてませんから
。ちょっと寒かったから暖まる為にすこ〜しお邪魔しただけで。そのまま寝ちゃいましたけど」
「"まだ"ってなんですの!?やっぱり二人は・・・いや、許しませんわ。ロランは私のものです!」
「えええっ!!?」
「"私のもの"って、いくら月のお姫様でもそこまでの冒涜は聞き捨てなりません!!」
109通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 11:36:44 ID:???
とりあえずお祝い事と言えばケーキ、と考えたのですが月の女王たるわたくしは炊事はおろか、火さえも扱った事はありませんし作り方も分からないのです。
買ったケーキに愛を感じるとも思いませんし……
目の前には炊事をしているロランがいるのですが、見ても何をどうしてるのかも分かりません。
それに…あら、今日はロラン、薄着なのですね。それにサイズが小さめなのかお尻の形が強調されてお尻を二つに裂く谷がくっきりと…ハァハァ……ハッ、これはいけませんこと、脱線してしまいました。


しかしわたくしはふと浮かびました。
絵本を作ろう、と。そして同じベットで添い寝しつつ読んでさしあげるのです。そうすればアクシデントと称し触り放題……
フフフ、絵本にすればわたくしからのメッセージを込める事が出来ますし、手作り感による愛を感じてもらう事も出来るでしょう。

では早速工作に移ることとしましょう。


よしなに。
110108つづき:2005/08/29(月) 11:49:50 ID:???
「貴女にはギャバン殿(故)がいるではありませんか!!なぜわざわざロランに!!?」
「ギャバンって死んでる人を出さないで下さい!それだとディアナ様にも
ウィル・ゲイムって人がいるじゃないですか!!」
「うっ・・・で、でも私とロランは同棲もしているし、キスもした仲ですのよ。貴女とは親密さが違います!」
「い、いや。あれは人工呼吸で・・・」
「私はお互い全裸でホワイトドールの狭いコクピットで一緒に入ってたんですからね!」
「ううっ・・・・」
「な、なんですって!!?・・・・・・・・・これは、どちらがロランを好きにできるか
白黒はっきりさせる必要がありますわね。」
「望むところ!!!!」
「えっ!!?ちょ・・・・待っ・・・・・」


ロランの意志を無視した女の戦いが勃発!果たして勝負の行方は!?
そしてロランはその操を守ることができるのか!!?
次回を


















よかったら誰か書いて下さい。つまらないと思ったらスルーしてくれて結構です。
111108=110:2005/08/29(月) 11:54:16 ID:???
どうやら107には本物の職人様が続きを書いてくれていたようですね。
でしゃばってすいません。携帯からなので気付きませんでした。
112通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 11:56:39 ID:???
『マンガ嫌韓流』店頭&図書館目撃報告と在庫情報交換スレ11
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1124968199/

●書店用テンプレ1(目撃&購入報告用)

●図書館用テンプレ(収蔵された図書館を報告)


| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|  絶賛火病中  .. |
|________|
  ∧_∧ .||
 <ヽ`∀´>||
 /     つ||

113通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 12:02:25 ID:???
画用紙、クレヨンなど画材道具一式を揃え、いざ、と思ったのですが………
ああ、何てことでしょう!この絵は一体!?
動物さん達を描こうとしたらモンスターが、人を描こうとしたら旧日本兵が次々と産み出されていきます……
そう、わたくしは絶望的に絵が下手だったのです。


このままではユーモアが溢れすぎて絵本として破綻してしまいます。ですがこのままですとまだ活字の小説の方が、となってしまいます。
とにかく落ち着きましょう。
絵本に絵のリアルさを求めなくてもいいのです。シンプルに、それでいて可愛らしくあればいいのです。スルッと、サッと……うん、良い感じです。
こんなのなんかどうでしょう→(^ω^)
             ∧ ∧
これも可愛らしいですね→(・∀・)



これならばイケそうですわ。待ってなさいロラン。フフフ・・・
114通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 13:43:05 ID:???
当日、夜………
いつものようにわたくし達は夕食を済ませ、寝支度を整え、それぞれ部屋に入りました。ロランは記念日に興味がないのでしょうか。一日彼の行動を視姦していましたが変わった様子はありませんでした。
ならなおさら、わたくしが力を込めなければなりませんね。手作りの絵本携え、ロランの部屋に………

コン、コン
『ロラン、わたしです』
「は、はいディアナ様」
ロランは忙しくドアまでやってきて恭しく私を出迎えました。これからわたくしがお祝いしようと思ってるのに何だかおかしいですわね(笑)
ベットに腰をかけ、ロランに隣に座るよう促しました。ランプのほのかに明るい光が美しい銀髪を妖艶に彩り、瞳を怪しく光らせる……寝間着姿が一段とハァハァ…今にも我を忘れそうです。
115通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 14:00:22 ID:???
『ロラン、最近よく寝れますか?ハァハァ……うっ』
「は、はい、いや……あの……最近はあまり……」
『ちょうどよかっ…ハァハァ…たですわ。あなたが今日地球に降りた記念日と聞き、絵本を作って参りました。』
「えっ……いや、ディアナ様が………御自身で……?ぼ、僕のためにですか?」
『ロランには日頃お世話になっていますからね。』
瞳が淡く光り、濡れているのが分かります。そんなに喜んでくれるとはハァハァ……嬉しいかぎりです。
『さあ横になって。わたくしが読んで聞かせてあげますわ。』
ブンブン、と首を横に振りましたがわたくしはジッとロランを見つめました。観念したのか布団に潜り、最初は目をキョロキョロさせていましたが今は天井を凝視しています。
わたくしはロランの隣に添い、枕元にランプを置き絵本が見えるよう照らします。
ロランの顔が目の前…こんな近くに……ああ、いけない、いつもの赤い液体が鼻から来そうですわ!耐えるのよディアナ!


116通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 14:20:40 ID:???
『一人になったお姫様』
タイトルを読みあげました。ロランは不思議そうに絵を見ています。ちょっとうつろな目をしていました。
このまま眠れ、眠ってしまええぇぇ、そうすれば……とも思いましたが今日はエロスだけが目的ではないのです。
『お姫様は月のお城のお姫様。何もしなくてもご飯が食べれて何もしなくても生きていけました』
「……」
ロランの視線は絵本を向いていますがわたくしを見ているようにも……あぶっ、血が…!いけないですわ、邪念は捨てるのよ!
『ある日、お姫様は退屈なお城の生活に飽きて一人でお外に出ることにしました。
お城の外は楽しい事がいっぱいあってお城に帰るのが嫌になりました。でもそうしてブラブラしていると、本当に帰れなくなってしまいました。』
117通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 14:46:34 ID:???
『でもだんだんと一人で生きていくのが辛くなり、一人が怖くなっていきました。助けを求めても知ってる人もいなくて誰も振り向いてはくれません。お姫様はようやく自分一人じゃ何も出来ないと悟りました………』
ペラペラとページをめくります。あらためて見ると笑ってしまうぐらい絵が汚くいしストーリーも稚拙で情けなく感じました。
『そんな時、一人の少年がお姫様に気付き、助けてくれました。お城にいる時みたいにわがままを言っても聞いてくれます。身の周りの世話もしてくれます。次第に元々の部下も集まって来ました
お姫様はありがたさを知りました。何も出来ない自分にここまでしてくれる人が沢山いることに。それからはお姫様は一日一日を大切に、そして何があっても少年を大切にしようと思いました。おしまい』
「ディアナ様………」
『結局甘えてしまっていますけれども、わたくしは何があってもロランを信じてますわ』
結局明け方までおしゃべりをしていましたし別の目的も果たしませんでした。でも次の日には前みたいな生活が戻っていました。
今回はこれでよかったと思いますわ。また別の機会にハァハァすればよろしいでしょう。

よしなに。
118通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 14:48:21 ID:???
眠いから最後やっつけ仕事になった。ゴメ。

今度は真面目にやる。
119通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 15:28:41 ID:???
ありがとう職人さん。楽しみにしてるから、ゆっくりでもいいのでヨロシク(^_^)
120通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 18:48:57 ID:???
いい話だァァ ⊃д`)゜。
121通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 20:46:03 ID:???
うん、いい話だ
∀見たことないけどちょっと感動した。
122通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 21:03:21 ID:???
私には月の繭が聞こえてきましたよ
123通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 21:54:17 ID:???
>>121
今からでも遅くない。ツタヤに行こう!
124通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 22:19:39 ID:???
うん、今度見てみるよ。ありがと

よしなに
125通常の名無しさんの3倍:2005/08/29(月) 23:14:36 ID:???
劇場版は黒歴史ですから
TV版でよしなに
126通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 01:27:44 ID:???
今は秋の午後。ティータイム。
秋となり物思いに更けるのが人の本能でしょうか。わたくしは、四季というものは地球ではごく自然な事を考えておりますの。夏が来て秋が来て冬が来て春が来てまた夏が来るというサイクルを。
理由は分かります。地球の回転軸が北極星を中心に………とまあ。

ロランも何やら紅茶を少しづつ、何度も口に運び、考え事でしょうか、ぼーっと一点を見つめています。
濡れる唇と呆けた顔……少しおまぬけにも見えますが気の抜けた顔をするロランも好きですわよ。ハァハァ………

ですが何だか少しいじわるをしたくなりました。何か顔の四季というか喜怒哀楽を見たくなって……あれ?わたくしは今お上手なことを言ったのではないでしょうか?


127○月 ■日:2005/08/30(火) 03:15:11 ID:???
今夜は月が綺麗だったので、ロランとお散歩に出かけました。
「夜は、随分涼しくなってきましたね」
「明け方はもっと冷え込みますよ。もう、秋なんですね」
昼は夏の日差しをぎらぎらと照りつかせている太陽が身を潜めると、
森はどこかひっそりと息を潜めているような静謐さを生み出します。
どこか遠くで鳴いている虫の声だけがいやに大きく響き渡り、
時折すり抜ける風が頬を撫ぜる感触が背筋にまで伝わります。
満月には少し欠けた月が、森をより美しく、そして見知らぬものへと見せかけているようでした。
「ロラン……」
「はい?」
「あの、手をつないでも……よろしいでしょうか?」
「ああ、転んだりしたら、危ないですもからね」
そうですね、と呟く自分の声が酷く言い訳じみていて、思わず遠く昴の数を数えそうになりつつも。
遠慮がちに差し出された手の温かさに、安堵の息をつきました。
言葉少なに歩くロランの後姿と、しっかりとした足取り。そして握り締めた温度に、
ああ、
もう夏は終わるのだ、と
そんなことを、思いました。
「ディアナさま」
感慨に耽っていた私はロランの声に、ふと我に返りました。
「はい、なんでしょう?」
「お寒くは無いですか? そろそろ戻りましょう」
ロランの手が温かいということは、私の手は冷え切っていたというわけで。
どうも要らぬ心配をさせてしまっていたようです。
「そうですね。帰ったら、お茶を入れていただけますか?」
「いいですね。林檎のジャムを入れて、少し早いアップルティーにしましょう」
「シナモンスティックもつけてくださいね」
「もちろんですよ」
秋が来て。
冬が来て春が芽生えてまた夏が過ぎて。
そうしたら、またこうして夜の森を歩きましょう。

そのためにもロラン、明日もよしなに。
128127:2005/08/30(火) 03:21:41 ID:???
流れ? 何それ? って感じですね。
ごめんなさい……
129126の続き:2005/08/30(火) 08:09:06 ID:???
いじわるを……。
しばらくの間ロランのお顔を見つめる事にいたしました。いつ気が付くか……そしてその反応も見たくありました。
ジーーーッ………………………………
どれぐらい時間が経ったのでしょうか。紅茶も冷めました。
なかなか気が付きませんこと。ロランもやりますわね。
………あら?もしかしてわたくしの視線に気が付いていてわざと?ロランは相変わらずお紅茶を飲んでるみたいですがカップには何も入ってませんわ。
フフフ、これは我慢比べですね。面白いですわ。


130通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 08:31:32 ID:???
しばらくの間静かな攻防が続きました。わたくしは蛇になったつもりでロランを睨み、ロランも固まったように動きません。

しかしお互いカップは空………
さすがにまた喉がかわきました。なのでわたくしはティーポットから紅茶を注ごうとした瞬間
「あ、僕がやります!」
ひょうし抜けしました。まさかこんなところで決着がつくなんて。ロラン、あなたのその性格が仇になりましたわね。
『ロラン?わたくしの視線に気が付いていて?』
今すぐにでもお腹を抱えて笑いたい気持ちでいっぱいでしたが、意地悪しきれなかったのでちょっと怒りっぽく言ってみました。
「そ、それはディアナ様が!………いつもみたいにいじわるするので……」
まあ可愛いらしい。「何のことですか?」と最後まで気が付かなかったフリを出来ない素直なロラン、大好きですわよ。
気付けばわたくしはこらえきれず大声で笑っていました。
ロランも事を悟ったようで
「ディ、ディアナ様!あんまりですよ!」
怒ったお顔をしてますわ。でもちょっと嬉しそうな表情もチラチラと。
『ロランもまだまだですわね』
こんな他愛のない一日というのも幸せなものなのですね。
「ディアナ様、紅茶を温め直しますか?」
『よしなに』


131通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 12:59:56 ID:???
>>128
いやいや、俺はこういう感じのも待っていた。GJ!
132通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 13:48:43 ID:???
職人さんの文才すげぇ、めちゃくちゃ引き込まれる!
133通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 20:01:17 ID:???
雪が窓枠のふちにまで積もっている。
寒くなってくると、≪銀の縫目≫、そう、シルバーステッチと呼ばれる運河だ― が一層、綺麗に見える。
空中の塵芥を芯にして結晶化した雪の粒が、地上に降り積もる、とか、理屈はいろいろ説明できるらしいけど、
僕にはそれが奇跡みたいな、そう、本当に不思議なものに感じる。
あれが、冬の空に歪みなくぽっかりと浮かんでいる月が僕らの故郷で、でも、本当に居るべきところはここ、
地球なんだっていうことも、僕には不思議だ。
同時に、わからなくなる。故郷を思い出すとき、僕は一体どちらの側に属しているんだろう、って。
そんな矛盾に駆られて、僕は赤々と燃える暖炉の前で、物思いに耽っているディアナ様に訊いた。
「ディアナ様」
「・・・・ん?」
「月と地球、どっちが本当の、僕たちの故郷なんでしょうね?」
バカな質問だっていうことはわかっていた。
二千年っていう狂いじみた時間を、群青に輝く丸に焦がれてきた歴史。
いつか再び、あの星に帰ることを望んでいた種族。
文明を滅ぼすための文明。歴史の揺り戻し。
いつか地球に帰る日まで、という悲願を、その華奢な両肩に託されたディアナ様には、
この質問は本当に失礼で、無遠慮な質問だったに違いない。
でも、ディアナ様は少し考えるふうに顔を俯けて、やがて呟くように答えてくださった。
「ロラン、故郷というのは、ひとつとは限らないのですよ?」
134通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 20:09:50 ID:???
「え?」
僕は間抜けに訊き返した。ディアナ様はひざ掛けをたたんで、僕のそばに立った。
「ムーンレィスには、もともとふたつの故郷があるそうです。
種族としての故郷が地球、自分の故郷が月、という風に」
ディアナ様は窓の外を落ちてゆく雪を眺めながら、意識をどこかへ遊離させていた。
しばらく無言を守った僕らだけど、急にディアナ様はくすっ、と微笑んだ。僕は胸が苦しくなった。
「ロラン、あなた今、自分はどちらに属する人間なのだろう、と考えませんでしたか?」
僕はディアナ様に心の底を見透かされたように感じて、押し黙った。ディアナ様は、図星、と思ったのか、
また窓の外を見た。
「正直な話、皆が皆、ロランとおなじ矛盾を抱えて生きているのです。それは、わたくしも然り」
「・・・・え?」
僕は面食らった。ディアナ様が、僕と同じことを?
ディアナ様は窓ガラスを人差し指でなぞった。水滴がつつっ、と落ちた。
135通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 20:58:58 ID:???
「月という小さな揺り篭を飛び出したわたくしたちムーンレィスは、たぶん誰もがそうなのだと思います」
ディアナ様の言葉は、僕の耳に入るより先に、肌から直接染み込んでくるように感じた。
「わたくしも、地球に帰還するまでは、正直地球という場所に恐れを抱いていたのです。これで、わたくしの故郷はふたつになる、と」
僕は過去を振り返っていた。運河の岸にいて、交通事故で死んだと聞かされ続けた、輪郭のない家族のこと。
故郷は孤児院で、月っていうくらいの広さはなかった。
メリーの凹凸を確かめながら、宇宙線に体をさらし続けてきた小さい頃のこと。
生まれた頃から真っ白だった髪の毛は先天的な色素異常だった。後天的なものじゃないことが、逆に僕を慰めていた。
メリーと、エメラルドグリーンの瞳と、銀髪。顔のない両親との接点は、僕の体の中に染み付いていた。
でも、故郷だけはぼやけたままだった。帰る家はなかった。
だから、僕は地球に降下して、故郷を探したんだ。
僕は、ハイムの旦那様の家で故郷を得た。戦争が終わったあと、僕は故郷のない寂しさを痛感した。
懐かしい顔ぶれは二度と戻らなくなって、残った人々の顔もだんだん変わっていく。
そこには、僕の故郷はなかった。
136通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 22:06:13 ID:???
age
137通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 04:28:02 ID:???
なんかハマった。
138通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 08:34:36 ID:???
孤児院って小説版?アニメ版じゃ両親は遠洋漁業に出てていないって設定だったらしいけど。
139通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 12:26:13 ID:???
まじかよwww
140通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 13:02:14 ID:???
最近は一日を持て余しています。ロランを見て妄想にふける以外やる事もありません。……ハァハァ
「外に出られたなら新しい発見があるかもしれませんよ?」
というので
『ロランが一緒でないと出ませんわ』
ロランったらまあ照れて。顔を赤らめ銀髪を振り乱して髪をかくかわいらしい仕草。というかロランからフェロモンが飛び散ってわたくしに振りかかってるようなアハッ!はうぅ、来る、また鼻の奥底から赤いのが来る………!!

というわけでロランと街に出る事にいたしました。宇宙との交流はあれど、街の外観は変わりませんね。
「人が多いですね。えと、はははははぐれたらいけませんので、てててて手でも…」
『組みましょうか?』
と言ってロランの腕に抱きつきました。
「ああああのそうではなくて」
『嫌なのですか?』
ロランもウブですね。首を横に大きく振り髪を乱して。ああ…フェロモンが……良い臭い……はぶっ!コホッコホッ!近付きすぎてロランの髪の毛をお鼻で吸引してしまいましたわ。
141通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 14:40:42 ID:???
『ロラーン、こっちですわ』
『これは何でしょうか?』
ずいぶんとわがままだったかもしれませんね。目につくお店からお店へと巡りました。
「少し休みましょう」
そう言われるまで疲れなど忘れていましたし、ロランが嫌な顔一つしないのでロランの事を考えてませんでした。ごめんなさいね、ロラン。

オープンな喫茶店に入り青空の下、軽く食事をしました。これまでの事を反省しつつ
『わたくしだけわがまま言うわけにはいきませんよね。ロラン、あなたの行きたい所があれば言って下さい。』
と。
そう言われて困惑した表情を見せたロラン。フフフ、ロランらしいですね。遠慮は無用ですよ、とロランを説得するまでどれだけ時間がかかったでしょうか。


142通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 15:34:10 ID:???
ロランと向かった先は街外れのにある高台の広い公園でした。
「ここでは街が一望できるんですよ」
子供達の遊ぶ声、鳥の鳴く音……それでいて静かに感じました。公園をぐるっと回ったあと、芝生が敷かれたゆるい坂に適当に腰かけ、他愛もないおしゃべりをしました。緩い風が髪をなびかせます。
『ベッドは来週届くそうですわ』
さっきのお買い物の話です。先日ロランのベッドではしゃいで跳ねたり飛び回っていたらベッドが壊れてしまったのです。
「ディアナ様って意外とアクティブですよね」
というか興奮を押さえきれないのです。ロランのベッド……ここでロランがあんなことをしてるかもしれないと思うと……ハァハァ…ハへ、へ、へックシュン!!う……鼻水が
「アクティブなディアナ様も、す……ステキですけど……」
『ありがとう、ロラン』
ロランにもたれかけるように寄り添いました。疲れからかこれが心地よく自然な感じがいたしました。ロランもわたくしにもたれかかって、しばしお互いを癒し合いました。
その後は何も話しませんでした。お話しなくても、この一時を二人で過ごすことの意味を感じあっていたのかもしれません。
「そろそろ行きましょうか」
『はい。ところでロラン、今日の夕御飯は何でしょう?』
「お楽しみですよ」
また来た道を歩く。

143通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 20:25:32 ID:???
>>138
福井晴敏の方ね。『遠洋漁業なんたら』というのは、孤児院の子供なら誰でも聞かされる
優しい嘘なのだとかなんとか。俺劇場版しか観てないからわからん。
ちなみに、小説版だとグエンを道連れにしてディアナ様死ぬぞ。



僕は我知らず下唇を噛んでいた。
ホワイトドールが二千余年の眠りから覚めて、また眠りについて―。その間に、どれだけの血が流れたかなんてわからなかった。
でも、いざ戦争が終わってみると、僕が持っていたものはみんな指の間から滑り落ちてしまっていた。

どうしてこんなことになってしまったのだろう?
144通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 20:31:08 ID:???
僕が心中で呟いたとき、ディアナ様もぽつりと呟いた。
「でも、いまのわたくしにとっては、あなたの傍こそが故郷なのですよ、ロラン?」
僕は現実に引き戻された。驚いてディアナ様を見つめた。ディアナ様は、えくぼが浮かんでいたさっきとは違って、
顔全体をとろけさせるようにして笑顔を作った。
「地球に帰還を果たしてからは、≪ソレイユ≫の執務室だけが故郷、いえ、居場所になるのだとばかり考えておりました。
でも、いまは違います」
僕はディアナ様のブルーの瞳を見ていて、顔が真っ赤になった。神秘的な光を湛えた瞳だった。
ディアナ様の言葉には、それとわからない程度に含むところがあった。少なくとも、僕はそう思った。
「故郷、というよりは、居場所、そうですね。安心して根を張れる場所こそ、故郷、と呼べるのではないでしょうか。
それは、自分の手ひとつで作っていけるものだと、わたくしは考えたこともありませんでした」
ディアナ様の話はそこで終わった。僕たちは黙って雪明りを見ていた。
そのうち、僕たちはどちらからともなく手をつないだ。ディアナ様の手は冷たくて、でも、芯にやさしさを湛えた温かみがあって、
僕はしっかりと手を握って硬さを確かめた。無礼だとは思ったけど、ディアナ様も強く握り返してくれて、僕たちはずっと
手を握って、外の雪を見ていた。

ダメだ、エロなんか書けないよ…orz
145通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 20:47:42 ID:???
>143-144
>133-135の続きですね。
お疲れです。無理にエロ書く必要はないですよ。

個人的にはこういう路線の方が好きですし。これからもよしなに。
146通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 21:13:50 ID:6e3UGwaG
おなじく、よしなに。
147通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 21:30:06 ID:???
からん、と、暖炉の燃えさしが音を立てた。僕はそれで我に帰った。
「・・・・・・ディアナ様、お体に障ります」
僕は握った手を離したくなかった。けれど、僕の我侭のせいでディアナ様が風邪をひいてしまったら、僕はつらい。
「・・・・・・そうですね」
ディアナ様は、長い沈黙の後、そう呟いた。
その後、僕たちの間に沈黙が流れた。僕は待っていた。ディアナ様の方から手を離してくれるのを。僕は単純に、自分から手

を離すのが嫌だった。一度離すと、もう二度と繋げない気がしたから。
けれど、いつまでたってもディアナ様は僕の手を離さなかった。僕は目でディアナ様に訊いた。

ディアナ様も、僕と同じように思ってくれているんですか?

ディアナ様は、恥ずかしそうに微笑んだ。僕は笑えなかった。だけど、本当にこのままでいたいと思っていた。
ディアナ様の隣が、僕の居場所に思えたから。


こんなんでいいなら。
148通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 21:50:00 ID:???
僕は黙って手を離した。ディアナ様の手のぬくもりが残っていて、僕はぐっと奥歯をかみ締めた。
僕はなにをしようとしているんだろう?
僕は怖かった。小さな頃からあこがれ続けてきた人が傍にいることが。
簡単に触れられて、抱きすくめてしまえる位置にいることが。
僕には、ディアナ様は高価なガラス細工に見えた。触れれば簡単に砕けてしまうような、繊細で綺麗な細工に。
「ロラン・・・・・・」
ディアナ様がそう言った様に聞こえたけれど、僕は振り返れなかった。僕が振り返ったら。今度こそディアナ様は
砕け散ってしまうような気がした。僕はディアナ様の方を振り返らないように、踵を返した。
このロッジのどこへ行くかなんて、全く決めてなかった。けど、一刻も早くディアナ様のもとから離れなければという
使命感の骨子だけが残っていて、僕は一歩を踏み出そうとした。
その瞬間、背中に柔らかい感触を覚えて、僕は立ち止まらざるを得なくなった。僕の背中側から、白くて細い
腕が伸びてきて、僕を抱きとめていた。
僕は一拍遅れて、僕を抱きしめていてくれているのがディアナ様なのだということを知った。


どんどん変な方向へ。
149通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 22:03:04 ID:???
職人殿GJ!
なかなかの良スレですな
150通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 22:15:00 ID:???
僕の心臓が、どくんと一拍強く打った。

「ロラン・・・・・・」

その声は僕の体を伝わって、直接聞こえた。僕はどうしていいかわからず、
ただその場に立ち尽くしていた。
やがてすすり泣く声が聞こえて、僕はディアナ様が泣いているのだと知った。

「・・・・・・あなたまで、わたくしを置いていってしまうのですか・・・・・・?」

ディアナ様は呟くようにそう言ったけど、僕には何のことかわからなかった。
けど、ディアナ様が、その体のどこかに、思わず泣いてしまうほどの苦悩を溜め込んでいたのだと、
僕は今更気がついた。
気づけなかった僕も大馬鹿だけど、ひとつ屋根の下で、僕にその苦悩を悟られないようにしてきた
ディアナ様も、かなり馬鹿だったに違いない。

「ロラン・・・・・・ わたくしは、あなたの居場所になれないのですか・・・・・・?」

ディアナ様は嗚咽を交えながらそう言った。それを聞いた瞬間、僕は胸の中で何かが
弾けたような衝撃を覚えて、ディアナ様の腕を乱暴に振りほどいて、ディアナ様を正面から抱きしめた。
「ロラン・・・・・・?」
驚いたらしいディアナ様は、体の力を抜いていた。僕はディアナ様の頭に手を回して、しっかりと言った。
「僕は・・・・・・ ディアナ様のお傍以外に、自分の故郷を考えたことなどありません・・・・・・!」
151通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 22:32:37 ID:???
僕はそう言いながら、ディアナ様の華奢な造作をさらにきつく抱きしめた。
「僕は・・・・ どこにも行きません・・・・! ディアナ様を置いていくなんて、僕には、恐ろしくて・・・・」
ディアナ様の呼吸が、単調で激しくなってきている。僕の胸が、ディアナ様の涙で濡れた。
「ディアナ様が月に戻られても、追いかけます。冷凍睡眠に就かれたら、僕もお供します。
だから、どうか、おひとりで悩んだり、泣いたりするのはやめてください・・・・・・ ディアナ様が
生きていくのがつらい世界なら、僕にとってもこの世界は価値がないんです・・・・・・!」
半分、自分が何を口にしているのかわからなかった。
でも、本心だった。僕の故郷は、居場所は、ディアナ様だけのものだ。
「・・・・・いいえ、誰もディアナ様のおそばにいて欲しくない・・・・・・ ディアナ様の隣は、いつも僕だけの
ものであってほしいんです・・・・・・」
愚かしい独占欲だと思った。ディアナ様の傍を、だれにも渡したくない。ただそれだけで口走った
台詞だった。ずっと封印してきた思いだったのに。いまなら、言える気がしたのかもしれない。
ディアナ様が、ゆっくりと僕のことを抱きしめ返してくれた。ディアナ様は、数センチ身長が高い
僕の肩に顎をうずめて、「ありがとう・・・・」と呟いた。
ああ、僕は今、一番ディアナ様の近くにいるんだ・・・・・・
152通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 22:42:43 ID:???
その後、僕たちは、どちらからともなくキスをした。ディアナ様の唇は柔らかくて、少し冷たかった。
僕は少ない時間で、必死にその柔らかさを貪った。
別に特別な恍惚があったわけでもなくて、ただ、自分は破ってはいけない禁を破ったのだという
事実を確認したことと、抑えきれないくらいに積もっていた焦燥が溶けていくような
感覚を味わっただけだった。
また僕たちは、どちらからともなく唇を離した。
「・・・・・・すみません、僕の我侭で・・・・・・」
僕は禁を破った後ろめたさと、溶け残った焦燥の残滓に苛まれていて、まともにディアナ様の
顔を見ることができなかった。
「・・・・・・いいのです、ロラン。わたくしの我侭でもありましたし・・・・・・」
ディアナ様も僕と目を合わせなかった。お互い、それだけで全ての勢力を使い切ったかのように、
背中を向けて座り込んでしまっていた。僕は立ち上がって、暖炉に新しい薪をくべた。
153通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 22:58:14 ID:???
「・・・・・・ねぇロラン」
暖炉にくべた薪が、ぱちり、と音を立てるより先に、力尽きたように座り込んでいる
ディアナ様が唐突に声を発した。僕が返事するのを待たずに、ディアナ様は続けた。
「・・・・・・もう一度、わたくしとキス、してくれますか?」
僕はディアナ様の方を振り返らなかった。けれど、心の中は再びざわざわとさざ波を立て始めていた。
今度こそ、戻れなくなるだろう。でも、断る理由はない。むしろ、僕はディアナ様の鶴の一声にどきどきと
止まらなくなる鼓動を感じていた。

戻れなくなるなら、いっそ狂ったほうがいい。

僕が無言を通すと、慣れ親しんだ気配が背後に近づいてきて、僕を後から抱きしめた。
金色の髪の毛が、僕の頬を撫でた。僕は震えていた。ディアナ様の香りを感じて、僕は少しだけ
酔った。
「ありがとう、ロラン・・・・・・」
ディアナ様が呟いたのと同時に、僕は後ろを向いた。そこにはディアナ様のターコイズブルーの
瞳があって、その瞳には涙の幕が滲んでいた。頬は暖炉の炎に照らされて赤々と光っていた。
すっ、と通った鼻梁の筋から下に視線が下りようとすると、僕の唇にディアナ様に唇が押し当てられた。
やっぱり柔らかくて、少し冷たくて、でも温かさがある唇で、僕はディアナ様の一番近くにいる自分を
確かめるために、何度もキスを繰り返した。息をついて、キスして、また唇を離して、キスして―。
この時間を永遠に望む自分がいた。いつの間にかディアナ様の頬から涙が伝い落ちてきて、僕は
ディアナ様を抱きしめて、一刻も早くその涙が止まることを祈っていた。

夜空に輝く≪銀の縫目≫だけが、僕らを見ていた。


都築もあるけど、もういいっしょ?
ちなみに漏れ、田代ディアナ様とかプロレスディアナ様とか
人工呼吸ディアナ様とか書き殴ってた香具師です・・・・
なんだこの変遷・・・・ orz
154通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 23:11:45 ID:???
読みたいょ、職人さん
155通常の名無しさんの3倍:2005/08/31(水) 23:20:28 ID:???
なんか日記じゃないような・・・
でも(・∀・)イイ!!職人さんGJ!!
156通常の名無しさんの3倍:2005/09/01(木) 00:51:44 ID:???
職人さんGJ!!
続き読みたいよ〜
イイから見せれっ(;´Д`)_
157通常の名無しさんの3倍:2005/09/01(木) 06:51:44 ID:???
>153
スゲー変わったなwwww

最初のデジカメとか使うエロディアナ様も好きだったからまあ気がむいたら書いてくれ。

158通常の名無しさんの3倍:2005/09/01(木) 07:39:43 ID:???
どうやらもともとの職人が戻ってきたぽいね

俺はスレの流れが止まったから初めのテイストや形式生かして海に行った後の続き書いてたヤシね。皆気付いてるだろうが。だが俺のは似非だからな。オリジナル頑張ってくれお。

159香具師:2005/09/01(木) 16:45:51 ID:ItIsuBy3
そのあと、一時間ぐらいはずっとキスしていたと思う。ディアナ様の
涙が止まったので、僕は唇を離した。
ディアナ様の白い頬がほんのりと紅潮していた。本当に綺麗な表情だった。
僕の中でまた、じりじりと焼け付くような焦燥が沸き起こってきて、ディアナ様の
唇に自分の唇を押し当てさせた。倫理や道徳はとっくの昔に溶けてなくなっていて、
体の中をじりじりと焦がす苦しさだけが僕を支配していた。
でも、ディアナ様がせめて一声あげていたなら、僕は三回目のキスをしなかっただろう。
ディアナ様は嫌がらなかった。僕は安心してディアナ様を感じていることができた。

キスが終わると、ディアナ様は僕のことを強く、強く抱きしめてくれた。
「ありがとう、ロラン‥‥‥ 本当に‥‥‥」
ディアナ様はまた泣き出して、僕の胸に顔をうずめた。僕はディアナ様をきつく
抱きしめて、ディアナ様の嗚咽が止まるのを待った。

止んでいた風が、また雪を連れてきていた。
160香具師:2005/09/01(木) 16:48:31 ID:???
>>159
誤爆・・・・ orz
一応、>>153までを書いてた者です。これで最後ですんで、よしなに。
161通常の名無しさんの3倍:2005/09/01(木) 17:29:38 ID:???

           , ' ,' ,リ /::::::::y´  /  /    〃  /:::::::::::| 、\ ',
          / /  / ',::::(/   ,'  |  //  /:::::::::::::::l l ヽヽ|
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   , - '"     __, -'"  _|    |!  l:'`ー ´ `::::::|:::::::::::::/ λ   l  l
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  ', ノ              l、i ノ::, - ''"       (:::::/:::::::::::,r::::ヽヽ!/
             、    lン"               /:::::,;::'":::::::::::ヽlR
           ' 、 、    !    ヽ     \    /::::/:::::::::/:::::::::|ゞ>
   `丶、     \ ヽ   ,' ,'  |   ',     ヽ   ゝー/:::::::/::::::__ :::| l !__
       ̄ ``ヽ \ \  ,'   l    ',       ヽ   /::::::/:::::::,イ::::::::|〃::i ',
、            ヽ  ヽ/ ,ノ└-−┤     ヾ''ヾ_,,/:::::::/ /::::::/iヽ:::ソ ',
ヽ       -、 , _ _   、 丿'´ - ´ ̄  l        ∧t ',(__//::::::/ 、',"´
 ゝ              |_ ', ´   r, .┐ l     / l ノ   (__/ ヽ \
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.  l             l ,' |      |   ,/     ||   ヽ      ヽ,
  |             l ' /      |  〃    ! |    ,,ヽr‐――-、 ',
.  l             l !/      / 〃     ,| !  ./::::::::::::::::`ヽ::::|
   |           ___   |ヽ、‐______/__〃 , - --‐''"ヽ-'´::::::::::::::::::::::::::`ー、_
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162香具師:2005/09/01(木) 20:16:57 ID:???
>>161
そうそうこんな感じですよしなに。
163開成 ◆QRXqyPRNBo :2005/09/01(木) 20:28:01 ID:???
「よしなに」じゃねーだろこのアマ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
金正日>>>>>>>>>>>>>>>ディアナ
お前のような屑はこの宇宙から消えろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
164通常の名無しさんの3倍:2005/09/01(木) 20:36:31 ID:???
ハア…………低脳来たか…………

これからはsage進行で
165通常の名無しさんの3倍:2005/09/01(木) 20:37:33 ID:???
という俺があげてしまったorz
166香具師:2005/09/01(木) 21:06:49 ID:???
昨日は雪が降りました。そして今朝、わたくしが窓を開けると、そこは一面
銀世界でした。
実はわたくし、この雪というものが結構好きな人間なのです。
このふわふわとした感じ、ひんやりとした温度。わたくしは一年の大半が
雪に覆われているこの山間部でも、飽くこともせずに雪を見ていれる人間
なのです。

「ディアナ様ー、もしよろしかったらかまくら作りませんかー?」

ああ、今日は珍しくロランの方からモーションかけてきましたね。やっと
わたくしの変態的な熱意が伝わったのでしょうか。わたくしはじゅるりと
よだれを拭い、「今行きますわよーロラン!」と外へ飛び出して行きました。
167香具師:2005/09/01(木) 21:17:55 ID:???
ロランはせっせとスコップを動かし、わたくしほどの高さがある雪の
小山を作り上げていました。さすがロラン、要領がいいのですね。
でも、鼻の頭が寒さで真っ赤になっています。いやぁ・・・・ 萌えですわね。
赤鼻のロラン・セアックというのも。わたくしなら裸に剥いて首輪をつけて
トナカイの耳をつけて・・・・ あらやだ、わたくしったら恥ずかしい。

あとはこの雪山に人二人分がはいる穴を穿つだけです。わたくしの脳内は
既にいけない想像で満杯になっていました。

「ディアナ様・・・・ お寒くはないですか?」
「(ドキン!)い、いえロラン、あなたのお傍はとっても暖かいですわ・・・・」

きゃぁぁぁ!! とわたくしの妄想は大驀進し、かまくらを彫る手にも
力が入ります。
「ディアナ様、精が出ますね」
あなたのためですわよロラン。





168通常の名無しさんの3倍:2005/09/02(金) 13:00:48 ID:???
age進行。
169香具師:2005/09/02(金) 20:12:35 ID:???
次の瞬間、わたくしは脳天まで突きあがるような冷たさに、思わず悲鳴を上げました。
「つ、冷た・・・・」
わたくしはつい夢中になりすぎて、手袋がびしょびしょに濡れていることに気が
つかなかったようなのです。おもわず手袋を取って見ると、わたくしの手は真っ赤に
腫れていたのです。わたくしはロランに気を使わせたくなくて、密かに呼気を吐きかけて
手を温めました。でも、自分の吐息ぐらいでは容易に温まりません。
そのとき、後ろから甘酸っぱい声が聞こえてきました。
「ディアナ様、どうかなされましたか?」
170香具師:2005/09/02(金) 22:05:55 ID:???
そこには当然、ロランが微笑の中に一抹の不安を隠しながら立っていました。
「ろ、ロラン・・・・ なんでもございません、どうぞよしなに・・・・」
とわたくしは笑顔を引きつらせて『心配するな』の旨を伝えます。
しかし、ロランは愚昧とも言えるほどに優しすぎます。
「そんな・・・・ お顔が真っ青じゃないですか! お寒いなら・・・・」
わたくしははっとしました。当然、ロランはその後に
「ロッジに入ってお休みになって・・・・」と言うに決まっています。
わたくしは咄嗟に言い放ちました。
「ロランが暖めてくださいまし!」
ロランはまたポカーンとした顔になってわたくしを見つめました。
171 :2005/09/03(土) 23:58:48 ID:???
一日レスが無いのもアレだな………

まあ理由が分からんでもない
172通常の名無しさんの3倍:2005/09/04(日) 09:53:28 ID:???
それくらいでガタガタぬかすな

173香具師:2005/09/04(日) 14:50:58 ID:???
ロランのポカーンとした顔を見て、わたくしはボッと顔が真っ赤になるのを感じました。
なななななななんてことを自分。わたくしは「きゃー」と真っ赤になった顔を覆いながら
しゃがみこんでしまいました。
「ディアナ様? お顔が真っ赤ですよ?」
ロランが心配そうに語りかけてきますが、わたくしはそれどころではありません。
どどどどどどうやって暖めてほしいと、自分? ま、まさか、

「(そっとわたくしを抱くロラン)ディアナ様、暖かいですか?」
「ろ、ロラン・・・・(ポッ)」

みたいなことをしろと? ああああ・・・・・ わたくしは恥ずかしさに真っ赤になりながら
「な、なんでもないですわロラン、今のはわすれてくださいまし・・・・」と呟くのが精一杯でした。
しかし、ロランはわたくしの言葉に何を刺激されたのか、血相を変えてわたくしの顔を覗いてきました。
「そんな・・・・ お顔を見せてください!」
174香具師:2005/09/04(日) 15:05:48 ID:???
ロランは強く言って、わたくしの顔を両手で挟み込むようにしました。
ぎゃあああああ! わたくしとロランの顔の距離が一気に縮まります。ま、まるで、これでは
キッス直前のカップルではございませんか。わたくしは半ばのぼせそうになって足腰が立たなくなり、
心拍数も血圧もうなぎのぼりに上昇してゆくのを感じていました。
「ディアナ様はすぐに無理をなさるんですから・・・・・ ほら、こんなに真っ赤になって・・・・」
あなたの所為ですのよロラァァァン! わたくしの鼻腔からは例によって鼻血がほとばしり、
よだれがエンドレスに垂れ、ロランが息を呑む気配がつたわりました。
「ほら、鼻血まで・・・・ いつから無理なさってたんですか?! のどの痛みなどは?」
え? わたくしはそう言われて我に返りました。
そういえば、さっきからなんだか喉がイガラッポ・・・・ ごほん、ゴホン!
「お風邪を召されたんですねディアナ様! すぐにロッジへ!」
ロランはそう言ってわたくしを背負うと、小走りにロッジへと駆け込みました。
現時点では体調に別条がなかったわたくしは、ロランと体を密着させて再び鼻から鼻血を
ほとばしらせていました。


間空けてスマソ。これから書くから。
175通常の名無しさんの3倍:2005/09/04(日) 15:17:34 ID:???
スレタイのイメージで

俺「このままニートでいていいのかな?」
誰か「よしなに」

って返してくれるスレかと思った
176香具師:2005/09/04(日) 15:17:47 ID:???
「けほけほ! こほん!」
わたくしは自室のベッドに寝かされ、ロランにかいがいしく看病されながら、風邪菌を撃滅するべく
ウィルスと戦闘していました。現時点で熱は三十九度。額に置かれたひえピタはすぐにヌルくなって
使い物にならなくなるほどでした。ロランは氷まくら、どっちかと言うと遅めのパブロン、ひえピタ
という三種の神器を駆使してくれていますが、千年を月で暮らしてきたわたくしのこと。抵抗力がなく、
どんな風邪菌でも一発でノックアウトされてしまうのです。
「ろ、ロラン、お水くださいな・・・・」
わたくしは熱に浮かされながら、容赦なく乾いていく喉を湿らそうと、ロランにお水をねだりました。
「は、はい、ただ今・・・・」
ロランはキッチンからコップ一杯の水を持ってきてくれて、ストローの先を口に含みました。こくり、と
飲み干しただけで、全身の精力を総動員するようでした。
「ディアナ様、お医者様の到着が、大雪で滞っていて・・・・」
ロランはそこで歯切れ悪く口をつぐみました。折からの風雪は夕方になってひどくなり、コレではスノーモービル
でもここまで来るのは至難の業なのでしょう。
「すみませんディアナ様・・・・ 僕が・・・・ 至らないで・・・・」
177香具師:2005/09/04(日) 15:29:09 ID:???
そう力なく呟いたロランの肩が震えているのが、涙目になったわたくしの目にもしっかりと見えました。
「僕が・・・・ 僕が・・・・ 至らないから・・・・ ディアナ様が苦しんで・・・・」
「ロラン・・・・」
ロランはぶるぶると肩を震わせ、うつむいて泣いていたのです。わたくしが風邪をひいたのは、もちろん
ロランの所為ではなく、わたくし自身の体の弱さにあるのですが、責任感の強いロランのこと、わたくしの
体調すら背負い込もうとしているのでした。
「・・・・ロラン、お水を」
わたくしは瞬時に女王の声を出しました。ロランも拳でぐいっと顔を拭い、「は、はい。ただいま」と応じます。
わたくしは慎重に水を吸うと、体の精力を総動員して上半身を起こし、ロランの顔を両手で挟み込みました。
「でぃ、ディアナ様・・・・!」
わたくしは何か呟きかけたロランの口を、わたくしの唇で塞ぎました。
178香具師:2005/09/04(日) 15:45:17 ID:???
有無を言わさず、ロランの口にわたくしの舌を押し込み、含んだ水を流し込みます。
「んぐ!」
ロランは驚いた表情で、素直にごくりと飲み干しました。
そのまま口を離さずにいたわたくしは、何秒間か経って唇を離しました。
「はぁっ、はぁっ・・・・」
わたくしはそのまま、どさりとベットに倒れこみました。ロランは顔を真っ赤にして、
「な、何を・・・・」と呟きました。わたくしは「今のは贖罪ですよ、ロラン」と微笑しました。
「責任を感じていたようですので、わたくしの風邪のウィルスを肩代わりししてもらおうかと」
わたくしがそう言うと、ロランは真っ赤になった顔をさらに真っ赤にして、「そ、そんな・・・・」と
縮こまってしまいました。
「それにしても、見かけによらず、なかなか巧いんですのね」
わたくしは褒めたつもりだったのですが、ロランは涙を浮かべながら、「ひ、ひどいですよ
ディアナ様・・・・! 結局楽しんでいらしたんじゃないですか!」と素直な感想を口にしてしまいました。
「そうですか・・・・ するとあなたはもっと楽しみたかったと?」
わたくしが意地悪に突きながら唇を舐めると、ロランは慌てふためいて「あ、あ・・・・ 舐めないでください!」
とさらに真っ赤になりました。ふふふ、とわたくしは笑って、これ見よがしに唇に指を這わせました。
あああ・・・・ とロランは両手で顔を覆ってしまいました。可愛いですのね、ロラン。


次の日、わたくしの風邪はウソの様に全快しました。そのかわり、ロランがごほごほとやり始めて、『移せば治る』というのは
本当だったのですね・・・・ とどうでもいい悟りを得たのでした。


またかまくら造りしましょうね、ロラン。よしなに。

179通常の名無しさんの3倍:2005/09/04(日) 17:05:55 ID:???
正正正正正正〜(中略)〜正正正正正 打ち止め

そう、2005年になっても忘れてはならないのが小生、ギンガナムである。
もうここ以外の場所には適応できそうにないような。
たまには繭の外に出て日光浴もしたりするが、もうここ以外に移動する気はないような気もしている。
おかげで東方不敗と名乗る男やギャバンという男と仲良くなったりもしたが、最近、再び妙なツレができた。

「御大将、宅急便のサイン私がしておきますよ・・・・」
「ああ、頼むぞムルタ」

むるた・あづらえるとか名乗るこの男は30にもなって童顔な男だ。いや、というか、なんか、タッチ自体が
違うような気がする(タッチってなんだ?)。
妙にヒステリックなこの男との歴史は浅薄なものだが、気が合う。
なんでも、宇宙でろーえんぐりんとかいう主砲に撃たれたとか。しかも、信頼していた部下に裏切られて。
どちらかと言うと裏切る側だった小生にとっては、奴の気持ちは推察するほかないが、ムルタは
酒に酔うと必ず阿呆のように笑った後、泣き始める。そう、こんな感じ。

「くくく・・・・ コーディネーターは全て滅びなければ・・・・ はーっはははは!
・・・・・うおおおん! ナタル! なんで裏切ったんですかぁぁぁ!」

よくわからんが、気の毒な男だと思う。
180ディアナ様宛てのがぜうです:2005/09/04(日) 17:38:17 ID:???
181通常の名無しさんの3倍:2005/09/04(日) 19:40:34 ID:???
>>180
準備中・・・・・
182通常の名無しさんの3倍:2005/09/04(日) 20:20:02 ID:???
新しい職人来たれ。
俺ひとりでは持ちこたえられん。
183通常の名無しさんの3倍:2005/09/04(日) 20:51:43 ID:???
最近、妙なツレが倍増した。
みーあ・きゃんべる、ふれい・あるすたー、すてら・るーしぇとかいうおなごだ。
半径十メートルの世界に、差し入れを持ってくるメリーベルと時々見舞いに来るディアナと冷やかしに来る
メシェー一派以外に女性を見ることはないので、なかなか新鮮だ。
しかしこの三人、まるで性格が違う。
フレイは気丈で、小生のパソコンで「光ファイバーにしようよ」とゴネるし、ミーアは狭い繭玉の中で歌って踊るので
手に負えない。ステラは唯一静かなのだが、『死ぬ』と聞くと発狂したかのごとく暴れまわるので手に負えないし、
繭玉の中に進入してきたアリンコを日がな眺めていたりする。

とにかくお前ら、狭いから出て行け。
184通常の名無しさんの3倍:2005/09/04(日) 20:58:40 ID:???
ロラン「ディアナ様、早口言葉やってみますか?」

ディアナ「いいでしょうロラン。よしなに」

ロラン「じゃあ行きますよ、≪赤巻紙青巻紙気黄巻紙≫。」

ディアナ「あ、あかまきがみあおまきがみきまきまき・・・・ どしゅっ(舌噛んだ)」

ロラン「でぃ、ディアナ様ー!!」
185通常の名無しさんの3倍:2005/09/04(日) 21:03:34 ID:???
ロラン「ディアナ様・・・・! しっかりしてください!」

ディアナ「ああロラン・・・・ さっきの、もう一度言ってくださいまし・・・・」

ロラン「ううっ・・・・ ≪赤巻紙青巻紙黄巻紙≫です・・・・」

ディアナ「あ、あかまきがみあおまきがみきまきまき・・・・ ガクッ」

ロラン「ディアナ様ぁーっ!!」

ディアナ「これもあるべき生のひとつ。だから、心配しないで、ね? ロラン・・・・」

ロラン「ひっぐ・・・・ えぐ・・・・ 早口言葉で死ぬ人はいませんよディアナ様・・・・!!」
186通常の名無しさんの3倍:2005/09/05(月) 00:23:46 ID:???
英語にも早口言葉あるらしいけど正暦時代には何語しゃべってるんだろう。
思いつき書いてすまねっす
187久しぶりに書く:2005/09/05(月) 02:47:46 ID:???
秋の始まりと夏の終わりは同じものではありません。
ロランがそう仰いました。残念ながら私にはそれを感じる事ができず、夏は過ぎた模様です。

という事で暦は秋、古い歴史にはこの季節はお月見という文化があったそうです。月を見ながらお菓子を食べるのが風習らしいですわ。

月で暮らすわたくし達を見ながらお菓子を食べていたのでしょうか?いやーん、エッチ………

という考えを容易く振り払うぐらい、地球から見る月は美しいものでした。そして好奇心がふつふつと。
『ロラン、お月見でもいたしませんか?』
「おつきみ?なんですかそれは」
『かくかくしかじか……ですわ』
「へえー」

とりあえずやることにはなりました。
188通常の名無しさんの3倍:2005/09/05(月) 03:11:14 ID:???
「これだけお菓子あれば大丈夫そうですね。後は月だけです」
お月見のスタート。ですが……月が見えませんわ。
「今は雲がかかってるみたいですね。気長に待ちましょう」
うーん退屈ですわ。では待ってる間はお菓子でも。モゴモゴ……うん、んまい。
「………うあーー、きれいな満月でしたね。でもすぐ消えちゃったのは残念ですね」
『え』
見れなかったですわ。ロランったら。一言仰ってくれてもいいのに。よおーし、今度はしっかりとですわ。
「……………」
『……………』
「……………来ませんね」
……ええ、よくあるパターンですわ。
普通ならまたここでお菓子を食べた瞬間「あ、月が!」なーんて展開に決まってます。そうは問屋が!
わたくしは下を向きません。しかしそれから30分何もありませんでした。ですがここでお菓子を食べながら下を向いたら………!

悶々しますわ
189通常の名無しさんの3倍:2005/09/05(月) 19:41:40 ID:???
どうも皆様こんばんわ。グエン・ラインフォードです。

未開の地に渡ってはや幾星霜。もう最近は欲求不満すぎて耐えません。

ハゲそうです。ええハゲそうですとも。

私は居ても立っても入れなくなり、「また行くのかい?」となかば諦め気味のメリーベルを残して、
単身愛しのローラ・ローラの下へ旅立ったのです。

そう、一番警戒しなければならないのは元・月の女王ディアナ・ソレルです。この前、二人の私生活が
憎くて憎くて、私はデジカメ片手にローラのロッジへと赴いたのですが、そこには一面パンジが刺さっていて
その一本が私の足を深々と貫いたのです。その後も、血だらけの足を引きずって、正々堂々玄関のドアから
進入しようとしたら、足元にゲリラ的にバラ線が張り巡らされており、血だらけの足を引きずって窓枠から
進入しようとしたところ、窓枠に隙間なく高圧電流が流れており、あやうく丸焦げになりそうでした。実際に
ミディアムレアぐらいまでは焼けましたし。

まったく、同性同士なんですから、寝顔の写真の10枚か20枚は倫理的にどうってこと無いはずなのに。
というか、どうして私が接近してきたときだけトラップが敷いてあるんだろう。あの女の化物的嗅覚の賜物
なのかもしれませんが・・・・ まぁ、油断はできないと言うことです。
そう、私は前回の鉄を踏まないよう慎重に、ロッジの周辺まで接近しました。

さあ、行きますよ愛しのローラ。可愛い寝顔で待っているがいい。
190通常の名無しさんの3倍:2005/09/05(月) 19:49:18 ID:???
私は夜の闇に乗じて、ロッジの手前までほふく前進で接近しました。
今の私は完全に≪ネイキッド・グエン≫と化していることでしょう。顔中を真っ黒に塗りたくるフェイスペイントが
効果的に働いてくれているはずです。

おっと。ここで罠の有無を確認しなければ。
私は暗視ゴーグルで周囲を見渡しました。フフフ・・・・ 反応はゼロです。今回ばっかりはあの女を煙に巻くことが
できたようです。

私はじゅるりと舌なめずりし、一気にロッジとの距離を詰めました。
頭の中では途切れることなく≪ミッション・インポッシブル≫のテーマが流れ続けています。

ああローラ! もう少しで君に会えそうだよ!
191通常の名無しさんの3倍:2005/09/06(火) 08:41:25 ID:???
>>186
すれ違いだけどレスするぜ。
英語でしょう。人名は仏語とか造語が多いけど。
ソースは8話かな?ムーンレイスが居住区から夜逃げする場面で、please let us go(ほっといて下さい)という貼り紙がしてあった。
192通常の名無しさんの3倍:2005/09/06(火) 16:36:41 ID:???
>>191
なるほど!
ありがとう(^−^
193通常の名無しさんの3倍:2005/09/06(火) 19:28:41 ID:???
「甘いですわね、グエン卿」
 ・・・・え?

漆黒のそらに響き渡る一発の銃声。
194通常の名無しさんの3倍:2005/09/07(水) 02:21:04 ID:???
>>182
ものっすごくイイ!これから毎日のぞきます。
萌えさせすぎ。
195通常の名無しさんの3倍:2005/09/07(水) 04:59:55 ID:zOeeHX1b
と、私は不測の自体を想像し、ロッジのバルコニーに辿り着いた。

前に熊のような機械人形と共にマウンテンサイクルから発掘された潜入服を着込んだから平気だろう。
着る時に首筋の札に「アカハナ」と書いてあるのを見つけたが、恐らくブランドだろう。
その時、私は悠久の刻を感じた。

それを思い出してるうちにロッジに潜入した
196通常の名無しさんの3倍:2005/09/07(水) 05:32:43 ID:zOeeHX1b
その後・・・


「グエン・ラインフォード三世は宝よりも大切なものを奪っていきました。」

「それは貴方の心、ロランです。」

197香具師:2005/09/07(水) 19:02:39 ID:???
今夜も元気にロランの寝顔を堪能するわたくし。

地球の夏は暑く、ロランも近頃は薄着して寝るようになりましたので、わたくしとしては
またとない萌な季節なのです。月光がさんさんと降り注ぐ今夜のような日は、月にいるハリーに
監視されているような気がするのですが、所詮気のせいです、よしなに自分。

ああロラン。寝るときは全裸に近い格好を愛す方なのですね。ランニングシャツにパンツ一枚という
格好で寝るあなたの寝顔をデジカメに収め、あなたの部屋の香りを胸いっぱいに吸引してから寝るのが
図らずも日課になってしまっているので、わたくしは毎日鼻血で貧血なのですよ、わかってらっしゃる?
このエロテロリスト(藁)。


久しぶりに書かせていただく。
198香具師:2005/09/07(水) 19:19:50 ID:???
わたくしがあなたの寝顔をカメラに収めようとしたその時、ロランが「うう・・・・ ん・・・・」と
寝返りを打ったのです。むにゃむにゃと寝言を口走るあなた。

その瞬間、わたくしの全身の血液が逆流しました。

「ダメですディアナ様・・・・ かなり・・・・ たまってるんです・・・・」

!!!!????

「もう・・・・ 僕だって我慢できませんよ・・・・」

ろろろろろロラン!!!??? 夢の中でわたくしとなにをやっていらっしって?!
ああああー。も、もう駄目ですよロラン。わたくしも我慢の限界、っていうか、うらやましいぞ
夢の中のわたくし! 現実のわたくしとかわってくださいまし!

わたくしの両鼻から噴き出す勢いで鼻血が流れました。

ああロラン。あなたもわたくしへの衝動を押し隠して、ひたすらウブなフリを貫き通して
いたのですね・・・・ 

いいでしょう。あなたの要望にお答えして、わたくしとひとつになりましょうロラン!

そう言って上着を脱ぎだすわたくし。

口の端からエンドレスに流れ落ちる唾液と鼻血を一緒くたに拭い、わたくしは深呼吸をしました。

「いきますよ、ロラン!!」

そう叫ぶと、わたくしは寝ているロランに飛びついたのでした。
199香具師:2005/09/07(水) 19:34:43 ID:???
○月×日

こんや、とんでもないしょうげきをかんじてとびおきたら、ディアナさまが「んふふふふ! ロラン、ロラァァァン!!」と
さけびながらぼくにだきついてほおずりしていた。ぼくはおどろきのあまり「ぎゃー」とさけんでとびおきてしまった。
ディアナさまはかおをちでまっかにして「たまってるんでしょ? たまってるならわたくしと抱擁の程をぉぉぉー」といって
だきついてこられた。ぼくはまっかになってしまった。ぼくのはなからもはなじがでた。

ぼくがたまっている、といったのはゴミのことだ。ゆめのなかではんとうめいのゴミぶくろがたくさんたまっていて、ぼくはディアナさまに
「もうがまんできません、ゴミのひはあしたですけどすててきます」といってゴミだしにいくゆめをみていたのだ。
そしたらディアナさまがぼくのうえにのっかっていて、ぼくにほおずりをしていたのだった。

そのことをひっしにはなすと、ディアナさまはこのよのおわりというようなかおをしておちこまれた。ぼくはひっしになぐさめたけど、
ディアナさまはとてもがっかりしていた。「わたくしが悪いのですロラン。お気になさらず」といってへやをでていかれた。

ぼくはディアナさまのゆめをみるのがすきだ。ディアナさまのおかおをみるととてもあんしんできるからだ。
おきたらディアナさまがめのまえにいて、びっくりしたけど、じつはとてもうれしかった。


オチの見える話でゴメン。
漏れが書くのもこれで最後か・・・・
200通常の名無しさんの3倍:2005/09/07(水) 20:53:51 ID:???
お疲れ様、面白かったです。
また気が向いたら書き込みに来てください。
201通常の名無しさんの3倍:2005/09/09(金) 02:04:35 ID:???
続きまだかなぁ…
ttp://www.geocities.jp/mataari4472/
202通常の名無しさんの3倍:2005/09/09(金) 22:19:52 ID:???
やっぱいいな、ディアナ様とロランは
なんだかんだ言って、二人とも毎日楽しそうですね
203通常の名無しさんの3倍:2005/09/09(金) 23:24:15 ID:???
いやディアナ様と作者がロランに性的嫌がらせしてるだけじゃ
204通常の名無しさんの3倍:2005/09/10(土) 00:17:47 ID:???
>>201
ttp://www.geocities.jp/kubitsuridiana/

ここモナー


誰かディアナ様ポータルとか作ってくれんものだろうか。
205香具師:2005/09/10(土) 23:04:18 ID:???
ちょっとお暇ができましたので、ビシニティの方にちょっとお出かけへ。
ゆっくりと時間を潰したかったわたくしは、読書に勤しもうと適当に本を買ったのです。
≪世界の中心で、愛をさけぶ。≫ほーう、世界の中心って一体どこなのでしょう。わたくしはそんなどうでもいい
ことを考えながら、既に暖かくなり始めたテラスで一気に読み干しました。

本を閉じ終えた瞬間、わたくしの顔中は涙と鼻水で目も当てられなくなっていました。

「ひっぐ・・・・ えぐ・・・・ 朔太郎さんがかわいそうですわ・・・・」

わたくしは閉じた本を、しっかりと胸に抱き閉めたのでした。
206香具師:2005/09/10(土) 23:14:53 ID:???
わたくしは空港で『助けてください!』と絶叫するあたりから、顔の穴という穴から液体を垂れ流し、
亜紀の遺骨を撒くところからは失神しそうになるほどに泣き喚いたのです。

わたくしはしばらくクールダウンしてから、ふとこんなことを思ったのです。

『ロランだったら、わたくしが不治の病だと知ったらどうするのでしょう?』

一度考え出したら止まらないのがわたくしの性分。わたくしはその晩、夕飯もあまり摂らず、
ロランが心配して話しかけてくれるのを待ちました。
207香具師:2005/09/10(土) 23:23:22 ID:???
「ディアナ様・・・・ 食が進まないのですか? どこかお体の具合が悪いのですか?」

フフフ・・・・ 思ったとおりに食いついてきましたよ。わたくしは内心でほくそ笑み、
できるだけしおらしく切り出しました。

「実はロラン・・・・ わたくしは不治の病に冒されているのです」

そう口走った瞬間、ロランが手に持った食器を取り落とす音が甲高く響いたのでした。
ロランの顔は蒼白になり、唇はわなわなと震えていたのです。

「そんな、そんな・・・・! ハリー大尉に相談しましょう、月の化学力なら、どんな病気だって・・・・」

わたくしは『ちょっと迫真の演技すぎるかな?』というくらいに、力なく首を振りました。

「月からも・・・・ もう先は長くないと・・・・」
208香具師:2005/09/10(土) 23:41:23 ID:???
そう言った瞬間、ロランは頭を抱えて椅子に崩れ落ちてしまいました。あれあれ、ちょっと想定してないぞ自分。

「ろ、ロラン・・・・?」

おそるおそる話しかけると、ロランの両目からぼろぼろと涙がこぼれていました。

「そんな・・・・!」

既に床の上には水溜りができていました。ロランは硬く握った拳を所在なさげに震えさせて、床に叩きつけました。
がつ、という硬い音がして、わたくしはその音に内心で驚いていました。

「僕が・・・・ 僕が・・・・ もっと早くに気づいていれば・・・・!!」

ロランは吠えるように叫ぶと、再び拳を床に振り下ろしました。

今度はやや鈍い音がして、ロランの手からは血が滴っていました。

わたくしはその時、自分の愚かさに気がつかされました。
わたくしの悪戯心の所為で、ロランをこんなにもキズつけることになってしまった・・・・

「僕が・・・・ 僕の不注意の所為でっ・・・・!! うわあああああ!!」

ロランが三発目の拳を振り下ろそうとしたので、わたくしはとっさに手のひらを床の上に差し挟みこみ、ロランの拳を手の甲で
受け止めました。脳髄を駆け上がる痛みが突きぬけ、わたくしに浅く息を漏らさせました。
209香具師:2005/09/10(土) 23:43:57 ID:???
そう言った瞬間、ロランは頭を抱えて椅子に崩れ落ちてしまいました。あれあれ、ちょっと想定してないぞ自分。

「ろ、ロラン・・・・?」

おそるおそる話しかけると、ロランの両目からぼろぼろと涙がこぼれていました。

「そんな・・・・!」

既に床の上には水溜りができていました。ロランは硬く握った拳を所在なさげに震えさせて、床に叩きつけました。
がつ、という硬い音がして、わたくしはその音に内心で驚いていました。

「僕が・・・・ 僕が・・・・ もっと早くに気づいていれば・・・・!!」

ロランは吠えるように叫ぶと、再び拳を床に振り下ろしました。

今度はやや鈍い音がして、ロランの手からは血が滴っていました。

わたくしはその時、自分の愚かさに気がつかされました。
わたくしの悪戯心の所為で、ロランをこんなにもキズつけることになってしまった・・・・

「僕が・・・・ 僕の不注意の所為でっ・・・・!! うわあああああ!!」

ロランが三発目の拳を振り下ろそうとしたので、わたくしはとっさに手のひらを床の上に差し挟みこみ、ロランの拳を手の甲で
受け止めました。脳髄を駆け上がる痛みが突きぬけ、わたくしに浅く息を漏らさせました。
210香具師:2005/09/10(土) 23:54:52 ID:???
「ディアナ様・・・・ 手が・・・・」

ロランが呆気にとられたようにわたくしの顔を見ました。わたくしはロランの頭をしっかりと抱き、耳元に
「ごめんなさいロラン・・・・」と呟きました。

「ウソなのです、不治の病など、根も葉もない虚構なのです。わたくしが悪戯をしたばかりに、あなたは・・・・」

わたくしは自分自身の愚かさが許せず、だらしなく涙を流し始めました。

「ロラン、申し訳ありません、痛かったでしょう? 本当に・・・・」

わたくしが嗚咽を漏らし始めると、ロランはわたくしを押しのけ、今度はしっかりとわたくしを抱き返してくださいました。

「よかった・・・・ ディアナ様がご無事で・・・・ これからもずっと一緒ですよ・・・・」

ロランは鼻声でそういうと、また泣き出してしまいました。しばらく抱き合いながら、わたくしたちはわんわん泣いて
時間を過ごしました。

その夜、わたくしは包帯が巻かれたロランの手を握りながら、明日はわたくしが家事をしなければならないのですね、と
どうでもいい事を考えて眠りにつきました。

ありがとう、そして、ごめんなさい、ロラン。
211名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:17:22 ID:???
職人様GJ
3日間しか空いてないのにすごく久しぶり感じる
212名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:18:31 ID:???
>>210
GJ!
いやーこういう話は弱いんだ俺。
あんがとさんです。
213通常の名無しさんの3倍:2005/09/12(月) 04:01:43 ID:???
ロランが気の毒でならないこの頃
214通常の名無しさんの3倍:2005/09/12(月) 08:00:11 ID:???
パソコンで催眠術に興味を持つディアナ様。

ディアナ
「ふむふむ、催眠術ね・・・・ ロラン、ちょっと」

ロラン
「なんですかディアナ様?」

ディアナ、五円玉の振り子をロランの目の前で揺らす。

ロラン
「え、ディアナ様・・・・」

ディアナ
「ロラン・セアック、わたくしのことを好きになぁ〜れ!」

ロラン
「な! ・・・・ガクッ」

気を失うロラン。

ディアナ
「ロラン、ロラーン?」

ロラン
「(ガバッ) ディアナ様!」

ディアナ
「は、はい! 何でございましょう?」

ロラン
「肩に糸屑が・・・・」

ディアナ
「あ、はい・・・・ よしなに。 ショボーン」
215通常の名無しさんの3倍:2005/09/12(月) 09:11:24 ID:???
セアックが一瞬セックスに見えてドキドキした(*゚∀゚)=3
216通常の名無しさんの3倍:2005/09/12(月) 10:32:16 ID:???
           , ' ,' ,リ /::::::::y´  /  /    〃  /:::::::::::| 、\ ',
          / /  / ',::::(/   ,'  |  //  /:::::::::::::::l l ヽヽ|
        ./ / /   ',:/   /   |,.辷´ | _」:::::::::::::::::| l  | ',
      _∠ -┴ '´     i   l    ,'/`'. ヽ~`ヽ:::::::::::::::l /   ! ',  そんなことなさらなくても大好きです。
   , - '"     __, -'"  _|    |!  l:'`ー ´ `::::::|:::::::::::::/ λ   l  l
  /   _,, - ‐ ' "  _ _ , く i  |l  l::::::::::::::::::::::::::::::::::/ノ/  / ! |
 ; ,. ' "/  _ . - ' "´`丶、 ヽi   |:ヽ、_|::::::::::::::::::::::::::,,,-‐- イ / ,イ /
/ /  /           \ |   |::::::::::::::::::::::::::::::::/l、ン`'i "` _/ lノ
.  /  , '            ヽ   |:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::/ └=、
 │ ,'               ヘ |:::::::::::::__ _ , ´-┴--、ノ´:;;;;;;::゙:::ー- 、 n
  ', ノ              l、i ノ::, - ''"       (:::::/:::::::::::,r::::ヽヽ!/
             、    lン"               /:::::,;::'":::::::::::ヽlR
           ' 、 、    !    ヽ     \    /::::/:::::::::/:::::::::|ゞ>
   `丶、     \ ヽ   ,' ,'  |   ',     ヽ   ゝー/:::::::/::::::__ :::| l !__
       ̄ ``ヽ \ \  ,'   l    ',       ヽ   /::::::/:::::::,イ::::::::|〃::i ',
、            ヽ  ヽ/ ,ノ└-−┤     ヾ''ヾ_,,/:::::::/ /::::::/iヽ:::ソ ',
ヽ       -、 , _ _   、 丿'´ - ´ ̄  l        ∧t ',(__//::::::/ 、',"´
 ゝ              |_ ', ´   r, .┐ l     / l ノ   (__/ ヽ \
 |             ! T`,   ヘ、/ |    ,/  l/|   !、    ` 、 \  は、、はい。
.  l             l ,' |      |   ,/     ||   ヽ      ヽ,
  |             l ' /      |  〃    ! |    ,,ヽr‐――-、 ',
.  l             l !/      / 〃     ,| !  ./::::::::::::::::`ヽ::::|
   |           ___   |ヽ、‐______/__〃 , - --‐''"ヽ-'´::::::::::::::::::::::::::`ー、_
.   !        '´ / ̄ ̄ ̄               ゝ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::

 __       Oo 。 ., -ー-ー-、
//ヽヽヽ          LLLLL i ヽ
川,, ´-`)?        .|(゚ー゚*|ノ| ノi


217通常の名無しさんの3倍:2005/09/12(月) 16:24:04 ID:???
あ、今日もあのテレビの時間ですわ

ちぇけら!さあ今日も楽しく健康な毎日のためにエクササイズ!
準備は出来たかな?ハッスルミュージックスタート♪
フトモモをと両手を挙げて〜ワンツーワンツーそのまま手を上に振ってワンツーワンツーワンツースリー♪


体を動かすのがこんなに楽しいなんて!
ハッスルぅハッスルぅ!!
『ほら、ロランもご一緒に!!ワンツーワンツー♪』
「ははは恥ずかしいです」
『わたくしがやってるのにやれないのですか?』
ああ、ぎこちなく踊るロラン

10分後
「ワンツーワンツー、ディアナ様、楽しいです、楽しいです!!」
『でしょうロラン、さあもっと体を大きく振ってー、ワンツー左手もー』
「ワンツースリー!」


以来日課になりました
218通常の名無しさんの3倍:2005/09/12(月) 17:39:33 ID:???
2人とも可愛いくてイイ!(・∀・)
219通常の名無しさんの3倍:2005/09/12(月) 23:14:03 ID:???
今朝、ロランの絶叫で飛び起きました。

ロラン
「うわあー! ディアナ様ぁー!」

わたくしは血相変えて部屋に飛び込みました。

ディアナ
「どうしたんですのロラン!?」

するとロランは汗びっしょりになって、

「・・・・はっ! ああ、よかった・・・・僕夢の中でディアナ様が月へ帰ってしまわれる夢を見てて・・・・
それが悲しくて・・・・」

と汗と一緒に涙を拭いていました。

「ロラン・・・・」

わたくしも泣きそうでした。

わたくしはどこにも行きませんから。ね? ロラン。よしなに。
220通常の名無しさんの3倍:2005/09/13(火) 18:56:06 ID:???
また居なくなったね、職人さん。
221通常の名無しさんの3倍:2005/09/13(火) 20:45:42 ID:???
こういう時期もある
ネタが出来ればまた書いてくれるさ
222通常の名無しさんの3倍:2005/09/13(火) 21:22:10 ID:???
ディア
223通常の名無しさんの3倍:2005/09/14(水) 02:30:55 ID:???

繭月 果実月

私は最近、秋の夜長に『月に繭 地には果実』という小説を読みました。

この物語は月と地球が接触し、互いの誤解を元に大陸を焼き払うまでの戦争へとなる辛い物語です。

しかし月の心優しい、まるで春の暖かい風のような主人公は、大切な人の為に地球と共に闘い幾つもの試練を越え

敬愛する月の女王の純粋な愛をえますが、最後に味方に裏切られ月を故郷と共に焼き払わ  考えるだけで涙がとまりませんね

そしてそれに憤慨した月の女王が闘いに出る為に、主人公と最期の別れの接吻し、そして春の蝶が果てるように戦って死んでゆきます。
私は主人公と女王の別れの章を何度も読み返しました。私は少年の忠誠心よりも彼女を純粋に愛しているからこそ、最期の別れのシーンに涙が止まりません。

そして小説を読破し感涙した私をロランがすぐに気遣ってくれました。

「ディアナ様どうしたのですか。」
彼の小さな一言にどんなに心が潤ったでしょう。私はそのままロランの暖かい胸元に埋まり大粒の涙を流しましこういいました。
「ロラン、かつての女王として私が絶対に貴方と離れ離れになったり、
悲しめたりする事はないと誓えますか?」
もはや元女王の身の少し無礼な言い語りでもロランは春の風のように答えてくれました

ロラン「ディアナ様は僕を悲しめません。僕はたとえ灼熱の中までもおつきいたします。だって誰よりも・・ディアナ様を信じてます」
そう言ってロランは顔を赤らめながらまごつきましたが、二人ともそれがなぜか可笑しく後は笑ってしまいました。


ロラン、私は絶対に貴方と離れ離れになって貴方を悲しめたりしません、たとえ空が落ちてこようと。

そして、明日もよしなに
224通常の名無しさんの3倍:2005/09/14(水) 03:04:56 ID:???
>>223
GJ!!エェ話や。・。(つД`)。・。
225通常の名無しさんの3倍:2005/09/14(水) 19:31:52 ID:???
>>223
この小説には何か元ネタが?
それとも∀小説版?(二種類とも読破しきってないので…)
226通常の名無しさんの3倍:2005/09/14(水) 19:41:19 ID:???
ネタがワンパターン
227通常の名無しさんの3倍:2005/09/14(水) 20:29:33 ID:???
「ディアナさま、そこにいらっしゃたのですか。」
「・・・ロラン、あの山の向こうには何があるのでしょうか?」
「えっ、それは・・・麓にはフーフゥ・ルゥの村があって・・・」
「そうではないのです、ロラン。」
「・・・あの向こうには、人々の幸せがあるのでしょう、きっと。」
「そうでありましょうか?」
「僕はそう信じています。」
「・・・でも、わたくしのこの体が情熱の赤い血潮で染められることは・・・もうない・・・」
「何かおっしゃいましたか、ディアナさま?」
「いえ、風がでてきましたね。」
「そうですね、お体が冷えないうちにお家へかえりましょう。」
「そのように・・・ロラン・・・」
228通常の名無しさんの3倍:2005/09/14(水) 22:09:20 ID:???
>>225
乱歩賞作家の福井晴敏がノベライズした∀だよ。
最後ディアナ様とか死ぬが。俺が読んだ福井作品では、冗談抜きで一番面白いよ。

そういえば、ディアナ様とロランのキスシーンがあったなぁ。
229通常の名無しさんの3倍:2005/09/14(水) 22:17:23 ID:???
ロラン
「ディアナ様、ルービックキューブやりませんか?」

ディアナ
「いいでしょうロラン。よしなに」

ロラン
「こうやってこうやって・・・・ はい、こうなればOKです」

ディアナ
「なるほど、色をそろえるんですのね。よしなに・・・・ 」

五時間後。

ディアナ
「こうやって・・・・ あれ?」

ロラン
「ディアナ様、なんか焦げ臭い匂いしませんか?」

ディアナ
「ここがこうなってああなってそうなって・・・・」

ロラン
「うわぁー! ディアナ様、頭から煙が!!」

ディアナ
「ぷすんぷすん・・・・ ボムッ!」

ロラン
「うわー! ディアナ様ぁ!」
230通常の名無しさんの3倍:2005/09/16(金) 09:23:10 ID:???
「な、なにーーっ!」
「た大変だディアナ様の頭が火を吹いたぞ!」
「普段パズルなんかしないから考えすぎてショートしたんですよ!」
「マイケル・ジャクソンかこいつは!」
「気絶しとる!水だ!水を持ってこい!!」
「こんボケどういう頭の構造してけつかんねん!!」
231通常の名無しさんの3倍:2005/09/16(金) 15:44:48 ID:???
>230
いや、待て。

誰と話してんだ?
232通常の名無しさんの3倍:2005/09/16(金) 17:41:52 ID:???
>>231
パニクッたロランが一人で話してるに決まってるだろ。
233通常の名無しさんの3倍:2005/09/16(金) 17:42:57 ID:???
普通に考えて
(・∀・)ソ江ー!!
234通常の名無しさんの3倍:2005/09/17(土) 00:20:16 ID:???
ボギーTHE GREATか…
この頃の宮下はまだ荒削りで面白かったんだがなあ…
235通常の名無しさんの3倍:2005/09/17(土) 03:28:54 ID:???
はりゃあ!!
ドゴッ!
はいはッ、ハイッハイッハイッ!!うおらああ!
ババババッバン!!


「いやぁ爽快でしたねーディアナ様」
東洋系のアクションスターのムービーらしいのです。敵に囲まれながらイスを蹴り上げ、足を一閃、ぱんち、ぱんち、きーっく!
……さっきの映画のワンシーンが目に焼き付いて……あれ?なにかふつふつと沸き上がるものが………うぉぉぉおおお
『うあちゃあ!!』
「ディ、ディアナ様!?」
『ハイハイハイ!ふぉぉぉあたー!!!』
「いた、痛い痛い、痛いです!ちょ、ディアナさま!ぁいて!」

10分後
ゼェゼェ…はしゃぎ過ぎましたわ…
「いてて……うう…」
ハッ、ロランが!
『ロ、ロラン、お怪我はありませんか!?』
「ははは…ぜん…ぜ……平気……すよ、…ぐふっ」
ロラン…毎度毎度ごめんなさい…ね?
以来アクションムービー禁止になったのは言うまでもなく。


236通常の名無しさんの3倍:2005/09/17(土) 23:05:40 ID:???
巷で大人気らしい『NANA』という映画を、ロランがどうしても観たいとかねがね言っていたのですが、
わたくしは最初しり込みしていました。
わたくしはついこの間まで女王だったので、人ごみがあまり得意ではないのです。でも、衆目に
ロランがさらされると言うこと自体がわたくしには我慢ならないことなので、わたくしは無理矢理
ロランについて映画館まで行きました。
237通常の名無しさんの3倍:2005/09/17(土) 23:35:27 ID:P9uzBfWS
ロランとディアナのご近所物語wwww

または女王なんかじゃない!

そんでグエンのパラダイスキス
238通常の名無しさんの3倍:2005/09/18(日) 01:09:56 ID:???
今日ようやく∀の面白さを知った。
239通常の名無しさんの3倍:2005/09/18(日) 18:55:44 ID:???
停滞してんなあ
240通常の名無しさんの3倍:2005/09/18(日) 22:03:20 ID:???
くくっ・・・・ 不覚にもブラストのファンになってしまいました・・・・
わたくしは顔から出る汁や液の類を全て流し、ロランと二人でふらふらと劇場を後にしたのでした。

後日、ロランがビシニティへ行った帰り、なにか大荷物を抱えて帰ってきたのです。
「ディアナ様、いいもの拾ってきましたよ!」
ロランが拾ってきたのはなんとギターでした。しかも結構な状態で、弦さえ張り替えればまだまだ使えそうでした。
「ロラン、あなたギターを弾けるんですの?」
わたくしがワクワクしながら聞くと、「少しは」との返事。
わたくしは有頂天になり、ロッジのテーブルの上へ駆け上がると、携帯電話をとりだし、月のハリー大尉へ電話をかけました。
241通常の名無しさんの3倍:2005/09/18(日) 22:10:41 ID:???
『はい、もしもし、あ、ディアナ様。どうかなされましたか?』
『こんばんわー、ブラストでーす』
『は? 今なんと?』
『ヤス、忘れられない夜にしてやるよ』
『は? ヤス? ディアナ様、おっしゃっている意味がよくわかりませんが』

その後、わたくしは携帯のマイクに向かってむちゃくちゃな英語をがなりたてました。
そう、それこそブラストの大崎ナナのように。ああ、ロランのギターの音がいいカンジです。
わたくしは歌うのよ、夢を!

結局、一曲歌い終わった後に「どうでした、ハリー?」と感想を求めると、すすり泣く声が。
『・・・・素晴らしい・・・・!』
ハリーは単純なので。
242通常の名無しさんの3倍:2005/09/18(日) 22:13:49 ID:???
『よし、決まり。ハリー大尉、貴方サングラスしてるからヤス。イコールドラム』
『・・・・は?』
あとはベースだけですよ・・・・
243通常の名無しさんの3倍:2005/09/18(日) 22:34:01 ID:???
ワクテカ
244通常の名無しさんの3倍:2005/09/18(日) 22:51:26 ID:???
残るはシンだけですね・・・・
なんかざふととかいう軍に同名の方がいらっしゃるらしいんですが、どうなんでしょう。

一度はグエン卿も考えたんですが、ロランにおイタするかもしれないので却下。
そう、残るは彼しか居ませんね・・・・ 特別顔見知りなわけでもないのですが・・・・
245通常の名無しさんの3倍:2005/09/18(日) 23:22:41 ID:???
ザフトは却下汁
246通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 01:12:56 ID:???
なんか矢沢あいネタあうなwww

てか∀厨的には七よりパラダイスキスのほうが面白いよ。
グエンより凄い変態御曹司が主役だから
247通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 01:24:37 ID:???
NANA?見たこと無いから分からんかった。

映画が先か漫画が先か。
248通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 01:26:49 ID:???
映画までだとハッピーに終わる。

漫画は途中から泥沼。アンハッピーだよ。

初心者には映画を薦める。
249通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 01:33:16 ID:???
映画版って漫画版に忠実?
そうだとしたら漫画の何巻ぐらいまで収められたストーリー?


250通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 01:34:55 ID:???
認知してやれよー
251通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 01:40:45 ID:???
>>249
漫画に忠実だけどシン役だけがどうしても許せない…
ロランがやったらイケそうだな。
5巻の14話くらいまで収めてあったよ。

>>250
ネタバレしちゃめっ!
252通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 01:49:39 ID:???
>251
蟻が10

スレ違いだから質問この辺にしとく。参考になったわ
253通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 12:29:51 ID:???
ロラン達はジャンル何やるんだろうね。
チープトリックみたいなパワーポップが似合うか?
ガチャガチャしてる初期キンクスとかもいいな。
254通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 13:11:50 ID:???
バンド名や曲名を聞くとスタンドの方が先に出てくる
255通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 16:29:41 ID:???
山月 純月


私は最近、ラジオの代わりに地球でも整備された電脳網を部屋のパソコンで見ます。


そんな些細な出来事が悲劇の始まりだなんて・・・・

ttp://idsg0929.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20050919111418.jpg


ロランが買い物に出てる間、ふと ローラ と検索してみるとこんな猥褻な絵が出てきたのです。


これを見た瞬間、私は卒倒しかけましたが・・・・。
あとで、喜んで画像を印刷して鏡台の引き出しに隠す私がいました。
256通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 17:12:56 ID:???
そのリンクが既に選択済みの色をしていた事に、
自分自身の今後を思う…
257通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 17:25:42 ID:???
悲惨だw
258GSL:2005/09/19(月) 22:07:21 ID:???
これこそディアナ腐女子計画の始まりなんだよ。
259通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 22:49:20 ID:???
これの続きは無いの?
260通常の名無しさんの3倍:2005/09/19(月) 22:51:03 ID:???
倒錯過ぎて、もう書けない。                

誰か続き買い手
261通常の名無しさんの3倍:2005/09/20(火) 20:29:52 ID:???
特別顔見知りなわけでもないのですが・・・・
ヤス役のトミーノも大ファンだという
谷村新司さんにシンをやっていただくしかありません
ノブにはツンツン植毛の西城秀樹さんかしら

そしてボエ〜と唄う私の足元の 観客席最前列には
私に心酔するまなざしのかわいいロランが…
「おいで、ハチ公」
私は一千万人の観客の中からロラン一人の手を取ってステージに引き揚げ
興奮と陶酔のどさくさにまぎれて
世界の中心でロランに熱いキッスをしちゃうのです
262通常の名無しさんの3倍:2005/09/20(火) 22:11:21 ID:???
寒いよ
263通常の名無しさんの3倍:2005/09/20(火) 23:10:21 ID:???
元ネタ知らんからついていけんよ
264通常の名無しさんの3倍:2005/09/22(木) 12:45:28 ID:???
やっぱ違う人が書いたらアカンな・・・・
265通常の名無しさんの3倍:2005/09/22(木) 22:28:14 ID:???
NANAネタ…普通にツマンネスク
266通常の名無しさんの3倍:2005/09/22(木) 23:54:14 ID:???
>>261
ごめん、俺書くよ・・・・

「え、え、俺っすか?」
シンに大抜擢されそうなこの少年、ああ思い出しましたわ。献体(こう言っちゃうとよくないのですが)
の少年、キース・レジェとかいう男の子ですわね。まさかパン職人になっていらしたなんて・・・・
なるほど、顔立ちはシンとは全然違いますけど、ジャニーズ系ですわね。肌はあとでがっつり美白、赤毛はあとで
ガリガリに脱色すれば、かなりの上玉に・・・・
「っていうかディアナ様、そのファッションどうかなされたんですか?」
失礼ですわね! どうかなされたとは何事です! ばっちり全身ヴィヴィアンでキメて、化粧なんか
マスカラ何重に塗り固めたかわかりませんのよ! 最近では髪もバッサリやって黒に染めなおそうと
思ってるんですが、ロランが「それはちょっと・・・・」っていうのでやめてるんですのよ。
「まぁキース、かくかくしかじかで・・・・」
「ふーん、ベースかぁー・・・・」
267通常の名無しさんの3倍:2005/09/24(土) 22:39:44 ID:???
「でも俺、パン屋なんで」
『ディアナ様、私もキエル嬢のお守で忙しいので』

・・・・撃沈ですた。なんですの皆様、若い頃はもっとはっちゃけてもよろしいんですのよ!
とにかく、ブラスト化計画はあっけなく頓挫し、わたくしは途方に暮れました。

その夜、かなりショボーンとしながらロッジへ帰ると、ロランが「そんな気を落とさないで下さい・・・・」と
優しく声をかけてくださいました。
「いいですわよロラン、こんなケバいマスカラした女なんか放っておいてくださいまし・・・・」
少々いじけたわたくしがそう言うと、ロランはちょっと困ったように言いました。
「そんな・・・・ お化粧がどうであれ、ディアナ様はとってもお可愛いんですから・・・・」
ああ愛しのロラン、なんでそんなにお優しいんですか・・・・?
268通常の名無しさんの3倍:2005/09/24(土) 22:48:15 ID:???
その夜、わたくしはそっとロランの部屋へ忍び込み、寝ているロランの首へそっと手を回しました。

「うわっ、ディアナ様! 何ですかこれ!」

うふふ・・・・ 驚いていますねロラン。あわてて階段を駆け下りてきたロランの首には、
オシャレな南京錠がぶら下がっています。もちろん、わたくしが付けてさしあげたんです。
「なかなか似合ってますわ、ロラン」
「こ、これってレンが首につけてた南京錠じゃないですか! どうして・・・・」
「ロラン、これで貴方はわたくしのもの・・・・ 離れちゃ嫌ですわよ?」
「・・・・え、あ! もうっ!」
真っ赤になったロランを笑いながら、わたくしは掌の中で鍵を転がしていました。
離れちゃ嫌ですわよ、ロラン? 明日もよしなに。
269通常の名無しさんの3倍:2005/09/24(土) 23:28:08 ID:???
ディアナ・ソレルのボディーはよしな日記
270通常の名無しさんの3倍:2005/09/25(日) 01:21:03 ID:???
次週予告

ディアナ奮戦




遂にロラソをレイプするんだな
271通常の名無しさんの3倍:2005/09/25(日) 01:54:14 ID:???
>270
まだ総レスが半分も越えてないのに?

速いよ、速すぎるよ!
272通常の名無しさんの3倍:2005/09/25(日) 19:05:09 ID:???
>>270
こんな感じか?

ディアナ
「ふふふふ・・・・ 逃がしませんわよロラン!!」

ロラン
「ああああディアナ様! ぼ、僕たちはそんなんじゃないはずdrftgyふじこ」

ディアナ
「ロラン、ロラァァァァァン!!! (がばっ)」

ロラン
「う、うわああああ!!」
273通常の名無しさんの3倍:2005/09/25(日) 19:27:21 ID:???
単語「奮戦」を検索してるうち、どこで間違ったか赤蕪片手に名古屋弁がデフォと化すディアナ様…
274通常の名無しさんの3倍:2005/09/25(日) 20:20:49 ID:???
>273
なにをいってるだぎゃあ







ハッ!!
275通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 01:17:36 ID:???
>>273
さらに検索を続けた結果、とうとう『怪獣大奮戦ダイゴロウ対ゴリアス』にまで
たどりつきあろう事かハマってしまい特ヲタ化し始めるディアナ様……
276通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 01:29:51 ID:???
そんなことせんでも抱きついて目をウルウルさせたら一発だろうに。
277通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 13:28:43 ID:???
>>276
こんな感じか?

ディアナ
「ロラン・・・・! わたくしはロランが好きなのです!」

ロラン
「え、ディアナ様・・・・?! 何を・・・・ あ、ありがたいことです(棒読み)」

ディアナ
「えぐっ・・・・ (がばっ)一言『好き』と言ってくだされば家事でも何でもやりましょう・・・・・!(ウルウル)」

ロラン
「そ、そのかわりあいするというのではまずしすぎましょう(棒読み)」
278通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 13:29:39 ID:???
>>276
こんな感じか?

ディアナ
「ロラン・・・・! わたくしはロランが好きなのです!」

ロラン
「え、ディアナ様・・・・?! 何を・・・・ あ、ありがたいことです(棒読み)」

ディアナ
「えぐっ・・・・ (がばっ)一言『好き』と言ってくだされば家事でも何でもやりましょう・・・・・!(ウルウル)」

ロラン
「そ、そのかわりあいするというのではまずしすぎましょう(棒読み)」
279通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 13:32:40 ID:???
>>278
ごめん、誤爆・・・・
ディアナ・ソレルの名の下に処刑されてきます nosi
280通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 13:37:07 ID:???
>>279
ディアナの法の裁き、受けていただく!
281通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 13:42:27 ID:???
>>280
ユニバァァァァァァス!!!
282通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 14:02:25 ID:???
>>281
コンバァァァァァァス!!!
283通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 14:40:52 ID:???
「このスレ凄いよ・・・・ さすがは旧板!」
284通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 14:41:27 ID:jsNRt/ud
ヽ         '、`,ー-- 、.........____,,...... --、
 !             `''''''─────'''''''"´
 /        r-、                ,.-、
 |    ,.-,-.,、 _ `ヾ、、            ,ィ/´___   次で最終回……
 !  /´/ / /::::;ヽ、ヽ、、         ,.〃' ,.ィ:::i!::::iヽヽヽ
 | く /_/ /:::::;:i〈!=:;;;,、丶=-    r='‐,',:-='!:i:/,|:::::i iヽ,ヽ   俺は最後までキラの側でハァハァすることを誓う!!
. |  \\\、:ミゝ'!r';;;ノヽ‐-、 __ ,. -'イ;/!ィ;;ノ'ソ'ノ::;:-'‐〉ソ
  ヽ、  \\\ゞ`''''''''''´    ::::::::::::'7"'`'''゙"ソ'//    ,.
    iヽ、  \\\        |::::::::::::.   /',/,'    ィ'
   l  ヽ   \ヽ丶        |:::::::::::::  /,/,/ ,.'   / |
   | ,ヘ,ハ     ヽヽ`、       !:::::::   //,/ /    /rヘ !
.   ! ノ ,/. i    ヽヽ,'、 _,....:::::::::::....,_  /// /    / !、'、 !
    !'__/ヾ;|    ヽ,ヽ'、    ─‐   /// /     !/ヘ ヽ!
    | |`ヽ',、    ヽ ヽ--------‐'´'ノ /    /ィノ| 'i`"
     ! |   `i 、   ir`ー---------‐' '´   /''"  | |
   イ ノ    |! ヽ   |! ,.---------- 、    ,ィ´     | !
    !''     l|  ヽ、l||,'  ̄ ̄ ̄ ̄ |    ,' l!     | /

285通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 14:43:35 ID:jsNRt/ud
蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶月光蝶
286通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 14:45:23 ID:jsNRt/ud
>>283よ これはみんなガンヲタということだな
287通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 15:01:46 ID:???
>>284
「ガンヲタの誇りを奪ったのも、種なのだァァァ――ッ!!!」

甘ったれがァァァ―――ッ!!!
288通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 17:21:31 ID:Glu5Jcjb
携帯房ですまん

>>287

ま、確にそうだよな。Wなんかは腐女子が量産されたがまだガンダムのプライドみたいのがあった。

種死なんか完璧腐女子狙いでガノタはポーク姉妹で我慢しとけみたいな感じ。

まーこれが時代のニーズなのだろうかorz


あ、禿げしくスレ違いスマソ…逝ってくるわ
289通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 17:55:36 ID:???
Wはまだパロディとして許せる範囲(トールギス対蛇腕とか)だけど
種はもうパクってはいけない領域に入ったからなあ
見ていてテレビを壊したくなったのは生まれて初めてだ
290通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 18:20:44 ID:???
っていうかなぁ・・・・
キャラにメタルギアのパクリが居る時点でもうなんかアレだよな。
メイリンとかオルガとか。
291通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 18:33:18 ID:???
スレ違いだろ!種はタブー死しる(´・ω・`)
292通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 19:38:40 ID:???
>>291
も、申し訳ない・・・・ 
ディアナ・ソレルの名の下に処刑されてきます。 nosi

・・・・で、280に戻る。
293通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 20:31:13 ID:???
>>289
トールギス対ヘビーアームズって何のパロディなの??
294通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 21:18:57 ID:???
終盤のトールギスVSシェンロンじゃねーの?
会話がνのアムロVSシャアまんま。

俺は結構寒かったけどな。




  .-ー-ーヽ
 /  i_i_i_i_i_i  …と
 iノ |ノ|*゚ー゚)/ ̄ ̄ ̄ ̄/
 |ノ| リ つ /  VAIO /____
   ̄ ̄\/____/ 
295通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 21:42:11 ID:???
このスレは全部ディアナ様の自演だったんだよ!!
296通常の名無しさんの3倍:2005/09/26(月) 23:45:26 ID:???
貴様ァ!ディアナの自作自演といったかぁー!
297通常の名無しさんの3倍:2005/09/27(火) 01:07:00 ID:Fi2PmjvT
任務も大事だけど阪神あとマジック3ですぜ、ハリーぽったーさん
298通常の名無しさんの3倍:2005/09/27(火) 01:50:53 ID:???
ハリーはもう疲れてる。
今年はもうあんまり阪神に熱心じゃない。

前回優勝時に貯金全部使っちゃったってのもあるが。
299通常の名無しさんの3倍:2005/09/27(火) 12:41:01 ID:???
死ねよやァァ!
300通常の名無しさんの3倍:2005/09/27(火) 12:59:29 ID:???
今日の夕食のとき、ふと顔を上げると、ロランがわたくしの顔を見つめていました。

「あの、なにか?」

わたくしがそう訊くと、ロランは「あ、いえ」と慌て、それから急に改まった口調で切り出しました。

「ディアナ様は、なんで月へお帰りにならなかったのですか?」

わたくしは、なんだそんなことですか、と微笑して言いました。

「ロランとずっと一緒にいたかったからです」

するとロランは「もう、からかわないでください!」と真っ赤になっていました。

本気だったのになー。よしなに。
301通常の名無しさんの3倍:2005/09/27(火) 14:39:21 ID:???
口癖っていいかもしれませんわね。今流行りの萌えな気分にさせる効果があるとか無いとか……試す価値はありますわね。
ロラン「ディアナ様ー」
早速獲物が来ましたわ
ディアナ『なんでござるか?』
ロラン「え……はっ、いや、クッキーを焼いたので」
ディアナ『かたじけない』
ロラン(なんだろう、ギャグ?…触れない方がいいのかな)
ロラン「さあどうぞ」
ディアナ(反応がありませんわ。インパクトが足りないのかしら?じゃあ…)
ディアナ『いただきまーす、サクサク……うーん!ダーリンのクッキーは美味だっちゃ!』
ロラン「あ、ありがとうございます…」
ロラン(もしかして、僕の反応待ち?)
ディアナ『ロランも食べるっちゃ!』
ロラン「すいません、僕の負けです、勘弁してください」


302通常の名無しさんの3倍:2005/09/29(木) 21:13:16 ID:???
今日は15夜、お月見の日とか。
ふむふむ・・・・ 地球から見る月は綺麗なものですね・・・・
わたくしはロランの横で月見団子を頬張りながら夜風に吹かれていたのですが・・・・
そのとき、ひときわ大きな欠片が喉へ。
「うぐっ、むぐぐぐぐ!!」
あわわわわ! 何ということでしょう! わたくしは不覚にも月見団子を喉に詰まらせてしまったのです。
「ろ、ろらん・・・・ ぐるじ・・・・ よ、よじな・・・・ に・・・・!」
ロランの肩をばんばん叩くわたくし。
「ウワァ―――ッ!! ディアナ様しっかり!!」
ロランが背中をばんばん叩いてくれたおかげでわたくしは死なずに済みました・・・・
ロラン、来年のお月見もよしなに。
303通常の名無しさんの3倍:2005/09/30(金) 23:35:37 ID:???
定期的にage
304通常の名無しさんの3倍:2005/10/02(日) 18:00:56 ID:???
あげ
305通常の名無しさんの3倍:2005/10/04(火) 20:00:40 ID:???
あげ
306通常の名無しさんの3倍:2005/10/05(水) 19:26:26 ID:???
○月×日

最近朝晩はめっきり冷え込むようになりました。
その一方で昼間は暑い日が多く、地球の気候とはなかなか
厄介なものと感じつつ、季節の移り変わりを肌で感じることが
できるのを嬉しくも思います。

冷凍睡眠で数千年の時を生きてきた私ですが、やはり人の命は
限りあるもの。季節のう移り変わりは、私もその限りある時の
中で生きていることを実感させてくれます。今晩からロランの
出してくれた毛布のぬくもりに包まれながら、そのようなことを考えました。

ロラン…、これから幾度共ににこの季節を迎えることができるでしょう?
明日からも、よしなに。
307通常の名無しさんの3倍:2005/10/06(木) 21:10:03 ID:???
>>306
すっかり閑古鳥になったこのスレに射す一筋の光だよ。アンタは。
308通常の名無しさんの3倍:2005/10/06(木) 21:18:22 ID:???
わたくしは1000年も氷付けにされていましたので、ほとんど運動らしい運動なんて
したことがございませんでした。なんでも、地球では『スポーツの秋』といって、秋はスポーツを
するものだとワイドショーで言っていました。なるほど、スポーツの秋ですね、なるほどなるほど。
早速わたくしはロランを連れ立ってノックスのタ○スポに赴いて、ジャージといくつかのスポーツ用品を
買い込みました。もちろん、支払いは月宛で。
「ところでディアナ様、失礼ですけど、なにか得意なスポーツはおありで?」
バカにしないでいただきたいものですわねロラン!
309通常の名無しさんの3倍:2005/10/06(木) 21:24:30 ID:???
わたくしたちは市民球場へ向かいました。まずは大定番の野球ですわよ!
もちろん、ロランがキャッチャーです。
「ディアナ様、よろしいですよー!」
きっちりとマウンドに立ったわたくしは、やや固めの硬球の感触を確かめました。
わたくしはロージンバッグを手のひらになじませた後、大きく息をついて、振りかぶりました。
わたくしの手から放たれたボールは地面スレスレを総べるように飛んでいき、バッターの手前で
急上昇。轟音とともにロランのミットに吸い込まれます。
「やったーディアナ様! 甲子園優勝ですよ!」
わたくしとロランは固く抱擁しあってそれからそれからウヒヒヒ・・・・・ となるはずもなく、わたくしの
ヘッポコ球は大きく弧を描くと、ロランの遥か手前で墜落しました。
もう野球なんてやりません。よしなに。
310通常の名無しさんの3倍:2005/10/07(金) 00:41:02 ID:???
ディアナ様とキエル嬢のサウスポーが見てみたいです。
311通常の名無しさんの3倍:2005/10/07(金) 12:46:59 ID:???
わたくし、自動車学校に通うことにいたしました。

このような辺鄙な土地に住んでいますと移動に自動車は必須。
毎回ロランの手を煩わせるのもなんですし…。

さらにさらに!わたくし知ってしまいました。世の中にはドライブという
雅な娯楽があることを。降り注ぐ陽光、助手席で風に棚引くロランの銀髪…。
そして道の果て、星空の下で二人はついに!あぁ、素晴らしい…、完璧な計画ですわ!

メディアに踊らされるステレオタイプ?文明のブタ?何とでもおっしゃてください。
走り出した私の妄想、もとい情熱は誰にも止められませんわ!心の小人よ、ガンガン
石炭をくべるのです!

いつものように制止するロランでしたが、ほほほっ!これまで一度でも
私に逆らえたことがあって?今ごろ家で私の指示通り二人の愛の巣となる
べき車を磨き上げていることでしょう。これも二人のためなのですよ?ロラン。

早速入校手続きを済まし、さぁ明日から教習です!
312306=311:2005/10/07(金) 12:52:02 ID:???
半年ROMった挙句に初カキコ。
たまに書き込ませてもらいますので、よしなに。
313通常の名無しさんの3倍:2005/10/07(金) 14:19:31 ID:???
ロラン「あれ?ディアナ様14話や24話で車運転なさってたじゃないですか」
314通常の名無しさんの3倍:2005/10/07(金) 14:25:29 ID:???
超絶運転されてたな
あれなら案外無免許かもしれん
315通常の名無しさんの3倍:2005/10/07(金) 15:46:45 ID:???
∀見たこと無いのにこのスレをROMってる俺は負け組み
316通常の名無しさんの3倍:2005/10/07(金) 16:55:17 ID:???
女王さまだからきっと無免許だろうな
317通常の名無しさんの3倍:2005/10/07(金) 16:56:09 ID:???
案ずるな俺もだ
318通常の名無しさんの3倍:2005/10/07(金) 18:35:02 ID:???
俺以外にみてないでROMってるのけっこういてワロスw
319通常の名無しさんの3倍:2005/10/08(土) 18:46:23 ID:???
張り切って行ってまいりました。

教官『まずクラッチを踏み込んでエンジンを…』

クラッチ…。確かこれですわね。そしてキーを捻る、と。

(ブルルン)

…感じる、感じますわロックのビートを!体も何だか熱く…!
待っていなさいロラン!このような教習など一撃でクリアーしてあなたを迎え
に行って差し上げますわ!見ていなさい!きええぇぇぇーーーい!

教官『ユ、ユニヴァァァァァァァァァーーーース!?』


*******


…ん、ここは?綺麗なお花畑…。私は確か…。
あら、あそこにいらっしゃるのはもしやコレン軍曹?
河の向こうで一体何を?しかし意外とお元気そうで…。

っていけませんわディアナ!こんな予定調和な!
それにこのままでは昨日の妄想日記が遺書になってしまいます!
恥ずかしくもハードディスクにしこたま溜め込んだロランの画像も
残したままですし!還らなけらば!何としても還るのです!


*******


はぁ、はぁ…。何とか帰ってくることが出来ました。
地球帰還作戦、辛くも成功ですわ。

さて気を取り直して今度は慎重に。
しかし、平らな道をまっすぐに走ることがこんなに難しいとは。
くっ、これでは鈍亀ですわ。屈辱的な…!

くじけませんわよ、よしなに。
320通常の名無しさんの3倍:2005/10/08(土) 19:27:06 ID:???
>>319に対して惜しみない賞賛の声が聞こえる・・・
321通常の名無しさんの3倍:2005/10/08(土) 20:33:35 ID:???
>>319
ワロタ。コレナンダにはなぜか花畑が似合うと思ってしまった俺。
322通常の名無しさんの3倍:2005/10/09(日) 10:33:36 ID:???
>>321
me to
323通常の名無しさんの3倍:2005/10/09(日) 13:01:24 ID:???
ロラン、紅茶を淹れてきなさい、早く!
全く、まだ自分の立場が分かっていないようね

ロラン、何見てるの?
あ、いえ、別に
そう、ちょっと残念
え!?
分からないの? 私の本当の気持ちが・・・
ディアナ様・・・
ドゴッ!
冗談よ、何気分だしてるの
324通常の名無しさんの3倍:2005/10/09(日) 22:32:53 ID:???
>>323
325通常の名無しさんの3倍:2005/10/09(日) 23:01:58 ID:???
松茸御飯、というものを頂きました。















            …しーたけですわ(ボソッ)
326通常の名無しさんの3倍:2005/10/10(月) 08:54:36 ID:???
>>323

良何石GJ
327通常の名無しさんの3倍:2005/10/10(月) 09:00:06 ID:???
>>323
それ真紅だろ
328通常の名無しさんの3倍:2005/10/10(月) 16:43:11 ID:???
「ツンデレ」なるものが殿方の欲望を刺激するそうです。
なるほど。ツンデレ。なるほどなるほど…。


*************

○月×日

風邪をひいてしまい(嘘)ベッドから出られません。
あっ、ロランが来たようですね。ヨシヨシ…。

(コンコンッ)

「…大丈夫ですか?」

大したことありません。これくらいすぐ良くなります。

「けど心配ですよ。お熱はありませんか?…失礼します」

  (ピタっ)

ちょ!何をなさるのです!?

「す、すいません…。けどすごく熱いですよ。顔も赤いし」

誰のせいだと思っているのですか(ボソッ

「えっ?なんです?」

なっ!なんでもありませんわ!

「…? 一応、氷嚢を持ってきますね」

…よしなに。
329ロラン・セアック:2005/10/10(月) 16:45:33 ID:???
○月×日

ディアナ様がキョドっていた。
熱のせいだろう。心配だ。
330通常の名無しさんの3倍:2005/10/10(月) 19:16:26 ID:???
○月×日

かゆ、うま
331通常の名無しさんの3倍:2005/10/11(火) 22:16:38 ID:???
「ディアナ様!いいものを買ってきましたよ!」

町から帰ったロランがいつものような天使の笑みで喜色満面差し出したのは、
なんと絵本。正直その年齢になって絵本は…、と思うところもありますが、
ふふっ、そんな子供っぽいところも可愛いですわよ、ロラン。

どれどれ著者は…、エドワード・ゴーリー?

(ペラリ)

……。

(ペラリ)

………。

(ペラリ)

……………。

(パタン)

…ロラン、疲れているので?それとも世の中に何か不満が?
私でよろしければいくらでも相談に乗りますので、しっかりしてくださいましね?
332Σ月△日1/3:2005/10/12(水) 22:11:47 ID:???
今日は月一回の検診の日でした。
体内でのナノマシンの増殖を止めたとはいえ、完全に体外へ排出されるまではどうしてもある程度の時間がかかるので、そのチェックと簡単な健康診断を兼ねて診てもらっているのですが……。

「はい、結構です」
先生の言葉に、わたくしは身体を起こしました。本来ならば休診日の病院は普段の喧噪が嘘のように静まりかえり、看護士の方すらいない診察室も、なんだか妙な違和感があります。とはいえ──
「いつもすみません、わたくしのために」
頭を下げると、わたくしの主治医たる彼女は軽く手を振り、
「仕方ありませんよ。まさかディアナ様が地球で隠棲されているなんて知られるわけにはいきませんしね。それも」
と、突然悪戯っぽい笑みを作り「男と二人っきりで、なんて」
「あぅ……」
真っ赤になるわたくし。この方腕はいいのですが時々意地悪です。しばらく困っているわたくしの顔を眺めてニヤニヤと笑っていた先生でしたが、不意に真面目な顔になって、
「で、どうなさいました? 私に相談事、と仰いましたが」
その言葉にわたくしも居住まいを正します。そう、普段の検診でしたら簡単な問診と体機能のチェックだけで問題ないのですが、今回ばかりは事情が違いました。
「実は、ここ数日なんとなく貧血気味なのです」
先生は軽く眉を上げました。
「貧血、ですか」
「はい、今日も朝から二度ほど立ちくらみを起こしまして……。それに」
「それに?」
「どうにも身体の節々が痛むのです。関節がこすれている感じとでもいますか……」
それはここ最近わたくしの身体に起こっている異常でした。
ロランとともに地球で暮らし始めてから一年と少し、今までこんな事は全くなかっただけに不安で仕方ありません。
ロランもわたくしの不安がうつったかのように最近は暗い顔で……。
検診の時に先生に訊いてみよう、という事で気持ちを落ち着かせ、なんとか今日まできたのですが……。
「なるほど、それは……」
なんと先生はわたくしの説明で何かに気付いたように微笑んだのです。
「せ、先生?」
「──ああ、失礼しました。ですがそれは多分心配要りません」
「え?」
「ディアナ様、こちらへよろしいですか?」
先生はわたくしを立たせると、診察室の隅に置かれている器具の所へ連れて行きます。
「あの……」
「こちらへお乗りください」
「これ、ですか?」
先生が示したそれは、どう見ても身長計でした。
333Σ月△日2/3:2005/10/12(水) 22:13:52 ID:???
「ロラン!」
診察室を飛び出したわたくしは、待合室で待っていてくれたロランの元へ一直線に駆け寄るとその勢いのまま抱きつきました。
「で、でぃ、ディアナ様?」
慌てる彼に構わず、その胸に顔を埋めるわたくし。こみ上げる喜びに身体が震え、顔がにやけるのを押さえ切れません。ですがロランはそんなわたくしの態度を取り違えたようで、
「ど、どうされたのですかディアナ様? 何かあったのですか!?」
ものすごく不安そうな声で訊いてきます。ああ、違います、違うのですロラン! わたくし、わたくしは……。
「ディアナ様はね、お身体が成長されたのよ」
後から出てきた先生が、呆れたような口調でロランに告げました。
「成…長……?」
「そう、成長よ。ロラン君、ナノマシンの効力の一つに、細胞の老化が極端に遅くなる、というのがあるのは知っているわね?」
「は、はい」
「古い細胞が老化しなければ、新しい細胞の成長もない。──ディアナ様がナノマシンを埋め込まれたとき、そのお身体にはまだ成長の余地があったのよ」
あ、と納得の声を上げるロラン。「という事は……ナノマシンの効力が切れてきたから、細胞の老化も正常に行われるようになって……」
「そう、止められていた成長因子が動き出し、ディアナ様を急激に成長させたというわけ。けれど、血や骨の成長はそれに追いつかなかったのよ。貧血や骨のきしみは、それが原因。中身の成長が追いついてくれば、すぐによくなるわ」
先生の言葉に、ロランは
「よかった、本当に……」
と呟くとわたくしの身体をぎゅっと抱きしめてきました。
「ロラン、苦しいですわ」
そんな事をされたらいつものわたくしなら正常ではいられなかったのでしょうけれど、このときばかりは変なテンションで、ロランを抱きしめ返していました。
「我慢して下さい、このくらい」
ロランのほうもなんだか妙にうわずった声でわたくしの身体をさらにきつく抱きしめてくれます。
結局。
先生の呆れたような咳払いで我に返り、お互い真っ赤になって飛び離れるまで、わたくしたちの抱擁は続いたのでした。
334Σ月△日3/3:2005/10/12(水) 22:16:13 ID:???
「でも、本当によかったですね、ディアナ様」
帰りの車の中、わがことのように喜んでくれるロランに頷きを返しながら、わたくしは先生との会話を思い返していました。ロラン、あなたにはまだ内緒ですけれど、わたくしがあんなにも喜んだのは本当はもう一つ理由があったのですよ。
「──排卵の兆候が見られます」
先生の言葉がわたくしに染み込むには、少しの時間が必要でした。排卵……それはつまり……。
「ナノマシンは、そういう機能も止めてしまいますからね。そういう兆候が見られた以上、ディアナ様のお身体は、ナノマシンを埋め込む前に完全に戻ったとみて差し支えないでしょう」
そのお身体も健康そのものですし、妊娠や出産に関しても、きちんと栄養さえ摂って、規則正しい生活を送られれば問題ありません。
……こんなにも歪だと思っていたわたくしの身体が、新たな生命を宿せるようになるなんて……。そのときの気持ちはもう、言葉で表せるものではありません。
「──ああ、でも一つだけ問題があるかも知れませんね」
感動に打ち震えていたわたくしを急に引き戻す先生の言葉。
「え、あ、あの、それは……」
おそるおそる尋ねたわたくしに向けられたのは悪戯っぽい笑み。「まずは『ソレル』が『セアック』になりませんと、ね?」
「はぅ」
やっぱりこの方、ちょっと意地悪です。でも──
「それは確かに一番の問題なのかも知れませんね」
小さく呟いた私の声に、ロランは不思議そうな口調で
「え? 何か仰いましたか、ディアナ様?」
「いいえ、なんでもありませんよ」
そう、なんでもありません。
あのとき、待合室でわたくしを力強く抱きしめてくれた腕と、震えていた声。わたくしもロランの事は言えないほど鈍感だと自分でも思いますが、それでもロランが伝えようとしてくれた思いは、勘違いではないと言えます。後はわたくし自身が勇気を振り絞る番。
どうか、どうかロラン、そのときは──よしなに。
335332-334:2005/10/12(水) 22:21:39 ID:???
初めて書いてはみたものの、日記風の文章って難しい。
首吊りさんをはじめとする職人さんたちはすげぇわ。
336通常の名無しさんの3倍:2005/10/12(水) 22:47:27 ID:???
>>335
GJ。しっとり系が好きです。また書いて。

何だか良い意味で普通の日記みたいになってきているな。
337通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 02:30:16 ID:???
ようこそ我が家に。

四季の移り変わりをゆっくりと感じることのできる家に。

なにもない所ですが、くつろいで下さい。

二階に御寝所も用意してあります。








ロラン「(ディアナ様… 誰と喋ってるんですかっ !?)」
338通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 04:46:46 ID:???
>>335
GJ!!
堪能させてもらいました。
このドクター良いキャラだね。
ディアナ様のリアクションもカワイイ。
339通常の名無しさんの3倍:2005/10/15(土) 20:50:34 ID:???
ガサゴソ












ロラン「ダレモイナイ、日記ヲミルナライマノウチ… ディアナ様ゴメンナサイ」
340通常の名無しさんの3倍:2005/10/15(土) 21:06:04 ID:???
ロラン「ええと1ページ目の日付は・・・正暦511年2月8日
    ・・・古文書ですか?」
341△月Σ日1/3@335:2005/10/15(土) 23:21:27 ID:???
わたくしはいったい何をしているんだろう?
夜の森の中、周囲よりも遙かに暗い気持ちでわたくしはとぼとぼと歩いていました。
どうしてこんな事に……。

きっかけはほんの些細な事でした。
お洗濯の最中、わたくしはその服を見つけました。
「あら……」
ずいぶんと着古したのか、そこここに穴が空いています。
さすがにこのままでは着られません。とはいえ、繕うにしてもこの状態ではなんだかパッチだらけになってしまいます。
「かといって捨てるのはもったいないし……あ、そうです!」
そのときは名案に思えたのです。わたくしはその服が乾くと、破れたところを取り除き、エプロンに仕立ててしまったのです。それが実はロランが一番大切にしていた服とも知らずに……。

けれど、ロランの反応は意外なものでした。それを見た瞬間こそ少し悲しそうな表情をしたものの、すぐに笑顔になって、
「ありがとうございます」
え? ──怒らないのですか?
「どうしてです?」
心底不思議そうなロランの顔。けれど、それは私の望むところではありませんでした。
「なぜなのです?」
「はい?」
「なぜ、怒らないのです?」
「な、なにがですか、ディアナ様……?」
気付けばわたくしは、ロランに対して怒りの声を叩きつけていました。
別にわたくしだってロランに怒られたいわけではありません。けれど、ロランはわたくしが何をやってしまってもとがめようともしないのです。あってもせいぜいやんわりと注意されるだけ。
今のロランがわたくしに対して遠慮するような事はありません。キエルさんと入れ替わっていた頃から、言うべき時にはちゃんと言ってくれる人だったのですし、だからこそわたくしはロランを好……コホン。
──けれど、それならばなおのこと、失敗したのならちゃんと言って欲しいのです。とがめられもせず、尻ぬぐいをさせているだけなら、いったいわたくしはなんなのでしょう?
「ロラン、あなたにとってわたくし、わたくしは──」

怒る価値すらもないような人間なのですか?

さすがにそこまでは言えませんでした。けれど、かなり激しい言葉を叩きつけていたような気はします。けれどロランは困ったような微笑みをするばかり。その顔を見ていられなくなったわたくしは、
「もういいです!」
一声叫ぶと、家を飛び出してしまったのでした。
342△月Σ日2/3@335:2005/10/15(土) 23:23:51 ID:???
どこをどう走ったのか、気付けばわたくしは、日課としている散歩でも見た事のない景色の中にいました。日は既にだいぶ傾き、森の中は急速に薄暗くなっていきます。
それと同時に、わたくしの中に心細さが忍び込んできました。怒りにまかせて闇雲だったからこそ、こんなところまで来られましたが、我に返った今、どこをどう行っても家に近付いているのかすらも分かりません。
そうこうしているうちに、辺りはさらに暗く暗く……もはや夕闇とも呼べないほど。振り仰げば、木々を通して月明かりがかろうじて見えますが、周囲を照らすまでには至りません。
溜息をつきながらとぼとぼと歩いていたわたくしでしたが、そのうちに歩く事それ自体が億劫になり、一本の木の根元にへたり込んでしまったのです。
どうしてこんな事に……。元を正せば自分が悪いのです。勝手な理由でロランに怒りをぶつけて、家を飛び出して……。
「ロラン……」
呟いたときには、わたくしは泣いていました。情けないほどにしゃくり上げ、ぼろぼろと涙をこぼして──。
どのくらいそうしていたのでしょう。ふと、わたくしは何かの気配を感じ、顔を上げました。
「っ!?」
コヨーテ……確かロランも地球に降りてすぐの頃に襲われたとか言っていた野犬です。その目つきや低いうなり声、そして何より全身から放たれる殺気。その鋭さは戦いを趣味としてしか捉えられなかったギム・ギンガナム達の比ではありませんでした。
「あ、あぁ……」
わたくしの口から出るのは情けないほど小さなかすれ声。後ずさろうにも既に背中は木にぴたりと付いてしまっています。もっとも、開けた場所であってもそのときの疲れ切ったわたくしには動く気力すら残っていませんでしたが。
もはやわたくしに残されたものがないと見て取ったのでしょう、コヨーテは一声吠えると、わたくしに向かって跳びかかって……
「ディアナ様っ!」
──衝撃は、来ませんでした。顔を上げれば、わたくしの目の前には見慣れた背中。わたくしが何よりも、誰よりも頼もしく感じる……ロランの背中。
「ディアナ様、ちょっと待っていて下さいね」
普段とまったく変わらない、心を優しく解きほぐすような声をわたくしにかけ。そして、知らぬ間にじわりとにじむ視界の中、ロランはあっという間にコヨーテを追い払ったのでした。

「お怪我はありませんか?」
心配そうにわたくしを覗き込む目に、なんとか頷く事で返事を返すと、ロランは大きく息をついて──

ぱぁん!

いっそ小気味よいくらいの音が、わたくしの頬で鳴りました。
343△月Σ日3/3@335:2005/10/15(土) 23:25:43 ID:???
「ろ、ロラン……」
あまりの事に呆然とするわたくしの目に映ったのは、ロランの綺麗な碧眼に光る大粒の涙。
「これで、ご満足ですか?」
「え?」
「こんな、こんな事で……ディアナ様は満足なのですか!?」
その瞬間、わたくしは理解しました。ロランが本気で怒っている事を。そしてそれに気付いたとき、わたくしの心にあったのはただ、深い後悔の念だけでした。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ロラン……」
ロランは何も言わず、胸に飛び込んだわたくしを抱き留め、わたくしの涙が止まるまでただ髪をなで続けてくれました。

「よかれと思ってして下さった事でしょう? どうして僕がそれを怒るというんです?」
でも、わたくしがしてしまった事は……。
「確かに、大事なものだったのかも知れません。でも、本当にそうなら着たりしないでタンスにしまっておけばよかっただけの事です。それに……」
それに?
「僕、本当に嬉しかったんですよ? ディアナ様がわざわざ僕のためにつくって下さったものじゃないですか」
ロラン……。わたくしの心に暖かいものが溢れます。でも、なら他にわたくしが失敗したときはどうして……。
その答も、ずいぶんと簡潔なものでした。──だって、ディアナ様にとってほとんど全てが初めての事だったじゃないですか。
分かってみれば単純な事。そうなのです、わたくしは自分が慣れてもいない事で失敗しているだけなのに、ロランが何も言わない事を怒っていたのです。立場が反対なら、わたくしだって失敗の一つや二つ、何も言わないでしょうにね。
「でも、もしまた、ご自愛なされないような事があれば……」
「はい」
夜だった事と、わたくしがロランに負われていて──情けない話ですが、腰が抜けて立てなかったのです──お互いの顔が見えなかったからでしょうか、いつになく素直な気持ちで、わたくしはロランに謝りました。
本当に、本当にごめんなさい。そしてありがとう、ロラン。
わたくしはこれからもこんな風にあなたに迷惑をかけてしまうことがあるかも知れません。けれど、わたくしはなにがあってもずっとあなたと一緒に暮らしていきたい。
身勝手な女の自分勝手なお願いです。でも……自分でよければ、わたくしの側にいると言ってくれたあのときの言葉……どうか信じさせて下さい。
そしてロラン……これからもよしなに。
344通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 04:19:22 ID:???
       /                   `ゝ
     /            、       、 ヽ
     /       「 ̄ ̄| ̄ ̄ヽ    λノ  ,ゝ
    /        |、  |    Vレレ' ̄|人ノ
   ノ  ノ     _ζ_|_____| /   /   ゝ
   7  λ    _ゝ ̄        \―/   ミ
  ノ   レ从人√            / |  lヽ)
 λ    \_           ^ ´  λ从ノ
  ノ     ( |       / ̄ ̄7  /
  "ヽ    λ|      / ̄ヽ ̄7  / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    "ヽノレ  λ      l___|__/  /<   >341-343 ユニバース!!
      /     ヽ    `----'  /  \__________
     /       ヽ   ---  /
 / ̄ ̄ ̄ ̄7――‐---\_______/
/       /      .-/---、
345通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 05:59:31 ID:???
皆様>>341氏に盛大な拍手を、すばらしいSSです
346通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 06:00:06 ID:???
全月が泣いた
347通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 10:31:54 ID:???
地球も泣いた
348通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 10:54:36 ID:???
隣のネコも鳴いた
349通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 12:13:14 ID:???
俺の腹も鳴った。ロラン、飯つくってくれ
350通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 15:15:25 ID:???
ここがロランのお部屋です。なかなか綺麗に整頓されているでしょう?

ロラン
「だからディアナ様、誰と話してるんですか?」
351通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 17:01:35 ID:???
>>349
誰なんだw

>>340
こういう小ネタが密かに好きだ。
352通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 22:54:37 ID:???
>>341-343
今読んだ。GJ!!
353通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 23:13:14 ID:angeITkc
良いもんだな。なんか、イラだった気持ちが落ち着いたよ!Thank you.
354通常の名無しさんの3倍:2005/10/17(月) 10:18:23 ID:???
>>341-343
・・・ただただ感動。GJ!

>>345-349
そして一連の流れにワロタw
355341-343@335:2005/10/18(火) 16:51:34 ID:???
なんだかずいぶんお褒めの言葉頂いてるようで、ありがとうございます。
次の話もちゃんとまとまったら書かせて頂きますので、そのときはよしなにお願いします。
356通常の名無しさんの3倍:2005/10/18(火) 21:47:28 ID:???
4品に
357▽月○日1/3@335:2005/10/19(水) 18:48:55 ID:???
「ターンXとターンAの反応、停止しました」
「そうか。――ロランは?」
「ソシエ・ハイムが収容しました」
「ああ……」
危機が去ったこと、旗艦が不時着こそしたものの、ミリシャにもディアナ・カウンターにもそれほどの被害がなかったことはもちろんですが、それよりも何よりもただ大切な人が無事だったということに心から安堵して椅子に身を沈めたあのとき……。
あれからもう乗ることはないと思っていたソレイユの中で、わたくしはこれを書いています。
まったくもって、なんでこんな事になってしまったのか……。

きっかけは、リリ・ボルジャーノ様と、今は『ディアナ・ソレル』であるところのキエルさんから連名で届いた一通の手紙でした。
「親善パーティー、ですか?」
ロランの声に頷きを返し、わたくしは手紙に目を落とします。
月と地球──主にアメリア大陸ルジャーナ領──との国交が樹立してもうすぐ1年という事と、新たに両者の間に定期便が就航する、との事でその記念式典が行われる、という事でした。
「でも、それがディアナ様や僕とどういう関係が?」
「『ディアナ閣下』の要望、のようですね」
「キエルお嬢さんの?」
「ええ。──先の戦で悲劇を回避する事に腐心した『キエル・ハイム』と、ターンXを封じたホワイトドールのパイロット、ロラン・セアックを特別に招待したい、と」
もっともらしく書いてありますけれど単純に言えば久しぶりに会いましょう、って事ですわ。一種の同窓会のようなものでしょうね、とはリリ様の弁。
「よろしいんじゃないですか? 里帰り、というのも今の僕達にはちょっと変な感じですけれど」
そうですね。キエルさんやリリ様とはときどき連絡を取り合っている──わたくし一応お二方の政治的オブザーバーという事になってますので──とはいえ、直接お会いするのはキエルさんが月へ上る前日に会って以来になりますし。
そんなこんなで手紙が届いた数日後、わたくしとロランは地球側の親善大使の一員として、記念式典に参加する事になったのでした。

「──それではこれにて、月・地球間友好記念式典を終了とさせて頂きます」
さすがにこういう事には手慣れているミランの淀みない司会ぶりもあって、式典は滞りなく済みました。
キエルさんも建国宣言の頃に比べて、いえ、あの頃から相当なものでしたが、今はさらに自然な態度で女王として振る舞っています。──月はどうやら何も心配ないようですね。ふと、そんな感慨に耽るわたくしに
「『キエルお嬢さん』、どうされますか、これから?」
ロランが声をかけてきました。確か予定では、パーティは明日ですからそれまでは自由時間、という事になっていました。まあ、政治に直接関わり合っている人は色々折衝事があるのでしょうけれど、わたくしにはとりあえず何も予定はありません。
では街へ出てみましょうか、と言いかけたわたくしは
「あなたは私達の政治オブザーバーでしょう?」
とリリ様に首根っこをひっつかまれ。
「ろ、ロラーン……」
助けを求める間もあればこそ、わたくしは『ディアナ・ソレル』の執務室へ引きずり込まれたのでした。
358▽月○日2/3@335:2005/10/19(水) 18:51:35 ID:???
翌日。
寝不足気味のわたくしが朝食を摂っていると
「どうかされましたか?」
ロランが心配そうに声をかけてくれ、嬉しかったのですけれど、正直な話わたくしは彼の顔をまともに見る事が出来ませんでした。──全ては昨日のわたくし、キエルさん、リリ様の三者会談が原因です。
首脳会談なんてオブサーバーのわたくしが出る間もなく十分少々で終了してしまい、その後は女三人寄ればのことわざ通り。
キエルさんには延々ハリーとの惚気を聞かされ、わたくしはわたくしでロランとどうなっているのかを延々と白状させられ。
「ディアナ様を叩いたって、彼も成長しているのですね」
「でも、基本的には相変わらず朴念仁っぽいですわ」
二人には妙な具合に同情され……夜がかなり更けるまでそんな話を続けてればそれは寝不足にもなるというものです。しかもそんな事を思いだしたらよけいにロランを意識しちゃいますし。
「わたくしの事よりロラン、あなたは昨日はどちらへ?」
「あ、はい、街へ出た後、お墓へちょっと」
お墓……? あれ、でも確かあなたのご両親は……。
「あ、いえ、僕の、ではなく……」
え、わたくしの両親の?
「はい。ディアナ様お忙しそうでしたし、せめて僕だけでも、と思いまして。それに……」
と、急にロランの顔が紅く染まりました。「ご挨拶もしておきたくて」
「あ、そうですか、挨拶……」
「はい……」
いけません、わたくしの顔まで火照ってきたのが分かります。頬が自然とゆるみ、そのままわたくしはロランに抱きつ……
「あら、おはよう、ディアナ様、ロランさん。早いんですのね」
「あ、お、おはようございますリリ様」
食堂へと入ってきたリリ様になんとか挨拶を返し、食事を続けたのでした。──ちぇっ。

パーティーは、穏やかに進みました。
キエルさんの挨拶が終わると、しばらくの間は歓談の時間という事で、地球側と月側双方がお互いに入り交じり、和やかな雰囲気を出しています。
まあ、ここにいる人たちはギム・ギンガナム隊を相手に協力し合った人がほとんどですから、最初から変な隔意を持っていないというのも大きな要因ではありましょう。わたくしが最初に開いたパーティーではなんとも言えない終わり方をしてしまっただけに、感慨もひとしおです。
が、これは日記を書いている今だからこそ言える事で、そのときのわたくしはかなりの人数に囲まれて、対応に大わらわだったのでした。考えてみれば戦争終結のために尽力した『キエル・ハイム』です。それは人も集まってくるでしょう。
よく見ればロランもずいぶんと人に囲まれ……というかロランのほうにはなんか女性ばっかり集まっているような気が……。ってこらそこの双子、そんなにくっつくんじゃありません! あ、いえ、コホン。
ああ、このままではこの後のダンスの時間もロランはずっと引っ張りだこなのでしょうね、わたくしだってロランと踊りたいですけれど、さすがに地球側の人間同士で踊るわけにも参りませんし。……ふぅ、と人知れず溜息をついたわたくしの目に、近付いてくる人影が写りました。
「『キエルさん』、少し、よろしいですか?」
わたくしと同じ声がそう呼びかけてきます。その声の調子に何か秘密めいたものを感じたわたくしは、
「あ、はい、『ディアナ様』。──皆様、少し失礼いたします」
と人垣を離れ、二人してそっとパーティー会場を抜け出したのでした。
359▽月○日3/3@335:2005/10/19(水) 18:55:29 ID:???
「──え? 入れ替わる?」
「はい」
ぽかんとしたわたくしの問いにキエルさんは頷き、「そうすればディアナ様は『ディアナ・ソレル』としてロランと踊れますでしょ?」
悪戯っぽい笑み。なるほど、さすがは『わたくし』、お見通しですか。それにこれだとキエルさんもハリーと踊れる、という事ですし。
「分かりました」
──手早く服を入れ替え、髪を整えてパーティー会場に戻ってみれば、既にダンスは始まっていて、ロランは運河の住人であるドナさんと踊っていました。
……ってあの目つき……『弟』に対するものじゃありませんね。幸いロランはなんにも気付いてないようですけれど。いけませんね、なんだか月のほうがライバルは多そうです。
わたくしは意を決し、ちょうどドナさんと離れたロランに近付きました。
「わたくしとも踊って頂けますか、ロラン・セアック?」
わたくしを一瞬ぽかんとした顔で見たロランでしたが、
「喜んで」
とわたくしの手を取ってくれました。新しい音楽が始まり、ゆっくりとステップを踏み始め……唐突にロランがわたくしに顔を近づけ、
「ディアナ様、何をしてらっしゃるんですか?」
あっさりばれました。
「当たり前です。ディアナ様とキエルお嬢さんを間違えたりなんて今の僕はもうしません」
と、嬉しくなるような事をロランは言ってくれます。「でも、どうして急に、こんな?」
だって、とわたくしはちょっと拗ねたように言いました。
「ロランと踊りたかったんですもの」
「あ、ありがとうございます」
急に顔が紅くなるロラン。そんな反応されたらわたくしも顔が火照ってくるじゃないですか。
「で、でもあなたと踊るのも久しぶりですね」
照れ隠しに言った言葉に、ロランはふと懐かしそうな顔になって、
「そういえばあのとき以来なんですよね。僕とディアナ様が初めて踊った」
ロランの言葉に、わたくしもあのときを思い出しました。

『ですから、ですから、すべての罪の源がご自身にあるなどと仰らないでください──』

ねえロラン、あのときのわたくしをあなたがどれほど支えてくれたか、分かりますか?
思えばあのとき、なのです。わたくしがロランに対する気持ちをはっきりと自覚したのは。
そして今、わたくしはあのときよりもさらに深く、強くその思いを感じて──
「ふふっ」
「? どうかされましたか、ディアナ様?」
小さく笑いを漏らしたわたくしを、ロランが不思議そうに見ています。わたくしは軽く首を振りました。
いいえ、なんでもありませんよ。それよりロラン、地球に帰ってもまた時々こうしてわたくしと踊って下さいましね。
柔らかく流れる音楽の中、わたくし達はお互いにだけ分かる笑みをかわしつつ、くるくるとステップを踏んだのでした。

と、これで終わっていれば綺麗だったんですけれど……。
まさかあのパーティーの後、わたくしとキエルさんが再び入れ替わる間もないままに地球側の親善大使が帰ってしまうスケジュールになっていたとは思いもしませんでした。
結局、わたくしは事情を察したハリーに散々怒られて、ソレイユに放り込まれ、地球への帰途につく事になったのでした。
多分、帰ったら帰ったでキエルさんと二人してロランにも怒られてしまうのでしょう。自分たちでまいた種とはいえ、あまりにも情けない展開ではあります。
はぅぅ、反省します、しますから。ロラン、その、どうかよしなに……ね?
360▽月○日3/3@335:2005/10/19(水) 18:56:21 ID:???
「──え? 入れ替わる?」
「はい」
ぽかんとしたわたくしの問いにキエルさんは頷き、「そうすればディアナ様は『ディアナ・ソレル』としてロランと踊れますでしょ?」
悪戯っぽい笑み。なるほど、さすがは『わたくし』、お見通しですか。それにこれだとキエルさんもハリーと踊れる、という事ですし。
「分かりました」
──手早く服を入れ替え、髪を整えてパーティー会場に戻ってみれば、既にダンスは始まっていて、ロランは運河の住人であるドナさんと踊っていました。
……ってあの目つき……『弟』に対するものじゃありませんね。幸いロランはなんにも気付いてないようですけれど。いけませんね、なんだか月のほうがライバルは多そうです。
わたくしは意を決し、ちょうどドナさんと離れたロランに近付きました。
「わたくしとも踊って頂けますか、ロラン・セアック?」
わたくしを一瞬ぽかんとした顔で見たロランでしたが、
「喜んで」
とわたくしの手を取ってくれました。新しい音楽が始まり、ゆっくりとステップを踏み始め……唐突にロランがわたくしに顔を近づけ、
「ディアナ様、何をしてらっしゃるんですか?」
あっさりばれました。
「当たり前です。ディアナ様とキエルお嬢さんを間違えたりなんて今の僕はもうしません」
と、嬉しくなるような事をロランは言ってくれます。「でも、どうして急に、こんな?」
だって、とわたくしはちょっと拗ねたように言いました。
「ロランと踊りたかったんですもの」
「あ、ありがとうございます」
急に顔が紅くなるロラン。そんな反応されたらわたくしも顔が火照ってくるじゃないですか。
「で、でもあなたと踊るのも久しぶりですね」
照れ隠しに言った言葉に、ロランはふと懐かしそうな顔になって、
「そういえばあのとき以来なんですよね。僕とディアナ様が初めて踊った」
ロランの言葉に、わたくしもあのときを思い出しました。

『ですから、ですから、すべての罪の源がご自身にあるなどと仰らないでください──』

ねえロラン、あのときのわたくしをあなたがどれほど支えてくれたか、分かりますか?
思えばあのとき、なのです。わたくしがロランに対する気持ちをはっきりと自覚したのは。
そして今、わたくしはあのときよりもさらに深く、強くその思いを感じて──
「ふふっ」
「? どうかされましたか、ディアナ様?」
小さく笑いを漏らしたわたくしを、ロランが不思議そうに見ています。わたくしは軽く首を振りました。
いいえ、なんでもありませんよ。それよりロラン、地球に帰ってもまた時々こうしてわたくしと踊って下さいましね。
柔らかく流れる音楽の中、わたくし達はお互いにだけ分かる笑みをかわしつつ、くるくるとステップを踏んだのでした。

と、これで終わっていれば綺麗だったんですけれど……。
まさかあのパーティーの後、わたくしとキエルさんが再び入れ替わる間もないままに地球側の親善大使が帰ってしまうスケジュールになっていたとは思いもしませんでした。
結局、わたくしは事情を察したハリーに散々怒られて、ソレイユに放り込まれ、地球への帰途につく事になったのでした。
多分、帰ったら帰ったでキエルさんと二人してロランにも怒られてしまうのでしょう。自分たちでまいた種とはいえ、あまりにも情けない展開ではあります。
はぅぅ、反省します、しますから。ロラン、その、どうかよしなに……ね?
361357-359@335:2005/10/19(水) 19:00:15 ID:???
あちゃ、≫360がよけいだったorz
今回はラブコメ風味。楽しんで頂ければ幸いかと。
……前2作とディアナ様の性格が違う気がするのはとりあえず気にしない方向でひとつよしなに。
362通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 19:10:59 ID:???
GJ!
363通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 20:24:51 ID:???
GJです!
364通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 22:10:40 ID:???
やっぱこのスレって面白
365通常の名無しさんの3倍:2005/10/20(木) 00:33:10 ID:???
357-359,361
GJ !
これからもよしなに
366通常の名無しさんの3倍:2005/10/20(木) 01:16:01 ID:???
本編も絡んでて
FantasticJob!
367通常の名無しさんの3倍:2005/10/20(木) 08:51:40 ID:???
ほんと最高です!
368通常の名無しさんの3倍:2005/10/20(木) 09:19:49 ID:???
GJ!!!!
うおーなんか今日一日頑張れそうだぜー
369通常の名無しさんの3倍:2005/10/22(土) 14:14:39 ID:???
よしなに
370通常の名無しさんの3倍:2005/10/22(土) 16:12:54 ID:???
よしなよ



みっともないから
371通常の名無しさんの3倍:2005/10/22(土) 20:27:04 ID:???
ロラン、耳かき知らないか? 耳かゆいんだよ・・・・
372通常の名無しさんの3倍:2005/10/23(日) 16:21:47 ID:???
○月×日

運転にもだいぶ慣れてきました、が、…本日は少々鬱でございます。
わたくし、浮かれすぎていたようです。
日記をつける気分でもありませんが、自らを戒める意味で
気力を振り絞って書き記しましょう。

本日は学科教習でありました。
これまで何度も受けてきましたが、正直これは何とも…、退屈なものですね。
通いだした当初は聞こうと努力をしておりましたが、周囲の方々がメロトノーム
のようにチクタク揺れ出したり、大胆にも可愛らしいカプル模様の低反発枕を
持ち込んで寝息をたてる方々に囲まれて私もとうとう…。
とてもロランにはとても見せられた姿ではありません。

しかし人間とは慣れてしまう生き物…。それ以来、毎回有意義な午眠のお時間に当てさせて
頂いています。さて、本日もとおもむろに立て肘で顎を支え、寛げる姿勢を整えだした
ところ、ちょうどお部屋も暗く。気が利きますわね。先生方もとうとう諦めたのでしょうか?
そんなことを考える私の前で流れ始めた一本の映像。
それに私の目は釘付けになってしまいました。

不注意から事故を起こして助手席に乗せていた恋人を死亡させてしまわれた
男性のお話だったのですが、なんと不憫な…!(なぜか)大雨の降る中、恋人
の遺族の方に謝罪をしに行き、ケンもホロロに追い返され(なぜか)傘もささず
一人ズブ濡れになりながら帰っていく場面の切なさときたら筆舌に尽くしがたい
ものでした…。エグシッ…

そうでした。大きな力を持つ道具は正しく使えば人の生活を助けることが出来る一方、
使い方を誤れば人に危害を加える危険戦を孕んだものでもあるのです。人は力を使い
たがる…。そのことは先の戦乱で嫌と言うほど痛感いたしましたのに。卑しくも
ディアナ・カウンターを統べる立場にあった私がこのようなことも気が付かないとは…。

帰還作戦に巻き込まれて亡くなった方々に申し訳がたちません…。ロランとの
隠遁生活で少々平和ボケが過ぎてしまったようです。

帰りがけにソシエさんをお見かけしたのですが、とても顔を合わせることが
出来ませんでした。打ちひしがれた気分で帰路につき、この日記をつけている次第です。

…はぁ、ひとしきり泣き明かし一歩大人の階段を登った気がいたします。
明日から心を入れ替えて謙虚に努力する心積もりでありますので、よしなに。
373通常の名無しさんの3倍:2005/10/24(月) 19:21:01 ID:???
ロランさぁ、ちょっとタバコ買ってきてくれない? お釣りはあげるから
374通常の名無しさんの3倍:2005/10/24(月) 22:10:20 ID:???
>>372
GJ
375通常の名無しさんの3倍:2005/10/25(火) 20:59:08 ID:???
○月×日
今日、ロランが「こんばんはお寿司ですよー」と言ったのでワクワクしておりました。







・・・・いなり寿司ですわ(ボソッ)
376通常の名無しさんの3倍:2005/10/25(火) 23:03:51 ID:???
>>372GJ!
>>375エロス
377通常の名無しさんの3倍:2005/10/26(水) 19:20:46 ID:???
ディアナ様は普通のお寿司を期待していたのに
いなりだったからガッカリしたんじゃないかな?
そして違ういなりを連想した>376こそが真のエロスではないだろうか
378通常の名無しさんの3倍:2005/10/26(水) 19:52:32 ID:???
>>377
まじかよ深いな。

「いなり寿司ですわぁ(*´Д`)ハァハァ」

ってことか。
379ロラン・セアック:2005/10/28(金) 21:45:53 ID:???
○月×日
ロッジにオウムが迷い込んできたので、『オハヨウ』と教えてみる。













『ロランタソ、ハァハァ』としか喋ってくれない。
380ハリー・オード:2005/10/28(金) 21:48:04 ID:???
○月×日
阪神はロッテになんか負けない。優勝するのは阪神だ。
















・・・・四連敗した。
381グエン・ラインフォード:2005/10/28(金) 21:54:53 ID:???
○月×日
いい加減、ローラは私のものだ。今夜あたり夜這いに行ってみる。












気がついたら病院のベットの上だった。
382○月×日:2005/10/29(土) 19:27:16 ID:???
うっかりトイレを流し忘れてしまいました。

その後ロランが入ってしまったけれど彼は何も言いませんでした。

ふぅ〜〜〜〜〜。(鬱)
38311月2日1/2@335:2005/10/29(土) 23:41:27 ID:???
「いらっしゃいませ。はい、チョココルネとクロワッサンで──」
数日前からわたくしは、ノックスのパン屋さん『ドンキー』でアルバイトをしています。といっても、別にお金が目的なのではありません。
「完成しましたね、ディアナ様」
「はい」
わたくし前には箱に詰められた小さめのホールケーキ。そう、わたくしはここで、店主であるキースさんに指導を乞い、店が終わってからケーキの作り方を習っていたのです。
最初の頃は
「一緒に作っているのにどうして……」
とキースさんに溜息を吐かれるほど無茶な出来だったのですが、それでも一週間も同じものを作っていればなんとか形にはなってきます。
「──よいしょ、と……ああ、出来ました!」
めげずに頑張ってきた甲斐あって、今まで作った中でも最高のケーキがどうにか完成しました。とは言っても、台座のカステラにフルーツを挟み、全体を生クリームで包んでデコレーションを施しただけのものですが。
「そりゃ、見た目はシンプルですけれど、あいつにとっちゃ最高のケーキでしょうよ。なんてったってディアナ様の手作りだ」
とは、師匠たるキースさんの弁。本当にそうだといいんですけれど。
「大丈夫ですよ。それに、あのメッセージ……」
と、言いかけたキースさんの奥さん、ベルレーヌさんの口を慌てて塞ぐわたくし。
「メッセージの事は言わないで下さい」
「メッセージ?」
「なんでもありません!」
「?」
不思議そうに首を捻るキースさん。そう、わたくしは出来上がったケーキにチョコレートでロラン宛のメッセージを書き込んだのです。
箱に詰める前にこっそり書き込んだはずなのですが、ベルレーヌさんにはばれていたようです。やはり同じ女性、という事なのでしょうね。
ま、なにはともあれ。
「──本当にありがとうございました」
助手席にケーキの入った箱を乗せ、わたくしは足取りも軽く(?)ロランの待っている我が家への帰途についたのでした。
38411月2日2/2@335:2005/10/29(土) 23:43:37 ID:???
──そのときのわたくしをノックスで別れたキースさん達が見たら、いったい何が起こったのだろうと思った事でしょう。それほどまでに家へ帰り着いた時のわたくしは暗く沈み込んでいました。
「はぁ……」
知らず、溜息が漏れます。できる事なら家へ入りたくない。けれど、いつまでも車庫でぐずぐずしていたらロランが出てきてしまいます。そうなったら……。
幸い、彼はわたくしが『ドンキー』でなんのためにアルバイトをしていたのかは知りません。このまま、いつもと同じように玄関へ入れば……。
「あ、お帰りなさい、ディアナ様」
いつもと同じ、笑顔のロラン。──その優しい笑顔を見た瞬間、わたくしはもろくも崩れました。必死の思いで作った笑顔はぼろぼろの泣き顔に変わり、
「ディ、ディアナ様!?」
驚く彼の胸に飛び込んで
「ごめんなさい……ごめんなさい、ロラン……」
そう繰り返すのが精一杯でした。

どのくらいロランの胸で泣いていたのか、ようやく落ち着いてきたわたくしは帰り道であった事をぽつりぽつりと話し始めました。
──森の中の道。飛び出してきた動物。急ブレーキ。そして……助手席にただ置いただけで、固定していなかったケーキの箱。
「そうだったんですか……。でも、どうしてディアナ様、ケーキをお作りに?」
「だって、今日はあなたのお誕生日でしょう?」
「! ──僕のために、わざわざ……?」
こくん、と頷くわたくし。というより、あなたのため以外にどうしてわたくしがケーキを作るというのです?
「あ、ありがとうございます!」
喜んでくれるロラン。そのこと自体はわたくしも嬉しいのですけれど……
「でも、その肝心のケーキが……」
また、鬱屈した気分に沈み込むわたくし。と、
「ディアナ様、もしよければそのケーキ、見せて頂けませんか?」
ロランはふと、何かに気付いたように言いました。
「え、で、でも……。ぐちゃぐちゃですよ?」
「構いません。もしかしたら……」

──後で内緒で処分しようと思っていたため、まだ車の助手席に乗ったままだったケーキの箱。
そっと、その蓋を開けたロランは
「よかった、これなら……」
「?」
何がよかったというのでしょう。こんな、デコレーションが原形をとどめてないような……もちろん、メッセージなんて影も形もありません。
「確かに、クリームの部分は崩れてますけど、カステラの部分はなんともなってないですよ、ほら」
「え……あっ」
そう、ロランがクリームを削り取った後には、フルーツを挟んだ部分で上下がずれてこそいるものの、形そのものはまったくなんともなっていないカステラ生地が現れたのです。
「ディアナ様、実は冷蔵庫に買い置きのホイップクリームの元があるんですけれど……」
「! じゃ、じゃあ……」
「お願い、できますか?」
優しいロランの言葉に、溢れてくる先程とは違う涙を拭うと、わたくしは大きく頷いたのでした。

「おいしい、おいしいです、ディアナ様!」
「よかった……」
本当に嬉しそうに食べてくれるロランに、ほっと胸を撫で下ろすわたくし。料理ではどうしてもロランに勝てそうにないので、その彼がおいしいと言ってくれるのは嬉しいものです。
そう、メッセージもちゃんと書き直しました。
"Thank you always,and Happy Birthday"
それを見た時のロランの笑顔は、わたくしの全てを癒してくれました。
「本当にありがとうございます」
「どういたしまして」
にこにことケーキを食べるロランを見ながら、わたくしは心の中でそっと彼に手を合わせました。
──ごめんなさい、ロラン。わたくし、あなたに一つだけ嘘を吐きました。
本当のメッセージは、"Thank you always"じゃなかったんです。でも、まさか本人を目の前にして"I Love You"なんて書けるわけがないじゃないですか。
でも、でもね、ロラン。いつか、いつか必ず、その言葉はわたくし自身の口で直接あなたに伝えます。だから、どうかそのときは……よしなに。
385383-384@335:2005/10/29(土) 23:46:43 ID:???
ちょっと早いですが誕生日ネタ。
なんというかベッタベタな展開ですけれども、この二人ならこんな感じかなあ、という事で。
楽しんで頂ければ幸いかと。
386通常の名無しさんの3倍:2005/10/30(日) 00:14:13 ID:???
お疲れ様!
いいねぇ、何かほのぼのするよ
幸せになって欲しいね、この二人には
387通常の名無しさんの3倍:2005/10/30(日) 00:44:18 ID:???
じゅーぶん幸せだと思う。
388通常の名無しさんの3倍:2005/10/30(日) 15:54:58 ID:???
いや、もっと幸せになってもいい。
389通常の名無しさんの3倍:2005/10/30(日) 17:31:09 ID:BLoMnuPf
二人は結婚してんの?あの指輪は何?
390通常の名無しさんの3倍:2005/10/31(月) 12:00:26 ID:???
baribarisiteru
391通常の名無しさんの3倍:2005/11/02(水) 20:02:03 ID:???
398 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/10/21(金) 11:06:22 ID:???
>>395
俺的解釈は「ウィル・ゲイムとの約束を今果たした証」の指輪だと思うが。
要するに地上に降りたかぐや姫がディアナ様だからなー。

ハリーとロランはキエルとディアナ「2人の女王」を守る騎士でそ。
ハリーとキエルはどうかわからんが、ロランとディアナは主従の垣根を越えないと想像。
むしろ福井版パターンで、遠からずロランはディアナを失い、悲嘆の日々を送るも再びソシエの元に帰って地球人としての生を生きなおす・・・くらいに結論付けてた。
392通常の名無しさんの3倍:2005/11/02(水) 21:07:01 ID:???
その場合どうしてロランと一緒に暮らしてるのかわからない
393通常の名無しさんの3倍:2005/11/02(水) 21:24:30 ID:???
 トミーノがなんか言ってた気がするけど
俺的には、生活無能力者(w)であるディアナの
ボディガード兼使用人と思っている。
幸いハイム家の使用人だったから、自然だし
権力欲とは無縁の人間というのもでかい。

まあ「執事」というのはギャリソン(ダイターン)しかり
山岡(ペルソナ)しかり、選ばれた人間のみなれる職業であるw
394通常の名無しさんの3倍:2005/11/02(水) 21:32:14 ID:???
一流の執事に必要な物は?
395通常の名無しさんの3倍:2005/11/02(水) 21:35:50 ID:???
使用人ならソシエ泣かせてまでロラン連れて行かなくても親衛隊員なり侍女なりつれてけば良いよね
396通常の名無しさんの3倍:2005/11/02(水) 22:55:57 ID:???
ディアナ様はロランが好き。
∀を多くても5回以上見れば分かる。
397通常の名無しさんの3倍:2005/11/02(水) 22:57:19 ID:???
俺脳内ではディアナ様とロランったらもう見てらんないくらい
愛し合っておられます。なのに表面ではあくまでも女主人と
使用人を装っております。
あくまでも俺脳内ですが、俺の人生では俺が正しいのです。
おまえらもそうでそ?
398通常の名無しさんの3倍:2005/11/02(水) 23:22:04 ID:???
ある意味間違っちゃいないけど、肉体的な関係はイカンザキ。
映像や言葉で表現しなくても、ロランとディアナ様は心の中で愛し合ってるんだ。
お互いを気遣い、慈しみ合うようなプラトニックラブ。萌ゆるな〜

そんな愛に憧れる24歳独身女。orz
399通常の名無しさんの3倍:2005/11/02(水) 23:23:11 ID:???
いつの間にか他人の日記帳になっている事に驚愕するディアナ様
400通常の名無しさんの3倍:2005/11/03(木) 00:09:16 ID:Oy8+92qh
なら、職人さん降臨待ちage
401通常の名無しさんの3倍:2005/11/03(木) 00:44:25 ID:???
>>398
処女ですか?
402通常の名無しさんの3倍:2005/11/03(木) 23:34:18 ID:???
>>398
自分のお嫁さんになっていただきたく考えております
403通常の名無しさんの3倍:2005/11/04(金) 00:58:27 ID:???
やりたい盛りの18歳。
しかも相手はディアナ様。
ロランは我慢できるわけないだろう。

ディアナ様もロランに一人で慰められるよりは愛欲を受け入れたいだろう。
404通常の名無しさんの3倍:2005/11/04(金) 01:20:38 ID:???
>>403
例え18でやりたい盛りでも
そこでやったらロランじゃない!

>>401-402
スレ違いなんで答えられないです。
以降、ディアナ様のよしなに日記が続きます↓
405通常の名無しさんの3倍:2005/11/05(土) 00:42:36 ID:???
ここで萌エロSS
406○月×日@ロラン:2005/11/07(月) 02:35:54 ID:???
今日は何故かディアナ様が僕のことを「お兄ちゃん」と呼んでいた。

これはこれでアリかと思って訂正はしなかった。

明日はどうなっているのだろう。。。
407通常の名無しさんの3倍:2005/11/07(月) 04:57:16 ID:???
「申し訳ありませんがディアナ様、明日お家を空けてもよろしいでしょうか?」

ある日の夕食時に、ロランがこう切り出しました。
えぇ、ロランにはいつも世話になっていますから一日くらいどうぞ
羽を伸ばしてきてくださいな。しかし一応聞いておきませんと。
何のためです?

「はい、ソシエお嬢様と日帰り温泉旅行へ」

…はい?

「なんでも商店街のくじ引きでペア旅行券が当たったそうなの
ですが、誰も都合のつく人がいらっしゃらないそうなんです。」

なっ!?

「無駄にするのは嫌だとおっしゃいますし、かと言ってお一人で
行かせるわけにもいきませんし」

なななっ!?

なんと見え透いた…!あぁ!ロラン、あなたは純粋すぎるのです!
あんなこまっしゃくれた小娘にたぶらかされるとは…。
私ですら一度しか行ったことのない温泉旅行。日帰りとは言え
あの女狐とロランを二人っきりで行かせるなんて…、ぁあぁああああぁっ!
     
       (蜘蛛の巣にかかる蝶のイメージで妄想大暴走)

「ということで、よろしいでしょうか?」

…火種は元から絶たねばなりませんね。もう二度とこのようなことを画策すること
が無いよう、ソシエさんには少々お灸を据えてあげる必要があるようです。

努めて表情に出さないようにしながらここまで思索を辿り、翌朝快くロランを
送り出した次第です。
408通常の名無しさんの3倍:2005/11/07(月) 04:58:20 ID:???

ふふっ、昨夜のうちに私の持てる能力と人脈を総動員してお二人の行程は完全に
把握しておりますのよ。対策も万全。早速集合場所に先回りしてお二人が現れる
のを待ち受けます。

あら、ソシエさんはもういらしていますね。少々眠たそうです。修学旅行前夜の
中学生のように熟睡できず、朝も早く目が覚めてしまい手持ち無沙汰なため早々と
来てしまった、というところでしょう。可愛らしいこと。これからどんな目に
会うかも知らずに…。

しばらくするとロランもやってきました。

ソシエ『ロラーン!遅いぞー!』

ロラン「申し訳ありませんソシエお嬢様。準備に手間取ってしまって…」

ソ『こらっ!もうあなたの主人でも何でもないんだから“お嬢様”なんて呼び方
  やめなさい。“ソシエ”でいいわ』

ロ「えっ!あ…、はい、分かりました。ソシエ、…さん」

ソ『…まーいいわ。さっ、乗りましょう!』

そう言うとソシエさんはロランを押し込むようにバスに乗り込んでいきました。
私の眼前とも知らずに朝っぱらからプチストロベリートークに花を咲かせるとは、
ソシエさん、飛ばしてくれますわねぇ。その思い上がった態度、この私が
粛正して差し上げますわ!
409通常の名無しさんの3倍:2005/11/07(月) 04:59:55 ID:???
お二人を乗せたバスは最初の目的地、紅葉の名所である渓谷に到着しました。
秋と聞いて思い出すのはあの年の秋、私がキエルさんとしてロランと栗拾いを
した時のこと。ソシエさんを空気のようにシカトしながらロランに教えてもらった
栗のトゲのこと。驚きと喜びの入り交じった痛み。あの時から三人の関係に
一ミリの変化のないこと、その体に教えて差し上げましょう!

バスから降りた二人は他の観光客に混じって紅く染まった木々の下、
川沿いの道をを進んでいきます。確かそろそろ…、あっ、あれですわね、
例の橋は。なるほど、確かに一人ずつしか渡れないようです。あとは
彼らが上手くやってくれることを祈るのみ…。

橋に差し掛かったお二人、ロランが先に渡りました。今です!

 (コンッ)

ソ『きゃ!な、なに!?』

 (コンッ、コココココンッ)

ソ『きゃー!なになになんなのよ!? 何で栗が空から!?』

ロ「あっ!ソシエさん、あそこですよあの木の上!」

ソ『あそこ!?木の上って…、猿!?猿がなんで私に栗を投げるのよー!
  さっきまで渡っていた人は何もなかったのに!ちょっ!痛たたたたっ!』

ロ「ああっ!こっちに来たら駄目ですよ!他の人にも当たってしまいます!
  いったん戻ってくださーい!」

ソ『分かったわよ!…って、あれ?橋から降りたら止んだわ。』

そっと足を橋にかけるソシエさん。そこに降り注ぐ栗の流星群。

ソ『もー!なんなのよー!これじゃ渡れないじゃない!』

こうしてお二人は再びバスに乗り込むまで川のあちらとこちら、織り姫と彦星の
ごとく離ればなれで散策をすることになりました。

グゥレイト!完璧ですわ!
410通常の名無しさんの3倍:2005/11/07(月) 05:00:48 ID:???
「ディアナ様ーっ!」

これ、大きな声をお出しにならないで下さい、キャンサー・カフカ、ムロン・ムロン。

「はっ!申し訳ありません!しかし、本当にあれでよろしかったのでしょうか?」

はい!よくやってくれましたね。あなた方は本当に頼りになります。ありがとう。
その着ぐるみもなかなかお似合いですよ(笑)

「そっ、そんなもったいないお言葉…!我ら、ディアナ様のご命令とあればっ(ry」

長々とした喜びの口上が始まりそうな切っ先を制してお二人に別れを告げた私は
即座に二人の追跡に移行しました。旅はまだ始まったばかりですよ…、ソシエさん?
411407-410:2005/11/07(月) 05:04:45 ID:???
続きは、オチだけ書いてあります。
バスツアーのイメージ。行く先々で「ディアナ奮闘」
便乗大歓迎。
412通常の名無しさんの3倍:2005/11/07(月) 13:16:20 ID:???
ワクワク
テカテカ(AA略
413通常の名無しさんの3倍:2005/11/07(月) 20:43:17 ID:???
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
414通常の名無しさんの3倍:2005/11/07(月) 20:45:50 ID:???
GJ!!続きが
415414:2005/11/07(月) 20:47:04 ID:???
楽しみ。
416通常の名無しさんの3倍:2005/11/09(水) 19:35:45 ID:???
>朝っぱらからプチストロベリートークに花を咲かせるとは
ここのところで声を上げて笑ってしまった。
最高です、続き楽しみにしてます。
417通常の名無しさんの3倍:2005/11/10(木) 19:28:38 ID:???
移動中のバスの中とはいえ油断は禁物。今日のソシエさんからは何やら決意の
ようなものを感じますから、寸時も怠らず監視を続けなければ。まじまじ。

えっ、どこから見張っているかって?ふふふっ、なーんとバスの中、お二人の
後部座席。ちょうどロランの真後ろですわ。つまり私の眼前にロランのサラサラ
きしめんヘアーが…。あわわロランタソテラモエス(*´Д`)ハァハァ

しかし私一筋のように見えて意外と浮気性なのがロラン。地上で私を慕ってく
れていた間も、冷静に考えればロランはキエルさんとして接していた期間が少
なくないわけですし、いつだったかの赤毛のオッパイおばけに対する態度も何
だか怪しかったですし、ソシエさんに関してはフラグがうんぬんってレベルで
はなく、あのままソシエ・エンディング一直線かと覚悟したものでした。

というわけで、ソシエさんに対する警戒心とロランに対する一抹の疑惑を胸に
二人の様子を見守ります。妙な動きを見せるようでしたら、アメリア大陸名物の
清涼飲料水を利用した威嚇兵器、コーラ・スプラッシュが火を吹きますわ!
シェイクシェイク!!

さてお二人の様子は…

ソ『ロランさー、いつも山荘にばかり籠もっていて滅入らない?たまには街に
  出てのんびりしたらどう?この旅の後とか、帰る前にうちに寄らない?
  もう長いこと来ていないでしょ?どう?』

ロ「えっ!いや、それは…」

ソ『そんなにディアナ様が心配なの?いくらあの人が筋金入りの生活無能力者
  だからって、一日やそこらで干からびたりはしないわよ』

ロ「違いまっ、…それも少しありますけど、それだけじゃありません。ディアナ様は
  今朝、疑う様子を全く見せずに僕を送り出してくれました。そこまで僕を信頼して
  くれているんです。だから僕も、日暮れまでに帰る言った以上その約束には応え
  ないといけないんです。信頼に甘えることはできません」

ソ『…わかったわ。ただし!この旅の間だけは目一杯楽しむわよ。いいわねっ!?』

ロ「はい、もちろんです!」

ロラン…。ありがとう。それなのに私は疑いを持ち、こんなスパイなような
行為をして、お恥ずかしいことです…。どうやら、ここまでの監視は必要ないようですね。

ところでこのシェイクにシェイクを重ねてエネルギー充填120%、波動砲発射スタン
バイしたコーラ缶は…、ガイドさんに手を回してソシエさんに配っていただけるよう
にしておきましょう。よしなに。
418通常の名無しさんの3倍:2005/11/10(木) 22:54:28 ID:???
>>417
GJ!!!
次回はいつだ!?
419通常の名無しさんの3倍:2005/11/10(木) 23:47:17 ID:???
>>417
コーラの逆噴射をくらったソシエが、むしろチャンスとばかりにロランを
引きずって混浴温泉に突撃しそうな気しかしないのでつが。
420通常の名無しさんの3倍:2005/11/11(金) 15:02:57 ID:???
(・∀・)イイヨイイヨー
421通常の名無しさんの3倍:2005/11/11(金) 20:15:57 ID:???
>>419
ニュータイプの誉れ高いソシエなら目から稲妻を発してかわしますよ。
422通常の名無しさんの3倍:2005/11/13(日) 16:03:06 ID:???
ソ『さー、もうすぐ温泉に着くわね』

ロ「はい、それはいいんですけど…、その、なんで混浴なんでしょう?」

ソ『そんなの知らないわよ。当たった旅がそうだった、ってだけなんだから。
  たまたまよ、たまたま』

…よくもまぁしゃあしゃあと!情状酌量の余地はありませんわね。
計画実行のGOサインは出されましたわ。

昨夜眠らずに考えたのはこの時のため!
ちょっと時計の針を戻して振り返ってみましょう。
423昨夜のディアナ様:2005/11/13(日) 16:06:17 ID:???

ソシエさん…、わざわざ混浴温泉を選ぶとはなんとアグレッシブな!
このままではロランが危ないですわ。何とかラヴな雰囲気になるのを防ぐ
策を考えなければ。

作戦@
立ち寄る先の温泉に話を付けて一時的に分浴にするのは容易ですが、なんだか面白みに欠けますわね…。とりあえず保留としましょう。

作戦A
お二人が湯に入りましたらすぐ湯温を急速に下げ、長く入っていられない状態にする、というのは?技術的にも、メンテナー家に協力を頼めば可能でしょうし。

うーん、ちょっとシミュレーション。お二人の入った湯が、こう、冷えていくと…


ソ『ロラン、何だか寒い…』

ロ「こうすればあったかいですよ、ほら」

ソ『えっ!ちょっとそんな急に!?あっ…、ロラン…』


ノオオォォォォウ!私の想像の中とは言え何故ロランがそんなキャラに!?
却下!却下!却下ですわ!!

作戦B
それでは発想の逆転、湯温を上げてみては?名付けて「北風と太陽」作戦。


「うわぁ、すごい熱いですね。もう上がりますね」
  ↓
無理して入るソシエさん
  ↓
のぼせる(確信犯)
  ↓
ロランが心配して戻ってくる
  ↓
「ソシエさん!」
  ↓
お肌の触れ合い
  ↓
くんづほぐれつ


…あり得ないことではありませんわ。これまた却下で。

どうもイマイチ無駄が多いですわね。「戦いはもっと有効に行うべき」と黒歴史時代
の記録で見た白目の無い名艦長もおっしゃっていましたし。うーん。

…そうですわ!あの方を使えば、きっと…!よし、よしよし!では大至急連絡を取り
ましょう。あの方ならばわざわざお願いをしなくとも、情報をリークさせるだけで期
待通りの活躍をして下さるに違いありませんわ!
424通常の名無しさんの3倍:2005/11/13(日) 16:27:46 ID:???
当日、温泉を覗いてみますと案の定…、流石ですわ。

ソ『さぁ、一番風呂よ!』

ロ「いや、先に一人いらっしゃるようですよ」

??「ひさしぶりだな」

ロ「うっ!その声はひょっとして…」

??「元気そうでなによりだ、ローラ」

ロ「うわぁぁぁ!グエン様!」

グ「そんなに驚くことはないだろう?心外だな」

ソ『驚いているんじゃない、怯えているのよロランは!大体何でグエン様が
  こんな所に居るんですか!?』

グ「なに、たまたまだよ、たまたま」

ソ『嘘つかないで下さい!こんな「たまたま」があるわけ無いじゃないですか!』

グ「ひどい言いがかりだな。私に言わせれば君達が二人して温泉、しかも混浴
  に入ってくる方がよっぽど不思議だ。一体どういう訳なんだ?」

ソ『う…。たまたま、よ…』

グ「そうだろう?まぁ、そんなことはいい。二人とも、そんな所に立っていたら寒い
  だろう。早く入るといい。さぁ早く、ローラ。早くこっちへ…、早く、はゃ…、
  はァ(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ\ア / \ ア / \ ア」

ロ「ひぃ…!!ソシエさん!僕は先にあがっていますね!すいません失礼します!」

ソ『あぁ!ちょっと!』

グ「あぁ…、なぜ私の傍にいようとしないのだローラ…!私は、私はッ…!」
425通常の名無しさんの3倍:2005/11/13(日) 16:43:01 ID:???
全行程を終了したお二人を解散場所で待ち受けます。

ソ『もー!何だったのかしら今日は!変な猿は出るし、グエン様とも遭遇するし。
  おかげで旅が台無しだわ!』

ロ「ははっ…、たまにはそんな日もありますよ、ソシエ…お嬢様」

ソ『戻っとる! Σ (゚Д゚;)』


山荘に帰ったロランはさすがに少々疲れた様子で、夕食もそこそこ、
早めに床に入ってしまいました。ごめんなさいね…。しかしこれもまた二人の今ため。

ロラン、また明日。
426通常の名無しさんの3倍:2005/11/13(日) 20:47:33 ID:???
GJ!!
早く続きが読みたい俺はry
427通常の名無しさんの3倍:2005/11/14(月) 12:17:36 ID:???
腹黒すぎだなディアナ様
428通常の名無しさんの3倍:2005/11/14(月) 19:04:28 ID:???
御曹司のナニはギンギンだったんだろう
429通常の名無しさんの3倍:2005/11/14(月) 23:55:06 ID:???
>>428
ウホッ
430通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 00:57:23 ID:???
保守あげ
431通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 06:11:35 ID:???
GJなヤツが多いね!
∀がより楽しめるものだとわかったよ!
しかし、徹夜して全部読んじまったよ...orz


432通常の名無しさんの3倍:2005/11/16(水) 23:54:24 ID:???
>>423 ディアナ様。なんつーか,「溜まって」いるんだなぁ
433通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 01:35:23 ID:???
>>431
日記系スレで決定的な過疎が起こらずにこれだけ続いているのは大したものだよな。愛ゆえに、か。
434通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 01:37:52 ID:???
ディアナ様は偉大だなぁ( *´∀`)
435通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 16:16:16 ID:???
○月×日
 夜が明ける。冬の冷気が音を凍らせ、雪と霜が世界を描く。とても
冷たい、山の朝。だけど、今日はこんなにも、胸の奥が、熱い。
 温もりを噛み締めながら隣を見ると、愛しい人が眠っていた。わた
くしは幸せすぎて一睡もできなかったのに、まあ、なんて薄情な人な
んでしょう。戯れに頬を撫でてみる。
「ロラン、朝ですよ」
 起こさないようにそっと声をかけて、それなのに起きなくて少しがっ
かりする。矛盾に満ちた時間が今は楽しい。
 このまま寝顔を堪能しようか。先きに起きて朝御飯を作ってあげよう
か。どちらも魅力的で捨てがたかったけど、結局わたくしは後者にした。
 腕はロランに遠く及ばないけど、彼はわたくしの作った料理を心から
喜んで食べてくれる。その光景を想像してみると、微笑みが零れて止ま
らない。
「……っ!」
 ベッドからおりるとき、少し痛んだ。その痛みすら幸せだった。
 それではロラン、朝食の席で会いましょう。
436通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 16:18:52 ID:???
○月×日
寝坊してしまった。起きたら昼過ぎだった。
なぜかディアナ様の機嫌が悪かった。
朝御飯を作って差し上げなかったのが原因だろうか。
明日は早く起きようと思う。
437通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 18:34:29 ID:???
GJ!
ディアナ様の笑みが浮かんでくるようですな。

…幸せな痛み、か。
男にゃ永遠に判らんなあ。
438通常の名無しさんの3倍:2005/11/17(木) 22:03:13 ID:???
ディアナ様の作る朝食ってのはどんな何だろう?
みんなが妙な緊張感のある苦笑を浮かべる中、ハリーだけが涙を流して貪ってそう。
439通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 07:07:48 ID:???
きっと緑色で異臭を放ってるな
440通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 12:18:53 ID:???
人はそれを食べ物とは呼ばない
441通常の名無しさんの3倍:2005/11/18(金) 18:08:22 ID:???
442通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 01:16:46 ID:???
このスレのせいで∀に興味を持ったジャマイカ
財布の中に1000円しか入ってないのにどうしてくれる
443通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 01:45:43 ID:???
本編を見ていないのに読んでいる人が案外いるのが意外極まりない。
それでも楽しめるものなのか。ディアナ様は偉大だなぁ(∩´∀`)∩
444通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 03:40:13 ID:???
ロラン「月の光に導かれディアナ様と両想いになるぞ。 ∀はらぶらぶだ。」
445通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 14:49:51 ID:???
>>442つn(ry
446通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 23:38:34 ID:???
最近マジ寒い…。
ディアナ様は寒がりっぽいけど元気かなぁ?
447通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 22:41:23 ID:???
ロランが暖め(ry
448通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 23:06:12 ID:???
むしろロランを暖め(ry
449通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 02:01:44 ID:???
>>446
最初あの厚着っぷりを見た時、あまりにも膨らんでいたから
太ったのかと心配したよ
450通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 02:10:41 ID:???
執務服もブクッっとしているから、ディアナ奮闘を見て意外なスタイルの良さに驚いたことはディアナ様には内緒だ。
451通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 02:16:35 ID:???
まあ二人が一緒にいればいつも熱々さ
特に夜は
452通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 06:40:26 ID:???
デ「熱々なんでしょうか?」
ロ「熱々ですよ。だって昨夜はシチューでしたし、
  今夜は鍋焼きうどんですから」
デ「………」
ロ「あの…うどん、じゃダメですか?お好きでしたよね?」
デ「……よしなに」
453通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 11:05:56 ID:???
ディアナさま(;´Д`)
454通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 13:59:08 ID:???
「デロデロデ」に笑ったw
455通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:23:56 ID:???




456通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 01:23:02 ID:???




457通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 03:37:44 ID:???
ジーク ディアナ!
458通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 00:05:57 ID:???
保守
459通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 07:50:29 ID:7vs6ColA
>>458
ディアナ様、保守できてませんよ!!!
460通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 13:42:31 ID:???
>>459
保守はただ書き込めばいい訳でageる必要は皆無だから保守できてますよ。
461通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 02:01:44 ID:???
保守
462通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 00:04:16 ID:???
保守
463通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 07:13:09 ID:???
保守
464通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 11:13:44 ID:???
ロラン
「やっぱり冬はコタツで蜜柑ですよね・・・・」

ディアナ
「そうですわねロラン・・・・ きゃ!」

ロラン
「ど、どうなされました?!」

ディアナ
「て、手が蜜柑色に・・・・!」
465通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 11:17:56 ID:???
ロラン
「(ははーん、ディアナ様は蜜柑食べるの初めてなんだよな・・・・)」

ディアナ
「ろ、ロラン! これはどういうことでしょう?!」

ロラン
「(ディアナ様かわいいな〜・・・・)
 ディアナ様! ああなんてことだ! ディアナ様が蜜柑の食べすぎで蜜柑人間になってしまうなんて!」

ディアナ
「よっ、よしなにぃぃぃぃ!!」
466通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 11:22:04 ID:???
ロラン
「(いい反応するなー・・・・)
 ディアナ様、大変ですよ! 蜜柑人間になるとそのうち血までポンジュースになっちゃうんですから!」

ディアナ
「えええええ?!」

ロラン
「髪も全部あの白いやつになっちゃいますし、つむじにはヘタ出がてきちゃうんですよ!(笑)」

ディアナ
「ひっ、ひぎぃぃぃ!!」
467通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 11:26:54 ID:???
ロラン
「そのうち種割れするときの種まで蜜柑の種に・・・・」

ディアナ
「・・・・ロラン・・・・ 紙とペンを持ってきてくださいまし・・・・(鬱)」

ロラン
「え? ええ、どうなさるんですか?」

ディアナ
「『・・・・月の女王ディアナ・ソレルの財産はロラン・セアックに全額寄与することとし・・・・』」

ロラン
「(ゆっ、遺言状書き始めた!)」
468通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 11:30:49 ID:???
ロラン
「やめてくださいディアナ様! 北の国からじゃないんですから!」

ディアナ
「離してくださいましロラン! 今しばらくディアナ・ソレルとしての人格が残っているうちに
 わたくしにはやらねばならぬことが・・・・!」

ロラン
「だから冗談ですって言ってるでしょ! 謝りますからディアナ様!」
469通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 11:34:14 ID:???
ロラン
「・・・・ディアナ様! (ぱしーん!)」

ディアナ
「・・・・ロラン・・・・?」

ロラン
「大丈夫ですよディアナ様・・・・。ディアナ様がたとえ蜜柑人間になっても、僕だけは
 ディアナ様の味方ですから・・・・」

ディアナ
「・・・・ああロラン!! (がばっ!)」

ロラン
「おーよしよし」
470通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 11:36:32 ID:???
ロラン
「皮までしっかり食べて差し上げますから」

ディアナ
「びくっ!」
471通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 19:46:03 ID:???
このロランはちょっと意地悪だな
ソシエの調教が済んだロランかもな
472通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 21:27:15 ID:???
最高に頭わるいw (誉め言葉)
473通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 17:58:24 ID:???
ここを保守するんですよー!
474通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 09:12:49 ID:???
何でこんなスレ保守するんですよーーーー!!
475通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 22:01:37 ID:???
ここはいいとこだぞー!
476通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 06:52:47 ID:???
自民党
477通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 21:16:28 ID:???
ロラン
「ディアナ様ー、そろそろクリスマスですよー」

ディアナ
「く、クリスマス?」

ロラン
「サンタっていうおじさんが家に来てくれるのを待つ日ですよ」

ディアナ
「ほっほう・・・・」
478通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 21:19:44 ID:???
ロラン
「サンタさんはその人が欲しがってるものをプレゼントしてくれるんです」

ディアナ
「そっ、それは本当ですかロラン?!」

ロラン
「本当ですよー。夜寝ている間にこっそりと置いていってくれるんです」

ディアナ
「よっ、よしなにぃ・・・・!」
479通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 21:22:18 ID:???
ロラン
「ディアナ様も枕元にサンタさんへ欲しいものを書いた手紙を置いておかれるといいですよ」

ディアナ
「ぜっ、ぜひともそうさせてもらいますわよ・・・・(フガフガ)」

ロラン
「(なんだろう、ディアナ様がフガフガしだした・・・・?)」
480通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 21:26:36 ID:???
師走、二十五日深夜・・・・

ロラン
「さて、と。そろそろプレゼント置いてくるか」

ディアナ
「・・・・よしなに・・・・ムニャムニャ・・・・」

ロラン
「(ディアナ様の欲しいものはなんだろなー・・・・)
 なになに・・・・ 『サンタさんへ ロランがほしいです ディアナ』・・・・」

ディアナ
「・・・・ロラン・・・・ ムニャムニャ・・・・」

ロラン
「・・・・????・・・・!」
481通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 21:31:23 ID:???
ディアナ
「・・・・ろ、ロラン・・・・そこは・・・・ダメですわん・・・・ムニャムニャ・・・・」

ロラン
「(・・・・コレは・・・・どうしよう・・・・。僕がほしいって言われても・・・・)」

ディアナ
「サンタさん・・・・ ムニャムニャ・・・・」

ロラン
「(どうしよう、添い寝とかすればいいのかな・・・・) 
 ディアナ様、失礼しますよー・・・・ よいしょっと。じゃ、ディアナ様、また明日ー」
482通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 21:33:28 ID:???
翌日。

ディアナ
「ぎゃああああああああああああああああああああ!! 
 ロランがキター!!!」

ロラン
「うわ――――――――っ!!」
483通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 23:56:51 ID:???
このスレに触発されて∀を少し借りてきて見た。
ディアナ様が素敵過ぎますぞ!ロランも可愛いし。

つーか巷で言われているハリーとタイガースの繋がりがやっとわかったw
484通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 11:23:51 ID:???
このスレで∀を借りる人が居るとは・・・
というか2chが社会に貢献してる様を初めて見た
485通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 02:09:13 ID:???
俺もそろそろ借りてきて見ようかな。
486通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 12:40:11 ID:???
保守
487通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 13:44:30 ID:???
落とせばいいのに・・・
488通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 13:48:46 ID:???
新シャア板でラクスと戦争になりそうだからな。
忙しいんだよ、きっと。
489通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 18:54:15 ID:???
ロラン「ディアナ様…保守しますね」
ディアナ「よしなに」
490通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 02:45:04 ID:???
ロラン「ディアナ様、ageますね」
ディアナ「よしなに」
491職人見習い:2005/12/23(金) 08:07:19 ID:L8V5T0bc
○月X日 No,1
今日は朝からロランが買出しに出ていき一人で暇なもので、こたつに入ってミカンを食べながらロランを盗撮したスナップ集をパソコンで整理する事にしました。
暫くそれを眺めながら悦に入っているところ、
ちわー郵便でーす、ロラン・セアックさん居られますかー ロランさーん居られますかー
と声が聞こえたので我にかえり、受け取りにいきました。
手紙なんて誰からかしら?あのソシエさんなら図々しくやって来られるのにと思いながら差出人を見たところ、怨敵グエン卿からでした。
「ちぃ、あの変態まだ諦めてないのか」
こんな物ロランに渡せますかと通信教育でならった元斗○拳で滅却しようと思いましたがふと内容が気になりましたので読む事にしました。
「愛しいローラへ
 今年も後少しになったね。何でもエイジア地方に古くから伝わる褌祭りなるものが再開される事になったので是非ローラにも参加してほしい
 いい返事を待ってるよ
                                
                                                                          グエン・ラインフォード
 P.S. 辛くなったら何時でも僕の胸に飛び込んでおいで                                                    」
との内容でした。
492職人見習い:2005/12/23(金) 08:30:10 ID:L8V5T0bc
○月X日 No,2
地球には色々な祭りがあると思い、ググってみることにしました。
・・・
・・・
・・・
なんですか〜〜〜この如何わしい祭りは。男の人達が腰に布切れを巻いただけの姿でくんずほぐれず状態ではありませんか。
金髪グラサンに真っ赤なヒラヒラを巻いた人・天パーで白いヒラヒラにラ○ァ命の人・青い髪で明らかに1人テンションがハイな人等など・・・・・
こんな如何わしい祭りにロランを参加させる訳にはいきません。そう思いながらロランの姿を想像してただでさえ少ない私の血がボタボタと落ちてました。
詳しく読むとこの祭りは一部の変態が始めようとしたもので、いざ始めというところで女性一人が全員叩きのめしたそうです。
昔の女性は強いですねと思った刹那、私の脳裏に「金色の悪魔カテジナ」の名が浮かびました。もしやと思い当時の写真を見ると違うようです。
ピンボケして顔までは解りませんが髪は黒で肩くらい、黄色い服、手にはバットかしら?を持ってました。野球なるものの選手でしょうか?
昔読んだ黒歴史漫画に「野球○の詩」なるものがありましたが、それのモデルさんでしょうか?
まあ、それは置いといてロランを参加させる訳にはいきません。私はロランが帰って来るまでにグエン抹殺計画を練る事にしました。。
493職人見習い:2005/12/23(金) 08:51:11 ID:L8V5T0bc
○月X日 No,3
数日後、計画を実行する事にしました。
「ロラン、少しの間留守にしますので我慢してくださいまし」
「え?ディアナ様どちらにいかれるんですが?僕もお供しますよ。」
「いいえ、ロランそれには及びません。また害虫が発生したので駆除に行くだけです。」
「でも、ディアナ様〜」
「ロラン!いいですね?」
「ビクッ は、はい」
と、ロランに留守を頼んで害虫駆除に向かいました。というもののエイジアまでは遠いのでハリーにスモーを一機用意させてました。
今回用意した武器は例の女性にあやかってバットのみです。が、ただのバットではありません。月の技術の粋を集め、こっそりコールドスリープに封印してあるヒゲおやじからDG細胞も抽出して埋め込んであります。とても手に馴染んでおります。
スモーをグエン邸から離れた処にとめ、私は潜入することにしますた。しかしなんて厳重な警備なんでしょう。
私はス○ークばりにあるときはダンボール箱に隠れ、あるときは煙草の煙で赤外線を感知したりと凄い物でした。
そうこうしてるて、目指すクエンの部屋に辿り着きました、
494職人見習い:2005/12/23(金) 09:16:56 ID:L8V5T0bc
○月X日 No,4
ガチャ
「とうとう、見つけましたよグエン卿」
「ディアナ様どうしてこちらに?いや、よく辿り着けましたな。」
「グエン卿、如何わしい祭りをネタにロランをかどわかそうとした罪、今や明白潔く腹を切れ」
と、どこぞの暴れん坊みたく決めました。
「ふふふ、ばれてしまっては仕方があるまい。が、ディアナ様お1人で何が出来るのですか?
 それに素手で私に勝てるとでも?甘く見られたものですプギュル」
「甘いのはグエンあたですよ。私の意のままに形状をかえる【ディアナ専用根性バット】は伊達ではありませぬ。
 いってよしなに、いってよしなに、いってよしなに、いってよしなに、いってよ〜〜し〜〜な〜〜に〜〜」
それこそ、ミンチよりひどくして満足して帰る事にしました。
すっきりした気分で凱旋したところロランが
「ディアナ様、心配したんですよ。お体は大丈夫ですか?」
「ロラン、心配をかけましたね。ですが大丈夫ですよ安心してくださいまし」
よかった〜〜〜と天使の笑顔で微笑みかけられると苦労も吹っ飛ぶというものです。
「ささ、ディアナ様玄関先で立ち話もなんですし、コタツでも入って待ってて下さい。直に温かい紅茶いれますので」
家の中に入った私を待っててのはロランと御揃いのエプロンをしたソシエさんでした・・・・
後は書かずともお解りでしょう・・・・・・

はぁ、鬱出汁濃
495通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 11:40:02 ID:???
乃木大将より無能なディアナ様。
496通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 12:53:32 ID:???
ソシエも撲殺したんですか?
497通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 13:02:28 ID:???
青い髪ってカミーユ?
498通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 16:17:19 ID:???
>>496
あのソシエがグエンのように簡単に撲殺されるようなことが
あるわけ無いではないか
おそらくは互いに引きつった笑みを浮かべながら
ロランを挟んでクリスマスパーティへと…
499通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 06:03:58 ID:???
コレンの日記

○月×日
ディアナ様に声をかけられグエン卿の家を襲うのを手伝った。
如何せん徒歩じゃ距離が遠すぎるもんで、日傘の姉ちゃんの家からマシンガン装備のザクを借りた。

んでもって、射撃音が響くとマズイってことで、ヒートホーク一本で戦うことになっちまった。
しかし、ヒートホーク一本でMS5体なんて、俺様の腕もまだまだ鈍っちゃいないようだ。

明日はクリスマスだ。
シャンパンでも買ってブルーノとヤコップのアパートにでも転がり込んで過ごすか。

気の強い嬢ちゃんが、ディアナ様の山小屋に向かってるのを昼間みたが、
今ごろ向こうはクリスマスパーティーなんだろうなあ・・・。
500通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 09:58:15 ID:???
アンドリュー・フォーク准将より無能なディアナさま。
501通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 10:06:07 ID:???
劉備の息子より無能なディアナさま。
502通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 11:43:28 ID:???
 .-ー-ーヽ
/  i_i_i_i_i_i  なんだと!       
iノ |ノ|#゚皿゚)/ ̄ ̄ ̄ ̄/
|ノ| リ つ / MZ2000/____
  ̄ ̄\/____/
503通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 08:12:40 ID:???
今川義元の息子より暗愚なディアナさま。
504通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 08:15:22 ID:???
ヨブ・トリューニヒト議長より無責任で恥知らずなディアナさま。
505通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 08:16:19 ID:???
さっさと死んでよディアナさま。
506通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 08:33:11 ID:???
劉備の息子である劉禅は無能と言われてるが一方では民を無駄な戦に巻き込まなかった名君だぞっと
507通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 11:05:27 ID:???
>>505
ソシエぇぇぇぇぇ!!!!
508通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 11:19:44 ID:???
よしなよ。

よしなよ。皆の衆。
509通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 13:21:54 ID:???
>>507
じゃ劉禅さん、ディアナさまより偉いんだ!
510通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 13:57:38 ID:???
本当にえらい人は誰かを蔑んだりしません。
511通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 19:06:06 ID:???
どう考えても蜀に勝ち目はなかったからね
512通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 10:30:00 ID:???
名君中の名君昭和天皇陛下でも軍部の暴走は止められなかったからな。そういう意味じゃ劉禅はスゴイ……のか?
513通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 13:07:12 ID:???
名君たらんとすればこそ止めなかった側面もあるみたいだけどなー
海外の情勢も要因だっただろうし
514通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 07:24:50 ID:???
龍禅は魏しでほんのちょこっと戦に民を巻き込まなかったので偉いと書いてあったような気がする
でも、蜀志・呉しではざんざんに書かれた
515通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 00:06:56 ID:???
516名無しさん@Linuxザウルス:2005/12/31(土) 02:08:06 ID:???
>>515
(*´Д`)ハァハァ
517通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 08:09:21 ID:???
ディアナ様は大晦日はどうお過ごしかな
518通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 17:46:50 ID:???
餅とか搗くのかな?うあ、楽しそう。
519通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 20:56:47 ID:8b0kPide
お餅を詰まらせてしまうディアナ様
520通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 23:47:15 ID:???
ロラン「ディアナ様、間もなく新年ですね」
ディアナ「よしなに」
521 【小吉】 【921円】 :2006/01/01(日) 00:30:47 ID:???
ディアナ様!
明けましておめでとうございます!
522通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 05:33:51 ID:???
とっとと死んでよディアナ様。
523通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 08:01:54 ID:???
>>515
百戦錬磨のディアナ様は絶対にわざとやっていらっしゃる
524通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 04:10:22 ID:???
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正下

あけおめである。
小生、ギム・ギンガナムである。
この繭の中、半径10メートルを世界の全てとし、どれだけの時間が経ったのか。
相変わらず話し相手も無く、ひとりさびちい日々を過ごしている。

髭「アン、強く揉んじゃイヤ・・・」
触覚「ええんか〜?ええのんか〜?」

・・・正月から鬱である。
前々から思っていたのであるが髭が有るくせにメスとは一体どういわけであるか!?

二匹は無視して新聞を取ってくるのである・・・

パラッ

む?新聞と一緒に年賀状が一枚きているではないか
小生に年賀状を送ってくれる人など心当たりがないのである・・・
裏を見ると着物姿に頭にかんざしをつけた髭と袴姿の触覚が写っているのである
・・・後ろを見ると今年もよろしくと言いたげな髭と触覚の姿が・・・小生、猛烈に感動したのである!!

む?新聞にもう一枚年賀状が挟まっているのである

ステロ・・・?

なんと隣の奥さんからである!!
小生の想いがついに実を結んだのであるか!?
こうはしていられないのである!!
早速年始の挨拶に行ってくるのである!!










・・・ねぇ、ここから出してくださいよー。



御大将日記でスマソ
525通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 14:08:18 ID:???
>>524
GJ(`・ω・´)b
実は密かにあなたの御大将日記を楽しみにしてます。
ただ、ここはディアナ様の日記スレなので
これからもディアナ様のお邪魔にならない程度に頑張って下さい。
あんまり派手にやると、また月光蝶を喰うかもしれないしねw
526通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 21:22:58 ID:???
御大将乙
今度はディアナさまの秘密、あんなことやこんなことを教えて下さいね
527通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 21:45:21 ID:???
御大将に久々にお会いでき、喜ばしい限りであります。
528通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 21:51:23 ID:???
ディアナさんへの新年の挨拶(抜粋)

キエル「今年もよろしくお願い致します。女王としての責務を果たすため、
    今後も御指導をお願い致します。」
ディアナ「今年もよしなに。私も貴方への助力は惜しみません。」

ソシエ「本年もよろしく!!えっと…そうだ!今年こそロランを返してよね!!」
ディアナ「(苦笑して)はいはい、本年もよろしく。…ロランの事については、
     今少し私の我儘に付き合わせる事を許してくださいね。」

ハリー「新年喜びを申し上げます。このハリー・オード、女王と阪神への忠誠は、
    年を経ても、いささかも揺らいではおりません。」
ディアナ「お前の忠誠にはいつも感謝しております。ですが阪神への忠誠は、
     もう少し何とかしなさい。まずはそのトラキチ・ファッションを脱ぎ、
     親衛隊唱歌に「六甲おろし」を入れるのをやめなさい。」

御曹司「明けましておめでとう!フウ〜〜!セイ!セイ!私は御曹司ではなく、
    ラインフォードHGという謎のハード・ゲイですよ!あの素敵な御曹司とは、
    何の関係もありませんよ〜分かったねロラン?フォー!!」
ディアナ「…新年早々嫌がらせか、御曹司…」

御大将「年賀の挨拶に参りましたアッ!!…では恒例の武門名物“裸踊り”を一つ!!」
ディアナ「(激昂して)私が嫌なのを知っていて、毎年何故それをやるかッ!! 
     民への新年の挨拶のため、冷凍睡眠から目覚める度にいつも見せられた!!
     …ロラン、ハリーにギム討伐を命じなさい!…御曹司討伐も加えよ!」

ミハエル大佐「やあ二人共、新年おめでとう。ミリシャ一同で挨拶に来たよ。ところで、
       アメリア中のミリシャを集めた新年会の隠し芸のため、人気の無いここで、
       練習したいのだが…」
ディアナ「(キエルの振りして)ご挨拶ありがとうございます。大佐。
     練習でしたらどうぞ庭をお使い下さいな。」
    
ロラン「ディ…ディアナ様あ!!大変です!」
ディアナ「どうしたの?庭で何かあったの?ミリシャの方に怪我人でも出たの?」
ロラン「大佐達が、全員素っ裸で裸踊りの練習をやってます!!」

ディアナは紅茶を噴出した…


     


529通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 02:24:50 ID:???
ディアナ「ロランもやりなさい」
530通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 08:41:09 ID:???
紅茶ではなく鼻血が噴出しそうだな
531通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 10:02:22 ID:???
1月×日  配信 フラン・ドール

そのころビシニシティでは1月の第二月曜日に村中の16歳の男がブリキ金魚のみを身につけて踊りまわる「成人の祭り」が執り行われていた
祭りのシメはノックスに向けてビームライフルをぶっ放すらしい
532通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 10:55:49 ID:???
心が暖かくなるスレだね。
最近余裕を失ってるからなあ、、まぶしいよ。
533通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 15:26:23 ID:???
よしなにの意味をググってこのスレに辿り着いたのをきっかけに、∀を数年振りに堪能した今年の正月......
534通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 00:26:38 ID:???
暇つぶしに見てると癒された
535通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:07:43 ID:???
ロラン
「ディアナ様、あけましておめでとうございます」

ディアナ
「・・・・あ、ロラン、そうですね、今年もよしなに・・・・」

ロラン
「・・・・あの、ディアナ様?」

ディアナ
「・・・・ふぅ・・・・欝山車脳」
536通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:11:10 ID:???
ロラン
「ディアナ様! 『欝山車脳』なんて何年前の言葉ですか!」

ディアナ
「離してくださいましロラン! 私はもう死にたいんですの!」

ロラン
「おせち料理ドカ食いしても太るだけで死ねませんよ! しかもくりきんとん残してるし!」
537通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:15:28 ID:???
ディアナ
「ひっく・・・・ よしなに・・・・」

ロラン
「(どうしよう・・・・ 焼酎ストレートしちゃった・・・・)
 ディアナ様、一体どうなされたんですか?」

ディアナ
「おおロラン、ちょっくらよしなにここ座りなよしなに」

ロラン
「(なんか酔い方がメチャクチャだなぁ・・・・ 『よしなに』変なところに出てきてるし)」
538通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:19:57 ID:???
ディアナ
「ロラン・・・・ 私の名前を言ってみろよしなに」

ロラン
「・・・・えっと、はい、ディアナ・ソレル女王陛下です・・・・」

ディアナ
「そう、ディアナ! 月の女王! よしなに! 月の女王っていうのは因果な家業と来たもんだ!」

ロラン
「は、ハァ・・・・」
539通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:23:51 ID:???
ディアナ
「次にロラン、私の年齢を言ってみろよしなに」

ロラン
「あ、はい・・・・。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの、ディアナ様、非常に申し上げにくいんですが」

ディアナ
「言わなくともわーっとるわよしなに! 『実年齢』の方か『外見年齢』のどっちかって訊きたいんだろよしなに!」

ロラン
「まぁ、そうですけど・・・・・ ハシ!」
540通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:30:13 ID:???
ディアナ
「そう! 今年も一歳老けちゃったよふーんだ! 何百年もマグロみてーに氷漬けになってたからよ!
 もう千といくつかもわからんわよしなに! 私はピラミッドかっつーの!」

ロラン
「・・・・・。」

ディアナ
「ああ・・・・。今年も欝な一年が始まる・・・・ キュポン、グビグビ・・・・」
541通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:34:43 ID:???
ロラン
「ディアナ様!」

ディアナ
「あんだよ!」

ロラン
「・・・・僕もお付き合いします!」

ディアナ
「・・・・バッ、バッカヤロー、お前まだ17だろよしなに! 酒なんか飲めるかよ!」

ロラン
「ディアナ様がつらいとき苦しいときはとことんお付き合いしますよ! たとえ焼酎だってストレートしますよ!」

ディアナ
「・・・・ロラン・・・・。ぐしっ、へへ・・・・
 よっしゃあ飲め飲め! 酌は私がしてさしあげますからよしなに!」

ロラン
「はい!」
542通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:41:34 ID:???
ディアナ
「ああっそーでしたたわロラン! あなたにプレゼントがあしましたよーな気がしないでもありませんわ!」

ロラン
「アハハハ! でぃ、ディアナ様! 言葉遣いなんだかおかしいれすよ! アレ? 僕もなんだか変でありませんか?」

ディアナ
「はい、お年玉! ちょっとよ、ちょっと。ウフン!」

ロラン
「ちょwwwwおまwwwディアナ様! 札束突っ込んでありますけどどこのATM荒らしてきたんですか!」

ディアナ
「失っっ礼な! ATMじゃなくって銀行ですわよ! あはははは!」
543通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:45:21 ID:???
ディアナ
「・・・・ロラン・・・・わたくし・・・・なんか変な気分ですわ・・・・」

ロラン
「・・・・え?! ちょ、ディアナ様、酔った勢いでもそれはちょっと・・・・」

ディアナ
「・・・・洗面器」

ロラン
「・・・・え?」
544通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:50:41 ID:???
ディアナ
「ちょ、ゴメンって! ホント謝るから!」

ロラン
「いーから気にしないでくださいっスよディアナ様! そーだ、初詣行きませんかディアナ様!」

ディアナ
「お、いーねぇ! 夜風で酔い覚ましなんてのもオツですわ!」

ロラン
「よっし決まり! 今車の鍵持ってきますから!」
545通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 10:54:18 ID:???
警察官
「はい、ハーッってやってこの機械に」

ディアナ
「・・・・ハァ」

警察官
「アンタたちねー、何本飲んだの? 年末だからって酒飲んで車運転したらダメでしょホントにもう」

ロラン
「すみません・・・・」
546通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 15:12:03 ID:???
>>545
wwwwwwwwwwGJ!テラワロwwww
547通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 16:28:06 ID:???
GJじゃねーよ

全部書き上げてから書き込めろよ
どれだけ時間かけてんだ?
548通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 17:47:55 ID:???
作りながら書く=リアルタイムと勘違いしているリア消だろ。
せっかくの良スレが・・・。
549通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 18:27:57 ID:???
>>547-548
荒らし・煽りは通常の3倍無視
放置できないあなたも荒らし。
550通常の名無しさんの3倍:2006/01/11(水) 21:04:13 ID:???
>>549
クソッ、つ、釣りか
おれはかからんぞぉぉぉぉお!!
5511/3:2006/01/14(土) 21:33:27 ID:???
はぁ、ここ最近まったく雪が止みません。降り始めの頃は、

「ロラン、雪が積もったらかまくら作りましょうね」
「そうですね、たくさん積もればおっきいのが作れますよ」

などとはしゃいでいましたが、こうも毎日どっちゃり降られるといくら能天気な…
いやいや、のんびりな私でもさすがにうんざりしてしまいます。
街との交通手段も完全に遮断されたため、ソシエさんのような邪魔者が来ることはなく、
ロランと完全に二人きりなのはよいのですが、そのロランは屋根の雪下ろしやら何やらで
ほとんど休む暇さえありません。

それにしても暇ですわ…
もう何度も読み返した雑誌をソファーに投げ捨て、何気なく窓から外を覗くと、
先程までそこで雪掻きをしていたロランがいなくなっているではありませんか。

もう家に入ったのかしら、お茶入れなきゃ。
私は慌てて台所に向かいお湯を沸かしました。

「ロラ−ン、コーヒーがよろしいですかー?それとも紅茶がよろしいですかー?
 私はどちらかというと紅茶の気分なのですが、どっちがよろしいですかー?」

と半ばロランに選択肢がない質問をしてみたのですが返事がありません。
コーヒーがよかったのかしら?さらにもう一度聞いてみましたがいわゆる梨のつぶてです。
心配になって家中を探してみましたら、ロランはまだ家の中に入ってなかったようでした。

私の勘違いですか…相変わらずダメな女ですね( ´,_ゝ`)
などとひとしきり自己嫌悪に陥った後、ロランは何処に行ったのだろうというところに考えが落ち着きました。
あのロランの事、まさか私を置いてどこかに行くわけもなく、ましてやこの雪です。
行こうにも行ける場所などないのですが…
心配になった私は外にロランを探しに行きました。

…のですが、私の心配をよそに、ロランは思いのほか近くにいました。
ロランは家の近くの湖の畔で雪空に向かって鬼気迫る表情で何かを叫んでいるようです。
しかしロランの声は一面に降り積もった雪に吸い込まれ、聞き取る事が出来ません。
私は古の童話を思い出しました。それは王様の耳がロバの耳でそれを見た青年の話です。
その青年は、どうしても王様がロバの耳だという事を黙っている事が出来ず、穴を掘ってそこに叫んでいたのです。
5522/3:2006/01/14(土) 21:35:54 ID:???
ロラン、ひょっとして私への不満をぶちまけてやございませんか?
いつも食っちゃ寝の生活をし、家事すらほとんど手伝わない私に、それはそれは不満が溜まっていることでしょう。
私もそれは存じてはおりますが、私が家事を手伝ってもかえって手間が増えるばかり…
そんな自分を省みて、たまにはこういう息抜きも必要でしょう。と、そのまま家に戻ろうとした時、
私の心に、ある不吉な考えが浮かびました。

まさか… ソ シ エ さ ん へ の 想 い とか叫んでるわけじゃありませんですよね!?
えぇ、私のわがままのせいで離れ離れにさせたのはわかってはおります。おりますとも!
しかしですよ!ソシエさんとロランが主人と使用人として仲を深めていったように、
私も主人と使用人として、いやそれ以上、妻と夫として(それらしいことは何一つしておりませんがorz)愛を深めているのです。
でも…逢えない時間が愛を育てるとヒロミ・ゴウも歌っていたことですし…

しばらくの間、私は『だが、心配のしすぎではないか?』『なあに、かえって免疫力がつく』の売国ループに陥りましたが、
ようやく、ロランの叫んでいる声を確かめるために足を踏み出しました。
気付かれないように用心深く近づくと、だんだんロランの声が聞こえてきます。
そしてロランの声がはっきり聞こえた瞬間、私は愕然としました。

「ユニバース!ユニバース!」

へっ?ユニバースですか?そりゃ月では万能語としてよく使われる言葉ですけど…

「ユニバース!ユニバース!」

どう聞いてもユニバースです。
本当にありがとうございました

「って、まだだ!まだ終わらんよ!!」
私が思わず叫んだ声にロランは驚き、私を発見いたしました。
5533/3:2006/01/14(土) 21:37:28 ID:???
「あ、ディアナさま!こんなところにいたら風邪引きますよ!」

「ロランこそ、こんなところでなんでユニバースだなんて叫んでいるのですか!」

「いやあ、あまりにも雪が降り続けるものですから、天気になるようにお祈りしてたんですよ」

…はたしてユニバースにそのような意味があろうか、いやない。
しかしロランの表情は明快そのもので、他に意図がある様子もありません。

「そうですか、でもずっと外にいたのでは風邪を引いてしまいます。お祈りはやめて家に入りましょう。
 ちょうどお湯を沸かしておきましたので、一緒にお茶でも飲みましょう」

「はい、戻りましょう」

二人で家に戻りロランが着替えている間、私はやかんの前で少し考えました。
先程の事は全て私の勝手な勘違い、思い込みであったわけですが、身から出た錆と言いますか、
自分で心当たりがあるからこそそのような勘違いをしてしまったわけでありまして…
はぁ、反省の極みです。これからはロランの事をちゃんと考えて暮らしていく所存であります、はい。

「ロラ−ン、コーヒーがよろしいですかー?それとも紅茶がよろしいですかー?」

そう、私は紅茶がよろしいのですが、ここはグッと抑えて我慢です、我慢。

「そうですねー、今日は紅茶がいいですー」

奥から聞こえてくるロランの声に私の心は明るくなりました。
いえ、決して紅茶が飲めるから嬉しいわけではなく、
ささいなことであれロランと同じ事を考えていたのが嬉しかったのです。

ふふふ、やはり夫婦は思考、味の嗜好ともに似てくると言いますものね。
やはり私とロランは…

ガチャン

「だいじょぶですか、ディアナさまー!」

はいはい、また迷惑かけましたよ。
本当に私ときたら、相変わらず使えない女ですね( ´,_ゝ`)
554>>551-553:2006/01/14(土) 21:58:47 ID:???
むしゃくしゃしてやった。
ディアナ様がオチになるならなんでもよかった。
今は反省していない。
555通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 22:22:41 ID:???
>>554
ユニバース
556通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 22:42:21 ID:???
>>554
ユニバース!ユニバース!
557通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 22:46:56 ID:???
>>551-553

( ^ー゚)♭ good job!
今夜は良い気分で寝れそうです。アリガトウ!
558通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 01:08:07 ID:E1Ak4eQw
新ネタを投下したらageませい
559通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 01:28:06 ID:???
いい加減ネタがワンパターンで秋田
560通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 11:03:05 ID:???
>>559
うん、そうだね。
ざっと見て来たけど
いいのあんまり無いね。
きっとネタぎれなんだよ。
えっ!!と驚くような展開が欲しいよな。
ロラン大好き。
561通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 11:27:26 ID:???
う 
 っ
  の
   ネ
    く
562通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 14:23:03 ID:???
>>561
素直に縦に読んでやれよw
563通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 14:47:03 ID:???
まぁあれだ、水戸黄門みたいなもんだ
564通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 22:26:04 ID:???
ロランとディアナのドロドロとした昼ドラみたいな展開は見たくない

ディアナ「あなたを殺して私も死にますッ!」
ロラン「ディアナ様、ゴキ(ピー)に対してそのセリフを言っていては命がいくつあっても足りませんよ」
565通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 12:25:19 ID:???
虐殺スレより下がってるのが納得いかない
566通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 23:03:23 ID:???
>おおロラン、ちょっくらよしなにここ座りなよしなに

よしなにの使い方ワロスw
567○月×日(曇り後雪):2006/01/19(木) 23:26:28 ID:???
今日は寒いのでロランと2人で炬燵でまったりとしていましたわ……。
炬燵に入って幸せそうに緩んだロランの顔を見るていると、自然とわたくしの頬も緩んでまいります。
ロラン、何故わたくしはこんなにも幸せな気持ちになれるのでしょう…
幸せな気持ちに浸りながらしばらくロランを見つめていましたが、
ロ「ううっ……」
ロランの様子がおかしい事に気付き
デ「ロラン、どうかしましたか?」
ロ「い、いえ…ちょっと足が…」
足が痺れてしまったのでしょう、少し顔を赤らめて困った表情に、わたくしの悪戯心が芽を出してしまいましたわ
デ「うふふ…、ロ・ラ・ン?」
足で炬燵の中のロランの足を突っついて見たところ
ロ「あぅぅ…え!?はぅっ!」
思いの外イイ反応、思わず彼の足をいぢめちゃいましたわ
ロ「デ…ディッ…アッ…ナッ…さ…まっ…や、止めっ…てっ…」
顔を真っ赤にして悶えるロランを見て、わたくしったら興奮していましたわ

ロ「ハァハァ……ディアナ様…ひどいですよぅ……」
息も絶え絶えに涙目で訴えかけるロランにぐっと来て彼のおでこにキス、
デ「うふふっ……ごめんなさいね?」
ロ「あぅぅ…」


ロラン、これからもよしなに、ね?
568567:2006/01/19(木) 23:29:48 ID:???
文才無しが思い付きで書いたのでグダグダに……orz
スレ汚し申し訳ないです。
569通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 23:40:08 ID:???
>567-568
GJ!こういう何気ない日常の好きだよ。
570自由には責任が伴う:2006/01/21(土) 11:44:13 ID:u+t7i2pU
キエルと入れ替わったときのディアナルは
このことをまったく念頭においていなかったのだろう。
571通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 11:55:18 ID:???
572○月×日(晴れ):2006/01/21(土) 13:30:44 ID:???
情報部より『月の繭監視定期報告書(別名:ギンガナム観察日記)』が届きましたわ
繭の中とはいえ、彼は第一級の要注意人物…監視しないに越した事は無いでしょう。
まぁ、わたくしにとっての第一級要注意人物は変態御曹司ことグエン・ラインフォードなのですけどね

それはさておき、前回までは監視だけでしたのですが、今回から研究も兼ねて色々行ったそうですが……


ぷっ‥あはははは!最っ高!!




じ、次回もよしなに……プッ



あとでロランにも見せてあげましょう
5731日目:2006/01/23(月) 02:03:27 ID:???
        ディアナソレルの事件簿
         〜孤島の殺人事件〜

*プロローグ*
 舞台はノース・アメリア大陸の最西端にあるカルバニヤ領、そこから
更に南西に数十マイル離れた名も無き孤島。端から端まで歩いても、
30分はかからない小さな島である。美しい木々が生い茂り、またそこから
眺める海面は筆舌に尽くしがたい。そこに今やアメリアの統治者である、
ルジャーナ領主の末娘、リリ・ボルジャーノの別荘がある。
 地球と月との和平交渉が結ばれたとはいえ、問題は山積みである。
各地で反ディアナを掲げるレジスタンスが結成され、月からの移民者に
暴行が加えられるといった事件がおきているのだ。これに対し、
ディアナ・ソレル、もといキエル・ハイムは、対策案を練る為、地球に
帰還していた。そして、月と地球、互いの代表者が打ち合わせをするために
、リリは自分の別荘へ2日間、キエルを招くことにしたのだ。
 と……。これは名目上の理由。実際は個人間による、ごくプライベート
なものである。

 ここに、いもづる式に集まってしまった8人の男女。これから起ころうと
している悪夢に、気づく者などいなかった…………。



5741日目:2006/01/23(月) 02:06:01 ID:???
リ「さてと……、皆さん、説明してもらいましょうか?」

かなりお怒りなっているようですね、リリ様。船が桟橋に着いた途端
これです。やっぱりわたくしがロランを騙して、ついて来させたのが
悪かったのでしょうか?

キ「私はただ、ディアナ様とも関係のあるお話だと思い、
  意見交換のためにお呼びしたまでです。
  ハリー大尉は私を1人には出来ないと、無理やりついて来て
  しまいました。」

ハ「自分は親衛隊の1人であり、キエ…いや、ディアナ様の向かう
  所には何処にでも!!」

リ「隠さなくてもよくってよ、してあなたは?」

ロ「ぼ…僕は、ディアナ様に良い新婚旅行?になるとか言われて。
  あの、只の一泊二日の旅行だって聞いたもので。
  違ったんですか?」

アワワワ、ロラン!それは言わないでくださいまし!
5751日目:2006/01/23(月) 02:07:21 ID:???
デ「ロ…ロラン、何を言っているのです!わたくしはそんな事、一言も。」

ソ「(ムカッ、何が新婚旅行よ!)」

リ「ハァァ、先が思いやられますわね。で、あなたは?」

ソ「あ、はい。わたしもロランに誘われてついて来ちゃいました。
  最近のソシエお嬢様はなんだか元気がないみたいですし、
  慰安旅行のつもりで、一緒にいかがですか?なんて。
  ま、わたしの場合は新婚旅行じゃないですけど。
  どうせだったらメシェーと一緒に行こうと思って、連れて来ちゃい
  ました。」

メ「だから言ったじゃないの、ソシエ!
  絶対に迷惑になるって!
  ごめんなさい、私は断ったんですけど…。」

リ「フゥー、困ったものね、遊びじゃないんですわよ。
  大体の皆さんの事情は分かりました。
  で、一番分からない物が、そこの黒肌の金髪!!!!」

グ「私の事を言っているのですか?リリ嬢。
  これは滅相もないことを、私は愛するローラのいる場所なら
  地の果てまでも追いついて行きますよ。」

ロ「ヒッ!!」

リ「……もう何とでも言ってなさい。まったく、あなたの
  生命力はゴキブリ並ですわね。
  泳いできたなんて信じられませんわ!
  普通の人間だったら溺死してますわよ。」

船に乗っている間、後ろから妙に黒光りする生物が、泳いできている
と思ったのです。最初はシャチかなんかだと思っていたのですが、
やっぱり奴だったようですね。

リ「仕方がないですわね、キエルさんだけをご招待するつもりだった
  んですけど。
  とりあえず、私の別荘に行きましょう。」



576通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 02:47:32 ID:???
続き!続き!
577通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 17:15:09 ID:GFdoVoNh
  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

    ∧_∧∩
    ( ゚∀゚)彡 続き!続き!
   ⊂ ⊂彡
    (つ ノ
     (ノ
   __/(___
/__(____/

5781日目:2006/01/24(火) 01:10:57 ID:???
        ディアナソレルの事件簿
         〜孤島の殺人事件〜

*前回までのあらまし*
 孤島に建てられたリリ・ボルジャーノの別荘。ここに集まった
予定外の来客。困惑するリリに許可を得ることができ、切り立った
崖にあるという別荘へと、向かうことになった一行であった。 



5791日目:2006/01/24(火) 01:12:46 ID:???
ソ「もうダメ〜、暑〜い。
  こんな暑苦しいドレス、着てくるんじゃなかった!」

スカートの裾をつかみ、パタパタするソシエさん。
それにしても暑い、気温は40度近くあるのでしょう。
普段、あまり汗のかかないわたくしでも、汗のおかげで
ドレスがまとわりつき、非常に煩わしいです。
周りのすばらしい絶景に、目をやる余裕もありませんでした。

キ「ソシエ、お行儀が悪いでしょ。」

メ「そうだよ、ソシエ。
  いくら意中の人がいるからって、そんなにお洒落して
  こなくても良かったのに。」

ソ「あーもう、うるさい!」

グ「私のことか?」

一同「…………。」

リ「ところでグエン様、あなたまさか海パン1丁でやってきた、
  なんて言うわけじゃありませんよね?」

グ「何を言う、リリ嬢。」

するとグエンさんは海パンのなかに手を突っ込み、膨らみのあたり
をモゾモゾとさせ…、って何てはしたない事をしているのです!
すると、グエンさんは着替えや洗面具やらの生活用品一式を、取り
出してみせたのです。
四次元ポケットか!!!

グ「どうだ、ローラ。すごいだろう?」

ロ「ヒッ!!」
5801日目:2006/01/24(火) 01:13:57 ID:???
ハ「キエル嬢、あまりこの様な愚物は、お目になさらないほうが
  よろしいかと…。」

キ「分かっております、ハリー大尉。」

ロ「でも本当にみなさん、元気そうで良かったですね。
  少し前まで戦争、戦争って。
  機械人形に乗って戦っていた時が、嘘みたいに思えるんです。」

デ「ええ、こうやってバカンスを楽しめるというのも、これこそ
  平和というものなんでしょう。
  これもみんな、あなたのおかげなんですよロラン。」

ロ「そ、そんな、恐れ多いですよディアナ様!
  僕なんかそんな大した事、してません。」

デ「いいえ、ロラン。
  あなたが月と地球、両方の立場に立って戦局を見つめ、
  真の平和の希求者だったからこその功績です。」

本音でした。そして、とても優しい心根を持った少年、ということも
知っています。

ロ「ディ…、ディアナ様。」

デ「ロラン。」

ソ「(何、勝手に盛り上がってるのよ!)」

メ「(フフフ、妬いてる妬いてる。)」

リ「みなさーーん!
  着きましたわよーー!!」

急斜面の上り坂を登り、見るとそれはどっしりとした門構えに、
ハイム家のお屋敷に匹敵するような、それは立派なお屋敷が
目の前に現れたのです。



581通常の名無しさんの3倍:2006/01/24(火) 02:11:48 ID:???
誰かこの続きを執筆してくれ!
我こそはと思う者、ディアナ様の本格ミステリーに仕上げてくれ!!

俺はもう寝る!!!
582通常の名無しさんの3倍:2006/01/24(火) 02:49:53 ID:n7Xz0kCI
心意気や、よし!
583通常の名無しさんの3倍:2006/01/24(火) 05:05:13 ID:???
振り逃げかよ
584通常の名無しさんの3倍:2006/01/24(火) 13:46:37 ID:???
>>580
ハイム家のお屋敷ってそんなでかくないよな
585通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 10:50:11 ID:???
カプルを作りつつ、保守
586通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 12:59:44 ID:???
>>585
プラモか!?
完成したらさりげなくうpして目欄にでもURLを貼ってくれまいか
587通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 21:22:22 ID:???
>>586
カプル2機とボルジャーノン(ZAKUIIだが)と∀を作っておりまする。
スモー、フラット、ターンXが見つからない・・・。
札幌で売ってるとこ誰か知りませんか。
588通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 01:11:58 ID:???
・・・・・・・。


ttp://www.geocities.jp/gowithxxxx/neme/r2/01.htm

私がこんな黒歴史以上なデータを保存してることは内緒ですよ/////
589通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 13:16:36 ID:???
>>587
まさか、そのカプルはZZ時代のもの?
590通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 11:51:54 ID:???
588
光速の10*20倍でダウソしてDVD30ダースに永久保存した
591通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 15:33:28 ID:???
スレ違い
勃起スレでやれよ
592通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 15:47:05 ID:???
ディアナ様とロランの同人って少ないね
593通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 20:02:14 ID:LWCGpzsB
だから、よしなに。
594通常の名無しさんの3倍:2006/01/31(火) 23:27:47 ID:???
月の魂よ〜
保守
595通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 01:22:11 ID:???
Nゲージの人形に「洗濯」っつーのがあって、
ディアナ様そっくりなんです。ソシエ嬢にそっくりなのもいる。
1/144の∀とカプルにぴったり!
596通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 09:26:41 ID:???
くっだらねー戯言をよくまぁこんなに長々と・・・・暇人どもが・・
597通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 09:44:41 ID:???
この女は、戦乱起こした責任とって腹を切るべきだな。女王はん辞めたぐらいで罪は消えない。
あの乃木大将にできたことができねーのか?
598通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 11:27:35 ID:???
乃木希典がごとき無能な善人とディアナ様を比較するなど…!
599通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 15:06:22 ID:???
乃木は無能だが善人で責任感はあった。
それに対してディアナ様は、無能、無責任、恥知らず。
ヨブ・トリューヒト議長より悪質だね。
ヨブちゃんは自分がひどいヤツであることに気がついてた
けど、ディアナさまには自分がビッチだという自覚すらない。
困った人だ。
600通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 15:08:34 ID:???
銀河英雄伝が知的だと思ってる低脳が来ましたよ。
601通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 15:15:06 ID:???
アフターガンダム三部作や種よりは知的。
602通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 16:42:51 ID:???
AA略
603通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 17:24:37 ID:???
よしなに
604通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 22:55:19 ID:???
ロラン「ディアナ様、ディアナ様宛にお手紙が。」
ディアナ「なんでしょう?…こ、これは…。」






手紙には、新聞のテレビ欄の切抜きが入っていた。






進む電波少年
御大将の電波少年的懸賞生活








…orz
頼む、誰か書いてくれ。
605通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 01:14:24 ID:???
ディアナ様、昨日は節分でしたが、日記は書かんとですか。
606通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 03:20:54 ID:???
何処ぞで節分の風習を聞きかじってきたディアナ様。
ディアナ様が鬼になり(衣装は無論虎縞ビキニ)命ぜられるままに豆をぶつけるロラン。
が、痛がるディアナ様の悩ましいお姿に興奮してしまい、逆に鬼と化してしまう。

ディアナ様の赤くなった白い肌、股間や胸の豆を舐りまくり、最後はロランの金棒でギシギシアンアン…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
などという妄想をしてしまった俺はハリーのスモーに踏まれてビームで焼き尽くされるべきだろうか。


607通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 10:02:42 ID:???
>>600
田中芳樹をバカにするのが知的なことだとあんた思ってるの?プゲラ
608通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 10:56:20 ID:???
>>606
ディアナ様の股間と言ったなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
609諸星ポプラン:2006/02/04(土) 14:27:36 ID:???
>>606
虎縞ビキニといえば、あのお方を連想します・・・。

>>607
厨房か?紅茶をおいしくいれる方法でも勉強しろ。
610通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 15:46:35 ID:???
ロシアンティーを一杯(ry
611通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 00:45:03 ID:cp+GGZeh
ロラン「ディアナ様、ムーンレィスで新しくMSが発掘されたそうですよ。何でも、age…アゲって読んだら良いのかな?」
ディアナ「アゲで良いのですよ、ロラン。よしなに。」
612通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 13:08:29 ID:???
虐殺女王ディアナ様。
613通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 13:53:50 ID:???
ディアナみたいな婆よりラクス様の方が若くて可愛いよ
614通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 20:04:01 ID:???
>>613
帰れ!何を言ってるのかわからん福田嫁のような女は死ね!
615通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 21:48:05 ID:???
そろそろ、御大将日記を読みたくなってきたなぁ。
616通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 21:51:12 ID:???
>>614
,.-ー-ー-、
Li_Li_L i ヽ
|(゚ー゚*|ノ| ノi. まぁまぁ
617通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 03:24:39 ID:???
いまだに>>580の続きを待ってる・・・ 
618通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 08:30:36 ID:???
ミステリー物なんて書けないよ…
619通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 19:37:13 ID:???
仮に続きがあるとしても犯人役と被害者役が必要になるんだよね
俺的には誰も死んで欲しくないし、誰にも悪役になって欲しくない

それは置いといて、このスレの住人的には>>580のストーリーでこの登場人物なら
どういう役割を割り振る?あくまでも仮定として
620通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 21:18:00 ID:???
御曹子がキーとなることは間違いない。
と言うか犯人、被害者ともに御曹子とかしか思い付かん。
621通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 22:19:20 ID:???
彼を犯人としてしまうと、あまりにも展開がベタベタなんでここは意外性をついて

探偵役:ディアナ様

探偵助手&お色気担当:ロラン

被害者:キエル嬢

犯人を知ってて何故かかばってる人:御曹司

なんか意味ありげなセリフを吐くんだけど肝心な所で黙っちゃう人:リリ嬢

途中で真相を知っちゃうんだけど、口封じをされてしまう人:メシェーさん

探偵に対抗していろいろ推理するけど
最後は美味しいところを持ってかれちゃう人:ソシエさん

犯人:ハリー

殺人事件ってなってるけど俺の中ではお風呂を覗かれたとか下着が無くなったとかその
程度の事件ということで

ダメかな?
622通常の名無しさんの3倍::2006/02/07(火) 22:24:04 ID:???
ロラン
「ディアナ様、今日は節分ですよ」

ディアナ
「あ、それだったら私も知ってしておりますことよロラン!
 『泣く子はいねーがー』と家に押し入ってくるなまはげにむかってチョコレートを投げつける日ですわね」

ロラン
「違いますよぉ・・・・なまはげってなんですか・・・・」

ディアナ
「え、え?! あらいやだ私ったら恥ずかしい・・・・」
623通常の名無しさんの3倍::2006/02/07(火) 22:26:54 ID:???
ロラン
「豆を投げるのもそうですけど、恵方巻きをかじるのも節分の慣わしなんですよ」

ディアナ
「エホー巻き?」

ロラン
「太く巻いた海苔巻きをですね、縁起のいい方向を向いて無言で食べるんです」

ディアナ
「ほっほう・・・・」
624通常の名無しさんの3倍::2006/02/07(火) 22:29:42 ID:???
ロラン
「ディアナ様の分も作っておきましたんで、これから食べませんか?」

ディアナ
「さっすがロラン! じゃあ私もいただきましょうか」

ロラン
「よし・・・・今年はこっちか・・・・ いきますよー・・・・」
625通常の名無しさんの3倍::2006/02/07(火) 22:35:43 ID:???
ロラン
「せーの・・・・ (ぱく)」

ディアナ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」

ロラン
「? フガフガフガ?(ディアナ様?)」

ディアナ
「・・・・・節分GJ!」
626通常の名無しさんの3倍::2006/02/07(火) 22:38:13 ID:???
ロラン
「フガフガフガガガ!(ディアナ様、鼻血が!)」

ディアナ
「どっ、どうかそのままロラン! もっとこう、深くかじって深く!」

ロラン
「? フガフガフガ・・・・(こ、こうですか?)」

ディアナ
「・・・・ぐおお・・・・こいつぁエロい・・・・!」
627通常の名無しさんの3倍::2006/02/07(火) 22:45:15 ID:???
ロラン
「フンガーガガガフガフガ!(えっ、エロいってなんですか?!)」

ディアナ
「いいから! いいから黙ってかじってなさい! 今写メ撮りますから!」

ロラン
「フゴーフガガフガガ!(写メって何ですか?!)」
628一般兵:2006/02/07(火) 22:48:33 ID:cf4cws6e
言われるがままのロラン・・・。
629通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 23:36:18 ID:???
普通、エロの対象はディアナ様なんだろうけどそうじゃないのがミソだな
630通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 00:31:18 ID:Y7r5zfIV
御曹司「ふふふふふ。ローラ…。」(窓から覗きこんでいる)
631通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 03:15:08 ID:???
探偵役:ディアナ様

ヒロイン(?):ロラン

犯人:キエル

被害者:グエン

 キエルはグエンに月の統治者の入れ替わりの事実を反ディアナ勢力にばらし、
月の政治体制を瓦解させると脅される。キエルは今の職務に対しやりがいを感
じており、決して手放したくなかったゆえ、グエンにどうにか説得を試みよう
とする。しかし、「実の妹がどの様になってもよろしいのですか?」とたたみ
かけられた所で、キエルは手近にあった鈍器でグエンを手にかけてしまう。
我に返るキエル。血みだらになり、ピクリともしないグエン。キエルは咄嗟に
床面にほとばしった鮮血を拭い、返り血を浴びた自分の服を着替える。
 そう、この罪を誰かに着せるために・・・。


 キエルがディアナ様に変身できるといった点を活かせば、話が膨らんでいくと
思う。途中、ディアナ様がロランに疑いの念を抱いてしまい、仲違いを起こして
しまったり、ソシエが誰も信用できなくなり部屋に引きこもってしまったりする。
必死に諭すメシェー。キエルの異変を敏感に感じ取るハリー。冷静に場を見定め
ようとするリリ。
 なんだかんだで最終的には、ディアナ様が事件を解決。キエルは泣き崩れて、
事情をみんなに説明する。満場一致でグエンが悪いということになり、グエンは
蚊に刺されて亡くなったという事で、全員が口裏あわせ。
 グエンの即席の墓をこしらえ、船で帰還する一行。ラスト、ディアナ様が一言。
「後ろから妙に黒光りする生物が泳いできているように見えるのは、気のせいでしょうか?」


ってゆうか、あらすじだけ考えてゆくのも面白くね?
632通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 18:30:40 ID:???
>>631GJ!
それをssにするんだ
633通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 19:16:05 ID:???
>>631
それなら別にキエルが堂々と名乗り出ても構わんと思われw
ディアナ様やらハリーやら、ムーンレスの人達は治外法権が当然のように行動してる面もあるし
キエル嬢にそんな非礼をしたのがハリーにばれたら法の裁きコース一直線だろw
634通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 20:42:29 ID:???
>>633
外部に知られるとマズイとか、キエルさんなりに考えていたのだろう。

ミステリー物にしては8人という登場人物は少ないのだろうか。ここは1つ、メリーベルや
フラン、キース、ジョゼフなんかも引っ張ってくれば盛り上がるかな?
或いは>>621みたいに殺人事件はやめて、『東洋の神秘!エイジア湯けむり温泉旅行』みたいな感じ
にして、消えた下着の行方を捜査するといった手もある。
635通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 23:37:35 ID:???

SSにしてみると面白そうだな。
ついでに、繭に封印されて動けないはずの御大将が何故か捜査線上に浮上するとか。
636通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 06:11:27 ID:???
どうか泣き虫の人も入れてあげて下さい
637通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 12:22:59 ID:???
いや、ポゥはまずいだろ。
よくよく考えてみるとソシエとキエルの父親殺したのポゥだし。
完全に敵対してたキャラだからな。
638通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 16:00:59 ID:???
>>637
じゃポゥ殺人事件は?
最初容疑者にハイム家の姉妹&使用人たちが疑われていたが…
しかしその真犯人とは!?まさかあの人が…?
 |次回、泣き虫ポゥ殺人事件! 見てくださいねー
 \___________ __________
                    ∨
             ,-=-、
            / ̄~\
       〈`9、.iヽr.=∀=,ュ/|
       ヽヽ' ヽ二口l二ノi_
         `(-l|,`ΦlΦ/,|=-〕
          (/(=|Θ|=)ヽ`6_)
      ,,,, ,,,/≠_」  ヒ_キヽ,,,,,,,,
          ̄ ̄     ̄
 ,,,,,,,,,,,,,,,,,    ,,    ,,   ∧ニ∧,     ,,,,
                //^(ハヽヽ
 、、、     、、       |(´∀` |l,|        、、、、
               ⊂[|| : ||]⊃
                 ヽJヽJ
639通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 01:25:53 ID:???
>>637
おいら、あのシーンは納得行かんのだよ。
∀のビームがビシニティを直撃したように見えるんだよね。
で、福井版だとモロに書いてある。つまりディランを殺したのは
亜qwせdrftgyふじこlp;@

※佐藤版では違うけど、不自然だな。
640通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 01:47:38 ID:???
>>637
いや、∀のビームじゃないでしょ。ポゥのウォドムに当たった時点でかなり斜度がついてたから
そのままノックスの町をかすらずに上空へを飛んでいったと思われる。その後、民家などが破壊
されるシーンがあるがそれはウォドムが放ったミサイルの流れ弾だと思う。


スレ違いスマソ
641640:2006/02/10(金) 01:50:08 ID:???
>>637 ×
>>639
642通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 21:00:01 ID:???
佐藤版だと、ノックスから吹き飛ばされた路面電車か何かが
はるばるビシニティまで飛んできて、ディランを潰したとある。
643通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 03:10:30 ID:???
>>642
それ、すげーな。
この二つの都市って、確か数十キロ離れていた気が・・・。

って、よしなに日記じゃなくなってる。
阪神王子にユニヴァースされてきます。orz


よしなに。
644通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 23:58:12 ID:+T3iGM0H
「そういえば、明日はバレンタインなんですよね」

ばれんたいん?バテレンがタイタンへ旅立つ儀式のことでしょうか
どうやら月にはない地球独特の風習のようです。気になりますね・・・

「ロラン、その『ばれんたいん』とやらは何をする事なのでしょうか?」
「そういえば月ではありませんでしたね、バレンタインというのはかくかくしかじかユニバースで・・・」

ほぅ、そのような風習が地球にあるとはなかなか興味深いですね。・・・・・ハッ!!これはもしや

『ディアナ様は僕にチョコをくださるのでしょうか・・・?』

という意味でロランはバレンタインの話題をぉぉおおぉ!!上目遣いでおねだりロランタンハァハァ
さっそくチョコを作る準備をしなくては!愛しのロランに私の気持ちを打ち明けるチャンスですわ!
そうすればもう夜中にこそこそロランの生足や肢体を観察する必要もなく堂々と!!
しかも毎日のようにあんなことやこんなことハァハァ・・・はう!鼻から赤いものが・・・

「ディ、ディアナ様!どうなさったんですか?!」
「ああなんでもありませんのよロラン私は今から街へ出かけますがこれは私用ですので
 ついてきてはなりませんいいえついて来てほしくないことはないのですがいろいろと
 見られてはこちらの都合というものがあるのでやはりなりませんがよしなに」
「ディアナ様・・・肺活量がおすごいのですね・・・」

645通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 23:59:57 ID:???
さて、どうしますか・・・」
私の目の前には大量のチョコレートが置かれている。今日街で買い込んできたものです
もちろん月にツケで払ってあります。

「とりあえず作ってみますか、資料も買ってきたし。ロランが寝ている今のうちに」
ちなみに今は日付も変わって午前一時、眠いですが我慢です。


『手作りチョコで彼氏のハートをゲット!!』
『女の子のデザート入門』
『バレンタイン当日の男子の心理はコレだ!』 その他多数
そのなかでもやたらピンクピンクしている資料が目に入りました

「?このレシピは・・・・」

『これで彼氏も確実KO!貴女の体をプレゼント!!』
作り方:@チョコを適量溶かします。
    A服を脱ぎます。
    B体にチョコを塗ります。
    C少々大きめのリボンで着飾って完成!!

「・・・・・・・・(妄想開始)」

『ロラン・・・ハッピーバレンタイン・・・です』
『ディ、ディアナ様、その格好は・・・・』
『私を・・・・食べてください、ロラン』

「・・・ダパパパ(鼻血)」

『ディアナ様・・・とても、おいしいです』
『そうですか、それは・・・・よかった・・・ひゃ・あ・・』
『もっとディアナ様を味わいたいです・・・僕・・もう・・』
『ああ・・・ロラン・・・』

「・・・・(妄想終了)」

「こ、これですわあぁっ!!!」
646通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 00:02:09 ID:???
そんなこんなで調理開始から一時間が経ちました。チョコを溶かすので一苦労です。
「・・・ここからがメインですわ」
意を決して服を脱ぎにかかります、しかし寒いですね・・・・
「ハクチッ!!・・・・うぅ、しかたありませんわ、ロランと私の愛の巣のためにも・・・」
とりあえず下着姿にまではなりましたが、どうも恥ずかしいですね。


私がなかなか下着を脱げずに戸惑っていると廊下から足音が、まさか!

「ディアナ様?こんな時間に何をなさっているので・・・」
「!!!??ロ、ロラン!ちょっと待っ・・・」

ガチャ

沈黙×悲鳴×吹き出る鼻血



「う・・・うぅ〜ん・・・」
「ロラン、気がつきましたか?」
「ディアナ様・・・?あれ、僕はいったい・・・」
「夜中に寝ぼけて起きてきて滑って転んで頭をうって気絶したのです」
「何か釈然としないものを感じますが・・・そういえばディアナ様が・・・その・・・み、淫らな格好をしてキッチンで何かをしているのが・・・」
「まぁ、そなたはそのようなことをいつも想像しているのか?」
「ち、違いますっ!!僕は・・・」
「ふふっ、冗談ですよ。夢でも見たのでしょう」
「はぁ・・・」

ふぅ、なんとかしのげましたわ。本当は私の姿を見て鼻血を出して気絶したロランを部屋まで運び
小一時間スリスリしたりナデナデしたりしてハァハァしたなんて言えませんけど。
あの後キッチンの片付けなんかでバタバタしててチョコがすっかり固まってしまったので
残っていたチョコで小さなハート型のチョコを作りました、やっぱり普通が一番です。

「そうだロラン、これを」
「これ・・・チョコですか?ディアナ様が、僕に?」
「普段私は何もかもロランにまかせっきりで、これはそのお礼です」
「うわぁ・・・・ありがとうございます!僕・・とってもうれしいです!」

はぅ・・・ロランいいよその笑顔、瞳キラキラさせてまぁ・・・おっと鼻血が
ヤバイヤバイ、いますぐ抱きしめたい、ギュッてしたいよ可愛いなぁもう

「これからも、よしなに」
「こちらこそ、ディアナ様」


647通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 00:06:32 ID:???
職人様の真似をしてみたがどうにもうまくいかず失敗した例
なんかディアナ様キャラ違うような気が・・・まぁいいか

しまったageちまったorz
648通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 00:13:44 ID:???
>>647
乙で〜す
649通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 00:20:37 ID:???
>>644-646
VGJ!!
バレンタインネタはお決まりですな
650ギンガナム:2006/02/14(火) 01:39:46 ID:???
ハッピーバレンタイン!!
やあ兄弟。今日はバレンタインデーという事で小生がチョコレートやココアのの意外な効能について説明しよう。

● 虫歯を防ぐ
   なんとカカオ成分には虫歯を抑える成分が豊富に含まれているのだ。こりゃ意外!

● ココアがピロリ菌やO−157を抑える
   ココアには胃かいようや胃がんとの関連で注目のピロリ菌が胃の細胞につくのを抑えるんだ。知らんかった!

● ココアに冷え性改善効果
   ココアを飲んでいる人に冷え性改善効果が確かめられている。身も心も冷え切った諸君にはうってつけだな!

● 豊富な食物繊維
   豊富に含まれた食物繊維でお通じ快適。便秘に悩んだ昨日までにセイグッバイ!

・・・とまぁこうして見るとお菓子というより健康食品といった方がいいかもしれん!しかし!ちょっと待ってほしい。
いくつか体に嬉しい効果を期待できる一方、チョコレートは紛れもなく高脂肪・高カロリー食品。
いつでも好きなだけ食べていいというものではないのだ。
チョコレートとうまく付き合うために、ぜひ心がけて欲しいのは食べるタイミングである。
つまり、チョコレートのカロリーを脂肪として体にため込まずに、
筋肉や脳の活動エネルギーとして使い切るようにしてみてはどうだろうか。
それでは諸君、チョコの食べすぎには十分注意して、よいバレンタインデーを!!
651通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 02:19:31 ID:???
                 ,...- '''''゙゙ ゙゙゙゙̄"" ー::..._
             ,.、 ゛             ゙丶、
           ,.、:"    ┛┗            ゙ヽ.
         /       ┓┏   _           ヽ.
       /            ,.‐           、  ヽ
     /             ,.′           ヽ   ゙、
    /        .       ∧              ゙!  i
  /          !     i ′             !  i`.
 /             !    i__!              !  i .!
              !_   _/  \            !    !
             l::::::::.:.:.:.l 〒‐-ミ,.        _ .イ  /  !
              |::::::.:.:.:.:|  、   '  ゙゛‐ _ ..┐‐;γ .ト- .I   !
               l:::::::.:.:.:.l    ̄       = ‐ l::::::.:.l   .i       ┘└
             ト-- -┐        U     i:::::.:.:.i   i  ┌──┐┌─────────
              i    λ        ,. ′   /:::::.:.:.:i    i />>650
            i    i ヽ,.    、‐_-,      /ト ー ┘   .!< 自分のスレに帰りよしなに!!
           イ    i  .丶    ゙     ' i   i    ! \
         ゛;:;:;:i     iヽ   ` -  _  イ\ i   i    !  └─────────┘└──
       :;:;:;:;,:,:,:,i     i  ゙ ‐- _      i   i     !                 ┐┌
652通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 22:51:21 ID:???
【女子校】お嬢様達の白百合戦争【お姉様】
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news7/1139724920/

全寮制女子校で一風変わったバレンタイン戦争勃発。

お嬢様が通う事で有名な女子校で三年生のお姉様を巡って
各家の一流パティシエが集合したそうだ。

参加者の中に居た某グループ企業の令嬢が世界的パティシエを
呼んでいた事から外部にも情報が漏れてしまた。
653通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 00:00:12 ID:???
>651
        κ
     Σξξξξ
     ξξ・米・ξ
    ξξ\仁lソξ
       /Φ_ヽ__
    ̄ ̄ ̄\  \ \
          ̄ ̄
        κ
      ξξξξ
     ξξ;米;ξ
    ξξ\仁lソξ
       /Φ_ヽ__
    ̄ ̄ ̄\  \ \
          ̄ ̄
654通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 04:47:25 ID:???
ロラン「ディアナ様ひどいです!御大将は別に何も悪いことはなさってないのに!!」
655通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 09:58:16 ID:???
>>654
恐らく「やあ兄弟。」がお気に召さなかったのだろう。
きっと私のロランに対してなんて馴れ馴れしい!とかお思いなのだ。
656通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 10:14:42 ID:???
>>655
なるほど、なら納得だ。
657通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 13:56:21 ID:???
                   _ _ ,.. 、、、 ,.
               _,.. -‐           ̄~゛‐-、_
             , _ ゛-‐'' 一ーー‐- 、  、       ~''‐.
          , '_,. -‐ ─ ー - 、 _  ` ‐ ,. 、 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 丶
        /. ' ,  .、   ヽ.     ヽ. ‐ .,.  :ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.  \
       /'  /|  l    ゙      \  \、:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. \
      //  /  |  .i i    i ヽ     .゙   :.丶ヽ:.:i:.:.:.:.:.:.:`、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、
     / / ./   i  .i .i    i ヽ      ! .:.:.:.:.丶:\:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:..、:、
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    ' '  i     、_ r゛ `‐- .┘ ヽ,.  .:.∧:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.‖:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、
   i |  |      / ,. _ -‐=,.   `‐-:┘|:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.ト、:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:U
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   i  、 ,.- 、       i:::;;゚ノ ′    .:.:.:.:.:!.:.\:.:ノ.:.:.:..|.:.l:.:、.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、
   ヾ   I  _. ,.       ⌒      .:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
    ヾ_ノKi:;:Tiノ            .:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.レ:丿.:.:|.:.:.:.:.、.:.:.:.:.:.:.:.i
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   _____/   \______________________
  >>655
  違いますよ、御大将に悪気はなかったと思うんですけどチョコレートの作れない
  ディアナ様にとって、チョコの効能をうんたら語られるのは皮肉に感じられたんですよ
  バレンタインの日には僕もディアナ様からチョコと思われる物体Xを貰いました
  ちなみになぜかとても硫黄の匂いがしました。















                                         物体X→ ζ
658通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 17:57:30 ID:???
>>651ギンガナムのスレなんてありませんよ!
659通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 20:29:19 ID:???
                 ,...- '''''゙゙ ゙゙゙゙̄"" ー::..._
             ,.、 ゛             ゙丶、
           ,.、:"    ┛┗            ゙ヽ.
         /       ┓┏   _           ヽ.
       /            ,.‐           、  ヽ
     /             ,.′           ヽ   ゙、
    /        .       ∧              ゙!  i
  /          !     i ′             !  i`.
 /             !    i__!              !  i .!
              !_   _/  \            !    !
             l::::::::.:.:.:.l 〒‐-ミ,.        _ .イ  /  !
              |::::::.:.:.:.:|  、   '  ゙゛‐ _ ..┐‐;γ .ト- .I   !
               l:::::::.:.:.:.l    ̄       = ‐ l::::::.:.l   .i       ┘└
             ト-- -┐        U     i:::::.:.:.i   i  ┌──┐┌─────────
              i    λ        ,. ′   /:::::.:.:.:i    i /ギムめ!他の板まで進出しおって
            i    i ヽ,.    、‐_-,      /ト ー ┘   .!< あちらのスレでもわたくしが喝を
           イ    i  .丶    ゙     ' i   i    ! \いれておきました
         ゛;:;:;:i     iヽ   ` -  _  イ\ i   i    !  └─────────┘└──
       :;:;:;:;,:,:,:,i     i  ゙ ‐- _      i   i     !                 ┐┌

      http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1139756962/
660ギンガナム:2006/02/16(木) 21:57:31 ID:???
>>659
くやしかったら、自分も向こうでスレを立てれば良い。
ははははははhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh
661孤島〜一日目(続)〜:2006/02/18(土) 09:32:40 ID:???
リリ様にとっては予定外の人数となりましたが、全員が部屋に
落ち着き、広間にて夕食を頂くこととなりました。

ロランは皆様のお世話に奔走しています。ああ、こんなところまで
来てもあなたは家にいるときのまま…。愛しいロランよ…。

ロラ「ソシエお嬢様、どうぞ。」
ソシ「ありがと。ロランも座ってれば。お手伝いさんいるじゃない。」
ロラ「いえ、僕なら慣れてますから。」
ソシ「ふーん。相変わらずなんだ…。」
メシ「憧れのディアナ様と二人暮らしだもんね。」
キエ「フフ、そうですわね、月の方々に知られたら、
   私はどんな目に合うかわかりませんね。」
ハリ「キエル嬢、お戯れだとしても
   私の前でそういうお言葉は慎んでください。」
ディ「キエルさんでしたら、何の心配もございません。」
グエ「ローラ、私にはお茶を入れてくれないのか!?」
ロラ「いえ…その…。僕はロランです…(汗」
リリ「グエン様、スカートでしたら、
   いつでもご用意してさしあげますわ。」
グエ「…リリ嬢、まだその時ではないようだよ…。」
ロラ「こ、この島は暖かいですね。僕達の家のほうでは雪が積もっているのに。」
ディ「そうですわね。地球とはかくも色んな場所があるものなのですね…。」

久しぶりに皆様と再会して、ロランはとても嬉しそうですわね。
油断ならない輩もいますが、出てきた甲斐があったというものです。

穏やかな雰囲気の中、こうして一日目の夜は更けてゆきました。
今日もいつもの一言を聞ける喜びをかみしめて。よしなに。

ロラ『おやすみなさい、ディアナ様。』
  


662通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 09:38:53 ID:???
>>580の続きに挑戦してみました。

ご期待に添える展開になるかはわかりませんが、何とか
オチまで考えてありますので、順次、投下の予定です。

不慣れなものですが、大目に見てくだされば幸いです (ノД`)
663通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 12:19:49 ID:???
       /::〉ミ./::::::´"''ヘ.ヾ ヾヤヤ、
      ./::::〉ミ/:::::::::::::::::::ル'`.、.i、ミ,':、
    / l::::::トミ^==-、::::::::,=='^ミh:::::l ゙ヽ.
      l::::::lkl::<えテ::::l::::"ぇテ>:kl:::::l   >>662
      l:::::ヘ.,l:::::: ̄:::::l:::::::: ̄::::::l,ノ:::::l   期待しておるよ
   .゙ヽ. l:::::::::::l:::::::::::::::、 ,:::::::::::::l:::::::::l ./ 要は私の使いどころといった所か
     .\\:::::::、:::::::、____,::::/::::://
      .\\::::ヽ::::::――:::::/:://
        .\\:::`ェ" ̄`ェ"::://
664通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 15:24:57 ID:???
>>662よしなに
665孤島〜二日目〜:2006/02/18(土) 18:55:17 ID:???
こんな大人数での食卓は本当に久しぶりです。いつもは目の前にある
ロランの顔が今朝は遠い…。でも、どこに誰といようとアナタへの
思いは押さえきれません。ああ、愛しいロラン…。もう我慢でk…。

リリ「ディアナ様、ここの海岸には面白い言い伝えがございますの。」

…リリ様のおかげで、なんとか帰還できましたわ。気をつけましょう…。

リリ「この近海の龍神は、若い人間の娘をさらって妻にするんですってよ。」
ディ「まぁ、それは…。恐ろしい話ですこと…。」
ロラ「ディアナ様大丈夫ですよ。神話や伝説の類ですから。
   それに、僕…達も一緒じゃないですか。」

ロランたら!皆様の目を気にしているのですね。そんなところがまたカワイイですわ!

ハリ「キエル嬢の御身は、私がいる限り何の心配もございません。」
キエ「大尉まで何をおっしゃいますか。
   あくまでも地球に残る神話の一つですよ。フフッ。」
メシ「ロラン、嫁入り前のソシエも守ってやってよ(笑)」
ソシ「私は姉さん達と違って、自分の身は自分で守れます!
   バカロランのお世話になんかならないもん…。」
ロラ「も、もちろん、ソシエお嬢様もお守りしますよ!」

グエ(…ローラ、私が守ってやるぞ…。)
  
朝食後、月と地球の現状を互いに報告致しました。為政者という立場から、
キエルさんもリリ様も、お命を狙われる場面に何度か遭遇したそうです。
無論、私とて女王であった頃には無縁の話ではなかったのですが。

リリ「さて、お堅い話はこれまで。夕食まで自由行動としません?」

キエルさんは大尉と、ソシエさんはメシェーさんと、リリ様はお屋敷に残り、
私はロランと散策に出かけました。背後にたまに見える黒肌さえいなければ
最高なのですが。ああ、青々とした木々とロランの肢体が眩しいですわ…。


夕刻に戻った私達を待ち受けていたのは、衝撃的な一言でした。

ソシ『メシェーが!メシェーがいなくなっちゃったの!!』
  

666孤島〜三日目〜:2006/02/18(土) 19:07:01 ID:???
ロラ「ダメでした…。どこにもいません…。」
ソシ「イヤよ!ロラン、何とかして!!メシェーが!メシェーが…。」

メシェーさんが行方不明になって以降、殿方達が夜通しで捜索をしてくださいましたが、
残念ながら見つからなかったようです。二人は海岸で海水浴をしていたそうですが、
ソシエさんが沖から戻ると、荷物を残したままメシェーさんがいなくなっていたそうです。

グエ「…波にでもさらわれたか。」
ソシ「私のほうが沖にでてたもん!そんなハズないよ!」
リリ「あの穏やかな海でそれはありませんわ…。」
キエ「ソシエ、沖で岩が崩れるような音が聞こえたとおっしゃいましたよね?」
ソシ「うん…。でも海岸の岩場には異常なかったんでしょ…。」
ハリ「ああ、岩場は私が全て調べたが、不審な所はなかった。」
ロラ「手分けして探しましょう!ソシエお嬢様、きっと大丈夫ですから。」
ソシ「うん…。グスッ…。」

ああロラン、なんて優しい眼差し。こんな時にさえ嫉妬を感じてしまう私を
あなたは許してくださいますか?ロランのためにもここは一肌脱ぎますわ!

ディ「私も探しに参ります。」
ロラ「ええっ!デ、ディアナ様はお屋敷で待っていてください。僕達で…。」
ハリ「人為的な事件の可能性もございます。姫様達はこちらにお残りください。」
キエ「大尉、今は一分一秒を惜しむものです。私は海岸に参ります。」
ディ「ロラン、キエルさんの言う通りです。私は森のほうを見てきましょう。」
リリ「では、私は連絡係とお家の留守番を致しますわ。皆様、お気をつけて。」

こうしてリリ様を残し、各々が島中を探し回りました。昨日ロランと夢中で駆け回った
森を、私は必死で探しました。木々を選り分け、小道を外れた藪の中まで目を凝らして。
…気付けば、太陽が傾きかける時間になってしまいました。東の空には故郷も見えます。

お屋敷に戻ると、ロランが足早に私の所に駆けてきます。ただ、いつもの笑顔がありません。
他の皆様もうなだれたり、壁に拳を打ちつけたり…。ダメだったのでしょうか…。

ディ「ごめんなさいロラン、どこにも…。キエルさんはまだ探しているのですか?」
ロラ「そ、それが…、ディアナ様、キエルお嬢様…、リリ様まで…。」
グエ「執事が言うには、海岸に出かけてしまったらしい…。」
ディ「あのお二人までもが、いなくなってしまったのですか!?」
ハリ「クソッ!私がお止めできていれば、こんなことには!!」
ソシ「…みんないなくなってく。あの時みたい…。イヤーーーッ!!」

ディ『まさか…、龍神の呪いなのでしょうか……。』
667通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 19:14:38 ID:???
お待たせしました。続きは明日以降に…。

>>663 そうですね、グエン様は扱いが難しいです… ○| ̄|_

>>664 よしなに…。
668通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 23:11:17 ID:???
  、_ _ _,
  ノ,〜〜o ァ
  i     }
  ゝ‘ - ‘イノ <ワクワク、ドキドキ♪
    .)T(.'   (私も参加したかったな)
669通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 00:46:50 ID:???
::::::さんわのタカ::::::

ディアナ「天気の良い朗らか朝ですし、ピクニックでもしましょうロラン」

ロラン「それは良いですねディアナ様あっ思い出しました。昨日、新聞屋さんがの何かの入場券をくれたんですよ。」

ディアナ「まぁそれはどこなんですの。(たグエン卿の謀!?)」

ロラン「この便箋にチケットが入ってるんで開けてみます、なにか三羽のタカの絵が描かれてますね。」

ディアナ(三羽のタカの招待状!?もしも)


ロラン「なんだろ…三鷹の森ジブリ美術館だぁ!!僕は一度行ってみたかったんですよ!!」

ディアナ「それは素晴らしいですねロラン、さっそく行きましょうか…」

ロラン「もしかしてお体の具合でも」

ディアナ「大丈夫ですわロラン。その前にしたくがあるので少しまっててね(はぁと)」

ロラン「わかりました!!僕も外で洗濯がありますので。」


そして私は部屋に戻りドアを締め、

意味もなく両腕を挙げ仰け反るように

「バッフクランめぇぇぇぇ」

とイデオン発動篇の真似をして、頭の中にドラクエに似たシンフォニーが再生され
何故か私の背景が流れる宇宙空間になってしまうほど
三羽のタカ、つまり三鷹のジブリに近づく事は由々しき事態なのです。


670通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 01:48:07 ID:???
>>667神話とか混ぜてくるとは
続き楽しみッス!!
671孤島〜四日目〜:2006/02/19(日) 18:37:16 ID:???
ロラ「これ、ホントにやるんですか…?」
ソシ「そうよ!こんな方法より、助けを呼んで探すとかあるじゃない!!」

目の前にいるロラン、いえ『ローラ・ローラ』はとっても恥ずかしがっております。
あなたと初めてお会いしたときを思い出しますわ…。そう、あの交流パーティを。
私そういう趣味はございませんが、ああ!素敵なローラ、いっそ二人でこのまま…!

グエ「おお、ローラ…素敵だよ。このまま教会に行っても申し分ない…。」
ソシ「ばっかみたい。ロランが花嫁なんて気持ち悪いよ!」
ハリ「軍の応援は頼んであるが、お忍びだけに今すぐというわけにもいかん。
   不本意ではあるが、ここはローラ嬢を囮に使うのが得策だろう。」
ディ「…そ、そうですわね。こうなるとあの言い伝えを無視できません。
   ロラン、危険な役目ですが引き受けてくださいますか?」
ロラ「わかりましたディアナ様。やるだけやってみましょう。」

夕刻になり私達は海岸へ出向きました。ロランを浜辺で囮にしつつ、私達はそれぞれに
周囲に身を隠し、不測の事態に備えます。首から下を砂に埋め、ロランを視姦する黒肌への
警戒も怠ってはいませんわ。ああ、おぞましい!あの頭ごとかち割ってやりたいものを…。

ロラ(何も起きないな…。海に入ったほうがいいのかな?)

『ゴゴゴゴゴゴ…』

その時でした。振動音と同時にドレスの腰まで海につかったロランが急に溺れ始めたのです!

ロラ「あ、足場が崩れる!?デ、ディアナ様ーーーーーーッ!!」
ディ「ロラン!」
ハリ「何事だ!」
ソシ「ど、どうしちゃったの!?」
グエ「ロ、ローラ!!………う、動けん…。私としたことが!」

黒肌を除く皆様は、沈んで行くロランに向けて駆け出しました。私はなんとかロランの
所までたどり着きましたが、足元の砂が私達を飲みこんでいきます。必死に周囲に目を
こらすと、少し離れた所でハリーやソシエさんの身体も沈んでいくのが見えました。
海水と砂に飲まれながら私の意識は無くなっていきました。手を握っているロランの
顔を思い浮かべながら…。

ロラ「……様…ィアナ様!ディアナ様!!」
ディ「…ロラン…?こ、ここは…?」
ロラ「わかりません…。あの海岸の下だとは思うんですが…。」

私達の周囲には流れこんだらしき砂が散乱しています。暗闇のせいか、ほとんど見えませんが。

ロラ「周りが岩壁に囲まれているようです。奥にも行けるみたいですけど…。」
ディ「あ、頭がボーッとしますわ…。しばらくは動けそうにありませんわ…。」
ロラ「ええっ!だ、大丈夫ですか?今日はここでお休みになってください。
   このまま動くのは危険ですし、あの、その、僕…がついてますから…。」
ディ「そうですね…。少し休ませてください…。」
ロラ「はい、おやすみなさい。ディアナ様…。」

ありがとうロラン。あなたがいらっしゃればきっと大丈夫ですわ…。

ディ『よしなに…。』

672孤島〜五日目〜:2006/02/19(日) 18:40:33 ID:???
ロラ「一体どこまでつながっているんでしょう…。」
朝、なのでしょうか?目を覚ました私達二人は、暗闇の通路を進んでおります。
ディ「わかりません…。他の皆様もご無事だとよろしいのですが…。」
三十分程歩いたのでしょうか…。前を進むロランが突然立ち止まりました。
ロラ「い、行き止まり!?そんな…。」
ディ「ロラン、この壁は何かおかしいですわ!明らかに周囲と色が違っております。」
ロラ「もしかしたら…!」
濃紺のドレスの裾を破り、手袋代わりにしてロランが壁を掘り始めました。
ロラ「ディアナ様!奥に明かりが見えますよ!こ、これは…!?」

壁の奥は大きな空洞でした。左右に並ぶ篝火の最奥には禍々しい龍の石像があり、その左右には
ローブと仮面を身に着けた方々がお一人ずつ。現実離れしたその情景に、私達は息を飲みました。
?男『龍神の祭壇にようこそ…。』
?女『汝らは、戻るべき資格をお持ちです。大人しくここをお去りなさい…。』
ロラ「いきなりなんですかあなた達は!龍神の祭壇って一体…。」
ディ「資格、とおっしゃいましたが、どういうことですか?」
?男『フフ、やはり片方は男か。愛すべき伴侶を持つものに用は無い…。』
?女『この女達は間もなく龍神様へ捧げられます。もう意識もないでしょうが…。』
石像の背後より二人が抱えてきた人達。ああ、何ということでしょう!
ロラ「キエルお嬢様にソシエお嬢様!メシェーにリリ様まで…。」
ディ「その方達は私達にとって大切な方々です。お返しくださいませ!」
?男『ほう…。ならば、汝らの愛の契りと女の命をもってそれに応じよう…。』
?女『汝らの愛をここで示しなさい、そして、この剣をもって女の命を絶ちなさい!!』
女性らしき方が、一振りの剣を私達の前に突き立てました。乾いた音が響きます。
ディ「他に方法は無いようですね…。ロラン……。」
ロラ「デ、ディアナ様!?そんな…そんなことできませんよ!!」
ディ「ロラン、皆様の命が懸かっています!私の最後の命令です。よしなに…。」
ロラ「……!デ、ディアナ様…。…愛…しています…。」
泣き崩れながらロランは私の腰を抱き寄せ顔を近づけてまいります。愛しいロラン…。
ああ、こんな形で願いが叶うとは因果なもの。思い残すことはありませんわ…。
ロランのお顔を脳裏に刻み、その唇が近づいてそっと目を閉じたその時でした、

ソシ「…あれ?…ち、ちょっとアンタ達!何してんのよ!!」
ロラ「ソ、ソシエお嬢様!?意識が戻ったのですか!」
?女「娘よ、儀式の邪魔立ては許しません!」
ソシ「うるさいわね!アンタ達こそ何なのよ!!こんのぉーーーーーーーッ!!」
女性の方にソシエさんが体ごとぶつかっていったのです!その衝撃でお二人は
石像に強く体を打ちつけてしまったようです。そして…
『ゴゴゴゴゴゴ…』
?男『しまった!作動したのか!?』
?女『何てことを!』
ロラ「奥の壁が崩れています!皆さんを連れて下がりましょう!」
ソシ「わ、わかったわ!」
ディ「急いでください!」
キエルさん、メシェーさん、リリ様をそれぞれに抱きかかえ必死で走りました。
振動はより激しくなり、私達は眠っている方々をかばいつつ地面に伏せたのです。
ソシ「も、もう大丈夫なの?ロラン…。」
ディ「皆様はご無事のようですね。よかったですわ…。」

ロラ『こ、これって…!?』

673通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 19:08:24 ID:???
本日分お届けします。次回の投下で終了予定です。

レス下さった皆さんありがとです。あと一息なので頑張ります(・∀・)
674通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 20:08:42 ID:???
うわー、続きが気になるよー

楽しみにしてます
675通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 02:39:16 ID:???
         ♪
      ♪
   .., -ー-、.
  〈=◎=-,___>
   |(゚ー゚*|-| `i,∩  続き、続き
   (∩∩  )ノ⌒⊃
676通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 03:08:30 ID:???
>666
>東の空には故郷も見えます。
この表現(・∀・)イイ!
677通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 16:11:38 ID:???
なんとぉー!
678孤島〜大団円1〜:2006/02/20(月) 18:56:55 ID:???
ソシ「…ちょっと!?これ、どういうこと…。」
ロラ「わ、わかりませんよ!僕だって何がなんだか…。」

私も気持ちを整理するのが精一杯でした。崩れた壁の向こうには、真っ白い
綺麗な壁に仕切られたお部屋があったのです!複数の円卓の上には豪華な
料理が並んでいるのです。そして、天井付近の垂れ幕に目をやると…

『祝!!ロラン・セアック&ディアナ・ソレル』

?男「あーあ、バレちまったよ。ったくもう…。」
?女「私のせいだって言うの!?まぁ、予定とは違ったけどさ…。」

例のお二方が背後からやってきます。仮面をお取りになると…!

ロラ「キ、キース!?それに、フランじゃないか!一体なぜこんなことを…!」
キー「よう、ロラン!久しぶりだな。ディアナ様もお元気そうで!」
フラ「はいはい、慌てないの。みなさーん、もういいですよ。」

その声で意識を無くしていたはずの皆様が突然起き上がったのです。

メシ「フーッ、疲れたよ。ソシエ、ごめんね〜(笑) 」
リリ「もうちょっとでしたのに…。ソシエさんにやられましたわ。」
キエ「大変失礼を致しました…。全ては私の責任なのです…。」

部屋の奥の扉が開き、そこからはまたも意外な方々が出ていらしたのです。

ロラ「ハリー大尉!、シド爺さん!?」
ハリ「ディアナ様、ご無礼の程どうかお許しください…。」
シド「姫様、ロラン、すまんかったのー(笑)」
ディ「…事情をご説明いただけますね?」

リリ「キエル様は以前から、ディアナ様とロランのことをご心配なさっておられたのですわ。
   ディアナ様のお手紙によれば、ロランは本当によく尽くしていらっしゃるようですけど、
   そんなことはただの執事でも構いませんもの。一人の男性として、ディアナ様を幸せになさる
   覚悟がおありになるのかどうか、と。ディアナ様だって、そのおつもりなんでしょう?」
キエ「リリ様とご相談して、このような機会を設けたのです…。大尉にも無茶を言って…。
   お二人を試すようなことをしてしまったことをどうかお許しくださいませ…。」
キー「オレやフラン、シド爺さんは手伝いを頼まれたってわけさ。」
メシ「アタシは、シド爺さんに地下に落とされてから知ったんだけどね(笑)」
ソシ「信じらんない!!私がどれだけ心配したかわかってるの!?」
リリ「あら、ごめんなさいね。アナタに言うと絶対に反対すると思いまして。」
ソシ「あ た り ま え で す!ちょっと、ボーッとしてないで何か言いなさいよ!」
ロラ「えっ…、あ、いえ…。皆さんがご無事で、とにかく良かったです…。」
ディ「キエルさん、皆様…。私達のためにこんなことを…。」

リリ『さぁ、パーティを始めますわよ!』

679孤島〜大団円2〜:2006/02/20(月) 18:58:40 ID:???
恥じらいを秘めたままに、私とロランは円卓のグラスを手に取りました。

キエ「ディアナ様、今日がどういう日がご存知ですか?」
ディ「えっ?今日…ですか?何か忘れているような気がしますが…。」
ロラ「…も、もしかして!」
キエ「そうですロラン。あなた方お二人がご一緒に暮らし始めて今日で一年なのです。」

私としたことが!こんな大事な日を忘れていたなんて!ロラン…許してくださいまし…。

キエ「ロラン・セアック、ディアナ・ソレルが、今日、新しい絆を手にしたことに、乾杯!」
一同『カンパーイ!!』
ディ「それにしても、丁度一年とは…。ただの偶然なのでしょうか?」
リリ「お早くいらっしゃってましたら、しばらくはお眠り頂くつもりでしたわ。」
フラ「もうちょっとで完璧だったのにね(笑)」
ソシ「な、何よ、何で私を見るのよ!バカロラン!邪魔して悪かったわね!」
ロラ「い、いえ!そういう意味じゃありませんよ。ソシエお嬢様…。」
ロラ「…え、えーと、壁が崩れたり砂浜が沈んだのは、シド爺さんがやったんですか?」
シド「うむ!久々に山師の血が騒いだわい。ポゥの奴は里帰りしとるしな。」
メシ「それにしてもさ〜、ロランがあの剣使っちゃったらヤバかったのかな?」
ハリ「あれはギンガナム家から接収したものだが、コレクション用のレプリカだ。」
ロラ「そ、そうだったんですか…。レプリカですか…。」
フラ「ウチらの演技もなかなかだったでしょ?嫌がるジョゼフと特訓したんだから!」
キー「パンの仕込みの合間を縫ってで、練習も大変だったんだぜ(笑)」
ロラ「二人とも声色が普段と全然違うし、ホントに怖かったよ…。」
キー「ハハハ。そりゃ良かった。…って、パンで思い出した!ちょっと待ってろ!」
キー「今日のためのとっておきです!ロランとディアナ様のために作りました。それっ!」

キースさんが台座の上の真っ白なシートを勢い良く取り去ると、そこには、なんと…!

ディ「これは…!月と地球のケーキではないですか!」
ロラ「ディアナ様と初めてお言葉を交わした…、あの時のパーティの…!」
キー「そうさ。あの時はえらい騒ぎになっちまったけど、今日はゆっくり食べてくれ。」
ハリ「あのとき同様に薔薇も用意してある。ロラン君、ディアナ様、どうぞ。」
ロラ「ディアナ様…。」
ディ「よしなに…。」

私とロランは手を取り合い、地球の上にある小さな小屋、そう、私達の家に薔薇を飾りました。

ディ「…ロラン。いつまでも私を守ってくださいますか?」

ロラ『…もちろんです、ディアナ様…。』

680孤島〜エピローグ〜:2006/02/20(月) 19:01:54 ID:???
キエ「またお会いできる日もあるでしょうから。」
ディ「キエルさん、月の民のこと、どうかお願い致します…。」
キエ「ディアナ様…。月のことはおまかせくださいませ。
   生の喜びをロランと分かち合ってください…。」
ロラ「キエルお嬢様、どうかお元気で…。」
ハリ「キエル嬢…いえ、ディアナ様。そろそろお時間です。」
キエ「わかりました。では、皆様…、ごきげんよう。」
ソシ「姉さーん!元気でねーーーー!!」

やがて、金色に輝くスモーは青空の彼方に吸いこまれてゆきました。

メシ「さて、と。ウチらもそろそろ帰ろっか〜。」
ソシ「そうね。あれ…?船が二つあるけど。こっちの小さいのは?」
リリ「さぁ皆様、こちらの船へどうぞ。ロランとディアナ様はそちらへ。」
ロラ「えっ!?一緒の船じゃないんですか?」
シド「そこまで野暮なマネはせんわい(笑)」
キー「ハネムーン…ってとこか。じゃあな!またパン食いに来いよ!」
フラ「いい記事になりそうね…。ウフフ。」
ソシ「何よそれ!!みんなして!ロラン、こっちに乗りなさいよ!!」
ロラ「あ、いや…その…。デ、ディアナ様、どうしましょう…?」
メシ「ソシエ〜、妬かない妬かない(笑)」
リリ「もう、仕方ないですわね…。お出しになってください!」

私とロランを桟橋に残し、皆様の船は進み出しました。乗船用の階段もそのままにして…。

ソシ「ロランのバカーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

船と共にソシエさんの声も次第に小さくなってゆきました。隣を見やると、顔を真っ赤にした
ロランが、恥ずかしそうに私をみつめております。ああ…二人きりなのですね…。

ロラ「…デ、ディアナ様、僕達も行きましょうか。」
ディ「ええ…。帰りましょうロラン。私達の家に…。」

操縦席にロランが座り、横の座席に私が。ロランはいつもの笑顔で船を動かします。
色々な事がありましたが、こうして今、あなたが隣にいてくださる…。そんな当たり前が
一番の宝物なのですね…。皆様のおかげで改めてそのことに気付けたのです。

ディ「…ロラン……。…愛…してますわ…………。」

ロラ「えーっ!?何かおっしゃいましたか?波の音でよく聞こえないんですよー。」
ディ「フフフ、何でもありませんよ…。」
ロラ「そんな!教えてくださいよ、ディアナ様ー!」
ディ「よしなに…。」

さて、私の日記はここまでと致します。………ああ、あの輩でしたら心配ございません。



グエ『ローーーーラァァァァァァァ!!クッ!抜けない!カッ、カニが……!?』


〜FIN〜
681通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 19:08:07 ID:???
これにて完結とさせていただきます。長々と失礼しました。

サスペンス風味とは外れてしまいましたが、様々な反応を頂けて
嬉しかったです。稚拙な文章でしたが、お付き合いありがとでした(ノД`)
682通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 20:48:58 ID:???
                                      +  ・:::.。 +....... +
                                       。  +:::::; ミ""""γ
                                         +::::  ∩( ゜∀゜)∩ 
                                         *:::   \|\W|/
                                   +:..:.  +::;;..    |...ヽ....┐
                                         +;;::   //  ∪
      ハ         .i~i/)),、                    *    *::::. し
     _,i-ー-、      :i i i iノノ                      ∴ + :::+  +
   _ / ヽ_∀iヽ     「|;;::;-〈                        。  ∵
   ヽヽ.[Ξi-iΞi,|  / ソ、ノ_ノ                            :+
  __\_二[]こ/_,-i;|/iノ ~/  バ イ バ イ 、 グエン様
 <__|| _ _|_|_,;:-:ヽ/ /
  ///ヽヾ、 ‖ノ─´   ̄
 .|^ ̄| [:二二]     , -ー-、..     ,-==-、     , -ー 、
 |__,/ (i ̄|こ;|~:|)   〈__-=◎=>   / /ヾヽヽi   / 、_,_、_,,i
 [」ゞ  i\||__.||/    ノ|-|*゚ー゚)|/)  || | ´∀`)/)  i,、ゝ*゚ー゚)/)
    . i | / iヾ〉、   .i (i.i,,~円_,i/   (|‖ ‖|ノ   ( ノ ||H|ノ
    i〈_〉i  i-〈_i   ヾ=∪==|     .| ̄_ ̄|    U.〉 ̄〈
   /、_,.| |_、___,i   iy.〈___〉_.〉    .| |.i#|     /,__ _ _ゝ
   ^/二i´ ^、i二\    U U     (_)_)    ∪∪
683通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 21:17:46 ID:???
>>680
なにげにキエル嬢はハリーの膝の上がデフォになってるのな
684通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 02:33:00 ID:???
>>661-681
SGJ!!!
人様のネタでよくぞここまで・・・大いに楽しみました。お疲れ様です。
685通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 15:56:10 ID:???
支援age
686通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 20:24:07 ID:???
今日はロランが『キシメーン』という異国の麺料理を作ってくれました
お味はとてもおいしかったのですが……
わたくしの一言でロランが機嫌を損ねてしまいまいた


「お味はどうですか?ディアナ様」
「ええ、とてもおいしいです」
「よかったぁ、ちゃんとできてるか不安だったんですよ」
ホッ…と胸を撫で下ろすロラン、笑顔が眩しいですわ
ロランが華奢な腕で一生懸命麺を打ってくれたのです、おいしくない訳がありません
しかし、わたくしは言ってしまったのです

「それにしても……」
「どうかしましたか?」
「この『キシメーン』って」
「………?」
687通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 20:25:56 ID:???
hair
688通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 20:26:39 ID:???
「なんだかロランの髪に似てますね」



だってそうじゃないですか、実際
あの料理を見た誰もがそう思うに違いありませんわ
ロランは部屋に閉じこもってしまって返事をしてくれませんし
わたくしは慣れない皿洗いをしている最中にお皿を割ってしまい
おまけにお皿の破片で指を少し切ってしまった時でした

「ディアナ様!どうなされたんですか!?」
………あれほど呼んでも出てきてくれなかったのに
「……!お怪我をなさっているじゃありませんか!」
貴方がお皿を洗わずに行ってしまうからわたくしが

「…………」
689通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 20:28:06 ID:???
「…………!!」
「えぇと、絆創膏は……」
「ロ…ロラン!今何を…!」
「何って…消毒ですよ、ばい菌が入ったらどうするんですか?」
「だからって…その……」



いきなり指を舐めるなんて


反則……ですわ



その後はどっちが悪いかで
「僕が悪いんです!」
「いいえ、わたくしです!」
なんてやりとりを小一時間程
結局割れたお皿の片付けを二人ですることになりました

「だらか僕が悪いんですって」
「ロラン、よそ見をしながらでは…」
「痛っ!!」
「ほらみなさい!もう……」
690通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 20:29:53 ID:???
その後鼻血をだして貧血になったロランを看病すること小一時間


「これはお返しです、フフッ」

わたくしは寝ているロランのおでこに唇を落とし、部屋を出ました

ロラン、これからもよしなに
691通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 20:34:21 ID:???
駄文投下終了
ありきたりなネタですいません、なんか展開がわかりやすいですね……


>>687
ってすでに……orz
692通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 00:11:06 ID:1GxEg2Wy
>>691
693通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 00:55:23 ID:???
>>686-691
乙カレー! 又カイテネ♥
694通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 14:41:43 ID:???
         ♪
      ♪
   .., -ー-、.
  〈=◎=-,___>
   |(゚ー゚*|-| `i,∩  次は何を書きましょうか?
   (∩∩  )ノ⌒⊃
695通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 18:57:15 ID:???
>>686
おまけ


今日はディアナ様と喧嘩をしてしまった、僕のせいで
今考えると何であんなことで怒ったかわからない
おかげでディアナ様はお怪我をなさってしまった
僕は完璧に嫌われたと思ったけど、ディアナ様は許してくださった
やっぱりディアナ様は優しい御方だ、しかし………


何があったかよく覚えてないけど、気絶してしまったらしい
目が覚めたら、ベッドの側でディアナ様が看病をしてくださっていた
それだけで僕はとっても嬉しかった


でも


ぼんやりとおでこに残る、この甘い感じは何だろう……?
696通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 18:59:05 ID:???
蛇足などという言葉を私は知らない

はい、なんとなく書きました
テスト中だってのに何やってんだ俺……orz
697通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 20:44:14 ID:???
>>696に月の女神のご加護がありますように
698通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 20:47:03 ID:???
>>696がんばれよー
699通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 22:06:49 ID:???
>>696
月の魂送っといたから
受取印用意しといて
700通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 23:55:09 ID:???
ぼぼぼぼぼぼぼぼーーーーーーーーーーーー

(>>696の家の前に着陸するゴールドスモー)
701通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 00:53:27 ID:???

   .., -ー-、.
  <___,-=◎=〉
  i’ |-|*゚ー゚)| SSをよしなに〜。
  ゝ,|,.|()円,こllつ
  |^| ,∪ ==|
  y ゝ、__〉,_〉
    ∪ ∪

702通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 15:42:21 ID:???
          .., -ー-、.
    〃〃∩<___,-=◎=〉
     ⊂⌒i’ |-|*゚ー゚)| 次は何を書きましょうか?
       `ヽ__ つ ⊂ノ
703通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 17:55:54 ID:???
>>697-701
ごめんよ……僕にはまだ、テストという障害があるんだ
こんなに悔しい事はない……わかってくれるよね
電波なら、いつでも受信できるから……
704通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 19:51:34 ID:???
で、>>696はこれから七浪もしくは七回留年してくすぶり続けるわけか…
705通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 20:09:18 ID:???
        .., -ー-、.
   〃∩ <___,-=◎=〉 >>703さん
   ⊂⌒i’ |-|*゚ー゚)| お勉強がんばってくださいねー
     `ヽ_っ⌒/⌒c 
        ⌒ ⌒
706通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 21:24:47 ID:???
>>705
そのAAだとディアナ様が全裸に帽子と髪飾りだけで本読んでるって見えてしまうw
707通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 21:32:46 ID:???
>>706
チョー目から鱗!
708通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 21:48:06 ID:???
             ./⌒ ⌒\
              /  /_i__i_i_i).!
           /  |、| テ テ|ノ|i
           /ヽ. i| i、"c ノ| .|,i わたくしが裸だと
          /  !|ヽ|_` (_.iノ|. i 言いたいのですか
          /ヽ / |. | ` '´ | |iノi
         i.  | |ヽ.| ヽ. |ノ|.| i
            |ヽ、 .| |  |,,ノ、,,| .j .|'i
          |   iヽ ヽ`|   |,ノ )i
         |`ヽ i ´,\\ , !/ /ノi
            !  i !イ .i ;\ヽ、/ / i .i
         !` i 八 ,リ )__ヒ_ノVi !
          リ V|    |:  | リ
                 |.    |   |
               |    |   |
             |.   |   |
                |  ノi  |
            /  / |  |
            /  ./ .|  |
           / ./  |  |
           / /    |.. |
          / /    |. |
          h |    |. |
          \ `ヽ,  (  ` ー- ,
                 ̄ "  ~~ ̄  ̄
709通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 22:19:03 ID:???
>>708
か、風邪引きますよ
710通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 22:42:56 ID:???
馬鹿には見えないナノマシーン製の服だから大丈夫!
711通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 04:52:29 ID:???
そりゃロランも鼻血出す訳だ
712通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 21:52:47 ID:???
「ディアナ様―!ソシエお嬢様からお手紙が届いていますよ―!」


へぇ、ロラン宛ではなくわたくしにですか。
ようやくあの女狐も私たち二人の仲を認めてお祝いの一言でも送ってきたのかしら?






「ビシニティへ行かれるんですか?」
「ええ、ソシエさんからお誘いを受けました、運転をお願いできますか?ロラン」
「それは構いませんけど・・・なんの誘いですか?」
「それは、秘密です」



わたくしが受けとった手紙にはこう書かれていました。



『ディアナ様へ、ロランとの生活は楽しんでいますか?』

ええ、それはもう

『どうせ家事全般はロランにまかせっきりだと思いますけど』

・・・いきなり失礼な物言いですわね

『たまには手料理の一つでもロランに作ってあげてください』

ゆで卵の殻向きしかキッチンでの作業は許されていません

『何なら私がロランの好物、教えますから』

え?

『その気があるなら、近いうちに家に来てください』



なんというか、一年以上もロランと一緒に住んでいるのに。
ロランは自分から今日はあれが食べたい、などと言ったことがありませんでした。
もちろん、ロランは自分の好きな食べ物について話したこともないですし。

だからこそ、ここでロランの好物の一品でも完璧に調理して食べさせてあげれば
わたくしがキッチンに立つ権利をもらえるに違いありません。


そうなればロランはわたくしの手料理の虜になるに違いありません。
わたくしはキッチンでの権利獲得を足がかりとして掃除・洗濯・その他諸々においても
ロランとの権利分割を主張します。家事は夫婦で分担して行うものです。
夫婦で。夫婦、これ重要。夫婦、すなわちわたくしの目標。


なんて野望を夢に見ながら、わたくしの乗った車はがたがたと山道を下り
遠くに見え始めたビシニティへと進んでいくのでした。
713通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 21:56:13 ID:???
土日があるから一日ぐらい勉強はいいやと思い、頭だけ書いてみた
696です、月の魂こと電波を受信しました。月から水までテスト、欝だ・・・・


714通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 21:58:31 ID:???
とりあえずお前等原作見れ
ディアナ様はちゃんと栗のお菓子を作ってるぞ
715通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 22:01:57 ID:???
完成したり食べてる描写はないけどな
716通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 22:22:26 ID:???
>713
月曜からテストあるんなら勉強汁!
続きはのんびり待ちますよ。。。

>714
それを知っているうえで、料理が得意ではないと言う設定で
日記を書き続けてきたのが、ここの職人たち。
717通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 22:35:20 ID:???
>>714
なんてったってイガ栗を見てそれが栗だと気づかなかったからな。
食物に対する知識なんかは皆無だと思うぞ。

洗濯もしたことがなかったし、料理をはじめ家事全般は苦手だというのが
このスレの基本。
718通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 23:58:16 ID:???
>>714
過去スレでよしな日記について復習なさい。
あと、首吊りさんトコも覗くように。
719通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 00:00:22 ID:???
>>714の人気に嫉妬
720通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 08:07:19 ID:???
   .., -ー-、.
  <___,-=◎=〉   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  i’ |-|*゚ー゚)|  < >>715-718
  ゝ,|,.|()円,こllつ |まあまあ、>>714さんはわたくしの威厳を
  |^| ,∪ ==|     |を保とうとしてくれたのですよ
  y ゝ、__〉,_〉    \________________
    ∪ ∪
721通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 15:19:56 ID:???
>>720な、なんとおやさしい
722通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 17:52:33 ID:???
   .., -ー-、.
  <___,-=◎=〉
  i’ |-|*゚ー゚)| よしなに
  ゝ,|,.|()円,こllつ
  |^| ,∪ ==|
  y ゝ、__〉,_〉
    ∪ ∪
723通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 21:13:13 ID:???
   .., -ー-、.
  <___,-=◎=〉
  i’ |-|*゚ー゚)| しになよ
  ゝ,|,.|()円,こllつ
  |^| ,∪ ==|
  y ゝ、__〉,_〉
    ∪ ∪
724通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 23:06:57 ID:???
 ここ数日、とはいってもかれこれ二週間ほどといったくらい。
 私はどうやら体調を崩してしまったかもしれない。
 初めのうちは地球風邪にでもかかったのだろうかとも思ったが、どうやらそういうわけでもなさそうだ。

 ムーンレィスが地球の風邪に侵されたら、とりわけ地球にやってきたばかりでろくな抗体も働いていない免疫力が低い者であれば大事といっても過言ではない。
 無論、私も手痛い洗礼を受けた一人のムーンレィスだったりする。
 従来より大地に根を下ろしたヒトではめったにかからない病、といった類のそれらは私たちムーンレィスにとっては富に恐ろしかったりする。
 話を聞けばロランも一度地球風邪(今で言うところのインフルエンザ・香港A型のようなもの)に当てられたらしい。
 例え、仮初(かりそめ)の抗体を前もって摂取したところで、焼け石に水というコトワザの通り。千年、いやそれ以上の歪んだ悠久を生き長らえた月の女王とて、そこはただの脆弱なヒトであったことに感謝を覚えたくらいだった。
 ただ、ロランには多大な迷惑をかけたことだけは、私としても心苦しかったが、一度は患(わずら)った地球風邪から一年(ひととせ)の頃合は過ぎたが、一度身を持って創った抗体のお陰か、大病をしないでいたのに…。
 幸いにも、熱はさほど高くはないし咳きや鼻炎の兆候も見当たらない。
 普段より少し熱い程度。直ぐに良くなると思ってロランには伝えずにいた。
 そも、ロランは私の身を案じてくれており、常々嬉しく思ってはいるが、過保護すぎるきらいがある。
 先日も夕飯の支度をしていた際、ほんの少しばかり指を切っただけで大騒ぎ。
 私は「大したことはない」と中指の刺し傷の部分を口に咥えて大丈夫といわんばかりに料理の続きをしようとした矢先、リリ嬢に救難を出そうとするわ、果ては月のゲンガナムへの緊急通信を入れようとするわ…。過去を遡れば両の手だけでは足りないくらい。
 とにかく、ロランは私を壊れやすいガラス細工のように扱うことが稀にあった。
 私としては、もう少しワタクシという人間を信じて貰いたいものです。
725通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 23:09:23 ID:???
 ふと、過去を振り返り、今を想う。ロランとの隠遁生活もいくらかの年月を過ごしたし、今はもう最初の一年とは訳が違う。ディアナを捨てたとはいえども、既に亡きウィルへの約束もとうに果たせたのだ。
 なら、今、私がここに佇むのはただの我侭であることは、違えようのない事実。
 仮初とはいえ、私は“キエル・ハイム”であり、ロランもまた“お嬢様”の従者ではない。もう彼は“ロラン・セアック”でもないのだ。キエル・ハイムが月の女王“ディアナ・ソレル”である以上、私もまたディアナではいられないのと同じように…。
 微熱の余波に当てられながら、縁側のロッキングチェアで夢見心地に、私はふわふわと思索にふけっていた。
 もう直ぐ冬がやってくる。黄金の秋が揺れる。
 私とロラン、たった二人が暮らす小さな小屋の眼前、大切な水場でもある湖ではロランが今夜の夕食にと鱒を吊り上げんとやっきになっているのが写る。

「あぁぁ…この生活は、なんて自然なのだろう…」

 ヒトが人らしく、より自然にあるがまま生きる。
 そういう暮らしを望み私は遥か月から地に堕ちた。熟れた林檎が木から放たれるかのごとく、恋に落ちた娘子のごとく、そして、地球の引力に、引きずられるかのごとく。
 星霜を越え、いくら刻(とき)を過ごしたとはいえ、私はこれから先をキエル・ハイムとして生きていく。
 地球も、月も、時は遡(さか)しまには還らない。輪環から溢れたたくさんのなにかを戻すことなど、例え神でもできるわけがないのだ。
 で、あれば、もうこの生活も終わりにしなければいけないのかもしれない、ふと、私は感じた。

 おそらくは、この欲深な微酔(まどろみ)の果てに辿りついた答えは、間違ってはいないのがわかった。漠然とした理解を、私は得た。
 多分、私は、恐らくは、ロランも繋がろうとしている。
 未来へ…。

 視界が揺れる。微熱のままに、私は瞳を閉じる。
 近くて遠くから、ロランの声が聞こえる。
726通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 23:13:12 ID:???
↑に付け忘れたけど、続きます。
 続けても良いよねっ!?

 みんなみたく日記とか面白い話じゃないかもしれんけど…

 先日見たアニマックスの劇場版∀、そのラストを見て、ついでによしなに日記の一群を見て、
 突発的に書き始めてしまったというかニントモカントモでござる。

 よしなにーーーーーーーーー! よーしーなーにーーーっ! って俺が言ってどうするorz
727通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 23:16:45 ID:???
>726!了承を得るつもりであったのなら最初から書くんじゃあない!!
ここまで書いたからには最後までキチッと書いて貰おうか。

さぁ早く書いてくれ頼む
728通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 23:25:27 ID:???
>>726
是非に!
729その3:2006/02/28(火) 00:01:27 ID:???
 微熱が常に身をじわりじわりと私の身体を這い回っているのだが、
 体を動かすことができないわけではない、普段と変わらぬ装いを保つことくらいはできるのですから。
 とはいうものの、こうまでしつこいと流石にそれが二週間と続くと不安になってくる。
 あまりロランには心配をかけたくはありませんが、いたしかたないということなのでしょうか…。
 とはいえ、体調の悪いことを自分で認めてしまうと、なんと気が重くなることか。
 今晩はロランが自ら釣った魚を調理すると言って息巻いてくれているのが幸いした。一応、今日の夕飯の支度は私が当番ですが、今の状態では流石に辛かったかもしれません。
 夕飯ができるまでの少しの間、休ませて貰うことにし、私はソファーに横たわるする。
 何故かしら、今ならばいくらでも微眠むことができそうな気がする。
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・

「ディア……ん〜、キエルお嬢さ…はぁ…」

 声が聞こえる。少しばかり戸惑っている様子がおぼろげに届く。
 とても大切な声色。私にとって唯一無二の風が耳の奥に触れる。

「キエルさん、申し訳ありませんが起きて下さい。夕飯の準備ができました…キエルさん…」

 そっと肩を揺すられる。風がそよぐのと同じ。
 私は目を覚ます。

「あぁロラン」
「起こしてしまってすみません。でも、こんな場所でいつまでも眠っていればは風邪を引いてしまいますから。見たところとてもお疲れの様子ですが、キエルさん、大丈夫ですか?」

 声の主を見上げる。親愛を存分に感じさせるロランそのもの。
 なにをしてそこまで私のような化け物に、こうまで優しくしてくれるのかと想う。
 時計が目に入る。
 すると、僅かばかりだが目が冴える。
 ホンの少しのつもりが、三時間をゆうに越えていたようだ。

「…もう、こんな時間になったのですね。私としたことが申し訳ございません、ロラン」

 自分でもわかるほどに、私はぼんやりとしていたようだ。

「そんなことはありませんよ。こちらこそゆっくりとお休みのところ、起こしてしまってすみません。今夕飯を温め直したばかりですから、大丈夫なようでしたらしっかりと栄養をとってからお休み下さい…」

 起き上がろうとすると、薄手の毛布がかけられていた。
 それほどまでに私は疲れていたのだろうか。
 自分でいうもの癪に障るが、日々の半分以上はロランに任せっきりといっても良い。
 体調不良がここまで祟ったのが原因なのはわかるが、その体調不良の原因が一向に思い付かない。
 とはいえ、流石に今のままで夕餉に席に着くことは憚られる。
 少し身を引き締めるためにも、私は洗面台に向かう。

「ロラン、顔を洗ってきます。直ぐに戻りますから」
「わかりました、キエルさん、急がなくてもかまいませんからね」
「えぇ、では大至急行ってまいりますわ」
730その4:2006/02/28(火) 00:08:18 ID:???
「そんなに急がなくても晩御飯は逃げませんよ?」
「まぁ、それでは私が食いしん坊みたいに聞こえましてよ」

 水で顔を洗って、ゆるんだ気が大分引き締まった風に感じるが、それでも身体の芯に楔打つ微熱は下がった様子ではないのがわかる。

「それとも夕飯はしばらく後にして、もう少しお休みになりますか?」

 キッチンからロランが背中越しに伝える。
 私がそのように思っただけで、ロランが悟る。
 ほんとうに、この子は聡い。誤魔化すのにも一苦労する。

 ダイニングに入ると、良い香りが漂う。
 香ばしい海を感じさせるシチューの湯気が、テーブルに鎮座した鍋から立っている。
 量がいつものように私とロラン、二人分がそのまま残っていることから分かったが、恐らく、ロランは私が眠っている間、夕飯を食べてはいないのだろう。
 夜半、もう八時を越えているのにも関わらず、私を優先してくれたのが、手にとるようにわかる。

「大丈夫です。私こそ随分と寝坊をしてしまって。あなたもお腹が空いているのではなくて?」
「…実は、少し。キエルさんがまだお休みされるようでしたら夕飯を摘もうかなって思ってましたよ」

 恨みがましい様子などではなく、少しいたずらっぽくロランが笑う。
 自然な笑みに、刹那、胸が締め付けられた。

「…まぁ、ロランったら。はしたない」
「別に構いません。幸い、一緒に夕食を採られるようですからつまみ食いをしなくても済みますし、
 ここならボクとキエルさんだけですからね。お眠りになっていらっしゃるキエルさんからはお咎めを受けることもありませんよ?」
「あぁ、私の可愛かったロランはどこにいってしまったのかしら?」

 私は間違っているのではないか。孤人の果てで、独善のままに、彼を縛り付けるのは、間違っているのではないだろうか。

「む、酷いですよ。キエルさん。そんなことをおっしゃるならば今日ボクが釣り上げた鱒のムニエルはいらない、ということですか?」
「もうっ! 誰もそんなことは言っておりません。美味しく頂きますのでどうぞよしなに…」
「もちろん、わかってますよ」

 自らを苛む疑問が過ぎる。
 悔恨を飲み込んで私はテーブルに着く。
 いつもより少しばかり遅い夕餉。
 ゆっくりと、夜の帳(とばり)が降りようとしていた。


 とりあえずつづく 
731通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 01:01:47 ID:???
この話好きだ!!続き期待してます。
732通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 01:39:12 ID:???
  .., -ー-、.
 <___,-=◎=〉 続きをよしなに〜
 i’ |-|*゚ー゚)| 
 ゝ,|,.|つ円こllつ
 (⌒).,_,.⌒^) 
733通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 02:13:39 ID:???
>>732
テラカワイス
734通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 02:25:08 ID:???
このスレからヨシナニウムが検出されました。
735通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 02:45:27 ID:???
>>732
ベビーパウダーの香りがしそうなディアナ様でらっしゃる
736通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 02:53:43 ID:???
      (⌒)
      〃
   .., -ー-、.
  <___,-=◎=〉
  i’ |-|*゚ー゚)| 続きをよしなちゅ
  ゝ,人 Y )
  (⌒)ヽし⌒^)
737通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 03:06:37 ID:???
セクシーだ!
738通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 03:34:56 ID:???
  _ .., -ー-、.
 // <___,-=◎=〉 ∩ 風にLaLaLu〜♪
 川 i’ |-|*゚ー゚)| 彡     LaLaLu〜♪
 ( つ|,.|つ円⊂彡
 | (⌒).,_,.⌒^)
 | |  |.
 (__)_)
739通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 21:07:17 ID:???
半日ほどかけて、わたくしたちはビシニティに着きました。
戦争で受けた傷跡はもうすっかり癒え、活気に満ちています。
人々の中には少数ですがムーンレイスの姿も見え、地球の人々と仲良くやっているようです。
ディアナとしては、嬉しいかぎりですね。


市街地を抜けて数分車をころがすと、ハイム家に到着です。

「ロラーン!」

あら、ご本人がお出迎えですか。

「久しぶりね、元気だった?」
「うわっ!苦しいですよ、ソシエお嬢様」

そこ、いきなり抱きつくな。

「ディアナさんも、お久しぶり」

ええ、お久しぶりですね。
でもねソシエさん、いつまでロランに抱きついているのですか?

「あら、スキンシップってそんなにいけないことなんだ?」

いいから、こっち来て。

(なんです?)
(わたくしがここに来たのはロランの好きな食べ物を知るためでなんですけど)
(ああ、それウソ)


はい?


(だってそうでも言わないと、あなた来てくれないじゃない)
(まぁそうですけど・・・・じゃあなぜ?)
(言っておきますけど、まだロランのことは諦めてないんで。今日はそのことについて
 少しディアナ様とお話がしたくご招待いたしました〜)



・・・・この女狐。


740通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 21:08:14 ID:???
そんなこんなで夜。

「僕がやりますから、お嬢様はゆっくりなさっていて下さい!」
「いいえ!あなたはお客さんなんだから、料理を作る必要なんかないんです!」
「でもぉ・・・・」
「だだこねない!!このソシエちゃんが手料理食べさせてあげるって言ってるんだから!」

そんなに言うなら二人で作ればいいじゃねーか。
なんて思いつつ、わたくしはソファーでゴロゴロしていました。
夕食をどっちが作るかなんて、わたくしとロランの間では絶対にしない話です。
どうせわたくしは料理なんか作れませんよーだ。

「わかりました・・・でも、気をつけてくださいよ?」
「私だって子供じゃないんだから、大丈夫よ」

結局ソシエさんが一人で作ることになったようです。
さぁて、その間わたくしはロランと甘いひと時を過ご

「じゃぁ、女王様借りてくわよー」



なんですと?



「そんな!ディアナ様は料理なんか作ったことないんですし・・・」
「へぇ、そんなに女王様と一緒に居たいんだ」
「そ、そういう訳じゃ・・・・」

ロラン!そこはそうですと言うべき所でしょうに!!
というか料理も作ったことなくて悪うございますねー。

「じゃ、ディアナ様はこちらへ」

わたくしはヤダヤダと手足をバタつかせるも、無駄な抵抗。
ソシエさんにずるずるとキッチンへ引きずり込まれていきました。

「ディアナ様―!お怪我はなさらないでくださいね―!
「野菜を切るときは手を丸めるんですよ―!」
「間違っても指なんか切らないでくださいねー!」


わかっています!そんなに心配されるとかえって自信なくします!!
まぁ、もともとなくすほどの自信なんかありませんけど。ふーんだ。
741通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 21:12:54 ID:???
>>712の続きを投下
明日のテストは一教科だけなんでまぁいいやと自暴自棄になってます。
696です。とりあえず金曜あたりにまでは投下終了したいなーと。
さて、テスト勉強してくるか・・・・鬱だ。
742通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 22:30:53 ID:???
         __
.        //ヽヽヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        川 ´∀`)< >>741乙であります
  -=≡  /    ヽ   \_______
.      /| |   |. |
 -=≡ /. \ヽ/\\_     .., -ー-、. 
    /    ヽ⌒)==ヽ_)=   <___,-=◎=〉
-=   / /⌒\.\ ||  ||.   i’ |-|*゚ー゚)|
  / /    > ) ||   ||   ゝ,|,.|つ円こllつ
 / /     / /_||_ || _.(⌒).,_,.⌒^)
 し'     (_つ ̄(_)) ̄ (.)) ̄ (_)) ̄(.))
743その5:2006/02/28(火) 23:34:01 ID:???
 いつからか、寝具の準備は自分でするようになった。
 ロランとの関係が従者であり使用人であることをやめさせたた頃くらいからだろうか。
 お慰み程度の家事も、そのころから手伝うようになった。
 今では一通りこなせるくらいになりはしたものの、質については比べようもない。ゆっくりと、時間をかけてでも、一つひとつ、彼の手を煩わせることがなくなれば良いと、不意に思う。

 寝具の整え、後は眠りにつく前。もうしばらくもすればロランが『おやすみ』と声にかけにくることだろう。
 それはもう、日課のようなものだった。取り留めのない一日を締めくくる大切な約束事。
 この土地に慣れなかった最初の頃は、一日がひたすら長かったように思う。
 幾重に繰り返した過去、私にとっての眠りとは、死に還ることだったのかもしれない。夢を見る隙間もなく、意識のない眠りは、まさに死そのものだ。
 月の女王とは、それ、すなわち死を乗り越えた人は、もはや人間ですらない。
 それは、月の民にも言えることだ。
 生き長らえた過去に、意味がなかったとは思わないし、思ってはならない。
 私という存在が立つまでに佇む膨大な死の前で、それは冒涜にも似た情景は、描いてはならかった。
 一年、十年、百年…二千と年を越えてきたあの頃。目覚めても寛ぐ間もなく、眠っていた間の時の経過を前に忙殺され、僅かの生の後にまた死ぬことを繰り返す日々。
 今にしても、眼前の日常が嘘なのではないかと感じることすらある。
 夢は、見ない。見たことなどなかったから。
 でも、私は今ここにいる。それだけは、真実であって欲しい。

 ロランが私の部屋を訪れるまでの、もう一つの日課。
 元は女王といえど、今はその身だしなみに手を出してくれる介添えはいないのだ。流石に、こればかりはロランにやらせてしまうわけにもいかない。
 時たま、お風呂から上がってから、居間でロランに腰までたゆとう髪を梳(す)いて貰うことがある程度。もっとも、それだってとても気持ちが良いのだから文句を言っては罰が当たるというもの。
 寝る前と、起きて直ぐ。最低限の身だしなみは私がここで暮らす前、一番最初に覚えさせられたことだったことが、少し懐かしい。
744その6:2006/02/28(火) 23:37:20 ID:???
 そうして私は鏡台の前に座る。
 一通りを終えて、自らを眺めてみた。見知った姿がいる。長い刻の流れ、留まる魂に付き合ってきた、私の身体がそこにいた。
 彼女はなにを考えているのだろうかと思う。でも、よく分からない。自分のことだからこそ、余計に理解なんてできないのか。
 鏡の映る私の姿に触れる。けれど、当然にことながら一つには成りえない。鏡の最果てに届くことなんできるもはずもなければ、鏡に映っているのは、キエル・ハイムではない。同時に、ディアナ・ソレルでもないのかもしれない。ただの人間だった。
 ならば、そこに証が欲しい。私が生きているという、確かななにかが欲しい。
 それは、切実なまでな、私の今であり、現実だった。

 コンコン

「開いてます」
「失礼します…」

 微熱が始まってから、私はついさっきのように、深く自分を見つめるようになってきている。浮ぶのは不確定な自分ばかりで、あまり良いことのように思えない。
 ロランが私の部屋のドアを叩いた音で、取り戻される色彩に安堵のため息が漏れる。助かった、そんな気持ちが混じっている。

「夜分遅くに申し訳ございません。キエルさん、今日はとてもお疲れのご様子です。ゆっくりお休み下さい」
「えぇ、そうさせて貰います」
「はい。明日は朝も少しゆっくりしましょう…。冷え込んでくる季節です。キエルさんがいらっしゃる頃までには部屋も温めておきますから」
「いつもいつも気を使わせてすまないわね。ロラン」
「そんなことおっしゃらないで下さい。側にお仕えさせて頂くだけで僕は十分に満足してますから」
「えぇ、本当にありがとう…」
「それでは僕はこれで。キエルさん、お休みなさい……」

 いつものように、いつもと同じやり取りを繰り返して、ロランが部屋を去ろうとする。
 あぁ、何かを忘れていたと思ったが、身体の不調を伝えようとしていたのだ。
 去り際、ロランに声をかける。

「あぁ、ロラン。少し待って頂戴。お話があるんです…」
「…どうか、なされましたか?」
「えぇ、少し……」





 今夜はもうちょっと続けます。
 仕事帰りでちとペース遅く、今書いてUPという形式なので多少の粗はどうぞよしなにして下ちぃ。駄文御目汚しにもう少しお付き合いをば〜。
 次は、多分1時間後くらいでつ。
(しかし、なんかまだ長くなりそうな悪寒)

>727 やきもきさせてすまそ。責任はなるたけとりますね。
>731 そういってくれて嬉しいです。ギャグじゃないけど、まぁ、それはいずれの機会で。
745通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 00:22:43 ID:???
なんて良いスレだ・・(〃∇〃)
746通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 00:37:31 ID:???
747通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 06:05:16 ID:???
2人の職人さんが同時進行しているようですな
お互い頑張ってくだされ
748通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 07:26:09 ID:???
>>746
感謝です!楽しませて頂きます!
ありがとうございます(人∀^)
749通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 23:08:02 ID:???
>>734
ヨシナニウムで検索したけど何もヒットしなかったヨ。

(´・ω・`)
750通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 00:44:35 ID:???
ええぃ、待ってろ、検出できるかどうかはわからんが、投下してみせるさ!!
(つーか昨日は寝てしまいました。嘘吐きでごめんなさい)
751その7:2006/03/03(金) 00:56:15 ID:???
 私はベッドに腰かけて、ロランにも椅子に座るよう勧める。それだけのことに、失礼しますと声をかけてくれるが、少し寂しいと感じた。常に一緒にあり続けているのにも関わらず、敢えてロランが私と距離を取るように、そんな風に思えて。

「私の方こそ夜分遅くに引き止めてしまって…」
「そんなことは…。僕は全然構いません。なにかあるようでしたら遠慮なくお話下さい」
「…えぇ、そうなのですが…」

 ロランの、私に対する態度は、真摯で、嬉しくもありますが、少し、私としても困ってしまう。真っ直ぐすぎる。それが時に苦しく、眩しい。月が太陽の輝きの前に立つと、消えてしまうほどに。

「実は…」

 言葉を選ぶ。下手に伝えれば、普段は柔らかなロランが目も当てられないくらいに取り乱してしまう。私としてもそのようなロランは見たくないし、そのような真似をさせたいとも思わない。

「実は数日前からなのですが、少し身体の調子が良くないようで…。もし宜しければ明日、お医者様へ連れていっていただけないでしょうか?」

 にも関わらず、私とくれば捻りもないことを喋っている。
 エスプリもなにもあったものではない。あぁ、これではロランは…

「…そ、それって、一大事ですよっ! 明日からだなんて遅すぎますよ! どうしてもっと早く言ってくれなかったんですか!?」
「…いえ、さほど重くもありませんでしたから大丈夫かと思っていました…ごめんなさい。ロラン…」
「そんな、とんでもないっ! ディアナ様、貴方は大切なお方です」

 ものの見事に失敗しました。どうしてこう、上手く行かないものでしょうか。
 私のどこが悪いのかも、今のロランにはわかってしまうようで…いえ、そうではありません。なんとかしてロランを止めないと。
 このままでは以前と同じ、ロランもそうですが、周りに与える被害が大き過ぎます。
 あ、頭が…。
752通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 02:23:37 ID:???
        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        | >>750マイペースが一番ですよ
        \
           ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄

.    .., -ー-、.    __
.  〈=◎=-,___>  //ヽヽヽヽ
    |(゚ー゚*|-| `i, 川 ´∀`)
    ( Y 人 ノ 人 Y )
  (^⌒ヽし'(⌒)(⌒)ヽし⌒^)

      |\
/ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄
| 陰ながら応援させていただきます
\________
753通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 02:36:39 ID:???
>>752
ほのぼのいい!
754通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 04:03:38 ID:???
続きを楽しみにしています
755通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 21:01:18 ID:???
扉を抜けると、そこはキッチンだった。
いや、当然なんですけどね。

ソシエさん?わたくしは何をすれば・・・・。

「何もしなくていいの、ロランの目の前でそーいう話するのってよくないと思いません?」

あぁ・・・そうですね。

「とりあえず、ちゃちゃっと料理作るから少し待ってて」


十数分後


キッチンには異様な香りが漂ってきました。
この目や鼻に・・・体中の穴に沁みる刺激臭はいったい?!
発信源はどこだ?!・・・・そこかぁーっ!!
場所を突き止めるや否やわたくしは猛ダッシュ、これ以上の吸引は危険と判断しました。

ソシエさん!何を作っているのですか?!

「何って、蟹鍋」


そんな馬鹿な。


わたくしの知っている限り、鍋料理はこんな毒々しい紫色をしていませんし
『ぶじゅぅぅぅ』なんて音をたてるものでもありません。
しかもよーく見ると蟹の甲羅が少し溶けているような気さえします。
こんな危険物をロランが食べてしまったら中から死んでしまいます!!


ソシエさん、これ捨てたほうが・・・・

「何さ、文句でもあるっていうの?」

あります。ありますとも。
あなたはこの危険極まりない色が理解できていますか?アンダスタンッ?!
つうか危険だから、ホント。おとなしく捨ててよしなに。

「嫌よ!これは私がロランのために愛を込めて作ったのよ、捨てるもんですか!」

そうですか・・・・ならば!!

「あなたを打ち倒し!ロランの体を守らせていただく!!」

「女王なんかにぃーっ!!」
756通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 21:02:24 ID:???
思えばキッチンという場所には武器がいっぱいです。
わたくしとソシエさんは刃物使用禁止という臨時の協定を結び、試合開始です。


わたくしの武装は黒歴史のデータにあった『ギャン』なる機械人形を参考に
左手に中華鍋、右手にフライ返しと格闘戦する気満々です。
対するソシエさんは、同じく黒歴史の『ゲルググ』という機械人形を・・・


・・・あれ?
確か記録によるとこの二機は量産型のトライアルレースでの競争相手。
結果は・・・・


「ソシエ、行きまーす!!」


しまったぁぁぁ!!!
例えるならいまのわたくしは巌流島で鞘を投げ捨てた誰かさんと同じ!
だがしかぁし!!ロランのためにもわたくしは負けるわけにはいかないのです!

「料理道具の性能の差が、戦力の決定的差でないことを、教えてあげましょう!」

わたくしはソシエさんの懐へと一瞬の隙を突いて入り込み・・・・

「武器を奪えばぁっ!!」

右手に持っていた麺をのばすためのやたら長い棒を弾き飛ばしました。

「な、何っ!?」

「ディアナの法の裁きを、受けていただきましょう!」

「私が・・・やられるっていうの?!」



・・・・・しかし、わたくしの右腕はそこで止まっていました。


「何よ!殺すなら殺しなさいよ!」

フライ返しにそこまでの殺傷能力はないのですが、二人とも役に入り込んでそれどころではありません。

「わたくしは、丸腰の相手に手を下す事は好みません」

「長年の(ロランを奪い合った)ライバルにここで止めを刺すのは惜しい」

そうして、わたくしは食材置き場からあるものを取り出し・・・・

「これで、正々堂々と勝負しようではないか」
757通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 21:03:57 ID:???
なんかもう、二人はエイジア地方の歴史に残る『サムライ』状態です。
そういえばギンガナムも『サムライ』がどうとかよく言ってましたが・・・。
だからこそ、わたくしはあのような行動をとったのでしょうか。


「ソシエさん、ネギで戦ったことは?」

「・・・ありません」

「残念・・・。勝負!!」


わたくしはネギで戦ったことがあるのだよ!
そう、あれは黒くてすばしっこくて甲虫王者に似ているけどやたら人気のないアレ。
ロランが買ってきた食材の箱に一匹紛れ込んでいたらしく、出没しやがりました。
しかもちょうどロランが家を空けているときに。

わたくしはネギを使い、アレをコテージから撤退させることに成功したのです。

いまのソシエさんは蛇に睨まれた蛙!ディアナに睨まれたロラン!
『貴女はもう、負けている』
ソシエさんがよくわからない断末魔をあげながら吹っ飛んでいくビジョンが浮かびました。
さぁ、覚悟なさい!!


「はああぁぁぁっ!!」
「うわああああっ!!」


ぺチン!!
ペチペチ、ペチッ!ペチチッ!ぺチン!ペチッ!

・・・効果音に迫力がないのは察してください。だってネギですから。

五、六回ネギ同士が火花を散らした(イメージ)時でした。

ペシッ!!!

わ・・・わたくしのネギが!!
そうか・・・わたくしのは単なる青ネギですが、ソシエさんのは・・・。


万能ネギ・・・・!!
さすが万能、切れ味が違いますね。


「まだだ!たかが上半分がやられただけですっ!」

わたくしは残りの力をすべて右腕に注ぎ、ソシエさんへ改心の一撃を・・・



758通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 21:05:07 ID:???
ガシッ


・・・・繰り出せませんでした。
誰かが、わたくしの腕を掴み・・・・・



後ろを振り返ると、そこにはロランがいました。



「ソシエお嬢様・・・ディアナ様・・・何をなさっているので?」

あ・・・あら、あららら?
なんだかロラン、目がすわってませんこと?

「理由を・・・お聞かせ願えますか?」

これは・・・かくかくしかじかで・・・。


わたくしたちが二人で言い訳をしている最中のロランは、本当に怖かった。
いつのも優しい笑顔は消え、冷たい目がわたくしたちを見下ろしています。


「へぇ・・・お二人はケンカのためにこのネギやその他諸々の食材を?」


ロ、ロラン・・・怒っているのですか・・・?


「・・・・・」



あ、あの・・・・



「何でこんな事!するんですよーっ!!!!!」



ロランはまるで鬼神のようでした。
その後は日が昇るまで食べ物を粗末にうんたらかんたらで怒られましたし。
おまけにいつ連絡を取ったのか、アニスおばさんまでハイム家に駆けつけ
ロランとかわりばんこで農家の苦労などを聞かされ続けました。


その後、二人でガタガタと震えながら、

「もう二度と、食べ物を粗末にいたしません」

と床に頭をつけて謝るまで、お説教の連携攻撃は続きました。
二人とも当初の目的である『ロランはどちらのものか』なんて議題はすっかり忘れ
脳裏に激しく焼きついたハイパー化したロランの記憶にひたすら怯えながら
ハイム家のベッドで一日ぶりの眠りにつくのでした。
759696:2006/03/03(金) 21:08:09 ID:???
>>712
>>739>>740
>>755>>758 でよろしくお願いします。

ネギの話がやりたいがために書き上げましたが、思ったより形にならず。
自分の未熟さを思い知らされる結果と相成りました、オレハモウダメダorz

なにしろ自分の駄文の上下でギャグなしのまじめな話が進行中だというのに
終盤なし崩しの話を投下して申し訳ない、スマンカッタ。

なお、「麺を伸ばす棒のどこがゲルググなんだよ!!」
なんてごもっともなツッコミはやめてくれると幸いですorz

760通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 21:21:01 ID:???
乙! 正直ネギで戦うことに感動した。
まぁ、青ネギで万能ネギに立ち向かった勇気は認めたい!

761その8:2006/03/03(金) 21:47:42 ID:???
「ディアナ様はもっとご自分のお体をご自愛下さい。あぁ、早くお医者さまを呼ばないと…」
「あの? ロラン…少し私の話を」
「どこがお辛いのか分かりますか?」
「…えっと、ロラン? それよりも私の話を…」
「いや、それよりも月に連絡も入れた方が良いかもしれませんね。ディアナ様、お辛いでしょうが少し動けますか?」

 ロランの狂騒をよそに、私が次の一手を取り急ぎ思案してみるものの、上手い方法が見つかるわけもない。
 ここまで他人に親身になれることはロランの美点でもありますが、この慌て様、先走りには少し、困ってしまいます。
  
「……ロラン。ロランっ! 聞こえているのですか? ロラン・ハイム!」
「あ、申し訳ございません、ディアナさま、もうしばらくお待ち下さい。あと少しですから」

 いけない、つい大きな声を上げてしまった。
 地球に降りてからというもの、こうも感情の起伏に富んだことはそうありませんが、女王であった頃よりかは確実に増えた。
 特に、ロランと一緒になって笑うようになれたことは、素直に嬉しいが…。

「それはもういいですからお待ちなさい。今すぐ治療が必要というわけではありません」
「でも、ディアナ様。『もしも』ということがあるかもしれません。ここは一つ大事を取って頂くべきです」
「しかし私は大丈夫だと、そう言っているではありませんか。それとも、私のようなモの言は信におけぬ、とでも?」
「そ、そんな。そんなことはございません。ですが申しました通り、ディアナ様の御身にもしものことがあるなら、僕は悔やんでも悔やみ切れません」
「わざわざ月に用立てするほどではないと先から申しましているでしょうに……」
「ですがディアナ様、どうか、どうかここは僕のわがままを聞き入れて下さい」

 ロランはこうまで頑(かたく)なだったでしょうか?

「き け ま せ ん ! そもそも、ロラン、貴方こそ私の話を全然聞いて下さらないじゃありませんか…」
「もしディアナ様のご病気が重いものであればそれこそ一大事です。そうでないことを早く知るためにも…」
「この程度のこと、一々月(ゲンガナム)に触れ回ることではございません!」

 ロランの言葉をぴしゃりと遮る。
 私のことを子供かなにかと勘違いしているに違いない。私の方もだんだんと腹に据えかねるナニかが沸いてくる。
762その9:2006/03/03(金) 21:49:10 ID:???
「ディアナ様…」
「私はディアナではありません!」

 つい、カッとなってしまった。立ち上がって叫んだ刹那、頭に鈍痛が走る。
 立ち上がろうとしたところだったため、上手くバランスが取れない私はふらとへたり込む。
 前のめりに倒れそうになった瞬間、人肌のぬくもりを感じる。。

「…これ以上、私を辛くさせないで下さいまし。どうか、お願いですから」

 ロラン、彼が私を支えてくれた。
 安心する。布腰であっても感じる人の温もりは、魂を安らげるに違いない。
 それはずっと昔から、人が月と地球に別れる以前から繰り返し行われてきた行為。同時にそれは好意でもあると信じている。

「ディ………キエル、さん」

 私を抱きかかえながら、戸惑うようなロラン。でも、それで良い。彼の行為は間違ってなどいない。

「もう少し落ち着いて私の話を聞いて下さい」
「本当に、大丈夫なんですね?」
「えぇ、私がここで貴方と一緒に暮らすようになって、一度として嘘を吐いたことがありましたか?」

 持たれかかるように、私は呟く。自分に対して言い聞かせているようにも。
 そもそも、嘘は、多分、吐いているのだから。だから、今の言葉だって、本質的には偽善に他ならない。
 嫌悪したいと思った。だが、月の民の命に代えても、それは許されない。私に課せられた、そしてこれからも背負い続けなくてはいけない業のようなもの。

「いいえ、ありませんでしたよ」

 ついに観念したとばかりにロランが頷いてくれた。

「なら、それで良いのです…」
「はい、すみませんでした…キエルさん…」
「えぇ、お医者さまなら明日でもけっこうですから、だから今は、ね」

 そうして、月の光が射す、小さな山小屋で、暫くの間二人。無言で月を眺める。
763その10:2006/03/03(金) 21:55:01 ID:???
 今から二年前、月の“ディアナ”が半年間の休眠に入る前、二人の“ディアナ”で相談し、決めたことがあった。
 月と地球の星間戦争の最中(さなか)、戯れに始まった交代劇。それを、永続的なものにしないかとの提案だった。確かに、私たちは似ていた。
 さながら月と地球、双方を鏡に例えては似ても似つかぬが、だけれど、その魂は一つであるように。永遠に離れることのないように。そしていつか、遠く離れた誰もが届かぬだろう、最果ての未来では、たった一つであるように…。
 魅力的な提案だった。だが、私は頷けないでいた。私の、この業に塗れ呪われた魂を、美しいとさえ思った魂魄(こんぱく)に継がせるべきではないと考えていたのだ。

 それは奇跡だったに違いない。数千とう時の流れにたった一欠けらの奇跡。
 でも、その奇跡は、別たれるのだ。“ディアナ・ソレル”と“キエル・ハイム”は一時の姿見を破り、時よって別たれる。それは、どうしようもないことだった。
 キエルがキエルであるように、ディアナがディアナであるように、それで良いと、あの時彼女は言った。
 ならば、私はもう本当の意味でディアナではない。仮初ではない、キエル・ハイム、その人なのだから。

「ロラン…今日は、一つわがままを言って良いでしょうか?」

 月に眠るは刻を踏みにじる女王。そして地に堕ちたただの女になりそこねたヒトは、偽りの腕の中でまどろむ。

「僕にできることでしたら、言って下さい」

 ロランの子供あやすような優しい声を奏でる。
 子供扱いされているように思えても、不思議と心地は悪くない。
 これが安心する、ということなのだろう。自ら緩んで、弱音を漏らす。

「今晩は私が眠るまで、どうか手を繋いでいて。今夜はとても、寂しい夜だから…」
「寂しがり屋さんだったんですね、キエルさんは」
「そうですよ。寂しくて震えそうです…」

 ふざけて出る言葉ですら、互いに柔らかい。とても、暖かいのだ。

「はい、良いですよ。でしたら、横になって下さい。眠るまで、着いていますから。どうか、安心して…」
「えぇ、ありがとう。ロラン」

 ベッドに横たわった私に、ロランが毛布と布団を被せてくれる。
 そして、その中、私の手を柔らかく包み込む。
 不意に、涙が出そうになった。

「おやすみなさい、キエルさん」

 一頻(ひとしき)りの夜が過ぎれば、また朝が訪れ、目が冷めたら夢は遠き幻へと過ぎ去る。
764タイトルは「欲深なまどろみ」:2006/03/03(金) 22:01:41 ID:???
>>696

おつ! ソシエの使い方とか、なんというか勉強になりますたっ!
どう扱って良いか(最終回、キスしてたしね)わからなかったんですが、
あぁ、こんなんで大丈夫かも、とかなんとか。

あと、シリアス、とおっしゃってますが別段気にしないで下さい!
次回作期待しまっする!!

それから…一見して「その10」で終わりっぽいけど、まだ続けます。
正直スマン。

ここからが書きたい話になってくるので。
つーか、エチィのって禁止だったっけ? アリだよね?
アカラサマじゃないからセーフだとは思うんですが…。

御目汚しすます。ではまた次の夜にでもよしなに。
(明日はZ完結編! 次はファあたりに手ぇ出すかねぇ、とかなんとか)
765通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 23:00:04 ID:???
>696氏、乙です。腹抱えて笑いました!面白いです!
    

>764氏、乙です。萌えです。続きが気になります!エチィのもいいのでは?

お二人とも楽しみにしているので、どうぞよしなに・・・
    
766通常の名無しさんの3倍:2006/03/04(土) 00:13:13 ID:???
   /\ /\
  <___,-=◎=〉   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  i’ |-|*゚ー゚)| < >>764 わたくしの濡れ場ですか…
  ゝ,|,.|つ と)    \_______
.  〜,⌒っ c´) 
767通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 15:30:00 ID:???
スレが700の後半まで達してるというのに
よしなにの抽出レス数:95


あなた方、何か大切なことを忘れていますよ。
768通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 16:08:21 ID:???
>>767
まあ、いいじゃないか。
作品中でもディアナ様は5回しか「よしなに」を使ってないし。
769通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 20:47:36 ID:???
>>767
「死にませい!!
夢雲霊巣流格闘術究極☆秘奥義!!
よしなにハリケェェェェン!!」

説明しよう。夢雲霊巣流格闘術究極☆秘奥義 よしなにハリケーンとは!!

山荘に籠って食っちゃ寝の生活の中
過剰な体重の増加を恐れた元・月の女王、ディアナ=ソレルその人が
ダイエットにと始めた太極拳からヒントを得て、暇と女心に任せて編み出した、一子相伝の暗殺術
それが夢雲霊巣流格闘術である!!
その威力はすざまじく、中でも秘奥義筆頭の呼び声も高い「よしなにハリケーン」は
驚きの120よしなにを叩き出すのである!!
これは、空手の正拳突きの15倍、菩薩掌の5倍、ゴムゴムのキャノンの3倍と言う恐ろしい数字であり
まともに喰えば、どんなよしなに不足のスレにもよしなにが満ち溢れるのだ!!


こうですか!!わかりません!!
770通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 20:53:27 ID:???
   /\ /\
  <___,-=◎=〉   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  i’ |-|*゚ー゚)| < ぬるぽ
  ゝ,|,.|つ と)    \_______
.  〜,⌒っ c´) 
771通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 20:57:41 ID:???
  ∧_∧ 
 //ヽヽヽヽ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 川 ´∀`)<ガッガッガッガッガッ
 / つと)   \_______
O,⌒っc´)
772通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 21:00:31 ID:???
>>770のAAの足の部分の   〜,⌒っ c´)
の 【c】が キンタマに見えてしかたない
773通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 21:05:32 ID:???
>>772
つま先として認識すべし
というかそんな事言われたら俺も金玉にしか見えなくなってきた
774通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 21:48:25 ID:???
ふたなりディアナ様
775通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 21:55:47 ID:???
>>770はディアナ様ではないぞ
ディアナ・ソレーニャという新種の猫
776通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 21:49:30 ID:???
   /\ /\
  <___,-=◎=〉  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  i’ |-|*゚ー゚)| <茶でも飲みながら待つのみです
  ゝ,|,.|つY^() ∫\_______
 〜、 ヘ,_,ノ,_,ノ 旦
777通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 22:51:49 ID:???
(・∀・)つ旦
とりあえずお茶奪っていきまつね
778通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 23:41:23 ID:???
(°A;)つ旦

ぢぃあなざぁまぁ〜あぢゃらじい お茶でずぅぅ…
779通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 00:33:05 ID:???
                                 ∫
                                 旦
        /\ /\  …カエシテ         ∧_∧ ∩ イエーイ
       <___,-=◎=〉             ( ´∀`)丿
        i’ |-|*゚ー゚)|             ⊂>>777丿
.      ゝ,|,.|つY^ヽつ  ∞           ノ  γヽ
   ,,,,, 〜、 ヘ,_,ノ,_,ノ  ,,,,,|,,,,Ψ,,,,,,,,,,,    (__丿\__ノ




        /\ /\
       <___,-=◎=〉
        i’ |-|*゚ー゚)|
.      ゝ,|,.|つY^()   ∞
   ,,,,, 〜、 ヘ,_,ノ,_,ノ  ,,,,,|,,,,Ψ,,,,,,,,,,, 




        /\ /\                 \
       <___,-=◎=〉        ドスッ!
        i’ |-|*゚ー゚)|         ボカッバキッ!!
.      ゝ,|,.|つY^()   ∞                /
   ,,,,, 〜、 ヘ,_,ノ,_,ノ  ,,,,,|,,,,Ψ,,,,,,,,,,, 




                             /⌒⌒\
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       <___,-=◎=〉 ソシエサン!        ⊂{{只}}〕つ
        i’ |-|*゚ー゚)|                 / ^^ \
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   ,,,,, 〜、 ヘ,_,ノ,_,ノ  ,,,,,|,,,,Ψ,,,,,,,,,,,        ∪ ∪  
780通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 01:39:39 ID:???
ふと思ったけど、ここのスレタイ時代遅れだな
781通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 02:39:17 ID:???
   丶\  ヽ  ヽ\   ヽ \   丶  \  ヽ   丶  \ ヽ
 \ 、   ヽ \   ヽ   ヽ\ 、   ⊥   ヽ \   丶  \  ヽ
 丶  \   ヽ   ヽ\   /::::\   丶  \  ヽ   丶  ヽ
\    丶 \   ヽ ヽ\ / ::::::::::::::\  丶  \  ヽ   丶ヽ   \ 丶
丶     \  \ ヽ    / ::::::::::::::::::::::::::\  丶  \   丶丶   ヽ
丶  ヽ \   ヽ   ヽ   ~⌒⌒⌒|⌒⌒⌒~   丶  \  ヽ   丶\
   ヽ   \   ヽ    /\ /\  .|  ●-、 ヽ   丶 \
ヽ  \   \   ヽ <___,-=◎=〉 .| r‘ ・ ●      ヽ \   丶  \  ヽ
\  ヽ \   ヽ   i’ |-|*゚ー゚)| J ` =='\    ヽ\   ヽ\   丶  \
.   ヽ  \  ヽ  ゝ,|,.|つY^ヽつ  |    ヽ     \   丶  \  ヽ 
ヽ  \   ヽ   ヽ\〜、 ヘ,_,ノ,_,ノ,,,,,,,,,, UUてノ,,,,,,ヽ \   丶  \  ヽ \
                |\
          / ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄
          |こんなAA作っている暇があったら
          |SSを書けって言われそうですよね
          \________
782通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 15:54:28 ID:???
ディアナ・ソレルのしになよ日記
783通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 20:22:56 ID:???
ソシエさんが 「ディアナのフィギュアより私出した方が売れるんじゃないの?」 とか言っていた。しになよ。
784通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 20:52:50 ID:???
今日グエンさんがロラン宛に愛のポエムを送ってきやがった。しになよ。
785通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 21:19:28 ID:???
ニートは暇だな〜。なにしよ
786通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 21:25:40 ID:???
今日はわたくしの手料理。よしな煮〜
787通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 22:39:40 ID:???
数時間後…





救急車で街の病院に運ばれるロラン。
駆けつけるソ江。

「あんた、ロランに一体何したのよ!!」
「え、私は、ただ食事を…」

ディアナ=ソレルの手には、怪しい雰囲気を放つ鍋がひとつ。
788通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 01:14:10 ID:???
〜病院にて〜

「食べた物を吐き出させて、どうにか一命は取り留めたようです。それにしても気になる事が1つ。
患者さんの身体から毒成分であるアルカロイドが検出されたのですが、どういうことです?」

「そ、そんな…毒成分だ何て。わたくしはただロランに美味しいものを食べさせてあげようとして、
山に自生している山菜を使っただけです」

「なるほど、トリカブトを山菜と間違えたのでしょう」

「トリカブト?」

「山に生えている猛毒の野草ですよ。とにかく、もうこんな素人料理には手を出さないように。
本人が弁護してくれたから良かったものの、一歩間違えたら殺人未遂ですぞ」

「殺人未遂!よ、よしなに…」
789通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 01:27:09 ID:???
その病院の隅っこで、グエンはそっと涙を拭っていた。


「糞、作戦は完璧だったのに。」





そういうと彼は、「トリカブトを食わせてロランとディアナを別れさせよう大作戦!」と書かれた紙を握りつぶし、病院を去るのであった。
よしなに。
790通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 01:41:37 ID:???
〈グエンが立ち去ってまもなく〉

 お医者様に言われた部屋番号の病室に行くと、そこにはベッドに横になって静かに寝息を
たてているロランと、そのロランの手をとって看病するソシエさんの姿がありました。どんな
顔をして病室に入れば良いかも分からず、なんとも申し訳ない気持ちでいたたまれなくなり、
身体を縮こまらせてなるべくソシエさんと視線を合わせないようにしながら2人に近づきました。

「ロランに触れないで!」

 わたくしがベットの隣の椅子に腰掛け、もう一方のロランの手を握ろうと手を伸ばしたら、
ピシャリとソシエさんの容赦ないお言葉。

「もう最低!処置が早かったからすぐ退院できるそうだけど、退院後のロランはあたしが引き取ります。
ディアナ様にロランの療養なんてできっこないもの。また、なにかとんでもない食べ物作られたら、
ロランの命がいくつあっても足りないわ」

「……………」

ムッと来ましたが大体合っている上、わたくしは反論できるような立場ではありません。出かけた言葉
を飲み込み、口をつぐみました。

「うぅ、ディアナ様?それにソシエお嬢さん?」

「ロラン、良かった気がついたのね」

「ロラン!本当にすみませんでした」

 ロランはうっすらと眼を開き、随分とか細い弱々しい声で言いました。

「ロラン、御免なさい。わたくしの料理のせいでロランをこんな目に」

「いいんですよ、ディアナ様。僕、ビックリしたんです。いつものように薪割りを終え、さあ昼食を作ろうと
台所に向かったら綺麗に食器が並んでて、匂い立つ鍋料理があるじゃないですか。ディアナ様が僕
のために初めて料理を作ってくださったなんて、そう考えたら僕、嬉しくて嬉しくて。だからそんなに卑下
なさらないでください。ディアナ様のお気持ちだけで十分なんです。」

 言い終わるとロランはやつれた顔でにっこりと、それこそ天使が舞い降りたかのような笑顔でわたくし
に微笑んでくれました。
791通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 02:13:31 ID:???
一方、その頃月では…

ハリー「おい、私のスモーはどうした?」

整備員「え、隊長のスモーなら、5分程前にディアナ様が乗っていかれましたが。何でも、キエルさんに会いに行くとか何とか…。」

ハリー「何故、止めなかった。」

整備員「スモーで大気圏再突入は無理だと何度も申し上げたのですが、聞いてくださらなくて。」

ハリー「わかった、私が出よう。適当なモビルスーツを用意してくれ。」

整備員「今、空いているのは以前地球のミリシャから接収したあれだけですが…。」

ハリー「航宙可能であれば構わん、借りるぞ。」

整備員「は、はい!!」

こうして、月から赤いボルジャーノンが飛び立っていったとさ。
792通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 03:20:57 ID:cIiYcCle
死ねよや日誌
793通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 19:13:46 ID:???
今日もグエンさんがロラン宛に薔薇の花束を送ってきた。しになよ。
794通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 06:03:49 ID:???
まとめサイトとかはないのでしょうか?
795通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 15:28:02 ID:???
作るべきだな
796通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 15:43:08 ID:???
確かに欲スイ>全体のまとめサイト

とりあえず職人さん別で有名処は↓あたりか?
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/9379/index.html
で、はっちゃけディアナ様なら↓
ttp://www.geocities.jp/kubitsuridiana/
797通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 17:35:30 ID:???
旧347さんの「二人の世界」後編がみたいー!!
798通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 17:37:53 ID:???
訂正「二人と世界」でした。・・・スマソ
799通常の名無しさんの3倍:2006/03/14(火) 16:57:48 ID:???
いや、御大将日記の方を希望する
800通常の名無しさんの3倍:2006/03/14(火) 17:36:51 ID:???
800をゲットした。しになよ。
801通常の名無しさんの3倍:2006/03/15(水) 12:24:55 ID:???
801をgetしたぞローラ
802通常の名無しさんの3倍:2006/03/15(水) 14:32:40 ID:???
グエン様はお帰り下さいませ
803通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 02:14:20 ID:???
最近このスレもヨシナ二ウムが不足してきた。
誰か補充してくれ。
804通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 02:57:54 ID:???
今しばらくお待ちを
明日くらいには続きをば投下せんよってからに…
中国は広かったですよしなに
805通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 03:25:44 ID:???
>>804
頼むぞ、さっきからディアナ様がダダをこねておる。
806通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 09:09:33 ID:???
>>804
って海外でも行ってたのか。よしなに
807通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 09:12:15 ID:???
俺は海外に行ったことがない。しになよ
808通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 09:17:55 ID:???
誰かディアナ様がにこやかに2ゲトしてるAAくれませんか。よしなに。
809通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 12:27:42 ID:???
>>808
そんなのあるの?
810通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 12:28:50 ID:???
虐殺女王はよう氏んでくれw
811通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 12:32:28 ID:???
>>809
昔見たことがあるんだが探しても見つからない…
812通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 12:34:29 ID:???
春の嵐が来た。しになよ
813通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 14:06:50 ID:???
ローラが居ればなんでいい。よしなに
814通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 14:22:55 ID:???
>>813
グエンだ。しになよ
815通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 14:29:28 ID:???
貴様ら、この神聖なよしなに日記において普通に文字レスを交わすとは!
SSを書け!!
816通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 14:38:33 ID:???
>>815
そういうあなたがまず書いて、皆に手本を見せるのです。よしなに。
817通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 14:59:21 ID:???
ヨシナニウムは貴重なんだよしなに
818通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 15:01:15 ID:???
>>816
も、申し訳ありません。ディアナ様。
私にはもう余力が…、ロムるので精一杯であります。
819通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 15:10:06 ID:???
仕方ない。書いてみるから四年待ってくれ。
820通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 22:16:21 ID:???
 秋桜が咲き誇る丘が眼下に広がる様を風景に、ロランの運転するエレカが進む。
 身体に障ると、窓は開けさせて貰えないが、それでも秋晴れの良い日だった。
 これで向かうのが病院でなければ、本当に私にとっては最良の一日だったに違いない。
 雲が流れ、真昼の三日月が隠れようとしている。
 もう直ぐ、冬がくるのだと思うと、少し、切なくなった。



 ∀ガンダム After 〜欲深な微睡〜 
 原案:2chシャアclassic板 よになに日記より



 木造の古めかしい建物。造りそのものはしっかりしているようで、かれこれ百年とここで病院を開いているらしい。ただし、中は近未来化(近代化という概念では追いつけないほどの進歩を得たための造語)の施設と言っていいだろう。
 数年前、私たちムーンレィスが地球帰還作戦を開始する以前からとは格段の進歩を遂げた地上の科学は、グエン・サードの言う通りだった、と今になってわかる。
 月で安穏のした暮らしを続けてきた月活人とは違い、生きるために知恵を絞り、時には争い、吸収するという行為に対し、意識せずとも喜びをもって暮らしてきた地球の民は、それだけに一度受け入れることを決めれば、月の文明を生活の一部に飲み込むのも早かった。
 特に、産業、医療の分野では私と言えども目を見張るものがあったくらいだ。
 とにかく、私が暮らすアメリアの片隅にある田舎にも、その波は押し寄せた。無論、これは私が暮らすための配慮として秘裏に行われた月側からの好意でもあるのだが、今、私はその恩恵に預かろうとしている。

「キエルさん、今受け付けをしておきました。しばらく待っていて下さい。直ぐにお医者さまからお声がかかると思いますから」
「では、こちらのソファーで宜しいかしら?」
「えぇ、では飲み物でも持ってきます。なにかリクエストはありますか?」

 ソファーに腰を下ろした私に、ロランがひざ掛けをかけてくれながら言う。

「あら、紅茶でも持ってきたの?」
「いいえ、なんでも試験的に自販機を置いたそうですよ」
「こんな田舎に珍しいわね」
「コーヒーと紅茶(tea)のほかにここの院長さんのお勧めでエイジャ・ティ(緑茶)とかっていうのがあるそうですけど…」
「エイジャ、ティ? というと…たしかアジア地域の発酵させないお茶のことよね? へぇ、飲んだことはありませんね。お願いできるかしら?」
「はい、喜んで」
「楽しみね…」
821通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 23:09:12 ID:???
>>820
長編のようだが・・・?よしなに
822その12 さっきのは その11:2006/03/17(金) 23:42:26 ID:???
 病院の待合、場違いな二人がそろって、病気でもなんでもないような風にして過ごす。
 頂いた珍しいお茶もとても美味しい。確かに身体の調子は悪いが、私自身はさほど深刻ではないと思っている。ひょっとしたら慣れない地球の生活のせいか、知らない内にストレスでも溜まっているのでしょうか?
 もし、そうだとしたら少しばかり甲斐性(かいしょう)のないロランがいけないのでしょうね、と一人でくすくすと笑う。

「どうかされましたか?」
「いいえ、なんでもありません」

 あなたが悪いのですよ、と思ったらもう一度笑いがこみ上げてくる。
 ロランが困ったように、苦笑を漏らす。

 今、私たちを見るものは、どうおもうのでしょうか? ひょっとしたら、幸せな夫婦のようみ見えるかもしれないし、恋人同士にも見えるかもしれない。主人と従者、という風に見られるかもしれない。
 けれど、そのどれもが合っていれば、間違っている。
 私たちの今の関係を、見直したいと私は思い始めているのかもしれない。
 もしも、これから先も共に過ごすというのであれば、必要なのはわかっている。けれども、どうしても踏ん切りはつけることが躊躇(ため)われるのだ。
 孤人であることは慣れていたはずだった。私の存在は“そうあるべき”だったのだから、と思い込んで。
 今は、多分、耐え切れないかもしれない。身近に存在(あ)るヒトの息づかいが、温もりが、甘く誘う。
 それは抗いようのない、旋律となって空気に溶けてヒトの身であれとこの身を蝕む。眠りに堕ちる。
823その13:2006/03/17(金) 23:45:55 ID:???
 待合所で私の隣、ロランは書籍に目を落としている。黒歴史を記した内容の書籍。
 医院の待合にこれほど似つかわしくないものであれ、手にしているのがロランであれば、感慨深いものがあった。白いモビルスーツのパイロットだった彼ならばこそ、思うこともあるだろう。
 旧体制から新体制の移行により、月の宮殿に封印されていた情報は既に解凍されており、全ての解析が終わったわけではないにせよ、黒歴史の一間を綴る書籍が地球でも出回るようになった。
 戦いの歴史、滅びの歴史を繰り返してきた人類の歴史。それらを一幕にした程度では誰もが実感できないに違いない。
 なによりも、例え月で数千を生き抜いた私といえど、これっぽっちもこの惑星(ほし)の歴史を理解なんてしていなかったのだから。
 わかっていることちえば、そもそも薄い氷壁の上に今があることだけ。先の戦争であれ、地球が再び荒廃し、以前以上に閉塞した月で人類は生き長らえねばならい、そんな可能性だってあったのだ。
 一つ間違えただけで、大気はナノスキンの嵐となり、地表は塵芥と成り果てていたのだ。
 そうして、長い時を重ねて再生を待つ。ヒトの身では成し得ない悠久の時を越えなければならない可能性。なんて、喜劇。
 それでもなお、争うことを繰り返してきた人類は、滅びる瀬戸際を潜り抜け惨めに生き残ってきた。そして再生すれば、過去に習って、ヒトは争い滅びを満喫する。
 私も歴史の愚者と同列に過ぎない矮小な存在であることには違いない。それでも、地球に帰りたかった。祖先が、そのまた先の誰かが願った因果。
 黒歴史と言われるそれを繰り返してでも、滅びの沼に誘われているのがわかっていたとしても、願いは胸を焦がした。
 そうして私はその一歩を踏み出す。幾度となく繰り替えしてきた。滅びと、つかの間の再生の輪廻に。
 でも、私は“死”する直前、助けれた。黒歴史の轍を踏むことを、避けることができた。
 だからこそ今いう時間がどれだけ奇跡のようなめぐり合わせの果てにあるのかと、どれほどの人間が理解できているのか。
 でも、それで良い。それで良いのだ。わからないことの方が、わかっているよりも幸せなことがあるのは、確かなのだから。
 形あるものは全てを失う。物に限らず、万物に通ずる。生と死もそうだ。
 そんなどうしようもない不安と孤独を前に、一人震える私に、彼は希望をくれた。
 あなたがそこにいる、いてくれる。ただ、それだけで、今を生きることが、生きることを許されている、と。
 感謝しても、足りない。

 彼は私にとって、唯一のヒトだったのかもしれない。
 本当の人間は、多分、きっと彼だけだった。
824通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 23:48:59 ID:???
ごめん、以前の続き。というか、中篇になりかかってるね。
も、もうちょっと時間を下さい。一応ケリを着けないとね…。

直書きとかで手落ちとかあっても生暖かい視線でお願いしますorz
825通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 01:16:11 ID:???
>>824 いいよ、いいよ GJ
826通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 02:38:22 ID:???
>>820-824
ガンガレ〜!
827通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 03:11:00 ID:???
>>824
貴様!ここまで期待させたら責任とってもらうぞ!
828通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 22:00:25 ID:+xK2jFFM
転載
 
     ,. ''"´  ``'' 、.,_
    /  ,. ‐ 、      }
  /    {_◎_} ,.ィ-‐ヘ、
  ( _,.-┬-二-'´_λ_ い
   7l  ト---‐'" ,,....、T''I \ よちなに〜
.  八 /_,.r‐   、、、 L」   ',
.  ! 〈´ヽ 、、 、┐ 凵@i   ',
.   !   Y´ト-- ,.-'_,.´r1 i   }
  !   ', [`_~ ̄0  i  「l  ノ
  λ   i  ', X>  </i  ! レイ
   ``ャ、」  i  `▽/│ ,' ├'i
.    卜 t  i、  ト、 i iィ'i  ',
    /. λ ト、__/,.ア'∨ r|i   i
.   i  i|::\l ,.r'⌒' 、  |::}   i
.    !  ハ:::L..」 ∩ L_」::ハ /
.    l / k'    」 |    ] ∨
.    ∨  | `7 ´i 「`T"´|
       丿 _   i  i  ,.  、
     '---┴ '   ` ┴‐‐‐'
     ディアナ・ソレル 6歳
829通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 22:34:01 ID:???
>>828
貴様!ディアナ様萌えスレの貴重な財産を横流しするとは!!
ゆ、許す!
830通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 22:59:24 ID:???
よしなに。
831通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 02:38:11 ID:???
ポーションを飲んで飲んでみた。
死ぬかと思った。よしなに。
832通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 05:16:22 ID:???
もう忘れている方々も多いのではないか?
御大将こと、ギム・ギンガナムである。
いつぞやの事件以来、ずっと武者修行の旅をしていたのである。

今日、久々に我が家に帰って来ると、何やら牛乳受けに入っている。
牛乳は確か、旅に出る前に止めておいた筈だが……
その中身が牛乳瓶であれば、牛乳受けごと廃棄する必要が出るのである。

ん……これは………
ペットボトル?……ポーション?……であるか?

最近コンビニもない秘境をさまよい続けていたせいか、
見覚えのない飲み物である。新製品の清涼飲料水であろうか。
するとこれは試供品かなんかだろうな。うむ。

それでは飲んでみるとしよう。
833通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 21:58:49 ID:???
>>832
ギム様!
ポーションはペットボトルに入ってません!
それは多分・・・
834通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 23:17:58 ID:???
Poisonと書いて有るぞ!ポーションと発音するのだろうが。
835通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 07:14:02 ID:???
よしなに。
836通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 07:22:22 ID:???
言いたいこともいえないこんな世の中じゃ
ポーション
837通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 14:22:11 ID:???
>>831-832
一瞬「幻のガリア侵攻事件」の匂いがした
838通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 15:44:23 ID:???
懐かしい
何年前だ?あれ
839通常の名無しさんの3倍:2006/03/23(木) 21:15:51 ID:???
上手く乗れば今夜、そうでないなら明日当たり、落とします。
ヨシナニウムを求める者たちの愚かしさに乾杯よしなに…

ところでかみちゅって面白いね。
劇中に出てくる103系のリアルなこと…ってネタが違いすぎるな。すまん。
でも、ああいう田舎に暮らすロランとディアナ、多分凄くクロスが書けるだろうが…
ますますもってネタが違うね。
と に か く ガンガル (・`ω ・)
840通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 01:05:21 ID:???
>>839
ヨ、ヨシナニウムの枯渇に喘ぐ我等にお慈悲を〜

>ああいう田舎に暮らすロランとディアナ
ってのも面白そうだわね。海を見下ろす段々畑の畦道を散策する二人とかさ・・・
841通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 06:49:52 ID:???
>>839
そろそろヨシナニウムが半減期を迎えた。
寿命の短い同位体だからこまめに補充しないと。
842通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 01:28:39 ID:???
すっかり過疎気味…しになよ
843通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 09:33:01 ID:???
盛り上げろ!この素晴らしき文学をここで絶やしてはならん!!
844その14:2006/03/28(火) 01:20:07 ID:???
 ヒトは箱を求める生に翻弄される、と古い書物にあったのを覚えている。
 働く場所、企業という名の箱を住居という名の箱を求め、子をなせばそのための学舎という箱を選んでやる。そしていずれは墓という箱に収まる、と。
 今の時代に当てはめるのは難しいかもしれないが、その気持ちは分かる気がした。
 ヒトは安定を求める。物理的にも精神的にも。それは依存しあって、徐々に高いレベルを目指していく。
 遥か昔、人間は宇宙を知らなかった。だか、ヒトの愚鈍な、あるいは純粋すぎる想いは叡智というなの刃をもって、自傷しながらも宇宙を目指した。
 宇宙居住空間を創りあげ、そこに住まい、そこで争い、そこから旅立つ。
 同時に置いていかれもしたのだ。
 あるときは地球、大地に置き去りにされた人類の歴史。
 あるときは地球圏に捨てられた人々(私たち)の歴史。
 黒歴史の中からは戦乱以外の情報ももちろんあった。
 時々の歴史、営みがあった。もちろん文化も然り。
 有象無象の黒に射す光、私が幼い頃の記憶。両親、いや、私のマスター(ディアナの血統)たる存在からの記憶かもしれない。
 なるほど、アグリッパのことは笑えない。私とて、恐らくは………だったに違いないのだ。私そのものが覚えていない、もとい知覚していないに過ぎない。故に個として存在しているかのように錯覚しているだけだ。
 でも、時々の私の過去であれ悪いことばかりではなかったはずだ。そう、思いたい。
 
 地球と月、連理の惑星は死神の鎌(ターン)に自らの首を差し出した。
 星を断罪すべく執行者の名はロラン・セアック。
 彼は、選ばれた人間だったのでしょう。
 地球という星の意思に導かれるままに、純粋な人間であることを見出されて。
 推測する。
 恐らくは、もし私が、ムーンレィスが、ディアナ・カウンターが地球侵攻作戦を進めていれば、地球は塵芥の果て、数千年の眠りに就いていただろう。
 僅かな人類を地球に残し、臆病な月に宇宙人となってしまった人類を隔離して。
 もちろん、私はロランに、System∀の意思のまま、間違った存在と認識されて終えていたに違いない。
 安定を求めるが故に滅びるのだ。悲しいことではないが、口惜しい。
 全ての責任を、彼に押し付ける寸前だったのだから。
 たった一人の少年に背負わせるには、あまりに大きすぎる十字の楔、茨の呪い。
 でも、それはそれで、良かったのかもしれない。それこそが、その愚かしさこそが、私たちが地球の民である証明になる。幼い子供の癇癪と同等ではあるけれども。
845その15:2006/03/28(火) 01:21:08 ID:???
 だが、不思議と人類という種においての側面は、奇跡的なまでに平穏なのだ。進化という過程では、おおよそ数千万年の間、これといった変化を遂げていないとされている。
 固体数と比例した場合の、あらゆる生命の進化と比べれば、あまりに変異性のなさが突出している。つまり、それは肉体的な進化を捨てたということを意味する。
 また、幼年期を脱却しようと足掻いているかのようにも見える。
 地球という意思に並列した、精神的な成長を促すためのシステム。それが∀なのではないかと、私は考えている。
 失敗すれば、やり直すのだ。地球を“1”状態へと還元する。成功するまで繰り返し、気が遠くなるほどの刻を費やしてでも成さんとするだろう。リミットは、太陽が地球を飲み込むその日まで。
 成功の定義は流石に私程度の浅はかさでは及ぶべくもないが。
 だから、今回の結論は一つの進化といえる。
 精神的な進化を人類は得た、と。
 錯覚に過ぎないかもしれない。だが、もしそうなら近い将来、再びTurnするだけなのだ。
 無限回廊から抜け出して、初めて人類は幼年期を終えることができるのだ。
 その足がかりを、彼は成した。
 小さな肩を震わせて、たった独り。
 今の彼は、地球、そのもの。
 私は、私だけは、月の女王だった欠片として、その真実をこの身に刻みつけておかねばならない。その役だけは、誰にも譲ることなどできようもない。絶対の盟約。
 
 ねぇ、ロラン。私が今、どれだけ幸せだと感じているか、貴方にどれだけ感謝しているか、貴方のことをどれだけ愛しているか、想像できて?
 もしも今、貴方を失うというのであれば。もし、貴方を助けるために私を捨てろというのであれば、喜んで私は自分を省みないでいられるでしょう。
 どうか、どうか、応えて欲しいと願う。
 私の贖罪は、始まったばかりなのだから…。
846中の人:2006/03/28(火) 01:26:11 ID:???
遅れてすまん。
しかも内容的にヨシナニウムは少ない。激しく。
なんつーか、日記じゃねーしorz
>>842の怒りも最もだ。
切腹できるのならば小生、月光蝶であるっ!(わけわかめ)

と、まぁ、こんな風にディアナはロランもう愛してるわん♪ などと回りくどい告白。
次はからはほのぼの展開スタートします。
ヨシナニウムを現在補充中。

病院の待合室に戻ります…今度はもっと早めに投下、できると良いなぁ。
(仕事、今週いっぱいが山でそこからはもちっと手空きになれそう。
 ただFF12とかAC/ZEROとかACE2とか誘惑は一杯だぜっ!)

ついでに思ったのは、このスレの住人ってツンデレ系大杉のような気がしますた(・`ω・)>
847通常の名無しさんの3倍:2006/03/28(火) 02:14:40 ID:???
>>846
乙なに
本来ならば俺みたいな暇な学生が書き手を担うべきなのだが…
とにかく頑張ってくだされ!
848通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 01:52:57 ID:???
保守してみる…しになよ
849○月×日(晴れ):2006/03/30(木) 11:51:35 ID:???
今日は天気がよろしかったのでロランと近くの野原にピクニックに行きましたわ。
昼食を済ませるとしばらくひなたぼっこ……
そうしているうちに


【1】ディアナ様、ロランの膝枕で熟睡

【2】ロランがうとうとしてるので膝枕してあげる

【3】いつの間にか二人共寝てしまい、先に目を覚ましたディアナ様が至近距離にあったロランの寝顔にドキドキしつつもハァハァした
850通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 13:08:36 ID:???
【4】今がチャンスとばかりにロランの寝顔をまじまじと観察するディアナ様。
そんなディアナ様にロランは気づいているのだが、気まずくて寝たふりをしている。
851通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 20:43:27 ID:???
【5】御曹司が草陰からロランの寝顔を観察
852通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 21:20:52 ID:???
【6】近くの草むらで用を足すソシエ
853通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 21:46:51 ID:???
【7】その排泄物を採集する俺
854通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 21:54:14 ID:???
【8】7を通報する私
855通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 22:19:29 ID:???
【9】
   __[警]
    (  ) ('A`) ←>>853
    (  )Vノ )
     | |  | |
856通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 23:06:26 ID:???
【10】ロランの寝顔を見てズボンを下げ始めるグエン
857通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 23:08:39 ID:???
【11】一方その頃、繭の中でいつもと変わらない目覚めを迎える御大将
858御大将:2006/03/30(木) 23:17:31 ID:???
今日もさわやかな朝だ。
ユニヴァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース
!!
859通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 23:21:18 ID:???
                 ,...- '''''゙゙ ゙゙゙゙̄"" ー::..._
             ,.、 ゛             ゙丶、
           ,.、:"    ┛┗            ゙ヽ.
         /       ┓┏   _           ヽ.
       /            ,.‐           、  ヽ
     /             ,.′           ヽ   ゙、
    /        .       ∧              ゙!  i
  /          !     i ′             !  i`.
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              i    λ        ,. ′   /:::::.:.:.:i    i /
            i    i ヽ,.    、‐_-,      /ト ー ┘   .!< >>858逝ってよしなに!!!
           イ    i  .丶    ゙     ' i   i    ! \
         ゛;:;:;:i     iヽ   ` -  _  イ\ i   i    !  └─────────┘└──
       :;:;:;:;,:,:,:,i     i  ゙ ‐- _      i   i     !                 ┐┌
860通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 01:15:14 ID:???
【12】ロランの寝顔を見ながら剥き出しの真っ黒なイチモツを擦り続けるグエン
861通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 13:51:48 ID:???
【13】そんなグエンの気配を察知し、撤退するロランとディアナ様。
862通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 14:16:42 ID:???
【14】うはあ、ローラ!ローラぁぁぁ!!!我慢できずに発射するグエン
863通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 20:46:30 ID:???
【15】ディアナ様をかばってメガ粒子砲の直撃を受けるロラン
864通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 21:27:27 ID:???
【16】ディアナ様が、グエンに対して一言、「しになよ・・・」
865通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 21:36:57 ID:???
【17】以上、ハリー・オードがお伝えしました。
866通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 21:46:11 ID:???
【18】終わってしまったので泣くポゥ
867通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 21:57:29 ID:???
【19】また催してしまい、草むらで用を足すソシエ。
868通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 22:00:07 ID:???
【20】以上、ギンガナムの自作自演でお送りしました。
869通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 22:11:08 ID:???
>>849-868
ってコラァァァ!それは萌えスレでやるべきネタだろうがぁぁぁ!!
それに職人が投下しづらくなるから今すぐやめるんだぁぁぁ!!!
870通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 22:13:15 ID:???
>>869
ハリー落ち着け
871通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 22:42:46 ID:???
【21】自作自演と知って泣くポゥ
872通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 23:33:58 ID:???
【22】(注)もし職人の方やSSを投下したいという方がおられましたら、
この流れは一切無視してもらって構いませんので、投下の方をお願いいたします。
873通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 23:37:39 ID:???
【23】よしなに
874通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 00:16:20 ID:???
【24】今日は様子見ということで、日曜日の夜ぐらいに投下しようとロランはもじもじしているようだった。
   ユーニヴァァァァス ところで今日は32日かな?
875通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 00:42:37 ID:???
【25】3月32日という日記ネタにはちょうどよい日
876通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 18:07:20 ID:???
【26】でも誰もネタを書かなかったらしい
877通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 21:09:36 ID:???
【27】SSを書こう書こうとは思うのだがまとまらないワナ
878通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 23:15:50 ID:???
【28】明日になったら日付がどの様になっているか気になってしょうがない
879通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 00:33:51 ID:???
【29】さて日付はと確認するディアナ様
880通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 00:38:35 ID:???
【30】ディアナ様〜4月1日がどっか行っちゃいました
881通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 00:41:57 ID:???
【31】3月に32日などあってはならない歪みです
882通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 16:14:18 ID:???
【32】今日の夜に>>874がSS投下の予感
883通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 19:06:29 ID:???
【33】>>880 ディアナ様「地球に古くから有る天使の分け前と言う現象です」
884通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 23:57:31 ID:???
【34】御大将「月の女王がなぜ地球のことを知っている!!」
885通常の名無しさんの3倍:2006/04/03(月) 01:05:50 ID:???
>>884
【35】ディアナ様は地球ヲタなのだよ。
886通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 22:23:24 ID:???
【36】ソシエ「>>885、名前くらい名乗りなさいよ」
887通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 23:16:50 ID:???
【37】>>885キエル「どうしたのですか、ハリー大尉。こんな所で突然眠ってしまうなんて行儀が悪いですよ。」
888通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 23:22:13 ID:???
【38】「これは失礼。しかし、大きな事を言うようですが、
ハリー・オードといえば今やムーンレィスでは…あたくし一人です」
889通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 23:40:35 ID:???
【39】キエル「あら、ハリー大尉、貴方もお笑いがお好きですの?」
890通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 06:59:21 ID:???
【40】「キエルさんのスレが落ちてしまったようですね」
891通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 22:47:54 ID:???
【41】デ「なにしよ」
892通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 23:13:20 ID:???
【42】「ハァ、今日もシムーンの収録です」
893通常の名無しさんの3倍:2006/04/14(金) 13:31:00 ID:???
【42】保守
894通常の名無しさんの3倍:2006/04/14(金) 18:15:58 ID:???
もう半月近くも>>849のネタを引っぱらないでよぉ
895通常の名無しさんの3倍:2006/04/14(金) 22:19:21 ID:???
【43】引っぱるでぇ〜
896通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 15:41:51 ID:???
【44】>>891「おなにしよ」
897通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 17:18:50 ID:???
【45】「グダグダになりましたわね」
898通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 17:27:36 ID:???
【46】結局ピクニックに行ったディアナ様とロランはどうなったんだ?
899通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 18:07:25 ID:???
【47】ハリー「突然また、コールドスリープに入るとおっしゃるのです」
ディアナ様「私たちがいるとまた戦いに利用されてしまいます、
ですから私たちの入ったコールドスリープカプセルを宇宙船から
放り出してほしいのです」

(中略)

ディアナ様「ハリー、キエルさん、私はあなた達に会えてよかった
そしてロラン、私はあなたに会えてよかった」



ソシエ「ロランを連れて行かないでよ〜」

終わらない…
900通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 18:13:22 ID:???
ボトムズ?
901通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 18:33:53 ID:???
>>900
当たり
902通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 23:19:18 ID:???
成分解析ってとこで調べてみたらこんな結果が出たw

ロアン・セアックの解析結果

ロアン・セアックの97%は度胸で出来ています
ロアン・セアックの3%は媚びで出来ています

ディアナ・ソレルの解析結果

ディアナ・ソレルの80%は愛で出来ています
ディアナ・ソレルの14%は祝福で出来ています
ディアナ・ソレルの5%は濃硫酸で出来ています
ディアナ・ソレルの1%は心の壁で出来ています
903通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 23:38:51 ID:???
ロアンじゃな。
904通常の名無しさんの3倍:2006/04/17(月) 01:32:15 ID:???
ソフト版とWEB版で結果違うしね
905通常の名無しさんの3倍:2006/04/17(月) 01:43:47 ID:???
>>904
そうなのか。知らんかったw
906通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 21:22:12 ID:???
いまさら成分解析・・・
時が未来に(ry
ってことか
907通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 20:03:01 ID:???
よしなに。
908通常の名無しさんの3倍:2006/04/24(月) 22:53:24 ID:???
ロラン「オイヨイヨー!!」
909通常の名無しさんの3倍:2006/04/26(水) 03:13:55 ID:???
,.-ー-ー-、 オロオロ
Li_Li_L i ヽ
|(゚ー゚;|ノ| ノi. ロ、ロラン??
910ギンガナム:2006/04/26(水) 03:23:16 ID:S/kGZXJk
皆の者、元気か?
911通常の名無しさんの3倍:2006/04/26(水) 03:50:21 ID:???
ロアン「お分かりください、閣下!」
912通常の名無しさんの3倍:2006/04/26(水) 22:16:00 ID:???
>>911
それ何ていうV-max発動?
913通常の名無しさんの3倍:2006/05/03(水) 22:48:30 ID:???
ディアナ様、ageますよ
914通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 00:19:44 ID:???
ディアナ様、hageますよ。
915通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 00:38:34 ID:???
ディアナ様をパイパンと言ったか〜〜〜〜!!
916通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 01:27:36 ID:???
>>915
誰もそんなこと言ってないよ、御大将。
917通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 04:34:50 ID:???
木に花が咲いているわけでもなく、山を緑が覆っているわけでもなく
虫の音も聞こえない。

ディアナ「ずいぶんと中途半端な季節ですわ」
ロラン「しかたありませんよ、季節の変わり目なんですから」
ディアナ「いつまで続くのかしら・・・たまに晴れて、雨が降って、
     寒いときもあればポカポカして熱いぐらいの時さえある・・・あーもうっ」
ロラン(すごい退屈そう・・・・だけど)
髪の毛を指でいじったり、足をブラブラさせたり筋トレしてみたり
床にゴロゴロと寝転んで、
ディアナ「あづっ!」
ソファーの角にぶつかって痛がったり
ロラン(かわいい・・・・)
その一抹の視線に気づかないわけもないあの女王
ディアナ(まさに狙い通り!!何気ない仕草で気を引く作戦ですわよ!!)

しかしお互いに単なる退屈しのぎでしかなかった

ディアナ「・・・旅行でも行きましょうか、ロラン?」
ロラン「はい」

こうしてあっさりと旅行に行くことが決まった
918通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 12:12:38 ID:???
その旅行先で殺人事件が起こるという悪夢
919通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 13:03:19 ID:???
>>918
それなんてコナン?
920通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 14:17:05 ID:???
>>918
それなんて金田一少年
921通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 14:26:08 ID:???
そして例の如くついて来るソシエ、メシェー、キエル、ハリー、御曹司。
922通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 14:37:41 ID:???
シドじいさんにアテがあって山奥の別荘を借りられる事になった。
着いたのは夕刻。
目の前に透き通るような湖があって、辺り一面森林が広がり外観は言うことなかった。
しかし・・・・

ハリー「ささディアナ様、まだ外は冷たいです、さあ中へ」
ソシエ「ロラン、アンタ早く食事作んなさいよ!」
グエン「ローラの手料理・・・ローラの手で・・・・ムフフフ」
キエル「・・・・私まで」
リリ「そう言わずに。遠慮なさらずにくつろぎましょう?」


ロラン「・・・・・あれなんでこんなに増えたんだろう」
ディアナ「・・・・・」
923通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 14:39:27 ID:???
>>921
さすがゴッグだ
メシェとか忘れてたけどなんともないぜ
924通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 14:57:48 ID:???
ロラン「部屋割りはどうします?4部屋ありますけど」
リリ「女は女同士、殿方は殿方同士でよろしいのでは?」
グエン「・・・・ニヤリ」
ロラン「ブルッ・・・うっ・・・・・今寒気が」
リリ「さしつかえなければソシエさんとキエルさんが相部屋、私とディアナ様が相部屋に、ハリーさんとロランが相部屋でグエン殿が個室でよろしいですか?」
ソシエ「まあいいんじゃないの」
グエン「ちょっと待った、それでは納得がいか」
リリ「決まりましたわね」
グエン「ちょ・・・せめて個室じゃなく」
リリ「何も異論は無いようですわね」
グエン「・・・・」

ハリー(超マイペースだな)
ロラン「何か助かった気がするのはなぜだろう」
925通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 15:13:54 ID:???
ロラン「(ナレーション)一方その頃、あの繭の中でちょっとした異変が起きていたことを、僕達は知る由もなかった。」
926通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 18:00:34 ID:???
>>858
?
927通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 04:32:45 ID:???
〜夕食〜
ロラン「ワインの開け方は・・・こう、違いますよ、こうやるんですよ」
ディアナ「分かってますわ。でもロランに任せましたよ」
ロラン「あ、自分でやるやるってわがまま言ったのに!」
ディアナ「あら?そうでしたかしら?フフフ」
ハリー「・・・」

テラスに出て月を見上げた。何も知らない自分。
ハリー「あんな顔があったのだな」
よくこの月の女王にからかわれる事はあった。
生真面目に生きてきたからそれが理解出来なくて取り合わなかった事もあったし、逆に注意したりもした。
ハリー「求めていたんだろうか、人との関わりを、温かさを」
期待通りの行動をしろとか冗談を言えという事ではない。
心から触れ合うという事。
自分の素直な部分を見せるという事だ。
どこか任務という事が頭から離れられなかったのだろうか、彼女の言葉や行動の意味を考える事がなかったように思う。
ハリー「大切だから、任務に忠実にだった。護衛を第一に考えた。それが一番だと信じていた」
なぜロランを選んだのか分かった気がした。
928通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 20:25:28 ID:2A1RvCCH
支援
929通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 22:54:05 ID:???
(リセット)正正正正正正正正丁

2006年を三分の一を過ぎて忘れている者も居るだろうが
小生、ギンガナムである。
繭と言う名の牢獄に閉じ込められどうしても出る事叶わなかったのである。
実際のところ、この場所に不自由はしていないのであるが、いい加減飽き飽きしているのである。
しか〜し!それも今日限りである!
何と、外の世界に通じる穴を発見したのである!
直径約40pの穴を………








小生には穴が広がるのを待つしか出来ないのである。
930通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 23:22:51 ID:???
正正正正(中略)正正正正下
これほど天才的な思いつきをするとは、さすがは小生、ギンガナムなのである。
そう、穴が狭ければ広げてしまえばいいのである。
なんという完璧な計画。早速実行してみるのであ〜る。

……さすがは繭。堅いのである。工具がなければとても歯が立たないのである。
できれば刀があれば完璧なのであるが。
黒歴史よりさらに昔の資料、泥棒三世を見続けて磨いた小生の剣なら、
こんな繭すぱっとまっぷたつなのである。
つうわけでお前ら! コアファイターを貸すのである。
小生これからお隣さんの家に行って道具を借りてくるのである。
いざ! 出陣なのであ〜る。



……お隣さんからもらったサーベルが折れてしまったのである。
仮面の人、ごめんなさいなのである。
ねえ、ここから出して下さいよ〜。
931ショッカーオオノのファン:2006/05/08(月) 00:10:18 ID:xRvtpWMC
∀はなんだかんだいっても、隠れた名作でと思う。
932通常の名無しさんの3倍:2006/05/09(火) 17:16:04 ID:???
どうして隠れてしまったかと言うと、何だかんだ言ってミードの責任はでかいと思う。
しかし動く∀を見てしまった俺たちにとって、∀はあのデザイン以外はあり得ない。
嗚呼、ジレンマ・・・orz

実際、動く∀を見せた時点で勝ちは確定なのに、そこまで持って行くのの辛い事。
今まで相当な数の友人に勧めてきたが
視聴まで持っていけたやつの撃沈率は100%。
933通常の名無しさんの3倍:2006/05/09(火) 17:35:21 ID:???
うん、俺の周りもそんな感じだな。
つか種でガンダム見るようになった奴の多いこと多いこと。
934通常の名無しさんの3倍:2006/05/09(火) 17:36:49 ID:???
ごめん、我ながらタイミング良すぎる誤爆。
935通常の名無しさんの3倍:2006/05/10(水) 20:55:01 ID:???
正正正正(中略)正正正正正
さっきまでお隣さんのサーベルを折っちゃった事を謝りに行っていた小生、ギンガナムなのである。
お詫びのしるしとして、いつの間にか繭の中にあった『正義と刻まれた青竜刀』を持って行ったのである。
こう見えて小生結構律儀なのである。

住処に戻って例の穴から外を覗いていたのであるが、外で何やら話をしている連中が居るのである。我が輩気になって聞き耳を立てたのである


…………>>931-933…………



全くわけわからんのである。
936通常の名無しさんの3倍:2006/05/13(土) 00:57:44 ID:???
「ねえ、ここから出してくださいよー」オチについてだが、
元ネタに合わせて新約バージョンも導入したものだろうか。
誰が御大将と延々クルクル抱っこしてくれるのか想像を絶するけど。
937通常の名無しさんの3倍:2006/05/13(土) 01:23:32 ID:???
出してくださいよシリーズ、もはや知らない人も多いんじゃないか?
938通常の名無しさんの3倍:2006/05/13(土) 10:57:35 ID:???
           , ' ,' ,リ /::::::::y´  /  /    〃  /:::::::::::| 、\ ',
          / /  / ',::::(/   ,'  |  //  /:::::::::::::::l l ヽヽ|
        ./ / /   ',:/   /   |,.辷´ | _」:::::::::::::::::| l  | ',
      _∠ -┴ '´     i   l    ,'/`'. ヽ~`ヽ:::::::::::::::l /   ! ',
   , - '"     __, -'"  _|    |!  l:'`ー ´ `::::::|:::::::::::::/ λ   l  l
  /   _,, - ‐ ' "  _ _ , く i  |l  l::::::::::::::::::::::::::::::::::/ノ/  / ! |
 ; ,. ' "/  _ . - ' "´`丶、 ヽi   |:ヽ、_|::::::::::::::::::::::::::,,,-‐- イ / ,イ /
/ /  /           \ |   |::::::::::::::::::::::::::::::::/l、ン`'i "` _/ lノ
.  /  , '            ヽ   |:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::/ └=、
 │ ,'               ヘ |:::::::::::::__ _ , ´-┴--、ノ´:;;;;;;::゙:::ー- 、 n
  ', ノ              l、i ノ::, - ''"       (:::::/:::::::::::,r::::ヽヽ!/
             、    lン"               /:::::,;::'":::::::::::ヽlR
           ' 、 、    !    ヽ     \    /::::/:::::::::/:::::::::|ゞ>
   `丶、     \ ヽ   ,' ,'  |   ',     ヽ   ゝー/:::::::/::::::__ :::| l !__
       ̄ ``ヽ \ \  ,'   l    ',       ヽ   /::::::/:::::::,イ::::::::|〃::i ',
、            ヽ  ヽ/ ,ノ└-−┤     ヾ''ヾ_,,/:::::::/ /::::::/iヽ:::ソ ',
ヽ       -、 , _ _   、 丿'´ - ´ ̄  l        ∧t ',(__//::::::/ 、',"´
 ゝ              |_ ', ´   r, .┐ l     / l ノ   (__/ ヽ \
 |             ! T`,   ヘ、/ |    ,/  l/|   !、    ` 、 \
.  l             l ,' |      |   ,/     ||   ヽ      ヽ,
  |             l ' /      |  〃    ! |    ,,ヽr‐――-、 ',
.  l             l !/      / 〃     ,| !  ./::::::::::::::::`ヽ::::|
   |           ___   |ヽ、‐______/__〃 , - --‐''"ヽ-'´::::::::::::::::::::::::::`ー、_
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939通常の名無しさんの3倍:2006/05/13(土) 19:15:10 ID:???
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                         y ゝ、__〉,_〉   プシュー
                           ∪ ∪
940通常の名無しさんの3倍:2006/05/13(土) 19:22:59 ID:???
落書きイクナイ
941通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 04:32:49 ID:???
ロラン「おいしいですか?」
ディアナ「・・・・」
ロラン「ああ、ちょっと塩を入れすぎたかもしれませんね」
ディアナ「・・・・」
ロラン「もうディアナ様、また意地悪して〜」
ディアナ「・・・・」
ロラン「ねえディアナ様・・・・ディアナ・・・・さま」
ディアナ「・・・・」
ロラン「ディアナ様・・・・やだよ・・・・また意地悪してくださいよ、僕をからかってくださいよ」
ディアナ「・・・・」
ロラン「・・・・・・ディアナさま、好きです、あなた意外愛せません・・・・・あなたのために貯金しました、あなたと生きていくためにあなたを知りたいと思いました」
ディアナ「・・・・」
ロラン「目を・・・・あけ・・・て・・・くださ・・・ぃ」
ディアナ「・・・・」
ロラン「うぅ・・・ああああああああああいやだああああああああっっ!!!!
目を覚ませよおッ!!!お前のために生きようって思ってたんだぞ、お前と一生過ごそうって思ってたんだぞっ!!!
お前が居なくなったらどうすればいいんだよ!!
なあ教えてよ、教えてくれよ!教えて・・・・下さいよ・・・・ディアナ・・・・さま・・・・」
ディアナ「・・・・」
ロラン「・・・・」

もう2度と来ない日々を憂い、2度と帰って来ない人を待つ
きっとディアナ様はそれを繰り返しやっと解放されたのだ
ロラン「僕にそれを残して・・・最後まで意地悪だなあ、ディアナ様は・・・・」
942通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 16:22:32 ID:???
いつものバカップル噺かと思ったらシリアスかよ!
…しかし、実際の劇中でもいずれ、それもそう遠くない将来に必ず
起きる事なんだよなぁ…
そのあとロランはまだまだ長い余生をどう生きるんだろ。
都会か月に戻って新しい人生を模索するのか、それとも生涯墓守でもして
更にひっそりと暮らすのか…
943通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 17:12:39 ID:???
>>941

なんか涙が出てきたよ…
944通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 18:55:49 ID:???
>>942
荒れそうなんでスマンが、
>それもそう遠くない将来に必ず起きる事なんだよなぁ…
の“必ず”は余計。他の意見(可能性)もあるでしょ?
945通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 19:16:28 ID:???
いやまあこのスレ的にはディアナ様は死なないしね

このスレのディアナ様は意地でも生き残ろうとするっていうか
946通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 19:46:02 ID:???
ディアナ「まだです!まだ終わりません!!」


ということですか?
947通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 19:52:03 ID:???
ディアナ様、崩御ネタか…
書いたものの書いた本人がなんとも居心地悪い気分になったな…
948通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 20:05:02 ID:???
「ふぁぁぁぁ、良く寝た。あらロラン、涙なんて浮かべてどうしたのです?」

いつもの日常が始まる…。
949941:2006/05/17(水) 21:39:59 ID:???
まあぐっちゃけ書いてて後味悪かった

けどケロッとしてるのもまたありきたりで面白くないっていうか

まあ書かなきゃよかった
でもまあ2、30年後のロランとディアナ様って設定なら別に
950某月某日:2006/05/17(水) 22:01:29 ID:???
いい機会?かも知れないので>947で触れたネタでも投下しようかと。
書いたのは去年の夏だったり…
読みたくないって人は名前をNGワードにでも…





いつか来る事とは分かっていた。
でも、平穏に暮らす僕たちにとってそれはあまりに唐突だった。
次回ディアナ・ソレルのよしなに日記「曙」。
世界中の風がやんだ。
951某月某日:2006/05/17(水) 22:03:40 ID:???
雪が融け春が間近いこの頃、ワタクシは床に伏せる日々を送っておりました。

「……」
「…ロラン?」
「zzz…」
「ロラン?」
「…ぁ、ディアナ。具合は?」
「……あの子は?」
「昨夜のテレビ電話で、再来週から春休みで帰えれるから、
 『帰ったらママに美味しい料理を食べさせてあげる。そうしたら病気なんてすぐ治るから』って…」
「あの子は本当に優しい子…あなたに似たのね」
「二人に似たんだよ」
「そう。そうね…」
「時間は?」
「ん…6時前。もう一眠りしたほうがいい」
「いえ、ワタクシを外に」
「なっ。その体では…」
「無理は承知です。夜明けを…日の出を見たいのです」
952某月某日:2006/05/17(水) 22:04:31 ID:???
「力強くも優しい光…ほのかに甘い木々の香り。
 ……目覚めた動…コホッコホッ」
「ディアナ?」
「大丈夫です。動物たちの気配…全身に染み渡る清らかな空気…
 何度見ても夜明けは素晴らしい」
「そうだね」
「……」
「…そろそろ中に」
「あと少し。もう暫くこのままで…」
「じゃ、椅子に」


「全てのムーンレィス…全ての人類がこの素晴らしさを知るまであと一押し。
 この20年、世界はワタクシが…いえ、平和を愛する人々が望む方向に動いてきました。
 もう一息。そうあの子がワタクシたちのような生活を送る頃には、
 ワタクシの夢は叶うのです」
「はい」
「ロラン、あなたはいつもそうね。ワタクシがこうして話す時は畏まって…」
「ディアナを敬う気持ちは変わってないから」
「敬うだけ?」
「それ以上に愛している」
「ワタクシも愛してますよ、ロラン」
「数多の望みを叶え、そして最大の夢が叶うワタクシは幸せ者です。
 なのに、その時を見れないと言うのは寂しいものですね…」
「そんな事は…きっと見れるよ。体も良くなる」
「……いえ。ワタクシ自身が分かっている事なのです」
「ロラン、お茶を淹れてくださいな」
「…はい」
953某月某日:2006/05/17(水) 22:05:18 ID:???
「世界は夜明けを迎え、日は昇ってゆく…」
「役目を終えた月と星は静かに消え行くのみ…コホッコホッ…」
「……」
「…ロラン、ワタクシの愛しき人。あの子を…よしなに……」

「お待たせ…ディアナ!?」
「そんな…こんな事って…あの子が帰ってきたら、花見に行くんだろう?
 夏には卒業式の為に月に行くんだろう?」
「目を開けてくれよ…声を聞かせてくれよ……ディアナ」
「ディアナーーー!!!」


954某月某日:2006/05/17(水) 22:06:46 ID:???
ロ「…この音は?」

ロ「ランチとモビルスーツ?」
ロ「あれはゴールドスモー…じゃ乗っているのは」
ハ「ロラン!ロランは居るか?」
ロ「ハリー中佐!」
ハ「久し振りだな。ディアナ様のご機嫌はいかがだ?」
ロ「それが…」
ハ「ん?ちぃ、遅かったのか!?」
ハ「コンドラフト、すぐに軍医を連れて来い!他の者はディアナ様の警護を」
ハ「いつだ?」
ロ「え?」
ハ「いつの事だ!?」
ロ「…先ほど、日の出をご覧になって間もなく」


ハ「どうだ?」
医「…ナノスキンは生きています。仮死状態かと」
ハ「では、間にあうのだな?」
医「恐らく…」
ロ「な、何をして…注射?」
医「これで脳に直接酸素を送り込み脳死を防ぎます。どなたか心臓マッサージを」
キ「私が…」
ハ「ディアナ様…しかし…」
キ「私がやります」
ハ「はっ。ロラン、こっちへ」
ロ「で、でも…」
ハ「任せておいて大丈夫だ。君には話がある」
ロ「はい」
955某月某日:2006/05/17(水) 22:07:34 ID:???
医「酸素マスクを」
ロ「……」
ハ「安心し給え。適切に治療すれば助かる」
ロ「助かる!?しかし、なぜ…」
ハ「落ち着け。地球でお過ごしになるようになったのち、
  お子を生されるまで壮健になられたディアナ様が、
  この数週間で急速に体調を崩された理由をこちらでも調べていたのだ。
  その結果、ナノスキンが原因であるとの結論に至った。」
ロ「ナノスキンが?」
ハ「うん。君も知っている通り、我々ムーンレィスは母親の胎内にいるときから間接的に、
  そして生後間もなく直接ナノスキンを投与される。」
ロ「はい」
ハ「その効用は省くが、投与されるナノスキンの耐久年数は数百年だ。通常はこれが問題になる事はない。
  ナノスキンより先に人が寿命を迎えるからな。」
ロ「…」
ハ「しかし、ディアナ様の場合は違うのだ。お役目柄ナノスキンの投与は複数回に及ぶ。
  死滅した古いナノスキンの大半は老廃物として体外に排出されるが、
  その小ささから極微量が体内に残る。そして残留量が一定値を超えると身体に悪影響を及ぼすのだ」
ロ「では、ここ最近の体調悪化はそれが原因だと?」
ハ「研究チームはそのように結論付け、ナノスキンを強制排出させる事で健康を取り戻せる薬を開発した」
ロ「じゃ、助かるんですね?」
ハ「そう言っている」
ロ「……」
医「心臓マッサージを止めて、心拍が戻った」
ハ「コンドラフト。移送の準備を」
コ「はい」
956某月某日:2006/05/17(水) 22:09:04 ID:???
ロ「でも、なんで仮死状態だったんです?」
医「その件の説明は自分から」
医「あのお方には冷凍睡眠を前提としたタイプのナノスキンが投与されていました。
  それは通常のものに加え、心臓停止後も生体維持するように設計されています。
  その為、今回の心停止を受けナノスキンは冬眠時の効果を発揮したのです」
医「すでに脈拍も安定しつつあり、自己呼吸も始められています。
  意識を取り戻すには数日かかるやもしれませんが…お目覚めの際に障害が残る事ありません」
ロ「それじゃ…」
ハ「本当の寿命をお迎えになるまで、元気に過ごされるだろう」
キ「よかった…」


デ「…ぅ」
ロ「ディアナ」
デ「ここは…」
キ「ソレイユの医務室です」
デ「キエルさん…そう、ワタクシは死に損ねたのですね」
バシン!
デ「っ…」
キ「そのような事を言ってはいけません!」
デ「…」
キ「まだ、死ぬ時ではない。成すべき事が残っている。だから生きているのです」
デ「…ありがとう」
957某月某日:2006/05/17(水) 22:09:58 ID:???
ワタクシの寿命はいつなのか…
その時に夢は叶っているのか…
あなたとあの子はいてくれるのか…
先の事は分かりません。しかし、分からないからこそ、愛しいのでしょう。

  その時が来るまで、よしなに。。。
958通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 22:45:57 ID:???
発想力も良かったけどやっぱり展開がすげえよかったよ



見てないけど
959通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 22:50:22 ID:???
世界中の風が止まった!!
960通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 23:50:15 ID:???
>>954
>ロ「ハリー中佐!」
出世街道まっしぐらだな、ハリー
961通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 01:57:31 ID:???
ハリー二等兵くらいが実はぴったり
962通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 02:14:42 ID:???
正正正正(中略)正正正正正
小生、ギム・ギンガナムなのである。
先程、例の穴から一羽のフクロウが入り込んできたのである。
「ん、何だ。それを小生にくれるのであるか。」
フクロウは頷くと、こ汚い紙切れを小生に寄越したのである。
「ありがとうよ。待っていろ、今何かエサをやるのである。」
小生、こう見えて動物にはやさしいのである。

……
戻ってきてみると、奴は既に居なかったのである。
我輩の繭中に、フンだけを残して。

しょ、小生、この程度のことでは、怒らないのである。

とりあえず、掃除をするのである。
確か、ターンAのサイロの中に先日テレビ通販で買った箒があったはずなのである。
洗剤はターンAのサイロの牛糞を掃除した時のが残っていたはずなので、多分大丈夫なのである。
小生、がんがるのである。
963通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 02:18:33 ID:???
正正正正(中略)正正正正正
さて、やっとのことで掃除を終えたのである。
やっぱり、掃除をすると壮快なのである。

さて、あのフクロウの落としていった紙を見てみるのである。
見たところ手紙のようで、こうなると小生、気になって仕方がないのである。



……
小生、エイゴは読めないのである。
しかし、これしきのことではあきらめないのである。

という訳で、おまえらコアファイターを貸すのである。
お隣さんに行って、辞書を借りてくるのである。

いざ、出陣なのであ〜る。
964通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 02:33:09 ID:???
正正正正(中略)正正正正正
お隣さんに行って辞書を借りようとしたら、さっさと訳してくれたのである。
それによると…

拝啓
親愛なるギム・ギンガナム殿
小生、オグワーツ魔法学校の校長、ダブルドアなのである。
この度、ギンガナム殿を本校に入学させることになったので、よろしくなのである。
また、連絡するのである。
かしこ

何か、良く分からんが面白そうなのである。
という訳で、次回予告なのである。

手紙に告げられた場所、そこは実に戦場だったのである。
しかし、侍たるもの、どんな敵にも恐れず立ち向かうのである。
『ギム・ギンガナムとローラの牛』、次回「9と5/8番線は大混乱。嵐のラッシュアワー」
風が…吹かないのである。車掌さん、エアコンをつけて欲しいのである。あ〜きついし熱いし汗臭い!!

新聞でハリーポッターの発売日と聞いて、ついやってしまった。
あぼーんしてくれよしなに。
965通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 02:40:20 ID:woe/wjPa
保守age
966通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 11:45:40 ID:???
◎月△日

今日は少し遠出をしてエイジア大陸のとある小さな村に来ました。
もちろんロランも一緒です。
ここまで来れば、ソシエさんもグエン卿もギンガナムも
ワタクシたちを邪魔することは不可能。

よって、ワタクシとロランは今日一日、思う存分することができるのです!
何をって?
野暮な事を聞くのではありません。
ワタクシのいでたちを見て分かりませぬか?
足には膝上に達するかと思われるゴム長靴、
手に肘までカヴァーするゴム手袋、
さらに藍染のモンペに前掛け、
頭にかぶるのは網笠です。

もう分かりましたね、
エイジア伝統の田植えです。
この村では棚田というくねくねした形の水田が何千枚となく
急斜面を埋め尽くしております。
その中の一枚を田植え体験させていただくのが今回の目的です。

ほら、少し下の田んぼでは別のカップルが田植えの最中です。
女性の方が見事に田んぼに足を取られています、
それを助けるように手を差し伸べる男性…
ふふふ
数十分後には、ワタクシもあのようにロランの手を思い切り握りしめていることでしょう。
それも幾度となく…(うっとり)

「さぁ、ロラン、参りましょう!」
ワタクシは稲苗の束を手になかば叫んでおりました。
967通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 11:59:35 ID:???
予想通りです、
水田の泥は瞬く間にワタクシの動きを封じてしまいます。
「ロラン、動けなくなりました」
ワタクシの情けない声に振り向くロラン。
すかさず、寄って来て手を差し伸べてくれます。

さすがロラン、
そして、さすがワタクシ。
この状況を作り出すのに田植えを選んだワタクシの勝利!
ロランの手が目の前に来ました。
彼もゴム手袋をつけていますから、直接ふれあうわけではないにしても
ゴム手袋を通して感じる彼の手!
それは、これまで味わったことのない強さでワタクシを包んでくれるハズ!

ワタクシ、ロランの手に自分の手を置きました…。
ドキドキ、心拍数がいつもより少しだけ多いみたいです。

ぎゅっ

っと、ロランの手がワタクシを引っ張ります。
この力強さ!
普段は骨ばっているように見える彼の指に
こんなパワーが、あたたかさがあるなんて!

ワタクシは感動したまま、ロランにうながされて
一歩大きく片足をだしたのです。
968通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 12:05:10 ID:???
ずぼぉぉっっ…

なにやら後方で湿った音がしました。
振り返ると、残した足からゴムの長靴が田んぼに食い込んでいました。
もちろんワタクシの片足は宙に浮いたままです。
「どうしましょう、ロラン」
予想外の展開に、ワタクシ、冷や汗がどっと吹き出ました。



続きはちょっと待っててよしなに
969通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 13:15:02 ID:???
するとこれまた予想外の展開、
ロランは泥の海を歩くとは思えぬ素早さで
片足で立つワタクシにピッタリと寄り添い、
体全体でワタクシを支えているではありませんか!
ワ、ワタクシの頭はロランの肩のあたりに倒れかかり
ふと目を上げれば
ロランの唇が、エメラルドグリーンの瞳が
10cmの間を置かずにあるのです。
さらに耳をすませば
心臓の鼓動も聞けるに違いありません。

至近距離!至近距離!ブラヴォーーーーッッ!!

ワタクシ、田んぼの真ん中で片足立ちのまま
恍惚一歩手前!!

それもつかの間、
「ディアナ様、僕の肩につかまってて下さい。
すぐに靴を取りますから。」
ロランはワタクシの長靴を取ろうとゆっくり体をずらし始めました。
カミサマはいじわるです、
あと30秒くらいロランの胸にふれていたかったのに。

しかし、贅沢は申しません、
今度はロランの肩をがっちりつかむことができるのですから。
970通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 13:39:53 ID:???
ロランはワタクシの長靴に手を伸ばしました。
もう少しで届きそうです。
ガンバレ、ロラン!
ワタクシも片足でがんばっていますから!
(ちょっと痺れてきましたけど)

ワタクシは彼の肩ごしに長靴を見ました。
意外に深くささっているようです。
ロランはかなりの力で引っ張っていますが、
あ、抜けそうですね、良かったわ

と思った瞬間でした。
ワタクシの視界は地震のようにぐらぐら揺れたかと思うと
青い空をとらえ
次には田んぼの水面が迫ってきました。

「ディアナ様ーーーっっっ!!」
ロランがワタクシを助け起こそうとします。が
ワタクシ、いつの間にか立っていた方の足も
宙に浮かした方の足も痺れておりましたのか
ちっとも立てないものですから
ついロランにしがみついてしまったのですわ。

そしたら、なんてことでしょう、
ロランを泥の海に引きずりこんでしまったのですわ!

頭の中をエイジアの格言らしき言葉がよぎりました
「旅は道連れ 世は情け」とか
「一蓮托生」とか

ロランは何とかワタクシをおぶってあぜにたどり着きました。
棚田インストラクターのおじいさまは
「こりゃ『女殺し 田んぼ地獄』じゃのう」と
寒いギャグを言ったりするので
ワタクシ、ロランに手を握られ田植えに挑む意欲が急激にしぼむのを感じました。
971通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 14:00:58 ID:???
あぜに降ろされて、情けない気持ちでいますと
ロランはワタクシの靴が脱げて素足になった足から泥を取っています。
とても真剣な表情に驚いてたずねます。
「ワタクシの足がどうかしたのですか?」
「田んぼにはヒルがいますから、足に吸いついていないかと思って」
そういえば、足首に感じる痛みは何でしょう?

案の定、血を吸って赤紫になった軟体動物を発見です。
ロランはすばやくヒルを取って捨ててくれましたが、
ワタクシは初めて見るヒルのグロテスクさに血圧急降下。
そこにロランが衝撃の一言を!
「大丈夫ですよ、ディアナ様。
エイジアのヒルは小さい種類なんです。
ビシニティの成人式で使ったのはもっと大きくて太いものでしたから。」

ほほほ、ロラン、つまり私たちの家のあたりにも
こんな恐ろしい生き物がいるということですか、ほほほ。

泥まみれのまま、意識が遠ざかっていくワタクシでありました。
972通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 14:34:01 ID:???
「ディアナ様、ほ、本当にそのお姿で行かれるのですか」
「文句があるのですか、ロラン・セアック!」

今日のワタクシのいでたちは
体にぴったりと吸い付く高性能パイロットスーツ、そうです
ロランがかつて着ていた白い宇宙服をアレンジしたもの。
「いいですか、ロラン、
水田の中を自由に動くためには
泥の抵抗を最小限に抑えることが
必要なのです。
その点においてこのスーツは完璧です。
これならヒルも吸いつけません。
今日こそ最後まで植えてみせますわ!」
「そ、そうまでおっしゃるのでしたらかまいませんが」
ロランには何か不都合があるのでしょうか。

前回の失態はワタクシのヨコシマな邪念が原因です。
ロランの手をわずらそうとしたワタクシが悪いのです。
ですから、今日は反省の意味も込めて
労働にいそしむわけです。
「では、ロラン、参りましょう」
苗束をつかみ、そっと水田に足を入れます。
いい感じです、思ったとおりです。
パイロットスーツ足先軽装版は泥の中を
すいすい動かせてくれるのです。
なんて気持ちがいいのでしょう。
ロラン、あなたの手に握りしめてもらうことがなくても
一緒にこうして田植えをしているワタクシは
とても幸せですよ。
ね、ロラン?

後を振り返ると、
ロランが勢いよく鼻血吹いてるのが見えました。
陽射しが強いせいでしょうか?
今度はワタクシが助けなくては。
今そちらに行きますからね、ロラン。
973通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 17:42:33 ID:???
       ___
  ,. r '"´    ~`` ヽ、
/             丶
             ,        \
         ,'           ャ.
           {         }i //
         ト.           i i  ─      r 、
         } >‐‐-、--- r ´[,,,」      ┌(‐(‐(‐(i Y Y Y i‐(‐(‐(┐
 \    _,. ../         _,.r{::.:.l      |     しし'しし′    |
.   \r'´:::.:.:.l   ,r==   ´ O:.:.:l.     |
   {^l::::::::.:.:.l  ⊂⊃    ヽ  L:.:」       | 盛り上がって〜
.   Ll::::::::.:._」       '   }   ',.      |     まいりますた
.    ├'"´  i     r_フ /    i     │,'ヽ
    |i    ト ._       /!.    !     |/ /________|
    ノ i    ト、  ーr-‐ ′i     i rー-、/ 〈/ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄
 r=ニ^~i      i  ̄`"L_   i    i ⌒!   ,`‐、   /
.ノ;;;;;;;; ̄i     F==‐- 二ゝi    i  !    ' }  /
974通常の名無しさんの3倍:2006/05/19(金) 00:14:03 ID:???
ディアナ様ったら!GJ
975通常の名無しさんの3倍:2006/05/19(金) 02:51:43 ID:???
書いたヤツすげえよ




見てないけど
976通常の名無しさんの3倍:2006/05/20(土) 02:38:58 ID:???
続きマダー?
977通常の名無しさんの3倍:2006/05/20(土) 04:13:27 ID:???
早く続きを書いてくれよ



見てないけど
978通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 17:50:12 ID:???
保守党
979通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 18:28:00 ID:n7EEjyaN
俺の中でこのスレは完璧にガンダム正史に加えてある
980通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 20:09:05 ID:t7iIBs0G
正正正正(中略)正正正正正

小生、ギム・ギンガナムで・・・ぐ、グエン殿、何をなされる!!
の、のわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
981通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 21:38:56 ID:???
グエンwwwwwwwwwついに御大将にまでwwwwwwwwww
982通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 21:59:05 ID:???
ディアナ様へ。


ロランの処女はもらった。
983通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 22:00:08 ID:???
>>982
人違いです
ロランは男の子です
984通常の名無しさんの3倍:2006/05/22(月) 18:51:39 ID:???
正正正正(中略)正正正正正


ぬぉわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
ハァハァ……悪夢にうなされていても小生、ギンガナムである。
よく覚えていないのだが何か大切なものを失った気がするのである。
今日は日が悪いのである!さっさと寝るのである!!








………>>980
985予告状:2006/05/22(月) 18:54:06 ID:???
親愛なるディアナ・ソレル陛下へ

今宵、満月が真南の空に輝く頃
あなたの最も大切な宝物を戴きにあがります。

                    褐色の貴公子より
986通常の名無しさんの3倍:2006/05/22(月) 22:08:06 ID:???
とりあえずロランと繋がっておけば大丈夫。
987通常の名無しさんの3倍:2006/05/23(火) 02:25:22 ID:haKSGRuJ
「ううううううううううううううううううううううううううグエン・サード・ラインフォード!!いってよしなに!!!!!!!!!!!!いってよしなに!!!!!!!!よしなに!!!!!!!!!!」

「ディアナ様、どうかなさいましたか…。」
988通常の名無しさんの3倍:2006/05/23(火) 02:39:45 ID:Gm3QBMMR


ロランが夕食後の団欒のために、エヴァのDVDと借りてきたら


「女の人は不健康な造形ですね、とっても不健康なアニメです。」

とロランを諭すディアナ様



またVガンダムだったら、「とても見られた物でないので見てはなりませんよロラン。」
と微笑みかけながら実はとっても神経を尖らせるディアナ様
989通常の名無しさんの3倍:2006/05/23(火) 04:01:01 ID:haKSGRuJ
正正正正(中略)正正正正正

小生、ギム・ギンガナムである。
今、お隣の仮面の人の家に居るのである。
これから、仮面の人自慢のMSを見せてもらうのである。
990通常の名無しさんの3倍:2006/05/23(火) 07:56:00 ID:???
そろそろ次スレのことが気になるディアナ様
991通常の名無しさんの3倍:2006/05/23(火) 09:11:42 ID:???
ディアナ「ロラン、規制というもので新しい日記帳が買えないのですが。」
ロラン「では、代わりに誰かに頼む事にしましょう。」
ディアナ「そうですね。親切な方、どうぞよしなに。」









新スレタイは「ディアナ・ソレルのよしなに日記2006〜時代〜」にしてくれると嬉しい。orz
お願いします。
992通常の名無しさんの3倍
愚民ども、1000ゲット争いをするがよい