セイラタン・・・(;´Д`)ハァハァ 7本目

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1通常の名無しさんの3倍:03/10/26 02:45 ID:???
ガンダム世界が平和だったら・・・
というIFリレー小説SSが復活です。女子大生セイラさんが主役。

過去スレ、あらすじ、は>>2以降で
2通常の名無しさんの3倍:03/10/26 02:46 ID:oDtKeRbb
氏ね
3通常の名無しさんの3倍:03/10/26 02:47 ID:???
■過去スレ■

セイラタン・・・・(;´Д`)ハァハァ
1本目
http://ex.2ch.net/shar/kako/1001/10015/1001517256.html
2本目
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/shar/1023520230/
3本目
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/shar/1028442354/
4本目
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1031825177/
5本目
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1039961618/
6本目
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1043512505/l50


■セイラタン・・・・(;´Д`)ハァハァ リレー小説保存庫■
スレのSS部分だけを纏めてくださっているサイト
http://www.page.sannet.ne.jp/a5taka/
4通常の名無しさんの3倍:03/10/26 02:48 ID:???
■ここまでのあらすじ■

あれから幾年かが過ぎ、セイラは大学生になっていた。
ララァは不慮の事故で行方不明になり、傷ついたシャアは音楽プロデューサーを辞めて
アクシズに留学する。

ガルマとは良好な恋人関係が続いているセイラだが、ある時、ミュージシャンになった
スレッガーと再会し心が揺れる。
同じ頃、ガルマも留学生として大学にやって来たイセリナと再会して…。

随分長く続いているストーリーですので、詳しくは過去スレ>>3を読んでください。
5通常の名無しさんの3倍:03/10/26 02:48 ID:???
□アルテイシア・ダイクン(セイラ):主役。ブラコン気味の女子大生
□キャスバル・ダイクン:セイラの兄、アクシズに留学中
  かつてシャア・アズナブルの異名で音楽プロデューサーとして活躍した
□ジオン・ダイクン:セイラとシャアの父。サイド3の首相
□ガルマ・ザビ:副首相デギンの末子、シャアの親友。セイラとは恋人。
□ギレン・ザビ:ザビ家長男、ジオン内閣首脳の一人
□サスロ・ザビ:ザビ家次男、トップモデルで売れっ子カメラマン
□キシリア・ザビ:ザビ家長女、大学院生?
□ドズル・ザビ:ザビ家三男。妻ゼナ、長女ミネバがいる
□デギン・ザビ:ザビ家の長。サイド3の副首相
□ハマーン・カーン:ザビ家の遠縁の娘。かつては無邪気にシャアを慕う少女
だったが、アクシズから戻りガラリと雰囲気が変った。
□マハラジャ・カーン:ハマーンの父
□ジンバ・ラル:ジオンの腹心
□ランバ・ラル:ジンバの息子で同じくジオンに仕えている
□クラウレ・ハモン:ランバ・ラルの部下?
□マ・クベ:サイド3の若手議員。キシリアと付き合っている
6通常の名無しさんの3倍:03/10/26 02:49 ID:???
□ゴップ提督:地球連邦政府の高官
□ゴップ提督の令嬢:かつてシャアの見合い相手だった
□ララァ・スン:大ブレイクしたシンガー。シャアの愛人だったが行方不明に
□アムロ・レイ:駆け出し中のシンガーだったが、ララァの事件以来芸能界を引退。
□カミーユ・ビダン:フラナガン研究所のホープ
□ナナイ・ミゲル:レコード会社「レウルーラ」社員で、プロデューサー時代の
シャアの秘書兼愛人
□マリガン:ララァのマネージャーだった
□ドレン:アムロのマネージャーだった
□シムス:シャアの指示でスレッガーやアムロをスカウトした人
□ウォン・リー:ララァのコンサートのスポンサー
□パプティマス・シロッコ:「ティターンズ」のプロデューサー
  シャアと陥れる為、コンサート初日のララァを拉致した
□イセリナ・エッシェンバッハ:セイラの友人だったが、ガルマの事で決別
□ミライ・ヤシマ:セイラの友人、妊娠中
□クェス・パラヤ:セイラの友人
□ブライト・ノア:ミライをついに妻にする
□マチルダ・アジャン:セイラの所属するブラスクラブの顧問だった
□ハサン:セイラの学校の校医
□アナベル・ガトー:シャアとガルマの先輩
□ケリィ・レズナー:シャアとガルマの先輩
□ニナ・パープルトン:ガトーとケリィの女友達
□ラトーラ・チャプラ:ガトーとケリィの女友達
□マツナガ:シャアの友人
□マルガレーテ・リング・ブレア:シャアの担当教授の秘書。シャアの愛人の一人
□レコア・ロンド:シャアの後輩で元愛人
  シャアを恨んでおり今はシロッコと付き合っている。ララァ拉致の実行犯
7通常の名無しさんの3倍:03/10/26 02:50 ID:???
□スレッガー・ロウ:セイラの先輩で元恋人。木星に留学していたが・・・
□リュウ・ホセイ:スレッガーと共に木星へ留学していた
□ジョブ・ジョン: スレッガーのバンド「ソロモン」の元メンバー
□ウッディ:スレッガーのバンド「ソロモン」の元メンバー。マチルダの恋人
□ベルトーチカ・イルマ:元カレのスレッガーを追って木星へ
□タムラ:喫茶店兼レストラン「木馬亭」のマスター
□フラウ・ボウ:「木馬亭」のアルバイト。アムロに淡い恋心
□ハヤト・コバヤシ:フラウの同級生
□カイ・シデン:ライブハウス “Pegasus” の客
□ブーン:週刊誌マッド・アングラーの編集長
□赤鼻:上記のカメラマン。かつて、ガルマとセイラのスキャンダルをでっちあげた
□ミハル・ラトキエ:上記の新人カメラマン。カイのご近所さん
□ジュドー・アーシタ:ジャンク屋の少年。ララァ救出の時セイラに力を貸した
□カムラン:ミライの親の決めた婚約者だった
□ギュネイ・ガス:上級生、クェスの彼氏!?(設定のみ)


以上ほとんど前スレからコピーです。
リレーSSなので皆さん参加してください。
8通常の名無しさんの3倍:03/10/26 02:51 ID:???
前スレの最後のSS

ふたりきりになったものの、アムロは話を切り出せずにいた。
「さっさといえよ!でなきゃ俺、戻るぜ」
スレッガーは背を向けるとドアに手を掛ける。
「は、はい。ええっと〜、あの・・・スレッガーさんはセイラさんとどうなっているんですか?」
「・・はぁ?何かと思えば一体・・。そんなの答える必要あんのかよ?」
「いえ、す、すみません。でも、前からいうべきかどうか迷っていたんですよ」
「前から?」
アムロは以前にPegasusの前でセイラに会った事と、彼女の様子が変だと感じた事を
スレッガーに伝えた。
「すごく、気になっていて・・。で、もしセイラさんと会っているのなら、力になれるんじゃないかと思って・・」
「・・あぁ、そうだな。ありがとうな、アムロ」
「いえ、こちらこそでしゃばった事言ってすみませんでした。失礼します」
あいつも生意気になったもんだ・・・駆け足で立ち去るアムロの後ろ姿をみながらスレッガーは壁にもたれ掛かり、胸ポケットから煙草を取り出すとそれに火を点けた。
セイラは自分を頼って逢いにきてくれたのか?それとも・・・?
スレッガーは『ふーっ』と大きな溜息をつくと共に煙を吐き出すと天を仰いだ。
9通常の名無しさんの3倍:03/10/26 02:54 ID:???
>1さん
乙です!待ってました。感謝感激です。
10通常の名無しさんの3倍:03/10/26 15:19 ID:???
わあっ、ありがとうございます!
これでまた楽しめますね〜、嬉しい!
11通常の名無しさんの3倍:03/10/26 22:37 ID:???
復活、オメ!
期待しとります
12通常の名無しさんの3倍:03/10/27 19:36 ID:???
夜の高速道路を一台の車が当ても無く走り続けていた。
 ガルマはイセリナとふたりで話をしたかったが人目につくところは避けたい、かといって
お互いの部屋にいくのもまずい。それならば、とガルマはイセリナをドライブに連れ出したのだ。

「嬉しいわ。ガルマ様に誘って頂けるなんて・・・」
 金髪の巻き毛を揺らしながら運転席の方を見てイセリナがにっこりと微笑む。 しかしガルマは
前を向いたままでイセリナをみようとはしない。いつも柔和なガルマだがその表情の厳しさに
イセリナは息を飲んだ。
「――君も分かっていると思うけれど、この前の夜の事、はっきりさせたいんだ・・」
「ガルマ様、覚えていないのですね、ひどいわ・・・」
 イセリナは俯くと涙を拭う素振りをする。 
「すまない。けど、僕は真実が知りたいんだ。本当の事をいってくれないか?」
 イセリナは迷った。ここで真実を告げるべきなのか・・。恐らくガルマは自分の嘘に気付いている。しかし優しい彼の事だ、きつく問い詰めたりできないのだろう。イセリナは俯いたまま絞り出す様な
声で話し出す。
「ごめんなさい、ガルマ様・・・わたし、わたし・・・」
 イセリナは両手で顔を覆うと小さく肩を震わす。
「よくいってくれたね、ありがとう。イセリナ・・・」
 ガルマは横で咽び泣くイセリナに申し訳ないと思いつつもこれでアルテイシアに胸を張って会う事
が出来るのが嬉しかった。――決して奴になどアルテイシアを渡しはしない。スレッガーの顔が
ガルマの脳裏を掠めていた。

「ガルマ様!」
 イセリナが突然、運転席のガルマに抱きついた。
「うわっ!!」
 車が一瞬、大きく横揺れする。不意を付かれたガルマは必死でハンドルを廻す。
「危ないから離すんだ」
 腕にしがみついたままイセリナはかぶりを振る。
『参ったな・・・』
 幸いにもすぐに避難所をみとめ、ガルマはそこへ車を停車させると空いた方の手でイセリナの背中
を優しく摩ってやる。
「ガルマ様、今、アルテイシアの事を考えていたんでしょ?」
 イセリナは顔を上げると潤んだ蒼い瞳でガルマを責める様に見詰める。
「ご、ごめん・・・」
 どうして謝っているんだ? イセリナの勢いにガルマは不本意ながらも謝ってしまうのだった。
13通常の名無しさんの3倍:03/10/27 19:38 ID:???
「私、地球に降りてからもずっとガルマ様を慕い続けていました」
 ガルマは思い掛けない告白に動揺するが、前にイセリナが言っていた言葉を思いだす。
「君、地球に恋人がいるって・・」
「えぇ、でも彼には申し訳なかったけどガルマ様と再会してすぐに別れました。
やっぱり私にはガルマ様しかいないと解ったから・・・」
 イセリナは頬を赤らめると情熱的な瞳でガルマを凝視する。ここで曖昧な態度を取ると彼女の為
にもよくない。ガルマはなるだけイセリナを傷つけまいと言葉を選ぶのだった。
「イセリナ、君の気持ちは本当に嬉しいよ。けれど君を受け入れる事は出来ないんだ。それに君なら
すぐに良い恋人がみつかるよ・・」
「どうしてなの?私はアルテイシアなんかよりガルマ様を愛しています!それにガルマ様以上の方
なんていません!!」
 ガルマはイセリナの両肩を抱くと優しい眼差しで彼女の眼をみつめる。そして
穏やかな口調でイセリナを諭すように言うのだった。
「――僕はアルテイシアを愛しているんだ。例え、彼女にどう思われようと彼女以外は考えられない。解ってくれないか・・・」

 イセリナは無言でガルマの腕を振払うとそっぽを向いてしまう。ガルマはそれ以上話し続けても
イセリナを傷つけてしまうだけだと無言で車を発進させた。
それからイセリナのマンションにつくまでふたりは一切言葉を交わす事はなかった。時折イセリナがしゃくり上げるのにガルマの心は痛むのだった。マンションの前に車を着けるとガルマは車を降り、
助手席のドアを開ける。
「イセリナ、今日は本当にすまなかった・・・」
 イセリナは相変わらず黙ったまま車を降り、さっさと歩き出したが2、3メートル行ったところで
立ち止まると金髪をふわりと掻き揚げながら振り返った。
「ガルマ様、私も貴方以外は考えられませんから・・」
 言うやイセリナは身を翻しマンションの中へと駆けて行った。ガルマはその後ろ姿を見送りながら
茫然と立ち尽くすのだった。
14通常の名無しさんの3倍:03/10/27 23:26 ID:???
おぉ、嬉しい!
イセリナ、ちょと怖いネ
15通常の名無しさんの3倍:03/10/29 04:28 ID:???
>>1 深津おつ! 長続きしますように。
16通常の名無しさんの3倍:03/10/29 21:29 ID:???
おー、発見!
がんがってくだちい!
17通常の名無しさんの3倍:03/10/29 22:44 ID:???
その晩、『ソロモン』のライブの軽い打ち上げが、とあるホテルの最上階のバーで行われていた。
スタッフとメンバーのみのごく内輪の打ち上げだが、アムロも誘ってみると、意外にも参加してきた。
彼はリュウとグラスを片手に音楽談義を交わしていた。
しかし、アムロを熱心にスカウトしていたはずのベルトーチカは、せっかく打ち上げに参加した彼に
構わずに眼下に広がる夜景を見つめて、ひとり物憂げに白ワインを傾けていた。
いつになく静かなベルトーチカに、スレッガーは内心舌打ちをする。
セイラと会っていたことを彼女は感づいているのだろう。
「女ってやつはこういうことには敏感なんだからな」
頭を掻きながら毒づいてみる。
しかし彼女の気持ちをわかっていながら、それに応えることが出来ないスレッガーは、
いつも明るいはずの彼女が、自分のせいで沈んでいるのを見ているのがどうにもやりきれなかった。

打ち上げも早々に、スレッガーは自室に引き上げる。
彼らは木星から戻ってきて以来、遠征が続いていることもあり、未だにホテル住まいなのだ。
実家が近いベルトーチカも、「なにかと便利だから」という理由で同じホテルに部屋を取っていた。
部屋に一人きりになると、スレッガーはセイラのことを想わない訳にはいかなかった。
彼女は泣いていた。理由はわかっている。例の男、ガルマ・ザビとの間に行き違いがあったのだろう。
彼女の涙がスレッガーのスウェットパーカーだけでなく、彼の背中をも濡らした。その湿り気はスレッガーの
気分をなんとも言えないものにさせたのだ。だから思わず、別れ際に抱き締めてしまった。
あんなに涙を流す彼女は初めてだった。あそこまで彼女を悲しませることの出来る相手の男が恨めしくも、
うらやましくもある──。
「やめたやめた。女の事で考えこむなんて柄じゃない」
頭を振ってつぶやき、スレッガーはウィスキーのグラスを空けると、リードの具合を調整しはじめた。
18通常の名無しさんの3倍:03/10/29 22:45 ID:???

それから、数刻が過ぎた夜更けのこと。
ベッドで眠っていたスレッガーは、人の気配がするような気がして目を開けた。
暗闇の中、何も見えない。気のせいかと思い、寝返りをうち、息を吐き出す。
……そう言えば、夢を見ていたような気がする。夢の中の彼女は、眩しいくらいの笑顔を自分に向けていた。
その彼女は誰だったろうか? それはきっと……やるせない気分になってスレッガーは再び目を閉じた。
──衣擦れの音がしたように思ったその時、ベッドにするりと誰かが滑り込んできた。
飛び起きようとしたが、やわらかい細身の裸体がスレッガーに抱きついてくる。
この身体つき、髪の匂い、滑らかな肌の感触。それは数年前までは彼にとって馴染みのあるものだった。だが、今は。
「ベル。いったいどうしたんだよ」
あまく絡み付いてくる身体をそっと押しのけて、スレッガーは明かりをつける。
「……」
うずくまるベルトーチカにシーツをかけてやりながらもう一度問い掛ける。
「おい。どうしたんだ」
「…わたしを抱いて」
彼女の息にはアルコールの匂いが混ざっていた。
「だめだ。あんたの気持ちには応えられないって前にも言っただろ?」
「そんなの分かってるわよ! それでもいいから、昔みたいに抱いてよ!」
激しく言いながらベルトーチカは起き上がる。細身の身体に不似合いなほどの豊かな乳房が露わになる。
スレッガーは無言で首を横に振った。
19通常の名無しさんの3倍:03/10/29 22:46 ID:???
ベルトーチカは再びスレッガーにしがみついていた。
やわらかく、弾力のある二つのふくらみが彼の胸に押し付けられる。その二つの頂にあるものが固さを帯びてきていた。
スレッガーだって下着しか身に着けていない。ベッドの上でほとんど裸の男女が二人。この状況、そして
魅力的な肢体に、このまま彼女を抱きたい衝動に駆られる。
しかし、このままなしくずしに関係をもってしまったら、どうなってしまうのかも、分かっているつもりだった。
彼女のためにも、そして自分のためにも抱くべきではない。
スレッガーは大きく息をつき、ベルトーチカの腕を解いてベッドからおりる。
「ベル。こんなやり方はフェアじゃない。そうだろう?」
ベッドの脇に落ちているスリップドレスを拾い、手でほこりを払いながらスレッガーは続ける。
「第一、あんたらしくないやり方だ。ほら、これ着て、部屋に戻りな」
「……まだあの子のことが好きなのね。今日だってずっと一緒だったんでしょ」
そう言い捨ててベルトーチカはうつむいた。辛そうに息を吐く。肩まで伸ばした金髪が揺れる。
かなり酔っているようだ。しかし、だからと言って優しい言葉をかけても仕方ないだろう。
「ごめん。とにかく、あんたの思いにもその問いにもこたえられない。今日はもう寝な」
スレッガーはベッドの上にドレスを放り、離れたソファに座って煙草に火をつける。
これは、ベルトーチカへの拒絶を意味していた。
ベルトーチカはしばらくベッドの上でじっとしていたが、やがて服を身につけ、無言で部屋を出て行った。
静かに、扉が閉められる。酔っていただろうとはいえ、いつもなら威勢良く、時にはうるさいほどの彼女がしおらしかったのだ。
「まいったな。今日はなんて日だ。しかし、おれもいつからこんなに紳士になっちゃったんだか」
体当たりでぶつかってきたベルトーチカ。そして、彼の背中で静かに涙を流すセイラ。
そんな二人の女にどうしてやることも出来ないのだ。スレッガーは笑うしかなかった。
20通常の名無しさんの3倍:03/10/29 22:46 ID:???
↑のってきて、長くなってしまいました。
ごめんなさい。
21通常の名無しさんの3倍:03/10/29 23:03 ID:???
おー、更新が!嬉しい!!!
スレッガー、カコイイです。素敵だ〜。
22通常の名無しさんの3倍:03/10/30 00:09 ID:???
セイラ・マスターベーション
23通常の名無しさんの3倍:03/10/30 13:02 ID:???
ベルは身も心もスレッガーの虜っぽい・・・
24通常の名無しさんの3倍:03/10/30 20:23 ID:???
スレッガーおいしすぎ
25通常の名無しさんの3倍:03/10/31 14:25 ID:???
兄さんの帰国とアムロの活躍きぼん!
26通常の名無しさんの3倍:03/10/31 15:57 ID:???
age
27通常の名無しさんの3倍:03/11/01 00:32 ID:???
その頃、アムロは眠れない体をもてあましていた。
打ち上げで遅くなり、今から帰るのも面倒だろうとリュウが自分のツインルームの
ベッドを片方貸してくれたはいいが、いびきが激しいのには閉口した。
「ふう・・・」
あきらめてベッドから起き上がる。どうせ眠れないのならその辺を散歩してみる
のも悪くない。
アムロは上着をひっかけるとそっと外に出た。

とはいえ、行くあてもないアムロはなんとなく屋上に上がってみる。
テラスから見下ろす街は不夜城のごとくネオンが瞬き、車が行きかっている。
「ん?」
ふと気配がして振り向くと、街灯も届かないまっくらな隅に人がうずくまっている
のが見えた。
一瞬ギョッとするが、それがすぐに見慣れた人物であることが分かり、アムロは
声をかけた。
「ベルトーチカ・・・・?」
28通常の名無しさんの3倍:03/11/01 00:34 ID:???
「アムロ・・・」
両腕に伏せていた顔は涙でぐしょぐしょだった。
「ど、どうしたんです!?」
驚いて問うとベルトーチカは気まずそうに顔を背けたが、やがて自嘲するように
言う。
「スレッガーに抱いてって言って、断られたの。それだけ」
「・・・・・・」
「いいのよ、分かってたことだから。じゃ、おやすみなさい」
テラスにもたれかかるようにしてよろよろと立ち上がる。
その姿を見ながらアムロは今日リュウから聞かされたばかりの彼女とスレッガーの
話を思い出していた。
「・・・君を見てると、ある人を思い出すよ」
ぽつりともらされた言葉にベルトーチカは足を止めて振り返る。
「彼女も思いの届かない人を愛して・・・愛し続けていて・・・」
アムロの脳裏にエメラルドの海が広がる。
「たとえ報われなくても、その人の傍にいるだけで幸せなんだって言っていた」
「そんなの、負け犬の言うことよ! 私は違うから! 私は絶対スレッガーを
もう一度振り向かせてみせるんだから!」
声を荒げるベルトーチカをアムロは痛々しく思う。
「そう、君と彼女では全くの正反対だ。でも・・・」
・・・でも、同じ不幸をたどる気がしてならない・・・。
アムロは自分の上着をベルトーチカにかけてやりながら続けた。
「一人の人を思い続けることは素晴らしいことだと思う・・・でも、それに
とらわれていたら、幸せになる道を自ら閉ざすことになる」
「・・・・・」
「愛し愛される、そんな恋が君にもきっとやってくるんじゃないかな」
そんな幸せを知ることもなく、彼女は宇宙に消えてしまった・・・。
「幸せになって欲しいよ、ベル。僕が言うのもなんだけど」
「アムロ」
「じゃ、おやすみ」
アムロは微笑むと、屋上を後にした。
29通常の名無しさんの3倍:03/11/01 00:43 ID:???
スレッド復活に便乗して宣伝

セイラさんのお絵かきプリーズ

http://dog.oekakist.com/sleggar/
30通常の名無しさんの3倍:03/11/01 00:47 ID:???
大人になったアムロ、イイ!
ベルトーチカはどう思うか。
そしてスレッガーはどうするのだ? 
31通常の名無しさんの3倍:03/11/01 07:52 ID:???
良いこと言うなぁ、アムロ。カッコいいね!
32通常の名無しさんの3倍:03/11/01 09:18 ID:???
このスレに登場する漢たちはみんな、格好よくなっていくよね〜!!
それぞれ、素敵です。成長の過程も楽しませてもらってますよ。
33通常の名無しさんの3倍:03/11/02 19:39 ID:???
アムロはやっぱりまだララァのことを引きずってるね。
そりゃそうか、あんな消え方されたら・・・。
ララァって今後出てくるのかな?
34通常の名無しさんの3倍:03/11/03 04:21 ID:???
セイラのマンコに口を付けたアムロはある意味うらやましー!
35通常の名無しさんの3倍:03/11/03 04:23 ID:???
萎えるな。スレッガーのごとき男を女2人で取り合うとは。
せめてヤザンかランバラルにしろよ。
36通常の名無しさんの3倍:03/11/05 12:29 ID:???
女に取り合いされるランバ・ラルなんか見たくねえ。
37通常の名無しさんの3倍:03/11/06 16:19 ID:DUT3KZXB
アムロは屋上を後にした後,PHSがなった。
今度は誰からだろう・・・・
アムロは携帯をかけた
「もしもし」
「アムロ?私よレインよ」
「あっ!レイン!ひさしぶりだな」
レインは父親の親友の娘でアムロより年上だった。
幼いころ,アムロにとっては兄弟同様な存在だった中でもある。
最近は会っていないが,今日聞いて久しぶりだった。
アムロは元気になったように
「レイン!今どこにいるんだい?」
「アムロ,今木馬亭にいるの,いまからどう?」
「じゃあそこでまっててすぐ行くから」
アムロはウキウキで木馬亭に向かった。
38通常の名無しさんの3倍:03/11/06 16:30 ID:DUT3KZXB
セイラ・マスは自宅で考え事をしていた。ガルマはイセリナと情事を
交わしていた。セイラは混乱に合った。もしかするとイセリナが誘った
のでなく,ガルマがイセリナを・・・・。
妄想していくうちに裏切りなのでは・・・・。
「嘘でしょガルマ・・・」
セイラは号泣した。
すると一階の窓が割れる音がした。
セイラは自分の部屋から出ると一階に降りた。
そして,セイラは電気をつけると強盗の二人組を見つけた。
強盗はナイフを持っており,顔を隠すようにマスクをしている。
強盗はセイラにナイフをむけた,そして刺そうとした。
すると
「アルテイシア!」
ラルがピストルの弾を発射した,強盗の右腕に貫通した。
強盗は逃げた。
ラルがセイラに駆け寄ると
「アルテイシア様大丈夫ですか?」
「ええ・・・大丈夫よ・・・」
セイラは気絶した。

車の中で強盗二人組はしゃべっていた。
「くそ失敗したなカクリコン」
「ジェリド,右腕がいてぇよ。」
ジェリドは車のハンドルをたたいた。
「くそ!あの邪魔者め!」
そしてジェリドは車を発進させた。
39通常の名無しさんの3倍:03/11/06 16:33 ID:/6fOM4FF
若者よ、目を覚ませ、耳を澄ませ。
大人のウソにだまされてはならない
言葉はウソだらけ、現実だけが真実だ
君たちの給与はかすめ取られようとしている

今こそ抵抗する時なのだ
奴隷と言う言葉は使いたくない
囚人とも言いたくはない
では君たちは何者なのだ?

こんな国にしたのは誰だ
税収15年分の借金をつくったのは誰だ
20年も前から予測できた年金の危機を放置してきたのは誰だ
国中をコンクリートで固めたのは誰だ
年金や保険でつくった施設を投げ売りしているのは誰だ
それは自民党だ、それは役人だ
彼らに責任を取らせるのだ

中身の無い改革など改革の名に値しない
拉致被害者家族が帰って来る方法を示せない幹事長
言葉だけが踊り飛び交っているだけだ
自民党を追放しなければ何も変わらない
政治は人気投票ではない

さあ、選挙に行って自分の意思を明らかにするのだ
自分たちの権利を主張せよ!
40通常の名無しさんの3倍:03/11/06 20:20 ID:DUT3KZXB
木馬亭

アムロとレインは久々に話している。
「で,あなたはララァひとつだったのね」
「ああ僕はララァ一筋だった。君だっていただろ?」
「ええ,恋人の一人入るわよ,その前にテムのおじ様元気?」
「父さんは何とかやっているさ,最近会話はしていない」
「そう,いつかあたしんちでおじ様呼んでホームパーティで盛り上がらない」
「ああ,いずれね」
アムロはコーヒーを飲んだ,レインもコーヒーだった。
「ところで恋人って誰?」
レインはコーヒーをブッと吐いた。アムロはすばやくよけた。
「ごめんごめん,恋人?ところでシャッフルって知ってる?」
アムロはシャッフルというバンドの存在を知っていた。シャッフルは
あのシロッコのティターンズ所属の5人グループのロックバンドだ。
「彼ね,トマーシュって言って,ボーカルをやっているわ」
アムロは黙り込んだ。
「じゃあ僕,みんなのところに行かなきゃ」
支払いのところまで行くとベルトーチカがいた。アムロはびっくりした。
「アムロ、彼女は誰?」
アムロはあせって
「ぼ,僕のいとこだよ」
ベルはフーンとした顔で彼女を見た。
41通常の名無しさんの3倍:03/11/06 20:35 ID:DUT3KZXB
フーンとベルトーチカは言った。アムロはコソコソと
「どうしてきたんだよ!」
「ついて来たのよ悪い?」
ベルはレインの席まで行った。アムロはよせといったが
聞こえないフリをした。
「私,ベルトーチカって言うの?あなたは」
ベルはニコッと笑った
「名前?私はレインよ」
「フーン,あなたはアムロの何?元ガールフレンド?」
「なによ!ただの幼馴染よ!」
アムロは中に割り込むように
「レ,レインはシャッフルのボーカルとお友達なんだよ,」
ベルトーチカはビクッとした。
「まさか・・・ギタリストがヤザンとガリー・タンなんじゃ?」
「そうだけど」
ベルトーチカは真っ青になった。
そのとき後ろから「レイン〜」という声がしたトマーシュの声だった
そして,ヤザンがいる。ベルはヤザンに顔が見られないようにした。
だが、見られてしまった。
「ベルトーチカじゃねぇか,おめぇ,俺から逃げやがって,それでスレッガー
に打たれたんだぜ,えっ!」
ベルは震えて
「ごめんなさい・・・・あの時は」
「俺がひどい目にあったんだ!おめぇもぶん殴ってやる!」
「おいそこまでにしとけ」
ヤザンの後ろにスレッガーが立っていた。

42通常の名無しさんの3倍:03/11/06 23:39 ID:???
マタマタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

いままで通りに続けたいので、同志はいつもの議論スレに集合よろ
43通常の名無しさんの3倍
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