ジ　ャ　ブ　ロ　ー　に　散　ら　ず　！　！

DEC.25,0079 UC　ジャブローその２

>>47　整備兵三人娘
A「ねぇ、あれからあんたのエロ少尉の彼氏から連絡あったの？」
B「そうそう、噂だと昨日あの艦隊ってソロモン攻略に参加したらしいじゃない？激戦だったって聞いたけど」
C「ルナツーを出発する前に撮ったムービーレターは今日届いたわよ。…ソロモンでのことはまだわからない」

A「そうよねぇ。戦死したとしても家族には来ても、そうじゃない連中にはすぐには連絡こないしね」
B「無事だとしても、昨日の今日じゃまだ本人からの連絡は無理か。待つしかないんだね…」
C「うん…彼の小隊ラッキー部隊だから…まだ誰も死者の出てないエース隊だから…
　　きっと彼も隊員全員も無事に決まってると思うけど…待つ身ってこんなにつらいんだね…」

>>50　冒険少年
なんだよ、もうお前とは一生口聞かないって言っただろ！
この前の冒険が失敗したの全部お前のせいなんだからな！わかってるのかよ！
お前が先生にいいつけたりするから…地下水路どころか居住区から出ることすら出来なかったんだからな！
なに？お化けに取り付かれなくて良かっただと？
だから言っただろ、お化けなんていねーんだよ！お前みたいな臆病者は家でママのおっぱいでも吸ってろよ！
（本当は俺も少し怖かったんだけど…そんなこと恥ずかしくて言えないからな…）

>>58　産婦人科女医
今日私が始めて取り上げた子供の母親から手紙が来たんだよ。
その子（もう立派な大人になっているから「子」じゃないけどね）は志願して軍に入ってて、
アフリカ戦線で戦ってたらしいんだけど…先週戦死したって…
子供が皆天寿を全うするわけじゃない。こんなご時世だ、それは充分にわかっているつもりさ。
でもね、わかっていてもつらいね。
命って何だろう、って思うよ。生まれてくる時は皆生きたくて、生きたくて、一生懸命になって出てくるのに。
失われるのは、とても簡単なんだよね。悲しいことだけど。
うん？…また呼び出しか…よし、私は私の戦場へ行こう。
命を奪い合う戦場ではなくて、命を産み出す戦場へ。そこが私の生きる場所だからね。

>>30　単身赴任のエンジニア
休み無しででモビルスーツを仕上げたら、休暇を取り消して戻れ？
なんでルナツーなんぞに赴任せにゃならん！
はぁ、ソロモンでGMの推進器制御に不都合が一杯出た？OSの改良を急ぐ？俺の守備範囲じゃねぇよ！
それに何ですこれ？海外戦地手当はどこ？連邦基地でしょあそこは、え？安保条約結んだから国内だ？
ふ　ざ　け　ん　な　！　次の便で宇宙に上がる。通信以上。

>>31　年金課を定年退官するジジイ
年末を待たずに停年のあいさつ回りを終えれたのは良かった。これでわしも70のジジイだ。
退職はしたが、系列会社に席は置いているから、若い者への指導はせにゃならん。
良い意味でジジイになるのは難しいもんじゃな。
やれやれ急がしい。養老ホームの入居が急に早まって、引越しに追われておる。
こりゃ艦長クラスの入居予定者がずいぶんお亡くなりになったな。お気の毒に。
戦死者の発表も軍機とは、ご家族も気楽なのやら悲しいのやら・・・・

>>41　原住民アカ族代表
--民政官発表--
ジャブロー原住民居住地で伝染病発生につき、軍人と民間人全てに隔離命令を下す。
民政官の許可無く原住民と接触することを禁止する。
なお、居留区への侵入または脱走を試みる者は即時射殺を許可する。

>>45　トイレ掃除のおばちゃん
休暇です。休暇といったら休暇です。絶対に出てきませんｗ

>>48　麻薬の売人
へへへっクリスマス休暇ってのは書き入れ時だねっ。
ど助平ぇどもにアクセル系が良く売れるよ。
しかし・・・なんで自殺剤がこんなに売れるんだろうね？？？
へへっ値上げしようかな♪

>>55　ジオン軍捕虜
壁に刻んだカレンダーから察するに、もうクリスマスを過ぎたようだ。正確にはわからんが。
殺風景な独房では、地球の季節というものを感じることは無い。
地球人は独房で簡単に発狂するというが、我々ジオン人には理解できないことだ。
迫害されたスペースノイドの多くは、廃棄コンテナにシートを張って暮らしてきた。
サイド2の地面に住めるようになったのは、ここ数年のことでしかない。ザビ家と故ジオンの功績だ。
そう、それで子供の頃の夢を見た。貧しかったが、楽しくもあったな・・これが私へのクリスマスプレゼントだったよ。
宇宙に感謝を・・メリークリスマス・・・

DEC.26,0079 UC　コンペイトウ内士官用個室

>>54>>61　元第二連合艦隊所属ヤマダ小隊員　少尉

中尉、こっちはやっと落ち着きましたよ。
昨日レビル大将がコンペイトウに上陸して、次の作戦のために全軍再編と出撃準備しているところです。

あ、言い忘れましたね。ソロモン名前変わったんですよ。今後はコンペイトウって呼ぶらしいです。
中尉のご先祖の国の言葉らしいですね。まるで中尉のために贈られたみたいで、俺は気に入ってますよ。
今までジオンの大軍が駐留してて、難攻不落と言われていた要塞だけのことはあって、快適な作りですしね。
ま、ジャブローに比べればまだまだですけど…

ジャブロー、か…
俺、どのツラ下げて帰ればいいんですかね…
中尉の奥さんとタロー君になんて言えばいいのか…
あの時俺が怖気づいて立ち尽くしたりしなければ、こんなことにならなかったのに…

許してなんて、貰えないでしょうね…
奥さんもタロー君も、本当に中尉のこと愛してましたしね。
前に遊びに行って止めてもらった時、俺は心の底からうらやましく感じましたよ。
この家族はお互いが相手を信頼し、深く、強い絆で結ばれているんだって。
その大切な家族を守るため、中尉はどんなきつい試練や任務でも耐えられる強さをもてたんだなって。

そんな家族を俺は…
いや、いつまでも落ち込んでも仕方ないですね。
このままじゃ「落ち込む前に、今自分がすべきことを全うしろ！」ってまた中尉に叱られちゃいますね。

ヤマダ中尉殿。小官はこの戦争を終結させ、平和をもたらす為に尽力することを今改めて誓います。
だから、安らかにお眠りください。中尉の意思は小官が引き継ぎます。

敬礼

DEC.26,0079 UC　ジャブロー内士官用居住区

>>33　ヤマダ夫人

昨日、夫の戦死を知らされました。

連絡があって、軍施設までくるように言われました。
そこで夫の最後と遺族年金のこと、後日他の戦死者の方と一緒に合同慰霊祭が行われることを説明されました。
いえ、正確には担当の方は説明して下さろうとしたんですけど、
私が途中で倒れてしまったので…最後までは聞けませんでした。

息子も一緒にいるので気を強く保たなければいけない、そうは思っていたのですけど…
気がついたら医務室でした。息子が私の手を握り締めていてくれて…
本当に私は母親失格です。まだ幼い守るべき息子に逆に慰められるなんて…

夫はソロモン攻略戦での戦闘中、
突如現れたジオンの新型機の攻撃から部下の少尉をかばって身代わりになったそうです。
いかにもあの人の最後らしいですね…夫は結婚前からそういう人でした。
まわりに気を配い、仲間を大切にし、責任感の強い…そんな人でしたから。

少尉のこともとてもかわいがっていて、家に招待したこともありました。
その人を守るために自分を犠牲にするなんて、夫も本望だったことでしょう。

…頭ではわかっているんです。
軍人なんですから、いつ命を落とすかもわからない。とっくに覚悟は出来ていたはずなんです。
でもダメなんです…あの人の思い出が昨日から止まらないんです。
あの人の笑顔。あの人の優しさ。あの人のたくましさ。
全てが走馬灯のように浮かび、消え、また現れるのです。

でも今の私には大切な一人息子がいます。
そう、あの人が残してくれた宝物。私たちの愛の結晶。
これからの私の仕事は、あの人の分も息子を立派に育て上げ、幸せにすること。それが夫の望みでしょうから。

そうよね、あなた。

DEC.26,0079 UC　ジャブロー内士官用居住区

>>17　タロー・ヤマダ

12月26日のにっき

きのうはいそがしくて、にっきがかけませんでした。だから、今日まとめてかきます。
おとといのよる、おとうさんがソラでしんだそうです。きのうぐんたいの人のビルでそうききました。

そのことをきいたおかあさんは、たおれてしまいました。
ぼくはびっくりして、おかあさんがおきるまでずっと手をにぎっていました。
じかんがかかったけど、ちゃんとおきてくれてよかったです。

ぼくもかなしかったけど、なきませんでした。
「なかないでまっている」とやくそくしてたけど、それだけではありませんでした。

ぼくはおとうさんがしんだことをしってたからです。

なぜかはわかりません。でも、おとといのよるおとうさんのこえがきこえたのです。
「おまえはおとうさんのぶんもおかあさんをまもってくれ…たのんだよ」
おとうさんはそういっていました。

そのときだけ、ぼくはやくそくをやぶってしまいました。
どうしてもなみだがとまらなかったのです。
ずっとなかないでがまんしていたのに、そのときだけはダメでした。

ぼくはまえのやくそくをまもれなかったので、こんどのやくそくはかならずまもります。
すききらいもしません。ニンジンものこさずたべます。しゅくだいもちゃんとやります。
べんきょうもがんばってやって、いいせいせきをとって、おかあさんをよろこばせます。
そしてはやくおとなになって、おとうさんみたいにつよい男になって、おかあさんをまもります。

やくそくするよ、だからあんしんしてね、おとうさん。さようなら。

おわり

以上で「ジャブローに暮らす！！」は終了です。
だらだらと続けさせてもらいましたが、
感想レスくれた方、励ましレスくれた方、そして私の駄文を読んでくださった方、ありがとうございました。

感謝であります。

それではさようなら。

感動した。
ｱﾘｶﾞﾄｳ！
記念にあげるぜ

ソロモン戦が終わったとレーザー通信が入る。
「諸君！我々の偵察任務は終了した。ソロモン宙域の連邦軍は勝利した！」
マゼラン艦内が沸き返る。もう、この宙域は敵地ではないのだ。
祝福ムードを悲鳴が断ち切る。
「いかん！6番機を止めろ！甲板仕官、急げ！畜生！無線が通じないぞ！」
ソロモン急行と呼ばれる決死隊の一機が、リニアカタパルトに乗っていた。
「8番機、カタパルトの進路を塞げ！ブリッジ！動力緊急停止！」
・・・あ・・・
停止したカタパルトから脚を離したガンダムが、巨大なブースターを持ち上げ、緩慢に宇宙空間へ漂い出す。
緩やかに回転する、モビルスーツと比較しても巨大な核ブースターは艦を推線から逸らすと、刹那！爆発的な光とともに加速を開始した。
「無線は回復しないのか？6番機！おい6番機！もう作戦は終わったんだ！！」
「GM隊！体当たりしてでも止めろ！・・・加速に追いつけない？最善を尽くせ！　主砲！奴のブースターを狙えるか！」
動力回復まで20秒との絶叫が返ってくる。手遅れだ・・・・6番機は味方の居るコンペイ島に向かっている！

-20秒後-　マゼランの主砲が斉射された。

秘密任務中に敵のパトロール艦隊と遭遇したと見られる、マゼランの残骸が発見されたのは翌週のことだった。
地球周回軌道付近で損傷漂流中の艦載MSが一機回収されたが、パイロットは酸欠に加えて極度の疲労と正体不明の薬物障害で意識不明の重態。
患者は、ジャブローの高度治療施設へ搬送され治療中とある。
そしてまた、ジャブローの退屈な日常に棲む住人が増えた・・・




ジャブローに暮らす！！終了おめ。
戦闘薬を買っていたソロモン偵察隊員の物語を完結しておきました。
悲劇も退屈も、ジャブローの日常を点描するのは面白かったですね。
またどこかでネタスレがあったら書いてみてくださいね。それでは。

GA-28　ジャブローに散らず　Ｒ　２-４-１
（常時）：自軍プレイヤーは、「ジム」の魅力について熱く語る事ができる。
その場合、熱く語っている間、全ての「ジム」は無敵である。

ガンダムウォーのカードより

「ジャブローに暮らす！！」 目次

>>17　タローの作文
>>24　泣き虫先生
>>27　夢見るウェイトレス
>>33　ヤマダ夫人のとまどい
>>36　中尉のメールfromルナツー1
>>37　中尉のメールfromルナツー2
>>43　歯科医の健康診断
>>47　整備兵3人娘
>>50　冒険に行こう！

>>54　少尉のムービーレター
>>58　戦場は分娩室
>>61　生きてこそ
>>62　消える生命
>>64　後日談その1
>>65　後日談その2
>>67　少尉
>>68　ヤマダ夫人
>>69　タロー・ヤマダ

まとめてみますた

ジャブロー暮らしさんの作品感動！！
板違いかもしれないが、このすばらしいジャブロー暮らしさんの作品を
フラッシュで是非とも作ってほしい！！

>>76
フラッシュで作るとすると、どんな構成になる？
1ストーリー1分以内で、10本ぐらいかな。アニマトリクスに近い。
絵はそれなりでいいが、声が難しい・・・無声？ミュージッククリップにまとめてもいいね。
後日譚は削除していいと思う。
個人的に気に入っているストーリーは、
>>17タローの作文
>>27夢見るウェイトレス
>>48麻薬の売人
>>55ジオン軍捕虜

タローの作文はオープニングに欲しい！（これじゃトップを狙え！のパクリ？ｗ）
ジャブロー暮らしさんの作品じゃないけど、原住民の話は面白いかも。
でも、作画や構成が悪いと、ダークなニュアンスがぶち壊しに・・・エウーゴそのものだし。
原住民−売人−偵察隊員−トイレ　この辺、ストーリーが微妙にカブってる？
ソロモン急行とかソロモン攻略とかは、上手くぼかした方が、ジャブローの日常感が出ていい。
でも、上手にバックストーリーを織り込んで！
エンディングはジオン軍捕虜が一押し。後日譚のクリスマス回想で締めたらいいかな。

一般人視点でこうもレベルの高い物を見せて貰えるとは

初期のソロモン急行って、帰還を期待されない決死隊だったのかな？
教えて、ジャブローのエロイ人！

フラッシュ待ちage

ジャブローってかなり巨大な洞窟だけど
人工なのでしょうか天然なのでしょうか？
地球に
あのくらいの大きさの洞窟って実在するんですかね。

>>81
もともと結構大きかったものを、さらに掘り進んだ。
>>16みたいな人がな。

このスレの>>10は神だけど、
>>1は無残だな。

>>82
別スレだが、こんなのがあった
【ｼﾞｬﾌﾞﾛｰ】戦略拠点についてのお話【攻略作戦】
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1057879127/425-426
＞
漏れの考えでは、砂井戸とゲル硬化の併用となります。
水分を多量に含んだ超軟弱地盤の造成ですので、関西国際空港埋め立てや都市河川下のトンネルなどで使われた実績あり。
〇土質は石英質を主体とした砂泥で含水率が高い。

プラン1
（中略）

プラン2
（中略）

どちらのプランでも、地上では大規模な不等沈下が起こりますから、高層ビルなどは建てられませんね。
ジャングルにして放置し、建物はドーム上の簡易構造物にした方がイイ！
地下排水路は必須で、過剰な地下水をせき止めるための地下堤防が必要かもしれません。これは地下ダムとして沖縄で実績あり。

ジム・・・・・ミラクルジム・・・・・本名　村田基
王様の愛称で呼ばれ天才的なキャストテクニックの数々、そして釣果。
だが彼に琵琶湖は守れない、ハゲた頭をバンダナで隠すようなヤツに琵琶湖は
守れない。縁起物といって黄色いスニーカーを履くヤツに琵琶湖は救えない
バスプロに悪口ばかり言われてるかれを琵琶湖は受け入れない。
そうだ。それが現実だ。受け入れて未来を見るのだ。ジムよ、ミラクルジムよ。
マンガで美化、されすぎだ。

支援アゲ！！
良スレ計画を発動します。

どうでも良いけどさ。
ジャブローに散るのはＧＭじゃなくてウッディ大尉。

どうでも良いけどさ。
ジャブローに散るのはＧＭじゃなくてウッディ大尉の乗ってたファンファン

お久しぶりです。

思いもよらぬほど感想いただけてうれしい限りです。
今年は最後の月にこのスレで楽しく書かせていただいたので、
なんともよい終わり方を出来そうです。

ここは私のほかにも素敵な作品があるスレなので、
今後とも職人さんは頑張ってください。

それでは皆様よいお年を。
ご声援とご感想本当にありがとうございました。

良スレですね！

職人期待age

タローくんはニュータイプですか？

>>92
ニュータイプと言うよりもカテゴリーFだな。
夢でお父さんが語りかけて来たのでお父さんもカテゴリーF。

JAN.8,0080 UC　ジャブロー基地内カフェ

遅くなったけど、Happy New Year!
それから終戦おめでとう！やっと平和になったわね！

でもさ、ここ1週間ずーっと終戦特番ばっかりで退屈じゃない？
軍のお偉いさんののっぺりした顔とか、
ジオンから開放された街の交差点で、カップルが抱き合う映像とか見飽きちゃったわよ。

え？私？まだジャブローのカフェでウェイトレスの仕事してるわよ。
前は戦争終わったらすぐに出て行こうと思っていたんだけどさ…
なんだかここ気に入っちゃったのよね。
とりあえず仕事もあって、食べていくには困らないし。

なんていうのかな…男作るのはここでもいいんじゃないかと思ってさ。
戦争中はね、流石にいつ死んじゃうかわからなくていやだけど。
終わっちゃえばね、軍人が彼でもいいかなぁなんてね。
職も安定してるし、給料もそんなに安くないしね。今まで来た軍人の客の中でも、たまに若いいい男いたし。
これからは頑張って客の中から有望そうないい男探して彼氏にするわよ。そして将来は閣下婦人…なんてね。

お、そんなこと話している間に来客が。
いらっしゃいませー！

…ム！なかなかハンサムな軍人が来たわよ。階級は…少尉ね！
まだ若そうだから将来性もあるかも…とりあえずアピールしてこよっと！悩むのはあと！

ご注文は何にいたしますか？昨日届いたばかりのキリマンジャロ産の美味しいコーヒーがありますよ…

自分で「終了です」と言ってしまってなんですが、
一年戦争終戦後の風景も書いてみたくなって、勢いで書いてしまいました。

ところで0079年12月はソロモン、ア・バオア・クー、そして1月1日の終戦とイベント目白押しですけど、
0079の1月も開戦、ブリティッシュ作戦、ルウム戦役、南極条約締結とネタは豊富にあるんですよね。

以前書いたものの過去話になってしまいますけど、
ジャブローに暮らす人々の生活を0079年の1月から新しく書き始めたら面白いかな、
なんて思ってます。

よろしければネタ思いついたときにでもボチボチとやっていこうかなと。
せっかくスレがあるので、他の職人の方も是非お願いします。

では本年もよろしくお願いいたします。

>>94-95
ジャブローに暮らすさんお帰り(＾∀＾)

おおお！？新年早々いいことあったぜ！
がんがれよ！

ドリル付きホバー移動のＭＳには逃げられちまったけど
掘っているうちにとんでもないモノを掘り当てちまったようだ
こいつを上に報告したら俺は亡きものにされちまうだろう
部下にも箝口令を強いた
しかし人の口に戸は立てられないものいつか漏れるだろう
どうすれば俺は生き残れるか
そればかりを考える日々が続く
掘り当てたモノがgoldなのか全世代のMSなのか核なのか
今ははっきり言えないが家族が安泰に過ごせるように考える事が俺の当面の使命
部下とは一蓮托生
この秘密は絶対漏らすな！

JAN.9,0079 UC　ジャブロー基地内工事現場

今日も工事は順調なようだね。さすが我が社の優秀な作業員達だ。
こうやって現場巡回をする時も正直鼻が高いよ。

戦争が始まってしまったけど、
不謹慎かもしれないがそんなときこそ我々建築業界は躍進できる。
特に我が社はここジャブロー基地内の施設建築の大半を受け持っているからね。
核が打ち込まれても大丈夫なここジャブローなら、万一のことがあっても安心だ。
しかも連邦軍の本部だし、よほどのことがない限り危険はないだろうな。

愛する家族よ。お父さんは頑張るよ。
まだしばらくここでの仕事は続きそうだし、もう少し落ち着いたらお前達をここに呼び寄せるよ。
シドニーも暮らしやすいとは思うけど、今は戦争中だからね。こっちのほうが安全さ。

ん？社長から連絡？つないでくれたまえ。
ハイ、私です…え？工事の中止？なんでです？
ジオンがコロニーをジャブローに落とそうとしている？
阻止限界点を越えるのが時間の問題？それって…

でもまだここにはそんな情報は何も届いてませんよ！…情報規制…
我が社が持つ中央とのパイプから得た緊急情報…
では…それは確かなのですか…
落着予定は…明日！そんな…
ではおそらく軍は間もなく撤収を決行するということですね。
かしこまりました。
私が責任者として、いち早く我が社の社員を全員適確にまとめ、軍の撤収に合わせて避難させます。
お任せください！

くそ、ジオンのやつらめ。こんなことで、私と我が社の未来を壊させはしない！
お前達がコロニー落しで地球の街を破壊するなら、その分生き延びて私が新しく作ってやる！みてろよ！

開戦直後のジャブロー、はじめてみました。
ネットの年表を見ながら「このころはこんなことあったんじゃないかなぁ」と適当に書いてます。
映像作品はないし、ほとんど触れられたことがない時期なので、資料も少なく
明らかに私が間違えていることとかあるかもしれません。

その時はご指摘いただけると幸いです。
ではまた明日。

暮らしage

私がジャブローに来たのは、この国ではあなぐらに黄金が詰められていると聞いたからでした。
しかしここに着いて三つのことを知りました。

まず第一に、
あなぐらには黄金など詰められてはいないということ、
次に、
そもそもあなはまったく掘られてさえいないこと、
そして最後に気付いたのは、
この穴を掘る役目は私に課せられているのだということでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――オーストラリア移民の手記より

JAN.10,0079 UC　ジャブロー内建築会社社員宿舎

―繰り返しお伝えいたします。本日1月10日、標準時刻で8：27に大気圏突入した
　 サイド2の8バンチコロニーアイランド・イフッシュはアラビア半島上空で空中分解し、
　 同じく標準時刻8：41にオーストラリア大陸東海岸に落着しました。
　 まだ現地の映像は届いておりませんが、大陸東半分とはいまだ交信が取れず、
　 落着の中心地と思われるシドニー近辺での被害状況は全くつかめていません。
　 ですが、かろうじて戦渦を逃れた衛星からの不明確な映像では、
　 大陸が円形に抉り取られたかのように消滅しているとの不確定情報があります。
　 残念ながら当該地域の状況は絶望的ではないかと思われます…
　 また、分散したコロニーの破片が北米地域と太平洋上にも落着しており、
　 その地域での被害も発生している模様です。こちらもまだ詳細は不明です。
　 噴き上げられた土砂は成層圏に達し、太平洋岸には大規模な津波が発生もしました。
　 沿岸の多くの都市にその被害がでているようです。
　 今回のジオン軍によるコロニー落しによる人的、物的被害がどの程度になるか予想すら立てられません。
　 ただ一つだけいえることは、直接的にも今後二次三次に発生する被害をあわせても
　 天文学的な数字に達するであろうと言うことであり、
　 人類の歴史始まっていらい最大最悪の結果をもたらした事件であるということでしょう。これは許されざる…

A「やべえ…ものすげえことになってる…こんなのがジャブローに落ちなくて本当に良かった…」
B「ですね…でもあの若い重役さん凄いですよね。軍が避難撤収指示出す前に俺ら社員全員まとめてましたね」
A「ああ。まわりが混乱しまくってる中、うちの会社の社員と家族は全員脱出する輸送機に乗せてたもんな」
B「結果的にコロニー別のところに落ちましたけど、狙いどおりジャブローに落ちてたら…」
A「あの重役さんがいなかったら俺ら多分お陀仏だな。うまく逃げ出せたのは軍のやつらだけだっただろう」
B「そうですよね…でも本当に良かったですよ、コロニー落ちたのここじゃなくてオーストラリアで」
A「…小耳に挟んだんだけどな、あの重役さんの家族シドニーにいたらしいぜ」
B「え、じゃあ…」
A「今ニュースでもいってたろ。絶望的、さ…あの人は社員は守れたが、かわりに家族が犠牲になっちまったのさ」
B「やりきれないですね…」

このスレでまた泣けるのかぁ(つд`)
ジャブ暮らﾀﾝがんがれ！

<ジオン情報部クスコ潜入員より本部への報告書一部抜粋（暗号化済み）>

本日10：00に連邦軍輸送機へ工作員No.0069を潜入させることに成功。
No.0069は連邦軍下士官（伍長）の階級と軍籍、身分証明書を所持。
これは昨年より進めていた敵軍潜入計画の一端であり、今後も増員し積極的に活動の予定。
なおNo.0069は本日中にジャブロー内に到着予定であり、
連邦本部内部からの情報収集及び破壊工作に従事予定。
現在連邦軍上層部の買収計画も平行して進行中であり、それまでのつなぎとしての活動を想定。

連絡方法は個人使用の通信メールを暗号化し、当方を中継点として使用。
連邦によって我が軍の暗号システムが解読される見込みは薄いが、
万一通信傍受及びその兆しが見えた場合は即座に他のシステムに変更予定。

なお以上の潜入作戦は第二次ブリティッシュ作戦失敗により短期終戦が果たせなかった場合の布石であり、
ブリティッシュ作戦成功の場合には当方及び現地工作員は即時撤収の予定。

我が軍の工作員がジャブロー軍施設に潜入することにより、
多数の有益な情報収集が可能と期待される。

以後、No.0069からの報告は本部へと逐一報告予定。
ジークジオン。

JAN.13,0079 UC　ジャブロー基地内下士官寮

ふぅ…やっと落ち着いた。
サイド３生まれの俺はどうにも地球の重力に慣れることができない。
それに今朝までいたクスコの街のように、快適とはいえない気候の土地にもな。
ここジャブローは地下だし、空調も整っているようで快適だが…消せない不快感は「敵地」の緊張感だろうか。

今日晴れてジャブロー基地所属となった。
「ジオンの潜入スパイ」である俺が、よりによって地球連邦軍総本部であるジャブロー所属の軍人だなんて。
なんともお笑い種だな。

さて、今日は到着初日でもう夜なのでとくにすることはない。
明日からは着任式、訓練などの通常任務につくことになるが…
今まで所属してきた連邦の訓練はどこも「ぬるい」としかいえない状態だった。
連邦軍人として潜入する前にジオン軍で受けてきた訓練とは比べ物にならない。
やはりそれが末端まで腐敗している連邦軍と、崇高なる精神と使命感をもったジオン軍との差なのだろう。
とはいえ軍本部基地だからな。油断は禁物だ。

クスコからの命令指示は「しばらくは内部把握。作戦指令等があれば随時報告」だから、
数日は俺自身がジャブローに慣れることに専念するとしよう。

弾圧を受け、苦しんできたスペースノイドの恨み…
罪もないのに殺された俺の両親の恨み…
今度の任務で存分に晴らさせてもらうぞ、連邦め。

今度はジオンですか！！
ジャブ暮らﾀﾝｶﾞﾝｶﾞﾚ！！

JAN.17,0079 UC　ジャブロー基地一般兵用食堂

私はジャブロー基地の一般兵用食堂で働いています。
ここはジャブロー基地で働いている一般の軍人さんが利用する、基地内で尤も大きい食堂で、
いつもは食事休憩時間になると物凄い喧騒と活気に満ち溢れるところです。

なにしろ利用する軍人さんの数がとても多いので、
食事時はまるで戦争のような（ちょっと不謹慎な言い方ですね）状態です。
ハイスクールを出てすぐの女の私では、毎日の仕事もただ作業を慌しく行っているだけになっています。
先輩達の足を引っ張ることもしばしば…
怒られて悔し涙（自分の無力さへの悔しさです）を浮かべて反省する毎日です。
そしてなによりおなかをすかせている軍人さん達に、迷惑をかけないように一生懸命頑張っています。

ここの軍人さん達は私達を守るためにいつもつらい訓練に耐え、
そして命を懸けて戦場へと向かう人たちです。
中には少し柄の悪い人もいますけど（何度かからまれちゃいました…私ドジだから）
せめて食事の時くらいは、楽しく、そして美味しく味わって欲しいと思っています。

でも、今日はいつもの喧騒が嘘のように静まり返ってしまっています。
先日のサイド5での大規模な戦闘で（ルウムという場所だったそうですね）連邦軍が惨敗し、
レビル中将が捕虜になってしまった…
さらに捕虜になった将軍の映像がジオンによって流されたばかりですから…
皆さん沈んでしまって食も進んでいないようです。笑っている人など誰もいません。

いえ、ただ一人だけ。トレイをもって私の前に来た人の中で一人だけ口の端に笑みを浮かべているひとがいました。
まだ若い男の人で、階級章を見ると伍長さんでした。
こんな時に何故？私の見間違いだったのかもしれませんが、少し気になってしまいました…

職人さん乙。楽しみにしてます

JAN.18,0079 UC　ジャブロー基地内下士官寮

>No.0069よりクスコへ定時連絡。

>本日特に目立った動きはなし。
>第二次ブリティッシュ作戦以降、ジャブロー基地全体の士気は確実に低下中。
>第一次、第二次両作戦での惨敗、我が軍のMS-06をはじめとする新兵器への恐怖、
>またコロニーの落着による被害の大きさ、そして昨日の捕虜映像放送。
>これらの影響は一般兵の間に無力感と恐慌を起こし、降伏論まで出始めている。

>上層部からの公式命令及び作戦指示はでておらず、主だった部隊には待機及び日常修練指示のみ。
>しかし連日会議が行われている模様であり、近日中に作戦発令の可能性はあり。
>動きがあり次第即座に報告予定。

>本日の報告は以上。今後も継続して潜入任務を実行いたします。ジークジオン。

………………

今日の暗号化済み定時連絡を送信しおわると、俺は支給の安物コーヒーを淹れた。
たいしてうまくはないが、緊張した体と精神をリラックスするのには最も手軽で効率的な飲み物だ。

今のところ、俺の任務は順調だ。
基地内の内情把握はまだ完全ではないが、上官や部隊の隊員に俺を怪しむ者はいない。
せいぜい「少し暗い感じがするが任務や訓練はそつなく真面目にこなす」といった印象をもたれているくらいだろう。
基地内の人口が多いのも俺には好都合だ。そうとう目立った行為をしない限り、怪しまれることはあるまい。

いや、今日の昼食と夕食時、奇妙な視線を感じた。
食堂で働く若い娘が一人、探るように俺のことを見ていたのだ。
まさかあんな小娘に感づかれていることはないと思うのだが…下手に動いてヤブヘビになるのもまずい。
明日以降それとなく注意してみよう。万一何か知っているようなら…その時はかわいそうだが消えてもらう…か。

あなぐらジャブローから浮上age

JAN.20,0079 UC　ジャブロー基地一般兵用食堂

レビル将軍の放送があった次の日から、
あの時の伍長さんをそれとなく観察するようになりました。

とはいっても食堂を利用する人数がとても多いので、
じっくりとチェックするようなことはできません。

さすがにあの日は皆さん落ち込んでいて食堂全体が暗い状態でしたけど、
次の日からは少しずついつもの風景に戻りつつあります。
喜ばしいことではありますが、忙しさも戻ってきているので私自身にまた余裕がなくなってしまいました。

そんな余裕のない中で例の人を数日に渡って観察してみた結果なのですが…
特に他の人と違った怪しい点はなさそうな感じでした。
あまり社交的ではないようですけど、同じテーブルの人と冗談を言い合ったり、いたって普通の軍人さんです。

念のために食堂の先輩や食堂を利用する他の軍人さんに尋ねてみたのですが、
あまり目立つような人ではないらしく、情報と言えるようなものは何も得られませんでした。
わかったのはつい最近ジャブローに配属になったばかりの人だということ、
そしてサイド6出身のスペースノイドの人だということだけでした。

ジャブロー基地は人の出入りが激しいですし、宇宙出身の軍人さんも珍しくありません。
そもそも私があの人を疑いだした理由もちょっとしたことですし。気にしすぎなだけかもしれません。
だけど…私の中の何かが警告しているんです。それが何かわからないですけど…

あ！今あの人と目があってしまいました。ほんの一瞬だけど刺すような冷たい視線でした…

保守age

UC.0081.01.26.　〜地球へ降りるシャトルの中で

（ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀﾀｯ ﾀﾀﾝｯ! ｶﾁｬﾀﾀﾝｯ! ﾀﾝｯ ﾀｯ!）
あっ、スミマセン、起こしちゃいましたか？人のタイプ音って気になりますよね。(汗
はい、仕事です。自分、ジャブローの兵器開発局にいるんですよ。
あはっ、とにかく研究ってのが大好きで、
続けられるなら贅沢言えないな、ってことで軍に。それだけです。
・・・・ええ。・・・・学生時代の友達も何人も。
でっ、でもオレは申し訳ないとか悪いとか、そういうことは思いませんよ！！！！
悪いのはオレ達じゃない！　ずっと現状認識の甘かった上層ｂ・・・・
スミマセン、つい・・・・。ええ、休暇で月に行ってたんです。
友達に会ってきました。はい。死んだ友達にもです。

自分の専攻はミノフスキー物理学です。そう！ビームガンとかのあれです！
卒業した4年前はこの局内でも地球じゃ何それって目でみられるし、
雑用とか資料整理の毎日で、こんなもんかって思ってたんですけど、
でも戦争始まって、あのテム・レイ中佐に引っ張られて、ホントめくるめく毎日でした。

あっ、レイ中佐ですか？　凄い人ですよ。自分、尊敬してます。
中佐もやっぱり厄介者扱いされてて、それでも信じる研究をやめなくて。
そういう意味では世渡り上手だったんじゃないかと思います。
多少疎んじられてもやることはやって、更に自分のやりたいことをやって、
って何年もそうして軍で生きてきたみたいで、自分も不遇な時でもそうありたいと思いました。
はい。ずっと一緒にやってきたって先輩に。中佐はそんなこと話してくれませんからね。(笑)

ええ、戦争はもう終わりましたからね。ビーム兵器の開発なんてやっぱり今は肩身狭いです。
勿論戦争なんて嫌ですよ。でも自分も信じるところはあります！
ビームは兵器だけじゃありません！　絶対に平和利用の道はあります！
物を破壊する物ですからね、要はダイナマイトと同じです。
さっきも肉眼で見えるところを大きなゴミが通ったんですけど、ええ、寝てらしたかと。
いえ違います。加速して撃つだけがビームじゃないです。ビームはいろんな形に出来ますから。
そうです、RGM-79のサーベルだけじゃなくてRX-78がやったように。
あれを応用してシャトルに載めたら咄嗟の事故がどれだけ減るか、って思ってるんですよ。
あは、核とかそうですよね。だからまずは軍用艦でやりたいんですけどね。

えっ、A.E.の・・・・。ははっ、通りで。軍人には見えないけど、やけに内情に・・・・。(汗
またどこかでお会いするかも知れま、えっ？そうですね、その時は是非！