ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第13章

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シェラのうたの終わりと共に、リファニアの口から、自然にうたが漏れた。
聴かせる相手は、ただひとり。
シェラザードの痛みを、苦しみを、包み和らげるように―――。

やさしいうたを、少女はうたう―――。


―――虹の彼方の 空高く

   幸せ あると いう 子守歌―――

リファニアのうたと共に輝きを強める、緑の光。
今のリファニアの魂は、その光のように穏やかで、優しい。
今はただ、純粋にシェラ共に在りたいと願う―――。

―――虹の彼方の 空青く

   夢を 叶える とこが ある―――

【行動 : うた(-2)、残2 】
【位置 : U-22(要塞内) 】
【機体状況 : MSN-03 ヤクト・ドーガ
        正常、MS爆弾解除スイッチ付 】
【パイロット状況 : 頬にうっすらと傷痕、右肩に軽傷(治療済み)、頭に軽傷(処置済み)、メイク済み♪
           ノーマルスーツ着用、包帯少女、全身に時々ピリっとした感覚 】
【武装: ファンネル×2、両肩部3連装ミサイル×2、ビームサーベル
     105mmザクマシンガン(残弾60%)、ザクバズーカ(残弾2)、ハイパーハンマー  】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)
      ノーマルスーツ、ジオン女性士官の制服、ナバン61式拳銃
      抗生物質、換えの包帯やガーゼ、消毒薬
      アレンの遺したギターとアンプ、トリィの羽根、日記帳とペン
      ピンクのエプロン(ポケットに口紅)、白のエプロン
      ラーズの遺品(ディパック、飲料水2g入り3本、地図、食糧たくさん、レポート用紙1冊) 】
【方針 : 全てを捧げる 】
【同盟 : 26 シェラザード=ビンス=マクファーソン、15 リナルド=グレイス、03 イブ・シュウリン 】
237通常の名無しさんの3倍:04/06/15 20:40 ID:NwRIkaIt
ベルク氏の代理でIDを出します
238シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/06/15 21:48 ID:???
「……ん……?」
〔……起きましたか?〕

瞼が少しずつ開き、寝ぼけていた頭脳が少しずつ覚醒し始める。
「ふぅ……何時間ぐらい寝ていた?」
〔……およそ……三時間半ぐらいです。〕
「そうか……。周囲に異常は……?」
〔今のところはありません。〕
「未だ……敵、味方、共に現わず……か。
 くーっ……はぁ……。
 ……少し腹ごしらえでもして、それから行くとするかな。」

ヘルメットを脱ぎ、少し伸びをする。体が軋む音が聞こえたが大して意に介する事もなく、
ディパックの中から携帯食料を幾つか取り出すと、数十時間、いや、もしかしたら数日ぶりの食事を取った。

(……今回は妙な夢……見なかったな……。まぁ、見なくて結構なんだが……。)


【行動:起きる(−0)食事(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:X-22 小惑星要塞内部 MS格納庫】
【機体状況:対自爆装置用改造済み ゼファー制御中 
        フィン・ノズル3個損傷、表面装甲損傷軽微   】  
【参加者状況:右足重傷(処置済み) 打撲 左目周辺に切り傷(処置済み) 】
【武装:ビームライフル×2(残弾:補給中) ビームサーベル×2 ビームシールド
     フック付きワイヤー&ウィンチ ヒートナイフ×2 F-90S用クルージングミサイル×4 】
【所持品:ディパック(水2g入り2本 食料2日分 計画書 紙とペン 医療用セット 首輪カバー×5 ノートPC)
     拳銃 工具セット ゼファー】
【行動方針:今はひとまず休息】
【同盟:なし
 中立:14番レイモンド? 15番リナルド?? 07番ベルク?】
牽制の為にはなった光は、ヤクトのファンネルに阻まれ届くことは無かった。

>>212
定時放送。聞こえてはいたが内容まではわからなかった。
それほど集中していなければ今俺はここにはいないだろう。
刹那の間の沈黙。その後、この状況下で頭の片隅にも無いような出来事が起こる。

>>220

―――――――――――――――――!
こんなことをするのは正真正銘の真っ当な馬鹿か、頭の逝かれた馬鹿のどちらかだろう。
そして、タイミング悪くリナルドのMSがこちらに突っ込んできた。

(危ない!)

ビーム・カタールの刃は、ペズ・バタラの左腕を狙っているようだが
一番危険なのはその付近を生身で漂っているルイへの被害。
あまりにも近く、何らかの被害が出る確立は高い。
迫り来るのビーム・カタール攻撃が来るまでの間の一瞬にそれが頭の中を駆け巡った。

力が抜けた様に体制を崩し、輝く槍を避けた。
その一瞬にコクピットハッチを空けルイの位置を確認する。
その動きは舞い散る木の葉の様に滑らかに動き
空けたコクピットがルイに近づいて行く、それは刹那の出来事
強引ながらもルイの腕を掴み、無理やりコクピットに引きずり込んだ。
掴んだ腕がその反動でさらに痛みを増していく。

急いでコクピットを閉じ、後退しながら本体の3連装ミサイルランチャー
と、ビームライフルをありったけ放ち、R・ジャジャの近くへ移動する。

「何を考えてる!
 貴様には学習能力が無いのか?!
 それとも死にたいのか!、頭でも狂ったか!
 もうどちらにしても付き合いきれん!
 今すぐ消えろ!でなければ今度は俺がお前を殺す!
 さっさとR・ジャジャへ戻りここを出ろ!」

ありったけの殺気と苛立ちを言葉に乗せてルイに浴びせる。
彼女にはこれほどのことを言わなければ聞かないと分かっていたからだ。
生半可な言葉では、ルイを危険に晒しつづけることになる。
ならばいっそうの事、脅しをかけてでも戦場から遠ざけたかった。

【行動:キュべレイに通信中(-0)回避(-1)ルイ回収(-1)怒鳴る(-0)
    3連装ミサイルランチャー、ビームライフルでの総攻撃攻撃(-2)】
【残り行動値:0】
【位置:U-22】
【機体状況:右腕損失、左足膝部損失、
      コクピット内機械一部損傷、スラスター一部損失(出力30%低下) 】
【武装:(本体)ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2(残弾0)(左手)ビームシールド、
    (左手) ビームライフル(E0%)ビームダガー×3本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1g一本 食料ニ日分 
     十字架 聖書 特殊情報端末 チ○ルチョコ20個ほど】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ??15番 14番 レイモンド=デリック 25番 ルイ=フィルセント】
240シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/06/16 23:02 ID:???
「……ふぅー……。」
ボトルの水を飲み干して一息つくシュウジ。周りには結構な量の食料の残骸が漂っていた。
「……ちょっと食い過ぎたか……?」
コックピットハッチを開け、ゴミを一度全て外に出し、もう一度ハッチを閉める。

「……ふぅ。さて、どうしたものかな……?
 外に出るべきか……さっきの戦闘の結果を見に行くか……途中で確認できたムサイを見に行くか……。」
〔……。〕
「……うーむ……。
 ……よし、まともな愚か者の所へ行こうか。」
〔……?〕
「先ほどの戦場へもう一度移動する。キュベレイの女にはホビーハイザックを破壊された借りもあるからな。
 それよりも……この状況下で殺し合いはしたくないと言うまともだが愚かな考えを持つ女を見てみたいからな。
 未だに戦闘が続いているかは解らないが……それでも、勝者だろうが、敗者だろうが、人に会う価値はある。」
〔まだ戦闘は続いていると思いますが……。先ほども戦闘を止めるようにとの全体通信がありました。
 それよりも……W-22へは行かないのですか?〕
「まだ言ってるのか?……全く、救いようのない奴だな。ベルクも損な奴を仲間にしたものだな?
 W-22か……。さっき通ったときにぱっと見たがな。あの状況ではデータの回収が望めないだろう。
 では……。」

ノートPCのキーボードを数度叩き、三つの隔壁を開く。同時に、ゼファーの制御でビギナギナがゆっくりと立ち上がり、
傍らの二挺のビームライフルを取る。それに繋がれたケーブルが二本弾け飛ぶ。
機体各部からモーター音に混じり、機体が軋む音が聞こえる。それにシュウジは「ちっ」と舌打ちした。
(完璧な状態というのは……難しいか……。)

「では、往くとしよう。愚かな者達が集めた愚かな者達が闘う愚かな戦場へ。」
〔了解。〕

【行動:移動W-22→W-21→V-21→U-21(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:U-21 通路】
【機体状況:対自爆装置用改造済み  
        フィン・ノズル3個損傷、表面装甲損傷軽微   】  
【参加者状況:右足重傷(処置済み) 打撲 左目周辺に切り傷(処置済み) 睡眠中】
【武装:ビームライフル×2(残弾:右100% 左100%) ビームサーベル×2 ビームシールド
     フック付きワイヤー&ウィンチ ヒートナイフ×2 F-90S用クルージングミサイル×4 】
【所持品:ディパック(水2g入り0.5本 食料1.5日分 計画書 紙とペン 医療用セット 首輪カバー×5 ノートPC)
     拳銃 工具セット ゼファー】
【行動方針:人に会う】
【同盟:なし
 中立:14番レイモンド? 15番リナルド?? 07番ベルク?】
小惑星基地に向かう途中で、再びルイの通信が入ってきた。
内容から判断すると、まだ戦闘は継続中らしい。
そして戦闘位置もあのコロニーでない事が確定した。
…分からないのは、ルイがじゃじゃ馬…R・ジャジャから降りたと言った事だった。
通信の内容では戦闘中なのに、ルイはR・ジャジャから降りている…。
全く訳が分からない。

(…またとんでもない事をしでかしてなきゃいいが)

一抹の不安を覚えつつ、基地に向かって東に進路をとる。

で、ここで問題になるのは、どこから基地内に進入すればいいか、という事だ。
普通に考えるならば、ここが先生がプログラムを管理している場所の筈。
ならばその警戒は厳重…特に隔壁などは全てが閉じていると見て間違いはない。
俺が持っている技術で開けば問題はないが、それにしたって隔壁を1つ1つ開けていく
のは膨大な時間がかかる。
シュウジやルイとベルクが中にいるのなら、彼等が入った入口を見つければいいのだが
基地の規模が大きすぎて、探し出すのにやはり時間がかかりすぎる。
少々悩みながら更にタイヤを進めていくと、視界に見覚えのある巨体が見えた。

「こいつは……。ここにいたか……」

こいつにこんなところで会うとは、あまり予想はしていなかった。
勿論、ムサイの事だ。

ムサイは基地の中に詰め込まれたように停泊している。
あの状態では再度の出航は難しいかもしれないが、それがかえって、ここから動かない
という不退転の意志を感じさせる。
…そしてムサイは俺に、次の事を予測させてくれた。
まず第一に、ムサイは何故ここにいるのか。
まさか、物見遊山でここまで来たわけではあるまい。
彼等もこの基地が目的で来たのだ……勿論ここに先生がいると知った上で。
そして彼等は基地内でルイ達と出会い、戦闘になった。
そう考えた方がいいだろう。

何故ならば、最低でも2人で行動しているルイとベルクに戦闘を仕掛けられる戦力を
有しているのは、既にムサイだけと考えられるからだ。
同じく基地内にいるとみられるシュウジとの戦闘、という可能性も無いではない。
しかし脱落者のリストから判断すると、シュウジのグループで生き残っているのは
シュウジの他には、リナルド=グレイスのみ。
最近の急激な脱落者の増加を考えれば、そうそう自分達から戦闘はしかけられない。

対してムサイのグループは……俺があのコロニーで接触した時にいた参加者は、俺が
直接話したイブ=シュウリンとダグラス=ロックウード。
そして話してはいないが、乗機の姿を見たリファニア=ニールセンと、あの戦闘でこの
ジャベリンに乗っていたアレン=D=バディアンの4人だと思う。
しかしアレンとダグラスは、既に脱落が確認されている。
このままであれば戦闘など思いも寄らないが、ここでムサイを所持している事のメリッ
ト……その機動性、整備環境、居住環境などをあてにして、新たな参加者が乗っている
可能性もあり得る。
最低でも1人乗ったとして、現在は3人。
万が一に備えて1人ムサイに残したとして、基地内に進入したのが2人。
そして偶然に出会ったルイ達と戦闘になった…。
少々強引だが、考えられなくもないだろう。

(続く)
更に、俺の考えた通りだった場合、シュウジはルイ達とは一緒にいない事になる。
仮に一緒にいた場合その戦力は4人になり、ムサイの参加者では太刀打ちできなくなる。
まあ単純に数を比べるわけにもいかないが、早々仕掛けられる数でもない。
シュウジの性格では、逆にこちらから仕掛けたというのも考え難い。
従ってシュウジはルイ達と行動を共にしておらず、シュウジは基地のどこか、若しくは
基地の外にいるのだ、と思う。

ここで俺にとって重要なのは、ムサイの停泊位置だ。
ムサイの参加者が基地内にいるならば、その進入場所はムサイの付近にある筈。
場所が限定されているならば、入口を探す手間もかなり軽減される。
…問題は誰かがムサイに残っていた場合、俺の進入を許してくれるかという事だが…。
…先手を打ってムサイを撃沈し、そのあとで入口を見つけるというのも手段ではあるが
、ムサイの状態が状態ではあるし、下手に抵抗が長引くと結果的に時間の短縮にならない。

(結局ムサイが留守である事を祈るしかないか。もしかしたら居眠りしてくれている
 かもしれないし…。とにかく、ムサイの動向は注意しておくべきだな)

何とも心もとない決断ではあったが、今の俺は仲間との合流が優先だ。
戦おうと思えば、あとで心行くまで出来る筈…。
多少のはやる心を抑えつけ、ムサイを横目に見ながら俺は基地内への入口を探し始めた。

【行動:移動ボーナスでV-20に移動(−2)、進入口捜索(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S-20→T-20→U-20→V-20】
【機体状況:右腕消失、頭部バルカン砲1門損傷、モニター一部使用不能
      右肩装甲損傷、左肘ジョイント負荷(40%)、胸部及び腹部
      装甲に凹みと歪み
 アインラッド:打撃による回転不良(小)】
【参加者状況:左肩負傷(処置)、左眼球裂傷(処置)、右手首切断(処置)
       右肋骨骨折、左大腿骨にひび】
【武装:頭部バルカン砲×1、ビームサーベル×1、ショットランサー×2
       ビームシールド
 アインラッド 武装:ビームキャノン×2(92%)、9連装ミサイルポッド】
【所持品:ディパック、水2?入り1本1/4、食料21/3日分、シャベル(小)、
     蕎麦団子1個、拳銃と自動小銃と弾倉、タッパーのカレー4つ、保冷シート2枚】
【行動方針:まずは仲間との合流】
【同盟:ルイ、ベルク、シュウジ(?)】
243リナルド=グレイス ◆Mcwo3DUBbU :04/06/18 17:37 ID:Fot0SrCh
取り敢えずIDチェック
ペズ・バタラの腕は何ごとも無く付いている。
何やらヤクト・ドーガの前で動きを止めているようだが――。

(外した? 接近が甘かったか……?
何にしても……気に入らない……!)

ただ戦闘を止めろとしか叫ばない女。
口では戦闘を止めろと言いつつも実際は仲間を傷付けた男。
戦闘を止めたらこの首輪を完全な形で何とかできるのだろうか?
戦闘を止めたらシェラザードの傷と生命は癒えるのだろうか?

両方とも、答えはNoだ。

『うざってぇんだよ……』

その女は、『死にたくない』『人を殺してまで生き残りたくない』と言った。
そして、愚かにも(それにも程がある)戦場でMSから降りた。
自分の言葉が何を意味するかも知らず、戦場の真理をも知らず。

彼女は、既に人を殺した人間にはどうしろと言うのだろう。
この戦場で死にたくなければ、敵が何であれ戦うしかないのだ。
そのためにMSが支給される。 そのために様々な情報が与えられる。
なのに。
あまつさえ、己の分身から降りることさえやってのけた。

『誰だって人殺しは嫌なんだよ。
 てめぇだけじゃねぇんだよ。
 それでどうにかなるなら誰が殺し合いなんかするか、バカ。
 けどな、どうにもならないんだよ』

それだけではない。
脱出を企てているリナルドだからこそ、今回は言葉の裏を探ろうとした。
今まで聞き流してきたが、今回はまともに耳を傾けた。
そして、聞いてしまった。
『だから止めよう。こんな事は』
【だから】。 つまり、『嫌だから』、それだけだということ。
ひいては、有効な策が無いということ。
R・ジャジャの性能はそう低くないわけではないが、高いわけでもない。
リファニアの攻撃に対して回避行動を取るわけでもなかった(その暇を与えなかったのはリナルドかもしれない)。
シールドを使わなかったことから、パイロットの技量はそれなり以下というところだろう。
戦場での実戦経験はあっても1回、十中八九無いはずだ。
極め付けが今までの『戦闘を止めろ』コール。
そのイデオロギーが根本的に異なり、脱出に関して可及的速やかに実行できる策を持つわけでもなく、
ましてや戦場での経験も無い……もとい、正確には不明。
見逃す理由は無く、計画に乗せることはできない。 迎え入れるのは論外。
それが、彼女に対する評価の全て。

≪続く≫
その男は、リナルドがかつて身を寄せていた同盟の賛同者だった。
語弊を補完するなら、正確には賛同していたかどうかはわからない。
利用しようとしていた……ということは無いだろう。 むしろ考えにくい。
その男は、リナルドに説教した。
半分も聞いてはいなかったが、偉そうに説教した。
……愚かにも、自分が貫けないことを、他人に説教した。
そして、何を思ったか同盟を抜けた。
シュヴァイザーとの戦闘の後、アレンと戦うことになる直前、……リファニアと出会う直前のことだ。
何をしてきたのだろう。
わからないが……確かなことが、ひとつ。
それは、【この男は、シェラザードを説得できなかった】ということ。
つまり、シェラザードが攻撃を止めるに見合う条件や情報を提示できなかったということになる。
この場合は……自身の持つ具体的な脱出策などの『有用性』、かつ
『ミョーコウ』やシェラザードに敵対する意思が完全に無いことを示す『安全性』あたりだろうか。
リナルドがシェラザードの立場なら、これ以外で『ミョーコウ』に戻らなかった自分を止められるとは思えない。

『あんた、結局何がしたいんだ?
 この期に及んで、【同盟を自ら崩した】シュウジに何かを期待するのか?
 生き残って何をする?
 殺したくない、戦いたくないと言うのなら、どうやって生き残る?
 まあ、具体的に示したところでもう手を止めてやる気も無いんだけどな。
 俺たちに残された時間はもう、そう多くはねーんだ。
 本当はてめェに構う時間も惜しいんだよ。
 なのに、邪魔ばかりしやがって……!』

その上、確かな事実として攻撃を仕掛け、シェラザードやリナルドの攻撃をかわし、
確かな結果としてシェラザードを瀕死の状態にまで追い込んだ。
要請が来たのは実害の前だが、これでよく停戦要請が出せたものだ。
もっとも、今のリナルドにそんなものを聞き入れる気は無かった。
既に、ベルク=クロフォードという男の言うことを聞く気は無かった。
何故なら、リファニアを戦闘に引き込み、かつシェラザードというリファニアの大切な人を、
……リナルドの大切な仲間を、ここまで傷付けた。
既に戦闘を止める理由など無くなっていた。
有用性も安全性も証明できず、言葉を平気で裏切る男を迎え入れるのは愚の骨頂。
それが、彼に対する評価の全て。

……

煌きを放つ『彼』の台詞は実際に声に出されたものではなかったが、
俯くリナルドの表情は、確かに闇に満ちていた。

――お前ら、生きててもしょうがねェからさっさと死んじまえ。

それが、それだけが鬼神の昏い表情から読み取れる台詞だった。
が。

うたが、聴こえた。
開かれている通信回線の向こうから。
ペズ・バタラの向こうに隠れた、ヤクト・ドーガの中から。
目の前でファンネルを展開しているキュベレイの中から。
ライムの煌きに包まれた鬼神が、はっと顔を上げる。
生命の輝きを宿した旋律が煌きと混ざり、闇の意識を解放するリナルドを浄化していく。
もはや、彼の表情は昏い闇の色に支配されてはいなかった。

≪続く≫
浄化と、ペズ・バタラが動くのと、アラートが鳴るのはほとんど同時だった。
うた自体はもっと早くから聴こえていたのだが、具体的な効果が現れたのはリナルドが攻撃を仕掛けた後。
……うたに、リファニアの声が同調した後からだった。

アビゴルに砲を向け、側部に計6門あるミサイル・ランチャーから火を噴きつつも後退するペズ・バタラが、
リナルドの脳裏を掠めた。
反射的にビーム・シールドを展開し、リナルドはペズ・バタラに向かってアビゴルを飛ばした。
次の瞬間、実際にアビゴルに向けてビーム・ライフルとミサイルが乱射され、アビゴルを砕くべく一斉に襲い掛かってきた。

『野郎、殺す気だな……!』

声には出ない。
もはや、鬼神は声を出すことをしない。
お喋り担当は空に罅の入った“世界”の中にいるリナルドの役目になっていた。
……それでも、表情からニュアンスくらいは読み取れたかもしれないが。

以前、ビーム攻撃をビーム・カタールで斬り払ったことがあった。
リナルドの開かれた感覚はその時よりも大分精度が上がってはいたが……、
さすがに複数で迫る亜光速の熱源を全て斬り払うことはできない。
そもそも、急にやれと言われてできることではない。 いくつもの条件がそろってこそ完全に斬り払うことができるのだ。
あの時はほとんど偶然だったかもしれないが、今回は違う。 故に、機体を捻っての軸変更で回避を試みる。
大きく位置を変えたわけではないので、数条が機体を掠める。 それでも、直撃だけは何とか避けたが……
避け切れない数発のうち一発をビーム・カタールで弾き、残りをシールドで受け。
ミサイルは向かってきたもののうち直撃コースのものだけをシールド受け、後はすり抜け慣性と相対速度で引き離す。
ロックされた攻撃ではないし、そもそもホーミング仕様の弾薬ではないので追尾性能は高が知れている。
が、被害は思わぬところからやってきた。

『……消えた、だと?』

コクピットを激震が通り抜けた直後、急にビーム・シールドが消失した。
基部は付いている。 デュアル・ビーム・ガンにもエネルギー供給にも異常は見られない。
なら、考えられる原因は?

『爆風か何かで断線したな……。
 ったく、中にしまっとくんだったか……』

このビーム・シールド一体型のビーム・ガンを取り付けたとき……。
ラーズと戦うために艦を離れたリファニアを追うため、一部のコードやケーブルを露出したままの状態で出撃した。
そしてその後は、先生に会いに行ったり受信したデータの解析を行ったりと、そのままになっていた。
露出と言ってもシールド発生器の底部に這わせてあったのだが……、
それが余計に振動をなどのダメージを与える結果となったらしい。
メガ粒子の発振によって発生した熱による劣化もあっただろうし、
もしかしたらシールドのビーム粒子が当たったのかもしれない。
結論としては、今はそんな推測をしている場合ではないということで落ち着いた。

回避と防御を終え着地したアビゴルは、何の予備動作も無く左腕をペズ・バタラの脚部に向けた。
デュアル・ビーム・ガンの砲身がペズ・バタラの脚部を捉えるべく動きを追う。
敵は既に後退を始めているため、ヤクト・ドーガを巻き込む心配は無い。
故に――リナルドは何の躊躇いも無く、トリガーを引いた。
二門のビーム・ガンが収束されたメガ粒子の塊を撃ち出し、
それはペズ・バタラの向かう先へと吸い込まれていく。

(お膳立てはやっておくさ……。 後はあんたがケリを付けろ)

その直後。
レーダーに、今接触したくないものナンバー3にランク・インする機体の光点が現れた。
それは……ビギナ・ギナ。
その意味を知ってか知らずか先生に牙を向ける、シュウジ=アサギ。
それを表すマーカーが、隣のエリアに現れた。
【行動:回避・防御・カタール防御(-3)、ペズ・バタラに反撃(-1)】
【位置:U-22・小惑星基地内】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・通信回線継続→ヤクト・ドーガ】
【武装:(MS)ビームカタールx2、右腕ビームカッター、ビームキャノン、デュアルビームガン
   (MA)ビームカッター、ビームシールド(×)】
【生徒状態:覚醒@ノーマルスーツ】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx3、食糧4日分、私服、拳銃(20)、救急箱
      受信装置(稼動中)
   (以下私物)(MS状態チェック用ポータブルコンパネ)、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:リファニアと共に、生き延びる/何とかして、三人で『ミョーコウ』に戻る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 26番シェラザード (01番シュウジ?)】
「………………………………La………………………………」
歌が途切れると同時に、ファンネル達の動きも止まる。
他の武器を失い、片翼を失い、そして命をも失いかけているキュベレイの動きも止まる。
ただその瞳をゆっくりと点滅させながら、下僕達を引き連れた女王は沈黙と共に静止した。

最後の狙いを定めるために。

… … … … … …

女王の胸の中で、シェラザードがどうにか呼吸を整える。
その豊かな胸を弱々しく上下させながら、凶悪な槍に貫かれた傷口から赤い生命の源を零しながら、
静かにその瞼を閉じて、余計な存在を意識から遠ざけようとする。
もはやその赤茶色の瞳は、光景を映すことはあってもそれを脳裏に届けることは出来なくなっているのだが。

さあ、あたしのキュベレイ、教えて頂戴。
あたしのファンネル達、ちゃんと見定めて頂戴。
あたしが討つべき相手は誰。
排除しなければならない敵は誰。
あたしが倒れる前に、ここからいなくなる前に、片づけておかなければならない邪魔者は誰。

あたしのリファニアにとって一番有害な相手は誰。

五感以外の何かを用いて、シェラザードは掴もうとするとする。
この場にいる人間達と、この場に近づいている人間達の気配を、匂いを感じ取りながら、
次は存在しない一撃を誰に向かって振るうべきか定めようとする。

大切なもの。
それに危険を及ぼすもの。
それ以外のものは、今は「見る」必要はない。

そして。

>>236
歌が聞こえた。
優しい歌が。心地よい歌が。聞いているだけで幸せになれるような、そんな歌が。
その歌は何処までも純粋で、清らかで、どうしようもないほど愛しくて。

そうだわ。
あたしが最初に聴いた歌だわ。
この歌を、唱う少女の清らかさを永遠のものにしたいと、あたしは思ったのよ。

シェラザードは小さく笑った。
唇を血で染めながら、肉体を紅で汚しながら、それでも満足そうに微笑んだ。
構えた剣を振り下ろす直前に、振り下ろしたらそれで全てが終わりという状況で、
それでもシェラザードは微笑むことが出来た。
【行動:ターゲッティング(0)】
【位置:U22】【行動値残り:4】
【機体:AMX-004-2(3) キュベレイMk-U@片翼、】
【機体状態:右膝より下を喪失、右ウイングバインダー消失、ジェネレーターオーバーロード気味、
        装甲表面に無数の傷、コクピットハッチを破片が貫通、】
【パイロット状況:………】
【武装:ファンネル×11、 ハンブラビのテールランス】
【所持品:ディパック、首輪、水2リットル入り2本(1本は残り三分の二)、
      軍用大型ナイフ 青酸カリカプセル1個入りロケット
      デンジャーな衣服・下着・道具類で一杯のスーツケース 抗ガン剤11日分
     軍用糧食・飲料水3日分、毛布、救急セット】
【方針:最後までミョーコウに危険を及ぼす可能性のある存在を全て排除しようとする】
【同盟:20番・リファニア、03番・イブ】
250シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/06/19 22:22 ID:???
U-22へ向かって進み続けるビギナ・ギナ。そして、やっとU-22にたどり着いた。侵入して数秒後、急にゼファーが叫んだ。
〔ちょっと待ってください!〕
「っ!?」
ゼファーの警告と、ミサイルの着弾は同時だった。爆煙に包まれる通路。
その煙が晴れたとき、ビギナギナは無傷で健在だった。
爆発の一瞬前、シュウジがゼファーの警告に驚いて操作ミスで後方にレバーを引いていたのが幸いした。

「……な、何だ……?」
〔恐らく流れ弾だと思います……。この位置ではミサイルのロックオンはどの機体からも不可能のはずです。〕
「まだ戦闘地域まではそれなりの距離があるというのに……おっかないな……。
 これ以上巻き込まれるのは勘弁願いたい……な。
 此処で一時待機する。一応戦闘モード起動準備。レーダーの情報から敵機位置割り出し。
 相手が通路から出てきたと同時にビームライフルが撃てるようにしておけ。」
〔了解。〕
(……この戦いの元凶となった男が現れて……こいつらはどう動くだろうか……?
 とにかく様子見、だな。どう接触してくるか……。)

【行動:U-22へ移動(−1)戦闘準備(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:U-22 通路】
【機体状況:対自爆装置用改造済み  
        フィン・ノズル3個損傷、表面装甲損傷軽微 】  
【参加者状況:右足重傷(処置済み) 打撲 左目周辺に切り傷(処置済み) 睡眠中】
【武装:ビームライフル×2(残弾:右100% 左100%) ビームサーベル×2 ビームシールド
     フック付きワイヤー&ウィンチ ヒートナイフ×2 F-90S用クルージングミサイル×4 】
【所持品:ディパック(水2g入り0.5本 食料1.5日分 計画書 紙とペン 医療用セット 首輪カバー×5 ノートPC)
     拳銃 工具セット ゼファー】
【行動方針:前方の戦闘沈静化まで様子見】
【同盟:なし
 中立:14番レイモンド? 15番リナルド?? 07番ベルク?】
爆光が、沸き起こった。
緑の死神が、リファニアの騎士が、爆光に呑まれようとしている。
閉じられた世界を、強引に開かんとする破壊の渦。
ヤクトの足元に至近弾が命中し、爆ぜ、破片によって爪先のアポジモーターが潰れ、右腕からマシンガンがもぎ取られる。
しかし、少女の穏やかなる魂は、再び荒々しい闘争本能に身を委ねる事に……ならなかった。


―――星に 願い 眠り 覚めると

   いつしか 悩みは 消え失せ

   わたし あなたと 出会うの―――


爆光は騎士の生命を奪うに至らなかったし、リファニアの癒しの儀を止める事も叶わなかった。
緑の光はいまだにヤクトとキュベレイを繋げ、少女の穏やかな歌は続く。

シェラさんから流れ込んで来る心の声……。
その中にあるのは……わたし……?
シェラさんはわたしの為にたたかい……きずついた……?

……だからこそわたしは、シェラさんのために。
いまは、すべてを、シェラさんのために。

シェラさんは、シェラさんのために……すべてを、もやして……。

レーダーに、新たなる光点が映る。
……ビギナ=ギナ。以前、シェラのキュベレイと交戦したであろう相手。
こいつを庇ってシェラと戦い、そして傷つけたのが、闘魚。
このビギナ・ギナこそ、今の戦いの元凶とも言える存在なのだ。

……て……き……シェラ……さんの……て……き……。

ヤクトのモノ・アイが紅く輝く。

……あなたをうつ……シェラさんの……のぞみ……。

リファニアの心は、穏やかなままだ。
穏やかながらも、少女の放つサイコ・ウェーブは強く、それに応えてヤクトの肩より破壊の筒が飛ぶ。
通路の奥にたたずむパールホワイトの機体のビジョンが、リファニアの脳裏に浮かぶ。

かくれてないで、でておいで。
いっしょに、おどろ?

ビジョンに映ったビギナ・ギナに向かって飛ぶ、一基のファンネル。
緑の光を纏って、その軌跡に緑の残光を残して、通路の奥へと消えてゆく。


―――虹の彼方へ とぶ 青い鳥

  鳥の 飛ぶように わたしも 飛ぶの――――――


歌の終わりと共に、通路の奥で破壊の閃光が沸き起こった。
252リファニア=ニールセン ◆y265QavDe. :04/06/19 23:59 ID:Aqxc6LQo
【行動 : うたのつづき(0)、ファンネルでビギナ・ギナに攻撃(-2)、残2 】
【位置 : U-22(要塞内) 】
【機体状況 : MSN-03 ヤクト・ドーガ
        爪先のアポジモーター破損、MS爆弾解除スイッチ付 】
【パイロット状況 : 頬にうっすらと傷痕、右肩に軽傷(治療済み)、頭に軽傷(処置済み)、メイク済み♪
           ノーマルスーツ着用、包帯少女、全身に時々ピリっとした感覚 】
【武装: ファンネル×1(一基射出)、両肩部3連装ミサイル×2、ビームサーベル
     ザクバズーカ(残弾2)、ハイパーハンマー  】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)
      ノーマルスーツ、ジオン女性士官の制服、ナバン61式拳銃
      抗生物質、換えの包帯やガーゼ、消毒薬
      アレンの遺したギターとアンプ、トリィの羽根、日記帳とペン
      ピンクのエプロン(ポケットに口紅)、白のエプロン
      ラーズの遺品(ディパック、飲料水2g入り3本、地図、食糧たくさん、レポート用紙1冊) 】
【方針 : 全てを捧げる 】
【同盟 : 26 シェラザード=ビンス=マクファーソン、15 リナルド=グレイス、03 イブ・シュウリン 】
253リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/06/20 00:01 ID:???
「移動ですか?」
「ええ、この座標に♪」
「で、でも、ここは……!!」
「ここに動けば、生徒のみんなの行動範囲が狭まって、管理が楽になるでしょ?」
「しかし、もし生徒たちが歯向かってきたら……」
「大丈夫よ。みんなのセンサーの範囲外だから、そもそもこの場所に居ても分からないって」
「ですが、例の『特殊情報端末』は……」
「そのときはそのときよ。警告はしてあるんだから、遠慮なく攻撃しちゃっていいわ♪」
「……あなたの命令には、逆らえませんからね。やりますよ」
「素直で助かるわ♪ じゃ、早速移動してね☆」
「ただし!
 ……万が一、この艦が攻撃されて、我々が死んだ場合――あなたも一緒ですからね」
「もちろんよ。命令系統では上でも、この首輪がある限り、私はあなたたちには逆らえないもの☆」
「……そうあり続けることを願いますよ。お互いのためにも」

【行動:艦橋で部下と会話(0p)、移動(R-22→O-17)(ボーナスあり)(4p)】
【位置:O-17】
【残り行動値:∞】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
254通常の名無しさんの3倍:04/06/20 00:01 ID:???
第13章 >252 現在 

  A B C,D E,F G, H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01◎■◎◎□□◎□◎■◎◎■□■■◎□◎■■■◎■□◎
02◎◎■□□◎□□□◎◎■■■◎□□□□□□◎■◎■※
03◎□◎□□□◎□◎□◎■■□□□□□◎□□□■■■■
04◎□□◎◎◎□◎□□■◎■□□□□□□□◎□■※×■
05□□□◎▼◎◎□◎□■◎◎■◎□◎◎◎□◎□◎□□◎
06■□◎□◎□□□◎◎◎×□◎□◎□□◎□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎◎□□□◎□□□□□◎□◎□□◎◎◎□□□□   ■:暗礁空域
08■◎※◎□×□◎□◎〓□□◎□□■□◎□※◎□□□□   ※:戦場跡
09■■◎■◎□◎◎□□□◎□□◎□□□□※□※◎□◎■   〓:コロニー
10◎■◎◎■□□□◎□□□□□◎□◎□※◎◎◎※◎□■   ▼:小惑星基地
11■◎■◎■■◎◎■□□■□×■◎□◎□◎◎※◎◎■◎   ≠:崩壊したコロニー
12◎■■◎◎◎□□□□◎◎◎■■◎◎□◎□※×□■◎■   ▽:爆破された小惑星基地
13※◎■■◎□□◎※□◎◎◎□■□◎◎◎□□◎□◎◎■
14◎■□◎◎□×◎□□□■※■□■◎□□□□◎■◎◎◎   ◎:侵入禁止区域
15■◎■◎■□□▼□□□□■■□□◎□□□□■◎■◎■   ×:侵入禁止予告区域
16■□◎■◎◎◎□□□◎□□□□◎□□□◎※□□◎■■
17□◎■◎□◎□◎□◎□◎◎■99□□□≠≠11□□◎◎■
18◎□□◎□□◎□◎□◎■◎◎□□□□◎□□□◎□□◎
19□◎◎□◎◎■□◎◎□■■◎■□◎□□□□◎▼◎◎□
20◎□□□□◎□□◎□◎□■□◎◎□◎×□□03▼□◎□
21◎◎□〓〓◎□□◎□※◎※◎□◎◎□◎□▼▼▼◎□□
22◎□◎□□□◎◎◎※※※◎□◎□□□□◎01◎▽▼◎□
23◎■×□□◎□□□◎◎◎※◎■◎□◎◎□◎▼◎□◎□
24※■■◎□□◎□■◎◎※◎■■■□◎□◎□□□◎□◎

99は管制機能を持つレウルーラ級戦艦。
01・07・15・20・25・26は同一地点。03・14は同一地点。
03はムサイ級戦艦に搭乗。03の機体もムサイ級戦艦に収容。
乗り手不在のジム・ライトアーマーとサイコガンダムMk-Uもムサイに収容。
02・04・05・06・08・09・10・12・13・16・17・18・19・21・22・23・24死亡。
255リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/06/20 00:02 ID:???
『定期放送のお時間です。

 次の立ち入り禁止区域の発表です。
 『C-23』 『F-08』 『G-14』 『L-06』
 『N-11』 『S-20』 『V-12』 『Y-04』
 以上で〜す。

 随分狭くなってきましたね〜。
 でも、実際はマップ上で見るよりも狭くなってますよ〜♪
 くれぐれも、ここまでの定期放送でお伝えしてきた『助言』を無駄にしないように☆
 私たちは、嘘はつきませんからね♪

 では、盛り上がってるところ失礼しました♪
 また次の定期放送で☆』

【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】
【位置:R-22】
【残り行動値:∞】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】
256シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/06/20 13:05 ID:7Fod/Snk
IDチェック
257シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/06/20 13:35 ID:???
〔ロック・オン完了。いつでも攻撃可能です。〕
「ところで……敵……此処にいる参加者の機体は?」
〔過去のデータから……ペズ・バタラ、Rジャジャ、アビゴル、
 ヤクト・ドーガ、キュベレイMK−2です。〕
「……まずいな……。」
〔?……!〕

ゼファーがシュウジの指摘に気が付いたその時と、ファンネルの通路への侵入は同時だった。
〔間に合わ……!〕
「……閉鎖、展開。」
〔!?〕
ファンネルから発射される二発のビーム。だがそれは、ビギナギナの装甲届く事はなかった。
一発は間一髪で閉鎖された通路の非常用シャッターに遮られ、もう一発は左腕のビームシールドに遮られていた。
「火器管制・右腕解放、ファンネルを撃て!低出力で十分だ。」
〔了解!〕

指示を受け、右腕が素早く反応し、シャッター越しにファンネルにビームライフルを放つ。
その間に、ビギナギナは少し後退し、通路の陰に隠れる。
「何とか間に合った……か!」
〔すいません……反応が少し遅れました。〕
「……過ぎた事だ、気にするな。確認が遅れた事も原因だからな。
 それよりも……ゼファー、ビギナ・ギナの左腕の制御を頼む。
 左腕のみ、火器管制・制御リミッター解放。」
〔了解しました。〕

(……攻撃か……予想どうりと言えば予想どうりだが……。
 こうもいきなりとはな……。)

【行動:防御(−2)ファンネルを攻撃(−1)一時後退(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:U-22 通路】
【機体状況:対自爆装置用改造済み  左腕のみゼファー制御中
        フィン・ノズル3個損傷、表面装甲損傷軽微 】  
【参加者状況:右足重傷(処置済み) 打撲 左目周辺に切り傷(処置済み)】
【武装:ビームライフル×2(残弾:右95% 左100%) ビームサーベル×2 ビームシールド
     フック付きワイヤー&ウィンチ ヒートナイフ×2 F-90S用クルージングミサイル×4 】
【所持品:ディパック(水2g入り0.5本 食料1.5日分 計画書 紙とペン 医療用セット 首輪カバー×5 ノートPC)
     拳銃 工具セット ゼファー】
【行動方針:前方警戒】
【同盟:なし
 中立:14番レイモンド? 15番リナルド?? 07番ベルク?】

258リファニア=ニールセン ◆y265QavDe. :04/06/20 18:04 ID:CLOiW9w/
IDチェック
>>257
ファンネルより立て続けに放たれた二発のビームは、ビギナ・ギナに届きはしなかった。
ビームを防いだのは、掲げられた光の盾と……。

「……かべ……?」

閉じられた、非常用のシャッターだった。

「だめよ、だめ。
 カーテンの裏に隠れてないで、出てこようよ?
 女王様が、お呼びなんだから。」

リファニアがそう呟いた途端、ビギナ・ギナの中に、攻撃意識が芽生えるのを感じた。
浮かんでくるビジョンは、構えられたビーム・ライフル。
ビームが放たれる直前にその射線上から逃れるように、リファニアはファンネルを舞わせた。

「ふふっ、だめよ。わたしには、わかっちゃう……の……?」

が、ビギナ・ギナの攻撃は、リファニアの予測を裏切るものだった。
リファニアが感じた攻撃意識と、放たれたビームには、妙なタイムラグがあったのだ。
ビギナ・ギナが放ったビームはシャッターを貫き、紙一重でファンネルを逸れた。
高出力ビームならば、ファンネルはひとたまりも無く撃破された事だろう。

「???」

怪訝そうな表情を浮かべて、リファニアは首を傾げた。
今のはビームを避けたというより……偶然逸れたようなものだ。
もし、これがファンネルではなく、MSだったならば、ビームに貫かれていた事だろう。

「……やっぱり、シェラさんは間違ってないや。
 なんだかわからないけど……不気味な相手。危険な相手だね。」

レーダーに映るビギナ・ギナの光点が通路を後退するのを見て、リファニアはくすりと笑う。
その顔に浮かぶ笑みは、無邪気な少女そのもの。今、少女を戦いに赴かせているのは、殺意ではない。

「待っててね、シェラさん。あなたの前に、あいつを引きずり出してあげるから。」

通路の入口に向けヤクトを飛ばした。
入口から半身を覗かせて、閉じられたシャッターを確認する。

「花束を、贈ってあげる。招待状を、添えてね。」

リファニアの呟きと共に、ヤクトが左腕に携えたザクバズーカを、シャッターに向けてそっと投げつけた。
何者にも遮られること無く、ゆらゆらと漂うザクバズーカ。
バズーカがシャッターに到達した瞬間に、ファンネルから放たれた閃光がザクバズーカごとシャッターを貫いた。
沸き起こる爆光に、シャッターがひとたまりも無く吹き飛ばされる。
遮る物が無くなり、通路の奥へと消えた主賓の下へと、ファンネルは飛んで行く。
通路の陰に隠れる様に潜むビギナ・ギナのイメージを、リファニアは捉えた。

……ふふっ、少し、驚かせてあげる。それだけじゃ済まないかも知れないけどね。

「は〜い、招待状。ちゃんと受け取ってよね。」

ビギナ・ギナの携えた大型のミサイルに向けて、破壊の閃光が放たれた。

【行動 : ファンネルに回避させる(-1)、バズーカをシャッターに向かって投げる(-1)
      バズーカの誘爆でシャッターを吹き飛ばす(-1)
      ファンネルでビギナ・ギナの携えたクルージングミサイルに攻撃(-1)、残0 】
【位置 : U-22(要塞内、通路の入り口) 】
【機体状況 : MSN-03 ヤクト・ドーガ
        爪先のアポジモーター破損、MS爆弾解除スイッチ付 】
【パイロット状況 : 頬にうっすらと傷痕、右肩に軽傷(治療済み)、頭に軽傷(処置済み)、メイク済み♪
           ノーマルスーツ着用、包帯少女、全身に時々ピリっとした感覚 】
【武装: ファンネル×1(一基射出)、両肩部3連装ミサイル×2、ビームサーベル 、ハイパーハンマー  】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)
      ノーマルスーツ、ジオン女性士官の制服、ナバン61式拳銃
      抗生物質、換えの包帯やガーゼ、消毒薬
      アレンの遺したギターとアンプ、トリィの羽根、日記帳とペン
      ピンクのエプロン(ポケットに口紅)、白のエプロン
      ラーズの遺品(ディパック、飲料水2g入り3本、地図、食糧たくさん、レポート用紙1冊) 】
【方針 : 全てを捧げる 】
【同盟 : 26 シェラザード=ビンス=マクファーソン、15 リナルド=グレイス、03 イブ・シュウリン 】
261シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/06/21 02:23 ID:8TpyYsFv
とりあえずIDチェック
 ……暑い……

「はぁ、はぁ……」

 空調の調子が悪い訳では、ない。
 ただ……待つ、というこのパターンが、ここまで疲れるとはね。

「っついわね!」

 ヘルメットは既に外した。
 手袋も、脚の部分のブーツも外してしまった。
 前面のファスナーも真下まで開いている。

 なのになんでこんな暑いのよ。

「くそっ……」

 薬箱から熱冷ましの錠剤を一粒取り出した、けど……
 水が無いからには、唾で飲み込むしかないかしら。
 指で口に運び、唾液の池に放り込む。……熱い。暑いんじゃなくて、熱い。

 この指がリオンのだったら……
 リオンの指は細かった。確か、私と同じくらいだった筈よね……

「んっ、はぁ……」

 知らず、胸に手が伸びる。

「はぁ、はぁ、はぁ、は……ははっ、ははは!」

 正気じゃないわ。
 大概、イカレテ来たわね、私も!
 いい加減人間の道踏み外してんじゃないの!?
 昔から変な性癖してると思ってたわよ、今更何よ!
 マスク被って、ぴっちりしたパイロットスーツ着込んで、胸の狭間から手差し入れて……
 それでもって死人でオナニーね、変態の極み……って奴!

「駄目。お終い。終わり。止め。お終いっつってんのよ!」

 言う事を聞かない自分自身が……憎い。
 両手で顔を抱え込む。
 抱え込んだ手の下から、上半身の裸体が見えている。

 どうすれば良いの、リオン……。

 アナタは、どんな私が好きだったの?
 アナタの髪が宇宙に舞ってからの時間は……短すぎたのよ。

 余りにも早く、アナタは死んでしまった。

 私に教えてくれたのは、その背中だけだった。

「本当、一度で言いから抱いて欲しかった……
 それがいけない事かな、リオン……」


 リオン! 私は、アナタにはなれないのよ!


【行動 : 薬(−1)、U−20へ移動(−3) 】
【残り : 0P 】
【位置 : U17 → U18 → U−19 → U−20 】
【機体 : ガンイージ 】
【状況 : 機体各所にダメージ、電子機器に被害】
【身体 : 適度・血濡れのリボン・ジェイソンマスク 】
【武装 : 頭部60mmバルカン砲×2(残弾65%)、ビームサーベル、ビームシールド、
       胸部ニ連装マルチランチャー(残弾ゼロ)、ABCマント(被弾回数1)、ビームライフル(残弾5)
       MS用大型ガトリング・ガン(ドラムマガジン付き・残弾60%) 作業用クレーン】
【所持品: 頑丈な腕時計、携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン
       ショットガン(残弾32)、ハンドガン(残弾12×5)、修理部品、修理器具
       ハロ、ジェイソンマスク、お弁当×6】
【方針 : 優勝 】
【同盟 : なし 】
264シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/06/21 21:51 ID:???
「来るか……?来るか……?来るか……?」
追撃に備え、左の先ほどまでいた通路に意識を集中させる。
が、すぐに現れると思われたファンネルはなかなか現れなかった。

「まだか……?まだか……?まだか……?」
その時、シャッターに何か当たったのか、ゴンという音が聞こえた。直後、急にシャッターが爆ぜた。

「何?……来るぞ!……2……1……撃て!」
〔!〕
コントロールスティックを動かせる限り操作する。ビギナギナはそれに正確に反応し、機体を回避行動に移らせる。
その回避行動によりファンネルのビームはビギナギナには届かず、壁を少し溶かした。
また同時に、ゼファーがビギナ・ギナの左腕に装備されたビームライフルでファンネルにビームを一発撃ち込む。

「……このまま突撃する!」
〔了解!〕
回避行動に移った姿勢のまま、ビギナギナはシャッターが破壊された直後でまだ煙の立ちこめる通路に突入した。
無理な動きに関節熱量が増加し、自分自身の体も悲鳴を上げる。
「くっ……敵機の種類と位置は!?」
〔ヤクト・ドーガ前方200!モニターに仮想位置を表示します!〕
煙でほぼ埋まったモニターに表示されるヤクト・ドーガの輪郭。
そこに向かって、両肩のクルージングミサイルを二発、叩き込んだ。

急造スイッチを押し込みながら、シュウジは一つの疑問を抱えていた。
(誰だ……?無いはずの機体に乗っているのは……。)


【行動:回避行動(−1)ファンネルをビームライフルで攻撃(−1)ヤクト・ドーガをクルージングミサイル×2で攻撃(−2)】
【残り行動値:0p】
【位置:U-22 通路】
【機体状況:対自爆装置用改造済み  左腕のみゼファー制御中
        フィン・ノズル3個損傷、表面装甲損傷軽微 関節熱量増加】  
【参加者状況:右足重傷(処置済み) 打撲 左目周辺に切り傷(処置済み)】
【武装:ビームライフル×2(残弾:右95% 左90%) ビームサーベル×2 ビームシールド
     フック付きワイヤー&ウィンチ ヒートナイフ×2 F-90S用クルージングミサイル×2】
【所持品:ディパック(水2g入り0.5本 食料1.5日分 計画書 紙とペン 医療用セット 首輪カバー×5 ノートPC)
     拳銃 工具セット ゼファー】
【行動方針:敵機?撃破】
【同盟:なし
 中立:14番レイモンド? 15番リナルド?? 07番ベルク?】
レーダー上に現れた、ビギナ・ギナを表すマーカー。
リナルドが対応を考えているうちに、ヤクト・ドーガが動き出した。
それを見、彼は後を追う。

すると、ヤクト・ドーガがバズーカをシャッターに向かって投げ――
次の瞬間、バズーカが爆発し、シャッターを突き破った。
ファンネルで撃ち抜いたのだろう。
リナルドは、慌てて開きっ放しの回線を通してリファニアを止めようとする。

「リファニア!
 例えシュウジが討つべき敵でも、今すぐ撃たなきゃならないわけじゃない!
 これ以上、無闇に戦域を広げるな!
 今は『ミョーコウ』に戻る方がさk……うぁッ!?」

急に、リナルドの胸に鈍痛が走った。
その痛みは、『それ』の痛みとよく似ていた……が。
『それ』とは何かが違っていた。 違いが何なのか、まではわからなかったが……
まだ、鬼神は倒れない。
歯を食い縛って、耐え抜こうと試みる。

(まだだ……まだ、倒れないぞ……。
 『ミョーコウ』に辿り着くまでは……!

 ……ふふ……、君のおかげでこの身体は、もう……。
 なのに……どうして君が俺の邪魔をするんだよ……!)

……だが、彼を責め立てる異変の攻勢はそれだけではなかった。

(……? 何だ……、これは……)

痛みに耐えつつも、リナルドの両目は彼の右手を直視していた。
おかしい。
右手が、おかしい。
神経が右手の異常を訴えている。
頭脳が異常を調べようとする。
でも、本能がそれを阻止してしまう。
つまり……異常の詳細を知ったところで何がどうなるわけでもないと、
リナルド自身が深層意識のどこかで考えている。

(おかしい……けど、今はそれどころじゃ……ないんだ!)

彼は痛みに耐えつつ、なおもリファニアに声を掛けた。

「く……ッ!
 と……にかく、今は余計な奴を相手にしてる暇は無いんだ!
 頼むから、ひとつくらいは俺の言うこと聞いてくれよ……!
 それとも何か? 俺に、君と同じ夢を見るなって言うのか!?
 違うだろ!?」

(もう、そう長くは持たないかもしれないんだぞ……。
 君が、君が俺を壊すのか? 違うよな……?
 ちくしょう……俺は……何で、泣きそうになってるんだ?)

鈍い痛みが彼の身体を苛む。
痛みが言葉に棘を作る。
単なるジェラシーかもしれない。
それでも、今倒れてしまってはシュウジ……正確にはゼファーの餌食になることうけあいだ。
故に、休むことも目を背けることも許されず。
己を削って、鬼神は立ち向かうしかなかった。
……彼自身を削らせている、その原因を作り続けている少女のために。
266リナルド=グレイス ◆Mcwo3DUBbU :04/06/21 22:01 ID:fgS+43nd
一応チェック
267リファニア=ニールセン ◆y265QavDe. :04/06/21 22:32 ID:t3L1kGy4
IDちぇき
急にレーダー上の光点に動きが生じた。
それはこちらに向かってきて――
ふたつの何かを放つのが、『視』えた。
リナルドの反応は、速かった。

ヤクト・ドーガの前に、防壁のようにアビゴルが立ちはだかり。
そして、燻る煙に向かって突っ込んでいく。
煙の中から現れた二基のミサイルとすれ違う直前。
アビゴルの両腕に輝くビーム・カタールが振るわれた。

左腕が振るったカタールは、そちら側のミサイルの弾頭付近を斬り落とした。
が、右腕で振るったカタールは振りが速かったのか、ミサイルの弾頭に直撃し……
振り抜き、ミサイルは直後に肘の近くで爆発した。
ディスプレイに表示されたステータスのうち右腕の一部、ちょうど肘のあたりが黄色から赤に染まる。
しかし、そんなことは気にしない。
……処理、完了。

爆風に揺さ振られつつも、アビゴルは速度を緩めない。
煙の中に見えた輪郭に向かって突き進み、左腕のビーム・カタールを腰だめに引き。

「ちくしょう……。
 どいつもこいつも、俺の邪魔ばかりしやがって……!」

鬼神の両目から、銀色の粒がふたつだけ、生まれ。

「これ以上、俺の邪魔をするなあぁ―――ッ!」

緑の機士は輪郭の中心目掛け、ビーム・カタールを突き出した。

【行動:通信継続(0)、斬撃・ミサイル処理(-2)、ビギナ・ギナに攻撃(-1)】
【位置:U-22・小惑星基地内・通路入り口】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・右肘不調・通信回線継続→ヤクト・ドーガ】
【武装:(MS)ビームカタールx2、右腕ビームカッター、ビームキャノン、デュアルビームガン
   (MA)ビームカッター、ビームシールド(×)】
【生徒状態:覚醒@ノーマルスーツ・鈍痛・右手に違和感】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx3、食糧4日分、私服、拳銃(20)、救急箱
      受信装置(稼動中)
   (以下私物)(MS状態チェック用ポータブルコンパネ)、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:リファニアと共に、生き延びる/何とかして、三人で『ミョーコウ』に戻る】
【同盟:20番リファニア 03番イブ 26番シェラザード】
269リーア先生@代理:04/06/22 00:29 ID:???
第13章 >268 現在 

  A B C,D E,F G, H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01◎■◎◎□□◎□◎■◎◎■□■■◎□◎■■■◎■□◎
02◎◎■□□◎□□□◎◎■■■◎□□□□□□◎■◎■※
03◎□◎□□□◎□◎□◎■■□□□□□◎□□□■■■■
04◎□□◎◎◎□◎□□■◎■□□□□□□□◎□■※◎■
05□□□◎▼◎◎□◎□■◎◎■◎□◎◎◎□◎□◎□□◎
06■□◎□◎□□□◎◎◎◎□◎□◎□□◎□□■□□◎□   □:開かれた空間
07※■■◎◎□□□◎□□□□□◎□◎□□◎◎◎□□□□   ■:暗礁空域
08■◎※◎□◎□◎□◎〓□□◎□□■□◎□※◎□□□□   ※:戦場跡
09■■◎■◎□◎◎□□□◎□□◎□□□□※□※◎□◎■   〓:コロニー
10◎■◎◎■□□□◎□□□□□◎□◎□※◎◎◎※◎□■   ▼:小惑星基地
11■◎■◎■■◎◎■□□■□◎■◎□◎□◎◎※◎◎■◎   ≠:崩壊したコロニー
12◎■■◎◎◎□□□□◎◎◎■■◎◎□◎□※◎□■◎■   ▽:爆破された小惑星基地
13※◎■■◎□□◎※□◎◎◎□■□◎◎◎□□◎□◎◎■
14◎■□◎◎□◎◎□□□■※■□■◎□□□□◎■◎◎◎   ◎:侵入禁止区域
15■◎■◎■□□▼□□□□■■□□◎□□□□■◎■◎■   ×:侵入禁止予告区域
16■□◎■◎◎◎□□□◎□□□□◎□□□◎※□□◎■■
17□◎■◎□◎□◎□◎□◎◎■99□□□≠≠□□□◎◎■
18◎□□◎□□◎□◎□◎■◎◎□□□□◎□□□◎□□◎
19□◎◎□◎◎■□◎◎□■■◎■□◎□□□□◎▼◎◎□
20◎□□□□◎□□◎□◎□■□◎◎□◎◎□1103▼□◎□
21◎◎□〓〓◎□□◎□※◎※◎□◎◎□◎□▼▼▼◎□□
22◎□◎□□□◎◎◎※※※◎□◎□□□□◎01◎▽▼◎□
23◎■◎□□◎□□□◎◎◎※◎■◎□◎◎□◎▼◎□◎□
24※■■◎□□◎□■◎◎※◎■■■□◎□◎□□□◎□◎

99は管制機能を持つレウルーラ級戦艦。
01・07・15・20・25・26は同一地点。03・14は同一地点。
03はムサイ級戦艦に搭乗。03の機体もムサイ級戦艦に収容。
乗り手不在のジム・ライトアーマーとサイコガンダムMk-Uもムサイに収容。
02・04・05・06・08・09・10・12・13・16・17・18・19・21・22・23・24死亡。
>>265
『リファニア!
 例えシュウジが討つべき敵でも、今すぐ撃たなきゃならないわけじゃない!
 これ以上、無闇に戦域を広げるな!
 今は『ミョーコウ』に戻る方がさk……うぁッ!?』

通信機より飛び込んできたリナルドの叫びが、コックピット内にこだまする。

「ごめんね、リナルド。
 愚かかもしれないけど……けじめはつけなきゃいけないの。」

静かな声で呟き返すリファニア。
リナルドは、気づいていないのだろうか。シェラは……もう……。

『く……ッ!
 と……にかく、今は余計な奴を相手にしてる暇は無いんだ!
 頼むから、ひとつくらいは俺の言うこと聞いてくれよ……!
 それとも何か? 俺に、君と同じ夢を見るなって言うのか!?
 違うだろ!?』

リナルドの叫びは続く。
モニターに映るリナルドに瞳を合わせずに、リファニアは再び呟き返す。

「今だけは、わたし、すべてをシェラさんの為に捧げるって、決めたの。
 今だけは、わたし、シェラさんだけを見るって決めたの。
 ……今だけは、わたし、夢見る事……やめたの。」

リナルドの痛みを、今のリファニアは知る事はなかった。
リファニアに感じられるのは、シェラの失われつつある生命の温もりと……代償を払わせるべき、敵だけだった。

>>264
ファンネルから放たれたビームは避けられ、ビギナ・ギナの後方の壁を融解させるだけに終わった。
間髪いれずに、ビギナ・ギナの構えたライフルよりビームが放たれる。
相手パイロットの攻撃意識の芽生えと実際の攻撃には、またも僅かなタイム・ラグがあった。
そして、ライフルの照準は異常なまでに正確だった。いとも容易く、ファンネルは撃ち抜かれてしまう。
爆光と共にファンネルの纏った緑の光が弾け、リファニアの身を苦痛が襲う。
だが、リファニアの顔に浮かんだ穏やかな笑みは、消える事はなかった。

……ふふっ、わたし、おかしいよね。殺し合い、してるはずなのに。
なんで、こんなに、穏やかな気持ちで居られるんだろう。
慣れた、から……?ううん、違う。
きっと、わたし、シェラさんの事、本当に好きだったんだ……。
そんなシェラさんの為に、生命を賭けて何かをしてあげる事に、満足してる。
そして、これが、たぶん……シェラさんとの最後の、共同作業になるのね……。
そう、さいご……の………あれ?

その顔に微笑を浮かべたままのリファニアの瞳から、雫が舞い散った。
共同作業の先にあるものが、別離であると……わかってしまっているから。

……いっその事、わたしも一緒に、逝ってしまうというのも……いいかもね……。
そうすれば、永遠に……いっしょに……。

一瞬、そのような考えすら頭によぎった。
リファニアの生への執着は、その瞬間だけは消え失せていた。

ビギナ・ギナがクルージング・ミサイルを放ったのは、ちょうどその時だった。
リファニアの意識は、飛んでいた。それが、致命的な隙となった。
相手の攻撃意識を感じ、意識が引き戻された時、すでに回避行動に移るタイミングを失していた。

「……直撃……?」
>>268
唐突に、リファニアのヤクトの脇を抜けた緑の影があった。
それは、リナルドのアビゴル。
アビゴルが脇を抜けた瞬間、リファニアの中に、リナルド痛みが伝わってきたような……。
そんな気がした。

直後、ヤクトの前に立ちふさがったアビゴルによって切り払われる、大型のミサイル。
一発は弾頭を切り落とされ、一発は爆ぜた。
沸き起こる爆光、揺れるヤクト・ドーガ。全天モニターに、ノイズが走る。
直撃では無かったが、強力なクルージング・ミサイルの爆発の前に無傷では居られなかった。
ヤクトの頭部を襲った衝撃は、モノ・アイを始めとした各種センサーを破損させたのだ。

「……リナ……ルド……。」

だが、それでも、リナルドがリファニアの生命を護ってくれた事は確かだ。
リナルドが切り払ってくれなければ、二発の大型ミサイルはヤクト・ドーガに直撃し、
機体と共に、リファニアの肉体は粉々に砕かれていた事だろう。

『ちくしょう……。
 どいつもこいつも、俺の邪魔ばかりしやがって……!
 これ以上、俺の邪魔をするなあぁ―――ッ!』

リナルドの叫びと共に、煙の向こうに消えるアビゴル。
煙の向こうに確認できるのは、二機のMSのシルエットと、突き出されんとするアビゴルの光輝く刃。
リファニアは瞳を見開きながら、その光景を目に焼き付ける事しか出来なかった。

「リナルドを傷つけたのは……わたし……?
 あの痛みは、私が与えた痛みなの……?」

全身に、ノイズが走るような感覚をおぼえる。
アームレイカーを握ったリファニアの手は、震えていた。

【行動 : リナルドとの通信回線接続(-1)、残3 】
【位置 : U-22(要塞内、通路の入り口) 】
【機体状況 : MSN-03 ヤクト・ドーガ
        頭部センサー・カメラ類破損、爪先のアポジモーター破損、MS爆弾解除スイッチ付 】
【パイロット状況 : 頬にうっすらと傷痕、右肩に軽傷(治療済み)、頭に軽傷(処置済み)、メイク済み♪
           ノーマルスーツ着用、包帯少女、全身に時々ピリっとした感覚 】
【武装: ファンネル×1(一基射出)、両肩部3連装ミサイル×2、ビームサーベル 、ハイパーハンマー  】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)
      ノーマルスーツ、ジオン女性士官の制服、ナバン61式拳銃
      抗生物質、換えの包帯やガーゼ、消毒薬
      アレンの遺したギターとアンプ、トリィの羽根、日記帳とペン
      ピンクのエプロン(ポケットに口紅)、白のエプロン
      ラーズの遺品(ディパック、飲料水2g入り3本、地図、食糧たくさん、レポート用紙1冊) 】
【方針 : ─wwヘ√レvv〜─wwヘ√レvv〜─ 】
【同盟 : 26 シェラザード=ビンス=マクファーソン、15 リナルド=グレイス、03 イブ・シュウリン 】
272ベルク=クロフォード(代理):04/06/22 19:50 ID:h51bFQCo
代理IDチェック
273シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/06/22 20:05 ID:ntlK6Cri
IDチェック
274シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :04/06/22 21:09 ID:???
爆ぜた。
肩アーマー側面から発射された二発のミサイルは確かに通路の奥のヤクトドーガへ向かっていき、爆ぜた。
が、煙が晴れ始め、通路の向こう側に見えたのは……。

「リナル……ドか?」
寸前で止められた二発のミサイル。原因は緑色の大型の機体……アビゴル。
信じられない事に左右のビームカタールで一発は弾頭のみを切り落とされ、
一発は完全には防ぎきれなかったようだが、外見的にはたいしたダメージはなかったように見えた。
切り札として装備した武装だっただけに、少し動揺も大きかった。

「ちっ……!あれでダメージがあれだけ……?流石未来の大型機と言ったところか……。」
〔マスター!来ます!指示を……。〕
「奴は……今の俺達には……敵だ!」

左腕のビームカタールを構えながら、なおも突っ込んでくるアビゴル。
そして、ビームカタールが突き出された瞬間、ビギナギナは……仰向けに倒れた。

「装甲が厚いからと言って……!」
斬撃のモーションが終了した次の瞬間、ビギナギナは無傷でアビゴルの下に回り込んでいた。

「むやみに大型の機体で突っ込んでくるのは……。」
右腕のビームライフルのロックオンマーカーをアビゴルのコックピットに合わせる。
ゼファーもそれを受け、左腕のビームライフルをアビゴルの……コックピット真横に向けた。

「命取りだ!」
次の瞬間、両腕のビームライフルが一斉に火を噴いた。

【行動:回避行動(−1)アビゴルをビームライフル×2で攻撃(−2)】
【残り行動値:1p】
【位置:U-22 通路】
【機体状況:対自爆装置用改造済み  左腕のみゼファー制御中
        フィン・ノズル3個損傷、表面装甲損傷軽微 関節熱量増加】  
【参加者状況:右足重傷(処置済み) 打撲 左目周辺に切り傷(処置済み)】
【武装:ビームライフル×2(残弾:右85% 左80%) ビームサーベル×2 ビームシールド
     フック付きワイヤー&ウィンチ ヒートナイフ×2 F-90S用クルージングミサイル×2】
【所持品:ディパック(水2g入り0.5本 食料1.5日分 計画書 紙とペン 医療用セット 首輪カバー×5 ノートPC)
     拳銃 工具セット ゼファー】
【行動方針:敵機?撃破】
【同盟:なし
 中立:14番レイモンド? 07番ベルク?】
275ベルク=クロフォード@代理:04/06/22 23:35 ID:???
束の間だった。

刹那の殺気。

戦闘での経験。

生命危機回避の本能。

いろんなことが脳内を瞬間的に駆け巡り身体が反応する。
ルイを乗せたままのペズ・バタラは光の閃光を避け
そのままR・ジャジャの近くに移動しコクピットハッチを空ける。

「行け、近くにレイモンドが来ている。
 V-20に行けば逢えるだろう
 そこに、別の反応もあるから気をつけろ。」

そうルイに告げると、頷いてはくれた。
ヘルメットを被っていたので表情は判らなかっが”すまない”と小声でルイに謝った。

彼女がR・ジャジャに乗りこみここから移動するのを見送り
再び、戦場へ意識を向ける。

そこには、キュべレイと数10機にも及ぶ凶器が漂っていた。

(流石にヤバいな。今度は全部さばききれる自信が無い気がする。)

しかし未だ動かない。狙っているのか時を
絶好のタイミングを・・・・・・・。

そして、他のMSが見当たらないことに気づく。

(しまった!)

瞬時に回りのモニターを見まわすと突き破られたシャッターの向こうに
残りの2機が誰かと戦闘をしている様だった。
レーダーにももう一機反応が現われている。
それはシュウジがあの2機と戦闘をしていることを確信させることだった。

ニ対一、では通信を送って対処できるほど甘い戦闘では無い
ならば、行動で伝えてみるか

エネルギーの無くなったビームライフルを捨て
ビームダガーを持ちビームを展開させそれをアビゴルに投げつける。
輝く光は輪を描きながら襲いかかる。
そして意識は怪しく沈黙を続けるキュべレイを警戒しながら。

【行動:キュべレイに通信中(-0)回避(-1)R・ジャジャの近くに移動(-1)
    ビームライフルを捨てる(-1)
    ビームダガーをアビゴルに投げつける(-1)】
【行動(ルイ):R・ジャジャに乗りこむ(-1)移動U-22→U-21→V-21(-2)】
【残り行動値:0】
【位置:U-22】
【機体状況:右腕損失、左足膝部損失、
      コクピット内機械一部損傷、スラスター一部損失(出力30%低下) 】
【武装:(本体)ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2(残弾0)(左手)ビームシールド、
    (左手) 無し(E0%)ビームダガー×2本 】
【所持品:ディパック コッペパン一つ 水2g三本 水1g一本 食料ニ日分 
     十字架 聖書 特殊情報端末 チ○ルチョコ20個ほど】
【行動方針:”答え”を見つける】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ??15番 14番 レイモンド=デリック 25番 ルイ=フィルセント】
276リファニア=ニールセン ◆y265QavDe. :04/06/22 23:38 ID:5vkJ/21n
IDチェック
277リナルド=グレイス ◆Mcwo3DUBbU :04/06/23 01:17 ID:pR3jctts
ID check
リナルドを自ら傷つける痛みは……かつて味わった事の無い苦痛だった。

「……私、馬鹿ね……。
 大切な人を傷つけてばかり……。」

自嘲気味に、リファニアは呟く。
笑みは憂いに打ち消され、機体を覆う緑の光が弱々しく消え入りそうになる。
アーム・レイカーを握った手は、ただ震えるだけで……今は何の役にも立ちそうに無かった。

立て続けに起こった爆発により生じた煙はすでに晴れ、激突する二機のモビルスーツの姿がリファニアの瞳に映る。
その光景の目の当たりにしながら、リファニアは何かの呪縛にかかったかのように、動かなかった。

だが、ビギナ・ギナが両腕に構えたライフルを放とうとした瞬間―――。

>>275
敵機が背後から迫り来るのをリファニアは感じ、力無くゆらりと、リファニアはヤクトを振り向かせる。
ノイズの走るモニターに映るのは、迫り来る闘魚の姿だった。
その残った左腕には、たとえ短くともMSを貫き生命を奪うには充分な、光の短剣が握られていた。

闘魚が、光の短剣を投擲する。
それはリファニアではなく、ビギナ・ギナと対峙するアビゴルに向けられた物だった。

「……リナルドっ!」

リファニアは、無我夢中でヤクトを動かした。
アーム・レイカーを操作する腕と指の動きは酷く鈍く、思ったように機体を動かす事は叶わない。
ビーム・ダガーの軌道に身を晒す、リファニアのヤクト。
光の短剣が、ヤクトのコックピットへと迫っていた。

……ああ、駄目かな……。
リナルドを傷つけてきた私だけど……最後にその生命を護って死ぬのも、悪くないよね……。

迫り来るビーム・ダガーが、酷くスローに感じられた。
そしてそれ以上に、自分の身体の動きが、まるで止まっているかのように鈍い。

……この感じ、前にも味わった事があるよね。
スタンリーに撃たれた時も、確かこんな感じだった。
迫り来る死の前に、私はあまりにも無力で……。
あの時は、死に捉われかけた私を、トリィが身を挺して護ってくれたんだよね……。

ふと、コックピット内に浮かんだ一枚の羽根が、リファニアの視界の端に映った。
アレンのギターの弦に挟んでいたトリィの羽根が、ギターより離れて舞っていた。

……トリィ……。

………。
「……死ねるかぁっ!」

少女は、叫んだ。
ヤクトを覆う緑の光が、再び眩い輝きを取り戻す。
アーム・レイカーを握る腕の呪縛が解け、凄まじい速さで操作される。
それに応えヤクトは身を翻し、左肩に巻きつけたハイパー・ハンマーを、迫り来るビーム・ダガーへと叩きつけた。
ビーム・ダガーが、ハンマーに深々と突き刺さる。

「……死ねる訳ない!
 ここで死んだら、私の為に生命を投げ出したトリィに、申し訳たたないっ!
 私の為に傷ついたシェラさんに、何も報いてあげられないっ!」

ダガーを突き刺したままのハイパー・ハンマーを、ヤクトが振り回し始める。

「お前は……シェラさんを傷つけた報いを受けろっ!!」

少女の叫びと共に、闘魚へと叩きつけるように振るわれたハイパー・ハンマー。
内臓されたスラスターに火が灯り、闘魚を砕くべく、迫る。

【行動 : ビーム・ダガーをハイパー・ハンマーで受ける(-1)、そのままペズ・バタラを攻撃(-1)
      リナルドとの通信回線継続(0)、残2 】
【位置 : U-22(要塞内、通路の入り口) 】
【機体状況 : MSN-03 ヤクト・ドーガ
        頭部センサー・カメラ類破損、爪先のアポジモーター破損、MS爆弾解除スイッチ付 】
【パイロット状況 : 頬にうっすらと傷痕、右肩に軽傷(治療済み)、頭に軽傷(処置済み)、メイク済み♪
           ノーマルスーツ着用、包帯少女、全身に時々ピリっとした感覚 】
【武装: ファンネル×1、両肩部3連装ミサイル×2、ビームサーベル 、ハイパーハンマー(爆発寸前) 】
【所持品: ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本(1本は空)
      ノーマルスーツ、ジオン女性士官の制服、ナバン61式拳銃
      抗生物質、換えの包帯やガーゼ、消毒薬
      アレンの遺したギターとアンプ、トリィの羽根、日記帳とペン
      ピンクのエプロン(ポケットに口紅)、白のエプロン
      ラーズの遺品(ディパック、飲料水2g入り3本、地図、食糧たくさん、レポート用紙1冊) 】
【方針 : シェラに報いる 】
【同盟 : 26 シェラザード=ビンス=マクファーソン、15 リナルド=グレイス、03 イブ・シュウリン 】
280イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/06/23 18:02 ID:???
巨大なミョーコウの船内で、愁林はたった一人。
休む事無く只管に、データの解析作業を進めていた。
元よりコンピューター関連の技術に疎い彼女にとって、この作業は決して与し易いものではない。
それこそ神経をすり減らすような緊張感とプレッシャーが、常に彼女を苛み続けていた。
逃げ出したいなどとは思わない。
途中で入った定期放送では、リファニアの名前もリナルドの名前も、そしてシェラザードの名前も読み上げられはしなかった。
彼らはまだ生きている。
ならば、自分も彼らが戻ってきた時に胸を張れるようにしていなくては。

「……ふう」

とは言え、疲労したままではやはり作業に差し支える。
そう判断し、愁林は栄養剤を取りに艦長室へと向かった。
ドアを開き、足を踏み入れ、薬箱の置かれているベッドの傍まで歩み寄り―――彼女はソレに気付いた。
金属製の首輪。
リナルドが、ダグラスの副葬品にどうかと手渡してきた品だ。
ダグラス自身には何の所縁も無い品物ゆえに、葬送用のカプセルには入れなかった。

「?」

またも感じる奇妙な既視感。
自分はこれを何処かで見た事がある。
そう、確か……。

「……コォ……ネ……?」

そうだ。
彼女はそう刻まれた、これに良く似た首輪をしていたのだ。
友人からの預かり物だと彼女は言っていた。
そう。
黒後家蜘蛛の首輪は、今手元にあるこれと酷似していたのだ。

「どういう事……」

知らず、虚空に問いかける。無論誰も居ない室内からは、何の答えも返っては来ない。
静かに首を振る愁林。
今、自分が為すべき事は他にある。心を割くべき仕事が艦橋で手薬煉を引いて待っているのだ。
何度も自身にそう言い聞かせながら、栄養剤を静脈に打ち込み、彼女は艦長室から艦橋へと駆け足で戻っていった。
281イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/06/23 18:05 ID:???
「!?」

迂闊だった。
レーダーから目を離した僅か数分の間に、一機のMSが極めて近い距離まで接近していた。
幸いにして可動状態に無かったミョーコウは、今のところ相手の注意を引いていない様子。

迎撃に出るか―――否。
相手がこちらに注意を向けていない以上、積極的にリスクを冒してまでリターンを得ようとするのは愚策だ。
為すべき事がある。文句を言ってやりたい相手がいる。
だからこそ、今は生きる事を最優先に考えなければならない。

通信を送るか―――否。
ジャベリンの搭乗者は、記憶に拠ればあのサーティア・クワン。
彼女の仲間の命を奪い、コロニー崩壊の際に刃を交えた自分達との交渉に応じるかは至って不明瞭だ。
仮に彼女が心変わりしていたとして、今の自分達には彼女を招き入れるだけの余裕は無い。
ノアの方舟が救えたのは、あらゆる動物のつがい一つずつだけ。
リナルドが用意した方舟もまた、全ての命を救える訳ではないのだ。

頭痛が走った。
いつもと同じあの痛み。
違う。
これは誰かの痛み。
誰の―――

―――リファニアの、リナルドの、そしてシェラザードの命の痛み。

根拠は無い。
だが、空の青さが一目瞭然であるように、その痛みが彼女たちの痛みであるのは愁林にとって当然のように思えた。

だから歌う。

彼女らの戻るべき場所で、彼女らと共に戦えない身で、切なる願いを祈りに込めて。
282イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/06/23 18:08 ID:???
 Sancte deus, Sancte fortis, Sancte misericors salvator♪
   聖なる神よ、聖なる力よ、聖なる慈悲深き救い主よ
 amarae morti ne tradas nos♪
   私たちを苦しい死に引き渡さないで下さい

愁林にできる、愁林が為さねばならぬ戦いを続けながら。

 Sancte deus...
   聖なる神よ……
 Ad te clamaverunt patres nostri♪
   私たちの先祖は、貴方に向かって叫んだ
 Clamaverunt, et non sunt confusi♪
   彼らは叫び、迷わなかった

照明の落とされたミョーコウ艦橋。
一切の明かりも音も漏らす事無く、鉄の船は沈黙し続けた。

 Gloria, patri, et filio, at spiritui sancto♪
   願わくば父と子と聖霊に栄えあらん事を
 Sancte deus...
   聖なる神よ……

切なる歌声を、その内に木霊させながら。

【行動:艦内移動(-2)、データ解析継続中(-1)、薬剤注射(-1)、祈り(-0)】
【残り行動値:1p】【現在位置:V-21、ミョーコウ艦橋】
【特記事項:軽症(手当て済み)、覚醒?、若干の疲労、時折襲う正体不明の突発的頭痛、内臓器官損傷】
【機体状況:左腕Bシールド及びBトンファー使用不可、左肩装甲破損(左腕はゴトラタンのものを移植)】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×1、Bシールド×1、
...    Bライフル(E残量49%)、4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(Hマシンガン残弾48%)
     Bピストル×2(E残量70%、両脚部外側HPにマウント)、
     グレネードランチャー付き90mmマシンガン(6斉射+グレネード3発、腰部左側HPにマウント)】
【所持品:思い出の銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:「貴女達の帰るべき場所は此処にある」、「祈りに乗せて心よ届け」】
【同盟:リナルド、リファニア、シェラザード】
283リーア先生 ◆UktGzzmQ/o :04/06/23 23:18 ID:???
新スレです。

ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第14章
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/x3/1087999569/l50

容量が満杯になったら移動お願いします。
284サーティア=クワン ◆Y9kguUm6vs :04/06/24 00:30 ID:GmOrKaHa
「戦艦であろうと、何処であろうと……」

 レーダーにも一際目立つ、その戦艦。

「障害物多い方が、私にとっては戦い易いのよ」

 そう、例え敵の数が多くとも、実際には戦えない事は無いわけか。
 ミノフスキー粒子が濃いらしいけれど、残念だったわね。
 その巨体は幾らなんでも隠し切れないわよ……。

 いま、ここで!

「全て……断ち切らせて貰うわ、何もかも!」

 リオンの死から始まった長い旅路はここでお終い。
 ムサイの撃沈ごとき、軽い事よ。
 このガトリング・ガンの破壊力は今までの戦闘で充分証明済み。

 ムサイがこの攻撃をよけられるとは思えない!
 狙うはエンジン! 次いでメインブリッジ! 最後に格納庫!
 完全に破壊させてもらうわ……

 最大速度で加速して、残骸を蹴って飛び出し斜線を作る……
 横側面が広くて有難う、獲物って奴かしら?

「ロック・オン……最大連射ァ!!」

 そのガトリング・ガンが回転を始めた。


【行動 : ムサイへエンジン〜ブリッジへ攻撃。(−2)、V−20へ移動(−2) 】
【残り : 0P 】
【位置 : U−20 → V−20 】
【機体 : ガンイージ 】
【状況 : 機体各所にダメージ、電子機器に被害】
【身体 : 適度・血濡れのリボン・ジェイソンマスク 】
【武装 : 頭部60mmバルカン砲×2(残弾65%)、ビームサーベル、ビームシールド、
       胸部ニ連装マルチランチャー(残弾ゼロ)、ABCマント(被弾回数1)、ビームライフル(残弾5)
       MS用大型ガトリング・ガン(ドラムマガジン付き・残弾60%) 作業用クレーン】
【所持品: 頑丈な腕時計、携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、血塗れのリボン
       ショットガン(残弾32)、ハンドガン(残弾12×5)、修理部品、修理器具
       ハロ、ジェイソンマスク、お弁当×6】
【方針 : 優勝 】
【同盟 : なし 】
ビギナ・ギナが消えた。
近隣空間内での物質の移動方向は、下。
リナルドは何の迷いも無く機体を加速させる。

ビギナ・ギナはアビゴルの下方に回り込んだ。
……甘い。
アビゴルは慣性で前方に突き進み続けている。
一方、下方に動いたビギナ・ギナとは相対速度で距離が開き続ける。
故に、ただ機体の下に潜り込んだだけでは攻撃を完全に命中させることなど夢のまた夢だ。
自分が静止するか、最低でも相対速度を0近くにしなければロック・オンなどできるはずがない。

(……所詮は素人だな。
 だが……)

ゼファー・ファントムが相対速度を計算に入れないわけがない。
戦闘に於いて攻撃を命中させるための計算に必要不可欠な要素をゼファーが計算しないとは……。

(欠陥品か……あるいは本当に計算に入れ忘れたのか……。
 どちらにせよ、幻は幻といったところか)

思考は一瞬。
次の瞬間、二本のビームがアビゴルのいた空間を貫く。
離脱が完全ではなかったのか、うち一本がアビゴルに追い縋り左肩のアーマーを削って消えた。
機体を貫かれたわけではないが、それでもかなりの衝撃が一人と一機を揺さぶる。

(……クズめ)

機体を反転させ振り返ったリナルドは、ペズ・バタラには目もくれない。
ほの昏い表情の上で、さらに昏く輝く双眸が開かれる。
今までの戦いの中で、この瞬間ほど目の前の男が鬱陶しかったことは無かっただろう。
だが。
彼はその黒い感情すら一瞬で横に押しやった。
――既に、鬼神は一人の青年に戻っていたのだ。

いつの間にか、涙を流していた。
メットなど、とうに脱ぎ捨てている。
唇は小刻みに震え、双眸は絶望に彩られ。
ただ、その言葉を反芻していた。

「……『今だけは』……?」

振るえる口元が、妖しく歪む。

「……『今だけは』……って、何だよ」

既に、“世界”の中の彼を包む煌きは消え去っていた。
いや……そんなものはこの戦闘の前から消えていたのかもしれない。
再び心を折った、その時から……もう、希望の輝きは失われていたのかもしれない。

「……それじゃ、『いつかは』戻ってくるってことなのかなあ。
 そんな……、そんな都合のいい話って、ありかよ」

うわ言のように、それでもしっかりと、言葉は紡がれる。
開かれた扉は閉ざされなかった。
もう一度扉を閉ざしてしまったら、もう二度と開くことはできないとわかっていたから。
だから、精一杯抵抗した。
だが、そこから漆黒の闇が流れ込み、……再び彼に纏わり付き始めた。

≪続く≫