ガンダムバトルロワイヤル第二回大会終章

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1開発室室長 ◆XFMHB0LotU

もう、あのころにはもう戻れない・・・

死にたくないから、帰るところがあるから、
守りたい人がいるから、守らねばならない約束があるから、
目標がいたから、目的があるから。
そして、彼らはまた戦いを始める。

 ガ ン ダ ム バ ト ル ロ ワ イ ヤ ル

第二回大会、第三章が今、はじまる。

ルール等の詳細は>>1-20



感想、議論スレ
ガンダムバトルロワイヤル第三管制室
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1058521848

第二回ガンダムバトルロワイヤル人気投票
http://bbs.35hr.com/avote/vote.cgi?id=gamdam

2開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:21 ID:???

 @ 過去スレ @

・第一回大会本スレ
第一章:ガンダムでバトルロワイヤルやってみよ〜
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1038324132/l50 

第二章:【生存21名】ガンダムTHEバトルロワイヤル【死亡1名】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1039169588/l50

第三章:【知略】ガンダムバトルロワイアル第3章【陰謀】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041070641/

第四章:【裏切り】ガンダムバトルロワイヤルpart4【信念】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1042612295/

終  章: ガンダムバトルロワイヤル最終戦場(諸事情によりアクシズ)
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi/shar/1048332637/


・第二回大会本スレ
第一章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会 
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1049713319/

第二章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会lt;二章gt;
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1053350734/

第三章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会第三章
http://pc4.2ch.net/test/read.cgi/x3/1055663266/

第四章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会第四章
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1058684058/


・議論、感想スレ
ガンダムバトルロワイヤル避難所
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041000462/l50

ガンダムバトルロワイヤル避難所part2
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041856658/l50

ガンダムバトルロワイヤル管制室(アクシズ)
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1043595608

ガンダムバトルロワイヤル第二管制室
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1052406249&st=4&nofirst=true
3開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:22 ID:???

 @ 行動ルール関係 @
このゲームには、行動値というものがあります。
通常は、これを消費して行動を行います。
一人の人間が行動できるのは一日ごとに4P分だけ。
矛盾しないようにしつつ、様々な行動を書き込んでおきましょう。
行動のリセットは午前0時
行動値が消費するのは、移動、探索、整備、戦闘などの大きな行動のみ
ただし、劇中で時たま使われる全体通信のみ行動を2消費します。注意してください。

尚、行動後は、位置、所持武器、行動方針、同盟相手等を明記してください。
なぜかというと、観客や、参加者間での行動の食い違いを防ぐためです。

 @ 戦闘 @
まず大事なこと、
基本的に、戦闘の結果、撃破されたか、腕が吹き飛んだか、かすっただけか、シールドで防いだか等は、
『攻撃の受けて、防御側が判定します』。
先行破壊は、やめましょう。
戦闘時の行動については、基本的にビームライフルで撃つなどの攻撃行動は1行動とします。
撤退については、まず戦闘地帯から撤退で1行動しますが、
これは、マップの移動とは別ですので、移動する場合はまた別で行動を消費します。
そして、節度を守り、矛盾の無い様にしましょう。
4開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:24 ID:???

 @ 特殊ルール『達成値』(通称ID判定) @
達成値は、そのカキコで取った行動の成功・失敗をIDで決めるもの。
両者の合意があった場合、使用します。

AさんがBさんに攻撃したと書き込んだとします。
AさんのIDは『p9aJXZoA』 BさんのIDは『Atw4g6Qg』だった場合、
Aさんの9に対し、Bさんが6なので攻撃は命中。という具合です。

他にも、Cさんが逃げ出し、Bさんがそれを追いかけたなど、そのような場合にも使用できます。
『oHI+CUmX』のような数字の入っていないIDは『0』とします。
『sp02X9NT』のように大文字の『NT』が入っていた場合、数字と無関係に、相手を上回っているものとします。
ただし、両者共にNTを出した場合、NTは無効になります。
小文字の場合は無効です。

 早見表
NT(二文字及び大文字)>N,Tのように一文字+大文字>9>8>7>6>5>4>3>2>1>0>数字なし

基本的に、両者の合意があったときのみ使用しますので、
その気ではなかった場合、無視してもかまいません。
しかし、ここぞという場面や、
あまりにも無視しすぎると叩かれますの節度を守ってください。

 @ IDボーナスについて @
特定の地形で戦闘すると、
IDにボーナスやペナルティがつきます。
ボーナスはID+1
ペナルティーはID−1
となります。
ただし、汎用機と飛行する機体のみボーナスはありません。
5開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:26 ID:???

 @ 参加方法 @(締め切りました。)
キャラクターの氏名、年齢、性別を書いて議論、感想スレに提出
機体及び武器はは、厨房の入り込みを防ぐため、先生に参加を申し込んだ後クジを引いてください。
クジは、1〜50までの好きな数字を選び、さらにAかBを選んでください。
例 21のA  35のB 等。
キャラクターについては、基本的にオリジナルで、年齢制限はありません。
名簿枠は20人〜40人くらい。

尚、特例として、61式戦車やドップ、ミデアといったいわゆるはずれ兵器は職人専用として自由に選ぶことができます。
ただし、この場合MSのクジは引けません。あしからず。

機体、武器を支給されたら会場に降下します。
方法はIDを使用します。
まず、本スレでIDを出し、1番目の英単語を横軸、2番目の英単語を縦軸とします。
縦軸は英単語の順番を流用
例:ID:fj/zBtVWの場合は[fj]を抜き出してポイントF-10に投下

以上の作業を終えたら晴れてガンダムバトルロワイヤルの参加者です。


尚、変形する機体を手にいれることがありますが、
変形には行動を1消費します。
しかし、その代わりに、MA形態では行動1消費で2マス移動可能です。

 @ 所持品 @
初期に支給されるものとして、原作通り
ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本
後は私物を少々となります。
私物が何かは基本的に自由とします。
ですが、ある程度節度を守ってください。
6開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:27 ID:???

 @ マップ @
『A〜Z × 1〜24』の624マス。
行動ごとに、今何処にいるのか書いておくこと。
禁止領域は、放送時間(現実時間午前零時)に放送され、それから36時間後に爆発とします。
尚、地図は最初から所持していますが、
物語の中では、参加者の場所は表示されません。あしからず。

 @ 昼夜、天候 @
昼夜については、現実時間で一週間経つと変わります。
昼の時間の後、一週間経つと夜に変わり、また一週間経つと昼に変わりこの時点で物語の中では2日目になります。
つまり、現実時間二週間でで物語の中で一日となり、
この二週間の最初の週がが昼、次の週が夜になります。
天候は、現実時間で午前〇時、日付が変わったら先生方から発表されます。

 @ 索敵 @
どれだけ遠くの敵を見るこちができるかです。
策的範囲は、通常機で2、艦船等の大型機、狙撃・射撃型で3、偵察機で4です

 @ 放送 @
原作に近づけるため、参加者の死亡、禁止エリアの発表等の放送は現実の日付が変わると発表とします。
参加者が死亡したからといって、すぐに各機体に届くわけではありません。

 @ 爆弾 @
爆弾は、機体と、参加者の首輪につけられてあります。
首輪については【バトルロワイヤル】原作の首輪と同性能です。

 @ 放棄された参加者 @
一定時間行動がない場合放棄とみなします。
このキャラクターを攻撃した場合、
唯一攻撃側が結果を書くことができます。
つまり、一生懸命がんばっている参加者の肥料とします。
ですが、この場合でも節度を守っください。

 @ ミノフスキー粒子 @
一応これはガンダムの世界です。ミノフスキー粒子はあります。
各地形によってミノフスキー粒子の濃度は違います。
基地>森林>橋>市街地>砂地>穴倉>山>平地>河川>道路
まあ基地と森林ではレーダーや誘導が通用しないってレベルに考えればよさげですが。

 @ その他 @
色々ややこしく書きましたが、
@行動は基本的に自由。
@参加したい場合はまず先生へ言う。
@戦闘の結果は『攻撃を受けている側』が決める。
@『両者の合意があった場合』、達成値を使用する。
@自分の居場所を毎回、明記しておく。
@禁止領域にいた場合は有無を言わさず死亡。
@基本は原作と同様
@分からない点等があれば、感想議論スレにて先生に聞く。
という以上の8点を守って下さったらあとは楽しく殺しあいましょ〜
7開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:27 ID:???

 @ 会場 @
第二回バトルロワイヤル会場
  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z 
01□□□□□□□□□彡彡彡□□■■■■■■□□□□□□
02□□■□■□□□□□彡彡彡□□■■■■■■■■□□□
03□■■■■■□□□□□彡彡彡□■■■■■■■■■□□
04■■■■■■★★━━━===┓□■■■■■■■■■□
05□■■■■■■★□□□彡彡彡┃□■■■■■□□□□□    □、平地
06□■■■■■■■□□□彡彡彡┃□■■■■□□□□□□    ■、森
07□□■■■■■■■□□彡彡彡┃□□□■■■■■■■■    彡、川
08□■■■■■□□□□彡彡彡彡┃□□□■■□□□□□□    ∴、砂地
09□□■■■■■□□彡彡彡彡彡┃□□□□□□□□□□□    ▼、市街地
10□□□□□□□□□彡彡彡彡彡▼□□□□□□┏━━━━    =、橋
11□□□□□□□□□彡彡彡彡彡▼▼□□□□┏┛□∴∴∴    △、山
12━━━┳━━━━┓彡彡彡彡彡▼▼□□□┏┛□∴∴∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□□□┃∴∴∴∴┗▼===▼▼▼━━━┫□∴∴∴∴∴    ★、基地
14∴∴∴┃∴∴∴∴□▼彡彡彡彡▼□□□□┃□∴∴∴∴∴    ━、高速道路
15∴∴∴★∴∴∴□□□彡彡彡□□∴∴∴∴┃∴∴∴∴∴∴
16∴∴★★★∴∴∴□□□彡彡彡□□∴∴∴┣━★★★∴∴
17□∴∴★┓∴∴∴□□□彡彡彡□□∴∴┏┛△△★★∴∴
18□∴∴∴┗┓□□□□彡彡彡□∴∴∴┏┛∴△△△∴∴∴
19□□∴∴□┗┓□□彡彡彡□┏━━━┛∴△△△△△∴∴
20□□□∴∴□┗━▼===▼┛△△△△△△△△△△△∴
21□□□□∴∴∴∴□彡彡彡△△△△●●△△△△△△△△
22△□□□∴∴∴∴□□彡彡彡△△△△△△△△△△△△△
23△△□□□□□□□□□彡彡彡△△△△△△△△△△△△
24△△△□□□□□□□□彡彡彡△△△△△△△△△△△△
8開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:28 ID:???

 @ 各地形の特徴(1) @

□平地:特にこれといった物のない平地。
    会場の中で一番の面積を誇る。
    陸戦仕様のみここでボーナスがつきます。

彡水中:陸上から見つかりにくい。
    減衰率、抵抗が非常に大きいため、実弾兵器やビーム兵器は大きく威力をそがれる。
    そのため魚雷が有効だが、魚雷が無く、通常兵器だけなら零距離射撃をぶちかませ。
    水陸両用型でないと機動性・運動性は大きくそがれる。
    水密性の低い機体では進入さえ困難だろう。
    尚、水陸両用機は戦闘時ボーナスがつきます。
    砂漠戦仕様、陸戦仕様はペナルティがつきます。

∴砂地:遮蔽物が少なく、敵を発見しやすい。
    足場が悪く、歩行型の機体は機動力・運動性そがれる。
    砂漠戦装備を施されていない場合、微細な砂の影響で、
    精密機器に故障を生じる恐れあり。
    砂漠戦仕様にボーナスが、
    水陸両用機にペナルティがつきます。

■森林:その枝葉は巨大なMSの姿さえも隠してくれる。
    太い木には行動を妨げられることも。視界が利かず、罠が使えるかも。
    ある程度まで、木が敵弾を防いでくれる望みもあるが、過信はできない。
    木の実や獣など、山の幸が手に入ればキャンプ気分も味わえる?
    火の始末には気をつけよう。タバコ一本、山火事ボウボウ。
    全ての攻撃判定にペナルティがつきます。
    (防御側にはペナルティ無し)
9開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:30 ID:???

 @ 各地系の特徴(2) @
△山地:一見丈夫な岩でも、崩れることがありうる。地上の移動は難しい。
    歩行式ならともかく、ホバー型の機体での進入は不可能か?
    地面の起伏を利用して隠れて狙撃するなど、待ち伏せ向き?
    陸戦仕様にボーナスが、
    水陸両用機にぺナルティがつきます。

●洞窟:隠れるのには最適か?しかし、小型のMSを除けば進入はできないだろう。
    内部は光が入り込まず、たとえ宇宙でも使えるものでも、光学系のセンサーは利かない。
    入り組んだ奥の方は、時に酸素が薄い場合もあるのでご用心。
    敵が地下に立てこもった時は、古今、いぶし出すのに限るでしょう。

=橋 :岸と岸をつなぐ橋、
    陸上機でも川を渡れる。
    ただ、その下では水陸両用機が獲物を狙っているかも

━道路:果てしなく続く道路。
    飛んでいる機体以外は1ポイントで2マス移動できる。
    その上、非常に見通しがいい。

▼市街:MSを超える高さのビルが立ち並ぶ。
    ビルで姿を隠すこともできるうえに、
    さまざまな日用雑貨を得ることができるのがここの長所だろう。

★基地:軍事施設が建ち並ぶ。
    MSを隠すほどの建物は市街に比べれば少ないが、
    強力な武器が多数保管されているので、利用頻度は非常に高いだろう。
10開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:31 ID:???

 @ 最後に参加者様へ @

バトロワ参加者心得

一つ、場の空気をよく読む。
一つ、戦闘時、無理やり人を自分の土俵に引き込まない。
一つ、極力、相手がなにをしたいかを考える。
一つ、自分勝手な行動をしない。
一つ、決して放棄しない。
一つ、観客もいることも頭に入れておく。
一つ、誤字、脱字、変換ミスには気をつける。
一つ、ID待ちはしない。
一つ、避難スレで叩かれたら、怒らず、自分を見直す。
一つ、全てにおいて節度を守る。
一つ、自分は職人だと自覚する。
一つ、『生きる』為の戦いではなく、『魅せる』為の戦いをする。
一つ、死んでも泣かない。
一つ、先生のギャグには大爆笑する。







 @ おまけ @
ゲーム「2ちゃんねる板対抗バトルロワイヤル」
http://www005.upp.so-net.ne.jp/br-2ch/
暇つぶしにどうぞ。
11開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:32 ID:???

 @ 現在の状況(地図) @

  A B C,D E ,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R,S T U V,W,X,,Y Z
01□□□□□◎□□◎彡彡彡□◎■◎■■■■□□□□□□
02□□◎□■□□□◎□彡彡◎□◎■■■◎■■■■□□□
03□■■■■◎□◎□◎□彡彡彡□◎■■■■■■◎■□◎
04■■■◎■■★◎━━━===┓◎■■■■◎■◎■■□
05◎■■◎■■■◎□□□彡彡彡◎□◎◎■◎■□□◎□□    □、平地
06□■◎■■■◎■□□□◎彡◎┃◎■■◎■□□□□□□    ■、森
07□◎■■◎■■◎◎□◎彡◎彡┃□□□◎■■◎■■◎■    彡、川
08□■■■■■◎□□◎彡彡彡彡┃□□◎■◎□□□◎□□    ∴、砂地
09□□◎■■◎■□◎彡彡彡◎彡◎□◎□◎□◎□◎□□□    ▼、市街地
10◎□□◎◎□□◎□彡◎彡彡彡◎□□□□□□┏━━◎━    =、橋
11□□□◎□□□◎□彡彡彡◎彡▼▼□◎□◎┏┛□∴◎◎    △、山
12━━◎┳━━━◎┓彡◎彡彡彡▼▼◎□□┏◎□∴◎∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□◎□┃◎∴◎∴◎▼0210=▼▼▼04━━┫◎∴∴∴◎∴    ★、基地
14∴◎∴┃∴∴∴◎□▼彡彡彡彡◎□□□◎◎□◎∴∴◎∴    ━、高速道路
15◎∴∴★◎∴◎□◎◎彡◎彡□□∴∴◎∴┃∴∴◎◎∴∴
16∴∴★★★∴◎∴◎□□彡彡◎□□∴◎∴┣━◎★◎∴∴
17□∴◎◎┓◎∴◎□◎□彡彡彡◎◎◎∴┏◎◎△◎★∴◎
18□∴∴∴┗┓◎□◎□◎彡彡◎∴∴∴◎◎∴△△△∴◎∴
19□◎∴∴□◎┓□□彡彡◎◎┏━━◎┛∴△△△◎△∴∴
20□□□◎∴□┗━▼=◎=▼┛△△◎△△△△◎△△△∴
21□□□□◎∴∴◎∴◎彡彡△◎◎△◎●△◎△△△◎△△
22△□◎□∴∴∴∴□□◎彡◎△△◎△◎△△◎△△△△◎
23◎△□□□◎□□□□□◎彡彡△△◎△◎△△◎△△△△
24△◎△◎□□□□□□◎彡彡彡◎△△△△△△△△△△△

◎は進入禁止区域   ×は次期禁止区域
      
番号10、12、13は同地点
番号04、24は同地点
12開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/08 18:35 ID:???

 @ 現在の状況(名簿) @

  死亡 コォネ=カウフマン           (16) 女性 Zガンダム
 二番 アルム=ヴォーキサー       (26) 男性 バタラ
  死亡 金田一=京介            (16) 男性 ガブスレイ
 四番 ウィルト=ラインステッド       (25) 男性 ザクV後期型
  死亡 グリーン=キャット            (21) 男性 ドライセン
  死亡 エィケズ=コート           (22) 男性 リグ・シャッコー
  死亡 エルア=ポゥ=ドートミア      (20) 女性 ドワッジカスタム
  死亡 コード=アクセルズ            (20) 男性 元 アプサラスV
  死亡 神楽=千鶴                (20) 男性 ガンダムピクシー
一〇番 グレン=フォートレス         (15) 男性 ZZガンダム
  死亡 クライン=J=シルバート      (42) 男性 EWACネロ
一二番 リーア=ミノフスキー           (17) 女性 ゾック
一三番 トルヴァ=レナウン           (26) 男性 ドム
  死亡 ラビシュ=スケアクロウ       (23) 男性 ビギナ・ギナ
  死亡 エーリッヒ=フォン=レーダー   (28) 男性 マゼラ・アタック
  死亡 エリアード=ジーン         (18) 男性 アプサラスV(旧 ガンダム)
  死亡 デイビット=リマー          (29) 男性 アッザム
  死亡 ジェクト=プリズム             (25) 男性 ジムスナイパー
  死亡 カミーユ=ビダン           (17) 女性 ブルーディスティニー一号機
  死亡 ゼアン=アイクス          (16) 男性 アクアジム
  死亡 ロロイ=グラスコ           (32) 男性 ジェガン
  死亡 ジン=D=ブラッド            (18) 男性 ガザD
  死亡 マリア=S=ヒューイット        (20) 女性 ガルバルディβ
二四番 マルコ=シュナイダー=バボーゾ (28) 男性 ガンダム6号機マドロック
リーアの問に二人は答える。
自分にとっての魂の平穏・・・。
アルムとグレンが話し終わり、
リーアは微笑みながらこちらを見ている。
今更迷うことは無い。少し姿勢を正して答えた。

トルヴァ「俺は軍人、君らは文民。
      君らを守る℃魔ェ軍人としての責務だ。
      つまり、アルムと同じ事だと思ってくれればいい。」

【話す−1 残り行動値3】
【現在位置:L−13】
【機体状況:推力低下 左肩被弾 損傷度中破】
【所持武器:Hサーベル・ソード各×1】
【行動方針:ジオン軍人として行動する】
【同盟状況:残った参加者の手助け】
14リーア ◆UktGzzmQ/o :03/09/08 22:06 ID:???
少女の問いかけに、残る二人の答えは。

「俺は……俺は………。
 俺は…生き抜く……生きたい……
 魂の平穏とかはわからないけど…俺は生きたい」

搾り出すように言葉を吐く少年。

「俺は軍人、君らは文民。
 君らを守る℃魔ェ軍人としての責務だ。
 つまり、アルムと同じ事だと思ってくれればいい」

姿勢を正して信念を述べる兵士。

少女はその二人に微笑みかけると、自分の首に手をかける。
皆とは違った形の首輪――それは、少女の手の中で、二つのものに分かれる。
普通の首輪と、その首輪を覆う首輪カバー。
その首輪カバーを手に、少女は少年に歩み寄る。

「……これを、グレンさんに預けておきます。
 いざという時の、お守りのようなもの。
 ……あなたが持つのが、最もよろしいでしょう」

そして、そのまま少年に手渡す。
MSの電子部品を保護する、電磁波遮断シート製の首輪カバー。
少女が脱出を夢見ていた頃に作った道具。
首輪の盗聴・位置捕捉・爆破を事実上無力化できる、生き残るための道具。

……そこまで詳しいことは、今の少年には理解できないだろう。
けれども構わず、少女はグレンの手にそれを押し込む。
あくまでやんわりと、自信と優しさに満ちた態度で。

「この場にいる4人には、もう互いに殺し合う意思はありません。
 グレンさんにどうやって生き残ってもらうか……それだけが、私たちの願い。

 ……東に、行きましょう。
 この場に残る“意思”は、私たちを除けば、東の街にいる二人だけ。
 彼らの意思も確認しなければなりません。……そうでしょう?」

3人の男たちを順番に見やってから、少女はおもむろに歩き出す。
グレンの機体、橋の上に停められたZZガンダムの方に。

「グレンさん……乗せていただけますか?
 わたしのゾックは、もう動けそうにないので。
 こちらの座席も、使えるのでしょう?」

少女が手をかけたのは、ZZの腹部コクピットではない。
ZZが手にした……ダブルビームキャノンの方。
Gフォートレス形態で機首になる、「もう一つのコクピット」の方だった。

【行動:グレン、トルヴァ両名の感情にシンクロ(−2p)、同盟の提案(0p)
    グレンにZZへの同乗させてもらえるようお願いする(0p)】
【位置:L13】【残り行動値:2p】
【機体状況:ほぼ全機能麻痺(ZZのライフル席に移動?)】
【所持品:なし】
【行動方針:残る参加者たちに“救い”を……】

【同盟:02番アルム=ヴォーキサー? 10番グレン=フォートレス?
    13番トルヴァ=レナウン?】
残り二人の意思確認。これが当面の目標になった。

トルヴァ「そうと決まれば話は早い。俺が先に行ってくる。
      アルム、あんまり無茶するなよ。」

損傷したバタラを見ながら傷ついた彼に一声掛けた。
そしてドムに乗り込むと、一足先に東の街へ向かった。
レーダーには二つの反応、二人の間に割り込むように機体を滑り込ませた。

トルヴァ「いきなり邪魔をしてすまない。俺はジオン軍所属、トルヴァ=レナウンだ。
      こちらに攻撃の意思は無い。武器を収めて、話を聞いてくれ。」

二人へ向けて通信を送った。

【アルムと話す−0 移動−3 通信−1 残り行動値0】
【現在位置:L−13】
【機体状況:推力低下 左肩被弾 損傷度中破】
【所持武器:Hサーベル・ソード各×1】
【行動方針:ジオン軍人として行動する】
【同盟状況:残った参加者の手助け】
16ウィルト=ラインステッド ◆CpBYR0XE62 :03/09/09 23:48 ID:A6atXz7N
ピストルから離れたビームは目的の場所に直撃した
しかし、目的の物自体が動いたせいで
ただの地面を少々削った程度でしかなかった。
(ホバーか………面白いMSだな。)
マドロックから放たれるガドリングを上空でロールさせつつ回避し
足を狙いつつビームピストルを放つ。
同時に向こうもホバーを巧みに操りこちらの攻撃をかわす。
「ほう……なかなか良い動きをするな。だがっ!」
ピストルを投げ捨て一気に近距離に詰め寄り、サーベルを抜く。
向こうからバルカンが降りかかるがほとんどをシールドで受け止め 
「これでどうだっ!」 
そのままマドロックの脇をすり抜ける。

刹那、マドロックの残った片手が根元から吹っ飛んだ。
「詰めが甘かったどういうことか……っん?」
すぐさま反転させるが、マドロックの落ちた腕以外本体の姿が見当たらない。
「っち、ロストか………一体何処へ。何っ!?」
突然、背後の瓦礫山の影から何かが飛び出す
すぐさま振り向くとマドロックの背部キャノン砲がこちらを補足していた。
「っく、間に合うかっ!?」
咄嗟にシールドを向けた。
【続く】
ピストルから離れたビームは目的の場所に直撃した
しかし、目的の物自体が動いたせいで
ただの地面を少々削った程度でしかなかった。
(ホバーか………面白いMSだな。)
マドロックから放たれるガドリングを上空でロールさせつつ回避し
足を狙いつつビームピストルを放つ。
同時に向こうもホバーを巧みに操りこちらの攻撃をかわす。
「ほう……なかなか良い動きをするな。だがっ!」
ピストルを投げ捨て一気に近距離に詰め寄り、サーベルを抜く。
向こうからバルカンが降りかかるがほとんどをシールドで受け止め 
「これでどうだっ!」 
そのままマドロックの脇をすり抜ける。

刹那、マドロックの残った片手が根元から吹っ飛んだ。
「詰めが甘かったどういうことか……っん?」
すぐさま反転させるが、マドロックの落ちた腕以外本体の姿が見当たらない。
「っち、ロストか………一体何処へ。何っ!?」
突然、背後の瓦礫山の影から何かが飛び出す
すぐさま振り向くとマドロックの背部キャノン砲がこちらを補足していた。
「っく、間に合うかっ!?」
咄嗟にシールドを向けた。
【続く】

ドーンと音を上げ爆発し粉砕するシールド。
しかし、そこにはザクV本体の姿は無かった。
盾を囮にしたのであった。
「不意をつくとは見事!……しかし、次で終わりだっ!」
盾が爆破した真上に現れると一気にスラスターを全開にし接近する。
マドロックもキャノン砲を撃つがジグザグと移動しこれをかわす。
「これまでということだっ!」
一気に真正面に取り付くとそのままサーベルを
マドロックのコクピットに突立て、一気に再上昇し離脱した。

そのままその場に立つマドロック
しかし、もう動くことはおそらくないだろう。
【マルコ=シュナイダー=バボーゾ 死亡】

サーベルをしまい、しばらくマドロックを眺めてると。
(さて、大分ロスしてしまったが向こうはどうなっただろうか?)
思い出して一度西のほうを見る随分前の爆発以降たいした変化は無いようだ。
先ほど手放したピストルと、マドロックの片腕についていたガドリングシールドを回収する。

【行動】一連の行動-3 武器回収-1【残0】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト 
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】敵機撃墜
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス、エリアード=ジーン
18アルム ◆zFt4KYQnAU :03/09/10 22:01 ID:???
リーア「「あなたの殺した“彼”の亡霊に、怯えないで。 」
私は、聞こえてきたリーアの言葉に、驚きを覚えました。
アルム「(何故、レーダーのことを知っている・・!
      もしかして・・・超能力者か何か?・・・って、こんな所でふざけている場合ではなくて!)」
リーア「 “彼”も、単に全てに対して怯えていただけ……。
     それでも、その罪を忘れられないなら……。
     わたしも、あなたがする“あれ”を手伝いましょう。
     それで、あなたの心が少しでも軽くなれるのなら……」
リーアの言葉が続きました。しかし、わたしは、一つの考えに支配されていて、
あまり集中して聞けませんでした。
それは、何故、口にもしていないのに、レーダーのことを知っているのか。
その事が気になってしょうがありませんでした。
アルム「(あの時誰かいたか? いや、それならその時に何かアクションを起こされていると思うし。
      夢遊病か何かで喋った??と、起きているときに夢遊病になるわけないだろうし・・・何故?!)」

少年「俺は…生き抜く……生きたい……魂の平穏とかはわからないけど…俺は生きたい」
トルヴァ「俺は軍人、君らは文民。
      君らを守る℃魔ェ軍人としての責務だ。
      つまり、アルムと同じ事だと思ってくれればいい。」
聞こえてきた兵隊さんと少年の声にはっと気がつきました。
何時の間にか地面に顔を向けて考え込んでいました。
私は、顔を上に上げて、また考えだしましたが・・・
アルム「(・・・気になるけど気にすることでは無いだろうな。なんだろうが、私がやれることをやるのみだろうな。)」
そう思い、私は少年の所に近付こうかと少年の方を見たとき、あることに気がつきました。

続く
19アルム ◆zFt4KYQnAU :03/09/10 22:03 ID:???
リーアが、少年に近付いている事と、今まで持っていなかった何かを手に持っていることでした。
アルム「……これを、グレンさんに預けておきます。
     いざという時の、お守りのようなもの。
     ……あなたが持つのが、最もよろしいでしょう」
リーアが、少年の側まで近付いて、少年に話し掛けました。
そして、手に持っている何かを渡していました。
私は、それを見た後、自然に微笑みを作り、ガッツポーズをとっていました。
アルム「(よしっ!見つかった!少年・・・話から推測すると名前はグレン君か?。
      とにかく・・・脱出が可能な人物が見つかってよかった・・・)」
リーア「この場にいる4人には、もう互いに殺し合う意思はありません。
     グレンさんにどうやって生き残ってもらうか……それだけが、私たちの願い。

     ……東に、行きましょう。
     この場に残る“意思”は、私たちを除けば、東の街にいる二人だけ。
     彼らの意思も確認しなければなりません。……そうでしょう?」
リーアの声でふと我に返りました。
私は、慌ててガッツポーズを崩し、気をつけの姿勢にしていました。
トルヴァ「そうと決まれば話は早い。俺が先に行ってくる。
      アルム、あんまり無茶するなよ。」
続けて、兵隊さんが話し掛けてきました。
アルム「あ、ああ・・・」
私が返事をする前に、兵隊さんはMSに乗り込み、橋の上を走っていきました。
私も、バタラに乗り込むことにしました。
私はコックピットハッチを開いて、コックピットに入り込んで、そしてコックピットハッチを閉めました。
そして、バタラを僅かに浮かばせ、そのまま待機させておきました。
コックピットの中で、私は息を大きく吸い込み・・・・
ハロ「アルムー!ナカマハー!?」
アルム「ぶほっ!げほっげほっ・・・そう言えば忘れてた・・・えほっごふっ・・・・」
いきなり聞こえてきた大音量のハロの声を聞いて、思わずむせこんでいました。

【体調:?】【怪我: 右手打撲少々悪化 左のこめかみ出血】
【機体状況:各部装甲微妙に破損。左腕消失。背面装甲少し破損 脚部大腿部より下消失、
       それによる自重の変動により操作性変化 スラスターの異常による最大出力減少】
【思考 −1 バタラに乗り込む −1 会話 −1 姿勢制御 −1 残り行動値:0】
【位置:L-13 ここの所間違えつづけていました。すみません。】
【武装:ビームシールド×1 】
【行動方針:グレンの脱出支援】
【同盟:トルヴァと同盟 グレン・リーアと友好関係?】

リーアさんは首輪に手を置いた。
あらためてその首輪を見ると他の人の首輪より大きいものに見える。
その首輪のまわりを外すようなことをした。
そして外したものを俺の手に押し込んだ。
「……これを、グレンさんに預けておきます。
 いざという時の、お守りのようなもの。
 ……あなたが持つのが、最もよろしいでしょう」
(お守り?何だろうコレ…清めてある…とか?)
いろいろ疑問があるが貰えるものは貰っておく。
「この場にいる4人には、もう互いに殺し合う意思はありません。
 グレンさんにどうやって生き残ってもらうか……それだけが、私たちの願い。
 ……東に、行きましょう。
 この場に残る“意思”は、私たちを除けば、東の街にいる二人だけ。
 彼らの意思も確認しなければなりません。……そうでしょう?」
そのリーアさんの言葉でウィルトさんがまだ来ていないことに気がつく。
この距離を追いかけてくるなら既に来ていなければおかしい。
「もしかしてウィルトさんは戦ってるのか……?」
嫌な予感がした。
(急いで行かないと…ウィルトさんが……)
「グレンさん……乗せていただけますか?
 わたしのゾックは、もう動けそうにないので。
 こちらの座席も、使えるのでしょう?」
その問いに走りながら答える。
「はい、使えますよ。
だけどこの機体はもうエネルギーが残りわずかしかありません…」
急いでコクピットに乗り込んで渡されたお守りを座席横に押し込む。
宿題のプリントなどがぐしゃぐしゃになるが気にしない。

【行動:会話(-0)】【残り行動値:(4)】
【位置:L-13】【機体状況:右腕肘部損傷、脚部損傷】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、ハイパービームサーベル、21連装ミサイルランチャー×2、ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:ウィルトさんに会いに行く】
【同盟:ウィルト=ラインステッド、(エリアード=ジーン)】
21リーア ◆UktGzzmQ/o :03/09/11 00:58 ID:???
「そうと決まれば話は早い。俺が先に行ってくる。
 アルム、あんまり無茶するなよ。」

トルヴァはさっそくドムに乗り込むと、東に向かう。
少女の言葉に豆鉄砲を喰らった鳩のような顔をしていたアルムも、
慌ててバタラに乗り込み、後を追う。

「はい、使えますよ。
 だけどこの機体はもうエネルギーが残りわずかしかありません…」

2人を見送る少女の背中に、グレン少年の声がかけられる。
少年もまた、慌ててZZの腹部コクピットに乗り込んでいる。

少女は、ダブルビームキャノンのコクピットを開く。
その足元に、緑のハロが近づいてくる。

「リーア、コレ、ワスレモノ!」

短い手足を伸ばし、両腕で大事そうに抱えたそれは……歪な黒い塊。
そのおぞましい物体を見下ろし……少女は、寂しそうな微笑を浮かべる。

「……そうね、彼も……こんな場所じゃ嫌でしょうね……」

唐突に、少女はその場で着ていたピンクのワンピースを脱ぐ。
そして、その黒い塊をそれで包み込む。
下着姿の彼女は、ごく普通の表情のまま、ZZの第二のコクピットに乗り込んだ。
大事な荷物を渡し終えたハロも、一緒に飛び乗る。

「お待たせしました、グレンさん。
 行きましょう、ウィルトさんの所へ。
 ………あッ?!」

コクピットをつなぐ回線を通して語りかけた少女は、ふと、何かに気づいたように天を仰ぐ。
そして、一呼吸を置いてグレン少年に告げる。

「東の方で、また1人……亡くなられたようです。
 急ぎましょう。でないと、また、哀しみだけが広がってしまう……」

預言者のように、真実を告げる。
少女はシートベルトを締めると、桃色の包みと緑のハロをしっかりと抱きかかえた。

【行動:ZZの第二コクピットに搭乗(−1p)、マルコの死に感応(−1p)】
【位置:L13】【残り行動値:2p】
【機体状況:ZZのダブルビームキャノン上の第二コクピットに移動。ゾックは乗り捨て】
【所持品:なし】
【行動方針:残る参加者たちに“救い”を……】
レーダーには二つの反応、ここより2kmほどである。
移動しながら二人に通信を送る。

トルヴァ「いきなり邪魔をしてすまない。俺はジオン軍所属、トルヴァ=レナウンだ。
      こちらに攻撃の意思は無い。武器を収めて、話を聞いてくれ。」

目標地点へ近づくと二体のMSは寄り添うようにしていた。
こちらからはガンダム六号機の背中が見える。

トルヴァ「戦っているようではない・・・?
      仲間同士か?それならばスムーズに行きそうだ。
      ・・・・・いや、・・・あのMS、何をしている!?」

ザクVがガンダム六号機の武装を外していた。
そして、ドムを二体のMSより300mほど離れた場所に止め再度通信を送る。

トルヴァ「そこの二体、さっきの通信聞こえたか?」

ガンダム六号機はコクピットのみを貫かれ、
主を失いながらもその眼光は途絶えることは無かった。
トルヴァはまだそのことに気がついていなかったのである。

【通信−1 残り行動値3】
【現在位置:L−13】
【機体状況:推力低下 左肩被弾 損傷度中破】
【所持武器:Hサーベル・ソード各×1】
【行動方針:ジオン軍人として行動する】
【同盟状況:残った参加者の手助け】
23ウィルト=ラインステッド ◆CpBYR0XE62 :03/09/13 00:42 ID:KfNasCFb
(さて、これで……ん?)
しばらく最近、例の放送が無いかと思っていたら
いつの間にかリストが更新されていたようだ。
(そうか……エリアードが死んだのか。
 そして、残ったのが私を含め五人ということか。
 私もそろそろ………)

ふと気が付くと300mほど離れたドムから通信が入っていた。
『そこの二体、さっきの通信聞こえたか?』
(さっきの………そうか。)
途中で通信が入ったが戦いに夢中であったために
通信を返すのを忘れていたようだ
通信を入れる。

「こちらウィルト=ラインステッドだ、
 残念だが……もう一人のほうは話ができなくなってしまってな、
 ………つまり、少々遅かったということだ。
 もっとも、今更話す事など無いだろうがな。」

一気にドムへ向け加速をかけ距離を詰めながらガドリングシールドを放つ!

【行動】ドムへ攻撃-1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ガドリングシールド×1
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】敵機撃墜
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス
24マルコ ◆ayCiq7plsA :03/09/13 01:59 ID:???
《マルコ視点》

『私がここで冗談をいっても何の利益にもならんだろう……
 確かに君が信じられないのも無理はないが
 そんな多少無理のある下手な嘘を私がつくと思うかな。』

突如、土煙が上がり、一瞬機体を見失う。

『………もっとも、君が武器を向けた時点で
 私を敵に回したことになるがなっ!』

・・・しかし、レーダーの光点は動いてなかった!!
(上ッ!?)

気付いたときにはザクVは既に凶弾を放っていた。
咄嗟にアクセルペダルを踏み込み、これを何とか回避する。
と、同時に強烈なGに耐えながらも、上半身を捻り、左手のガトリングを相手に向けて乱射する。
「こんの、くそ野郎が!! 問答無用でやってくるのかよ!!」

しかし、相手はかなりの手練れらしく、こちらの攻撃を避けながら手にしたビームガンで撃ってくる。
それを何とか避けながら思っていた。
(――強い!! 正面からじゃ、とてもじゃないが勝てん!!
・・・それならば、正面からではなく、自分の得意な方法で。)

肝は決まった。そうなったら、不思議と頭の中は冷静だった。
相手の動きがゆっくりと見える。

ビームガンを捨てる。サーベルを持つ。・・・ということは、切りかかってくる。
俺はバルカンで・・・ザクVを誘う。誘う。誘う。
それをガードしながら近寄ってくる。
・・・そして、手にしたサーベルが横に・・・・・・傾いた。

(今だ!!!)
ホバーで機体を右方向に移動させ、近くの物陰に身を伏せる。

左手がやられたらしいが、どうやらこちらを見失ってるらしい。
「――作戦は・・・成功だ。」

思った以上の自分の思い通りの展開に、その顔はほくそ笑んでいた。

【続く】
25マルコ ◆ayCiq7plsA :03/09/13 02:06 ID:???
身を伏せ、息を殺し、気配を殺す。
それはあの時の森が、瓦礫の山と化したコンクリートジャングルとなっただけで、まったく変わってはいなかった。
そこは敵も味方も無く、ただ己の命だけが存在する空間。
人の姿をした鬼たちが自分の命を狙い、襲ってくる空間。

――思えばあの船内もそうであった。
わずかな希望のために、鬼と化したあの時。

そう、ここは戦場だ。
俺たち兵士の命を賭けた職場だ。
それを、『プログラム』やら『ゲーム』やら言う奴等がいる。
俺はそいつらを許さない。

・・・そのために俺は生き残る。生き残って奴等に・・・。


そんな事を思っているうちに、相手の背後へと回っていた。
どうやら、相手はまだ気付いていない!!
(やるなら・・・今しかない!!)

物陰から飛び出し、背にしたキャノンで相手を撃つ!!
・・・目標物に命中!!


―していなかった!!
上から現れたザクVはスラスターを全快にして突っ込んでくる!!

考えている暇は無い。
半狂乱でキャノンを乱射するが、ことごとく避わされ・・・、
カメラから差し込む光量が増してゆく。

(・・・いいだろう。俺の命はくれてやる。
 しかし、魂だけは・・・。魂だけはわたさねえ!!)

・・・辺り一面が光に包まれた

【マルコ=S=バボーゾ 死亡】
26トルヴァ=レナウン ◆qp6.sNtkjs :03/09/13 20:30 ID:AJlnzu+B
IDチェック
27トルヴァ=レナウン ◆qp6.sNtkjs :03/09/13 21:01 ID:AJlnzu+B
ウィルト『こちらウィルト=ラインステッドだ、
      残念だが……もう一人のほうは話ができなくなってしまってな、
      ………つまり、少々遅かったということだ。
      もっとも、今更話す事など無いだろうがな。』

ウィルトは返信を送ると同時に急加速しながら攻撃を仕掛けてきた。

トルヴァ「待て、武器を収めろ!!俺は敵じゃなっ・・・!」

通信を送りながら回避行動に移るがガトリングガンの火線がドムへと吸い込まれていく。
そして・・・衝撃。
すかさずドムは二刀を構えようとする。が、左腕が消失したため
ヒートサーべルのみを右手で構える形となった。

トルヴァ「はぐあっっ!!・・・・・くそっ!!サーベルッ!!
      ちいっ!かまうかぁぁ!!」

地面に落ちたドムの左腕を一視し、すぐにザクVに追い討ちを掛ける。
狙いはガトリングシールド。

トルヴァ(奴の武器さえ使用不能に出来ればっ!!説得はその後だっ!!)

ザクVの至近距離でフラッシュ・ビーム砲を発動させ、そのまま切りかかった。

【通信−0 回避行動−1 攻撃−1 残り行動値2】
【現在位置:L−13】
【機体状況:推力低下 左肩消失 損傷度中破】
【所持武器:Hサーベル・ソード各×1】
【行動方針:ジオン軍人として行動する】
【同盟状況:残った参加者の手助け】
28ウィルト=ラインステッド ◆CpBYR0XE62 :03/09/14 00:12 ID:htWYGS5z
IDチェック
29ウィルト=ラインステッド ◆CpBYR0XE62 :03/09/14 00:13 ID:htWYGS5z
『待て、武器を収めろ!!俺は敵じゃなっ・・・!』

(敵じゃない?……そもそも、この戦いに敵も味方もないがな。)

砲火を浴び片腕を失いながらも此方へと突っ込んでくるドム。
「やる気になった?ということか………だが、遅いっ!!」

向こうのフラッシュ・ビーム砲が放たれるよりも先に反応し
クラフトで上昇しサーベルをかわす。
ホバーで高速戦闘を行えるドムとは言え、それはあくまで地上においての話である。

「空を制するのはMAだけではないということだっ!」

容赦なく真下のドムへガドリングシールドとビームピストルの猛攻を加える!

【行動】ドムへ攻撃-1 回避-1 通信-1【残1】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ガドリングシールド×1
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】敵機撃墜
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス
30トルヴァ=レナウン ◆qp6.sNtkjs :03/09/14 10:40 ID:g+grk6R3
ID確認
ザクVは空へと舞い、こちらの攻撃はかわされた。
更にザクVは追い討ちを掛けてくる。
すかさず急加速を掛け、回避行動を取る。
刹那、ガトリングとビームが大地を削り取り、焼いた。

トルヴァ「クソッ!!火器は一つじゃ無かったのか!!
      これでもっ・・・喰らえっ!!」

ザクVの裏手に周りパーキングに停めてあったトラクターを
ザクVに投げつける。
更に槍投げのようにヒート・サーベルを投げつけた。

【回避行動−1 攻撃−1 残り行動値2】
【現在位置:L−13】
【機体状況:推力低下 左肩消失 損傷度中破】
【所持武器:ヒート・ソード×1】
【行動方針:ジオン軍人として行動する】
【同盟状況:残った参加者の手助け】
「落ち着け、ウィルトさんは大丈夫だ、大丈夫だ」
気を落ち着かせるために自分に何度も言い聞かす。
「お待たせしました、グレンさん。
 行きましょう、ウィルトさんの所へ。」
「はい、急いで――え?」
回線に映る彼女の姿を見て一瞬目が点になった。
彼女は下着姿だった。
「うっわわああっ!!」
慌ててSOUND ONLYにする。
(何を考えているんだっ!?これも何かの作戦とか…!?)
緊張は解けたが少しパニックに陥った。
「あッ?!」
彼女の声が聞こえた。
「東の方で、また1人……亡くなられたようです。
 急ぎましょう。でないと、また、哀しみだけが広がってしまう……」
「っ!!くそっ!」
強く手を握りしめる。
そして頬を叩いて気合いを入れて急いで機体を動かす。

【行動:会話(-0)、移動(-4)】【残り行動値:(0)】
【位置:L-13→M-13→N-13→O-13→P-13】【機体状況:右腕肘部損傷、脚部損傷】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、ハイパービームサーベル、21連装ミサイルランチャー×2、ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:ウィルトさんに会いに行く】
【同盟:ウィルト=ラインステッド、(エリアード=ジーン)】
33アルム ◆zFt4KYQnAU :03/09/15 19:29 ID:???
アルム「・・・遅い・・・・」
兵隊さんがまだ帰ってきていません。
それをわたしは気にしながら、その場で待機していました。
アルム「・・・もしかして・・・リーアが言っていた東の二人が好戦的とかだったり・・・」
ハロ「アレ?リーア、ヒトリキエタイッテタ!!アルムチガウ!!」
アルム「・・・そんな事言ってたっけ?」
ハロ「イッテタ!アルムガキコエナカッタダケ!コレダカラヨッパライハ・・・」
アルム「何気に酷い事言ってないかハロ?・・・って、
     それじゃ・・・たぶん東に居るもう一人の奴は好戦的な奴じゃねぇのか!?」
私はバタラを兵隊さんの向かった方向に向けていました。そして、グレン君に通信を入れようとしながら、
ディスプレイに映った映像を覗き込んで、通信回線を開くのをやめました。
映ったのは、バタラの目の前を急いでいるグレン君のMSでした。
それを見て、息を思い切り吸い込み、息を吐いて、そして、操縦桿を握り締めて、
グレン君のMSの後姿を追っていきました。

【体調:?】【怪我: 右手打撲 左のこめかみ出血】
【機体状況:各部装甲微妙に破損。左腕消失。背面装甲少し破損 脚部大腿部より下消失、
       それによる自重の変動により操作性変化 スラスターの異常による最大出力減少】
【方向転換 −1 移動(L−13から一直線にO−13まで) −3 残り行動値:0】
【位置:O-13 ここの所間違えつづけていました。すみません。】
【武装:ビームシールド×1 】
【行動方針:グレン君の脱出支援 私たち以外の残り一名の参加者の確認 兵隊さんの安否確認】
【同盟:トルヴァと同盟 グレン・リーアと友好関係?】
34ウィルト=ラインステッド ◆CpBYR0XE62 :03/09/15 23:46 ID:rp0vw2Sz
IDチェック
ドムはホバーで急速回避しこちらの攻撃を見事にかわされる。

「っち!外したか……やるな。」

すると向こうのドムがトラクターを抱えた。
(一体、何をする気だ……んっ?)
するとこちらへ投げつけた、どうやら向こうは射撃武器が無いらしい。
すぐさまトラクターをガドリングで撃ち落した。

「目障りな、……何っ!」

Hサーベルが飛んでくる。咄嗟にシールドを構えた。

「……っく、シールドがやられたか。」

ガドリングシールドが真っ二つになる。
本体への損傷は無いものの
シールドはもちろんガドリングも使えなくなった。
Hサーベルは盾を二つに割った後何処かへ飛んだようだ。

「サーベルを投擲するとは……面白いっ!」

シールドを放棄しさらに上昇しつつピストルを打ち込む。

【行動】ドムへ攻撃-1 回避行動-1【残2】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】敵機撃墜
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス
36トルヴァ=レナウン ◆qp6.sNtkjs :03/09/16 22:22 ID:7eRrCsZj
ID確認
マウント・ラッチからヒート・ソードを引き抜く。
今やドムにとって唯一の武器であり、最も扱いなれた武器である。
H・サーベルはザクVに命中、しかし直接的なダメージは無かったようだ。

トルヴァ「盾は破壊した・・・。後はピストルとサーベルか・・・。
      腕を破壊すれば抵抗力は無くなるか・・・?」

出力リミッターを解除すると、飛ぶ姿勢に身構えた。
だが既に機体は相当ガタが来ている。危険極まりない行為だが
トルヴァもそれは承知である。それ以外に方法が見つからないのだ。
出力は十分、後はタイミングだけだ。

トルヴァ(まだだ・・・、まだ待て・・・・・・今っ!!)

ドムが跳躍する。それと同時にビーム・ピストルが放たれた。
ビーム粒子がドムの足を焼いたような気がした。
(右脚部破損、損傷度軽微)
だが、トルヴァは気にしない。ザクVへと上昇していく。
狙うは両腕部、どちらかを逃しても勝ち目は無くなる。
ザクVに大剣が振り下ろされた。
更にバーニアをフルスロットルで回しもう一撃を加えた。

【回避−1 跳躍−1 攻撃−2 残り行動値0】
【現在位置:L−13】
【機体状況:推力低下 左肩消失 右脚部損傷 損傷度中破】
【所持武器:ヒート・ソード×1】
【行動方針:ジオン軍人として行動する】
【同盟状況:残った参加者の手助け】
38ウィルト=ラインステッド ◆CpBYR0XE62 :03/09/17 00:15 ID:w0gjgaWy
IDチェック
反撃をかえりみず、ドムがこちらへと突っ込んでくる。

「………その機体で突っ込むとは。………無謀だな」

しかし、ドムは凄まじい勢いで上昇し続ける。
そしてヒートソードを振り下ろす。
咄嗟に右肩を上に向け右肩に付いているシールドで受け止める。

「甘いな…………なにっ!」

突然再上昇し再び攻撃を仕掛けてきた。
右へそれたが反応が遅く左腕を持っていかれてしまった。

「………ここまでやってくれるとはな!」

すぐさま右腕のビームピストルを構えようとするが
(何っ、動きが鈍い……まさか受け止めたときに負担がかかり過ぎたか
 だがこの距離だどうにでもなろう。)
何とかドムのほうへ向けるとピストルを放つ。

【行動】ドムへ攻撃-1 回避行動-1【残1】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【状況】左腕消失
【行動方針】敵機撃墜
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス
40通常の名無しさんの3倍:03/09/17 00:48 ID:???
シャア「私が撃てば違反かな?」
アムロ「無残に人を殺すなんて!」
シャア「若さ故の過ちなんだよ!アムロ!」

後は任せます
必死の攻撃は片腕を落とすだけに留まった。
ドムはあえなく失速、そのまま落下していく。

トルヴァ「作戦失敗か・・・。」

着地体勢に入り、熱核ジェットを噴射させた。
着地すると同時に攻撃警報のアラートが響く。

トルヴァ「――回避っ!!」

オーバーヒート寸前のバーニア類は使えないため、
ドムの身をよじらせる。が、それで回避出来るほど甘くは無かった。
ビームは左足を貫き、膝の間接から下を持っていかれてしまった。
しかし、それだけで被害は留まらない。
左足が消失した結果、損傷していた右足に過度の重圧がかかる。
激戦を重ね、メンテナンスも行なっていない一年戦争時の機体には
負担が掛かりすぎた。
結果、右足の付け根ごと脱落してしまった。
もはや動くことも出来なくなった。
トルヴァはウィルトへ通信回線を繋げた。

トルヴァ「・・・こちらトルヴァ=レナウンだ。
      最後にお前に伝えたい事がある。
      俺が死ぬことは適当な理由で事故って事にしておけ。
      それで西に俺の仲間がいるから会ってやってくれ。
      皆、いい奴だから攻撃は加えない筈だ。
      信じる信じないは勝手・・・いや、嘘だスマン。やっぱ信じてくれ。
      ・・・じゃあな、生きろよ。」

通信を切る。脱出の事は明言出来ないため、
曖昧な通信になってしまったがそれは仕方が無い。
ヘルメットを取る。そして拳銃を抜き、こめかみへ持っていく。

トルヴァ(悔いは無い・・・。やれる事はやった。・・・・・・・・とその前に。)

拳銃を一旦降ろす。そしてアルム宛のメールを書く。

「アルムへ、俺とはここで別れることになるが気にしないで生きろ。
(別に気にしていないのならかまわんがなw)
ウィルトがそちらに向かったら、よろしく頼む。抵抗力は殆ど無くした筈だ。
じゃあな、お前と組めて楽しかったぞ。」

メールを送信する。回線ではなく電波式なので届くかどうかは解からないが・・・。
もう一度拳銃をこめかみに当て直す。
目を瞑り、改めて色々な事を思い起こす。
家族・・・友人・・・士官学校・・・開戦・・・仲間の死・・・新たな仲間との出会い・・・。
深呼吸をする・・・。覚悟を決め、引き金に力を込め・・・。

トルヴァ「 ジ ー ク ・ ジ オ ン ! ! 」

・・・パアァン!!

【13番 トルヴァ=レナウン 死亡】
42リーア ◆UktGzzmQ/o :03/09/18 16:23 ID:???
……暗い部屋の中で、軍服を着た何人かの人々が言い争っていた。

「……だから、今すぐ爆破するべきです!」
「そういうわけにもいくまい。確かに戦う意思はなさそうだが……」
「これが他の参加者ならこんなことは言いません! けれど!」
「……よりにもよって、この12番だからな、言いたいことは分かる」

彼らが見つめるのは、「プログラム」の進行状況を表す巨大モニター。
そのマップに点滅する、数個の光点――だいぶ数は減ったが、参加者の位置を示す光。
視線が集まる先には、重なるようにして一緒に移動する二つの光点があった。

「運営ルールでは、『機体を放棄した場合は首輪を爆破』と決まっていたはずです!
 12番の首輪の反応は回復しましたし、今すぐ爆破するべきです!」
「だが、そのルールには付帯条項があっただろう?
 『ただし、他のMSを奪取する場合はこれを除く』と。
 そうでなければ、16番はもっと早く脱落していたはずだ」
「あれが10番の機体を奪おうとしてるように見えますか!?
 銃を突きつけて乗り込んだならともかく、相手に頼んで乗せてもらってるだけじゃないですか!」
「……機体を奪う方法は、何も暴力だけではない。相手を騙すのも方法の一つだ。
 虎視眈々と相手の隙を狙ってるのかもしれない。
 あるいは、ハッキングをかけて機体のコントロールを奪おうとしてるのかもしれない。
 なんにせよ、早まった判断は禁物だよ」
「けれど……!!」

ルール上微妙な行動を取っている一人の参加者の処遇を巡り、激論が交わされる。
そんな中、黙って議論を聞いていた一人の男が手を上げ、話を中断させる。

「……もうよい。どちらの言い分も、最もだと思う。
 だが皆は、より上位に位置する運営ルールを忘れてはいないか?
   『我々は可能な限り参加者への直接干渉を避けねばならない』
 ……参加者は、あくまで自分達の考えで行動し、結果を出さねばならない。
 この考えから言うと、この灰色の状況で、我々は手を出すべきではない」

男の言葉に、部屋の中の士官たちは黙り込む。
部下の顔を見回しながら、上官の男は言葉を付け加える。

「……もちろん、この二名の行動は厳重に監視せねばならない。
 12番の首輪の反応は回復したが、その反応が消えた原因は未だ不明だ。
 今後も監視と分析を続行し、状況が変化したら臨機応変に対応せねばならん。
 だが、今ここで首輪を爆破するのは、時期尚早だ。」

男たちは、モニターを見つめる。
重なり合って光る二つの光点は、マップ中央の街の中に入っていった。

 *  *  *
43リーア ◆UktGzzmQ/o :03/09/18 16:24 ID:???

「ジシン! スゴイユレ!」

……ZZが歩く度に、下着姿の少女の体は大きく揺れ、緑のハロが跳ね回る。
当然だった。このコクピットはMS形態で使うようにはできていない。
あくまでGフォートレス、あるいはコアトップ形態の時のための予備コクピットなのだ。
MS形態で、しかも重力下では上下さえひっくり返ってしまっている。
いくらグレンが注意して持っていても、その居住性は最悪だ。
だが、文句を言いつづけるハロとは対照的に、少女はにこやかに微笑んでいる。
その体をしっかりシートベルトで固定し、桃色の包みを抱えて。

「無理を言って乗せてもらってますから、文句はやめましょう、ハロG?」

最悪の環境で微笑みながらも、少女は目の前のコンソールを操作していく。
アクセスしているのは、ZZの動力部を制御するシステム。

「ここをこうして、この予備回線からの信号受信を遮断……
 ソフトの方は専門でないから、少し自信がないですね……」

……彼女は、参加者のMSに仕掛けられている自爆装置を無効化しようとしてるのだ。
以前、MSの整備の際に見つけた自爆装置。
あの時は「機械的に」回線を遮断して無力化したが、今回はソフト的に回線の遮断を図る。
ソフト的なことは彼女の専門ではないが、それでも装置を実際に見ていれば多少は違う。
大きく揺れるコクピットの中、彼女の手は忙しく動き続ける。

……ふと、彼女の手がとまる。
頬を一筋の涙が流れる。
作業の手を止め、回線越しにグレンに話し掛ける。

「……グレンさん……哀しいことですが……
 先に行かれたトルヴァさん……亡くなられたようです……」

そして、虚空を見つめて一言。

「悔いはないんですね、トルヴァさん……」

少し羨望の入った穏やかな視線を、少女は何も無い空中に向ける。
まるでそこに、あの誇り高きジオンの兵士がいるかのように。


【行動:ZZの自爆装置解除に挑戦(−1p)、トルヴァの死に感応(−1p)】
【位置:O13】【残り行動値:2p】
【機体状況:ZZのダブルビームキャノン上の第二コクピットに移動。ゾックは乗り捨て】
【所持品:なし】
【行動方針:残る参加者たちに“救い”を……】
早く着くように必死に機体を移動させていく。
エネルギーを喰わない様に無駄な動きを避けつつ、
速くたどり着くことを考えて機体を動かす。
「大丈夫かな…」
そう呟いてみると不安がさらに広がる。
もう死んでしまっているかもしれない――
すぐさま頭を振って悪い考えを捨てて気持ちを切り替える。
「……グレンさん……哀しいことですが……
 先に行かれたトルヴァさん……亡くなられたようです……」
回線から再び声が聞こえた。
「あの人が――くそっ!」
思わず膝を叩く。
もっと速く俺が行けば――
先に行くことを止めておけば――
さっき会った人がもう死んでいる。
なんともいえない嫌な気持ちになった。
膝を叩いた拳をさらに強く握って機体をさらに加速させた。

【行動:移動(-1)】【残り行動値:(3)】
【位置:P-13→Q-13】【機体状況:右腕肘部損傷、脚部損傷】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、ハイパービームサーベル、21連装ミサイルランチャー×2、ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:ウィルトさんに会いに行く】
【同盟:ウィルト=ラインステッド、(エリアード=ジーン)】
眼下の既に動けなくなったドムのパイロットから通信が入る。

『・・・こちらトルヴァ=レナウンだ。
    最後にお前に伝えたい事がある。
    俺が死ぬことは適当な理由で事故って事にしておけ。
    それで西に俺の仲間がいるから会ってやってくれ。
    皆、いい奴だから攻撃は加えない筈だ。
    信じる信じないは勝手・・・いや、嘘だスマン。やっぱ信じてくれ。
    ・・・じゃあな、生きろよ。』

それだけを言い残し、その後何も反応が無くなった。
(まったく、よくわからんな……あそこまでされておいて
 ………こんな事が言えるとはな。)

ゆっくりと地面へと着地する。既に無くなった左腕の付け根を見る。

「………しかし、あの機体でここまでやられるとは
 ジオンと名乗ったのも伊達では無いということか。
 ………さて。」

西からこちらへ向かってくる反応が二つある
一機は先行しこのエリアへと着いたようだ

「この反応は……ZZ、グレンか。」

通信を入れる。

「グレンか………無事のようだな。」

【行動】通信-1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【状況】左腕消失
【行動方針】グレンと会話をする。
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス
46開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/21 03:46 ID:???
大会11日目 朝

『みなさん、おはようございます。
 定時放送の時間です。
 では、まずは脱落者の発表です。
 一三番 トルヴァ=レナウン。
 二四番 マルコ=シュナイダー=バボーゾ。
 以上二名です。
 次は禁止区域の発表です。
 『B−03』 『K−14』 『L−13』 『M−16』 『N−08』
 『O−12』 『P−07』 『U−20』 『V−04』 『Y−09』
 以上10箇所です。
 最後に天気予報です。
 昼過ぎからは雲が出てくる可能性がありますが、
 雨は降る可能性は低そうです。
 みなさん、残っているのは四人です。
 終わりも見えてきました。
 家に帰りたいと思っている人。
 待っている人がいる人。
 もう少しですよ。
 ですので、がんばってください。』
47開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/21 03:48 ID:???

 @ 現在の状況(地図) @

  A B C,D E ,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R,S T U V,W,X,,Y Z
01□□□□□◎□□◎彡彡彡□◎■◎■■■■□□□□□□
02□□◎□■□□□◎□彡彡◎□◎■■■◎■■■■□□□
03□×■■■◎□◎□◎□彡彡彡□◎■■■■■■◎■□◎
04■■■◎■■★◎━━━===┓◎■■■■◎×◎■■□
05◎■■◎■■■◎□□□彡彡彡◎□◎◎■◎■□□◎□□    □、平地
06□■◎■■■◎■□□□◎彡◎┃◎■■◎■□□□□□□    ■、森
07□◎■■◎■■◎◎□◎彡◎彡┃×□□◎■■◎■■◎■    彡、川
08□■■■■■◎□□◎彡彡彡×┃□□◎■◎□□□◎□□    ∴、砂地
09□□◎■■◎■□◎彡彡彡◎彡◎□◎□◎□◎□◎□×□    ▼、市街地
10◎□□◎◎□□◎□彡◎彡彡彡◎□□□□□□┏━━◎━    =、橋
11□□□◎□□□◎□彡彡彡◎彡▼▼□◎□◎┏┛□∴◎◎    △、山
12━━◎┳━━━◎┓彡◎彡彡彡×▼◎□□┏◎□∴◎∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□◎□┃◎∴◎∴◎▼=×=▼02▼04━━┫◎∴∴∴◎∴    ★、基地
14∴◎∴┃∴∴∴◎□▼×彡彡彡◎□□□◎◎□◎∴∴◎∴    ━、高速道路
15◎∴∴★◎∴◎□◎◎彡◎彡□□∴∴◎∴┃∴∴◎◎∴∴
16∴∴★★★∴◎∴◎□□彡×◎□□∴◎∴┣━◎★◎∴∴
17□∴◎◎┓◎∴◎□◎□彡彡彡◎◎◎∴┏◎◎△◎★∴◎
18□∴∴∴┗┓◎□◎□◎彡彡◎∴∴∴◎◎∴△△△∴◎∴
19□◎∴∴□◎┓□□彡彡◎◎┏━━◎┛∴△△△◎△∴∴
20□□□◎∴□┗━▼=◎=▼┛△△◎△△△×◎△△△∴
21□□□□◎∴∴◎∴◎彡彡△◎◎△◎●△◎△△△◎△△
22△□◎□∴∴∴∴□□◎彡◎△△◎△◎△△◎△△△△◎
23◎△□□□◎□□□□□◎彡彡△△◎△◎△△◎△△△△
24△◎△◎□□□□□□◎彡彡彡◎△△△△△△△△△△△

◎は進入禁止区域   ×は次期禁止区域
      
番号04、10、12は同地点
48開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/09/21 03:53 ID:???

  死亡 コォネ=カウフマン           (16) 女性 Zガンダム
  二番 アルム=ヴォーキサー       (26) 男性 バタラ
  死亡 金田一=京介            (16) 男性 ガブスレイ
  四番 ウィルト=ラインステッド       (25) 男性 ザクV後期型
  死亡 グリーン=キャット            (21) 男性 ドライセン
  死亡 エィケズ=コート           (22) 男性 リグ・シャッコー
  死亡 エルア=ポゥ=ドートミア      (20) 女性 ドワッジカスタム
  死亡 コード=アクセルズ            (20) 男性 元 アプサラスV
  死亡 神楽=千鶴                (20) 男性 ガンダムピクシー
一〇番 グレン=フォートレス         (15) 男性 ZZガンダム
  死亡 クライン=J=シルバート      (42) 男性 EWACネロ
一二番 リーア=ミノフスキー           (17) 女性 ゾック
  死亡 トルヴァ=レナウン           (26) 男性 ドム
  死亡 ラビシュ=スケアクロウ       (23) 男性 ビギナ・ギナ
  死亡 エーリッヒ=フォン=レーダー   (28) 男性 マゼラ・アタック
  死亡 エリアード=ジーン         (18) 男性 アプサラスV(旧 ガンダム)
  死亡 デイビット=リマー          (29) 男性 アッザム
  死亡 ジェクト=プリズム             (25) 男性 ジムスナイパー
  死亡 カミーユ=ビダン           (17) 女性 ブルーディスティニー一号機
  死亡 ゼアン=アイクス          (16) 男性 アクアジム
  死亡 ロロイ=グラスコ           (32) 男性 ジェガン
  死亡 ジン=D=ブラッド            (18) 男性 ガザD
  死亡 マリア=S=ヒューイット        (20) 女性 ガルバルディβ
  死亡 マルコ=シュナイダー=バボーゾ (28) 男性 ガンダム6号機マドロック



49リーア ◆UktGzzmQ/o :03/09/22 22:08 ID:???
「あの人が――くそっ!」

グレンの怒りと哀しみに満ちた声。
それを聞きつつ、少女は哀しげな微笑みを浮かべるだけで、答えない。

「グレンさんには分からないでしょうからね……
 トルヴァさんが、自分の仕事に満足して逝ったことは……」
「マンゾク〜!」

少女の呟きに、緑のハロが(揺れるコクピットの中を跳ね回りながら)答える。
ZZはさらに速度を増し、ライフル内の第二コクピットの揺れはさらに激しくなる。

やがて、片腕を失い傷を負ったザクVの姿が見えてくる。
傍には大破し、動きを止めたドムが横たわっている。

「グレンか………無事のようだな。」

ウィルトからの通信が入る。それは少女のいるコクピットにも受信され、聞こえてくる。
少女は、ZZの本来の主人を差し置いて、すぐに通信を送る。
モニタに、下着姿で桃色包みを抱えた少女の姿が映される。

「お久しぶりです、ウィルトさん………。
 強い意志、己の行動を後悔しない精神……最初に会った時から変わってませんね。

 これは、他の方にも尋ねたことですが……
 ……あなたは、何を望みます?
 戦いを欲さぬ者を攻撃し、大義なき殺人を重ねたその先に、何を欲するのですか?
 ……あなたの眼差しの先に、あなたの魂の平穏はあるのでしょうか?」

責めるような口調ではない。
むしろ、暖かな微笑を浮かべたままで。静かな海のような眼差しで。
例えるなら、まるでそれは……
ひどい悪さをした息子を、抱きかかえて赦す母親のような雰囲気。

初日に基地で出会った時の「リーア・ミノフスキー」とはまるで違う人間が、そこにいた。

【行動:ウィルトに通信(−1p)】
【位置:Q13】【残り行動値:3p】
【機体状況:ZZのダブルビームキャノン上の第二コクピットに移動。ゾックは乗り捨て】
【所持品:なし】
【行動方針:残る参加者たちに“救い”を……】
50 :03/09/24 01:28 ID:???
ザクV後期型と大破したドムが見えた。
それを見てウィルトさんがトルヴァさんを殺したと理解した。
「グレンか………無事のようだな。」
その声を聞いた途端に色々な感情が渦巻く。
通信を入れる。
何を言えばいいのか――
何を伝えればいいのか――
わからない。
だけど話さなきゃいけない。
『ぁ…エリアードさんと…カミーユさん……が……』
その声は続かなかった。
色々な感情が膨れ上がって――
様々な場面を思い出して――
只、涙を流した。
声を出さずに
表情を変えずに
涙を流した。

【行動:通信(-1)】【残り行動値:(3)】
【位置:Q-13】【機体状況:右腕肘部損傷、脚部損傷】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、ハイパービームサーベル、21連装ミサイルランチャー×2、ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:ウィルトさんに伝える】
【同盟:ウィルト=ラインステッド、(エリアード=ジーン)】
ZZからすぐに返信が返ってきた。
しかし、姿を現したのはグレンではなくとある少女であった。

『お久しぶりです、ウィルトさん………。
 強い意志、己の行動を後悔しない精神……最初に会った時から変わってませんね。

 これは、他の方にも尋ねたことですが……
 ……あなたは、何を望みます?
 戦いを欲さぬ者を攻撃し、大義なき殺人を重ねたその先に、何を欲するのですか?
 ……あなたの眼差しの先に、あなたの魂の平穏はあるのでしょうか?』

(ほう、この声は……リーア・ミノフスキーか。
 何故ZZに………まあ、グレンなら乗せるか
 しかし、今更このような問をするとはな)
それは、皮肉などと言ったマイナス的なものではないことは確かだが
何を意図しているのかがわからなかった。

「………たしか、例の基地以来か。随分と変わったような
 まあ、その辺は特に問うつもりはないが。
 まず、君の問に答える前に一つ聞きたい
 …………君はそのZZのパイロットをどうする気なのかをな。」

丁度言い終わった頃にもう一人の声が聞こえた。

『ぁ…エリアードさんと…カミーユさん……が……』

短い間だったとは言え好意的なこの二人を失ったことは
彼にとって相当のショックだったのだろう。
(まあ、無理に喋らせる必要はないだろう……)

「そうか……」

一言いうとあえてそのまま黙った
というよりかはそれ以上に返す言葉が見つからなかった。

【行動】通信中 -0【残4】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【状況】左腕消失
【行動方針】会話
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス
53リーア ◆UktGzzmQ/o :03/09/24 19:51 ID:???
『………たしか、例の基地以来か。随分と変わったような
 まあ、その辺は特に問うつもりはないが。
 まず、君の問に答える前に一つ聞きたい
 …………君はそのZZのパイロットをどうする気なのかをな。』

ウィルトの問いに、少女は目を閉じる。
少女は大きく変わったが、この戦士の魂は、ほとんど変わっていない。
問いかけに対して問いかけで答える所も。
常に余裕を見せるような言動をする所も。
予想外の事態にも動揺を示さない所も。
あえて聞かずとも、大体の所はこうして対面しただけで分かる。
彼が何を望み、どのような行動原理で行動するのか。

ただ……それでも、少女は「言葉」を欲した。「言葉」にしてもらうことを欲した。
優れたNT能力を持ちながらも、彼女は「言葉」に拘った。
「言葉」にしなければ、人は分かり合えないから。
互いの考えを明確な形にして示しあわねば、人は不幸なすれ違いを続けてしまうから。

ちょうど、「彼」と「彼女」が、互いの存在を一番に思いながらも、すれ違ってしまったように。

……少女はゆっくりと目を開く。
ZZのコクピットからは、悲しみと混乱の感情がヒシヒシと伝わってくる。
少女はそちらを向いて一つうなずくと、正面に向き直る。
そして、通信越しにウィルトに微笑みかける。

『……彼は、グレンさんは「生き残ること」を望んでいます。
 私は……「可能な限り」それを助けたい……。
 その先にどんな苦難があったとしても、彼はそれを乗り越えられるでしょう。
 揺らぎ続ける彼の魂――それは同時に、状況に応じて形を変え得る柔軟性の証。
 迷いと悲しみを重ねたその先に、いつか彼は魂の平穏を見つけるでしょう……』

少女は一つ、息をつく。
そして、ウィルトに再度問い掛ける。

『……あなたは、どうなさるのですか?
 一人しか生き残れないというこのルール……
 グレンさんとの同盟、最後はどういう形で決着をつけるつもりなのですか?
 そして、決着をつけたその先に……あなたは、どのような未来を思い描いているのでしょう?』

……相手の反応を待つ。
待ちながら……少女はコンソールに手を置いた。
すぐにでも「あること」を実行できるように。

【行動:グレンの悲しみに感応(−1p)、ウィルトに通信(回線開きっぱなし)(0p)】
【位置:Q13】【残り行動値:3p】
【機体状況:ZZのダブルビームキャノン上の第二コクピットに移動。ゾックは乗り捨て】
【所持品:なし】
【行動方針:残る参加者たちに“救い”を……】
54アルム ◆zFt4KYQnAU :03/09/24 21:57 ID:???
バタラとグレン君のMSの距離がどんどん開いていきました。
そしてとうとう、豆粒までの大きさまでにしか見えなくなり、それもぼんやりと消えていきました。
アルム「くそっ!振り切られた!急がないといけ…ん?」
ハロ「アルムー!メール!メール!」
画面に打ち出された【メールを受信しました】の文字を見て、
グレン君が消えていった方向に移動しながら、私は届けられたメールを開きました。
『アルムへ、俺とはここで別れることになるが気にしないで生きろ。
(別に気にしていないのならかまわんがなw)
ウィルトがそちらに向かったら、よろしく頼む。抵抗力は殆ど無くした筈だ。
じゃあな、お前と組めて楽しかったぞ。』
アルム「・・・へ?・・・」
ディスプレイに映し出されたメールの内容を見て、私はそのまま固まりついていました。
アルム「別れる?じゃあな?・・・いや、いやいやいやいや!兵隊さんがそう簡単に・・・」
そのメールから推測できる事を否定しようとしている時に、外から・・・例の音が…
『みなさん、おはようございます。
 定時放送の時間です。
 では、まずは脱落者の発表です。
 一三番 トルヴァ=レナウン。
 二四番 マルコ=シュナイダー=バボーゾ。
 以上二名です。
 次は禁止区域の発表です。・・・』
アルム「・・・え・・・」
ハロ「・・・ヘイタイサンダツラク…」
定時放送で流れた【兵隊さん】トルヴァ=レナウンの名。
定時放送で【参加者】の名前が流れる理由は今のところただ一つ。
それは・・・【参加者】が【ゲーム】を【脱落】した時のみ。
それを考えた瞬間、頭の中にあるものが浮かんできていました。
今までの、トルヴァ=レナウンに関する思い出が。
目頭が熱くなる。頬に何かが伝わる感覚がした。
アルム「・・・もうどうでもいいや…」
ハロ「?アルム?ドウシタ?」
アルム「もう誰が脱出しようと生き残ろうとどうでもいいや。もう・・・なんか・・・疲れた…
     【気にしないで生きろ】なんていわれたってどうせ私は元々死ぬつもりだったしねぇ。
     さぁ、とっとと兵隊さんのほうへ行かせていただきますか。」
そう言って、私は懐から拳銃を取り出そうと手をかけたとき・・・
アルム「ん・・・・待てよ・…?土産か何かないと失礼だな・・・そうだな・・・」
そう言って懐の拳銃から手を離して、ディスプレイを見る。
豆粒大の大きさのMSが2体、ぼやけて見えていました。
アルム「大勢連れて行って賑やかにするか・・・」
ハロ「アルム?アタマオカシクナッタカ?」
私は呟きながら、目の前のどんどん大きくなって、テニスボール大の大きさの2体のMSを見つめていました。

体調:?】【怪我: 右手打撲 左のこめかみ出血】
【機体状況:各部装甲微妙に破損。左腕消失。背面装甲少し破損 脚部大腿部より下消失、
       それによる自重の変動により操作性変化 スラスターの異常による最大出力減少】
【移動(O−13から一直線にQ−13まで) −2 残り行動値:2】
【位置:Q-13 ここの所間違えつづけていました。すみません。】
【武装:ビームシールド×1 】
【行動方針:兵隊さんへの土産代わりに皆道連れ】
【同盟:なし】

55ウィルト=ラインステッド ◆CpBYR0XE62 :03/09/28 00:27 ID:6MEjwPa2
『……彼は、グレンさんは「生き残ること」を望んでいます。
 私は……「可能な限り」それを助けたい……。
 その先にどんな苦難があったとしても、彼はそれを乗り越えられるでしょう。
 揺らぎ続ける彼の魂――それは同時に、状況に応じて形を変え得る柔軟性の証。
 迷いと悲しみを重ねたその先に、いつか彼は魂の平穏を見つけるでしょう……』

(可能な限り……か)

『……あなたは、どうなさるのですか?
 一人しか生き残れないというこのルール……
 グレンさんとの同盟、最後はどういう形で決着をつけるつもりなのですか?
 そして、決着をつけたその先に……あなたは、どのような未来を思い描いているのでしょう?』

一体この人物が言っていることが何処までが本気で
何処までデタラメなのかサッパリわからなかった。
(しかし、こうも人が変わるというものなのか……)

「未来……か、別に先のことなど考えてないがな。
 …………生きるしろ、死ぬにせよ
 明日のことなんて考えられるのは器用な人間だけということだ」
(もっとも、今を考えない者にそれを語る資格さえないのかも知れんがな……ん?)

突然の警告音がこの場に生き残ったものが集ったことを知らせた。
(………これで、全てそろったわけか。さて)

表情は一切変えずに再び口を開く
「決着か………ならば。」

クラフトで上昇し、ピストルを構えると。

「ならば着けるとしよう、あの一機を落とした後になっ!」

急接近するバタラに狙いをつけビームピストルを放つ。

【行動】通信中 -0 バタラに攻撃 -1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【状況】左腕消失
【行動方針】敵機撃墜
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス
56リーア ◆UktGzzmQ/o :03/09/28 01:12 ID:JDlQyBfY
『未来……か、別に先のことなど考えてないがな。
 …………生きるしろ、死ぬにせよ
 明日のことなんて考えられるのは器用な人間だけということだ』

予想通りの返答。
とにかく「今」を考える。「今」を重ねて明日を作る。
ウィルト=ラインステッドはそういう人間だ。

……西側から、一機のMSが近づいてくる。
バタラだ。
その中から放たれる気配に……少女は顔を曇らせる。

「いけない……アルムさん……。
 そのようなことは、トルヴァさんも望んでいません……。
 ………声を、届けなければ………」

少女の手が素早く操作盤の上を走る。
第二コクピットから信号が送られる。

「決着か………ならば。
 ならば着けるとしよう、あの一機を落とした後になっ!」

ウィルトの声が響く。少女は哀しげな微笑を浮かべつつ、操作を続ける。

「違う……それには、意味がないのに……。
 互いに分かり合えれば、互いに繋がり合えれば、戦う必要はどこにも……。

 けれど……人は繋がれないからこそ、言葉を紡ぐのに……。
 言葉を聞いて……。言葉を口にして……。
 互いの想いを、言葉に乗せて……」

呟きながらも、少女は微笑む。微笑みながら、手は動き続ける。

少女の操作、それは……
ZZのコントロールの奪取。及び、Gフォートレス形態への変形。
そして、コアベースと、コアトップへの分離。
……操作の途中でグレンがライフルを放棄すれば、全て終わってしまうこと。

「グレンさん、すいません……。
 あなたの「望み」のためにも、少し、勝手をさせてもらいます……」

少女は、変形のレバーを引いた。

【行動:アルムの狂気に感応(−1p)、グレンに通信(内部回線)(0p)、
     機体のコントロール奪取を挑む(−1p)、変形・分離の操作(−2p)】
【位置:Q13】【残り行動値:0p】
【機体状況:ZZのコアトップの機首コクピット。コントロール奪取&分離を画策中】
【所持品:なし】
【行動方針:残る参加者たちに“救い”を……】
突然声が出なくなったように感じた。
体も動かない――ただ、二人の話を聞いているだけしかできない。
「未来……か、別に先のことなど考えてないがな。
 …………生きるしろ、死ぬにせよ
 明日のことなんて考えられるのは器用な人間だけということだ」
何を話せばいいのか…
何を伝えればいいのか…
「ウィルトさん…」
自然と小さな呟きが口出た。
「決着か………ならば。
 ならば着けるとしよう、あの一機を落とした後になっ!」
こっちに接近してくるバタラが見えた。
「っ!?駄目だ!!」
叫ぶ。
……が通信も入ってないのに届く筈はない。
「違う……それには、意味がないのに……。
 互いに分かり合えれば、互いに繋がり合えれば、戦う必要はどこにも……。
 けれど……人は繋がれないからこそ、言葉を紡ぐのに……。
 言葉を聞いて……。言葉を口にして……。
 互いの想いを、言葉に乗せて……」
行動することはできなくて声を聞いていた。
「グレンさん、すいません……。
 あなたの「望み」のためにも、少し、勝手をさせてもらいます……」
その言葉の意味を理解するよりもはやく……


機体を振動が襲った。


「これは…変形……何を?」
行動にふみきれずに呟くことしかできない。

【行動:呟く(-0)】【残り行動値:(4)】
【位置:Q-13】【機体状況:右腕肘部損傷、脚部損傷】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、ハイパービームサーベル、21連装ミサイルランチャー×2、ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:特になし】
【同盟:ウィルト=ラインステッド、(エリアード=ジーン)】
58リーア ◆UktGzzmQ/o :03/09/29 21:43 ID:WBsU5K3o
軽く空中に飛び上がると、変形するZZ。
MS形態からGフォートレス形態になり、少女の乗ったライフルが機首となる。
さらに、その形状で空に舞い上がると……前後二つに、分離する。

後方は、コアファイターを機首とし、足とバックパックからなるコアベースに。
前方は、ライフルを機首とし、上半身から形成されるコアトップに。
もっとも、本来の「コアトップ」は、これにコアファイターが加わるのだが……
いうなれば、「コアトップ・イージー」形態とでも言おうか。
本来のものより推力は落ちるが、これでも十分独立した機体として稼動できる。
……機体に損傷さえなければ、の話だが。

コアベースが無事に風に乗ったのを見届けると、少女は自分の機体を旋回させる。
すでに過去の戦闘で、ZZの右腕部分は大きく損傷している。
推力を欠いたコアトップ・イージーは、いわば片肺運転の状態で、不安定な飛行を続ける。

「やはり無理がありますね……けれど……」

フラつきながら、機首をザクVとバタラの方向に向ける。
ザクVがビームピストルを撃った直後なのが見える。
少女は機首の下に位置するニ連装ビーム砲を向けると、二機に続けざまに射撃する。
ザクVには増設されたミノフスキークラフトを狙って。バタラには脚部を狙って。

『アルムさん、落ち着いて……!
 トルヴァさんは、一言でも悔いを残して逝きましたか……?
 彼は何を望みましたか……?
 思い出して下さい。彼の望んでいたことと、あなたの望んでいたことを……!

 ウィルトさん、あなたは………
 ……いいえ、あなたには言葉は力を持たない。
 だから……想いを示します。言葉ではなく、行動で』

二機にビームを放ちつつ、少女は歌うように言葉を紡ぐ。
言葉を紡ぎながら、不安定な飛行を続けるコアトップ・イージーは旋回する。

【行動:アルムに攻撃(脚狙いでビーム発射)(−1p)
    トルヴァに攻撃(ミノフスキークラフト狙いでビーム発射(−1p)
    全体通信(−2p)
    (変形・分離は前回行動分の描写)】
【位置:Q13】【残り行動値:0p】
【機体状況:コアトップ・イージー。右腕部損傷】
【所持品:なし】
【行動方針:残る参加者たちに“救い”を……】
59リーア ◆UktGzzmQ/o :03/09/29 21:45 ID:WBsU5K3o
軽く空中に飛び上がると、変形するZZ。
MS形態からGフォートレス形態になり、少女の乗ったライフルが機首となる。
さらに、その形状で空に舞い上がると……前後二つに、分離する。

後方は、コアファイターを機首とし、足とバックパックからなるコアベースに。
前方は、ライフルを機首とし、上半身から形成されるコアトップに。
もっとも、本来の「コアトップ」は、これにコアファイターが加わるのだが……
いうなれば、「コアトップ・イージー」形態とでも言おうか。
本来のものより推力は落ちるが、これでも十分独立した機体として稼動できる。
……機体に損傷さえなければ、の話だが。

コアベースが無事に風に乗ったのを見届けると、少女は自分の機体を旋回させる。
すでに過去の戦闘で、ZZの右腕部分は大きく損傷している。
推力を欠いたコアトップ・イージーは、いわば片肺運転の状態で、不安定な飛行を続ける。

「やはり無理がありますね……けれど……」

フラつきながら、機首をザクVとバタラの方向に向ける。
ザクVがビームピストルを撃った直後なのが見える。
少女は機首の下に位置するニ連装ビーム砲を向けると、二機に続けざまに射撃する。
ザクVには増設されたミノフスキークラフトを狙って。バタラには脚部を狙って。

『アルムさん、落ち着いて……!
 トルヴァさんは、一言でも悔いを残して逝きましたか……?
 彼は何を望みましたか……?
 思い出して下さい。彼の望んでいたことと、あなたの望んでいたことを……!

 ウィルトさん、あなたは………
 ……いいえ、あなたには言葉は力を持たない。
 だから……想いを示します。言葉ではなく、行動で』

二機にビームを放ちつつ、少女は歌うように言葉を紡ぐ。
言葉を紡ぎながら、不安定な飛行を続けるコアトップ・イージーは旋回する。

【行動:アルムに攻撃(脚狙いでビーム発射)(−1p)
    トルヴァに攻撃(ミノフスキークラフト狙いでビーム発射(−1p)
    全体通信(−2p)
    (変形・分離は前回行動分の描写)】
【位置:Q13】【残り行動値:0p】
【機体状況:コアトップ・イージー。右腕部損傷】
【所持品:なし】
【行動方針:残る参加者たちに“救い”を……】
60通常の名無しさんの3倍:03/10/02 01:28 ID:???
保守しとこう。
参加者の皆さん、今度こそ完結させてくださいね。
61通常の名無しさんの3倍:03/10/05 12:56 ID:???
保守
62通常の名無しさんの3倍:03/10/07 11:05 ID:???
参加者さん戻ってきて〜・゚・(ノД`)・゚・。
63アルム トリップ間違えているかも ◆zFt4KYQnAU :03/10/07 21:50 ID:7qfmJbv6
IDテスト。 今まで遅れに遅れてすみません。
64アルム ◆zFt4KYQnAU :03/10/07 22:51 ID:???
アルム「・・・それにしても・・・どうやって【連れて行こう】かな…?」
ハロ「アルム!ノウハレベルイジョウ!オカシイゾ!」
アルム「・・・ん〜・・・それしかないかな・・・」
私を乗せたバタラが、どんどん2機のMSへ・・・
いや、正式に言えば2機のMSと【紫と黒の大きいがらくた】に向かって突き進んでいました。
アルム「脳に当たる部分に強烈な打撃を与えればねぇ…」
そう言いながら、私は、バタラの拳を構えながら、大きく見えてきたMSに更に近付いて行きました。
ふと、2機のMSの内の1機が軽く宙に浮き、そして、なにかを構えて・・・
バタラに向かって一条の光が向かってきました。
アルム「あ〜・・・・避けられないわな・・・」
ハロ「キケン!キケン!」
私は、間延びした声でそう言いながら回避行動をとりながらも、尚前進していました。
光がバタラの肩を貫きました。何かが落ちる音が耳に入ってきました。
アルム「あっりゃ・・・取れちまったか…ま、だったら・・・」
ディスプレイに写った物を見て、思わず言葉が途切れました。
ディスプレイに写っていたもの。
それは、もう一機のMS・・・重装型のMSが、二つの戦闘機に分かれて、そのうちの一つが、
こちらに向かって、いや、こちらに先に攻撃してきていたMSにも、光を放っていました。
アルム「・・・よけられn」
ハロ「リーアg」
私の言葉はそこで中断されました。
戦闘機の放った光はバタラの大腿部スラスターを貫きました。
そして、光熱を帯びている光は、推進剤のタンクをも貫き・・・
バタラの下半身は大爆発を起こし、あらぬ方向へと吹き飛び、地面に突っ込んでいました。
私は、シートからほおりだされ、コックピット内の壁に全身を強打されていました。
機械的な何かが砕ける音が、私の耳に入ってきました。
痛いという感覚は無く、ただ、全身が燃えるように熱いような感覚がしていました。
私の目の前は、真っ赤に染まっていました。僅かに見えるのは、
元が球体状のペットロボットだったものの残骸らしきものが見えるのみでした。
ハロの残骸「ハハハhナカナナカkkkマmmkリrッリアアアアアアrッルルmムハノノNNNhh・・・」
意味をなしていない機械的な音声ががらくたから流れてきているのをぼんやりとした意識の中で聞いていました。
(誰も連れて行けなかったけれども今そっちに・・・)
どんどん薄れ行く意識の中、私は、最後にそのような事を考えて・・・・・い・・・・・ま・・・・・・・・・・

バタラと呼ばれていたMSが再度爆発を起こす。今度は脚部ではなく内部核融合炉が。
爆炎がバタラを、バタラを操っていた狂気を孕んだ人物のなれのはてを、
その人物に付き添ったペットロボットの残骸を飲み込んでいく。

【番号 二番 アルム=ヴォーキサー 脱落  死因 リーア=ミノフスキーとの戦闘】

個人的な都合で、今の今までレスが遅れて、スレの進行を妨害してすみませんでした。
65ウィルト=ラインステッド ◆CpBYR0XE62 :03/10/07 23:12 ID:bvX8samI
IDチェック
ビームは直撃しバタラの肩を貫く
だがその程度では致命傷には至らず、なおも急接近を続けるバタラ
(仕留めそこなったか……)
接近する機体へトリガーを再び引こうとしたその瞬間
バタラとは違う方向からビームが飛んできた。

「何っ!」

咄嗟に機体を翻しビームの射線から外れる。

『ウィルトさん、あなたは………
 ……いいえ、あなたには言葉は力を持たない。
 だから……想いを示します。言葉ではなく、行動で』

ふと気がつくとZZから分離したコアトップがこちらとバタラへビームを撃ち込んでいた

(リーア=ミノフスキーか……つくづくわからん奴だな。まあいい)

ビームの直撃を受け予想もしない方向へと突っ込んで爆発するバタラを横目で見ながら
コアトップ・イージーへ向けビームピストルを構える。

「………面白い、ならばその手で私を止めて見せよっ!………できるものならな。」

何の躊躇もせずにコアトップへビームを撃つ

【行動】通信中 -0 コアトップ・イージーに攻撃 -1 回避-1【残2】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【状況】左腕消失
【行動方針】敵機撃墜
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス
Gフォートレス形態に変形した後、機体が分離した。
コアベースとコアトップ・イージーに。
コアベースだとZZガンダムの時より極端に弱くなってしまう。
「そんな……これじゃあ…僕は…僕は止められないじゃないか!!」
戦いを止めることが難しくなる。
そんな事に戸惑っているうちにコアトップ・イージーはザクV後期型とバタラにビームを撃った。
「何で…戦いを止めるんじゃないの?!」
そしてバタラはビームに足貫かれ、連鎖爆発を起こして


―――光った。


「そん…な……なん…で…なんでまた…人が死ぬんだよ…?」
また人が死んだ。
その事実に――
その現実に――
その現状に――
頬を濡らす涙は止まらない。

ザク後期型はビームを避けた。
そしてコアトップ・イージーにビームを撃った。

その瞬間――
現実に流されるのをやめた。
もう知ってる人が死ぬのは嫌だ。
知ってる人が人を殺すのは嫌だ。

咄嗟に通信機のスイッチを入れて思いっきり叫ぶ。
『リーアさん!何で殺した!!
 何でバタラを攻撃した!!
 あの人は何もしてないのにッ!!あの人は仲間じゃなかったの?!
 どうして!どうしてさッ!!
 ウィルトさん!!どうしてだッ!どうして殺し合うんだッ!!
 何で俺達で殺し合いをしなきゃいけないんだッ!!
 うあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ああああああぁぁぁぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!!』

【行動:二人に通信(-2)】【残り行動値:(2)】
【位置:Q-13】【機体状況:コアベース】
【武装:21連装ミサイルランチャー×2、ビームカノン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:殺し合いを止める】
【同盟:ウィルト=ラインステッド、(エリアード=ジーン)】
68リーア ◆UktGzzmQ/o :03/10/08 21:54 ID:InzrKPcy
IDチェック
69リーア ◆UktGzzmQ/o :03/10/08 22:56 ID:???
下半身を貫かれたバタラに、コアトップ・イージーの放った光は吸い込まれていく。
バタラは……漫然と避けようとするが、いまいち必死な様子は見えない。
そんな相手の動きを見て、少女は呟く。

『……やはり、助かるつもりはないのですね、アルムさん……。
 ならば……お一人でお行きなさい。楽に、おなりなさい……』

爆発。
足に命中したビームは、連鎖爆発を引き起こした。
バタラは核融合炉をも爆発させ、巨大な炎の華になる。
傷ついたコアトップ・イージーは、その爆風に翻弄され、不安定に揺れ続ける。

そこに、ザクVから声がかかる。
間一髪ビームを避けたザクVが、ビームピストルを向けてくる。

『………面白い、ならばその手で私を止めて見せよっ!………できるものならな』

放たれるビーム。
殺気と射線を見切り、ロールして回避を試みるが……機体が操作に及ばなかった。
わずかに遅く、ビームピストルのビームがコアトップの底を掠める。
機首の下にあるコアトップ唯一の武器・2連ビーム砲を貫き、破壊する。

コアトップイージーはフラフラと不安定な飛行を続けながら、姿勢を立て直そうとする。
そこに、グレンの絶叫が聞こえてくる。

『リーアさん!何で殺した!!
 何でバタラを攻撃した!!
 あの人は何もしてないのにッ!!あの人は仲間じゃなかったの?!
 どうして!どうしてさッ!!
 ウィルトさん!!どうしてだッ!どうして殺し合うんだッ!!
 何で俺達で殺し合いをしなきゃいけないんだッ!!
 うあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ああああああぁぁぁぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!!』

(続く)
70リーア ◆UktGzzmQ/o :03/10/08 22:57 ID:???
熱い心。真っ直ぐな叫び。
それを聞き、少女は哀しげな微笑を浮かべる。

『……人にとって大事なのは、「何をしたか」ではなく、「何をしようとしたか」………。
 アルムさんは、自らの死を望んだ。そして、死の道連れを望んだ。
 ……今の私には、それがわかります。分かったから……撃ちました。
 彼に「生きる意思」があれば避けられた攻撃……彼は、避けることを望まなかった……』

地面スレスレのところで、コアトップイージーは姿勢を立て直す。
相変らず不安定な片肺飛行で、再び高度を上げていく。

『ウィルトさんの望みは、生き残ること。明日よりも今日を考え、今を乗り越えること。
 その想い、邪魔するつもりはないけれど……
 その想いが、私とグレンさんの想いの邪魔をします。
 ……彼が私達を放っておいてくれるなら、ここで戦う理由もないのですけどね。

 グレンさん、あなたの望みが「生きること」なら。
 橋の上であなたの言った望みが、いまもそこにあるのなら。

 ここから、お逃げなさい。』

穏かな口調で語りながら、コアトップは高度をグングン上げていく。
ザクVの頭上を越えて、さらに高く、雲をも目指さん勢いで。

『私が渡した『お守り』を、ちゃんと装着すれば……それは、あなたを守ってくれる。
 禁止区域も関係ない。フィールドの外にも出て行ける。

 私が望んでいたのは、『彼』と一緒にある未来。永遠に失われた未来。
 その『お守り』は、その失われた未来のために作られたもの。
 私達2人の夢が、きっとあなたを守り抜く。

 グレンさん、あなたは……この場にいるべきでは、ありません……。
 あなたの戦場は、別のところにある。
 この場を去っても、その先にもっと厳しい戦場があるけれど……
 あなたが戦って生き抜くべきは、きっとそこにある』

不安定な機体。ややもすると意図しない方向に旋回してしまう、傷だらけの戦闘機。
その不安定な動きが、逆に照準の付けにくさとなり、上昇と会話の時間を稼いでいた。

コアトップ・イージーは二機を見下ろす位置まで舞い上がると、二機の返答を待つ。
返答を待つ少女の両手は、コンソールを叩き、「必要になるかもしれない操作」の準備をはじめていた。

【行動:回避運動(回避失敗)(−1p) 2人に通信(最初の『』からすでに通信垂れ流し)(−2p)
     とある機体操作プログラムの安全回路を外す(−1p)】
【位置:Q13】【残り行動値:0p】
【機体状況:コアトップ・イージー。右腕部エンジン損傷、ニ連装ビーム砲損傷、細かい損傷多数】
【所持品:なし】
【行動方針:????】
ビームはコアトップの底を掠めるも本体には直撃しなかった。
体勢を立て直そうとするコアトップへと狙いを構える。

「…………これで最期だ。」

後はトリガーを引けば終わる、この状態ならば外すことはない。

『リーアさん!何で殺した!!
 何でバタラを攻撃した!!
 あの人は何もしてないのにッ!!あの人は仲間じゃなかったの?!
 どうして!どうしてさッ!!
 ウィルトさん!!どうしてだッ!どうして殺し合うんだッ!!
 何で俺達で殺し合いをしなきゃいけないんだッ!!
 うあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ああああああぁぁぁぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!!』

突然、グレンの叫び声が聞こえてきた。

「…………言った筈だ。倒すべき者は倒すと。」

再びコアトップへ狙いを構えようとする。

『……人にとって大事なのは、「何をしたか」ではなく、「何をしようとしたか」………。
 アルムさんは、自らの死を望んだ。そして、死の道連れを望んだ。
 ……今の私には、それがわかります。分かったから……撃ちました。
 彼に「生きる意思」があれば避けられた攻撃……彼は、避けることを望まなかった……』

コアトップの少女がグレンに訴えかけてる。

「いまさら彼を誑かすつもりか……
 どんなことを言おうが彼にとって、君が殺したという事実は残るのだ。」

不安定に飛行するコアトップに銃口を向けつつ撃つチャンスを狙う。

『グレンさん、あなたは……この場にいるべきでは、ありません……。
 あなたの戦場は、別のところにある。
 この場を去っても、その先にもっと厳しい戦場があるけれど……
 あなたが戦って生き抜くべきは、きっとそこにある』


(………人を戦場に引き込もうというのか。この少女は!)

「………っ!もらったぞ!」

丁度会話を終えた頃、タイミングを掴みロックオンするとコアトップへビームを放つ。


【行動】通信中 -0 コアトップ・イージーに攻撃 -1 【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【状況】左腕消失
【行動方針】敵機撃墜
【位置】Q−13
【同盟】グレン=フォートレス
72通常の名無しさんの3倍:03/10/14 03:08 ID:???
保守っとくか、後もう一息のようだし
もう嫌なんだ――
知ってる人が死ぬところを見るのも。
殺すところを見るのも。
そのために俺は――止める!!

『……人にとって大事なのは、「何をしたか」ではなく、「何をしようとしたか」………。
 アルムさんは、自らの死を望んだ。そして、死の道連れを望んだ。
 ……今の私には、それがわかります。分かったから……撃ちました。
 彼に「生きる意思」があれば避けられた攻撃……彼は、避けることを望まなかった……』

少し悲しげな声だった。
だけど……だけど……

『ウィルトさんの望みは、生き残ること。明日よりも今日を考え、今を乗り越えること。
 その想い、邪魔するつもりはないけれど……
 その想いが、私とグレンさんの想いの邪魔をします。
 ……彼が私達を放っておいてくれるなら、ここで戦う理由もないのですけどね。
 グレンさん、あなたの望みが「生きること」なら。
 橋の上であなたの言った望みが、いまもそこにあるのなら。
 ここから、お逃げなさい。』

俺は……俺は……
俺は……

『私が渡した『お守り』を、ちゃんと装着すれば……それは、あなたを守ってくれる。
 禁止区域も関係ない。フィールドの外にも出て行ける。
 私が望んでいたのは、『彼』と一緒にある未来。永遠に失われた未来。
 その『お守り』は、その失われた未来のために作られたもの。
 私達2人の夢が、きっとあなたを守り抜く。
 グレンさん、あなたは……この場にいるべきでは、ありません……。
 あなたの戦場は、別のところにある。
 この場を去っても、その先にもっと厳しい戦場があるけれど……
 あなたが戦って生き抜くべきは、きっとそこにある』

……俺は
…俺は決めたんだっ!!
俺は逃げない!
目をそらさない!
俺は……この戦いを止めてみせる!!
止めるためなら全身全霊をこめて何度も叫んでやる!!

『……それは…それは違う!!
 貴方はただ――悲観的になってるだけだ!!
 アルムさんが自らの死を望んだって言いましたね?
 貴方は彼に「生きる意思」がないと知っていながら撃った…避けないとわかってて撃ったんだ!
 彼を説得する事もできたかもしれないのに!
 今も貴方はウィルトさんと一緒に生きることができる…その可能性を考えていない!!』

(続く)
俺は叫ぶ。
この不毛な戦いをできるのは俺だけだから……
俺は止めれる力を持っているはずだから。

「…………言った筈だ。倒すべき者は倒すと。」

ウィルトさん…
そう、確かに俺はウィルトさんに聞いた。
……そう、聞いた。
…だけど…

『彼女は貴方にとって本当に倒すべき者なんですか?
 彼女は貴方の害になりますか?何故ですか?
 二人の間に俺が入ることでその害はなくなりませんか?
 もう、俺たちだけですよ?こんな意味のない戦いをやめましょうよ……』
 
【行動:二人に通信(-2)】【残り行動値:(2)】
【位置:Q-13】【機体状況:コアベース】
【武装:21連装ミサイルランチャー×2、ビームカノン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:殺し合いを止める】
【同盟:ウィルト=ラインステッド、(エリアード=ジーン)】
『言葉』というのは、難しい。
それはすでに、キャットとの関係で嫌という程学んだ彼女だったが……

「やはり、伝わらないものね。想いというものは」

ウィルトから伝わる感情、グレンから伝わる感情に、少女は溜息をついた。
ウィルトは、少女の言葉を「言い訳と詐欺的な誘導」と聞いたようだ。
その疑い深さが彼をここまで生き延びさせたのだろうが……真意は伝わっていない。
グレンは、なおもアルムへの攻撃を許せないようだ。
彼が道連れを望んでいたことを伝えても、まだ納得できないらしい。
アルムの発していた殺意はかなり切迫しており、説得の時間を稼ぐためにも攻撃したのだが……
どうも、その時の切迫していた度合いが彼には理解できなかったようだ。
グレンを守る意味でも放たれた攻撃への非難。

「……覚悟は、してたけどね……」

アルムを殺すかもしれない可能性。残る二人に理解されず、恨まれ攻撃される可能性。
全て、承知の上での攻撃だった。承知の上での選択だった。
だが、こうもこちらの意思が伝わらないと……さすがに辛い。

「……私とキャットみたいなことは、もう……繰り返したくない……」

少女は、虚しい言葉を紡ぎつつ、下唇を噛み締める。

 *  *  *

空を舞うコアトップ・イージーのコクピットに、ロックオンの警告音が鳴り響く。

「………っ!もらったぞ!」

ザクVから放たれる殺意。普通ならば避けようのない攻撃。
だが、その鋭い思念を読んでタイミングを計り……少女は、あるレバーを思いっきり引く。
ビームピストルがメガ粒子の光を放つ、まさにその瞬間……
コアトップ・イージーが、変形する。
左腕のノズルが収納され、コクピットブロックが分離する。
ノズルと入れ替わりに出現した手首が、砲身を失ったダブルビームライフルを握る。
そして、ツインアイを光らせ、頭部が出現する。
……少女は、機体を上半身だけのZZに変形させたのだ。

推力を失い空気抵抗が増え、上半身だけのZZは減速して自由落下を開始する。
そのすぐ傍を、必中の自信を持って放たれたビームが空しく宙を切る。
落下しながら……ZZの頭部が、ザクVを睨む。

「……ロック・オンです」

ZZの最強武装、頭部ハイメガキャノンがザクVをロックオンする。
あとは引き金を引けば、極太のメガ粒子の奔流が装甲を貫き、コクピットを貫通するだろう。
ザクVに叩きつけられる必殺の殺意、そして……!

(続く)

 *  *  *

……だが、閃光は放たれなかった。
落下しつつ相手をロックオンしたZZの上半身は、しばらくして再びコアトップ・イージーに変形。
地上に墜落する前に変形を終え、すんでのところで推力を取り戻し、再び空を舞う。

『ウィルトさん、勘違いしないで下さいね。撃とうと思えば、撃てたのですよ。
 私は……単に、『借り』を返しただけです。
 初日の夜の、南東の基地入り口での『借り』を』

プログラム初日の夜。
キャットとリーアの二人と、交渉の行き違いから戦闘になったウィルト。
彼は圧倒的有利の元、ビームサーベルでゾックのコクピットを狙いながら、斬りつけなかった。
余裕だったのか酔狂だったのか、止めを刺せる状況でそのまま立ち去ったのだ。
リーアは、しっかりその時のことを覚えており……今、その『借り』を返したのだ。

……正気を失おうと、NT能力に目覚めようと……
“リーア・ミノフスキー”は、“リーア・ミノフスキー”だ。変化すれども、連続した人格だ。
彼女の望み、それは「自分の犯した間違いを繰り返させないこと」、そして……

『私は、もう戦う意思はありません……
 ウィルトさんが、なおも私の、そしてグレンさんの死を望むというなら、応戦しますが……』

そして、リーアはグレンの方に言葉をかける。

『言いたいことは色々あるでしょうが……ひとまず、この『上半身』をお返しします。
 合体後は、全てそちらにお任せします。もう、あなたの意思を無視したりしませんから……
 良ければ、軸線合わせを始めますよ……?』

コアトップ・イージーが再び上昇を始める。
一旦は地面スレスレまで落ちた機体は、ゆっくりとコアベースと同じ高度まで登ってきた。

【行動:変形&回避(−2p)、ザクVを頭部ハイメガキャノンでロックオン(−1p)、
    変形(−1p)、通信(両者に回線開きっぱなし)(0p)】
【位置:Q13】【残り行動値:0p】
【機体状況:コアトップ・イージー。右腕部エンジン損傷、ニ連装ビーム砲損傷、細かい損傷多数】
【所持品:なし】
【行動方針:同じ過ちを繰り返さない、???】
ビームは命中することなくそのまま何処かへ飛んでいった。
先ほどの戦いで腕の動きがやや鈍り照準が僅かにずれたとは言え
あれを避けたのはたいしたものではある。

(多少はできるようになったということか……)

『ウィルトさん、勘違いしないで下さいね。撃とうと思えば、撃てたのですよ。
 私は……単に、『借り』を返しただけです。
 初日の夜の、南東の基地入り口での『借り』を』

まさに鬼の首を取ったかのように勝ち誇りながら彼女は言った。

「……ふ………ふはは、ふははははははっ!」

この一言にビームを避けられたという驚きも
一瞬にして吹き飛び笑い出してしまった。
再び地面に着地するとコアトップへピストルを向ける。

「それで、少しは満足したか………なかなか笑わせてくれるな、リーア=ミノフスキー。」

笑いを堪えつつそれだけを言うとコアトップとの回線を断ち
そのまま向けたピストルを地面に捨てる
それと同時に自機の足元に何かを投げつけた。

(続く)
次の瞬間、足元に落ちた『何か』から急に煙が噴出し周辺を白く染めた、そうスモークグレネードである。
同時に機体を反転し西への街の中の道路を低空飛行で一気に突っ切ると共に
コアベースのグレンへと話しかける。

「聞こえるかグレン、最後まで私に言葉に訴え続けるとはつくづく失望した。
 …………だが、それが君というものなのだろう。
 たとえ、それを私がどうこう言おうがおそらく君はそのままだろう?
 だから、いい加減私が諦めるとする。君にとって迷惑だったであろう忠告もやめだ。
 まあ、君はまだ若い……生きたいように生きればいいということだ。」

それだけを言うと回線を切る。
伝わったかはわからないが言うだけの事は言った。
ふと見ると目の前に河が見えてきた。

「っふ………私は本当に歳をとってしまったということか。」

思わず苦笑してしまう。

(どうりでああいった若者を相手にすると疲れるわけだ……
 いや、彼らが若すぎるということなのか。)

最後まで言葉に頼り続けた少年と『借り』とやらを返したと子供のように粋がる少女
そしてそんな彼らを本気で殺そうとしていた自分自身、考えると全てが面白おかしい。

(やれやれ………しかしながら、結局一番謎なのは己自身ということか。まあいい)
 
そのまま川に着地すると刃の出てないサーベルを持つ。

「あわよくば彼らも殺して私も………とは思ったが、
 それも実に馬鹿馬鹿しかったということか。
 さて、ティーチャーとやらには悪いがここで戦闘ごっこを降りさせてもらおう。」

首についてる盗聴器を意識しわざとらしく言い放った後、
サーベルをコクピットに密着させビームの刃を出した。

ビームサーベルがザクV後期型のコクピットを光で包み込むのはそれから一瞬の出来事だった。 

【ウィルト=ラインステッド 脱落】
79 ◆taBzHxiKqA :03/10/19 15:20 ID:???
     ,, - ―- 、
  ,. '" _,,. -…;   ヽ
  (i'"((´  __ 〈    }
  |__ r=_ニニ`ヽfハ  }
  ヾ|!   ┴’  }|トi  }  しっ・・・・・・・・・!
    |! ,,_      {'  }
   「´r__ァ   ./ 彡ハ、   見つけたぞ・・・究極の必勝法・・・・・・!
    ヽ ‐'  /   "'ヽ
     ヽ__,.. ' /     ヽ
     /⌒`  ̄ `    ヽ\_
    /           i ヽ \   お前 俺のケツの中でションベンしろ
   ,'              }  i  ヽ
    {             j   l    }
   i   ヽ    j   ノ   |   } l
   ト、    }   /  /   l  | .|
   ! ヽ      |  ノ    j  ' |
   { |     } |      l    |
   ヽ |     i  | \    l    /|
    { |     l   |     |   / |
    l !        |       l  / |
この争いを止めさせる。
俺に残された『言葉』という力で。
俺のすべき役目だと思う。
二人が戦う理由なんてないから――俺が絶対に止めてみせる。

ザクV後期型からコアトップ・イージーにビームが発射される。
瞬間、コアトップ・イージーは変形してビームを逃れる。
―――そして再び地面スレスレで再び変形した。

『ウィルトさん、勘違いしないで下さいね。撃とうと思えば、撃てたのですよ。
 私は……単に、『借り』を返しただけです。
 初日の夜の、南東の基地入り口での『借り』を』
『私は、もう戦う意思はありません……
 ウィルトさんが、なおも私の、そしてグレンさんの死を望むというなら、応戦しますが……』

止めれたのか…?
これで……
だけど……
だけど…ウィルトさんが俺の死を願ってる?それは違う……
ウィルトさんは戦闘の最中でも俺に攻撃してない。

『言いたいことは色々あるでしょうが……ひとまず、この『上半身』をお返しします。
 合体後は、全てそちらにお任せします。もう、あなたの意思を無視したりしませんから……
 良ければ、軸線合わせを始めますよ……?』

ふぅ…と肩の力を抜く。
そして軸腺合わせの操作を始める。

(続く)
だがモニターに白い煙が映った。
「――!?」
次の瞬間には煙は辺りを覆っていた。

「聞こえるかグレン、最後まで私に言葉に訴え続けるとはつくづく失望した。
 …………だが、それが君というものなのだろう。
 たとえ、それを私がどうこう言おうがおそらく君はそのままだろう?
 だから、いい加減私が諦めるとする。君にとって迷惑だったであろう忠告もやめだ。
 まあ、君はまだ若い……生きたいように生きればいいということだ。」

言葉の意味するものがすぐにわかった。
と…ろ――
とめろ――
止めろ――
「駄目だ!ウィルトさんッ!!」
映る筈のないモニターを凝視して叫ぶ。


爆音。


白く映るモニターにウィルトさんの顔が見えたような気がした。
「ウィル…ト……さ…ん……」


最初に会った時は命をかけて戦った――


雨の中、俺が作ったシチューを食べて誉めてくれた――


二人でいろんな人と戦った――


俺が人殺しになってショックを受けていた時、何も言わずにそっとしててくれた――


人を殺すことを躊躇っていた俺に生き残るための数々の忠告をしてくれた――


――俺はなんでここにいるんだろう?
何故ここに生き残っているのだろう?
何故俺は行きたいんだろう?



モニターに映っているのは真っ白な世界――

【行動:(0)】【残り行動値:(4)】
【位置:Q-13】【機体状況:コアベース】
【武装:21連装ミサイルランチャー×2、ビームカノン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:???】
【同盟:(ウィルト=ラインステッド、エリアード=ジーン)】
『……ふ………ふはは、ふははははははっ!』

ウィルト・ラインステットの笑い声を聞いた時、初めてリーアは彼の魂の形を知った。
NT能力と言えども万能ではない。だがようやく、納得がいった。
向けられたビームピストルは火を噴かず、スモークグレネードの煙が全てを覆う。

「……自らをも含めた全ての破滅への意思……死を受け入れた上での酔狂……。
 なるほど、こういう形の『魂の平穏』もあるんですね………」

彼女の言葉とほぼ同時に、煙の中のMSが走る。
煙を抜けたザクVは、川縁でサムライのハラキリのような姿勢を取り……

「駄目だ!ウィルトさんッ!!」

グレンの叫びと同時に、明確な『死』のイメージが、リーアの脳裏を駆け抜けた。

 *  *  *

(それで、少しは満足したか………?)

耳元で繰り返すウィルトの声に、リーアは微かに歪んだ微笑を浮かべる。

「ええ。少しは気が晴れました……。
 私の人生観を変えたあの一撃……ずっと忘れられませんでした。
 あなたの人生観を変える程の一撃。確かにお返ししましたよ。
 ……まさか、その結果ハラキリするとは思いませんでしたけど」

目の前に立つウィルトの幻が、何か言いたげな苦笑を浮かべたまま、揺らいで消える。
リーアは彼のことを脳裏から振り払うと、ZZの合体に集中する。
相変わらず不安定な飛行のコアトップを、なんとかコアベースの軸線上に乗せようとする。

だが……コアベースの方の動きがおかしい。
フラフラとした不安定な飛行。
自動操縦装置の助けで飛行は続けているものの、パイロットが操縦していない。
ウィルトの突然の自殺に、グレンが呆然としているのだ。

『グレンさん? グレンさん! 聞こえてますか?! グレンさん!』

何度か呼びかけるが、応答はない。
……そうこうしている間に、コアトップのコクピットに警告音が鳴り始める。
モニターの片隅に、赤い文字が点滅する。

  『推進剤残量ほぼゼロ。これ以上の飛行不可能』

二基のメインバーニアの片方を欠いた不安定な状況での、高度な空中戦。
それは通常以上の推進剤の浪費を招き、もはやただ飛ぶことさえ困難となった。
機体の高度はみるみるうちに下がっていく。

『グレンさん、すいません……時間切れのようです。
 もう、こちらには推進剤がありません……』

グレンに通信をいれつつ、最後の一握りの推進剤で機体を安定させる。
そして……地面への不時着。衝撃が機体に走る。

(続く)
 *  *  *

直線道路を滑走路に見立てて、なんとか着陸したコアトップ・イージー。
そのコクピットハッチが開き、下着姿のリーアが顔を出す。
頭上には、グレンのコアベースが、こちらはまだまだ余裕のある様子で飛んでいる。
リーアは通信機のマイクを手に取ると、姿を晒したまま声をかける。

『……最後の決断は、あなたが下すことになりそうです。
 選択肢は、3つしかありません。

 一つ目は、あなたが私を殺すこと。
 この状況では、それも簡単でしょう。こちらはほとんど動けませんから。
 二つめは、ウィルトさんのように自殺すること。
 コアベースの自動操縦を切って、 ビルにでも突っ込めば楽に死ねるでしょう。
 三つめは……全てを拒否して逃げること。
 そのための道具も細工も、私が用意しておきました。例の「お守り」です。
 ただ……これを選べば、あなたはティーチャーたちと戦わねばならないでしょう。

 ……どれも選べないというなら、二人揃って死ぬことになります。
 ティーチャーの首輪爆弾によって。
 時間は、もうありませんよ。

 ……私は……もうどうでもいいんですけどね……。
 生きるにせよ死ぬにせよ、もうどうでも………』

リーアは通信を切ると、桃色の包みを手に取る。
いやらしい染みの滲むワンピースの布を広げると、異臭が周囲に立ち込める。
無残な様子の生首が、姿を現す。

「……キャット……私は、悪い女ですね……。
 この期に及んで、私は…………」

リーアは、かつて愛した青年の生首に微笑みかける。
その瞳はあくまで正気の光を保ち、顔には慈愛に満ちた微笑を湛えて。

己が運命の全てをグレンの選択に託し、彼の行動による解答を待った。

【行動:ウィルトの最期に感応(−1p)、着陸(−1p)、グレンに通信(−1p)】
【位置:Q13】【残り行動値:1p】
【機体状況:コアトップ・イージー。右腕部エンジン損傷、ニ連装ビーム砲損傷、残り推進剤ゼロ】
【所持品:なし】
【行動方針:同じ過ちを繰り返さない、???】
生きてる?
ああ、俺は生きている。
ウィルトさんは死んだ。
何故?
俺が止められなかったから。
止める事ができなかったから――

『……最後の決断は、あなたが下すことになりそうです。
 選択肢は、3つしかありません。
 一つ目は、あなたが私を殺すこと。
 この状況では、それも簡単でしょう。こちらはほとんど動けませんから。
 二つめは、ウィルトさんのように自殺すること。
 コアベースの自動操縦を切って、 ビルにでも突っ込めば楽に死ねるでしょう。
 三つめは……全てを拒否して逃げること。
 そのための道具も細工も、私が用意しておきました。例の「お守り」です。
 ただ……これを選べば、あなたはティーチャーたちと戦わねばならないでしょう。
 ……どれも選べないというなら、二人揃って死ぬことになります。
 ティーチャーの首輪爆弾によって。
 時間は、もうありませんよ。
 ……私は……もうどうでもいいんですけどね……。
 生きるにせよ死ぬにせよ、もうどうでも………』

もうどうでもいい?
――――駄目だ。
それは駄目だ。
なんのために生き残ったのか。
なんのために生きているのか。
生きたいと願ったから。
そう、俺は「生きたいから」。


『逃げましょう』


コアベースをコアトップ・イージーの近くに着陸させる。

そしてグレンはお守りに手をかけた――

【行動:通信(-1)、機体着陸(-1)】【残り行動値:(2)】
【位置:Q-13】【機体状況:コアベース】
【武装:21連装ミサイルランチャー×2、ビームカノン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:逃げる】
【同盟:(ウィルト=ラインステッド、エリアード=ジーン)】
つい先ほどまで、ほとんど状況に流されるだけだったグレン少年。
そんな彼が、今でははっきりした決意を固め、険しく困難な道を選ぼうとしている。
人は、こんな短期間にこれほどまでに成長できるものなのか。

 『逃げましょう』

想像していなかったグレンの言葉――リーアの目に、涙が浮かぶ。

しかし。
心揺れ動きながらも、彼女の理性はフル回転を続ける。
グレンの真っ直ぐな決意。二人揃って逃げ出す、そのための着陸。
しかし、これは……彼女の目論見を、ますます困難にする行動だった。

少しでも『時間』を稼ぎ、『相手』の判断をくらますため……
リーアは、グレンに聞こえないように、しかしはっきりと独り言を口にする。
コアベースから顔が見えないよう、深く俯いた姿勢で。

「……『言葉』だけで戦うのというのは、難しいわね。
 けれどこの機体状況では、『自滅』に誘導するしか勝ち目はない。
 ティーチャーたちが下手に急がなければいいのだけど……」

……半分は本音の入った演技だった。
説得力のある嘘をつくコツは、完全な虚偽の情報だけでなく、真実を混ぜること。
ただでさえ『向こう』は、疑心暗鬼に陥っているはず。
どうするべきか悩んでくれれば、それだけ時間が稼げるというもの――

リーアは改めて、コアベースの方に向き直る。
改めて通信機のスイッチを入れ、グレンに言葉をかける。

(続く)
『……ありがとう、グレンさん。私もできればそうしたい……。
 けれど、4番目の選択肢はないの。3つしかないと言ったでしょう?

 私とキャットと、コォネとエィケズ。みんなで脱出するために作った道具……
 いくつも作ったけれど、途中で錯乱した私は、ほとんど捨ててしまった。
 予備を持ってたコォネは、『遠いところ』に行ってしまった……。
 残っている「お守り」は一つだけ。今から作ってては間に合わない。
 それを使って首輪の爆破を逃れられるのは、たった一人だけ。

 二人で行けば……片方は、立ち入り禁止区域に入ったとたんに、爆死する。

 二人揃って生き残る道があるとすれば、ただ一つ。
 一人が『脱出』し、一人が残って『優勝者』になること。
 たぶん、ティーチャーの部下が『脱出』を妨害するでしょう。
 残った方も、『優勝者』として認められるとは限らない……
 けれど、それがただ唯一の可能性。
 あなたの望みを通すための、ただ一つの道』

暖かい微笑みを浮かべ、感謝の気持ちと共に暖かい気持ちを相手に贈る。
そして……信頼と、希望と、意思を込めた視線で、少年に決断を促す。

『もう時間がありません。
 ここまでタネ明かしをしてしまった以上、すぐにティーチャーが動きます。
 盗聴した今の話をもとに、爆破と、脱出阻止の準備を始めたはずです。
 時間が経てば経つほど、生き残る可能性は減り、爆死の可能性が高まる……
 ここまで私たちを『生かしてくれた』人も……それは望んでいないはずです』

【行動:グレンに通信(一度回線を切り、再度通信)(−1p)、グレンに思念波を送る(−1p)】
【位置:Q13】【残り行動値:2p】
【機体状況:コアトップ・イージー。右腕部エンジン損傷、ニ連装ビーム砲損傷、残り推進剤ゼロ】
【所持品:なし】
【行動方針:グレンに単独で脱出してもらい自分は残る、???】
首輪にお守りをつければ脱出できるらしい。
このお守りをどうすればいいかわからないが…

『……ありがとう、グレンさん。私もできればそうしたい……。
 けれど、4番目の選択肢はないの。3つしかないと言ったでしょう?
 私とキャットと、コォネとエィケズ。みんなで脱出するために作った道具……
 いくつも作ったけれど、途中で錯乱した私は、ほとんど捨ててしまった。
 予備を持ってたコォネは、『遠いところ』に行ってしまった……。
 残っている「お守り」は一つだけ。今から作ってては間に合わない。
 それを使って首輪の爆破を逃れられるのは、たった一人だけ。
 二人で行けば……片方は、立ち入り禁止区域に入ったとたんに、爆死する。
 二人揃って生き残る道があるとすれば、ただ一つ。
 一人が『脱出』し、一人が残って『優勝者』になること。
 たぶん、ティーチャーの部下が『脱出』を妨害するでしょう。
 残った方も、『優勝者』として認められるとは限らない……
 けれど、それがただ唯一の可能性。
 あなたの望みを通すための、ただ一つの道』

それが俺に示された唯一の道。
俺が『逃亡者』となり、彼女が『優勝者』となる道。
だけど『逃亡者』の道は険しく、『優勝者』の道はないに等しい。
彼女は認められるとは限らないと言ったけど普通に考えて優勝者だと認めてくれる筈もない。

『もう時間がありません。
 ここまでタネ明かしをしてしまった以上、すぐにティーチャーが動きます。
 盗聴した今の話をもとに、爆破と、脱出阻止の準備を始めたはずです。
 時間が経てば経つほど、生き残る可能性は減り、爆死の可能性が高まる……
 ここまで私たちを『生かしてくれた』人も……それは望んでいないはずです』

このまま俺が逃げたら彼女は『優勝者』と認められずに死ぬ。
そう、このまま逃げたら。
だけど――
だけど――
うまく行けば二人とも生き残れるかもしれない。
できるだけ俺を死んだように見せかける――
そうすれば彼女の『優勝者』としての道は作られる。

(続く)
生き残る為に
俺は―――騙してみせる。

『そんな!!
 あなたは――
 あなたは死ぬつもりですか?!
 もう、嫌なんです!!知ってる人が死ぬのは!!
 俺はもう嫌なんです、自分だけ生き残るのがッ!!
 残されるのはもう嫌です!!
 サヨナラ―――あなたは生きてください』

今も涙を流しながら通信をきる。
機体を動かしながら
「最近は泣いてばかりだったな、ハハハ」
と空笑いをしてみる。
実際に俺が死ぬ確立の方がかなり高い――いや、たぶん死ぬ。
だけど俺はやってみせる。

首に――お守りはまだついていない。

【行動:通信(-1)、機体離陸(-1)、移動(-2)】【残り行動値:(0)】
【位置:Q-13→Q-14→P-14】【機体状況:コアベース】
【武装:21連装ミサイルランチャー×2、ビームカノン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具、お守り(首輪カバー)】
【行動方針:???】
【同盟:(ウィルト=ラインステッド、エリアード=ジーン)】

リーア・ミノフスキーは、利己主義者だ。
厳しい決断を迫られた時には、どうしても自分の望みを叶える選択肢を選んでしまう。
決して、他人のために自分を犠牲にしたりなどはしない。
一見すると利他的な行動を取る時も、その裏には常に打算的な知恵が働いている。

……別に、彼女は悪意の塊というわけではない。
この程度の『弱さ』は、大抵の人間が持っている。
ただ、普通の生活では見えないだけだ。
『プログラム』という究極の極限状態に放り込まれなければ、誰も気づかなかったろう。
彼女自身、自分にそういう醜い面があることに気づいていなかったのだ。

最初の頃は、自覚がなかった。
気づいたのは、キャットが一人で行動を始めた時。
彼女の意のままにならぬ彼に、自分でも驚くほどの苛立ちを感じたリーア。
怒りにまかせ、きつい言葉で彼を追い詰め、彼の自由を奪おうとした彼女。
そして……結局、リーアのエゴがキャットを殺すことになる。

彼女には、とても耐えられなかった。
求めるものが永遠に失われたことに。そして、自分自身のあまりの醜さに。
だから彼女は逃避した。狂気の中に逃げ込んだ。
……正気を失っていた間も、彼女は自らのエゴに忠実に行動していた。
『ハロ』が欲しい。ただそれだけの理由で、何もしてない相手に攻撃した。
自分の要求が通らぬことに苛立ち、無意味に他人を傷つけ。
さらには、仲間のはずのコォネとエィケズにも八つ当たりし、殺してしまった……。

水中に沈み、臨死体験を経てNTに覚醒した後も、彼女の本質は変わっていない。
まるで聖女のような言動をし、慈しみに満ちた微笑をたたえていても、本質は同じだ。
あの時以降の行動方針は、たった二つ。
『他の参加者が死に際して苦痛を感じないようにする』、そして『自分は生き残る』。
覚醒し拡大したNT能力により、他人の苦しみに共感しやすくなってしまった彼女。
他の参加者のみんなには、迷いや苦しみを感じないで欲しい。
達成感を感じながら、満足した気持ちで死んでいってもらいたい。
恨みや無念をできるだけ感じないようにして、黄泉路に旅立って欲しい。
――でないと、自分も彼らの苦痛をダイレクトに感じ取ってしまうから。

(続く)

リーア・ミノフスキーは、利己主義者だ。
みなに示した『博愛』の気持ちには偽りはない。
感情を偽れるほどNT能力は便利ではない。
ただ……それにも増して、彼女は『死にたくなかった』のだ。
己の醜い性根を全て承知の上で、自分が汚い手を使っていることを承知の上で。
なおも彼女は、汚れきった自分の命にしがみついた。
なぜなら――

 彼女の愛した青年が、最期まで望んでいたのは、彼女の「生存」だったから。

他者にはなるべく苦痛を感じない死を。満足のいく死を。
そして、彼女自身は生存を。どんなに姑息な手段を弄してでも生存を。

それが、彼女の嘘偽りない、本当の気持ちだった。

 *  *  *

『サヨナラ―――あなたは生きてください』

最後の通信と共に、グレンのコアベースが南西方向に去っていく。
偽りの無い感謝の情と共に、彼女は彼を見送る。

「……賽は投げられた、ってとこね………」

リーアは穏やかな微笑を浮かべ、コアベースの去った方角を見つめ続ける。
綱渡りの連続だったが、とりあえずこの時点までは生き延びた。
あとは……彼女の命は、ティーチャー側の判断にかかっている。
ティーチャーが彼女を『優勝者』として扱うのか。
それとも『謀反の協力者』として処刑するのか。
おそらくそれは、グレンの『脱出』が成功するかどうかに掛かっているだろう。
きっと主催者側は、どんな形であれ、二人以上の人間の生存を許しはしない。

「……これで脱出できるようなら、ティーチャーたちの管理能力を疑うわ。
 説明されたルールでは、首輪に細工をしてはいけないとは言われなかった。
 どうせ無理だとタカを括っていたんでしょうけど……
 電波を遮断する素材でカバーを作れば、首輪の無力化は簡単なのよ。
 これでグレンさんが逃走してしまったら、罰せられるべきは私でなくあなた達。
 ……そうは思いません? ティーチャー?」

空を見つめたまま、はっきりした声で独り言を言うリーア。
いや、これは独り言ではない。
明確に、盗聴器の向こうのティーチャーたちを意識しての言葉。
これも首輪の爆破を思いとどまらせるための、『言葉での戦い』なのだった。

 *  *  *

(まだ続く)
 
前に、彼女がティーチャーに聞かせた『独り言』。
 『……『言葉』だけで戦うのというのは、難しいわね。
  けれどこの機体状況では、『自滅』に誘導するしか勝ち目はない。
  ティーチャーたちが下手に急がなければいいのだけど……』
この台詞の時、『半分は本音の入った演技』と書いた。
ではどこまでが演技だったのか?
普通に考えれば、最後の一行だけに本音を混ぜた、と思われるだろう。
だが、実際に彼女が演技していたのは……最初の一行だけ。
言葉での戦いは難しくもない。グレンには自滅してもらう。ただ、早急な爆破だけが怖い。

どこまでも利己的な、リーア・ミノフスキー。
そのことを、リーア自身も痛いほど知っている。
だから彼女は、亡きキャットの首にむかって懺悔したのだ。
「私は悪い女ですね。この期に及んで、私はまだ人を騙して生き残ろうとしている」と。

 *  *  *

グレンの機体は、もう見えない。
もう、演技する必要もない。
リーアはコアトップのコクピットの中、全身の力を弛緩させる。
下着姿のまま、キャットの無残な生首に語りかける。

「この『賭け』に負けたら、私の首輪も爆発する……
 その爆発って、この首が飛ぶくらいの威力はあるかな?
 そしたら、あなたと同じ姿になれる……それが、せめてもの慰めね。
 ……たぶん、向こうで会った時、あなたは悲しむのでしょうけど……」

穏やかな微笑を浮かべたまま、彼女は時を待つ。
自分の首が飛ぶ時を。あるいは、ティーチャーから優勝を告げられる時を。
開け放したハッチ越しに空を見上げ、思い出したように呟く。

「……そういえば、あの『首輪カバー』の付け方を教えてなかったわね。
 外す所は見てたはずだし、よく調べれば留め金とかも分かるはずだけど……」

どちらにせよ、もはや彼女の力の及ぶ所ではない。
せめてグレンが『満足しつつ死んでくれること』を願って、彼女は静かに目を閉じた。

【行動:回想(0p)、首輪越しにティーチャーに語りかけ(0p)、時を待つ(0p)】
【位置:Q13】【残り行動値:4p】
【機体状況:コアトップ・イージー。右腕部エンジン損傷、ニ連装ビーム砲損傷、残り推進剤ゼロ】
【所持品:なし】
【行動方針:グレンに単独で脱出に挑戦してもらい、自分は残る。どんな手を使っても生き残る。】
機体を移動させながら考える。
どこかに盗聴器がついている。
定時放送のときの言動とかからそれはなんとなくわかっていた。
盗聴器。
それよりも問題があるのは発信機。
そして監視カメラの類い。



「死ぬ所は誰にも見られたくないですから」

そう言って手のひらに乗せた数個の機械を握りつぶす。
もうこれでコクピットと服に機械はもうない筈だ。
布の裏地まで探したからもうない筈だ。
そして1個残した盗聴器に語りかける。

「俺はなにもできなかった……」

考えろ、生き残るためにしておくことは…?

「せめて……死ぬ時は役に立ちたい……」

――もうここで出来る事はない筈だ、それ以上に時間がない。

「もう終わりにします、できることなら故郷の父に死んだ事を伝えてください」

音を出さないように荷物をまとめ始める。

(続く)
『N-16』
もうすぐだ。
曲がりまがってP-15、P-16、O-16と来た。
もうすぐで俺は『死ぬ』。

「死ぬ事は……怖いですね」



コクピットを半開きにする。

「いい風だ」

なるべく低空飛行で飛ぶ。
荷物はまとめ終わった。
荷物といってもサバイバルナイフ、たくさんの缶詰、筆記用具だけだ。



「俺は俺が嫌いでした……あと数分の付き合いですが…」

21連装ミサイルランチャー発射のボタンを押す。

「もうすぐ……あと数分の命……」

今、上空に発射した数々のミサイルは計算によると数分後にこの機体に直撃する。

「本当の最後……」

荷物を持って首に構える、タイミングが大切だ。

「本当に最後……」

まだだ…まだ…。

「本当に最後……」

3、2、1

「いい風だ……サヨナラ」

今だ!

『N-16』に入る直前。

盗聴器を握りつぶして荷物を持ってコアベースのコクピットから跳んだ。

強い風が吹き付ける中でお守りを首につける。

(続く)
叩きつけられる強い衝撃が体に走る。
痛い。
気が飛びそうになる。
だけど――
だけど――
だけどここで死ぬわけにはいかない。
死ぬ事は逃げることと同じだ。
手を思いっきり握る。
爪が手に食い込む。
再び痛みが走る。
その痛みによって意識をしっかりともたせる。

「ぶはっ!ごほっがはっ!!」

川から顔を出してせきごむ。
思ったより深い川でよかった――だけど体中が痛い。
だけど生きている。
爆発音。
コアベースが爆破した音だ。
それを見上げる。
空中を飛ぶ破片、爆炎と爆風。
そして残骸が落ちてゆく。

それは強い力で俺を守ってくれた機体。
それは強い力を持っていて俺を悩ませた機体。
それは強い力で俺を悲しませた機体。
それは強い力で俺を支えてくれた機体。
それは俺のここでの力――

「これで俺は『死んだ』、そして俺は『生きる』
 ここまで――
 一緒に戦った。 一緒に生き延びた。
 俺の力、『死んだ』俺、それは俺の中で生きる。
 今までありがとう、ZZガンダム」

川に浮かびながらZZガンダムに敬礼した。

俺がここで生き残る確立はほぼない。
だけど今は生きている。
俺はかなり昔に聞かされた父親の言葉を思い出した。
『人は長い人生の中で何度かの分岐点に立つ』
そう、今が俺にとっての分岐点。
『人はその分岐点で選んだ道を信じて進んでゆく』
俺は信じる、俺が選んだこの道を――
『分岐点は人生の分かれ目でもある』
俺は『死んだ』、そして再び『生きる』。
『だから分岐点で選んだ道に後悔することもあるだろう』
俺は決めた――
『だけどやり直すことも逃げることはできない』
俺は――
『進んでいかなければならない』
俺は――
『明日を信じて生き抜いていかなければならない』
明日を信じて生き抜いていく。


「俺は……生きる!!生きてやる!!」


【10番 グレン=フォートレス  生死不明】        
目を閉じて「時」を待つリーア。
一度、かすかに遠雷のような爆発音が響いてきたが、彼女はそれでも目を開けない。

しばらくして、今度は多数の物音が接近してくる。
複数のMSの駆動音。そして、複数のヘリコプターのローター音。
ようやくにして、リーアは目を開く。
動かないコアトップ・イージーを、武装したMS部隊が銃口を向け包囲していた。

やがて近くに一機の軍用ヘリコプターが着陸する。
中から数人の兵士が小銃を構えて駆け下り、銃を構えてコアトップを取り囲む。
少し遅れて、士官らしき軍服の男が苦虫を噛み潰したような表情で降りてきた。

「リーア・ミノフスキー。我々と一緒に来てもらおうか」

見知らぬ軍服の男は、機上のリーアに声をかける。

「それは『優勝』ということですか? それとも『処刑』ですか?」
「……まだ最終決定は下っておらん。現在、協議中だ。
 『上』の判断が出るまで、身柄を拘束させてもらう」

男に促され、リーアは両手に球体を抱えて機体を降りる。
右手には黒い塊を。左手には緑の球体を。
下着姿を、堂々と兵士たちに晒したままで。

「……どうやら、ハロGも機能停止してしまったようですね。
 防水はしていましたが、完全に水没したせいで、水滴が奥に入ったのでしょうか。
 少し前までは、元気に喋っていたんですけど………」
「壊れたハロは構わんが……その……『それ』も持っていくのか?」

士官は気味悪そうに『グリーン=キャットだったモノ』を見やる。
だがリーアは微笑んで無言でうなづくと、素直にヘリコプターに乗り込んだ。
吐き気を催す悪臭に顔をしかめながらも、士官や兵士たちも後に続く。

(続く)
コアトップをその場に残し、ゆっくりと上昇するヘリコプター。
先ほどまで命のやり取りをしていた戦場を見下ろしながら、リーアは尋ねる。

「あの後、グレンさんは、どうなりました?」
「……自殺を図ったらしい。機体の爆発は確認した。
 だが……肝心の死体が見つからん。川に流されたらしい。
 貴様のとった小細工のせいで、現場も『上』も大混乱だ。
 ヤツの死体が確認できなければ、優勝宣言はできん」
「……ご苦労さまですね、裏方のみなさんも。
 この場にティーチャーが来ないのも、その『上』との話し合いですか?」
「………勘違いするなよ。
 本来なら、貴様の質問に答える義務はないんだ」

苦々しい顔でリーアの質問を打ち切る男。
だが、彼女の問いが的を得ていたことくらい、NT能力に頼らずとも分かる。

(ティーチャーさえも振り回される『上』の人たち……
 『復讐』するとしたら、そして『真の自由』を獲得したいのなら……
 ティーチャーのような『下っ端』をいくら倒しても無駄ね。
 もっと、この『プログラム』の背後にあるシステムを叩かなければ……)
「……何か言ったか?」
「いいえ、何も」

声に出さないリーアの呟きに、軍服の男は不審そうな顔をする。
だが彼女の表情は変わらない。
少し寂しげな、しかしどこか悟ったような、穏やかな微笑を浮かべたままだ。
微笑を浮かべたまま、渡された毛布にくるまり、膝の上の黒い塊を撫でている。

「……そういえば、コォネ・カウフマンも死体が上がっておらん。
 貴様のあの発言のせいで、今頃になって大問題になっておる。
 生死不明の参加者が二名……我々にとってはこの上ない失態だよ」
「コォネが……?
 きっと二人とも、どんなに探しても見つからないでしょうね。
 根拠はないですが、そんな気がします」
「…………チッ………」

不機嫌そうに、むすッと黙り込む士官。
リーアは微笑を浮かべたまま、眼下に流れる大河を眺めた。
ヘリの真下には、大河を横切る巨大な橋。
その中央付近では、廃棄されたゾックのモノアイが、いつまでも彼女たちを見上げていた。

「コォネ。エィケズ。グレン。アルム。トルヴァ。
 ハロP、ハロG、ゾック……そしてキャット。
 みんな、ありがとう。そして、さようなら………」

別れを告げる彼女を乗せたまま、ヘリコプターはいずことも知れぬ場所へ飛び去った。
後に残された大河は、涙も命も全て飲み込み、なおも悠々と流れ続けている。

【12番:リーア・ミノフスキー 生存・身柄拘束】
97 ◆UktGzzmQ/o :03/10/29 21:45 ID:???

          【ガンダムバトルロワイヤル 第二回大会 完】




























「……そういえば、私の処置に関して協議中だと言いましたよね?」
「だとしたら、どうする?」
「協議をしている『上』の方々に、伝えて欲しいことがあります。
 今後の私の扱いについて、私なりの提案が」
「……おそらく、解放はできないぞ?」
「いいえ……元の生活に戻ることは望みません。
 平穏な日常に戻るには、私の手は汚れすぎました。
 それに、一旦は解放されても……
 再び誘拐されて『次の大会』に放り込まれるなら、意味がありません」
「……………。
 では一体、何を望む? リーア・ミノフスキー?」

「私の望み、それは…………」
98 ◆UktGzzmQ/o :03/10/29 21:46 ID:???

 *  *  *



……人々は大きな部屋の中で目を覚ました。
学校の一教室のような部屋の中、彼らは自分たちの首に首輪がはまっていることを知る。
ざわめく室内。彼らは互いの顔を見合わせ、混乱した頭で現状を把握しようとする。

唐突に部屋の戸が開き、兵士たちを引き連れた若い女性が入ってくる。
潮が退くようにざわめきが収まり、部屋中の視線がその女性に集中する。

理知的な美貌。化学の教師のような白衣。周囲を跳ね回る何体ものハロ。
その首には、皆とは少しデザインの違う首輪がきっちりとはまっている。

だが、それよりも何よりも視線を集めるのは……片手に抱えた、人間のドクロ。

女性は黒板の前の教壇に立つと、手にした頭蓋骨を教卓に置く。
そして人々の顔を見回して、ニッコリと微笑む。
微笑みを浮かべたまま、彼女はおもむろに言い放つのだ。



   「これから、みなさんには殺し合いをしてもらいます」






                        【ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 序】
99通常の名無しさんの3倍:03/10/30 22:15 ID:???



現在、第二回の反省会&第三回に向けての話し合いが、こちらで行われております。
ROMの方も是非いらして下さい。

ガンダムバトルロワイヤル第三管制室
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1058521848&ls=50
100通常の名無しさんの3倍:03/11/03 01:36 ID:AztjihYz
暇つぶしに100ゲト、っと
101通常の名無しさんの3倍:03/11/12 20:28 ID:???
新規参加者募集中age
102通常の名無しさんの3倍:03/11/15 23:57 ID:???
現在、第三回参加者のMS・武器の支給を開始しました。

第三回の参加者は、まだまだ募集中です。
興味を持たれた方は、>99の管制室においで下さい。
103通常の名無しさんの3倍:03/11/16 23:04 ID:???
第三回学生名簿

 01番 シュウジ・アサギ        (32)男性  ホビー・ハイザック
 02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44)男性  ボリノーク・サマーン
 03番 イブ・シュウリン        (24)女性  Vガンダム
 04番 ユリ・ランブ           (16)女性  ゴトラタン
 05番 ダグラス・ロックウード     (17)男性  ケンプファー
 06番 ジェイス・カーライル      (28)男性  ジェガン
 07番 ベルク・クロフォード      (25)男性  ペズ・バタラ
 08番 ヨーコ・クロサキ        (17)女性  ガズR
 09番 リオン・フライハイ       (15)男性  ジオング
 10番 アシッド・ミニングリー     (29)男性  ギラ・ドーガ
 11番 サーティア=クワン       (19)女性  ジム・ライトアーマー

まだまだ募集中。

 @ 第三回大会 参加方法 @

『生徒』の一人として参加したい人は、管制室スレにて参加希望を申し出て下さい。
管制室で、キャラクターの氏名・年齢・性別・簡単な経歴・私物を提示してもらいます。
キャラクターは基本的にオリジナルで、年齢制限はありません。
設定は、宇宙世紀の世界なら年代を問いません。

機体及び支給武器は、クジ引きによる支給となっています。
機体はA〜Fのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選び、先生に報告して下さい。
  例:Aの20、Eの35 など
その引いたクジに合わせ、先生が(非公開で準備したリストに照合し)機体を支給します。
なお、アルファベットの選択で、ある程度、機体の時代を選択できます。
  Aは一年戦争〜星の屑作戦(1st、08小隊、0080、0083)
  Bはグリプス戦役・第一次ネオジオン紛争(Z、ZZ、センチネル)
  Cは第二次ネオジオン紛争以降(CCA、F91、クロスボーンガンダム、V)
  D〜Fは上記からランダムに選択です。

武器は、aかbのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選んで下さい。
  例:aの15、bの03 など
こちらも、引いたクジに合わせ、先生が非公開リストと照合し、武器を支給します。

なお、特例として、機体選択でクジを引かずに、『職人用機体』を選択することもできます。
ボール、パブリク、ガンタンク等、明らかに通常のMSより劣った性能の機体です。
これらを選択する際も、管制室で相談するようにして下さい。
104通常の名無しさんの3倍:03/11/18 22:19 ID:???
……第三回、あともう少し参加者が欲しいです。

新規参加者 募集age。
105広報担当官:03/11/21 13:08 ID:???
参加者現在11名

参加申請は↓のURLまでお気軽にどうぞ♪
ご意見・ご感想などもお待ちしております。

ttp://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1058521848&ls=50
106通常の名無しさんの3倍:03/12/08 19:03 ID:???
第三回、新規参加者募集中!
107通常の名無しさんの3倍:03/12/16 07:35 ID:U6QY0+F9
第三回、新規参加者募集中age!
108通常の名無しさんの3倍:03/12/24 11:28 ID:???
保守
109fusiana:04/01/03 15:58 ID:jdj+1kbb
保守AGE
110通常の名無しさんの3倍:04/01/13 01:45 ID:???
保守なわけだが
111通常の名無しさんの3倍:04/01/18 08:25 ID:???
保守
112 ◆PJ125713uk :04/01/24 20:07 ID:???
 
113通常の名無しさんの3倍:04/02/01 20:28 ID:???
114通常の名無しさんの3倍:04/02/04 15:58 ID:O5hLlH/R
最下層記念カキコ
115通常の名無しさんの3倍:04/02/14 15:08 ID:???
保守
116肋骨マスダ:04/02/21 18:43 ID:fa2jieCM
しかし、空から天空の城が・・・ってうるさいねんハゲ!氏ね!
117肋骨マスダ:04/02/21 21:22 ID:fa2jieCM
やっぱり藤原はいい
118通常の名無しさんの3倍:04/03/14 11:21 ID:???
保守
119age
age