ガンダムバトルロワイヤル第二回大会第三章

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1開発室室長 ◆XFMHB0LotU

もう、あのころにはもう戻れない・・・

死にたくないから、帰るところがあるから、
守りたい人がいるから、守らねばならない約束があるから、
目標がいたから、目的があるから。
そして、彼らはまた戦いを始める。

 ガ ン ダ ム バ ト ル ロ ワ イ ヤ ル

第二回大会、第三章が今、はじまる。

ルール等の詳細は>>1-20



感想、議論スレ
ガンダムバトルロワイヤル第二管制室
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1052406249&st=4&nofirst=true

第二回ガンダムバトルロワイヤル人気投票
http://bbs.35hr.com/avote/vote.cgi?id=gamdam
2通常の名無しさんの3倍:03/06/15 16:48 ID:???

 @ 過去スレ @

・第一回大会本スレ
第一章:ガンダムでバトルロワイヤルやってみよ〜
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1038324132/l50 

第二章:【生存21名】ガンダムTHEバトルロワイヤル【死亡1名】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1039169588/l50

第三章:【知略】ガンダムバトルロワイアル第3章【陰謀】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041070641/

第四章:【裏切り】ガンダムバトルロワイヤルpart4【信念】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1042612295/

終  章: ガンダムバトルロワイヤル最終戦場(諸事情によりアクシズ)
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi/shar/1048332637/
3開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/15 16:48 ID:???

・第二回大会本スレ
第一章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会 
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1049713319/



第二章: ガンダムバトルロワイヤル第二回大会lt;二章gt;
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1053350734/

・議論、感想スレ
ガンダムバトルロワイヤル避難所
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041000462/l50

ガンダムバトルロワイヤル避難所part2
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1041856658/l50

ガンダムバトルロワイヤル管制室(アクシズ)
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1043595608
4開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/15 16:48 ID:???

 @ 行動ルール関係 @
このゲームには、行動値というものがあります。
通常は、これを消費して行動を行います。
一人の人間が行動できるのは一日ごとに4P分だけ。
矛盾しないようにしつつ、様々な行動を書き込んでおきましょう。
行動のリセットは午前0時
行動値が消費するのは、移動、探索、整備、戦闘などの大きな行動のみ
ただし、劇中で時たま使われる全体通信のみ行動を2消費します。注意してください。

尚、行動後は、位置、所持武器、行動方針、同盟相手等を明記してください。
なぜかというと、観客や、参加者間で行動の食い違いを防ぐためです。

 @ 戦闘 @
まず大事なこと、
基本的に、戦闘の結果、撃破されたか、腕が吹き飛んだか、かすっただけか、シールドで防いだか等は、
『攻撃の受けて、防御側が判定します』。
先行破壊は、やめましょう。
戦闘時の行動については、基本的にビームライフルで撃つなどの攻撃行動は1行動とします。
撤退については、まず戦闘地帯から撤退で1行動しますが、
これは、マップの移動とは別ですので、移動する場合はまた別で行動を消費します。
そして、節度を守り、矛盾の無い様にしましょう。
5開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/15 16:49 ID:???

 @ 特殊ルール『達成値』(通称ID判定) @
達成値は、そのカキコで取った行動の成功・失敗をIDで決めるもの。
両者の合意があった場合、使用します。

AさんがBさんに攻撃したと書き込んだとします。
AさんのIDは『p9aJXZoA』 BさんのIDは『Atw4g6Qg』だった場合、
Aさんの9に対し、Bさんが6なので攻撃は命中。という具合です。

他にも、Cさんが逃げ出し、Bさんがそれを追いかけたなど、そのような場合にも使用できます。
『oHI+CUmX』のような数字の入っていないIDは『0』とします。
『sp02X9NT』のように大文字の『NT』が入っていた場合、数字と無関係に、相手を上回っているものとします。
ただし、両者共にNTを出した場合、NTは無効になります。
小文字の場合は無効です。

 早見表
NT(二文字及び大文字)>N,Tのように一文字+大文字>9>8>7>6>5>4>3>2>1>0>数字なし

基本的に、両者の合意があったときのみ使用しますので、
その気ではなかった場合、無視してもかまいません。
しかし、ここぞという場面や、
あまりにも無視しすぎると叩かれますの節度を守ってください。

 @ IDボーナスについて @
特定の地形で戦闘すると、
IDにボーナスやペナルティがつきます。
ボーナスはID+1
ペナルティーはID−1
となります。
ただし、汎用機と飛行する機体のみボーナスはありません。
6開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/15 16:49 ID:???

 @ 参加方法 @
キャラクターの氏名、年齢、性別を書いて議論、感想スレに提出
機体及び武器はは、厨房の入り込みを防ぐため、先生に参加を申し込んだ後クジを引いてください。
クジは、1〜50までの好きな数字を選び、さらにAかBを選んでください。
例 21のA  35のB 等。
キャラクターについては、基本的にオリジナルで、年齢制限はありません。
名簿枠は20人〜40人くらい。

尚、特例として、61式戦車やドップ、ミデアといったいわゆるはずれ兵器は職人専用として自由に選ぶことができます。
ただし、この場合MSのクジは引けません。あしからず。

変形する機体を手にいれることがありますが、
変形には行動を1消費します。
しかし、その代わりに、MA形態では行動1消費で2マス移動可能です。

因みに、レフェリーも募集。
キャラクターとしては原則、軍人や管制室のオペレーター、政府高官など、
バトルロワイヤルに関係のある方とします。

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http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1052406249

あなたも、バトルロワイヤルの世界の士官になって職人を補佐しませんか?
初心者でも大丈夫、丁寧スタッフが優しく一から教えます
アットホームな雰囲気で食事付き、今ならドレンちゃんキーホルダーもついてくるよ
明日の士官は君だ!

 @ 所持品 @
初期に支給されるものとして、原作通り
ディパック、首輪、コッペパン2つ、水2g入り2本
後は私物を少々となります。
私物が何かは基本的に自由とします。
ですが、ある程度節度を守ってください。
7開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/15 16:49 ID:???

 @ マップ @
『A〜Z × 1〜24』の624マス。
行動ごとに、今何処にいるのか書いておくこと。
禁止領域は、放送時間(現実時間午前零時)に放送され、それから36時間後に爆発とします。
尚、地図は最初から所持していますが、
物語の中では、参加者の場所は表示されません。あしからず。

 @ 昼夜、天候 @
昼夜については、現実時間で一週間経つと変わります。
昼の時間の後、一週間経つと夜に変わり、またい習慣経つと昼に変わりこの時点で物語の中では2日目になります。
つまり、現実時間二週間でで物語の中で一日となり、
この二週間の最初の週がが昼、次の週が夜になります。
天候は、現実時間で午前〇時、日付が変わったら先生方から発表されます。

 @ 索敵 @
どれだけ遠くの敵を見るこちができるかです。
策的範囲は、通常機で2、艦船等の大型機、狙撃・射撃型で3、偵察機で4です

 @ 放送 @
原作に近づけるため、参加者の死亡、禁止エリアの発表等の放送は現実の日付が変わると発表とします。
参加者が死亡したからといって、すぐに各機体に届くわけではありません。

 @ 爆弾 @
爆弾は、機体と、参加者の首輪につけられてあります。
首輪については【バトルロワイヤル】原作の首輪と同性能です。

 @ 放棄された参加者 @
一定時間行動がない場合放棄とみなします。
このキャラクターを攻撃した場合、
唯一攻撃側が結果を書くことができます。
つまり、一生懸命がんばっている参加者の肥料とします。
ですが、この場合でも節度を守っください。

 @ ミノフスキー粒子 @
一応これはガンダムの世界です。ミノフスキー粒子はあります。
各地形によってミノフスキー粒子の濃度は違います。
基地>森林>橋>市街地>砂地>穴倉>山>平地>河川>道路
まあ基地と森林ではレーダーや誘導が通用しないってレベルに考えればよさげですが。

 @ その他 @
色々ややこしく書きましたが、
@行動は基本的に自由。
@参加したい場合はまず先生へ言う。
@戦闘の結果は『攻撃を受けている側』が決める。
@『両者の合意があった場合』、達成値を使用する。
@自分の居場所を毎回、明記しておく。
@禁止領域にいた場合は有無を言わさず死亡。
@基本は原作と同様
@分からない点等があれば、感想議論スレにて先生に聞く。
という以上の8点を守って下さったらあとは楽しく殺しあいましょ〜
8開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/15 16:51 ID:???

 @ 会場 @
第二回バトルロワイヤル会場
  A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z 
01□□□□□□□□□彡彡彡□□■■■■■■□□□□□□
02□□■□■□□□□□彡彡彡□□■■■■■■■■□□□
03□■■■■■□□□□□彡彡彡□■■■■■■■■■□□
04■■■■■■★★━━━===┓□■■■■■■■■■□
05□■■■■■■★□□□彡彡彡┃□■■■■■□□□□□    □、平地
06□■■■■■■■□□□彡彡彡┃□■■■■□□□□□□    ■、森
07□□■■■■■■■□□彡彡彡┃□□□■■■■■■■■    彡、川
08□■■■■■□□□□彡彡彡彡┃□□□■■□□□□□□    ∴、砂地
09□□■■■■■□□彡彡彡彡彡┃□□□□□□□□□□□    ▼、市街地
10□□□□□□□□□彡彡彡彡彡▼□□□□□□┏━━━━    =、橋
11□□□□□□□□□彡彡彡彡彡▼▼□□□□┏┛□∴∴∴    △、山
12━━━┳━━━━┓彡彡彡彡彡▼▼□□□┏┛□∴∴∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□□□┃∴∴∴∴┗▼===▼▼▼━━━┫□∴∴∴∴∴    ★、基地
14∴∴∴┃∴∴∴∴□▼彡彡彡彡▼□□□□┃□∴∴∴∴∴    ━、高速道路
15∴∴∴★∴∴∴□□□彡彡彡□□∴∴∴∴┃∴∴∴∴∴∴
16∴∴★★★∴∴∴□□□彡彡彡□□∴∴∴┣━★★★∴∴
17□∴∴★┓∴∴∴□□□彡彡彡□□∴∴┏┛△△★★∴∴
18□∴∴∴┗┓□□□□彡彡彡□∴∴∴┏┛∴△△△∴∴∴
19□□∴∴□┗┓□□彡彡彡□┏━━━┛∴△△△△△∴∴
20□□□∴∴□┗━▼===▼┛△△△△△△△△△△△∴
21□□□□∴∴∴∴□彡彡彡△△△△●●△△△△△△△△
22△□□□∴∴∴∴□□彡彡彡△△△△△△△△△△△△△
23△△□□□□□□□□□彡彡彡△△△△△△△△△△△△
24△△△□□□□□□□□彡彡彡△△△△△△△△△△△△
9開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/15 16:53 ID:???

 @ 各地形の特徴(1) @

□平地:特にこれといった物のない平地。
    会場の中で一番の面積を誇る。
    陸戦仕様のみここでボーナスがつきます。

彡水中:陸上から見つかりにくい。
    減衰率、抵抗が非常に大きいため、実弾兵器やビーム兵器は大きく威力をそがれる。
    そのため魚雷が有効だが、魚雷が無く、通常兵器だけなら零距離射撃をぶちかませ。
    水陸両用型でないと機動性・運動性は大きくそがれる。
    水密性の低い機体では進入さえ困難だろう。
    尚、水陸両用機は戦闘時ボーナスがつきます。
    砂漠戦仕様、陸戦仕様はペナルティがつきます。

∴砂地:遮蔽物が少なく、敵を発見しやすい。
    足場が悪く、歩行型の機体は機動力・運動性そがれる。
    砂漠戦装備を施されていない場合、微細な砂の影響で、
    精密機器に故障を生じる恐れあり。
    砂漠戦仕様にボーナスが、
    水陸両用機にペナルティがつきます。

■森林:その枝葉は巨大なMSの姿さえも隠してくれる。
    太い木には行動を妨げられることも。視界が利かず、罠が使えるかも。
    ある程度まで、木が敵弾を防いでくれる望みもあるが、過信はできない。
    木の実や獣など、山の幸が手に入ればキャンプ気分も味わえる?
    火の始末には気をつけよう。タバコ一本、山火事ボウボウ。
    全ての攻撃判定にペナルティがつきます。
    (防御側にはペナルティ無し)
10開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/15 16:53 ID:???

 @ 各地系の特徴(2) @
△山地:一見丈夫な岩でも、崩れることがありうる。地上の移動は難しい。
    歩行式ならともかく、ホバー型の機体での進入は不可能か?
    地面の起伏を利用して隠れて狙撃するなど、待ち伏せ向き?
    陸戦仕様にボーナスが、
    水陸両用機にぺナルティがつきます。

●洞窟:隠れるのには最適か?しかし、小型のMSを除けば進入はできないだろう。
    内部は光が入り込まず、たとえ宇宙でも使えるものでも、光学系のセンサーは利かない。
    入り組んだ奥の方は、時に酸素が薄い場合もあるのでご用心。
    敵が地下に立てこもった時は、古今、いぶし出すのに限るでしょう。

=橋 :岸と岸をつなぐ橋、
    陸上機でも川を渡れる。
    ただ、その下では水陸両用機が獲物を狙っているかも

━道路:果てしなく続く道路。
    飛んでいる機体以外は1ポイントで2マス移動できる。
    その上、非常に見通しがいい。

▼市街:MSを超える高さのビルが立ち並ぶ。
    ビルで姿を隠すこともできるうえに、
    さまざまな日用雑貨を得ることができるのがここの長所だろう。

★基地:軍事施設が建ち並ぶ。
    MSを隠すほどの建物は市街に比べれば少ないが、
    強力な武器が多数保管されているので、利用頻度は非常に高いだろう。
11開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/15 16:53 ID:???

 @ 最後に参加者様へ @

バトロワ参加者心得

一つ、場の空気をよく読む。
一つ、戦闘時、無理やり人を自分の土俵に引き込まない。
一つ、極力、相手がなにをしたいかを考える。
一つ、自分勝手な行動をしない。
一つ、決して放棄しない。
一つ、観客もいることも頭に入れておく。
一つ、誤字、脱字、変換ミスには気をつける。
一つ、ID待ちはしない。
一つ、避難スレで叩かれたら、怒らず、自分を見直す。
一つ、全てにおいて節度を守る。
一つ、自分は職人だと自覚する。
一つ、『生きる』為の戦いではなく、『魅せる』為の戦いをする。
一つ、死んでも泣かない。
一つ、先生のギャグには大爆笑する。







 @ おまけ @
ゲーム「2ちゃんねる板対抗バトルロワイヤル」
http://www005.upp.so-net.ne.jp/br-2ch/
暇つぶしにどうぞ。
12エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/15 22:15 ID:???
「なるほどな〜。アプサラスV・・・。MAだったのか。とんでもない機体だなぁ・・・。」
エリアードは相手の返答が帰ってくるまでの間、この機体について調べていた。
「武装は中央部大口径メガ粒子砲・・・一つだけか。
 ミノフスキー・クラフトを2基搭載し、MS-09RII型のジェネレーターを3基搭載・・・マジかよ・・・。」
いろいろな意味でこの機体に驚愕する。その時、ティーチャーからの放送が入った。

『皆さんおはようございます。朝の放送の時間になりました。
 皆さんよく眠れましたか?
 今日も転校生が一人来ています。
 わかっていると思いますが、
 阻害しないで平等に戦いましょう。
 次は脱落者の発表をします。
 出席番号三番 金田一京助さん。
 出席番号八番 コード=アクセルズさん。
 出席番号一二番 ラビシュ=スケアクロウさん。
 出席番号一八番 ジェクト=プリズムさん。
 以上四名です。
 ・・・
 それでは今日もがんばってください。』

(・・・死者が4人か・・・。京介の後3人も死んでたんだな・・・。
 にしてもまた参加者が・・・いったいいつになったら終わるんだろうなぁ・・・。)

【行動:状況確認(−0)】
【残り行動値:3】
【位置:S−07】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:反応待ち 町へ。】
【同盟状況:なし】
新スレ乙ー

脚部シャフト取り付け−1
問題なしかチェック−1
大腿部装甲損傷度チェック−1
ジャンクパーツあさり−1

バタラ、歩行可能、変形機能無確認。

修理中に定時放送が入る。
「4人も・・・、爆破地点は外れか、なら修理を続けるだけだな・・・。
えーと、大腿部に合う部品はと・・・。」
脱落者の多さには多少驚いたものの、余り気にせずに修理の続きに戻った。

【修理−4 残り行動値0】
【位置:D−17】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:アルムのバタラを修理】
【同盟状況:アルムと同盟】
……意識が飛んでいたのは、ほんの数秒程度だろうか。
貧血の頭を振りながら、リーアはコクピットの座席で目を開く。

「どうしよう、どうしようどうしようどうしよう…………」
ブツブツ呟きながら考える。
(今から病院に取りに行く?ダメダメ全速力で行っても時間ギリギリにつくかどうかそれに行っても大型の検査機器は持ち運べるものじゃないから、
ああ精度悪くてもいいから小型の超音波診断装置もってくるべきだったなぁどうしようどうしよう今からできることってあるの?もうだめなの?)

「リーア、ノウハレベル、イジョウ! ノウハレベル、イジョウ!」
「モチツケ〜♪」
ハロGとハロPが口々に言葉をかける。
絶望に塗り潰されかけたリーアの心が、少しだけ落ち着きを取り戻す。

「……ありがと、二人とも。大丈夫、大丈夫だから……」
(私が冷静にならなきゃ……きっと、他にも方法はあるはず……!
 要は、非破壊的に物の内部を探れる機材があればいいんだから……病院以外でも!)
クラクラする頭を押さえながら、リーアはゾックの操縦桿を握り締めた。

基地の入り口に帰ってくる。ネロはまだ来ていないようだ。
雲間から差す朝日に照らされて、リグシャッコーとドライセンの姿が見える。
ゾックはリグシャッコーの腕に触れると、接触回線で声をかけた。
『とりあえず、MSドッグの位置はわかりました。ゾックの修理も終了です。
 で……次は誰のMSを直します? 見張りは戦力になる機体を置きたいですから……
 よかったら、ちょっとだけシャッコーとゾックを交換しませんか?
 そしたら、私がリグシャッコーとメガライダーを直してきますよ?』

未だ血の気の戻らない顔で、リーアは無理やり笑顔を浮かべた。

【行動:気絶から復活(0p)、少しだけ移動(−1p)、接触回線でエィケズと会話(0p)】
【位置:H04】【残り行動値:3p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、みんなの機体を修復する】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
機体に接近してる途中で通信が入った。
「皆さんおはようございます。朝の放送の時間になりました。
 皆さんよく眠れましたか?
今日も転校生が一人来ています。
 わかっていると思いますが、
 阻害しないで平等に戦いましょう。
 次は脱落者の発表をします。
 出席番号三番 金田一京助さん。
 出席番号八番 コード=アクセルズさん。
 出席番号一二番 ラビシュ=スケアクロウさん。
 出席番号一八番 ジェクト=プリズムさん。
 以上四名です。
 皆さんがんばっているようですね。
 先生はとてもうれしいです。
 では禁止区域の発表です。
 『B−19』 『E−07』 『H−03』 『K−24』 『M−02』
 『O−14』 『R−11』 『T−17』 『X−05』 『Z−22』
 以上です。間違ってもこれらの区域には入らないようにしましょう。
 最後に天気予報です。
 昼ごろには太陽が顔を出しそうです。
 それでは今日もがんばってください。」
「そ…んな…四人も……」
しばらくの間、呆然となる。
「なんでっ!!みんな……殺し合いなんか!!」
黙祷をささげる――
そして機体を確認してさらに接近する。
(殺し合いなんか……したくない……)

【行動:なし】【残り行動値:(4)】
【位置:T−14】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ザクマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:人との接触】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
「前方に機体反応……機体照合…ガンダムピクシー…」
十分に距離をとって通信を入れる。
『えっと…俺、俺はグレン=フォートレスです、俺には戦う気はありません。
 俺はここから脱出しようと思いますが協力してくれませんか?』
(少し詰まったけど……大丈夫かな)
するとガンダムピクシーは両手を上げて歩いてきた。
(え?……どうゆう事?通信機が壊れてるのかな…?……とりあえず戦う意思はなさそうだ…よかった……)
そう思って安堵した時、突然ガンダムピクシーが両腰のビーム・ダガーを手にとって接近してきた。
「なっ――!!」
慌ててザクマシンガンを撃つが当たらず、さらに接近してくる。
「早いッ!!」
頭に死がよぎる――
目の前で爆発したビギナ・ギナを思い出す。
死ぬ――
嫌だ、死にたくない……死にたくないッ!!
「うわああぁああああああ!!!」
目の前でビーム・ダガーが振られる寸前――
21連装ミサイルランチャーを一斉に撃ちこんだ。

【行動:通信(-1)、攻撃(-2)】【残り行動値:(1)】
【位置:T−14】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ザクマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:人との接触】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
一瞬の出来事だった。
ガンダムピクシーは21連装ミサイルランチャーを撃ちこまれながらもビーム・ダガーを振り下ろしてきた。
それは慌てて掲げたザクマシンガンに刺さり、目の前でガンダムピクシーが爆発した。
機体が爆風で揺れた。
「くっ!!」
機体のバランスを慌ててとって目を開けた。
「な…何で俺は…!!俺は!! わぁぁああぁぁぁああ!!!!」
目を開けて見た光景――
廃機となったガンダムピクシーと
ザクマシンガンに刺さっているビーム・ダガーを持っている右手。

そう――
俺は人を殺してしまった。

【九番 神楽=千鶴:死亡】

【行動:なし】【残り行動値:(4)】
【位置:T−14】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ザクマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:人との接触】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
接触をしに前方を歩行するグレンを眺めていると、例の放送が入る。

(四人か……私が倒した一人を除けば三人、
 それなりにやる気のある参加者が増えたということか?)
新たな参加者も入ったようなのでリストを眺めてみた
しかし、それ以外にも更新されている場所がある。
(旧ガンダム……まさか。そういえば途中大きな反応があったが……
 あのコアファイターとやらのパイロットが乗っ取ったということか。
 なかなか大胆なことをやらかすものもいるものだな……)
そんなことを考えているうちにどうやら接触は完了したようだ。
敵意は無いかのごとく両手を挙げZZのほうへ歩いてくる。
(ほう……どうやら上手くやった。……ということか?)

しかし、相手のガンダムピクシーはいきなり態度を変えZZに襲い掛かる。
(ほう………奇襲ということかっ!?)
向こうにとってはZZはかなり脅威的なものとして感じ取ったのだろう
装備からして向こうは射撃系武器を持っていないと予測される。
周りに遮蔽物等もなく真っ向勝負を挑むのには
いささか不利すぎ、また逃げるのも一苦労だろう。
ならば、戦うとするのであれば最善の手段は奇襲という答えを出したのだろう。
無論、このことを全く予想しなかった訳ではない
しかしここからでは援護するにもZZがいる以上射撃は出来ず距離もあるため近距離での援護も出来ない。
咄嗟にクラフトで相手の側面へまわりこもうとしたが、
既に勝負はついていた。
間一髪で発射されたZZのミサイルランチャーを浴び爆発するガンダムピクシー
(とうとう、彼もやってしまった……ということか、
 ………まあ、私がやらせてしまったようなものかもしれんが。
 どちらにしろ、あれは倒すべき相手には変りなかったがな)

ともかく、今出来ることはグレンが落ち着くまで少し待つことのようだ。

【行動】様子見-0【残4】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】東の基地へ向かう
【位置】T−14
【同盟】グレン=フォートレス
19コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/16 01:44 ID:???
フィールドを縦に二分する大河。
眼前に広がるソレをいざ渡ろうとしたそのとき、レーダーに新たな光点が出現した。
方角は北、場所は市街地の真っ只中。
ミノフスキー粒子によって詳細な索敵は阻まれているが、この反応から察するにMAでは無いようだ。
もう少し接近すれば、より確かな情報が得られるだろう。
どうするか?
数の上では互角。現時点での生存者の中で、空中戦を可能とする機体の搭乗者は非常に少数である。
警戒すべきはMSZ-010、EMS-06の2機。
だがいずれも、機動性の観点から見ればこちらよりは下だ。
ならば、採るべき選択肢は自ずと限られる。
機首を返し、北上を開始する。市街地に入ったところでようやく、敵機の情報を得ることに成功した。
機種はRGM-89――ジェガン――生存者リストの機体の中で最も警戒すべき相手の内の一機か。
しかし、眼下の機体は頭部が欠損している。この好機を見逃す理由は無い。

敵戦力評価、下方修正。
視認、及び各センサー類より武装を判別。リニアレールガンと確認。
天候・気温・地形・各種外的要因より彼我の戦力比を修正。完了。
戦術選択、完了。
武装選択:ビームライフル。
これより戦闘を開始する。

【行動:J-15→J-13・ビームライフル射撃×3:-4】【残り行動値:0】
【武装:ビームライフル(Eパック残量68,75%)、Eパック×2
    .対MS用バズーカ×10、2連装グレネードランチャー×2】
【所持品:変化なし】
【行動方針:敵機撃破】【同盟:なし】
「こちらは・・・えーと、連邦軍所属のエリアード・ジーンです。
 降伏って言うか・・・仲間になるんでしたら喜んで。
 で・・・今からO−10地点周辺の町に行こうと思ってるんですが、
 一緒にどうですか?」
(やった!これなら逃げられる。)
「あーあーあー、好意には感謝するが謹んで遠慮させて貰う。
友好の印として支給品を置いていくのであしからず。」
低空から無造作に梱包された取り外し式ドリルを投下後アッザムは
筋肉増強剤を打たれた鳩の如く逃げ出した。

【行動:移動、所持品放棄】
【残り行動値:0】
【位置:S−13】
【所持武器:無し】
【行動方針:頑張って逃げる】
【同盟状況:なし】
21ロロイ ◆ayCiq7plsA :03/06/16 12:42 ID:???
市街地を歩く緑の巨人。そのなかでグラスコは・・・寝ていた
「・・・zzz」

オートで歩くプログラム。いつ敵に襲われてもおかしくない状況
その中で寝るという行為に奔る無用心さ・・・いや襲われてもやられる自信がないからそうするのである
・・・がこのときばかりは違った


銃声が2発
一発は右側のビルに当り、もう一発はジェガンの上を通り越して左側のビルの命中する

「ッ!!」
センサーが警報を知らせない
頭部を破壊されているためレーダー、センサーの類が壊れていたのである。通信もマトモにできない

不覚
その二文字が頭に浮かぶ・・・がそんなことを考えている暇はない
戦場では一瞬の迷いが命取りになることをしっているからだ

「ここだ!!」
弾道から位置を予測。
場所は右側のビルの屋上、には誰もいない・・・が、
その奥。はるか上空になにかがいる

「・・・戦闘機?いや、でかい!!
MSサイズ!?・・・MSか?」
そう考えてもおかしくない
彼はすでに自力で空に飛ぶザクや、ビームのプロペラによって飛行をするガンダムを見ているからである

その機体はジェガンの上空を通り、機首を返す
・・・今度は道路に沿うようにしてコッチへ向かってくる!!

「・・・やれるものならやってみやがれ!!!!」

(続く)
22エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/06/16 18:14 ID:???
見張りをしていたエィケズは自分に接近する機体に気づいた。
が、攻撃はしない。
何故なら、それはゾックでエィケズの仲間であるリーアが乗っていたからだ。
リーアはリグ・シャッコーの腕に触り、通信をする。
『とりあえず、MSドッグの位置はわかりました。ゾックの修理も終了です。
 で……次は誰のMSを直します? 見張りは戦力になる機体を置きたいですから……
 よかったら、ちょっとだけシャッコーとゾックを交換しませんか?
 そしたら、私がリグシャッコーとメガライダーを直してきますよ?』
しばし悩んだ後、通信をする。
[了解した、交換しよう。
 それじゃあ、とりあえず降りるから……]
そういい、ハッチを開け、中の私物を持って出る。
「……上手く扱えるかな?」
クセのありそうな格好をしたゾックを見上げて、エィケズは呟いた。
【残り行動値 4】
【位置:H-04】
【行動:お肌の触れ合い通信(-0) 降りる(-0)】
【所持武器:なし】
【機体】ゾック?
【行動方針:コォネ探し、足を修理したい】
23ロロイ ◆ayCiq7plsA :03/06/16 20:33 ID:???
「・・・やれるものならやってみやがれ!!!!」

右手のレールガンを手離し、両手にサーベルを持つ
まだエネルギーは展開していない。
ガシャァァァァンン・・・
右の柄を逆手にし、ビルに突き刺す。
そしてペダルを踏みこむ。徐々に・・・徐々に強く

(・・・まだ。まだだ!!)
ディスプレイには『OVER BURST』の文字
アスファルトはスラスターの熱によって融解し始めている
すでに右腕は軋み始めていた

そして、ウェイブライダーの砲身がゆっくりとこちらに向く・・・。
彼にはそれがスローモーションのように見えた。

「そらッ!!」
右の柄を引き離す。と、同時に走る閃光。
ビームはつま先を焼くものの、勢いを止めるためにはそれでは物足りない

一気に爆発させた推進力。
あっという間にジェガンはウェイブライダーを正面で迎え撃つ形になった

「ヒャーハッハッハ!!!殺ったぜぇ〜!!」

(もう少し続く)
『了解した、交換しよう。
 それじゃあ、とりあえず降りるから……』

そう言って、エィケズは私物を持って降りてくる。
リーアはふと気付いて、隣に立つドライセンをゾックの腕で抱え上げ、
メガライダーの後の方に跨らせた。
ちょうど二人乗りのバイクのように、リグシャッコーとドライセンが乗ることになる。

「では、お願いします……このゾック、火力は一年戦争時代とは思えないくらい強力です。
 でも、水に浸かってないとすぐに熱が溜まるので、連射はそうそうできません。
 何かあったら、無理せずに逃げるなり、私を呼ぶなりして下さいね。
 じゃぁ、ちょっとだけリグシャッコー借ります!」

同じくゾックから私物(食料やサバイバル道具や毛布)を降ろすと、
とりあえず空間的に余裕のあるメガライダーのコクピットに放り込む。
キャットの寝顔を確認すると、外に回ってシャッコーのコクピットに乗り込む。
ゾック一体をその場に残し、二体のMSと一機のSFSはドッグに向けて発進した。

ドッグにつくと、二体のMSとクレーン類を使って、修理の準備に取り掛かる。
まずは各機体の損害チェック。

「メガライダーは、姿勢制御用のアポジモーターが壊れてるだけね……
 これなら、一般的な部品との交換で済むと思う……。
 問題は、ドライセンの左腕と、リグシャッコーの右足……。
 どっちも新しい別のMSの手足を付けるしかないわね」

鼻が麻痺したのか、もうドッグの死臭は気にならない。
使えるMSの手足を求めて、リーアはドッグの周囲を探し始めた。

首輪破壊方法の喪失、それに伴う激しい不安。
それらから目をそむけるために、少女は無意識のうちに修理だけに専念していた。

【行動:接触回線でエィケズと会話(0p)、MS2体とメガライダーで移動(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:3p】
【機体:リグシャッコー(右足喪失)、メガライダー】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、みんなの機体を修復する】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
25エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/16 21:22 ID:???
『あーあーあー、』
「おっと・・・。」
アッザムから通信が入る。
『好意には感謝するが謹んで遠慮させて貰う。
 友好の印として支給品を置いていくのであしからず。』
「え・・・?ちょっ!ちょっと待った!
 ・・・あー・・・行っちゃったよ・・・。」
ものすごいスピードでアッザムは移動していく。
(よくあんな機体であんな動きをするなぁ。)

ふと、目の前に置かれたコンテナを見つける。
「これが支給品?中身は後で確認するか。腹が減って集中できない・・・。」
そう言うとエリアードは町へ機体を動かした。

【行動:O−11まで移動(−4)】
【残り行動値:0】
【位置:O−11】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀
      コンテナ:不明】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:食料、服、衣料品調達】
【同盟状況:なし】
26ロロイ ◆ayCiq7plsA :03/06/16 21:46 ID:???
「ヒャーハッハッハ!!!殺ったぜぇ〜!!」

そうは言ったものの、思った以上に疾い!!
「・・・・ッッ!!」

運良くコクピットの直撃は免れた
・・・が、ウェイブライダーは右の脇腹辺りに突き刺さるかのようにぶつかっていた

九死に一生。

すぐさま振り落とされないように、右腕でしっかりと機体を支える
と同時に、相手にお肌のふれあい会話を行う

「残念だったな。この勝負、俺の勝ちだ!!!」


【行動】機体視認(-1)、オーバーブースト(-1)、コォネと接触(-1)、サーベル装備(-1)
【残り行動値】0
【位置】J-13
【武装】固定武装:ビームサーベル×2 腰部3連グレネードランチャー(残4)
    手持武装:ビームサーベル×2 予備武装:リニアレールガン(残弾頭3)
【損傷】頭部(あぼ〜ん状態)
【所持品】ディパック コッペパン 水2g入り×2(残り3g) 参加者達の顔写真
【行動方針】戦闘中
【同盟】無し
27カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/06/16 22:09 ID:???
森の中を歩き続けるうちに辺りが明るくなってきた。
移動し続け、気が付くと、また森のはずれまで来ていた。
森の中に隠れたままで、周囲をうかがってみる。
「よかった…だれもいないみたい。逃げ切った…のかな。」
と、「放送」が記録されていたことに気が付いた。
『次は脱落者の発表をします。
 出席番号三番 金田一京助さん。
 出席番号八番 コード=アクセルズさん。
 出席番号一二番 ラビシュ=スケアクロウさん。
 出席番号一八番 ジェクト=プリズムさん。 』
また四人も…ん?コード=アクセルズさん?
「た、たしか…やっぱり!」
名簿で確認し直して見ると、前に森の外でビーム砲を撃ってきた人だ。
あの人が死んだ…。
名簿をよく見ると、どうやら乗っていたMSを乗っ取られたみたいだ。
乗っ取ったのはエリアード=ジーンさん…つまり、この人が殺した…。
そして、たぶんこの近くにいる!?
そうだ、さっき逃げ出す前にレーダーに映った大きな飛行物体、そうだ!
あわてて周囲を警戒しなおす。

「まずいなぁ、これは。街に行くどころか、森から出ることもできないよう。」
しかたなくむしゃむしゃとコッペパンをかじる。
…あと少ししかない。もっとよく噛むことにする。

【行動】移動(R06→Q06)(−1)、食事(−1)、警戒(−1)
【残り】1
【位置】Q−06
【武装】120mmマシンガン、ビームサーベル×2、頭部バルカン、胸部バルカン、ミサイル
【行動方針】当面待機。交戦回避。
「殺した……俺が人を殺した?
ハ…ハハハ…ハハハハハハハ!!!俺が殺した?ハハハッ!!
俺が俺がコロシタコロシタ…コロシタ……ハハハ――ハハッッ!!!
何で?!何で何で何でナンデ?!!ハハッ!ハハハッ!!ハハハ!!」
狂ったのか?
――いや、声は笑っていたが涙を流していた。
「ハハッ!死んじゃったよ!!ミサイルなんかで簡単に!!ハハハ………
何で………何でだよぉ!!!何で殺し合いなんか!?何で俺はここにいる!?
わあああぁぁぁああああぁぁぁあっぁああ!!!!!」
両手で激しく膝を叩く―――何度も何度も叩く。

【行動:なし】【残り行動値:(4)】
【位置:T−14】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ザクマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:人との接触】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
大腿部装甲修復作業−1
前面部装甲損傷度チェック−1
パーツ探し−1
前面部装甲修復作業−1

バタラの損傷度、小破→軽微へ

トルヴァ「ふーっ・・・、おおまかな傷は完了っと!!
      作業が終わるまであと2〜3時間ってところだな。
      ここまで直せば、ある程度の衝撃にも耐えられるか?
      それにしても疲れてきたな、腹も減ったしな・・・、なんか食うか・・・。」
トルヴァはすきっ腹を抑えながら、近くにある休憩室に入っていった・・・。

【修理−4 残り行動値0】
【位置:D−17】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:アルムのバタラを修理】
【同盟状況:アルムと同盟】
あいかわらずグレンからは反応がない
正直こんな時にかけてやる言葉など見つからない。
いや、変に言葉をかけるべきではないのかもしれない
しかし、このまま黙っていても仕方がない。

ともかく、グレンへと通信を入れようとするが
コクピットの中で泣き叫んでいるのか、
あるいは狂ってしまったのかは知らないが
なにやら叫び声が聞こえてきた。
だが、こちらも喋らずにはいられなかった。
「少しは落ち着け。……言っただろう『冷静さ』を保てと
 ……確かに既に何度も手を血に汚した私のように
 平然としていられるのは無理な話かもしれない。
 だが、わかっただろうあれは倒すべき相手だったということが。」

詭弁だな、と自ら思いつつも言葉を続けた。

「死を目の前にてこんな事を語る私を君は非情な奴として見るかもしれない。
 しかし、このままジッとしていてもどうなるというものではない
 問題はそれを踏まえて次にどう動くか……それを考えるべきではないのか?」
いつものと変らぬ口調で……しかし、しっかりと言葉を伝えた。

【行動】通信-1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】東の基地へ向かう
【位置】T−14
【同盟】グレン=フォートレス
31アルム ◆zFt4KYQnAU :03/06/16 23:31 ID:???
アルム「NO!NO!NOぉぉぉぉぉぉ!」
ハロ「アルム!イイカゲンオチツケ!」
私は、一時間程度たった今でも、兵隊さんがバタラを修理しているのを横目にぴょこぴょこ飛び跳ねていました。
ようやく完全に痛みが引いて、私は飛び跳ねるのをやめると、膝が崩れ、そのまま前方に倒れていきました。
アルム「あ、あぶなむぎゅ。」ごきっ
ハロ「・・・アルムダイジョウブカ?・・・ワー!ハナヂタラスナー!」
ハロを脇に抱えていたのを忘れて、手を前に出してバランスを取ろうとしたところ、拍子でハロを掴んでしまって、
さらに、腕の力が若干入らなかったせいで、結果的にハロを地面に撃ちつけた後自分の頭もハロに打ち付けるという
しょうもない事態が展開されてしまいました。
私は、鼻の周辺に生暖かい液体が流れてくるのを感じながら、そのまま意識が薄れて・・・

【被害 修理中 】
【ぴょんp(略 消費無し 気絶 消費無し 】【残り行動値:4】
【位置:D-17】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1 クレイバズーカ×1(残弾数不明】
【行動方針】 ・・・(気絶中
【同盟】トルヴァと同盟
……予想通りというかなんと言うか、近くにジャンクパーツ置き場があった。
歩けない機体よりは、片腕でも歩ける機体の方がいい。
リーアはキャットのドライセンに勝手に乗り込むと、ジャンクの山をひっくり返し始めた。

使えそうなパーツをみつくろってドッグに引き返す。
抱えて持ってきた数本のMSの手足を、一本一本検証する。

「左手で使えるのは……このドム系の腕か。ドライセンと系列は近いし、上手くいきそうね。
 問題は、リグシャッコーの右足……このMS、小さいのよね……」

18m〜20m級のMSしか知らないリーアにとって、リグシャッコーは未知のMSだ。
その小型化を支えた様々な技術の革新を、彼女は知らない。
そして……ジャンクパーツの山の中にも、この小型MSに合う足は見つからなかった。

「仕方ない……加工しやすいGM系の脚で、なんとか歩けるようにはしておくか……。
 長さを詰めるわけだから、色々不安はあるけど……あのプロペラで空飛べるから、問題ないよね」

とりあえず方針を決定すると、リーアは作業に取り掛かった。
まずは簡単なドライセンの左腕の交換から。肩口から壊れた腕を外し、ドムの腕と交換する。

【行動:探索(ジャンク探し)(−1p)、使えるパーツを探す(−1p)、
    ドライセンの壊れた左腕をドムのそれと交換(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:0p】
【機体:リグシャッコー(右足喪失)、メガライダー】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、みんなの機体を修復する】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
「何で…!!何で俺は…!!」
叫んでいた所に声をかけられた。
いつのまにか通信が入ってたらしい。
「少しは落ち着け。……言っただろう『冷静さ』を保てと
 ……確かに既に何度も手を血に汚した私のように
 平然としていられるのは無理な話かもしれない。
 だが、わかっただろうあれは倒すべき相手だったということが。」
『倒すべき相手?わからない……わからない…!
 ……襲ってきたら倒すべき相手なんですか…自己防衛なら殺してもいいって事ですか!!』
叫ぶ――
そこで肯定しちゃいけないような気がした。
「死を目の前にてこんな事を語る私を君は非情な奴として見るかもしれない。
 しかし、このままジッとしていてもどうなるというものではない
 問題はそれを踏まえて次にどう動くか……それを考えるべきではないのか?」
『ちょっとまってください………』
手を振り上げてできる限り思いっきり頬をひっぱたいた。
パンッ!!と乾いた音がした。
そして黙祷をする――
名前もしらない
性別も性格も知らない
ただ、ただ俺が奪った命に―――
『――行きますか』
通信を入れて移動をはじめようとしてふと気がつく。
持っていたザクマシンガンに刺さったビーム・ダガーを引き抜く。
「――忘れない――-絶対に!!」
ザクマシンガンをその場に捨ててビーム・ダガーを収めて移動を始めた。

【行動:通信(-1),移動(-2)】【残り行動値:(1)】
【位置:T−14→T−15→T−16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:基地に向かう】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
34コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/17 01:27 ID:???
>>26
『残念だったな。この勝負、俺の勝ちだ!!!』
接触回線を介して、伝わってきたのは男の声。
内に秘めた狂気を隠そうともしない、私と同じ側の人間の、声。

「想定済みだ」

返事を送る。負け惜しみなどではない。
ご丁寧にしっかりと掴まってくれている。それでいい。
そう簡単に振り落としてなるものか。
スロットルを全開。コンクリートジャングルを脱出し、なおもウェイブライダーは高度を上げ続ける。
更に旋廻、ロール、ヨー、下降、上昇。ビームサーベルを突き立てる暇さえ与えず、曲乗りを繰り返す。
空気の壁を主翼が切り裂き、大気の奔流が装甲を激しく苛む。
そのたびにコックピットは大きく揺さぶられ、間断なく襲ってくるGに骨格が軋み、三半規管が悲鳴を上げた。
強化措置を施された私でさえこうなのだ。
今や必死になって振り落とされまいとしている、RGM-89のパイロットはどのような目に遭っているだろうか?

「……」

機は熟した。
高度計が4桁の大台に差し掛かろうとしたのを見計らい、私は次の行動に移った。

【続く】
35コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/17 01:48 ID:???
>>34
市街地のビル群は、今やミニチュアの如く小さくなっている。
そろそろ限界だろうか。
余計なモノをくっ付けているため、空力特性が低下している。
このまま飛行を続ければ、推進剤を著しく浪費してしまうだろう。
各種計器類の数値も、機体の状況がレッドゾーンの手前にまで達していることを知らせている。
故に、ここで決めよう――

「くぅ……っ!」

――最大級のGを全身に受けつつ、私は前方に弧を描いて落下して行くRGM-89の姿を見送る。

最高速度に達した時点で、マニュアル操作により上半身をワンテンポ遅らせた上で変形。
脚部のスラスターの推力、並びに進行方向に対して急激に増加した表面積。
これらが生み出したブレーキ効果は、この機体の速度を一気にゼロまで漸近させた。
一方のRGM-89は慣性の法則に忠実に従い、しがみつこうとするマニピュレーターも空しく宙へと投げ出された。
その結果が、これだ。

再度、変形。今度はオートでのトランスフォームだ。
そうしてから落ちゆく敵機に機首を向け、ビームライフルを発射した。

【行動:特殊機動・変形×2・ビームライフル射撃:-4】【残り行動値:0】
【武装:変更;ビームライフル(Eパック残量62,5%に減少)】【所持品:変化なし】
【行動方針:敵機撃破】【同盟:なし】
ドムの腕の取り付けを終了し、リーアは一旦ドライセンから離れる。
腕の細かい動作の調整や、他の部位の細かい損傷の確認など、やることは多いが……
とりあえず、自分達の手持ちのMSを「動ける状態」にするのが先だろう。
メガライダーは細かい動きが困難なだけで、現状でもなんとか動ける。
リーアは一番の難問……片足を途中から失ったリグシャッコーの修理に取り掛かった。

まずはキツネ目のMSのコクピットに潜り込み、機体データを呼び出す。

「……なんなの、この技術!? こんなに小型化できるなんて!?
 一体どこのメーカー? 所属が……ザン……スカール……? 知らないわね……。
 ともかく、脚の配線とかがこうで、フレームがこうで、と……」

データを呼び出し、コピーを取り、それを元にMSドッグの片隅の端末で設計図を書く。
ジャンクの山を遊び場に育ち、長年ホビーMSの製作をしてきたリーアにとって、
このように「複数の異なるMSのパーツをツギハギしてキメラ的MSを作る」のは、結構手馴れた作業だ。

「……これで良し。見栄えは悪いし、前よりも確実に足回りは悪くなるけど……
 それでもオートバランサーのサポートで自由に歩き回れる、はず……」

リグシャッコーの右足の切り口より上、太ももの当たりで切断。
そこに、GMの足を移植。長さの合わない分は、GMの脛を途中で二箇所切り、間を詰めて補正。
外見的には無様だが、両足の長さも膝の位置も同じになり、機能的にも問題はない……はずだ。

「じゃ、始めますか!」

少女はさっそく、自分の立てたプランに沿ってリグシャッコーの『大手術』を開始した。

【行動:リグシャッコーの機体データ解析(−1p)、大修理のための設計図作成(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:2p】
【機体:リグシャッコー(右足喪失)、メガライダー】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、みんなの機体を修復する】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
目が覚める。一番最初に目に入ったのは天井だった。
そして体を起こし周りを見渡す。見たことのない空間。
体を動かし、出口を探す。そして見つけて外にでる。
外に出てからそれがメガライダーの中だったと分かった。

【行動】目覚め-1
【残り】3
【行動方針】???
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート
38エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/06/17 13:36 ID:???
リーアがシャッコーらMSを修理しに向かって、少しばかり。
エィケズはゾックの中にいた。
エィケズにとってジオン製のMSに乗る事には抵抗無かったが、なれるまでしばらく時間がかかった。
「やっぱり違うなぁ、GMとは……」
一通り操作を行った後、シートを倒してしばしもの思いにふける。
「リーアは脱出が出来る、みたいな事を言っていた。
 ということはその手段をもう発見しているんだな……
 一体どんな手段なのか……検討つくか?ケル?」
「ゲゴォ」
「ケラは?」
「ケラッ!」
「ケロはどう?」
「ケロォ」
「だよなぁ……」
シートを直し、起き上がる。
「俺もわからん、とにかく、今俺に出来る事はリーアやキャットを守る事だ。」
【残り行動値 4】
【位置:H-04】
【行動:考え事(-0)】
【機体】ゾック
【行動方針:コォネ探し、リーアとキャットを守る】
改造設計図に合わせてGMの足を短くする作業が終わる頃。
ふと背後に気配を感じたリーアは、溶接用のマスクを外して振り返った。

……ドッグの隅に置かれたメガライダーから出てくる、キャットの姿。

「キャットさーん! 起きたんですねー!」

大声をあげて手を振る。MSが楽に数体入る巨大な空間に、声が響く。

【修理・被害状況確認:
  ゾック:ほぼ100%の状態。
  ドライセン:壊れた左腕をドムの物に交換済。微調整・推進剤補給などはまだ。
  リグシャッコー:壊れた右足をGMのものに交換中。推進剤・武器のエネルギー補給はまだ。
  メガライダー:姿勢制御用アポジモーターの一部破損 】

【行動:移植用のGMの足の加工(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:1p】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、みんなの機体を修復する】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
コーヒーカップを手に持ちながら、外にいるアルムを見やる。
今だ足を抑えながら跳ねていた。
(そんなに痛けりゃ、冷やすなりなんなりすればいいのにな・・・。)
そんなことを考えながら、机の上にあるせんべい≠ニ言うものを口に含んだ。
「ばりぼりばり・・・・・。なんだこりゃ、コーヒーにあわねえ・・・マズー」
口の中にあるものを一気にコーヒーで流し込んだ。
「さあて、作業再開といきますか・・・。ん?アルム、どうした!!」
ふと見ると、アルムがピクリともせずに倒れていた。
急いで駆け寄る、何があったのかは知らないが、ハロまで機能停止しているようだ。
「鼻血が・・・。」
アルムとハロを抱き起こし、先ほどの休憩室のソファーに寝かせた。
「ふーっ!重かった・・・。」
ため息をつき、水で濡らしたタオルを頭へのせ、MSの修復作業へ戻っていった。

背面装甲損傷度チェック−1
背面装甲修復−1
細かな傷を硬化パテで埋め合わせ−1

バタラ、修理完了。

【アルムとハロの介抱−1 修理−3 残り行動値0】
【位置:D−17】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:アルムのバタラを修理】
【同盟状況:アルムと同盟】
41ロロイ ◆ayCiq7plsA :03/06/17 20:50 ID:???
『想定済みだ』

返ってきたのは女の声
過去に聞いたことのある声
その声には一種の既視感を憶える

思い当たるのは・・・・・・刑務所!!

「そうか、貴様!?あいつ等の・・・!!」

その瞬間、機体は激しく揺さぶられる
上下左右前後
あらゆる方向からの強烈なG
中のパイロットはコクピット内でシェイクされるだけである

【続く】
『――行きますか』
今はまだ全てを受け入れることは出来ないのだろう、
しかし少なくとも、ここにいても仕方がないということは理解できているようだ。
ならば今は言うべきとことは何も無い
「……そうだな」
再び基地へと歩を進めるのみであった。

【行動】移動-3【残1】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】東の基地へ向かう
【位置】T−14→T−16(道路移動ボーナス)→V−16
【同盟】グレン=フォートレス
43ロロイ ◆ayCiq7plsA :03/06/17 21:19 ID:???
骨が、脳が、内臓が。
体中の器官と言う器官が悲鳴を上げる

既に胃は限界に達しており、
コクピット内のあちこちに、血と吐瀉物(としゃぶつ)が見受けられる

(・・・ふざけるなよ。俺は鷹だぞ!!
空の王者、猛禽類の長だぞ!!その俺がこんなことで・・・)

頭ではそう言っても体は正直である


そして・・・・・・急減速。



・・・・・宙に浮いた緑の巨人は、すでに事切れていた相棒の鷹と共に閃光に包まれた

【二十一番ロロイ=グラスコ 死亡】
【死因:後頭部強打による脳挫傷】
「キャットさーん! 起きたんですねー!」
突然聞きなれた声が聞こえた。
周りを見渡すとなにか作業をしていたらしい
リーアが手を大きく振っている。
とりあえず近付いていって聞いてみる
「リーア。おはよう。
で、何をしてるの?」

【行動】近付く-1
【残り】2
【行動方針】???
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート
45エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/17 21:53 ID:???
「とうちゃ〜く。・・・と。」
町に着いた。これからやるべき事は沢山ある。
手の怪我の治療、医療品・食料・服の調達など。
あと、今の機体はコックピットに余裕があるので、いろいろな日用雑貨も調達可能だ。
「まずは薬局〜・・・あった。・・・前より大きな町だなぁ。」
まずは手の治療をすべく薬局に入る。そして手の治療をし、頭の包帯を変え、医療品を調達するとデパートへ移動した。
「デパート・・・どこだ?後ろ?通り過ぎてたのか・・・はぁ。」

【行動:探索(−1) O−10へ移動(−1)
【残り行動値:2】
【位置:O−10】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀
      コンテナ:不明】
【所持品:医療品セット】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:食料、服調達】
【同盟状況:なし】
少女の呼びかけに、キャットはメガライダーを降りてきた。

「リーア。おはよう。……で、何をしてるの?」
「機体の修理です。私と、キャットさんと、エィケズさんの……」

作業の手を休めることなく、少女は答える。
微かに死臭漂うドッグの中、手だけが猛スピードで動いていく。

「今、エィケズさんには、私のゾックに乗ってもらって、見張りをお願いしてます。
 リグシャッコーを直してる間、使える戦力はアレだけですからね。
 とりあえずドライセンにはドムの腕を付けておきましたけど、微調整とか推進剤補給はまだです。
 キャットさんが寝ていたメガライダーも、アポジモーターの修理が必要ですね……」

そこまで言って、ようやく顔を上げる。

「キャットさん、よかったら手伝ってもらえますか?
 その……手を動かしてた方が、気も紛れますし。
 あのことは……ジムスナイパーのことは、私たち3人に等しく責任があります。
 でも、だからこそ……私たちは生きてココを脱出しなきゃいけない。そう思うんです」

(けれども……どうしよう? 病院は侵入禁止、それに代わる方法はまだ思いつかない……
 参加者も確実に数を減らしているし……あまり悩んでいる時間もない……!!)

リーアは内心の悩みを押し隠すように、溶接作業用のマスクを被りなおした。
キャットの答えを待たず、リグシャッコーの足を切断してGMの足を繋げる作業に入る。

【行動:会話(0p)、リグ・シャッコーに加工済みのGMの足を繋げる(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:0p】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、みんなの機体を修復する】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
47エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/17 22:39 ID:???
「缶詰ー。缶詰ー・・・。」
エリアードはデパートで食料を探していた。だが、ほとんどの物が賞味期限切れで食べれなくなってきている。
「ティーチャーも不親切だな・・・。食料ぐらい追加してくれりゃいいのに。」
これからは食糧の確保も困難になっていくだろう。
しかしティーチャーが参加者をみすみす餓死させるとも思えない。なぜなら彼らは殺し合いを望んでいるのだから。
「次は服・・・2階か。」
エリアードは2階へ上がると血だらけのノーマルスーツからワイヤーガンを取りだすとそれを脱ぎ捨て、衣料品売り場にあった服に着替えた。
「さて・・・次は日用雑貨。」

しばらくしてエリアードは大量の日用雑貨を持って出てきた。
「・・・重っ!」

【行動:探索(−1)】 
【残り行動値:1】
【位置:O−10】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀 コンテナ:不明】
【所持品:医療品セット+(缶詰×5 パン類×10 各種材料 携帯用コンロ 毛布 各種調理用道具)】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:このあとどうするか考え中】
【同盟状況:なし】
48エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/17 23:11 ID:???
「コンテナかぁ・・・。どうやって開けよう・・・。」
エリアードはコンテナをどうやって開けるかを思案していた。
「アンカー・・・が3本・・・。よし!」
早速アプサラスに乗り込み、アンカーを展開する。
そして、左右のアンカーをコンテナの左右に差し込み、後方のアンカーを開閉部に差し込む。
「よっ・・・はっ・・・やっと開いた・・・。ん?」
コンテナの中身を見て落胆する。なんとコンテナの中に入っていたのはドリルだった。
「どうやって使えとーっ!!?」

【行動:コンテナオープン(−1)】 
【残り行動値:0】
【位置:O−10】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀 コンテナ:取り外し式ドリル】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:ドリル・・・?(゜Д゜;)】
【同盟状況:なし】
コクピットで一人虚空を見つめる。
目に光景が焼き付いていて離れない――あの恐怖。
冷静になれとも自分に言い聞かせて頬を何度も何度もひっぱたいた。
――パン!!
すでに頬と手は真っ赤で痛みを感じなくなっている。
それでも――涙が――感情が止まらない―。
悲しみ、焦り、怒り、失望感――。
機影も確認できない程動揺していた。

【行動:移動(-2)】【残り行動値:(2)】
【位置:T−16→U−16→V−16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:基地に向かう】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
「機体の修理です。私と、キャットさんと、エィケズさんの……」
「今、エィケズさんには、私のゾックに乗ってもらって、見張りをお願いしてます。
 リグシャッコーを直してる間、使える戦力はアレだけですからね。
 とりあえずドライセンにはドムの腕を付けておきましたけど、微調整とか推進剤補給はまだです。
 キャットさんが寝ていたメガライダーも、アポジモーターの修理が必要ですね……」 「キャットさん、よかったら手伝ってもらえますか?
 その……手を動かしてた方が、気も紛れますし。
 あのことは……ジムスナイパーのことは、私たち3人に等しく責任があります。
 でも、だからこそ……私たちは生きてココを脱出しなきゃいけない。そう思うんです」
なるほどね。修理。
しなくちゃいけないことだし断る理由もない。
「わかったよ。まず僕はメガライダーの方を修理しておく。
それとそのリグ・シャッコーだけどスラスターのフケが悪くなってるんだけど。
たぶん。見た感じから中に土砂か何かゴミが詰まってるだけだから
それを取り除けばすぐ直るから。」
それだけ言うとメガライダーのほうへ近付きていく。
「アポジモーター・・・あ、ここか。
これならすぐ直る。ちょっと手を入れればいいだけだな。」
そしてメガライダーを機材の近くまで動かし修理及び補給を始めた

【行動】移動 -1 アポジモーター修理 -1 推進剤等補給 -1
【残り】1
【行動方針】まず修理、補給
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート
基地へ着いた、グレンへと通信を入れる。
「さて、ひとまずエネルギー補給した後
 少し休憩するか………と、その前に」
まだ基地へ着くまでは何とも言えなかったが
ここまで来ると確信できる範囲であった。
「どうやら、先客がいるようだ……それも二機、
 今のところ特に戦闘の形跡は見られんが、一応気をつけるべきだな。」
ここの所死者が増え続けている、ということは戦闘も増えているということだ。
思えばドライセン、ビギナ・ギナ、ジェガン、ガンダムピクシーと戦闘を挑んできたものばかりだ
(……まあ、ドライセンのパイロットに関しては『訳あり』と言った所だがな)
今のところ二機に特に動きは無いようだ、
もっとも粒子の濃度が高いこの辺りでは具体的なことはわからないが
(ともかく、どうするか考えねばな)

【行動】通信-1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】東の二機の対処
【位置】V−16
【同盟】グレン=フォートレス
「わかったよ。まず僕はメガライダーの方を修理しておく。
それとそのリグ・シャッコーだけどスラスターのフケが悪くなってるんだけど。
たぶん。見た感じから中に土砂か何かゴミが詰まってるだけだからそれを取り除けばすぐ直るから」

青年はそういい残すと、メガライダーの修理を始めた。
その、とりあえずは元気そうな様子に、リーアは少しだけホッとする。
そのまま、作業に移る。

足を繋げ、隙間を無理やり埋めると、今度はスラスターの清掃に移る。
キャットの言う通り、確かに土砂が詰まっている。
ほんの少しの観察でここまで見抜くキャットの整備士としての腕に、素直に感心する。
ゴミを取り除き、ノズルの歪みを修正し、他に問題がないかチェックする。
スラスターまわりの作業を終えたリーアは、リグシャッコーに乗り込んだ。

二本の足で立ってみる。……問題なし。どこにも歪みや軋みはない。
少し歩かせる。……さすがに、左右に身体がブレる。
両足の長さは同じだが、関節の柔軟性も両足の重さも全く違うのだ。
歩行制御プログラムを開き、少しずつ設定を換えながら微調整をしていく。
……数分で、リーアは「とりあえずの妥協点」を探り出した。
あとは、「本来の乗り手」が自分の好みに合わせて調整するだけだ。

再びリグシャッコーを降りると、推進剤の補給と武器へのエネルギー補給に入る。
全てを補給装置に繋ぎ、あとはしばらく待つだけ。

「……かなり、疲れちゃったな………」

やることが無くなると、頭に浮かぶのは病院のこと。これからどうするのかということ。
首輪を外す。首輪を無力化する。首輪を怖れずに済むようにする。
MSドッグの片隅に腰掛け、リーアはひたすらに考える。

【行動:リグシャッコーのスラスター清掃&調整(−1p)、歩行プログラム補正(−1p)
    推進剤とエネルギーの補給(−1p)、考え事(0p)
【位置:H04】【残り行動値:1p】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、みんなの機体を修復する】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
53エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/18 21:35 ID:???
「あのヤロー・・・ドリルなんかわたしやがって・・・。ホントどうやって使えと?確かに武装が少ないのは分かるけど・・・。
今の武装で出来る事って言ったらメガ粒子砲撃つか、装甲に付いてるトゲで体当た・・・はっ!(゜∀゜)」
エリアードはくだらないことを思いつくと移動を開始した。

【行動:移動(−4)】 
【残り行動値:0】
【位置:W−10】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀 コンテナ内:取り外し式ドリル】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:ある作業をする 仲間を作る】
【同盟状況:なし】
54コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/18 21:52 ID:???
>>43
目標、完全に沈黙。

RGM-89‘だったもの’が市街地へと落下してゆくのを見届け、私は臨戦態勢を解いた。
これで、2人目。
あと何人を殺せば、このミッションを終えることが出来るのだろうか。

「あう……っ」

全身に走る鈍い痛み。おそらくは軽い打撲だろう。
この機体のショックアブソーバーでも、急停止の衝撃は軽減し切れなかったらしい。
ノーマルスーツでも着ておけば、少しはマシだったのだろうが……。
更に、暫く北西に進んだ後――L-11地点で突如、モニターの端に警告メッセージが表示された。
どうやら先程の無理な機動が祟って、外装や内部機構に少なからぬ被害が及んでいたようだ。
推進剤の残量も、少々心許無い。
ふむ、この状態では戦闘は無理か。
早々に何処かの基地で修理と補給をしておく必要があるな。

「……」

全体地図を呼び出し、最寄の軍事基地を探す。
上空の気流、天候、その他要因を加味した上で、最も推進剤の消費量を抑えられる目的地は――

【行動:J-13→L-13→L-11→L-09:-4】【残り行動値:0】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:修理最優先】【同盟:なし】
やっとこさバタラの修理が完了した。
だが、肝心のパイロット、アルムは寝込んでいる。
頭を打ったらしいが目立った外傷も無かった。

トルヴァ「アルム、まだ起きてないのか・・・。」
休憩室に入り、様子を見に来たが相変わらずである。
トルヴァ「タオル、変えてやるか。」
タオルを冷水で絞り、ぬるくなった物と取り替えた。
それからアルム宛にペンで紙に書き記した。
「アルムへ
バタラの修理は済んだ、俺はドムの中にいるから目を覚ましたら知らせてくれ。
そうそう、足元にハロがいるから忘れずに。」
メモを目の付きやすい所に貼り、ドムへ乗り込んだ。

【アルムの介抱−1 ドムへ搭乗−1 残り行動値2】
【位置:D−17】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:未決定】
【同盟状況:アルムと同盟】
通信が入った。
「さて、ひとまずエネルギー補給した後
 少し休憩するか………と、その前に」
「……?…」
「どうやら、先客がいるようだ……それも二機、
 今のところ特に戦闘の形跡は見られんが、一応気をつけるべきだな。」
「え…?」
慌てて確認すると確かにいた。
(こんなに接近しても気がつかないなんて……)
自分の心の動揺の大きさに驚きながら通信を返す。
『……接触するべきですか?それとも基地を探索する方が先ですか…?
 このままじゃ戦闘になったときにエネルギーが切れてしまいますので補給を先にさせてもらいます…』
今の自分では冷静な判断も戦闘もろくにできないとわかっていた。
とりあえず補給をする。

【行動:補給(-1),通信(-1)】【残り行動値:(2)】
【位置:V−16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:基地に向かう】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
57通常の名無しさんの3倍:03/06/19 00:17 ID:???
  A B C,D E ,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z 
01□□□□□◎□□◎彡彡彡□◎■◎■■■■□□□□□□
02□□◎□■□□□□□彡彡◎□□■■■◎■■■■□□□
03□■■■■■□◎□□□彡彡彡□■■■■■■■◎■□◎
04■■■◎■■★0511━━===┓◎■■■■◎■■■■□
05◎■■◎■■■◎□□□彡彡彡┃□■◎■■■□□◎□□    □、平地
06□■■■■■◎■□□□◎彡◎┃□19■■■□□□□□□    ■、森
07□◎■■◎■■■◎□□彡彡彡┃□□□■■■◎■■◎■    彡、川
08□■■■■■□□□◎彡彡彡彡┃□□□■◎□□□□□□    ∴、砂地
09□□◎■■◎■□□彡彡01◎彡◎□◎□□□□□◎□□□    ▼、市街地
10□□□◎□□□□□彡◎彡彡彡▼□□□□□□┏16━━━    =、橋
11□□□□□□□◎□彡彡彡◎彡▼▼□◎□◎┏┛□∴∴∴    △、山
12━━━┳━━━━┓彡◎彡彡彡▼▼◎□□┏◎□∴◎∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□◎□┃∴∴◎∴┗▼===▼▼▼━━17┫◎∴∴∴∴∴    ★、基地
14∴∴∴┃∴∴∴∴□▼彡彡彡彡◎□□□◎┃□∴∴∴◎∴    ━、高速道路
15◎∴∴★∴∴∴□□□彡◎彡□□∴∴◎∴┃∴∴◎∴∴∴
16∴∴★★★∴◎∴◎□□彡彡◎□□∴∴∴┣━0420★∴∴
17□∴◎02┓◎◎◎□□□彡彡彡◎□∴∴┏◎△△★★∴◎
18□∴∴∴┗┓◎□□□◎彡彡□∴∴∴┏┛∴△△△∴∴∴
19□◎∴∴□┗┓□□彡彡彡□┏━━━┛∴△△△△△∴∴
20□□□◎∴□┗━▼===▼┛△△◎△△△△◎△△△∴
21□□□□◎∴∴◎∴◎彡彡△△△△●●△◎△△△◎△△
22△□□□∴∴∴∴□□彡彡彡△△◎△△△△△△△△△◎
23◎△□□□□□□□□□彡彡彡△△△△◎△△△△△△△
24△△△□□□□□□□◎彡彡彡△△△△△△△△△△△△

◎は進入禁止区域   ×は次期禁止区域

番号02、13は同地点
番号04、10は同地点
番号05、06、12は同地点
番号20、22は同地点
58カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/06/19 00:50 ID:???
森に隠れたまま、昼をすぎた。
なにもしないでいても、律儀にも結構お腹は空く。
ク、クイィィ。
「うぅ、お腹なっちゃったよ。」
とはいえ、残りのパンはほんの少し。ぎりぎりまでとっておきたい。
私物のチョコなどもほとんどすでに食べてしまった。
しかたなく、水でも飲んでごまかそうとして、水すらも残り少ないことに驚いた。
水ナシでは人は長くは保たないことぐらい、私でも良く知っている。
「はは、とうとう隠れているのも限界かぁ。行くっきゃないよね。」
独り言をいっている、自分のあごが震えているのがわかる。
コワイ。いままで動こうとすると、とたんに誰かに出会ってしまっていた。
それでも行くしかない。最後のキャンディーを口に含む。
「きっと街に行けばお菓子もいっぱいあるよ。うん、うん。」
BディスティニーTを森から発進させた。進路は南南西、大きな街への最短コース。

【行動】移動(Q06→P09)(−4)
【残り】0
【位置】P−09
【行動方針】街へ移動。食料調達。戦闘回避。
補給終了を知らせるアラームが鳴る。
しかしリーアは動かない。

病院封鎖。予定外のアクシデント。
首輪への対策。どうするのか。
それ以外にも、首輪をなんとかした後、このフィールドをどう脱出するのか。
味方の人達の使える能力。自分達にできること。
頭の中で、様々な考えが渦を巻き、そして……

………何も思いつかない。

補給終了を知らせるアラームが鳴る。
エィケズから借りたリグ・シャッコーは、もう直っている。
けれどもリーアは動かない。
ドッグの片隅で座り込んだまま、動かない。

……一人、考え疲れた少女は、そのままの姿勢でいつしか眠りこんでしまっていた。
ドッグの中には、メガライダーを修理するキャットの作業の音だけが響いている。

【行動:考え事(0p)眠る(0p)】
【位置:H04】【残り行動値:4p】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、みんなの機体を修復する】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
メガライダーのアポジモーターの修理と補給は終わらせた。
この程度の事は造作もないことだった。
次に自分の機体、ドライセンのまず補給を始める。
機体に乗り込み補給をしつつ、機体状態の確認。
そこで思い出す。武装自体がほぼ無くなっていることに。
ほとんどの武装をさっきの戦闘で投げ捨ててしまっていた。
そのことに内心舌打ちをし、補給中のドライセンから一度でる。
そして手近なMS運搬トラックに乗り込み、武装を探す為
移動を始めた。

【行動】ドライセンの補給 -1 武装探しの移動 -1
【残り】2
【行動方針】武装探し
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート
61エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/19 21:21 ID:???
「・・・先客?」
何事もなく基地に着いたエリアードは、未だに京介を殺した奴がいること、
さらに人数がかなり増えていることに驚いた。
上空から見てみたところ、基地の入り口近くにいる2機は動いておらず、
中央近くにいる2機は片方が戦闘態勢を取っている。
「どうする・・・。下手に戦闘したらまたあいつが出てくる・・・。」
もう一人のエリアード。人を殺すことに微塵も躊躇しない危険な人格。
「様子見・・・かな?」
エリアードは食事を取りながら様子を見ることにした。

【行動:移動(−3)】 
【残り行動値:1】
【位置:V−15】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀 コンテナ内:取り外し式ドリル】
【所持品:パン−3 残り7】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:ある作業をする 仲間を作る とりあえず様子見】
【同盟状況:なし】
62マリア=S=ヒューイット ◆RzHZ1bUUVE :03/06/19 22:13 ID:eXYm0Ia+
IDを表示し、降下します。
MS運搬トラックに乗って少し離れた倉庫へ向かう。
中に入ると武器庫だったらしく様々な武器が転がっている。
「わー、一杯あるな。それにしても新旧とりまぜて
色々落ちてるよ。」
かなり昔の武装から最近開発されたもの。そして見たこともないものまで
たくさんあった。
そのなかから自分に使えそうなものを選ぶ。それだけでも一苦労である。
とりあえず自分の知っているもので使えそうなものを選び出し目星をつける。
そしてトラックに乗り自分の機体のところまで戻って、
補給が完了してるのを確認してまたさっきのところへ向かった。
リーアが片隅でねているのすら気がつかずに

【行動】往復 -2
【残り】0
【行動方針】武装の取り付け
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズコート
【武装】右腕部ハンドガン 肩にハイメガランチャー
『……接触するべきですか?それとも基地を探索する方が先ですか…?
 このままじゃ戦闘になったときにエネルギーが切れてしまいますので補給を先にさせてもらいます…』

それは当然のんきに探索中に襲われたら性質が悪いだろう、
ともかく、現時点ではあの二機を放っておくわけにはいけない。
「わかった、あまり目立たない所で補給しろよ
 ……あの二機を無視して探索するのはいささか苦労しそうだ、
 接触を図るべきだろう。」

しばらくグレンが補給を完了するまで警戒にあたる。
ほぼ終わった事を確認すると通信を続ける。
「だいたい、終わったようだな。ともかく東の様子を見に行くか……」
東へと歩を進めた。

【行動】通信中-0 警戒-0 移動-1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】東の二機の対処
【位置】V−16→W−16
【同盟】グレン=フォートレス
補給が終わった所に通信が入る。
「だいたい、終わったようだな。ともかく東の様子を見に行くか……」
『わかりました……』
(又襲ってきたらどうしよう……どうすれば…)
ザクV後期型の後ろをついていく。

【行動:移動(-1),通信中(-0)】【残り行動値:(3)】
【位置:V−16→W−16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:人との接触】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
先ほどの武器庫にドライセンに乗って向かう。
向かいながら各部の動作状況を確認していく
「ホバーよし。左腕キチンと動く。重量バランス。
流石に少し狂ってるけどプログラム修正でどうにかなる
範囲内。大丈夫、大丈夫。ほぼ完璧に近い状態。
さすがリーアだなー」
そんな事をしながら武器庫に向かい無事到着する。
武器庫の中から目星をつけていた武装が三つ。
ビームザンパーとブランマーカー。それにビームショットガン。
その三つを手に取りまた元の場所へ戻って行く
そして、戻るとブランマーカーの左腕部への取り付けを始める。

取り付けも終わり、一息ついたところで
リーアの動きが無いことに気がついて探すと
ドックの片隅で寝ているのを見つける
「あーあ。こんなところで寝ちゃうと風邪引いちゃうじゃないか・・・」
そしてリーアを抱き上げ、さっきまで自分が寝ていた
メガライダーのベットへ運んだ

【行動】機体チェックしながら移動-1 移動-1
    武装の取り付け-1 リーアを運ぶ-1
【残り】0
【行動方針】???
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート
【武装】右腕 右腕部ハンドガン  ビームショットガン 右肩 ハイメガランチャー
     左腕 ブランマーカー 腰ラッチ ビームザンパー
「システム戦闘モードへ移行、これより排除する。」
ナックルバスターをアクアジムに向け構えようとした時、
一瞬レーダーに反応あった。
「熱源反応、二機?新手か!・・・」
ナックルバスターを構えたまま振り返り、メインカメラで
周りを確認する。
「ZZガンダムにザクV後期型!彼らか?!」
【行動】ナックルバスターを構える(-1)
    メインカメラで周りを確認(-1)
【残り行動値】0
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】敵機の確認
【同盟】無し
>>67訂正
【残り行動値】2

69エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/20 22:35 ID:???
「モゴモゴ・・・動いた?」
基地入り口付近の格納庫にいた2体のMSが動いたようだ。中央部の2体の方向へ向かっている。
「動くべきか・・・動かざるべきか・・・。うーん・・・。
 動かなければ何も始まらない・・・でも第二の人格は出したくない・・・。
 ・・・もう少し様子を見るか。っと、その前にドリル降ろしとこ。動きが若干鈍い・・。」
そう言うとエリアードは基地の端っこまで移動し、高度を落としてコンテナを排除した。

【行動:X−17まで移動(−2)ドリル入りコンテナ排除(−1)】 
【残り行動値:1】
【位置:X−17】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀】
【所持品:缶詰−1残り4 +水5g(町で追加したの書いておくの忘れてました。スマソ)】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:仲間を作る 様子見】
【同盟状況:なし】
W−16地点に入り慎重に進むと
アクアジムとそれへ向けてナックルバスターを構えたガザDを見つける
(……ふむ、膠着状態というわけか。)
通信を入れようとするが上空に飛ぶ大きな反応を確認する。
(あれは……アプサラスか。まだ仕掛けるつもりは無いようだが
 今はともかく目の前にいる二機だな、警戒はするべきだがな……)
グレンへ通信を続ける。
「どうやら近くにもう一体いるようだ、
 今は目の前にいる二機を何とかせねばならんが。
 一応、気をつけておくべきだな……」

(さてと……我々が来たところでまだ動きが無いならば仕方あるまい)
アクアジム、ガザD両機に通信を入れる。
「こちらはウィルト=ラインステッドと言うものだ。
 見た感じ穏やかじゃないようだが……
 ここでの戦闘行為、果たして意味があると思うか?」

【行動】通信中-0 アクアジムとガザDへ通信-1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】二機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
71エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/20 23:33 ID:???
「あのパイロット・・・戦闘する気はないのかな?」
ZZガンダムより先行したザクV後期型は戦闘を仕掛けようとしているわけではないようだ。
おそらく通信中だろうか?
「どうしよう・・・よし!」
通信機に手を伸ばし、操作する。通信の相手はこの基地にいる全員。
「こちらはアプサラスVのエリアード・ジーンです。こちらに戦闘の意志はありません。
 繰り返します。こちらに戦闘の意志はありません。」
(ミノフスキー粒子の影響で聞こえてないかも・・・。聞こえててくれよ・・・
 それに・・・出てくるなよ・・・もう一人の俺っ!)

【行動:通信(−1)】 
【残り行動値:0】
【位置:X−17】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:仲間を作る】
【同盟状況:なし】
「機体照合――アクアジム、ガザD」
(ガザDはアクアジムを攻撃しようとしているのか?)
そんな事を思っていたらウィルトさんから通信が入ってくる。
「どうやら近くにもう一体いるようだ、
 今は目の前にいる二機を何とかせねばならんが。
 一応、気をつけておくべきだな……」
「もう一機……こいつか、機体照合――アプサラスV?!え?コードさんは亡くなった筈じゃ…」
目の前のニ機を忘れて考えをめぐらせる。
(何故――?コードさんが生きていた――これはたぶんありえない、
 まったく関係ない別のアプサラスV――それか…コードさんを殺した人が機体を奪った?)
慌ててウィルトさんに通信を入れる。
『一応言っておきます――アプサラスVですけど……前に会いました…
 ……その時はコード=アクセルズさんって人が乗ってました。
 だけどその人は前の放送で脱落者として発表されてます……どう思います?』

【行動:通信中(-0)】【残り行動値:(3)】
【位置:W−16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:人との接触】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
メインカメラにZZガンダムとザクV後期型の姿映る
ザクV後期型から通信が入る。
「こちらはウィルト=ラインステッドと言うものだ。
 見た感じ穏やかじゃないようだが……
 ここでの戦闘行為、果たして意味があると思うか?」
いきなりの通信に少し戸惑うがザクV後期型に通信を返す。
「穏やかじゃない・・・当たり前ことだろう。ここは戦場だ、
 戦わなければ生き残れない。意味があると思うかと言ったな、
 最後の一人になるまでここから出ることはできない。それが
 ここのルールだろう。違うか?」
【行動】ザクV後期型へ通信(-1)
【残り行動値】1
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】敵機への対処
【同盟】無し
74アルム ◆zFt4KYQnAU :03/06/21 23:25 ID:???
アルム「んぅ・・カッツェルさん・・・何故・・・めそ・・・・ぼ・・・すけてく・・・・ふはっ!?
     って・・・ココはどこ?ソファーの上?何故・・・?あれ・・・?血の跡・・・?・・・そういえば・・」
気がついた私は、混乱していて、寝かされていたソファーに座って考え込みました。
アルム「レーダー男がなんたらかんたらで・・・んで基地に修理に来て・・・降りて・・・・
     ・・・・・ハロで気絶したんだな。何であんな事しちゃったのかな・・・?そういえばハロは?」
私は、部屋の大窓から見える景色を見渡しました。
大窓から見えたのは修理をしていた大きな部屋に、バタラと兵隊さんのMS、それと・・・
アルム「あの赤と緑の球は・・・ハロか?!」
私は、ソファーから立ち上がり、大窓の部屋から大きな部屋に向かって一目散に走りました。
アルム「くそっ・・・頭ががんがんする・・・・・・ハロッ!大丈夫か!?」
私の予想通り、赤と緑の球はハロでした。
アルム「壊れた・・・・?いや、こんな時は・・・・叩けば・・・ッ!」
私は機能停止しているハロめがけて、拳を叩きつけました。
アルム&ハロ「イテェェェェェ!」
ハロ「アルム!ナニヲスル!タタクナ!」
アルム「ははは・・・直った・・・あ〜いてぇ。ま、無事で何より、臨機応変って奴だ。・・・それにしても派手に汚れてるな〜。
     鼻血で・・・」
ハロ「ヨゴレー!オトセー!」
アルム「はーいはいはい。ハロ性格変わってないか?ま、ともかく・・・何か拭くもの・・・・大窓の部屋にないかな?」
そう呟きながら、私は大窓の部屋に向かっていきました。

もう少し 糸売 く
グレンから通信がくる。
『一応言っておきます――アプサラスVですけど……前に会いました…
 ……その時はコード=アクセルズさんって人が乗ってました。
 だけどその人は前の放送で脱落者として発表されてます……どう思います?』
(ほう、一度会ったのか……)
そのまま通信をかえす。
「それは残念だが、おそらく君が考える最悪のケースだろう。
 ……まさか、『はい、そうですか』と、
 機体を譲って自殺するとも思えんしな。」

突然、何処かから通信が聞こえてくる
『こちら……ラスVのエリア………。こちら……志はありません。
 繰り返し……こちらに戦闘の意志はあ……』
距離があり、さらに粒子の影響のためか断片的にしか聞こえないが、
だいたい向こうの言っていることは理解できる。
(ふむ、戦闘の意志はない……と。しかし、なかなか読めんな
 第一、姿が確認できないような所で言われても困るがな。)

次に目の前のガザDより通信が入る。
『穏やかじゃない・・・当たり前ことだろう。ここは戦場だ、
 戦わなければ生き残れない。意味があると思うかと言ったな、
 最後の一人になるまでここから出ることはできない。それが
 ここのルールだろう。違うか?』
(やれやれ、忙しいな………しかし、ルールか。)
ともかく、通信をかえす。
「なるほど、確かに君の言う『ルール』に則ればそれは間違いではないかもしれない、
 だが、こうして私に通信を返したところを見ると
 君はその『ルール』とやらに満足はしていないようにも思えるのだが。
 まあ、私のただの勘違いかもしれんがな。」

【行動】通信中-0 【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】二機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
76アルム ◆zFt4KYQnAU :03/06/21 23:47 ID:???
って、トルヴァさんのハロが休憩室にいるってのを忘れてた!
ということで修正版です。

アルム「んぅ・・カッツェルさん・・・何故・・・めそ・・・・ぼ・・・すけてく・・・・ふはっ!?
     って・・・ココはどこ?ソファーの上?何故・・・?あれ・・・?血の跡・・・?・・・そういえば・・」
気がついた私は、混乱していて、寝かされていたソファーに座って考え込みました。
アルム「レーダー男がなんたらかんたらで・・・んで基地に修理に来て・・・降りて・・・・
     ・・・・・ハロで気絶したんだな。何であんな事しちゃったのかな・・・?そういえばハロは?」
アルム「ハロッ!・・・えっ?・・・壊れた・・・?いや、こんな時は・・・叩けばッ!」
私は、自分の足元に置いてあったハロを見つめ、ハロを持ち上げ、ハロに思いっきり拳を叩きつけました。
アルム&ハロ「イッテェェェェェェェ!」
ハロ「アルム!ナニヲスル!タタクナ!」
アルム「ははは・・・直った・・・あ〜いてぇ。ま、無事で何より、臨機応変って奴だ。・・・それにしても派手に汚れてるな〜。
     鼻血で・・・」
ハロ「ヨゴレー!オトセー!」
アルム「はーいはいはい。ハロ性格変わってないか?ま、ともかく・・・何か拭くもの・・・おっと。」
何か拭くものをソファーに座りながら周囲を見つめて探していると突然、私の視界は何か白い物に遮られました。
そして、ハロを見つめると・・・白い濡れたタオルがかぶされていました。
アルム「?これは・・・うわ生ヌルッ。って・・・あーあー・・・さっきまで私の頭に張り付いてたのか?
     ・・・それはともかく・・・これで拭いちゃおう。」
私は私の湿った額を触りながら、白いタオルを被ったハロを見つめていました。
ハロ「ハヤクハヤク!」
アルム「はーいはいはい。きゅっきゅっきゅーとね。」
私は、そのままハロのかぶっていたタオルを掴み、ハロを磨き出しました。


【ハロ磨き −1】【残り行動値:3】
【位置:D-17】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1 クレイバズーカ×1(残弾数不明】
【行動方針】 ハロを磨く。
【同盟】トルヴァと同盟
77開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/22 00:06 ID:???
「皆さん。こんばんわ。
 夜の放送の時間です。
 今回も転校生が一人来ています。
 そして、今回の脱落者は、
 出席番号二一番 ロロイ=グラスコさん。
 以上一名です。
 それでは禁止区域の発表です。
 『C−22』 『E−13』 『G−08』 『J−03』 『N−19』 
 『P−06』 『Q−17』 『T−05』 『V−23』 『Y−10』
 以上です。
 それでは最後に天気予報です。
 どうやら晴れそうです。
 それではこれからも殺し合いがんばってください。」
78開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/22 00:07 ID:???
  一番 コォネ=カウフマン       (16) 女性 Zガンダム
  二番 アルム=ヴォーキサー     (26) 男性 バタラ
  死亡 金田一=京介          (16) 男性 ガブスレイ
  四番 ウィルト=ラインステッド     (25) 男性 ザクV後期型
  五番 グリーン=キャット          (21) 男性 ドライセン
  六番 エィケズ=コート         (22) 男性 リグ・シャッコー
  死亡 エルア=ポゥ=ドートミア    (20) 女性 ドワッジカスタム
  死亡 コード=アクセルズ        (20) 男性 元 アプサラスV
  九番 神楽=千鶴              (20) 男性 ガンダムピクシー
一〇番 グレン=フォートレス       (15) 男性 ZZガンダム
一一番 クライン=J=シルバート    (42) 男性 EWACネロ
一二番 リーア=ミノフスキー      (17) 女性 ゾック
一三番 トルヴァ=レナウン         (26) 男性 ドム
  死亡 ラビシュ=スケアクロウ     (23) 男性 ビギナ・ギナ
  死亡 エーリッヒ=フォン=レーダー (28) 男性 マゼラ・アタック
一六番 エリアード=ジーン       (18) 男性 アプサラスV(旧 ガンダム)
一七番 デイビット=リマー        (29) 男性 アッザム
  死亡 ジェクト=プリズム          (25) 男性 ジムスナイパー
一九番 カミーユ=ビダン          (17) 女性 ブルーディスティニー一号機
二〇番 ゼアン=アイクス        (16) 男性 アクアジム
  死亡 ロロイ=グラスコ        (32) 男性 ジェガン
二二番 ジン=D=ブラッド        (18) 男性 ガザD
二三番 マリア=S=ヒューイット    (20) 女性 ガルバルディβ
79開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/22 00:07 ID:???

  A B C,D E ,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z 
01□□□□□◎□□◎彡彡彡□◎■◎■■■■□□□□□□
02□□◎□■□□□□□彡彡◎□□■■■◎■■■■□□□
03□■■■■■□◎□×□彡彡彡□■■■■■■■◎■□◎
04■■■◎■■★0511━━===┓◎■■■■◎■■■■□
05◎■■◎■■■◎□□□彡彡彡┃□■◎■×■□□◎□□    □、平地
06□■■■■■◎■□□□◎彡◎┃×■■■■□□□□□□    ■、森
07□◎■■◎■■■◎□□彡彡彡┃□□□■■■◎■■◎■    彡、川
08□■■■■■×□□◎彡彡彡彡┃□□□■◎□□□□□□    ∴、砂地
09□□◎■■◎■□□彡彡01◎彡◎19◎□□□□□◎□□□    ▼、市街地
10□□□◎□□□□□彡◎彡彡彡▼□□□□□□┏━━×━    =、橋
11□□□□□□□◎□彡彡彡◎彡▼▼□◎□◎┏┛□∴∴∴    △、山
12━━━┳━━━━┓彡◎彡彡彡▼▼◎□□┏◎□∴◎∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□◎□┃×∴◎∴┗▼===▼▼▼━━17┫◎∴∴∴∴∴    ★、基地
14∴∴∴┃∴∴∴∴□▼彡彡彡彡◎□□□◎┃□∴∴∴◎∴    ━、高速道路
15◎∴∴★∴∴∴□□□彡◎彡□□∴∴◎∴┃∴∴◎∴∴∴
16∴∴★★★∴◎∴◎□□彡彡◎□□∴∴∴┣━★04★∴∴
17□∴◎02┓◎◎◎□□□彡彡彡◎□×∴┏◎△△★16∴◎
18□∴∴∴┗┓◎□□□◎彡彡□∴∴∴┏┛∴△△△∴∴∴
19□◎∴∴□┗┓□□彡彡彡×┏━━━┛∴△△△△△∴∴
20□□□◎∴□┗━▼===▼┛△△◎△△△△◎△△△∴
21□□□□◎∴∴◎∴◎彡彡△△△△●●△◎△△△◎△△
22△□×□∴∴∴∴□□彡彡彡△△◎△△△△△△△△△◎
23◎△□□□□□□□□□彡彡彡△△△△◎△△×△△△△
24△△△□23□□□□□◎彡彡彡△△△△△△△△△△△△

◎は進入禁止区域   ×は次期禁止区域

番号02、13は同地点
番号05、06、12は同地点
番号04、10、20、22は同地点

ザクV後期型から通信返ってくる。
「なるほど、確かに君の言う『ルール』に則ればそれは間違いではないかもしれない、
 だが、こうして私に通信を返したところを見ると
 君はその『ルール』とやらに満足はしていないようにも思えるのだが。
 まあ、私のただの勘違いかもしれんがな。」

ザクV後期型に通信を返す。
「満足しているわけ無いだろう。誰が好き好んで殺し合いなどをしなければならない。
 だが、 ここから出るにはその『ルール』とやらに従うしかない。こんな最悪な
 『ルール』であっても・・・他に方法は見つからない。なのに何故、お前達は共に
 行動をしている?」

【行動】ザクV後期型と通信中(-0)
【残り行動値】4
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】敵機への対処
【同盟】無し
81エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/22 10:33 ID:???
「通信・・・帰ってこないな・・・。やっぱりこの距離じゃ不可能かな?」
もう一人の自分が出てくるのを警戒し少し距離を取っていたが、
やはり聞こえてないんだろうか?少し前進することにした。

その時、また放送が入った。気がつけば辺りは暗くなってきている。
『皆さん。こんばんわ。
 夜の放送の時間です。
 今回も転校生が一人来ています。
 ・・・・・
 それでは最後に天気予報です。
 どうやら晴れそうです。
 それではこれからも殺し合いがんばってください。』

(新規参加者がまたっ!?なんでこんなに来るんだ!?
 早く終わらせないと・・・このままじゃ悲劇が繰り返されるだけ・・・
 そんなのは今まで死んでいった人達と自分だけで充分だっ!)

【行動:移動(−1)】 
【残り行動値:3】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:仲間を作る もう一人のエリアードを出させない】
【同盟状況:なし】
82コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/22 10:53 ID:???
恒例の放送が、夜の訪れを告げる。
新規参加者、及び脱落者は各1名ずつ。
天候は晴れ。
次回禁止区域は、こちらの行動になんら支障をきたさない位置である。
要点は以上か。

新規参加者の名は、マリア=S=ヒューイット。搭乗機体はガルバルディβ。
機体の性能のみでみるなら、ある程度の警戒は必要か。
脱落者はロロイ=グラスコ、先程私によって殺され、私の機体をここまで痛めつけた男。
これで、私のスコアは2。あと幾つ稼げば終われるのだろうか。

さて、そろそろ基地が見えてくる頃だが――む?
あの機体は……No.11! クライン=J=シルバート!!
付近のエリアにも多数の熱源反応……機種の特定は無理のようだが……やり過ごせるか?!

【行動:L-09→L07→J-07→J-04→I-04:-4】【残り行動値:0】
【武装:ビームライフル(Eパック残量62,5%)、2連装グレネードランチャー×2】
【所持品:食料(3日分)、飲料水(ボトル×2)、低反動拳銃、応急手当用医療用具セット一式、腕時計】
【行動方針:機体の修理】
【同盟:なし】
83エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/06/22 15:23 ID:???
日が沈み、エィケズは見張りをまだやっていた。
主催者からの放送が入り、急いで禁止区域をメモする。
「ふぅ、また一人死んで、一人来る…か」
「ゲコ」
しばらく呆けていると、レーダーに反応が見られた。
機種特定には至らないが、高速で接近している事がわかる。
「ネロじゃない!誰なんだ!」
「ゲコ!」
「とにかく、キャット達は守らなければならない。
 説得できるような相手だといいのだが…」
通信回線を開き、通信を試みるが、ミノフスキー粒子が濃い為、
恐らく雑音が入っているだろう事をエィケズは知らない。
[こちら06番、リグ……じゃなくてゾック、エィケズ=コート。
 俺は今仲間と行動をしている、危害を加えなければこちらからは仕掛けない。]
【残り行動値 3】
【位置:H-04】
【行動:01番コォネに通信(-1)】
【機体】ゾック
【行動方針:コォネ探し、リーアとキャットを守る】
84コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/22 18:03 ID:???
>>83
その名を聞いたとき、私は自分の耳を疑った。

「つくづく……腐れ縁のようだな、お前とは」

声の主の笑顔が、脳裏に浮かぶ。その途端、私の身体に変化が起きた。
顔が、熱い。心臓の鼓動は、平常時よりも数割増しで打ち鳴らされている。
これは一体――そうか、そういうことか。
どうやら、私の負傷は思っていたよりも深刻なようだ。
加えて、この体調では発作に抗いきれるか否かも分からない。
一晩ほど大人しくしていれば、回復はしてくれるだろうが。
ロロイ=グラスコと言ったか。
随分と盛大な――何というのだったか……そうだ、確か――鼬の最後っ屁をかましていってくれたものだ。

「くぅ……っ!」

速まる血流に、打ちのめされた筋肉が小さく悲鳴を上げている。
断続的な痛みが全身を巡り、思わず私は呻いた。
悟られぬよう、平静を装って話を続ける。

「安心しろ、今の私は戦いたくても戦えない状況にある。
 加えて、先ずはEWACネロをやり過ごさないといけないのでな。お前達を襲う気など無い」

さて、それが現在私がクリアーするべき、最も厳しい関門なのだが。
クライン=J=シルバートは私を見逃すほど、甘い男だろうか?

【行動:返信(回線継続):-0】【残り行動値:0】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:EWACネロをやり過ごし、無事に機体の補修を完了する】【同盟:なし】
85エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/06/22 20:24 ID:???
「つくづく……腐れ縁のようだな、お前とは」
その声を聞いた瞬間エィケズは満面の笑みを浮かべる。
操作をするのを忘れ、両手でモニターに張り付く。
「クォォネ君!」
「ゲコルァァァ!!」
知らずの内にケラ達も頭の上に乗っている。
「安心しろ、今の私は戦いたくても戦えない状況にある。
 加えて、先ずはEWACネロをやり過ごさないといけないのでな。お前達を襲う気など無い」
「安心も糞も無いよ!俺が君を疑うつもり……あ、ネロか。
 うん、多分ネロの人も大丈夫だと思う。
 さっき俺も会ったんだけど、攻撃して来なかったし、少なくとも悪い人じゃないと思う。」
そこまで言ってモニターから顔を離し、しばし考える。
コォネが見つかった以上、他の場所に行く必要は無い。
つまり、このままリーア、キャット、コォネと共にこのゲームから脱出ができる。
そうエィケズは思っていた。
早速エィケズはキャット達をコォネに紹介しようとする。
「コォネ君、俺、君と別れてからキャットとリーアっていう二人に会ったんだ。
 二人は脱出できる手段を知っているらしい。
 コォネ君、リーアとキャットを紹介したい、どうだい?」
【残り行動値 3】
【位置:H-04】
【行動:01番コォネに開きっぱなしの回線で通信(-0)】
【機体】ゾック
【行動方針:リーアとキャットを守る、コォネにリーアとキャットを紹介する】

「ジオンめ!!このままでは終わらないわ・・・いずれこの屈辱は倍にして返すわ。」
マリア=S=ヒューイットは機体の中で考え事をしていた。
新しい任務につくためルナUからセダンの門への移動中にジオンを名乗るものに拉致され、
殺し合いを共用された挙句、彼等に抵抗した同僚は殺害されたのである。
それはジオン残党がりを目的とするエリート部隊ティターンズに所属する彼女にとって最大の屈辱だった
「このまま奴等のゲームに乗るのは尺ね・・なんとか奴等に一泡吹かせてやりたいわ!!」
ティターンズでMSの操縦以外にも破壊工作やサバイバル等の訓練を受けている。
だてにティターンズの制服を着ている訳ではない。
だからこそこのばかげた祭典をつぶしたい・・・が個人の力では限界がある。
「他にも似たようなことを考えているのがいれば言いけど・・そうは言ってはいられないみたいね・・」
先ほど確認した限りでは参加者の中に死者が出ている。ゲームに乗ったものがいるようだ。
「まあ話が解らないものは排除すれば良いわ。すくなくともね・・
さて、食料ヤ武器を調達しに行こうかしら。」
【行動】I-24ヘ移動 【位置】 E-24からI-24へ
【機体】ガルバルディーβ
【残り行動値】0

【行動方針】食料、武器の調達のために移動
87コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/23 00:47 ID:???
>>85
『コォネ君、俺、君と別れてからキャットとリーアっていう二人に会ったんだ。
 二人は脱出できる手段を知っているらしい。
 コォネ君、リーアとキャットを紹介したい、どうだい?』

頭を抱えたくなった。
規定されたもの以外の脱出手段の存在を口にすれば、間違いなく運営側に察知されてしまうだろう。
盗聴器や小型カメラなどの監視手段を、彼らが用意していないはずが無い。
馬鹿でお人好し。戦場には一番相応しくない人種だ。

「間抜け……いや、こっちの話だ」

少しだけ、キャットとリーアという2人が哀れに思えた。

「私は他の参加者と必要以上に馴れ合う気は無い。
 いずれ殺す相手だ。親しげに言葉を交わすだけ無駄というものだろう?」

淡々と言葉を紡ぎ、ほうっと一息つく。

「まあ、何れにしろ修理の為にはそちらに赴かねばなるまい。
 見ての通り、先程の戦闘で少しばかりダメージを受けているのでな。
 紹介したいというのなら、すれば良いだろう。無論、友好的な振る舞いなど保障できはしないが――」

そう答え、私は基地の滑走路にウェイブライダーを着陸させた。

【行動:I-04→H-04:-1】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:修理を!】【同盟:なし(中立:エィケズ=コート)】
>66 入手した武装の変更
ザクUの肩に装着するタイプのスパイクシールド
ショットガン ビームサーベルの三点に変更
89エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/06/23 08:50 ID:???
「まあ、何れにしろ修理の為にはそちらに赴かねばなるまい。
 見ての通り、先程の戦闘で少しばかりダメージを受けているのでな。
 紹介したいというのなら、すれば良いだろう。無論、友好的な振る舞いなど保障できはしないが――」
「OKOK、俺はここで見張りをしなきゃいけないから、コォネ君はそのまま奥に進んでいってくれ。
 えーっと、ドラ……なんとかっていうMSとリグ・シャッコーを修理している人がいるから。
 俺から一応話はしておく、二人共MSの修理技術は高いからもしかしたら手伝ってくれるかもしれないよ。」
淡々と説明した後、ウェイブライダーが滑走路に着陸したのを確認する。
その後通信回線を開き、リグ・シャッコー、ドライセンに向け最大音量で通信をする。
「こちらエィケズ!コォネ君がそちらに向かった。
 修理したいみたいだから、よければ手伝ってあげてくれないかな?以上!」
通信を切り、ケラ達を手のひらで遊ばせる。
【残り行動値 3】
【位置:H-04】
【行動:ドライセンとリグ・シャッコーに通信(-1)】
【機体】ゾック
【行動方針:リーアとキャットを守る、コォネにリーアとキャットを紹介する】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン(?)
夢を見ていた。
平和なコロニーでの夢。リーアが戦場を知る前の夢。

彼女の父のやっていた小さな工場。
そこでは作業用のプチモビだけでなくホビーMSも取り扱っていた。
そして、その仕事を積極的に手伝っていたリーア。
女の子で、学生で、まだ子供なのに、工場の作業員たちに負けない技術を持っていた。

ホビーMSの製作は、その作業の大半がジャンクを組み合わせることにある。
ゲルググの外装を持ったネモ。動きやすさ重視のハイザック。ガンダム風の外見のGMU。
いずれも軍の払い下げ品がベースであり、使い込まれたその機体はあちこちがボロボロ。
顧客の細かい要望に答えるには、色々な手を加えていく必要があった。

「……う〜ん、どうしても重量が45トンを切れない……」
それは、『キュベレイの外観をしたホビーMS』を製作している時だった。
依頼主の予算と工場の在庫から、リックドムをベースに作ることが決定。
頭部は新造。本来の装甲を削ってキュベレイ風の装甲を着せる。
だが……依頼主の求める運動性の実現のためには、一年戦争時のMSは重すぎた。
この仕事を全面的に受け持つことになったリーアは、頭を抱える。

「戦闘用じゃないから、削れる所は全部削ったけど……まだ足りないなぁ。
 これ以上削っちゃうと安全基準にひっかっかるし。う〜、どうしよう……」
「引いてダメなら、足してみたらどうだ?」
背後からかけられた声に振り向くと、そこには父の笑顔があった。

「取れないっていうなら、加えるしかないだろう?
 考えが行き詰まった時には、発想を転換してみろ。
 柔軟な思考で臨機応変、それが整備士には不可欠なのさ」
「足してみる……? 加える……? そうか!!」
少女は膝を打つ。さっそく図面を引きなおす。

……一週間後、スラスターを各部に追加された「キュベレイ風リックドム」が完成。
運動性は高く、外見はキュベレイに酷似し、雑誌で紹介されるほどの出来栄えだった。
リーアにとってもそれは今までの中での最高傑作。
しかし、それも父の一言なしには完成しなかったものなのだ。

(続く)
……目を開けると、見覚えのない天井。
起き上がってみて、自分がメガライダーのコクピットにいることに気付く。
「あ……私、寝ちゃってたんだ……。キャットさんが運んでくれたのかな?」
窓の外の光景はまだMS整備ドッグ。
リグシャッコーは近くに立っているが、ドライセンの姿はない。
「キャットさんは武器探しにいったのかな……エィケズさん、待たせちゃってるかな?
 リグシャッコー、補給も済んだだろうし、返してあげなきゃ……」
メガライダーを降りてリグシャッコーに近づく。
MSの足元で二体のハロがじゃれあっているのが見える。

「それにしても懐かしい夢見ちゃったな……。
 『引けないなら足してみろ』『取れないなら加えてみろ』か……。
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……………………あっ。
 あ、あ、ああああああああっ!!」

唐突に。
思わず叫びを上げるほど唐突に。
リーアの脳裏に、雷鳴のように一つのアイデアが閃いた。
ずっと悩んでいた問題。みなの運命がかかった問題。
確実で、間違いがなく、時間もさほど掛からない方法。
本質的には問題の先送りではあるが、現時点では十分すぎる解決策。

「これは……すぐに取り掛かろう、うん!」

リーアはリグシャッコーに向かうのをやめ、MSの補修材料を漁り出す。
彼女の脳裏は今のアイデアで一杯で、エィケズのことなど吹き飛んでしまっていた。
リグシャッコーの無人のコクピットに、見張り役の仲間から通信が入るが、聞くものはいない。
リーアはいくつかの材料を揃えると、今度は必要な道具類を探し始めた。

【行動:夢を見る(0p)、起きる(0p)、アイデアが閃く(0p)、
    必要な材料と道具を揃える(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:3p】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、そのための新しいプランを実行する】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
92アルム ◆zFt4KYQnAU :03/06/23 22:35 ID:???
アルム「きゅきゅきゅのきゅーっと。拭き終ったぞ〜」
ハロ「オニューハロー♪ピカピカーァン♪」
アルム「本っとに性格変わったなぁ・・・?これは・・うん・・・兵隊さんか・・・
     バタラの修理は終わったと・・・そういえば聞きたいことがあったな・・・」
私はそう呟きながら、近くにおいてあったトランシーバーを持って、ソファーから立ち上がり、部屋から出て行きました。
アルム「・・・トランシーバーを起動させたいんだけど・・・これか?」 ぶつっ

通信内容「あ〜あ〜マイテスマイテス。皆さんこちらアルム、
      さっきこんばんわ目が覚めたの夜のだけれども放送の時間です・・・
      今回も転校生がちょっと聞きたいことが一人あるんです来ていますけども・・・
      そして、兵隊さん、今回の基地を探していた時に脱落者は武器の類で出席番号十二番
      拳銃のようなロロイ=グラスコさん武器を見か・・・以上一名です・・け・・・
      それでは禁止区域のあ〜五月蝿い!がぐしゃん!ざっざざざっつーつーつー・・・・」

アルム「あっ・・・」
ハロ「コワシターコワシター!!イーケナインダイケナインダー!センセーニイッテヤロ!」
私は、兵隊さんのMSとバタラのある部屋についたとたんに、
【先生】の定時放送に通信を邪魔されていることに腹が立ち、
思わず地面に叩きつけてしまって、原形を止めていないトランシーバーを見つめながら、
呆然と立っていました。

【通信 −1 基地内移動 −1】【残り行動値:2】
【位置:D-17】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1 クレイバズーカ×1(残弾数不明】
【行動方針】 ハロを磨く。
【同盟】トルヴァと同盟
93コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/23 23:30 ID:???
エィケズ=コートに促されるままに、ドック内へと機体を進めた。
中にはMSが2機、確認できる。もう1機は、私の位置からは確認できないようだ。
周囲を確認し、手にした拳銃の弾倉を確認し、再度周囲を確認。
エンジンを停止させ、メインコンピューターにロックをかける。
そうしてからハッチを開け、私はコックピットの外に身を躍らせた。
ジャケットの裾がふわりと翻り、着地の足音と共に元の位置に落ち着く。
耳に掛かった髪をかき上げ、私は自分の機体を見上げた。
視認できる範囲では、大きな損傷は見受けられない。
RGM-89との戦闘の際にできた、機首付近のへこみ程度だろう、緊急を要するものとしては。
細かな傷は数多く表面に浮かんでいるが、どれもさして問題にならないはずだ。
問題があるとすれば、内部機構だろう。
可変MSは内部の構造が複雑であり、なおかつデリケートである。
関節部分とスラスターの周囲は、念入りに修理を施しておくべきだろう。

当面の方針を確認した私は、早速作業に取り掛かることにした。
エィケズ=コートは同行者らに、こちらに協力するよう要請したようだが、当てにする気は無い。
作業中に襲われる可能性さえ排除できれば、それで十分だからだ。

【行動:搬入・修理開始:-2】【残り行動値:2】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:修理】【同盟:なし(中立:エィケズ=コート一行)】
「早く町に行って食料の確保と武器・・・そうね飛び道具があれば良いけど・・」
機体の武装はシールドをはずされサーベルと支給品のチェーンマインだけ・・
機体自体は乗りなれた機体であったのが幸いだが・・・
飛び道具が無いのはやはり痛い・・・一刻も早く町に向かわねば・・
そう考えながら町の方向へ向かっていく。

【行動値】残り0
【行動方針 】 町へと移動
E21へと移動
【所持品】軍支給のノートパソコン、拳銃 水、パン
トルヴァ「ZZZ・・・、あはは、や〜め〜ろ〜よぉ〜う・・・むにゃむにゃ・・・。
      ・・・・はっ!!夢?かぁ・・・。」
ここはドムのコクピットである。
どうやらレーダーとにらめっこをしている間に、眠りこけてしまったらしい。
トルヴァ「ふあぁ〜あ、アルムはまだ起きてないのか・・・。」
もう一度大あくびをすると、トランシーバーから音声が飛び込んできた。

通信内容「あ〜あ〜マイテスマイテス。皆さんこちらアルム、
      さっきこんばんわ目が覚めたの夜のだけれども放送の時間です・・・
      今回も転校生がちょっと聞きたいことが一人あるんです来ていますけども・・・
      そして、兵隊さん、今回の基地を探していた時に脱落者は武器の類で出席番号十二番
      拳銃のようなロロイ=グラスコさん武器を見か・・・以上一名です・・け・・・
      それでは禁止区域のあ〜五月蝿い!がぐしゃん!ざっざざざっつーつーつー・・・・」

提示通信はあらゆる方法で告知される、トランシーバーとて、例外ではなかった。
アルムの通信は、見事に被ってしまったようだ。
トルヴァ「・・・何が言いたかったのか、ぜんっぜんっわかんねえ・・・。
      とりあえず休憩室に行くか・・・。」
ドムを降りると、休憩室に向かい、アルムに話し掛けた。
トルヴァ「いよう、元気になったか?」

【通信−1 アルムと会話−1 残り行動値2】
【位置:D−17】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:未決定】
【同盟状況:アルムと同盟】
リーアは、自分のアイデアに夢中になっていた。
だから……まさに「それ」がMSデッキに入ってくるまで、その接近にさえ気付かなかった。

「な、なんで……Zのウェブライダーが入ってくるの……!!」

ちょうどMS補修用の資材庫に入っていたリーアは、状況を把握できないまま様子を伺った。
(見張りのエィケズさんはどうしたの? このZを素直に通したの?
 それとも……私が眠ってる間に、静かに倒されちゃったの!?)
最悪の事態が脳裏をよぎる。激しい混乱。
そして……Zから姿を現したパイロットを見て、さらに混乱する。

(私と同じくらいの年の……女の子!?)

その少女は、ドッグ内に停めてあるMSたちに構うことなく、修理の準備を進めていく。
何も気にする様子もなく、淡々と整備の準備をしている。

(キャットさんは近くにいないようだし……わ、私がなんとかするしかない!
 エィケズさんをどうしたのか聞いて、もし『敵』なら倒して……!)

混乱した精神は、最適の行動を取ることはできない。
もう少し冷静だったなら、エィケズから聞いた断片的な「もう一人の同盟者」の話を思い出しただろうに。
そして目の前の相手が「敵ではない」ことを理解しただろうに。
リーアは汗の滲む手で拳銃を握り締め、物陰から一気に飛び出した。
震える手で拳銃を向けながら、その「謎の少女」に問う。

「う、動かないで! な、何もしなければ撃ちません!
 ……え、エィケズさんは、外のゾックはどうしたんですか!?
 あ、あなたは誰です!? どうしてここにいるの!?」

銃を向けたまま、詰問する。
……リーアは気付かない。
自分の声も腕も震えていること。素人丸出しの構えしかできていないこと。
そして……緊張のあまり、拳銃のセーフティーロックを外し忘れてしまっていること。
虚勢を張るのに精一杯で、少女はどんな怪物相手に銃を向けているのか理解できていなかった。

【行動:コォネに銃を向けて質問(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:3p】
【個人携行品:ハロP、ハロG、自動拳銃(予備弾倉なし)、ウェイトレスの制服】
【行動方針:みんな一緒に生き残る、謎のZガンダムとそのパイロットをどうにかする】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート】
97コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/24 01:46 ID:???
>>96
背後から掛かった声に、私は嘆息しつつ振り向いた。
向けられた銃口を見つめ、警戒を解く。
正規の訓練をまともに受けたことなど無いのだろう。震える手で銃を扱う姿は、どこか滑稽ですらあった。
年は私と同じくらいだろうか。服装と態度から察するに、民間人のようだ。
運営側の酔狂で、このプログラムに放り込まれたに違いない。

「エィケズ=コートから連絡が入っている筈だが……まあ良い」

呟き、私は彼女にゆっくりと歩み寄る。
一歩、また一歩。
確実に狭まる距離と共に、彼女の顔に浮かぶ動揺の色は益々濃くなっていく。
一歩、更に一歩。
変わらぬ歩調で近づき、自然な動作で彼女の銃に手を掛けた。

「人を脅すのなら、セーフティは外しておくことだな」

腕を軽く捻り上げ、銃を奪う。セーフティを外し、銃口を彼女に向け、引き金を引く。
カチッと小さな音がするのみで、弾は発射されなかった。
当然だろう。マガジンは拳銃を奪った際に、既に抜いてあるのだから。
それらを彼女に返し、捻ったままの腕を放してやる。
一応、関節や筋肉を傷めないように配慮はしておいたが……民間人には少々きつい警告だったか。

「今の私にお前達を殺す気は無い。安心しろ。
 私の名はコォネ。エィケズ=コートから伝わっているはずだが?」

【行動:ちょっとした牽制:-1】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:修理をっ!】【同盟:なし(中立:エィケズ一行)】 
『満足しているわけ無いだろう。誰が好き好んで殺し合いなどをしなければならない。
 だが、 ここから出るにはその『ルール』とやらに従うしかない。こんな最悪な
 『ルール』であっても・・・他に方法は見つからない。なのに何故、お前達は共に
 行動をしている?』
(なるほど、好き好んで戦うつもりはないという事か。)
通信を返す。
「そうだな、確かにそれはおかしい行動かもしれないな。
 正直脱出方法も私には検討もつかない。だが、たとえ可能性が少なかろうが、
 『ルール』外のことをしてみたくてな。」

【行動】通信中-0 【残4】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】二機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
「エィケズ=コートから連絡が入っている筈だが……まあ良い」

小さくつぶやき、その少女はゆっくりと近づいてくる。
リーアの構える銃など眼に入らぬかのように。

「こ……来ないでっ!!」
思わず声を上げるリーア。
しかし相手は相変わらずの無表情のまま、一歩一歩確実に接近してくる。

(撃つの? 撃たなきゃいけないの!? ……私に、撃てるの!?)
リーアは混乱する。いや、混乱というより、恐怖に竦みあがるというのが正しいか。
銃を突きつけてるのは自分なのに、逆に自分が突きつけられているような錯覚を覚える。
蛇に睨まれた蛙のように、まったく身動きできない。
無表情な少女は、ふと気がつくと手を伸ばせば触れられる距離にまで来ていた。
鋭い目でリーアを見つめたまま、自然な動作で銃に手をかける。

「………!!!」
考えての行動ではない。
反射的に、リーアは銃の引き金を引く。いや、引こうとした。
だが彼女の手に伝わるのは硬い手ごたえ。引いても動かない引き金。

「人を脅すのなら、セーフティは外しておくことだな」
目の前の少女が感情のない声で呟き、次の瞬間、リーアの腕は極められていた。
奪われる銃、そして、それは瞬時に自分に向けられ、セーフティーが解除され……!

リーアは瞬時に理解した。
自分が銃を向けた相手が、プロ中のプロであることを。絶対に敵にしてはいけない相手だったことを。
冷たい眼。人の命を奪うことに一片のためらいも持たぬ眼。『人間』にはできない眼。
後悔。恐怖。絶望。諦め。畏怖。
ほんの一瞬の間に圧倒的な感情がリーアの中に湧き上がる。

そして――氷の美貌の殺人人形は、何の躊躇もなく引き金を引いた。

(続く)
カチリ。

銃から放たれた音は、ただそれだけ。
弾丸も血の華も何もなく、気の抜けた金属音だけがドッグに響く。
……何が起こったのか理解することもできず、リーアはその場にへたり込む。
眼前に、拳銃と抜き取られた弾倉が無造作に投げ捨てられるが、すぐに拾うこともできない。

「今の私にお前達を殺す気は無い。安心しろ。
 私の名はコォネ。エィケズ=コートから伝わっているはずだが?」

少女は感情のない声のまま言い放つ。
腰の抜けてしまったリーアは、すぐにはその意味を理解できない。

「コォ……ネ? エィケズ……さん?
 あ……エィケズさんの大切な人……そっか、そういうこと……」

「リーア、ゲンキカ!? タイチョウ、フリョウ!?」
「オコルデ〜☆」

物陰に隠れていたのか、どこからともなく二体のハロが現れる。
リーアを気遣うような素振りのハロG、コォネに抗議するようなハロP。
リーアはただ……呆然とコォネを見上げているだけだ。

【行動:呆然(−0p)】
【位置:H04】【残り行動値:3p】
【個人携行品:ハロP、ハロG、自動拳銃(弾倉なし)、弾倉×1、ウェイトレスの制服】
【行動方針:???】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン?】
「ふみゅ・・・・・ふぎゃっ」
床とキスをして目を覚ます。
「ふわぁぁぁぁ・・・・アレ?」
体を起こして状況を整理する。
ここは基地内のトイレの個室。
「ああああ。たしかリーアをメガライダーに運んで・・・・
トイレに行きたくなってここに来て・・・そのまま寝ちゃったのか・・・」
我ながら馬鹿な話である。そして、重大な事実に気がつく。
「と、いうことは・・・・うげぇ」
さっきトイレの床に口をおもいっきしつけたことを思い出し
急いで洗面台の蛇口を開き口を洗った。

「ふぅ。戻らないとな。まさかトイレで寝てるとはダメも思わないだろうし」
そしてトイレから出て行こうとすると、腹の虫がぐ〜となる。
「おなかもすいたし・・・とりあえずごはーん」
そして小走りにメガライダーの方へかけていった。

【行動】口内洗浄w -1
【残り】3
【行動方針】ごはーん
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート
102エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/24 20:30 ID:???
(反応がない・・・。やっぱだめだったかなぁ?)
W−16地点まで来てみたものの、未だに返答はなし、2体のMSはにらみ合ったまま・・・ん?
「アクアジムっ!?」
通信を切っていなかったことに気が付き、思わず口をふさぐ。聞こえてしまっただろうか?

今まで建物の陰に遮られていたために見えなかったが、どうやらガザDが狙っているのはアクアジムらしい。
そしてガザDは手のナックルバスターをアクアジムに向けたままザクV後期型と睨み合っているようだ。

(ど・・・どうするっ!?ここでアクアジムを撃てばあの2体も巻き込まれる・・・。
 今はあきらめるしかないのか・・・?仇をまた討てないのか・・。

【行動:特になし(−0)】 
【残り行動値:4】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:仲間を作る もう一人のエリアードを出させない】
【同盟状況:なし】
「そうだな、確かにそれはおかしい行動かもしれないな。
 正直脱出方法も私には検討もつかない。だが、たとえ可能性が少なかろうが、
 『ルール』外のことをしてみたくてな。」

ザクVのパイロットの言葉に少々驚いた。
(例え、少ない可能性でもこの男は自分の信念を貫くのか?・・・)
「ふ・・・。」
何を思ったのか少し顔が笑ってしまった。
「『ルール』外のことか・・・それも面白いかもしれないな。」
通信中レーダーにまた反応が現れた。
肉眼で確認できるぐらいの巨大なMAが近ずいてくる。
「ん?!・・・。これはずいぶんとデカイ奴が来たものだ。」
【行動】ザクV後期型と通信中(-0)アプサラスV発見(-1)
【残り行動値】3
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】敵機への対処
【同盟】無し
104カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/06/24 23:09 ID:???
夜中になってようやく街にたどり着くことができた。
警戒しながらの移動だったせいか、ずいぶんと時間がかかってしまったみたいだ。
一見したところ、街には誰もいない。結構大きな街だが、静まり返っている。
「だれもいないか…そのほうがいいんだけどね。
 …でも、これだけの街に誰もいないのも、なんかやだなぁ。」

まずは、食べ物の店を探すことにした。
すぐにデパートがみつかった。その陰のほうにBディスティニーを止めると、コクピットから出てみる。
「ん、んー!ぷはーっ。」
軽く伸びをすると、ものすごく気持ちいい。首がバキバキいう。
おそるおそるドアに近づくと、自動でドアが開いた。非常灯のおかげなのか、中はぼんやりと明るい。
「ふーん、電気は生きてる。」
さっそく、地下の食料品売り場におりていく。
さすがに生鮮食品はほとんどが駄目みたいだけど、レトルト類だけでも凄い数がある。
おもわずにんまりと笑ってしまった。

【行動】移動(P09→P10→P11)(−2)、街を探索(−1)、食事(−1)
【残り】0
【位置】P−11
【行動方針】食べ物食べ物食べ物!交戦回避。
しばらく移動するとようやく町が見えてきた。
「やっと着いたわ・・・これで食料や工具、上手くいけばMSの武器が見つかるかもしれない」
町に着くとひとまず食料などが置いていそうな場所を探す・・・どうやら近くにショッピングモールがあるようだ。
「ショッピングモールならたいがいの物は手に入るわね・・・他に先客がいなければ良いけど・・」
そう言う卯とショッピングモールへと向かう。
【行動】I21→20へ移動、市内のショッピングモールへ移動 合計2 
【残り】2
【位置】I20
【行動方針】食料等の調達のため市内を移動 
「それは残念だが、おそらく君が考える最悪のケースだろう。
 ……まさか、『はい、そうですか』と、
 機体を譲って自殺するとも思えんしな。」
(殺された……コード=アクセルズさんが……)
思わず肩に力を入れる。
そして頭の中で考える。
(殺されてたらどうする?殺すのか?
――嫌だ!殺したくない…殺したくない……
どうしてだ?一人殺すのも二人殺すのも同じだろ?それに相手は襲ってくるぞ。
違う!!慣れちゃ駄目なんだ!!襲ってきたら逃げればいい!
逃げきれるのか俺に…?又殺してしまうんじゃないのか?
逃げるしかないんだ!!殺す殺されるでしか考えられないのか!!)
自分に問い、自分で答え、自分に怒った……。

【行動:考える(-0)】【残り行動値:(4)】
【位置:W−16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:人との接触】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
107コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/25 02:42 ID:???
>>100
「大切な人? 何だ、ソレは。
 あの男がそんな戯言を口走ったのか?」

へたり込んだ彼女の口から出た意外な言葉に、私は微かに眉をひそめた。

「つくづく……甘い男だ。
 あそこまで戦場が似合わない人間もそう多くない。あの分では早死にするぞ」

ふいに苛立ち、わずかに口調が荒ぶってしまう。
だが、彼のものらしいその言葉自体は不快ではなかった。どういうわけだか、不快では無かったのだ。
ならばこの苛立たしさは一体何なのだ?
何が私を不快にする? あの男の存在か? この少女か?
それとも――やめよう。あの男が絡むと、私はおかしくなってしまう。これ以上は考えないほうが無難だ。

ゆっくりと頭を振る。
再び視線をウェイトレス服の少女と、2匹のハロたちに戻す。少女は、未だ座り込んだままだ。腰でも抜けたか?
飛び跳ね、抗議の声を挙げ続けるハロに謝罪の言葉を掛け、

「訓練された兵士に、軽々しく銃口を向けないことだ。立てるか?」

次いで目の前の少女に右手を差し出した。

【行動:リーア嬢に手を貸す】【残り行動値:4】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:修理をっ!】【同盟:なし(中立:エィケズ一行)】
「おなかがすいたー。ただいまー」
挨拶をしながら勢い良くメガライダーの中にはいる。
だが、誰もいなかった。
「うーみゅ。おなかすいたねー」
そしてメガライダーのなかを何か食べ物がないか探した。
そして、レーションと携帯コンロとオナベと水を発見する。
鍋にみずをいれてコンロに置き、火をつける。
そしてレーションを三人分入れて暖めはじめたー。

【行動】ごはんの準備-1
【残り】3
【行動方針】ごはん
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート
「大切な人? 何だ、ソレは。
 あの男がそんな戯言を口走ったのか?
 ………。
 つくづく……甘い男だ。
 あそこまで戦場が似合わない人間もそう多くない。あの分では早死にするぞ」

冷たい目の少女は、苛立たしげに呟いた。
……感情のない「人形」のような顔に、一瞬だけ年相応の表情が見えたのは、気のせいだろうか?
コォネは二体のハロに謝罪の言葉を漏らすと、リーアに手を伸ばした。

「訓練された兵士に、軽々しく銃口を向けないことだ。立てるか?」

「す、すいません……な、なんとか……」
ようやく気を取り戻したリーアは、コォネの手を取って立ち上がった。
(訓練された兵士……そうか、コォネさんって、そういう人なんだ……)

「コォネさん……エィケズさんと一緒に私たちと同盟、と理解していいんですか?
 確かに私は「兵士」としては素人ですけど……「整備士」としては一人前のつもりです。
 例えばあのZ……装甲外さないと断言できませんけど、下手したらフレーム歪んでますよね?
 フレームチェック、電気系統のチェック、装甲板の歪みの修復……一人でやるのは大変ですよ。
 ……お手伝い、できますよ?」

激しい混乱が通り過ぎ、リーアはいつもの計算高い冷静さを取り戻していた。
……この、コォネという人は使える。エィケズよりも強力な「盾」として。
そして、首輪の問題を解決した後の、フィールド脱出の際の「道を切り開く剣」として。
前にエィケズに言った通り、一緒に脱出するのが2人でも3人でも4人でも変りはない。
リーアは精一杯の微笑みを浮かべ、コォネの答えを待った。

【行動:コォネを仲間にしようと説得】
【位置:H04】【残り行動値:4p】
【個人携行品:ハロP、ハロG、自動拳銃(弾倉なし)、弾倉×1、ウェイトレスの制服】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、コォネを仲間に引き入れる】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン?】
110コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/25 17:44 ID:???
>>109
『コォネさん……エィケズさんと一緒に私たちと同盟、と理解していいんですか?
 確かに私は「兵士」としては素人ですけど……「整備士」としては一人前のつもりです。
 例えばあのZ……装甲外さないと断言できませんけど、下手したらフレーム歪んでますよね?
 フレームチェック、電気系統のチェック、装甲板の歪みの修復……一人でやるのは大変ですよ。
 ……お手伝い、できますよ?』

そう申し出た彼女。笑顔の裏に、したたかさが覗いている。
成る程、初日から生き残るにはそれなりの理由があるということか。
彼女の強い目の輝きが、私に警戒心を呼び起こさせる。エィケズ=コートなどより、余程戦場に相応しい人間のようだ。

「他人と馴れ合うつもりは無い。
 代価を要求しない契約をするつもりも無い。見返りに、お前は私に何を望む気だ?」

銃弾の飛び交う場のみが、戦場ではない故に。
それ相応の礼を以って、私は彼女に応じることにした。

【行動:ネゴシエーション(w:-0】【残り行動値:4】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:リーアの意図の見極め・修理】【同盟:なし(中立:エィケズ一行)】
コンロの鍋がぐつぐつと煮え立つ。
「さて、そろそろかな?」
鍋の中にいれたレーションを拾い上げる。
「うわっ。あつつつつ」
とても熱い。拾い上げて手近な床に一旦置く。
そして、コンロの火を消して、缶切りをポケットにいれて
何個か缶詰とさっき暖めたレーションを持って
メガライダーから出る。
そして、リーアを探し始める。
少し移動しただけでリーアは見つかった。
そして見慣れない機体と見たことの無い人が一緒にいる。
「あれ?新しい人?とりあえずごはんにし・・・ぎゃっ」
小走りで近付きながら話かけて
何故か何も無いところで転んだ

【行動】転倒w-1
【残り】2
【行動方針】ごはん
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート
「他人と馴れ合うつもりは無い。
 代価を要求しない契約をするつもりも無い。見返りに、お前は私に何を望む気だ?」

見抜かれた。
……いや、それだけ修羅場を潜ってきている人間ということか。
リーアはこの少女が、エィケズやキャットなどよりよほど手ごわい相手であることを知る。
だから……リーアは、ここは直球勝負を選択することにした。

「……あなたの力、です。
 私には、機械関係の技術しかありません。これではみんなで生き残るには、足りません。
 全く役に立たないというわけではないですが」

ここまで言って、リーアは自分の首元の首輪を指差す。
勘のいい相手なら、その意図――『首輪なら自分になんとかできる』ことを理解するだろう。

「あなたの戦闘能力、そして色々な経験――これは、きっと脱出の助けになります。
 それにあなたと戦うことになれば、エィケズさんも私たちの敵に回ります。
 あなたを敵にせず、味方にしたい……それが私の望みです」

リーアには確信がある。
脱出のことを口にしても、それだけで管理側から目をつけられるわけではない、ということを。
この『ルール破りの脱出』というアイデアは、長期的な『同盟』を築くには必須のもの。
だから、同じような会話はいくらでもされているはずだ。

「まぁ、あなたが私達より、管理側を信頼するというなら、仕方ありませんけど。
 この『プログラム』にあんな形で私たちを放り込んだような彼らが、
 『優勝者』に相手にちゃんと約束守るとは思えないんですけどね。
 とりあえず、機体の修理、お手伝いさせて下さい。
 さっき銃を向けた時、見逃してもらった借りも返さなきゃいけませんし」

笑顔に戻ると、リーアはZガンダムに向かおうとする。
と、唐突に背後で起こる派手な音。
見ると、キャットが何もない所で転んでいた。

「キャットさん、お帰りなさい! どこ行ってたんですか?
 ……あ、コォネさん、彼はグリーン=キャットさん。私の仲間で、彼も整備士です。
 キャットさん、こっちはコォネさん。エィケズさんの『お友達』ですよ」

互いに互いを紹介すると、リーアはコォネの返事も待たず、Zガンダムのダメージチェックを開始した。

【行動:コォネを仲間にしようと説得(0p)、キャットとコォネを互いに紹介(0p)、
    Zガンダムのダメージチェック(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:3p】
【個人携行品:ハロP、ハロG、自動拳銃(弾倉なし)、弾倉×1、ウェイトレスの制服】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、コォネを仲間に引き入れる】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン?】
(あれは?……アプサラス、戻ってきたのか。)
上空にそびえる巨大な物体はこちらの様子をうかがっているかの様だ。
(しかし、妙だな…今のところ攻撃は仕掛ける気はないようだが。……まあいい)
アプサラスへ向け通信を開く
「私はウィルト=ラインステッドというものだ。
 つかぬ事を聞くが、その機体……本来、君が乗っていた機体ではない様だが?」

【行動】通信-1 【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】三機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
114エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/26 20:03 ID:???
『私はウィルト=ラインステッドというものだ。
 つかぬ事を聞くが、その機体……本来、君が乗っていた機体ではない様だが?』
「・・・。」

通信が帰ってくる。やはり聞かれると思っていたことだが、どう返答すべきか迷っていた。
「・・・えぇ。これはコード=アクセルズさんの乗っていた機体だそうです。
 ・・・この機体を奪ったのは確かに・・・自分です。」

声が震え始めた。
「でも・・・・・・。
 信じてくれないでしょうけど正直に言います・・・。
 自分は、おそらくあのアクアジムに仲間を殺されたときから二人目の人格が出来てしまったんですっ!
 それからっ・・・このコックピットで気が付くまでのことは一切覚えてません・・・。
 正直自分が怖いんです・・・闘いたくもないのに人を・・・。」

頬を涙が流れ始める。
「信じてくださいっ!これは・・・本当のことなんですっ!
 今、自分に交戦の意志はありません!
 交戦の意志は・・・・くっ。」

他人が聞いているのにもかかわらずコックピット内で泣き崩れる。
そして、何度もコンソールを叩く。何度も。
「くっそぉぉおぉぉぉおぉぉっ!」

【行動:通信回線開きっぱなし(−0) 大泣き(−0)】 
【残り行動値:4】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)・刀】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:大泣き中w】
【同盟状況:なし】
115コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/26 21:27 ID:???
>>112
こちらの返事も待たずに作業を始めた彼女。
交渉の材料に使うだけのことはある、見事な手並みだ。

「……」

最後の生存者となる以外の、このプログラムから脱出する方法。
それを彼女は知っているという。真実ならば、手を貸しても良いだろう。
だが――脱出して、私はそれからどこに行けば良い?
幼い頃の記憶など私には無い。
私を育てた反政府組織は2年前に壊滅している。
それからの2年間、私を飼い続けたあの男に捨てられたからこそ、私はここにいる。
一般市民として平穏な日々を過ごすには、私の両手は血に染まりすぎている。
第一、兵士以外の生き方など私は知らない。
ならば戻れる場所など、何処にも無いではないか。
ならば傭兵として、或いは何処かのゲリラ組織の一員となって再び戦場に立つか?
そうして戦い続けて、いずれは私が殺してきた数多の敵兵と同じように散っていくのか?
果たしてそれは、このプログラムの中で戦い続けて死ぬことと、一体どんな違いがあるというのだ?

「く……っ」

来た。いつもの発作だ。
休息をとる旨を伝え、発作が出たことを彼女に気取られぬように私は休憩室へと向かった。

【行動:発作・休憩:-2】【残り行動値:2】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:発作の症状回復】【同盟:リーア=ミノフスキー一行(中立寄り)】
116アルム ◆zFt4KYQnAU :03/06/26 22:14 ID:???
>>95
アルム「むぅ・・・どうしよう・・・」
私は、トランシーバーを地面に叩きつけた後、さっき気絶していた部屋に戻りました。
アルム「・・・気付いてるかな・・・」
ハロ「アルムノアホー!」
私は、部屋の中をうろちょろ歩き回っていました。
アルム「う〜なんであんな時間に・・・」
トルヴァ「いよう、元気になったか?」
アルム「はっ!・・・ああ、おかげさまで・・・。バタラの修理は終わったんですね・・・
     そういえば・・・さっきトランシーバーで連絡入れたんですけども途中で定時放送が混ざってしまって
     聞き取れなかったと思うのでもう一度言います。
     兵隊さん、MS用の拳銃のような物知りません?
     我流ですけども射撃訓練をやっていたので、こちらとしては使いやすいんじゃないかと思いまして・・・。
     どうです?ありますか?」
私は、歩き回っていて、突然出て来た兵隊さんに多少驚きながらも、そう、言葉を返しました。


【基地内移動 −1 会話 −1】【残り行動値:2】
【位置:D-17】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1 クレイバズーカ×1(残弾数不明】
【行動方針】 武器調達(できればMSの拳銃のような武器」
【同盟】トルヴァと同盟

     
休憩にいく、それだけを告げ、コォネはドッグの休憩室へと消えた。

「……??」
「コォネ、タイチョウ フリョウ!」

なにか、調子が悪そうに見えた。単純に疲れているというだけではない、何かが。
……けれども、結局それには触れずに、彼女の背中を黙って見送る。

Zガンダムのダメージを調べる。
幸い、本体のフレームには歪みはない。ウェブライダーの機首、MS時の盾が少し歪んでいるだけだ。
それと細かい電装系のダメージに、装甲板の歪み。
これなら、さほどの手間はかかるまい。
手早く修理に入る。

【行動:Zガンダムの電気系統の修理(−1p)、シールド部の歪みの矯正(−1p)、
    装甲板の修復(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:1p】
【個人携行品:ハロP、ハロG、自動拳銃(弾倉なし)、弾倉×1、ウェイトレスの制服】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、コォネのZの修理】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン?】
118コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/27 01:36 ID:???
身体を預けるように扉を押し、休憩室の中へと足を踏み入れる。
薄暗い室内には、古びたソファーと毛布が数枚、無造作に置かれていた。
血の匂いは幸いな事に漂ってこない。
環境としては及第点か。ならばここで大人しく、発作が通り過ぎるのを待とう。

ソファーに身を横たえ、毛布を足に掛ける。そして、目を閉じた次の瞬間――

「う………くぅ……ん……っ」

――衝動が、波となって押し寄せてきた。
ESが超自我を駆逐し、抑圧の弱まった自我は欲求の赴くままに身体を動かそうとする。
砕け散った超自我の欠片を掻き集め、私の理性は何とか抵抗を試みている。
――熱い。
衝動の炎に焦がされ、身体の奥が疼くように熱を帯びる。
――熱い。
からからに乾いた喉から、すすり泣くような呻き声が漏れ出す。
――熱い。
いっそこのまま、身を任せてしまいたい。
このまま蕩けきってしまえたなら、どんなに――。

「それだけは……っ!」

扉に鍵をかけ忘れたことにも気付かず、私はひたすら甘美な誘惑と衝動に抗い続けた。

【行動:強い発作:-1】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:発作の沈静化】【同盟:リーア=ミノフスキー一行(中立寄り)】
「あいたたたた」
体をゆっくりと起こす。
するとリーアから声がかかる
「キャットさん、お帰りなさい! どこ行ってたんですか?
 ……あ、コォネさん、彼はグリーン=キャットさん。私の仲間で、彼も整備士です。
 キャットさん、こっちはコォネさん。エィケズさんの『お友達』ですよ」
(そうか。彼女がエィケズさんの知り合いのコォネさんか)
その証拠に近くにZガンダムもある。
挨拶をしようかと思ったが、イキナリ休憩すると言って休憩室に向かう。
首をかしげたが、先ほど転んだので持って来た食料を
派手にばら撒いたのを思い出し。いそいそと拾いはじめる。
そしてZガンダムを修理中のリーアに話し掛ける
「ねぇ。ごはんにしない?」
だが、リーアから返事はない。
どうも修理に夢中で気がつかないようだ。
しかたないのでレーションを一つハロGに渡す。
「ハロG、リーアが一息ついたら渡しておいてね」
「ワカッタ!マカセロ!」
ハロGからの返事を聞き、こちらも満足に頷いて違う場所に向かう。
次に一番近いのは休憩室に向かったコォネさん。
中で何が起こってるかも考えずに休憩室のドアを開け
休憩室の中に踏み入り、大声で話し掛ける
「コォネさーん。ごはんですよー」

【行動】移動ー1
【残り】3
【行動】みんなでごはん
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート コォネ=カウフマン
Zガンダム。
それはアナハイムエレクトロニクスの生んだ、名可変MSだ。
MS形態とWR形態、双方の高い性能の獲得。スマートな外見に十分な強さを秘めたボディ。
リーアが初めてMSカタログで『彼』を見た時、感動に全身の産毛が逆立ったのを覚えている。
グリプス戦役時代で、キュベレイと双璧をなす最も美しいMS。

そのZを、修理とはいえ、思う存分に弄ることができる。
リーアは夢中だった。
コォネとの交渉も、半分は「Zを弄ること」自体が目的。キャットの声も聞こえない。
装甲板の下は、何度もカタログやMS雑誌で見たZの中身。
直接触れるのは初めてだが、ある意味、知り尽くした機体でもある。修理は早い。

関節回りのガタを直し、スラスターの歪みを補正。
一通りの修復を終えたリーアは、推進剤の補給を開始する。
といっても、管を繋げばあとはやることはない。

「ついでに、色々見させてもらおうかな……
 せっかく憧れのZガンダムがここにあるんだもん」
修理が不要な場所の整備用ハッチも次々と開き、覗いてまわる。
雑誌などで知っている機体とはいえ、実物を見ねばわからぬことも多い。興味は尽きない。
目の前に広がる未知の世界に、メカ狂いの少女は目を輝かせる。
……そうして、ジェネレータの周辺部分を開けてみた、その時。

「あれ……これ、何?」

そこにあったのは、ジェネレーター部に直結する未知のパーツ。
カタログなどの写真では全く存在しなかった部品。
さりげなく隠すように配置された、コンピューターチップと謎の配線だった。

(……核融合炉の制御部分と直結? メインコンピューターを介さずに?
 この線の先が繋がっているのは……外部からの通信受信用のサブアンテナ?)

嫌な予感がした。だから、声を出さずに確認を進めていく。
……その回線は、予備のアンテナと直結し、間に謎のチップを挟み、核融合炉に繋がっている。
その意味するところは……

(これは……自爆装置!
 『ティーチャー』が万が一の時、参加者の機体を遠隔爆破するための……!)

外部からの特定の信号に応えて、ジェネレーターを暴走させる特殊回線。
爆薬不要の自爆装置。
リーアの好奇心は、期せずして『第二の首輪爆弾』を発見したのだった。

【行動:Zガンダムの関節回りの修理(−1p)、スラスターの歪みの補正(−1p)、
    推進剤の補給(−1p)、『自爆装置』発見(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:0p】
【個人携行品:ハロP、ハロG、自動拳銃(弾倉なし)、弾倉×1、ウェイトレスの制服】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、コォネのZの修理】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン?】
121コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/27 11:38 ID:???
男の……匂い……。

甘くもおぞましい囁きが、私の心を蝕む。
殺せ。血をすすれ。
犯せ。全てを貪れ。
このまま堕ちてしまえ――

『コォネさーん。ごはんですよー』

耳慣れない男の声だった。
跳ね起き、毛布を投げつける。そのまま銃を抜き、男目掛けて構えた。
引き金を引き、放たれた銃弾は脳漿を飛び散らせ、吹き出た血潮が私の火照った肌を濡らして――
理性が、そこで形を取り戻す。

「兵士の習性だ。許せ」

銃を下ろし、私は扉に背を向けた。体はまだ、熱く昂ぶっている。
明かり一つ無い、暗い部屋だ。彼我の位置関係なら、私の姿を彼が捉えることは無かった筈。
それは即ち、この体の事をまだ知られてはいないということ。ならば彼を殺す必要はない。
私は安堵した。
殺せばまた、あの衝動が襲ってくるだろう。血の匂いの漂う中で、その誘惑に耐え切る自信は無かった。

「すまないが食欲が無い。代わりといってはなんだが、水を持ってきてはくれないか?」

【行動:発作への抵抗:-1】【残り行動値:2】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:休息】【同盟:リーア=ミノフスキー一行(中立寄り)】
(どうする?アプサラス、ザクV、ZZガンダム共に
 戦闘をする様子はないようだが?)
あまりにも多くの機体が集まってきたので今の状況が少し
ややこしくなってきた。
(このまま睨み合いが続くのか?それともこの状況が一気に
 崩れるのか・・・っ?!。そういえば、さっきからアクアジム
 に動きが見られない。何かの意思表示があっていいはずだが
 どういうことだ?)
不信に思いアクアジムに通信を開く
「こちらジン=D=ブラッド、アクアジムのパイロット応答を願う。
 お前はこれからどうする気だ?お前の今後の意思を知りたい。」
(さあ・・・お前はどう動く?)
すると、アクアジムはいきなり銛を構えてこちらに打ってきた。
「くっ!それがお前の意思か?」
ペダルを踏みこみ、スラスターを発動させ真上に上昇し銛を避ける。
「なら、こちらも容赦しない!」
そのままナックルバスターをアクアジムに向ける。
「ターゲット・・・ロックオン!」
トリガーを引きナックルバスターから放たれた閃光がアクアジムに向かっていく。
【行動】スラスターを発動、銛を避ける(-1)
    ナックルバスターを打つ(-1)
【残り行動値】2
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】敵機の撃墜
【同盟】無し
放たれた閃光はアクアジムの胴体を貫き爆炎を上げる。
ゆっくりと着地しアクアジムの状況を確認する。
「ターゲット・・・沈黙。」
(あまり気分が良く無いな・・・人を殺すというのは・・・。)
爆炎を上げるアクアジムがモニターに映る。

誤解の無いようにザクVへ通信を開く。
「通信を開いたが返答も無く、奴の方から仕掛けてきた。
 仕方が無いだろう、やらなければこちらがやられ・・・うっ!」
突然、フラッシュバックのように、頭にあのときの光景が甦る。
10年前、俺の全てを失ったときの光景・・・。
燃え盛る炎、崩れ落ちる孤児院、絶望の果てに嘆く自分。
思い出したくも無い記憶に冷静さを失う。
「うぁああああああああああーーーーーー。」

【行動】アクアジムの状況を確認(-1)
    過去を思い出す(-1)
【残り行動値】0
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】???
【同盟】無し
>>123 訂正
【二〇番 ゼアン=アイクス:死亡】追加               
「ほう、二重人格とはな……」
ひとまず通信相手をグレンへと変える
「彼は殺したことを認めたようだ、しかし二重人格という奴らしく
 好戦的な人格がやったと言うことらしい。
 ………なかなか信じがたい話ではあるが、まさかそんな下手な言い訳をするとも思えん。
 今の人格では友好的らしいが……まさに、両刃の剣と言ったところか。
 ともかく……ん?離れろっ!」
咄嗟に目の前の二機から距離を取る。
目の前でガザDとアクアジムの戦闘が始まったようだ。

しかし、決着は意外とあっけなくガザDのナックルバスターがアクアジムを沈めた。
(ほう……まあ、アクアジムが起こしたのだろうな。)
その予想は次のガザDからの通信で確信へと変る。
『通信を開いたが返答も無く、奴の方から仕掛けてきた。
 仕方が無いだろう、やらなければこちらがやられ・・・うっ!』
しかし突然、ガザDのパイロットは会話を止めた
そして代わりに聞こえてくる叫び声。
「……どうした?大丈夫か?」
(やれやれ……困ったものだな。一方では泣き崩れ、もう一方では叫び出す
 まあ、この状況下では無理もないがな。しかし、これでは話にならんかもな)
アプサラスVとガザDへ通信を続ける。
「少しは落ち着いては、どうかな?………ここで嘆いても仕方がないとは思うが。」

【行動】各機それぞれに通信 -1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】二機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
「彼は殺したことを認めたようだ、しかし二重人格という奴らしく
 好戦的な人格がやったと言うことらしい。
 ………なかなか信じがたい話ではあるが、まさかそんな下手な言い訳をするとも思えん。
 今の人格では友好的らしいが……まさに、両刃の剣と言ったところか。
 ともかく……ん?離れろっ!」
「二重人格……?だからって…!!…な…!!」
慌てて飛び退く。
前を再び見るとアクアジムが炎を上げていた。
「……死んだ…?殺され…た…?
…何…で……何で殺しあうんだよっ!!何で…何でだよっ!!!
殺す必要はないじゃないか…!ないじゃないか……」

突然目の前が真っ暗になり…
ガンダムピクシーが両腰のビーム・ダガーを手にとって接近してくる姿を思い出す――
目の前でビーム・ダガーが振られる寸前――
21連装ミサイルランチャーを一斉に撃ちこんだ。

そしてガンダムピクシーは廃機となった。

「殺す…殺す必要はないじゃないかっ…!!何で殺したんだよッ!!!」
自分への問いに変わっていた。
叫び、そして目の前が曇った――

【行動:叫ぶ(-0)】【残り行動値:(4)】
【位置:W−16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:人との接触】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
部屋の中に立ち入った瞬間。何かを投げつけられる。
一体なんだったのか。体に触れてからわかる。
それはただの毛布だった。
もがきながら毛布を剥ぎ取る。
それと同時に暗闇の中から声がかかる。
「兵士の習性だ。許せ」
兵士の習慣?毛布を投げつける事が?
そんな疑問を口に出す前に暗闇の中から更に声がする。
「すまないが食欲が無い。代わりといってはなんだが、水を持ってきてはくれないか?」
その声にすぐに答える。
「はーい。分かりました。持ってきますね?」
そして走ってメガライダーにまで戻り水を取ってくる。
途中、休憩室に戻る前にリーアの近くまでいき
ハロPに水を預かってもらっておく。
そして再度休憩室にまで行く。
ドアを開けると相変わらず暗闇。だけどそれにかまわず声をかける
「コォネさん。お水持ってきました。入口の近くに置いておきますね?
それとついでに一つだけいきなりですけど頼みごとがあるんですけど・・・
リーアとエィケズさんをお願いしますね」
それだけを言うとドアを閉めてその場を立ち去る。
そのまま自分の機体に向かい、乗り込む。
そしてそのまま基地を出て行った。

【行動】基地内往復 -3 移動I-11へ -1
【残り】0
【行動方針】???
【同盟】リーア=ミノフスキー エィケズ=コート
>>116
休憩室に入りアルムに話しかけた、どうやら具合のはよくなったらしい。
MSの武器が欲しいらしく、拳銃みたいなものはないかと聞いてきた。

トルヴァ「MS専用拳銃?すぐ近くの武器庫にビームピストルがあったな、
      実弾じゃなくてもいいなら、あれでいいんじゃないか?
      んじゃあ先にMSに乗ってるから、準備が出来次第教えてくれ。
      今後の事も話し合わなければならないからな。」
休憩室を去り、ドムに乗った。

【アルムと会話−1 ドムに乗る−1 残り行動値2】
【位置:D−17】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:未決定】
【同盟状況:アルムと同盟】
129エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/28 10:53 ID:???
「・・・・。」
『少しは落ち着いては、どうかな?………ここで嘆いても仕方がないとは思うが。』
その言葉で我に返る。気が付くと手がまた血に染まっていた。コンソールも少し壊れている。
「すっ・・・すいません・・・。ちょっと少し一人にしてください・・・。すぐ戻ってきます。」
そう言ってコックピットハッチを開き、地面に降り立つ。手にはコード・アクセルズの刀が握られていた。

そして基地の端の方。ガブスレイの残骸の近くへ移動する。
「・・・あの時のままだな・・・。ガンダムの残骸がある以外は。」
刀を近くに突き刺す。そして祈る。
「遺体も埋めるべきなんだろうけど・・・。時間がないしな・・・。」

次に京介の遺体の近くへ行く。そしてふと、首輪が目に入った。
「・・・何だ?これ・・・。」
首輪の内側の方にある黒い物体。マイクのように見える。
(・・・まさか盗聴器っ!?こんな物が・・・っ!?)
急いで首輪をポケットの中に入れる。

そしてザクVたちがいるところへ急いで戻っていった。そして叫ぶ。
「ちょっと見て欲しい物があるんですー!」

【行動:自機・ガブスレイ残骸間移動(−2)】 
【残り行動値:2】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:首輪を見せる】
【同盟状況:なし】
130コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/28 14:18 ID:???
>>127
『コォネさん。お水持ってきました。入口の近くに置いておきますね?』

「ああ、手間を掛けさせたな」

『それとついでに一つだけいきなりですけど頼みごとがあるんですけど・・・
 リーアとエィケズさんをお願いしますね』

「何?」

訝しく思った私がソファーから身を起こし、戸口に視線を遣った時には既に、彼の姿は消えていた。
遠くなる足音。何処へ向かったのだろう。
残されていた小さなペットボトルを手に取り、ドアから廊下の様子を窺う。
無論、誰の姿も見当たらない。
リーアと言ったか、あの少女は未だに作業中か。エィケズ=コートが戻ってきた様子も無い。
一口、水を口に含み、私は室内へと戻った。

ジャケットを脱ぎ、頭から水を被る。
お世辞にも冷たいとは言い難かったが、それでも熱を帯びた肌には心地良かった。
胸元から腹部へと伝う水の感触を堪能してから、ソファーに腰を下ろす。
続いて毛布で髪の水気をざっと拭い、私はペットボトルの中身の残りに口をつけた。

【つづく】
131コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/28 14:43 ID:???
湿り気を帯びた髪を掻き揚げる。
毛先から、拭いきれなかった水分が滴となって肩に落ちた。

『リーアとエィケズさんをお願いしますね』

……。
何故こうも容易く他人を信用してしまうのだ。
会ったばかりで素性も知らない人間に、仲間のことを頼むなど馬鹿げているとは思わないのか?
私が二人を殺そうとすると、どうして考えないのか?
全く――

「――馬鹿ばかりだ」

言って、溜息一つ。プログラム開始以来、通算で何度目だろうか。
思い出すのも煩わしい。
ソファーの背もたれに体を預け、天井を仰ぎ見る。ふと、部屋の隅に転がるペットボトルが目に入った。

代価としては少々不足だが……致し方あるまい。

そうしてまた、溜息一つ。
どうやら数はまだまだ伸びそうだった――別に興味は無いのだが。

【行動:水浴び:-1】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:休息・リーア並びにエィケズのお守り】
【同盟:グリーン=キャット、リーア=ミノフスキー、エィケズ=コート;但し暫定】
腹の虫が時節鳴り空腹に苦しめられている。
「敵は怖いが腹も減った。私も男やる時はやる。」
水さえも付き果てて瀬戸際追い込まれていた
「地上走行モード、おそらく食い物が待っているだろう。」
アッザムは高速道路でホバー走行を行いながら町に突入した。


【行動】移動
【残り】3
【位置】P-13
【行動方針】街に突入、食料探索
……少し悩んだ後、リーアはZの『自爆装置』を無力化した。
取り去りはしない。単にジェネレーターとの接続を切っただけだ。
こうしておけば、取り去ってしまうよりも発覚が遅くなる。
ティーチャーたちは使おうとした時に初めて、無力化されていることを知るはずだ。

(自爆装置があるってことは……盗聴器も……)
おそらくコクピットにあるだろう。しかし、こちらは取ればすぐに発覚する。
当面、必要ないだろうと判断、今は探さない。
それよりも先に、リグシャッコーの方のジェネレーターを開ける。
……先ほど見た時は、内部機構も未知のMSだったため、気付かなかったが……
確かに、核融合炉部分に同様の『自爆装置』が隠されていた。
こちらも、手早く無力化する。

「とりあえず、こんな所か……あとは、ゾックとドライセンだけ……あれ?」
いつの間にかドライセンの姿がない。作業に夢中になってる間に出て行ったようだ。
「リーア、キャットカラ!」
電子音に足元を見ると、ハロGがすっかりぬるくなったレーションを手にしていた。
「そっか、ご飯の用意して……何か足りないものに気付いたのかな?」

レーションの袋を開け、立ったまま食べながら、何をするのかを考える。
脱出のために、やらねばならない作業はあと二つ。
首輪対策の「あのアイデア」を具体的な形にすることと、ゾックとドライセンの『自爆装置』を外す事。
この二つが済めば、ティーチャーから付けられた『枷』はほぼ無力化できる。
次なる問題は、このフィールドという『檻』からどう脱出するのか。

(こっちは……もう『整備士』の仕事の領分じゃないわね。
 誰か、こういう事に長けてる人がいればいいんだけど……)

キャットは整備士だ。エィケズとコォネは兵士だという。
兵士でも、何か特殊任務の経験でもない限り、脱出に役立つ経験や知識などないだろう。
いや、それでも完全な素人であるリーアやキャットよりはマシなのか?

「……とりあえず、二人に聞いてみるか……」
コォネは休憩中。エィケズには、どのみちリグシャッコーを返さなければならない。
ならば、先にエィケズに軍での経歴などを聞いてみるべきだろう。
リーアは未開封のレーションを掴んでリグシャッコーに乗ると、エィケズの姿を探し始めた。

「エィケズさーん! 見張りご苦労さまです!
 とりあえず機体の修理済んだんで、持ってきました! ご飯も持ってきましたよ!」

【行動:Zガンダムの『自爆装置』無力化、リグシャッコーの『自爆装置』無力化(−2p)
    食事(−1p)、エィケズの所にリグシャッコーに乗って持っていく】
【位置:H04】【残り行動値:0p】
【現在の乗機:リグシャッコー】
【個人携行品:ハロP、ハロG、自動拳銃(弾倉なし)、弾倉×1、ウェイトレスの制服】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、コォネのZの修理】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン?】
>133
修正
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、エィケズに機体を返す、仲間の能力の確認】
「少しは落ち着いては、どうかな?………ここで嘆いても仕方がないとは思うが。」
ザクVからの通信がかすかに聞こえた。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!ガゴン!ハァ・・・ハァ・・・。」
脳裏に浮かぶあのときの光景を振り切るためにコクピット内に
頭をぶつけ、理性を取り戻す。

「・・・すまない、迷惑をかけたな。もう・・・大丈夫だ。」
ザクVに通信を返す。
(くっ、なぜ・・・あのときの光景が・・・今ごろ・・・)
額から血が流れきたので毛布で血を拭う。
「少し、頭を冷やしてくる」
そう言うとコックピットハッチを開き、外へ出た。

【行動】コクピット内に頭をぶつける(-1)
    外へ出る(-1)
【残り行動値】2
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】頭を冷やす
【同盟】無し
136開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/29 00:00 ID:???
「皆さん、おはようございます。
 今日はうれしいお知らせがあります。
 先生からプレゼントです。
 今から言う場所に投下しますから、
 各自で回収してください。
 それでは言います。
 『T−10』 『P−19』 『D−05』
 以上です。
 何が入っているかは開けてからのお楽しみです。
 それでは脱落者の発表です。
 出席番号二〇番 ゼアン=アイクスさん。
 以上一名です。
 それでは禁止エリアの発表です。
 『A−10』 『C−06』 『D−24』 『H−14』 『L−23』
 『O−02』 『S−06』 『W−17』 『X−08』 『Z−11』
 以上です。
 それでは恒例の天気予報です。
 今日は、昼ごろから雲が近づいてきます。
 もしかすれば夕方には雨が降り始めるかもしれません。
 注意してください。
 それでは今日もがんばってください。」
137アルム ◆zFt4KYQnAU :03/06/29 00:00 ID:???
>>128
あるむ「・・・!取ってきまぁっす!」
ハロ「アルムー!モットオソクー!」
私は、兵隊さんからMS用拳銃があることを聞き、急いでハロを抱えて気絶していた部屋から出て行きました。
アルム「武器庫武器庫っと・・・ここかっ!・・・あれか?」
私は、バタラと兵隊さんのMSを収容しているところの隣の部屋に入っていき、
若干MSを置いてある部屋より小さい部屋の中で、あるものが目に付きました。
アルム「・・・トレーラーで・・・荷台には・・・!よしっ、MS用拳銃だっ!
     てことは・・・そこらへんに・・・あった!シャッター!恐らくあっちの部屋に通じてるはず!
     えっと・・・空けるには・・・?暗証番号?よしっ・・・」
私は、シャッター側の暗証番号を入力する機械に思いつく限りの番号を入力していました。
アルム「7743・・・違う・・・8966・・・あ゛あ゛っ、やってられん!」
ハロ「メカハデリケート!ボウリョクアタエルナ!」
私は、入力しても入力してもシャッターが開かないことに腹が立ち、暗証番号を入力する機械を思いっきり蹴り飛ばしました。
アルム「あたっ・・・・ん?空いたッ!・・どんぴしゃ!予想通りそれではっ!」
私はMS用拳銃が乗っているトレーラーに向かって走り出し、ドアに手をかけました。
アルム「・・・空かない・・・鍵は!?・・・あ・・・・刺さってる・・・よしっ、空いたっ!燃料は・・・?残ってる!
     よし、いくぞぉっ!」
私は、そう言いながらトレーラーのアクセルを踏みしめました。
アルム「あっと!速度速過ぎ・・ッブレーキ・・・利かない?!あたるっ!・・・ギリギリセーフ・・・」
私は、アクセルを踏み込みすぎたせいかいきなり加速したトレーラーに振り回され、
シャッターを通り抜けた後、MSを置いてある部屋の壁に思いっきりぶつかりそうになりました。
間一髪、トレーラーは壁の数cm前で止まりました。
アルム「ふーっ、ぞーっとした・・・」

【基地内移動×2 −2 探索 −1】【残り行動値:1】
【位置:D-17】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1 クレイバズーカ×1(残弾数不明】
【行動方針】 武器調達(できればMSの拳銃のような武器」
【同盟】トルヴァと同盟
138開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/29 00:00 ID:???

  一番 コォネ=カウフマン       (16) 女性 Zガンダム
  二番 アルム=ヴォーキサー     (26) 男性 バタラ
  死亡 金田一=京介          (16) 男性 ガブスレイ
  四番 ウィルト=ラインステッド     (25) 男性 ザクV後期型
  五番 グリーン=キャット          (21) 男性 ドライセン
  六番 エィケズ=コート         (22) 男性 リグ・シャッコー
  死亡 エルア=ポゥ=ドートミア    (20) 女性 ドワッジカスタム
  死亡 コード=アクセルズ        (20) 男性 元 アプサラスV
  死亡 神楽=千鶴              (20) 男性 ガンダムピクシー
一〇番 グレン=フォートレス       (15) 男性 ZZガンダム
一一番 クライン=J=シルバート    (42) 男性 EWACネロ
一二番 リーア=ミノフスキー      (17) 女性 ゾック
一三番 トルヴァ=レナウン         (26) 男性 ドム
  死亡 ラビシュ=スケアクロウ     (23) 男性 ビギナ・ギナ
  死亡 エーリッヒ=フォン=レーダー (28) 男性 マゼラ・アタック
一六番 エリアード=ジーン       (18) 男性 アプサラスV(旧 ガンダム)
一七番 デイビット=リマー        (29) 男性 アッザム
  死亡 ジェクト=プリズム          (25) 男性 ジムスナイパー
一九番 カミーユ=ビダン          (17) 女性 ブルーディスティニー一号機
  死亡 ゼアン=アイクス        (16) 男性 アクアジム
  死亡 ロロイ=グラスコ        (32) 男性 ジェガン
二二番 ジン=D=ブラッド        (18) 男性 ガザD
二三番 マリア=S=ヒューイット    (20) 女性 ガルバルディβ
139開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/06/29 00:01 ID:???

  A B C,D E ,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z 
01□□□□□◎□□◎彡彡彡□◎■◎■■■■□□□□□□
02□□◎□■□□□□□彡彡◎□×■■■◎■■■■□□□
03□■■■■■□◎□◎□彡彡彡□■■■■■■■◎■□◎
04■■■◎■■★0105━━===┓◎■■■■◎■■■■□
05◎■■◎■■■◎□□□彡彡彡┃□■◎■◎■◇□◎□□    □、平地
06□■×■■■◎■□□□◎彡◎┃◎■■×■□□□□□□    ■、森
07□◎■■◎■■■◎□□彡彡彡┃□□□■■■◎■■◎■    彡、川
08□■■■■■◎□□◎彡彡彡彡┃□□□■◎□□□×□□    ∴、砂地
09□□◎■■◎■□□彡彡彡◎彡◎□◎□□□□□◎□□□    ▼、市街地
10×□□◎□□□□◇彡◎彡彡彡▼□□□□□□┏━━◎━    =、橋
11□□□□□□□◎□彡彡彡◎彡▼19□◎□◎┏┛□∴∴×    △、山
12━━━┳━━━━┓彡◎彡彡彡▼▼◎□□┏◎□∴◎∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□◎□┃◎∴◎∴┗▼===▼▼17━━━┫◎∴∴∴∴∴    ★、基地
14∴∴∴┃∴∴∴×□▼彡彡彡彡◎□□□◎┃□∴∴∴◎∴    ━、高速道路
15◎∴∴★∴∴∴□□□彡◎彡□□∴∴◎∴┃∴∴◎∴∴∴    ◇、投下武器
16∴∴★★★∴◎∴◎□□彡彡◎□□∴∴∴┣━★04★∴∴
17□∴◎02┓◎∴◎□□□彡彡彡◎□◎∴┏◎△△×★∴◎
18□∴∴∴┗┓◎□□□◎彡彡□∴∴∴┏┛∴△△△∴∴∴
19□◎∴∴□┗┓□□彡彡彡◎┏━◇━┛∴△△△△△∴∴
20□□□◎∴□┗━23===▼┛△△◎△△△△◎△△△∴
21□□□□◎∴∴◎∴◎彡彡△△△△●●△◎△△△◎△△
22△□◎□∴∴∴∴□□彡彡彡△△◎△△△△△△△△△◎
23◎△□□□□□□□□□×彡彡△△△△◎△△◎△△△△
24△△△×□□□□□□◎彡彡彡△△△△△△△△△△△△

◎は進入禁止区域   ×は次期禁止区域

番号02、13は同地点
番号05、11は同地点
番号06、12、01は同地点
番号04、10、16、22は同地点

基地の外に出て暫く歩を進める。
そして外にいるネロに通信を送る。
「先ほど・・・というほどさっきじゃないですけど
ありがとうございます。気をそらしてくれたおかげで
どうにかあのジムスナイパーを撃墜することができました。
それと、お礼を言うのと一緒に一つだけお願いがあります
あの、一緒にいたゾックとリグ・シャッコーに乗っていた二人。
リーアとエィケズさんを護ってもらえませんか?
あなたのその機体なら誰よりも先に何かが近付いてくれば
分かります。いるだけで心強いはずです。
だから・・・お願いします
僕はもうここには戻らないので」
それだけ言うと勝手に通信を切った。

通信を気って暫くしてからティチャーからの
定時連絡が来る。
今回はどうも、プレゼントというものがあるらしい。
まずはそれをとりにいくことにする。
自分自身が出したこのゲームの答えを確実なものするために。

【行動】通信-1  H6へ移動 -3
【残り】0
【行動方針】リーアさん エィケズさん コォネさん クラインさん以外の参加者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
    左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
    腰 ビームサーベル
    
141エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/06/29 11:27 ID:???
エィケズはただひたすらに見張りをしていた。
見張りといっても何をするでもない、ただボ〜ッと辺りを見渡しているだけだったが。
そして朝方、少しウトウトしかかっていたエィケズに通信が入る。
「エィケズさーん! 見張りご苦労さまです!
 とりあえず機体の修理済んだんで、持ってきました! ご飯も持ってきましたよ!」
「う、うはぁぁっ!」
突然大声を出されて変な声を出しながらエィケズは目を覚ます。
もっとも、まだ半分ほど寝ぼけていたので、その通信の内容を理解するのに数秒必要だったが。
了解すると、私物を全て片付け、地上に降りる。

「あぁ〜、体が痛いな〜。」
そう言いながら体全体をほぐしてみる。
二、三度ポキポキッと肩と腕、腰が悲鳴を上げる。
「うひ〜、まひどいなこりゃ。
 ちょっとストレッチするか、うん。」
そう言うとエィケズは一人床に座り込み、ストレッチをする。
横ではケラ達が跳ねたり舌を伸ばしてみたりしている。

ストレッチをしていると、轟音が耳を劈く。
「おぉ、リグ・シャッコー。」
自分の支給機体が完全とは言わぬまでも、動くようになっているのを見て、
エィケズは嬉しさを体全体――要するに両手を掲げて何度も跳ねてみせるのだった。

【残り行動値 4】
【位置:H-04】
【行動:ストレッチ(-0)】
【機体】ゾック
【行動方針:リーアとキャットとコォネと脱出する】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
……考えねばならないことは、沢山あった。
コォネを本格的に味方にする説得方法。
首輪を無効化するための『あるもの』の設計。
機体にしかけられた『自爆装置』と、きっとあるはずの盗聴器。
束縛を全て解いた後の、このバトルフィールドからの脱出方法。

……考えることが多すぎて、外に出て行くドライセンには気付かない。
作業中のリーアに声をかけた時のキャットの表情、その奥にある決意を理解できない。
正直な話、その時彼女は『忙しいんだから後にして』と思っていた。無視してしまった。
キャットの悩みの深さを想像できず、大したことではないと判断してしまっていた。
物事の優先順位を見失っていた。


……リーアは後に、この時の判断を激しく後悔することになる。


何も知らないリーアは、ゾックの前でリグシャッコーから下りる。
すでに降りてストレッチをしていたエィケズに、軍用レーションを手渡す。
「少しぬるくなっちゃいましたけど……ご飯どうぞ。
 今、一通り修理が終わって、あとゾックの動作をもう一度確認するだけです。。
 リグシャッコーの足はなかったので、すいませんけど加工したGMの足で代用しました。
 ……コォネさんが起きたら、みんなでこれからのことを考えましょう」

そういって、少しばかりの私物を持ってゾックに乗り移る。
「あ、そういえば、エィケズさんって軍に居た時、何してたんですか?
 得意分野とか、特技とか……何かあったら教えてもらえます?
 これからの作戦考えるのに、知っておきたいんで」

ティーチャーの放送が流れる中、リーアはエィケズに大声で問い掛けた。

【行動:機体乗り換え(リグシャッコー⇒ゾック)(−1p)、会話(−0p)】
【位置:H04】【残り行動値:3p】
【現在の乗機:ゾック】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3】
【持ち物:ハロG、ハロP、食料と水(それぞれ十分量)、サバイバルセット、工具箱、拳銃(予備弾倉なし)】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、コォネのZの修理】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン?】
143コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/29 13:51 ID:???
窓から差し込む光に、私は夜が明けたことを知った。
起き上がり、軽く体を動かしてみる。
少々重い気もするが、特に問題は無い。発作の起きたあとは大抵こんなものだ。
腕時計に目を遣ると、既に放送の入る時間は過ぎていた。
修理は終わっただろうか。
機体に戻り、保存されているであろう放送内容を聞いておきたい。

生乾きのタンクトップを脱ぎ、ジャケットに袖を通して前を合わせる。
次いでファスナーを胸元まで上げ、脱いだタンクトップを丸めてポケットに突っ込む。
どうせ暫く動きは無いのだから、半日くらいなら干す時間も十分に確保できるだろう。
腰の銃の感触を確かめ、私はゆっくりドックへと向かった。

見違えるほどに綺麗になったMSZ-006を見上げ、私は感嘆の息を漏らした。
新品同様とまでは行かないが、外装の傷は殆ど消えている。
設備も人手も足りないこの状況でここまで仕上げられるとは、正直思ってもいなかった。
問題は中身のほうだが……ん?
肝心のリーア=ミノフスキーの姿が見当たらないな。作業が一段落したので休憩でもしているのだろうか。
一方的に頼みごとをしてきたキャットとかいう男の姿も無いようだが……偵察にでも向かったか。
エィケズ=コートは相変わらず見張りの最中か?
リグ=シャッコーがドック内から消えているということは、アレの修理も完了したようだな。

ドックの隅から取って来たロープを床のフックと主翼の間に張る。
それにタンクトップを吊るして干すと、私はウェイブライダーに乗り込み、保存されていた音声ファイルを開いた。

【行動:ロープ発見:-1】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】【行動方針:リーア一行のお守り】【同盟:リーア=ミノフスキー、エィケズ=コート、グリーン=キャット】
144エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/06/29 14:45 ID:???
エィケズはリーアがリグ・シャッコーを持ってきた後。
レーションをもらい、すぐさまリグ・シャッコーへと乗り込んだ。
修理と食料の礼を言うのも忘れない。

「あ、そういえば、エィケズさんって軍に居た時、何してたんですか?
 得意分野とか、特技とか……何かあったら教えてもらえます?
 これからの作戦考えるのに、知っておきたいんで」
その言葉を聞いてエィケズは食べていたレーションを噴出しそうになるが、それをなんとかこらえる。
「あ〜、軍にいた頃ね。
 そう、俺は連邦軍西ヨーロッパ方面軍第17戦車大隊に所属していた。
 その名の通りあの頃連邦にはMSが無くてね、俺は61式の砲手をやらされていた。
 そして大体、オデッサ・デイの少し前、俺はGMに乗せかえられてそのままパイロットに抜擢された。
 んで、その後宇宙に上がろうとしたらここに来てたってわけ。」
今までの経緯を話し、エィケズは息をついた。
「とりあえず軍にいたからには体術とか色々習ってるけど、あまり得意ってほうじゃない。
 あと俺の特技っつったら……」
エィケズはハッチを開け、口笛を吹いた。
途端に四方から数匹のカエル、イモリ、何処から出てきたのかサンショウウオまで来ている。
「あいあーい、みんなストップ、ちょっと呼んだだけなんだ。
 ごめんね、そのままUターンで帰って。」
エィケズが叫ぶと皆しぶしぶまた散っていく。
「まぁ、一応これが俺の特技かな。
 両生類だけ呼べるの、鳥とか爬虫類は無理なんだけどね。」
【残り行動値 2】
【位置:H-04】
【行動:乗り換え(-1) 特技披露(-1)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【行動方針:リーアとキャットとコォネと脱出する】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
「あ〜、軍にいた頃ね。
 そう、俺は連邦軍西ヨーロッパ方面軍第17戦車大隊に所属していた。
 その名の通りあの頃連邦にはMSが無くてね、俺は61式の砲手をやらされていた。
 そして大体、オデッサ・デイの少し前、俺はGMに乗せかえられてそのままパイロットに抜擢された。
 んで、その後宇宙に上がろうとしたらここに来てたってわけ。」
MS以前の兵器、伝説の骨董品61戦車の砲手!?
……見た目としてはそう年寄りでもないのに……いったい何時から軍にいたというのだろう?
互いの時代の差を知らないリーアは、目の前の青年の話す過去に内心頭を抱える。
ともかく……砲兵では、包囲からの脱出のような特殊作戦とは縁があるまい。

「とりあえず軍にいたからには体術とか色々習ってるけど、あまり得意ってほうじゃない。
 あと俺の特技っつったら……」
おもむろにハッチを開け、口笛を吹くエィケズ。
と、とたんに、大量の『生き物』がワラワラと湧き出してきた。
カエルにイモリ、リーアの知らない『ヌラヌラした巨大なトカゲ』まで。
生理的嫌悪感に、コロニー育ちの少女は全身に鳥肌を立てる。
……3匹のカエルまでは耐えられたのだが。

「あいあーい、みんなストップ、ちょっと呼んだだけなんだ。
 ごめんね、そのままUターンで帰って。」
エィケズが叫ぶと、その生き物たちはしぶしぶといった様子で散っていく。
「まぁ、一応これが俺の特技かな。
 両生類だけ呼べるの、鳥とか爬虫類は無理なんだけどね。」

……一体、どういう使い道があるのだろうか。
漫画のターザンのように『動物ならなんでも』なら使い道もあるのだろうが。

「あ、ありがとうございました! さ、参考になりました、本当に!
 じゃ、私はゾックの再チェックがあるんで……!」
そのまま、まだ鳥肌の治まらない肩を抱くと、リーアは機体をドック内に戻した。

(続く)
ドックに戻ってきたリーアは、さっそくゾックのジェネレータ―周りをチェック。
想像どおりの位置にあった『自爆装置』を無力化する。
ふと横を見ると、コォネのウェブライダーにロープが架けられ、彼女の着ていたタンクトップが干されている。
「コォネさん、起きたんだ……」
本人がどこに行ったかは不明だが、彼女の性格からして、黙って消えることはあるまい。
少なくともZを置いて行くことはないはずだ。
機体の中に彼女がいるとも知らず、リーアは次なる作業を開始する。

材料・道具は、コォネと遭遇する前に揃えてある。プランもバッチリだ。
リーアは鏡を見ながら、苦労して自分の首に嵌った『首輪』を採寸する。
そのサイズを元に簡単な設計図を引く。この手の道具はこの場所に既に揃っている。
採寸が甘いことを考え、多少の余裕を持たせて……。

設計ができたら、後は簡単だ。そう複雑な構造のものではない。
材料は、MSの電子部品を強い電磁気からガードするための、電磁気遮断シート。
金属の箔と絶縁体のシートを重ね合わせ、簡単なことでは破けないような加工がしてある。
これを、形を整え、破けたり壊れたりしないよう上から防水テープで覆い……
最後に、取り外しができるよう、また簡単に外れないよう、ベルト状の部品を取り付ける。

できあがったのは、銀色のドーナツ状の物体。
参加者全員の首に嵌った首輪より、一回りほど大きく、内側には空洞があいている。
リーアはちょっとだけ、自分の首に装着してみる。

「……うん、ピッタリ♪ これなら簡単に取れたりしないし、安心ね。
 暗号名、『フルアーマーパーツ』!!
 まずはこれで、ハードルを一つクリアしたわ!」

この呟きは、運営側の方には届いていないはずだ。
リーアが作ったもの……それは、一切の電波を遮断する、首輪の覆い。
首輪を外から包み込み、ティーチャーの盗聴や爆破を全て無効化するアイテムだった。

現時点で目をつけられても仕方がないので、リーアはその『フルアーマーパーツ』をすぐに外した。
すぐさま、同じものの複製の制作にかかる。
……リーアだけでなく、仲間全員分の『フルアーマーパーツ』が必要なのだ。

【行動:会話(−0p)、ゾックの『自爆装置』無力化(−1p)、
    『フルアーマーパーツ』設計(−1p)、試作第一号制作(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:0p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、『フルアーマーパーツ』を仲間全員分作る】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン?】
147エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/29 20:33 ID:???
>>129 修正版

「・・・・。」
『少しは落ち着いては、どうかな?………ここで嘆いても仕方がないとは思うが。』
その言葉で我に返る。気が付くと手がまた血に染まっていた。コンソールも少し壊れている。
「すっ・・・すいません・・・。ちょっと少し一人にしてください・・・。すぐ戻ってきます。」
そう言ってコックピットハッチを開き、地面に降り立つ。手にはコード・アクセルズの刀が握られていた。

そして基地の端の方。ガブスレイの残骸の近くへ移動する。
「・・・あの時のままだな・・・。ガンダムの残骸がある以外は。」
刀を近くに突き刺す。そして祈る。
「遺体も探して埋めるべきなんだろうけど・・・。時間がないしな・・・。」

次に京介の遺体の近くへ行く。
「・・・ひでぇ・・・あの時はそんなに気にならなかったけど・・・。」
かなりの高さから、しかも頭から落ちた京介の遺体はひどい状態だった。
血が飛び散り、それどころか頭部は既になかった。
(頭が潰されて・・・うぅ・・・)
「う・・・ぐっ・・ぐぼえぇ・・・!」
急いでガブスレイの残骸の陰へ移動し、吐く。
「はぁっ・・・はぁっ・・・。ひっでぇ・・・ひっでぇよまったく!」
怒りをぶつける対象は既に亡く、只叫ぶしかなかった。

≪続く≫
148エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/29 20:37 ID:???
再び京介の遺体の近くへ戻る。
するとふと、胴体と頭部の付け根だった部分。
要するに元首だった部分に若干ひちゃげた輪っか状の物体が目に入った。

それは首輪だった。それを拾い上げるか否は少し戸惑われたが、意を決してそれを拾い上げることにした。
血塗られたそれを拾い上げ、眺める。すると妙な物が目に入る。
首輪の内側の方にある黒い物体。マイクのように見える。
(・・・まさか盗聴器っ!?こんな物がこんな所にっ・・・っ!?)
急いで首輪をポケットの中に入れる。

そしてザクVたちがいるところへ急いで戻っていった。そして叫ぶ。
「ちょっと見て欲しい物があるんですー!」

【行動:自機・ガブスレイ残骸間移動(−2)吐く(−0)】 
【残り行動値:2】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:首輪を見せる】
【同盟状況:なし】
149 :03/06/29 20:46 ID:???
 
落ち着きを取り戻した二人はそれぞれコクピットから降り何処かへと向かってしまった。
(……やれやれ、目の前で生身をさらすとは随分と余裕だな。それともルールを知らないのか?)
そうは思いつつも、常に裏に何かあると警戒してしまい無闇に手は出さなかった。
しばらくするとアプサラスのパイロットが戻ってきた
『ちょっと見て欲しい物があるんですー!』

(見て欲しいもの?つまり降りて来い……ということか?
 自分から生身を曝け出した以上特に何も考えていないだろう
 ………しかし、目の前の状況だけで全てを鵜呑みにするのも危険なことだな
 第一、二重人格にしろ他人の機体を強奪した男だからな)
コクピットからは降りずにアプサラスVのパイロットに呼びかける。
「見て欲しいもの?……それは一体何かな?
 ここからでは画面を拡大させても見えないものなのか?
 それならば、できれば言葉で説明して欲しいのだが。」

【行動】会話中 -0【残4】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】二機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
151エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/06/29 22:19 ID:???
『見て欲しいもの?……それは一体何かな?
 ここからでは画面を拡大させても見えないものなのか?
 それならば、できれば言葉で説明して欲しいのだが。』

(警戒してるのか・・・。無理もないかな?)
ポケットから首輪を取り出し、上へ掲げる。そして、盗聴器の辺りを指さす。
「これです!見えますか!?」
(何なのかは言うわけにはいけないな・・・。
 ティーチャーに感づかれるわけにはいけないし・・・。
 あの人なら分かってくれるはずだが・・・。)

その時、放送が流れる。定時放送だ。
『皆さん、おはようございます。
 今日はうれしいお知らせがあります。
 先生からプレゼントです。・・・・』

「死者一名・・・?アクアジムか。複雑だな・・・。
 にしても・・・プレゼントぉ?爆弾じゃないだろうなぁ・・・?」

【行動:会話(−0)放送を聞く(−0)】 
【残り行動値:4】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:首輪を見せる】
【同盟状況:なし】
いつもの定時連絡が入った。
「皆さん、おはようございます。
 今日はうれしいお知らせがあります。
 先生からプレゼントです。
 今から言う場所に投下しますから、
 各自で回収してください。
 それでは言います。
 『T−10』 『P−19』 『D−05』
 以上です。
 何が入っているかは開けてからのお楽しみです。
 それでは脱落者の発表です。
 出席番号二〇番 ゼアン=アイクスさん。
 以上一名です。
 それでは禁止エリアの発表です。
 『A−10』 『C−06』 『D−24』 『H−14』 『L−23』
 『O−02』 『S−06』 『W−17』 『X−08』 『Z−11』
 以上です。
 それでは恒例の天気予報です。
 今日は、昼ごろから雲が近づいてきます。
 もしかすれば夕方には雨が降り始めるかもしれません。
 注意してください。
 それでは今日もがんばってください。」

「プレゼント…?
……あいつらは俺達を戦わせたがっている……たぶん強力な武器だろうな…
だけど早く取りに行かないと人が集まる…」
ウィルトさんに通信を入れる。
『聞きましたか?
定時連絡のプレゼントって奴はたぶん強力な武器か何かだと思います。
だけどみんなプレゼントを取りにか確かめに集まる筈ですから
俺一人で変形して急いで取って帰ってきたほうがいいと思います』
そう通信を入れて返事も聞かずにGフォートレスに変形させる。

【行動:通信(-1)変形(-1)】【残り行動値:(2)】
【位置:W−16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:プレゼント取りに行きたい】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
「ちょっと見て欲しい物があるんですー!」
外へ出た途端、自分と同じ歳ぐらいの男がザクVに呼びかけていた。

「見て欲しいもの?……それは一体何かな?
 ここからでは画面を拡大させても見えないものなのか?
 それならば、できれば言葉で説明して欲しいのだが。」

彼らの会話を聞きながら、頭を冷やすため風に当たっていた。
(MSから出ないのは警戒しているからか?戦闘の意思は
 無いが信用もしないと言う事か、まあ警戒しない方がおかしいがな。)

しばらくしてティ−チャ−からの放送が入る。
「皆さん、おはようございます。
 今日はうれしいお知らせがあります。
 先生からプレゼントです。
 今から言う場所に投下しますから、
 各自で回収してください。
 それでは言います。
 『T−10』 『P−19』 『D−05』
 以上です。
 何が入っているかは開けてからのお楽しみです。
 それでは脱落者の発表です。
 出席番号二〇番 ゼアン=アイクスさん。
 以上一名です。
 それでは禁止エリアの発表です。
 『A−10』 『C−06』 『D−24』 『H−14』 『L−23』
 『O−02』 『S−06』 『W−17』 『X−08』 『Z−11』
 以上です。
 それでは恒例の天気予報です。
 今日は、昼ごろから雲が近づいてきます。
 もしかすれば夕方には雨が降り始めるかもしれません。
 注意してください。
 それでは今日もがんばってください。」

(プレゼント?妙なことをするな。しかし、取りに行けと
 言うことはそれだけ重要なものなのか?)
急いでMSに戻り、投下場所を確認する。
【行動】コクピットへ戻る(-1)
    風に当たる(-1)
    プレゼント投下場所を確認(-1)
【残り行動値】1
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】プレゼントの奪取
【同盟】無し
ただいまアルム待ち・・・。

トルヴァ「次はどうするか・・・、ここで待っていても仕方が無いからな・・・。」
水を飲みながら今後について考える。
トルヴァ「・・・ぷはぁ!!今の所食料や水には心配ないしなあ・・・。
      あの参加者はどうしているんだろう、やっぱ相変わらず
      戦闘吹っかけてんのかな・・・?」
思考はブースター付きへと移る。(Zガンダムのこと)
トルヴァ「はぁぁ〜・・・。殺る相手が連邦ならまだしも、
      こんなんじゃあ、いまいち闘う気がせんしなー。」
勝手に鬱になるトルヴァだった・・・。
と、忽然と定時放送がはいった。いつもどうりに地図に×を書きたしてゆく。
その後には、武器投下の知らせが続き、トルヴァはその知らせに興味を
持つのであった。
トルヴァ「武器投下・・・、アルムが帰ってきたら相談するか・・・。」

【一人で思いにふける−1 残り行動値3】
【位置:D−17】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:未決定】
【同盟状況:アルムと同盟】
155コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/30 00:10 ID:???
プレゼント……か。
順当に考えれば武器の投下なのだろうが、食料や医薬品といった線も考えられる。
何れにしろ、これによって参加者達の動きが活発になるのは間違いない。
或いは、臆病な者ならば他者との遭遇を警戒して動くのを控えるかもしれないが。

さて、私はどうするか?
生憎とグリーン=キャットとの契約が終了していない故、すぐさま向かうことはできない。
また、可変MSの性質上、兵装を追加することは容易ではない。
食料や医薬品ならば、市街地や基地の施設である程度まで補うことが可能だ。
以上の点から、プレゼントとやらを私が入手する必要性は薄いと考えられる。
まあ、他人に獲得される前に、こちらで破壊してしまうというのも一つの方法ではある。
ウェイブライダーの機動力ならば、他の参加者に先駆けてI-10地点に辿り着けるだろう。

私が留守の間にエィケズ=コートとリーア=ミノフスキーが他の参加者に襲撃されるリスク。
そして、コンテナの中身を破壊することによる他者の戦力ダウンというリターン。
何れに重きを置くべきか?

結局、私は動かないことに決めた。
理性的な思考と機械的な演算の末、導き出された結論の筈。なのに何処か割り切れない気がするのは何故だろうか。
そう自分に問いかけた時、私の心に浮かんだのは――戦闘機械を自認する私に心というのも奇妙だが――あの、笑顔だった。
やはり、あの男は私にとって特異点なのか。

【行動:特になし】【残り行動値:4】
【武装:変更なし】【所持品:変更なし】
【行動方針:エィケズ・リーアらのお守り】【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー、グリーン=キャット;但し暫定】
156カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/06/30 00:15 ID:???
「ハッ!」
テーブルに伏せていた頭を起こした。ここはどこ?
周りを見て、食べ物の包装の山の中にいる自分に気が付いた。
「あっちゃー、寝てた…。やってしまった…。」
どうやら、お腹いっぱい食べて、そのまま寝てしまっていたみたいだ。
口からよだれがたれていたのに気づいて慌ててぬぐう。
いまだに満腹感が残っている。一体どれだけ食べたんだろう。
周りに積み上げた空の缶やレトルトパックを見て、自分でも呆れてしまう。
「こんな夜中に食べて、そのまま寝て…これは太るよ。うん。間違いない。」

その後、各フロアを回って、目当ての品をどんどん集めることにした。
保存食に、衛生用品、洗顔セットに、着替えに…そして仕上げにはもちろんお菓子もたくさん。
カート一杯に戦利品を積み上げて、ようやくBディスティニーのところへ戻る。
「たーだいま!蒼君!」

ようやく手に入れたものをコクピットに押し込んだとき、例の「放送」が聞こえてきた。
『皆さん、おはようございます。
 今日はうれしいお知らせがあります…』
ん?うれしいお知らせ?

【行動】物資調達(−2)
【残り】2
【位置】P−11
【所持品】缶詰12個、レトルトパック20個、水ペットボトル、ジュース、お菓子!
       着替え、洗顔セット、衛生キット、毛布、ジャケット
157カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/06/30 00:39 ID:???
「プレゼントって言われてもなあ。」
こんなゲームを主催している人間が用意したプレゼントなんて、どうせ武器か何かだろうと思う。
更新された地図を眺めながらぼんやりと考える。
手に入れたところで、使いこなせる気はしない。
それに、プレゼント目当てで他の参加者が集まってくるだろうし、下手に動いたら殺されに行くのと同じだ。
だいたい、急にプレゼントなんておかしすぎる。爆弾とか罠かもしれないし、参加者を誘導するための餌かもしれない。
「結論、取りに行く必要なし!はは、だってこれだって使えるのか分からないのに!」
装備しているマシンガンを見ながら口に出す。
使う?
いつのまにか、殺人ゲームのプレイヤーとしての思考をしている気がする。
いやだ。そんなのはいやだ。認めたくない。

【行動】なし  【残り】2  【位置】P−11
プレゼントに向かって進む。その最中に情報を確認する。
現時点での生き残ってる参加者達。
そして、立ち入り禁止区域など。
情報を多く集めるに越した事はない。
そして地図を見つめながら考える。他の参加者のいそうな場所を。
こちらは既に怯える獲物ではない。
罪を犯し、免罪符を求め更なる大罪を重ねようとする暴徒。
悪魔にこの身を売り渡してでも目的は必ず果たす・・・必ず。

【行動】H10へ移動 -4
【残り】0
【行動方針】リーアさん エィケズさん コォネさん クラインさん以上四名の参加者以外の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
    左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
    腰 ビームサーベル
「リーア、ホウソウ! ホウソウアッタ!」
「あ、ハロG、録音しといてくれた?」
「モチロン!」
「いい子ね〜♪ どっかの役立たずのチビちゃんとは大違い♪」
「ハロジー、ヨイコ!」
「テヤンデイ! オマエモナー!」
「ハロPは黙ってなさい! 鍵開けしか能ないんだから! 
 ……それはそうと、今ちょっと手離せないから……ちょっと再生してみて」
「リョウカイ!
 ガガッ……ジジッ……
 ……皆さん、おはようございます。今日はうれしいお知らせがあります。
 先生からプレゼントです。今から言う場所に投下しますから、各自で回収してください。
 それでは言います………」

両手で忙しく作業しながら、リーアはハロGの再生するティーチャーの放送を聞く。
……何やら、『プレゼント』とやらがあるらしい。

「きっと武器の類ね……それ以上に、参加者を動かして戦いを活性化させたいんでしょうね。
 それにしても、禁止区域が増えてる……この先、ますます動きづらくなるなぁ」
あまり、時間はないのかもしれない。
補充はあったとはいえ、すでに当初の半分の人数が消えている。
監視を掻い潜って逃げるには、その他の『参加者』が殺し合いを続けてる方が有利かもしれない。

「……よし、できた♪」
聞きながら手だけを動かし続けて、リーアの作業は完了した。
元々、複雑なものではない。厳密に作ってるだけで、作業自体は子供にもできるものだ。
最初の1個さえキッチリ作れば、複製をいくつ作るのも手間は変わらない。

テーブルの上には、あの『FA(フルアーマー)パーツ』が合計7つ、並んでいた。

リーア・キャット・コォネ・エィケズ・クライン……
現在の仲間(と呼ぶには微妙な人もいるが)はこの5人だが、この先増えるとも限らない。
念のために予備も必要だ。
そんなわけで、余計に2つ作ってある。

「これからどうするかな……。キャットさんやコォネさん、どこにいるんだろ?」
「コォネ、ナカ! ガンダム!」
「あ、もうウェブライダーに乗ってるんだ……で、キャットさんは?」

言い様のない不安が、ふと心の奥に沸き起こる。
リーアはウェブライダーに近づくと、エィケズにしたのと同じ質問を呼びかけた。

「コォネさん、起きてますか?
 すいませんけど、今後の作戦の参考にしたいんで、あなたの得意分野とか教えて貰えませんか?
 それと……グリーン・キャットさんがどこに行ったか、ご存知ありませんか?」

【行動:『FAパーツ』複製×6個の作成(−1p)、放送を録音で聞く(−0p)、
    コォネに呼びかける(彼女の能力とキャットの行方を聞く)(−0p)】
【位置:H04】【残り行動値:3p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、今後のことを考える、キャットを探す】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン?】
160コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/30 21:36 ID:???
『コォネさん、起きてますか?
 すいませんけど、今後の作戦の参考にしたいんで、あなたの得意分野とか教えて貰えませんか?
 それと……グリーン・キャットさんがどこに行ったか、ご存知ありませんか?』

禁止区域等のデータ、及び機体データの更新作業を行なっていると、ふいに外から声が掛かった。
リーア=ミノフスキーが戻ってきていたようだ。

「戦うこと。殺すこと。それに付随する一通りの技術。
 あと一つは――いや、使う可能性の無いモノを知っても無意味だろう」

入力作業の手を止めず、私は答える。
彼女には知る必要など無い。捕らえられてからの2年間、私がどのような夜を過ごしてきたかということは。

「グリーン=キャットか」

Enterキーを押す。更新の完了を告げるメッセージが表示されたのを確認し、私は作業を終えた。

「お前とエィケズ=コートのことを頼むと言っていたな。残念だが、私も彼の行き先までは知らない」

ハッチを開き、シートから立ち上がると、彼女に向かって首を振ってみせた。

【行動:データ更新:-1】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:リーアとエィケズのお守り】【同盟:リーア=ミノフスキー、エィケズ=コート、グリーン=キャット;但し暫定】
「戦うこと。殺すこと。それに付随する一通りの技術。
 あと一つは――いや、使う可能性の無いモノを知っても無意味だろう」

一瞬、口篭もるような雰囲気。しかしコォネの声からは相変わらず感情が読めない。
リーアは首をかしげつつ、脳内で計算を続ける。
(エィケズさんの戦闘力は、前の戦いで見たから想像はつく。
 可も無く不可も無い。砲兵出身ってことは、狙撃に専念してもらった方がいいのかな?
 コォネさんは……さらに上を行く戦闘力を持っているんでしょうね。
 無意味に虚勢を張る人物じゃないと思うし。どんな戦いもこなせる万能兵士。
 ……脱出の際には、彼女にリードしてもらった方がいいかもね)

と、そんなことを考えているリーアの眼前で、ウェブライダーのハッチが開く。

「グリーン=キャットか。
 お前とエィケズ=コートのことを頼むと言っていたな。
 残念だが、私も彼の行き先までは知らない」

「……は? その、『頼む』って、一体………」
首を振る彼女に、思わず目が点になる。
反射的に身を乗り出すようにして、コォネのコクピットの中を覗きこむ。

センサー有効半径内にあるMSの数、合計4つ。エィケズとクラインの機は前の位置を動いていない。
……つまり……ドライセンがいない。この基地の敷地内にも、その近くにも。
心の奥底で蠢いていた不安が、一気に具体的な形になって少女の心をかき乱す。

「コォネさん! 
 キャットさんは、何時から居ないんですか!?
 どこへ行ったんですか!? 何も手がかりないんですか!?
 そもそも……どうして止めてくれなかったんですか!?  
 キャットさんがいなくちゃ……頑張ってみんなで生き残る意味、ないじゃないですか!!」

冷静さを失い、手近にいるコォネの襟首を掴んで揺さぶる。大声を浴びせ掛ける。
……リーア自身、頭の奥では分かっている。
コォネに怒鳴っても仕方のないことを。
彼女には何の落ち度もないことを。
それでもリーアの口からは、コォネを責めるような感情的な声が溢れ出し、止まらなかった。

【行動:コォネと会話(−0p)、コォネの機体の策敵センサーを覗き込む(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:2p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、今後のことを考える、キャットを探す】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
162カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/06/30 22:58 ID:???
シートに深く座って、モニターの地図をじっくりと見てみる。
禁止区域が相当増えている。 このままいけば、誰かに遭遇する確率はどんどん上がるだろう。
おまけに、逃げ込もうと思っていた北東の森に、「プレゼント」とやらが投下されてしまっている。
人が集まるだろうから、計画を変更するしか無いと思う。
かといって、南の山岳地帯にむかうにも、北西の森に向かうにも、プレゼントの近くを通る羽目になりそうだ。
「でーも、街にも他の誰かが来る確率は高いよね。」
それでも、街を出るよりは、隠れるところがある分ましか。

とりあえず、街の中を探検してみることにした。
隠れるのに都合がいいところを見つけられるかもしれない。

…それから、武器の使い方も確認してみることにした。
使いたくは無い、使いたくは無いけれど…ただ持っているよりは…。

【行動】移動(P11→O11)(−1)、武装マニュアルを再点検(−1)
【残り】0
【位置】O−11
【行動方針】市内探索。戦闘回避。
163コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/06/30 23:43 ID:???
ジャケットの襟を掴む手を見下ろし、次いで彼女の瞳を見つめる。

「意味が無い? 何故そう思う」

そして静かに問いかける。彼女の慟哭の理由が、私には今ひとつ理解できなかった。
とりあえず彼女の手首を掴み、上に持ち上げるようにして襟から引き剥がす。
そうしてから再び、私は彼女に尋ねた。

「彼が私の前に最後に姿を見せたのは、今日の早朝だ。
 とは言っても、未だ日は出ていなかったな。
 一つ聞くが、グリーン=キャットはそこまで重要な人物なのか?」

彼の不在によって計画に支障をきたすとでも言うのだろうか。
だが、目の前の少女の感情的な態度は、それだけで説明の付くものとも思えない。
ゆえに私は、彼女の答えを待つ事にした。

【行動:質問:-0】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:リーアとエィケズのお守り】【同盟:リーア=ミノフスキー、エィケズ=コート、グリーン=キャット;但し暫定】
ショッピングモールを一折り探索し、発見できたものは、
缶詰や乾パンなどの保存食とミネラルウォーターが一週間分、レーザートーチ等の工具一式
それに包帯等の応急処置のものが三つである・・
「思ったよりも手に入ったわ・・・一反機体に帰ろうかしら・・」
そう言うと機体の方へと引き返し、外へ出て機体に乗り込む。
機体のコンピューターをチェックして状況を確認する。
新しい情報は新たな危険エリア予告と武器か何かの投下場所についてだった。
「う〜ん、ここから投下場所までは近いけど、待ち伏せされる恐れもあるし、
同じこと考えている誰かとばったり何てね・・でも、まあ行ってみる価値はあるわね。」
そう言うと機体を動かし移動する。
【行動】探索-2、情報をチェック-1 Jの20へ移動-1
【残り】0
【位置】J-20
【行動方針】コンテナ回収のため移動
「意味が無い? 何故そう思う」
コォネは冷静だった。
落ちついた様子で、半ば錯乱するリーアの腕を引き剥がす。

「彼が私の前に最後に姿を見せたのは、今日の早朝だ。
 とは言っても、未だ日は出ていなかったな」
「早朝……日の出の前……」
リーアは思い出す。レトルト食品のパックを手に、何か話したそうにしていた青年の姿を。
あの時は、特に大事な用だとは思わず、コォネのZの修理の方が優先だと思っていた。
そして返事さえせずに彼を無視してしまったのだが……
視界の隅に映った、暗い青年の横顔が、脳裏に嫌な予感を呼び起こす。

そんな悩むリーアに、コォネはあくまで冷静に質問を重ねる。
「一つ聞くが、グリーン=キャットはそこまで重要な人物なのか?」

「……計画上は……あまり大事でもありません。
 彼も私も整備士。彼にできることは、私にも大概できるでしょうから。
 ただ……私自身の、モチベーションの問題です。
 わざわざこんな手の込んだことを考えたのは、あの人と一緒に平和に帰りたいからなんです。
 少し違うかもしれませんが……コォネさんとエィケズさんの関係に近いかもしれませんね」
 
そう。キャットがいなければ意味はない。リーアにとって意味はない。
博愛主義でも殺人への嫌悪でもなんでもなく、キャットだけがこの『脱出計画』の目的なのだ。
……彼と一緒でなければ、意味がない。

今更ながらに思い出す。
自ら敵にトドメを刺した自分を悔いていたキャット。錯乱して走り回ったキャット。
起きてからは珍しく口数少なかったキャット。暗い顔をしていたキャット。
……本当は優しくて、本当は強い意思を持っているキャット。

彼が苦しみの果てに、どういう思考を通ってその結論に達したのかは分からない。
だが彼は、一人で戦うことを選択したのだ。
コォネに託された最後の言葉、『二人のことを頼む』。
それはつまり……帰れない可能性さえ覚悟した、捨て身の攻撃なのだ。

彼の暴走を止めれるのは……止める可能性を持つのは、リーアただ一人しかいない。
彼女は覚悟を決めた。

「私、彼を探してきます!
 彼を一人で戦わせるわけには、いきません!
 ……と、その前に………」

リーアは走って『FAパーツ』を作っていた机の所に戻ると、紙を一枚手繰り寄せた。
そしてそこに猛烈な勢いで書いていく。

それは、『仲間』であるコォネたちへ託す、脱出への可能性だった。

(続く)
『コォネさんへ 脱出計画について

 脱出の鍵:管理側の『爆破』『盗聴』の防ぎ方、『戦場』からの脱出法
  前者はほぼ完了。
  後者はまだ全く手付かず。
  爆破さえなければ、物理的な通過は可能、しかし管理側が何もしないわけがない。
  隠れて抜け出すか、強行突破か、何か別の策を考えるか。検討が必要。

 爆破:首輪爆弾と、機体の核融合炉暴走の二本立て。
  首輪爆弾:解体は技術的に困難。しかし、電波を遮断することで無力化が可能。
       すでに、電波を遮る『首輪のカバー』を製作済み(暗号名『FAパーツ』)
  核融合炉暴走:外部からの通信で融合炉を暴走させる『自爆装置』がMSに存在。
         Z・リグシャッコー・ゾックのものをずでに発見・無力化している。
         ドライセン・EWACネロのものはまだ未発見・未処理。

 盗聴:首輪内盗聴器と、コクピット内盗聴器の二本立て。
  首輪盗聴器:小型のものが内蔵。これも『FAパーツ』で無力化可能。
  コクピット:まだ未発見。しかしコクピット内に存在すると予想される。
        探せばすぐに見つかるはず、破壊も容易。

    注)首輪の電波が途絶えたり、コクピットの盗聴器が聞こえなくなれば管理側も警戒する。
      盗聴器の除去や『FAパーツ』の使用は、よくタイミングを考えること。

 私の作った『フルアーマーパーツ』を、4つ置いておきます。
 コォネ・エィケズ・クラインの3人分と、予備を一つ。
 爆破を気にする必要はもうないので、脱出の方法を考えておいて下さい。
 もし万が一、私たちが帰ってこなかったら、コォネさんたちだけでも生き残ってください。

                 それから、     ありがとうございました。』 




……何に対する礼なのか、リーア自身分からない。
しかしそれでも、「ありがとう」と書かずにはいられなかった。
紙に書いたのは盗聴防止のため、それ以上の意味はなかったはずなのに。
リーアはその遺書めいた手紙をコォネの手に押し込み、その上に『FAパーツ』を4つ乗せる。
そして自分も3つの『FAパーツ』を掴むと、強い意思を込めて自分のゾックに乗り込んだ。

【行動:コォネと会話(−0p)、コォネへの『脱出計画書』を書く(−1p)
    コォネに『脱出計画書』と『FAパーツ』を手渡す(−1p)ゾックに搭乗(0p)】
【位置:H04】【残り行動値:2p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを探して暴走を止める】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
人は何故罪を犯すのか?
己の欲望の為。何かを守る為。
生き残る為。明日を掴む為・・・
様々な理由はある。
だけど、罪は罪。いつか裁かれなくてはいけない。
だから、裁かれる日がくるまで僕は僕の出きる事する。
更に手が血に濡れて赤くなろうとも、後悔することは無い。
これは自分で選んだ道だから。
もう、引き返す事の出来ない道だから。
真っ直ぐと最終目的の為に足を前に出す。
そう、リーア達を守る為に僕は死神にでもななんでも魂を売ろう。
罪を犯した僕では彼女等と一緒にいられない。
だから遠くから見守る。そして彼女等を脅かす存在は全て消す。
そう。ティーチャーだろうとそれは関係無い。
彼女等に危害をもたらすなら等しく闇に誘おう。

歩みを進め、とうとうプレゼントに到着する。
さぁ、何が出るのか。
まぁ、なんだっていい。
目的を果たせるものであれば・・・

【行動】I-10 -1
【残り】3
【行動方針】リーア等以外の参加者及びゲーム主催者達の殺害
【同盟】なし
168コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/01 08:48 ID:???
「私とエィケズ=コートとの……関係?」

足早に去っていくリーアの後姿を見送りながら、私は虚ろに繰り返した。

「私と……エィケズ……?」

そこで何故、あの男の名前が出てくるのか。
私達はお互い只の同盟相手。彼女がグリーン=キャットに対して抱いているであろう感情とは、無縁の関係の筈。
それとも、彼女達にはそう見えたのか?
有り得ない。私はそのような振る舞いなどした覚えは無い。
ならば――ああ、あの男が私を大切な人だなどと言った件か。

「大切な……人……」

何気なく漏らした呟きに、エィケズ=コートの名を続けてみる。
不思議な、響きだった。

MAの起動音。見れば、ゾックのモノアイに光が点っている。
飛び降り、床を走る。向かう先は、リーアが走り書きを残した机。
そこに書かれているものを読み終え、振り返ったときには既に――ゾックは本格的な起動を完了していた。
何だって彼女達は、こうも容易く自分の感情を優先してしまうのだ。
何故にこうも容易く――私などを信じてしまえるのだ。

「馬鹿……ばかりだっ」

【行動:メモ入手:-1】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:リーアとエィケズのお守り】【同盟:リーア=ミノフスキー、エィケズ=コート、グリーン=キャット;但し暫定】
169エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/01 17:41 ID:???
「はぁ、喰った喰った……ん?」
リーアが持ってきた食料を全て食べ、一息ついていると、外に大勢の両生類が集まっているのがわかった。
先ほど集めたのがいけなかったかと思い、手にハチノコなどを持ってコックピットからばら撒く。
しかし、どうも様子がおかしい、食べる事は食べるが、何かを伝えようとしているようだった。
エィケズは眉を寄せ、地面に降り立った。

「〜〜〜ッ!」
人間には聞こえない、声を発生するイモリだったが、エィケズはそれをかすかながら聞き取った。
どうやらこの基地から大きな機械が出て行ったという。
イモリにはわからなかったろうが、エィケズにはそれがすぐにMSだということがわかった。
イモリに一言礼を言うと、ミールワームを与える。

レーダーを確認すると、どうやら出て行ったのはドライセンらしい。
「ムチャをする、キャット……」
恐らく先ほど放送があったプレゼントとやらを手に入れに行ったのだろう。
エィケズは口笛を吹いた、人には聞こえない、両生類にだけ聞こえる特殊な音が、周囲に響く。
と、突然ワラワラと100ほどいるのではないかというカエル、イモリ、etcが出てきた。
エィケズは息を吸い込むと、大声を出した。
「みんな聞いてくれ!俺の仲間がどうやら何処かに行ってしまったらしい。
 俺は彼を守る!その為にはみんなの力が必要なんだ!
 みんな!俺に力を貸してくれ!」

「よし、ケラはモリーニとモリサクの第一大隊を従えて東の川に向かってくれ!」
エィケズの願いは叶った。
多くの両生類がエィケズの願いを聞き入れたのだ、エィケズは感涙を流しながら、
各両生類の長所、短所、性格を考慮し軍を編成し、それぞれに指示を出す。
「ケルはケレールとケノラ、ケットリーナと共に第三、第五大隊を連れて南の森へ。
 水分が不足するだろうから、各小隊には水一杯分を与える。
 ケロはノリッチーニとパトリシアを連れてケラ隊とケル隊、そして俺との伝令係をしてくれ。
 その他の歩兵はこの場に待機、これより、キャット大捜索作戦を開始する!」
『ゲコルァァー!』
『〜〜〜〜〜ッ!』
カエルの声とイモリの声、勇ましい者達の声が基地に響き渡った。

【残り行動値 2】
【位置:H-04】
【行動:両生類へ呼びかけ(-1) 軍編成(-1) 各部隊に指示(-1)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【行動方針:リーアとキャットとコォネと脱出する】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
ゾックを起動させる。
機体状況オールグリーン、全てのコンディションはパーフェクトだ。

「普通に鈍足なゾックで追いかけても、ドライセンには追いつけないわね……
 何か、使えるものは………」
ゾックのモノアイが周囲を見回し、一箇所で止まる。
先ほどキャットが修復した、メガライダー。ジェクトを『殺して奪った』戦利品。
とはいえゾックの足回りの構造では、普通のMSのように乗ることはできない。
それでも、リーアには考えがあった。

ゾックはメガライダーの隣に並ぶように立ち、その鉤爪を伸ばす。
MSサポートメカを、三本の指でしっかりと握り締める。
接触回線を通して、リーアはメガライダーの操縦系を把握する。

「バランス調整良し……コントロール全てOK……速度、高度の同調良し……」
コンソールを手早く叩き、メガライダーの調整をする。
といっても、手間はかからない。元からあるオートバランサーがほとんどの仕事をしてくれる。

リーアの思いつき、それは一言で言えば『サイドカー』だった。
メガライダーをバイクに、サイドカーをゾックに見たてた簡易合体。
ゾックの鈍足を、メガライダーの推力で補ってスピードアップする。
二台を繋ぐのはゾックの片腕。
格闘用クローを備えた細い腕は、見かけよりも力があり、簡単に振り放されたりはしない。

「これでよし……ゾックwithメガライダー、行きます!」
ゾックとメガライダー、双方のホバーに火が入り、二つの巨体が浮かび上がる。
そのまま、巨大な塊は一体となってMSドッグを出て行く。
最初はゆっくりと、そして徐々に速度を上げて。
ゾック単体では不可能なスピードで、基地の外に向かう。

「キャットさんはどこに行ったんだろう?
 彼にも具体的な目的地はないと思うから……
 まずは、『プレゼント』を取りに行ったんじゃないかな?」
3つ投下された『プレゼント』の一つは、この基地の南。そう遠い場所ではない。
ひとまずそこへ向かってみることにする。

メガライダーとゾックは、エィケズのリグシャッコーの前を通り過ぎる。
足元を行進するカエルの群れに気付かず、彼らの頭上をホバー噴射で飛び越える。
エィケズには何の通信も入れない。入れる余裕もない。ただ、目の前を通り過ぎる。

「お願い、キャットさん……まだ誰とも出会ってないで!
 一人で戦ってちゃ……きっと、大変なことになる!」
「タイヘンナコトニー!」
「ガンバレ〜♪」

……今のリーアの頭の中にあるのは、ただキャットのことだけだった。
ひしひしと感じる嫌な予感に追い立てられるように、リーアは自分の機体を走らせた。

【行動:メガライダーとゾックの同調(−1p)、移動(H04→I04)(−1p)】
【位置:H04】【残り行動値:0p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを探して暴走を止める】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
『これです!見えますか!?』
なにやら取り出し指差す
拡大させるとそれは首輪だった。
(ふむ、首輪か……どこで手に入れたかわからんが
 それにしても、指差さずともわかるものだが
 ……何か仕掛けでもあるということか?)
ともかく最大の望遠で眺めてもよくわからなかったので
「……今降りる、少し待ってってくれ」
素早くコクピットから降りる
(ふむ、今のところ殺意は感じられないか……)
と無駄に警戒はせず近寄って見て見た。
指差された所をよく見ると盗聴器らしきものが入っていた。
当然とこかで我々の様子を監視してることは予想済みであったが
まさかこのような所に精密に組まれているとはあまり思っても見なかった。
「なるほどな……」
そのとき放送が聞こえた。すぐさまコクピットへと戻る

(ふむ、装備で人を引き付ける作戦か………戦いは膠着状態ということなのかも知れんな。)
グレンから通信が来る。
『聞きましたか?
定時連絡のプレゼントって奴はたぶん強力な武器か何かだと思います。
だけどみんなプレゼントを取りにか確かめに集まる筈ですから
俺一人で変形して急いで取って帰ってきたほうがいいと思います』
(なるほど……まあ、そのほうが効率はいいだろうがな。)
通信を返す。
「わかった……頼んだぞ。あまり無理はするなよ。
 ……おっと、一応何処のプレゼントを取りにいくか教えて欲しい」

【行動】会話中 -0 通信 -1 乗り降り-2【残1】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】二機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
172エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/07/01 21:04 ID:???
『……今降りる、少し待ってってくれ』
ザクVのパイロットがコックピットから降りてくるのが見えた。
そして、盗聴器の辺りを見せる。
「なるほどな……」
とザクVのパイロットは言うと、放送を聞くためにザクVに戻っていった。

「さて・・・。痛っ・・・。」
そういえば手の治療をするのを忘れていた。
急いでアプサラスのコックピットに戻り、両手を治療する。
そして、壊してしまったコンソールの損傷具合を調べる。
「表面のパネルが割れて・・・スイッチが2つ使えなくなってる・・・。」
この程度なら自分でも修理できるだろう。
必要になりそうなパーツのリストを紙に書くと、アプサラスを起動させる。
「ちょっと修理と補給してきます。」
そう3人へ通信を入れるとエリアードは手近なスクラップ置き場と格納庫へと移動した。

【行動:通信(−1)X−16へ移動(−1)】 
【残り行動値:2】
【位置:X−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)】
【所持品:+首輪(付け足し忘れ。すいません・・・。)】
【主な機体状況:コンソール損傷】
【行動方針:修理・補給】
【同盟状況:なし】
「わかった……頼んだぞ。あまり無理はするなよ。
 ……おっと、一応何処のプレゼントを取りにいくか教えて欲しい」
しばらくして通信が返ってきた。
『えっと……一番近いP−19に行ってきます、
持ってこれないサイズの強力な武器だったら破壊してきます。では…』
(もう人がいるかな…?早く行かないと……)

【行動:移動(-4)】【残り行動値:(0)】
【位置:W−16→U−16→U−18→S−18→R-19】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:プレゼント取りに行きたい】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
174エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/07/01 21:47 ID:???
「ジオン系のコンソールのパネル・・・。」
スクラップ置き場に到着したエリアードは必要なパーツを漁っていた。
「パネル・・・あった。あと工具は・・・ドックの中かな?」
必要な部品を探し終えると、MSドックで工具を手に入れ、アプサラスの元へ戻った。

「まず壊れたパネルを取り除いて・・・。スイッチを取り替えて・・・。ん?なんだこれ?」
部品を取り替えていると見覚えのある物を見つける。
(また盗聴器!?また巧妙に隠してあるな・・・。どうする・・・今すぐ壊すわけにもいけないな・・・。
 とりあえずはこのままにしておこう。)
エリアードはとりあえず盗聴器をこのままにしておくと、再度新しいパネルをコンソールに取り付けた。
「さて・・・これでいいかな?次は補給に行くか・・・。」
エリアードは再度コックピットから降りると、次は火薬庫へ向かった。

【行動:探索(−1)コンソール修理、コックピット内盗聴器発見(−1)】 
【残り行動値:0】
【位置:X−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 コックピット内:対MSライフル(残段数3)】
【所持品:+工具セット】
【主な機体状況:良好・ただしコンソールの不良が発生する恐れあり】
【行動方針:補給】
【同盟状況:なし?】
(投下場所は『T−10』 『P−19』 『D−05』
 ここからでは『P−19』が一番近い、次に『D−05』か。)
考え事をしているとアプサラスから通信が来る。

「ちょっと修理と補給してきます。」
この通信が来ると同時にZZガンダムがMAに変形し飛び立っていった。
(あの方角『P−19』へ向かったようだな。ザクVは行かないのか?)

ザクVへ通信を入れる。
「一人で向かわせて良いのか?プレゼントは戦場へ導くための
 口実に過ぎない。お前も分かっているはずだ。」

【行動】ザクVへ通信を入れる(-1)
【残り行動値】3
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】プレゼントの奪取
【同盟】無し
「・・・アルムの奴、おそいな・・・。
早くしないと投下物資取られてしまうしな、先にいってるか・・・。」
通信機を作動させ、アルムへ伝えた。
「アルム、聞こえるか?トルヴァだ。
今からI−10へいって投下されたものを確保しようと思う。
先に行ってるから、準備が整ったらこいよ。
じゃあ、向こうで会おうな。」
(少し出遅れたか、・・・多分誰かに会うだろうな)
ドムを起動させ、I−10、投下地点へと近づいた。

【通信−1 移動−3 残り行動値0】
【現在位置:E−12】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:投下物資の確保】
【同盟状況:アルムと同盟】
177エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/07/02 15:21 ID:???
「うわー・・・・。」
エリアードは火薬庫の近くまで来ていた。すると、そこには何かで扉をぶち破られた火薬庫があった。
「誰かが先に来ていたことは考えられたけど・・・無茶するなぁ。
 ま、おかげでたやすく入れるわけだけど・・・。」

誰かが扉に大穴を開けていてくれたおかげで中にはいるのは簡単だった。
「さて・・・。弾はっと・・・。」
エリアードはおそらくもう一人のエリアードが浪費したであろう対MSライフルの弾を探していた。
「マガジンが・・一つ・・・二つ。
 よし、こんなもんかな?あとハンドガンも貰っておくか。」
エリアードはマガジンを2つとハンドガンを手に取り、ハンドガンをポケットに入れると、火薬庫を後にし、
元いたW−16地点へ戻った。

【行動:探索(−1)W−16へ移動(−1)】 
【残り行動値:0】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 
      コックピット内:対MSライフル(残段数3+6発入りマガジン×2)ハンドガン(残段数7)】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好・ただしコンソールの不良が発生する恐れあり】
【行動方針:考え中】
【同盟状況:なし?】
178エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/07/02 15:24 ID:???
>>177 訂正
【残り行動値:2】
『えっと……一番近いP−19に行ってきます、
持ってこれないサイズの強力な武器だったら破壊してきます。では…』
飛び立つZZを見送る。アプサラスのパイロットは補給のため何処かへといったようだ。
残ったガザDから通信が入る。
『一人で向かわせて良いのか?プレゼントは戦場へ導くための
 口実に過ぎない。お前も分かっているはずだ。』

(ふむ……彼の身を案じているわけではないようだが。)
通信を返す。
「無論わかってるさ……そしてグレン、あのZZのパイロットも
 そのことはわかっていたようだ……それを承知で行ったのであれば
 止める必要もなかろう……第一この機体では追いつけないしな」
間をあけて話を続ける。
「それとも、行かせてしまうと何か君に不都合でも生じるのかな?」

【行動】通信 -1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】二機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
Gフォートレスのコクピットっで欠伸をする。
ここの所寝てなかったせいか眠気が一気に襲ってくる。
「あ〜あ……最近寝てないから眠いなぁ……」
それでも前を見て何とか機体を目的地に着くようにする。
「眠い………ZZZ………ハッ!寝てた!しっかりしろ俺!」
既に真っ赤になってる頬を叩いて機体をさらに動かす。

【行動:移動(-1)】【残り行動値:(3)】
【位置:R-19→P-19】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:プレゼント取りに行きたい】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
「無論わかってるさ……そしてグレン、あのZZのパイロットも
 そのことはわかっていたようだ……それを承知で行ったのであれば
 止める必要もなかろう……第一この機体では追いつけないしな」
ザクVから通信が返ってくる。

(それだけ彼を信頼していると言う事か。)
「それとも、行かせてしまうと何か君に不都合でも生じるのかな?」
ザクVが通信を続けるてくる。

「いや、よくそれだけ信頼できるものだなと思ったのでな。」
通信を返す。
(俺もここでゆっくりしているわけにはいかないな。)
「彼が『P−19』のプレゼントを取りに行ったのなら、
 俺は『D−05』へ向かうとしよう。プレゼントの中身が
 武器だとしたらほかの参加者に手に入れられると少々厄介なのでな
 可変型のMSに追加武装は不要なので破壊させてもらう。」
そう言うとガザDをMAに変形させ『D−05』へ向かう。

【行動】ザクVへ通信を入れる(-1)
    MAに変形(-1)
    W−16→V−16→V−15→V−14→V−13(-2)
【残り行動値】0
【位置】V−13
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】プレゼントの奪取or破壊
【同盟】無し
182アルム ◆zFt4KYQnAU :03/07/02 19:31 ID:???

アルム「ZZZ・・・」
私は、ふっと気が抜けて、そのまま寝入ってしまっていました。
トルヴァ「アルム、聞こえるか?トルヴァだ。
      今からI−10へいって投下されたものを確保しようと思う。
      先に行ってるから、準備が整ったらこいよ。
      じゃあ、向こうで会おうな。」
アルム「ZZZ・・?ふはぁっ!何やってたんだ?!」がちゃっ。
私は急いでトレーラーから飛び降りました。
アルム「あちゃ〜いっちゃってる!あ・・・うぉ・・・今ごろ乗り物酔い・・・ぐへぇぇ」
ハロ「アルムー!ゲロハクナー!」
私は、飛び降りて、周りを見渡しました。有るのはバタラと鉄の山とバズーカとトレーラーだけ。
そして、今ごろ襲ってきた吐き気に襲われて、私は地面に吐瀉物をぶちまけました。
アルム「・・・薬薬・・・残り1錠か・・・救急セットに有ればいいんだけどな・・・」
私はそんなことを呟きながら、最後の酔い止め薬を飲み込みました。
アルム「よしっ、追いかけよう。」
私はバタラに駆け寄り、急いで乗り込みました。
アルム「起動っ。オールグリーン?大丈夫ってことか・・・・・出てきた・・・これは?」
瞬間的に出てきた地図と、明らかに今までより増えている×印と
オールグリーンと輝く大きな緑色の文字にに私は気を取られていました。
ハロ「アルムー!ボケルナー!」
アルム「おっと!そうだった・・・これを持って・・・よし、追いかけるぞ!・・・確かIの10だっけな・・・」
私はオールグリーンの文字が消えているディスプレイを見つめて、
地図を消して、トレーラーの二台に積んであったMS用拳銃とカートリッジを一つ掴み、バズーカを掴むと
バタラをIの10に向かって歩き出させていました。

【移動 −3(D-17からD-14まで一直線)】【残り行動値:2】
【位置:D-13】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1
     ビームピストル×1(内蔵されていたカートリッジと持ってきたカートリッジのみ) クレイバズーカ×1(残弾数不明】
【行動方針】 トルヴァを追いかける」
【同盟】トルヴァと同盟
183エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/02 19:39 ID:???
生い茂る森、木々が「私達」の行く手を阻んだ。
「ゲコゲ〜コ!ゲコ!(隊長!こちらに移動してきた形跡はありません!)」
「ケルルッ!(了解した、左翼は何をしている!本隊から離れすぎだ!)」
激を飛ばすと慌てて左翼の兵長がこちらへと移動する。
どうやらこちらに移動したのでは無いらしい。

主の愛する人が逃亡したと聞き、私達、三匹はその愛する人とやらを探した。
この地に住む仲間の力を借りて私は担当の森へと入ったが、その愛する人がつかっていた……
MSとかいう大きな乗り物の走った形跡は見つからない。
「ケルッラーラ(こちら森地区担当ケル、異常なし、どうぞ。)」

「〜〜〜〜ッ!」
「そうか、森地区も川地区もいなかったか……
 リーアも何処かへといったらしいし、どうなっているんだ。」
エィケズは頭をかいた。
プレゼントを取りに行ったならばそう遠くない場所へと行っただろう。
そう思って森方面と川方面に軍(と呼べるほどのものかは知らないが)を向けたのだが、
どうやらハズレだったらしい。
「森地区の水の配給率は?」
「〜〜〜〜ッ!(45%であります!)」
「そうか、半分を切っては厳しい……
 よし、ここから補給部隊を出そう。アレイン、バスィーラ、メイチは自小隊を連れて森地区へと水を届けてくれ。」
そう言うとエィケズは2gペットボトルを三本用意し、三匹の小隊の中心へと置く。
「配給率が50%を切ればすぐさま帰還するように。
 また、補給隊は補給終了後すぐに後退するようにな。」
「ケラッ!(了解!)」

【残り行動値 3】
【位置:H-04】
【行動:部隊運用(-1)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【行動方針:リーアとキャットとコォネと脱出する、キャット探し】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
184コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/02 20:39 ID:???
誰も居ないドックの中。一人静かに、留守を守り続ける。
何故追わなかったのかと訊かれても、私には理由は分からない。
敢えて言えば、待てと言われたから。留守を守れ、彼らを守れと言われたからか。
だが、守るべき内の一人は、既にいない。
彼女は感情の命ずるままに、ゾックに乗って飛び出していってしまった。
これでは、グリーン=キャットとの契約を果たせない。
この身は一つ限り。
エィケズ=コートとリーア=ミノフスキー、何れかが離れた場所へ行ってしまったなら、どちらか一方しか守ることはできない。
そして、リーア=ミノフスキーの残した書置き。
脱出方法のアイディアと、最悪の事態に陥った場合の対処法の記された紙片。
更に、脱出の為の重要なアイテム。これらも私は守らねばならない。
だから残った。
極めて合理的な判断。それでいいだろう。余計なことを考える必要は、無い。
他の理由など――感情という不合理極まりないものなど――私の決断に、介在する余地は無いのだ。
……そう、私は信じていた。

「エィケズ……聞こえるか?
 私だ。リーア=ミノフスキーがグリーン=キャットを追って出て行った」

不合理。エラー。特異点。その集大成である、人間という存在。

「お前は……残るのか?」

私は、機械であることに。
人形でい続けることに、そろそろ疲れてきていたのかもしれない。

【行動:通信:-1】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:「FAパーツ」×4、メモ追加】
【行動方針:エィケズのお守り】【同盟:リーア=ミノフスキー、エィケズ=コート、グリーン=キャット】
185エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/02 21:13 ID:???
補給隊を出して一安心をしていると、コォネから通信が入る。
「エィケズ……聞こえるか?
 私だ。リーア=ミノフスキーがグリーン=キャットを追って出て行った」
その事は知っていた。
この基地に残っているのはコォネとエィケズの二人だけ(他にも人間でないのがいることにはいるが)
「お前は……残るのか?」
問い掛けられて即座に答える。
「ああ、残る。
 探しに行ってバラバラになるのは非常に危険だ。
 リーアを止められなかったのは俺のミスだが……ともかく、行くわけにはいかない。」
しばし考えて、コォネに話す。
「それと、策が無い事はない。
 俺の仲間が今、森と川の方向にキャット達を探しに行っている。
 大丈夫、キャットもリーアもやられはしないさ。」
多少無理矢理微笑んだ後、エィケズは参謀に問い掛けた。
「どうだ、見つかりそうか?」
「〜〜〜〜ッ!(はぁ、何せ両方ホバー機体ですから足跡は残ってません。かなり難しいです。)」
「そうか……」
「〜〜〜〜ッ!(一応、東と南の仲間にもかけあって見ます。)」
「頼む。」

見つからないという焦り、エィケズは手に汗を握った。
目撃情報が無い、殺されてはいないのだろうか?
あの時、自分は間違っていなかったのだろうか?
「コォネ君……君はどうする?残るのか、探しに行くのか?」

【残り行動値 2】
【位置:H-04】
【行動:通信(-1)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【行動方針:リーアとキャットとコォネと脱出する、リーアとキャット探し】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
コンテナの中を開く。
中に入っていたのはやはり武器。
ビームショットライフル。
ショットガンとしても使えるしビームライフルとしても使える
かなり優秀な武装。
僕自身が基地からショットガンを持ち出した理由。
それはショットガンの広い攻撃範囲で腕の差をカバーする為だった。
そのためにはこの武器はちょうどいい。
心の中で無意識に微笑む。
普通のショットガンを右手に。ビームショットライフルを左手に持ち。
武器の装備は完了する。
さて、ここから去っていこうか。
その前に・・・・
ビームショットガンをライフルモードで空に向かって撃つ。
空に掛かる今にも降り出しそうな雨雲を引き裂き空に伸びる閃光。
そう。これが僕からの宣戦布告だ。
参加者及び主催者達よ。僕は必ずこの光の元へ貴方達を導こう。
死という形をもって!
さぁ。行こうか。
まず最初の目的地・・・・それは南西の基地だ。

【行動】コンテナの中身を装備 -1 空に向かっての射撃-1
    移動H-12hへ -2(内一つはハイウェイ移動ボーナス)
【残り】0
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル
187エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/07/02 21:32 ID:???
「ん・・・?留守?」
W−16地点に戻ってみると、ZZガンダムは既におらず、ガザDは北の方向へ飛び立っていた。
「プレゼントでも取りに行ったのかな?・・・ふぁぁぁ・・・。」
眠い。そう言えばサービスエリアで一回寝てからろくに寝ていなかった。
「眠・・・。」
(多分あのザクVのパイロットの人は大丈夫だ・・・。寝てる間に撃つならさっき撃ってたはずだからな・・・。)

目を閉じる前にふと、外を見る。今にも雨が降り出しそうな空模様だった。
「雨・・・か。」
そう言うとエリアードは目を閉じた。

【行動:寝る】 
【残り行動値:2】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 
      コックピット内:対MSライフル(残段数3+6発入りマガジン×2)ハンドガン(残段数7)】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好・ただしコンソールの不良が発生する恐れあり】
【行動方針:寝】
【同盟状況:なし?】
基地の東の門……入って来た門から出る。
敷地の南側から出た方が早いが、残念ながらそちらはすでに立ち入り禁止区域。
首輪に『FAパーツ』をつければ突破もできるだろうが、まだソレを使うには早すぎる。
東門を出て、門の外に立つEWACネロの鼻先で南にターンする。
……クラインにも、通信は入れない。入れる余裕はない。

おそらくキャットが向かったのは南に投下された『プレゼント』。
そのプレゼント自体が目的か、それを狙う他の参加者が狙いなのか……
なんにせよ、追いつかねばならない。

南下の途中で、一旦進路を東の森の中にとる。またも禁止区域があるためだ。
森の木々を部分的になぎ倒しながら、ゾックとメガライダーは地上30センチを滑って行く。

「キャットさん……!!」

ふと、はるか南方、これから向かう方角に、光の柱が立つのが見える。
一条の光が大地から伸び、泣き出しそうな曇り空に消える。
あの光は……間違いない、メガ粒子の奔流。ビーム兵器だ。

「もう戦闘が始まってるの!? 早く、もっと早く!!」

ひたすらに、ただひたすらに、リーアは南に進んでいった。
やがてその目の前で、森が開ける。

【行動:移動(I04→I05→I06→H06→H07)(−4p)】
【位置:H07】【残り行動値:0p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを探して暴走を止める】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
189コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/02 22:48 ID:???
「そうか、残るのか……」

『それと、策が無い事はない。
 俺の仲間が今、森と川の方向にキャット達を探しに行っている。
 大丈夫、キャットもリーアもやられはしないさ』

仲間、だと?
まあいい、深く追求するのは止めておこう。大人しく「策」とやらの結果を待つとしようか。

『コォネ君……君はどうする?残るのか、探しに行くのか?』

「残る。リーア=ミノフスキーにこの場を頼まれた。
 それに――お前一人では、その……心配だからな」

尋ね返してきたエィケズの言葉に、そう答える。
――私は今。余計なことまで口走ってしまったのではないだろうか。

「……あの女のことが、そんなに心配か?」

通信機の向こうから伝わってくる、隠し切れない焦燥感を伴った声に、私は戸惑っていた。
だからだろう。
蛇足ついでに、こんな意味の無い問いかけをしてしまったのは――

【行動:通信(回線継続):-0】【残り行動値:3】
【武装:変化なし】【所持品:「FAパーツ」×4、メモ追加】
【行動方針:エィケズのお守り】【同盟:リーア=ミノフスキー、エィケズ=コート、グリーン=キャット】
190エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/02 22:59 ID:???
「残る。リーア=ミノフスキーにこの場を頼まれた。
 それに――お前一人では、その……心配だからな」
言われて思わずエィケズは苦笑した。
「……あの女のことが、そんなに心配か?」
あの女とは多分リーアの事だろう。
エィケズは最初びっくりしたように顔を引いたが、結局笑顔になると答える。
「勿論、リーアもキャットも心配さ、仲間だろ?
 でも、心配する事はない。
 俺よりも二人は賢い、よくキレるし腕も悪くない。
 コォネ君はどうだい?」

【残り行動値 2】
【位置:H-04】
【行動:通信(回線継続)(-0)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【行動方針:リーアとキャットとコォネと脱出する、リーアとキャット探し】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
F−12まで移動、正体不明の機影確認。
トルヴァ「あ〜あ、やっぱり会っちまったか・・・。」
そのままG−12まで移動する。
トルヴァ「索敵結果・・・AMX−009ドライセン。
      ドムタイプタイプの最終形、・・・知らんなあ・・・。
      こっちよりも大型でかなり軽量か。
      向こうから来たって事は、物資は既に確保されたのか?
      とにかく接触してみるか・・・。」
H−12へ移動、グリーン=キャットと接触。
相手との距離、約300M、位置取りは良好
MMP−80マシンガンを両手に装備、しかし銃口は向けない。
通信回線を開き、グリーンに語りかけた。
トルヴァ「そこの君、聞こえてるか?俺はジオン軍所属、トルヴァ=レナウンだ
      こちらは闘う気は無い、・・・まあ銃は持っているがな。
      君は向こうから来たようだが、投下物資を手に入れたのか?」
      (・・・気のせいか、殺気立っている?彼は何を考えているんだ・・・。)

【通信−1 移動−2 残り行動値1】
【現在位置:H−12】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:グリーンの対応待ち】
【同盟状況:アルムと同盟】
「コンテナ……これか……」
コンテナを見つけてどきどきしながら中身を確かめる。
「これは……ビーム…マシンガン…?」
慌てて教科書を開き、いろいろな武器・兵器のページその3を見る。
「え〜っと……確かここに……あった!!
なになに……エネルギー効率ではライフルよりも劣るが連射性を上昇させた兵器…か」
とりあえず使い方を覚えてその武器を持って基地に戻る。

【行動:武器回収(-1)移動(-3)】【残り行動値:(0)】
【位置:P-19→R-19→R-17→S-16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:基地に戻る】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
193グリーン=キャット ◆OB2DYCUufc :03/07/03 00:12 ID:Zv44mOoM
向うから一機のMSがこちらに来る。
機体照合・・・・完了。 MS09 ドム。
そう。一年戦争においての名機。そしてこの僕のドライセンの
前身の機体・・・・
(そうか・・・ふふふ・・・・そうか。
撲の今までの姿を消せというのか・・・
ふふふふふ・・・これが運命ってやつかな。)
そんなことを考えていたりすると相手から通信がくる。
「そこの君、聞こえてるか?俺はジオン軍所属、トルヴァ=レナウンだ
 こちらは闘う気は無い、・・・まあ銃は持っているがな。
 君は向こうから来たようだが、投下物資を手に入れたのか?」
通信をすぐさま返してあげる。
「降下物資・・・・あぁ。プレゼントのことですね?
 プレゼントは手に入れましたよ?」
そして機体の左手を掲げて見せてあげる。
「こんな、便利なものがね!」
その掲げた腕を振り下ろし銃口をドムに向けた。
「それと・・・あなたが戦う気がなくても・・・僕は戦う気が・・・
 いや。あなたをを殺す気があるんです・・・
 僕の仲間の為にも・・・・これ以上の話は無駄です。
 これ以上話して・・・情が移ったら・・・その・・・困りますから・・・
 だから・・・さよならです・・・トルヴァさん。」
そして一方的に通信を切断する。
そしてすぐさまビームショットライフルをショットガンモードで
広域射撃を行いつつ、左方向へホバーを使い回避行動を始める
そう。これが僕の決意。曲げられぬ信念。貫く気持ち。
そう。全ては仲間・・・いや。リーアの為に!
その気持ちを知ってか空から少しずつ涙が零れて来た・・・・

【行動】通信-1 通信強制切断-1 攻撃-1 回避行動-1
【残り】0
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル

194コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/03 00:57 ID:???
>>190
『勿論、リーアもキャットも心配さ、仲間だろ?』

少し、安心した。自分が何に対して安心したのか、それすら分からなかったが。

『でも、心配する事はない。
 俺よりも二人は賢い、よくキレるし腕も悪くない。
 コォネ君はどうだい?』

「さあな。
 リーア=ミノフスキーはグリーン=キャットを連れて戻ってくると言った。
 なら、私は待つだけだ」

干しておいた肌着を回収した上で、ドックの外へと向かう。
木立の向こうに、リグ=シャッコーの姿が見えた。
空を覆った灰色の雲から、霧と見紛うような小さな滴のあめが降り続けている。
ハッチを小さく開け、その隙間からウェイブライダーの上に出る。
冷え込んだ空気の中、私は目を閉じ、暫しの間この雨に身を任せていた。

【行動:特になし:-0】【残り行動値:4】
【武装:変化なし】【所持品:「FAパーツ」×4、メモ追加】
【行動方針:エィケズのお守り】【同盟:リーア=ミノフスキー、エィケズ=コート、グリーン=キャット】
向うから一機のMSがこちらに来る。
機体照合・・・・完了。 MS09 ドム。
そう。一年戦争においての名機。そしてこの僕のドライセンの
前身の機体・・・・
(そうか・・・ふふふ・・・・そうか。
撲の今までの姿を消せというのか・・・
ふふふふふ・・・これが運命ってやつかな。)
そんなことを考えていたりすると相手から通信がくる。
「そこの君、聞こえてるか?俺はジオン軍所属、トルヴァ=レナウンだ
 こちらは闘う気は無い、・・・まあ銃は持っているがな。
 君は向こうから来たようだが、投下物資を手に入れたのか?」
通信をすぐさま返してあげる。
「降下物資・・・・あぁ。プレゼントのことですね?
 プレゼントは手に入れましたよ?」
そして機体の左手を掲げて見せてあげる。
「こんな、便利なものがね!」
その掲げた腕を振り下ろし銃口をドムに向けた。
「それと・・・あなたが戦う気がなくても・・・僕は戦う気が・・・
 いや。あなたをを殺す気があるんです・・・
 僕の仲間の為にも・・・・これ以上の話は無駄です。
 これ以上話して・・・情が移ったら・・・その・・・困りますから・・・ 」
そう。これが僕の決意。曲げられぬ信念。貫く気持ち。
そう。全ては仲間・・・いや。リーアの為に!
その気持ちを知ってか空から少しずつ涙が零れて来た・・・・
(雨か・・・ビーム兵器だと地上の減衰以上に更に減衰する。
僕の今の機体の装備は殆どがビーム兵器。
ショットガンもこの状態では一発しか撃てないし
ハンドガンも球数は少ない。勝算が少ないな・・・・)
「今は・・・見逃します・・・同じドム系統の機体に乗ってる人として・・・
早く・・・消えてください・・・僕が殺意を抑えられるうちに・・・」
そしてそのまま街の方角へ消えていった。

【行動】通信-1 移動K-13ヘ -3
【残り】0
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル
ああああ。スレ汚して御免なさい。
追記
>195は193の訂正
「・・・・・。」
(いつからだろう?こうペンダントを眺めている時が一番
 安らげると思えてきたのは・・・。)
顔の部分が破けた両親の写真が入ったペンダント眺めている自分。
だいたい暇なときは、こうやって時間を潰している。

モニターには雨が降っている映像が映る。
(雨か・・・夕方には降り始めると言っていたな。)
雨の中をガザDが駆け抜けていく。

【行動】ペンダント眺める(-0)
    V−13→V−11→V−09→U−08→U−06(-4)
【残り行動値】0
【位置】U−06
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】プレゼントの奪取or破壊
【同盟】無し
グレンが目指したのとは他のプレゼントへ向かうガザDを見送る
(さて……アプサラスのパイロットも何処かへ行ったようだな
 ともかく、補給を行うならば今ということか。)
シャッターが閉まっているとある格納庫へいくとシャッターを開く。
(ここは、まだこの前は来てなかったな)
ともかく、補給をはじめた。

「まあ、こんなものだな……」
補給を終えるとコクピットに戻り非常食を食べ出した。

【行動】補給 -1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】グレン待ち
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
199コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/03 21:14 ID:???
雨は好きだ。
ひんやりとした空気の中、滴が体を濡らしていく感覚は、例えようの無いくらいに心地の良いものだ。
流石に暴風雨は遠慮するが、これくらいの雨なら一日中でも歓迎しよう。

「……?」

妙な胸騒ぎを覚え、私はコックピットの中へと戻った。
レーダーの有効索敵範囲内に存在する機影は2つ。
その内の一方、隣のエリアに留まっていた筈の光点が、いつの間にかこちらまでやって来ていた。
基地内ではミノフスキー粒子の濃度が高い為、距離の離れた現時点では機体の識別まではできない。
だが、各種条件から考えて、該当する機体は一つしかない。

EWACネロ。パイロット名、クライン=J=シルバート。
私と、エィケズ=コートとによって中破した機体。
エィケズの間抜けな行動さえなければ、既に私が殺していた筈のパイロット。

だが今のところは一応、リーア=ミノフスキー達とは中立の立場にいるらしい。
馴れ合いはしないが、殺し合いもしない。
そんな関係にあった彼が、今頃になってこちらに出向いてくる理由とは何だろうか。
現在の私は、暫定的ではあるが彼女達の同盟者だ。ならば彼とも中立を保つべきだろう。
向こうも恐らくは、ソレを承知しているのだろうが――
MS形態への変形によってメインカメラの視点を高くする。
前方、倉庫の向こう側に、ゆっくりと近づいてくるEWACネロの姿が確認できた。

鼓動が早まる。頭蓋の裏に広がるざらりとした感覚が、私を不快な気分にさせた。

【行動:変形:-1】【残り行動値:3】
【武装:ビームライフル(Eパック残量62,5%)、ビームサーベル×2、
.    閃光弾×2、専用シールド、腕部2連装グレネードランチャー×2、予備Eパック×2】
【行動方針:エィケズのお守り、お留守番、EWACネロへの警戒】
【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー、グリーン=キャット】
水中にモビルスーツ待ち構えている恐れがあるので用心しながら橋を渡る。
「誰も来ません様に・・・と、急いで渡るとしましょうか・・」
目的地まではまだ遠い・・・
【行動】移動J―20→M20【残り行動値】0
【武装ビームサーベル、チェーンマイン】
【行動方針コンテナ回収】
【同盟】なし
>>195
グリーンから返答が帰ってきた。
しかし、銃口をこちらに向けることが応えだった。

グリーン「降下物資・・・・あぁ。プレゼントのことですね?
      プレゼントは手に入れましたよ?」
      そして機体の左手を掲げて見せてあげる。
      「こんな、便利なものがね!」
その掲げた腕を振り下ろし銃口をドムに向けた。

グリーンは銃口をこちらに向けたまま言うのだった。

グリーン「それと・・・あなたが戦う気がなくても・・・僕は戦う気が・・・
      いや。あなたをを殺す気があるんです・・・
      僕の仲間の為にも・・・・これ以上の話は無駄です。
      これ以上話して・・・情が移ったら・・・その・・・困りますから・・・ 」

トルヴァ(つまり仲間のために障害物の俺を排除したいってわけか・・・
      だが、奴は自分を押し殺しているのか?よほど信頼出来る仲間なのだろうな・・・)
今にも泣き出しそうな空から雨がぽつぽつと降ってきた。そのうち激しい降りになるであろう雨が・・・。

グリーン「今は・・・見逃します・・・同じドム系統の機体に乗ってる人として・・・
      早く・・・消えてください・・・僕が殺意を抑えられるうちに・・・」

ドライセンは町に向かって去って行った。追って追撃する気は無かった。

トルヴァ「見逃します=E・・ねぇ・・・。止めないといずれ死ぬだろうな、奴・・・。
      さあて、目的地まで行くか。物資はもう無いけど・・・。
      もしアルムと入れ違いになったら大変だしな・・・。」
再び目的地まで向かうことにした。つーか目的地に着いた。

【移動−2 残り行動値2】
【現在位置:I−10】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:アルム待ち】
【同盟状況:アルムと同盟】
森を抜け、開けた空間に出る。
延々と続く畑の上を、ホバー噴射で巨体が駆ける。
メガライダーとほとんど一体化したゾック。
巨体に似合わぬスピードで疾走を続ける。

やがて、目標地点が見えてくる。
エリアI−10。先ほど天に延びるビームが放たれた地点。プレゼントの投下地点。

そこには、何もなかった。
リーアが怖れていた戦闘の跡も撃破されたMSもない。
ただ、空っぽのコンテナが、虚ろに蓋を開けたまま転がっている。

「キャットさん……もう持っていっちゃったの……??」

リーアは天を仰ぐ。
気分を滅入らせるような暗い空からは、いつの間にか細かい霧雨が降り始めていた。

【行動:移動(H07→H08→I08→I09→I10)(−4p)】
【位置:I10】【残り行動値:0p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを探して暴走を止める】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
「もうすぐ『D−05』の地点にだな。」
低空飛行をしながらプレゼントを探す。

モニターにコンテナが映る。
「あれか?」
コンテナに近づき回収作業を始める。

【行動】U−06→V−05(-1)
【残り行動値】3
【位置】V−05
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】プレゼントの奪取or破壊
【同盟】無し
アルム「そういえば・・・よっこらせっと・・・何か有るかな・・・?」
高速道路を歩くバタラの中で、私は、救急セットの中身を確かめていました。
アルム「えーっと、包帯に軟膏、ばんそうこうに湿布、固定テープに解熱剤に胃薬、虫下しに便秘薬に胃薬・・・
     ・・・あった!チュアブルタイプの酔い止め薬か・・・これ使ったことないんだよな・・・。」
ハロ「ヨカッタヨカッタ!」
私は、救急セットの中身を確認して、酔い止め薬を見つけ、懐に酔い止め薬をしまいこみました。


アルム「・・・分かれ道?地図を・・・右か。I-10だよな・・・」
歩いているうちに突き当たったT字路を見て、進路を確認する為に地図を開き、確認して地図を閉じると、
バタラを右の道路に向かって歩かせました。

【移動 −2(D-14からD-12、Dの12からF-10へ 高速道路ボーナス使用) 地図で位置を調べる -1】【残り行動値:1】
【位置:D-13】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1
     ビームピストル×1(内蔵されていたカートリッジと持ってきたカートリッジのみ) クレイバズーカ×1(残弾数不明】
【行動方針】 トルヴァを追いかける
【同盟】トルヴァと同盟
「…眠い………眠い…」
半分ほど目を閉じながらもなんとか機体を動かす。
「これからどうしよう…………
まぁ…とにかくまず寝たいなぁ…」

【行動:移動(-2)】【残り行動値:(2)】
【位置:S-16→U-16→W-16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:基地に戻る】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
「ふぁぁぁ・・・。」
機外から聞こえてきた轟音で目を覚ます。
「なんだ・・・?」
コックピットハッチを開き、外を見る。
どうやらZZガンダムが帰ってきたようだ。あれがプレゼントだろうか?ビームマシンガンらしき物を持っている。
雨もどうやら降り始めているようだ。

「あれ?ザクVは・・・。」
辺りを見渡す。近くの格納庫のシャッターが開いている。補給中だろうか?
「あそこか・・・。さて・・・これからどうしようかな・・。」

【行動:起きる】 
【残り行動値:4】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 
      コックピット内:対MSライフル(残段数3+6発入りマガジン×2)ハンドガン(残段数7)】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好・ただしコンソールの不良が発生する恐れあり】
【行動方針:考え中】
【同盟状況:なし?】
「ザクUJ型だと!」
あまりの意外さに驚く。
(破壊・・・するべきか?いや、これだけ完全装備している機体だ
 予備として隠しておくのも得策か?)
しばし考え込む。
(とりあえず隠せるところへ移動しよう。破壊するには惜しい機体だ。)

考えがまとまった所で脚部格闘用クローでコンテナを掴み移動する。
「さすがに重いな、なかなか前に進まない。関節部は持つのか?」

【行動】コンテナ回収(-1)
    V−05→V−06→U−06(-2)コンテナ所持のためボーナス無し
【残り行動値】0
【位置】U−06
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント、ザクUJ型?
【行動方針】ザクUJ型を隠す
【同盟】無し
I-10でアルムを待っていると、レーダーに光点が一つ出現した。

トルヴァ「ん?アルム!?・・・じゃないな、方角が別だしな。」
暫くレーダーを見ていると、どんどん近くに迫ってくる。
トルヴァ「機体照合・・・。へ?アンノウン?
      おかしいな・・・、データベースは完璧なのに・・・。
      やっぱりMSの能力では限界があるか・・・。」
レーダーにはおおまかなシルエットしか表示されず、
とにかく「大型の機体が接近中」だそうだ。

そうこうしている内に、とうとう同じエリアに反応が出現する。
望遠モードで索敵を行なった。
トルヴァ「・・・へぇー、どうりでデータに引っかからない訳だ・・・。」
目に映ったのは、ゾッグであった。しかもメガライダーに乗っている。
トルヴァ「ゾッグが乗っているのは・・・。あれが噂に聞く、クチバシ≠ゥ?
      白いヤツが合体するって言う・・・。」(Gアーマーの事)
右手にジャイアント・バズを、左手にシールドを装備し、ゾッグに通信を送った。

トルヴァ「あーもしもし、そこのMSM−10、聞こえるか?
      私はジオン公国軍MSパイロットのトルヴァ=レナウンだ。」
シールドは構えるが、バズーカの砲口は向けていない。
トルヴァ「始めに言っておくが、こちらには戦う意思はないからな。
      えーと・・・、リーア・・・さん、かい?
      もしかすると、ドライセンに乗っているキャットを追って来たとか?」

【索敵−1 通信−1 残り行動値2】
【現在位置:I−10】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:アルム待ち】
【同盟状況:アルムと同盟】
……一晩に4機ものMSの完全修復。
それは、さしものリーアにとっても、過去最速、過去最高の精度の大仕事だった。
だから……実際、彼女はかなり消耗していた。
少しは休んだとはいえ、一時間程の仮眠では完全には回復しない。
リーアの注意力は、散漫になっていた。

『あーもしもし、そこのMSM−10、聞こえるか?
 私はジオン公国軍MSパイロットのトルヴァ=レナウンだ』

突如入る通信。
……空っぽのコンテナに気を引かれている間に、ゾックのすぐ傍にまでドムが来ていた。
いや、実際にはドムの方が先にきていたのだが、気付かなかったのだ。

『始めに言っておくが、こちらには戦う意思はないからな。
 えーと・・・、リーア・・・さん、かい?
 もしかすると、ドライセンに乗っているキャットを追って来たとか?』

見ると、シールドは掲げているが、武器は向けていない。
戦意がないというのは本当だろう。やる気なら、すでに撃たれている。
だがリーアはその事よりも、相手の言葉の方が気になった。

「キャットさんを知ってる……!? もう接触してたの?
 それにしては……戦闘した様子もないみたいだけど……」
「ナゼ〜〜??」
「リーア、オチツケ!」
悩むリーアに、二体のハロがあまり意味のない言葉をかける。
結局、ドムの近くにゾックwithメガライダーを寄せ、返信を送る。

『こちらは12番、ゾックのリーア・ミノフスキーです。
 ドムに乗ってるってことは……そちらは13番のトルヴァさんですか?
 言われるようにキャットさんを追ってきたんですが……
 もしかして、もう彼に会ったのですか? どんな様子でしたか?』

メガライダーの銃口は向けない。向こうが銃口を向けない以上、こちらから刺激したくはなかった。
ただ……万が一に備えて、急加速で逃げる準備だけはしておく。

【行動:13番トルヴァ=レナウンに通信(−1p)】
【位置:I10】【残り行動値:3p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを探して暴走を止める、トルヴァから彼の行き先を聞く】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】

注)リーアのゾックは、PS2版(4本足にリメイクされた大ボスMS)です。
  そのため、体型的にメガライダーに乗れませんw(足回りが大きすぎる)
  よって、メガライダーの横に片手でしがみ付くような、張り付くような姿勢で一緒に行動しています。
  この姿勢でも自在に動けるよう、バランスなどの調整を行っています。

橋までやってきた。
ドムから離れて・・・いや。ドムから逃げて・・・。
ビーム減衰率が気になる。そういった理由をつけて。
最終目的では全員殺すべきはずだ。
だのにその程度の理由で折れた自分が情けなくなってきた。
ビーム減衰率・・・大ぶりにならなければまだ大丈夫。
そして念のため。このショットガンより実弾兵装でまともな
武装があれば・・・・
そう考えて移動する

移動した先で機体反応あり。
雨のせいで機体の詳しい判別ができない。
どうするべきか・・・

【行動】移動 I-12へ 索敵 -1
【残り】1
行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル
「……そこで止まれ、クライン=J=シルバート」

相対距離が100mに差し掛かろうとしたその時になって、ようやく私は次の行動に移ることができた。
EWACネロに向けて通信を入れ、牽制の意味も含めた通信を行なう。
一度は殺そうとした相手。報復を考えていてもおかしくは無い。
一切の油断は排除すべきだ。

「こちらに来た用件は何だ?」

銃口を向けつつ、慎重に相手の出方を窺う。
暫しの沈黙の後、苦笑とも取れる短い笑い声に続いて通信が返ってきた。

「MSの修理をやっておきたいんだよ。
 どっかの誰かさんに痛めつけられたままの機体じゃ、ロクに戦えやしないだろうからな」

「皮肉のつもりか」

「気を悪くするなよ、コォネ=カウフマン。
 お前さんを敵に回すほど、俺は馬鹿じゃない。プランには同行者が多いほうが良いんだろ?
 だったら仲良くやろうじゃないか、お互いの為にもな」

彼の言葉は今のところ、一応理に適っている。言葉の端から不審な様子を感じ取ることも無い。
お世辞にも好意的とは言えないが、同時に敵意も感じられない。

「……了解した」

それなのに。
なおも脳内に巣食い続けるこの不快な感触は、一体どうしてなのだろうか。

【行動:通信:-1】【残り行動値:3】
【武装:ビームライフル(Eパック残量62,5%)、ビームサーベル×2、
.    閃光弾×2、専用シールド、腕部2連装グレネードランチャー×2、予備Eパック×2】
【行動方針:エィケズのお守り、お留守番、EWACネロへの警戒】
【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー、グリーン=キャット】

リーアに通信を入れると、少し間を置いて、返信が帰ってきた。

リーア『こちらは12番、ゾックのリーア・ミノフスキーです。
     ドムに乗ってるってことは……そちらは13番のトルヴァさんですか?
     言われるようにキャットさんを追ってきたんですが……
     もしかして、もう彼に会ったのですか? どんな様子でしたか?』

その問に答えた。
トルヴァ「ああ、プレゼントを確保しようとここに向かっている最中に遭遇してな、
      キャットは銃口を向けてきた時にこう言ったんだ、、『貴方に戦う気は無くても、
      僕は仲間の為に貴方を殺す』ってな、その後、よくわからん理由で
      戦わずに東の街の方角に引いて行ってな・・・。
      それからここに着いたが、・・・やっぱり彼が一足先に取られたみたいだな。
      ・・・・・んでな、俺の勝手な推測だが、このままだと
      彼はあんた達を守るために、他の参加者と戦いを起こすだろうな。
      早く止めないと、取り返しの付かない事になるぞ。」

【通信−1 残り行動値3】
【現在位置:I−10】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:アルム待ち】
【同盟状況:アルムと同盟】
トルヴァの返答。
その内容は、ある意味納得ができ、ある意味理解不能なものだった。

 『貴方に戦う気は無くても、僕は仲間の為に貴方を殺す』と言い放ったキャット。
 よくわからない理由で攻撃を止めたキャット。
 東の街に引いていったキャット。

……要するに、戦うつもりで出て行ったものの、まだ迷いがあるということなのか。
それとも、目の前の見知らぬドムより先に始末したい相手が居るというのか。

『……状況は大体わかりました。
 ところで、『あなたは』どうしてキャットさんを攻撃しなかったんですか?
 今、殺し合いを避けて、その先の展望はあるんですか?』

……本当は、今すぐキャットを追いかけたかった。
こんな見知らぬ参加者など捨てていきたかった。
しかし……まだ、相手の真意が分からない。
背中を見せて攻撃されるのは、最も避けたいところだ。
そしてまた――何か脱出についてのアイデアを持った上で殺し合いを回避しているのなら、味方にしたい。

『考え過ぎてしまう』というリーアの悪癖。それが、またもや彼女の足を止めてしまっていた。

【行動:13番トルヴァ=レナウンと通信(回線開きっぱなし、0p)】
【位置:I10】【残り行動値:3p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを探して暴走を止める、トルヴァ氏の基本方針を探る】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】

ちょっと前回の行動の修正。あれじゃあ行動値オーバーしてる・・・
【移動 −2(D-14からD-12、Dの12からF-12へ 高速道路ボーナス使用) 地図で位置を調べる -1】【残り行動値:1】
【位置:F-12】

道路が大きく右に曲がった所に辿り着いた私は、また地図を開き位置を確認しました。
アルム「・・・えっと・・・ここがI-12だから・・・あっちの方に行けばいいのか。よしっ!」
ハロ「ハヤクシロー!!」
私は地図を閉じると、バタラの大退部スラスターを稼動させて、バタラを右へ曲がる道路とは反対の、
ただの平地にバタラを跳ねさせました。
アルム「・・・ぬぐ・・・よっと・・・さて・・・とっとと・・・」
平地に無事着陸して、私は、そのまま前にバタラを歩かせていました。

【移動 −3(F-12からI-12へ、I-12からI-11まで 高速道路ボーナス使用) 地図で位置を調べる -1】【残り行動値:0】
【位置:I-11】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1
     ビームピストル×1(内蔵されていたカートリッジと持ってきたカートリッジのみ) クレイバズーカ×1(残弾数不明】
【行動方針】 トルヴァを追いかける
【同盟】トルヴァと同盟
リーアから返信が返ってきた。

リーア『……状況は大体わかりました。
     ところで、『あなたは』どうしてキャットさんを攻撃しなかったんですか?
     今、殺し合いを避けて、その先の展望はあるんですか?』

不思議な事を聞くものだと、トルヴァは思う。
トルヴァ「なぜ攻撃しなかったかって?俺はジオン軍人だからな、
      相手が連邦じゃなけりゃ戦わんよ。
      もっともこの世界に、連邦もジオンも無いがな(苦笑
      だが、それでも俺は、ジオン軍人として、生きていきたいんだ!
      他人には、解からんかもしれんがな。
      展望ねえ・・・、ない。あんたはその『展望』とやらがあるのかい?
      ・・・・・いや、やっぱり言わなくていい。
      どうでもいいが、キャットは優しい奴だろ?
      一言二言喋っただけだが、なんとなくそんな気がしたんだ。
      もっとも、今度会う時は戦うハメになるかもしれんがな・・・。
      ふう・・・少し無駄話が過ぎたか・・・。さあ、早く行ってやりな。」

【通信ひらきっぱ−0 残り行動値3】
【現在位置:I−10】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:アルム待ち】
【同盟状況:アルムと同盟】
とりあえずコンテナごとMSを運ぶが、思った以上に進まない
イラだちと不安定な飛行のため非常に気分が悪い。
それどころか、脚部の関節が耐えられるのか不安に思う。

(さすがにリスクを負ってまでする事ではなかったか?)
今になって後悔をする。
(しかし、ここまで来たんだもう少し耐えよう。)
そう、言い聞かせ何とか操縦を続ける。

【行動】U−06→U−07→U−08→U−09→U−10(-4)コンテナ所持のためボーナス無し
【残り行動値】0
【位置】U−10
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント、ザクUJ型?
【行動方針】ザクUJ型を隠す
【同盟】無し

予報よりもはやく降り出した雨がまだ続いている。
ビルの谷間に隠れて、マニュアルを調べながら、武器の操作を試していた。
「ん? んん? なーんだろ、これ?」
と、マニュアルのあるページに気が付いた。
EXAMシステム…特殊な機能についての解説らしい。
あまり詳しい原理はわからないが、機体の操作性を以上に高めるサポートシステムのようだ。
ただし、パイロットにも相当の負荷があるらしいことが書いてある。
怖くて使える代物じゃなさそうだ。

街の中の探索を続けることにした。
もしも、だれか他の人にあったらどうしようかと迷いつつも、じっとしていることには耐えられそうもなかった。
本当は、むしろ誰かに会いたいのかもしれないなと思った。 それがたとえ敵であっても。

雨でセンサーが利かない…。

【行動】移動(O11→O12→P12→P13)(−3)
【残り】1
【位置】P−13
【武装】120mmマシンガン、ビームサーベル×2、頭部バルカン、胸部バルカン、ミサイル×2
【行動方針】戦闘回避
「………ん?」
どうやら、いつの間にか仮眠していたようだ。
(そろそろ、グレンは戻って来ているかもしれんな……)
格納庫から出る、ZZを確認するとグレンへ通信を入れる。
「随分と早かったようだな……首尾はどうだったか?」
(まあ、聞くまでもないがな……)

【行動】通信 -1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】グレン待ち
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
トルヴァ氏の話。
さしもの疑い深いリーアも、彼に戦意がないことを確信する。

『わかりました……どうも、ありがとう!』

そのまま、身を翻して南に進路を向ける。
……あえて、彼には自分たちの『展望』は語らない。
それはつまり、彼を見捨てるということ。
……ほんの少しだけ、リーアの心の奥が痛んだ。

南に向けて川沿いを走る。
障害物も少なく、ホバーには快適な道だ。
だが……さほども行かないうちに、リーアはゾックを急停止させる。
……前方から、新たなMSが接近していた。
潜水夫のゴーグルをつけたような顔の、小柄なMS。
リーアは相手を認めると、メガライダーの銃口を少しずらして通信を入れた。

『こ、こちらはゾックのリーア・ミノフスキー!
 あなたは……『プレゼント』を取りにきたんですか!?』

プレゼントを欲しがるなら、戦闘に積極的な参加者である危険性は高い。
先程のトルヴァのような『人のいい』人物ばかりとは限らない。
……トルヴァとアルムの同盟関係を知らないリーアは、緊張に身を強張らせた。
 
【行動:移動(I10→I11)(−1p)、02番アルム=ヴォーキサーに通信(−1p)】
【位置:I11】【残り行動値:1p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを探して暴走を止める、アルム氏の基本方針を探る】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
リーアのゾッグ(+メガライダー)が去って行った。

トルヴァ「やれやれ・・・、このままじゃあアルムに申し訳がたたんな。
      どうしよう・・・。そうだ、せっかく川があるんなら・・・。」
川べりに移動してあたりに危険が無いかを調べる。
どうやら危険は無さそうだ。ドムを降りて適当な枝を探す。
トルヴァ「ん、こんなもんか、(ガサゴソ・・・)
      へっへ〜、釣りざおの出来上がりっと!」
さっそく川に投げ入れた。

【索敵−1 釣りざお作成−1 残り行動値1】
【現在位置:I−10】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:アルム待ち 魚釣り】
【同盟状況:アルムと同盟】
基地についてすぐに眠気に負けて眠りについた。
「………ZZZ…」
「随分と早かったようだな……首尾はどうだったか?」
その言葉に目を少しあけて通信を開く。
「…んぁ?……ふぁ?守備ぃ?」
随分と間抜けな声で返してまだ思考が始まらない頭でさらに続ける。
「ん。OKOK〜装甲はばっちりOK〜」

【行動:通信(-1)】【残り行動値:(3)】
【位置:W-16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、21連装ミサイルランチャー×2 ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん 食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:基地に戻る】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
コンテナめざしひたすら移動する・・
【行動】移動M20→P19へ
【残り行動値】0
223開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/07/09 00:23 ID:???
「皆さん。こんばんわ。
 定時放送の時間が来ました。
 プレゼントは受け取ってくれましたか?
 受け取った方も、受け取れなかった方も、
 がんばって殺し合いをしてください。
 それでは禁止区域の発表をします。
 『C−12』 『D−17』 『E−10』 『F−19』 『H−07』
 『K−22』 『S−18』 『U−09』 『V−14』 『X−15』
 以上です。
 では恒例の天気予報です。
 雨は夜中には止むでしょう。
 ですが、朝方から霧が発生します。
 視界が悪くなるので注意しましょう。
 それでは、皆さん引き続き殺し合い続けてください。」

224開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/07/09 00:23 ID:???

  一番 コォネ=カウフマン       (16) 女性 Zガンダム
  二番 アルム=ヴォーキサー     (26) 男性 バタラ
  死亡 金田一=京介          (16) 男性 ガブスレイ
  四番 ウィルト=ラインステッド     (25) 男性 ザクV後期型
  五番 グリーン=キャット          (21) 男性 ドライセン
  六番 エィケズ=コート         (22) 男性 リグ・シャッコー
  死亡 エルア=ポゥ=ドートミア    (20) 女性 ドワッジカスタム
  死亡 コード=アクセルズ        (20) 男性 元 アプサラスV
  死亡 神楽=千鶴              (20) 男性 ガンダムピクシー
一〇番 グレン=フォートレス       (15) 男性 ZZガンダム
一一番 クライン=J=シルバート    (42) 男性 EWACネロ
一二番 リーア=ミノフスキー      (17) 女性 ゾック
一三番 トルヴァ=レナウン         (26) 男性 ドム
  死亡 ラビシュ=スケアクロウ     (23) 男性 ビギナ・ギナ
  死亡 エーリッヒ=フォン=レーダー (28) 男性 マゼラ・アタック
一六番 エリアード=ジーン       (18) 男性 アプサラスV(旧 ガンダム)
一七番 デイビット=リマー        (29) 男性 アッザム
  死亡 ジェクト=プリズム          (25) 男性 ジムスナイパー
一九番 カミーユ=ビダン          (17) 女性 ブルーディスティニー一号機
  死亡 ゼアン=アイクス        (16) 男性 アクアジム
  死亡 ロロイ=グラスコ        (32) 男性 ジェガン
二二番 ジン=D=ブラッド        (18) 男性 ガザD
二三番 マリア=S=ヒューイット    (20) 女性 ガルバルディβ

225開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/07/09 00:23 ID:???

  A B C,D E ,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z 
01□□□□□◎□□◎彡彡彡□◎■◎■■■■□□□□□□
02□□◎□■□□□□□彡彡◎□◎■■■◎■■■■□□□
03□■■■■■□◎□◎□彡彡彡□■■■■■■■◎■□◎
04■■■◎■■★01━━━===┓◎■■■■◎■■■■□
05◎■■◎■■■◎□□□彡彡彡┃□■◎■◎■◇□◎□□    □、平地
06□■◎■■■◎■□□□◎彡◎┃◎■■◎■□□□□□□    ■、森
07□◎■■◎■■×◎□□彡彡彡┃□□□■■■◎■■◎■    彡、川
08□■■■■■◎□□◎彡彡彡彡┃□□□■◎□□□◎□□    ∴、砂地
09□□◎■■◎■□□彡彡彡◎彡◎□◎□□□×□◎□□□    ▼、市街地
10◎□□◎×□□□13彡◎彡彡彡▼□□□□□22┏━━◎━    =、橋
11□□□□□□□◎02彡彡彡◎彡▼▼□◎□◎┏┛□∴∴◎    △、山
12━━×┳━━━━05彡◎彡彡彡▼▼◎□□┏◎□∴◎∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□◎□┃◎∴◎∴┗▼===▼▼17━━━┫◎∴∴∴∴∴    ★、基地
14∴∴∴┃∴∴∴◎□▼彡彡彡彡◎□□□◎┃□×∴∴◎∴    ━、高速道路
15◎∴∴★∴∴∴□□□彡◎彡□□∴∴◎∴┃∴∴◎×∴∴    ◇、投下武器
16∴∴★★★∴◎∴◎□□彡彡◎□□∴∴∴┣━★04★∴∴
17□∴◎×┓◎∴◎□□□彡彡彡◎□◎∴┏◎△△◎★∴◎
18□∴∴∴┗┓◎□□□◎彡彡□∴∴∴┏×∴△△△∴∴∴
19□◎∴∴□×┓□□彡彡彡◎┏━23━┛∴△△△△△∴∴
20□□□◎∴□┗━▼===▼┛△△◎△△△△◎△△△∴
21□□□□◎∴∴◎∴◎彡彡△△△△●●△◎△△△◎△△
22△□◎□∴∴∴∴□□×彡彡△△◎△△△△△△△△△◎
23◎△□□□□□□□□□◎彡彡△△△△◎△△◎△△△△
24△△△◎□□□□□□◎彡彡彡△△△△△△△△△△△△

◎は進入禁止区域   ×は次期禁止区域

番号01、06、11は同地点
番号04、10、16は同地点
番号02、12は同地点
番号17、19は同地点
『…んぁ?……ふぁ?守備ぃ?』
随分と間抜けな声が返ってきた……思わず苦笑する。
(……寝不足という奴か、まあこの状況だからな仕方あるまい。)

そのとき放送が流れた。
(………ほう、ここも指定されたか。無駄に長居し過ぎだと言うことか……やれやれ。)
グレンへ通信を返す。
「おっと……どうやら眠そうだが、
 ここで寝たら二度と目を開けることは出来なくなる
 ……ここから離脱するぞ。」
続けてアプサラスのパイロットにも通信を入れる。
「今の放送を聞いての通りだが、動くならさっさと動くべきだな
 ………っと、余計なお世話という奴か。すまんな……」
通信を終えると、西へと移動しだした。

【行動】通信 -1 移動-1【残2】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】爆死を免れる。
【位置】W−16→V−16
【同盟】グレン=フォートレス
227コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/09 01:14 ID:???
夕闇の迫る中、私は「敵」と対峙していた。

「生憎と、修理の技能に長けた2人は出払っている。
 彼女らが戻ってくるまで、暫く待っていろ」

否。彼が倒すべき敵だったのは過去の話。今は、共通の目的の為に協力し合う同盟者だ。
そう、自分に言い聞かせる。
ふいに、リグ=シャッコーの姿が視界に入った。

「……」

――殺してはいけない。
   クライン=J=シルバートは殺害対象に含まれない。彼を殺すことは、著しい損失を招く――

呪文のように心の中で何度も繰り返し、私は深く息を吐いた。
理性は、明らかにこの決定を支持している。

「そうか……なら俺は見張りでもさせてもらおう。そっち方面なら、まだまだ十分に機能するからな」

だが。
抑えきれない負の衝動が、脳髄を圧迫していく。その感覚が、私をたまらなく不安にさせる。
もう一度、今度は自分からリグ=シャッコーに視線を向けた。
暗闇の中に、黄色い機影がぼうっと浮かび上がっている。
そのシルエットはまるで亡霊のように不確かで、幻のようにあやふやで……否。
きっと、あやふやなのは私自身の――

「エィケズ……その、見張りはクライン=J=シルバートに任せて、一緒に休憩しないか?」

気が付けば、そんな事を私は口走ってしまっていた。
こともあろうに、類い稀な情報収集能力を持つEWACネロの間近で――。

【行動:エィケズへ通信:-1】【残り行動値:3】
【武装:ビームライフル(Eパック残量62,5%)、ビームサーベル×2、
.    閃光弾×2、専用シールド、腕部2連装グレネードランチャー×2、予備Eパック×2】
【行動方針:エィケズのお守り、お留守番、EWACネロへの警戒】
【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー、グリーン=キャット】
228エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/09 15:11 ID:???
雨が降っていた、補給隊を出した途端である。
エィケズはかぶりをふり、補給隊を呼び戻した、傍らでは参謀が歓喜し、踊っている。
所詮、両生類は両生類。
こうなっては皆が皆、捜索を真面目にやるのは無理であろう。
エィケズは眉をひそめ、参謀に「休養しろ」とだけいうとリグ・シャッコーに飛び乗った。

その途端、今度は放送が入った。
死者の放送が無く、エィケズは一安心した。
視界が悪くなるというのはいまいちよく無い報告だが
それならば他の参加者もキャットやリーアを見つけられないだろうと考えた。
一応禁止区域のチェックをする。
「随分増えたな、危険だ。」
それは、エィケズにとっては致命的な弱点、方向音痴のものにとって悪夢的な禁止区域の数。
四方八方に禁止区域があれば一人で移動するのは自殺行為である。
「……行かなくてよかった。」

雨が上がるのを待ちながら、エィケズは読書をしていた。
ふとなんの気なしに、レーダーを見るとネロがこちらへと近づいている。
目視しようとするが、暗く、更に雨が降っている為、よくはわからなかった。
どうしたのだろうと通信しようとすると、別の何かから通信が入った。
「エィケズ……その、見張りはクライン=J=シルバートに任せて、一緒に休憩しないか?」
エィケズはきょとんとしていたが、しばらくすると欠伸をひとつし、通信をかえした。
「クラインさんがそう言ったのかい? それじゃ、お言葉に甘えさせてもらおうかな。
 今からそっちに行くから。」
そう言うとエィケズはリグ・シャッコーはZガンダムの横へと移動させた。

【残り行動値 3】
【位置:H-04】
【行動:通信(-1)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:リーアとキャットとコォネと脱出する】
【対処行動方針:休憩】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
少し離れた位置の機体の反応。
まずそれを確認しに行くべきかどうか。
それを考えていると前のほうから反応があった。
索敵・・・・・照合完了・・・・・EMS−06 バタラ
僕の父が戦おうとして出て行きそして帰ってこなかった
相手の組織のMS。
そのMSが恐ろしく無警戒でゆったりとした足取りでこちらに
むかってきて・・・・
そのまま通り過ぎていった。

「・・・・ふふふふふふふ・・・・・はははははははは・・・・・・
僕なんて全く目に入らないか・・・・・ははははははは・・・」
通り過ぎていった敵。
そう、まったく何もせずにすれ違っただけ。
街中で赤の他人とすれ違うかの如く。
そのことが無性に腹正しくなった。
その気持ちのまま追いかけていき、
相手の背中が見えると同時に右手の
ビームショットライフルのトリガーをショットガンモードにして引き絞る
もうすでにビーム減衰率やらなにやら頭に無い。
ただ、目の前のMSを撃墜することしか頭に無かった。

【行動】索敵-1 移動I-11へ -1 攻撃-1
【残り】1
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル

230アルム ◆zFt4KYQnAU :03/07/09 16:50 ID:5z0HIC/l
道路から飛び降りて、I-10を目指して暫く。私は目の前からあるものがやってくるのを目にしました。
徐々に大きくなっていくその物体。それは、四本足の大きなMSと、その脇に、大きな、砲台のような飛行機のようなもの。
謎の女性『こ、こちらはゾックのリーア・ミノフスキー!
      あなたは……『プレゼント』を取りにきたんですか!?』
いきなり通信が入りました。どうやら、あのMSと砲台のうちかのどれかと思いながら、
私は、万が一のことに備え、MS用拳銃をMSの方に構え、バズーカを真上に構えながら
私はその通信者に通信を返しました。
アルム「あ、私ですか?私はアルム=ヴォーキサーともうします。
ハロ「ツウショウゲロハキヨッパライ!」
アルム「おいおい・・・そんなの勝手に通称にするなよハロ・・・あ、すみません。こいつはハロです。
     あ、リーアさんと言ったかな・・・?・・・私はプレゼント目的に来たわけではありません。
     兵隊さんを探しに来たんですけれども・・・知りませんか?I-10に向かうとかいってましたから・・・
     あなたの来た方向から考えると・・・恐らくあなたは会っているんじゃないんですか?」
私はそう通信を入れながら、ふと、周りの景色を見渡しました。
真後ろを見たとき、あるものが速い速度でこちらに向かってきているのを見つけました。
そして、その物体から、幾本ものの光がこちらに向かって放たれてきました。
アルム「・・・!ひっ・・・!」
私は、急いでスラスターを起動させて、振り返りながらビームシールドを展開し、
そのまま四本足のMSを飛び越えようとしました。
それと同時に、バズーカを何もない空に向かって打ち込みました。
都市にいた頃に兵隊さんとの緊急事態の連絡方法。
もし生きているのなら。そう考えながら、私は近くまでまで迫っている光を覗きながら、更にスラスターを吹かせていました。

【通信 -1 回避行動(スラスターで上昇 ビームシールド展開 IDチェック -2 バズーカ発射(救援要請 -1  】【残り行動値:0】
【位置:I-11】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1
     ビームピストル×1(内蔵されていたカートリッジと持ってきたカートリッジのみ) クレイバズーカ×1(残弾数不明】
【行動方針】 トルヴァの生死の確認。この場を切り抜ける。
【同盟】トルヴァと同盟
『あ、私ですか?私はアルム=ヴォーキサーともうします。『ツウショウゲロハキヨッパライ!』
 おいおい・・・そんなの勝手に通称にするなよハロ・・・あ、すみません。こいつはハロです。
 あ、リーアさんと言ったかな・・・?・・・私はプレゼント目的に来たわけではありません。
 兵隊さんを探しに来たんですけれども・・・知りませんか?I-10に向かうとかいってましたから・・・
 あなたの来た方向から考えると・・・恐らくあなたは会っているんじゃないんですか?』

「ハロ! ハロジー!?」
「ハロジーモウイッタイ!」
通信の向こうに見えるアルムのハロに、リーアの二体のハロが騒ぎ出す。
興奮気味の彼らに構わず通信を入れるが、どうにも邪魔である。

『トルヴァさんのこと……ですか?『ハロ! ハロジートイッショ!』
 彼ならさっき向こうに居ましたけど……『ハロハロ! ハロピー!』
 ……ああもう、あんたたちちょっと静かにしてよ!』

拳銃を向けられてはいるが、それはまぁお互い様だ。
砲身のない臼砲だから分からないが、リーアのゾックも胸部メガ粒子砲を相手に向けているのだ。
お互い臨戦体勢、しかしどちらも仕掛けるつもりはないのが明白だ。
話の内容からして、このアルム氏は先程会ったトルヴァ氏と同盟関係にでもあるのだろうか?
この様子なら、どうやら戦うことなくやり過ごせそうだ。
リーアがそう思って、安心しかけた、その瞬間。

アルムの機体の向こうから、閃光が迫る。
……急速に接近してきたMSが、ビーム系兵器を撃ち放ったのだ。
アルムのバタラはビームシールドを展開しながら飛翔、ゾックを飛び越えていく。
そして……唐突な攻撃をした機体が接近し、その姿がはっきりと見えてくる。

AMX-009、ドライセン。
肩には緑の猫の絵が描かれ、片腕がドムのものになっている特徴的な機体。
それは……リーアが探していた男性の乗機だった。

……考えての行動ではない。リーアのゾックはとっさに、ドライセンの前に飛び出していた。
メガライダーを横付けするようにして、ドライセンの射線を妨害するように立ちふさがる。
そしてアルムへの回線を開いたまま、ドライセンの方にも通信を入れる。

『キャットさん! どういうつもりですか!
 向こうから攻撃してきたならともかく……こっちから敵を増やす理由なんてないはずです!
 相談もなく飛び出したことも含めて……説明してもらいますよ!』

アルムのバタラが、天に向けてバズーカを放つ。恐らくはトルヴァ氏への連絡。
これ以上状況がややこしくなる前に、キャットを止めたい。リーアはそれだけを考えていた。

【行動:アルムに通信(−1p)ドライセンの攻撃の邪魔をする(−1p)ドライセンに通信(−1p)】
【位置:I10】【残り行動値:0p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットの暴走を止めて真意を正す】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
こちらの放った一撃。それはあっさりとかわされた。
空を飛び去ろうとするバタラ。
その陰になって見えなかったその先にはゾックがいた。
そしてバタラの攻撃斜角に入り込み通信を送ってくる
『キャットさん! どういうつもりですか!
 向こうから攻撃してきたならともかく……こっちから敵を増やす理由なんてないはずです!
 相談もなく飛び出したことも含めて……説明してもらいますよ!』
予想よりも大分速いリーアの追跡に心中舌打ちをする。
そして通信の返事をするよりも早く機体を翻しその場から身を引いた

【移動】I-12へ
【残り】0
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル
>232に訂正

【移動】 I-13へ -1(ハイウェイ移動ボーナス)
234コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/09 21:17 ID:???
『クラインさんがそう言ったのかい? それじゃ、お言葉に甘えさせてもらおうかな。
 今からそっちに行くから』

「エィケズ……か。随分と仲良くなったようだな、ファーストネームで相手を呼ぶなんて」

エィケズの返信に覆いかぶさるように、EWACネロから通信が入った。
ざわり。
発作の前触れのように、不快感が大きくなる。

「呼称の変化に裏の意味など存在しない。お前の、下らない思い過ごしだ」

突き放すように言い捨てる。
苛々する。こっちは早く話を切り上げ、発作が訪れる前に休息を取りたいというのに。
クライン=J=シルバートはなおも絡んできた。

「散々足を引っ張られたんだろう?
 それで愛想を尽かして一旦は別れたのに、もう一度組むとはどういった風の吹き回しだ?」

饒舌な彼の言葉の一つ一つが、私を刺激する。
やめろ。耳障りだ。

「お前には関係の無い話だ。第一、エィケズ……コートはそこまで無能ではない」

思ったままのことを口にする。RX-78-2との戦闘に際し、油断した私の窮地を救ったのは間違いなく、今私の隣にいるこの男だ。
有能ではない。だが、無能の烙印を押すには些か早すぎるというものだろう。

「話は終わりか?
...あの時の憂さ晴らしをしたいのなら、別の機会にしろ。付き合う義理は無い」

【続く】
235コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/09 21:40 ID:???
『これは手厳しいな』

EWACネロが、おどける様に片方しか残っていない腕を上げてみせた。
もう一方の腕は、私とエィケズの手によって切り落とされている。

『しかしまあ、この機体がこんなにボロボロになったのはお前達の責任だろう。
 もう少し退屈しのぎに付き合ってもらわんと割に合わないとは思わないか?』

「私の知ったことではない。第一、先制してきたのはそちらだろう」

鬱陶しい。何が鬱陶しいのか分からないくらいに、何かがとても鬱陶しく感じられた。
苦しい。何処が苦しいのか分からないくらいに、何処かがとても苦しい。
高鳴り続ける鼓動、上がり続ける体温。
この感じは、拙い――

『そりゃま、そうなんだが……』

そこで彼は言葉を区切った。
ようやく終わりかと思った次の瞬間――目にした光景を前に、私の体は機械のように動いていた。

ライフルを持ったままの右腕が地面に落ちるよりも早く、刺し貫かれるコックピット。
断末魔すら聞こえない。
2本のビームサーベルを振るったその瞬間の姿勢のままで、MSZ-006は硬直する。
否。動けないのは、私自身。
EWACネロの崩れ落ちる音だけが、雨音の中に虚ろに響いた。

【続く】
236コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/09 22:03 ID:???
何が起きたのか。
そうだ、確か……クライン=J=シルバートがエィケズに対して皮肉を言って。
苦笑したらしい彼の反応に、冗談めかして銃口を向けたEWACネロを目撃して。
その瞬間、頭が真っ白に――否。
黒い衝動に頭が埋め尽くされて。
発作のもたらした激しい殺意に私は容易く屈してしまって。

私は、クライン=J=シルバートをこの手で。
EWACネロのパイロットを、エィケズ=コートの目の前で。

「殺して……しまった……」

リグ=シャッコーの機械の瞳が、呆然とこちらを眺めている。
そうか。
ようやく分かった。何で、こんなにも悲しいのか。
見られたくなかったんだ。
殺人の為の人形としての私を、エィケズ=コートにだけは見られたくなかったんだ。
彼の前でだけは。
あの時、笑いかけてくれた彼の前でだけは――年相応の少女として、振舞いたかったんだ。

ハッチを開き、雨の降る中、地面に降り立つ。

けれども私は、男を喜ばせる術しか知らなくて。そんな穢れた自分が、嫌でたまらなくて。
強化された私の体は、戦う術しか知らなくて。血に塗れた記憶を思い返すたび、やるせなさにたまらなくなって。
二人目の飼い主によって汚された私の心は、夜毎血を求めて猛り狂って。
そんな、獣のような自分の本性が、とてつもなく浅ましいモノに思えてしまって。
兵士としての世界しか知らなかった私には、誰かに対して素直な気持ちを伝えることなど出来る筈が無くて。

それが、とても悲しくて。

私は、あの男を思い出すたびに。あの男の言葉を聴くたびに。どうしようもない苛立ちに、心を乱されていたんだ。

【続く】
237コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/09 22:18 ID:???
何だ、つまりはそういうことか。

あの日。
初めてエィケズと出会ったあの日。
基地で微笑みかけられたあの瞬間から。
あの、お人好しな、裏表の無い笑顔に。

私は、心を奪われていたんだ。

だから、RX-78-2との戦闘の後、私は彼から逃げたんだ。
人殺しとしての自分を、これ以上見られたくなかったから。
かつて私を恐れた人々と同じような目で見られるのが、どうしても耐えられなかったから。

要するに、私は。
エィケズ=コートという男に。
生まれて初めて、恋をしていたんだ。

でも、それももう終わり。
彼の目の前で、私は一人の罪も無い人間を。
彼の大切な仲間だった人を。
クライン=J=シルバートという男を、殺してしまったから。

気付いた瞬間に。ようやく気付けたその瞬間に。既に、私の初恋は終わってしまっていたという訳だ。

降り続ける雨の中。
機体を捨て、私はあてもなく歩き出した。
目の前がかすんで見えるのは、多分雨のせいじゃない。
流し方さえ忘れていた涙が、両の目から溢れて止まらないから――

【行動:ビームサーベル×2:-2】【残り行動値:1】
【武装:変更なし】【所持品:変更なし】
【行動方針:何も考えられない】【同盟:エィケズ=コート、グリーン=キャット、リーア=ミノフスキー;解消の危機】
「もう少しだな・・・。」
不安定な飛行で、高速道路を超え砂地へ向かう。

「この辺りでいいだろう。」
砂地に着き、やっと安心する。
脚部の関節も何とか持ちこたえた。
(早くこいつを隠して戻ろう、・・・少し疲れた。)

【行動】U−10→U−11→V−11→W−11→W−12(-4)コンテナ所持のためボーナス無し
【残り行動値】0
【位置】W−12
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント、ザクUJ型?
【行動方針】ザクUJ型を隠す
【同盟】無し
239エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/10 14:36 ID:???
エィケズは何が起こったかわからないまま、しばし呆然としていた。
雨が激しさを増し、リグ・シャッコーに降り注ぐ。

クラインの乗るEWACネロがこちらへ近づいてきて、クラインが通信してきたその時。
その瞬間、Zガンダムが止める間も無くネロを突き刺した。
――止める間もなく。
それは、軍に務めていたエィケズの何倍も速く、正確であった。
エィケズは確かにコォネの実力は知っていた、自分よりも強い事も。
しかし、その時見たそれは、エィケズの知るものを何倍も上回っていた。

「なぁ、ケラ、ケル、ケロ。 俺は悪い夢でも見ているのか?」
思わず虚ろな笑みを浮かべ、いつもの相棒に問い掛ける。
だが、返事は無い。
頭上を触る、胸ポケットを触る、膝上を触る、いない。
ようやくエィケズは思い出した、相棒が外にキャット達を探しに行っている事を。
「何だよ俺、まだボケる年じゃないだろ。」
エィケズは笑った。
そして、つくづく自分の甘さがわかった。
自分は誰かに依存していなければ生きていけなかった事を。
240エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/10 14:37 ID:???
幼少の頃の相棒だったケラ達の親、彼らが死んでしまった時、エィケズは自殺を謀った。
誰かが道を照らしていないと生きていけない。
誰かと共に行動をしないと、まるで暗闇のどん底に突き落とされたように
視界が暗くなり、自分のとるべき行動がわからなくなる。
エィケズは手首を見た、軽く、何度も切った後のある手首。
そして自嘲をする、自分の弱さがわかった。

だが、わかったところでどうにもできなかった。
何故なら彼は自分で生きていく事が出来ず
誰かに依存しなければ生きては行けない男だから。
たかが蛙三匹いないだけで、狂いはじめるだけの男だから。
「お願いだ、誰か俺のとるべき行動を教えてくれ。」

【残り行動値 4】
【位置:H-04】
【行動:狂いはじめる(-0)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:不明】
【対処行動方針:不明】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
トルヴァ「・・・・きたっ!!」
釣りざおを引き上げた。
トルヴァ「な、なまず・・・食えねえYO!!」
うなだれていると、一瞬一筋の閃光が走った。
目を疑う、さらに上空で小爆発を確認、数秒遅れでバズーカの炸裂音が響いてきた。
トルヴァ「・・・、アルムッ!!」
釣りざおを打ち捨て、ドムに乗り込み何があったのか確認しに移動した。

・・・・機影確認、青の表示でバタラ、灰色の文字でドライセン、ゾッグが確認された。
バタラは間違いなくアルムである。バズーカを構え、バタラの前に出た。
トルヴァ「アルム、無事か!?
      グリーン、あんたか・・・、悪いことは言わん、引けっ!!
      もし、俺の仲間に手を出すというのならば、容赦はせんぞっ!!」

少し後方へ下がるとバタラにお肌の触れあい通信をした。
トルヴァ「もし戦闘になったら援護をたのむ、格闘戦でドライセンの武装解除を試みる。
      ゾッグは攻撃を仕掛けて来ないようなら放っておく、いいな!!」

【釣り−1 移動−1 通信−2 残り行動値0】
【現在位置:I−10】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:アルム待ち】
【同盟状況:アルムと同盟】
242アルム ◆zFt4KYQnAU :03/07/10 21:57 ID:???
不意打ちをしてきたMSから放たれた幾本物の光がバタラの脚をかすっていきました。
アルム「ぐっ・・・やる気ならやってやる!・・・!リーアさ・・・・兵隊さんも!」
私は、そのままスラスターを弱め、着陸し、不意打ちのMSに向かってバズーカを構えました。
すると、不意打ちのMSの前に潜り込むように四本足のMSと飛行砲台が入ってきました。
そして、それに数秒遅れて、兵隊さんのMSが後ろからやってきて、
バズーカを構えて、バタラの目の前に飛び出してきました。
リーア『キャットさん! どういうつもりですか!
    向こうから攻撃してきたならともかく……こっちから敵を増やす理由なんてないはずです!
    相談もなく飛び出したことも含めて……説明してもらいますよ!』
トルヴァ「アルム、無事か!?
      グリーン、あんたか・・・、悪いことは言わん、引けっ!!
      もし、俺の仲間に手を出すというのならば、容赦はせんぞっ!!
      ・・・・・・・・
      もし戦闘になったら援護をたのむ、格闘戦でドライセンの武装解除を試みる。
      ゾッグは攻撃を仕掛けて来ないようなら放っておく、いいな!!」
そのまま静止状態が少し続き、いきなり、二つの通信が入りました。
アルム「ちょちょ・・・ちょっと待った!ストップ!ストォォォップ!もう何がなんだか・・・ ハロ「アーッ!!」
     なんだハロどうしたちょっと黙ってて! ハロ「リーア!ナカマイッパイ!」
     リーアさんあのMSの人とお知り合いですか?何で攻撃を仕掛けてくるんです? ハロ「ハロハロ!」
     あ、兵隊さん、ゾックって四本足のMSですか?
     その人なら恐らく問題ないと思うんですけれども。ハロ「アイタイ!アルムツレテケ!」 
     あの不意打ちMS・・・・ハロ「ハヤクハヤク!」・・・あーやかましいぃぃぃぃ!
     ハロ!重要な話をしてるんだからちょっと黙っててくれ! ハロ「シュン・・・・・・・・」  
     で、なんでしたっけ・・・あ・・・」
私が二人に同時に通信を送っている間に、不意打ちのMSの姿は見えなくなっていました。
正式には見えなくなっていたのではなく、殆ど見えないぐらい離れていたのですが。
私はバズーカを構えるのをやめ、更に二人に通信を入れました。
アルム「え〜・・・不意討ちのMSもいなくなったことですし、
     私としては状況を確認したいので、よろしければ一旦降りて話し合いませんでしょうか?」

【通信 -2】【残り行動値:2】
【位置:I-11】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1
     ビームピストル×1(内蔵されていたカートリッジと持ってきたカートリッジのみ) クレイバズーカ×1(残弾数不明 恐らく残り少ない。】
【行動方針】 状況確認
【同盟】トルヴァと同盟
ナックルバスターの砲身を地面に向け、数発連射し
地面に穴を作る。
「このぐらいの深さで十分だ。」
深さを確認し、その穴にコンテナを入れた。
機体から降りて、コンテナの中のザクUJ型に乗り
システムに仕掛けをする。

「これで、俺以外この機体を動かすことはできないはずだ。」
(不用意に動かそとすれば、この機体ごと消滅する運命になる。)
再び、ガザDに戻り機体を動かす。コンテナを降ろしたためか、
機体が軽く感じる。
「後は、風が吹けば砂が穴を埋めコンテナを隠してくれる。」
作業を終え、基地に向かう。

【行動】ナックルバスター連射(-1)コンテナを隠す(-1)
    ザクUJ型に仕掛けをする(-1)
    W−12→W−13→V−13(-1)
【残り行動値】0
【位置】V−13
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】基地に向かう
【同盟】無し
244エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/07/10 22:37 ID:???
「第一、第二、第三ジェネレーター機動確認。ミノフスキークラフト問題なし。」
エリアードは基地から飛び立つ前に、機体の状況の確認をしていた。
中央部メガ粒子砲問題なし。各種姿勢制御スラスター問題なし。アンカー・・・あれ?」
アンカーの調子がおかしい。何回操作しても反応がない。
「確かアンカーは損傷したことはないはずだから・・・。
 壊した所・・・コンソールが原因か?」

そう言うとコンソールのみ電源を切り、カバーを再び開ける。
「スイッチは大丈夫かな?
 えーと・・・ここがこうなって・・・ここを通って・・・。
 う〜・・・。わけわからん・・・。」

寝起きなので頭がはっきりしない。一度外に出て、目を覚ますことにした。
コックピットハッチを開け、身を乗り出す。雨はほぼ止んでいた。涼しげな風が心地よかった。

「ふぅ・・・。」
外を眺めていると、ティーチャーからの放送が入る。
『皆さん。こんばんわ。
 定時放送の時間が来ました。
 プレゼントは受け取ってくれましたか?
 受け取った方も、受け取れなかった方も、
 がんばって殺し合いをしてください。
 それでは禁止区域の発表をします。
 ・・・・
 それでは、皆さん引き続き殺し合い続けてください。』

(死者はなしか・・・よかった。
 濃霧はまずいな・・・視界が悪いとこの機体は不利だ・・・。
 にしても・・・禁止区域が増えたな・・・。
 このままじゃ逃げ回っててもいつか全員が一カ所に集められる・・・。)

「さて・・・作業再開するか。」

【続く】
バズーカを構えたドムが、バタラの前に飛び出してくる。
ドライセンは後も振り返らずに急速に走り去っていく。
北側にいる見知らぬ二人と、南方に走り去る大切な青年。どちらに対応するべきか、一瞬逡巡する。

その間に、バタラとゾックは接触回線でなにやら相談しているようだ。
リーアはキャットを追いかけたい気持ちを抑え、背後の二人に向き直る。
アルムのバタラから、混乱した通信が入る。

「もう……みんなみんな、私の邪魔ばかりして……!!」
「ハロハロ〜♪」「リーア? リーア、オコッテル?」「ハロ〜〜〜♪」
アルムのハロに興味津々のハロP、主人の様子に顔色を伺うハロG。
そんな騒がしいコクピットの中で……リーアは怒りに震えていた。

(爆破と盗聴封じる手が揃って、さぁこれから脱出を考えようって時に……
 キャットさんは勝手に攻撃に出かけるし、盾役の3人は全然役に立たないし、
 ようやく彼に追いついたと思ったらこの二人が邪魔するし……もうたくさんよ!)

『え〜・・・不意討ちのMSもいなくなったことですし、
 私としては状況を確認したいので、よろしければ一旦降りて話し合いませんでしょうか?』
バタラから気の抜けた声が掛かる。その呑気さがリーアの怒りにさらに油を注ぐ。


『嫌よ。そんなにヒマじゃないもの』
きっぱりと切り捨てる。そして騒ぐハロ3体を無視して、メガライダーの機首を南に向ける。
そして背を向けたまま……ゾックの胸部4連メガ粒子砲が火を噴く。
ドム・バタラとゾックの間の地面が、四箇所同時に土煙を上げる。
『……それから、ついてこないで下さいね。追いかけたりしたら、今度は当てますから』
それだけ言い捨て、一気に最大戦速で南に走り去る。
メガライダーと合体したゾックは、その巨体に似合わぬ高速でその場を離れていった。

高速道路に乗り、キャットのドライセンを追う。
メガライダーの加速を得て、ゾックとは思えぬ速度で道路を走る。
……やがて、街が見える頃。キャットのドライセンの背中が、再び見えてきた。

もう長いこと、リーアの目にはキャットしか映っていない。
それ以外の全ては、邪魔者か、利用できる道具かの二者択一。
狂気にも近い愛を胸に、少女は青年の背中を追いかける。

【行動:トルヴァ・アルムに通信(−1p)、威嚇射撃(−1p)、
    移動(I11→I12→I13、道路移動ボーナスあり)(−1p)】
【位置:I13】【残り行動値:1p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットに追いつき暴走を止める、トルヴァ・アルムの追撃を許さない】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
246エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/07/10 23:00 ID:???
「え〜と・・・ここか!?」
頭がさっきよりすっきりしたので、故障箇所を見つけることが出来た。
どうやら回路が一部断線していたようだ。工具セットを取り出し、故障箇所を直す。
「さてっと・・・。」
再度システムチェックをする。問題なし。
「オールグリーン。すべてよしっ。さて・・・どうしよっかな・・・。」

(霧が出てる間は動くのは危険かな・・・?
 こっちは敵を捕らえにくいし、なのに敵からはこっちは見えるだろうし。)
(霧が晴れるまでは・・・動けないな。)

【行動:コンソール再度修理(−1)放送を聞く】 
【残り行動値:3】
【位置:W−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 
      コックピット内:対MSライフル(残段数3+6発入りマガジン×2)ハンドガン(残段数7)】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:現状維持】
【同盟状況:なし?】
ひたすらハイウェイを駆け抜け
街を通り過ぎ、橋を渡る。
追いかけてきたリーアから逃げ出すように。
ただひたすらに走る。
新しい獲物を狩るために。
全てはリーアの為に・・・

【移動】M-13ヘ
【残り】0
残り】0
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル

橋を越えまた街に入りそれでも走りつづける。
街もそろそろ抜けようかという時に
また機体の反応が。
しかも少し離れて二つ見つける。
どうしようか・・・
足を止めて考え始めた

【行動】移動 P-13へ
【残り】1
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル


249コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/11 17:10 ID:???
倉庫の軒下、私は膝を抱えて座り込む。
雨はようやく止み、時折落ちてくる滴がうなじを叩く程度。
この姿勢のまま、どれだけの時間を過ごしたのだろうか。
時間の感覚すら、既に麻痺してしまったようだ。

ふと顔を上げる。目の前には真っ白な霧が漂っている。
視界の全てを覆い尽くすような、白い闇。
緩やかに流れながら、次第に濃くなっていくソレを、私は呆っと見つめていた。

もう、エィケズには会えない。
それは許されないこと。
一人の人間を殺すことが、どれだけの悲しみを生み出すかということを、ようやく私は理解できたから。
自分のしてきたことが、例え私個人の意思によるもので無いとしても。
私が大罪人である事は消す事のできない事実。
罪人の我侭など、叶えるに値しないシロモノ。

罪を消す事ができないなら。
このまま、この深い霧の中に、溶けて消えてしまいたい――

再び膝を抱え、肩を掻き抱いてうずくまる。

でも――
消えてしまうその前にもう一度だけ――。

「エィケズ……会いたいよ……エィケズ……っ」

あの笑顔を、もう一度だけ――

【行動:ビームサーベル×2:-2】【残り行動値:1】
【武装:変更なし】【所持品:変更なし】
【行動方針:何も考えられない】【同盟:エィケズ=コート、グリーン=キャット、リーア=ミノフスキー;解消の危機】
霧が出始め、辺りの視界が悪くなる。
地図と方位磁針と微かに見える景色だけを頼りに基地を目指す。
(・・・・・見えた!)
何とか基地にたどり着くことができた。

(ZZガンダムは戻ってきたか?あいつの投下武器は・・・・・
 いや、後にしよう。今はこいつの整備をしなければならない。)
ガザDをMSに変形し、格納庫に移動させ、整備と補給をする。

長期間補給をしなかったせいで推進剤がだいぶ無くなっていた。
脚部の関節はコンテナを無理に運んだので、かなり疲労が激しい。
(まず、脚部の関節を直さなければ、これではまともに戦えない。)

【行動】格納庫に移動(-1)
    MAに変形(-1)
    V−13→V−15→W−16(-2)
【残り行動値】0
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】ガザDの整備と補給
【同盟】無し
走りつづけるドライセン。それを追うゾックとメガライダー。
やがて彼の機体はセンサー有効範囲の外に出るが……
どうせ道は一本道。とりあえず、行った方向を見誤ることはあるまい。
そのまま追跡を続行する。

「何を考えてるの……キャットさんは!
 他の参加者には、できるだけ殺し合ってて欲しいのに!
 こっちから首突っ込んで参加者減らす理由なんてないのに!」

そう。リーアの腹積もりでは、他の参加者を減らす必要はない。
もちろん自分達に銃を向ければ排除するが――ただそれだけだ。
せいぜい、自分達とは関係のない所で殺し合いを続けていて欲しい。
そうすれば、他の参加者の動向を見ているだけで「ティーチャー」たちは手を取られる。
自分達が『ルールを破っての脱出』をするのも簡単になる。
他の参加者を倒してしまったら……自分達だけになってしまったら、管理側の監視が集中する。
そうなってしまっては、損することの方が多い。

「ハロ〜☆」「アルム、ハロ〜☆」「ナカマ〜」
未練たらしく、先ほどの見かけた他のハロを思い出してるらしい、ハロPとハロG。
リーアとて、こんな状況でもなければアルムとゆっくり話がしたい。
自作してしまう程の『ハロマニア』としては、あのハロも手に取ってじっくりと調べたかった。
しかし。
「あんたたち、いつまでもウジウジしてないの! 今はそれどころじゃないでしょうが!」
……今は、ハロよりもキャットの方が大事だ。
勝手に逃げ出した彼を捕まえて、しっかり教育しなおさなければ。

……リーア自身には自覚がない。
だが……彼女のキャットに対する感情は、ハロに対するソレに近いものがある。
傍にいて当然のもの。適当な相槌を打つもの。時折、予想外の対応をして驚かせてくれるもの。
そして、反抗することはあっても、リーアが支配するもの。

「キャットさん……逃がさないわよ……!!」

予想を越えたキャットの『わがまま』に対する怒り。
このまま彼を永遠に失うのではないかという不安。
自分の脱出計画が困難になるのではないか、という焦燥。
……積み重なった負の感情が、彼女の『愛情』の醜い側面を浮かび上がらせてしまっていた。
もはや憎しみさえ感じさせる般若の形相で、リーアは『愛する青年』を追いかける。

霧の中、小さな街を通り過ぎ、橋を渡る。
やがて、対岸の街、このエリア内で最大の都市が見えてきた。

【行動:移動(I13→J13→K13→L13→M13)(−1p)】
【位置:I13】【残り行動値:1p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットに追いつき暴走を止める】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
>251訂正
【行動:移動(I13→J13→K13→L13→M13)(−4p)】
【位置:M13】【残り行動値:0p】
253カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/07/12 00:24 ID:qmbYdyvk
Pi
急にセンサーに反応が出た。それも二機!しかもすぐ近く!
「まずっ!急にこんな近くに出るなんて!なんで!?」
すうっと血の気が引くのが分かる。不思議と冷静な気がする。
とにかく逃げよう。まだ見つかっていないかもしれない。
それに、うまくいけばこの二人でつぶしあってくれるかも…しれ…ない…。
そう、このままでは、普通に考えれば自分がつぶされるんだ…。
いやだ。まだだ、まだ死ぬもんか。
だから、逃げる!
機体を反転させて、大きな建物がある方に逃げ込もうとする。

【行動】撤退を試みる(−1)、ビル群に隠れる(−1)
【残り】2
【位置】P−13
【武装】120mmマシンガン、Bサーベル×2、頭部バルカン、胸部バルカン、ミサイル×2
【行動方針】戦闘回避、面舵逃げろ
254エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/12 00:34 ID:???
エィケズの思考はぐるぐると回りまわっていた。
コォネはクラインを殺した、理由も無く?
理由があるとしたのならば、それはどんな理由か?
その理由は本当に殺すに値する理由なのか?
もし、意味なく殺していた場合はどうするのがいいのか?
意味あって殺しても許せたものだろうか?
むしろ自分は殺されたほうがいいのだろうか?
それとも自分はコォネを殺したほうがいいのだろうか?

次々と迫りくる選択肢、しかしエィケズはどれを選ぶ事も出来ない。
自殺を謀る事も出来ない。
殺人鬼となる事も出来ない。
自分の行動を決定する事が出来ない。
何も、出来ない。

いつしか雨は上がっていた、しかし、エィケズの心は天気とは裏腹に晴れない。
暗闇の夜、野犬のいる野に捨てられた赤ん坊。
今のエィケズの状況は正にそのようなものだった。
依存心、何かに頼らないと生きてはいけない。
エィケズのその心は常任のそれよりも大きかった。

後ろ盾が無いと何も出来ないのだ。
自分が死ぬのは怖くない。
他人が死のうとしった事ではない。
ただ、怖いのは、それが本当に自分がやるべき事なのかという事。
自分の行動は誤りであったという場合の責任。

相棒がいれば、エィケズは迷わずコォネを追いかけ、問いただしただろう。
相棒がいれば、エィケズは迷わずコォネに笑顔を見せただろう。
しかし、その相棒はいない。
相棒を呼ぶという決断も出来ない。
それが、もしかしたら間違った決断かもしれないから。
何も、出来ない。

【残り行動値 4】
【位置:H-04】
【行動:ぐるぐる(-0)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:不明】
【対処行動方針:不明】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
255グリーン=キャット ◆OB2DYCUufc :03/07/12 02:05 ID:k2O5pUqV
IDチェック
>253
反応をうかがっていると一つの反応が動き出す。
そっちの索敵を行う・・・・
索敵完了・・・・ブルーディスティニー一号機・・・・
聞いたことの無い名前だった。
一体どんな機体なのか・・・興味は湧くが
結局は敵。撃墜しなくてはいけない相手。
反応を追っていく。

反応のある場所へ到着。
そこはビルが雑多に立ち並ぶ区画。
ビルの高さもそこそこあり
立ち込める霧のせいでさながら天然の要塞の如く
居を構える。
だが、確かに反応はある。
かすかな笑みを浮かべつつ
右手のショットガンを腰のラックに収納し、
肩からハイメガランチャーを引っ張り出す。
そしてエネルギーチャージ・・・・
エネルギーチャージ50%といったところで
トリガーを引く。
即座に放たれる閃光。
ビル群を貫き、砕き、反応のある場所へ迫る。
まるで意思を持つかの如く。

【行動】索敵-1 移動-1 攻撃-1
【残り】1
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー(EN残り50%)
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル
ガンダムってなんだよ
きしょいな。おたくマニアックすぎだし???
○○○○○○○○○●

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!! ♪
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!! ♪
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うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!! ♪
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258山崎 渉:03/07/12 11:46 ID:???
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259カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/07/12 17:59 ID:???
首尾よくビルの間に走りこめた。スクリーンを見ると、追って来ていた機体の反応が止まったようだった。
「…振り切った?」
かすかにほっとした瞬間、すぐ左脇のビル外壁が熔けて光が吹き出した。
まばゆい閃光がすぐ目の前を走り抜ける。
「キャッ!」(ここまで1.5秒)
閃光が収まったとき、周囲は一変していた。左のビルにはぽっかりと大穴が開いている。
まぶしさに、頭部センサーを遮ろうと無意識に突き出しかけたBディスティニーの左腕は、
ひじ関節から先が綺麗に消し飛ばされていた。
そして、あっさりと左腕を焼き尽くしたビームは、そのまま右側のビルまで大きくえぐっていた。
あいかわらず、頭だけは奇妙に冷静なまま。
(そう、前に交通事故にあったときに似ている気がする。
 すぐに立ち上がって、通報、止血まで自分でしていた…異常事態にも関わらず、冷たく冴えた思考。)
きっとあの出力では連射は利かない…霧にまぎれて走ればなんとかなる!
鉄砲なんて使いたく無いけど…右手で120mmマシンガンを構え、
左のビルに開いた穴越しに、霧の向こうの微かな反応に向けて連射を加える。
その効果も見極めずに、再びビルの間を縫って走り出す。

【行動】120mmマシンガンでキャットのドライセンに応射(−1)、撤退を試みる(−1)
【残り】0
【位置】P−13
【機体状況】ブルーディスティニー1号機:左腕ひじから消失。
【武装】120mmマシンガン、Bサーベル×2、頭部バルカン、胸部バルカン、ミサイル×2
【行動方針】全力逃亡
>259
崩れ落ち行くビル。煙を巻き上げさらに視界を奪う。
敵機の反応がまだ消えていない事からまだ
撃墜できないことは伺えた。
だが、別にそんなことはどうでも良かった。
あんなので消えてしまっては困る。
そう。足掻いて足掻いて足掻きつづけて欲しい。
その方がこちらも心が痛まないから・・・

霧と煙のから何かが飛び出してくる。
それは銃弾。
確認するよりも早く体は動いてくれる。
フットペダルを踏み込む機体を空へ踊りだす。
銃弾が後ろのビルの壁を叩き、窓を突き破る。
そのビルの上まで飛び上がり、ビルの屋上に着地する。
さて。この霧の中どうやって更に獲物を追い詰めようか。
そのことが頭の中を支配し始めた。

【行動】回避行動-1
【残り】0
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー(EN残り50%)
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル
橋を渡り、霧の街の中を突進する異形の巨体。
ゾックとメガライダーは、左右不対称の巨大MAと化して4車線道路の上を滑るように進む。
次々と信号機をなぎ倒していくが、デブリの直撃にも耐える分厚い装甲はビクともしない。
ただひたすらに、先行するMSを追う。

やがてセンサーに捕らえられる3つの反応。
濃い霧とミノフスキー粒子で詳細は分からぬが、MAらしきもの一つとMSが二体。
二つのMSは戦闘中なのか激しく動いている。
マシンガンの音が連続して響き、ビルの壁面の崩れる音が聞こえてくる。

「キャットさん……!! いい加減にしなさい!」
「オコルデ〜♪」「ハロピー、チガウ! リーア、モウオコッテル!!」
どす黒い『愛情』に顔を歪め、少女は機体を突進させる。
到着したのはP13エリアの道路の交差点。ビームによるものなのか、大穴の開けられたビルの前。

ゾックは360°回転するモノアイを回し……近くのビルの上にあるシルエットを確認する。
張り出した両肩、ドム系の足腰。彼女が追い続けるMS。
もう一機のMSも、まだ動かないMAも視認できない。だが、リーアは構わず彼に呼びかける。
先ほどは通信を切られていた(かもしれない)ので、機外スピーカーを用いて増幅された音声を放つ。

『キャットさん! なんのつもりか知りませんけど……帰りますよ!!
 一人や二人、雑魚を倒したとこで何にもならないでしょ!!
 『キャット!』『リーアオコッテル!』……あんたらもうるさい!!』

怒りもあらわに、大声でドライセンに呼びかける。ついでに邪魔する二体のハロにも怒鳴りつける。
深い霧の中で位置がバレるのもお構いなしだ。
(……他の参加者に聞かれたところで構わない!
 この霧だもの、その気になればいつでも撤退できるわ!)
頭に血が上っているリーアは、普段の冷静な判断力を完全に失っていた。

【行動:移動(M13→N13→O13→P13)(−3p)、キャットに拡声器で呼びかけ(−1p)】
【位置:P13】【残り行動値:0p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを引きずってでも連れ帰る】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
(>226の行動は無しで)

どれだけ時が流れただろうか。
ZZを見届ける放送を聞いたあと再び仮眠に入ってしまったようだ。
(さて……そろそろ動くとするか。いつここが禁止区域になるかもわからんしな
 その前にそろそろうやむやな問題を解消せねばな……)
エリアード=ジーン、ジン=D=ブラッドの双方に通信を入れる。
「さて、色々とあってうやむやになってしまった様だが……
 このような状況を続けるのは互いにとってあまり良くない
 そこでそろそろ我々はどのような関係にすべきかを君たちに問いたいのだが
 ………敵か、味方なのかをな。」

敵・味方などを区別するのはあまりすきではない。
ただ、私を邪魔するかしないかのどちらかだけを確認したいだけだ。

【行動】通信 -1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】基地から出る、二機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
必死の思いでたどり着いたコンテナは空だった・・
これなら町のジャンク屋でつかえるものを探した方が良かった・・
がっくりと肩を落としながら町へと引き返すことにした。
「あ〜あ、とんだ無駄足・・」
【行動】M19-ヘ移動 残り0
264開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/07/13 00:00 ID:???
「皆さん、おはようございます。
 霧の中せいでじっとりとした気持ち悪い朝です。
 霧で体を冷やしませんでしたか?
 定時放送の時間です。
 それでは今回の脱落者の発表です。
 主席番号一一番 クライン=J=シルバートさん。
 以上一名です。
 因みに、現在残っている参加者は13名です。
 それでは禁止区域の発表をします。
 『B−14』 『D−11』 『I−02』 『k−20』 『N−21』
 『P−03』 『Q−05』 『R−22』 『S−07』 『X−16』
 以上です。
 最後に、天気予報です。
 霧は昼になれば晴れるでしょう。
 ですが、今日は雲が低いところまで来ますので、
 飛行できる機体に乗っている人は注意してください。
 それでは放送を終了します。」
265開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/07/13 00:00 ID:???

  一番 コォネ=カウフマン         (16) 女性 Zガンダム
  二番 アルム=ヴォーキサー     (26) 男性 バタラ
  死亡 金田一=京介          (16) 男性 ガブスレイ
  四番 ウィルト=ラインステッド     (25) 男性 ザクV後期型
  五番 グリーン=キャット          (21) 男性 ドライセン
  六番 エィケズ=コート         (22) 男性 リグ・シャッコー
  死亡 エルア=ポゥ=ドートミア    (20) 女性 ドワッジカスタム
  死亡 コード=アクセルズ        (20) 男性 元 アプサラスV
  死亡 神楽=千鶴              (20) 男性 ガンダムピクシー
一〇番 グレン=フォートレス       (15) 男性 ZZガンダム
  死亡 クライン=J=シルバート    (42) 男性 EWACネロ
一二番 リーア=ミノフスキー       (17) 女性 ゾック
一三番 トルヴァ=レナウン          (26) 男性 ドム
  死亡 ラビシュ=スケアクロウ     (23) 男性 ビギナ・ギナ
  死亡 エーリッヒ=フォン=レーダー (28) 男性 マゼラ・アタック
一六番 エリアード=ジーン       (18) 男性 アプサラスV(旧 ガンダム)
一七番 デイビット=リマー        (29) 男性 アッザム
  死亡 ジェクト=プリズム           (25) 男性 ジムスナイパー
一九番 カミーユ=ビダン          (17) 女性 ブルーディスティニー一号機
  死亡 ゼアン=アイクス        (16) 男性 アクアジム
  死亡 ロロイ=グラスコ        (32) 男性 ジェガン
二二番 ジン=D=ブラッド          (18) 男性 ガザD
二三番 マリア=S=ヒューイット     (20) 女性 ガルバルディβ
266開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/07/13 00:05 ID:???

  A B C,D E ,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R,S T U V,W,X,,Y Z
01□□□□□◎□□◎彡彡彡□◎■◎■■■■□□□□□□
02□□◎□■□□□×□彡彡◎□◎■■■◎■■■■□□□
03□■■■■■□◎□◎□彡彡彡□×■■■■■■◎■□◎
04■■■◎■■★01━━━===┓◎■■■■◎■■■■□
05◎■■◎■■■◎□□□彡彡彡┃□×◎■◎■□□◎□□    □、平地
06□■◎■■■◎■□□□◎彡◎┃◎■■◎■□□□□□□    ■、森
07□◎■■◎■■◎◎□□彡彡彡┃□□□×■■◎■■◎■    彡、川
08□■■■■■◎□□◎彡彡彡彡┃□□□■◎□□□◎□□    ∴、砂地
09□□◎■■◎■□□彡彡彡◎彡◎□◎□□□◎□◎□□□    ▼、市街地
10◎□□◎◎□□□13彡◎彡彡彡▼□□□□□□┏━━◎━    =、橋
11□□□×□□□◎02彡彡彡◎彡▼▼□◎□◎┏┛□∴∴◎    △、山
12━━◎┳━━━━┓彡◎彡彡彡▼▼◎□□┏◎□∴◎∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□◎□┃◎∴◎∴┗▼===▼▼05━━━┫◎∴∴∴∴∴    ★、基地
14∴×∴┃∴∴∴◎□▼彡彡彡彡◎□□□◎┃□◎∴∴◎∴    ━、高速道路
15◎∴∴★∴∴∴□□□彡◎彡□□∴∴◎∴┃∴∴◎◎∴∴
16∴∴★★★∴◎∴◎□□彡彡◎□□∴∴∴┣━★04×∴∴
17□∴◎◎┓◎∴◎□□□彡彡彡◎□◎∴┏◎△△◎★∴◎
18□∴∴∴┗┓◎□□□◎彡彡□∴∴∴┏◎∴△△△∴∴∴
19□◎∴∴□◎┓□□彡彡彡◎┏━━━┛∴△△△△△∴∴
20□□□◎∴□┗━▼=×=23┛△△◎△△△△◎△△△∴
21□□□□◎∴∴◎∴◎彡彡△×△△●●△◎△△△◎△△
22△□◎□∴∴∴∴□□◎彡彡△△◎△×△△△△△△△◎
23◎△□□□□□□□□□◎彡彡△△△△◎△△◎△△△△
24△△△◎□□□□□□◎彡彡彡△△△△△△△△△△△△

◎は進入禁止区域   ×は次期禁止区域

番号01、06は同地点
番号04、10、16、22は同地点
番号05、12、17、19は同地点


267エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/13 11:37 ID:???
エィケズが何度目かのぐるぐるをしていると、突然何かがハッチに当たる音がした。
不思議に思うエィケズだが、開けはしない。
続けて二、三度コツコツと当たる。
石か何かかと思った、しかし、開けはしない。
今度は五度鳴る、最後にとてつもなく大きい音。
リグ・シャッコーが揺れる、しかし、開けない。

それから数分後、リグ・シャッコーのハッチはベコベコに潰れていた。
あれから何度も何かがハッチに当たっていたのだ。
しかし、エィケズは拒もうとも受け入れようともせず、ただそれを見ていた。
――ベキベキッ
音がすると、ハッチがとうとう破れる。
外から出てきたそのモノは勢い余ってエィケズの膝上へと飛んできた。
エィケズはそれを見て瞳を開ける、相棒。
「な、何やってんだよお前ら!」
その相棒達を手のひらですくい上げる、所々傷がつき、内臓が飛び出ていた。
とてもでは無いが助かりそうにはない、が、エィケズは諦めたくなかった。

慌てて外へと飛び出し、口笛を吹く。
即座にエィケズの周りを仲間が囲む、その中の一匹が前に進み出た。
エィケズは手に持つ相棒を差し出し、言った。
「頼む、誰かこいつらを助けてくれ。
 俺の大切な仲間なんだよ、頼む!」
出てきたモノは相棒を受け取ると、近くにいた蛙に渡した。
エィケズは安堵し、その場にへたりこんだ。
安堵していると、相棒がこちらを向いた、エィケズは微笑む。
しかし、その相棒が見せた顔は、笑顔でも何でもなく、怒りそのものであった。
268エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/13 11:38 ID:???
それからしばらくして、エィケズは先ほどの蛙に呼び出された。
基地の片隅、ボロっちい小屋の中。
相棒達は息も苦しそうに、喘いでいる。
エィケズは「三人」の頭を撫でた、途端に走る痛み。
「いたっ!」
指を見ると薄く血が滲んでいる、歯痕はもちろん無い。
相棒達はエィケズを見た、怒りと期待を混ぜた複雑な視線。
エィケズは最初驚きを隠せない様子だったが
相棒達の表情を見ると、傷ついた指を一舐めし、走り去った。

(そうだ、前へ進むんだ。 何がどう見えようと、前へ進む。
 例えそれが暗く狭い道でも、進まなければならないんだ。)
「各小隊は補給を急げ、部隊長、編成は任せた。」
「ケラケラッ!」
「ちょっと野暮用でね、少しばかり留守にする。」

エィケズは駆けた。
普通ならばすぐにつくはずなのに未だ着かないのは天性の方向音痴のせいか。
「参ったな、どっちだったか……お。」
ようやくそれらしい建物、倉庫を見つけ、駆け込む。
いた。
膝を抱え、うずくまっている弱弱しい少女。
エィケズは微笑を浮かべながら、言った。
「お迎えに上がりました、お姫様。」

【残り行動値 3】
【位置:H-04】
【行動:立ち直り(-0) 探索(-1)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:キャット、リーア、コォネと共に脱出】
【対処行動方針:キャット、リーア探し】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
269コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/13 13:50 ID:???
その声に、私はゆっくり顔を上げた。

嬉しかった。
嬉しくてたまらなかった。
もう会えないと思っていた人が、会ってはいけないと思っていた人が。
それでも会いたいと思っていた人が。
今、こうして私の前にいてくれるのだから。
でも――

「……どうして…………お前の仲間を殺したんだぞ、私は……私は……っ」

本当なら、今すぐにでもその胸の中に飛び込みたかった。
飛び込んで、縋り付いて。
みっともないくらいな大声で泣きじゃくりたかった。
情けなくなるくらいに許しを請い、そして甘えたかった。
でも、そんな資格が――年頃の少女のように振舞う資格が――私には無い事ぐらい、分かる。
だから、こんな台詞を吐いてしまうのだ。

「迎えに……来た?
 一緒に行けるわけが無いだろう。
 一緒にいれば、今度はお前を……殺してしまうかもしれない……私はそういう人間なんだ……」

エィケズの側にいたい。でも――

「私は……私はお前を殺したくない……っ。
 お前の事が大切だから……誰よりも……私は……お前の事が……っ!!」

散々泣き腫らした目に、再び涙が溢れ出す。しゃくり上げ、嗚咽の混じった声で、どうにか言葉を紡いでいく。

「エィケズが……好きだから」

泣き顔を見られるのが嫌で。
私は再び、抱えた膝に顔をうずめた。

【行動:特になし】【残り行動値:4】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:何も考えられない】【同盟:エィケズ=コート、グリーン=キャット、リーア=ミノフスキー;解消の危機】
270エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/13 15:38 ID:???
エィケズの声にコォネがゆっくりと顔を上げる。
ずっと泣いていたのだろう、目は腫れ、赤くなっていた。
「……どうして…………お前の仲間を殺したんだぞ、私は……私は……っ」
「迎えに……来た?
 一緒に行けるわけが無いだろう。
 一緒にいれば、今度はお前を……殺してしまうかもしれない……私はそういう人間なんだ……」
「私は……私はお前を殺したくない……っ。
 お前の事が大切だから……誰よりも……私は……お前の事が……っ!!」
「エィケズが……好きだから」

その言葉を聞いた瞬間エィケズの中の血は逆流し、ドッと冷や汗が溢れた。
頭がくらくらし、思わず近くにあった壁によりかかった。
その衝撃で上にあった何かの箱がエィケズの脳天を直撃する。
「あいたっ!」
声に出して、ハッした、後ろを振り向く。
山になっているカエル、イモリ、サンショウウオの群れ。
いずれもニヤニヤとこの場の行く末を見守っているようだ。
エィケズは溜息一つ、手で追い払うような仕草をとった。
渋々と帰っていく中、頑張れとばかりに舌を自慢気に見せるものもいた。

それからしばらくの間、エィケズは言った。
「と、とりあえず落ち着こう、な。
 あー、そうそう、とにかく今は落ち着いてキャットとリーアの帰りを待とう。」
コォネよりも落ち着かない様子で、エィケズは落ち着きなく言った。

【残り行動値 3】
【位置:H-04】
【行動:特に無し】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:キャット、リーア、コォネと共に脱出】
【対処行動方針:落ち着く】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
さすがに無理をしすぎたな、関節がボロボロだ。
 取り替えるしかないか。」

脚部の関節部に破損箇所が見つかったので部品を取り替える。
「破損部・・・交換完了。そのほか目立った外傷は無し
 後は推進剤などを補給を済ませるだけだ。」

補給も完了し、コクピットに戻り機体状況を確認する。
「システムチェック・・・・・オールグリーン
 システムチェック完了。」
(これでやっと休める・・・・・・・。)
そう思ったとき、ザクVから通信が入る。

「さて、色々とあってうやむやになってしまった様だが……
 このような状況を続けるのは互いにとってあまり良くない
 そこでそろそろ我々はどのような関係にすべきかを君たちに問いたいのだが
 ………敵か、味方なのかをな。」

返答を返す。
「敵か、味方か、どちらかに分かれるとすれば・・・敵だろうな。
 味方だと言えばお前達の仲間となり生存確率も高くなるがルール以外の
 脱出方法がわからなければ、全員最後には敵となる。
 だが、今ここで戦闘をする意志は無い。アプサラスのパイロットは
 どう出るのかわからないが、2対1でMSの性能もそちらが上、
 この状況でこちらが勝つ可能性は低い。俺から戦闘は仕掛けないが
 そちらが戦闘を仕掛けくるのであれば、俺もそれなりに抵抗はさせてもらう。
 そのときには、そちらを無傷には済まさないつもりだが・・・・・」

できれば少し休みたかったが、あの質問にはこう答えるしかなかった。

【行動】関節部パーツ交換(-1)
    システムチェック(-1)
    補給(-1)
    通信(-1)
【残り行動値】0
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】現状対処
【同盟】無し
272エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/07/13 21:16 ID:???
修理が終わり、一息ついているとザクVのパイロットから通信がきた。

『さて、色々とあってうやむやになってしまった様だが……
 このような状況を続けるのは互いにとってあまり良くない
 そこでそろそろ我々はどのような関係にすべきかを君たちに問いたいのだが
 ………敵か、味方なのかをな。』

(確かに・・・このままの状況は中途半端すぎる・・・。)
数分間考えると通信回線を開く。
「自分はあなた達の敵になるつもりはありません。
 つまり、味方だと考えています。
 なぜなら・・・。」

続きを言おうとしたその時、ティーチャーからの通信が入る
『皆さん、おはようございます。
 霧の中せいでじっとりとした気持ち悪い朝です。
 霧で体を冷やしませんでしたか?
 定時放送の時間です。
 ・・・
 それでは放送を終了します。』
(ったく・・・。)
マップを確認する。すると周りは3方向危険地域で囲まれていた。
(やっ・・・やばっ!)
「どうやら危険地域に3方向囲まれたみたいですね・・・。
 とりあえず移動しませんか?」

そう言うとアプサラスVを浮上させる。
「時間がないので最後にこれだけ言っておきます。
 裏切りは許すつもりはありません。
 言わなくても分かってるでしょうけど。
 あと、もう一人の俺が出たら容赦なく殺してもらって結構です。」
そう言うと移動を開始した。

【行動:通信(−1)V−16へ移動(−1)】 
【残り行動値:2】
【位置:V−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 
      コックピット内:対MSライフル(残段数3+6発入りマガジン×2)ハンドガン(残段数7)】
【所持品:パン−1残り6】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:危険回避】
【同盟状況: 四番ウィルト=ラインステッド?】
273アルム ◆zFt4KYQnAU :03/07/13 22:28 ID:???
恐らく相手は応じてくれるだろう。さっきのMSやその他の事を聞いて、情報を整理したいし、
それよりも、彼女の事情を聞いて、出来れば相手を仲間に引きずり込みたい。
私は、そんなことを考えながらハッチを空けました。
ハッチを空けて見えた景色は、白い霧に包まれていました。
と、その直後に私にとっては予想外な通信がこちらに掛かってきました。
リーア『嫌よ。そんなにヒマじゃないもの』
私は、呆然としていました。
そして、次の瞬間、霧に包まれた四本足のMS・・・恐らくゾック・・・と飛行砲台は方向を変え、
そして、ゾックからバタラと兵隊さんのMSのあいだに向かって四条の光が放たれました。
アルム「なっ・・・ごほぉごふげほぉえほ!・・・なにを・・・」
リーア『……それから、ついてこないで下さいね。追いかけたりしたら、今度は当てますから』
土煙が舞い上がり、ハッチからコックピットに入りこみ、むせていると、
彼女からの、考えもしていなかった内容の通信が入りました。
そして、土煙も混ざって、更に視界が悪くなった外を見ていると、
だんだんとゾックと飛行砲台が小さくなり・・・そして霧に消えました。
アルム「ぐぇほっ・・・・ちぃっ・・・えほえほっ・・・締めよう・・・」
ハロ「ナカマガー!アルム!イマスグオイカケロ!ハヤク!」
私は、埃っぽくなったコックピットの中で、開いていたハッチを閉め始めました。

続く
274アルム ◆zFt4KYQnAU :03/07/13 22:29 ID:???
アルム「うーん・・・情報を整理すると・・・リーアさんと不意討ちのMSは仲間で・・・
    なんだっけ・・・キャットとか言ってたよな・・・」
ハロ「アルムー!ハヤクハヤク!」
アルム「・・・無理だよ。えっと・・・それでもって・・・キャットとやらは兵隊さんと面識があるようで・・・」
ハロ「ムリジャナイ!サアレッツゴー!」
アルム「・・・あのな・・・まあお前の言いたい事も分かるような気もしないでもないけどな・・・
   リーアさんが何処行ったかわかるか?。まぁ、それは置いといて仮に会ったとしよう。
   ・・・さっきの言葉どおりだと・・・殺される・・・または殺さなくちゃいけなくなる・・・
    となるとあのハロたちには会えないわけだ。」
ハロ「ココロヲコメテハナセバナントカナル!ダイジョウブ!ダカラレッツゴー!」
アルム「・・・そう何とかなるのだったらね・・・それよりもこれからの進路を・・・」
ハロ「シュン・・・・・・?・・・!キャットヲツカマエテヒトジチニ・・・」
アルム「(恐ろしい形相でハロを見つめる)・・・なぁハロ・・・人質とか言うのはあまり控えてくれないか・・・
   あのレーダー男みたいな真似はしたくは無いし・・・昔私も・・・」
そういいかけたところで私の言葉は止まっていました。

まだ続く
275アルム ◆zFt4KYQnAU :03/07/13 22:30 ID:???
頭の中でイメージ画広がっていきます。
レーダー男が、人質と言ってホテルに向かって照準をつけた瞬間。
それを冷酷な言葉で受け流した自分、その冷酷な言葉を言い放った瞬間。
レーダー男を追い詰め、戦車を切り裂いた瞬間。
戦車から分離した飛行機から飛び出たレーダー男が、こちらを拳銃で狙って弾切れを起こし、
拳銃をほおり投げながら飛び降りた瞬間。
レーダー男が地面にへばりつき、肉片と化した瞬間。
その肉片を、手にしたサーベルで突いて突いて突いて突いて突いて突いて
突いて突いて突いて突いて突いて突いて突いて突いて突いて突いて突いて
蒸発させた瞬間。
昔の私がGMにつかまれた瞬間。
握る力を強められて、苦痛に悲鳴を上げた昔の私の、その瞬間。
そして、その中で見た、鈍く光を反射している、そのGMの頭部。その瞬間。
その瞬間ごとのイメージが私の頭にどんどんと流れていきました。
アルム「ぎゃぁぁぁぁぁ!い、痛い!怖いよ!何で僕が私がこんな目に会わなくちゃなくてはいけないんだぁぁぁぁ!
    そうだ!お前が悪い!僕が私がこんなに怖い目に会わなくちゃいけないのもお前のせいだ!
    僕は何も悪い事はしていないのに!お前のせいでいらない苦労をして!
    高い金を使って拳銃まで買い集めて!家も買って改築して一人で訓練して!
    何があっても大丈夫なように、いつも拳銃を携帯して!ここまで用心しなくちゃいけないは全て!
    お前のせいだ!そうだよ!僕は何も悪くはない!悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪く・・・」
私は、錯乱しながらコックピットの中で丸まり、震えていました。

【リーアとキャットについての情報整理 -1 錯乱、精神年齢退行、謎の痛み  残り行動値全部】【残り行動値:0】
【位置:I-11】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1
     ビームピストル×1(内蔵されていたカートリッジと持ってきたカートリッジのみ) クレイバズーカ×1(残弾数不明 恐らく残り少ない。】
【行動方針】 それどころではない
【同盟】トルヴァと同盟
獲物の追い詰め方。それを考えていると
急にその思考を邪魔する声が聞こえた。
『キャットさん! なんのつもりか知りませんけど……帰りますよ!!
 一人や二人、雑魚を倒したとこで何にもならないでしょ!!
 『キャット!』『リーアオコッテル!』……あんたらもうるさい!!』
また、リーアに追いつかれたらしい。
しかも彼女は何を考えているのか
通信でないく、外部スピーカーを使った呼びかけをこちらにしてきている。
獲物を追いかけることを先にするべきか。
それとも彼女に反応すべきか。
それを考えていると更にまた思考を邪魔する通信が入る。
それは定時放送だった。
しかし内容は愕然とするものだった。
クラインさんの死亡の通知。
不思議なことにクラインさんだけの死亡。
あとの二人は・・・・きっと彼女と同じくあの基地から出てきたのかもしれない。
あの基地にいれば確かに安全だっただろうと思うが、僕自身が
勝手に出てきた上に、そこにいろとも指示は出していない。
だからだろうと勝手に考えを纏める。
そうか。だったら指示を出せばいい。
そう考えて眼下のゾックに左手のビームショットライフルの銃口を向ける
そして通信を送る
「リーア。僕についてこないでくれ。
ついてくるなら・・・・僕は君を討たなくちゃいけなくなる。
だから・・・・どこかの基地で・・・みんなで一緒に待っててくれ」
なるべく静かな声で語り始めた

【行動】銃口を向ける -1 通信 -1
【残り】2
行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー(EN残り50%)
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル
277リーア・ミノフスキー ◆UktGzzmQ/o :03/07/13 23:45 ID:NPtStzZ7
キャットの反応を待っていると、耳に飛び込んできたのはいつもの定時放送。
脱落者は1名。
その名は、クライン=J=シルバート。

外部から別の参加者が乱入してきたか、それともあの3人が仲間割れでもしたのか……
どっちにせよ、北西の基地でも、リーアの予想外のことが起こっている。
クラインの生死など、あまり意味はない。仮の同盟相手の中でも利用価値の低い人物だ。
冷酷な思考で、そうリーアは結論を出す。
だが……このトラブルでコォネに何らかのアクシデントが起きていたら困る。

「どいつもこいつも、私の気も知らずにトラブルばっかり……!!!」
怒りが込み上げる。見開かれた眼が血走る。
脱出計画も地道に進みつつあるというのに、この不条理な展開は何だというのだ?!
せっかく、せっかくここまで努力してきたというのに!

そんなことを考えている間に……キャットのドライセンが動く。
霧の中……ビルの上のシルエットが、あろうことか左のショットライフルを向ける。
そして、通信。
『リーア。僕についてこないでくれ。
 ついてくるなら・・・・僕は君を討たなくちゃいけなくなる。
 だから・・・・どこかの基地で・・・みんなで一緒に待っててくれ』

静かな声。その穏やかさが、極限まで昂ぶったリーアの精神に、最後のとどめを刺した。
脳内で、何かがキレた音が聞こえたような気がした。

『ふ……ふふふ……。そう……そんなこと言うの……』

通信を返す。だが、モニター映るリーアの顔は、優しく微笑んでいた少女の顔ではない。
真っ赤な激怒に塗りつぶされた、鬼女の如き形相。

『……撃てるの? キャットに私が撃てるっていうの!?
 ……できもしないくせに。見知らぬドムを見逃しちゃうくらい甘い性格なのに。
 …………さっきから言ってるでしょうが!! キャットは私と一緒に帰るの!!
 言っても分からないようだから……撃つ!!』

ゾックが素早く動く。頭部を頭上のビルに向ける。
そして……警告もなく、ろくに照準も合わせずに放たれる、ゾック最強の武装。
音波破壊兵器、フォノンメーザー砲。
照準用のガイドビームがドライセンを捉え、不可視の破壊エネルギーが光に沿って放たれる。

(足を……足だけを破壊する!
 そうすれば、キャットは私から逃げられない!
 キャットは私の下に帰ってくる!
 メガライダーに乗せて帰れば、MSの足はすぐに直せる!
 私の覚悟……受け止めてもらうわよ!!)

【行動:キャットに通信(−1p)、フォノンメーザー砲で攻撃(目標・MSの足)(−1p)】
【位置:P13】【残り行動値:2p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを引きずってでも連れ帰る!】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
町に着くと機体をオートパイロットにしてジャンク山の方へと移動させる。
町の入り口の地図で確認したところジャンク屋のが無い代わりに町外れのリサイクル施設兼破棄物集積場があるようだ。
そこに行けばMSの残骸から武器が手に入るだろう。
機体がオートパイロットになると支給分の水とパンで簡単な食事を取る。
「さすがに所持武器がサーベルとチェーンマインじゃ笑い物にしかならないわね。」
食事をとりながら独り言をつぶやく。
「はっきりいって今の武装じゃね・・他の参加者に仲間にしてくれと言ったって相手にしてくれないだろうし・・
行ったところで「カモが来た!」とばかりに狩られて瞬殺されるのが落ちだろうしね・・・」
なによりも今は強い武器、なるべくなら飛び道具がほしかった。
あれこれ言っているうちに目的地が見えて来た。
「ま、何はともあれ探索探索!!」
目的地に着くとそそくさと探索を始める。
【行動】市内を移動-1、探索-2 食事-1 残り0
【方針】武器が欲しい〜!!!
【同盟】誰もいない〜(って言うかまだ誰とも接触いまだ無し)・・・ 
【中の人の戯言】初心者にはつらい・・・前途多難・・
IDチェック
280グリーン=キャット ◆OB2DYCUufc :03/07/14 00:08 ID:yWvAJdwt
スレ汚しゴメンナサイ。
SAGEてたらチェックできないってば・・・(汗
次の言葉を紡ぐ前にリーアからの返信が入る。
『ふ……ふふふ……。そう……そんなこと言うの……』
返信を返してくるリーアの様子がどこかおかしい。
いや、見れば分かる。いままでの穏やかな表情とは全く違った
『……撃てるの? キャットに私が撃てるっていうの!?
 ……できもしないくせに。見知らぬドムを見逃しちゃうくらい甘い性格なのに。
 …………さっきから言ってるでしょうが!! キャットは私と一緒に帰るの!!
 言っても分からないようだから……撃つ!!』
そうか・・・彼女を変えてしまったのは僕自身だったみたいだったな。
唐突に機体に衝撃が走る。
機体の左足が砕ける衝撃。
その衝撃を受け機体が後ろ向きに倒れ始める
これでいいのだ。これで。
そしてリーアに通信を送っておく。
「いままでありがとう。僕は人を殺した。
だからここから生きて出て行くわけにはいかないんだ。
だから、君だけでも。生き残って欲しい。
それじゃ。さよなら」
そして背中のブースターを一回軽く拭かす。
その勢いで地面から離れ後方に浮く。ビルから離れて。
そしてそのまま頭を下に地面に向かって落ち始めた。

【行動】移動?-1
【残り】3
【機体状況】左足大破
【行動方針】リーアさん等以外の参加者及び主催者の殺害
【同盟】無し
【武装】右腕 右腕部ハンドガン ショットガン 右肩 ハイメガランチャー(EN残り50%)
     左腕 ビームショットガン 左肩 ザクUタイプのスパイクシールド
     腰 ビームサーベル

282だがね王国:03/07/14 10:02 ID:???
  ∧∧☆   
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ ガノタは
死ね・くたばれ・消えろ・失せろ・潰れろ・馬鹿・あほ・間抜け・ドジ。
ポンコツ・トンチキ・ガラクタ・クズ・ゴミ・カス・最低以下の下劣・下等種族。
劣等種族・下衆野郎・腐れ外道・邪道・外道・非道・ウジ虫・害虫・ガン細胞。
ウィルス・ばい菌・疫病神・病原体・汚染源・公害・ダイオキシン・有毒物質。
廃棄物・発ガン物質・猛毒・毒物・アメーバ・ダニ・ゴキブリ・シラミ・ノミ。
毛虫・蠅・蚊・ボウフラ・芋虫・掃き溜め・汚物・糞・ゲロ・糞虫野郎・ほら吹き。
 だよね〜 ♪

ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_ 

だから
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  ┏━┛┏┛  ┃┗━━┛┃    ┃┃┃┗┛┏┛┏┓┏┓
  ┗━━┛    ┗━━━━┛    ┗┛┗━━┛  ┗┛┗┛

( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
さ〜てっと!!
ぷーにぷに♪ぷーにぷに♪みんなでがんばるみん!!
あっさりと……あまりにもあっさりと砕け散るドライセンの左足。
それはまるで予定調和のように、穏やかに。
そして後方に跳びながら、キャットは穏やかな声のまま、通信を入れる。

『いままでありがとう。僕は人を殺した。
 だからここから生きて出て行くわけにはいかないんだ。
 だから、君だけでも。生き残って欲しい。
 それじゃ。さよなら』

『……ふざけるんじゃ……ないッ!!』
リーアは吼えた。

ドライセンの身体が後方に向けて跳んだ瞬間……瞬時にメガライダーのスラスターが火を噴く。
急速発進した機体は、ドライセンのいたビルをに沿って走り出す。
速度を落とさず、交差点で直角に曲がる。ビルを回りこんで落下予想地点へ急ぐ。

激しい機体操作に揺れるコクピット。跳ね飛ばされるハロ達が悲鳴をあげる。
ギリギリの機動をしながらも、リーアはなおも吼える。
『人を殺したから生き残るわけにはいかない!?
 甘い寝言も大概にしなさい、キャット!!』

ドリフトするメガライダーが交差点の信号機をまとめてなぎ倒し、中央分離帯で底を擦る。
ビルの反対側に回った時……ドライセンの身体は地上3階くらいの位置を自由落下していた。

『その理屈で行くなら……ここであなたを殺したら、私も生き残れないじゃない!!
 私は生き残る!! 何人ヒトを殺そうとも、キャットと一緒に!!』

メガライダーを突き飛ばすようにして、ゾックは方向転換する。
コントロールを失ったメガライダーは横倒しになってたまま、道路上を滑っていく。
すぐにそのまま別のビルに激突、動きを止める。
それに構わず、ゾックはドライセンの落下予想地点まで突進する。

『キャットが居ないなら、私は………!!』

両手を伸ばし、受け止めようとする異形のMS。タイミング的には……微妙だ。
最後の瞬間、キャットは見ただろうか? モニターの向こうの少女の姿を。
『聖母』と『般若』と『年相応の女の子』の表情の入り混じった、リーアの泣き顔を。
リーアは変わったわけではない。どれも全て、彼女が元から持っていた側面。

……激しい衝突音が、ビルの谷間に響き渡った。
それはMSと地面がぶつかった音なのか、MSがMSを受け止めた音なのか……
深い霧は全てを包み込み、静けさだけが戻ってくる。

【行動:通信開きっぱなしで会話(−0p)、ビルを回りこんで移動(−1p)
    落下するドライセンを受け止めようとする(−1p)】
【位置:P13】【残り行動値:2p】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3、メガライダー】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを引きずってでも連れ帰る!】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
足を空に、頭を地に向けて落下を始める。
自分で選び出した選択。
この高さから無防備で落ちれば必ず死ねるだろう。
そう思って選んだ選択。
深い霧の中落ちて行く最中に何回も
リーアからの通信が入る。
『……ふざけるんじゃ……ないッ!!』
『人を殺したから生き残るわけにはいかない!?
 甘い寝言も大概にしなさい、キャット!!』
『その理屈で行くなら……ここであなたを殺したら、私も生き残れないじゃない!!
 私は生き残る!! 何人ヒトを殺そうとも、キャットと一緒に!!』
『キャットが居ないなら、私は………!!』
幾度もの通信に対して答えるべき言葉が見つからない。
ただただ、一つの言葉を紡ぐのが精一杯だった。
「・・・・ごめん・・・・」
ドライセンはゾックの手の内に入る。
しっかりと受け止められたが、逆にそれが仇となる。
ゾックの格闘用アームは何かを持つことには向いていない。
ドライセンの背中と足にアームが食い込む。
だが、どうにか落下し地面に叩きつけられるのは回避できたようだ。
機体のほうは。
あの高さから落ちた中のパイロットは別だ。
そのまま強く頭を打ち、頭部から鮮血が流れる。
体にも衝撃が走り、骨が軋む音を立てる。
そしてその痛みにうめく間もなく意識は昏倒した。

【行動】開きっぱなしの通信-0
【残り】3
【行動方針】???
【同盟】なし
アルムとの交渉をあっさりと蹴ったリーアは
威嚇射撃を放ち、消えていった・・・。

トルヴァ「・・・はあ、俺たちは恋路の邪魔者ってか・・・アルム?」

接触通信からアルムのけたたましい叫び声が聞こえてきた。

トルヴァ「お、おい!どうした!?」

錯乱状態に陥っているらしい、訳の分からない文章を口にしている・・・。
もしこのまま接触を続けていれば、攻撃を受けるかもかもしれない、
ひとまずバタラから離れることにした。

トルヴァ「うかつに動いたりして攻撃されないだろうな・・・。」

シールドを構えながらバタラとの接触通信をおそるおそる解いた。
【バタラから離れる−1 残り行動値3】
【現在位置:I−10】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:未定】
【同盟状況:アルムと同盟】
287グリーン=キャット ◆OB2DYCUufc :03/07/14 20:10 ID:T53+XhON
IDチェック
288コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/14 20:34 ID:???
>>270
無言のまま、時間だけが徒に過ぎていく。

「……優しいな、お前は……」

そう呟き、私は右手で涙を拭う。ようやく嗚咽も止まってくれたようだ。

多分、彼は誰にでも優しい。
兵士には向いていないくらいに。
でも今は、今だけは。
彼の優しさは私一人だけのもの。

だから、この心地良い時間をもう少しだけ――

――全てを話し、その後で彼に嫌われようとも、今この瞬間だけは。

精一杯、幸せを噛み締めよう。

【行動:特になし】【残り行動値:4】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:何も考えられない】【同盟:エィケズ=コート、グリーン=キャット、リーア=ミノフスキー;解消の危機】
289エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/14 21:40 ID:???
落ち着きなく歩き回るエィケズに、コォネが声をかける。
「……優しいな、お前は……」
その言葉を聞き、エィケズはビクッと体を強張らせた。
顔が真っ赤になり、目が泳ぐ。
(駄目駄目、何やってんだよ俺は。
 俺はキャットが好きだったんじゃねーのか!ん?
 そういうのを八方美人、二股っつーんだ!)
必死に雑念を飛ばそうと頭を振り、頭をゴツゴツと叩く。

嗚呼しかし、コォネの影は振り払われない。
それどころかどんどんエィケズの中で大きくなっていく。
(馬鹿野郎!好きっつわれたら誰でもいいのか!?
 この節操無し!変態!妖怪人間!)
パンパンと頬を必死に打つ、赤く腫れた。
しかし、エィケズは必死に考える、ともかく。
これは色恋沙汰には無縁だった男、エィケズのはじめての本当の恋――
――なのかもしれない

(好きかなー、好きなのかなー、どうかなー。
 違うんだよな、ケラとかとは全然違う。
 誰よりも大切、いや、大切だけどケラ達も大切、大切か?
 いや、順位をつけようとするな、うん。
 ともかくコォネ君は大切、一番?いや、順番的には上から一番?
 いや、確かにケラ達も大切だけど、コォネ君も十二分に、いや、やや上?
 いやいや、順位とかでなくて……)
壁に頭を打ち付けながら必死で考える、変に生真面目。
頭の中ではコォネとケラ達がシーソーに乗って上がったり下がったりしている。
エィケズは思い出す、コォネとの出会い、別れ、また出会い、逃げられ、その時の感情。
そして再び出会い、今、こうしてここにいる事の安心感。
いい加減ふらふらする頭をおさえ、エィケズはふと目に付いたワインを持った。
温かったが、コルクを力任せに開けると、一気に飲む。
「がふっ!げほっ!」
元々酒には強くなかった癖に一気に飲むから、当然酔うわけでありまして。
「えー。わたくしぃ、エィケズ=コート、22歳! コォネが大好きでありますぇ!」
結局の所、酔った勢いで言い、そのまま寝込んでしまったわけで。
うるさいいびきをたてるのでした。

【残り行動値 4】
【位置:H-04】
【行動:ワインがぶのみ(-0)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:キャット、リーア、コォネと共に脱出】
【対処行動方針:起きる】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
290カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/07/14 21:50 ID:???
すぐに撃ちかえされると思っていたけれど、弾丸が飛んでくる気配は無い。
とにかく一目散に道路を走る。ビルの切れ間、広い道路に出る?
一気に走りぬけようとしたそのとき、交差点に待ち構える二機の機体の影が目に飛び込んできた。
「くっそー!」
かろうじて飛び出さず、急停止する。
待ち伏せなの?

その時、異形の二機のうち、片方が動いた。緑の機体、解説によると名前はゾック。
ビルを見上げ、スピーカーで大声を上げる。
『キャットさん! なんのつもりか知りませんけど……帰りますよ!!
 一人や二人、雑魚を倒したとこで何にもならないでしょ!!
 『キャット!』『リーアオコッテル!』……あんたらもうるさい!!』
仲間に話しかけてる? モノアイの動きに釣られて一緒に上を見上げる。
ビルの上には別の機体。ドムのようだと思ったが、タイプ識別、ドライセン。
コンピュータは、さっき撃ってきた人の機体と同じと告げている…。
つまり、敵!

【続く】
291カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/07/14 21:51 ID:???
どういうタイミングなのか、こっちの事情はお構いナシに例の「放送」が聞こえてくる。
『皆さん、おはようございます。』
また一人の人が死んでしまった。
屋上の機体が銃を向ける。私にではない、緑の機体に。
仲間割れ?
緑の機体から細いビームが伸びる。ちょっとおいて屋上のドム系の足が吹き飛ぶ。
ブースターを噴射すると、ドムもどきはビルから飛び出した。
接近戦を? 突然はじまった戦闘を呆然と見つめる。
今のうちに逃げればいいのに…そう思いつつも、動けずそのまま見ている自分。
下に居た二機は猛然とダッシュする。飛び降りる緑、そのまま走り去るもう一機。
衝撃音。
落下するドムもどきをそのクローで串刺し…うぅん、受け止めた?
そのまま、静止する二機。 走り抜けたもう一機はビルに突っ込んでわずかに煙を上げている。
そして、ビルに隠れたまま、ただ見ている自分。

一瞬静止した時間。

ふと我に返る。 そうだ、あのドムもどきは私をころそうとしてきた敵だ。
そして、あの三機は仲間同士。
うち一機はビルに突っ込んで止まっている。
残りの二機も動かない…。
自分は圧倒的に有利?

気が付くと、120mmマシンガンを構えて路上に飛び出していた。
こわばった指で、スピーカーのスイッチを入れる。
「う、動かないで下さい! 撃ちますよ!」
マシンガンの照準は重なり合ったままの二機に向けられていた。

【行動】キャットのドライセンとリーアのゾックに120mmマシンガンを照準(−1)、スピーカー使用(−1)
【残り】2
【位置】P−13
【機体状況】ブルーディスティニー1号機:左腕ひじから消失。
【武装】120mmマシンガン、Bサーベル×2、頭部バルカン、胸部バルカン、ミサイル×2
【行動方針】自分でもよくわからない。交戦回避だったはずですw
292カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/07/14 22:40 ID:???
【追加】

なんでこんなことをしているのか、自分でも理解ができない。
かすかに相手が動いた気がして、そのままスピーカーで続ける。
「お、お願い! 動かないで!」
声がかすれる。
つばを飲み込もうとして、口の中がカラカラになってしまっていることに気付く。
道の真ん中に飛び出してしまったのも、いまさらだけど間抜けだと思った。
隠れたままで良かったのに。

…いや、だいたい逃げれば良かったのに。
293リーア ◆UktGzzmQ/o :03/07/14 22:54 ID:dxkUFNgR
IDチェックです。
294コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/14 23:08 ID:???
目の前には、すやすやと寝息を立てるエィケズの顔。
地面に転がるワインボトルは、先程彼が飲み干したものだ。
酒に弱かったのだろう。
真っ赤な寝顔を、無防備に晒している。
とりあえず、このままにはしておけないだろう。脇から手を回し、壁際まで引きずってもたれ掛けさせる。

「……」

初めて触れた彼の体は、思いの他逞しかった。
手のひらに残る、微かな感触。そっと両手を胸元に当てる。
温もりが、心地良かった。
続いて倉庫の隅から毛布を引っ張り出し、肩までそっと掛けてやる。
今朝は特に冷え込んでいる。風邪でも引かれては、たまったものではない。

そうしてから暫くの間、私は彼を眺めていた。
結局、クライン=J=シルバート殺害の件については又の機会という事になってしまったようだ。

多分、あの台詞は酔った勢いに任せて出た、その場限りの言葉。
言質など取る気にもならない。
でも、もし本気だったとしたら――
頬が、やけに火照る。
酒など飲んでいないのに、まるで酔いが回ったみたいだ。

「酔わせたとすれば……酒ではなく、お前だな……」

エィケズの傍らにしゃがみこみ、幸せそうな顔で眠りこけるお人好しの額を軽く指で弾いた。

【行動:特になし】【残り行動値:4】
【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:この幸せを、守りたい】【同盟:エィケズ=コート;グリーン=キャット、リーア=ミノフスキー】
甲高い金属同士の激突音とともに、ゾックのコクピットは激しい衝撃に襲われた。
数十メートルから落下した数十トンの重量を受け止めたのだ。受けた方もタダでは済まない。
両腕が悲鳴をあげ、4本の膝が軋み、そして………。

……一瞬、意識が飛んでいたようだ。
リーアは薄く眼を開ける。
聞こえてくるのは、二体のハロの要領を得ない電子音声と、いくつも警告音。
「どうなった……の……?」
頭を振りながらリーアは顔を起こす。今の衝撃で打ったのか、額から血が一筋流れる。
モニターの中には……ゾックの両腕に抱えられたドライセンの姿。
ゾックの両腕の3本爪は、それぞれ一本ずつ折れ、深々とドライセンの背中と右足に食い込んでいる。
だが、それはすぐに爆発するような傷でもなさそうだった。
通信用画面の中には……頭から血を流す青年の姿。

『キャット! ねぇ、大丈夫、キャット!! ねぇってば!!』
接触回線で、必死に呼びかける。だが、彼が答える気配はない。
もう二度と彼が目覚めぬことなど、リーアに理解できるはずもなかった。

『待ってて、キャット! 今すぐ手当てしてあげるから……』
無駄とも知らず、コクピットから出ていこうとした、その時。

『動かないで下さい! 撃ちますよ!』
唐突にかけられた声。ハッチを開こうとしていたリーアは、サブカメラによる背後の映像を見る。
……陸戦ガンダム系の機体だろうか? 青い片腕のMSが、マシンガンを向けていた。
ゾックの背中(といっても前後対称だが)に照準を合わせている。

「リーア、ドウスル!」「アカンテ〜♪ ア〜ラ〜♪」
「……一刻も早くキャットを助けなきゃいけないってのに、こんな時に………」
リーアの顔が、『恋人を心配する女の子』から、再び『怒りに燃える般若』に変わる。

『お、お願い! 動かないで!』
『……動かなきゃ……キャットが死ぬでしょうがぁぁあ!!』

ドライセンを抱えたまま……ゾックのモノアイが180°回転する。
今まで『背中』だった側が『お腹』になる。
そしてそのまま……警告もなしに、「新しい正面」側のメガ粒子砲が4門、続けざまに火を噴いた。

【行動:カミーユに通信(−1p)、カミーユ機に攻撃(胸部メガ粒子砲)(−1p)】
【位置:P13】【残り行動値:0p】
【機体状況:両腕クロー1本ずつ損傷、膝と腕に負荷多し、メガライダーは手放し損傷の可能性高し】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3】
【所持品:『FAパーツ』×3、自動拳銃、ハロG、ハロP、食料、水、サバイバルセット】
【行動方針:みんなで一緒に脱出する、キャットを引きずってでも連れ帰る!】
【同盟:05番グリーン=キャット、06番エィケズ=コート、01番コォネ=カウフマン】
今、僕は学校にいる。
いつもの時間に電車に乗り、いつもの駅で降りて学校に来る。
いつも変わらない日常。
たわいも無い学友とのおしゃべり。
そのおしゃべりの相手はリーア。
幼馴染で気が付けば腐れ縁とも言ってもいい。
そして僕の大好きな女性。
密かにしているバイト。彼女にも内緒でやっている。
そのバイトのお金で彼女に指輪を買ってあげて
卒業後に一緒に・・・というのが僕の照れくさい夢だ。
そんな気持ちを押し潰しながらのたわいの無い会話。
学校での楽しい時間の一つ。
そして楽しい時間のもう一つ。
学校で効率を重視してMS操縦科のMSの整備を
僕等のMS技術科の人達がおこなう。
そこで知り合ったもう一人の親友。
エィケズさん。
彼はカエルが好きな変わった人だが、とてもいい人だ。
そして将来有能なパイロットだ。
彼と一緒に居るのもとても楽しい。
僕の夢のもう一つ。
彼のMSの専属の整備士にもなりたい。
彼と一緒にがんばっていきたい。

放課後。僕とリーアとエィケズさんと三人で一緒に帰る。
帰り道、近所のファーストフードに立ち寄り、またたわいの無い話の花が開く。
そんな毎日。だけど充実した毎日だった。



そんな夢を見た。
【行動】儚い夢 -0
【残り】3
強烈な痛みに意識が覚醒する。
目を開けると右目に赤いものが映る。
自分の血だった。
そして体がバラバラになりそうなぐらい痛い。
現状をモニターで確認するとリーアのゾックに助けられたようだ。
ゾックの肩に手を回し、強引に立ち上がる。
そして前方を見る。
霞んでよく見えないが、青い何かがある。
そして息も絶え絶えに言葉を紡ぐ。
「・・・・僕は・・・・僕は・・・戦うんだ・・・・・
 大切な・・・・人たちを・・・・もう・・・無くさない為に・・・
 もう・・・リーアを・・・泣かせない為に・・・戦うんだ!」
そしてフットペダルを踏み込み、機体を空へ舞い上がらせる。
だけど、そこまでだった。
先ほど受け止められた時の機体の傷は致命傷だった。
背中のバックパックが弾ける。
そして、機体は爆発という名の光の華に変わる。
強烈な光を撒き散らし、部品をも撒き散らしていく。
そこに乗っていた人の残骸すら残さずに・・・・

【行動】接触通信 -0
【生徒番号05 グリーン=キャット 死亡
 死因 機体損傷における自壊】
298カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/07/15 01:26 ID:???
逃げればよかった。
「は、あは、やっぱりやめよう。 に、逃げよう。」
急に怖くなってきた。隙を見て、向かいのビル群に走りこもうと決めた。
じりじりと向きを変え始めたそのとき、緑のMS「ゾック」の眼がクルリとこっちを向いた。
「う、嘘ぅ!ありえない!」
肩から4条のビームが次々と向かってくる。
「ひぎっ、いゃっ!」
思わず、頭を突っ伏す。
結果的にこれが良かったらしいです。
突っ伏す=前のめり=操縦桿倒れる
ブースターも噴射し、一気に向かいの路地に飛び込む。
ビームのうち3条までは空を切って、最後の一条だけが左肩の端を捉えた。
左腕の機能が完全に失われる。
バランスを失った機体は、それでもビルの間の道を暴走し続けて、
だいぶ先のビルに引っかかってようやく止まった。
「ぐっ。」
口の中に血の味が広がる。
「は、はぁ、あ。」
怖い。殺される。きっと追って来る。
「い、いや死にたく無い。まだ死ぬのはいや。」
無理やりに機体を引き起こす。
ビルに突っ込んで大破したマシンガンを置いて、必死に走り出す。
後方で爆発音がするのも構わない。否、気にする余裕が無い。

【行動】偶然回避(−1)、逃走を試みる(−1)
【残り】2
【位置】P−13
【機体状況】ブルーディスティニー1号機:左腕ひじから消失、残りも機能喪失。
【武装】Bサーベル×2、頭部バルカン、胸部バルカン、ミサイル×2
【行動方針】退却
299カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/07/15 01:30 ID:???
誤解を招く表現かなと思うので、訂正させてください。すみません。
【機体状況】ブルーディスティニー1号機:左腕ひじから消失、ひじから上の残りも機能喪失。
比較的早く二人からの回答を得ることが出来た
一人は味方で一人は敵ということであった。
確認が済んだ所でまずガザDに通信を返す。
「なるほど……確かにある意味賢明な判断だな
 今はここで君をどうこうしようとは考えてない……
 まあ、他で会わない事を願うとしようか」
話を終えるとアプサラスのパイロットから通信が来た
『どうやら危険地域に3方向囲まれたみたいですね・・・。
 とりあえず移動しませんか?』
さきほど入った放送により、
ここの地点は西以外の三方が禁止区域に囲まれたことになる。
「そうだな……もう少ししたら行く。……先に行っててくれ」

通信を終え、アプサラスが移動するのを見ると
ZZの機体に手を起き直接グレンに話す。
「私はアプサラスのパイロットとも手を組むつもりだが、
 君はどうするかな?………確かに二重人格とはいえ
 彼は機体を強奪したのは事実だ、
 それにいつ人格が変貌すともわからんしな
 言わば両刃の刃ということだな……」
間を置き、通信を続ける。
「だが、あえて私は彼に期待してみようと思うのだ
 ………よければ、君の考えを聞かせて欲しいのだが?」

【行動】通信 -1 接触回線-0【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】二機の対処
【位置】W−16
【同盟】グレン=フォートレス
301リーア ◆UktGzzmQ/o :03/07/15 08:35 ID:???

何が起こったのか、何が悪かったのか……
何故こんなことになってしまったのか……
サイド6の整備士の少女、『リーア・ミノフスキー』には、とうとう最後まで理解できなかった。

ゾックのメガ粒子砲が、青いGM頭に放たれる。
素早く伏せるGM頭。4条の光の一本が左肩を大きくえぐる。
そして、それとほぼ同時に……ドライセンが片足のまま、ゾックに手をついて起き上がる。
『・・・・僕は・・・・僕は・・・戦うんだ・・・・・
 大切な・・・・人たちを・・・・もう・・・無くさない為に・・・
 もう・・・リーアを・・・泣かせない為に・・・戦うんだ!』
キャットの魂の叫び。跳躍。


そして……空中で、ドライセンは大輪の炎の華になった。



……いつの間にか、青いGM頭は居ない。
ゾックは動かない。モノアイの光も消えたまま、じっと動かない。

……10分程も経ったころだろうか。
ゆっくりと、ゾックのコクピットハッチが開く。
「リーア、ノウハイジョウ! ノウハイジョウ!」
「キャット、ドナイナッタ? ドナイナッタ!?」
声色の違う電子音声が二つ、騒がしい声をたてる。
そして無言のまま、ヨロヨロと降りてくる少女が一人。
口は半ば開き、眼の焦点は合わず、表情というものが完全に欠落した「からっぽの顔」。
騒ぎ立てる2個の球体を従え、フラフラと道路のまんなかを歩く。

散らばるMSの部品。オイルの匂い。あちこちに小さな火の手が上がっている。
小さな地獄の中、少女は呆然としたまま歩きつづける。

「キャット、どこ行っちゃったのかなぁ……リーア、一緒に居たいのに……」

表情のない顔のまま、子供が甘えるような口調で呟く。
黒い煙が上がる中、誘爆や放射線被曝の危険もあるMSの残骸の中を、気にせず歩く。

「MS捨てて、どこ行っちゃったんだろう……リーア、寂しいなぁ……。
 傍に居れないなら、パパみたいに、ハロでも作ってくれればいいのに……」

少女時代の思い出。連邦軍の整備兵として戦艦に乗っていた父が、娘に与えた手作りロボット。
それが、リーアにとっての初代ハロだった。
ちなみに……自分のことを「リーア」と呼ぶのは、彼女が幼い頃の口癖。

「キャットも忙しいんのかな……パパみたいに……
 次はいつ会えるんだろう……早く一緒に遊びたいな……」

ドライセンを受け止めた時の衝撃で、頭を打ったショック。
目の前に広がった最悪の展開による、精神的なショック。

そして……

……残骸の中を歩く彼女の足に、「何か」が コツン 、とぶつかった。

(続く)
302リーア ◆UktGzzmQ/o :03/07/15 08:35 ID:???
無感情な顔のまま、少女はゆっくりと足元を見る。
……機体の残骸の隙間に、「それ」はあった。
ちょっとしたボールほどの、歪な球体。黒焦げになった表面。
少女は、不思議そうな顔で、その「ボールのようなもの」を拾い上げた。
そして小首をかしげて、一言。

「……ハロ?」

少女の足元で、緑と桃色の球体が跳ねている。
「リーア、ノウハイジョウ! ノウハレベル、イジョウ!」
「ソレ、ハロ チャウデ〜! ハロチガウ! アリエナ〜イ!!」
そう、それはハロではない。
……確かに球に近い形。大きさも近い。目も二つあるし、口も一つ。耳も二つちゃんとある。
けれど……「それ」は断じてハロではない。
どう見ても、「それ」は人間の一部。グリーン=キャットと呼ばれた青年の一部。
爆発によって胴体からもげ落ちた、肉体の一部。

「そっか……キャットが隠し持ってたんだね。寂しいリーアのために、って☆」
「リーア、チガウ! ソレ、キャットノ……」
「じゃぁ、あなたにも名前を付けてあげなきゃね。
 ん〜っと……キャットのハロだから、『ハロC』ってのはどう?」
「オカシイ! リーア、シッカリシロ!」
「……名前は気に入った? ハロC? ……気に入ったみたいだね☆」
「ナニモイッテナーイ!」
「……ハロCはおとなしいんだね。ハロPやハロGとは大違いだ♪」
「コタエルワケナイ! コタエタラ……ガクガクブルブル ザクグフゲルググ」

騒ぐ2体のハロを無視して、リーアは「それ」に話し掛ける。
微妙に焦点の合わない目で、微笑みかける。
……周囲の誰にも、2体のハロにさえ聞こえないようだが、リーアには「それ」の返答が聞こえるらしい。
やがて、リーアは『ハロC』を抱え込むと、スキップしながらゾックに戻る。
実に楽しそうに、無邪気な微笑みを浮かべたまま。

……グリーン=キャットという青年と共に、『リーア・ミノフスキー』という少女は死んだ。
少し理屈っぽく、論理的に思考し、しかし己の感情に振り回されてばかりいた少女。
彼女の魂はドライセンと共に砕け散り、後には抜け殻だけが残った。
『死』さえも理解できない、幼い少女の精神だけがそこにあった。

【行動:呆然(0p)、精神崩壊・幼児退行(0p)、『ハロC』入手(−1p)】
【位置:P13】【残り行動値:3p】
【機体状況:両腕クロー1本ずつ損傷】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、MS用手榴弾×3】
【所持品:『ハロC』を追加】
【行動方針:『キャットを探す』】
【同盟:??】
303アルム ◆zFt4KYQnAU :03/07/15 18:57 ID:???
アルム「痛い!痛いぃぃぃ!」どすっどすっ・・・・
ハロ「オイアルム!ドウシタ!オカシイゾ!」
アルム「僕に何をっ・・!はっ・・・あ・・・私は・・・?・・・何故・・・?」
丸まっていた状態から私は起き上がりました。
周りを見つめながら、兵隊さんが遠くでシールドを構えている意味もわからないで。
私は考えの纏まらない脳を働かせて状況を確認していました。
アルム「リーアに逃げられて・・・ハロがリーアを追いかけろといって・・・ひとじ・・・ちぃぃ!!んぐっ!」
???「なぜだ!なぜだよう!早く死ねよあ!」
聞き覚えの有る男の声が聞こえてきたような気がしました。
それは・・・エーリッヒ=フォン=レーダーの声。
レーダー男?「ひ、ひあっ!何故だ?アァァーッ!マ、ママ!ママ!アーッ!なぜだ!下郎が!
         おい、お前、お前とレーダーとどちらが価値があるかわかっているのか?
         レーダーのために死ね!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねぁー!」
アルム「うるさぁぁぁい!当然の報いだ!死人はそのまま眠れやぁぁぁ!
     ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・それで・・・なんか痛くなってきて・・・あ・・・もしかして・・・」
ハロ「オキナイカラタタキオコソウトシタ!」
アルム「やっぱり・・・それにしても・・・いらつくなぁ・・・ふふふ・・・私は何も悪い事はしていないのになぁ・・・
     ・・・やり返さないとな・・・同じぐらいの苦しみを与えなけりゃ・・・思い出させた・・・
     リーアとキャットには・・はぁ・・・ハロ・・・リーアのところへ追いかけるか・・・場所はわからんがな・・・はぁ・・」
ハロ「エ!ヤッタ!ジャアイマスグ・・・!?アルム・・・!?ナニカオカシイ!」
アルム「はぁ・・・はぁ・・・なんともおかしくないさ・・・・ちょっとダルっぽくて・・・はぁ・・・体も熱いけどな・・・はぁ・・・
     多分少しすれば治まる・・・」
私は恐らく体調を崩して発熱していると感じながら、時間が経てば直ると思い、
遠くでシールドを構えている兵隊さんに通信を入れました。
アルム「はぁ・・・兵隊さん・・・はぁ・・・リーアと・・・はぁ・・・はぁ・・・キャットを・・・追いかけましょう・・・はぁ・・・
     ・・・きつい・・・全然治まらない・・・はぁはぁ・・・くぅ・・・ふぅふぅ・・・」

私は通信を入れながら、ディスプレイに向かってへたりこんでしまいました。
アルム「・・・このまま休んでいる・・ひぃ・・・わけには・・・いかない・・はぁ・・・・風邪薬でも飲めば・・・一応体温計も・・・
     念のために・・・はぁ・・・これも・・・じゃあ・・・はぁはぁ・・・兵隊さん・・・行きましょう・・・はぁ・・・」
私は救急セットを取り出し、風邪薬と、体温計を取り出し、懐から酔い止め薬を取り出し、
風邪薬と酔い止め薬を口に含み、水を口に入れ飲み込み、体温計で体温を測り始め、
そして、そのまま高速道路のほうまでバタラを歩き出させました。

【幻聴? 消費無し 状況判断 -1 体調変動 風邪? 消費無し 通信 -1 移動(I-11からI-10まで)】【残り行動値:0】
【位置:I-11】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1
     ビームピストル×1(内蔵されていたカートリッジと持ってきたカートリッジのみ) クレイバズーカ×1(残弾数不明 恐らく残り少ない。】
【行動方針】 リーア、キャットに同じ程度の苦しみを味あわせる、又は殺害。
【同盟】トルヴァと同盟
バタラと距離を置き、様子を見る。
通信回線を開くと、途切れとぎれにアルムの呟く声が聞こえてきた。
そのかすれるような言葉を聞き取ることは出来なかったが、
しばらくすると向こうから言葉を掛けてきた。

アルム『はぁ・・・兵隊さん・・・はぁ・・・リーアと・・・はぁ・・・はぁ・・・キャットを・・・追いかけましょう・・・はぁ・・・
     ・・・きつい・・・全然治まらない・・・はぁはぁ・・・くぅ・・・ふぅふぅ・・・』
今にも倒れそうな声だった。声を掛ける暇もなく、アルムは高速道路へと歩き出した。

その姿からは苦痛が感じられた。気のせいか、殺気も・・・。
すぐさま追いつくと、アルムに語りかけた。

トルヴァ「アルム・・・、何を考えているかは解らんが、俺たちは仲間だ。
      だからおまえにとことん付き合うぞ。なんせ今は主人亡き軍人だからな・・・。
      じゃ、橋のたもとの町まで先に行ってるからな。」
ドムを町まで滑らした。

【通信−1 移動−3 残り行動値0】
【現在位置:J−13】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:未定】
【同盟状況:アルムと同盟】
ザクVのパイロットから通信が返ってくる。
「なるほど……確かにある意味賢明な判断だな
 今はここで君をどうこうしようとは考えてない……
 まあ、他で会わない事を願うとしようか」

「他で会わない事を願うとしようか」・・・・・できることなら
戦いたくない。だが、次に合った時は戦わなければならない。
そう言う言葉に聞こえた。

とりあえず今は戦闘の意志は無いようだ。
すこし緊張感が解ける。
楽な姿勢をとりモニターを見て、彼らが移動するのを待つ。
(危険地域に3方向囲まれているが、まだ次の放送まで時間が
 ある。ここで少しは休めるな。)

【行動】通信(-1)
    モニターを見る。(-1)
【残り行動値】2
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×8、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】体を休める
【同盟】無し
306リーア ◆UktGzzmQ/o :03/07/16 11:31 ID:???
ゾックのコクピットに戻ってきたリーアは、『ハロC』を膝の上に乗せて席につく。

「これからどうしようか、みんな?」
「オソウシキ! オハカ! キャットカワイソウ!」
「リーア、ノウハレベル、イジョウ! キュウケイ、ヒツヨウ!」
「……………」
二体のハロは口々に騒ぎ立てる。膝の上の『ハロC』は……何も言うはずがない。
だが……
「ハロP、何言ってるの? 誰のお葬式? 誰のお墓? リーア、わかんないなぁ。
 休憩って言っても、ハロG、リーアあんまり疲れてないよ? あ、お腹は空いたかな?
 じゃ、とりあえず……ハロCの言う通り、持ち物調べとこっか♪」
……どうやら、『ハロC』が『何か言った』らしい。
リーアはゾックを動かし、まずは遠くで横転したままのメガライダーに近づく。

思いっきりビルに突っ込んだメガライダーは、ひどい状況だった。
機首のメガ粒子砲は無事だが、推進部がひどい壊れ方をしている。
これではもう、本格的な修理をするまで、自力で走らせることは不可能だろう。
「あれれ、これは困ったねぇ、みんな。どうしよっか?」
「シュウリ! シュウリシル!」
「……………」
「そうだね、パパじゃないんだし、リーアに直せるわけないよね☆
 じゃ、ハロCの言う通り、アッチに乗せてた持ち物だけ持ってこよう♪」
……またしても『ハロCの助言』に従って、リーアはゾックを降りてメガライダーの残骸に乗り移る。
メガライダーのコクピットに入り、そちらに置いておいた身の回りの品を物色する。
「水は……必要だよね。コンロやお鍋は……いらないや☆
 ご飯は……このご飯、美味しくないんだよなぁ♪ これもいらない☆」
……結局、水と『FAパーツ』だけ持ってゾックに戻る。

次にリーアは、ゾックに乗ってドライセンの残骸を漁り始める。
「あの乗り物使えないし、何かないかなぁ……あ、あった!」
残骸の中で見つけたのは……ドライセンが持っていたビームショットガン。
手で持っていたため、機体の爆発でも遠くに飛ばされただけで、全く壊れていない。
爪が一本折れたゾックの腕で、器用に拾い上げる。
「でもコレ、ゾックたんにも使えるのかなぁ……
 ま、いっか♪ あとで考えよっと☆」

……やがてゾックは、ゆっくりと動き始める。何を考えてるのか、街の西の方に向かって。


所持品整理:
 放棄したもの:
  メガライダー、軍用レーション、毛布、サバイバルセット、工具箱、『FAパーツ』×2
 現在の所持品:
  大量の水、自動拳銃一丁(予備弾倉なし)、『FAパーツ』×1、ハロG、ハロP、『ハロC』

【行動:メガライダーの調査(−1p)、ドライセンの残骸で探索(ビームショットガン入手)(−1p)
    移動(P13→O13)(−1p)】
【位置:O13】【残り行動値:1p】
【機体状況:両腕クロー1本ずつ損傷】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、
    MS用手榴弾×3、ビームショットガン】
【行動方針:『キャットを探す』】
【同盟:??】
307エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/16 13:07 ID:???
それは、ある一つの物語。

昔々ある所に、小さな小さな村がありました。
村の人々はとても優しく、いつもみんなで貧しいながらも幸せな日々をすごしていました。
しかし、その幸せは悪い魔王によって壊されてしまいました。
悪い魔王は村の田畑を荒らし、人々に金品を貢がせました。
村の人々は怯えながら、ただ耐えるだけでした。

そんなある日、四人の若者がその村を訪れました。
一人は朗らかな青年。
一人は勇敢な青年。
一人は心優しい少女。
一人は冷静な少女。

四人の若者達は悪い魔王の噂を聞いて退治しに来たのです。
村の人々は喜びました。
そして、四人の若者は旅立ったのです。
幾多の試練を乗り越え、互いに友情を深めながら。

そして、とうとう魔王を追い詰める時がきました。
若者達は剣を振り、魔王を突き刺し、とうとう倒しました。
村には平和が訪れ、また幸せな日々が戻ってくるでしょう。
308エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/16 13:07 ID:???
しかし、物語はまだ終わりません。
なんと、死ぬ間際に魔王が若者に呪いをかけてしまったのです。
一人の青年は誰かに頼らないと生きていけなくない、蛙になってしまいました。
一人の青年は今まで倒してきた魔物達の悪霊にとりつかれ、悪夢に追われる猫になってしまいました。
一人の少女は感情も無いお人形になってしまいました。
ただ一人無事だった少女は、三人の呪いを解く方法を見つけにまた旅に出ました。

そして、ようやく呪いを解ける魔女に会い、呪いを解く薬を三つもらいました。
少女は喜んで三人の下へと戻りました。
これでようやく呪いが解けるのです。
309エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/16 13:08 ID:???
しかし、この物語はめでたしめでたしで終わりません。

少女が三人の下へと戻ると、ある異変に気づきました。
蛙とお人形はいるのに、猫だけはいません。
少女は蛙に猫の居場所を聞きました。
蛙はただ、黙って地面の下を見ました。

少女は訳がわからずお人形に聞きました。
お人形は首を傾げ、ギリギリと腕を動かすと地面を掘りました。
そして、それをある一定の深さで終えると、一つの塊を取り出しました。

それが猫でした。

猫の変わり果てた姿を見て少女は愕然としました。
不思議と涙は流れません、ただ無機質にその手に猫を抱きしめました。
何故猫が死んでしまったかは知りませんが、少女はともかく。
その死んでしまった猫と共に生涯を送りました。
腐って嫌な臭いがしても、その猫がもう何も言わなくても。
少女はただ、その猫を愛しつづけました。

そんな夢を、エィケズは見ていました。
310エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/16 13:09 ID:???
エィケズは思わず目を開けた、静かに。
目の辺りを触れる、知らない内に泣いていた。
ふと、体に違和感を感じた。
毛布がかかっている、そして自分はいつのまに寝てしまっていたのだろう。
不思議に思いつつ頭を掻いた、やけに頭痛が酷い。

そして、もう一つ違和感を感じた。
額に何かが貼りついている、独特の感覚。
「ケラ!」
思わず叫んだ、額に貼りつく蛙を掴み、手のひらに乗せる。
「おま、お前もう動いて大丈夫なのか!?」
相棒達は重体、今は絶対安静しなければならないはずだ。
なのに、手のひらに乗る蛙はニヤニヤと笑い、後の「二人」も横から出てくる。

訳がわからないように頭を掻く、頭痛が酷くなった。
「三人」はエィケズの目の前に座り、何処から取り出したのかプラカードを掲げる。
思わずエィケズはそれを声に出して読んだ。
「  ド   ッ   キ   リ   」
その声に合わせ、「三人」はくるっとプラカードを裏返す。
「  大   成   功   !   ?」
何処かで音楽が聞こえた気がした、パッパパーとかなんとか。
エィケズはただ、呆然とそのプラカードを見ていた。

そして、ようやく自分が騙されたと実感した。

【残り行動値 4】
【位置:H-04】
【行動:感応(-0) ドッキリ大成功(-0)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:キャット、リーア、コォネと共に脱出】
【対処行動方針:起きる】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
311カミーユ ◆qQ6wK6czCM :03/07/16 17:58 ID:???
逃げ続けて、町外れにまでたどり着いてしまった。川が見える。
ようやく立ち止まる。
ずっと見開いたままだったのか、眼がはげしく痛い。

【行動】移動(−4)
【残り】0
【位置】O−10
312コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/16 21:11 ID:???
>>310
一作業を終えて戻ってきてみると、エィケズが何やらカエル達と戯れている。
その様子を暫く見つめ、それからおもむろに声を掛けた。

「ようやく目を覚ましたか。酔いつぶれて眠るとは、呆れた男だな、お前は」

彼の隣に座り、持ってきたものを手渡す。
果物の入った缶詰だ。蓋は予め開けておいた。
彼が受け取ったのを確認し、私も懐から取り出したチューブ入りの携行食に口をつける。
空になった容器を丸めて投げ捨て、ペットボトルの水で喉を潤した。
こうして、簡単な朝食が終わった。

無言のまま、彼の前で飛び跳ねるカエル達に視線を注ぐ。

「エィケズ……」

迷っていた。
言えば、私は辛い思いをする。
けど。
彼に隠し事をするのは、もっと辛い事だ。
多分、彼の笑顔を見るたびに後ろめたい気持ちに襲われてしまうだろう。
それに、けじめはしっかりと付けておかねばならない。

「酔った勢いの出任せだろうが、お前は私の事を好きだと言ってくれた。だから、お前には私の全てを知って欲しい」

そして私は自らの過去と、この体の秘密とをエィケズに語り始めた。

【つづく】
313コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/16 21:58 ID:???
私は、戦うために造られた人間だ。
強化人間という言葉を知っているか?
薬物投与や様々な手術によって身体機能を向上させ、戦闘に特化した兵士として生まれ変わらせる。
そんな技術の産物だ。
私が強化処置を受けたのは8歳の時だったらしい――それ以前の記憶が無いから、正確な年齢は今も分からないが。
セツルメントの施設で手術を施され、完了後は直ちに訓練施設へと移された。
それから4年間、色々な事を仕込まれた。
銃器のメンテナンス方法から爆発物の解体法、MSの操縦技術。
人の殺し方も教わった。殺すためのあらゆる技術を、私は毎日のように反復させられ、習得させられた。
初潮が来てからは、男の喜ばせ方も学んだ。
暗殺の為でもあったし、例え捕虜になり辱められても耐えられるようになる為でもあった。
そうして4年間の訓練を終えた私は、コォネ=カウフマンという名前を与えられ、実戦に投入される事になった。

それからの日々、私はたくさんの人間を殺した。
MSに乗り込み、セツルメントに駐留する連邦軍への攻撃を繰り返した。
全てはセツルメント――かつてはコロニー(植民地)と呼ばれた場所――に住まう、スペースノイドの為。
そう聞かされ、私もその大義を信じていた。
そう信じる事で、まともな人間とは違う自分の体にも誇りを持てたからだ。

そんな日々も、長くは続かなかった。
内通者がいたんだ。
お陰で組織は壊滅、私一人が捕虜となり、残りのメンバーは全て処刑された。

【もう少し続く】
314コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/16 22:19 ID:???
何故、私一人が生かされたと思う?
簡単な話さ。
治安部隊の指揮官が、たまたま幼女趣味の持ち主だったからだ。
14歳の私を見初めた彼は、捕虜となった私を毎晩のように――
しまいには、薬物の投与と心理学的な手法とを用いて、私を洗脳しようとさえした。

耐えられなかったよ。
逃げ出したかった。逃げなければ、今夜もあの男に辱めを受ける。
けど、私には逃げるべき場所さえなかった。
組織に入る以前の記憶も無く、組織も既に壊滅していたから。

だから私は心を殺し、機械になる事を選んだ。
機械人形は何も感じない。痛みも苦しみも、屈辱も何も感じずに済む。
ベッドの上であの男に、或いは暗殺対象の政敵に組み敷かれる自分を、遠くから見下ろす事ができる。
辛い現実も、他人事として眺められる。
そうして2年間、私は耐え続けた。

だが、薬物投与と暗示は、私の体に致命的な欠陥を生じさせた。
発作だ。
性衝動、破壊衝動。いわゆるタナトス的な本能が、夜毎肥大化してしまう。
結果、抑えきれなくなった私は血を求め、男を求めてしまう――あの男の目論見どおりにな。

今は大分、抑制が効くようになった。けれども、数日に一度、どうしても抑えきれない日が来てしまう。

――クライン=J=シルバートを殺してしまった昨晩のように。

【まだ続く】
315コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/16 22:34 ID:???
長い独白を終え、私はエィケズの瞳に視線を移した。

「だからと言って、自分の犯した罪の言い訳にするつもりは無い。
 私がお前の大事な仲間を殺してしまったのは、紛れも無い事実だからな」

全て、打ち明けた。
彼がどう判断するかは、私には分からない。

「軽蔑してくれて良い。
 私の体は、男達の血と欲望とで既に穢れ切ってしまっている」

再び、視線をそらす。

「こんな私がお前に微笑んでもらう資格なんて、無いんだろうな……」

自嘲気味に微かに笑い、立ち上がって彼に背を向けた。

――大丈夫。零れそうになった涙は、まだ見られていない筈。
涙なんか見せてしまったら、優しい彼はまともな判断を下せなくなるだろう。
だから今は、彼の前で泣くわけには行かないんだ。

【行動:食料運び・食事:-2】【残り行動値:2】
【武装:変化なし】【所持品:食料一回分消費】
【行動方針:けじめをつける】【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー、(グリーン=キャット)】
まだ眠気でうとうとしてる所に放送が入った。
その少し後にザクV後期型が接触回線を使ってきた。
「私はアプサラスのパイロットとも手を組むつもりだが、
 君はどうするかな?………確かに二重人格とはいえ
 彼は機体を強奪したのは事実だ、
 それにいつ人格が変貌すともわからんしな
 言わば両刃の刃ということだな……」
顔を叩いて気合をいれて考える。
(……機体を強奪して…殺した……二重人格者………俺は…)
「だが、あえて私は彼に期待してみようと思うのだ
 ………よければ、君の考えを聞かせて欲しいのだが?」
少し考えて接触回線を返す。
「どうするもこうするもウィルトさんが手を組むんなら俺も一緒に手を組みますよ
……嫌う理由がない…と言えば嘘になりますけど……仲間は多い方がいいですし…ね?
だけど一つ言っておきます。俺がその人を完全に仲間と認識したら人格が変わっても殺しません……いえ、殺せません。
多分、説得しようとするか取り押さえて人格が戻るのを待つと思います……甘いですね…」

【行動:接触回線(-0)】【残り行動値:(4)】
【位置:W-16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、ハイパービームサーベル、21連装ミサイルランチャー×2、ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:仲間・脱出方法探し】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
317マルコ ◆ayCiq7plsA :03/07/16 23:16 ID:???
ジャブロー基地内で突然の集合命令。

どういうつもりかはわからないが、
どうやら我が部隊の司令官殿は万が一の事態に備え、
このジャブロー基地の戦力を他方へと移すつもりらしい。

…それは他の部隊も同じだったらしい。
基地内のあちこちで慌ただしく輸送作業が行われていた。

「いつの時代、どんな軍でもお偉方は何を考えているのかわからんな。」
誰にも聞こえないように、ふと呟くと・・・
「バボーゾ軍曹。そんな事言ってるとまた減給されるわよ。」
ハッとして後ろを振り向く。そこには女性の姿。
それを見て俺はホッとする。

彼女の名はリリィ=ウェブスター少尉。
一昨年から軍人に採用され、部隊に配属されているオペレーターだ。
・・・そして俺の恋人でもある。

「なんだ、リリィか。」
そこでまた突っ掛かってくる。
「『なんだ、リリィか。』…じゃないわよ!!
今は勤務中よ。バボーゾ軍曹?
…まったく、そんなのだからこの前も…ブツブツ。」
何だかんだで説教を始める。
まあ、これがいつものパターンなんだが…。
「少尉。この場合、話をするより輸送作業を終わらせるのが先決かと思いますが…。」
こう切り返すと、彼女は「ウッ…!?」と言ったきり黙ってしまった。

【続く】
グレンから通信が返ってくる。
『どうするもこうするもウィルトさんが手を組むんなら俺も一緒に手を組みますよ
……嫌う理由がない…と言えば嘘になりますけど……仲間は多い方がいいですし…ね?
だけど一つ言っておきます。俺がその人を完全に仲間と認識したら人格が変わっても殺しません……いえ、殺せません。
多分、説得しようとするか取り押さえて人格が戻るのを待つと思います……甘いですね…』

(っふ………グレンらしいな)
にわかに苦笑しつつ通信を返す。
「確かにそれは甘いな………だが、それもいいだろう。
 まあ、仲良くやってくれ……ともかく、西に移動するとしよう。」
言い終えるとZZの機体から離れ、そのままアプサラスが行った方向へ機体を進めた。

移動を終えると早速アプサラスに通信を入れる。
「待たせたな、今ZZのパイロットと話をしてたのでな。
 まあ一応、彼も君と組むことに同意したのでな……
 という訳で改めて、よろしく頼む。
 私はウィルト=ラインステッドだ……どう呼ぶのも勝手だがウィルトで構わん。」

【行動】通信 -1 接触回線-0 移動 -1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】今後の移動先を決める。
【位置】W−16→V−16
【同盟】グレン=フォートレス、エリアード=ジーン
319マルコ ◆ayCiq7plsA :03/07/17 00:34 ID:???
ようやく輸送準備が整い、今にも基地を飛び立とうとしていた。

部隊がかろうじて手配できたミデア輸送機。といっても幾らか改修されている様だが。
未だにこんな旧式を使わざるを得なかったのも、
我が部隊の主な任務は『ジャブローの防衛』。
他の部隊の殆ども同じような任務が与えられている。
輸送機を一機手配できたこと自体、運がよかったと思っていいだろう。

そんなことを思ってふとミデアを見てみると、見た事もないロゴが連邦マークの代りに描かれていた。
「・・・なんて読むんだ?えーと、シャ・・・シャルル財団?」
聞いたことがない名前だったので、たまたま近くに通りかかっていたリリィに聞いてみた。
「シャルル財団?聞いたことないわね。そんなに気になるのなら司令に聞いてみればどう?」
との事。
そう言われたので、早速司令官殿に聞いてみる。すると・・・
「ああ、あの事か。軍の輸送機が足りなかったので、過去に払い下げたミデアを民間の航空企業から借り入れてもらったらしい。
詳しいことはわしも知らん。何しろ上からそうしか報告がないからな。なお、パイロットはその民間企業がパイロットを出してくれる。」
・・・とのこと。

何はともあれ、予定されていた時間より早く出発する。
ミデアのカーゴの中。弾薬の入ったコンテナを背に、腰を下ろしてタバコに火をつける。
「フゥーーーー。」
やっと一息・・・つける状況じゃなかった!!
「コラコラ#。アンタは・・・よくそんなところでタバコ吸えるわねぇ〜!!」
横を見ると、血管の浮きだった笑顔のリリィがいた。
慌てて指先でタバコの火を押し消すと、
「何かありましたか少尉?」
苦しい言い訳。いや、見られたのはわかっていることだが、いつもの調子で答える。
彼女は呆れたのか、ため息混じりに「バカ。」と呟いて、隣に腰をかける。

「ねえ、マルコ。あなた今回の事、どう思う?
いきなりの全隊集合命令。そして突然の大規模異動。これからどうなってしまうのかしら。」
・・・おかしい。確かに変だ。異例の全隊集合。そして普通では考えられない大規模異動。
そしてたった今、ピンッと思い浮かんだ仮説を話す。
「最近、ティターンズの影があちらこちらに目に付くようになってきたから、今回の件もやつ等と何か関係が・・・って、オ・・・オイ!!」
突然彼女が「スーッ、スーッ」と寝息を立てて肩に寄りかかってくる。
内心ドキドキしつつも、「しょうがねえな。」と、周りを確認する。
・・・と、突然の鼻をつく匂いとともに、強烈な眠気が襲う。
(な、何だ!!・・・ガ、ガス!?)
そう思った時にはすでに意識がなかった。

【続く】
320エリアード ◆ZJuuNFwfIc :03/07/17 09:51 ID:???
『待たせたな、今ZZのパイロットと話をしてたのでな。
 まあ一応、彼も君と組むことに同意したのでな……
 という訳で改めて、よろしく頼む。
 私はウィルト=ラインステッドだ……どう呼ぶのも勝手だがウィルトで構わん。』

(・・・ん?来た?)
両名に通信を開き、返答する。
「こちらこそよろしくお願いします。ウィルトさん、えーと・・・」
慌てて名簿を確認する。そういえばZZのパイロットの名前は知らない。
「あ、グレンさん。
 自分はエリアード・ジーンです。エリアードでいいです。」

「さて・・・これからどうします?」
ポケットから首輪を取り出す。
「やはり・・・これを活かすには機械に強い人が必要だと思うんですけど・・・。
 誰か知ってますか?」

【行動:通信(−1)】 
【残り行動値:3】
【位置:V−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 
      コックピット内:対MSライフル(残段数3+6発入りマガジン×2)ハンドガン(残段数7)】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:首輪解体】
【同盟状況: 四番ウィルト=ラインステッド 10番グレン・フォートレス】
321エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/17 13:56 ID:???
お仕置きとばかりに相棒達を器用に掴み。
お手玉の要領でポイポイと戯れる。
しかし、それを相棒達はむしろ喜んでいた。

「ようやく目を覚ましたか。酔いつぶれて眠るとは、呆れた男だな、お前は」
気が付くと横にコォネが立っていた。
なるほど、やはり酔って寝ていたらしい。
申し訳なさそうに頭を掻いていると、コォネが横に座る。
反射的にエィケズは距離を少し置いた。
コォネが何かを手渡してきたので受け取る。
桃の缶詰。
蓋は開いていたので、エィケズは礼を言うと相棒達にも与え、自分も口にした。
四等分したのですぐ無くなる。
喉を潤す為、水を飲んでいるとコォネが言った。

「エィケズ……」
搾り出すように小さな声、それをエィケズは確かに聞いた。
「酔った勢いの出任せだろうが、お前は私の事を好きだと言ってくれた。だから、お前には私の全てを知って欲しい」
エィケズは頷きもしなかったが、すぐに相棒達を下がらせた。
多分、今から話すだろう事は酷いものだろうから。
あまり人―蛙だが―には聞かせないようにというエィケズの小さな配慮だった。
322エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/17 13:56 ID:???
そしてコォネは語り始めた。

まずはじめに出てきた強化人間という言葉は聞いた事が無かったが
コォネの説明によって最低限の意味はわかった。
少なくともコォネが人造人間であるという誤解は解けたらしい。

そして語られる身体の秘密、戦闘に関するあらゆる知識を教え込まれたと言う。
それだけには留まらず、まだ幼かったであろうコォネを犯したという男達、薬物の投与。
エィケズはそれをただ静かに聞いた。

全てを語り終え、コォネが言う。
「だからと言って、自分の犯した罪の言い訳にするつもりは無い。
 私がお前の大事な仲間を殺してしまったのは、紛れも無い事実だからな」
エィケズは何も言わない。
「軽蔑してくれて良い。
 私の体は、男達の血と欲望とで既に穢れ切ってしまっている」
何も言わない。

コォネの話はエィケズにとっては全く知らない事ばかりの話ばかりだった。
そして、その事をエィケズは恥ずかしく、いや、自分を怒った。
――俺は無力だ。
と。
少なくとも、只の一兵士―しかも1年戦争時の連邦軍兵―ならば知らないようなものばかりなのだが。
そんなコォネの事を気遣ってやれなかった自分が情けなかった。

「こんな私がお前に微笑んでもらう資格なんて、無いんだろうな……」
そういい、コォネは立ち上がった。
肩が微かに震えている。
もう、エィケズは迷わなかった。
少なくとも、今だけは。

「悲しい過去があるのなら、楽しい未来を見つめればいい。
 罪を犯したのなら、その分いい行いをすればいい。」
言って立ち上がり、コォネを後ろから優しく抱きしめた。
はじめて触れた女の肌は、柔らかく。
コォネの髪のいい香りがエィケズの鼻腔を通り抜けた。
「俺は、君の痛みも苦しみもわからないけど。
 それでも、きっと力になる。」
自然と言葉が出てきた。
すらすらと、口が勝手に動いた。
――そうだ、俺はコォネ君を。
「君を愛しているから。」
323エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/17 13:57 ID:???
コォネとエィケズの少し遠く―といっても3,4Mほどの所―。
三つの影が囁いた。
「……ボケるタイミングじゃないな。」
顔をしかめ、クルリと後ろを向く。
「ご主人にもようやく春が巡ってきたみたいですね。」
こちらは涙で顔がぐちゃぐちゃだった。
「お、おら……おら……」
「ケロ、どうした?」
「おら、ご主人に仕えてきてよかっただ。」
「全く、ご主人はそういうのには疎かったからな。
 まぁ、結局の所よかったんじゃねーの?」
「本当、ハッピーエンドでこの恋は迎えそう。」
しかし、彼らは知らない。
この殺戮ゲーム、前大会で発生したカップルはいずれもバッドエンドで最後を締めくくっていた事を。

【残り行動値 4】
【位置:H-04】
【行動:話(-0)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:キャット、リーア、コォネと共に脱出】
【対処行動方針:キャットとリーア探し】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
街に着くとドムを停止させ、アルムが来るまで待機することにした。
シートをリクライニングさせて足を伸ばした。
ふと、物思いにふける・・・。

トルヴァ(今は主人亡き、軍人か・・・。なぜ俺はあんなことを・・・。)
そのまま眠りについてしまった・・・。

聞き慣れた電子音が耳に入ってきた。
目を覚ますとそこはテントの中、懐かしい所だった。
左の方で物音がした。見るとかつての戦友、ベルデである。
ベルデ「ふぁぁ・・・、なんだってこんな時間に召集が?」
トルヴァ「また出撃だろ、ふぁぁ・・・。」
つられあくびもそこそこに部隊長のテントへ向かった。
テントに入るとすでに分隊長、小隊長もいた。
数秒遅れてほかの隊員も入ってくる。
「第1MS部隊、全員集合しました!!」
小隊長が報告をいれる。部隊長は休めのサインを出し、作戦の説明に移った。

【続く】

【仮眠−1 残り行動値3】
【現在位置:J−13】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:リーア、キャットを追う】
【同盟状況:アルムと同盟】
場面は移り、MSでの移動での出来事が鮮明に映しだされた。
アフガニスタン北部の殺風景なで淋しい、
それでいて鮮やかな夕日を背に、北上を続けている。

分隊長「早い話がミデアが編隊で来るから、叩き落せってことね。
      βチームとドップ編隊もでるから楽な仕事よ。」
ベルデ「へえ、連邦の紙飛行機のくせに度胸あるじゃないですか。」
トルヴァ「ま、おまえはその旧ザクを大事に扱いなさいってこった。
      61式が出て来たら勝てないもんなw」
ベルデ「あれはまぐれだ!十字砲火なんてそうそう避けれるかっての!
     おまえはグフに乗り換えたからって、調子のんな!」
トルヴァ「お前のザク、修理中に浮気でもするんじゃないのか?」
ベルデ「まだ言うか・・・。それ以上いうとあとで後ろからカマすぞ!!
     分隊長〜、何とか言ってやってくださいよー。」
分隊長「ベルデ!行軍が遅い。貴方の機体が旧ザクなのは自分のせいなんだから!!
     遅れたらまた私が叱られるんだからね!」
ベルデ「ふぁい・・・。まったく分隊長まで・・・ブツブツ」

【さらに続く】
すっかり辺りが暗くなった頃、αチームは所定の位置へ着いた。

分隊長「ルッグンの中継へ接続、パスコードは・・・。」
トルヴァ「こんな山岳地帯で夜戦か・・・。」
ベルデ「ふっ、怖気ついたのか?」
トルヴァ「まさか・・・。」
分隊長「接続完了、53km前方にミデア8機の編隊確認。
      護衛機多数、そろそろドップ隊が追撃を加えるから
      散りぢりになった鼠を叩くわよ。
      このまま前進。βチームと挟撃を掛けます!!」
二人「了解!」


小隊長「交戦を視認、ドップ隊は帰投してください。
     βチーム到着確認。合同で攻撃をしかけます!
     ・・・よし、いくわよ!私とトルヴァで突撃、ベルデは後方支援ね!」
ベルデ「第一射、仕掛けます!・・・・・先頭のミデアに命中!高度落としてます。
     次のターゲットに移ります。・・・楽勝だぜ!」
小隊長「敵戦闘機、撃墜!」
トルヴァ「βチーム、ミデア2機撃墜確認!手柄を横取りされてたまるか!!」
ベルデの支援射撃に翻弄され、編隊を離れたミデアに向かって
MMP−78マシンガンを放つ。弾はコクピットを引き裂き、そのままエンジンをなぎ払う。
次の獲物を狙おうとした刹那、ミデアのコンテナからMSが飛び出した。
目を疑う暇もなく、ベルデの悲鳴とも聞こえる声が響いてきた。
ベルデ「撃墜したミデアから敵MSが!うあぁぁっ!!右肩被弾!支援を!」
トルヴァ「こちらも敵MSと交戦中!こんなの聞いてないぞ!?」
ヒートソードで敵MS、陸戦型ジムへ切りかかった。
だが向こうもサーベルで応戦、切り払われる。
バランスを崩し、倒れこんだ。ジムはそのまま切りかかってくる。
トルヴァ「くっ、やられる!!」
覚悟を決めた瞬間、ジムは爆ぜた。

【まだ続く】
327コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/17 18:05 ID:???
「あ……」

気が付けば、私は彼の腕の中にいた。
背中越しに伝わってくる温もり、耳に届く確かな息遣い。
それらが私に、エィケズの存在を力強く感じさせてくれる。

「ありがとう……本当に……本当に……っ」

頬を伝う涙は、悲しみではなく喜びゆえ。
心を殺し続けた6年間の分を取り戻すかのように、止め処なく溢れ出る。
力になってくれると彼は言った。
愛していると、言ってくれた。
ならば、もう少しだけ、この甘美な時間に浸ろう。

胸の前で交差する彼の腕をそっと解き、くるりと彼に向き合う。
何処までも澄んだ瞳が、私を見つめている。
高鳴る鼓動。ひょっとして、エィケズにも聞こえてしまっているのではないだろうか。
発作のソレとは違う、心地良い興奮。
それでも、この台詞を言うには勇気が必要だった。

「エィケズ……お前を、もっと感じたい……」

緊張で真っ赤になりながらも、どうにか滞る事無く口にする事ができた。
は、恥ずかしくて彼の顔を直視できない。これではまるで生娘ではないか。
……それも良い。
愛されるのも、そして愛するのも彼が初めてなのだ。
ならば生娘として、心の純潔を彼に捧げよう。

意を決しておとがいを反らし、私は静かに目を閉じた――

<霧の中に浮かぶ二つの影は、やがて一つに絡み合う。
.. 乳白色のヴェールが、恋人達の営みを優しく覆い隠していった>

【行動:ひみつ(w】【残り行動値:4】 【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:けじめをつける】【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー、(グリーン=キャット)】
328アルム ◆zFt4KYQnAU :03/07/17 18:14 ID:???
全開の微妙な修正  
誤 移動(I-11からI-10まで)  【位置:I-11】  正  移動(I-11からI-12まで) 【位置:I-12】

バタラが高速道路の目の前に到着した時・・・
PIPIPI!PIPIPI!
アラーム音がコックピットの中に鳴り響きました。
アルム「・・・くはぁ・・・げっ・・・はぁ・・・38・9度・・・そりゃぁ・・・はぁ・・・辛いはずだわ・・・・かはぁ・・・・さてと・・・はぁはぁ・・・」
私は体温を読み取ると、バタラをジャンプさせて、高速道路上に載せました。
アルム「ふぅぅ・・・氷嚢か何かあったっけ・・・・・・はぁはぁ・・・ひ○ピタシート・・・か・・・試して・・・ふはぁ・・・」
私はバタラをそのまま立ち止まらせると、救急セットを空けて、
中身を探り出し、熱冷まし用のシートを見つけ出し、開封して頭に貼り付けました。
アルム「あれ・・・兵隊さんか・・・」
兵隊さんのMSが後方からやってきて、高速道路に乗り上げてきました。
そして、数秒後、兵隊さんからの通信がこちらに掛かってきました。
トルヴァ「アルム・・・、何を考えているかは解らんが、俺たちは仲間だ。
      だからおまえにとことん付き合うぞ。なんせ今は主人亡き軍人だからな・・・。
      じゃ、橋のたもとの町まで先に行ってるからな。」
そう、内蔵の通信機から流れて、終わった直後に、兵隊さんのMSは高速道路を滑っていきました。
アルム「はぁはぁ・・・主人亡き軍人か・・・ふぅ・・私は・・・ふはぁ・・・なんなんだろうなぁ・・・」
私はそんなことを呟きながら、バタラをさっき兵隊さんのMSが通って行った方向・・・
街の方に通じる方向へ、また歩き出させました。

【体調不良・風邪?発熱中。体力消耗 消費 -1 移動(I-12からI-13、I-13からJ-13へ) 消費 -3】【残り行動値:0】
【位置:J-13】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1
     ビームピストル×1(内蔵されていたカートリッジと持ってきたカートリッジのみ) クレイバズーカ×1(残弾数不明 恐らく残り少ない。】
【行動方針】 リーア、キャットに同じ程度の苦しみを味あわせる、又は殺害。
【同盟】トルヴァと同盟

329リーア ◆UktGzzmQ/o :03/07/17 18:24 ID:???
……ゾックに乗って、少しだけ移動した時。
背後で、ドライセンの残骸とメガライダーの残骸が、再び派手な爆発を起こした。
どうやらまだ残っていた推進剤に引火したらしい。
まさに、紙一重のタイミングで爆発から逃れたわけなのだが……リーアは全く無頓着。
振り返りさえしない。気にも止めない。

……まるで、それが当然のことでもあるかのように。

「ところで、お腹空いちゃったねぇ。どうしよっか?」
「リーア、ゴハンステタ! モッタイナイ!」
「だってぇ、あのご飯、美味しくないんだもん! リーア、もっと美味しいのが食べたいの!」
どう考えてもハロGの言葉が正しいのだが、リーアは拗ねたように頬を膨らませる。
「……この辺、何かお店あるよね♪ 何か美味しいもの残ってるかも☆」
……結局、リーアは街の真中でゾックを止め、『ハロC』を両手に抱えて降りる。
ハロGは自主的にお留守番、ハロPはピョンピョン跳ねながらリーアを追う。

入っていったのは街角のコンビニ。電気の止まった自動ドアを無理やりこじ開け、中に入る。
さすがに「プログラム」開始から数日経ってるだけに、弁当類は腐敗し、嫌な臭いが充満している。
しかしそんなことにはお構いなく、少女はズカズカと店内に入る。

「おっ菓子、おっ菓子♪ あ、ジュースも欲しいなぁ☆
 カップラーメン……はお湯がないや。アイスクリームも溶けちゃってる……。
 う〜、仕方ないなぁ………。」
文句を言いながらも、カゴを手に取ると次々に食料品を入れていく。
ポテトチップス、チョコレート、キャンディ、ジュースのペットボトル、果物の缶詰……。
そして。
「……何、ハロC? コレも持っていくの?」
少女の腕の中の『ハロC』は、何も言わない。
けれど、『彼』を一瞥すると、リーアは文房具の棚からそれを取った。
……一本の、何の変哲もないビニールテープ。

一通り物色して満足した少女は、ついでにマンガ雑誌を数冊手にすると、表に停めたMSに戻った。
そのまま、マンガを読みながらお菓子を食べ始める。

「ハロCも食べる? はい、ア〜ン☆」
物言わぬ首に少女は微笑みかけ、その口を手で押し開けると、ポテトチップスを押し込む。
首が食べるわけがない。押し込まれたまま、口の端からこぼれ落ちる。
……明らかに異様な光景。
ハロたちでさえ、その異様さに口を出せずにいる。
しかし少女は……少なくとも彼女自身は、幸せだった。

【行動:コンビニ探索(食料品その他入手)(−1p)、幸せな食事(−1p)】
【位置:O13】【残り行動値:2p】
【機体状況:両腕クロー1本ずつ損傷】
【所持品:お菓子×十数袋、ジュース数本、ビニールテープ、マンガ雑誌数冊 追加】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、
    MS用手榴弾×3、ビームショットガン】
【行動方針:『キャットを探す』、お腹すいた〜♪】
【同盟:??】
「確かにそれは甘いな………だが、それもいいだろう。
 まあ、仲良くやってくれ……ともかく、西に移動するとしよう。」
そのままザクV後期型の後をついて行くとアプサラスVがいた。
(どうゆう人なんだろう…)
少しどきどきしながら待機していた所に通信が入る。
「こちらこそよろしくお願いします。ウィルトさん、えーと・・・」
「あ、グレンさん。
 自分はエリアード・ジーンです。エリアードでいいです。」
(エリアードさん……か…)
心の中で呟いて名前を覚える。
「さて・・・これからどうします?」
「やはり・・・これを活かすには機械に強い人が必要だと思うんですけど・・・。
 誰か知ってますか?」
(それを探しているんだけどな〜)
答えようと思ってこっちも通信を開いてふと止まる。
(自己紹介を先にしとかなきゃ…)
『っと……俺はグレン=フォートレス、15歳です。
得意な事は料理…と言っても味に保証はもてません、不得意な事は機械全般の整備・修理です。
……で機械に強い人は知りません』

【行動:移動(-1)、通信(-1)】【残り行動値:(2)】
【位置:W-16→V-16】
【武装:ハイメガキャノン、ダブルキャノン、ダブルバルカン、ハイパービームサーベル、21連装ミサイルランチャー×2、ビームローターシールド、ビーム・ダガー、ビームマシンガン】
【持ち物:教科書、宿題、筆記用具、工具、サバイバルナイフ、シングルバーナー、缶詰たくさん、食材三食分、食器、料理道具】
【行動方針:仲間・脱出方法探し】
【同盟:ウィルト=ラインステッド】
続きー

小隊長「トルヴァ、無事!?」
トルヴァ「は、た、助かりました。」
小隊長「ベルデの支援に行くわよ!」
そう言い放ち、小隊長は後方へ下がる。
それに続こうとしたとき。小隊長のグフが爆発、四散した。
敵のバズーカ砲がスラスターに直撃、断末魔をあげる暇も無かったようだ。
トルヴァ「た、隊長!!くそっベルデ、無事か!?」
前方の敵を牽制しながら叫んだ。
ベルデ「敵MS、一機撃破ぁ・・・。
     サスがいかれた、支援は不可、支援は不可ぁ!」
彼もまた開戦当初からの付き合いであった小隊長を失ったことに愕然としていた。
だが、無事な事を確認できたのは幸いだった。
隊長がやられ、動転していた気が幾分か治まった。

それから何分が過ぎただろう、いつの間にか銃声は止んでいた。
どうやらβチームがMSを撃退したようだった。
βチームも又、MS2機大破、一機中破の大損害を被っていた。
だがパイロットは全員無事であったのは奇跡的に近いだろう。
しかし、本当に衝撃なのはこの損害では無く、連邦が
ここまで完成されたMSを今後、大量に投入してくるであろう。
それから二人で小隊長の墓標を作りはじめた。
作り終えた所で辺りが明るくなってきた。夜明けが近づいてくる・・・。
0079、11月6日。オデッサ・デイ前日。
硬直状態であった戦争は、少しずつ加速していくのであった。

【夢-0 残り行動値3】
【現在位置:J−13】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:リーア、キャットを追う】
【同盟状況:アルムと同盟】
332エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/17 21:48 ID:???
「ありがとう……本当に……本当に……っ」
涙を流して礼を言うコォネをエィケズは愛しく思った。
不謹慎にも、その横顔が美しいと思った。
今まで―本当の恋―というものをしてこなかった青年。
エィケズは今、初めて恋をしたのだ。

コォネが腕を振り解き、自分に向き直る。
――少しやりすぎただろうか。
いきなり背中から抱きついたりした事をエィケズは少し反省した。
エィケズは今まで色恋沙汰にもてんで興味なかったから、女性の扱いは全く知らない。
――人間の女は複雑なそうだ。
抱きつかれたら誰でも怒るだろう。
そりゃそうだ、蛙じゃないんだから。
同僚や友人に、今まで散々言われていた事。

だから、エィケズは驚いた。
「エィケズ……お前を、もっと感じたい……」
などと言われた時には。
聞いてすぐには、その言葉の意味がわからなかった。
言ってすぐ、コォネは頬を赤く染めた。
恥ずかしそうに目を泳がせる。
そして、静かに目を閉じ、下顎を上へと向けた。
とても、それはとても美しかった。
エィケズはごく自然に―はじめてにしてはそれはとても自然だった―
コォネの頭の後ろへ手をまわし、唇を重ねた。

――そして
333エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/17 21:50 ID:???
「おい、ケルどうなってんだ!見せろ!」
「駄目です!ご主人様は今、その、ともかく、お取り込み中です!」
「ただの交尾だろうが!」
「下品な!」
「お、おら……おら……」
「「どうした!?ケロ!」」
「おら、池か田んぼ探してくるだ。」
「そうだな、なるべく清んだ池がいいかな。」
「おら……」

「……多分、卵は産まないと思いますよ。」

【残り行動値 3】
【位置:H-04】
【行動:運動(-1)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:キャット、リーア、コォネと共に脱出】
【対処行動方針:キャットとリーア探し】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
334マルコ ◆ayCiq7plsA :03/07/17 23:47 ID:???
>>319
次に気がついた時は、まだミデアのカーゴ内にいた。
しかし、積んでいた物資のほどんどがなくなっており、ポツン、ポツンとコンテナが置いてあるだけであった。
ガランとした印象がやけに不気味に感じる。

あたりにはすでに気がついている同僚の姿もちらほら見受けられる。
そのなかにリリィもいた。
俺は慌てて彼女に近寄って聞く。
「一体何が起きたんだ?」
すると彼女は「わからない。」と言い、首を振るだけである。
一応、他の同僚たちにも聞いてみたが、
皆一様に「わからない。」「知らない。」としか答えなかった。
しかし、その中で、
「司令官が見当たらないんだ。」
という返事を得た。

全員が司令官を除き一箇所に集められている。
この事が他の隊員の間に徐々に広まり、
「司令は俺たちを捨てて逃げ出した。」などの類の噂が部隊内で広まりつつあった。

・・・と、その時!!

――パァン――

突如響き渡る銃声。皆が一斉にその方向に振り向いた。
「はぁーい、ハイハイ。皆さん、雑談はそこまで。
今から私が事情を説明させていただきます。よろしいですか?」

そこには黒いビニール袋を持った青年と、ガスマスクをつけ自動小銃を持つ二人の人間がいた。

【さらに続く】
335マルコ ◆ayCiq7plsA :03/07/17 23:48 ID:???
「何なんだよこれは!?ふざけるな!!」
血の気の多い隊員が思わず突っかかっていく。


――パァン――

またもや銃声。
青年の手にはいつの間にか銃が握られ、その銃口の先には足を押さえて悶える男の姿があった。
「君は子供の頃に『人の話はちょんと聞きましょう。』って習わなかったのかい?」
青年の目が見る見るうちに、笑顔から冷たく鋭い眼光を放つ目に変わってゆく。
そして銃口がゆっくりと男の頭へと向けられる。
「おい・・・、なんだよ?冗談だろ?・・・やめろ!!!!やめてくれぇぇぇ〜〜〜!!!!!」


――パァァン・・・――

飛び散る肉片、脳髄。そして命。
男の叫びは無情にも響き渡るだけで、それは青年に届くことはなかった。

「あ〜あ、(弾が)勿体無いなあ。」
青年は銃をしまいながらそう呟くと、顔を前と同じ笑顔に戻し、何事もなかったように話し出す。
「え〜と、何だったっけ・・・。あ、そうだそうだ。
・・・皆さんは晴れて『バトルロワイヤル』の参加権を得ることができました。おめでとうございます。
しかぁし!!残念ながら出場できるのは一人だけです。
・・・そこで、皆さんにはこれから予選会をしていただきます。
ルールは簡単!!本大会と一緒で、皆さんが一人になるまで殺し合いをするだけです。」

皆が呆気に取られてる間、青年は淡々と話ていた。

【続く】
336マルコ ◆ayCiq7plsA :03/07/17 23:48 ID:???
「あと、あらかじめ言っておくけど、僕たちに逆らおうとしても無駄だと思うよ。」
そう言って、手に持っていた袋を俺に投げつけた。
中を恐る恐るあけてみようとした・・・。

中にはバレーボールほどの大きさで毛だらけのものだった。
所々には白髪が混じり、一部分はドス黒い色をしていた。
・・・そして気がつく。

迂闊にも、俺はそれをショックのあまり床に落としてしまった。

――ゴトン、ゴロゴロ・・・――

中からは行方不明となっていた司令の生首。
―ゴロン―
そして、それはちょうどリリィの足元へ向かうと、何かを訴えているかのような目つきで彼女を凝視していた・・・。
「う〜ん。」と、思わず彼女は倒れる。

そんなことには目もくれず、青年は説明を続ける。あくまで事務的に。そして小悪魔の如く・・・。
「なお、三時間経って決着が着かなかった場合は参加資格者無しとみなしまして、毒ガスを撒かせてもらいます。」

――ザワザワ――

毒ガスという単語が青年の口から出た途端、辺りはざわつき始めた。
無理もない。隊員の半分は一年戦争経験者、そしてつい最近に30バンチ事件があったばかりだからだ。
そういう俺も動揺は隠せない。

「それでは、皆さん、仲良く・・・殺しあってください。」
最後の言葉を強調し、青年と武装した男たちは戻っていった。

すると早速・・・。
「うわああぁぁぁぁぁ!!!」
悲鳴が聞こえた。

それを合図に俺は登り始める。
終わることなき螺旋の階段を・・・。

【長いけど続く】
337リーア ◆UktGzzmQ/o :03/07/17 23:51 ID:???
……とりあえずお腹一杯になったリーアは、再びハロCを抱えて出てきた。
もう一方の手には、コンビニで拾ったビニールテープを持っている。

「これで、何するの、ハロC?」
右手にもった『ハロC』を覗き込むようにして問いかける。
……なんらかの『返答』が聞こえたのか、リーアは満面の笑みを浮かべて頷く。
「……うん、リーア、頑張ってみる!」

それから行われたことは……何と言えばいいのだろう。
かつての、キャットを失う前のリーアの如き動きの数々だった。
拾ってきたビームショットガンの整備用ハッチを開き、数本のコードを引き出す。
片腕の、鉤爪の破損箇所から、同じく数本のコードを引き出す。
そして、それぞれの種類を確認しながら直結。コンビニで拾ってきたビニールテープで固定する。

「……これでいいの? ハロC?
 リーア、よくわかんないけど……ハロCが言うなら間違いないね♪」
どうやら、『ハロC』の『助言』でこの作業を行っているらしい。
そのままコクピットに戻り、今度はプログラム面での調整を行う。

MSとはいえ、水陸両用MSにはほとんどの手持ち火器が使えない。
これは、手の形が合わないということもあるが、それ以上に火器管制用の回線がない点が大きい。
必要のないものは付けないという、兵器としては当然の合理性ではあるが……。
今回リーアが行ったのは、その点を補う力技だった。
丁度破損していた鉤爪の回線と、ビームショットガンの回線を直結。
その後、プログラムの方を弄って調整する。
こうすれば、確かにゾックでもビームショットガンを扱うことができる。
工具も使わず、回線の繋ぎ目はビニールテープでグルグル巻き、という不安の残る簡易改造だが……。

……全ての調整を終え、ゾックはビームショットガンを振り回す。
3本の鉤爪(といっても一本は半ばから折れているが)は結構器用に銃を握っている。
これなら自在に射撃もできるだろう。
作業を全て終え、リーアは心底疲れた、という表情になる。

「あ〜あ、疲れた〜♪ ハロC、リーアに色々教えてくれて、ありがとね☆
 ……リーア、なんだか眠くなっちゃった……寝てもいいかなぁ?」
「モウネルポ?」
「ココ、キケン! ココ、キケン!」
「……そうだね〜。ちょっとだけ移動して、そしたらお昼寝しようか♪」

ゾックはゆっくりとホバーを吹かすと、西を目指して移動を開始した。

【行動:ビームショットガン直結(−1p)、移動(O13→N13(−1p)】
【位置:N13】【残り行動値:0p】
【機体状況:両腕クロー1本ずつ損傷】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、
    MS用手榴弾×3、ビームショットガン(使用可能に)】
【行動方針:『キャットを探す』、ちょっと眠いからお昼寝☆】
【同盟:??】
338通常の名無しさんの3倍:03/07/18 12:17 ID:???
下がりすぎだからage
339リーア ◆UktGzzmQ/o :03/07/18 12:29 ID:???
移動した先は、川の傍。
ちょうど街に隣接する河川敷公園の河原だった。

「ん〜っ、いい景色♪
 晴れてたら、キャットといっしょにお弁当持ってピクニックしたいねぇ☆」
「キャット、イナイ! ソレ、ムリ!」
ハロGが無力な抗議をするが、当然ながらリーアは完全に無視している。

そのまま、ゾックは川の中に入る。
川の浅い所、ちょうどMSの腰くらいの場所で動きを止める。
このあたりなら、すぐに川の中に逃げ込むことができる。
水陸両用機にこんな場所で仕掛ける相手もいないだろう。
そこまで計算してのことなのかどうなのか……リーアは、安心して「お昼寝」を始めてしまった。
『ハロC』をしっかり抱きしめたまま、スヤスヤと安らかな寝息を立て始める。

騒ぎ疲れたのか、ハロPも目の光を落として待機状態。
ただ一人、最もリーアとの付き合いの深いハロGが、モニターを見つめたまま黙り込んでいた。

【行動:移動(N13→N12)(−1p)、お昼寝(0p)】
【位置:N12】【残り行動値:3p】
【機体状況:両腕クロー1本ずつ損傷】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、
    MS用手榴弾×3、ビームショットガン(使用可能に)】
【行動方針:『キャットを探す』、ちょっと眠いからお昼寝☆】
【同盟:??】
340真うんこ:03/07/18 12:31 ID:???
:::::::::::/           ヽ::::::::::::
:::::::::::|  キ  じ  ガ  i::::::::::::
:::::::::::.ゝ モ   つ   ノ  ノ::::::::::: 
:::::::::::/  イ  に  タ イ:::::::::::::
:::::  |  な。       ゙i  ::::::
   \_         ,,-'
――--、..,ヽ__  _,,-''
:::::::,-‐、,‐、ヽ. )ノ       
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、  ..    / ̄ ̄ ̄ ̄
/. ` ' ● ' ニ 、    (____人
ニ __l___ノ    (-◎-◎一 
/ ̄ _  | i     ( (_ _)   
|( ̄`'  )/ / ,..    ( ε   (∴
`ー---―' / '(__ )   ヽ____   
====( i)==::::/      ,/ニニ
:/     ヽ:::i       /;;;;;;;;;;;;;;;;

ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_ 

よって

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
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( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
( ´∀`)プーヒャ (゚ω゚) ニャンポコー るんるんらんらん♪
341エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/18 13:18 ID:???
「なんでだよ!卵産まなきゃ子供が生まれねぇだろうが!」
「いえ、ですから、ご主人達は卵を産んで子孫を繁栄させるのではなくてですね。」
「おら……おら……」
不毛な言い争いを続ける相棒達の前を影が横切った。
相棒達はそれを見てハッとする。
――ご主人だった。
「ご主人!」
ケラが思わず叫ぶがエィケズは振り返らない。
それどころか足取り軽くリグ・シャッコーの方向へと歩いていく。
「ごしゅ……」
「待って、様子がおかしい……」
「おら……おら……」
確かに様子がおかしい。
顔はへらへらと締まりが無く、逆立っていた黒髪もしなっと萎れている。
「どういうこった。」
「まさか、あの女人が!」
「おら……おら……」

エィケズはリグ・シャッコーのコックピットに入り、シートに座ると溜息を一つはいた。
――嗚呼素晴らしきかな人生。
この殺戮ゲームの中でこう感じているのは多分エィケズだけだろう。
エィケズはじっと手のひらを見た。
まだ、コォネの温もりが微かに残っている気がする。
と、通信が入っている事に気づいた。
そういえば禁止区域と殺された人の放送分を聞いていなかった。
急いで聞き、禁止区域の部分を地図で黒く塗りつぶす。
「死んだのはクラインさんだけか……」
キャットとリーアはまだ死んでいないとエィケズは思った。
真実はお天道様だけが知っていた。
342エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/18 13:18 ID:???
再びカエルトリオ、三匹はあれから緊急に兵達を呼び出し、会議を開いた。
「我らがエィケズ様が女人にたぶらかされたと?」
「否!そのような事はありますまい!
 いくらエィケズ様が世間知らずとはいえ、そのような方とは見せませんでしたぞ!」
声を荒げるイモリとカエルの間をケルが慌てて仲裁した。
ケラは先ほどから黙っており、ケロは相変わらず何を考えているかわからない。
「ともかく、その女人の真意を確かめねばなりますまい。」
「しかし、どのように? 我々の言葉が常人に通じるとは思わんが。」
またも議論は壁にあたった。
黙り込む兵達。
「俺が行こう。」
それまで無言で聞いていたケラが立ち上がり、倉庫へと入っていく。
「お待ちください、ケラ将軍。 何か危険があるやもしれませんぞ。」
「……石橋を叩かねば虎子を得ず……なんでもやってみようということだ。」
間違った諺を言い終え、ケラは一匹倉庫へと入っていった。
皆、つい先ほどまでハッピーエンドだのよかっただの言っていたのを忘れたように
ただケラの安全だけを祈り、待っていた。

ケラは一匹、倉庫へと入りコォネを探した。
いた。
ケラは一匹、ピョコピョコと―勇ましい足取りで―向かった。
(途中、飛んでいた蝿を食べたりするあたりは少し情けなかったが。)
そして、勢いよくコォネの足に飛びつくと、そのまま上へとよじ登る。
腰、胸、首、顔を通り越して額に体を押し付ける。
念じた。
その念に込めた思いは単純な言葉。
―ご主人様を殺さないで―
たったそれだけの念を送ると、ケラは跳ねて倉庫の入り口まで行き。
ぎこちなく手を振ると跳ね去った。

【残り行動値 2】
【位置:H-04】
【行動:情報チェック(-1) NT蛙(-1)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:キャット、リーア、コォネと共に脱出】
【対処行動方針:キャットとリーア探し】
【同盟】05番グリーン=キャット 12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
トルヴァ「・・・ん、分隊長・・・。」
寝言を言っている自分に気付き、目を覚ます・・・。
いつの間にか頬に一筋の涙が走っていた。
おもむろに涙を拭い水を口に含み、まだ寝ぼけまなこの頭で思いを巡らした・・・。
トルヴァ(ベルデは無事にソロモンへ着いたのか?いや、この世界には関係の無い事だ。
      ・・・悲しいことだがな・・・。)
     「だが俺には新しい仲間がいる、それで十分じゃないか!
      なんせ宇宙で放浪した時から仲間とは別れ、ずっと一人だったからな・・・。」
思わず呟やく。それと同時にレーダーに反応、遠目に見るはバタラであった。

トルヴァ「アルム、大丈夫か?ここで休憩を入れるか、先へ進むかはお前が決めてくれ。
      ここから俺はお前の後ろを行くからな。先行してくれ。」

【通信−1 残り行動値3】
【現在位置:J−13】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:リーア、キャットを追う】
【同盟状況:アルムと同盟】
344コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/18 15:46 ID:???
乱れた衣服を整え、耳に掛かった髪をかき上げる。
彼の注いでくれた情熱の余韻に浸りながら、私は暫くぼうっと宙を見つめていた。
最も野蛮で、最も高尚で、そして最も純粋な気持ちの確かめ方。
求められた事は幾度もあった。
でも、これ程までに求め合ったのは初めてだった。

幸せすぎて怖い。

そんな陳腐な台詞。
結婚して職を退く事になった、女性教官の言葉だ。今なら、彼女の気持ちも少しは分かるかもしれない。

と、ふいに目の前を何かが通り過ぎていった。次いで、額に冷たい感触。

――ご主人様を殺さないで――

脳裏に響く声。その声は切々と語りかけてきた。主を確かめる間もなく、声は止んでしまった。
目の前には、一匹のカエル。

「ケラ……だったな」

エィケズの連れていた三匹のうちの一匹。
俄かには信じがたいが、それでも私には分かった。このカエルが、先程の声の主だ。

「安心しろ。お前の主人は私が守る。エィケズは、私が守り抜いて見せるさ」

飛び跳ねる後姿に語りかける。
下腹部に、そっと手を当てた。
私の中にたくさんの情熱を注ぎ込んでくれた彼は、既にMSのところまで戻っている筈だ。
さあ、私も動き出そう。彼と共に、生きてこのプログラムから脱出するんだ。

一つ、問題があるとすれば。
多分暫くの間、彼の顔を正視できないことだけだろう。

【行動:機体まで戻る:-1】【残り行動値:3】【所持品:変化なし】【武装:変化なし】
【行動方針:エィケズと共に脱出する】【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー、(グリーン=キャット)】
345マルコ ◆ayCiq7plsA :03/07/18 16:46 ID:???
>>336
悲鳴が引き金となり、『予選』が始まった。
皆、近くにいた者達を手当たりしだい殴りかかっていた。
銃も刃物もない。有する武器は唯一、己の肉体のみ。

俺は気絶していたリリィの元へ駆ける。
倒れていたおかげか、彼女は特に誰かに狙われていた様子はなかった。
「おい!しっかりしろ!!」
彼女の頬を二、三度軽く叩く。
「う、う〜ん・・・。」
そう唸った彼女は目をうっすらと開く。
「マルコ!!うし…!!」

――ッ!!――

背中から胃にかけて強烈な衝撃が走る。
一瞬の嘔吐感を抑え、後ろを振り向く・・・。
眼の前に靴が見えた。

次の瞬間、俺は宙を舞うような感覚を覚えた。

【続く】
346マルコ ◆ayCiq7plsA :03/07/18 20:03 ID:S48K9uka
降下ID
彼らが西へ移動を始めた。アプサラスが先行しているところ
見ると、彼は仲間になることを選んだようだ。
(アプサラス、ZZガンダム、ザクV後継機、厄介なチーム
 が出来てしまったな。)

彼らが移動したのを確認すると缶詰を一缶空け、食事をする。
あまり美味くないが気にはしない。腹が膨れるのなら味はどうでもよかった。
食事を終え、身体と精神を休ませるため仮眠をとる。

【行動】モニターを見る。(-1)
    食事(-1)仮眠(-1)
【残り行動値】1
【位置】W−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×7、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】体を休める
【同盟】無し
348アルム ◆zFt4KYQnAU :03/07/18 23:41 ID:???
アルム「ん・・・大分・・・はぁ・・・楽になってきたような気がする・・・・はぁはぁ・・・」
ハロ「ネツサガッタカ!?」
アルム「それなりには下がったかもね・・・・ふぅ・・・・はぁ・・・」
目の前に高層ビル群が見えました。
アルム「とりあえずは・・・はぁ・・・・街に行って・・・あいつ等を・・・探そう・・・
     体が軟体動物みたいに・・・・はう・・・グニャグニャになるまで【裁いて】やる・・・はぁはぁ・・・正義の裁きを・・・」
ハロ「ハロ!リーアハテイチョウニアツカッテ!ナカマガ!」
アルム「ふはぁ・・・極力努力する・・・ふぅ・・・よ・・・・・さてと・・・もうそろそろはいるぞ・・・ふはぁはぁ・・・・」
そして、私は街に着きました。
アルム「兵ちゃいさん・・・ふぅ・・・何処ぢぇすかぁ・・・ふぅ・・・
     ・・・あれきゃな・・・ふぅ・・・・はぁはぁ・・・なんきゃ・・・こちょばがまわりゃない・・・」
自分の発した言葉に、まともに発音できないことに驚きを覚えながら、私はディスプレイを見つめました。
高層ビルに囲まれた道路の間に立つ一本の太い棒のような物を見つめていました。
と、そこへ通信が入りました。
トルヴァ「アルム、大丈夫か?ここで休憩を入れるか、先へ進むかはお前が決めてくれ。
      ここから俺はお前の後ろを行くからな。先行してくれ。」
アルム「(まずはこの街の中でリーアとキャットを探しましょう)」
私はそう言おうとしていました。しかし、体調不良で言葉が途切れ途切れになり、
これまでの疲労で先ほどのようにろれつが回らなくなり、さらに、多少の眠気から欠伸が、
空腹からはおなかのなる音が、それぞれ正確な言葉を発することを邪魔していました。
なので、正式にはこういっていたことになりました。
アルム「ふひゃぁぁぁぁぁ・・・ふぁぁ・・・ま、まじゅふぁきょの・・・
まちゅのなきゃでりゃーあとぐるるるぅきゃっとを・・・ひゅう・・・しゃがしましよう」
ハロ「アルム!コトバヘン!ナオセ!」
アルム「ひゅー・・・さっきゅよりぇひどきゅなってる・・・ひゅー・・・ふわぁぁぁぁ・・・
     りゃー・・・・えほん、ごほんごほん、ぐふん!
     えー、まじゅはこの街の中でりゃーあときゅあっと探しみゃしょう・・・・はぁっはぁっはぁはぁ・・・
     こりぇなら・・・はぁはぁ・・・なんときゃ・・・うー・・・ぐるるるる・・・・
     えほっえほんごふごふ!
     といいたいとこりょなんですがちょっと休ましぇてください!・・・えほっひゅーひゅーはぁはぁ・・・」
ハロ「ダイジョウブカ!ヤスンデナオセ!デキルダケハヤク!」
アルム「うん・・・ふぁぁ・・・もうげんきゃい・・・ぢゃめだ・・・」
私は通信機を作動させたまま、シートに寄りかかり、そのまま数秒もしないうちに、深い眠りにつきました。

【体調:不良 風邪? 症状 発熱 ろれつが回らない。】
【体力消耗 -1 通信 -1 睡眠 -1 残り行動値:1】
【位置:J-13】
【武装】ビームサーベル×1 ビームシールド×1
     ビームピストル×1(内蔵されていたカートリッジと持ってきたカートリッジのみ) クレイバズーカ×1(残弾数不明 恐らく残り少ない。】
【行動方針】 リーア、キャットに同じ程度の苦しみを味あわせる、又は殺害。
【同盟】トルヴァと同盟
349だがね共和国:03/07/19 11:52 ID:???
   彡川川川三三三ミ〜  プウゥ〜ン
   川|川/  \|〜 ポワ〜ン    ________
  ‖|‖ ◎---◎|〜        /
  川川‖    3  ヽ〜      <俺様のどこがきもいんだー?
  川川   ∴)д(∴)〜       \________
  川川      〜 /〜 カタカタカタ
  川川‖    〜 /‖ _____
 川川川川___/‖  |  | ̄ ̄\ \
   /       \__|  |    | ̄ ̄|
  /  \ガンダム命      |  |  |__|
  | \      |つ   |__|__/ /
  / ドキュソ氏ね | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕


ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_ 

よって

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
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うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
(゚ω゚) ニャンポコー るんるんらんらん♪
350コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/19 13:29 ID:???
禁止区域等のデータ更新を終え、私は開け放したハッチから西の空を眺めていた。
垂れ込める雲の向こう側から、沈みゆく太陽が微かに残光を投げかけている。
そろそろ日が暮れる頃か。
あの2人はまだ戻ってこない……まさかとは思うが、他の参加者の手にかかって殺されている可能性もある。
いずれ、数時間後の放送ではっきりする事ではあるが。

シートの後ろから、リーア=ミノフスキーに託されたあのカバーを取り出す。
これを首輪の上から装着すれば、管制側が私たちの行動に干渉する手段は著しく減少する事になる。
だが、今はまだその時期ではない。
首輪に仕込まれた盗聴器の存在もある。慎重に事を進めなくては……盗聴器?

「あ……ああっ?!」

先程まで自分達が何をやっていたのかを思い出し。
聞かれてしまっていたであろう声に思いを至らせ。

私はシートの上に突っ伏した――不覚。

【行動:特になし】【残り行動値:4】【所持品:変化なし】【武装:変化なし】
【行動方針:エィケズと共に脱出する】【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー、(グリーン=キャット)】
>>328
アルムから返答が返ってくるも、そうとう症状が悪いらしく
ほとんど聞き取れなかった。そして返答も途切れてしまった。

トルヴァ(ああ、こりゃ本当にやばそうだな(汗)
     「おい、おちびちゃん、聞こえるか?(ハロのこと)
      内側からコクピット開けれないか?
      お前の主人相当やばそうだから病院に連れて行くぞ。」

【通信−1 残り行動値3】
【現在位置:J−13】
【所持武器:ジャイアント・バズ(3カートン) 90mmマシンガン×2 携帯型地雷×1 
       Hサーベル・ソード各×1 30mmマシンガン付きグフシールド×1】
【行動方針:リーア、キャットを追う アルムを看護する】
【同盟状況:アルムと同盟】
352開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/07/20 00:00 ID:???
「皆さん、こんばんわ。
 定時放送の時間になりました。
 今回は久しぶりに転校生が来ています。
 少なくなっていましたからとても嬉しいですね。
 では、脱落者の発表をします。
 出席番号五番 グリーン=キャットさん。
 以上一名です。
 次は禁止区域の発表です。
 『E−15』 『F−23』 『H−04』 『I−18』 『O−24』
 『Q−19』 『S−09』 『U−22』 『V−16』 『Y−18』
 以上十箇所です。
 最後に天気予報です。
 低くかかっていた雲も明日の未明には無くなるでしょう。
 明日は久しぶりにすっきりと晴れます。
 ですが、風が強いため注意しましょう。
 それでは、殺し合いを続けてください。」
353開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/07/20 00:00 ID:???

  一番 コォネ=カウフマン           (16) 女性 Zガンダム
  二番 アルム=ヴォーキサー       (26) 男性 バタラ
  死亡 金田一=京介            (16) 男性 ガブスレイ
  四番 ウィルト=ラインステッド       (25) 男性 ザクV後期型
  死亡 グリーン=キャット            (21) 男性 ドライセン
  六番 エィケズ=コート           (22) 男性 リグ・シャッコー
  死亡 エルア=ポゥ=ドートミア      (20) 女性 ドワッジカスタム
  死亡 コード=アクセルズ            (20) 男性 元 アプサラスV
  死亡 神楽=千鶴                (20) 男性 ガンダムピクシー
一〇番 グレン=フォートレス         (15) 男性 ZZガンダム
  死亡 クライン=J=シルバート      (42) 男性 EWACネロ
一二番 リーア=ミノフスキー           (17) 女性 ゾック
一三番 トルヴァ=レナウン           (26) 男性 ドム
  死亡 ラビシュ=スケアクロウ       (23) 男性 ビギナ・ギナ
  死亡 エーリッヒ=フォン=レーダー   (28) 男性 マゼラ・アタック
一六番 エリアード=ジーン         (18) 男性 アプサラスV(旧 ガンダム)
一七番 デイビット=リマー          (29) 男性 アッザム
  死亡 ジェクト=プリズム             (25) 男性 ジムスナイパー
一九番 カミーユ=ビダン           (17) 女性 ブルーディスティニー一号機
  死亡 ゼアン=アイクス          (16) 男性 アクアジム
  死亡 ロロイ=グラスコ           (32) 男性 ジェガン
二二番 ジン=D=ブラッド            (18) 男性 ガザD
二三番 マリア=S=ヒューイット        (20) 女性 ガルバルディβ
二四番 マルコ=シュナイダー=バボーゾ (28) 男性
354開発室室長 ◆XFMHB0LotU :03/07/20 00:03 ID:???

  A B C,D E ,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R,S T U V,W,X,,Y Z
01□□□□□◎□□◎彡彡彡□◎■◎■■■■□□□□□□
02□□◎□■□□□◎□彡彡◎□◎■■■◎■■■■□□□
03□■■■■■□◎□◎□彡彡彡□◎■■■■■■◎■□◎
04■■■◎■■★×━━━===┓◎■■■■◎■■■■□
05◎■■◎■■■◎□□□彡彡彡┃□◎◎■◎■□□◎□□    □、平地
06□■◎■■■◎■□□□◎彡◎┃◎■■◎■□□□□□□    ■、森
07□◎■■◎■■◎◎□□彡彡彡┃□□□◎■■◎■■◎■    彡、川
08□■■■■■◎□□◎彡彡彡彡┃□□□■◎□□□◎□□    ∴、砂地
09□□◎■■◎■□□彡彡彡◎彡◎□◎□×□◎□◎□□□    ▼、市街地
10◎□□◎◎□□□□彡◎彡彡彡19□□□□□□┏━━◎━    =、橋
11□□□◎□□□◎□彡彡彡◎彡▼▼□◎24◎┏┛□∴∴◎    △、山
12━━◎┳━━━━┓彡◎彡彡12▼▼◎□□┏◎□∴◎∴∴    ●、洞窟(小型MSなら入れる)
13□◎□┃◎∴◎∴┗02===▼▼17━━━┫◎∴∴∴∴∴    ★、基地
14∴◎∴┃∴∴∴◎□▼彡彡彡彡◎□□□◎┃□◎∴∴◎∴    ━、高速道路
15◎∴∴★×∴∴□□□彡◎彡□□∴∴◎∴┃∴∴◎◎∴∴
16∴∴★★★∴◎∴◎□□彡彡◎□□∴∴∴┣━×22◎∴∴
17□∴◎◎┓◎∴◎□□□彡彡彡◎□◎∴┏◎△△◎★∴◎
18□∴∴∴┗┓◎□×□◎彡彡□∴∴∴┏◎∴△△△∴×∴
19□◎∴∴□◎┓□□彡彡彡◎┏━━×┛∴△△△△△∴∴
20□□□◎∴□┗━▼=◎=23┛△△◎△△△△◎△△△∴
21□□□□◎∴∴◎∴◎彡彡△◎△△●●△◎△△△◎△△
22△□◎□∴∴∴∴□□◎彡彡△△◎△◎△△×△△△△◎
23◎△□□□×□□□□□◎彡彡△△△△◎△△◎△△△△
24△△△◎□□□□□□◎彡彡彡×△△△△△△△△△△△

◎は進入禁止区域   ×は次期禁止区域

番号01、06は禁止区域(H−04)同地点
番号04、10、16は禁止区域(V−16)同地点


「皆さん、こんばんわ。
 定時放送の時間になりました。
 今回は久しぶりに転校生が来ています。
 少なくなっていましたからとても嬉しいですね。
 では、脱落者の発表をします。
 出席番号五番 グリーン=キャットさん。
 以上一名です。
 次は禁止区域の発表です。
 『E−15』 『F−23』 『H−04』 『I−18』 『O−24』
 『Q−19』 『S−09』 『U−22』 『V−16』 『Y−18』
 以上十箇所です。
 最後に天気予報です。
 低くかかっていた雲も明日の未明には無くなるでしょう。
 明日は久しぶりにすっきりと晴れます。
 ですが、風が強いため注意しましょう。
 それでは、殺し合いを続けてください。」

「・・・・・!」
定時放送で目が覚める。
また一人、脱落者が出たが気には止めなかった。
だが、次期禁止区域の場所を聞いて驚く。
(『V−16』彼らが移動した方向・・・・・
 いや、それよりもそろそろ動かないと動けなくなるな。)

ガザDをMAに変形させ、この場所から移動する。
体調は万全でだった。
数時間だけだが食事と仮眠を取れたからである。
(まずは、ここから離れよう。行き先を決めるのは、それからでいい。)

【行動】MAに変形(-1)
    W−16→U−16→S−16(-2)
【残り行動値】1
【位置】S−16
【武装】ビームサーベル×2、背部ビーム砲×2、
    肩部5連装ミサイルポッド×2、ナックルバスター、
    足裏部2連装メガ粒子砲×2、脚部格闘用クロー×2、
    ビームライフル(GP01様)
【所持品】ディパック、コッペパン×2、水2g入り×2、缶詰×7、毛布、
     ハンドガン、ペンダント
【行動方針】禁止区域から離れる
【同盟】無し
『やはり・・・これを活かすには機械に強い人が必要だと思うんですけど・・・。
 誰か知ってますか?』

「すまんな……今それを探しているのだがな。
 ともかくこれから何処へ行くか決めねばな……」

そこで定期的な例の放送が流れた。
(何っ、グリーン=キャットが脱落したか……
 あの二人ならばそれなりにいけるとは思っていたがな
 実に残念……と言うべきか。)
しかし、今は我が身のことを考えるべきである
ついにこの地点も禁止区域となったからだ。
「まあ、ともかく移動するか………」
二機がついてきているのを確認しながら基地を出る。

【行動】通信中 -0 移動 -1【残3】
【武装】ビームサーベル×1 スカート部ビーム砲×2
    ミノフスキークラフト ジムカスタム専用シールド(一部消失)
    ビームピストル×1 スモークグレネード×2
【行動方針】今後の移動先を決める。
【位置】V−16→T−16(移動ボーナス)
【同盟】グレン=フォートレス、エリアード=ジーン

(*これに伴い
グレン=フォートレス、エリアード=ジーン両名は
【位置】V−16→T−16 へと移動
357コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/20 02:54 ID:???
……あらゆる音声は管制側に筒抜けなのだ。
今更何を恥らう。
気を取り直し、次の行動を定めるべくエィケズに通信を入れようとしたその時。
管制室からの放送が始まった。

「……拙いな」

死亡者は1名。名前はグリーン=キャット。
無論、同姓同名の参加者など複数存在するはずもなく。確かにその名は、あの晩私に留守を託した男のものだった。
エィケズの話では、彼もそれなりの整備・工作技術を持っていたらしい。
その彼が死亡した事は、脱出がより困難なものになった事を示す。
更に――

「H-04」

――間違いなく、今私たちがいる場所。
早々に動き出す必要が生じたというわけだ。

「エィケズ、聞こえるか?
 放送で既に知っているだろうが、ここも禁止区域に指定された。
 この際、リーア=ミノフスキーを探し出すべく私たちから動き出すべきだろう。お前の意見を聞かせてくれ」

グリーン=キャットが死亡した以上、彼女の重要性は以前よりも格段に高まっている。
キーパーソンである彼女の身柄を確保する事が、どうやら現時点での最優先事項のようだ。

【行動:通信:-1】【残り行動値:3】【武装:変化なし】【所持品:変化なし】
【行動方針:リーア=ミノフスキーの身柄確保】【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー】
358エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/20 08:16 ID:???
――キャットが死んだ。

エィケズは愕然とした。
先ほどまで有頂天になっていた自分を責めた。
もし、上手く出来ていたならばキャットを生かせたかもしれない。

――やはり、間違ったのか?

その考えを捨てるべく必死に首を振る。
間違ってなんかいない。

――やり遂げよう。 キャットの分まで、やり遂げる。

「エィケズ、聞こえるか?
 放送で既に知っているだろうが、ここも禁止区域に指定された。
 この際、リーア=ミノフスキーを探し出すべく私たちから動き出すべきだろう。お前の意見を聞かせてくれ」

通信が入る。
エィケズは無言でハッチを開け、口笛を吹いた。
一羽の鳥が羽ばたき、その音に合わせるように様々な両生類が現れる。
「リーアは見つかったか?」
「〜〜〜〜〜っ!」
その短い会話を終えると
エィケズはケラ、ケル、ケロだけをコックピット内に呼び込み、ハッチを閉じる。

そして、コォネに通信した。
「俺もリーアを探す事に賛成だ。
 それと、気になる情報なんだが、P-13で廃棄されたドライセンとメガライダーが見つかったらしい。
 いや、それらしき、といったほうが正しいか。
 もしその情報が本当だとしたら、リーアが近くにいるはずだ。」
この土壇場に来て、ようやく両生類隊が役に立った。
多分。

【残り行動値 3】
【位置:H-04】
【行動:通信(-1)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:キャット、リーア、コォネと共に脱出】
【対処行動方針:キャットとリーア探し】
【同盟】12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
359エリアード:03/07/20 10:55 ID:???
『っと……俺はグレン=フォートレス、15歳です。
得意な事は料理…と言っても味に保証はもてません、不得意な事は機械全般の整備・修理です。
……で機械に強い人は知りません』
まずZZから通信が入った。
『すまんな……今それを探しているのだがな。
 ともかくこれから何処へ行くか決めねばな……』
次にザクVから。
『皆さん、こんばんわ。
 定時放送の時間になりました
 ・・・
 それでは、殺し合いを続けてください。』
そして定時放送。
『まあ、ともかく移動するか………』
最後にまたザクVから。
(えーと・・・)
ここまでに入ってきた情報を確認する。
(まず、機械に強い人はこの人たちは知らない。
 死者は一名。転校生が一名。
 そして、ここが危険地域に。
 天候は晴れに。しかし風が強いっと。)
「そうですね・・・。」
そう言うと若干乱気流にもまれながらザクVについて行く。

「さてと・・・どこに行くかですけど、町か基地か・・・。
 人を捜すにはそれが一番良いですけど、必ずしも非好戦的な人ばかりだとは限りませんし。
 どうします?」

【行動:移動(−1)通信継続(−0)】 
【残り行動値:3】
【位置:T−16】
【所持武器:中央部大口径メガ粒子砲 
      コックピット内:対MSライフル(残段数3+6発入りマガジン×2)ハンドガン(残段数7)】
【所持品:変化無し】
【主な機体状況:良好】
【行動方針:脱出】
【同盟状況: 四番ウィルト=ラインステッド 10番グレン・フォートレス】
360コォネ ◆DOLL/2qhfw :03/07/20 12:04 ID:???
>>358
「P-13……分かった、とりあえずはそこに向かうとしよう」

情報源が気になったが、敢えて問いただすような事はせずにおいた。
肌を重ね、心を重ねあった間柄だ。
彼の言葉が信頼に足りるものである事くらい、自ずと分かるというもの。

「それと、グリーン=キャットの事は残念だったな」

私にとってはほんの数回、言葉を交わした程度の間柄に過ぎない。
だがエィケズにとっては、彼も大切な仲間の一人だったはずだ。優しすぎるこの男の受けた心の傷を思うと、胸が苦しくなる。
この身で彼を癒せるのなら、私はどんな事でもしよう。

そこまで考えて、緩やかに首を振る。
求められれば応じよう。だが、彼はそんなに弱い人間ではない。
要らぬ心配は、却って彼の男としての矜持を傷つける事になる。
男に対しては少し突き放すくらいが丁度良いのだ。

「想い人を失ったリーア=ミノフスキーの身が気懸かりだ。急ぐぞ、迷わぬようしっかりと私について来い」

ハッチを閉じ、機体をウェイブライダーへと変形させ、私は東の空へ飛び立った。

【行動:変形・H-04→L-04:-3】【残り行動値:0】【所持品:変化なし】【武装:変化なし】
【行動方針:リーア=ミノフスキーの身柄確保】【同盟:エィケズ=コート、リーア=ミノフスキー】
361リーア ◆UktGzzmQ/o :03/07/20 12:08 ID:???
『……いですね。 では、脱落者の発表をします。
 出席番号五番 グリーン=キャットさん。
 以上一名です。次は禁止区域の……』

キャットの死亡を伝える放送が、ゾックのコクピットにも流れる。
しかし、それを聞いている『人間』はいない。
リーアは幸せそうな寝顔で眠っているし、その『脱落者』は首だけしかない。
ただ一人、ハロGだけが静かに放送を聞いている。

そもそも、リーアのハロ好きは父の影響によるものだ。
連邦軍の整備兵として、戦艦に乗っていた父。
当然、出航すればなかなか戻ることはできず、数ヶ月以上会えないことも珍しくなかった。
そんな父が娘の寂しさを紛らわそうと作ったのが、この球体のペットロボットだった。

ハロGは、リーアにとっては3代目のハロに相当する。
ハロも、所詮は機械。乱暴に扱えば壊れるし、長く使えば寿命も来る。
2代目のハロが壊れた時、リーアは3代目を自分で自作することを選んだ。
大好きなパパに、少しでも近づくために。

……ハロGの貧弱なAIでは、今の女主人の異常な行動を、全て理解できるはずもない。
しかし、理解できないながらも、彼は彼なりに決意を固めていた。
リーアを守る。脳波の異常の続くリーアを、それでも自分なりに守っていく、と。
2代目ハロの電子部品を一部流用されて作られた彼は、リーアの父に言われた最初の言葉を覚えていた。
『リーアを頼むぞ』という、その言葉を。

……短い手足を出すと、ハロGは女主人を起こさぬよう、彼女の肩に登る。
手に持っているのは、『FAパーツ』。
正気だった頃のリーアが作った、電磁波妨害部品。
ハロGとて、これの真の意味を知ってるわけではない。
しかし「女主人の身を守る道具」という程度のことは理解していた。
脳波の異常が治らぬ限り、リーアは自分でこれを使うことはない。
ならば、自分が付けよう。自分が付けられる、今、これを付けよう。

ハロに乗る程度のAIに、複雑なタイミングの駆け引きなど、できるはずもない。
ハロGは、全く意味のないこのタイミングで、リーアの首にFAパーツを装着してしまった。

リーアは幸せそうな寝顔のまま、まだ眠っている。

仕事を終えたハロGは、再び待機状態に戻る。ゾックのセンサーを、じっと眺めている。
……そんなハロGの一部始終を、ハロPは静かに見つめていた。

ティーチャーから支給された、小さな桃色の球体。
陽気で騒がしい「表の顔」に隠されたもう一つの顔が、今まさに目覚めようとしていた。

【行動:お昼寝中(0p)、FAパーツ(首輪の電波を遮断する道具)装着(−1p)】
【位置:N12】【残り行動値:3p】
【機体状況:両腕クロー1本ずつ損傷】
【武装:フォノンメーザー砲、偏向型メガ粒子砲×8、クロー×2、
    MS用手榴弾×3、ビームショットガン】

【リーアの行動方針:『キャットを探す』、ただいま夢の中☆】
【ハロGの行動方針:リーアを守る】
【ハロPの行動方針:???】

【同盟:??】

注)今後、リーアの首輪の盗聴器、及び爆弾の起爆装置は、使用できなくなります。
  機体の中の自爆装置も解除済み。
  ただし、コクピット内の盗聴器は健在です。
  また管理側には、もう一つ彼女の動向を探る方法が残っています。
362エィケズ ◆SotbC/FvG6 :03/07/20 12:23 ID:???
「想い人を失ったリーア=ミノフスキーの身が気懸かりだ。急ぐぞ、迷わぬようしっかりと私について来い」
そう言うとウェイブライダーが飛んだ。
今後の方針は決まったようだ。

「迷わぬように、って言ってもこっちも迷いたくて迷ってるんじゃないんだよね。」
ぶつぶつと言いながらもビームローターを起動させ、なんとか空を飛ぶ。
ふと、下を見ると何やら多くの塊が見えた。
それは一列に伸びており、ウェイブライダーの下にも続いている。
もっと遠くまでありそうだ。

「……ありがとう。」
短くそういうとエィケズは下に向かって敬礼をした。
ケラ達もそれにならって敬礼のようなものをする。

それは、数々の蛙達がエィケズの為に標した「道」だった。

【残り行動値 0】
【位置:H-04→K-04】
【行動:移動(-3)】
【機体】リグ・シャッコー
【武装】両腰:ビームサーベル 右腕:ビームローター 両腕:ビームストリングス
【根本行動方針:リーア、コォネと共に脱出】
【対処行動方針:リーア探し】
【同盟】12番リーア=ミノフスキー 01番コォネ=カウフマン
363通常の名無しさんの3倍:03/07/21 13:10 ID:UznXuSrz
364だがね総帥:03/07/21 14:39 ID:???
        ここは 乂ガノタ処刑場乂 です。

      \∧_ヘ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < ガノタ殺すぞ、いくぞゴルァ!!       ,,、,、,,,
    /三√ ゚Д゚) /   \____________  ,,、,、,,,
     /三/| ゚U゚|\      ,,、,、,,,                       ,,、,、,,,
 ,,、,、,,, U (:::::::::::)  ,,、,、,,,         \オーーーーーーーッ!!/
      //三/|三|\     ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
      ∪  ∪       (    )    (     )   (    )    )
 ,,、,、,,,       ,,、,、,,,  ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
      ,,、,、,,,       (    )    (    )    (    )   

   / ヽ r  ,,,....,,,         ヾllllllllllllllllllllllllllllll
   彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、        ヾllllllllllllllllllllllll
  lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、         ヾllllllllllllllllll
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 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
  ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
   ゙、 {   \   .)     し      :::::::::::    ←ガノタ♪
   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
     ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
     ゙、-,,,,,,,,,..,_..,_、 ヽ ::::::::::::    し   :::::::
    ,,-'"゙`;;;;;;;;;::::.  υ 、 :\  ):::::::::::::::: ::::::::::::
    .(ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;, 'u ::::::::::::::::::::::::::::::
   ../""ヽ;;;;;;;;;; .υ::::. '" ν:::::::::::::::::::::::::    /
 ../  ´ ^ ゞ.ノυ:::::::,,,,,,:::::::::::::::::::::::  , . - '"
/        / ヾ゙i;;;;;;;;;;::::::::::::::::::,.、,.、-' "
´,     .,/    ヽ、;;;;;;;;;;;;,.、-‐''"  \
ノ(    /        `'''''''''´      \  

ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_
 
( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ♪ るんるん♪
365通常の名無しさんの3倍:03/07/23 13:24 ID:???
保守。
366カツ☆コバヤシ:03/07/25 22:46 ID:???
保守。
367通常の名無しさんの3倍:03/07/28 09:39 ID:???
なおも保守。
368通常の名無しさんの3倍:03/07/29 21:05 ID:???
おまえ等の脳内ってすごいな
369通常の名無しさんの3倍:03/07/30 16:36 ID:???
>368
すごいだろ?
370通常の名無しさんの3倍
なおも保守。